アサルトリリィ×仮面ライダー livedevil of ルドビコ女学院 (リンク芝居人)
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人物紹介Part1

リリィライダーシリーズ第4弾、ルドビコ女学院編です。
リバイスとルド女って合いそうでは??


先導一輝

イメージCV:花江夏樹

レアスキル:縮地

異名:『約束を守りし長男』

イメージソング:五十嵐一輝&バイス(前田拳太郎&木村昴)『VOLCANO』

 

仮面ライダーリバイに変身する青年。正義感に篤く、基本的に無欲でお節介。(本人曰く日本一のお節介。)

家族愛が強く、無理難題でも、「兄ちゃんに任せとけ!」と笑顔で引き受ける。弟や妹の吉事を自分の事のように喜ぶが、少々仕切り屋な一面もある。元々サッカー経験者の為、身体能力と脚力が非常に高く、キックやスライディングを用いて戦うこともある。ストレートな物言いで相手の心を抉ることもしばしば。未来とは恋人同士だったため、戦死と聞いた際は涙を流さざるを得なかった。未来との『約束』を果たすため来夢達を守ることを決める。

 

『兄ちゃんに任せとけっ!』

『未来……お前との約束…守って見せるよ…!』

『沸いてきたぜ!!』

 

バイス

イメージCV:木村昴

レアスキル:なし(悪魔なので)

 

一輝の悪魔。普段は陽気でハイテンションな性格の目立ちたがり屋だが、戦いの際は一輝と連携し、抜群のコンビネーションを発揮する。意外と空気を読める悪魔である。ネーミングセンスは高め。

 

『よぉみんなっ、俺っちはバイス!よろしくなっ!』

『なぁ、約束って、そんなに大切なのかァ?』

『沸騰してきたぜ…!!』

 

先導大二

イメージCV:前田誠二

レアスキル:天の秤目

異名:『翼の次男』

イメージソング:五十嵐大二&カゲロウ(日向亘)『Mirage Mirror』

 

先導家の期待の次男坊。シャイでプライドは高い性格だが頭脳明晰で、兄同様運動能力が高い。物事を出来るだけ丸く納めようとする傾向にあるが、世界が平和になって欲しい、という思いは本物であり、そのために自分を犠牲にすることも多々ある。幼少期は常に兄と比べられて来たため、とある時期を境に兄と比べられずに輝ける居場所である戦場に身を置いている。

 

『今戦わなくて、いつ戦うんですか!?』

『カゲロウ!俺に変われっ!!』

『白黒つけようか…!!』

 

カゲロウ

イメージCV:前田誠二

レアスキル:天の秤目(大二の体を使っているため。)

 

大二の中に潜む悪魔。度重なる兄への嫉妬、コンプレックスを抱いた大二の負の感情が形になったため、一輝のことを「お兄様」、「お兄ちゃん」とどこか小馬鹿にした言い方をする。性格は大二と真逆の攻撃的で横暴な性格。(宿主である大二を「アホ」と言うほど。)大二と違い、黒を基調とした服を着ており、髪は少し跳ね、右手の人差し指を弾く癖がある。実はかなりのワイルドジャンキー。

 

『ったく、だらしねぇなぁアホ大二。』

『この感じぃっ!!脳が痺れるぜぇっ!!』

『白黒はっきりさせようぜぇ……?』

 

先導さくら

イメージCV:楠木ともり

レアスキル:ルナティックトランサー

異名:『無敵を目指す長女』

イメージソング:五十嵐さくら&ラブコフ(井本彩花&伊藤美来)『Cherry-ish!』

 

先導家の長女。優しい性格だが、クールを装う思春期真っ只中の高校1年生。心技体全てに優れており、実は兄達より大きな可能性を秘めている。リリィになる前は空手を習っていたため、身体能力は兄達同様高い。

過去に銃を持った誘拐犯を素手で撃退したことがある。無敵になるために強くなろうとしており、「世界における自分の無力さ」に強いストレスを感じている。口では強くなりたい、と言っているが、本当は「可愛くありたい」らしい。

 

『大丈夫。だって私、無敵だし。』

『みんなみたいに可愛くなりたいなぁ…。』

『私の本当の強さ、見せてあげるっ!!』

 

ラブコフ

イメージCV:伊藤美来

レアスキル:なし(バイスと同じ理由。)

 

さくらの中に潜む悪魔。まるで幼い子のように好奇心旺盛で動き回る。コブラよろしく足がないのに恐ろしい速度で動き回り、落ち着きがない。さくらの話し相手としても扱われており、ラブコフ自身も彼女に懐いている。悪魔ということもあってか、発言に遠慮がなくコブラよろしく、時折毒を吐く。さくらだけでなく、先導家全員を気にかけている。見た目に反し、一人称は「あたい」。ヘビメタを大音量で聴くらしい(バイス談)。怒らすとまじで怖い(カゲロウ談)。

 

『ラブラブ〜!』

『さくら!強ぇ!無敵!』

『あたいも行くでぇー!』

 

戸倉ヒロミ

イメージCV:小野賢章

レアスキル:ゼノンパラドキサ

異名:『命懸けの戦士』

イメージソング:五十嵐大二&門田ヒロミ(日向亘・小松準弥)

 

仮面ライダーデモンズに変身する青年。百合亜の幼馴染で、優しく真面目だが、何かと空回りしてしまうタイプで、自分の行いで状況が悪くなってしまうという何かと不憫な体質の持ち主。生徒会長であり、時折指図するような口調になってしまう。(その後謝罪はする)任務には忠実であり、仲間とのコミュニケーションを絶やさない人格者である。他人の気持ちに寄り添う包容力も備えており、仲間たちには慕われている。実は男泣きする一面もあり、可愛い物好き。

 

『ここは危なすぎる。お前たちはここを動くな。』

『俺には悪魔がいない…だから!!』

『我が命を懸けて……世界を守るっ!!』

 

キンジ・狩崎

イメージCV:土岐隼一

レアスキル:鷹の目

異名:『父を超える科学者』

イメージソング:ジョージ・狩崎(濱尾ノリタカ)『ジョージ・狩崎のライダーシステム』

 

リバイスのシステムを作った科学者であり、バイスタンプの製作者。英単語を多用しており、過去にいたとされる仮面ライダー達が好き。科学者らしく頭の回転が速く、独自で戦力増強を行うなど独自行動を行なっている。意外と肉体派である。

性格はいいとはいえず、人を嘲笑する、愚弄するなどといった自分の期待にそぐわない者には露骨に軽侮する態度を見せる。これには理由があり、自分の開発物を使いこなせるように燻っていた正義を焚き付けて、成長を促す為にわざと煽るような言動をしているというのが理由。ただ、自分の開発物で怪我などをした場合、自ら出向き謝罪をする。自身の研究の真骨頂である、仮面ライダージュウガに変身をする。

 

『ヘイヘイヘーイ!』

『Hey!しっかり使いこなしてくれよ?私の発明品!』

『ダディ!あんたを超えてみせる!』

 

立凪ケビン

イメージCV:真野拓実

レアスキル:フェイズトランセンデンス

異名:『自らを憎む留学者』

イメージソング:GYROAXIA『GET MYSELF』

 

G.E.H.E.N.Aの実験を受けたものの、研究員や一部のリリィから「悪魔の子」と呼ばれ疎まれていた。日本とアメリカのハーフでアメリカでの滞在が長かったのか英語は流暢だが、日本語は若干片言。幸恵の事が気になっているらしい。ライダーの力を駆使してヒュージを駆逐していく。仮面ライダーベイルに変身する。

 

『初めまシテ、立凪ケビンデス。』

『ベイルは俺の悪魔デス。決着は俺達姉弟でつけマス。』

『ベイル、俺の中デ眠れ。』

 

ベイル

イメージCV:津田健次郎

レアスキル:無し(悪魔なので)

 

ケビンから生まれた悪魔で、立凪姉弟にとっては因縁の存在でケビンが「悪魔の子」と呼ばれ疎まれるようになった元凶。残忍かつ冷酷なうえ、一度自身を追い払ったケビンに執着している。

 

『オマエノイノチ、クラウ。』

『立凪姉弟……!!貴様らぁぁ…!!』

『俺は永遠に許さないぞ、ケビン。』

 

立凪ソフィ

イメージCV:水樹奈々

レアスキル:ファンタズム

異名:『悪を憎む戦士』

イメージソング:水樹奈々『Justice to Believe』

 

ケビンの姉で幸恵と同級生。日本語も英語も流暢。ケビンが実験を受けたと知り、ケビンを守る為、ライダーとなると同時にG.E.H.E.N.Aへの憎悪を募らせている。手先が器用。仮面ライダーデストリームへと変身する。使用CHARMはゲイボルグ。

 

『G.E.H.E.N.A.……!!よくも私の弟を…!!』

『ベイルを倒すのは、私達です。』

『覚悟なさい、ベイル。』

 

操真ハルカ

イメージCV:田村ゆかり

レアスキル:カリスマ

異名:『絶望から救う希望の魔法使い』

イメージソング:鬼龍院翔 from ゴールデンボンバー『Life is SHOW TIME』

 

仮面ライダーウィザードに変身する。幸恵の従姉妹。明るく優しい性格。1年前に親友の間桐コヨミを助けられなかった過去がある。毎度コヨミの墓参りに行っている。ドーナツが大好き。

 

『ドーナツ、いつもの1つ!』

『コヨミ……私、頑張るね。』

『さぁ、ショウタイムよ!』

 

仁藤コウナ

イメージCV:高木美佑

レアスキル:テスタメント

異名:『復活せし古の魔法使い』

イメージソング:Peaky-P-key『Let's do it!』

 

仮面ライダービーストへ変身する。百合亜の従姉妹である。クールで無口だが、面倒見が良く、優しい性格。よくテントで寝ている。

 

『今の百合亜は心配ね。』

『全く、何をしてるんだか。』

『さぁ、ランチタイムよ。』

 

間桐コヨミ

イメージCV:大西亜玖璃

レアスキル:ブレイブ

異名:『彷徨う白の魔法使い』

イメージソング:上原歩夢(CV:大西亜玖璃)『Break The System』

 

ハルカの大親友。1年前の戦いにおいて、ハルカの目の前で死亡。ハルカの心に暗い影を落とすこととなる。生前は家族をヒュージに奪われたため、ハルカに依存気味であった。

2年時に突如として復活を遂げ、今はアイアンサイドのメンバーとして戦っている。

仮面ライダーワイズマン(白い魔法使い)に変身する。

 

『ハルカちゃん、私から離れないでね…?』

『ごめんね……ハルカちゃん……。私、生きられないや…。』

『さぁ、暗い暗い夜を彷徨って?』

 

先達ソラ

イメージCV:梅原裕一郎

レアスキル:ブレイブ

異名:『黒薔薇の魔法使い』

イメージソング:Argonavis feat.旭那由多『Re-raise』

 

仮面ライダーソーサラーに変身する高校1年生の青年。

真っ直ぐで、仲間思い。それでいて心に熱い心を秘めている。親の転勤もあり各地を転々としていたため交友関係は広い。リリィとしての実力はかなり高く、首席合格した聖恋や、中等部からの生え抜きである優子や朝妃のタッグとも互角に張り合える程。それでいて魔法使いとしての腕前と、魔力はトップクラスであり、ハルカとコヨミの2人を相手取って互角以上の戦いを繰り広げられるほど。戦闘スタイルは相手や戦況に合わせて魔法による攻撃、武器主体のパワーファイト、体術を駆使したバランス型の戦闘スタイルと、様々に切りかえて戦うことが出来る。

聖恋と来夢とは、ルド女に転校してきた際に仲良くなり、聖恋には共に訓練をしていったりしていくうちに一目惚れしたとの事。

 

『先達ソラって言います。よろしくお願いします!』

『聖恋が来夢を守るって言うなら、俺は聖恋を守る!!

……絶対に死なせない。』

『これで、ジ・エンドだ!!』




こちらも更新させていただきます!(不定期更新になると思われます)
(02/10読者さん考案のオリキャラ追加。)


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人物紹介part2

Part2!だいぶ先の展開の内容のため、ネタバレ平気な方のみご覧下さい!!


岸本・ルチア・来夢

CV:佐倉初(宮瀬玲奈)

レアスキル:カリスマ

 

私立ルドビコ女学院に所属する1年生。明るい性格で人に好かれる才能を持ち、努力家で根性もある。少し抜けたところや天然気味な一面も。

高等部から私立ルドビコ女学院に入学した外部生。

入学試験では訓練用のヒュージモデル相手に恐怖からか立ちすくむも、スキラー数値を始め様々な可能性を秘めていたため合格。

実の姉、岸本・マリア・未来が在籍したガーデンでリリィとして戦うという悲願達成への第一歩を踏み出す。

入学後は早い段階でトップレギオンLGテンプルレギオンに選抜される。

姉のシュベスターだった福山・ジャンヌ・幸恵とシュベスターの契りを交わす。

キンジ・狩崎の新開発のドライバー、『サイクロトロンドライバー』を使い、仮面ライダーセンチュリーへと変身をする。

 

福山・ジャンヌ・幸恵

CV:中村裕香里

レアスキル:円環の御手

 

ルドビコ歴代屈指の実力者でガーデンを代表するリリィのひとり。ルドビコ初の「円環の御手」覚醒者。

その実力から1年生の頃より学院のトップレギオン「テンプルレギオン」に選抜されるが、学院の方針に疑問を持ち離脱し、非公認レギオン「アイアンサイド」を立ち上げる。

自由で華麗な戦いを信条としており、責任感が強く仲間想いな性格だが、慌て癖があったり細かいことが苦手だったりと天然気味な一面も持つ。

シュベスターであった未来の遺した、『ウィークエンドライバー』と『クイーンビーバイスタンプ』を用いて仮面ライダーアギレラとなる。

 

天宮・ソフィア・聖恋

CV:星守紗凪

レアスキル:この世の理

 

一人称は俺。

天涯孤独ながらも岸本・ルチア・来夢とその姉岸本・マリア・未来とは幼馴染であり本当の姉妹のように育ってきた仲で、来夢に対して恋心を抱いている。

学年トップクラスの高い実力を持つリリィで、ルドビコ女学院には中等部から入学できる力量があったが、来夢と合わせて高等部から入学している。高等部入学試験では成績トップ。

未来を敬愛し、彼女のように単独でもヒュージと戦えるようなリリィになることを目標にしており、また死ぬ前の未来から「来夢をお願いね」と頼まれたことから、想い人である来夢を守ることを第一とし、日々研鑽に努めている。

『デモンズドライバー』と『クワガタバイスタンプ』を使い、仮面ライダーオーバーデモンズとなる。

 

黒木・フランシスカ・百合亜

CV:梅原サエリ

レアスキル:テスタメント

 

ルドビコ内では高い実力を持つことで知られるリリィ。

寡黙で単独行動が多い振る舞いから一見は他者に興味がなさそうに見えるが、その実、情に厚く仲間想いな性格。冷静沈着で、異変や状況を的確に察知することに長け、不死身に近い体を利用して自己犠牲的な行動に出ることも多い。G.E.H.E.N.A.に改造された強化リリィであり、付与された回復能力から不死身とも言われる耐久力を持つ。以前ヒュージに襲撃されて致命傷を負っており、その際に強化改造された。優れたテクニックによる華麗さと、自身の回復能力を活用した自己犠牲的で力押しな泥臭さを併せ持つ戦闘スタイルが特徴。同じ境遇で戦死した未来の意志を継ぎ、未来の大切な人を守ることを誓う。 

狩崎が開発し、GEHENAにあった悪魔を使わない最新型のドライバーである、『キメラドライバー』と『トライキメラバイスタンプ』を使い仮面ライダーダイモンとなる。

 

松永・ブリジッタ・佳世

CV:大滝紗緒里

レアスキル:ルナティックトランサー

 

漫画オタク。特に好きな作品はマジカルリリィ。リリィオタクでもある。

普段はおどおどと話す内気な性格だが、好きなことを話すときとCHARMを持ったときは人が変わったようにハイテンションになる。百合亜と同じく、『キメラドライバー』と『ツインキメラバイスタンプ』を用いて仮面ライダーキマイラに変身する。

 

岸本・マリア・未来

CV:あわつまい

レアスキル:フェイズトランセンデンス

 

福山・ジャンヌ・幸恵の一学年上でシュベスター。来夢は二歳下の妹で、姉妹そろって幸恵のシュベスターとなっている。ルドビコ女学院史上最強と謳われ、デュエル年代に鬼神と称されていた。

愛機であるアステリオンは先行量産型。ルド女開学以来の天才リリィであり、当時トップAZリリィの一人だった彼女のために誂えられた特別な機体。機体色はラベンダー色。妹の来夢に受け継がれている。

幕張奪還戦の準備の最中に亡くなっているが、その死には謎が多い。

在学時は仮面ライダーアギレラに変身していたが、死後そのアイテム一式はシュベスターの幸恵へと受け継がれた。その後とある事件後に突如蘇り、復学。新システム『ZEIN』の適合者となり仮面ライダーゼインとなる。




大半の変身者はシュベスター編以降になると思います。(何人かは早いうちに変身させるかもしれないです)

レジスタンス編以降、ガーデンとしての機能が停止したルドビコ女学院の危機を救うために、狩崎は量産型デモンズドライバーとトルーパーバイスタンプを制作してガーデンに残る全てのリリィに渡したという裏設定を貼っておきます。

(来夢ちゃんのキャストさんの芸名が変わったため変更しました。
れいにゃん改め、ういにゃんよろしくお願いします!)


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番外編
ヒロミと百合亜、聖恋の3人ライダーバトル。


百合亜様、聖恋対ヒロミさん。(ただの特訓です。)


ヒロミvision

 

ヒロミ「百合亜。」

百合亜「どうしたの。」

ヒロミ「俺と戦え。」

百合亜「構わないわよ。」

ヒロミ「……すまん、また命令口調になってしまったな。」

百合亜「別に、気にしてないわ。ほら、行くわよ。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ヒロミ「行くぞ。」

『デモンズドライバー』

百合亜「えぇ。」

『キメラドライバー』

『スパイダー!』

『トライキメラ!』

『Deal…』

『オク!サイ!ムカ!Come on!キメラキメラキメラ!』

2人「「変身!!」」

『decide up!』

『Scramble!』

『Deep.(深く)Drop.(落ちる)Danger…(危機)』

『(仮面)rider Demons!』

『オクトパス!クロサイ!オオムカデ!仮面ライダーダイモン!ダイモン!ダイモン!』

 

俺はデモンズ、百合亜はダイモンへと変身し……

2人「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」

お互い拳をぶつけ合う…!

ヒロミ「はぁっ!!」

ダイモン「ふっ!!」

お互いの拳が命中する。

デモンズ「ぐっ……」

スペックの差は歴然……でも!

 

デモンズ「俺が勝つ!!はぁぁぁぁっ!」

ダイモン「私も負ける訳には行かないわっ!ふっ!!」

俺は連続パンチを繰り出す。

デモンズ「ふっ!はっ!はぁっ!」

百合亜は俺の攻撃を受け止め、

ダイモン「くっ…はぁっ!!」

反撃を仕掛ける。

デモンズ「ぐああっ!!」

ダイモン「流石に強すぎるかしら?」

デモンズ「……まだまだっ!」

 

『Add…!』

『モグラ!』

『Dominate up!』

『モグラ!ゲノミクス!』

 

俺はモグラゲノミクスを装備、そして……

デモンズ「喰らえっ!!」

百合亜に攻撃を仕掛ける。

ダイモン「ふっ、はっ!」

デモンズ「…っ!!せぇぇぇぇや!!」

これで…押し返す!!

ダイモン「くっ……!」

よしっ!!手応えあり!!

ダイモン「……。」

百合亜はベルトを操作し……

『クロサイエッジ!』

ダイモン「はぁぁぁぁぁっ!!」

クロサイエッジを発動させて突撃してきた。

デモンズ「だったら!!」

『charge』

『デモンズフィニッシュ!!』

デモンズ「せぇぇぇぇぇぇぇや!!!」

互いの必殺をぶつけ……

ヒロミ「ぐああっ!!」

ダイモン「くっ……!!」

ヒロミ「やっぱり強い……!狩崎の奴、とんでもないものを作ったもんだ……!」

百合亜「そうね。あの人のおかげで聖恋を守れる…感謝しないとね。」

聖恋「百合亜お姉様!!」

百合亜「どうしたのよ、聖恋。」

聖恋「俺も、ヒロミさんと戦いたいです!!」

 

……はあっ?!

ヒロミ「待て待て待て、連戦は流石に……」

聖恋「お願いします!!この通り!!」

 

そうして頭を下げる聖恋。

ヒロミ「……はぁ…いいよ。やるぞ。」

聖恋「ありがとうございます!!」

『デモンズドライバー』

『クワガタ!』

『スパイダー!』

『『Deal…』』

2人「「変身!!」」

『decide up!』

『delete up!』

『Unknown.(未知なる)Unlest.(混乱が)Unlimited.(越える)』

『仮面ライダーオーバーデモンズ!』

『Deep.(深く)Drop.(落ちる)Danger.(危険)』

『(仮面)rider!Demons!』

 

オーバーデモンズ「行きます!!」

デモンズ「来い!!」

お互いの拳をぶつけ合う。

2人「「ぐあっ!」」

オーバーデモンズ「はっ!はっ!はぁぁぁぁっ!」

デモンズ「ふっ!はっ!せぇや!!」

俺は拳をぶつける。

オーバーデモンズ「ぐぁぁっ!」

デモンズ「そんなもんか!聖恋っ!!」

オーバーデモンズ「まだ…やれます!!」

『Add…!』

『アノマロカリス!』

『Dominate up!』

『アノマロカリス!ゲノミクス!』

 

アノマロカリスゲノミクスを発動させる聖恋。

デモンズ「そう来たか…なら!」

『Add…!』

『コング!』

『Dominate up!』

『コング!ゲノミクス!』

デモンズ「なら…こっちもだ!!」

ゲノミクスチェンジを駆使し、攻撃し続ける俺たち。

オーバーデモンズ「これで…終わりです!!」

『More!』

『アノマロカリス!デモンズレクイエム!』

デモンズ「こっちだって負けないっ!!」

『More!』

『コング!デモンズレクイエム!』

2人「「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」

必殺パンチを仕掛ける俺たち。

聖恋「ぐぁぁぁぁぁっ!」

 

この対決は俺が勝った。

聖恋「……っ!やっぱり強いですね…ヒロミさん!」

ヒロミ「まぁな。まだまだ聖恋には負けねぇよ。」

聖恋「くぅ…!!」

百合亜「なら…今度は三つ巴で行くわよ。」

ヒロミ「おい待て、俺に休みをくれよ。」

百合亜「ないわよ?私のシュベスターに向かって調子乗ったんだもの。」

ヒロミ「お前なぁ…」

聖恋「今度は勝ちます!お姉様にもヒロミさんにも!!」

ヒロミ「………。」

百合亜の提案に思わず……

ヒロミ「俺を休ませてくれぇぇぇぇぇ!!」

叫んでしまった。

百合亜「ふふっ。さぁて、どうしてあげようかしら。」

 

そうして、1日訓練が続いた。

 

 

fin




何かと不憫なヒロミさん…(語ってないですが、百合亜様とヒロミさんはお付き合い中。)
ダイモンとオーバーデモンズの変身者、ここで明かしちゃいました!


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番外編:キンジ・狩崎のオタク活動

3週間目!ルド女編です!!
今回は番外編!狩ちゃんのオタク姿が見れます!

今回から試験的に書き方を変えていきます。


 

狩崎「Foooooooooo!!!!!」

彼は今、自室兼研究所である自分の部屋でライブの映像みながら歓喜しているのである。

狩崎「やっぱりRoseliaは最高だねぇっ!!ライブ映像だけでも見れることが幸せだよっ!!!そう思わないかね、ヒロミっ!!」

ヒロミ「そうだな。」

何故ヒロミがいるか。それは……

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

狩崎「Hey、ヒロミ!1度私の部屋に来てもらえないかね?」

ヒロミ「別に構わんがどうした突然。」

狩崎「それは来てから話すよっ!!大二達も連れてきて欲しい!昼過ぎに来てくれると助かるよ!」

ヒロミ「はぁ…何をするつもりなのやら。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

何も知らされないまま部屋に来て、ライブの鑑賞会に付き合わされているヒロミ達。

 

狩崎「wait!!ロゼホラだと?!Foooooooooo!!!!!リサ様美しすぎるっ!!!」

 

さくら「あの、ヒロミさん、狩さんさっきからこのテンションなんだけどどうしたの?」

 

そう言いながらポップコーンを食べるさくら。ちなみにこのポップコーンは狩崎が自腹で買ってきたものであり、ライブ見て放置してあるのを勝手にさくらが食べてるだけである。

 

ヒロミ「……ライブを見始めたらこいつはこのテンションになる。どうにもできん。」

大二「このバンドいいですね。なんかハマりそうです。」

 

ライブ映像を見て、大二はハマりそうで……。

 

一輝「大二!さくら!2人とも盛り上がれって!!」

 

一輝にはハマったようである。

 

さくら「一輝兄がハマった?!」

 

大二「流行に疎い兄ちゃんがハマった?!」

 

なかなかに酷いことを言われている一輝であった。

 

ヒロミ「狩崎、良かったな仲間が増えたぞ。」

 

狩崎「Foooooooooo!!!!!一輝!私と一緒に盛り上がろうではないか!!」

 

一輝「はい!」

 

2人してペンライトを振りまくる。

 

狩崎「Hey!Hey!Hey!Foooooooooo!!!!!」

 

一輝「はい!はい!はい!イエーーーーイ!!!」

 

この2人、めちゃくちゃ楽しんでる。

 

大二「……後で狩崎さんにライブ映像借りよ。」

 

さくら「大ちゃん?」

 

ヒロミ「珍しいな、大二がそんなこと言うなんて。」

 

大二「なんか兄ちゃんと狩崎さん見てたら楽しそうなんで、意外とハマるかもしれないと思って。」

 

すると狩崎、振り返って大二に詰寄る。

狩崎「大二!私の秘蔵のコレクションからいくらでも貸すよ!!君も見たまえ!!そしてハマりたまえ!!」

 

大二「狩崎さん、近いですって!!……後でお借りしますね。」

 

一輝「イエーーーーイ!!!」

 

ヒロミ「……一輝、これは相当ハマってるな。」

 

さくら「一輝兄にはこれみたいななんか気晴らしになりそうなのがないとなんでこれでいいんじゃないですか?」

 

ライブ映像を見始めて早6時間。

 

狩崎「Hey!Hey!Hey!Foooooooooo!!!!!有咲ー!!可愛いーーー!!!」

 

大二「狩崎さん、めちゃくちゃ見ますね、これ。」

 

さくら「なんか逆に怖くなってきた。」

 

ヒロミ「……。」

 

ヒロミはかなりの量を見せられているため慣れているが、ヒロミ本人もハマっているようで……。

 

ヒロミ「…俺は、ましろ派だな。」

 

大二「ヒロミさん?!」

 

さくら「ヒロミさんがハマってる……。」

 

ヒロミ「我が命を懸けて………ましろを推す!!!!」

 

大二「あ、スイッチ入ったっぽい。」

 

さくら「帰らせて……。もう私疲れた…。」

 

一輝「狩崎さん!俺推しできたかもしれないです!!」

 

狩崎「お!一輝は誰が推しだい?!」

 

一輝「俺は六花ちゃんですかねー。ギター持って上京してきた岐阜弁少女ですよ?!良くないですか?!」

 

狩崎「Yeah、一輝もいい線行くねぇ!ステージ出る時はメガネとシュシュ外してギターを弾く姿もいいねぇ!!」

 

この2人、推しを熱く語っていた。

 

ヒロミ「いいや、ましろちゃんだろ!!内気だけどひたむきに頑張る姿を見てみろ!!いいだろっ!!」

 

オタク談議に入り込むヒロミであった。

 

大二「……なんか、紗夜さん推せそう。」

 

さくら「なんで?」

 

大二「いや、なんとなく。ギター弾く姿がかっこいい。しかも大人って感じがする。」

 

さくら「へぇー。……私瑠唯さん好きかも。ほんとに同い年なの?ってくらい大人っぽいしなぁ…。」

 

狩崎「おぉー、皆ハマってきたねぇっ!!Hey大二、カラテガール!それぞれのバンドのライブ映像あるよっ!良ければ貸すけれどどうだいっ?!」

 

大二「……借ります。」

 

さくら「私も借ります!!」

 

全員ハマったようである。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一方その頃…

 

 

聖恋「狩崎さん達、楽しそうですね。」

 

百合亜「いいんじゃないかしら。」

 

来夢「私も気になる…。幸恵お姉様、後で一緒に見ませんか?!」

 

幸恵「いいわよ、一緒に見ましょう?」

 

来夢「やったー!」

 

佳世「ぐへへへ、私もあの場に混ざりたいですぅ…!!」

 

百合亜「…佳世も知っているのね。私も後で見てみようかしら。聖恋、付き合ってくれるかしら?」

 

聖恋「俺でよければ!!付き合いますっ!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

狩崎「Foooooooooo!!!!! I love you!!!」

 

一輝「楽しいっ!!コールいいですね、狩崎さん!!」

 

狩崎「コールの楽しさにハマってくれて嬉しいよ一輝!」

 

めちゃくちゃハマったようである。

 

ヒロミ「ましろちゃんーー!!」

 

大二「紗夜さん!!」

 

さくら「瑠唯様ーー!!!!」

 

全員狂ったようにコールし、部屋の中はお祭り騒ぎであった。




バンドリの生放送見ながら書いてました。
ちなみにバンドリの推しはリサ姉推しです。(声優である中島由貴さんも好き。)次点でましろちゃん、六花ちゃんの順です。

頑張って本編更新します。書き方を変えて見ましたがどうでしょうか。


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番外編:意地張りむしゃむしゃシュベスター!?

何だこのタイトル、と思ったかも知れませんが、なんかぴかーんと浮かんだので書きます。


ルドビコ女学院、食堂──

ヒロミvision

 

俺は昼時に食堂に来て、百合亜の近くの席に座った。

ふと百合亜のお盆を見ると、とてつもない量の料理の数。

思わず突っ込んでしまった。

 

「百合亜、お前どんだけ食べるつもりだ。」

 

百合亜「……強化リリィは大変なのよ。」

 

「だからって、食いすぎじゃないか?」

 

百合亜「そんなこと言われても、困るわ。」

 

聖恋「……百合亜お姉様みたいにたくさん食えば、俺も強くなれる……!?」

 

聖恋が百合亜の隣で呟いていた。

 

さくら「聖恋、やめときなって。こんなに食べたら倒れちゃうよ?」

 

聖恋「でも、俺は強くなるんだ!!だから!」

 

そう言って残りの食事を食べ終え、再び配膳の列に並び始める。

 

さくら「あっ、聖恋!?

……行くのはっや。」

 

大二「そんなこと言ってるけど、さくらもさくらで取りすぎだぞ。」

 

さくら「だって、お腹空くんだもん。」

 

大二「だからって、白米山盛り2つに野菜サラダ2皿って……。ねぇ?」

 

ハルカ「後でお腹痛いなんて言わないでよ?」

 

そう心配そうに大二とハルカが言うが、さくらはさらっとに言った。

 

さくら「大丈夫です!これでもまだ足んないくらいだもん。」

 

「……怖いな、成長期。」

 

来夢「あっ、聖恋ちゃん戻ってきた。」

 

聖恋「よっし!これ食べきって、百合亜お姉様みたいに強くなるぞっ!!」

 

「嫌な予感がするのは、俺だけか?」

 

未来「私も同じだよ。

聖恋、ほんとにいける?」

 

聖恋「……頑張る。」

 

そう言ってすごいスピードで食べ始める。

だが、そんなに量は減っていなかった。

 

聖恋「……。」

 

来夢「あ、聖恋ちゃんの箸止まりそう……。」

 

聖恋「いや、まだまだ!!」

 

そう言って水を飲んで再び食べ始める。

それを繰り返し……

 

聖恋「……やばい。食べきれない。」

 

さくら「だから言ったじゃん。」

 

百合亜「……そんなので私のシュベスターと言えるのかしら?聖恋。

まだまだね。」

 

「百合亜!?」

 

百合亜の挑発に俺含めた全員が驚く。

その挑発に乗った聖恋。

 

聖恋「……まだ……まだ……行ける……。」

 

来夢「辞めようよ聖恋ちゃん、もう無理だって。」

 

聖恋「強くなるためには……もっと!!」

 

そう言ってまた食べ始める聖恋。

その姿を見て百合亜が突然立ち上がった。

 

百合亜「……私も負けられないわね。」

 

「はぁ!?」

 

さくら「えっ、ちょ、百合亜様!?」

 

そして百合亜は再び配膳の列に並び始める。

 

未来「私も。」

 

百合亜の姿を見て未来も配膳の列に並び始める。

 

聖恋「食べなきゃ……!!」

 

一輝「さっきからずっと箸止まってるぞ。」

 

コヨミ「大丈夫?聖恋ちゃん。」

 

聖恋「大丈夫……まだ、食べれます……っ!!」

 

コヨミ「いや、無理だって……。」

 

大二「おい、無理しすぎだぞ?」

 

聖恋「これくらい……教導官達に襲われたあの時に比べれば……!!!」

 

一輝「いや、それに比べちゃダメだろ……。」

 

百合亜「さて、食べようかしらね。」

 

いつの間にか百合亜と未来が戻ってきており、2人のお盆には大量の料理が並んでいた。

 

百合亜「……ヒロミ、何故そんなに見てるのかしら。」

 

「いや、さっきと量変わらなくね……?」

 

百合亜「これでも少し減ってるわよ?」

 

「いや、未来も百合亜も食べる量おかしいだろ。」

 

未来「……これくらい普通よね?百合亜。」

 

百合亜「そうね。」

 

ハルカ「いや、絶対おかしいですって。」

 

聖恋「百合亜お姉様がこんなに食べてる……!!!

あむっ。俺もっ、まだまだっ。」

 

一輝「食いながら喋んな、汚いぞ?」

 

未来「私の場合は久しぶりのガーデンでのご飯だもの。食べなきゃ損ね。」

 

一輝「にしても食いすぎだぞ?」

 

百合亜「……。」

 

「……なんで俺にくっついてんだ、百合亜。」

 

百合亜「……未来が一輝様とイチャイチャしてるから。」

 

「だからって飯食ってる時にするか?普通。」

 

百合亜「……。」

 

黙って離れる百合亜。

なんで不貞腐れてんだよ。

 

聖恋「うーん……もう無理……。」

 

さくら「だから言ったのに……。」

 

大二「めっちゃ残ってるじゃん。

どうすんの?」

 

百合亜「私が責任もって食べるわ。

……聖恋、次からやらないように。」

 

お盆に残った聖恋の飯を取りながら百合亜は叱る。

 

聖恋「……はい、百合亜お姉様。」

 

「でも途中焚き付けてたよう──」

 

焚き付けてた事実を述べようとした瞬間、百合亜にフォークを向けられる。

 

百合亜「何かしら?ヒロミ。」

 

「……なんでもない。

後、フォーク向けるな。危ないだろ。」

 

百合亜「ごめんなさいね。」

 

そのまま聖恋が残した飯を食べ始める。

 

聖恋「……この量平気な顔して食べてる百合亜お姉様と未来がすごい……。」

 

さくら「流石に私もあの量は食べれない……かなぁ……。」

 

fin




何書いてんだ()
時系列的にはデザイアロワイヤル編後に未来が復活して次の日くらいの話ですね。
何してんだ聖恋ちゃん。


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番外編:未来の新たなる力

前々から決めていた、未来様の新たなライダー、ようやく使える!!!


狩崎vision

 

「Hey、Ms.未来!」

 

未来「……狩崎くん?どうしたの?」

 

「Youにプレゼントだ。」

 

アタッシュケースを開けて私に見せる狩崎くん。

 

未来「これは……新しいドライバー……?」

 

「YES。百合ヶ丘のMs.百由と、飛電インテリジェンスの飛電或人社長、そして幻夢コーポレーションの大株主である西馬ニコさんと共同で作った。

システム名は……『ZEIN』。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一輝vision

 

「未来、訓練したいって、どういうことだ?」

 

未来「私の新しい仮面ライダーの力、一輝に見せてあげようと思って。」

 

「あぁ、だけど、全力で行くぜ?」

 

未来「えぇ。本気じゃないと、訓練にならないわ。」

 

俺はギファードレックススタンプを起動する。

 

ギファードレックス!

 

未来はなんかキー?のボタンを押した。

 

ゼイン!

 

すると音声と共にキーが展開された。

 

「変身!!」

 

未来「変身!」

 

俺はベルトにスタンプを装填し、そのまま倒す。

未来はキー?をドライバーにセットした。

 

アルティメットアップ!ギファードレックス!

 

ゼインライズ!ジャスティス!ジャッジメント!セイギ(正義)!ゼイン!"Salvation of humankind."

 

「なんだ……それ……!?」

 

ゼイン「私の新しいライダーシステム、仮面ライダーゼインよ。」

 

「仮面ライダー……ゼイン……。」

 

ゼイン「はぁっ!!」

 

未来は俺に殴り掛かる。

咄嗟に腕で防いで膝蹴りで反撃に出る。

 

ゼイン「はっ!やぁっ!!」

 

膝蹴りを防がれ、そのまま俺の懐に膝蹴りをヒットさせる。

 

「この感じ、懐かしいなっ!!」

 

ゼイン「そうね!」

 

「まだまだ行くぜ、未来!」

 

ゼイン「来なさいっ!」

 

飛び上がってパンチを放とうとした時、未来はカードをドライバーにセットしてきた。

 

エグゼイド!

執行!ジャスティスオーダー!

『ハイパー!クリティカルスパーキング!!』

 

そのままショートワープをしながら俺に打撃ラッシュを浴びせる。

空中にいた俺は撃ち落とされる。

 

「なんだ……今の…!!」

 

ゼイン「今のは、仮面ライダーエグゼイドの力…?!」

 

「未来、使ってて分からなかったのか?」

 

ゼイン「えぇ、他のライダーの力ってこんなに強力だなんて……。」

 

「こっちだって、負けらんないなっ……!!」

 

ゼイン「やぁっ!!!」

 

再び肉弾戦になる。

未来の攻撃を上手く回避しながら攻撃を試みる。

 

「全然、当たんないっ!」

 

ゼイン「どうやら、攻撃予測機能があるみたいっ!だから攻撃がわかるの!」

 

「なるほどなっ…!!」

 

ゼイン「次はどう来るの?」

 

「さぁ、どうすると思う?」

 

ゼイン「……。(次は…おそらくこっち。)」

 

俺はベルトを操作する。

 

ゼイン「……!?(そっち!?)」

 

リバイ!ギファードフィニッシュ!!

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

ゼイン「こっちだって!!!」

 

ビルド!

執行!ジャスティスオーダー!

『ジーニアスフィニッシュ!!』

 

ゼイン「はぁぁぁっ!!!」

 

お互いの攻撃がぶつかり合い、俺の変身が解ける。

 

「いってっ……。」

 

未来「ごめん、一輝!!」

 

「どうだった?使ってみて。」

 

未来「そうね…。まだまだ知らないことが多い…って感じかしらね?」

 

「そっか……使って慣れていくしかないって感じ…かな?」

 

未来「そうね。

後で狩崎くんに報告してくるね。」

 

「おう。行ってこい!」




こっちの仮面ライダーゼインはアークゼロとかゼロツーにあった攻撃予測がついてて、あとはほとんど変わらないですけど、使ったカードが使い捨てにならないところが違いですね。


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誕生日記念エピソード:岸本・ルチア・来夢の誕生日

ハッピーバースデー!祝え!!()
メタい話が出てきます。


アイアンサイド「「来夢、誕生日おめでとう!!」」

 

ルドビコ女学院。

そこで、1人の生徒が誕生日を迎えた。

 

来夢「ありがとうございます!」

 

岸本・ルチア・来夢。

私立ルドビコ女学院1年生で、自主結成レギオン『アイアンサイド』所属。ルド女最強のリリィ、岸本・マリア・未来を姉に持ち、ルド女屈指の実力派リリィ、福山・ジャンヌ・幸恵をシュベスターに持つリリィ。

 

来夢は、アイアンサイドの仲間たちから祝福を受け、嬉しそうな笑顔を見せていた。

 

聖恋「プレゼント、みんなで選んだ。受け取ってくれ。」

 

来夢「これって……!!」

 

一輝「来夢、前に遊園地いきたいって言ってたろ?

今度休みの日にみんなで行けるようにって、買っておいたんだ。」

 

来夢「ありがとうございます、みんな!」

 

未来「いいの。来夢が楽しければそれでね?」

 

そこにいた全員が笑顔になっていた。

さらに、未来が来夢にもうひとつプレゼントを渡していた。

 

未来「これは私から、来夢への祝えなかった今までの分。」

 

来夢「えっ……?いいの、お姉ちゃん。」

 

未来「いいの。

……今までそばにいてあげられなくてごめんね。」

 

来夢「ううん。……お姉ちゃんが生きてるなら、それで嬉しいから。」

 

未来「ほら、開けてみて?」

 

言われるがまま、来夢はプレゼントの袋を開ける。

見ると、ラベンダー色のリボンが入っていた。

 

来夢「これって……!!」

 

未来「私と同じ、ラベンダー色のリボン。」

 

来夢「お姉ちゃんとお揃い!」

 

未来「ふふっ、大切にしてちょうだいね?」

 

来夢「絶対大切にするね!」

 

その様子を微笑ましく一輝は見ていた。

 

一輝「良かったな、来夢。」

 

バイス『でもよぉ一輝、お前は来夢にプレゼントあげなくていいのかぁ?』

 

一輝「うーん……。今渡せるもんじゃないしな…。」

 

バイス『そうかぁ?んならいいけど。』

 

聖恋「来夢、今度の任務頑張ろうな!」

 

来夢「あれ?なんかあったっけ?」

 

聖恋「あれだよ。舞台新章、来夢と俺、そして幸恵様の3人で出るだろ?」

 

百合亜「聖恋、ちょっとメタいわよ。」

 

大二「いや、ちょっとどころじゃない気がしますけど?」

 

突然大二からカゲロウに意識が切り替わった。

 

カゲロウ「あぁー、そういやぁ百合亜は運命のトリニティで単独セリフなかったな。」

 

さくら「ちょ、カゲちゃん!!」

 

百合亜「やめて……。中の人も気にしてたわ……。」

 

一輝「あー、梅原さんね。」

 

ハルカ「名前を出すんじゃない。」

 

コウナ「作者も御台場の小説でキャストの名前出してたし別にいいんじゃないかしら。

あと言うと、梅原さんは作者の推しだし。」

 

百合亜「ありがたいわね。私じゃないけど。」

 

狩崎「作者によるとMs.百合亜とMs.聖恋はルド女の最推しらしい。」

 

聖恋「おい!最推しって言いつつも2人になってんぞ!

……でも、百合亜お姉様ならいいか……。」

 

来夢「聖恋ちゃん……話が逸れていってるよ……。」

 

一輝「なぁ来夢、そのリボン着けてくれないか?」

 

来夢「えっ、はい!」

 

1度結んでいた髪を解き、ラベンダー色のリボンを着けて、ポニーテールにする。

 

一輝「……似合うな。」

 

未来「ふふっ、流石私の妹ね。」

 

幸恵「そうね。自慢のシュベスターだわ。」

 

来夢「あの、可愛い……ですか?」

 

頬を少し赤らめながら見つめる来夢。

その姿を見たアイアンサイドのメンバー達が口を揃えて言った。

 

アイアンサイド「「可愛い(です/わね)。」」

 

来夢「きゅぅ……。」

 

ケビン「あっ、来夢ドノが倒れてしまっタ!!」

 

幸恵「来夢!?」

 

コヨミ「来夢ちゃん、大丈夫!?」

 

来夢「大丈夫れす……。」

 

ヒロミ「呂律回ってないぞ、来夢。」

 

ソフィ「でも事実故、私たちにはどうにもできないわね。」

 

無自覚にソフィはトドメを刺した。

それを聞いて来夢は頬を赤らめて再び倒れ、いちかはソフィにツッこんだ。

 

来夢「きゅぅ……。」

 

いちか「ソフィ、トドメ刺してどうする……。」

 

ソフィ「あっ、ごめんなさい来夢。」

 

ヒロミ「てか、今回来夢の誕生日回だよな?

全体的にメタすぎるぞ。」

 

さくら「仕方ないですよ。作者がネタないって言うから……。」

 

バイス『おい作者、それでいいのかよォ!』

 

しゃーない。タイムリーなネタがあったから使うしか無かったんや……。許してください。by作者 リンク芝居人

 

大二「お前に慈悲は、与えない……!!(怒)」

 

一輝「ダメだからな!?」

 

来夢「あっ、舞台新章の方もよろしくお願いしますねっ!」




いいのかこれで

大二「いいわけないだろ。」

……すみません。


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プロローグ
一輝と未来の約束。そして悪魔との契約。


一輝と未来の約束。そして悪魔、バイスとの契約を果たす一輝……。



俺はあの時の未来の言葉を忘れない……

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

未来「ねぇ、一輝。」

一輝「どうしたんだ、未来。」

未来「もし……私が死んだら、シュベスターと妹達を頼むわね……。」

 

急に不謹慎なことを言い出す未来…

一輝「何言い出すんだよ、未来」

未来「いい?この約束は…忘れちゃダメだよ……。」

そう言って俺の前から去ろうとする未来。

一輝「待って!!」

未来「え…!?」

俺は未来を抱きしめた。

一輝「そんなこと言わないでくれ……たとえそんな事が起きても……俺は忘れないし、そんなことも起こさせない……」

未来「一輝……ありがとう…」

そう言って……

未来「んっ…」

 

俺は未来にキスされた。

 

その時俺は知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのキスが、俺と未来の最初で最期のキスだと言う事を……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一輝「幸恵!未来は…未来は!!」

幸恵「未来お姉様は……っ!!」

一輝「っ……!!そん……な……嘘だろ…嘘だって言ってくれ……!!!」

大二「兄ちゃん……。」

さくら「一輝兄……。」

一輝「ぐっ…………うぅ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一輝「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

 

 

俺は泣き崩れた……幸恵や大二達がいる前で……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「一輝……一輝。」

 

一輝「……!!誰………だ……」

バイス「俺の名はバイス。お前の悪魔だ。」

一輝「バイ…ス…?」

バイス「なぁ、力は欲しくないか?」

一輝「でも……っ!!今力を持っても……未来はっっ!!!」

バイス「恋人との約束があるんだろ?」

 

一輝「っ!!」

 

 

未来『もし……私が死んだら、シュベスターと妹達を頼むわね……。』

 

あの……約束……

 

一輝「どうしてそれを………。」

バイス「言ったろ。俺はお前の悪魔だ。だからお前の約束を知っているんだよ。」

一輝「……。俺は……。約束を守りたい……っ!!あいつとの……未来との約束を………っ!!!」

バイス「だったら……俺と契約を結べ。」

一輝「契約……?」

バイス「あぁ……ただし、代償は払ってもらうけどな。」

 

俺の悪魔、バイスはそう言う。

一輝「……契約する。それで、約束を守れるんだな!?」

バイス「あぁ。悪魔は嘘はつかない。」

 

一輝「その言葉……覚えてろよ。」

バイス「もちろんだ……一輝。」

そうして俺はバイスと契約を結んだ。

 

契約の代償は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺と未来の思い出の記憶だった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今……

 

一輝「未来……。あの時の約束……絶対守ってみせるよ……。」

そう言い、俺は『初めて』のプレゼントである、ペンダントを握りしめた………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ……?あの時…いつこれを貰ったんだっけ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……To be continued




一輝のバイスとの契約内容…それは恋人として未来と過ごしてきた時間、それと…………。
バイスと一輝達、先導家の運命や如何に……。


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シュベスターの祈り編
第1話:「祈り〜2人の幼馴染と新たな出会い〜」


ルド女編、本編開幕。


未来との最後の約束。そして、一輝達リリィに迫るゲヘナの魔の手……

補足:冒頭で一輝は変身してますが、まだバイスとの契約をしていない状態のため、カタログスペックより大幅に低下しています。
大二、さくらは、兄経由で未来、来夢、聖恋と面識あり。


 

未来『来夢はどんなリリィになりたい?』

来夢『お姉ちゃんみたいなリリィ!』

未来『そう。きっとなれるわ。一緒に戦うの、楽しみにしているわね。』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

………俺はあの時の夢を見ていた。

この時、ヒュージが出現し、リリィ達は戦っていた。

その戦いに、俺達は未来やほかのみんなと参加していた。

リバイ「くっそ!!数が多いな!!」

ライブ「兄ちゃん!!さくら!!」

ジャンヌ「もう!どんだけ出てくるのよ!!!」

俺と大二、さくらは、変身して戦っていた。

聖恋「来夢!!」

来夢「これが……ヒュージ!?」

聖恋「早く逃げるんだ!!」

来夢「ダメだよ!お姉ちゃんと約束したの!!」

リバイ「…っ!!あれは!」

ライブ「ギガント級……!?」

ジャンヌ「嘘……でしょ…?!」

 

っ!!まずい!!

 

未来「危ない!!」

未来は、幸恵と共に俺たちの助けに入る。

来夢「お姉ちゃん!」

幸恵と未来は抜群のコンビネーションでヒュージ達に攻撃を仕掛ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未来「あなたはリリィに向いてない!」

 

来夢にそう言い放ち、未来はフェイズトランセンデンスを使う。

来夢「そんなこと……!」

リバイ「……っ!!」

ライブ「なっ……!!」

ジャンヌ「未来さん……!!」

 

来夢「そんなこと……ないっ!!」

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

聖恋『時が止まったようだった。見上げると夜空からゆっくりと星が降ってくるようで……』

一輝『光に包まれた来夢の姿はまるで…。』

大二『天使の様だった。』

さくら『その姿に私たちは息を飲んだ。』

聖恋『俺はその光景を忘れない…!忘れられない!!』

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

大二vision

 

佳世「大変だぁぁぁっ!」

佳世さんが急に叫び始める。

大二「どうしたんですか、佳世さん。」

幸恵「何?」

佳世「い、い、い、今!しょ、しょ、しょ、職員室に、い、い、い、い…」

いちか「落ち着け、ブリ。」

いちかさんにそう言われ、深呼吸する佳世さん。

佳世「一之宮・ミカエラ・日葵さんが!」

いちか「一之宮?!」

幸恵「日葵さんっ?!」

大二「こりゃぁ佳世さんも落ち着かなくなるわけだ…。」

 

一之宮・ミカエラ・日葵さん。イルマ女子からの転校生で、イルマ四天王と呼ばれるほどの実力者。1年前の御台場迎撃戦では百合ヶ丘女学院と共に戦果をあげた。

確か、幸恵さんと同じ第一部隊所属だった。

幸恵さんと共に、百合ヶ丘所属の『白井夢結』さんに教わった過去を持つ。

 

佳世「きっとすぐにテンプルレギオンに選ばれますよ!」

 

テンプルレギオンとは、ルドビコ女学院の上層部から選ばれしリリィ達のこと。

テンプルレギオンのメンバーだけが着ることを許させる戦闘ジャケットはこのガーデン所属のリリィ達の憧れである。

 

いちか「テンプルレギオンがより一層強くなりそうだな!」

 

瀬戸・ベロニカ・いちかさん。テンプルレギオン常連メンバーであり、日葵達と同じく御台場迎撃戦参加者。御台場迎撃戦時、旧アールヴヘイム副隊長、天野天葉さんと同じ部隊だった。

 

幸恵さん、いちかさんと同じくテンプルレギオン常連は…

黒木・フランシスカ・百合亜さん。最近は学校を休みがちだが、1年時から毎回選ばれている実力者。

 

……名乗らないのもおかしいと思うので名乗っておきます。

 

俺は先導大二。中等部からルド女に特例で通い、仮面ライダーとして戦っています。幸恵さんや百合亜さんとは戦友であり、特に幸恵さんは俺の兄ちゃん経由で知り合っているため、そこそこ長めの付き合い。世界を守るために日夜訓練に励み、戦いを続けています。

そんなわけで、よろしくお願いします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一輝vision

 

未来は、ルド女一のリリィだった。

俺は『マリアの丘』に赴き、未来や他のリリィ達の眠る場所であるここで、未来の眠る墓の前で話していた。

 

一輝「未来……あの日交わした約束を果たすよ。」

バイス「なぁ一輝ぃ!ずっとここに来てるけど飽きないのか?」

一輝「飽きる訳ねぇだろ。ここは…未来や他のリリィが眠る場所だ。俺はここに来て、果たせなかった思いを背負って戦うためにいるんだよ。」

バイス「随分と物好きなんだなぁ…。」

一輝「お前俺の悪魔なのに俺と全然違うな。」

 

俺と話しているこいつは、俺の悪魔のバイス。

こいつとは、未来が戦死した後からの付き合い。

正直うるさくてなかなかにめんどくさい性格してるけど、いざとなったら頼れる俺の悪魔だ。

 

一輝「いつか、昔のような色んな生物が共存している世界に戻したい…。そんなお前の夢も、俺は背負って戦うよ。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

さくらvision

 

聖恋「来夢ー!」

さくら「来夢ちゃん!」

来夢「聖恋ちゃん、さくらちゃん!」

聖恋「初めての訓練、遅刻しちゃうぞ?」

さくら「そうそう!」

 

天宮・ソフィア・聖恋。来夢ちゃんと、未来さんの幼馴染で、来夢ちゃん達の本当の家族のように育てられたらしい。未来さんを超えるために訓練してる立派な子。

 

もう1人の子は岸本・ルチア・来夢。未来さんの妹で、聖恋ちゃんとは幼馴染。未来さんのようなリリィになりたい、と言っており頑張ろうとしている子。

 

そして、私は先導さくら。私は特例の所属だから、洗礼名がついてない。けど、私も1人の、ルド女の立派なリリィだと思ってる!聖恋ちゃんと来夢ちゃんとは、1番上のお兄ちゃん経由で知り合ってるから、幼馴染みたいな感じなんだー!お兄ちゃん2人と同じく仮面ライダーとして戦ってる。

 

??「あっ!あぁぁぁぁ!聖恋さん!?」

??「ほんとだー!天宮・ソフィア・聖恋殿でござる!」

聖恋「ござる?」

さくら「??」

花蓮「私、同じクラスの、佐伯・ジュリア・花蓮です!」

芽依「羽田・カタリナ・芽依でござる!」

この子達が名乗ったあと、もう1人の子も名乗る。

つぐみ「長谷川・ガブリエラ・つぐみ。」

この3人の子達は、聖恋ちゃんにどんどん話しかける。

花蓮「入学式での挨拶、かっこよかったです!」

芽依「流石、入学試験第1位でござるー!」

さくら「確かに、入学試験第1位なのはすごいよね。」

来夢「えぇ?!聖恋ちゃんすごい!」

そう言われて、ちょっと照れる聖恋ちゃん。

つぐみちゃんは、来夢ちゃんと私に疑問を投げかける。

つぐみ「あのー、2人は?」

来夢「私は岸本・ルチア・来夢、聖恋ちゃんとは幼馴染なんだ!」

さくら「私は先導さくら。聖恋ちゃんとは来夢ちゃん程じゃないけど長い付き合いだよ。」

花蓮「幼馴染?!」

芽依「ということは同じく相当な手練でござるな?」

来夢「いやいや私はそんなに…。」

さくら「ふふーん、そうだよー?」

私、ちょっと調子に乗っちゃった。

花蓮「て言うか岸本って……」

なんか言おうとしたのをつぐみちゃんが止める。

つぐみ「学年トップがBクラスってことは…」

芽依「実力でクラス分けされたってことじゃないでござる!」

花蓮「そうだよー!」

さくら「……努力しないといけないってわかってるのに呑気だね…。」

来夢「さくらちゃん?」

さくら「あ、いや…なんでもない。」

聖恋「訓練に違いなんてない。あるのは実・力・の・差!だけだ。」

さくら「確かに、聖恋ちゃんに同意。実力の無い者は死ぬだけだよ。」

つぐみ「で、でも、その実力を傍で見られたら頑張ろうって思うもんね!」

さくら「…はぁ。呑気すぎてため息しか出ないよ……。」

聖恋「絶望することだってある…。」

来夢ちゃんはすかさずフォローする。

来夢「聖恋ちゃんは毎日強いリリィをめざして何時間も練習してるんだよ!ね?」

そう言って聖恋に投げかける。

芽依「へぇー!流石でござる!」

さくら「感心してないで自分たちも頑張りなよ……。」

聖恋「俺は早く一人前のリリィになりたいんだ!1人でギガント級を倒せるくらい!」

ふふっ…

さくら「聖恋ちゃんってば、ずっとそれ言ってるよね。」

??「ありえないわ!」

さくら「今度は誰……。」

??「ソフィア様のような美しいリリィが1人でヒュージに立ち向かうなんて!」

??「信じられない!」

??「信じたくない!」

さくら「何このキャラ、ちょっと引くんですけど。」

花蓮「ソフィア様?」

??「『天宮・ソフィア・聖恋』様。初めてお目にかかりますわ!わたくし、鳴海・クララ・優子と申します!」

来夢「よろしくね!優子ちゃん!」

優子「クララァァァ!!」

そう叫ぶ鳴海さん。

さくら「あの、うるさいんですけど。」

優子「みんなからは、『クララ』と呼ばれていますの。」

さくら「ほんとかなぁ。」

来夢「クララちゃんかぁ。」

さくら「はぁ…ただでさえキャラが濃いのにまた濃いの増えたんだけど……。突っ込むの疲れてきたんだけど。」

優子「こちらはわたくしの友達の。」

のの花「永瀬・マルタ・のの花。マルタって呼んでください!」

萌「花丘・アンジェラ・萌。アンジェラって呼んでください!」

芽依「洗礼名で呼びあってるでござるかぁ?」

花蓮「いるよね、そういう人。」

さくら「随分と暇な人なんだね。」

来夢「このクマさんは?可愛いね!なんて名前?」

この問いに答える鳴海さん。

優子「クママよ。」

来夢「え?」

さくら「は?」

優子「クママァァァァァァァ!」

また叫ぶ鳴海さん。

さくら「うるさいよほんとに!!!」

それにしたって安直すぎでしょ。なんなんクママって。もうちょい捻りなよ…。

 

 

……To be continued




めちゃくちゃきり悪いところで切って申し訳ないです!!
大二、さくらのそれぞれの視点でお送りしました!!
ちなみに、裏設定として、一輝はジャックリバイスまで変身できるようになっています!!(リバイス本編でもあった一輝とバイスの融合は今実際に起きていると思ってほしいです。)

次回、第2話:「祈り〜訓練開始とラベンダーのアステリオン〜」


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第2話:「祈り〜訓練開始とラベンダーのアステリオン〜」

ルド女編第2話。
(すみません、タイトルが変わっています。前回の後書きを修正しておきます。)


さくら「ふふ…。」

 

優子「なんですの?」

 

さくら「いや…だって。クマのクママって。ねぇ?」

 

そう言ってさくらは花蓮に話を振る。そして花蓮は無言で頷く。

 

優子「ちょっとガブ!!なんなのこの失礼な人達は!!!」

 

優子は怒りながらつぐみに詰め寄る。

 

つぐみ「えっとぉ……。」

 

そうしてつぐみは話を切り替える。

 

つぐみ「あ、クララちゃん達も同じクラスだね?」

 

さくら「え?」

 

優子「えぇ。ソフィア様と同じ選ばれたB組ですのよ!!」

 

??「選ばれたですてぇ?笑っちゃーう。」

 

来夢「誰?」

 

さくら「今度は何……。」

 

朝妃「ごきげんよう、クララ。」

 

優子「モニカ。何しに来たの!?」

 

朝妃「私と同じクラスじゃなくてさぞ悲しんでるだろうと思って慰めに来たんですのよ?」

 

優子「悲しむわけないでしょ?わたくしは学年で一番のリリィ、ソフィア様と同じクラスなんだから。」

 

朝妃「そんなのまぐれに決まってるじゃない。高校から入学のリリィが、中等部からのエリートリリィに勝てるわけないもん。」

 

さくら「あんたねぇ!言わせておけば!!」

 

つぐみ「朝妃ちゃん!」

 

さくらとつぐみは朝妃に詰め寄るも、朝妃は2人をどかし、聖恋に近づき……

 

つぐみ「わぁ!!」

 

朝妃「まぐれちゃん?」

 

聖恋「なんだとぉぉ!?」

 

一触即発の雰囲気となる聖恋と朝妃。しかし、優子が止める。

 

優子「負け惜しみはお辞めになったら!!いくら中等部で成績優秀でも、実戦で実力が発揮出来なきゃどうかが問題ですわ。」

 

朝妃「負け惜しみですって?失礼ね!!」

 

優子「先に失礼なことを言ったのはモニカでしょう!?」

 

朝妃「モニカ?前は『モニカ様』って言ってたじゃない。」

 

萌・のの花「「えぇぇぇ!?」」

 

朝妃「私たち、中等部ではずーっとペアを組んで訓練を受けていたの。」

 

優子「昔の話よ。」

 

朝妃「昔ぃ??2人で石川葵ちゃんと腕を競ったこと忘れたの?」

 

花蓮「えぇ!?ガーデンを渡り歩いて技術を学んだ天才リリィ、相模女子の石川葵ちゃん!?」

 

さくら「意外とすごい2人だった……。」

 

優子「昔は昔!!!!わたくしは今Bクラスに選ばれたんですの!!これは運命なんですの。」

 

さくら「運命?」

 

優子「そう。わたくしはソフィア様と共に戦う運命なの。」

 

さくら「いや、別に戦場で一緒に戦えるでしょ。」

 

さくらは呆れながら突っ込む。

 

優子「残念ながら同学年でシュベスターの契りを交わすことは禁止されておりますが。」

 

来夢「そうなの?」

 

来夢は優子に近づき聞く。

 

朝妃「当たり前でしょう?!シュベスターの契りは、上級生と下級生が結ぶものなんだから!!」

 

来夢「へぇ……。」

 

さくら「未来さん伝えてなかったんだ……。」

 

優子「もしかしてあなた、シュベスター制度を知らない?」

 

来夢「うん。」

 

さくら以外「えぇぇぇぇぇ!?」

 

朝妃「上級生と下級生で結ばれる姉妹契約のことよ!?」

 

さくら「おメダイを交換することで契約が成立する。これをシュベスターの契りを交わすってことなの。シュベスターの2人は強い絆で結ばれ、姉は妹に、様々なことを教えるの。」

 

来夢「へぇー!!みんなはもうお姉様はいるの?」

 

さくら「来夢、ほんとに何も知らないのね…。」

 

一同がザワザワと話始める。

 

優子「ソフィア様は?」

 

聖恋「え?あぁ、俺?」

 

優子「誰と交わしたいんですか?」

 

聖恋「俺は……1番強いやつ!!かな?」

 

さくら「幸恵さんか、百合亜さんか、日葵様か。聖恋ちゃんに合ってるような気がするけど。」

 

つぐみ「優等生同士って感じ!!」

 

優子「で!!ソフィア様、ミカエラ様がお好きなんですか!?」

 

聖恋「え?あっ…」

 

優子「そうなんですのね!」

 

さくら「でも、どうなるかは分からないけどね。」

 

花蓮「分からないよー?イースター祭で日葵様の卵を見つけたら!」

 

さくら「たしかにそうだけどさ?確率、かなり低いと思うよ?」

 

来夢「イースター祭?」

 

朝妃「あなたそれも知らないの?」

 

つぐみ「イースター祭は、先輩たちが自分で飾り付けした卵に、おメダイを入れて隠すんだよ!」

 

花蓮「だから、それを見つけたら、シュベスターになれるってこと!!」

 

来夢「へぇー!!お姉様…か!私も欲しい!」

 

すると、優子は来夢に話しかける。

 

優子「ねぇ、あなた。」

 

来夢「ルチア。」

 

優子「え?」

 

来夢「岸本・ルチア・来夢。だからルチアだよ?」

 

優子「岸本…。残念だけど、あなたのシュベスターになってくれる人なんて、いないと思いますわ。」

 

来夢「え?」

 

さくら「あんたっ…!!!」

 

優子「だって、あなたの入学試験、酷かったじゃない。訓練用ヒュージモデルを前に、動けなくなっていましたでしょ?」

 

さくら「鳴海さん…!!あんたねぇっ!!!」

 

さくらは頭に血が上り、優子に詰め寄ろうとしたが、聖恋が叫ぶ。

 

聖恋「それ以上!!…それ以上言ったら許さない。」

 

聖恋は怒り、優子に叫ぶ。

 

優子「い、嫌ですわソフィア様。精々足を引っ張らないで欲しいと言っただけですのに。」

 

すると、チャイムが鳴り響く。

 

花蓮「訓練、始まるよ。」

 

そう言って、一同は移動し始める。

来夢は1人、頭を抑え始める。

 

聖恋「来夢?!」

 

さくら「来夢ちゃん…!?」

 

来夢「……聖恋ちゃん、さくらちゃん、私入学試験ちゃんとできなかったの?」

 

聖恋「来夢はちゃんと戦ったよ。」

 

さくら「じゃなきゃ、合格出来なかったでしょ?」

 

来夢「でも…。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

訓練場……

 

莉奈「教導官の、泉・ローザ・莉奈だ。これからお前たちに指導にあたる。」

 

涼子「私ね、泉先生のリップの色がとっても可愛かったから、リップの色の名前を調べて見たの〜。」

 

莉奈「いつ調べたの…?!」

 

涼子「調べてね、それをクイズにしたからね、一緒に考えてね?」

 

さくら「え?何、急に。」

 

涼子「泉先生のリップの色の名前はなーんだ!次のうちから選んでください。」

 

1:ヌーディーバイオレット

2:グラマラスローズ

3:コットンキャンディーわがままピンク

 

さくら「いやどんな色よ!!」

 

涼子「1だと思う人ー。」

 

挙手したのは莉奈、花蓮、つぐみ、芽衣。

 

涼子「泉先生1だと思うんですか?」

 

莉奈「いや、1しかないだろう。」

 

涼子「じゃあ2だと思う人ー!」

 

挙手したのは、のの花、萌、優子。

 

涼子「じゃあ3番の、コットンキャンディーわがままピンクだと思う人ー!」

 

挙手したのは誰もいなかった。

 

涼子「じゃあ、泉先生、正解をお願いします!」

 

莉奈「1の、ヌーディーなんとかだ。」

 

涼子「嘘ですよね!本当はなんですか!?」

 

莉奈「2の──」

 

涼子「泉先生?泉先生の本当の答えを教えてくれるまで私は喋りません。」

 

さくら「いや圧力すご。」

 

莉奈「…コットンキャンディーわがままピンク。」

 

聞こえない声で答えを言う莉奈。

 

涼子「なんですか!?」

 

莉奈「っ…!!コットンキャンディーわがままピンクだぁぁッ!!」

 

さくら以外「可愛いー!」

 

さくら「いや何この時間…。」

 

涼子「とっても可愛いところがある先生だからね?よろしくね?」

 

さくら「……?」

 

涼子「じゃあ私の自己紹介。同じく、教導官の、小阪・アナスタシア・涼子よ。」

 

そうして、プロフィールを見せる涼子。

 

さくら「いや何このステータス!?」

 

涼子「大きな胸がチャームポイント。苦手なことは階段を降りること。真下が見えないのー!よろしくね。」

 

莉奈「これからしばらくの間は、上級生の指導による基礎訓練だ。基礎訓練が進み次第、団体戦の訓練を開始する。」

 

涼子「団体戦はとっても重要よ?」

 

莉奈「我がガーデンでは、ギガント級以上のヒュージを倒す方法として、9人1組でのノインヴェルト戦術を採用している。」

 

来夢「ふえぇぇ…。」

 

聖恋「パス回しをすることで、強力なマギを持つエネルギー弾に育てあげ、最終的にヒュージにぶつける、必殺攻撃です!」

 

涼子「よく出来ましたー!」

 

莉奈「レアスキルを発動するのが好ましいが、焦ることは無い。」

 

来夢「レアスキルって…?」

 

さくら「レアスキルって言うのは、リリィが持つ、特殊能力みたいなもの。それぞれ自分に合ったものを持ってるはずなんだ。」

 

莉奈「入学したてだとまだ覚醒したことがない者も多いが、訓練や実践の中で覚醒する者もいるだろう。」

 

一同「はい!」

 

涼子「私のレアスキルは、『Z』。掌に収まる範囲の時間を巻き戻すことができるのよ。」

 

莉奈「実践向きではないスキルだ。どちらかと言うと、回復に優れている。」

 

涼子「とっても役に立つのよ!?リリィ時代は、すぐに回復にあたれるように、応援団を作って、テンプルレギオンが戦うすぐ側で応援したの。その時泉先生はテンプルレギオンメンバーでね〜?」

 

莉奈「そういう道もあるが!リリィ達の使命は、ヒュージから市民を守ることだ。」

 

涼子「燃えたわぁぁっ!」

 

突然の大声に、莉奈は驚く。

 

莉奈「あぁ、燃えたな。まずは、テンプルレギオン入りを目指して、頑張って貰いたい。」

 

涼子「がんば。」

 

涼子は一人一人に、エールを送る。聖恋の隣に立ち、ちらっと聖恋の胸元を見た後に、

 

涼子「ガンバ。」

 

聖恋「……はぁ?!」

 

涼子「がんば。」

 

莉奈「指導にあたる上級生は、いずれも、我がガーデンの優秀なリリィだ。しっかりついて行くように。」

 

一同「はい!!」

 

涼子「泉先生しっかり笑ってらっしゃる。」

 

莉奈「笑うはずないだろう!何度言えばわかるんだ!」

 

涼子「なかなか笑わない先生だからね。」

 

さくら「いや無理あるって……。」

 

涼子「では皆さん、頑張りましょうね!」

 

一同「はい!」

 

涼子「いい返事ね。では早速、訓練開始ー!!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

訓練開始時刻……

 

いちか「準備出来たかー。それぞれ使用するCHARMは、つぐみがグングニル。のの花は。」

 

のの花「はぁーい、ダインスレイフです!」

 

いちか「うん。来夢は……。」

 

すると、いちかは言い淀む。

 

いちか「ラベンダー色の…アステリオン…。」

 

来夢「ダメ…ですか?」

 

いちか「いや……。」

 

すると幸恵は、来夢の近くに寄る。その姿を、さくらは見ていた。

 

さくら「幸恵さん…?(まだ、未来さんのことを引きづってるんだ……。あのCHARMは、元々未来さんのだったから…。)」

 

いちか「まずはスモール級だ。みんな構えて。」

 

一同「はい!」

 

そして訓練が始まる。すると突然、佳世が突っ込んで来る。

 

佳世「うぉぉぉぉりやぁぁぁ!斬って、斬って、斬りまくりだぁぁッ!!」

 

さくら「危なっ!!」

 

佳世「教えることはそれだけだァァ!」

 

大二「全く、佳世さんは何やってんだか。」

 

暴れ回る佳世を止めたのは、百合亜だった。

 

百合亜「この人は戦闘時に人が変わるみたい。」

 

佳世「あ、あ、すみません。」

 

百合亜「いいえ。リリィにはそれぞれの戦い方があるわ。」

 

佳世「はい!ありがとうございます!」

 

そう言って、百合亜に握手する佳世。そして訓練用ヒュージをみつけ……

 

佳世「おっしゃぁぁぁッ!!行くぞぉぉぉ!!」

 

そう言ってヒュージを斬った後、去っていった。

 

大二「あれは……。」

 

百合亜「見習わない方がいいわ。」

 

優子・花蓮「「はい。」」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一方……

 

 

萌「きゃぁぁっ!!!」

 

萌は逃げ回る。芽衣はひたすら駆け回り、聖恋は攻撃をし続ける。

 

萌「ミカエラ様、どうしたら!?」

 

日葵は模擬ヒュージを貫く。

 

日葵「初級模擬ヒュージは攻撃してこないわ。自分なりにやってみなさい。」

 

こころ「そこ!逃げてばっかでは何も終わらん!」

 

そう言ってこころは模擬ヒュージを斬る。

 

芽衣「すごいでござる!」

聖恋「はぁっ!!」

 

日葵「やるわね、聖恋。よく出来てるわ。」

 

聖恋「ありがとうございます!!」

 

萌「あの、私は?!」

 

萌は斬りながら日葵に語りかける。

 

萌「あの!!」

 

こころ「尻が丸見えじゃ!」

 

そう言ってこころは萌の尻をはたく。

 

萌「きゃぁ!?……ミカエラ様!?私は〜〜!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

のの花「もう!!上手くできませんわ!!」

 

いちか「スモール級は複数で攻撃してくる。だから、重心を落とし過ぎず、常に相手の動きを予測し続ける。」

 

幸恵「………。」

 

幸恵は突然来夢のアステリオンを掴む。

 

さくら「幸恵さん?」

 

幸恵「何してるの?」

 

来夢「え?」

 

幸恵「あなた、CHARM操作の基本も知らないの?」

 

来夢「ごめんなさい!」

 

幸恵「そんなことで……」

 

来夢「このCHARMは…初めてで…。」

 

幸恵「そんなことでそのアステリオンが扱えるはずないじゃない!!!」

 

幸恵は声を荒げる。

 

さくら「幸恵さん!?」

 

幸恵「…入学試験を見ていた時から思っていた。あなたは、リリィに向いてない。」

 

来夢「え……?」

 

 

 

 

……To be continued




幸恵が声を荒げた理由……それは一体なぜか。


次回、「祈り〜戦いと仮面ライダー〜」


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第3話:「祈り〜戦いと仮面ライダー〜」

第3話。今度こそ戦います!!
(またタイトルが変わりました。予告詐欺してすみません。)

次の更新から、1ヶ月シリーズ更新に切り替えようかなと思います。


いちか「幸恵!!……ちょっと休憩にしよう。」

 

来夢以外「「はい。(はぁーい!)」」

 

いちかは、来夢と向き合い、話しかける。

 

いちか「それ、お姉さんから貰ったのか?」

 

来夢「貰ったって言うか…。」

 

いちか「形見?」

 

そう言ういちかに、来夢は無言で頷いた。

そしていちかは、幸恵の話をし始める。

 

いちか「幸恵はさ、未来様のシュベスターだったんだ。」

 

来夢「え…?」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

過去……

 

未来「幸恵、後ろを向いて。」

 

幸恵「はい。」

 

そうして、未来は幸恵の首元におメダイをかける。

 

未来「戦死したリリィ達が眠るこの慰霊碑の前で、誓いましょう。」

 

幸恵「未来様…。」

 

未来「これからは、お姉様よ?」

 

2人「「ふふふ。」」

 

未来「さぁ、私にも。」

 

幸恵は頷き、未来の首におメダイをかけようと自分のおメダイを外そうとするが、外れず焦る幸恵。

 

幸恵「あれ…。あ…。うーん…。」

 

未来「ふふ、落ち着いて?」

 

そして未来は、幸恵の両手を握る。

 

未来「落ち着いてやれば、できるわ。」

 

いちか『だけど、未来様が亡くなる1ヶ月前、幸恵はシュベスターの契りを解消された。』

 

未来「私はもう、このペンダントを外すわ。」

 

いちか『未来様はそのまま、ガーデンを去ったんだ。』

 

来夢「でも、お姉ちゃんは…。」

 

未来『あなたはリリィに向いてない。』

 

いちか「幸恵はまだ、未来様のことを引きづっている。でも。あんたなら、前を向かせることが出来る気がするんだ。」

 

来夢「私が…?」

 

いちか「幸恵をよろしく。」

 

そう言って、いちかは去っていった。

追いかけようとする来夢だったが、途中で追うのをやめた。

 

来夢「でも…私は…!」

 

そう呟く来夢。すると突然、来夢は頭痛に魘され、座り込む。

 

来夢「ダメ…!痛い…!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

同時刻。

 

幸恵「理由も教えてくれなかった…。」

 

そう言って、1人泣く幸恵。

 

幸恵「お姉様が戦死なんて…。」

 

すると、いつの間にか隣に居た佳世は、幸恵に話をし始める。

 

佳世「幸恵さん、実は私、ずっと違和感を感じてるんです。」

 

幸恵「え?」

 

佳世「未来様のこと。」

 

そして、佳世は話を続ける。

 

佳世「調べたんですけど、資料にはただ、戦死としか書かれてなかった。不思議なくらい、他には何も。」

 

幸恵「佳世…。もう、いいの。」

 

そう言って、幸恵はペンダントに手をかける。

 

幸恵「もういいのよ。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

座り込む来夢を見つけた聖恋は、来夢に駆け寄った。

近くにいたさくらもすぐに駆け寄る。

 

聖恋「来夢!?来夢!!大丈夫か!?」

 

さくら「来夢ちゃん!!」

 

来夢「聖恋ちゃん…!さくらちゃん…!」

 

息を荒げながら、来夢は話す。

 

来夢「私、思い出せないの…。あの時、お姉ちゃんが私の前に立って…!ヒュージの前に向かっていって…!それから……それから!!」

 

聖恋は思わず叫ぶ。

 

聖恋「いいんだよ、思い出さなくて!!未来は…。思い出して欲しいなんて思ってない!!」

 

来夢「でも!!」

 

聖恋「未来は、リリィとして立派に戦って死んだんだ。ただそれだけだ…。」

 

そう悲しそうに言う聖恋。

 

来夢「ほんとに?ほんとにそれだけ?!」

 

さくら「私たちだってもうリリィなんだよ。いつ同じようになるか分からない。それでも戦うって決めた。そうだよね?」

 

来夢「……うん!!そうだね。」

 

来夢は頷き、アステリオンを持って立ち上がる。そして聖恋と向き合う。

 

来夢「ごめん。」

 

聖恋「来夢、俺と変わる?」

 

突然問いかける聖恋に、来夢は驚いていた。

 

来夢「え?」

 

聖恋「訓練の班。幸恵様に教わるのが嫌なら──」

 

来夢「全然、嫌じゃないよ。」

 

聖恋「え、でも──」

 

来夢「幸恵様ね?お姉ちゃんのシュベスターだったんだって。あのお姉ちゃんのシュベスターだよ?きっとすっごく強くて、かっこよくて…きっと頼りになる!」

 

聖恋「…辛くない?」

 

来夢「うん。私、幸恵様に教われてすっごく嬉しい。」

 

聖恋は頷き……「それなら良かった。」と来夢に言う。すると来夢は、聖恋の右手を握り、「ありがとね、聖恋ちゃん。」と言って、いちかたちの後を追った。さくらもその後を追った。1人取り残された聖恋は、来夢が走っていった方向を呆然と眺めていただけだった。

 

優子「何よその表情!まるで恋する乙女…ううん、少年ですわね!」

 

突然優子が指を指しながら距離をつめようとするも、聖恋は来夢とは別の方向に去ろうとする。しかし優子はそれを良しとしなかった。

 

優子「ちょっと待ちなさい!わたくし、無視されるのは慣れていませんの。」

 

聖恋「なんだよ。」

 

優子「ソフィア様ほどのリリィが、どうしてそれほどまでに…あの人にこだわりますの?」

 

聖恋「じゃああんた、なんで俺に構うんだよ。」

 

優子「それを乙女に聞きますの!?もう、デリカシーがありませんわー!……え?まさかソフィア様、本当に岸本さんの事を?」

 

聖恋「未来に、頼まれたんだよ。『何があっても来夢を守って欲しい』って。」

 

優子「でも、未来様はもう…」

 

聖恋「未来はずっと、俺たちの目標だった。俺は必ず未来を超えるリリィになって、約束を守って見せる。」

 

そう胸の前で拳を握り言う聖恋。

 

優子「じゃあ、ソフィア様は岸本さんのために、リリィになったって言うの?」

 

と言われ、聖恋は優子に詰め寄る。

 

聖恋「だったらなんだよ!!………あんたには関係ない。」

 

そう言って聖恋は去っていく。

優子は「不純だわ。でも、美しい!報われぬ恋!」と言い、聖恋の後を追った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

通信室?…

 

泉・ローザ・莉奈、小阪・アナスタシア・涼子の2人は、G.E.H.E.N.A.の職員と通信をしていた。

 

莉奈「今のところ、何も変わりありません。新入生の中で、見込みのある生徒は、天宮・ソフィア・聖恋。入学試験第1位の生徒です。」

 

男性職員1「天宮…。」

 

女性職員1「2年生は?」

 

莉奈「イルマ女子から転校してきた、一之宮・ミカエラ・日葵が優秀です。」

 

男性職員1「岸本・ルチア・来夢は?」

 

莉奈「ご指示のとおり、福山・ジャンヌ・幸恵の指導を受けています。」

 

涼子「ですが!!」

 

男性職員1「なんだ。」

 

涼子「幸恵さんはまだ、未来さんの死を引きづってるようです…。」

 

女性職員2「何か勘づいているか?」

 

涼子「いえ、そんな様子はありませんが…。」

 

男性職員1「では問題ない。来夢は未来の妹。必ず開花するはずだ。」

 

男性職員2「黒木・フランシスカ・百合亜の様子はどうだ。」

 

莉奈「最近は休まず登校しています。」

 

女性職員2「身体に変化は。」

 

涼子「いえ。特には。」

 

女性職員2「そう。それは良かった。」

 

男性職員2「大事な研究材料だ。しっかりタッグを組むこと。」

 

2人「「はい。」」

 

すると、ケイブを知らせるサイレンが鳴る。

 

莉奈「ケイブだ!」

 

涼子「失礼します!!」

 

そう言って2人は走り去る。

物陰から1人の男子生徒が出てくる。

 

ヒロミ「今の会話は一体…。……急いで外へ出なければ!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

芽衣「何事でござるか!?」

 

つぐみ「ケイブだよ!」

 

さくら「これはケイブを知らせる警告音!」

 

莉奈『ケイブ発生、ケイブ発生。』

 

芽衣「ケイブ?」

 

優子「ヒュージの群れが、現れたんですわ。」

 

莉奈『場所は原宿、明治神宮前。』

 

花蓮「近いね…。」

 

莉奈『各自、戦闘の準備につけ。』

 

聖恋「……!!」

 

来夢「待って聖恋ちゃん!」

 

聖恋は無言で走り去り、来夢はそれを追いかけていた。

 

さくら「来夢ちゃん!聖恋ちゃん!」

 

つぐみ「勝手に動かない方がいいよ!」

 

来夢「でも!」

 

つぐみ「学園の指示があるはずだから!」

 

来夢「……私、行ってくる!!」

 

さくら「来夢ちゃん!!……あー!もう!私も行く!!」

 

そう言ってさくらは腰に『リベラドライバー』を巻き、来夢の後を追う。

 

優子「わたくしも行くわ!」

 

一同「えぇー!?」

 

芽衣「どうするでござる!?」

 

花蓮「指示を待つしか…!」

 

涼子「ねぇ!あなたたち!」

 

突然涼子が現れた。そして皆に問いかける。

 

涼子「みんなの力になりたい?」

 

一同「はい!」

 

涼子「こっちこっち!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

戦場……

 

莉奈『現在!ケイブによって現れたヒュージはスモール級、ミドル級と、ラージ級が数体。テンプルレギオンの指名はない。各自で戦闘に向かうように。』

 

戦場を駆ける一輝。腰には『リバイスドライバー』、手には『ローリングバイスタンプ』を持ち、そのままバイスタンプを起動した。

 

一輝「…行くぞ!!」

 

『俺っち!スイッチ!ワンパンチ!』

『Come on!バ!バ!バ!バイス!Rolling!バイ!バイバイ!バイス!』

 

一輝「変身!!」

 

『バイスアップ!』

『ガッツリ!ノットリ!クロヌリ!仮面ライダーリバイス!』

『バイス!バイス!バイス!』

 

ジャックリバイス「はぁぁぁぁぁっ!!!」

 

一輝は戦っていると、いちか、幸恵、佳世、こころが戦闘している現場に着いた。

 

いちか「まずはスモール級からだぞ!」

 

こころ「合点承知!!」

 

佳世「おっしゃぁぁぁぁっ!!!」

 

佳世はルナティックトランサーを発動させ、ヒュージに突撃した。

 

佳世「お前だぁぁぁぁっ!!おりゃおりゃおりゃおりゃぁっ!!」

 

いちか「ブリ!ミドル級よりも先にスモール級だ!」

 

佳世「そんな雑魚、面白くもない!!」

 

ジャックリバイス「大丈夫か!!」

 

一輝は幸恵に声をかける。

 

幸恵「一輝さん…。」

 

ジャックリバイス「あいつ、すごい暴れっぷり。」

 

こころ「おみごと!」

 

いちか「全く!」

 

幸恵「ルナティックトランサー、発動ね!」

 

ラージ級ヒュージが現れる。

 

こころ「ラージ級じゃ!!」

 

ジャックリバイス「連携攻撃で!!」

 

幸恵「えぇ!」

 

佳世「おっしゃぁぁぁぁ!!」

 

こころ「佳世殿、話を!!」

 

攻撃を弾かれ、後退する佳世に駆け寄るこころ。

 

こころ「佳世殿!」

 

ジャックリバイス「っ!!」

 

一輝は佳世とこころを守るように攻撃を防ぎつつ、ダメージを与える。

 

佳世「あ、ありがとうございます…。」

 

こころ「もう、佳世殿が話を聞かないから。」

 

幸恵「こっちよ。来なさい!」

 

いちか「幸恵!」

 

2人はヒュージを誘導、そして攻撃を仕掛ける。一輝は援護に回り、ローリングバイスタンプを駆使して2人のCHARMに属性付与を施した。

 

ジャックリバイス「よし!!」

 

いちか「やったな!!」

 

佳世「さっすが幸恵さん!」

 

こころ「待て、ラージ級が2体に分裂した!?」

 

佳世「攻撃してきます!?」

 

幸恵はヒュージの攻撃を受けCHARMが弾け飛んでしまう。

 

ジャックリバイス「幸恵!!」

 

こころ「ラージ級が2体同時に攻撃してくるとは…!!」

 

いちか「大丈夫だ、幸恵。落ち着け。」

 

幸恵「えぇ。」

 

幸恵はCHARMを持ち立ち上がろうとした瞬間、未来の言葉を思い出す。

 

『落ち着いて。落ち着いてやれば、できるわ。』

 

幸恵「お姉様……。」

 

『私はもう、このペンダントを外すわ。』

 

幸恵「未来お姉様……。待ってぇ!!」

 

いちか「幸恵っ!!」

 

ヒュージは幸恵に攻撃を仕掛けるが、日葵と大二が止めた。

 

日葵「集中出来ないなら下がりなさい!!足手まといだわ!!」

 

ライブ「幸恵さん、大丈夫です?」

 

カゲロウ『おいおい、だらしねぇなぁ。』

 

ライブ『黙ってろカゲロウ。』

 

幸恵「日葵さん…大二くん…。」

 

ライブ「兄ちゃん、あいつは特型だ!注意して!」

 

ジャックリバイス「わかった!!……っ!!」

 

ライブ「兄ちゃん…?」

 

佳世「特型め…必ず仕留めてやるっ!!!」

 

こころ「佳世殿!!」

 

佳世とこころは走りヒュージを追いかける。

 

ジャックリバイス「がぁぁぁぁっ!!」

 

突然、一輝(バイス)は暴れ出す。

 

ライブ「兄ちゃん!どうした!!」

 

大二を蹴り飛ばした一輝(バイス)は、ヒュージを追いかける。

 

日葵「追いかけるわよ!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

聖恋「くそ…!次から次へと出て来やがって!!」

 

ヒュージに苦戦する聖恋。そこに優子が助けに入るが…

 

聖恋「邪魔するな!」

 

優子「はぁ!?助けてるんですわ!」

 

聖恋「助けなんていらない!俺は1人で戦える!!」

 

優子「っ!?ミドル級ですわ!」

 

聖恋「わかってるっ!!!」

 

聖恋はミドル級ヒュージに攻撃。優子はその援護に回った

 

優子「未来様を超えるため?」

 

聖恋「今は話しかけんな!」

 

怒りのままヒュージと交戦する聖恋。しかしヒュージの反撃を食らってしまう。

 

優子「今のあなたには無理ですわ!!」

 

聖恋「はぁっ!?」

 

優子「だってあなた、弱いもの。」

 

そう言い放つ優子。

 

聖恋「何ぃ!?」

 

すると百合亜がヒュージを相手取った。

 

百合亜「邪魔よ。」

 

優子「すごい…!」

 

聖恋「俺だってっ…!!」

 

優子「またミドル級ですわ!」

 

苦戦を強いられる聖恋。百合亜は射撃でヒュージに攻撃。

 

百合亜「邪魔だと言ったはずよ。」

 

優子「だから言ったじゃない!弱いのに張り切るから!」

 

百合亜「あなたも邪魔。」

 

そして百合亜はミドル級を華麗に撃破する。

 

百合亜「ミドル級2体、撃破。」

 

そう言って再び戦場を駆ける。

 




突如暴れるジャックリバイス。
G.E.H.E.N.A.の目的とは…。

次回「祈り〜私は無敵で最強のジャンヌ〜」

バイス「絶対見てくれよな!」


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第4話:「祈り〜私は無敵で最強のジャンヌ〜」

第4話!!
今回はタイトルの通り!さくらちゃん変身します!!


allvision

 

聖恋「弱い……?オレが弱いっ……!?」

 

優子「これでも認めたくないの?」

 

認めるわけには行かない聖恋は反論する。

 

聖恋「認める訳にはいかないんだよっっ!!!」

 

聖恋はヒュージを斬って斬って斬りまくる。

 

優子「意地っ張りねぇ!」

 

すると、朝妃が来た。

 

朝妃「クララー?」

 

優子「モニカ!邪魔しないでよ!!」

 

朝妃「はぁ?助けに来たんでしょ!?」

 

優子「助けなんていりませんのよ!!」

 

口論しながら、2人はヒュージを倒す。

 

2人「ふんっ!!」

 

その間に聖恋は1人でヒュージと戦っていた。

そのまま戦闘していた優子はヒュージを撃破。

 

優子「ほーらね?」

 

朝妃は黙ってヒュージを撃ち抜く。そしてまた煽る。

 

朝妃「私のおかげよ。」

 

聖恋「くっそ……オレだって……!!!」

 

そう言って聖恋はヒュージを倒すために移動していく。

 

優子「せっかくソフィア様にいい所見せようと思ったのにっ!

……あら?ソフィア様!?どこへいらしたの!?ソフィア様ー!!」

 

そのまま優子は聖恋を追って移動、朝妃も後を追った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

大二vision

 

俺は日葵さんと共に幸恵さんの援護をして戦っていた。

 

日葵「分裂を阻止するには、ブレードモードでとどめは刺せないわ!!」

 

幸恵「どうしてついてくるの……!?」

 

ライブ「今幸恵さんを1人にしたら危険なんですっ!!」

 

ジャックリバイス「ぐぉぉぉぉぉっ!!」

 

ライブ「っ!!兄ちゃん、落ち着けっ!!」

 

ジャックリバイス「邪魔だァっ!!!」

 

ライブ「ぐぁっ!!」

 

兄ちゃんが暴走しながらこっちに襲いかかってくる。

当然幸恵さんや日葵さんに危害を加えようとするも、それを2人は上手く躱し、ヒュージを撃破していく。

 

日葵「私、あなたと戦うためにこのガーデンに来たのよ!!」

 

ヒュージを撃ち抜き、幸恵さんに叫ぶ日葵さん。

 

日葵「それなのに何!?私の知っているあなたは、御台場迎撃戦の時のあなたは!!もっと優秀なリリィだったはずよ!!

…あなたのシュベスターって最低ね。あなたの事も、リリィとしての仕事も放り出して逃げたんでしょ?」

 

幸恵「えっ……!?」

 

ライブ「日葵さんっ……!!それは──」

 

ジャックリバイス「未来のことを………悪く…言うなぁぁっっ!!」

 

日葵さんの言葉に反応して、兄ちゃんは標的を日葵さんに変えてしまう。

 

ライブ「兄ちゃん!!いい加減落ち着けっ!!」

 

ジャックリバイス「そこをどけぇ!!こいつは!こいつは!!」

 

ライブ「言いたいことはわかるけど!!冷静になれって兄ちゃん!!!」

 

俺は兄ちゃんを、今半分表に出ているバイスを必死に止める。

 

日葵「だからあなたも、ヒュージを前に戦いを放棄するのよ!!」

 

幸恵「違うわ!!お姉様はそんな人じゃないっっ!!」

 

日葵「だったら!!ちゃんと戦いなさいよっ!!!」

 

日葵さんは叫び、幸恵さんの手を取ってヒュージに射撃をする。

 

日葵「あなたがそんなことじゃ、私に何を言っても説得力ないわよ。」

 

そのまま日葵はヒュージを追っていった。

後を追って、幸恵さんも走っていった。

 

ジャックリバイス「大二……!!どけっ!!」

 

ライブ「どかないっ!!兄ちゃんもバイスも落ち着けって!!!

……っ!?やめろっ…カゲロウ出てくるなっ……!!」

 

そのまま俺は意識をカゲロウに持って行かれた。

 

『バーサスアップ!』

『Madness!Hopeless!Darkness!バット!』

『仮面ライダーエビル!』

 

エビル「おいおい、だらしねえぞお兄様っ!!!」

 

大二『カゲロウ!なんで出てきた!!』

 

エビル「ああっ?お前もお兄様もだらしねえからな。それに、俺にも暴れさせやがれっ!!!」

 

そのままカゲロウは兄ちゃんを斬り、変身解除させる。

 

一輝「ぐぁっ…!!」

 

エビル「ようやく戻ったみてぇだなぁお兄様っ!!」

 

大二『カゲロウ俺の体返せっ!!』

 

そのまま俺は無理やりカゲロウから意識を取り戻す。

 

大二「大丈夫、兄ちゃん!?」

 

一輝「ああ、ありがとな、大二、カゲロウ。」

 

大二「ひとまずこっちが先だ!兄ちゃんは戻って安静にしてて!!」

 

一輝「大二!俺も──」

 

大二「今の兄ちゃんが来たら危ないんだよ!!

ただでさえバイスと一体化してて俺やさくらより危険なんだから!!」

 

一輝「……わかった。頼んだぞ、大二!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

さくらvision

 

聖恋「オレは……早く強くなりたい……!!未来よりも強いリリィに……!!早くならなきゃいけないんだっ!!!来夢の……為に!!」

 

聖恋ちゃんの戦っている姿が見えた。

 

来夢「聖恋ちゃん!!」

 

さくら「見つけたッ!!」

 

聖恋「来夢!?さくら!?

……大変だ!!」

 

聖恋ちゃんはこの世の理を発動して、ヒュージを察知する。

 

聖恋「ラージ級が……6体…!!」

 

佳世「おりゃぁぁぁぁっ!!待てコラぁぁぁぁっ!!」

 

いちか「やめろブリ、斬るな!斬ると分裂する!!」

 

聖恋「よし…オレもっ!!」

 

さくら「だったら私もっ!!」

 

私はコブラバイスタンプを取り出して起動させる。

 

『コブラ!』

『What's Coming up!? What's Coming up!?』

 

さくら「変身!」

 

そのまま私はドライバーを倒す。

『リベラルアップ!』

『Ah Going my way!』

『仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!』

 

ジャンヌ「はぁぁぁぁぁっ!!!」

 

そのまま私はヒュージを殴りつける。

別のヒュージの攻撃を受けて、聖恋ちゃんは弾き飛ばされる。。

 

聖恋「ぐわぁっ!!」

 

こころ「やめておくんじゃ、1年!ここはうち達2年に任せるんじゃ!」

 

すると、幸恵さんと大ちゃんが合流する。

 

いちか「幸恵、大丈夫か?」

 

幸恵「ええ。もう大丈夫。だって……

この子は、私のシュベスターの妹だもの。何があっても、私が守ってみせるわっ!!!」

 

本調子に戻った様子の幸恵さんを見て、私も大ちゃんも奮い立たせられた。

 

大二「よし……!!」

 

『バーサスアップ!』

『仮面ライダーライブ!』

 

ライブ「俺達も行くぞ!さくら!!」

 

ジャンヌ「うんっ!!!」

 

私はクジャクバイスタンプを起動して、ベルトに差し込む。

『クジャク!』

『リスタイル!』

『ウエポンポンポーン!ポンポン!』

『リバディアップ!』

『Ah〜!クジャク!ダダダダーン!』

 

ジャンヌ「行くよ!ラブちゃん!」

 

ラブコフ「ラブゥゥゥゥゥっ!!」

 

けれど、ラブちゃんがすぐに武器じゃなくなってしまう。

 

ジャンヌ「ラブちゃん!?」

 

ラブコフ「ラブゥゥゥっ!!」

 

ジャンヌ「しょうがない…私がやる!

はぁぁぁっ!!」

 

幸恵さんの攻撃に続いて、私と大ちゃんは援護に回り、ヒュージを撃破する。

 

こころ「おみごと!」

 

幸恵「いい、佳世!トドメはシューティングモードよ!!」

 

佳世「は、は、はい!」

 

日葵「さぁ、一気に終わらせましょう!!」

 

日葵様はレジスタを発動し、私たちの士気を上げる。

 

佳世「うぉぉー!レジスタ発動っ!!」

 

日葵「ラージ級は、ここにいる5体のみ!」

 

そのまま私たちはかたまり……

 

いちか「ブリ、これ以上増やすなよ!」

 

佳世「はい!!撃って撃って、撃ちまくりますっ!!」

 

日葵「幸恵は1年生を!残りは私たちで倒すわ!!」

 

幸恵「わかったわ!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

allvision

 

こころ「残り5体……!これ以上ガーデンには近づかせん!

ラージ級とデュエルとは初めての経験じゃ!じゃがワクワクしとる。駆けろ、レアスキル『縮地』!!」

 

こころは縮地を発動させ、ラージ級とデュエルを始める。

駆け回り、弱らせた後に射撃を決める。

 

こころ「呆気ないもんじゃぁ。」

 

一方……

 

いちか「防御結界強化。レアスキル『ヘリオスフィア』。」

 

いちかはヘリオスフィアを発動させる。

 

いちか「攻撃はもう……通らない。」

 

ヘリオスフィアを駆使しヒュージの攻撃を防ぎ、撃ち抜く。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

麻嶺「東京方面が騒がしいとは聞いてたけど。」

 

麻嶺はヒュージを撃ってかなりの数を撃破する。

するとCHARMがオーバーヒートを起こす。

 

麻嶺「レアスキル、Z。」

 

Zを発動して元の状態に戻す麻嶺。

 

麻嶺「ほーら、元通り。

Zが戦闘向きじゃない?それはリリィによるんじゃないかしら?」

 

次々とヒュージを撃破していく。

 

麻嶺「マギさえあればCHARMは限界まで使用可能。私だって……怪我知らずよ!」

 

そのままラージ級を1体撃破する。

 

麻嶺「ダインスレイフ、使いやすいわね。」

 

佳世「あぁー!!もう!ここは私の見せ場だったのにー!!

一体どこのどいつだぁぁぁっ?」

 

と麻嶺に突っかかろうとする佳世だったが、姿を見て元に戻る。

 

佳世「あ、あ、あ、天津麻嶺様!?ぐほっ!?」

 

そのまま鼻血を出す佳世。

 

麻嶺「よそ見しないで集中して。」

 

佳世「は、は、は、はい!

麻嶺様ー!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

日葵と百合亜の連携でヒュージの数が減っていく。

そしてラージ級を撃破する百合亜。

 

百合亜「ラージ級1体、撃破。」

 

日葵「百合亜、レアスキルを発動しないでその腕前、噂通りの強さね。」

 

百合亜「残り何体?」

 

日葵「1体よ。」

 

そして2人は再び脅威の連携をみせ、ヒュージを撃破する。

 

日葵「終わったわね。」

 

麻嶺「あっという間にラージ級を撃破。ルド女のみなさんって強いのね。」

 

佳世「あ、天津麻嶺様です、さすらいの、天才アーセナル。」

 

麻嶺「久しぶり百合亜ちゃん!迎撃戦以来?」

 

百合亜「……。」

 

そのまま無言で百合亜は立ち去っていく。

 

麻嶺「なんか雰囲気変わったなー。」

 

日葵「天津麻嶺さん。あなたがいて助かったわ。ありがとう。」

 

麻嶺「いいのいいの。通りかかっただけだし。

それより、そのCHARM見せて?」

 

日葵「え?」

 

困惑したまま、日葵は麻嶺に渡す。

 

麻嶺「ふーむ、なるほど、いいCHARMね。」

 

そのまま麻嶺は日葵にCHARMを返す。

 

麻嶺「ルド女のみんなも、もっとユニークCHARM使えばいいのに。」

 

日葵「私も、ルド女のリリィです。」

 

麻嶺「そういう意味じゃないよ?」

 

日葵「……失礼します。」

 

その場を後にする日葵。

 

佳世「あ、あ、ありがとうございました!」

 

こころ「お見事じゃったぞー!」

 

佳世はこころを制止し、そのまま場を後にしていった。

 

麻嶺「イルマ四天王の一之宮日葵がルド女に転校とは、東京中のガーデンが悔しがってるんじゃない?」

 

いちか「そうかもね!」

 

麻嶺「それにしても百合亜ちゃん、何があったの!?」

 

いちか「麻嶺!久しぶりだし、ちょっと話そうか!!」

 

麻嶺「ええっ!?ちょっと!」

 

 

……To be continued




本当はタイトル、完璧で究極のジャンヌとかいうタイトルにしようかと思ったけどそれはまだいいかなって感じてやめました。いつか使います。

次回第5話:「祈り〜天才アーセナルとイースター祭〜」


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第5話:「祈り〜天才アーセナルとイースター祭〜」

第5話。
祈り編、終盤へとさしかかろうとしています。

真実の刃、誰一人欠けることなく終われますように!!


さくらvision

 

私、聖恋ちゃん、来夢ちゃんは幸恵様のところへ向かっていた。

 

来夢「あの、幸恵様!ありがとうございました!」

 

来夢ちゃんは、幸恵様へ頭を下げる。

 

幸恵「あなたはまだ半人前よ。勝手な行動は、慎みなさい。」

 

その言葉に反論するかのように、聖恋ちゃんは来夢ちゃんと幸恵様の間に入る。

 

聖恋「勝手な行動をしたのは俺です!!来夢とさくらは、俺を探しに来てくれて!

…俺が──!!」

 

幸恵「そう。」

 

そのまま、幸恵様は去っていってしまう。

 

来夢「あっ……。」

 

「幸恵様……。」

 

聖恋「来夢、守れなくて……ごめん。」

 

そう言って、聖恋ちゃんも去ってしまった。

 

「ちょ、聖恋ちゃん!?」

 

私と来夢ちゃんは後を追って走る。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

allvision

 

麻嶺「ふむふむふむふむ。なるほどね。今のルド女で1、2を争うリリィがあの状態じゃ、いちかも心配だよね。」

 

いちか「あぁ。」

 

麻嶺「そろそろ私の作った『フィエルボワ』、使いこなしてるころかと思ったのに。使ってもないなんてガッカリしたわ。」

 

いちか「あぁ、新しいCHARMは威力はすごいけど、使いこなすのは難しいからな。」

 

麻嶺「そりゃそうよ。幸恵の高い技術と強い精神に合わせて作ったんだから。息が合えばすごいのよ!?」

 

そう言って手を胸の前へおく麻嶺。

 

いちか「わかってるよ。麻嶺が作ったんだから信頼してる。

けど、今の幸恵は…。」

 

麻嶺「あのCHARMは学園からの依頼でもあるのよ?」

 

その言葉を否定するかのように、いちかは話す。

 

いちか「何度かは使ってるんだ!

きっと、まだ未来様と戦ったCHARMを、使っていたいのかもしれない。」

 

麻嶺「もう少し待つしかないか。

『乗り越えられない試練はない。』強くなった幸恵を見るのが楽しみね。」

 

そう言っていちかの肩をポンと叩き、歩き出す。

 

いちか「そうだな!」

 

いちかは麻嶺に続くも、麻嶺は振り返り、いちかに言った。

 

麻嶺「あなたもよ、いちか。」

 

いちか「……あぁ。」

 

少し言葉を詰まらせて返事をするいちか。

1度立ち止まりすぐして歩き出そうとした時、電話がなった。

 

渚『拗らせちゃってるわねー、幸恵。』

 

いちか「乗り越えるって言っても、幸恵は分からないことが多すぎるんだと思う。」

 

渚『信じていた分だけ、納得できなければ前に進めない、か。』

 

いちか「あぁ。」

 

渚『いちかは?どうやって乗り越えたの?大切な人の死を。』

 

その答えを、渚に言ういちか。

 

いちか「乗り越えたとは言えないよ。でも、お姉様の遺志を継いで戦うことが、お姉様が生きた証だと思うからさ。」

 

渚『そうね。』

 

いちか「そう思えるまで、時間…かかったけどなっ。」

 

渚『乗り越えたはずだと思っても、心の奥底に沈めたつもりでも、ふとした時に浮かび上がってくる。』

 

そう、悲しそうに電話越しで呟く渚。

 

いちか「渚……。」

 

渚『そう簡単には無理よねっ。』

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一方、こころと佳世は教導官達の秘密を知りに向かっていた。

 

佳世「あぁっ!!こここ、こいつです、こいつ!!」

 

こころは大きな声を出す佳世を静止する。

 

佳世「こころさん、ここ、入ってもいいんでしょうか……。」

 

こころ「潜入調査じゃ。」

 

佳世「で、で、で、でも、もしシスターにバレたら、最悪、リリィを辞めさせられるかもしれません……。」

 

こころ「未来殿の死には絶対に秘密がある、それを探りたい、って言ったのはお主じゃろ??」

 

佳世「あ、そそそ、そうですけど。」

 

こころ「うちもな、この学園にはちーと違和感を感じておるんじゃ。」

 

佳世「えぇぇぇ!?そうだったんですか!?」

 

??「お前ら、何をしている。」

 

佳世「ヒロミさん!?」

 

2人の近くで突然声が聞こえる。

2人は驚くも、その人物が手招きをしていたのを見て、移動する。

 

ヒロミ「早くしろ、こっちだ。」

 

程なくして、泉・ローザ・莉奈と小阪・アナスタシア・涼子が現れ、通信を始める。

 

莉奈「先日のヒュージ戦の結果ですが、やはり、現時点で我がガーデンで最もスキラー数値の高いリリィのは一之宮・ミカエラ・日葵かと。」

 

男「一之宮・ミカエラ・日葵か。」

 

女「次は決まりですね。」

 

涼子「あの!!」

 

突然、涼子は声を張り上げる。

 

男「なんだ。」

 

涼子「早すぎはしませんかね?その……」

 

言葉を続けようとした瞬間、莉奈は静止した。

 

男「岸本・マリア・未来のことは忘れろ。」

 

女「あれは失敗だったわね。」

 

男「次は同じ結果にならぬよう、注意して欲しいですね。」

 

莉奈「それは……私たちでは……。」

 

男「一之宮・ミカエラ・日葵のレアスキルは?」

 

莉奈「……レジスタです。」

 

男「レジスタか。」

 

女「俯瞰視野を持ち、一定範囲内のマギ純度を向上させる。」

 

男「問題ない。

未来のレアスキルはフェイズトランセンデンスだった。あれは本人への負担がかかりすぎる。

残念だったが、次はきっと──」

 

莉奈「彼女達は、人類のために命をかけて戦っています!!」

 

男「それがどうした?」

 

莉奈「強くなるために一生懸命訓練を受けています!!

……人類を救うためです…!!そんな生徒たちを実験台するなんて、もう私には……っ。」

 

莉奈はG.E.H.E.N.A.の研究員に抗議するも、聞く耳も持たれず──

 

男「君たち個人の感情など聞いていない!!これは全て、人類の勝利のためだ。

逆らうということは、どういうことか……わかっているのか?」

 

莉奈と涼子は頭を下げる。

 

莉奈「申し訳ありません。」

 

男「泉教導官。よろしくお願いしますよ。」

 

そのまま2人は、無言で去っていった。

その様子を見ていた佳世、こころ、ヒロミの3人は、物陰から出てきた。

 

佳世「G.E.H.E.N.A.……。」

 

ヒロミ「対ヒュージ研究のために作られた研究施設。」

 

佳世「生体……実験……?!」

 

ヒロミ「奴らはああやって、未来を……。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

百合亜「……。」

 

日葵「……。」

 

2人はともに止まり、日葵は右を向いた。すぐに百合亜も右を向いて、すぐに日葵の方を見る。

また歩きだし、数歩して止まって同じ行動をする2人。

困った日葵はスピードを上げ、百合亜から離れようとするも、百合亜はそのスピードに合わせて追いかけてくる。

 

日葵「……何か用?」

 

痺れを切らした日葵は、ずっと着いてくる百合亜に話しかける。

 

百合亜「あなた、イルマ女子に戻ったら?」

 

そう言う百合亜に対し、日葵は──

 

日葵「今更戻れるわけないでしょう。」

 

と答える。

 

百合亜「どうして?」

 

そう聞き返し、日葵は反論する。

 

日葵「『どうして』?

私は強くなるためにここに来たの。」

 

百合亜「どうして?」

 

そう言い、百合亜は食い下がらなかった。

 

百合亜「他のリリィより強くなるために、リリィになったの?」

 

日葵「……イルマ女子には、私のライバルがいる。ずっと一緒に戦ってきたけど、彼女と私の理想は違う。」

 

そうして、自分の理想と共にルド女に来た理由を語り始める。

 

日葵「私の理想は、『個々の個性を活かした、自由で可憐な戦い』よ。

御台場迎撃戦で幸恵と戦った時、これが私の理想だと思った。

だからルド女に来たの。」

 

百合亜「そう。でも、無理はしないことよ。あなたは十分強いわ。」

 

日葵「……無理なんてしてないわ。」

 

そう言い残し、日葵は去っていった。

残った百合亜は、1人つぶやく。

 

百合亜「未来、あなたが守りたかったもの、私に守れるかしら。」

 

そう言い、百合亜は歩き出した。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

聖恋「……。」

 

未来が残したペンダントを見つめながら、未来のことを思い出していた。

 

未来『聖恋。何があっても、守ってあげてね。

約束よ。』

 

聖恋「未来……。」

 

未来『見て?あの子がリリィになった時に、これを渡そうと思うの。

……もう、渡す必要なくなっちゃった。』

 

聖恋「あの時、なんで泣いてたんだよ……!!!なんでッ!!!」

 

いちか「泣いているのか?」

 

通りかかったいちかと大二は、涙を流す聖恋に声をかけた。

 

聖恋「っ……!!」

 

大二「ごめん、邪魔しちゃったかな。」

 

聖恋「俺に、何か?」

 

いちか「…どんなに優秀なリリィだって、初めての実戦はそんなに上手くいかないよ。」

 

聖恋「え?」

 

大二「あのケイブから一週間。来夢のこと避けてないか?」

 

いちか「心配してたぞ。」

 

聖恋「えっ……?来夢が……?」

 

いちか「来夢だって成長してるんだ、あんたが頑張ってんのと同じように。頑張って、成長してる。」

 

聖恋「わかってます!!だから俺は──」

 

大二「いいか、聖恋。

守るっていうのは、強ければいいってもんじゃない。

これは、ヒロミさんの受け売りですけど。」

 

いちか「あんたが見てるのは、なんにもできなかったまんまの来夢。」

 

大二「聖恋がそう思いたいだけで押し付けてたら、来夢は変わりたくても変われない。それって、守るって言えるか?」

 

いちか「一番そばにいるやつが、一番信じてやらないと。な?」

 

いちかはそのまま去っていき、大二は聖恋の肩に手を置いて言った。

 

大二「大丈夫。お前も来夢も成長してる。お前の力も、来夢のことも、信じてやれ。」

 

そう言って、大二はその場を後にする。

 

聖恋「信じろって……。信じてたよ……!!!それなのに……!!!!

未来、俺は来夢を守るよ。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一輝vision

 

来夢「聖恋ちゃん、なんでもひとりで抱えちゃうから、私にも相談してくれればいいのに……。」

 

俺、さくら、幸恵、来夢の4人で聖恋のことについての話をしていた。

 

「来夢……。」

 

来夢「きっと、私が弱いからいけないんです。だから私、聖恋ちゃんに頼って貰えるくらい強くなります!だから!!よろしくお願いします!!」

 

幸恵「あなたって、不思議ね。」

 

来夢「え?」

 

幸恵「私になんてもう教わりたくないかと思ったわ。」

 

来夢「どうして?」

 

幸恵「だって、未来様のこと……。思い出しちゃうでしょ?」

 

来夢「それは、幸恵様も一緒です。幸恵様も、毎日訓練に来てくれてます。それに……幸恵様の戦う姿は、綺麗でかっこ良くて、お姉ちゃんみたいで!!」

 

来夢は、俺と幸恵の方を向いて言った。

 

来夢「私も、幸恵様のシュベスターになりたいです!!」

 

「来夢……!?」

 

さくら「来夢ちゃん…!?」

 

来夢「わぁー~~~!?」

 

恥ずかしくなったのか、そのまま礼をして走って行ってしまう。

 

「あ、ちょ、来夢!?」

 

さくら「来夢ちゃん!!ちょっと待ってよー!!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

渚『プロポーズされちゃったのねー!?』

 

幸恵「そうなるわね?」

 

渚『それで?どうするの?』

 

幸恵「私はまだ……。」

 

渚『I see.でも来夢はお姉様が必要なんじゃない?』

 

幸恵「私でいいのかしら……。」

 

そう弱音をこぼす幸恵に渚は驚く。

 

渚『迷ってるの!?』

 

幸恵「迷うでしょ!?普通!!」

 

渚『じゃあイースター祭でエッグは隠さないのね。』

 

幸恵「それはダメよ。隠す決まりだもん。」

 

渚『うっふふふ、幸恵って変なとこ真面目よねーww』

 

幸恵「えっ?」

 

渚『それで、別の子が見つけたらどうするの?』

 

幸恵「それは……。」

 

言い淀む幸恵に、渚は思いを看破する。

 

渚『それが答えなんじゃない?』

 

そう言って電話を切った。

 

──────────────────────

そして迎えた、イースター祭当日──

 

芽衣「楽しいでござる!!イースター祭!」

 

のの花「イースターエッグ、見つけました?」

 

花蓮「ぜーんぜん。」

 

つぐみ「どうでもいいのはいっぱいあったんだけど……。」

 

萌「すっごーい!」

 

つぐみ「ぜーんぶ、小阪先生のー…。」

 

イースターエッグの中身は、応援団への勧誘の物だった。

そのエッグを別の場所で見つけたさくらは思わず本音を漏らす。

 

さくら「え、何、小阪先生暇なの?」

 

のの花「紛らわしー!!!」

 

花蓮「これじゃあ私たち誰ともシュベスターになれないよー…。」

 

芽衣「いや、まだまだ!探すでござるー!!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

さくらvision

 

私は一生徒として、イースター祭でエッグを探し回っていた。

 

「誰かのエッグ……ないかなぁ……。あ!!」

 

私はエッグを見つけるも、少し嫌な予感を感じた。

 

「……やっぱり、小阪先生のじゃん!!」

 

なんなの!?あの人どんだけ応援団の勧誘したいの!?

 

「はぁ……。誰かのエッグ──。」

 

俯きながら探していると、すごい綺麗なお姉さんとぶつかってしまう。

 

「イテッ!?

……あ、ごめんなさい!!前見てなくて……!!」

 

??「あ、こっちこそ、ごめん!

って君、もしかして、先導さくらちゃん?」

 

「えっ、どうして私の名前を??」

 

ハルカ「私は操真ハルカ。

お兄さんの大二君と、幸恵とは仲良くさせてもらってるよ?」

 

「あっ、大ちゃんの知り合いなんですね……!!」

 

ハルカ「あっ、ごめん、私ちょっと急いでるから!!」

 

焦ってる様子のハルカさんは、そのまま走って行ってしまった。

ふと足元を見ると、イースターエッグが転がっていた。

 

「もしかしてこれ……ハルカさんのじゃ……。」

 

どうしよう、ハルカさん、多分これ隠すために急いでたんだよね…。行っちゃったし……どうしよう………。

 

「持っておこう……。

会った時に、渡せばいいよねっ!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一方、訓練場では───

一輝vision

 

幸恵はフィエルボワを使って訓練をしていた。

 

麻嶺「うんうん、完璧!」

 

幸恵「ありがとう、麻嶺さん!」

 

麻嶺「この間の下北沢戦でも使ってたって聞いたけど?」

 

幸恵「まだ……少し慣れないけど……。」

 

「そうか?使いこなしてるように見えたけど。」

 

幸恵「やっぱり、もう少し慣れるまで、訓練のみの使用にさせて?」

 

麻嶺「むー。」

 

幸恵「麻嶺さんのせいじゃないの。私の……問題。」

 

やっぱり、未来のこと、まだ引きづってるんだな……。

俺にもどこか、心の奥にぽっかりと穴が空いた気分が、残ったまんまだしな。

 

麻嶺「OK。いつか必ず、このCHARMを使う運命だったって時が来るわ。」

 

幸恵「えぇ。」

 

麻嶺「いちか!次はあなたのCHARM作らせてよ!!ミスパーフェクトなあなたに、ぴったりのCHARMを作るから。」

 

いちか「ミスパーフェクト?!」

 

「いよっ!ミスパーフェクト!」

 

幸恵「確かに?」

 

麻嶺「それにしても、イースター祭って楽しい時に、襲いかかってきた子がいたわよ。」

 

幸恵「え?」

 

麻嶺「『手合わせしてください!』ってしつこくて……。」

 

「琴陽かー……。あの猫耳風紀委員……またやってんのか……。」

 

幸恵「注意してはいるんだけど……。」

 

俺たち3人は、全員で頭を抱える。

 

「すまん、麻嶺!」

 

幸恵「ごめんなさい!」

 

麻嶺「いいのいいの。変わった子ってリリィとしては優秀だったりするからね。」

 

幸恵「そうかしら?」

 

麻嶺「それで?幸恵はイースターエッグ、どこに隠したの?」

 

幸恵「それは……内緒。」

 

「あ、あそこだな。絶対。」

 

マリアの丘に置いてるんだろうな。幸恵の奴。

未来との思い出の地……だしな。

 

いちか「隠したのか!?」

 

幸恵「うん。」

 

いちか「えぇー!?なんで!!」

 

幸恵「だって、決まりでしょ!?」

 

いちか「決まりだけど……私は持ってるよっ。」

 

幸恵「あぁ〜〜!!え、え、え、いいの!?ずるじゃない!?」

 

いちか「ミスパーフェクトはズルい女ねー?」

 

「あははっ。」

 

いちか「ずるくないし。そのあだ名もやめろ!」

 

幸恵「あっ、ずるいなぁー!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ソフィvision

 

「どこに隠そうかしらね。」

 

??「姉サン。」

 

私が、どこにエッグを隠そうかと迷っていた時に、後ろから声をかけられる。

 

「どうしたのよ、ケビン。」

 

ケビン「どこにエッグを隠すカ、決めタノか?」

 

「今探し中よ。と言うより、なんであなたがここにいるのよ。」

 

ケビン「いや、たまたま通りかかっタダケ。」

 

「そう。ひとまず、どこか別の場所に移動してくれないと困るのだけれど。イースターエッグ隠せないじゃない。」

 

ケビン「あっ…ゴメン、姉サン。」

 

そう言って移動し始めるケビン。

 

「なんか、悪いことしちゃったわね。」

 

ハルカ「あれっ、ない!!ない!!どこ行っちゃった!?」

 

振り返ると、ハルカが何かを探してる姿を見かけて、私は声をかけた。

 

「ハルカ、どうしたのよ。」

 

ハルカ「イースターエッグがない!!」

 

「……はぁ、どこかに隠したんじゃないの?」

 

ハルカ「隠してないよ!だってまだどこにするかも決めてないんだから!!

……まさか!!」

 

「どうしたのよ。」

 

ハルカ「落としちゃったかも!?さっき下級生の子にぶつかっちゃったから、その時にかなぁ……。」

 

「それじゃない。あなた滅多にこういうドジやらかさないでしょう?」

 

ハルカ「うーん……。ちょっと探しに戻ってみる!!」

 

「あっ、いってらっしゃい。」

 

相変わらず、明るくて元気ね、あの子は。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

キンジvision

 

「Hey、ヒロミ。」

 

ヒロミ「狩崎か。どうした?」

 

「Ms.未来のこと、幸恵達に話す気かい?」

 

ヒロミ「それがどうしたんだ?」

 

「やめた方がいい。彼女は、知られたくなくて言わずに死んでいった。気持ちは恵んだ方がいい。」

 

ヒロミ「だが、このままだと2人は裏切られたと思ったままなんだぞ?いいはずないだろ。」

 

「それでもさ。君にも私にも、知られたくないこともあるだろう?君みたいに、『悪魔のいない』身体になったこととかね。」

 

ヒロミ「……あぁ。だが、どうするかは、俺自身で決める。」

 

そう言ってヒロミは去っていった。

 

「全く、君らにも困ったもんだよ。G.E.H.E.N.A.。」

 

大二「狩崎さん!!」

 

「Hey、待っていたよ。大二。君にバイスタンプのプレゼントだ。」

 

私はそう言って、『ホーリーウイングバイスタンプ』を渡す。

 

大二「これは……?」

 

「『ホーリーウイングバイスタンプ』。君の正の力を増幅させて戦うことが出来る。」

 

大二「カゲロウは?」

 

「おそらく、使い続ければカゲロウの力は衰退していくだろう。

………やがて、カゲロウは出てこなくなる。」

 

大二「それでも……使わせてください。この力で、兄ちゃんたちの暴走を止めてみせる。絶対に!!」

 

そう言って、大二は去っていった。

 

「……すまない、大二……!!!私は君たちの悪魔を信じている……。それを踏みにじるようなものを作って……申し訳ないっ……!!!!」

 

私は大二の背中を見つめながら、1人謝ることしか出来なかった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

マリアの丘──

一輝vision

 

来夢「あった、幸恵様のイースターエッグ!」

 

俺がマリアの丘で祈りを捧げていた時、来夢が幸恵のイースターエッグを見つけていた。

 

「どうだったんだ?」

 

来夢「……やっぱり、幸恵様はお姉ちゃん以外とシュベスターになる気がないんだ……。」

 

あいつ、隠すだけ隠して入れてなかったのか。

そんなことを考えていると、ヒュージ出現の警報が鳴り響く。

 

「……!?ヒュージ!?」

 

莉奈『ケイブ発生!ケイブ発生!出現地は新宿御苑!!中心はここ、私立ルドビコ女学院だ!!ここに今、ヒュージの群れが迫っている!!』

 

来夢「えぇっ!?」

 

莉奈『イースター祭は中止だ!!全員、直ちに戦闘に向かうように!!』

 

来夢「ここに!?

うわぁぁぁっ!!」

 

「っ!!来夢っ!!!!」

 

迫り来るヒュージをオーインバスターで撃ちながら、来夢を守るために戦っていた。

 

来夢「なにこれ、ヒュージがいっぱい……!!こっちに……!?」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

allvision

 

涼子「泉先生!!大変です!!

マリアの丘にヒュージの大群が向かってて、そこに来夢さんと一輝さんが!!!」

 

莉奈「何!?」

 

涼子「イースターエッグを探しに行ったんですわ……!!!」

 

莉奈「来夢のいる場所に、ヒュージの大群!!」

 

涼子「ヒュージが向かってる先がリリィたちの慰霊碑なのかそれとも来夢さんなのか!!」

 

『来夢は未来の妹。必ず開花するはずだ。』

『大事な研究材料だ。泉教導官、よろしくお願いしますよ。』

 

莉奈は研究員の言葉を思い出し、走り出した。

 

……To be continued




来夢と一輝に迫るヒュージの大群、そしてリリィ達は戦場へと赴く。

次回、第6話:「祈り〜始まる戦い、聖なる翼〜」


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ネタバレ注意

昨日は更新できず申し訳ありません。
今回のはタイトルの通りです。
一応バイスとの別れの話を今の段階で頭にある構成を書きなぐっております!このシーンを書く頃にはこうじゃないかもしれないです!見たくない方は回れ右をお願いします。


バイスが街に飛び出し、ルド女の生徒達を襲っていた。

 

アギレラ「バイス!なんでこんなことを!」

 

デストリーム「今すぐやめなさい!!!」

 

バイス「止めれねぇなぁ?だって俺様は悪魔だからなぁ!!」

 

そう言い、アギレラとデストリームに攻撃を仕掛けるバイス。互角の戦いを繰り広げていたアギレラとデストリームだが、次第に押し負け、やがて変身が解けてしまう。

 

幸恵「ぐぅ……。」

 

ソフィ「なんてパワー……!」

 

2人に駆け寄る来夢。

 

来夢「幸恵お姉様!ソフィ様!」

 

来夢は、サイクロトロンドライバーを取り出し、腰に装着。そのまま……

 

来夢「変身!!」

 

『センチュリー!』

 

センチュリー「やぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

そのまま駆け出すセンチュリーを前に、バイスはリバイスドライバーを巻き、ギファードレックスバイスタンプを起動し、そのまま変身した。

 

バイス「変身。」

 

『アルティメットアップ!』

『ギファードレックス!』

 

バイス「さぁて……一気に行くぜ…。」

 

攻撃を仕掛けるセンチュリーをそのまま迎え撃つアルティメットバイス。若干センチュリーに押されるものの、次第に押し返し…

 

バイス「これで終わりだな……来夢。」

 

『バイス!ギファードフィニッシュ!』

 

そのまま必殺技をかけるアルティメットバイス。それを……

 

『ベイリングノヴァ!』

 

割り込んできたベイルがそれを防ごうとベイリングノヴァを放つ。だが、耐えきれずに押し負けてしまう。

 

ベイル「ぐゥゥゥゥゥ!!!ぐあァァァァァァ!!」

 

ソフィ「ケビン!!」

 

そのまま変身が解け、吹き飛ばされてしまう。

 

ケビン「ダメカ……でもナントカ、来夢ドノだけは守れて良かった…。一輝ドノとのヤクソクだから…な…。」

 

そう言い、そのままケビンは気絶してしまう。

 

バイス「あとはお前だけだぜぇ?来夢ぅ……。」

 

一輝「バイス!!!」

 

来夢にトドメをさそうとするバイス。だが、一輝の声で止まった。

 

バイス「一輝か…」

 

一輝「なんで、ルド女の皆に手を出した!!」

 

バイス「いいやぁ…人間を食いたくなってな…。美味かったぜぇ?この学校のリリィ達はよぉ。」

 

一輝「……お前、自分が何やったかわかってんのか!!」

 

バイス「あぁ。だって俺様は悪魔だからなぁ。」

 

一輝「っ!!来夢!」

 

来夢「え?!」

 

バイスは来夢に襲いかかろうとするも、それを一輝が止める。

 

一輝「来夢に……『俺の彼女』に、手を出すなっ!!」

 

来夢「え……?」

 

幸恵「一輝さん…?!」

 

ソフィ「そうか…未来さんとの記憶が、来夢にすり変わっている…のか?!」

 

一輝の突然の言葉に、ここにいた3人は驚いていた。

 

バイス「いいじゃねぇか……どうせ覚えてねぇんだからよぉ。」

 

一輝「バイス……お前は絶対に許さねぇ…!!覚悟しろっ!!」

 

そう言い、ギファードレックスバイスタンプを起動する。

 

『ギファードレックス!』

 

一輝「変身!!」

 

『ギファードレックス!!』

 

リバイ「お前は…俺が止める!」

 

バイス「お前を倒せば……俺は自由だ。」

 

 




こんな感じのを考えています!

来夢のことを『彼女』、と言った理由……それはいつか明かされる………


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復活編:魔法と魔法、希望の暦
第1話:「蘇るコヨミ!?」


まさか……本当に……?!



ルド女にあった、GEHENAのラボ跡から見つかった1人の少女を大二とハルカが保護し、アイアンサイドが面倒を見ていた。

 

大二「あの子、大丈夫なんだろうか。」

 

狩崎「Don't worry、大二。……検査結果を見て欲しい。」

 

大二「これは………!!」

 

狩崎「Yeah、大二の読みは合っていたよ。この子のDNAが、完璧に間桐コヨミの物と一致している。おかしいとは思わないかい?死んだはずの彼女のDNAと、完璧に一致していることが。」

 

大二「確かに…妙ですね。GEHENAは、人造リリィを作ろうとしていたとの情報もありますが……。」

 

狩崎「それを応用して、死んだはずの人間を甦らせる危険な実験をしていたとすれば……。」

 

百合亜「なら、納得するわね。」

 

百合亜はそう口を開く。

 

狩崎「百合亜、いつからここに?」

 

百合亜「あなたが検査結果を出したあたりからよ。」

 

そう首を傾けながら話す百合亜。

 

大二「居たんなら言ってください。少し怖いですよ。」

 

百合亜「そう。ごめんなさいね。」

 

狩崎「問題ないよ。……話を戻そう。本当にその実験が行われていたのだとしたら、これはいずれ世界を揺るがしてしまう……。」

 

そして3人は気づいていなかった。

 

間桐コヨミが、転移していることに。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新宿……

 

爆発音が鳴り響き、人々は大混乱していた。アイアンサイドが現場へ急行、そしてその場で見たもの。それは………間桐コヨミが、ハルカと同じように、ウィザードリングで魔法を放っている姿だった。

 

 

来夢「どうなってるんですか?!」

 

ハルカ「まさか……コヨミ……?!」

 

コヨミ「久しぶり……ハルカちゃん。」

 

ハルカ「生きてたの……?!」

 

コヨミ「ううん。私は確かに死んだよ?でも……魔力を得て、私は復活したの。ごめんね、ハルカちゃん。あなたにはここで消えてもらうね。」

 

『シャバドゥビタッチヘンシン』

 

コヨミ「変身。」

 

『チェンジ ナウ』

 

ワイズマン「私は……仮面ライダーワイズマン。さぁ、暗い暗い夜を……彷徨って?」

 

『コネクト ナウ』

 

ワイズマンはハーメルケインを装備し、ハルカに向けて振るった。

 

ハルカ「コヨミ……やめて…!!」

 

ワイズマン「やめないよ……。私は、あなたを倒して……『本当の私』を取り戻すの!!だからお願い……私のために、ここで消えて?」

 

ハルカ「嫌……。コヨミ…私は絶対、あなたには負けない!!」

 

『シャバドゥビタッチヘンシン』

 

ハルカ「変身!!」

 

『フレイム!ドラゴン!』

 

ハルカは、魔法陣を前に出し、左手を胸の前で握りしめながらゆっくりと歩く。

 

『ボゥー!ボゥー!ボゥボゥボォー!』

 

ウィザード「行くよ、コヨミ。」

 

ワイズマン「ふふ、勝負しよ、ハルカちゃん。」

 

 

……To be continued




戦うこととなったハルカとコヨミ…。
果たしてどうなってしまうのか……。

次回、「復活編:激突、ウィザードVSワイズマン!?」


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第2話:「激突、ウィザードVSワイズマン!?」

復活編。

明日からは百合ヶ丘を更新します!!


ウィザード「コヨミ……覚悟して。」

 

ワイズマン「ハルカちゃんもね?……私、負けないから。」

 

2人は剣を交え、鍔迫り合いが始まる。

 

ワイズマン「ハルカちゃんは、私には勝てないよ。だって……。」

 

『エクスプロージョン ナウ』

 

ワイズマン「この魔法……使えないでしょ?」

 

ウィザード「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

エクスプロージョンにより爆発が起こる。

 

ワイズマン「ふふ、ハルカちゃん、私……強くなったよ?強くなったんだよ?」

 

ウィザード「確かに…強いけど、それは本当にコヨミの求めてた力なの?」

 

それを聞いて、動きを止めるワイズマン。

 

ワイズマン「……なんでそういう事言うの?今が証拠だよ?現にハルカちゃん、私に押し負けてるんだよ?」

 

ウィザード「それは……まだ私が本気を出してないからだよ。」

 

ワイズマン「いいよ、本気で喧嘩しよ?ハルカちゃん。」

 

ウィザード「……さぁ、ショータイムよ。」

 

『インフィニティー!プリーズ!』

『ヒー・スイ・フー・ドー・ボォー・ザバ・ビュー・ドゴーン!』

 

ウィザードはインフィニティースタイルへとチェンジ。

 

ワイズマン「それが本気の姿?いいよ、かかってきなよ。」

 

ウィザード「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ワイズマン「なっ……!!」

 

インフィニティースタイルのスピードについていけず、若干押されるワイズマン。

 

ワイズマン「速い……!でも……」

 

『エクスプロージョン ナウ』

 

ワイズマン「そこだ!」

 

エクスプロージョンを使用し、インフィニティースタイルが通る場所に魔法陣を置いた。

 

ウィザード「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

変身が解けるハルカ。

 

ハルカ「くっ…。」

 

ワイズマン「アハハハハハ、勝った!勝ったよ…!!ハルカちゃんに勝った……!!このまま私のために消えて、ハルカちゃん。」

 

そうして、手に持っていたハーメルケインを振り、ハルカにトドメを刺そうとする。

 

大二「させないっ!!」

 

『バーサスアップ!』

『仮面ライダーライブ!ジャッカル!』

 

大二は変身し、斬撃を受け止める。

 

ライブ「ぐはぁっ!!」

 

ハルカ「っ…大二くん…?!」

 

大二「大……丈夫か、ハルカさん?」

 

そうして気絶する大二。

 

カゲロウ「おい…大二、しっかりしろ!!大二!!」

 

頭の中で必死に語りかけるカゲロウ。

 

カゲロウ「クソ……なんで大二の体に出れない…!!なんなんだよ!!」

 

『チェイン ナウ』

 

ワイズマン「…ねぇ、邪魔しないでよ……。私のハルカちゃんなんだから。」

 

そう言って、庇って倒れた大二を蹴るワイズマン。

 

ワイズマン「じゃあまずは……あなたから殺さないとね…。」

そう言い、倒れている大二をハーメルケインで刺そうとするワイズマン。

 

ハルカ「やめて……お願い……コヨミ…!!」

 

弱々しくつぶやくハルカ。それを見たワイズマンは……

 

ワイズマン「アハハハハハ!!その顔が見たかったの!私を守れなかった時みたいに、絶望しそうなその顔をね!!アハハハハハ!!絶望して?そして私と同じようになろう……?そしたらハルカちゃんは私と一緒……!!アハハハハハ!」

 

狂ったように笑うワイズマン。そして絶望しかけるハルカ。

 

ハルカ「嫌……!!私はもう…絶望しないって……あの時決めたのに……!!!」

 

ハルカの体に、紫色のヒビが現れる。

 

ワイズマン「アハハハハハ!!絶望して、ハルカちゃん。そして私と同じようになろう?アハハハハハハハハハハ!!」

 

ハルカ「嫌……嫌…嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

……To be continued




絶望のハルカ、狂気のコヨミ。そして倒れる大二……

次回、第3話:「絶望を変えて…希望と望みの竜降臨!?」


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第3話:「絶望を変えて……希望と望みの竜降臨!?」

第3話です!

絶望するハルカ……そしてコヨミの運命や如何に……?!


ハルカ「嫌……嫌…………嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ワイズマン「もっと絶望して…?そして堕ちて…『私だけの希望の魔法使い』でいて?アハハハハハ!!!」

 

カゲロウ「……おい、フードの魔法使いよぉ。」

 

ワイズマン「あら、あなたチェーン外せたの?……いや、もしかして別の人間?」

 

カゲロウ「俺は大二の悪魔、カゲロウ。よくも俺と大二を散々いじめてくれたなぁ。その恨み……ここで晴らさせて貰うぜぇ?」

 

『バット!』

『Confirmed!』

 

カゲロウ「変身。」

 

『バーサスアップ!』

『仮面ライダーエビル!!』

 

エビル「さぁて…潰してやるよ……!!オラァァ!!」

 

ワイズマン「っ…!!」

 

2人の剣がぶつかり合い、火花が散る。ぶつかり合いの末、エビルは押し負けるが……

 

エビル「チッ……。っ?!この剣借りるかぁ。」

 

エビルは落ちていたウィザーソードガンを手に取り、再び立ち向かう。

 

ワイズマン「もう……何度来ても変わらないよ?あなたが抵抗しても、ハルカちゃんの絶望は止められない……あの子は私と同じようになるの!!だから……邪魔しないで!!」

 

そう言って、エビルを切り裂き……

 

ワイズマン「消えて!!ハルカちゃんのために!!」

 

『エクスプロージョン ナウ』

 

エビル「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

変身が解けるカゲロウ。

 

カゲロウ「くっそ……。てんめぇ……。っ?!」

 

カゲロウが目を向けると、ツーサイドライバーが破損していた。

 

カゲロウ「チッ……このやろう……!!!」

 

来夢「カゲロウ君、ハルカさん、大丈夫?!」

 

カゲロウ「俺は悪魔だし問題ねぇが……こいつは知らねぇ。」

 

ハルカ「嫌…嫌…死んじゃダメ…また失うのは嫌……」

 

小声でそう呟き続けるハルカ。

 

ワイズマン「ふふふ……さぁて…どうしてあげようかな…?」

 

一輝「俺が…!!」

 

さくら「一輝兄は変身しないで。ここは私が。」

 

聖恋「俺も!!」

 

さくら「わかった。行くよ、聖恋!」

 

聖恋「あぁ!」

 

2人「変身!!」

 

『リベラルアップ!』

『delete up!』

『仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!!』

『仮面ライダーオーバーデモンズ!!』

 

ジャンヌ「やぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

オーバーデモンズ「はぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

2人は変身し駆け出す。

 

ジャンヌ「一輝兄!カゲちゃんとみんなを連れて撤退して!私と聖恋が何とか時間稼ぐから!!」

 

オーバーデモンズ「一輝さん、頼みます!!」

 

2人は撤退の時間を稼ぐため、がむしゃらにワイズマンへと攻撃を仕掛ける。

 

一輝「……わかった。」

 

一輝はイーグルスタンプを起動し、風を起こして来夢達と撤退した。

 

ワイズマン「なっ……もう少しだったのにぃ…!!邪魔しないでよ!!!!」

 

オーバーデモンズ「これ以上あんたの好きにさせない!!」

 

ジャンヌ「…絶対止めるよ!!」

 

ワイズマン「じゃあ…あなた達のベルトも壊してあげる。そうすれば対抗できないでしょ?」

 

そう挑発するワイズマン。

 

ジャンヌ「出来るものならね。だって私……無敵だし。」

 

オーバーデモンズ「俺の底力、見せてやるよ!!」

 

2人はバイスタンプを取り出して起動。

 

『キングコブラ!』

『ギラファ!』

『ハイパー!リベラルアップ!』

『delete up!』

『仮面ライダー!インビンシブル!蛇!蛇!蛇!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!!』

『仮面ライダーゲットオーバーデモンズ!!』

 

ゲットオーバーデモンズ「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

インビンシブルジャンヌ「せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇや!!」

 

ワイズマン「くっ……!!」

 

2人の気迫に押されるワイズマン。だが、上手く攻撃を躱しつつ的確に攻撃を仕掛ける。

 

ワイズマン「やっぱり2対1は不利だもん…これ使うね」

 

『デュープ ナウ』

 

ワイズマンは分身、2対2の戦いへと発展する。

 

ゲットオーバーデモンズ「なっ?!分身!?」

 

インビンシブルジャンヌ「同数勝負で来た?!」

 

インビンジブルジャンヌ(ラブコフ)「ワイも手伝うでー!」

 

インビンシブルジャンヌ「ありがとう、ラブちゃん!!聖恋、行くよ!」

 

ゲットオーバーデモンズ「あぁ!」

 

ワイズマン「……来なよ。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ルド女、狩崎のラボ。

 

カゲロウ「くっ……狩崎、これをどうにかしろ。」

 

カゲロウは壊れたツーサイドライバーを狩崎に投げる。

 

狩崎「とんでもない壊れ方をしたね。あの白い魔法使い…なかなかに強敵だねぇ。流石かつてのウィザードを苦しめた敵…。」

 

カゲロウ「おい、どうにか出来るんだろうな?!」

 

狩崎「Don't worry、すぐに治すさ。けど、修復までちょっと時間はかかっちゃうね。」

 

カゲロウ「何とかしろ!あの女倒さねえと止めらんなくなるんだぞ?!」

 

狩崎「……大二、起きているんだろう?」

 

狩崎のその一言で、主人格が大二に戻る。

 

大二「はい。…狩崎さん、どうにかなりませんか?」

 

狩崎「そんなこともあろうかと、新しいバイスタンプを制作しておいた。『メガバットバイスタンプ』。ただし、これはリバイスドライバーで使うことしか出来ない。今の大二にこれが使えるかな?」

 

大二「使ってみせます。今のカゲロウと俺を、信じてください。」

 

カゲロウ「でもよぉ、肝心のリバイスドライバーどうすんだよ。お兄様のを借りるわけにも行かねぇだろ。」

 

狩崎「これのためにリバイスドライバーを新たに制作しておいた。これは君用のだ。信じているよ、大二。」

 

大二「……はい。」

 

大二は、リバイスドライバーとメガバットバイスタンプを手に、ハルカの元へ向かう。

 

狩崎「大二。」

 

 

大二「狩崎さん?」

 

狩崎「君に伝えておくことがある。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ハルカ「………コヨミ…。なんで………。」

 

ウィザードラゴン「ハルカよ。聞こえるか。」

 

ウィザードラゴンは、ハルカの中のアンダーワールドから語りかける。

 

ハルカ「ドラ……ゴン……。」

 

ウィザードラゴン「今一度思い出せ。お前の戦う理由を。そして、希望を。私の力を使うと決めたあの日を思い出すのだ。」

 

ハルカ「え……。私……は……」

 

ドラゴンに諭され、ハルカは涙を拭い、ドラゴンにこう叫んだ。

 

ハルカ「私は……!!私は!今度こそコヨミを救いたい!!届かなかったあの日の私とは違う、希望の魔法使いとして!!私は2度と、絶望も……大切な仲間を喪わない!!ドラゴン!!!あなたの力をもっと使わせて欲しい!!コヨミを元に戻すために!!!」

 

ウィザードラゴン「そうすれば、お前も、あの少女もどうなるか…」

 

ハルカ「私はどうなってもいい!!今はコヨミを元に戻すために!!!力を貸して!!!」

 

ウィザードラゴン「よかろう……お前の覚悟を……わしに見せて見ろ……。」

 

そう言って、金色の指輪が生成され、ハルカの手へと渡る。

 

ハルカ「今度こそコヨミを……絶対に救う!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ルド女校門前。

 

ハルカは、ドラゴンの力が最大限込められた指輪を握りしめ、再び戦場へと戻ろうとしていた。

 

ハルカ「………。」

 

大二「ハルカさん、俺も行きます。……俺にも手伝わせてください。」

 

ハルカ「うん。一緒にコヨミを救おう。」

 

大二「はい。……この新たなバイスタンプで……俺は希望を切り開く……!!」

 

2人は、コヨミのいる戦場へと向かっていった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『YES、サンダー!understand?』

 

ワイズマン「はぁぁぁっ!!」

 

インビンシブルジャンヌ「うわぁぁぁっ!!」

 

ゲットオーバーデモンズ「ぐぁぁぁっ!!」

 

2人の変身は解けてしまう。

 

さくら「くぅ……!!」

 

聖恋「くっ…そ……!!」

 

ワイズマン「アハハハハハ!!!私を止めることなんて出来ないよ!!アハハハハハ!アハハハハハハハハハハ!!」

 

ハルカ「そこまでよ、コヨミ。」

 

ワイズマン「ふふふ、待ってたよ?ハルカちゃん。」

 

ハルカ「決着をつけに来たよ。コヨミ。………いや、ワイズマン。」

 

ワイズマン「あら、気づいてたのね。」

 

大二「あぁ。お前は宿主であるコヨミの記憶を読み取り、ただひたすらにコヨミを演じ続けていた。そうだろ?」

 

ワイズマン「あーあ。この姿のままだったら騙せると思ったのにな。………悪いけど今度こそ死んでもらうよ。」

 

ハルカ「死ぬのはあんたの方よ。コヨミを……私の大切な親友を返して!!」

 

大二「人の心を弄ぶお前を……俺は絶対に許さない…覚悟しろ。」

 

 

『リバイスドライバー!』

 

大二「カゲロウ!足引っ張んなよ!」

 

カゲロウ「はっ!!どの口が言ってやがる。」

 

『メガバット!』

『ドライバーオン プリーズ』

『シャバドゥビタッチヘンシン シャバドゥビタッチヘンシン』

『come on!メメ!メガバット!』

 

2人「「変身!!」」

 

『マーベラスアップ!』

『輝くほどシャイニング!激しくなるダークネス!Crossing Crossing!仮面ライダーラ・イ・ブー!&エビルマーベラス!』

『インフィニティー!プリーズ!』

『ヒー・スイ・フー・ドー・ボォー・ザバ・ビュー・ドゴーン!』

 

 

大二とカゲロウは『仮面ライダーライブマーベラス』と『仮面ライダーエビルマーベラス』に、ハルカは『仮面ライダーウィザード インフィニティースタイル』に変身。

 

エビルマーベラス「行くぞ!!」

 

ライブマーベラス「あぁ!」

 

ウィザード「えぇ!!」

 

3人「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」

 

ワイズマン「アハハハハハ!!!」

 

エビルマーベラス「オラオラオラァ!!」

 

ライブマーベラス「はぁぁぁっ!!」

 

エビルマーベラスはリバイスラッシャーでの斬撃、ライブマーベラスはオーインバスターでの精密射撃を浴びせ続ける。

 

ウィザード「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ウィザードは、アックスカリバーとウィザーソードガンの二刀流で斬撃と射撃を混ぜ合わせて攻撃する。

 

ワイズマン「小賢しい真似を…!!!まとめて消えろっ!!」

 

エビルマーベラス「させねぇよ!!」

 

ライブマーベラス「させないっ!!」

 

『メガバットスタンピングストライク!』

『リバイバイススラッシュ!』

 

2人は同時に必殺技を放ち相殺。

 

ワイズマン「くっ……貴様らぁぁぁぁぁっ!!!」

 

ウィザード「その姿で………喋るなぁぁぁぁぁっ!!!」

 

ワイズマン「ぐぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

 

ウィザードの気迫に押され、さらなる斬撃を喰らうワイズマン。

 

 

ワイズマン「おのれ……おのれ……おのれおのれおのれぇぇぇぇ!!!」

 

 

エビルマーベラス「大二!」

 

ライブマーベラス「あぁっ!!」

 

2人はリバイスドライバーを操作。

 

『マーベラスジャスティスフィニッシュ!!』

『マーベラスダークネスフィニッシュ!!』

 

2人「「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」

 

ウィザード「喰らいなさいっ!!」

『ハイタッチ!シャイニングストライク!!』

 

ウィザード「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

エビル、ライブはパンチを放ったあと横に避け、ウィザードはシャイニングストライクを放つ。

 

ワイズマン「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!私が…こんな……所でぇぇぇっ!!」

 

 

エビルマーベラス「しぶといやつだなぁっ!!一気に決めるぞ大二、ハルカ!!」

 

ライブマーベラス「あぁ!」

 

2人「「さぁ、白黒はっきり、させようか!!」」

 

2人はリバイスドライバーを操作し…

 

ウィザード「……フィナーレよ。」

 

ウィザードはインフィニティードラゴンスタイルへと変化。3人は飛び上がり……

 

『『マーベラススタンピングフィニッシュ!!』』

『チョーイイネ!フィニッシュストライク!サイコー!』

 

3人「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!はぁぁぁっっ!!!!!!!」」」

 

ワイズマン「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁこんなはずではぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

ワイズマンはそのまま爆発、爆炎が晴れると、ライブマーベラスがコヨミをお姫様抱っこで抱えていた。

 

ハルカ「コヨミ…コヨミ!!…っ!?暖かい…生きてるの…?!」

 

大二「あぁ。あのワイズマンはコヨミの悪魔だったらしい。だから、内側に閉じ込めたことでコヨミさんの生命が再び動き始めんだろう。」

 

ハルカ「大二くん……私のために……!!」

 

大二「俺は、世界が平和になるように…大切な仲間が幸せに生きれるようにしたいだけ。」

 

カゲロウ「そう言いつつ、嬉しそうだなぁ、大二。」

 

大二「黙ってろカゲロウ!」

 

ハルカ「あははっ!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ルド女への帰り道……

 

ハルカ「あの……大二くん。」

 

大二「はい、なんですか?」

 

ハルカは足を止め、じっと大二を見つめる。

 

ハルカ「好きです。私はあなたのことが好き。良ければ私と付き合って貰えませんか?」

 

愛を伝えるハルカ。

 

大二「はい。こんな俺でよければですけど。」

 

ハルカ「ありがとう…『大二』。」

 

 

 

コヨミを取り戻し、前へ進むハルカ。大二と恋人となって、共に前へ進むことを強く決心したのであった。




復活編!!完結!!3日間かけて作ったこの外伝、なんだか好評ですごく嬉しく思っています!

他シリーズでも、ぼちぼち外伝編をやれればいいなと、思っています!!(グラン・エプレの方では外伝編書いてるんですけどね笑)

今日からは百合ヶ丘のシリーズを更新します!!よろしくお願いします!!

03/22(変身音、誤字修正)


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コラボ編:MOVIEバトルロワイヤル
新たな戦いの幕開け。


時系列で言うと、真実の刃以降の話になります!!

ジェットプテラ様とのコラボ回の前日譚!!
よって、冒頭の戦闘シーンは一部フォントが変わっています!!
お借りしている白城創ちゃんの世界の話はこちら↓

https://syosetu.org/novel/277011/


とある屋敷の一部屋に一人の少女がリリィの武器であるCHARMと五つの仮面ライダーシステムをメンテナンスをして居て

 

?「ふぅ、う~ん!」

 

背伸びして

 

?「終わった〜!」

 

少女がそう言うと部屋に

 

?「お疲れ様です。

創お嬢様、お茶で御座います」

 

メイド型の旧型ヒューマギアがワゴンを押して入って来た

 

?→創「シズか」

 

創はシズの方を向いた。

少女の名前は白城創。

彼女は天使のお陰で転生して特典として全ての仮面ライダーシステムを作れると改造が出来て常にリアルタイムで更新される特典を手に入れてアサルトリリィに転生して推しである相澤一葉のレギオン、ヘルヴォルの専属アーセナルとして所属している。

シズは創が初めて作ったヒューマギアで自分の専属メイドにしている。

 

創「それにしても此処で整備するのも久しぶりだね」

 

創はそう言いながらシズは紅茶を入れていた

 

シズ「そうですね。

普段はエレンスゲの工廠科の整備室で整備して居ますので実家で整備するのは久しぶりですね。

紅茶が入りました」

 

創「ありがとう」

 

創はシズが入れた紅茶を受け取って口にした瞬間に

 

[ビー―ビーービーービーー]

 

部屋に合ったサイレンがいきなり鳴り響いて……

 

創「ブフー!!」

 

創は思わず口に含んで居た紅茶を吹き出してしまう

 

シズ「創お嬢様⁉」

 

シズは創に駆け寄った

 

シズ「大丈夫ですか?」

 

創「ゲホ、ゲホ、だ、大丈夫。

其れより原因を!」

 

シズ「はい」

 

シズは直ぐに原因を探り…

 

シズ「サイレントの原因はKR(仮面ライダー)アーマードシステムの保管庫に侵入者です。

現在警備の無人戦闘機(アンドロイド)が応戦して居ます」

創「なぁ!?」

 

創は驚いたが直ぐに

 

創「兎に角行くよ」

 

シズ「はい創お嬢様」

 

創は待機状態の〔ワイズドライバー〕に〔テレポートウィザードリング〕を翳して

 

『テレポート ナウ』

 

ワイズマンの魔法陣が現れて

 

創「シズ」

 

シズ「はい!」

 

創とシズはワイズマンの魔法陣を潜ってKR(仮面ライダー)アーマードシステムの保管庫に行くと

 

創「なぁ!?」

 

創が作った警備用の無人戦闘機(アンドロイド)が全滅していて、残っていた二体のカッシーンも、侵入して来た二人、いや、とても人間とは呼べない異形の怪物が、二体のカッシーンが撃破して爆発した。

創とシズは思わず腕で顔を防いだ

異形の怪物の片割れが此方に気が付いて……

 

?「おや?

どちら様でしょうか?」

 

創「一応此処の管理人の白城創で、此方がシズ」

 

シズ「どうも。」

 

シズはお辞儀して

 

?「そうですか。

まぁ私には関係有りません。

目的の物を手に入れましたので」

 

手には

 

創「〔ネオディエンドライバー〕!?」

 

が握られていた。

 

?「私達は此れで失礼します。」

 

異形の怪物達は後ろにあるワームホール潜ろうと後ろを向いて歩こうとした瞬間に一発の光弾が異形の怪物達の間を通って足を止めてこっちを向いた。

光弾を撃ったのはアタッシュアローを構えているシズだった。

 

シズ「創お嬢様が作った保管庫に侵入して警備用の無人戦闘機(アンドロイド)を殲滅した上に〔ネオディエンドライバー〕を盗むとなるとお返しする事が出来ません」

 

?「はぁ~

別に私的は此れを盗んで来いと頼まれただけなのですが⋯そう言えば此れが偽物だったらいけませんから確認をするには丁度良いでしょう。」

 

異形の怪物は〔スペクターのライダーカード〕と〔カイザーのライダーカード〕を取り出して〔ネオディエンドライバー〕に〔スペクターのライダーカード〕を入れて

 

『KAMENRIDE SPECTOR』

 

次に〔カイザーのライダーカード〕を〔ネオディエンドライバー〕に入れて…

 

『KAMENRIDE KAISER』

 

そして私達に向けて引き金を引いてスペクターとカイザーを召喚して……

 

?「行きなさい。」

 

異形の怪物がそう命令するとスペクターは〔ガンガンハンド〕カイザーは〔カイザブレイガン〕を取り出して創達に襲いかかる。

創は〔無銘剣虚無〕を取り出して生身で戦闘に入った。

 

?「如何やら本物ですね。

では次の目的に行きましょう。」

 

異形の怪物達はワームホールに向かい潜った。

すると、ワームホールは閉じ始め、スペクターを相手して居た創は…

 

創「!?

シズ、此処を任せる!」

 

創はスペクターを蹴って、

 

シズ「はい、わかりました。」

 

創はワームホールに向かいながら〔ワイズドライバー〕に〔コネクトウィザードリング〕を翳して

 

『コネクト ナウ』

 

創の真横にワイズマンの魔法陣が現れて創は其処に手を入れてライフルケースを取り出す。

と同時に〔無銘剣虚無〕を〔覇剣ブレードライバー〕にセットしてそして其のまま〔エターナルフェニックスワンダーライドブック〕を開けて

 

『エターナルフェニックス

 かつてから伝わる不死鳥の伝説が今、現実となる⋯』

 

閉じて〔エターナルフェニックスワンダーライドブック〕を〔覇剣ブレードライバー〕にセットして

 

『抜刀⋯』

 

〔覇剣ブレードライバー〕から〔無銘剣虚無〕を抜き

 

創「変身!」

 

と〈キョムトリガー〉を押す。

 

すると創の後ろから大きな〔エターナルフェニックスワンダーライドブック〕が現れて

 

『エターナルフェニックス』

 

と大きな〔エターナルフェニックスワンダーライドブック〕が開かれてそこから不死鳥が現れて

 

『虚無!漆黒の剣が、無に帰す!』

 

不死鳥を自身に纏わせ、仮面ライダーファルシオンに変身。

翼を出して一気に加速し、閉じかけていたワームホールに突っ込んで潜り抜けた。

急いでいた為に姿勢制御が出来ずに地面に激突してしまう。

 

創「いたたた……。」

 

創は起き上がり……

 

創「なんとか潜り抜けた…。」

 

そう言いながら変身を解除して……

 

創「兎に角シズや一葉に連絡しないと。」

 

創は〔飛電ライズフォン〕を取りだし、シズに電話を掛けるが

 

創「あれ?出ない。」

 

今度は一葉の〔ガトライクフォン〕に電話を掛けるも…

 

創「出ない。

…まさか!」

 

創はインターネットで有る物を検索する。

『CHARMメーカーアテナ』と検索。

そして出たのは……

 

創「検索0……。」

 

創は急いで他のワードを検索する。

そして導き出した答えは……

 

創「この世界、並行世界か。」

 

創は上を見て。

 

創「兎に角ネオディエンドドライバーを回収しないと帰れない…!」

 

創は〔飛電ライズフォン〕に内蔵されているレーダー機能を使って

 

創「あっちか。」

 

再度ファルシオンに変身して飛び上がった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一方……

一輝vision

 

俺達3兄妹は、休暇を貰い、久しぶりに家族全員で温泉旅行に来ていた。

 

元太「はぁ〜!また家族みんなで温泉に行けるなんて幸せだっ!」

 

大二「いつも旅行来ると、トラブルだらけだったからね。」

 

俺は先導一輝。好きな物はお風呂とサッカー。

そして隣にいるのが、父ちゃんの先導元太と、弟の先導大二だ。

 

幸実「ゆっきーの、ハッピーチャンネルー!」

 

そして、母ちゃんの先導幸実と、妹の先導さくら。

2人とも今は、動画撮影中だ。ちなみにカメラマンは父ちゃんだ。

 

さくら「温泉旅行ー!」

 

先導家「「「「「イエー!」」」」」

 

幸実「でも、お祝いの前に、ご報告があります。

我が家の、新しいヒーローを紹介します。」

 

一輝「皆さん、はじめましてー!先導幸四郎です!」

 

そう、俺たち家族に、新しい子どもができた。

名前は先導幸四郎。我が家の三男だ!

まさか、もう1人弟ができるなんて、思ってなかったよ。

帰ったら、来夢達にも報告だな。

 

元太「私の息子達は、今も尚、困難に立ち向かっています。

人々を脅かすヒュージ、人から生まれる悪魔デッドマン。そして教導官の暴挙を止めるという困難を乗り越えました。体に潜む悪魔の囁きに飲まれることなく、自らの悪魔と契約して、仮面ライダーとなって今も戦い続けています。立派に成長した彼らは、最高の仲間たちと出会い、ギフを倒し、ルド女の闇を晴らしたのです。」

 

父ちゃんは、俺たちの戦いのことをカメラにおさえる。

 

元太「激しい戦いは時に、家族の絆に亀裂を生むこともありました。でも、それを乗り切った先導一家は、最強です!これからも、幸せに仲良く、暮らしていきます!皆さん、応援よろしくお願いしまーす!」

 

一輝「……あぁっ!おむつ!!おむつ!大二、さくら!取ってきて!!」

 

俺は幸四郎の変化にいち早く気づいて、焦ってしまう。

 

幸実「はいはい慌てないの!」

 

元太「慌てない慌てない!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

元太「せーの!」

 

先導家「「「「「カンパーイ!そしていただきます!」」」」」

 

俺たちは旅館の食事を楽しんでいた。

 

一輝「んー!うんまー!」

 

ご飯も食べ終わり、俺、大二、さくら、そしてさくらの悪魔であるラブコフと卓球をしていた。

 

一輝「ほいっ!」

 

さくら「ていっ!」

 

大二「やっ!」

 

ラブコフ「ラブっ!」

 

一輝「そぉれっ!」

 

ラブコフ「うわー!ラブー…。」

 

俺たちが1点取って、今度はさくらたちのサーブ。

 

一輝「おっし!さくら、来い!」

 

さくら「行くよー、ほいっ!」

 

さくらがサーブをする。すると、俺を押しのけ、大二の悪魔であるカゲロウが姿を現し、ボールを弾き返す。

 

カゲロウ「おらっ!」

 

するとボールはラブコフに当たる。

 

ラブコフ「イテッ!!コブー…。」

 

カゲロウ「おいおい、ここでも俺様が1番かー。」

 

ややこしいけど、俺たち先導家では悪魔も家族の一員だ。本当は俺にも、バイスっていう悪魔がいたみたいなんだけど、俺は覚えていない。

 

卓球を終えた俺たちは、ジュースを飲みながら、話をしていた。

 

さくら「ラブちゃん楽しい?」

 

ラブコフ「楽しー!ラブ、ラブ!」

 

さくら「そっかー!よしよしー!」

 

大二「良かったねー、ラブちゃん!

…いつかバイスと来れるといいね。」

 

大二は心配してか、そう言ってくれる。

 

一輝「気を使わなくていいって。」

 

大二「兄ちゃん…。」

 

一輝「バイスってやつの話をされても、これっぽっちも覚えてないんだ…。

俺は今のままでも十分幸せだから。」

 

そう俺は言う。

 

大二「ごめん。」

 

一輝「こっちこそ、ごめん。」

 

俺と大二は、互いに謝りあう。

 

大二「ううん。」

 

一輝「気を取り直して、写真撮ろうぜ。さくら、任せたぞ!」

 

さくら「おっけー!

はい、チーズ!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一方……

ルド女、ブルーバード本部

allvision

 

聖恋「狩崎さん、ヒロミさん、調査員から報告が来てます。」

 

狩崎「オーマイガー…。裂け目が広がっている…。」

 

ヒロミ「マズイな……。」

 

機械音が鳴り、百合亜はレーダーを見る。

 

百合亜「上空に生命反応が2体移動中よ。」

 

コウナ「これは…生命体なの?」

 

狩崎「Hey、大二達は休暇中どこに行くと?」

 

ハルカ「家族と温泉旅行みたいですよ。

……まさか!!」

 

ヒロミ「この2体の生命体の狙いは……!?」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

allvision

 

海岸で一輝たち兄妹は写真を撮ろうと準備していた。

 

さくら「ラブちゃん真ん中ね?」

 

ラブコフ「ラブー!真ん中ー!」

 

大二「行くよー!

…よし!」

 

一輝「行くぞー!」

 

4人「「「「湧いて来た──」」」」

 

写真を撮ろうとした瞬間、後ろで爆発が起こる。

煙が消えると、2体の怪人がいた。

 

大二「なんだ!?」

 

さくら「デッドマンでも、ヒュージでも…ないよね?」

 

??「信じ難い。この惑星の下等生物達が、ギフを倒すとは。」

 

??「我らに、ギフの力を授けてもらおうか。」

 

一輝「ギフ……?お前ら、一体何者だ!」

 

??「バリデロ、我々が欲しいのは1人だけだ。」

 

青い怪人、バリデロが一輝たちに迫る。

 

大二「簡単に見逃してはくれないようだね。」

 

一輝「俺の家族に手を出すな!!」

 

一輝はそう叫ぶ。

 

バリデロ「家族?そんなもの、ただの群れではないか。」

 

さくら「やぁぁぁぁぁっ!!」

 

変身もせずに、さくらは突っこんでいく。

 

一輝「さくら!!」

 

バリデロに殴り掛かるさくら。しかし、簡単に止められてしまう。

 

さくら「ぐあっ、ぅぅ……!!」

 

腕を掴まれ、そのまま一輝たちの方へ投げ飛ばされる。

 

さくら「うわぁぁぁぁぁっ!!」

 

一輝「さくら!」

 

ラブコフ「さくら!」

 

バリデロ「この文明にも、お前たちにも興味はないっ!!

はぁっ!」

 

そう言って、一輝たちに炎の一撃を放ってくる。

一輝たちは避けて、そのまま幸四郎を守ろうとする。

 

大二「幸四郎!」

 

すると、バイクに乗ったヒロミが到着し、ベルトを大二とさくらに渡す。

 

ヒロミ「大二、さくら!ドライバーだ!!」

 

ヒロミさんはバリデロに射撃を放った。

 

3人「「「ヒロミさん!!!」」」

 

ヒロミ「一輝!わかっているとは思うが、お前一人でも変身は可能だ!その力はバイスがいた時の半分以下だ!それでも戦うか?」

 

そうヒロミは一輝に問いかける。

 

一輝「……当たり前じゃないですか。」

 

ヒロミは納得し、一輝にドライバーを投げる。

 

さくら「ヒロミさんは幸四郎をお願い!」

 

ヒロミ「わかった。」

 

怖さのあまり泣き続ける幸四郎を、ヒロミに預ける3人。

 

ヒロミ「我が全身全霊を懸けて、幸四郎を守る!!」

 

一輝たちはベルトを着ける。

 

さくら「あんたたち、絶対許さないから。」

 

キングコブラ!

 

大二「奴らの狙いは兄ちゃんだ、気をつけて。」

 

パーフェクトウイング!

 

一輝「あぁ。1人でもやれるさ。大丈夫だ。」

 

ギファードレックス!

 

3人「「「変身!!!」」」

 

ギファードレックス!!!

エビリティライブ!!アイムパーフェクト!

仮面ライダー!インビンシブル!蛇!蛇!蛇!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!ハァー!ハーッ!

 

一輝たちはバリデロ、イザンギに挑む。

 

アルティメットリバイ「はっ!!」

 

インビンシブルジャンヌ「はぁっ!!」

 

エビリティライブ「たぁっ!!」

 

バリデロに、3人は攻撃を仕掛ける。

イザンギは高みの見物をしていた。

 

アルティメットリバイ「先導家を舐めるなよっ!!

はあっ!!!」

 

一輝は殴り掛かり、それに続いて大二とさくらも攻撃する。

 

インビンシブルジャンヌ「はぁっ!!」

 

さくらはメデューサフリンジによる斬撃を浴びせる。

 

イザンギ「バリデロ。時間の無駄だ。早く始末しろ。」

 

ラブコフ『奥歯ガタガタ言わずで〜!!』

 

インビンシブルジャンヌ「りやぁっ!!」

 

イザンギ「やれやれ。

行け。」

 

イザンギは、幸四郎の方に虫のようなものを出す。

 

ヒロミ「くっ!!うあっ!!

…幸四郎!!」

 

ヒロミが守っていたが、幸四郎に危険が及んでしまう。

一輝達はバリデロの攻撃を受け止めていて助けに迎えなかった。

 

アルティメットリバイ「まさか、狙いは俺じゃなくて幸四郎……!?」

 

幸四郎「うえーん!!」

 

幸四郎から、謎の衝撃波が出る。

 

イザンギ「うぉぉ。

これは危険で、素晴らしい!ハハハハハ!!」

 

インビンシブルジャンヌ「幸四郎!!」

 

イザンギが幸四郎に近づく。それを大二とさくらは止めに入る。

 

エビリティライブ「貴様っ!!!」

 

インビンシブルジャンヌ「はぁぁぁっ!!」

 

2人は幸四郎を守るために突撃するも、光の触手のようなものに捕まり、地面に叩きつけられて変身が解ける。

 

2人「「うぁっ!!ぐっ……!!」」

 

アルティメットリバイ「大二!さくら!」

 

一輝はバリデロを蹴り、そのままイザンギに突撃したが、攻撃を喰らってしまい、変身が解けてしまう。

 

アルティメットリバイ「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

そのままイザンギは幸四郎に近づこうとするも、一輝が足を掴んだ。

 

一輝「幸四郎は…!俺が……家族を……守るんだっ……!!」

 

イザンギ「何がしたいのかよく分からない生き物だな。」

 

そう言い、イザンギは触手を出して一輝をつかみ、近くの岩盤に叩きつけた。

 

幸四郎「うえーん!!うえーん!!」

 

そのまま幸四郎を連れて、バリデロとイザンギは空へ飛び立つ。

 

大二 さくら「「幸四郎ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」

 

そしてさくら達は一輝の元へ。

 

さくら「一輝兄!!一輝兄!ねぇ、一輝兄!!」

 

ヒロミ「一輝!!」

 

大二「おい、兄ちゃん!!!」

 

3人は瀕死の重症を負った一輝に問いかけ続ける。

 

??「ちょっと失礼します。」

 

謎の人物が、一輝を治療し始める。

 

さくら「…あなたは…?」

 

創「私は白城創。

それよりまずは、この人の治療が先です。」

 

そう言って、創は一輝に応急処置を施し、電話をかけ病院へ搬送させた。

 

続く。




コラボ編のプロローグです。
この展開だと、この後どうなるのかおわかりかもしれませんね。

プロローグ後半へ続く。


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侵略者との戦い、そして……

プロローグ後半戦!!

瀕死の重症を負った一輝、そして侵略者を追って現れた異世界のリリィ。その戦いの行方は……。


ヒロミvision

 

創「私は白城創。

それよりまずは、この人の治療が先です。」

 

そう言って、白城創と名乗るリリィが、一輝を治療する。

 

さくら「すごい……。」

 

創「これで、応急処置は終わりました。あとは病院へ。」

 

大二「すまない。

ヒロミさん、俺とさくらは兄ちゃんを病院へ搬送します。」

 

ヒロミ「幸四郎のことは任せろ。

君、少し着いてきてくれ。」

 

創「わかりました。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

病院……

allvision

 

元太「一輝!!目を開けろ!!」

 

幸実「一輝!!しっかり!!」

 

大二「兄ちゃんっ!!」

 

さくら「一輝兄!!目を覚まして!!ねぇっ!!」

 

緊急搬送された一輝に、必死に問いかける先導家。

しかし、一輝が目を覚ますことは無かった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ルド女、ブルーバード本部──

ヒロミvision

 

ヒロミ「君は、一体何者なんだ?」

 

俺は、一輝を治療した少女をブルーバードの本部に呼び、事情聴取をしていた。

 

創「私の名前は白城創。CHARMメーカー アテナの御曹司です。」

 

狩崎「CHARMメーカー アテナ?知らない会社だね。」

 

聖恋「確かに、検索にも引っかからないです。」

 

創「えぇ、それについては説明します。」

 

そう言って、白城創と名乗るリリィは話を始める。

 

創「私は並行世界の人間であり、そこで私はエレンスゲ女学園に所属しています。見ての通り、この制服がその証です。

先程現れた2体の怪物を追って、私はこの世界へと飛び込みました。」

 

ケビン「ソレはナゼ?」

 

創「私は、元の世界で『KR(仮面ライダー)アーマードシステム』を作っています。そこに目をつけた奴らは、保管庫を狙い、そこから『ネオディエンドライバー』を盗み出しました。」

 

狩崎「what's!?仮面ライダーの力を1人で!?」

 

ヒロミ「狩崎、少し落ち着け。

すまない。続けてくれ。」

 

話を聞いて、興奮気味の狩崎を落ち着かせ、話を続けさせる。

 

創「わかりました。

私は、自分で作り出したヒューマギアと共に、奴らと対峙したものの、ネオディエンドライバーが持つ召喚能力を使われ、逃げられました。

召喚されたライダーをそのヒューマギアに任せ、私は逃げたワームホールへ飛び込み、この世界へと降り立ちました。」

 

幸恵「なるほど、それで先程の怪物の名前はわかるのかしら?」

 

創「それはわかりません。しかし、妙なことを言っていました。」

 

ハルカ「妙なこと?」

 

創「はい。

『私たちはこれを盗んで来いと頼まれただけ』と言っていました。

これというのは、私が作ったネオディエンドライバーであることは確実です。

あとは『次の目的に行く』と言ってワームホールの中へ入っていきました。」

 

コウナ「その次の目的というのが、ギフの遺伝子…?」

 

創「それで間違いないでしょう。

大変恐縮ではありますが、私に協力してくださいませんか?」

 

狩崎「off course!!私たちは異世界の人間と言えど仲間だ!ぜひ協力させて欲しい!」

 

狩崎がそう言い始める。おそらく、ここにいる皆も一緒だろう。

 

狩崎「ところで、KRアーマードシステムとやら開発した君の頭脳を知りたい。」

 

創「はい。

皆様に、これをお渡しします。」

 

そう言って、創は、アタッシュケースを開き、バイスタンプを見せる。

 

狩崎「What's?!新しいバイスタンプにウィザードリング!?」

 

創「こちらは、そのままあなた方に提供します。

戦力の強化に使ってください。」

 

ソフィ「ありがとう、創さん。」

 

創「いえいえ。協力してもらうので、これくらいしておかないといけないかと思いまして。」

 

ヒロミ「明日には大二とさくらが合流する。準備が完了したら戦闘開始だ。それで良いか?」

 

百合亜「構わないわ。」

 

幸恵「えぇ。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

翌日、ルド女近辺──

allvision

 

バリデロ「イザンギ、ゲームマスターを裏切るのか?」

 

イザンギ「ギフの遺伝子があれば、宇宙の支配も夢ではない。」

 

バリデロ「ギフに文明を滅ぼされた我々が…。皮肉なものだな……。」

 

嘆くバリデロの後ろで、声が聞こえる。

 

さくら「私たちの弟を返してもらうよ。」

 

アイアンサイドと創が2体に向かって歩みを進める。

 

イザンギ「理解できない。なぜ同じことを繰り返す。」

 

幸恵「みんな、行くわよ!!」

 

クインビー!

 

さくら「今度という今度は許さないから!!」

 

キングコブラ!

 

狩崎「人類を舐めて貰っちゃ困るね。」

 

ジュウガ!

 

聖恋「お前達は俺たちが倒す!!」

 

ギラファ!

 

百合亜「ここから先へは…行かせないわ。」

 

トライキメラ!

 

佳世「よっしゃあっ!ボッコボコにしてやらぁ!!」

 

ツインキメラ!

 

つぐみ「ブリ、落ち着け!正確に、な!」

 

クラーケン!

 

来夢「一輝さんの分まで!!」

 

(センチュリードライバーの待機音)

 

ヒロミ「我が全身全霊を……いや、我が命に誓って、お前たちはここで倒す!!」

 

ジャイアントスパイダー!

 

ケビン「アナタ達はここで叩き潰しマス!!」

 

カブト!

 

ソフィ「一輝達の家族を返して貰うわよ。」

 

ヘラクレス!

 

ハルカ「あなた達と言う絶望を、祓うまでよ!」

 

ドライバーオン!プリーズ!

 

コウナ「さて、食事の時間ね。」

 

『ドライバーオン!』

 

コヨミ「絶望を、味わって?」

 

ドライバーオン ナウ

 

大二「教えてやるよ。人間っていうのは、どうしようもなく諦めが悪いんだよ。」

 

パーフェクトウイング!Confirmed!

 

そして、ほかのメンバーも、メイジのベルトや、量産型デモンズドライバーを巻く。

 

『スパイダートルーパー!』

 

『クワガタトルーパー!』

 

ドライバーオン ナウ

 

創「私のネオディエンドライバーも返して貰うわ。」

 

エターナルフェニックス!

 

全員「変身!!」

 

仮面ライダー!Ahー!アギレラ!

仮面ライダー!インビンシブル!蛇!蛇!蛇!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!ハァー!ハーッ!

仮面ライダージュウガ!GO Over…!

Unknown.(未知なる)Unlest.(混乱が)Unlimited…(越える)仮面ライダーゲットオーバーデモンズ!!

オクトパス!クロサイ!オオムカデ!仮面ライダーダイモン!ダイモン!ダイモン!!

キングクラブ!クロコダイル!仮面ライダーキマイラ!キマイラ!

Rise.(昇る)Rage.(怒り) Requiem.(悲しみ)仮面ライダー!

センチュリー!

Deep.(深く) Drop.(落ちる) Danger.(危機)(仮面)Rider Demons!

破壊!(Break)世界!(Broke)奇々怪々!(Broken)仮面ライダーベイル!

Slash! Sting! Spiral! Strong!仮面ライダーデストリーム!

インフィニティー!プリーズ!ヒースイーフードー!ボーザバビュードゴーン!

ハイパー!ゴーッ!ハイッ ハイッ ハイッ ハイパー!!

『『『チェンジ ナウ』』』

仮面ライダーエビリティライブ!アイムパーフェクト!

『『Rise.(昇る)Rage.(怒り) Requiem.(悲しみ)仮面ライダー!』』

抜刀!エターナルフェニックス!虚無!漆黒の剣が、無に帰す!

 

アイアンサイドと創は変身を遂げる。

 

イザンギ「いけ。」

 

そう言って、イザンギは虫のようなものを放ち、バリデロは炎を放つ。

その攻撃を回避し、来夢の高速移動を皮切りに全員が接近する。

 

全員「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

いちか、つぐみ、花蓮はクラーケンの手足とスパイダーの糸、クワガタの顎のエネルギーを使い動きを止め、来夢、聖恋、百合亜、佳世、ケビン、ソフィ、狩崎はバリデロに向かって同時にストレートパンチを放ち、怯ませる。

大二とコウナ、思思、永遠はライブガンとミラージュマグナム、ウィザーソードガンの射撃、さくら、幸恵、ハルカ、コヨミ、創は、メデューサフリンジ、ニードルクナイ、アックスカリバー、ハーメルケイン、無名剣虚無で斬撃をイザンギに放つ。

しかし、イザンギには片手であしらわれ、バリデロには通じていなかった。

イザンギは右手を伸ばし、大二を掴み、自らへの攻撃を大二に向けさせる。

 

エビリティライブ「ぐぁっ!!」

 

しかし大二は耐え、イザンギに必殺技を放とうとする。

 

エビルライブチャージ!

 

イザンギは両手でライブガンを受け止め、放たれようとした一撃を弾き返す。そして右手で幸恵を払い、吹き飛ばす。

 

アギレラ「うぁっ!!」

 

バリデロ「はっ!!でえやぁ!!」

 

バリデロは自らの武器に炎を纏わせたまま振るい、さくら、幸恵、聖恋、来夢、いちかを吹き飛ばす。

 

インビンシブルジャンヌ「うぁっ!!!」

 

ゲットオーバーデモンズ「ぐぁっ!!」

 

アギレラ「くぁっ!!」

 

センチュリー「きゃっ!!」

 

オルテカ「くっ…!!」

 

しかし、すぐにさくらは立ち上がり、再び立ち向かう。

その後ろで幸恵、聖恋、来夢、いちかは必殺技を待機させる。

 

ギラファ!

クラーケン!

charge

 

必殺技を溜めている間に、さくらは攻撃を受け地面を転がる。

 

クインビー!スタンピングブレイク!

デモンズフィニッシュ!

ライダーキック!

 

4人「「「「はぁぁぁっ!!」」」」

 

必殺技を受け止めるバリデロにトドメを刺すべく、さくらは超必殺技を放つ。

 

必殺承認!超必殺!超必殺!

 

バリデロは4人の必殺技を弾き返す。その影響で4人の変身が解ける。

 

キングコブラ!インビンシブルクラッシュ!!

 

インビンシブルジャンヌ「でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

バリデロ「ぐぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

さくら「うわっ!!うっ……!!

大ちゃん…狩さん、みんな、後はお願い…!!」

 

必殺技を放ち、バリデロを撃破したが、その際に攻撃を喰らい、変身が解けてしまった。

 

エビリティライブ「はっ!!ふっ!!たぁっ!!」

 

ジュウガ「はあっ!!てぁっ!!せえぁっ!!」

 

イザンギ「……。」

 

イザンギは大二と狩崎の攻撃を手で弾き、反撃する。

 

エビリティライブ「ぐぁっ!!」

 

ジュウガ「ぐぅ……!!」

 

ベイル「テヤぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

デストリーム「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

後ろに下がった2人と変わるように、立凪姉弟はイザンギに立ち向かうも、攻撃は当たらなかった。

突如背後にイザンギが現れ、4人は吹き飛ばされる。

 

イザンギ「どらぁぁっ!!」

 

エビリティライブ「ぐぁぁぁぁぁっ!」

 

ベイル「グワぁぁぁぁっ!!」

 

デストリーム「ぐはぁぁっ!!」

 

ジュウガ「ぐぁぁぁっ!」

 

さくら「大ちゃん!!ケビンさん!ソフィさん!!」

 

インペリアルデモンズ「はぁっ!!」

 

メイジ2人「「はぁぁぁぁっ!!」」

 

ウィザード「たぁぁぁっ!!」

 

ビーストハイパー「ふっ!!」

 

ヒロミはパンチを、思思と永遠は左腕のスクラッチネイルを、ハルカはアックスカリバーを、コウナはダイスサーベルを振るいイザンギに当てようとするも、軽くあしらわれてしまう。

 

仮面ライダーエビル!!

 

エビル「幸四郎はなぁ、俺様の弟でもあるんだよ。」

 

そう言ってカゲロウはイザンギに突撃。狩崎、百合亜、佳世、創はそれに続いていく。

 

バットダークネスフィニッシュ!

アメイジングフィニッシュ!

オクトパスエッジ!!

クロコダイルエッジ!!

デモンズフィニッシュ!!

ベイリングノヴァ!

デストリームノヴァ!!

ハイタッチ!シャイニングストライク!

ハイパー!マグナムストライク!

『『『Yes!スペシャル!understand?』』』

抜刀!不死鳥無双斬り!!

 

イザンギはシールドを貼り、必殺技を抑えるものの、そのまま貫通、ダメージを受けてしまう。

そのままイザンギは倒れるも、すぐに立ち上がる。

 

イザンギ「実験の相手くらいには、なりそうだ。」

 

エビル「はぁ?何言ってやがる。」

 

イザンギ「ギフの力を、使わせてもらおう!ハハハハハ!!」

 

メイジ「幸四郎が危ないアル!!」

 

メイジ「止めるぞ!!!」

 

白い魔法使い「幸四郎くんが!!」

 

思思と永遠、コヨミがイザンギに向かって突撃するも、虫のようなもので邪魔され、イザンギは、エネルギー弾を飛ばし、3人を吹き飛ばした後、スタンプのようなものを幸四郎に押す。

 

3人「「「うわぁぁぁぁっ!!」」」

 

エビル「幸四郎!!お前ら!!」

 

ジュウガ「なっ……!!」

 

すると、幸四郎の中から悪魔が出てくる。

 

赤ちゃん悪魔「こーんにーちはー!」

 

さくら「あれが、幸四郎の悪魔…!?」

 

来夢「ちょっと可愛い…?」

 

聖恋「来夢?」

 

赤ちゃん悪魔「ここが外の世界かー!ふぅー!!」

 

そう言って歩き回るも、イザンギに捕まってしまう。

 

イザンギ「どこへ行く。」

 

赤ちゃん悪魔「うわっ!!あぁっ!!

やめろよ!離せよ!離せってば!!」

 

イザンギは赤ちゃん悪魔を吸収してしまう。さらにイザンギはネオディエンドライバーにカードを装填する。

 

Kamen ride

DIEND!

 

イザンギは、『イザンギディエンド変身態』に変わる。

そして、怪人カードを装填する。

 

Kaijin ride アルビノジョーカー!ゴルドラ&シルバラ! グランダイン&スカイダイン!ドレイク!パラドックスロイミュード!

 

怪人カードから、アルビノジョーカー、ゴルドラとシルバラ、グランダインとスカイダイン、ドレイク(ファントム)、パラドックスロイミュードを出す。

 

イザンギ「おい、いつまで昼寝している!!」

 

そしてエネルギーをバリデロに分け与えた。

 

ファルシオン「過去の強敵達……!!」

 

ジュウガ「みんな、まだ行けるな?」

 

エビル「人使いが荒い奴だ。

おい大二、聞いてんのか。」

 

大二『あぁ、これがラストバトルであることを願うよ。』

 

カゲロウはパーフェクトウイングを起動し、ベルトに押印する。

 

パーフェクトウイング!Confirmed!Flyhigh!パーフェクトアップ!

 

大二、ヒロミはアルビノジョーカーを、狩崎、百合亜はゴルドラとシルバラを、ケビン、ソフィはグランダインとスカイダインを、ハルカはドレイクを、コウナはパラドックスロイミュードを、創と佳世はイザンギと復活したバリデロに立ち向かう。

 

ベイル「くっ、この怪人タチ、強い!」

 

デストリーム「これが、過去の強敵たちの力……!?」

 

ウィザード「くっ……!!」

 

ビースト「ぐぁっ!!」

 

エビリティライブ「ぐぁぁぁ!!」

 

インペリアルデモンズ「ぐはっ!!」

 

ジュウガ「うぁっ!!」

 

ダイモン「なっ……!!」

 

全員、召喚された怪人と、バリデロ、イザンギに苦戦していた。

 

一方さくら達は、悪魔の抜け落ちた幸四郎の元へ駆け寄る。

 

さくら「幸四郎!」

 

来夢「幸四郎くん!!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一輝の精神世界──

 

一輝「っ……!!」

 

燃え盛る炎の中、俺は歩みを進めていた。

 

『ここは死への入口だ。見えるか?辿ってきた人生の思い出の数々が。

たくさん、戦ったな…。』

 

一輝の心の声がこだまする。

 

一輝「ここまで俺が生き残れたのは、独りじゃなくて、みんながいたから……。」

 

『その通りだ。お前はよくやった。もう十分だ。』

 

一輝「……。」

 

『もう頑張る必要ないって。あの敵には、どうせ勝てない。』

 

一輝「俺は家族を、みんなを守るための力が欲しい……。ただそれだけなんだ……。」

 

俺の右には、白い光が見えた。

 

『どっちに行くか、決めようぜ。』

 

俺は白い光の方へと歩みを進める。

 

『そう。それでいいんだ。』

 

俺は歩みを止める。

 

『どうしたんだ。』

 

一輝「やっぱり違う、こっちじゃない!!」

 

俺は振り返り、炎が出ている道を歩く。

 

『やめとけって。なぜ引き返す。』

 

一輝「未来との約束を……!!!果たしに行くんだ……!!」

 

炎の中、俺は進み続ける。

 

一輝「くっ……!!」

 

『また、苦しい戦いに戻るのか?』

 

一輝「苦しかったけど、楽しかったんだ…!!」

 

『悪魔に魂を売るのか?』

 

一輝「あぁ!!家族を……皆を守るためなら!悪魔の手だって掴むさ!!」

 

俺は炎の中へと手を伸ばす。

 

一輝「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

一輝『絶対にお前を思い出す…!家族だから…!!』

 

俺はあの時の別れの言葉を思い出し、悪魔の手を掴む。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

10人「「「「「「「「「「ぐぁぁぁっ!!」」」」」」」」」」

 

エビリティライブ「幸四郎は…俺たちが…!!」

 

バリデロ イザンギ「「はぁぁぁっ!!」」

 

イザンギはエネルギー弾を、バリデロは炎を纏った武器を振るい、怪人たちもエネルギーを解き放ち、全員を変身解除へと追い込む。

 

大二「くっ…!!」

 

百合亜「強い…わね。」

 

佳世「ど、ど、ど、どうします…!?」

 

イザンギ「全員、消去しろ。」

 

バリデロがトドメを刺すべく、炎を溜める。

すると、2体の後ろから射撃が飛んでくる。

バイクに乗った人物がヘルメットを外す。

 

一輝「……。」

 

一輝が現れ、2体を睨みつける。

 

イザンギ「もはや手遅れだ。1人で何が出来る。」

 

一輝「1人じゃない。2人だ!」

 

そう言って一輝はレックスバイスタンプを起動、自分に押印した。

 

『レックス!』

 

ヒロミ「まさか!!」

 

すると中から、バイスが現れる。

 

バイス「呼ばれて飛び出て、バイスちゃんでーす!!」

 

ラブコフ「バイスー!!」

 

イザンギ「なんだ、お前は。」

 

バイス「どーもどーも、先導バイスでーす!」

 

一輝「もう、誰も傷つけさせない。」

 

バイス「ウヒョー!!!俺っち、久々に大暴れしちゃうもんねー!!」

 

2人「「湧いてきたぜ!!」」

 

2人はベルトを装着、そしてギファードレックスバイスタンプを起動し、息を吹きかける。

 

『『ギファードレックス!!』』

 

そしてドライバーに押印する。

 

『『ビックバン!Come on!ギファードレックス!ビックバン!Come on!ギファードレックス!』』

 

一輝 バイス「「変身!!」」

 

ドライバーにギファードレックススタンプを装填し、倒す。

 

『『アルティメットアップ!あふれ出す熱き情熱!(Overflowing Hot passion!)一体全体!表裏一体!宇宙の力は無限大!』』

『『仮面ライダー!リバイ!バイス!Let's go Come on!ギファー!ギファー!ギファードレックス!!』』

 

狩崎「Greatーー!!!!仮面ライダーリバイス、完全復活!!」

 

アルティメットリバイ「行けるか、相棒!!」

 

アルティメットバイス「おう!!」

 

アルティメットリバイ「一気に、

…いや…」

 

2人「一緒に行くぜ!!」

 

一輝とバイスは走り、召喚された怪人達に挑む。

 

アルティメットリバイ「今なら!!

バイス!!!」

 

アルティメットバイス「あぁ!!

画面の前のみんな、久しぶりの俺っちの活躍、然と目に焼き付けてくださいねっ!」

 

2人は磁力を発動させ、怪人達を取り囲み、そのまま両サイド押し込んで怪人達を押し潰す。

 

イザンギ「何…!?」

 

アルティメットバイス「後はお前たちだけだぜぇ?」

 

イザンギ「無駄だ、ギフの力を得た私たちに勝てるはずがない!ましてやお前など、相手ではない。」

 

アルティメットリバイ「それはどうかな?今の俺たちに勝てる敵はいない!!」

 

そして2人はイザンギ達の方へ。

 

百合亜「帰ってきたわね、最強コンビ。」

 

来夢「これこそ、一輝さんの真骨頂です!!」

 

佳世「一輝さーん!!ギッタギタにしちゃってください!!」

 

アルティメットリバイ「はぁぁぁぁっ!!たぁっ!!」

 

一輝はイザンギを追い詰める。

 

イザンギ「貴様……どこからこんな力が!!」

 

ネオディエンドライバーから弾丸を乱射するイザンギだが、全ての弾丸に磁極を付与され、弾き返される。

 

アルティメットリバイ「はぁっ!!」

 

イザンギ「ぐぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

アルティメットバイス「はぁっ、おりゃっ!!」

 

バイスはバリデロの武器を押さえ込んで、そのままドロップキックを放つ。

そうして次第に、バリデロとイザンギを追い込んでいく。

 

イザンギ「何故だ、理解できない!」

 

アルティメットリバイ「俺たちは、自分たちが持つギフの力を、平和をもたらす為に振るっている!!その力を悪用しようとするお前達に、俺達は負けない!!」

 

一輝とバイスは同時にドライバーを操作し、必殺技の構えをとる。

バリデロとイザンギは逃げるように空へジャンプする。

 

リバイ!ギファードフィニッシュ!!

バイス!ギファードフィニッシュ!!

 

2人は同時に飛び上がり、そのままキックを放つ。

 

アルティメットリバイ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

アルティメットバイス「たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

その蹴りは2体に命中した。

 

アルティメットバイス「それでは皆様ご一緒に!!」

 

創以外「3!2!1!」

 

アルティメットバイス「はい、ボッカーン!!」

 

バリデロ イザンギ「「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一輝「ふぅ……。」

 

来夢「一輝さん!!」

 

来夢は涙を流しながら一輝に駆け寄り、抱きしめる。

 

来夢「おかえりなさいっ、ほんとにっ、心配したんですからっ…!!」

 

一輝「ごめん、来夢。心配かけて。」

 

バイス「ひっさしぶりだなぁ、来夢!」

 

ラブコフ「バイスー!久しぶりー!」

 

百合亜「変わってないわね、バイス。」

 

創「皆さん、ありがとうございます。これで──!?」

 

見ると、仮面を被った謎の人物が赤ちゃん悪魔とネオディエンドライバーを持っていた。

 

??「ついに手に入れたぞ、ギフの遺伝子とネオディエンドライバーを。」

 

ヒロミ「貴様、何者だ!!」

 

一輝「そいつを返せ。」

 

??「さぁ始めよう。世界を作りかえるゲームを。」

 

そう言って仮面を着けた謎の人物はどこかへ消えてしまう。

 

ハルカ「消えた?」

 

コヨミ「…テレポートの魔法には見えなかった。」

 

ケビン「ひとまず、サガス必要がありますネ。」

 

ソフィ「えぇ。みんな、大丈夫かしら?」

 

創「私におまかせを。」

 

そう言って創は、エナジーアイテムの回復を使って皆を回復させる。

 

狩崎「これがエナジーアイテム!さすがの効き目!!」

 

ヒロミ「狩崎、お前はルド女に戻って、さっきのやつについて調べてくれ。」

 

狩崎「任せてくれたまえ。」

 

大二「俺たちは、幸四郎の悪魔と、ネオディエンドライバーを探しましょう。」

 

幸恵「えぇ。創さんも、大丈夫かしら?」

 

創「もちろんです。私も協力します。」

 

いちか「それじゃあ行くぞ!!」

 

……To be continued




MOVIEバトルロワイヤル編リバイスパートは閉幕。
続きはGrandPrix of ヘルヴォルにて、公開予定。

デザイアロワイアルI:「悪魔マラソンゲーム〜復活と悪魔ライダー〜」
https://syosetu.org/novel/307195/


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