東方能力伝 〜更新停止中〜 (時炎)
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プロローグ 俺が転生するだと?

初めまして。時炎と言います。
初投稿なのでおかしな部分があると思いますが許して下さい。

それでは本編をどうぞ。


此処は何処だ?周りに何も無い空間で俺は考えていた。確か女の子か轢かれそうになったのを助ける為に道路に飛び出して...それからの記憶が無い。いや此処まで考えれば俺は女の子を助けて、車に轢かれ死んだのだろう。ん?それじゃなんで今俺はこの事を考えられるんだ?

 

『理由が知りたいか?』

突如後ろから声が聞こえた。

 

「ッ‼︎誰だ‼︎」

そう言い後ろに振り返ると、そこには白髪の年老いた男が居た。

 

『儂か?儂は神じゃ』

「は?」

 

この老人は何を言っているのだろうか?年の取りすぎで頭がおかしくなってしまったのだろうか?もしくは中2病なのか?

 

『失礼じゃのお主は、儂はおかしくし中2病でもないぞ』

 

ん?今俺は声を出していたか?

 

『いや、出しておらんぞ。儂がお主の心を読んだのじゃ。』

「‼︎本当に神様なのか!?」

『やはり信じとらんかったのか。』

 

ということは此処はまさか、天国なのか?

 

『いや、此処は転生の間じゃぞ。お主はあの女の子を助けて死んでしまったからの、転生をさせようとおもったのじゃ』

「そうか」

 

俺はやっぱり死んでしまったのか。まぁ、女の子を助けれたのならばいいか。それよりも、

 

「転生と言ったが、何処に転生するんだ?」

『お主が死ぬ直前に善行を積んだからの、お主に選ばせてやろう』

「ふーん」

 

んー転生先か。何処にしようかな。死ぬ前に友人に教えてもらって楽しそうだった東方projectが気になるしなぁ。よし決めた。

 

「それじゃあ、東方projectでいいか?」

『本当に東方projectでいいのかの?』

「あぁ。」

『ふむ。それじゃあ次にお主に能力を与えよう。』

「能力はどうするんだ?」

『能力も決めていいぞ』

 

次は能力か。んー決めれないな。どうしようかな。

 

「なぁ。」

『ん?どうしたのじゃ?』

「どんな能力でもいいんだよな?」

『あぁ。よいぞ』

「それじゃあ、能力を司る程度の能力でいいか?」

『チートな能力じゃのう。まぁ、それでも良いぞ』

「それじゃあ能力を司る程度の能力にしてくれ」

『ちなみに何故その能力にしたのじゃ?』

「能力が決まらなかったから後で考えようと思ってな。」

『まぁいいじゃろう。もう転生させても良いかの?』

「あぁ。いいぞ」

『それじゃあ、第二の人生を楽しんでくれ』

「あぁ。」

 

そう返事をした後、意識が落ちて行くような感じが襲って来た。

 

『最後に聞かせておくれ。お主の名前は、なんじゃ?』

「俺の名前は黒岩 優弥(くろいわ ゆうや)だ。」

 

そう言い、俺の意識はなくなった。

 

 




優「初めまして。黒岩優弥です。」

作「作者です。」

優「初投稿で俺が主役だなんてちょっと照れるな」

作「まぁ、そうなっちゃうだろうね」

優「それよりも、どうして投稿しようだなんて思ったんだ?」

作「いろんな作品を読んでいて、やってみたいなと思ったから投稿してみたんだ」

優「それにしては駄文だな」

作「それは言わないで」

優「まぁ、それは置いといて、次回はどうするんだ?」

作「次回は明日までに投稿しようかなって考えているよ」

優「内容は決まっているのか?」

作「まだ決まってないです」

優「早く投稿しろよ?読んでくれる人を待たせるなんてするんじゃないぞ?」

作「分かりました。それじゃあここで締めましょう。次回も」

優「ゆっくりしていってね」
作「見ていって下さい...え?」

優「そこはゆっくりしていってねじゃないのか?」


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設定

今回は優弥君の設定です。
設定については、各章が終わり追加する事があれば更新します。


設定

名前 黒岩 優弥

年齢 17歳

能力 能力を司る程度の能力

・身体能力を操る程度の能力

・霊力、妖力、神力、魔力を操る程度の能力

・気配を探る程度の能力

・あらゆるものを創造する程度の能力

・交信する程度の能力

・ありとあらゆる怪我を無くす程度の能力

・空間を操る程度の能力

武器 ・高周波ブレード改良版

メタルギアライジングで雷電が使う高周波ブレードの刃を黄色に変えただけで特徴等は高周波ブレードと同じである(現在は折れてしまい使い物にはならないが)。

・ナイフ(ボウイナイフ)

模擬戦の時に咄嗟に創ったナイフ。特徴は通常のナイフより少しだけ刃が長いのと模擬戦後にスタンガンの様に電気を流し相手を無力化することが出来る様に手を加えた。それ以外は他のナイフと同じである。

・M1911

唯のハンドガンである。普段は軍服の腰にホルスターを付けておりその中に閉まっている。

・M40A5

スナイパーライフルである。これは背中に背負う形で所持しており普段は使うことが無い。

服装 転生して軍に入る前までは学校の制服だが、軍に入隊してからは軍服を着ている。(模擬戦の時はジャージを着て戦っていた)

外見 髪は伸ばしており、後ろでまとめている。目の色は黒で、身長は175cmと平均よりも高めである。

 

高校から自宅に帰る途中で、女の子が道路に飛び出したのに気付いて、車から女の子を助けたが轢かれてしまい、その行動を見ていた神様に転生させてもらった、この作品の主人公。

生前、両親は中学二年生の時に他界しており、それからずっと一人暮らしをしていた為、家事は得意である。

性格は、他人に優しく自分の親しい人が傷付くと、傷付けた相手に対して倍返し以上の怪我をさせるぐらい自分の周りを大切にする。これによりもてていたが、本人は自覚をしていない為、周りからは朴念仁や鈍感と呼ばれていた。

友人と呼ばれている人物との出会いは後に語るが、簡潔に話すと、優弥に絡んで来たのが友人である。

東方projectについては、友人からキャラとゲーム内容を教えてもらった程度の知識しかなく、原作前などの出来事は殆ど知らない。

いろんなアニメやゲームも友人に教えてもらい、一番興味を持ったのはメタルギアシリーズとFPSである。

敬語を使うのが少なく普段はタメ口に近い状態で話しており余程の事が無い限り敬語を使用しない。

現在笑うことが少ないが、感情はちゃんと持っており、楽しい時には笑い、悲しい時には泣いたりする。

運動神経がよく剣術を学んでいて、高周波ブレード改良版で松木空と戦えていたのはこれのおかげである。

身体能力を操る程度の能力で上げるのは、腕力・脚力・視力・回復力・耐久力等で骨折などは流石に回復力を上げても治せない為、怪我を無くす程度の能力を創った。




どうも作者です。今回は優弥君には休んで貰っています。
まず、本編を楽しみにしてくださっている方には、申し訳ありません。次回は本編なので、次回まで待っててください。
次回は、時間がかなり飛ぶかもしれません。

次回もゆっくりしていってね


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古代都市編
第1話 は?古代だと?


お気に入り3件と感想が2件来ていてめちゃくちゃ嬉しかった作者です。
今回は初の戦闘シーンなので、表現がしっかり出来ているか分かりませんが楽しんでいって下さい。

それでは本編へどうぞ。


う〜ん。なんで森の中にいるんだ?確かあの爺さんに転生させてもらった筈なんだけどな?

 

『聞こえるかの?』

「ッ‼︎なんだあの爺さんか」

 

全く、心臓に悪いな。急に声が聞こえるなんて。

 

『済まんの。急に話しかけてしまって。』

「いや、大丈夫だ。問題ない。」

『さらっと、ネタを入れるかの?まぁ良いじゃろう。それよりもお主には今謝らなければならないことがあるんじゃが』

「なんだ?」

『実は、その世界は原作と呼ばれている時よりも遥か昔の時代なんじゃよ』

「はぁ?」

 

そう言われてしまうと対応に困ってしまうんだが。友人から聞いた情報しかないのになぁ。

 

『本当に済まんのう』

「まぁ、いいんだが。それよりも能力について教えてくれ」

『能力かの?それなら今自分が使いたいと思う能力を考えれば能力ができるからの、試してみたらどうじゃ』

「ふーん」

 

そう言われ、俺は考え始めた。

 

(う〜ん?どうしようかなぁ。まぁ、まずは身体能力あげたいからなぁ。)

 

そう考えていると、能力の名前と思われるものが頭の中に浮かんで来た。

 

身体能力を操る程度の能力

 

「...なぁ爺さん」

『なんじゃ?』

「能力の名前みたいのが出て来たんだが?」

『それが能力じゃと思うぞ?ちなみに名前は?』

「身体能力を操る程度の能力だ」

『ふむ、試しに使ってみてはどうじゃ』

 

そう言われて俺は能力を使った。

 

(まずは、腕力を上げようかな)

そう考えると腕に力がついたような感じがした。

 

(ためしにそこの木でも殴ってみるか)

そして木を殴ると木は真っ二つに折れてその後ろにあった木も巻き添えにして飛んで行ってしまった。

 

「はぁ?」

『すごい力じゃの』

 

イヤイヤおかしいだろ。木が折れるのは予想してたが、後ろの木を巻き添えにするなんて馬鹿みたいな力じゃねぇか。

 

『まぁ大体こんな感じじゃろう。儂は仕事があるからの、これでさらばじゃ。』

 

その声が聞こえた瞬間に爺さんの気配が消えた。

 

「...これからどうしようかな?」

 

俺はそう言って座るのに丁度いい折れた木に座った。能力についてはいいが此処には何がいるかぐらい教えて欲しかったんだがなぁ。

そんなことを考えていると、後ろから足音が聞こえた。

 

「ん?誰かいるのか?」

 

そう言い振り返ってみると、そこには下半身が蜘蛛で、上半身か熊の化け物がいた。

 

「嘘だろ?」

 

俺がそう呟くと、熊と蜘蛛が合体した化け物がこちらに腕を振り下ろしながら向かって来た。

 

「ッ‼︎」

 

俺はその一撃を辛うじて避けられた。

 

「クソッ‼︎戦うしかないのか!?」

「グァァァァア‼︎」

 

化け物が吠えてもう一度俺に突進を仕掛けて来た。俺はそれを、脚力と視力を上げて、突進の軌道を見切りしっかりと避けた。

 

「これでも喰らえ」

 

そう言い腕力を上げて化け物を思いっきり殴った。

 

「グァァァァア!?」

 

化け物はそんな悲鳴を上げて遥か彼方へ飛んで行ってしまった。

 

「ふぅ。助かった」

 

安心した瞬間に俺の意識は消えて行った。




作「どうも。作者です」

優「優弥だ」

作「いやぁ、初の戦闘シーンだったね」

優「あぁ。それにしてもあの化け物何だったんだ?」

作「あれは妖怪ですよ」

優「成る程。それじゃあこれからあいつみたいなのが出てくるのか?」

作「まぁ、出て来ますね」

優「と言うか、原作キャラがまだ出ていないんだが?」

作「次回は必ず出します」

優「そうか。能力について説明したらどうだ?」

作「はい。能力を司る程度の能力については、他人の能力が使えたり、自分の望む能力が創れます。身体能力を操る程度の能力は、自分と相手の視力、聴力、腕力などが上げたり下げたり出来ます。これにより、相手の身体能力を下げて、フルボッコにしたりも出来ます」

優「まぁ、そんなことはしないだろうがな」

作「確かに優弥さんは真剣勝負を心掛けていますもんね」

優「あぁ。それじゃあ此処で締めるぞ」

作「はい。それじゃあ次回も」

「「ゆっくりしていってね」」

作「よかった。今回は合わせることが出来た」


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第2話 八意永琳と出会う

今回は、初の原作キャラの登場です。まぁタイトルでネタばれしてますが。それと今回は、優弥以外の視点があります。

それでは本編へどうぞ。


...あれ?俺は何をしていたんだっけ?確か能力を使って身体能力を操り、化け物と戦い...それからどうしたんだっけ?

 

『気を失ったんじゃよ、お主は』

「そうだったのか?」

 

気絶したのはいいが、どうしてだ?

 

『それはじゃの、能力を使用するとお主の中にある霊力が消費され、あの化け物、まぁ妖怪と呼ばれるものじゃが、そいつを殴り飛ばした後に霊力が殆ど無くなり気絶したんじゃ』

「成る程。それじゃあ霊力を増やせば能力も連続で使えるのか?」

『そうじゃ』

 

それじゃあ霊力を増やせる能力を作ろうかな?

 

『ちなみに、人間は霊力じゃが、妖怪は妖力、神は神力、魔法を使う場合は魔力と分けられているぞ』

「それじゃあ、その三つも追加するか。ありがとな、爺さん」

『気にするな。お主には申し訳ない事をしたのじゃから当然じゃろ。』

「そうか。まぁそれでもありがとな」

『あぁ。それじゃあ儂は仕事に戻るのでの、またの』

 

そう言い爺さんの気配が消えて行った。さてと、能力を使用するか。

 

霊力、妖力、魔力、神力を操る程度の能力

 

「これでいいかな。んじゃ、まず霊力をふやそうかな」

 

そう言い、意識を集中させると、体の中の何かが増える感じがした。

 

「ふぅ、霊力が多分増えたと思うしつぎは妖りょ...「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ」ッ‼︎誰の悲鳴だ!?」

 

俺は直ぐに能力を使用して気配を探る程度の能力を生み出して、悲鳴が聞こえた場所まで移動した。

 

???side

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

まさか薬草を取りに来たら、妖怪に襲われるなんて。しかも護身用に持ってきた弓までこわれてしまうなんて。

 

「きゃあぁぁぁぁ」

 

木の根に引っ掛かって転けてしまい、妖怪に追いつかれてしまった。

 

「くっ‼︎」

 

妖怪に殺されてしまうと思った時に、「させるかよ‼︎」という声と共に私の前に男の人が現れた。

 

???side end

 

気配を探り出してその場に着くと、そこには妖怪に殺されかけている女性が居た。

 

「させるかよ‼︎」

 

そう言って女性と妖怪の間に割り込んだ。

 

「ゴアぁぁぁぁぁぁぁ」

 

妖怪は雄叫びを上げてこちらに突進してきた。

 

「危ない」

 

女性はそう言ったが、俺は、

 

「大丈夫だ。あんたを助けてやる」

 

そう言い、妖怪を強化した腕で思いっきり殴った。

 

「ゴアぁぁぁ!?」

 

妖怪は悲鳴のようなものを上げて、飛んで行った。

 

「...え?」

 

女性は放心状態のようなものになっていた。

 

「大丈夫か?」

「え、えぇ。貴方のお陰で助かったわ。ありがとう」

「気にすんな。俺が助けたかっただけだから」

「それでもありがとう」

 

そう言い女性は頭を下げた。

 

「ところで、貴方の名前は?」

「俺の名は、黒岩優弥だ。優弥って呼んでくれ」

「そう。私の名前はは八意××よ」

「えっ!?八意なんだって?」

「ごめんなさい。下の名前が呼びにくいのなら永琳で構わないわ」

「そうか。それじゃあ宜しくな永琳」

「えぇ宜しく優弥」




作「どうも作者です」

優「優弥だ」

作「いやぁ、やっと原作キャラが出せましたね」

優「そうだな。ちなみに、あの妖怪はどんなみためなんだ?」

作「上半身がカマキリで下半身が蛇の妖怪です」

優「そうか。俺はこれからずっと素手で戦うのか?」

作「いえ、次回には武器を作らせようかなと、思っています」

優「んじゃ、締めるか」

作「えぇ、それでは次回も」

「「ゆっくりしていってね」」


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第3話 転生して早くに仕事が決まる

投稿遅くなり申し訳こざいません。
水曜日から夏休みに入ったので更新速度を上げたいと思います。

それでは本編へどうぞ


永琳と自己紹介をし終わり、これからの事を考えていると、「貴方は何故此処に居たの?」と聞かれた。

此処で転生した。と言っても、頭がおかしい人にしか見えなくなるからな、

 

「気が付いたら此処に居たんだ」

「へぇーそう。貴方は住む場所があるのかしら?」

 

ヤバイ、確かにその事を考えていなかった

 

「無いけど野宿で何とか出来るかな?」

「無理よ。此処ら辺には、さっきの妖怪みたいなのが沢山いるのだから。」

「それじゃあどうしようかな?」

「はぁ、仕方ないわね。私の家でも良ければ住ませてあげるけど?」

「本当か?ありがとな永琳」

「貴方には命を助けてもらっているのだから、それくらいの事はするわ」

 

よし、これで家については安心出来るな。でも、永琳の家で居候することになるからな、働かなくちゃいけない気がするがどうしよう?まぁ家に着いてからでいいか。

 

永琳と雑談をしながら、歩いて行くとそこには未来都市みたいなのが存在した。

 

「はぁ?」

「どうしたの?」

「あ、いや何でもない。」

「そう」

 

おいおい、なんだよこれは?古代だと言われたのに目の前にあるのが未来都市だなんてどういうことだ?

 

「着いたわよ。此処が私の家よ」

「はぁ、でかいな」

 

転生する前の俺の家よりかなりでかいじゃねえか

 

「中に入りましょう」

「あぁ、分かった」

 

そうして俺たちは家の中に入った

 

「永琳」

「何かしら?」

 

家に入ってから直ぐに俺は仕事の事について話した。

 

「仕事をしたいんだかどうしたらいいんだ?」

「う〜ん、それなら軍に入るなんてどう?」

「軍って何をするところなんだ?」

「妖怪がこの街に入って来れないようにする為の機関よ」

 

軍か、この能力を使いやすい仕事のようだしな、やってみるかな。

 

「その軍に入ることにするけど、どうしたら入れるんだ」

「私の推薦で入れるようにするから安心して」

「何から何まで済まないな」

「いいのよ、別に。貴方みたいな人がいればこの街も安全になるかもしれないからね」

 

永琳には本当に世話になりっぱなしだな、ちゃんと恩を返さなくちゃな。それより軍って事は戦闘になるから武器が必要になるな。よし、能力を新しく創るか。

 

能力創造

ありとあらゆるものを創造する程度の能力

 

これもチートな能力だな。まぁいいか、気にしたら負けだからな。

 

永琳に軍にいつ入るのか聞くと明日ぐらいに入れるようにすると言われたから、早めに寝た。

 

次の日

ふあぁ、よく寝たな。さて今日の予定は軍にはいるからな身なりを正して準備は完了だな。

 

「優弥?そろそろ軍に行くわよ?」

「分かった。今から行く」

 

そう言い、永琳の所まで行き軍の本部のような場所まで移動した。

 

「ちょっと待ってね?優弥」

「分かった」

 

軍の本部に着いて、永琳が軍に入れる様に手続きをしてもらっている間に、前世の事を考えていた。

 

(あいつら元気にしてるかな?俺が死んで悲しんでいるなら申し訳ない事をしたなぁ。)

「…や…うや…優弥?」

「ん?どうした、永琳」

「どうしたじゃ無いわよ。何度呼び掛けても返事をしないから心配したじゃ無い」

「済まないな。考え事をしてたんだ。それより手続きは済ませたのか?」

「えぇ済んだわ。これから貴方の上官に当たる人物に挨拶をしに行くわよ」

「分かった」

 

上官がいるらしい部屋の前まで会話をすることなく歩いた。

 

コンコン

 

「失礼するわ」

「失礼します」

「あぁ、永琳さんと新人さんだね」

「はい、本日入隊することになりました。黒岩優弥です」

「あまり敬語じゃなくてもいいよ。此処は自由な機関だからね。それにあまり敬語を使わ無いんでしょ」

「まぁそうで…そうだな」

「うん。その方が似合ってるよ。さて、君が入って来れるのはありがたいけど、その実力はどうかな?」

「どういうことだ?」

「うちの部隊の一人と模擬戦をしてもらうよ」

「分かった。何時やるんだ?」

「今からだよ」

 

そう言い、俺の上官は立ち上がった。

 

「あぁ、自己紹介をしていなかったね。僕の名前は橋川伸二だよ。宜しく」

「あぁ、宜しく」

 

そして模擬戦を行う場所まで移動すると三人の軍服を着た男女がいた。

 

「隊長、そいつがこの部隊に入隊する男ですか?」

「あぁ、そうだよ。黒岩優弥君だよ。みんな宜しくね」

「紹介された黒岩優弥だ。優弥と呼んでくれ」

「俺の名前は松木空だ。宜しくな新人」

「私は木戸彩音よ。宜しくね」

「私は中川レイよ。宜しくね、優弥君」

「あぁ、宜しく」

「さて、自己紹介も終えたし、模擬戦を行ってもらおうかな」

「武器って使ってもいいのか?」

「相手を殺さない程度に戦うならいいよ」

「そうか。それじゃあ対戦相手は誰だ?」

「松木君だよ。二人共頑張ってね」

「宜しくな松木先輩」

「あぁ、新人」

 

俺と松木先輩が別れて、松木先輩が刀を構えた。

 

「優弥君は武器を使わないの?」

「今から作ります」

 

そう言い武器を考え始めた。

 

(う〜ん、どうしようかな?刀にしたいがどうしよう。メタルギアにあった高周波ブレードなんてかっこよかったからな。ちょっと自分アレンジをするか。)

 

そして、刃が黄色の状態で高周波ブレードが出てきた。

「っ!?能力持ちか!?」

「そうだ。」

「へっ、能力が有ろうが無かろうが関係ねぇ。絶対に買ってやるぜ」

 

そう言い松木先輩は刀を構えながら突撃して来た。

 

「いざ参る!」

 

俺も言い刀を構え同じ様に突撃した。




作「どうも作者です」

優「優弥だ」

作「ついに住む場所と仕事と武器を手に入れましたね」

優「あぁ、それより次回は戦闘シーンだろ。お前の文才で書けるのか?」

作「頑張って書きます。」

優「そうか。まぁ頑張れ」

作「それより武器についてですがまだ持たせる気でいるので今回のと合わせて使わせようと思ってます」

作「武器が増えるのはいいが、オリジナルの武器も考えろよ?」

作「分かってますよ。それでは締めましょうか。次回も

「「ゆっくりしていってね」」


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第4話 模擬戦の決着

今回は模擬戦の決着が着きます。戦闘シーンの描写が難しかったです。

それでは本編へどうぞ。


キィィィン

 

刀と刀のぶつかり合う音が辺りに広がった。

 

「ふーん。剣はちゃんと使えるようだな」

「使えなかったら出さないでしょ」

「それもそうだな」

 

二人は鍔迫り合いをしているにも関わらず会話をしていた。

 

「行くぞ、先輩」

「来いよ、新人」

 

優弥は一度離れ、胴体を切ろうと刀を振った。

 

「甘いな、それじゃあ俺は倒せねぇよ」

 

空はそれを体を後ろに逸らして避け、肩から腰に掛けて刀を振り下ろした。

 

「やっぱり一筋縄にはいかないな」

 

優弥も、それを体をズラして避ける。

 

「まだまた行くぞ。新人」

「くっ‼︎」

 

空は刀を連続で振り、優弥はそれを紙一重で避けたり刀で防いだりしている。

 

「ほらほらどうした!?それじゃあ負けるぞ」

「そう言うんなら、攻撃をさせてくれ」

「流石にそれは無理だな」

「くそ‼︎」

 

激しい攻防なのにそれでも二人は会話をやめない。そうこうしている内に、「くっ‼︎」優弥が避けきれずに腕を少し切られてしまった。

 

「はっ‼︎その程度か新人。俺に傷を付けるなんて無理だぞ、それじゃあ」

 

空には余裕が見て取れるが、優弥は肩で息をしているぐらいに疲れている。

 

「はぁはぁ、くそ。やっぱり本気でいかなきゃダメか」

 

優弥はそう言い、能力で腕力と脚力を上げて突撃した。

 

キィィィン‼︎

 

また、辺りに刀と刀のぶつかり合う音が広がった

 

「くっ‼︎なんだその馬鹿みたいな力は!?」

 

空は先程とは違う裕也の力に驚き冷や汗を出した。

 

「此処からは、俺があんたを苦しませてやるよ」

 

そう言った瞬間に優弥は高速で刀を振り払い空に向け振り下ろした。

 

「くっ!?危ねぇ!!」

 

空はそれを辛うじて避ける。だか、今度は空が押され始めた。そして優弥と同じ様に腕を少し切られてしまった。

 

「やるな新人、いや優弥!」

「先輩こそ、やるじゃないですか」

「伊達に軍人してねぇよ」

「でもこれで終わりですよ」

 

言った瞬間、優弥は空の後ろに高速で移動して、刀を振り下ろした。

 

「まだまだ、終わりじゃねぇよ」

 

空は予想していたのか、その刀を冷静に避けていた。そして、反撃と言わんばかりの一撃を決めようと、渾身の力で刀を横に振り払った。

 

「くっ!?」

 

優弥はそれを防いだが、空はそれをも予想していたのか、刀を弾き飛ばした。

 

「なぁ!?」

「隙ありだぜ、優弥」

 

空は隙を見せた優弥に向け、刀を振り下ろした。優弥は反応が遅れたせいか、腕を切られてしまった。

 

「くっ!腕が!」

「はっ!それで終わりか優弥!?」

「まだまだやれるぜ!」

 

優弥は落ちた刀を取ろうともせずに、そのまま素手で戦おうとしていた。

 

「武器ぐらいとったらどうだ?」

「いや、素手で戦う」

「舐められたものだな!」

「いや、これは俺の本当の戦いのスタイルだからな」

「?スタイルってなんだ?」

「形って言う意味だ」

「へっ!なら、ちゃんと勝ってみろよ」

「言われなくても」

 

優弥は殴りかかったが、空はそれを避けて刀を振り下ろした。

 

「さっきとは違うぞ」

 

優弥は避けられない筈の攻撃を腕を引き、刀の柄を交差した腕で受け止めた。空は止められた事に驚き、動きを止めてしまった。

 

「なぁ!?」

「隙ありだぜ、先輩」

 

優弥は頭の中でメタルギアのCQCの使い方を考え、実行させた。見事に空を投げる事に成功し、馬乗りの体勢になり、創造したナイフを空の喉元に向けて言った。

 

「俺の勝ちだ!」

「はぁ〜、確かにお前の勝ちだ」

 

周りは、そんな二人に向け、思い思いの声を上げた。




作「どうも作者です」

優「優弥だ」

作「今回、最初の方優弥君手加減していた?」

優「まぁ、最初から本気ではなくて、様子見をしていたからな。だが、強かったな。先輩は」

作「それは優弥君が入った部隊は都市の中でも最強になる部隊だからね」

優「いきなり最強の部隊かよ」

作「それは、永琳を助けた時の状態が素手だからね。都市にはそんな人物はいないからね」

優「そうか。それじゃあ締めるか」

作「はい。それでは次回も

「「ゆっくりしていってね」」


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第5話 帰宅と薬

はぁ、部活で少し失敗をしてしまった、時炎です。
それはさておき、今回は優弥が悲劇的な変化をしてしまいます。

それでは本編へどうぞ。


「これで俺の実力が分かったか?」

 

優弥は、周りに向かって言った。

 

「確かに分かったけど、その腕の傷は大丈夫なの?」

「そうだよ。優弥君怪我の治療をしなくちゃ」

 

伸二は優弥の腕の傷を指差しながら言い、レイは傷の手当てをしようと近づいた。

 

「レイ先輩。大丈夫ですよ。こんな傷は直ぐに治りますから」

 

優弥はそう言い、身体能力を操る程度の能力を使い、傷の回復力を上げた。すると傷が徐々に塞がり始めた。

 

「凄い。これも能力なの?」

「あぁ。確かに能力だ」

 

優弥が言うと彩音が質問をしてきた。

 

「聞きたいのだけれど貴方の能力は何?」

「俺の能力は能力を司る程度の能力だ」

「?それなら何で武器が出てきたり、傷が直ぐに治るの?」

「それは、能力で新たな能力を増やしたんだ。武器はありとあらゆるものを創造する程度の能力で傷については、身体能力を操る程度の能力で傷の回復力を上げたんだ」

「成る程な。だから俺の後ろに高速で移動したり、力が上がったのか」

 

空が優弥達の後ろから声を掛けてきた。

 

「そうですよ。松木先輩」

「はぁ、お前に勝てる気がしないな」

 

空は手を上に上げて参ったといった様子でいる。そこに伸二が、

 

「まぁ、優弥君の実力も分かったことだし、今日は解散にするよ。明日もこの時間帯に此処に来てね」

「分かった」

 

優弥はそう言い訓練場を出た。

 

「お疲れ様、優弥」

「永琳か、ありがとう」

 

訓練場を出た瞬間に永琳が話しかけた。

 

「取り敢えず、帰りましょう」

「あぁ。分かった」

 

優弥と永琳は家に帰る為に、歩き始めた。その途中で永琳が優弥に話し掛けた。

 

「それにしても、貴方も能力を持っていたのね」

「あれ?話して無かったか?」

「えぇ、能力については一切話してもらってないわ」

「それはすまなかったな。ん?貴方も、ってどういうことだ?」

「私も能力を持っているのよ」

「どういう能力なんだ?」

「あらゆる薬を作る程度の能力よ」

「へぇ、いい能力じゃないか」

「ありがとう」

 

そんな話をしている間に、家に着いた。

 

「ふぅ、ただいま」

「ふふ、お帰りなさい」

 

そんなやり取りをして、二人はリビングに向かった。

 

「取り敢えず、ご飯でも食べましょうか?」

 

永琳は優弥に尋ねた。

 

「あぁ」

 

優弥は疲れていた為、確かにお腹が減っていたので、食べると返した。

 

「それじゃあ、ちょっと待ってて」

 

永琳はそう言うと、台所まで向かった。

 

〜料理を食べ終わるまで何も無いのでカット〜

 

「ふぅ、ご馳走様。美味しかったぞ」

「ふふ、ありがとう」

 

永琳は台所に食器を洗いに行った。

 

「さてと、これからどうしようかな?」

 

優弥は特にすることが無い為、やることがなかった。そこに食器を洗い終えた永琳がやってきた。

 

「なぁ、永琳。これからやることって何かあるか?」

「私は薬の研究をしなくちゃならないのだけど」

「そうか」

「もし良ければ、薬の実験台になってくれないかしら?」

「うーん、まぁやることもないしいいぞ」

「ありがとう。それじゃあ、この薬を飲んでくれる?」

 

永琳はそう言うと、ポケットの中から、薬を出した。

 

「これは、どんな薬なんだ?」

「効果は試してからのお楽しみよ」

「うわぁ、ちょっと飲みたくなくなるなぁ」

「大丈夫よ、貴方の命には何の支障も無いわよ」

「はぁ、じゃあ飲むぞ」

 

優弥は、そう言い薬を飲んだ。飲んだ瞬間に優弥はむせだした。

 

「ゲホッゲホッ、なんだよこれ。クソ苦いじゃないか」

「ふーん、改良するのは薬の苦味っと」

 

永琳は、そう呟きメモをし始めた。

 

「体に痛みとかはある?」

「ふぅ、痛みとかは特に無いぞ」

 

優弥はお茶を飲んで落ち着いた後に答えた。永琳は「痛みは無しっと」と、呟きながらメモを取った。

 

「飲んだんだから薬の効果を教えてくれそろそろ」

 

優弥は薬の効果がずっと気になっていたのでもう一度質問した。

 

「その薬の効果は、体の一部が動物になると言う薬よ」

「はぁ!?」

 

優弥が驚いた瞬間に永琳が笑い始めた。

 

「?なんで笑ってるんだ?」

「だって貴方の頭に犬耳がついているもの」

「はぁ!?」

 

優弥は急いで鏡を創造して、頭を確認した。鏡には犬耳をつけた自分がいた為、更に驚いた。

 

「嘘だろ!?」

 

優弥は無意識の内に呟いていた。それに連動して犬耳もピコピコと動いた。

 

「永琳。これは治るのか?」

「薬の効果は暫く続くわよ」

 

永琳は、笑いながら答えた。

 

「なん…だと…」

 

優弥はorz状態になった。




作「どうも。作者d…「貴様‼︎」うわぁ!危ない。何をするんですか!?優弥君」

優「うるさい。何で、俺に犬耳を付けたんだ!」

作「それはですね、無愛想な優弥君の印象を上げる為ですよ」

優「それなら他の手段があっただろ!?」

作「考えつかなかったのと、どうしても犬耳を付けてみたかったので、付けてみました」

優「ふざけるなよ。治せよ、直ぐに」

作「それは、出来ませんね」

優「あぁ?何でだよ!?」

作「まぁ、感情によって出てくるみたいにするので、ずっと付けるみたいにはしませんよ」

優「ふん、それはいいが取り敢えず、O☆HA☆NA☆SIをしようか?」

作「うわ!?逃げろ!」

優「あっ、待ちやがれ」

こんな終わり方ですが次回もゆっくりしていってね。


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第6話 薬の影響と朝食と服装

サブタイの服装は軍服についてですが、まだ着る事は出来ません。

それでは本編へどうぞ。


「はぁ」

 

優弥はため息を吐いた。

 

「ごめんなさいね、薬のせいでそんな状態にさせちゃって」

「もういいさ。もう気にしない様にしているからな」

 

優弥は遠い場所を見るような目で言った。

 

「その状態を治せる薬を直ぐに作るわ」

「本当か?それなら直ぐに作ってくれ」

 

優弥は永琳が薬を作りに行くと、

 

「よし、これでこんな状態で軍に行かなくて済む」

 

と、優弥はガッツポーズをしながら言ったが、その発言内容は明らかにフラグである。

 

数十分後

 

「出来たわよ優弥」

 

永琳が薬を持ちながらやって来た。優弥は直ぐに受け取り飲み込んだ。

 

「ん?さっきの薬より飲みやすいな」

「それは貴方のおかげで改良をすることが出来たのよ」

「ふーん。それよりどうなった?」

「薬の効果はちゃんと出てるわよ」

「本当か?よかった」

 

優弥は安心をすることが出来た。すると永琳が気まずそうな顔をした。

 

「ん?どうしたんだ?永琳」

「鏡を見てみれば分かるわ」

 

優弥は疑問を感じつつも鏡を見た。そこには消えたはずの犬耳がついてた。

 

「え?」

「ごめんなさい。たぶん失敗して貴方が安心感を抱くと出てくるようになってしまったみたいね」

「嘘だろ」

 

優弥はまたorz状態になったが、何故だか吹っ切れた様な表情になった。

 

「大丈夫?優弥」

「ハハハ、大丈夫だ、問題ない」

「本当に?」

 

優弥と永琳はそれ以降はたわいの無い会話をして、それで一日が終わった。

 

次の日

 

「ふぅあ〜、よく寝たな」

 

優弥は昨日よりも早い時間帯に起きた。

 

「さて永琳の為に飯でも作るかな」

 

そう呟き、台所まで向かった。

 

「にしても凄いな。本当に此処が古代だなんて思えないな」

 

優弥は味噌汁を作りながら言った。それもそのはず、何故なら前世と変わらない道具ばっかりで料理をする感覚がほぼ同じだから。

 

「うん、味噌汁はこれでいいかな。次は魚でも焼こうかな」

 

そう言い、冷蔵庫の中に魚が入っていないか確認したが無い為どうしようかと悩んでいた。

 

「うーん、仕方ない。能力で出すか」

 

優弥は創造する程度の能力を使い、魚を出した。そして焼き終わった頃に永琳がやって来た。

 

「おはよう、優弥」

「おはよう、永琳。飯がもうすぐで出来るから待っててな」

 

そう言い皿にご飯などを盛り付け、机の上に置いた。

 

「美味しいそうね。それじゃあいただきます」

「いただきます」

 

永琳はまず味噌汁を飲んだ。

 

「私が作るよりも美味しい」

「それは良かった」

 

優弥は嬉しそうに言いながら、魚を食べた。

 

「それよりも魚なんてあったかしらね?」

「それは能力で作ったんだ」

「成る程」

 

優弥と永琳は、朝食を食べ終わり今日の予定について話し始めた。

 

「俺はそろそろ、昨日の場所に行くけど永琳はどうするんだ?」

「私はこの都市の上の者達との重要な会議があるから私もそろそろ行くわ」

「そうか」

 

二人はそんな会話をして、準備をし始めた。

 

優弥と永琳はそれぞれの仕事に向かった。

 

「さて、今日は一体何をするんだ?隊長」

「今日は君の為の軍服を作るんだ」

「それで俺と隊長と松木先輩しかいないんだな」

「なぁ、優弥」

「ん?なんですか、松木先輩」

「松木って呼ぶのをやめてくれないか?」

「分かりましたよ、空先輩。これでいいですか?」

「あぁ、ありがとな優弥」

「よし、それじゃあまずは優弥君のサイズを測ろうか」

 

そう伸二が言うと、空と伸二が二人で優弥のサイズを測り始めた。

 

〜測り終わるまでカット〜

 

「さてと測り終えた事だし、多分明日には、出来ると思うから今日はこの部隊の事について話して解散にするよ。本格的な事については明日からにするからね」

「分かった」

「それじゃあ、まずはこの部隊の仕事内容について説明するよ。この部隊は都市に侵入しようとする妖怪を退治する事が主な仕事だよ」

「成る程」

「それと他にもたくさん部隊があるからね。この部隊は第7部隊って呼ばれているからね。ちゃんと覚えるんだよ」

「分かった」

「後は、基本的には此処で訓練をしているからこれからは此処に集合ね」

「了解っと。他にもあるか?」

「いやもう無いね」

「んじゃこれで解散か?」

「まぁそうだね」

「それじゃあ、失礼する」

「待って優弥君」

「何ですか?」

「これから部隊の皆で親睦会をするからこっちに来て」

 

伸二は手招きをしながら言った。

 

「分かりましたよ。隊長」

 

優弥もやれやれといった表情で言ったが、内心嬉しさと恥ずかしさが広がった。




「どうも優弥だ」

前回結局捕まって酷い目にあった作者です

「後書きの書き方変えたんだな」

率直に言いますと台本形式で書くのが面倒くさくなったかからです

「メタイ事を言うな」

すいません。まぁ、それはさておき。今回は優弥君の着る軍服について決まりそうですが

「どういうデザインなんだ?」

メタルギアソリッド3のスネークが着ている、タイガーストライプみたいな感じですよ

「そうか。まぁ話すことも無くなってきたし、此処で締めるか」

はい。それでは次回も
「「ゆっくりしていってね」」


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第7話 親睦会前の事件と親睦会

優弥の先輩達にも能力があることが、今回判明します。

それでは本編へどうぞ。


「それで、何処に行くんですか?」

 

優弥は場所が何処か全く分からなかったので質問した。

 

「あぁ、場所はね街にある居酒屋みたいな場所だよ」

「居酒屋って、俺は酒なんて飲んだこと無いぞ」

「大丈夫だよ。居酒屋と言っても酒以外にも色々あるからね」

「それならいいんだが」

「さぁ、行こうか」

 

伸二は一人で歩いて行った。

 

「場所知らねぇんだけど」

「全く、隊長は何処か抜けてるんだからな」

「あ、空先輩」

「ついて来いよ、優弥」

 

今まで、空気になっていた空が優弥を連れて居酒屋の場所まで向かった。

 

「隊長って大体あんな感じですか?」

「あぁ、そうだぞ。それで部下の俺らが迷惑をしているんだがな」

「そうですか」

「まぁ隊長はあんな感じでもやる時はやるからな。だから俺たちは隊長についていけるんだぜ」

 

空が自慢げに話していると、「きゃあぁぁぁ」と女性の悲鳴が聞こえた。

 

「何だ!?」

「行きましょう。空先輩」

 

優弥と空は悲鳴が聞こえた場所まで走って行った。するとそこには、女性を人質にしていてナイフを持っている男がいた。

 

「この女を助けたければ、俺を逃げさせろ」

 

どうやら強盗をして逃げられないと思い、女性をに人質にしていた様だ。

 

「最悪な状況だな」

「えぇ、その様ですね」

 

二人はこれからどうするかを悩んでいた。

 

「俺が行きます」

「待て。此処で無闇にあの男を刺激するとあの女性が怪我をするぞ」

「ならどうするんですか!?」

 

その時、伸二が男の前に現れた。

 

「君、その女性を話しなよ」

「あぁ!なんだてめぇは!?」

 

伸二が男の前に現れた事に驚いている優弥は空に聞いた。

 

「隊長は大丈夫なんですか!?」

「大丈夫だぞ。普段があんなんでもな、この状況を解決するのが誰よりも適切なんだ」

 

そう言い優弥に伸二の方を向かせた。すると、

 

「てめぇはお呼びじゃねぇだよ」

 

と、男が女性を離して、伸二に殴りかかった。それを伸二は、

 

「弱いね、君」

 

と言い、回避した瞬間に腕を掴みそのまま一本背負いを決めた。

 

「凄いですね」

「だろ?だから大丈夫だって言ったんだ」

 

そのまま男は駆けつけた警官によって逮捕された。

 

「いや〜、さすがですね隊長」

「ん?優弥君に空君じゃないか。早く来ないと待ってる二人に迷惑が掛かるよ」

「そうだな。それじゃあ行きますか、隊長」

 

三人は居酒屋まで歩いて向かった。

 

「遅いですよ三人共」

「いや〜、ゴメンね二人共。ちょっと強盗を捕まえていたからね」

「怪我はしてないですよね?」

「うん。怪我をする程の事件じゃないよ」

 

伸二とレイは二人で会話をしており、優弥と空は席についていた。

 

「お疲れ様二人とも」

「木戸先輩。ありがとうございます」

「彩音はレイの様に心配していなかったのか?」

「昨日二人とも戦っていて実力が分かった時点で心配なんてするわけないじゃない」

「それもそうか」

 

空は笑いながら答えた。

 

「さて、全員集まった事だし、まずは飲み物を頼みましょうか」

 

各自飲みたい飲み物を頼んで、全員の飲み物が揃うと、

 

「それじゃあ、優弥君の入隊に乾杯」

「「「「乾杯」」」」

 

そして親睦会は始まった。

 

「そういえば、名前のみしか教えていなかったわね」

 

彩音がふと思い出したのか、声に出して言った。

 

「そういえばそうだな」

「改めて自己紹介をしようよ」

「ちょっと待ってくれ」

「何?優弥君」

「名前のみって事は他にもあるのか?」

「えぇ、能力も持っているわよ」

「そうですか」

 

優弥は納得したのか質問を終えた。

 

「さて、それじゃあ順番に能力を言うか」

 

空は優弥が納得したのを確認すると言った。

 

「俺は見切る程度の能力だ」

「私は的に当てる程度の能力よ」

「私は治療する程度の能力だよ」

「僕は特に能力は持ってないよ」

 

上から空、彩音、レイ、伸二の順に言った。

 

「そうですか」

「反応薄いな優弥」

「一応先輩達の能力も使えるので」

「そうか」

「それより的に当てる程度の能力ってなんですか?空先輩と中川先輩は分かるとしてどういう能力か知りたいんですが」

「的に当てる程度の能力は的を決めれば必ずその的に何かを当てることができるのよ」

 

彩音が言っても優弥はあまり理解していない様だ。

 

「説明するよりも見せた方が早いわね」

「「「そうだね(な)」」」

 

三人が頷きながら言うと、彩音は箸を持つと優弥に対して、

 

「今からこれをあれに当てるわ」

 

と言い壁についている時計を指差した。そしてヒュンと箸を投げると遠い位置にある時計に見事に命した。

 

「凄い」

「どう。これでこの能力について分かったかしら」

「えぇありがとうございます。木戸先輩」

 

そのまま五人は部隊の事や、自分の事について話して解散した。




どうも、作者です

「優弥だ」

今回は三人の先輩の能力が分かりましたね。

「あぁ、それにしても的に当てる程度の能力もチートじゃないか?」

まぁ優弥君には勝てませんけどね。それよりも次回は少し時間を飛ばすかもしれません。

「何でだ?」

書くことが無いんですよね。

「何してんだよ」

本当にすいません。

「はぁ、もう話すことはないだろ?」

はい、それでは次回も
「「ゆっくりしていってね」」


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第8話 優弥の意思

今回は時間が飛んで人妖大戦の前になります。

それでは本編へどうぞ。


親睦会から、五年ぐらい過ぎたある日。

 

「しかし、時が経つのは早いな」

「えぇ」

 

優弥は永琳と会話をしながら五年間について思い出していた。

 

(訓練はなんか訓練という感じじゃなかったし、永琳と同居していることから、付き合っているとか言われるし、都市内が安全過ぎて緊急事態にはならないからな)

 

ちなみに優弥はこの五年間で霊力の使い方がかなり上達した。

 

「優弥。少しいいかしら?」

「ん?なんだ永琳」

「実はね一週間後に月に移住するという話になってね」

「どうしてだ?」

「理由は穢れで死んでしまうこと恐れている上の人達が穢れの無い月に移住しようと言い出してね」

「それでか。んで月に行く方法は?」

「ロケットよ。ロケットは今作っているからそれが全て完成するのが一週間後よ」

「そうか」

「いきなりだったけど移住する為の準備をしていてね」

「あぁ、分かった」

 

優弥は返事をして家を出た。

 

「さてと、爺さんと会話は出来るかな?」

 

そう呟き、新たに能力を創った。

 

交信する程度の能力

 

「よし、それじゃあ試すか。爺さん聞こえるか?」

『ん?誰じゃ?』

「優弥だ」

『おぉ、久し振りじゃの優弥』

「そんな事よりも、俺の今の状況を知っているか?」

『あぁ、知っとるぞ。それがどうした?』

「俺は月に移住してもいいのか?」

『それはお主の自由じゃが、儂はその世界については知っておるから言うけれども、月に行く前に妖怪がそれをさせない様にロケットを襲ってくるぞ』

「ッ‼︎それは本当か‼︎?」

『本当じゃぞ』

「ありがとな、爺さん」

『うむ、それではまたの優弥』

 

優弥は神様との交信を終えてこれからの事について考えていた。

 

(どうする?妖怪が来るということは、誰かが犠牲にならなければならない。俺なら能力で死なない様にすれば月には行かなくてもいいから、ロケットを守れるがその場合は永琳や先輩達とは別れなければならない)

 

優弥は家に帰るまでの間ずっと考えていた。

 

そして一週間後、

 

「遂にこの日がやって来たな」

「えぇ」

 

優弥と永琳はロケットの前に立ちながら言った。

 

「私はこのロケットで優弥は向こうにあるロケットに乗って行くのよ」

「分かってるよ」

「それじゃあまた月で会いましょう」

「あ、あぁ」

 

永琳はロケットに乗り込んでしまった。

 

「はぁ、まずいなまだこれからの事について決めていないのに」

 

優弥は自分が乗るロケットの前まで移動しながら呟いた。

 

「お、優弥じゃねぇか」

「優弥君、早く早く」

「二人ともはしゃいじゃって」

「そういう彩音ちゃんも楽しみにしているでしょ」

「まぁ、そうね」

「ははは、先輩達も楽しみなんですね」

「「「おう(えぇ)(うん)」」」

 

伸二以外の三人は優弥の問いに返事をして話し合い始めた。だか、伸二は優弥の様子がいつもと違う事に気付いて、優弥に話し掛けた。

 

「どうしたの?優弥君」

「隊長、なんでもないですよ」

「嘘でしょ?大丈夫、皆には内緒にしてあげるから」

「でも」

「僕は君が心配だから聞いているんだよ。部下としてじゃなく、君個人のしてだから。話してくれる?」

「…分かりました。それじゃあ話します」

 

優弥は伸二にこれからの事、自分はどうしたらいいのかということを伸二に打ち明けた。

 

「うん、君の悩みは分かったけど君はどうしたいの?」

「それは、この都市の人達を助けたいに決まってます」

「それなら、この部隊全員で守ればいいじゃないか?」

「それじゃあ、先輩達がロケットに乗れなくなってしまうかもしれないので俺一人で守りたいと思ってるんです」

「君の答えがそれなら、それを実行すればいいじゃないか」

「え?」

「君が決めた答えなんだ。僕がその答えを変える訳にはいかない。だから君のやりたい様にすればいい」

「隊長」

「ただ、約束して欲しい。必ずまた会うと約束して」

「分かりました。それじゃあ、伝言を預かってもらえますか?」

「いいよ」

「永琳に『俺は行けなくなった。だけど、また会えるから、その日まで待ってて欲しい』と」

「分かったよ」

 

そして伸二は三人を連れてロケットの中に入り始めた。すると「妖怪が接近中」と放送が入った。

 

「なんだって?」

 

と、ロケットに乗っていた人達は慌て出した。その間に優弥は妖怪の方へ走り去って行った。

 

「優弥!?隊長、どうするんですか!?」

 

空は伸二に聞いた。

 

「優弥君に任せよう」

「何言ってるですか!?俺達も戦えば効率がいいに決まってる」

「これは優弥君の意思だよ」

「どういうことですか!?」

「優弥君は命懸けで都市の人達を救おうとしているんだ。その意思を無駄には出来ない」

「でも」

「いいから乗るんだ!」

 

伸二の気迫に驚き、空達はロケットの中に乗り込んだ。

 

「優弥君。死なないでくれ」

 

伸二は呟きロケットに乗った。




どうも、作者です。

「優弥だ。俺って死ぬのか?」

そんな訳ないでしょ。

「いや、だって明らかな死亡フラグが立ってるじゃないか?」

フラグはへし折るものですよ。

「そうか」

次回は優弥君一人に対して妖怪の大群が戦うので、優弥君のチートっぷりが出ますよ。

「それじゃあ締めるぞ」

えぇ、次回も

「「ゆっくりしていってね」」


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第9話 人妖大戦

今回は優弥君が新たな武器を使い少しだけ無双します。

それでは本編へどうぞ。


「さてと、ロケットが無事に出発出来る様に俺一人で防衛しないとな」

 

そう言いながら、優弥はロケットから少し離れた場所にあるビルにC4爆弾を設置しながら呟いた。

 

「これで俺の後ろには誰も行かせない様に出来る」

 

優弥は全ての作業が終わり、妖怪と戦う為に武器を作り始めた。

 

「刀だけだと安心が出来ないからな、銃でも作れば遠距離攻撃も出来るからな」

 

結局優弥はハンドガンのM1911とスナイパーライフルのM40A5を作った。

 

「これだけで十分だろ」

 

妖怪との距離はまだ少しあり後5分すれば優弥と出会うことになる。

 

「よしホルスターにM1911をしまってM40A5で狙撃すれば完璧だな」

 

優弥はスナイパーライフルのスコープを覗き始めた。

 

「少しでも妖怪の数を減らさなければな」

 

優弥は一匹の妖怪の頭に狙いを定めて引き金を引いた。

 

バシュン

 

銃弾は妖怪の頭に当たり当たったようかいは絶命した。

 

「よし、次だ」

 

優弥は一匹殺した時に感覚を掴んだのか、次々と妖怪を殺していった。そして、一基目のロケットが飛び始めた。

 

「後3基。それまで持ちこたえないと」

 

そうこうしている間に妖怪は優弥の近くにやって来た。

 

「てめぇか?さっきから俺達に攻撃してきた奴は」

 

妖怪の内の一匹が喋り掛けてきた。

 

「あぁ、それとお前らの相手は俺一人で十分だ」

「ははは、笑わせやがる。てめぇ一人なら簡単に殺してあれを襲いにいけるぜ」

「ふん、それは無理だな」

「何言ってんだ?てめぇは」

「こういうことだ」

 

優弥は仕掛けていたC4爆弾を爆発させた。

 

ドカーン‼︎

 

ビルは少しずつ崩れ始め、そしてロケットへの道を潰した。

 

「これで貴様らはロケットに近づけねぇよ」

「ふざけやがって、てめぇ一人だけでも殺してやる。やるぞてめぇら」

「「「「「おう(グアァァァァ)」」」」」

 

妖怪共は、優弥に飛び付こうとした。

 

「甘いんだよ!」

 

優弥は持っていた、M40A5を捨て高周波ブレードを抜き飛び掛かって来た妖怪を斬り始めた。

 

「オラオラどうした!?こんなんじゃ、俺を殺せねぇぞ!」

 

優弥はどんどん妖怪共を斬り捨て、時にはM1911を打ち戦っていた。その間にロケットは二基飛び、残りは一基となった。

 

「くそが‼︎」

「へぇ、強いわね」

 

そう言いながら妖怪共を押し退け出て来たのは、頭に特徴的な角があり、妖怪と中でも最強とされる鬼だった。

 

「あんたは?」

「私は鬼子母神と呼ばれている、鬼塚美結(おにづか みゆ)だ」

「俺は黒岩優弥だ」

「優弥ね、覚えたわ」

 

優弥は美結に自分の名前を言いいながら周りの警戒をしていた。

 

「それで、あんたは何が目的だ?」

「私?私は強い奴と戦えれば良いのよ」

 

美結が答えた瞬間に最後のロケットが発射された。

 

(よし、これで全てのロケットが出発した)

 

優弥はロケットが発射出来て一安心をしていた。

 

「どうしたの?優弥」

「悪いが、俺はあんたらともう戦いたくない」

「何言ってんだ!?てめぇは此処で殺すに決まってんだろ」

「うるさい!」

 

美結はそう言うと、その妖怪を殴った。

 

「…仲間じゃ無いのか?」

「そんなわけないじゃない。人間を襲うっていってたからそれに付き合ってただけ」

「だからって」

「それよりも戦いましょ。戦いたくてしょうがないの」

 

美結はそう言いながら優弥に殴り掛かった。

 

「くっ‼︎この戦闘狂め」

 

優弥はギリギリで避けて反撃とばかりに高周波ブレードで斬ろうとした。

 

「それじゃあ私は倒せないわよ」

「なっ!?」

 

美結は高周波ブレードを素手で止め、それだけでなくへし折ってしまったのだ。

 

「嘘だろ!?」

「隙あり」

「なっ!ぐはっ!」

 

優弥は美結に殴り飛ばされ、崩れたビルの残骸に突っ込んでしまった。

 

「げほっげほ、くそ!強過ぎだろ」

 

優弥は妖怪と戦う前に身体の耐久力を上げていた為、死ぬことはなかったが、腕や足の骨が折れていてもう戦える状態ではない。

 

「どうしたの?それで終わり?」

「まだだ、まだ終わってねぇ」

「ふふ、そうこなくっちゃ」

 

優弥は直ぐにありとあらゆる怪我を無くす程度の能力を創り、腕や足の骨の骨折を無くし、美結に向かっていった。

 

「行くぞ」

「来なさい、優弥」

 

その時優弥は上空から何かが落ちてくる気配を感じて攻撃を中断した。

 

「?どうしたの?」

「静かに」

 

優弥は視力を上げ空を見上げた。すると一発のミサイルが飛んで来ていた。

 

「なんだ?あれは」

『優弥逃げるんじゃ!』

「爺さんか!?どうしてだ!?」

『あれの中は核爆弾なんじゃ!』

「なっ!?」

『早く逃げるんじゃぞ』

 

優弥は神様との交信を終え美結に向かい言い放った。

 

「早く此処から離れるんだ」

「何でよ?」

「此処にもう直ぐ爆弾が落ちてくるんだ。だから早く、いや時間が無い、やっぱりこっちに来てくれ」

「どっちなの!?」

「俺の近くに来い」

 

美結は渋々と言った表情で優弥の近くに寄った。優弥は美結が近くに来ると直ぐに能力を創った。

 

空間を操る程度の能力

 

優弥は空間を操る程度の能力を使い自分と美結周囲の空間を核爆弾さえも耐えられる空間にした。そして数十秒後核が落ちて来た。

 

「危なかったな」

「えぇ、でもどうして私を助けたの?」

「俺が助けたかっただけだ」

「そう、ありがと優弥」

「礼なんかいらないさ」

「それでもありがと」

 

優弥と美結は爆発している都市を見ながら言った。

 

「鬼塚は、「美結って呼んで」分かった。美結はこれからどうするんだ?」

「私は、仲間の所に戻るわ。優弥はどうするの?」

「俺は旅に出ようと思ってるんだ」

「それじゃあ、次に会う時にさっきの続きをしましょ」

「いや「拒否権は無いわよ」はぁ、分かったよ。」

 

そんな会話をしていると、爆発が収まっていった。

 

「もう直ぐで、外に出れるな」

「えぇ」

 

そして爆発は完全に収まり、優弥は都市周辺の空間を弄り放射能を無くして、最初に作った空間の外に出た。

 

「もう安全だな」

「本当?」

「あぁ」

 

美結も優弥に続いて空間の外に出た。

 

「それじゃあまた会おう。美結」

「えぇ、優弥」

 

そして美結は仲間の所に、優弥は折れた高周波ブレードを拾い旅にでた。




どうも、作者です。

「優弥だ。それにしても高周波ブレードが折れるとはな」

まぁ、鬼子母神と呼ばれているぐらいですからね。その位の力があると思いますよ。

「でもどうするんだ?武器を失ってしまったが」

それは次回決めますよ。

「そうか。話は変わるが能力が新たに二つ追加されたんだが」

ありとあらゆる傷を無くす程度の能力は名前の通りに、傷を無くしますが、空間を操る程度の能力は応用が効きますね。

「どういう事だ?」

例えば、離れている場所まで向かう時に、今いる場所とその場所までの空間を無くせば直ぐに向かえる様に出来るんです。

「また、チートな能力だな」

でも、優弥君もこういう能力はありがたい物じゃ無いんですか?

「まぁ、そうだな」

ならいいじゃ無いですか。

「はぁ、締めるぞ」

はい、それでは次回も

「「ゆっくりしていってね」」


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諏訪と大和の神との邂逅
第10話 3億年間と原作キャラ


感想にありましたが、優弥は月に行く為の方法がありますが、あんなセリフを言っておいて月に行くと、優弥が少しダサいような気がするので行かない事にしました。
今回はかなり時間が飛びます。

それでは本編へどうぞ。


「しかし、どうしようかな?これ」

 

優弥は旅の途中で折れてしまった高周波ブレードを見ながら呟いた。

 

「初めて創った武器だからな、新しく創るなんて嫌だし、だからと言って能力で直すなんてもってのほかだしな」

 

優弥は高周波ブレードをこれからどうするかで迷っていた。

 

「仕方ない。一旦保留にしとくか」

 

優弥は空間を操る程度の能力で物を収納出来る空間を創り、その中に高周波ブレードを仕舞った。

 

「取り敢えず、暫くは銃とナイフで戦闘をするか」

 

優弥は自分で打ち直すという考えを思いつかなかった様だ。それはさておき、優弥は、新たに銃を創り始めた。

 

「無難にショットガンとカービンライフルでいいかな」

 

優弥は新たにSPS-12とM4を創った。

 

「これでいいかな。さてと旅を再開しようか」

『聞こえるか?優弥』

「ん?爺さんか、どうしたんだ?」

『用件が、あっての』

「何だ?」

『用件はの、実はお主には今、妖力が増えているんじゃ』

「えっ!?それって妖怪のみの力じゃなかったけ」

『妖怪共と戦っていた時に、体内に妖怪の血が入り、血液に妖怪の血が混じってしまい妖怪に近くなってしまったんじゃ』

「そうか、俺は人間では無いのか?」

『いや、一応じゃが人間じゃぞ。まぁ、半人半妖となっているぞ?』

「本当か!?人間なら構わないんだが」

『お主が良いんならいいが、それより、用件は他にもあっての、お主に霊力と妖力の使い方を教えてやろうと思ってな』

「何でだ?」

『これから役に立つはずだからの』

「それなら教えてくれ」

『決めるのが早いの。それじゃあ使い方を教えてやるぞ」

「あっ、そういえば、爺さんの名前って何だ?」

『儂はゼウスじゃ』

「はぁ!?ゼウスって全知全能神のゼウスか!?」

『そうじゃぞ』

「今まで最高神相手に失礼な態度をとっていたんだな」

『気にしなくていいぞ。今までずっと部下とは敬語での会話だったからの、友達みたいに話しかけてくれるお主には感謝をしているんじゃ』

「ならこれからもあんな感じで話してても良いんだな」

『むしろこちらからお願いしようと思っていたのじゃ』

「んじゃ、これからも宜しくな。ゼウス」

『うむ、宜しくじゃの。優弥』

 

〜それから約三億年ぐらい過ぎた〜

 

「大変な毎日だったな、この三億年間は。霊力と妖力の特訓だけで一億も過ぎていたし。まぁ、そのおかげで、霊力と妖力については変幻自在に操れる様になったし。んで、二億は旅をしているのに妖怪に襲われている人間を助けながら続けていたから、神と間違われて信仰されていて、神力も得ることになったからまた、修行をしていたしな」

 

優弥は三億年間の日々を思い出しながら言った。現在、優弥は人里が有る場所まで移動している最中である。

 

「さてと、もうそろそろで人里につく…「だ、誰か助けてくれ‼︎」何処だ!」

 

優弥は悲鳴の聞こえた場所まで移動した。そこには妖怪に襲われている男性がいた。

 

「へっへっ、もう逃げられ無いぜ」

 

妖怪は、男性に向かって言い放った。

 

「や、やめてくれ!」

「やめろと言われてやめると思うのか?」

「そこまでだ」

「何だてめえは!」

「貴様に名乗る名前は無い」

「あぁ!ムカつく野郎だなてめえは先にてめえを喰ってやる」

 

妖怪は優弥に向かってた飛び掛かった。

 

「遅いな」

 

優弥は飛び掛かって来た妖怪の背後に回り、妖怪の首元に銃を突き付けた。

 

「この場から去れ、さもなければ、此処で貴様を殺す」

 

優弥は霊力を五割ほど(優弥の五割は、上級妖怪の力よりもさらに多い)を、解放しながら言った。

 

「ひぃ、こ、殺さないでくれ」

「だったら此処から消えろ」

「わ、分かった」

 

妖怪はその場から走り去った。

 

「あんたは大丈夫だったか?」

「あ、あぁ。ありがとう」

「気にするな。それよりもどうして襲われてたんだ」

「この先にある村に帰ろうとしたら襲われたんだ。お礼がしたいから一緒に付いて来てくれないか?」

「いいぞ」

 

優弥は男性と共に村に向かって歩き始めた。

 

「あんたはどうして彼処に来たんだ?」

「旅をしていてな。助けを求める声が聞こえたから向かったんだ」

 

優弥と男性は旅の内容を少しだけ話し合いながら歩いていった。

 

「もうそろそろだぞ、優弥」

「そうか」

 

優弥と男性は村の前まで辿り着いた。

 

「此処が俺の家だ。上がってくれ」

「遠慮なく上がらせてもらうぜ」

「ただいま」

「お帰りなさい。あら、その方は」

「妖怪に襲われた時に助けてくれた人だ」

「まぁ、主人を助けて下さりありがとうございます」

「気にしないでくれ。俺は前にも同じ様な事を何度もしているんだ」

「まぁ、それは素晴らしいですね」

「ありがとう」

「俺は神社に用事があるから、優弥は少しだけ待っててくれ」

「分かった」

 

男性は神社が有る方に向かって行った。

 

〜数分後〜

 

「優弥、すまないが一緒に来てくれないか?」

「どうしたんだ?」

 

戻って来た男性は、優弥に向かって突然付いて来る様に言われ、優弥は少し困惑した。

 

「諏訪子様に話していたらその人間を連れて来いと言われてしまってな」

「そうか。別に構わないが」

「だったら行こうか」

 

優弥と男性は神社に向かって行った。

 

「諏訪子様、連れて参りました」

「ご苦労、そのまま帰っても良いぞ」

 

神社の中から、帽子に目玉が付いている物を被っている小さい女の子が出て来た。

 

(あれが、小さい子が此処の神様なのか?)

「あんたが此処の神様なのか?」

 

優弥は少しだけ疑問に思いながらも話し掛けた。

 

「そうだ。それよりも貴様は何故此処に来た」

「旅をしていてだが」

「嘘だ、貴様から神力が感じられる。つまりは大和の者だな」

「違うぞ!」

「問答無用!此処は貴様ら何かに渡さん」

「いきなりかよ!」

 

諏訪子と呼ばれていた神は優弥に向かって神力の球を打ち出した。それを優弥は咄嗟に避けた。

 

「あぶねぇ、いきなりなにすんだ!」

「避けられたか。まだまだ行くぞ」

「話を聞け!」

 

諏訪子はさらに神力の球を増やして、優弥に攻撃をしている。優弥はそれを避け続けている。

 

「くそ、何故当たらない」

「もうやめろ!」

 

優弥はやめるように話すが、諏訪子はやめようとしない。それどころかどんどん、攻撃をしてくる。

 

「くそ、仕方ない。気絶して貰うぞ」

 

優弥は諏訪子の背後に能力で移動して、首を絞めて気絶させた。

 

「はぁ、いきなりでびっくりしたが、目を覚ましたら事情を聞かないとな」

 

優弥は諏訪子を抱きかかえ、神社の中に入って行った。




どうも作者です。

「優弥だ。最後の方は雑じゃ無いか?」

これ以上内容が思いつかなかったんです。すいません。

「しっかりしろよ?楽しみにしてくれている人がいるんだからな」

はい。それにしても優弥君がどんどん人間から離れていますね。

「妖怪になっているし、神にもなりかけているからな」

まぁ、頑張ってくださいね。

「言われなくても頑張るさ。それよりも、締めるぜ」

分かりました。それでは次回も

「「ゆっくりしていってね」」


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第11話 自己紹介と初めての酒と料理

投稿遅くなり申し訳ございません。

理由は部活動での合宿や連続の試合、高校での課題など私情で投稿出来ませんでした。

待ってくだっている方々には、本当に申し訳ないと思ってます。

本編をどうぞ。



諏訪子を神社の中に寝かせた優弥は、諏訪子が起きるまで諏訪子から少し離れた場所に座っていた。すると、「う、う〜ん?」諏訪子が目を覚ました。

 

「気が付いたか?」

「お、お前は!」

「待て。俺は敵じゃない」

「何を言っている!?」

「此処に来た目的は旅をしていてだ。此処を奪う気なんてないんだ」

「それは本当か!?」

「本当だ」

「それはすまない事をしたな」

「気にするな。君にも事情があってそういう行動をしたなら、それはしょうがない事だ」

「ありがとう」

 

優弥と諏訪子は、勘違いで生まれた戦闘の和解を終えて、自己紹介を始めた。

 

「そうだ、名前を言うのを忘れてたな。俺は黒岩優弥だ」

「私は洩矢諏訪子だよ」

「口調が変わったな」

「これが私の口調だよ。それよりも宜しくね、優弥」

「宜しくな、諏訪子」

 

諏訪子は疑問に思った事を質問した。

 

「それにしても、優弥って何者?霊力があるのに神力も感じられるし、私の後ろに一瞬で移動するし」

「神力がある理由は、人を助けながら旅をしていたら、助けた人達から信仰されていてな、それで神力がついたんだ。後ろに移動した理由は、能力でだ」

 

優弥がそう言うと、諏訪子は頷きながらまた質問をした。

 

「ふ〜ん、ちなみに能力は?」

「能力を司る程度の能力だ」

「うわ〜、セコイ能力だね」

「それを言うなよ」

「まぁ、いいけどさ。それよりも優弥はこれからどうするの?」

「うん?どうするって?」

「旅を続けるのかって事だよ」

「いや、一旦この村に滞在しようかなって思ってるけどいいか?」

「私は構わないよ。というより、此処に住まない?」

「良いのか?」

「私は構わないよ。優弥はどうなの?」

「遠慮なく住まわせてもらうぞ」

 

こうして優弥は諏訪子の神社に一時的に住むことになった。

 

その夜

 

「優弥〜」

「どうした?諏訪子」

「お酒飲もうよ」

「酒か、まだ飲んだ事が無いんだが」

「なら飲んだ方がいいよ。こんなにも美味しい物を飲まないなんて損だよ」

「ふ〜ん、それなら飲もうかな」

 

優弥は諏訪子から酒を受け取り、少し飲んだ。

 

「美味いな」

「そうでしょ。さぁ、どんどん飲もうよ」

 

優弥と諏訪子は酒をどんどん飲み続ける。すると、優弥が諏訪子に質問をした。

 

「そういえばさ、諏訪子って何の神なんだ?」

「私は土着神だよ」

「土着神って言うと、この場所に住み着く神って事か?」

「まぁそうだね。でも私は祟り神を操る事が出来るよ。ミシャグジ様っていう祟りの神と一緒に此処を守っているしね」

 

優弥は「そうか」と言いまた酒を飲み始める。

 

その日は優弥と諏訪子が酔いつぶれるまでずっと酒を飲んでいた。

 

次の日

 

「あー、頭が痛いなぁ」

「私も」

 

優弥と諏訪子は飲んだ酒の片付けをしながらそんな会話をしていた。

 

そして片付け終わると一旦水を飲んで、朝食の準備をし始めた。

 

「そういえばさ、諏訪子って料理出来るか?」

「う〜ん、一応するけど得意じゃないよ」

「それなら俺が作ろうか?」

「え?優弥って料理出来るの?」

「まぁな、ずっと一人で過ごしていたからな」

「じゃあお願いするね」

 

諏訪子はそう言うと、居間に移動した。

 

「さてと、定番になるけどご飯と味噌汁と魚の塩焼きにするか」

 

優弥は順調に料理を作っていき、殆ど完成にまで近付いた時に不意に、

 

「もう一品増やそうかな」

 

と、中にねぎを入れた玉子焼きを直ぐに作り諏訪子の待つ居間に料理を運んだ。

 

「出来たぞ、諏訪子」

「早く、優弥」

「そんなに急かすなって」

 

優弥が机の上に料理を置き、二人同時に、

 

「「頂きます」」

 

と言い、料理を食べ始めた。すると、諏訪子が急に、

 

「私よりも美味しいなんて…」

 

と言いorz状態になった。

 

その後料理を食べ終わっても、諏訪子はorz状態のままだった。

 




どうも作者です。

「優弥だ、今回の話で初めて酒を飲んだな」

そうですね。まぁ、僕は高校生なので飲酒は出来ませんがね。

「まぁ、そんな事より投稿出来なかったのはダメだろ」

うっ、それについては本当に反省しています。

「はぁ、だったら次は早く投稿しろよ」

分かってます。次は早く投稿出来る様に頑張ります。

「作者もこう言っているから、次は期待していてくれ、それじゃあ締めるか」

はい、それでは次回も

「「ゆっくりしていってね」」


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第12話 交渉

また投稿が遅れました。
もう二度とこんな事が無い様にしたいと思います。

今回はタイトル通りに交渉です。

それでは本編をどうぞ。


諏訪子がorz状態から回復して数分後、神社に手紙を持った男が現れた。

 

「洩矢の神はいるか?」

 

男がそう言うと諏訪子は、神社の中から出てきて、用件を聞いて手紙を受け取った。

 

「諏訪子、手紙の内容は何だ?」

「今から読むから待ってて」

 

そう言うと、諏訪子は手紙を読み始めた。内容は、

 

洩矢の信仰を大和に渡せ。さもなければ、戦争になり領民を傷付ける事になるぞ

 

と脅迫に近い内容だった。

 

「これは酷過ぎるぞ!」

「どうしよう優弥。信仰を失ったら私は消えちゃうし、戦争で領民を傷付ける事になるのは嫌だよ」

 

諏訪子は涙を流しそうになりながら、優弥に話しかけた。それに対して優弥は、

 

「待ってろ諏訪子。俺が直接交渉して、条件を変えてくるから」

「でも、大和の神は私よりも強いんだよ!交渉に失敗したら優弥が殺されちゃうかもしれないんだよ!」

「大丈夫だ、俺を信じてくれ。それに、こんな事をする奴だけは俺は許せないんだ」

 

優弥はそう言うと、手紙を持ち神社から飛び出して行った。

 

「大和の近くまで移動する空間を開いてっと」

 

優弥は空間を操る程度の能力で自分がいる場所と大和の近くの場所まで移動する為の空間を開いてその中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「着いたな」

 

優弥は空間を抜けて、大和の国の門まで徒歩で移動した。

 

「貴様大和の国に何の用で来た!?」

 

門番らしき男が優弥が門の前まで来た時に言った。

 

「俺は洩矢の者だ。手紙の事について言いに来た」

 

優弥が言うと、門番は警戒しながらも手紙を出せと言った。優弥はそれに応え、手紙を差し出した。

 

「ふむ、この手紙は本物の様だな。ならば此処を通れ。そして奥に見える大きな建物まで行け。そこには天照様等の神様が居られる」

 

優弥は「ありがとう」と言い、中に入った。

 

中に入ると優弥は、案内された通りに大きな建物の前まで来た。

 

「さてと、交渉の始まりだな」

 

中に入ると、一人の神に案内されて、一人の女性の神が居る部屋まで移動した。

 

「貴方が洩矢の使いの者ですか?」

 

部屋の中にいる一人の女性の神が質問をした。

 

「そうです」

「私は天照大御神です。早速ですが、手紙の答えを聞かせてください」

「その前に一つ聞いても良いですか?」

「どうぞ」

 

優弥は手紙を出して天照に質問をした。

 

「この手紙は誰が書いたのですか?」

「私の部下の神ですが、それがどうしたのですか?」

「先ずは読んでみてください」

 

天照は手紙を受け取ると、驚愕の顔を見せた。

 

「何ですか!これは!」

「貴方は知らなかったのですか?この手紙の内容について」

「私は信仰を分けもらう様にと、手紙を書かせた筈なのですが」

 

天照は自分は知らなかったと言い、それを聞いて優弥は新たに条件を出した。

 

「ではこうしませんか?一騎打ちと言う形にするのは?」

「そちらがよろしければ私達は構いませんが」

「もちろん、構いませんよ」

「それでは一週間後に此処から西に行った所にある広場で決闘をしましょう」

「分かりました」

 

優弥は交渉を終えて建物の外に出て、空間を操り洩矢神社まで移動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優弥が洩矢神社に現れると、諏訪子が駆け寄って来た。

 

「優弥!大丈夫だった!?」

「諏訪子。大丈夫だ、それに交渉して来て、一週間後に一騎打ちで決める事になったぞ」

「本当に!?ありがとう優弥」

「安心するのはまだ早いぞ諏訪子」

「どうして?」

「多分今のお前じゃ大和の神には勝てない。だからこれから修行をしてもらうぞ」

「修行するのはいいけど、どうやって?」

「俺と模擬戦をして悪い所を指摘していくからそこを直していけ」

「分かったよ、優弥」

「取り敢えず修行は明日からにするから今日はゆっくり休めよ」

「本当にありがとう優弥」

「気にするな、それよりちゃんと休むんだぞ」

 

そうして一日が終わった。




どうも作者です。

「優弥だ。前回早く投稿するって言ったよな?」

すみません、先週から学校が始まったんですが体育祭練習があって執筆する時間がありませんでした。

「それでも頑張れよ」

本当に申し訳ないです

「全く。それより今回は交渉をしたんだが」

はい。諏訪大戦の前までやっと来ましたよ。

「更新が遅かったからな」

うっ、それを言わないで下さい。

「次回こそは早く投稿しろよ」

はい。それでは次回も

「「ゆっくりしていってね」」


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第13話 修行

今回は一週間以内に投稿出来ました。

タイトル通りに修行のみです。

それでは本編をどうぞ。


優弥と諏訪子は神社の境内に向き合いながら戦闘の構えを取っていた。

 

「それじゃあ、始めるぞ」

「じゃあいくよ」

 

諏訪子は開始の合図と共に優弥に向かって神力で作った弾幕で優弥に攻撃した。

 

「よっと。それじゃあ大和の神には勝てないぞ」

 

優弥は諏訪子の弾幕を軽々と避け、反撃とばかりにハンドガンを取り出し諏訪子に向け撃った。(弾は霊力を使用しており、非殺傷である)

 

「まだまだいくよ」

 

諏訪子は霊力弾を避けて、鉄の輪を取り出し、神力弾と交互に投げ出した。

 

「単調的過ぎるな、これじゃあ其処ら辺に居る妖怪にも負けるぞ」

 

優弥がわざと諏訪子を煽る様な事を言うと、諏訪子は、

 

「なっ!ふざけないで‼︎」

 

分かり易い挑発なのに、乗ってしまった。

 

(挑発に乗ってしまう。これは直さなければな)

 

優弥は諏訪子の直さなければならない所について考えながら、適当に放たれる弾幕と鉄の輪を避けながら銃で撃ち返した。

 

「どうした?そんなんじゃ、俺には当たらないぞ」

「くっ!ならこれはどうだ!?」

 

諏訪子は先程と余り変わらない攻撃を優弥に向かってした。

 

「だからそれじゃあ…ぐっ‼︎」

 

優弥は避けてから攻撃の仕方を変えろと指摘しようとしたが後ろから鉄の輪が当たり、言葉を出せなくなった。

 

「どうだい?攻撃が当たったよ?」

「やるじゃないか!だったらこれはどうかな!?」

 

優弥はハンドガンを仕舞い、空間からカービンライフルを取り出し乱射し始めた。

 

「余裕で避けれるよ!」

 

諏訪子は乱射される霊力弾を軽々と避けて、どんどん弾幕を放つ。

 

「まだまだいくぞ‼︎」

 

優弥はカービンライフルを空間内に仕舞って、今度はショットガンを取り出した。

 

「さっきまでの攻撃とは一味違うぜ」

 

バン‼︎

 

ショットガン特有の音がなり、拡散された霊力弾が放たれる。

 

「うっ‼︎…卑怯だよそんな攻撃!」

 

諏訪子は神力弾の放ち過ぎで体力が削られ避けきれずに当たって仕舞う。

 

「戦いに卑怯だの何だの無いぞ。それよりまだいけるか?」

「もう…無理だよ」

「そうか。だったら今日はこれで終わりにするか」

 

そして修行一日目は終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜それから五日後〜

 

「遂に明日か」

 

優弥は居間でゆっくりしながら、呟いた。

 

「そうだね。明日は一騎打ちだね」

「諏訪子。あれだけ頑張ったんだ、勝てなくても頑張ってくれよ」

「うん」

 

二人は次の日の為に早めに寝ることにした。

 

 

 

 

 

 

諏訪子と別れた優弥は一人で考え事をしていた。

 

(あれだけ修行したが、諏訪子が勝てる確率は少ない。それは変えられない運命だから仕方が無い。だがあの手紙を書いた奴は何が目的何だ?)

 

優弥は何とも言えない不安を感じていた。次の日その予感が当たるなんて優弥は思ってもいなかった。

 

 




どうも作者です。

「優弥だ。今回は早かったな」

頑張りましたよ。

「そんなことより今回の修行の内容薄く無いか?」

あんまり思いつかなかったんですよ。もっと想像力が欲しいです。orz

「まぁ、何だその、頑張れよ」

はい。締めましょうか。

「そうだな、それじゃあ次回も」

「「ゆっくりしていってね」」


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第14話 諏訪大戦

最近肩の調子がおかしいです。

されはさておき、今回は諏訪大戦です。

それでは本編をどうぞ。


優弥と諏訪子は、指定された場所まで移動していた。

 

「この先に一騎打ちする為の場所があるぞ」

「うん。でも、勝てるかな?」

「自信をもてよ諏訪子。あれだけ頑張って修行したんだ。勝てなくても俺は文句を言わないさ」

「ありがとう、優弥」

 

そんな会話をしている内に指定された場所に到着した。そこには天照を含めた数人の神が居た。

 

「ようやく来ましたね」

 

天照がやって来た二人を見て言った。

 

「すみません。待たせてしまいましたか?」

「構いませんよ。それより、今回の決闘ですがこちらからは八坂神奈子が出ます」

「紹介された八坂神奈子だ。宜しくな」

「えぇ、宜しくお願いします」

「決闘についてですが、相手を気絶させるもしくは降参さてた方の勝ちという単純な決まりですがよろしいですか?」

「俺は構いませんが、諏訪子はどうなんだ?」

「私もそれで構わないよ」

「ならば始めてもらいます」

「諏訪子」

 

優弥は、決闘の為に離れようとしている諏訪子を呼んだ。

 

「何?優弥」

「頑張れよ。俺はお前を信じているからな」

「うん。頑張ってくるね」

 

 

 

 

 

 

 

 

諏訪子と神奈子が戦う為に離れた後、天照が優弥に近付いて来た。

 

「この戦いで、そちらの神の運命が決まるのですね」

「えぇ、そうで「素で話してもらって構いませんよ」そうさせて貰う」

「ふふ、貴方とは良い友人になれそうですね」

「そうか」

 

二人はたわいも無い会話をしていた。

 

一方、諏訪子と神奈子の方は、神力弾や鉄の輪、大きい木の棒(御柱)が飛び交っており、

 

「やるじゃないか、洩矢の神よ」

「そっちこそ、八坂の神」

 

激しい戦いが繰り広げられていた。

 

「まだまだいくよ」

 

諏訪子は能力を使い大地を操り、逃げ道を塞ぐ様にしてから鉄の輪を投げ、神奈子に攻撃した。

 

「くっ!追い込まれたか!」

 

神奈子は激しい攻撃を回避しながら、能力を使い雨を降らせた。すると、鉄の輪が錆び始めた。

 

「なっ!?鉄の輪が!?」

「隙があり過ぎだ」

 

諏訪子が驚きで硬直した所を狙い、神奈子が御柱を諏訪子に放った。

 

「うっ!!」

 

諏訪子は硬直のせいか、避けられずに直撃してしまった。

 

「あら?そちらの神が不利の様ですね」

「そうだな」

「応援でもしてはどうですか?」

「いや、この戦いが始まる前に信じてるって言ったんだ。だったら最後まで見届ける事が、諏訪子にとって応援になると思ってるんだ」

「素晴らしい信頼関係ですね」

 

優弥と天照は戦いの様子を見ながら、会話をしていた。そして、

 

「かはっ!!」

 

遂には神奈子の御柱を喰らい続け、諏訪子は吹き飛ばされてしまった。

 

「これでどうだい?洩矢の神」

「ぐっ!まだ、負けてない」

 

諏訪子はそう言って、また神力弾を打ち始めた。だが、最初の方と比べると明らかに弾の数が少なくなっている。

 

「はっ!そんな数では私は倒せないぞ」

「くっ!」

 

圧倒的に諏訪子が劣勢になって行く。

 

「どうやら勝敗が決まるようですね」

「あぁ。(何だ?この嫌な感じは)」

 

天照は勝敗について言ったが、優弥はそれよりも嫌な予感がしてそれ所では無いと思っていた。すると、

 

「うっ!」

 

遂に集中力が切れてしまったのか、諏訪子は避けきれずにもろに喰らってしまった。

 

「どうだ?降参するか?」

「はぁ…はぁ…降参、する訳には、いかないんだ」

 

諏訪子はふらふらしながらも立ち上がった。

 

「どうしてそこまでするんだ!?」

 

神奈子は、幾ら自分の運命が掛かっているからといっても、ボロボロになっている諏訪子になりながらも立ち上がった諏訪子に驚いていた。

 

「優弥は私を信じてるって言ってくれたんだ。だったら、その思いに答えなくちゃいけないんだ」

「洩矢、いや諏訪子」

「さぁ、続きをやろう神奈子。まだ、勝敗は決まっていない。」

「そう…だな。だったら、次の一撃で終わりにしよう。諏訪子」

「あぁ、私の最後の力を喰らえ」

「行くぞ、諏訪子」

「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

諏訪子は残っている神力を、神奈子はまだ半分以上残っている神力を集中させて、同時に放った。

 

ドォォォン!!

 

辺りには物凄い音が響き渡った。ぶつかった神力弾の周りは煙が立ち込めていて、よく見えない状態だった。

 

「諏訪子!」

 

優弥は、諏訪子を呼んだが返事がない。その内に辺りの煙は段々晴れて行きそこには、

 

「私の勝ちだな。諏訪子」

 

と、余裕の表情で立っている神奈子と、

 

「あ、あぁ。私の…負けだ。神奈子」

 

肩で息をしていて、立っているのもやっとの状態の諏訪子だった。

 

「諏訪子の負けか」

「その様ですね」

 

優弥と天照が言葉を発した時、

 

「ようやく終わったか」

 

と、第三者の声が聞こえてきた。

 

「誰だ!?」

 

優弥は周りを見渡す。すると、上空に一人の神と、優弥達を囲む様に大量の神が居た。

 

「貴方達!?一体何をしているのですか!?」

 

と、天照は言うが、

 

「見て分からないんですか?今から其処の洩矢の神を始末するんですよ」

「な、何ですって!?」

 

上空に居る神は、天照に向かってあまりにも残酷な事を言い放った。

 

「さて、それではトドメを刺させて貰いますよ」

 

諏訪子に向かって、神力弾が放たれた。

 

「させるか!…何だ!?身体が、動かない!?」

 

優弥は諏訪子を助けようと動こうとしたが、身体が動かずその場に立っているしか出来なかった。そして、

 

「かはっ!」

 

諏訪子は先程の戦いで神力、体力共に殆ど失っていたので、避けられずに直撃してしまった。

 

「うぐ…はぁ、はぁ」

「諏訪子!くそ!何で動けないんだ!」

 

諏訪子は、まだ気を失ってはいなかったが、重症を負ってしまっていた。

 

「まだ死なないんですか。仕方ない。其処の神、トドメを刺しなさい」

 

周りにいた神は、刀を持って諏訪子に近付いて行った。

 

「くそ!やめろ!」

 

優弥の叫びも虚しく、神は刀を振りかぶった。

 

「やめろ!やめてくれ‼︎」

 

優弥は懇願する様に言った。

 

「はぁ、はぁ(これで終わりなの?嫌だ!まだ生きたい!領民と生きたい!優弥ともっと話したい!)

 

諏訪子は諦めずにいたが、神は無情にも刀を振り下ろしていた。諏訪子はは遂に諦めたのか目を閉じていた。

 

「やめろって言ってんだろうがぁぁぁ‼︎」

 

その瞬間優弥の目が一瞬紅くなり拘束が解け、優弥は高速で諏訪子と神の方へ走っていった。

 

ザシュッ‼︎

 

肉の切れる音が聞こえた。

 

「…えっ‼︎」

 

諏訪子は、自分に来る筈の痛みが来ずに疑問に思って目を開くと其処には、

 

「うぐ‼︎だ、大丈夫か?諏訪子」

 

諏訪子を庇い背中を斬られた、優弥がいた。

 

「な、何で庇ったの?」

「そんなの決まってるだろ。おm「まだ生きているんですか。いい加減死んで下さいよ」黙れよ、クズ野郎」

「ゆ、優弥?」

 

今までに無い程の殺気を放っている優弥にその場に居る者全てが恐怖を感じていた。

 

「た、たかが人間の癖に我ら神に向かってなんて口を聞いてるんだ!」

 

少しもどりながらも、上空の神は言った。

 

「聞こえなかったのか?黙れと言ったんだよクズ」

「き、貴様!おい!こいつを殺ってしまえ」

 

優弥に向かって大量の神が殺そうと向かっていった。

 

「雑魚が。調子に乗るんじゃねぇ!」

 

優弥は一瞬で、向かってきた神を血祭りにあげた。

 

「な、何だと!?」

 

攻撃をした神以外が驚愕の表情を浮かべた。すると、

 

「フハハハハハハハ」

 

狂った様に優弥は笑い始めた。

 

「な、何故笑ってるんだ!」

 

上空の神は恐怖を感じながらも言った。

 

「ハハハ、何故かって?きまってんだろ。こんなにも殺すことが出来るんだ。俺は嬉しいんだよ」

 

優弥は、おかしな事を言い始めた。

 

「優弥?ど、どうしたの?」

「諏訪子。怪我は治した。直ぐに此処から離れろ」

「で、でも…」

「いいから早く。それに今の俺は優弥であって優弥じゃ無いんだ」

 

諏訪子は自分の体を見てみると確かに怪我が無くなっていた。

 

「早くしろ‼︎」

 

優弥?の一喝により、諏訪子は遂に優弥のそばから離れていった。

 

「き、貴様は一体何者だ!?」

「テメェなんざに名乗る名じゃねぇんだよ‼︎」

 

優弥?は左手を前に出した。その左手に能力を使い、刀を創造して持った。そして刀を鞘から出した。

 

「テメェらは必ずぶっ殺してやる。覚悟しやがれ」

「はっ、何を言っている。先程の様にはならんぞ」

「四の五の言う前にさっさと掛かって来い」

「行くぞ、テメェら!」

「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ」」」

 

一斉に優弥?に対して神が襲い掛かって来た。

 

「見せてやるよ。俺の力を」

 

そう言った優弥の目は紅かった。




どうも作者です。

本編で優弥君があの調子なので、今回は呼んでいません。

あの優弥君の状態については次回説明したいと思います。

話すことが無いのでこれで終わりたいと思います。

次回もゆっくりしていってね。


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第15話 決着

皆様、お久し振りです。
長い間投稿出来なくて申し訳ありません。テストの勉強や、部活で忙しくて投稿する事が出来ませんでした。本当に申し訳ありません。
本編をどうぞ。


優弥?と大量の神の戦いはもはや戦いとは言えない程一方的だった。

 

「オラァ!」

 

ザシュッ‼︎

 

「くっ、怯むな!この数で押し切るぞ‼︎」

「おぉぉ‼︎」

「調子に乗ってんじゃねぇよ雑魚が‼︎」

 

ズバァ‼︎

 

優弥?はどんどん神を斬り殺して行き、辺りは血の海となり始めていた。百人は超えていたであろう人数が一人、また一人と斬られていき五十人程度の人数に減っていった。

 

「ば、馬鹿な!?この数を相手に何故同等に戦える!?」

「どうした?俺はまだ余裕だぜ!?さっさとかかって来いよ!」

「くっ!調子に乗るなぁ!」

 

残された五十人の神が、連携も取らずに一斉に飛び掛かって来ても、優弥?は焦ること無く、

 

「神と言われても、所詮この程度か」

 

失望したかの様な事を言い、残った五十人を斬り殺した。

 

「次はテメェの番だ!」

「配下の神が全員殺されただと!」

「どうした?まさかびびって動けないのか?」

 

優弥は上空の神を挑発した。

 

「調子に乗るな!」

 

挑発に乗った神は優弥のいる場所まで降りてきた。

 

「はっ!やっと殺される気になったのか」

「そんな訳無いだろ!貴様は私が殺す!」

「だったらやってみろよ?」

「貴様に命令される筋合いは無い!」

 

神はその場で何かを呟くと、優弥の体が動かなくなる。

 

「またか」

「冥土の土産に私の能力を教えてあげましょう。私の能力は封じる程度の能力です」

 

神はゆっくりと優弥?の前まで移動し、手を優弥?の心臓付近に出していた。

 

「これで貴方は終わりだ!」

「ガァ‼︎」

 

神は神力弾を放ち、優弥?の体を貫通して何処かへ飛んで行った。

 

ドサァ!

 

優弥?の体は、そのまま地面に崩れ落ちていった。

 

「ははは、やはり誰も私には敵わないのだ」

 

神は優弥?を殺したと思い、諏訪子のいる方まで移動し始めた。

 

「ゆ、優弥‼︎」

「くっ!おのれ!」

 

諏訪子は悲鳴を上げ、神奈子は神を睨み付けたが、神は鼻で笑った。

 

「ふん、たかが人間の一人が死んだだけでは無いですか?それに其処の洩矢の神はあの人間と同じ様に、あの世に行くからいいじゃ無いですか?」

「貴様ぁ!」

「おぉ、怖い怖い」

「ふざけるな!」

 

神奈子と神が今にも戦いそうになっているが、天照は優弥?の方をずっと見ていた。

 

(あの人からはまだ霊力が感じられる!?何故!?)

 

天照は優弥?がまだ生きているのか?と考えていると、

 

ピクッ!

 

と、優弥?の体が動き始めた。それどころか、体に空いていた筈の傷が無くなっていた。

 

「おい!クズ野郎!まだこっちの戦いは終わってねぇぞ!」

「なっ!?何故生きてる!?」

「教えてやるわけねぇだろ」

「くっ!ならもう一度殺すまでの事だ!」

 

またも、神は能力を使ったが、今度は優弥?には効かなかった。

 

「な、何故動ける!?」

「もうテメェの能力は効かねぇぜ」

 

優弥?は神の元に一瞬で移動して、刀で斬り掛かった。

 

「くっ!」

 

神は辛うじて回避出来たが、優弥?が連続で斬り掛かった為、避けきれずに左腕を斬り落とされてしまった。

 

「あぁぁぁ!!う、腕が!」

「これで終わりだ!」

 

優弥?は神が腕を抑えて蹲っている間に近付き、肩から斜めに斬った。

 

「グアァァァァ!!」

 

斬られた場所から血が噴き出し、優弥?に降り注いだ。

 

「………」

 

優弥?は何も思っていないのか、その血を浴び続けていた。

 

「き、貴様だけは、ゆ、許さないぞ!」

「……死ね」

 

ザシュッ‼︎

 

優弥?は神の首を切り落とし、刀を鞘に納めた。

 

「……はぁ、もう俺が出てこない事を願うぜ、優弥」

 

優弥?は呟くと気を失ったかの様に地面に倒れた。

 

「優弥!」

 

諏訪子は倒れた優弥の元へと急いで向かった。

 

「神奈子。私達も行きましょう」

「分かりました。天照様」

 

天照と神奈子も優弥の元へと向かった。




どうも作者です。

「優弥だ。今回は俺自身の出番が無かったが此処に出ても良いのか?」

気にするな!(某魔王風
まぁ、そんな事よりも今年も今日で最後ですね。

「そうだな。来年こそはしっかり投稿しろよ」

部活で忙しいので前向きに検討します。

「そこは断定しろよ」

まぁいいじゃないですか。それよりも今年最後のしめをしましょう。

「納得いかないがいいだろう。」

それでは皆さん、

「「今年一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします」」


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第16話 大戦後

どうも、今回は前回の大戦から、優弥が目を覚まさない状況からのスタートです。

それでは、本編をどうぞ。


神奈子side

 

優弥という人間が気を失ってから一週間が経ったが、起きる気配がない。

諏訪子は優弥の近くにいて、動く気配がない。

 

「今だに起きる気配がないな」

「うん、早く起きてほしいよ」

「私が暫くの間見ておくから休んできたらどうだ?」

「ううん。優弥の事をちゃんと見ておきたいから、大丈夫だよ」

 

諏訪子は優弥が倒れた次の日からずっとこの調子で、いつ倒れても

おかしくない状態だ。

優弥に早く起きてもらわないと、こっちが困るよ。

 

神奈子side out

 

「こ、此処は?」

 

優弥は周りを見回しながら呟いた。

 

「何でこんな場所に俺は居るんだ?確か諏訪子を助けようとした筈なのに?」

「やっと目を覚ましたのか」

「っ!誰だ!?」

 

優弥が後ろを振り向くと、そこには自分と瓜二つの姿をした人がいた。

 

「何で俺と同じ姿をしている!?」

「それは俺はお前の中にいるもう一人の人格だからだ」

「はぁ!?」

「まぁ、驚くのは無理ないが、俺はお前に言いたいことがあったから此処に呼んだんだ」

 

もう一人の優弥は少しずつ優弥に近づきながら話し始めた。

 

「お前は諏訪子が殺されかけた時に何をしていたんだ?」

「助けようとしたが、体が動かなくて叫んでいた」

「まぁ、普通の人間ならその行動を取るだろうが、お前にとっては間違った行動だ」

「どうしてだ?」

「お前には能力があるだろ。その能力で自分の体の拘束を無くすことだって出来る筈だ」

「そ、それは…」

「何か言い訳でもあるのか?」

「……」

 

もう一人の優弥は呆れた様な顔をしながら、優弥に自分の意見を語った。

 

「確かにお前は3億年以上前は、ただの人間だったが、今は違うだろ?お前は力を手に入れたんだ。何者にも負けないような力を」

「そう…だな」

「まぁ、今回の事を活かして次からこんな事が無い様にしろよ」

 

もう一人の優弥は真剣な顔をしながら言った。

 

「ありがとう、えぇと「名前を言ってなかったな、俺は冷弥だ」冷弥、お前のおかげて俺は成長したのかもしれない」

 

優弥は冷弥にお辞儀をしながら言った。

 

「よせよ、照れるじゃねぇか」

「お前が俺を変えてくれたんだ。そのぐらい素直に受け取ってくれよ」

「…それもそうだな。今回は礼を受け取ろう」

 

冷弥は笑いながら言った。

 

「もうそろそろ、お前を向こうに帰す。言いたい事があるなら今言ってくれ」

「いや、ないぜ」

「そうか。なら、俺からの餞別をやるよ。刀がお前の近くに置いてあると思うから、その刀を使いな」

「本当にありがとな」

「気にすんな。ついでに言うと、刀には使用している者にかかる影響を無くす程度の能力がついてるから、能力の影響を気にしないで戦えよ」

「あぁ」

 

優弥の意識が少しずつなくなり始めた。

 

「もうそろそろで時間だ」

「そうみたいだな」

「頑張れよ、優弥」

「あぁ、お前に言われた様に俺自身の気持ちを変えて頑張るよ」

 

優弥は冷弥に笑いかけながら意識をなくした。

 

 

 

「う、うぅ」

 

優弥は目を覚ますとそこにあったのは、座りながら寝ている諏訪子が居た。

 

「諏訪子」

 

その時、

 

「おーい、諏訪子?優弥は起きたか…い…」

「ど、どうも」

 

神奈子は驚いてしまっていて、優弥は何故神奈子がいるのかが理解出来ていなくて、二人とも反応に困っている状態だ。すると、

 

「……ぅん?寝ちゃってたの…か…」

「おはよう、諏訪子」

「ゆ、優弥!?いつ目が覚めたの!?」

「今さっきだよ。それよr「優弥!よかった。もう二度と優弥が目覚めないのかと、思っちゃったからずっと不安だったんだよ」そうか。ごめんな、諏訪子。不安にさせちゃって」

「ううん、優弥が目を覚ましてくれただけでも私は嬉しいよ」

 

諏訪子は泣きながら優弥に抱きつく。優弥はそれを優しく受け止めていて、神奈子は空気をよんで部屋から出て行った。

 

「本当に心配かけて済まないな」

 

優弥は諏訪子を抱きしめて諏訪子に言い聞かせるように言った。

 




どうも、作者です。

優「優弥だ」

冷「今回からここに出ることになった、冷弥だ」

優「おい作者、どういうことだ?」

理由は、冷弥さんの出番はほとんど無い為、ここでは出番をあげようと思った為です。

優「それなら納得だが」

冷「まぁ、いいじゃ無いか優弥。俺もここには出たいな、と思ってた所だったんだし」

優「はぁ、もういいよそれで。それよりも今回は前回よりも早い投稿じゃないか」

いや〜、前回の様にはしたくないと思っていましたから早く投稿出来る様に頑張りましたけど、実は5日に話を書き始めて今日登校することになったんですよね。

優「?何でこんなにも遅いんだ?」

冷「俺も気になるぜ」

実は書いている途中で、間違えて内容を消してしまうというアクシデントが起きたんですよ。

優「それは不幸だなww」

冷「そうだなww」

笑い事じゃ無いんですよ!?折角書いている最中で全部が消えるっていう最悪な事態で、家に誰もいなければ発狂しているとこでしたよ。幸いにも家族がいた為にorz状態で済みましたけと。

冷「マジでドンマイだなww」

優「そうだなww」

二人とも冷たいので今回はここで締めます。

次回も、

「「「ゆっくりしていってね」」」


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第17話 神社改名

どうも、一ヶ月ぶりですね。
少し家の事情で投稿することが出来ませんでした。これからは月に1回は必ず投稿するようにいたします。

では、本編をどうぞ。


諏訪子が泣き止んだ後、神奈子が静かに部屋に入ってきた。

 

「もういいかな?」

 

神奈子が聞くと、優弥と諏訪子は大丈夫と、返事をした。

 

「それならよかった。改めて自己紹介をしよう、私は八坂神奈子だ」

「それじゃあ俺も自己紹介しよう。黒岩優弥だ」

「えっ!?黒岩優弥だって!?」

 

優弥が自己紹介をすると、神奈子は驚いた表情を浮かべた。

 

「?どうしてそんなに驚いてるの?神奈子」

 

諏訪子が聞くと神奈子は驚いた表情のまま諏訪子の方を向いた。

 

「えっ!?知らないのか!?黒岩優弥と言ったら、月の英雄と呼ばれていて有名だぞ!」

「はっ!?あの月の英雄だったの!?」

「えっ!?俺ってそんな風に呼ばれてたの!?」

 

神奈子が言った一言でその場にいた全員が驚いた。

 

「諏訪子は兎も角、優弥は自分の事なのに知らなかったのか?今、大和でも有名になっているんだぞ?」

「そうなのか。というか、月の英雄って何だ?」

「私も聞いた事しかないが、月夜見様によると、月に住んでいる住民を守る為、妖怪の大群と一人で戦ったと言われているらしいんだが」

 

神奈子は「しかし」と考える仕草をしながら言うと、

 

「でも、この話は今から三億年ぐらい前の話だぞ?見た目からしてとても3億の年には見えない」

 

と否定的な言葉を放って優弥を見ていた。

 

「確かにそうだね」

 

諏訪子も頷きながら言った。

 

「見た目の年齢だけだろ?俺は実際に、3億の年月を過ごしている。それにその話は本当だぞ」

 

優弥が自分の事を説明すると、神奈子と諏訪子はさらに驚いた。

 

「えっ!?優弥って何者なの?」

「少なくとも人間の筈だろ!?」

「う〜ん、どう説明したらいいか分からないが、少なくとも俺は人間としての範囲を超えているから、言えるとしたら人外が妥当だと思うぞ?」

「人外って、何でそうなっているんだ?」

 

神奈子が聞くと優弥は右手を前に出すと、妖力を手の上に出した。

 

「これがその証拠だ」

 

神奈子と諏訪子は出された力に更に驚いた。

 

「「何で妖力が使えるの(んだ)!?」」

 

二人は同時に言葉を言い放つ。

 

「妖怪の大群と戦っていた時に妖怪の血が体内に入って妖怪としての力に体が目覚めたからだ」

「そんな馬鹿げた話を信じろと!?」

「まぁ、俺も最初は信じられなかったけどな」

 

苦笑いを浮かべながら優弥は言った。

 

「人外って自負するだけ、あり得ない事が多いね」

「流石にこれ以上は驚けないぞ?」

 

神奈子と諏訪子も同じ様に、苦笑いを浮かべた。

 

「それよりも神奈子は何か話す事があって此処に来たんじゃないのか?」

 

優弥が言うと神奈子は、「そうだったな」と言い、決闘の後に決まった信仰の事について話し始めた。

 

「実は、洩矢の民に私を信仰するように言ったが、諏訪子を信仰しないと祟られると言ってなかなか信仰が集まらなかったんだ」

 

神奈子はその時を思い出しながら話を続けた。

 

「そこで、天照様と私で考え、此処に新しい神をつくり、諏訪子と大和に信仰が入る様にすればいいと決まったんだ」

「それはいい考えだな!それなら諏訪子も信仰がなくなる事は無いだろうからな」

 

優弥は自分の事の様に喜んでいた。

 

「それでだが、新しい神の名前は天照様か考えて下さる為、神社の名前も変える事になるが、何かいい名前は無いか?」

 

神奈子が聞くと、優弥と諏訪子は考え始めた。

 

「う〜ん、何も思いつかないよ」

「私も考えてみたが、いい名前が思いつかなかった」

 

神奈子と諏訪子が会話をしていると、突然優弥が「これならいいんじゃないか?」と言った。

 

「一体どんな名前何だ?」

「守矢神社って名前だ」

「洩矢って、前と同じじゃん」

「もりやの字は、守るに弓矢の矢で守矢だ」

「うん。それならいいよ」

「私も賛成だ」

 

神奈子と諏訪子が頷き優弥は笑いながら、

 

「よし。これでこの件は終わりだ。今から宴会でもしないか?」

 

と言うと、二人は顔を綻ばせて、

「「もちろん」」と言った。




どうも、作者です。

優「優弥だ」

冷「冷弥だぜ」

今回もなかなか進まなかったですね。

優「頑張れよ。まだ守矢神社で止まったままじゃないか」

冷「まぁ、次回に期待だな」

次回は進められる様に頑張ります。

優「この発言が、嘘にならないように祈るよ」

縁起でもない事言わないでくださいよ(汗)

冷「それよりももう締めないか?」

…冷たいですが、まぁいいでしょう。それでは

次回も

「「「ゆっくりしていってね」」」


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第18話 守矢神社からの旅立ち

今回は優弥が守矢神社から旅立ちます。
ようやくこの章も終わりになります。

それでは本編をどうぞ。


宴会から一年が過ぎて優弥は神奈子と諏訪子に、

 

「旅に出るよ」

 

と、一言言った。それに対して二人の反応は、

 

「旅に出るだと?一体何の為に?」

 

神奈子は疑問に思ったために聞き返すように、

 

「えっ!?何で旅に出るの?もっと此処に居てよ!」

 

諏訪子は旅に出てほしくないために、此処に残るよう言った。

 

「元々、俺は旅をしている最中に、此処に寄っただけなんだ。だから、その旅をもう一度する為何だ」

「そうか、私はそれでもいいが、諏訪子はどうなんだ?」

「だめ!私は優弥と一緒がいい!」

 

神奈子は快く了承してくれたが、諏訪子は許してくれなかった。

 

「おい、諏訪子。優弥の為にも許してやったらどうだ?」

「それでも嫌だ!」

 

神奈子は呆れた様に溜め息を吐いた。そこで優弥は、

 

「諏訪子、俺は旅に出るけども、もう会えないって訳じゃないだろ?だからさ、許してくれよ」

 

許しては諏訪子に頼む様に言うと、諏訪子は少し考えるんと、

 

「それなら月に1回は必ず帰ってきて。その条件なら旅に出るのを許すよ」

「月に1回此処に帰って来るでいいのか?」

「うん」

 

諏訪子の出した条件を優弥は了承して、その日は終わった。

 

次の日

 

「それじゃあ、行ってくるよ二人共」

「あぁ、元気でな優弥」

 

優弥の挨拶に神奈子は返したが、諏訪子は何も言わずに俯いたまま、その場に佇んでいる。

 

「おい、諏訪子。別れの挨拶くらいしたらどうだ?」

「……」

 

神奈子が挨拶するように言っても、諏訪子は俯いたままだった。仕方なく優弥は、諏訪子に近づき目線を合わせるためにしゃがみ込むと、

 

「諏訪子、また会えるんだから、今は挨拶をしてくれてもいいんじゃないか」

 

優弥が目と鼻の先にいる事を知った諏訪子は顔をあげると、

 

「優弥……、んっ!」

 

突然キスをした。

 

「むぐっ!……ぷはっ!す、諏訪子!?」

 

時間的には3秒くらいのキスを二人はして、優弥は焦っているが諏訪子は嬉しそうに笑っていた。

 

「優弥、これが私の初めてのキスだよ///」

「……///」

「この気持ちを受け取って///」

 

諏訪子が言った後に優弥は考える仕草をし、考えがまとまったようで諏訪子に言った。

 

「次に此処に帰って来る時までに決めておくからさ、それまで待っててもらえないか?」

「優弥……分かった」

 

二人が恥ずかしそうに頬を赤く染めなが会話をしていると、

 

「二人共、私が居るのを忘れていないか?」

 

と、神奈子が急に出てきた為、二人はハッとした様子で距離を置いた。

 

「まぁ構わないんだが、それよりも優弥、忘れていたがこれをお前に渡そう」

 

そう言って、神奈子は何かが入った袋と刀を渡した。

 

「これは?」

「餞別としてのお金と一年前の大戦の時のお前が使っていた刀だよ」

「神奈子、済まないな」

「気にするな。それよりも次に帰って来た時には、お土産でもよろしくな」

「あぁ。それじゃあ二人共、行ってきます」

「「行ってらっしゃい」」




どうも作者です。

優「優弥だ」

冷「冷弥だ。今回でこの章も終わりだな」

えぇ、次回からはまた少しだけ時間を飛ばして、神子さんとの邂逅を果たしたいと思います。

優「やっと次の章になるのか」

えぇ、ようやく進む目処が立ちましたよ。

冷「まぁ頑張れよ」

優「そうだな、まだ原作に入れないんだから早く入れるように頑張れ」

ありがとうございます。今回はここで終わりにしたいしと思います。それでは次回も、

「「「ゆっくりしていってね」」」



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聖徳太子との邂逅と別れ
第19話 新しい仲間


今回は新しいオリキャラがでてきますし、そのオリキャラ視点が殆どです。見にくいかも知れませんが了承して頂けるとありがたいです。

それでは本編をどうぞ


守矢神社を出てから5年の月日が経ったある日、優弥は今森の中を歩いている。

 

「ふぅ、結構進んだな。もうそろそろ次の村に着く頃かな?」

 

優弥は、幾つもの村を訪れていて、今は新しい村を探しているところである。

 

「一旦ここで休憩するか。歩いてばかりで疲れたからな」

 

優弥が手頃な切り株を見つけて座ると、

 

ガサガサ

 

と、茂みから音がなった。

 

「うん?一旦何だ?」

 

優弥は気になって、音が聞こえた方へと歩いていった。

 

???side

 

「くっ!」

 

私は今、三体の妖怪に追われていて、捕まらないように必死に逃げてる。

 

「待てや!」

「逃げんじゃねぇぞ!」

「大人しく捕まれ!」

 

彼此、二刻ほど逃げ続けているけど全然まけないし、こっちももう限界に近付いている。

 

「はぁはぁ、もういい加減にして!「ガッ!」きゃあ!」ドサ

「へへへ、躓いて倒れるなんてどじな女だな?」

 

足がもう動かない!

 

「さぁて、俺らの縄張り入っただけじゃなくて、せっかくガキの人間を見つけたのに俺らに攻撃して人間を逃すなんてな?どう落とし前をつけてくれるんだ?」

 

三体の内の先頭に立っていた妖怪が私を掴もうと手を伸ばした。

 

もう駄目みたいね。あぁ、なんであそこで元主人だからって守ろうとしたんだろう。

そう思った瞬間に、突如体がふわっと浮くような感じがして、気がつくと男に横向きに抱えられるよう(所謂お姫様抱っこっで)になっていた。

 

「大丈夫か?」

 

突然の事で驚いていたため声が出なかったが、男から声が掛けられると意識をこちらに戻せた。

 

「あ、貴方は?」

「通りすがりの者だよ」

 

男は、私をそっと地面に降ろして三体の妖怪と向き合った。

 

「さて、この女性が何をしたかなんて俺には分からないが、幾ら何でもその数で女性を追うのは酷すぎるんじゃないか?」

「うるせぇ!こっちは急にその女が攻撃してきたから、人間に逃げらちまったんだ!それならその女を襲うしかねぇだろ!」

「今の話は本当なのか?」

 

男が急にこっちを向いて質問をしてきた為、私はもどりながらもこたえた。

 

「そ、そうよ。私は人間が襲われていたから、助けるために攻撃したのよ」

「そうか。なら充分だな」

「な、何が?」

「貴女を助ける理由がって事だ」

 

男はそう言うと、腰から黒くて細い手にギリギリ収まらない筒状の物を取り出した。

 

「ははは、その女を助けるなんてな、馬鹿な人間だな。しかも、そんな筒で何が出来る?」

「試してみるか?」

「へっ、強がっているのも今の内だぜ。お前ら行くぞ!」

「「おぉ!」」

 

妖怪が男に向かって走り出した。って危ない!

 

「に、逃げて!」

「大丈夫だ。安心しろ」

 

男が妖怪の方を向きながら言うと、

 

パンッ

 

と、乾いた音が辺りに響いた。すると、

 

「ぎ、ギャアァァァァ」

 

と、一体の妖怪の悲鳴が聞こえた。

 

「お、おい!大丈夫か!?」

「う、腕が!?」

 

よく見ると悲鳴をあげた妖怪の腕が火傷でもしたかのように焦げていた。

 

「今のは、威嚇のつもりだぜ」

 

男は、先程取り出した筒を腰に戻すと、今度は何処からか、長くて先端が細くなっていて後ろの方は直角三角形のような形をした物を取り出した。

 

「今度は先っと同じ弾を連続で撃てる物だぜ?まだ、やるってのか?」

「「ひ、ひぃぃぃぃ!」」

 

妖怪が恐怖を感じていると、

 

パパパンッ!

 

と、今度は連続で乾いた音が辺りに響いた。その音に釣られて妖怪たちは、

 

「「「た、助けてくれぇ!」」」

 

と、一目散に逃げて行った。

 

「よし、これでもう大丈夫なはずだろ」

 

男は私の方に向きながら持っていたもの何処かに消しながら言った。

 

「あ、あの」

「ん?どうした?」

「なんで助けてくれたの?」

「困っている人がいたら助けるに決まってるだろ?」

 

はにかみながら男は言った。格好良い。……はっ!私ったら見惚れていたわ!

 

「そ、その。あ、ありがとう」

「どういたしまして」

 

うぅ〜、今自分の顔が赤くなっているのがよく分かるわ。

 

「そうだ、貴女の名前は?俺は黒岩優弥っていうんだ」

「わ、私の名前は白(はく)よ」

「白か、いい名前だな」

 

優弥っていうんだこの人。しかも私の名前を褒めてくれるなんて、嬉しい。……はっ!まただわ。また余計なことを考えてる!

 

「そ、その優弥さんはどうしてここにいるんですか?」

「俺は旅をしていてね、偶然ここに来たんだ」

「そ、そうですか。その、私もその旅に同行してもいいですか?」

 

って、何聞いてるのよ私は!?確かにこの人はいい人だけども幾ら何でも行動がいきなり過ぎじゃない!?どうしよう、いきなりだったからひいてはいないよね?

 

「ん〜、行く先は適当でいいなら俺は構わないよ」

 

えっ!と言うことは?

 

「同行してもいいと言うことですか?」

「そうだよ。これからよろしくね」

 

やった!これで、この人一緒に行動できる!嬉しいな。

 

「うん!よろしくね、優弥さん!」

 

白 side out

 




どうも、作者です!

優「優弥だ」

冷「冷弥だ。今回は新しいオリキャラの視点だったな殆ど」

そうですね。僕もたまにはこういうのも良いんじゃないかなと、思いまして書いてみました。

優「それと、本文中では言っていないが、彼女は妖怪なんだろ?」

そうです。これで彼女が人間だったら、元主人の所でアウトっていう感じになりますからね。

冷「月一の投稿の筈なのにギリギリだが、二回目の投稿だがどうしたんだ?」

何が創作意欲が湧いてきて書きたくなったから書いたんです。

冷「そ、そうか。今回の話すネタはもうないな」

えぇ、なくなりました。というわけで締めましょう。

皆さん、次回も、

「「「ゆっくりしていってね」」」


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第20話 情報集め

今回は二人が村に移動する所からのスタートです。

それでは本編をどうぞ。


優弥と白は優弥が目指している村へと歩き始めていた。

 

「ところでさ、白は何で人間を助けたんだ?」

「何でそんな事を聞くんですか?」

 

優弥は一度歩くのを止めて白を見ながら言った。

 

「だってさ、白は妖怪だろ?妖怪は人間を襲うのが本能じゃないのか?」

「そ、それは」

「正直に話してくれないか?これから一緒に旅をする仲間じゃないか」

 

白は一度俯くと小さな声で「…そうだね」と呟くと顔をあげ、

 

「分かりました。優弥さんに話します」

 

と、言った。

 

「何で妖怪なのに人間を助けたのかは、私は元々は妖怪ではなくて、犬だったんです」

「えっ!意外だな!」

「妖怪になった理由は間違って妖怪の死体の肉を食べてしまって妖力が身に付いてしまって段々と妖怪に近くなっていきました」

 

優弥は白が妖怪の理由が分かったが、まだ人間を助けた理由が分からない為、続けてと言った。

 

「何で人間を助けたのかは、私がまだ犬だった時に助けた人間が私の主人だったからです」

「そうか。つまり白は元主人だけど、その人間が目の前で妖怪に喰われる姿を見たく無かったから助けたって訳だな」

「そうです。私はもうあの人の所に二度と戻れないのに、私の事をずっと探してくれていて、それで妖怪に襲われていたので恩返しのつもりで助けたんです」

「優しいんだな、白は」

「……///あ、ありがとうございます」

 

白は顔を赤くして照れているが、優弥はそれに気付いていない。

 

「さぁ、旅を続けようか」

「は、はい」

 

二人は再び歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

「さてと、やっと次の村に着いたな」

「あ、あの?」

「ん?どうしたんだ?白」

「私妖怪なんですけど、入っても大丈夫なんですか?」

「その事なんたけどさ、白って妖力を抑える事が出来る?」

「?一応出来ますが」

「なら大丈夫だ。妖力をなるべく抑えておいてくれ」

「分かりました」

 

白が、妖力を抑えた後、二人は村にある門番の元へと歩き出した。

 

「貴様ら、何者だ!?」

「旅の者なんだが、中に入れては貰えないだろうか?」

「ふむ、いいだろう。中に入れ」

 

二人は門番を通り過ぎて村へと入った。

 

「すごい賑やかだね」

「あぁ、こんなに賑やかなのは初めてだ」

 

二人が村の中央まで来ると、そこには沢山の人がいてその風景に驚いていた。

 

「さて、泊まる場所を探さないとな」

「そうですね。それじゃあ私は向こうを見てくるね」

「頼むぞ」

 

二人は別行動を取ることにした。優弥は村の中の情報が知りたい為、近くに居た人に話しかけた。

 

「すみません」

「はい、何でしょうか?」

「この村に宿ってありますか?」

「ありますよ」

「何処にあるんですか?」

「直ぐそこに曲り角がますよね?そこを曲がり、少し進むと見えますよ」

「ありがとうございます」

 

優弥は案内された通りに進むと、宿があった。

 

「よし、後は白を連れてこればいいな」

 

優弥は白を探しに村の中央に向かっていると、村人の立ち話が聞こえてきた。

 

「ねぇ、聖徳太子様の事だけどさ、何であんな人達を側に置いているの?」

「私にも分からないわよ」

「そうよね、確か物部だったかしら、また寺を焼いたらしいわよね」

「もう、酷すぎよね」

「そうよね」

「(…少し興味が湧いたな)」

 

優弥は聞いていた話について考えをしていた為、前から歩いていた人に気付かずにぶつかってしまった。

 

「あ!」

「おっと!」

「「すみません、大丈夫ですか?」」

「ん?何だ白だったのか」

「優弥君だったんだ。よかった」

「ちょうどよかった。集めた情報をお互いに話そうか」

「うん」

 

二人は近くにあった団子屋で団子を食べながら情報を話していった。

 

「そうか、白も俺と同じ場所の宿に案内されたんだ」

「そうだよ。私はこれだけしか情報が集まらなかったから、優弥君は他には無いの?」

「俺はさっき聞いた話なんだが、ここに聖徳太子って言う人がいて、その人の側近の人が問題を起こしていて、村の人に不思議がられているから、気になったって言うのだけだな後は」

「う〜ん、私もちょっと気になるかな」

「だから明日にでもその聖徳太子って言う人の所に行ってみようかなと思っているんだ」

「私も行っていい?」

「いいぞ」

「ありがとう、優弥君」

 

二人は団子を食べ終わり、案内された宿に向かって行った。




どうも作者です。

優「優弥だ」

冷「冷弥だ。前回とは違って遅い投稿だな」

すみません。少しばかりリアルの事情が忙しくて、なかなか小説を書く事が出来ませんでした。

優「そうか」

冷「そんな事より、本文中で一度も白の容姿を説明していないんだが?」

すみません。今から少し説明をしたいと思います。
見た目ですが髪型は犬走椛とほとんど同じで、服装は着物に近いんですが、身軽で直ぐに動きやすいタイプの物です。


優「しっかりしろよ?お前の文才がない小説でも、読んでくれている人がいるんだからな」

はい、次回からはこんな事にならない様にしたいと思います。

冷「それじぁ、ここで締めるか」

はい。それでは次回も

「「「ゆっくりしていってね」」」


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第21話 聖徳太子との邂逅

今回はキャラの口調が色々おかしいです。

それでは本編をどうぞ。


宿に泊まった次の日、優弥達は昨日聞いた話の聖徳太子が何処にいるかを村の人に聞いていた。

 

「噂の聖徳太子は何処にいるんですか?」

「ん?聖徳太子様のいる場所?それはな、ここから真っ直ぐ歩いて曲り角がある場所で左に曲がって進めば大きな屋敷があるから、そこが聖徳太子様のいる場所だぜ」

「ありがとうございます」

 

優弥は聞き込みに成功して案内された場所に向かっていた。

 

「ところで優弥君はどういう風に聖徳太子に会うつもりなの?」

「それは、一応ここら辺での有名人らしいから、会いに来たっていう理由にして会うつもりだ」

「へぇ〜、いい考えだね」

「っと、そうこうしているうちに着いたぞ」

 

着いた屋敷は確かに大きくて、二人は驚いていた。

 

「結構大きいね」

「そうだな。それじゃあ入るか」

 

二人は屋敷の門の前に行き、中にいる人を呼ぼうとした瞬間に、

 

「ん?お主達は一体誰じゃ?」

 

と、声が聞こえた。二人は声が聞こえた方を見ると、頭には鳥帽子を被っていて、白装束の服を着ていて、紺のスカートをはいた、せの小さな女の子がいた。

 

「えーと、君は誰かな?」

「我は物部布都じゃ」

「俺は黒岩優弥だ」

「私は白です」

「うむ、それでお主達は太子様に何か用事があるのか?」

「それって聖徳太子のこと?」

「そうじゃ」

「まぁ、確かに用事があると言えばあるんだけど」

「それなら中に入るといいぞ」

「え?中に入ってもいいの?」

「うむ、お主達は悪い奴には見えないから、太子様も許してくれると思うぞ」

「それじゃあ遠慮なく入ります」

 

二人は布都に案内されて、中に入った。

 

「それにしても、布都ちゃんどうしてここにいるの?」

「我は太子様と一緒に暮らしておるからの」

「えっ!?それって本当?」

「うむ、本当じゃ」

「すごいね布都ちゃん」

「お主こそ、そこの男と一緒にいるとなると、恋人か何か?」

「そ、そんなのとは違うよ///」

 

白が顔を真っ赤にして否定していると、

 

「そうだぞ、俺と白は旅の仲間だけどそんな仲じゃないからな」

 

と、優弥も否定の言葉を言うと白は俯いて、

 

「でも、そんな仲になれたなら」

 

と、小声で呟いた。

 

「ん?白、何か言ったか?」

「な、何でもない」

「(ふむ、白は彼奴のことが好きじゃな)」

 

布都は微笑ましそうに二人を見ていた。

 

「ここが太子様が居られる部屋じゃので」

「あ、ありがとう布都ちゃん」

 

二人が部屋の中に入ると、紫色の服を着ていて、髪は何かの耳にも見えるような見た目の女性が座っていた。

 

「太子様!お客人が来ておるぞ」

「ありがとうございます、布都。失礼ですが、貴方達は誰ですか?」

「俺たちは旅の者で、俺は優弥って言います」

「私は白です」

「私は豊聡耳神子、又の名を聖徳太子と言います。それで、ここには何の用事があってきたのですか?」

「それはですね、村の人の噂を聞いて来たんです」

「そうですか、それはどんな噂なんですか?」

「まぁ、いい噂ではなかったですね。でも、実際に見てみないと分からない事もあるので、俺は気にしてませんよ」

「ありがとうございます」

 

その後、神子が優弥の旅の話を聞いたり、逆に質問をされて答えたりと、四人は楽しく会話をして、次の日にも会う約束をして、優弥と白は宿に戻った。




どうも作者です。

優「優弥だ」

冷「冷弥だ。今回も前回と同じで遅いな」

すみません、実は学校でテストがあり、なかなかこっちに手が出せなくて、遅くなりました。

冷「まぁ、そういう事情があったのなら仕方ないが次の話は早く投稿しろよ」

分かりました。それじゃあもう締めましょうか。

優「そうだな」

それでは次回も、

「「「ゆっくりしていってね」」」


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第22話 仙人との出会い

今回は青娥さんが登場するところまで進めます。

それでは本編をどうぞ。


次の日からは、蘇我屠自古と名乗る布都と同じで神子の側近のような状態の女性とも知り合い、全員が仲良くなり始めた頃、神子は優弥に仙人になりたいと告げた。

 

「…何で仙人になりたいんだ?」

「私が今の世でやれる事は少ないのです。ですから、これより先の世になれば私の目標も達成出来ると思うのです」

「それが理由か?」

「はい」

 

神子は頷きながら言った。

 

「話は分かった。だけど、何故俺にその話をしたんだ?」

「貴方は、何年もこの世で生きているので、仙人になれる修行などを知っているのではと思いまして」

「残念だが、俺は能力によって何年も生きている訳で仙人になれる修行などは知らない」

「そうですか」

 

明らからにショックを受けたように項垂れている神子に対して優弥は、謝ることしか出来なかった。

 

「すまないな、役に立てなくて」

「いえ、貴方が悪い訳ではないのです。しかし、この悩みをどうすればいいのか分からなくなりました」

「俺も調べてみるよ。本当は、仙人になんてならない方がいいと思うけどな」

「優弥さん。ありがとうございます」

「それじゃあ、また明日な」

「はい!また明日!」

 

優弥と神子は挨拶をして別れた。優弥は泊まっている宿に、神子は自分がすんでいる屋敷へと歩いて行った。ちなみに、白は布都と屠自古と一緒に、村で買い物をしていた。

 

優弥が宿への道を歩いていると、突然人気のない路地のところへ歩いて行った。

 

「なあ、あんたが誰だか知らないが、付いてきているのは分かってんだ。大人しく出てきな?」

 

優弥は何もないところに話しかけた。

 

「あら?ばれていましたの?」

 

突然、何もないところから女性が出てきた。普通の人ならば腰を抜かすような光景だが、優弥は事前に誰かがいるのを知っていたため驚かなかった。

 

「当たり前だ。神子と話している時も誰かの気配を感じていたからな」

「あら、それは凄いことで」

「そんなことよりもだ、あんたの名前は?何の為に俺に付いてきた?」

「人に名前を聞く時には自分から名乗るのが、礼儀じゃありませんか?」

「俺の名前を知っているくせによく言うよ。俺は優弥、黒岩優弥だ」

「私の名前は霍青娥ですわ。貴方に付いてきた理由は、先程の話をお聞きいたしまたからよ」

 

青娥は話ながら、優弥の元へと歩いて行った。

 

「さっきの話?」

「ええ、仙人になる為の修行を私は知っていますわ」

「なに!?」

「実は私、仙人をやらせてもらっています」

 

青娥のカミングアウトに優弥は驚いていた。

 

「本当なのか!?それは!?」

「はい。ですので、お話だけでもどうでしょうか?」

「…分かった。だが、今ではなく、明日、神子も一緒にいる時に聞こう」

「分かりましたわ。では、また明日」

 

青娥は別れの挨拶をし、その場を立ち去った。

 

「よく分からない自称仙人だな」

 

優弥は取り敢えず宿に戻ることにした。

 

〜次の日〜

 

「お邪魔するぞ、神子」

「お邪魔します」

 

優弥は白と一緒に神子の住む屋敷に来ていた。

 

「どうぞ、優弥さん、白さん」

「よく来たのじゃ、二人とも」

「よく来たな、優弥と白」

 

上から神子、布都、屠自古と笑顔で二人を迎えた。

 

「今日はどの様なことをしますか?」

「それなんだが、実は神子に会ってほしい人がいるんだ」

「誰なんですか?」

 

神子が聞い瞬間に屋敷の壁から青娥が出てきた。

 

「初めまして、聖徳太子様」

 

突然現れた青娥に対してその場にいた優弥以外の人が驚いたり警戒したりと、多種多様の反応をしていた。

 

「誰じゃ、お主は!?」

「私、霍青娥ですわ」

「何の様で太子様の屋敷に来た!?」

「其方の優弥さんには昨日話していますが、私は仙人をやらせてもらっています」

「仙人ですか!?」

 

青娥は頷き、次には神子にとっては嬉しいことを言った。

 

「仙人になりたんですよね、太子様。私がそのお手伝いをいたしますわ」

「ほ、本当ですか!?」

 

神子は青娥に掴みかかる勢いで聞き返した。

 

「ええ、本当ですわ。如何なさいますか?私のお話をお聞き頂けますか?」

「ぜひ聞かせてください!」

 

〜仙人説明中〜

 

「そんなに難しいんですか!」

「ええ、仙人になりたいと思う人は大体が説明を聞いて挫折するというのが多いのですわ」

 

神子は迷っていた。其処に優弥が、

 

「神子、君は仙人になりたいんだろ?仙人になって、君の目標を叶えたいんだろ?だったら迷っちゃダメだ」

 

と、優弥が背中を押した。

 

「優弥さん」

「太子様、大丈夫です。私たちも一緒に仙人になります。そうだろ、布都」

「そうじゃ、屠自古の言う通りじゃ。太子様、我は太子様と共に仙人になります」

「布都、屠自古」

「私には分からないけど、神子さんがやりたいことやった方がいいと思うよ」

「白さん。皆さんありがとうございます。……私は仙人になります」

「「太子様!」」

「そういうことですので、青娥さん。これからお願いします」

「よろしくお願いしますわ、太子様」

 

仙人になる為の修行は明日行うことになり、今日は解散となった。

 




どうも作者です。

優「優弥だ」

冷「冷弥だ。また今回も遅い投稿だな」

二週間前の水曜日からバイトを始めまして、水、土、日とバイトをしていますし、今期末テストでして、投稿する時間がなかったんです。

優「そ、そうか」

冷「それでテストの結果はどうなりそうなんだ?」

欠点を取らなければいい方なので、今のところは大丈夫だと思います。

優「欠点なんて取るなよ。余計に時間が無くなるからな」

努力はします。

冷「まぁ、頑張れよ」

はい!それでは締めましょうか。
次回も

「「「ゆっくりしていってね」」」


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