アズレン世界で陸軍特殊船 (覚醒不知火)
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特海上機動戦闘団編成

完全に趣味です。


特海上機動戦闘団

 

 

上陸支援船団

 

【編成】

 

陸軍特殊船

 

旗船あきつ丸

 

丙型特殊船量産艦六隻

 

陽炎型量産艦八隻

 

秋月型量産艦四隻

 

海防艦多数

 

 

特陸軍飛行隊

 

【編成】

 

戦闘機 九七式戦闘機七十二機

 

特第一戦闘機飛行隊 九七式戦闘機十二機

 

特第二戦闘機飛行隊 九七式戦闘機十二機

 

特第三戦闘機飛行隊 九七式戦闘機十二機

 

特第四戦闘機飛行隊 九七式戦闘機十二機

 

特第五戦闘機飛行隊 九七式戦闘機十二機

 

特第六戦闘機飛行隊 九七式戦闘機十二機

 

爆撃機九七式軽爆撃機四十八機

 

特第一爆撃機飛行隊 九七式軽爆撃機十二機

 

特第二爆撃機飛行隊 九七式軽爆撃機十二機

 

特第三爆撃機飛行隊 九七式軽爆撃機十二機

 

特第四爆撃機飛行隊 九七式軽爆撃機十二機

 

 

 

 

特海上機動戦闘団陸上部隊

 

【編成】

 

海上機動旅団

 

第一海上歩兵大隊

 

第二海上歩兵大隊

 

第三海上歩兵大隊

 

第一海上迫撃砲中隊 十二門

 

第一海上砲兵中隊 六門

 

特別上陸支援大隊 二式内火艇 カミ車 十八両

 

特別第一戦車中隊 二式内火艇 カミ車 九両

 

特別第二戦車中隊 二式内火艇 カミ車 九両

 

特別工兵中隊

 

特別戦闘大隊

 

機械化歩兵第一中隊

 

機械化歩兵第二中隊

 

特第一装甲中隊 九七式中戦車 九両

 

特第二装甲中隊 九七式中戦車 九両

 

 

司令部直属

 

烈風特別飛行隊 

 

第一〇一特別潜入中隊

 

 

 

特海上機動戦闘団役職

 

 

戦闘団団長 桜川海咲(旗船あきつ丸) 大佐

 

陸上部隊

 

海上機動旅団 旅団長 桜川海咲 大佐

 

海上歩兵三個大隊 その他支援二個中隊 

 

大隊長 野中少佐 安藤少佐 中橋少佐 中隊長大尉十四名

 

 

特別上陸支援大隊

 

特別戦車二個中隊

 

特別工兵一個中隊

 

大隊長 細見少佐 中隊長大尉三名

 

 

特別戦闘大隊

 

機械化歩兵二個中隊

 

特装甲二個中隊

 

大隊長 岡田少佐 中隊長大尉四名

 

 

上陸支援艦隊

 

丙型量産艦六隻 艦長少佐六名

 

 

護衛駆逐隊 戦隊司令艦少佐二名

 

陽炎型量産艦八隻 艦長大尉八名

 

 

防空駆逐隊 戦隊司令官少佐一名

 

秋月型量産艦四隻 艦長大尉四名

 

海防艦艦長数名

 

 

特陸軍飛行隊

 

戦闘機六個飛行隊 飛行隊長大尉六名

 

爆撃機四個飛行隊 飛行隊長大尉四名

 

 

司令部直属

 

烈風特別飛行隊 飛行隊長少佐一名

 

第一〇一特別潜入中隊 中隊長大尉一名 小隊長少尉四名 総員二百名 

 

 

 

 

特海上機動戦闘団

 

重桜陸軍の最精鋭部隊であり、重桜陸軍初の戦闘団である。

多数の上陸支援船艇及び駆逐艦、海防艦十数隻の船団を有している

更に陸軍飛行隊十個中隊を陸軍特殊船に搭載している。

上陸作戦を得意とする陸上部隊も約五千人が所属している。

 

上陸支援船団

 

陸上部隊の輸送及びその護衛又は支援を目的とした陸軍所属の船団である。

旗船あきつ丸以下七隻の陸軍特殊船及び海軍から購入した駆逐艦十二隻、海防艦多数が所属している。

 

特陸軍飛行隊

 

陸軍特殊船に搭載されている航空部隊である。

戦闘機六個中隊、爆撃機四個中隊の計十個中隊が所属している。

発艦は出来るが、陸軍特殊船には着艦が出来ない為敵飛行場を制圧するか味方飛行場が近くにないと航空機を捨てることになる。

 

 

特海上機動戦闘団陸上部隊

 

強襲上陸作戦を遂行する為の部隊であり、約五千人が所属している。

海上機動旅団の海上歩兵三個大隊、特別上陸支援大隊の戦車二個中隊、特別戦闘大隊の機械化歩兵二個中隊戦車二個中隊、他支援中隊三個が、編成されている。

 

 

烈風特別飛行隊

 

旗船あきつ丸に搭載されている飛行隊であり重桜の最新鋭戦闘機烈風十二機で編成されている。

パイロットの練度は最高峰であり又最新鋭の技術及び練度よってあきつ丸への発着艦が可能である。

 

 

第一〇一特別潜入中隊

 

史実の特別陸戦隊の様な部隊であり敵地潜入からの破壊工作、捕虜解放、要人暗殺、諜報活動と任務は多岐にわたる。

二百名と少ないものの苛酷な訓練を潜り抜けた精鋭部隊であり、重桜初の特殊部隊である。

 

 

 




多分読む人居ないと思うけどありがとうございました。


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プロローグ

何か妄想したら出来てました。


 

太平洋のとある小さな島

ここにはユニオンの航空基地と海軍基地が設置されていた。

 

 

今は夜であり、警備や航空管制の人員を除いて、殆どが眠りについていた。

この島は重桜との前線より少し後ろにあり、更にここ最近は、前線での戦闘報告も少なく、兵士たちは安心して眠りについている。

この基地は規模もそんなに大きくなく、海軍基地も輸送船数隻と哨戒艇二隻、駆逐艦一隻のみだった。

 

 

しかし、兵士達は爆音と共にたたき起こされる事になる。

 

兵士達が外を見てみれば、多数の九七式戦闘機と九七式軽爆撃機によって滑走路、対空陣地、弾薬庫が爆撃されていた。

海軍基地も襲撃を受け、殆どの艦が損害を受けていた。

 

 

「なんだ!何が起きた」

 

 

「助けてくれー」

 

 

「対空砲持って来い!」

 

 

「くっそ!衛生兵こっちだー!」

 

 

「中隊長がやられた!」

 

 

「輸送船を避難させろ!」

 

 

「駆逐艦がやられたぞ!」

 

 

「防空隊を上げろ!」

 

 

「滑走路がやられた!」

 

 

大混乱なユニオンの基地だったが、更に砲撃音が鳴り響いた。

 

 

島から約一海里離れた海上には、この惨状を引き起こした数隻の艦隊があった。

その中で旗艦と思われる船の艦橋で、指揮官らしき若い女性が報告を受けていた。

 

 

「攻撃隊の奇襲が成功し敵は大混乱の様です」

 

 

「攻撃隊の損害は?」

 

 

「被弾機はあるものの落とされた機体はおりません」

 

 

「よし砲撃と航空隊で支援しつつ先方として海上機動旅団第一大隊を上陸させろ」

 

 

「了解しました!」

 

 

未だ混乱収まらぬユニオン軍、しかしそこに二の矢が放たれる。

島の沿岸部に艦隊から発進した大発動艇や装甲艇が向かっていた。

 

 

混乱したユニオン軍にそれを迎え撃つすべは無かった。

 

 

「第一中隊は飛行場第二中隊は司令部第三中隊は海軍基地を押さえろ!第四中隊は各中隊を支援せよ」

 

 

「「「「了解しました!」」」」

 

 

海上機動旅団第一大隊は上陸してすぐに各地の要所を抑え、混乱したユニオン軍を各個撃破していった。

 

 

上陸して僅か二時間で島全体を制圧が完了した。

航空基地の格納庫には、無傷のF4FワイルドキャットやSBDドーントレスがあり鹵獲に成功した。

海軍基地では殆どの艦艇が撃沈又は大破しており、輸送船一隻のみが無傷で鹵獲された。

 

そんな島に旗艦あきつ丸で指揮を取っていた女性が上陸した。

 

 

「大佐殿に敬礼!」

 

 

大隊長の野中少佐以下数名が敬礼する。

 

 

「ご苦労、作業を続けてくれ」

 

 

「なおれ!」

 

 

「少佐鹵獲品はどうした?」

 

 

「は!、航空機格納庫に集めさております」

 

 

「捕虜は?」

 

 

「海軍基地に」

 

 

「飛行場に航空機は止まれそうか?」

 

 

「滑走路が一本のみ使用可能であります」

 

 

「ではそこに航空機を着陸させろ」

 

 

「は!」

 

 

「捕虜は鹵獲した輸送船で、航空機以外の鹵獲品と一緒に海防艦の護衛を付けて本国に送ってくれ」

 

 

「了解しました!」

 

 

指示を出し終えた陸軍の軍服を着た少女は、占領した司令部の司令官席に座り

 

 

「はぁー」

 

 

溜息を吐いた。

 

そして小声で

 

 

「何でこんな状況になってるんだ」

 

 

桜川海咲 こと特海上機動戦闘団団長の陸軍特殊船あきつ丸は、

 

 

「何でアズレンの世界に転生してるのに陸軍なんだよー!」

 

 

転生者であった。

 

 

 

 

 

 

 

 




多分亀進行だと思います。

読んで頂きありがとうございました。


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第一話

妄想が止まらん。


私は今真っ白な空間にいた。

どうしてここに居るのかが分からない、辺りを見回しても何もないし誰も居ない。

この空間が少し怖くなってくる。

 

 

『いやあー遅れてすまないねー』

 

 

突然真っ白な空間に声が響く。

声のした方を見れば長髪の若い男性が立っていた。

 

 

「あの、貴方は誰なんですか?」

 

 

『まだ自己紹介してなかったね、僕は君たちが言うところの神様だ」

 

 

恐る恐る聞いてみると自分を神様だと言う男。

普通は信じないだろうが、状況的に見て本当に神様なんだろう。

 

 

『単刀直入に言うが君は死んだ』

 

 

「え?」

 

 

『驚くのも無理は無いだろう、死んだ時の記憶は無いだろうからね』

 

 

只々啞然としていた死んだと言う事は、どうなるのだろか。

両親とはもう会えないのだろうか?

目から涙が出て来る。

 

 

『やっぱり泣いちゃったか』

 

 

「うううううう」

 

 

『まあ少し落ち着くまでまつよ』

 

 

五分後

 

 

『どう落ち着いた?』

 

 

「はい・・何とか」

 

 

数分間泣いて何とか精神を安定させられた。

そして前向きに行こうと考える。

 

 

『取り敢えず泣き止んだようだね』

 

 

「はい何とか」

 

 

『じゃあこれから要件を言うね』

 

 

「はい」

 

 

『君には転生して貰う事になる』

 

 

「転生ですか?」

 

 

『違う世界に記憶を保持したまま転生して貰う事になる』

 

 

記憶を持ったまま転生するのか、異世界転生ものみたいな感じ感じか?

 

 

『何か質問はあるかな』

 

 

「どういった世界に転生するんでしょうか」

 

 

『残念ながらそれは答えられない』

 

 

「でわ私はどの様な親の下で産まれるのでしょうか」

 

 

どんな親の下に産まれるのか、これは一番重要だ。

虐待する親だったら目も当てられないし、貧困層も嫌だ。

 

 

『一様裕福な家庭に産まれる事になっている』

 

 

「それは良かったです」

 

 

これでどんな世界か以外の懸念事項は消えた。

 

 

『もう質問はいいかな?』

 

 

「はいありがとうございました」

 

 

『ではさようなら!』

 

 

そうし私の視界はブラックアウトした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が転生してから十八年が過ぎた。

 

 

私は今陸軍士官学校の卒業式に出ている。

なぜこんな事になっているかと言うと、それは産まれのせいである。

 

 

この世界に転生して私はすくすくと成長していった。

私はこの世界が戦前の様な世界だと周囲の状況で分かった。

そして私は両親から「お前も立派な軍人になるんだぞ」と言われた。

 

 

それでまあ軍人になるのは嫌だけどせっかく産んでくれた両親に何か恩返ししたいと思うじゃないですか、それで両親に聞いてみたら「お前が立派な軍人になることだ」で、しかも両親以外の人もみんな私が軍人になる事を期待してる感じで逃げ道が無くなってしまいました。

 

 

その後小学校で勉強しいて私は気が付いた。

国の名前が重桜だったりユニオンだったりロイヤルだったりした。

 

「これアズレンの世界じゃね?」

 

私は最初凄い喜んだ何せゲーム上のあの可愛いキャラ達に会えるしこのまま軍人としての道を進めば指揮官になれるのでわと。

しかし喜んだのも束の間私の家系は何と代々優秀な陸軍軍人を排出している家系だった。

しかも父は何と陸軍大学校卒で中将にまでなっていた。

重桜の陸軍と海軍は当然の如く仲が悪い。

アズールレーンに出て来るKAN-SEN達は海軍所属。

陸軍所属になるであろう私では、関わることすらできないだろう。

 

 

てゆうかセイレーンの攻撃でKAN-SEN達が登場する前に死ぬ可能性が高い。

そして私は思った。

死なない為に士官学校を優秀な成績で卒業して後方勤務になるしかない。

 

 

今ちょうど卒業証書授与式が終わり次に私を含む優秀な成績を収めた生徒に恩師品が贈られた。

ちなみに私は転生してから、神様からの特典なのか頭が非常に良くなり、陸軍幼年学校と陸軍士官学校でかなり優秀な成績を収めることに成功した。

あとこの世界は前世の戦前よりも女性への風当たりがすごく弱かった

 

 

私は卒業後父が指揮を執っている師団に配属されることになった。

それから二年間少尉として過ごし中尉に昇進したころに師団長(お父さん)に呼ばれた。

 

 

「何か御用でしょうか桜川中将」

 

 

「海咲、父でいい」

 

 

「では何でしょうかお父様」

 

 

「実はお前に陸軍大学校の推薦状をだそうと思っている」

 

 

「それは!ありがとうございます」

 

 

呼ばれた理由は陸軍大学校への推薦状と入学の話だった。

陸軍大学校とは参謀や将官などを育成するための学校である。

陸軍大学校を卒業した者は天保銭組と呼ばれ陸軍大学校を卒業していない者は無天組と呼ばれ区別されていた。

天保銭組は陸軍省や参謀本部などの後方勤務で無天組は通常部隊に割り振られた。

私がどちらを選ぶかは、自明の理だろう。

 

 

 

 

 

転生してから二十一年が過ぎた。

私は陸軍大学校の受験を突破し勉学に励んでいる。

そして半年前ついにセイレーンが出現し人類に大ダメージを与えた。

各陣営は今までのわだかまりを捨て巨大軍事連合アズールレーンを発足した。

 

 

更にメンタルキューブが発見され別世界の大戦の記憶を持つKAN-SENが生み出された。

セイレーン対抗できる戦力を手に入れた人類はKAN-SENを数多く生み出した。

重桜においてもそれは例外でなくメンタルキューブによって戦艦三笠や戦艦長門など多数のKAN-SENが生み出された。

 

 

しかし重桜陸軍ではある問題が発生していた。

セイレーンとの戦闘は基本的に海で行うため、KAN-SENは全て海軍の所属になっていた。

必然的に海軍の影響力が増し軍事資金も増大対して陸軍は影響力、資金共に削減されていった。

陸軍は影響力を取り戻そうとありったけの資金を使い何とかメンタルキューブを大型艦一隻分用意した。

しかしいくらやってもKAN-SENを生み出せずメンタルキューブを海軍に接収されかけていた。

 

 

そして私は今陸軍大学校の成績上位生徒数人と共に陸軍のメンタルキューブを視察しにきていた。

 

 

「これがメンタルキューブか」

 

 

「はい、これが人類反抗の切り札KAN-SENを生み出すメンタルキューブです」

 

 

「触ってみていいか?」

 

 

「はい構いませんどうせ海軍にもうすぐ接収されてしまうでしょうから」

 

 

憲兵の人がそう言うとみんながメンタルキューブを触り始めた。

 

 

私も興味本位でメンタルキューブを触ってみる。

すると行き成りメンタルキューブが強い光を放ち始めた。

 

 

強い光を放つメンタルキューブは私に集まり始め何かの形を成し始めていた。

私は光のせいで気絶してしまった。

 

 

 

次に私が見たのは白い天井だった。

すぐに軍医の人が来て色々と検査をさせられた。

驚いたのは私に重桜KAN-SENの特有である動物の耳と尻尾が生えていることだった。

検査してから暫くして病室に元帥の軍服を着た人と複数の士官の軍服を着ている人達が来た。

 

 

「っ!」

 

 

「ああ敬礼をする必要はない」

 

 

「はっ!」

 

 

「私は陸軍元帥の畑俊六だ」

 

 

「桜川海咲中尉であります!」

 

 

「君は自分の身に何が起こっているのか分からないだろうから私が説明しよう」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

「まず君はメンタルキューブに触れた結果、メンタルキューブと融合しKAN-SEN化してしまった」

 

 

「な、なるほど」

 

 

驚いたまさかメンタルキューブと融合してKAN-SEN化するなんて。

 

 

「人間がKAN-SEN化した例は、世界でも君が初めてだ」

 

 

「そ、そうですか」

 

 

「そして君の立場は非常に不安定だ」

 

 

確かに陸軍軍人がKAN-SEN化した場合陸軍所属か海軍所属かで絶対もめるだろう。

 

 

「海軍の連中が君をよこせとうるさくてな」

 

 

やっぱり。

 

 

「海軍の連中は陸軍がKAN-SENを保有するのに反対でな、まあ大方陸軍の影響力が伸びるのが好ましくないんだろう」

 

 

海軍が私を欲しがるとは、まあこれを機に陸軍がKAN-SENを複数所持なんてしたら海軍が優勢じゃ無くなってしまう。

いや待てよこれはKAN-SENの子達と関係を持てる機会では!

 

 

「まあ勿論君を海軍に渡す気はないがな」

 

 

ですよねー

 

 

「そう言えばKAN-SENは別世界の大戦の記憶を持っていると聞くが、君はどうなんだい?」

 

 

そう言えばそんなのあったな、確かに頭の中に知らない記憶がある。

 

 

「あります」

 

 

「では君がどの様なKAN-SENなのか教えてくれ」

 

 

「まず私のKAN-SEN名は陸軍特殊船あきつ丸です」

 

 

「あきつ丸?」「今陸軍と」「陸軍特殊船といったぞ!」

 

 

士官たちがざわめきだした。

 

 

「どの様な事が出来るのかね?」

 

 

「記憶によると陸軍の強襲上陸作戦の援護と航空機の運用ができるようです」

 

 

「なるほど・・・別世界におけるその船の所属は?」

 

 

「陸軍です」

 

 

「おお陸軍所属と言ったぞ!」「これで海軍の連中に対抗できる!」

 

 

「ありがとう君に聞きたい事はこれで全てだ、しっかり療養して復帰するように」

 

 

「了解しました!」

 

 

畑大将は士官達と共に病室を後にした。

軍医の話によれば三日後に退院して陸軍大学校に復帰する事になるそうだ。

 

 

「私これからどうなるんだろう」

 

 

 

 

 

 

 

 




読んで頂きありがとうございました。


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第二話

綾波のついに好感度が百行ったぞ!



私は今陸軍大学校の授業を受けている。

一人だけ動物の耳と尻尾が生えているので滅茶苦茶浮いている。

 

 

私が退院した後も陸軍と海軍は私の所属先で揉めていた様だが、「元の船が陸軍の所属ならば陸軍が妥当だろう」と言う将軍の発言により陸軍所属で決定したらしい。

 

 

ちなみにメンタルキューブによって出来た私の船は陸軍管轄の港に係留されている。

 

 

海軍に競り勝った陸軍は私をどう扱うかで非常に悩んでいる。

なにせKAN-SENを手に入れたは、いいものの運用ノウハウが陸軍にはない。

 

 

今のところ私は陸軍大学校卒業までは前線に出されることはないようだ。

 

 

KAN-SENになったことで知らされた事だがどうやらKAN-SEN達の指揮官には適正がいるらしい。

なんでも適正がないとKAN-SEN達は余り命令を聞かないそうだ。

命令を聞くか聞かないかは非常に重要だ。

KAN-SEN達は各々性格が違う、ロリコンだったりヤンデレだったりして兎に角適正がないと軍事行動にかなりの支障をきたす。

まあ私には関係ない事だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

私がKAN-SENになってから一年が経った。

私は陸軍大学校の卒業式に出ている。

KAN-SENになりはしたが勉学を怠った訳ではなくしっかり卒業席次上位六名に入っている。

順番に将軍から恩賜の軍刀を受け取り私も軍刀を受け取った。

 

 

「ん?」

 

 

あれこれ九四式軍刀じゃなくて靖国刀じゃね。

靖国刀とは工業製品の軍刀とは違い玉鋼を使用し更にたたら製鉄を利用して作られた高級士官用の特別な軍刀である。

 

 

「どうした?」

 

 

「何故私だけ靖国刀なのでしょうか?」

 

 

「貴官は全線えの配属が決まっている、ならば他の者より良いものを渡すのは、当たり前であろう」

 

 

「成程・・ありがとうございます!」

 

 

後方勤務の為に大学校に来たのに前線勤務確定とは。

いやしかし前線勤務と言う事は、KAN-SEN達と絡めるかもしれない!。

前向きに行こう。

 

 

卒業式が終わり私は配属先の書かれた書類を渡された。

書類の内容は

 

 

貴官をアズールレーン指揮官葛城 治少将貴下の艦隊に配属する。

 

 

と言うものだった。

驚いたまさか陸軍が海軍軍人に指揮権をゆだねるとは。

裏で何かあったのだろうか。

 

 

畑俊六元帥に確認してみたところどうやらアズールレーン司令部が私を派遣しろと言ってきたそうだ。

色々と交渉したそうだが重桜出身の指揮官貴下以外は認め無かったそうだ。

重桜はアズールレーンを発足した四大陣営の中で一番国力が低く断ることが出来なかったらしい。

元帥は「すまない」と謝罪してきたが私としてはKAN-SEN達と関われるので一切問題無かった。

 

 

 

 

配属先が決定してから三日経ち私は配属先の海軍基地についていた。

やはりアズールレーンの海軍基地は凄い大量の艦船が港に停泊していた。

 

 

私は自分の船から降りここの指揮官の執務室に向かった。

歩きながら周りを見ると何人ものKAN-SENがいた。

みんな不思議そうに私を見ている。

まあそれりゃあそうか、KAN-SEN達は基本的にみんな個性的な服を着ている。

対して私は重桜陸軍の軍服周りから見れば不思議だろう。

KAN-SENは基本的に生まれた時に着ていた服で生活する。

しかし私は元普通の人間なので普通に軍服を着る。

 

 

数分歩き執務室の前についた。

軍帽をかぶりなおしたりして身だしなみを整えドアを開ける。

 

 

「重桜陸軍より派遣されましたあきつ丸ですよろしくお願いします!」

 

 

陸軍式の敬礼をしながら挨拶する。

 

 

「私は葛城 治少将この基地に停泊する艦隊の指揮官だ」

 

 

葛城 治少将第一印象としては誠実そうな青年だ。

 

 

「私は書記艦のエンタープライズだ」

 

 

エンタープライズかアズールレーンが分裂した時に戦う事になるだろう。

 

 

「これからよろしく頼むぞ」

 

 

「はっ!」

 

 

挨拶が終わり私は執務室を後にする。

 

 

 

 

私がこの艦隊に配属されてから一ヶ月経った。

普通の軍とは全く違う環境だが何とか慣れた。

他のKAN-SEN達ともある程度仲良くなれた。

そして私は一つ分かった事がある。

この艦隊のKAN-SEN達はユニオンやロイヤルのKAN-SENが多いというのとヤンデレだということだ。

ユニオンの特に大型艦にヤンデレが多いエンタープライズにも一度殺されかけた。

 

 

葛城 治とゆう人物は非常に優秀であるというのも分かった。

作戦は完璧でKAN-SEN達にも優しくおまけに容姿もいい。

KAN-SEN達は彼に恋心を向けている様だ。

 

 

まあ私は恋に落ちたりとかはないが。

私は前世含めて男と言うより可愛い女性が好きだからな。

だからアズレンにはまった訳だが。

 

 

実戦にも出たが恐怖心は無く普通に戦えた。

これも神様の転生特典だろうか。

 




読んで頂きありがとうございました。


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