転生したら指輪の魔法使いだった。 (桐野 ユウ)
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再びの世界へ

はい、どうも皆さんおはこんばんにちは、桐野 ユウ改めて機械天使でございます。

今回は転生したらスライムだった件にかつて指輪の魔法使いの竜人がいたが、死亡をして現世で過ごし再び元の世界へと帰ってくる話です。

変身をするライダーはウィザードになります。果たしてハルトの運命は?


突然として体の浮遊を感じて誰かに突き飛ばされたことはわかっていた。だがその犯人を見ることなく、電車が突っ込んできて・・・・・・彼は跳ね飛ばされてしまう。

 

意識が失う前、何かの声が聞こえてきた。

 

『・・・ようやく、眠りから覚めることができたわい。』

 

(え?誰・・・・・・いったいどこから?)

 

そのまま彼は意識を失う前に竜のような姿をしたメカメカしぃものだったのを見たあと彼は目を閉じてしまう。

 

仁藤 ハルト・・・・・・享年27歳の若さだった。原因は誰かに突き飛ばされて電車に跳ねられての事故で終わった。完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おい起きろ!ハルト!!』

 

「どあああああああああ!!ってあれ?」

 

仁藤 ハルトは目を覚ますとどこかの洞窟で目を覚ました。彼は辺りを見るが誰もいないのでキョロキョロしていると再び声が聞こえてくる。

 

『全く、いい加減記憶などを思いだせ!わしが誰で、お前が何だったのか全てをな!!』

 

「誰だよお前は!俺が一体誰だってうぐ!ぐうううううぐあああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

ハルトは突然として頭を抑えており、地面に倒れていたが・・・・・・数分後落ち着いたかのように立ちあがる。

 

「・・・・・・ドラゴン?俺は今まで・・・・・・」

 

『ようやく思いだしたか?それで自分が何者なのかわかっているな?』

 

「あぁもちろんだ。かつてウィザードとしてこの世界で過ごしていたことなども含めてな。しかしこの感じ・・・・・・どこかで感じたことがある魔力だなってあれ?」

 

ハルトは洞窟の中で懐かしい感じがしていたが、自分の魔力などが下がっている気がするのでウィザードラゴンに聞くことにした。

 

「なぁドラゴン、もしかしてだけど・・・・・・」

 

『あぁ、確実にお前の魔力、体力などは下がっているな。とりあえずほれ死ぬ前にお前のものを出すぞ。』

 

ハルトの腰が光り右手と左手にリングが装備された。彼自身は懐かしいなと思いながらウィザードリングを見ているが何個か足りないことに気づいた。

 

「あれ?インフィニティーリングがないぞ?」

 

『・・・・・・あれはお前がかばった際にな。』

 

「そういうことか。」

 

『しかもお前の魔力などが下がっているから、ドラゴンリングは使用不可能だ。』

 

「仕方がないな、まぁそれは徐々に力を取り戻していくさ、とりあえずこの洞窟を探索を・・・・・・何かがいるな。」

 

ハルトは何かに気づいたのか、右手のリングを腰に触れる。

 

【コネクトプリーズ】

 

魔法陣が現れてそこに手を突っ込ませて銃「ウィザーソードガン」が現れて構えるとスライムが焦ったように現れた。

 

「スライム?なんでこんなところに?」

 

『待てハルト、どうもあのスライムは敵ではないみたいだぞ?』

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

ウィザードラゴンに言われて少しだけ考えてスライムに敵意がないのに気づいて、ハルトは銃を降ろす。

そのままハルトは膝をついて、スライムを撫でていると何かの気配に気づいた、それもしかも懐かしい感じがしているので驚いている。

 

(これはヴェルドラの魔力だ、だがなぜ奴の魔力を感じるんだ?)

 

ハルトは辺りを見ているとスライムは魔力感知をしたのか、辺りが変わったかのようにスライムが飛びあがりしゃべっている。

 

「見える!見える!見えるぞおおおおおおおおおおお!!」

 

「・・・・・・いきなり、話したと思ったら飛びあがって湖の方へ見に行くし。やっぱりヴェルドラだったか。」

 

『お、お前は!?ハルト!?』

 

「久しぶりだなヴェルドラ。」

 

「えっと・・・・・・」

 

「ん?俺の名前は仁藤 ハルト、まぁ向こうの世界での名前だがまぁいいか。」

 

「向こうってことはあなたも!?」

 

ヴェルドラと再会をしたハルト、そして見つけたスライムは一体何者なのか!?果たしてハルトの運命は!?




次回 ウェルドラと再会をして、スライムと出あったハルト。彼はウェルドラがなぜこの洞窟にいるのか聞くことにした。

次回「再会のウェルドラ」


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再会のヴェルドラ

前世の世界で突き飛ばされて電車に跳ねられた仁藤 ハルト、彼はかつての世界で目を覚まし、相棒であるウィザードラゴンのおかげでかつての世界での記憶を取り戻して、かつて変身をしていたウィザードの能力を取り戻す。

そこに現れたスライムに対してウィザーソードガンを構えたが、敵意がないと判断をして銃を降ろす。

声が聞こえて振り返るとでかいドラゴンがいた。

 

『まさか、お前が生きているとはなハルト。』

 

「色々とあってな。ヴェルドラ、なんでお前は洞窟の中にいるんだ?」

 

『まぁ色々とあって300年前に勇者と戦いこの洞窟に封印されてしまったんだ。長かった・・・・・・300年というのは、誰も話す相手もおらず退屈をしていたら、そこのスライムとお前がいたというわけだ。』

 

『全く、勇者に封印されるとは情けない竜だなお前は。』

 

『む!?その声はウィザードラゴンか!?』

 

『まぁそんなことはどうでもいいじゃないか?だが問題は、スライムが困っているじゃないか?』

 

一人と一匹が話している中、スライムは混乱をしており話についていくことができなかったが、すぐにヴェルドラはスライムと話をしている中、ハルトはその様子をうかがいながらウィザードラゴンと話をしていた。

 

「・・・・・・一応あっちの世界でも鍛えていたが、魔力の低下は痛いな・・・・・・」

 

『まぁあっちでは魔法が存在をしない世界だったからな、それに貴様は記憶を失い我自身も眠りについていたからな。仕方がないさ。』

 

自身の魔力の低下などを考えて、名付けられているのを聞いていた。

 

『今から我はヴェルドラ=テンペストと名乗るとしよう!そしてお前は今日からリムル=テンペストを名乗るがいい!!』

 

リムルと名付けられたスライムは、ヴェルドラを捕食をするかのように吸収されて行く。ハルトもヴェルドラに施されている無限牢獄の封印を解除をすることができないので、彼自身の中に収納されることになった。

 

「さてリムルだっけ?これからどうする?」

 

(うーんそうだな、って俺の声聞こえないだっけ?)

 

「いや、念話を使ってお前と会話をするが、やはりしゃべれないのは苦労をするな。」

 

それからリムルと共に歩きながら、様々な魔物たちが襲い掛かるがリムルは水刃を使いモンスターを倒していき、捕食をしていく。

ハルトはウィザーソードガンを使い変身をせずに援護をしながら、リムルが捕食しやすいように倒していき、扉を見つける。

 

「・・・・・・誰かが来るな?リムルは隠れていてくれ。」

 

【ステルス プリーズ】

 

ハルト自身は透明化の状態となり扉が開いて三人の冒険者が入ってきた。彼はどうするかとリムルに念話を送る。

 

(いや、やめておくよ。それで襲われたりしても嫌だからさ。)

 

(わかった。)

 

二人は扉が開いたので、そこから脱出をして洞窟の中を探索しながら魔物を倒しながら、休憩をしてハルトはコネクトの魔法でどこからかご飯を調達をしていた。

 

(それどこから?)

 

「気にするな、ある場所から取った。」

 

リムルはハルトがどこから調達をするんだ?と思いながらも彼は気にせずに食べてからリングを装着をして腰に触れる。

 

【ガルーダ!プリーズ!】

 

(うわ!?なんだそれ!?)

 

「これはプラモンスターと呼ばれるまぁ使い魔みたいなものだ。」

 

ガルーダと呼ばれたプラモンスターのリングをセットをして、この先を偵察をしてくるように指示を出してガルーダは飛んで行く。

その間にハルトはリムルが何かをしている気がするが、目を閉じて魔力を回復をするため眠りについた。

 

「おいハルト!起きろよ!」

 

「ん?」

 

誰かが声をかけてきたので、目を開けるとリムルがプルプルと震えており、もしかして今の声はリムルか?と思いながら確認をするためを開けて声をかける。

 

「もしかして、今の声はリムルお前か?」

 

「おう、いやー蝙蝠みたいな奴を捕食をして練習をしていたんだ。それでやっと声が出るようになってな。」

 

「・・・・・・なるほどな、どうやらガルーダが帰ってきたか。」

 

ガルーダが戻ってきて、指輪を外してプラモンスターは消滅をする。

 

「どうだったんだ?」

 

「この先を進んでいけば、洞窟の外に出ることができるみたいだ。てか発声をするのに時間がかかると思ったが早くないか?」

 

「諸事情だ。」

 

「お、おう。」

 

一人と一匹は休憩を終えて、歩いて洞窟の外へと向かっていく。果たして二人の運命とは・・・・・・




次回 洞窟から脱出をした二人、彼らは歩きながら行くと前の方で武装をしたゴブリンたちが現れたが、震えているのを見てリムルからかなりの妖気が出ているので抑えるように指示を出す。
彼自身は右手を一部を竜化させて驚かれてしまう。

次回「ゴブリンとの会合」


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ゴブリンとの会合

ヴェルドラを捕食をして、いつかは外に出れるようにするためにとリムルとハルトは洞窟の中にいるモンスター達を倒しながら外へと出ると森の中に出たので、ハルトは洞窟を見てから前の方を向いた。

いよいよ、リムルとの旅が始まろうとしていた。

 

「うーーーんいい日差しだな。」

 

「あぁ、そういえばハルト、お前ヴェルドラと知り合いみたいだけど、お前何者なんだ?」

 

「・・・・・・悪い、まだ話せないんだ。信用をしていないわけじゃない。だが俺は一度・・・・・・いや二度死んでいるからな。」

 

「二度も死んでいるのかお前!?」

 

「・・・・・・まぁな。」

 

ハルトは一度死んだ時のことを思いだして、彼女が俺の手をつかみながら涙を流しながら自身の名前を叫びながら言うのを意識がなくなるまで見ていた。自身が愛した女性が無事なのだから良かったと思いながらハルトは歩いていると前の方から30匹ほどのゴブリンが現れた。

 

(この辺に住んでいるゴブリンか?だが装備などを見て貧相な装備をしているな。)

 

「ツ、強キ者達ヨ、コノ先二何カヨウデスカ?」

 

「強きもの?どこにいるんだ?大賢者」

 

【解、この辺一体にマスター以外にはおりません。】

 

「・・・・・・なぁリムル。」

 

「なんだハルト?」

 

「おそらくだが、お前から妖気がめっちゃ漏れているぞ?」

 

「え!?(大賢者、ハルトが言っていることは本当なのか!?)」

 

【解、ものすごく妖気が漏れています。ゴブリンたちが恐れるのはそれが原因かと】

 

(まじかよ!?とりあえず抑え込み抑え込み)

 

リムルが妖気を抑えてからゴブリン達はハルトの方を見ており、恐れられているのでもしかして?と思い確認をすると彼自身からも妖気が発生をしており彼自身もいけないなと思い抑え込む。

 

「強き者たちよ、その異様な妖気を見込んでお願いがあります。」

 

「「?」」

 

ゴブリン達に案内されて、彼らの村に到着をした。ハルトは辺りを見ていると村長である人物が現れて、家に招待された。

 

「私がこの村の村長を務めております。」

 

「それで俺達に頼みたいこととは?」

 

「・・・・・・一月程前、この地を守る竜の神が突然として消えてしまったのです。」

 

(あーおそらくヴェルドラのことだな?)

 

(多分そうだろうな、奴の力で魔物たちは恐れていたが、それがなくなったってことはこの辺の魔物たちが活発になったのだろうな。)

 

ウィザードラゴンと心の中で話をしていると、この森に目を付けた魔物「牙狼族」・・・・・・それがゴブリン村を何度も襲ってきて追い払っているが・・・・・・村長の息子も勇敢に立ち向かい殺されたということだ。

残されているのは傷ついたゴブリンや女、子ども、若いゴブリンもいるがこのままでは全滅をしてしまう。

 

「俺達がお前たちを助けるとして、お前達は俺達に何を差し出す?」

 

(おいおいリムル、何を言いだすんだ?いきなりすぎて俺困っているけど!?)

 

「我々の忠誠を捧げます。」

 

ゴブリン達ははっきりとそう申したのを見て、ハルトは驚いていると遠吠えが聞こえてきた。

 

「牙狼族だ!」

 

「ち、近いぞ!?」

 

「もう駄目だ・・・・・・おしまいだ!!」

 

パニック状態になっているゴブリン達、するとリムルが何かを決意をしたのか声を出す。

 

「お前達の望みを叶えよう!」

 

「そ、それでは!!」

 

「あぁ約束をする!お前たちのことは!暴風龍ヴェルドラに変わりリムル・テンペストと」

 

「ハルトが」

 

「「聞き届けた!!」」

 

(やれやれ、ハルト自身もそういえば見過ごすことができないほどの馬鹿だったわ。)

 

ウィザードラゴンは中で呆れているが、それがハルトのいいところでもあるなと無言でいた。

ハルトはゴブリンに柵を作るように指示を出して、リムルはその間に自身の中で調合をしてゴブリン達を包むと重傷を負っていたゴブリン達の傷が回復をしていくのを村長達は驚いている。

 

「なんと・・・・・・リムル様、すごいです!」

 

「さて、ハルトの方は終わったかな?」

 

外では

 

「準備は大丈夫か?」

 

「はい、ハルト様!ですが・・・・・・」

 

「わかっている。強度がちょっともろいからな、これじゃあすぐに破壊されてしまうが問題ないだろう。」

 

ハルトはそういい。リムルがやってきた。

 

「おうハルト、準備がいいな?よし!『粘糸!』」

 

ハルト達が用意した柵にリムルの粘糸が発動をして、強度を上げているがそれ以外にも何かを考えているのだろうとハルトはコネクト魔法を使いウィザーソードガンをとりだす。

 

日が落ちて、牙狼族たちはゴブリン村の前に現れた。

 

「情報通りなら100匹ぐらいはいるぜ?」

 

ハルトはそういい、リムルは声をかける。

 

「いいことを教えてやる!これ以上来ると命はないぜ?」

 

「まぁさっさと去った方がいいぜ?」

 

「スライム風情と人間如きが何を言っている!やれ!ゴブリンどもを皆殺しにしろ!!」

 

「「わおおおおおおおおおおん!!」」

 

数匹の牙狼族が襲い掛かってきたが、突然として倒れて絶命をした。リーダー格は驚いているがリムルが念のために仕掛けておいた鋼糸によるものだ。

ハルトは迫りくる牙狼族に対してウィザーソードガンを構えて発砲をして倒していく。

 

「おのれ・・・・・・ならわし自ら貴様を食いちぎってやるわ!!」

 

「親父殿!!」

 

息子であろう牙狼族が止めたが、リーダー格はリムルを襲い掛かろうとしたが空中で静止をしてしまう。

 

「な、何!?」

 

「ダブルコンボはいかがかな?これで終わりにしよう!水刃!!」

 

リムルが放った水刃が牙狼族のリーダーの首を切断させたのを見て、ハルトは終わったなとウィザーソードガンを降ろす。

そしてリムルは牙狼族のリーダーを捕食をしてその姿に擬態をすると咆哮をして牙狼族を追い払おうとしたが・・・・・・

 

「「「「我ら一同!あなたさまに従います!!」」」」

 

牙狼族が降伏をしたことで、リムルは彼らに名をつけると言った。村長は止めたがリムルは名前をつけて行く、最後に牙狼族の息子にランガと名付けるとリムルはそのまま気絶をしてしまったので、ハルトは魔素がなくなったのだな?と彼をゆっくりと運び用意された家の中へと入る。




次回 リムルが気絶をしてしまっている間、外に出て今の自分がどこまでやれるのだろうか?と思いながらドライバーを起動させる。

次回「ハルト変身をする。」


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ハルト変身

ハルトside

 

牙狼族との戦いは、リムルが考えた作戦で牙狼族のリーダーをリムルが倒して、彼らも俺達に従うことになり、名付けをリムルが行った。

だがその反動が大きいのか、リムルは魔素を尽きてしまう。その間の世話はゴブリン達に任せて、俺は今、自分がどれだけ戦えるのかを試すため村の外へと向かうことにした。

 

「おーハルト様、リムル様は?」

 

「心配するな、ハルナ達が世話をしている。あれなら3日後には目を覚ますだろうな。ちょっと悪いが、俺は村の外へと出ている。何かあったらこいつを使い呼んでくれ。」

 

「わかりました。」

 

ユニコーンを託して、俺は村の外へと歩いていく。この辺がジュラの大森林だってことは判明をした。なら彼女がいる方角はあっちになる。

すると魔物たちが現れた。丁度いいな。

 

「さて・・・・・・」

 

俺は右手のドライバーオンリングをベルトのバックルにかざす。

 

【ドライバーオン!プリーズ】

 

「さぁ始めるとしよう。」

 

シフトレバーを動かして左手のリングを構える。

 

【シャバドゥビ タッチ ヘンシン!シャバドゥビ タッチ ヘンシン!】

 

「変身。」

 

【フレイム プリーズ ヒーヒー ヒーヒーヒー!】

 

俺はウィザードに変身をして構える。

 

「さぁショータイムだ。」

 

ハルトside終了

 

ウィザードに変身が完了をしたハルトは魔物たちが攻撃を放ってきたので、交わしてからシフトレバーを動かして魔法を使うことにした。

 

【ルパッチマジック タッチグー!ルパッチマジック タッチグー!コネクトプリーズ!】

 

魔法陣が発生をしてそこに手を突っ込ませてウィザーソードガンが現れる。変形の操作をしてソードモードへと変わり突撃をして魔物たちを切っていく。

 

『まぁお前の実力ならこの辺の魔物ぐらいなら大丈夫だろう。』

 

「だが、これからの先・・・・・・リムルと共に戦うなら、俺も強くならないと意味がない。いや俺の場合は元の魔力や力を取り戻さないといけないからな。」

 

『ハルト後ろ。』

 

「わかっているさ。」

 

ウィザードラゴンの後ろという言葉にわかっているので反応をしてウィザーソードガンで魔物を切り裂いた。

 

「さーてこのコモンリングを使ってみるかな?」

 

【ルパッチマジック タッチゴー!アロープリーズ!】

 

「は!!」

 

魔法陣からエネルギーの矢が生成されて放たれる。魔物たちに命中して撃破した。彼は今の自分の力がどれだけあるのか確認をしたかったので今日はここまでにするかと変身を解除をしてウィザードライバーもベルトのバックルに戻った。

 

「さて、ユニコーンが来ないのを見ると今のところ異常がないってことだな?」

 

【テレポートプリーズ】

 

テレポートリングを使用をしてゴブリンの村へと戻った。村には牙狼族とゴブリンがいるのだが、気にせずにハルトは用意された家へと入る。リムルは眠っておりハルナ達メスゴブリン達がお世話をしていた。

 

「あ、ハルト様。」

 

「リムルは起きそうか?」

 

「いえ、まだ起きる気配はありません。」

 

「仕方がないさ、あれだけのメンバーに名付けをしたのだからな。お前達はリムルの世話を頼む。」

 

「わかりました。」

 

彼は魔力を使った影響なのか眠くなってきたので眠りにつくことにした。

 

次の日、ハルトは目を覚まして欠伸をしているとでかいゴブリンが声をかけてきた。

 

「ハルト様!おはようございます!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・?」

 

「リグルドです!」

 

「あーリグルドね?そうか、もしかして名付けられたから進化をしたのだな?」

 

「はい!ハルト様、リムル様は?」

 

「・・・・・・おそらく、あと2日後に目を覚ますはず。あれだけのメンバーに名付けをしたのだから、魔素の回復に時間がかかっているのだろうな。」

 

彼はかつて自分で名付けをした人物達がいたのを思いだした。今、何をしているのだろうか?と思いながらウィザードラゴンに話しかける。

 

(なぁドラゴン、あいつらどうしているかな?)

 

(さぁな?お前が力を解放をしていないから、まだお前がこの世界へ帰ってきたこと知らないだろう。まぁお前が帰ってきたことを知ったら一直線にやってきそうなやつがいそうだけどな。)

 

そういい、リグルド達と話をしながらこれからのことを考えるが、それはリムルが目を覚ましてからにすることにした。




次回 リムルが名付けをして眠ってから3日が経ち、魔素が回復をしたリムルが目を覚ますとハルナが声をかけてきたが、彼は知らないためリグルドを呼んでくると言われてハルトと共にリグルドを見て驚いている。

次回「リムル目を覚ます」


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リムル目を覚ます。

リムルside

 

「・・・・・・あ、あれ?」

 

「リムル様!お目覚めになったのですね!!」

 

「え?え?」

 

俺は目を覚ましたら、突然として綺麗なゴブリンがいたので驚いてしまう。えっとあの子誰だっけ?

混乱をしている頭の中、彼女はリグルド村長とハルト様を呼んできますといい呼びに行った。

ハルトが来れば、俺もこの状況がだいたいわかる気がする。

 

「リムル様!お目覚めになったのですね!!」

 

「おーリグルドって誰だよ!?」

 

「リグルドです!!」

 

「え?え?すごく変わった気がするのだが?」

 

「名前をもらったからです!!」

 

「お前の魔素を使い、彼らは進化をしたってことだ。」

 

進化!?俺の魔素で、もしかして名付けをして喜んだのってそういうことなのか?

 

【解、その通りです。】

 

すると突然として大きな何かが家を破壊をしたので、何かと見ると牙狼族だと思う。もしかして?

 

「我が主、お目覚めなられたのですね?」

 

「もしかしてランガか?」

 

「はい!!」

 

「ぬおおおああああああああああああああああああああ!!」

 

大きくなったランガの尻尾が回転をして俺を吹き飛ばされてしまう。やばいやばい!さようならああああああああああああ!!

 

【コネクトプリーズ】

 

「あらああああああああ!!」

 

突然魔法陣が現れてそこから手が、って手が現れたあああああああ!ってぬおおおおおこええええええええええええ!ってあれ?いつの間にか地上へ降りていたので見るとハルトがため息をついていた。

 

「全く、俺の手を見て驚くな。」

 

どうやら俺はハルトの手に助けてもらったようだが・・・・・・どういうことだ?進化って変わったのか?

 

【解、ゴブリンはオスがホブゴブリン、メスのゴブリンはゴブリナに進化をしています。】

 

なるほどな大賢者が言っていた通り、ならランガはどうなるんだ?俺は確かランガだけに名付けをしたのに、なんでほかの奴らも進化をしているのだろうか?

 

「なぁランガ?」

 

「なんでしょう我が主。」

 

「どうしてお前達はお前しか名前をつけていないのに進化をしているんだ?」

 

「我が主よ、我らは全にして個なのです。同胞は皆、繋がっております。故に、我が名は種族全体の名となったのです!」

 

「それで牙狼族全員が進化をしたのか・・・・・・」

 

「もはや我らは牙狼族ではありません。嵐牙狼族です!」

 

(なるほどな、それで全員が進化をして嵐牙狼族というわけだな。名前を付けただけで進化か・・・・・・)

 

そういえば、リグルドの息子につけたって奴のこともあったからな、名前を付けただけで進化をするものなのか?と思いつつ俺はゴブリン、嵐牙狼族を集めることにした。

 

リムルside終了

 

それから全員が集まり、ハルトはリグルド達と同じように前に立っていた。ほかのメンバー達もリムルを見ていた。

 

全員がざわざわと騒いでおり、リムルがごほんといい静かになる。

 

「はい、皆が静かになるまで5分かかりました。」

 

「「「「?」」」」」

 

「リムル・・・・・・それはわからないと思うぞ?」

 

「まじで!?校長先生ネタが通じないだと!?」

 

「あのーリムル様、こーちょーとは?」

 

「あー気にするな、それよりも!見ての通り俺達は大所帯になった!そこで俺はこの村のルールを三つ決めようと思う!」

 

「ルール?」

 

「一つ!人間を襲わない!二つ!仲間内で争わない!三つ!他種族を見下さない以上!!」

 

「あのーリムル様?」

 

「なんだいリグル?」

 

「どうして、人間を襲ってはいけないのですか?」

 

「こらリグル!」

 

「す、すみません。」

 

「あーいいリグルド、それは簡単だリグル、俺が人間が好きだからさ。人間は集団で生活をしている。もしそれで本気に怒らせて束になってこられても太刀打ちできないだろ?それなら、仲良くする方が色々と得だしな。」

 

「なるほど・・・・・・理解しました!」

 

それからリムルはリグルドをゴブリンロードに指名をして村を収めるように言う。だが問題は、衣服、家の問題がある。

リグルドはドワーフ一族のことを話して、リムルはぜひとも会いに行くためハルトらと共にランガ達にまたがりドワルゴンへと出発をする。




次回 ドワルゴンに向かってランガ達にまたがり移動をするハルト達、だがその間も魔物たちが襲い掛かるが、ハルトは魔法を使い魔物たちを倒しながら休憩をしてドワルゴンへ向かう。

次回「ドワルゴンへ出発」


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ドワルゴンへ

リムルとハルトは、ランガ達にまたがりドワルゴンへと向かう最中に魔物たちが迫ってきたが、ハルトがウィザーソードガンを放ち魔物たちを撃破しながら進んでいくので楽に進んでいた。

だがランガ達を休めないといけないので、一度川辺の付近でご飯を食べることにした。

 

【クラーケン!ガルーダ!ユニコーン!プリーズ!】

 

「頼んだぞ?」

 

ハルトは三体にこの辺を見張っているように指示を出して、三体はそれぞれの方角へと飛んで行ったりしているのを確認をした後リムルが近づいてきた。

 

「ハルト、何していたんだ?」

 

「この辺に魔物たちが現れるかもしれないから、プラモンスター達に何かあったら連絡ができるようにと偵察に行かせたんだ。」

 

「なるほどな。」

 

そしてリグルに気になったことがあったので、ハルトは聞くことにした。

 

「そういえばリグル。」

 

「はいハルト様。」

 

「お前さんの兄は誰につけてもらったんだ?」

 

「兄は、通りすがりの魔族のゲルミュット様につけてもらったそうです。」

 

「ゲルミュット?(あれ?どこかで聞いたことがあるような名前だな。)」

 

ハルトはゲルミュットという名前を聞いて、どこかで聞いたことがあるような名前だなと思いながら昔にそんな奴がいた気がしたが、リグル曰く兄は自分たちのような変化はしていなかったとなるとリムルの魔素がどれだけ彼らにとって強力な魔素だったのかわかる。

 

「我々の足なら二カ月かかるところをランガ達のおかげで、もうじきドワルゴンが見える頃ですよ。」

 

「そんなに遠いんだな?ドワルゴンは」

 

「そのドワルゴンは、俺のような魔物が入っても大丈夫なのか?」

 

「心配はいりません。ドワルゴンは中立の自由貿易都市、領地内での争いは、英雄王ガゼルの名において禁じられているのです。」

 

さらにそこには、ドワーフ、エルフ、人間がいることなどを聞いてリムルがエルフエルフと呟いているのを聞いて、ウィザードラゴンはため息をついていた。

 

『全く、あのスライム・・・・・・わしらの本来の目的忘れていないだろうな?』

 

「大丈夫だと思うよ?たぶんね。」

 

次の日となりランガ達はドワルゴン近くの森についた後、リムル、ハルト、ゴブタの三人で行くことになった。

リムル曰くあまり多いと目立ってしまうから、案内はゴブタだけで十分ということでリグル達は森の近くで待機をするように指示を出してから、三人は歩いていき並んでいた。

 

「チェックが厳しいんだな?」

 

「まぁ通ったら自由なんですけどね?」

 

「そうだな。」

 

そういって並んでいると

 

「おうおう魔物が並んでいるぜ?」

 

「まだ中じゃないし、ここなら殺してもいいんじゃね?」

 

「フラグ回収はや!!」

 

ハルト自身もどうしたものか?と考えてウィザードライバーを使おうとしたが、リムルが前に立つので彼に任せることにした。

そしてリムルはランガのような姿に変身をして、チンピラたちは攻撃をするが、擬態が進化をしたのか効いていない。

リムルは咆哮をして威圧をするとその場にいた者たちが次々に吹き飛ばされて行き、ハルトは嫌な予感がしたので、指輪を変えてその場を後にする。

 

【テレポートプリーズ!】

 

そしてリムル、ゴブタの二人は捕まりハルトがいないことに気づいた。

 

「ハルトの奴どこに行ったんだあああああああああああああああああ!!」

 

一方でそのハルトは何をしているのかというと?街の中に入り探索をしていた。

 

『おいおいいいのか?リムル達捕まってしまったぞ?』

 

「なーに、リムル達なら大丈夫だろ。それに俺もこの世界へ久しぶりに戻ってきたんだ。街がどのように進化をしたのか見たくてね。早速鍛冶屋行ってみるかな?」

 

ハルトはそういい、鍛冶屋へとやってきた。

 

「・・・・・・すごい武器だな?」

 

「てめぇええええええええええええええええ!!」

 

「ほげええええええええええええ!!」

 

突然としてハルトの顔面にスライムが襲い掛かってきたので倒れてしまう。

 

「なーに逃げているんだこの野郎!こっちがどのようなことになっていたか!」

 

「てか普通に街にいるってことは出れたんだろ?」

 

「まぁそうだけど、なんか許さん!!」

 

「あばばばばばばばばば」

 

「兄ちゃんたち仲間だったのか?」

 

「がぼがぼぼぼぼぼぼぼぼ」

 

ハルトはリムルに窒息されかけたので、カイドウと呼ばれた人物はリムルに止めるように言われて、彼自身はげほげほと咳こんでしまう。

 

それからリムル達はカイジンと呼ばれた人物と話をしていると、どうやら彼はロングソードを作らないといけないが、材料が足りないので困っているとリムルは魔鉱石が必要だってことで口から出した。

 

(そういえば、リムルは中に色々と収納をしていたんだったな?ん?リムルができた剣を捕食をしているのか?しかも解析をしているってことは?)

 

するとリムルの口からロングソードが20本出てきたので、全員が驚いている。

 

『おいおい、あのスライム・・・・・・ロングソードを量産をしやがったぞ!?』

 

「なるほど、コピーか。」

 

カイジン達は驚いてしまい、目を見開いている。ロングソードを試すこととなりハルトが持ち近くの魔物たちを攻撃をするため街の外へとやってきた。

 

「それじゃあ俺はこの剣を使い魔物たちを切るってことだな?」

 

「あぁ頼む。」

 

「わかった。」

 

現れた魔物に対してハルトはロングソードを使い切っていき、カイジンはそれを次々に変えて切り裂いて最後の20本目を使い魔物を切り裂いた。

 

「どうだ?」

 

「あぁ完璧だ。驚いていることばかりだ。納品をしたら一杯付き合っちゃくれませんかね?」

 

「おぉっ!?いいのか?」」

 

「積もる話もあるし、そこでゆっくりしましょうや。」

 

そしてリムル達はカイジン達に連れられてバーへとやってきた。




次回 バーへとやってきたリムル達、あるエルフの人物が占いでリムルの運命の人を調べてくれるってことで

次回「運命の人」

(あれ?どこかで見たことがあるな・・・・・・)


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運命の人

ハルトside

 

カイジンの依頼をリムルがクリアーをしたことで、彼がバーへと俺たちを連れてきてくれた。

俺自身も前世なども含めると初めてかもしれない。え?一度目は?行ったことがないのかって?

行ったら、後で彼女からお仕置きがあったので・・・・・・いや一度だけ行ったのがばれてボコボコにされたのを思いだしたよ。

じゃあなんで、今来ているかって?リムルの付き添いと思ってくれたらいいわ。

 

それでその本人は?エルフに会えたのが嬉しいのか、エルフの一人の膝の上に座っているというのか?まぁ収まっているとだけ言っておく。

 

「私実はこういうのが得意なの。」

 

「え!?」

 

あー何かを出してきたと思ったら、水晶玉か・・・・・・占いが彼女は得意ってことでリムルの運命の人ってのを見てもらうことにした。

するとそこに映し出されたのは、黒い髪をした人物が映し出されていた。

 

「こいつは、シズエ・イザワじゃないか?」

 

「シズエ・イザワ?」

 

まるで、日本人みたいな名前だな、って次は俺?どうせ大したもの映るはずないだろ?

 

「いいじゃねーか、ハルトの運命の人ってのも知りたいしよ!」

 

リムルの奴・・・・・・エルフのお姉さんは占いを開始をすると、白い場所が映し出された。

 

「なんだ建物か?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

そして映し出されたのは、目に光がない白い髪をした女性が映し出されたのを見た。そして彼女は気づいたかのように見ているのでぞっとしてしまう。間違いなく彼女だ。

 

エルフの女性は占いをやめて、俺は考え事をしていると音が聞こえたので何かと見ているとカイジンが男性を殴っていたので、一体何かと思いリムルが濡れているのに気づいた。

どうやらあれは大臣みたいで、リムルに水をかけたみたいだ。それに怒ったカイジンが殴ったというわけ、ってやばくないか?大臣を殴った時点で・・・・・・それから数分後兵士たちが現れて俺達は連れていかれてしまう。

 

ハルトside終了

 

裁判をするところで、ハルト達は目の前の人物ガゼル王から放たれる覇気を感じていた。主にハルトは人間の姿をしているとはいえ、あの人物が自身の正体を知っているかのような雰囲気を出しているのでどうすればいいのだろうかと思いながら、裁判のことは考えていなかった。

 

「カイジンよ久しいな。」

 

「は!」

 

それから王はカイジン達を含めて追放の命令を出した。これによりカイジン達はリムルたちと共に村へと行くことになり、外にいるリグル達にも自己紹介をしておかないといけないが、ハルトはリムルに声をかける。

 

「おいリムル、誰か忘れていないか?」

 

「え?誰かわすれ「ひどいっすうううううううううううう!」あ、ゴブタ」

 

後ろを振り返り、ゴブタが嵐牙狼族に乗ってきたのでハルトは首をかしげる。

 

(あれ?確かランガ達は連れていっていないはずだから、どうしてコブタが乗ってきているんだ?まさか新しいスキルを生み出したのか?)

 

ハルトはそう思いながらも嵐牙狼族の一匹がじーっと見ていたので乗り、共に村の方へと帰還をする。

リムル達が帰還をしたが・・・・・・リグルド達が苦笑いをしている。そう彼らが帰ってきたらなんとゴブリン達が増えていたのだ。

 

「ほええええ・・・・・・」

 

「増えている!?」

 

「すみません、リムル様の噂を聞いて近くのゴブリン達が集まってきまして・・・・・・」

 

リムルはうーんと考えて、追い出さないことにした。

 

「わかった、ついてくるものだけ来るがいい、裏切りは許さないぞ?」

 

こうして今の村から移動をして、木の伐採などを行い新たな村を作っている中ハルトはリムルと話をしていた。

 

「それでハルト、俺に話とは?」

 

「・・・・・・俺のもう一つの姿をお前に見せておく。」

 

彼は立ちあがりバックルに指輪をかざす。

 

【ドライバーオン!】

 

「なんだ!?」

 

シフトレバーを動かして音声が鳴る。

 

【シャバドゥビ タッチ ヘンシン!シャバドゥビ タッチ ヘンシン!】

 

「変身」

 

【フレイム プリーズ ヒーヒー ヒーヒーヒー!】

 

魔法陣がハルトの体を通り、彼の姿を変えた。

 

「ほえ!?」

 

「これが俺のもう一つの姿、ウィザードだ。」

 

「ほえー、そういえば魔法を使っていたのもそのドライバーか?」

 

「あぁウィザードライバーと言ってな。これをこうして」

 

【ルパッチマジック タッチ ゴー!ルパッチマジック タッチ ゴー!】

 

シフトレバーを動かして左側にして右手に装備されている指輪を変えてかざす。

 

【ビッグ プリーズ】

 

魔法陣が発生をしてそこに手を突っ込ませると手がでかくなった。

 

「でか!?ってそういえば腰につけている三つのリング、青、緑、黄色・・・・・・これってもしかしてウィザードの姿を変えることができるのか?」

 

「あぁ可能だ。例えば・・・・・・」

 

そういってウィザードは黄色のリングを装備をしてシフトレバーを動かしてかざす。

 

【ランド プリーズ ドッドッドッドドドンドン ドッドッドン!】

 

黄色い魔法陣が通り、ウィザードランドスタイルへと姿を変わる。

 

「変わった!?」

 

「あぁ、後はウォーターとハリケーンの姿に変わることができる。」

 

ハルトは変身を解除をして、リムルと共に新しい村を見ていた。

 

「なぁハルト。」

 

「なんだ?」

 

「あの時見た、白い髪をした人物・・・・・・あれはお前の?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

リムルの言葉にハルトは何も答えることができなかった。水晶玉に映っていた人物をハルトは知っているからだ。

だからこそ、今は言えないことだから黙ってしまう。

 

「まぁお前も色々とあるからな。言えるようになったら聞くよ。」

 

「聞かないのか?」

 

「辛そうな顔をしているのに聞けないっての、けれど一人で抱えるなよ?俺達がついているからよ。」

 

リムルはそういって、村の方へと戻っていくのを見てウィザードラゴンが声をかける。

 

『やれやれ、リムルに心配かけられているとはな?まだ決心がつかないみたいだなハルト?』

 

「まぁな、俺自身も色々と考えることが多いからな。あの時見た彼女の光のない目をしていたからな。」

 

ハルトはそういい村の方へと歩きだす。 




次回 ハルトはハリケーンスタイルに変身をして、上空をパトロールをしていた。すると巨大なジャイアントアントに襲われている四人組を見つけて助けることにした。

次回「四人の冒険者との出会い」


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四人の冒険者たちとの

ハルトside

 

新しい村の開発、ドワーフ達の加入により服などが完成をして、リグルド達ゴブリン達は服を着て生活をしている。

そして鍛冶屋や家なども新築のようになっていく、やはりドワーフは作ることに関しては天下一かもしれないな。

そんな俺は何をしているかって?ハリケーンスタイルに変身をして上空をパトロールをしている。

 

「今のところ異常はないな?ん?」

 

上空で見ているとジャイアントアントの群れが四人の冒険者たちを襲おうとしているのを見て、構えていると仮面を付けた女性がジャイアントアントの群れを倒す為剣を抜いて炎を纏わせて切りかかる。

 

『ほーう、あの炎は・・・・・・』

 

「知っているのかドラゴン?」

 

『あぁ、あれは間違いなくってハルト!』

 

ドラゴンが何かに気づいて、俺は急いでウィザーソードガンのハンドソーサーを開いた。

 

【キャモナ スラッシュ シェイクハンズ!ハリケーン!スラッシュストライク!フーフーフー!フーフーフー!】

 

「であああああああああああ!!」

 

風を纏わせた斬撃を放ち、残っていた一匹のジャイアントアントを切り裂く。着地をして話しかけようとした時、後ろからもう一匹のジャイアントアントが現れて俺は構え直すと黒い稲妻が命中をしてジャイアントアントを撃破した。

仮面がこちらに吹き飛んできたのでキャッチをしてリムルが煙の中から現れる。

 

「「「す、スライム!?」」」

 

「助かったぜリムル。」

 

俺は変身を解除をして、キャッチをした仮面を女性に渡した。

 

「これ、あんたのだろ?」

 

「すみません。」

 

彼女達の顔を見て、あの占いで出てきた人物で間違いないだろう。まさかのリムルの運命の人が現れるとは思ってもいなかったな・・・・・・てかこいつら、確か最初の洞窟にいたやつらだな?

リムルは簡単な食事を用意をするって言っていたが、確か焼肉じゃなかったか?まぁいいか。

 

ハルトside終了

 

それから、彼らを連れて村へと帰ってきたリムル達、ハルトはドラゴンと先ほどの女性の力について話をしていた。

 

「それじゃあ、彼女の中には精霊が?」

 

『あぁ、あれは間違いなくイフリートの炎じゃよ。だが彼女の体自身限界が来ている。イフリートをなんとか抑えているが・・・・・・』

 

「もしもだドラゴン、シズエが暴走をしてイフリートが出てきたとしよう。俺が戦って勝てるか?」

 

『今のお前では難しいだろうな?イフリートの炎はフレイムスタイルの炎よりも強力じゃ、ドラゴン形態ならば可能だが・・・・・・』

 

「まだ、俺の体が持たないってことだな?」

 

『あぁそうじゃ、ハルト・・・・・・お前さんは一人で戦うわけじゃないだろ?リムルとかがいるではないか。』

 

「そうだな・・・・・・」

 

ハルトはシズと仲良く話しているリムルを見ているとリグルドが持ってきた。

 

「ハルト様!さぁさぁあなたも一緒に食べましょう!」

 

「あぁそうさせてもらうよリグルド。」

 

リグルドからお肉をもらい、ハルトも彼らと共に座り指輪を付け替えてバックルに触れる。

 

【グリル プリーズ】

 

炎を発生させてお肉が次々に焼かれて行く。三人の冒険者ガバル、ギド、エレンの三人は焼かれて行くお肉を食べており、彼らはどれだけお腹を空かせているのだろうか?と思いながらハルトは焼かれたお肉を食べていた。

 

シズとリムルを二人きりにさせて、ハルトはどうしようかなと考えていると冒険者の一人が声をかけてきた。

 

「あ、あの・・・・・・」

 

「ん?君は確か?」

 

「エレンと言います。さっきは助けてくださりありがとうございます。」

 

「気にするな(妙だな・・・・・・この子は人間ではない感じがするな。なんだろうか?)」

 

エレンが偽造魔法を使っているのを感じたハルト、だが彼女のためあんまり聞かない事にした。

 

「それじゃあハルトさんは、リムルさんと一緒にいるのですか?」

 

「そうだな、洞窟で倒れていて探索をして出あった感じだな。それからはずっと共に行動をしている。」

 

「へぇーハルトさんの魔法、指輪を使うんですね?」

 

「あぁこれ?そうだな・・・・・・」

 

【コネクトプリーズ】

 

魔法陣が発生をしてそこから、ウィザーソードガンをとり構える。

 

「ほえええ・・・・・・」

 

エレンは現れたウィザーソードガンを見ているが、彼はすぐにしまって一日彼らは泊まることとなり次の日に異常がないってことを報告をすることになる。




次回 次の日、エレン達は帰ることとなった。ところが突然としてシズが苦しみだした。ウィザードラゴンは警戒をするようにと言われてハルトはウィザードに変身をする。

次回「暴走」


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暴走

四人の冒険者を保護をしたリムルとハルト、その中には一人の人物がリムルにとって運命の人だったのでハルトは、リムルと二人きりにさせてあげてほかの冒険者、主にエレンが彼に話しかけてきたので、彼はバックルで使える魔法を披露をして彼らは眠りについた。

 

次の日、彼らは街へと帰るためリムル達は外へ見送ろうとした時、シズが突然として膝をついた。

 

「シズさん?」

 

「リムル離れろ!!」

 

「!!」

 

ハルトの言葉を聞いて、リムルは離れるとシズの仮面が割れて彼女自身が炎を発生させていた。

彼はすぐにウィザードライバーを起動させて指輪をかざす。

 

【ウォーター プリーズ スイースイースイースイー】

 

ウィザード ウォータースタイルへと変身をしてウィザーソードガンを構える。シズの姿が変わっていき、炎の精霊「イフリート」へと変貌をする。

イフリートは指をかざすと大量の炎が放たれて攻撃をしてきた。

 

「だったら!」

 

【ディフェンド!プリーズ!】

 

水型の防御魔法が発動をしてイフリートの炎を防御をするが、あまりの暑さにウィザードは仮面の奥で苦笑いをする。

 

「流石、上位の精霊・・・・・・俺の防御魔法をなんなりと貫通をしてくるってわけか・・・・・・だが!!」

 

【キャモナシューティングシェイズハンド ウォーター!シューティングストライク!スイスイスイ!】

 

「は!!」

 

放たれた水流の魔法を含めた弾丸がサラマンダーに命中をして撃破した。魔法なら倒せるのだな?と判断をして、リムルはエレンのアイシクルランスを捕食をしてサラマンダーに対して大量のアイシクルランスを放ち撃破した。

 

ウィザードはこうなればとシフトレバーを動かして指輪をかざす。

 

【ルパッチマジックタッチゴー!ドラゴンラーイズプリーズ!】

 

「は!!」

 

ウィザードは魔法陣からウィザードラゴンが現れて全員が驚いている。

 

「「「「ドラゴン!?」」」」

 

ウィザードラゴンが現れたのを見て全員が驚いているが、ウィザードはそのままドラゴンの方へと飛び背中に乗る。

 

『なるほどのーいい判断をしたなハルト!』

 

「あぁ、イフリートを止めてシズさんを助ける!そうだろ?リムル!!」

 

「あぁ!そのとおりだ!行くぜハルト!!」

 

「おう!!ドラゴン、力を貸せ!!」

 

『いわれなくてもやるさ!!』

 

ドラゴンの背中に乗りウィザードは空中でイフリートに対して攻撃をするが、ウォータースタイルの水の弾丸は蒸発をしてイフリート自身には届いていない。

 

「ちぃ!」

 

『だったらこれならどうだ!!』

 

ウィザードラゴンは接近をして尻尾を叩きつけて吹き飛ばす。

 

「ドラゴン!あまり攻撃はしないでくれ!」

 

『ええい!注文が多い奴だ!ってぬお!?』

 

イフリートの大量の炎の弾が放たれて、ウィザードラゴンはかわしていき、ウィザードがウィザーソードガンで相殺をする。

イフリートは分身をしてリムルに対して炎のサークルを放ち撃破しようとしていた。

 

「リムル!!」

 

「うあああああああああああ!ってあれ?暑くない?なんで?」

 

【解、熱変動耐性の効果により、炎攻撃は自動的に無効化に成功をしています。】

 

「あ!はずかし!ってわけでお前の炎は俺には効かないんだよ!!」

 

するとイフリートの体に巻き付いていき、イフリート自身は動くことができない。ウィザードとウィザードラゴンは炎が解除されたのを見て驚いている。

そこには無傷のリムルの姿があったからだ。

 

『おいおい、あいつ・・・・・・炎無効化を持っているのか?』

 

「いやースライムにしては恐ろしいな、なぁドラゴン?」

 

『あぁ敵にはしたくないものだわい。』

 

それから、イフリートはリムルに捕食されてシズが近くで倒れている。ウィザードラゴンはゆっくりと着地をした後、ウィザードは飛びおりてドラゴンは再びウィザードの体内の中に消えた。

 

『だが問題は、彼女じゃな?イフリートで延命をしていたが・・・・・・』

 

「・・・・・・ドラゴン、あの方法なら彼女を生かすことができるか?」

 

『確かに可能だ。だがそれは、お前さんの力を一時的に開放をする。それがどういう意味かわかっていっているのか?彼女にもばれる可能性がある。』

 

「目の前で命を散らすのを見ているのが辛いだけさ。ならそれだったら俺は本来の力を解放させるだけだ。」




次回 イフリートからシズを助けたリムル達、だがシズは徐々に生命が失われて行く。リムルはどうしたらいいのかと考えているとハルトが一つだけ方法があるという。
その方法とは!?

次回「ハルトの正体」


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ハルトの正体

暴走をしたイフリートをリムルと共に交戦をして捕食をすることでシズを救うことができた。

そして村にあるリムルの家に、シズは寝かされている。

だが、今もシズの生命力は徐々に落ちているのを感じていた。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ハルトは、じーっとシズを見ており・・・・・・リムルは声をかけているが、シズからの反応がないので彼はどうしたらいいのだろうか?と考えているとシズが目を覚ます。

 

「シズさん。」

 

「スライムさん・・・・・・」

 

「シズさん目を覚ましたんだね?待っていろ今水を「必要ないよ。」え?」

 

「自分でもわかっているの・・・・・・もう助からないってのは・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

「だから、お願いがあるの。スライムさん私を食べてほしいの。」

 

「だが・・・・・・」

 

「待ちな、勝手に話を進ませてもらっては困る。」

 

「ハルト?」

 

「あなたは魔導戦士?」

 

「あぁ仁藤 ハルト、・・・・・・イザワ・シズエ、悪いがお前を死なせるわけにはいかない。」

 

「・・・でも私は・・・・・・」

 

「・・・・・・リムル、俺が隠していたことがあるって話を前にしたな?」

 

「あぁ・・・・・・」

 

「我、その力を今、解放させる。ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

ハルト自身が光りだして、リムル達はいったい何が起ころうとしているのかとリグルド達も突然として強大な力を感じたので驚いている。

 

「な、何事だ!?」

 

「とてつもない強大な力です!」

 

そして光が収まり、そこには一匹の竜がいた。リムルやシズは驚いておりその竜は言葉を言う。

 

『我の名前はエレメンタルドラゴン!四つの属性を使いし竜なり!』

 

「エレメンタル・・・・・・」

 

「ドラゴン・・・・・・」

 

『シズよ、我の頭に手を乗せるがいい。』

 

シズはエレメンタルドラゴンの言う通りに手を乗せるとエレメンタルドラゴンは目を閉じるとエネルギーを送りこんでいき、シズ自身は驚いている。

 

「嘘・・・・・・さっきよりも元気になっている。」

 

『我の生命力のエネルギーを貴様に分けたからな。言ってしまえば人間をやめているって言った方がいいだろう。お前さんがイフリートを宿した時からな。』

 

「ハルト・・・・・・」

 

『これが俺の正体だ。エレメンタルドラゴン・・・・・・これが俺の本当の姿さ。』

 

エレメンタルドラゴンは光りだして、再びハルトの姿へと戻った。彼自身も久しぶりの竜化をしたプラス生命力を託したので、消耗が激しいのだ。

 

『久しぶりになったなエレメンタルドラゴンよ』

 

「お前はハルトでいいだろうが?」

 

『そうじゃったな。』

 

「さてリムル、お前さんシズを捕食をしてすぐに出してみろ。」

 

「「え!?」」

 

「いつまでも人間態がないのも不便だろ?」

 

「わ、わかった。シズさんいいかな?」

 

「え?あ、うんいいよ。」

 

そういってリムルはシズを捕食をした後に大賢者が解析を終了をしたので、彼女は解放される。

 

「なんか変な感じだった。」

 

そしてリムル自身が擬態を始めて、そこには白い髪をしたシズの姿が立っていた。ハルトは成功をしたなと思っていたが・・・・・・自分自身がエレメンタルドラゴンの力を解放をさせてしまったので、かなりの力を解放させたからなとプラスばれてしまったな?と思いながら目を閉じていた。

 

場所が変わり北の大地

 

「今の力・・・・・・まさか!」

 

一人の男性は力をジュラの大森林の方から感じており、彼は彼女がいるであろう場所へと行くと扉が開いたのを見て驚いている。

 

「ヴェル・・・ザード・・・・・・」

 

「ふふ・・・ふふふふふふあははははははははははは!感じた!感じたよ!!あーーーハルト、ハルトが帰ってきた!あはははははは!」

 

ヴェルザードと呼ばれる女性は狂ったかのように笑った後、一人の男性を見ていた。

 

「ギィ、行ってくるわ。」

 

「どこへ行くつもりだ?」

 

「決まっているじゃない・・・・・・」

 

彼女は光のない目のままギィと呼ばれる男性に向けていた。

 

「彼の元へね?」




次回 シズはハルト事エレメンタルドラゴンの力で復活をした、彼女は村に滞在をすることとなりエレン達は街へと戻っていった。
それからリムルは人間態の姿をとれるようになり、ハルトはリグル達と狩りをすることになった。
そこに六人組のオーガが現れてハルトはウィザードに変身をする。

次回「襲撃をしてきたオーガ」


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襲撃を受けるハルト達

ハルトside

 

イフリートとの戦いで、シズの中にいたイフリートはリムルによって捕食をしてシズの暴走を止めることができた。

そしてシズに関しては、俺が本来の姿エレメンタルドラゴンの姿に変身をして生命力を渡した影響で、多分人間をやめていると思う。

竜人ではないが、それに近い半竜人と言った方がいいだろうな。

 

リムルは一旦シズを捕食をしてから解析を終えてすぐに出して人間態が完成をした。その姿は小さいシズそのものだ。

そしてシズはリムル達の村で暮らすこととなり、俺がエレメンタルドラゴンだってことはリムルとシズに内緒でお願いをしてもらい今に至る。

 

現在俺はリグルたちと共に周辺警備及び狩りをするチームに入っている。

 

「でもハルト様まで大丈夫なんっすか?」

 

「大丈夫さ、リムルにはシズさんがついている。それにランガもいるから大丈夫だよ?」

 

俺達はリムルがご飯を食べることを所望をしてきたので、狩りなども含めて色々と狩りをしていると俺は嫌な予感がして、バックルにかざす。

 

【ドライバーオン!】

 

「ハルト様?」

 

【ルパッチマジックタッチ ゴー!コネクトプリーズ!】

 

コネクトリングを使い魔法陣に手を突っ込ませてウィザーソードガンをとり発砲をする。

現れたのは六人のオーガ、しかも一人は姫のような格好をしており鎧などを見ているとボロボロの状態だからな。

仕方がない、相手はこちらを敵と判断をしているからな、仕方がない。

 

ハルトside終了

 

一方でリムルは新しく手に入れたスキルを確認をしている頃、ランガからSOSサインを受けて人間態のまま向かっていく、途中でシズと合流をして彼らはランガ達が放たれたサインの場所へ行くとウィザードがランドスタイルで二体のオーガと交戦をしていた。

 

その近くではリグル達が倒れており、ウィザードは腰のウィザードライバーを操作をして指輪をかざす。

 

【ディフェンド!プリーズ!】

 

地面から壁が発生をして二人のオーガの攻撃をふさいで後ろの方へと下がる。

 

「ハルト!」

 

「リムル、シズ・・・・・・悪いな厄介なことになっちまってな。」

 

上の方を見るとランガも交戦をしており着地をする。リムルもオーガが現れるとは思ってもいなかったが、こちらのミスで交戦状態になってしまったのかと話しあうことにした。

 

「こっちの者たちが色々と何かをしたのかと思うが「正体を現せ!邪悪な魔人め!」え?」

 

「邪悪な魔人?」

 

ハルトも突然としてオーガがリムルに対して邪悪な魔人と言ったことに首をかしげていた。

彼らの同胞の無念と言っていたので、彼らの故郷を滅ぼされたのが、シズがつけていた仮面のことを言っているのであろう。

 

「待って!その仮面は!」

 

「問答無用!我が同胞たちの無念!今ここで晴らす!!」

 

相手は戦闘態勢を解かないので、ウィザード事ハルトも仕方があるまいとウィザーソードガンを構えているとリムルが前に立つ。

 

「ハルト、魔法を使っていたのは?」

 

「あそこの姫のような人物だ。まさかお前・・・・・・」

 

「悪いが俺にやらせてくれないか?お前はシズさんを救うために力を使って回復をしていないんだろ?」

 

「・・・・・・・・・なら任せる。」

 

ウィザードは下がるとオーガ達は魔法を使う人物以外が攻撃を開始をした。ハンマーを持った人物の攻撃を躱してから、麻痺吐息を手から放ち一人を戦闘不能にさせてから、棘がついた棒を振りまわす女性を足払いをしてから粘着糸で体を巻き付かせる。

さらに右手の身体装甲でガードをしてから拳を叩きつけて三人を戦闘不能にさせる。

 

白い老人が動こうとしたのを見て、ウィザードは走りだしてハンドソーサーを開く。

 

【キャモナスラッシュシェイクハンズ!ランド!スラッシュストライク!ドッドッドン!】

 

後ろからリムルを斬ろうとしたが、先にウィザードが前に入り白い老人の剣を受け止める。

 

「ほーう、わしの動きを見切ったか?」

 

「ハルト。」

 

「悪いな、邪魔をして!」

 

はじかせた後、ウィザードは構えると若と呼ばれた赤い髪をしたオーガは構えているのを見て、リムルはハルトに下がるように言い、彼は言われた通りに下がると彼は右手を掲げて巨大な黒い炎、黒炎を作りだした。

 

全員が驚いている中、赤い髪をしたオーガはそれでも攻撃をしようとした時に桃色の髪をしたオーガが前に立つ。

 

「お待ちくださいお兄様!」

 

「そこをどけ!」

 

「この方は敵ではないかもしれません!」

 

「なぜだ!?里を襲ったやつと同じく仮面を付けた魔人であろう!お前もそう言っただろう!?」

 

「待て、オーガの者たちよ。」

 

変身を解除をしたハルトは目を光らせながら言った。その力に全員が震えている。リムル自身も放たれる覇気に驚いている。

 

「は、ハルト?」

 

「この者、お前達が言っていた魔人ではない。この者スライムなり。」

 

「「スライム!?」」

 

「リムルよ。」

 

「はいはい。よっと!」

 

黒炎を捕食をして、本来の姿に変身をしたのを見て驚いている。

 

「もしも、俺がお前達を襲った魔人ってならこの仮面に感じるか?」

 

リムルは仮面を渡すとオーガはじーっと仮面を見ていた。

 

「確かに魔人がしていたのとは違うものだ。それに・・・・・・妖気が隠されている。ってことは・・・・・・」

 

じーっとリムルの方を見てから膝をついた。

 

「こちらの勘違いで申し訳ない。謝罪をさせてくれ。」

 

そして彼らを連れて街の方へと返ることとなり、ハルトは帰りの道を歩きながらオーガの里を滅ぼすほどの力を持った敵がいるのか?と思いながら、歩いていた。




次回 村へと戻り、リムルはご飯を食べて感動をしている頃、ハルトはカイジンたちと共にオーガの若と呼ばれていた人物と話をしていた。

次回「オーガの里が滅ぼされた理由」


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オーガの里が滅ぼされた理由

オーガ達の誤解が解けて、リムル達共に村へと戻ってきたハルト、今回は宴会みたいなことをするってことで大騒ぎである。

さらに言えば、ゴブリン達が緊張をしているのはリムルがご飯を食べるってことだ。そのため機嫌が損なわれないようにドキドキしながら彼がお肉を取り自身の口の中にいれてもぐもぐと食べている。

 

「「・・・・・・・・・・・・」」

 

「うっめええええええええええええええええええ!!」

 

全員が喜んでいる中、カイジンとリグルド、ハルトはオーガの若と飲んでいる。

 

「オークがオーガに攻めてきた!?」

 

「あぁ数千の武装をしたオークが攻めてきて、300人いた我らの同胞は今じゃ六人だけになった。」

 

(妙だ、オークがオーガを里を攻めて滅ぼすなどありえないことだ。まさか?オークロードが生まれたというのか?)

 

『おそらくそうじゃろうな?オークがオーガに普通に戦っても負けるのに、オーガが負けたとなるとオークロードが生まれた可能性があるわい。ハルト・・・・・・おそらくだが、今のままでは勝てない。だからこそわしは力を解放させることにした。』

 

(それってお前の力が使えるようになるってことか?)

 

『その通りだ。イフリートの戦いを乗り越えた今のお前なら、わしの力を使っても問題ないだろう。』

 

(わかった。感謝をするよドラゴン。)

 

ハルトは念話で話を終えてから、オーガ達がリムルの家の方へと入ったのを見て名付けをするのだな?と思いながら、彼は夜の森へとやってきた。

 

「さて・・・・・・早速使ってみるかな?一応性能もかねて・・・・・・」

 

【ドライバーオン!】【シャバドゥビ タッチ ヘンシン!】

 

「変身!」

 

【フレイム・ドラゴン!ボゥー!ボゥ―!ボゥ―ボゥーボォー!】

 

ウィザードラゴンが一体化をしたことでフレイムスタイルが進化をした姿、フレイムドラゴン形態へと変わった。

 

「うん変わらない。以前よりも上がっている感じがする。」

 

『それはわしも同じ意見だ。さてハルト次は?』

 

「そうだな、次はこれだ!!」

 

シフトレバーを動かしてリングを変える。

 

【シャバドゥビ タッチ ヘンシン!ハリケーン・ドラゴン!ビュー!ビュー!ビュービュービュービュー!】

 

緑の魔法陣を通りウィザードハリケーンドラゴンへと変身をする。彼は手足などを動かした後に素早くなった動きを確認をした後に青いリングに装着してシフトレバーを動かす。

 

【シャバドゥビ タッチ ヘンシン!ウォーター・ドラゴン!ジャバジャババシャーン!ザブンザブーン!】

 

ウォータースタイルが進化をした姿、ウォータードラゴンへと変身をして左手に水を集めて勢いよく放つ。

 

「じゃあ最後はこれだ。」

 

【シャバドゥビ タッチ ヘンシン!ランド・ドラゴン!ダン・デン・ドン・ズ・ド・ゴーン!ダン・デン・ド・ゴーン!】

 

ランドスタイルが進化をしたランドドラゴン形態へと変わり、動かしながら力が上がったなと思いながらシフトレバーを動かす。

 

【ルパッチマジック タッチ ゴー!ディフェンド!プリーズ!】

 

「は!!」

 

地面に手を置いて岩の壁が出現をしてこんこんと叩いていた。

 

「うん、通常形態よりも堅くなっているね。流石ドラゴンだね?」

 

『はっはっは!もっと褒めてもいいぞ!!』

 

そのまま変身を解除をして、彼は辺りを見ているが・・・・・・気のせいかな?と思いながら家の方へと帰るのであった。




次回 ハルトは目を覚まして村の外に出ると進化をしたであろうオーガ達の姿がいた。リムルに名前を付けてもらい彼らは進化をしていた。

白老と名付けられた人物はハルトに勝負をしたいと言ってきたので、ハルト自身も彼の力を知りたいので承諾をする。

次回「ウィザード対白老」


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ウィザード対白老

ウィザードラゴンの力が解放されたことで、ハルトはさらに上の姿ドラゴンスタイルというのを再び入手をした。

イフリートとの戦いでの成長が、自身の力を使いこなせると判断をしたウィザードラゴンにより解放されたのである。

その日の夜にドラゴンスタイルの変身をしてチェックをしてから家の方へと帰り、眠りについた。

 

次の日の朝、ハルトはリムルの家へと行くと二人の女性がリムルを乗せており、一人は鎧を付けた人物だが、見たことがあるので名付けをしたのだな?と思いながら話しかける。

 

「ようリムル、名付けをしたみたいだな?」

 

「えぇ、リムル様より頂戴した名、ベニマルを名乗っております。」

 

「同じくシオンです。」

 

「シュナです。」

 

「わしはハクロウじゃ。」

 

「んでそっちの忍者は?」

 

「ソウエイの名を賜りました。リムル様のご回復お喜び申し上げます。」

 

「なるほど、しかもオーガから、鬼人に進化を遂げたか。」

 

『なるほどの、リムルの魔素はハルト、お前さんと変わらないぐらいかもしれないな。』

 

ウィザードラゴンが中でそういい、ハルト自身は苦笑いをしながらハクロウ達の力が前に交戦をしていた以上になっているのを感じていた。

 

「ハルト様、お主の力・・・・・・改めてわしと確認をしたいのじゃがよろしいですかな?」

 

「えぇ構わないよ?」

 

お互いに外に出て、ハルトはウィザードライバーを起動させて素早さに対抗をするため緑色のウィザードリングをセットをしてシフトレバーを動かす。

 

【シャバドゥビ タッチ ヘンシン!ハリケーン プリーズ!フーフー!フーフーフーフー!】

 

ハリケーンスタイルへと変身をして、ウィザーソードガンを構える。ハクロウも腰につけている刀に手を添えたのをでお互いに構える。

 

(正直に言えば、隙が全然見えない。確かハクロウはオーガの三倍以上生きていると言っていたがってやば!!)

 

一瞬で接近をしてハクロウの刀をウィザーソードガンでガードをする。あまりの速さにハルトは仮面の奥で冷汗をかいており、ハクロウの連続した太刀をはじかせながら後ろの方へと下がりリングを変えてハンドソーサを開いた。

 

【キャモナスラッシュ シェイクハンズ!エクステンド!プリーズ!】

 

ウィザーソードガンを魔法陣を通すと刀身が伸びてハクロウに向かって切りかかっていく。

 

「魔法ですな?ですが!」

 

ハクロウは素早く動いてウィザードが放った伸ばした刀身の攻撃を交わしているので驚いている。

 

「まじか・・・・・・」

 

「もらいましたぞ!!」

 

【コピー!プリーズ!】

 

するとウィザードが二人に別れて構え直している。

 

「なんと、二人になったのですか!?」

 

「「まぁそういうことだ!さらに!」」

 

【フレイム!】【ランド!】【【プリーズ!】】

 

さらにフレイムスタイル、ランドスタイルへと姿を変えて構え直す。

 

「ふ!」

 

「は!!」

 

二人のウィザードの攻撃をハクロウは冷静にはじかせているので、二人のウィザードは驚いてしまう。

 

「流石とだけ言っておくよハクロウ。」

 

「てか二人の攻撃を一閃ではじかされるって・・・・・・」

 

「はっはっはっは!長い間生きていた証拠ですわい!ですが、ハルト様の力・・・・・・このハクロウ、確信をえました。」

 

ハクロウが武器を収めたので二人のウィザードもウィザーソードガンを降ろす。そして一人になりフレイムスタイルのウィザードが残った。

 

「やはりハルト様は遥か昔の書物に書かれているウィザードですね?」

 

「ハクロウ、昔の書物とは?」

 

「遥か昔、一つの魔法戦士がおりました。その戦士は指輪を使い様々な絶望を希望へと変えてきたと書かれておりました。そしてハルト様の姿は書物に書かれているウィザードそのもの・・・・・・わしも戦って感じましたが、今ので確信を得ました。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ハルトは変身を解除をして、さてどうしたものかと考えていたがソウエイが現れる。

 

「おうソウエイどうしたんだ?」

 

「はい、リザードマンの一行を目撃をしました。この辺に現れる事態が珍しいので報告にまいりました。」

 

「リザードマンが?ソウエイ、念のため奴らがこの村へ来る可能性はあるか?」

 

「おそらくは・・・・・・」

 

「リムル、いかがする?ハクロウは少し話をしよう。」

 

「そうだな、念のためリザードマンがなぜ俺たちの村へ来るのかわからないからな、警戒はしておくさ。」

 

そしてハクロウを連れて少し離れた場所へ着いた。

 

「さて、ハクロウ・・・・・・お前の読み通り正解だ。あれだけを書物を見ていたのか?」

 

「はい、故郷の方で死にかけていたのですが・・・・・・その時に読んでいたものでして・・・・・・ですが、オーク達に村を襲撃された際に消失をしてしまいまして・・・・・・」

 

「そうか・・・・・・だがリザードマンがこの辺をうろついているのは、オークが関連をしているんじゃないかな?何事もなければいいが・・・・・・」




次回 リムルの村にリザードマン一行が現れた。ガビルと名乗ったリザードマンに対してリムルはゴブタに挑ませる。

次回「リザードマンガビル現る」


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リザードマンガビル現る

ハルトside

 

まさか、ハクロウが読んでいた書物に俺の存在が書かれていたものがあったとはな・・・・・・ウィザードの力・・・・・・それはウィザードラゴンを得たことで俺は普段の力を抑えながら戦うことができる。

今の俺は仁藤 ハルトとして動いている以上・・・・・・エレメンタルドラゴンとして動くわけにはいかないんだよね。

ソウエイからの報告でリザードマンが動いているという報告を受けていたが、リグルドが呼びに来て俺達は外へと行くと一匹のリザードマンが立っているので何かなと待っていると、なんか演出をしようとしているのを見てバックルに魔法リングをかざす。

 

【エクステンド!プリーズ!】

 

「この方こそ!次期首領のガビ・・・・・・」

 

「ごふううううううううううううう!!」

 

言う前に魔法陣を通した俺の拳が伸びてガビルと呼ばれた人物の顔面にヒットをする。リムル達は驚いているけど、なんか腹がたったのでやったが後悔はしていない。

 

『お前な、いきなり顔面を殴ることはないだろ?まぁわしもなんか腹がたったから後悔はしていないがな?』

 

だよね?さぁてショータイムだ。

 

ハルトside終了

 

「えー・・・・・・ハルト君?いきなり顔面殴りはしてはいけないと思いますよ?」

 

「「「ハルト様グッジョブ!!」」」

 

話が進まないので、リムルはガビルの話を聞いたが、彼は自分たちを部下として共にオークと戦おうと言ってきた。

リムル自身はガビルの力がどれだけのものか試すため、ハルトがやろうか?とドライバーを起動させて変身待機をしているが、そこにゴブタが現れる。

 

「あれ?どうしたっすか?」

 

「おーゴブタ君!丁度いいところに!!」

 

「なんでこうなるっすかああああああああああああああ!!」

 

ゴブタがガビルの相手をすることとなり、リムルは勝てばクロベェに頼んで武器を作ってやるといい、負けたらシオンの手料理をプレゼントと言った瞬間にゴブタの顔が真っ青になっているので、ハルトはその場にいなかったので首をかしげた。

 

「『どういうこと?』」

 

そしてゴブタ対ガビルの戦いは、影移動を使ったゴブタの攻撃でガビルが一撃で倒されたので、部下たちは彼を連れて逃げていく。

 

その夜、一室の家で主な幹部たちが集合をして会議を行っていた。

 

「オークの軍勢が20万!?この森に進行をしているのか!?」

 

「確か俺達の里を襲った軍隊は数千だったはず。」

 

「それは別動隊だったみたいだ。」

 

(ってことは、そいつらの今の進行方向を考えるとリザードマンの支配地域へと向かっているみたいだな。だが問題は・・・・・・)

 

「リムル、俺は少しだけ調査へと向かうことにする。」

 

「調査?」

 

「・・・・・・もし、これが魔王の一味の仕業なら・・・・・・オークロードが生まれている可能性がある。」

 

「わかった。気を付けていって来いよハルト。」

 

「あぁ!」

 

ハルトはそういい、オーク達の動きを見るためにドライバーを起動させる。

 

【シャバドゥビ タッチ ヘンシン!】

 

「変身!」

 

【ハリケーン・ドラゴン!チョーイイネ!スペシャルサイコー!】

 

背部にドラゴウイングが生成されて空を飛んでいく、果たしてオークロードは産まれてしまったのだろうか?

リムルとハルト達の運命はいかに!




次回 オークロードを探すため、村を後にしたハルト、着地をした後にケルベロス達を召還して探索させる中、リムル達もトライアドのトレイニーと会合をしてオークロードを討伐をすること決意を固める。

一方でハルトは飛びあがり、苦戦をしているガビル達の姿を見つける。オークの部隊もたくさんいるので彼は助太刀をすることにした。

次回「オークの集団。」


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オークの集団

「さてここで休憩をするぞ。」

 

ハルトが調査に向かった後、リムル達は準備を整えてオークの集団に向かって村から出発をしていた。

現在野営をするために、休憩をすることにした。

 

(それにしてもハルトの奴、連絡を一つ寄こさないなんてな、一体どうしたんだろうか?まさか・・・・・・あいつがやられたなんてないよな?)

 

今回の敵オークロードの存在を知ったリムル、いくらハルトでもオークロードと戦うことになると、彼曰く前世よりも力が下がっていると言っていたのを思いだす。

だが、今はほかのメンバーを連れているので、一人で動くわけにはいかない。

 

一方そのハルトは?ハリケーンドラゴンの姿のまま空中でオーク達を探していた。疲れたのか一旦着地をして、彼はプラモンスター達が帰ってくるのを待っているとケルベロスが戻ってきたので手に乗せる。

 

『ワンワン!!』

 

「見つけたのか?」

 

ケルベロスは首を縦に振ったので、彼はビンゴといいそのまま飛びあがりケルベロスは案内をするため彼の肩に乗る。

 

『ワンワン!』

 

「あっちの方角だな?」

 

彼はドラゴウイングで急いで向かい、オークの軍隊を見つけた。それに対抗をしているのはガビルが率いるリザードマン及びゴブリンのメンバーだった。

相手は鎧を着ており、ガビルが奮闘をしている姿を見てハルトはゴブタに一撃でやられたとは思えないほどだな?と見ているが、このままではやられるなと判断をしてシフトレバーを動かす。

 

【ルパッチマジック タッチ ゴー!チョーイイネ!サンダーサイコー!】

 

「うなれ雷鳴!」

 

緑色の魔法陣から雷撃が放たれてオーク達に命中をしてオークジェネラルは驚いている。

それはガビルも同じで上の方を見るとウィザードがいたので驚いている。

 

「あ、あれは!?」

 

「よう大丈夫か?」

 

そのまま着地をして別の指輪に変えてかざす。

 

【ランド・ドラゴン!コネクトプリーズ!】

 

ランドドラゴンに変身をしてコネクト魔法でウィザーソードガンをとりだして発砲をしてオーク達が倒されて行く。

 

「ふぃー・・・・・・」

 

だがオーク達が襲い掛かってきたので、ガビルは構えようとしたが、そこにゴブタが現れる。

 

「ハルト様!」

 

「よう、ってことは来たみたいだな?」

 

ウィザードがいうと、ランガも現れる。オーク達は驚いていると黒い何かの巨大な球体が発生をしたのを見て、ベニマル達がやったのだな?と思いながら、ウィザーソードガンを構え直す。

 

「ふん、どこの木っ端魔物の配下が加わったところで、我らの優位に変わりない。」

 

「木っ端・・・・・・」

 

「ほーう・・・・・・ハルト様、ここは我に任せてもらってもよろしいですか?」

 

「え?お、おう任せるぜ。」

 

「わおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!」

 

するとランガの周りから巨大な竜巻が発生をしたので、全員が衝撃に備えている。ウィザードもほかの奴らが飛ばないようにするためシフトレバーを動かす。

 

【ルパッチマジックタッチゴー!バインド!プリーズ!】

 

「は!!」

 

地面から鎖が発生をしてゴブタ達が飛ばないようにして、オーク達は次々に鎧などを破壊されて吹き飛んで行く。

 

「すげー・・・・・・これがランガが進化をした姿ってことか?流石だな・・・・・・」

 

ウィザードは仮面の奥で笑いながら、ベニマル達が交戦をしているのを見て鬼人に進化をした彼らの力は、オーク達を翻弄させて倒していく。

シズもその間に入り、剣を抜いて炎を纏わせて切りつけた。今のシズはイフリートがいないのに、なぜ炎を纏わせることができるのか?

それはエレメンタルドラゴン事ハルトが彼女に生命力を与える際に、彼女自身の開いたスキルにエレメンタルドラゴンとしてのハルトの能力、炎、水、氷、雷、風、岩などのスキルが彼女にインストールされてしまったのである。

 

「うん、イフリートがいた時よりも使いやすい。しかもなじんでいる感じがするわ。」

 

その様子をウィザーソードガンでオークを切りつけていたウィザードは仮面の奥で冷汗をかいていた。

 

「もしかして、俺のスキルか?」

 

『お前が、生命力を与えた際にコピーをしてしまったのが原因じゃろうな。まぁまさか無意識でコピーをしてるとは思ってもいなかったがの?ふっはっはっはっはっは!』

 

ウィザードラゴンは中で笑っているが、ハルトはそうは言ってもな?とウィザーソードガンではじかせながらオークと交戦をする。




次回 オークと交戦をする中、突然として一匹の魔物が入りこんできた。自分をゲルミュットと名乗った人物はゲルドとつけられたオークに命令をした。
つまり彼こそ、オークに名付けをした人物でベニマル達の故郷を滅ぼすように言った人物である。

次回「現れたゲルミュット」


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現れたゲルミュッド

オークと交戦をしているウィザード達、ランドドラゴンの姿のまま交戦をしていると魔力の増大を感じて上の方から、誰かがやってきた。

そしてそのまま地面へ着地をするが、疲れているのか息が上がっていた。

 

「これはいったいどう言うことだ!このゲルミュッドさまの計画を潰しおって!」

 

「計画?潰して?」

 

「貴様がさっさと魔王に進化をしていれば、上位魔人の俺様が出むことはなかったのだぞ!!」

 

ゲルミュッドと名乗った魔人は、ゲルドに杖を向けておりガビルは彼がつけたと判断をしてウィザードは別のリングを装着をしてシフトレバーを動かして別の姿に変身をする。

 

【ウォーター・ドラゴン!】

 

ウォータードラゴンに変身をしてゲルミュッドに接近をしてウィザーソードガンを振るうが、交わされる。

 

「なぜ貴様が生きている!?貴様はあの竜の女の前で死んだはず!」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

ゲルミュッドが竜の女の前で死んだという言葉を言った瞬間、彼はシフトレバーを動かして魔法リングをウィザードライバーにかざす。

 

【バインドプリーズ!】

 

ウィザードのバインド魔法がゲルミュッドを捕まえて、鬼人達がゲルミュッドを囲んでいく。

 

「ハルト様、悪いですが・・・・・・こいつは、俺達の仲間の敵なので」

 

「あぁ好きにして構わない。」

 

シオン、ハクロウ、ベニマルがバインド魔法で動けないゲルミュッドを痛めつけていく、リムルが行こうとしたのをウィザードは止めようとした時、ゲルドと呼ばれた人物がゲルミュッドの方へと向かおうとしたのを見てシズ達は止めようとしたのだが、ゲルドと呼ばれた人物は、持っている剣でゲルミュッドの首を切断した。

 

「「!!」」

 

そのままゲルミュッドの体を食べていき、全員が驚いているとゲルドの体から妖気が放たれていくが、リムルは離れろといいウィザード達も離れるとオークの死体が負傷をしていくのを見て、ウィザードは仮面の奥で冷汗をかいている。

 

「おいおいまじかよ・・・・・・ゲルミュッドを食べたことで、奴は魔王に進化をしたってことかよ。」

 

「我はゲルド、オークディザスターゲルドと呼ぶがいい!!」

 

『ハルト!奴の力はわしが思っている以上に上がっている気を付けろ!』

 

「言われなくてもわかっている!」

 

【フレイム・ドラゴン!】

 

フレイムドラゴンに変身をして、ウィザーソードガンのハンドソーサーを開いて魔法リングをハンドソーサーにかざす。

 

【コピー!プリーズ!】

 

ウィザーソードガンがもう一個増えてオークディザスターゲルドに接近をしてウィザーソードガンを振り下ろす。

ゲルドは持っている剣を使いウィザードが振り下ろされるソードガンを受け止めてはじかせた。

そこにシオンが突撃をして大剣を振るうが、ガードをする。

 

【キャモナシューティングシェイクハンズ!フレイム、シューティングストライク!】

 

「は!!」

 

二丁のウィザーソードガンから炎のドラゴンの弾が放たれてゲルドに命中をする。さらにハクロウの素早い斬撃がゲルドの首を切断させた。

だが、ゲルドは首を切られても動いてハクロウは驚いている。そして首を拾い接続させる。

 

「おいおいまじかよ。あいつ、再生能力を持っているのか?(だがどうする?エレメンタルドラゴンの力を解放させれば奴に勝てると思うが・・・・・・今のエレメンタルドラゴンとして勝てるかもわからないからな。)」

 

ハルトはどうしたらいいのかと考えていると、リムルが横を歩いてきた。

 

「ハルト、後は俺に任せろ。」

 

「リムル、お前・・・・・・何かあるのか?」

 

「まぁな、だから下がっていてくれ、お前魔力を消耗をしているだろ?」

 

「あ、ばれた?」

 

「当たり前だ、お前が一番最初の仲間だろうが・・・・・・」

 

リムルはため息をついて、ハルトは仮面の奥で苦笑いをしながらシズたちと共に後ろの方へと下がり、リムルは歩いていきオークディザスターゲルドに構える。

ちなみにガビルは、ゲルミュッドの攻撃から彼の部下、そしてリムルが助けた。

 

オークディザスターゲルドは剣を構えて振り下ろすと、リムルがいつのまにかゲルドの手を切り裂いていた。

 

(あれは、大賢者だな?なるほど、リムルの奥の手・・・・・・大賢者を使い戦わせることだな?さてお手並み拝見といこう。)

 

ウィザードはリムルの動きなどが変わったので、大賢者だな?と思いながら見ていると素早く動いてリムル事大賢者は持っている剣に黒い炎を纏わせて剣を叩き折る。

だが魔王と名乗ったることもあり、再生能力などが速くなっている。

ゲルドは両手から連続した光弾を放つが、大賢者は冷静に光弾を両手で吸収をしているが、ゲルドは後ろの方へと回りこみ大賢者をつかんでしまう。

 

「「あ!!」」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「ふっはっはっは!このままくらってやるわ!!」

 

すると地面に魔法陣が発生をしてフレアサークルが発動をする。だがゲルドはフレアサークルの炎の耐性を取得をしてしまい、大賢者はすぐに再演算をしようとした時、リムルの目が変わった。

 

するとリムルの体が溶けていく、シズはもしかして?とハルトに聞いた。

 

「ねぇハルトさん。」

 

「あぁ・・・・・・リムルの捕食だ。だがいくらリムルでも魔王相手に捕食ができるのかわからない。」

 

魔王ゲルドの体を巻き付いていき、捕食同士の戦いが始まっている。ゲルドは抵抗をしていくがリムルは捕食を続けていく。

そしてついにリムルが勝った。上空へと飛びあがりリムルは人型を生成をする。

 

「お休みだゲルドよ。安らかに眠ってくれ。」

 

「やったなリムル。」

 

『見つけた!ぐおおおおおおおおおおおおおお!!』

 

【脅威!大きな何かが接近!】

 

「何!?」

 

リムルは見ると獅子のような顔に鳥、カメレオン、イルカ、牛が合体をしたものがウィザードに接近をしてきた。

 

「何?が!!」

 

その謎の物体はウィザードの中に入っていく。

 

「が・・・ぐう・・・がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

ウィザードは地面を倒れて、何かの力が介入をしようとしていた。

 

(な、なんだこれは!?俺の中に何かが・・・・・・)

 

「ハルト!」

 

「ハルト様!!」

 

「しっかりするッス!!」

 

オークディザスターゲルドはリムルによって捕食されて、オークとの戦いは終わった。だがハルトは何かが彼の中に入りこんで苦しんでしまう。果たして・・・・・・




次回 ハルトが眠っている間、話は色々と進んでいた。一方ハルトは目を覚ますとライオンに牛、鳥、イルカ、カメレオンの頭部を持ったウィザードラゴンみたいなのが目の前に現れる。

次回「現れたもの」

「お前は・・・・・・」


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現れたもの

リムルside

 

魔王へと進化をしたオークディザスターゲルドは、俺が捕食をすることでオーク達との戦いは終結をした。

だが安心をしたのもつかの間、突然として謎のキマイラみたいなのがハルトの中に入りこんでしまい、あいつは倒れてしまう。

そして俺達はリザードマン、ゴブリン、鬼人、トレイニーさん、そしてオークが集まりこの戦争の後のことについての話し合いをした。

こういうのは、俺は苦手なので本当だったらハルトにしてもらいたかったのに・・・・・・俺はシオンに抱えられながらいるが、まぁ俺が思っていることを伝えるしかないな。

 

オーク達の罪を俺の責任ってことにすることにした。おそらくハルトがここにいたのなら一緒のことを言っているだろうな?

 

「ま、待ってください!いくらなんでも道理が!」

 

「これは魔王ゲルドとの約束だ。」

 

まぁリザードマン達も納得をしてないと思っていたが、下がってくれたので驚いている。

オーク達も各地に散りそこで技術などを学んだりして、後は大同盟でも組んだらいいなと言う。

ちょっと待って?なんで全員が膝をついているの?とトレイニーさん?

 

「リムル様をジュラの大森林の盟主として、ここにはおられない仁藤 ハルト様を副盟主として認め、ここにジュラの森大同盟は成立をしました!」

 

何いいいいいいい!俺が盟主だと!?そしてハルトが副盟主!?ってすまない・・・・・・ハルト、お前が寝ている間に色々と決まってしまった。

 

リムルside終了

 

突然として謎のものが体の中にはいり苦しんでいたハルトは戦いの後、すぐに村の方へと運ばれて現在は布団の上で寝こんでいた。

誰も入らないように彼の家の前をボブゴブリン達が立っている以外を覗けば・・・・・・そんなハルトの精神世界、彼は目を覚ますとウィザードラゴンが何かと交戦をしているのを見た。

 

『ぐおおおおおおおおおおおお!!』

 

五つの顔をした何かがウィザードラゴンに対してビームを放ちドラゴンが交わしてブレスを放っているところである。

 

「いったいなんだ!?あれは!!」

 

『ハルト!目を覚ましたか!』

 

『ほーう、奴が・・・・・・』

 

『待て!!』

 

交戦をしていた敵はハルトに気づいて、彼の目の前に着地をした。ハルトは相手がウィザードラゴンのような機械的な体をしていたのでじーっと見ていた。

 

(ライオン、イルカ、牛、隼、カメレオン・・・・・・こいつはいったい。)

 

『我の名前はビーストキマイラ!我は貴様の大きな魔力に誘われてあの場へときた。そして我は貴様と契約をする!貴様の魔力の提供に我の力をお前に貸す!』

 

『貴様!ハルトの魔力を奪うつもりか!』

 

『それが我だからだ、貴様も同じだろうが?』

 

『俺は貴様とは違う!』

 

喧嘩をしているウィザードラゴンとビーストキマイラ、犬猿の仲だな?と思いながらもハルトはビーストキマイラに答えを出す。

 

「いいよ」

 

『ほーう、流石エレメンタルドラゴンと言った方がいいか?』

 

「わかったんだ?」

 

『お前の中に入った時、竜の紋章が現れた。その竜の紋章こそエレメンタルドラゴンとなる証でもあった。よかろう!我の力・・・・・・貴様に託すぞ!』

 

ビーストキマイラは光りだして、ハルト自身は目を閉じてしまう。彼は目を覚ますとどこかの家だったので荷物などを見て自分の家だなと判断をする。

そして彼の目の前には指輪が6つあったので見るとライオンの顔をしたリング、隼のリング、牛、カメレオン、イルカ、そしてプラモンスターを呼ぶためのリングが一つ置いてあった。

 

「これがビーストキマイラのリングってことか、俺が使用をするリングとは少し形状が違うみたいだな?」

 

「目を覚ましたみたいだなハルト?」

 

「リムル?・・・そうか、俺が寝ている間に色々と終わったみたいだな?」

 

「あぁ副盟主殿。」

 

「・・・・・・ん?今何て言った?」

 

「だからこのジュラの大森林大同盟の副盟主って言ったんだよ。」

 

「はああああああああああああああ!?」

 

リムルの言葉を聞いて、ハルトは叫んでしまう。自分が寝ている間に副盟主となっていたので驚いてしまう。

 

だがハルト達は知らない、現在こちらに向かっている目からハイライトを消した女性が向かっていることを・・・・・・そしてこれから起こる事件もまだ知らない。




次回 リムルは15万人のオーク達の名付けを終えて、魔素を完全に使い切ってしまう中、ハルトは何をしているのか?街へと進化をしようとしている作業の指揮をしていた。
だが、突然として強大な力を感じてソウエイからの連絡でリムルやシズもハルトのところへと来た。

そして一人の女性がゆっくりと降りたつ。

次回「再会」


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再会

ハルトside

 

オークディザスターゲルドとの戦いから一ヶ月が経っている、どうやら俺が眠っている間にリムルは15万人のオーク達の名付けを終わったらしく、とても魔素を消耗をしていたといっていた。

しかも俺が寝ている間に、副盟主と名付けられたので俺は驚いているが・・・・・・そして現在俺は何をしているのか?

 

「ゲルド達、悪いが荷物をあっちの方へ運んでくれ。」

 

「はい!」

 

ジュラの大森林においての我らの街を作っている最中だ。オーク達はリムルによって名付けられたことでハイオークへと進化をしており、俺は指示を出しながらも魔法を使い運んだりしている。

 

【チョーイイネ!グラビティサイコー!】

 

「よいしょ。」

 

まぁ本来だったら、ウィザードに変身をしてやってもいいけどさ?ゲルド達が一生懸命働きたいという思いが強かったので、こうして指示を出しながらも運んだりしている。

シズは何をしているのか?ハクロウと共に剣を教えたりしている。

 

「ハルト、どうだ?」

 

「リムルか、あぁ街の開発は色んな種族たちが手伝いをしてもらっているから予想をしていた時間よりも速くできるかもしれないな。」

 

「そうか、小さかった俺達の村が・・・・・・今じゃここまで大きくなってきているんだな?」

 

「当たり前だ。お前を主君として慕われているからな?」

 

「おいおい、お前も慕われているだろうが。」

 

『リムル様!ハルト様!緊急であります!』

 

『ソウエイ?いったいどうした?』

 

『現在、分身が見ておりますが・・・・・・強大な力を持った者がこちらの森へ向かってきているのです。』

 

『『!!』』

 

巨大な力を持った人物がこのジュラの大森林に?俺はすぐにリムルを見て彼自身もすぐに指示を出して、ベニマル、シオン、ハクロウ、シズ、ゴブタなど戦闘力を持っている人物達を集結させて全員で迎え撃つことにした。

だが俺はどうも浮かない顔をしているみたいだ、なぜかって?この感じ・・・・・・どこかで感じたことがあるからな。とりあえずウィザードに変身をして待機をしている。

 

ハルトside終了

 

「ソウエイからの連絡では、前のオークディザスターよりも強力という情報だ。」

 

「ほーう・・・・・・」

 

「いったい何者ですかの?」

 

「問題ありませんリムル様!私は叩き潰しますよ!」

 

「あはははは・・・・・・さてくるみたいだな?」

 

リムルも人型へと変身をして構えている。そして翼をはやした人物はリムル達を見るとゆっくりと着地をする。

髪の色は白色で、スタイルは抜群・・・・・・そしてその目から光が消えている以外は普通の女性のようだが・・・・・・リムル達は彼女から放たれる覇気に押されている。

 

(な、なんだこの覇気、今まで出会ったやつらよりも強い!)

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「ふふ、ふふふふふふふふふふふふ」

 

「リムル様!ここは我らが「お前達は手を出すな。」ハルト様?」

 

「あいつの相手は俺がする。」

 

「ですが!」

 

「お前達じゃあいつには勝てない、リムル・・・・・・お前でもな。」

 

ウィザードは前に歩いていき、相手の女性は周りの固まらせると氷柱の針を生成をしてウィザードに向かって放ってきた。

 

【ルパッチマジックタッチ ゴー!ディフェンド!プリーズ!】

 

氷柱の針を炎の魔法陣でガードをすると、そのまま飛びあがりウィザーソードガンを振るうが、彼女は待っていたかのようにその剣を素手で受け止める。

 

「「な!?」」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「ふふ・・・・・・」

 

するとウィザーソードガンが凍っていくのを見てウィザードはすぐに離してウィザーソードガンが凍らされて粉々に砕け散る。

 

【コネクトプリーズ!】

 

魔法陣から別のウィザーソードガンが現れて、さらにリングを変えてシフトレバーを動かす。

 

【シャバドゥビタッチヘンシン!フレイム・ドラゴン!】

 

フレイムドラゴン形態へと変えてハンドソーサーを開いてコピーウィザードリングをかざす。

 

【コピープリーズ!】

 

ウィザーソードガンがもう一個現れて炎の弾丸を放つが、相手は素早く動いて交わしていきウィザードに接近をして胴体に蹴りこもうとしたがすぐに交わす。

 

【チョーイイネ!スペシャルサイコー!】

 

胸部にドラゴスカルが現れて強烈な炎を放った。相手の方も強烈な冷気を放ちドラゴスカルから放たれた強烈な炎と激突をする。

 

「なんて力をしている!」

 

「あの氷・・・・・・まさか、あれは!」

 

「ハクロウ、知っているのか?」

 

「えぇ、あの強烈な冷気・・・・・・あれは間違いなく暴風竜「ヴェルドラ」と並ぶ竜・・・・・・白氷竜「ヴェルザード」ですじゃ!じゃが、なぜあの者がここに?」

 

「我々も参戦をした方が・・・・・・」

 

「いや、ハルトがやめておけと言っていた。ならハルトに任せようじゃないか。」

 

煙が晴れて、二人の人物が見ている。

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

するとウィザードが変身を解除をして、ヴェルザード自身も戦闘力を落としていく。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

するとヴェルザードは走りだして、ハルトに抱き付いた。

 

「ハルト!ハルト・・・ハルトハルトハルトハルトハルト!!」

 

ヴェルザードは涙を流しながら、彼に抱き付いた。リムルもあの時水晶玉で見た人物は彼女で間違いないなと判断をして、彼自身も彼女の頭を撫でる。

 

「ヴェルザード・・・・・・その、なんというか久しぶりと言った方がいいかな?」

 

「ハルト、ハルト・・・・・・私、私のせいで・・・・・・」

 

「お前のせいじゃないよ。こうして無事だったのでホッとしている。」

 

彼女の頭を撫でながら、ハルトは立ちあがる。

 

「リムル、紹介をする。彼女の名前は「ヴェルザード」まぁ知っているメンバーは知っているかもしれないな。」

 

「自己紹介されたわ。ヴェルザードよ。そこにいるハルトの妻です。「違います。」ぶーーー」

 

頬を膨らませたヴェルザードを見て、ハルトはため息をついた。

 

「それでこれからどうするんだお前は?」

 

「もちろんここで過ごすわよ?」

 

「まじで?」

 

「まじ。」

 

「本当?」

 

「本当よ。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ちらっとリムルをみたが、お前に任せるという視線だったのでため息をついた。

 

「わかったよ。白氷竜「ヴェルザード」ジュラの大森林副盟主の名の元にこの街の滞在を認めます。」

 

「あらハルト、あなたジュラの大森林の副盟主なんだ、盟主さまは?」

 

「そこにいるスライムのリムルだ。」

 

「へぇースライムの・・・・・・あら?この子からヴェルドラちゃんの力を感じるけど?」

 

「あぁ、彼の中にヴェルドラがいるからな。」

 

「へぇー・・・・・・・・・楽しみね出てくるのが(黒笑)」

 

黒い微笑みをしたのを見て全員が嫌な予感がしており、リムル自身もヴェルドラが出てきた時に驚いたりしないよな?と思いながら、現在の彼の家に案内をする。

 

「悪いな、今の俺の家だからな。」

 

「いいよ。ハルトとこうして一緒にいれるのだから。でもねハルト?」

 

「な!」

 

突然として体が浮いてベットに倒されたので一体なにかと見ているとヴェルザードがその上に乗り目から光がない状態で見ていた。

 

「ドウシテスグニ、私ノ所ヘト来テクレナカッタノカシラ?ソレニ、アナタカライロンナ女ノ匂イガツイテイルノダケド?ナンデナンデナンデナンデ?」

 

「いやヴェルザードさん、少し落ち着いてもらえたらうれしいのですが?」

 

「ダーメ❤イママデ離レテイタ分。ヤロウネ❤?」

 

「仕方がない。」

 

【スリープ プリーズ】

 

「あ、あれ?ZZZZZZZ」

 

ハルトが使ったスリープウィザードリングの効力でヴェルザードが眠ったので、彼はヴェルザードを寝かせるとプラモンスターの指輪をセットをする。

 

【グリフォーン!ゴーレム!プリーズ】

 

二体にヴェルザードを頼み、彼は家の外へと出る。ソウエイとか見張りをしている以外は家で飲んだりしてるであろうなと思いながらハルトは歩いて崖が見える位置へとやってきた。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

するとハルトは光りだしてかつての姿エレメンタルドラゴンの姿に変身をする。四つの属性の色が各部分に現れており彼自身はじーっと夜空を見上げていた。

 

『再びこの世界へとやってきて、我は再会をした。・・・・・・そういえばあやつは元気にしているのだろうか?何度も我に求婚をして来てはヴェルザードに追い払われていたのを思いだしたわ。まぁこの世界でまた会えるであろうな。』

 

エレメンタルドラゴンはそういい、再びハルトの姿に変身をしてからソウエイが現れる。

 

「ソウエイ、今のところは?」

 

「今のところ異常はありません。」

 

「お前さんも休んだりしろよ?」

 

「承知。」

 

ソウエイは再び偵察をするため移動をしていったので、ハルトは歩いて家の方へと帰るのであった。




次回 それから二か月が経ち、ハルトはビーストキマイラの力を使いこなすためヴェルザードが相手をしてくれて過ごしていた。
街の方でも大きくなっていき、ガビルの姿だったり・・・・・・ん?ガビル?と思いながら過ごすが、ソウエイからの連絡でペガサスの機動部隊がやってきた。

次回「やってきた人物」


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やってきた人物

ヴェルザードがジュラの大森林の街に住みだして二か月が経った。ハルトはビーストキマイラの力を使うためにドライバーを出して変身をしていた。

 

【シャバドゥビタッチヘンシン!ライオ―ン!プリーズ!L・I・O・N!ライオ―ン!】

 

胸部にライオンの頭、腰部にはマント、頭部の形状はランドスタイルの頭部リングの形になった。

ウィザードライオンスタイルに変身をする。武器もダイスサーベルと呼ばれるものが現れて構えている。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

ウィザードは無言では走りだして、ダイスサーベルを振るい攻撃をしている。

 

「ほかの力も試すかな?」

 

ライオンリングを外した後、別のリングを左手にセットをしてシフトレバーを動かして変わろうとした時・・・・・・

 

「ハルト様!」

 

「どあ!なんだソウエイか、いきなり声をかけるなよ。」

 

「申し訳ありません。ですが力を感じますか?」

 

「・・・・・・あぁ先ほどから見ないようにしていたが・・・・・・街の方角へ向かっているな?ペガサス部隊か・・・・・・とりあえず急ぐとしようかな?」

 

ハルトは変身を解除をして、ソウエイと共にリムルがいる場所へと向かっていく。一方でリムルはのんびりとしていたが、ソウエイから500の数が来ているというのを聞いてシオンへリグルドに避難をするように指示を出すように言い向かうとハルトが上の方を見ていた。

 

「ハルト。」

 

「ペガサス部隊だな。確かドワルゴンの国家・・・・・・つまり、あの男がやってきたのだな。」

 

ハルトは両手を組みペガサス部隊が降りてきたのを見て、彼はどうしたものかと思いながら見ているとカイジンが膝をついたので、ハルトは目の前の男がガゼル王という男だな?と思いながら見ていた。

 

(確かに人間にしては、スゴイ覇気を持っているな。さてどうしたものか、ベニマル達はリムルを愚弄されているのを見て怒り寸前だな、あの冷静なソウエイでも切れそうになっている。)

 

するとリムルは人型になり、自己紹介をしていると剣を抜いてきたのでハルトはウィザーソードガンを構える。

 

「いきなり人に剣を向けるのか?ガゼル王よ。」

 

「貴様・・・・・・確か、あの時スライムと一緒にいた男だな?・・・・・・なるほど、貴様からも竜のような感じがするな。」

 

「ほーう、人間の姿に擬態をしているのがばれているみたいだな?流石とだけ言っておくガゼル王、だがこのリムルがこのジュラの大森林の盟主なのは本当だ。(さてこれ以上は、ベニマル達の怒りが収まらないぞ?いくらエレメンタルドラゴンの俺でも変身をしてまで止めるつもりはないからな?)」

 

そこにトレイニーも現れたが、リムルが腰につけている剣を抜いて立会人としてトレイニーが審判をすることになった。

シズはハルトに話しかける。

 

「ハルトさん、リムルさんは大丈夫なの?」

 

「さぁな?正直に言えば剣の腕はあちらの方が上・・・・・・だが戦いというのは・・・・・・見たらわかる。」

 

リムルは接近をして剣を振るうが、ガゼル王はそれを冷静にはじかせている。リムル自身も何度も攻撃をしているが、ガゼル王に対して効き目がないなと思っていたが・・・・・・ガゼル王の太刀筋を見て、どこかで見たことがあるような気がした。

するとガゼル王は覇気を放ちリムルは一瞬びくっと震えてしまう。ほかのメンバーもガゼル王から放たれる覇気に驚いているが、ハルトは気にせずに立っていた。

 

「は!!」

 

だがリムルは気合でガゼル王が放つ覇気をはじかせた。ガゼル王自身も驚いているが、彼自身はリムルを気にいったのか認めたのを見てほかのメンバーは喜んでいる。

ハルトはその様子を見た後、後は彼らに任せることにして街の方へと戻っていく。

 

「あらよかったの?最後まで見なくても。」

 

ヴェルザードが声をかけたが、彼は別にといい彼女は彼の隣に立ち一緒に歩いて家へと到着をして、彼はウィザードライバーを腰に発生させるとシフトレバーを動かした。

 

【ルパッチマジックタッチゴー!ルパッチマジックタッチゴー!コネクトプリーズ!】

 

コネクトの魔法を発動をして、ウィザーソードガンを出して発砲をする。

 

「何かいたの?」

 

「・・・・・・・・・気のせいだな。」

 

ハルトはそういい、ウィザーソードガンを近くに置いていた。実はゴブタが覗こうとしていたのをハルトは感じていたのでウィザーソードガンを発砲をしたのだ。

 

「あ、危なかったッス・・・・・・」

 

ハルトは当たらないようにはなったので、彼自身はヴェルザードが入れてくれたお茶を飲みながら、この街がまた大きくなったなと思いながら過ごすことにした。

 

「ジュラ・テンペスト連邦国、首都「リムル」か・・・・・・ふふ、リムル、お前を慕い、様々な者たちがお前の下に来るであろう。」

 

「なーに一人でかっこつけているのよ?てかこれあなたの部下たちが知ったら攻めてくるんじゃないの?」

 

「そうか?あいつらがな・・・・・・」

 

ハルトはそう思いながら、昔三種族に名前を付けたな?と思いながら、お茶を飲んでいた。

 

一方でテンペストから離れたエルフの国、一人の女王が玉座から立っておりじーっとジュラの大森林の方角を見ていた。

 

「アハメス様、ジュラの大森林の方角を見ておりますが、いかがしました?」

 

「うむ、暴風竜の加護がなくなり、あの森は現在支配者はいないはずじゃ・・・・・・じゃがあの方角から感じる力は、なんじゃろうな?よし、これ!」

 

「は!」

 

「出発準備をいたせ!」

 

「どちらに?」

 

「ジュラの大森林にじゃよ。」

 

一方で場所が変わり、ジュラの大森林から離れた海中の国では、一人の女性が同じように見ていた。

 

「あの、メーマリア様?」

 

「なーに?」

 

「先ほどからなぜ笑っておられるのかと思いましてね?」

 

「えへへへわかる?よし!決めた!みんなーーーこれからジュラの大森林の方へと向かうよ!」

 

「え!?今からですか!?」

 

「うん!ほら準備をして!!」

 

「は、はは!!」

 

メーマリアが部下たちに指示を出して、自分も準備を進めている中、場所が変わり一人の男性も同じようにジュラの大森林を見ている。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「大将!」

 

「なんだ?」

 

「実は部下に調べさせたら。ゴニョゴニョゴニョ」

 

「・・・・・・まじか?」

 

「はい、間違いありません!すでにアハメス、メーマリアの方も動きだしたと・・・・・・」

 

「あいつら、へ!おもしろいぜ!お前ら!すぐに準備をしやがれ!!あいつらよりも遅れたと知ったら、あの方に怒られてしまうぜ!この俺様!フェルシオン様がな!!」

 

背部の翼を出して炎を出しながら、彼は部下たちに準備を進める。そして三人は同じ考えだった。

 

(((今からいく(いきます)(いくよーー)エレメンタルドラゴン様!!)))




次回 ドワルゴン国と協定が決まったが、リムルはソウエイからエルフ、マーメイド、さらに上空から翼をはやした鳥人たちがこちらの方へと向かっているのを知り、いったい何だと叫んでしまう。
一方でハルトはお茶を飲んでいたが、リムルから慌てた念話を受けてお茶をこぼしてしまう。

次回「三国から迫りくる。」

「なんで!?」


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三国から迫りくる脅威!?

リムルside

 

いやーガゼル王たちが帰っていき、俺達の新たなジュラ・テンペスト連邦国・・・・・・てか首都がリムルって自分の名前を付けられるとは思ってもいなかったわ。

てか、さらに色々と増えて名付けをしたな、ってかガビルもゲルミュッドよりも俺の方が強かったのか上書きされて俺の魔素が奪われてしまったしな。

 

「いやー平和がいいねーーー」

 

「ですね?」

 

シュナの膝の上に乗りながら、ここにはたくさんの魔物たちが訪問をするようになり、いやー平和が一番だねーーー『リムル様!!』うわ!?びっくりしたどうしたんだソウエイ?

 

『実は各方角から、エルフの軍、魚人軍、さらに鳥人軍がこのテンペストめがけて向かっているのです。』

 

なんですとおおおおおおおおおお!?この間、ガゼルの奴が終わったばかりなのに!?シュナ!リグルド達に避難をするように命令をしてくれ!ベニマル、ハクロウ、シオン、ゴブタなどは戦闘態勢をしておいてくれ!

ソウエイは、彼らを見張ってくれ!無理だけはするなよ?

 

『承知!』

 

さて、俺は急いで人型へと変わりハルトとヴェルザードさんに思念伝達で連絡をした後にベニマル達と合流をするためにむかう。

 

リムルside終了

 

一方でリムルからの急な念話でお茶をこぼしてしまうハルト、彼は急だったので驚いたが慌てている様子だったので、立ちあがる。

 

「どうしたのハルト?」

 

「リムルから緊急の思念伝達で、エルフ、魚人、鳥人の軍勢がこちらへと向かっているみたいなんだ。・・・・・・まさかな?」

 

「とりあえず行きましょう?」

 

「だな。」

 

二人も準備をして、向かうことにした。丘が見える場所にエルフ、魚人、そして鳥人たちの軍勢がお互いにジュラ・テンペスト連邦国の街が見える場所に到着をした。

 

「ふむ・・・あれが例の街かの・・・・・・」

 

「あーアハメスちゃん!」

 

「やはりてめぇも来ていたか!」

 

「うむ、久しぶりだなメーマリア、フェルシオンよ。」

 

「け!無駄に生きていやがったみたいだな?」

 

「まぁまぁ二人とも、久しぶりにあったのに喧嘩しないの!」

 

「我は別に喧嘩をするためにここに来たのではないのだがな?」

 

「あぁ、だが!」

 

フェルシオンは手から火の玉を放つと隠れていたベニマル達が現れる。

 

「く!」

 

「へぇーあれが鬼人だなんて初めて見たよ!」

 

「ふむ、元はオーガみたいじゃが、どうやら名付けをしたものは魔素が強いと見させてもらった。」

 

「だが!俺達を名付けてくれた人の方が強いみたいだな!!」

 

構えているベニマル、シオンは彼らから放たれる覇気に恐怖を感じていた、だがテンペストを狙うかもしれない輩を通すわけにはいかない。

 

「ふふーん、えい!」

 

「ぬ!?」

 

トライデントをとりだしてハクロウがかざした刀を受け止める。ハクロウ自身も気配を消して攻撃をしたが気づかれるとは思ってもいなかったので驚いていると後ろからもう一人が現れる。

 

「あはははははは!躱されちゃった!」

 

「残念あははははは!!」

 

「うわー出てきたぜもう一人が、メーマリアのもう一人の妹メールシアが。」

 

「ふむ・・・さてでは我も魔法を見せるとしよう」

 

「ちょっと待ってくれ!」

 

「「「「ん?」」」」

 

「「「リムル様!!」」」

 

空の方から駆けつけたリムル、彼は着地をして彼らの力が自分以上なのでアハメスはリムルをじーっと見ている。

 

「お主、捕食者もちじゃな?様々なモンスター達のスキルを取得をしているの?」

 

(な!?俺を見て捕食者もちだとわかったのかあのエルフ・・・・・・それにあの双子みたいなマーメイドでいいのか?そして炎を能力を持っている鳥人・・・・・・なんだこいつらは、俺達の国をどうする気だ?)

 

リムルは考えていると上空から強力な覇気を感じて全員が上の方を見ると翼をはやしながらこちらの方を見ているハルトの姿があった。

 

「「「「!!」」」」

 

四人の人物たちは彼を見るとすぐに膝をついたのを見て、リムルは驚いておりハルトはゆっくりと降りたつ。

 

「リムル、お前達は下がっておれ・・・・・・」

 

「お、おう(なんだ?ハルトの言葉がいつもと違う気がするが。)」

 

彼はゆっくりと歩いていき、四人の人物達のところへと行く。彼女達は膝をついたまま頭を上げようとせずにいた。

 

「アハメス、メーマリア、その妹メールシア、そしてフェルシオン・・・・・・お前達、なぜ我が友が盟主としているテンペストへと進行をしてきた。その答えを聞きたい。」

 

「そ、それは・・・・・・」

 

「申し上げますエレメンタルドラゴンさま、それは我らはあなたさまの力を感じとりました。死んだはずのあなたさまの力を感じた我は、確かめるためにこの国へとやってきました。」

 

「俺も同じだ。別にこの国を責めるつもりはないし。」

 

「そうそう!」

 

「エレメンタルドラゴンさまがいたから間違いないじゃーん!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

エレメンタルドラゴン事ハルトは頭を抑えていた。まさか自分という存在を確認をするために軍勢を率いてきたのかと思うと頭が痛くなってしまう。

だが一番の問題は、この世界へ再び来たことを言わなかった自分にも非があるので、彼らを責めるのは思い違いである。

 

「あーすまなかった。元の原因をたどれば我だな。お前達にも色々と心配をかけてしまったからな。」

 

「いえ、言わずに来てしまった我らにも非があります。」

 

「とりあえず、解決ってことでいいか?とりあえずあんたたちと色々と話もしたいからよ。ちなみにハルト、お前は出ろよ?絶対に家に帰るな?」

 

「わかっている。」

 

流石に今回は副盟主として仕事をしないといけないと思い、リムルの執務室へと集まり代表である四人が座る。

 

「では改めて、我はクイーンエルフの「アハメス」という名前じゃ、我が国「エルフリル」の女王を務めている。」

 

「はーい!私はクイーンマーメイドの「メーマリア」ちゃんだよ!それでこっちが!」

 

「妹のメールシアです。」

 

「あれれ?妹ちゃんどうしたの?いつもと違うけど!!」

 

「お姉ちゃん、流石に落ちつこ?ねぇ?」

 

「はーい、落ち着きまーす。」

 

「さて、俺は鳥人たちを収める「フェルシオン」ってものだ。」

 

「ハルトくーん、彼女達を名付けたのってもしかして?」

 

「我だ。エレメンタルドラゴンで旅をしている時にな・・・・・・人間に擬態をして色々とな?」

 

「我がこうしていられるのも、全てエレメンタルドラゴンさまのおかげですじゃ。」

 

「私もだよ!死にかけていた私に名付けをしてくれたんだよね!」

 

「そして、私にもつけてくださりありがとうございます。」

 

「俺は大将に攻撃をしたのに、気に入ってくれたのか名付けをしてくれたんだよな?」

 

「あの時はお互いに若かったからな、お前達自身が国を持つことになるとはな。」

 

「まぁここまで大きくはないですけどね?」

 

「・・・・・・うむ決めたのじゃ!我は国をこちらに引っ越すことにした!」

 

「え!?」

 

「あ!私達も同じことを考えた!」

 

「はぁ!?」

 

「俺もだ!」

 

「なにいいいいいいいいい!!」

 

「それでエレメンタルドラゴンさま。」

 

「お願いがありますの!!」

 

「ぜひあいつらにも名付けをしてもらってもよろしいか?」

 

「何いいいいいいいいいいいいいいい!!」

 

ハルトは叫び、こいつらの名前付けをすることになるとは思ってもいなかったので、どうするか悩んでいた。

 

「いいんじゃないかなーハルト、お前が責任をもって名付けをすることだなーーー」

 

リムルは、もうどうにもなりやがれという感じになり、ハルト自身はため息をついて承諾をしてしまったので彼らは喜びハルト自身も名付けをするとは思ってもいなかったのでエレメンタルドラゴンの姿になり名付けをすることにしたが・・・・・・

 

『え・・・・・・増えていない?』

 

「はい、エルフで500人」

 

「魚人で500人!」

 

「鳥人だけでも500人ですぜ!」

 

『・・・・・・1500人も名付けをしないといけないのか?我は・・・・・・』

 

「頑張れよーーー俺もオーク達に名付けをしたんだからよーーー」

 

『・・・・・・・・・・・・・・・』

 

こうしてエレメンタルドラゴンはエルフ、魚人、鳥人たちに名付けをすることになり、ジュラ・テンペスト連邦国はさらに大きな国へと発達させていった。

なお、なぜかハルトの周りには護衛が付けられた。

 

鳥人、魚人、エルフのエースというべきな人達にはちゃんとした名前を付けるため考えるのであった。




次回 それからハルトは魔素を名づけで魔素を使い過ぎてしまい、倒れてしまう。メーマリア、アハメス、フェルシオンのエースとしている人物達には護衛と名の名付けをしており彼ら自身も進化をしているのを感じた。

次回「名づけの疲れ」


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名付けの疲れ

『・・・・・・・・・・・・・・・』

 

ジュラ・テンペスト連邦国が見える場所の丘、我は結界を張り休んでいた。どうしてこうなったのか?それはアハメス、メーマリア、メールシア、フォルシオンが連れてきた合計1500人の名付けをしたからである。

エルフ、魚人、鳥人・・・・・・彼らは我の魔素を吸収をして進化を遂げた。だがその影響で我の魔素は限界になってしまいこうして休んでいる。

 

「エレメンタルドラゴンさま大丈夫ですか?」

 

『心配をするな、久しぶりに名付けをしたものだから・・・・・・我の魔素がなくなりかかっているだけだ。』

 

現在声をかけているのは、アハメスが側近として使っている二人のエルフ、いや進化をしてナイトエルフになった「シルフ」及び「マール」である。

ナイトエルフと言っているが実際には魔法も使える騎士みたいな感じだな?ほかにもマーメイドがこちらも同じく俺の護衛ってことでアサシンマーメイドになった「マーイ」と「サーン」「メイン」など、さらに鳥人の方も我の護衛という形で・・・・・・待て待てなぜ我の護衛がいるんだ!?

 

「仕方がありません。アハメス様はあなた様を失った時なぜ傍にいなかったのかとショックを受けてしまったのです。」

 

「それであの方の護衛及び秘書をしていた我々がってことになりました。ほかの鳥人、マーメイドからも派遣されたってことです。」

 

「そういうことですよ。私達が進化をしたのもありがとうございますです。」

 

『あ、はい。』

 

現在話しかけてきたのは、鳥人から進化をして大鳥人へと進化を遂げた「ファレ」と「ファイ」という双子・・・・・・それぞれ人間のような姿になり武器としてクロベエ作品の刀を持っている。

マーイ、サーン、メインの三人もクロベエ作品の忍者刀を持っている。これはソウエイの部隊と同じものを所持をしておりナイトエルフの彼女達もクロベエ作品の鎧及び槍、剣、盾を所持をしている。

しかし、あいつら・・・・・・なぜ女性陣ばかりなのが不思議なのだが?ちなみにエルフはハイエルフ、マーメイドをはじめとした魚人たちもハイマーメイド、鳥人たちも進化を遂げてそれぞれの属性を持っした炎鳥人、氷鳥人、雷鳥人、地鳥人などに別れたらしい、ちなみにあいつらも何故か知らないが、上書きされてしまったらしくクイーンエルフだったのがさらに進化を遂げてクイーンハイエルフにマーメリア、マーメルンは双子生かしたツインクインマーメイドという種族に、さらにフェルシオンの奴も進化を遂げて不死鳥へと種族が変わったらしい。

 

『・・・・・・・・・今更ながら進化をするとはな、驚いているよ。』

 

「おそらくですが、エレメンタルドラゴン様の魔素がさらに進化をしたのではないでしょうか?」

 

『ふむ・・・・・・』

 

我の魔素が進化をするとはな。いずれにしても我の魔素がかなり使われている。って寒い気がするが?

 

「あらあら?何をしているのかしら?」

 

「「ひぃ!!」」

 

シルフ及びマールが怯えている姿、ヴェルザードが笑っているが・・・・・・目が笑っていない。

てか完全に嫉妬をしている気がするのだが?

 

「あらあら情けない護衛ですわね?もし私が敵だったら、エレメンタルドラゴンはやられているわよ?(黒笑)」

 

『そんなことするわけないのは知っているが、そのオーラを収めたまえ。』

 

「あらあらあらあらあらあらあらあら?」

 

「「え、エレメンタルドラゴンさまーーーーーー」」

 

『ヴェルザードよ、後で相手をしてやるからオーラを収めろ。』

 

我が言うと彼女はオーラを閉じた。我はハルトの姿に戻り護衛達もついてくる。自分の家まで一緒に来られるのは困るので、リムルの秘書を務めるシオンと同じ感じでいいかな?

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

とりあえずヴェルザードと共に家へと帰ったら、彼女は自分の膝に乗る?と言ってきたので俺は頭を乗せて上の方を見る。

うん、彼女の顔が見えない。大きなものが二つ俺の目の前にある。

 

「どこ見ているのかな?」

 

「いいじゃねーか、俺にとってはいい景色だぜ?」

 

「全くもう・・・・・・」

 

彼女は嫌そうな顔をせずに、普通に膝に乗せているとハルトは昔もこうやってヴェルザードに膝枕をしてもらったな?と思いながら話しかける。

 

「懐かしいな。」

 

「何が?」

 

「昔、こうやって俺が疲れた時もお前は膝枕をしてくれたなと思ってな。こうやってまたしてもらえるなんて夢でも見ている気がするよ。」

 

「ふふ、馬鹿だね。夢なんかじゃないよ。これは現実・・・・・・ほら。」

 

彼女は自分の手を頬に乗せると、彼は暖かい手を感じているのでこれは夢ではないなと判断をして彼女は笑顔になっている。

 

「なぁ、もしもだ。」

 

「ん?」

 

「お前も知っているだろ?」

 

「あーあの子か・・・・・・いいライバルだけどねーーー悪いけど、ハルトは渡せないね。」

 

「あ、はい。」

 

あの子の話をすると目からハイライトが消えていたのを見て、これ以上はやめておこうと判断をした。




次回 名付けを終えたハルト、するとマーイ達からソウエイの部隊と共に警戒をしていると魔王が接近をしてきたというのを聞いて、ハルトは起き上がりヴェルザードと共に向かう。
彼はウィザードに変身をすると現場に先に到着をする。そして一人のピンクの髪をした女の子を見て彼女かい!と突っ込んでしまう。

次回「魔王襲来」

「お前かい。」

「むむ!?おおおおおおおおおおおおおおおお!!」


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魔王襲来

ジュラ・テンペスト連邦国の国に、新たにかつて自身が名付けをしたアハメスのエルフ軍団、マーメリア達の魚人たち、そしてフェルシオンの鳥人たちが新たな住人として迎えられる。

その名付けを終えたハルトは、ウィザードに変身をして空の方を見ていると何かの大きな魔力がこちらの方へと近づいているのを感じた。

 

「・・・・・・・・・この魔力は、えーーー彼女なの?」

 

ウィザードは頭を押させていると、自身の目の前に降りてきた。

 

「ふふーん、ってあれ?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

目の前の人物。魔王「ミリム・ナーヴァ」は辺りを見ているが、ウィザードを見て驚いている。

 

「もしかして・・・・・・ハルトおじさんなのか?」

 

「・・・・・・ミリム、何しに来たんだ?」

 

そこにリムルが駆けつけると、ミリムはじーっとリムルを抱きかかえる。

 

「ふーむ、間違いない!こいつがオークロードを倒した奴なのだ!それとハルトおじさん!こっちに帰っているならなんで来なかったのだ!」

 

「色々とあるんだよ。てかリムルを降ろしてやってくれ。」

 

「わかったのだ!」

 

リムルは人型に変身をして、思念伝達をしてきた。

 

『おいハルト、お前の知り合いなのか!?』

 

『ミリム・ナーヴァ、竜魔人で魔王の一人でもある。』

 

『魔王!?いきなり魔王なのか!?』

 

二人で話をしているとシオンが大剣を振るいミリムに攻撃をしてきた。ミリムは受け止めるとソウエイがミリムの体に糸を巻き付かせて、ベニマルがヘルフレアを放ったが、ミリムは力を発動させて吹き飛ばした。

 

「・・・・・・変身!」

 

【フレイム・ドラゴン!】

 

彼はフレイムドラゴンスタイルに変身をし、ミリムに接近してウィザーソードガンを振るう。

 

「あっはっは!今度はハルトおじさんが遊んでくれるのだ?」

 

「あぁ遊んでやるよ!リムル!ここは俺に任せろ!」

 

「では行くぞおじさん!」

 

ミリムは力を解放させてウィザードに攻撃をしてきた。彼はミリムが放つ拳をはじかせて後ろの方へと後退をするとウィザーソードガンをガンモードにして発砲をする。

連続した弾丸をミリムは素早くかわしていき、彼はやるじゃんとシフトレバーを動かしてコモンリングをかざす。

 

【エクスプロージョン!プリーズ!】

 

「は!!」

 

強力な球をミリムに放つが、彼女はそれに対して拳を叩きつけて壊すとそのまま接近をしてウィザードに蹴りを入れてきた。

彼は攻撃を受けて吹き飛ばされるが、シフトレバーを動かしてモードを変える。

 

【ランド・ドラゴン!】

 

ランドドラゴンスタイルへと変身をして、シフトレバーを動かす。

 

【チョーイイネ!グラビティサイコー!】

 

「うご!」

 

グラビティの魔法を使いミリムを地面に叩き落とす。

 

「さ、流石おじさんなのだ!だがああああああああああああああああ!!」

 

(まさか気合でグラビティの魔法を突破をしたというのか?流石ミリムだな。)

 

ウィザードは仮面の中で笑いながら、さてこれからどうするかな?と考えていると立ちあがりミリムは満足した顔をしていた。

 

「ふぃー久々に動いたのだ!流石ハルトおじさんなのだ!」

 

「お前もな、流石魔王だ。」

 

(すげー、流石エレメンタルドラゴンのハルトだな・・・・・・魔王の力、恐るべきだな・・・・・・)

 

リムルは魔王と互角に戦うハルトの姿を見て、エレメンタルドラゴンとしての力を本当の意味で発動をしたらどうなるのだろうか?と思いながら、じーっと見ていたらハルトからミリムをリムルに任せられることになった。

 

「っておいいいいいいいいいいいいいいい!!」

 

「うむ!リムルとやらよろしく頼むのだ!」

 

「えーーーーーーーーーーーー」

 

一方でハルトはミリムをリムルに任せてから、アハメスの城で飲んでいた。

 

「いかがですかな?エレメンタルドラゴンさま。」

 

「あぁ相変わらず美味いな・・・・・・」

 

彼女が用意をした紅茶を飲み、彼は普通に過ごしていた。ミリムがこの街を気にいると思うのでリムルに任せたが・・・・・・

 

「まぁ大丈夫だろうな?多分・・・・・・」




次回 ミリムの襲来で、彼女は街を気にいったのかリムルのことも気にいり、ダチと言っているのでホッとしている。

次回「ミリム」


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ミリム

ハルトside

 

リムルにミリムを押し付けたって言った方がいいかな?あの子相手をするのって俺でも疲れるんだよ?

エレメンタルドラゴンとしての力も、完全に戻っているわけじゃないから・・・・・・今はウィザードの力で戦っている。

 

「それで私がここで飲んでいるのはいいのですか?」

 

「別に構わないよシズ。」

 

現在、俺はシズと共に話をしている。

 

「魔王・・・・・・」

 

「俺が知っている記憶の中で、レオンという魔王は存在をしていない。おそらく俺が亡くなった後に現れた魔王で間違いないだろうな。エレメンタルドラゴンとしての記憶の中で魔王レオンと言うのを知らないからな。」

 

「そうですか・・・・・・」

 

「それにしてもお前も災難だな、レオンという男に召喚されるとはな・・・・・・」

 

「でも、あなたのおかげでこうして生きているのも事実です。」

 

そういって話をした後、ハルトはシズと別れた後広場の方へと向かう。すると見たことがない人物達がいたのでリグルドが対応をしているのを見た。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

だがハルトは、どうも嫌な予感がしたのでリグルドがやられたのを見て近づいていき、彼を治療をする。

 

「なんだ?人間が・・・・・・!!」

 

「「「!!」」」

 

四人の魔族たちはハルトから出される覇気に怯んでいた。すると彼は立ちあがるとじーっと見ている。

 

「貴様ら・・・・・・なぜこの者を攻撃をした?お前達がしたことは・・・・・・完全なる侵略と見させてもらうぞ?」

 

彼の覇気が強くなっていき、相手はハルトに対して殴りかかったが、彼は右手を竜化させることで攻撃をふせいだ。

 

「な!?竜だと!?なぜ竜がここに!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ハルトの目が金色へと変わり、無言で相手のお腹を思いっきり殴った。

 

「ごは!!」

 

そのまま倒れて白目になっているのを見た後、彼はほかの獣人たちを睨んだ。彼らはハルトの睨みにすっかりと怯えてしまい彼は右手に火球を作り攻撃をしようとしたが、そこにリムルが止める。

 

「ハルトストップ!ストップ!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「ん?ハルトおじさん何をしているのだ?」

 

ハルトは火球を解除をして、竜化していた右手を元に戻す。リムルは一体何があったのかハルトからの説明を聞いて、地面に倒れている人物がやったのだな?と思いながら見てため息をついた。

 

「しかし、お前が攻撃をしてどうするんだよ。」

 

「先に手を出したのはあっちだ。こちらは応対をしただけそれだけのことだ。もしも奴がまた傲慢な態度をとったなら、俺にも考えがある。」

 

(うわーハルトの考えとか聞きたくないのだけど?)

 

リムルはハルトが笑っているのを見て嫌な予感がしてたまらない。そして相手が起き上がりハルトは光りだすとエレメンタルドラゴンの姿に変身をした。

 

「な!?」

 

「あ、あれは!」

 

「伝説の竜!?」

 

「エレメンタル・・・・・・ドラゴン・・・・・・」

 

『貴様達、我は見ていたぞ?特に貴様・・・・・・使者として全然だめではないか!魔王カリオンって奴も大したことがないな。』

 

「貴様!『黙れと言ったはずだ!』ぐ!」」

 

『お前達のしたことはつまり!魔王カリオンがそう命じたということと同じである!今回は見逃すが・・・・・・もし同じことをしてみろ!今度は・・・・・・お前達の命がないと思え!!』

 

この場にいる全員がエレメンタルドラゴンが放つ覇気に驚いている。彼自身は完全に戻っていないと言っていたが・・・・・・リムルの中にいる大賢者は、今の彼に対等で戦えるのはヴェルザード、魔王ミリムだけという。

使者たちは立ち去っていき、エレメンタルドラゴンは光りだしてハルトの姿へと戻った。

 

「ふぃー」

 

「おいおいハルト。」

 

「仕方があるまい、獣人として見下している態度をしていたのだからな。当然だろ?リムル、お前・・・・・・よく俺の覇気に耐えていたな。」

 

「え!?耐えていたの俺!?」

 

(無意識だったのか?まさかリムルぐらいか耐えているのは・・・・・・リムル、ただのスライムじゃないってことか。)

 

ハルトはそう思いながらリムルが、ミリムから情報を得ている頃・・・・・・人間の部隊が首都テンペストの方へと近づいているのを彼らは知らない。




次回 人間の部隊が首都テンペストへと向かっていると鳥人部隊から連絡を受けたハルト、ゴブタ達が救援に向かっているので彼らに任せるとしようと判断をした。

次回「人間の部隊」


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人間の部隊

ハルトは、エレメンタルドラゴンに変身をして使者としてやってきたはずの相手がリグルドに攻撃をしたのを見て怒りで変身をしてしまったなと思いながら、現在ヴェルザードの膝枕をされながらハルトは上を見ていた。

だが、上を見たら丁度ヴェルザードの豊満な胸があり顔を見ることができない状態である。

 

「ハルト・・・・・・どこを見ているのかな?」

 

「ヴェルザードの大きなごふら!」

 

「エッチ・・・」

 

「んなことを言われてもよ。」

 

ハルトの頭を殴ったが、彼女自身もわかってやっているので顔を赤くしながらもお互いに話をしていると誰かが来たのでそのまま応対をすることにした。

 

「マーイか?」

 

「すみません、ご報告がありまして参りました。」

 

「いいよ、それで要件は?」

 

「はい、テンペストへと向かっている人間の部隊がおりました。彼らはなぜかナイトスパイダーに追われているのでソウエイ殿とどうしたらいいのかとご報告へ参りました。」

 

「・・・・・・人間の部隊ね・・・・・・おそらくゴブタ達が助けているだろうから・・・・・・って今度はソウエイか?」

 

「はい、リムル様が来るようにと申し上げておりますので・・・・・・」

 

「・・・・・・はいはい、すぐに行きますよ。」

 

ハルトは起き上がりリングをバックルにかざす。

 

【テレポート!プリーズ!】

 

テレポートリングでリムル達がいる場所へテレポートをしてシズが苦笑いをしており、見ると男性たちがいるので驚かれている。

 

「えっとそちらの方は?」

 

「俺はハルト・ニトウ、ここジュラ・テンペスト連合国の副盟主をしているものだ。」

 

「すまない俺はギルドマスターをしておりますフューズと申します。」

 

「フューズね・・・・・・ギルドマスターと来たか。それでシズが先ほどから苦笑いをしているわけね。」

 

「あはははは・・・・・・」

 

(まぁ本来だったら、彼女は俺の生命力を渡していなかったら老化をして死んでいたからな・・・・・・まぁ苦笑いをしているのは当然だな。)

 

彼がやってきたのは、オークロードの噂を聞いたがソウエイがリムルが倒したことをいいさらに人間との共存がしたいというのも聞いていたので、彼らを連れてこの街までやってきたというわけだ。

 

もう一段の方はどうやら国の調査団でこの街へは偶然に来たみたいでハルト自身もこの男から感じる何かを思いロンメルという眼鏡をかけた男の子は団長であるヨウムをじーっと憧れのような目線をしているのでリムルは何かを考えたのか、彼に話しかける。

 

「なぁあんた、英雄にならないか?」

 

ハルトside

 

なーるほどな、リムルの考えはこういうことか、いくらオークロードを倒したのがスライムだといっても信じてもらえない、ならヨウム達をオークロードを倒した英雄としてリムル達は武器などを渡したことにすればいいってことか、ふふリムルの奴色々と考えているじゃないか。

まぁ彼自身も魔物を信じるわけじゃないから、すぐには納得をすることはないだろうな。

彼らはしばらくこの街に滞在をすることとなり、俺は話が終わったと判断をしてテレポートをリングを使いフェルシオンのところへと遊びに行く。

 

「どあ!?旦那!?」

 

「よう、ってほかの奴らも来ていたのか?どうだこの街は?」

 

「はい、正直に言えば驚いておりますね。」

 

「あぁ、鬼人にハイオークなど様々な種族が仲良く住んでいるのには驚いております。」

 

「でもそれがいいことじゃないかな?私達だって今じゃ普通に過ごしているからね!!」

 

「お姉ちゃんの言う通りですよ。」

 

「ふふその通りね。」

 

「それがリムルが慕われている理由だ。あいつは、敵だったランガや戦ったベニマル達さえも名付けをした人物・・・・・・我ではできないことをあやつはしたからな。」

 

「あれ?ハルト様、エレメンタルドラゴン様の言葉になっているよ?」

 

「・・・・・・うむ、そのようだな。ハルトとしてあちらの世界で過ごしていたが・・・・・・やはりこちらの世界へと戻ってきてから、エレメンタルドラゴンとしての力が覚醒をした影響か、話し方さえもこちらの方へと来ているようだ。」

 

彼は両目が光っているのを感じて顔を抑えている。

 

「「「ハルト様!」」」

 

「旦那!!」

 

「大丈夫だ。ふぅ・・・・・・」

 

彼自身の両目が元の色へとなり抑えていた手を離した。リムルによるヨウム達の英雄計画が進む中、ハルトは嫌な予感がしていたのでその夜ウィザードに変身をして街を後にした。




次回 ウィザードに変身をしたハルトは、何かが迫っているのに気づいて止めるため飛びあがり戦う!

次回「最悪の」

「おいおいまじかよ」


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最悪の

ウィザードに変身をしたハルトはハリケーンドラゴンスタイルへと姿を変えて嫌な予感がしていた。

彼はその場に到着をするとトレイニー達が戦っている相手を見て驚いている。

 

「な!?あれは・・・・・・」

 

『まさかのあれかの?』

 

「あぁ、暴風大妖渦と呼ばれている伝説の怪物・・・・・・確か名前は・・・・・・」

 

「『『カリュブディス・・・・・・』』」

 

「エレメンタルドラゴン様!」

 

「トレイニー達随分と苦戦をしているな?我が援護をしてやる!こいつはテンペストに向かっているからな・・・・・・悪いが止めさせてもらう!!先手必勝!!」

 

【チョーイイネ!サンダーサイコー!!】

 

「は!!」

 

放たれた電撃がカリュブディス達に向けて放たれた。だが・・・・・・サンダーの直撃は受けたが相手はまるで効いていないかのように浮いており、ハルト自身は驚いている。

 

「まじかよ・・・・・・サンダーをふさいだってことか?ってうお!?」

 

光線が放たれてウィザードは交わしてまずは一体でも落としていくことにした。コモンウィザードリングへと変更をしてシフトレバーを動かす。

 

「まずは周りのメガロドンを倒す!」

 

【ルパッチマジックタッチゴー!バニッシュストライク!プリーズ!】

 

「これで燃え尽きろ!!」

 

一体のメガロドンに対してバニッシュストライクが命中をして墜落させた。だが絶命をしているが丸焦げになっただけなのでウィザード自身はトレイニー達に声をかける。

 

「トレイニーさん!こいつらは俺が引きうける!今のうちにリムル達の方へと向かって報告を頼む!!」

 

「ですが!」

 

「心配するな!俺を誰だと思っている!」

 

「わ、わかりました!!」

 

トレイニー達がいなくなったのを見て、彼は仮面の奥で冷汗をかきながらウィザーソードガンを構えながらメガロドン達が襲い掛かる。

 

「さーてどれだけやれるか・・・・・・頑張るとしようかな!!」

 

一方でトレイニー達から、カリュブディスが復活をしたこと・・・・・・それをハルトが一人で抑えているなどを聞いた。

 

「何ハルトが!?」

 

「なんとハルトさまが!?」

 

「ですが・・・・・・いくらハルト様でも魔法があまり効果がないカリュブディス相手に一人で・・・・・・」

 

「リムル様!!」

 

「あぁ急ぐぞ!!」

 

リムル達が避難及び戦闘をするため現場に向かっている頃、ハルトはスラッシュストライクでメガロドン一体を切り裂いた。

 

「物理攻撃は効くってことか・・・・・・だが、やはり魔法はあまり効果なしか・・・・・・」

 

あれから交戦をしているが、メガロドンの大きさなどもあり空を飛べる姿がハリケーンドラゴンなどしかないので厄介だなと思いつつ交わしていく。

 

「しかもカリュブディスは、あそこで部下で痛めつけてから戦わせる感じかよ・・・・・・ったくいい身分だぜ。ってうご!!」

 

メガロドンの一体の体当たりを受けてウィザードは大地の方へと墜落をしてダメージを受けてしまう。

一匹のメガロドンは止めを刺そうとウィザードに向かって突撃をしてきた。

 

「ふん!!」

 

メガロドン一体が突然として地面に叩きつけられて絶命をした。一体何がと見ていると一人の女性がメガロドンの上でふふふと笑いながらいた。

 

「ヴェルザード?」

 

「あらー?ハルトーーーなーに一人で戦っているのかしら?」

 

「ハルト!!」

 

後ろの方からリムル達が駆けつけて、彼は回復薬をウィザードにかけて彼の傷が回復をする。

 

「ったく一人で何やっているんだ!」

 

「悪い悪い、嫌な感じがして来てみたら・・・・・・メガロドン及びカリュブディスだとは思ってもいなかったってわけだ。なんとか数体を倒したが・・・・・・」

 

「厄介そうだな。行けるな?」

 

「あぁ大丈夫だ。」

 

【フレイム・ドラゴン!】

 

「なら新しい力見せるとしようかな?密かにかつて使用をしていたのを再現したことになるけどね!」

 

【コネクト・プリーズ!】

 

魔法陣に手を突っ込ませて何かをとりだした。

 

【ドラゴタイマー!】

 

「おーそれは!!」

 

「出たあああああ!ドラゴタイマー!」

 

「ふふ、それを出すってことは?」

 

「そういうことだ。」

 

【セットアップ!スタート!】

 

「一体何が?」

 

【ウォータードラゴン!】【ハリケーンドラゴン!】【ランドドラゴン!】

 

すると魔法陣から、ウォータードラゴン、ハリケーンドラゴン、ランドドラゴンのウィザードが現れたので久しぶりに見たフェルシオン達以外は驚いている。

 

「なんと!?」

 

「ハルトさまが増えたッス!!」

 

「「「「さぁショータイムだ!!」」」」




次回 カリュブディスとメガロドンを止めるため交戦をしていたハルト、だが一体のメガロドンの体当たりを受けてダメージをくらってしまう。
そこにヴェルザード、そしてリムル達が到着をして回復をして彼は新アイテムドラゴタイマーを使い四人に分身をして交戦をする。

次回「カリュブディス」

「ぐうううう・・・・・・」


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カリュブディス

ドラゴタイマーの力を使いウィザードはドラゴスタイルの四人が現れたのでリムル達全員が驚いている。

 

「ハルトが増えた!?」

 

「しかも強化形態のドラゴスタイル!?」

 

「そうこれが俺の力」

 

「ドラゴタイマーの力で」

 

「分身をして」

 

「自分たちの意思で動くことができる。コピーと同じだな。」

 

四人のウィザードはそれぞれウィザーソードガンを構えメガロドンたちに構えてほかのメンバーも交戦を開始する。

 

「さてカリュブディスのことを考えると、俺達はドラゴンフォーメーションでやったほうがいいのだろうか?」

 

「だが、奴らには魔法が効かないと考えると・・・・・・」

 

「どうする?俺がグラビティでやって」

 

「俺が空を飛んで切り刻んだ方が?」

 

「「「「がやがやがやがやがや」」」」

 

四人のウィザード達が話しあっていると一体のメガロドンが突撃をしてきた。シズ達もメガロドンに対して攻撃をしようとしたが・・・・・・四人のウィザード達は気づいたかのようにメガロドン一体を切り刻んだ。

 

「「「「ええええ・・・・・・・・・」」」」

 

「流石ハルト、話をしていても敵の攻撃を気づいてたものね?」

 

ヴェルザードは笑いながら、ハルトがメガロドンを切り刻んだのでハルトの実力を知っているメンバーは流石だなと思いながら、リムルは上空のカリュブディスを見ながらメガロドンたちがそれぞれで襲い掛かってきた。

 

メガロドン一体が突撃をしてゲルドの部下たちが吹き飛ばされてしまう。

 

「うおおおおおおおおお!よくも俺の部下たちを!!」

 

ゲルドが突撃をしてきたメガロドンの突撃をしてつかんでいたが、部下たちもボロボロで倒れているのでいったいどう知らイイのだろうかと考えているとウォータードラゴンのウィザードとガビルが構えている。

 

「行くぞガビル!」

 

「はい!ハルト様!!うおおおおおおおおおおおおお!!」

 

二人はゲルドがつかんでいたメガロドンに対して攻撃をして撃破した。

 

「流石?」

 

「いえいえハルト様に比べましても」

 

「お二人とも感謝をします。」

 

「今のうちに部下たちを回復させないとな。」

 

【リカバリープリーズ】

 

一方でランドドラゴンのウィザードはメガロドンに対してドラゴクローを構えながら飛びあがり空中回転をしながらメガロドンの貫通をして撃破した。

 

ランガの上にまたがり飛びあがりメガロドンを切り裂いて着地をするシオン、さらにハリケーンドラゴンのウィザードはバインド魔法でチェーンがメガロドンに攻撃をした後フレイムドラゴンのウィザードがドラゴスカルを構えて火炎放射が放たれてメガロドンに命中をして黒こげにした。

 

「やっぱりスペシャルの威力が下がっているな?」

 

「仕方がないさ。あっちを見ろよ俺。」

 

「うげ・・・・・・ソウエイの奴えげつないな・・・・・・最後の一体は?」

 

「「あははははははは!!」」

 

メーマリア、メールシアの二人がトライデントで突き刺した後フェルシオンが飛びあがり燃え盛る蹴りでメガロドンを撃破した。

アハメスは上空のカリュブディスを見ている。

 

「後は奴だけじゃな。」

 

「見て!!」

 

メーマリアがいいカリュブディスが鱗を発射させてきたのを見てウィザード達はソードガンをガンモードへと変えて攻撃をしようとした時にリムルが前に立つ。

 

「リムル様!」

 

「俺に任せてくれ。・・・・・・あの鱗を全てくらい尽くせ!暴食者!

 

リムルが発射された鱗を全てくらい尽くした姿を見てウィザード達は驚いている。

 

「なら見せるとしよう。ドラゴタイマーのもう一つの力をな。」

 

フレイムドラゴンのウィザードは針を動かして同じようにスタップをして針が一周をする。

そしてシフトレバーを動かす。

 

【ファイナルターイム!オールドラゴン!】

 

ウォータードラゴン、ハリケーンドラゴン、ランドドラゴンの三体が光りだしてフレイムドラゴンのウィザードに合体をしてドラゴウイング、ドラゴテイル、ドラゴクロー、そして最後に胸部にドラゴスカルが現れて全ての姿が合体をした姿オールドラゴンスタイルへと変身をする。

 

「ハルトにドラゴンが!?」

 

「さぁショータイムだ!!」

 

オールドラゴンのウィザードは飛びあがりドラグクローでカリュブディスのボディを切りつけて攻撃をする。相手は目からビームを放つがドラゴウイングの素早さで交わしていきリムルが食おうとしたが、本体に効き目がなく腐食しか効果がなかった。

 

二人がターゲットになることで全員が集中攻撃をしてカリュブディスに攻撃をしている。

だが10時間ぐらいたつが・・・・・・カリュブディスのボディのダメージなどを考えてもしつこいほどに耐久力があり疲れがたまっている。

 

「ったく、こいつ予想をしていた以上にタフだな!」

 

「だな、全員があれだけ攻撃をしているのにな。」

 

【・・・・・・の・れ・・・・・・エレメンタル・・・・・・ドラゴン・・・・・・】

 

「ん?今俺の名前を呼ばなかったか?」

 

「あぁ確か知性がないって聞いていたはずだが?」

 

【エレメンタル・・・・・・ドラゴン・・・・・・・】

 

「おじさん!あれは個体フォビオっていう魔人だぞ!!」

 

「・・・・・・あいつか。何者かに生贄としてカリュブディスにってことか・・・・・・仕方がない。」

 

ウィザードは変身を解除をしたのを見てリムルは驚いている。

 

「奴を傷つかずに倒すにはウィザードよりもこっちの姿の方がいいからな、なら見せてやるよ俺の・・・・・・いや我の真の力をな!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

ハルト自身が光りだして全員が目を閉じて一体何かと見ていると目を開けると一体のドラゴンが現れたのを見て、そのドラゴンの姿を見て知っているメンバーなども実物を見たのは伝説上の存在エレメンタルドラゴンが立っていた。

 

『ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』

 

エレメンタルドラゴンは飛びあがりリムルに声をかける。

 

『リムル、悪いが全員を避難させてもらう。お前もだミリム・・・・・・』

 

「えーーー私もなのか?」

 

『そうだ、我の力を解放させるからな。だからこそ避難をしておいてほしいというわけ。』

 

「わかったのだ!!」

 

「よし全員退避だ!!」

 

リムル達が避難を開始したのを見て、エレメンタルドラゴンはカリュブディスを見ている。

 

『カリュブディス・・・・・・ヴェルドラの申し子ってやつか・・・・・・全くあいつ復活をしたらどうしてくれようか?一回フルボッコにするかの。』

 

エレメンタルドラゴンはカリュブディスを殺さないようにしないといけないのでどうしたらいいのだろうか?

 

『ハルト!避難を完了をしたぞ!!』

 

『承知した!』

 

全員の避難が完了をしたと言う報告を受けて、エレメンタルドラゴンの体が光りだした。

 

『さて悪いが一気に終わらせてもらう!向こうの世界で過ごしてきたからな中二病とも思われるこの技!ドラゴニックイグニッション!!』

 

そのままコア部分以外に体当たりをしてカリュブディスの体が崩壊をして何かが落ちていくのを見てリムルがキャッチをする。

フォビオと呼ばれる人物が落ちてきて、すぐに除去しないとまたカリュブディスが復活をするという。

 

「さて俺がやるぜ。」

 

エレメンタルドラゴンの姿のまま彼は無事に成功をした。するとフォビオは起き上がり土下座をした。

 

「すまない、いやすみませんでした!!」

 

『全くだ、こちらも色々と被害が出ているからな・・・・・・我もこの姿を出さざるおえないぐらいにな。』

 

エレメンタルドラゴンはそういい、彼らは仮面を付けた人物達に言われてカリュブディスが封印をされた場所へと行き利用をされたってことになる。

 

(仮面を付けた人物達か・・・・・・そのような輩、我が生きていた時にいたのか?だがいずれにしても我が死んだ後からのことを詳しいことは知らない、ヴェルザードもあの時のことを思いだして話をするのはな・・・・・・だが今の状況を知るためには聞くしかない。)『ヴェルザードよ。』

 

「何?」

 

『少しお前と話がしたい、我が死んだ後のことを含めて・・・・・・』

 

「・・・・・・わかったわ。私もそろそろかな?っておもっていたから。」




次回 ヴェルザードの話を聞くため、エレメンタルドラゴンからハルトの姿に戻り話をする。

次回「ヴェルザードの話」


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ヴェルザードとの話

封印が解かれたカリュブディスはハルトが変身をしたエレメンタルドラゴンの手加減攻撃によりコアになっていたフォビオ以外の部分を破壊した。そのカリュブディスのコアもリムルの手術により回復、彼を利用をした仮面の男のことも気になっていたが、ハルトは自分が死んだ後のことを聞くため戦いが終わった後自分の家へと帰りヴェルザードと二人きりになり座っている。

 

「すまんなヴェル、お前もつらいと思うが・・・・・・俺は自分が死んだ後のことが気になっていたんだ。」

 

「わかっている。いつかは話さないといけないと思っていたから・・・・・・」

 

目を閉じていたヴェルザードは意を決したのか話を始める。

 

ヴェルザードside

 

ハルトが私をかばって死んだ後、私は自分を責め続けていた。あの時自分がしっかりとしていたらあなたを失うことなんてなかった。

私はこの世の未練がないと思い自ら氷漬けになろうとしていた。でもできなかった・・・・・・あの時のハルトの生きろという言葉が私に響いていたの・・・・・・

 

「あの時か、突然現れた謎の敵の襲撃でお前をかばったんだったな。」

 

そう、なんとかハルトの言葉を胸に・・・・・・様々な魔王たちが誕生をしては死んでいくのを見てきた。

ヴェルドラちゃんが暴れているのを見て八つ当たりに攻撃をしたりしてね?

 

(ヴェルドラ・・・・・・もしここにヴェルザードがいたのを知ったら、あいつはどう反応をするのか楽しみなってきたわ(笑))

 

ハルトがなんかニヤリとしているのを見ていると本当、あなたがまたこの世界へと帰ってきたんだなって思ってしまうわ。

あの時、私はギィのところで過ごしている時に強大な力を一瞬で感じたわ・・・・・・ハルトが発したであろう力をね?

そして私はそれを確かめるためにここへとやってきた。そしてあなたは立っていたウィザードとして再び私の前に現れたのだって・・・・・・だからハルトお願い、もう私の前から消えないで!!

 

「心配するな、もう俺はお前を置いて死んだりしないさ・・・・・・二度も死んでたまるかってんだ。」

 

そういってハルトは笑いながら私の頭を・・・・・・ってこらあああああああああああ!私を子ども扱いするなああああああああああああああああああああああ!!

 

「あっはっはっはっは(笑)」

 

やっぱりハルトと一緒にいると落ち着くなーーーあの女にハルトハワタセナイ・・・・・・ウフフフフフフフフフフ

 

ヴェルザードside終了

 

色々とあの後話を聞いたハルトは念話でリムルを呼ぶ。彼も突然としてハルトからの念話が来たので人間の姿へと変わり飛びあがりハルトがいるところへ降りたつ。

 

「どうしたんだハルト?」

 

「まぁ座れってこれをやりたくてな?」

 

そういってお酒を出したのを見て彼も同じように座りお酒を入れてもらい一緒に飲む。

 

「どうしたんだ?改めて俺をこんなところに呼んでさ。」

 

「なーにゆっくりとお前とお酒を飲みたいなと思ってな。・・・・・・さて改めてお疲れ様だな。」

 

「お互い様だろ?」

 

「「乾杯」」

 

お酒を飲みお互いに前世のことを話しながらリムルはふと思った。

 

「そういえばハルト。」

 

「なんだ?」

 

「お前のハルトって名前だけどよ。ヴェルザードさんがハルトって呼んでいたからさ、誰かにつけられたのかなって思ってな。」

 

「・・・・・・・・・別につけられたわけじゃない。エレメンタルドラゴンとして生まれた後人間の姿に擬態をした際の名前を考えた時にハルトという名前を思いついたんだよな。それで使用をしているってわけだよ。」

 

「なるほどな。」

 

リムルはお酒を飲みながらそういえばハルトがこの世界へと帰ってきた理由を聞くことにした。

 

「なぁハルト、お前はどうしてこの世界へ帰れたんだ?」

 

「・・・・・・あー、俺は駅で突き飛ばされて電車に跳ねられたんだよ。そうしたらウィザードラゴンの声が聞こえてこの世界へと帰ってきてあの洞窟の中で目を覚ましたんだよ。」

 

「俺は通り魔に後輩をかばって刺されたんだよな。それで目を覚ましたらスライムになっていたってわけだ(笑)」

 

「なるほどな(笑)」

 

お互いに笑いながら、お酒を飲みながらハルトはリムルから感じる覇気を見てこいつは魔王になれるなと思いながら見るのであった、




次回 ハルトはリムルが最近何かを考えている様子なのでいったいどうしたのだろうか?と思いながら見ていた。
副盟主としての仕事をこなしながら、ウィザードに変身をしてキマイラの力を使用をして過ごしている。

次回「リムルの決意」


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リムルの決意

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

副盟主としての仕事をこなしながらハルトは最近リムルがため息をつくことが多くなっていることに気づいていた。

何かを隠しているようだが、ハルトはなんとなくだがシズが言っていたことを思いだした。

 

(そういえば、イングラシア王国にシズが教えていた子達がいたな、なるほどな・・・・・・なら俺がやるべきことは、あいつをイングラシア王国の方へと行かせることだな?)

 

ハルトはそう決意を固めながら、その日の夜リムルに話す。

 

「リムル、お前は何かを考えているようだが・・・・・・行くがいいさ」

 

「え?」

 

「イングラシア王国の方へと行こうとしているんだろ?心配するな、これでも俺はエレメンタルドラゴンなのだからな?しばらくはお前がいなくても紅丸や紫苑もいる。こっちのことは心配するなってことだ」

 

「・・・・・・ハルト、わかった。明日皆に話をするよ」

 

「あぁ(そして俺ももう一人に協力をしてもらうために向かうとするかな?)」

 

そして家へと帰ったハルトはヴェルザードに話をしていた。

 

「え!?あの子に会う!?」

 

「あぁそうだ。」

 

「ハルト・・・・・・」

 

「わかっているが、俺の力はいずれにしてもばれる可能性が高い・・・・・・お前が動いたとなるとギィは知っているってことになる。なら彼女も俺が生きていることを知っている可能性が高い。ならこちらから行こうと思う」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「いずれにしても、俺のインフィニティーリングはおそらく彼女が持っているはずだからな、ついでに返してもらおうと思っている」

 

ヴェルザードはあまり納得はしていないが、確かにハルトのインフィニティーリングは彼女が所持をしている可能性が高い、けど一人で行かせるなんて・・・・・・と思っているが、彼はふっと笑いながら指を鳴らす。

 

「心配するな、念のため分身は置いていく」

 

「そういう問題かしら?」

 

「さて行くなら夜・・・・・・よし!」

 

彼はウィザードライバーを腰に装着をして緑色のウィザードリングを掲げる。

 

【ハリケーン・ドラゴ―ン!チョーイイネ!スペシャルサイコー!】

 

ドラゴウイングを展開をして彼は飛びあがりその場所へと向かっていく。一方、銀色の髪をした人物は突然として立ちあがった。

 

「・・・・・・この力・・・・・・まさかお主なのか?ふふふふあははははははは・・・・・・あはははははははははははは!!」

 

彼女は笑っており、部下である人物は驚いている。

 

「ルミナス様?いったいどうしましたか?」

 

「ロイよ、しばらく留守を頼む・・・・・・宴は迎えに行かなければならないのでな、この指輪が導いてくれるのだ」

 

「は!お気をつけて」

 

「ふふふふふふふふふ」

 

彼女は背中の翼を広げてその場所へと向かった。一方ハリケーンドラゴンに変身をしたハルトは間もなく彼女がいるであろう領土に突入をしようとした時辺り一面にコウモリが現れたので止まった。

 

「おっと」

 

やがてコウモリは上の方へと飛んでいき人の姿へと変貌をする。そこに現れたのはメイド服を着て髪は銀色、右目は赤、左目は青の人物が彼の目の前に現れた。

 

「前もこうしてあの綺麗な満月の夜・・・・・・我と宴は出あった。そしてぶつかったな?」

 

「あぁそうだな、その時もハリケーンドラゴンだったのを覚えている。久しぶりだなルミナス・バレンタイン」

 

「あーーーハルト、やはりお主なのだな?」

 

「さて悪いが、用件はただ一つ・・・・・・お前の左手に装着されているリング、インフィニティーリングを返してもらいに来たといったら?」

 

「・・・これをか?確かにこれはお主のだ。だが・・・・・・簡単に返すと思ったら大間違いじゃぞ!!」

 

「はぁやっぱりこうなったか」

 

【コネクトプリーズ】

 

ウィザーソードガンをとりだして構える。エレメンタルドラゴン対吸血鬼の始祖と呼ばれる魔王ルミナス・バレンタインが今激突をする。




次回 インフィニティーリングを取り戻すため、ルミナス・バレンタインと戦うことになったハルト、果たして今のハルトは彼女から取り戻すことができるのか!?

次回「ウィザード対ルミナス・バレンタイン」


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ウィザード対ルミナス

ルミナス・バレンタイン、ハルトが言っていたもう一人の人物の正体である。彼女はヴェルザードと同様彼のことを異性としてみており、昔はよく二人で彼のことに対して火花を散らして何度も激突をしたぐらいである。

そして現在、ハルトは彼女が左手の指にしているウィザードリング「インフィニティーリング」を返してもらうため彼女のところへと来たが、簡単に返してくれなさそうなので仕方がないとウィザーソードガンを構える。

 

「思いだすの・・・・・・そなたとこのような満月の夜の出会い、あーハルト・・・・・・我は今・・・・・・ものすごく興奮をしている!愛する人とまた出会えたという思いがな!!」

 

(速い!!)

 

素早く移動をしてウィザードの目の前に現れて剛腕を振るう、彼はウィザーソードガンでガードをするが、一撃でウィザーソードガンを破壊して彼は後ろの方へと後退をして指輪を変えてウィザードライバーを操作する。

 

【フレイム・ドラゴン!】

 

フレイムドラゴンに変身をして右手にドラゴタイマーを装着をする。

 

【ドラゴタイマー!セットアップ!スタート!!】

 

再び召喚させたウィザーソードガンを構えてルミナスに攻撃をして、針が青色のところへ来たのを見てスタップさせる。

 

【ウォータードラゴン!】

 

「ハルトは増えた!?」

 

二人になったハルトの攻撃を彼女は鎌をとりだしてウィザーソードガンを受け止める。

 

「流石のハルト!だがこのような力で!」

 

「ならもう一人はどうかな?」

 

「なんじゃと!?」

 

【ハリケーンドラゴン!】

 

緑の魔法陣からガンモードにしたウィザーソードガンを放ちながらハリケーンドラゴンのウィザードが現れて、彼女は鎌を振るい弾を粉砕する。

だが彼女はさらに興奮をして着地をして力を込めて三人のウィザードを吹き飛ばした。

 

彼女はさらに接近をしようとした時!

 

【ランドドラゴン!】

 

「!!」

 

地面からランドドラゴンのウィザードが現れて、ルミナスは改めて四人のウィザードを見て笑っていた。

 

「ふふふふあっはっはっはっは!そうじゃったの!あの時もこのようにお主は四人になったな(笑)」

 

「そういうこと」

 

【ドラゴンフォーメーション!】

 

それぞれのウィザード達はドラゴンフォーメーションが発動をして、四人のウィザード達はそれぞれのドラゴン部分を装着をしてウォータードラゴンのウィザードがドラゴンテイルを放つ。

ルミナスは上空へと飛びあがるが、ハリケーンドラゴンのウィザードがドラゴンウイングを使い攻撃をする。

彼女は鎌を使いはじかせていく。そこにランドドラゴンのウィザードが飛びあがりドラゴンクローを使いルミナスの鎌をはじかせた。

 

「な!?」

 

上空からドラゴンスカルを装備をしたフレイムドラゴンがドラゴフレイムを放ちルミナスはコウモリの姿になり回避をするが一部のコウモリたちが焼けてしまう。

 

そして一体化をした彼女の服装は少し焦げていた。

 

「流石じゃの・・・・・・以前と変わらない力を持っている。」

 

お互いに着地をして変身が解除された。ルミナスはじーっと近づいて彼の首筋にかぷっと噛みついて血を吸っている。

焦げていた彼女の服が再生をして、ふふと笑いながら彼は血を吸われたなと思いながら抑えている。

 

「吸い過ぎ」

 

「お主の血は美味しいからの、流石エレメンタルドラゴンだけあるの・・・・・・さて、改めて久しぶりじゃのハルト❤」

 

彼女は目をハートにしているのを見て、お前もかいと思いながら頭を抑えている。

 

「それにしても・・・・・・なんでお主カラ、アノ女ノ匂イガツイテイルノジャ?シカモ、カナリノ・・・・・・ナンデジャ?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「風ノ噂デ、スライムノ所ノ副盟主ヲシテイルト聞イテイル。ソウカ、アノ女ハ・・・・・・」

 

「る、ルミナスさん?」

 

黒いオーラを纏わせているのを見て、ルミナスは何かを思いついたのかインフィニティ―ウィザードリングを渡した。

 

「おっと」

 

「それは、お主に返すのじゃ・・・・・・ハルト、もしかしたら宴の眷族達が暴走をして街を襲う可能性が高い。」

 

「何?」

 

「・・・・・・ちょっと待っておれ、ぬうううううううううううううううううう」

 

ルミナスは何かをしているのを見て、ハルトは一体何をする気なんだ?と思いながら見ているとそれはウィザードリングが二つ用意された。

 

「これは・・・・・・指輪?」

 

「一つは我の力を込めたルミナスウィザードリング、そしてもう一つは・・・・・・我の愛の証・・・・・・」

 

「お前の愛?」

 

「いずれお主は使うことがあるだろう。ふふふふふ楽しみじゃのう、ではなハルト、また会おうぞ・・・・・・の前に」

 

ルミナスは近づいて彼にキスをした。彼は驚いているが・・・・・・彼女は気にせずに翼を広げて飛び去った。

 

「じゃあの旦那様❤」

 

ルミナスは飛び去っていき、彼は二つのリングを新たなウィザードリングを見てからため息をついて帰ってきたインフィニティーリングを見てから変身をする。

 

「さて帰るかな?こっち帰るとしよう」

 

【ファルコ!プリーズ!】

 

ファルコフォームに変身をして背中の翼を広げてテンペスト王国へと帰還をする。帰っていたハルトを見てヴェルザードはリングが増えていること、さらに彼女が絶対に自身の力を込めたリングを渡したなと睨んでいた。

 

「おのれ・・・・・・ルミナス・バレンタイン!!私のハルトにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!むきいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」

 

「「「ひぃ!!」」」

 

帰ってきたのはいいが、ヴェルザードのオーラがさらに強まったので護衛兵をしている三人は尻もちをついてしまう。

 

「やっぱりこうなったか・・・・・・」

 

「ハルト!!」

 

「はい」

 

「ちょっとだけ待っていていてね?❤」

 

「・・・・・・・・・」

 

「ふうううううううん!!ううううううううううん!!こうして!!こう!!できたああああああああああ!はい、私の愛のあ・か・し❤」

 

「・・・・・・冷たい、リングなのにとても冷たいのだけど?」

 

水色のウィザードリングをもらったのだが、とても冷たいので苦笑いをするハルトであった。




次回 リムルがシズを連れてイングラシア王国へと行って数週間が経った。ハルトは副盟主として活動をしながらもヴェルザードやシュナ達が補佐をしてくれているので助かっている。
すると突然として爆発が起こったので何事かと向かうと五人の人物に兵士たちが襲い掛かっているのを見て魔物たちを次々に怪我をしているのを見て、ハルトはウィザードに変身をする。

次回「ハルトの怒り!新たな力!」


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ハルトの怒り!新たな変身!

【ディフェンドプリーズ!】

 

炎の壁を発生させて相手が放った攻撃ガードをする。そして相手の武器を叩きおり彼は仮面の奥で苦笑いをしている。

なぜこうなったのか?目の前で戦っている敵は人間、彼らが突然としてこの街に進撃をしてきた。

なぜハルトは一人で交戦をしているのか?突然として張られた結界の影響でベニマル達は戦うことが不可能になってしまっているからである。

それはアハメス達も同じで、現在ハルトは彼らを抑えるため一人で交戦をしている。

 

「・・・・・・まさかリムルやシズの留守に襲撃をしてくるなんてな、おそらく何者かがリムルの存在が邪魔だと判断をしてここを襲撃をしたのだろうな。悪いね・・・・・・俺も一応ここに副盟主なんでね?悪いが・・・・・・やらせてもらう!!」

 

彼は走りだして兵士たちは剣や槍を構えてウィザードに攻撃をするが、素早く躱してウィザーソードガンを振るい相手の槍を切断させて、ガンモードへと変えて相手の武器だけを狙い破壊した。

 

【ウォータープリーズ!】

 

ウォータースタイルに変身をして、相手に対して水流を発射させて吹き飛ばす。だが次々にやってくる兵士たちに彼は苦笑いをしながら逃がしてベニマル達のことを思いながら戦い続ける。

一方結界の影響で力がでないベニマル達、フェルシオン達が前に立ち護衛を兼ねている。彼らの力も抑えられているが・・・・・・ベニマル達ほどではないので護衛についていると周りが冷たくなっているのを見てシオンはヴェルザードを見ていた。

 

「ヴェルザードさま・・・・・・」

 

「大丈夫よ、それにあなたは負傷をしているから」

 

そう、シオンは相手が襲い掛かった際の傷ついている、それだけじゃない突然の爆発で何百人の魔物たちが殺されているからである。

シオンは冒険者たちから傷ついた魔物たちを守るため体を張っているところにハルトが駆けつけて、負傷をしたまま離脱をしている。

 

「それに、今回はあいつらが悪いわ・・・・・・」

 

「で、でもハルト様一人でなんて・・・・・・」

 

「はっきり言えば、今の私達では彼の足手まといになってしまうわ。私自身もこの結界の影響で力が落ちている感じがするしね」

 

一方ハルトの方は?

 

【ハリケーン!スラッシュストライク!】

 

「であ!!」

 

風の刃を放ち相手の兵士たちを吹き飛ばすと三人の冒険者たちが彼の前に現れた。

 

「へぇー随分と兵士たちを可愛がってくれたようだな?」

 

三人の人物達にハルトは声をかける。

 

「お前達が隊長みたいな感じだな?なぜここを襲ってきたのか説明をしてもらおうか?」

 

「げっはっはっは!魔物を守る仮面ライダーなんて聞いたことがないぜ?」

 

「あっはっはやりましょうよ!」

 

「いくぜ!!」

 

三人は一斉に彼に襲い掛かってきたので彼は指輪を変える。

 

【ランドプリーズ!】

 

ランドスタイルに変身をして相手が放つ武器をウィザーソードガンで受け止めながらはじかせていくが、相手の性格などをハルトは分析をしながら交戦をしている。

二人の男性の攻撃をはじかせながら、ウィザードは後ろの方へと下がり新しい力を使うことにした。

 

「ルミナス、悪いが力を借りるぞ」

 

【シャバドゥビタッチヘンシーン!ルミナースプリーズ!(キバの変身音とコウモリの翼の音)】

 

姿がインフィニティースタイルの姿に変身をしたと思ったら、光っているところが黒くなっていき右手に専用武装「ルミナスシックル」が現れて背部にコウモリの翼が生えてゆっくり降り立つ。

仮面ライダーウィザードルミナススタイルに変身をして構える。

 

「さぁ・・・・・・地獄を楽しめ!!」

 

ルミナスシックルを構えて相手に対して振り下ろした。三人の人物達は回避をして二人の男性は彼に襲い掛かるが、蝙蝠型の姿に変貌をして二人はいったいどこへ行ったのかと見ているとウィザードは蝙蝠型を解除をして後ろから攻撃をしようとしたがもう一人が気づいて攻撃をした来たので回避をした。

 

だが突然とし相手が撤退をしたのを見て、彼は膝をついた。

 

「うぐ・・・・・・」

 

なんとか冒険者たちを退かせることに成功をしたが、彼自身は疲れなどがありウィザードの姿のまま息をあげていた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・どうやら、なんとかひかせることに成功をしたな・・・・・・ぐう・・・・・・」

 

彼自身は戦闘の疲れプラス、新たな姿ルミナススタイルで魔力が消耗をした状態で使用をしたので疲れが一気に出てしまった。

 

「ハルト!!」

 

そこに襲撃されて遅れてしまったリムルとシズが到着をした。やがてほかのメンバーも街の方へと戻ってきていたが・・・・・・ゴブゾ達の死や結界を張ったであろう人物シュウラン達を確保をした。

その間は魂などはエレメンタルドラゴンであるハルトが逃がさないようにロックをしているが・・・・・・現在彼自身は疲れなどを治すため家の方へと戻ってヴェルザード達が彼の家の周りで護衛をするために待機をしている。




次回 リムルはゴブゾ達を蘇らせるため魔王となる決意を固める。彼は部下からリムルが魔王となる決意を固めたことを聞いて横になりながら魔力の回復をするため今回の作戦には参加をしないことにしている。
彼はそのまま目を閉じようとしたが・・・・・・立ちあがった。ヴェルザードはどうしたの?と声をかけるが彼は無言で立ったまま目を光らせていた。
まるで・・・・・・何かの獲物を見つけたかのように・・・・・・

次回「動きだすテンペスト、ハルトも」

「・・・ぐるるる・・・・・・」


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動きだすテンペスト、ハルトも動きだす

前回、テンペストに人間の襲撃がされて、ゴブゾ達数百の魔物たちの命が奪われてしまった。

そしてハルトは皆を逃がすため力が消耗された状態でウィザードに変身をして人間部隊を追い払うため、ルミナスからもらったリングでルミナススタイルに変身をして人間たちを追い払った。

現在、リムルは魔王になる決意を固めている頃、ハルトは家で休んでいた。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ヴェルザードは彼の頭を撫でながら膝枕をしている。現在ハルトは魔力の消耗などもありスリープ状態になっている。

そのため、彼は今回のリムルの魔王の作戦に参加をすることが不可能になっている。ヴェルザードは起こした方がいいのか?とリムルに聞いた。

 

「いや、ハルトにはゆっくりと休んでほしい、俺がいない間、この街やベニマル達を守ってくれたんだからな?」

 

と言って彼は幹部たちを集めて、自分の正体などを話したりしたが、彼らはリムルについていくという決意を改めて固めた。

そこに扉が開いて、ハルトが入ってきた。

 

「ハルト、お前起きても大丈夫か?」

 

「戦闘をしなければ問題ない、リムル・・・・・・魔王になる決意を固めたのだな?」

 

「あぁ、ゴブゾ達を蘇らせるためや、ほかの魔王たちの牽制をするためにな?」

 

「お前らしい答えだ。ならこれを持っていけ」

 

そういってハルトから投げられた剣を受け取る。それは七色に光っている剣だった。

 

「これは?」

 

「俺の鱗でクロベェに頼んでいた剣だ。俺の属性攻撃を使えるように改良をした剣だ。前々から頼んでいたのがやっと完成をしてね?それでお前に持ってきたってわけだ」

 

「ハルト・・・・・・」

 

彼はゆっくりと近づいて、拳をリムルの胸部に軽く当てる。

 

「絶対に魔王になれ・・・・・・今の俺がお前に言えることは・・・・・・ただそれだけだ」

 

「・・・・・・あぁ、絶対になってみせるさ、お前は休んでおいてくれよ?」

 

「そうはいかないさ、副盟主としてここを守らせてもらう。アハメス、メーマリア、メールシア、フェルシオン」

 

「「「「は!!」」」」

 

「お前達もリムルの命令で動け、改めてお前らの力を見せてくれ」

 

「は!」

 

「任せて!」

 

「お任せを」

 

「おう!旦那、俺達に任せやがれ!リムルの旦那!俺達を自由に使ってくれ!!」

 

「ハルト、借りるぞ?」

 

「ふ・・・・・・」

 

こうして作戦を開始をするため、リムル達は作戦地域に移動をした。そして彼は・・・・・・街の真ん中で立っていた。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

【コネクトプリーズ】

 

ウィザーソードガンをとりだして彼は受け止める。がきんという音が鳴り響いて彼は蹴りを入れて吹き飛ばす。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「やはりな、誰かが見ていると思っていたが・・・・・・」

 

相手は持っている二刀流の剣を構え直している。ハルトはふっと笑いながらドライバーを起動させる。

 

【ドライバーオン】

 

「かつて、お前は我に挑戦をしていたな?一人の人間よ・・・・・・」

 

「エレメンタルドラゴン・・・・・・」

 

「そして、ヴェルザードをかばいながら戦った俺にとどめを刺したのもお前だったな?まさかまだ生きているとはな」

 

「今度こそ、またお前を完全に消滅させてやる!!」

 

「できるかな?今の俺は昔の俺と思ったら大間違いだぞ?」

 

「その通りね」

 

「!!」

 

相手は躱すとヴェルザードが歩いて来ていた。彼女はすでに魔力を解放させた姿へと変貌をしており、さらに美しい女性の姿へと変貌をしている。

 

「まさか、ここでハルトの仇が現れるなんてね?思ってもいなかったわふふふふふふ」

 

「ヴェルザード・・・・・・だが、お前達二人を倒すだけ!!」

 

「なら今度はお前が倒される番だ!!」

 

【シャバドゥビ タッチ ヘンシーン!】

 

「変身」

 

【ヴェルザード!プリーズ!ガチゴチンガチーン!ガチゴチンガチーン!】

 

氷が纏われて行き、ウォータードラゴンの色が水色のような姿に変身をした。仮面ライダーウィザードヴェルザードスタイルへと変貌をする。

 

【コネクトプリーズ】

 

ウィザーソードガンが連結をした武器「ウィザースラッシャー」が現れて、相手に対して構える。

 

「さぁ」

 

「「ショータイムだ!!」」




次回 ハルトとヴェルザードはかつてハルトの命を奪った人物と交戦をする!

次回「因縁の敵との戦い!ウィザード、ヴェルザードのコンビネーション!」

「行くぜヴェルザード」

「えぇ!」


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因縁の敵との戦い!ウィザードとヴェルザードのコンビネーション!

ハルトside

 

今、俺とヴェルザードは相手に対して構えている。かつて、ヴェルザードをかばい死んだ原因を作った人物が目の前にいた。

だが、奴は数百年前の人間なのはずだが?なぜ生きている?それに・・・・・・いや、今は集中をすることにしよう。

あの武器で我は死んだのだからな、ドラゴンキラーと呼ばれる二刀流が奴の得意武装だからな、まさかテンペストまで来ているなんて思ってもいなかったぜ。

 

「ハルト・・・・・・油断をしないで行くわよ?」

 

「わかっている。」

 

「今度こそ、お前達ドラゴンを殺す!!」

 

俺はウィザースラッシャーを構えて突撃をする。相手に対して振り下ろして攻撃をするが相手は二刀流の武器で受け止められる。

ヴェルザードは後ろから冷気で攻撃をするが、相手は自身に炎を纏わせているので彼女の冷気攻撃をガードをしている。

 

「こいつ!」

 

「落ち着けヴェル!」

 

「わかっている!」

 

俺はハンドソーサーを開いて必殺技を使うことにした。

 

【【キャモナスラッシュシェイクハンズ!ヴェルザード!スラッシュストライク!ガチゴチン!ガチゴチン!】】

 

二つのハンドソーサーにヴェルザードリングを触れさせて俺は構えて地面にウィザースラッシャーを突き刺した。

氷の刃が発生をして相手に向かって放っていく。

 

「でああああああああああああああ!」

 

「何!?」

 

奴は剣を地面に突き刺すと炎の壁を発生させて俺が放つ攻撃をふさいだ。奴ってこんなに魔法に多様だったっけ?

 

ハルトside終了

 

【バインドプリーズ!】

 

魔法陣から氷の鎖が発生をして相手の体を巻き付かせようとしたが、相手は剣で鎖を切っていく。

 

「おいおいまじかよ」

 

「であああああああああああああ!!」

 

ヴェルザードは周りに魔法陣を発生させると相手に対して氷柱の針を放って攻撃をする。だが相手は素早く躱すとヴェルザードに接近をして切りかかろうとしているのを見て、ヴィザードは魔法を使用をする。

 

【エクスデットプリーズ】

 

「よっと」

 

手に魔法陣を突っ込ませると右手が伸びていきヴェルザードの体を巻き付けてこちらに引っ張った。

彼女を隣に立たせて、改めて構え直す。

 

「こいつ・・・・・・」

 

「・・・・・・厄介だな?ってか前よりも強くなっている気がするのだが?」

 

2人は構え直しながら仕方がないと、リングを変えることにした。

 

【シャバドゥビタッチヘンシーン!フレイム・ドラゴン!】

 

フレイムドラゴンへと変身をして、さらにコネクトウィザードリングを使い手を突っ込ませてドラゴタイマーをセットをする。

 

【セットアップスタート!ウォータードラゴン!ハリケーンドラゴン!ランドドラゴン!】

 

三人のウィザード達が立ち、フレイムドラゴンのウィザードはシフトレバーを動かして音声が鳴るのを待っている。

 

【ファイナルターイム!オールドラゴン!】

 

ほかのウィザード達が光だしてフレイムドラゴンのウィザードに合体をしていくとドラゴウイング、ドラゴテイル、ドラゴクローが発生をして最後にドラゴスカルが現れて、全ての力を解放させた姿、仮面ライダーウィザードオールドラゴンの姿へと変身をした。

 

「ハルト・・・・・・」

 

「ドラゴンの力を解放させたところで!!」

 

相手は接近をしてドラゴンキラーで攻撃をしてきたが、彼は両手のドラゴクローで受け止めるとしっぽのドラゴテイルで相手を吹き飛ばした。

 

「ぐあ!!」

 

そのまま飛びあがり、相手にドラゴスカルの炎を放った。相手は躱したがすでにハルトはグラビディ魔法を発動させて相手は地面にめり込ませる。

 

「ぐううううううううううううううう!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ウィザードはその様子を翼を広げながら見ていた。すると相手はグラビティが発動をしているのに立ちあがろうとしているので驚いている。

 

「これは驚いた、まさかグラビティを発動させているのに、立ちあがる元気があるなんてな・・・・・・流石、俺を倒した子孫だけはあるな」

 

「え!?」

 

「おかしいと思っていた。前に戦ったやつは確かに剣技は強かったが魔力はなかった。だがお前は違った。あいつとは剣技の仕方も違うし、何よりも・・・・・・魔力が強かったからな。それに先ほどから戦ってわかったのは一つ、お前から殺意を感じない。口ではそうは言っても・・・・・・殺意のない相手を戦うつもりはなかったが・・・・・・お前さんがやめない感じだったから試させてもらった。」

 

「えーハルト、なんで言ってくれないの?」

 

「悪かったな、お前が殺気全開だったからな、だから合わせただけさ」

 

ウィザードはゆっくりと着地をしてグラビティを解除をするとフレイムドラゴンの姿に解除をする。

オールドラゴンの魔力はかなり消耗をするので、フレイムドラゴンなら安定をするからである。

 

「流石・・・・・・先祖様が倒したとはいえ・・・・・・やはりその強さは健在でしたか・・・・・・」

 

すると相手はフードをとると長い髪を出してきたのでヴェルザードは驚いている。

 

「お、女の子おおおおおおおおおおおおおおおおお!?」

 

「え?女の子?」

 

「あれ?その様子だとハルトもわかっていない感じ?」

 

「あぁわかっていない、ってか女だったのか?」

 

「はい、改めまして第130代目ドラゴンキラーハンターをしております「コウツキ・ミカ」と申します」

 

「コウツキ・ミカ?日本語で書くと光月 美香?」

 

「いえ、黄月ですね」

 

「こっちか、ってか君はもしかして?」

 

「はい、こちらの世界に転移をしてきたものです。といってもあなたたちを襲った彼らと同じぐらいですかね?」

 

((てか子孫は別世界に過ごしていたのか?))

 

2人はそう思いながら彼女は剣を置いたので降伏と判断させてもらいハルトは変身を解除をした。

そしてリムル達の方も見事に一万人や襲ってきた人物たちを倒すことに成功をした。

 

「だがどうして全員が眠るんだよ!!」




次回 リムルが魔王として覚醒をする時間、なぜかほかのメンバーまで眠ってしまったのでハルト達はエレメンタルドラゴンの姿に変身をして結界を張ることにした。

次回「リムル達眠る」


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リムル達眠る

ハルトside

 

現在リムルは魔王になるため繭になり眠りについた、それによりベニマル達も進化をするためなのか全員で眠りについてしまっているので、現在この街全体に結界を張り姿を消している状態にしている。

そのため、現在我はエレメンタルドラゴンの姿に戻っており結界の維持をしているところである。

久しぶりに結界を張っているので、リムル達が起きるまでこうして結界を張るので魔力が消耗をするんだよな・・・・・・しかし、全員が進化をするためとはいえな・・・・・・

 

『正直に言えばつらタン』

 

「何を言っているのよエレメンタルドラゴンのあなたが」

 

ヴェルザードが隣に来るが、テンペスト全域に張っているのだぞ?すごく魔力は消耗をするし維持をするのも大変だわ。

 

「仕方がないわよ、アハメス達の部下たちを使ってもここを守れる自信がないんでしょ?それであなたの得意な結界を使いここをなかったことにしているでしょうが。」

 

まぁそうだけどな、最初からこんなことはしないよ。まぁリムル達が起きるまでの辛抱ってことで頑張るとするかな。

それにしてもスライムで魔王ってか・・・・・・ふふ、時代ってのは色々と変わるものだな(笑)

 

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

 

我が亡くなって色々と時代が動いている感じがするな、魔王の数なども色々と増えている気がするが・・・・・・そしてリムルという新たな魔王が誕生をしたと言うのも悪く無い感じだな。

 

『いずれにしても、リムル達が起きるのはいつ頃になるのだろうか?進化エネルギーなどを考えると・・・・・・うーーーん』

 

いずれにしても、リムル達が起きるまでこの状態を続けないといけないのね・・・・・・とほほほほ・・・・・・

 

エレメンタルドラゴンside終了

 

リムル達が眠っている頃、ハルト自身はエレメンタルドラゴンを解除をしてハルトの姿に戻った。結界自身は現在はアハメス達に変わっているため彼は指輪を見ていた。

ヴェルザードとルミナスがくれたリングを見ながら、形などを見ているとヴェルザードはウォータードラゴン、ルミナスのはインフィニティーリングみたいだなと思いながら、彼女たちの力が込められたリングってのもあるので彼自身は色んなリングがあるので使い分けをした方がいいなと判断をする。

いずれにしても、リムル達が目を覚まさないとテンペストの仕事がはかどらないのでため息をつきながら仕事をしている。

 

「・・・・・・リムルの奴、いつまで寝ているのやら・・・・・・それよりも、テンペストに着たやつらのこともガルーダ達に調査をしているだっけ?そろそろ戻ってくるはずだが?」

 

ハルトはそう思いながらため息をついて仕事をするのであった。




次回 リムルが魔王として覚醒をした。それによりほかのメンバー達も進化をするのでリムルの魔素はどれだけあるんだよと思いながら、彼はこれからのことを考える。

次回「これからのこと」


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これからのこと

ハルトside

 

リムルが目を覚ました。しかもちゃんと魔王として覚醒をしており・・・・・・それに呼応をするかのようにベニマル達も進化をしていたのでリムルの魔素がどれだけすごいんだと思いながら俺はじーっと見ているとヴェルザードがやってきた。

 

「ハルト、うずうずしているわよ?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

うずうずをしているか、俺自身も魔力や魔素などもこの世界で戦っていた影響もあり戻ってきた。いやそれ以上の力を発揮をしている感じがする。

だが問題は、こいつの覚醒でほかの魔王たちも気づいている可能性が高い、ルミナスもおそらくリムルが覚醒をしているのに気づいているはずだ。

いずれにしても、俺自身の力も覚醒をしているからミリム経由で知られている可能性が高いな。

 

「はぁ・・・・・・」

 

「なんでいきなりため息をつくのよ」

 

「これからの問題を考えると、色々と頭が痛いことが多いんだよ」

 

ヴェルザードにそう言って、俺はアハメス達と話をしながら・・・・・・家へと帰った後ウィザードリングをじーっと見ており、新たなに二つのリングが増えているなーと思いながら見ていた。

ルミナスウィザードリングとヴェルザードウィザードリング・・・・・・二人の女性達から贈られたリングだが、力もほかのウィザードリングよりも強力みたいだ。

 

「・・・・・・いずれにしても、魔王として覚醒をしたリムルを狙うやつらは多いか・・・・・・ルミナスに関しては俺が何かを言ってくれればどうにかなるとして、さてどうしたものか?」

 

色々と問題があるので、これからのことを考えると・・・・・・まずは街の修復などをしていかないとな、あの冒険者たちによって破壊された場所が多いからな・・・・・・力が消耗をした状態で戦ったからな。

 

「やれやれ・・・・・・」

 

だが、今回の人間を使ってテンペスト王国を襲撃をしてきた人物については、俺の使い魔に調査を行わせている。

ガルーダ?たちじゃないよ、俺がエレメンタルドラゴンの際にいた使い魔が、この世界に生きている。つまーり俺が復活をした直後に現れて、現在調査をお願いをしているところである。

 

そろそろ帰ってくるころだと思うが?

 

「エレメンタルドラゴン様」

 

「帰ってきたか?いでよ、我が使い魔」

 

影から現れた人物は女性の姿に変身をして膝をついていた。こいつこそ、我が使い魔影のモンスター「シャル」と俺は名付けをしている。

こいつは影があれば、その中に入ることが可能で・・・・・・その人物の影になることで行動をすることが可能だ。

その魔王の影の中に入ってもばれないくらいである。

 

「さてシャル、どうだった?」

 

「はい、クレイマンと呼ばれるものが首謀をしていたもの・・・・・・私は影の中で見ていますと魔王ミリムを洗脳をしているみたいです。さらに彼女を使いカリオンを亡きものにすればなど・・・・・・奴はこのテンペストを滅ぼすために色々と作戦を立てているみたいです」

 

魔王クレイマンか・・・・・・奴がこのテンペストを滅ぼそうとしているのか?そういえば奴の国は、このテンペスト王国の近く・・・・・・読めた。

 

「奴は覚醒をしていない魔王ってことになる。だからリムルが邪魔と判断をして、このテンペストに攻めてきたってことか、ご苦労さまシャル、お前のおかげで色々とわかった気がするよ」

 

だが妙だな、ミリムがクレイマンというやつに簡単に操られるものなのか?いや違うな、何か気にかかるが・・・・・・ん?リムルから連絡が来ていたか。

 

『おうハルトすまないな』

 

「いやこっちもそれでどうした?」

 

『ミリムが、カリオンって奴の国を滅亡させたという情報を得たんだ、ミリムの奴が一週間かけてくれたおかげで、逃げてくれた民から得たんだよ』

 

となると、おそらくクレイマンはそれを全てリムルに罪を促すため色々とするみたいだな?俺の方もシャルから得た情報を得て、魔王たちの宴を開く可能性が高いってことも伝えた。

 

『ならお前も参加をするのか?』

 

「魔王ではないが、参加をするさ副盟主としてな、いい加減正体を明かさないとうるさい奴がいるんでね」

 

俺も色々と覚悟を決めて魔王たちの宴の準備をするため、色々と情報を得るためにね。




次回 それから数週間が経ち、魔王たちの宴が開催されることとなりリムルはハルト、影の中にソウエイとランガを連れて向かう。
シオンがついてこようとしたが、ハルト自ら志願をしたので彼にリムルを任せることにした。
そして魔王の宴の会場に到着をして、彼は辺りを見ながら歩いていた。

次回「魔王たちの宴に」


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魔王たちの宴

ハルトside

 

リムルが魔王になった時、実はその間にヴェルドラの奴の封印も解除されていたんだよね?

いやー最初に出てきたときのアイツの顔が今でも思いだすわ。

 

あいつが封印されていた洞窟で封印を解除をすることとなり、俺、ヴェルザードも同行をしてリムルは奴の封印を解除をした。

 

「ぬおおおおおおおおおおおおおおお我復活って姉上ええええええええええええええええええええ!?」

 

「ヤッホーウェルドラちゃーん、元気にしていたかしら(笑)」

 

「は、ハルト!?なぜ姉上がここにおられるのだ!?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

原因が俺自身だって言えないだろ?まぁその後あいつはどこかに連れられて、骨が骨がああああああああとか叫んでいたのを思いだした。

それからリムル宛に魔王たちの宴と呼ばれる招待券が届いた。もちろんリムルは参加をするため俺自身も色んな魔王を知るため、参加をすることにした。

ランガが影の中に入って、本当はヴェルザードがついてこようか?と言ったが、俺は断った。

流石にお前が暴れたら大変だからな。

 

とまぁ色々と準備が進められて、クレイマンの奴がこのテンペストを襲う可能性が高いのでリムルの奴、先にベニマル達を展開させるなんてな、流石だな?なら俺達がやることは一つ、魔王の宴に参加をするため向かうとしよう。

 

「それじゃあベニマル達後を任せるぞ?」

 

「お任せくださいリムル様。」

 

「リムル様・・・・・・お気をつけて」

 

「ハルト・・・・・・」

 

「心配するな、必ず戻ってくるからお前もここを守ってくれよ?」

 

「わかっているわよ」

 

ヴェルザードとキスをしてから、俺は後ろを振り返りリムルと共に魔王の宴の会場がある場所へと向かうことにした。

 

ハルトside終了

 

リムル、ハルトの二人は会場である場所へと急行をしていた。ハルトは人間態の姿のままエレメンタルドラゴンの翼をはやして飛んでいた。

 

「ってかそんなことできたんだな?」

 

「まぁお前の背中の翼の応用だな。さて間もなく到着をするから着地をする。リムル、クレイマン戦はお前に任せる」

 

「へ!任せろって!」

 

自信満々のリムルを見て、魔王たちの力を感じる会場に到着をした。彼らはお互いに見てから中へと入っていき、ハルトは懐かしいメンバーがいるなーと思いながら中へ入る。

 

「ハルト!久しぶりだな!」

 

「ギィ、お前もヴェルザードが世話なった」

 

「いや、気にするなってこいつが?」

 

「リムル・テンペスト、俺の親友だ。リムル、こいつの名前はギィ、俺の正体を知っている奴だから悪友みたいなものだ」

 

「よろしくな」

 

「リムル・テンペストだ」

 

「それにしてもハルト、お前が参加をするとはな」

 

「正確にはこいつがメインで、俺は補助って悪いがリムル、俺はちょっと用事があるんでな」

 

そういってハルトは離れると、一人の女性はふふと笑いながら彼を追いかける。そして彼女は追いかけると彼は両手を組み待っていた。

 

「お前も来ていたのだなルミナス」

 

「今回の魔王の宴はクレイマンがやったことだからの、お主は絶対に来るなと思ってきたのじゃ。」

 

「まぁそういうことだ。んで?」

 

「決まっているじゃろ?ん」

 

彼女は目を閉じたのを見て、彼は彼女をゆっくりと抱きしめてキスをした。ルミナスもそれに応じて彼の中に舌を入れてきた。

 

「!?」

 

彼自身もディープキスをされるとは思ってもいなかったのでしばらくして、ルミナスから離れる。

 

「ふっふっふ、美味しかったぞハルト(笑)」

 

「あのな・・・・・・これから魔王の宴だってのに、しかも魔力を吸われているし」

 

ハルトは魔力が消耗をしているのを見て、ルミナスをじーっと見て睨んでいた。彼女は悪気なしなので、彼はちょっとお仕置きをするかな?と思ったが時間がないのでぐぬぬぬと思いながらリムルの元へと帰ってきた。

 

「おうお帰りって、なんで魔力が消耗をしているんだ?」

 

「色々とあるんだよ。ほら来たみたいだぜ?リムル・・・・・・今回の首謀者がな」

 

ハルトがいい、リムルも前の方を見るとミリムを連れてやってきた人物クレイマンが現れた。

 




次回 クレイマンの主催をした魔王たちの宴、そこには様々な魔王たちも参加をしており、レオンという名前を聞いたリムル、ハルトも彼がレオンっていうやつだな?と思いながら、クレイマンが突然としてリムル達のことを言いだした!

次回「クレイマンの野望を撃ち砕け!!」


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