《地億譚》アフタートーク (フォーウルム)
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第一回 五十嵐凱《第一章》
それでは、どうぞ。
___第一回《地億譚》アフタートーク。本日より、キャラ達を演じる皆さんに本編についての裏話を深掘りしていこうと思います。今回は主役の五十嵐凱さんにお越しいただいております。
「はじめまして、五十嵐凱だ。今日はよろしく。」
___よろしくお願いします。第一回の内容は一章とその裏話についてになります。最初の質問ですが、本作の役をいただいた際、どのように感じましたか?
「そうだな…初主演の役にしては難しいと思ったよ。最初の方では勢いのあるキャラを、終盤では復讐の衝動に駆られる彼を演じるのは大変だったね。」
___なるほど。
「それに、いきなり武器振り回して戦うアクションシーンは大変だった。10回くらいNGもらったよ。」
___そうなんですね。次の質問ですが、他の役者さんに関して、どのようなイメージを持っていますか?
「イメージか……監督に聞いた話ではもっと多くの方が参加する予定らしいじゃないか。有名役者の霊夢さんや、咲夜さんとかとあったときの興奮をまだ覚えてるよ。」
___その際、私も一緒だったのですが、凄い喜んでましたからね。
「見てたのか?!……恥ずかしい。」
___そんなエピソードをお持ちの五十嵐凱さんですが、役を演じきる上で重要だと思っていること、大切にしている事ってありますか?
「さっきも言ったが、俺の役は途中からキャラの雰囲気がガラリと変わる。その際に『別のキャラを演じきる事』を心がけてるよ。凱は絶対的な善ではない。仲間を守るためならどんなことでも平気でやってのける。そういった冷酷な一面も含め、切り替えが大切だと思っているよ。」
___そうですか。記者である私には、あまり理解できないことですね。
「だろうな。」
___次の質問ですが、今まで出たキャラの中で、一番好きなキャラは誰でしょうか?
「役者として?それとも視聴者としてか?」
___視聴者として、ですね。
「そうだな……やっぱり十六夜咲夜かな。」
___どのようなところが?
「自分の信念を貫き通しているところ、かな。」
___そうですか。そういえば、使うメモリを選んだのは貴方である、と監督から聞いていたのですが、本当なんですか?
「そうだ。と言うか、それは監督から『使うんならどれがいーい?』なんて聞かれて、そっから選んだんだ。」
___他にも候補があったと?
「ああ。《ポセイドン》と《ディオニソス》だな。結局一章の収録の際は出なかったけど。」
___そうだったのですね。では最後に、この作品を見てくださってる方々に何か一言。
「今後も凱やその仲間達は戦い続ける。彼らの勇姿を最後まで応援してもらえると嬉しい。」
___ありがとうございました。これにて第一回《地億譚》アフタートークは終了となります。五十嵐凱さん、本日はありがとうございました。
「ありがとうございました。」
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第二回 フランドール・スカーレット 《第二章》
今回はフランドールと第二章についての裏話になります。
本編を読んでくださっている方々、もしよかったらお気に入り登録とかしていただけると作者のやる気向上に繋がります。
どうぞよろしくお願いいたします(切実)
それでは、どうぞ。
___第二回《地憶譚》アフタートーク。本日はフランドール・スカーレットさんにお越しいただいております。
「フランドール・スカーレットよ。よろしくね。」
___よろしくお願いいたします。今回はフランドールさんについてと第二章の裏話についてですが、1つよろしいでしょうか?
「フランでいいわよ。他のメディアとかもそう呼んでるし。それで?」
___他の出演作品ではフランさんはクール系のキャラクターを演じてらっしゃることが多いですし、今現在もそうですよね?なぜ今回の役を演じようと思ったのですか?
「そうね。確かに私はクールキャラを演じることが多いわ。でもたまにはこういうカワイイ系も演じてみようと思ってた矢先にオファーがあってね。それに凱君も出るみたいだったから。」
___凱さんとお知り合いだったのですか?
「ええ。初共演はワイドショーだったわね。期待の新人って事で取り上げられてたのを覚えてるわ。」
___その凱さんとのキスシーンが第二章であったわけですが、最初はどうでしたか?
「役を受ける前に話はあった。相手が彼であることも知ってた。彼は相手が私だって知らなかったみたいだけど。」
___そういえば、収録の日が1日ずれたらしいじゃないですか。
「そうよ。心の準備がー、って凱君言ってたから1日ずらしたの。初のキスシーンにしては上手かったわよ?」
___なるほど。演技をしている際に気をつけていることがあれば教えていただけませんか?
「そうね。私は自分を忘れるって事を心掛けてるわ。」
___自分を忘れる、ですか。
「そう。私は普段の『フランドール・スカーレット』ではなく地憶譚の『フランドール・スカーレット』であるために、普段の私を忘れるの。アイツは納得してはいなかったけど。」
___アイツというのは………
「お察しの通り。レミリア・スカーレットよ。」
___お姉さんも女優業をやってらっしゃるんですよね、確か本作にもご出演なさってるようで。
「そうね。相変わらずの演技力で嫉妬するわ。普段は物腰の柔らかい姉キャラの癖に、役に入り込むとまるで物語のキャラが乗り移ったかのように振る舞う。アイツみたいなのを天才って言うんでしょうね。」
___SNSではよくお二人のツーショットがあげられていますが、フランさんから見たレミリアさんはどういう方ですか?
「私の憧れであり立ちはだかる壁。演技を教えてくれた師匠であり大切な家族よ。今はアイツの方が売れてるけど、いつか越してやるわ。」
___良きライバルなのですね。
「仕事に疲れると抱きついてくるのはちょっとあれだけど、良いお姉ちゃんよ。」
___撮影外での他の役者さんの事についてお伺いしても?
「そうね。一番最初に驚いたのは凱君の料理ね。」
___料理?
「うん。たまに宴会とかパーティーのシーンがあるじゃない?あれの料理ってほぼ凱君の手料理なのよ。」
___え?
「キャラ設定で料理出来るとは聞いてたけど、実際に料理作ってるとこ見たときは驚いたわ。元から料理は得意みたいで、調理師免許も持ってるって言ってたわ。」
___なんでそんな方が役者やってるんでしょうね。料理人としてもやっていけそうですが。
「私もそう思って聞いてみたのよ。そしたら『料理人も良いけれど、役者の方もが良い!』って言ってたわ。大学も中退して入り直して俳優業に進んだらしいわ。役者の勉強の片手間で調理師免許取ったって聞いたときは驚きすぎて声が出なかったわよ。」
___作品外でも超人なんですね……。もっとお話していたいですが、どうやら時間が来てしまったようです。フランドール・スカーレットさん、本日はありがとうございました。
「こちらこそ、また機会があったらよろしくね。」
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