趣味に没頭していたらいつの間にか囲まれてたって話 (AZAZEL)
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設定資料
設定、キャラクター集※キャラのネタバレ有り 230731


随時追加予定、何かあれば聞いてください
サブタイの数は更新した年/月/日
若干のキャラネタバレを含みますので注意


基礎

『ダンジョン』

突如現れる『門』を潜る事で行くことの出来る、現実とは別空間に存在する空間

ダンジョン内には『エネミー』と呼ばれる敵対個体、所謂モンスターが存在する

 

このエネミーを倒すと色々な素材をドロップする、それを使って武器や防具を作るもよし…換金してお金にするもよし、割と使い勝手のいいもの

 

たまに『武器』や『防具』なんかも拾えたりする

 

因みに、ダンジョン内で死んでしまったとしても現実世界に引き戻され『門』の外へと出されるだけで済む安心設計

 

 

『遺物』

ダンジョン内で拾う事のできる『武器』『防具』『装飾品』etc…それらの総称

狭間の地で例えれば『タリスマン』や『料理』なんかも遺物に含まれる

 

大概の遺物はめっちゃ高性能

 

 

『闘技』

狭間の地産、限定の能力

大ルーンを所持するボス、詰まるところデミゴット達を7周回分撃破する事で使用可能となる機能

 

追憶から作れる武器を使用する事により、使用している武器に応じてボス技を使用することができる

マレニアの掴み攻撃や、モーゴットの祈祷武器等……全部使える

 

但し、7週目個体は理不尽の極みと言っていい程に強化が施されている……正直、挑んでいる様な奴は人間じゃないと言われても仕方がないくらい

 

 

『召喚』

狭間の地産、限定の能力

フィールドボスやエルデ内のダンジョンボスを7周回分倒す事によって開放される機能

 

霊体ではなく、まんまボス個体を召喚出来る様になる

 

古龍だろうが降る星だろうが土竜だろうが召喚出来る、因みに一部隠しボスも召喚可能

 

パッチ?知らねぇよそんなの、多分召喚してもスグに帰んぞアイツ

 

 

『街』

ワイ氏達の住んでる都市、結構近未来的な感じ

至る所にダンジョンへと通ずる門の周辺を整備した『ゲート』と呼ばれる施設が存在する

 

月に一度『バトルロイヤル』という町内運動会的なもようしものが開催される

優勝者にはそれなりに豪華なものが配布されるとか何とか

 

 

『合成技術』

正式名称は『物質分解式合成技術』

 

特定の物質同士を分解、再構築することにより新たな物質へと作り上げたり…全く異なる物質同士を合成し別の物質に作り変えることも可能

 

それなりに高等な技術だが、学園での研究が進み一般人でも使う事の出来るツール及び知識が公開されている

 

一見便利そうな合成技術だが、一番のネックは『物質の不安定』

 

再構築した物資は一度基礎構築を分解して組み直している為、非常に繊細になっている…その為、扱い方を誤れば簡単に『崩壊』してしまう

 

現状、理論的には三度まで合成は可能となっているが…超絶高等テク且つ、超精密な作業が必要になる

その為、合成物を分解した時点で『崩壊』してしまう……所謂、机上の空論止まりになっている

 

 

 

種族

『人族』

主に人間ってやつ、以上

 

例:ワイ氏(?)、イケメン君、すいちゃん、そらちゃん、etc.

 

 

『獣人族』

ケモ耳や尻尾が生えている以外は、特に人間と変わらない外見をしてる種族

ただし身体能力や嗅覚、聴覚といった五感は人以上の能力を持っている

 

ときたま特有の『能力』を持っている人もいる、例を挙げるならフブキングの『狐火』

ルイルイの『飛翔』

 

例:フブキング、みおママ、おかゆん、こよこよ、ルイルイ、etc.

 

 

『悪魔族』

角や尻尾、羽等の身体的特徴以外は人間と一緒の見た目

五感の何かしら一つが獣人以上にとんでもなく優れている

 

例を挙げるとちょこせんの触れただけで血圧や、心拍数を把握出来る『超触覚』

因みにTMTは『超視覚』

 

例:ちょこせん、TMT、ハートのクイーン、etc.

 

 

『エルフ族』

耳が長い、それ以外は人間と変わらない見た目

魔法の適性がどの種族よりも高く、扱いに一番長ける

 

弓が得意とか思われがちだが、実際そうでも無いらしい(作者談)

 

例:ぬいぬい、ラミちゃん、etc.

 

 

『鬼人族』

激つよ種族、種族ポテンシャルが半端ない…ただ大体は脳筋

一部は回復系統の術に長ける人達もいる

 

因みに戦えば戦う程強くなる

どっかの戦闘民族か貴様ら(おまいう)

 

例:お嬢、クラブのキング、etc.

 

 

『吸血鬼』

希少種、滅多にお目にかかれない

血を使った独特の魔法を使ったり、無数のコウモリへ姿を変えることも出来る

 

血を吸うのは魔法で血を使った後、緊急補充をしたい時だけする……但し、血が苦手な子も一定数存在する

 

例:メルちゃん

 

 

『天使族』

秘匿された種族、ならざる者(unknown)を除いたどの種族よりもポテンシャルが高い

本来の力を出せば鬼人族よりも強い

 

『聖光』と呼ばれる力を持っており、その力は世界のパワーバランスを揺るがしかねない程

 

それ故に世界ぐるみで秘匿され、天使族達は容姿の似ている『人族』と名乗って普段は生活している

 

例:かなたん

 

 

『その他人外』、通称『ならざる者(unknown)

上記種族に当てはまらない人達をまとめて指す

伝説上の生物だったり、概念的な存在だったり…はたまた人の枠からはみ出した者だったり

 

ワイ氏はここに若干入りかけてる

 

例:ワイ氏(?)、YMD、カリオペ、ぐらちゃん、JOKER、etc.

 

 

 

 

 

組織

『学園』

ワイ氏達の通う大学

多種多様な種族の生徒在籍している他、教員の種族も様々…街内一のクソデカ大学

 

座学や、修練場での戦闘訓練…その他『遺物』の研究や『魔法』の研究が盛んに行われている

言ってしまえば結構なエリート校

 

入学試験は『一般基礎』『魔法基礎』『戦闘技術』『遺物基礎』の内から二つを選んで試験を受ける

ワイ氏は戦闘技術面、遺物基礎でとんでもない成績を叩き出したので余裕の合格を果たしてる

 

入った経緯はすいちゃんに促されるままに記入した用紙が大学の入学申込用紙だった為

 

 

Trente(トラント) et() Quarante(カラント)

ワイ氏達の街で一番デカい裏組織

 

元ネタはカジノゲーム『トラント・エ・カラント』

ディーラーはブラックハンドとレッドハンドへ、合計点数が30点になるまでカードを出し続ける

赤か黒か、どちらが30点を先に超えるかを賭けるゲーム

 

ブラックハンドは『ダイヤのジャック』『クラブのキング』が指揮を執る戦闘部隊

レッドハンドは『ハートのクイーン』『スペードのエース』が指揮を執る経営陣

 

上記二つの部隊とボスである『JOKER』によって構成される組織

 

【主な活動】

闇市場の経営

違法遺物の回収、解析

暗殺や傭兵

ダンジョン遺物の違法販売

 

違法な面やグレーな部分でユラユラと活動してはいるものの、他の裏組織に比べればだいぶホワイトな方

 

 

 

 

 

キャラクター

志賀(しが) 航輔(こうすけ)

 

主人公、基私がワイ氏と呼んでいるキャラ

ひょんな事でこの世界に転生してしたヤツ

 

生粋のフロムプレイヤー兼、重度のオタク

スパチャに人生を賭けてると言っても過言では無い

 

リアル狭間の地に結構なモノを賭けて挑み、見事最大周回全ボス撃破を成し遂げた変態

その代わりに日常生活における人間関係がとんでもない事になっているが、殆ど自業自得(無慈悲)

 

 

『ステータス』

※表記は全てエルデンリングに則って表示、持久力より下はそれぞれの武器に火力の補正が乗る

 

生命力:99(HP、炎耐性、毒類耐性)

精神力:99(FP、正気耐性)

持久力:99(スタミナ、装備重量、頑強耐性)

筋力:99(物理耐性)

技量:99(落下ダメージ耐性、魔術・祈祷詠唱速度)

知力:99(魔法耐性、魔法使用条件)

信仰:99(回復・エンチャントの効率、祈祷使用条件)

神秘:99(聖・抗死耐性、発見力、状態異常蓄積値効率)

 

HP:2100(+1273.5)

FP:450(+1200)

スタミナ:170(+1215.3)

装備重量:160.0(+11.2)

発見力:199.0

 

『タリスマン』

※日頃付けてるもの、時と場合によって変えてる

 

黄金樹の恩恵+2(HP、スタミナ、装備重量UP)

竜印の大盾(物理耐性大幅UP)

真珠竜印+2(物理以外の耐性率UP)

緑亀(スタミナ回復速度UP)

 

 

『オリジナル祈祷』

 

《黄金律の障壁》

ワイ氏が黄金律式自動防衛システムと呼んでるものの正式名称

 

使用者の全体を球状に包む様に黄金の薄膜が張られ、発動すれば壊れるまで永遠に存在し続ける

使用者に対して『害』となるモノを全て弾き飛ばす、使用者に『害』が無い場合は膜は消える

 

強度は、遠距離に対して無敵…まず壊れることは無い

近距離は団長やお嬢のガチ殴りを耐えられるくらいには硬い

 

思考の末、自身以外へ障壁を張ることも出来るようになった

 

《黄金の飛沫》

黄金の粒子が飛ぶ、ただそれだけ

ダメージは何も無い、本当にただそれだけの祈祷

 

《黄金律の恵》

常にHP、FPを回復し続けるリジェネ回復祈祷

発動したが最後、FPが切れるまで発動し続ける……が、同時にFPも回復されるので無限ループ

 

ノーベル賞待ったナシ

 

《黄金律の身体》

祈祷に分類されてはいるが、殆どパッシブスキルの様なもの…ON/OFFは可能

背中にエルデンリングの模様が刺青の様に浮び上がる

 

・身体が欠損しても黄金の粒子と共に瞬く間に再生

・睡眠、抗死、発狂に対して完全なる免疫を得る

・HP、FP、スタミナを大幅上昇(+1200)

・全ての耐性率を大幅上昇

 

エンドコンテンツの様なもの

全てのボスを最大周回で撃破且つ、トロフィーコンプリートの内容を制覇した者にのみ与えられるご褒美

 

結論から言えばお前が理不尽、鏡見てこい

 

 

【黄金律応用編】

祈祷『黄金律の身体』は自身のみならず、周囲のモノや人へその特性を付与させることが出来る

 

物体に付与し『不滅性』を獲得したことにより、合成技術における『物質状態の不安定』という課題をブチ壊した

よって合成物と合成物の合成と言う頭のおかしい所業を成しえた

 

他にも概念にすら付与できてしまう

 

クロニーとの戦闘時に見せた『真実の上書き』は、クロニーの発動した時間停止の権能…その権能に対して付与し、自身の『(ルール)』内に収めたことによってある程度操作ができた

 

因みに上書きと言うよりは『上塗り』の方が正しく、解除すれば全て元に戻る

 

 

 

夜崎(よざき) 真哉(しんや)

 

イケメン君、現ワイ氏の友人

 

出会いは最悪だったが、なんやかんやとつるんでる内に仲良くなって行った

ワイ氏の無常識且つ常人離れしたポテンシャルによく振り回される苦労人

それでも何だかんだと仲良くしているあたり、根はいい奴

 

すいちゃんの事は気になってはいたが、ワイ氏が居ると分かったので潔く諦めた

 

一応バトルロイヤルで3位に入賞出来るくらいには強い、2位(お嬢)1位(ワイ氏)が頭おかし過ぎて霞み気味…でも普通に見たらかなり強い

 

 

『使用遺物』

 

四機神の使徒(オーダーズ・フォース)

4つの球体型の機械

四機神と呼ばれる4体のダンジョンボスを撃破する事で入手が出来る

 

それぞれに四機神の力が宿っている

 

アボミネーション(憎悪):超高出力のエネルギーを操る

インサニティ(狂気):赤い波動を放ち、幻覚を見せる

ディスペア(絶望):青いバリアを張る

イロゥジョン(侵食):全てを侵食する緑色の霧を放つ…その正体は大量のナノマシン

 

新機軸の身体(オーバーポテンシャル)

任意で着脱可能な外骨格、装備すれば身体能力が大幅に強化される

装着時はナノマシンが一瞬で装甲を作成し、体に纏わせる

 

防御面も優秀、ワイ氏の蛮地式パワーボムを受けても壊れない

 

ナノマシンによって傷は即座に修復されるし、使用者本人の体力回復も行うので結構優秀

 

 

 

花崎(はなさき) 舞彩(まい)

 

ワイ氏の唯一手放しに接することの出来る女友達

 

何となく潜った『狭間の地』でフロムの魅惑に取り憑かれた一人、割と思考はワイ氏寄り

難しい方が楽しいと思ってる人種の方

 

クールボーイッシュ、学園内では容姿と後述の理由も含めて知名度は高い

 

狭間の地攻略動画をネットにアップしており、現状表では一番攻略の進んでいる人だと思われている

ワイ氏とは狭間の地で出会っており、ワイ氏の面白半分でフロムのイロハを叩き込まれた哀れな子

 

その所為もあり、若干ワイ氏へ想うところが無くもないが…相手が相手なので見るだけで満足してる

 

 

『使用遺物』

 

狭間の地産遺物、装備は時と場合によって変わる

今のマイブームは純魔法脳筋

 

近頃は神秘マンで血い河を振るうのも楽しいと目覚めてきている

 

 

 

『ダイヤのジャック』

裏組織『Trente(トラント) et() Quarante(カラント)』の構成員

所属部隊は『ブラックハンド』

 

スキンヘッドの筋肉ダルマ

パワーイズパワーを素で行く、正しく純脳筋

裏組織専門の『掃除屋』として活動しており、実力は相当なもの…ワイ氏のパンチを正面から受けても割とピンピンしてるくらいには頑丈

 

趣味でラーメン屋をしており、クイーンと共に経営をしてる

 

『使用遺物』

 

鋼鉄製の魂(アイアンボーイ)

ネックレス型の遺物、見た目は銀十字架

 

任意の身体箇所を『鋼鉄』へ変える事が出来る

強度は普通の鋼鉄以上あり、ワイ氏が振るう『星砕きの大剣』を受け止められるくらいには硬い

 

全身硬化(フルメタル)』というモードで全身を鋼鉄化させる事が出来る

 

また『軟化(ソフト)』というモードでは変化させた鋼鉄部の形状変えて、武器や盾を作ったり…触手のように伸ばすことも可能

エブたその先触れみたい(小並感)

 

お前どこの上議院議員だよ、スポーツマン(笑)

 

 

 

『クラブのキング』

裏組織『Trente(トラント) et() Quarante(カラント)』の構成員

所属部隊は『ブラックハンド』

 

常に真っ黒なコート、フード、仮面と言う真っ黒くろすけな人物

因みに女の子

 

ブラックハンドの指揮を執るだけあって、リーダーシップや戦況の見極めは上手い

且つ若干好戦的な性格も相まって組織内の貢献度も高い

 

鬼人族であり、生粋の脳筋

実力はお嬢までとは行かない、まあ普通に見れば種族も合わさって激つよ

背丈はお嬢と同じくらい、だがその身体から出てるとは思えない程の怪力を発揮する

流石過ぎるぜ鬼人族

 

この組織内の戦闘部隊が脳筋ばっかじゃねぇか(おまいう)

 

『使用遺物』

 

七つの極意(トランスウェポン)

剣、大剣、双剣、大槌、長太刀、薙刀、エネルギー出力砲の七つへと自由自在に形を変える遺物

 

剣……ブロードソード

大剣……それは剣と言うにはあまりにも大きすぎた(意訳)

双剣……曲剣の様な形をしてる、割と大きめ

大槌……片面は平、片面はピッケルの様に尖っている

長太刀……物干し竿(意訳)

薙刀……刃が刀の様に少し長め、形状変化で双薙刀にもできる

エネルギー出力砲……腕と一体型になってるキャノン砲

 

『阿修羅』モードで背中からアームが出てきてエネルギー出力砲以外の武器がそれぞれのアームに取り付けられている

エネルギー出力砲は通常通り腕に装着

 

阿修羅モード中に『鬼灰滅波(きかいめっぱ)』と言う超極太ビームを撃てる

腕のエネルギー出力砲から固定脚が出てきて、砲門部分が変形する……ヤマトの波動砲バリにクソデカビームが放出される

 

 

 

『ハートのクイーン』

裏組織『Trente(トラント) et() Quarante(カラント)』の構成員

所属部隊は『レッドハンド』

 

パツキンのゴッツ綺麗なねーちゃん

レッドハンド内では『交渉・取引』を主に担当している、その為コミュ力がお化け

 

種族は悪魔族、能力は『超味覚』

どんな些細な味すらも見逃さず、料理を食べれば細かな使用食材を的確に当てられる程

 

多分『これは嘘をついている味だぜ!』も出来る

女の子がやるとえっちですね(小並感)

 

元々料理好きというのもあり、ジャックと共にラーメン屋の経営をしている

スープのレシピを一から開発し、今尚改良し続けている模様……もう裏組織辞めちまえ

 

戦闘面に関してはそこまで強くは無いが、自身の持つ遺物を使い敵を翻弄するくらいなら出来る

 

『使用遺物』

 

時空遊歩(リンクゲート)

ブレスレット型の遺物、見た目は金色のブレスレット

 

空間と空間を繋ぐ青白い楕円状の(ゲート)を作る事が出来る、(ゲート)を潜ればテレポートができる仕組み

やりようによっては相手の内側からぶっ壊す事も可能

 

ただクイーン本人が戦闘を好まない為、移動の為にしか使用していない

 

 

 

『スペードのエース』

裏組織『Trente(トラント) et() Quarante(カラント)』の構成員

所属部隊は『レッドハンド』

 

インテリメガネの七三分け、ワイ氏曰く普通にイケメン

常に黒スーツを着ている男

レッドハンド内では『経理』とその他諸々を担当

 

マジでクッソ仕事が出来る男

組織内の金関連は全てこの男が見ているうえ、なんの漏れもないスーパーマン

義理堅く、襲撃事件の時に助っ人として来たワイ氏にはちゃんと感謝している

 

元『ブラックハンド』の所属で、ジャックの参入と共に『レッドハンド』へと自ら移動した

元とは言え戦闘部隊員、戦闘面はめちゃんこ強い…遺物を使った攻撃も、格闘術もお手の物

戦闘も経理も全て熟す、マジでデキる男

 

『使用遺物』

 

不吉の絵札(デストランプ)

カード型の遺物、見た目はトランプそのもの

 

カードは大元となる『基本型』と呼ばれる一枚から無限に生成される

強度並びに斬れ味抜群、人体だろうと鉄壁だろうとスパッと斬れる

 

操作も可能で思ったように軌道を変えることが出来る他、自身の周囲に浮遊させて盾がわりとしても使用可能

 

え?元ネタ?とぼけちゃってぇ……

さあ行くぞ 歌え踊れ 伊達男 豚の様な悲鳴をあげろ

 

 

 

『JOKER』

裏組織『Trente(トラント) et() Quarante(カラント)』のボス

 

黒髪ポニテの超絶美麗なお姉様(ワイ氏談)

巨大な組織を一人で作り上げた超人且つ、カリスマを持っている

 

本人のプロフィールは本名、年齢、出身国等々全てが不明…不明点ばかりのリアルミステリアスなお姉様

そして遺物の効果の所為で、今の身体が本当の姿なのかも不明

 

ワイ氏の事は色々と気に入っており、割と本気で組織へ入れようと考えていた

 

元々この組織は『どうしようも無い連中の最後の行き場』として作っており、裏の中でも様々な組織に捨てられた者達を拾っている

その為、部下全員から感謝と信頼を受けている

 

襲撃事件以降、部下達をこれ以上危険な目に遭わせる訳にはいかないと思い…裏稼業から完全に足を洗った

 

『使用遺物』

 

歪な心臓(キメラ・ザ・ハート)

指輪型の遺物、見た目は銀色

 

使用者の身体をありとあらゆる物質へと変換することが出来る

液体、個体、気体どれでも可

 

なんなら自身の身体だけで王水を作れる

 

最大の特徴として、自身の身体を再構築する際に…全くの別人になる事が出来る、性別さえも転換可能

言い換えれば、自身の容姿を覚えていなければ戻ることは不可能

 

JOKERの姿も『割と気に入っているから』という理由での姿、本当の姿は本人にしか分かりえない

 

 

『ラプラス・ダークネス(完全体)』

みんなご存知、秘密結社『holoX』の総帥

秘密結社なのにみんなご存知ってどうなの?(迫真)

 

封印が完全に外れて100%中の100%、全力全開フルパワーのラプちゃま

 

背が175cmくらいと高くなり、スタイルがルイルイばりによくなる……全部私の趣味(大迫真)

背の高い女の子良いだルォ!?私は自分より背の高い女の子が好きなんだよ(唐突な告白)

 

『能力』

ラプラスの悪魔そのもの

 

『全ての力学的・物理的な状態を完全に把握・解析する能力により、未来を含む宇宙の全運動までも確定的に知りえ、完全なる未来及び過去の観測を可能とする』

 

更に物理学に法る(ベクトル)を自由自在に操作可能、それにより未来視で見据えた『確定事項』を操作することも出来る

 

未来まで書き換えられるとか、いよいよもってチートの権化やな(おまいう)

死神代行の陛下かな(適当)



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番外編
世界は一つじゃない、詰まりそういう事なんだよ(適当)


どうもAZAZELです
初の他作品混ぜ回なので初投稿です

今回は先駆者のmaximumニキの作品、『ホロのまったり日常』を題材とした回となります

maximumニキざっすざっす!

私なりに作品を理解して書いてるつもりですが、多少キャラに違和感があっても目を瞑って貰えると助かり申す

ではほんへどうぞ


みんな、読もう(提案)
maximum様
マイページ
ホロのまったり日常


ある日、ワイはいつもの様に街をブラブラと歩いていると……何となく、路地裏からなんかの気配が感じ取れたのでフィーリング的に行ってみることにした(適当)

 

入った裏路地には、何も無い空間に亀裂が生じていた

 

これ自体はあまり珍しいものではない、ダンジョンへ繋がる『門』は空間に生じた亀裂から別の空間へ飛ぶものだから言っちゃえば日常茶飯事……が、コイツが異様なのは規模が小さ過ぎる

 

て事でこよこよに写真を撮って現地に来てもらう事にした、こう言うのは分かってる人を呼ぶのが一番(至言)

 

「う〜ん…コヨもこんな規模の『門』は見た事ないかな〜……」

 

「博士も見た事ないとなると、新種の『門』かもしれんな」

 

「今は下手に触らない方がいいと思うよ、時空の狭間みたいな所に放り出されちゃうかもしれないからね」

 

「それはそれで面白そうだがな」

 

「やったら怒るからね?」

 

「あい」

 

スグそうやってなんか触ろうとする、赤ちゃんかよ(自虐)

 

っとぉ?なんか門が広がってないか?(懸念)

 

「博士、ちょっとそこどいて」

 

「えッ…こう君!!」

 

こよこよの肩を掴み、後ろへ放る…門は口を開く様に広がり、ワイを飲み込んだ

門の向こうに見えていたいつも見る風景がどんどん遠くなって行く……周りは既に青く光っており、明らかに普通の空間では無い

 

さて、この穴はどこへ続いているのやら…流石に次元の狭間に放り出される様な事は避けたいが……

 

まあ黄金律があればなんとかなるべ(適当)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、世界の上空に黄金に輝く紋様が現れた

 

紋様は現れると共に砕け散り、砕けた破片が収束し一つの黄金に輝く流星となって地へと降り落ちた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えぇなにこれ…(困惑)

街燃えてるんですけどそれは……辿り着いた先の世界で既にドンパチ巻き起こってるのなんなん?

 

(騒動が)もう始まってる

 

街並みはワイの居た世界と殆ど変わらないな……『門』は数多に存在する『別世界』への入口、でもこんな事あるぅ?

 

取り敢えず飛んできた世界がいきなり終焉を迎えるのも嫌なので、いっちょ行きますか

 

いつもの装備(マリカの槌)を身に付け、街へと向かう

取り敢えず暴れてるヤバそうな奴らを片っ端からマリカの槌で殴りまくる、兵装は機械的…ナノマシンかあれは?

 

「な、何者だ貴様!!白銀聖騎士団にこんな化け物が居るなんて聞いてないぞ!」

 

「……ん?ちょっと待て、今お前何て言った?」

 

「黙れ!何者かは知らないが…我々の邪魔をするものは消え……ぐぉが!?」

 

マリカの槌でブン殴ってから胸倉を掴み上げる

 

「いいから黙って質問に答えろ、今なんて言った…組織の名前をもう一度言ってみろ」

 

「し、白銀聖騎士団と言ったんだ…!それがどうしたと言うんだッ…!」

 

「おうけい、お前にもう用はない消えろ」

 

「ごぁ!?」

 

地面へ叩きつけ、追撃の槌をお見舞する……ちょっと待て、なに『白銀聖騎士団』って

脳裏に過ぎるは銀髪の脳筋団長の姿……いやいやいや

 

し、白銀…?そんなまさか……ここは別世界だぞ?それに白銀なんて割とどこにでもありそうじゃぁないか、えぇ…?(困惑)

 

「化け物と聞いてきてみれば、ただのガキか…何を手間取っているのやら」

 

「うるせえぞテロリスト、こちとら今考え事してんだ邪魔すんじゃねぇよ」

 

「ハッ、威勢のいいガキだな…まあ何でもいい、我々の糧となってもらおう」

 

槍をワイへと突き立てる……が、黄金律式自動防衛システムによって阻まれる

ふむ、流石はぶっ壊れ祈祷…別世界でも遺憾無く発揮されてる様だな

 

「なっ、なんだこれは…!?」

 

「ガキと侮ってると、痛い目見るぞ」

 

「ぐぉあ!?」

 

腹を思いっ切り殴り飛ばす、男は吹っ飛び瓦礫の山へと突っ込んで行った

持ってる槍は遺物…では無さそうだな、そもそもこの世界には遺物って物があるのか?

 

まあどちらにせよ、この程度なら取るに足らないな

 

「まあ何でもいいが……テロリストってのはどの世界でも、人の時間ってのを気にして無さすぎだな」

 

「ガハッ……き、貴様…何者だ…!」

 

「ああ、そうだな…冥土の土産に教えてやろうか……とは言ったが、何と言い表したものかな…『ならざる者(unknown)』、でいいか」

 

「ア、アンノウン?組織の名前か…?」

 

「さてな、それを知る由は最早お前には無いがな……『黄金投擲』」

 

黄金に輝くクソデカ針を投げ、男を貫く……テロリスト許すまじ慈悲は無い(迫真)

 

では次、行ってみよー

 

しかし白銀聖騎士団か……うん、まあ警備隊とかよりそっちの方がしっくり来るよな…騎士だし、団長だし

 

もしかしてウチの世界ってネーミングセンス皆無…?

 

「そこの君!早く避難して!」

 

「そういう貴方の後ろにテロリスト居りますけど」

 

「え、なっ…は?」

 

ラダゴン式瞬間移動で声を掛けてきた治安維持団体的な人の背後に回り、剣を振りかざしていたテロリストを殴り飛ばす

 

「市民の安全を優先するのはいいが、目の前で死なれても寝覚めが悪いだろ…ここは戦場だ、油断するなよ」

 

「あ、ああ……助かった、よ…」

 

「ボーッとしてる暇があるならさっさと足を動かしたらどうだ」

 

「は、ハッ!恩に着ります!」

 

白い鎧……聖騎士団、か

 

なんてボヤっとしてると背後で爆発が起こり、意識が一瞬で戻ってきた……何事?(冷静)

 

よく見れば何やら鎧を着た二人組がバチバチやってる……あるぇ?なんか見た事のある鬼っ子がいますねぇ……

 

お嬢やないけオイ

 

「おら退けゴラァッ」

 

「『何ッ…!?』」

 

腕に砲門を腕に着けた男に喧嘩キックを撃ち込む

 

「はぁ……何なんだかなぁ、『別世界』と言うより…『平行世界(パラレルワールド)』ってヤツか?」

 

「な、何が起きたんだ…?」

 

「なんかすごい勢いでふっ飛んでいった余……」

 

「……お?何そのくにゃくにゃしたの」

 

「え、ああ…これ、液体金属だけど…」

 

「液体金属ゥ?何そのロマン物質、は〜俺なんてノクステラの流体武器しかねぇのに…良いねぇそう言うの」

 

「あ、ああ…ありがとう?」

 

「『成程、さっきから周りと連絡が取れないと思っていたら…君の所為だったか』」

 

なんだコイツ

声が機械で変えられてて気持ち悪い音調で鳴っている……テロリストみたいだな(直喩)

 

死か自由かだ(ボイチェン)

 

「『なかなかの力を持っている様だな…君も私の放送を何も感じなかったのか?』」

 

「放送?知らんな、生憎だが俺はそう言うのを聞かないタチでね…良ければ何を言ったか教えて貰えるか?」

 

「『良いだろう……仮初の平和の上で停滞し、成長しようともしない愚民どもに…我らは絶望を与え、闘争本能を目覚めさせにきたのだ』」

 

「へぇ……」

 

「『君も私達と手を取り、この世界に変革を起こす気は無いか?』」

 

何そのお前も鬼にならないかみたいな誘い、やだよ(即答)

 

どの世界のテロリストも掲げる組織思想が思ってるより幼稚というかなんというか……

まあ、いつぞやのチルドレンよりかはまだおツムがまともに見えるが

 

「闘争によって世界が変わると?」

 

「『その通りだ』」

 

「そもそもお前らは闘争が何たるかを分かってない様だな」

 

「『ほう、なら君の意見を聞かせて貰おうじゃないか』」

 

「闘争とはそれ即ち『試練』だ、己を成長させる為の一『行動』に過ぎない…そして『試練』とは、『強敵』でなくてはならない……さて、お前は果たして俺の『試練』に成りうるかな?」

 

「『……成程、お望みならばいいだろう』」

 

「やってみろ、テロリスト」

 

砲門から青い光線が放たれる…まあ、ワイには無意味だがな

 

黄金律式自動防衛システムによって弾かれる光線、その後も細かい光線をガトリングの様に撃ち放ってはいたが

 

「何だ、この程度か?」

 

「『君のそれ、見た事がないね…魔法でもない、科学でもない…一体君は何者なんだ?』」

 

「お前じゃ理解出来ない存在だよ…そろそろ俺の番でいいか?精々、死なない様に神に祈れ」

 

ワイの左腕が黄金に輝き出す

 

鎧野郎の正面へ瞬間移動し、手刀で腹を突き刺しながら地面へ叩き付ける……いつものお馴染み、振り被ったマリカの槌を筋力99をもって繰り出す渾身の一撃で叩き付ける

 

エルデンリング状に地面が光出し、弾けた

 

「うーん……まあ3週目ラダーンくらいだな、『試練』の内にも入らない」

 

「に、人間様…本当に人間か……?」

 

「勿論、列記とした人間だとも」

 

「取り敢えず…ありがとう、でいいのかな」

 

「安心するにはまだ早いぞ、テロリスト共はゴキブリと一緒だ…少し逃すと直ぐに増殖しやがる、早々に掃討戦をやった方がいいぞ」

 

「それなら多分、白銀聖騎士団がやってくれると思うから…大丈夫じゃないかな」

 

はえ^〜優秀っすね白銀聖騎士団

 

……さて、どうしたものか

『門』を潜って訪れる『別世界』とは……名前の通り、ワイの居る世界とは全くもって『別』の世界なのだ

 

詰まるところ、ホロメンが存在する事は有り得ない

 

という事は、あの『門』は『別世界』では無く…『平行世界(パラレルワールド)』へ行くためのモノだった、という説が最も有力となる

 

「ところでなんだが、その白銀聖騎士団って…何?」

 

「えっ、知らないのか人間様?」

 

「ああ、まあ…俺はこの街の出身じゃなくてな」

 

「そうだったのか…白銀聖騎士団はこの街にある自警団の一つだよ、この街の治安を維持してる団体…かな」

 

「成程、説明ありがとう」

 

まあ大方、ワイの街にある警備隊と殆ど一緒ってところかな

 

全身を覆っていた鎧は、液体の様にニュルニュルと動きながら形を変えてどこかへ収納されていく

何か、アレだな…某液体金属の殺戮兵器が頭を過ったな

 

「ところで人間様、名前はなんて言うんだ?」

 

「志賀航輔、まあ適当に呼んでくれ…因みになんだが、こんな事よく起こるのか?」

 

「まさか!そんな訳ない余!」

 

「そうだな、今回はたまたま運の悪い時にこの街を訪れただけだよ」

 

「そりゃ良かったよ」

 

ふうむ、治安が良いのはいんだが……どうやって帰るかな

 

割と黄金律の身体を使えば時空の狭間くらい開けそうな気がするけど…まあ、今はこの平行世界を楽しんでみるとするか

 

決してワイの精神にとても配慮された距離感からホロメンを眺められるからとか言う理由では無いから、決して(2回目)

 

「とにかく、さっき倒したテロの首謀者をノエル…に……」

 

「おっと……痩せ我慢はするもんじゃないぞ…鬼っ子、近くの病院は」

 

「あ、あわわ!案内する余!」

 

「場所だけ教えて貰えればいい、君はあそこで伸び切ってる馬鹿を聖騎士団へ突き出しといてくれ」

 

「分かった余!」

 

倒れ込んできた彼を受け止める

 

この子、大分身体をやられてるなぁ…ワイの祈祷で治してもいいが、ここでやるのはリスクが高過ぎる

 

彼には悪いが、ちゃんとした医療機関でゆっくり治療して貰うとするかな……て事で着いた病院、名前は確か『秀色神彩病院』だったかな

白銀聖騎士団の付属病院らしい、しゅごい(小並感)

 

俺はこの辺りでお暇して、ホロメンを眺め……ながら帰る方法を探すか

 

…………ちょっとくらいならいいか、目の前で怪我されてるのに何もしないってのも寝覚めが悪いし…手を翳して『回復』を掛けておく

 

「ご主人大丈夫!?」

 

「生きてますか!!」

 

「二人共焦らないの、先生がそこまで重体じゃないって言ってたでしょ…もう…」

 

ヌッ……あくたんにフブキングにぬいぬい…だとッ…?

 

なんてこったパンナコッタ

面倒臭いぞこれは確実に……て言うか彼も彼でホロメンとの繋がりがあったとは、迂闊だった

 

初対面の人間が何故か病室に居るとか怪し過ぎワロタ

なにわろてんねん(自問自答)

 

「えっと……貴方は…?」

 

「通りすがりの一般人、彼が倒れてたから連れて来たんだ」

 

「あっ、あの…ご主人の事、ありがとうございます…」

 

「お気になさらず…俺はもうお暇するよ、容態はそこまで重くないからその内目を覚ますだろうよ」

 

「……君、何者?」

 

「初対面で随分な言い様だな、通りすがりの一般人だと言っただろう?」

 

「彼は街の中でも一番戦いが激しい場所に居たって聞いたけど…そんな所に、何で一般人の君が居るのかな?」

 

ヤダもうどの世界線のぬいぬいも鋭過ぎて辛い

 

「だとしたら、どうするんだ?」

 

「……もし、あの人に何かしてたら…許さないから」

 

「愛されてるな、俺は別に君らの邪魔をしたい訳じゃない…俺は俺で有るだけだ……どう捉えるかは君らの好きにするといい、俺には関係の無い話だからな」

 

その後はぬいぬいの言葉を待たずに病室を後にする

 

うは^〜もしかして彼ってホロメンに囲まれてる系ッスかぁ^?

これは眺めるのが尚のこと楽しみになってきたゾ……ホンマ、元の世界に戻るのに胃がとんでもなく痛くなってくる

 

戻りたいけど胃が痛い、何このジレンマ(呆れ)




エンディングも書かんとね…むつかしいねんな……

この世界はワイ氏にとってはある意味、楽園なのかもしれないですね…精神的な意味合いで

まあ、お前元の世界で色々やらかした片付けがあるから否が応でも因果律で帰すからな(鋼の意思)

ではでは、またお会いしましょう


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新しい刺激は『成長』において必要不可欠なんだよ(迫真)

どうもAZAZELです
まだ終わらないので初投稿です

多分あと1、2話続くと思うので、お付き合い下さいませ
そして再度、maximumニキざっすざっす!

因みに今回、大分話数的な時系列が飛びますよ……キング・クリムゾン!

ではほんへどうぞ


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ホロのまったり日常


病院を後にしたワイは、取り敢えず街を一望できそうなところを探す……お、あそこに展望台みたいなのあるジャーン

 

街を一望できる高台に、ベンチや屋根が設備されている…所謂、憩いの場的なのがあった

 

こうして改めて見ても、ワイの世界と殆ど…と言うか、街並みに関しては何ら変わりない世界だな

 

「ここに居られましたか!失礼致します!」

 

「…ん?ああ、さっきの…何か用か」

 

「先程は助太刀誠にありがとうございます!つきましては、我らが白銀聖騎士団本部にて御礼をしたいと…」

 

「あ〜…いいよそう言うの、俺苦手だし…それにどっちかと言えば乱入した形だから、礼を言われるのは何か違う気がするし」

 

「まあまあそう言わずに、お手間は取らせませんから」

 

「……はいよ、分かった分かった」

 

騒動中にテロリストの奇襲を跳ね除けてあげた団員の人が来た

 

お礼がしたいとか何とかで、白銀聖騎士団本部へと出向くことになった……これワンチャン団長のお父さん居るのでは?

 

ヤダ何それこわ^〜……一気に行きたくなくなって来たんですがそれは

 

「おっ、君が助けてくれたって子だね!団員さんを助けてくれてありがとう!」

 

「どうも…それで、何か御用で?」

 

「ただお礼が言いたかっただけだよ、それに彼の事も助けてくれたみたいだし」

 

「ああ、あの子ね…容態ならそこまで重くないから、今は寝てるんじゃないかな」

 

「うん、話は聞いてるよ…本当にありがとうね」

 

「愛されてるな、いい関係だ」

 

「ちょっ!そういう事言わんといてよ恥ずかしいから!」

 

は^〜いいっすねぇ(脳死)

 

ワイもこう言う関係を持ってる誰を遠くから傍観したい人生だった……また胃が痛くなってきたな

別に愛されるのが嫌な訳では無いが、如何せんオタクの性が働いて精神的にアカン死ぬぅ(迫真)

 

「そ、それはそれとして!君すごい活躍だったって団員さんから聞いたよ」

 

「そうでも無いだろ、ただの自己防衛だよ」

 

「それに見た事の無い力を使ってたって」

 

「……まあ、そうかもな…俺の力は少し特殊かもしれん」

 

「お〜すごいね!団長は魔法とか使えないからな〜、力だけは負けないんだけどぉ…」

 

流石は脳筋騎士団長、でもそういうゴリ押しの戦い方は嫌いじゃないわよ……だってワイも脳筋スタイル(ホーラ・ルー)とか良く使うし

 

白銀聖騎士団を後にして、少しこの世界を調べる事にした

 

帰り方は正直どうとでもなると思ってるので後回し…折角平行世界(パラレルワールド)へ来たんだ、色々と調べたり観光するのも悪くないだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、調べた結果と行こう

 

どうやらここは『魔法』と『科学』が平行的に進歩した世界の様だな

 

但し、魔法は先天性的な才能により使用出来るかの有無が確定し…科学はその魔法に負けじと成長を続けている様だ

 

成程ねぇ、この世界にはワイらの持つ『遺物』の様に後天的に得られる力ってのが科学でしか得られないのか…そりゃ大変だわな

 

ただテロリスト共も使っていた『ナノマシン』の技術が今現在、科学者たちの中で激アツ状態らしい

魔法と科学のサラブレッドとか、新時代の発展技術とか…まあ色々と言われていた

 

「まさか、こんな所で会うなんてね」

 

「……ああ、エルフの…何か用か」

 

「君凄いね、アタシを一目見てエルフって分かったんだ…良くダークエルフと間違えられるんだけど」

 

「それくらいならな、そもそも纏ってる色が違う…見えないヤツらが大方、肌の色で勝手に判断してるんだろ」

 

「色…?本当、君何者なの?」

 

「ただの通りすがりに過ぎない一般人…何度聞かれてもそうとしか答えられないぞ」

 

「頑なに答える気は無いって事ね……まあ、人様を詮索するのもあんまり良くないから深くは聞かないけど」

 

「そいつはどうも……彼は元気になったか」

 

「うん、誰かが応急手当をしてくれてたみたいでね…体の傷も殆ど回復しかかってたって」

 

「そりゃ良かった」

 

この世界の歴史本を読みながら、声を掛けてきたぬいぬいと話をする……ここ結構な大きさのある図書館だったけど、よく見つけたな

 

彼も回復した様だし、『回復』を掛けた甲斐があったみたいだからヨシ(現場猫)

 

「話は聞いたけど、この街に来た時に騒動があったんだって?災難だったね」

 

「まあ、多少楽しめたから結果オーライだな」

 

「君、結構アレだね…戦闘狂?ってやつなの?」

 

「別に戦闘が好きな訳じゃない、俺は俺を成長させてくれるモノがあるなら積極的に動くだけだ……それで、何で俺に声を掛けてきたんだ」

 

「……何だろね、あたしも分かんないや…何となくかな」

 

「そうかい」

 

色々と本を読んでいく中で一つ、液体金属について取り上げられた文を見つけた

 

どうやらナノマシンとは別物に分類されているとの事

しかもどうやら第一人者が彼らしい……はぇ^〜すごいっすね(小並感)

 

「あ、それ液体金属の記事?」

 

「ああ、初めて見たが…彼が発明したみたいだな」

 

「そうそう、あたしからしてみればナノマシンなんかよりも凄い物だと思うんだけどね……まあその、自己肯定感が低いと言うか」

 

「発明者としてはネガティブ発想はよろしくないな、マイナス思考になると良いヒラメキすら悪い方にしか捉えられなくなる」

 

「あはは、ご最もだね……」

 

「生憎、俺はそういう思考になった事がないからアドバイスなんて出来やしないがな」

 

心の支障は、患ってる者同士しか理解し得ないとワイは思う

 

感じたことの無い感情の話をされたって解る訳が無い…故にワイは何も言えないし、何も解らない…更に悲しい事にそれが安牌なんだよね

 

「君、悩みとか無さそうだもんね」

 

「失敬な、俺は俺で色々と悩みがあってだな……嗚呼、マジ胃が痛てぇ…」

 

「えぇ…ガチのヤツじゃん……」

 

「ホンマ勘弁して欲しいよ……」

 

帰りたくねぇ(本音)

 

でも帰らないと誰かしら連れ戻しに来そうで怖い、そうなった場合向こうに戻って何されるか分かんないから余計怖いんだよね

 

すいちゃんとかワンチャン時空裂けるんじゃね?(適当)

 

「……そう言えば学校とかってあるのか?」

 

「そりゃあるよ、ここを何だと思ってるのさ」

 

「悪い悪い、初めて来たもんだから気になってな……面白そうだし、案内して貰ってもいいか?」

 

「え〜何であたしが……まあ別にいいけどさ、ウチの学校多分そんなにセキュリティも厳しくないし…見学くらいならさせて貰えると思うよ」

 

「ありがとう、じゃあよろしくな…ああ、俺は志賀航輔だ…好きに呼んでくれ」

 

「不知火フレア、あたしも呼び方は何でもいいよ」

 

ぬいぬいに案内されながら学校と呼んでいた施設を案内してもらう、結構広いな…ウチの大学くらいあるかな

 

科もそれなりに数がありそうだ……おや、『戦闘科』…とな

 

「この戦闘科ってのは何をするんだ?」

 

「読んで字のごとく、戦闘関連に関して学ぶ所だよ……何、興味あるの?」

 

「まあ、少しな……彼は居るのか?」

 

「ううん、違う科だよ」

 

「そうか、そいつは残念…あの液体金属とやら、面白そうだったんだがな」

 

「本人に頼んでみればいいじゃん」

 

「……そうだな、また会えた時に頼んでみるか」

 

「それでどうする?戦闘科行ってみる?」

 

「勿論、行こうじゃないか」

 

さあ覗きに来たのは『戦闘科』…誰か面白そうなの居らんかな〜……ヌッ、いろはすと沙花叉じょのいこ

あ、あと彼がおる……もしかしなくても、あの子結構囲まれてる?

 

何か自分を見てる様で凄い胃が痛い、でも楽しいからやめられないとまらない

 

やっぱオタクってのは、遠巻きから眺めるのが性に合ってるのよ(確信)

 

「お、やっほー!ここに居るなんて珍しいね!」

 

「ああ、フレア…と、あれ?何でここに…?」

 

「不知火に案内して貰ってるんだよ、戦闘科じゃないと聞いたが?」

 

「二人に色々と教えて貰ってるところだよ、液体金属だけじゃなくて体も鍛えないと…ね」

 

「こちらの方は?知り合いで御座るか?」

 

「この間あった暴動の時に助けて貰ったんだ、凄い強かったんだよ」

 

「そうなんでござるか…拙者、風真いろはでござる」

 

「沙花叉クロヱ〜よろしくっ」

 

「志賀航輔……折角だ、模擬戦でもしようじゃないか?ここは戦闘科だ、ならばやる事は一つだろう」

 

瞬間、沙花叉といろはすの目付きが変わった……あ^〜いっすねぇそう言うの、ギャップが堪らん(玄人感)

 

しかし平行世界(パラレルワールド)でもいろはす、沙花叉と戦うとはな……面白いな、元の世界と平行世界(パラレルワールド)の二人…もしかしたら何か違うかもしれない

 

「お、俺は見学でいいかな……」

 

「何を言う、ちゃんと相手してやるから待っとれい」

 

「ええ?やるの…?」

 

「じゃ、先に二人どっちか…まあ二人同時でもいいぞ、やろうじゃないか」

 

「あ〜!いま沙花叉達のことバカにしたな〜!」

 

「二人同時…とは、随分大きく出たでござるな…志賀殿…?」

 

「それがどう出るかはやって見なきゃ分からんだろ?さあ、始めようじゃないか」

 

今日の武器は〜…君に決めた、『冒涜の聖剣』

 

やる気満々ですや〜ん(適当)

一対多数戦で圧倒的に猛威を振るう武器…倒して回復、戦技を当てても回復

 

どう転んでも回復しまくる害悪タンク、且つ火力が異様に高い…壊れも良いとこだろいい加減にしろ(迫真)

 

更に言えば今回使うは『冒涜の闘技』、もっと強化されちゃうわよ^〜

 

「うげぇ、何でござるかその剣…見たことないでござる……」

 

「何それ気持ち悪〜、本当に剣だよねそれ…」

 

「ただの剣じゃない、列記とした聖剣だ…まあ、冒涜のだがな……そんな事は気にする様なことじゃない、さっさとやろう」

 

飛び出す沙花叉、後ろでは刀を構えるいろはす…隙を生じぬ二段構え、こっちはこっちで面白いことをして来おる

 

剣でナイフを受け止め、胸倉を掴んで回転しながら沙花叉を遠くへ放り投げる

一瞬で間合いをワイの近くまで詰めてきたいろはす……繰り出される突きを刀身を踏み込み、地面へと叩き落とす

 

見切り、なんちゃって

 

「何でござるかその動き…!?」

 

「俺に突き攻撃など甘いわ、喰らって飛びな」

 

剣に炎を纏わせ、上へ振り上げると共に火柱を走らせる

瞬時に横へ飛び退くいろはす…流石やな

 

「よくも投げ飛ばしてくれたなぁ〜!」

 

「軽過ぎだ、ちゃんと食ってんのか?」

 

「飼育員さんが作ってくれるご飯ちゃんと食べてるもん!」

 

「そりゃいい事だ」

 

飛びかかって来た沙花叉を剣で往なし、ナイフと打ち合う

地面を強く踏むと、前方に向かって地面が複数膨れ上がり…やがてマグマを吹き出しながら爆発を起こす

 

「さっきから思ってたけど絶対人間技じゃないよねそれ!?」

 

「魔法みたいなもんだよ、余所見してる暇があるのか」

 

「何それ卑怯だ〜!」

 

冒涜の聖剣を天へ突き上げる、すると『ライカードの怨霊』が複数降りてくる…そして沙花叉といろはすを追い掛け回し始める

 

怨霊の通った軌道は、時間差を置いて爆発を起こす厄介な仕様

 

突き上げた剣が炎を纏い、さっきとは比べ物にならない程に大きく膨らむ……振り下ろすと巨大な炎の波が地面を割りながら前方を走り、全てを燃やす

 

「……あ、やり過ぎたな」

 

「や、やり過ぎたじゃないでござる……」

 

「あっつぅ〜……」

 

「いやあすまんな、少し熱くなりすぎたみたいだ……さて、じゃあ次だな」

 

「え、本当にやるの?」

 

「冗談な訳ないだろ、寧ろ本命だよ喜べ」

 

「えぇ〜……」

 

「次はやり過ぎないように素手でいくよ」

 

まあ、脳筋スタイル(ホーラ・ルー)なんですけどね(迫真)

 

「素手…?ま、まあ…分かったよ」

 

「ほれ、さっさと戦闘態勢を取りな……始めるぞ」

 

彼も液体金属で鎧を作り、纏う……イケメン君の持ってる『新機軸の身体(オーバーポテンシャル)』みたいだな

 

彼自身はそこまで戦闘が得意な訳では無い様だし、少し手加減をしながら相手するか

さて、新しい刺激を求めていざ行かん




はい、と言う事で本編でのホストクラブが終わった後になります
その間ワイ氏が何してたか?調べ物してたんだよ、そんなすぐに情報が集まる訳無いだろ?(適当)

戦闘描写が多すぎてワイ氏のワイ氏がなりを潜めちゃってる(困惑)
でも多くしてるのって貴方ですよね?(ブーメラン)

平行世界のいろはす沙花叉コンビもあえなく撃沈……ワイ氏、やっぱお前頭おかしいよ(おまいう)

果たして彼の運命や如何に(すっとぼけ)

ではでは、またお会いしましょう


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旅の終わり、我が家へ帰ろうか

どうもAZAZELです
他作品混ぜ回が最終回なので初投稿です

ここまでお付き合いありがとうございます
重ねてmaximumニキはざっすざっす!

今回で最終回ですが、またやりたいもんですね(祈祷)

ではほんへどうぞ


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ホロのまったり日常


最初に生成されたのはロングソード…そして片手には銃、なんか見たことありますねぇその構図……まあそれは置いといて

 

先に飛び出したのは彼の方、横から振られるロングソードを片手で受け止める

 

「何だ、戦闘が苦手と言う割には力強いじゃないか」

 

「いや、その前に何で生身で受け止められるんだよ…」

 

「身体強化みたいなもんよ」

 

ロングソードを弾き飛ばしながら回し蹴りを放つ、身体をかがめて避けながら後ろへ何かの力を受けながら飛び退いた

 

スラスターか何かか?まあ、液体金属とはいえガッチガチのフルアーマーで俊敏に動くのは無理があるからな

 

構えた銃から銃弾が発射される……が、黄金律式自動防衛システムによって弾かれる

 

「バリア…か?不思議な事が多いな」

 

「俺からしてみれば液体金属の方が摩訶不思議だがな」

 

「それはどうもッ…!」

 

拳とロングソードで打ち合いが始まる、なんか思ってたより動けるなコイツ…?

いろはす達と比べればだが、それなりに動けている

 

まあそもそも人間の中でも上位帯に位置するあの二人と比べるのが酷な話だが

 

「足元に注意しろ、揺れるぞ」

 

「え…?何を……ッ!?」

 

地面を強く踏み鳴らす、爆音と同時に大きく揺れる…ワイは踏んだ衝撃と共に飛び上がり、踵落としを叩き込む

 

瞬時に生成された盾で受け止められたが……

 

「いい判断力だ、だがどこまでパワーが持つかな?」

 

「グッ…うっ…!本当に人間のパワーかよ……!!」

 

盾の形を崩し、くにゃんと軟体質に瞬時に変わり足が地面へと落ちる

土柱を立てながら炸裂し、視界に砂埃が舞う

 

スラスターを吹かして後退したか…砂埃の中から弾丸が飛んでくるが、黄金の薄膜に弾かれる

 

弾丸が飛んできた砂埃の中へ突っ込み、両腕をクロスさせる……

 

「クソっ!流石にバレるか…っ!」

 

「迂闊に飛び道具を撃たない方がいいぞ、特に視界の悪い中ではな」

 

「え、ちょっ…何するつも…ッ!?うわああああ!?」

 

「歯ァ食いしばって気張れよ」

 

腕を外へ払い、彼を上空へ吹っ飛ばす

ワイも飛び上がり、胴を掴む…そしていつもの体勢へ入る

 

これぞ蛮地式パワーボム、重力に身を任せて自由落下速度で地面へと叩き付ける

 

「……大丈夫か?」

 

「し、心配するくらいなら…最初から、手加減……してくれ……」

 

「そりゃ悪かったな、これでも結構手加減したつもりだぞ」

 

彼は地面へ大の字に寝そべる

鎧はうにょうにょと形を変えてどこかへと収納されて行ってる

 

まあ脳筋スタイル(ホーラ・ルー)のワイと結構渡り合えてる辺り、本人の自覚云々は省いて筋はいいだろう

後は本人の気持ち次第ってところが大きいな

 

「強過ぎないか…?」

 

「まあ……そうかもな」

 

「いや強過ぎるでござる!絶対おかしいでござる!」

 

「おかしい奴みたいなニュアンスになるからやめてくれる?」

 

「でも実際ヤバいでしょ〜、いろはちゃんと沙花叉の二人相手にしてアレはねぇ…?」

 

「魔法って便利だな」

 

「全部を魔法で片付けるには無理があり過ぎるでござる」

 

せやね、ワイもそう思う

素手で剣を弾いてる時点でなぁ?でも身体強化を重ねればそれくらいはできんじゃないの

 

知らんけど(迫真)

 

「まあ何でもいいだろ、良い経験になっただろ…俺も楽しめたからそれで良し」

 

「結局のところ志賀君が戦いたかっただけじゃないの?」

 

「そうとも言う、鋭いな不知火」

 

「こんな事、別に褒められても嬉しくないんだけど」

 

「せやね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「文化祭?何それ超行きたかった」

 

「航輔は何してたんだ?」

 

「まあ色々と調べ事、やらなきゃいけない事が山程あってな…あ〜俺も行きたかったわ〜」

 

「また来年来ればいだろ、そこまで悲観するなって」

 

「……来年、な…まあ気が向いたら来るよ、それよか何か出し物したのか?」

 

「俺は……その…ホ、ホストクラブの手伝いを…」

 

えなにそれは(困惑)

ワイと全く同じじゃないですかヤダー

 

シンパシー、感じるんでしたよね?

 

え〜尚のこと行きたかったな

自分がやるとかなり大変だけど、やっぱ人がやってるところを見るのは楽しいし……何より他のホロメンを眺めていたかった(切望)

 

「俺も自分の学園でホストやったよ……もう二度と御免(こうむ)りたいがな」

 

「そんなに大変だったの?」

 

「まあそれなりに客は来てたし忙しいは忙しかったが……それより俺の精神的な面での疲れがな」

 

「ああ、成程…」

 

ワイにはもう無理です、次やったら確実に死にます(迫真)

 

ああ、因みに今は彼と共に学校の屋上にいる

色々と聞きたいこともあったし世間話を交わしている

 

「……なあ航輔、どうすればそんなに強くなれるんだ?」

 

「何だ、強くなりたいのか?」

 

「……違うと言えば嘘になる、かな」

 

「成程…俺のこれは言ってしまえばただの拾い物だぞ、だがそれを拾う為に幾万もの試行錯誤に挑戦と失敗…そして積み重ねた『経験』を費やした」

 

道中ロストしたルーン総数など数知れず……ワイの死体を積み上げればどれ程の山になるかなんて分かったもんじゃない

 

冗談抜きで軽く1万を超えてると思ってる、死にスギィ(吐血)

 

「詰まるところ積み重ねがやがて『正解』に近付くやり方って訳だ……何故強くなりたいかは知らないが、今の君でも十分に強いと思うがね」

 

「今のままじゃダメなんだ…俺は、いつまで経っても皆から置いて行かれる…そんな事じゃ、そんは場所じゃダメなんだ…」

 

「……まあ、追い付きたいと思う人が居るだけマシだと言っておくが…俺は他人と自分を比較した事なんて無いからな、だから君の気持ちは分からないし下手な事を言うつもりもない」

 

「スパッと言ってくれる方がまだ気楽だよ、無駄に慰められる方が余計に惨めになる」

 

「それはどうも…一つだけ言うならば、努力する人間は美しいぞ……俺は今も昔もそう思ってる」

 

「……ああ、ありがとう」

 

本人の深層心理が変わらない限り、世界の色は変わらない

 

だから無駄に突っ込まないし、詮索もしない…そんなの面倒事に巻き込まれるだけだからな

 

「さて、俺はもう一仕事して…旅に出るとしますか、世話になったな」

 

「もう行くのか…次の目的地はどこか決まってるのか?」

 

「あー…そうだな、この街と似て非なる現実世界……かな」

 

「……よく分からないけど、無事を祈っておくよ」

 

最後の手土産を済ませに行きますか

 

そんな訳で着いたのは刑務所の裏手、なんでそんな所に居るかって?そろそろ分かるよ

 

施設の裏手から爆発が起こり、聳えていた壁が爆散する……そして中からこの間締め上げたテロリスト共がわらわらと出てくる

 

「『おや、また君か…偶然出会うにしては無理がある場所だな』」

 

「お前その也のまま豚箱にブチ込まれてたのかよ、相変わらずの機械音だな」

 

「『まあそう言うな、折角の再開を喜び合おうじゃないか…手始めに花火でもどうだ?』」

 

腕の砲門から青い光線が吹き、ワイの黄金律式自動防衛システムとぶつかり合う

まあ、その程度の火力でどうこうできるモノじゃないがな

 

「俺も俺で急いでるんだ…悪いが早々に終わらせてもらうぞ、一人残らず地獄の縁にまた叩き落としてやる」

 

「『この人数を相手にか?』」

 

「俺に勝てなかった馬鹿が吐かすな、そもそも俺は一度も本気なんてものをお前らに見せた覚えはない」

 

「『ほう、なら見せてくれるとでも言うのかね?』」

 

「お望みなら、その通りに…」

 

ワイの身体に赤い雷が迸る、頭上には暗雲がたちこめ…赤雷が鳴り響いている

 

「パパッと終わらせるぞ」

 

「『その力…見せてみろ!!』」

 

翌日の新聞の一面は、脱獄を企てたテロリストらが何者かによって再起不能とさせられていた…と言うものだったとかなんとか

 

刑務所近くで赤い落雷を見たとか、竜の様な翼が見えたとか……まあワイには関係ないですね(適当)

 

「結局アレって志賀君がやったの?」

 

「それが団長にもわっかんない、ウチに通報が来た時には全部片付いちゃってたもん」

 

「それで当の本人も行方知れずかぁ……本当、何者だったんだろうね」

 

「もし志賀くんだったらお礼言いたかったなぁ〜」

 

ワイ?まだ帰ってないよ、でもそろそろ帰らんとね…なんだかんだと一週間近くこの世界に留まっちゃってたからね

 

現在、誰もいない山奥におりまして……どうするかって、空間をこう…スパッと手刀でやるとだね

 

開いたわマジかよ……

こんな緩いんか時空ってオォン?

 

「どこにも居ないと思ったら…こんな所で何をしてるんだ」

 

「何だ来たのか…まあ別に知られたからと言って何かある訳じゃないからな、別れの挨拶か?」

 

「それより俺の質問に答えろ…それは何だ」

 

「時空の狭間だよ、幾本にも別れる平行世界(パラレルワールド)への出入口…まあ、生身で渡るのはオススメしないがな」

 

「……航輔、お前は何者だ?」

 

「さあ、なんだろうな…廃人オタク?いや、玄人かな」

 

「真面目に答えてくれ」

 

「大真面目だよ、俺はただの玄人だ…それ以上でもそれ以下でもない、また機会があれば会おうじゃないか…間違っても俺を追ってくるなよ?虚空に放り出されても知らねぇからな」

 

そう言ってワイは時空の狭間へと飛び込んだ

 

さっきまで見ていた風景が遠くに飛んで行く…周りが青色に光ってる、行きに通った空間と同じ場所だな

 

さあ、ワイの世界に帰ろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……消えた…何だったんだ本当に」

 

「え!?何でここに!大丈夫!?」

 

「フレア…?それにノエルも」

 

「今この辺の空間が凄い歪んでてさ!団長も見たこと無かった!」

 

「それでなんでこんな所にいるの?もしかして…」

 

「ええっと…アイツなら……そうだな、帰った…って言うのが正しいのかも」

 

「帰った?どこに?」

 

自分の世界(ホームタウン)にだよ、また何かあれば会えるかもしれない…その時までに質問する事をまとめておかなきゃね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…う君!!あ〜迂闊だった!ちゃんとコヨが見てさえいれば…」

 

「よう博士、ただいま」

 

「うぇぇぇぇ!?何でこう君がコヨの後ろに!?」

 

「なんだ、こっちの世界じゃほんの一瞬の出来事だったのか…ならもう少し滞在しててもよかったな」

 

「こ"う"く"ん"ごめんな"さ"〜い!!!」

 

あ^〜ちょっちこよこよ急に抱きついてこないで

死んじゃう、ワイ死んじゃ^〜う

 

「コヨが…コヨがもっと注意してれば…ひっぐ…」

 

「泣くなって博士、面白い体験聞かせるからさ」

 

「ひっぐ…お、面白い話?」

 

「そう、時空の狭間の先にあった世界の話…どうやらあの穴、別世界じゃなくて平行世界(パラレルワールド)に繋がってるみたいでな」

 

「何それ面白そう!!聞かせて聞かせて!」

 

切り替え早いなこよこよ、尻尾ぶんぶんかわちいねぇ(ねっとり)

 

平行世界(パラレルワールド)……幾分にも分岐し、数多の数に別れた可能性の世界

 

時空旅行なんて事をする日が来るとは思ってなかったが…悪くなかった

 

門の開き方も分かったし、時空の泳ぎ方も掴めた…これは面白くなってきたな

まあ、ワイの『黄金律の身体』があってこそ出来る力技みたいなものだがな

 

「あっちの世界にも警備隊の団長や機動隊の隊長が居てな」

 

「へぇ〜面白いねぇ…もしかしたらコヨも居たのかな?」

 

「かもな、俺は会わなかったが」

 

「でもコヨはこの世界で良かったって思ってるよ」

 

「ほう、それはまた何で?」

 

「だってこう君が居るから!」

 

はぁ^〜死ねる(迫真)

 

安心しな、ワイはどの世界線に居ようとスパチャを必ず成し遂げる廃人オタクだ

 

不屈のオタク魂(スパチャ精神)は時空の壁すらも超える、まるで黄金の回転だな(比喩)

 

「さあ、取り敢えずholoXに戻るか…色々と俺も試したい事がある」

 

「分かった!じゃあ帰ろーう!」

 

またいずれ、時空旅行はしたいもんだな




帰れてよかったね(小並感)
じゃあエンディング、やろうか?(無慈悲)

あ^〜語彙力が溶けゆ^〜

日常回も新しいやつが思い浮かんだので書きたひ…いや書く(鋼の意思)
そしていつの間にかお気に入りが2300台に突入しててありがたやありがた…

では改めて、ここまでお付き合いしてくれた読者並びにmaximumニキ…ありがとうございました

ではでは、またお会いしましょう


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ほんへ
どこ……ここ…


どうもAZAZELです
別の小説どうしたかって?聞いてくれるな

俺氏、大学通ったことないからイマイチシステムを理解してないんだよね……その辺も勝手な想像でやってるんでよろしくお願いします

ではほんへどうぞ


ワイはどうやらどっかの世界に転生してしまった様で……転生してから大分経ったのだが未だに何のアニメかが分からないこの始末

 

ただ一つ、混じり物があった…いやお前やろとか言わないで、間違ってないけどそう言う事じゃないのよ

 

ダンジョンなるものがこの世界には幾つも存在しているのだが、ココ最近見つかったダンジョンの名前が『狭間の地』というものだったんだよ……そう、エルデンリングですねはい

こっちの世界じゃダンジョンで獲得した能力なんかも日常で使えるから結構いいものが揃っている

 

日常でも割と超能力って言うか異能って言うのか?まあなんか能力バトルものみたいな事がよく起きてるからな

 

ただこの狭間の地、原作同様に周回機能がついている……そう、難易度が激ムズなのだ

7周目のボスなんてマジで有り得ん、全てのステータスが6、7倍近く跳ね上がってるからマジ無理ゲー

 

ああ、因みにだがダンジョン内で死んでも外に戻されるだけの安心設計だからご安心を

 

まあそんな鬼畜難易度を誇っているせいであんまり人気がない『狭間の地』なんだが……こちとら生粋の筋金入りフロムプレイヤーやぞ、舐めんな

このフロムプレイヤーであるワイの忍耐力と精神力を甘く見て貰っては困る、何度あの害獣を討ち滅ぼしたと思ってやがる

 

そうしてワイは幾度となく狭間の地ボスに挑み続けた……幸いだったのはラダゴンと害獣が連戦じゃなかったことだな、それを見てもステータスの振れ幅にはブチギレ案件だが

 

「…へぇ、ようやくラダーンの攻略動画が上がったのか…確かにあのラダーン、鬼畜要素が詰まりまくってるからなぁ」

 

カフェのテラス席に座りながら動画を見る……狭間の地に潜ってボス攻略動画を出してる人だ

多分、この人が一番精力的に狭間の地攻略を行ってる第一人者と言っていいだろう……ワイ?人様に見せられるようなもんじゃないよ、正直筋力とPSのパワープレイだったから

 

ボスの動きを知っているというアドバンテージが如何に大きいか、身をもって知ったね

因みにだがワイは全ボスの最大周回の攻略は終えてる、あとはのんびりと狭間の地観光でもしようと考えていた

 

と、向こうの方で爆発が起こる……またスか、テロリスト共め見境なく爆破しやがって…この世界に来てからこういう事が稀によくある

 

「全く…ゆっくり珈琲も飲めねぇじゃねえかよ…」

 

「お、お客様!早く避難した方が…!」

 

「ああ、分かってるよ…ほらお代」

 

「えっ、あのっ…!そちらは爆発が…!」

 

爆発した建物の方へ歩いていく……取り敢えずワイのブレイクタイムを邪魔したツケは払わせなくては気が済まない

 

既に機動隊と警備隊が到着しており、銃撃戦が勃発している……因みに機動隊は陸自みたいな感じで、警備隊は何故か騎士風の格好をして魔法を使ったりする…お前ら物理じゃねえのかよ

 

「なっ…!?なんで一般人が!そこの君!危ないから避難しなさい!!」

 

「喧しいぞ、俺はあのバカ共に一発食らわせないと気が済まないんだよ」

 

『カーリアの王笏』を虚空から取り出し、飛んでくる銃弾を『回れ回れ』で弾く

回転をそのままに、テロリスト共へ王笏を飛ばし…数人をまとめて一掃する

 

「そ、それは狭間の地の『闘技』!?こんな若い子が入手していたなんて……」

 

闘技についてはまた話すとして……何かリーダーらしき奴が出てきた…右手にガトリング、左手のそれはレーザー砲かなんかか?随分近未来的なものじゃないの

 

「まさかあのダンジョンに潜ってる廃人が出てくるとはな…だが我々の目的の為、如何なる相手にも容赦せんぞ」

 

「廃人だと?聞き捨てならんな弱者共」

 

「弱者ァ…?まるで自分が強者の様な口振りだなガキ…」

 

「実際そうだろ…貴様らは結局、難易度が高すぎるだのシステムがなってないだの自分の弱さを盾にしてあの地より逃げだした弱者だ……そんな奴らが俺らの様な『先駆者』を廃人だのマゾヒストだのとよく吐かす、負け犬程よく吠えるとはこの事だな」

 

「テ、テメェ…口の利き方には気を付けろよガキィ…テメェがいくらあのダンジョンに潜っていようが、俺らとは戦いの経験が違ぇんだよ……俺らがどれだけ戦ってきたか分かるか?のうのうと暮らしてるようなガキによォ」

 

「知るか、言っておくが俺は俺で貴様らとは次元が違う程の…それは気が遠くなる程の闘いを繰り返してきた、あの地でな」

 

「ハッ!俺にはマゾ共の考える事なんざ理解出来ねぇなぁ!あんなクソみたいな所になんの魅力が有るってんだ?あぁん?」

 

「『試練』とは……『強敵』である程良いのだよ、そして『試練』は乗り越えなくてはならないのだ…貴様らはそもそも見間違っている、あの地で本当に倒すべきものはエネミーでもボスでもない……『自分自身』だ」

 

「説教垂れてる暇があるなら、俺を倒せるだけの力を見せてみろやガキィ!!!」

 

ガトリングをブッ放すテロリスト

その場に黄金の爆風を残しながら、ワイは空中へと瞬間移動する…上空で『マリカの槌』を取り出し、振りかぶる

 

「空に飛んだのは間違いだったな!消し炭になりなァ!!」

 

左手のレーザー砲に光が収束し…俺へ向けて撃ち放たれた

 

「浅はかだな…その程度で止められるとでも?本物の『英雄的殴打』と言うものを見せてやろう」

 

マリカの槌とレーザーがぶつかり合う…槌はレーザーを縦に割りながら地面へ急降下して行く

 

「な、なにぃィィ!?」

 

「『黄金砕き』」

 

テロリストをブン殴りながら槌を地面へと叩き付ける、周囲が黄金に光だしたかと思えば……それら全てが弾け飛んだ

黄金に乗っていたテロリストの残兵の一部も空へ打ち上げられ、無様に地面へと激突していた

 

しかしテロリストのボスってやつは案外しぶといな、直撃を食らってた筈だがまだ立てるか

 

「テ、テメェ…相当な廃人だなオイ……こりゃ普通の戦技じゃねえだろ」

 

「ああ、これは『黄金律の闘技』から出る黄金砕きだ…通常版に比べりゃ範囲やら威力が大幅に強化されてるからな」

 

「へっ……マジかよ、あのボスを7回も倒したってのかテメェ……とんだマゾヒストだな」

 

「……さて、そろそろ意識改革と行こうか…これからは俺らの様な『先駆者』を畏怖と敬意と…少しの愛着をもって『玄人』と呼べ、世の中のボケども」

 

言い終えると同時に、再度マリカの槌をテロリストへ叩き付け…黄金が弾けた

テロリストはまた宙へ放り出され、地面へと叩き付けられた……さて、改めてコーヒーブレイクでもしにどっかカフェへ行こうかな

 

「あ!ちょっと待ったそこの君!」

 

「ん?……え"ッ?」

 

そこに居たのは褐色の肌にブロンドの髪…そして際立つ長い耳

……いや、あんた不知火フレアやろ

 

て事は何だ、この世界ってまさか……ホロラバ?

全く知識がないんだけどどうすればええかなクォレハ……

 

「なんか君、一人でテロリスト制圧したんだって?一般人が無茶したらダメだよも〜…とにかく今ノエ…警備隊の団長が来てるから、ちょっとお話聞いてもいいかな?」

 

「あ〜…いや、俺これから用事あるんで…」

 

「まあまあそう言わず、スグ終わるからね?」

 

肩を掴まれ、ガッチリ抑えられる…面倒臭い、事情聴取は取り敢えず面倒臭いぞぉ……

今現時点で狭間の地攻略はゴドリック、レナラ、ラダーンでストップしている

 

それどころかマレニアやモーグ、プラキドサクスの様な裏ボス達は情報すら出回ってない……何故知っているのかとか色々聞かれると面倒な事が多過ぎる

 

ここは……逃げるが勝ちだな

自らの体を赤い雷雲と化し、瞬時に近くのビルの屋上へと移動する

 

「……あれ!?どこ行った!?」

 

悪いがワイはコーヒーブレイクをしに行くぜ

 

後から聞いた話だが、このテロ制圧はどうやらTV放送をしていたらしい……この日を境に、ワイは各方面から『真の玄人』と呼ばれる様になるのはまた別の話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやしかし今思い返してもホロラバの要素なんて微塵も無かったぞ、中高と共学だったがホロメンなんて見てないし

 

ただ高校は出席日数ギリギリラインを攻めながら狭間の地に潜ってたし、大学も最低単位をギリギリ回しながら狭間の地に潜ってたからなぁ……全ボス制覇したの本当に最近だったから周りなんて全然見てなかったな

 

まあ?テストは普通に高得点出てたけど、扱いづらいちょっとした問題児として見られてたな

 

「……明日からはちゃんと大学行って、周りみてみよう…多分、と言うか絶対居るよなこれ」

 

てな訳で翌日、今日からはしっかり大学通わんとな……でもワイ将来どうするんだろう

何かもう、狭間の地で暮らしても良い気がしてきた

 

「おっはよ〜」

 

「ああ、おはよう」

 

ビタッ、とその挨拶をしてきた人物が固まった……あら?この青髪……もしや

 

「……どうした、なんか付いてるか?俺の顔」

 

「えっ?あ、いや!ちゃんと挨拶返してくれるなんて珍しいな〜って……なんかいい事あった?」

 

「いや特には……あ、まあ…ちょっとした目標が達成出来たって感じかな」

 

「へぇ〜そうなんだ…何かわかんないけど良かったね?」

 

「まあ…ありがとう星街(・・)

 

「あっ…うん」

 

やっべ、何かこれすいちゃんと面識ある感じだぞ……何時だ、いつから面識があったんだ……

 

今まで無意識に行動しすぎだろマジで、確かにいつも誰かしらに声を掛けられてた気はするが…殆ど無意識で返してたし、何だったら聞こえてない時もあったな

 

「あ、あの…いつもみたいにすいちゃんって、呼んでくれないの?」

 

「え"ッ……い、いつも?」

 

「うん、昔からそう呼んでたよ…ホントに今日どうしちゃったの?なんかいつもと違うって言うか、何か変だよ」

 

多分今までが変だったんだよね、これがワイの正常だよすいちゃん

てかこの口振りだと結構前から知り合いだった臭いぞ……昔っていつだよ昔って

 

「あー…いやっ、ちょっとボーッとしてただけだよ…気にせんといてすいちゃん」

 

「そう?体調悪かったら言ってよね」

 

うーん……確かに思い返してみれば、昔馴染みの友人が居た気がするな…中学時代から狭間の地攻略の為にひたすらノートへボスの行動パターンや、注意行動…実際に戦った後の反省点をまとめてたからな

 

そんな事をしているワイにも話しかけてくれたり、遊びに誘ってくれた友人が居た…確かその子がアイドルのオーディションに受かったよって言ってた時はびっくりしたなぁ……

あれ?確か青い髪の子だった気がす………いや、どう考えてもすいちゃんだろそれ、何で気が付かないかなこの馬鹿(自身)

 

「……なぁ、アイドルの方は順調なのか?」

 

「ええ?珍しいねそんな事聞いてくるの、本当にどうしたの?」

 

「昔にオーディション受かったって聞いてからそんな話してないな…ってふと思ったから、ちょっと」

 

「ふぅん…うん、順調だよ…ファンも増えてきてるし」

 

「そりゃ良かった」

 

「……すいちゃんのライブ、興味あったりするの?」

 

「まぁ…そうだな、今までずっと別の事に打ち込みっぱなしで…昔馴染みを放っぽってたから」

 

「ッ…!!へ、へぇ…そーなんだ、ふぅん…そっか……こ、今度ライブあるんだけど…来る?」

 

「ああ、日程が合えば行きたいな」

 

何か心なしかすいちゃんも嬉しそうだし良かったわ…今日からはちゃんと昔馴染みの相手もしなくてはな、今までマジで適当だったし無意識だったからな

マジすまんな、すいちゃん

 

まあでも狭間の地潜りはまだやめる気はないがな、あそこはまだまだ遊べる…折角こうしてエルデンリングを実体験できるんだ、やれることはやり尽くさないと勿体無いだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼馴染の様子がなんかおかしい……いつもならおはよって言っても、『ああ』とか『おう』みたいな感じで返されるのに…今日はあろうことか『おはよう』って返してくれた、しかもちゃんとこっちに顔まで向けて

 

何かあったのかと聞いてみれば、ちょっとした目標が達成できたって言ってた……確かにいつも何かに向けてひた向きに打ち込んでたなぁ

その目標が少しでも達成できたって言うなら、私も嬉しいな

 

それどころか私のライブに興味があるなんていうから…もうッ……

 

「…へへ、うへへ」

 

「うわっ、すいちゃんなんだにぇその笑い…」

 

「うわってなんだよ!いいだろ別にすいちゃんがどんな笑い方してようが!」

 

「もしかしていつもの幼馴染君?」

 

「そーなんだ~、今日久し振りに挨拶を返してもらったの!…しかもすいちゃんのライブに興味あるって言ってて~、もう嬉しくて嬉しくて…!」

 

「えっ……挨拶久し振りに返して貰ったってなんだにぇ…」

 

「だっていつもはなんかノートを書き込んでるから、おはよって言っても曖昧な返事しか返ってこなくて」

 

そんな事を話すとみこちはあからさまに顔をしかめ、そらちゃんは苦笑いを浮かべていた

確かに第三者目線から見れば結構な光景かもしれないけど、私達からしてみればいつもの事だから

 

「なんだにぇそれ、アタシなら絶対関わらないにぇ」

 

「でも何だかんだすいちゃんの我儘を聞いてくれる時だってあるんだよ」

 

「へえそうなんだぁ…話を聞いてた限りだと全然何もしてくれないのかと思ってたよ」

 

「昔は遊びに誘ったりすればついてきてくれてたし、ご飯奢ったりしてくれたんだよ!でも最近はそもそも大学にあんまり来てなかったから、話す機会もなかったって言うか……」

 

「……まあアレだにぇ、恋する乙女は盲目ってヤツだにぇ」

 

「こ、恋っていうか…憧れって言うか……」

 

「でも彼、結構人気あるみたいだよ…寡黙だけど真面目だし、なによりカッコイイから」

 

「えぇ!?そうなの!?」

 

「すいちゃんも早いとこ捕まえとかないと、突然どっか行っちゃうかもしれないにぇ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すいちゃん、昼飯は友達と食べてくるって言ってたけど……やっぱホロメンかな

ワイは今ぼっち飯中、そもそも大学自体狭間の地に潜りまくってた所為で碌に来てないからな…そりゃ友達も居ないわ

 

「おや?ノートを書いてないなんて珍しいですね」

 

「……ん?白猫…?」

 

「狐じゃい!」

 

ひょこっと顔を覗かせてきたのは猫やんけ基、白上フブキだった

俺はどんだけ無意識下で輪を広げているんだろう……すげぇ怖くなってきたんだが




エルデンリングDLCはよ来ないかなぁ、あとACの新作も

キャンパスライフってどんなんやろね、送ったことないから分かんねぇや
てなワケでこんな感じですんで、よろしくお願いします

ではでは、またお会いしましょう


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これってラブコメだっけ(今更)

どうもAZAZELです
深夜テンションって怖いよね

この小説には様々過ぎるネタが散りばめられてるので、気がついたそこの君も同士という事でよろしく
分からなかったら聞いてね

そいではほんへどうぞ


「にしても本当に珍しいですね〜、君がノートに齧り付いてないなんて」

 

「ああ、まあ…そうだな、今日からは齧り付かなくても良さそうだよ」

 

「およ?あれは勉強していたんじゃないんですか?」

 

「いや、別に大学の勉強をしていた訳じゃない……別の勉強と言うかやり込みというか」

 

「……?まあ君が言うならそうなんですね」

 

こんこんきーつね……何でワイはフブキングと談笑してるんだろう

ワイいつこの人と知り合ったのよ、すいちゃんにしろフブキングにしろ無意識下の行動エグすぎワロタ

 

ワイどんだけコミュ力高いねんwwwwwマジ笑ってる場合じゃねえよ

 

「でもこうして顔を合わせて話すのは初めてですね〜、いつもはノートとにらめっこしてる君と話してましたし」

 

「え、なんかすんません……」

 

「ああいやいや!別に怒ってるとか謝って欲しいとかじゃなくてですね!なんか新鮮だな〜って」

 

よくそんな人間とつるもうと思いましたね貴女、ホイホイついて行くのは良くないとお兄さん思いますよ

 

おまいう

 

「ん〜……と、ところですいちゃんは一緒じゃないんですか?」

 

「え?ああ、なんか友達とお昼食べてくるって言ってたぞ」

 

「へ、へぇ…そうなんですか……じゃあ!白上と一緒に食べましょう!そうしましょう!」

 

「お、おう…まあいいけど」

 

なんか押し強いな、別に食べる友人なんて居ないからいいけど

ちなワイのご飯は姉街製です…なんか今日すいちゃんが持ってきてくれた

 

ワイ姉街の顔見た事ないんやけどね…多分だが無意識下で出会ってるだけだと思うけど

 

「手作りですか?」

 

「いや、姉街製」

 

「えっ…そ、そうなんですか」

 

「……ん?どうした?」

 

「い、いや〜……ちょっと作り過ぎちゃって余り物が出たんですけど〜…要ります?」

 

「くれるなら貰うけど、一応これでも食べ盛りなんで」

 

「で、ではどうぞ!」

 

うまい(小並感)、フブキングの唐揚げいいゾ〜コレ

て言うか姉街弁当もうまい、ワイの好物である本ソーキ入ってる……あれ?何でワイの好物知ってるん……?

 

コレも無意識の賜物か(白目)

 

ちな『本ソーキ』ってのは豚の骨付きあばら肉ネ…更に言うと『本』ってのは骨が硬いやつ、軟骨Ver.もあるけどワイは硬い方が好み

これ沖縄食なんだけどなんで姉街知ってるんだろうね(すっとぼけ)

 

「美味しいですか?」

 

「美味しい、料理上手いんだな」

 

「え、えへへ…そう言われると嬉しいですね」

 

「うん、いいお嫁さんになれるゾ」

 

「おっ、およめっ!!?な、何言ってんですか!!!」

 

やべッ、心のワイが漏れてもうた

表向きは一般人で通そうと努力してたんだが……溢れ出すオタクが滲み出ちったなこりゃ

 

でもフブキング可愛いからいいよね、いやよくねぇな

サラッとセクハラ紛いな事吐かしてるぞこの男、ホントこういう奴と絡むの良くないとお兄さん思うな

 

おまいう(定期)

 

「いやごめん、ちょっと軽率だったね」

 

「いやいやいや!別に謝らなくても大丈夫ですよ!し、白上もちょっと慌て過ぎちゃいました」

 

「でも本当に美味しいぞ、ありがとうな」

 

「〜ッ…!!ま、まあ!そこまで言うなら許してあげますよ!ええ!」

 

耳ピコピコやん、しっぽもブンブンやん

え、なにこの好印象は……え?マジで何したんワイ?

 

ラブコメ始まる的な?Love so sweet流れちゃう?

 

でもアタシには心に決めたマイラニたんがおるんねん、ごめんな……まあ冗談はさておき、本当にフブキングへ何をしでかしたんだ

いい加減白状しろ、いつまでも(だんま)りが通用すると思うなよ……いや記憶無いねんな、思い出せたら思い出してるわコチトら

 

取り敢えずなんか話題振ろ

 

「ところで、しらか…フブキはこの後授業か?」

 

「ピャッ」

 

「え?」

 

「………い、」

 

「い?」

 

「いきなり下の名前で呼ばないで下さい心臓に悪いじゃないですかァァァァ!!!!!」

 

顔を真っ赤にしながら走り去っていたフブキング……あるぇ?もしかしてこれ選択間違えた?

すいちゃんをすいちゃんって呼んでたからてっきりフブキングも下の名前かと思ってたんだが……違った?

 

何この恋愛シミュレーションみたいなの、相手答え知ってるのにワイが何も知らないの不利過ぎじゃね?エルデのボス並に理不尽なんだが?キレそう

 

「えー……マジ?」

 

「え〜はコッチのセリフなんだけど……フブキに何したのさちょっと」

 

「あらみおママじゃないの」

 

「ん"ん"ッ…!!」

 

「あ、ごめん……いや本当にごめんなさい……」

 

フッと振り返り様にそう吐き出してしまった……内なるワイが溢れ出てるよ、やべぇよ……やべぇよ……

ウチだけにってか?何も掛かってねえよ消えてくれマジ

 

黒と白のツートンパーカーを着ているみおママこと、大神ミオがそこに立っていた

やだ何そのパーカー、かわいいんですけど

 

「な、なんか今日変だよ君…いつもはあんな必死にノートとにらめっこしてるのに……どうしたの?もしかして体調悪い?無理してない?」

 

「いや、バリバリ元気だよ」

 

「う、うん…だったらいいんだけど……本当に大丈夫?」

 

うっひょーみおママの生手だ生手、ワイのおでこに当てて熱を見てくれてる……こういう所がオカンやよなホンマ

 

まま〜(退行)

 

「う〜ん…熱は無いみたいだね」

 

「まあバリバリ元気だからな……ママって呼んだ方がいいか?」

 

「やめて!ウチがウチで無くなりそう!!」

 

「なにそれは」

 

「て言うか君ってそんなキャラだっけ!?もっと寡黙って言うか、クールって言うか……」

 

「ん〜…?別に通常運転だが…まあ前に比べれば喋る方になったと思うがな、今までちょっと趣味にのめり込み過ぎてて」

 

「な、なるほど…?よく分からないけど、そうなんだ……」

 

フブキングもそうだったがワイの言葉鵜呑みにし過ぎじゃないかこの人ら、これは信頼からくるもの?それとも単純にこの子らが純粋なの?

 

ヤダ、純粋きーつねも純粋ママもかわいいじゃない

 

ほんまそういうとこやぞお前、もっと事態を重く見ろ

 

「あれ〜、ミオしゃここで何してるの〜?」

 

「ンブッ……おい、急にへばりつくな」

 

「え〜いいじゃないか〜、ぼくと君の仲だろ〜?」

 

心臓に悪いからやめてもらっていいすかおかゆん……なるほど、分かったぞフブキング…心臓に悪いってこういう事なんだな

 

めっっっちゃいい匂いするんだけどこの人たらし猫……

 

後ろから首に手を回されてるから口が耳に近い、つまり声が近い、つまり心臓に悪い…Q.E.Dだな

いいのか?このままだと俺の心臓が震えるぞハート燃え尽きるほどヒートして血流疾走(オーバードライブ)してぶっ倒れるぞ

 

「うりうり〜」

 

「ちょっ、おまっ…近いし暑苦しいから」

 

「え〜そんな事言って〜、本当は嬉しいんでしょ〜?」

 

もち、当たり前だろ何言ってんだキレんぞ(キレ気味)

 

「ちょっとおかゆ、くっつき過ぎだよ」

 

「ミオしゃもしかして羨ましいの〜?しょ〜がないな〜、こっち側譲ってあげるよ〜」

 

「ち、ちちちちがうよ!」

 

「も〜強がっちゃって〜、ミオしゃが来ないなら〜……そ〜れ!」

 

そんな掛け声を出しながら、正面から向かい合う様に覆い被さる猫又氏……何してるでござるか貴殿

そろそろ拙者の心臓(ハート)が物理的に粉砕(ブレイク)しそうで候…はよどいてたも

 

膝の上に座ってるからこっちに寄りかかるとたわわがたわわしてたわわたわわ……頭おかしくなるでこれ

猫吸いならぬ猫又吸い……トビそう……ダメだこれ本当に思考まとまらないんだけど

 

「……苦しいんですが猫又さん」

 

「でも気持ちいいでしょ〜?」

 

「暑い」

 

「ぶー…つれないなぁ、女の子がここまでしてるのに〜」

 

実際暑い、着てる服がモフモフしてるからマジで暑い

つーか距離近すぎ、どんだけおかゆんの好感度稼いだんだよワイ……

 

「おかゆ!そろそろ行くよ!」

 

「あ〜れ〜」

 

「じゃあね君!また今度ー!!」

 

みおママによりワイの心臓(ハート)が弾け飛ぶ前におかゆんは回収された……クッ、この人たらし猫め…ワイの心臓(ハート)まで奪う(壊す)気か

 

「……あ、俺今日の講義終わってるな……帰るか」

 

ササッと家に帰りパソコンをつける……チャットを開き今日の出来事をサラサラっと綴った

そしてそのまま電話を繋いでみる…と、2コールしない内に相手は出た

 

『なんすか急に惚気話書き込みやがって、あたしへの当て付けすか?』

 

「違うよ、ありのままあった事を話すぜ…俺はいつも通り大学に行っていた、だが全然いつも通りじゃなかったんだ……何を言ってるか分からねぇと思うが、俺も分からねぇ」

 

『何言ってんだコイツ……』

 

「要するに知らない内にトンデモなく仲が深くなってたんだが、これどう思う?」

 

『ripperがトンデモなく女誑しだって事くらいすかね』

 

「心外だな女誑しとはmaiさんよ」

 

ripperがワイの垢名、そしてmaiさんってのが今の喋り相手……この人は表向きの狭間の地攻略ランキング1位の人である

ゴドリック、レナラの討伐を自力でやり遂げた相当な玄人……ラダーンは色々あってワイが手助けをした

 

その好で未だにこうやって話し相手をしてくれるいい子だ、ちな俺の見てた動画の人

 

『だって普通、こんなんラブコメじゃないんだから意図せずして起こせるわけないっしょ』

 

「腐っても花の女子大学生だな、ラブコメって知ってたのか」

 

『ぶっ殺すぞテメェ』

 

「ヤダはしたないわよmaiさん、女の子らしい口調にしなさいよもう…そんなんだから狭間の地でも戦闘狂(バトルジャンキー)なんて呼ばれるのよ」

 

『ホントこいつは……はぁ、何言っても無駄なのはいつもの事なのに……イライラするぅ!!!』

 

「元気そうでなにより」

 

『マジで殴っていいか?』

 

いつも通りの漫才である、漫才だと思ってるのはワイだけという節があるのはご愛嬌

最近までガッツリ男の人かと思ってたが、実際喋ってみると女子大生だと言うからあら驚き

 

唯一、心のワイを溢れさせても問題のない友人だ

 

「殴っていいかで思い出したんだけどさ」

 

『なんつう言葉で記憶引っ張り出してんだ』

 

「maiさんって俺と同じ大学だろ?だったら昼とか一緒に飯食ってくれよ」

 

『……はぁ?正気かよ』

 

「そこまで言わなくても良くない?だって俺一緒に食べる人居らんし、狭間の地の事を語れる相手も居ないし」

 

『…………しょうがねぇな、明日ripper居んのかよ』

 

「朝から居るぞ、チャットしてくれればいつでも駆けつけるゾ…おお、これがオフ会ってやつなのか…俺初めてだぜ」

 

『じゃあ食堂ついたらチャットいれるわ、そんじゃ明日な』

 

そう言って電話を切ったmaiさん

スルーされたが明日は初のオフ会だ〜……ワイ、ワクワクすっぞ

 

てな事で翌日、お昼になってスグにmaiさんからチャットが来たので早速向かう

すいちゃんはまたお友達と食べるのかな?姿が見えなかったからそのまま来てしまったが

 

「……よう、アンタがripperだろ」

 

「おお、よく分かったな…そういう君がmaiさんか」

 

「ああ…さっさと席取るぞ、早くしないと混む」

 

超ボーイッシュ、クール系でかっこいい系……でも出るとこは出て、引っ込むところは引っ込んでんですね

何その抜群スタイル、ホロメンじゃないのにトキメキそう……いや失礼だな

 

「しかしよく俺だって分かったな」

 

「……まあ、あのニュース見てれば狭間の地関係者なら速攻分かるだろ」

 

「あー…成程ねぇ」

 

「巷じゃアンタの事を『真の玄人』だとか呼んでるみたいだぞ」

 

「あながち間違いではないな、俺は玄人の中の玄人って自覚はある」

 

「実際そうだから否定できねぇのがウゼェ……」

 

まあ事実、公にしてないだけで現状『狭間の地』の全ボス最大周回攻略者はワイしかいない…それくらいに理不尽仕様なのだ

ラダーンなんて初っ端ブチかましてくる大弓が初期仕様の微追尾、超高火力だからな…中途半端な体力じゃ一撃で持っていかれる

 

「でもmaiさん、この前ラダーン攻略した時から『大御所玄人』なんて呼ばれてるじゃない」

 

「あれは…途中からripperの助言があったから攻略できたみたいなとこあるし、何とも……」

 

「最終的に勝ったのはmaiさんじゃないか、この調子で2周目だな」

 

「アタシを殺す気か……そもそも7周なんて人間のやることじゃないっての」

 

「それは遠回しに俺を化け物だと言ってるな?」

 

「実際そうだろ」

 

「間違いない」

 

狭間の地に関してmaiさんと駄弁っていると、後ろから……なんか圧力を感じる、何だこの圧力(プレッシャー)…これじゃあまるでラダーンだぞ

 

後ろを振り返ると、昼食プレートを持ったマイ幼馴染が立っていた……どうしたすいちゃん、すっげぇ圧なんだが…何だったらプレートヒビ入ってるんだが

 

「ねえこうちゃん……その子誰?」

 

あ、どうも自分『志賀(しが) 航輔(こうすけ)』と申します




この主人公うるさくね(おまいう)

これからキャラも増えてくんでよろしくお願いしまする

皆の推しは誰かな?気が向いたら教えてね
因みに私は箱推しです、V全体で見るなら花鋏キョウちゃんでふ…デュフ

ではでは、またお会いしましょう


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無限ループって怖くね?

どうもAZAZELです
誤字報告及び評価ありがとナス!もうバーが赤いぞどうなってんだクォレハ

どのキャラだそうか迷う今日この頃、でもちゃんとキャラクター性ってのを理解してる子を出したいから大体絞られる……要するに辛いってこと

ではほんへどうぞ


「ねぇ、誰なのかなこうちゃん?」

 

「ちょっ、取り敢えず落ち着かん?なあすいちゃん?」

 

首元の襟をガッチリ掴まれ、椅子から立たされるワイ氏

てかすいちゃん力強過ギィ…めっちゃギリギリ音してるんだけど

 

「普段一人だよね?いつの間に仲良くなったの?もしかしてナンパした?」

 

「違う違う、趣味の関係で仲良くしてもらってるだけだって」

 

「ふぅん……趣味、ねぇ…?」

 

そんな目で見んといて、ハイライト仕事サボってんじゃあねえぞオイ

すいちゃんのハイライト無しはキツいて色々と、マジで生きた心地せんのやけどワイ

 

「えっ、すいちゃんって…あの星街すいせい?」

 

「なにmaiさん知ってるの?」

 

「おい、今はすいちゃん見ろよ」

 

「あっはい」

 

ヤダうちの幼馴染イケメンッ……

てか隣にそらちゃんとTMTがおる……生そらちゃんだかわいー、TMTも天使〜(悪魔)

 

そんなこと言ってる場合じゃねえや、どうすっかなこの状況…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイツ、まさかあの星街すいせいと知り合いだったなんて……て言うかなんで締めあげられてんだ…?

 

しかも一緒にいるのときのそらさんじゃん…もしかしてアイツって結構すごいのか……?いや実際『狭間の地』攻略に関しては凄いけど

 

なんてボーッと見てると、両サイドにときのさんと常闇さんが座ってきた

 

「昼食の邪魔しちゃってごめんね?」

 

「あっ、いえ…アタシは大丈夫、ですけど…」

 

「あれは気にしなくていいからな、痴話喧嘩みたいなんもんよ」

 

「ち、痴話喧嘩?」

 

「そっ……ここだけの話、すいちゃんアイツにお熱なんだよ…恋する乙女ってやつ?」

 

「も〜トワちゃん、あんまりそう言うのは言っちゃダメだよ」

 

……マジか、いやマジか

えっ、なにアイツ…そんな幼馴染が居るのにアタシなんかとつるんでる訳?アホなんか

 

いやまあ、頭のネジは飛んでる事間違いなしなんだけど…まさかそっち方面でもおかしいとは

 

「君は彼と知り合いなの?」

 

「ああ、えっと…趣味で知り合って」

 

「そうなんだ〜、その趣味って聞いても平気?」

 

「あ、大丈夫です…えと、なんて言ったらいいか…ダンジョン潜り?ですかね」

 

「おお!ダンジョン!一回トワも生意気な後輩に連れてかれて行ったことあるな〜…もう二度と行かねぇけど」

 

「あ、あはは…君みたいな女の子もダンジョンに潜ったりするんだね、彼とはそこで知り合ったの?」

 

「はい、ちょっと攻略に行き詰ってる時に助言を貰って…そこから仲良くしてます」

 

「へぇ…そうだったんだね、やっぱり彼って優しいんだ」

 

な、何かときのさん…ちょっと目が怖い

アタシを見ているようで、何か違うものを見てる様な雰囲気がある…隣の常闇さんは全然そんな事ないけど、ここまで来ると癒しが常闇さんしか居ない

 

種族悪魔だけど

 

「彼の話、もうちょっと聞かせてもらってもいいかな?」

 

「あっ…はい、大丈夫…です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホントに?ホントのホントにただの友達なんだよね?すいちゃんに嘘ついてないよね?」

 

「ついてないって本当に」

 

「じゃあ今度ウチ遊びに来て、姉街も会いたがってるし…それで許してあげる」

 

「分かった分かった、行くから…予定はまた連絡して、空けとくから」

 

「……約束だからね」

 

やっと解放されたワイ氏……なんかサラッとすいちゃん家にお邪魔する流れになってないか?やりおるなすいせい氏…流れるような手際、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね

ほぼ脅迫みたいなもんだったけど

 

てかmaiさんの周りにいつの間にかそらちゃんとTMTがおる……なにそのキラメキ空間クソ羨ましいんですけど

 

すいちゃんの殺気に当てられるよりそっちの方がワイ良かったんすけど

 

さて、そんなちょっとゴタゴタした昼食後……ワイは午後に全く授業を取ってなかったので、暇なんだなこれが

それもこれも全ては狭間の地へ潜る為のものだ

 

「狭間の地制覇ももう少し掛かると思ってたんだけどなぁ……思いの外早く終わっちまった、こんな事なら普通に授業入れときゃ良かったな」

 

「あ!やっと見つけたでござる!」

 

「おお、はっけーん!」

 

「……ニンジャ?」

 

「違うでござる!拙者侍でござる!!」

 

「ププー、いろはちゃんまた間違えられてる〜」

 

「沙花叉うるさいでござる!」

 

何で侍とシャチに絡まれなきゃならんのやワイ、全く関わりないと思ってたんだがなぁ

いや、無意識下でなんかしらやらかしてるかもしれない…今までの事例が事例だけにもう何を信じていいのか分からなくってきている今日この頃

 

つーか沙花叉かわいいなクソ、風真もかわいいなクソ……みんな可愛いじゃねえかどうなってんだよホロライブ、全く最高だぜ

 

「初めましてでござる、拙者風真いろはと言うでござる」

 

「沙花叉は〜沙花叉クロヱ、よろしくね『玄人』さん?」

 

「……ほう、成程そっちの類か…何か用か?」

 

「唐突で申し訳ないでござるが、拙者達と戦って欲しいでござる」

 

本当に唐突だな……えー、このポテンシャルお化け二人と戦うってそマ?勘弁願いたいんだけど

神肌のふたりばりに鬼畜やない?holoXのだいたいふたりとかにならん?

 

一人倒すと倒れてない方がもう一人を復活させる無限ループ……無限ループって怖くね?まぢキレそう

 

「別に構わんが……何処でやる?修練場の予約は取ってるのか?」

 

「もちろんでござる、早速行くでござるよー!」

 

「おー!って事で玄人さん早く早く〜」

 

「あ、おい引っ張るなって…」

 

侍とシャチに引っ張られて着いた場所は『修練場』

ダンジョンもそうだが、月一でバトルロイヤルなるものが開催されるのがこの世界の常識なんだ、バトロイで優勝すれば結構優遇されたものが貰えるとか何とか

 

正味、ワイ狭間の地以外の事に興味無さすぎて知らんけど

 

まぁそういうものがあるので高校や大学には修練場を設置する事が義務付けられている

ちなどうやらダンジョンの技術を使っているらしく、最悪死んだとしても外の医療部屋へ飛ばされるだけという安心設計

 

「最初は風真からでござる」

 

「……ん?一人ずつなのか」

 

「おやぁ〜?流石は玄人さん、沙花叉たち二人を相手にするつもりだったんだ…ふ〜ん……じゃあ期待に応えちゃおっかなぁ〜」

 

なんか余計な事言ったっぽいな、別に一人ずつで全然いいんすよ

おいそこのシャチ、ナイフを構えるな………いや、逆に考えるんだ…やっちゃってもいいのさ、と

 

そうだな、やはり『試練』とは『強敵』でなければ意味が無い……フロムプレイヤー魂を見せてやろうではないか

 

「沙花叉もやるでござるか……では尋常に!え〜っと…名前なんだったでござるか……」

 

「志賀航輔だ、そう言えば名乗ってなかったな」

 

「志賀殿でござるな…では改めて!尋常に勝負!」

 

いろはすは刀、沙花叉はナイフ二本か……ここはいろはすに合わせて『マレニアの義手刀』を使おう

 

そこ、狡いとか言わない…戦技ブッパしてりゃ勝てるやろとか言うな、産廃なんて言わせんぞ

 

さて、ここで闘技について話そう

闘技とは……『狭間の地』においてボスを最大周回数分、詰まりは7回討伐する事によって解放される機能だ

 

特定の武器を使用する時、武器にあったボスの性能をまるまるコピーして使う事が出来る様になるのだ

要するに自分がボスキャラ達の動きを出来るようになる……だが前にも言ったが7周目個体のボスは全ステが6、7倍近く跳ね上がっている

 

最早ゲームバランス云々ではなくシステムを疑うレベル、根本的なアップデートして貰っていいすかね…え?そういうの無い?はぁつっかえマジ

 

「覚悟ー!」

 

「おっと…」

 

考え事してたらいろはすが刀を振り下ろしてきていた、親方空から侍が

 

義手刀で受け流し、マレニアキックを撃ち込み吹っ飛ばす

見計らった様に今度は沙花叉が飛び出してナイフを振るう、何度か義手刀で受止め…鍔迫り合いに持ち込んだ

 

「流石に沙花叉もビックリだな〜、まさかいろはちゃんの一撃を軽々と受け流すなんて」

 

「これでも玄人なんでな…君ら二人に遅れは取らんよ」

 

「じゃあテンポアップするよっ…!」

 

義手刀を踏みながら後方へ翻る…アクロバティックやなぁ

着地と同時に突っ込んできた、さっきよりもスピードが格段に上がってるな……だが、こんなものラダーンの理不尽重力矢に比べれば可愛いもんよ

 

一撃、沙花叉の振るうナイフを強く弾く…これが弾きってもんよ、ゲームが違う?細けぇこたぁいいんだよ

 

体勢を崩した沙花叉の襟元を掴み、一回転振ってから上空へ放り投げた

 

「うぇぇ!?ちょ、ちょっと待っ…!」

 

「待ったはなしだ」

 

義手刀をマレニアよろしく上空へ突き上げる……が、ギリギリのところでナイフによって防がれている…ポテンシャルお化けめ、流石の反応速度だな

 

だが狙いはそこではない、義手刀を下ろし…降ってくる沙花叉に容赦なく蹴りをブチ込んだ

足に乗せたシャチは取り敢えずその辺に放っておいた

 

「やぁぁぁ!!」

 

「おお、もう復活してきたのか…流石に早いな」

 

「沙花叉を簡単に沈めるなんてやるでござるな、やっぱり拙者達の目は間違ってなかったでござるよ」

 

こっちはこっちで剣戟が速い、めっちゃ速い

だが俺も負けてはられない…全て受止めながら反撃も忘れない、両方しなくちゃあいけないのが玄人の辛いところだ

 

ここは一発、デカいのを見せてやるかね

 

再度マレニアキックでいろはすとの距離を開ける……そして飛び上がり、構えを取る

これぞみんなのトラウマ……『水鳥乱舞』

 

「受けきってみろ」

 

「何でござるかこれぇぇぇ!?」

 

最初に四撃、次発で二撃、そして締めの三撃……ちなマレニアver.だから範囲はデカい

三、四撃は受けられていたが、第二派生で体勢が崩れ…最終派生で見事に斬られたいろはす

 

締めの衝撃波もモロに受けていたので吹っ飛んでいった

 

すかさず追い掛け、倒れているいろはすの顔スレスレに義手刀を突き立てた

 

「動くな、いいな」

 

「は、はひぃ……」

 

後ろを振り向けば立ち上がった沙花叉が見えたので、素手のまま突っ込んでいく…今度はワイが飛び上がり、地面を殴りつける

 

沙花叉は後方へ飛んで避けたが、クソデカ爆音と共に土煙が舞い上がった……ここからは脳筋スタイル(ホーラ・ルー)で行かせてもらおう

 

「何それぇ!?どんな馬鹿力してんの!」

 

「蛮族の戦い方ってのは荒々しくてなんぼだ、鎧も武器も全てかなぐり捨てて己が身一つで突っ込むのみ」

 

「なんの理論だよそれぇ!沙花叉そんなの知らないってばぁ!!」

 

「知るか、蛮地の王たる力…見せてやろう」

 

地面を踏み鳴らし、岩を隆起させる…回避行動で後ろへ飛んだ沙花叉を逃がさんとばかりに突っ込み、クロスさせた両手を外側へ払う

 

その衝撃で沙花叉は空を舞った……ワイは飛び上がり、沙花叉を掴む…そしてパワーボムよろしく地面へ叩き付ける

 

「ゲームセットだな」

 

「うう…女の子叩き付けるとか鬼畜ぅ……」

 

「勝負挑んで来たのお前らだろ、文句言うな」

 

取り敢えず修練場を後にし、外へ出た

しかし流石は秘密結社の掃除屋に用心棒…ワイとはそもそものポテンシャルが違うね

 

マレニア闘技を使ってるワイ相手に粘った方だと思う

 

何で挑んで来たかは知らないが、まあこの子らもこれで満足したやろ…ワイもう疲れたんやね、対人ほど疲れるものはないってそれ一番言われてるから

 

「それで聞いて欲しいでござるよ師匠!この間挑戦したダンジョンの話でござるのだがな、結構レアな遺物が手に入ったでござるよ!今度師匠も一緒にどうでござるか?」

 

「ねぇ〜こうくん見てみて!新しくできたカフェ、超オシャレじゃない?今度一緒に行こうよ〜」

 

「……なあripper、なんか増えてないか」

 

「お、そうだな(放心)」

 

「ダメだこりゃ……」

 

侍は師匠呼びしてくるしシャチは馴れ馴れしいし……何なんだお前ら、何が目的なんだよ…

 

戦った翌日から何故か絡まれる頻度が爆増した、昼以外はすいちゃんやみおママ、おかゆん…昼は侍とシャチ、一日中ホロメン囲まれるなんてウレシイ、ウレシイ

 

はぁ……なんかもう疲れてきた、ワイの本質はただのオタクやねんな…ワイは君らを遠目で見られていたらそれでええねんでな

こういう時こそ狭間の地に潜ってゴドリックでもいじめながらストレス発散するのがいいんだよな

 

特に理由のない暴力がゴドリックを襲う

 

「むっ、沙花叉…師匠は拙者とダンジョンに入るのが先約でござる、この間は拙者が譲ったでござるぞ」

 

「え〜そーだっけぇ?でもこうくんだって沙花叉と一緒にカフェ行った方が楽しいもんね〜?」

 

やめろ、その狙ってるかの様なあざとボイスと仕草と顔が一々心臓にクリティカルヒットするんだよ…オタクいじめて嬉しいかオォン?

 

楽しいに決まってんだろふざけんな

 

だがいろはすとダンジョンに潜るのも悪くは無い…つか狭間の地以外のダンジョンって潜った事ないし、そういう意味でも興味はある

 

「……風真、俺ダンジョン歴浅いからどっか時間が作れたら一緒に連れてってくれ」

 

「も、勿論でござるよ!拙者にドーンと任せるでござる!」

 

浅い(大嘘)、でもあながち間違ってない

ヤダ笑顔が眩しい……おいシャチ、俺の手をニギニギするな

 

頬膨らませるなかわいいじゃねえかこの野郎……

 

「おい沙花叉、別に行かないとは言ってないだろ…どっかで時間作るからまた連絡する」

 

「……ホント?」

 

「何だかんだ今まで付き合ってやってんだろ」

 

「あ〜!そういう言い方するんだ〜!いいもん!沙花叉一人で行くもん!」

 

「おう、行ってらっしゃい」

 

「やだやだやだ!!何で止めてくれないの!?」

 

何なんだこいつマジ……メンヘラ女子かよ

まあこういう時は適当に頭撫でときゃその内大人しくなる、シャチってか猫か犬だな

 

「うわっ……コイツ天然の誑しだったか…」

 

「おいmaiさんや、聞き捨てならねぇ言葉が聞こえたぞ」

 

「今までの一連を見ててそれ以外の言葉が出るとでも思ってんのか?」

 

「いや分かってる、俺も分かってるとも……」

 

こんなん八方美人だって事は俺だって分かってる……だがなぁ……

 

かわいい女の子に優しくしてな に が わ る い ん だ

俺は止まらねぇし止まれねぇからよぉ……その内ヤバくなってきたら殴ってでも止めてくれってmaiさんに頼もう




某肩タックル系褪せ人投稿者の動画は面白いので是非みんなも見よう(ステマ)

あの人に限った話じゃないけどやっぱフロムプレイヤーってのは変態が多いよな
ワイはSEKIROなら割と詰めた方だけど、上には上がいるもんだな

ではでは、またお会いしましょう


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筋肉と筋肉はいずれひかれ合う

やはり火力を出すのには純脳筋が一番やなって…レベルを上げて物理で殴る

因みにワイ氏のビルドは超万能型(全ステカンスト)となっております…どうやって上げたか?そんなの簡単だよ

ひたすら血まみれの地下空間で銀と赤色のカエルを狩りまくってたに決まってんだろ

ではほんへどうぞ


今日は休日、予定も何も無いし一日中ゲームでもしてようかな……こっちの世界にも一応フロムゲーはある

 

だけどリアルで狭間の地に潜っている今、正直ゲームでまでフロムに触る気になれない……いやこれマジ

まあ買ったしなんなら全エンディング回収やら色々済ませてはいるけど

 

玄人舐めんな、こちとら身も(精神)も捧げてとるんやぞ

 

……折角の休みやし、天気もいい事だからマフィアやならず者共でもシメに行くか

 

「邪魔するよ」

 

木のドアをマリカの槌でぶっ壊し、中へと入る……外にいた連中は全員もれなく槌の餌食となり、辺りに散乱している

 

この街は比較的平和だが、裏路地には割と廃墟やヤバい連中の拠点なんかが蔓延っている……絶好の闘技試しの場所だと思わんかね?

 

「なッ!?テ、テメェどこの組織の差し金だ!!」

 

「別にどこの組織にも属してねぇよ、暇だからお前らみたいなので遊んでるだけだ」

 

「テメェが噂の『裏潰し』か…上等だ、全員で相手しろ!ガキだからって甘く見るな!」

 

銃を構え、マフィア達の一斉掃射が行われる……まあワイ、狭間の地でレベリングしまくったし…今のステと動体視力なら銃弾の一発一発が目で追える

そもそも銃弾程度なら避ける必要すらない、槌を振りかぶり…叩き付ける

 

黄金は前方へ扇状に広がり、弾け飛ぶ…ボス以外のマフィアが宙へ吹っ飛ばされる

 

「あ、ありえねぇ…何なんだ、何なんだよお前は!何故俺ら裏家業の人間を目の敵にする!?確かに俺らは人に怨まれる様な事だってしてきたさ!だがお前に手を出した覚えはねぇぞ!!」

 

「あぁ?俺のコーヒーブレイクやゲーセンでのお楽しみ時間を散々邪魔してきてんだよ…どこのテロリストだかマフィアだかは知らんがな」

 

「な、ならこうしようじゃねぇか…俺達と手を組もうぜ、俺らがお前の日常の平穏を約束しよう……どうだ?」

 

「あー……いや、いいよ別に…俺一人でどうにでも出来るから、寧ろ俺一人でお前らの様なはみ出し者を木端微塵に砕いた方が早い…そういう訳だから、さようなら」

 

「まっ、待て!やめッ…!!」

 

マリカの槌をボスへ叩き付けた

 

さ、次の所いこ~……ん?何か面白そうな気配を感じるな…上か

天井を突き破って大男が降ってきた…お、親方……空からガチムチマッチョが…おい誰得展開だよコレ

 

「何だァ…?『裏潰し』ってのはこんなガキなのかよ…情けねえ奴らだな、こりゃウマい仕事貰ったもんだな」

 

「……どちらさん?」

 

「オイオイ、裏で動き回ってるのに俺様を知らねぇなんてな…俺様は『ダイアのジャック』、裏専門の掃除屋だ…ウチの組織の支部を潰してくれたそうじゃねえか」

 

「……?さぁ、裏組織なんて潰し過ぎて何処がどこなんて一々覚えとらんぞ」

 

「がっはっはっは!!流石は裏潰し様だなァオイ!いう事がちげぇ、その辺の木っ端とは比べ物にならねぇな…気に入ったぜお前……だがな、お前さんが潰した支部の一つが稼ぎ頭の一つだったもんでよ、ウチのボスがカンカンになっちまってな」

 

「そりゃあ大変だな…しかし稼ぎ頭一つ潰されたくらいでピーピー言うな、そのくらい立て直す度量が無いのにボスなんてやんなって」

 

「言ってくれるなァ?益々気に入ったぜ、ウチのボスは完璧主義でよォ…物事の計画が上手くいかないと気が済まねぇタイプでな……悪いがお前にはここで死んでもらうぜ?」

 

そう言って大男は殴ってきたので、後方へ飛ぶ

殴られた床は粉々に吹き飛び、余波で周囲の壁にヒビが生じる…純脳筋タイプか、なら此方も筋肉を出さなければ無作法というもの

 

マリカの槌を虚空へ消し、脳筋スタイル(ホーラ・ルー)で行かせてもらおう

 

「いい反応速度だ!」

 

「お前もいい筋肉だ、デカブツ」

 

「ジャックと呼んでほしいもんだなッ!!」

 

後方へ飛んだワイに一瞬で近づく瞬発力…凄まじいな

蹴りを繰り出してくるジャック、空中で受け止めたのでそのまま吹っ飛ばされた

 

壁を突き抜け外へと出された

 

「俺様の蹴りをモロに受け止めてなんともねぇなんてなァ……成程、これが『裏潰し』か」

 

「いい蹴りだったぞ」

 

「その割にケロッとしてるじゃねぇか…よッ!!」

 

正面からぶつかり合い、両掌を組み合う……力比べってヤツか

つーか掌クッソデカいな…

 

「はッ!この俺様と力比べしようってか…いいぜ、その両手使い物にならなくしてやる!!」

 

「やってみろ」

 

掌に力を入れ、握りつぶさんばかりの力が掛かる……が、今の脳筋スタイル(ホーラ・ルー)のワイには微々たる力しか感じない…流石は王たる力だな

 

「どうした?これで終わりか」

 

「ばッ、馬鹿な!?俺様の力が…!押し負けるだと…!?」

 

「そろそろ終いにしようか、警備隊に来られても困る…一撃だ、一撃でお前を吹っ飛ばす」

 

「何を…!?」

 

パンチは必ず一発だけだ……組み合っていた掌を離し距離を少し取る、そして踏み込み…腹を思いっ切り殴る

建物を貫通して一本裏の路地へとジャックは吹っ飛んだ

 

「またどこかで闘い(やり)合おうかジャック…今回はここまでだ」

 

今回は大物が釣れたみたいだな、しかし本当にどこの組織なんだ?マジ潰し過ぎてどこか分らん

まあワイも裏の連中に結構恨みを買っているみたいだな

 

さっさと退散しよ、警備隊に絡まれるのは本当に面倒だし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う〜ん、またこれかぁ…」

 

「遅れてごめんフレア〜!」

 

「大丈夫だよノエちゃん、どっちにしてももう色々終わってるし」

 

「あ、もしかしてまた?」

 

「そうなんだよねぇ…誰か分かんないんだけど、またマフィア組織が一つ潰されてる……しかもコソコソ勢力を蓄えてたからリストにも載ってない」

 

「なんか恨みでも持ってたんかな?」

 

「……わっかんない、本人に聞くのが一番早いけど…」

 

「肝心の本人が見つかってないんですよねぇ~?」

 

「あれ?来てたのマリン」

 

「おっ!マリンおつまっする~!」

 

「はい~、陸は専門外ですけど…船長もちょ~っと気になってるんですよ」

 

「…今は敵じゃない事を祈るしかないのかなぁ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、10組織くらい潰し満足したので帰ることにした…こんだけ潰してもまだ昼なんだよなぁ……どうすっかなこの後

 

一応ジャックが吹っ飛んだ方を見てみたが、あの筋肉の姿は無くなっていた…上手く逃げおおせた様だった

 

取り敢えずご飯でも食べに行くか、ここは適当にファミレスでいいかな

 

「あれ、こうさんじゃないですか」

 

「…ん?」

 

「珍しいですね街中にいるなんて、今日はダンジョンに潜らないんですか?」

 

ららーいおん、ヌァゼイルンディスカシシロサン

しかも隣に酒飲みエルフが見えるぞ……ちょっと待て、ししろんとも知り合いだったのかワイ…?何で本人が分かってないんだよ可笑しいだるォン?

 

ししろんかわいい(脳死)

 

「ああ、ある程度の目標は達成したからな…暫くはいいかなって」

 

「へぇ、そうなんですか…じゃあこれからどこに?」

 

「昼飯食おうかなって」

 

「じゃあ私もついて行こうかな」

 

「え"?」

 

「えぇ!?」

 

「ダメですか?」

 

やめろそのわざとらしい潤んだ瞳、オタクがそんな目されて断れる訳ねぇだろが

て言うか隣の酒飲みエルフもええって言うてますけど、その辺いいんすかねししろんさん

 

「いやまあ、俺は別にいいけど…お連れさんおりますけど貴女」

 

「ラミちゃんは嫌?」

 

「い、嫌じゃないけど…別に…」

 

「ほらラミちゃんもこう言ってますし、良いですよね?」

 

「なら別にいいけど…俺ファミレス入ろうとしてたんだけど、行きたいとこあるならそこでいいよ」

 

「そうですか?じゃあラーメンでも食べに行きましょう」

 

あなた本当に好きよねラーメン

て言うかもっと女の子らしいもんにしなさいよ…今更だけどさぁ、ラミちゃんおるねんぞ

 

ししろんオススメだと言うラーメン屋に入った、中はそれなりに人が入っており…中々繁盛してるみたいだな

 

「お!ライオンの嬢ちゃんとエルフの嬢ちゃんか!いらっしゃい!」

 

「店長ー、いつもの三人前ちょうだーい」

 

「あいよ!ちょっと待ってな!」

 

なんかデジャヴを感じる……何だ、何だこの声…ついさっき聞いたような

バッと厨房を見ると筋骨隆々な大男がラーメンを作っている……お、お前…まさか……

 

いや、人違いかもしれない…筋骨隆々なラーメン屋の店長なんて腐るほど居る筈だ、たまたま似ているだけかもしれない

 

「ここはとんこつラーメンとチャーハンのセットがオススメなんですよ〜」

 

「へ、へぇ…そうなのか」

 

「…?どうしたんですかこうさん?」

 

「いや……何でもない、二人はよくここに来るのか」

 

「はい、常連ですよ」

 

「……し、志賀さんはラーメンとか食べるんですか?」

 

「まあ、たまにな」

 

ラミちゃんが初めて話しかけてくれた、感動

いや実際無意識下で話してるのかもしれないがノーカンだ、ノーカウントなんだよ

 

それはワイであってワイでは無い……何言ってんだこいつ(自戒)

 

やっぱこうしてると清楚だよな、酒さえ関わらなければな…まあ酒が入ってもかわいいと思うけどな

かわいい女の子は何しててもかわいいんだよ、それが世の真理だ

 

「ヘイお待ち!いつものラーメンセット三人前な!……お?おいおい獅白の嬢ちゃん男連れてきたのか!カーッ!隅に置けねぇなぁ!」

 

「そんなんじゃないですよー、大学の知り合いってだけです…お昼を探してたみたいなんで連れてきたんですよ」

 

「へぇそうなのか?しっかし両手に花だなぁ兄ちゃん!どっちが本命とか決まってんのかァ?」

 

やめろ筋肉、ワイの顔を見るんじゃあない

お前だって気まずい空気を作りたく無いだろrrう?ならいい子だから大人しく厨房に戻るんだな

 

肩叩くなって、はよ厨房に戻れ…なんか女性店員が『ああ、ダル絡みされてるなぁ』みたいな目でみてんじゃあねえか

 

「……あ?お、お前……」

 

「……ラーメン、頂こうか…麺が伸びてしまうぞ」

 

「そうですね、じゃあいただきまーす」

 

「……おう!たんと食ってけ!」

 

んー…どう考えても今のはワイだってバレたなぁ、つーかお前なんでラーメン屋なんかやってんだYO

裏組織の掃除屋じゃねえのかよ、それとも何だ?趣味かコノヤロウ

 

「どうですか?こうさん」

 

「……美味いな、豚骨臭さも少なくていいと思う」

 

「なら良かったです」

 

ヤダししろん……笑顔がかわいい

しかしこう…美少女がラーメンを啜ってるってのも、なんかシュールというか

 

まあかわいいし、何しててもかわいいよな(脳死)

 

ラーメンと炒飯は普通に美味い、腕は確かみたいだし…本当にただ趣味でやってるだけかもしれないな

てな訳で完食、美味しゅうございました

 

「店長ー、ご馳走様ー」

 

「おう!また来な!」

 

お代はワイが全部払った、かわいい子に投資するのは苦じゃない…むしろご褒美と言ってもいい

と言うより、狭間の地から持ち帰ったルーンを換金したらとんでもない金額になったから金には困ってない

 

スパチャって素晴らしいね

 

「ほ、本当にいいんですか?ししろんと私の分まで出して貰って…」

 

「気にするなよ、これくらい出費にすらならんよ」

 

「私から誘ったのにありがとうございます、今度は私がなにか奢りますから」

 

「そんなに気にするなって」

 

「それで…この後は何かあるんですか?」

 

「あー…まあちょっと、用事があってな」

 

「……そうですか、じゃあまた大学で会いましょうね」

 

「ああ、またな」

 

生ししろんとラミちゃんかわいかった、この後の面倒事を片す前にかわいい成分を補充できて良かったわ

しかし…ししろんとラミちゃんとはいつ出会ったのやら、マジ記憶ないのなんなんホンマ

 

ししろん達と別れ、再度ラーメン屋に訪れていた……そこには暖簾を降ろす大男がいた

 

「……中入んな、客なら出払った」

 

「準備がいい事で…それじゃお邪魔しますぜ」

 

中に入ると、さっきまでとは大違いに閑散とした店内が広がっていた……本当に出払ったんだな

 

カウンターに座ると、さっきの女性店員がお茶を出してくれた……この人も裏関係か?

 

「君がジャックの言ってた子か……へぇ、中々イケメンじゃない」

 

「やっぱそっち関係か」

 

「そうよ、あの筋肉バカを殴り飛ばしたんだって?やるじゃない君」

 

「そいつはどうも」

 

お茶美味しいな、使ってる葉っぱが違うんかなこれ

なんて呑気に考えてると、隣にドカッと筋肉が座った…筋肉もお茶を啜っている

 

「世間ってのは狭いもんだな、ジャック」

 

「全くだぜ本当、こんな所でまたお前と相見えるとはなァ?」

 

「裏稼業の人間がまさかラーメン屋やってるなんて思わねぇだろ、ラーメンは美味かったぞ」

 

「ただの趣味だよ、ボスが許してくれたからな…俺の魂が籠ったラーメンだ、不味い訳がねぇだろ」

 

「それで?どうする……どこか広いとこでやり合うか?」

 

少しピリッとした空気が流れる……だが殺気は感じない、どうやら今は手を出すつもりは無いみたいだな

 

「……やめとくよ、今の俺じゃお前には敵わん」

 

「へぇ、筋肉バカでも引き時ってのは分かってるもんなのね」

 

「うるせぇぞクイーン…実力にあった身の振る舞いが出来てなきゃ、裏稼業でなんて生き残れねぇのはお前も知ってんだろ」

 

「それもそうね……お茶のおかわりいるかしら?」

 

「いただきます」

 

「お前……敵地の真ん中でよくそんなのうのうとしてられるな…」

 

「店の中で暴れるつもりはないからな、美味いラーメンが食えなくなっちまうだろ」

 

「……ふん、よく言うぜ」

 

何嬉しそうな顔してんだ筋肉、野郎のツンデレはどこの需要にもならないから要らんぞ

美人さんから入れてもらったお茶を啜る……つかまじ美味いなこのお茶

 

「だが次、またお前を排除する依頼が来た時はこうはいかんぞ……」

 

「おお、そいつは怖いもんだな……ご馳走さんな、美人さんに入れてもらった茶は格別だったよ」

 

「あら、お上手…またお会いしましょう、『裏潰し』君?」

 

ラーメン屋を後にし、そのまま家に帰った……人生何が起こるか分かったもんじゃねえな




最近食べるラーメンがひたすら味が濃かったり、こっっっっってりしてたりするんだよね
まあそれを聞けば私のいる地域が大体検討が付くと思うんですが、各県ごとに名前を付けてラーメンを出してるのは何なんすかね

どれも結局とんこつやんって思うんだよね
いや、けして嫌いではないんだけどね

ではでは、またお会いしましょう


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自覚が無いって、一番ヤバイよね(手遅れ)

どうも『風真』を『風間』と書いていた愚か者です
誤字訂正ニキまじ感謝です、ざっすざっす!

これはニワカですね間違いない……

それはそれとして、偉大なる先駆者ニキからもお言葉を頂けたし…私のテンションは爆上がり中ですよ

ではほんへどうぞ


「では師匠!早速行くでござるー!」

 

「ああ、先導頼んだぞ風真」

 

てな訳で今日はいろはすとダンジョン巡り、前にも言ったが狭間の地以外のダンジョンに潜った事がない…と言うより興味すら無かったのでこれはいい機会だな

 

「……と、行きたいところでござるのだが…」

 

「どうしたのいろはちゃん?」

 

「どうしたじゃないでござる!何で沙花叉までいるでござるか!」

 

「え〜そんな硬いこと言わなくてもよくな〜い?沙花叉もこうくんとダンジョン入りたいしぃ」

 

「くっ付くな、歩きにくい」

 

「いいじゃんいいじゃん、減るもんじゃないんだしさ〜」

 

「ぐぬぅ…!」

 

シャチのオマケ付きだったなそういえば

て言うか腕を組むんじゃない、ワイの精神をどれだけ削れば気が済むんだこのシャチィ……

 

くっそ柔らかいなコイツ……しかも恋人繋ぎするんじゃねぇよ、精神持ってかれるわ

 

「はぁ…もう、さっさと行くでござるよ」

 

「はぁ〜い!」

 

さて、今回潜るは『結晶渓谷』

地下に広がる渓谷だ、周りには魔力が固まった結晶が生えていることからそんな名前で呼ばれてるらしい

 

それなりに難易度が高いらしいので、ちょっとワイwktk

 

てかここ結晶洞穴みたいやな……最奥に鱗のない白い竜とか居らんよね……?

 

「このダンジョンの主なエネミーは『結晶ゴーレム』と『結晶人形』でござる、両方共に魔力の結晶で象られているから魔法には注意するでござる」

 

「了解した」

 

「付け加えると打撃には弱いでござる、切れ味の悪い剣だと弾かれるかもしれないので注意が必要でござるぞ」

 

「成程…それ風真と沙花叉大丈夫なのか?」

 

「拙者、これでもこのダンジョンは何度も制覇してるでござる…この刀に斬れぬものなどないでござる!」

 

「沙花叉のナイフもこの辺りにいるゴーレムくらいなら斬れるも〜ん」

 

「そいつは頼もしい限りだな」

 

そんな感じでバリバリ奥へと進んでいく

いろはすも沙花叉もまあ強いのなんの、流石は用心棒と掃除屋だわ……ワイもそれなりにゴーレムや結晶人形を片す

 

やっぱ狭間の地に比べると歯応えがねぇなぁ……なんか物足りない感がすごい

 

「やっぱり師匠はすごいでござる、初めてのダンジョンなのにこんなにあっさり進むなんて」

 

「君らが強いからじゃないか?俺なんて君らより倒してる数は少ないよ」

 

「そんな事ないでござる、初めて相手にするエネミーなのにあっさり倒してるでござる」

 

まあ伊達にフロムプレイヤーじゃないで候

敵の動きを瞬時に見切り、行動パターンを割り出すのは基本でござる

 

て言うか、拙者のステータスだと一発剣で叩くだけで斬れるで候……手応え無さすぎて萎える

 

ワイにもっと強者を寄越せ…我生粋のフロムプレイヤーぞ?この程度で満足出来るわけねぇダルォン?

 

「…お、もうボス部屋でござるか…やはり師匠と一緒だと速いでござるなぁ」

 

「いろはちゃん、沙花叉もいるんですけど〜?」

 

「沙花叉はついででござる、数には含めてないでござる」

 

「いやん!ひど〜い!こうくんもそう思うよね〜?」

 

「ああ!沙花叉また師匠にくっ付いてるでござる!」

 

「さっさとボス部屋行くぞ」

 

じゃないと精神が削れる

ボス部屋の扉から中を覗く、そこには結晶で象られた竜?が居座っていた

 

「げぇ!?ク、クリスタルドラゴンでござる……」

 

「どうした?」

 

「い、いや……あのボスは超激レアの希少ボスでござる、そして激つよでござるよ…」

 

「うわっ、マジじゃん…ここは引いた方がいんじゃないかな、いろはちゃん」

 

「沙花叉の言う通りでござる…申し訳ないでござる師匠、今日はここまで…」

 

「滾るな」

 

「え!?ちょ!待つでござる師匠!」

 

「えぇ!?ちょっとこうくん!?」

 

いろはすと沙花叉からの静止を他所に、クリスタルドラゴンとやらへ突っ込む……打撃に弱いのならば拳で殴るのも変わらねぇよな?

 

ワイの脳筋パンチを受けるがいい

 

ドラゴンの顔を思いっ切りブン殴ると、ヒビを入れながら吹っ飛んでいった

しかしすぐに起き上がり、キレ気味の咆哮を上げた

 

「やっぱりいいねぇ強敵、希少ボス……滾る、滾ってくるぞ」

 

ドラゴンは口へ魔力を溜め、圧縮したレーザー砲の様なブレスを吐き出してきた

そういうブレスはプラキドサクスで予習済みだ、ワイには通用せんぞ

 

横へ飛び、ブレスを避け…再度距離を詰める

腹へ一発…下がってきた頭へもう一発痛いのを撃ち込む、中々硬いな

 

「うええぇ……マジでござるか師匠…」

 

「なんて言うか、こうくんって脳筋だよね……」

 

うるせえやい

パワーこそ力、即ちパワー(?)なんだよ…圧倒的な暴力の前では全てが無意味と化す

 

理不尽というものを教えてやろう、希少ボス

 

「トドメといこうか……その体粉砕してくれる」

 

ドラゴンが手を振りかざし、こちらへ振り下ろしてくる…それに対抗するように振り下ろされる手へパンチをお見舞する

 

瞬間、ドラゴンは粉々に吹っ飛んだ……残ったのは身体に透けて見えていた核のみだ

 

「……はぁ、まあこんなもんだよな…狭間の地に比べりゃそうだよな」

 

「す、凄いでござる師匠!流石でござるな!」

 

「うわぁ〜…マジで素手だけでアレ倒しちゃったよ、沙花叉ビックリなんだけど」

 

「これ希少遺物か……何に使うんだコレ」

 

「クリスタルドラゴンのコアは売れば高値がつくでござる、それか加工して武器とか装備でござるが……師匠は要らないでござるよな」

 

「まあな、やるよこれ…使わんし」

 

「えぇ!?いいでござるか!?後で返せはなしでござるよ!?」

 

「いいよ別に」

 

「えー!沙花叉にはないの〜!」

 

「お前今度カフェ行くだろ、それで我慢しろ」

 

「ブーブー!」

 

「そんな事言ってるとカフェ行かねぇぞ」

 

「やだやだやだや〜だ〜!!」

 

駄々こねるなよこんな所で……

取り敢えず頭を撫でておく、癇癪起こす度にこれしなきゃならないのワイの精神衛生上よくないんだけど

 

かわいい女の子の頭撫でるとかオタクにとってどれだけハードル激高だと思ってんだチクショウ

 

「にへへ〜…」

 

「むぅ…師匠は沙花叉に甘いでござる……」

 

「えぇ?そうか?……いや、まあ…そうかもな」

 

実際甘いかも…何かにつけちゃ頭撫でてる気がする

だってかわいいから(脳死)、甘やかしたくなるだろ……しかもこのシャチあざといし、更に言えば天然物だそこれ

 

「さて、希少ボスも倒した事だし…さっさとダンジョン出るか」

 

「は〜いでござる…」

 

「はぁ〜い!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ダンジョン巡りも終えて今日からまた大学が始まる…朝は何故か家の前にスタンバイするようになったすいちゃんと共に向かう

 

「こうちゃんは休みの日何してた?」

 

「運動したりダンジョン潜ったり……ご飯食べたり?」

 

「そうなんだ、すいちゃんはライブ近いからずっと練習しっぱなしだったよぉ……」

 

「へぇ、ライブ近いのか」

 

「うん、そろそろなんだ〜……と、と言う事で…はいこ、これ」

 

「これは…チケット?」

 

「う、うん…すいちゃんのライブチケット、特等席だから絶対来てよね」

 

「ああ、そりゃもちろん…楽しみに待っておくよ」

 

「……うん!すいちゃんも頑張るね!」

 

かわいい、脳死しそう…流石すいちゃん今日もかわいいぜ

しかしライブかぁ…ワイすいちゃんがアイドル始めてから一度も見た事なかったな、とんでもねぇやつだぜコイツ

 

「あ!すいちゃんおはよ〜」

 

「そらちゃんおはよ〜」

 

「幼馴染君もおはよっ」

 

「おはようございます」

 

「わお、初めて返してくれたね」

 

「その節は申し訳ありません」

 

「あはは!別に気にしなくてもいいんだよ、何か趣味に没頭していたんだもんね」

 

「まあ、そんな感じですかね……」

 

そらちゃんマジ天使、人の好さがオーラとして滲みだしてる……でもなんか目が怖いんだけど気の所為……?

ワイを見てると言うよりもっと違う、なんか深淵を覗いてるような……

 

まあよく分からんし、いっか(適当)

 

「こうちゃんは今日も午前中で終わり?」

 

「ああ、午後は基本的に入れてないからな」

 

それもこれも、全ては狭間の地に潜る為の調整……だったが、全制覇してトロコンした様な状況だと暇なんだよな

DLCこねぇかな……来たらきたで多分ブチギレ案件だと思うけど

 

さて昼休み、また一人でウロウロしてるとフブキングとエンカウントした

 

「あー…この間は悪かったな、急に下の名前呼んで」

 

「あっ、いえ!し、白上の方こそ急に居なくなってごめんなさいです……あ、あと…えっと……白上達もそろそろ下の名前で呼んでもいいと思うんですよね…?」

 

「そうか、じゃあこれからはフブキって呼ばせてもらうぞ」

 

「は、はい!白上はこう君って…呼んでも…いいですか?」

 

「ああ、いいぞ」

 

あ、いいっすよ(快諾)

顔真っ赤っかきーつねかわい……超かわいい……1万でいいすか?5万?5万がいいのか、いやしんぼめ(スパチャ)

 

「じゃあ!お昼一緒に食べましょう!」

 

「いいぞ、さっさと席を取ろうか…早くしないとこの時間はなくなっちまうからな」

 

フブキングとご飯(2回目)

ちな今日も姉街製の弁当をすいちゃんから貰ったので、それをいただく

 

昼食に舌鼓を打ちながら、フブキングと適当な雑談をする

 

「そう言えば、こう君ってバトルロイヤルとかは興味無いんですか?」

 

「特に無いな、それ以上に興味のある事があったし……まあ今はそれも一段落したところだけど」

 

「へぇ〜珍しいですね、男の子でバトルロイヤルに興味が無いなんて…もしかして上位ランカーとかも知らなかったりします?」

 

「知らないな…バトルロイヤル後はライブやニュースなんかで暫くは報道されるんだっけか」

 

「そうです……見てないですか?」

 

「あー……そうだな、ニュースどころかテレビすらまともに見てないな」

 

大学が終わったら速攻で狭間の地に潜って、明日に影響が出ないくらいの時間に引き上げて帰ったら即寝てたからな

 

テレビもラジオもニュースも何も見てねぇなワイ、何も情勢知らないじゃんヤバァ……

 

「……じゃ、じゃあ今度一緒に参加しませんか?」

 

「ん?俺とか?」

 

「そうです、こう君もダンジョンに潜ってるなら相当強いんだろうなぁって思ってましたし…どうですか?」

 

バトロイかぁ……面白そうではあるが、『闘技』をホイホイ人目に出していたら何を言われるか分かったもんじゃないしなぁ

でもこの前の件は放送されてたらしいし……今更と言えば今更か

 

既にいろはすと沙花叉には『腐敗の女神の闘技』と『蛮地の王の闘技』は見せてるし、時間の問題と言えばそうだろうし

 

何よりフブキングからのお願いというのが一番デカい、かわいい女の子からの頼み事をオタクが断れる訳ねぇだろオォン?

 

「……次のバトルロイヤルは何時だっけか」

 

「……!丁度2週間後です!」

 

「分かった、それまでには色々と整えとくよ…というか、タッグで出れるのか?」

 

「はい、申請をしておけばタッグでの出場も可能ですよ!」

 

「じゃあその辺は任せていいか?俺はよく分からんし」

 

「もちろんですとも!白上に任せて下さい!」

 

「なになに〜?二人ともバトルロイヤル出るの〜?」

 

ワイの耳元でゆる〜く呟かれた、それと同時に甘い匂いがブワッとワイを包んだ

背中から覆い被さるようにおかゆんが現れた

 

心臓に悪いからそういう登場の仕方やめてもらっていいすかおかゆさん……

 

「猫又……暑いんだが…」

 

「え〜、これくらい良いじゃ〜ん」

 

良くねぇよ、ワイの精神的に

今もワイの頭でたわわがたわわしてんだよフザケンナ

 

やめて、こうすけのライフ(精神力)はもうゼロよ

 

「……毎度思いますけど距離近くないですか…?」

 

「え〜?もしかしてフブキちゃん嫉妬してるの〜?」

 

「ち、違いますよ!ただこう!何と言うか……距離が近過ぎると思っただけですぅ!」

 

「そんな意地張ってないで素直に言えばいいのに〜」

 

「なっ!べっ、別ににゃにもにゃいですよ!」

 

「やっぱり猫じゃないか」

 

「狐じゃい!」

 

イカン、心のワイが漏れてもうた

まあサラッと流してくれたからヨシ(現場猫)

 

にしてもなんでこの人たらし猫の好感度がバカ高いんすかねぇ……ワイはマジで何したん?

 

「それで〜、二人ともバトルロイヤル出るってほんと〜?」

 

「ああ、フブキに誘われてな…今まで見向きもしてなかったが、少し面白そうだと思ってな」

 

「ふ〜ん?そうなんだぁ…というか〜、いつからフブキって呼ぶようになったの〜?」

 

「さっき」

 

「そうなんだぁ〜」

 

「なっ、なにニヤニヤしてんだよっ!」

 

「いや〜?フブキちゃんも大胆だな〜って……あっ!じゃあボクの事もおかゆって呼んでよ〜」

 

「ああ?……まあ、いいけど」

 

「やり〜……あっ、バトルロイヤルに出るなら先に言っておくけど……マリンとか、ノエルには気をつけた方がいいよ〜」

 

団長と船長か……まあせやな、あそこ二人はフィジカル強そうだもんな

あと気にすべきはお嬢だろう……アレこそほんまもんのチートやチート

 

「それじゃボクはこの後も講義あるから、ばいば〜い」

 

「情報どうも」

 

「……こう君、いつの間にあんなおかゆと仲良くなってたんですか」

 

「……さあ?俺にも分からん」

 

ワイにもわからん

 

大事なことなので二回言いました

ワイ大部分が記憶喪失起こしてるようなもんなんで今、何も分からないし知らない状況なんすわ

 

それが一番の問題だって分かってます?はい分ってますぅ……(自問自答)




俺氏ダクソ1やった事ないんよね
ブラボから始めてSEKIRO、3ときてエルデンリングなのですげぇ変な順番してます

もっと正確に言えば、ACのSLが一番初めですが…まあこっちはソウルシリーズじゃないから取り敢えず抜いてます

ではでは、またお会いしましょう


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軽食なのに量が重いって何……?

どうもAZAZELです
久方振りにマレニアネキを討伐したので初投稿です

水鳥乱舞やめちくり〜^

バリキツいて、特に第二形態のは腐敗乗るからさらにキツいて……
結局勝ったのも第二形態で一回も水鳥乱舞撃ってこないというジャンケンに勝ったからでして……ほぼ運ゲーとはたまげたなぁ…

ではほんへどうぞ


さて、今日はキラキラ金曜日……はい、すいちゃんのお家に行く約束の日です

ワイは午前で講義が終わるが、今日はすいちゃんと一緒に帰るので終わったあとも大学内で待つことにした

 

「あれぇ〜?こうくんじゃん、何してるのっ!」

 

「飛びかかってくるな、沙花叉」

 

「そんな事言わないでよ〜、それよりこの時間にいるなんて珍しいね?」

 

「ああ、今日はすいちゃんの家に遊びに行く予定があってな…待ってるって訳だ」

 

「え?……へ、へぇ〜…すいせい先輩の家に、ふ〜ん?」

 

なんだこのシャチ、急に挙動不審になったな

てかコイツめっちゃいい匂いすんな、ちゃんと風呂入れてえらいね〜(アレッシー感)

 

というか、おかゆんもそうだが君達は俺の頭に抱きつくのをそろそろやめて貰えないだろうか……結構くるんだよ、精神

 

「ねぇそう言えばカフェっていつ行ってくれるのさ〜」

 

「別に俺はいつでもいいぞ、なんだったら今から行くか?すいちゃんまだ講義かかるだろうし」

 

「ほんと!じゃあ今から行こ!」

 

そんな訳でシャチに連れられ新しく出来たというカフェにきますた

このシャチ、カフェとか行くんやなぁって今更ながらに思ったワイでした

 

メニューを見ながら思ったこと……なんか前世の某コメの付くコーヒー店を思い出した、色々とデカそう(小並感)

 

「沙花叉はコーヒーとこのパフェ食べるけど…こうくんはどうする?」

 

「……昼飯食べてないし、珈琲と普通に軽食食べようかな」

 

「あっ、言い忘れたけどここの軽食…大きさが軽くないから気をつけてね」

 

どこのコメの付く珈琲店だよ

まあ食べ盛りだから大丈夫やろ……多分

 

「ご注文はお決まりですか?」

 

「はーい!このコーヒーとパフェ一つ!」

 

「俺は珈琲とこのサンドイッチセット一つお願いします」

 

「かしこまりました、少々お待ち下さい」

 

……ん?ちょっと待て、あの店員…そんなまさか、ええ....(困惑)

あ、AZKiさん…?なんでこんな所に…

 

「こうくん、どうしたの?」

 

「ああ、いや…なんか、見た事あるような顔した店員だったから……」

 

「あずき先輩の事?なに、こうくん知らなかったの〜?」

 

「え、何が」

 

「あずき先輩ってアイドルもやりながらここでバイトしてるんだよ、大学じゃ結構有名なんだけど…流石はこうくん、疎いね〜」

 

流石ってなんだオイ、馬鹿にしてんだろそれ

いやまあ、そもそもAZKiさんがアイドルしてること自体知らんかったけど……まさかこんな大学の近場で働いてるとは

 

「お待たせしました〜、珈琲が二つと特盛パフェ…サンドイッチセットでございます」

 

「わぁ〜!みてみてこうくん!スッゴイよこれ!」

 

「マジでデカイなそれ…食いきれんのかよ」

 

「……君がすいちゃんが言ってた幼馴染くんなんだ」

 

「えっ…ああ、まあ…そっすね」

 

まさかの認知済みだったとは、すいちゃんもアイドルやってるしまあそら面識あるか…身も蓋もない言い方すればホロメン同士だしな

 

「へぇ〜…すいちゃんを置いて別の女の子と遊んでるなんて、罪な男の子だね」

 

「人聞きの悪いこと言わんといて下さいよ…というか、別にすいちゃんとは付き合ってもないんですから」

 

「これはすいちゃんも大変だねぇ……手綱を握るのは一苦労しそうだよ」

 

人を犬みたいな扱いするのやめてもろて

あと女誑しみたいな言い方もNG……かわいい女の子を甘やかして な に が わ る い

 

いや、良くないのはワイも分かってんだよ……でもワイの身に染み付いたオタク精神がスパチャしろ(甘やかせ)と叫んでるんだ

 

「ふふ、ごめんね急に話しかけて…すいちゃんがあまりにも話してくるからちょっと気になっちゃってね……ではごゆっくり」

 

「……何だったんだ…てか沙花叉、お前食うの早いな」

 

「だって美味しいから!」

 

「左様ですか…まあならいいんだけど」

 

あのクソデカパフェがもう半分切ってる…ワイもサンドイッチ食べよ

このサンドイッチデカイな…しかもセットだから3つもある、これだけでお腹いっぱいだな

 

最早軽食じゃないだろマジで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は〜!美味しかった〜!……でも本当にいいのこうくん、また奢ってもらっちゃったけど」

 

「気にすんなよ、このくらい払えなきゃ男が廃る」

 

スパチャさせろ(本音)

 

「んー…でもこの前も出してもらってるからなぁ…ねえこうくん、何か沙花叉にして欲しい事とかない?」

 

「お前にか?……いや、別に無いけど」

 

「え~?今なら沙花叉、割となんでもしてあげるよ~?」

 

そう言いながらワイの右腕に抱き着く……ん?今なんでもするって(意訳)

その媚び売る様な甘い声やめちくり~^…それマジ脳溶けそう

 

オタクからかって楽しいかオォン?

 

「何言ってんだお前……」

 

「あー!かわいそうな子を見る目でみてるなぁ!なんだよ沙花叉が折角サービスしてるのにぃ!」

 

「そらどうも、でも別に今は本当になんもないからな…まあいつかにとっておいてくれ」

 

「む~…しょうがないなぁ、じゃあちゃんと考えといてよ~」

 

「はいはい……それじゃ、俺はそろそろすいちゃんを迎えに行ってくるよ」

 

「は~い、またね~」

 

あざといシャチと別れ、すいちゃんが居る講義室へ向かう

待ってていいとは言われたが、ワイも一応こんなんでも男なんでね…迎えに行くくらいせんとな

 

講義室を覗くと、割と早くすいちゃんを発見した…周りはそらちゃんと、あれは…清楚担当(笑)のまつりちゃんか

 

「……まあ出口で待ってればいいか」

 

「何してるでござるか?師匠」

 

「ああ、風真か……ん?何でここに居るんだ」

 

「たまたま通りかかっただけでござる、そしたら師匠が何やら立っていたので声を掛けたでござる」

 

「成程…俺はすいちゃんを待ってるんだよ」

 

「ほほう、すいせい先輩を……なら行ってあげた方が良さげでござるぞ?」

 

「何が?」

 

「アレを見るでござる師匠」

 

おお~…流石はすいちゃん、モテるで候…野郎共が群がっておるわい

帰り際だったから多分、カラオケやら飲みの誘いでも受けてるんやろな…まあかわいいしアイドルだし役満もいいとこだ

 

「確かに助け船を出した方がいいかもな、周りの子も巻き込まれてるし」

 

「ところで師匠はすいせい先輩に何用でござるか?」

 

「ああ、今日はすいちゃん家に遊びに行く予定だから…まあ迎えに来た訳よ」

 

「え"っ…そ、そうなんで…ござるか……ず、随分と仲が良いのでござるな」

 

「ああ…まあ、中学からの幼馴染だからな」

 

「幼馴染……成程…」

 

さて、悪質ナンパはお兄さんがヤッちゃうわよ~^

てかおまいら、すいちゃん誘ってあわよくばまつりちゃんとそらちゃんも~…みたいに思ってんだろ、全くヨクバリスめ

 

確かにその気持ちも分からんでもないが

 

講義室へ入り、野郎に群がられているすいちゃんの方へ向かう…途中ですいちゃんが気が付き、野郎共をすり抜けワイの方へと駆けてきた

 

「こうちゃんどうしたの?待ってて良かったのに」

 

「俺の方が早く終わるんだから迎えに来た方が早いだろ…それで、何かお取込み中だったかな」

 

「あー……ううん、ちょっとカラオケに誘われてただけ…でもこうちゃんとの約束があるから断ってきたよ」

 

「そうかい、じゃあ行くか」

 

「じゃあ私達も用事があるから」

 

「また今度ね!」

 

まつりちゃんとそらちゃんもいい感じに抜け出したな

あの野郎共が浮かべてる表情がまたなんとも言えん、ウケる^~www…こりゃ後でひと悶着ありそうな予感だわ

 

「は~ほんと面倒くさい、毎回毎回しつこいよね~」

 

「そんな事言わないのまつりちゃん…ごめんね幼馴染君、君をダシに使ったみたいになちゃって」

 

「気にしなくていいですよ、ああいう手合いはさっさと切り上げるに越したことはないんでね」

 

「ふ~ん…君がすいちゃんの幼馴染くんか~、イケメンだね!」

 

「ああ、どうも」

 

超ストレートやなまつりちゃん

確かに今世のワイは結構イケメソだったが、まあ中身がこれなんでね…しかも生粋のフロムプレイヤーときたもんだ、顔をもってしても有り余るオタク力が溢れ出てる

 

(オタク)が高まる…溢れる……

 

「ところで、こんな時間まで大学に居るなんて珍しいね幼馴染君」

 

「今日はすいちゃんと遊ぶ用事がありましてね」

 

「はは~ん?なるほどなるほど……だから今日はすいちゃんがいつにもなくソワソワしてたんだ~?」

 

「ちょッ!まつりちゃん!」

 

はえ^~かわいいっすねそりゃ(脳死)

 

「いいな~、私も幼馴染君と久し振りに話したいな~」

 

「えっ……それ俺に言ってます…?」

 

「そうだよ?」

 

「あっ!いいじゃん!まつりも混ぜてよ!」

 

ナンテコッタイ、これどう収拾つければいいんだよ…ここは主催主であるすいちゃんに頼るしかな

正味、ワイ断れんもん

 

アイドルの前では所詮、一介のオタクなどYESマンに成り下がってしまうのだよ……

 

「……すいちゃん、どうする」

 

「…二人が良かったのに……いいよ別に、どうせ言ってもついてくるんでしょ」

 

マジすか…え、これ最早女子会じゃん

ワイいない方が良いのでは…?

 

それとも何だ、ワイに女になれと申すか

 

さて、そんな事を思ってても時間は無慈悲に流れて行き……すいちゃん家に到着してしまった

 

「ただいまー」

 

「おっかえりすいちゃん!おっ!こうちゃんやっほー!」

 

「ああ、どうも」

 

姉街テンション高ぇ〜

この人って人見知りじゃなかったっけ…まあでもすいちゃんと幼馴染やし、それなりに顔合わせたりしてるのかな

 

何で本人が知らないんだろうね(白目)

 

「姉街〜、今日こうちゃんの他にも友達連れてきちゃったんだけど…夕飯足りる?」

 

「大丈夫だよぉ!どうせいつも多めに作ってるし…あ、そらちゃんとまつりちゃんだ〜」

 

「急に申し訳ないです、姉街さん」

 

「お久しぶりです姉街さん!」

 

さて…いつも弁当で貰ってる姉街の手料理を今回は作り立てを食べられるということで、ワイwktk

 

並んだ料理はハンバーグ、唐揚げ、ミートのスパゲティ、本ソーキ、ミソスープetc……あれ?野菜は?なんかチョロっと彩りで乗ってるのしかないけど

 

ああ、そいやすいちゃん野菜食べないんだったな…見事に茶色いなこの食卓、でもワイの好物あるしヨシ(現場猫)

 

てかこれどう考えても三人前じゃないよね、最初って呼ぶのワイだけだった筈だから姉街とすいちゃん合わせて3人だよな……?

 

まあ細けぇこたぁいいんだよ

 

「すいちゃん、俺の皿にトマトを乗せるな」

 

「ヤダ、食べれないもん」

 

「もんじゃない、ほら口開けろ入れてやる」

 

「いーやーだー!」

 

「死ぬ訳じゃないんだからそんな嫌がるなよ」

 

めっちゃ嫌がるやんこの子

そんな感じに夕飯を頂いたし、そろそろ時間も時間なので帰ろうかと思っていた

 

まあすいちゃんの家からワイん家までクッソ近いし、いつ帰ろうが終電もクソもないからその辺は安心だが……

 

「え?帰るの?」

 

「……え、何その反応は…」

 

「着替えもあるんだし泊まってきなよ、久し振りにいいじゃん」

 

「着替えあんの!?マジで幼馴染じゃんお二人〜」

 

着替えあんの?それは聞いてないんだが、て言うかそんなに入り浸ってたのワイ…?

さっきからハテナばっかりなんだが、そこんとこどうなんすかね

 

記憶にございません

 

ウッソだろお前wwwwwいやお前の事だろ(冷静)

 

「ヤバwwマジで着替えあんじゃん!」

 

いやちょ、そマ?

 

「これ最近持ってきたやつだからサイズも大丈夫だと思うけど」

 

「さ、最近……?」

 

「覚えてないの?ウチにあるやつサイズ小さくなってるから持ってきてって言って、それで持ってきたのこうちゃんじゃん」

 

おいおい死んだわワイ……無意識下で何しでかしてるんワイ

これはもう擁護できねぇわ、そろそろ自首した方がえんやない?

 

誰か助けて

 

「因みに昔のこうちゃんの服もあるよっ!こんなちっちゃいの可愛いでしょ!」

 

「何でとってあるんですかねぇ…(困惑)」

 

「え〜だってすいちゃんがとっといてって…」

 

「わーわー!姉街うるさい!」

 

なんか……もう…疲れたよワイ……もうゴールして良くね?

まつりちゃんはスゲェ面白そうな物見つけた様な感じではしゃいでるし、そらちゃんはそらちゃんで何か無言で怖いし

 

あーもうめちゃくちゃだよ

 

…………え、これ結局ワイ泊まるの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、お泊まり会の始まりだ\デデドン!(絶望)/

 

なんでこうなった……ワイはいつから道を…いや、そもそも中学時代から無意識で何かをやらかしてるから最早取り返しすらつかないところまで来てんだよなぁ

 

もう助からないゾ

 

しかも寝方が何故かリビングで布団を敷いて川の字に寝ている…なんで?(キレ気味)

奥からまつりちゃん、姉街、そらちゃん、すいちゃん……そしてワイである

 

こんなん寝れるわけないやろがッ……我オタクぞ

そんな訳で月が明るかったから取り敢えずベランダの窓から空をボーッと眺めている、布団にすら入ってない

 

「どうしたの?寝れない?」

 

ヒュッ……超ビックリした、そらちゃん音も無く背後取るやん……

 

「まあ、ちょっと……それに、月が明るかったので少し見てました」

 

「へぇ…君、意外とロマンチスト?」

 

「まさか」

 

取り敢えず背中から離れてもらってもいいすかね?

声掛けられてからずっとくっついてるからこっちは心臓バクバクなんやけど、マジ粉砕(ブレイク)すっぞ

 

だがそらちゃんはお構い無しに更に腕を回してくる……ついでに顎もワイの肩に乗っている

 

……何ぞこの状況

 

「……ねぇ、幼馴染君……いや、こうすけ君」

 

「……?どうしました、急に名前なんて呼んで」

 

「私に言ってくれた言葉…覚えてる?」

 

いや全然

 

「……さあ、随分と前の様な気がして…覚えてないですね」

 

「ふぅん、そっか…私は結構好きなんだけどな、君の言葉」

 

そういう言い回しやめちくり〜^、オタクが勘違いしちゃうだろ

てかワイ何言ったん?そんなそらちゃんが記憶に留めておくくらいの何か名言を…?

 

いや、この場合は迷言の方が正しいな

 

やっべ、全く何にも覚えてないんだが……この状況でも入れる保険があるって本当ですか?




この世界線のシャチはきっとお風呂に入れられてるんですね、いい匂いするから(適当)

あ、因みにどんな話が見たいとか言って貰えれば頑張って書くので…リクエストは常時受付けております
ほんへの流れに乗せられなかったら番外で書きますわ

ではでは、またお会いしましょう


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ワイを褒めたって赤スパしか出ないゾ

どうもAZAZELです
仕事が終わったので初投稿です

お客さんからの早く帰れオーラを背中に浴びながら終わらせてきたから、なんかミスがないか心配な今日この頃

そんな時はヤンデレ小説かようつべでも泳ごうかしらね

ではほんへどうぞ


「……こうすけ君にとっては私にかけた言葉なんて、色んな女の子にかける言葉の一つに過ぎないって事なんだね」

 

「そんな人をチャラ男みたいに言わないで下さいよ、人聞きの悪い……」

 

「そう?案外間違いじゃないんじゃないかな……現に、すいちゃんは君にメロメロだし」

 

「……幼馴染マジックじゃないですかね」

 

それはそうだと思いたいんだがなぁ……ワイも別に鈍感な訳じゃない、あんだけアプローチが来てりゃ嫌でも分かる

 

まあ嫌じゃないけど、寧ろ致死量ですねコレは

 

「まあなんでもいいけど…そろそろ君も認知した方がいいと思うよ」

 

「に、認知?何の話ですか」

 

なんかえっちですね……スグふざけるのは悪い癖だぞテメェ

 

「ふぅん?白を切る…って訳でも無さそうだね、本当に分かってないのかぁ……これは大変だなぁ」

 

「えっと、何の話ですかね…?」

 

「別に、君は気にしなくてもいいよ……そのうち分かると思うから…あと、私の事も構ってくれないと……妬いちゃうよ?」

 

ヤダ何この生き物かわいいんですけど

 

かわいい…かわいいんだけど……肩に乗ってる存在の圧力がとんでもなく強い、超強い

多分ハイライトがまた仕事サボってますねぇクォレハ……

 

あとそう言いながら指でワイのお腹をグリグリしないで、怖いんで

 

「わ、分かりましたよ…ちゃんとそらさんともお話しますから」

 

「約束……破ったら許さないから」

 

こわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝となりまして

結局あの後そらちゃんに引っ張られてすいちゃんとそらちゃんのサインドイッチで寝る事になった

 

一応寝れはしたが、寝れるまでは生きた心地がしなかった

 

過剰摂取で死ぬわマジで

 

んで、今日は休みの日なのだ…天気もいいし、裏組織の連中でもぶっ飛ばしに行ってみるか

 

「ウチウチ、ウチだよ〜、討ち入りだよ〜」

 

「うわぁ!?何だテメェ!?」

 

裏潰し愛用の『マリカの槌』を振るい、正面に立っていた輩ごと扉をブチ抜く

部屋の中は既に臨戦態勢が整っており、既に銃口が幾つもこちらへ向けられていた

 

あの後ろでふんぞり返ってるのがボスだな

 

「オイオイ、ここが誰のシマか分かって殴り込みに来てんだろうなぁ?ガキ…」

 

(知ら)ないです

 

「お前ら裏連中なんぞ皆同じ穴の(むじな)だろ、区別する理由が無いな」

 

「こ、このガキィ…調子こいてんじゃねえぞ!!」

 

また銃の掃射か、芸がないな全く

飛んでくる銃弾は薄い黄金の膜によって全て弾かれる……黄金律の自動防御システムつえ〜

 

銃弾が尽きたのか、掃射が終わる

 

「……どうした?俺はまだ立っているぞ」

 

「ば、化け物が…!」

 

「お困りみたいだなあ、ボスさんよぉ」

 

そう言って影から現れたのはこれまた筋肉、だがその程度ではジャックと比べ物にもならないな

 

ゴキゴキと指を鳴らしながら登場してきた辺り、用心棒か何かだろう(偏見)

 

「こんなガキ一人に苦戦するとは情けねぇなぁ?」

 

「喧しい!貴様は言われた仕事を熟せばいいのだ!」

 

「ヘッ、こんな程度朝飯前だぜ…さっさと終わらせて報酬貰ってくぜ…!」

 

ヘラヘラしながらとんでもないスピードで殴りかかってきた、コイツも純脳筋型かよ……裏稼業脳筋多くね?気の所為かな…

 

まあスピードはあっても全然目で追えるので大丈夫だ、問題ない

 

タイミングを見計らって槌でぶっ飛ばす

 

「ぶべらァ!?」

 

ホームランだなこりゃ

 

「……なんだ、大口叩いた割にはこの程度か?」

 

「テ、テメこの……ま、まさか…『裏潰し』か!?」

 

「ああ…まあ、巷ではそう呼んでるらしいな」

 

「は、はは…マジかよ……」

 

「さて、そろそろまとめて終わらせようか」

 

左腕に黄金が収束し、眩く光り出す

半身を起こしている用心棒の鳩尾へ、左腕を突き刺すように叩き付けると…黄金色の爆発を起こし周囲を吹っ飛ばす

 

「がぁッ……!!」

 

「喰らって寝てろ」

 

更に追撃で槌を振り下ろし、周囲諸共…黄金と共に弾け飛ばす

 

上から叩き付ければ勿論、下に落ちる…一部屋全てを潰しながら地上階へと落ちて行く

 

「ふぅ、今日は結構派手にやっちまったなぁ……まあどうせ事故物件扱いだし問題無いべ」

 

「大ありなんだよなぁ…こうなると捕まえなきゃいけない人達を瓦礫から探さないといけないし」

 

「ああ、成程…やり過ぎるのもよくな……いん、だな……」

 

ヌァゼイルンディスカシラヌイサン

バッと後ろへ飛ぶと、背中になにか柔らかいものを感じながら羽交い締めにされる

 

こ、こいつァ脳筋騎士団長様じゃないかッ……力つっよ、えぐマジで

ワイの精神を削りながら尋問する気か…?やめてくれ、それはワイに効く

 

オーバーキルもいいところだぞ

 

「ごめんね〜、でもフレアにこうしろって言われちってさぁ」

 

「て言うか何も逃げることないじゃん、ちょっと傷付くんだけど」

 

「はは、いやぁ…なんだろうな、防衛本能?」

 

「あたしの事をなんだと思ってるんだ君は」

 

褐色ゥ…エルフですかね……

 

「それで色々と聞きたい事が山積みなんだけどさぁ…取り敢えず、ここ最近に起きてるマフィアやはぐれ者の拠点潰しは君が原因って事でいい?」

 

「……まあ、そうですかね」

 

「へぇ、にしても随分と潰したよねぇ君……なんか理由でもあるの?」

 

「暇潰しですかね」

 

「ひ、暇潰し……」

 

「おお、結構ぶっ飛んでるねきみ」

 

よせやい、褒めても何も出ないゾ…あ、赤スパくらいなら飛ばせるよ

 

さて、そろそろお暇したいところなんですが…団長の拘束からどうやって逃げたもんか

逃げ方を選ばないのならば結構ある、だがダンジョン内ではなくこの現実でホロメンを攻撃するのはオタク心が痛みまくって一日寝込む自信がある

 

適度に吹っ飛ばしつつ、距離を取れて目を眩ませる欲張りセットが叶うのは……コレだな

 

「そろそろ俺はお暇させて貰いたいんだが、いいかね」

 

「言ったでしょ、聞きたい事は山積みなんだって…それにこの間のテロ事件の話もそうだし」

 

「あ!あれ団長もみたよ!凄かったねきみ〜、まさか一人で鎮圧するなんて」

 

よせやい……5万でいいすか?

 

「ノエちゃん、今はそういう話をしてるんじゃないの……はぁ、全く」

 

「あ、あはは…ごめんフレア」

 

「ふむ…まあ俺としては別に深い理由なんて無いからな、マジで唯の暇潰しなんだよなぁ……さて、ではドロンさせてもらおうか」

 

「……っ!?ノエちゃん今すぐ離して!!」

 

「えぇ!?ってのわぁ!?」

 

流石、反応速度が速いねぇ…ラダゴン式瞬間移動、黄金の爆発を起こしながら瞬間移動するやつね

 

但し自身を中心に半径2.5m以内にしか移動はできない

 

そして今回の欲張りセットを叶える一番の特徴、移動する瞬間と移動した地点に黄金の爆発を起こす…この点である

 

ダメージは微々たるものなので団長程の相手にはちょっとした衝撃しか与えられないが、だが今回はそれが役に立つのだ

 

「また見失った…!」

 

「ご、ごめんフレア〜!」

 

「いいよ気にしないで…今のはアタシも反応出来なかったから」

 

「いや、それでもあの反応速度は中々だと思うぞ」

 

瓦礫の山の上へ座るワイ氏

2.5mなんて正直この人らから逃げるには焼け石に水である、取り敢えず団長の拘束から抜けられたからOKです

 

あのままいってたらワイの精神が逝ってたと思う

 

「君の目的は何?なんで裏組織を潰し回ってるの」

 

「さっきも言ったと思うんだが……暇潰しだってずっと言ってるだろ?まあ別に、信じてくれとも信じて欲しいと思わんが」

 

「……アタシ達は一応、この街の安全を護らなきゃいけないの…君は敵なの?味方なの?」

 

「さあ、どっちだろうな…善悪で物事を判断する君らには分からないかもしれないな、俺は俺のやりたい様にやるだけだ…それに裏連中が潰れればそれだけ君らの仕事は減るんだろう?俺の後始末だけしてれば済むなんて楽だと思わんかね」

 

「おお、確かに…きみがはぐれ者をボコボコにして、団長達がそれを捕まえる……おお!確かに!」

 

「ノエちゃん……?」

 

「ひぅ!ごめんフレア!!」

 

おお怖

 

しかし流石は団長、その思考スピードは流石脳筋としか言えないわ……でもかわいいから、オッケーです

 

「それじゃ、俺はこれで…またどこかで会うかもな」

 

「あ!ちょ、ノエちゃん!」

 

「あいよっ!」

 

団長が地面を割りながら蹴り、ワイの方まで超スピードで接近してきた……えぐぅ流石脳筋

身体を赤い雷雲にしてそそくさと逃げる、取り敢えず表通りに出る手前の路地で姿を戻す

 

「……ここまで来れば取り敢えず大丈夫かな…」

 

「おやぁ〜?裏路地から出てくるなんて、怪しいですねキミィ〜」

 

「…人を見た目で判断するのは宜しくないぞ…で、どちらさん?」

 

「えっ、船長の事知らないんですか?」

 

知ってますけど……まあここでは初めて会うからね、しょうがないね

 

「さあ、生憎俺は世間の情報に疎くてな」

 

「しょうがないですねぇ……Ahoy!海上のことならお任せあれ!宝鐘海賊団船長の宝鐘マリンですぅ〜!」

 

「うわきっつ」

 

「キツイとか言うなよ!!可愛いだルォン!?」

 

「わーかわいいー」

 

「もっと気持ち込めろやァ!!!」

 

海自みたいなもんなんすかね……海賊団が治安維持ってのもなんか、面白い絵面だけどな

 

さて、フィジカルお化けは団長だけじゃなく…船長もそれに当てはまると思われる…注意せねばな

 

「んんっ!まあそれはそれとして、キミなんで裏路地から出てきたのかなぁ?」

 

「道に迷ってね、気が付いたらあっち側に居たんだよ……それで、俺は帰りたいんだが…道を空けてもらってもよろしくて」

 

「ン〜…でもなぁんかキミ隠し事してませんか?船長、これでも結構色々見れちゃうんですよ〜」

 

「そりゃ凄いな、流石は頭張ってるだけある……で、俺からは何が見えるって?」

 

「褐色のハーフエルフと銀髪脳筋団長を出し抜いてきた……なんてね」

 

なにそれこわ^〜

 

あのつよつよ脳筋団長と超絶目の利く褐色エルフを出し抜ける人間なんているんですか〜(すっとぼけ)

 

「ここで洗いざらい吐いた方が楽かもしれませんよ〜?」

 

「さあ?俺には吐くことが無いからな、なんの事だかさっぱり分からないな」

 

「あくまで白を切るつもりですか……ならしょうがないですねぇ、実力行使と行きましょう!」

 

船長が飛び上がり、一回転踵落としを打ち込んでくる

両腕をクロスし防ぐ……うむ、中々いい重さ…とんでもないフィジカルしてやがるぜ

 

「おっ?船長の一撃を受け止めるなんてやりますねぇ〜」

 

「おいおい、この程度で終わりじゃあないだろう?流石に拍子抜けが過ぎるぞ……船長さんよ」

 

「はっ、言いますねぇ…!」

 

浮いた体を落とし、近接の連打を打ち込んでくる…そのダボダボ袖でよくそんな力強く打ち込めるな

素手と蹴りを織り交ぜた近接技を連続で放つ…まあそろそろ見切れてきたな

 

フロムプレイヤー特徴……動きのパターン、動作のクセを見がち

 

「足元注意」

 

「え?うわっ!?」

 

正面突をするタイミングで身体を逸らし、足をかける

顔面から転びそうになったので取り敢えず受け止めた……これ正面から受け止めちゃダメなヤツだったな

 

腕にやわっこいのが当たってる、ワイの精神削れる^〜

 

自ら足をかけておいてそれを支える……これがマッチポンプってやつか

 

「それじゃ、俺はこれで」

 

なんか船長、宇宙猫みたいになってるけど……まあいいか、今日のところは退散しよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーい、大丈夫マリーン?」

 

「ハッ!ノ、ノエル…?」

 

「そうだよ、団長だけど……なんかボーっとしてる?どうしたの?」

 

「…そ、そういえば彼は何処に…」

 

「彼?もしかしてフレアが追ってるあの子?」

 

「そうです!船長確か転ばされて、受け止められて……ヤベェ、メッチャいい筋肉してた…細身なのに筋肉ガッチガチなんて、超ドタイプだったんだが…?」

 

「……?どうしたのマ…」

 

「うおおお!こんな事やってる場合じゃねぇ!ノエル!!」

 

「うわっ、急に大声出さないでビックリするじゃん…どったのよ?」

 

「彼探すの手伝ってくれますか!?」

 

「え、えぇ?別にいいけど……」

 

「そうとなれば早速探しますよぉ〜!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか背中に寒気がしたな……風邪でも引いたかな

 

ワイは今、フブキングと共にあと二日後に控えたバトルロイヤルに向けてお話し合いをしているところだ

 

バトロイ開催日の前は学校の中も少し浮き足立っている

月イチの大型イベントだしな、それにここでいいとこ見せられれば暫くは注目の的になれるし

 

目立ちたい奴には絶好のチャンスって訳だ

 

「ルールはもう大丈夫でしたよね」

 

「ああ、大方覚えた」

 

「おっけーです!あとはちょっとした作戦なんですが、今回はこう君がバトルロイヤル初参加なのであまり無理せずに行きましょう」

 

「ありがとうな、俺も早く慣れるよう努力するよ」

 

「いえいえ、では上位ランク目指して頑張りましょう!」

 

さて、バトロイか……楽しくなりそうだな




団長の凶器(精神攻撃)の破壊力はオタクには効果抜群だ

次回からバトロイが始まりまする
ワイ氏を戦わせるといつものオタクノリが書けなくてきちぃ……

ではでは、またお会いしましょう


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これが御本家の爆死かぁ、流石やな

どうもAZAZELです
出雲大社に行ったので初投稿です

特に行った理由はありません、適当にドライブ目的地を探してたら見つけたので行きますた
ご利益…感じるんでしたよね?アーソコソコ(厄祓い)

行ってから『出雲ってお稲荷様だっけ?ハッ、こんこんきーつね…?』とか思ってたアホです

ではほんへどうぞ


バトルロイヤル当日

 

出場者達は『Battle Arena』なんて安直な名前のドームへ集合し、そこからフィールドへ転送してもらうシステムだ

 

勿論の事ながらフィールドはダンジョン技術が使われており、怪我や最悪逝っちゃっても何事も無かったかの様に救護室へ無傷で送られる安心設計

 

つまりどれだけ暴れようと問題ない

 

「いやー楽しみですね〜」

 

「そうだな、俺も楽しみだ」

 

「そう言って貰えると、白上も誘ってよかったって思えます!あとは、最初にマリンとかノエルに鉢合わせない事をお祈りしましょうかね……」

 

「ああ、その人らって上位ランカーだったか」

 

「はぃ〜…バトルロイヤルで常にトップ5に入り続けてますからね〜」

 

「おお、そりゃ怖いな」

 

そういえばフブキングってどうやって戦うんだ?なんか得物を使うのか、はたまた魔法を使うのか……まあやってみれば分かるか

 

ワイはどうしよっかなぁ……最初の内はステゴロで適当にやりますか、ヤバめな人達が出てきてから武器は考えよう

 

「そろそろ始まりますね」

 

「ああ、お互い頑張ろうじゃないか」

 

「はい!白上にどーんと任せて下さい!」

 

周囲が光出し、転移が始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さー!はじめましょー!」

 

「そうだな…と、言いたいところだが…ここはどこにあたるんだ?」

 

「ちょっと待ってて下さいね〜…周囲の物で判断しま……す……」

 

バトロイは擬似ダンジョン空間で行われる

 

主なエリアは5つ

東北…朽ちた建物と砂漠の広がる『荒廃エリア』

東南…森林地帯が広範囲に広がる『ジャングルエリア』

西北…平原が広がる『草原エリア』

西南…ぬかるんだどろや池、湖のある『湿地帯エリア』

中央…近代的な都市が広がる『セントラルシティ』

 

上記に分類される

 

バトロイのエリアには『補給物資』がランダムに配置されており、これを使う事により急速的なスタミナや体力のチャージが可能となる

 

そしてその物資が大量に設置されているのが『セントラルシティ』なのである、詰まるところ激戦地というものだ

 

「……随分近代的な建物が多いな」

 

「そ、そうですね……木や沼がないですから湿地帯でもジャングルでもないですし…砂漠もないですから荒廃エリアでもないですね……」

 

「フブキ、そういえばクジ運が悪いんだったな」

 

「そぅ……ですねぇ、白上は絶望的なまでに悪いですぅ…」

 

忘れていたがこのフブキング……天文学的な数字でガチャ運が悪いんだったな、まさかそれがここで発揮されるとはな

 

ガチャ爆死はもはやお家芸と言っても過言じゃないな(笑)

 

「見事に激戦地のど真ん中だな」

 

「うぅぅ〜…すみませんこう君、白上の運が悪いばっかりにぃ〜……」

 

「まあそう気にするなって」

 

さて、後ろから近付いてきてるマヌケ共をいっちょシメるか

バッと飛び上がりながら二人がこちらに奇襲をかけてくる、片方のは剣…片方はメイスのような物を持っている

 

剣を持ってる手を弾き、胸倉を掴んで地面へ叩きつける…追撃に拳を腹へ叩き込む……すると青い粒子になって消えていった

 

メイスの方は青白い炎に包まれて消えていった……それ狐火的な?魔法ってか妖術的な?

 

「……す、素手ですか?」

 

「ああ、こっちの方が手っ取り早い」

 

「そ、そうですか…にしてもやっぱり強いですね」

 

「まあな、それなりにダンジョンに潜ってるし…この程度じゃな」

 

「いきなり激戦区ってのもアレですし、場所を移しましょう……白上が選ぶとろくな事がなさそうなので、こう君が選んで下さい……」

 

最後のはめちゃんこ切実に聞こえた……ドンマイ、フブキング

近場の物資を確保しつつ、現れる敵も排除しつつ……隠れられるし見渡しもいい荒廃エリアへと向かった

 

「これだけ物資があれば安泰ですね、これは上位も夢じゃないかもしれませんよ!」

 

「かもな、まあ頑張ろうじゃないか」

 

さて、ここからどうするか……さっきからこちらを見ているのが二人、一人は恐らく目が超利くヤツだな…とんでもない距離からこっちを見てやがる

 

んー……クォレハもしかすると、もしかするかもしれませんよ……?

 

隠れていた岩をぶち壊しながら、銀色の脳筋騎士が現れた……やっぱりな

 

「ぬぉー!フブちゃん達覚悟ー!」

 

「げぇ!?ノエル!?」

 

「フブキ、後方5km先のエルフにも気を付けろ…もう既に弓を構えてる」

 

「くぅっ!まあフレアも一緒ですよね!」

 

「エルフの方は任せた……俺はコッチの相手をする」

 

団長と対峙する…ぬいぬいの方はフブキングに任せて、ワイはこっちに集中するとしようか

こういう時くらいはオタク心を落ち着かせて、真面目にやりますか

 

「また会ったねきみ!そう言えば名前なんちゅうの?」

 

「……志賀航輔」

 

「団長は白銀ノエル!こうすけくんでいいかな?」

 

「まあお好きなように」

 

「こうすけくんは武器使わんの?団長はこれでいくけど」

 

「気にしなくていいぞ…それより早く始めようじゃないか、邪魔が入る前に」

 

「おっけー!じゃあ行っくよ〜……!」

 

トンデモなスピードでこちらへ近付きメイスを振るう、両腕をクロスして正面から受け止める…地面にヒビが入りながワイの身体が少し沈む

 

受け切ってから胴へ蹴りを入れ、距離を取る

 

「むっ!中々つよつよだねこうすけくん!」

 

「伊達にダンジョンに潜ってないからな」

 

拳とメイスで打ち合う、一旦距離を取り…地面を踏み鳴らし、岩を隆起させる

足場の変化に対応出来ず、団長はバランスを崩しフラついた……瞬間に近付き、両腕を上に振り上げる

 

宙に浮いた団長を掴みながら高く飛び、そのままパワーボムよろしく叩き付ける

 

「ぐぅ!?」

 

「ふむ、まだ耐えるか……流石は警備隊の団長様だ」

 

「こうすけくんもやるねぇ!団長も負けてらんないよ!」

 

「いや、そろそろ終いにしよう」

 

団長から離れ『獅子の大弓』を取り出す…弦を目一杯引き、矢を構える

見よ、これぞ最強にして最凶の理不尽技……『将軍の重力矢』だ

 

ドシュン…重い発射音と共に紫色の重力を纏った大矢が超高速で一直線に団長へ向かって突き進む

すんでのところで団長が回避し、大矢は通り過ぎ…後ろのぬいぬいが居る所へ向かって行く

 

「避けるのは悪手だったな…まあ正面から受け止めて退場せずにいられるかも怪しいがな」

 

「しまっ…!フレア!!」

 

「うぇ!?何コレ!?」

 

「フレア〜?白上のこと忘れてませんかね…『狐火・炎舞』!」

 

「ちょ!」

 

フブキングから青白い狐火が無数に放たれ、ぬいぬいの周囲を炎上させる

 

回避行動を邪魔されたぬいぬいはワイの撃ち放った重力矢に撃ち抜かれ、青い粒子となって消えていった

 

「や、やっちったぁ〜!!」

 

「余所見してていいのか?俺はまだここに居るんだぞ」

 

「あっ!?」

 

片手で団長の腹を掴み、持ち上げる……そのまま地面へ思いっ切りブン投げる

更に追撃、飛び上がって両手で団長を叩き付ける…そのまま『ホーラの地揺らし』を直接叩き込む

 

更に更にぃ^〜?横の地面に手を埋め、持ち上げると共に大爆発を起こし団長を吹っ飛ばす

 

「ぬぅぅぅ!!まけたぁぁぁ!!」

 

「さらばだ、また機会があればやり(闘い)合おう」

 

団長も青い粒子となって消えていった……中々いい筋肉だったな、団長

て言うか戦ってる間、大胸筋がそらもうすんごいことになっててよ……危うく精神を持ってかれるところだったぜ

 

流石はKnight カップ……侮れねぇぜ

 

「凄いですねこう君!ノエルとフレアを倒しちゃうなんて!!」

 

「フブキがサポートしてくれてたお陰だよ、遠距離からの援護を気にせずに戦えたのが一番大きいさ」

 

「でもあのノエルと正面から力で勝つなんて、こう君とんでもないですね」

 

「買い被りすぎだ……さて、そろそろ場所を移そう…音で引き寄せられる面倒事もあるかもしれない」

 

「そうですね…なんかもう、こう君といれば何とでもなるように思えて来ました」

 

「それは嬉しい限りだな……じゃあ次は草原エリアにでも行こ…チッ、勘づいたか」

 

「え?こう君どうし…うぇっ!?」

 

フブキングをお姫様抱っこしてその場を離脱する

ワイ達のいた場所へ超スピードで何かが突っ込んできたのだ……轟音と共に砂埃が舞い上がり、視界が悪くなる

 

咄嗟とはいえフブキングお姫様抱っこしちった……めっちゃ柔くていい匂いする(脳死)

 

「おー!すごい反応速度だな人間様!」

 

「あ、あやめぇ!!?」

 

「おっ!フブちゃんもおるのか!……ん?フブちゃんなんでお姫様抱っこされてるんだ?」

 

「え?……あ"っ」

 

瞬間、爆発するくらいの勢いで真っ赤に染るきーつねの顔……かわいい、フブキングかわいい

 

まじかわいい(脳死)

 

「あ、あの…もう、降ろしてもらっても、いいですか?」

 

「悪いな、咄嗟だったからつい…」

 

「いえ…その……ありがとうございます……」

 

「なんだなんだ〜?フブちゃん顔真っ赤だ余〜」

 

「う、うっさいわ!」

 

かわいい(脳死)

 

「それで、いきなりのご挨拶だな……君は誰だ?」

 

「余は百鬼あやめ!よろしくな!」

 

「志賀航輔だ」

 

「……人間様は武器使わないのか?」

 

あー……流石にチートの権化であるお嬢相手に素手は舐めプが過ぎる、というか普通に死ねる

てな訳でお嬢は二刀流ということで『星砕きの大剣』でお相手しよう

 

「コイツで行こう、お揃いだ」

 

「おお!人間様は随分とおっきい剣を使うんだな!重くないのか?」

 

純粋か、お嬢かわ余

 

「戦ってみれば分かるだろう?」

 

「そうだな!じゃあ行くぞ〜!」

 

すんごい音と共にワイの大剣と、お嬢の刀がぶつかり合う……流石はお嬢、パワーが段違いだ

 

だがワイも負けちゃいない

 

お嬢の連撃を大剣で捌きながら、反撃も入れていく

今のワイのパワーを持ってすれば、お嬢の刀並の速さで大剣を振り回す事が出来る

 

「人間様つよいなぁ!」

 

「そりゃどうも」

 

ん〜流石はお嬢、強いわぁ〜^……だが我フロムプレイヤー、この状況で楽しくならない訳があるまいよ

 

大剣二本で同時に叩き、一旦距離を離す…二本に重力を纏わせ、地面を叩き重力弾を無数に飛ばす

 

「『星砕き』」

 

「うおぉ!?なんだそれ!」

 

「魔法ってやつだよ」

 

迫る重力弾を一瞬にして刀で斬り落とすお嬢……はぇ^〜強スギィワロタ

 

そろそろ出力を上げさせてもらおうか

地面へ大剣を突き刺し、重力を込める……大剣を引き抜くと、剣に岩が貼り付き…更に大きく見える

 

「『岩石纏い』……さあ、第二ラウンドといこう」

 

「なんだかカッコイイな人間様!余も負けてらんない余!」

 

「行くぞ?『重力衝波』」

 

大剣を地面を這わせるように滑らせながら、振り上げる…それと同時に重力の波を起こし、前方へ飛ばす

更に飛び上がって、大剣二本を交差させる……外へ払う動作と共に追加の重力波を飛ばす

 

「ぐっ、ぐぬぅぅぅ!!」

 

「よく受け止められんなそれ……」

 

正面からまともに受け止めるの初めて見たよ……お嬢えぐぅ…

 

「余っ!!!!」

 

「うわ弾き飛ばすとかそれマジィ…?」

 

「反撃といくぞ!人間様っ!!」

 

こちらに突っ込んでくるお嬢

だがワイの大剣は岩石を纏い、更に大きく…そして重くなっている、打ち合っている最中も時々お嬢の刀が吹っ飛びそうになっているのが分かる

 

「さっきよりも重いっ…!に、人間様の力どうなってるんだ余…!!」

 

「俺の筋力はカンスト済みだ、相手がなんであろうと力負けする訳があるまいよ」

 

「か、かんすと…?よく分からないが凄いってことだな!」

 

連撃の終わりに、振り上げ重力衝波を織り交ぜる

波が出る度にお嬢との距離が空くので、その隙に星砕きを放って更に削る

 

だが流石はチートの権化お嬢……全然削れてる気がしないんだが気の所為かな

このままじゃイタチごっこもいいとこだ……そろそろ最大出力といこうかな

 

重力衝波を連続で放ち、再度距離を離す……あれ使うと周囲諸共ぶっ飛ばしかねないからな、フブキングは避難させておかないと

 

「フブキ」

 

「は、はい!」

 

「ありったけ俺から距離を取れ……巻き込みかねない」

 

「分かりました!が、頑張ってください!」

 

あ^〜応援がキモチいい^(臨界)

 

「おっ?何するんだ人間様?」

 

「次の攻撃は受け止めるのはオススメしない…避ける事を推奨しておくよ、では行くぞ」

 

重力を使って高く…高く高く飛び上がる

エリア全域が見渡せる位置まで飛び上がり、そこで一旦停止…宙に浮遊する

 

ワイのステなら目視でお嬢が確認できるので……狙いを定めて、重力を纏いお嬢目掛けて急降下

炎を吹きながら超高速でさっきの地点へ向けて突進する

 

「『星落とし』」

 

「……ッ!!危なっ!!」

 

大爆発と共に地面へ着地するワイ、お嬢は間一髪のところで横へ飛び出し躱した様だな

 

地面を強く踏み鳴らし、爆発によって巻き上がった砂埃を一気に吹っ飛ばす…それと同時に4つの岩が地面から浮き、ワイの周囲に浮遊する

 

「最終ラウンドと行こうか…百鬼」

 

「望むところだ余!」




まだ続くゾ

お嬢かわ余、てかどの作品でも強スギィ!やっぱチートなんすね
バトロイは次回で〆ます、その後はまた日常回が始まりますかね

ワイ氏を戦闘させるとオタク心が也を潜めて真面目な分しか出てこなくなっちゃ^〜う…要するに辛いってこと

ではでは、またお会いしましょう


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あ"あ"か"わ"い"い"(限界化)

どうもAZAZELです
毎日投稿が途切れたので初投稿です

何してんお前……
お兄さん許して許し亭

まあ取り敢えず、ほんへどうぞ


「どうした、こんなもんか?」

 

「まだまだぁ…!!」

 

岩石を纏った大剣と、お嬢の持つ刀がぶつかり合い火花を散らす

未だにパワーではワイが勝ってはいるが、スピードはお嬢の方が若干早い

 

大剣で刀を弾き、体勢を崩したと思えば翻りながらもう片方の刀で斬り上げをしながら距離をとる…そしてまた打ち合いが始まる

 

ポテンシャルもフィジカルもとんでもねぇわお嬢……

 

「『岩石弾』」

 

「ぬん!」

 

「わお、流石」

 

ただの岩じゃ手数の内にも入りゃしないか……4つある岩を取り敢えず全部飛ばしては見たが、全部砕かれた

 

重力で飛び上がり、回転しながらお嬢へ向けて突っ込むが横に飛ばれて避けられた…のでまた回転しながら突っ込む(ヤケクソ)

 

「ぬおお!?もっかいやってくるとは思わなかった余!?」

 

「見立てが甘かったな、まだあるぞ…『重力衝波』」

 

大剣を交差させ、地面へ突っ込みながら外ヘ斬り払う…それと同時に重力波を飛ばす

お嬢は大きく飛び、波を避けながらワイの頭上より刀を振り下ろす……それを受止め鍔迫り合いへ入る

 

「人間様…なんかやっぱり色々おかしいぞ?」

 

「何だ急に、と言うか人に向かっておかしいとか言うな」

 

「だって余の見た事ある技はなんかこう……ばぁーんと紫の波動?みたいなのが出て、その後にその剣で叩きつける動きしか無かった余?」

 

「なんだ知ってたのか……いい事を教えてやる、俺の使ってる技は『星砕きの闘技』と呼ばれるものだ…その辺のプレイヤーと一緒にされちゃ困る」

 

「んー…なんだかよく分からないけど、人間様は相当強いってことだな!」

 

かわ余、守りたいその笑顔

超キラッキラしてるんだもんこの子の笑顔が……はーマジかわ余(脳死)

 

……ああ、ちょっと時間をかけすぎたみたいだな…邪魔が入りそうだ

鍔迫り合いをしていたお嬢を一旦弾き飛ばし、大剣をポイッと空へ投げると岩と同じくワイの周囲へ浮かぶ

 

『獅子の大弓』を取り出し、弦を引く……そして『将軍の重力矢』を撃ち放った…矢はお嬢の横を通り過ぎ、後ろで銃を構えていたモブAを貫いた

 

「ぬあっ!?そんな事もできたのか!」

 

「ああ…どうやら音に引き寄せられた雑魚共が集まってきちまった様だ」

 

「んぅ〜、そうみたいだな…もうちょっと楽しみたかった余」

 

「何、コイツらを片付けてしまえば良いだけの話だろう?ならおあつらえ向きの武器があるよ」

 

わらわらと出てき始めたな……結構数いるなぁ、こんな時に役立つのは〜

 

両掌をパン、と合わせる……するとワイの手が黄金に光り出す

合わせていた掌を開くと、左の掌から黄金の柄が出現した…それを右手で引き抜く

 

たらたたったたー……『神の遺剣』〜

 

さあ、最高の『理不尽』を味わわせてやろうではないか

 

「すんごい光っておるなその剣、なんなんだ?」

 

「とあるダンジョンで手に入る、それはもうとんでもなくレアな遺物だ」

 

「おお!確かに強そうだな!……でもあれだけの数を相手取るのは厳しくないか?」

 

「今より行うは戦いにあらず…一方的な蹂躙だよ」

 

「お、おう…そうなのか……」

 

取り敢えず、まずは一発

 

身体を捻り、剣を持ち手と反対側へ振りかぶる…すると剣が眩いまでの黄金に輝き出す

そのまま右へ斬り払うと、黄金が波となって扇状且つ広範囲へと広がっていく

 

触れた者は最後、青い粒子となって消える

 

「な、なんだこれ!?」

 

「逃げろ!触れれば終わりだぞ!」

 

「そう易々と逃がすかよ、『黄金斬波』」

 

さっきと同じように剣を振るうと、今度は黄金が半月状の刃となって飛んでいく

しかも結構速いし大きい、背を向けたマヌケ共を一掃する

 

更にぃ^〜?ワイの背中からエルデの獣に生えてる羽が出てきて、そこから大量の黄金ビームが発射される『黄金の流星群』

それぞれが全て自動追尾式、周囲を囲んでいた輩達へと一気に降り注ぐ

 

「うわあああ!?」

 

「こ、これじゃ逃げる暇なんて…!うわぁ!?」

 

「クソっ!誰だ漁夫の利なんて言った奴!全然弱ってねぇじゃねぇか!!」

 

「あほくさ、おまいら程度に狩られる訳が無いだろ」

 

「隙ありだぜ!」

 

後ろから飛びかかってくるマヌケ

左手に黄金のオーラが球体に形作られ、それをソイツめがけて押し付ける

 

するとあら不思議、黄金律式磔の刑の完成……マヌケはルーンの弧に拘束され、周囲からさっき飛ばしたビームが大量に撃たれる

指を鳴らすと爆発を起こし、マヌケは青い粒子となっていった

 

「さて、仕上げといこう」

 

「おお!もしかして大技か!?」

 

「まあそんな感じ」

 

宙に浮かび、全体が見渡せるところまで上昇する

ん〜…大体纏まりが二つ、くらいか…なら効果範囲内だな

 

指を鳴らすと、雑魚共の立っている地面が光り出す…周囲を囲む黄金の輪が出現し、それが中心へ向かって回転しながら収縮を始めた

 

「何だこれ…なんかヤバいぞ!」

 

「おいどけ!俺が先に出るんだ!」

 

「バカ押すな!ってうおぁ!?え、円から外に出れねぇぞ!」

 

攻略法を知らないとマジで理不尽だよなこの技、輪に当たると真ん中に引き寄せられるとか初見殺しもいい所だろ

 

黄金の輪が収縮し終えると同時に、黄金の柱を吹き上げながら大爆発を起こす

 

「ふむ、これで全員片付いたな」

 

「……あー、なんか人間様…めっちゃつよない?」

 

「そうか?」

 

「なんか余、勝てる気しなくなってきたんだが…」

 

「何事もやってみなくちゃ分からない、最初から無理と決めつけて挑戦しないのは弱者の戯言(たわごと)だな……百鬼、君は弱いのか?」

 

「な、何を言う!余は強いんだぞ!」

 

「そうだろう、ならば持てる渾身の力と勇気を持って挑め……さあ来い、続きを始めよう」

 

「人間様いいこと言うな!余もなんだか自信が出てきた余!」

 

神の遺剣を黄金の粒子にして消し、浮かせていた星砕きの大剣を再度手に取る

地面を強く踏み鳴らし、4つ岩を浮かす

 

再びお嬢との打ち合いが始まる、さっきより確実にワイの動きを理解し始めているな…徐々に岩石を纏った大剣の受け流し方を覚え始めてきてる

 

流石はお嬢……ポテンシャルが半端ない

 

「そろそろ俺の動きにも慣れてきたか?」

 

「ちょっとづつだけど分かってきたぞ人間様!そのおっもい大剣の扱いも!」

 

「末恐ろしいな本当」

 

バギィン…という音と共にお互いが弾き飛ばされる、ワイもお嬢も得物を地面に突き刺し後ろへ飛ぶ力を殺す

お嬢が飛び上がり、また頭上から刀を振り下ろす形を作る

 

「これでおしまいだ人間様ー!!」

 

「飛んだのは間違いだったな…『星呼び』」

 

「うぇ!?」

 

広範囲に渡って重力がワイを中心に強烈に引き寄せられる

踏ん張りの利かない空中でモロに受けたお嬢はこちらに引きつけられ、ワイの足元へ転がってくる

 

大剣を二本とも振り上げ、重力を纏わせる

 

「最後まで足掻け、君の底力を見せてみろ」

 

「うぐッ…やってやる余!!」

 

思いっ切り振り下ろす

お嬢も二本の刀でそれを受止める

 

「うぬぅぅぅぅぅ!!!!」

 

「ははっ、こりゃ凄いな……」

 

耐える耐える、流石はお嬢

だが限界はいずれ来るもの……先に限界を迎えたのはお嬢の得物、バキンと折れそのままお嬢は大剣に叩き潰される

 

紫の重力波がドーム状に爆発を起こし、お嬢は吹っ飛ばされた

 

「挑戦には必ず『失敗』が付き物だ、だがそれは積み重なり…やがて『成功』への蓄積となる……折れるなよ鬼の少女、勇気と挑戦はいつだって黄金に輝き…偉大なものだ」

 

「……へへっ、ありがとな…人間様」

 

青い粒子となって消えていくお嬢

 

はぁ、クッッッッソ疲れた

マジ疲れたよぉ……お嬢ハンパないって、チートやチート

 

ワイのカンスト筋力と岩石纏い状態の『星砕きの大剣』をあんなに早く解析するとは

最後はヒヤヒヤだったゾ

 

「凄いです凄いです!あのあやめに勝っちゃうなんて!」

 

「うおあっ…ああ、ありがとうフブキ」

 

フブキングがどこからともなく現れ、ワイに抱きついてきた

あぁ^〜癒されるぅ〜^

 

疲れが吹っ飛びますねぇクォレハ

 

「あっ……ご、ごめんなさい…白上ちょっと興奮しちゃって…」

 

「ああいや、大丈夫だよ」

 

そして顔真っ赤きーつね……ん"ん"か"わ"い"い"(尊死)

 

「だがまだバトルロイヤルが終わった訳じゃない、気は緩めるなよ」

 

「は、はい!このまま優勝目指して行きましょー!」

 

まあ正味、お嬢を倒してしまえば後はもう木っ端も同然だし……大丈夫だべ(フラグ)

 

ヤダもう…絶対なんかのフラグ立ったじゃん今……(自業自得)

 

もう大分人数も減ってきている事だし、セントラルシティに行っても問題ないべという事で戻ってきました

 

「あー、こうさんとフブキ先輩じゃないですか」

 

「あっ…し、志賀さんとフブキ先輩」

 

「……獅白と雪花か」

 

「やっぱり二人は一緒なんですね……ところで、白上達とは今敵同士の筈ですが…?」

 

フブキングが周囲に狐火を展開する

ししろんは恐らく銃使い、ラミちゃんは氷魔法だろうな……まあお嬢の後だともう怖いものなんてない気がしてくるけれども

 

ししらみはいいゾ^〜(ステマ)

 

「まあまあ、そんな警戒しないで下さいよ……正直こうさんとやり合っても勝てる気がしないんで」

 

「……まあいい、俺も今は疲れてるんだ…ゆっくり栄養バーでも食べようと思ってたところだ」

 

「あやめ先輩との戦闘、凄かったですよ…あそこまで強いなんて思っても無かったです」

 

「そりゃどうも……それで、何か目的があって俺達に接触したんじゃないのか」

 

「あー…あはは、バレました?」

 

ししろん分かりやすいな

耳が少し落ち気味、尻尾も心做しか萎れてる……若干の後ろめたさがあるからこそ、身体に出ているんだろうな

 

てかこの栄養バー美味っ、チョコ味にしてみたけど結構いけるなこれ…スタミナ回復のドリンクもスポドリ風味で美味しいし、救援物資わりと美味いぞコレ……って飲んどる場合か

 

「実はちょっとお願い事がありまして……」

 

「自分らに手を出すなって事だろ、別に何もしてこなきゃ何もしない」

 

「……なんというか、流石ですねこうさん」

 

このバトロイ、正確には最後の一人にならなくとも一位になれる

時間制限が設けられており、制限を超過すると強制的にバトロイは終了となる

 

この場合、勝敗を分けるのは『撃破数』となってくる

 

ワイらのチームはさっきわらわら出てきた雑魚共を一掃したお陰で撃破数をたんまり稼げた

それにお嬢とノエフレと言う強力なライバルも撃破している今、ほぼほぼ優勝確定である

 

ならば激カワらいおんからの頼み事を聞くのもこっちにとってはなんのデメリットもない

メリットを上げるとするならばししろんの頼み事を聞いたと言う擬似スパチャを投げられてワイが満足する

 

「フブキもそれでいいか?」

 

「……まあ白上もそれでいいですよ」

 

「じゃあこれ、お願い事のお礼です」

 

そういって出してきたのは『激うまシャーベット』という超レア物資……マジィ?これ滅多に出ないやつじゃないのか

 

しかも体力もスタミナも一気に回復出来る上に味も最高ときたもんだからな

ちなフブキングとの事前打ち合わせの時に聞いた話だ

 

「おいおい、流石にこれは大き過ぎるんじゃないか」

 

「そんな事ないですよ、それにラミちゃんもそれでいいって言ってましたし…何より他の事でもお世話になってますから」

 

「……別にそっちのは返さなくてもいいんだがな」

 

ワイにスパチャをさせろ(本音)

 

「あ、あの…ありがとうございます、志賀さん…」

 

「……別に気にする事はないよ、あれは俺がやりたくてやってる事だから」

 

ラミちゃんかわええのお(脳死)

 

さて、ししらみから『激うまシャーベット』を賄賂として貰いまして…今はフブキングと舌鼓を打っているところ

 

ちなソーダ味

 

「本当に美味しいですねこれ!」

 

「ああ…ビックリするくらい美味い」

 

「……ところでこう君、ししろんとラミちゃんとは面識があったんですか?何やら普段から関わっているような口振りでしたが」

 

「まあそうだな、それなりに付き合いはある」

 

実際のところはいつ知り合ったかわかんないけどね

 

「ふぅん…?こう君は意外と顔が広いんですね」

 

「……そうなのかもな、自分自身じゃ分からないが」

 

いつの間にか広がっていた交流……どないすんねんこれ…

自分でも分かってないからマジで収拾つかないんですが

 

「そろそろ終了の時間だな……ありがとうなフブキ、誘ってくれて」

 

「いえいえ、楽しめましたか?」

 

「ああ、存分に楽しめたぞ」

 

「なら良かったです、白上も今回は楽しめました!まさかこう君がここまで強いなんて夢にも思いませんでしたが」

 

「……普段の俺はそんなに大人しそうに見えるか?」

 

「いえ、何と言うか……ミステリアス?な雰囲気がありましたから、正直なところよく分かんなかったですね」

 

単に狭間の地攻略に勤しみ過ぎて周りとのコミュニケーションを無意識で済ませていただけですけどね

 

マジ何してんだコイツ……ドン引きだわ……

 

おまいう

 

制限時間終了と共にブザーが鳴り響き、全員が強制的退場させられる

……そして最初と同じBattle Arenaへと戻ってきた

 

後は戦績の発表で終わりだ、あの分ならブッチギリで優勝間違いなしだな




1%でも可能性があるなら絶対に諦めない心……つまりフロムプレイヤーはみな黄金の精神を持っていた……?

アンケートを取ろうか迷ってる今日この頃、ちょっと考えてからまた決めますわ

これにてバトロイは終了です
次からはまた日常編ですね、オタクが舞い戻ってきます

ではでは、またお会いしましょう


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いつもご機嫌だと思うなよ……ってアイドルのしていい顔じゃないでしょ

どうもAZAZELです
エルデのDLCが確定したので初投稿です

や っ た ぜ

これはDLC来たら小説にも反映しなきゃだな、ワクワクすっぞ

ではほんへどうぞ


「ねぇこうちゃん?すいちゃんバトルロイヤル出るなんて聞いてないんだけど?」

 

いやまあ(言って)ないです

取り敢えずお慈悲〜^、ダメですか?……ダメみたいですね

 

朝の登校時間、すいちゃんからの視線が痛い……ワイ貫かれそう、物理的にも

あ、ちなバトロイはちゃんと優勝してきますた

 

「しかもフブキと一緒なんて……聞いてないんだけど!?」

 

「こわいから、取り敢えず落ち着いて」

 

グイッと顔を近付けてくるすいちゃん

『いつもご機嫌だと思うなよ』の顔してる、アイドルがしちゃいけない顔してる

 

でも顔がいい(脳死)

 

「……じゃあまたすいちゃんのウチ来て、それで許してあげる」

 

「ういっす……」

 

了承を得て一気に表情が明るくなった……テンションがジェットコースターやなぁ、どっかの座長みたい(笑)

 

でもだからと言ってワイの腕に抱きつかなくてもいいんじゃないでしょうか

あ^〜削れる^〜(精神)

 

え?このまま登校ですか?えぇ....(困惑)

 

「こうちゃん、今日のお弁当はお昼に渡すね!」

 

「いつも悪いな、姉街に宜しく言っといてくれ」

 

……あれ?いつもは朝の段階でお弁当貰うんだけどな…なんかあるのか?まあいいか(適当)

そんな訳で講義室へ〜……入ったらなんかすげぇ見られてる、何だ今日は

 

こんなオタクみたって楽しくねぇだルォン?

 

「お〜、ヒーロー様のご登校だ〜」

 

人たらし猫が机の上に座っていた……オォンそこワイの特等席なんですけどそれは

ワイの机に温もりを残さないで、狂いそう…(限界オタク)

 

「何してんだおかゆ、というかそのヒーロー様ってなんだよ」

 

「またまたそんな事言って〜、惚けてるつもり〜?」

 

いや全然(迫真)

マジで何の話…?て言うかおかゆんってワイと同じ講義だったっけ、ワイいつもぼっち抗議だから知らんかったわ

 

「それよりほら、座りなよ〜」

 

「ああ、ありがとう」

 

流れる様にワイの隣へ座る猫又氏……そういえばおかゆんが居るのにゆびゆびの姿を一回も見てないな…まあその内会うだろう(適当)

 

あと猫又氏、凄い近いでござる…いやほんと近いんですけど、そんなにくっ付かなくてもよかない?

あっ、腕にたわわがたわわして……ってオイ

 

「何サラッと抱き着いてるんだ」

 

「え〜、朝はすいちゃんとあんなにイチャイチャしてたのに…ボクはダメなの〜?」

 

「……せめて講義室内はやめて」

 

「ふ〜ん、じゃあ外ならいいんだ」

 

「あ、いっすよ(快諾)」

 

「エッ……ほ、本当にいいの?」

 

あ、心のワイが漏れてもうた

て言うか貴女、腕に抱きつくどころかこの前は正面から抱き着いてきてたやん……何を今更顔を赤くしてるんだい、かわいいなこのやろう

 

ん"〜顔が近い死ねる(限界オタク)

 

「じゃ、じゃあ並んで歩く時とかもいいの?」

 

「えぇ……なんで?」

 

「そういうのいいから、いいの?」

 

「えー……う〜ん…」

 

「………ダメ?」

 

「あ、いっすよ(快諾)」

 

その顔と潤んだ瞳は反則じゃない?捨てられた子猫か

 

ワイ、オタクぞ…?断れるわけなかろうと

クソっ……この人たらし猫め、オタクの扱いを分かってやがる(勘違い)…やりおるな

 

「やり〜、言質とったからね〜」

 

「はいはい……程々にしてくれよ…」

 

「え〜?それはどうだろうな〜…」

 

やめちくり〜^オタクいじめて楽しいかオォン?

 

「あ、ミオしゃだ〜」

 

「おかゆおはよ〜…ってアレ!?なんで君がここに居るの!?」

 

「何でって、講義だから」

 

「あ、え?同じだったんだ…」

 

認識されてなかったワイ

まあ普段は完全に気配を消して空気と化してるからな、見つけられないのも無理は無い

 

でも一回、その状況でもすいちゃんに看破された事があった……幼馴染とは末恐ろしい…

 

「あっ!そう言えばバトルロイヤル見たよ〜、凄かったね君!」

 

「ああ、あれな」

 

「戦績が過去一番だって話じゃん、メッチャ強いんだね君」

 

そマ?

戦績は確かにバトロイ終了後に見たが、あれで過去一なのか?

お嬢とかがもっといってると思ってたんだがなぁ

 

「ね〜、こう君凄いよね〜」

 

「……な、なんかおかゆ近くない?」

 

「え〜?いつもの事じゃない〜?」

 

確かに距離感バグってるのは今に始まった話じゃない希ガス

 

それはそうと猫又氏、サラッとワイの膝に手を置かんでもろてよろしか?

生手の温もりはオタクには効果抜群なんだよ……ああ温もりががががが…

 

ちょっ、撓垂(しなだ)れ掛かってこないで

 

「ん〜…?なんか近いよね…」

 

「なに〜?羨ましいんだ〜」

 

「ちっ、ちちちちがうよ!」

 

ヤダみおママかーわーいーいー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講義?カットに決まってんだろそんなもん

おかゆんとみおママはお昼に行きますた、ワイはすいちゃんからお弁当受け取らんといけんから教室で待ち

 

……なんか周りが某ギャンブル漫画みたいになってる

 

ざわ……ざわ……

 

クォレハすいちゃん来ましたね、分かりやすい

 

「こうちゃ〜ん!はいお弁当!」

 

「ああ、すいちゃん…ありがとう」

 

「じゃ、お昼行こうか」

 

なるほど、そういうね?

朝渡さなかったのはこういう事か、ワイはこれから連行されるんやね…ドナドナドーナー

 

待って、手繋がないで……あ^〜(昇天)

 

「なあすいちゃん、何も手繋がなくても……」

 

「何?」

 

「いえなんでも」

 

満面の笑みなのに怖いってこれ如何に、でもかわいいです(脳死)

あれ、ていうか食堂に向かってるんじゃなくて…?こっちて確か中庭だった気がするんだが

 

ワイらの大学にも中庭なる場所は存在しており、中心に大きな木が生えてる

ちな下は芝生、めっちゃ気持ちいい

 

「たまには外で食べてもいいでしょ?」

 

「まあいいけど…随分急だな」

 

「まあまあいいじゃん」

 

すいちゃんに促されるままベンチに座る

そして何故かワイの弁当をヒョイッと取っていくすいちゃん……なんでぇ?

 

あるぇ…もしかしてワイ今日飯抜き?

 

まあ?スパチャがご飯みたいなとこありますしおすし、なんか奢らせていただければそれだけで補給出来ちゃうんだなこれが

スパチャさせろ(本音)

 

本性現したね

 

「今日のこうちゃんの大好物はすいちゃんが作ったんだ〜、はいあーん」

 

「ヌッ」

 

「……?どうしたの?」

 

「ああいや、何でもない……いやなんでも無くはないが、何で?」

 

衝撃過ぎて心のワイが漏れてもうた

え、そマ?ここでやるん?……昼時だから周りめっちゃ人居るねんけど…?

 

あー^いけませんすいせい氏それはイカンで御座る^〜オタクには致死量よ

そんなもの食べた日には死ぬぞ、間違いなく

 

「……そんな子供じゃあるまいし、自分で食べ(ry」

 

「はい、あーん」

 

無限ループって怖くね?

 

しかも箸を取ろうとした手をガシィッ…と掴まれてしまった、もう助からないゾ

……腹括るしかないのかこれは

 

「……あぐっ」

 

「どう?美味しい?」

 

「……うん」

 

「そっか〜!良かった〜!」

 

味しない

 

「……な、なぁ…もういいだろ?そろそろ箸を…」

 

「ダメ、すいちゃんが作ったやつはすいちゃんが食べさせる」

 

鋼の意思を感じる……

というか一瞬マジでIQが吹っ飛んでいって言葉が幼児退行してた、破壊力やべー

 

色々ありすぎて味覚もどっかに飛んでってて味分かんなかったし

 

「ああ!こんな所にいたでござる師匠!」

 

「も〜!探したんだよこうくん!」

 

「あれ、お前ら何でここに…」

 

「何でじゃないでござるよ、いつも通り食堂行ったのに全然来ないから探しに来たんでござる!」

 

「食堂使わないなら一言くらい言ってよね〜…って、す、すいせい先輩…」

 

「え?……アッ…こ、こんにちは」

 

「あっ、二人とも元気〜?」

 

また笑ってるのに笑ってない現象が起きてる……怖いんですけど本当

あと掴んでるワイの手がすっごいギリギリいってるのよ、折れちゃうからやめてたも(懇願)

 

ワイの腕壊れちゃ^〜う

 

「あ、あはは…す、すいせい先輩と一緒でござったのか〜…じゃ、じゃあ拙者達はこれで…!」

 

「沙花叉達は食堂で食べてくるから!」

 

クソこいつらすいちゃんの顔色伺って逃げやがったな、それでも用心棒と掃除屋かゴラァッ

 

相手はただのアイドルやぞ?ナズェニゲルンディスカ

ただのアイドル(斧持ち)

 

ワイも混ぜてくれよ、逃げていいすか

 

「ねぇこうちゃん、最近お友達増えたよね」

 

「あー…うん、そうかもな」

 

「しかも女の子のお友達ばっかり」

 

「い、いやそんなこ……あれ、そんな事あるな」

 

「もしかして自分で気がついてなかったの……」

 

よくよく考えるとホロメンしか友達いなくね……?唯一maiさんがホロメンじゃないけど、女の子だし

あるぇ……男の友人って居なくね…?

 

「……こうちゃんの女たらし」

 

「あながち否定できないのが辛い……」

 

ジト目が か わ い い

あとついでに握り潰さんばかりに力を掛けられていた手は解放された、と思ったがスグに手を握られた

 

すいちゃん手握るの好きなん?ちょ、やめて…指絡めないで、あーいけませんお客様あー^

 

「……まあいいや、お昼食べようか」

 

「ういっす……」

 

何故か別のおかずまであーんされる羽目になった、なんで…(意気消沈)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「随分とラブラブでござるな師匠」

 

「そう見えるか…?」

 

「すいせい先輩があんなに甘える相手は師匠くらいでござるよ」

 

「そうそう、すいせい先輩はガードが固いってよく言われてるからね〜」

 

放課後、侍とシャチに捕まった

今はがらんとしたか食堂で話してる最中……君ら別にワイの両脇に座らんでもいいよね?

 

前の席空いてんだからそっち座れよ、なあおい

 

あ^〜精神が削れる音〜^

 

「この間の感じを見ても確かにそうだな」

 

「飲み会とか誘っても絶対来ないって有名でござる……と言うか師匠、幼馴染なのに知らないでござるか?」

 

「知らない」

 

「うわぁ〜流石こうくん」

 

シャチィ、サラッとワイの腕に抱きつくんじゃありません

いろはすも負けじと抱き着かないで…何だ、何が望みなんだッ……スパチャか、スパチャ欲しいのか?

 

いいだろう、5万でも10万でも投げてやるゾ

 

周りの視線が痛い、こんな状況でも優越感に浸れるほどワイのオタク心は強くない

誰か助けて

 

シャチィッ、お前ワイの手をニギニギするなって言ってんだろ

 

「それはさておき、本題なのでござるのだがな師匠」

 

「本題?何か用事でもあるのか」

 

「そうでござるね、まあとは言ってもそんな大したことでは無いでござる」

 

「そうそう〜、ただちょっと沙花叉達の雇い主にあって欲しいな〜って」

 

「雇い主?」

 

ラプちゃますか

そう言えばholoXメンバーはこの二人としか接点がなかったな

 

ただ何より安心できるのは無意識下においても一切関わっていないということだ……何だろうな、こんなにも安心出来る関係性って

 

そもそも安心できない関係性ってなんだよ(哲学)

 

「そうでござる…実は拙者達、ちょっとした裏組織の人間でござる」

 

「……成程な」

 

声量を落として喋るのはいいんだけどいろはすのウィスパーボイス助かる、そういう話をしてんじゃないんだよこのオタクが

 

まあ一応、秘密結社(笑)だもんな

 

「こうくんの事さぁ、すごい噂になってるんだよ〜?」

 

「へぇ、どう言う?」

 

「疫病神だってさ、ところ構わず潰し回ってるから裏側はこうくんの話題で持ち切りだよ」

 

「疫病神ねぇ…大層なもんじゃないか……それで、わざわざ俺にそれを明かすのはどう言う流れだ」

 

「ああいや!別に師匠と敵対したい訳じゃないでござる!そんな事されたら拙者達の行き場が…!」

 

「もしholoXがなくなっちゃったら、沙花叉の事はこうくんが拾ってくれるんだもんね〜?」

 

「えぇ!?ずるいでござる!」

 

誰もそんな事言ってないんですがそれは……

 

あとワイに撓垂れないで、マジ最近の密着度合エグいて…最近の女の子ってこんな感じなの……?

 

「こうくんは沙花叉のわがまま沢山聞いてくれるから、実質沙花叉の事が好きって事だもんね〜?」

 

「は?」

 

「いや、ごめんなさい…調子乗りました……」

 

好きですがなにか

あと圧に弱過ぎだよお前

 

「と、とにかく!一度拙者達の雇い主にあって欲しいでござるが…大丈夫でござるか?」

 

「まあそれはいいが、いつ会うんだ」

 

「早ければ早い方がいいでござるな!今日とか」

 

早すぎるっピ

 

「……まあ別にこの後何も無いからいいけど」

 

「ホントでござるか!じゃあ善は急げでござる〜!」

 

「は〜い、一名様ごあんなーい!」

 

侍とシャチに手を引かれて連れて行かれる

到着したのはただの一軒家……まさかこれが基地とか言わないよな…?

 

「ここでござるよ、では行くでござる〜!」

 

「お〜!」

 

ここだったわ

 

中も普通の一軒家…だと思っていたのだが、和室の端…回転壁になっていた、やっぱり忍者じょのいこ(えなり)

 

その裏には通路が続いており、その終端にエレベーターがあった……これ家の作りどうなってんの…?まあそういう所は気にしたら負けだな

 

エレベーターに乗り、下へ下へと降りていく……そして扉が開き、地下とは思えない広々とした空間が現れた

 

「来たな……刮目せよ!吾輩こそこのholoXの総帥…ラプラス・ダークネスだ!」

 

煌びやかな紫と黒の椅子に乗り、そう叫ぶYMD

 

ちっちゃ、かわいい(脳死)




本ソーキって美味しいゾ(小並感)
仕事で腐るほど沖縄いったから正味飽きては来たけど、沖縄そばは美味しい

てな訳でアンケ取ります、いずれ書こうと思ってる文化祭編に向けてです……それじゃオナシャス!

ではでは、またお会いしましょう


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オタクのスパチャに限界など無いのだ

どうもAZAZELです
一日惰眠を謳歌したので初投稿です

みんな小説書く時って無音でやってる?私、最近ASMR聴きながらやってんだよね
シャンプーASMRいいゾ^〜コレ

ではほんへどうぞ


ラプちゃまかわいいねぇ、ちっちゃいねぇ

 

まあそれはさておき、YMDに呼び出しを食らうとは……ワイなんかしたっけ?

件の無意識の所為で何も信じられない今日この頃

 

「……えっと、あちらが一応拙者達の雇い主でござる」

 

「おう、そうか」

 

「名前は確か志賀航輔…だったか?侍と新人が世話になってるみたいだな」

 

「ああ、仲良くさせて貰ってるよ」

 

椅子に座り直しながらYMDがそう言う

いろはすと沙花叉に促され、YMDと対面する形にソファへ座らされる

 

「吾輩、まどろっこしいのは嫌いだから単刀直入に言うが…お前、結構ヤバい状況だぞ」

 

「だろうな、この間ジャックとかいう筋肉にも言われたよ」

 

「……お前もしかして『Trente(トラント) et() Quarante(カラント)』って組織知らないのか?」

 

「知らんな、俺はただ暇潰しでゴミ掃除をしてるだけだ」

 

「ひ、暇潰しって……お前はお前で相当ヤバいな」

 

だって丁度いいサンドバック(裏組織)がそこにあるから

 

「まさか知らずに手を出してたとは……いや、知ってて手を出すのも頭おかしいけどな」

 

「それで、その組織がどうしたって」

 

「これでも吾輩だって裏組織の総帥だ、色々と情報を集めてた中で…あの組織の稼ぎ頭を潰したって話を聞いてな」

 

「ああ、ジャックもそんな事を言ってたな…それで」

 

「今ボスの『JOKER』がお前を必死になって探してるってもっぱらの噂なんだよ……そこでだ、吾輩達と手を組まないか?」

 

なんかデジャブ……前にも木っ端マフィアにそんなことを言われた気がする

ただ今回声を掛けてきたのは他でもない、ホロメンだ

 

ワイのオタク心がYESと言えと叫んでいる……だが、だがなぁ…オタクにも譲れない時ってのはあるんだYO

 

「……それは何かお互いの為になるのか?」

 

「もちろんだ!いいか、カラントからお前を吾輩達が守る…お前は吾輩達にちょっとダンジョンで稼いだ報酬を流してくれればいい、正直言って今我輩達…結構切羽詰ってるんだ」

 

秘密結社(笑)も結構運営が大変なんだな

 

「……悪いが簡単にYESとは言えないな」

 

「ま、待て!別にダンジョン報酬だって全体の1…あ、いや出来れば2割くらいの方が有難いんだが……とにかくそんなもんでいいぞ!」

 

「別にそういう事じゃない、これは俺が始めた『試練』だ…他所様を勝手に巻き込む訳にはいかん……それに俺は『玄人』だ、困難、苦悶、大歓迎だな…『試練』とは乗り越えなくてはならない、それは『強敵』であるほど良いのだ」

 

「お、お前…相当、アレだな……って言うかな!そういう事じゃないんだよ、お前は一般人だから知らないかもだけどな…あの組織は蜘蛛の巣みたいに色んなヤバめの所と繋がってんだって」

 

「尚結構、俄然滾る」

 

「ぐ、ぐぅぅ…!お前って奴は本当にぃ……!」

 

と、ワイの両手に手が置かれる……ん?どうした沙花叉といろはす、急にワイの手なんて握って

 

最近の女の子は人の手を握る事が流行ってんのかな?簡単に男の手を握るのは勘違いが増えるからお兄さん的には良くないゾ

 

あとワイの精神的にも

 

「どうしたお前ら」

 

「し、師匠…拙者は師匠より弱いかもしれないでござるが、拙者だって用心棒でござる!師匠の力になりたいんでござる!」

 

「沙花叉だって戦えるもん!だからこうくん、そんなに一人で抱えようとしないでよ…沙花叉たちにも手伝わせて…ね?」

 

いろはすは覚悟を決めた目で、沙花叉はどこか優しげな目で……だが二人ともワイの手を強く握って、そう訴えてきた

 

……グハァッ!!!!!(致命傷)……あ、死んだわ……ワイ……

全てが心臓にクリティカルヒットした、顔も声色も仕草も何もかも全て…あー死んだわーマジパネェー

 

くそォ、ワイが何したってんだ…なんで君らからの好感度がこんなに高いんだ?お か し い だ ルォン?

 

「……はぁ、何があったか知らないけどな…今回のこれだって侍と新人が吾輩に頼み込んできたんだぞ?お前がヤバい組織に狙われてるって知ったらどうしても助けたいって聞きゃしねぇんだもん」

 

「……はぁ、分かったよ」

 

「お、乗る気になったか?」

 

「ああ、お前らと手を組もうじゃないか」

 

「本当でござるか!師匠!」

 

「ほんと!こうくん!」

 

「今回は俺が折れるよ、お前達に心配かけてたみたいだし……さて、切り替えていくが…資金が足りてないんだよな?」

 

「ああ、色々とな…今は幹部が切盛りしてくれてんだが、やっぱ足りねぇんだわ」

 

それはつまるところスパチャが足りてないんだな?(拡大解釈)

 

よし、そういう事ならワイに任せとけ…要は貢げばいいんだろ?(極端)

それはワイの十八番だ、かわいい子に貢ぐのは何の苦にもならない

 

寧ろご褒美だ

 

「ほら、使え」

 

「え、何だよ……ッ!?おッ、おま!お前ェ!こっ、これっ…な、なん…ちょっと待て!!」

 

「大丈夫かラプラス?」

 

「大丈夫じゃねえわ!」

 

「ラプ殿、何を貰ったでござるか?」

 

「沙花叉も気になる〜」

 

「…いいか侍、新人…よく聞け、このカードは巷じゃ『富豪の遊び』って呼ばれててな…現自己資産額『10億』円以上のヤツしか持つ権利が与えられない『ブラックカード』なんだよ……」

 

なんだいろはすに沙花叉、こっち振り向いて

 

「な、なぁこうすけ?これ使っていいって…言ったのか?」

 

「どう聞こえたんだ?」

 

「いやお前おかしいだろどう考えても!今会ったばっかの奴にこんなカードホイッと渡すやつがあるかよ!」

 

「別に俺は使わんし、折角なら必要としてる奴に渡すのが一番だろ」

 

「あ、あのなぁ…そういう話じゃ……いや、もうなんか…お前に言っても無駄な気がしてきたわ……」

 

「因みにそれ50億くらい入ってるから好きに使っていいぞ」

 

「「「はぁぁぁぁ!!?」」」

 

お、三人がハモった

仲がいいんだねキミたちぃ〜(某船長)

 

この世界においてワイにとって金なんてホロメンに貢ぐ為のものでしかないからな

それにちょっと狭間の地に潜って血だらけの地下王朝で赤と銀のカエルを狩りまくってればスグにルーンが溜まる

 

そのルーンを換金すればあっという間に金ができる

こんな楽な稼ぎ方は無い

 

「し、師匠本当にいいのでござるか!?」

 

「ああ、さっきも言ったが俺は別に使わないし」

 

「そういう問題じゃないでござる!」

 

「なんかこうくん一人にさせるの心配になってきたなぁ沙花叉……」

 

何を言う、ワイだって節度を守ってスパチャするんだぞ

取り敢えず5万でいいですか?あ、10万?

 

スパチャに節度なんてねぇんだよ(豹変)

 

「そもそもまだ吾輩達が何に資金を使うか説明してないだろ!?説明するから取り敢えずこのカードはしまえ!」

 

「別にお前らがどんな事に使おうと興味無いし、そう言うの面倒だからいいよ」

 

「だぁぁぁ!!!お前ェ!!!」

 

YMDの咆哮が…

どうせ世界征服やろ?YMDがそれを言ってもなんか小さい子の『しょうらいのゆめ』感があってかわいい(脳死)

 

あと真面目に何してようが興味無いのは事実、好きにやっちゃって下さいよワイのスパチャ(50億)で

 

「ちょっとラプ、うるさいんだけど…」

 

「あ!丁度いいとこに来たな幹部!お前からも言ってやってくれ!」

 

「はぁ?急に何…ってどちら様?」

 

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「志賀航輔です、風真と沙花叉と仲良くさせて貰ってる者です」

 

「ああ、いろはと沙花叉が言ってた…初めまして鷹嶺ルイです、それでどうしたのよラプ」

 

「コイツがこのカード渡してきたんだよ!好きに使えって!」

 

「はぁ、カードねぇ……」

 

瞬間、ルイルイが目にも止まらぬ速さで土下座をかまして来た…ワ、ワイじゃなきゃ見逃しちゃうね(震え声)

 

え、何急に……

 

「ありがとうございますありがとうございます、何でもするのでどうぞこの鷹嶺ルイ好きなように使って下さい」

 

「いやあの、別にそういうのいいんで…取り敢えず立ちましょうよ」

 

「あ、すいません…取り乱しました、ところで何をすれば?靴でも舐めましょうか」

 

「だからそう言うのはいいですって」

 

ルイルイの(へりくだ)りが凄まじい

ちょ、やめてもろて…オタクなんかに頭下げちゃダメよ、寧ろワイが下げる

 

ありがとうございます(スパチャ)ありがとうございます(スパチャ)

ぐ、ぐへへ…もっとスパチャを……

 

本性現したね(おまいう)

 

「えぇと、取り敢えず志賀様は私達の神様と…?」

 

「違いますけど」

 

「おい幹部!そういう事じゃねぇって!」

 

「まあまあラプ、実際私達は今かなり困ってるのは分かってるでしょ?ここは一旦彼の好意に甘えましょう?」

 

「た、確かに吾輩だってもやしはもう飽きたがな…」

 

もやして、金欠の大学生か

 

「でも初対面でいきなりこんなん渡す奴があるかよ!」

 

「ここに居るゾ」

 

「お前はちょっと静かにしてろ!」

 

やん酷い…

ちょっと心のワイが漏れてしまったな、失敬

 

「大体こんなんじゃ吾輩達からコイツに与える物と釣り合って無さすぎんだよ、これじゃ吾輩達が一方的に貢がれてるだけみたいだろ」

 

「私達から何を出すの?」

 

「侍と新人、戦力になるかと思って…」

 

「俺は別にそれでいいんだがな」

 

最悪、狭間の地に篭ればいいだけの話だ

ダンジョン内は例え警備隊だろうと機動隊だろうと、その権限は届かない

 

それに未だに情報が出回ってないステージもある、そこに雲隠れするのもありだな

エブレフェールとか

 

「だ、だからなぁ!」

 

「はいはい落ち着いてラプ…それにしても、君はなんで初対面の私達にそこまでしてくれるの?」

 

「特に理由なんてありませんよ…そこの二人と仲良くさせて貰ってますし、困ってるならお互い様でしょう?」

 

「うーん……本当にそれだけ?」

 

ワイの行動原理なんぞただ一つ……かわいい女の子にスパチャする、それだけだ

 

オタクのスパチャに理由など要らぬ、かわいいがそこにあるのならば貢ぐのみ

 

「仲良くしてる二人の仲間が切羽詰まってるんだ……それ以外に理由がいりますか?」

 

「君、存外にお人好しなんだね」

 

「別に誰にだってする訳じゃないですよ、仲良くしてるからこそです」

 

「…分かった、私は賛成するわよ…ラプもそろそろ諦めたら?」

 

「うっ、ぐッ…分かったよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なーこうすけ〜、吾輩この『チーズ揚げ』食いてぇんだけど」

 

「別にいいけど、あんま偏った食生活してると体壊すぞ」

 

「いいのかよ…そこは無駄遣いすんなって怒れよ」

 

「腐るほどある資金を娯楽に使ったって悪くないだろ」

 

「お前…ホント甘いよな……」

 

馴染んだ

それはもうとんでもなく馴染んだ

 

ちな今はYMDを膝の上に乗せてクソデカ角を磨いてる、最近やってくれとよく頼まれるようになった

ワイとしては姪っ子と戯れてる感じで心休まるから結構好きなんだがな

 

まあ姪っ子なんて居ないけど、気持ち的な問題ね

 

「こう君こう君こうくぅぅん!!」

 

「どうした」

 

「ちょっとコレ見てよ!新発見だよ新発見!」

 

「お、狭間の地から持ってきたエビの殻か…解析進んでるみたいだな」

 

「それはもう順調だよ!なんたってコヨはholoXの頭脳なんだから!」

 

ピンクコヨーテともそりゃ仲良くなりましたとも、こんな馴染むくらいにholoXに入り浸ればそりゃねぇ

 

博士には狭間の地から持ち帰った色んな素材を提供して、解析なんかをして貰ってる

そしたらもう懐きの速さが異常だった、いつぞやのフブキング並の尻尾ブンブンが見れた

 

「あ、ラプちゃんまたこう君に角磨いて貰ってるんだ〜…全く甘えん坊さんだね〜」

 

「うっせぇぞ博士!」

 

「おいあんまり動くなって」

 

「ねえねえこう君、次はコヨの尻尾もやって〜」

 

「はいはい、待ってろって」

 

のトッポはすげぇよな、最後までチョコたっ(ry

何言ってんだこいつ……(おまいう)

 

「航輔君、夕飯は何が…って、またやってるのね」

 

「おお幹部、吾輩はハンバーグがいいぞ」

 

「コヨはマヨネーズがかかってる物ならなんでも!」

 

「ラプとこよりには聞いてないから、それで何がいいかな?」

 

「お好きなのでいいですよ……あっ、久し振りにオムライス食べたいかも」

 

「オムライスですね、分かりました」

 

ルイルイのエプロン姿……ゴチになります

あ^〜需要が満たされていくぅ^〜、いつもの服もいいけどやっぱ私服もいいよね

 

な?お前もそう思うだろ(同調圧力)

 

「……こうすけが来てから幹部はなんでもお前中心になったな」

 

「そうか?」

 

「そうだよ、夕飯のメニューは絶対こう君のリクエストしか作らないし」

 

「へぇ…ほれ終わりだ、ラプラス」

 

「おう!ありがとな!」

 

「次はコヨの番〜!」

 

「おい、膝の上じゃなくてもいいだろ」

 

「ラプちゃんが膝の上なのにコヨはダメなの〜?ひど〜い!」

 

「はいはい分かりましたよ……」

 

YMDはまだいいがピンクコヨーテを膝の上に乗せるのは精神的に色々クる

尻尾を適度にモフりながらブラシをかけていく

 

役得ではある気もするが、精神衛生上よろしくないのよね……




設定集って……いる?(唐突)
まあ書く気ではいるけど、好きにしろって感じッスよね

あとアンケご協力ありがとうございます、やった方は数が見えてると思いますが…まあ、みんなやっぱ好きなんすねぇ

ではでは、またお会いしましょう


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ワイの逆鱗に触れること、それ即ち滅びあるのみ

どうもAZAZELです
明日も仕事なので初投稿です

ライブの描写って……難しいねんな……言うて書いてないけど

別に今の仕事は嫌いじゃないし、割と天職だけど辞めて田舎に住みたい…それはもう辺境の田舎に

ではほんへどうぞ


ワイは今、電車に乗ってゆらゆら揺られながらとある場所に向かっている

 

ワイ達が住む居住区から離れた離島にある『STAR DOME』と呼ばれる、まあ所謂○○ドーム的なヤツだ

 

なんたって今日はすいちゃんのライブだ、楽しみですねぇクォレハ

 

ああそう、チケットを見たのだか肝心な席番号が記載されてなかったんだよな……取り敢えず係員にこれ見せればいいのかな?

 

「だがその前に、折角だから周りも見ていこう」

 

ドームの周辺はその日開催される催しに沿った出店が立ち並ぶ

今日の場合ならすいちゃんグッズが並んでいる

 

「…へぇ、アルバムか…出せるくらいには有名なんだな……」

 

「そうだよ?すいちゃんって結構人気あるって知らない?」

 

「お恥ずかしながらあんまり……えっと、そらさん?」

 

「久し振り幼馴染君、君も来てたんだね」

 

そらちゃんや

まあそら同じアイドルやんもな、同じグループかは知らないけど…来ててもおかしくはないか

 

あとあんまり気配を消して背後を取らないでもろて……心臓に悪い

 

「ええ、行きたいって言ったらすいちゃんがチケットをくれましたので」

 

「へぇそうなんだ…じゃあ折角だし、私と見て回ろ?まだ時間はあるから」

 

「いいんですか?」

 

「勿論、君が嫌じゃなかったらね」

 

嫌な訳ねぇだロォン?

そらちゃんと出店を見て回る…そう言えばそらちゃん、帽子を深く被って眼鏡もつけて…全然普段の印象と違うな

 

パッと見じゃ誰かわからん、まあワイ(オタク)の目は誤魔化せんがな

 

「…そらさん、なんかいつもとだいぶ印象がちがいますね」

 

「ふふ、私も一応アイドルだからね…これでも変装してるつもりなんだよ?」

 

「ああ、成程…そういう事ですか」

 

「結構自信あったんだけどなぁ、よく分かったね」

 

まあ伊達にオタクやってませんからね

 

「上手くできてると思いますよ、なんて言うと偉そうかもしれませんけど」

 

「ううん、ありがとう」

 

うわ笑顔がまぶしい、オタクのワイには効果抜群スギィ

ある程度店を周って頃合が良くなってきたので、ドーム内へ入る事に

 

なったんだが、ちょっと気になる物が見つかってしまった

 

「……そらさん、ちょっと悪いんですが先に入っててもらいますか」

 

「え?うん分かった、なにか買い忘れ?」

 

「ああ、ちょっと大事なものを忘れてたみたいで」

 

「うん、じゃあまた後でね」

 

そらちゃんと別れ、ドーム外壁沿いを歩く……草むらの影に黒い真四角の箱をみつけた

 

「貴様、何者だ」

 

「一般人だが、そんなもん向けるなよ…ビビって話も出来ねぇだろ?」

 

「…それを見られたからにはタダで返す訳にはいかない」

 

武装した集団が銃口を向けながら、ワイの後ろから現れた……三人か

なんだコイツら……観客って訳ではないみたいやな

 

「へぇ、それで…どうする?」

 

「大人しくついてくるなら何もしない」

 

「それは困った、すいちゃんのライブが見れないじゃないか」

 

「フッ、案ずることは無い…今日のライブは中止になるからな」

 

瞬間、男の顔面をブッ飛ばす

続けて回し蹴りでもう一人を撃沈……そして最後の一人

 

「ひ、ひぃ!?近寄るんじゃねぇこのバケモン!!」

 

「酷い言われ様だな全く…おいどうした、お前の持ってるそれは飾りか?」

 

「う、うわぁぁぁぁぁ!!」

 

ドンドン……二発撃たれた弾丸はワイに向かって飛んでくる…が、黄金律式自動防衛システムによって黄金の薄膜に弾かれる

 

「ウチの幼馴染のライブを中止させるって言ったか?……お前らは随分いい度胸をしている様だ」

 

「う、嘘だろ……うがァっ!?」

 

「よく覚えておけ…この世で最も恐ろしい事は、オタクの逆鱗に触れることだ」

 

片手で胴を掴み上げ、地面へ向けてブン投げる…少しクレーターを作りながら地面に叩きつけられた間抜けは伸び切っている

 

さて、あの四角い物体はなんなのやら…パシャリと写メを撮り、ピンク色の博士へ送り付ける

そのまま電話を繋いでみると

 

『はいはーい!こう君愛しのコヨちゃんですよー!!』

 

「うるさ、切るぞ」

 

かわいい(本音)

 

『ごめんごめん冗談だってば〜!』

 

「急で悪いが今送った写真の機械、何だか分かるか?」

 

『はいはいちょっと待ってね〜……あーこれかぁ、最近のテロ集団が常套手段で使ってるヤツだよ…所謂『ジャミング装置』ってやつ?』

 

「へぇ、何をジャミングするんだ」

 

『このタイプは明かりになるもの全部だね〜、照明とかスポットライトとかそこら辺?暗闇にしてから襲撃〜ってのが最近の流行りみたい』

 

テロ行為を流行りとか言うなよ物騒だな

しかしそうか、ドームの明かりを全てジャミングして真っ暗にしてから襲撃を企てたのかな

 

何が狙いかは知らないが、けしからんな全く

 

『因みになんだけど、効果範囲はそこまで広くないからもし大きな施設を丸々ジャミングしようとすると等間隔で何個も置かないといけないんだよね〜』

 

「成程、いい事を聞いた…あとついでに調べて欲しいことがあってだな…」

 

『なにぃ〜コヨに頼み事〜?なら今度なにかして貰わないとなぁ〜』

 

スパチャでいいですか?というかワイがスパチャしたいんでそれでいいよね(強行)

かわいい子の頼み事なら割と何でもしちゃうぞワイ

 

「しょうがない、今度はレアな鉱石を持っていってやるよ」

 

『本当!?やったぁ〜!!大好きだよこう君!!』

 

ワイも好きです(唐突な告白)

研究物資をこよこよに送るという擬似スパチャ…最高ですね

 

「はいはい、それでなんだが…ジャミング装置を仕掛けてた武装集団をシメたからソイツらの所属を割り出しといてくれ」

 

『ふふ〜ん、そんなもの朝飯前だよ!分かったらまた連絡するね〜』

 

さて、恐らくまだ何個かジャミング装置が有るだろうが…ワイが全部を回収していたらライブに間に合わない

という事でここは狭間の地で得た『闘技』と並ぶ皆が欲しくなる機能……『召喚』だ

 

ちな霊体では無い、まんま中ボスやフィールドボスを呼び出す

 

ツリガ先輩や夜の騎兵、果てはランサクス等の竜達も呼び出せるのだ……だがこの機能を解放するには勿論だがそれぞれのボスを7週分倒す必要がある……マジクソ(本音)

 

パチン、と指を鳴らすと…五人のフードを被った黒ずくめの集団が現れる

隠密に長けて素早く仕事を熟してくれる、そんな優秀な『黒き刃の刺客』達だ

 

「この黒い箱を見つけ次第回収してきてくれ、あと周りにアイツらと同じ格好をしたヤツらがいたらシメろ…容赦はするな、だが殺すな」

 

先頭の一人がコクンと頷くと、全員姿を消して行動に移った

さて、締め上げた馬鹿共は警備隊に突き出すとするか……通報だけ入れて、ワイはドームへと移動した

 

「あの、すいません…このチケットなんですけど…」

 

「あ、関係者の方ですね〜…ではあちらからお入りください〜」

 

「…ど、どうも」

 

関係者?……いやまあ、幼馴染と言えばそうだが…これマジで特等席チケットやん、えぐぅ

 

ステージの真横、その二階席に関係者席は用意されていた…はぇ^〜これマジで真ん前から見えるやん、パネェ^

 

「あ、やっと来た幼馴染君」

 

「あれ、そらさん」

 

「やっぱり君も関係者席だったね」

 

「幼馴染ってだけでこの待遇はビックリですね」

 

「…何だかとっても嬉しそうに見えるよ」

 

「え?まあ、本当に嬉しいですから」

 

マジ感激、超嬉しい……というかよく分かったなそらちゃん、ワイ一応表には出さないようにポーカーフェイスでいたんだが

 

「あ、そろそろ始まるよ」

 

そらちゃんに言われ、ステージへと目を向ける

そこにはいつもと違うすいちゃんが立っていた……ああ、眼福

 

「みんなー!!今日は来てくれてありがとーう!!」

 

Fooooooo

やっぱぁ…ライブを……最高やな

 

嗚呼、ワイの幼馴染かわいすぎひんか…えぇ?

輝いてるよ、いつも以上に輝いてるぜすいちゃん

 

なんてノリノリで見ていると、ワイの頬をサワッと…手が触れた

 

「……?そらさん、どうしましたか?何か俺の顔に付いてますかね」

 

「……あっ!ごめんね幼馴染君、気のせいだったみたい…邪魔しちゃったね」

 

「ああいえ、大丈夫ですよ」

 

何やったんやそらちゃん、急にワイのほっぺなんぞに触って……まあいいか(適当)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーん…!ライブ楽しかったなぁ、君はどうだった?」

 

「勿論楽しかったですよ、幼馴染のライブなんて早々見に来れるようなもんじゃないですし…それにあんな席で」

 

「ふふ、そうだよね……あっ、そうだ」

 

フワッ…と、ワイの耳元に近付くそらちゃん……ファッ、な、なんすか急に

やめて囁かないで、オタクのワイには厳しぃィィ

 

「今度は、私のライブに来てね」

 

「……そりゃ、喜んで」

 

ウィスパーボイスいただきました、ウマウマ…あ^〜(尊死)

 

「それじゃ、私はこれで…また学校でね?」

 

「はい、お気を付けて」

 

そらちゃんとバイバイした後、ワイはドームの裏へと向かった

黒き刃達の収穫を見に行ってみるか

 

「あっ!やっほーこうすけく〜ん!」

 

「あ?なんで貴女がここに……」

 

「だって警備隊に通報入れたの君でしょ、そりゃ団長も来るよ〜」

 

「態々団長まで出向く事は無かったんじゃないか?」

 

「あー…それなんだけど、ちっと頼まれ事があって…ごめんね?」

 

「…?何故急に謝ったんですか」

 

「お・ひ・さ・し・ぶりですぅ」

 

ゾワッと来た、背中をそらもうゾワッと

背後から急に抱きついてきた誰か…いや、この独特な声……まさか船長だなッ

 

「やっと会えましたねぇ、あの時以来ですよぉ」

 

「何だ急に……」

 

「ごめんね〜こうすけくん、マリンがどうしても会いたいって言うからさ」

 

「ハァハァ、こ、この筋肉ッ…!やっぱり凄いですねぇ、船長好みって言うかぁ、なんか、凄くえっちですぅ…」

 

「なんだこの不審者…」

 

「いや、本当にごめんね」

 

ワイの後ろから抱きつき、腹筋の周りをまさぐる船長…やめろー死にたくなーい

流石のワイでもこれはちょっと……まあ船長だし、多少はね

 

なんかもう船長だから許せるとこあるよね(?)

 

「ね、ねえねえお兄さぁん?この後マリンの家とか来ない?イイことしてあげるからさぁ」

 

「嫌ですけど」

 

「そんな事言わないでさぁ、ちょっとだけ!先っぽだけだからさぁ!」

 

「それ絶対先っぽで済まないやつだろ…おい警備隊、この不審者どうにかしてくれ」

 

「はーいマリンちょっとこっち来ようね〜」

 

「ああん!ちょ、ノエル!邪魔すんなよ!」

 

引きずられていく船長……マジなんだこの人、この間初めて会ったばっかりだろ

 

「それで、何の用だ」

 

「マリンは愛しの君を求めて、遥々ここまでやってきたんでぇす!」

 

「なんだコイツ……」

 

「あぁんっ、そんな冷たい視線もす・て・き」

 

これもう無敵じゃね

 

ワイじゃ手に負えないんすけど…ちょっと流石にここまでくるとワイのオタク心も萎えるというか

色々と無理がある

 

「……まあその不審者は置いといて、手土産だ団長」

 

「え、なになに?もしかして食べ物!?」

 

「そんな訳ないだろ」

 

「ちょっと!マリンにはないんですかー!」

 

「ねぇよ」

 

パチン、指を鳴らすとどこからともなく『黒き刃の刺客』達が現れた…その手にはさっきワイが締め上げた武装集団組員が引きずられている

 

「うわわっ!?どっから出てきたの!?」

 

「ああ、俺の協力者だ…気にしないでくれ」

 

「おやぁ、その人達確か最近になって世間を騒がせ始めてるって噂の『チルドレン』じゃないですか…まさかここを襲撃しようと?」

 

「マリン知ってるの?」

 

「陸は専門外ですが、一応情勢は知っておかないといけませんからね」

 

山積みにされた武装集団は、団長に引き取ってもらう事にした

ジャミング装置の件は話さなかった、面倒くさかったから

 

「こんなもんだろ」

 

「おー!ありがとうこうすけくん!」

 

「それじゃあ俺は俺ですいちゃんに会う用事があるから」

 

「えぇー!もう行っちゃうんですかぁ〜?もう少しマリンの体温感じてくださいよ〜」

 

くっ付くな

船長だからと言って精神が削れない訳じゃない、普通にゴリゴリ削られるから

 

「ほらマリン、あんまり迷惑かけないの」

 

「しょうがないですねぇ…じゃあまた今度会いましょう」

 

ようやっと船長を引き剥がせた…会う度にあんなんされてたらマジワイの精神逝っちゃうね、間違いない

 

ただでさえ温もりはエグいんだから、勘弁してくれ^

 

黒き刃の刺客は既に撤収させた、ジャミング装置も全て回収したし…今度こよこよの所に持っていこう

ワイはドームの裏口…所謂、関係者専用口から再度中へ入る

 

すいちゃん曰くこの辺に控え室があるって話だが…あ、あった

ノックしてもしも〜し

 

「はーい…あっ!こうちゃん!」

 

かわいい(脳死)

 

「お疲れ様、すいちゃん」

 

「うん、ありがとうこうちゃん…あ、中入っていいよ」

 

すいちゃんに促されるまま、控え室の中に入る

椅子に座らされ、その隣にすいちゃんが座った

 

「ねっ、今日のライブどうだった?」

 

「そりゃ楽しかったよ、カッコよかったぞすいちゃん」

 

「そ、そう〜?そう見えたなら良かった」

 

ヌッ…ライブ終わった直後だからすいちゃんの香りがががが、て言うか近ぇ

すいちゃんの汗とか字面がヤバいだろ

 

あ^ー肩に頭乗せないでもろて、逝キソ(精神)

 

「……こうちゃん、また誘ったらさ…来てくれる?」

 

「当たり前だろ」

 

来ない選択肢なんてねぇだルォン?

 

「じゃあまた誘うね」

 

「ああ、楽しみにしてるよ」




アンケっていつまで有効にしとけばいいのか分からない今日この頃
話書き終えたら止めようかな

この前も言った気がするけど、みんなアンケご協力ありがとうございます

やっぱ好きなんすねぇ(アンケ見ながら)

ではでは、またお会いしましょう


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オタクは辛いよ 家飲み編(適当)

どうもAZAZELです
ギリギリ今日中の投稿が滑り込めたので初投稿です

音ゲーしてたら忘れてたゾ……何してんだこいつ(自問自答)

ではほんへどうぞ


とある日、今日は珍しく一人で昼ごはんを食べていた

なんか久し振りだなぁ一人でご飯食べるの…静かなのもまた一興、姉街製弁当は相変わらず美味い

 

「おい、お前…ちょっとツラ貸せ」

 

「嫌だと言ったら、どうする」

 

「あぁ?そんな事言える状況だと思ってんのか」

 

なんかワイの周りを野郎共が囲んでおる……何で?

いやまあ大体分かるけど、どうせすいちゃん関連やろ?この間講義室で見た連中だから多分そう

 

オタクはイケイケ陽キャに絡まれる運命なのか……儚いな…(?)

 

「この間のバトルロイヤル見たぜ?お前、優勝したんだってなぁ」

 

「ああそうだな」

 

「……どうせ、白上さんのお零れを貰っただけなんだろ?」

 

「本人に聞いてみればいいだろ、態々俺のところに来なくともそれで解決する筈だぞ」

 

「ああ?知るかそんなもん」

 

ええ....(困惑)

それはちょっと横暴やろ……さて、面倒臭くなってきたこんな時に役立つ威嚇の仕方

 

この世界において『祈祷』を発動するのに触媒となる聖印はあくまで『正確』に発動させるための補助具なのだ……詰まるところ、無くても発動は出来る

 

その代わりに威力や範囲、効果時間が著しく低下する……だが信仰、神秘共にカンスト済みのワイがここで聖印使用祈祷を使うと間違いなく全てが吹き飛ぶ

 

という訳で、野郎の目の前で指をパチン…と鳴らし、指先から『黄金の怒り』を小規模で発動する

 

「うおお!?」

 

「な、なんだ!?」

 

威力や範囲は抑えられるし、人一人を軽く後ろへ転がすくらいの威力は出る…威嚇にはもってこいなやり方

 

「……悪いが昼食中なんだ、用があるなら後にしてくれないか」

 

「な、何なんだお前…!」

 

「はーいそこ!喧嘩するなら屋外でね〜」

 

屋外ならしていいのか(困惑)

おや、あれはだれっだ……まさかPP、いやゴリラか

 

まあどっちも差して変わらんからいいか

 

「君も、むやみやたらに能力を使わないように」

 

「さあ、何の事でしょね…俺はただ、指を鳴らしただけですが」

 

「指パッチンで人が吹き飛ぶ訳ないでしょ、そういう言い訳はしないこと」

 

機材を握って壊すアナタに言われたくは無いがな

 

頭に手裏剣(天使の輪)、腕には生徒会の腕章…そして全てを握り潰す50kgの握力を持つ天使、天音かなた

 

て言うかワイの大学、生徒会ってあったんやな

 

「…ってあれ?君確か、すいちゃんの幼馴染くんじゃん」

 

「…あれ、どっかで会いましたっけ」

 

おおっと?最近無かったから忘れていたが、まさか無意識下のやつが再び……?

 

「ううん、会うのは初めてだけど…すいちゃんからすっごい話を聞かされてたからね」

 

「ああ成程…」

 

あっぶね〜……これ以上追加されたらワイの精神が…

 

「まあそれはいいんだが、この周りに突っ立ってる連中…邪魔だからどかしてくれないか、生徒会なんだろう?か弱い生徒の手助けをしてくれよ」

 

「か弱いって……指パッチンで吹っ飛ばしてた人が何言ってんだか…ほら君達!用がないなら早く行きなさい」

 

蜘蛛の子を散らすよう逃げ出して行く……ヤダもう君達、なんか三下感が凄まじいからやめなそういう動き

 

てかかなたそ、なんでワイの机に座るんや

 

「ねえねえ、前から気になってたんだけどさあ…すいちゃんとは付き合ってるの?」

 

「まさか、俺が釣り合う訳が無いだろ」

 

「そうかな〜?」

 

「そもそもすいちゃんはアイドルだろ」

 

「別に僕はいいと思うけどなぁ、幼馴染なんでしょ〜?そういう恋愛もありだと思うな〜」

 

恋愛な

ワイは基本的にただのオタク、正味遠目からペンライト振ってたい……それが、それがこんな無意識の所為で…なんてこったパンナコッタ……

 

「まあそれに、見たところすいちゃんだけじゃないみたいだし……もう少し身の振り方っていうか、自分の在り方っていうのを考えた方がいいとおもうよ〜」

 

「何を言う、自分の在り方なんてもう決まってる」

 

ワイはオタクや、かわいいにスパチャ(貢ぐ)して生きるんや

 

「ふーん?まあならいいけど」

 

「……何をニヤニヤしてるんだ」

 

「べっつにー?なんか面白いなぁって」

 

「そうか…じゃあ俺はこれで、生徒会もご苦労様」

 

「またどっかでね〜」

 

オタクの顔みてニヤニヤするな全く(建前)顔がくっそいい(本音)

 

さて、ワイの講義は午前で全て終わってしまう……狭間の地に潜ってない今、午後の時間はやる事が無くなってしまうわけで

 

さてどうしたものかな

 

「おお!人間様ではないかっ!」

 

「……ああ、百鬼…だったか」

 

「そうだ余!」

 

お嬢じゃないか、バトロイ振りだな

今日の服装は和服じゃなくて普段着っぽいな……かわ余

 

「こんなところで何してるんだ?」

 

「講義も終わったし、これからどうしようかとフラフラしてたところだ」

 

「へ〜、午後には講義入れてないのか?」

 

「ない、午前で全て終わらせてる」

 

「う〜ん…あっ!じゃあ余と遊ぼう!」

 

「遊ぶって…まあいいけど、何するんだよ」

 

「えっとな、今日余の家でバトルロイヤルの打ち上げをするんだ余……それに一緒にどうかな、って思って」

 

そマ?

いや、知り合って日の浅い人を家に招くのはどうかと……ああ、でもどう考えても一般人じゃお嬢に勝てねぇわな

 

んー……う〜ん……

 

「だ、ダメか…?」

 

「あ、いっすよ(快諾)」

 

ダメみたいですね(精神強度)

 

ワイの精神はカワイイにめっぽう弱スギィ、これがオタクの運命(さだめ)ってやつなのか……

と言うか、普通にかわいい子のお願い事を断ること事態ワイには出来ないよ……

 

「本当か!じゃあ講義が終わったら連絡する余!……って、連絡先知らなかったな」

 

「ああ、じゃあ俺は百鬼が終わるまで待ってるよ…テラスに居るから声掛けてくれ」

 

「えっ、いいのか?」

 

「どうせやる事もないし暇だからな、それじゃ講義頑張ってくれ」

 

「……わかった、早めに来るからな〜!」

 

講義はちゃんと受けて下され

なんか去り際のお嬢、残念そうというか…ちょっと落胆してた様な、ワイなんかしたかな……

 

スパチャか?スパチャが足りないのか?言ってくれれば幾らでも投げるゾ

 

女心ってのは難しい……オタクにはフロムゲーより難関だよ…

 

お嬢の講義が終わるまでテラスで待つことに

大学内の料理や飲み物は基本的に入学金の中に含まれており、実際食べたり飲んだりする時に掛るお金はゼロなのだ

 

て事でコーフィーを飲みながらダラダラしてる

 

「あっ、し、志賀さん…どうも」

 

「……あれ、雪花…どうしたこんな所に」

 

「えっと、あの…ゆ、友人を待ってまして……」

 

…………え、何この気まずい空気

オタクにはキチィ^〜、何喋ればいいか分かんねぇ^〜

 

なんかラミちゃんもずっとモジモジしてるし……なんだその仕草、くっそかわいいなオイ

 

「…取り敢えず座ったらどうだ?おかわり序に何か飲み物でも持ってくるが、何がいい?」

 

「そ、そんな悪いですよ!」

 

「友人を待つのも立ちっぱなしじゃ疲れるだろう」

 

「……じゃ、じゃあ…同じやつで、お願いします」

 

ワイ、基本的にブラックなコーヒーは飲めんのよね…砂糖とミルク入れんと、流石にMAXなコーヒーバリに甘くはしないけど

 

アレはコーヒーじゃない、コーヒーの色をした練乳だ

 

「はい、珈琲…一応ミルクと砂糖も持ってきたぞ」

 

「あっ、ありがとうございます…い、いただきます」

 

両手でカップを持ちながらコーヒーを飲むラミちゃん……その持ち方かわいくね?マジかわいいよな(自問自答)

 

あー顔がいい、近くで見るとマジカワイイ〜^

 

「……し、志賀さんは…ここで何してたんですか?」

 

「この後に知り合いと遊ぶ事になっててな、それまでの時間潰しにな」

 

「そうなんですね……」

 

…………会話が続かない、何この空気…

ラミちゃん何回もコーヒー飲んだり置いたり忙しないな、なんか落ち着きもないような気がするけど…

 

あとチラチラとワイの方を伺ってきてるんだが……なにそれは、かわいいじゃねえかコノヤロウ

ぐ、ぐうッ…静まれワイのオタク心……今はまだスパチャの時じゃないゾ…

 

あ^〜スパチャしたい(限界)

 

「ごめんラミィ待っ……た…?」

 

「あ、おまるん…ううん、大丈夫」

 

「あー…えっと、お取り込み中だった?」

 

「べっ、別にそう言う訳じゃないよ!」

 

あら座長、待ち人はししろんじゃなくておまるんだったのか

 

「いやーまさかラミィが男の人とお茶してるなんて…まさか彼氏?」

 

「ち、違うって!知り合いの人だよ!」

 

「へーそうなんだ……あ、尾丸ポルカでーす…ヨロシクお願いしまーす」

 

「志賀航輔、よろしく」

 

「……ん〜?あー!!この間バトルロイヤルで優勝してた人じゃん!」

 

バトルロイヤル後、優勝チームのメンバーは暫くの間色んなところで報道させるからな…まあ知っててもおかしくは無いか

 

無意識下での知り合いじゃないから心が休まる……

 

「へぇ〜、まさかラミィの知り合いだったとは…ポルカびっくり……ってか、ししろんが言ってたのもこの人だったのか」

 

「……何だ、獅白が何か言ってたのか」

 

「あー、まぁ…それなりに」

 

何でそこで目を逸らす、何で苦笑いなんだええ?

 

「ま、まあ…強く生きてください」

 

「何その不穏なセリフ」

 

「じゃあポルカ達はこれでお暇するので、では〜!」

 

「あ、コーヒーありがとうございます…では」

 

ええ....(困惑)おまるんの最後のセリフ何だったんすか……

不穏すぎ、怖すぎるっピ

 

ラミちゃんと話して……アレは会話と言って良いのだろうか、キャッチボールが1、2回しか無かったが

まあ取り敢えず時間はいい感じに潰せた

 

「あっ!人間様〜!」

 

「百鬼、早かったな」

 

「講義が終わって走ってきたからな!」

 

「おいおい、怪我するなよ…」

 

「大丈夫だ余!」

 

まあお嬢のフィジカルで怪我することはまず無いか

そう言えばその打ち上げって誰が来て、何人来るんだ?……これワンチャン男ってワイだけなのでは…?

 

しまった、迂闊にYESとか言うんじゃなかった……

 

こ、これはすいちゃん家での女子会が再来してしまうかもしれんぞ…ま、不味いですよ…これはマズイ……

 

「……な、なあ人間様?そう言えば名前ってなんて言うんだ?」

 

「志賀航輔だ…そう言えば言ってなかったっけか」

 

「じゃ、じゃあこうすけって呼んでもいいか!余の事もあやめでいいぞ!」

 

「ああ、別にいいぞ」

 

お嬢の家に向かいながらそんな会話をする

基本的にホロメンからのお願い事は脊髄反射で『あ、いっすよ(快諾)』と言いそうになる

 

だがワイも一人のフロムプレイヤー……不屈の精神で何とか耐えてる

まあ、たまにと言うかよく耐えられなくなる事はあるが……

 

「因みにだが打ち上げって何するんだ?普通に夕飯食べるくらいか?」

 

「そうだ余、料理は余の友人がもう作ってくれてると思うぞ!美味しいから期待しといてくれ余!」

 

「へぇ、そりゃ楽しみだな」

 

誰来てるんやろな〜、まあ多分ホロメンだろうなぁ……ヌッ、それワイ死ぬのでは……?

 

なんて思っていると、もうお嬢の家に着いてしまった様だ……

 

「ここだ余、入って入って!」

 

「あ、ああ…お邪魔します」

 

「みんなただいま〜!」

 

「あっ、あやめ帰ってき…えぇ!?」

 

「ほぇ?ミオ何をそんなに…あれぇ!?」

 

「んー?…ああっ!君っ…!」

 

「おーっ!君も来たんだー、おつまっする〜!」

 

アッ……死にましたねクォレハ

 

みおママ、フブキング、ぬいぬい、団長…そしてお嬢

ご、5人?そんなにいるなんて聞いてないぞ…いやそもそもワイが尋ねてないのが問題だが

 

ウッソだろお前wwwww(ヤケクソ)

 

「たまたま会ったから誘ったんだ余…というか、フブキはともかくみんな知ってたのか?」

 

「まあ色々と縁がね……まあいい機会だし、色々聞かせてもらおうかなぁ…?」

 

ぬいぬい怖い

 

「こうすけくんこっち座りなよ〜…あっ、お酒とか飲める?」

 

「まあ、それなりに」

 

「そっか〜、今日はフレアが持ってきてくれた果実酒があるから楽しみにしてて〜」

 

「もう少しで料理もできるから、待っててね」

 

みおママのエプロン似合いスギィ、ママ〜(幼児退行)

フブキングのエプロンもかわいいゾ……これは供給の過剰摂取で死にますね、ワイが

 

テーブルに並んだ料理の数々……手羽先、焼き鳥、シーザーサラダ…これローストビーフ?

 

「これ手作りか…」

 

「うん、ウチが作ったよ〜」

 

「家庭力半端なっ…」

 

「し、白上もこれ作りましたよ!」

 

クォレハ…肉じゃがですな

こっちはこっちで家庭的やな

 

というかフブキングが作った料理は肉じゃが、唐揚げ、ちらし寿司……うーん家庭の味

 

「じゃあ料理も揃ったし、はじめる余!」

 

「「「「「いただきまーす!」」」」」

 

「いただきます」

 

ん〜…こりゃ激ウマだでぇ、超うめぇ〜

 

「ほらこうすけくん、これさっき言った果実酒」

 

「ああ、ありがとう……美味いなこれ」

 

「でしょ、アタシの持ってくる果実酒にハズレは無いんだから」

 

ぬいぬいが自慢げだ……かわいい(脳死)

でもこれ度数高くね?ゴクゴクいける甘さだけど高度数、悪酔いするやつだなこれは

 

気をつけねばな




ワイ氏の運命や如何に

次回、ワイ氏死す、デュエルスタンバイ!

盛大にネタバレをかましていくスタイル
全然関係ないけどプロセカ皆伝10粒貯まったどー や っ た ぜ

ではでは、またお会いしましょう


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ワイ氏?ああ、アイツなら……まあ、良い奴だったよ

どうもAZAZELです
なんにも無いけど初投稿です

誤字報告ニキまじざっすざっす!毎度毎度有難いです、本当
書き綴って読み直してるのに気が付かないのとかあるんすよね…こいつ目節穴だぜ?(自慢気)

ではほんへどうぞ


「まさか君まで来るなんて思わなかったよ〜、ウチびっくりしちゃった…あやめに誘われたの?」

 

「ああ、講義は午前で終わるから暇しててな…フラフラしていたら声をかけられたんだ、この肉ウマッ」

 

「あ、こう君こっちもどうですか」

 

「お、ありがとう」

 

フブキングがさっきから甲斐甲斐しく小皿に色々と取ってくれる

有難いし嬉しいんだが……距離近ないか?

 

隣に座ってるからってそんなに近付かなくても…

 

「にしてもこうすけくん強いよね〜、団長手も足も出なかったよ〜」

 

「だよね〜、それにアタシに弓で勝つなんてね…アレって魔法なの?」

 

「あー…魔法って分類か聞かれると回答に迷うな、エンチャントが乗った槍を大弓でぶっ飛ばしてる…って感じかな」

 

「へぇ〜」

 

ラダーンの槍はテキストにある様に、物自体はラダーンに刺さってる貴腐の騎士の槍だ

それにラダーンの重力が乗っているという代物……魔法と言っていいかは怪しいな

 

「でも見た目はビームみたいだったよね!カッコよかったよ!」

 

「ちょっとノエル〜?あれにアタシ撃ち抜かれたんだけど〜?」

 

「ち、違うよフレア!別にそういう事じゃなくってぇ〜!」

 

「あっはははは!冗談だって!」

 

ノエフレはいいゾ、これは間違いない

こんな間近で見れるとは……ああ^オタク冥利に尽きますな

 

つかこの果実酒本当に美味いな……

 

「あれぇ〜、のんでますかこうく〜ん」

 

「……おいフブキ、顔真っ赤だぞ…大丈夫か?」

 

「だいじょうぶですよ〜、しらかみ〜、まだ酔ってないですから〜!」

 

それ大丈夫じゃない人が言うやつな

 

「あー、それ度数高いからねぇ…フブちゃん弱いし、もう出来上がっちゃってるね〜」

 

「あれ!?フブキそれ飲んだの!?フブキお酒弱いから違うやつウチが用意してたのに〜!」

 

「あ、余が間違っちった」

 

「あやめお前……」

 

「あはは〜…ごめん余?」

 

なんて事してくれてんだ……おいフブキング、ワイにしがみつくな

あー柔い、やわっこいのがッ…

 

「む〜、こうくんは女の子と仲良くし過ぎです!」

 

「ええ....(困惑)」

 

「しらかみだってこんなに近づいてるのに……」

 

かわいい(脳死)

 

「あれ〜?もしかしてフブちゃん誑し込んだのって君か〜」

 

「おお、フブちゃんが甘々になっとる…」

 

「誑し込むって…人聞きの悪い言い方しないでくれよ」

 

「でも実際そんなもんでしょ」

 

「ちょっとこうくん聞いてますか!」

 

「あー聞いてる聞いてる、だからそんなにグイグイ顔近付けるなって」

 

いい匂いが……ヤバイ、死ねる…この状況は普通に死ねるぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と言うかぁ!君はどんな女の子にも優しくしすぎなんだよぉ!」

 

「そーですそーです!しらかみにも構えー!」

 

「あっははははは!これ修羅場ってやつ〜?」

 

「おーっ!こうすけくんすっごい筋肉してるねぇ…!かっこいぃ〜」

 

「なーこうすけ〜?余ってやっぱり怖いって思われてるのかな〜…?」

 

見事に全員出来上がった、何この地獄絵図

ワイ?ステータスがカンストしてるお陰様で毒耐性が高いんだ、だからちょっとやそっとのアルコールじゃ酔っ払わない

 

詰まるところ素面がワイだけ……要するに辛いってこと(切実)

 

みおママとフブキングは両サイドを占拠し、ワイは両側から詰められている…両側からやわっこいのが詰め寄ってくるんだ……や、やめ…やめろぉッ、死んでしまうー死んでしまうぞー

 

団長は正面からワイの腹筋触ってくるし、お嬢は背中合わせに(もた)れながらなんか弱音を吐いている

 

ゲラってるエルフは遠目から見てやがる……ゆ、ゆるせえねぇよ(静かなる怒り)

 

「あー白銀?取り敢えずあんまり気軽に野郎へ触るのはよそうな、色々とあるから」

 

「あ〜!団長が色んな人を触ってると思っとるなぁ〜!団長だってその辺は気をつけてるんだぞ!」

 

「お、おう…そうなのか……大神とフブキもちょっと落ち着けって、フブキはこの間一緒にバトロイ出ただろ?」

 

「足りません〜!そんなんじゃしらかみは満足しません〜!!」

 

「フブキの事は名前呼びなのにウチはまだ苗字なの!?ウチだって名前で呼んでよ〜!」

 

「分かったよミオ、これでいいだろ?フブキはそれ以上何を求めてるんだよ……あとあやめ、別にみんな怖がってるから近付かない訳じゃないと思うぞ」

 

「キュッ…ミ、ミオって…はぅあっ……!」

 

「そ、そうですねぇ……頭!頭撫でてください!」

 

「ほ、ほんとうか?余、怖がられてない?」

 

あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"(魂の叫び)

 

何なんだ、マジでなんなんだよ……ワイが何をしたってんだァッ…

うぅ…嬉しいのは嬉しい、だけど精神的な面で死ねる、もうまぢ無理……

 

オタクの心ってのはかわいいの前では脆いんだよ……(諦観)

 

取り敢えずフブキングの頭を撫でながら腹筋に顔をグリグリしている団長を押し返す

 

暫くするとみんな眠りにつき、ようやっと解放された……

 

「随分モテモテじゃんか君〜」

 

「この…安全圏から見てた癖によく言うぜ……」

 

「あっはははは!まあそんなに怒んないでよ!」

 

肩を組みながらゲラってるエルフ

くぅッ…顔がいい、ちくしょう……

 

「さてと……皆寝ちゃったし、ちょっと真面目な話…いい?」

 

「……で、何を聞きたいって」

 

「まあ別に大層な事じゃないよ、なんで一人で戦ってるのかって…ちょっと気になってね」

 

「なんだ、そんな事か……敢えて言うなら自分の為だな」

 

「自分の…?それは何、仲間が傷付くのを見たくないってこと?」

 

「違うな……全ては『試練』なんだ、俺と言う存在を成長させ新たなる段階へと導いてくれる…そして『試練』は『強敵』であるほどよい、後は単純に……俺が『苦難』と『困難』を好んで戦ってる、からかな」

 

「……なんて言うか、君…相当アレだね」

 

「別の知り合いにも言われたよそれ……まあ、分かるとも分かって欲しいとも思っては無いがな」

 

フロムプレイヤーたるもの、向上心は常に持って戦いに挑む

本当に倒すべきは、前回の自分自身だ……前の自分を超えてこそ『成長』と呼べるのだ

 

スパチャだってそうだろ?前の額より、次投げる額を大きくする…そういうものなんだよ(哲学)

 

「何だか、危ないよねぇ…君って……フブちゃんが心配する訳だ」

 

「……?それはどういう…?」

 

「バトルロイヤルの後、フブちゃんが『こう君は目を離すと、勝手にどっか行って無茶をする様な気がして』って言ってたよ」

 

「気にしてもらえるだけ有難いな」

 

「な〜んか素直じゃないね〜……ま、ここだけの話…アタシも君が裏組織を潰してくれてて助かってはいるんだよ」

 

「それは上々、俺も潰し回ってる甲斐が有るな」

 

「でもあんまり派手に暴れ回らないでよ、逆に危険分子として扱われかねないんだから」

 

「……何だ、俺の心配をしてくれてるのか?存外、お優しいんだな」

 

「……ッ!ま、まあアタシも一応?君には助けられてるからね」

 

「そうかい……俺はそろそろ眠いよ」

 

「うん、じゃあおやすみ」

 

あー…なんか普通に眠くなってきた

そのまま目を瞑ると、ワイの意識は暗黒へと落ちていった

 

翌朝

目が覚めると両腕に重みを感じる……目を開けて確認すると、フブキングとお嬢がワイの腕を枕にしていた

 

ファッ、寝顔かわいい(脳死)

 

「うぅん〜……」

 

「んんぅ……おはよ…」

 

「おはようフブキ、あやめ」

 

ん"ん"か"わ"い"い"(限界オタク)

耳がピコピコしてる……ワイも寝起きで寝惚けていたのか、フブキングの頭を撫でてしまった

 

するとみるみる内に顔が真っ赤に染まっていくフブキング……アッ、ワイ何してんやろ…

バッとフブキングは起き上がった

 

「し、白上は少し水を飲んできますぅッ!」

 

「……むっ、なに朝からイチャイチャしてるんだ余」

 

「別にイチャイチャはしてないだろ」

 

「あ、起きた〜?朝ごはん作ってるから顔洗ってきな〜」

 

ママや、流石みおママ

お嬢も起き上がり、それに続いてワイも起き上がる…団長とぬいぬいはまだ寝てるみたいだな

 

お嬢に先導されながら、洗面所へと向かい顔を洗う……チメタイ

 

またリビングへ戻ると、みおママがテーブルへ味噌汁や白飯やらを並べていた

朝飯はベーコンエッグですか、いいっすね

 

「おお、タイミングピッタリだね」

 

「悪いな朝ごはんまで作ってもらって」

 

「気にしなくていいんだよ〜、ウチが作りたかったから」

 

その後、みおママがぬいぬいと団長を起こして朝ごはんを囲んだ

美味い(小並感)、流石はみおママ

 

「…この後はどうするんだ?」

 

「まあ各々解散…って感じだ余」

 

「そうか」

 

「こう君はこの後どうします?またダンジョンにでも潜るんですか?」

 

「いや、当分ダンジョンは潜らないかな……それとはまた別に知り合いから連絡を貰ってるんだよ、そっちに行こうかと思ってる」

 

「ふぅん?連絡ですか……」

 

え、何でしょうその目は……ジト目が か わ い い

ちなこよこよから…だから多分、この間ワイがボコした連中の場所が割り出せたんだろうな

 

「ほほぉ〜、フブちゃんを置いてほかの女の子と遊ぶのか〜?罪な男の子だね〜」

 

「いや別にそう言う訳じゃ…」

 

なんやフブキング…ちょ、待ておまッ…腕に抱きつかないでもろて、精神がッ

 

あ^〜(昇天)

 

「な、なんだよフブキ…」

 

「べっつにぃ〜?なんでもないですよ〜だ」

 

この後しばらく離してくれなかったので、ワイの精神がほぼ逝きかけましたね

温もりエギィ^〜

 

さて、こよこよから連絡を貰ったのでholoXへと赴く……この回転壁はどうにかならないのか、どう見てもやっぱ忍者じゃないか(再確認)

 

「うわーい!!久しぶりのこう君だぁ〜!!」

 

かわいい(脳死)

 

でも急に正面から抱きついてこないでくれる、普通に心臓破裂するかと思ったよ今

 

「おい、急になんだよ…」

 

「だって最近は全然来てくれないからぁ〜……スンスン…ん?な〜んかこう君、女の子の匂いがすっっっごい付いてるね?」

 

「え、ああ…バトロイの打ち上げに誘われてな、それに行ってきたんだが…そこに女の人が多かったから、それでかもな」

 

「ふ〜ん?そうなんだ…まあいいや、情報が掴めたから共有しようと思ってね…さあさあ!コヨの実験室へどうぞ!」

 

こよこよに案内されながら、実験室へと向かう…あの、腕に抱きつかなくても宜しいのでは…?

 

あと椅子に座ったあともそんなに近付かなくても良いのでは……?

 

あ^〜お客様いけませんあ^〜

 

「まずは頼まれてたコレ!こう君がボッコボコにしてた人達なんだけど、『チルドレン』って組織の人達みたい…組織思想は『平等なる世界』だってさ」

 

確かそんなことを船長が言ってたな

 

「ハッ、平等とは…全くお笑いだな」

 

「も〜そういうこと言わないの…その思想に基づいて各地で襲撃騒ぎを起こして、重要人物を攫ってるみたい」

 

「攫ってどうするんだ」

 

「各政府に脅しかけるんだよ、囚われてる同志を解放しろー…とか、身代金をよこせー…とかね」

 

「活動資金もそこで稼いでるって事か…それで今度は世界的にも有名なアイドルを攫おうとしてた訳だな」

 

「多分そんな感じかな、星街すいせいを攫えばもっと大きなことを要求できるからね〜…ま、こう君がいた時点で作戦が成功する訳無いよね〜」

 

嗚呼、いい度胸をしてる…本当……怖いものを知らないとはな、無知ほど怖いものは無いとはこの事だろうかね

 

いいだろう、貴様らがそうなのであれば…ワイもそれ相応の『対応』をしよう

 

「こいつらの拠点は分かってるのか」

 

「……まさかとは思うけどこう君、一人で乗り込むつもり?確か星街すいせいはこう君の幼馴染だっけ?でも現にこう君のおかげで攫われてないんだからさ、今は焦っちゃダメだと思うよ」

 

「……こより、頼むよ」

 

「はっキュッ!?な、なんで今名前で呼ぶのさ!!ふ、普段は博士とかお前みたいな感じでしか呼ばないのに!!コヨはそんなに軽い女じゃないんだからね!!」

 

よお〜〜〜し、よしよしよしよしよしよしよしよし

最低のゲス式なでなでをこよこよにしていると、そのうちふにゃふにゃしてくるこよこよ

 

何か早口言葉みたい(適当)

 

ん〜かわいい(脳死)

 

「に、西地区のぉ…廃倉庫ですぅ……にゃぁぁぁ〜…」

 

お前コヨーテだろ、イヌ科だろ…猫なのか(困惑)

 

「はい、ありがとなこより…今度また素材持ってきてやるからよ」

 

「……うぅ〜ずるいずるいぃ…」

 

こよこよの実験室を出て、早速そのアジトへ向かおうと思った……のだが、ここで第二の関門

 

沙花叉といろはすが待ち構えていた

 

「師匠〜…?」

 

「こうく〜ん…」

 

「……なんだ二人して、出迎えか?」

 

「何惚けてるでござるか、拙者達の目は誤魔化せないでござるぞ」

 

「またこうくん一人で突っ込もうとしてるでしょ〜…?」

 

「……フッ」

 

ここは素直に……にーげるんだよー

 

瞬間加速によっていろはすと沙花叉の間をすり抜け、出口へ走る

 

「ああっ!?待つでござる師匠!!」

 

「逃がすか〜!!」

 

沙花叉が腰に飛びつき、それによって減速したワイの腕を抱きつくように掴むいろはす

ぐぅッ…妨害と精神攻撃を同時に行うとは、やりおるなッ…

 

二人をズルズルと引き摺るように、少しづつ少しづつだが前進している……てか君ら力強スギィ

 

「……何してるの三人共」

 

「ルイ姉いいところにっ!師匠がまた一人で突っ込もうとしてるでござる!止めるのを手伝って欲しいでござるぅ!!」

 

「くぅぅぅッ…!こうくん力強すぎだってッ…!!」

 

「は、はぁ…というか、航輔君はよくその二人を引きずれるわね…」

 

「伊達に玄人してないんでな」

 

「それで何処に行こうとしてるのよ」

 

「天気もいいことだから、ちょっとその辺のテロリストをぶっ殺しにね」

 

「なんか凄い物騒なこと言ってるよこの子……」




来月から面倒臭い現場に入れられそうな予感がする
まじめんでぃ

一応毎日投稿出来てるから……あれ、なんか1回途切れたような……まあ出来てるから、このペースで上げていきたいゾ
投稿しようとして寝落ちするという失態を犯したのは内緒だZO

ではでは、またお会いしましょう


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文化祭って陽キャがキラキラするところやろ?(大偏見)

AZAZELです
15話でキリがいいので初投稿です

そんな訳でアンケートはここまでと致します、皆さんご協力ありがとうございました
アンケートにそって話を構成したんすけど…あ、あの……ちょっとキリがいいんで過去編とか入れてもいいですかね……?

まあ取り敢えず、ほんへどうぞ


「一先ず落ち着いて、航輔君もそこのソファに座って…ね?」

 

「……はいでござる」

 

「は〜い…」

 

「了解しましたよ」

 

ソファに座ると、挟む様にいろはすと沙花叉がワイの両サイドを占拠する……そしてワイの腕に抱きつく

 

う〜ん^削れる精神

 

「それで、何があったの?」

 

「博士に少し裏のヤツらを調べて貰っててな、当たりがついたから早速行動しようかと思ってたんだが……」

 

「師匠がまた一人で行くつもりだったから止めてたでござる」

 

「いろはちゃんと同じく」

 

「ふんふん……まあ航輔君の自業自得だね」

 

そんなアッサリ片付けんといてよ……いや、あながち間違いでは無いんだけどさ…

いろはすと沙花叉もルイルイに乗ってうんうんするなって

 

「一応聞くけど、なんで一人で行こうとしたの?」

 

「俺のエゴで潰しに行くから、別にいいかなって……それに今回は誰一人として生かしておくつもりが無いから刺激が強いかもって」

 

「だからと言って一人で行く理由にはならないでござる、と言うかこの間約束したばっかりでござる!ちゃんと殴り込みに行く時は拙者達もつれていくって言ったでござる!」

 

「そーだそーだ!なのにまた一人で行こうとしてるし!それに沙花叉達だって裏組織の掃除屋と用心棒だよ、そんなくらいじゃ刺激が強いなんて…」

 

「言っておくが、普通には殺さないぞ」

 

今回のテロリスト共には狭間の地産である、とあるデバフで片付けようと思ってる…だからそもそもワイしか出来ないってところもある

 

すいちゃんのライブを邪魔しようとした罪……万死に値する(厄介オタク)

 

「拷問や惨殺なんかじゃない…もっと根本的な『死』を与える」

 

例えるならそうだな……極めてなにか生命に対する侮辱を感じる、的な

何言ってんだこいつ…(自問自答)

 

「っ…そ、それでも!師匠を一人では行かせられないでござる!」

 

「沙花叉達だって役に立つよ!頑張るから!…だ、だからこうくん!」

 

あ^〜そんな目で見ないで^〜

 

「……ねえ航輔君?そろそろ諦めたら、いろはも沙花叉だって本気で君を心配してるんだよ」

 

「……ああ、それくらい分かるさ」

 

「たまには我儘を聞いてあげてよ…ね?」

 

「……連れて行くだけだ、手は出させんぞ」

 

「わ、分かったでござる!」

 

「うん!」

 

あんまり見せたくはなかったけど、これ以上は平行線だな……あとワイの精神的にもう持たない

両腕の感触が死ねる、あ^〜(昇天)

 

さて所変わってこよこよから聞き出した西地区の廃倉庫、ここが『チルドレン』のアジトの様だ

 

さぁて今回使う武器は『蝕のショーテル』二刀流

察しのいい褪せ人諸君はもう分かったと思うが……状態異常『DEATH BLIGHTED()』によって、テロリスト全員を葬る

ワイの逆鱗に触れたのだ、それくらいの償いをもって罰としよう

 

「ところで師匠、どうやって潜入するでござるか?」

 

「潜入?何を言ってる、そんな事する訳ないだろ」

 

「え、ちょっと待ってこうくん…もしかして今まで正面から行ってたの?」

 

「そうだが、態々隠れながら行く必要も無いだろ…そこで待ってろ、すぐに終わらせてくる」

 

邪魔するわよ〜

 

重そうな鉄扉を蹴り破りながら倉庫内へと侵入する、中にはライブ会場で見た武装集団がちらほらと見受けらる

 

「何者だお前…ここを何処だと思ってる」

 

「チルドレンのアジトだろ、分かってて来てるが何か」

 

「尚のこと意味が分からないな、それともなんだ…我々の同志にでもなりに来たのか?」

 

「まさか、俺は別件で来てるんだ……お前らには死んでもらおう、一人残らず」

 

蝕のショーテルを二つ取り出し、死王子のフレアを纏わせる…近場にいた団員をスパスパっと二回斬りつける

 

「ぎゃあああぁ…あ?あ、あれ?何で俺、斬られたんじゃ……」

 

さて、ここで問題が一つ

蝕のショーテルは状態異常『死』を蓄積できる唯一無二の武器だ、だが欠点として大体の場合…状態異常が発動する前に相手が倒れる

 

ならばどうするか……どうせ状態異常が発動した時点で即死なんだ、逆に考えるんだ…回復させちゃっても、いいさ…と

 

そんな訳で倉庫全体に『黄金樹の恵み』をかけ、常に大回復リジェネをテロリスト達に適応させている

 

「何だか分からねぇが、お前の攻撃なんて効きやしねぇんだよ!!」

 

「あほくさ」

 

「へへっ!なんとも…な…う、グァッ…ウァァァァァァア!!?」

 

再度斬り刻む

するとあら不思議、『DEATH BLIGHTED()』が蓄積しきった者の身体から木の根が生え始める

 

内側から突き破る様に幾本もの小さい木の根が生えた後、腹と背中を貫通しながら巨大な根が突き出し対象を宙に浮かす…世にも奇妙な木製オブジェ(人間付き)が完成する

 

「生で見るとエグいなこれ…まあ、じゃあいこうか」

 

「ひッ、ち、近付くなぁぁぁぁ!!」

 

「そんな某ボス並みに逃げ出さんくても…」

 

さて、オブジェを沢山作るとしますか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ば、馬鹿な……こんな、こんな事が……」

 

「それで、お前がリーダーか?」

 

はえ^〜木がいっぱい……まあワイが作ったんですがね

 

倉庫内はそれはもう地獄絵図と化した、『DEATH BLIGHTED()』が至る所で発現して森のようになっている

 

勿論、ストラップの人間君は生きてる訳がないがな

 

「き、貴様の目的はなんだ!?私の出来る限りでそれを手伝おうじゃないか!!」

 

「目的?そんなもの、お前らがすいちゃんのライブを邪魔しようとした償いに決まってんだろ……貴様らに待つのは死のみだ、甘んじて受けろ」

 

「ッ…!ふ、ふざけるなよ!我々は正義の為に!世の為に行っているんだ!!貴様の様なぬくぬくと育った温室育ちのガキに!何が分かる!!」

 

「正義と…ハッ、吐かしおる……重要人物を拉致って金をせびったり、捕まった仲間を解放しろと吐き散らすのが正義か…これだからお笑いなんだよ」

 

「我々の育った区域は貧困層だ!貴様らの様に次の日が確約されている様な暮らしじゃ無い!!この世界には『平等』が必要なのだ!我々はそれを成すために行動を起こした!これが正義と言わずになんと言うのだ!!」

 

「『自己欲(エゴ)』だろそんなもの」

 

「なっ…エ、エゴ…だと…!?」

 

「世界に蔓延るは『正義』と『悪』だとでも思ってるのか?違うな、この世は『自己欲(エゴ)』で満ち溢れている……確かにお前らの思想は良い物だろう、だがやり方を間違えたな…お前らのそれは裏道でカツアゲをしているはぐれ共と何ら変わりない最低のゲスだ」

 

「……それでも私は…自身が間違っているとは思わんぞ…!!」

 

「結構、それでこそ人間だ…お前は斬り刻まないでおいてやろう……霧中で果てろ、来世は厄介オタクに絡まれない事を祈るんだな」

 

指をパチン、と鳴らす

男の周囲へ黒く…黄色混じった霧がフワッと舞う、『フィアの霧』これもまた死を蓄積する霧

 

男の断末魔と共に、木が成った

 

外へ出ると、いろはすと沙花叉が待っていた……本当に大人しくそこで待ってたのな、待てっロッテのトッポって言ったのワイだけど(言ってない)

 

と言うか、何でそんなに気まずそうな顔してるの?え?ワイなんかやった?

 

「し、師匠……あ、えっと…その…」

 

「……こうくん、沙花叉達はこうくんの過去に何があったとしても…ずっと味方だからね」

 

「あ、うん…そうか」

 

何の話

 

ワイの過去なんてそんな重くないぞ、ひたすら狭間の地に潜って無意識下で関係広げてたくらいやぞ

 

いや、後半部分はワイにとっては死活問題と言えばそうなんだが……

 

「と、とにかく終わったなら帰ろうでござる!ルイ姉が夕飯を作ってるでござるよ!」

 

「そうそう!今日は鍋だって言ってたよ〜!」

 

「お、そうか…なら早く帰らないとな」

 

鍋か…何鍋かな、ワイ鶏ガラとか好きなんだよね

そんな訳でholoX基地へ帰り、皆で鍋を囲んでいる……スゲェ絵面だなこれ

 

過剰摂取で死ねる(本音)

 

「あっ、そう言えばだなこうすけ…この間話したカラントって組織あるだろ」

 

「そんな話してたな、俺を探してるとか何とか」

 

「その組織の情報が入ったから伝えとくぞ……まずリーダーが『JOKER』って言われてるヤツだ、正直吾輩もよく分からん…それで交戦部隊の『ブラックハンド』と経営陣の『レッドハンド』の二つがある」

 

「組織内でもチーム分けをしてるのか」

 

「そうだな、ブラックハンドには『ダイヤのジャック』『クラブのキング』が居て…『ハートのクイーン』『スペードのエース』がレッドハンドのまとめ役みたいだ」

 

ジャックはやっぱり交戦部隊なのな……まあ、あの筋肉で経営陣とか言われてもウッソだろお前(迫真)てなるわな

 

「ふ〜ん……」

 

「なんだ、あんま興味無さそうだな」

 

「実際無いからな」

 

「今日潰したところはやたら気合い入ってたみたいじゃねえかよ、どういう違いだ?」

 

「そりゃすいちゃんのライブを邪魔しようとしたからだ…ウチの幼馴染の舞台を台無しにしようとした奴らだ、情状酌量の余地は無い」

 

何だいろはすと沙花叉、急になんか距離が近くなった気がするんだけど…

 

と言うか君らはワイを挟まないと気が済まないのか?なんでワイの両隣りなんだよ……あ^〜(臨界点)

 

「ほら師匠、このお肉食べ頃でござるぞ」

 

「こうく〜ん、沙花叉がお野菜取ってあげるね〜」

 

「あ、ああ…ありがとう」

 

「あ〜!ずるいずるい!コヨもこう君にやりた〜い!」

 

「ふふ、本当に仲が良いわね」

 

「あっ!それ吾輩の育てた肉だぞ!勝手に取るな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も普通に大学

いや〜最近は色々とワタワタしつつ、それなりに充実したオタク道を歩めてる気がするで候…デュフ

 

「あっ、大学で会うのは珍しいね君」

 

「そうだな、ミオ」

 

「ミッ…!?あ、あれ!?君ウチのこと名前で呼んでたっけ!?」

 

「え、この間名前で呼んでくれって自分で言ったんじゃないか……いや、そう言えば酔っ払ってはいたな」

 

「あっ!?も、もしかしてあの日の事……?ウ、ウチなんか君に変な事言ってないよね…?」

 

「いや、特に無いが」

 

まあなんか、女の子に優しくし過ぎるとかなんとか言われた希ガス

 

でもワイオタクだからね、しょうがないね

かわいいに貢ぎたくなる性分はもうどうにもならない……さあスパチャさせろ

 

オラ、これがいいんだルォン?(赤スパ)

 

「ならいいんだけど…君ってお酒強いんだね〜」

 

「まあ人よりは強いかもな」

 

強いというか、効かないって言った方が正しい

多分酔うのにスピリタスロックとかじゃないと無理かも^〜

 

「……ウ、ウチのご飯…どうだった?」

 

「美味しかったゾ」

 

「ほ、本当!良かったよ〜……じゃ、じゃあさぁ?たま〜にでいいんだけどさぁ、ウチの料理食べてくれる?」

 

「勿論良いゾ」

 

なんか尻尾ブンブンやん、みおママ…はーかわいい(脳死)

 

「じゃあまた誘うね!ウチ講義あるからじゃあね〜!」

 

「ああ、また今度な」

 

所々心のワイが漏れ出てたけど……まあ会話文的にはおかしくなかったし、OKです

さてこの後どっしよっかな〜……ふと辺りを見渡せば、講義室を装飾したりしている

 

そう言えばワイの大学にも文化祭なるものがあった様な……まあワイにはあまり関係のない話かもしれんが

 

あんなの陽キャがキラキラ楽しむ場みたいなもんやろ(偏見)

陰キャでありオタクでもあるワイが表立ってやる事なんてないやろ

 

…………あれ、何か今盛大にご立派なフラグがおっ立ったような気が…

 

「あ〜、こう君丁度いいところに〜」

 

「……んくぅッ」

 

「……?どうしたのこう君」

 

さっきから心のワイが漏れ出しまくってる……

つうか、急に腕に抱きつくのはホンマ心臓に悪いからやめてもろていいすか……おかゆん…ワイ死んじゃ^〜う

 

あ"あ"温もりエグッ……アッ(臨死)

 

「いや、なんでもない……それより、急にどうしたんだおかゆ」

 

「あっ、そうそう…こう君ってさぁ〜、文化祭の日ってなにか出し物ってする予定ある〜?」

 

「いや、特にやることもないからダラダラと周るつもりだが」

 

おや……何だこの不穏な雰囲気…

 

「じゃあさぁ〜、ボクの出し物手伝ってくれる〜」

 

「……何するんだ、それ次第だが」

 

「ふふ〜ん、それはね〜……ホストクラブだよ〜」

 

「断る」

 

「なんでよ〜!いいじゃんボクとホストしようよ〜!」

 

それは…それだけは無理だ、すまないおかゆん……ワイが死んでまう

既に死にかけてるけど、冗談抜きで死んでまう

 

ワイは基本的に貢がれるより貢ぎたいんだ……スパチャする分にはいいが、されたら多分耐性なさすぎて死ぬ

 

ステータスをどれだけ上げても『褒め』や『可愛い』の耐性は上がらないんよ……それどころかマイナス値まである、それがオタクなんや…

 

「むぅ〜……ねぇ、ダメ?」

 

「ぐっ……おい、あんまりこういう所でそういうのは良くないと思うぞ」

 

「むぅぅ〜」

 

正面からおかゆんが抱き着いてきた…しかも上目遣いでめっちゃ潤んでる…ハァッ、かわいい(脳死)

 

「……でも珍しいね、こう君が断るなんて…いつもならいいよってスグに言ってくれるのに」

 

「俺だって断る時は断るさ…」

 

「……ダメ?」

 

あ"あ"あ"駄目押しの上目遣いやめちくり〜^

 

「分かった分かったよ…やるよ、やりますよ…はぁ……」

 

「ほんとぉ!やった〜!」

 

かわいいには勝てなかったよ(遺言)




という訳で、圧倒的大多数の票を得たホストクラブとなります

まあ、もしかしたら並行世界線でアンケを取った別の項目も書くかもしれないです
その辺はちょっと気まぐれというか、なんというか……まあ頑張るZOY(ヤケクソ)

ではでは、またお会いしましょう


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何事も事前準備は大事だよ

どうもAZAZELです
配信アプリやってたら投稿遅れた愚か者です

ホスト編の導入になります、過去編やろうかと思ってたけどやっぱホスト編終わってからにしまする
やるやる詐欺なので初投稿です

ではほんへどうぞ


嫌な予感が大的中したワイ、だが結局かわいいには勝てないのがオタクの運命……そんな訳でホストクラブの手伝いをする事になり申して

 

文化祭まではまだ時間がある、という事でホストクラブとして使う講義室へと来た

 

「それで、何をすればいいんだ」

 

「簡単に言えば来店する女の子をお姫様にしてあげればあいんだよ〜、いつもこう君がやってるみたいにね〜?」

 

「人聞きの悪いことを言うな、誰がチャラ男だ」

 

ワイはオタクだ

 

「え〜ボクそんなこと言ってないよ〜…あ、因みになんだけど〜…こう君とボク以外にもホスト役が居るから、一応紹介しておくね〜」

 

「そうなのか……oh…やっぱ帰っていいか?」

 

「ダメに決まってるじゃ〜ん」

 

「こうちゃん……?」

 

「あ、すいちゃんの幼馴染やん」

 

すいちゃんとTMTだ……え、嘘やろ…すいちゃん…?

おいおい死んだわワイ…ヌァゼイルンディスカスイセイサン

 

おいおかゆぅん、居るなら先に言えやぁッ…そしたら絶対に来なかったのに……

 

「ふーん、こうちゃんもホストクラブ…やるんだ?」

 

「アッ…まあ、そうだな…おかゆに頼まれてな……」

 

「へぇ、そうなんだ…?」

 

こぇ〜^

すいちゃんガチこぇよ……笑えんてマジ

 

さり気なくワイの隣を陣取りつつ腕に抱き着き、いつもの凄みのある顔で近寄ってくる……顔がいい(脳死)

 

「おいすいちゃん、あんま幼馴染いじめてやんなよ」

 

「トワは静かにしてて」

 

「えぇ…なんか怖くねすいちゃん……」

 

「今はあんまり喋りかけない方がいいかもよ〜」

 

元凶の猫がなんか言っとる

取り敢えずすいちゃんには落ち着いてもろて、説明の再開

 

「えっとねぇ〜、簡単に言えば皆にはお客様を最大級にもてなして貰えればいいんだよ〜」

 

「てか、なんでトワ呼ばれたん」

 

「だってトワ、そういうの似合いそうだから〜」

 

「はぁ?なんなんその理由…」

 

「でも来たってことはやってくれるんでしょ〜?」

 

「…ま、まあすいちゃんがやるって言うから」

 

「トワってばツンデレ〜」

 

「うっさいわ!!」

 

あ^〜このやり取りだけでワイはお腹いっぱいですワ^〜、あ"〜いいゾ^〜コレ

 

しかしホストか…そんなん前世でも今世でもやった事ねぇからなあ、自信ねぇわそんなの

て言うかそもそも文化祭自体オタクのワイには掛け離れてるというかなんというか

 

「あ、因みに講義室の装飾は他のお手伝いさんにやってもらうから〜、ホスト役のボク達は練習に力を入れてても大丈夫だよ〜」

 

「そうか、まあそれならいいんだが」

 

「練習ったって、何すりゃいいんだよ」

 

「ん〜、まあそうだねぇ〜…口調の統一とか、仕草とか…あっ、後は自分のキャラ付けも大切だよね〜」

 

やること多スギィ

えぇ....(困惑)そんなんワイできっかな…

 

「なら皆で練習し合うってどう?丁度4人だしさ、二組づつペアになってやってみるのもいいんじゃないかな」

 

「おお〜、ナイスアイデアすいちゃん〜」

 

「じゃあすいちゃんはこうちゃんと最初やるね、いいでしょ?」

 

「ういっす…」

 

速い、流石すいちゃんはやい……

TMTがちょっと哀れな奴を見る視線を送ってる…流石TMT、優しいな全く……

 

そんな訳で、最初はワイとすいちゃん…おかゆんとTMTの組み合わせでやる事に

本番はソファや机と言った小道具を用意するらしいが、今は無いので椅子に座って対面している

 

なんて面接これ……

 

「こうちゃんはどんなキャラ付けでやるの?」

 

「そう言われてもなぁ…パッとは思い付かないな」

 

「すいちゃんはんん"ッ……【こんな感じでやるけど、どう?】」

 

グハァッ!(致命傷)

 

星街メテオやんそれ……やっぱすいちゃんの低音イケボは野郎にも効果抜群だな、間違いない……

 

「カッコイイなすいちゃん、似合ってる似合ってる」

 

「そ、そう?じゃあすいちゃんはこれで行こうかな〜…こ、こうちゃんはどうする?」

 

「んー……すいちゃんはどんなのがいいと思う?」

 

「え!?えっ、とぉ〜……こうちゃんは基本的にミステリアスな感じだし、そこまで変えなくてもいいと思うな〜…一人称も『俺』でいいと思うし、口調も単調で静かな感じだからミステリアスな雰囲気に合ってると思うからそのままで…あっ!でもそんな中で見せるちょっとした笑顔とかも素敵だな〜って思うよ!あとは適度なボディタッチとかサラッと髪を触ったりとかされたらもう最高だね!!!」

 

長くね、あと最後のは最早すいちゃんの欲求なのでは……?

いやまあ、確かにそういう仕草をする野郎はモテてるやつが多い気がしなくもないが

 

ふぅむ、そうか……心のワイは置いておいて、外面的には割とイケメソだし物静かだからな…ミステリアスって見られてたのか

 

ちょっとすいちゃんに言われたヤツ実践してみるか

 

すいちゃんの目元の髪をサラッと横に流す、そして適当に今考えた台詞を吐いた

 

「かわいいよ、俺だけのお星様」

 

「ヒユッ……」

 

うわクッサぁ^wwwww流石にねぇわこのセリフはwww

いやぁ我ながら酷いモンだ、ワイが考えない方がいいなコレ…おかゆん辺りに考えてもらう方がいいかなぁ…

 

……あれ、なんかすいちゃんが真っ赤っかになって…アレ?

これが共感性羞恥ってやつなのか?(適当)

 

「あれ、おーい…大丈夫か?」

 

「アッ…あっ…い、いや大丈夫!うん!大丈夫だいじょうぶ……ふぅぅぅぅ……」

 

「い、今のセリフそんなに駄目だったか…?」

 

「いやいやいや!全然いいと思うよ!そ、そんな感じでいいと思う!うん!!」

 

心配になるくらい顔赤いですけど大丈夫か本当に……

 

「うわぁー…流石は誑しだな幼馴染…」

 

「いいなぁ〜ボクもやって欲しぃ〜」

 

「交代交代!すいちゃん達はもう充分出来たから!交代!」

 

次は要望もあってワイとおかゆん、すいちゃんとTMTのペアになった

さて、おかゆんが相手となると中々厳しいな……なんせこの猫人たらしだし

 

「ボクはいつも通りで行くけど〜、こう君はどんな感じ〜?」

 

「俺もいつも通りがいいってすいちゃんに言われたからな、そうしようと思うよ」

 

「おっ、いいねぇ〜…こう君は元々ミステリアスだし、似合うと思うよ〜……じゃ、じゃあさぁ〜…ボクにもすいちゃんにやったやつ、やってみてよ〜」

 

ヌッ……し、仕方あるまい…これもいずれ来るホストクラブで成功させる為、今ここで羞恥で精神がやられていてはやっていけまいよ

 

それ以外の事で精神すり減らしまくってるけどさ、オタクだからしょうがないね

 

ここは一つ、ウィスパーボイスが通用するか試してみるか……おかゆんの耳元に近付き、出来る限りのイケボで囁いてみる

 

「全く、お転婆な子猫ちゃんだ」

 

「ひゃうっ!?」

 

メスを出すな、ワイの精神がキツい

あとそんな飛び退かなくてもよくないか…え、そんなにヤだった?

 

「こ、こう君割と才能あるよねぇ〜……」

 

「どういう事だよ」

 

「女の子を堕とす才能ってやつかなぁ〜…」

 

「どういう事だよ……」

 

そんでもって交代、最後はTMTとワイ…すいちゃんとおかゆんだ

 

そう言えばワイってTMTと面識あるのかな…あったとしてもそれ無意識下だからワイ知らないんだけどさ

結構前に食堂でそらちゃんと一緒にいたくらいしか出会った記憶は無いけどな

 

「こうして幼馴染と喋るのは初めてじゃね?」

 

「…かもな、俺もあんまり覚えがないな」

 

「トワも割とすいちゃんと一緒にいるけど、お前いつも何かのノート書いてたもんな」

 

はえ^〜そんな前からの仲なんすか〜^……ワイ知らんのやけど

なんで知らないんすかねぇ……無意識だからだYO(自問自答)

 

ま、まあ…実際TMTとはそこまで喋ってないみたいやし、セーフやなセーフ

 

「それじゃやるか…お前はキャラ付けどうしたんだよ」

 

「いつも通りがいいって言われたからな、そうするつもりだよ」

 

「へぇ、まあ確かにそうかもな〜……トワはこんな感じでやるぜ?」

 

足を組み、手を顎に添えて俺様系…いいと思います

 

やっぱTMTのキャラ的に俺様系が一番似合ってるとワイは思うんよなぁ〜

お前もそう思うだろ?なぁ?(同調圧力)

 

「いいキャラ付けだと思うぞ、似合ってる」

 

「そうだろ?ほら、お前もなんかやってみろよ」

 

なんかって言われても……ここは近付かず、触らずにやってみるか

 

「そうやって強がってるのも、悪くないぜ…?」

 

「んぐぅ…!!!」

 

「なに、大丈夫?」

 

急に胸を押えながら叫ばないで、ガチの方で心配になるから

 

「ぐッ…ト、トワはあの二人みたいにチョロくないからな!そんなんで堕とせるなんて…!」

 

「外面は強がってても、内面は脆いみたいだぜ…お嬢さん?」

 

「はぁッ…!!!」

 

うーん、割と行けるのかこれは……よく分からん

如何せんワイホストなんてやった事ないってのもあるが……いや、待てよ?

 

いつからホストが貢がれる側だと錯覚していた…相手を褒める、それは詰まり擬似的なスパチャになるのでは……?

 

ほう、これは気持ちが乗ってきたな…スパチャができると知るや否や水を得た魚の様にピチピチし出す、これがワイ(オタク)なのだ

 

「この髪、綺麗だな…長いのにツヤがあって、手入れを欠かしていない証拠だ…それに爪だって綺麗に整ってる、綺麗になる努力をしてる女性はとても美しく見えるよ」

 

「ちょっと!ストップこうちゃん!!」

 

「……あ、すまん…ちょっと熱が入りすぎた」

 

TMTの髪を少し撫でたり、手を取って爪を見たりしながら褒めてたらすいちゃんに止められた

 

TMTを見てみると…背もたれに全体重を預けながら脱力し、両手で顔を覆っていた

だが耳まで真っ赤に染ったところを見るに、どんなになっているかは想像にかたくない

 

……かわいいを褒めるって、いいな(目覚め)

そう言えば口に出して褒めるって今までしてないから、なんかちょっと楽しい

 

「ムリ…もう、ヤダ……ムリィ…」

 

「トワがショートしてる……何したのこうちゃん」

 

「何って言われても…ホストだし、取り敢えず褒めたらいのかなって」

 

「いや〜想像以上だねぇ〜、これは本番が期待できますなぁ〜」

 

よせやい、褒めてもスパチャしか出ないゾ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日が経ち、そろそろ文化祭の日が近付いてきている

 

大学内も文化祭へ向けての準備が大詰めに入り、いつにもなく校内は忙しなくなっている

ワイらのやるホストクラブも準備が〆段階に移り、内装を整えたり小道具を搬入したりとしている

 

「てことでルールの確認するよ〜…まずウチは『指名制』でお客様と『一対一』で接客する、ある程度のボディタッチは許容範囲ね〜」

 

「ある程度とは」

 

「抱き締めたり〜、あとはほっぺとかおでこにキスかな〜」

 

それある程度じゃなくね…?だいぶ接触密度高いすけど大丈夫ですかね……

 

本音を言えばワイが大丈夫じゃないんですがよろしいか…?

ワイ、一応こんなんでも男ゾ?流石にそれは色々と不味いんじゃ……

 

「特にこう君には頑張ってもらわないとね〜、ボクらからの期待値は高めだよぉ〜?」

 

「……まあ、出来る限り頑張るよ」

 

ウッソだろお前wwwwww勘弁してくれよホンマ……(諦観)

 

「あとお客様に頼んでもらう『商品』も伝えておくね〜、『おにぎり』『おにぎり詰め合わせ』『ドンペリ』『シャンパンタワー』『テキーラ』…この順番で価格を高く設定してるよ〜」

 

「なあ、お酒って本当に出すんか?」

 

「もちろん出すよ〜、トワってお酒苦手だっけ〜?」

 

「いや、別に苦手じゃないけど…最後のやつ不穏だなって」

 

「まあテキーラは一番高く設定してるし〜、そうそう出ないと思うから大丈夫だよ〜」

 

「因みに価格って幾ら?」

 

「ちょっと待ってねぇすいちゃん……これこれ、これが価格表だよ〜」

 

はぇ^〜……テキーラたっっっっか、誰が頼むんやこんなん

シャンパンタワーですら結構な価格してるなあオイ

 

ちな、大学内の飲食はお金が掛からないと前に言ったが文化祭は別だ……文化祭では現金をポイントに変換して、それで商品を買ったりする

ポイント相場は1円=1ポイント

 

そして何より大事なのは成績や出席日数、部活や外部活動での貢献度によってポイント変換の倍率が変わる事だな

 

過去に出た最高倍率はなんと『×10.4倍』、100円課金すれば1040ポイント使えるって計算だ

出店のポイント価格だって基本的に現実通貨と同じ、こんな得することは無いだろう

 

「ちなみになんだけどね〜、ボクはこの前の文化祭…この価格でやったらめっちゃかせげちゃったんだよ〜」

 

「マジか!誰だよそんなに貢いだやつ!」

 

「あくあちゃんとか〜、シオンとかかな〜」

 

出たなホスト狂い

 

稼いだポイントはポイント相場で現金に変えることもできる、まあ普通に稼げるって訳だな

 

「あっ、大事なこと忘れてたよ〜…これこれ、衣装が届いたんだ〜」

 

すいちゃんは青色、TMTは黒っぽい濃い紫、おかゆんは明るい紫、ワイは真っ黒なタキシードスーツ

 

中のワイシャツはみな白で、ネクタイはスーツの色と一緒だ……そしてワイだけ何故か手袋が付いてた

革製でピッチリしてるやつ

 

「なんで俺だけ手袋が付いてるんだ?」

 

「似合うかな〜って思って〜」

 

「……まあ俺も嫌いでは無いけど、こういうの」

 

「わぁ!こうちゃんカッコイイよ!!」

 

「お、おう…お前やっぱ顔いいよな」

 

「どうも、三人も似合ってるぞ…そのスーツ」

 

「じゃあ本番まであと少し、張り切って行くぞ〜!」

 

「「おー!」」

 

「おー」

 

さて、どうなるか試してみるか




いつからホスト役が二人だと錯覚していた

ということで次回から本格的なホストクラブ本編です
ない語彙力を絞り出しながら頑張ってます

みなさま少々お付き合いを

ではでは、またお会いしましょう


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アカン、このままじゃワイがしぬぅ(精神的に)

どうもAZAZELです
お気に入りがいつの間にか1000超えてたので初投稿です

昨日の日間11位ってそマ……?
こんな趣味全開クセ強小説を読んでくださってありがとうございます

今回からホスト本編ですね
ではほんへどうぞ


文化祭当日、いよいよホストクラブ開店の時間が迫ってきた

 

「いい〜?ボクが『おか斗』、トワが『トワ君』、すいちゃんが『メテオ』、こう君が『コウスケ』…これでいいね〜?」

 

「こうちゃんまんまだね」

 

「まあ特に捻るものも無かったからな…そんなこと言ったら常闇だってそうだろ」

 

「別にいいだろ、トワだって捻るもの無かったんだよ…それよりすいちゃんのメテオが意味不明だろ」

 

「なんでだよ!星街メテオかっこいいだろ!」

 

カッコイイです(脊髄反射)

 

「それじゃ〜…ホストクラブかいて〜ん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記念すべきワイ一人目のお客様はフブキングだ

まさか速攻で指名入るとは思ってなかったから、ちょっとビックリ

 

「いらっしゃい、お嬢さん」

 

「アヒュッ…あ、えと!こんにちはコウスケ君!」

 

「こんにちは…お嬢さんの事はなんてお呼びすればいいかな?」

 

「フ、フブキでお願いしましゅ!!」

 

もう既に顔赤くない?かわいい(脳死)

 

このホストクラブ、個室ブースが一人づつに設けられており密室での一対一接客を行う仕様となっている

個室ブースを組み立たお手伝いさん凄スギィ……

 

ちなブースには大きめのソファとテーブルが一つづつ置かれている

 

さて、じゃあスパチャ(褒め殺し)しますか

 

「さあ、座って」

 

「は、はひぃ…」

 

「何か飲み物は飲むかい?それとも食べ物の方がいいかな」

 

「お、お水を貰ってもいいですか…?」

 

「敬語なんて使わなくていいよ、コウスケって呼んでくれ」

 

「ヒッキュ…!じゃ、じゃあコウスケ!お水下さい!」

 

瞬間に部屋のドアが開き、黒子が水を持って来てくれた……お手伝いさん半端ねぇ…何者だよこの人達……

 

「……かわいい顔してるな、フブキ」

 

「は、はひぃ!?」

 

「白くて、綺麗な肌だ…見ていると吸い込まれそうになる」

 

「あっ、あっ…そ、そう、かなぁ…?」

 

「ああ…見とれちゃいそうだ」

 

バッ、とフブキングが立ち上がる……どうした

 

「テキーラお願いします!!!」

 

「え……マ、マジで言ってるのか?」

 

「はい!!もうテキーラ入れちゃいますぅ!!!」

 

また部屋のドアが開き、黒子さんがテキーラのショットグラスを二つ持ってきてくれた

……フブキングって酒弱いんよな、これ飲まさない方が良さげだな

 

「フブキ、お酒は得意かな?」

 

「あっ、えっと…そんなに、得意じゃないです……」

 

「じゃあフブキの分まで俺が飲むとしようかな…美しい白狐に、乾杯と行こうか」

 

「きゅぅ〜……し、白上は幸せですぅ…」

 

ダメだこりゃ

 

取り敢えずショット二杯を口へホイッと流し込み、お姫様抱っこしてブースの外へと連れて行く

あるぇ…ワイの記憶だとフブキングって結構なやり手だった気がするんだが、今日は調子が悪いのかな

 

ちなお会計も黒子さんがやってくれている

オーバーヒートしてるフブキングを裏方で寝かせ、起きたら会計をしてあげてくれと頼んでおいた

 

「あっ、コウスケ君!連続で悪いんだけどまた指名が入ったよ〜!」

 

「分かりました、案内よろしくお願いしますね」

 

「は〜い!」

 

黒子のお手伝いさんからそう伝言される……早ない?今一人目捌いたところなんやけど…

 

いやまあ、やりますけども

 

「き、来たぞ!こうすけ!」

 

「ウ、ウチも来たよ!」

 

お嬢とみおママて、二回目から二人同時ってどうなんすかね……

えぇ....(困惑)ちょっと黒子さんどうなってんこの店

 

こんな苦難は要らぬぅ……ワイが求めてるものと違うぅ…

 

くそォ、こうなりゃスパチャ(褒め殺し)してやんぜちくせう

 

「いらっしゃい、お嬢さん方…なんてお呼びすればいいかな?」

 

「あっ、あやめで…いいかな?」

 

「ウ、ウチはミオで…」

 

「分かった、あやめとミオだな…さあ、座ってくれ」

 

今回ばかりはお姫様を両側に座らせなければな…ホストだからね、お姫様御二方を相手するのにワイが端っこにいては意味が無いだルォン?

 

「二人は何か飲むかい?」

 

「よッ余はっ…!えっと…そうだな……」

 

「ウチはその…み、水でいいかな」

 

「あやめ、そんなに慌てなくていいぞ…時間はまだたっぷりあるんだ、慌てると可愛い前髪が乱れるぞ」

 

そう言いながらお嬢の前髪を撫でる……なんかノリノリだって?褒めるというスパチャの味を知ってしまっまたらなぁ?

 

も、もうどうにも止まらないんだぜ…これよぉ……(キメ顔)

 

「なっ、ななななな!!?」

 

「…?どうした、あやめ」

 

「い、いや!何でもないぞ!うん!」

 

「そうか?一先ずは水でも飲んでおいたらいい、無理して頼むことは無いよ」

 

既に黒子さんによって運ばれていた水(二杯)をみおママとお嬢に渡す

と、そこで反対側のみおママから袖を引かれる

 

「…ねぇ、なんかウチのこと忘れてない?」

 

「まさか、こんな料理もできて面倒見もいい女の子を忘れる訳ないだろ?将来はいいお嫁さんになれるぞ」

 

「うにぃッ…!?」

 

何その声

 

耳元で囁いてみたで候

耳と尻尾がビン、と立ちきってるな…顔も真っ赤っかだし、かわいい(脳死)

 

「な、なぁなぁ、余は?余も可愛いか?」

 

当たり前だろ何を今更

 

「ああ、勿論かわいいぞ」

 

「そ、そうかぁ〜」

 

「むっ…」

 

あの、みおーん…そんなに強くワイの腕を抱き締めんといてくれます?死んじゃう、ワイ死んじゃう(精神的に)

 

ぐッ…褒めるという擬似スパチャが出来てたところで、結局かわいい女の子を相手取るとこうなるんだよ……It’s判断力足らんかった(戒め)

 

「ねえコウスケ君、メニュー見せてもらってもいい?」

 

「え、ああ…これだが…」

 

「ふむふむ……じゃあウチはシャンパンタワー、一つ頼もうかな」

 

そマ?

 

フブキングもそうだが決断早スギィ、天狗もびっくり

それ結構なポイント値するんだけども……そんなホイホイとここで出してていいんすかね…?

 

みおママがそう言ってから10秒と経たない内に部屋のドアが開き、7段重ねのグラスが運ばれてきた……結構デカくない?て言うか早くね?

 

黒子さん有能過ぎるやろ……

 

黒子さんが目配せしてきたので、頷くとてっぺんからシャンパンを注いでくれた

 

「ありがとうミオ、ただこれじゃ少し味気ないから…ちょっと一つ、手品でも見せてあげるよ」

 

手品っつうか、『祈祷』の一種だけど

狭間の地に潜ってた頃、暇つぶしで独自の祈祷を創作していた頃があった……その時に作った戦闘ではクソの役にも立たない祈祷の一つ

 

指をパチン、と鳴らすと…一番上のグラスから黄金の粒子が吹き出し、辺りを黄金に輝かせる

 

「わぁ…綺麗…」

 

「こうすけこんな事もできるのか!?」

 

「ああ、綺麗だろ?…まあ、ここにいるお姫様達に比べれば霞むがな」

 

タワーが崩れないところのグラスを二つ取り、お嬢とみおママへ手渡す

 

「さあ、乾杯しようか…麗しい姫達に」

 

ヤダ二人とも顔真っ赤〜、かーわーいーいー(脳死)

あ、そんな一気に飲むのは…シャンパンは度数が低いとは言え11%は有るんだけど

 

違う意味でも顔真っ赤になっちまうぞ

 

「ふぅ〜…じゃ、じゃあ余はテキーラ入れるぞ!」

 

「えぇっ!?じゃあウチも入れる!!」

 

「え、マジ?」

 

黒子さん速すぎだろ、もうありますみたいな感じで机に出すな…てかあんたシャンパンタワー持ってきた子じゃねえか、一緒に持ってきとったかんワレ

 

「ありがとうなミオ、あやめ…ところで、シャンパン飲んだ後にテキーラ飲めるかい?御二人とも」

 

「うっ…ウ、ウチはちょっと…キツイかも…」

 

「よ、余も……ごめん、こうすけ」

 

「何を言ってる、全部俺が飲むから問題ない」

 

パチン、指を鳴らすと黒子さんがショットグラスではなく…ロックグラスを机に置いた

既に置かれていたテキーラをそれに注ぐ

 

「えっ…コ、コウスケ君……それ飲むの?」

 

「だ、大丈夫なのかこうすけ……」

 

「ではもう一度乾杯といこうか、麗しの姫達に」

 

クイッと一気に飲み干す……う〜ん、喉が熱い

まあでも、こんなもんだよな…毒耐性強すぎてこれじゃ酔えないわ、やっぱスピリタスくらいないとな

 

「さあ、もう時間だお姫様…楽しめたかな?」

 

「余は楽しかったぞ!」

 

「ウ、ウチも楽しかったよ!」

 

「そ、そうか…」

 

あの、二人して腕に抱き着かなくても……もしかしてこのままお会計?ワイも行くん?あ、そうなんすか……

 

やたら強く抱き着かれるからさっき以上に精神がすり減る

温もりががががが、あ^〜お客様いけませんあ^〜

おい会計黒子、顔前の布で見えてないが絶対ニヤニヤしてんだろ貴様…仕草で分かんだよ……くそォ……楽しみおってからにぃ……

 

「じゃあまたなこうすけ〜!」

 

「じゃあねコウスケく〜ん!」

 

「ああ、またのお越しを……」

 

はぁ、疲れた…一回休憩貰おう

おかゆんとすいちゃんは今接客中か、TMTも休憩中かな

 

スパチャが出来てワイも活き活きはするんだが……それ以上に精神がすり減って行く、アカン(精神が)しぬぅ

 

「…うおッ、大丈夫か常闇」

 

「うっ、えぇ……あ、幼馴染……スマン、ちょっと休憩室の匂いキツイかも…ウッ」

 

「おい、大丈夫かよ…そんなにテキーラ飲まされたのか?」

 

自分がそんな状況なのに周りに気を使える……やべぇマジTMT

洗面器を抱えながらグロッキーになってるTMT、マジで大丈夫か?(純真)

 

「な、夏色とか言うやつには気を付けろよ……アイツ容赦無さすぎだ…」

 

ああ、まつりちゃん…なるほどね……

こんな時は〜…『火の癒しよ』と『大回復』、これを使えば悪酔いも一発よ

 

大概の状態異常を消してくれる最強格のデバフ消しと、使い勝手がよくてそれなりに回復できる祈祷……もう最強だね

 

「……あれっ!?なんかめっちゃ体軽くなったんやけど」

 

「俺がダンジョンで見つけてきた…まあ魔法みたいなもんだよ」

 

「マジかよ!すげぇな幼馴染!」

 

「元気になったなら何より…これでまたテキーラ飲めるな」

 

超笑顔で言う

なんだよ、そんな目で見んなって

 

「チッ…無駄にいい顔しやがって」

 

「それを俺に言うな」

 

「そーいう幼馴染はテキーラ飲んでんのかよ」

 

「まあ飲んではいるが…ええと、フブキの時に二杯と…さっきロックグラスで一杯、かな」

 

「はぁ!?ロックグラスゥ!?」

 

「ああ、あやめとミオがテキーラ入れてくれたけどな…その前にシャンパン飲んでたから、俺が代わりに二人分と自分の分まとめて飲もうかなって」

 

「お、お前……頭おかしいぞ…」

 

よせやい、褒めたってスパチャしか出ないゾ

 

ちな『頭おかしい』『変態』『人外』は大抵のフロムプレイヤーにとっては褒め言葉である

中には違う人もいるので無闇に言うのはやめようね(注意喚起)

 

「そういう常闇は何杯飲んだんだ」

 

「……ショ、ショットで5杯…」

 

「そこそこ飲んでるじゃないか」

 

というかまつりちゃん、5回もテキーラ入れたのか……どんだけ豪遊してんだよ

 

「良かったな常闇、愛されてるようで」

 

「ウっセえよ…コッチはグロッキーなんだぞ」

 

「あ〜、二人ともサボってる〜」

 

休憩室のドアからひょこっと顔を覗かせたおかゆん、かわいいです(脊髄反射)

続いてすいちゃんも部屋へ入ってくる

 

「ちょっと〜すいちゃん達頑張ってるんですけど〜」

 

「うっせえぞすいちゃん!こちとらテキーラ何杯も飲まされてんやぞ!少しくらい休ませろや!」

 

「その割にはケロッとしてるじゃん、トワ本当にテキーラ飲んだの〜?」

 

「幼馴染が魔法で治してくれたんだよ、でもさっきまではホントにヤバかったんだからな!」

 

「こうちゃんそんな事も出来るんだ」

 

「まあ少しな…二人はどうだった」

 

「すいちゃんはぼちぼち〜…あ、でもシャンパンタワーはいっぱい入ったよ!」

 

「シャンパンタワーは何回か入ったよ〜、あとはおにぎりが200個とかかな〜」

 

「誰だよそんな頼んだの……」

 

「湊あくあって女の子だよ〜」

 

何その量、エグ

まあホスト狂い…(もとい)おか斗狂いの駄メイドなら納得だがな

 

おや、黒子さんが来られたな

 

「あ、皆さん休憩ですか?トワ君とコウスケ君に指名入ったんだけど〜…」

 

「分かった、行こう」

 

「トワももう行くわ〜、幼馴染のおかげで調子戻ったし」

 

さて、次は誰が来るのやら

入口へ向かうと……そこには見知った、そしてあんまり今会いたくなかった御方が居られた

 

茶髪のロング、青ベースの服……そ、そらちゃん……

 

「そ、そらさん…」

 

「あっ、やっほー航輔君?カッコイイね〜」

 

「あ、どうも…」

 

「じゃあ、行こっか?」

 

んグゥ……心臓どころか胃までキリキリしてきたんだけども…

そらちゃんに腕を組まれ、ブースへと歩いていく……ワイはなんだか、処刑台へ向かってる気分だよ

 

なんか目が怖い、狙い澄ましてるというか…そう、ライオン的な…?

 

うぇ…?これ……ワイがやるんすか…?

 

「そ、それじゃあお嬢さん…なんてお呼びすればいいかな?」

 

「そうだな〜…じゃあ、そら…って、呼んで?」

 

「そ、そらか…OK、分かった…そら、よろしくな」

 

ヌゥン……胃に穴飽きそう




二人で来られるより一人で来た子の方が怖いと言う

因みにこの世界線のホワイトブリニャンは店に入る直前までキャラや口振りを固めていたのにワイ氏のイケメソフェイスとホスト服姿に情緒の全てを吹き飛ばされて純情きーつねに成り下がっています

ではでは、またお会いしましょう


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ボス格早ないすか?ワイの求めてる試練ってこうじゃない(切実)

どうもAZAZELです
来週は地元へ帰る予定なので初投稿です

ホスト編の続きですわ〜
前回の最後に登場したラスボス(そらちゃん)果たしてワイ氏の運命や如何に(すっとぼけ)

ではほんへどうぞ


「ええと…じゃあそらs」

 

「ん?なぁに?」

 

「……そらは何か、飲み物か食べ物はいるかい?」

 

あ^〜やめちくり〜^

 

笑顔なのに顔が笑ってないやつ、この間はすいちゃんだったが…そらちゃんはそらちゃんでこえ^〜

 

「そうだなぁ〜……じゃあ、ドンペリ貰おうかな」

 

そマ?……てか早いな黒子さん、もうグラスに注いであるし…なんかキレが増してないか?

 

「じゃあ…麗しきお姫様に乾杯」

 

「かんぱ〜い」

 

グラスをカチン、と合わせ…お互いにドンペリを飲む

ん〜^……高い酒って言われても、違いが分かんねぇや

 

「ねっ、今日の私どうかな?」

 

「いつも綺麗だが、いつにも増して輝いて見えるよ…その服も、その髪型も…全部似合ってる」

 

なんか今日だいぶ気合い入ってんなそらちゃん、いやかわいい(脳死)

ポニテワンピはかわいい、これは間違いない(確信)

 

水色でそらちゃんって感じの色合い、いいと思います

 

「ふふ〜、そう?ちょっと頑張っておめかししてみたんだよ」

 

「とっても綺麗だよ、そら」

 

「わあ、上手……ほら、もっと見て」

 

近い、いやマジで近い…アカン(精神が)しぬぅ

 

真隣まで詰めてきて、ワイの腕を抱きながら上目遣いでワイを見上げているそらちゃん……アングル的に死ねるんだがこれどうしたらいい?

 

あ^〜服が薄手だから触感やら温もりやらで……ア"ッ(臨死)

 

「どうしたそら、今日は随分と甘えんぼうだな」

 

「今日は航輔君が私を甘やかしてくれるんじゃないの?」

 

「……OK、分かった…何して欲しい?」

 

「う〜ん……あっ、じゃあ抱き締めて?」

 

う^〜ん……ええ....(困惑)

え、えぇ…(2回目)

 

いや〜…キツいっす、色々…ちょっとオタクには……

 

「はい、どうぞ」

 

う^〜〜ん……

そんなちょっと距離とって抱き締めやすいようにしなくていいから(良心)

 

ぐッ、だがここで引く訳にもいかぬ…というか引けぬぅ……

腹を括って正面からそらちゃんを抱き寄せる……グハァッ!!(致命傷)

 

じ、自分から抱き寄せたのにダメージを負うのか(困惑)

 

「ん〜っ…暖かいなぁ、航輔君」

 

「……そ、そうか?」

 

「うん、私はこの体温…好きだよ…」

 

やッ…あ"ッ……し、しぬぅ

抱き締めながら囁かないで^〜

 

「満足出来たかい、そら」

 

「ダメ、もうちょっと…」

 

ンンッ、マ゚ッ!ア"ア"ッ(断末魔)

そらちゃん腕回して抱きつかないでもろていいすか、マジあかんて(ガチ)

 

「な、なあそら?そろそろ…」

 

「なんで…?そんなに私とくっ付いてるのは嫌なの?」

 

「いや、違う断じて…ただそろそろ時間がな」

 

「あっ…そっか、ごめんね航輔君」

 

いきなり声低くするのやめてくれよ……まじビビるて

 

「じゃあお礼にテキーラ入れるね」

 

「ああ、ありがとう」

 

「あとこっちも」

 

そう言ってワイのおでこにキスをするそらちゃん…………ヌッ(死)

 

「お店、頑張ってね」

 

「……ありがとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワイは燃え尽きた、真っ白にな

 

休憩室の椅子に項垂れながら座った……一瞬で精神力の殆どをそらちゃんに持っていかれた、マジ疲れた

 

でも後で会計聞いたらテキーラ7杯分入れてくれてたみたい……と、とんでもねぇよ…

 

「うおっ、大丈夫かよ幼馴染」

 

「……ああ、常闇か」

 

「もしかしてテキーラ飲まされたか?」

 

「いや、別にアルコールに関しては何の問題もない……ちょっと、色々と疲れてな」

 

そう言いながら背中さすってくれるTMTマジTMT……ホンマそう言うとこやぞ、惚れてまうやろ

 

「ならいいけど、無理すんなよ」

 

「何、心配するな…大分復活してきたよ、ありがとう」

 

この調子で捌いていきますか

正味そらちゃんを乗り越えればわりと誰か来ても怖くないのでは?

 

「うわぁ…!師匠!カッコイイでござる!!」

 

「うっわこうくんめっちゃ似合うねそういう格好!!」

 

「ああ、お前らか…いらっしゃい」

 

「むっ、ちょっとちょっと〜?沙花叉たちお客様なんですけど〜?ホストなら片膝着いて沙花叉の手を取るくらいしてよね〜…あっ!なんなら手にキスしてもいいよ〜?」

 

「はいはい……いらっしゃい、お姫様方」

 

そう言いながら片膝を着き、沙花叉の手を取って手の甲へキスをした……何顔真っ赤にしてんだよ、やれって言ったの沙花叉ぢゃん

 

かわいい(脳死)

 

「ずっ…ずるいでござるぅ!!沙花叉だけそんなっ!ずるいでござるぅぅ!!!」

 

「へ、うへへ…こ、こうくんが…さかまたにぃ……」

 

「師匠ぉ!!!」

 

「落ち着けって、そんなに怒るとかわいい顔が台無しだぞ?」

 

「か、かわっ!?」

 

こっちも茹でダコだ、かーわーいーいー

 

なんかいろはすと沙花叉は接し過ぎた所為か、ちょっと慣れてきたぞ……いやまあ、抱きつかれたりとかされると余裕で逝っちゃうけどさ(精神)

 

「さあ、こっちへおいで…部屋へ案内しよう」

 

二人を先導しながらブースへと入る、て言うかまた二人同時なのか(困惑)

ちょっと黒子はん?なんで二人同時になんすかね…?

 

「さあ、座りな二人共」

 

「な、なんか凄いでござるな…」

 

「沙花叉こういうところはじめて来た〜」

 

「それじゃあ、なんてお呼びすればいいかな?」

 

「折角だからクロヱってよんでよ〜」

 

「せっ、拙者もいろはって呼んで欲しいでござる」

 

「クロエにいろはか…なんか新鮮だな、分かったよ」

 

一先ず黒子さんに水を持ってきてもらった

いろはすは何処か落ち着きなく水をちびちび飲んでいる……かわいい(脳死)

 

一方、沙花叉は興味有りげに周りをキョロキョロ見渡している…クソッ、無条件で可愛いなちくしょう

 

「さて、何か俺にして欲しいことはあるかな?」

 

「あっ!じゃあ沙花叉のこと褒めて!」

 

「かわいい(脳死)」

 

「ぐぅッ…!!ち、違う違う!今のも悪くないけどもっとホストらしく褒めてよ〜!」

 

「何言ってるでござるか沙花叉……」

 

「ほらもっとあるじゃん?ロマンチックな褒め方みたいなのさぁ〜」

 

今の心のワイから漏れ出した本音だから割とマジなんだけどなぁ

 

てかオタクにロマンチックを求めないでくれ、そんなもんワイが持ってるわけねぇだルォン

あ^〜…無い頭振り絞って考えたが、これ本当に大丈夫かな…まあやってみるか

 

沙花叉の腰に手を回して近付き、顎を指で押し上げながら顔を合わせる…所謂『顎クイ』っていわれるやつですな

 

「かわいいよ、クロエ」

 

「ウヒッ…!?あ、あっ、ち、近ッ…顔近いぃぃ……!」

 

すっげぇ赤くなってる、はっきり分かんだね

 

「な、何してるでござるか師匠!?」

 

「え、だってロマンチックな褒め方とか言うから……ダメだったか?」

 

「ロ、ロマンチックて……まあ、顎クイはある意味ロマンではござるが…」

 

なんか沙花叉の表情がとんでもない事になってる、お前外で絶対それするなよ…間違えば引かれるぞ

 

メス丸出しじゃないか(困惑)

 

「あ〜ん♡こうくんすきぃ〜♡」

 

「うわ、コイツもうダメだ」

 

「自分でやったくせにうわって……一回寝かせたほうがいいのではござらぬか?」

 

思考回路が熔けた沙花叉をソファの端に寝かせる

あの顔はワイの精神衛生上よろしくない、普通にかわいい(ガチトーン)

 

「いろは、水のおかわりは要るか?」

 

「あっ…じゃ、じゃあ貰うでござる」

 

瞬間に扉が開き、黒子さんがお水を持ってきた……え、何?扉前にスタンバってんの?それくらいの反応速度なんですがそれは……

 

ええ....(困惑)

 

何もんなんやこの人達…

 

「さて、いろはは俺に何かして欲しいことはないのな?」

 

「せっ、拙者でこざるか!?」

 

「まあクロエはあんなだからな、それにまだ時間はあるし」

 

「えぇ!?きゅ、急にそんなこと言われても…!」

 

「別にクロエと一緒でいいなら同じような感じでやるけど」

 

「それはいいでござる!!そんな事されたら拙者死んじゃうでござるぅ!!!」

 

そんなに?(困惑)

 

「じゃあ何がいいんだい?」

 

「べ、別に拙者は特段なにかして欲しいことはないでござる……」

 

「そう言われてもなぁ、時間はまだあるし…このまま喋ってるだけってのも詰まらないだろう?」

 

「うぅ……分かったでござる!じゃあ拙者も褒めて欲しいでござる!……あと、沙花叉みたいなのはダメでござるぞ…普通でいいでござる、普通で」

 

え〜しょうがないなぁ

頭をフワッと撫でながら、スパチャ(褒め殺し)する

 

「いろはだって勿論かわいいぞ、それに強いし頼りになるし何より料理も美味いし…いつも俺の事を気遣ってくれるのも、一緒にどこかに出掛ける時には髪留めを変えてきたり…後は…」

 

「ちょッ…ちょっと待つでござる師匠!!」

 

「ん?どうした」

 

「もしかして気が付いてたのでござるか!?」

 

「え、ああ…まあ、そりゃ毎回の様に変えてきてたら気が付くだろ」

 

「なッ、なん…なっ……!!」

 

パクパクと口を動かしながら顔を真っ赤に染めるいろはす、かわいい(脳死)

流石のワイでもあれだけ毎回変えてきたら分かるわ

 

「そ、そうでござるか……と言うか、気付いてたのなら言って欲しかったでござる…」

 

「いやぁ、気分で変えてるのかと思って」

 

「……師匠のばか」

 

かわいい(脳死)かわいい(二回目)

 

時間もそろそろなので沙花叉を起こし、いろはす共々出口まで送った

二人とも最後の最後でテキーラを入れてくれた…あざます

 

さて、そろそろホストクラブも後半戦に入って来たかな…正味そらちゃんと言うラスボス格を凌いだワイにとって、今怖いものなど無いに等しい

 

「あ、こうさん…やっぱ似合いますよね、そういう格好」

 

「やほやほ〜、なんかホストやってるとか言ってたから来たぞ〜」

 

ごめんなさいやっぱ嘘です(掌ドリル)

 

ぬいぬいとししろんってどんなコンビ…?

無理だろこんなの……ワイにどうしろって言うんだ……

 

「へぇ〜めっちゃ凝ってるねこのブース」

 

「こうさん、メニュー表ってあります?」

 

「あ、ああ…これメニュー」

 

「おぉ〜、このテキーラめっちゃ高いね…流石ホストクラブ」

 

「じゃあドンペリお願いします」

 

「アタシはおにぎり詰め合わせー」

 

黒子さんが持ってきてくれたおにぎり詰め合わせをモグモグしているぬいぬい

ししろんはドンペリ飲んでる

 

ワイも一緒にドンペリ飲んでるんだが……何だろう、この二人に挟まれてると何方かと言うと二人がホストに見えてくる

 

きちぃ^

 

「……ふぅ…それで、なんてお呼びすればいいかな?」

 

「じゃあぼたんでお願いします」

 

「じゃあアタシはフレアでよろしく〜」

 

「ぼたんにフレアだな、分かったよ……」

 

「じゃ、アタシは君のことこうすけ君って呼ばせてもらうよ」

 

「アタシはいつも通りこうさんって呼びますね」

 

ヌッ、何で詰めてくるんですか御二方……

ぬいぬいは肩組んでくるし、ししろんは膝に手を置いてくるし……あるぇ、もしかしてこれ逆だった…?

 

ていうかあ"あ"ッ…ぬいぬい近ぇ、息当たってる…ばりきついて^

 

「因みにさぁ〜?こうすけ君は今日どんなサービスしたの?」

 

「あ、それアタシも気になりますね」

 

「どんなって言われても…褒めたり頭撫でたり、あとハグしたり?」

 

「わぉ大胆!じゃあアタシにもなんかやって〜」

 

「何がお望みで?」

 

「じゃあハグ」

 

一番キツいて、何でそれ選ぶの…?

 

肩に回していた手を戻し、少し離れて手を広げる……やれと

 

「ほらほら〜、お客様からのご要望だぞ〜?」

 

「……ほら、もっと近付きな」

 

ぬいぬいの手を引き、抱き締める

こうなればコッチもヤケクソだ、やれるとこまでやったろうじゃないかえぇ?

 

ワイの精神が逝くまでな

 

「全く、我儘なお姫様だな…全部をお望みとは欲張りさんめ……フレアも髪は長いのにサラサラで綺麗に輝いてるな、髪留めも君に似合ってるよ…保つ努力と、魅せる努力を欠かさないひと(女性)はとても美しいものだよ」

 

「なんか思ってたんと違ぅぅ!!」

 

「フレア先輩顔真っ赤〜」

 

「もういいよ!満足!満足したから!」

 

ワイも精神削られた(自業自得)

 

「いいなぁ〜フレア先輩…アタシにもして欲しいなぁ〜?」

 

アカン(精神が)しぬぅ、勘弁してもろて^〜

 

「じゃあアタシは…ほいっ」

 

「うおっ…」

 

ししろんが抱き着いてきた……あ^〜やめちくり^〜

横から胸の辺りへ腕を回す、髪が若干ワイの顔に触れてくすぐったいとか言う前にええ匂いがエグくて色々と不味い

 

猫みたい(思考放棄)かわいい(脳死)

 

「アタシは撫でてくれないんですか?」

 

「…撫でられたいのか?」

 

「……その返しはズルいですよ…撫でて下さい」

 

よぉ〜〜〜し、よしよしよしよしよしよしよし(ヤケクソ)

最低のゲス式なでなで、ケモ耳達はこれ好きなんかな…?

 

すごい喉なりそうな顔してるししろん、かわいい(迫真)

 

「うわぁ……なんて言うか、誑しだなぁ」

 

「ホストなんで、お姫様を甘やかすのが今俺がすべきことだからな」

 

あとぬいぬいにそれを言われたくは無い




まだ続くぞ

ホスト編が終わり次第過去編に入りまする
因みに過去編はワイ氏視点ではなく、それぞれのホロメン視点で書きます

あ〜^、ホロメン視点きちぃ^
私の語彙力と文章力の無さが露見してまう^〜でも頑張るZOY
あ、あと誤字報告ニキ達ざっすざっす

ではでは、またお会いしましょう


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油断した時に限ってデカい衝撃が来るのなんなん?ワイしんじゃ^〜う

どうもAZAZELです
CHUNITHMを擦ってきたので初投稿です

ウニ擦ってる間に日間6位て……ウッソだろお前(迫真)

いや本当、読んでくれてる方々には感謝しかありませぬ
ホロライブはいいゾ、もっと広めてけ

ではほんへどうぞ


「それじゃあこうさん、また大学で」

 

「こうすけ君ばいば〜い、楽しかったよ〜」

 

「ああ、またのお越しを」

 

ぬいぬいとししろんも最後にテキーラを入れていってくれた……みんなテキーラ入れるのになんの躊躇もないのは凄いな

 

さぁて……少し休憩するか

 

「あ、こうちゃんも休憩?」

 

「ああ、すいちゃんもか…調子はどうだい?」

 

「上々だよ!さっきもあくたんがテキーラ入れてくれたんだぁ〜」

 

流石ホスト狂い…これあくたん全員指名するつもりなんじゃ…?

 

「こうちゃんはどう?」

 

「俺も上々だよ、みんなテキーラ入れてくれる」

 

「そっか〜…でも残念だな〜、すいちゃんもこうちゃんに接待されたかったなぁ〜」

 

「また機会があればな」

 

「うん……あっ、でも今度ウチ来てくれるんだよね?その時にでもやってもらおうかな〜、姉街も見てみたいだろうし」

 

ヌッ……いや、ご勘弁を

て言うか行くって約束したっけ……ああ、そう言えばしてたな…バトロイでフブキングと一緒に出てたの黙ってた罪で

 

「……まあ考えとくよ」

 

「期待しとくよ〜、じゃあすいちゃん行ってくるね!」

 

すいちゃんと入れ替わる様におかゆんが入ってきた

 

「こう君休憩〜?」

 

「ああ、休憩中だ」

 

「お疲れ様〜…どう〜?ホストは楽しい〜?」

 

「あー……まあ、楽しい事は楽しい」

 

色々とすり減らす事になってはいるけど

 

「それなら良かったよ〜」

 

「おかゆも楽しそうだな」

 

「もちろん、楽しいからやってるんだよ〜……あっ、そう言えばさっきこう君に指名入ってたよ〜…確かあくあちゃんだった様な〜」

 

「あくあ…?それさっき言ってた子か」

 

あくたんからご指名頂きました

 

……そう言えばあくたんは無意識下での関係ってあるのかな…いや、ないに越したことはないんだけど

 

まあ、大丈夫だろ(楽観)

 

「あくあちゃんはいい子だから優しくしてあげてね〜」

 

「言われなくともそうするつもりだよ」

 

かわいいに優しくするのは当たり前だルォン?

そんな事も出来なくちゃ男もオタクも廃るってもんだ、さあスパチャ(褒め殺し)といこうか

 

「あッ、あんたがおかゆの言ってたこうすけって人ね!」

 

「ああ、俺をご指名と聞いてきたんだが…」

 

「お、おかゆは渡さないんだからね!」

 

あくたんにしては初対面の人間に対してよく喋るな…偉いぞ(何目線)

ははーん、ワイがおかゆんを取ろうとしてると…そんな訳ないやろ、ワイはスパチャがしたいだけや

 

スパチャこそ我が人生(廃人)

 

「まあ立ち話もなんだ、ブースまで案内しよう」

 

「あっ、ど、どうも…」

 

ソファに座らせ、黒子さんに持ってきてもらった水を飲ませる

 

「さて、話の続きだが…おかゆが何だかって話だったか?」

 

「そ、そう!最近おかゆがこう君こう君ってずっとあんたの話ばっかりしてるの!あてぃしのおかゆなんだから取らないでよね!」

 

こう見るとあてぃしはやっぱちっちぇなぁ…かわいい(脳死)

で、何の話だっけ…やっべワイなんも聞いとらんかった

 

「まあそうカッカするな、ここは一つ俺からおにぎり詰め合わせでもプレゼントするよ」

 

「え!いいの!」

 

「ああ、俺からの奢りだ」

 

あ^〜久し振りのスパチャ身に染みる^〜ん"ん"効ぐぅぅ(キメ顔)

黒子さんがすかさず持ってきたおにぎり詰め合わせをあくたんへ渡す

 

「わぁ!ありがとう!……って!そうじゃなくて!あてぃしのおかゆを誘惑しないでって言ってるの!」

 

「別に誘惑なんてしてないがな…それに誘惑って言ったって何するんだよ」

 

ワイにそんなに度胸があるとでも思っておられるのか、無いね(確信)

 

「そ、それは…!その……で、でもあてぃし見たんだからね!食堂でおかゆがあんたに抱き着いてるところ!」

 

「ああ、まあ確かに会えば抱き着かれるけど…それって別に俺だけじゃないんじゃないか?他にも仲のいい子には抱き着いてると思うが」

 

「うっ…そ、そう言われてみると…そうかも……」

 

「まあ確かにそういう気持ちは分からなくもない、好きな人が誰か一個人にお熱になってるかもしれないって思うと止まらなくなるもんだよ」

 

まあワイは基本的にフリーダムなので、その辺は気にした事ないけど

 

「あ、あてぃしの勘違いだったかも……ごめんなさい……」

 

「いいよ別に気にしてないから、それにしてもこんなにかわいいこを放っておくとは…おかゆも少し周りに目がいかないのかな」

 

「かっ、かわっ!?きゅ、急になによ!」

 

「いや、事実を言ってるだけだ…俺はかわいいと思うぞあくあ、一途に想い続けるのだって簡単な事じゃないだろう?それをやってるあくあはとてもかわいいと思っただけだ」

 

「急に褒めないでよ!恥ずかしいじゃん!……あれ?と言うかなんであてぃしの名前…」

 

「何でだと思う?……予習済みだよ、あくあ」

 

「スッ…」

 

あっぶね、そう言えばまだ名前聞いてなかった……まあ何か追及されればおかゆんから聞いたってことにしときゃいいな

 

耳元で囁いてみたが……スゲェ顔真っ赤だな、かわいい(脳死)

 

「そっ…それはあてぃしのことがき、気になってたって…ことぉ…?」

 

「まあ、おかゆから名前を聞いてたからな…どんな子なのか気になってはいたよ」

 

「へ、へぇ〜そうなんだぁ〜…ま、まあ?そこまで言うなら?シャンパンタワーくらい入れてあげても、いいよ?」

 

「へぇ、それは嬉しいな…ありがとう、あくあ」

 

「アッ、スッー……シャ、シャンパンタワー…5個で…」

 

そんな入れるのか(困惑)

 

黒子さんがシャンパンタワーを持ってきてくれた……流石に5個はブースに入らないので一つだが

 

こういう場合は値段だけ5個分になる

まあ『商品』は『推し』にどれだけ『貢い』だか…ってのが大事だからな、食べたり飲んだりするのはその副産物ってところだ

 

その気持ちはわかる、ワイもスパチャしたい(本心)

 

「ね、ねぇ…こうすけ君って、呼んでもいいかな?」

 

「勿論だ…俺はもう呼んじゃってるが、あくあで良かったか?」

 

「い、いいよ!寧ろそれでお願いします!!」

 

一先ずあくたんとシャンパンで乾杯する

やっぱシャンパンだとアルコール薄いな……今度スピリタス買ってこよう

 

「こ、こうすけ君って…なんであんなにおかゆと仲がいいの?」

 

「……さあ、俺も出会った頃の話なんて覚えてないんだよな」

 

マジで知らないんだよな、なんでお前が知らないの(定期)

 

「でもおかゆが男の人にあんな気を許してるの、あてぃし初めて見たよ?」

 

「普段のおかゆはどんな感じなんだ?」

 

「う〜ん…なんと言うか、あんまり近づかない…かな?男の人に対しても優しいのは変わらないけど、自分から近寄ることはないかなぁ…って」

 

「へぇ…」

 

あの好感度の高さは一体なのやら……マジで何やらかしたワイ、怖いんですけど

 

「さて、そろそろ時間だな…色々話してくれてありがとうな、あくあ」

 

「ううん、あてぃしも楽しかったよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや〜みんなお疲れ様〜」

 

「お疲れーっす」

 

「お疲れ様〜」

 

「お疲れ様」

 

「さてさて〜、この度の売上を確認いたしましょ〜」

 

おかゆんが何かガサゴソしている

尻尾が凄いフリフリしてんだけど、かわいい(脳死)

 

「あったあった〜、お手伝いさん達にまとめてもらった売上によると〜……うわっ、予想はしてたけどこう君の売上がダントツだね」

 

「そのうわっ、てのはなんだよ」

 

「いやぁ、額がすごいことになっててね〜……見る?」

 

「なにそれ、トワも気になる」

 

「すいちゃんも見る〜」

 

「俺は…別にいいかな」

 

怖いから見るのやめとこ

 

「うわエッグぅ!!トワ達の3、4倍近くあるやん!」

 

「なんと言うかぁ、流石としか言えないよね〜」

 

「こうちゃんすご…」

 

やだー見たくなぁーい

 

あ、ちなポイントに変換したお金なんだが…使わなかった分は入れた分との差し引きだけ手元に帰ってくるシステム

 

じゃないと倍率高い人は変換しただけで儲かっちゃうからね、しょうがないね

 

「いや〜期待以上だったね〜、また来年どう〜?」

 

「来年は絶対にやらんぞ」

 

「ぶ〜ケチ臭い〜」

 

「何言われようが絶対にやらない」

 

もうむり、精神的ダメージが半端ないんだから…来年もやるとかなったら狭間の地に失踪する自信がある

 

さて、文化祭も終わりホストクラブは上々の結果で〆られた…ワイ的にも割と耐えた方だから満足、でも来年は絶ッッ対にやらない(鋼の意思)

 

それは置いておいて、今少し面倒な状況になっている

 

「お前、いい加減星街さんに付き纏うのを止めろ…はっきり言って迷惑だ」

 

「俺がすいちゃんに付き纏ってるという何か証拠と、根拠でもあるのか?」

 

「何を今更、講義室まで付き纏った挙句文化祭まで一緒の出し物…巷で言うストーカーだな、お前」

 

なんかイケメンに絡まれてる

誰コイツ、いきなりワイの前に来たと思えば「星街さんから離れろ」って

 

別にワイから近付いたことなんて一度もねぇよ、そんな事が出来るタマだと思ってんのか?オタク舐めんなよテメェ

 

「……まあ別にお前が何を思っていようが正直興味無いけど、すいちゃんに言ってきたらいいだろ…あの男はヤバいやつだから近付かない方がいいですって」

 

「…言ったさ、そしたらなんて言われたと思う」

 

「さあ?て言うか言ったんだ」

 

「二度と喋りかけてこないで、だ……あんな冷たい目の星街さん初めて見たよ…」

 

「アホちゃうかお前、かわいそー」

 

「なんだとお前!!」

 

やべ心のワイが漏れてもうた

 

しかし命知らずやなぁコイツ……すいちゃんに面と向かってそんな事言うなんて、ワイだったら死んでたね確実に

 

「まあ名前も知らないどこかの誰かさん、すいちゃんにあしらわれて可哀想なところ申し訳ないが…俺も暇じゃないんでね、そろそろ行かせてもらうよ」

 

「待てよ、まだ話は終わってないぞ」

 

「お前の中で終わってなくても、俺は端から興味無いからな」

 

興味無いね(ソルジャー感)

 

……あ"ッ、不味い…いろはすが居るぅ、あとついでにコッチにも気が付いてるぅ……スゲェ殺気出てんじゃんやめちくり^〜

 

アカンこのままじゃコイツがしぬぅ……な、何とかせねば

 

「……悪いことは言わん、ここは一旦お開きにしよう…お前の命の為にも」

 

「はぁ?何を意味わからないことを…そう言って逃げるつもりか?」

 

「馬鹿野郎ッ、おまっ…そんなこと言ってる場合じゃないんだよ、命が惜しくないのか?」

 

「だから何の話をしてるんだお前、訳の分からないことを…」

 

「師匠…コイツ、誰でごさるか?」

 

あっ……もうダメだァ、おしまいだァ……

 

「……なんだ君、俺はコイツと話をしてるんだ…邪魔しないでくれるか」

 

「師匠が困ってるでござる、痛い目を見たくないならはやく退くでござる」

 

「君みたいな子が俺に?ははっ、冗談はよしてくれ…俺はこれでも、結構ダンジョンに潜ってるんだぜ?」

 

「やってみれば分かるでごさる」

 

「……言うねぇ君、可愛い顔して結構グイグイ来るね」

 

「お前に可愛いなんて言われても嬉しくないでござる」

 

やめて、ワイの為に争わないで(迫真)

 

ふざけてる場合じゃねぇや、これ止めないと食堂が吹き飛ぶどころか更に被害が増えかねない

ステイステイ、いろはすステイ

 

「こうくん、こいつヤッていい?」

 

「いつの間に居たんだ沙花叉…やめとけ、こんなんやったところで楽しくも何ともないぞ」

 

ワイの隣から急に声が聞こえたかと思えば沙花叉が居た……ワイの袖をギュッと握り潰さんばかりに握りながら、据わった目でいろはす達を見てる

 

お前も居たんかいシャチィッ……殺気を飛ばすんじゃありません

あーもうメチャクチャだよ

 

「あらぁ〜?校内で暴れるのは関心しないなぁ、暴れるなら修練場を使ってね?」

 

ヌッ……こ、この声は…この甘ったるい声は……マ、マズイですよぉ

 

今ここであのセクシーオーラを喰らったらワイの精神は間違いなく死ぬな(確信)

 

「……癒月先生」

 

「あっ、ちょこせんせい」

 

「ちょこ先生、拙者の邪魔をしないで下さるか」

 

「そうは言ってもちょこだって先生だし、生徒のおいたを叱ったり咎めたりするのも仕事なのよね〜」

 

「風真、その辺にしとけ…馬鹿の相手はするだけ時間の無駄だろ」

 

「……師匠がそう言うのなら、そうします」

 

いろはす刀に手掛けそうになってたよ……こ、こぇ^〜

はぁ……精神的に疲れる

 

「ふふっ、相変わらず女の子を口説いてるみたいね…こうすけ様?」

 

ヌッ…あ"あ"あ"あ"(魂の叫び)

ま、まさか…まさかちょこせん……無意識下での関係が…?

 

あー……ワイも死んだわー……しかし久し振りにでたな無意識下、マジ勘弁してくれ^〜

 

「お前も、時間の無駄だって分かったろ…さっさと行け」

 

「……フン」

 

イケメンは去った……けど新たな問題が出てきた

 

「あら、また女の子が増えましたねこうすけ様…すいせい様に飽き足らず、ほかの女の子にまで手を出すなんて」

 

「人聞きの悪いこと言わんといて下さい」

 

「ちょこは悪くないと思うわよ〜?こうすけ様だって男の子ですもんね〜」

 

ん^〜やめちくり^〜

現にそれで精神的に死にそうなんすわ^〜




新しいホロメンが登場したのはいいんだが、次から過去編なんだよな(無慈悲)
書いてて自分でも思った、この無計画野郎がって

まあその辺はお楽しみに取っておいて下され、過去編終わればまたほんへ戻りますので

ではでは、またお会いしましょう


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一体何を競い合ってるんですかね(困惑)

どうもAZAZELです
仕事が忙し過ぎるので初投稿です

過去編、基ホロメン視点は一旦これにて打ち止め
またほんへに戻りまする
マジホロメン視点書くのムズいねんな……(満身創痍)

ではほんへどうぞ


「全くぅ〜、かわいい女の子なら見境なしですか〜?」

 

「人聞きの悪いこと言わんといてください」

 

生のちょこせんエグゥ……なんか、こう…えっちです(満身創痍)

 

「……それより師匠、アイツ…どうするでござるか」

 

「どうも何も、別に無いだろ…相手するだけ時間の無駄だ」

 

「でも放っておいたら絶対に師匠にとって面倒な事をしてくるでござるぞ」

 

「そん時はそん時だ……おい沙花叉、いい加減殺気を仕舞え」

 

「……はぁい」

 

この子達物騒過ぎやろ……

伊達に裏組織の用心棒と掃除屋やってないんだな、出てる殺気がガチもんだもん

 

こえ^〜

 

「ふふっ、上手く飼い慣らしてるみたいね…その二人、かわいがってあげるのよ?」

 

「だから変な言い方しないで下さい」

 

「あっ、たまにはちょこの事も…かわいがってね?」

 

あ"あ"ヴン"ッ(断末魔)

かわいい(脳死)小悪魔って言うか、ガチ悪魔っていうか

 

「むっ」

 

「む〜」

 

「あらぁ、やっぱりそうみたいね〜」

 

どういう事…(困惑)

沙花叉といろはすもそんなくっ付かんといてよ、ワイの精神が逝っちゃうわよ^

 

「たまにはちょこの研究室にも遊びに来てよね?それじゃこうすけ様、またね〜」

 

ちょこせんも去って行った……ヌゥん、しかし無意識下の弊害がまだ残っていたとは…どこまでワイの精神を削れば気が済むんや(自業自得)

 

「……師匠、あんまり一人でちょこ先生の実験室は行かない方がいいでござるぞ」

 

「……?なんだよ急に」

 

「そうだよこうくん、ちょこせんせいだからってホイホイついて行っちゃダメだかね」

 

「ちょこ先生…目がマジだったでござる……」

 

「本当、流石だよね」

 

何の話でござるか

まあいろはすと沙花叉が言うならそうするけど…言うてワイ、一人で行くような度胸なんて無いけど

 

「それより師匠、アイツは本当に放っておいていいでござるか?」

 

「そうだよこうくん、絶対害にしかならないよ…言ってくれれば沙花叉がチャチャッと済ませてくるよ」

 

物騒だわ^〜

ワイがOK出したらマジでやりかねないからホンマ怖いわ^〜

 

やめてもろて(迫真)

 

「だからいいって言ってるだろ、ああいう手合いは放っておくのが一番だ……それに、もしアレと戦うことになって…負けるとでも思ってるのか?」

 

「そ、そんなこと思ってないでござるよ!!師匠は拙者達より強いでござる!絶対に負けないでござる!」

 

「そうだよ!こうくんがめっちゃ強いのは沙花叉達がいちばん知ってるから!」

 

ヤダもう、そんな褒めたってスパチャしか出ないゾ

ホラホラホラ、これがいいんだルォン?(赤スパ)

 

「じゃあ無闇に殺気を飛ばすな」

 

「うっ…わ、わかったでござる」

 

「ごめんなさい……」

 

「まあ、俺の為を思ってやってくれてるのは嬉しいがな…少しは周囲ってモノを考えて行動しなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前、俺と勝負しろ」

 

「なんで?(困惑)」

 

「俺の気が済まないからだ…安心しろ、もちろん修練場でやってやるさ」

 

別にそこの心配はしてないんですけど

いろはすと沙花叉にあれだけ殺気向けられてたのにケロッと来やがったなこやつ……お前精神状態おかしいよ(褒め言葉)

 

ワイも見習いたいもんだな(皮肉)

 

「ルールはなんでもあり、自分がダンジョンで見つけた遺物もありだ……まさか逃げる、なんてしないよな?」

 

別にワイお前に興味無いから、おまいに何言われてもそんな気にならんから逃げてもええすか?面倒いし

 

「……その条件で俺に挑むとはな」

 

「確かにお前はバトルロイヤルをタッグで優勝したみたいだな……だがな、俺はソロで三位に入賞してるんだ…お前とは自力が違うんだよ」

 

「へえ、そうなのか(適当)」

 

「それにダンジョンで手に入れたこの遺物がある……白上さんに頼るお前程度には負ける訳が無い」

 

「因みに2位って誰だったんだ?」

 

「百鬼あやめさんだ…と言うか、なんで知らないんだよお前……」

 

お嬢か、まあそりゃそうだな…コイツもそれなりにやりおるみたいだが、お嬢に勝てないって事は……あっ(察し)ふーん…

 

「俺が勝ったあかつきには星街さんから離れてもらうからな」

 

「やるとは言ってないんですがそれは……まあいいや、俺が勝ったらなんかしてくれんのか?」

 

「お前の下僕でも犬にでもなってやろう」

 

あ、そういのいいんで(迫真)

 

ちなここは食堂、コイツ割とデカい声で喋っているので周りに丸聞こえなんだよなぁ……

 

「おいマジかよ…!バトルロイヤル1位の奴と夜崎(よざき)の奴が勝負するらしいぞ!」

 

「なにぃ!?そりゃ激アツだな!!」

 

「おい!闘技場の予約はあいてんのかよ!?」

 

「俺が確認してくるわ!」

 

なんで外野の方がノリノリなんだよ……しかも手際いいし

 

『修練場』は読んで字のごとく、練習の為の空間…その為、中に入れる人数は少ない

 

打って変わって『闘技場』は大人数が入る事のできる空間、コロシアムの様になっており観客席では観戦もできる

エルデみたい(小並感)

 

「これでお前も引けなくなった訳だな」

 

「いや全然(王者の風格)、俺は敵前逃亡してもなんとも思わないし…寧ろ清々しいまである」

 

「何なんだお前……」

 

まあここまで来たなら付き合ってやるのもいいかな

そしたらワイも闘技場へ向かうとするか

 

ヌッ……す、すいちゃんや…

 

「こうちゃん!」

 

「どうした、すいちゃん」

 

「なんか勝負するとか聞いたんだけど!?」

 

「なんか成り行きでな」

 

「なんでまた……ああ!この前の!」

 

「星街さん!俺は貴女のために必ず勝ちます!」

 

「うっさい、喋りかけんなって言っただろ」

 

えぇ....(困惑)

すいちゃんこわぁ(ガチトーン)

 

ワイの後ろに隠れながらめちゃめちゃ鋭い言葉のナイフを投げるすいちゃん

やってる行動はかわいいんだが、言葉が冷たすぎる

 

「ああ!師匠!」

 

「こうくん!言わんこっちゃないじゃん!」

 

なんか皆来るな……そんな広まってるん?こんなオタクとイケメンが戦うってだけでそんな集まるかね

 

「おい二人共、武器を仕舞え…こんなところで暴れようとするな」

 

「で、でも…!」

 

「こうくん!」

 

「はいはい、取り敢えず落ち着けって」

 

いろはすと沙花叉がワイとイケメン君を隔てるように立ち、刀とナイフを構え出す

 

ヤダ物騒、良くないわよそういうの

取り敢えず二人の頭に手を置き、後ろへ下げる

 

「さっさとやって、終いにしよう…無駄な時間は使いたくないだろう?」

 

闘技場に移動すると、観客席には思いの外多くのギャラリーが既に待機していた……何で、暇なんおまいら

 

「さあ始めようぜ!」

 

「どうぞ、お好きに」

 

イケメン君の周囲に球体の機械が4つ浮かんでいる……あれが言ってた遺物ってやつか

 

その球体からレーザーが飛び出した、それそう言う攻撃の仕方なんだ

まあ、ワイの前では遠距離攻撃は無意味……黄金律式自動防衛システムによって弾かれる

 

「へぇ、お前もバリアを張れるのか…面白ぇ!」

 

「はいはい、次俺だな」

 

忌み王の闘技『祈祷・短刀投擲』

聖属性で象った短刀を投げる祈祷、5本作り出しそれを投げる……球体の1つが反応し、青白いバリアを張った

 

攻撃と防御を兼ね備えるか……流石は遺物だな

 

「お前程度の攻撃じゃ、俺には届かねぇぜ?」

 

「お前の攻撃も俺には届いてないみたいだがな」

 

「はっ!まだまだこれからだぜ!」

 

球体の1つから剣を創り出し、こちらへ振るう

ワイはマルギットの杖を取り出し、受け止めた……なんか、銀の雫みたいな素材やな

 

何度か剣と杖で打ち合う……ふむ、バトロイで3位になるだけの実力は有るみたいだな…ではコチラも、そろそろペースを上げるとしよう

 

杖で弾き、大槌を象る……それを大きく振るい、イケメン君へ叩き付ける

 

「『祈祷・大槌撃砕』」

 

「なっ!?」

 

すかさずバリアを張るが、勢いまでは相殺できずに後ろへ吹き飛ぶ

 

杖の柄を握りしめると……徐々に杖だった皮が剥がれ落ち、独特な色合いをした刀…『モーゴットの呪剣』が姿を現す

 

「『祈祷・大槌粉砕』」

 

大きく飛び上がり、頭上から大槌を叩き付ける

更に^〜?聖属性で短剣を象ると、周囲に聖属性の剣が次々に現れ…宙に浮かび出す

 

短剣を地面に突き刺すと同時に、剣が空から降り注ぐ『祈祷・創剣雨』

 

「くっ!?」

 

「どうした、もうお終いか?」

 

「舐めるなよ!」

 

バリアを張りながらこちらへ一直線へと駆けてくる…それなりの強度をしている様だが、ワイの降らす祈祷の剣は普通のものじゃない

 

バリアが砕けると同時に飛んだイケメン君……機械から大剣を創り出し、ワイへ向けて大きく振るう

 

「叩き潰してやる!!」

 

「やってみろ」

 

『呪血の斬撃』

振るった刀の軌跡上に赤い線を残し、時間差で爆発する

 

振り下ろされる大剣へ刀を振り、呪血の斬撃を放つ

爆発に少し怯んだイケメン君…ワイはこういう隙を絶対に見逃さないゾ

 

大槍を象り、それを投げつける

 

「『祈祷・聖槍投擲』」

 

「ぐっ!しまっ……!?」

 

「飛んでいけ」

 

バリアを展開できなかったイケメン君は咄嗟に創った剣で槍を受け止めるが、槍は黄金の爆発を起こしイケメン君を吹っ飛ばす

 

倒れ込んだイケメン君の上に剣を象り、歩みながら近付く

 

「『詰み(チェックメイト)』か?何かするならやってみてもいいぞ」

 

「チッ…!」

 

機械からレーザーが飛んでくる…が、黄金の薄膜に弾かれる

……いや、ブラフか

 

本命はワイの頭上……2機の球体が今までのレーザーの比にならないエネルギー球を溜めていた様だ

流石の判断力というところだな……まあ、それが通用するかはまた別の話だが

 

「これで終わりだ!!」

 

巨大なエネルギー球がワイに降ってくる……ここはワイのフィジカルの強さをお見せしようではないか

敢えて黄金律式自動防衛システムを発動させず、生身で受ける

 

「は、はっ…モロに受けたな……」

 

「…うん、まあ…こんなもんだよな、少し残念」

 

「はぁ!?お、お前っ!なんで…!」

 

「いや無傷じゃないぞ、手の甲が少し擦りむけた」

 

「あ、ありえねぇ……なんなんだよ、お前……」

 

まだ7週目個体のゴドリックおじさん渾身のローリング叩き潰しの方が痛い

 

「どうする、まだやるか?」

 

「は、はは……もう、いいよ…俺なんかじゃ、お前には敵わないって分かったよ……」

 

この勝負はワイの勝ちってことで、ワイは闘技場を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「流石でござる師匠!!」

 

「さっすがこく〜ん!やっぱめっちゃ強いよね〜!」

 

いろはすと沙花叉が両サイドから抱き着いてくる……う"う"ん"ッ(臨死)

やめちくり^〜マジ死んでまうて^〜

 

「まあ、あの程度なら…それでもそれなりには強かったな」

 

「そうでござるな、思っていたよりはやるみたいでござった」

 

「沙花叉たちの敵じゃないけどね〜」

 

伊達にバトロイ上位者って訳じゃないんだな

 

しかし、初めてダンジョンの遺物ってヤツを見たな……まあ狭間の地にもあるにはあるが、ワイはもうゲームで見飽きた『防具』や『武器』とかだからノーカン

 

「こうちゃん!」

 

「ああ、すいちゃん」

 

「凄かったね!こうちゃん、こんなに強かったなんてビックリしたよ」

 

「まあかなりダンジョンに潜ってたからな」

 

すいちゃんが来ると同時に沙花叉といろはすはワイの腕から離れていた……コイツら、危機察知能力が高ぇな…まあ裏組織の人間だし、それもそうなんだが

 

「でもあんまり無茶したらダメだよ?昔みたいにダンジョン潜りすぎて寝不足〜なんてしないでよ、もう」

 

「あぁ、うん…善処します」

 

あ、フブキングだ…こっちに来よった

 

「流石はこう君ですね!白上改めてビックリしましたよ!」

 

「バトロイで散々見ただろ」

 

「それでもですよ」

 

「あ、フブキじゃん」

 

「すいちゃんもこんこんきーつね」

 

ヌッ…な、なんで君らそんなに啀み合ってるんディスカ

ワイを挟んでやらんでもろてよろし、色々ときちぃ^

 

てか本当になんでそんなバチバチなんすか、えぇ....(困惑)

 

「いや〜、まさかフブキがこうちゃんとバトルロイヤルに出てるなんてすいちゃん思わなかったよ〜」

 

「こう君に聞いたら二つ返事で了承してくれましたよ〜?こう君も白上と出たかったんだと思うな〜」

 

「へぇ〜そうなんだ〜、でもこうちゃんは今度ウチに遊びに来る約束してるからね〜?」

 

「な、なにぃ!?白上はまだお家に呼んだ事ないのに!」

 

「これが『幼馴染』っていう差なんだよ、フブキ」

 

「くぅぅ!すいちゃんズルいですよ!」

 

何を競い合ってるのクォレハ……

 

何してんの本当に……まぢ一回ワイ退こうか?

なんで挟んでする必要があるんですか(迫真)あ"あ"もうやだぁ"ぁ"(本音)

 

サラッとワイの両腕に戻ってきてる沙花叉といろはす、別に腕に抱き着かなくてもいいと思うんですよワイ




次のホロメン視点はいつにしようかしら……一応誰をやるかはもう決めてるので、いつ書くかだな後は

あと出てないホロメンもいるし……やる事いっぱいだな、うれちい(白目)
それでも見てくれてる皆さんには感謝感謝です、本当

ではでは、またお会いしましょう


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周回が一番の醍醐味だルォン?玄人舐めんなよ

どうもAZAZELです
音ゲーのやり過ぎで腕が痛いので初投稿です

今回ホロメンの要素が少ないかも、かも(再確認)

なんかもうログインしてないゲームでホロENがコラボしてるとか何とか……やだぁ開いたら色々終わりそう、だけど開きたい(ビクンビクン)

ではほんへどうぞ


「うぇ、お前あのダンジョンに潜ってたのか?」

 

「ああ?なんだその反応は、さては変態とか思ってんな?」

 

「いやだって、あのダンジョンだぜ?あんな理不尽な難易度見た事ねぇよ、あんなダンジョンに潜ってるやつの気が知れねぇって」

 

「それを俺に言うか」

 

「いや、ごめん…別にそう言う訳じゃなくてだな」

 

なんか仲良くなった

イケメン君、基…夜崎(よざき) 真哉(しんや)

 

勝負以来、何かと絡んで来ることが多かったのだが…話してる内に何か知らんが仲良くなっていた

 

「真に受けんなよ、冗談だって」

 

「お前真顔だから冗談か分かんねぇんだよ……ああ、そう言えば癒月先生がお前探してたぞ…なんか手伝って欲しいことがあるとか何とか」

 

「なにそれは(困惑)」

 

なんか凄く行きたくない……やだなぁ^

 

「お前なんかしたのか?」

 

「知らん、だから尚のこと怖い」

 

「何だよそれ……お前癒月先生と結構仲良さげだったじゃねぇかよ」

 

「仲は……いいのか?分からんけど」

 

「お前が疑問形になってどうすんだよ、お前が分からなかったら誰も分からねぇだろ」

 

ごもっとも

だがお生憎だが、無意識下で関わってるからマジでワイも分からないんすわ

 

ホンマどうしてくれんねん……

 

「まあ君、良くも悪くも先生方からも注目されてるからね〜」

 

「なんで(困惑)……おや、貴女は」

 

「やっほー、久しぶりだね」

 

かなたそやん、なんでここにおるんやね

 

「聞いたよ〜、そこの夜崎君と勝負したんだって?全く君はどうしてそうも騒ぎを持ってくるかなぁ?」

 

「俺だって起こしたくて騒ぎを立ててる訳じゃない…なぁ?真哉」

 

「やめろ、俺に振るな……いや悪かったって謝っただろ」

 

「まあでも、何だかんだで成績だけはいいからね君…本当、扱いに困るんだよねぇ」

 

「そういう言い方せんといてもらいますか……で、何か御用があったんじゃなくて?」

 

「そうそう、君にちょっと頼み事というか…お願いがあってね?」

 

今日は色んな人から頼まれ事を持ち込まれるなぁ

頼られるのは嬉しいんだけど……なんかこう、手放しで喜べる内容じゃないのが何とも…

 

ちょこせんに関しては絶対ワイが死ぬ(確信)

ただでさえセクシーオーラ半端ないのに、二人きりとかマジ死ねる

 

「頼み事?」

 

「うん、僕の知り合いに魔女の女の子がいるんだけどね…研究でダンジョンに居るエネミーが落とす素材が必要なんだって」

 

「へぇ……なんでそれを俺に言うんだ?」

 

「本当なら僕が採って来るのがいいんだけど、生徒会の仕事がね…だから君の強さを見込んで、頼みたいんだ」

 

「……俺になにかメリットがあると?」

 

ありますけどね、無条件でスパチャできるなんて…なんてご褒美?

それに魔女の女の子ね……ふーん(察し)

 

「まあまあ、そうなるよね……でもね、頼みたい素材って言うのが『ブルークリスタル』って言われるものなんだよ…これ、採った素材が余ったら君にあげるって言ってたよ?」

 

「売れば高値がつくってことか?悪いが、金には困ってないんだ」

 

「違うよ〜、青と言えば…すいちゃんでしょ?」

 

なるほど、アクセサリーかなんかに加工してあげろってことか……まあ悪くないな

 

いや、最高やな……

スパチャにしては気の利いたものになる、いいんじゃないかクォレハ…?

 

「まあいいだろ、乗ってやる」

 

「決まりだね、じゃあ頼んだよ…あっ、因みに早ければ早い方がいいからヨロシク〜」

 

てな訳で来ましたダンジョン『鉄の要塞』

巷では割と高難易度のダンジョンとして有名らしい……らしいと言うのはさっき聞いたから

 

ワイ、狭間の地以外のダンジョンなんて潜ってなかったし…知らんてそんなん

ここにいるエネミー、『アイアンゴーレム』の核が目的のものらしい

 

「お前本当に今から行くのか?ダンジョンってのは下準備とか、事前調査とか色々とやってから潜るもんだぞ」

 

「そんな事知ってるわ、このくらいのダンジョンならそんな事しなくてもいけるだろ」

 

「甘く見てると痛い目見るぞ全く……」

 

「そういうお前も結局ついてくるのな」

 

「……べ、別にいいだろ…俺も暇だったんだよ」

 

野郎のツンデレは需要ないので結構です(真顔)

まあ一緒に来てくれるのは嬉しいけど

 

「まあ人数が多い事に越したことはないからいいけど……さて、じゃあ行こうか」

 

鉄の要塞

聞いて名の通り、ダンジョン内は近未来的な雰囲気がある…出現するエネミーもロボチックなのが多い

 

そして何より数が多い、これが高難易度たらしめる所以と言える……だがそんなもの、生粋のフロムプレイヤーであるワイにとっては何ともない

 

ワイがどれだけ大量の雑魚にボコられたと思ってる……ちょっとやそっとで揺らぐような精神はしてない

 

かわいいは別、あれはまた話が違う

 

「赤いランプの付いた警備タイプのエネミーには気を付けろよ…アレは周りのエネミーを呼び寄せるからな」

 

「へえ、いい事聞いた」

 

「は?おまっ、何する気だ!?」

 

お、あれが言ってたヤツだな……近付いてみると赤いパトランプがクルクルと光出し、エネミーからクソデカ警報音が鳴り出す

 

すると辺りにいた殺意高めの武器を持った攻撃タイプ、盾を持った防御タイプのエネミーがわらわらと集まってきた

 

「何で気を付けろって言ったそばから突っ込むんだよ!?頭おかしいだろお前!!」

 

「この程度軽く伸せなきゃ『玄人』じゃねぇ…さあパーティーだ」

 

「付き合うこっちの身にもなれ馬鹿野郎!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ…お、お前……マジでバケモノだろ……」

 

「この程度で息が上がってちゃまだまだだな」

 

「お前と一緒にすんな!!」

 

ワイと真哉の周りにはエネミーの残骸が大量に積み重なって、山になっていた

 

あ^〜スっとしたぜぇ…辺りにいたエネミーは粗方壊し尽くしてしまったみたいだな……これじゃ後はただの散歩だな

 

「ほれ、さっさとボス部屋にいって目的のブツを持って帰るぞ」

 

「タフ過ぎる…マジかよお前……」

 

「コイツらの部品も頂いていくか…使えるかもしれんし」

 

こよこよにスパチャしに行こう(提案)

ダンジョン内のエネミーがドロップする素材は、色々と研究が出来るようだからな

 

ん^〜き"も"ち"い"い"(スパチャ)

 

やっぱぁ……スパチャぉ……最高やな(キメ顔)

 

「……お、あの扉じゃないか」

 

「ああ?……ああ、あの如何にもな鉄扉か…でも開くのかあれ?どこかに仕掛けか何かがあるんじゃ…」

 

「確かに、どっかに開ける為の仕掛けはあるかもしれないが……面倒臭いし、無駄なので強行と行こう」

 

「……おい、まさかとは思うが…」

 

「そのまさか」

 

マリカの槌を取り出す

分厚そうな鉄扉に向かって槌を振るう、黄金が弾けると共に鉄扉はひしゃげながら吹っ飛ぶ

 

中にはでっかい鉄製のゴーレム…基、ロボットみたいのが鎮座していた

 

アレのコアが今回の目的物

『ブルークリスタル』は魔力が結晶化したもの、ゴーレム系統の核で稀によく見るものだ……要するにレアってこと

 

「お前マジかよ……そんな脳筋みたいなことするか普通…?」

 

「ここに居るだろ、どこに目付けてんだ」

 

「煽んじゃねぇかテメェ……」

 

「さて、さっさと済ませて帰ろう」

 

「そんな高難易度ダンジョンのボスをサクッと倒すみたいな事を……」

 

「見とけよ見とけよ〜」

 

アイアンゴーレム……まあ見た目通り防御力高そう(小並感)

硬い相手には手数ってのが鉄板だ、連撃が出来て火力が高いものを使おうか

 

て事で『腐敗翼剣の徽章』『ミリセントの義手』『アレキサンダーの破片』『ゴッドフレイの肖像』

そして『連棘の割れ雫』『大棘の割れ雫』配合の霊薬をグイッとイッキ

 

祈祷『黄金樹に誓って』『火よ力を!』発動

 

使用する武器は『マレー家の執行剣』……何が言いたいか分かるな?

 

「一気に吹っ飛ばしてくれる…『エオヒドの剣舞』」

 

アイアンゴーレムが反応しないギリギリの位置から戦技を構える

 

ワイの掌が赤く光り腕を後ろへ振り上げると、剣も赤いオーラを纏う…そして宙に浮かび上がり、クルクルと高速で回転し始める

 

前に投げるような動作をすると、高速回転した剣は一直線にアイアンゴーレム目掛けて突き飛んでいく

回転を伴った剣は超連撃の武器となり、掛けたバフと全てが噛み合う瞬間……火力がとんでもないくらいに爆発する

 

勢いよく飛んだ剣は、ゴーレムの中心…核の下辺にぶつかり、火花を散らしながらガリガリと装甲を削る

10秒しない内に装甲を突き破り、貫通した

 

「……マジか…」

 

「お前今日そればっかだな、語彙力大丈夫か?」

 

「お前はもう少し常識を身に付けろ」

 

「失敬な、非常識人とでも言いたいのかええ?」

 

「まさにその通りだよボケ」

 

こいつァひでぇや

フロムプレイヤーなら激重バフで超高火力なんてよくやるだろ(迫真)

 

胸に風穴が開いたゴーレムはそのまま前に倒れ込み、再起不能となった

 

「これがブルークリスタルか」

 

「綺麗だなそれ」

 

「そうだな……まあ1つじゃ足らんし、何周かするぞ」

 

「え?」

 

「は?」

 

「な、何周かするってお前……ま、まさか!?」

 

「出て入り直せばボスは復活してんだろ…道中のエネミーは相手するまでもないって分かったから、無視決め込んでボス部屋ダッシュすれば一周3分もありゃ終わる」

 

周回はフロムゲーの鉄板、当たり前だルォン?

まあ周回によってエネミーの強さが変わらないのがちょっと残念だが……

 

「……ち、因みに何周するつもりだ?」

 

「50」

 

「馬鹿じゃねぇのお前」

 

「2時間半で終わんだぞ?全然長くねぇだろ」

 

「何言ってんだこいつ……」

 

マレニアネキと戦った時は軽く5日はかかった……それに比べれば2時間半なんて安いもんだろ

 

それに某bloodな地下墓地に比べれば優しい、確定でクリスタルが手に入るからな

銃デブ、貴様はダメだ…血質結晶の放射が出るまでお前を嬲るからな(無慈悲)

 

それから2時間半後

 

「……はぁ、はぁ…」

 

「大丈夫か真哉」

 

「こ、これが……大丈夫、に…見え、んのか……」

 

「いや全然」

 

「こいつマジ……」

 

ブルークリスタルが合計で50個手に入った

 

この素材は複数個組み合わせると、ひとつ上の段階へと進化する特殊な素材なのだ

10個で『エアルクリスタル』

20個で『スカイクリスタル』

30個で『スタークリスタル』

そしてワイのお目当て、40個で『コスモクリスタル』へと進化する

 

クリスタルの中に小宇宙の様な蠢く模様が浮かび上がって、なんか神秘的(小並感)

啓蒙が上がりそうな見た目してる

 

あとの10個は半分こよこよ、半分依頼者へと渡す分だ

 

「コ、コスモクリスタル……まさかこの目で拝める時が来るなんて…」

 

「確かアイアンゴーレムから超低確率ドロップか、ブルークリスタル40個を合成で手に入れられんだったな」

 

「ああ、しかもドロップ確率が絶望的過ぎて手に入れたヤツは一生分の運が尽きた…なんて言われるぞ」

 

「まあコレは合成で作ったから、ある意味ゴリ押しではあるがな……目的も果たしたし、帰るぞ」

 

大学へ帰り、早速かなたそへ報告だな

 

「え"っ!?も、もう終わったの…?」

 

「早い方がいいって言ったのはそっちだろ、ほら」

 

「し、しかも5個って……まさか周ったの?この短時間で?」

 

「そうだよ」

 

「……僕の想像を遥かに超えてきてるね、君…」

 

よせやい、褒めたってスパチャしか出ないゾ

そんなに欲しけりゃくれてやるよ(赤スパ)

 

「ちょっと待った!!何でコスモクリスタル持ってるの!?えぇ!?」

 

「作った、40個で」

 

「はぁぁ!?何言ってんの君!?」

 

「天音さん、それマジだから」

 

「えっ、あっ…凄い疲れてるね夜崎君」

 

「……まあ、最後まで付き合った自分も悪いですが…こいつ、マジモンの化け物ですわ」

 

周回が苦になってる内はまだまだ『玄人』には程遠いな(謎目線)

何度も周回を重ねて、自分なりの最高ルートを編み出すのもまた一つの楽しみだってのに

 

これだからフロムゲーはやめらんねぇんだわ

 

「えっ、て言うかそれどうするの…?」

 

「ネックレスにでもして、すいちゃんにあげる」

 

「へ、へぇ…そう、なんだ……自分で加工出来るの?」

 

「ああ、それくらいならな」

 

「君、本当になんでも出来るね……」

 

すいちゃんもスターの原石だし、コスモが似合うやろ(適当)

 

だったらスタークリスタルの方が良かったって?うっせぇなワイが周回したかったんだよ(廃人)

 

「まあ、何はともあれお願い事はこれで達成だね…ありがとう」

 

「どういたしまして」

 

「依頼主の子にもよろしく言っておくよ、じゃあまた何かあれば頼むかもだから〜」

 

「はいはい」

 

こういう形のスパチャも素晴らしいな、うん

 

「あらぁ、こうすけ様み〜つけたっ」

 

ヌッ……し、死刑宣告かな…?

両肩に手を置かれて耳元で囁かれる…あ^〜ASMRやめちくり^〜

 

「あ、じゃあ俺はこれで」

 

「逃げるとは情けないな真哉……クソッ、あの野郎もう行きやがった…」

 

「それじゃあこうすけ様、ちょこの研究室に来てくれる?」

 

それマジィ…?

ワ、ワイ……生きてられる自信無いなったんすけど…




魔女っ子……一体誰なんですかねぇ(すっとぼけ)

コスモクリスタルの見た目は『上位者の死血』の中身がクリスタルに宿ってる感じです、小宇宙…感じるんでしたよね?(啓蒙)
分からなかったらググッてね

ではでは、またお会いしましょう


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興味のないことって忘れがちだよね(唐突)

どうもAZAZELです
地元帰るの今週だったので初投稿です

土日仕事あるとか言われたけど休みます(鋼の意思)
まあ色々やる事があるんで休ませてもらうんですがね

ではほんへどうぞ


「はーいこうすけ様こっちですよ〜」

 

「あの、別に手を繋がなくても……」

 

「だって逃げちゃうじゃない」

 

確かにそうだけれども…だからって何も手を繋ぐって、ワイが死んじゃう(本音)

 

でもちょこせんの研究室か、何の研究してるんやろか?

保険医だし、人体とか医学系なのかな……ワイにはむつかしい話は分からねぇや

 

「到着っ、さあ入って入って」

 

「そんな背中押さなくても…」

 

ちょこせんに押されるままに研究室へと入る

どっちかって言うと保健室みたいな感じに見えるのはワイだけか……?

 

「それじゃあこの椅子に座って待っててね、ちょこは資料取ってくるから〜」

 

「ああ、はい…」

 

そう言えば結局なにするん?手伝いごとって聞いたんだけど

ちょこせんに言われた、保健室でよく見る背もたれ無しの丸椅子に座る

 

「お待たせしましたこうすけ様〜、それじゃあいつもの検診していきますよ〜」

 

「はあ…検診…」

 

検診ってなにすんの?

 

「じゃあいつも通り腕出して下さる?」

 

「はい」

 

「ふむふむ…脈拍、血圧…異常なし、次は心拍を聞きますから服をめくって下さいね」

 

「ういっす」

 

言われるがままやってるが……なんか健康診断みたいだな

て言うかちょこせん、触っただけで脈拍どころか血圧まで分かんのか…しゅごい(小並感)

 

でも生で触られるのは色々と死にそう、主に精神

 

「心拍数も問題なし…いつも通りの健康体ですね、こうすけ様」

 

「それは良かった…と言えばいいんですかね」

 

「健康が一番ですよ〜…さあ、次は背中を見せて下さいね」

 

背中側の服をまくり、ちょこせんの方へ向ける

 

「相変わらず綺麗な模様ですね、いつこんなの入れたの?」

 

「ダンジョン遺物の一種ですよ、そんなに気にしないで下さい」

 

「そう?じゃあ触診しますね〜」

 

ワイの背中には『エルデンリング』が描かれている

コイツは狭間の地攻略時に貰った激ヤバチート祈祷『黄金律の身体』の影響で浮かび上がったものだ

 

まあ普段は服きてるし見られんから気にしないが、こういう時はちょっと困る

 

まあカッコイイしいいよね(適当)

 

「はい、問題ありません」

 

「どうも…」

 

「じゃあ次は質問に入りますね」

 

ヌッ、何するんですかねそれ

て言うか思ったんだが『いつもの』って言ってたよな……もしかして無意識下でこれやってたん……?

 

そマ?えぇ....(困惑)

 

「最近はどうですか?気分が浮かなかったり、体がダルかったりしません?」

 

「いえ全然」

 

「……まあこうすけ様に聞いてもそれしか返しませんよね…学園生活で何か困ったこととかはあります?」

 

無意識下で広げてた関係に困ってます、主に自業自得なんですが大変精神衛生上良くないことが多くて

 

ちょこせんもその一角なんですがね

 

「特に無いですね、不自由なく生活してると思います」

 

「……そう、それは良かったわ…最近はダンジョンの攻略とかはしてるの?」

 

「いえ、目標が達成出来たので当分は潜るつもりは無いですかね」

 

「あら!それはおめでとうございます、良かったですね」

 

「ありがとうございます」

 

「………大分時間も経ったし、昔より良くなってきているから敢えて聞きくわね?もし辛かったらやめてもいいから、ちゃんと教えてね」

 

え、なんすか急に…そんな深刻そうな雰囲気出して

 

「ご両親の事、もう大丈夫?」

 

「ああ、それですか…大丈夫も何も、最初からそんなに深く気にしてないですよ」

 

ワイがこの世界に『転生』したと気が付き、本当の『自我』が芽生えたのは丁度13歳の頃…中学一年生やね

その頃には既にワイの両親は旅立っていた、転生あるあるですねクォレハ

 

その頃から狭間の地に潜り始めていた頃合だな

お金は両親が残した物があったし、食事は狭間の地で食べてたから食費は掛からなかった…あっちの飯普通にうめぇんだもん

 

両親に関してはそもそも気が付いた頃からいなかったから、対して思い入れもない……こう言うと親不孝者かもしれないが、実際そうだからしょうごのいじょのいこ

 

「こうすけ様はいつもそうやって……はぁ、このやり取りも何度目かしら…ちょこに心配もさせてくれないの?」

 

「そういう訳じゃないです…ただ、先生には心配顔より微笑が一番似合ってますよ」

 

「……もう、そう言うところよ」

 

かわいいからね、しょうがないね

ホストクラブの一件の所為で、最近かわいいと思った事がスルッと口から出てしまう事が多くなった

 

よくない流れですねぇクォレハ……こんなんただの誑しじゃないか、今更?うるせぇ

スパチャしたくなるのはオタクの性なんだよ、もうどうにもとまらない

 

「こうすけ様はいつも平気そうな顔をして、自分の事じゃなくて周りの事ばかり気にかける……もう少し自分を大切にしてあげて?」

 

「これでもメンタルケアは欠かしてないんでね、俺が病んだら相当ですよ」

 

「話を逸らさないの…もう、何でいつもそうなのかしら本当に……」

 

「気にし過ぎですよ先生、俺は俺であることを見失った事なんて一度もないですから」

 

「ッ…!…ほ、本当…ズルいわよ、こうすけ様…」

 

なにが?

 

ワイはワイ(オタク)である事を一度たりとも忘れた事なんてない、例え無意識であろうとそうであった自信がある

 

オタクはかわいいにスパチャして、満足してお腹いっぱいになるのが最高の幸せなんだ

ん^〜スパチャが 気 持 ち い い

 

「じゃあ最後…はい、こうすけ様コッチに来て?」

 

「はぁ、何でしょう…エッ」

 

ちょこせんに抱き締められた……え"ッ…あ"ッ……ヌ"ッ……

グハァッ!!!!(致命傷)

 

顔がちょこせんの胸に埋まって……さよなら今世、来世でもまたフロムプレイヤーとして生まれてきたいな(遺言)

 

「いいですかこうすけ様…ちょこはずっとこうすけ様の味方だからね、疲れた時も困った時も…落ち込んだ時もいつだってちょこは助けになります」

 

「……どうも」

 

「だからちょこからのお願い……絶対に無理はしないで、何かあったらすぐに言う事…いいわね?」

 

「善処します…」

 

「もう、素直にはいって言うものよ」

 

あ、あの…そろそろいっすかね?マジで死にそうなんすけど…

 

「はい!ちょこの充電もできたし、ありがとうございますねこうすけ様」

 

「いえ、こちらこそ毎度ありがとうございます」

 

「ふふ、それじゃあまた今度お願いするわね」

 

ちょこせんの研究室を後にする

……さて、子猫が二匹……いや、正確には侍とシャチが一匹づつ…盗み聞きをしてたらしいな

 

「何してんだ、お前ら」

 

「あ"ッ!?し、師匠!?気付いて…!」

 

「うわぁ!?こ、こうくん!?」

 

「そんなにビビる事ないだろ……」

 

「ああえっと!べ、別に拙者らは盗み聞きしてたとかそんなんではないでござるぞ!た、たまたま通りかかったらちょこ先生と師匠が見えたでござってな!」

 

「そうそう!ちょっと興味がでちゃってとか!そんなんじゃないんだよ!」

 

墓穴しか掘ってないんですがそれは(困惑)

でもアタフタしてるのかわいいからOKです

 

「別にそれくらいじゃ何も思わんよ」

 

「あっ、うっ……申し訳ないでござる…」

 

「ごめんなさい…」

 

「だから謝る事じゃないって、そこまで気にするような内容の話じゃないだろ」

 

「で、でもこうくん…親がって…」

 

「あっ!沙花叉!!」

 

しまった…と、分かりやすいくらいに表情を変える沙花叉

確かに人からしてみれば触れづらいし、地雷でしかない話題だからな……まあワイは何とも思ってないけど

 

「先生にも話したが、最初から特段気にしてないって言ってるだろ…ただあんまり人には言うなよ、扱いづらい話題なんだから」

 

「わ、分かったでごさる」

 

「うぅ…ごめんなさいこうくぅん…!さ、沙花叉のこと嫌いにならないでぇ…!」

 

「そのくらいでなる訳ないだろ」

 

て言うかなる訳ねぇだろオタク舐めんな

どんな地雷踏み抜かれようと『嫌い』になる訳ねぇだルォン?

 

まあそもそも、ワイに踏み抜くような地雷なんてないし

 

取り敢えず頭を撫でておく

 

「それで、俺に何か用でもあったのか?」

 

「あ!そうでござる!カラントに動きがあったから伝えに来たんでござる」

 

「……ああ、裏組織の」

 

「こうくん一瞬忘れてたでしょ…狙われてるのこうくんなんだけど……?」

 

「興味なくて記憶の片隅に消えてた、悪い悪い」

 

「師匠らしいと言えばらしいでござるな…」

 

だって興味無いし

どれだけ大きかろうと所詮裏組織の一派だと考えるとなんとも…それにワイ負けねぇし(王者の風格)

 

「それで、動きっていうのは?」

 

「本格的に師匠を探し始めたんでござる、それも組織全体で本腰入れてでござる」

 

「へぇ、いよいよボスのご登場か?」

 

「呑気な事言ってる場合じゃないんだよこうくん、とにかく一回holoXまで来てくれってラプラスが言ってたよ」

 

「そうか、じゃあまた顔出すよ」

 

「絶対でござるからな?一人で行くなんて許さないでござるからな?」

 

「そうだよこうくん、また何も言わずに行ったら……本当に許さないから」

 

「あ、はい」

 

こわ

 

沙花叉こえ^〜…そう言えばこういう低い声も出るんやったなこの子

これは黙って行ったらあとが怖いな…やめとこ

 

「師匠はこれからどこに行くでござるか?」

 

「すいちゃんにお届け物、じゃあまた今度な」

 

さてはて、すいちゃんはどこやろな……ヌッ、あのシルエットは……いや別に孤独なとかじゃないけど、小さくて帽子をかぶってて

 

間違いない(確信)

 

「おっ!君がシオンのお使いしてくれた人?」

 

「お使い?ブルークリスタルの事か?」

 

「そうそう!いやーありがとね!ちょっと研究で手が離せなくてさ〜」

 

「それはどうも、お役に立てて何より」

 

やっぱりシオンたんでしたね

ちっちゃい、かわいい(脳死)

 

「てか5個とかヤバくね?一日で周ったん?」

 

「ああ、早い方が良かったんだろ?」

 

「いやそうだけどさ〜、流石に無茶しすぎじゃない?って思ってさ」

 

「実際周ったのは50周だけどな」

 

「は?……い、いやいや!そういうのいいから、そういう冗談いいから」

 

「ほら」

 

コスモクリスタルを加工して、ネックレス用の紐を通した物を見せる

するとクリスタルを食い入るように見るシオンたん

 

「ちょ、ちょっ…!これコスモクリスタルじゃん!?」

 

「作った」

 

「作ったって40個で!?」

 

「そう」

 

「え、マジ…?」

 

そんな引かんくても良くない?て言うか周回ってしないのみんな?

素材だって何個か集めなきゃいけん物もあるんだし、一回行ってはい終わりて…何日掛かんねんって

 

だったら一日で周回した方が良くね?もしかしてこれワイが頭おかしいの?(白目)

 

「一日で周れるならそれに越したことはないだろ」

 

「いや、流石に50周は引くわ〜…ドン引きよドン引き」

 

「頼み事して来たやつにドン引きとか言うな」

 

「てかそのコスモクリスタル加工したん?ネックレスになってるやん」

 

「ああ、すいちゃんへのお土産」

 

「お土産でコスモクリスタル作るって……やっぱ噂通りのバケモンだね〜」

 

バケモン言うな、『玄人』と呼べ

 

「……あ、あのさぁ?もし、もし良かったらでいいんだけどさ?」

 

「何だったら『エアルクリスタル』『スカイクリスタル』『スタークリスタル』全部持ってきてやろうか」

 

「え"ッ!?いやいやそこまで頼まないから!コスモクリスタルも欲しいけどスカイクリスタルくらいでいいから!」

 

「時間がある時な、また行ってくるよ」

 

「マ、マジ?……え、じゃあシオン何あげればいいの?」

 

「いや別に特に要らんけど……」

 

「うーん……あ、じゃあシオンの研究成果見せよっか?」

 

ほう?魔法とな……

ワイは狭間の地で得た『魔術』しか知らんからな、それはそれで興味があるゾ

 

「いいのか?」

 

「寧ろこっちがそれでいいか聞きたいわ」

 

「俺はそれでいいぞ」

 

「マジ?まあいいならいいけど……じゃあよろしくね!」

 

さて、さっさとすいちゃんに渡しに行こうかな

と言ってたら見つかった、おっすおっす

 

「すいちゃん」

 

「あっ、こうちゃん…どうしたの?珍しいね」

 

「ああ、この間ダンジョンに潜った時のお土産があってな…ほら」

 

「なになに〜?……うわすっご、これめっちゃ綺麗〜」

 

「青色だし、すいちゃんカラーだったからな」

 

「ありがとう!じゃあこうちゃんが着けて?」

 

ヌッ……え?ワイが着けんの…?

ちょっとレベル高いって言うか、きちぃ^って言うか……えぇ....(困惑)

 

「じゃあ後ろ向いて」

 

「はーい」

 

あ^〜……はぁ、取り敢えず着け終わっだ

はぇ^〜、すっごい輝いてる…はっきりわかんだね

 

「これ本当に綺麗だね〜…どう?」

 

「似合ってるよ」

 

「うん!ありがとうこうちゃん!」

 

ちょ、抱き着かんといてもろて……あ^〜(尊死)

 

まあ、これからまた面倒事が起こりそうだし…その前に需要を満たせたからヨシ(現場猫)




ちょこせんに抱き締められたのによく生きてたな
て言うかコイツ正気耐性高い筈なのに発狂しがちなのなんなん、マジ草(おまいう)

オタクの逃れられぬカルマ……
誤字報告ニキ毎度ざっすざっす(定期)

ではでは、またお会いしましょう


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違う、そうじゃない……ワイはそうは求めてない(切実)

どうもAZAZELです
2日連続で投稿(ギリギリ)できているので初投稿です

設定集は随時更新予定なので、数字が変わってたら気が向いた時に覗いて見てくだされ
まあ別に見なくてもほんへは読めるのでご安心を

ではほんへどうぞ


holoXに行くと言ったな……あれは嘘だ

 

やっちまった……いや、ワイだってholoXに行こうとしてたんや…嘘やないって

そったらさ?行く途中で筋肉につかまってよぉ?一緒に来てくれだの何だのっていうからさぁ

 

あ"〜もう後の沙花叉といろはすが怖くて怖くてしょうがねぇよマジ^〜

 

「おい大丈夫か?スゲェ顔色悪ぃぞ」

 

「ホントだよお前…お前の所為だからなマジ」

 

「い、いや…急だったのは悪かったって」

 

「はぁ……まあもういいよ、それで…ボスさんがお呼びで?」

 

「ああ、ウチのボスがお前さんをご指名でお呼びだ……確実に連れて来いって言われてる以上、ヘマすりゃ俺の首が飛ぶ」

 

「物理的にな?」

 

「本当、ヒデェ冗談だよ」

 

コイツもコイツで苦労してんだな

それとこれとは話が別だがな、マジで侍とシャチへの言い訳どうしよう……

 

「このでかいビルか?」

 

「ああ、表向きは大手企業だからな…あんまりここであった事は口外するなよ、お前も危ねぇぞ」

 

「そいつはどうも」

 

エレベーターで上へ、上へと登っていく…最上階、会議室とプレートの貼られた部屋へと通される

 

中にはジャックを含めて5人

恐らく『Trente(トラント) et() Quarante(カラント)』の上位層にいる奴らだろうな

 

「やあ、随分と手間取らせてくれたね…志賀航輔君?」

 

「そりゃ御足労を掛けたな、JOKER」

 

「私のことを知っていたのかい?」

 

「まあ、裏を潰し回ってれば自ずとな」

 

嘘なんですけどね(適当)

YMDから聞いたのが初めてです

 

黒髪ポニーテールの超絶美麗なお姉様…属性積みすぎじゃないかしら、ホロメンじゃないけどマジ綺麗だなこの人

 

「まあ立ち話もなんだ、そこに座ってくれ」

 

「これはどうも」

 

促されるまま長机上でJOKERとは対面の席に座る

ジャックは黒い仮面を被り真っ黒なフードを被ったマジで真っ黒な人の横へ座る

 

光吸収してんじゃないあれ(適当)

 

ジャックの対面にはラーメン屋にいた美人さんがおった…やっぱそっち関係だよな

 

「さて、今回君を呼んだのは他でもない…私達と取引をしないか?」

 

「取引…?」

 

「ああそうさ…私も初めは君が計画の1つを台無しにしてくれた時はカッとなってしまったが、君は消すには惜しい価値がある」

 

「本気で俺を消せるとでも思ってるのか、おめでたい奴らだな」

 

瞬間、黒い仮面から膨大な殺気が飛んでくる……はん、こんなもの…ラダーンの存在感に比べればネズミ以下だな

 

取り敢えず無視すとこぉ〜^(無慈悲)

 

「随分大きく出たね、そういうのは嫌いじゃない……話が逸れたね、取引の内容を説明させてもらおうかな」

 

「ああ、頼むよ」

 

「結論から言ってしまえば、君には私らの用心棒をやって貰いたいんだ…この『Trente(トラント) et() Quarante(カラント)』最大の盾であり矛になってもらいたい」

 

「……お前のとこの連中も、相当強いと思うが?」

 

「おや、ひと目で分かるとは流石…と言うところかな?部下の紹介が遅れたようだ、先に謝っておこう…彼が君の一番よく知る『ダイヤのジャック』その隣が『クラブのキング』、ジャックの前に座る彼女が『ハートのクイーン』その隣が『スペードのエース』だ」

 

ジャックは前から知ってる筋肉

キングは黒ずくめのまっくろくろすけ

クイーンはラーメン屋で見た別嬪さん

エースは眼鏡をかけたTheインテリみたいな男

 

サクッとまとめるとこんな感じ……個性強いなぁこのメンツ

 

「そして私が『JOKER』、この組織を取り纏める者だよ」

 

「志賀航輔…一般人だ」

 

「冗談はよせよ……」

 

うるせぇぞジャック、間違ってねぇだルォン?

 

「先程はキングが失礼したね、彼女は少し喧嘩っ早いんだ…許してやってくれ」

 

え?女の子なのその人?ウッソだろお前wwwww

ええ....(困惑)

 

「さてここからが重要、もし私からの提案を飲んでくれた時の君への報酬だ」

 

「……まあ、一応聞いておくよ」

 

「私らが許容できて実現可能な範囲で、君の望みを全て叶えようじゃないか」

 

「はっ、魔法のランプかお前?そこまでする理由は何がある」

 

「君はそれくらい私らにとって『脅威』であるって事だよ…それを味方につけた時、得られる『安心感』は絶大なものだと思わないか?」

 

「生憎と『安心感』は俺にとって程遠い感情でな……『苦難』『困難』こそ生き様だろうよ」

 

「それが君が『裏潰し』をする理由かい?」

 

「裏の連中を相手にしててそんな場面があると思ってるのか、お前」

 

「フフ、益々面白くなってきたね…君」

 

なんかちょっと、JOKERさんの目付きが怖くなってきたんですが

別にFear的な恐怖じゃなくて、もっとこう……普段感じてるような?

 

普段感じてる恐怖ってなんなんすかねぇ……(自問自答)

 

「本当、是非ともウチに欲しいよ…君」

 

「えぇ....(困惑)なんかやなんですけど…」

 

「そんなツレないことを言うなよ、私らが叶えられる君の望みならなんだって叶えるよ?金でも、女でも、物でも…何でも揃えるさ」

 

「別に要らないし」

 

「とことん無欲だね君は」

 

そろそろ無視してた真っ黒くろすけのさついが爆発しそう(小並感)

ワイのこと敵視し過ぎちゃうかお前……

 

「おいJOKER…何故こんなガキに肩入れする」

 

「おいキング、よせって…」

 

「貴様も貴様だジャック、よりによってガキに負けてくるとは…情けないぞ」

 

「そういう次元の相手じゃねぇんだよコイツは、お前も戦えば分かる」

 

声は普通に女の人やないか

……ヌッ、不味い……ちょっとよろしくない音が聞こえてきた

 

刀で切り伏せる音と、ナイフで切り刻む音……う^〜ん、ワイ死んだかも^〜

 

「……騒がしいな」

 

「そうだね、少し外が騒がしいみたいだ…君の連れかい?」

 

「かもしれん、すまんな」

 

「いや何、急に呼んだのはこちらさ…お連れさんも心配したんじゃないか?」

 

「にしても大分暴れてるな、先に謝っておこう」

 

会議室のドアが細切れになりながら吹っ飛んでいく

そこには予想通りと言うか、殆ど確定演出だったがいろはすと沙花叉が居た

 

アカン、ワイが死ぬぅ(白目)

 

瞬間、いろはすと沙花叉が駆け出し…それに応じてジャックとキングも飛び出す

ちょ、暴れんでもろて^〜

 

4人がぶつかる寸前……の所でワイが間に入り込み、『星砕きの大剣』で4人の攻撃を弾き飛ばす

 

「なっ…!?」

 

「グッ…流石だなお前ェ…!」

 

「師匠!!」

 

「こうくん…!」

 

「……人が話してる最中だ、座れ」

 

ちょっと威圧を込めて低い声で言う

ここで引いてくれんとただでさえ状況的に敵地なのに色々と面倒臭い事になりそ^〜

 

「ッ……!!ああ、悪かったな」

 

「いや、俺の友人達も少し気が動転していたみたいだ…こちらこそすまないな」

 

ジャックはいそいそと自席へと戻り、キングはそれについて行く様に渋々と言った感じで戻って行く

 

くるっと振り向くと、今にも泣きそうな顔のいろはすと沙花叉の顔があった……ええ....(困惑)

 

ちょっとそんな顔せんといてよ、精神削れる^〜

 

「し、ししょぉ……」

 

「こうくぅん……」

 

「何で泣きそうになってんだよ…俺を心配して来てくれたんだろ?それに約束を破ったのは俺の方だ、ごめんな」

 

「ヒグッ…そ、そうでござるぅ…約束したのにぃ……!」

 

「ううぅ〜…こうくぅぅん…!!」

 

「今回は色々と込み合っててさぁ、俺も行こうとしてたんだが急遽着いて来いって言われちゃってよ」

 

沙花叉、サラッと抱き着くな

いろはすもワイの手を握るな……ワイがどうなってもいいのか、このままじゃ多分死ぬぞ(確信)

 

取り敢えず二人を撫でながら慰めながら謝りながら……マルチタスクつれぇ^〜

 

何とか落ち着かせて取り敢えず部屋の端っこに座らせておく

 

「…すまないなJOKER、色々とゴタゴタしてしまった」

 

「いや気にする事はない、さあ続きを話そうか……それで、君はどうする?」

 

「断る」

 

「ほぉ、そう来たか……」

 

「無駄な枷は付けたくない主義でな、悪いがその話には乗らん」

 

「いや、結構…君と言う人間が知れて私は満足だよ、これからも仲良くしようじゃないか」

 

「裏組織とか?冗談じゃない、何かしでかす様なら次はお前らだからな……『チルドレン』の二の舞にならない事を祈っておけ」

 

「おお怖い、なら祈っておこうかな…君と私らの良き関係を」

 

沙花叉といろはすを連れてビルから出る

帰り道は二人が暴れてたお陰でめっちゃボロボロになってた、ほんますまんなJOKER

 

「……しかし、随分多種族な組織だったな」

 

「え?そうでござるか?」

 

「沙花叉分かんなかったけど…どんな種族がいたの?」

 

「少なくともキングって奴は鬼人族だな…あの力の込め方はあやめと似てる、ジャックは人間だったがな……それに何より、一番摩訶不思議なのはJOKERだったな」

 

「あのリーダーでござるか?拙者には人間にしか見えなかったでござるが……」

 

「まあ、別に気にすることでも無いだろ……じゃあ俺はこのまま帰r」

 

「待つでござる師匠」

 

「このまま逃がすと思った?」

 

ダメみたいですね(諦観)

ああ^許し亭許してえ^

 

やめろーしにたくなーい(迫真)

 

いろはすと沙花叉にガッチリ取り押さえられる

ちょっまっ、本当にやめてもろて(ガチトーン)そんなに密着させるとマジ精神死ぬ…アカンて

 

「状況が状況だとは言え、拙者達との約束を守らなかったのは事実でござる」

 

「そんな満面の笑顔で言うことじゃないだろ……と言うか状況的にしょうがなかったんだって」

 

「言い訳は聞きませ〜ん…という事で〜、取り敢えずholoXに行こっか?」

 

ヌッ……誰か助けて(切実)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何してんだお前ら……」

 

「ラプラス、見てる暇があるならどうにかしろ…お前の部下だろ」

 

「今の封印された吾輩が勝てるわけないだろ、自分でどうにかしろ」

 

「えぇ....(困惑)」

 

いろはすと沙花叉に連行されるワイ……ヌゥん…

両腕を掴まれ…と言うより抱き着かれ、連行される…どこ行くんこれ……

 

「はいここ、座る」

 

「うい」

 

「じゃあ服脱いで」

 

「何で……?(困惑)」

 

「いいから早くするでござる」

 

「あ、はい」

 

言われるまま上着を脱ぐ

いろはすと沙花叉はワイの身体の隅々を見る……なんか恥ずかしいんですがそれは(困惑)

 

「ふん、怪我は無いみたいだね」

 

「そうでござるな…これで怪我の一つでもあったらマジで許さなかったでござる」

 

なにそれは…(恐怖)

ワイの身体が傷付くわけねぇだルォン?ワイの身体は即座に回復するリジェネもあるし、そもそもの強度が段違いだからな(自慢げ)

 

「およ?何してるの二人とも」

 

「こうくんが怪我してないかの確認」

 

「あ〜、また一人で突っ込んだな〜」

 

「今回は不可抗力だ、俺だって一人で行きたくて行った訳じゃない」

 

「こうくんなら逃げれたでしょ、なのについて行ったのは有罪だよ」

 

ダメみたいですね…(二回目)

 

「懲りないね〜こう君、まあこう君らしいって言えばそうだよね〜」

 

「みんな〜!ご飯できたわよ〜!」

 

「はいでござる!師匠、話は夕飯の後でござる」

 

今日の夕飯はカルボナーラですた、うまうま

食べたらすぐにいろはすと沙花叉に腕を掴まれ、動けなくなった……いやマジ精神削れちゃ^〜う

 

「何してるのよ」

 

「師匠が逃げないようにしてるでござる」

 

「こうくん隙があるとスグ逃げるんだもん」

 

「仲良いわね本当」

 

仲がいいのかこれ(疑問)

 

「そんなんしてんだったらいっそ今日泊まってたらいんじゃね」

 

「おぉ!いいね!コヨもさんせーい!」

 

「ええ....(困惑)」

 

「いいねいいね!お泊まり会だー!」

 

そんな訳で急遽お泊まり会が開催された……なんでさ

何故こうも求めてない『困難』がワイに押し寄せるのだ……ちがうちがう、そうじゃ、そうじゃなあい

 

「コヨ隣いっただきー!」

 

「あー!こよりちゃんズルい〜!」

 

「拙者も師匠の隣がいいでござる!」

 

ワイの隣は二つしかないから(至言)

 

こよこよが右側から腕に抱きつき、左側には沙花叉が占領している……寝れますかねこれ(震え声)

 

「はいはい仲良くしなさいよ、もう」

 

「別に誰が隣でもいいだろそんなん」

 

「……あれ、ラプラス角は?」

 

「お前寝る時にメガネ付けて寝んのかよ」

 

逆に聞くけど角とメガネって一緒だと思ってるの?

そんな着脱可能な角があってたまるかよ、そうはならんやろ

 

なっとるやろがい(自問自答)

 

「じゃあ寝るわよ、電気消すから静かにね」

 

ルイルイのママ味が凄まじい…流石ルイルイ

電気が消され、部屋は真っ暗となる……今思ったが何で川の字で寝るんだ

 

態々そんな寝方を選ばなくてもよろしくないか

そんなにワイの精神を削りたいのか

 

翌日、こよこよと沙花叉の抱き枕状態だったのは言うまでもない

あ^〜(臨死)




因みにワイ氏の身体はムキムキで候
細マッチョ体型のくせに、服をめくるとゴリゴリの筋肉が出てくる

貴様の様なオタクがいてたまるか

ではでは、またお会いしましょう


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なんだぁこれはぁ……たまげたなぁ(白目)

どうもAZAZELです
久し振りに友人と酒を飲めそうなので初投稿です

最近小説書く時、シャンプーASMRか怪談を流しながらやってるんですよね
シャンプーASMRき"も"ち"い"い"※但し寝落ちに気をつけよう!(1敗)

ではほんへどうぞ


今日は休日

珍しく一人の休日…実に和やかで穏やかだ……

 

こんな日は裏の連中をブッ飛ばしに、とも思うが…如何せんそれをするといろはすと沙花叉に怒られるので止めておこう(戒め)

 

ワイはやればできる子、一回経験すればもう二度としない…自己防衛ってやつですよ、精神的に死なない為のね

 

たまには家でゴロゴロしてるのもいいよね〜……

 

Take that comics(そこの漫画取ってくれない)

 

「ういっす……」

 

Thank you(ありがと)

 

なんか死神が居るんすけど…えなにそれは(困惑)

ホロENの死神……基、森カリオペ

 

なんで居るんですかねぇ、ワイは招き入れた覚えないんですがそれは……それどころか関わりすら分かんないんですけど……それはいつもの事か

カリさんはワイのベットでゴロゴロしながら漫画読んでる

 

That reminds me (そう言えば)

the notebook which are you always writing it?(いつも書いてるノートは?)

 

「ああ、もう書いてないよ…目標は達成出来たし、当分はダンジョンにも潜らないかな」

 

Hmm, it is so...(ふーん、そう)

 

何で英語わかるかって?ワイにも分からないんだなこれが……

 

何故か昔から聞いていたような気がして、何となく言ってる事が理解できる……なんで?(困惑)

え、もしかしなくても無意識で会ってる的な…?

 

以下日本語訳でお送り致します

 

「前までは何が楽しいのか分からないくらい書いてたじゃない」

 

「あれは所謂ダンジョンの下調べだよ、もうダンジョンへ潜る理由が観光以外に無くなったからな…書く必要ないかなって」

 

「ふぅん……それより、幼馴染が久し振りに遊びに来たんだからもう少し気の利いた反応ってものはない訳?」

 

「そんな事を申されてもなぁ……幼馴染だし、この位の距離感がいいんじゃないのか?」

 

「………本当、バカよね」

 

急に罵倒しないでよスパチャしたくなるじゃん(末期)

 

ていうか待って、幼馴染?え、すいちゃんだけじゃないの…?

ウッソだろお前wwwwww初耳なんすけどそれは(迫真)

 

「ていうかどっから入ってきた、玄関を開けた覚えは無いぞ」

 

「そこ」

 

「そこて……窓やん、普通にドアから入りなよ」

 

「いちいちうるさい、私がどこから来ようが勝手でしょ」

 

わがままか、いや全然いいんですけどね

ただワイにしてみれば突然顔のいい女の子がワイのベッドにいるとか、心臓に悪すぎるんで

 

事前に言って頂かないとちょっとキツいっすね^~、言われても多分きちぃ^けど(確信)

 

「そう言えばすいせいちゃんは?」

 

「今日は姉街と買い物だとよ」

 

「コウスケを連れてかないなんて珍しいわね、なんかしたの?」

 

「さあ、分からん…まあそういう時もあるんだろ」

 

「次そのマンガ取って」

 

「自由かよ……」

 

我が物顔でワイのベッドにゴロゴロせんといてよ、匂い付いたらワイが死んじゃう…これマジ

 

「じゃあ今日一日は暇って事ね……と言うかさっきから何してるの?」

 

「んー…何と言うか、ダンジョン遺物の解析?読み解き?」

 

「へぇ、どんな遺物?」

 

「魔法に似て非なる『祈祷』ってもの」

 

「祈祷?神にでも祈るのかしら、コウスケってそういうの信じる類?」

 

「まさか、そういう仕様のモンだよ…」

 

今やってるのは『黄金律の身体』の内訳を確認してるところ

実際手に入れたはいいが、結局のところコレがどんな祈祷なのかってのがイマイチ分からない

 

まあ激ヤバチートなのは分かるんだけどね、感覚的には何となく理解はしてる

 

「読み解くって言っても、どうやってやるのよ」

 

「ダンジョン内から持ち帰った『羊皮紙』に刻むんだよ、思った祈祷の内訳が勝手に書き出される便利仕様」

 

ちなこの羊皮紙の材料は、雷ローリングをかましてくるやつ

 

ちょいまち、カリオペさん顔近いんですけど

ベッドを背もたれに座ってるワイの横から顔出さんといて……めっちゃいい匂いするんですけど、あ^〜(臨死)

 

「お、出た」

 

「凄い光ってるわね」

 

『黄金律の身体』

黄金律の根幹を成す祈祷のひとつ

 

自身のHP、FP、スタミナ、耐性率が大きく高まる

睡眠、抗死、発狂に対して完全なる耐性を持ち、自身の再生能力を大きく高める

 

律を宿した身体は、やがて神とは違うかたちで理を治める

全ては黄金より生まれ、黄金へと還る

それは滅びぬ肉体、滅びぬ精神、滅びえぬ律の顕れである

 

…………え、なにそれは(困惑)

 

「それなんて書いてあるの?」

 

「えー…まあ、なんて言うか……凄い壮大なこと、かな」

 

「何はぐらかしてるのよ、ちゃんと教えて」

 

「そう言われても俺もよくわからん」

 

スケールがデカすぎて正味何言ってるかわかんない(小並感)

つまりワイが黄金律だった……?何言ってんだこいつ……

 

「……そう言えば、コウスケ最近何かした?」

 

「何かって?」

 

「昔からそうだったけど、死の匂い…というか、もっと根本的な…なんて言えばいいか分からないわ、でも昔より濃くなってる」

 

「死の匂い?……確かに裏組織は潰し回ってるが、それの所為か?」

 

「そういう感じの匂いじゃないのよね……」

 

それはアレかな、この間『死のフレア』使ったからかな

死神だとそういうことも分かっちゃう的な感じなん

 

「俺にはよく分からないな」

 

「……そう、まあそうよね…ごめんなさい、あんまり気にしないで」

 

「俺を心配して言ってくれたんだろ?謝ることはないだろ」

 

「…はぁ、そういえば…コウスケはそういう人間だったわね……」

 

「何だよ」

 

「いえ、何でもないわ」

 

なんでいその呆れた様な目は

 

でも最近は本当に思った事がスルッと口から出ちゃうのがマジでいかんと思ってる次第です

それもこれも全てはホストクラブの所為、ワイは悪くない筈だ(震え声)

 

「その辺り構わず口説くのやめたら?その内痛い目見るわよ」

 

「別に口説いてないわ、思った事口に出してるだけだっつうの」

 

「それが天然ならもう救いようがないわね…」

 

「俺をかわいそうな目で見ないでくれるか」

 

実際問題、既に周りがとんでもない事になってるからなぁ

カリオペだって関係あるの知らなかったし

 

もう色々と手遅れの様な気がしなくもないが、まだ舞える筈だ(満身創痍)

 

「そう言えば今までどこ行ってたんだ?それに急に来るなんて」

 

「……別になんだっていいでしょ、急に居なくなったのは謝るけど…」

 

急に居なくなったんだ(小並感)

いや、何で知らないんですかねぇ……はーつっかえホンマ…

 

「ちょっと色々と忙しくなってたのよ…本国でテロリストだか何だか知らないけど、重要人物を攫って要求を出してくる馬鹿が居たのよ」

 

「それの対応をしてたと、ご苦労な事だな……なぁ、そいつら『チルドレン』とか名乗ってたか?」

 

「え?コウスケも知ってるの?」

 

「……まあ、少し…この街にも少し前まで居たみたいだからな」

 

「各国を転々としてるなんて…本当、面倒な連中……でも一時から見なくなったわね、鳴りを潜めてるのかしら」

 

「さあな、テロリスト共の考えることが一般人に分かると思うか?」

 

「……愚問ね」

 

それワイが潰した組織ですやん

全員『DEATH BLIGHTED()』しちゃったから、そりゃ活動なんてできんわな

 

「活動をしてないに越したことはないだろ、また出てくりゃ潰せばいい」

 

「それは頼もしいことね……本当、コウスケ本人から死の匂いはしないわよね…何なのかしら」

 

「死期が見えないってことか?」

 

「大体そんな感じ、コウスケ不死身なんじゃない?」

 

「まさか」

 

冗談でも無さそうなのが怖いんだよなぁ……何だよ黄金律の身体って(哲学)

テキスト的に不死、不老、黄金パワー…って感じなのが伝わる(適当)

 

「それはそれで面白そうよね」

 

「……何がだ?」

 

「もし本当に不死なら永遠に私と一緒よ、嬉しいでしょ?」

 

嬉しいです(迫真)

当たり前だろ何言ってんだ(キレ気味)

 

「そこまでくると腐れ縁すら朽ち果てそうだな」

 

「むっ、何よその言い方…私とは嫌ってこと?」

 

「そんな訳ないだろ、そしたら何処までも付き合ってやるさ」

 

「……コウスケにしては、マシな回答ね」

 

ヤダ顔赤いですよカリオペさん

かぁわぁいぃいぃ〜(脳死)

 

やっぱこう、普段はクールな子が赤面するのって…いいよね(迫真)

 

「顔赤いぞ」

 

shut up(うっさい)!!!」

 

「そんな怒んなよ…」

 

「………ねぇ、いつものしないの…?」

 

ヌッ…い、いつものって何なんすかねぇ……心当たりがないとかいう話以前に知らないんですがそれは(困惑)

 

ヤダ、何かすごい怖い

 

「…な、何よ…私からしろって言うの…?」

 

「たまにはその方がいいだろ(適当)」

 

「ぐっ……じゃ、じゃあいくわよ」

 

ワイの隣に座ったカリオペは、ワイを正面から抱きしめた………そ、そういう…?(臨死)

 

無意識下でマジで何してんのお前?

 

思った以上に強く抱き締めてくるので、比例してワイの精神もどんどん削られていく……あ^〜やめてくだされ^〜

ほんましんじゃ^〜う

 

「……随分長いな」

 

「…半年近く空けてたのよ、いいでしょこれくらい」

 

耳真っ赤ですやん、ワイは心臓が痛い(致命傷)

 

「はい!終わり!」

 

「うおっ…そうかい」

 

「……ありがと、じゃあ私帰るから……暫くはコッチにいるから、また来るわ」

 

「はいよ、お好きな時にどうぞ」

 

カリオペは黒い霧になって窓から出ていった…そうやって入ってきたのか、道理で気が付かないわけだわ

 

うーん……しかしENとも交流があったのか…?

クォレハもしやカリオペだけで済まない可能性が微レ存……?

 

………取り敢えず考えても埒が明かないから、ラーメンでも食べに行こう(提案)

 

「いらっしゃ……おう、お前か」

 

「前のやつ1つ」

 

「……なんか疲れてんなお前、待っときな」

 

ジャックのラーメン屋へと赴いた、普通に美味かったからなここのラーメン

クイーンがお冷を持ってきてくれる

 

「この間見た時より随分疲弊したような顔してるわね、何かあったの?」

 

「いや、まあ…ちょっと人間関係でな」

 

「ふぅん?君でも人間関係とかで悩むんだ、意外だわ」

 

「俺をなんだと思ってんだお前ら」

 

「JOKER相手にあそこまで啖呵を切れる種族なんてそうそういないわよ?」

 

「そうですか……というか、あんたは何で手伝いしてんだ?」

 

「私?私は悪魔族で味覚が鋭いタイプなの、だからスープ作りとかのお手伝い…私自身も料理は好きだから話に乗っただけよ」

 

はぇ^〜パツキン別嬪さんは悪魔族なのか

 

味覚が鋭いか…確かに料理するにはもってこいだな、いっそ裏稼業やめてラーメン屋一筋でやっても生きていけるだろ

 

「へいお待ち、クイーンの舌にはいつも世話になってんだよ…俺がこのスープに辿り着いたのもクイーンからの助言があってこそだったからな」

 

「裏稼業なんて辞めちまえよお前ら」

 

「今更だな、もうあの世界から足を洗えるほど…浅い所を歩いてねぇんだよ」

 

「難儀なもんだな」

 

ラーメンウマウマ

このチーハンも美味い(小並感)やっぱラーメンはガツンとした豚骨が美味い、たまに醤油も食べたくなるけどそれはそれだな

 

「あれ?こうさん」

 

「…おお、獅白…奇遇だな」

 

「本当、偶然ですね…こうさんもここに来てたなんて……店長ー、私もこうさんと同じやつー」

 

「おう!ライオンの嬢ちゃんじゃねえか!ちょっと待ってな!」

 

ばったりとししろんと出くわしてしまったな、今日はラミちゃんは居らんのね

ワイの前に座るししろん

 

「こうさんもここのラーメン気に入ったんですか?」

 

「ああ、中々美味かったからな」

 

「それは良かったです、紹介した甲斐がありました……あれ、なんか付いてますよ?」

 

「え、何がだ?」

 

「ちょっと待って下さいね〜……取れました、髪の毛ですかね?」

 

ヌッ、ピンク色の髪の毛……カリオペさんですね間違いない

まあ抱き着いたからその時に付いたんやろな

 

「……長いですね、女の人…ですよね?」

 

「え、ああ……かもな」

 

「ふぅん……誰ですか?」

 

「あー…た、多分…幼馴染、かな」

 

「すいせい先輩ですか?でもすいせい先輩の髪って青いはずですけど…もしかしてまだ幼馴染がいるとか」

 

「まあその通りなんだが、もう一人の幼馴染がコッチに帰ってきてたんだよ…その時に付いたんじゃないかな」

 

「でも肩に付くなんて、密着でもしない限りつかないんじゃないですか?」

 

名探偵ししろん

 

ワイは何故こんなにも追い詰められているのか、誰でもいいから助けてくれ…この空気と流れを変えてくれ

 

「へいお待ち!」

 

「あ、店長ありがとうございます」

 

「ライオンの嬢ちゃんもいつもありがとうよ!常連になってくれて俺も助かってるぜ!」

 

ナイスだジャック、お前の筋肉もたまには役に立つじゃないか

ししろんがラーメンを食べ始めると共に、そそくさとワイの方へと詰め寄るジャック…そして何故かクイーン

 

「なんだなんだお前?ライオンの嬢ちゃん以外にも仲良くしてる女が居るってかぁ?」

 

「あっ、もしかして悩んでる人間関係ってそういう?やだ隅に置けないわね君も」

 

「ダル絡みしてくるなお前ら、仕事しろ」

 

親戚か貴様ら

ちょっと恋バナだのが出てくるとすぐに食いつくんだからよぉ……一々食いついてくんなまったく




ENを出すのはむつかしかった……難産難産……

そろそろまたホロメン視点のお話を作ろうかと思っております
少しだけ言っておくと、次の視点は獣耳達です…お楽しみに

前回も言いましたが、設定集は随時更新していますので日付を確認して気が向いたら見てみてください

ではでは、またお会いしましょう


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こうすけは あたまをなでた! しかし せいしんが やられてしまった!

どうもAZAZELです
前日にしこたま酒を飲んだので初投稿です

まあ、また今日も飲むんですけどね……地元帰ってきてから酒しか飲んでねぇなコイツ

ではほんへどうぞ


「お前……ようやるわな…」

 

「アタシもドン引きなんだけど…」

 

「着いてくるって言ったのアンタらだろ、ディスんじゃねぇよ」

 

ワイは今シオンたんとこよこよへの手土産を周回中

こよこよにブルークリスタルを渡したらめっちゃ尻尾振って喜んでくれてた

 

かわいい(脳死)

 

という訳で、クリスタル類を全部揃えるまで帰れまてんを開催中、真哉とmaiさん…基、花崎(はなさき) 舞彩(まい)さんと『鋼の不夜城』へと赴いてる

 

ここは前に攻略した『鉄の要塞』の上位互換らしい

道中に目的の『アイアンゴーレム』が雑魚的として湧いている様だ、ボスキャラを雑魚で湧かせるとか…どこのフロムなんすかねぇ(困惑)

 

ブルークリスタルが確定ドロップじゃなくなる代わりに、個体の数が増えるので周すならこっちの方が効率がいい

まあそれでも某bloodの地下墓地に比べれば全然優しい確率だから

 

「それ何個目だ?」

 

「これで30個目だ、目標数は140個だから…あと110個だな」

 

「アンタ…本当にそう言うの好きよね」

 

「周回が一番の醍醐味だルォン?」

 

「それでも人の熟す量じゃねえよ」

 

「それは言えてる」

 

「何なんだお前ら、着いてきたのお前らだろ」

 

取り敢えずゴーレム君を壊して回る

モブエネミーは基本的に放っておけば勝手にまた湧いてくる、ダンジョンボスと違うのはそこの点

 

一々入り直さなくていいから楽

 

「ていうかアイアンゴーレム一撃で粉砕するのって、結構バケモンだと思うぞ……」

 

「そうなの?アタシの潜ってるダンジョンの遺物を使えばそれくらい出来ると思うけど」

 

「マジかよ……狭間の地ってそんなにやべぇとこなのか…」

 

「アンタの遺物もそこそこヤバいと思うわよ」

 

あの二人は共通の話題(ワイの話)があったお陰で、すぐに仲良くなっていた

あと単純に二人のコミュ力が高いってのもあるかもしれない

 

ワイ?無意識じゃないワイのコミュ力なんてカスに等しいよ、オタクだもの

 

「そこお二人さん、来てるなら手伝ってもろて」

 

「分かってるわよ」

 

「悪い悪い、話し込んじまったな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、これで140個か?」

 

「ああ、ピッタリだ…各クリスタルも合成できたし、ありがとうな二人共」

 

「アタシも久し振りにあそことは違うダンジョンに潜って、少し気晴らしできたわ」

 

「そいつは良かったよ……ところでなんだが、『エアルクリスタル』と『エアルクリスタル』って合成できるのか?」

 

「さあ?そんなの誰もした事ないから分からねぇだろ…そもそも、合成物同士でさらに合成するなんて話聞いたことないぞ」

 

「へぇ……おっ?」

 

「は?」

 

「え?」

 

たらたたったたー……なんか新しいクリスタル〜

 

え、なにこれは(冷静)

エアルクリスタルを二つ掛け合せると、クリスタル内にキラキラと輝く光源をもった物へと変わった

 

普通のエアルクリスタルは半透明な感じなんだかな……何これ?

 

「真哉、舞彩さん…これ見た事あるか?」

 

「いや、俺は無いぞ……少なくとも俺が攻略してきたダンジョンでは、こんなクリスタル見たことも無い…」

 

「アタシも初めだぞこんなの…」

 

「じゃあ次はこっちだな、試してみる価値はある」

 

スカイクリスタル、スタークリスタル、コスモクリスタル……それぞれを合成してみると

あら不思議、全部新種のクリスタルへと変わっていった……

 

「……あ、渡す為の素材無くなっちまったな」

 

「ま、まあ待てよ…別に今日じゃなくとも良くないか?俺なら明日でも付き合ってやるからさ?」

 

「そうだな航輔、アタシも狭間の地攻略を少しは進めておきたいしさ…今日のところは……」

 

「何言ってんだ、もうワンセットだ」

 

「「だと思ったよこの野郎!!」」

 

この後、更にアイアンゴーレムを狩尽くした

何だかんだと付き合ってくれる二人優しい(小並感)

 

や さ い せ い か つ

 

翌日

ところ変わってこよこよの研究室、この間作った新種のクリスタルを見せに来ているところ

 

「こ、これ本当に見た事ないんだけど……合成素材から更に合成して作ったって本当?信じられないんだけど…」

 

「理論的にはできなくはないだろ、再構築は最大でも三回までは物質の崩壊を避けて出来るって話だろ」

 

「それは理想論の話、現実的に考えれば再構築なんて所業は一回が限度……こう君がおかしいだけだよやっぱり」

 

「やっぱりとはどういう事だおい」

 

「大体、合成素材だって物質的に考えれば不安定極まりないんだよ?そんなものを再構築して別の物質に作りかえるなんてまず不可能なんですぅ!」

 

「でも実際できてるやん」

 

「だからおかしいってさっきから言ってるじゃん!」

 

ええ....(困惑)

 

あとこよこよ近いんで離れてもろてよろしいですか、さっきからフリフリしてる尻尾が微妙に当たって色々と削れちゃ^〜う

 

ヌッ、ちょっと更に詰め寄らんといて

 

「そもそも!コスモクリスタルを二つ作ったって何!?それ以外にも上位クリスタルを2セットで作ってる時点で何個ブルークリスタル集めたのさ!!」

 

「140個、トータルすれば280個だな」

 

「はぁ?」

 

怖いんですけど……

 

「なんでこんなにコヨが怒ってるか分かってますか?」

 

「いやぁ…ちょっと、分かんないっす……」

 

「この間もそうだったけどさ、ダンジョンって言うのは普通一日に潜っても3回が基本!それ以上は体力的な考慮をして基本的にはみんなしないの!」

 

「はぁ、そうなんすか…」

 

「ちょっとこう君!ちゃんと聞いて!!」

 

「い、いやあの…聞いてますって」

 

そんな詰め寄らんといてって、近い近い

めっちゃいい匂いする(脳死)

 

「ダンジョンで怪我はしなくても体に疲労は溜まるの!ただでさえ神経を使って探索するから疲れるのに、それを何回もするなんて正気の沙汰じゃないの!!いい!?」

 

「ういっす…」

 

「コヨの為に素材を取ってきてくれるのは嬉しいけどさ、無理しないでよこう君……」

 

「悪かったって、心配してくれてるのはよく分かったから」

 

「う、うにゅぅ……あ、頭撫でるのは反則ですぅ……」

 

沙花叉もそうだが、頭を撫でれば大概なんとかなる(満身創痍)

その代わりにワイの精神も死ぬ

 

それ意味無いのでは(迷推理)

 

「とっ、とにかく!無理はしちゃダメだからね!」

 

「分かってるよ」

 

「ほんとに分かってるのも〜!!」

 

この日、ダンジョン界隈を大きく賑わせた話題が発信された

 

合成素材を合成素材と合成する、文章的にはゲシュタルト崩壊を引き起こしそうな文面ではあるが…それは前代未聞の事態であった

 

そして新たな上位クリスタルの名前が出回った

『グロウクリスタル』

『ナイトクリスタル』

『コメットクリスタル』

『ギャラクシークリスタル』

 

しかし合成素材同士を合成すること自体が、とんでもなく高度な技術らしく…未だに再現できた者は居ないとか何とか……

 

そんなんだからデマだとか、誰かがホラ吹いただのと散々な言われ様をした……

なのだが、夜崎真哉が介入した事により一気にこの噂が事実であると広まっていった

 

真哉ダンジョン界隈で顔利きすぎやろ……

 

「へぇ〜、これが噂の『ギャラクシークリスタル』ってやつ?」

 

「ああ、そうだ……というか、こんなものどうやって研究するんだ?」

 

「それはシオンの研究室に着いてからのお楽しみ」

 

てな訳でシオンたんの研究室へお邪魔することになっておりまして

部屋の中に入ると、ちょこせんの研究室とはまた違う雰囲気の装飾だな……なんと言うか、思ってたより化学っぽい

 

「随分近代的な研究室だな」

 

「なになに〜?もしかして大釜でなんか煮込むとか思ってんの〜?常識古すぎ〜w」

 

「そこまで古典的には思ってねぇよ」

 

「最近の魔法なんてみんなこんなもんよ…ブルークリスタルは魔力の結晶だから、媒体に使うにはもってこいなの」

 

「成程な、それじゃあコスモクリスタルとかは何に使うんだ?」

 

「ああ言う上位クリスタルって呼ばれてるやつは、基本的には『魔道具』のコアだね〜」

 

魔道具……ワイ初めて聞く単語やな

 

「魔道具とは?」

 

「ああ、まあ俗に言う魔力で動かせる機械みたいなもんよ…シオンは魔道具の研究してるってわけ」

 

確かにその辺にはガラクタの様に色々な試作品達であろう物が転がっている……開発してんのかシオンたん、すげぇな(小並感)

 

「因みにシオンは『スタークリスタル』を初めて魔道具に採用した第一人者だから、そこんとこヨロシクね?」

 

「へぇ、クリスタルの格が上がる程に扱いが難しくなる訳だ…電力と一緒で定格にあったものを使わないと魔道具が壊れるってとこか」

 

「はぁ〜なんか面白くな〜い、そこまで全部正解言われるとシオンがつまんねぇんだけど〜」

 

「理不尽言うな……コスモクリスタルは今のところ用途はあるのか?」

 

「ん〜…正直に言えば今んところは無いかな、魔力量が規格外すぎて使い道がね〜……まあ、魔道具でロケットでも作ろうと思えば話は別かもね」

 

そういうレベルなんだアレ、はぇ^〜すっごいおっきぃ(小並感)

 

「それじゃあ、その新しいクリスタル貸して」

 

「はいよ」

 

ワイの手からクリスタルを取ると、机の上へ置く

その上から何かの装置でスキャンを始めた……なにそれは(好奇心)

 

「それは何の装置だ?」

 

「クリスタル内の魔力純度、量を測定するやつ〜……うわっ、これちょうどエアルクリスタルの2倍じゃん…って事は」

 

「みな等倍にデカくなってる訳か」

 

「仮説はね、実際測ってみるよ」

 

全ての新種クリスタルを計測し終わり、数値を確認する

シオンたん曰く、元素材になったクリスタルの2倍の値が全ての新種クリスタルで検出できた様だ

 

「仮説通りって事ね……でもそうなると余計何に使えばいいか悩むわ〜、ギャラクシークリスタルとか最早使い道ないし」

 

「一種の爆弾みたいなもんだろな、そういう用途で使うならいいかもな」

 

「うわ物騒〜」

 

「……そのコメットクリスタルくれるか、面白そうな物ができそうだ」

 

「え、なにすんの」

 

「まあ見てろって」

 

クリスタルを握る

 

合成とは、物質の基礎構成を分解…別の物質同士を掛け合わせ再構築する事によって別物へと創り変える、ちなやり過ぎると構成の崩壊を招いて物質そのものが消え去る

ざっくり言えばそんな感じ、そしてワイの『黄金律の身体』で気がついた事が一つ

 

ワイの黄金律は、任意に効果を分けることができる様だ…つまるところ、幾ら物質を再構築しても元の形へ戻すことが可能というとんでも性能をしている

 

この効果を分け与え『コメットクリスタル』を分解、そして指輪の形へと再構築する

 

「うぇ…マジィ?そんな事できんの…?」

 

「いい出来だと思うんだがな、どうだ?」

 

「いやそんなレベルの話じゃないでしょ、そもそも一つの素材で分解と構築をするって不可能に近いことなんですけど……やっぱアンタおかしいよ」

 

よせやい、褒めたってスパチャしか出ないゾ

 

「因みに驚くのはまだ早い、コイツのビックリ機能はここから」

 

指輪が光出し、形を変え……ハルバードになった

ちな斧頭部分が少し大きめ

 

「は?……え、は?なにそれ……」

 

「防衛道具、指輪に見せ掛けた魔道武器だよ」

 

「えぇ……」

 

自己防衛は大事(定期)

これはまたすいちゃんにでもあげよう、いいスパチャになるゾ(満足気)

 

「ありがとうな紫咲、お前のおかげで良いインスピレーションが貰えたよ」

 

「いや、別にシオン何もしてないし…まあ、そうならいいんだけどさ…」

 

「しかしギャラクシークリスタルは本当にどうするかな…こんな魔力量のクリスタルなんて、マジで使い道ないな」

 

「それ返すよ、シオンじゃ手に余って使えないから」

 

「そうか、なら預かっておく…もしかしたら何か使い道が出てくるかもしれないからな」

 

見た目は綺麗なんだがな

銀河系の様な模様がクリスタル内で渦巻いてる……流石にこの間すいちゃんにはネックレスあげてるしなぁ

 

……そらちゃんにもなにかあげておこうかしら、何だかその方がいい気がする

 

オタクの本能ってやつかな……

 

うーん……ネックレスはすいちゃんの時に作っちゃったし、イヤリングでも作ろうかな

ピンホールが要らないやつにしよ……片方だけでいいかな

 

まあ、いつでも作れるし…どこかのタイミングでそらちゃんにお渡しするとしますか




こよこよかわいい(脳死)

やっぱ何だかんだでビジュアルはholoXが一番好きかもしんないです
まあ、結論から言えばみんなかわいいんですがね

ではでは、またお会いしましょう


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緊急事態って言ったってな、ワイはいつでも緊急事態なんだよ(切実)

どうもAZAZELです
この3日間酒しか飲んでないので初投稿です

戦闘描写ってむつかしいねんな……コイツいっつもむつかしいしか言ってねぇぢゃん(自問自答)
みんなも小説、書こう!(提案)ホロライブなら尚よし

ではほんへどうぞ


えー、唐突なのだが…只今非常事態が起きておりまして

 

なんとワイの街に同時多発テロを吹っ掛けてきやがった馬鹿共が居りまして……今街が凄いドンパチ状態なんすよね

 

マジで非常事態ぢゃんクォレハ……ええ....(困惑)

 

何やら裏組織同士の抗争が今回の発端の様で、この街では無いところに拠点を構える連中が総攻撃を仕掛けてきたみたいだ

 

はぁ〜(クソデカため息)つっかえマジ……

何余計な事してくれてまんねんホンマ…ゆ"る"さ"ん"(BLACK)

 

今は高層ビルの上から下を覗いている

 

「はぁ……マジ面倒臭ぇ…」

 

「あ!居たでござる師匠!」

 

「ああ、風真か…ドンパチ激しく随分賑やかになってきたな」

 

「そんな事言ってる場合じゃないでござる!アイツら市民なんてお構い無しに裏組織を攻撃してるでござる!」

 

「だろうな、無差別もいいところだよ」

 

あ、沙花叉も来た……ヌッ、血塗れじょのいこ……

もう既に始めてるんですね分かります(震え声)

 

「こうくん!こうくんはholoXの中に戻ってて!」

 

「ああ?何言ってんだよ」

 

「じゃないとまた一人で突っ込むじゃん!」

 

「嫌なら止めてみろ」

 

「ッ…!!」

 

ワイはそのまま屋上から飛び降りる

下でドンパチしているアホ共の中心地点を殴りながら着地し、地面ごとアホ共を吹き飛ばす

 

掌をパンッと合わせ、開くと共に黄金に輝く柄が掌から現れ…それを引き抜く

 

それを地面に刺し、手の甲を叩く…すると赤黒い靄が溢れ出し、黒い柄が現れる……それを引き抜くと、ゴツゴツと無骨な黒い刀身の剣が現れる

 

片手に『神の遺剣』、もう片手に『マリケスの黒き剣』を持つ

 

「貴様らがその気なら、こっちも総力戦といこうじゃないか…玄人流のおもてなしをしてやろう」

 

指笛を鳴らす

地面に薄い青色の紋章が2つ浮かび上がる…1つからは次々と『夜の騎兵』が駆け出てゆき、もう一つからは『ツリーガード』と『異形のツリーガード』が駆け出てゆく

 

背後では『坩堝の騎士』が次々に現れ、戦場へと向かって行く

ビルの上では『英雄のガーゴイル』『黒き剣の眷属』と『死儀礼の鳥』が姿を現し、飛び去って行く

 

空は黒く曇り、赤い雷が迸り始める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、何…この空気……」

 

「だ、団長も感じたことないよ…こんな気配……空も急に黒くなるし、意味わかんないよ〜!」

 

「ノエちゃん、とにかく気を付けてね…どこの連中か分からないけど、急に攻め込んできたってことはそれなりに準備をしてるって事かも」

 

「分かっちょるよフレア!団長だって気は抜かないよ!」

 

「ちょっと失礼するぜ」

 

両手の剣で地面を叩く、黒い斬撃が周囲を切り刻みながら黄金の衝撃が迸る……なにこれしゅごい(小並感)

 

これが死と生命の威力なのか(適当)

 

「おお!こうすけくん!」

 

「また君かぁ!?」

 

「大変そうだな、手伝うか?」

 

「聞く前にもう既に攻撃してんじゃん!」

 

ノエフレと出会った

君ら本当にいつでも一緒ね、良いと思います…やっぱこの二人はこれくらい一緒にいないとな(後方腕組みオタク)

 

「ねーねーこうすけくん、空がすっごい黒いんだけど…コレってもしかしてこうすけくんが何かしたの?」

 

「ああ、助っ人を呼んだんだよ…それも強力なね、その内出てくると思うよ…じゃあ俺はこれで」

 

「あっ!ちょっと!」

 

ぬいぬいが何か申しとりますが、ワイもちょっとやる事が多くてですな…また今度〜

 

飛び上がり、ビルからビルへと飛び移る

ヌッ、アレは……間違いないですね、あの筋肉を見間違えるわけがない

 

「ようジャック、手伝ってやろうか」

 

「へっ、やっぱ来やがったか!!手ぇ出すなよ!コイツらは俺様の獲物だ!」

 

「あっそう、ならお前の戦い見せてもらうぜ」

 

「ああ、よく見とけよ…『鋼鉄製の魂(アイアンボーイ)』!!」

 

ジャックの腕が鋼鉄の様に変わり、迫る銃弾を弾き飛ばす

そのまま超スピードでタックルをかまし、襲撃者達を吹き飛ばして行く

 

「ふん、雑魚共が…俺様達の街へ喧嘩を売った自らを怨みなァ!」

 

「流石に強いな、ジャック」

 

「当たり前だ、俺様は裏組織専門の『掃除屋』だぞ…この程度の木っ端に後れなんぞ取るか」

 

「それもそうだな……それは遺物か?」

 

「ああ!俺様の『鋼鉄製の魂(アイアンボーイ)』は体を鋼鉄に変えることが出来るってもんだ」

 

「おいおい、俺に教えてよかったのか?」

 

「はっ、別に問題ねぇよ…それに言おうが言わなかろうがお前にはまだ勝てねぇからな」

 

「精々頑張るんだな、俺はもう行くぞ…詰まらんところで死ぬなよ」

 

「誰に言ってやがる」

 

その場を離れ、カラントのビルへと向かう

恐らく野郎らの狙いはこの街にいる裏組織の壊滅、そして乗っ取りだろう

 

ならば一番デカいところを攻め落とすのが常

 

ビルの入口ではキングが大剣で群がる襲撃者をまとめて吹き飛ばしていた

 

「散れ雑魚共!!」

 

「うおぉ、流石は鬼人族…パワーが違いますねこれは」

 

「っ!貴様は、あの時の……」

 

「キング、だったか?手伝ってやろうか」

 

「……ああ、今は非常事態だ…どんな奴でも手を借りたいくらいにはな、私は入口を死守する…お前は中に入った連中を片してくれ」

 

「素直なもんだな、了解したよ」

 

「ふん、貴様と共闘など今回きりだ…勘違いをするなよ」

 

ツンデレかな(適当)

 

ビルの中に入り、襲撃者達を伸していく……ヌッ、あのインテリメガネは……確か

 

「スペードのエース、か」

 

「……おや?貴方は確か、JOKER相手に啖呵を切っていた…成程、助太刀ですかね」

 

「ああ、大変そうに見えたからな」

 

「今は猫の手も借りたい状況ですからね、有難い限りです」

 

「……お前は戦えるのか?確か経営陣だったろ」

 

「勿論です…私の担当は戦闘ではありませんが、こういう事態に臨機応変に対応できてこそ『プロ』というものです」

 

エースの周辺にトランプカードが浮遊する

手には扇状にひろげた無数のトランプ、それを襲撃者へと投げ放つ

 

飛んだトランプカードは襲撃者達を切り刻んだ

 

「では貴方には私と共に侵入者の排除をお願いしましょう、私はこちら側を担当しますので貴方は反対側をお願いします」

 

「了解した、任せておけ……そう言えばJOKERはどうしたんだ?」

 

「今は外出中です、恐らくそれを狙って襲撃をかけてきたのでしょう」

 

成程ね、計画的な襲撃って訳か

黄金と死の二刀流で迫る襲撃者達を片していく……そろそろ頃合だな、仕上げを始めようか

 

パチン、と指を鳴らすと……遠くに巨大な赤い落雷が落ちた

爆音の後…辺りを揺らす咆哮が響き渡り、『古龍ランサクス』が姿を現した

その上空を古龍達が飛び回っており、赤い落雷が至る所に落ち始める

 

外はもう『召喚』した子達に任せておけば何の問題もあるまいよ

 

「ほう……貴様、面白い体をしているな」

 

「……何だお前は」

 

なんかコートを着た男が現れたな……誰やねんお前

 

「こことは違う街で組織を組んでる者だよ…どうかね君、俺達と共に来る気は無いか?」

 

「無いな」

 

「そうか、ならば死ぬがいい」

 

It is you that die(死ぬのはお前の方だ)

 

「なっ!?」

 

男の後ろに黒い霧が現れ、霧の中から飛び出してきた黒い大鎌が男へ迫る…間一髪で飛び退いて避ける

 

黒い霧はやがて形を成し、カリオペの姿が現れた

 

「カリオペ、来てたのか」

 

「ええ、私も一応この街に居る以上…騒動を見逃すことは出来ないわ」

 

「成程、米国で有名な死神様じゃないか…この街は随分と物騒な連中が多い様だ」

 

「喋ってる暇があるのかしら?」

 

カリオペの振るう大鎌を男は持っていた剣で受け止める

はぇ^〜すっごいはやぃ(小並感)

 

「ふはは!流石は死神様だな!久方振りに楽しめそうだな…!」

 

「そう、私は退屈になりそうだわ」

 

カリオペ強くね…?

いやまあ、テロリストが出たら呼び戻される位には強いんだろなとは思ってたけど……しゅごい(小並感)

 

これでかわいいときたもんだからもう最強じゃね(適当)

 

と言うかワイの出番なさそう

ヌッ、なんかアイツ動きが怪しいぞ……剣に妙なオーラが溜まってるな

 

「『断空刃(だんくうじん)』!!」

 

「なっ!」

 

「それは頂けないな」

 

振り下ろされた剣からは空気を裂きながら斬波が飛ぶ

カリオペを押し退けながらワイがその場に立つが……ワイの左腕が吹っ飛ばされた

 

あ、黄金律式自動防衛システム使うの忘れてたわ……しかしワイの肉体を斬り裂くとは、中々やりおるな

 

「コウスケ!!!」

 

「あー、どうしてくれんだよ…腕が吹っ飛んじまったじゃねぇか」

 

「腕を斬り飛ばされて絶叫しないその胆力は認めてやろう、だが貴様らでは俺には勝てん」

 

「ふぅん?そうだといいな」

 

右腕で神の遺剣を振るい『黄金斬波』を3回飛ばす

続けてマリケスの黒き剣に持ち替え、『死の斬波』を飛ばす……片手だけだとやりずれぇ〜^

 

剣が赤黒く光る、二回転斬りをした後…地面に剣を突き刺し、剣圧による斬撃が空を無数に走る

 

「ぐっ…なんだその斬撃は……さっきから何かがおかしい」

 

「言い忘れていたな、この剣から発する赤い光は触れない方が身の為だぞ…これは『死』だ、確実にお前の命を削るな」

 

「はっ、何を言い出すかと思えば……死神様の前で死の話か?お笑いだな」

 

「そう思うのなら勝手に思え、だが確実にお前の生命を蝕んでいるぞ」

 

ワイの剣と男の剣がぶつかり合い、火花が散る

その度に『死のルーン』が発動する……剣で打ち合う度にHP削られるとかとんだ鬼畜だな

 

「はぁ…はぁ……何だ、なんなんだかさっきから!?何故俺の体力だけがこうも顕著に削られる…!」

 

「だからさっきから言ってるだろ、この剣は『死』だ…お前が俺に挑んだ時点で元々勝敗など決まっていたという事だ」

 

「こ、この俺が…貴様の様なガキにぃ!!負ける訳がない!!」

 

「ならやってみろ」

 

「うああああ!!!『断空十烈刃』!!!」

 

連続で先程の斬波を飛ばしてくる

黒き剣でそれを全て往なしながら、剣に『死のルーン』の力を込める

 

大きく振るった一発…それを飛びながら回避し、上から黒き剣を叩き付ける

更に剣圧による斬撃で男を斬り刻んだ

 

「ごはっ……」

 

「さらばだ、来世を祈りながら消えろ」

 

男は息絶えた

はぁ〜(クソデカため息)マジ碌な事しねぇなコイツら

 

「コウスケ!!」

 

「うおっ、なんだよカリオペ」

 

「何だよじゃない!!何で私を庇ったの!?」

 

「いやだって、あれはどう考えてもヤバい分類の斬撃だったろ」

 

「そうだけど…!コウスケの腕が…!どうするのよ……私の所為で……もう…」

 

「まあ見てろって、ほら」

 

ワイの左腕があった方から黄金の粒子が煌めいている……それは徐々に腕の形を成していき、やがて完全にワイの左腕となった

 

工事完了です(完治)

 

「えっ、え?なに、どういう事…?」

 

「治った」

 

「そういう事じゃなくてね……ああもう、何で私がこんなに振り回されるのかしら…」

 

「ま、幼馴染が傷付きそうになってるのに庇わない男はいないよ…綺麗な女の子なら尚更な」

 

思いっきり頭をはたかれた、なんでさ

でも我々の業界ではご褒美です、もっとしてもいいのよ^(強欲)

 

「そういう軽口を叩かないの、コウスケ腕が飛んでたのよ…もう少し自分の身を大切にしなさい」

 

「欠損したってすぐ回復するんだ、他を守れるのなら別に構わんだろう」

 

「だから…!もう……あとさっきの剣、あれなんなの…あんな死を纏った様な剣初めて見たのだけれど」

 

「ダンジョンで手に入れた遺物だよ、文字通り『死』の力が宿った剣だよ」

 

「ふぅん……昔から匂ってたのはそれだったのね、でもこの間のはまた少し違う気がするわね…とにかく、無茶をしないこと…いいわね?」

 

「善処するよ」

 

……おん、なんか水溜まりみたいなのあるんやけど

バシャン、と姿を現したのはトライデントを持ったサメのパーカー着た少女……ええ....(困惑)

 

ぐらちゃんじゃないですかヤダー

 

「やっほーカリ!終わった?」

 

「ええ、今丁度終わったところよ」

 

「OK!わたしも終わったとこ……あれ?こうすけ?」

 

え?もしかして知り合いですか?なんでお前が知らねぇんだよ(定期)

EN勢とも関わってるとはこれ何事、もうワイはどうしたらええねん

 

もう、日本勢のホロメンだけでもいっぱいいっぱいなのに……いや〜^キツいっす^

 

ぐらちゃんが超勢いよく飛び付いてきた……やめてもろて(ガチトーン)

 

「ひさしぶり!」

 

「おぐぅ…お、おう…久しぶり」

 

「こんなところで会えるなんて思ってなかった!」

 

「俺もできるならこんな所じゃなくて、もっと和やかなところで会いたかったな」

 

「……ちょっと、何してるのよ」

 

「なにって、再会のハグ…カリだってしてもらったんでしょ?」

 

「何で知ってるのよ!?」

 

「カマかけただけだよ〜だ」

 

「ぐら!!」

 

中々策士だなぐらちゃん

しかしまた新たな問題が……さて、そろそろ外も片付いて来た頃合いだろうし…それに、怖い御方も帰って来てるな

 

「やあ君達、私が居ない間に苦労をかけてしまったようだね…すまない……この件は片付き次第、しっかりと御礼をさせて貰おう」

 

「ああ、随分と遅いお帰りだな……JOKER」




お、なんかEN増えたぞ(おまいう)
言うて私もそこまでENは追い掛けてないから色々と心配

関係ないけど最近LUNA SEAのROSIERばっか聞いてる
あとhideのDICE、昔のロックはいいぞ(適当)

ではでは、またお会いしましょう


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ワイがここに居る意味無くない?(困惑)

どうもAZAZELです
明日も仕事なので初投稿です

書かなきゃいけないことが多過ぎて、何から手をつけたらいいか分からない今日この頃……要するに辛いってこと

ではほんへどうぞ


「しかし、まさか米国の死神とサメが居るとは思ってもなかった…君はまたとんでもないところと繋がりがあるもんだね」

 

「本当、俺もビックリだよ」

 

実際知らんかったから、なんでお前が知らねぇんだYO(自問自答)

てかカリオペもぐらちゃんもやっぱ有名なんか

 

「……オマエ何者、そのからだは人間じゃない」

 

「おや、流石に見破られたか…まあ安心してくれ、敵対する気はサラサラない」

 

「ぐら、そう威嚇するな…それじゃあJOKER、あとは任せるぞ」

 

「ああ、任せておいてくれ」

 

そう言うとJOKERの身体は霧散する様に掻き消えた……なにそれは(困惑)

それ遺物でやってるんすかね…

 

「それは遺物か…?」

 

「そうだとも」

 

「うおっ、びっくりした…いつの間に後ろに」

 

「私の持つ遺物は『歪な心臓(キメラ・ザ・ハート)』、使用者をあらゆる物質へと変化させる事が出来る…何にでもね」

 

「そりゃ便利だな」

 

「ああ、応用も利くから便利だよ…それじゃあ私は色々と片してくるとするよ」

 

また霧散していった

はぇ^〜すっごい遺物……やっぱデカい組織のボスだけありますねぇ(小並感)

 

「さあ、帰るぞ…もう用はない」

 

「はーい!」

 

「……そうね」

 

カラントのビルを降り、外へと出る

呼び出していた子達はもう既に消しておいた、というかオーバーキルもいいとこなんでグランサクスが暴れ回って少し経った時にもう消してある

 

「ねえねえこうすけ!この後遊ぼうよ!」

 

「ああ、いいぞ…特に何も無いからな」

 

「やったー!じゃあこうすけの家行きたい!」

 

「俺の家なのか……いやまあいいけど、何するんだよ」

 

「ゴロゴロする」

 

「それは遊んでるのか」

 

もしかしなくてもそれワイのベット?

ちょっとやめてたも^、この間はカリオペさんがゴロゴロしてた所為でいい匂いが1週間くらい取れなかったんだゾ

 

そんなんでワイが寝れると思っとんのかオォン?

 

「……私も行く」

 

「え、カリも来るの」

 

「何、悪い」

 

「いや別にぃ?」

 

何してはるんお二人とも

さっさと帰りまっせ〜

 

帰りながら街の様子を見てはいたが……いや、建物の修復早くね?もう終わってる(困惑)

はえ^〜これが近代技術ってやつすか、パネェっすね(適当)

 

「ダーイブ」

 

「何故俺のベッドへダイブしたがるんだ君達は…」

 

ちょっちぐらちゃん、そんなゴロゴロせんといてっても〜^

ヌッ、ワイの枕を抱えて何してはるんすか(困惑)

 

「何してんの」

 

「こうすけ吸い」

 

「そんな猫吸いみたいなこと言わんといて」

 

ぐらちゃんかわいい(脳死)

 

「コウスケ、喉乾いた」

 

「貴女は本当に自由よね……分かったよ、飲み物取ってくるから…ウチほうじ茶しかないからな、いいなそれで」

 

「わたしもー!」

 

「はいはい……」

 

家主なのにパシられる

でもワイ的にはもっとパシって、どうぞ(迫真)

 

擬似スパチャが 気 持 ち い い(末期)

 

3つのコップへとほうじ茶を注ぎ、お盆へ乗せる…そのままワイの部屋へと歩いて行く

なんか部屋が騒がしい様な気がするんだが……何してんだろうか

 

ドアを開けるとカリオペとぐらちゃんがワイの服を手に持っていた……何してん(困惑)

 

「ち、違うぞコウスケ!これはだな…!」

 

「別にまだ何も言ってないだろ、取り敢えず何してるのそれは」

 

「こうすけ、服もらっていい?」

 

「なんで…?(困惑)」

 

「だって会えない時はしばらく会えないし、少しでもこうすけ所持品があった方が寂しくない」

 

「ええ....(困惑)」

 

カリオペもなんか首縦に振ってるし、それでええんかキミ達ィ……

 

「ねっ?いいでしょ?」

 

「え〜……まあ、別にいいけどさぁ…」

 

「いえーい、じゃあこれ貰ってくね〜」

 

「わ、私はこれ貰ってくから…」

 

ぐらちゃんは黒いフードパーカー、カリオペはシャツをかっさらって行った……追い剥ぎかな(適当)

 

まあ、欲しいなら別に欲しいであげるけどさ…そんなんでスパチャになるなら喜んでって感じだけど(玄人感)

 

「はい、ほうじ茶」

 

「コウスケの家っていつもこれよね…好きなの?」

 

「好きだね、美味しいじゃんほうじ茶」

 

「いや、まあ…好きならいいんだけど」

 

「わたしはこうすけの家のほうじ茶好きだよ」

 

3人でほうじ茶を飲む……お"い"し"い"か"も"(アルカラ)

やっぱお茶はほうじ茶やなって、緑茶もいいけど

 

そんな事よりぐらちゃん距離近いんやけど、ワイにもたれてこないでもろて…カリオペさんも寄っかかってこないで…あ^〜(臨死)

 

カリオペは漫画を読みながら、ぐらちゃんはスマホをいじりながらワイへと体重を預けてくる……え、そんな距離感なん?(困惑)

 

「あっ、みてみてこうすけ!このケーキ美味しそう!」

 

「うん?…おお、確かに美味そうだな」

 

「今度一緒にいこうよ!」

 

「いいゾ」

 

おじさんがスパチャ(奢って)してあげようじゃないか

 

「コウスケ、私はこっちの和菓子が食べたいわ」

 

「和菓子…?」

 

「ええ、これ」

 

いつの間にか漫画を読んでいた筈のカリオペから、スマホの画面を見せられる…何これめっちゃ美味そうやん

和菓子とか食べるのね貴女、いやでも確かにこれは美味そう

 

「むっ、ちょっとカリ…わたしがこうすけと話してるんだけど」

 

「あら、別にいいじゃない…それに、コウスケもこっちの方が興味があるみたいよ?」

 

「えぇ〜!ねぇこうすけっ!わたしのやつも美味しそうだよね!?」

 

「ええ、ああ…そりゃ美味しそうだよ」

 

「ほらっ!」

 

ぐらちゃん近い、そんなにくっ付かなくてもよろしのでは^

カリオペもそんな身体近付けなくてもいいんじゃなくて?ワイの精神がトンじゃうんですが〜^

 

ワイの精神衛生に対して全く考慮されてない距離感なんですがそれは(迫真)

 

「何をそんなに啀み合ってるんだ君らは…」

 

「別に、コウスケには永遠に分からないわよ」

 

「そうそう、そういう事に関してはこうすけは絶対に分からないから」

 

「なにそれは…(困惑)」

 

サラッとワイ除け者にされた?え、泣いていいすかね(迫真)

 

「とにかく!こうすけはわたしとケーキを食べるの!」

 

「いいえ、私と和菓子を食べに行くのよ」

 

「両方行くから取り敢えず俺を挟んで啀み合わないでくれるか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後…なんとか二人と出かける約束を取り付け、ケーキと和菓子を食べに行くことになった

約束を取り付けられた2人は割と楽しげに帰って行ったので、まあワイ的にはおっけぃです(満身創痍)

 

それから少しして、部屋に突然クイーンが現れたので流石にビビった

 

「お前……いつの間に俺の部屋に」

 

「ふふ、ごめんなさいね?私の遺物は空間移動系なの…それより、JOKERが至急あって話がしたいみたいなの」

 

「ああ、まあ別に構わないけど…」

 

「なら決まりね、それじゃあ少し目を瞑っててね?」

 

クイーンに手を引かれたかと思うと、彼女の背後に白い楕円状の穴が現れ…その中へと引っ張られた

 

気が付けばカラントの本部、あのクソデカビルの会議室に立っていた

 

「急に呼び立てて済まないな、航輔君」

 

「そう思うのなら菓子折の一つでも寄越しな」

 

「全く、君は本当に豪胆だね…私は好きだよそういうのは」

 

「はいはい、それで何の用だ」

 

「そうだね、さっさと本題へと入ろうか…と、その前に……君以外にもお呼びしてるお客様がいるんだ、彼女らが到着するまで少し待っててくれ」

 

「彼女ら?」

 

「ああ、今回の襲撃について…そしてこれからどうすべきかを話す為の役者さ、ジャックとキングに迎えに行かせているんだよ」

 

「成程、だから俺の所へクイーンが来た訳か」

 

「御明答」

 

会議室のドアが開き、入ってきたのは…ぬいぬい、団長、そして船長……治安部隊組織の頭達じょのいこ

 

……え、なんでワイここにおるん?(困惑)

 

こんなビックな面子が集まる場にワイ居る意味あるぅ?

 

「何かと思えば、ウチの街に蔓延る裏組織からのお呼び出しとはね…って、やっぱり君は居るんだ…」

 

「俺も不思議でしょうがねぇよ、寧ろ俺が聞きたい」

 

「おお!こうすけくんおつまっする〜、こんな所でも会うなんてねぇ」

 

「ダーリンじゃないですかぁ!マリン寂しかったんですよぉ!」

 

「黙れ、誰がダーリンだ」

 

「あぁん!辛辣ゥ!」

 

ぬいぬい以外が通常運転過ぎてワロタ

 

ここ一応、クソデカ裏組織の本拠地なんすけど…まあそれワイにも言えるんですがね(おまいう)

 

「既に顔見知りの様だし、早く本題に入れそうだ…客人を立たせっぱなしにするのは良くないな、遠慮なく座ってくれたまえ」

 

「それで、本題ってのは何の話?」

 

「今回の襲撃騒動についての説明と、対応について…少し話しておこうと思ってね」

 

「聞いたところによれば、裏組織絡みのいざこざらしいな…お前の組織かどうかは知らないが、面倒事を呼び寄せたのは間違いなくお前らだな」

 

「君は本当にズバズバ来るねぇ、私本当に君のそういうところ大好きだよ……まあ航輔君の言う通り、件の話は私達裏組織が招いた惨事だ」

 

「船長は海専門なのであまり知りませんけど、攻めてきた組織ってのはヤバいんですかね?」

 

「うーん、まあ大きさで言えば我々と同等…くらいだと思うが、所詮は雑多の寄せ集め…有象無象に過ぎないと思うよ」

 

「あ、でもそうかも…団長も戦って分かったけど、あんまり連携が取れてない感じがしたよ」

 

所詮寄せ集めのゲリラだ、どうってことない(迫真)

 

というかここに居る面子が総出で潰しに掛かれば余裕だと思うんですよねぇ…(確信)

あ〜敵組織くんかわいそ

 

「それで?アタシ達にそれを話してどうする訳」

 

「はは、そうカリカリしないでくれ…機動隊のリーダー、不知火フレア殿?」

 

「……アタシ達はこの街を護る為にいるの、本当ならあんた達みたいな連中はまとめて締め上げたいところなんだけど」

 

「勿論その気持ちは重々承知の上さ…さて、詰まり私が何を言いたいかと言うとだね、協力体制を築きたいと思っているんだよ」

 

「はぁ?」

 

「へぇ…」

 

ぬいぬいはあからさまに嫌そうな顔を、船長は少し面白そうなものを見る目で…団長は多分よく分かってない、流石脳筋

 

「私達も今回の件で色々も見直さなければならない事があってね、もう裏で活動するのを辞めようかと思ってるんだ」

 

ヌッ……そマ?いや、とんでもなくないかそれは(困惑)

 

「……それで、それとアタシ達と協力関係を結ぶのとどう繋がるの?」

 

「私達『Trente(トラント) et() Quarante(カラント)』は今日をもって裏から足を洗おう、これを君達の前で宣言する理由は……分かるね?」

 

「契約、の様なものですかねぇ?まあ船長的には、陸のお話はそこまで介入する気はありませんので…後はノエルとフレアに任せたいと思います」

 

そういうや否や、ワイの隣へと移動してくる船長

 

やめろ、こっち来んな…ワイにここまで言わせるのはお前だけだぞ、精神的にも抉られるからキツイねんて(切実)

 

おい抱き付いてくるんじゃない、あ^〜(臨死)

 

「団長は別にいいと思うけどなぁ…?もう悪いことしないっていうなら、わざわざ手を出すのもねぇ」

 

「……絶対にやらない保証は誰が取るの?」

 

「もし我々が今後、裏の事業に加担したことが露見した場合は…即座に彼へ連絡するといい、その為に彼をここに呼んだんだ」

 

「……え、俺?」

 

「ああそうさ、君は良くも悪くも裏組織連中に対して絶大なストッパーとして役立っているからね…私だって組織のリーダーだ、約束事を守れないような人間では無いつもりでいる……だがもし、それを破ったのなら…遠慮なく潰してくれて構わないさ」

 

「成程、そういう事ね……分かった、アタシもあなた達を信じる…もし何かあれば全て彼の手で消してもらうから」

 

ええ....(困惑)

 

何かとんでもない役割背負わされてるやんけ……そんな大それた人間じゃ無いんですがそれは

 

こんな一介のオタクにどうしろっちゅうねん

元とはいえクソデカ裏組織のストッパー役?あ"あ"も"う"や"た"ぁ"ぁ"(大迫真)

 

「……おい、何まさぐってんだお前」

 

「はぁ、はぁ…や、やっぱりこの筋肉しゅごぉぃ……」

 

「うわぁ…(ドン引き)」

 

「何引いてんだよ!かわいい女の子に触られて嬉しいだルォ!?」

 

「女の子…?」

 

「何そこに疑問持ってんだよ!どう見ても女の子でしょぉ?」

 

「いやぁ〜キツいっす^」

 

「てめぇぇぇぇ!!」

 

「こんな時までなにしてんのさ2人共……」

 

「あはは、マリンもこうすけくんも通常運転だね〜」

 

ホロメンに身体まさぐられるとか死ねるんですけど、誰か助けて(切実)

精神がゴリゴリ逝っちゃ^〜う

 

おい、なにわろてんねんジャック…クイーンもやぞ

ワイ正気耐性MAXの筈なのに、どうしてこうも精神が弱いのか……これもオタクの運命(さだめ)




船長ェ……
でもやっぱ船長はこのくらいでなきゃな、船長じゃないよそんなの(適当)

てか早くエルデDLC来ねぇかなぁ…(届かぬ想い)

ではでは、またお会いしましょう


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オタクは辛いよ お泊まり編(適当)

どうもAZAZELです
3月も終わりそうなので初投稿です

もう4月ですね、早いっすわぁ……
4月から社会人の人も、既に社会人の人も、リフレッシュにハーメルンを漁ってみるのも割といいものですよ

ではほんへどうぞ


こうしてワイは何故か元クソデカ裏組織のストッパーとなりましたとさ……はぁ〜(クソデカため息)

 

ちなJOKER達は、これからは普通の企業として働くようだ

手始めにジャックのやっているラーメン屋を全国チェーンにするとかクッソ面白い事話してたが、それはまた今度

 

船長は無理やり引っぺがして団長に預けてきた

 

んでワイは今、すいちゃんのおうちナウなので…色々とそれどころじゃないんで(切実)

 

「ほら見てこれ〜、昔のこうちゃん」

 

「は〜…あんま変わってないな、俺もすいちゃんも」

 

「そうかもね、それでこっちが修学旅行の…」

 

今は中学から高校にかけてのアルバムを見返してる

 

正味、ワイ記憶が無いもので全く覚えのない写真ばっかりなんすけど……でも絶対にすいちゃんとワイが一緒なのにお草生え申す

 

そして今日ももれなくお泊まりコースなので色々ときちぃ^

しかも今回は2人だけだし

 

「……あ、それ」

 

「あ〜やっと気付いた!折角付けてるのになーんにも言ってくれないんだもん!」

 

「ああいや、悪いな…似合ってるよ」

 

「ふふ、そうでしょ」

 

この間ワイがあげたネックレスをつけていた……やっぱめっちゃ綺麗よなそれ

 

「そう言えばカリオペちゃん帰ってきてるんでしょ?」

 

「ああ、この間ウチに来たよ」

 

「ふーん、そうなんだ…すいちゃんも久し振りに会いたいな」

 

「ごはんできたよー!」

 

「はーい!じゃあいこ?」

 

「ご相伴にあずからせてもらおうかな」

 

いつ見ても茶色い食卓、彩りの野菜はどこへ行ったのやら……まあこの姉妹、野菜食べないしな

どれもこれも美味しいし、全然なんの問題もないけどね

 

夕飯を食べ終わり、すいちゃんがお風呂に行っている間…ワイは姉街と2人になった

 

「ねーねーこうちゃん、すいちゃんとはどこまで進んだの?」

 

「何の話ですかそれは……別に何も無いですが」

 

「えーそうなの?もうハグとか手繋いだりとかしてるのかと思ってたのに、どうウチのすいちゃん…かわいいでしょ?」

 

当たり前だろ何言ってんだ(迫真)

 

「こうちゃんになら、すいちゃんのことも任せられるんだけどな〜?」

 

「そう言われましてもねぇ…」

 

「こうちゃーん!お風呂出たよ!」

 

今日はやたらと距離が近いすいせい氏

お風呂上がりで抱きついてこないでもろていいすか、もう色々凄いんですよ(確信)

 

湿ってて暖かいしシャンプーの匂いとか諸々、ヌ"ッ(即死)

 

「……じゃあお風呂借りますね」

 

「はーいどうぞ!」

 

取り敢えず湯船に浸かって落ちつ……ハッ、ま、不味い…今更ながらとんでもない事に気が付いてしまった

 

いや、これ言ったら正直どんなに寛大な人でも「きっしょ」の一言が自然に出るくらいにはきしょい事だから敢えて口には出さないが……

 

一つ、先に風呂に入っておけばよかった

 

クソっ、無意識の弊害がこんな所にも…何やってんだマジで

と言うかお泊まりの時点でオタクのワイには結構なハードゲームなんですがそれは(切実)

 

「お風呂ありがとうございます」

 

「お湯加減いかが〜?」

 

「気持ちよかったですよ」

 

「なら良かった!じゃあお姉ちゃんも入ってくるね〜!」

 

姉街がお風呂へ向かったので、今度はすいちゃんと二人になる…なんか久しぶりやな

 

最近はJOKERからの呼び出しやら襲撃やらと忙しなく動いてたからなぁ……ゆっくり二人になるのも久しい

て言うかここ最近戦ってばっかりだった様な気がする、ワイ別に戦闘狂では無いんやけど

 

まあ確かに?『高難易度厨』ではあるけどさ、だからと言って自ら率先して戦いに混じりたい訳じゃないって

裏潰し?あれは暇潰しだからノーカン(適当)

 

「……ねっ、こうやって2人になるのも久々だね」

 

「かもな、最近は俺が色々と忙しかったからなぁ…」

 

「そうだね〜、昔と違ってこうちゃんにもいっぱい友達が出来たみたいだから…すいちゃんとしては複雑なところもあるけど、嬉しいな」

 

「ああ、それはありがとう」

 

「……でも、なんか女の子多くない?」

 

「えっ…とぉ……俺も、よく分かんないっすね……」

 

「ふぅん…?」

 

圧のある視線が痛い

て言うかなんでワイの膝にぐでっとしてるんすかすいちゃん、膝枕って女の子にされるからいいんじゃないの…?(疑問)

 

「まあ別に?すいちゃんは何も思ってませんが?」

 

「何だよそれ…」

 

「すいちゃんにはこれがあるもんね」

 

そう言いながら、クリスタルネックレスをいじる……ていうかほぼ毎日付けてないそれ?

 

「そんなすいちゃんにもう一つあるぞ」

 

「え?なにが?」

 

「最近、色々とお願い事でダンジョン潜りをする事が多くてな…クリスタルがよく手に入るから、それで作ってみたんだよ」

 

「おお!綺麗な指輪!……これもくれるの?」

 

「勿論」

 

嘘は吐いてない(迫真)

 

クリスタルがよく手に入る(周回)

すっとぼけもいいとこですねぇクォレハ……

 

ワイの膝でゴロゴロするすいちゃんへ、この前に作った『仕込み武器入りリング』をプレゼント

まあ武器に関しては教えなくてもいいかな、使わないに越したことはないし……いざとなったら多分、自然と使いこなせると思うし

 

「ありがとう!いっつも貰ってばっかりだなぁすいちゃん……こうちゃんは何か欲しいものとかないの?」

 

「いや特に…俺はやりたい事をやれればそれでいいかな」

 

スパチャをさせろ(本性)

 

「ふーん、そっか…何か欲しいものとかあったらすいちゃんに言ってよ」

 

「ああ、何か思いついたらな」

 

「……ねぇねぇ、どこに付けてほしい?」

 

「え、なにが…」

 

「ゆ・び・わ…すいちゃんのどの指に付けて欲しい〜?」

 

ニヤニヤしながらそう聞いてくるすいちゃん

 

ええ....(困惑)

取り敢えず左手の薬指以外ならどこでもいいですよ、そこだけは色々と不味い

 

世間的にもワイの精神的にも、色々ときちぃ^

 

「……左薬指以外なら、いいんじゃないか」

 

「え〜?なんでそこはダメなのぉ〜?」

 

「分かってて聞いてるだろそれ……」

 

「すいちゃんは別にいいんだけどなぁ…」

 

聞こえてるしなんなら顔真っ赤ですやんすいちゃん

やだもうかわいい(脳死)

 

「指輪は魔法で大きさが変わるフリーサイズだから、どの指にも入るぞ」

 

「へぇ!凄いねぇ…じゃあここにしようかな」

 

「左手の人差し指か…」

 

「なんですいちゃんがこの指に付けたか、いつの日かまでの宿題ね?」

 

指輪とは、付ける指によって意味合いが違ってくる

 

諸説あるが、一番有名なところで言えば…左薬指は『愛情を深める』

左親指は『信念を貫く』、右中指は『邪気を払う』等々…どの指に付けるかによって、何をしたいかを表すことも出来る

 

そしてすいちゃんの付けた左人差し指

意味合いは『積極性の向上』……うーん^、何ででしょうね(すっとぼけ)

 

「相変わらず仲良いねぇ〜」

 

「おおっ、もうお風呂出てたんですね」

 

「うん!それで何貰ったのすいちゃん?」

 

「みてこれ!超キレイ!」

 

「うわすっごぉ!ダンジョンだとこんな物も拾えたりするんだ!」

 

姉街は姉街で距離が近いんですよねぇ…容姿がすいちゃんとほぼ瓜二つだから精神が削れる削れる^

 

ソファに座るワイ…膝には寝っ転がるすいちゃんの頭、そして後ろからワイの肩辺りに顔を出す姉街

ちけぇ、ちけぇんよ距離が…あ^〜(臨死)

 

「じゃあそろそろ寝よっか!明日は何かするの?」

 

「いや、これと言って特には……あっ、出掛ける予定があったわ」

 

「へぇ〜珍しいね、誰とお出掛け?」

 

「大学の知り合いですかね」

 

あ、姉街…あんまりもう聞いてこないでもろて宜しいか?

さっきからすいちゃんの圧が凄いんよ、視線が突き刺さるぅ^〜

 

「あ〜?もしかしてすいちゃん嫉妬してるぅ〜?」

 

「はぁ!?ち、違うし!そんなんしてないもん!」

 

「バレバレ〜、じゃあこうちゃんには責任取って一緒に寝てもらおうね〜」

 

「え?」

 

「ん?もちろん一緒に寝るよね?」

 

姉街からの圧も凄いんですがそれは……

また川の字すか?もうあれ、ワイの精神衛生上マジでよろしくないんですが(迫真)

 

「じゃあお布団敷くから待っててね〜」

 

「あ、はい」

 

確定演出ですねクォレハ……

またこの前の様にリビングへ布団を敷く…姉街、ワイ、すいちゃんの順に寝る事になった

 

あっ、おい待てぃ(震え声)

何でワイが真ん中なんですかね…(困惑)

 

星街サンドはきちぃ^

 

「じゃあおやすみ〜!」

 

「はい、おやすみなさい」

 

「おやすみ〜」

 

寝れる訳ねえだルォン、こんな状況でどうやって寝ろってんだよええ?

 

姉街もすいちゃんもちゃっかり腕に抱きついてくるしさぁ……ン"ン"ッ、マ°ッ!ア"ア"ッ(絶命)

 

さて本当にどうしたものか…これマジ寝れんぞ、寝れたとしてもそれは多分気絶してる(確信)

ヌッ、なんか姉街が耳元で囁いてくる…あ^〜、ASMRやめちくり〜^

 

「ねぇこうちゃん?起きてる?」

 

「……どうしました」

 

「しーっ、すいちゃん起こしたらダメだよ?」

 

「え、ってもう寝てるし…早いな……」

 

「電気消えるとすぐ寝ちゃうからね〜すいちゃん」

 

かわいい(脳死)

 

「それでさぁ、こうちゃん……こうちゃんは、もう大丈夫なの?」

 

「……?それは、何の話ですか?」

 

「それは…その……」

 

ん?この反応は…クォレハは間違いないですね、完全にワイの両親の話ですねぇ

この話題マジで重いから確かに言いづらいよね

 

「何の話かは知りませんが、俺は別になんともないですよ…今も昔も」

 

「もう、こうちゃんってば何聞いてもすぐにそればっかり…本当に大丈夫なんだよね?」

 

「心配してくれるだけ有難いですし、素直に嬉しいですよ……でも俺は大丈夫です」

 

「…そっか、こうちゃんは昔から強い子だったもんね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝

取り敢えず寝るには寝れた、起きて朝一番の視界がすいちゃんと姉街で埋め尽くされてるという状況でなければ目覚めは良かった

 

朝から尊死するところだったわ、心臓に悪い(切実)

 

「こうちゃん、お出かけは何時頃?」

 

「お昼から」

 

「そっか、じゃあそれまでは暇なんだ」

 

「まあ、暇と言えば暇…かな」

 

「そっかそっか……ねえこうちゃん、ちょっと真面目な話」

 

おうどうしたすいちゃん…いつになく眼差しが真剣そのものなんですが

え、なにマジで急にどうした?

 

「こういう話をするのはあんまり良くないかもだし、こうちゃん自身もあんまりしたくないかもだけどさ……」

 

「ああ、そういう…別にいいぞ」

 

「………こうちゃん、うちの子になる?」

 

……………………ん?え、なにそれは(困惑)

 

「親御さんがいないと、いざと言う時にこうちゃん一人しかいないじゃん…それだとこうちゃんが心配だもん」

 

「えぇと、それは…つまり、何だ?星街家の養子って事か?」

 

「まあそういう事、お母さんも事情は知ってるし…何より昔馴染みのこうちゃんなら問題ないって言ってくれると思うよ」

 

「ああ、成程…?」

 

「うん、すいちゃんも昔から知ってたけど…何も出来ないどころかこうちゃんには色んなモノを貰ってばっかりだもん、だからすいちゃんが考えられる限りのお返し」

 

「………ありがとうな、すいちゃん」

 

「こうちゃん…!」

 

「でもな、すいちゃんの気持ち無下にするかもしれないが…断らせて貰うよ」

 

昔馴染みとは言え、それを言う勇気はかなりのものだろうし…ワイだってこれだけ心配してくれてる人からの提案を断るのは辛い

昨日の指輪の意味も込めると、もっとつれぇ^

 

だが、ワイは一般人…すいちゃんは最早誰もが知るアイドルだ、そんなことをしてスキャンダルとかになったら流石に洒落にならん

と言うかワイのボルテージが爆発して取り上げたメディア全てを滅ぼしかねない

 

……あと本音を言えば、ワイの精神的に無理(確信)

 

えっ、それってすいちゃんや姉街と同じ家で生活するってことですか?ていうか多分そうさせられるよね?

いや^〜キツいっす、精神的に

 

そんな事したら死んじゃうだろ(迫真)

 

「そっ…か……うん!分かった、でも気が変わったらいつでも言ってね!」

 

「ごめんな、すいちゃん」

 

「ううん、すいちゃんも急にこんな事聞いてごめんね」

 

時間も時間なので、ワイはすいちゃん家を後にして待ち合わせ場所へと向かった

 

10分前に着いたので、ベンチに座りながらスマホをいじって待つ

 

今日の予定は、これから会う人と買い物をして晩御飯をご相伴にあずかる……あれ、もしかしてこれまた泊まりコースなのでは…?

い、いやいや…夕飯を頂くのが目的だから、それが済んだら帰ればいい話だろう?(震え声)

 

「おまたせ〜!ごめん、待たせちゃった?」

 

「こう君早いですね〜」

 

「俺が早く来てただけだから大丈夫だぞ…ミオ、フブキ」

 

ちなあと二人追加されるってそマ?

やっぱワイ死ぬんじゃないかな、精神(倒置法)




私も今月で面倒臭い現場を抜けられるんで、多少投稿ペースは安定すると思われます(安定するとは言ってない)

筆が乗らないとね、しょうがないね(諦観)

そろそろホロメン視点も増やしていかんとな、出てないホロメン多スギィ!
ちょっとなにしてんのも^〜(おまいう)

ではでは、またお会いしましょう


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減るもんじゃない?精神がすり減ってんだYO

どうもAZAZELです
どこか遠くに行きたいので初投稿です

最近ドライブが出来てない……要するに辛いってこと
まあ、今週末はドライブが確定してるので…それまでの辛抱ですね

ではほんへどうぞ


「買い物にまで付き合ってくれてありがとうね〜」

 

「何、夕飯をご馳走になるんだ…荷物持ちくらいするさ」

 

「こう君はなにかリクエストとかはありますか?」

 

「んー…まあ、何でもいいぞ」

 

「君って、普段夕飯とか何食べてるの?」

 

「朝は食べない派だから食べてない、昼はすいちゃんから姉街製のお弁当貰うんでそれを……よ、夜も食べない派なんで…」

 

「ちょっと?」

 

「こう君?」

 

ヤダ視線が痛い……黄金律の身体を手に入れてからというもの、食事する理由が娯楽以外のなにものでも無くなってしまったのでな

 

なんだったら睡眠すら要らないからなアレ、超便利

 

「一日一食しか食べてないの!?」

 

「白上的にもちょっと見逃せないですかね〜?」

 

「い、いやぁ…な、なんというか…お腹空かないんで……」

 

「そ、それでその体型って……羨ましすぎる…」

 

「本当、ズルいですよね」

 

「それでも一日一食は良くないよ!」

 

「そーです!せめて夕飯くらいは毎日食べて下さい!」

 

「う、うす……」

 

とは言っても、ワイ料理なんて出来ないし…そもそもワイの家にフライパンや包丁なんて調理器具は無い

今の家は両親が残した家を売って得たお金で買ったマンションの一部屋

 

料理しない野郎の部屋にそんなものある訳ねぇだルォン?

 

「……も、もし君がよければ…ウチが、作ってあげるよ?」

 

「えぇ!?じゃ、じゃあ白上も作ります!!」

 

「いやそんな、悪いから大丈…」

 

「ダメだよ、ちゃんと食べないと」

 

「そもそもこう君、お料理出来るんですか?」

 

「……いや、出来ないです」

 

言いくるめられてしまい、毎日夕飯をフブキングとみおママが交代で作りに来るというとんでもないシステムが完成してしまった

 

パンナコッタ(白目)

 

「今日は何にしよかな〜…」

 

「こう君がカロリーを取れるように、お肉にしましょう」

 

「そうだね、こういう時くらい食べてもらわないと」

 

ワイも肉は好物なのでOKです

と言うか作って貰えるならマジでなんでもいいです(迫真)

 

「……にしては肉の種類が偏ってないか」

 

「今日は食べ盛りがいっぱい来るからね、料理の数も増やしておかないと」

 

「成程な」

 

にしてもあと誰が来るか聞いてないんだよな

あとで2人追加で合流するって話だけど……ヌッ、それ前回の宅飲みとほぼ状況同じじゃね…?

 

また二の舞踏んでる可能性が微レ存

 

「買うものはこんなところですかね」

 

「うん、これだけあれば十分だと思うよ」

 

「じゃあ俺が払っとくから向こうで待って…」

 

「ダメです、最近こう君にばかりお金を使わせてるので…ここは白上達が払います」

 

「そうそう、君は向こうでエコバック広げて待ってて」

 

ヌッ、ワイのスパチャが……

まあ、そう言うのならばいいんですが

 

言われたからには大人しくエコバック広げて待つとしますか

 

お会計が済み、フブキングとみおママが買い物カゴを持ってくる…結構食材ありますねぇ

 

「結構量あるな」

 

「これくらいないとね…さあ!帰って料理を作るぞ〜!」

 

「おー!」

 

ワイは料理できんので、よろしくオナシャス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあそんな訳でやって参りましたみおママのお家

 

ちな時刻は14時過ぎ、夕飯にはまだ早いって?まあせやな…最初に晩御飯をご相伴にあずかるだけって言ったし、何ならワイもそう思ってた時期がありました

 

確かに晩御飯の買い出しから始めるとしても、お昼から出るのは早いんじゃないとは思った

でもみおママとフブキングがこの時間に来てくれって言うから、ワイはホイホイと行ってしまった訳で

 

「なあ、思ったんだが…夕飯までの時間は何をするんだ?」

 

「それはもちろん…ゲームですよ!」

 

「お、おう…そうか」

 

「君はゲームとかやる?」

 

「まあそれなりには」

 

「へぇ!意外ですね、てっきりダンジョンに潜りっぱなしだと思ってましたよ」

 

確かにあながち間違いではないけどね

 

でも一応ワイもフロムプレイヤーですから、こっちの世界にもフロムゲーがあると分かったならやらざるを得ない(ガロ伝)

 

それがフロムラーってもんなんだよ

 

「どんなゲームするんですか?」

 

「ソウルライク」

 

「あ〜……成程」

 

何その『あーね?』みたいな顔、かわいい(脳死)

 

「君ってゲームでもそういうの選ぶんだ……」

 

「ほ、他にはなにかしてないんですか?」

 

「そうだな……まあ色々やってるな、格ゲーとか音ゲーとか」

 

「ならこれやりましょうコレ!」

 

ああ、スマッシュなアレな…ワイも好きやでそれ

 

するとチャイムが鳴る…そういえば後から2人来るって言ってたな

まあホロメンは確定だとして、誰が来るんだろうね……まあ誰が来たところでワイの精神が死ぬのに変わりは無いけど(諦観)

 

「お邪魔しま〜す…あ、こうさんもう来てたんですね」

 

「お、お邪魔しま〜す…」

 

「いらっしゃーい、ちょうと今からゲームしよと思ってたところだよ〜」

 

ヌッ…ししろんとラミちゃんですね

このお二人でしたか、しかし珍しい組み合わせですな…フブキング、みおママ、ししろん、ラミちゃん…か

 

まあ、何方にせよワイの精神が危ない……危険が危ない(適当)

 

「おお、いいですねぇ〜…私も混ざります」

 

「ぼたんちゃんも参加ですね!ラミィちゃんはどうします?」

 

「ラ、ラミィは…今回は観戦します」

 

という訳でフブキング、みおママ、ししろん、そしてワイの4人でスマッシュする事に

 

「こう君強すぎません!?」

 

「これ何勝目〜!?」

 

「うっわぁ……9ってそんなに出るもんでしたっけ……」

 

やっぱぁ……ゲムヲォ…最高やな(キメ顔)

 

ジャッジが 気 持 ち い い

お前も運ゲ教に入らないか(勧誘)

 

さっきから8、9コンボがよく入る…今のワイはラッキーマン並の運が向いてきてる

 

「あっ!そろそろご飯作らないと!」

 

「そ、そうだ!忘れてた!」

 

「あっ…ラ、ラミィも手伝います…!」

 

フブキングとみおママはパタパタと台所へと向かった

 

「こうさんはまだやります?」

 

「獅白がやるならやるぞ」

 

「じゃあやりましょう……あっ、じゃあこうしません?次の勝負で勝った方が負けた方に何でも1つ命令する…どうですか?」

 

「成程、ちょっとした賭け試合だな…いいだろう」

 

結果的に言えばワイの圧勝だった

いや、まあ大人げなかったかなって……昔からの持ちキャラでやっちゃったからな、すまそん

 

「やっぱゲームも上手いんですね」

 

「それなりにな」

 

「じゃあ約束通り、私になにかお願い事を1つして下さい」

 

「いやぁ、特にな…」

 

「何でも、1つだけ…こうさんの言う事聞いてあげますよ?」

 

あの、ししろん…近いっす

めっちゃ距離が近いんすけど、あの……あ^〜(臨界点)

 

サラッとワイの膝に手を置かんといて、温もりがエグい

耳元で囁くのもバリきついて…何でさっきからクリティカルヒットしかしてないの(迫真)

 

「ほら、早く…何でもいいですよ?」

 

「い、いや…別に無いって……」

 

「それじゃあルールを決めた意味が無いですよ、ちゃんと守らないと…ね?」

 

ヌッ……そういう?

 

「ちょっとぼたんちゃん、何してるの?」

 

「ミオ先輩……いや、なんでもないですよ…こうさんの肩にゴミが付いてたので取ろうかと思って」

 

「ふぅん?その割には随分距離が近いみたいだけど…?」

 

「そうですかね?」

 

「……まあいいけど、ご飯できたから食べるよ〜」

 

ナイスタイミングみおママ

食卓には肉がいっぱい……昨日すいちゃん家でも肉食べたような、まあいいか

 

唐揚げ、生姜焼き、トンカツ、ローストビーフ……とんでもねぇな、カロリーえっぐ

でもちゃんとサラダも用意されてるあたり、流石はみおママ

 

「あっ、そういえば来る時にラミちゃんと選んでお酒買ってきたんですよ」

 

「お!いいねぇ〜、じゃあ皆で飲みながら食べよっか」

 

「フブキ先輩用の弱いやつも買ってきましたよ」

 

「むっ…な、なんか白上だけ子供扱いみたいなんですか……」

 

「でもフブキ強いの飲めないでしょ?」

 

「うぐっ…そ、そうですけどぉ…」

 

かわちいねぇ(粘着質)

でも確かに酔っ払われるとワイの精神が死にかねない、前回で学んだ…ワイはできる子、二の舞は踏まないぞ(フラグ)

 

「それじゃあ、かんぱい!」

 

「「「かんぱ〜い!」」」

 

「乾杯」

 

ラミちゃん厳選なのか、割と日本酒多め…この日本酒甘くておいしい(小並感)

ワイ、甘いお酒の方がいいのよね……なんだったらカルーアミルクがいい(女子)

 

「この肉美味いな」

 

「ほんとぉ?作ったかいがあるよ〜」

 

「ああ、酒が進む」

 

既にみおママの顔が若干赤いんですが……クォレハもしかしなくとも、度数高いのでは…?

 

いやぁ……嫌な予感がビンビンでいらっしゃる(震え声)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで聴いてくださいよ!この間ししろんがですね!」

 

「ウチはぁ、きみがミオって呼んでくれるの嬉しいんだよぉ〜?前まではなんか壁みたいなの感じてたしぃ…」

 

「にへへへ〜、白上は幸せですぅ〜…こう君のお膝で寝れるなんてぇ〜」

 

「げっはははははは!!!」

 

おい何ゲラってんだホワイトライオン

 

どうにかせぇよこの状況をよお

食卓の椅子に座っていた筈が、何故か今はソファへ移動している…膝にフブキング、右側にラミちゃん…そしてワイの足に寄っかかるママが居る

 

なんか酔っ払ってるラミちゃんはワイの思い描いていたラミちゃんまんまやな……普段が大人し過ぎる(確信)

 

て言うか死ぬ(精神)

 

「ちょっと聞いてますか!?」

 

「ああ聞いてるよ、獅白の話だろ?ちゃんと聞いてるって」

 

「そうです!この間も嫌だって言ったのにお化け屋敷入らされるし!志賀さんからも言ってやって下さいよ!」

 

なにそれ羨ましい(本音)

ワイ呼ばれて無いんですけど?あ、呼んでない……そう…(落胆)

 

「え〜?でもラミちゃんだってこういうのに慣れとけば、こうさんとも出来ることが増える〜とか言ってたクセに〜」

 

「なぁ!?お、おいぃ!!そう言うのは言わない約束じゃんかぁ!!」

 

「う"っ(迫真)か、かわ……」

 

「ちょっとこう君!ラミィちゃんとお出かけするんですか!?」

 

「えぇ!?ウチ聞いてないけど!」

 

「俺も知らないけど…」

 

何赤ら顔でニヤニヤしてんだホワイトライオォン?

かわいい(脳死)

 

「ウチだってお出かけしたいぃー!2人で出かけたことなんて無いじゃんか!」

 

「し、白上も2人でお出かけしたいですぅ!」

 

「分かった、分かったから…時間が作れたら連絡するから」

 

「あっ、あの…ラ、ラミィも……お、お出かけしたいなぁ…なんて……」

 

「いや別にいいけど、予定ちゃんと作るから」

 

ホロメンとお出かけ…響は最高だし、内容的にも最高なんだが……オタクにはきちぃ^

一日で50回くらいは精神的に死ねる、尊さ的にも

 

しばらくすると、前回と同じ様にみんな眠りについた……あれ、これもしかして二の舞…?

 

「こうさぁん?お疲れですか?」

 

「いや全然、これくらいかわいいもんだろ」

 

「そうですかぁ、こうさんは優しいですね」

 

ししろんが寄りかかってくる、効果は抜群だ(棒)

 

ヌ"ッ……き、きちぃ^

ちょっ…そんなに体重掛けてこないで、マジでエギぃて…てか何やめっちゃ体重かけてくるんやけど?

 

「なんだ獅白、酔ってるのか?」

 

「ん〜?どうですかねぇ…でも気分はふわふわしてますよ、こうさんの匂い…いい匂いです」

 

「お、おう…そうか」

 

「んふふふ、ししろん酔っちゃったにゃ〜」

 

そう言いながらワイに覆い被さるししろん

確かにライオンはネコ科やけどさ、かわいい(脳死)

 

ソファに押し倒される形になり、上にししろんが乗ってる……待ってこの絵面最高にヤバい、色々と

 

「おい、何してるんだ」

 

「いいじゃないですかこれくら〜い、減るもんじゃないですし〜」

 

ワイの精神が(すり)減るんだYO

 

「ん〜、ふふ」

 

「随分とご機嫌だな、獅白」

 

「そのししろっていうの、そろそろやめましょうよ?ぼたん、って呼んでくださいね」

 

「まあ、それくらいなら…いいが」

 

ワイの首元に手を回しながら抱き着き、頭をグリグリと顔へ押付けてくる…この辺は猫っぽいよな

………え、ちょっと待って?なにスヤスヤしてんの?

 

このまま寝るんすか?勘弁してくださいよォ…おっはー(激寒)

ダメみたいですね…(即落ち)

 

結局翌日の朝まで、ししろんはワイの上で寝ていた様で

 

「な、何してるんですかこう君……」

 

「えっ、君まさか…」

 

「し、志賀さん……もしかして……」

 

「俺なんもしてねぇんすわ……」

 

「じ、冗談だって!そんな悲しそうな目で見ないでよ!」

 

それでもボクはやってない

 

取り敢えず朝起きて寝起き一発目にししろんの匂い、体温、顔は普通に死ぬ

何だったら一瞬死んだから(確信)




ししろんかわいい(脳死)

ライオンはネコ科ということは、ライオンはネコということなんですよ(迫真)

甘い酒は美味い、因みに私はビールが飲めません…美味しさが未だに分からない
カクテル美味いだルォ!?カルーアとかカシオレとかをよく飲みます
ヤダそれ女子じゃーん

ではでは、またお会いしましょう


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そうはならやんやろ…なっとるやろがい(自問自答)

どうもAZAZELです
ヒトカラしてきたんで初投稿です

やっぱぁ…ドライブをォ…最高やな(長距離)
今回は山口県の元乃隅神社へ行ってきました、風が凄かった(小並感)

因みに最近はKanariaさんの『アイロニック』にハマってそればっか歌ってます

ではほんへどうぞ


今日こそはそらちゃんにイヤリング渡そう(鋼の意思)

 

作ってはいたけどなんだかんだと全然渡せずにいたからなぁ

学園内を歩いてれば見つかるよな(適当)

 

とは言っても、いつもワイが食堂でダラダラしてるとそらちゃんから来てたからかなぁ……

 

「ウロウロしてどうしたの?」

 

「そらさんを探してるんだが……あれ、そらさん」

 

「うん、そうだよ…私を探してるの?」

 

いつもの様に音もなくワイの背後に立っていた……えぇ....(困惑)

毎度毎度、何故ワイの背後に立つんすかねぇ…

 

「ああ、これを渡そうと思ってね」

 

「どれどれ?…わぁ、綺麗なイヤリング…これ私に?」

 

「そう、穴を開けなくていいやつ」

 

「あ、本当だ…綺麗なクリスタル、どこで買ったの?」

 

「ダンジョンで手に入れた物だよ、似合うと思って」

 

「ありがとう!……折角だから君が付けてくれる?」

 

ヌッ……ま、またすか?

いや、まあ…いいんですけども

 

そらちゃんは髪を退かし、耳を出す……なんか、その仕草いいよね(脳死)

 

そらちゃんが出した左耳へイヤリングを付ける…うん、かわいい(迫真)

 

「どう?」

 

「似合ってるよ」

 

「ふふ、ありがとう」

 

付けたイヤリングを少し弄りながら微笑む……かわいい(脳死)

 

「そう言えばすいちゃんの持ってるネックレスも、同じようなクリスタルがついてたね」

 

「え…あ、ああ…まあ、同じダンジョンで手に入れた物だからね」

 

「ふーん、そっか……ありがとね!大切にするから」

 

「ど、どうも……」

 

何か一瞬怖くなったんだけど……な、なんやったんやろうか…

まあ、かわいいからOKです(玄人感)

 

ちょっと去り際の目も怖かった気がするけど、多分気の所為でしょう

 

さて、目的は果たせたのでどうするか……もう講義も終わったし暇なんやよなぁ

 

「あれ、何してんだお前」

 

「……何だ、真哉と舞彩さんか…」

 

「俺らで悪いかよ」

 

「アタシらで悪かったね」

 

「いやぁまさか、そんな事ねぇよ…それよか、二人こそ何してるんだ」

 

ていうかいつの間にそんな仲良くなったんあなた達、一緒に歩いてるとは何事?……ハッ、もしかしてワンチャン…?

 

「そこで会ったんだよ、俺らは今日もう講義ないからどうしようかって話してたんだ」

 

「そういう事か、詰まらんな」

 

「何が詰まらないだって?アタシらに喧嘩売ってんのか?」

 

「いやそういう訳じゃないって」

 

ひょっとしてデキてるんじゃ…とは思ったが、この二人そういうキャラじゃなかった

いやまぁ、お似合いではあると思うんだがな

 

「それで、お前の方は何してんだ?」

 

「俺も暇してたところだ」

 

「ダンジョンでも潜ればいいじゃん」

 

「う~ん、そういう気分でもない…二人はこれからどうするのか決めてるのか」

 

「真哉に良い遺物が手に入るところがあるって聞いたから、そこに行く」

 

「へぇ…どんなダンジョンだ?」

 

「この間ブルークリスタルを乱獲したダンジョンの、更に下にある隠しダンジョン」

 

まだ下があったのか、ダンジョンだけに奥が深いってか…何言ってんだコイツ(冷静)

 

でも隠しダンジョンとか、裏ボスってやっぱ燃えるよな

そして裏ボスはやはり『裏ボスだし、強くしても問題なくね』感満載のフロム式が一番好き

 

それでこそフロムって感じだし、その方が倒し甲斐があるし

 

「まあ頑張ってくださいよ」

 

「勿論、それが手に入れば狭間の攻略も割と進むかもな」

 

「おお、じゃあ動画楽しみに待ってますよ」

 

「別にアンタが見る必要なくないか?もう全部攻略してるんだろ」

 

「人の攻略を見るのも楽しいもんだよ」

 

「……そうか?まあ、ならいいんだけど」

 

二人と別れ、いよいよどうするかな…暇だな

カフェテラスになんとなく足を運んでみると……そこにはラミちゃんと、座長の姿があった

 

「あれ?この間ラミィと居た人じゃないっすか」

 

「あ!?し、志賀さん!?」

 

「ああ、雪花と…尾丸、だったか?」

 

「ピンポーン、正解でぇす」

 

「お茶会中か、邪魔したな」

 

「あ、いや…そんな事、ないですよ」

 

「そうそう、ポルカ達も駄弁ってただけですから~」

 

JDのお茶会に野郎なんて要らねぇんだYO

という訳でワイは撤退させてもらうでやんす、ワイの精神が健全である内にな

 

逃げ腰?戦略的撤退だよ(適当)

 

「しッ、志賀さんも一緒にどう…ですか?」

 

「……いいのか?」

 

「は、はい…志賀さんがよければ……」

 

「そうか、ならお言葉に甘えるとするよ…俺は自分の珈琲を取ってくるが…君らは何かいるか?」

 

「あ、じゃあポルカに紅茶お願いしまーす」

 

「ラミィは…志賀さんと、同じヤツで……」

 

ダメみたいですね(諦観)

お誘いを断れる訳ないじゃんいい加減にしろ

 

ていうか、ラミちゃん前も同じ事いってなかったか…コーヒー好きなんかな

 

「あれ、ラミィってコーヒー飲むっけ?」

 

「ちょっ、おまるん…!」

 

「あっ…なぁるほどぉ……」

 

「な、何よ」

 

「いやぁ?別になにもないけど」

 

何か喋っとる様だが、遠すぎて聞こえん

コーヒー二杯と紅茶一杯をトレーに乗せ、テーブルまで運ぶ

 

「はい、どうぞ」

 

「ありがとうございまーす」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「それで、さっきまで何の話をしていたんだ?」

 

「あー……まあ、世間話ですよ」

 

今の間は何すかね座長……

前のししろんの話と言い、座長の言葉が怖いんですけど

 

「それよかポルカ、聞きたいことあるんですけど」

 

「ああ、何だ」

 

「ししろんとラミィとはいつから知り合い何ですか?」

 

「さあ、俺も覚えてないな」

 

「そうなんですか…ラミィは覚えてるの?」

 

「えっ…多分、半年前くらい」

 

へぇ、そうなんすか(他人事)

何でコイツ自分の事なのに他人事なんすかねぇ…(自問自答)

 

「結構付き合い長いんですね」

 

「みたいだな」

 

「それで質問なんですが、どんな方法でししろんとラミィを手懐けたんです?」

 

「おまるん!?」

 

「えなにそれは…(困惑)」

 

ワイだって知りてぇよ、てかワイが一番知りてぇよ…どんな手品使ったんでずかねぇ……

 

やっぱ無意識下のワイってとんでもなくコミュ力が高いのでは…?ていうか、意識が覚醒したらコミュ力が落ちるってなんなんすかね(疑問)

 

「だってラミィもししろんも、普段自ら男の人に関わろうなんてしないじゃん…そら珍しくも思うよ」

 

「そうなのか?普段を知らないから俺にはわからないが」

 

「だってほら見て下さいよ、かわいいでしょ?ウチのラミィ」

 

「ちょっと…!何急に!」

 

かわいい(脳死)

何をそんな、ちょっと今更過ぎやしないか座長

 

「まあそうだな」

 

「だからいっぱい居るんすわ、そういう輩ってのが」

 

「大学生ともなればそれもそうだろ、男なんてみんなそんなもんだろ」

 

「じゃあ貴方はどうなんですか?」

 

「逆にどう見える、俺が見解を述べてもあまり意味は無いだろ」

 

おまるん、純粋にラミちゃんの事を心配してるのやろか

まあ現実世界にこんなビジュアルの子が居たらそらもうモテるやろ

 

その分、面倒な連中も引き寄せられる訳で

 

「む、そうですねぇ……何というか、不思議?ミステリアスな感じですかね…だからこそ、ポルカ的には不気味ですね」

 

「二回目の顔合わせで中々言うな…あながち間違っては無いけど」

 

「でも貴方からは女の人の匂いがしないので、不思議かなって」

 

「と言うと?」

 

「ポルカは獣人なので人より鼻が利きます、遊び惚けてる人ってのは大概…ベットリ香水とか女の人の匂いが染みついてるもんなんですよ」

 

はぇ^~獣人しゅごい(小並感)

そんな匂いまでわかるとか、色々とモロばれやん

 

「し、志賀さんはそんな事してないよ」

 

「ほら、ラミィがここまで言うなんて珍しいし」

 

「俺にそんな度量があると思うか?」

 

「でもししろんとラミィ以外の子とも遊んでますよね」

 

「……まあ、そうだな」

 

「アレだけ沢山の子に囲まれておいて、度量が無いなんてあり得ないっしょ」

 

図星と言えば図星、確かに的確

だがな、悪いがワイにそんな度胸と度量が無いのは事実だ…オタクにそんな事出来る訳ないだルォン?

 

ワイのアレはあくまで『スパチャ』という大義名分があるから行えるのだ……要するに廃人ってこと

 

「どうだろうな、俺は俺自身に度量なんてものが備わってるとは思えんがな」

 

「ふぅん?まあ本人がそういうのならいいですよ」

 

「聞きたいことは聞けたか?」

 

「大方は…悪い人じゃないのは分りました、取り敢えずこれからも仲良くしましょう」

 

「そりゃありがたいな」

 

さて、さっさと撤退だ…鋭い質問の所為で違う意味でも精神を疲弊してる、早急に離脱せねばならん

二人に別れを言って、カフェを後にする……あ、ルイルイから連絡

 

今夜はすき焼きするから来ないかって?

 

ご相伴に預からせてもらおう(迫真)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、いらっしゃい航輔君」

 

「どうも、お誘いありがとうございますね」

 

「何言ってるの、こうして組織が安定したのも航輔君のお陰なんだから」

 

「そう言ってもらえるのなら何よりです」

 

食卓には既に、YMDとこよこよが座っていた…手伝わんでいいの君ら

ワイが座ると、こよこよが猛スピードでワイの隣を陣取った

 

「こう君久し振り~!最近来てくれなくてコヨ寂しかったなぁ…?」

 

「悪いな、色々と時間が合わなくて」

 

「そう思うなら行動で示して欲しいなぁ〜?」

 

ヌッ……そ、それは何だね…撫でろと?

しょうがねぇなぁ(震え声)ワイが撫でてやるか

 

あ^〜(臨死)

 

「んふふ〜」

 

「何イチャイチャしてんだお前ら……」

 

「風真と沙花叉はどうした」

 

「情報収集に行かせてる、飯ができる前には帰ってくる」

 

「成程、裏組織は伊達じゃない訳か」

 

「お前吾輩らの事なんだと思ってんだよ」

 

ちょっ、こよこよ近過ぎ…そんなも垂れてこないでもろて〜^

抱きつかないでもろて、精神逝っちゃうわよ

 

「ただいまでござるー!あぁ!師匠も来てたでござるか!」

 

「こうくんだ〜!わーい!」

 

「あぁ!沙花叉ズルいでござる!!」

 

こよこよと沙花叉に挟まれる……ア"ッ(即死)

 

「はーい、できたよ〜」

 

「美味しそうでござるなぁ〜」

 

「……そう言えばお前ら、何を調べてたんだ」

 

「えっとねぇ〜、この間襲撃してきた組織だよ…別の街を拠点にしてるいろんな組織を統合して作ってるギルドみたいな感じかな〜」

 

「へぇ、だから雑多の集まりか…成程な」

 

寄せ集めとは正にこの事だな

しかしそれだけ裏組織を統合して、よくまとめられるな……それだけ大きい力を持ってる奴が頭なのか

 

「噂じゃ遺物を何個も持ってるとか言われてるらしいぞ…ま、吾輩の封印さえどうにかなれば敵じゃないけどな」

 

「へぇ…お前の封印って遺物か何かでされてるのか、そもそも種族って悪魔なのか?」

 

「確かに吾輩はラプラスの悪魔だが、正確には悪魔じゃないぞ…多分、どこにも分類されない」

 

「ほう、そりゃ面白い……その首輪が外れればいいのか?」

 

「他にも色々付いてるぞ…ま、外せたらとっくに外してんだけどな」

 

そりゃ面白い……もし、仮説として封印がデバフとして扱われているのならば…よく効く祈祷が一つある、後で試してみるとするか

 

しかしYMDはラプラスの悪魔だったなそう言えば、本来の力ってのは未来視なのかな

 

ルイルイ製の夕飯は美味かった(小並感)

 

「ラプラス、その封印が解けるとしたらどうする」

 

「そりゃその方がいいけど……まさかお前、出来るとか言わないよな?」

 

「さあ?やってみないと分からない」

 

「……よし分かった!試してみろ!」

 

「出来なくてもガッカリすんなよ」

 

「大丈夫だ、そこまで期待してないからな」

 

それはそれでなんか……まあいいか、YMDだし

 

YMDの首に着いている首輪に、人差し指で触れる

そして『回帰性原理』を発動すると、ガチャン…と音を立てながら至る所の拘束具が外れた

 

「お」

 

「は?」

 

「え…?」

 

「成功したみたいだな」

 

YMDとルイルイが抜けた様な声を出してる、かわちぃねぇ(粘着)

 

するとなんと、YMDの身体が光出した……え、何これすっげぇ眩しいんですけど

最初は小さかった光のシルエットが、徐々に大きくなる

 

光が弱まり、完全に消え去った…そこに立っていたのは、いつものちぃちゃいYMDでは無かった……う、うせやろ?(迫真)

 

そこにはルイルイバリの超絶スタイルをしたYMDが立っていた

 

「え、何その姿……」

 

「あ?何……うわぁ!?元に戻ってる!?」

 

「ラプって本当はそういう姿なんだ……初めて知ったんだけど…」

 

「てか本当に封印解けたんだな……いやマジか、お前やっぱおかしいぞ」

 

「まあ、そうだな……それは俺も思う」

 

封印はデバフだったと、回帰性原理って便利やなぁ^〜(適当)

 

いや、しかしこのYMD……と、とんでもねぇぜ

角は元のようにクソデカ角が二本、背丈はワイと同じくらい…175位か?

 

服は袖口が縮んでおり、手が見えている…下の方は履いてるか履いてないか分からないダボダボTシャツ的な感じになっておりえっち

 

そして何よりスタイルがエグい、目に毒…ワイが死ぬ(迫真)




JOYSOUNDでホロライブがコラボしてましてね?

700円のドリンクを頼むと、コースターが1枚貰えるってやつなんすよ……全25種類くらいかな?そっからランダムで貰える訳で

2回頼んで当たったのがムメイちゃんとキアラ……なんで二人共ENやねん
いや、かわいいからいいけどさ(脳死)
ドリンクは美味しかったです

ではでは、またお会いしましょう


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この程度でオタクが滅びるとでも思っていたのか(伝説のオタク風)

どうもAZAZELです
夜勤前なので初投稿です

わ、私…これを投稿したら…寝るんだァ…(フラグ)

唐突のアンケみんな投票ありがとナス!
一応言っておくと、エンディングとは言っても各ホロメン視点且つ平行世界線でのお話なのでほんへには関係ありません

ではほんへどうぞ


YMDが大きくなった(意訳)

 

YMDがたった!

そんな訳あるか、封印解けたら大きくなるってなんですか(純粋)

 

「それが本来の姿か」

 

「そうだ、これで少しは吾輩に威厳があるように見えるだろ?」

 

「お、そうだな(適当)」

 

「さてはお前、大してそう思ってないな」

 

まさかそんな事ある訳ないじゃないですかヤダー(棒)

 

まあ確かに、雰囲気が子供から少しは成長しているように見えるが……大人って言うか、JK?もしくはJDくらいに見える

 

いや、それでもかわいいと思いますよワイは(迫真)

 

「どうしたの〜?…えぇ誰!?」

 

「見ろ博士!吾輩の封印が全て解けたぞ!」

 

「ラプなの!?ていうか封印解けたってどういう事!?」

 

「ああ!こうすけがなんかパーッて光を出したら解けた!」

 

「な、何言ってるの…?」

 

全くもって説明になってない件について

擬音だけで伝えるのは無理があると思うゾ

 

「て言うかまたこう君…?」

 

「そうみたいだな」

 

「いや、そうみたいだなじゃなくて……はぁ、どうやって外したか聞いても多分コヨじゃ分かんないだろうし…取り敢えずこの拘束具の解析だけしておくね」

 

そう言ってこよこよはYMDに付いていた拘束具を持って研究室へ戻って行った

 

まあ『祈祷』は魔法でも遺物でもない力だからね、分かってないこと多過ぎる

実際ワイも『回帰性原理』で解けるなんて思ってなかったわい

 

お、いろはすと沙花叉も来たな

 

「え、もしかしてラプ殿……?」

 

「え〜そんな訳ないじゃ〜ん、あのラプラスがルイ姉みたいなスタイルとかありえんでしょ〜」

 

「吾輩で悪かったな?」

 

「えぇ!?マジでラプラスなの!?」

 

「どうしたでござるかその姿!?」

 

「封印が解けたから元の姿に戻ったんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「にしても、航輔君の力は本当に底知れないよね」

 

「ホント、こうくんすごいよね〜」

 

「凄いとかで済まされるような感じでは無いと思うでござるが…」

 

「ラプラス、力の方は戻ったか?」

 

「ああ、ずっと使ってなかったから感覚がまだ微妙だけど…完全に戻ってるな」

 

はえ^〜しゅごい(小並感)

確かに溢れ出るオーラ的なヤツが凄いことになってる、これが全力全開のYMDなのか

 

気が高まる…溢れる……的な?(適当)

 

「そういえば、ラプ殿の力って何でござるか?」

 

「色々あるが、まあ一番の得意は『未来視』だな!吾輩ラプラスの悪魔だしな!」

 

「へ〜、じゃあなんかやってみてよ」

 

「新人、あと5秒後に頭からお茶被るぞ」

 

「え〜何それ〜」

 

瞬間、沙花叉の頭に緑茶がぶちまけられた……後ろを見ると、コケたであろうルイルイが倒れていた

 

ま、まさかこんな時にルイルイのPONがピンポイントで発動するなんて……

 

「ルイ姉大丈夫でござるか!?」

 

「う、うん…ありがとう、いろは」

 

「ほら見ろ、吾輩の未来視は絶対だからな」

 

「分かってたならもっと早く言ってくれるかなぁ……?」

 

「5秒もあれば新人なら避けられんだろ?」

 

「ぐっ…!こ、この……!」

 

煽ってんなぁ…

やっぱ見た目は大人になっても中身は子供っぽいな、そう言うのいいと思います(迫真)

 

取り敢えず沙花叉を拭いてやる、犬みたいだなお前…かわいい(脳死)

 

「未来視以外は何が出来るんだ」

 

「これでも吾輩は『ならざる者(unknown)』だからな、割となんでも出来るぞ」

 

「へぇ……いや、それ他人にポッと言っていい事じゃなくないか?」

 

「言っとくけどお前も若干『ならざる者(unknown)』に片足突っ込んでるからな」

 

え〜そんなことないでござるよ〜(震え声)

そマ?

 

ちな『ならざる者(unknown)』とは、この世界に存在する種族のどれにも当てはまらない者を指す言葉

そしてならざる者の特徴として、超越的な存在であり…概念的な存在でもある

 

YMDの場合、『ラプラスの悪魔』と言う物理学における『架空の悪魔』がモチーフになっている

他に言えば『死』の概念であるカリオペもそれに該当する……これは本人から聞いたのを少し思い出した

 

「それに別にお前に言ったところでなぁ?別に何もしないだろお前」

 

「まあ、そうだけど」

 

「だろ?吾輩だって言う人くらい選ぶぞ」

 

「左様で……じゃあ試しに俺の未来も見てくれよ」

 

「いいぞ、面白そうだし……やっぱなしで、つまんねぇわ」

 

「おい、どういう意味だ」

 

「在り来りすぎてつまんないって事だよ、ほら今日は帰った帰った」

 

シッシッとやられてしまう

おま……一応ワイは貴女の封印解いた者なんですが…?

 

まあこう言われてしまったし、特にやる事も無いから帰るとしますか

 

と言っても帰ってやる事があるかと言われたら何も無い、今は別にダンジョンに潜る気分でもないし…はてさて何をしたものやら

 

「おおっ、こうすけと外で会うなんて珍しいな!」

 

「……ああ、あやめか」

 

「こんなところで何をしてるんだ?」

 

「まあ暇だから、適当にブラブラとな」

 

「そうなのか……じゃ、じゃあ余とお茶しないか!」

 

今どきお茶しようぜで誘う人居るんだな……かわ余(脳死)

という事でお嬢オヌヌメのカフェへと足を運び、ブレイクタイムと洒落込む

 

「そう言えばこの間の騒動、こうすけは大丈夫だったか?」

 

「ああ、あの襲撃事件か…俺は特に被害はなかったぞ」

 

「それなら良かった余、なんでも途中から見知らぬ勢力が加わって騒動が早く片付いたらしいぞ」

 

「へぇ、どんな勢力だ?」

 

「なんか変わった奴らだった余、全身鎧を着込んでるのとかダンジョンのエネミーみたいなのも居たなぁ……あっ!あと久し振りに竜を見た余!」

 

間違いないですねクォレハ……ワイが召喚した子達ですね

まあ騒動が早く片付いたのなら良かったけど

 

しかし、久し振り(・・・・)か…

 

「竜なんて見た事あるのか?」

 

「その昔にな、今はもうこの世界…この次元にはいないけど、面白いやつだったぞ」

 

「そりゃあ、会ってみたかったな」

 

「余も会わせてみたかったぞ……とにかく、怪我なくて良かった余!」

 

「俺が怪我なんてする訳ないだろ」

 

怪我したってすぐ治るから、どっちみち怪我したかなんて分からんしな

 

コーヒーを飲みながら、お嬢の他愛のない話を聞く……なんだぁこれはぁ、とんでもなく欲張りセットなのでは…?

全オタクの夢やんけ(迫真)

 

「こうすけはこの後、何も予定はないのか?」

 

「まあ特にはないけど」

 

「じゃ、じゃあもう少し…ご、ご飯とかどうだ?」

 

「夕飯か?…確かに、そろそろいい時間だからな…一緒に行くか」

 

「い、いいのか!」

 

「ああ、いいぞ」

 

かわ余

めっちゃいい笑顔、見るからにキラッキラしててマジかわ余(脳死)

 

やっぱこう、お嬢は無邪気な感じが…いいと思うんすよね(迫真)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、お嬢と夕飯を食べた訳なんだが……なんか、お嬢がまだモジモジしてるんですがそれは…(困惑)

 

ヌッ……ま、まだ何かするんすか…?

 

「こ、この後なんだがなこうすけ……じ、時間が合えば…」

 

「おっとすまん、ちょっと失礼」

 

お嬢をだき抱えながら黄金律式自動防衛システムを発動すると、レーザー光線が雨の様に降ってきた

 

上を見やれば、全身薄暗いグレーの鎧の様なモノを身にまとっている誰かがそれを降らしているらしい……何してくれてまんねんオォン?

 

今お嬢が何か言いかけてたとこだろぶっコロスぞ(過激派)

 

「ほう、俺の攻撃を防ぐか…流石と言ったところだな」

 

「ああ…?」

 

「何っ!?グゥっ……!!!」

 

マリカの槌を思いっ切り顔面へ振るう、フルフェスの鎧にヒビを入れながらソイツを吹っ飛ばす

 

「グッ……いきなりだな」

 

「人の話を遮る様なクソに、遠慮なんていると思うか?」

 

「はは、それは失礼したな……では改めて、非礼を詫びると共に自己紹介を…俺は別の街で裏組織を取り纏めてる、『仄暗い灰色(ダーク・グレー)』と呼ばれる者だ」

 

「へぇ、そんな裏組織のボスが何の用だ」

 

「お前を勧誘に来たんだ…この街で腐らせておくには勿体ない人材だからな」

 

「お断りだな…あやめ、もういいぞ」

 

「いっくぞ〜……余っ!!!」

 

ワイの背後に潜んでいたお嬢が飛び出し、二刀の刀でソイツを叩く

流石お嬢、パワーが違うね……鎧にヒビが入りながらまた吹っ飛んでいく

 

あの鎧、遺物か…さっきから攻撃してるが傷が全て修復されてる

 

「鬼人族……!まさかそんな者まで潜んでいたとはな!」

 

「なんで師匠はこうも厄介事をよぶでござるかぁ!!」

 

「そいうところ本当にこうくんらしいよね!!」

 

追撃にいろはすと沙花叉が上から畳み掛ける……て言うかいつの間にいたの君ら

オーバーキルもいいところじゃね?可哀想になってくるんだけど

 

すると男が光出し、周囲へエネルギー衝波を発する

 

「舐めてもらっては困るなぁ!」

 

「うっ!?」

 

「あっぶな!?」

 

「多勢に無勢か……いいだろう、俺の実力というのを知らしめるいい場面だ」

 

男が掌を上へ向けると、球体が現れる…その丸から無数の線となって光線が放たれる

ワイの『黄金の流星群』の様に追尾式か、高く撃ち上げられた光線は蛇の様に動き回りながらこちらを追い掛けてくる

 

皆それぞれの得物でそれを叩き落としていく

 

ワイは黄金律式自動防衛システムがあるから、楽だね(ゲス笑)

 

「……しかし、何でまた俺らの街に来たのかねお前」

 

「この街は裏組織が潤沢していてね、我々の様なはみ出し者にはもってこいなのだよ…それに、厄介なJOKERが足を洗ってくれたお陰で統括するのが楽になった」

 

「ふぅん……まあ、なんでもいいけど…取り敢えず迷惑だからやめてもろて」

 

「それは出来ない相談だな」

 

ワイへ集中的に光線が降ってくる

黄金律式自動防衛システムにヒビが入り始める……ヌッ、コレを壊すとは中々やりおるな

 

おそらく遺物を重ねてるんだろう、複数持ってるってのは事実っぽいな

 

パリン、と薄膜が弾ける

見計らった様に男の掌からショットガンみたいに光線が放たれ、ワイの身体を撃ち抜く

 

左脚、右腕が吹っ飛ばされ…右脇腹、左胸、顔右半分に風穴を開けられた

 

「ほう、心臓はズラしたか…だが最早、その身体では動けまい」

 

「お前えぇぇぇぇ!!」

 

「よくも師匠をッ……!!」

 

いろはすと沙花叉が男へ向かって走り出す

 

「こ、こうすけ…なあこうすけ!」

 

お嬢がワイをだき抱えてくれる、あ^〜かわ余(脳死)

 

え、ワイ?元気元気、ビンビンですとも

今更あんなんで死ぬ訳ないやん(?)

 

今は顔半分が吹っ飛ばされてるから喋れないだけ

 

「ほう、中々やるな」

 

「ぐっ…硬い、アイツの装甲どうなってるでござるか…!」

 

「あんな遺物見たことないんだけど……それより今は、さっさと片付けないとこうくんが…!」

 

「分かってるでござる……沙花叉!」

 

「さて、そろそろ俺の方も終わりにしようか…時間も限られている事だからな」

 

男の手には、エネルギーで象った剣が現れ…それを横に一薙ぎ

衝撃でいろはすと沙花叉が吹っ飛ばされた…更に上へ振り上げ、ワイ諸共吹き飛ばそうってか?

 

振り下ろさせる剣を片手で受け止める

 

「それはいただけないな」

 

「何っ!?」

 

「えぇ!?こうすけ!?」

 

「この程度で俺を殺した気になっているとは、おめでたい奴だな」

 

「どうやら俺は君を侮っていた様だな……ならば全力で潰すのみ!」

 

剣がさらに大きくなり、出力が上がった……まあワイからしてみればそこまで変わってないけどな(適当)

 

欠損していた部分は黄金の粒子が再生中、まあスグにワイの身体として再生された

 

「そもそも、お前を完封する手段など最初から分かっていた……お前にどこまで見極められる目があるか試してみたが、まあこの程度か」

 

「何?そこまで大口を叩くのならばやってみるがいい」

 

「いいぞ、後悔するなよ…『カーリアの王笏』、『永遠の暗黒』」

 

杖から発生した魔術は、媒体無しで発動するものよりステが乗り猛烈に強力になる

故にこの暗黒は全てを飲み込み、消失させる

 

振り下ろされていたエネルギーの剣は、暗黒へと吸い込まれ消え失せる

 

「ば、馬鹿な!?どんな手品を使った!!」

 

「『魔術』ってやつだよ、これでお前の攻撃は全て俺には届かない」

 

「ふざけるなぁ!!!」

 

球体が4つ出現し、それら全てから幾本もの光線が撃ち上がる……そして全てがワイへ向かって飛んでくる

 

王笏を前へ振るい、暗黒を3つ生成すると……全ての光線は一つ残らず暗黒へと吸い込まれ消え去る

 

「お前の扱う攻撃が全てそのエネルギー系統なら、俺の前では無力だな」

 

「そ、そんな馬鹿なことが…俺が、負けるだと……?ありえん、ありえん!!!」

 

「いい加減諦めたらどうだ?」

 

「いつの間に…!?グハァッ!?」

 

男の前に黄金律式瞬間移動で移動する

 

左腕の手刀で男の腹を突き、地面へ押し付ける

拘束したまま、右手に持つマリカの槌を振り上げ……顔面に叩き付ける

 

何度も、何度も叩き付け…その度に黄金が弾け飛ぶ

 

「ぐ…ゴハッ……そ、んな…」

 

「どこの裏組織連中だか知らないが、俺の前に現れたのが運の尽きだったな」

 

「や、やめっ……!!」

 

最後の一撃、筋力99渾身の一発で叩き付ける……地面にエルデンリングを描きながら黄金が弾けた

 

これで一件落着だな(楽観)

あとはJOKERにでもブン投げて片してもらおう、ワイここまで頑張ったんやし…それくらいええよな(適当)

 

取り敢えず雰囲気が怖くなったいろはす、沙花叉及びお嬢の対処をしなくては(震え声)




ほんへには関係ないとは言ったけど、流れはほんへからなので次回はエンディングへの導入です

でもほんへはまだ終わらんので安心して下さい(?)
と言うより終わり時が分からないので私のネタが尽きるまでは書きます(迫真)

みんな……ネタ提供しても…ええんやで?(人頼り)

ではでは、またお会いしましょう


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選択肢って重要だよね(迫真)

どうもAZAZELです
休みを取って東北に行く予定なので初投稿です

今回の話がエンデングのターニングポイントになるつもりで書きますた
ここから派生して平行世界へと別れて行きます

ではほんへどうぞ


「師匠、言いたいことは山ほどあるでござるが……取り敢えず、holoXまで来てくれるでござるな?」

 

「うす」

 

「逃げないでよね?」

 

「うぃっす」

 

有無を言わさぬ迫力……それ最早断らせる気ないよね?

あれ、お嬢もついてくるん…入室制限ガバガバ過ぎやしないか秘密結社(困惑)

 

holoXに着くや否や、速攻こよこよの研究室へブチ込まれるワイ

 

「こう君…?今回のはちょっとコヨも激おこかなぁ…?」

 

「ういっす」

 

「こう君の再生能力が異常なのは知ってるけどね?コヨ達からしてみれば一人間の四肢が吹っ飛んでるのよ、分かる?」

 

「いや、まあ…そっすね……」

 

「こう君はもう少し自分の体を大切にして、分かった?」

 

「あい」

 

冷静沈着に詰められるのが一番きちぃ^

こよこよがマジギレしてるの怖いんですが……

 

「……はぁ、どうせコヨが言ったって聞きやしないだろうけど」

 

「…俺の身体はどんなに欠けようがスグに元に戻るんだ、ヘイトを稼いでお前らに攻撃が行かないならそれでいいだろ」

 

ギッ…という効果音が似合うくらいの勢いで、こよこよがワイを睨む

……えっ、なんすかちょっと…違う扉が目覚めそうだからやめてもろて

 

こんな時に何言ってんだこいつ(自問自答)

 

「こう君、それ本気で言ってる…?」

 

「い、いやだって…タンク役がいた方が戦闘は楽だろ?」

 

「そうじゃないの!!」

 

バァン!(迫真)と、机を叩くこよこよ

ファッ、ウーン……こ、こよこよ?そんなに感情的になるのも珍しくないか…?

 

「コヨ達がどれだけこう君の心配してるか分かってるの…!ねぇこう君!何でこう君はいつもいつもそうやって自分ばっかり傷付こうとするの!?」

 

「え、えぇ…だって、俺の身体は…」

 

「ちがう!ちがうちがうちがうの!!そうじゃないんだってば!!」

 

「なあ、一回落ち着けって博士」

 

ガッ、とワイの胸倉を掴む

あれ……こよこよ、泣いてる…?

 

「なんで…何で分かんないの!!コヨ達はこんなに……!」

 

「わー!ちょっと待つでござるこより殿!」

 

「そうだよこよりちゃん落ち着いて!」

 

見かねたのか、いろはすと沙花叉が研究室へと入って来た

ワイとこよこよを離し、いろはすはこよこよをなだめている

 

「はぁ…もうこうくん、もう少し乙女心ってのを分からないとダメだよ」

 

「乙女心、か……」

 

「そう、女の子を相手する上で一番大切なんだよ?」

 

「……そうか」

 

「確かに沙花叉達からしてみれば、こうくんみたいに体を張って攻撃を請け負ってくれる人がいれば楽だよ…でも、それとこれとはまた話しが違うんだよ」

 

「………善処するよ」

 

一先ずワイは居間の方へ出された

ウヌゥン……ワイのスパチャが悪かったんかな、ワイにはようわからん

 

居間にはYMDがソファへと腰掛けていた

 

「お、帰ってきた…なんだお前、博士と喧嘩でもしたのか?」

 

「喧嘩…だったらよっぽど良かったな」

 

「ふぅん、面倒臭い事になってんのな」

 

「未来が見えるんじゃないのか?」

 

「お生憎様、吾輩ではお前の未来は視えないよ」

 

「……ん?どういう事だ」

 

「さあ?吾輩にも分からん、でも視える筈の未来が見えないのは事実だ……だからあれだけ博士も侍も、新人も幹部もお前の事を心配してるんだ」

 

未来が見えない……ほぉう?つまりどういう事だってばよ(無知)

 

「それは詰まるところどう言う…」

 

「要因は2つ…1つは言葉通り、そいつに未来は無い…要は死ぬって事だな……そしてもう1つ、吾輩の力を持ってしても見通せない程の力を持っている」

 

「なにそれは(困惑)」

 

「吾輩だって分からねぇから困ってんだよ、お前の場合2つ目の要因だろうとは思うけど……それでも1つ目の要因が頭を過ぎると、いても立ってもいられないのがアイツらなんだよ」

 

「俺が死ぬだって?冗談じゃない」

 

ワイは不滅よ

 

この肉体も、精神も…黄金律であり続ける限りは不滅、そうテキスト先生が仰ってたから(迫真)

 

「て言うか、ラプラスの悪魔すら見通せない俺の未来ってなんなんだよ」

 

「言っただろ?お前も『ならざる者(unknown)』に片足突っ込んでるって、多分吾輩よりも強力ななんかってことだろ」

 

「適当過ぎだろ……いや、まあ…確かにそうかもな」

 

「何だ、思い当たる節があるのかよ」

 

「まあ少し」

 

「それがお前が持つあの再生力と、死への恐怖を完全に無くしている要因か」

 

「かもな……俺にとって死は『恐怖』するモノではない…それは全ての始まりだ、全ては廻る…黄金の元にな」

 

黄金律原理主義っぽい事を言っておこ(適当)

全ては黄金から生まれ、黄金へと還る……つまり黄金が源ってコトォ?

 

「まあよく分からんけど、あんま博士達心配させ過ぎんなよ〜……あ、あと連れて来てた鬼人族の子ならアッチにいるぞ」

 

「ああ、ありがとう」

 

お嬢の事をすっかり放っておきっぱなしだったな

別部屋のドアを開けると、ルイルイとお茶を飲んでいるお嬢がの姿があった

 

「こうすけ!良かったよ"ぉ〜!!」

 

「うおっ、悪かったよあやめ」

 

「もうあんな無茶しないでくれ余!!」

 

「分かった分かった……善処するって」

 

お嬢が抱きついてきた…ヌッ、あ^〜(臨死)

 

「航輔君、ラプから聞いた?」

 

「俺の未来が見えないらしいな」

 

「そう、それでこよりもいろはも沙花叉も…みんな君の事を心配してるの、それだけは分かってあげて」

 

「ああ、分かってるよ……取り敢えずもう一回博士の所に行ってくるよ」

 

「そう、分かったわ」

 

「あやめ、悪いが先に帰っててくれるか?」

 

「いや!余も残る!こうすけと帰る!」

 

「お、おう…そうか…じゃあちょっと待ってて」

 

お嬢を身体から離し、こよこよの研究室へと再度出向く

あのままってのも寝覚めが悪いし

 

「博士、いるか?」

 

「……なに」

 

あら^〜ムスッとしていらっしゃる、かわいい(脳死)

いや、そういう事じゃないんよ(自問自答)

 

「あ〜…その、俺があんまり博士達の気持ちをくめてなかったよ」

 

「……本当にそう思ってる?」

 

「思ってる」

 

「じゃあもうあんな無茶しないって言って」

 

「……ぜ、善処じゃダメかな?」

 

「ダメ、しないって言って」

 

「い、いやぁ…うーん……」

 

「じゃあコヨの言うこと何でも一つきいてくれるって約束して」

 

まあそれくらいなら……いや、それくらい…?

待てよ、こよこよの頼み事だと……これワンチャン治験の可用性が微レ存…?

 

いや、ワイには状態異常というものが何も効かないから…それはそれで役に立たねぇなコイツ

 

「因みにその内容とかは…?」

 

「教えてあげなーい、約束してくれたら教えてあげる」

 

「えぇ...(困惑)」

 

「それで、約束してくれるの?」

 

「………わ、分かったよ」

 

「はい、これで言質は取ったからね…約束やぶったらこれ付けるからね」

 

そう言ってこよこよが見せてきたのは、鉄製のチョーカーみたいな物

それ良く見たらYMDに付いてたやつじゃね…?

 

「それは…?」

 

「ラプラスの力を封印してた遺物、を解析してコヨが改良したもの…これを付けると能力が一般人レベルまで引き下がるの、ダンジョンで得た力とかも全部ね」

 

「凄いなそれ…え、と言うかあれ解析できたの」

 

「調べたら遺物の一種みたいだったから、その程度このholoXの頭脳にかかれば朝飯前!…因みに約束をしてくれなくても付ける予定だったからね」

 

「あ、そうすか…」

 

怖いわ^~…ワイからダンジョン能力を取ったらマジでただの一般ピーポーやで

ワイから能力とったらマジでただのオタクに成り下がるぞ(迫真)

 

「コヨ達はこう君が強いのは知ってるし、さっきの戦いでもとんでもない再生力を持ってるのも分かった…それでもコヨ達はこう君が傷付くことは嫌だし、ましてやコヨ達の為にこう君が進んで盾になる事なんて望んでない」

 

「……ああ」

 

「コヨだってこう君の体がバラバラになるのなんて見たくないもん……そんな状況でも平気な顔して戦い続けるんだから、コヨだって怒るよ」

 

「あい、すいません…」

 

「いい?こう君…次に体の1部でも欠損させたら本当にこれ付けるから覚悟しておいてね?」

 

「あ、はい」

 

目がマジですねクォレハ(震え声)

 

怖いわ^〜……当分は戦闘避けよ、取り敢えず身体が欠損しない様な祈祷を作ってからにしよ

 

こよこよの研究室を出て居間へと戻る

 

「仲直りしたのか、こうすけ」

 

「ああ、まあなんとか……」

 

「これに懲りたら無闇に行動しないこったな、幹部が夕飯作ってくれてるみたいだから食ってけよ」

 

「そうか、悪いな…あやめはどうした」

 

「まだ居るぞ、幹部の料理を手伝いに行った」

 

ソファにふんぞり返るYMD

やっぱその姿(大人化)は見慣れねぇなぁ……あと服装が際どいから結構ワイの精神削られる^

 

何だそれ、下が見えそうで見えないきわきわラインじゃんはぁ?(ガチキレ)

 

もっとワイの視線と精神に気遣え

 

「今日の献立は?」

 

「今日は吾輩のリクエストだぞ!ハンバーグだハンバーグ!チーズ入りな!」

 

「子供舌か」

 

「あぁ!?今何って言ったオイ!!」

 

「いや、幸せそうな舌だなって」

 

「ぜってぇガキ舌って言っただろお前!!」

 

「自分で自覚あるじゃねえか」

 

「絶対許さねえぞ!罰として吾輩の角磨け!」

 

そう言ってワイの膝へダイブをかますYMD

膝っておま……いやまぁ、その身体で膝に座られた日には死ぬね間違いない(確信)

 

そう考えればまだマシではあるけど、精神逝っちゃ^〜う

 

「はい師匠、タオルでござる」

 

「用意がいいな風真、ありがとう」

 

「こより殿とは仲直りできたでござるな」

 

「ああ……悪かったな」

 

「別にいいでござる、拙者からしてみれば師匠の奇行は見慣れたことでこざる……でも、少しは自分の体を大切にして欲しいでござるな」

 

ソファの後ろからいろはすがタオルを渡してくれた

表情は見えないが、どことなく声色が寂しそうに聞こえる

 

ヌッ……ここはワイの精神と引き換えに、奥の手をするしかあるまい(迫真)

 

「すまんな」

 

「んっ…きゅ、急に頭を撫でるのは反則でござる……師匠はズルいでござる…」

 

ああ^〜削れるぅ^〜

オタクにはきちぃよホンマ……死ねる(確信)

 

「おい、イチャついてないで吾輩の角磨け」

 

「はいはい、我儘はデカくなっても変わらんな」

 

「うっさいわ」

 

キュッキュッとYMDの角を磨いていく……大きさはちっちゃかった頃と比べて対して変わらないな

しかしこんなバカでかい角付けてて重くねぇのかな……そう言えば取り外しできるんだっけ

 

そんなメガネじゃないんだからさ(至言)

 

「……なあこうすけ、未来が視えて…その未来を変えられるとしたらお前はどんな使い方をする」

 

「さあな、そんな能力持ってないから分からん……答えにならないが、そんなものが無くても俺は自分の未来くらい自在に変えられるよ」

 

「本当に質問の答えになってねぇじゃん……まあでも、お前はそう言う奴か………吾輩は、何か間違えたのかな…」

 

「ラプラスが悲観的になるなんて珍しい事もあるんだな、明日は槍が降るぞ」

 

「喧嘩売ってんのかおう?……力を取り戻してから、昔にあった事をよく視るんだよ…封印された時の光景(ビジョン)が、視たくもねぇのに」

 

なんかあったんか、YMD『ならざる者(unknown)』だし…相当昔から存在してるのかな

 

預言者でもやってたんかな(適当)

 

「何があったかは知らないが、自分のやってきた行いを悲観するのは宜しくない…それは自分を否定してるのと何ら変わりないからな」

 

「今更、吾輩に自信を持てって言うのか?」

 

「じゃなければどうする、今ラプラスは総帥をしてるんだろ…引っ張る奴が迷ったら、ついてくる連中は途方に暮れちまう…お前に出来ることは自分と仲間を信じ抜いて、前に進むことだけだよ」

 

「……はん、お前にしてはいい事言うな」

 

まあ受け売りなんですけどね(真顔)

何かの映画で見た気がする、そんなニュアンスの台詞を……もしかしたら気の所為かもしれない

 

「ほら、もういいだろ」

 

「そうだな、そろそろ幹部達が夕飯ができるって言いに来る頃合いだ…あと6秒」

 

「お得意の未来視か?」

 

「ご飯できたわよ〜」

 

「ビンゴ…だろ?」

 

「ああ、大当たり(ジャックポット)だ」

 

夕飯はYMDの言っていた通り、チーズインハンバーグだった…激うまだでぇ

お嬢も手伝ったみたいで、サラダと味噌汁を作ってくれていた

 

うまい!(大迫真)

 

ちな騒動の件だが、JOKERに丸投げしてどうにかして貰った

電話をして後よろしくって言ったら『本当に君は私の使い方が荒いねぇ』と笑いながら言っていた

 

ワイがその前に起きた襲撃事件の時に助太刀した借りもあってか、割と無茶振りもきいてくれる

 

まあそう言う仕事は元裏の人間にやってもらうのが一番最適だろう、何せ手順は知ってるだろうし…それに今は警備隊や機動隊とも繋がりがあるんだし

 

取り敢えずの間は、また普段の日常が送れそうかな




あ〜ワイ氏女の子泣かせた〜(おまいう)

完全体YMDの能力については設定集で触れてるので、気になったらそっち見て下さい

さて、そろそろ平行世界のエンデングを書かないと行けないので失踪しますね(適当)
アンケはここで締め切ります、みんなHappyが好きなのがよくわかったで
まあ両方書くんで、気長に待ってて下され

ではでは、またお会いしましょう


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長期休暇:そうだ、温泉へ行こう(提案)

どうもAZAZELです

直近で来た☆0評価の一言が面白かったので抜粋して晒します
『それってホロライブ じゃなくてもよくね って話』

それってもしかしてハーメルン内に存在する全二次創作に対して『それってその原作 じゃなくてもよくね って話』って言ってるってコトォ!?
て言うかそういう意味合いだよな、どう考えても…そんな事言ってたら二次創作なんて読めないじゃん君ウケるwww

言ってる事の大半が大体の小説に当てはまる事をさも私の小説の悪い所みたいな感じで言ってたのが更に面白かった(小並感)
結局何が言いたかったのか分からなかったし、何か言葉を選んで頑張って書いたんだろうなぁって感じでかわいい

まあ、文句を言うならこの小説より評価値とお気に入り数を稼いでから言いな

ではほんへどうぞ


長期休暇……所謂、ゴールデンウィークと言うやつがワイにも訪れた

 

大学は休みだし、何しようかしら……最近、裏の連中もJOKERが足を洗ったことによりだいぶ静かになっちまったからな

 

家でダラダラするのも悪くないが……それだけでゴールデンウィークを潰すってのもなぁ

 

あ、イケメン君から電話だ

 

「どうした、珍しいなお前から連絡なんて」

 

『よう、お前ゴールデンウィーク暇か?』

 

「まあ、暇だな…やる事なんて特に無いし」

 

『そしたら温泉行くぞ』

 

「はぁ……え、温泉?」

 

そんな訳で向かっております温泉街……ワイらの街から離れた山の中にある場所だ

前世の所謂グンマーの山中にあるアレとほぼ一緒と考えていい

 

今はイケメン君基、真哉の運転する車の助手席に乗っている

 

「しかし珍しいな、お前から誘ってくるとは」

 

「あー……まあ、そうかもな」

 

「何だその煮え切らない答え方は」

 

「色々あんだよ……」

 

「なにそれは(困惑)……まあ、後は…」

 

「にしても、アンタ車なんて持ってたのね」

 

「舞彩さんまで居るとは思わなかったけど」

 

後部座席に座るは舞彩さん……まさか居るとは思わんかった、野郎二人についてくるとはな

 

「あたしが居たらなんか不味いのか?」

 

「いや、よう野郎二人だけの温泉旅行について来たなって」

 

「は?何言っ……ああ、そういう事か」

 

「え、なにそれは……」

 

「いや、あとのお楽しみにしとけ」

 

怖いんですけどそれ

何あとのお楽しみって……それ本当に楽しめるやつですよね…?

 

さて、そんな不穏な空気を感じながら温泉街へと到着した

 

温泉街らしく至る所からもくもくと湯気が立ち上っている…雰囲気いいな

宿は別途で来ている知り合いが、旅館を予約しているらしい

 

「ここらしいぞ」

 

「めっちゃ立派やな」

 

「凄い大きいな、ここ…」

 

「ところで誰が予約したんだコレ」

 

「後でわかるよ、取り敢えず入ろうぜ」

 

中もいい感じの旅館…て言うかマジでデカイな

チェックインして案内された部屋は、3人で使うには広過ぎるくらいの大きさだ

 

「待て、何でこんなに部屋広いんだよ」

 

「俺ら3人だけじゃないって言ってるだろ、あと5人来るんだよ」

 

「そんなに居るん…?」

 

クォレハなんか嫌な予感がしてきましたねぇ……今からでも帰ろうかしら(迫真)

 

「おいテメェ、まさかとは思うがその5人って……」

 

「あ、こうちゃん達も到着してたんだ」

 

「お疲れ様です星街さん、あたし達も誘ってくれてありがとうございます」

 

「いいんだよ〜、大勢の方が楽しいでしょ?」

 

後から部屋に入ってきたのは予想通りというかなんというか……すいちゃんだった

 

ワイはイケメン君に近付き首裏から腕を回し、耳打ちする

 

「おい聞いてねぇぞテメェ…すいちゃん来るなら先に言えよなぁ?」

 

「早く言わないとダンジョン潜り始めるかもしれないし何よりお前言ったら金だけ払って絶対来ねぇだろ、俺は星街さんからお前を引き摺ってでも連れて来いって言われてたんだよ…!」

 

「当たり前だろ、今からでも帰るぞ俺は」

 

「それは星街さんに言え、ここの旅館予約したの星街さんだぞ」

 

「は、謀ったな貴様ァ……」

 

何故ワイがそんなに嫌がってるかって?

 

別にただの温泉旅行なら幾らでもついてくし、何ならお金全部出してスパチャ欲を発散するまであるんだが……ここの温泉街は訳が違う

 

さっきパンフレットを見てた時に見つけた……この温泉街には『混浴』があるという事だ

車の中で『はぇ^〜、こんなんホロメンと行ったら間違いなく死ぬな…ヌヘヘヘ(達観)』とか思ってたんだぞ、フラグ過ぎだろクソが

 

「ま、まあ後でなんか奢ってやるからさ…許してくれよ」

 

「……はぁ、分かったよ…仕方ねぇからそれで手打ちにしておく」

 

「こうちゃんもちゃんと来たんだね!」

 

「ああ、すいちゃん…まあダンジョン潜る予定も無かったからな」

 

「そっかそっか、じゃあ一緒に楽しもうね!」

 

「ああ……そう言えば、あとは誰が来るんだ?」

 

「そろそろ来ると思うよ〜」

 

と、また部屋の扉が開いた

 

そこに居たのはそらちゃん、団長、ぬいぬい、お嬢の4人だった

ヌッ……ま、まあ…そりゃあみんなホロメンだよね…(瀕死)

 

「あ、舞彩ちゃん久しぶり〜」

 

「そら先輩、お久しぶりです」

 

「おっ!こうすけくんも来ちょる!」

 

「へぇ〜意外、てっきりダンジョンにでも篭ってるかと思ってたよ」

 

「警備隊と機動隊のトップがお出ましか」

 

「団長たちもすいちゃんに誘われたんだ〜」

 

「こ、こうすけ!余っ、余もおるぞっ!」

 

「ああ、あやめも来たんだな…すいちゃんに誘われたのか?」

 

「ああ!温泉って聞いたからな!ワクワクしてるぞ!」

 

ワイは胃がキリキリしてるよ

まあ、お嬢が楽しそうでなによりです(玄人感)

 

「じゃあ皆揃ったところだし、先ずは温泉街を巡ってみよっか!」

 

「すいちゃん、何か名物とかあるのかな?」

 

「えっとね〜、神社とか温泉まんじゅうとか温泉卵とかあるみたい!」

 

「そうなんだ〜、ほら舞彩ちゃんも行こう」

 

「あっ…待って下さいよ星街さん、そら先輩」

 

「じゃあ余達も行こーう!」

 

「おー!団長温泉まんじゅう食べてみたい!」

 

「そうだね、神社があるならお参りするのもいいね」

 

「フレアないすアイデア!」

 

ホロメンwith舞彩さんの女子組はワイワイキャッキャと支度を進める中……ワイ含むイケメン君の野郎組は取り敢えず窓の外を眺めてる

 

あ、川流れてんジャーン……きれい(小並感)

 

「なあ、航輔」

 

「何だ、真哉」

 

「……川、綺麗だな」

 

「何言ってんだこいつ」

 

「ふざけんな!!」

 

「ちょっとこうちゃん何してるの!もう行くよ!」

 

「ああ分かったってすいちゃん、引っ張らんでも行くって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温泉街はお土産屋や食事処、旅館や温泉施設などでひしめき合っている

人もそれなりに多いな

 

ワイはすいちゃんに手を繋がれながら歩いている……なんで?(困惑)

 

そんな子供じゃないんだからさ……

 

「あ!見てそらちゃん、あそこすっごい湯気出てる」

 

「わぁ本当だ、見に行ってみる?」

 

「そうだね、ほらこうちゃん」

 

「ちょっ、何も手繋がなくてもいいだろすいちゃん」

 

「ダーメ、目離すとスグどっか行っちゃうもん」

 

ワイ本当に子供だった説

 

そんなチョロチョロ動き回らんて、て言うか精神的にヤバいのでそろそろ宜しいか?手とか、さ(切実)

 

「あれ、舞彩さんとかあやめはどこ行ったんだ」

 

「ああ、なんか温泉まんじゅうとか温泉卵食べに行くって…さっき別の道に行っちゃったよ」

 

「あ、そうすか」

 

「ここ神社みたいだね、2人共お参りしていく?」

 

そらちゃんが指を差した先に、赤い鳥居が見える…結構大きいなあれ

なかなかご立派な神社なのかな…何を祀ってるかは知らないが

 

「そうだね、折角だからお参りしてこうよ」

 

「……まあそうだな、俺も行こう」

 

「じゃあ皆で行こっか」

 

すいちゃん、ワイ、そらちゃんの順に横並びになりながら石階段を上がっていく……何でアイドルサンドイッチなの(困惑)

 

挟まなくても良くなイカ…?

 

「……結構大きいな、この神社」

 

「そうだね〜、思ってたより立派…お参りはあっちみたいだね」

 

「あ、すいちゃんおみくじ引きた〜い」

 

「お参り終わってからな」

 

神社出よく見る社にお賽銭箱、そして大きな鈴の付いたしめ縄……至って普通の神社だな

五円玉を入れ、例に習ってお参りをする……

 

that Cali said you(君がカリの言ってた)……huh(へぇ)…』

 

ヌッ…なんか頭に直接流れ込んできたんですけどクォレ

そして声質で大体誰か分かっちゃったんですけど……また増えるんすか(困惑)

 

「すいちゃんおみくじ引いてくる〜」

 

「ああ、いってらっしゃい」

 

「こうすけ君は何かお願い事した?」

 

あ、流れ込んできた誰かの声で忘れてた……

 

「無難に安全祈願をしておきましたよ、この旅行の」

 

「ふふ、こうすけ君らしいね」

 

「見てこうちゃん!大吉!」

 

キラッキラの笑顔ですいちゃんがおみくじを持ってきた…かわいい(脳死)

 

その後…団長達と合流し、食べ物屋台を巡った

て言うか団長、ワイ達と巡る前から既に何か食ってたんじゃ……まあ、いいか(適当)

 

温泉卵おいしい(小並感)

 

「何かお土産買って帰るか……」

 

「真哉、誰に買うんだ」

 

「まあ、学友かな」

 

「ああ、成程な…饅頭でも買っていったらどうだ」

 

「そうするよ」

 

そう言えばワイの背中にあるエルデンリングは刺青じゃないよな…?

これ刺青だったら温泉入れんのやけど……まあ大丈夫やろ(適当)

 

「この後はどうするんだ」

 

「さあ、俺に聞かれてもな…星街さんに聞いてみろ」

 

「お前が考えたんじゃないのかよ」

 

「言ってるだろ、俺も誘われた側なんだよ…今回の温泉旅行だって考案したのは星街さんだからな」

 

「へぇ、そうだったのか」

 

「取り敢えず温泉でも入ろうぜ、今日は歩かされて疲れた……と言うより精神的疲労がしんどい…」

 

「何でお前が精神削れてんだよ」

 

「いや、あの面子の中に居るって相当キツイぞ…お前よく居られるよな」

 

ワイだって常に精神削りながら居るんじゃい

正気耐性がMAXな筈なのに何度発狂しかけたか……まあ、そこはオタクの底力で何とか耐えてるけど

 

「……じゃあ俺らだけで温泉入りに行くか」

 

「そうだな、一先ず俺らだけで行こう……野郎同士の方が気楽だろ」

 

「ああ、すいちゃん達は幸いまだ回るみたいだし…今の内にさっさと行くぞ」

 

そんな訳で真哉と共にそそくさと抜け出し、その辺にあった温泉施設へと入る

一応、お嬢にメッセージを送っておいた

 

「源泉かこれ」

 

「ああ、クソ熱いらしいぞ」

 

「へぇ…」

 

「何で触んだよ!?」

 

「いや、本当に熱いのかなって」

 

「馬鹿じゃねぇのかお前!?……え、何で大丈夫なんだよ」

 

「そこまで熱くなかった」

 

「そんな訳ねぇだろ……」

 

アレキサンダーと共に溶岩風呂へ浸かったワイにとってはぬるま湯だな

でも確かに普通のお風呂よりは熱かった(小並感)

 

さて、真哉と裸の付き合いと行こうか

 

「……お前身体すげえな」

 

「ダンジョン内走り回ってりゃ勝手に身体なんて育つぞ」

 

「そうかよ…相当だなお前……」

 

「この背中のやつ大丈夫かな、多分刺青じゃないんだけど」

 

「どれだ?…うわ凄いなそれ、でも多分遺物だから大丈夫だぞ」

 

「見てわかるのか?」

 

「ああ、俺の遺物で判別できる」

 

はえ^〜便利だな

 

露天風呂しゅごい……めっちゃ綺麗やんけ

他のお客は居ないな…貸切だ貸切

 

「ふぅ……疲れた」

 

「おっさん臭い声を出すな真哉」

 

「いいだろ別に誰も居ないんだし……大体、ほぼお前の所為と言っても過言では無いんだからな」

 

「ああ、すいちゃんから圧かけられてんのな…知るかそんなの」

 

「ヒデェな……それよか星街さん達気が付いてるかな」

 

「一応あやめにメッセージは入れておいたから、まあその内気が付くだろ」

 

「そうか……お前、百鬼さんとも仲良いのな」

 

「バトロイで少しな」

 

少しの間、沈黙が流れ……お互い自然の景色を眺めながら湯に浸かる

 

あったかい(小並感)

このくらい平穏でダラけられるくらいが丁度いいよな

 

はぁ……しかしなんでまた温泉街へなんて、こんなワイにクリティカルヒットしまくりのイベントを組むとは…流石はすいちゃん

 

「……そろそろ上がるか?早く戻らないと何か言われるかもしれないぞ」

 

「だな、その場合高確率で俺に被害が出る」

 

「はっ、愛されてんなぁ」

 

「かもな…」

 

温泉から上がり、施設から出る……と、外には団長とぬいぬいが待ち構えていた

……なんでおるんすか、特定はやない?

 

まあここはすいちゃんやそらちゃんじゃなかった事を喜んでおくか

 

「あ〜!団長たちより先に温泉楽しんでたな〜?」

 

「全く、2人共急に居なくなったと思ったら抜け駆けとは…後ですいちゃんにドヤされても知らないよ?」

 

「何でそこですいちゃんの名前が出てくるかは置いておいて…他の子達はどうした」

 

「宿に戻ってるよ、アタシ達は場所特定できたから残ってる」

 

「何で分かったんだ」

 

「アタシ一応エルフだから、風に聞けば大体の把握は出来るの」

 

エルフって凄いのな……風って、精霊的なやつなのかな

 

さて、団長とぬいぬいに連れられて宿へ戻る……案の定、すいちゃんから不機嫌オーラが全開に溢れだしている

 

「なあすいちゃん、ごめんってば」

 

「ふーんだ、知りませーん」

 

「先に温泉行ってたのは謝るからさ」

 

「じゃあ後ですいちゃんと温泉入ってくれる?」

 

「え"っ…とぉ、それ以外とかは…?」

 

「やだ」

 

「あ、はい…じゃあそれでお願いします」

 

「じゃあ私とも入ってくれるよね?」

 

「う、うす……」

 

すいちゃんとそらちゃんのダブルアイドルとの温泉が決まりました……おい真哉なに笑いながら見てんだテメェ

 

後で覚えとけよ、源泉にブチ込んでやるからな(無慈悲)




私はこの前に、友達と草津へ行きました…湯気しゅごい(小並感)

一応、混浴扱いになってる所もあるにはあるんですが……一体誰が好き好んで男湯に入るんですかねぇ(疑問)
勿論、野郎から女湯へは行けません…まあ当たり前だよね

友達のとってた宿の夕食がめっちゃ美味かった、肉すごい(小並感)

ではでは、またお会いしましょう


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長期休暇:今時、混浴なんてあるんだなぁ(諦観)

どうもAZAZELです
CHUNITHMを擦る為に県外に遠征中なので初投稿です

音ゲーはァ…やっぱぁ……最高やな

多分温泉編はもうちょい続きます
特別編なんでね、出せるキャラをバンバン出そうかなって

ではほんへどうぞ


という訳で、宿の混浴湯へやって参りました……既に死にそうです誰か助けて(迫真)

 

イケメン君も誘ったのだが、丁重に断られた…クソが(直球)

 

宿内の温泉にも人の姿は無く、ワイらの貸し切り……いや待てよ、そもそも旅館内で人を見てないような気がするんだが……

クォレハもしかして…旅館まるまる貸し切ってる可能性が微レ存…?

 

取り敢えず先に温泉へ入っておく……はぁ死にそう(2回目)

 

「お待たせこうすけ君」

 

「ヌッ…急に耳元で喋らないで下さいよそらさん」

 

「ふふ、ごめんごめん」

 

「こうちゃんおっ待たせ〜!って、もう温泉入ってるし」

 

「余もき〜たぞっ!」

 

「お先頂いてるぞ」

 

ちな、ここの混浴は水着着用オッケィ…な良心設計、ワイの精神に少しだけゆとりが持てた

まあ、ホロメンの生水着なんでゆとりなんて微々たるものなんですがね

 

やっぱりワイの両隣に座るすいちゃんとそらちゃん……サンドイッチやめてもろて

あれ、て言うかいつの間にお嬢来てたんだ?

 

「いいお湯だね〜」

 

「そうだな」

 

「余!友達と温泉来るの初めてだぞ!」

 

「私は友人と1回だけ来たことあるかな〜…あっ、でも女友達だから男の人と来るのは初めてかも」

 

そらちゃんの友達……ああ、えーちゃんか

 

「こうちゃんやっぱ体づくり凄いよね〜、ジムとか通ってるの?」

 

「いやぁ?別にそういうのはやってないけど…」

 

「凄いねこうすけ君、でもご飯はちゃんと食べないとダメだよ?」

 

「ういっす」

 

「あれ?こうすけ背中のそれなんだ?」

 

お嬢がワイの背中を指差す…必然的にすいちゃんとそらちゃんの視線もワイの背中へ向く訳で

 

「うわっ!ホントだ!これどうしたのこうちゃん、タトゥー?」

 

「綺麗な模様だね〜…でもタトゥーとか刺青って温泉入って大丈夫なんだっけ?」

 

「これ別にそういうのじゃなくてな、ダンジョン遺物の影響で浮かび上がってきた物だから」

 

「ダンジョンの遺物で体に影響が出る物なんて初めて聞いた余、そんなものもあるんだな」

 

近い…3人共近いっす

ただでさえ水着なんだからもう少し距離ってものをですねぇ……ちょっとすいちゃんその状態で抱きついてこないでもろて(大迫真)

 

「こうちゃん背中流してあげるよ!ほら来て!」

 

「え、ああ…ありがとう」

 

「あっ、じゃあ私達も体洗おっか」

 

「そうだな!」

 

すいちゃんに引っ張られ、椅子に座らせられる

モコモコと泡立てたボディーソープで、ワイの背中をわしゃわしゃと洗う……生の素手で洗われるのえぐぅ(精神的)

 

「こうちゃん背中もすごいね〜」

 

「ダンジョンに潜ってた賜物だな」

 

「それにこの模様もまじまじ見ると凄い細かいね」

 

隣ではお嬢の身体をそらちゃんが洗ってあげてる……はぁ^〜素晴らしいね

ワイは寧ろこういう光景だけを眺めてたいよ…(切実)

 

「じゃあ次頭洗うよ〜」

 

「分かった」

 

人に洗ってもらうのって気持ちいいよね

 

ただ頭洗ってもらうのはいいんだが、背中にすいちゃんの気配が感じとれると精神えぐれる……しかも水着だから尚のこと

 

「はい終わり〜っ…次すいちゃんの番ね!」

 

「分かった分かったって、洗うからじっとしててくれよ」

 

「はーい!」

 

すいちゃんの生肌触るとか……う"う"ん"(瀕死)

でも触らない事には洗えないし、覚悟を決めろ(プッチ)

 

「フフっ、なんか変な感じだね…こうちゃんに体洗ってもらうの」

 

「そうか…?」

 

「うん、すいちゃん的には楽しいよ」

 

「まあ…楽しいのならなによりだよ、次頭洗うぞ」

 

「お願いしまーす」

 

人の頭洗うのなんて初めてだな……上手く出来てるか分からんが、女の子の髪だしやわめにやろう

 

はぇ^〜サラッサラですなぁ

 

「はい、流すぞ」

 

「んー!」

 

ドバァ(お湯)

 

「ありがと、こうちゃん」

 

「はいよ」

 

「あ、あのなこうすけ?よ、余も洗ってもらいたいんだが…いいか?」

 

「いいぞ」

 

いいに決まってんだろ、ワイがNOなんて言う訳ないやん

そらちゃんの髪はすいちゃんが洗いに行った…はぁ^〜眼福

 

お嬢の頭も、すいちゃんの時と同じ様にやわめに洗う

 

お嬢の場合、前に手を出し過ぎると角があるんよな…これ触んない方がいい気がするので気を付けながら洗う

角って感覚あるんかな……

 

「こうすけ気持ちいいぞ!」

 

「それはなにより、そろそろ流すぞ」

 

「わかった!」

 

かわ余、ドバァ(お湯)

 

「はい、終わりだぞ」

 

「ありがとなこうすけ!」

 

「あ、こうすけ君…後で私もこうすけ君にしてもらいたいことあるから」

 

「あ、はい」

 

なんすかそらちゃん…ワイは一体何をするんディスカ

 

そんな訳で温泉から上がり、部屋へと戻る……その途中も他の客が見当たらない、マジで貸し切ってるのかな

 

さて、部屋に着いて早々…ワイはそらちゃんの膝枕に寝かされている……なんで?(困惑)

 

「じゃあ痛かったら言ってね」

 

「はい」

 

そう、耳かきですね

そらちゃんの膝枕で耳かきとかエッッッグゥ……ア"ッ(即死)

 

「あ、こうすけくん耳かきされちょる」

 

「ホントだ、甘やかされてんねぇ」

 

「良かったな航輔」

 

「真哉、お前後で源泉垂れ流しな」

 

「何で俺だけ!?」

 

イケメン許すまじ慈悲は無い

ホロメンはかわいいからね、しょうがないね(廃人)

 

今日は一日遊び回ったので、夕飯に舌鼓を打ちながらゆったりと過ごす

ご飯は美味しかった、流石は旅館…燃える例の青いアレでお肉を焼いて食べた

 

「じゃあ今日は寝よう!みんな布団敷くぞ〜!」

 

ぱっぱと布団を敷き始める

ワイも布団敷こ〜、無難に真哉の隣に敷くか…

 

「あ、こうちゃんはコッチね〜」

 

「えっ…」

 

「ん?なに?」

 

「いや、何でもない」

 

確定なんですね分かりますはい、圧が強い

おいイケメン、何すみっコぐらししてんだオイ…ワイもそっち行きたい

 

そっち行ってノエフレを遠目で見ていたい

 

ワイの隣はすいちゃんとお嬢、そしてすみっコにイケメン君

向かい側にノエフレとそらちゃんが並んだ

 

「じゃあ電気消すよ」

 

「そらちゃんお願〜い」

 

パチン、と電気が消される

さっさと寝よ…じゃないと寝られなくなる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝

両脇にお嬢とすいちゃんがくっ付いていた以外は、いい朝だった

 

………起きたてホヤホヤの精神にあの状況はきちぃ、目覚めた瞬間に両側から違うタイプのいい匂いがしてくるの心臓に悪すぎ

 

取り敢えず今は一人で温泉を巡ってる、すいちゃん達の事は真哉に丸投げしてきた…源泉垂れ流しよりは良心的だろ

 

お、こんな所にも温泉施設がある……なかなか穴場なんじゃないか、ここは

 

中は露天風呂、どこもかしこも自然が綺麗じゃなぁ…こう言うのがいいんだよね

 

「ほっほー!広いですねぇここ!」

 

「ねぇフブキ〜、ここ混浴なんだよね…本当に大丈夫?」

 

「ミオしゃ心配しすぎ〜、水着も着てるんだし人いても大丈夫だよ〜」

 

「そうそう、心配しすぎですよミオ先輩」

 

ヌッ…この声は、聞き覚えがありますよぉ……まさかとは思うが

 

「あれぇ!?こう君なんでここに!?」

 

「あ、こう君だ〜やっほ〜」

 

「えぇぇ!?何で君がぁ!?」

 

「あ、こうさんこんにちはー」

 

「……ああ、奇遇だな」

 

フブキング、おかゆん、みおママ、ししろん…ホロメンのケモケモが勢揃いしておられる、しかもご丁寧にみんな水着やんけはぁ?(キレ気味)

 

ワイも一応水着着といてよかったわ

 

「に、にしても〜…こう君、凄い体つきしてるねぇ〜」

 

「本当……鍛えてますね…」

 

「そ、そうか?特に何かやってるわけじゃないんだがな」

 

「え〜……君もしかして食べても太らないとか、そういう体質?」

 

「あ〜…そうかも」

 

「女の子の敵ですねこれは」

 

みおママとフブキングがなんか言っとる……

だってワイ、マジで食べても体重増えんのやもん…寧ろ怖くなってくるレベル

 

「それより〜、こう君も来てたんだ〜」

 

「珍しいですね、こうさんがこういう所に来るなんて」

 

「すいちゃんに誘われてな」

 

「なるほど〜、そういう訳ですか〜」

 

湯けむりのおかげで若干姿がボヤかされてるのが救い

 

でも結局近くに来られたら見えるんであんま意味ないんですけどね、ガバガバフィルター過ぎワロタ

 

「じゃあお隣失礼〜」

 

「あ、じゃあ私も隣失礼しますね」

 

「ああ!?……うう、白上はこっちに座りますぅ」

 

「じゃあウチはこっちに入ろ〜」

 

まあ、こうなる訳で……結局、精神が削れるのに違いは無い

ぐぅ"ぅ"ぅ"(瀕死)

 

「すいちゃん達はどうしたの〜?」

 

「別行動してるよ、多分真哉が相手してくれてんだろ」

 

「真哉…って、確かバトロイで3位だった様な…」

 

「その真哉で間違いないぞフブキ」

 

「ほぇ〜、こう君は顔が広いですね〜」

 

フブキングかわいい(脳死)

 

「それよか、何で君らは一緒にここへ来たんだ」

 

「あ〜それがね〜、ミオしゃが温泉旅館のチケットを当ててね〜」

 

「そうそう、ミオ先輩の神引きでしたねあれは…まさか4人まで参加可能のチケットを引き当てるなんて」

 

「白上なんてスカしか出なかったのに…」

 

かわいいよ、フブキングかわいいよ(2回目)

流石は爆死御本家だな、格が違うね

 

「それでいい感じの温泉探してたら、なんか穴場みたいな所を見つけた〜ってフブキが言うから…見てみたら混浴だし……」

 

「ま、まあまあ!こう君以外には人が居ないんですから!」

 

「い、いやまぁ…そうだけどさぁ……」

 

「ボクはこう君がたまたまいたから、結果オーライかな〜」

 

「そうですね、ラッキーだったかもしれません」

 

ちょ、なんでおかゆんとししろんはそんなに詰め寄って来るんですかね……生肌触れ合うのは結構キツイて、あ〜^

 

そして耳元で囁く

 

「こう君、背中流してあげようか〜?」

 

「あ、いいですね…私とおかゆ先輩で流しましょうか」

 

「なんで囁く必要があるんですかねぇ…(困惑)」

 

「ほら、こうさん来て下さい」

 

「は〜い、1名様ご案な〜い」

 

「白上もやりたかったですぅ!!」

 

「あはは、じゃあフブキはウチと洗いっこしよっか」

 

え、じゃあワイそれ眺めてたいんですがよろしいか?

 

おかゆんに椅子に座らされ、ししろんがワイの身体を洗い始める……ダメみたいですね(諦観)

ししろんの洗い方なんか…その……下品なんですが、えっち…でしてね

 

指の洗い方が恋人繋ぎする様に握ってくるからもうなんか……あ"あ"あ"あ"あ"(発狂寸前)

 

「あれ、でも結構綺麗ですねこうさん」

 

「あ、ああ…昨日すいちゃんが洗ってくれたからな」

 

「へぇ〜、すいちゃんとも温泉入ったんだ〜?」

 

「多分他にも居ますよね?」

 

「え、まあ…居たけど……」

 

「誰ですか?」

 

なしてそんな圧が強いん?なあ、ししろんさんよ……

 

「そらさんと、あやめ…かな」

 

「ふ〜ん、そっか〜…まあいいや、じゃあボクは頭洗ってあげるね〜……泡が目に入ると危ないから〜、目つぶっててね〜?」

 

「分かった」

 

「力は抜いてて下さいねこうさん、その間に体も洗っておきますから」

 

はぇ^〜、やっぱ人に頭洗ってもらうのはきmグハァッッッ!!(致命傷)

 

お、おかゆん…頭洗うのにそんなに密着しなくてもええんやないすかねぇ?(震え声)

背中、と言うより首元にガッツリ当たってるんですけども……やめろーしにたくなーい(迫真)

 

て言うか、なんかししろんに洗ってもらってる腕もなんかやわっこいのに包まれてる気がしなくもないんだが……これ多分、目開けたら死ぬな(確信)

 

「う、うわぁ…2人共、大胆……」

 

「ウチには出来ないよ……」

 

えぇ....(困惑)

 

尚のこと何してるか気になるけど、多分見たら一瞬でSAN値が削り飛ばされて精神を吹っ飛ばされること間違いなしだな

 

発狂RTAとかやりたくないんですけど

 

「は〜い、流しますよ〜」

 

「よ、よろしく…」

 

「ほいっ、と…ざっぱぁ」

 

頭からお湯を流され、泡を洗い流す……て言うか身体の方についてる泡の量が凄いことになってたんだけど、もっこもこやんけ

 

「これで綺麗になりました〜」

 

「ありがとう…おかゆ、ぼたん」

 

「いえ、どういたしましてです」

 

「ボクも楽しかったからいいよ〜」

 

その後…おかゆん達とは別れて、ワイは宿へと戻るとこにした

 

今回は出待ちがなかった分、逆に怖くなってきている……あの場にイケメン君を残してきた事を今になって可哀想に思えてきた

許せ真哉、ワイの精神の為なんや……

 

言うて結局、別のホロメンと遭遇してる上に水着姿を拝んでしまったので精神的には……マイナスですね(断言)

 

「ただい……ま」

 

「お、か、え、り……こうちゃん?」

 

「こうすけ君、どこ行ってたのかなぁ〜?」

 

「ええと、まあ…一人で温泉に入りに……」

 

「なんで?」

 

「その、なんと言うか…やっぱ一人でも入りたいな〜…って」

 

すいちゃんとそらちゃんに詰められるワイ

ノエフレの姿は見えないが、お嬢が後ろの方でぷりぷりしているのが見えた……かわ余

 

イケメン君の姿も見えない

 

「一人…?フブキ達もいたってフレアから聞いたけど…?」

 

「しかも混浴…なんだってねぇ?」

 

な、なんだってーーー(迫真)

おいおいおい…死んだわ、ワイ

 

「あとで覚悟しとけよ、こうちゃん」

 

すいちゃんこっっわ




栃木で餃子食べて帰ります(唐突)

てかもうそろそろゴールデンウィーク終わるやん
明日、明後日と酒飲んできます…ていうか長期休暇編もやらないとね(迫真)

ではでは、またお会いしましょう


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長期休暇:ここ来て1回も自分で体洗ってないな……

どうもAZAZELです
初めてダーツをやってきたので初投稿です

あれ難しいね……
ダーツバーで酒を飲み、焼肉屋で酒を飲み、鳥貴族で酒を飲み……酒しか飲んでねぇなコイツ

久々に豪遊をキメ込んできました

ではほんへどうぞ


あの後すいちゃんにどうされたって?逃げて来たに決まってんだろ

そんな事されたら死んじゃうだろ(迫真)

 

まあ、またイケメン君に全部を放り投げてしまったから…なんか買っててやるか

 

……と、その前に…折角温泉街に来たんだ、また温泉にでも浸かって精神を癒そう

 

ていうかここも混浴かよ……混浴多過ぎだろふざけんな、ワイを殺す気か

致し方あるまい、ここに入るか

 

中は運のいい事に誰もおらず、また貸切状態だった

 

「ふぅ……このまま一人だと気が楽なんだがなぁ…」

 

「すっごぉ!広いよここ!」

 

「沙花叉、あんまり大きい声出さないで欲しいでござる…他に人が居たら恥ずかしいでござるのだが」

 

「さっきの所も誰も居なかったじゃん、大丈夫だよいろはちゃん…じゃあ沙花叉おさき〜っ!!」

 

ワイの横をヒュンっ…と何かが通り過ぎ、ドパァン…という音と共に水柱、基湯柱が立つ……温泉は飛び込んではいけない(戒め)

 

「飛び込むなって言ったでござるよ沙花叉!!他に誰かいたら……あっ」

 

「よう、奇遇だな…沙花叉、風真」

 

「し、師匠…なんでここに……あぁ!?立っちゃダメでござるよ沙花叉!!」

 

「えっ……も、もしかしてこうくん居るの…?」

 

「そうでござる!だからあれだけ水着をって…!」

 

\危/

ハッ…危ねぇ、沙花叉の方を見そうになってしまった…だがワイの視線はまだいろはすの方を向いたままだ……

 

恐らく、あまり考えたくないし恐らくだが…アイツなんも着てねぇなさては?(名推理)

いやまあ、温泉としてはそれが正解なんだろうが…ここは混浴が多い、せめて水着くらいは着てもらわないとワイが死ぬ(迫真)

 

「あ、あはは〜…ちょっと水着着てくる!!」

 

「はぁ、最初っから着てれば良かったのに……」

 

ズパン、と音を立てながら沙花叉は猛スピードで脱衣場へと戻って行った

 

「……忙しないな」

 

「まあいつもの事でござる…師匠こそ、こんな所に居るなんて珍しいでござるな」

 

「ああ、すいちゃんに誘われてな」

 

「そうでござるか、肝心の星街殿とは一緒ではないでござるか?」

 

「……まあ、今は一人で温泉を回ってるんだよ」

 

嘘は言ってない

詰められそうなところを逃げて来たことを伏せればの話だけど

 

「と、隣失礼するでござる」

 

「どうぞ……それよか、2人だけか?」

 

「holoXの皆と一緒でござるよ、そろそろ来るでござる」

 

「ああ!?こう君だぁ〜!」

 

「あれ、航輔君」

 

「お、こうすけもいるのか」

 

こよこよ、抱きついて来ないで…ワイ死んじゃ^〜う

いつもより肌面積が多いッ…(瀕死)

 

「お前ら、温泉なんて来るのな」

 

「たまには皆で休暇を取るのも悪くないと思ってな、吾輩が提案したんだ」

 

「航輔君こそ、こういう所にいるのは珍しいわね?」

 

「まあ、すいちゃんに誘われてな」

 

「成程…」

 

て言うかラプラスがデカいんだけど……背もそうだが色々と、お前そんなキャラじゃないだろ…?いや、ワイは好きだがな(迫真)

 

ルイルイは勿論だが、こよこよもいろはすも…そして沙花叉もみんなダイナマイッ、なのがとても心臓に悪い

 

「おっまたせー!ってああ!こうくんの隣取られてるぅ〜!?」

 

「ふふん、最初から水着を着ていたコヨの勝ちですね」

 

「えぇ〜!!ずるいぃ〜!!」

 

後ろから抱きつかないでもろて、ていうかいつの間にこよこよは隣に移動したん?あと抱きつかないで(再三)

 

「こら2人共、航輔君を困らせないの」

 

「誰が隣でも別にいいだろ、だったら博士と新人で交代すればいいじゃん」

 

「ちぇ〜…はーい」

 

「交代って…俺をどんだけ湯に浸からせる気だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、こよこよと沙花叉の交代を待ちつつ…温泉に浸かる

そろそろ上がっていいすかね?熱いんですけど

 

「……俺はそろそろ上がるぞ」

 

「あ、待つでござる師匠…拙者がお背中を流すでござる」

 

「え、いや大丈夫だよ別に」

 

「まあまあそう言わずに、ささこちらへ」

 

「あ〜いろはちゃん抜け駆け〜、沙花叉もやる〜」

 

「待ちなさい、沙花叉は先ず自分の体を洗ってからにしなさい…と言うか、私が洗ってあげるわ」

 

「じゃあコヨがこう君の体洗うね〜」

 

ルイルイに捕まる沙花叉、まあルイルイが洗ってくれるってんだから喜んどけ(適当)

 

ワイ、ここに来てから一度も自分で身体や頭を洗ってないんですがそれは……

要介護者ってこと……?(適当)

 

頭をいろはす、身体をこよこよが洗ってくれるってさ…まあ、精神力を犠牲に気持ちがいいのでヨシ(現場猫)

 

「じゃあ洗うでござるよ」

 

「よろしく」

 

わしゃわしゃと頭を洗われる……気 持 ち い い(小並感)

マジ温泉来てからいたせりつくせりだな、精神力を削ってるけどまあ多少はね

 

「かゆいところないでござるか〜?」

 

「ああ、快適だ」

 

「こ、こう君…めっちゃいい体……ごくり」

 

「おい、ピンクコヨーテ」

 

「あはは、冗談だよ冗談」

 

なんか船長みたいなこと言ってるのが居るぞ

おい、手つきがいやらしくなってるぞコラ

 

「こより殿、真面目に洗うでござる」

 

「やだなぁいろはちゃん、ちゃんと洗ってるよ?」

 

「声震えてんぞ博士」

 

「ちょ、こう君うるさい」

 

「おいこうすけ、洗い終わったら吾輩の角磨け」

 

「はいはい」

 

わがままラプちゃま

 

まあ、ワイ的には全然いいんですけどね

寧ろそういうのもっと頂戴、ワイがスパチャできる何かを頂戴……やっぱワイは何かやってあげる方がいいってそれ一番言われてるから

 

オイこよこよ、どこ触ってんねん

 

「博士、はたくぞ」

 

「え、えへへ…ごめんごめんって……あ、でもはたいてもいいよ?」

 

「……こより殿」

 

「ごめんってば!そんな目で見ないでよいろはちゃん!」

 

「じゃあ流すでござるよ師匠〜」

 

ドバァ(お湯)

目を開ければ、今か今かとタオルを持って律儀に待ってるYMDがの姿がある

 

「ほら、早くしろ」

 

「はいはい」

 

折角やし泡立てて磨くか

キュッキュッと角を磨く……まあ普段からちょくちょくやれと言われてるので、見た目はめっちゃ輝いてるくらいに綺麗

 

汚れを探せという方が難題

 

「うわぁーお、こう君背中のそれって何?刺青?」

 

「えっ…師匠、刺青入れてたら温泉入っちゃダメでござるよ」

 

「どれどれ〜?おおすっご、何の模様なの〜?」

 

「ああ、これ遺物の効果で出てるもんだから刺青じゃないぞ」

 

「へぇ〜、そんな遺物もあるんだ〜…コヨちょっと興味あるかも」

 

へいシャチ、指でなぞるでない

あ、沙花叉がルイルイに連れてかれた…お前まだ洗い終わって無かったんかい

 

「これでいいか、ラプラス」

 

「ああ!吾輩は満足だぞ!」

 

「何言ってんだお前、じゃあ俺はもう出るからな」

 

「あ、また夕飯でも食べに来てね航輔君」

 

「ああ、その時はご相伴にあずからせてもらうよ」

 

温泉施設から出る……さて、どうしたものか

このまま帰るのも怖いし、少しブラブラと歩くとしようかな……イケメン君への手土産も買っておこう

 

Oh, it is Kosuke(あ、こうすけだ)

 

Really!?(マジで!?)

 

Who is it?(それ誰のこと?)

 

ヌッ……アレはEN勢じょのいこ

しかも新顔……基、キアラさんが居るのやけど…この場は逃げるが勝ちの様な気がするけど

 

ぐらちゃんが走って来ちゃった……ダメみたいですね(諦観)

 

「こうすけ〜!」

 

「……ああ、ぐらか」

 

「こんなところで会えるなんて思ってなかったよ!」

 

相変わらず飛び付いてくるなぐらちゃん、背丈的には年相応に見えていいと思います(迫真)

 

「め、珍しいわね…コウスケがこういう所にいるなんて」

 

「それ会う奴会う奴に言われるんだが、そんなに引きこもりに見えるか?」

 

「ダンジョンに篭ってた頃の自分に言いなさい」

 

「あ、そっすね…」

 

「それより、見て見てこうすけっ!浴衣!」

 

「おお、かわいいと思うぞ……そこのお2人も似合ってるぞ」

 

「あ、ありがとう…」

 

「わぉ、口が回るね君」

 

はしゃぎながらクルクル回って見せるぐらちゃん、かわいい(脳死)

カリオペもキアラも浴衣姿がとてもいい、綺麗ですね(小並感)

 

「ところ構わず口説くのは止めなさいって言ったわよね…?」

 

「今のは別に口説いてないだろ…」

 

「この鈍感が」

 

「あっはは〜、もしかして君がカリの言ってた幼馴染くんか」

 

「ああ、志賀航輔だ」

 

「私は小鳥遊キアラ、よろしくね?」

 

「ねねっ!こうすけ今空いてる?空いてるなら一緒に回ろ!」

 

「うおっと…空いてるぞ、だからそんなに引っ張るなぐら」

 

「ほんと!やった!キアラとカリもいいよね?」

 

「まあいいわよ、どうせなんて言っても連れてくんでしょ」

 

「私は全然大丈夫だよ〜」

 

「カリ素直じゃな〜い、一緒に回りたいくせに」

 

shut up(うるさい)

 

という訳で、ぐらちゃん、キアラ、カリオペとワイの4人で温泉街を巡る

 

途中で買った焼き鳥を食べながら歩く

至る所で源泉による湯気が立ち上って、正に温泉地って感じがいい(小並感)

 

「……あ、ちょっとお土産いいか」

 

「うん、いいよ〜」

 

「誰かに買ってくの?すいちゃんとか?」

 

「すいちゃんなら一緒に来てるぞ、お土産は別の男友達にな…無茶振りをしまくってるから、酒と饅頭でも買っていこうかと」

 

「え、一緒に来てる……?」

 

「まあ、すいちゃんから誘われたからな」

 

「へぇ、君って意外とプレイボーイ?」

 

「失敬な、純粋無垢な一般男子大学生だよ」

 

付け加えるなら廃人オタク

 

「て言うか、普通に英語喋れるんだね君」

 

「カリオペ達の幼馴染だから自然とな、自分でもここまで喋れることにビックリだよ……酒はこれでいいか、温泉饅頭はこれにして…」

 

「こうすけ!これ美味しい!」

 

「ん?ああ、温泉饅頭な…美味いよな……ところでカリオペは何で複雑そうな顔してるんだ」

 

「……別に気にしなくていいわよ」

 

「カリも女の子だからね〜?」

 

「焼き鳥にするわよクソ鳥」

 

「あは〜っ!」

 

何喜んでんだこの不死鳥……

しかし、これでまだ会ってないEN勢も残すとこ2人となってしまったな

 

まあ2期生とかも兼ねればもっと居るけど……その辺は割愛で

 

「じゃあ俺はそろそろ宿に戻るよ」

 

「うん!またねこうすけ〜!」

 

「じゃあねコウスケ、その内また遊びに行くわ」

 

「その時は私も一緒に行くよ〜」

 

EN勢と別れ、宿へと帰る

部屋に入ると、まだ皆帰って来てないみたいで…がらんとしている

 

と思ったが、スグに扉が開いた

 

「あ、航輔お前…何でもかんでも俺に投げ込むじゃねぇよ」

 

「悪いな真哉、これお土産だよ…酒と饅頭」

 

「ああ、ありがとう……おいこれ、めっちゃいい酒じゃねぇか!?」

 

「そうなのか、俺はあまり飲まないから知らないが…そうだったのなら好都合だ」

 

「いいのかよこんなの貰って…」

 

「気にすんな、無茶振りを受けてもらってたお礼だよ」

 

「……そうか、じゃあ遠慮なく貰っとくよ」

 

また扉が開いたと思うと、ワイへ向かって何かの物体が飛び込んできた……よく見るとお嬢やんけ

 

「やっと会えたぞこうすけ!どこ歩いてたんだ全く!」

 

「一人で温泉を回ってたんだ、悪かったよあやめ」

 

「今日も余と寝てもらうぞ!」

 

「はいはい分かったって…すいちゃん達はどうした?」

 

「下で卓球やってる余」

 

「卓球……?」

 

「ああ、何でも今夜の寝る場所決めだそうだよ…お前も行ってきたらどうだ」

 

「じゃあ真哉、一戦やるか?」

 

「お、いいなそれ」

 

という訳で卓球台が置いてあるという場所へ向かう

て言うかよく見たらお嬢、旅館によくある浴衣着てるやんは^〜かわ余

 

近付くにつれて、カコンカコンと独特の乾いた音が響いてくる

 

すいちゃんとそらちゃん、ノエフレで球を打ち合っている……みんな浴衣着てるやんかわいい(脳死)

 

「俺らはそこの空いてる台でやるか」

 

「OK、遺物使うんじゃねぇぞ」

 

「お前にだけは言われたくない、ラケット壊すなよ」

 

ワイとイケメン君のラリーが始まる

最初の内は慣らし程度でゆったりと打っていたが、徐々にスピードが上がる

 

前世のワイは別に卓球が上手かった訳では無いが、ステのお陰様で球がよく見えるし…身体も自然と動く

 

「ハッ、お前卓球まで出来たのかよ」

 

「別に特別上手い訳じゃないぞ」

 

「嫌味かこの野郎」

 

イケメン君は台から離れ、カットを入れてくる

だがそんなもの、全て(パワー)で捩じ伏せたワイの前では無意味と思い知れ

 

球の回転など関係ないとばかりにいい音が響き渡る……球は超高速でイケメン君へと突っ込み、青い障壁によってキュルキュルと回転をしながら受け止められた

 

「うぉあ!?」

 

「おっと、少し力を入れ過ぎたみたいだな…悪い」

 

「だから加減しろって言っただろ!?」

 

「すまんすまん、でもラケットも球も壊れてないからセーフだよ」

 

「バリアが少し削れてんだよ馬鹿!死ぬわこんなの!!」

 

「うわ、流石こうちゃん」

 

「ノエちゃんも君も、多分普通の人がやる競技は向いてないよ」

 

「おお!こうすけくん凄っ!」

 

いつの間にやら周りにできていたギャラリー、基ホロメン達

 

まあ確かに、ワイや団長には普通の競技はあまりにも柔らかすぎるな……やはり脳筋とは生きづらいものよ




ないすばでーYMD……いいと思います

私の性癖的に自分より背の高い人が好みなので、とてもE!
因みに私は175です(デデドン)

今月沖縄に出張行かないといけんのよね……まあ、久しぶりに海見るか(適当)

ではでは、またお会いしましょう


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長期休暇:ワイ女の子になっ、ちゃっ…たぁ^

どうもAZAZELです
沖縄に居るので初投稿です

ゴールデンウィーク終わったけど今回で長期休暇編は最終回です、だからまだゴールデンウィークは終わってません(迫真)

もう休み終わって仕事だろいい加減にしろ

ではほんへどうぞ


「あやめ!ノエル!こうちゃん確保〜!」

 

「捕まえた余っ!」

 

「団長も捕まえた〜!」

 

おはようございます、ワイです

寝起き早々、何故か捕まってるワイです…はい……

 

まあ、心当たりはあり過ぎてどれの事だか分からないんですが…それでもお嬢と団長で抑えに来るとか鬼畜か?勝てるわけないだろ(至言)

 

「……な、なに…?」

 

「寝惚けてるこうちゃんなら捕まえられるかなって、じゃあそのままにしててね」

 

「え、何するの…」

 

「こうちゃんはじっとしてて」

 

両側をお嬢と団長に抑えられてるから身動きなんて取れないけど……何でウィッグとかあるんすか?

マジで何するのそれは(困惑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わぁ、こうちゃんかわいい」

 

「スゲェ…お前やっぱ顔の造りいいんだな……」

 

「こうすけ君かわいい〜、アイドルでステージに立っても違和感ないよ」

 

「ええ....(困惑)」

 

ワイ、女の子になっちゃう(迫真)

実際、状況的には間違ってないんだよなぁ…女装させられた、なんで?(困惑)

 

大きめの浴衣を着せられ、ロングヘアのウィッグを付けられてあら不思議…しかもこのウィッグ、毛先が蛍光色の水色に染まってる

 

まあ…ちょっとファンキーなお姉さんに見えなくもない

 

「今日はこれですいちゃん達と回ってもらうからね」

 

「マジィ……?」

 

「すいちゃん出来た〜?」

 

「あ、フレア…ほら見て、かわいいでしょ」

 

「うわっ、顔がいいとマジ何でも似合うよね」

 

「こうすけくんかわいいよ!」

 

「おぉ…こうすけかわいいな!」

 

「一応、褒め言葉として受け取っておくよ」

 

という事で、ワイは女の子だったみたいで(適当)

こんなデカくてムキムキな女の子いてたまるか……いや、背が高いのはワイの好みではあるけど

 

「じゃあ行こっか」

 

「ういっす…」

 

「ナンパとか来そうだな」

 

「お前がいれば来ないだろ」

 

「そうか?」

 

またすいちゃんに手を引かれながら温泉街を回る

もう三日目なので粗方は回り終えてるから、もう行けるところも少ない

 

「今日はお土産屋さんをゆっくり回ろっか」

 

「まあそうだな、温泉も入るところ入ったし…後はそのくらいか」

 

「私は事務所の皆に買っていくお土産選んでくるね」

 

「あ、じゃあすいちゃんも一緒に選ぶ〜…ほらこうちゃん」

 

「俺も行くのね」

 

「団長も隊員さん達に買ってこ〜」

 

「アタシもそうしよっかな、ノエちゃん一緒に選ぼっか」

 

各々お土産を選びに向かう

ワイは特に買っていく人も居らんし……取り敢えずみんなについて行こう

 

「すいちゃんは何買うんだ」

 

「う〜ん…みんなで食べれるやつにしよっかな〜って、こうちゃんは買わないの?」

 

「まあ特に買っていくような人も居ないし、別にいいかなって」

 

「あっ……ご、ごめん」

 

「え、何が?」

 

「ううん!なんでもない!」

 

あれか、多分両親うんぬんの話が頭をよぎったのだろう…まあワイそれに関しては全然気にしてないのでおっけいです

 

そらちゃんはどうかな

 

「そらさんは何を買うんですか?」

 

「私もすいちゃんと同じ様なものでいいかなって、あと私は友人にも買っていこうと思ってるから」

 

「食べ物ですかね」

 

「それが無難かなぁ…」

 

すいちゃんとそらちゃんは饅頭と、そらちんゃは恐らくAちゃん用であろうキーホルダーを買っていた

 

「……うおっ、誰かと思ったらお前か…」

 

「何だテメェ…」

 

「いや悪かったって、マジで男のお前と今のお前だと別人なんだよ」

 

「はいはい」

 

「こうちゃん!すいちゃんアレ食べたい!」

 

「ああ、じゃあ買いに行くか」

 

真哉、貴様やはり後で源泉垂れ流しな

すいちゃんが串焼きが食べたいとのご要望があったので、買いに行こう(提案)

 

これ何の肉だ…?まあいいか、美味しそうだし

 

「あれ、おネーサン1人?俺らと一緒に回らね?」

 

「あ"?何か用か?」

 

「ひっ…あ、おニイサンでしたか…すんません……」

 

「マジかよ…普通に女の子かと思ったのに……」

 

……ナンパされたな

やっぱそう見えるって事か?自分自身で見てもただ廃人オタクがウィッグ被ってるだけにしか見えないんだよね

 

おや、あれは見たことあるなぁ…?

 

「なーいいだろ?どうせ一人なんだから俺らと回ろうぜ」

 

「ちょっと無視しないでよ〜」

 

TMTがダル絡みされとるやん、しかもガン無視キメ込んでるのにめっちゃグイグイくるやんあのチャラ男共

しかし、ようホロメンと遭遇するな…まあいいか

 

しょうがねぇなぁ^〜

 

「私の連れに何か用?(裏声)」

 

「えっ…?」

 

「おっ、なにお友達?いいじゃん丁度2人になるよ」

 

「スタイルいいね君〜、お友達も混ぜて俺らと回ろうぜ」

 

さて、ワイがどうにかしようかと思ったけど…今ワイ女の子^だったわ(迫真)

という訳で、たまたまイケメン君と目が合ったので…そのままブン投げるとするか(キラーパス)

 

バチッ、と視線が合ったイケメン君へ「分かってんだろうな?」とアイコンタクトを送る

すると溜息を吐きながらこちらへ来てくれる

 

やさし^〜

 

「悪いけど、もう既に約束してるの(裏声)」

 

「もしかして別のお友達?いいよいいよ、皆で行こうぜ」

 

「俺はお前らと行く気はねぇぞ」

 

「あ?何だおまっ…う、嘘だろ!?夜崎真哉じゃねぇか!?」

 

「はぁ!?あのバトロイで常に上位に入ってる……す、すませんでしたぁぁぁ!!」

 

蜘蛛の子を散らすよう逃げていくチャラ男、だから三下っぽい逃げ方しなさんなよ君ら…

 

「何やってんだお前」

 

「女の子に向かってお前とはなんだおぉん?(裏声)」

 

「やめろお前、無駄に美声なんだから今のわりとマッチしてて怖いんだよ」

 

「やだ流石はバトロイ上位に入る真哉くん〜、憧れちゃ^〜う(裏声)」

 

「嫌味かぶっ飛ばすぞテメェ」

 

さて、そろそろTMTを置いてけぼりにし過ぎてて可哀想だからやめるか

 

「お前、やっぱ幼馴染だよな…?もしかしてそういう趣味……」

 

「違うわ、罰ゲームですいちゃん達からウィッグ被らされてんだよ」

 

「ああ、成程…?まあなんでもいいけど、取り敢えずありがと」

 

「どういたしまして、まあ俺はそこまで何もしてないけど」

 

「アンタもありがとう」

 

「気にしないで下さい」

 

「……にしても幼馴染、お前やっぱ顔いいよな」

 

「そうか?俺からしてみれば、ただ俺がウィッグ被ってるだけにしか見えないけどな」

 

「いや、思いの外似合ってるぞ」

 

TMTも浴衣かわいいっすね(脳死)

 

TMTは別の友人と来てる様なのでその場で別れ、ワイとイケメン君はすいちゃん達の方へ戻った

 

「そこで常闇に会ったぞ」

 

「トワも来てたんだ、でも会うなんてすごい偶然だね」

 

「だな、俺もびっくりだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温泉街をまわり終え、旅館へ戻る

 

もうウィッグ取ってもいいと言われたのでさっさと脱ぐ…今日で帰るし、最後に外の温泉にでも入りに行こうかな

 

最後にまた温泉施設へと向かい、温泉に入る……ちな一人、何だかんだと一人でゆっくり入れんかったからなぁ

 

「……あ?」

 

「えっ…」

 

「おや…」

 

そこにあったのは山の如く(そび)える筋肉だった……

色黒に輝くガッチガチの筋肉…いい身体してんねぇ(迫真)

 

「ジャックにエース…お前ら、温泉なんて来るのか」

 

「そりゃこっちのセリフだ、こんな偶然あんのか?」

 

「何だ、息抜きかお前ら」

 

「まあそんなところです、JOKERに足を洗ったから公共施設で温泉に入りたいと言われましてね…働き詰めだったので、ガス抜きを含めて来てみたんですよ」

 

「へぇ、成程…」

 

「それよかお前、背中それ刺青か?その辺に転がるゴロツキがビビるくらいには派手だな…つーか温泉入れねぇだろそれ」

 

「遺物の効果だよ、刺青じゃないから掘ってない…だから何の問題もない」

 

「そいつァ面白い遺物だな」

 

こう見るとジャックまじでデカイな、ガチムチやん……エースはヒョロい割りに筋肉がしっかりある、ワイみたい

 

「で、肝心のボス様とキングとクイーンはどうしたんだ」

 

「まだ脱衣室です、そろそろ来る頃合いだと思いますよ」

 

「……あ、ここ混浴だったのか」

 

「見ずに入って来たのかお前……」

 

「この温泉街、混浴多過ぎなんだよ」

 

「おや、見知った顔が居るみたいだね」

 

「なっ、何故お前がここに……」

 

「あら、君も来てたのね」

 

御丁寧に全員水着じゃねぇかこの野郎……しかも全員ホロメン並にいい顔してるしいいスタイルしてやがるぞ

 

て言うかキング、お前普通にかわいいじゃねえか

 

「これはいい機会だな、君とは一度ゆっくりと話したいと思っていたんだよ」

 

「俺は別にお前に興味は無いがな」

 

「辛辣だなぁ、まあそう言わないでくれたまえよ」

 

隣に座ってくるJOKER……くっそコイツ綺麗な顔しやがって

でも確か遺物で顔も身体も性別も変えられんだよな、コイツ本当はどっちなんだ?

 

「……お前、その身体偽物か?」

 

「一番初めに聞くのがそれかい?さあどうだろうね、私ももう覚えてないよ…本当の自分なんて、とうの昔に捨てたさ」

 

「へぇ、そうかい…」

 

「だが感触は本物だよ、体の作りも全部ね」

 

「何でそれを俺に言うんだ」

 

「なんだい、そういう意図で聞いたんじゃないのか?」

 

「アホ吐かせ」

 

「私は今や性別がどっちかなんて分からないが、両方イける口だぞ」

 

「公共施設で何口走ってんだ、次馬鹿なこと吐かしたらその口縫い合わすぞ」

 

少しショボーンとするJOKER、すると反対隣にクイーンが座る

スタイルえっぐ…

 

「あんまりJOKERをいじめないでね?」

 

「虐めてるつもりなんて無いよ」

 

「そうかしら?……それにしても、中々いい体つきしてるわね」

 

「伊達にダンジョンへ篭ってないからな、あそこはいい運動にも頭の体操にもなる」

 

「そう言えばお前、何処のダンジョンに潜ってるんだ?というかその体に浮き出てる遺物は何なんだ?」

 

ジャックも便乗してくるとは……まあ別に、言ったところで理解できるか怪しいし…隠すことでも無いし、いいか

 

「狭間の地、俺の持つ遺物は全部そこから取ってきた物だ…総数は数えた事ないが、普段は『ストレージ』っつう異空間にしまってる」

 

「へぇ、かの極悪難易度で有名なあのダンジョンか…君は随分と物好きなんだね」

 

「……ハハッ、成程…お前の馬鹿みたいな強さの訳が何となく分かった気がするぜ…」

 

「身体のこれは『黄金律の身体』と言うなの遺物だ、詳しい効果は説明しても分からんだろうから端的に言うが……身体強化の一種だな」

 

嘘は言ってない(迫真)

 

身体強化(ほぼ不死)…まあ強化の度合いなんて人それぞれだし?あくまでワイ基準での身体強化(意訳)なんでね

 

「しかし君の様な若い子が大量の遺物を所持しているとは、私も正直なところ驚きですね」

 

「俺はダンジョン廃人なんでな、マニアと呼ぶべきか?まあ何でもいいか」

 

その後、他愛もない話をして温泉を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんな〜忘れ物ない〜?」

 

「一応、部屋を見回してきたけど大丈夫そうだったよ」

 

「ありがとうそらちゃん!じゃあお家へ帰ろ〜!」

 

夕方、旅館をチェックアウトして帰路へと着く

すいちゃん達はぬいぬいの車で来たらしい、ミニバンやん…3列シートやし

 

「じゃあ俺は真哉の車で帰るから…」

 

「え〜なんでよ〜!すいちゃん達と帰ろうよ〜!!」

 

「いやだって、女の子しかおらんやんそっち」

 

「別にいいでしょ?」

 

「ええ....(困惑)」

 

「諦めなさいよ航輔、私達はこっちで帰るから」

 

「まあ、そうだな……じゃあ俺らもこれで」

 

おいイケメン、貴様なに目逸らしてんだオォン?

舞彩さんには肩を叩かれ、諦めるように言われるし…ウソダドンドコドーン

 

という訳で、帰り道はぬいぬいの車で帰ることに……運転はぬいぬい、助手席に団長

中央シートにそらちゃん、ワイ、すいちゃんの順に座り後ろにお嬢が居る……なんでまた挟まれてるんですかね(困惑)

 

しかもすいちゃん寝ちゃってワイの肩に頭があるんですわ…あ^〜

 

「あ、すいちゃん寝ちゃった?」

 

「そうですね、色々と準備やらをしてくれてたみたいですし…疲れたんでしょう」

 

「ふふ、そうだね…君は楽しかった?」

 

「ええ、楽しかったですよ」

 

「余も楽しかったぞ」

 

お嬢、後ろから急にワイの耳元へ出てこないで…心臓に悪い、これマジ

 

その後、暫くするとそらちゃんも舟を漕ぎ始める…そしてワイの肩へとフィット、なんで?(迫真)

 

「あ〜、アタシの車でイチャイチャしてるなぁ?」

 

「どの辺がだよ、どう見ても2人共寝てんだろうが」

 

「全く愛されてんねぇ君」

 

「本当、自分でもビックリだよ」

 

「でもこうすけくんいい人だから、みんな好きになっちゃうんだと団長思うよ」

 

「そいつはどうも…」

 

こうしてワイの長期休暇…基、ゴールデンウィークは幕を閉じた




初めて予約投稿使ったゾ
はえ^〜こんなやり方もあるんやなって、便利ね

特別編終わったからまたエンディング書かなきゃね(使命感)

沖縄に居ると海の話とか書きたくなるけど、それ夏編で良くねってなる
あと3ヶ月くらいすかね……まあ、もう我慢できない(意訳)って書き始めるかもしれないけど

ではでは、またお会いしましょう


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貴様らとは圧倒的にオタク力が違うんだよ(王者の風格)

どうもAZAZELです
沖縄に台風が近付いてるので初投稿です

帰れっかなこれ……明日に飛行機動いてくれないと帰れないんですがそれは
まあ、帰れなかったしょうがないね…もう一泊だドン

ではほんへどうぞ


「おい航輔聞いたか!?」

 

「うるさ…朝っぱらからなんだよ真哉」

 

「月イチのバトロイに種類が増えるんだとよ!」

 

「へぇ、そうなのか…」

 

「なんだよ、あんまり興味無さそうだな」

 

「実際そこまで興味無いし…それで、どういう感じになるの」

 

「新ルールが増えるんだ…参加人数は固定3人でフィールドが前より広くなる分、時間経過事に磁気嵐で安全エリアが狭まってくとの事だよ」

 

それどう見ても某PEXですよね分かります

 

はえ^〜運営もよう考えるなぁ……まあ確かに、それはそれで面白そうではあるけど

 

「それで本題はここからだ…今までバトロイの優勝景品はそれなりの賞金と物品だっが、こっちだとなんと……チケットだ」

 

「チケット…?なんのだよ」

 

「聞いて驚け、星街さんの所属してるアイドルグループの優待券だよ」

 

「は?何でそれを先に言わねぇんだよ準備するぞゴラァッ」

 

「切り替わり早すぎだろお前……因みに、こっちの大会はどうやらそういう系列の物を扱っていくらしいぞ」

 

「いいねぇ、俄然やる気が出てきた」

 

「ホント好きだよなお前…」

 

いや〜いくらネットですいちゃんやそらちゃんの所属するグループに投資しても株主優待券とかの特典が無かったから、ちょっと物寂しかったところなんだよ

 

まさかこんな所で出してくるとは……しかしなんでまたアイドルグループの優待券なんだ?

 

ワイとしては全然いいんですけど(本音)

 

「と言うか、何でアイドルグループの優待券が主な賞品になる?どういう風の吹き回しだ」

 

「ああ、確かスポンサーがそのグループの社長らしくてよ…期間中、フィールドや電子公告で全面的に宣伝を押し出す代わりらしい」

 

「参加してくれる人達への感謝の気持ちか、まあ悪くないんじゃないか」

 

「そんなとこだろうな、今あのグループも波に乗って来てるところだからな…丁度いい宣伝場面なんだろ」

 

「いい戦略じゃないか」

 

「あとまた因みになんだが、開会宣言は星街さんがやるらしいぞ」

 

「へぇ、そうなのか…出なきゃ(使命感)」

 

「お前……まあ、そうだよな……」

 

「それはいいとして、3人で出場するならあと1人足りないぞ」

 

「それならもう先約がいるだろ?」

 

ああ、成程……そしてワイ達は彼女の元へと向かう

 

このメンツで絡むのは温泉街以来だな、なんだかんだとそっちの二人は遊んだりしている様だが

 

「それでアタシの所へ来たと」

 

「ああそうだ、思い出作りも兼ねて一緒に出てくれよ」

 

「まあ別に暇だし良いけど…」

 

「それで、バトロイ自体はいつ始まるんだ」

 

「2週間後だ、その日が第一回目だからかなり盛大にやるらしいぞ」

 

「おうけぃ、じゃあそれまでに作戦会議も兼ねて飯食いに行くか」

 

という訳で時は流れて……新バトロイまであと3日となり申して、現在舞彩さんと真哉と共に飯を食いながら作戦会議中

 

「ところで舞彩さんって何の遺物使うんですかね?」

 

「アタシ?最近は『ルーサットの輝石杖』かな、脳筋魔法に目覚めちゃってさぁ…」

 

「うわ出た」

 

「あ?文句あんのかよ」

 

「俺は分かってるぞ、『滅びの流星』と『古き死の怨霊』で弾幕張りながら隙を見て『彗星アズール』をブッ放して来るって事をな」

 

「おい、創星雨を忘れてるぞ」

 

「害悪やん」

 

「黙れ」

 

「なあ、盛り上がってるとこ悪いが俺を置いてけぼりにしないで貰えるか?」

 

「じゃあお前も狭間の地に潜ろうぜ?て言うか潜れ(豹変)」

 

「馬鹿吐かせ誰があんなとこ行くか」

 

「あぁ?真哉、テメェ今俺の事を馬鹿って言ったな?ひいては狭間の地に潜る先駆者達を馬鹿にしたな?いい度胸だ表出ろブッ飛ばしてやる」

 

「拡大解釈も甚だしいぞ航輔……」

 

「取り敢えず一旦静かにしてもらえる?作戦会議するんじゃないの全く…」

 

なんでい、舞彩さんが魔術脳筋とか言い出すからやろ(責任転嫁)

まあ乗っかったのワイなんですがね(自白)

 

て言うか作戦って言ってもなぁ、別に突っ込んでブチのめせば全部解決するだろ

 

「おい脳筋、今『突っ込んでブチのめせば終わり』とか思ってんだろ」

 

「魔術脳筋の舞彩さんに言われたくないなぁ…どうせ遠巻きから魔術ブッパしてれば終わるとか考えてるくせに」

 

「表出ろ」

 

「お、やりますか」

 

「お前ら仲良過ぎだろ……二人共取り敢えず座れ、さっきから全然会議してねぇじゃん」

 

話が進まない(定期)

 

まあしょうがないね、同じ玄人だし(謎理論)

言うてこのメンバーなら負ける気がしないんですがそれは…バトロイ上位帯常連の真哉、鬼畜ダンジョン(狭間の地)を攻略できる舞彩さん

 

そしてワイ……完璧やん(迫真)

 

「取り敢えずお互いの使用する遺物を共有しておくぞ、先ずは俺から…使うのは『四機神の使徒(オーダーズ・フォース)』と『新機軸の身体(オーバーポテンシャル)』だ」

 

「アタシは『ルーサットの輝石杖』、あとは状況を見ながら『黒き刃』かな」

 

「俺は多分、肉弾戦でやると思うから遺物は使わんかな」

 

「了解、じゃあ次にそれぞれの効果と特徴だな」

 

割愛します(唐突)

 

だって長ぇんだもん

 

まあ要約すると

真哉の遺物は4つの機械球と、強化外骨格を纏うことの出来るモノ

機械球はそれぞれ『超高出力エネルギー』『幻覚作用のある衝撃波』『バリア』『侵食性のある霧』を操る

 

デフォルトの能力で『武器生成』が出来るとのこと

 

舞彩さんの遺物は『ルーサットの輝石杖』と『黒き刃』……まあこっちに関しては説明はいらないと思うが、一応しておくと魔術媒体と割合スリップダメージを付与できる短刀だな

 

「それで作戦なんだが、まだフィールド情報が少なくてよく分からない事が多い…それ以外は基本的にバトロイと一緒だ」

 

「物資は前と変わらずか?」

 

「ああ、フィールドのあちこちに落ちてる…多分、セントラルシティみたいなエリアも有るだろうから…そこは激戦地になるのは確実だな」

 

「どうする航輔、アタシらは激戦地に突っ込む?それとも避ける?」

 

「その時次第だな、面白そうなら迷わず突っ込む」

 

「お前らしいな本当……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ!見つけましたこう君!」

 

「……おうフブキか、どうした?」

 

「バトロイが新しく増えたって話聞きましたか?」

 

「ああ、聞いたぞ」

 

「それで……その…し、白上と一緒に出て欲しいなぁ〜…なんて…」

 

ヌッ……すまぬフブキング、一足遅かった様だ…

あー断るのつれぇわぁ……チラチラ見てきてる辺りまじつれぇわぁ^〜

 

「あ〜…その、先約がもう居てな…悪いなフブキ」

 

「あっ…そ、そうでしたか…じゃあまた今度誘いますね!あ、でも白上も出るつもりなので会ったら尋常に勝負ですよ!」

 

「望むところだな、楽しみにしておくよ」

 

「はい!ではまた〜!」

 

学園内も新しいバトロイの話で持ち切りだな

 

まあなんせ、我が校に通いつつも世界的アイドルとして活躍してるすいちゃんやそらちゃんが居るからな

 

しかも開会宣言はすいちゃんがやるってんだから話題もそれ一色になるのは致し方ない

 

だってかわいいから(脳死)

 

「あ!こうちゃ〜ん!」

 

「ああ、すいちゃん…と、そらさん」

 

「あれ〜?私はついでなのかな〜?」

 

「そんな訳ないじゃないですか…それで、どうしたんだすいちゃん」

 

「こうちゃんバトロイの話知ってる?」

 

「まあな、学園内もそれで持ち切りだし…かくいう俺も出るし」

 

「やっぱりこうちゃんなら出るよね〜…因みに誰と出るの?」

 

「友達とだよ、ほら前に食堂で会った人と喧嘩した人」

 

「すごい組み合わせだねそれ」

 

ワイもそう思う

 

それよりすいちゃん近いのでもうちょっと離れてもらってもよろしいか?

ワイの精神が削れる(切実)

 

「そろそろ私達も行かなきゃね、またねこうすけ君」

 

「こうちゃん後でね〜」

 

「ああ」

 

さて、午前の講義も終わったし…ワイも家に帰ろうかしら

 

なんて思ってると、周りにわらわらと人が集まって来た……なんだコイツら

て言うかちょっと待て…ティ、Tシャツに『星街命』とか『ときの命』とか書いてあるんすけど

 

マジィ?今時そんないかにもTシャツ着るやつおるんねんな(感心)

 

「何の用だ」

 

「貴様が星街殿と幼馴染の志賀航輔だな?」

 

「それがどうした、用がないなら俺は帰るぞ」

 

「逃げられると思うなよ、我々『ファンクラブ』を敵に回してただで済むと思わない事だな」

 

「ファンクラブ…?なにそれは」

 

さっきから喋りかけてきてるこの男、普通に喋っているが格好がすいちゃんのライブ写真をデカデカと貼り付けた青色の法被を着ているのだ

 

ちょ、笑っちゃうんすよね(真顔)

 

でもメガネじゃないし顔も普通……なんか面白くないな、5点(5/100)

 

「貴様…聞くところによれば星街殿だけではなく、ときの氏とも仲がいいと言う噂でないか!」

 

「だから何だよ、それがどうしたってんだ」

 

「……ゆ、許せんぞ貴様ァァァ!!」

 

「そうだ!!我々の女神を独占しようなど万死に値する!!」

 

「あの方々はなぁ!皆の星と空でないといけないんだよ!!」

 

「その通りだ!ときの氏は俺の母親になってくれるかもしれないと言うものを…!!」

 

おい誰だ2号ライダー混ぜた奴、戦う時だけ皆と仲良くする超面倒な捻くれ者入れた奴は素直に出て来い

 

しかしまぁ、ファンクラブねぇ……ワイはこういうの性に合わないな

 

他人と意思共有なんて、他人に興味のないワイには不可能だし…それにやりたいとも思わない

ワイはワイがやりたいようにスパチャをするだけだ…それが心理なんだよ(迫真)

 

「おい、何してんだテメェら」

 

「道塞がないでくれる?邪魔なんだけど」

 

「…なんだお前ら、結局来たのか」

 

「お前が変なのに絡まれてるのが悪いんだろ…それにわざわざ来てやったんだから感謝くらいしろ」

 

「はいはい、ありがとうございます」

 

「誠意が足りない、地面に這い蹲りながらいいな」

 

「舞彩さんのそれは単純にやらせたいだけなのでは?」

 

「な、夜崎真哉…!?それに花崎舞彩まで…!!」

 

真哉が有名なのは何となくわかるが……何で舞彩さんまで?

 

……ああ、成程…そう言えばこの人狭間の地攻略の動画を上げてるんだったな

そりゃ有名になるわな、最近登録者も増えてきてるみたいだし

 

「ほらさっさと散れ、邪魔だ」

 

「くっ、志賀航輔!!貴様バトルロイヤルには出場するな?」

 

「ああ、出る気でいるが」

 

「ならばそこで決着をつけてやろう…精々首を洗って待っておくことだな!」

 

そう言って去っていくファンクラブ共……結局何だったんだアイツら

 

だが、バトロイでの楽しみが一つ増えたな…あの馬鹿共は確実にワイを狙ってくるだろう

あの程度の有象無象、ワイのオタク力の前には塵芥に等しい

 

本物の廃人オタクというものを見せてやろうではないか

 

「面倒な事になったな全く」

 

「構いやしねぇよ、寧ろウェルカムだ」

 

「航輔一人で何とかしてよ、アタシは関わり合いにはなりたくないね」

 

「勿論そのつもりだ、寧ろ手を出すなよ…あれは俺が全て刈取る」

 

「この戦闘狂が……足元すくわれるなよ、一応システム的に脱落しても仲間さえ入れば復活はできるけどな」

 

マジで某APじゃん、色々とホンマに大丈夫それ

 

と、まあそんな事も有りつつ…バトロイ当日となりまして

開会宣言は告知の通り、すいちゃんがやっていた

 

かわいい、かわいいよすいちゃん(玄人感)

 

今現在、街の中にある電子公告や電子ポスターはアイドルグループ一色になっている

その中には勿論、すいちゃんやそらちゃんもいる訳で……は^〜かわい(脳死)

 

「いよいよだな、気合い入れてくぞ二人共」

 

「狙うは優勝…でしょ?」

 

「当たり前だ、優待券は何人たりとも譲りはしない…全員叩きのめす勢いで行くぞ」

 

「……円陣でも組むか?」

 

「やめとけ、むさ苦しいだけだぞ」

 

「おいテメェ、アタシの前でよく言えたなアァン?」

 

「おっと失礼、これでも花の女子大生だったな」

 

「ブッ殺すぞ」

 

「そういうとこやぞ」

 

「ここまで来て喧嘩するなよお前ら……」

 

真哉が徹底的に苦労人役に回ってるのなんか面白い

 

始まる場所はいつもと同じく『Battle Arena』そろそろ転送が始まる頃合だな

 

初めてバトロイに参加して、結局その後は一度もバトロイには出てなかったからいまだに少しワクワクする

 

「お、転送が始まったな…じゃあ行くぞ舞彩、航輔」

 

「ヘマすんなよ航輔、リーダーは真哉に託した」

 

「誰に言ってんだ舞彩さん…取り敢えず指揮は真哉に任せた」

 

「お前らさぁ……別にいいけどさぁ……」

 

なんとも締まらない感じで、だがワイ達はこれくらいのノリが一番心地いい

 

さあ、狩の始まりだ




新たなバトロイの始まりですわ^〜

エンディング?こまけぇこたぁいいんだよ、その内書くからさ(震え声)

最近新しい小説書こうか迷ってる…でもこれあるからどうしよっかなぁ〜って
新しく書くならダクソ3関連で書きたい、何とクロスさせるかは決めてないけど

ではでは、またお会いしましょう


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古龍って響き、強そうでかっこよくない?(少年心)

どうもAZAZELです
沖縄にワイヤレスイヤホン忘れたので初投稿です

どないしてくれてんねんおま(迫真)
まあ、無くても別に困りはしないけど

敢えて言うならスマホでASMRが聞けない、なので今はiPadで有線イヤホンで聞いてる……音 が 気 持 ち い い

ではほんへどうぞ


フィールドへと送り込まれる参加者達

 

さて、では少しフィールドをおさらいしておこうかな

 

エリアは全部で6つ

全エリアの中央位置にある『都市エリア』

巨大な鉱山内に迷路の様に広がる『坑道エリア』

辺り一面が氷に覆われた『氷山エリア』

広大且つ草花が咲く『草原エリア』

水が浅く広がり荒廃した遺跡のある『沼地エリア』

都市より天空通路を渡って移動する『天上エリア』

 

激戦地は相変わらず『都市エリア』、そして新たにその真上に浮かぶ『天上』エリアが設けられた

 

「ふう、着いたか…ここは……草原エリアか?」

 

「ピクニックでも出来そうな場所だな」

 

「そんな事やってたら狙い撃ちにされるよ……まあ、航輔の祈祷があれば別に問題ないと思うけど」

 

「先ずは物資回収をしながらエリアを見分けるぞ、磁気嵐がどこへ向かって収縮するか分からないからな…その場に留まり続けるのは悪手と見た」

 

「おうけぃ、適度に蹴散らしながら行こうか」

 

物資も相変わらずその辺に転がっている、まあ多分都市エリアに行けばゴロゴロ至る所に転がってるんだろうが……お客さんの様だな

 

「真哉、お客さんだ…相手してやってくれ」

 

「何で俺なんだよ、自分で行けよ」

 

「俺と舞彩さんは物資集めてんだよ、いいから片してこい」

 

「リーダーなのに何で俺が指示されるんだよ……はぁ、まあいいけどさぁ」

 

機械球が周囲に現れ、一つからロングソードが生成される

相手方は二人…もう一人はどこかに潜伏してるか、他二人が倒れた時の予備用か

 

「げっ、夜崎真哉じゃねぇかあれ…?」

 

「マジかよ…こんな前半に遭遇するとかツイてねぇ」

 

「うだうだ言ってると、こっちから行くぞ」

 

機械球の一つからレーザービームが飛ぶ、左右に飛び退き真哉を挟み込む様に走り出す

 

さて、あっちは問題ないだろうし…遠くからこっちを狙ってるもう一人を片しに行きますか

……と思ったが、魔術使いがいるのにわざわざ出向く必要も無いか

 

「舞彩さん、あっちからスナイパーで狙ってるバカが居るんでお願いしてもいいですかね」

 

「ん?……ああ成程、あの距離なら射程内だな…じゃあ見ときなさい、アタシが高めた魔法の威力を」

 

ルーサットの輝石杖を取り出し、先端部にエメラルド色の魔力が集まり始める……いきなりそれブッ放すの?

 

極太の魔力ビームが放たれ、遠くで狙い澄ましていた奴を撃ち抜く

 

「どうよ、脳筋魔力ってのも悪くないでしょ?」

 

「まあそうだな、DPSは脳筋魔力が最適解だしあながち悪くはないよな」

 

「素直に最高って言っとけ」

 

「俺は純脳筋派なんだよ、筋力こそ力」

 

「おーい、終わったぞ」

 

青い粒子となって消えて行く哀れな挑戦者二人……まあ早々にこいつに出会った事が運の尽きだったな、ドンマイ

 

「お疲れ、どうだった」

 

「どうも何も、別なんともないが……まあ、強いて言えばそこまで強くないって感じだか」

 

「まあだろうな、俺から見てもトーシローだった」

 

「物資も集まってきたし、そろそろ移動してもいいんじゃない」

 

「うし、じゃあ指揮は真哉に任せた」

 

「はいはい……お、磁気嵐の範囲が確定したみたいだな」

 

真哉がスマホの様な端末でそれを確認していた……フィールドに転送された時に、全員が使える様になるやつ(適当)

 

まあ用途はマップと現在地の確認用、磁気嵐の範囲確認もできて次の移動場所を決めるのに使うのが主

 

「安全圏の中心を目指すなら沼地エリアだな」

 

「じゃあそこでいんじゃない、激戦地になりそうだけど」

 

「どうせ航輔が全部薙ぎ倒すでしょ」

 

「舞彩さんも頑張んだよ」

 

そんな訳で来ました沼地エリア、雰囲気的にはカーリア周辺の幽鬼が彷徨ってるあの辺の感じ

 

……ヌッ、意外と早く出会ったな

 

「見つけたぞ志賀航輔…!」

 

「ああ、オタク共か」

 

見事なブーメランですね(おまいう)

 

「貴様らは既に包囲されている、諦めてその首を差し出せば一思いに一撃で葬ってやろう」

 

「だってよ舞彩さん、真哉」

 

「ああ、なんか周りにも居たみたいだな」

 

「ノリ軽いなおい…航輔、お前の問題なんだから勝手に片付けといてよ…アタシは物資を拾いに行くから」

 

「自由人か……まあいい、俺も少し暴れたいと思ってた所だ」

 

「まさかこの人数とやり合うと言うのか?全く、状況というものが分かってないのかこの馬鹿は」

 

ざっと周りを見渡すに6、7チーム程が取り囲んでいる……まあでもその程度、雑多が幾ら集まろうと雑多である事に変わりは無い

 

ゼロに等しい塵が幾ら積もろうと、ワイには塵芥と同じだ

 

「お前達には特別に『本気』ってのを見せてやろう……貴様ら程度のオタクでは辿り着けない、本物の境地…廃人ってモノをな」

 

ワイの身体から赤雷が迸る

頭には二対の赤雷で象られた角、背中にも赤雷で象られた翼が現れる

 

そしてワイの姿は赤雷雲と共に消え…オタク共の周りを旋回する

 

「な、何!?消えただと!?」

 

「周囲の警戒を怠るな!……な、何かがやばい…とにかく何かヤバイぞアイツは…!!」

 

「どこに目をつけてる、マヌケ共」

 

赤雷雲から姿を現し、手に赤雷を纏わせ5本の鉤爪の様に象る……それを地面を抉る様に振るう

 

赤雷が迸りながら炸裂し、オタクを吹っ飛ばす

 

「ぬわぁぁぁぁ!?」

 

「馬鹿な!一体どこから…また消えやがったぞ!」

 

「まだ俺のターンだ…精々避けきってみせろ」

 

再度、赤雷雲へと姿を変えて周囲を旋回する

オタク共は真ん中に固まり、全方位を警戒する態勢へ移る

 

悪くは無いが……まぁ、仮に視界で捉えられたとして攻撃が受け止められるかは知らないけどね

 

「そらもう一発行くぞ」

 

「見えた!叩き落としてやれ!」

 

「全員でかかれ!」

 

まあ、嘘なんですけどね(笑)

 

オタク共攻撃の瞬間、赤雷雲へと戻り武器をすり抜ける

一瞬の事で再度ワイの事を見失うオタク共

 

「ま、また消えやがった…どこに行った!チョロチョロと隠れるな臆病者め!!」

 

「ならお望み通り、出てきてやったぞ」

 

オタク共の死角に姿を戻し、上に振り上げた赤雷の鉤爪を叩き付けるように振るう

炸裂した衝撃で吹っ飛ばされ、青い粒子へと変わっていくオタク共

 

「隙ありだぜー!!」

 

後ろから飛びかかってきた一人……ワイの肩へと剣がぶつかると、剣が折れた

 

「は!?なんっ…ぐおッ!?」

 

「ちょいとでも俺に敵うと思ったかマヌケがァ…貴様らのオタク力で俺を倒せると思うなよ」

 

首を掴み上げているオタクの足元に、赤雷が迸り始め……バカでかい赤雷が、ワイ諸共オタクに降り落ちた

 

立ち込める煙の中から高く飛び上がり、赤雷で象った『古龍の雷槍』を右手に創る

古龍の雷槍は徐々に肥大化し、ある程度の大きさまで育ててから下へブン投げる

 

突き刺さった雷槍を更に上から叩き潰し、大爆発を起こす

 

「綺麗さっぱり何も無くなったな……で、物資は集まったんですかねぇ」

 

「抜かりなし、航輔が暴れてる間に掻き集めてきたんだから感謝しな」

 

「俺が暴れてたお陰なんだから舞彩さんが感謝するのでは?」

 

「て言うかお前なんだよさっきの、今まで結構お前の攻撃方法見てきたが見た事ないぞ」

 

「まあ俺が本気出そうと思った時にしか使わない事にしてるものだからな、色々と規模がデカすぎるし威力も半端ないし」

 

「まあ確かに、爆心地がとんでもない事になってるもんな……」

 

「ああなるからな、あんまり使わない様にしてるんだよ」

 

「それより早く移動しない?磁気嵐もそろそろ狭まって来るんじゃないの」

 

「……それもそうだな、取り敢えず移動するか」

 

舞彩さんマジでマイペースやなぁ……

 

まあウチのチームにはこれくらいマイペースで物事を進めてくれる人がいないと、多分色々と話が進まなくなる事が多くなりそう(迫真)

 

「……おや、面白そうなのが見えてきた」

 

「え?どこにだ?」

 

「あそこだよ…見えるだろ、白いキツネに黒い狼…と、激つよ鬼人族様じゃないですかヤダー」

 

「マジか!?百鬼さん居るってか!?」

 

「その百鬼って子、確か航輔が来る前までは殆どバトロイで一位を独占してた子だよな」

 

「ああそうだ…種族差、なんて言うと言い訳に聞こえるかもしれないが…人族と鬼人族の圧倒的な差を感じたし…それ以上に剣術で勝てる気がしない……」

 

「成程ね…アタシ達じゃどう足掻いても勝てそうにないな、という訳だから航輔よろしく」

 

「俺、フブキ相手にしようかな」

 

「オイ、アタシらに死ねって言ってんのか?あぁ?」

 

「甘ったれてんじゃないよ、自分より強い奴に挑まなきゃ成長出来る訳ねぇってそれ一番言われてるから」

 

「ふざけんな!お前と一緒にするんじゃねぇよ!!俺はまだ死にたくないね!」

 

「死んでもリスポーン出来るんだから甘んじて砕けて来い」

 

「負ける前提で話してんじゃねぇか!?」

 

「ふざけてないで、早く戦闘態勢取ってくれる?」

 

なんだよ、死んで学んで積み重ねて…やがて勝利するのが『成長』の醍醐味だって言うのに……

 

まあいいか…今はチーム戦なんだし、適材適所ってヤツだよな

 

「ぬぉっ!?こう君とこんなに早く出会うとは!?」

 

「げげっ!こうすけ君じゃん…!」

 

「おっ!こーすけー!余っだ余ー!」

 

「なあ、航輔…お前相変わらず女の子と仲良いよな」

 

「かもな、だがそれはお前に言われたくねぇよ真哉…このイケメン野郎が」

 

「お互い様でしょアンタら…」

 

ワイはお嬢の前に、真哉はフブキングの前に…そして舞彩さんはみおママの前に立つ

 

お嬢かわ余(脳死)

 

て言うか思ったが、みおママって戦えるのか?

まあ、その辺もお手並み拝見と行こうかな

 

「おっ!丁度いい感じに別れたぞ!じゃあ行っくぞ〜こうすけ!」

 

「ああ、かかって来い…今回の俺は本気だぞ、何しろ優待券がかかってるからな」

 

「…むっ、こうすけは意地悪だな」

 

なんで?(困惑)

 

「そんなこうすけには…余がお仕置してやる余っ!」

 

「おっと…流石に早いな、あやめ」

 

「余だってあの時とは違うからな!ちゃんと修行して強くなってきたんだ余!」

 

打ち込んできた二刀を腕で受け止め、拳と刀で打ち合う

 

これ以上強くなってどうするんですかねお嬢は……

それはそれとして、ワイにとっては好都合…さあ、ワイの『試練』となってくれ

 

前に比べると比較にならないくらいに早く、そして一撃一撃が重くなった…ワイの使った『星砕きの大剣』がいい刺激になったみたいだからヨシ(現場猫)

 

「それにしてもこうすけ、何でこうすけの体はそんなに硬いんだ?」

 

「簡単に言えば、俺の身体は『竜王』その物だからな…ちょっとやそっとで傷が付く身体じゃない」

 

「お〜…まあよく分からんが!すごいって事だな!!」

 

かわいい、は^〜かわいいよお嬢かわ余(大迫真)

 

何?竜王プラキドサクスは大ルーン持ってないだろいい加減にしろって?

 

何言ってんだよ、こりゃ『竜餐』だよ……本来ならばドロップする筈のない『プラキドサクスの心臓』が、あの狭間の地ならば落ちるのだ

 

まあ、7周しないといけないんですけどねクソが(直球)

 

ワイはその他にも『死竜フォルサクス』や『古龍ランサクス』の古龍系統の心臓を全て食べたのだ……それにより『竜王の肉体』と『竜王の闘技』を獲得した

 

「受け止めない方が身の為だぞ」

 

「ぬおっ!?また見た事のない技だ余!」

 

手に赤雷の鉤爪を纏い、斜め上から叩き付ける様に振るう

 

バックステップで距離を取り、再度踏み込んでこちらへ急接近するお嬢…腕で刀を受止め、鍔迫り合いをする

 

そもそも幾らステータスが高かろうと、身体自体は人族である事に変わりは無い……なら何故、刀や剣を素手で受け止められるか

 

それは前述した通り、ワイの身体が『竜王』その物だからだ…古龍の、それも竜王の鱗に簡単に勝てるわけないだろいい加減にしろ(自問自答)

 

刀を叩き、距離を取る

 

「落雷注意だ」

 

「なんだ余!?こうすけもしかして魔法使えたのか!?」

 

「魔法では無いな、強いて言うなら……追憶だ、『最古の赤雷』」

 

指をパチン、と鳴らすとバカでかい赤雷がお嬢目掛けて降り落ちる

 

その後、至る所にランダムでバカでかい赤雷が降り注ぎ始める

 

「そろそろケリをつけよう、長引かせても詰まらないだろう…?」

 

「うおっ!?な、なんだ…余……ッ!?」

 

ワイの身体から赤雷が発生し、爆発と衝撃波を起こし……辺りは土煙に視界を遮られた

 

そこでワイは一つ、クソデカ咆哮をかまして砂煙を一気に吹き飛ばした

 

そこにあったワイの姿は……二本の頭に、さざれ石と例えられる鱗…そして大きな二対の翼、少しちぎれた尻尾

 

『竜王プラキドサクス』そのものが、そこに居た

 

「こ、こうすけってもしかして……竜だったのか!!!!?」

 

違います




ワイヤレスイヤホンは郵送してもらいました、着払いだってさ

そう言えばこの間、原作ホロライブで調べたら280件ちょっと作品があるって事に気がついて
原作プロセカは190件ちょっとしか無かった……なんで?(迫真)

正直ホロライブの方が多いのはビックリした、と言うどうでもいい話

ではでは、またお会いしましょう


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大技ってのは惜しげも無く使うに限る、気 持 ち が い い

どうもAZAZELです
最近タロットカードを買ったので初投稿です

ちなみにJOJOタロットです、これめっちゃE
ちょろっと占ってみたけど、割と面白かった(小並感)

ではほんへどうぞ


ダクソで言うところの所謂、『竜体化』みたいなもんだろ(適当)

 

まあ、こっちの場合竜そのモノに変身できるから上位互換どころか最終到達点とでも言おうか

 

「何だありゃ!?アイツまだあんな隠し玉持ってやがったのか…!」

 

「うわっ、何でもありだな本当……」

 

「おぉぉぉ!!かっこいい余!」

 

うわって何だよ舞彩さん

ちなこの状態だと喋れません、咆哮しか上げられない

 

二つの口から黄金の炎を吹き出し、撒き散らす様に首を振るう…やがて炎は収束し、最早レーザーと化して周りを薙ぎ払う『プラキドサクスの滅び』

 

ついでにブレスを追従する様に爆発が起こる

 

「うおっ!?こっちにまで攻撃来てるじゃねえか!?」

 

「ちょっと航輔!もっと周りみて攻撃しろよ!」

 

すまそん…でもな、どうしても首振るとブレスが広範囲になってしまうねんな

 

お嬢はぴょんぴょんと跳ねながら上手くブレスを躱してる、じゃあ締めの上薙ぎ払い行きますか

 

ブレスを直下に放ち、上方向へ一気に持ち上げる……なんとお嬢、受け止めてやがる

ウッソだろお前wwwwww(ドン引き)

 

ブレスを吐き終わると同時にプラキドサクスの姿を塵のように消し、元の姿へと戻る……そしてお嬢へ向かって即駆け出し『古龍の雷槍』をブン投げる

 

「ぬおっ!?こうすけいつの間に戻ったんだ!?」

 

「相変わらずだなあやめ、さっきのブレスを受け止めるとか笑えんわ」

 

「余だって鍛えたんだ余ッ!」

 

「『古龍の雷槍』すら受け止めるとは恐れ入ったよ…まあ、避けた方が良かったかもしれないがな」

 

プラキドサクス版の雷槍なんでクソでかい、まあそれすら受け止めてるお嬢は一体何なんだ(おまいう)

 

プラキドサクスの使う雷槍は他の古龍と一味違うところがある、それは何か……雷槍を叩き付けるだけで終わらない所だ

 

お嬢の受け止める雷槍を殴り、爆発させる

 

「また負けちゃった余〜……」

 

「前より強くなってるじゃないか…まあ、今回は俺も本気だったからな」

 

「次は負けないよ余!」

 

青い粒子となって消えるお嬢……さて、御二人の方はどうかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こう君の戦い方にちょっとビックリしましたが…白上達も再開しましょうか!」

 

「ああ、望むところだ…!」

 

白上フブキ……獣人族のポテンシャルと先天的に持ち合わせる『狐火』を駆使する戦闘スタイル

 

俺自身、バトロイではあまり戦った事がないタイプだが…やる事はいつもと同じだ

 

「『新機軸の身体(オーバーポテンシャル)』…航輔だけにいい所を持ってかれるのも癪だしな」

 

「行きますよ!『狐火・炎舞』!」

 

「『ディスペア(絶望)』!撃ち抜け『アボミネーション(憎悪)』!」

 

無数に飛ばされる青白い炎をバリアで防ぎ、もう一つの機械球から高エネルギー砲を放つ

続けてマシンガンの様にエネルギー弾をばら撒く

 

流石に獣人相手じゃ当たらんか……スルスルと躱していきやがる

 

「中々面白い遺物ですね!」

 

「そりゃどうも…!」

 

「あ、言い忘れてたが一乙する度に罰ゲームな」

 

「聞いてねぇぞ航輔!?つーか邪魔すんな!!」

 

「がんばえ〜」

 

「あの野郎ッ…!」

 

「なんか楽しそうですね、こう君……」

 

クソっ、あの野郎毎回の如く好き勝手言いやがって……いやまあ、付き合ってる俺も俺なのかもしれんが

 

「じゃあ改めて…行きますよっ!『狐火・業火絢爛』!」

 

「『ディスペア(絶望)』!」

 

さっきより大きな炎の球が飛ぶ…何かに接触すると爆発し、青白い炎を撒き散らしながらその場に残り続ける

 

気を付けないとあっという間に囲まれそうだな

 

「流石はこう君と友達をしてますね!中々に手強いです!」

 

「まあな!伊達にあの人外とつるんでねぇって事だよ!」

 

「人外とは失敬な」

 

「うるせぇ黙っとけ!」

 

「こいつァひでぇや……」

 

て言うか口挟むなら手伝えや!なんで見てんだアイツ!?

……いや、アイツに救援を求めるだけ無駄か…何なんだよ仲間なのに……

 

今に始まった話じゃないが、リスポーン出来るからって扱いが酷すぎないか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当に何でもありだなアイツ……」

 

「ホントそうだね…ウチもビックリだよ……」

 

「…さて、アタシらはどうする?大神さん」

 

「うーん…ウチは基本的にはあんまり戦闘が得意な方じゃないんだよね〜」

 

「そう?そうは見えないけど」

 

「……まあ、不得意かと言われたら微妙だけど…フブキとあやめの為にも、ウチだって頑張らないとね」

 

タロットカードを手に取り、提示したのは『Death(死神)

大神さんの手元に大きな鎌が出現する

 

タロットカードを具現化する……かな

 

「そう言う君はこうすけ君と同じダンジョンに潜ってる花崎舞彩さんでしょ?動画、見たことあるよ」

 

「それはありがたいですね…」

 

『輝剣の円陣』…魔力で象った剣を5本周囲に浮かせる

一先ず『輝石の彗星』を放ち、様子見と……

 

「『The Chariot(戦車)』!」

 

「うわぁ!?」

 

「まだまだ!『The Devil(悪魔)』!」

 

絵札から召喚されたチャリオットが彗星をかき消しながら突進してくるのを既で避ける

 

チャリオットって聞くとどうしても嫌な思い出しかないから心臓に悪い

 

続けてコウモリが召喚されこちらに飛んでくる…これは輝剣が反応し、迎撃する

 

成程、こうやって畳み掛けるのもありと……良い、レナラみたいに霊体を召喚して来る感じが良い…航輔なら間違いなく言う

 

「ノってきた」

 

「やる気満々だね…じゃあこれならどう!『The Tower()』!」

 

「『カーリアの返報』」

 

「そんな事も出来るんだ…」

 

「追加も出来ますよ…『カーリアの円陣』」

 

召喚された塔の先端から雷が放たれ、アタシの頭上へ落ちてくる…それを『カーリアの返報』でかき消し、3本の輝剣へ変換する

 

更に追加で小さい輝剣を9本作り出す、剣はそれぞれ大神さんへと向かって発射された

 

その隙に『滅びの流星』…12の暗い流星を放つ、追撃に追いすがり触れると爆発する『古き死の怨霊』を放ち足止めをする

その間に『創星雨』を発動し、有利なフィールドへと持っていく

 

「中々…!でもウチも負けてられないよ!『The Sun(太陽)』!」

 

「くっ…!全部打ち消すとかそんなのありかよっ…!」

 

絵札から発生したとてつもない熱波により、撃った魔法が全て掻き消された……流石に理不尽過ぎる、狭間の地も真っ青じゃん

 

「そろそろ決めないと、こうすけ君が動き出しそう…フブキ!」

 

「分かったミオ!」

 

何をするつもり……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当は最後まで取っておくつもりだったけど…『妖狐纏・九尾』!」

 

「うおっ…!なんだそりゃ!」

 

フブキングが爆発したかと思ったら、青白い炎で9本の尻尾を象っている……かっこいい^〜(他人事)

 

「『妖狐纏・天蓋炎火(てんがいえんか)』!」

 

「『The Sun(太陽)』!」

 

フブキングからは極大級の狐火で作られた火焔球、みおママからは太陽の如き火球が放たれた

 

はぇ^〜二人とも凄いっすね、やっぱ強いってそれ1番言われてるから(適当)

 

まあここはワイが一肌脱ぎますか

 

「お二人さんそこで見てロッテ」

 

「やっと動くのか遅せぇよ航輔!」

 

「あ?なら止めるけど?」

 

「すんませんマジ謝るんで助けて貰って良いですか?」

 

「よろし」

 

「仲良いなアンタら」

 

赤雷が爆発し、再度ワイの姿がプラキドサクスへと変貌する

 

直下に向かって炎ブレスを放ち、収束させビーム状へ変えてから二つの火球を横に薙ぎ払う

火球の真ん中から上下に真っ二つに割れ、爆発を起こした

 

ヨシ(現場猫)

 

「うっそぉ!?そんなのありですかぁ!?」

 

「やっぱ絶対おかしいって!そんなのズルいってぇぇ!!!」

 

「お返しだぜお二人さん……『全出力・破滅(ルイン)』!」

 

「『彗星アズール』!」

 

4つの機械球で溜め込んだエネルギーを極太レーザーにして放つ真哉

そしてお馴染みの魔力脳筋御用達、最大火力と最高のDPSを誇る『彗星アズール』をブッ放す舞彩さん

 

フブキングとみおママも流石に青い粒子となって消えていった

 

「これで一息つける……と思ってた時期が俺にもありました」

 

「あ?まだなんかあ…」

 

「ぬおりゃ〜!」

 

振り下ろされるメイスを片手で受け止める、衝撃で地面にヒビが入る

 

更に炎を纏った弓矢が超スピードで飛んできたのでキャッチ、アンド赤雷を纏わせて空中で銃を構えている船長へリリース

 

船長も咄嗟に二丁の銃で防御するが、思いっきり弾かれている

 

「そんなんありで…ぬぉ!?」

 

「空中で構えたのが間違いだったな…行くぞ白銀、舌噛むなよ」

 

「え?うわっ!?」

 

自身を赤雷雲へと姿を変えつつ、団長の首根っこを掴む…そのまま船長の方へと飛んでいき、同じ様に掴み上げる

 

そして二人に赤雷を纏わせ、弓矢を放ってきたぬいぬい目掛けてブン投げる

更に指をパチンと鳴らし、クソデカ赤雷を降らせる

 

「さて、どうせあの程度じゃ再起不能(リタイア)しないだろうし…二人には選択肢を与えよう」

 

「何だよ急に」

 

「あの三人の相手を俺に投げるか、戦って一乙して罰ゲームを受けるか…選んでどうぞ」

 

「好きにしろよもう、俺は疲れた」

 

「アタシもパス、じゃやっといて」

 

「おうけい、任せとけ…その代わり優待券は全て俺のものだからな」

 

「それが狙いかよ……別にいいけど」

 

落雷の土煙が晴れると、無傷の団長達が立っていた

 

アレ受けて無傷とかやっぱバケモンですねこの人達(おまいう)

 

「ぬあー!死ぬかと思った!!」

 

「逆にアレだけ攻撃受けて無傷な方がおかしいんですけどね」

 

「船長はダーリンのあっつぅ〜い攻撃…痺れちゃいますぅ〜」

 

「うるさ」

 

「アァン!?かわいいダルォン!?」

 

「相変わらずだね君達は…それで、アタシ達とやり合うのは君だけ?」

 

「ああ、他二人は休憩中だ」

 

「へぇ…アタシらも舐められたもんだね」

 

ペロペロ……はっ、これはアイドル(笑)VTuberの味

 

「そうかどうかは、やってみれば分かるだろ?」

 

「ノエちゃん!マリン!いつもと同じ…!」

 

「分かっちょるよ!」

 

「ダーリンが相手でも手は抜きませんからね〜!」

 

「『精霊術・猛炎槍(フレイムランス)』」

 

炎で槍を象り、それを弓で放ってきた…風で炎を強化したのか、精霊って凄いっすね(適当)

 

掌で受け止め、握り潰すように掻き消す

 

飛び上がった団長が、上から叩き潰す様にメイスを振るう

 

「ぬおりゃ!」

 

「相変わらずのパワーだな」

 

「団長を正面から受け止められるのはこうすけくんくらいだけどねっ!」

 

「船長も忘れてもらっちゃ困りますよ〜?」

 

恐らく魔力の籠った弾丸だろう、だがワイの前で下手な飛び道具は無意味…全て黄金律式自動防衛システムによって弾かれるのだからな

 

「甘いな、俺に飛び道具は通用しないと思え」

 

「えぇ〜!!そんなのずるじゃないですか〜!」

 

「ほら返すぞ、飛んでけ白銀」

 

「うぇっ…ちょっ!?」

 

団長の胸ぐらを掴み、赤雷を纏わせてブン投げる

船長にモロ直撃した団長、赤雷を纏わせてたから更に赤雷が爆発して辺りを帯電させる

 

「さて、一瞬で片してやる」

 

「…ッ!『精霊術・炎天雨(フレイムレイン)』!」

 

「おっと、察しが良いが…少し遅かったな」

 

変身しようとしたワイへ火焔の雨が降り注ぐ…まあ黄金律式自動防衛システムで防いでいるので大丈夫だ、問題ない

 

赤雷が爆発し、プラキドサクスへと変身する

 

手に『古龍の雷槍』を握り、地面へ突き刺す…更にそれを叩き潰して大爆発を起こす

 

「竜に変身するってやっぱ頭おかしいよな」

 

「……アタシなんかあの竜見たことある気がするんだよな」

 

「潜ってるダンジョンのヤツか?」

 

「そう、航輔が前に『ここ隠しボスいるんだけど、何の情報もなくて…一体誰が辿り着けるって言うんですかねぇ(困惑)』って言ってたヤツだったかな?」

 

「へぇ、アイツよく見つけたな」

 

「まあ航輔だし、不思議ではないんじゃない?」

 

なにそれは(困惑)

ワイだったら何だって言うんだよ言ってみぃよあぁん?

 

まあ今のワイ、喋れないんですけどね(迫真)

 

手に赤雷の鉤爪を纏わせ、上から叩き付ける様に振るう

そして惜しげも無く使っていく『プラキドサクスの滅び』、黄金の火炎ブレスを収束させてレーザービームを広範囲に撒き散らす

 

「流石にこれは団長も無理ぃ〜!!」

 

「て言うか竜になれるってどういうこっちゃ!何者だよ本当に!」

 

「船長はどんなダーリンもいけますけど…流石にこんなの太すぎぃ…!」

 

なんか一人、変なこと言ってんな(ドン引き)

 

ビームの威力も範囲も太すぎるっピ

 

『プラキドサクスの滅び』を受け止めたお嬢って一体……何処を目指して修行してるんですかねぇ(困惑)

まあそもそも種族が『鬼人族』だし、ストイックに脳筋目指すってのは種族的なのもあるんだろうけど

 

「終わったぞ」

 

「機動隊と警備隊、それに海上警備隊のリーダー達をまとめて相手できるとか…もうお前だけでよくないか?」

 

「俺そういうの面倒臭いし向いてないから却下」

 

「まあダンジョンバカだからね、しょうがないね」

 

「舞彩さんに言われたくないんですけど」




夏、まだ来ねぇかな…(遠い目)

海書きたいけど夏まで待つ……欲を押えて書かなくちゃあいけないのが、創作者の辛いところよ(適当)

あと全然関係ないけどワイヤレスイヤホンが沖縄から帰ってきた、おかえり

ではでは、またお会いしましょう


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負ける方が難しいとは思わんかね(威風堂々)

どうもAZAZELです
昼寝したら20時まで寝てたので初投稿です

まあやる事も無いし、惰眠を謳歌するのも悪くないかと(適当)

全然関係ないけどPS5欲しい、アーマードコアの新作が8月25日に配信開始だしそれまでに買おうかな……

ではほんへどうぞ


「安地は定まったか?」

 

「ああ、どうやら都市エリアに向かって狭まってるみたいだ」

 

「へぇ、じゃあ次はそこを目指すか…天上エリアでも行ってみるか」

 

「いいねそれ、アタシも気になってたんだよ」

 

という訳で都市エリアの真上に存在する新たな区画、『天上エリア』へと向かう事に

 

行き方は都市エリア内にある『天空通路』と呼ばれる、まあ所謂エレベーターに乗れば到達出来る

 

「思ったよりデカそうだな」

 

「だな、もっと小さいと思ってたが…都市エリアの半分は覆ってるんじゃないか?」

 

「て言うか天空通路の入口って隠されてるの?全然見当たらないんだけど」

 

「心の清い人にしか見えないんだよ、舞彩さん」

 

「喧嘩売ってんのか?あ?」

 

「喧嘩すんなよ……」

 

舞彩さんを茶化しながら入口を探す……と、何やらエレベーターの乗り口みたいなものを発見する

 

クォレハ……何ですかね、鉄製の二枚扉に上下のボタン…完全にエレベーターですねありがとうございます(迫真)

 

「見つけたぞ」

 

「お、マジか」

 

「やっぱ心の清い人にしか見つけられないってか」

 

「どの口が言ってんだ航輔」

 

「何を言う、俺の心は清いぞオイ」

 

ピュアっピュアな廃人オタクだぞ舐めんなよ

 

さて、上ボタンを押すの二枚の鉄扉が左右に分かれるように開く

それに乗り込むと扉は閉まり、上へ昇っていく

 

辿り着いた先は都市エリアを見渡すことの出来る、天空都市『天上エリア』

 

「高ぇな」

 

「これ落ちたら確実にリタイアだろうな…」

 

「落下死とかあるんだこのバトロイ」

 

「まあ普通に考えてこの高さから落ちたら助からないだろ、無事なのお前くらいだぞ」

 

「おう真哉、何がいいてぇんだテメェ…?」

 

「別に喧嘩売ってる訳じゃないって」

 

何やら背後から多数の気配……またすか?はぁ〜(クソデカため息)

 

後ろを見やれば、あればウチの学園生じゃないか…それに見事に野郎しかいないし、むさ苦しいんじゃお前ら

 

「おいアレ、ウチの学園生じゃないか?」

 

「みたいだな、人気者は辛いぜ」

 

「何言ってんの…大体が航輔の客人じゃなの?」

 

「知らね、俺はアイツらに用は無いからな」

 

「クソっ、アイツだけにいい思いさせてたまるか!全員かかれ!」

 

私怨じゃねえかよおまいら

 

しかし真哉とワイが居ると分かってて向かって来るとは…その勇気だけは褒めてやろうではないか

 

「わざわざ負けると分かって向かってくるか」

 

「男にはな…負けると分かってても、やらなきゃならない時だってあるんだよ…!」

 

「面白い、気に入った…お前を殺すのは最後にしてやろう」

 

そこからは圧倒的な戦力差で戦闘が進んだ

 

真哉の遺物による高出力レーザーでの掃射

舞彩さんの『アステールメテオ』…降り注ぐ無数の隕石で殆どが吹っ飛んでいった

 

かく言うワイは適当に赤雷を降らせてただけだったけど

 

そして正面切って突っ込んできたさっきの奴が吹っ飛ばされていたので、飛んできた所をキャッチ…片足を掴み、そのまま天上エリアの端っこまで歩く

 

「な、なぁおい…何するつもりなんだ?なぁって」

 

「こうするんだよ」

 

足場の先端部から野郎を突き出す、片足だけしか掴んでいないのでフラフラと宙で揺れている

 

下を見やれば都市エリアが拡がっていた

高いねぇここ、確かに落ちたらひとたまりもないね(小並感)

 

「お前は最後に殺すと約束したな」

 

「そ、そうだぜおい!だから助け…」

 

「あれは嘘だ」

 

「うわぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ひと仕事終えたので戻ると、最早挑んできた奴らは跡形もなくなっていた

 

「あれ、さっきの奴どうしたんだ?」

 

「放してやった」

 

「ああ、成程…」

 

「さて、取り敢えず端っこに居ても仕方ないだろ…中心目指すか」

 

天上エリア内部は殆ど都市エリアの様なものだった

天空都市ってヤツかな、ロマンあるよねこういうの…ワイは好きだよ(唐突な告白)

 

瞬間、ワイ目掛けて何かが飛んできた……のでそれを摘む、狙撃用の弾丸ですねぇクォレハ…物騒やな(適当)

 

「お前、銃弾摘むって正気か…?」

 

「うるせぇよ、動揺してる暇があるならさっさと戦闘態勢取れ真哉」

 

「狙撃場所は分かってるの?」

 

「あの辺、アズール砲ぶっ放しといて」

 

「おけ」

 

狙撃手と思われる奴が居るであろうビルに向けてアズール砲をぶっ放す…が、氷の壁に阻まれる

 

お返しとばかりに紫色の魔力弾がこちらに降り注ぐ

 

ここで出番は最近改良した黄金律式自動防衛システム…範囲を自身の周辺だけでなく、指定した場所へ発動させる事も出来るようになった

 

「これ便利だな」

 

「礼の一言くらい言ったらどうだええ?」

 

「あんがとさん」

 

「解くぞ」

 

「マジ感謝してます舐めた口きいてすんませんした」

 

箒に乗ったロリっ子が魔力貯めとる…凝縮した紫色の魔力ビームが飛んできた、するといつの間にか杖を構えていた舞彩さんもアズール砲で応戦

 

空中でぶつかり合い、エメラルドとバイオレットが宙に巻き散る

 

「うっはー…まさかシオンの魔法と大差ないとか、やっば」

 

「流石は『紫の鬼才(ジーニアス)』、お目にかかれて光栄だね」

 

「へぇ…アンタあれでしょ、激ヤバダンジョンの攻略動画上げてる人」

 

「知られてるなんて嬉しい限りだね」

 

なんかあっちはもう既にバチッてるから放っておこう……さて、ワイはスナってきた方へ向かうとしますか

 

真哉と共にビルの方へと歩いていると、正面から見知った顔が歩いて来た

 

「随分なご挨拶だなぼたん、人の頭にライフル弾をぶち込むなんて」

 

「でも摘んでたじゃないですかこうさん」

 

「本当、人間じゃねぇよお前」

 

「真哉うるせぇぞ黙っとけ、言うてお前も人の事言えねぇからな」

 

「それでどうします?やりますか?」

 

「何時でも撃てる体勢でよく言うぜ」

 

「あ、バレました?」

 

下に向けていた銃口を一瞬で上にあげ、ノータイムでライフルを撃つ…スコープすら覗かないとかエグ過ぎワロタ

 

スナイパーなんだから覗きなよ(良心)

 

弾丸はワイの黄金律式自動防衛システムに弾かれる…が、続けざまに手榴弾を3つ投げてきた

 

爆発によって視界が遮られる

 

「真哉、氷使いのエルフが居るからそっち相手にしてこい」

 

「了解…って、あっちはあっちで強そうだなぁ全く」

 

「つべこべ言わずにさっさと行け」

 

「ひでぇや…」

 

真哉を恐らくラミちゃんが居るであろう場所へ向かわせた

 

すると爆煙の中からコンバットナイフを持ったししろんがログインしました

怖すぎワロタ(震え声)

 

素手で掴み、カウンターの回し蹴りで再度距離を保つ

 

「流石に反応しますね…て言うか今素手で触りませんでしたか?」

 

「まあな、獣人の筋力ですら傷一つ付けられんよ」

 

「へぇ…やっぱり面白いですね、こうさんは…!」

 

ししろんのナイフに手刀で応戦

銃火器だけじゃなく近接も出来るとは…さすしし、やりますねぇ(感嘆)

 

手刀に赤雷を纏わせ、振るうと共に赤雷の衝撃波を飛ばす

 

「それって魔法ですか?」

 

「あ〜…どうだろうな、多分違うと思うけど」

 

「じゃあアレやってもしょうがないか……じゃあコッチ」

 

スモークを焚かれた、視界が真っ白しろ

 

白煙の向こうからは確実にワイの急所を狙った銃撃が飛んでくる、視界が白いのにようそんな的確な射撃が出来ますなぁ……

 

「こんな視界の中でよく当てられるな」

 

「喋れてるあたりあんまり意味はなかったみたいですね」

 

「まあ俺に遠距離は殆ど効かないからな…それも獣人の視覚ってヤツか?」

 

「まさか、匂いで辿ってるだけですよ」

 

白煙を切り裂きながらRPGが飛んできた、えぇ....(困惑)

片手で掴み、後ろへホイッと放る…爆音と共に爆風が吹き荒れた

 

「危ねぇだろ航輔!?」

 

「何だ居たのか、雪花はどうした」

 

「取り敢えず無力化はしてきたよ、流石に足元凍らされた時は焦ったが…まあなんとかな」

 

「アタシの方も終わったぞ、いい刺激になった」

 

「なんだ、あと俺だけか」

 

「ありゃ、いつの間にかアタシだけでしたか…まあ、最後までやりますけど」

 

「それは結構、なら再開と行こうか」

 

両手にSMGを持ったししろん、弾丸をばら撒きながら走ってくる

 

黄金律式自動防衛システムによって弾は弾かれているが、弾幕濃すぎて前見えないんですがそれは(驚愕)

 

そんな濃密過ぎる弾幕あるぅ?

 

赤雷を降らせるが、いい感じに避けられてる…て言うか、殆ど予知してるように動いてんだけど何それ(困惑)

 

ネコ科だから?(適当)

 

「ならここは一発、大っきくいきますか」

 

「おい、俺ら居たら巻き込まれるか?」

 

「感電したくなきゃ離れな」

 

「はいよ」

 

右足を踏み出し、体をひねりながら右手を左後ろへ翳す…赤雷で象られた薙刀が現れ、辺りを帯電させる

 

徐々に大きくなり、ワイの背丈を大きく超したクソデカ薙刀となる……体のひねりを戻す勢いと共に前方を大きく横薙ぎに払うと赤雷を前方へ迸せる『ランサクスの薙刀』

 

めちゃめちゃ広範囲を薙ぎ払ったので、ししろんごと赤雷で薙ぎ払った

 

青い粒子となって消えていくししろん……それと同時にバトロイ終了のサイレンが鳴り響いた

 

「ぼたん達で最後だったのか」

 

「こんなあっさり優勝するなんて事あるか…?」

 

「まあ航輔が居るなら不思議じゃないんじゃない」

 

「当たり前だ、この俺が居るからには負ける訳が無いだろ」

 

「まあ…そうだな……」

 

ワイ達の周囲が青く光だし、Battle Arenaへと転送された

 

転送先はステージの上、下は参加者達で埋め尽くされていた…これから表彰式的なやつをやるんかな

 

「そう言えば、優勝賞品はアイドルが直々に渡してくれるって話だったな」

 

「え、そうなの?」

 

「良かったな航輔、星街さんから貰えるぞ」

 

「せやな、大感激やわ」

 

はえ^〜そんな粋な事してくれるんやなぁ〜、ワイ感激(2回目)

 

そんなことを考えていると、すいちゃん、そらちゃん、AZKiちゃんが何かのカードを持ってやって来た

 

全員ホロメンじょのいこ……(震え声)

 

「『ではこれより、表彰式を始めます…各役員は定位置にお願い致します』」

 

「やっぱりこうちゃんは優勝しちゃったね」

 

「当たり前だろ、俺が負ける訳が無い」

 

「流石だね、こうちゃん」

 

アナウンスが流れ、すいちゃんがワイの前へと来てヒソヒソと声を掛けてきた

何処と無くすいちゃんが嬉しそうなのでヨシ(現場猫)

 

真哉の前にはAZKiちゃん、舞彩さんの前にはそらちゃんが立っている

 

「『第1回チーム対抗バトルロイヤル優勝者、夜崎真哉、花崎舞彩、志賀航輔…以上三名をここに表彰します』」

 

ヤダも^〜

すいちゃん超満面の笑みやないすか^〜ワイは笑顔が見れただけでも満足です

 

すいちゃんから手渡しされたカードが『優待券』の役割を果たすらしい、どう言う使い道があるかはまた今度やってみればいいかな

 

さて、そんな新生バトロイも幕を下ろし…いつもの学園生活が戻って来た訳なんだが

 

「こうちゃんの優待券があれば、ライブとかの席も特別席が取れたりするんだよ〜」

 

「へぇ凄いんだねそのカード、じゃあこうすけ君もこれからいっぱいライブ来れるね?」

 

「あ、そっすね…」

 

「じゃあ私のライブも見に来て見てね、二人とはまた違う雰囲気だと思うから」

 

「考えときます……」

 

食堂ですいちゃんとそらちゃん、そしてAZKiちゃんに囲まれていた……なんで?(迫真)

 

周りの視線をこれでもかと集める今を輝く現役アイドルが三人も揃って居られる…役満もいいところだよ

 

なんでここに居るか聞きたいところだが…それはある意味深淵を覗くのとさほど変わり無い気がするので止めておく、ワイは賢いからね(適当)

 

「それにしても、航輔君は強かったね〜…あんなに強いとは思わなかったよ」

 

「まあ伊達にダンジョン潜ってないですからね」

 

「こうちゃんは凄いんだから、もっと褒めてもいいんだよ」

 

「何ですいちゃんが得意気なのかな……」

 

止めるんだ、そんな事したら供給過多で死んじゃうだろ(迫真)

 

「でも本当に凄いよねこうすけ君、新しいバトルロイヤルでも優勝しちゃうなんて」

 

「今回はチーム戦でしたからね、組んだチームが最高だったんでしょう」

 

実際のところそうだろう

真哉、舞彩さん、ワイで組んで寧ろどうやったら負けると言うのか…逆に負ける方が難易度高いと思わんかね?

 

しかしこの煌めくお茶会……何時までやるんだうか、ワイが死んでしまうんですがそれは(切実)




アーマードコアの新作と同時くらいにエルデンリングのDLCも来るって予想されてるけど、そうなると夏やる事多スギィ…

皆はエルデンリングのDLC何の話だと思う?私はやっぱ前作達を習って過去に戻ってミケラの話すんじゃないかなって思ってる

ではでは、またお会いしましょう


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啓蒙高いと発狂しやすいってそれ一番言われてるから

どうもAZAZELです
最近全然フロムゲーをやってないので初投稿です

はよエルデDLC来ないかな(n回目)
あとAC新作もはよ来いよ

でも夏になったらなったで小説も夏編に突入しないといけない訳で、夏忙しすねぇ

ではほんへどうぞ


とある日、いつもの様に講義が終わったので食堂でダラダラしてから帰ろうかと思い…歩いていると

 

……あれ、こんな所に扉なんてあったか?

 

流石にこれだけ毎日通ってるのに見落としてるなんてことは有り得んだろうし…だからと言って昨日無かったモノが急に現れるのもおかしな話だ

 

取り敢えず開けよう(速攻)

好奇心と納得は何よりも優先されるからね、しょうがないね

 

Welcome to my library(ようこそ、私の図書館へ)

 

頭の中でそんな声が聞こえたような気がした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付けば見知らぬ図書館に立っていた、ワイは扉を開けただけなんだが……いやそれの所為やろ(自問自答)

 

Nice to meet you, I am Ina'nis(はじめまして、私は伊那尓栖)

 

「成程、温泉街の神社で話しかけてきたのは君か」

 

「おお、よく分かったね」

 

「まあ、そうだな…人と外の神が混ざった様なその色、見たことがないからな」

 

「へぇ…意外と色々見えるんだね」

 

まあ見えなくていいモノまで見えそうなんで考えものですがね

 

深淵を覗くのに何のデメリットも無い訳ないじゃないですかヤダー、正気耐性MAXにしといて良かったよ本当

多分、精神力99にしてなかったらイナちゃん見ただけでSAN値ごっそり持ってかれますねクォレハ

 

「しかしそのタコみたいな足はなんだ?」

 

「ああこれ?昔に読んだ『このネクロノミコンがやばい大賞!』って本があるんだけど、それを読んだら生えてきちゃった」

 

「そんなことある?」

 

「実際目の前にいるじゃん」

 

草生え申す

 

まあ知ってたけど、改めて口に出してその文章を聞くと中々にクるものがある

 

てかあのタコ足一本一本がSAN値をごっそり削る程の狂気を発してるんですがそれは……

殺意高過ぎじゃない?(困惑)

 

「それで、俺をここに呼んだ理由は?」

 

「カリとぐらと随分と親しい様だったから気になって、少し観察させてもらってたよ」

 

かりとぐら(小並感)

 

「成程……それでこの空間は?別世界みたいな感じはするんだが」

 

「まあほとんど別世界みたいなものだよ、私の魔力で形作って次元の狭間に定着させてるだけだから」

 

サラッと言ってるけどとんでもない事してんなぁ(感嘆)

 

そもそも空間を形成できる程の魔力とか化け物以外の何物でもないんですけどヤダー、流石はならざる者(unknown)…規格が違いますねぇ

 

しかもそれを不安定極まりない次元の狭間に定着とか意味わからんし

 

「とんでもねぇな」

 

「それは君だって同じでしょ?人間なのに神以上の概念的な何かを内に秘めてるなんて、見た事ないよ」

 

「おや、そちらさんも見えてるのか」

 

「まあそれが見えたから呼んでみたってところもあるかな、それ(・・)が何なのか聞いてみたかったし」

 

「知的好奇心と納得は何よりも『優先』されるか……まあ、これを喋ったところで俺に何かある訳じゃないし別にいいけど」

 

実際喋ったところで理解出来るかわからんし…イナちゃんなら何となく理解は出来そうな気がするけれども

 

「それじゃあ、その体に宿ってるモノって何?」

 

「『律』…言わば『世界』と言っても過言じゃないな」

 

「………ストップ、ちょっと待った」

 

「早いな、まだ概要は話してないぞ」

 

「いきなりそんなこと言われて理解が追いつくと思う?」

 

せやね

でも実際そうなんだから仕方のいじょのいこ(真顔)

 

「取り敢えず続けていいか?」

 

「……分かった分かった、取り敢えず聞くよ」

 

「俺の持つ力は全て、一切の漏れなくダンジョンで手に入れた物だ…その中にたまたまその別世界を司る『律』を宿す物が混じってたって訳だ」

 

「もしかしてそれで説明つけたと思ってる?」

 

「これ以上に解説の仕様が無いんだけど」

 

「あー…OK、じゃあ私から質問するね…その『律』って言うのは、所謂『世界の法則』って事でいいかな?」

 

「そうだな」

 

「じゃあその法則っていうのを教えてくれる?」

 

「ふぅむ……簡単に言えば不滅?でも死のルーンも一応宿ってはいるから、循環か?」

 

「それ不死身って事?」

 

「どうだろうな、まあ確かに律のある内は不滅だし不変…って感じだったし」

 

それから少し黄金律について話した……まあ言うてワイも黄金律についてそこまで詳しい訳ではないし、別に原理主義者じゃないんでワイ

 

「聞けば聞くほど君がなんなのか分からなくなってくよ……」

 

「でも知的好奇心は満たせたみたいだな」

 

「まあね、知らない事を知れるって言うのはいつだって楽しいものだよ」

 

ワイもイナちゃんがかわいいのでおっけいです(小並感)

 

久しぶりのスパチャが身に染みる…ん"ん"ぎぐぅ"

やっぱぁ…スパチャをぉ……最高やな(再確認)

 

「でも一応忠告しておくね、あんまりにも理から外れすぎてると厄介なのに目をつけられちゃうかもよ」

 

「……厄介なの?」

 

「そう、例えば…『摂理の権化』とかね、あの辺は神の使徒が多いから面倒臭いよ」

 

「頭の隅に留めておくよ」

 

「まあ君の胆力なら大丈夫だと思うけど」

 

ははぁん、摂理の権化……ねぇ

ワイの関係性に対するグローバル化の歯止めが効かないんですがそれは(迫真)

 

でもあそこの議長って放任主義やないっけ、一々そんなんで来るかなぁ?

 

「それじゃあ俺は帰るよ」

 

「出口はあっちだよ、また君の話を聞かせてね」

 

「俺の話でいいならいつでもどうぞ」

 

イナちゃんが指差した扉をくぐると、そこはワイの元いた廊下だった

 

壁に掛かっている時計を見ると、最初に扉をくぐってから1分も経っていない様だ…相変わらず次元の狭間は時間軸がおかしい様で

 

まあコッチの世界で時間が過ぎてないのは有難い限りだけども

 

「あれ、こうくん?何してるのこんな所で」

 

「ああ、沙花叉か……いや、特に何もないよ」

 

「そう?なんかボーッとしてたけど」

 

「今日の講義は終わったから、何をしようか少し考えてただけだよ…沙花叉は何してるんだ」

 

「沙花叉は講義終わったから帰ろっかな〜って歩いてた、そしたらこうくんが立ってたから」

 

「そうか…まあ気を付けて帰れよ、じゃあ俺も帰るから」

 

「えぇ〜!!ここで会ったのに何もしないの〜!?」

 

「何だよ……」

 

「全くこうくんは女心ってのを分かってないよね〜、まあそういうところも魅力ではあるけど…そこはじゃあ今から遊びに行く?くらい聞いてもいいんじゃなかな〜?」

 

「じゃあ俺、帰るから」

 

「今の流れで帰る普通?」

 

ダメみたいですね(諦観)

 

沙花叉に袖を捕まれ、帰宅を阻止された

だってさっきホロメンと対峙して精神削ったから、ここで更に削るとか自殺行為でしかないんだもん

 

オタクの精神力舐めんなよマジ、一瞬でかわいさに削り取られるんだからな(自慢気)

あ^〜(精神の)削れる音ぉ^〜

 

「じゃあ沙花叉はなにしたいんだ」

 

「沙花叉はぁ…こうくんと、デートしたいなぁ?」

 

「買い物か?別に荷物持ちでも何でもするけど」

 

「なんで今の会話でパシリ前提の構えでいるの?普通にご飯食べに行きたいんだけど」

 

「詰まりそれは俺の奢りってことか…いいゾ、行くゾ」

 

「なんでそこは嬉しそうなのかなぁ……」

 

大人しくワイにスパチャされるがいい(迫真)

 

最近ホロプロ…基、すいちゃんの所属してるグループに投資してたら株がとんでもなく爆上がりしちゃってさ……

 

それの所為で所持金がまた増えたのよね

 

まああって困らないし、holoXにはワイのカード渡してるから残高を尽きさせないように稼いどかないとね

言うてこの間確認したけど、未だに残高の底が見え無さすぎる

 

「どこに食べに行くんだ」

 

「最近いろはちゃんと行った甘味処があるんだ〜、そこのぜんざいが美味しかったんだよ」

 

「へぇ、善哉か…久しく食べてないな」

 

「まあそこはデザートとして、ご飯はオススメのパスタ屋さんがあるからそこでいい?」

 

「ああ、構わないよ」

 

沙花叉とパスタを巻いてる

ワイはミートソース、カルボナーラも好きだが今日はこっちの気分

 

「そう言えばこうくん、この間バトロイ出てたみたいだね」

 

「新しい方のやつか」

 

「そうそう、誘ってくれれば沙花叉一緒に出たのにな〜」

 

「すまんな、先に先約が入ってたから…と言うか、沙花叉達はバトロイには出ないのか?」

 

「うーん、沙花叉は面白そうだと思うけど〜…ラプといろはちゃんとルイ姉はそういうの興味無いし、こよちゃんは戦闘向きじゃないし」

 

「成程な、周りに居ないのか」

 

「そうなんだよね〜」

 

沙花叉といろはすが出れば絶対優勝出来ると思うんだけどな、あとそこにルイルイも加われば向かうとこ敵なしだろに

 

人族最強格が二人と獣人一人、三人に勝てる訳ないだろ(迫真)

 

「俺は当分、バトロイは出禁くらってるからな…」

 

「あー…まあそうだよね」

 

「あんだけ暴れて寧ろ出禁くらわない方がおかしいわな…まあそれでも優待券は貰ったし、俺としては文句ないんだがな」

 

「まあ優待券が貰えたなら良かったね」

 

「これで貰えなかったら株全買いして俺が社長にでもなってやろうかと思ったがな」

 

「うわぁ〜、こわ……」

 

ワイの逆鱗に触れる…それ即ち、破滅あるのみ

触らぬ廃人オタクに祟りなしとはこの事だぞ

 

その後、パスタを食べ終えたワイ達は善哉を食し…帰路へと着いた

 

「こうくんこの後どうする?ルイ姉が夕飯作るって言ってるけど」

 

「……じゃあご相伴に預からせて貰おうかな」

 

久し振りにholoXへと訪れたワイ

 

ルイルイが夕飯の準備をし、それ以外が各々の事をしてる……いつもの事ですねクォレハ、相変わらずルイルイはお母さん味が強すぎるっピ

 

瞬間、時間が『停止』した……壁掛けの時計を見やれば、秒針が完全に止まっている

それにいろはすやYMDの動きも停止してる…なんかYMD、ワイに向かって言葉を発しようとしてるけど…取り敢えず、来客の様だな

 

It has been said to Hakos(ハコスに言われて来たけど…)...Is there such a guy?(そんな奴いるのかしら?)

 

あっぶね、頭上に瞬間移動しといてよかったわ^〜

あれは……成程、こんなThe Worldみたいなこと出来るのはあの人しか居らんよな

 

はぁ^〜ホンマ、EN2期生はチートが多過スギィ

 

I feel the sign,It does not show a figure(気配は感じるけど、姿が見えないわね)

 

「止まった時の中は一人、自分だけしか動けないと思ったのか?」

 

What!?(何ッ!?)

 

天井から降り、正面から向き合う形になる……いや〜顔がいいっすね本当に

 

グレーに近い黒髪、頭には時計の針みたいな飾り…オーロ・クロニー

 

時間の権化にして神の使徒、設定が壮大過ぎんだよな二期生…でもビジュアルはとてもE

正味、前世では英語なんて出来んかったから何喋ってるかなんて分からんかったが…まあかわいいからね、しょうがないね(脳死)

 

「私の権能内で動けてる…?どういう事かしら」

 

「そうだなぁ…簡単に言えば、俺と君とでは縛られてる『(ルール)』が違うし…そもそも、俺には『状態の変化』は起こらないし」

 

「成程……ハコスが見てこいって言う理由が、何となく分かったわ」

 

「議長さんから何か言われてきたのか?」

 

「まさか私達のことを知ってるの?本当に人間?」

 

おっと、口が滑ってしまったでごわす

 

まあ彼女ら議会ってこの世界に乗っ取るなら『ならざる者(unknown)』か、それ以上の存在だもんな

 

普通の人間が認知してるわけないってそれ一番言われてるから(戒め)

 

「一応、列記とした人間なんだがな…それでも、『ならざる者(unknown)』に半分以上は入ってるらしいからな」

 

「へぇ…まあ彼の『dead Reaper(死神)』と知り合いなだけはあるわね」

 

「ああ、まあカリオペも『死』の概念だもんな」

 

ちな、何でワイが止まった時の中を動けるかと言うと…黄金律だからです(迫真)

便利やね、黄金律って

 

いや別にふざけてないから、実際そうなんだからしょうごのいじょのいこ

 

基本的にワイの状態異常無効は、黄金律の『不変且つ不滅』と言うところに起因する

ワイの身体が黄金律ならば、律の続く限りワイの身体は変わることの無いものになるという訳でして……

 

要は『何があろうと元の形を保ち続け、それが崩れれば即座に修復される』ってコト、やだチートじゃんそれ^〜

 

「それで、時の典獄が何か御用で?」

 

「ハコス……私らの議長に言われたのよ、『少し前から世界の中に摂理を超えた何かがいる』ってね…それの確認をしに来たのよ」

 

「ご苦労な事だな…それで、俺と対峙して何をする?」

 

「君を見極めさせて貰う、この世界にとって害になるかどうかをね」




EN勢は言語的な問題で何言ってるか分からんけど、設定とビジュアルがとてもEので好きです(直球)

夏になれば海回ですわ^〜、その内またアンケもするかもしれませんわ
またコラボもしたいっすね

ではでは、またお会いしましょう


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こんなクソゲーやってられっかよ(切実)

どうもAZAZELです
やってるソシャゲが周年イベなので初投稿です

なんか九州と中国地方でドチャクソに雨降ってるみたいですね、みんな大丈夫?
まあ今日は休みやし、家でゆっくり小説でも読んでください(ステマ)

もしくは二次創作…書いても、ええんやで?

ではほんへどうぞ


「まあそれはいいんだが、具体的に何をするんだ?」

 

「私が戦って見極める、それが一番手っ取り早いわ」

 

「それは分かりやすくて助かるな」

 

「じゃあ始めるわよ」

 

クロニーの手に長めの剣と、短めの剣が現れる…時計の指針を元にした双剣やな、流石は時の典獄(適当)

 

いつもの様に腕で受け止めると、浅くだが傷が入る…更に連続で斬りつける

 

「神の使徒相手じゃ、流石に無傷は無理か」

 

「寧ろ何でそんなに浅いのかしら」

 

「身体が頑丈なのも取り柄なんでな」

 

「そういうレベルじゃないと思うけど」

 

ワイからしてみれば、ワイの身体を普通に傷を付けられる方が怖いんですがそれは

まあ神の使徒だからね、しょうがないね(諦観)

 

「ああ…言ってなかったが周りに被害が出るのも嫌だから、俺の祈祷を周りに張らせてもらったぞ」

 

「祈祷…?ふぅん、この薄い膜で私の攻撃を止められると?」

 

「試しに斬ってみればいい」

 

激しい金属音と共に、クロニーの振るった剣が弾かれる…多少驚いた表情をしたが、スグにいつものクールフェイスに戻った

 

流石は黄金律式防衛システムやな(威風堂々)

 

「これ凄いわね……」

 

「だろ?さあ、続きをしようじゃないか」

 

「これで思いっきり暴れられる訳ね」

 

クロニーの動きが明らかにさっきより早くなってる…もしかして自分の時間加速させてますかねそれ

 

某外道魔術師殺しの固有結界的なあれかな

 

「俺には効かないからそう来たか…そういう使い方も出来るって事か」

 

「私は時の番人よ、自在に扱えて当たり前なのよ」

 

「ですよね〜」

 

「それについてくる君も大概だと思うのだけれど?」

 

「言えてる」

 

素手で双剣と打ち合い、ぶつかる度に火花が散る…そしてワイの腕も少しだが切傷が付いている

 

だが瞬時に黄金の粒子と共に傷は塞がる…やっぱチートなんすね(再確認)

 

「全く、攻撃してもスグに傷が塞がるようじゃイタチごっこね…」

 

「悪いがそういう仕様なんだ、俺を倒したければ『律』諸共ぶっ壊すんだな」

 

「無理な事言うわね」

 

「そうか?摂理の権化なら出来なくはないんじゃないか」

 

「簡単に言うわね、あくまで私の権能は『時間』…それ以外に干渉する事は出来ないわよ」

 

「そうなのか」

 

雑談の様に話してはいるが、お互いの手は止まらない…双剣と拳は尚も激しくぶつかり合う

 

いい、これはとてもE……ワイの『試練』に値する『強敵』だ

流石は神の使徒と言わざるを得ないな、クォレハ他のEN二期勢も期待できますねぇ(玄人感)

 

なんで戦う前提なんですか(正論)

 

「じゃあここは一つ、俺のあっと驚くとっておきを見せてやろう」

 

「へぇ、何をするのかしら?」

 

「悪いが、ここから先は『オレだけの時間だぜ(・・・・・・・・・)』」

 

某平行世界線のカリスマと同じポーズをすると、あらビックリ…クロニーの動きが止まった

 

まあ視線は動いているので『行動のみ不可能』となった、って所だな…まあ時間の権化だし、時の入門って言うか出来て当たり前だよな

 

「不思議そうな目をしてるな、何故動けないか分からない様だ……簡単に言えば、今発動されている権能の上から俺の『律』で上書きした…『俺が時間を止めた』と言う真実に書き変わった」

 

指の間に『黄金投擲』の小針を挟む…さながらナイフ投げの要領でクロニーへとそれを投げ、直前で黄金の小針は停止する

 

まるで悪のカリスマだな(小並感)

 

「さあここからが見せ場だそ神の使徒、受けきってみせろ」

 

パチン、と指を鳴らす…上書きした真実が剥がれ、クロニーの権能へと戻る

動き出すクロニーと黄金の小針、一瞬で自身を加速させそれらを弾き飛ばす

 

間に合わずに何本かは刺さっていたが、あんなの誤差だろ(適当)

 

「お見事、殆ど弾き飛ばすとは恐れ入ったな」

 

「はぁ…はぁ……有り得ない、これがハコスの言ってた『摂理の超越』って事…?こんなの、私じゃ対処しようがないのだけれど」

 

「さて…どうする、まだやるかい?」

 

「……まあ戦ってみて分かったのだけど、君には本当の敵意は無いみたいね」

 

「当たり前だろ、俺は人畜無害だ」

 

「楽しんでたクセによく言うわね……」

 

「おや、バレてたか」

 

「隠す気もなかった様に見えたけれど?」

 

だって楽しいのだからしょうごのいじょのいこ(開き直り)

やっぱぁ…『成長』ってのはぁ、良いもんだよなぁ

 

「……はぁ、いいわ…君に害をなす気は無いってことね」

 

「そんな事したって面倒なだけだからな、する訳ないだろ」

 

「分かったわ、私からはそう報告しておいてあげる…じゃあ、また会いましょう…どうせ、その内会うことになるわ」

 

そう言ってクロニーは姿を消した

それと同時に止まっていた時は動き出す…ワイは元の位置へと瞬間移動し、何事も無かった様に座る

 

「……おい、こうすけ…何があった」

 

「何の話だ?」

 

「吾輩の前でとぼけられると思わない事だな…未来の動きがどう見てもおかしかったぞ、まるで時間が止まってる様な……」

 

「何寝ぼけたこと言ってるんだ…大体時間が止まったとして、それをどうやって認識するんだ」

 

「い、いや…それは……その…」

 

「そんな事より、もう夕飯が出来るんじゃないのか?たまには皿出しくらい手伝ってきたらどうだ」

 

「うぐっ…こ、こうすけお前なッ…」

 

「夕飯出来たわよ〜!」

 

「絶対後で喋ってもらうからな……」

 

「何の話だよ…」

 

一体何の話なんですかねぇ(すっとぼけ)

まあわざわざ言う様な事でもないし、無駄に気を使わせるのもアレだしな

 

夕飯はローストチキンだった、美味い(迫真)

 

「侍!新人!取り抑えろ!」

 

「えぇ....(困惑)」

 

「なになに〜?またなんかやったのこうく〜ん?」

 

「またでござるか師匠、いい加減懲りるでござる」

 

「身に覚えが無いんですがそれは…」

 

「こうくんのそういうところは全く信用出来ないよね〜、ふっしぎ〜」

 

「喧しいぞ沙花叉」

 

両サイドをいろはすと沙花叉に挟まれ、腕を掴まれ…と言うより殆ど抱き着かれてるに近い形で拘束される

 

精神も同時に削るって来るとは…流石は秘密結社総帥、ワイの弱点を突くとはやりおる…

 

「それでラプ殿、今度は何をやらかしたでござるか?」

 

「俺がやらかした前提で話進めないでもらっていいですか」

 

「こうくんお口チャック」

 

沙花叉の人差し指がワイの口へと当てられる…ヌッ、ちょっ…そういうのやめて(迫真)

ワイの精神えぐれるて(切実)

 

「こうすけが何か隠し事してんだよ、それも結構ヤバそうなやつ」

 

「……師匠?」

 

「……あの、目が怖いんですけど」

 

「またでござるか?また何か無茶してるでござるか?」

 

「別にしてないよ」

 

「嘘ついてないよね?こうくん?」

 

ヤダも^〜沙花叉もいろはすも目が怖^〜い

 

本当に怖いんでその目やめてもらってもいいですか、あと沙花叉は強く抱き着き過ぎ…ワイの精神がどうなってもいいのかオイ

 

このままだと飛ぶゾ(白目)

 

「吐いてないよ、大体何の嘘を吐くってんだよ」

 

「…だから怪しいんだよこうすけ、お前何でもかんでも溜め込む癖どうにかしろ」

 

「そうでござる師匠……そ、そんなに風真達は頼りないでござるか?」

 

「別にそういう訳じゃない、いつも頼りにしてるだろ風真」

 

「でもっ…でもッ…」

 

「そう言ってこうくん、沙花叉達に頼み事なんてした事ないじゃん」

 

それを言われると痛過ぎる

 

だってどっちかって言うとワイ、頼むよりやってあげたい派だから…スパチャしたいんだよ仕方ないだろ(開き直り)

 

「話が逸れたがこうすけ、何を隠してんだ?」

 

「いや、だから何も…」

 

「こうくん…?」

 

「師匠…?」

 

やめて、ワイのライフはもうゼロよ

死体蹴りして楽しいかよオォン?そもそも抱き着かれた時点でオーバーキルもいいとこなんだよいい加減にしろ(迫真)

 

「そろそろ諦めたらどうだよこうすけ」

 

「……はぁ、掻い摘んで言うぞ…『摂理の権化』と話した、それだけだ」

 

「お前それ…まさか神の使徒か?」

 

「そうとも言われるみたいだな」

 

「……何を話したんだ」

 

「俺と言う存在を見に来たらしい、まあ『ならざる者(unknown)』に半分突っ込んでる存在が珍しかったんだろ」

 

「それで、何されたんだ」

 

「何も、話して終わりだ」

 

少しの間、ワイの目を睨むYMD…ちょ、そんな見られたら恥ずかしいじゃん?

 

おい沙花叉、何サラッとワイの匂い嗅いでんだオラ

いろはすもワイの手をニギニギするんじゃないよ、二人がかりで精神削りに来るなんて卑怯だゾ(迫真)

 

「……はぁ、こうすけ未来読めないから嘘かどうかも分かんねぇんだよなぁ…しょうがねぇからそういう事にしとくよ」

 

「もういいか?俺もそろそろ帰るぞ」

 

「えー!帰っちゃうのこうくん!」

 

「なんだよ……夕飯食べたからもう帰るけど……」

 

「もう時間も遅いしさ?泊まってこうよ〜ね〜え〜!」

 

「えぇ....(困惑)」

 

「なになに!?こう君またお泊まり会するの!?」

 

あ^〜ピンクコヨーテが来ちゃったよも^〜

これまた成り行きでお泊まり会始まっちゃうヤツじゃんよも^〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、お泊まり会は決行され…ワイの朝は穏やかには始まらなかったとさ

 

こよこよと沙花叉に挟まれてんだぞ寝起きが穏やかな訳ねぇだろいい加減にしろ(大声)

 

「あれ?こんなところにこうちゃん」

 

「ああ、すいちゃん…と、カリオペ?」

 

If there is me, is it bad?(私が居たら不味いのかしら?)

 

「そんな訳ないだろ」

 

「何してたの?ねえねえそれより今暇っ?すいちゃん達と遊ばない?」

 

「構わないぞ、この後予定も無いしな」

 

「やった!いいよねカリ?」

 

Anything is enough for me particularly(別に私はなんでもいいわよ)

 

「も〜カリは素直じゃないな〜」

 

そんな訳で、すいちゃんとカリオペとお出かけ

どうやらショッピングモールへと買い物へ行く途中の様だ、何の買い物かを聞いてみると

 

「え〜どうしよっかなぁ〜?」

 

「何がだよ…」

 

「ん〜…秘密!着いてからのお楽しみだよっ」

 

との事、何それ不穏なんですけど^〜…一体何の買い物に行くんでしょうかねぇ……

何かカリオペがそれを聞いて顔が少し赤くなった気がしたんですけども

 

「こうちゃんお昼は食べた?」

 

「いや、まだ食べてないぞ」

 

「じゃあまずはお昼から食べに行こっか、カリはなにか食べたいことある?」

 

「私は…そうね、久し振りに日本食が食べたいわ」

 

「じゃあお蕎麦とかおうどんでもいいかな?」

 

「それでいいわよ」

 

「こうちゃんもそれでいいよね?」

 

「構わんよ」

 

て事で三人でお昼ご飯を食べる

勿論だがお金はワイが出した、多分出すと言っても二人に断られると思ったから先に会計を済ませた

 

店を出てからすいちゃんとカリオペにはたかれた、それご褒美になっちゃうけどおkすか?(玄人感)

 

「全く、コウスケはいつもそうよね」

 

「そうそう、なんでお金出しちゃうかなもう!」

 

「こういう時は男が財布出してこそだろ?」

 

「そんな事しなくてもすいちゃんはこうちゃんのこと、見損なったりしないもん」

 

「そ、そうすか……ま、まあこれは俺がやりたいからやってるんだよ」

 

「コウスケの貢ぎ癖も考えものね…」

 

スパチャさせろよ(本音)

 

ワイは、スパチャが、したいんだよ(2回目)

ワイからスパチャを取ったら廃人オタクしか残らないじゃないか、そんなのアイデンティティの崩壊待ったナシだぞ

 

それだけでも個性の塊だろとかうるせぇぞ

 

「それで、肝心の買い物は何を買うんだ?」

 

「まだ秘密〜、とにかく着いてきてくれればいいって」

 

そしてすいちゃんとカリオペについて行くこと数分……ワイの目の前には、天国とも地獄とも捉えられる光景があった

 

いや、どっちかってと精神的な面を考慮して地獄ですね間違いない

 

「じゃあ俺は外で待ってるから、好きなのを買ってくるといいよ」

 

「何言ってんのこうちゃん、ほら入るよ」

 

「いや^〜キツいっす(切実)」

 

「腹括りなさいコウスケ、男でしょ」

 

「男なら尚更なんだよなぁ…」

 

結局押し切られる形でワイは入店した……そう、『水着売り場』にだ

 

えぇ....(困惑)

神は一体ワイにどうしろと言うのだろうか、この間神の使徒をちょっといじめたからその天罰とでも言うのだろうか……

 

ふざけんな(大迫真)

 

「今度の夏はこうちゃんと一緒に海にでも行こうかな〜って思っててさ、折角ならこうちゃんに着てもらいたい水着選んでもらおっかな〜って」

 

「ま、まあ?コウスケがどうしてもって言うなら、私も着るけど…」

 

「いやもう、二人共なんでも似合うと思うから自分で決めたらいいと思うよ」

 

「も〜またそんなこと言って!すいちゃんはこうちゃんに決めて欲しいの!」

 

取り敢えず、一回死んできます

 

どんな高難易度ゲーよりも確実にデスの回数が多いこと間違いなしだな、なんならコントローラーブン投げるレベル

 

やってられっか(迫真)




因みに私は今日も仕事です
まあ平日に休めるからね、それでいいと思いますよええ

日付見たらもう7月になってた今日この頃、時間が経つのが早いっすわ……

全然関係ないけどクッソ久し振りにチョコクリスピー食べた、おいちい(小並感)

ではでは、またお会いしましょう


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やだ、その発言パワー強過ぎない?(驚愕)

どうもAZAZELです
ホテルにクソデカGが出現したので初投稿です

カーテンに付いててめっちゃびびった、沖縄のGってクソデカイんやなって(小並感)
適当にティッシュでぺぺっとやったらどっか行っちゃった

ではほんへどうぞ


さて、窮地に立たされたワイ…今現状的に言えば、すいちゃんとカリオペが水着を選んでいるので待っている状況

 

逃げ出したいのは山々だが、あとが怖すぎるっピ

 

死刑宣告を待ってる様だ…まあ、マジモンの死神いるんですけれども(迫真)

 

「こうちゃん見て見て〜!これとかどう?」

 

「ああ、水色の…すいちゃんカラーでいいと思うぞ」

 

「ほんと!じゃあこれも候補に入れておこ〜」

 

「コウスケ、これなんかどうかしら?」

 

「パーカータイプの水着か…カッコイイんじゃないか」

 

「…そう、着て欲しい?」

 

「似合うと思うぞ」

 

「……しょうがないわね、じゃあこれも考えておくわ」

 

「カリ素直じゃない〜」

 

「うっさい」

 

まあ、まだ実際に試着が始まってないのが救いではあるが…どうかこのまま終わってくれ

じゃないと確実に死ぬ(迫真)

 

「実際に着てみた方がよく分かると思いますよ〜」

 

「そうですよね〜、じゃあ試着してみていいですか?」

 

「勿論です!試着室はあちらになります!」

 

「ありがとうございます!」

 

ヌッ(絶望)

 

いい仕事してんじゃねえか店員……だが今その気遣いによって一人のオタクが死んだんだ、何事も正しければそれが正解と言う訳じゃないんだよ

 

「どちらが本命なんですか?それとも、もしかして二人共…?」

 

「友人ですよ、二人共」

 

「あら、そうなんですか?てっきり彼氏さんかと…」

 

「二人は俺には勿体なさ過ぎる」

 

「そうですかね?お客様も素敵な方だと思いますが」

 

「そりゃどうも」

 

ニヤニヤしながら話しかけてくるんじゃないよ全く……しかしすいちゃん、ちゃんとお忍びできてるなぁ

 

流石は現役アイドルの変装、バレないもんだな

 

「ジャジャーン!こうちゃんどう?」

 

「う"ッ(致命傷)……い、いいと思うよ」

 

「だよねー!すいちゃんもこれが一番いいかも!」

 

「コ、コウスケ……どうかしら…?」

 

「ヌ"ッ(追撃)……に、似合ってる似合ってる」

 

我が生涯に一片の悔い無し

ワイはぁ…この世界に生まれてよかったと思ってるよ、こういうところだけは……

 

但し精神的に死にかける(代償)

 

「こうちゃんも水着買って行ったら?」

 

「俺?何で?」

 

「え?だって行くでしょ、海」

 

「えぇ....(困惑)」

 

「もしかして行かないの?」

 

「いや俺は……」

 

「ダンジョンとか言ったら無理矢理にでも連れて行くからね」

 

「ういっす……」

 

「て言うか、こうちゃん来ないんじゃすいちゃん達が水着買う意味無いじゃん!」

 

もう既にワイが行く前提なんですねはい……(諦観)

 

まあ別に夏休みになんの予定もないし、帰る実家も無ければダンジョンに潜る予定もない…ほぼほぼ確定演出だったなこれ

 

じゃあワイも自分の水着買いますか…持ってるのなんて高校で使ってた学校指定のモノしかないし

 

「……これでいいか」

 

「また黒?好きだよね〜こうちゃん」

 

「無難でいいだろ、派手な色とか好きじゃないし」

 

「黒……そうね、いいと思うわよ」

 

「ねぇこうちゃん?青とかは?青とかどう?」

 

「え、青…?なんで急に…」

 

「いいからいいから、2つ持って試着しなよ」

 

「えぇ…俺もするのか?」

 

背中を押されて試着室へと放り込まれる……ワイも着ろってか

 

まあ別にいいけどさ、野郎の裸なんて誰得だよ…て言うか背中のエルデンリングの所為で若干裏の人っぽく見えるの笑える(真顔)

 

取り敢えず黒から着ようかな

 

「ほら、着たよ」

 

「うっはこうちゃん……その、やっぱいつ見てもすごい鍛えてるよね」

 

「え、ええ……本当、凄いわよね」

 

「水着の感想なのかそれは……」

 

「み、水着も似合ってるよ!うん!」

 

「ええ、似合ってるわ」

 

「ありがとう」

 

「次!青!青も着てみて!」

 

「分かったから、そんな急かさんといてよ」

 

まあワイも別に青色は嫌いじゃないけど、やっぱ廃人オタクには黒とか灰色とか暗めの色がしっくりくると言うかなんと言うか

 

流石に古の赤チェックジーパンとかはキツイけども

 

「ほら、着たぞ」

 

「う〜ん……やっぱこうちゃんなんでも似合うね」

 

「元の素材がいいと違うわよね…それで、どっちを買うか決めたのかしら?」

 

「そうだなぁ…俺的には黒の方が好みだが、青も悪くは無い」

 

……ここは間をとって、紺色にしておこう

紺なら黒っぽい青だし…問題ないだろう(適当)

 

て事で紺色の水着を買った

 

「こうちゃんこの後どうするの?」

 

「特にやることは無いから帰るつもりだけど…」

 

「今日ね!カリがすいちゃんの家に泊まりに来るんだ!」

 

「おお、そうなのか」

 

「そう!」

 

……ん?この流れは宜しくないぞ…(震え声)

 

やめて、そんな期待の籠った眼差しでワイを見ないで…スパチャしたくなるじゃん(発作)

でも精神的にイッちゃうので是非とも断りたい

 

「俺、家でやることあるからさ」

 

「なんで?」

 

「なんでってなに…?」

 

「別にいいじゃんか〜!お泊まり会しよ〜うよ〜!」

 

「えぇ……カリオペはいいのか?」

 

「わ、私は……コウスケがいいなら、いいわよ」

 

「カリもこう言ってるんだし!いいよね?」

 

圧強め

 

そしてすいちゃん宅へと連行されるワイ…無力だね(諦観)

いつもの茶色い食卓で夕飯を済ませて、三人で喋っている……この空間きちぃ^

 

息吸ってるだけでも死にそう(瀕死)

 

「そう言えばカリはいつ帰ってきてたの?」

 

「少し前よ、帰ってきてからもゴタゴタがあって忙しかったの」

 

「そうなんだ〜、やっぱり色々と忙しいんだね」

 

「まあ本国にいる時りよりは楽よ、こっちにいた方が面倒ごとは圧倒的に少ないし」

 

「じゃあゆっくり出来てるんだね」

 

二人で喋るのはいいんだが、ワイを挟んで喋ることなくな^〜い?

 

何でワイが真ん中なん……しかも近いし、てかすいちゃんに至っては抱き着いてるし…カリオペは寄っかかってきてるし

やめろーしにたくなーい(迫真)

 

「なあ、俺を挟んで会話することないくないか」

 

「なにこうちゃ〜ん、仲間に入れて貰えなくて寂しいの〜?」

 

「いや全然」

 

「そこで即答されると腹立つわね………」

 

「まあこうちゃんだし」

 

「俺は一体なんなんですかね」

 

ワイは会話を聞いてるだけで結構お腹いっぱいですんで、会話なんて混ざったら胸焼けどころか逆流性食道炎なりそう(小並感)

 

取り敢えず、今は匂いで脳が溶けそう

 

「あっ!じゃあこうちゃんの中学時代の写真とか見る?卒アルあるよ〜」

 

「ほ、本当…?見るわ」

 

「はいこれ、カリってこうちゃんとはいつからの仲なの?」

 

「そうね……私も中学くらいからだっかしら、まあおなじ中学ではなかったけれど」

 

はぇ^〜じゃあすいちゃんと同じくらいの付き合いなんすね

 

なんで知らないんですか(正論)

知ってる訳ないだろいい加減にしろ(迫真)

 

無意識もここまで来ると病気だよね

 

「コウスケって昔からあんまり変わらないわよね」

 

「そうか?…いやまあ、自分じゃ分かり用がないんだが」

 

「こうちゃん昔っから変わんないよね〜、ダンジョン好きなところとかも」

 

「今は潜ってないの?」

 

「ああ、もう目標は達成したからな…潜るとしても、暇つぶし程度で潜るくらいかな」

 

「ふぅん、昔は自分の生活時間さえ削って潜ってたのに…変わったわね」

 

「はは〜、まあアレだ…昔は色々と熱くなってたのよ、若気の至りってやつかな?」

 

「言う程歳とってないでしょこうちゃん」

 

「ご最も」

 

それから暫く中学時代の話をしていたのだが……ここでトンデモ爆弾が落とされる事になる

 

それはもう軽く核レベル

 

「あ、そう言えばあの子どうしてるかな〜」

 

「……ん?どの子?」

 

「ほらあの子だよ、よくこうちゃんと3人(・・)で遊んだじゃん」

 

「姉街じゃなくて?」

 

「違うよ、姉街だったらすいちゃんが間違える訳ないじゃん」

 

「私は分からないわよ、2人以外とは遊んだ事ないわ」

 

「ほらあの子だよ〜、金髪で〜…確か、珍しい種族だった様な…?」

 

もしかしなくてもホロメンじゃないそれ

しかも金髪になるとだいぶ限られてくるし、それに特殊な種族で考えたら殆ど特定したも同然やろ

 

ホロメンで金髪と言えば……ちょこ先はそもそも同い年じゃないし、あと金髪と言えばアメリアだが…正直ENではなと思ってる

 

となると……もう答えやんそれ(迫真)

 

「悪い、俺あんまり覚えてないかも」

 

「まあこうちゃんあの頃からダンジョンに潜りっぱなしだったし、そうかもね」

 

「コウスケのそれは昔からの筋金入りなのね……なんと言うか、変わってないわね」

 

「人間なんて早々変わるようなもんじゃないよ」

 

何だかんだと喋っていると、夜も遅くなってきたので寝ることになり申して

カリオペとすいちゃんサンドの川の字で……なんで?(困惑)

 

ワイを真ん中にする必要はなくないすか、えぇ....(困惑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……また時間止まってんじゃん」

 

すいちゃん家を後にし、帰宅している途中…周りの人達の動きが一切停止した

またすか^〜も^〜

 

Oh, it is a mysterious child(あら、不思議な子ね)

 

「……どちらさん、前あった彼女じゃないみたいだな」

 

I am here(私はこっちよ)

 

「お仲間さんか?」

 

緑色の髪に角……セレス・ファウナか

確か自然の権化だったかな、EN二期生マジ能力的にチートなの多スギィ…まあワイが言えた話じゃないけども(ブーメラン)

 

「はじめまして〜コウスケ君、セレス・ファウナよ」

 

「ああどうも…何だ、名前知ってたのか」

 

「ええ、まあ…色々と君の事は調べてたからね」

 

「それで、わざわざ時間まで止めて俺に何の用だ」

 

「招待状を届けに来たの、私たち議会への謁見状…コウスケ君も気になるでしょ?」

 

「いや全然(威風堂々)」

 

「えぇ〜!?そ、そんな事ないでしょ?ほら!クロニーからも聞いてると思うけど、ハコスからコウスケ君についての議題が上がったって…ちゃんと伝えたよねクロニー?」

 

「ええ、ニュアンスはともかく間違いなく言ったわよ」

 

まあ言ってましたねそんな事……でも別にだからといって興味は無い

 

ワイの廃人ライフと、ホロメン達に危害がないのならば正味どうでもいいまである

ワイ自身の事が何言われてようとそんなの知ったこっちゃないし

 

あと黄金律があれば大体何とかなる(脳筋)

お前も信者にならないか(勧誘)

 

「あんまり興味無さそうなところ悪いけど、私達としても来てもらわないと困るのよね」

 

「そうなのか、別に行く分には全然良いけど」

 

「ええ、ハコスが君と喋ってみたいって聞かなくてね…付き合ってくれるかしら?」

 

「どの道暇だから構わんよ」

 

「あ、時間に関してはクロニーが止めてくれてるから大丈夫よ〜」

 

はえ^〜便利っすねその能力

 

ファウナが何か呪文の様な言葉を唱えると、そこに二枚扉が現れた…扉は左右に開かれ、先の見えない暗黒が広がっている

 

「さ、議会へ行きましょう…二人も待ってるわ」

 

「これを潜れば会議室よ」

 

二人に促されるままに扉を潜る…抜けた先には、円卓とそこに座る二人……赤い髪にネズミの耳、そしてもう1人は梟のような女の子

 

ハコス・ベールズに七詩ムメイ…混沌の権化と、知識の権化

 

あの子は……ああ、もう居ないか

 

「お、ようやく来たな?ようこそ!我らが議会へ!歓迎しようじゃないか、規格外な人間君?」

 

「どうも」

 

「まあ取り敢えず座りたまえよ、話すのに立ちっぱなしってのも疲れるだろう」

 

「じゃあ遠慮なく」

 

円卓に並んだ席の一つに座る

うーん……顔がいい、みんな顔がいい(2回目)

 

「じゃあそれでは、久し振りの客人へは取り敢えずお茶を…先ずはリラックスしてくれ」

 

「こりゃどうも…美味いなこの緑茶、ていうか何で緑茶」

 

「ん?日本人だって聞いたからな、緑茶でいいかと思って」

 

単純思考…まあ悪くないと思うけど

 

てか指パッチンしたら何も無い空間から出てきたぞこの緑茶……混沌の権化ってイマイチ掴めないな

 

「そう言えば自己紹介がまだだったな、議長のハコス・ベールズだ」

 

「七詩ムメイ」

 

「そう言えば私もしてなかったわね…オーロ・クロニーよ」

 

「改めて、セレス・ファウナよ」

 

「志賀航輔、まあもう知ってるとは思うがな」

 

「自己紹介が済んだところで本題だ!大体の事はクロニーから聞いたから把握はしてるが、コウスケは一体何者だ?」

 

「一介の廃人オタクだよ」

 

「ふむ…じゃあその力は何処で手に入れたんだ?」

 

「ダンジョンの中で…所謂『遺物』と呼ばれてる代物だよ」

 

そう答えるとハコスは何かを考える様に顎へ指を当てる……顔がかわいい(脳死)

 

「……それは、コウスケ以外の人間もその力を手にする事は可能なのか?」

 

「あ〜……どうだろうな、俺と言う前例があるから理論上は不可能ではないだろうが…無理だろうな」

 

「ほう……それは何故?」

 

「そもそも、あのダンジョン自体クリアさせるつもりのないクソ仕様のガチ鬼畜ダンジョンだからな…それに、まだ解明されてないことも多い」

 

「では何故…コウスケはそれが出来たんだ?知っていたのか?」

 

おっと…余計な事を口走ったかな

 

別にワイは異世界から転生してきた事を隠しているつもりは無い

 

ただそもそも論として、日常生活においてそんな事を聞かれることも元の世界とのギャップもさしてないからこそ……別に気になる様な事では無いのが事実だ

 

まあダンジョンとか魔法とかの事は置いておいての話だけども

 

さて、どうしたものかな




因みに玄関外に軍曹も居られたので、多分狩られましたねクォレハ……

知らない人の為に、軍曹とはGを主食とする巣を作らない蜘蛛…アシダカグモの事です

益虫ですが見た目のインパクトが強過ぎて嫌われがち……めっちゃ良い奴なのに(小並感)
何この後書きと前書き、全然作品に関係ねぇじゃん(迫真)

ではでは、またお会いしましょう


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誰がSAN値ハゲだぶっ飛ばすぞ(キレ気味)

どうもAZAZELです
夏休みは四国に行く予定なので初投稿です

みんなは夏休み何するか決めましたか、私は四国に行く以外決まってないです
多分また酒飲みます

ではほんへどうぞ


「知ってる訳ないだろ、初めて入るダンジョンだったんだぞ」

 

「……まあそうか」

 

「それに俺が攻略できたのは類い稀なる精神力と不屈があったからだ、俺並みの精神力があれば攻略も夢じゃないかもな」

 

「随分と精神力に自信があるんだな」

 

伊達にフロムプレイヤー名乗ってませんからね、それにステータス的にも正気耐性はMAXだし…クォレハ鋼の精神ですね間違いない(確信)

 

ホロメン?かわいいに勝てる訳ないだろいい加減にしろ(掌ドリル)

 

「……コウスケ、一体ダンジョン内で何回死んだんだ?」

 

「さあ、100を超えてからもう数えてない…500回くらいじゃないか?知らんけど」

 

「頭おかしいぞお前……」

 

「褒めるなよ」

 

「褒めてない、常人なら発狂してるレベルの回数だよそれ…狂人だと言われても否定できないレベル」

 

「七詩ムメイ…だったか?悪いがあのダンジョンに入り、その内の魅力に取り憑かれた奴らは総じて…俺の様になるんだ」

 

所謂、フロム脳

脳に瞳を宿してますねクォレハ、発狂待ったなしのRTA(適当)

 

最早ブレーキの壊れたチキンレースと言っても過言ではない

 

「何故そこまでしてそのダンジョンに拘るんだ?ダンジョンなんてその辺にいっぱいあるだろ」

 

「分かってないなハコス…あそこに潜ったが最後、他のダンジョンじゃ物足りなくなるんだよ」

 

「その言い方だと詰まり、難しいほうがいいと…?」

 

「当たり前だろ…乗り越えるべき『試練』は、『強敵』であるほど良いのだ……俺がダンジョンに潜るのは攻略の為でも力の為でもない、自身の『成長』の為だ」

 

「…いいねぇコウスケ、ワタシはそういうの好きだよ…正常を騙りながら狂ってる、その精神」

 

狂ってるとは失敬な、ワイは至って普通のフロムラーだゾ

 

ちょっと啓蒙高スギィなところはあるかもしれないが、割とマジで健全な常人だと思ってるんだが……え、もしかして違う?

 

ヤダ、ワイの啓蒙高すぎ?上位者かなんかですか(真顔)

 

「良くも悪くも、狂ってるな」

 

「失敬な、俺はこれでも常人のつもりだよ」

 

「一時的とは言え、時の権能を奪っておいて常人とは片腹痛いな」

 

「そうでした」

 

「あら、そんな事できるの?」

 

「まあ奪う…と言うよりは俺の『(ルール)』内に無理矢理に引きずり込んで、力業で制御しただけだがな…言うてあんなの5秒程度しかもたない」

 

5秒間の時間停止……ハッ、最早どこぞの悪のカリスマじょのいこ

正確には並行世界の、だけどね

 

「それに、クロニーには感謝してるんだ…能力の使い幅が広がったからな」

 

「ほう、私は知らずの内に君を更に人外へと導いてしまっていたか」

 

「人外って…まあ『unknown(ならざる者)』になりかかってるし、それもそうか」

 

「それで、その能力については教えてくれないの?」

 

「いいだろう、こうやってだな…指をパチンとすると」

 

指を鳴らす…瞬間、ハコス達全員の動きが止まった

ワイは立ち上がり、クロニーの後ろへと歩き…背中合わせに立つ

 

あ、そうだ…折角なら決め台詞言わないとな……まあ、誰にも聞こえんけども(迫真)

悲しいかなぁ

 

「『時は動き出す(・・・・・・)』」

 

きっかり5秒間の停止…まあどう頑張ってもこれが限界だな

 

「自身以外に時間を止められた感覚はどうだ?クロニー」

 

「なッ…!!」

 

「えっ!?どういうコト!?」

 

「そんな…!」

 

「あら~…面白い手品ね」

 

「俺が時間を『停止』した、これが新たに見つけた能力の使い幅だ」

 

「……私は権能を使ってないのだけれど?」

 

「そうだな、確かにここにいるクロニーは権能を使ってない……今上書きしたのは『過去』に俺が受けた権能だ」

 

説明しよう(アニメ風)

 

黄金律とは『因果』と『回帰』が根幹とされている

因果とは過去の『記憶』、回帰とは『循環』…まあ詰まるところ、過去に自身が体験した状況と状態を現在に引っ張ってくるもの

 

正味、これを出来ると気が付いた時は『……で結局何に使うん、はーつっかえ(辛辣)』状態だった

 

だがそこに現るは時間の権化、クロニーの行使した権能である

時間停止を食らった今、この能力が本領を発揮したって事ですね…ただこれ思った以上に効率がクソ悪い、今のワイには5秒間維持するのがやっとだった

 

まあ、5秒も止まってればどうにでもなるんすけどね(黄金律感)

 

「自身の体験した『過去』の状況と状態を現在に引っ張り出した、まあ効率悪すぎて5秒間くらいしか維持はできないがな」

 

「過去…?時間の逆行でもしてる訳?」

 

「大体合ってるが、タイムワープみたいな事ができる訳じゃない…それに実体験をしてないと意味が無いから、正直クロニーのお陰でようやっと意味を生したって感じだな」

 

「じゃあクロニーがコウスケの能力を更に開花させたって訳だ」

 

「私の所為みたいな言い方やめてくれるかしら、分かる訳ないじゃない」

 

「それな」

 

「当の本人が言わないでくれる?」

 

初見殺しもいい所、これがゲームなら制作会社に批判殺到は間違いないな

 

使い勝手のいい技使ったらそれを打ち返されて、挙句それを敵側がいつでも使用可能になってるとかクソボス待ったナシだゾ

 

誰がやるねんこんなクソゲー(迫真)

 

「これでより摂理から離れた訳だが、コウスケはその力を使って一体どうしたいんだ?」

 

「いや別に、どうも何もしないけど」

 

「……へぇ、世界征服とか興味無いの?」

 

「いや全然(威風堂々)」

 

「少しくらいは思うんじゃないのか?それだけ圧倒的な力を持ってるんだぞ」

 

世界征服したって別に面白くないし、面倒臭いし

 

それにそれはholoXがやろうとしてる事だ、オタク廃人であるワイが邪魔していい事じゃない

 

まあ彼女達の場合、世界征服(笑)なんだが

 

「生憎とそういうのには興味が無くてね、俺は俺らしい生活が出来ればそれでいい」

 

そう、スパチャさえ出来ていれば生きてける(迫真)

 

スパチャは生きる活力と言っても過言では無い

オラ大人しく投げられとけオォン?(豹変)

 

本性あらわしたね(おまいう)

 

「……よし分かった、今まで話を聞いた感じだとコウスケに悪意は無いし…我々に対しての敵意もない、だがその力は余りにも理から外れすぎてる」

 

「…まあそうだな」

 

「よってワタシが下す結論は、これより先は監視状態とさせて貰おう…監視役はクロニーだ」

 

「なんで私?」

 

「事実としてコウスケの能力を一部開花させたのはクロニーだろう?ならば、適任だろう」

 

「……はぁ、分かったわよ」

 

いや、そう言うの大丈夫なんで(真顔)

 

これ以上ワイの精神を削る要因を増やすんじゃないよいい加減にしろ(大迫真)

これも神の試練ってか?いやこういうのマジで要らないんで、勘弁して下さい

 

正気耐性MAXだろ?かわいいには勝てねぇって言ってんだろ

SAN値禿げ上がってるだろとか誰がハゲだぶっ飛ばすぞ

 

「そういう訳だ!じゃあこれからは一応の監視状態ってことでよろしく頼むぞ!」

 

「お好きにどうぞ」

 

入った扉から出ると、ワイの家だった…どこでもdoorかな

 

クロニーはワイの家で世話しろと言われた、監視役を世話しろってなんだよ(至言)

ワイの唯一のオアシスが消え去った、一体どこでワイは精神を回復すりゃええんや

 

ホロメン見るのは確かに精神を回復するが、距離が近いと逆に削れるんだよなぁ

 

「片付いてるわね」

 

「幼馴染がよく片してる、言うてそこまで物も無いし」

 

「ふぅん……チッ、面倒なのが来たわね」

 

港湾労働者組合?このネタ伝わる人いるのかな

 

黒いモヤが部屋に現れ、その中からカリオペが現れた……もしかしてこの二人面識あったりするの?

 

「時の典獄様が現世に何の用かしら、現場仕事なんて向いてないでしょうに…お役所仕事がお似合いでしょう?」

 

「うるさいわね死神、私だって別に来たくて来た訳じゃないわよ…議長に言われたから来てるの」

 

「へぇ、それで何でコウスケの家なのかしら?」

 

やめて、ワイを見ないで

 

「この子が余りにも摂理から外れすぎてるから監視役よ」

 

「ああ、成程……いいわ、じゃあ私もここに住む」

 

「なんで?(困惑)」

 

「別にいいでしょ?何か問題でもあるのかしら」

 

大アリなんですけど

増えてどうすんだよオイ、そろそろ神とやらをぶっ飛ばしに行かないと気が済まなくなってきたゾ

 

ちょオラツラ出せ、死のルーンぶち込んでやるぜ

 

「ふぅん…別に取ったりしないわよ」

 

「なッ、何の話かしら?」

 

「いえ、こちらの話しよ」

 

「……まあいいや、部屋はちょうど二部屋空いてるから好きに使ってくれ…ベッドもそのままだし」

 

「え、それっ……なによ死神」

 

「踏み込んでいい話題とそうじゃないものくらい弁えなさい」

 

「……ああ、そうね…私が悪かったわ」

 

別にワイは気にしてないからええのに

取り敢えず二人を部屋に案内して、ワイも部屋に戻る……て言うかカリオペがワイの家に居る必要は果たしてあるのか…?

 

触れてはいけない所のような気がするから敢えて口には出さなかったが……

 

まあいいか(適当)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝にホロメンに囲まれてないだけヨシ(現場猫)

 

あれが一番精神的につらい、寝起き一番のホロメンとか破壊力高スギィ……並のオタクならば目覚めた瞬間に目覚めなくなっていたな

 

日本語がおかしくなってるけど事実だし多少はね

 

「おはよう、キッチン勝手に使わせてもらってるけどいいかしら」

 

「ああ、構わないよ…クロニー料理とか出来るのな」

 

「ええまあ、少しはね」

 

「ほう……ちょっと待て、なにミキサー取り出してんだオイ」

 

「混ぜた方が食べやすいでしょ」

 

「やっぱお前キッチン立つな、碌なことしねぇな」

 

不服そうにしながらもキッチンから離れるクロニー……そう言えばこの人、はあちゃまと並ぶ位の伝説作ってた人だったわ

 

最悪、卵をレンチンしそうだから怖いったらありゃしない

 

「何してるのあなた達」

 

「クロニーが料理(笑)をしそうになったから止めてた」

 

「ああ、成程……」

 

「何よその目は」

 

「いや、相変わらずの様で安心したわ」

 

「…それは喧嘩を売ってる訳ね」

 

「家で暴れんなよ、せめて外でやってくれ」

 

久し振りに料理作りますか…そう言えば黄金律の身体を手に入れるまでは作ってたが、それ以来作ってないな

 

まあ身体が覚えてるから大丈夫だろうけど……大丈夫だよな?(不安)

 

取り敢えず大丈夫でした、調子乗って天ぷらとか作っちゃったけども

蟹と海老と野菜と肉…因みに野菜以外は全部狭間の地産の物

 

「コウスケって料理できたのね」

 

「まあ一人暮らしだし、しないと生きてけないからな」

 

「男の子ってコンビニとかで済ませそうなイメージだけど」

 

「その方が楽だけど、コンビニに行く時間があるならダンジョンに潜るかな」

 

「相当ね君…」

 

「よせやい」

 

「別に褒めてないわよ」

 

それはフロムラーにとっては褒め言葉だゾ

プレイングや熱の入り方で引かれるのなんて日常茶飯事だし

 

「そういう人間よコウスケは、慣れなさい」

 

「はぁ、そう…分かったわ」

 

「なんでそんな反応なんすかねぇ…」

 

「心外みたいな言い方しないで、一般人から見たコウスケなんてそんな感じよ」

 

こいつァひでぇや……

まああながち間違ってはいないけど、フロムラーなんて大体変態だろ(偏見)

 

中には素手で獣を屠る上位者も居られるんだし、ワイなんてかわいいもんだゾ

 

「俺の家にいるのはいいが、俺が大学に行ってる時はどうするんだ」

 

「その程度の範囲ならついて行かなくても見れるわよ、そこまで一緒に居るのも君にとっては煩わしいでしょ」

 

「お気遣い痛み入るよ」

 

本当、精神的にね

 

「まあ私も現代の学園?と言うのかしら、それには少し興味があるから覗きにいくかもしれないわ」

 

「へぇ、まあ好きにしてくれ」

 

という訳で翌日、ワイは普通に学園に向かう

 

午前の講義を終わらせ、昼飯を食ってから帰ろうかと思ったその矢先…廊下にクロニーが立っていた

 

……なんで?(困惑)

 

頭のプロペラ無いし、あれ取り外し可能なのか…YMDの角みたいだな(小並感)

私服いいね(脳死)

 

「何しに来たんだ」

 

「言ったでしょ、少し興味があるって」

 

「だからって今日来るか?」

 

「別にいつ来たっていいでしょ、それより君はどこ行くの?」

 

「食堂で飯食って帰ろうかと」

 

「そう、じゃあ私も行くわ」

 

何故か着いてくるクロニー…あんまり一緒にいられると、すいちゃんやら他のホロメンに見られた時の説明が面倒なんですがそれは

 

「こうちゃん…?」

 

あ、ほらも^〜

これ以上ワイにどうしろと言うんだ

 

誰が精神禿げ上がってるだぶっ飛ばすぞ




クロニーとカリオペがいがみ合ってるのは、進行する『時間』と停滞する『死』だからかもしれませんね(適当)

黄金律って便利なんやなって(おまいう)

因みにですがその辺は私の見解と自己解釈が入ってますので悪しからず

ではでは、またお会いしましょう


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野郎に好かれても嬉しくないってそれ一番言われてるんだYO

どうもAZAZELです
お気に入り数がホロライブ内でトップになったので初投稿です

あ、ありがてぇ……みんなほんと、読んでくれてありがとうね

めっちゃ今更ですが私の小説内設定は元祖ホロラバのとは一切関係なく、私の完全オリジナルなのでその辺宜しくお願いしますね

まあ何が言いたいかって、別に私の設定を流用するのはいいですが事後でもなんでも報告はして下さいね
それが最低限のマナー且つ礼儀だと思ってますので

ではほんへどうぞ


「こうちゃん…?」

 

「……ああ、すいちゃん」

 

「その人誰?知り合い?」

 

ニコニコしてるのに目が笑ってないんですがそれは……怖すぎるっピ

 

おいクロニー何とか説明してやってくれよな^〜頼むよ^〜(人頼み)

 

「君の幼馴染か?」

 

「そうだ」

 

「成程……挨拶が遅れたな、オーロ・クロニーだ…今は彼の家に居そう…」

 

「『時よ止まれ(・・・・・)』」

 

指を鳴らし、時間を止める

クロニーを担いで食堂の出口へ脚力だけで飛ぶ、所謂ツェペリ飛び(適当)

 

出口に着くと同時に能力が解け、時間が動き出す

 

「お前口も開けるな、余計な事しかしねぇなマジで」

 

「何故だ、私は別に嘘は吐いてないだろ」

 

「いやそうなんだけどね、俺にとって死活問題なんすわ」

 

食堂をキョロキョロしてるすいちゃんに懺悔しながらその場から逃げる

取り敢えず後で腹切ります

 

まあ回復しちゃうんですけどね(迫真)

 

クロニーを中庭まで運び、周りに誰もいないことを確認する

 

「とにかく、俺の家に居候してるとか言いふらすんじゃないぞ…面倒な事になりかねん」

 

「そうか、まあ君がそう言うのならば…」

 

「マジ頼んだぞ、それ以外なら好きにしてていいから」

 

「分かったわよ」

 

「まあそうだな……昔ながらの知り合いと言う体でいこう、それでいいな」

 

「ええ、まあ…分かったわ」

 

「あれ、こうさん」

 

ヌッ(動揺)

し、ししろんじゃないか…

 

学園の中で鉢合わせるのも珍しい…て言うかなんでこのタイミングなんすか、おかしくないすか(迫真)

 

まるで狙ったかの様に遭遇するとかふざけんな(大声)

 

「珍しいな、学園内で会うとは」

 

「そうですね、こうさん講義が終わったらすぐに帰っちゃいますし…この時間まで残ってる方が珍しいですからね」

 

「ああ、まあそれもあるか」

 

「……ところで、そちらの方は?」

 

「昔馴染みだよ、久し振りにこっちに来てるって言うからな」

 

「へぇ、それなんですか」

 

「初めまして、オーロ・クロニーよ…よろしく」

 

「獅白ぼたんです、こちらこそ」

 

なんかししろんの目もちょっと怖いんですけどもヤダー…

 

表情は笑ってるのに目が笑ってないそのモードなんなんすか、すいちゃんもそだけどマジ怖いから是非ともやめて頂きたい(切実)

 

「ところで、こうさん…この後は何かする予定とかあります?」

 

「いや、飯食って帰るつもりだったが」

 

「そうなんですか、じゃあ久し振りにラーメン食べに行きませんか?」

 

「ああ、俺はいいが…」

 

「……ん?好きにしてくるといい、私は先に帰ってるよ」

 

「そうか、じゃあ行くぞぼたん」

 

「はい、行きましょうか」

 

何で腕に抱きつく必要があるんですか(血反吐)

 

やめろーしにたくなーい、しにたくなーい……いや本当に勘弁してもらっていいすか?(ガチトーン)

マジで血吐きそうなんですけどそれは、ヴォエ(致命傷)

 

「へいらっしゃい!おお!ししろの嬢ちゃんと……何でそんな疲れた顔してんだお前」

 

「豚骨、こってり、背脂マシマシ、チャーシュー追加で」

 

「お、おう…ししろの嬢ちゃんはどうする、いつものか」

 

「はい、いつものでお願いします」

 

カロリー摂らねぇとやってらんねぇわまぢ

おいクイーン、なにわろとんねんオォン?

 

「お冷です…君は相変わらずね」

 

「喧しい」

 

「あら、怖いわ」

 

「それでこうさん、あの人とはどういう関係ですか?」

 

「昔馴染みだよ、それ以上でもそれ以下でもない」

 

「それにしては結構、仲良さげでしたよね」

 

「そうか?別に普通だったと思うが…」

 

「こうさんって、本当にそう言うところ鈍いですよね…まあらしいと言えばらしいですけど」

 

何がだYO

 

確かに鈍いと言えば鈍い、ダンジョン内で数百回とやられようと意気揚々と再挑戦するくらいには色々とな

 

それ最早鈍いとかじゃなくて感覚の一部が欠如してるとかそういうレベルなのでは?(名推理)

これもフロムラーの性か……逃れられぬカルマ(至言)

 

「お待ちどうさん二人共!……なんだなんだ?お前またなんかやったのか?」

 

「寄ってくるな筋肉ダルマ、仕事しろ」

 

「あら、ツレないこと言わないでよ…君にも意外と人間的なところあるもんなのね」

 

「黙らっしゃいクイーン、と言うか俺をなんだと思ってんだ貴様ら」

 

ししろんがラーメンを食べてる内に近付いてくるジャックとクイーン、仕事をしろ(至言)

 

そう言えば裏稼業から足洗ったんだっけかコイツら…って事はもう収入源がこのラーメン屋になったって事なのかな

 

「相変わらず美味しいです」

 

「おう!ありがとうなししろの嬢ちゃん!」

 

「またスープ変えました?」

 

「まあ、分かっちゃう?最近手に入る食材が変わったの、だから一転して変えてみたのだけど」

 

「とっても美味しいです、お姉さん」

 

笑顔が眩しいししろん、かわいいと思います(脳死)

 

ワイがラーメンを奢ごっ(スパチャ)て、店を出る……やっぱぁ、スパチャをぉ…最高やな

 

「ではこうさん、また学園で」

 

「ああ、気をつけて帰れよ」

 

歩き出し、人通りの少ない道を歩いていると…突如として足元に扉が出現し、ワイはその中へと吸い込まれる

 

落ちたな(物理)

 

気が付けば、見覚えのある図書館に立っている

 

「……イナニス、何か用か」

 

「急に呼び出してごめんね」

 

「気にするな、わざわざ場所を選んでよんでくれたみたいだしな……それで、何か御用かな」

 

「やっぱり自然の摂理には絡まれたみたいだね」

 

「神の使徒をチンピラみたいな言い方するのやめてもろて」

 

「でも実際そんなものでしょ?」

 

チンピラにしては強すぎるっピ

摂理を操る時点で神徒だろいい加減にしろ(正論)

 

「と言うか、見ていたのか」

 

「そうだね…境界を作れればどこでも覗けちゃうからね」

 

「成程、まあ何でもいいが…こんな所に俺以外のお客さんか?」

 

「わぉ、気が付いてたんだ」

 

本棚の裏から金髪、探偵の様な服装をした女の子……ワトソン・アメリアですね分かります

やったねこれでEN勢コンプリートだ

 

はぁホンマ……(クソデカ溜息)

 

「アメリア、ちょろちょろしないでって言ったでしょ」

 

「ごめんごめん、でも気になっちゃって」

 

「そちらのお嬢さんはどちらさんだ」

 

「ワトソン・アメリアだよ、よろしくねコウスケ君」

 

「志賀航輔……なんだ、名前は知ってたか」

 

「イナから聞いたよ、君凄いんだってね」

 

「……一概に否定はしないが、凄いとは思ってないぞ」

 

ワイは生粋のフロムプレイヤー且つ、重度の廃人オタク……こんな人間が凄い(・・)なんて、烏滸がましいだろう

 

ワイはこれでいい、スパチャが出来ればそれでいいのだ……さあ、スパチャをさせろ(本音)

 

「それに、俺なんかよりその目の方が凄いんじゃないか」

 

「おお、目に気が付くなんて……予想以上だね」

 

「そんなに分かりやすく色が変わってるのに、気が付かない訳ないだろ」

 

「色……君は君で色々と見えてるみたいだね」

 

「全てが見えて良いことなんて無いぞ、見えなくていいものまで見えてくる」

 

溜まってんねぇ(発狂値)

なんか目の奥から熱いのがで、出ますよ(狂い火)

 

アメ公が目に着けているのは恐らく遺物であろう…いや^〜しかし顔がいい、かわいいですね(脳死)

 

「私の目は『探偵眼(シャープアイ)』って言う遺物なんだよ、見ようと思ったら過去から未来…なんだったらイナの下g…」

 

「は?」

 

「冗談だって怒んないでよイナ」

 

何口走ってんだコイツ…(ドン引き)

 

まあ流石はアメ公って感じだが、ワイにとてもキくのでやめて頂きたい……いいのか、その発言によって人が一人死ぬかもしれないんだぞ

 

お前人間じゃねぇだろとかうるせぇぶっ飛ばすぞ

 

身体がどれだけ『ならざる者(unknown)』に近付こうが、かわいいには勝てないってそれ一番言われてるから(至言)

オタクだからね、しょうがないね

 

「失言が挟まったけど、君をここに呼んだのはアメリアが君に会いたいって煩かったからね」

 

「そうですかい…それで、実際見たご感想は何かありまして?」

 

「思ってる以上に人間離れしてるねコウスケ君」

 

「最近ちょっと気になってきてるからあんまり言わないで」

 

「それで人間してるつもりだったの君、私の触手を見て何も無いくせに?」

 

「確信犯で見せてたのかよその触手」

 

「そうだけど」

 

ワイの目から狂い火から飛び出しても知らねぇぞ全く……いや、あの発狂の種類的に全身から血が吹き出るタイプと見た

 

狂いそうッ……(静かなる怒り)

 

よくよく考えたら黄金律の身体で発狂の完全免疫得てるんだったな(真顔)

 

「これも遺物のお陰なんやなって」

 

「精神を強くする遺物でも持ってるの?」

 

「強くするどころか発狂しなくなるな」

 

「それで人間って呼べると思ってる訳?」

 

「辛辣ゥ……」

 

間違いでは無い

お前のような人間がいるか、黄金律の犬だな

 

「今学会でも大人気なんだよコウスケ君、最も『ならざる者(unknown)』に近い人間だってさ」

 

「机に齧り付く野郎に好かれても何も嬉しくないけどな…て言うかその学会ってなんだ」

 

「私が前まで所属してた研究所みたいな所だよ、正直やり方が汚過ぎて抜け出してきちゃった」

 

「それでここに匿ってるのよ」

 

「へぇ、余計に好かれたくない相手だな」

 

「多分あの手この手でコウスケ君をサンプルとしてお持ち帰りしようとするだろうから、気を付けてね」

 

「野郎に興味はねぇよ」

 

聖歌隊以上にゴミっぽいなソイツら

まだヨセフカ星人の方が……いや、どっちもどっちだな

 

ワイは異星人なんぞなりとうない(迫真)

 

「それ、潰してしまっても構わんのだろう」

 

「別に私はいいけど…どうせ、あんなのから得られる知識なんて役に立たないし」

 

「私も別に思い入れとかないからいいよ、煮るなり焼くなり好きにしちゃって」

 

「そうか…なら近い内に、本当に焼いて(・・・)しまおうか」

 

「まあ気を付けなさいよ、足元はすくわれない様に」

 

「ご忠告どうも…さて、俺はそろそろ帰るよ」

 

「出口はあっちよ、またね」

 

「じゃあねコウスケ君、学会には気を付けてね〜」

 

イナちゃんが指さした方にある扉を潜ると、元いた場所に帰ってきていた…マジどこでもdoor感が半端ない

 

家に帰ると、何故かカリオペとクロニー…そしてすいちゃんがいた

 

……なんで?(困惑)

 

「あ、おかえりこうちゃん」

 

「た、ただいま…どうしたんだすいちゃん」

 

「どうしたじゃないんだけど、取り敢えずお話しようか?」

 

怖すぎるっピ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅん、昔馴染みの知り合い…ねぇ?」

 

「まあそんな所だよ、こっちに来てるって話を聞いてな…そしたら宿無しのノープランだって言うから」

 

「……まあそれはいいけど、なんでカリまで居るの」

 

「それは俺に言われても知らん、本人に聞いてくれ」

 

「聞いたら『私もコイツの知り合いだし、見てないと色々と不安だからよ』って言われた」

 

「じゃあそういう事なんじゃないのか」

 

無言で脛を蹴られた

いいのかそんな事して…ワイにとってはご褒美ですゾ、もっと蹴ってもいいのよ(玄人感)

 

なんだコイツ……(自問自答)

 

「じゃあすいちゃんも毎日来る」

 

「いや、姉街心配するでしょ…と言うか多分寂しがるぞ」

 

「やだやだ!すいちゃんも毎日来るの!」

 

「駄々こねないでよ…」

 

「すいちゃんだけ不公平だ!朝から晩まで一緒なんてズルい!」

 

「学園で一緒なんだからそれで我慢して下さいよ」

 

「やだ!!」

 

それから数十分、押し問答が続いた

 

最終的には週5でワイの家に来るという事で落ち着いた……それ殆ど毎日じゃないですかね?

ただでさえ家でも若干精神削られるというのに…マジで狂い火出そう

 

「美人に囲まれて幸せそうじゃないか」

 

「あ?……え、なんで居るの」

 

「なんだ、ボクが居たら嫌なのか?」

 

そんな訳ねぇだろいい加減にしろ(迫真)

 

とある日、クロニーとカリオペは用事があるとの事で家を空けていた…そんな中、ソファにいつの間にか赤いネズミが居座っていた

 

赤いネズミって言うと権利的に不味いネズミがて出てきそうで怖い(小並感)

 

まあここに居るのはハコスなんですけれども、て言うかどっから出てきたこの議長

 

「それで、何の用だよ」

 

「まあ様子見だよ、上手くやってるみたいだから安心安心」

 

「クロニーの話か」

 

「まあそれもあるけど……あ、それより…中々面倒な連中に目をつけられたみたいだね」

 

「なんだ、知ってるのか…結局のところ、学会ってのは何を研究してる所なんだ」

 

「まあ一言で言えば遺物の研究…ってのが建前で、遺物を使った違法研究によって生み出した兵器と生物兵器の売買…ってとこかな」

 

「成程ねぇ……碌な事しねぇな本当」

 

「ご最もだね」

 

「まあその内焼き溶かして一つにするから、待ってロッテ」

 

「おや、何か考えてるのかな?」

 

「ああ、狂気的な研究者には……狂気を分け与えてやらないとな」




まあ設定流用に関しては、本人があくまで自身のオリジナルだって主張するなら私は何も言いません

そこまで追求するのも面倒臭いし、何よりそこまで興味無いので

ところでそろそろ夏ですね、ようつべにもホロサマが上がってる様で……まあ私、まだ見てないんですがね
みんなかわちぃねぇ(ねっとり)

ではでは、またお会いしましょう


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どれだけワイの身体が人外になろうとも、オタクはかわいいには勝てないのだよ(至言)

どうもAZAZELです
ENの新規メンバーが出たらしいので初投稿です

なんか今回は囚人?がテーマらしいですね
まあENらしく、中々にキャラクターはチート地味てました…いいと思います

取り敢えずビジュがいい(迫真)

ではほんへどうぞ


うーん平穏

 

今日はこれといって特に大きな事も無かったし、午前の講義も終わったから食堂で飯を食って帰ろう

 

なんか食堂に行くと大概誰かしらに捕まって直帰ルートが木っ端微塵に爆破されるんですが…もしかしてそこがターニングポイント?

 

ならここは敢えてカフェテラスに寄って帰るという行動を取ることにより、何かしらのジンクスを破壊できるのでは……?(名推理)

 

「……ヨシっ(現場猫)」

 

テラスに誰もいないことを確認して、端っこの一席に座る…ここのカフェは基本的にセルフサービスなので、自身で淹れたコーヒーを持ってくる

 

はぁ……これだけ優雅なひとときはいつ以来だろうか、何かと精神を削りまくっていつも心情はああもう滅茶苦茶だよ

たまにはこういう風にゆっくりと…

 

「か〜ぷっ」

 

瞬間、ワイの脳内に電撃が走った

 

耳に当たる湿った柔らかい感触、いい声(意訳)、背中に当たるやわっこい感触、肩に置かれた手の温もりとやわさ

全部やわらかいじゃねえかいい加減にしろ(大迫真)

 

状況を全て理解したワイに起こった事……周りの時間が停止し、

 

「ヴぅぇっフッッッ!!!!」

 

飲んでいたコーヒーを全てぶちまけた

 

ちな、時間はガチの方で『停止』してる…ビックリしすぎて能力が誤爆したみたいですねクォレハ

 

取り敢えずぶちまけたコーヒーは『回帰性原理』で元に戻し、時間が停止している間に何も無かったかの様に全てを戻し…『時は動き出す』

 

「……少し、悪戯が過ぎるんじゃないか」

 

「え〜、君との仲なんだから今更じゃない?こうちゃん」

 

ヌッ(驚愕)

ちょ、ちょっ待て…ワイの事をこうちゃんなんて呼ぶのはすいちゃんくらいだと思ってたんだが……

 

ていうか、この間のすいちゃんから聞いてた話と今の状況で大体掴めた……掴みたくない事実がな

 

久し振りの無意識かも^〜勘弁して下さいよ^〜

 

「と言うか、久し振りの再会なのに冷たくない?そういうところも昔っから変わってないね〜」

 

「……今更だろう、メル」

 

「そうだね、こうちゃん」

 

夜空メル……自称天才ヴァンパイア

 

成程、珍しい種族とはそういう事ね…取り敢えずワイの視界に入るのにその格好はあまりにも効き過ぎる、死ねる(迫真)

 

「メルが折角サプライズしてあげたのに、反応も全然薄いし」

 

「そんな事ないぞ、これでも内心ビックリしてる」

 

「ホントかな〜?」

 

飲んでたコーヒーを全てぶちまけるくらいにはビックリしたよ、まあ運良く時間が停止してたから認識できてないだろうけど

 

「ねねっ!この後暇?久し振りに遊びに行こうよ〜」

 

「ああ、いいぞ…丁度講義も終わって帰るところだったからな」

 

「お互い積もる話もあるだろうし、どこかでゆっくりもしたいよね」

 

「じゃあ途中でどこかに寄ろうか」

 

という訳でAZKiちゃんが働くカフェに寄る、何の因果でホロメ二人に挟まれなきゃいけないんだよ(真顔)

 

「わあメルちゃん!帰って来てたんだね!」

 

「久し振り〜!そうなんだよ〜」

 

そのまま二人で話してくれててもええんやで…(切実)

 

「こうすけ君はいつものでいいかな?」

 

「ああ、それで」

 

「メルちゃんはどうする?」

 

「メルはココアだけでいいかな」

 

「は〜い、で少々お待ち下さい」

 

「……ねっ、いつものってことは…常連?」

 

「常連…って程じゃないと思うが、まあそれなりには来てるかもな」

 

「ふ〜ん、相変わらずの女たらしみたいだね〜」

 

「そんな度胸ある訳ないだろ」

 

「じゃあ天然だね」

 

それは貴女に言われたくない、天然ヴァンパイアめ

だがそれがいい、それでいい(迫真)

 

「お待たせしました〜、ではごゆっくり」

 

「ありがと〜…てっきりアズキちゃん目当てかと思ってたよ」

 

「ああ、成程…俺はそっちより、これの方が目当てだな」

 

相変わらずサンドイッチが太すぎるっピ

 

これで軽食とか名乗ってるとかピザのトッピングにカナディアンベーコン頼んだらジャーマンソーセージのっけて来たようなもんさ、詐欺だよ詐欺

 

「やっぱ男の子だからいっぱい食べれた方がいいんだね」

 

「コスパもいいからな」

 

「でもこのカフェに来る男の子って、大半はアズキちゃん目当てだと思うけど」

 

「まあ、アイドルしててあれだけかわいければ来るだろうな」

 

「こうちゃんもかわいいとは思うんだ?」

 

「俺からしてみりゃみんなかわいいよ」

 

「じゃあメルもかわいいんだ?」

 

「かわいいでしょそりゃ」

 

寧ろどの辺がかわいくないに相当するのかを考える方が難しい、と言うよりそのような邪な考えを持つ輩は正さねばならんな(ガォン)

 

異教徒は一匹残らず焼き潰せ(過激派)

 

「そっか〜かわいいか〜」

 

「かわいいです(脳死)」

 

「も〜そんなに褒めないでよ恥ずかしいじゃん」

 

ヌッ(致命傷)

 

照れ顔頂きました、我が人生に一遍の悔いなし……なんで自爆してんだコイツ(冷静)

かわいいに、かわいいと言って、な に が 悪 い ん だ(迫真)

 

さて、メルちゃんにスパチャを済ませたところで…面倒な連中が来てますね

巻き込むのも嫌なので、惜しいがここでお別れしておこう

 

「悪いなメル、この後用事が出来ちゃってな」

 

「あ、そうなの?残念、じゃあまた遊んでね」

 

「また誘ってくれ」

 

「うん、無理しないでねこうちゃん」

 

メルちゃんと別れ、裏路地へと入る…前方と後方、パワードスーツを着た連中がワイを挟む

 

手に持ってるのは……AR?随分と殺意高めだなオイ

 

「どちらさんだ」

 

「志賀航輔だな、大人しく我々についてこい」

 

「嫌だと言ったら?」

 

「力ずくで連れていくまでだ」

 

「へぇ…噂の『学会』か、出来ると思うのか?俺相手に?」

 

「我々は対遺物戦のプロだ、君のような子供には相手にならないぞ」

 

銃口を向ける……対遺物戦のプロ、ねぇ

まあ確かに、その辺にいる警備隊や機動隊よりは強いだろうが……いや、それだけじゃないのか

 

「成程、遺物無効化装置か」

 

「ほう、気が付いていたのか」

 

「ああ、とある女の子から聞いててな……まあ、それ…俺には効かないぞ」

 

「ハッタリを吐か…ぐぉっ!?」

 

腹を拳で殴り飛ばす、アーマーがひしゃげながら宙へと浮く…更に回し蹴りで壁へと吹っ飛ばす

 

先ずは一人

 

「ばっ、馬鹿な!?何故装置が効いていない!?」

 

「ビックリしてる暇があるのかね」

 

「なっ…!しまっ…!?」

 

地面を抉りながら一人蹴りあげ、『ホーラの地揺らし』で他全員の体勢を崩し…時を止める

 

一人を除いて他全員を一発づつ殴る…まあ相当力込めたから、多分動き出したらどこかしらにめり込むこと間違いなしだな

 

という訳で、5秒経過…『時は動き出す』

 

「な、なんだ…何が起きた…?」

 

「一瞬、それで全てが終わった…まるで時間が止まった様だな」

 

「き、貴様…まさか…!?」

 

「さあ、どうだろうな…そんな事が出来るのは、神の使徒くらいじゃないか?」

 

男の首元を掴みあげ、目を合わせる(・・・・・・)

 

「さて、じゃあ学会が何処にあるか…教えて貰えるかな?」

 

「だ、誰が口を割るものか…!」

 

「ああ別に構わんぞ、喋りたくなったら喋ってくれ」

 

「はぁ?何を…あ、ああああああああ!?あ"あ"あ"あ"!!!」

 

「おい、数秒目を合わせただけだぞ…流石に正気耐性無さすぎじゃないか」

 

男の両目から黄色い炎が吹き出す…手を離すと、男は膝から崩れ落ち…自身の両目を覆いながら叫び出す

 

エルデの発狂って痛みを伴うらしいからね、しょうがないね(他人事)

 

ブラボの発狂は果たして痛いんかな?一応、全身から血吹き出してるけど

 

「しょうがねぇなぁ、ほら治してやるよ…『回帰性原理』」

 

「…はっ、今のはなんなんだ!?」

 

「『狂い火』…そう呼ばれてる、一種の呪いだよ…さあ、君が話す気になるまで俺は君と唯目を合わせるだけだからな」

 

「ま、待て!!言う!言うから!!」

 

「なんだ詰んねぇな…まあいいか」

 

聞いた話、どうやら学会も別次元に拠点を置いているらしい……正確には別次元と言うより、次元の狭間に定着させている様だ

 

イナちゃんみたいな事を人力でやってるって事か、そこまで来ると賞賛だな

 

「あら、こんな所で何してるの君」

 

「なんだクロニー、先に帰ったんじゃないのか」

 

「遅かったから探しに来たのよ、そしたらこんな所に居たから」

 

「ああ、それは悪いな…少し用事が出来た、夕飯はそれが終わってからだ」

 

「何しに行くの?」

 

「『学会』とやらを潰してくる」

 

「学会…?ああ、確か色々と黒い研究をしてるって噂の……なら私も行くわ、本来不干渉が望ましいけれど…君に何かあったら私がハコスに叱られちゃうわ」

 

「……まあ好きにしてくれ、それじゃ行くゾ」

 

「でもその学会って次元の狭間にあるんでしょ?行くって、どうやって……」

 

空を裂く様に腕を振るう、すると次元が裂けて次元の狭間が現れる…できるようになってて良かった^〜

 

イナちゃんも多分出来るだろうけど…何となく、提案したら却下されそうだし自分でやるのが手っ取り早いよね

 

ワイはできる子、二度同じ失敗は踏まないのさ(適当)

 

「……まさかそれ、次元の狭間?」

 

「そう、着いてくるなら行くぞ」

 

「はぁ…なんかもう、色々と突っ込みたいのは山々だけど…いいわもう」

 

亀裂に飛び込み次元の狭間へ

目的地はさっきの奴らからパクってきたコンパスが指し示してくれている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次元の狭間内で見えてきたのは、四角い研究施設の様な建物

 

ここに隠れておけば警備隊も機動隊も嗅ぎつけられないもんな、定着させられる技術があるならここが一番安全とも言える

 

まあ、ワイには通用しないがな

 

天井をブチ抜き、内部へと侵入する…研究室の一室の様で、降り立った周りには白衣を着た研究員が数名居た

 

「学会諸君、お勤め御苦労…さようなら」

 

ワイの右目から狂い火が大量に迸り、辺りを焼き尽くす

狂い火に触れた研究員の目からも黄色い炎が溢れ出し、叫びながら膝から崩れている

 

扉もワイから溢れた狂い火で壊れて居たので、外へと踏み出す

 

「侵入者だ!警備を呼べ!」

 

「あ、あれは…志賀航輔…!!」

 

「ご名答、知ってたのか…まあなんでもいいんだがな、『空裂狂火』」

 

右目に溜めた狂い火を一直線に放ち、研究員を撃ち抜く

 

その辺を適当に狂い火を撒き散らしながら焼いていく…元々世界すら溶かす炎だ、この程度の施設なら空間ごと焼き溶かすだろうよ

 

「ははっ、君は本当に…なんなんだろうな」

 

「それに触らない方がいいぞクロニー…神の使徒でも、どんな効果が出るか分からんからな」

 

「君が言うならそうするわ」

 

向かってくるパワードスーツを着た警備も狂い火で押し返し、前へ進み続ける

ちな、ワイが通った後はもれなく発狂した人々が両目を押えながら叫んでいる

 

阿鼻叫喚だね、人の心とかないんか(おまいう)

 

豪華そうな扉を蹴り破り、中にいる男と対峙する

 

「お前が学会の会長…でいいのか」

 

「……あ、ああ…如何にも」

 

「まあよく次元の狭間に定着させたもんだよ…ここに居ればどんな実験をしていようが、誰も止められないからな」

 

「まさか君は、我々の行ってる実験が悪だとでも言いたいのか?」

 

「世間体から見れば悪なんじゃないか」

 

「ハッ、これだから凡人は…我々の研究について何も知らないからそう(のたま)えるのだ、これは世界にとって必要な事だ」

 

「それが例え生物としての尊厳を踏みにじることでもか?」

 

「踏みにじる?はは!馬鹿を言うのも大概にして欲しいものだ、我々が行っているのは進化の為には必要な事だ!その為に犠牲になれたというのならば、寧ろ誇らしいことではないか!」

 

クロニーがキレそう、ステイステイ……ちょ、おま…剣出すなってもう

 

「そんな我々の実験を台無しにした君の行為が!正義だとでも言うのかね?」

 

「お前は自分の行動や理念を『悪』と思いながら、今まで生きてきた事かあるのか?俺は無いね、詰まりそういう事だろう?俺は俺の思う正義の元に動いてる」

 

「……何が言いたい」

 

「我が心と行動に一点の曇りなし……全てが『正義』だ」

 

男の目の前へ黄金律式瞬間移動をし、胸倉を掴み上げ……目を合わす(・・・・・)

 

「自身の狂気に気が付けない馬鹿は、一度やり直すといい…本物の狂気に触れてからな」

 

「う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!?」

 

さて、お仕事も終わったので帰るとしましょうかね

そこらじゅうに狂い火を撒き散らしておいたし、この施設もその内に焼き溶けるでしょう

 

その前に少しだけ施設内を歩き回ってみる……と、分厚い鉄の扉で厳重管理と表記された扉を見つけた

 

「……これは面白そうじゃないか」

 

「君、何か拾っていくつもり?」

 

「面白いものがあれば、と思ってたところだ……『ネフェリム』?」

 

ネフェリムって確か…巨人じゃなかったか?

 

いや待て、ホロライブで唯一『ネフィリム』と記述があった子が一人居た……え、そマ?

 

とりま、扉ブチ壊しますね^〜

 

中は真っ白な空間、その中央に台座があり…その上で一人の女性が眠っている

臙脂と朱色を混ぜたような髪色、悪魔の羽……IRySですねありがとうございます




いや〜しかしどうしますかねぇ……EN3期生

出てきてしまったなら出したいのが性ですが、まだ配信一本しかしてない上にENとか言う言葉の壁まであると何時になるか分かんねっすね(語学弱者)

ではでは、またお会いしましょう


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心の準備をしても余裕で防御貫通してくる、それがかわいさと言う物なんだよ(哲学)

どうもAZAZELです
何かのアンケを取ろうと思ってましたが忘れたので初投稿です

最近、ホロウナイトとブルアカをやり始めましてねぇ……楽しいです(小並感)

ブルアカは超初期にやってたんですが飽きてやめて、再度復活しました…ワカモちゃんかわいいね

ホロウナイトはやろうかなって思って忘れてた(迫真)
かわいいダクソとは言い得て妙

ではほんへどうぞ


いや~これはどっからどう見てもIRySだよな……いや、て言うか何で『学会』がIRySを収容してるん

 

「どうしたの?」

 

「ああ、いや…珍しい子がいらっしゃるなって」

 

「……ネフィリムじゃない、何でこんな所に」

 

「そんなの俺が知る訳ないだろ、取り敢えず連れて帰るぞ…置いて行くのは可哀想だろ」

 

「君の好きなように」

 

IRySをお姫様抱っこで抱え、脚を蹴り上げ次元の狭間を開く

クロニーと共に飛び込み、施設を後にする

 

次元の狭間を通り、自宅へと直帰した……これ使えば割とどこでも行ける説

 

まあ普通、そこまで的確に次元の狭間なんて移動できないからね(定期)

 

「うわっ、どっから帰って来たの」

 

「ただいまカリオペ、この子ベットに寝かせておいてもらっていいか?」

 

「ちょっと、その子ネフィリムじゃない…どっから連れてきたのよ」

 

「まあ話はちゃんとするから、頼むよ」

 

「……分かったわよ」

 

カリオペにIRySを預けて、ワイはソファーにズブりと沈み込む……ホロメンお姫様抱っこって、思いの外キツいっス(精神)

 

クロニーに頼めばよかった……まあ割と時間も差し迫ってたからね、しょうがないね

 

「それで、どこから連れてきたのかしら?」

 

「ちょっと『学会』ってところにカチコミに行ってて、そこで見つけたから置いて行くのも可哀想だし」

 

「学会…?」

 

「ド畜生の集団」

 

「あ、そう……待って、カチコミ…?また単独で突っ込んできたの?」

 

あ、やっべ…って言っても、どうせ誤魔化してもバレて詰められるのがオチだからなぁ……結局、素直に言わないと余計に詰められちゃう

 

最初から『詰み』状態なんすね、何だこのクソゲー(直球)

 

「その辺にしておいてあげなさい死神、彼も貴女達の為に動いてるんだから…それに、今回は私も一緒に行ったのだから文句もないでしょう?」

 

「それは……そうだけれど、もう少し周りを頼りなさい」

 

「ウイッス…」

 

「まあ私からも、あまり独断単身で敵地に向かうのはオススメしないわよ」

 

「善処します……」

 

まだカリオペとクロニーだったからよかったな

 

これがこよこよとかいろはすだったらかなり不味かった……自覚あるなら止めたらって?出来るならとっくにやめてるわ

 

これはもう病気みたいなもんなんだYO

 

「…起きたみたいよ」

 

「カリオペお願い」

 

「自分で行きなさいよ、拾ってきたのコウスケでしょ」

 

「寝覚めが野郎より同性の方がいいだろ」

 

「適当な事並べて……はぁ、まあいいわよ」

 

初対面ホロメンの相手はキツいっす(切実)

 

「おや、面白い存在を拾ったみたいだね」

 

「あらハコス、いつの間に」

 

「やあクロニー、元気にやってるかい」

 

「ええ、まあ…それより何でここに?」

 

「少し様子を見に来ただけさ」

 

またいつの間にか赤いネズミが居られた

神出鬼没過ぎるなこの議長、気分屋なところも最高に混沌してる(適当)

 

「まあ優しくしてあげてくれよ、彼女も結構な境遇を送ってきてるからね」

 

「知ってるのか」

 

「まあね、彼女も摂理から外れた存在だから……彼女の場合、なりたくてなった訳じゃないけどね」

 

「別に俺もなりたくてなった訳じゃないんですけど」

 

「コウスケの場合は自分の性格的な話でしょ」

 

せやね……『成長』の為に突っ走ってたらこうなってたのがワイだからね、しょうがないね

 

そこに高難易度が、『試練』が、『強敵』があるのならば…全力で向かうのがフロムラーなのだよ

 

「…でも何であの子は摂理から外れてる扱いなんだ?」

 

「ん?知らないのかいコウスケ、基本的に人族以外の種族に『ハーフ』は存在しないよ…サックリ言えば我が強いからね、交わってもどちらかに傾くのさ」

 

「その話だとあの子は人族以外の種族間ハーフなのか」

 

「それも知らなかったのかい……彼女は特異中の特異、秘匿された種族の天使族と悪魔族のハーフだよ」

 

天使族って秘匿されてたんやな(無知)

 

確かにかなたんの口から天使族という言葉を聞いたことは無いな、かなたん自身も確か人族って名乗ってた様な気がする

 

悪魔族は普通に公言されてるのに天使族はダメなのか、まあなんかしらあるんやろな

 

「……つまり、自然的には作られないと」

 

「流石だね、察しがいいようだ」

 

「殆ど答えみたいなもんだったろ」

 

「まあそうだね…学会から拾って来たっていうならもう分かってても不思議では無いよね、彼女は遺物によって後天的にハーフになったんだよ」

 

「遺物って便利なんやな」

 

「ものによっては世界すら変えうるからね、後は扱う者次第…その結果が彼女だ」

 

ハコスがいつになく真面目に語ってる……やだ、顔がいい

真面目に聞けよ(正論)

 

いや〜しかしこの世界のIRySは遺物によって後天的に生み出された存在なのか…まあ正味、ワイもあんまり分かってないんですがね

 

「じゃあボクはこれで帰るね」

 

「ああ……結局何しに来たんだ」

 

「ハコスの気紛れは今に始まった話じゃないわ、気にするだけ無駄よ」

 

黒い渦の中へ消えていったハコスを見送って呟く

 

すると、狙った様にカリオペとIRySが居間へと入ってきた……今ウチの中にホロメンが三人も居るの…?(今更)

供給過多で息するだけで死にそう(迫真)

 

「えっと……貴方が私を助けてくれた…?」

 

「ああ、まあ…そうなるのか」

 

「……ありがとう、私を…見つけてくれて」

 

何か今にも泣きそうなんですが、ちょっちカリオペさん何とかしてくださいよ^~(人任せ)

ワイにどうにかできる訳ないだろふざけんな(迫真)

 

「何時からあそこに居たんだ」

 

「…分からないの、気が付いた時にはもう…」

 

「そうか、まあわからない事なら仕方あるまいよ」

 

「コウスケなら何とか出来るんじゃなの?」

 

「振りが雑過ぎないかカリオペ……俺の使う『回帰性原理』ってやつは治す(・・)んじゃなくて元に戻す(・・)事は出来る、但しその場合…最悪存在自体が無かったことになるぞ」

 

IRySが何から生まれた存在か分からない限り、回帰性原理を使うのはよろしくない

 

手がかりになるであろう学会はワイが溶かしてもうたし……は^〜つっかえ何してんホンマ(自暴自棄)

 

「……まあ別に、自身が何者であるかに拘りが無いのなら気にする事でもないんじゃないのか…今この場で生きているなら、それでいいじゃないか」

 

「……うん、貴方が助けてくれたから…今ここに私が居る、それだけで充分だよ…」

 

「口を挟むようで悪いけど、結局この子はどうするつもりなの?」

 

「それな」

 

「いや『それな』じゃなくて、君が連れて来たなら責任取りなさいよ」

 

「……こうなったらウチで面倒見るしかないだろもう、幸い部屋はまだ余ってるからそこ使ってもらって…それ以外の身の回りの事は同性である貴女方に任せるしかないんですけれども」

 

「まあ私も居候させてもらっている身ではあるし、その辺のことはやるわよ」

 

「私も首を突っ込んだ以上、最後までやるわよ」

 

ありがてぇ^

 

いや正味、マジで身の回りの事は男であり廃人オタクであるワイには分からない事だらけだからね

てか分かる訳ないってそれ一番言われてるから

 

そんな訳で我が家にもう一人ホロメンが加わる事になりまして……アカン死ぬぅ(今更)

 

「エネミー死すべし慈悲は無い」

 

「おお、いつになく気合い入ってんなアイツ……」

 

「今日のテンションおかしいよ、なんか変な物でも食べたんじゃない?」

 

「いや、アレは毒物食べても絶対効かないからそれは有り得ないだろ」

 

「……それもそうか」

 

「聞こえてんぞアンタら、新ダンジョンに誘ったのアンタらなのにディズるとは何事だアァン?」

 

「いや〜悪い悪い」

 

これが安息地が最早ダンジョン内と自室のみになってしまったオタクの末路だよ

 

なんだったら自室ですら侵入されるから実質ダンジョンだけがワイの味方なんやぞ、哀れだと思わんのかねオォン?(迫真)

 

逃げるように自分の家を飛び出し、ダンジョンに引こもるワイ……昔に戻ったみたいだぜHAHAHA

ダンジョンへ向かう道中に舞彩さんと真哉にばったり会い、新ダンジョンの攻略へお誘いを受けてイマココ

 

「ここのダンジョンはなんて名前だっけか」

 

「『勇姿の洞穴』だったかな、確か最下部にコロシアムみたいな所があるって情報だぞ」

 

「コロシアム……こんなダンジョンの中にか、それはそれで面白そうだな」

 

「そこで勝ち抜けばいいもんが貰えるとかなんとかな」

 

「よくありげなやつだな…どうするの?航輔」

 

「愚問だな舞彩さん、やるに決まってるだろ」

 

「言うと思った……まあしょうがないから付き合ってあげるよ」

 

エネミーを倒しながらズンズン下へと進んで行く

道中のエネミーはさほど強くない……訳でも無いなが、今のワイにとっては塵芥も同然

 

エルデで言うのならば失地騎士くらい

 

暫く進むと、コロシアムらしき門が見えてきた…中からは歓声が聞こえてきている

……いや、どこの群衆だよ…ここダンジョンぞ

 

「なんで中から歓声が聞こえるんだ」

 

「さあな、エネミー達でもいるんじゃないか」

 

「エネミーもコロシアム観戦なんてするのな」

 

中に入ると暫く廊下の様な道が続き、末端で三本の道に別れていた

 

「一人づつ来いってことか」

 

「俺は右側行くぜ」

 

「じゃあアタシは左」

 

「残りくじの真ん中すか…まあ別にどこでもいいんだけども」

 

「じゃあまた後で、ヘマするなよ〜」

 

「誰に言ってんだ真哉」

 

道に入ると門が閉まる、これでもう後戻りは出来ない訳か……まあ元から引き返す予定は無いがな

 

コロシアムの広場に入ると、黒衣を纏った黒いゴッツイ鎧を着た騎士が立っていた、傍らには地面に刺さったクソでかい戦斧が見える…あれが得物かな

 

ワイを見ると、土柱を立てながら戦斧を引き抜く…それと同時に周りから歓声が上がった

観客席には道中倒してきたエネミーと同じ個体が座っている

 

「『良い』じゃないか、俺の『試練』になりうる『強敵』と見た…まあ喋れるか分からんが、お互い楽しもうじゃないか」

 

「『ほう、小僧…貴様も中々の強者よな、確かにこれならお互い楽しめそうだわい』」

 

「喋れんのかい」

 

「『ガーハッハッハッ!!近頃は入るや否や斬りかかってくる連中が多くてな!喋ってる暇もありゃせんのだわ』」

 

「そりゃお気の毒に……じゃあ始めるか」

 

「『応とも!全力でぶつかり合おうぞ!!』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果から言うと、勝つには勝てた……でも強すぎるっピ、マジ舐めてた

 

ネームド失地騎士くらいかと思ってたが、全然ラダゴン並に強かったわ……まさか狭間の地以外でこんなにも楽しめるダンジョンがあるとはな

 

「『ガーハッハッハッ!!吾輩の見立てはやはり間違っておらんかったな!見事吾輩を打ち倒した!』」

 

「俺もここまで強いとは思ってなかったわ…」

 

「『そうだ忘れとった…ほれ小僧、これをやろう』」

 

黒い笛と鉄の塊を貰った……なんぞこれ

 

「『それを吹けば吾輩をいつでも呼び出せるぞ…強者に従うこそ我が誉、それこそが吾輩達の生きる道理でもあるからな』」

 

「成程、じゃあ有難く使わせてもらうとするよ…で、こっちの塊は何だ」

 

「『希少な隕鉄の一種だ、合成素材にするなり売るなり使ってくれ』」

 

「ほう、成程……」

 

「『ああそうだ、あと三人吾輩と同じ様な黒騎士が居る…気が向いた時に相手してやっとくれ』」

 

「へぇ、それは楽しそうだな」

 

黒騎士って聞くと、ダクソを思い出すな

まあそれはさておき、来た道を戻りコロシアムの外へと出る…ワイが出ると同時に舞彩さんと真哉も出てきた

 

「ボロボロやんけ」

 

「寧ろなんでお前は無傷なんだよ……強過ぎだろあの黒騎士」

 

「それで、その様子だと航輔は勝ったの?」

 

「そりゃな、かなり強かったがアレに負けてちゃ狭間の地ではやってけんよ…因みに俺は戦斧の黒騎士だったんだが、お二人は?」

 

「俺は槍だったな」

 

「アタシは大弓、黒騎士にも種類があるの?」

 

「みたいだな…戦斧のおっさん曰く、あと三人いるって話だったし…もう一人いるみたいだな」

 

ワイの予想は大剣の盾持ちだな、本当にダクソの黒騎士みたいやな…

さて、久方ぶりの『強敵』にワックワクしたダンジョン攻略を終え帰宅する

 

「あらお帰り、どこに行ってたの?」

 

「ダンジョン攻略に誘われてな」

 

「そう、死神ちゃんが居ないって騒いでたわよ」

 

「左様で…」

 

「まあ、あとで謝っときなさい」

 

謝って済めばいいっすね…(震え声)

とりま貰った隕鉄でアクセでも作ってスパチャを貢ぎましょう

 

お前がスパチャしたいだけやろって?そうだよ(自白)

 

そんな訳で翌日、カリオペからは少しお小言を貰っただけで済み申した……で、今の状況なのだが

 

「お~い、起きてコースケ」

 

「……どうしたアイリス、こんな朝っぱらから」

 

「カリに起こしてきてって頼まれたの、今日海に行くんだって」

 

「へぇ……え、今日?」

 

「うん、言ってたよ…私海って見たことないから楽しみなんだ~」

 

「そ、そっか…」

 

急展開過ぎワロタ、なにワロとんねん(自問自答)

 

そんな、まだ心の準備ってものがですねぇ……いやまあ、したところで水着姿なんて余裕で防御貫通してくるんで意味ないんですけれども

 

「こうちゃんおっはよ~!!」

 

「元気っすねすいちゃん…」

 

「あ、アイリスもおはよ~」

 

「おはよう、すいせいさん」

 

「も~いつまで寝てるの?早く支度しないと、日が暮れちゃうよ?」

 

「ういっす……」

 

さて、そんな訳で…どうやら夏が始まるみたいだ




マジでなんのアンケ取ろうと思ったか忘れてしもうた……夏イベに関する事だったのは覚えてる、そこまでは

まあいいか、という訳で次回から夏回…基、海回の始まりです

私は四国ではなく兵庫で温泉に入ってからユニバに行くことになりました
皆はお盆休み何するか決めましたか?お盆の大阪とかマジ運転したくないです(迫真)

ではでは、またお会いしましょう


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夏休み編:またこれか壊れるなぁ(精神)

どうもAZAZELです
帰省中なので初投稿です

なんかホロシティとか言うのやってるらしいっすね、私も15日に行こうと思いましてですねぇ……
何だかんだとホロのイベントって行ったことないんですよね、機会もなかったし

ホロシティに行く皆は熱中症に気を付けて、水分と塩分補給を忘れずに
15日は東京ドームで私と握手(適当)

ではほんへどうぞ


カリオペの運転する車で連れてこられたのはワイの住む街から少し離れた海岸

どうやらシーズンになれば人で賑わう人気スポットらしく、今現在も多くの人で賑わっている

 

人多過ぎるっピ

 

「相変わらず人が多いわね」

 

「前からこんな感じなのか」

 

「コウスケ来たこと無いの?」

 

「俺の記憶が正しければ無いかな」

 

「こうちゃん来たことないよ、すいちゃんが誘ってもダンジョン潜るからって断られてたもん」

 

「あっ…さいで」

 

「本当、変わらないわね」

 

恐らく無意識下でも防衛本能が働いたのだろう、多分昔の状態でも死んでたね間違いない(確信)

すいちゃん、カリオペ、IRyS、クロニーは更衣室へと向かった

 

ワイも着替えますか

 

女性より野郎の方が着替えるのは早いのでして、ワイは更衣室前のベンチに座りながら待っている

 

「やだお兄さん!筋肉すごー!」

 

「うわホントだ!ヤッバ!」

 

「……え、俺?」

 

「そうだよ、ほかに居ないでしょ」

 

「今ここお兄さんしか座ってないじゃん」

 

ヤダ、なんかギャルっぽい子に絡まれちゃったんですけど……え?こんなオタクに?

いや中身はこんなんだが、皮は割とイケメソだったなそう言えば……

 

「ああ、ありがとう」

 

「ねね、お兄さん暇?あたし達と遊ばな~い?」

 

「そうそう、うちら女だけでしか来てなくてさ~」

 

「悪いな、俺も人を待ってるんだ」

 

「え~そうなの?」

 

「彼女さん?それともお友達?」

 

「友達だよ」

 

にしても近ぇ、最近のギャルってこんな距離感なの…?

だが甘いな、普段からホロメンで鍛えられてるワイには効かんよ

 

それよりこの状況を見られる方が怖い(震え声)

 

「ほら、君らも俺なんかよりいい男を探しに行きな」

 

「お兄さんもイケメンだと思うけど」

 

「あたしはタイプだけどな~?」

 

「ははっ、そりゃ嬉しい限りだな」

 

「へぇ、嬉しいんだ…?」

 

自分、帰っていいすか……ダメ?お慈悲^~

 

凄いドスの効いた声色のすいちゃん、低音ボイスってそう言う事も出来るんやなって……関心しとる場合じゃないんですがねこれがHAHAHA

 

「あっ……う、うちら用事思い出したから~…」

 

「じゃあまたねお兄さん!!」

 

「fuc○in' bit○i」

 

スゲェ速さで逃げてったな、ワイも逃げていいすか?(二回目)

 

後ろを向けばすいちゃん、カリオペが凄い顔で立ってた…あれね、いつもご機嫌フェイスね

それでも顔がいい(脳死)

 

て言うかさっきとんでもない罵声飛ばしてたのもしかしてカリオペさんすか……?

 

「私らを待ちながらナンパとは、いい度胸ねコウスケ…?」

 

「俺がナンパする訳ないだろ、そんな度胸は持ち合わせてない」

 

「どの口がいうのよ」

 

この口、オタクにとってナンパなんて死線を踏み越えるのと同じよ……

 

「あんなに距離詰めて、何話してたの?」

 

「ただの世間話だよ」

 

「連絡先とか交換してないよね?」

 

「ないよ、ほら見るか」

 

言うなりバッとワイの携帯を取るすいちゃん、カリオペもすいちゃんと一緒にワイの携帯をのぞき込む

 

「愛されてるわね、君」

 

「ああ、まあ…そうなのかもな」

 

「仲がいいのはいい事じゃないですか」

 

「アイリス、君は純粋なままでいてくれ」

 

「はい、ありがとうこうちゃん」

 

「ああ…無かっただろ?」

 

「…うん、なかった」

 

「ほら、じゃあ行くか」

 

ヌッ(激震)

水着じょのいこ…(今更)

 

いや、水着に着替えてきてたんだから当たり前やろ

眩しい、色々と眩しすぎて見てられないぜ……直視したら多分精神が焼き切れる

 

「それより~…どう?こうちゃん」

 

「ああ、似合ってるよ」

 

「ホント?うれしいな!」

 

「コウスケ…わ、私は…?」

 

「似合ってる、かっこいいゾ」

 

「そ、そう……そう」

 

吐血しそう(迫真)

あ^~マジ、こう……ね?(語彙力)

 

水着姿のホロメン4人に囲まれて正常な語彙を保てる方がおかしいと思わんかね

 

「と言うか、アイリスの水着はいつ買ってきたんだ」

 

「この間君がダンジョンに潜っている間よ」

 

「ああ、成程」

 

「この水着?ってもの、涼しくていいよね!」

 

「楽しそうで何より」

 

砂浜に着き、パラソルやシートを敷き場所を取る

 

すいちゃんとIRySはビーチボールを膨らませている……かわいい(脳死)

一応クーラーボックスに飲み物を入れてきているらしい、備えあれば憂いなし(至言)

 

「海に入るなら準備運動しときなよ」

 

「こうちゃん入らないの?」

 

「あ、入りますぅ…」

 

そんな目で見ないで、水着でその眼差しは効く"ぅ"

 

「すいせいさん!これはどうやって使うのですか!」

 

「あ、それはねぇ~…こうやって、ポ~ンって弾くの」

 

視界が潤う、眼福が過ぎる……生きててよかたって、思えるんやなって(感動)

 

「保護者みたいね、君」

 

「強ち間違いではないかもな…クロニーは入らないのか」

 

「私は一応君の監視役よ、遊び惚けるのもハコスに悪いわ」

 

「そんなの一々気にする様な上司じゃないだろ」

 

「ええ、まあ…そうだけれどね」

 

「コウスケ、堅物は置いて早く海行きましょ」

 

カリオペに手を引かれ、水辺向かう…チメタイ

 

そういや海なんて前世でも来た事なかったな…まあそもそも、廃人オタクであるワイに海なんて馴染みが無さすぎる場所やねんな

 

ホンマ、色々眩しすぎるっピ

 

「冷っっった」

 

「海なんだからそうでしょ」

 

「いやそうなんだけども」

 

海岸沿いを見てると蛸玉を思い出すな……何を食ったらあんな物を考えつくのやら、そういうところ好きだぞフロム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そろそろお昼にしましょう」

 

「ああ、もうそんな時間か」

 

「すいせいちゃんとアイリスを呼んでくるから、コウスケはあの荷物番してる堅物を呼んできて」

 

「はいよ」

 

すいちゃんとアイリスはビーチボールで遊んだり、水辺でパシャパシャしてた(語彙力)

いや、もうね……いいね(脳死)

 

さて、ワイはクロニーを呼びに行きますか

 

「クロニー、そろそろお昼にしようと思ってるんだが」

 

「あら、そう…もうそんな時間なのね」

 

「何だ、ずっと小説読んでたのか」

 

「これは……まあ、そうね…敢えて言うならスケジュール表よ」

 

「ここに来てまで仕事かお前……」

 

「落ち着かないのよ、今まで碌にこういう雰囲気の場所なんて来た事無いから」

 

生粋の仕事人…所謂、社畜と呼ばれる人種だな

これは本人の為にも上司に出てきて貰うか……クロニーへのスパチャと考えれば活き活きしてくる

 

久し振りのスパチャはき"も"ち"い"い"な"ぁ"(迫真)

 

「という訳だが、ハコスはどう思う」

 

「クロニー、海くらい遊べ」

 

「ハコス!?」

 

「さっきから見てはいたが、折角来たなら遊んでみるのも一興だぞ!」

 

「だそうだぞ、昼めし食ったら海入ってみたらどうだ」

 

「……まあ、そこまで言うなら」

 

「じゃあボクはこれで、ありがとねコウスケ」

 

黒い穴から上半身だけ乗り出す様に表れたハコスは、そのまま引っ込む様に消えていった

神出鬼没過ぎワロタ

 

その後、カリオペ達と合流しお昼へ…海の家って、ワイ行ったこと無いからワクテカ

海の家ラーメンとかよく聞くけど……

 

「…あ」

 

「へいらっしゃい!……お」

 

「5人なのだけれど、空いてるかしら」

 

「あ、こちらどうぞ~」

 

見たことのある筋肉だな、お前どこにでも居やがるな本当

 

「こうちゃん知り合い?」

 

「…街で何度かあの店主のラーメン屋に行ったことがあるんだよ」

 

「へえ、そうなんだ…美味しかった?」

 

「ああ、間違いなく美味いぞ」

 

何かと出会うなホンマ……て言うかマジでアイツの筋肉えぐいな、パンパンやん

いやまあ、ラーメンの時点で大体予想はついてた…そろそろ学ばないとな(白痴)

 

クイーンの水着もすごいっすね……ホロメンで鍛えられてなきゃ死んでたね、間違いない(確信)

 

「今日は随分大人数なのね」

 

「仕事してくださいお姉さん」

 

「あら冷たい」

 

「と言うか、海の家まで進出してたのかよ」

 

「JOKERが提案したのよ、折角ラーメン屋をやってるなら店舗を広げたらどうかって」

 

「分店でも出したのか」

 

「ええ、部下達に色々と教え込んだのよ…もう15店舗くらい出したかしら、暖簾分け?と言うのかしらね」

 

流石JOKER、相変わらず仕事が早い事で

足洗った後も部下達の再就職先を自分で作るとはな、元裏家業の癖に随分ホワイトなことだよ

 

「それじゃあ私も仕事に戻ろうかしら、あんまり君と話してると睨まれちゃいそうね」

 

「何の話だ」

 

「自分が誰と来てるのか、忘れちゃだめよ?」

 

ウインクして戻っていくクイーン……成程ね、これからワイは死ぬと…そう言うことですね

 

すいちゃんとカリオペは不満そうな顔を隠そうともせず、アイリスは苦笑い…クロニーはどこか呆れた様な顔をしている

 

取り敢えずみんな顔がいい、ということで(脳死)

 

「こうちゃん、今の店員さんと仲いいの?」

 

「仲が良いかって言われると…どうだろうな、別にそこまでではないと思うけど」

 

「ふーん?まあ美人さんだったもんね?」

 

「いや、そう言うのはないって…」

 

「それにしては仲良さげじゃなかったかしら」

 

「そんな事ないだろ」

 

すいちゃんとカリオペの距離が近い、サンドイッチ勘弁してもろて^~

 

オイ筋肉、ニヤニヤしながらラーメン持ってくんじゃねぇYO

クソッ、これでもラーメンは普通に美味いのが気に食わん……流石はクイーンの舌、悪魔族の超感覚は侮れん

 

ラーメンを食べ終わり、皆を先に出す……ここはワイがスパチャする場だ、誰にも邪魔はさせん

ん"ん"スパチャき"く"ぅ"(迫真)

 

「ごちそうさん」

 

「またお前が全部払うのか?相変わらずだな」

 

「生き甲斐なもんでね…お前ら以外は来てないのか」

 

「来てるよ…キングは食材狩り、スペードは裏で売り上げ管理…JOKERはその辺をうろうろしてると思うぞ」

 

「左様で、面倒なのに絡まれる前に撤退しますか…」

 

「君は私に対して辛辣だねぇ、そう言うところも気に入ってるけど」

 

いつの間にかワイの後ろに立っていたJOKER、コイツも水着着とるんかオ"オ"ィ"(迫真)

 

「随分繁盛してるみたいだな、ラーメン屋」

 

「まあ私が指揮を執ってるんだ、それくらいはな」

 

「見事に転身したな、今は何してるんだ」

 

「ジャックの店舗拡大と土木関連だね、元々体力は有り余って溢れる子達ばっかりだったから丁度いいよ」

 

「上手くやってる様でなにより」

 

「それより、君は私に何か掛ける言葉があるんじゃないのか?」

 

そう言いながらワイへと近づき、身体を寄せてくるJOKER

 

はんッ、この程度…ホロメンの水着を目の当たりにしたワイには無意味よ……にしてもコイツもコイツで顔がいいんだよな、何か腹立つ

 

「はいはい似合ってる似合ってる」

 

「雑だなぁ、私は結構君の為に色々やってあげてると思うんだけどなぁ」

 

「それとこれとは別の話だ、そもそもお前はお前で俺に尻拭いされてんだろ」

 

「それを突かれると痛いねぇ」

 

「まあ無茶振りしてる節は分かってる積もりだがな、ありがとさん」

 

ポカンとした顔を浮かべ、その後にニヤッと笑うJOKER

 

「……君でも礼くらいは言えるんだねぇ?」

 

「俺をなんだと思ってんだテメェ…」

 

へばりつくJOKERを振りほどき、海の家を後にする

 

外で待たせてたすいちゃん達に謝ってから、また歩き出す…どこに向かうか聞いたのだが、すいちゃんに秘密と言われてしまった

 

嫌な予感しかしない…すいちゃんが秘密と言ってる時は大体ワイの精神にとって良くないことが多過ぎるっピ

 

「それで、まだ教えてくれないのか?」

 

「もうちょっとで着くよ〜」

 

「……カリオペは何か聞いてるのか」

 

「ええ、まあ…大人しくついてくれば分かるわよ」

 

誰も教えてくれないこの状況

よろしくないぞ……絶対ワイの精神が死ぬやつんけこれ、フラグがビンビンでいらっしゃる

 

「はい!着いたよ!」

 

「結構立派ね」

 

「でしょ〜、事務所の人に言ったら貸してくれたんだ〜」

 

「すいせいさん、これなんですか?」

 

「別荘ってやつかな?ウチの事務所が保有してるらしくて、夏はここで撮影とかするんだってさ」

 

はぇ^〜すっごいおっきぃ……事務所で管理してるって相当やな

 

「……ん?あれ、今回って泊まりなの…?」

 

「夏休みで海来てるのに日帰りなんてする訳ないじゃん」

 

「えぇ....(困惑)」

 

「今日から3日間くらい借りてるし、ここからなら歩いて海行けるからもってこいの場所でしょ!」

 

「そ、そっすね……」

 

まあ、そんなことだろうと……また泊まりか壊れるなぁ(精神)

 

せめて真哉を連れて来たかった…これ完全に男がワイだけなんすけどそれは

ウッソだろお前…(震え声)




大人の夏休みってな、お盆しかないんやで(唐突)

私はお盆終わりと同時に沖縄へ飛び立ちます、仕事ですオォン?
夏の沖縄とか日差しがキツすぎて仕事になんねぇんですがそれは(迫真)

まあいうて、室内だからあんまり関係ないけれども

ではでは、またお会いしましょう


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夏休み編:3人(ホロメン)に勝てるわけないだろ

どうもAZAZELです
8月以内に終わるか怪しいので初投稿です

お盆ダラダラしてたら投稿出来んかった…It’s判断力足らんかった

ホロシティは予定通り15日に行きますた、パネルが置いてあったり流れてる曲がホロの曲だったり良かった(小並感)
古のオタクファッションニキが居たの笑った

ハコスのポストカード貰った、かわいいね(脳死)

ではほんへどうぞ


事務所保有の別荘とやらに荷物を置き、夕暮れまでまだ時間があるので再度ビーチまで向かう

 

木造のいい建物だったな…二階建てで一階にリビングとか風呂とか諸々があり、二階は部屋が何個か並んでいた

 

「ほらクロニー、入ってきたらどうだ…俺が荷物番をしておくよ」

 

「……そうね、少し入ってみるわ」

 

ワイは避難するとしよう、そろそろ目が焼き切れるところだったんだよ

 

荷物番と言ってもクーラーボックスくらいしかないがな

パラソルとシートを広げているので、そこに座って海を眺める……きれい(小並感)

 

「おお〜、見知った顔〜」

 

「……ああ、おかゆ…偶然だな」

 

「おかゆだよ〜」

 

ボーッと海を眺めてるワイの視界に突如として現れた紫色と肌色、肌色面積多過ぎだよBANされちゃうだろ(迫真)

 

水着だから当たり前?そうだよ(適当)

 

「一人か?」

 

「ううん、友達と来てるよ〜」

 

「みおとかフブキか」

 

「まあそうだね〜…あとはぼたんちゃんと〜、ラミィちゃんとか」

 

「随分大勢で来たな」

 

「まあそうだね〜、こうくんは誰と来たの〜?」

 

「幼馴染と同居人達」

 

「みんな女の子でしょ〜?」

 

いやまあ、そうなんすけど……字面見ると本当になんかね

 

おかゆんと喋っていると、白いキツネとライオンもやってきた

 

「あれ、こう君じゃないですか」

 

「こうさんも来てたんですね、意外です」

 

「すいちゃんに連れられてな」

 

「ああ、成程…」

 

ホロメンに囲まれてる(瀕死)

やめて、その格好でワイを囲まないで…精神的にもたないんですがそれは

 

肌色の面積が多過ぎるって言ってるだろいい加減にしろ

水着だからね、しょうがないね(情緒不安定)

 

「ところでこうさんは何をしてるんですか?」

 

「荷物番、一応見ておこうと思ってな」

 

「へぇ〜成程ねぇ〜……じゃあ僕もここにいよっと」

 

「いいですね、こうさんの暇潰し相手になりますよ」

 

「ああ、そう……え?」

 

「あ、じゃあ白上もいます!」

 

ワイの両隣へ腰を下ろしたおかゆんとししろん、ししろんの隣に腰を下ろすフブキング

 

えぇ....(困惑)

 

ちょ、隣に座るのはいいんですけどそんなに近付いて来ないでもろて……あ^〜いけませんお客様あ^〜(迫真)

 

「こうくん日焼け止めとか塗ってる〜?」

 

「え、ああ…そう言えば塗ってないな」

 

「え〜男の子でも塗っとかないとダメだよ〜」

 

「そういうもんか?」

 

おや?さてはこの流れよろしくないな…?

 

おかゆんがポーチから取りだしたるは日焼け止め、それを掌で広げ…ワイへ近付いてくる

いや^〜キツいっす(素)

 

「ほらじっとしてこう君、ちゃんと塗れないよ〜?」

 

「いや、俺は別にいいかなって…」

 

「ダメだよそんなこと言ってちゃ〜、色黒のこう君も素敵だけど〜…僕はいつもの方が好きだから〜」

 

はやらせこら、馬鹿野郎お前ワイは勝つぞお前(満身創痍)

 

まあ抵抗なんてしてないが、結局おかゆんに手を握られ腕から塗られる…握り方が恋人繋ぎなんですがそれは

 

「じゃあ反対側は私が塗りますね」

 

「白上は背中塗りま〜す」

 

「え、それは…(蒼白)」

 

3人に勝てるわけないだろ

あ^〜ワイの精神力が逝っちゃうわよ^

 

廃人オタクがホロメンに勝てるわけないってそれ1番言われてるから(n回目)

 

「はい、塗れたよ〜」

 

「……ああ、ありがとう」

 

「じゃあ僕達もそろそろ行くね〜、また後でね〜」

 

「じゃあこうさん、また」

 

「ばいばいこう君〜!」

 

去っていく3人……つ、疲れたっピ

もう帰りたいんですがそれは……精神的にやられそうだから早めに帰りたいんですが

 

でも泊まりやん、しかもホロメンオンリー……あっ(察し)

 

「こうちゃん、何してるの?」

 

「うおっ、すいちゃんか…どうした?」

 

「んー…なんか柑橘系の匂いがする」

 

「あー…さっきおかゆに日焼け止め塗られたからかもな」

 

「おかゆ…?会ったの?」

 

「ああ、なんかフブキ達と来てるらしいよ」

 

「ふ〜ん…それで塗ってもらったんだ、日焼け止め」

 

なんかすいちゃんの目が怖ひ

て言うか後ろから急に出てきたと思ったらそのままくっ付いてくるからそろそろ精神が逝きそ

 

離れてもろて(切実)

 

「こうちゃんそう言うところ抜かりないよね〜…本当に」

 

「何の話だ…?」

 

「べっつにー?」

 

スっとすいちゃんは離れ、また海の方へと駆けて行った…何だったのやら

 

「……おお、もういいのかクロニー」

 

「ええ、案外海っていうのも悪くないわね」

 

「楽しめたのならなにより」

 

「交代よ、疲れたわ…元気ねあの子達」

 

「海ってのははしゃぐもんだろよ、じゃあ俺はその辺を散策してくるよ」

 

「そう、あまり遠くに行き過ぎないようにしてね」

 

この浜辺もそれなりに広い、端の方まで適当に歩いてみようかな

 

砂浜は観光客で賑わってるし、少し人の少ないところにいくのも悪くない……と言うか生粋のオタクには色々とキツい

 

陽キャオーラは拒否反応が出てしまうで候、やはりワイは暗い所でジメジメと過ごすのが割と性に合ってると思われるでござる

 

「……あ」

 

「あれ?航輔君なんでこんな端っこに?」

 

「ああ、いや…散歩しようかと思ってましてね」

 

「そうなんだ、航輔君らしいね」

 

「そんなそらさんは何をしてるんですか」

 

「私はアズキちゃんと夏の特集に使う写真撮影、アイドルも大変なんだよ?」

 

「大変なのは知ってますよ……へぇ、じゃあこの辺で撮影してたんですか」

 

「うん、ここなら人も少ないし大丈夫だろうって」

 

「へぇ……あれ、じゃあすいちゃんは?」

 

「何か絶対休むってマネージャーさんに圧かけてたよ」

 

あっ、ふーん……(察し)

マネージャーってのも大変なんやなって……乙

 

「……その様子だとすいちゃんと一緒みたいだね、もしかして航輔君と遊ぶ為に休み取ったのかな?」

 

「みたいですね」

 

「すいちゃんも相変わらずだね……ところで、航輔君は私に何か言うことない?」

 

「似合ってますよ、かわいいと思います」

 

あんまり見ないようにしてたけどかわいいですね(脳死)

 

黒ビキニとかとても効くんですけど^〜、あのHOTLIMITで着てたやつ…んん^オタクにはキツいで候^

 

「もう、分かってるなら最初に言ってよ」

 

「はは、すいません」

 

「あれ、こうすけ君じゃん」

 

ヌッ、増えてしもうた

あ^〜いけませんお客様眩しすぎますあ^〜(迫真)

 

AZKiちゃんまで来ちゃったよ

 

「すいちゃんに連れられて来たクチかな?」

 

「まあ…そうですね」

 

「そっかそっか、でも折角なら海を楽しんでいきなよ!…ってそうだった、そろそろ撮影再開するってそらちゃん」

 

「あ、もうそんな時間?じゃあね航輔君、また後でね」

 

「じゃあね〜」

 

じゃあワイもそろそろすいちゃん達の方へ戻ろうかな、しかし結構端の方まで歩いて来てたみたいだな

 

……おやあれは、学園の連中じゃないか?まあここ結構人気のスポットらしいし、居ても不思議ではないか

 

「ま、まさか星街さんも来てるなんて!」

 

「水着!似合ってますよ!」

 

「あ〜うん、あはは…ありがと〜」

 

すいちゃんがかわいいのは当たり前なんだよなぁ……(脳死)

 

あれ、カリオペも絡まれてんじゃん…まあ美人だからね、しょうがないね……と言うかクロニーとIRySの姿が見えんのだけども

 

「そんな所で腕組んで見てないで、助けてあげたら」

 

「たまには腕組み後方彼氏面も悪くないかなって」

 

「こうほ……コースケ、何それ?」

 

「アイリスは知らなくてもいい事だよ」

 

「アイリスに変な事を教えないでくれるかしら」

 

「好奇心旺盛ってのは悪い事じゃないと思うぞ」

 

「だから変な事を言わないでって言ってるの」

 

お母さんか君は

 

いつの間にか隣に立っていたクロニーとIRyS、クロニー若干IRySに対して母性芽生えてきてるんジャマイカ

 

「それで、どうするのあの状況」

 

「そろそろ疲れたからコテージに戻りたい頃合だったんだよ、行ってくるわ」

 

「そう、じゃあ彼氏面してきなさい」

 

「お前も言うとるやんけ」

 

すいちゃん達の方へ歩いていく、途中からすいちゃんとカリオペが気が付いた……だからと言ってこっちに歩いてこられると困るからやめて欲しい

 

あんなこと言ってたがワイは結局のところ廃人オタク、彼氏面なんて出来る様な精神力は持ち合わせてない(迫真)

 

「もうこうちゃん、どこ行ってたの?」

 

「少し端の方まで散歩」

 

「コウスケらしいわね、それでこれからどうするの?」

 

「疲れたからコテージに帰りたい」

 

「そう、じゃあそうしましょ」

 

「そういう事だからまた学園でね〜!」

 

「悪いけど、私連絡先とかは交換しない性格だから」

 

はえ^〜一瞬でヘイトがワイに向いた、まあ別にいいんだけど…シャブリリでも付いてんのか?

 

目から炎は出るけども

 

「は?おい待てよ、テメェいきなり割り込んで何様だオイ!」

 

「何様も何も友人ですがなにか」

 

「はぁ!?お前がか?冗談も程々にしとけよ、単純にいいとこ見せたくて割り込んで来たんだろ?」

 

「まあ別になんでもいいんだけど、好きに思えばいいんじゃない…じゃあ俺はこれで」

 

「おいおい、このまま素通り出来るとおも…ぶほぉっ!?」

 

「あ!?おい何し…ぐおぁっ!?」

 

えぇ....(困惑)

ワイより先に手が出てますけどカリオペさん……

 

ガタイのいい兄ちゃん2人がワイを囲んだかと思うと、一瞬で海へ吹き飛ばされて行った……白い水柱を立てながら着水してる、かわいそー(適当)

 

「……戻るか」

 

「あ、カリの行動はスルーなんだね」

 

「まあ、触れても飛んでいった事実は変わらんし…何より疲れた」

 

「そっか、じゃあ戻ろっか」

 

学園の奴らはワイが出てきた途端に蜘蛛の子を散らすように退散して行ってた、三下みたいだからやめなされ君ら本当に

 

ちょっとした悶着もあったが、今回はワイなんもしとらんからノーカン(迫真)

 

コテージに帰ってワイはシャワーを浴びてソファに横になった…どうやらいつの間にか寝ていた様で、外はもう夕陽が沈んでいた

 

「あ、おはよーこうちゃん」

 

「……ああ、おはようすいちゃん…ところでこの腹の上にいるアイリスはどうしたんだ」

 

「こうちゃんか寝た後、一緒に寝るって言ってそのまま」

 

「そう……」

 

死にそう(瀕死)

 

取り敢えず起きて直ぐに落ちそう、誰か助けて(窓バン)

まんま体重と密着してるから温もりが伝わってきてもう色々と限界なんすわ

 

ワイ、限界化よろしいか?

 

常にしてんだろって?うるせぇぶっ飛ばすぞ

 

「そろそろご飯できるから待っててね〜」

 

「クロニーには触らせてないよな」

 

「え?何で?まあ触らせてないけど、カリもそんなこと言ってたよ」

 

「まあ、アレだ…借り物のコテージで火事やら爆破事件は起こしたくないだろ?」

 

「飛躍し過ぎじゃない……?」

 

「ところがどっこい、そうでも無いんだよなぁ…」

 

「悪かったわね料理下手で」

 

クロニー居たんかいワレェ

 

ソファの後ろから急に現れないでもろて宜しいか、ワイの心臓が波紋疾走(オーバードライブ)する

 

「ほらご飯できたよ、こうちゃんもアイリス起こして」

 

「ほらアイリス、夕飯できたぞ」

 

「…んっ、ごはん…?」

 

我が人生に一片の悔いなし、ホロメンの寝起き姿を目に焼き付けられただけでもワイの人生は彩られた

 

いや、正味割と見てはいるけど大概の場合ワイも寝起きだからそれどころじゃないんよね

 

「クロニー、カリオペ呼んできてくれる?」

 

「ええ、分かったわ」

 

「ほらアイリス、夕飯できたから起きて」

 

「ん〜……眠い」

 

「分かった分かった、夕飯食べたら寝ような」

 

なんとかIRySを食卓に座らせ、ワイも座る

 

戻ってきたカリオペとクロニーも席に着き、すいちゃんが夕飯を運ぶ……相変わらず茶色いのはご愛嬌

 

「あ、そう言えば言ってなかったけど…ここ露天風呂が付いてるから、ご飯食べたら入ってみようよ!」

 

「ろてん…ぶろ?」

 

「えっとね、空が見える綺麗なお風呂だよ」

 

「いいですね!入ってみたいです!」

 

「……なあ、露天風呂って男女別れてるのか?」

 

「勿論別れてるよ」

 

「何でそんなこと聞いてるの君」

 

「死活問題だから」

 

「どういう事よ……」

 

これまた混浴とか言ったらワイ死ぬで、冗談抜きで死ぬでホンマ……死ねないけど

 

でもちゃんと別れてるならヨシ(現場猫)

 

これでワイも一人でゆったり風呂に入れるんやなって……

 

「はいこうちゃん、背中洗ってあげるね〜」

 

「じ、じゃあ私は…体洗おうかしら……」

 

「仲良いですね〜」

 

「至れり尽くせりね、君」

 

あ"あ"あ"あ"あ"(魂の叫び)

 

まあ、分かってましたよ…ここ旅館とかじゃなくてプライベートで借りてるコテージだから、ワイら以外に人なんて居らんし

 

でも、でもね……そうじゃないんだよ(違う違う)

 

盛大にフラグ回収したな、笑えよHAHAHA

何笑ってんだぶっ飛ばすぞ(理不尽)




あと有馬温泉とUSJ行きました

温泉気持ちいいゾ
あっつ〜ビールビール!まあ私、ビール飲まないんですけど

ハリポタのライド良かった、金に物言わせるパス(Expresspass)で乗ってきた…あとジョーズも良かったゾ

最近ブルアカやってる所為でブルアカの二次創作を書きたくてしょうがない、どうスッペ……

ではでは、またお会いしましょう


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夏休み編:と"お"し"て"た"よ"ぉ"ぉ"ぉ"(大迫真)

どうもAZAZELです
明後日で8月が終わるので初投稿です

結局なんだかんだとブルアカの二次創作を書いてる今日この頃、書き溜めが揃ったら吐き出すかもしれない(未確定)

てかやっぱ夏編8月中に終わんねぇわ、何してんだこいつ……(自問自答)

ではほんへどうぞ


「じっとしててね、アイリス」

 

「はーい」

 

オカンがおりゅ

 

クロニーってそんなオカン気質やっけ…まあIRySがかわいいからね、しょうがないね(思考放棄)

 

とりまホロメン同士が身体洗い合ってるの眼福なのでOKです

 

「ところでここ男湯なんですが」

 

「今更じゃない?」

 

「今更ね」

 

「……まあ、今更ですけども」

 

すいちゃんとカリオペに挟まれながらお湯に浸かる

 

結局ほぼ全身洗われたが、タオルは死守したのでノーカン(?)

洗われちゃった……(迫真)

 

「どうせすいちゃん達しかいないんだから、別にいいでしょ」

 

「……俺からは良いよとは言えないけどな」

 

「この間の温泉だって一緒に入ったじゃん」

 

「いやあれは混浴だったからでね……」

 

「文句ばっかり言ってないで、今の状況を楽しめばいいじゃない」

 

It’s dead beat

マジでdeadするけど宜しいか

 

イマドキの女の子ってこんなにオープンなもんなのかな…これが分からない

 

素直に楽しめたのならどれだけ楽か……いや、そもそもこの状況で楽しめるか?

見渡す限りのホロメンと水着だぞ、発狂RTA待ったナシじゃん

 

「明日は何しよっか〜」

 

「どれくらい居るつもりなんだ」

 

「あと2日くらい?最終日は花火大会があるから、それ見てから帰ろっかなって」

 

「成程、花火ね……」

 

「花火以外のイベントもあるらしいから、楽しそうだよ」

 

「そうかい、じゃあ楽しみにしておくよ」

 

屋台とか出るのかな、縁日みたいになってたら面白そうだけど

 

温泉から上がり、部屋へと戻る…一応自室が用意されてはいるんだが、多分引きずり出されて居間でみんな雑魚寝するだろ

 

「こうちゃ〜ん!寝るよ!」

 

「ああ、おやすみ」

 

「ほら行くわよ」

 

「なんで…(困惑)」

 

カリオペに引きずられて居間へ連れてこられた、クロニーとIRySが布団を敷いて準備してる

 

これまたワイが真ん中ですか?

 

「……俺窓側がいい」

 

「そう?じゃあそっちこうちゃんね」

 

いいんだ

なんだよじゃあ最初から言っとけばよかったわ、は^〜これで一応両側ホロメンという絶体絶命の空間からは逃れられた

 

まあ、どの道もう片方はホロメンなので逃れられはしてない気もするけど

 

「じゃあ電気消すわよ」

 

「ありがとねクロニー」

 

パチン、と電気が消える…窓から射し込む月明かりがなんか芸術的

で、隣はすいちゃん…もう片隣はカリオペ

 

……な"ん"て"た"よ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"どう"じで(台パン)

 

挟まれるのは変わらないのねそうなのね

 

後ろからすいちゃんが抱きついてきてるし、向いてる方にはカリオペのご尊顔が有るし…ていうか近ぇし、手を握ってくるし

 

どうしたら安静に寝れますか…?(満身創痍)

 

「こうしてコウスケと寝るのも久し振りね」

 

「……そうだな」

 

「海は楽しいかしら」

 

「ああ、まあ…それなりには楽しいぞ」

 

「そう、なら良かった……コウスケ、あまり顔に出ないから分からないのよ」

 

「そんな無表情に見えるか」

 

「ええ、無ね…表情が変わる事の方が珍しいわ」

 

ちゃんとポーカーフェイス出来てる様ですな、ワイこれでも自信あった方なんすよ

 

でなければ四六時中デュフッてる自信がある、生ホロメン目の前にしてニヤケない方がおかしいよなぁ?

ワイの鋼の精神を舐めるんじゃないぜ

 

大体負けてんだろとかうるせぇぶっ飛ばすぞ

 

「これでもちゃんと楽しんでるんだぞ」

 

「それならいいわよ、じゃあおやすみ」

 

流れるようにワイへ抱きつかないでもろて、ヌッ(絶命)

 

やっぱり寝起き一発目からホロメンの感触と匂いはオタクにはきちぃよ…(切実)

 

起床〜、起きろ朝だぞ

取り敢えずすいちゃんとカリオペは速やかに離れて、爆発するぞ(迫真)

 

「おはよう、コウスケ」

 

「こうちゃんおはよぉ〜」

 

「おはようさん、取り敢えず離れてくれるか」

 

「別にいいでしょ、まだ早いし…もう少し」

 

「んぅ〜…すいちゃん、まだねむい……」

 

「ほら、すいちゃんもまだ眠そうでしょ?」

 

かわいい(脳死)

 

でもクロニーとアイリスはもう起きて……は?

ちょちょちょ待て待て早まるんじゃないゾ(?)…クロニー、クロニーはどこ行った

 

「ちょっと待て、クロニーどこ行った」

 

「え、アイツならキッチンに……あ」

 

「起きろ、止めてこい」

 

「了解」

 

黒い霧になってキッチンへと急行して行ったカリオペ

 

少ししてから大迫真の『Don't touch!!!』が聞こえてきたのは言うまでもない

あれだけ言ってるのにまだ触ろうとするかあの子め……

 

「んあ?なんか騒がしい……?」

 

「おはようすいちゃん、気の所為だよ」

 

「そう…?あ、おはようこうちゃん」

 

「ああ、おはよう」

 

二回目なんですけどね…多分、一回目のは寝ぼけてるから意識ないな

 

何とか朝食がミックススムージーにならなくて済んだ、カリオペが作ってくれた朝食をみんなで食べる

 

「それで、今日は何をするんだすいちゃん」

 

「また海に行って遊んで〜、周りにも色々と見て回れるものがあったから行こうかなって」

 

「色々とな」

 

「うん、神社とか食事処とかね」

 

朝食を食べ終わり、再度海へと向かう

 

最初はワイが荷物番をして、クロニーに遊んで来てもらう…ワイは寝起きから心臓止まりかけてて辛いから休みたいです

 

寝起きホロメンは心臓に悪いってそれ一番言われてるから

 

「あっ!こ〜うく〜ん!!」

 

「いったい…んですけど」

 

「あははごめんごめ〜ん」

 

「急に飛びついてくるな沙花叉、あと暑苦しい」

 

シャチィ……お前取り敢えず自分の身体見てこい、水着で飛びつかれたら目から黄色い炎出んだろがいい加減にしろ

 

「沙花叉!急に走って行くなでござる!…って師匠!?」

 

「ああ、風真か…お前らも来てたのな」

 

「ラプラスが急に海行きたいって言い出して聞かなかったでごさる」

 

「今のなりで駄々こねられるの大変だろ」

 

「そうでござるよ、ただでさえ拙者より背も高いのに……」

 

「ちょっとこうく〜ん、沙花叉が居るのにいろはちゃんとばっかり話してるの酷くな〜い?沙花叉ここに居るんですけど〜!」

 

「はいはいかわいいかわいい」

 

「も、も〜!頭撫でればなんでも済むなんて思わいなでよね!」

 

そう言うなら頭押し付けるのやめてもらっていいですか

 

撫でてる本人が言うのもなんだけど、今の状況って結構精神的にキツいのよ

いろはす、そんな羨ましそうな目で見るなよ…撫でられたいなら撫でてやるYO(自暴自棄)

 

「あっ!こう君だ!ってあぁ!!なにしてんのさ!」

 

「沙花叉が先だかんね〜」

 

「ズルいよも〜!」

 

「お前が海にいるなんて珍しいなこうすけ、てっきり引きこもってるかと思ったぞ」

 

「生憎、引きこもっても引きずり出してくれる同居人がいるものでね」

 

んん^ダイナマイっ(吐血)

ラプちゃますげ^〜、前のロリ体も良いけどワイの性癖的には今のほうがE

 

「同居…?こうくん誰かと一緒に住んでるの?」

 

「え、ああ…まあ、そうだな」

 

「ふぅん…誰でござるか?」

 

「幼馴染とその知り合い、かなぁ……」

 

「幼馴染?星街殿でござるか?」

 

「いや、すいちゃんじゃない…もう一人の幼馴染だな」

 

「へぇ、そうなんだぁ……ふ〜ん?」

 

あるぇ、何この空気……沙花叉といろはすとこよこよの空気が重いんですがそれは…

 

「お、自分でばらまいた爆弾なのに気が付いてない顔してんな」

 

「えぇ、なにそれは……(困惑)」

 

「吾輩は知らねーぞ、お前の未来読めないしな」

 

「いやまあ、未来は別に読まなくていいけど…取り敢えず君んところの部下なんだから何とかして貰っていいすか」

 

「自分でなんとかしな〜」

 

背を向けて言ってしまったYMD……沙花叉は抱きつく力が強くなってきてるし、いろはすとこよこよの視線も痛いし

 

オタクにどうしろってんだ(迫真)

 

「へえ〜こうくんってやっぱそう言う?ちゃっかり幼馴染と同棲してやる事やってるってコトぉ〜?」

 

「いやぁ、えぇとな……やむを得ない事情があって?」

 

「なんで疑問形でござるか、じゃあその事情ってなんでござる」

 

「ん〜……押しかけられた?」

 

「何してるのコウスケ……何その状況」

 

ヌッ、カリオペさん……今来られると非常に状況がややこしくなるからやめて頂きたいんですが(切実)

 

やだ後ろにクロニーも居る、余計ややこしくなるてそれ

 

「あら、やっぱ君ってそう言う……」

 

「おいクロニー、何考えてんだ」

 

「いえ別に、案外プレイボーイなのねって」

 

「人聞きの悪いこと言わんといてくれるか」

 

廃人オタクにそんな度胸がある訳ないだろ、張り切って度胸あるって言えるのはスパチャの時だけだ

 

グッズ?ライブチケット?何をその程度……ここから先は戦場(生配信)だぞ、武器(残高)の貯蔵は十分か

 

そんな事やってる場合じゃねぇ(冷静)

 

「……この人がこうくんの幼馴染さん?」

 

「ああ、そうだよ」

 

「初めまして!拙者風真いろはと申すでござる!師匠には学園や色んなことでお世話になってるでござる、この間もダンジョンを一緒に潜ったりしてくれて…非常に助かってるでござる!」

 

「へ、へぇ…そうなの……私もコウスケとは『昔』ながらの付き合いだけど、アイツも誰かとダンジョン潜ったりするのね」

 

「む、昔って…どれくらい、昔なんでござるか?」

 

「中学生頃からの付き合いよ」

 

あれ、いろはすって英語喋れたんだ……て言うか何でそんな語気強めに昔って強調してるの

 

と言うか、お互いに頬がヒクつきあってるけど……大丈夫かこれ、なんかボルテージ上がってきてないかコレ

 

「ねえこう君、あの人外人さん?」

 

「ああ、米国の」

 

「ふむふむ……こんな時は、ジャジャーン!翻訳剤〜!」

 

「ダジャレか、それ」

 

「よく気が付きました!薬剤と訳剤を掛けてるんだよ〜!これを飲めばたちまち外国語も理解できちゃうんだよ!」

 

「俺は分かるから沙花叉と博士で飲みな」

 

試験管に入った緑色の液体をグイッと一気飲みするこよこよ、受け取った時は嫌な顔をしてた沙花叉もそれに見習って飲み干した

 

「拙者は師匠と温泉に入ったことあるでござる!」

 

「私は家で入った事あるわよ!」

 

「師匠に稽古もつけてもらったでござる!」

 

「そ、それは無いけど……わ、私は昔から遊んでるのよ!」

 

「おお!ちゃんと分かる!こんこよ凄いね!」

 

「ふふ〜ん!こよはholoXの頭脳ですから!」

 

「と言うか何を言い合ってるんだあの二人」

 

「これがキャットファイトってやつよ、よく見ておきなさい」

 

「言い方ァ……と言うかクロニー、止めてきてくれよ」

 

「嫌よ、巻き込まれるのは御免こうむるわ」

 

ワイいろはすに稽古つけたことあったっけ……まあ本人が言ってるから、何処かしらであったのかもしれない

 

「こうなれば…」

 

「実力行使ね、悪くないわ…」

 

ちょ、ちょ待てよ(震え声)

 

刀を取り出すいろはす、それに対応する様に鎌を出現させるカリオペ……こんな所で暴れるのは不味いですよ

 

「ちょちょちょ!!ストップストップ〜!!何してるのさ〜!」

 

「……貴女は…」

 

「治安部隊…」

 

「警備隊隊長の白銀ノエル!なにやら揉め事を感じて駆けつけました!」

 

何やってんだよ団長……待て何で警備なのに水着着てるんだ、目のやり場に困るだろふざけるのも大概にSAYよ

 

マジのダイナマイっ…じゃないか(瀕死)

 

「およ、こうすけくんだ!もしかして知り合い?」

 

「あ〜……幼馴染と友人、ってとこかな」

 

「なんだこうすけくんの知り合いか〜、あんまり周りに迷惑にならないようにしてね〜」

 

え、それで終わりですか?

なんでワイの顔が免罪符みたいになってる訳…それってYO、特別扱いじゃんかYO(至言)

 

それともなんだ、もし暴動でも起きたらワイが止めろって事か……つらたん

 

「……まあ二人とも、取り敢えず落ち着いて飲み物でも飲んできたらどうだ…俺の奢りでいいからさ」

 

「……興が冷めたわ、ありがとうコウスケ…頂くわ」

 

「拙者も少し頭に血が上っていたでござる……ありがたく頂くでごさるよ、師匠」

 

二人にお駄賃を渡してドリンクを買いに行かせた

取り敢えずこの砂浜が爆心地にならなくて良かった、それを喜んでおこう……

 

「やっぱりこうくんって女の子の扱い慣れてるよね〜?」

 

「別にそんな事はないぞ……まあ何を求めてるのかってのは少し理解してるつもりでいるんだがな」

 

「そういうところだと思うよ」

 

え、どの辺?

 

かわいいに優しくする事の な に が わ る い ん だ(迫真)

 

暫くするとルイルイが来て、3人を引きずる様に連れ帰った…やっぱママやったんやなって

カリオペは買ってきたビールを飲んで落ち着いた様だ……ちょっと待て、何酒買ってきてんだおま

 

「なに酒飲んでんだよ…」

 

「別に私が何を飲もうが勝手でしょ?」

 

「ま、まあ別にいいけどさ…」

 

午前中だけでこの濃密さって……胃もたれしそうだわ




みんなAC6買った?私は買った(迫真)
待ちに待ってんだぞ当たり前だよなぁ?

画質えぐし、やっぱ私もPS5買おうかしら

今回KARASAWAってあんのかな、まだそんなに進めてないからあれなんだけど……取り敢えず蜘蛛嫌い

ではでは、またお会いしましょう


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夏休み編:やっぱぁ…夏をぉ……最高やな(確信)

どうもAZAZELです
大型バイク免許の申し込みを済ませたので初投稿です

もう9月中旬なのにまだ夏編やってるってマ?作者くんさぁ…ああ^許し亭許して(自問自答)
しかもまだ続きそうなんですけどそれは…

ではほんへどうぞ


午後

ワイ達は水着から着替え、海岸周辺を散策することに

 

砂浜以外にも出店やお店がある様で、そっちにも人が沢山いる

 

「どこか目当ての店とかはあるのか?」

 

「和のスイーツを出してる店があるのよ、そこ行きたいわ」

 

「へぇ、善哉とかか」

 

「そうね、それ以外にもあるみたいよ」

 

カリオペそう言うの好きなんかな、ワイは基本的になんでも食べれるけど……狭間の地には甘味ってのが無いからな、甘いもん食べたい

 

狂熱の香薬は飲む調香なのにスパイシーだし、美味しんだけれどもさ

 

「あそこね、海が見えるお店みたいよ」

 

「眺めがいい甘味処ってイイよね!すいちゃんも楽しみ〜」

 

「アイリス、餡子は知ってるか」

 

「あんこ…?ううん、分からない」

 

「そうか、甘いぞ」

 

「説明が適当過ぎじゃないかしら」

 

「じゃあクロニー説明しといて」

 

「ブン投げるわね君…まあいいけど」

 

表に出てるメニューには団子や磯部焼き、餡蜜やら善哉が乗っている…雰囲気も和風な感じでとてもE

 

おや、あれは……ヌッ、不味いですネクォレは……

 

「あら、こうすけ様」

 

「あ、こうすけじゃ〜ん」

 

「いつも通り女の子に囲まれてるわね〜」

 

「あ、そっすね…」

 

ちょこ先とシオンがおった

餡蜜食べとる……て言うか二人とも水着なのがもう、もうね(語彙力)

 

なんで水着なんですか

 

「あれ、ちょこ先生じゃん…シオンまでいるし」

 

「すいせい様達も座ってくださいな、ここの机は広いですから」

 

「じゃあお言葉に甘えようかな〜」

 

「うわ、死神だ…シオン初めて見たわ〜」

 

「噂は聞いてるわ、『紫の鬼才(ジーニアス)』」

 

「うは〜、シオンも有名人じゃん」

 

何この空間、死にそう

隣でキラキラした目で頼んだ善哉を待ってるアイリスが癒しだよ……いや、かわいくて普通に死ねるわ(掌返し)

 

「こうちゃんはなに頼んだの?」

 

「餡蜜、シオン達と一緒のヤツだな」

 

「すいちゃん善哉頼んだからシェアしようよ」

 

「ああ、いいぞ」

 

「なら私の羊羹ともシェアしましょう」

 

「え、ああ…まあいいけど」

 

カリオペもか…まあ別にいいけど、有名な店らしいから色んなものを食べられるのはとてもE

確かにメニューで見た羊羹も美味しそうだった

 

「ふふ、相変わらずねこうすけ様は」

 

「何がですか」

 

「いえ、昔から光景は変わらないな〜って思ってね」

 

「そうですかね…」

 

「ええ、懐かしいわ」

 

何でワイをそんな優しい目で見てるんディスカ…え何それ全然分かんないわかんない

 

さて、ワイが混乱している内に頼んだメニューが届いた様で

 

「アイリス、膝にこれをかけておきなさい」

 

「あ、うん…ありがとうクロニー」

 

「お母さんがおるぞ」

 

「誰がお母さんよ」

 

「はいこうちゃん、あーんして?」

 

「いや、俺は自分で食べるかr」

 

「あーん」

 

圧が強すぎるっピ

 

多分イタチごっこな上に時間経過でワイの立場が危うくなるので早々に諦める、人生諦めも肝心ってね

 

「…んん、甘い」

 

「じゃあこうちゃんのもちょうだ〜い!」

 

「ああ、ほら…」

 

「ん!」

 

口開けて待ってる……え、ワイもやるの?そマ?

 

しょうがねぇなぁ(震え声)

ワイの餡蜜をすいちゃんの口へと運ぶ、パクッと食べるすいちゃん…とてもかわいいと思います(迫真)

 

「んぅ〜!おいしいね!」

 

「ああ、そうだな」

 

「ほら、コウスケ」

 

「あ、はい」

 

カリオペからも羊羹が差し出され、それを食べる…おいしーやみー(詠唱短縮)

 

……なんだカリオペ、君にもしろって言うのか…しょうがねぇなぁ(震え声)

カリオペにもすいちゃんと同様、餡蜜を口へと運ぶ

 

あ^〜精神が削れる音^〜

 

「こうすけ様ったらモテモテね〜」

 

「……そっすね」

 

「仲がいいのはいい事だよ」

 

「アイリス、貴女は純粋なままでいなさい」

 

「え?わ、分かった…」

 

せやで、純粋なままの君でいて(切実)

 

甘味に舌鼓を打って、ちょこ先とシオンたんとはここで別れた…この通りにはお土産なんかも売ってる様で、それを見に行くそうで

 

「すいちゃんは誰かに買ってくのか」

 

「うん、マネちゃんに買ってこうかなって…結構無理言ったからお詫びにね」

 

「あっ、そっかぁ…(察し)」

 

「君は何も買わないの?」

 

「買ってく相手も居ないからな、そういうクロニーはどうするんだ」

 

「私は…そうね、ハコス達にでも買っていこうかしら」

 

「そうしてやれ…アイリス、何か食べてみたい物とかあるか」

 

「そうだな〜…あ!これ食べてみたい!」

 

IRySはかわちいねぇ……はぁ、本当に癒し枠ですわクォレハ

まあ、言うてホロメンだから多少負荷が違うだけなんですけどもね……

 

でもお土産(スパチャ)できたのでOKです

 

「そう言えば何かイベントがあるんだっけか」

 

「そうそう、夏のライブイベントってやつ?があるんだよ」

 

「ライブねぇ…誰が出るんだそれ」

 

「ん〜…ひみつ!始まってからのお楽しみだよっ!」

 

多分そらちゃんとAZKiちゃんやろうな…そったらすいちゃんも出るんかな?

それはそれでとても見たい…見たくない?

 

その後は再度着替えて海水浴、ワイはまた荷物番…近くで水着見てるとホントに精神飛びそうになるから危ないのよ

 

「お!こうすけだ余!」

 

「珍し〜、君でも海とか来るんだね」

 

「あぁん!ダーリンじゃないですかぁ!」

 

「そこのコスプレ女をつまみ出せ」

 

「おい!コスプレとか言うなよ!!こちとら真面目に海賊してんやぞ!!」

 

「海賊が真面目な訳ないだろ」

 

「それもそうですね、言ってて自分でも『あ、違うな』って思いました」

 

お嬢にぬいぬい、そして船長がおりゅ……なんで(困惑)

 

いや、ぬいぬいと船長は団長が居た時点でほぼ居るのは確定してたからな……となると、お嬢は戦力補強かな

 

て言うか警備なのになんで水着なんだよ、精神が死んじゃうからヤメロォ(建前)ナイスゥ(本音)

精神的には良くないけど視界は潤うからね、しょうがないね

 

「こうすけ〜余の水着どうだ?かわいいか?」

 

「かわいい(脳死)」

 

「えへへ〜、ありがと!」

 

「うわぁ…君そういうところ本当素直だね、よく恥ずかしがらずに言えるよね」

 

「かわいいにかわいいと言って何か問題でもあるのか?」

 

「いや、無いけどさ……」

 

「船長はどうですかぁ〜?」

 

「ああ、うん…かわいいよ、かわいい」

 

「なんですかその感じ!!あやめ先輩の時と全然反応が違うんですが!?船長もかわいいダルォん!?」

 

まあ船長はね、かわいいって言うか…センシティブって言うか

おかしいな、17歳なんだけどお嬢とのセンシティブラインが異様に違うぞ?

 

あれれ〜おっかしぃぞ^〜(すっとぼけ)

 

「見廻りか」

 

「そうだね、シーズンの海だし…はっちゃけ過ぎてるのが居ないかね」

 

「その横にいる海賊は違うのか」

 

「船長も見廻りですぅー!これでも船長は組織のトップなので、そこまで浮かれてませんよーだ」

 

「余はお手伝いだぞ!」

 

お嬢居るだけで戦力が全然違うもんね

 

でも船長とぬいぬいと団長いたら普通にオーバーパワーな気がするけど…まあいいか(適当)

 

「こうすけは何してるんだ?一人なのか?」

 

「いや、すいちゃん達と来てるよ…今は休憩と荷物番」

 

「すいせい先輩とですか〜、全く贅沢ですね〜」

 

「へぇ、すいちゃんも来てるんだ…ああ、なるほどね…そういう訳か」

 

「何が?」

 

「ううん、なんでもない…じゃあアタシ達も見廻りにもどるね」

 

「ああ、お疲れ様」

 

こんな時まで仕事とは、治安維持ってのは大変ですなぁ…まあ言うてこの街そこまで治安悪くないと思ってるけど

 

勿論だがそれは機動隊や警備隊が居るからと言うのもあるが、何より学園に通う連中は基本戦える

ダンジョン潜ってる奴らなんてもっと実戦的だし

 

「こうちゃーん!」

 

「ああ、どうしたすいちゃん」

 

「そろそろイベントが始まるから、一回荷物を置きに行こっ!」

 

「もうそんな時間なのか、分かった」

 

一旦別荘へと要らない荷物を置きに行き、再度海へと…時間は15時を過ぎた頃合

海のライブイベントか、中々楽しみだゾ

 

「おお、結構人がいるもんだな」

 

「まあ出演者を見ればそれも納得するわよ、はいチラシ」

 

「ああ、ありがとうカリオペ……えッ」

 

「納得したかしら」

 

すいちゃん達のアイドルグループやんけ、そらこうなるわな……ん?出演枠にすいちゃんいるけど

 

やっぱり出るんじゃないか(歓喜)

 

「すいちゃん出るのか」

 

「そうだよ〜?ちゃんと見ててね、こうちゃん」

 

「勿論、見逃す訳ないだろ」

 

「すいせいさんの歌!楽しみ!」

 

「期待しててよアイリス!」

 

他にはそらちゃんとAZKiちゃんは予想通りとして、アイドルグループの人達も何人か出てるみたいだな

 

ステージは砂浜に設営され、観客席のない野外ライブのような形式でやるみたいだ

 

「すいせいちゃんの歌を聞くのは久し振りね、楽しみだわ」

 

「そうか、相変わらず上手いから楽しみにしとけ」

 

「……ちょっと、いいかしら」

 

「何だクロニー……分かった」

 

次の瞬間、クロニーの権能が発動した…ワイも黄金律の身体を使い、権能内に割り込む

 

「それで、わざわざ時間を止めてまでどうした」

 

「海の向こうから迷惑なお客様よ」

 

「何?……ああ、成程」

 

「その様子だと知ってるのかしら」

 

「少し前にな…前に攻め込んできた別の街を拠点にする、裏組織の残党だろうよ…今日はイベントだって分かって来てんだろうな」

 

「大勢の人が居るものね、見せしめには持って来いって訳ね」

 

全くタイミングの悪いやっちゃな……お、そう言えばこの間ダンジョンで獲得した便利アイテムがあるじゃないか

 

「どうする、殲滅しに行く?」

 

「ここは俺に任せとけ、折角の海なのにわざわざ駆り出る必要は無い」

 

「そう、なら任せていいかしら」

 

「任せときな…一旦離れる、すいちゃん達に上手く言っといてくれ」

 

「分かったわ」

 

クロニーが権能を解くと同時に、砂浜から離れ…森の奥へと移動する

 

誰も居ない事を確認し、黒い笛を取り出しそれを吹く…音色さえ奏はしないが、魔法陣が現れる

 

そこには四人の黒騎士が立っていた

 

「『おう、呼び出されてやったぞい』」

 

「『主に対して失礼ですぞ…申し訳ない主殿』」

 

「『アンタは堅苦し過ぎるのよ』」

 

「『やめんかお主ら、儂らを呼び出したのは…それなりの事があるんじゃろう?』」

 

「呼び出して早々悪いが仕事だ、海の向こうから馬鹿共が来てる…それの始末を頼みたい」

 

「『お易い御用よ、あの程度…吾輩らの相手にもならんぞ』」

 

「話が早くて助かる、全員逃すことなく叩き潰せ…但しヤッちまうのは無しだ、捕縛して海辺に流しておけ」

 

「『承知した、加減をしろとの御命令ですな』」

 

「『アタシ加減するの下手なのよねぇ〜、ヤッちゃったらごめんなさいね?』」

 

「『お主はそろそろ手加減を覚えんか』」

 

それぞれ『戦斧』のおっさん、『大弓』のじいさん、『大盾と大剣』の隊長、『槍』の姐さんだ……そう、海に来る直前に潜ったダンジョンボス達だね

 

何で四人ってか?いやそれがね、舞彩さんと真哉と別れてからもう我慢できないッ(脳筋)ってなっちゃった

 

我フロムラーぞ?高難易度と聞いて黙っていられる訳がないだろ

 

「ただいま」

 

「あら、どこに行ってたのコウスケ」

 

「野暮用でな、すいちゃんはもう移動したのか」

 

「ええ、ステージに向かっていったわ」

 

「そうか……取り敢えず腕の立つ知り合いを向かわせた、特に問題は無いと思う」

 

「そう、君が腕が立つと言うなら間違いないわね」

 

小声でクロニーに報告を済ませ、ステージの方へ向かう

 

ステージ周辺は既に人集りが出来上がっており、熱気ムンムンの今にもボルテージが弾け飛びそうな感じだな(適当)

 

「楽しみ!」

 

「はしゃぎ過ぎて倒れない様にしなさい、はい水分」

 

「あっ、ありがとうクロニー!」

 

「お母さんですわこれは」

 

「煩いわよ」

 

確かにこれは子供っぽいIRySにも悪いとこがある、これは母性開花せずにはいられないって間違いないね(確信)

 

『取り込み中失礼する主殿』

 

何どうした

 

『この片した連中はどの辺に流しておけば宜しいか』

 

もう終わったん?早くなぁい?(驚愕)

 

『こんな小童共に吾輩らが遅れをとる訳なかろうて』

 

『にしても歯応えが無かったがのう』

 

『本当、準備運動にすらなりゃしないわよ』

 

あ、そうすか…流石というかなんと言うか

じゃあ流さなくていいから、あの人目のつきづらい所を歩いてるエルフに渡して来てくれ

 

何者か聞かれたらワイの名前を出しといて

 

『承知した』

 

「そろそろ始まるわね」

 

「ああ、いい夏の思い出になりそうだな」

 

ステージ両端から破裂音と共に火花が散り、ホロメン3人がステージに出てくる

そらちゃん、AZKiちゃん、すいちゃんね

 

は^〜マジ眼福ですわ^〜、生で見れる且つライブってのが一番素敵…輝いてるよみんな

 

やっぱぁ…夏をぉ……最高やな(確信)




ブルアカの二次に手を出してるからそんな事になるんだゾ
結構当たんじゃねぇかよ……(原因)

その内ブルアカも出すゾ、気が向いたら探してちょ

そんな事よりみんなAC6やってる?私最近やれてない、やりたい…パイルをボスにぶち込みたい
みんなとっつきは持ったか?行くゾー

ではでは、またお会いしましょう


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だがそれが逆にワイの逆鱗に触れた(迫真)

どうもAZAZELです
二回目の出雲大社なので初投稿です

ブルアカも垂れ流し始めたのでそっちも見てクレメンス
小説二個の並行作成って、難しいね(小並感)

ではほんへどうぞ


さて、夏休みも終わり日常に戻りまして…また学園が始まりまする

 

「ねえこうちゃん聞いた?」

 

「何の話?」

 

「なんかね、転校生が来るんだってさ…しかも街の外からなんだってさ〜」

 

「へぇ、そうなんだ…(無関心)」

 

「なんか興味無さそうだね?」

 

興味無いね(ソルジャー感)

 

いや、仮にホロメンが転校してくるって言うならばもっと対応は違うが…それ以外が来るって言われてもなぁ?

 

……おや、どうやら転校生が来たらしい

 

「はじめまして、神崎(かんざき) (とおる)です…よろしくお願いします」

 

「うわ、イケメンだ」

 

「こうちゃん人の事言えなくない?」

 

「何だ、同族嫌悪か?」

 

「なんだァ…テメェ……て言うか真哉、いつの間に居たんだお前」

 

ああ、イケメンだ…周りの黄色い悲鳴がすごい(小並感)

 

でも何か……アイツから出てるな、魔力?じわ〜っと空気に馴染むように広がってる

 

「周り凄いな」

 

「ああ、正直俺にはあまり分からんが」

 

「野郎が野郎に惹かれるのはキツいって」

 

「違うって言ってんだろ話聞け」

 

「すいちゃんも別に〜って感じかな、こうちゃんいるし」

 

「だとよ」

 

取り敢えず窓から飛び降りたい気分、無傷だろうけど気持ち的な問題…間を取って真哉を窓から投げるか

 

「そういう訳だから真哉、飛び降りて」

 

「え、なにどういう事…?勝手に自己解釈して俺を投身させようとしないでくれるか…?」

 

「チッ、大人しく飛び降りればいいものを…」

 

「お前今日テンションおかしいぞ」

 

「いつもと変わんねぇだろ」

 

「……それもそうか」

 

取り敢えず昼休み、何故か舞彩さんも合流したので四人でお昼を食べることに

 

「そういえば、転校生が来たんだって?」

 

「舞彩さん知らんの」

 

「興味無いし、どんな奴だった」

 

「イケメン」

 

「アンタじゃん」

 

「は?(迫真)」

 

「そんなにキレる事かそれ……?」

 

ワイをあんな奴と一緒にされても困る、ワイはなぁ…いい皮を被ってても中身は行くところまで行った廃人なんやぞ?

 

それを常日頃から隠してきているワイとあんなただのイケメンを一緒にするなど……甚だしいゾ

 

まあ、たまに中身出てるけど

 

「星街さんはどうでした?」

 

「すいちゃんも別に興味な〜い」

 

「まあ、そうですよね」

 

「……それよか、気になったんだが…その転校生、常に魔力が周りに出てないか?」

 

オォン?真哉も気が付いてるとは、流石はレアな遺物を持ってるだけありますなぁ

 

ワイも魔力が出てるのは分かるが、結局それが何なのかまでは分からん…そう言うのは専門家に聞いた方がいい

 

「へぇ、面白そうじゃん」

 

「面白いで済めばいいんだがな…俺の知り合いに魔法関連に詳しいのが居る、聞いておくよ」

 

「こうちゃん相変わらず顔広いよね」

 

「そう……かもな」

 

「本当、色んな子と仲良いもんね〜?」

 

なんか怖いんですがすいせいさん……圧が強い

お前らまで変な目で見てくんじゃねぇよ、なんだオイ

 

「んで、シオンとこ来たってわけ?」

 

「そう、転校生って見た事あるか?」

 

「あるある、もう既に有名人だよ…超イケメンのモッテモテだよ」

 

「へぇ…それで、あの溢れてる魔力はなんだ」

 

「まあ単純に本人の魔力量が多過ぎるって言うのと、若干魅了の魔法が混じってるかな…多分無意識下だろうけど」

 

成程、黄色い悲鳴はそれの所為か……しかし溢れ出る圧倒的な魔力量、その中に混じる魅了の魔法…きな臭ぇ、プンプンするぜ

 

「歩く公害じゃん」

 

「ちょ、公害とか言ってやんなって…ブフッ」

 

「ワロてるやん」

 

「フッ…ふふっ、変な事言うからツボったじゃん…!」

 

「実際間違ってないだろ、まあ取り敢えずは様子見かな」

 

さて、ワイは昼も食べ終わってるし…帰ろうかしら

 

なんて廊下を歩いてると、面倒くさそうな光景にブチ当たった……あれはTMTと、転校生だな

 

「いや、トワそう言うのいいから」

 

「ま、まあ少し話だけでも…僕も君と仲良くしたいだけだからさ」

 

「ナンパされてやんの」

 

「うっせぇぞ!…って、幼馴染じゃん」

 

「じゃあ俺、帰るから」

 

「おおい!なに置いて行こうとしてんだよ!」

 

そう言いながらワイの後ろを追い掛けてくるTMT

 

取り残された転校生は何か言いたげにTMTに手を伸ばしてたが、少し項垂れてからトボトボと反対方向へ歩いて行った

 

「……ありがと、助かったわ」

 

「ああ、どういたしまして…知り合い、って訳でも無さそうだったが」

 

「トワだって知らねぇよ、急に話しかけてきたと思ったらお茶しませんか〜とか言い出すし…初対面やぞこちとら」

 

「ナンパなんて全部初対面だろ、何言ってんだ」

 

「……いや、そうだけど…そうじゃねえんだよ」

 

……ふむ、なんとなく見立てはついたが…まだ決めつけるには材料が足りないか

 

もう少し様子見だな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こう君、転校生のことは知ってます?」

 

「ああ、まあ多少なりに」

 

「君は喋った事とかは?」

 

「無いかな」

 

「そうなんですか……」

 

フブキングとみおママと食堂でご飯を食べている……いや、本当は一人で済ませてさっさと帰る予定やったんや

 

ただでさえ今は家にもホロメンが居るんやぞ、学園でも家でも精神削られてるって…そろそろワイ、発狂よろしいか?

 

ダメです(黄金律の身体)

し っ て た……発狂完全耐性持ってるからね、しょうがないね

 

「……そ、その…あんまりいい噂を聞かなくて」

 

「大方、女の子に声掛けまくってんだろ」

 

「よ、よく分かりましたね…そうなんですよ、おかゆもミオも…ぼたんちゃんも声掛けられたって」

 

「そうそう、ウチも急にお茶しましょ〜って言われてさ」

 

「全部それかよ、ナンパにしか見えねぇぞ」

 

「でも周りの女の子達からはそこまで評判は悪くないんですよねぇ……不思議です」

 

それも魅了のおかげか……やっぱホロメンにしか声を掛けてないな、そろそろ答え合わせも近くなってきたか

 

「フブキとミオも気を付けろよ」

 

「あ、うん…ありがと」

 

「はい!ですが白上は大丈夫ですので!」

 

「……まあ普通に強いもんな」

 

廊下を歩いていると、昨日と同じ様な光景が見える見える……デジャヴかよいい加減にしろ

 

今回はすいちゃんとメルちゃんやな…懲りんなぁあの転校生も

 

「…あ!こうちゃん!」

 

「あ〜ホントだ、遅いよも〜」

 

あ、ちょ…やめてやめて(瀕死)

両腕に抱きついてこないで、ワイがどうなってもいいのかオイ(迫真)

 

まあ、体のいい逃げ道になったのならいいんだけども…これもスパチャなのですね(悟り)

 

「またお前か…志賀航輔……お前は、お前はずっと僕の邪魔ばかりしやがる!!お前は何なんだよ!」

 

「『玄人』だよ、平伏せ凡骨が」

 

「なっ…何が玄人だ!魔力だって僕より少ないくせに!それに僕は凡骨なんかじゃない!」

 

「魔力の量があっても扱えなきゃただの飾りだろ」

 

「ね〜こうちゃん、いいから帰らない?」

 

「すいちゃんお腹空いた〜」

 

「メルも〜」

 

「……だそうだが、まだこの言い問答つづけるか?」

 

ギリッと歯をきしませ、ワイを睨みつける……そんな親の仇を見るような目で見られても、困るんですがそれは(困惑)

 

ワイはな、この状況を精神を削りながら受け入れたんだ……分かる?この重さ

 

「僕と勝負しろ!」

 

「出た〜……まあいいけど、じゃか仲良く闘争(ケンカ)しようぜ?」

 

「えー!!すいちゃんお腹すいた!」

 

「そんなに時間かからんて」

 

闘技場の予約を入れ、早々に移動する

 

噂を聞きつけた女子生徒達が観客席に群がっている、ギャラリー多い…多くない?

 

「よう、やっぱり喧嘩売ったか」

 

「心外だな真哉、俺じゃなくて向こうから振ってきたんだ…買ってやるのが優しさだろ?」

 

「アンタの場合、それは優しさじゃなくて公開処刑の宣告なんだよなぁ」

 

「さあ、それはどうだろうな?向こう様もそれなりに自信はあるみたいだからな」

 

「こうちゃん頑張ってね!」

 

「メルも応援してるよ〜」

 

あぁ^〜闘争(ケンカ)前から精神逝っちゃうわよ^

ただの応援でもこれだから廃人オタクは……(自虐)

 

闘技場へと出る、転校生はもう準備万端の様だな…ではお手並み拝見と行こう

 

「初めの攻撃は譲ってやるよ、魅せ場が無いのはお前のファンが可哀想だろう」

 

「なっ…!いいだろう、後悔するなよその言葉!!」

 

火、氷、雷、風の巨大球を創り出す…流石の魔力量だな、遺物無しであれとは恐れ入る

 

……まあ、有る物を使わないのは愚かだと…ワイは思うけどね

 

巨大球をワイへ向かって突撃させ、その合間に魔力を溜め…レーザーの様に放ってくる

 

「やったか!?」

 

フラグ立てんな(良心)

 

「…魔法ってのはデカけりゃ良いってもんじゃ無いんだぞ」

 

「なッ…!?アレを受けて無傷だと!」

 

「デカいだけのお飾りで傷付く訳ないだろ」

 

「クソっ!クソっ…!なんで!」

 

諦めきれないのか、何度もワイに向かって拙い魔法を放ってくる

 

今までならそれでいけたんだろうが、ワイが相手になったのが運の尽きだな…精錬されていない魔法など通用するわけがないあるまいて

 

自身の魔力量に驕ったな……まあそもそもワイに攻撃通す方が難しいんですけどね(迫真)

 

「て言うか、初手だけつったろオイ」

 

「うるさい!僕が…僕が勝てない訳ないんだ!!」

 

だがそれが逆にワイの逆鱗に触れた……いや順当ですねクォレハ

 

魔力纏の割れ雫と青色の秘雫を混ぜ込んだ霊薬をイッキ

『ルーサットの輝石杖』で『魔力の地』を展開

杖先にエメラルド色の魔力を溜める

 

悪・即・斬、それが流儀ィィィ

 

「一撃で吹っ飛ばしてやるよ」

 

「な、なんだそ…うわあああ!?」

 

エメラルド色の奔流を正面からモロに受けた転校生は壁まで吹っ飛んで行き、壁に激突して尚奔流を受け続けている

 

まあここ闘技場だし、死にゃしないよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんで僕が…僕が負けるはずなんて……」

 

「よぉ、元気ぃ?」

 

「し、志賀航輔…!」

 

「なあ、お前…転生者だろ?」

 

「……まさか、お前も」

 

「あ〜…ビンゴしてしまったかぁ、面倒臭ぇ」

 

んなこったろうとは思ったよ、どう考えてもホロメンにしかアタックしてないんだもん

 

そら『ホロメン』という概念を知ってなきゃそこまで固執しないでしょうよな

 

「同じ転生者なら分かるだろ?あのホロメンだ、お前だって何か特典を使ってアレだけ親密になったんじゃないのか!?」

 

「いや、生憎だが特典なんて貰ってないしホロメンもいつの間にかああなってた」

 

「流石に言い訳苦し過ぎないか」

 

「あ"あ"ん"?テメェにワイの何が分かるってんだオ"ィ"」

 

ワイがどれだけ苦労してると思ってんだコイツ、舐めやがって…なにが特典だ、こちとらすっぴんで狭間の地を駆け抜けてんやぞ

 

「何はともあれ、お前はやり過ぎたんだよ」

 

「な、何だよ…何をするつもりだ…!」

 

「お前に居られると俺の存在まで危うくなりそうだ、だから別の場所に移動してもらう」

 

瞬間、奴の足元にぽっかりと大きな穴が空いた…穴の中は何も見えないただただ漆黒が広がっていた

 

悲鳴を上げる間もなく、その穴へと落ちて行った……穴の先はワイですら予想できない、何処かの平行世界だろう

 

せめて、能力が活かせる世界であることを祈っておこうかな

 

「こうちゃんどこ〜?」

 

「メルお腹空いた〜!」

 

「ああ、今行く」

 

「あ!も〜遅いよこうちゃん!早く行こ〜」

 

因みに転校生の事だが、奴にワイの『黄金律の身体』の能力を付与して元々この世界に居なかったことにした

 

その方が手っ取り早いのでね(無慈悲)

 

その日の夜

 

「なあコウスケ、世界書き換えたか?」

 

「髪切った位のノリで聞いてくるなハコス、て言うかどっから出てきた」

 

「コウスケならそれくらい出来るだろ?何となく違和感があるんだよね」

 

「そうそう世界なんて塗り替えないわ、働き過ぎじゃねぇの」

 

「ん〜…そうかも、ちょっと休もうかな」

 

あっぶね、流石に議長は勘づくか…適当に誤魔化せて良かったわ

 

ワイだってそんな上手くいくと思ってなかったんだわい(震え声)

 

「……本当に何もしてないんでしょうね」

 

「いや、証明の仕様がないから俺からは何もしてないとしか言えんぞ」

 

「まあ、そうだけれども……」

 

揃いも揃って鋭いな神の使徒……世界に関わってるだけあるかそりゃ

 

だがそれくらいに奴はやり過ぎた…オタクは、廃人は、何よりファンと言うものは…誰よりも一番節度を弁えなければならないのだよ

 

お前がいちばん節度守れてねぇだろとかうるせぇぶっ飛ばすぞ




兵庫の自然を見てきたゾ

軽い登山みたいなことしたけと、絶対履いていく靴間違えてるゾ……まあいきあたりばったりにドライブしてるからしょうがないね

ではでは、またお会いしましょう


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ここから増えるってそマ?(絶望)

どうもAZAZELです
別作にかまけてるので初投稿です

書いて欲しいことあったら言ってください、最近何書こうか迷い気味……所謂ネタ切れですね分かります

ではほんへどうぞ


「あ、急で悪いんだけどコウスケ…ちょっと問題児がそっちに行くかも」

 

「え、なに急に…怖いこと言わないでもらっていいすかハコスさん」

 

「いやいや、問題児って言ってもコウスケからしたら些細な事だからヘーキだよ」

 

なんの自信を持ってそう仰られてるんですかねぇ…(困惑)

確かに力的なサムシングはあるし、精神力も鋼だし?

 

誰がふにゃふにゃ精神だぶっ飛ばすぞ(迫真)

 

「それで、一体何の話だそれは」

 

「ん〜…『The Cell』って言う監獄があるんだけどさ、そこに投獄してる連中の中でもヤバめのが脱獄したっぽいんだよね」

 

「ガバガバ警備勘弁して下さいよ」

 

「いやまぁ、逆によくあれだけの期間を閉じ込められてたって褒めたいくらいのメンツなんだよね…」

 

「へぇ…神の使徒なのにそういう所にも目を回してるんだな」

 

「まあ投獄されてる連中の大半は、神様を困らせたor怒らせた系だからね」

 

それ結構とんでもじゃね?ワイ大丈夫ですかそれ

 

……いやまあ、大丈夫か(慢心)

 

ホロメンが来なければ負ける事はない…いやまあ、ホロメンでもワイの『試練』足りうる存在なら全然ウェルカムなんですけどね

 

……ん?何か今、盛大にフラグが立った気がしたんですがそれは…(不安)

 

「まあそれでさ、脱獄した連中がこの街に潜伏してるっぽいんだよね」

 

「えぇ…(困惑)」

 

「どうやら連中の一人が君を観察してたっぽくてねぇ〜、興味を持たれちゃった様だよ」

 

「そんな他人事みたいに言われても……」

 

「まあまあ、コウスケならどうにでも出来るかなって」

 

「俺を機械仕掛けの神(デウスエクスマキナ)か何かだと思ってないか?」

 

「実際そんなところでしょ」

 

あながち否定できないのがつらたん

 

やろうと思えば世界改変もできる存在って、それって機械仕掛けの神(デウスエクスマキナ)じゃないですかヤダー(適当)

 

「じゃ、ボクはこれで…色々と脱獄されたおかげで書類が溜まっててさ……」

 

「ああ、成程…程々にな」

 

「ありがと、ばーい」

 

黒い穴へと消えていくハコス……しかし、神様運営の監獄を脱獄した輩ってのは一体どんな奴なのやら

 

そんな監獄を脱獄できるだけの実力があるってのは面白そうだが……何だろうな、ワイの第六感(玄人センサー)がビンビンでいらっしゃる

 

どう足掻いてもワイにとって不利な方向にしか進まないと

えぇ…(絶望)

 

「あら、ハコスが来てたの」

 

「ああ、クロニー…『The Cell』って、知ってるよな」

 

「あの監獄の事?それがどうしたの」

 

「なんかハコスが言うには、相当ヤバい連中が脱獄したとかでな」

 

「それ本当?…いや待って、確かに心当たりのある連中は数人居るわね」

 

そマ?収監してる時から脱獄される恐れのある奴って相当じゃない?(驚愕)

 

と言うかクロニーその話知らなかったのか……まあ、ウチにいてワイに付きっきりだから知らないか

別にそんなに付きっきりじゃなくてもええんやで(良心)

 

ワイの精神の為にも、お願いだから(切実)

 

「その脱獄犯がこの街に居るみたいだぞ」

 

「そう……それに関して何か言ってなかった?」

 

「いや、特に……まあ、相手のお目当てはどうやら俺らしいんですがね」

 

「……ふーん、そう…君も大変ね」

 

「え、何その間…怖いんですけど」

 

「いや、君も大概だなって」

 

なんで?なにが?

やだやだ、ちょっと勘弁して下さいよもー…また面倒事ですか?

 

確かに話聞いてる限り、その連中相当ヤバそうだから面倒事ではあるんだけどさ

 

……別ベクトルに面倒臭そうなのはなんだろうか、これもオタクの直感か

 

「何の話をしてるの?」

 

「いや、何でもないぞカリオペ……それより先に風呂入っててくれ、俺は今日最後でいいや」

 

「そう?なにかあるの」

 

「ちょっと夜の散歩してくる」

 

家を出て、夜の街を歩く……裏路地を抜け、広げた所へ出る

 

さっきからずっとワイを見てるのが二人……何の用だか知らないが、ワイに用事があるならさっさと済ませてしまおう

 

「丁度ここなら広いだろ、出てきても大丈夫だぞ」

 

背後から二つの影がワイへと飛びかかる、黄金律式自動防衛システムによって攻撃は弾かれた…結構凄い音出たな

 

力強すぎるっピ

 

二つの影は飛び退き、離れた所で着地する……ヌ"っ!!!

 

「お〜…引っ掻いても倒れなかったね」

 

「それどころか当たらなかったよ」

 

「……う"ッ……えっ、と…取り敢えずどちら様?」

 

「フワワ・アビスガード!」

 

「モココ・アビスガード!」

 

いや、もう…ね……こ、この…ねッ(圧力)

 

なに、この…かわいい生き物

ピンク色の犬耳と、水色の犬耳がおりゅ……双子すか?もしかしなくとも、いや…これはかわいいの暴力ですわ

 

訴訟しますね

 

「ねーねー、遊んで!」

 

「遊ぶって…何で遊ぶんだよ、て言うかどっから来たの」

 

「モコ達は…えっと……なんだっけ?」

 

「ざ、…ざ、せる?ってところ」

 

これ件の脱獄犯じゃないですかヤダー

 

エンカ早くなぁい?(困惑)

いや、マジで幾らなんでも早すぎだろ…爆速フラグ回収もいい加減にしとけよ

 

大概にSAYよ

 

「それより遊んでよー!」

 

「いやだから、どうやって遊ぶの」

 

「じゃれ合えばいいの!」

 

「じゃれ合うって……分かったよ、ほらかかってこい」

 

瞬間、ピンク色の方…もこもこしてる方が、とんでもないスピードでワイの目の前へと飛んできた

 

地面蹴ってあのスピードて…エグすぎワロタ

 

袖から見えるピンク色の鉤爪をワイへと突き出す、腕で逸らし…突き出した腕を掴んで宙へ放り投げる

 

「おおー!今のかわした人初めて見た!」

 

「そりゃどうも、俺も伊達に玄人やってないからな」

 

「く、くろう…?なにそれ」

 

「とんでもない連中だよ」

 

放り投げたもこもこした方がフワッと着地した、そこから二人がかりでワイを攻め立て始める

 

だが易々と攻撃をくらうワイでは無い…避け、往なし、時折投げ飛ばし

本当に犬とじゃれてる感があるんですがそれは(困惑)

 

「たのしー!」

 

「モコも!」

 

「そりゃ何より…」

 

うーん、しかし何だ……なんかこの子達を見てる感覚が、何かに似てるんだが…

というか、なんかデザインと言うか造形と言うか…なんかホロメンっぽくないか?

 

じゃれてきていた二人は飛んで後ろへ下がる…ヌッ、もう終わりかね

 

「ねっ!フワ達のご主人になって!」

 

「は?……え、何どうこと…?」

 

「しおりが言ってた、この街には面白そうな人がいるって…フワ達の相手まともにできたの、初めてだから」

 

「シオリとは一体誰……と言うか、脱獄したのって複数人おるんか」

 

「いるよ〜、フワ達を入れて5人!」

 

5人て、大体ホロライブの新期生の人数じゃん…でもワイこの子達しらないし

……ハッ、もしかしてワイの世界で新期生が出たんじゃ…?(名推理)

 

クソっ、こういう時はこの世界に来たことを恨むぜ……ス、スパチャが出来ないじゃないか…ッ

ワイに投げ銭をさせろ、ワイに金を出させろ(亡者)

 

「ねねねっ!なってくれる?くれるよね!」

 

「お、ちょっ…近いわオイ」

 

「モコ達も君がなってくれたら嬉しいなっ」

 

「う〜ん、この……(尊死)」

 

両サイドを忠犬に挟まれた…出会ってまもないのに何この距離感、こっちの世界の女の子達は距離感がエグいね

 

吐血しそう(迫真)

 

と言うかワイがここまで精神的動揺をさせられるのは、ホロメン以外に有り得ない……よって彼女らは確実にホロメンだな、Q.E.D

 

「……取り敢えず一旦離れない?」

 

「ご主人のお家って広い?」

 

「モコも楽しみ〜!」

 

「話聞いてる?」

 

二人でキャッキャッしてるのはかわいいんだけど、取り敢えず離れてくれない?

ホロメンという裏付けは取れないし、証明も出来ないが……なんとなくの確信がある

 

という訳で絶賛、精神が削られまくってんのよ^

 

ていうか何、君らワイの家に来るの?また増えるんですか勘弁してくだせぇよぉ^〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、全然離れてくれないし…話もまともに聞いてくれないので、そのまま家に連れて帰ってきてしまった

 

双子は未だにワイの両腕にくっ付いている……マジ無理しぬ(迫真)

 

て言うかもしこの子達がホロライブとして、遂に双子に手を出したのか…多種多様な需要に答えていくあたり、流石カバーですね

 

「ただいま……」

 

「おかえり、遅かっ……えッ…コウスケ、もしかして…」

 

「違いますけど」

 

「まだ何も言ってないわよ」

 

「大体予想ついたから先手を打っておいた、人聞きの悪いこと言いなさんな」

 

カリオペに空き部屋の片付けを頼み、ワイはクロニーの所へ向かう

 

と言うか家入ってからもずっとくっ付いてんですけどこの双子、そろそろ離れてくれないと歩きづらい

 

あとワイが爆発四散するぞ、いいのか…脅しじゃないぞ、ガチだぞ(迫真)

 

「…ああ、そうなったのね」

 

「何その予想通りみたいな言い方は」

 

「まあ、脱獄したのって全員が女の子だし…そうなるんじゃないかと予想はしてたわ」

 

「分かってたなら初めに言ってくれないかな、そしたら行かなかったのに…」

 

「どの道どこかで向こうから来てたわよ、運命って言うのは早々変わるものじゃないわ」

 

「まるで俺が女の子連れ回すのが運命みたいな言い方だなオイ」

 

「何か間違ってるかしら?」

 

あながち否定できないんですけどそれは

 

取り敢えずカリオペに片して貰った部屋へ入れ、居間へと戻る……これからどうスっかなぁ

 

多分、あの子達以外の脱獄犯もワイのところ来るんでしょ?あの双子が言っていたシオリって名前の人が元凶っぽい気がするが

 

「それで、あの子達は誰なの」

 

「う〜ん…なんだろうね、俺もよく分かんない」

 

「分かんないのに連れてきたのコウスケ……」

 

「詳しい事はクロニーに聞いて」

 

「ああ、そういう類の話なのね…気が向いたら聞くわ、それより二人増えるってことは…それなりに食費も増えるんじゃないの?」

 

「金の事で困った事なんて今までないだろ」

 

「……それもそうね」

 

減ったらまた稼ぎに行けばいいだけの話だからね、地底潜って銀色の蛙を狩り尽くしてルーンを変換すれば荒稼ぎできるし

 

まあ未だにholoXを養いながら自分ちの食費を出しても全然問題無いし、住人が1人や2人増えた程度でどうこうなる話では無い

 

問題があるとすればワイの精神的な方、誰か助けて(切実)

 

取り敢えず翌日

 

「…あ?なんで二人が居るんだ…?」

 

「コウスケ、あさ……何してるの」

 

「知らん、起きたらおった」

 

ワイを挟むように双子のフワフワとモコモコがおった

朝からキツいてマジ……(切実)

 

て言うか昨日までは居なかったんだけど、いつの間に入ってきたんだ

 

「何でもいいけど、朝ごはんできてるわよ」

 

「ういっす…あざます」

 

目を擦りながらふわもこコンビが目を覚ます、はーかわ(脳死)

 

フワフワした方がしきりにワイの腕の匂いを嗅いでは、頬で擦っている……なにしてん、発狂値爆上がりなんすけど(真顔)

 

で、出ますよ(狂い火)

 

「……何してるの」

 

「ん~…昨日から思ってたけど、ご主人いろんな匂いが付きすぎ」

 

「色んな…?」

 

「そう、特に女の子…もしかしてご主人、女たらし?」

 

「違うけど」

 

違うけど(2回目)

大事な事なので2回目言いました……誰が誑しや、こちとら精神を保つだけでも精一杯なんやぞ

 

ワイがフロムラーじゃなかったら確実に発狂してたね、間違いない

 

そもそも今発狂できる身体じゃねぇだろとかうるせぇぞ

 

「モコも匂いつけよ〜」

 

「なにしてん」

 

「マーキング?」

 

やめてやめて、それ獣人族の子とかに感付かれとかしたら面倒臭そうだろ

 

ししろんとか笑ってない目で『また増えたんですか〜』とか言いそうだから怖いんですけど

 

「朝ごはんできてるらしいから、早く行くぞ」

 

「「は〜い!」」

 

双子を引き連れて居間へと向かう…居間にはカリオペ、クロニー…そしてすいちゃんが居た

 

あっ…すいちゃん居るんですけど

 

「…こうちゃん、その子達は?」

 

「クロニーの知り合いだ、この間この街に来たらしくてな」

 

まあクロニー(達の管理する監獄)の知り合い(囚人)だから間違っては無い

 

「ふーん……まあいいや、朝ごはん食べちゃおうよ」

 

「あ、ああ…そうだな」

 

ふわもこコンビも静かにしててくれて助かったわ

 

取り敢えず朝ごはんを食べ、今日は学園なのでふわもこコンビはお留守番…面倒はクロニーにブン投げた

 

「そう言えば、あの子達って獣人族?」

 

「ああ、そうだな」

 

「……どこから拾ってきたの?」

 

「そんな捨て犬を拾ってきたみたいな言い方しないで、て言うか拾ってないから」

 

間違いでは無いけど、脱走したわんころを拾ったっから




て言うかJPもいつの間にか増えてるんですけどそれは

取り敢えずはEN勢からいっちゃいましょ
双子わんころかわいいね、かわいいね(2回目)

英語圏のライバーはキャラが掴みにくいってそれ一番いわれてるから

ではでは、またお会いしましょう


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そろそろ狂い火が堪え切れないんですが(切実)

どうもAZAZELです
冬が近付いてきているので初投稿です

冬編はなにしようかな、その内アンケ取るかもしれないです

冬が過ぎれば正月、そして2月は一大イベがありますからね…書けるネタが増えてして私ゃ嬉しいよ

ではほんへどうぞ


家に帰るとふわもこコンビとIRySがワキャワキャしていた……はーかわ(迫真)

 

飼い犬と戯れる子供を見ているような気分になる、かわいいね(脳死)

 

「コウスケおかえり」

 

「あ!ご主人おかえり!」

 

「おかえりー!」

 

「ただいま、取り敢えず飛びつくのはやめないか」

 

帰って早々に飛びついてくるふわもこコンビ、ワイでなければ発狂してたね

 

両腕にくっ付くふわもこコンビを引き連れながら、自室へ荷物を置く…そして居間へと戻る

この間ずっとくっ付いてくるの何なん、はーかわ(脳死)

 

「仲良くなってたのか、アイリス」

 

「うん、二人共いい子で可愛かったから」

 

「そうか、それは何より…カリオペはどうした」

 

「お買い物に行ってるよ、夕飯の食材が足りなかったんだって…クロニーもそれについて行ったよ」

 

「そうか……俺も少し外に出る、二人と遊んでてくれ」

 

「うん、分かった」

 

IRySにふわもこコンビを預け、ワイはまた夜の街へと歩き出す……街の外れにある廃工場、そこから来てみろとばかりの気配を飛ばしてる奴がいたからね

 

じゃあ行ってやるよ(迫真)

 

て事で着いたんだが……着いた途端に気配消しやがった

 

「……それで、何をしようとしてる」

 

「わあ、バレちゃった」

 

「俺に近付いた時点で隠れる事は不可能だ…それで、どちら様」

 

「初めましてコウスケ、私はシオリ・ノヴェラ…趣味は物語と思い出の収集だよ、以後お見知りおきを」

 

デザイン良いな、顔もいい…それはいつもの事か

 

シオリか……ふわもこコンビが言ってた人だな、とどのつまりこの人が元凶って考えでいいんだよな

 

ふわもこコンビに詳しく聞いた感じ、脱獄企てたのもこの人っぽいし

 

「ああ、どうも…」

 

「フワワとモココが世話になっている様だね、あの子達が懐くとは君も中々に面白い存在だ」

 

「あの二人はそもそもどう言う存在だ」

 

「悪戯好きのかわいいワンチャンだよ、ただそれが神様を困らせちゃったみたいでね…仲良く『The Cell』に収監されたってわけ」

 

神様困らせる悪戯って相当じゃないかね

一体何をしたんですかねぇ……と言うか悪戯の規模がデカすぎるっピ

 

「それで、俺に何の用だ」

 

「コウスケ、君に提案があって来たのさ……私と共に、この世界の物語を集めてみないかい?」

 

「物語…?」

 

「そう、未知の物語さ…君はどうやら面白い存在の様だし、君と一緒ならば退屈しなさそうだし……私としては、君の物語も気になるところではある」

 

「見ていたんじゃないのか」

 

「いや、見ようとしていたんだがな…ある時を境に全く君を見ることが出来なくなってしまったんだ、黄金色のノイズに阻まれてね」

 

黄金色のノイズ……『黄金律の身体』の事か?

はぇ^〜獲得した瞬間から自動迎撃システムか何かが作動でもしてたんかな

 

「君のソレ(物語)は私の興味を(すこぶ)る揺さぶってきていてね、読みたくてウズウズしているんだ」

 

「……それのやり過ぎで捕まったんじゃないのか」

 

「ほお、ご名答…どうやら触れてはならない物語も収集してしまっていた様でな」

 

「だと思ったよ…好奇心は猫を殺すって言葉知らないのか、有り余る探究心は滅びの源だぞ」

 

「私は趣味でやっていた事だ、そんなもの知ったことでは無いからな」

 

欲求に素直だねぇ

 

いやまあ、本来あるべく人間の姿なのかもしれないけど…それで収監されてたらキリないだろうに

……いや、この手のタイプはそれすらも刺激の一環として捉えるからな…

 

まあ、ワイもあんまり人の事言えないんですけどね(真顔)

お前も大概やろがい

 

「さあ、答えを聞こう…私と一緒に来ないかい?」

 

「断る」

 

「……まあそうか、君ならそう答えると思っていたよ」

 

そのビジュで常日頃から傍に居られたら発狂しかねないし、ワイにはそう言うの向かないかなって(迫真)

 

「悪いが俺にも俺のやりたい事があるんでな、そちらさんに付き合っている暇も無いんだ」

 

「それはあのダンジョン攻略かい?」

 

「それはもう終わった、あとはのんびり観光するつもりだ……それ以外の未知なる高難易度ダンジョン、『強敵』たり得る存在…俺を『成長』させてくれるモノ……俺が求めるのはそう言うモノだ」

 

「嗚呼、ああ知っているとも…ずっと見てきていたからな、君が何を求め…何をしたいのかは知っている」

 

「えっ…(驚愕)」

 

「だから私が与えよう、君への『強敵』を…君への『成長』を……私の持つ物語ならばそれが可能だからな」

 

「え、えぇ……(困惑)」

 

「その対価と言っては何だが、私の傍で君の物語を見せてくれないか…私は、今はそれだけでいい」

 

ガンギマってないかなんか…(困惑)

 

超最古参の厄介ファンみたいじゃんよ……え、これワイにはマジでどうしようも無いんですけど

 

誰か助けて(切実)

 

と、ここで黒い大鎌と二本の剣が飛んでくる…て言うかこれシオリに直撃コースじゃない?殺意高過ぎ

 

シオリは後ろへ飛び、飛んできた武器を避ける……この武器はもう大体誰か分かるんよね

 

「コウスケ!大丈夫!?」

 

「居ない思ったら、また絡まれてたのね」

 

「ああ、お二人さん…ありがとう」

 

「おや、邪魔が入ってしまった様だ…久し振りだね、クロニー」

 

「シオリ、貴女また手当たり次第に物語を『栞』にする積もり?」

 

え何、そんな能力をお持ちなんですか

……成程?その栞にする能力で物語を収集してるって訳か

 

「いやいや、もうそれはしないよ…私の目的はただ一つ、コウスケの『物語』を私の思い出として『栞』にする……その一つだけ」

 

「何だかよく分からないけど、コウスケに付き纏わないでくれるかしら」

 

「英国の死神…貴女の物語も興味深いけれど、今は気分じゃないの」

 

「取り敢えず、貴女に出られたままでは私としても困るの…大人しく戻ってくれるかしら」

 

「フワワとモココが外にいるのに、私だけ戻るなんて…ナンセンスと思わない?」

 

思い出の中でじっとしていてくれ……(ソルジャー感)

 

いや、ワイの思い出には無いけど…これが存在しない記憶ってやつですか

一方的に知られてるだけの間柄って、思いの外怖いんよ?(震え声)

 

「だがこれでは分が悪い…英国の死神と、神の使徒を相手取るには私では力不足……ここは大人しく退かせてもらうよ」

 

「逃がすと思ってるの?」

 

「クロニー、貴女の時間を操る権能はとても相手にしたくないの……だから、コッチが相手するよ」

 

本の『栞』を取り出すと、栞が変化して真っ黒の(もや)へと変わり…クロニーを包み込み球体になった

 

「じゃあねコウスケ、また会いましょう…私は君をいつでも見ているよ」

 

「え、普通にやめて欲しいんだけど……居ないし」

 

「それよりコウスケ、クロニーに纏わりついたこれどうにかできないかしら?」

 

「ちょいとお待ちを…『回帰性原理』」

 

指を鳴らし、祈祷を発動させる…黒い靄は晴れていき、クロニーが出てくる

 

「あんなモノまで……はぁ、また面倒な事になりそうね」

 

「今の靄はなに」

 

深淵(アビス)の闇…神の光さえ届かない底無しの絶望よ、あの中じゃ私の権能すら機能しないわ」

 

「とんでもねぇ劇物じゃん」

 

「それにしても、君も厄介な子に目をつけられたわね」

 

「何も聞きたくない今日この頃」

 

あれで恐らくホロメンときたもんだ、ワイが勝てる訳ねぇだろいい加減にしろ

 

しかし深淵(アビス)の闇か…神の権能すら使えないのなら、ワイの能力はどうなるんやろうか

一先ずは帰宅、夕ご飯が遅くなってしまうからね

 

「ご主人、シオリに会った?」

 

「なんで分かるの…いや、確かに会ったけどさ」

 

「匂いがする」

 

「ああ、そう言う…君らの知り合いだっけか」

 

「うん、脱獄の計画も立ててくれたし…ご主人の事も教えてくれた」

 

やっぱ元凶やんけ(迫真)

 

ワイの事を教えたから今こうなってんやねんぞオォイ、ワイの精神すり減りまくってるんですけど

 

「……それで、何でそんなに擦ってくるんだ」

 

「シオリには感謝してるけど、それとこれとは別だから」

 

「モコもする!」

 

「えぇ…(瀕死)」

 

「じゃれ合ってるところ悪いけど、そろそろ夕飯ができるわよ」

 

「ああ、分かった…ほら、二人共いくぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご主人!こっちこっち!」

 

「分かったって…と言うか、どこに向かってるんだ」

 

「秘密〜!」

 

さっきからずっとこんな感じ、かわいいね(脳死)

 

今日は休日なんで、ふわもこコンビに遊ぼうと言われた今に至る…断れる訳ねぇんだよなぁ、当たり前だよなぁ?

 

ところで、これは一体どこへ向かっているのやら

 

「……洞窟、街の外れにこんなのあったのか」

 

「この中!」

 

「モコ達のお友達がいるんだよ」

 

「お友達…?一緒に脱獄した子か?」

 

「うん、綺麗な子だよ!」

 

綺麗ねぇ…それどういう意味での綺麗なんだろうね、単純に女の人として綺麗なのか…はたまた違う意味で綺麗なのか

 

ふわもこコンビに手を引かれ、洞窟の中を進んで行く

 

洞窟の奥、そこには水源が広がっていた…水辺の近くに、誰か居るようだな

 

「ビジューちゃん!」

 

「来たよー!」

 

「…あ、フワワとモココ…と、そちらは?」

 

「フワ達のご主人!」

 

「ふふ、そっか…その人がシオリの言っていた人なんだね」

 

この子も脱獄した子の一人なのか…しかし何だこの気配、今まで見たことの無い種族だな

いや、これは『ならざる者(unknown)』に近いか……なんか違うな、それ以外の何かに似てる様な……

 

「……成程、優しい人なんだね」

 

「うん!モコ達ともいっぱい遊んでくれるよ!」

 

「……クリスタルか、魔力の結晶体…いや、魔力と言うにはなんか違う気が…」

 

「私は『感情結晶体』、皆の感情が凝縮して結晶化した存在…私の体には様々な感情が折り重なっているの」

 

「感情…?そんな存在が居るとは、世界は広いな」

 

「…あれ、ビジューちゃん…それって人に言っていいんだっけ?」

 

「普段は言わないけど、この人は多分そんな事には興味が無いと思うから」

 

感情結晶体とか言われても全然分からんティウス

まあキラキラしてて綺麗だとは思うけど…その位しか感想は出てこないし、ワイにそんな感性は無い

 

そんな事よりスパチャさせろ(廃人)

 

「……不思議な感情をしているね、興味が無いのかと思ったら…私自身には興味あるんだ」

 

「えっ、心でも読めるんか」

 

「ううん、そんな力は無いけど…私は感情の結晶体だからね、ある程度は人の感情が分かるんだ」

 

「へぇ…それはまた……」

 

「ご主人はいい人だから!ビジューちゃんの見てきた人達とは違うよ!」

 

「そうそう!モコ達のこともすぐに受け入れてくれたし!」

 

「もちろん分かってるよ…そもそも、フワワとモココが懐いている時点でそう言う類の人間では無い事くらいは分かってるよ」

 

なんか色々と抱えてそうだな、ホロライブそういう設定作るの好きだよね…IRySとかもそうだし

 

まあそう言う設定含めて全てを愛するのが真の玄人だとワイは思うね

 

「それに、君は随分とシオリに気に入られているみたいだし」

 

「あの厄介ファンか…知り合いなんだろ、どうにかしてくれよ」

 

「ああなったシオリは私達ですら手に負えないからね、頑張ってとしか…」

 

「丸投げじゃねぇかよ」

 

オタクがホロメンに勝てる訳ないだろいい加減にしろ

 

ただでさえ今は二人増えて絶賛精神力がスリップダメージ受けてるのに、これ以上増えてたまるかよ

 

増えスギィッ…はぁ、マジ疲れるんだよね(切実)

 

「……そろそろ帰らないと、同居人にドヤされちまう…夕飯の時間だってな」

 

「もうそんな時間なんだ……じゃあまたね、コウスケ君…私も直接会って君に興味が湧いてきたよ」

 

「それはどうも、じゃあな」

 

洞窟を後にし、ふわもこコンビを両サイドに装備して帰宅する……そんなにくっ付かなくて(ry

 

家に帰ると、カリオペが既に夕飯の準備をしているところだった

 

「おかえり、もうそろそろ出来あがるから手を洗ってきなさい」

 

「「はーい!」」

 

「おかえり……感情結晶体の彼女に会ったのね」

 

「ああ、クロニー…そうだな、あれは何だ」

 

「古代魔石よ、人の美しい感情から醜い感情まで…その全てを凝縮して結晶化したもの」

 

「そんな話は本人から聞いたな、なんで監獄に居たんだ」

 

「あの子に関しては特例よ…争いの火種になりかねないの、希代の輝きに取り憑かれる研究者や愚者が多くてね」

 

「成程な」

 

あの子はあの子で大変な人生を送ってきてるんやなって(小並感)

 

あと何人いるのかな、脱獄犯…そろそろお腹いっぱいになってきたんですがそれは…

せめてあと二人、いや一人だと有難いんですが……

 

その内、冗談抜きで『堪えきれぬ狂い火』が暴発するかもしれないゾ




残すとこあと一人、なんかもうキャラ多すぎでどの子出せばいいのかこれもう分かんねぇな

こうなってくると完全に私の主観でしかキャラ出せないので、見たいキャラが居れば言ってください

ではでは、またお会いしましょう


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こんなアイドルをやれと言わんばかりの逸材、初めて見たな(感嘆)

どうもAZAZELです
ブルアカの方が一段落したので初投稿です

いやしかし、やっぱホロのキャラデザは最高ですね
キャラストも良いし、と言うか全体的にEN勢はチートが多過ぎる…まあ題材としては扱い易いけども

ではほんへどうぞ


ここ最近のエンカ率が高すぎる(CM感)

 

そろそろ一人にさせて……もういっそ、またダンジョンに潜ろうかな

でも多分、それやったら怒られる…多方面から

 

「ご主人あそんで!」

 

「モコも!」

 

「ハコスに遊んでもらえ」

 

「ちょっ…!ボクに振らないで!?」

 

「たまには運動した方がいいぞ、議長殿」

 

「わーい!」

 

「あそぼー!」

 

何故かウチに居るうえに、呑気に珈琲なんて飲んでるからだぞ

クロニーとカリオペは買い物中……久し振りに一人を満喫させてもらおう、その辺をブラブラするだけだけども

 

でもそんな事してると、エンカしそうなんだよなぁ…(フラグ)

 

「…あ?こんな所にビル建設…?会社でもできんのかね」

 

「そうそう、やり手の女社長らしいよ~」

 

「へぇ……ところで、何時から居たんですか…機動隊隊長さん」

 

ヌァゼイルンディスカシラヌイサン

 

ヌッと現れないでくれますかね、悪いんですよ…心臓に(倒置)

ただでさえ顔が良いんだからその辺、マジお願いしますよ

 

「アタシはずっと公園にいたよ、君の方が後から来たんだもん」

 

「ああ、そうかい…」

 

「それより、あの会社気になる?」

 

「いやそんなに……」

 

「何だよつまんないな~、まあまあ話だけでも聞きなって」

 

「まあいいけど、と言うか何で知ってるんだ」

 

「あそこの警備はアタシら担当するからね、社長にも会った事あるんだよね」

 

はえ^~、機動隊ってそう言う警備みたいなのも請け負うんすね

しかしこの街にそんなデカいビルを建てられる企業があったとは……何で自分の住む街なのに全然知らないんすかねぇ(自問)

 

まあ、興味なかったからね…しょうがないね(寛容)

 

「赤っぽいピンク髪の美人さんだったよ」

 

「そうなんですか」

 

「興味なさそ~、君って面食いじゃないの?」

 

「あらぬ誤解……でもないか、確かに顔が良いのはタイプだけど」

 

「いつもの状況みて、そうじゃないとは言えないもんね」

 

ホロメンはみんな顔がいいからね、しょうがないね

 

いやまあ、そんな顔だけで判断してる訳じゃないよ?

勿論、中身も見てかわいいとか綺麗とかを判断してる訳でしてね

 

まあ、総じてみんなかわいいから関係ないんですがね(迫真)

 

「この街も活気ついてきてるよね」

 

「昔からそんなに変わらない気がするけど…まあ、マジマジと眺めたこと無いから何とも言えんが」

 

「君そういうの興味無さそうだよね、じゃあアタシはそろそろ巡回に戻るね〜」

 

ワイもまたブラブラしよう

 

この公園、近所だけと一回も来たこと無かったな…もしかしたら意識が芽ばえる前に、来た事があるのかもしれないが

 

……歌声が響いてくる

いや、これは…声を鳴らしているんじゃない、魔力を伝って音が響いてる

 

「ちょちょちょ!いい所にいたこうすけ!」

 

「どうしたシオン、そんな焦って」

 

「こうすけも聞こえてるでしょこの歌声!これマジでヤバいんだって!」

 

「ヤバい…?何が」

 

「え、こうすけ何も無い感じ?」

 

なんかある感じなのそれは

 

う〜ん……ワイは特に何も無いけどなぁ、でも確かにこの魔力量…いつぞやの転生者以上だな

すごいんすね(小並感)

 

「魔力を伝って声が響くって事は…この魔力濃度に耐えられない人達が、感情操作をされちゃうんだって!」

 

「へぇ…そうなのか」

 

「いやそうなのかじゃないの!特に歌っていうのは、発する人の感情が一番乗りやすいから…いいからちょっとマジでどうにかして来て!」

 

「えぇ、俺が?」

 

「こんなのこうすけ以外に対処できる訳ないじゃん!」

 

シオンにさっさと行けと言われ、歌声の発生源へと向かう

どうやら魔力保有量が少ない人間には聞こえないらしい、聞こえはしないが影響は受けるとの事

 

ワイはなんで聞こえるかは知らん、FP高いからかな(適当)

 

発生源は山の中…かなり奥の方まで入って来た

 

木々を抜けた先、円状に芝生が広がった…穴が空いたようにだだっ広い草原に出た

 

ヤダも^〜、何あのビジュアル…しゅき(脳死)

 

「……こんな所に、お嬢さんが一人か」

 

「あら、貴方は…彼女の言っていた方でしょうか」

 

「ああ、君もその類か…取り敢えず、その綺麗な歌声は一旦止めてくれるか」

 

「分かったわ…嗚呼、また私の『歌』は何かを狂わせたのでしょうか」

 

「……成程、そういう事ね…歌は好きか、お嬢さん」

 

「ええ、好きですよ…誰かに歌を届けたい気持ちを忘れた事はないわ」

 

こんなアイドルやれと言わんばかりの塊は見た事ないな

しかし、歌声に乗る『魔力』がそれをさせてくれないと…どうしよっかなぁ

 

こういう時は、便利な『黄金律』君に任せよう

 

「ちょっと待っててくれ……これでいいんじゃないか、歌ってみてくれ」

 

「…?何かしたのかしら?」

 

「まあまあ、取り敢えず一回どうぞ」

 

はぇ^〜すっごい上手……(小並感)

でも何か、歌ってる曲がこう…アイドルソングっぽいな?

 

まあとにかく、実験は成功だ

 

「これでいいだろ、もう歌っても問題ないぞ」

 

「え、そうなの…?本当に大丈夫なのかしら……」

 

「ああ、もう歌声に魔力も乗ってないし…普通に歌って大丈夫だぞ」

 

『黄金律の身体』の特性を付与して、ワイの感知できる範囲内でなら歌声に魔力が乗らない様調整した

これで思う存分、歌えるゾ…ほら歌って、どうぞ

 

ちな…感知範囲は街全体を優に超える範囲あるので、殆どどこに居ようと歌える……ヤッタネ

 

「その歌声なら、アイドルとか余裕だと思うぞ」

 

「ほ、本当!?私なれるの!?」

 

「お、おう…いけるいける、そんなにアイドルになりたかったの」

 

「封印されてる時、ジャパニーズカルチャーのアイドルソングが好きになって…私もこんな、皆を元気にできる歌を届られたらって……」

 

「中々の心構えで…まあこの街の中なら、どれだけ歌おうと問題ない」

 

「ありがとう……この恩は、必ず返すわ」

 

「じゃあアイドルか歌手になったら、その歌をちゃんと聞かせてくれ」

 

「ええ、勿論」

 

これで大丈夫やろ

 

スパチャ出来たみたいで、ワイも満足…やっぱホロメンだよなこの子

はえ^~、意図せず新たなアイドルを開拓してしまった的な?

 

そんなことないやろ(自問自答)

 

て事で帰宅

 

「おい、何してんだ」

 

「匂いついてたから…」

 

「ご主人って外出ると絶対女の子の匂いつけて帰ってくるんだもん」

 

「えぇ…(困惑)」

 

死ゾ(迫真)

 

帰って早々にこれかよ、ハコスはついさっき帰った

ふわもこコンビがめっちゃ擦り寄ってくる…還るぞ、土に(倒置)

 

「こんどはネリッサ…ご主人、フワ達の友達全員と会ったね」

 

「…5人か」

 

「…?そうだよ、どうしたの?」

 

「いや、こっちの話」

 

やっぱホロの新期生だろうな

 

しかもEN勢か……クッソ元の世界にいればここぞとばかりに赤スパを投げたと言うのに、しかも双子キャラだぞ?新需要を出しやがってカバーめ

一生ついて行くぞYAGOO

 

しかし、EN勢が追加されたなら…JPの方も増えてる疑惑がある……まあそんな運よくエンカするなんて無いだろ

 

……あれ、もしかして今盛大にフラグ立った?

 

馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前(満身創痍)

 

「て言うかそろそろ離れて」

 

「や〜だ」

 

「ヤダじゃなくてだな……」

 

そろそろ爆発(発狂)するぞーッ(迫真)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君は本当に面白い物語(人生)を見せてくれるねぇ」

 

「急に現れんなビックリすんだろ」

 

主に精神的な話で

いい顔が横から急に出てくるとかマジ逝っちゃうわよ^(迫真)

 

「あの子らにも会ったんだろう?いやぁ見ていた通り、ところ構わずの様だね」

 

「おい、何が言いたい」

 

「自分が一番分かってるんじゃないのかい?」

 

なんだァ…テメェ……

ワイが誑しだって言いてぇのかオォン?

 

それ言えるって事は自分でも分かってるって事ですよね(自問自答)

 

ワイだってなぁ…別にそう言うつもりは無いんじゃぃ(震え声)

でも身体はスパチャをしたがるからね、しょうがないね(諦観)

 

「まあ私としては全然構わないんだがな、君の物語(人生)はもっと面白くなりそうだからね」

 

「俺は普通に過ごしたいよ……」

 

「アイドルが幼馴染の時点で、普通ではないんじゃなか?」

 

「言えてる〜」

 

「じゃあ無理だね」

 

すいちゃんは悪くない、全てはワイが悪いんだよ(至言)

 

いやまぁ、正味ね?不可抗力じゃん、ホロメンにスパチャせずしていつスパチャするって言うんだ

お前、今投げずにいつ投げんだよ(迫真)

 

お前の赤スパはそんなもんか……ワイは行ける所まで行くゾ(5万)

 

「それで、何しに来たの」

 

「君とお喋りをしに来たのさ」

 

「そうですか……じゃあ俺もう帰るんで」

 

「まあ待ちたまえよ…私と共に出てきた彼女らの事、気になりはしないかい?」

 

「いや〜別にそこまでは……」

 

「そうかい?面白い物語があると言うのに……ああ、それよりも戦闘の方がいいかな?」

 

「何が出てくるんだよそれ……」

 

「何でも出てくるよ、今まで私が君の為に集めた物語達だ…龍や悪魔、深き深淵の主に大英雄……天使までね」

 

そう言えば天使族って、秘匿されとるんやっけか

何か『聖光』とか言うバランスをブレイカーする力があるんだっけか

 

クロニーから聞いた話じゃ、想像を創造するとか何とか……まあ要するに、思い描いた事を現実に引き起こすって事かな

 

「まあ天使なら俺の『試練』足りうるかもしれないが…それ以外はなぁ」

 

「深き深淵の主とかはどうだい?アレも一応、神に分類されていた筈だがな」

 

「神ねぇ……なんかどっかで聞いた事のある文言だなぁ」

 

……あっ、マヌス君かぁ(納得)

多分違うだろうけど、似すぎだろ色々と

 

「少し興味が湧いたかい?」

 

「いや、別にいいや」

 

「ふむ…これでも君の興味は唆られないか、少し作戦を改めようか」

 

「俺は別に戦闘狂じゃないからな」

 

「あれだけの苦行をしてそれを言うのかい?」

 

ご最も、ご最もなんだけどさぁ……ち、違うんだよ(震え声)

 

ワイは別に戦闘を求めてる訳じゃないやい、あくまで『成長』を求めてるんだい

強いヤツ居たら突っ込みたくなるのも自然だルォ?フロムラーならそう思うだろ(圧力)

 

馬無し初期装備でツリガ先輩に突っ込んだやつ手上げろ、お前らの事だぞ

 

かく言うワイもそうなんですが

 

「頑なだねぇ君も」

 

「そこは譲れんぞ」

 

「まあ私としては、私は君と共に物語を楽しめるのなら何でもいいんだがな」

 

「そうですか……と言うかさっきからずっと思ってたんだが、腕にくっつくのやめない?」

 

「……?何故だ、近い方が喋りやすいでだろう?」

 

ワイの精神が削れるので

あとこれ、家帰ったらまたふわもこコンビのふわふわ時間(タイム)が確定演出なんすよ

 

おう、いよいよマジで狂い火出すぞオイ

 

「取り敢えず離れて貰って、後で面倒くさいんだよ」

 

「…ああ、フワワとモココかい?別に構わんだろうあれくらい、犬にじゃれつかれている様なものだろう」

 

「人の気も知らずおま……」

 

こちとらオタクやぞ、あんなの並のオタクが受けたら発狂待ったナシ…フロムラーである黄金の精神を持ったワイだからこそ耐えられてる訳でな

 

それでもちょこちょ耐えられてねぇだろって?やかましわ

 

ただでさえ、今は家にホロメンが居るって言うのに…更に増えるとか何かの試練かよ

 

「まあまあ、今は私とのデートに集中したまえよ」

 

「デートって…いきなり出てきて勝手に着いてきてるだけだろ……」

 

「全く、君はたまに浪漫の欠けらも無いことを言うね…そうやってるとモテ……ない訳ではないのか、失敬」

 

「そろそろ帰りたいんだが、宜しいか」

 

「もうそんな時間なのか……しょうがあるまい、また時の典獄や死神に来られても面倒だ…ではまた会おう」

 

スっと姿を消していくシオリ…神出鬼没すぎやろ

 

……えっ、これずっと続くんですか?いや本当、ビジュアル良過ぎるから心臓にも精神にも悪いから勘弁してくれないかな

 

しかも確定でふわふわ時間(タイム)入るんでしょ?勘弁して下さいよも^〜

 

「ただいま……」

 

「おかえりご主人!……またシオリに会ったの?」

 

「ああ、まあ…どこからともなく現れてな」

 

「スンスン……また匂いついてる〜、ご主人ってやっぱり…」

 

「やっぱりって何だよモココ」

 

「いや〜?なんでもな〜いよ?」

 

ワイの両腕にくっつき、スリスリしてくるふわもこコンビ……はーかわ(脳死)

 

かわいいんですが、ワイの精神衛生上の観点からちょっと控えてもらえると嬉しいというか

 

「そろそろ夕飯できるわよ、手洗って来なさい」

 

「「は〜い!」」

 

「ういっす」

 

「あら、おかえりコウスケ」

 

「ただいまカリオペ…クロニーとアイリスはどうした」

 

「ああ、アイリスの服を買いに行ったわよ…そろそろ帰ってくるんじゃないかしら」

 

はぇ^〜最近のクロニーのママ化が止まらなーいZOY

仲が良いのはよろしい事ですけどもね

 

結局、ふわもこコンビのふわふわ時間(タイム)で精神をごっそり持っていかれた




そろそろ個別ルートも書かなきゃと思ってる今日この頃

そらちゃんBADを書いてる途中で力尽きて、取り敢えず本編書こうと思ってたらこの始末☆

全然関係ないけど、小説書く時の仮題名…自分で関係ないとか言っておいて未だに『ホロラバエルデ』って書いてるの池沼だと思う

ではでは、またお会いしましょう


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学園すら精神の行き場が無いのか……いや、よく考えたら元からか(諦観)

どうもAZAZELです
年末なので初投稿です

めちゃ遅くなりました
ブルアカ書いてたら
ワイ氏が腹切ります

字余り

ではほんへどうぞ


あ^〜年末、一年経つのってこんな早いんやなって……

 

いやまあ、年末と言ってもまだ12月の半ばなんですが…取り敢えず、現実逃避してみたかった今日この頃

 

何でかって?いやまぁ、何と言うか…ホロメンが目の前に座ってるからと言うか(震え声)

 

常日頃からだろとかうるせえブッ飛ばすぞ

 

今の状況的に指を捧げればどうにかなるかなって、どうせワイの指なんていくら切ろうと生えてくる訳でして……誰がトカゲやワロてんちゃんぞオイ(迫真)

 

「それでねこう君〜」

 

「ああ、うん……そうなのか…」

 

「ちょっとも〜、聞いてる〜?」

 

「聞いてる聞いてる……それより、今日はお友達と一緒なのか」

 

「あ、そうそう〜…こちらがころさんだよ〜」

 

「……戌神こおねです」

 

「…志賀航輔」

 

何、この絶妙に気まずい空間…ワイ、帰っていいですか(迫真)

 

ゆびゆびすっげぇ睨んでくるんですもん^〜…ワイ、また何かやっちゃいましたぁ?(なろう)

 

取り敢えず指差し出せば許してくれるかな…ワイの指なんて幾らでも生えてくるんで持ってって、どうぞ(良心)

 

「も〜ころさん、初対面の人にそんな態度とっちゃダメでしょ〜」

 

「だ、だっておがゆ〜!」

 

「……何、どうした…何か訳ありか」

 

「えっとね〜…まあ、何と言うか〜…最近ぼくがころさんに構ってくれない〜って言い出してねぇ?」

 

「そ、それは言わないって言ったじゃん!!」

 

「へぇ…?それで、俺の所為じゃないかって直接見に来たと」

 

成程……いや、そんな事は無くないか?

 

ワイがおかゆんと接している時なんて、お昼の時くらいだし…それだって別に毎日と言う訳では無いゾ

 

そんな毎日おかゆんとお話してたら精神焼き切れちゃうよも^〜、勘弁してちょ^

 

まあ、家帰ったらホロメンいるんですけどね(真顔)

 

それどころかお昼は毎回交代するかの如くホロメンが現れるんですけどね、あ^〜狂い火の音^〜

 

「それで、実際どうだったよ」

 

「やっぱりおがゆの事!こおねから取ってたやん!!」

 

「いや、別に取ってないが」

 

「そうだよ〜、ころさんの相手だってしてるじゃんね〜?」

 

「それは俺に言われても分からんが…」

 

「だって明らかにおがゆが構ってくれる頻度が少なくなったで!!」

 

「う〜ん……みたいだよこう君」

 

「俺に振るな、そっちでどうにかしてくれよ」

 

という訳で何故か、今日一日はおかゆんwithゆびゆび……で行動する事になった

 

……なんで?(困惑)

 

とは言ったものの、ワイは午前で講義が終わるが…おかゆんとゆびゆびはまだ午後の講義があるとの事

 

それまでワイはテラスでゆったりと過ごす事にした……今の内に精神力を回復しておかないとな

 

「あっ!こうく〜ん!」

 

「ヌッ…う"えっ…ん"ん"っ、ふぅ……珍しいな、沙花叉」

 

「講義が終わったからフラフラしてたらこうくん見つけてさ〜…て言うか大丈夫?むせてなかった?」

 

「ああいや、大丈夫だ」

 

シャチィ…ッ

 

おまっ、なんだその格好ッ…胸元ハート型に空いてるじゃねぇかえぇ…ッ?

 

しかも髪型まで変わってるし、クルクルサイドって…クッソ、なんでも似合うのが腹立つ

 

「それでこうく〜ん?沙花叉に何か言うことないかな〜?」

 

「……なんだ、イメチェンでもしたのか?髪型まで変えて」

 

「ちーがーうー!!色々変えたのはそうだけどそうじゃないでしょ!女の子が服装とか変えてきたら言うべき事がまずあるでしょ!!」

 

「似合ってる似合ってる」

 

ニヤニヤしながらワイの隣へ座ってきたので、ちょっと腹立ったから少しからかおうかと思って

 

頭を撫でて適当に誤魔化す……これ精神力ごっそり持ってかれるんですよね

 

おかしいなぁ…回復させる為にテラスに居たはずなんだがなぁ……

 

「あぁ!沙花叉ズルいでござる!!」

 

「ヌ"ッ……なんだ、holoXではイメチェンが流行ってるのか?」

 

「えっ!?…い、いや!決してそう言う訳では…」

 

「この間いろはちゃんとお買い物行ってさ〜、こうくんこう言うの好きかなって言っててね!」

 

いろはす、なんかすっごいキラキラしてるでござる(語彙力)

 

パステルカラーがとてもお似合い、あとその首に掛かってるヘッドホンがいい味出してる…て言うかへそ出しじゃんマジ無理死ぬ(迫真)

 

「そ、それで…その…師匠……ど、どうでござるか?似合ってるでござるか…?」

 

Di molto bene(ディ モールト ベネ)

 

「え?こうくんなんて?」

 

「とてもいい」

 

「ほ、本当でごさるか!」

 

ワイを挟む様にして座らないでもろて

 

ただでさえ普段と服装とか髪型が違っていつも以上に刺激が強いのに、そんなに近付かれたら刺激が強すぎるっピ(2回目)

 

「それより、こうくんはこんな所で何してたの?もしかして暇!」

 

「ああ、悪いがこの後先約があってな…待機時間ってやつだよ」

 

「ふ〜ん……どうせまた女の子でしょ」

 

「人聞きの悪い言い方すんなよ…」

 

「実際どうなんでごさるか?」

 

「……いや〜」

 

いろはすと沙花叉からのジト目がきちぃわマジ

サラッと抱き着かないで貰っていいですさね沙花叉さん、近いんよホンマに

 

取り敢えずおかゆんとゆびゆびも講義終わってる頃合だったから、テラスを後にして二人が居る講義室へと向かう

 

べ、別に逃げて来た訳じゃないんだからね(震え声)

 

「あ〜、こう君わざわざ迎えに来てくれたの〜?」

 

「暇だったからな、待ってるだけってのも悪いだろう」

 

「そ、そんなことしたって!こおねの評価は変わらんからね!」

 

「いや、別にそう言うのを狙ってる訳では無いが…」

 

「それじゃあ行こっか〜」

 

そう言えばどこ行くんだろうか、その辺全く聞いてないんだが

 

おかゆんとゆびゆびが手を繋いで歩く後ろから、その光景を見ながら歩くワイ…そう、こういう形こそ望ましいよね

 

おかころ、ね…うん、そう……こう言うのだよ

 

やっぱ、ワイはぁ…オタクなんやなって(再確認)

 

「どうしたのこう君〜?もしかしてぇ、手繋ぎたいの〜?」

 

「いや全然(迫真)」

 

「ぶ〜、そこは繋ぎたいって言う場面でしょ〜」

 

「友人同士、仲良く繋いでる間にまで入りたい奴は居らんでしょ」

 

「じゃあころさんと手繋ぐ〜?」

 

「何で…?」

 

どう言う流れ…?これがマイペースってやつか…(適当)

 

ちな、今は学園から少し歩いた所にあるショッピングモールに来ている…ここはウチの生徒も割と居るから、あんまり来たくなかったんだがなぁ

 

ウチの生徒が居るって事は、ホロメンが居るって事なんですよ

 

まあ詰まるところ、今の場面を見られるのがあんまり宜しくない訳でして

 

「こうちゃん…?」

 

「ほらね」

 

「あ〜、すいちゃんだ〜」

 

「すいちゃんだ、何しとるんこんなとこで?」

 

「やっほ〜、すいちゃんは知り合いの子と買い物しに来たんだけど……なんでこうちゃんがいるのかな…?」

 

何でござんしょう…そんな目で見んといてーな

 

あとすぐにワイの隣へ移動してくるのやめてもろて、すいちゃんもすいちゃんで近いんよ

 

そんなジト目で見ないでよ、今回はワイが誘われた方なんだからさ(責任転嫁)

 

「むむっ、この人すいちゃんとも面識あるん…」

 

「まあこう君は顔が広いからね〜、色んな人と面識があるんだよ〜…て言うか、すいちゃんは幼馴染だし〜」

 

「えっ?そうなん?」

 

「ま〜たこうちゃん女の子とお出かけしてるんだ〜?すいちゃんは最近全然構ってもらってない気がするんだけどなぁ…?」

 

「そんな事ないだろ、と言うかちょくちょく家に来てるでしょうが…」

 

「すいちゃんが家に居たってフワワとモココの相手してる事が多くない?」

 

「……いや〜、決してそんな事は…」

 

「こうちゃん…?」

 

圧が強過ぎるっピ

あとサラッと手を握らないで貰っていいですかね、はい

 

メチャメチャ気になるんすよ手元が、無意識か分からないけどもワイの掌を弄らないでクレメンス(切実)

 

コネコネしないでもろて

 

「すいちゃんお待た……何してるの?」

 

「聞いてよカリ!こうちゃんが…!」

 

「ああ、またコウスケの事ね……」

 

「またって何、またって」

 

「……いくら何でも顔が広すぎん?」

 

「まあこう君だしぃ、このくらいで驚いてたらキリないよ〜」

 

何とかすいちゃんを宥めて、カリオペに引渡してきた

 

カリオペからも、どこか懐疑的な目で見られた…こりゃ帰った後が怖いな全く

 

ただでさえふわふわ時間(タイム)が確定してるのに、精神的に辛過ぎるっピ……(満身創痍)

 

「スマンな、時間食ってしまって」

 

「いいよ〜全然、すいちゃんは幼馴染だもんね〜」

 

「ふぅ~ん……すいちゃんの幼馴染だったん…」

 

「そうだな、中学くらいからのな」

 

その後は特にホロメンに出会う事も無く、ショッピングモール内を二人と回った

 

途中でアイスやワッフルワッフルを食べ歩きながら、お店を見る…勿論ワイの奢りに決まっとるやん

スパチャが気 持 ち い い

 

いいよもっとこう言うの頂戴

言うてくれれば服とかも買うんだけどね……言わば投資だよ、かわいさへのね

 

「……ホントにお金返さんくていいの?」

 

「大丈夫、使いどころが無いくらいには有るから」

 

「こう君いっつもお金出してくれるのに、返そうとしても受け取ってくれないんだよ〜」

 

「ふ〜ん…」

 

「それで、後はどこを回るんだ」

 

「そうだね〜…お〜?なんかやってるみたいだよ〜」

 

ショッピングモールの吹き抜けになった広間みたいな所、そこでよくイベントとかやってるやん…そこでアイドルのイベントがやってる様で

 

「誰が出てるんだ?」

 

「う〜ん……あれ?そら先輩じゃないかな〜?」

 

「すいちゃんもおるで…え?さっきすいちゃん見たよねぇ?」

 

「ああ、見たな……あ」

 

あれネリッサって子じゃないか(驚愕)

 

ちゃんとアイドルになったんやなって(感動)

……あ、バッチリ目合って超満面の笑みでウィンクされた…あ^〜(瀕死)

 

て言うか背たっか、アイドルってかモデルやろ最早

 

「ああいう所でも活動してるんだな」

 

「そら先輩達も頑張ってるよね〜」

 

「……行くか、邪魔しても悪いだろう」

 

「え〜?見に行かなくていいの〜?」

 

「ああ、すいちゃん達が頑張ってるのは知ってるからな…知り合いが居るより、他の人達に見てもらってファンを増やす方がいいだろ」

 

そして全員黙ってすいちゃん達のグループに貢げ、そしたらツアーとかライブとか色々なお金が手に入る

 

そうなれば最終的に全ての人間に『アイドル』であるすいちゃん達が知れ渡る、詰まり全員ワイと同じ穴の狢になるわけダ

 

全人類オタク化計画、これで世界平和待ったナシですね(真顔)

 

「今日はもう帰るか、時間もいい頃合だろ」

 

「そうだねぇ〜、ころさんどうだった〜?」

 

「……ま、まあ…すいちゃん達とも仲良いみたいやし、性格は悪くない…のかも」

 

「そりゃ良かったよ……あ、悪い…どうやらお呼びみたいだわ」

 

「そら先輩達〜?」

 

「ああ、そう……いや、やっぱ何か帰りたくなってきたわ」

 

「こうちゃん…?」

 

「いや、何でもないわ(掌ドリル)…それじゃまた学園で」

 

おかゆん、ゆびゆびと別れてすいちゃんに連行される

 

従業員専用通路を通り、控え室として使っているであろう休憩室へ連れてこられる…ここ一般人の入っていい場所やないでしょ(正論)

 

「あ!航輔君も来てたんだね」

 

「ああ、そらさん…どうも」

 

「それでこうちゃん、ネリッサと知り合いって聞いたんだけど?」

 

「あー…まあ、そうだな…一回会った事はあるぞ」

 

「恩人って聞いたんだけど、どういう事…?」

 

「……さぁ、俺には分からんけども…本人はどこ行ったんだ」

 

「ネリッサちゃんならお化粧直しに行ったよ?恩人に会うから綺麗にしときたいんだってさ〜」

 

「……こうちゃん?」

 

いや〜何の事かさっぱりですねぇ(すっとぼけ)

 

この後ネリッサと久し振りに再開し、まさかのすいちゃん同じアイドルグループへ入っていた事を聞かされた

 

はぇ^〜世の中ってのは狭いもんですなぁ^

 

さて、まあそっちは差程重要では無いんですがね……最近、学園で絡まれるホロメンが増えまして(震え声)

 

「こうすけ、おがゆ見なかった?」

 

「いや、見てない…昼飯食べる約束でもしてたんか」

 

「そうなんだけど…ま、いいや…こうすけ食べよ〜」

 

「よっしゃ何食べたい、何でも買ってやるゾ」

 

「また買おうとしてるん〜?別にこおねはいいって」

 

「まあまあ、付き合えよ」

 

「どういうこと…」

 

ゆびゆびとはおかゆんと遊びに行った後も、何度か遊びに行く内にいつの間にか仲良くなりまして

 

まあ一方的にワイがスパチャしてるいつもの光景ですね(笑顔)

 

あともう一人、ネリッサが学園に通い始めた……どうやら流石は音の魔人、日本語は音で聞いて覚えたそうだ

 

末恐ろしや……ところで、ワイの精神の行き場はどこ……ここ…




まあ切っても再生するんですけどね

取り敢えずホロの方もリクエストBOXを作ったので、そっちの方に色々と書いてって下され
リクエストBOX

何の告知もしてないのに、既に何件か入ってたのは驚いたけれども

次はクリスマスに上げる予定ですが、遅れたら許してヒヤシンス

ではでは、またお会いしましょう


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ワイからスパチャを取ったらただの廃人オタクじゃないか(迫真)

どうもAZAZELです
メリークリスマスなので初投稿です

良い子のみんなにはプレゼントが届くでしょう、私は友人からスタバの700円券を貰いました
何飲もうかしら、多分年明けてからになるだろうけど

あとリクエスト宜しくお願いしますね…て言うかリクエストしてもろて、どうぞ
リクエストBOX

ではほんへどうぞ


クリスマス、誰か知らん人の誕生日を祝う日……専ら世間じゃ、良い子にしてた子供にプレゼントが届く日

 

さて、ワイは既に大学生…プレゼントを贈られる様な歳でもない

 

て言うかどちらかと言うと、ワイが贈る側まである

 

ただ、ホロメンに贈るとして…普段からスパチャし過ぎて特別感が無さ過ぎる、まさかの弊害が(困惑)

 

「こうちゃんメリークリスマス!」

 

「ああ、すいちゃん…メリークリスマス」

 

「何か考えごと?」

 

「ん〜…まあそうかな、プレゼントを配って回ろうかと思ったんだが…」

 

「ストップ、コウスケ…今日はお金使うの無しよ」

 

「……ゑ?」

 

ワイに死ねと……?

スパチャのないワイなんて、ただの廃人オタクじゃないか(困惑)

 

クッ、流石は死神…まさか不滅のワイをこんな方法で殺すとは…(感嘆)

 

「……何で?(震え声)」

 

「いっつも私達にばっかり何かくれるじゃない、だから今日はお金は使っちゃダメ」

 

「えぇ……そん、ええ…(困惑)」

 

「そんなに嫌なの…?」

 

スパチャこそ我が生き甲斐、流石に本人達の前では言わないが…ホロメンにスパチャしてワイは死ぬんや(迫真)

 

「フワワ!モココ!こうちゃん確保!」

 

「ごっしゅじーん!!」

 

「わーい!!」

 

「うおっ……いきなり飛び付いてくるなよ」

 

「今日はフワワ達がご主人を見張る!」

 

「YES!お金使ったらカリに報告するって言われた!」

 

マジィ?徹底的すぎひん流石に…いやまあ、そこまで言われたら使わないけれども

 

いやぁ…しかしクリスマスにワイ何も出来ひんとは、カリオペに言われちゃったらしょうがないね(諦観)

 

「ご主人どこ行くの〜?」

 

「君らのお友達の所」

 

「ビジューちゃん?」

 

「そうそう」

 

「お金使っちゃダメだよ!」

 

「使わない使わない、持ち合わせの分でやりくりするから大丈夫」

 

クリスマスに一人ぼっちで洞窟の中ってのも可哀想だろう

 

そして金の使えない廃人オタクがせめてもの抵抗で行うスパチャだ

 

「ビジューちゃん!遊びに来たよ〜!」

 

「ひさしぶり〜!」

 

「フワワ、モココ…それに君まで来たんだ、でも何しに来たの?」

 

「事情があるとは言え、洞窟でクリスマスは退屈だろう…だからこれを持って来た」

 

ストレージからクリスマスツリーを取り出し、ビジューの横へ置く…因みにこれは自作した、光ってる飾りは全部『祈祷』で作った

 

ちゃんとお金は一銭も使ってない、フロムラーを舐めるなよ(迫真)

 

あとてっぺんの輝く星は『コスモクリスタル』を加工したもの、祈祷を使わなくても輝いてる…すごーい(小並感)

 

「これ……ツリー?」

 

「ご主人いつの間に作ったの!すごい!!」

 

「きれいー!」

 

「洞窟の岩じゃ味気無いだろ、せめてそれでも飾っておけ」

 

「……うん、ありがとう」

 

「じゃあ俺は戻る、行くぞ」

 

「はーい!またねビジューちゃん!」

 

「ばいばーい!」

 

やっぱぁ、スパチャってぇのはァ……最高やな

 

取り敢えずやっておきたかったことは済ませたし、後は適当に街をフラつきますか

 

カリオペに夕飯が出来たら連絡するから、それまで帰ってくるなと言われてしまったし…さて、何をしようか

 

「あれ、こうさんじゃないですか……そちらのお二人は?」

 

「お、おう…ぼたんか、この二人は…今ウチにいる子の知り合いの子でな、この街に来てるから預かってるんだよ」

 

「へぇ、そうなんですか……また増えましたね?」

 

こんな伏線回収は要らない(大迫真)

 

おいコラ、ふわもこコンビニ…そんなにワイに擦り付くなって、ししろんの目がどんどん怖くなってるんですがそれは(恐怖)

 

「……仲が良いんですね」

 

「あー…まぁ、そう…なのかもな」

 

「…あっ、忘れてましたこうさん…私からのクリスマスプレゼントです」

 

「おお、ありがとう…」

 

そう言ってししろんから渡された箱…今ここで開けるって訳にもいかないか

 

家に帰ってから見るとしようか

 

「中はグラスが入ってます、お酒を飲む時にでも使って下さい」

 

「そりゃいい、また飲みに誘われた時に持っていくよ」

 

「…はい、是非そうして下さい」

 

…?なんか機嫌いいなししろん

まあホロメンが機嫌良くてワイも嬉しいですよ、ええ

 

ししろんと別れて、再度街をぶらつき始める

 

街の中も随分もクリスマス一色やな……リア充共がいっぱい居るよ、まあそれ今のワイが言うとブーメランでしかないけど

 

ワイだって狙ってそうなった訳やないねんな(切実)

 

まあふわもこコンビの場合、ワイにくっ付いてると高確率で兄妹に間違われるけども

 

「おお!こうすけだ余!」

 

「うわ〜、相変わらずはべらせてんねぇ」

 

「こうすけくんやっほ〜!」

 

「人に対してうわ〜は無いだろ、あとこの子達はウチにいる子の知り合いの子だよ…今預かってんの」

 

ぬいぬい、お嬢、団長と出会った…みんな防寒着でモッコモコになっててかわE

 

肌面積が少ない防寒着でも何故かモコモコしててかわいい、そう思わんかね?(同調圧力)

 

「モココ!」

 

「フワワ!」

 

「へぇ、かわいいね〜…獣人族の子?」

 

「そうだな」

 

「なんかずっとこうすけにピッタリだ余…」

 

「まあどうせ彼の事だし、何かしたんじゃないのかな」

 

「おい、聞こえてるぞ機動隊隊長さんよ」

 

団長がふわもこコンビの頭を撫でる…でもこの子達一向にワイの腕からは離れようとしないのよね、なんで…?(困惑)

 

ぬいぬいとお嬢は何か言ってるし……ワイ別に何もしてへんもん、ホントやもん

 

「それで、何してるんだ」

 

「見廻りつでに夕飯の食材を買おうかと思っててね、そういう君は何してるの?」

 

「暇ならこうすけくんも来る?」

 

「いや、俺は帰らないと同居人に怒られちまうからな…夕飯が出来るまで外に出てろって言われてて、フラフラしてる」

 

「同居人…?こうすけって一人暮らしじゃないのか?」

 

「あー…最近、街の外から知り合いが帰って来ててな…ウチに泊まらせてるんだよ」

 

「へぇ……こりゃ女の子だな」

 

「聞こえてんぞ機動部隊隊長殿」

 

いやまあ実際、間違いでは無いから言い返せはしないけども……

 

そう言えば、狭間の地で作ってた『勇者の肉塊』が余ってた様な気がする……いやこれ結構余ってんな

 

攻略の為にアホみたいに生成してた時あったからなぁ…ストレージで腐らせるのも勿体無いし、多分飲むんだろうからお裾分けしとこ

 

「この後酒飲むのか?」

 

「そうだよ〜、アタシが持ってきた果実酒とか…あやめの持ってきた日本酒とか」

 

「じゃあ肉をやろう、いい酒の肴になるぞ」

 

「お肉か!美味しそうだ余!!」

 

「おぉ〜…美味しそうだね!これこうすけくんが作ったん?」

 

「ああ、ダンジョンに潜ってた頃に食ってた」

 

かわ余

 

キラキラさせて食いついてくるのかわ余

やっぱぁ、ワイからスパチャは切っても切り離せないんやなって…(適当)

 

「じゃあ俺はこれで…」

 

「あ!ちょっと待って余!こうすけに渡そうと思ってた物が……はい!クリスマスプレゼント!」

 

「ありがとう」

 

「じゃあまた学園でな!」

 

「じゃあねこうすけくん〜」

 

「色々気を付けなよ〜」

 

お嬢達と別れて、また街の中を歩き出す…うお、でっけぇクリスマスツリー…なんやカップル多ないか

 

いやまあ、確かにクリスマスってそういう時期ではあるけれども

 

「ご主人、お金使わなくてもいっぱい物出てくる」

 

「…ああ、まあ…そうだな…ダンジョン攻略ってのは、アドリブ力と備えってのが大事なんだよ」

 

「ダンジョン…?」

 

「あれ?知らんのか…あの辺にいっぱいドームみたいなのあるだろ、あそこから行けるんだよ」

 

「面白そう!行きたい!」

 

「モコも!」

 

「じゃあその内連れて行くよ」

 

でっかいツリーの近くに座って、ボーッと眺める

 

ふわもこコンビはワイの両肩に頭を置いているのだが…いや^〜結構キツいっす^

頭グリグリすんのやめてもろて(切実)

 

「およ、こう君じゃないですか」

 

「あれ、こんな所で何してるの?」

 

「…フブキとみおか、奇遇だな…俺は夕飯が出来るまでの暇潰しだ」

 

「そうなんですね……ところで、そのお二人は…?」

 

「ああ、今ウチに居る街の外からきた子の知り合いの子でな…預かってるところなんだ」

 

「へ、へぇ…なんか、随分と距離が近いような…その子達も獣人族なんだね」

 

みおママがふわもこコンビを覗き込むと、二人もみおママとフブキングの耳を見て少し反応をする

 

二人の匂いを嗅ぐ素振りを見せ……ワイへ更にくっ付く

 

うげぇ^〜死んでまうで^〜(迫真)

 

「ご主人はフワワのだもん…」

 

「モココのだもん!」

 

「えなにそれは(困惑)」

 

「ご、ご主人!?こう君ってそういう趣味が…」

 

「えぇ…そんな呼び方させてるの君…?」

 

「違うけど…まあ、あれじゃない…種族的な何かがあるんでしょ(適当)」

 

「適当だなぁ…」

 

実際知らんから、しょうがないね(諦観)

 

いやワイだって何回か抗議したんよ、してもその度にヤダヤダ言われて突撃される始末

 

捨てないでだの何だのと言われてカリオペからは変な目で見られるし、クロニーも呆れ顔だし…IRySに至ってはちょっと怒ってくるし

 

純粋でかわいいよIRyS(脳死)

ぷりぷりしてるのかわいいよ(脳死)

 

話が逸れたが、結論としてはワイには無理って事が分かったよ(真顔)

 

「と言うか、やっぱりこう君って獣人族を手懐けるのに慣れてると言うか…」

 

「まあ人タラシってやつだよね、おかゆと一緒だよ……あっ!忘れそうになったけど、学園で渡そうかと思ってたものがあるんだよ」

 

「おお!白上も忘れてました!」

 

「……今日は色々と貰うなぁ」

 

フブキングとみおママからは紙袋を一つ貰う、ワイも何かあげようかな……この二人に合った物、なんかあったかな…

 

丁度フローズン・レーズンが目に入ったからこれにしよう…一回食べてみたが、思いの外クセになる

 

「じゃあ俺からはこれをあげよう、レーズンだ」

 

「レーズン…?でもこれ、凍ってませんか?」

 

「そのまま食えるぞ、面白い食感だから試してみてくれ」

 

「へぇ、これどこで買ったの?」

 

「買っては無い、ダンジョンで拾った物だ…俺も一回食って何とも無かったから、多分大丈夫だぞ」

 

まあワイの場合、何かあっても黄金律君がどうにかしちゃうんで結果的に何も起きないんですがね(迫真)

 

でも食べてる時に毒気とかは無かったからへーきへーき

 

「む〜…白上達も結局こう君から貰ってばかりですね…」

 

「今日こそはお返ししようと思ったんだけどね〜…君には敵わないね」

 

「別に普段のアレも気にする必要は無いぞ…俺がやりたくてやってるんだから」

 

「そういう事じゃなくてですね〜」

 

「そういう事じゃないんだよね〜」

 

ヌッ、オタクがスパチャする事の何が不思議なのかね…ワイの最高額は5億の赤スパだぞ、赤どころかドレッドノート級ですわ

 

ド級のスパチャ、ドスパチャだゾ(迫真)

 

まあそんな事をしているワイからしてみれば、今更な話な気がするけれども

 

「……ご主人!カリがご飯できたって!」

 

「ごはん!ごはん!」

 

「ああ、もうそんな時間か…じゃあ俺はもう行くよ、また学園でな」

 

「はい!メリークリスマスですこう君!」

 

「じゃあまたね、メリークリスマス」

 

家に帰り、居間へと向かう…て言うか玄関から察してはいたが、さては人数増えてんな…?(名推理)

 

「おかえりこうちゃん!ネリッサとそらちゃん来てるよ!」

 

「メリークリスマスだよ、航輔君」

 

「Merry Christmas、コウスケ」

 

おっほネイティブ、流石はENやなって…(感動)

 

て言うかやっぱり大きいよなネリッサ、ワイと殆ど変わらんぞ……やだめっちゃ性癖刺さる、死ぬ(迫真)

 

取り敢えず貰った物を開封する

 

ししろんからはワイングラス、何か模様が描かれてるが……これペアグラスじゃないか?でも一つしか無いけど…まあいいか

 

お嬢からは朱色の盃、お嬢らしくてとても好きです(脳死)

 

フブキングとみおママからは角錐型のクリスタル、所謂インテリアってやつですね

内部には薔薇が彫ってある、きれい(小並感)

 

「フワワ、モココ…お金使ってなかった?」

 

「うん!使ってなかった〜!」

 

「そう、ならいいわ…それじゃ夕飯にしましょう」

 

カリオペの作ったクリスマス仕様の夕飯をいただく

とてもアメリカンチック、悪くない…七面鳥とかあんま見た事ないぞ

 

すいちゃん、そらちゃん、ネリッサから何か欲しいものは無いか聞かれたので…持ってるポストカードに生サインして貰った

 

狂いそうッ…(膨大な歓喜)

 

そんなんでいいのかって言われたが、それでいい…寧ろそれがいい(迫真)

あと何故かプロダクションの取締役から感謝のお手紙があるみたいで、すいちゃんから貰った

 

カリオペ、クロニー、IRySからは手作りのクッキーを貰った…美味い(大迫真)

 

て事で、お返しという訳で『ギャラクシークリスタル』の内部を加工してエルデンリングを彫ったクリスタルの置物を皆に配った

 

「……はぁ、コウスケ…いや、有難いけれども…」

 

「まあまあカリ、こうちゃんはそういう人だから」

 

「キレイですね…大切にしますよ、コウスケ」

 

「ありがとうね航輔君…また貰っちゃったね、今日は返そうと思ってたのに」

 

カリオペに溜息を吐かれ、すいちゃんからは若干の呆れ視線を貰った……なんでや……ッ




次は年越しで会いましょう、私は実家に帰ります

年越し書いて、初詣書いて…そんな感じで行きますわ
リクエストは年末とか関係無いものでも全然OKですので
リクエストBOX

では皆さん、良いお年を

ではでは、またお会いしましょう


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来年?余裕を持って行きたいね(願望)

どうもAZAZELです
大晦日なので初投稿です

沖縄から帰ってきてバチくそ寒いですね
そもそも冬でも20℃切らないってのが暖か過ぎるんですわ、蚊が居たぞ蚊が

11月半ばまで蝉鳴いてたし

ではほんへどうぞ


あ^〜年末(2回目)

本当に年末なので間違っては無い

 

クリスマスが過ぎればもう年越しですわ、1年経つのが早い早いこと早いこと

 

「こうちゃん、今日は何か予定あるの?」

 

「いや、特に何も決めてない」

 

「そうなんだ〜…じゃあ、今日はもう年末だし…ゆっくり家で過ごそうよ」

 

「……そうだな、今日は家でゆっくりしようか」

 

当たり前の様に居るすいちゃん……まあ今更だけども

 

カリオペが自前の炬燵を持って来ていたので、それをテレビの前に広げている

 

炬燵の恩恵を受けながら家でダラダラとしている、肩と肩が当たる距離にすいちゃんが居ることを除けば快適ですね

 

すいちゃんの歌声は癌に効くが、近過ぎると精神的に逝っちゃうわよ^

 

「こうちゃんは今まで年末って何してたの?」

 

「年末…?家に居た記憶が無いから、ダンジョンに潜ってたんじゃないかな」

 

「相当だよねそれ……まあ今年はすいちゃんと一緒に居てくれてるし、それでいいけど」

 

「コウスケ、年末までダンジョンに潜ってたの…本当、そこまで来ると病気よ」

 

「俺の生き甲斐だったんだからしょうがないだろ」

 

あの頃は攻略こそ人生だったからなぁ…そのツケが今になって全部回ってきてるのホンマ辛い

 

いやまあ、自業自得ではあるんですけどね……遠巻きに眺めたい人生だった(辞世の句)

 

ちな、ふわもこコンビは炬燵で寝てる…かわいいね(脳死)

 

「クロニーとアイリスはどうした」

 

「あの二人なら買い出しに行ったわよ、今日は年越しよ…蕎麦の材料が無いと作れないでしょ?」

 

「ああ、成程ね…」

 

「すいちゃんお肉の蕎麦食べたーい」

 

「リクエストは後で全員に聞くわよ、私もそれまではここでゆっくりするわ」

 

そう言ってワイの隣へと入ってくるカリオペ……何故そこなんだい?(ロナウド)

 

もっと広いところが空いてるで候、これ以上ワイの精神を追い詰めないでたも(切実)

 

「…あ、そらちゃん達から連絡だ……え〜…」

 

「何の連絡だ」

 

「ん〜…なんかお偉いお客さんが来てるから、来てくれって…」

 

「ああ、株主かなんかだろ…年始も年末も、そういう人とは挨拶しておいた方が良いぞ」

 

「やだ〜…!こうちゃんといる〜…!」

 

「俺に駄々をこねないでくれ、社長に直談判してきたらどうだ」

 

「昔やったもん、マネちゃんにメチャメチャ怒られたしもうしないって約束させられた」

 

えぇ....(困惑)

 

流石はすいちゃんやなって、肝っ玉据わってるぅ^

 

て言うか一体何を直談判したんですかねぇ……マネちゃんも大変やな、すいちゃんかなりの暴れ馬じゃないかこれ(確信)

 

「ほら、そらさん達も待ってるんだろ?早く行って早く帰ってきな」

 

「……こうちゃんがギュッてしてくれなきゃヤダ」

 

「なにそれは…(困惑)」

 

「してくれなきゃ行きたくない!」

 

そう言って手を広げるすいちゃん……えぇ....(困惑)

ワイにやれと申すか、年末まで精神削るんすか^

 

いやまあ、断れはしないけれどもね?ホロメンからのお願い事を断れる訳無いってそれ一番言われてるから(自負)

 

すいちゃんを抱き締める、あ^〜削れる音^〜(精神)

 

「はい、これでいいか?」

 

「うん…じゃあパッと行ってパパっと帰ってくる!じゃあ行ってきまーす!」

 

「……年越しまでに間に合えば良いな」

 

「そうね…そう言えば、ぐらとイナからよろしく言っておいてって言われたわ」

 

「ああ、そうなのか…あの二人は何をしてるんだ?」

 

「イナは相変わらず籠ってるわよ、ぐらは本国に帰ってるわ…用事があったみたいよ」

 

「そうか…次会ったら宜しく言っといてくれ、まあ俺の方が先に会ったら俺から言うわ」

 

すいちゃんが家を出ていく音で目が覚めたのか、ふわもこコンビがワイの方へもそもそと寄って来た

 

ワイの両膝に頭を置いてまた寝始める…かわ(脳死)

は^〜マジかわ

 

「その二人も随分と君に懐いてるわね」

 

「仲良しなのはいい事です!」

 

「おや、お帰りクロニーとアイリス…と、議長殿も居たのか」

 

「そうだよ〜、コウスケには色々と迷惑掛けたからね…ボクからのお詫びとこれからもよろしくという意味を込めて、プレゼントだ」

 

「別に迷惑とは思ってないが、これからは遠慮したいものだな」

 

「まあまあそう言わずに、議会からのプレゼントだ…彼女らからもよろしくと言われたよ」

 

良いお肉を貰った、いーぶい

所謂A5ってヤツですかな?これは後で酒の肴にしよう、カリオペに頼んで(他力本願)

 

ワイがやるよりそっちの方が絶対いいに決まってるからね、しょうがないね

 

「そこの二人も大人しくしている様だし、ある意味コウスケに預けて正解だったかもしれないな」

 

「おい、脱獄されてるの忘れるなよ」

 

「いや〜なんの事やら…でも彼女達もコウスケに出会って、良かったんじゃないか?シオリに関しては何を考えてるか分からないけど」

 

「ああ、そうだな…俺もあの子が一番不思議だよ」

 

唐突に現れるのも本当に勘弁して欲しい(切実)

心臓に悪過ぎるんだよ、ただでさえ顔が良いのに……

 

まあそんな事言ったらホロメン全員そうなんですけどね(至言)

 

「それじゃ、ボクはこれで帰るよ…またね」

 

「ああ、他の子にもよろしく」

 

黒い穴の中へと消えていくハコス……議会は年末年始関係ないのかね、て言うか議長がちょこちょこコッチに来てて良いんかね

 

この間だってウチで珈琲飲んでたぞあの議長…まあクロニーの様子見なのかもしれないけども

 

「……まあ私も、ネリッサの件に関しては感謝してるわよ」

 

「ああ、あの子…アイドルになれる可能性を秘めてるし、本人もその気だったから少しお手伝いしただけだ」

 

「結果的に彼女も、やりたい事がやれたみたいで良かったわ…それにその子達も居場所が見つかったみたいだし」

 

「……まあそれなら良いんだがな」

 

相変わらず膝に顔を置いて寝るふわもこコンビ……かわいい(脳死)

 

暫く炬燵に入りながらテレビを見ていると、携帯に連絡が入った…誰からの連絡かと思えば、何処ぞの元裏組織にボスだった

 

なんやコイツ…(素)

年明けに新年祝賀の土産を送るらしい、そうなんだ(無関心)

 

「誰から?」

 

「ちょっとした知り合い、年明けたら新年祝いでソイツから何か届くらしい」

 

「あら、律儀な人ね」

 

「……まあ、そうだな」

 

お、別の人からも…真哉と舞彩さんからだった、二人は実家に帰った様だな

 

二人してワイがこんな日までダンジョンに潜ってるんじゃないかと、心配しての確認の連絡だった

 

今そんな事したらすいちゃんやカリオペにめちゃんこ怒られるだろうから、絶対にやってはいけない(戒め)

 

「……悪い、少し出てくる」

 

「どこ行くの?まさかダンジョンじゃないわよね」

 

「そんな訳ないだろ、知り合いの所だよ…すぐ帰ってくる」

 

「ふーん…?フワワ、モココ…コウスケが散歩に行くらしいわよ」

 

「お散歩!フワワも行く!」

 

「モココもー!」

 

「別に嘘じゃないって……」

 

「日頃の行いね、自業自得じゃないかしら」

 

なんやてクロニー(棒)

言い返せないのがつらたん

 

まあふわもこコンビを連れて行っても問題は無いし、大人しく二人を連れて外へ出る…そして向かうは人気のない場所

 

「そろそろ良いだろ、何の用だ」

 

「ちゃんと人払いはしてくれるのね、優しいわ」

 

「どうせ人混みじゃ出てこないだろ」

 

「あ、シオリだ」

 

「シオリだ〜」

 

「ハァイ、双子ちゃん…元気そうね」

 

何も無い空間から突如現れたのはシオリ・ノヴェラ……やっぱ顔が良いんやなって(迫真)

 

「それで何の用だ、態々出てきやすい場所に来てやったんだ」

 

「別に、特に無いわよ…敢えて言うなら、君の顔を見に来たのよ…もうスグに新しい(物語)になるわ、君の顔を見納め…って訳よ」

 

「そんなんで来たのか……まあ何でもいいが、満足したか」

 

「ええ、満足したわ…また新しい(物語)が始まったら、君の人生(物語)を楽しみにしているわ」

 

「……そうかい、じゃあ精々良いお年を」

 

「フフ、律儀ね…じゃあねコウスケ」

 

そう言って姿を消したシオリ…マジでそれをしに来ただけなんすね、ホンマ何考えてるかが一番分からないな

 

まあだからと言って何も思わないが、ホロメンだからね…ホロメンならば全てワイのスパチャ対象だよ(王者の風格)

 

「さて…フワワ、モココ…二人はここで見張り役だ」

 

「見張り…?ご主人は何しに行くの〜?」

 

「友人と会ってくるだけだ、10分経って戻らなかったら入って来ていいぞ」

 

「はーい!じゃあ見張ってる!」

 

「見張る!」

 

さて、訪れたのはholoX…お歳暮でも贈ろうかと思ってね、まあもう年末だから遅過ぎると言えばそうなんだが

 

スパチャに時期など関係無い、何時でも全力投球…それがスパチャなのだよ

 

それ最早、お歳暮とか関係なくお前が贈りたいだけやろとか煩いぞ(迫真)

 

何かと時期だ何だと理由を付けてスパチャしたいだけだろとかうるせぇぞ

 

「あれ?航輔君、どうしたのこんな年末に」

 

「お歳暮ってやつですよ、かなり遅くなりましたけどね」

 

「お歳暮って…寧ろ私達から航輔君に贈るべき物じゃないかな」

 

「まあそう言いなさるな、どうせ金は有り余って使い所がこういう事しか無いんだよ…という訳ではい」

 

「これは…蕎麦?」

 

「俺が作った訳じゃ無いが、年越し蕎麦用にでも使ってくれ」

 

「ありがとう……貰ってばっかりね、頭が上がらないわ」

 

「俺がやりたいだけだ、気にするな」

 

やっぱぁ、スパチャをぉ…最高やな(再確認)

 

コイツ年越し直前までスパチャしてるよ……

ここまで来るといよいよもって病気だよね(自虐)

 

ワイのアイデンティティやで、今更やがな(自問自答)

 

という訳で、沙花叉やこよこよに絡まれる前にholoXから退避する…さっさと戻らないとふわもこコンビが来てまうからね

 

「じゃあ帰るか、すいちゃんも帰ってるかもしれん」

 

「はーい!」

 

「ごはん楽しみー!」

 

何故か手を繋いで帰宅……なんでや(迫真)

 

しかも両サイドやぞ両サイド、並のオタクなら死んでたね間違いない(確信)

まあワイも吐血寸前なんですがねHAHAHA

 

帰宅、何か靴が増えてないか…(震え声)

 

「こんかぷ〜!すいちゃんと会ったからついて来ちゃった!」

 

「ああ、メル……俺部屋に居るから蕎麦できたら呼んで」

 

「あ〜!なんで部屋にこもろうとするのさー!メルとお話しようよ〜!」

 

「そうだぞこうちゃん!大人しくコタツに入れー!」

 

ホロメンに勝てる訳ないだろいい加減にしろ(迫真)

 

すいちゃんとメルちゃんに捕まり、炬燵へ連行される…ふわもこコンビはIRySとぬくぬくしておる

 

はーかわ(大迫真)

 

ワイはメルちゃんとすいちゃんに挟まれ、てか近く過ぎるっピ…もう少しだけでもいいので離れて貰っても…?駄目ですかそうですか

 

「こうちゃんは今年何してたの?メルはほとんど一緒に居なかったから聞きたいな〜」

 

「言ってもダンジョン潜ったり学園に行ったり…そんなに面白い話は無いと思うが」

 

「こうちゃん、最近はよく女の子と遊んでるじゃん」

 

「え?そうなのすいちゃん…も〜こうちゃん、すいちゃんが居るのに他の子にも手を出してるんだ〜?」

 

「語弊のある言い方をしないでくれないか…?」

 

「だってこうちゃん、最近昔よりもすいちゃんの事構ってくれなくなったもん!」

 

そんな事ないとワイは思うんやけどなぁ……だって週5でウチに来てるんだぜ?

家が近いって、強いよねって改めて思った訳でして(遠い目)

 

「そんな事ないと思うが……」

 

「そんな事あるも〜ん」

 

「それじゃあ…これからはメルの事も構ってくれないとなぁ〜、メル寂しくて泣いちゃうかも」

 

お前に涙は似合わないぜ(適当)

 

「……まあその内、遊びにでも行こうか」

 

「やった〜!」

 

「年越し蕎麦ができたわよ、皆取りに来て」

 

カリオペが作ってくれた蕎麦を皆取りに行き、ワイとメルちゃんとすいちゃん…IRySとふわもこコンビは炬燵へ

 

カリオペとクロニーはテーブルで、蕎麦を食べる

 

「もう年末だね…こうちゃん、来年もよろしくね」

 

「そうだな……1年が経つのが早くなった様に感じるよ」

 

「メルもこっちに帰ってきたから、来年からはメルとも遊んでね?」

 

「それは勿論」

 

色々とあった1年だったな……自身が如何に無意識だったか思い知らされたし、もう少し熱中の仕方ってのを考えないといけない事も分かった

 

ホロメンがこの世界に居るってのには感動した……まあ如何せん、距離が近過ぎるってのがアレなんだが

 

ともかく、来年は精神的に余裕を持って行動出来たら……まあ、いいな(願望)

ワイからの来年へ向けての、抱負でした




皆さん出して欲しいホロメン居たらリクエストBOXに書いて下さいね

あと基本的にリクエストBOXに私自身は書き込みをしませんが、全部読んでいるので悪しからず
活動報告の方にあるので、宜しくお願いしますよ

では良いお年を


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女の子の晴れ着がかわいく無い訳ねぇだろ(大迫真)

どうもAZAZELです
新年初投稿なので初投稿です

大事な事なので二回言いました

皆さん年越しは何しましたか、私はテレビを見てました……そう言えば初詣って皆さんは行きますか?私は行きません、面倒なので

あ、リクエスト宜しくお願いしますね
リクエストBOX

ではほんへどうぞ


新年、迎えましたね

 

まあ…今年はね、精神的余裕を持って過ごしたいとね…はい、思いますよ

 

「こうちゃん見て見て〜!どう!」

 

「ああ、うん…かわいい(迫真)」

 

晴れ着のすいちゃんがかわいくない訳ねぇだろいい加減にしろ(大迫真)

は^ーこれだからもう……最高かよ

 

「コ、コウスケ…私のは、どうかしら?」

 

「似合ってる似合ってる、なんかカッコイイ…と言うか、アイリス達の晴れ着はいつの間に買ってたんだ」

 

「ああ、私が買ってきたのよ…折角なら着させてあげたいじゃない?」

 

おかんクロニー、ママ化が止まらない

いやまあ、ワイからしても微笑ましいので全然良いのですが

 

IRySとふわもこコンビが晴れ着着とる……ヌ"ッ(瀕死)

 

さっき余裕もって行きたいって言ったばっかりだろいい加減にしろ

 

「それで、初詣はすいちゃんの知り合いの所へ行くって話だが…近いのか?」

 

「うん、近いよ〜…て言うか本当に知らないのこうちゃん?結構有名だと思うんだけど」

 

「さあ、初詣なんて生まれてこの方行った記憶が無いからな」

 

「コウスケはダンジョンに潜りっぱなしだったからでしょ」

 

Exactly(その通り)

 

まあすいちゃんの知り合い且つ、初詣する所…詰まるところ神社かお寺の関係者、って言ったらもう一人しか思い付かないけどね

 

えりーと(笑)でしょうよね

 

「ご主人、はつもうでって何するの?」

 

「何するって言われるとな……まあ新年祈願ってやつだろ、今年一年を良い流れにする為の」

 

「ふーん?美味しいものある?」

 

「まあ屋台が出てるんじゃないか」

 

「ホント!」

 

「モココも食べたい!」

 

そっちがメインだろわんころ達め、かわいいね(脳死)

 

すいちゃん達と家を出て神社へと向かう……おん、こんな近いところに神社なんてあったんやなって…

 

何で知らないんですかね、家の近くなのに(自虐)

 

「おっ、すいちゃんにゃっはろ〜…あけましておめー」

 

「適当過ぎだろみこち、それでも巫女かよ」

 

「正式な巫女だにぇ…って、そっちの人って…もしかして……」

 

「そうそう、すいちゃんの幼馴染…こうちゃんだよ」

 

「志賀航輔、よろしく…あとあけましておめでとうございます」

 

「あ、どうも…さくらみこです、あけましておめでとうございます」

 

やっぱみこちだったか……え?て言うかこんな近いところにみこちの神社があったん?

 

えぇ....(困惑)

そんな、今の今まで気が付かない事とかある?

 

お前ホロリスナー降りろ

 

「ふーん…にしても君がすいちゃんの幼馴染か〜……」

 

「そう言う君はすいちゃんのお友達かね」

 

「そうだにぇ!」

 

「みこち、あんまこうちゃんジロジロ見ないで」

 

「な、なんだよ…そんな急に怖い顔すんなよ星街…」

 

「まあ取り敢えず、お参りするか」

 

すいちゃん達と参列者の列に並び、お賽銭を投げ込んでから鈴を鳴らす……二礼二拍手一礼、で良いんだっけか

 

とにかく精神面で負荷が掛からないように神頼みしておいた(懇願)

 

これ叶わなかったらワイ、神殺しよろしいか?(掌ドリル)

 

「コウスケは何かお願いごとをしたの?」

 

「……まあ、平穏でありますように…って」

 

「そう、らしいと言えばらしいわね」

 

「そう言うカリオペは?」

 

「私は……べ、別に何だっていいじゃない」

 

何でそんなに顔赤くするんすか、かわいいじゃねぇかよ(脳死)

 

「フワワはご主人と一緒にいれるよにってお願いした!」

 

「モココも!ずっと一緒にいられるように!」

 

「おーそうか(瀕死)」

 

「……貴女も彼女達みたいに素直になれれば、多少は良くなるんじゃないかしらね…死神さん?」

 

Shut up(黙れ)

 

「私もコースケと楽しく過ごせるようにお願いしました!」

 

あ"あ"あ"あ"あ"あ"(即死)

 

我が人生に一遍の悔いなし……新年始まって早々、人生(物語)が終わりそうなんですけどそれは…(困惑)

 

「聞いてた通りの誑しっぷりだにぇ…」

 

「でしょみこち、これどうにかならない?」

 

「みこがどうにかできる訳無いにぇ…て言うかすいちゃんが自分でどうにかするしかないでしょ」

 

「できてたら言わないっての」

 

ヌッ、なんか見知った顔が見える見る……太いぜ、角が(倒置法)

 

はぇ^〜holoXも全員晴れ着姿やないですかも^〜、これ以上ワイの精神を追い詰めて楽しいかオォン?

 

いよいよもって爆発(発狂)するゾ

 

「あれ?こうくんじゃ〜ん!」

 

「あ、師匠でござる」

 

「ああ!こう君みてみて!こよの晴れ着どう!」

 

「かわいい(脳死)」

 

「えへへ〜ありがと〜」

 

「ああ!こうくんこうくん!沙花叉のは!?」

 

「かわいい(脳死)」

 

「やんありがと〜」

 

「し、師匠!拙者のはどうでござるか…!」

 

「かわいい(脳死)」

 

「そ、そうでござるか…よ、良かったでござる……」

 

かわいい(脳死)

 

Botですねクォレハ……ちゃんと自分の意志を持って、どうぞ

 

いや、脳死はしてるけど心の底からかわいいと思ってるから…ワイのかわいいはちゃんと誠実としたかわいいだから

 

誠実じゃないかわいいって何だよ(迫真)

 

ルイルイとラプちゃまも来られた様で……二人共とてもダイナマイッ

 

「航輔君、あけましておめでとう」

 

「おう、あけましておめでとうだな!こうすけ」

 

「その晴れ着どっから買ってきたんだ?」

 

「一応仕立ててもらったんだよ、航輔君の援助もあったし…何よりラプが着たいってうるさかったし」

 

「ああ、成程……馬子にも衣装だな」

 

「ブッ飛ばすぞお前?」

 

殴って、どうぞ(迫真)

右頬を差し出したら左も差し出す、それが紳士(聖人)ってものだからな

 

多分、ご褒美にしかならないと思うけど(真顔)

 

まあYMD、今デカいからマジで晴れ着が似合う似合う……あ^〜直視したら死にそうになってきた^

 

「冗談、似合ってるよ」

 

「最初からそう言えよ」

 

「鷹嶺さんも似合ってますよ」

 

「あら、嬉しいわ航輔君」

 

ヤダも^〜何着ても似合うんだから^〜

 

やっぱルイルイは凛々しいね、まあたまにやらかすポンとかは逆に味になって更にいいと思います

 

隙を生じぬ二段構え(迫真)

 

「ところ構わずかわいいとか言いふらしてるじゃん」

 

「まあこうちゃんだからね」

 

「すいちゃんはそれでいいのかにぇ……」

 

「最終的にすいちゃんのところに帰ってくればいいかな」

 

「せ、正妻オーラが…」

 

「ご主人!おみくじってなに!」

 

「占い」

 

「うらないって…なに?」

 

「まあ、アレだな……気持ち休めってやつだよ」

 

言うなれば大学の自己分析と一緒だな

 

こういう事言うと怒られそうだが、ワイは自己分析なんて安い雑誌の占い程度にしか考えた事ないし…実際そんなもんでしょ(適当)

 

「あんまり変な事を吹き込まないでよ」

 

「そこまで変でもないだろ」

 

「君、思考が若干尖ってるのよ」

 

「えぇ…そうかな」

 

ふわもこコンビを連れておみくじを引く

 

末吉、女難に注意か……一体何の事なんですかねぇ(震え声)

 

「ご主人!大吉ってなに!」

 

「おお、一番良いヤツだぞ」

 

「ホント!やった〜!」

 

「モココ中吉だった…悪いやつ…?」

 

「いや、悪くは無いよ…まあそれなりに良いヤツだよ」

 

そんな泣きそうな目で見ないで、精神削られちゃうわよ^

 

捨て犬みたいな目で見んといてーな…最低のゲス式なでなでしたくなるやろ

でもあれすると自分もダメージ食らうんよ、やってらんねぇよ(迫真)

 

「あ、君に御守り買ったわよ」

 

「え、ああ…悪いなクロニー、何の御守りだ?」

 

「厄除け」

 

「因みにどんな意味を込めた?」

 

「女難よ」

 

「……そいつァ、どうも」

 

何も言い返せないのがとてもつらたん

 

取り敢えず御守り代を渡そうとしたら逃げられた、逃げるってなんだよ…しかもわざわざ時間加速させやがって

 

「フワワ、モココ…クロニーに屋台へ連れてってもらえ、俺は少しその辺を歩いてくる…はいお駄賃」

 

「はーい!ありがとご主人!」

 

「ご主人の分も買っておくね!」

 

「ああ、ありがとう…クロニーの分も買ってやれよ」

 

「なっ…!ちょ、待ちなさ…!」

 

「クロニー行こう!ごはん!」

 

「いい匂いする!」

 

知らなかったのか…?ワイのスパチャからは逃げられない…

今のは『赤スパ』では無い…『青スパ』だ

 

まあその辺はどうでもいいとして、holoXとは別れ…すいちゃん達と境内を回ることに

ちな、みこちも一緒について来ている

 

「……御神木か」

 

「そうだにぇ、一応ここの神社は開運とか出会いの神様なんだけど…まあ、君には要らないか」

 

「どう言う意味だあぁ?」

 

「別に、何でもないですよ〜?」

 

ん〜…にしても、なんかこの御神木…光ってるな、神様か?

 

クロニーの方に目をやると、ワイの方を見ていた……やん、照れちゃう(迫真)

 

「アレはクロニーの上司か何かか?」

 

「……そうね、直接的な上司ではないけど…恐らくその系列よ」

 

「何か言ってたか?」

 

「『神様』って言うのは大概が娯楽に飢えてるのよ…それで、良くも悪くもそれが原因で人間に干渉する事がある様だけど……」

 

「何ィ?じゃあ今の俺のこの状況も神様の仕業って訳かァ?」

 

ワイ、神殺しよろしいか(無慈悲)

 

「いえ、君のそれは自らの選択が招いた結果…らしいわよ、そもそも今の君には『神様』ですら干渉が出来ないみたいだから」

 

「あっ、ふ〜ん……(察し)」

 

「まあそれでも、君の事は面白可笑しく見守ってるみたいよ」

 

「やっぱ一発ブッ飛ばさないと気が済まなくなってきたわ」

 

「やめてあげて」

 

やっぱ自業自得だったって、それ一番言われてるから

 

それにしても神すら干渉できないか……まあそらそうか、そもそも今のワイ…この世界の『律』じゃないからな

 

まあそれが良いのか悪いのかは知ったところでは無いけれども

 

「…ねえ君、やっぱ何かおかしいにぇ」

 

「えぇ…?ああ成程、君も見える質か」

 

「えっ…み、見える…?」

 

「巫女をやってるだけはあるな、君には俺がどう映っている」

 

「……みこもそこまで力が強い訳じゃないから、ハッキリとは見えないけど…得体が知れないにぇ」

 

「見えなくて正解だな、世界の真理を一瞬で見る様なものだ…下手すれば発狂するぞ」

 

「先に言えよ!!」

 

まあ発狂しても『回帰性原理』を使えば一発で戻るからへーきへーき(他人事)

 

にしても、みこちも面白い『眼』を持っているな……巫女だからか?今までの生活で培われたものか…まあ何でもいいけど

 

「性質を見抜くか…難儀なもんだな、その『眼』も」

 

「な、なんで言ってないのに分かるの!?」

 

「俺の眼も色々と見える質でね…見るものには気を付けた方がいいぞ、持ってかれる時もある」

 

「ああ、でもみこは大丈夫だにぇ…何か知らないけど、昔から守られてるみたいだから」

 

「ほう…成程、御先祖は大切にするんだぞ」

 

「え…?も、勿論そうしてるにぇ」

 

みこちの後ろに先々代くらいのピンク色の巫女様が見える……あれは何方かと言うと、ポンをしないか心配している感じ

 

まあ、みこちだし…しょうがないね

 

そういう所もかわいいってことで(脳死)

 

「こうちゃん、何してるの?」

 

「ああ、少し話してただけだ…それより御守りは買えたのか?」

 

「うん、マネちゃんとそらちゃん達の分買えたよ」

 

「そりゃ良かった」

 

その後、屋台を回っていたふわもこコンビとクロニー(保護者)とIRyS達と合流…日本酒を買ってきていたカリオペとも合流した

 

神社から帰る時…目の端にみこちが見える、なんか絡まれてるやんけ

 

まあかわいいからね、当たり前だよなぁ?(迫真)

だからと言ってお兄さんは見逃せる程、優しくは無いんだなぁコレが……いっちゃうわよ^

 

仕事の邪魔は万死に値する(真顔)

 

「いや、あの…困るんですが……」

 

「んなこと言うなよ、終わってからでもいいからさ?」

 

「そうそう、だから連絡先ちょうだいって」

 

「いやだから…」

 

「俺の友人に何か御用で…?」

 

「あ?……っおお!?やべぇコイツ志賀航輔だ…!!」

 

「あ!いや!すいませんした!」

 

三下みたいな逃げ方すんなよ君ら……

 

にしても、ワイも顔が広くなったもんやな…まあ大方、バトロイの所為だろうけれども

それでも喧嘩売ってくるくらいの根性を見せてもいいと思うんだがな

 

あっ、て言うかみこちの肩に手置いちゃった……死ゾ(自爆)

 

「じゃ、お仕事頑張って」

 

「あ、うん…ありがと……」

 

「こうちゃん……」

 

「え、何…どうしたのすいちゃん」

 

「みこちチョロいんだから、あんまりああ言う事しないでよ」

 

「えぇ?流石にあれくらいは日常茶飯事じゃないの…声掛けられたりとか、それを助けられたりとか」

 

「まあそうだけど……こうちゃんのバカ」

 

ありがとうございます(解せぬ)

 

失礼、建前と本音が反転してしまいました

女の子のバカって、何でこんなに破壊力がとんでもないんですかね




女の子の晴れ着はかわいいんやなって(しみじみ)

実家に帰ってくると、酒しか飲まない今日この頃
友人達と酒を飲む為に帰ってきてる様なもんですわ

リクエストも宜しくお願いしますね、季節行事とかはすぐには出せないので日常的な物の方がいいかも
リクエストBOX

ではでは、またお会いしましょう


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たまには精神を休める時も大事だよね

どうもAZAZELです
いつの間にかメルちゃんがおらんくなってるので初投稿です

とある感想が飛んできて初めて知った、契約解除やんけぇな
うーん、まあ取り敢えず…私の小説ではもう出せそうに無いですねぇ

まあ一旦

ではほんへもうぞ


「狭間の地攻略組のオフ会?」

 

「そう、興味ある?」

 

「無い」

 

「もう少し考えろ」

 

舞彩さんから急に一緒に飯食おう言われたと思ったら、どうやら狭間の地を攻略しているチームがあるらしく…そのオフ会に誘われたとの事

 

まあ舞彩さん、今をトキメクNo.1狭間の地攻略者だからな

 

この間見たら『崩れゆくファルムアズラ』まで進んでたし…プラキドサクスもヒントは教えてあるし、これは発見の期待も出来ますゾ

 

「それで、何で急にそんな話になってるんだ」

 

「…まあ、アレだ…新年会ってやつじゃない」

 

「舞彩さんも知らんのかい…誰が来るんそれは」

 

「男が3人と、女の子が私を含めて4人…航輔が来れば丁度いい人数になるのよ」

 

「へぇ……あっ…ちょ、ちょっと同居人に聞かないと分からんかも…」

 

「ああ、そう言えば一人暮らしじゃないんだったな…分かった、明日には回答よろしく」

 

舞彩さんは食器を返却してそのまま食堂を後にして行った……さて、席に残ったワイの前に座ったのは…すいちゃんだった

 

「こうちゃんもうお昼食べた〜?」

 

「あ、ああ…食べたぞ」

 

「丁度すいちゃんも午後の初めに講義が入ってなくて暇だったんだ〜…ねぇ、ちょっとお話しようよ」

 

「別にいいが……何の話をするんだ」

 

「こうちゃんが合コンに行こうとしてる話」

 

合コンやないわい、オフ会やって(震え声)

 

いやまあ確かに男女比で見れば合コンみたいな感じだけどね?

 

でも考えてみぃよ、正直あの狭間の地に潜ってる人なんて……変態しか居ないとワイは思ってるよ

 

……まあその内、どれくらいが本当の『玄人』なのかは知らないがな

 

「合コンじゃなくてオフ会ね」

 

「でも女の子も居るんでしょ」

 

「いやまあ、居るけども…」

 

「…ふーん?」

 

ジト目でワイを見るすいちゃん……かわいい(脳死)

そんな事言ってる場合じゃねぇや

 

「まあ別に?すいちゃんは?そんな事気にしませんけど?」

 

「何の話よ……俺にそんなに行って欲しくないのか?」

 

「……別にこうちゃんの趣味に対して、とやかく言うつもりは無いけど…」

 

「言ってもダンジョン攻略をやってる人らの集まりだって、それに俺は舞彩さんの付き添いみたいな感じだろうし…特に何も無いだろ」

 

「はぁ……いや、こうちゃんはそういう性格だってのは分かってたけど…まあいいや、すいちゃんが心配しすぎなのかもしれないし」

 

なんか知らないが、すいちゃんからの許可が下りた様なので舞彩さんには行くと言っておこう

 

取り敢えず今日は家に帰り、カリオペにも一応明日は出掛ける旨を伝えておくか

 

「て事だから、明日は夕飯いらないから宜しく」

 

「……珍しいわね、コウスケがそういうのに行くの」

 

「まあ知り合いが行くって言ってるからってのもあるが、俺以外の攻略者がどんなのかも気になるからな」

 

「そう言うのには興味無いと思ってたけれど?」

 

「……まあ実際、そんなに興味は無いけど…少し気になる事もあったから」

 

「…そう、あまり遅くならないでよ…フワワとモココを寝かしつけるのはコウスケの仕事なんだから」

 

別にワイじゃなくても良くないか?(切実)

ふわもこコンビは毎度、何故かワイの布団へと潜り込んで来ている

 

毎朝起きる度に永遠に目覚めなくなりそうになる、は^〜キツいて(迫真)

 

前夜にはちゃんと二人の部屋に寝かしつけてる筈なんだがな、朝起きると両隣に居るの軽く精神的にホラー

 

「ご主人どこか出かけるのー?」

 

「ああ、明日はアイリスにでも遊んでもらえ」

 

「ぶー、モココ達はついてっちゃダメなの?」

 

「悪いが明日はお留守番だ」

 

という訳でオフ会当日になりまして

 

待ち合わせの駅前に割と早めに到着、5分前行動は基本(至言)

 

…あ、舞彩さん来た……普通に綺麗よな、ホロメンと言うワイにとってはほぼ天井と言っていい存在がいるから普段はあまり気付けないが

 

「よう、早いな」

 

「5分前行動は当たり前だろ?」

 

「腹立つな…と言うか、普段からそれくらい服装をちゃんとしてくればいいだろ」

 

「え〜、だって面倒臭いし…大体これだって同居人が、外行くならちゃんと着てけって用意してくれたヤツだし」

 

カリオペが用意してくれたばりセンスの良い服、ワイには真似出来ないね間違いない(確信)

 

まあそもそも、ダンジョンしか潜って無いような奴がオシャレなんて気にしてる訳無いってそれ一番言われてるから

 

「他の人は?」

 

「まだ来てないんじゃない、私も見掛けてないけど」

 

「少し待つか…しかしこういう時に使えねぇよな真哉、アイツも狭間の地デビューさせるか」

 

「可哀想だからやめてやれ」

 

「あ!舞彩さんですよね!お待たせして申し訳ないです!」

 

「ああ、こんにちは…そんなに待ってないから平気だよ」

 

改札から出てきた女の子3人…金髪が1人と、茶髪が1人…黒髪ロングが1人か

 

ちな、黒髪の子が舞彩さんと話している

 

「あの…因みになんですが、そちらの方は…」

 

「…あ!アタシ見た事あるわ!『玄人』って言葉を狭間の地の用語にした人じゃん!」

 

「え…ま、まさか…『真の玄人』さん…!?」

 

「花崎さんってこの方と知り合いなの!?」

 

「え、ええと…まあ、師匠?みたいな感じ、なのかな」

 

何かワイ有名人?そんな馬鹿な話があるかよ、なんかの人違いじゃね?(適当)

 

……いや待てよ、なんかだいぶ昔にテロリストをブッ飛ばした時にそんな事を言った気がする…当の本人が覚えてないとはこれ如何に

 

「…ん?ちょっと待て舞彩さん、俺がいつ貴女を弟子にした」

 

「狭間の地のイロハを叩き込んだのはどこの誰なんでしょうね?」

 

「すいませんでした、俺ですねハイ」

 

「な、成程…舞彩さんの強さは『真の玄人』さんから授けられていたものだったとは…」

 

「…ああ、俺は志賀航輔だ…まあ適当に呼んで」

 

すると向こうから男3人組が歩いてくる…チャラ男と優男、そして眼鏡をしたオタク……見た目は違うけど殆ど自己紹介ですかね

 

まあワイは精神的オタクなので、モーマンタイ(?)

 

「こんちわ〜す!狭間の地攻略組で合ってる?」

 

「あ、そうですね!」

 

「俺はKaito!よろしく!…あ、自己紹介は後でいいか…取り敢えず店に行こうか!」

 

ヤダも^〜超陽キャじゃん

 

てな訳で、全員連れ立って予約しているお店へと向かう……舞彩さんは何故かワイの後ろをついて歩く

 

他の野郎共が舞彩さんと喋りたそうにしていたが…如何せん舞彩さんがワイの後ろから離れない

 

この人そんなに人見知りだっけ?

 

「じゃああけましておめでとうって事で!カンパーイ!」

 

「「「カンパーイ!」」」

 

「か、乾杯…」

 

「うーい」

 

杯を乾すと書いて、乾杯(迫真)

 

やっぱチャラい陽キャ君が音頭をとるのね…まあそう言うのは適材適所ってやつでしょう

 

ワイはアルコールが効かないので、幾ら酒を飲もうが酔うことは無いが……舞彩さんって酒飲めるんか?

 

「舞彩さん、酒って飲めるん?」

 

「…まあ飲めなくは無いけど、そんなに」

 

「おっけい、まあそれとなく気回しはしとく」

 

「……ありがと」

 

「取り敢えず自己紹介しますか!俺はKaito!よろしく!」

 

「僕はCom(コモン)、よろしく」

 

「セス、よろしく」

 

「……ああ俺?ハンドルネーム無いから本名だけど、志賀航輔」

 

皆ワイの方向くもんだからビックリしたわよ……さて、女の子達の自己紹介だな

 

「私はCeres(ケレス)、よろしくね」

 

「アタシはketer(ケテル)〜、よろしく!」

 

「オ、ALT(オルト)です…!」

 

「……mai」

 

自己紹介が終わり、各々喋りたい相手と話し始めている…ワイは何故か茶髪の子と黒髪の子に話し掛けられている

 

舞彩さんは金髪の子と野郎共に囲まれてる

 

「し、志賀さんってどこまで攻略を進めてるんですか!」

 

「あのmaiさんから師匠と呼ばれ、『真の玄人』とも呼ばれる人がどこまで攻略しているのか…参考にさせて下さい!」

 

「んー…全部?」

 

「え?」

 

「……も、もう一度お聞きしても…?」

 

「まあ全部、かな…狭間の地の隅々まで満喫し尽くしたと思うけど」

 

そんな絶句する程の事なん?(純粋)

 

フロムラーならばそれくらいやってのけるだろうに…いや、そもそもこの世界にフロムラーという概念があるかすら怪しいが

 

て言うか舞彩さんの方に絡みに行ってた奴らまでワイの方見るやん

やんそんな見ちゃ…見せもんちゃうぞゴラ(豹変)

 

「ぜ、全部…ですか……」

 

「え、まあ…そうかな、結構時間は掛かっちゃったけど…4、5年位あれば行けると思うよ」

 

「いやいやいや!?俺ら3年近く潜ってるけど、未だにラダーンで詰まってるぞ」

 

「あー…ラダーンね……まあ、あれはしょうがないね」

 

「アタシも航輔からヒントを貰うまでは、そこで詰まってたし…確かにあのボスはちょっとキツいよ」

 

「え、つまり志賀君はノーヒントで攻略を済ませたってこと……?」

 

まあ実質的にはノーヒントじゃないんですけどね

 

前世の記憶…ゲームだった頃のラダーンにも散々撃ち抜かれたり、叩き潰されたり轢き殺されたりと…まあ……

 

それでもアプデが入って矢の威力とホーミング性能が落ちたから、結構闘い易くはなってたけど

 

この世界にアプデって来ないんですか?(真顔)

 

「まあ化物だよ、化物」

 

「君らは俺を人外扱いしないと気が済まないのかね?」

 

「実際そんなもんでしょ」

 

「俺は『玄人』だ」

 

「はいはい」

 

舞彩さんからの扱いが、日に日に雑になってる希ガス

 

誰がバケモンじゃい、確かに前世ではオタ活とフロム界隈でちょっとした変人として扱われてたけどな…だからと言って……

 

いや、変わり者集団のフロムラーに『変人』呼ばわりされてる時点でお察しじゃないですかヤダー

 

「…maiさんと志賀さんって、仲が良いんですね」

 

「良い…のか?」

 

「アタシに聞くな…まあ、悪くはないと思うけど」

 

「せやな」

 

「答える気が無いなら最初からアタシに振るんじゃねぇ」

 

「ああそう、そう言えばラダーンは別に倒さなくてもダンジョン攻略手順的には影響無いけど……あれ?どうした?」

 

皆ワイの方を見て固まってる、そんな見んといてーな…さっきからようフリーズしはるな、この方々

 

と、そんな沈黙を破る様にKaitoが喋り出す

 

「ちょっと待て、そんな情報どこにも載って無いぞ…?」

 

「あっ、ふ~ん…(察し)」

 

「…おい航輔、どう言う事だよ」

 

「メンゴやっぱ忘れて」

 

「流石にそれで言い逃れは出来ないだろ…」

 

「てっきり皆知ってんのかと思ったよ…まあ、適当に頭の隅にでも留めておいて」

 

適当に流し…この後、ワイの初オフ会……いや嘘吐いたな、ワイのオフ会初めては舞彩さんにあげたんやった

 

まあともかく、オフ会はお開きとなった

 

最後にCeresと名乗っていた子に喋り掛けられた…前世のワイならキョドってたね、今はホロメンに鍛えられたからちょっとやそっとの事じゃ動じんよ(鋼の意思)

 

それはそれで色々と問題があるんだが…まあいいでしょう(寛容)

 

「志賀さんとmaiさん、とてもお似合いだと思いますよ!」

 

「無い無い、舞彩さんにはもっと良い男が居るよ」

 

「そうですかね?う~ん……でもmaiさんは…」

 

「はいはいスト~ップ!!Ceresちゃんそこまでね?」

 

「で、でもketerちゃん…」

 

他人(ひと)の事情にはあんまり首突っ込まない方が良いの…ごめんね志賀くん!気にしないで!」

 

「あ、ああ…まあ、帰り道には気を付けて」

 

「ありがと~!」

 

「今日はありがとうございました」

 

舞彩さんとは途中まで帰り道が一緒なので、送って行く事に……帰り際、野郎共がサムズアップしてきたのが不可解

 

あの親指は何?

 

「それじゃ、また学園で」

 

「うん…星街さんへのお詫び、考えときなよ」

 

「おい、何で舞彩さんがそれを知ってんだよ」

 

「アタシの後にすぐ星街さんが来たの見れば、イヤでも分かるけど?」

 

「勘の良い玄人は嫌いだよ」

 

帰宅後、すぐにふわもこコンビが飛びついて来た…やめてもろて(切実)

 

これを日常化するのって良くないと思うんですよ、ワイの精神的にね?どうしたら良いと思うこれ

 

あ^~頭を擦り付けないでたも^

 

「…ん!今日はいつもと違う匂いがついてる!」

 

「違う匂い!ご主人また違う女の人と会ってる!!」

 

「ちょ、そう言う事を大きい声で言わないで…あらぬ誤解受けるでしょ」

 

「へぇ…それで、集まりは楽しかったかしら…?」

 

「あ、うっす…カリオペさん……」

 

何でそんなにカリオペが不機嫌になってるの…?

あれ、カリオペに男女比って伝えて無かったっけ…

 

「君、彼女に誰が来るか伝えてないでしょ?」

 

「そうだっけ…」

 

「まあ、話は後で聞くわ……いいわね、コウスケ」

 

「ういっす…」

 

 




私の中で決めたルールは、『現役ホロライバー』を使わせて頂く…という感じでやっているので、メルちゃんは今後私の作品には出しません

折角ここ最近になって登場して来たのに、申し訳ないです……まあもっと書けよって話なんですが、浮気者がここに居るので(自虐)

ではでは、またお会いしましょう


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こんなイベント、そう何回もあっていいものじゃないでしょ(真顔)

どうもAZAZELです
すいちゃんのきゅうくらりんがかわいいので初投稿です

かわいい、かわいいと思わんかね?(圧力)

そろそろリグロも出さないとなぁ、と思いながらキャラが掴めてないのでもう少し待ってお兄さん許して

ではほんへどうぞ


「こうすけ様、今度のお休みはお暇かしら?」

 

「次の休み?まあ、特に何も無いですけど…何か御用で」

 

「たまには、ちょことも遊んで欲しいな〜?」

 

「……あー、成程…じゃあどこか出掛けますか」

 

「本当?じゃあちょこと、旅行にいきましょう」

 

あざとい、流石ちょこせんあざとい

 

え?て言うか今、旅行しないかって言った?

 

ワイ死ぬがよろしいか(迫真)

ただでさえすいちゃん達との旅行でさえ、死にかけてるのに…ちょこせんと行ったら確実にマジ無理しぬ

 

「……ま、まあ多分…大丈夫だとは思いますが…一応、同居人に聞いてみますね」

 

「あら、同居人がいるのね…ふ〜ん?」

 

「何ニヤニヤしてるんですか」

 

「いえ?まあこうすけ様の事だから、女の子なんだろうなぁ…と思って」

 

そうですけど何か?(開き直り)

 

ワイだってなぁ、今まで唯一の精神安定所だったマイホームが安寧の地じゃなくなってなぁ……

 

まあカリオペは料理作ってくれるし、クロニーは家事してくれるし

助かってはいるけども……ふわもこコンビが毎朝、隣に居るのは本当に抉れるから止めて欲しいわ

 

「ふふっ、じゃあちゃんと許可を取ってきて下さいね?」

 

「はい、大丈夫よ……多分」

 

「最後まで自信が無いわね」

 

帰宅後、カリオペにその旨を伝える……と、まあ良い顔はしなかった

 

顔は良いんだけどな、何言ってんだコイツ(自問自答)

 

「教員と泊まり有りの旅行…?それ世間体的に大丈夫なの?」

 

「まあ、言うても保険医の臨時教員だし…大丈夫やない」

 

「……まあ別に、コウスケが気にしないのなら良いけど」

 

「えー!!また出かけるのご主人!!」

 

「モココ達も行きたいー!」

 

「2人とはまた今度な、行きたい所決めといてくれ」

 

「わーい!」

 

「楽しみー!」

 

2人の寝かしつけは…まあ、IRySに頼めば良いか……どうやら2人とは一番仲良さげだっし

 

微笑ましいね(ニチャァ)

 

さて、旅行当日になり申して

 

「お待たせしました、こうすけ様…待ちました?」

 

「いえ全然(王者の風格)」

 

「早いですねこうすけ様…あ、そうそう…もう1人来たいって方が居て、大丈夫?」

 

「ああ、まあ…俺は良いですけど」

 

「良かった、同じ大学の子なのよ…あ、来たわよ」

 

「……え"っ(即死)」

 

「お待たせしました、ちょこ先…こうさん」

 

ヌゥアゼイルンディスカ シシロサンッ

 

もう一人ってししろんなんすか…?

 

ワイ本当に死んじゃうけどいいすか?マジこれ冗談抜きよ、ちょこせんとししろんって…とんでもねぇコンビが揃ったもんだZOY…

 

「あら、もう知り合いだったのね」

 

「はい…学園でも、こうさんには何かとお世話になってますから」

 

「そ、そうっすね……」

 

「そう言えばちょこ先生、目的地は決まってるんですか?」

 

「ふふ、今回は……何も決めてないわ!」

 

「つまり、ノープラン行き当たりばったり旅行…って事ですね」

 

「勿論、宿は取ってあるわ…それ以外は何も決めてないから、その場に行って気になった所に入って…そんな感じね」

 

はぇ^〜……帰りたくなってきた^

 

ちょこせんと二人きりでさえ、精神的にクるのに…プラスしてししろんて、えぇ....(困惑)

 

という訳で、ちょこせんの予約した特急線…まあ所謂、新幹線に乗り目的地へと向かう

 

「こうさん、お弁当食べますか?」

 

「…もうそんな時間か、じゃあそろそろ食べようかな」

 

「はい、これがこうさんの分で…これがちょこ先生の分ですね」

 

「ありがとう、ぼたん様」

 

三列シートでワイが真ん中ですかそうですか…知ってた(震え声)

 

ワイ窓側が良かった、景色云々じゃなくて精神の逃げ場所として外を眺めていたかった……(届かぬ思い)

 

特急線に乗る前に買った、駅弁と言われるヤツをししろんから受け取る…ちな、勿論だが全部ワイが買った…スパチャはワイのもんだ(玄人感)

 

「こうさんのお弁当、美味しそうですね」

 

「じゃあ少し食べるか」

 

「いいんですか?」

 

「ああ、ほら…」

 

……え何、口開けて待ってんのは何…?

食べさせろって事ですか、そうですか…しょうがねぇなぁ(震え声)

 

「……はい」

 

「んむっ…ん、美味しいです」

 

「あ〜、ちょこ放っといてイチャイチャしてる〜…勿論、ちょこにもしてくれるよね?」

 

「……はい」

 

なんで?(困惑)

 

まあ頼まれて断れる訳が無いんですがね、しょうがねぇなぁ^

 

ちょこせんにもワイの弁当を分ける…正味、弁当を分ける事自体には何も文句は無いんだが……これ別にワイが食べさせる必要無いのでは?(純粋)

 

「じゃあこうさん、お弁当を分けてもらいましたし…私のもどうぞ」

 

「え、いや俺は別にぐっ…」

 

「まあ、ぼたん様ったら強引ね」

 

ししろんにご飯を突っ込まれる……美味しいんだけどさぁ、焼売…ししろんに食べさせてもらった事実で上書きされて味が消え去った

 

こわるる^〜(精神)

 

「じゃあちょこも、お返しよ」

 

「いやあの、自分で食べれるングッ…」

 

ちょこせんからも御裾分けを貰い、口に突っ込まれる……自分で食べれるねんって

 

しかも距離近いんよ、顔がいい(迫真)

 

さて、特急線内でそんな事をしていると…目的地の駅へと到着した様で

3人で駅に降り、宿へと向かう

 

「お部屋に温泉があるみたいよ」

 

「へぇ、プライベート温泉ですか…良いんじゃないですか」

 

「そうね…一緒に入る?こうすけ様」

 

「折角の温泉なんだから、1人でゆっくり浸かって下さいよ」

 

「もう、恥ずかしがらなくてもいいのに」

 

恥ずかしがるとかそういう問題じゃない

 

ワイにとってはDead(発狂) or() Alive(平穏)……そう、文字通り死活問題なんですわ

 

「別にこうさんとなら良いですよ?私は気にしませんし」

 

「そうそう、ちょこも気にしないけどな〜?」

 

「……いや、遠慮しておきます」

 

少しは気にして(切実)

 

ワイ男やねんな、こんなんでも一応……だからと言ってワイが何かをする度胸なんてモノは無いが、それでもさ?一応ね?

 

て言うか本音的にはマジ無理しぬ(真顔)

 

「おお、ここが部屋ですか…思ってたより、広いですね」

 

「一応、4人部屋らしいわ…それに元々お部屋も広いし、のびのび使えるわね〜」

 

「雰囲気も良い旅館ですね…それで、これがプライベート温泉と……」

 

「凄いですよね、部屋の中に温泉があるなんて…それでちょこ先生、これからどうします?」

 

「そうねぇ…まあ温泉は夜に楽しみましょう、今は外に出て色々と見て回るのが先ね!」

 

てな訳で、旅館の周辺を練り歩く事になり申して

 

どうやらそれなりの観光地らしく、旅館周辺もお土産屋や食べ物屋が並んでいる

 

という訳で、行き当たりまばったりツアーの始まりです……ちな、この周辺でダンジョンが無いか調べてみたんだが…めぼしい物が無かった

 

かなひ(しょぼん)

 

「……こうさん、もしかしてダンジョン…探したりしてませんよね?」

 

「いや全然(大嘘)」

 

「本当ですか…?」

 

「本当本当、ここまで来てそんな事する訳ないだろ」

 

「でもこうすけ様ならやりかねないわよね〜…じゃあ、ちょこにスマホ見せて」

 

「それは色々と嫌です」

 

別に見られて恥ずかしい物なんて何も無いけど、て言うかスマホ使わな過ぎて持ってる意味すら最近感じ無いし

 

まあ無いと、すいちゃんやカリオペ達に怒られるので持ってはいるけど……でもさっきダンジョンについては調べたのでダメです(大声)

 

け、け、け、ケータイ見してよ(流行り)

 

「むむっ、怪しいわね〜」

 

「……まあいいですよ、それじゃあ行きましょうか」

 

「先ずは何処から行くんだ…俺、少しお腹空いてきたんだが」

 

「ちょこもお腹空いてきたわね…それじゃ、ご飯から食べに行きましょう」

 

「そうですね、じゃあ適当に見つけたお店に入りますか」

 

てな訳で、オシャンティなパスタ屋があったので入る事になり申して

 

前世でもこんなオシャンティなお店、入った事無いわ…オタクの場違い感が半端なくて居た堪れない

 

まあ今のワイは、皮だけならイケメソだし…まま、へーきやろ(適当)

 

「こうさんは何食べますか?」

 

「俺は…まあ、無難にミートソースかな」

 

「ちょこは…ペスカトーレにしようかしら」

 

「じゃあ私は、カルボナーラにします」

 

何となく、ちょこせんがペスカトーレなのは解釈一致…完全な偏見だけども

 

て言うか、パスタ種類多スギィ…ワイが知ってるのなんて定番の物くらいやど、やっぱオシャンティな店は違うんやなって(感慨)

 

「美味いな、良い店なんじゃないかここ」

 

「んー!そうね、とっても美味しいわ!」

 

「本格的なパスタ屋さんなのかもしれないですね」

 

「まあ何も見ずに入ったからな…後で調べてみますか」

 

普通に界隈では有名なお店だったわ、普段激混みらしいけど…今回は運良く入れたみたいだな

 

2人がお化粧直しに行ってる間に会計を済ませる

 

このスパチャは誰にも譲らんぞ(鋼の意思)

これはワイのもんや…誰がなんと言おうと、ワイのもんなんや……(末期)

 

「お待たせしましたこうすけ様、それじゃあお会計に……って、あら?」

 

「……こうさん、伝票どこにやったんですか」

 

「じゃ、さっさと行こうか…混んできた様だし、店に居座るのも迷惑だろうよ」

 

「あっ!ちょっと……もう!こうすけ様!」

 

「はぁ……やられましたね、流石はこうさんと言うか…なんと言うか……」

 

スタスタと店の外へと出る、2人も渋々と言う様な表情でワイの後を追って店を出てくる

 

そしてまた始まる行き当たりばったりツアー、次はどこに入ろうかしら

 

「もう!こうすけ様!あそこはちょこが払おうと思ったのに!」

 

「まあまあ、もう過ぎた事じゃあないですかい」

 

「ちょこだって大人なのに…学生に奢られるなんて、年上のお姉さんなのに……」

 

「普段お世話になってる御礼ですよ……それに、俺がこういう人間だってのは知ってるでしょうに」

 

「それはそうだけど…」

 

ぷりぷりしながらワイに近寄らんといて貰えます?そんな表情(かお)見てたら普通にしねる(迫真)

 

かわいくない訳ねぇだろいい加減にしろ(大声)

 

「まあ確かに、こうさんのそれは今に始まった話じゃなですもんね…ちょこ先生も諦めた方がいいんじゃないですか?」

 

「うっ、ぼたん様まで……折角ちょこがアピールするチャンスだったのに…」

 

「相手が悪かったんですよ、元気出してくださいちょこ先生」

 

……え?ワイが悪いんかこれ

 

だ、だってぇ…あんな場面でスパチャしないなんて、オタクの風上にも置けないですぜ…?

 

と言うかワイにスパチャさせろ(本音)

 

本性表わしたね(おまいう)

 

「次は…あ、あれなんてどうですか」

 

「あれは…お土産屋さんか、2人は誰かに買っていくんですかね」

 

「私はラミちゃんにでも買って行こうかなって」

 

「ちょこも友達に買って行こうかしら」

 

ワイは……すいちゃんとカリオペ、ふわもこコンビにIRySとクロニー…その辺には買って行かんとな

 

後は誰だろう……そらちゃんとネリッサにも買ってくか

 

うひょぉ、いっぱいスパチャ出来るやないの

テンション上がってきたァ、Foooooo

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んで、旅館に帰ってきたんですけれども……問題はここからでして、露天風呂付客室な訳でね?

 

まあそうなると、こうなるのは殆ど確定でして

 

「それじゃあ、入りましょうか」

 

「私は先に体を洗ってますね〜」

 

「ほら、こうすけ様…そんな所に立ってないで、風邪ひくわよ?」

 

ヌゥン……ワイが一緒に入る必要なくねすか?(切実)

 

ワイまだ死にたくないで…そんな事したら一瞬で精神焼き切れるぞ

 

逃れられぬカルマ

結局ちょこせんと露天風呂入り、後から来たししろんとも入り……あ、ちな水着は着てるから

 

「じゃあこうすけ様、ちょこが体洗ってあげるわよ」

 

「え、いや自分で洗え……」

 

「あ、私も洗いますよ」

 

「えぇ....(困惑)」

 

やめろーしにたくなーい

 

洗われちゃった^

これ忘れてたけど、寝る時も一緒なんすか…?

 

も^〜勘弁して下さいよぉ^……いやまあ、ホイホイ着いてきたワイも悪いところあるけども

 

ホロメンのお願い事を断れる訳ねぇだろいい加減にしろ(迫真)

 

「……やっぱ俺が真ん中なのか」

 

「今日は色んなところを回りましたし、早めに寝ましょうか」

 

「そうね、じゃあ電気消すわよ〜」

 

ホロメンに挟まれて寝るのはこれで何回目か……いや、そもそも何回もあっていい様なイベントじゃない気がするんですけど

 

勿論、朝起きて永遠の眠りにつきそうになったのは言うまでも無い




あと1話くらい続きます

そう言えば、もうそろそろバレンタインですね…書かないとね

と言うかバレンタインが来るっていうことは、この小説も一年経つって事なんですよねぇ…時の流れは早いわぁ

ではでは、またお会いしましょう


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覚悟とは、幸福なのだッ(ヤケクソ)

どうもAZAZELです
東京が雪降ってるみたいなので初投稿です

ニュース見てビックリしてましたね、私沖縄なので全然寒くないし…寧ろ暑いくらいですし

あ、次次回辺りでリグロ出そうかなぁ…って思ってます

ではほんへどうぞ


さて、予定は今日で帰るのだが…特急線までの時間が、かなり有るそうで

 

時間になるまで、近場で回ってみようという事になり申した

 

「帰る前に、何か食べていきますか?」

 

「そうねぇ…ぼたん様とこうすけ様は、何か食べたいものはある?」

 

「俺は何でも良いですよ」

 

「……あ、あのラーメン屋なんてどうですか?」

 

おやおやおや、ししろんは本当にラーメンが好きですねぇ(ボ卿)

 

いやしかし、ラーメンって聞くと…どうしても筋肉が頭を過っていくんだよね、どうしてくれんねん

 

まさかこんな所まで店を出してるとか無いよな

 

はい、今フラグが立ちました(自己申告)

 

「ちょこは全然いいわよ、こうすけ様もいいわよね?」

 

「おっけいです」

 

「じゃあ、あそこにしましょう」

 

ドキドキで店内に入る……よし、筋肉の気配はしない

 

メニューは…スープのベースは醤油だな…本店は豚骨だったから、恐らく違う店だろう

 

「美味しそうですね」

 

「そうねぇ…ちょこはシンプルなのにしようかしら」

 

「俺は全部乗せにするかな」

 

「じゃあ私もそれにします……すいませーん」

 

「はーい!」

 

ししろんがメニューを注文してくれた…店員が注文を聞いている間、何故かワイの方を少し見ていた様な気がする……

 

まあ、気の所為かもしれんが

 

「こうすけ様も、やっぱり男の子よね〜」

 

「何の話ですか?」

 

「ちょこ、流石にこの全部乗せては食べれないかな〜…って」

 

「ああ、そう言う…一応、まだ食べ盛りなんじゃないですかね……と言うか、ぼたんも同じ物頼んでますけどね」

 

「ぼたん様はラーメンがお好きだし、獣人族だからそれくらいは食べるわよ」

 

「まあ、そうですね…獣人族で見れば、私くらいは普通ですよ」

 

へー…やっぱ人族と獣人族じゃ、身体の作りが違うのか

 

おい、誰だワイの事を人外呼ばわりしてる輩は

 

確かに『ならざる者(unknown)』に入り掛けてるのは分かってるけども…ワイはそれでも人間です(迫真)

 

さて、そんな事よりもラーメンが届いた

 

「全部乗せって、結構量があるんだな」

 

「食べられそうですか?」

 

「この位なら余裕だな」

 

麺を啜り、スープを飲む……そして頭が一瞬で筋肉に埋め尽くされた

 

こ、この味は……スープベースが変わろうとも、俺の舌は誤魔化せんぞ…クイーンの作ってる、スープの味だ

 

いやそマ?(困惑)

 

「……あれ?どうしました、こうさん」

 

「ああ、いや…美味いな、って」

 

「そうね、これは中々美味しいわ」

 

「そうですね…でも、なんだかどこかで食べた事があるような気がするんですよね」

 

流石はししろん、気が付くか…ししろんも筋肉のラーメン屋には常連してたもんな

 

まさかこんな所にまで手を伸ばしてたとは……まあ、JOKERが経営をしたらそうなるか

 

「お味はお気に召したかしら?」

 

「ああ、相変わらずのお手前で……仕事しろ」

 

「相変わらず冷たいわね」

 

「あれ?お姉さん、何でここにいるんですか?」

 

「はぁい、お嬢ちゃん…私達、こっちの方にもお店出したのよ」

 

「凄いですね…ここ最近、色々なところにお店出してますよね」

 

「そうなの、私も今日はお手伝いでたまたま来てたのよ…偶然ってあるものね」

 

こっち見んなクイーン

 

どうやらジャックは居ないようだが、クイーンが居たのかよ……この人はこの人で、ワイの状況を親戚の姉さんみたいな立場で見てくるからなぁ

 

こっちは死に物狂いだってのに(切実)

 

「あら、お知り合い?」

 

「街にあるラーメン屋の人なんですよ、まさかここで会うとは私も思ってませんでしたが」

 

「まあ、そうなのね……へぇ、成程」

 

「……あら、これはこれは…ふふっ」

 

え、何この空間……ちょこせんとクイーンが、視線交わしてるんですけど…何それは?(困惑)

 

……ああ、同じ種族なのか…悪魔族だったなそう言えば

 

「……?こうさん、2人は何してるんですかね」

 

「まあ、あれだろう…同じ種族同士、何かあるんだろ」

 

「同じ…?え、お姉さんって悪魔族だったんですか?」

 

「え、ああ…あれ、知らなかったの?」

 

「まあ、そんな事聞かないですから…それも、こうさんの『遺物』で分かってたんですか?」

 

「そんな感じ…俺と似てるけど、根本的な色が違ったからな」

 

全然関係無いけど、ししろんのASMRで死にそう(迫真)

 

急に耳元で囁くの心臓に悪過ぎる、そう言うのは気持ち整えてからじゃないと……いや、用意しても結局ダメだな(真顔)

 

ワイがオタクの時点で、無理なもんは無理なんやなって

 

「それじゃあ、ごゆっくり」

 

「うふふ、はぁい」

 

「……何してたんですか」

 

「大人同士のコミュニケーションよ…まあ、あの方は特にその気は無かったみたいだから」

 

「その気…?何のお話で…」

 

「こうすけ様は一生分からないかもしれないわ」

 

何それは……本当に何それ?(困惑)

 

ちょこせんがウィンクしながらそう言ってきた……ヤダかわいい〜^

あざとい、流石ちょこせん、あざとい

 

ラーメンを食べ終わり、少し落ち着いてきたところで…クイーンに目配せをする

 

すると、クイーンの方もワイの方へとサッと近寄り…ワイの渡したカードを持っていく

 

「……それじゃあ、出ましょうか」

 

「こうさん」

 

「逃げるが勝ちだな」

 

「あっ…また逃げられちゃいましたね」

 

「え?ぼたん様、どうし……ああっ!?またお会計済まされてる!?」

 

ししろんに感づかれていたが、まあ逃げるが勝ちということで

 

ワイのスパチャは止められんのだよ…例え誰であろうとな

 

と言うか、ワイの生き甲斐を奪わんでもろて…スパチャこそ我が人生、ワイからスパチャとったら廃人オタクしか残らないぞゾ

 

フロムラー且つオタクだなんて、そんなのただの変人じゃないの(迫真)

 

「こ・う・す・け・様〜?」

 

「まあまあ先生、いつもの御礼ですよ」

 

「こうさんの貢ぎ癖も、考えものですよね」

 

「別に貢いでる訳じゃないぞ…これは言わば投資だ、皆が楽しむ為のな」

 

「昔からそうよね、こうすけ様…自分の事は二の次、周りにいる子達にばっかり気を使って…」

 

「……まあそれが、こうさんの良い所…でもありますけど」

 

オタクの人っていつもそうですよね、スパチャするだけして……関係ない、投げろ

 

いついかなる時であろうと、スパチャと尊ぶ精神を忘れてしまったら…それは最早オタクでは無いのだよ

 

さて、そろそろ特急線の時間だろう…駅に向かいますか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ…疲れた

 

特急線の中でも弁当を食べさせられたり、ししろんとちょこせんが寝てしまい…ワイの肩へ頭を置くと言う、とんでも事態になった訳でして

 

死んでまうでホンマに(迫真)

 

さて、帰って来てからもやる事はあるもので…お土産を配らないとね

 

「はいこれ、出掛けたお土産」

 

「ありがとうコウスケ…それで、どこに行ってたの?」

 

「街から離れた観光地、かな…温泉とかあったぞ」

 

「オンセン…私はまだ体験した事がないですね、いつか行きたいわ」

 

「……まあ、何だ…温泉地は割と知ってるから、行きたくなったら聞いてくれ」

 

「むっ…そこは誘うところじゃないの?」

 

さてはて、何の話やら…(すっとぼけ)

 

ワイから誘う勇気なんてある訳ないだろ、オタクぞワイ

 

お土産渡すのだって、スパチャという名の大義名分があるから平気に行けるが…これが平常時で何も無かったら喋り掛けるのすら精神削るんやで

 

「あー、まあ…誘いたかったら誘ってくれ」

 

「じゃあ今度、一緒に行きましょうね」

 

「ういっす」

 

多分、選択肢ミスったな(迫真)

 

まあでも、ホロメンからのお願い事は断れないってそれ一番言われてるから……しょうがないね(敗北)

 

さて、次は……

 

「これ、出掛けたお土産です」

 

「わあ、ありがとう航輔君…どこに行ってきたの?」

 

「友人と街の外にある、観光地に行きました…そのお土産です」

 

「そうなんだ〜……因みになんだけど、誰と行ったの?」

 

ヌッ…まあ聞いてくるよな、そらちゃんとすいちゃんは絶対に聞いてくると覚悟はしていた

 

覚悟を持ったワイは無敵(驕り)

覚悟とは、幸福なのだッ(適当)

 

「まあ、学園の友人ですよ」

 

「うーん…女の子?」

 

「違います(大嘘)」

 

「ふ〜ん…?」

 

怖すぎるっピ

 

一応、何事も無くそらちゃんへのお土産渡しは終わった……後はすいちゃんに渡して、家帰ってカリオペ達に渡して…

 

「あ、すいちゃん」

 

「どうしたの?こうちゃんから話し掛けてくるなんて、珍しいね」

 

「この間、街の外にある観光地に友人と行ってきてな…そのお土産だ」

 

「ありがとう!……ところで、誰と行ってきたのかな?」

 

笑ってない目、早くないすか?ワイまだ何も言ってないんですけど…(困惑)

 

だがワイには覚悟がある、無敵なのだ(迫真)

 

「学園の友人だよ、多分すいちゃんは知らないかな」

 

「へぇ…ふ〜ん……すいちゃんに隠し事、してないよね?」

 

「しててもバレるやろ」

 

「……まあそれもそうだね、こうちゃんそう言うの隠すの下手だし」

 

「またその内、すいちゃんともどっかに行こうか」

 

「うん!約束だからね!」

 

取り敢えずご機嫌取りは出来た…上々じゃないか?戦績としては完全勝利だな(驕り)

 

飯食って帰ろ、学食……に行くと、誰かしらに絡まれるかもしれないが、まあいいか

 

「あ!聞いたよ君!ちょこ先生とお出かけしたんだって!?」

 

「……ミオ、声が大きい」

 

「あっ…ご、ごめん…って!じゃなくて!」

 

「まあ、行ったけど…あ、これあげる」

 

「あ、ありがとう…これお土産?」

 

「そうそう」

 

「わー、ありが…さっきから、話逸らしてない?」

 

君のような勘のいい狼は嫌いだよ

 

まあ、嘘なんですけどね…ワイがホロメンを嫌いになる訳が無いって、それ一番言われてるから

 

「そう思うか?」

 

「む〜…今度、ウチともお出かけしよ」

 

「いいゾ、買い物でも何でも」

 

「まーたウチにお金出させないつもりでしょ…はぁ、君のそれは病気に近いよね」

 

バレたか、でもワイの生き甲斐だし

 

ワイからスパチャを取って、一体何が残ると言うんです…フロムラーと言う変態性しか残らないじゃないか

 

今も既に変態だろとかうるせぇぞ

 

「あ〜、こう君いた〜」

 

「探したんよこうすけ!」

 

「今度は何だ……君ら二人も俺に用か?」

 

「ぼたんちゃんから聞いたけど、旅行行ったんだって〜?」

 

「ああ、その話…」

 

「何で誘ってくれんかったん!こおねも行きたかった!」

 

「そう言われてもなぁ…あ、ほらお土産」

 

「わ〜、ありがと〜」

 

「こ、こおねにも?ありがと……」

 

「二人共、流されてるよ」

 

みおママ余計な事を…ほら気が付いちゃったじゃんよ二人が

 

て言うかゆびゆび距離が近過ぎ、ワイの精神削れちゃう……て言うかマジで最近、距離感が近いのよね

 

このままだとワイの目から炎出るって、狂いそうッ……(狂い火)

 

「……まあ次、時間帯合えば何処かに行こうか」

 

「言質取ったかんね!破ったら許さんよ!」

 

「じゃあ楽しみにしとくよ〜」

 

「ウ、ウチも楽しみにしてるからね!」

 

……さて、家に帰ろう…やっぱ食堂を使うと、精神を削られるんやなって(反省)

 

かと言って、テラスに行っても割とホロメンにエンカウントするからなぁ……

 

「ただいま、お土産食ったか」

 

「おかえり…ええ、頂いたわよ」

 

「美味しかったよご主人!」

 

「今度はモココ達も連れてってね!」

 

「ああ、分かってるって」

 

ふわもこコンビに何時ものふわふわ時間(タイム)をされつつ…居間へと入る

 

IRySが嬉しそうにお菓子頬張ってるのかわい過ぎだろ(迫真)

 

これこそ目の保養やわ……ふわもこコンビ、もう少し離れてもらっていい?そろそろキツい(精神)

 

「美味しいか、アイリス」

 

「うん!ありがとうコースケ!」

 

「そりゃ良かったよ…クロニーは食べたのか?」

 

「ええ、私も食べたわよ…美味しかったわ」

 

いや〜、やっぱスパチャってぇのはぁ…最高やな(ご満悦)

 

ちな、ビジューちゃんにも上げてきた…学園の帰りに洞窟へ寄って、お菓子あげてきた

 

嬉しそうでおぢさん嬉しいわぁ(ニチャァ)

 

「ああ、そう言えばコウスケ…こんな物が入ってたわよ」

 

「何だ?……メイド喫茶開店、へぇ…新しく出来たってのか」

 

「そう、一回の来店なら無料で行けるらしいわよ」

 

「……え?何でそれを俺に言ったの?」

 

「この家でそういうのに行くなら、コウスケしか居ないでしょ」

 

「いやそうだけど……」

 

どう見ても行って欲しくなさそうな顔してるやんけ、カリオペさん……しかし、何でそれで渡してきたんだか

 

「……お、これウチの生徒も働いてるのか」

 

「まあ、そうよ…知り合いに行ってあげて欲しいって頼まれたの、そうでなければ渡したりなんかしないわよ」

 

「素直に行って欲しくないって、言えばいいじゃない」

 

shut up(だまれ)

 

Oh.it's scary(あら、こわいこわい)

 

後で詳しく聞いたら、すいちゃんからの頼みだったらしい…でも何でメイド喫茶?

 

すいちゃんなら行くな(迫真)って言いそうだけど

 

まあ、何かあるならワイが行くしかないか…ある意味、俺にとってもすいちゃんからの頼みだし




バレンタインでほぼ一周年て…いやぁ、始めたのが2月13日で丁度良かったわ^〜

周年イベントがバレンタイン、最高じゃないですか
じゃあ早く書かないとね、はい……

て言うかブルアカの方もバレンタイン書かなきゃ…掛け持ちって辛いねんな

ではでは、またお会いしましょう


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メイド喫茶…?あっ(即死)

どうもAZAZELです
メイド喫茶行ったことないので初投稿です

今回の話、エアプなのでお兄さん許して

耳かき屋なら、道場の後輩と行ったことあるんですけどね…中々よいものでしたよ、耳かき屋さん

ではほんへどうぞ


さて、メイド喫茶は…この辺か?

 

しかし…ウチの街にも前世で言うとこの、秋葉原みたいな所があるんやなって

 

ワイ、オタクなのに全然知らんかったわ……まあ言うて、ここでホログッズが売ってる訳じゃないし…ワイに用事は無いかな

 

「あ!そこのカッコイイお兄さん!つい最近、開店したばっかりのメイド喫茶に興味ありませんか〜?」

 

「……あ、俺?」

 

「そうそう!スグそこのお店なんですど、どうですか?」

 

「いや、俺このチラシの店に行こうかと思ってて…」

 

「あぁ!これウチの店ですよ!ちょうど良かったです!じゃあ一名様ご案な〜い!」

 

テンション高ぇなこのメイドはん

 

前世のワイなら多分、その陽キャっぷりに焼け死んでたな……今はホロメンと言う、最天井に近い存在が居るからね

 

ホロメン以外のかわいい子への耐性がバリ高くなった

 

ホロメン?未だに紙耐久ですけど何か?(迫真)

 

「お、お帰りなさいませ〜…ご主人さ、ま…?」

 

「……ああ、久し振りだな」

 

「なっ、なななな!?何で!?」

 

ヤダも^〜あくたんじゃないですか^〜

 

メイドの格好がよく似合ってらっしゃる……いやメイドだったな、そう言えば

 

「成程、すいちゃんが行って欲しいってそう言うね…じゃあ、君ご指名で」

 

「えっ!ちょ…っ!ま、待って…!」

 

「はーい!あくあちゃんご指名入りましたー!」

 

ここメイド喫茶じゃ無かったっけ…?

その掛け声だと、どっちかって言うとキャバクラだぞ

 

さて、席に案内され……メニューを開く

 

ワイ前世でもメイド喫茶とか入った事ないねんな…システムがようわからん、普通に頼めばええんか?(無知)

 

「ご、ご注文はお決まりですか…?」

 

「あー…そうだな、じゃあオムライスと…ドリンクのセットで」

 

「え、お、おオムライスですか?」

 

「え?ああ、オムライスだけど…」

 

「ッスー…か、かしこまりました…ご主人様」

 

あれ?何その反応?もしかしてワイなんかやらかした?

 

何か忘れてる気が…何だったかな、まあいいか(適当)

 

にしても、あくたんはかわいいですね^〜…ホンマもんのメイドさんだ、意識したら死にそうになってきた(瀕死)

 

何あれクッソかわいいんですけど(大迫真)

 

「カッコイイお兄さん!少しよろしいですか〜?」

 

「ご主人様呼びじゃないんかい…何ですか」

 

「あ、そっちの方が良かったです?あくあちゃん専属のご主人様かと思ってたので」

 

「いや、まあ……呼び方はお好きにどうぞ、それで何か御用で?」

 

「あくあちゃんの事なんですけど〜…幼馴染ちゃんから聞きました?」

 

すいちゃんから?ワイ何も聞いとらんけど

 

カリオペ伝いに、メイド喫茶へ行って欲しいとしか聞いてないけど…やっぱりワイをここへ送ったのは、何かあったのか?

 

「いや、生憎と聞いてない」

 

「じゃあ私から説明しますね…このお店、この間オープンしたばっかりなんですけどね?実はあくあちゃん、初日からちょっと…まあ、ドジと言うか…」

 

「ポンコツと、まあそれはそれで需要があるんじゃないか?」

 

「分かってますね〜お兄さん、実際ウケは良いんですよ……でも、あくあちゃん本人がその事を気にしてまして…そこでお兄さんの出番なんですよ」

 

「……どういう繋がりだ」

 

「聞きましたよ〜?女の子を褒めるのにお兄さんの右に出る人は居ないって、幼馴染ちゃんが豪語してましたから!」

 

何してんのすいちゃん

 

て言うか来たんかいすいちゃん…まあ、こっちでもすいおじが発揮されてるって事ですかね

 

まあ確かに?スパチャと言う名目で、褒めるならば(やぶさ)かでもないし?是非とも任せてもらいたいものだな

 

お前がスパチャしたいだけだろとか煩いぞ

 

「まあ、俺でいいなら構わないが…あの子とは少ししか面識がないから、あまり効果には期待しないでくれ」

 

「やってくれるだけでも有難いですって、じゃあ宜しく頼みましたよ!」

 

「ああ、ボチボチやらせて貰うよ」

 

成程ねぇ、あくたんに自信…と言うより、自分のままでも十分良いよ…って事を伝えたらいいと

 

すいちゃんが言っても、気を使ってると思われるかもしれないしな

 

流石はすいちゃんと言うか、なんと言うか…瞬時に判断して、気の回し方を考えるのはしゅごいね

 

「お、お待たせしました!セットのドリンクを…っうわ!?」

 

「『時よ止まれ』」

 

こんな平坦な床の、何に躓いたかは知らないが…取り敢えず時間は止めた

 

あくたんを受け止め、零れそうなドリンクを受け止め……『時は動き出す』

 

今更だけど普通にこの格好、ワイの精神が削られるわ…でもこうでもしないと、あくたん転んじゃうからね…しょうがないね

 

「ッ……って、あれ?」

 

「平気か?こんな真っ平らな所で、転ぶとは思ってもなかったが」

 

「すっ、すすすすみません!すみません!」

 

「俺は平気だけど、君は平気かね」

 

「だ、大丈夫です!全然大丈夫なんで!はい!」

 

慌ててワイから離れ、注文したドリンクを机へ置くあくたん…ホンマ、小動物みたいでかわちいね(ねっとり)

 

どうやら、このメイド喫茶…追加でお布施をすると、席にメイドさんが付いてくれる様でして

 

勿論投げましたね、当たり前だよなぁ?

 

「あ、えっと…その……」

 

「メイド喫茶に限らず、アルバイトって初めてか?」

 

「そ、そう…です…」

 

「何でメイド喫茶にしたの、これは単純に気になっただけだから…そんなに深く考えなくていいよ」

 

「が、学園からも近かったし…あてぃしの、その…コミュ力も、鍛えられるかな…って」

 

健気なのはかわいいですね(迫真)

 

成程、目的あってのアルバイトだったのね…すいちゃんが手伝いたくなるのも分かる希ガス

 

でも何でワイ、あくたんのメイド服姿だけでも結構キツいで?(精神力)

 

「ほう、良いじゃないか」

 

「……でも、ミスしてばっかりだし…お、お客さんともそんなに…話せてないし…」

 

「誰も最初から上手く行く事なんて無いぞ…何度も挑んで、失敗して…そうして積み上げた時に、『成功』とは訪れるんだよ」

 

「じゃ、じゃあ…あてぃしも、頑張ったら…もっと上手く話せるかな?」

 

他人に饒舌に喋るあくたん…正味、全然想像なんて出来ないけど…まあ、本人が直したいならいいんじゃないかな

 

あくたんの成長する姿をみると、微笑まし(脳死)

 

「ああ、まあ…成長度合いは俺には分からんが、良くはなるんじゃないか…少なくとも、努力はして損は無い」

 

「…う、うん!あてぃし、これからも頑張ってみる!あ、注文が出来たみたいだから…あてぃし取ってくるね!」

 

研磨したり、努力する人は…いつだって美しいものだね

 

それがホロメンだと尚の事、尊い…死ねる(迫真)

 

「噂に違わぬ誑しっぷりだねぇ」

 

「誰が誑しだ…それで、あれで良かったのか」

 

「予想以上、と言うか…遥か斜め上を通り過ぎて行きましたわ、誰も口説けとは言ってないんですけどねぇ?」

 

「別に口説いてないけども…と言うか、店員口説くのは不味いだろ」

 

「……まあお兄さんがそう思ってるなら、いいですけど」

 

「お、お待たせしましたご主人様!オムライスです!」

 

あくたんかオムライスを持ってきてくれた……ご主人様呼びに違和感がないと思ったら、ふわもこコンビからご主人呼びされてんだったな

 

しかし美味そうなオムライスやな…やっぱメイド喫茶と言ったら、これじゃないか

 

「それじゃ、あくあちゃん…頑張っていつものやってみようか!」

 

「は、はい!」

 

「……え、こっから何かするん」

 

「えぇ〜?お兄さん本気で言ってます?メイド喫茶でオムライスを頼んだとなれば、する事は一つじゃないですか?」

 

何その含み笑い……ハッ!?(迫真)

 

しまった…ッ、忘れていた…メイド喫茶でオムライス……そう、そうだ…定番ではないか…ッ

 

わりぃ、ワイ死んだわ……だがこの人生に、一片の悔いなし

 

オムライスに、ケチャップでワイの名前…『こうすけ様』と描き、ハートでそれを囲む

 

「じゃ、じゃあ…よしっ……お、おいしくなーれ!萌え萌えきゅんっ」

 

あっ(即死付与)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

簡単には死なんよ(黄金律)

 

晩鐘に名前を指し示されようが、ワイは舞い戻ってくる

 

と言う訳で、メイド喫茶へ行った日から少し経った頃…学園でもあくたんが喋り掛けて来る様になった

 

「それでね!その後もバイト続けてたら、お客さんにも褒められるようになったんだ〜!」

 

「おお、そりゃあ良かったな…成果が出てきてるんじゃないか」

 

「そ、そうかなぁ〜…あてぃしも成長できてるって事かな〜」

 

あくたんが嬉しそうで何より、それだけでワイは生きて行ける

 

でもさ、ワイの隣に座らなくても良くない?ここテーブル席なんやけど…前に座るよね普通

 

あくたんが近過ぎるっピ

 

「ね、ねぇ?またお店に来てくれないの?」

 

「あー…ほら、湊も知り合いが居るとやりづらいだろ」

 

「べ、別にあてぃしは気にしないし…む、寧ろ…来てほしい、って言うか……」

 

「……まあ、湊の成長した姿を見に行くのも良いかもしれないから…時間が合えばまた行くよ」

 

「ほ、本当!約束だからね!」

 

「ああ、うん…」

 

そんなに成長した姿見て欲しいん?まあ焚き付けたのはワイだし、それを見るのもワイの責任かもしれないけど

 

さて、今日のところは講義も終わってるし…家帰りますか

 

「おかえり〜!ご・しゅ・じ・ん・さ・ま」

 

「……何してるの、すいちゃん」

 

「む〜、少しは乗ってくれてもいいじゃんか!ほら、最近こうちゃんはメイドさんにハマってるらしいし?」

 

「あらぬ誤解だな…そもそも、メイド喫茶に行って欲しいって言い始めたのはすいちゃんだろ」

 

「うっ…そ、それはそうだけど〜…」

 

メイド姿のすいちゃんにお出迎えされた

 

ワイ、逝きまーす(離陸)

 

ドア開けて本当に精神吹き飛ぶかと思った、破壊力高スギィ…メイドすいちゃんとか、最早オタクに対する兵器だろ

 

何かしらの法に触れんだろ(適当)

 

「ほらほら!いいから早く家入りなよ、もう夕飯できるよ!」

 

「あ、ああ…ちょ、引っ張らなくても…」

 

「あ!おかえりご主人!」

 

「おかえり〜!」

 

「……お、おかえりなさい」

 

「コースケ!おかえりなさいませ!」

 

何この、こう……は?(迷走)

 

ふわもこコンビも、カリオペも…IRySまでもがメイド姿になっている

 

おいオカン(クロニー)、IRySにそんな格好させていいのかよ…いや、かわいいんだけどさ(脳死)

 

「カ、カリオペまで着てるのか…」

 

「何よ…似合わないって言いたいわけ?」

 

「いや似合ってるけど(迫真)」

 

「そ、そう…まあ、ならいいわ」

 

「ご主人!モココは!」

 

「フワワもみてみて!」

 

「似合ってるぞ二人共…すいちゃんに着せてもらったのか」

 

「うん!かわいかったから嬉しい!」

 

笑顔が眩しい、灰になりそう……取り敢えず頭を撫でておく

 

IRySもワイの近くへ寄り、クルクルと回りながらメイド服を揺らす……か"わ"い"い"(大迫真)

 

「どうかな、コースケ?似合ってるかな?」

 

「バッチリ似合ってるよ、アイリス…メイド服は知ってたのか?」

 

「ううん、知らなかった…クロニーが教えてくれたよ、確か…ご主人様のお手伝いをする人の服、だったよね」

 

流石クロニー、オブラートに包んだ教え方をしてる…オカンなんやなって(再確認)

 

「まあ、それで概ね合ってるな」

 

「じゃあ今日は、私がコースケのお手伝いをしないとね!」

 

「まあでも、いつも色々とやって貰ってるし…普段と変わらない感じで良いと思うが」

 

すると、後ろからすいちゃんが抱き着いてきた……あ^〜困りますぅ^

お客様困りますあ^〜

 

で、出ますよ(狂い火)

 

「ねぇ、すいちゃんは?まだすいちゃんへの感想、聞いてないんだけど?」

 

「そうむくれるなよ、かわいい顔が台無しだぞ」

 

「もー!そうやって簡単にかわいいとか言わないの!こうちゃんただでさえ見境ないんだから!」

 

「えぇ....(困惑)」

 

そんな事ないやい、ワイだってちゃんとワイの基準でかわいい子にしか言ってないやい

 

そうなると必然的にホロメンは確定で『かわいい』判定になるのは…世の摂理よ

 

「ほら、すいちゃんのメイド服…ちゃんと見せて」

 

「…しょうがないなぁ、はい…どう?」

 

「似合ってるよ、すいちゃん…かわいい(脳死)」

 

「ほ、本当〜…着たかいががあったかな〜…」

 

その後、メイドすいちゃんやふわもこのコンビ…カリオペとIRySにあーんあされたり、マッサージしてもらったり

 

果ては風呂まで入ってきそうになったので、ストップを掛けた

 

そんな事したら本当に死ぬぞ(精神的)




次くらいでリグロが書けたらいいですね

でもバレンタインも間近に迫っているし、ブルアカの方も書かんといけんし……バレンタイン終わってからになるかもしれませんね

なるはやで書くつもりではいますので、少々お待ちを

ではでは、またお会いしましよう


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バレンタイン編:ホロメンの密度濃すぎ、過剰摂取で窒息するでコレ(瀕死)

どうもAZAZELです
一周年なので初投稿です

時が経つのは早いもんですねぇ……いつの間にか原作ホロライブで、お気に入りトップになってたり
ホロライブの方も、新しい方が増えたり…また、別れもあったり

それでも、時間は進むものです……今この瞬間を楽しんでいきましょうや

ではほんへどうぞ


さて、皆は今日が何の日か…分かるかい?

 

2月14日……そう、バレンタインですね

 

前世のワイでは、全くの無関係イベント…そもそもそこまで親しい友人も居なかったし、女友達なんて以ての外

 

まあ居なくは無かったし、義理チョコは毎年貰ってはいたが…そんなもんだったし

 

「今日は早く帰って来なさいよ、コウスケ」

 

「え、何で?なんかあるのか」

 

「……いいから早く帰ってきなさい」

 

「まあ、そう言うならそうするけど」

 

「君は相変わらずね…少しは空気を読みなさい」

 

えぇ....(困惑)

 

一体何の話だってばよ…まあカリオペがはよ帰って来い言うなら、そうしますけども

 

ワイも今日は多分…何故だか分からないが、早く帰りたくなると想う

 

という訳で、学園へ到着

 

「こうちゃんおはよー!」

 

「ああ、すいちゃん…おはよう、やけに元気だな」

 

「え〜そう見える〜?」

 

「何か良い事があったのか」

 

「もー!こうちゃん本当に分からないの!今日は何の日!」

 

「えぇ…2月14日?……ああ、バレンタインか」

 

「そうだよ!という事で、はいこうちゃん!」

 

すいちゃんからチョコを手渡しされた……ゑ?(困惑)

 

ワイに…チョコ、だと…ッ?

 

「すいちゃんからのハッピーバレンタイン!」

 

「あ、ああ…ありがとう」

 

「因みにこうちゃん…義理と本命、どっちだと思う?」

 

「んー……どっち?」

 

「ひ・み・つ」

 

すいちゃんかわいい〜(脳死)

 

まあ義理として受け取っておこうかな…しかし、クォレハお返しが捗りますなぁ

 

ホワイトデー…絶好のスパチャ日じゃないか、常日頃からしてんだろとか煩いぞ

 

「あ、お返しは要らないからね」

 

「……ゑ?」

 

「だってこうちゃん、毎日の様にすいちゃんに色々としてくれるじゃん…だからどっちかって言うと、これがすいちゃんからのお返し」

 

「え、でも…」

 

「いいから、分かった?」

 

「ういっす……」

 

ここ最近、スパチャをしようとすると止められることが多い気がする…クリスマスの時も、金を使うなって言われてたし

 

スパチャのfrustrationが溜まってんじゃんアゼルバイジャン(適当)

 

毎日してんだろ?そんなんで廃人が足りる訳ねぇだろ(迫真)

 

「あ!いたいた、航輔君〜」

 

「そらさん、おはようございます…どうしたんですか」

 

「今日はバレンタインでしょ?だからはい、私からのバレンタインチョコ」

 

「あ、ありがとうございます…」

 

「お、もうすいちゃんからは貰ってるんだね…流石はすいちゃん、一番乗りだね」

 

「勿論じゃん!すいちゃんは幼馴染だからね!」

 

そらちゃんからも、チョコを貰ってしまった……マジィ?

 

これで2個……前世じゃ、貰っても3個だったし…あと1個貰ったら前世を超えるな

 

「お返しはいらないからね、それは私からの…普段のお返しだから」

 

「…そらさんも、お返しは要らないと……」

 

「もしかしてすいちゃんも?」

 

「うん、すいちゃんもこうちゃんから色々として貰ってるし」

 

「そうだよね〜…こういう時くらいは、私達がお返ししないとね」

 

ワ、ワイのスパチャが…(絶望)

 

ワイからスパチャ取って、一体何が残ると言うんですか(n回目)

 

ぐっ、そらちゃんもお返しが要らないだって…?

 

そんなワイをピンポイントで……いや、まあ…すいちゃん達が要らないって言うなら、ワイの方からは出さないけどさ

 

ホロメンには勝てないってそれ一番言われてるから

 

「それじゃあ、私は行くね」

 

「うん、ばいばいそらちゃん…すいちゃんもそろそろ行かなきゃ」

 

「じゃあ俺もそろそろ行くかな」

 

「また後でねこうちゃん…どうせ、他の子からも貰うんだろうけど」

 

何の話…ああ、チョコの話?

 

他の子…まあ確かに、まだ会ってないホロメンは居るけども

 

そんな全員が全員、チョコを渡してくるなんて事は……あれ、今とんでもないフラグ立ったかな(今更)

 

「お、来たねこう君〜」

 

「ああ、おかゆ…どうした、そんな所で」

 

「今日が何の日か分かっててきいてる〜?」

 

「何の日って、バレンタインだろ」

 

「……まあこう君って、そう言うところあるもんね〜…じゃあはい、これ僕からだよ〜」

 

「え、ああ…チョコか、ありがとう」

 

おかゆんからもチョコを貰い申して…すいちゃんとそらちゃんから貰ったチョコは、ストレージ内にしまっている

 

あの中なら溶けないし、鮮度が保てる(迫真)

 

「因みに〜、他は誰から貰ったの〜?」

 

「すいちゃんとそらさん、おかゆので3つ目だな」

 

「いや〜、流石だねその二人は…一番乗りだね〜、じゃあ僕は…はい、あ〜ん」

 

「何してるん(困惑)」

 

何してんの(二回目)

 

おかゆんが、ワイに渡したチョコを開け…その中から一つのチョコを摘み上げ、ワイの口元へと持ってくる

 

え?ここで?

 

いや^〜キツいっス(精神)

 

「ほら、早く口開けて〜?」

 

「いやいや、何でここで…」

 

「だってチョコって、溶けちゃうでしょ〜?だから、今この瞬間に食べて欲しいなって〜」

 

「いや、だからって…むぐっ」

 

て言うかおかゆん近過ぎ、死ぬ(迫真)

 

メチャメチャ密着して来るやんけこの猫、そんな事したら精神弾け飛ぶでマジで

 

ワイの正面からピッタリくっ付き、ワイの口へ指を突っ込む様にチョコを入れる…甘い(小並感)

 

「どう〜?」

 

「……甘い」

 

「まあチョコだからね〜」

 

「美味しいよ、うん」

 

「よかった〜、それじゃあ残りはお家で食べてね〜」

 

おかゆんはそう言って、行ってしまった……何やったんや(困惑)

 

ワイの精神削るだけ削って…ホロメンっていっつもそうですよね、廃人オタクの事なんだと思ってるんですか

 

それはワイがオタクなのが悪いと思うよ(自問自答)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、講義も終わり…食堂に来て、お昼食べてから帰ろうかと思ってる今日この頃

 

「食堂に行けばこう君がいるって、流石ですねミオ」

 

「この時間は大体、ここに居るじゃん」

 

「おや、フブキとミオか…どうした、何か用か」

 

「今日はバレンタインなので、白上達からのチョコですよ!」

 

「君にはいつも色々としてもらってるから、これはウチ達からのお返しだよ」

 

「だから、こう君からお返しは受け取りませーん!」

 

えぇ....(困惑)

 

ホワイトデーって、チョコ貰った野郎がお返しする日じゃないの…?

 

こんな立て続けにお返し断られるとか、そんな事あるんか……まあ確かに、ワイは普段からスパチャ投げまくってるしな

 

「えぇ……」

 

「だって君、そうやって言わないと際限なくウチ達にお返しするし」

 

「だって、俺がやりたくてやってるから」

 

「白上も甘えてるところがありますが、こういう時くらいはお返しさせてもらわないと…ね?」

 

「……まあ、そう言うなら」

 

ホロメンからそう言われちゃったら、ワイもお返しする事は出来ないけど……無理矢理スパチャするのは、ワイの信念に反する

 

スパチャは、お互いが不快にならない程度に行うのが鉄則(哲学)

 

「それじゃ、ちゃんと感想教えてね〜」

 

「ではまた!」

 

「ああ、美味しく頂くよ」

 

フブキングとみおママが行った後に、ししろんとラミちゃんが訪れた…代わる代わるホロメン来るやん

 

ちょっとそろそろ精神が厳しいんですが……(満身創痍)

 

「こんにちは、こうさん……チョコ何個貰いました?」

 

「え、確か…5個?」

 

「ふーん、そうなんですか……」

 

「志賀さん、これ…あの、ラミィからのバレンタイン…です……」

 

「はい、私からもどうぞ」

 

「あ、ああ…ありがとう」

 

何か、ししろんの反応が怖いのは気の所為?

ちょっと目がアレと言うか、何と言うか……まあいいか(適当)

 

ししろんとラミちゃんからも貰っちったな

 

さて、ではワイはテラスへと避難させてもらおうかしら……正味、何処に行っても逃げ場は無さそうな気はするけど

 

「あ!師匠みつけたでござる!」

 

「もー!どこ行ってたのさ!こうくん!」

 

「沙花叉、風真…どうした、俺はテラスに行こうかと思ってたんだが」

 

「今日はバレンタインでござるから、holoX全員分として手作りしたでござる」

 

「はい、こうくんお口あ〜ん」

 

「あぁ!?何してるでござるか沙花叉!?」

 

急に正面からシャチが抱き着き、ワイの口へとチョコを突っ込む…殆どさっきのおかゆんと同じ事してるんですがそれは(困惑)

 

て言うかあ"あ"あ"あ"あ"(時差攻撃)

 

マジ無理しぬ(迫真)

 

「ねぇねぇどう?美味しい?」

 

「甘い(迫真)」

 

「も〜!そういう事じゃなくて!」

 

「美味しいよ、うん…美味しい」

 

「本当!やった〜!」

 

「離れるでござる沙花叉!て言うかなにサラッと抜け駆けしてるでござるか!?後でルイ姉に言いつけるでござるよ!」

 

「だ、だって〜!早く食べてもらいたかったから!」

 

甘い(二回目)

 

て言うかもう精神が爆発(発狂)寸前なんですよねぇ…(切実)

 

今日ちょっとホロメン成分濃すぎんよ、摂取し過ぎで窒息しそう

仰げば尊死、我が人生に一片の悔い無し(辞世の句)

 

「風真だって師匠に食べさせたかったのに!!」

 

「じゃあいろはちゃんもすればいいじゃん!」

 

「えっ!?い、いや……それは…」

 

「え?(困惑)」

 

「だっていろはちゃんも食べさせたいんでしょ?減るもんじゃないんだから、こうくんに食べさせてあげればいいじゃん」

 

いやまあ、断らないけどね?(玄人)

 

ホロメンのお願い事を断れる訳ねぇだろいい加減にしろ……て言うかそんな事したら火出るで、これマジ

 

「じゃ、じゃあ…師匠……あ、あ〜んで…ござる…」

 

「あん……うん、美味しい(ヤケクソ)」

 

「よ、良かったでござる〜…は、はは」

 

そんな赤面せんといてーな、ワイまで恥ずかしくなってくるやん

 

ウブ侍はかわいいですねぇ(脳死)

 

さて、沙花叉といろはす達と別れ…テラスへと足を運ぶ、昼飯後のコーヒーブレイクって事でな

 

「あら、久し振りね…コウスケ」

 

「あっ、コウスケ…丁度よかったわ」

 

「……部外者は立ち入り禁止だぞ」

 

「そんな悲しい事、言わないで欲しいわねぇ…コウスケと私の仲じゃない」

 

「そんな仲になった覚えは無い」

 

「まあ、冷たい」

 

シオリが居った……なんでや(迫真)

あとネリッサも居るな

 

ホンマに神出鬼没やなシオリさんよぉ…て言うか何用でこんな所におんねん

 

「何の御用で」

 

「今日は確か、バレンタインとか言う日でしょ?女の人が、男の人へチョコレートを贈るって言う」

 

「まあ、そうだな」

 

「だから私も作ってみたのよ、チョコレートってやつ…ネリッサからも、君にチョコをあげるみたいよ」

 

「はい、コウスケ…作り方とかはシオリから聞いたけど、上手く出来ているかしら」

 

「まあ、帰ったら食べてみるよ…感想はまた伝える」

 

「私からも、はい」

 

シオリとネリッサからチョコを受け取る……まさかシオリからも貰うとは、思ってもいなかった

 

しかし、今まで集めた『栞』の中に…チョコの作り方でもあるんかね

 

「バレンタインって、チョコをあげるのと同時に…愛の告白もするのよね?」

 

「ああ?……一部の連中はそうなんじゃないか、俺は知らないが」

 

「ここは一つ、私も君に愛の告白でもした方が…雰囲気が良くなるかな?」

 

やめてもろて、そんなんやられたら本当に死ぬゾ(ガチトーン)

 

ホロメンからの告白とか、廃人オタクでも耐えられる様なもんじゃないゾ……(戦慄)

 

「私はコウスケの事を想ってチョコを作ったから、受け取って貰えただけで嬉しいわ」

 

「ネリッサも随分とお熱だねぇ…」

 

「……シオリには言われたくないけど」

 

はぇ^〜ネリッサはいい子なんですねぇ^〜

 

テラスにはシオリ達が居たので、もうそのまま帰宅した……カリオペからはよ帰って来いとも、言われていたからね

 

「ただいま」

 

「お帰りなさい…はい、コウスケ…バレンタインチョコよ」

 

「ありがとう…今日これ作ってたのか?」

 

「まあ、そうよ…フワワとモココ、アイリスが作りたいって言うし」

 

「成程ね」

 

「君、ハコスからもチョコを預かってるわ…はい、議会を代表してのチョコね」

 

そんな大それた感じのチョコなんこれ……(困惑)

 

カリオペからは、ぐらちゃんからのチョコも貰った…最近会えてないが、元気にしてんのかねサメちゃん

 

「議会の方はどうだい」

 

「まあ、今までとそんなに変わりはないわ…『The Cell』の件も片付いてきたし」

 

「そりゃご苦労な事で」

 

「ご主人!フワワ達のチョコ食べた!?」

 

「モココのチョコは〜!」

 

「まだ食べてないが…いや、今食べるよ」

 

取り敢えず、ここに居るホロメンから貰ったチョコを一口づつ食べる……甘い(小並感)

 

「ああ、美味しいぞ」

 

「やった!」

 

「フワワ達がんばったんだよ!」

 

「そうか、偉いな」

 

偉いねぇ〜(アレッシー感)

 

頭を撫でるが、一緒に精神も削られていく今日この頃……まあホロメンが笑顔なので、OKです

 

こっちの世界に来て、バレンタインチョコがめっちゃ貰えたなぁ……ちゃんと全部食べて、感想伝えないと(使命感)

 

それこそが玄人だ




次回からリグロ入れます

バレンタイン前に行けるかなって思ってましたが、無理でした

ブルアカの方も書きましたが、同時進行つらすぎワロタ……

気が付けば一周年、お付き合いして頂きありがとうございます…これからも、お付き合いの程よろしくお願いします

ではでは、またお会いしましょう


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宇宙番長(全てを悟る)

どうもAZAZELです
リグロ出し始めるので初投稿です

流石は皆、いいキャラしてますよねぇ…私はJFTがビジュ的に好きです

まあ兎に角、番長が何言ってるかは分からなかった(小並感)

ではほんへどうぞ


「それで、何で俺まで行かなきゃならんのかね」

 

「まあまあ、そう言わないでって…こんな事、滅多に無いんだからさ」

 

「俺は機動隊じゃないんだがな…」

 

今ワイは…噂の女社長が経営する会社へ、足を運んでいる

 

機動隊長こと、ぬいぬいからお呼び出しされ…まあ正確には、その女社長からのお呼び出しなんだが……まあそんな訳で、会社に来ている

 

「仕事の方は順調なのかね」

 

「まあそうだね〜、比較的ここら辺は治安が良いから…表側は、って話だけど」

 

「裏側は前まで、JOKER達が抑止力になっていたもんな…今じゃ、警備隊と機動隊の引っ張りだこか?」

 

「案外、そこまで大変って事でも無いんだけど……蓋が取れると、はっちゃける人達は居るんだよね」

 

「ああ、成程…JOKER達の天下が終わって、自分達の時代だと勘違いしてる馬鹿共か」

 

「オブラートに包まないで言えば、そういう事」

 

雑談をしていると、社長室へと到着する…さて、鬼が出るか蛇が出るか

 

ワイの場合、ホロメンかそうじゃないかで大きく変わる……でも女社長のホロメンなんて聞いた事ないからなぁ

 

まあシオリ達の件もある…新期生と言う可能性が、かなり高いだろうな

 

「あ!来たわね…私が一条コーポレーションの社長、一条莉々華よ!!」

 

「おーす社長、連れて来たよ〜」

 

「ちょっ、隊長さん!私がカッコ良く自己紹介しようと思ったのに…!」

 

「あっはは〜、ごめんごめん」

 

クォレハ…いやもう、ズギュゥゥゥゥンと来ましたね…ワイの心に

 

ホロメンですね間違いない……(確信)

 

マジかぁ〜…しかもJPじゃないかこの子?こういう時は本当に前世が羨ましくなってしょうがない

 

あ"あ"あ"あ"赤スパ投げてぇぇぇ(廃人)

 

「それで、俺を呼んだ訳は何かね…こんな一般人を呼び出して、何を聞くつもりなのやら」

 

「一般人…?」

 

「機動隊長さんは少し静かにしてて貰えるかね」

 

「嘘は良くないよ君、君が一般人な訳ないじゃん」

 

「おい、真顔ガチトーンで否定すんなよ」

 

ワイのどこが異常なんだよ

 

ただのフロムラーで廃人オタクなだけだろ……どっちかって言うと変態だけど

 

でもそれ以外は善良な市民なんやぞ……まあ、その二大巨頭が一番の原因なんですよね知ってます

 

「話が逸れたが、俺に何の用だ」

 

「噂で聞いたんだけどさ、元々ここら一帯の裏側を牛耳ってた組織…『Trente(トラント) et() Quarante(カラント)』の事、知ってるよね?」

 

「……さあ、俺は聞いた事ないがな…そっちの機動隊長様なら知ってるんじゃないか」

 

「…まあ確かに、アタシは知ってるよ」

 

「その組織が解散したって噂…私自身はあんまり裏側の事は知らないんだけど、知り合いが知っててね」

 

「それがどうしたのさ社長、こんな真っ当な企業に…裏社会の組織なんて、関係無いんじゃないの?」

 

ぬいぬいがそう切り出す……社長は椅子に座ったまま、ぬいぬいとワイを見つめる

 

めっっちゃ顔がいい(脳死)

 

しまった、手持ちの発作が…これだから廃人オタクは(自虐)

 

「そんな組織を正面から圧倒したり…街の外から襲撃してきた、巨大裏組織を一人で壊滅させた人が居るって言ったら……笑う?」

 

「……な〜に〜その話、誰かの武勇伝?盛りすぎちゃったんじゃないの?」

 

「盛るにしては山盛りにしてるな、嘘を吐くならもっとマシなモノも有るだろうに」

 

「だよね〜!莉々華もそう思ったんだよね〜!」

 

何かぬいぬいも話を合わせてくれてるな……警備はしてるが、まだ信用に足る存在じゃないって事か

 

まあワイとしては、正味バレたところで困る事は無いんだが……カラント絡みの話は、面倒事の種になりかねないし……

 

あんまり関わりたくないのが本音

 

「それで、私も一端の社長なのよ…だからツテって言うのは結構あってね、そこからか情報を掻き集めたの」

 

「それで、何か出てきたか」

 

「それがもうビックリ……まさか、ただの学生がそんな事をしてたって話だったからさ」

 

ぬいぬいがバッ、とワイの前に立つ…若干殺気立ってるな、落ち着きたまえよ(謎目線)

 

しかし、まさかぬいぬいに守られる日が来るとは…ワイが女だったら惚れてたね、まあそうじゃなくてもキュンキュンするけど(真顔)

 

「あら、そんなに殺気立ってどうしたの?機動隊長さん」

 

「……彼にも彼の生活があるの、あんまりちょっかいを掛けないで貰えるかな?」

 

「別に私はちょっかいを掛けようとしてる訳じゃないわよ、ただ気になっただけ……どこでそんな力を得たのか」

 

「何処でって言われても…ダンジョンだけど、それ以外に無くないか?」

 

「ダ、ダンジョン…?まさか『遺物』を使って、そんな事を…?」

 

「だって遺物ってそう言う、人智を超えた力を持ってるもんだろ」

 

イケメン君しかり、カラントの連中しかり…『遺物』と言うのは、絶大な力を得るのにはもってこいの物だ

 

まあそれを得る為には、それ相応の覚悟と準備が必要な訳でしてね

 

「ふーん…成程ね……面白いわね、君…名前は何て言うの」

 

「志賀航輔、それで…それを知ってどうする」

 

「いや、私はそう言うのを使って会社を成長させる気はサラサラないから…ただ、一応気にしておいた方が良いかなって」

 

「一つの団体を束ねる長は、気にする事が多くて大変そうですなぁ」

 

「本当だよもう…まあそれでも、私について来てくれる人達の為にも…私がサボる訳にはいかないし」

 

ほう、これはこれは……ただの良い社長やんけ

 

これはスパチャの投げ甲斐が有るじゃあないか……ここは一つ、経営者の為になるスパチャを投げようじゃないか

 

「……面白い、なら俺から一つ…プレゼントを差し上げよう、手土産だ…少し待っていろ」

 

「え、ちょっと君…!行っちゃった、自由なんだからもう…」

 

「あっはは!面白い人じゃん!莉々華は結構好きだよああいう人!」

 

社長室から出て、とある奴に電話を掛ける……ツーコールで出やがった、それはそれで何か嫌だな

 

「もしもし、今すぐ来い」

 

『珍しく君から電話が来たと思ったら、いきなりそれかい?』

 

「お前にとっても悪くない話だ、場所は分かってんだろ」

 

『ふむ……まあ、そうだね…私達にとっても悪い話じゃないのかもね、分かったよ』

 

数分後、クイーンを連れたJOKERがやって来た

 

ぬいぬいは頭を抱えながら溜息を吐き、社長の方はと言うと……割とビックリしていた

 

どんな顔しててもかわいいって、やっぱホロメンは最高だな(玄人感)

 

「はじめまして、猪苅(いがり)と申します…彼からの推薦で、一条社長の元を訪ねさせて頂いた次第です」

 

「あ、え…と、はい…どうも、一条莉々華…です」

 

「お噂はかねがね聞いておりますよ、若手で走り出し…あっという間に会社を成長させた、超新星」

 

「い、いえいえ!そんな御社に比べたら私の会社なんて…!で、でも何で…猪苅さんがここに?」

 

「彼とは仲良くさせて貰っていまして、そんな彼からのお誘いでしたから…間違いないと思って、訪問させて頂きました」

 

「……どの辺が仲良いのか分からんのだが、分かるか?」

 

「アタシが知る訳ないじゃん」

 

て言うかJOKERの会社、そんなにデカなってん?ちょっと調べてみよー……うわ何これキモッ(ガチトーン)

 

ラーメンの経営から、いつの間にか貿易や流通関係に手出してるやん……しかも会社規模がデカ過ぎるっピ、ついでに流通も太スギィ

 

「え、え?か、彼って…志賀くんの事ですか?」

 

「はい、昔に色々とありまして…彼にはお世話になっているんです」

 

「お前の様な奴を世話した覚えは無い」

 

「君は相変わらずキレッキレだねぇ…私は好きだけどさ」

 

「そう…(無関心)」

 

「う〜ん、やっぱり君のそういう所は本当に好きだよ」

 

あんまりそう言う事を連呼しないで貰える?誤解しか産まないのよ

 

て言うか猪苅って誰だよ(純粋)

まあJOKERって、裏の名前のまま活動する訳にもいかないけど

 

なにわろてんねんクイーン、わろてんちゃうぞオイ

 

「し、志賀くん!いや!志賀様!!」

 

「うおっ、急にどうした」

 

「これからも莉々華と仲良くしてもらってもいいですか!?」

 

「え、ああ…別にいいけど、俺の紹介できるツテなんてこんなもんだぞ」

 

「いい!全然良い!!寧ろ感謝してもしきれないから!!」

 

「俺は全然良いけども…」

 

やん、手握っちゃ恥ずかしい……いや本当に精神削れるから勘弁してもらっていいですか?(本音)

 

後の事は経営者達がする話、という事でワイは帰る…ぬいぬいは持ち場に戻って行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、一条コーポレーション訪問から数日後…今日はテラス席でお昼を嗜んでいる

 

ここ最近は食堂でエンカする事が多かったから、テラス席にしてみた次第

 

「ぶんぶんぶーん!」

 

「……何か凄いの来たな」

 

「おうおうおう!あんてゃがこにょがきゅえんでいちゃんちゅよいんかぁ!」

 

「なんて?」

 

「アンタがこの学園で一番強いか、と申してますね」

 

「……取り敢えず何方さん」

 

滑舌が絶望的に赤ちゃんな子と、能面被った不審者が現れたな……絶対ホロメンだな、ワイの心がときめいてる

 

トゥンク…血圧上昇、精神のキャパオーバーです(真顔)

 

「はじにぇとしょうぶせんかぇ!」

 

「なんて?」

 

「はじめと勝負せんか、と申してますね」

 

「取り敢えず名乗れよ、誰やねん君ら」

 

「これは失礼、では一席…私は儒烏風亭らでん、以後お見知りおきを」

 

「うちゃあとどおきはじにぇ!」

 

「なん……いやもうちょっと待ってろ、ええと…こうして……これでいいか…もう一回、自己紹介よろしく」

 

「うちは轟はじめ!」

 

おお、ちゃんと聞こえるようになったな……流石は黄金律、チューニングしたら赤ちゃん滑舌でもちゃんと聞こえる様になるんやなって

 

ワイの周りに響く音を調整して、聞き取れる様にした

 

「それで、何で俺と勝負したいんだ」

 

「うちは宇宙一のばんちょーになるために、強いヤツと戦ってん!」

 

「宇宙一…?何故、番長で宇宙を目指してるん……?」

 

「まあその辺は、はじめるの独特な世界観っちゅう事で一つ」

 

そんな括り方でええんすか……て言うかこの場面、なんか結構な昔に同じ様な光景を見た気がするけどねぇ

 

その時は、片付けられない掃除屋とニンジャモドキ侍だったかな

 

「それよか、その能面は何だ…まあ別に取りたくないなら良いけど」

 

「ただの趣味っちゃ」

 

「何なんその趣味……」

 

「それで!うちと勝負してくれるん!」

 

「んー……まあいいよ、修練場の予約入れてくるよ」

 

「おやおや、お兄さん…はじまるをただの女の子だと思ってると、痛い目みる羽目になりますよ…?」

 

「ただの女の子から吹っ掛けられた闘争(ケンカ)なんぞ、買う訳ないだろ…さっさと行くぞ」

 

この轟はじめなる子、見た目やその喋り方で騙されるかもしれないが…普通に強いな

 

宇宙一の番長になると豪語してるだけはある……いや、まあ何故に宇宙で番長を目指してるかは知らないが

 

かわいいのでOKです(脳死)

 

「おい、聞いたぞ航輔…轟はじめと勝負するんだってな」

 

「知ってるのか真哉」

 

「まあ少しな…何でも、今まで負け知らずのチャレンジャーらしいぞ…強い奴に片っ端から勝負を吹っ掛けて、尽く圧勝してるってな」

 

「へぇ、それは面白い…」

 

「……お前も大概だよ」

 

「俺の『試練』に成りうるかもしれんだろ…最近は身体を動かして無かったからな、いい運動にもなりそうだ」

 

「そりゃ何よりだよ…まあ、足元すくわれない様にな」

 

「誰に言ってんだ」

 

修練場は、闘技場と違って中に入れるのは二人だけ…しかし、修練場内を観戦する事が出来るモニターがある

 

真哉はその部屋に向かったみたいたな…さて、どのくらいのもんなのか……楽しみだな

 

「来たな!志賀航輔!」

 

「ああ、じゃあやろうか…武器は」

 

「ばんちょーたるもの!自らの拳で強敵(ライバル)を倒すべし!」

 

「そりゃ良い、じゃあ俺も…素手で行こうか」

 

久方振りの脳筋スタイル(ホーラ・ルー)…拳を出されれば、こちら拳を抜かねば無作法と言うもの

 

拳には拳を…筋肉には筋肉を

 

「準備と『覚悟』は良いか」

 

「押忍!」

 

「上々だ……行くぞ」

 

お互いの左脚が踏み出され、右拳がぶつかり合う…衝撃が飛び、拳による鍔迫り合いが起こる

 

ワイの拳が振り抜かれ、番長の体勢が崩れ…後ろへ吹っ飛ぶ

 

「……成程、『遺物持ち』か」

 

「うぇっ!?な、なんで分かったん!?」

 

「俺も『遺物持ち』だからな、大体わかる」

 

彼女の持っている遺物……相手が自身より強ければ強い程、自分の身体能力が増加する…所謂、フィジカルモンスター

 

それに多分、増加した分の能力は…戦闘後も多少残るみたいだな

 

まあ要は、強ぇヤツと戦えば戦う程…自分もどんどん強くなる

 

正に、『強者喰らい(ジャイアントキリング)




次で全員で、出ますよ

ブルアカとの二刀流が中々にむつかしい……どっちか書いてると、どっちかを休まないと集中出来ない

私のCPUはそんなに高性能じゃないんやて……まあ適度に書いていきますので、どうぞお付き合いを

ではでは、またお会いしましょう


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お前もフロムラーにならないか?

どうもAZAZELです
リグロ全部出るので初投稿です

そろそろ個別ルート書かんとなぁ……むつかしいねんな……
て言うかブルアカも書かないと、やることが多過ぎるっピ

ああそう、4月が近付いて来たので言いますが…私の小説はサザエさん方式を取ろうかと思います

年齢上げるの、単純に面倒臭いので

ではほんへどうぞ


番長との、拳の打ち合いが続き…辺りの地面はめくれ上がっている

 

突き(ラッシュ)の速さ比べと行こうじゃないか

 

「ぐ、ぐぬぅ…っ!」

 

「どうした、そんなもんか…?」

 

「まだまだぁ…!!」

 

ワイの拳を宙に翻りながら躱し、上から拳を叩き付ける

 

バックステップでそれを躱す…地面に番長の拳がぶつかり、凄まじい轟音を立てながら土煙が舞う

 

「……ふむ、その身体強化にも上限がある様だな…どうやら、俺の方が上らしい」

 

「う、うちの遺物を相手に……でも!うちだって負けてらんないもん!」

 

「その意気や良し…なら俺も応えるまでだ」

 

脚で地面を鳴らし、番長へ向かって隆起して行く…ワイは飛び、振りかぶった脚を思いっ切り叩き付ける

 

更に両手で地面を鳴らし、衝撃を辺りへ飛ばす

 

「……飛んだか、判断力も中々」

 

「ちぇすとぉぉぉぉ…!!」

 

上から降ってきた番長の拳を拳で受け止め、お腹を鷲掴みにし…振りかぶって、地面へ思いっ切り放り投げる

 

「強すぎ!なにそれ!はんそくだよはんそく!」

 

「そう言われてもなぁ…これは俺が今まで積み重ねてきたモノだし……と言うか、別に番長も弱くないだろ」

 

「うちの目指してるところは、こんなんじゃない……もっと強くならなきゃいけんの!」

 

「……ふむ、いい向上心だ…理由は知らないが、一つ授業と行こう」

 

飛び上がり…落下しながら地面へ片手をぶっ刺すと同時に、衝撃波を飛ばす…更にもう片手を地面へ突き刺し、地面を卓袱台(ちゃぶだい)返しする様に捲り飛ばす

 

ワイの周囲、超広範囲に亀裂が走り…衝撃波が吹き上げる

 

「うにゃにゃにゃっ!?」

 

「まだまだ終わってないぞ」

 

交互に振り上げた脚を振り下ろし、全域に衝撃波を飛ばす…初見回避不可の全域地揺らし

 

「うちだって逃げてばっかりじゃないんよ…!!」

 

「そうだ、もっと前に出てこい…力を振るえ、俺を倒してみろ」

 

「おりゃりゃー!!」

 

地揺らしの仕組みを見抜き、飛び蹴りを打ってくる……それを腕で受け止め、再度突き(ラッシュ)の打ち合いへ

 

「少し身体強化の上限が延びたか…いいぞ、もっとだ…ッ」

 

「ぐっ、ぬぬぬっ…!まだまだぁ…!!」

 

「どうした、押されているぞ…そんな速さじゃ、俺の突き(ラッシュ)に打ち負けるぞ」

 

一瞬、身体を屈ませ…ワイの拳を避ける

 

懐へ潜り込み、カウンターを打ち込んで来る……ライフで受けよう(玄人感)

 

ワイの左頬へ渾身の拳が打ち込まれ…衝撃が反対方向へと抜けて行き、土煙が巻き上がる

 

「そ、そんな……」

 

「いいパンチだな、ではお返しだ」

 

両手を振り上げ、番長を宙高く打ち上げる……飛び上がり、腰を掴む…自由落下に任せ、地面へと叩き付ける

 

これぞ、蛮地式パワーボム……これを使うのも久方振りだな

 

完全に伸びきった番長は、修練場から外の医療室へと飛ばされた……ワイも戻りますか

 

「よう、お帰り……お前、キモイな」

 

「第一声がそれか、お前も投げ飛ばすぞ」

 

「冗談だって……半分くらい」

 

「いい度胸だ、修練場行くぞこの馬鹿野郎」

 

「事実だろ!?何なんだよお前!前より遥かにキモイ動きしやがって!!」

 

「ゴタゴタ吐かしてないでさっさと来いホイ」

 

「やめろ引っ張んな!!誰がお前とタイマンなんてするかよ!!」

 

チッ、真哉の奴め…好き放題言いやがって

 

誰がキモイじゃ誰が、確かに精神の方はキモイかもしれないが…表は頑張って取り繕ってんだぞ

 

「つ、強過ぎるっちゃ……はじまるを相手に、圧勝なんて…」

 

「楽しかった(小並感)」

 

「やめろ馬鹿、その発言はどう見ても戦闘狂だぞ」

 

「実に良かった、やはり『試練』は『強敵』でなくてはな…それで、結局君らは俺に何の用だったんだ」

 

「私は趣味で語りをやってまして、そのネタになるならなぁ…と思って」

 

「語り…ああ、落語とかそう言う」

 

「それです、お兄さんは落語とかに興味はおありで?」

 

「いや、生憎とそんなに」

 

詰まりアレか、番長の武勇伝かどうかは知らないが…巻き起こる日々を語りとして、話作りをしてると

 

面白い子やね、取り敢えず顔が良い(脳死)

 

「はじめ!ふっかーつ!」

 

「おお、お帰りはじまる…どうだっちゃ?」

 

「うちにはビビッときたで!」

 

ん?何か流れがよろしくないな…(予知)

 

クォレハ、マジでデジャヴですけど……どっかで同じ様な光景を見た希ガス、帰りたい(切実)

 

「これからアニキってよんでいい!?」

 

「……いや^〜」

 

キツイっす^(本音)

 

既に一人居るんよね、師匠って呼んでくるニンジャモドキ侍が…またそういう系統ですか?

 

「良かったな、二人目だぞ」

 

「歯ァ食いしばれ、ここでお前を殴る」

 

「やめろ!せめてダンジョン内にして!」

 

「ねー!よんでいいの!?」

 

「……ま、まあ…お好きにどうぞ」

 

「じゃあアニキ!これからよろしくお願いします!」

 

ホロメンからのお願い事を断れる訳ねぇだろいい加減にしろ

 

舎弟、弟分?女の子だから妹分か?

 

まあ何でもいいけど、『お前は妹みたいなもんだから』って…生物学名・どしたんはなしきこか、が言ってそうだよね(偏見)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アニキ!今日はなにするんで!」

 

「いや、別にこれといって何も無いけど…」

 

「あ!飲み物買ってきますよ!何がいいですか!」

 

「CHILL OUT」

 

「わかりやした!」

 

「ちょっと待て…ほらこれ駄賃、お釣りで駄菓子でも買って来な」

 

「あい!」

 

学園内で常に引っ付かれる事になった、リラクゼーションが欲しい(切実)

 

仔犬の様に後ろをちょこちょこと着いてくる……かわいいね(脳死)

 

「あっはは〜、はじまるは従順だっちゃ」

 

「その語尾、どっかの宇宙人みたいだな」

 

「よく言われるっちゃ、でもこれ方言だから」

 

「へぇ、さいですか」

 

どこの方言それ……九州?まあ、かわいいのでOKです(脳死)

 

さて、番長なのにパシってる疑問はさておき……このJFT…ああ、儒烏風亭(JFT)

 

能面の下がゴッツええビジュだったんよね……これ前世だったら間違いなく速射してたね、赤スパ

 

「と言うか、君は何で番長についてまわってるんだ」

 

「その方が面白いネタが入り易い、それだけ」

 

「成程、流石は語り手だな…話のネタは尽きないか」

 

「はじまるは面白い子だからね〜」

 

……おや、何かイケメンがこっちに来てる…青髪の、スーツっぽい服着てるな

 

イケメンや、いやまあイケメンなんだけど……何だこの心のざわつき、ワイの廃人センサーがビンビンでいらっしゃる(震え声)

 

「およ、どしあおやん…どしたん、こんな所で」

 

「やあ、らでんちゃん…最近ばんちょうが楽しそうだから、少し気になってね」

 

「……ご友人?」

 

「ああ、そうそう…私の同級生」

 

「火威青です、よろしく」

 

「志賀航輔、呼び方はお好きにどうぞ」

 

ははーん?成程……これは新しいホロメンですね間違いない、ソッチ方向で来たかYAGOO…あんたって人は……(感嘆)

 

需要を増やしおる、需要が増える増える……供給過多で死ぬゾ(迫真)

 

「じゃあ航輔君、でいいかな?」

 

「はいはーい!私も航輔くんって呼んでいいよね?」

 

「まあ、お好きにどうぞ…それで、何か御用がありまして?」

 

「ああ、それが……」

 

「アニキ!飲み物買ってきま…あれ?青たんなにしてん?」

 

番長が帰って来た、ちゃんとCHILL OUT買えた様だな…片手には袋を持っている、うっすら見えるがポテチとか入ってんな

 

ちゃんとお菓子も買ってきてえらいね^〜

 

「兄貴…?ばんちょう、お兄さんなんていたの?」

 

「ちゃうよ、うちのアニキ分ってこと」

 

「兄貴分…?もしかして、ばんちょうが負けた…?」

 

「そう!めちゃめちゃ強いんよ!!」

 

「へぇ…それはまた……」

 

何や、そんなワイを見て……やん、恥ずかしいからやめてたも^

 

マジで顔がいい子が多過ぎるっピ

 

て言うかこの火威青って子、マジでイケメンだな…イケメン君の立場が危ぶまれるゾ(適当)

 

「これありがとう、菓子は適当に食っていいぞ」

 

「え!いいの!」

 

「ああ、君らも食っていいぞ」

 

「じゃあ私も貰お〜」

 

「見事に餌付けされてるねぇ…成程、ばんちょうが最近楽しそうだったのは航輔君と出会ったからか…これは僕のネタにもなりそうだね」

 

「君も何か作ってる質か」

 

「一応、これでも絵描きなんだよね…漫画とかも描いたりするから、描くネタがあると助かるんだよ」

 

番長は見事に友人達のネタにされてるんだがそれは…JFTには語りのネタ、火威……青くんでいいか、彼女には漫画のネタに

 

まあ番長、わちゃわちゃしてるし…滑舌が絶望的に赤ちゃんだし、かわいいよね(脳死)

 

「アニキは食べないん?」

 

「俺はいいかな…夕食前に何か食べると、同居人に怒られるんでな」

 

「同居人?航輔くん、誰かと一緒に住んでるっちゃ?」

 

「ああ、まあ……色々あってな」

 

「もしかして女の子だったり〜?」

 

「……まあ、まあまあ」

 

「え?ガチの方?」

 

クロニーはまあ、御目付け役として派遣されるのはまだ分かるんだが…それにカリオペが着いてくるのは何でだろうね(困惑)

 

そこから何故かどんどん増えていくし、IRySにふわもこコンビ…同居はしてないが、すいちゃんとみおママとフブキングもよう通ってくるし

 

ワイの安寧の地はどこ…ここ……(満身創痍)

 

「なになに、許嫁とか婚約者だったりするん?」

 

「そんな訳ないだろ、街の外から来てる親戚と幼馴染だよ」

 

「ほう、でも女の子の部分は否定しないと」

 

「……まあ実際その通りだから、別に嘘を吐く事でもないだろ」

 

JFTと青くんが食い付いてくる…番長はお菓子食べてる、かわいいね(脳死)

 

あら、もう一人こっちに来たな……何かあくたんみたいじゃね?雰囲気が何か…パツキンの、多分ホロメン

 

「みんな集まってどうしたの?…って、誰?」

 

「ああ、かなでちゃん…最近ばんちょうがお世話になってる方だよ」

 

「うちのアニキ分よ!」

 

「な〜んか最近、機嫌がいいと思ったらそういう事だったんだ…音乃瀬奏です」

 

やっぱあてぃしに似てるよなぁ……シンパシー、感じるんでしたよね

いやワイの話じゃないんだけどね

 

それより、兄貴って聞くと…やっぱり某ギャングの兄貴が頭を過ぎるんだよね

 

スパチャすると思った時ッ、既に行動は終わっているんだッ

 

「って事は、ばんちょうに勝ったってこと!?」

 

「私見てたけど、凄かったっちゃ…はじまるを拳で圧倒してたよ」

 

「ばんちょう以上の脳筋…って事かい…?それは、また…なんと言うか、凄まじいね」

 

「何が言いてぇんだおう?」

 

「いや、遺物持ちは久し振りに見た気がしてね…確か、この学園にも遺物持ちはそれなりに居たと思ったけど…こんなに早く出会うとは」

 

そう言えば、ウチの学園で遺物持ってるのって誰だ……ワイが知ってる限りじゃ、舞彩さんと真哉だけだと思うが

 

ホロメン達ってどうなんかな、お嬢の刀は遺物では無い事は確認済みだが

 

沙花叉とか、いろはす辺りは少し気になるが……まあ、今はいいか

 

「別にこの街じゃ、遺物持ちだって珍しくは無いだろ」

 

「まあそうだけど…ばんちょうの遺物はそれなりにレアな物だと思っているし、それに対抗出来る航輔君の遺物も中々の物だなって」

 

「ああ、成程ね……君らの中で、遺物を持ってるのは番長だけか?」

 

「そうだよ…そもそも、そんな簡単に遺物って手に入らないでしょ…ばんちょうが手に入れた時だって、奏かなりびっくりしたし」

 

感覚が麻痺してるのはワイだけなのか(再確認)

 

そもそも狭間の地にゴロゴロと遺物が転がり過ぎなのか…普通のダンジョンで拾おうとしたら、ボスを倒すくらいしないといけんしな

 

そう考えると、フィールド上で遺物拾える狭間の地って…(驚愕)

 

まあでも…フィールド歩いてるだけで死にそうになるダンジョンもそうそう見ないから、多少はね

 

「アニキは何のダンジョンもぐったん?」

 

「狭間の地」

 

「えっ…」

 

「ほ、本気で言ってるのかい…?」

 

「ま、まじぃ…?奏そんな人初めて見たけど…」

 

「流石ですねアニキ!」

 

何この、温度差…いやまあ、番長はかわいいね(脳死)

 

なんやワイの事を変態だって言いてえんかオォン?

 

別に否定はせんけど、ホロメンから言われるとただのご褒美にしかならないぞいいのか?(玄人感)

 

「言うても、この学園にはネットに攻略を上げてるmaiさんって人が居てだな…」

 

「ああ、なんか聞いた事あるっちゃ」

 

「あそこへ潜ってるのは俺だけじゃないって話だ…と言うか、別にいいだろう何処に潜ろうが…『強敵』を求めて何が悪いと言うのか」

 

「ま、まあそう言われてしまうと…返す言葉は無いんだけど」

 

まだまだ狭間の地は知名度が高くないとな…ワイが布教していくしかないのか

 

素敵な提案だ、お前もフロムラーにならないか?

 

良いからなるんだよオイオラァ、YOッ




サザエさん方式の方が色々と都合もいいし、しょうがないね

ただそうなると新入生だとか、先輩後輩だとかの話は無くなりますが…コラテラル・ダメージって事で一つ

番長がアニキって言うと、あにゅきって聞こえてきそう(小並感)

ではでは、またお会いしましょう


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初心に帰る…やっぱり大事だよね(至言)

どうもAZAZELです
バイクを買うので初投稿です

全然関係なくてすいません、でもようやっと大型バイクの免許取れてウハウハしてる私です

最初はやっぱ中古で買おうと思ってます
まあそんな話は置いといて

ではほんへどうぞ


「ダンジョンに行ってみたい?何、どうしたの急に」

 

「だって…こうちゃんが夢中になってたものだし、すいちゃんも気になるんだもん」

 

「えぇ....(困惑)」

 

「いいじゃん!連れてってよ!」

 

ま、まあ別に連れて行くのは全然いいんだが…

 

急にすいちゃんから、ダンジョンへ潜ってみたいとか言われた時は…流石にめちゃんこビックリした

 

「いやまあ、それはいいんだが…武器とかはどうするんだ」

 

「こうちゃん前にくれたじゃん」

 

「前…?あ、指輪か」

 

「急に斧に変わるからビックリしたけど、思いの外手に馴染んだよ」

 

斧が手に馴染むアイドルってなんすか(哲学)

 

ハルバードみたいな形にしたけど、それでも扱えたみたいですね…流石はすいちゃん、サイコパすいちゃん(おやくそく)

 

「体力はライブとかで付いてるし、こうちゃんにピッタリくっ付いて行くのは…無理かもしれないけど」

 

「……まあ、最初は初心者向けのダンジョンから潜ってみるか」

 

「え!いいの!」

 

「そりゃ勿論、すいちゃんがやってみたいって言うなら」

 

「やった!じゃあ早速行こう!」

 

てな訳で訪れたのは『平原地帯』と呼ばるダンジョン

 

『狭間の地』はマジでバチくそ難しいので、初心者が行くところじゃない(至言)

 

最初は簡単な所から慣れていく、それが一番

 

「すっご〜!あの門を潜ったらこんな所に出るんだ!」

 

「『門』は俺達の世界とは全くの『別次元』への入口…ここでどんな怪我をしようと、向こうに戻れば全部元通りだ」

 

「じゃあ、ちょっとは無茶しても平気なんだね」

 

「それでも痛いもんは痛いぞ」

 

「うぇ〜、そうなんだ…」

 

この『平原地帯』は、所謂チュートリアル…言っておくがフロム方式じゃないからな?

 

『身体で覚えろ』を地で行くフロム方式は、確かに一度覚えてしまえば忘れにくい方式だ

 

だが、チュートリアルから殺しに来るのはどうかしてる(褒め言葉)

 

「…お、丁度『エネミー』が湧いたな」

 

「おお、よくゲームとかで見るスライムだ…」

 

「確か…『グリーンジェル』だったか?この難易度のダンジョンは来ないから、詳しくは無いんだが」

 

「あれ戦ってもいいやつ?」

 

「クッソ弱いから平気、してくる攻撃も体当たりとかくらいだし…なんだったらその体当たりで死ぬ」

 

「……なんで生きてるんだろうね」

 

ワイにも分からん、何故生まれてきたかを問いたい所だが…『エネミー』の存在理由なんて、分かりっこないし

 

何せ、ここはワイ達の世界とは全くの『別次元』……クロニーとかなら、もしかしたら分かるかもしれないが

 

「じゃあ、すいちゃんの軽い準備運動の相手になってもらうよ〜……はっ!」

 

「おお、御見事…綺麗に一刀両断だな」

 

「どうよ!すいちゃん凄いでしょ!」

 

無い胸を張るすいちゃん……やっべ殺されそう(危)

 

しかし、初めてのダンジョン…それもクソザコナメクジの『グリーンジェル』とは言え、初めての『エネミー』を相手にあの迷いの無さ…

 

やっぱサイコパすい(ry

 

「これは流石に簡単過ぎたかな…じゃあ、少し進んでみようか」

 

「いえーい!どんどん行こう!」

 

「次のレベルだと確か……『屍兵』だったかな、骨が鎧着てる感じ」

 

「ふむふむ」

 

「後、基本的に団体行動をしてる…一対一な事は少ないかな」

 

「じゃあさっきよりは気を引き締めないとね!」

 

かわいいですね(脳死)

 

これ所謂『ダンジョンデート』なるモノなのでは…?

 

昔にネットで見かけた事があったが…『狭間の地でそんな事してたら死ぬな……ダンジョン舐めんな(激昂)』とか思ってた頃が、ワイにもありました

 

「こうちゃん、さっきのってアレの事?」

 

「んー…ああそうそう、盾持ち1匹に弓が2匹…魔術タイプが1匹か」

 

「どれから倒せばいい?」

 

「え、一人で行くの?」

 

「うん、あのくらいなら平気だよ」

 

さすすい、ワイもそんな気はする…まあ念の為、回復と撤収の準備はしておくことに越したことはない

 

「すいちゃんの得物は近接だから、遠距離から潰せばいいと思うよ」

 

「おっけ、じゃあ魔法使うのと弓からだね…!」

 

遠距離を潰すのは鉄則、フロムもそう言ってた……先ずは鐘女から始末しろって狩人様も言ってたし

 

駆け出したすいちゃん…いや速くね?

 

飛び上がり、魔術タイプを縦に一刀両断…着地と同時にハルバードを横に振るい、弓を2匹まとめて斬り捨てる

 

盾持ちは、蹴りで盾を弾き飛ばし…突きを放つ

 

「……しゅご(語彙力)」

 

「ねね!どうだったこうちゃん!?」

 

「いや、うん…凄いね、すいちゃん……」

 

「えへへ〜、こうちゃんに褒められた〜」

 

ヤダもうかわいい(脳死)

 

後ろの残骸とのギャップがまた何とも……まあ、そういう所も含めてワイは推してるので(玄人感)

 

「しかし、このペースだと…もう次のダンジョンに移ってもいいかもな」

 

「本当!すいちゃんもめいっぱい体が動かせるから、楽しいかも!」

 

「そりゃ良かったよ」

 

さて、次はどこに連れて行くか……もうなんか、高難易度のダンジョンでもいい気がする

 

最悪ワイが居るし、どうにでもなるだろうよ

 

という事で、やって来ました高難易度ダンジョン…『月下の皇城』

 

パッと見は完全にキャッスルヴァニアのそれ……まあ中身も割と似たようなもんだけど

 

「お城だ〜…」

 

「ここは割と高難易度って言われてるダンジョン…出てくる『エネミー』は、『ウェアウルフ』『クリムゾンバット』あとは…まあ色々と出てくる」

 

「わかった、取り敢えずこうちゃんについてくね」

 

「まあ、そうしてくれ」

 

城内の中腹、この辺りが一番動きやすいだろう…前に一度来た時、ここでひたすら雑魚狩りをしまくってた

 

その時は確か……そう、こよこよへのスパチャの為に素材狩りをしてたんだったな

 

「この辺は変なトラップも無いし、『エネミー』の湧きもそこそこの量だ…丁度いい練習場になると思うぞ」

 

「さっきよりも断然強いんだよね…じゃあ、すいちゃん頑張るね!」

 

「あんまり無理しないようにな、いざとなったら俺が入るから」

 

「うん、ありがとうこうちゃん!」

 

はぇ^〜笑顔が眩しっ^

 

最初に湧いたのは『ウェアウルフ』……すいちゃんに気が付いた狼は、爪で攻撃を仕掛ける

 

なんとすいちゃん、ハルバードで振り下ろされた腕をパリィした……何で?どういう事…?(困惑)

 

パリィの勢いをそのままに、一回転して横薙ぎに狼を斬り飛ばす……て言うか一撃やんけ、怖スギィ(驚愕)

 

「す、すいちゃん…そんな動き方、どこで覚えたの?」

 

「え?だって、こうちゃんがよくそんな感じで動いてたから…ほら、バトロイとかでさ」

 

「まあ、確かに俺の動き方ではあるけど……」

 

「どうだった?ちゃんと動けてた?」

 

「めっちゃ良かった(脊髄反射)」

 

「やった〜!」

 

つい脊髄反射で褒めてしまった…いや実際、とんでもねぇセンスではあるんだが

 

動き方が完全にエルデンと言うか、ソウルシリーズなんよね……まあワイの動きを真似してると、自然とそうなるわな

 

「すいちゃんはやっぱり、天才だわなぁ…」

 

「も〜!そんな褒めても何も出てこないよ!」

 

「いやでも、本当に凄いなって」

 

「えへ、えへへ…こうちゃんがいっぱい褒めてくれる〜、すいちゃんめっちゃ嬉しい〜」

 

かわいい(吐血)

 

めっちゃかわいい(脳死)

 

ダンジョン、来て良かったかも……そんな事を実感する日が来るなんて

 

普段は『試練』しか求めてないからね、しょうがないね

 

「あれ?星街さん?」

 

「何言ってんだ舞彩、こんな所に……こんな所に!?」

 

「あ?……何だお前らか、奇遇だなこんな所で」

 

「あ、舞彩ちゃんと夜崎だ」

 

舞彩さんと真哉に出会った……やっぱこの二人デキてんじゃないの?(純粋)

 

ワイはお似合いだと思うけどね、顔的にも実力的にも

 

「まさか星街さんまで連れて来るとは…お前も末期だな、航輔」

 

「すいちゃんが来たいって言い出しだんだよ、俺はアドバイス係」

 

「星街さん、ダンジョンに興味あったんですね」

 

「うん、こうちゃんがずっと潜ってるって言うから…どんな感じなのかな〜って」

 

ここから先は舞彩さん、真哉と共に行動する事にしまして…すいちゃんは舞彩さんと一緒に行動する

 

ワイの精神がちょっと摩耗してきたから休憩…ホロメンの笑顔は万病に効くけど、近過ぎると精神衛生に良くない(迫真)

 

「おい、何で星街さんが居るんだよ」

 

「だから言っただろ、すいちゃんが急に一緒に潜りたいって言いだしたんだよ」

 

「そんな事あんのかよ……て言うかここ、結構な高難易度だぞ」

 

「狭間の地に連れていくよかマシだろ…それにすいちゃんセンス高すぎて、普通のダンジョンじゃダメみたいですね」

 

「マジかよ…」

 

今から上層部…ダンジョンボスが居る部屋付近まで行く事にした

 

人数も増えたし、すいちゃんのセンスなら何の問題も無いと思いまする…さすすい(信者)

 

ちな、ダンジョン上層部は木の上の様な造りをしている…もう殆ど教会上層部みたいな感じ

 

「ここのダンジョンボスって、何だっけ」

 

「知らないのかよ」

 

「ボス部屋まで行かないで帰るからな、目的は素材狩りだし」

 

「また周回してんのかよ……まあ端的に言えば、超重装甲の騎士タイプだよ」

 

「また騎士タイプかよ、真哉達と潜ると何でそうも鎧纏ったのと戦うのやら……で、強いのそれ」

 

「高難易度ダンジョンのボスだからな、弱い訳ないだろうよ」

 

まあそこは少し期待しておこうかな…しかし、この辺は本当にブラボ感があって素晴らしいな

 

こういう雰囲気のダンジョンいいねぇ……人ならざる何かが出てきそうでワクワクする

 

お前も人間じゃねぇだろとか煩いぞ、ワイはまだ人間だゾ…半分だけど

 

「ここがボス部屋、みんな準備はいい?」

 

「ああ、行けるぞ」

 

「右に同じく」

 

「すいちゃんもOK」

 

「じゃあ、行くよ…!」

 

扉を開けて中へと入る…広間の中心には、銀色の重装甲を纏った騎士が立っていた

 

得物は斧槍…何かグンダみたいやな、アイツ

 

こちらを見るや否や、飛び上がって斧槍を構えながら落下し…轟音と共に地面に突き刺す

 

「とんでもねぇパワーだなオイ…!まともに正面から受けるなよ!」

 

「分かってる!『ほうき星』!」

 

「はぁっ…!」

 

舞彩さんが魔術を放ち、それに合わせてすいちゃんがハルバードを振るう

 

エネミーは魔術を蹴りで吹き飛ばし、すいちゃんの攻撃を自身の得物で弾き飛ばす

 

飛んだすいちゃんを受け止めて、降ろす

 

「わっ!あ、ありがとう…こうちゃん」

 

「大丈夫か、すいちゃん」

 

「うん!こうちゃんのお陰で平気!」

 

「チッ…!『ほうき星』を蹴りで吹き飛ばすとか…航輔じゃあるまいし!」

 

「おい、サラッと俺をディスってんじゃないぞ」

 

「かなり硬いな、俺の武器が通らねぇ…航輔、どうにか出来るか」

 

「あれくらいなら余裕…拳で行ける」

 

振るわれる斧槍を拳で弾く…これぞ『パリィ』、初心に帰るとはこの事だな

 

体勢を崩したボスの腹へ拳をブチ込む…刺さった腕を抉る様に、斜め下へ振り下ろす

 

これぞフロムの伝統芸…『モツ抜き』

 

致命の仕方が違う?同じフロムゲーなんだから気にすんなよ(適当)

 

「何その攻撃えっぐ…」

 

「ドン引きしてる暇はねぇぞ真哉、第2ラウンドだよ」

 

「何あれ気持ちわる〜…」

 

ボスの至る所が肉塊に変化し、鎧の隙間から触手が生えてきた…更に片腕が肥大化し、巨大な触手へと変貌する

 

マジで英雄さんと同じやんけ…まあそれはそれで、ワイ的には楽しいんだが

 

「俺が片して来る」

 

「何かヤバそうだから任せたわ」

 

「こうちゃん頑張れ〜!」

 

すいちゃんの応援が気 持 ち い い(迫真)

 

ホロメンからの応援で、オタクってのは無限の活力が湧いてくるんすわ

流石はアイドル、人に活力を与える最高の仕事だな(至言)

 

手をパンっ、と合わせ…開くと共に『神の遺剣』を掌から抜く

 

「ちゃちゃっと済ませて帰りますか」

 

「うわ出たチート武器…」

 

「舞彩さんちょっと静かに」

 

荒々しく突っ込んでくるボスへ向けて、神の遺剣を輝かせ…大きく横に振るい、黄金波を飛ばす

 

更に黄金の斬撃を無数に飛ばし、畳み掛ける

 

瞬間移動でボスの近くに移動…黄金を球体状に作り、ボスへぶつける

 

ルーンの弧へ拘束されたボスへ、黄金の針が次々に刺さっていき…ハリセンボンみたいな見た目に、そして黄金の爆発を起こして吹っ飛ばす

 

「終わり終わり、何かあるか奥を見てさっさと帰るぞ」

 

「もう航輔一人でいいんじゃねぇかな」

 

「アタシもそれは思ってる」

 

「こうちゃんすご〜…ダンジョン潜ってる人って、皆あんな感じなの?」

 

「そんな事ないよ星街さん、アイツがおかしいだけだから」

 

「やっぱりこうちゃんって凄いんだね…」

 

何かディスられてる気がする……まあいいか(適当)




次回くらいには、またリグロを書こうかしら

あと最近は誰書いてないかな……議会でも書こうかな、て言うかブルアカも書かないと(使命感)

因みにまた全然関係ない私事ですが、隼買おうかと思ってます…SUZUKIのやつですね

ではでは、またお会いしましょう


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このスパチャ癖は永遠に治らんでしょうね(迫真)

どうもAZAZELです
リグロもう一本出すので初投稿です

議会やろうかと思ったけどまた今度で

次回からまたブルアカの方にシフトチェンジしますので、ヨロスクおねげぇします

ではほんへどうぞ


「アニキ!今日は何をするんで!」

 

「今日はもう講義終わったし、帰るけど」

 

「えー!少し遊んでいきましょうよ!」

 

「能面少女と遊んでこいよ、いつも一緒に居るんだろ」

 

「だってJFTと遊ぼうとすると、すぐに美術館とか落語とかに行こうとするし…うちそう言うのよく分かんないもん」

 

「へー…だそうですけど、らでんさんや」

 

なに何処吹く風見たな顔してんねん、良い顔しやがって(脳死)

 

て言うか番長あんまりくっ付かないで貰っていいですかね…精神がゴリゴリ削れてるんですわ^(瀕死)

 

「私は美術品の素晴らしさをだね、はじまるに伝えようとしてるだけだっちゃ…少しはそういう物に興味とかを持った方がいいと思って」

 

「うちは宇宙一の番長めざしてん!そんなの知ったって意味ないん!」

 

「なっ…!言ったなはじまる!今からアートの良さを小一時間語ってやるっちゃ!」

 

「こんな所でテロを垂れ流すなよ」

 

「テ、テロとはなんだテロとは!儂は芸術品の素晴らしさを…!」

 

JFTは感情が昂ると一人称が『私』から『儂』になるみたいだな……確か社長もテンション上がると、自分の事を名前で呼んでたな

 

そう言うのかわいいと思います(迫真)

 

「師匠〜!何してるでござるか?」

 

「ヌッ……風真か、どうした」

 

「たまたま見かけたから声をかけたでござる……それで、これはどういう状況でござるか?」

 

「さあ、何だろうな」

 

「えぇ……」

 

「アニキからも言ってやってくださいよ!」

 

「……ん?兄貴…?」

 

おや、いろはすの様子が……何でちょっと不機嫌そうなんですかね

 

あっ、ちょっ…ワイにくっ付かないでもろて、精神逝っちゃうわよ^

 

「師匠…これはどう言う事でござるか」

 

「どうって……何が?」

 

「師匠の、一番弟子は、拙者でござるよ…ね?」

 

何か圧が強過ぎるっピ

 

て言うか一番弟子も何も、ワイ弟子なんて取った覚えないどすえ…(困惑)

 

ワイの弟子にならなくても、いろはす強いやん……

 

「むっ…アニキはうちのアニキやもん!」

 

「なっ…!何してるでござるか!近すぎでござる!」

 

「何してんの番長……(瀕死)」

 

「ほっほ〜、航輔くんはモテモテだっちゃ」

 

ワイの腕に抱きつく番長、そして何故か反対側に抱きつくいろはす……やめろーしにたくなーい(迫真)

 

本当に死んでまうで^〜

 

「じゃあうちと勝負だ!勝った方がアニキの一番弟子!」

 

「望むところでござる!」

 

「せめて修練場でやってくれよ……無理しないように」

 

いろはすと番長は修練場へと向かって行った……ワイはJFTと二人、テーブルに残っている

 

「よかったっちゃ?あのまま行かせて」

 

「まあ良いんじゃないか、歳が近くて同性…強さも同じくらい、仲良くなると思うんだがな」

 

「番長と同じくらい強いの?」

 

「強いよ、人族の中で見ればトップクラス…それも遺物無しでな」

 

「ほう…なるほど」

 

「おや、また会ったね二人共」

 

イケメンが来た……青くんがワイらのテーブルへとやって来た、相変わらずええ顔やわぁ(感嘆)

 

でもこの子あれなんよな…どこか抜けてると言うか、イケメンになりきれない節があると言うか……

 

まあ、そういう所も含めて推すのが玄人ですよ(謎目線)

 

「……仲が良いよね、二人」

 

「番長が俺に付いて回るからな、それについてきてるだけだろ」

 

「ま、そんな感じよ〜…面白そうな話も出てきそうだし」

 

「へぇ…まあJFTが楽しそうなら、それでいいけど」

 

「……何やその言い方、含みっぽい感じ出して」

 

「僕がそれを言うのは少し違う気がしてね…それより、ばんちょうはどこに行ったんだい?」

 

「航輔くんのお知り合いと決闘中」

 

「おや、それはまた何で?」

 

事情を説明したところ、ヒューッと口笛を吹きながらワイを見る……何見とんねん、良い顔しやがって(脳死)

 

「随分とばんちょうに気に入られたみたいだね、航輔君」

 

「本当、何でそうなってるかは知らないがな…」

 

「あ!航輔さんじゃん!同じ学園だったんだね〜」

 

「……は?何で居るん、社長」

 

「ちょっと酷くな〜い?これでも私、まだ学生なんだけど」

 

えぇ....(困惑)

ほんとぉ?(純粋)

 

社長、学生だったんカイワレ……て言うかまた増えてんですけど、ワイの精神の行き場どこ…ここ……(遭難)

 

「おや、莉々華ちゃんとも知り合いだったとは…」

 

「青くんとらでんじゃん、二人も航輔さんと知り合い?」

 

「え、何でりりぃは航輔くんの事さん付けなん?」

 

「いや〜航輔さんには頭上がらなくって、最初は様だったんだけどご本人から却下されちゃってさ」

 

「そらそうでしょ…何があったっちゃ……」

 

「とんでもないパイプを紹介してもらっちゃったんだよね〜」

 

ワイもスパチャが出来てニッコリ(ニチャァ)

 

やっぱぁ、スパチャをぉ……最高やな(再確認)

 

てかやっぱ皆知り合いだったのね

新期生かぁ……あ"あ"あ"あ"スパチャしてえ"え"え"え"(魂の咆哮)

 

リアルスパチャも良いが、やっぱりあの画面で赤色のスパチャを投げたいよ……あの頃が懐かしい

 

「あれ!しゃちょーじゃん、珍しい〜…って、皆いるじゃん」

 

「きゃなでぃ久し振り〜!」

 

「ちょ、抱きつかないで」

 

目が潤う…ワイはやっぱり、こういう光景を見ていたいよ

 

平和が一番、ラブアンドピース…ワイの精神が全然平和じゃないんすよ最近、どういう事?(すっとぼけ)

 

「お、はじまる帰って来たっちゃ」

 

「どうだった、二人共」

 

「……引き分けでござる」

 

「勝負がつかないから、帰ってきたん」

 

まあ、そうだろうと思ったよ

 

番長の遺物はあくまで『自身よりも強い』相手でなければ発動しない

 

それでも今まで積み重なってきた身体強化によって、その辺の輩には負けないだろうが……拮抗した相手ならば、どうなるだろうか

 

正解は……ただ『互角』なだけ

それ以上の身体強化も掛からなければ、だからと言って負ける事も無い

 

「いつか絶対に、師匠の一番弟子は拙者だって事を証明するでござる…!」

 

「望むところよ!うちだってアニキの一番弟子は譲らんで!」

 

「この二人は何があったの…と言うか、はじめと互角の人なんて居るんだ」

 

「航輔くんははじまるに圧勝しとるっちゃ」

 

「まあ航輔さんは、ね?」

 

「おう、何が言いてぇんよ…しゃちょさんよぉ?」

 

「あ、いや別に!流石は航輔さんだな〜って思っただけだよ!」

 

ホロメンが多過ぎるっピ、供給過多でマジ無理しぬ…ワイ、限界化よろしいか

 

ここのホロメン濃度高い…高くない?

オタクがこんな所にいたら、一瞬で尊死するで候…かくいうワイも既に瀕死なんよ

 

常日頃からだろって?うるせぇぶっ飛ばすぞ

 

さて、皆それぞれ用事があるとか無いとか……ワイとJFTがテーブルに残って、番長はお菓子を買いに行った

 

「……航輔くんって、何でそんなに皆に優しくするん?」

 

「唐突だな…別に理由なんて無いけど、俺がやりたいからやってるだけ」

 

「そのやりたくなる理由って何?」

 

「うーん…特に考えたことも無かったけど、強いて言うなら…努力する人達ってのは、応援したくなるもだからな」

 

「ふ〜ん…はじまるから聞いたけど、お金払う時は航輔くんが全部出してるって…しかも返そうとしても逃げられるとも」

 

まあスパチャだからね、しょうがないね(開き直り)

 

番長とも何度か出掛けた事がある…その度にいつもの如く、ワイのスパチャが飛ぶわけで

 

特に番長は食べを買うと、本当に嬉しそうに食べるからね…スパチャのやり甲斐があるってもんですよ

 

「私にもこの間、めちゃ高いプリン奢ってくれたり…あとは、作った話聞いてくれたり…皆にもそんな事してん?」

 

「まあ、そうだな…してるんじゃないか?」

 

「何で本人が疑問形なんだっちゃ……」

 

いや、今になっても割と無意識でスパチャしてる節があって…ちょっとワイ自身でも何とも言えんすねぇ(震え声)

 

JFTにプリン奢ったのっていつの話?(真顔)

 

「……あれか、何の要求もなくそういう事してる俺が何考えてるか分かんない…って話か」

 

「うっ……ま、まぁ…オブラートに包まないで言ったら、そうかな」

 

「そう言われてもな……アレだな、かわいい子には色々としたくなるのが男の性ってやつだよ」

 

適当

 

ワイはただスパチャがしたいだけ、それ以上でもそれ以下でも…それ以外でもない

 

ホロメンにスパチャして、喜んでる所が見れたなら悔い無し(迫真)

 

「それに、何かに一生懸命になってたり…はたまた誰かの為に努力してたりする子は、俺からしてみれば輝いて見えるんだよ……努力する人は、何をおいても『美しい』と思ってるからね」

 

「……私は別に、航輔くんの言う様な努力はしてないと思うっちゃ」

 

「そうか?君の作る話は、一生懸命に作られてると俺は思うがね…それに、俺が面白いって言うと次はより面白くしてくるじゃないか」

 

「……そ、そう言う事を本人の前で真顔で言うな」

 

「褒めてるんだから別に良いだろ」

 

「ぐっ…!こ、この誑しめ…!」

 

何で…?(困惑)

 

取り敢えず顔真っ赤なJFTかわいいですね(思考放棄)

 

褒める事もまたスパチャ……ホストやった時に得た知識だね、その所為でたまに精神ゴッソリ削られる時あるけど

 

ま、まあ…もーまんたい(瀕死)

 

「りりぃも最近、航輔くんの話をようすると思ったら…そういう事か」

 

「どういうことだってばよ…」

 

「航輔くんと出かけた時の話ばっかりっちゃ、服とか買ってくれるしご飯も奢ってくれるって…しかも些細な変化に気が付くし気配りが完璧だって」

 

「そうなんだ」

 

「いや、航輔くんの事だからね?なに他人事みたいな返事してるっちゃ」

 

それくらい廃人オタクにとっては熟せて当然なんですわ(ドヤ顔)

 

まあ正味せめてもの努力と言うか…実際の所ただのオタクでしかないワイだからこそ、そういう事をちゃんとしないとって

 

おいコラそこ、スパチャしたいだけだろとか煩いぞ

 

「しかも、色んな女の子に同じ様に接してるって聞いたっちゃ」

 

「それどこから情報だよ…」

 

「白上先輩」

 

「えぇ....(困惑)」

 

フブキング…今度会ったら赤スパするから覚悟しとけよ(迫真)

 

そんなワイを女の子とっかえひっかえしてるチャラ男みたいな……いや客観的に見たらそうなのかもしれないけど

 

ワイの精神すんごい事になってんねんで?どうしてくれるん、この精神状態……(意気消沈)

 

まあそれもこれも全部、無意識で日常生活してた自分が悪いんですけどね

何してんのホンマ……(自問自答)

 

「そんな事してると、いつか刺されるっちゃ」

 

「俺を刺せる武器があるなら見てみたいもんだな」

 

「皮肉も通じんのかい航輔くん……」

 

「さて何の事やらな」

 

大体、ワイが刺されたら出動しちゃう子が何人か居るし…その子達をどうにかして抑えなきゃいけないという仕事があってだね……

 

刺された上に仕事が舞い込んでくるとかどんなブラックですか(迫真)

 

「アニキ!買ってきやしたよ!」

 

「ああ、じゃあ机に広げといて」

 

「あい!」

 

その返事かわいいよね(脳死)

 

しかも若干だが手を頭に添えてる所とかポイント高い

 

「お?JFTはなんでそんな顔赤いん?」

 

「何でもない……いや、どこかの人誑しの所為だっちゃ」

 

「こっち見んな」

 

「あ〜、アニキまた何かしたん?」

 

「またって何、またって」

 

テーブルへお菓子を広げる番長から、どこか懐疑的な視線を向けられる……顔がいい(脳死)

 

もうダメだコイツ……(自虐)

 

「うちも聞いたで、あの風真って人から色々と…アニキが色んな女の子に優しくして回ってるって」

 

「風真お前もか……」

 

「これはいよいよ言い逃れ出来んのじゃないですかな、航輔くん」

 

「なんでや、かわいい子を褒めたりする何が悪いんや(迫真)」

 

「とうとう言ったなこの人誑し……」

 

「アニキ、ほどほどにしないといつか怒られるで」

 

誰に怒られるんそれは……心当たりがあり過ぎて誰の事だかよくわかんないです(すっとぼけ)

 

ホンマ、一回刺された方がええんとちゃう…?(自虐)

 

まあ、刺せれたらの話なんですけどね(黄金律感)

 

「つい心のワイが溢れてしまったな……」

 

「なんて?」

 

「いや、何でもない…取り敢えず菓子食えよ、俺も食ったら帰るから」

 

「これもまた航輔くんの奢りやろ?」

 

「そうよ、買いに行く前におだちん貰ったで」

 

「それくらい良いだろ別に、俺も食うんだから」

 

JFTの視線が刺さる…そんなに見ちゃヤよ(真顔)

 

パクパクとお菓子を食べる番長はかわいいですねぇ(ボ卿)

 

このスパチャ癖はどう足掻いても多分、治ることは無いでしょうね……まあワイが言うからほぼ間違いないでしょう

 

ワイからオタク心が消え失せれば治るかもしれないが……そんなの最早『ワイ』じゃないからね、しょうがないね




番長はかわちいねぇ(ねっとり)

そう言えば、またゴールデンウィークが近付いて来てるんですよね……次何しようかな

またアンケ取るかもしれないですし、リクエストに何か来てればそっち書くかもしれないですわ^〜

てか次のゴールデンウィーク長くね…?最大10連休くらいあるやろ

ではでは、またお会いしましょう


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星の原石
始まり


すいちゃん編

星街すいせい
敗因:
心情:

みんなも予想してみよう!
ではほんへどうぞ


「……君、何してるの?」

 

「何ってそりゃあ……攻略の為の下準備的な」

 

「こうりゃく?もしかしてダンジョン!」

 

「ああ、最近調子ついてきたからこのまま一気に推し進めたいところだが…フロムは焦ると負けるのが鉄板、何事もクールに熟さなきゃな」

 

「ダンジョンとか行ったことないから、わかんないや」

 

中学時代

いつも一人でいて、一人でノートを書き込み…放課後はいの一番にいなくなる癖にどのグループでも見かけない、そんな変わった子

 

それが『志賀 航輔』という人だった

なんで話しかけたかなんて、自分でも分からない……いや、多分無意識の内に彼の『目』に惹かれていたのかもしれない

 

「名前なんて言うの?」

 

「志賀航輔」

 

「すいちゃんは星街すいせい、よろしくね!」

 

「ああ、よろしく……ん?星街、なんか聞いた事が……まあいいか」

 

彼との関係はここから始まった

 

「ねえねえ志賀君、さっきの問題分かった?」

 

「え、ああ…まあ分かったけど」

 

「すいちゃんどうしてもここが分からなくてさぁ〜」

 

「なに、どれ……ああ、それは前回の公式を当てはめれば解けるよ」

 

「おっ、ホントだ…ありがとう!」

 

「どういたしまして」

 

彼は絶対にノートから目を離さない

どれだけ話しかけようと、今みたいなことが無い限りは決してコチラを見ない

 

ただひたすらにノートへペンを走らせ、それを見ている

 

「志賀君っていつもノート書いてるけど、勉強もしてるの?」

 

「あんなの勉強しなくても分かる」

 

「ええ!?すごいね!もしかして天才…?」

 

「天才、ねぇ……別にそういう訳じゃないと思うけどね」

 

「ふーん?そうなんだ」

 

中学時代はこれといったことは無かった

ただ喋りかけて、それに応えてくれる……そんな至って普通の友人関係

 

変化は高校に入ってから

 

「ねえねえこうちゃん、すいちゃんアイドルになろうかなって思うんだ」

 

「へぇ……え?なんて?」

 

「だから、アイドル」

 

「何でまた急に……いや、歌が好きだって言ってたもんな」

 

それなりに付き合いも長くなり、お互いに名前で呼び合う時期も過ぎ……すいちゃん、こうちゃんと呼び合うようになった

 

相変わらずノートを見てることに変わりは無いけど

 

今では家に呼ぶくらいに仲良くなった……仲良くなっている筈だ

何だったらお泊まりもしてるから…うん、これは仲が良いってことだね

 

「学校とかはどうするんだ?」

 

「通い続けながらするつもりだよ」

 

「ほう……まあすいちゃんの決めた道だから、俺がどうこういう事でもないけど…頑張ってね」

 

「うん、頑張るね!」

 

結構重大発表みたいな感じで言ったんだけどなぁ……まあ反応が薄いのはいつもの事だし、でもちょっと驚いてたところはかわいかった

 

でも『歌が好き』とか『野菜が嫌い』とか……割とそういう細かいところを覚えているのがこうちゃんだ

そういう所があるからこそ、憎めない

 

「こうちゃんどうしたの…?なんか疲れてるみたいだけど」

 

「いやぁ、昨日ボス攻略に明け暮れてたら時間忘れちゃって…寝みぃのなんの」

 

「も〜、趣味に明け暮れるのもいいけど自分の体調くらい管理してよね…すいちゃんも心配になっちゃうじゃん」

 

「ごめんごめん、次は気を付けるからさ」

 

「それ何回目」

 

「うす……」

 

たまにこれだから目が離せない……昔からダンジョンの攻略にばっかり力を入れて、自分の体調すら顧みない

酷い時は熱を出してるのに行こうとする

姉街と一緒に引き止めて、無理やり寝かしつけたことを鮮明に覚えている

 

中学の頃からなんにも変わってない、ダンジョンバカ

 

………ただ、ダンジョンの話をするこうちゃんの目はすごく輝いてた

生き生きとして、キラキラと光って…星のように輝いている、そんな『目』にどうしようもなく惹きつけられる

 

「こうちゃん聞いて聞いて!」

 

「どうした、いつになくハイテンションだな」

 

「すいちゃんアイドル目指してたじゃん?ホロプロって所がね、新人募集してたから応募したらなんと…合格できましたぁ〜!」

 

「はぇ^〜……あ?それマジィ?お〜、おめでとうすいちゃん…今日は姉街に言ってご馳走だな」

 

こういう時はちゃんと顔を上げて話してくれる

いつもそうしてれば学校でも浮かないのに

 

「もちろんもう報告してきたよ!そしたらすいちゃんの好物いっぱい作ってくれるって!」

 

「そりゃ良かったな」

 

「こうちゃんも食べてくでしょ?」

 

「えっ……俺も食べてくの?」

 

「むっ、もしかしてダンジョン潜ろうとしてた?」

 

「あっは〜…いやぁ〜……ゆ、夕飯までに帰ってくるとかじゃ…ダメ?」

 

「ダメ」

 

「うす……」

 

割と押しに弱い

て言うか、夕飯までって言って帰ってきた試しがない

 

関係ないけど出かけた先では絶対にお金を出させてくれない、気が付くと二人分払われてるなんて事はしょっちゅう

返すと言っても「ワi…俺がしたいからやってるんだ、別にいらない」とか言う

 

そういうところは何故か頑固……よくわかんない

 

「アイドルって結構大変だよ〜、ダンスレッスンしたりボイトレしたり…忙しぃ〜」

 

「まあしょうがないだろ、それに学校通いながらって言ったのはすいちゃんだろう?なら頑張らないとな」

 

「うっ…そっ、それは分かってるんもん…でもつーかーれーたー!」

 

「はいはい……」

 

甘えに行けば甘やかしてくれる

後ろから抱きついてもなんとも言わない、呆れた声は出すけど別に邪魔とも言ってこない

 

まあずっとノートを書いてるから、正直抱き着いている事に気が付いてるかすら分かってるか怪しい

なんかそれはそれでムカつく、もっとベタベタしてやる

 

アイドルを始めてから2年くらい経った

丁度スランプに入りかけていた時だった

 

最初こそ勢いは良かったのだが少しづつ、少しづつだがファンの増えも減ってきていた

 

「……ねぇ、こうちゃん」

 

「なに、どうした」

 

「すいちゃんって、アイドル向いてないのかな…」

 

「どうしたんだよ急に…何かあったの」

 

「ううん、先輩たちも優しいし…ライブとかは上手くいってるんだけど……思ったよりファンが増えなくて…」

 

「あー…典型的なスランプですねぇクォレハ……」

 

「くお…?なんて?」

 

「いや、なんでもない」

 

こうちゃんの後ろから抱きつき、肩に顎を乗せる

これが一番こうちゃんの体温を感じられるし、匂いも感じられる……それにこうちゃんもこれだけ密着したって何も言ってこない

 

つまり同意、なんの問題もない

 

「んー……詰まるところ最初の頃に比べるとファンの増えが著しく減った、と」

 

「まあ…そんな感じかなぁ……自分のやってる事がマンネリ気味になってきて、みんな飽きちゃったのかなって思うと……メンタルが……」

 

「気にするな、とは言えないし多分そんな事無理だろうから言わないけど……それは誰しもが通る道だと思うぞ、先輩とかに相談したのか?」

 

「ん〜…なんかしづらくて、言ってない」

 

「そう言うのはその道の人間に聞くのが一番だと思うから、思い立った時に聞いてみな」

 

「んぅ、分かった……ん"〜でも気持ちが浮かないぃ……」

 

分かってる

こうちゃんの言ってる事は全部分かってる上で聞いてる、典型的なスランプだってことも…先輩に聞けばいい答えが貰えるかもしれないのも

 

本当、こういうのを分かってない……そういう時は慰めろよ!!

 

「……いいかすいちゃん、挑戦には何時だって失敗が付き物だ…一発で成功出来ることなんてまず無い、いつかの成功の為に何回も何回も『挑戦』を積み重ねるものなんだよ」

 

「……こうちゃんのやってるぼす攻略?みたいな感じ?」

 

「まぁ、そんな感じ……一番大事なのは『諦めない』『屈しない』必ず『成し遂げる』気持ちだ、すいちゃんだって好きでアイドルやってるんだろう?」

 

「……んぅ」

 

「だったらその気持ちを忘れないこと……挑戦や努力、何度でも壁にぶつかって『自分自身』を乗り越える…そうやって『成長』していく姿っていうのは何を置いても美しい……俺はすいちゃんの頑張る姿、好きだぞ」

 

ズルい、本当にこういうところがズルい

何の気なしに唐突に好きとか、綺麗とか浮ついたセリフを言う

 

しかも本人はそんなつもりで言ってない、本当の本心から言ってるのが更にタチが悪い……ああもう、本当に…

 

「……じゃあ、もう少し頑張る」

 

「そうだな、もうちょっと頑張ってみよう…そしたら何か見えるかもしれない」

 

そう言いながら頭を撫でてくれる……こういうのも無意識でやってるからズルい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつからか、最初は変わった友人として接していたのに……うわぁ!!自分で思うのも何か恥ずかしい!

なんで、いつからこうちゃんの事好きに……!

 

いや、そもそもいつからも何も無い……最初から、あの『目』に惹かれたときから…こうちゃんに夢中だったのかもしれない

 

こうちゃんが言っていた何かに挑戦したり、努力したりする人…そして課題を乗り越え成長した人は美しいという話

あながち間違いでは無いかもしれない

 

現にこうちゃんがダンジョン攻略を直向きに努力してる姿…そして何よりあの無邪気に、夢中に輝いている『目』

 

あの『目』もそうだし、もちろんこうちゃんの事も…もう、どうしようもないくらいに大好きだ

 

苦しくて辛い事の多かったアイドルを頑張れたのだって、こうちゃんの見せてくれた輝きがあったからこそ…今のわたし(すいちゃん)が居るのは、あなた(こうちゃん)に出逢えたから

 

今日もすいちゃんはステージに立つ、幼馴染がくれた煌めきと輝きを胸に……精一杯アイドルをする

 

「おっはよ〜」

 

「ああ、おはよう」

 

……えっ!?うそ!こ、こうちゃんが……挨拶を返した…!?

いつもなら「ああ」とか「うん」とかしか返さないのに…しかもすいちゃんの目見て!?

 

「……どうした、なんか付いてるか?俺の顔」

 

「えっ?あ、いや!ちゃんと挨拶返してくれるなんて珍しいな〜って……なんかいい事あった?」

 

「いや特には……あ、まあ…ちょっとした目標が達成出来たって感じかな」

 

「へぇ〜そうなんだ…何かわかんないけど良かったね?」

 

「まあ…ありがとう星街(・・)

 

「あっ…うん」

 

ほ、星街…?あれ、なんか…いつもより距離を感じる

なんか寂しい、ヤダな……いや、と言うか急過ぎない?昨日まですいちゃんって呼んでくれてたやん

 

なんか今日のこうちゃん、変だなぁ…

 

「あ、あの…いつもみたいにすいちゃんって、呼んでくれないの?」

 

「え"ッ……い、いつも?」

 

「うん、昔からそう呼んでたよ…ホントに今日どうしちゃったの?なんかいつもと違うって言うか、何か変だよ」

 

ちゃんと目を見て話してくれてる、いつものノートも無い……達成した目標ってやっぱりダンジョン関連なのかな?

 

でもこれはいい変化かも、ようやくすいちゃんの事をちゃんと見てくれるようになったかも

 

「あー…いやっ、ちょっとボーッとしてただけだよ…気にせんといてすいちゃん」

 

「そう?体調悪かったら言ってよね」

 

「……なぁ、アイドルの方は順調なのか?」

 

うぇ!?こ、こうちゃんの口からそんなこと聞けるなんて…!

い、いやいや!本当にどうしたのこうちゃん!

 

なんか…なんか今まで以上に感情が止めどなく出てきそう…!!

 

こ、これはもしかしたら……もしかしたらワンチャンいけるんじゃ…?

なんか今のこうちゃん、今までと全然違う…ここは思い切って言おう!

 

「ええ?珍しいねそんな事聞いてくるの、本当にどうしたの?」

 

「昔にオーディション受かったって聞いてからそんな話してないな…ってふと思ったから、ちょっと」

 

「ふぅん…うん、順調だよ…ファンも増えてきてるし」

 

「そりゃ良かった」

 

「……すいちゃんのライブ、興味あったりするの?」

 

「まぁ…そうだな、今までずっと別の事に打ち込みっぱなしで…昔馴染みを放っぽってたから」

 

うわ!マジ!?ホント!!

これはもういけたんじゃない!?これはもう確定演出なんじゃない!?

 

「ッ…!!へ、へぇ…そーなんだ、ふぅん…そっか……こ、今度ライブあるんだけど…来る?」

 

「ああ、日程が合えば行きたいな」

 

やっっった!!!やったやったやった!!!

こうちゃんがすいちゃんのライブに来てくれるっ…!!

 

ヤバ、なんか嬉し過ぎて顔にやけそう……まずい、今の顔をこうちゃんに見られるのは半端なく恥ずかしい

 

なんとか講義中は耐えきった……もちろんだが、その後みこちとそらちゃんには惚気に惚気まくった

 

にしてもこうちゃん、急にどうしたんだろう本当……

でもいい変化だよね、うん…ようやくすいちゃんの事をちゃんと見てくれた、今からでも遅くは無い

 

ただでさえ顔もカッコイイんだから、ライバルが増えない内にどうにかしないと

隣は誰であろうと渡すつもりは無い…昔から、そして今から先もずっと隣はわたし(すいちゃん)のモノだもん




星街すいせい
敗因:甘やかされ負け
心情:誰にも譲らない

ワイ氏:無意識でもスパチャを忘れないオタクの鑑

過去編っていうか、ホロ視点編みたいなったちゃった…すまそん
時間が経つにつれて徐々にすいちゃんが陥落していく、的な感じで書きたかった(届かぬ思い)

ではでは、またお会いしましょう


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落ちる彗星

どうもAZAZELです
難産すぎたので初投稿です

ハッピーエンドって書いたこと無さすぎて何書いていいか分かんなかった今日この頃……バッドエンドならすぐ思いつくんだけどね

ハッピーエンド最高とか吐かしておきながらバッドエンドしか浮かばない反逆者の鑑

ではほんへどうぞ


ワイは平凡且つ、のんびりとした日常を送っていた

 

最近は殴り込みやら襲撃やらと忙しかったから、平和ボケしてられるこの時間がいいね(適当)

コヨーテ製封印チョーカーも付けられんで済んだし、おっけいです(迫真)

 

大学でも今までと特に変わった事はな……くもないな、すいちゃんの距離が近くなった

 

物理的に

 

いや、まあ確かに最初から近かったと言えばそうなんだが……腕に抱きつく時には何故か恋人繋ぎだし、そもそも頻繁に腕に抱きつくこと自体ワイからしてみればとうなの?案件なんですけれども、ええ

 

あと前より遥かにお家にお呼ばれする様になったし、その度に姉街からは『いつ星街になる?』とか言われる始末……なにそれは(困惑)

 

「こうちゃん、今日もおうち来る?」

 

「え、いやぁ…今日は普通に帰ろうかなって」

 

「え?」

 

「いや、何でもない」

 

圧が凄いんじゃ……

毎回こうやん、怖いんやけど^

 

そしてかわいいに反抗できる訳もない一般廃人オタクであるワイは、今日もすいちゃん家へお邪魔する事に

姉街のごはんうめぇ(脳死)

 

そして今日も今日とてお泊りコースですね分かります……ワイに死ねと?(過剰摂取)

 

「ごはん美味しかった?」

 

「ああ、相変わらず姉街は料理が上手いな」

 

「ウチの子になれば毎日食べられるよ~!」

 

「お、そうだな(適当)」

 

姉街ちょっと静かに、それを今言わないで

 

「そうだよこうちゃん、ウチの子になっちゃいなよ~」

 

「いやぁ、そういうのはまだ…」

 

「じゃあちゃんと考えておいてよね?」

 

「分かったよ……」

 

過去の失敗から学んだワイは、失礼を承知で一番風呂を頼み込んでいる……まあ、それもたまにだけど

流石に毎日一番風呂を頼む度胸はワイにはない

 

そしてすいちゃんが一番風呂の時は必ず『一緒に入る?』と聞いてくる……何言うてはるんこの人(真顔)

そんな事したら死んじゃうだろ(大迫真)

 

すいちゃんがお風呂の時は、大体姉街と喋っている

 

「こうちゃんはさ、誰か好きな子とか居ないの?」

 

「う~ん…生憎と、そういった話は持ち合わせてませんね」

 

「すいちゃんとかどうなの、かわいいでしょ?」

 

「そりゃかわいいですけど…」

 

「もしかして幼馴染は恋愛対象外?」

 

「そういうのじゃないんですよねぇ……」

 

そらかわいいに決まっとるやん、でもなぁ…ワイは基本的に廃人厄介オタク、かわいいを推すワイにとってホロメンは言ってしまえば偶像的(アイドル)存在

付き合えたらとか、結婚出来たらとかなんて考えたこと無い

 

「……そっかぁ」

 

「なんか、すいませんね」

 

「ううん!謝る事じゃないよ!」

 

「今現状は恋愛とかは考えてないですかねぇ…」

 

「そういう時もあるよ、こうちゃんにもいい人が見つかるといいね!」

 

 

いつもの様にすいちゃんと姉街に挟まれながら雑魚寝をする……なんで?(困惑)

雑魚寝の必要ってあるんですかねぇ…

 

星街サンドはキツいて……これ泊まる時の確定演出やからな?バリえぐい^

 

「こうちゃんいい匂い~…」

 

「すいちゃん近いて」

 

「別に今更じゃ~ん」

 

「あ~すいちゃんズルいぞ~?私も~!」

 

「ア"ッ…(瀕死)」

 

キッッッッッつ、両面から挟み込まないで…ひっくり返るというより、内臓裏返りそう(C-MOON感)

 

こんなんで眠れると思うか?

 

なんとか眠りについたとして、朝起きたら視界全てが星街色になってたらそれはそれでアカンやろ

これは死にますね間違いない(確信)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔からイマイチ『興味』というものが理解できない…極端な話、人に対して『興味』が持てない

そんな事を言うと中二病だの何だのと言われがちだが、まあ好きに思えばいい…そこまで興味がないし

 

だが別に友人とは仲も良かったし、それなりに人付き合いは上手くやっていたつもりだ

 

そんな俺も『ゲーム』とネットの『配信視聴』……生身の人間に興味が持てないのなら、映像上のキャラならいけるのでは?なんて、安易な考えで始めてみたら大ハマり

 

俺が生きている中で最も興味を持てて、最も感情的になれるものが『ゲーム』と『配信視聴』だった

特に『フロムゲー』と『VTuber』にはハマった、それはもう廃人的に

 

フロムゲーはひたすらやり込み、VTuberに関してはスパチャ等々…様々な事をしまくってた

いつしか表の『俺』と、中身の『ワイ』という構成が出来上がっている始末

 

故に、俺にとって『VTuber』とは『推す』存在であり…そもそも他人に興味を持てない俺に『恋愛』なんて感情は皆無に等しい、だから今盛大に困っている

 

Vとは二次の存在であって、それが現実に存在する今この環境で……俺はどうすればいいのやら

好きという気持ちがわからない俺に、一体どうしろというのだ

 

「こうちゃん、難しい顔してるね」

 

「そう見えたか?」

 

「うん、見たことないしかめっ面してるよ…どうしたの?」

 

「……いや、まあ……何でもないよ」

 

「えぇ〜気になるじゃ〜ん……なんか悩み事?」

 

「悩みって程のものじゃないよ」

 

「じゃあ教えてよ…ね、こうちゃん」

 

星街すいせい、本人のその目が真っ直ぐと俺を見つめている……顔いいなオイ(迫真)

 

違う、そうじゃない……染み付いたオタク心よ、今は鎮まれ

 

俺が……ワイがすいちゃん達に優しくするのだって、スパチャがしたいワイの自己満足でしかない

そんなものが、果たして『好き』という恋愛的要素に繋がるのだろうか

 

「そんなに話したくない?」

 

「すいちゃんが聞いて後悔しなければ、いいよ」

 

「……うん、分かった…聞かせて」

 

「俺は、正直に言えばすいちゃんが好きかどうか分からない」

 

「そ、そうなの…?」

 

「別に嫌いでは無いし、俺の事を考えてくれてる事は素直に嬉しい……でも、俺はそれ以上に興味を持てない」

 

少し、すいちゃんは驚いた様な顔をした

そして、どこか思うところがあったのか…納得したような顔をする

 

「こうちゃん、昔っから他人の目とか気にしてないもんね…よく言えば芯が強くて、悪く言えば無関心」

 

「そうだな…無関心、それが一番しっくりくるかもな」

 

「なら、何ですいちゃん達には優しくしてくれるの?」

 

「それは……俺の自己満足、かな…俺がしたいからやってる、それ以上でもそれ以下でもない」

 

「少なくともすいちゃん達のことは、嫌いじゃないんだよね」

 

「それは勿論……でもそれは、本当にすいちゃん達の事を『好き』って事なのか…それが俺には分からない」

 

すると、すいちゃんが俺を抱きしめた…頭を自身の胸へ抱く様に…包む様に……ヌッ(反射)

 

「それがこうちゃんの本質なのかどうかは、すいちゃんには分からないけど…それでもすいちゃんは、こうちゃんが大好きだよ」

 

「……そりゃ、有難いな」

 

「素直じゃないね〜」

 

撫でんでもろて、泣きそう(迫真)

 

「じゃあさ、こうちゃん…これからすいちゃんと一緒に確かめていこうよ」

 

「確かめる…?何を」

 

「こうちゃんの持ってるその感情が、一体何なのか」

 

「……いいのか?俺の私事に付き合わせて」

 

「いいよ、だって幼馴染だもん…それくらいどうって事ないよ」

 

「そうか……強いもんだな、幼馴染ってのは…」

 

こうしてワイは、星街家の養子となりますた

急 展 開、ワイもビックリしてる……まあ、これはこれで何か分かるかもしれないし

 

新しい発見をするには変化がないとね(至言)

 

「ところでなんだが、別に一緒に暮らす必要は無くないか?」

 

「え……?」

 

「え?こうちゃん一緒に住まないの?」

 

「えぇ…?(困惑)」

 

養子になるに当たって、別にワイが一人暮らししてても大丈夫なんじゃ……?

ていうか、精神的に死ねるから一緒に住むのはちょっと……いや^〜キツイっす^

 

姉街まで一緒に住むと思ってたの?て言うかすいちゃんの目が怖い

 

「なんで……?別に問題ないよね、もうこうちゃんはウチの子なんだし…ね?」

 

「い、いやぁ…流石にそこまでしてもらうのも悪いし、家はそのままでいいんじゃないかって…」

 

「そんなの気にしなくていいんだよ〜」

 

「そうだよこうちゃん、もうすいちゃん達とは家族なんだよ?」

 

「そ、そう言われると弱いけど……」

 

……しかしだからと言って、アイドルと同棲生活ってのは字面も絵面がヤバないか?最早スキャンダルだろそれ

 

「それに一緒にいた方が何かと都合がいいんだよね、安否確認もそれで済むし…こうちゃんの場合いつまたダンジョンに弾丸潜りするか分かんないし」

 

「そ、それは……」

 

「そうそう!それにご飯だってちゃんと食べてるか分かんないからね〜!」

 

「……ういっす」

 

「部屋は空いてるから…あとは引越しの準備だね、すいちゃんも手伝うよ」

 

「あ、はい」

 

あれよあれよと進められてしまった……いや、正直ぐうの音も出ないんだけどさ…

 

引越し作業も結構早く終わった……まあ元々、持ち物が少ないってのもあるが

星街家に用意されたワイの部屋、ゲーマー御用達のチェアにもたれながら見渡す

 

……人生、何が起こるか分かったもんじゃないな

 

「こうちゃん、入ってもいい?」

 

「ああ、大丈夫だぞ」

 

すいちゃんが部屋へ訪れた、パジャマかわいい(脳死)

 

「急に捲し立てたみたいでごめんね……でもこうでもしないと、こうちゃんごねるから」

 

「はは、あながち間違ってないからな」

 

「…ね、こうちゃん…ここ座って」

 

ベッドに座るすいちゃんが、自身の横を叩きながらそう言う……ヌッ、まあ行きますけども

 

横に座ったワイの肩に、体重を預けてくる…ファッ

 

「こうちゃんは、まだすいちゃんが好きかどうか分からない?」

 

「まあ、そうだな……俺にはまだ分からないみたいだよ」

 

「そっか、でもすいちゃんは…どんな時でも、どんなこうちゃんでも大好きだからね……これは、その証明」

 

「え、何を…むぐっ」

 

すいちゃんに乗っかられた勢いで、ベッドに倒れる…更にすいちゃんは上に乗りながら正面からキスしてきた

しかもmouth to mouth……えッ(思考停止)

 

しばらくして、ようやくすいちゃんはワイから離れた

 

「……こうちゃんでもそういう顔するんだね」

 

「…すいちゃんも顔真っ赤だろ」

 

「うっさい……これで分かった?」

 

「ああ、イヤになるくらい分かったよ」

 

「……ね、こうちゃん…すいちゃんと付き合って」

 

「今言うのかそれ」

 

「うん、今…すいちゃんはずる賢いからね」

 

「……俺はまだ、すいちゃんを恋愛的に好きかどうか分からないぞ」

 

「いいよ別に、すいちゃんがそうさせるから」

 

やだイケメン、流石すいちゃん

 

「こうちゃん、返事は?」

 

「この状況で断れる程の胆力は俺にないよ……勿論、YESだ」

 

「〜ッ!!…やっっったね!!」

 

思いっ切り抱きつくすいちゃん……しかしこうなるとはなぁ、ワイ死にそう(瀕死)

 

他人を『好き』と思える感情は、俺にはまだ分からない……が、これから探してみるのも悪くは無い

 

二度目の人生、新しい道

 

まだ見つけた事の無い何かが、今世では出会えるかもしれない




すいちゃん大勝利〜^

まぢ難産だったわ……いつもより700文字くらい少なくなったわ
え、これまだ5話くらい残ってるってそマ?(困惑)

まあ、頑張るZOY(満身創痍)
てかホロ視点増やさなきゃじゃん、何してんのこの人ヤダー

ではでは、またお会いしましょう


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堕ちた彗星

どうもAZAZELです
最近低評のコメントか香ばしすぎて楽しくなってるので初投稿です

自分が沖縄に居る所為か、海の話が書きたくなってる今日この頃……まあ夏まであと2ヶ月半くらいやし、我慢しますね

ではほんへどうぞ


あの事件以降、ワイは一般廃人オタクへと降格したのであった

 

何でかって?こよこよ特製『封印具』の首輪を付けられたからでして……

これマジで凄いのよ、流石はYMDを長年封印し続けてきた遺物やなって

 

完全にエルデンリング系列の能力が封印され、今のワイはマジでただの一般人

刺されれば死ぬ(迫真)

 

まあ、それが当たり前なんだけどね…体欠損して死なない方がおかしい(定期)

 

『回帰性原理』も使えんので、こよこに鍵を貰う以外にこの首輪を取る方法が無い訳でして

 

『鍵、貰っても宜しいか?』

 

『ダメです』

 

との事で、晴れてワイは一般人という訳で

 

「おっはよ〜こうちゃん…あれ?それチョーカー?」

 

「ああ、すいちゃん…そうだな、この間貰ったんだよ」

 

「こうちゃんそういうの付けるんだ、似合ってるよ!」

 

「ありがとう」

 

どっちかって言うと呪いの装備なんですけどね

外したくても外せない

 

のろいに かかって しまった

 

これを付けてるとなんと、能力だけではなく筋力まで一般成人男性……ではなく、女の子並に下がる

多分、すいちゃんの力にも勝てん……非力だね(至言)

 

まあ幸い、大学の講義内で力を使う事はないので…一安心と言えば一安心

 

「こうちゃん今日もすいちゃん家来る?」

 

「んー…今日は帰るかも、ちょっとやる事がある」

 

「そう?……そっか、残念」

 

「すまんね、また誘って」

 

「わかった〜」

 

さてどうしたものか……正味、こよこよあの感じだと暫くは鍵渡してくれそうにもないし

 

……ちょっと待てよ、ワイ今の状態だと…どのホロメンにも力で勝てなくね……?

ワンチャンそらちゃんならいけるかもしれないが…それ以外は獣人族とか、悪魔族とかだし……

 

お嬢なんてポテンシャル最強の鬼人族やし、沙花叉といろはすは人族枠で見ても最強格だし

 

あれ、これ色々と詰んでるのでは……?

 

「あっ、ちょっと待ってこうちゃん」

 

「おうっ…」

 

腕を掴まれ少し後ろへ引っ張られると、ワイの身体もグイッと後ろへ戻される

少しすいちゃんに腕を引っ張られただけでこれだもの…

 

「…あれ?なんかこうちゃん、力弱くなった?」

 

「あ〜…ええとな、今訳あってとても非力になってしまっててな…」

 

「ふうん?遺物の影響?」

 

「まあそんなところ、この間潜ってたらトラップみたいなのに引っ掛かっちゃってな」

 

「大変だね、大丈夫?」

 

「まあ、取り敢えず大丈夫かな」

 

「困った事があったら言ってね」

 

「ありがとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

身体能力的問題は、隠そうとしても隠せない事の方が多くてな…(疲労困憊)

 

ちょっと重い物を運ぼうと思ったら全然持ち上がらないし、その度にいろはすか沙花叉に頼んで運んでもらうしかないと言う

 

普段より力が出ない分、余計なエネルギーを使っている所為なのか体力もスグに底を尽きへばってしまうし…それをみおママに見られてめちゃくちゃ心配されちゃったよ(遠い目)

 

まま〜(幼児退行)

 

「はぁ……力はともかく体力が無いのが辛すぎる…」

 

「まあ我慢でごさるよ師匠、それを付けられたのも自業自得なんでござるからな」

 

「そう言われるとぐうの音も出ないんだが…」

 

「それが付いてる間は拙者達が身の回りの事を手伝うでござるから、いつでも呼んで欲しいでござる」

 

「あざっす……」

 

取り敢えず午前中はもう終わったので、あとは家に帰って引きこもれば万事OK

 

まあ兎にも角にも早くこよこよの機嫌を取らなければワイの女の子化(ガチ)は終息しない……(体力と力が)女の子になっちゃうわ^

 

こんなん誰得だよ(迫真)

 

「はぁ……疲れた……」

 

「お疲れ様ですこうさん、何やら大変な事になってるみたいですね」

 

「……ああ、ぼたんか…本当、厄介な遺物もあったもんだよ」

 

食堂のテーブルでダレていると、ししろんがやって来た……ヌッ、獣人じょのいこ(震え声)

 

「力が出ないとかなんとか」

 

「大雑把に言えばそんなところだな」

 

「それは大変ですね、何か手伝える事があれば言ってください」

 

「ああ、ありがとう……俺はそろそろ帰るよ」

 

「はい、また明日」

 

イスから立ち上がり、歩き出そうとする……なんかししろんがウズウズしてる、何?飛びかかる前の猫みたいな雰囲気出て…いや待て何するつもりだオイ

 

尻尾振ってんじゃないよコラ

 

ガシッと腕を掴まれる……なんで?(困惑)

 

「ちょいぼたんさん、腕掴まれちゃ帰れないんですが」

 

「嫌なら振りほどいていいですよ?」

 

「ぼたん……状況分かってて言ってるだろ」

 

「そうですね、だからこうさんはもう少し警戒した方がいいですよ…こんな風に…」

 

引き寄せられ、片腕が腰に回される…目の前にししろんの顔が迫り、吐息さえ肌で感じられる程の距離まで近付く

 

近い、死ぬ(迫真)

 

クッソ力つっよいなオイ、獣人のスペックに一般人が勝てる訳ないだろいい加減にしろ

色々当たってんだよオォン(瀕死)

 

「簡単に捕まっちゃいますよ…?」

 

「…ご忠告どうも、取り敢えず離してもらえるか」

 

「え〜?どうしましょうね〜」

 

「いや、どうしましょうじゃなくて離してもろていいすか」

 

「……まあ、私もそこまではしたない女じゃないので」

 

間違いなく死んでたな(確信)

 

ししろんが力を緩めてくれたのでサッと離れる

間近で目を見てたけど、ガチっぽかったのが余計に怖いんですがそれは

 

「まあ、私だけじゃないと思うので…気を付けて下さいね」

 

「う、うい……」

 

新しい扉が開くとかそういう前に怖いんですよ

おかゆんもみおママも、どことなく目付きがねぇ……(震え声)

 

さっさと家に帰ろう……と言うか、(しばら)く大学休んだ方が良いのかもしれない…自分の身と精神的な為にも

この首輪を取らない限りはどうにもできん

 

「あ、こうちゃんお帰り〜」

 

「あ、ああ…どうしたんだすいちゃん、俺の家の前になんて立って」

 

「よくよく考えたらこうちゃんとすいちゃんの家って近い訳でさ?別に用事がないならすいちゃんの家に来ても問題ないよね?」

 

なにそれは(困惑)

どんな理論なんすかねぇ……

 

「いや、でも今は身体の調子がそんなに良くな…」

 

「いいよね?」

 

「あのすいちゃん、何で腕掴むん…?」

 

「い・い・よ・ね?」

 

「あ、はい」

 

圧が強すぎるッピ

圧とホロメンには勝てないよ、という事ですいちゃんの家へと連れてこられた訳なんだが

 

と言うか、今のワイは腕を掴まれたらそれまで…ゲームオーバーですね

 

なにこのクソゲー(迫真)

 

「なあ、急にどうしたんだよすいちゃん」

 

「いいから、こうちゃんはすいちゃんの部屋で大人しくしてて」

 

「ええ....(困惑)」

 

すいちゃんルームへ放り込まれるワイ……一体何がダメだったんでしょうかねぇ(モグラ感)

 

「ねえ、こうちゃん…すいちゃんと知り合ってどれくらい経つかな?」

 

「え、ああ……中一からの付き合いだから…6、7年くらいかな」

 

「そっかぁ〜それくらい経つのか〜……」

 

沈黙が流れる……何この空気、とても辛いんだけど(切実)

 

だが下手にすいちゃんを刺激するのも絶対に良くない……ワイの本能がそう言っている

ここは穏便に…且つ迅速に事を済まさねければ、ワイが死ぬ(迫真)

 

「……こうちゃんはさ、みんなの事どう思ってる?」

 

「皆ってのは…どの皆?」

 

「いつも仲良くしてる子達だよ…そらちゃんとか、フブキとか」

 

「どうって言われてもな……まあ、友達?」

 

ワイ(オタク)的にはアイドルですかね

ホロライブはアイドルだろいい加減にしろ(迫真)

 

「ふーん、そうなんだ……でも他の皆はこうちゃんの事どう思ってるのかな?」

 

「それは……どうだろうな、俺には分からないけど…」

 

「ほんとに?」

 

圧が強いんじゃ、あと顔が近いんですが

 

「本当に気が付いてない?」

 

「な、何が…?と言うか、さっきから何の話をしてるんだ」

 

「……まあ、こうちゃんが鈍感なのなんて今に始まった話じゃないけどさ…あれだけみんなからアタックされてるのに、気が付かないこうちゃんもこうちゃんだよね」

 

「それは詰まり何だ……俺が皆から好かれてるってか?」

 

「それ以外に何があるの?寧ろ気が付いてない方が驚きなんだけど」

 

さっきからずっと薄目で睨まれっぱなしで怖いんですが

 

恐怖心、ワイの心に、恐怖心(Byワイ)

 

て言うか今のワイにはマジで抵抗する術が全くないので本当に怖いんですが、何をされても押し返せない

 

「ある意味すいちゃんにとっては好都合かもね、今の状況」

 

「え、何が…ッ!?」

 

押し倒された……え、ん?(混乱)

 

すいちゃんがワイの腹の上に乗り、ワイの身動きが完全に封じられてしまった……何この状況は(困惑)

 

「よいしょっ…と」

 

「あの、すいちゃん?何で俺の上に乗っておられるので…?」

 

「そのうち分かるよ〜…さて、今からこうちゃんに質問をします…嘘偽りなく答えて下さいね」

 

「え、この状態ですか」

 

「そうだよ、こうちゃんにはこれからすいちゃんのする質問に答える権利しか与えませ〜ん」

 

理不尽極まりないですねクォレハ……

でもすいちゃんの質問に答えないと多分解放もされないだろうし…

 

「じゃあ質問1、繰り返しになるけどこうちゃんはみんなの事どう思ってる?」

 

「……まあ、友人かな」

 

「じゃあ次、すいちゃんの事どう思ってる?」

 

「えぇ…どうって、幼馴染?」

 

「ふーん、そっか…こうちゃんにとって、すいちゃんはただの幼馴染かぁ…へぇ……じゃあ聞き方変えよっか、すいちゃんのこと好き?」

 

好きか嫌いで聞かれればそりゃ『好き』だが、それはあくまで友人に対して向ける『Like』な方の好きである

 

ワイの好きは、多分『Love』では無い事だけは確かだと思われる

 

「……幼馴染としては好きだよ」

 

「そう……すいちゃんはね、こうちゃんの事大好きだよ…多分だけど、こうちゃんの好きとは違うと思うな」

 

大胆な告白は女の子の特権(迫真)

そんな事言ってる場合じゃねぇや

 

「こうちゃん、昔っからそうだよね…すいちゃんの事は構ってくれるし遊んでもくれるクセに、いざすいちゃんから何かしようとすると避けるように躱すし」

 

「あ〜…そ、そうだったか?」

 

「そうだよ、すいちゃんが頑張って大好きを伝えようとしてもその時にはどっか違う方向いてるし……これでもすいちゃん、結構我慢した方なんだけどなぁ」

 

「あのすいせいさん、何でコッチに近寄ってきてるんですかね…」

 

「こうちゃんがよわよわになっちゃったって聞いた途端、みんなしてこうちゃんの事をロックオンし始めるから焦っちゃったよ」

 

ワイの両腕を掴み、覆い被さる

 

「でも、すいちゃんももう我慢するのはやめようって思ったんだぁ…もういいよね?すいちゃんいっぱい我慢したんだからさ」

 

舌なめずりをする顔が近付く……その目はどこまでも透き通った青に満たされており、目の奥にはどことなく暗がりがある

 

「あはっ…そんな顔しないでよこうちゃん、すいちゃん楽しくなっちゃうじゃんッ…!じゃあそろそろすいちゃんも我慢がきかなくなってきたから……食べちゃうね?」




言うて水着は温泉回で書いちゃったんだけどね

まあ、海で水着を着るのと温泉での水着は『味』が違うよね(適当)
海回はお盆休みに書くんでそれまでお待ちを

ではでは、また会いしましょう


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IDOL
始まり


そらちゃん編

ときのそら
敗因:
心情:

さあ、またみんなで予想してみよう!
ではほんへどうぞ


「へぇ、すいちゃんって幼馴染がいるんだ」

 

「そうなんだ〜、すいちゃん自慢の幼馴染なんだよ」

 

「すいちゃんがそこまで言うなら、一回会ってみたいなぁ」

 

「え"ッ?あ〜…で、でもこうちゃんちょっと変わってるって言うか…あんまり外ウケが良くないっていうか……」

 

「そうなの?」

 

「う、うん…いつもノート書いててね、全然こっち見てくれないんだ…だ、だから紹介はまた今度するよ!」

 

同じアイドル事務所に所属しているすいちゃんこと、星街すいせいちゃんにそんな話を聞いた

そう言えば皆にも頻繁に幼馴染君の話してるな〜……ちょっと気になる

 

大学も同じだって言ってたし、探してみれば案外見つかるかも……分かりやすいね、すっごいノートに齧り付いてる

 

「こんにちは〜、今平気かな?」

 

「あ、はい……?どちら様で」

 

「あっ……あ、ごめんね?私はときのそら、すいちゃんのお友達」

 

「ああすいちゃんの…あ?ときの……まあいいか…これはどうも、それでご友人さんが何で俺の所へ…?」

 

「すいちゃんが君の事をよく話してたから気になっちゃって…そしたらたまたま見かけたから、声を掛けてみようかなって」

 

「ほお…成程……ヌッ…へ、変な話とか無いですよね…?」

 

「全然ないよ〜、寧ろ君の事大好きみたいだよすいちゃん」

 

「あら^〜それはありがたい限りですね」

 

「それじゃあ私はそろそろ行くね、またね幼馴染君」

 

「はい、どうも」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ〜危なかったぁ〜!大丈夫かな顔に出てなかったかなぁ、もしニヤけた顔とか赤くなった顔とか見られてたらどうしよう〜!でもあんな顔してるのは反則だよもぉ〜…すごく綺麗で、輝いてて、あんな無邪気な顔見せられたら……あぁ〜!!なんかもう思考がまとまらない!

 

ど、どうしよう…私、今すごく顔赤いかも……

 

自身の顔を両手で覆えば、頬の熱さがよく分かる……うぅ〜このままじゃ講義室行けないよ〜

 

「あれ、そらちゃんどうしたの?」

 

「あっ…す、すいちゃん」

 

「……?もう講義始まっまちゃうよ?」

 

「う、うん!すぐ行くよ、先に行ってて?」

 

「分かった〜」

 

……落ち着け私、確かに幼馴染君はとってもイケメンだった…けどまだ彼自身を知った訳じゃない…落ち着け〜落ち着け私〜

 

ふぅ……おさまってきた

まだ少し動悸があるけど、この位なら大丈夫

 

あっ…名前…

 

思考がこんがらがり過ぎて大事なものを聞き忘れてた……でも次の講義はすいちゃんと同じ、そこで聞くことにしよう

 

「ねえ、すいちゃん?幼馴染君の名前ってなんて言うの?」

 

「そう言えば言ってなかったっけ?志賀航輔、だよ」

 

志賀航輔…志賀君、か……ま、また…会えるかな

 

なんて思っていたら思いの外早くまた出会ってしまった……午後には必ずここに居るのが彼のルーティンなのかな

 

「こんにちは志賀君、今日もここに居たんだね」

 

「ああ、ええと…ときのさん、どうも」

 

すいちゃんの言う通り、視線はこちらへ向かない…視線はずっと彼が書き綴っているノートへ落ちたまま

 

確かにこれは変わった子かも

 

「そのノートって勉強用?」

 

「あー…そうと言えばそうだけど、正確に言うとちょっと違うかな…」

 

「へぇ、じゃあ何書いてるか聞いてもいい?」

 

「ダンジョン攻略の下書き、次に戦うフィールドボスの特徴とか注意行動をメモしてるんだよ」

 

「志賀君ってダンジョンに潜るんだ」

 

ちょっと意外かも…なんて言うと失礼かもしれないけど

でも攻略するにもメモとるところ、結構マメな性格をしてるのかな

 

「午後はいつもここに居るけど、講義は入れてないの?」

 

「ああ、午後からは大概ダンジョンに潜ってるからな…午前で全て終わらせられるような組み方をしてる」

 

「すごいねぇ、そんなにダンジョン好きなんだ」

 

「ああ好きだね、最っ高だ」

 

あっ……ま、またその顔……

 

鼓動が早くなるのも、顔が熱くなるのも嫌なくらいに分かる…こんな所で赤面を晒すのは流石に恥ずかしい

 

「そっか、じゃあ頑張ってね!私はもう行くね」

 

「ああ」

 

幼馴染君から急いで距離をとる……あ〜顔真っ赤!

なんでこうなのかな〜

 

「あれ、そら先輩顔真っ赤やん…どうしたんですか?」

 

「トワちゃん…!ちょ、ちょっと急ぎで走ってたら顔赤くなっちゃったのかも」

 

「そうなんですか」

 

あ〜顔見られた恥ずかしいぃ〜…!!こんな所でトワちゃんに遭遇しちゃうなんて…

 

「あれ、幼馴染やん…こんな時間にここにいるの珍しいな」

 

「トワちゃん彼の事知ってるの?」

 

「まあすいちゃんとも付き合いが長いですからね、自ずと…まあ変わったヤツですよ」

 

ふーん、そうなんだ……

思いの外、彼の事を知っている人は多いのかもしれない…変わった子だけど嫌な子では無いのは話せば分かる

 

「でもアイツ誑しだからな〜…」

 

「誑し……?」

 

「そうですよ、何かと女子と出かけること多いんですよ…すいちゃんはもちろんだけどフブキとかおかゆとか、しかも金は絶対出させないとか言うし」

 

「それはなんとも…凄いね」

 

確かにカッコイイし、そういう気の利かせ方をしてるのはモテるんだろうなぁ……

なんか……モヤモヤするなぁ

 

「ま、トワはそんなに関わったことないんですけどね」

 

「そっか、色々お話聞かせてくれてありがとね」

 

何でだろう……確かにあの表情は…す、好きだし…で、でも恋愛的な意味合いで好きって訳じゃ無い筈なのに……

 

少しの間、悶々とした日々を過ごしていた…その間にも幼馴染君とはよくお喋りをしていた

 

少し気が付いた事と言えば、彼は何かとお金を払ったり何かをしてあげたりするのが異常なくらい積極的だった

そうするのが楽しくてしょうがない様に見えるくらいに

 

「幼馴染君ってさ、よく女の子と出かけるの?」

 

「どうでしょうね……でも確かに、思い返してみれば多いかもしれませんね」

 

「この間は私ともお出かけしてくれたもんね?本当にお金は返さなくていいの?」

 

「当たり前じゃないですか、それじゃワi……俺がやりたかったからやったんです、別に要らないですよ」

 

「でもなんか悪いな〜って……ねっ、今度なにかお返しするからさ…何が欲しいか決めて?」

 

「それじゃスパチャの意味がなくなって……何でもないです、本当に大丈夫ですよ」

 

どうにかお返ししようとしても、頑なに受け取らない……何が彼をそこまでさせるんだろうか?

ただそんな彼でも、悪い気は何故かしない…なんだか、彼からの愛情を直接受け取れてるような気がして心地がいい……

 

って、何を思ってるんだろう私……

 

「……あっ、そう言えばすいちゃんが今度ライブするって言ってたけど…幼馴染君は行かないの?」

 

「あー…まあ行きたいのは山々なんですが、色々とやる事が立て込んでましてね」

 

「へぇ、そうなんだ…てっきり行くのかと思ってたよ」

 

「行かなくてもすいちゃんがいつだって頑張ってるのは知ってますから、それが分かってれば俺としては充分です」

 

「……ふぅん、そう…」

 

自分でも驚くくらい低い声が出てしまった……けど彼は気にした様子もなく、いつもの様にノートを書いている

 

嫉妬……?なんか、違う気がする…そういうのじゃない、もっと別の何か……今の私にはこれ(感情)をなんと言えばいいか分からない

 

「……ねえ幼馴染君」

 

「はい、どうしました?」

 

「私もね、すいちゃんと同じ事務所でアイドルしてるんだ…今度、私のライブ見てみない?」

 

「ライブ…ですか?」

 

私は何を口走っているんだろう……別に私がアイドルである事なんて明かす必要なんかないのに、なのに口が勝手にそう言ってしまう

 

ただ、彼の動いていた手が止まったのを見て……少し、ほんの少し嬉しくなる

 

「うん、ライブってとっても楽しいんだよ?日常とはどこかまた違った世界観があって、普段の気持ちを忘れて楽しめるんだ……どう?一回でも来てみれば、きっと良さもわかるし…すいちゃんのライブにも行きたくなるかもよ?」

 

すいちゃんのライブなんて建前だ……私は、私のライブに彼が来て欲しいから言った

何でだろう、すいちゃんのことは嫌いじゃないし寧ろ好きなのに……どうしても、彼には私のライブに来て欲しい

 

「お誘いは有難いですが…如何せん予定がちょっと……申し訳ないです」

 

「あっ……ううん、私の方こそごめんね…幼馴染君の予定も聞かずに」

 

「いえそんな、謝る事じゃないですよときのさん」

 

ときのさん

今の私にはとても響く呼び方……これくらいはいいよね…?

 

「……ねっ、そろそろ私の事も名前で呼んでみてよ」

 

「え"ッ……あっ、え〜」

 

「いやなの?」

 

「いやそんなまさか…そ、そらさん…で、いいですか?」

 

「ん〜、まあ及第点」

 

「さ、左様で……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから暫く時間が経ったある日の事、すいちゃんがいつも以上にご機嫌な様子だった

 

「…へへ、うへへ」

 

「うわっ、すいちゃんなんだにぇその笑い…」

 

「うわってなんだよ!いいだろ別にすいちゃんがどんな笑い方してようが!」

 

「もしかしていつもの幼馴染君?」

 

「そーなんだ~、今日久し振りに挨拶を返してもらったの!…しかもすいちゃんのライブに興味あるって言ってて~、もう嬉しくて嬉しくて…!」

 

えっ……あの幼馴染君が…?

一体どういう風の吹き回しなんだろうか……正直、内心混乱している

 

「えっ……挨拶久し振りに返して貰ったってなんだにぇ…」

 

「だっていつもはなんかノートを書き込んでるから、おはよって言っても曖昧な返事しか返ってこなくて」

 

あ、あはは〜…確かにそうだね

でもそれを傍から聞くと結構変わった子だよねぇ……

 

「なんだにぇそれ、アタシなら絶対関わらないにぇ」

 

「でも何だかんだすいちゃんの我儘を聞いてくれる時だってあるんだよ」

 

「へえそうなんだぁ…話を聞いてた限りだと全然何もしてくれないのかと思ってたよ」

 

「昔は遊びに誘ったりすればついてきてくれてたし、ご飯奢ったりしてくれたんだよ!でも最近はそもそも大学にあんまり来てなかったから、話す機会もなかったって言うか……」

 

ズルい、いいなぁ…私ももっと昔から彼と遊びたかった

すいちゃんの話を聞く度に心の底から湧き出てくるこの想い……なんだろう、昔もこれが分からなかった

 

「……まあアレだにぇ、恋する乙女は盲目ってヤツだにぇ」

 

「こ、恋っていうか…憧れって言うか……」

 

「でも彼、結構人気あるみたいだよ…寡黙だけど真面目だし、なによりカッコイイから」

 

実際、私の知らないところでも結構女の子との関わりがあるみたい……トワちゃんの言う通り『誑し』というのもあながち間違ってないかもしれない

 

本当、油断も隙もあったものでは無い

 

「えぇ!?そうなの!?」

 

「すいちゃんも早いとこ捕まえとかないと、突然どっか行っちゃうかもしれないにぇ」

 

ああ、ようやく分かった……私はずっと『羨まし』かったんだ

 

昔からの知り合いで、あの表情を一番間近で見られるその関係が

どうしようもないくらいに羨ましくて仕方がなかったんだ……

 

そして、すいちゃんのライブの日……彼はそこに居た

前とは打って変わってちゃんと私の目を見てくれる、素直に嬉しい

すいちゃんのライブが始まる……相変わらず客席は満員、事務所に所属して以来チケットが余った事など一度もない

 

彗星のように現れたアイドル、その例えが本当にしっくりくる

 

ふと、彼の顔を見る

あの表情()だ……心の底から無邪気に、そして楽しそうに…輝いて、煌めいて…私の大好きな彼の表情()

 

欲しい、とっても欲しい…その表情が、もし私へ向いていたのなら……私は……

 

「……?そらさん、どうしましたか?何か俺の顔に付いてますかね」

 

「……あっ!ごめんね幼馴染君、気のせいだったみたい…邪魔しちゃったね」

 

「ああいえ、大丈夫ですよ」

 

無意識の内に彼へ手を伸ばしていた様だ……いけない、少し落ち着かなきゃ

 

帰り際に次は私のライブに来るよう約束を取れ付けられたのは大きい……これからのレッスンが楽しみになる

私も頑張れば、あの表情()をしてくれるのかな……そう思うと、心の底から嬉しくなる

 

いつか私にも……いや、私だけに向けて欲しいな

 

私もきみ(航輔君)が欲しいよ……だから、いいよね?

ねぇ、すいちゃん?




ときのそら
敗因:一目惚れ
心情:私も欲しい

ワイ氏:かわいいは褒めるもの(王道を征く)

何かを拗らせた世界線のそらちゃん、私は好きです(迫真)
いつもより2、300文字少なくなっちった…でもキリがいいからね、しょうがないね

ではでは、またお会いしましょう


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輝くきみへ

どうもAZAZELです
ゴールデンウィークが近付いているので初投稿です

長期休暇が近いので、特別枠的なのをやろうかなって……いや、決してエンディングから逃げてるとかじゃなくてね?
まあ、何やるかはアンケとるんですけどね(大迫真)

ではほんへどうぞ


色々と面倒事が片付き、ようやっとユルっとした大学生活へと戻ってこれたワイ

最近はやたらと物騒な事が多かったゾ……マジなんなん(迫真)

 

今はやる事もなく、大学構内をフラフラとしている

 

「あ、こうすけ君」

 

「うおっ…背後に立たないで下さいよ、そらさん」

 

「あはは、ごめんね」

 

悪びれた様子はないけど、かわいいのでOKです(脳死)

 

いつもの如く、そらちゃんはワイの背後に立っていた……毎度思うが、ワイの背後を取れるって相当だと思うのだがこれ如何に

 

「なんか久しぶり?かな」

 

「あー…そうかもしれないですね、最近会ってなかったかも…」

 

「あっ!じゃあお互いの近況報告もかねて、私とお茶しに行かない?」

 

「いいですよ、どこかカフェにでも行きますか」

 

「私の友達が働いてるカフェがあるから、そこにでもいい?」

 

それあれかな、AZKiちゃんが居るところかな

と思ってたら大的中、シャチと来たところだった

 

「あ!そらちゃんいらっしゃい!と、この間の子だ」

 

「アズキちゃんやっほ〜」

 

「…この前はどうも」

 

「なになに〜?もしかして君って遊び人だったりするの〜?」

 

「そんな訳ないじゃないですか(大迫真)」

 

やめてAZKiさん、そらちゃんの視線がとんでもない事になってるから…もうワイのライフはゼロなのよ(震え声)

 

「もしかして、こうすけ君……前にも誰かと来たことあるの?」

 

「あ〜……し、知り合いと来たことはありますねぇ…」

 

「確かフード被ってたけど、女の子じゃなかったかな?」

 

よう覚えとんなぁAZKiちゃん……でもその所為でワイが今、窮地に立たされてるんですけどもそれは

 

「へぇ……」

 

「……取り敢えず、案内してもらっても宜しいか」

 

「あ、ごめんなさい…ではあちらの席へどうぞ〜」

 

どないすんのこの空気……えぇ....(困惑)

そらちゃんの視線が冷たい……なんか目覚めそう(玄人感)

 

「……こうすけ君は、いろんな女の子と遊んでるんだね」

 

「い、いやぁ…断じてそういうつもりでは……」

 

「ふ〜ん?みんなかわいいんだ?」

 

「ま、まぁかわいいのは…かわいいですけども」

 

「………どんな子?写真とかある?」

 

「ちょっと探してみますよ」

 

あったかなぁ〜、何だかんだとチェキは一緒に撮ったことないような気が……あったわ〜

 

て言うかいつの間に撮ってたんだこれ……沙花叉が自撮りでピースしてる後ろに、狙った様にワイが写っとる

 

無い方が良かった(本音)

 

「こ、これですかねぇ…」

 

「どれどれ~……へぇ、君はこう言うこの子が好みなの?」

 

「そういう訳じゃ無いですけれども…」

 

何でワイ詰められてるんだ…(困惑)

 

「まぁ、確かにこうすけ君のそういうところは今に始まった話じゃないもんね」

 

「やめて下さいよ、そんなチャラ男みたいな…」

 

そんな度胸がワイにある訳ないやろ(至言)

ワイ、オタクぞ

 

と、既に頼んでいたワイのサンドウィッチ&コーヒー…あととそらちゃんのコーヒーが来た

 

「おまたせしました~」

 

「あ、ありがとうアズキちゃん」

 

「は~い……私、なんか余計な事言っちゃったかな…?」

 

「いや、別に気にする事じゃないですよ」

 

「そ、そう?」

 

小声でワイに耳打ちしてきた

 

AZKiちゃん優しいかよ、流石本物のアイドルは違うな

ホロライブはアイドルグループだろいい加減にしろ(迫真)

 

さて、軽食も食べてそらちゃんとも駄べり終えて店を出る……勿論ワイが全部払った、当たり前だよなぁ?(スパチャ欲)

 

「美味しかったね、こうすけ君」

 

「そうですね」

 

「……この後、まだ時間ある?」

 

「暇ですよ」

 

「じゃあもうちょっと付き合って貰ってもいい?」

 

「勿論、いいですよ」

 

そう言って連れられて来たのは、街が一望できる丘の上

確か、この街の名所じゃなかったかな…ネットにも載ってた気がする

 

丘の上にはベンチや、屋根付きの休憩スペースなんかもある

 

「こうすけ君はここ来た事ある?」

 

「あ~…何か、一回だけ来た事がある様な気がしますね」

 

「そっか……私はね、よく行き詰ったり悩み事があるとここに来るんだ…すっごい眺めがいいでしょ」

 

「……確かに、綺麗ですね」

 

「覚えてる?私はここで君からとっても大切な言葉を貰ったんだよ」

 

そマ?

ちょちょちょ、ワイにそんな記憶はござらんのだが……あ、無意識かぁ(納得)

 

えぇ....(困惑)……マジぃ?そこで何をやらかしたんですかねワイはぁ……

 

「あー……昔の記憶は、ちょっと覚えてなくて」

 

「かもな〜って思ってたら、やっぱりそうだったんだ…ちょっと悲しいかなぁ」

 

「なんか、すいません…」

 

「ふふ、冗談だよ…気にしないで、私もそこまで気にしてないから」

 

そう言いながら微笑むそらちゃん…日が落ちて来て夕暮れになりかけている空とマッチして、すんごい綺麗

 

「じゃあ思い出話をしてあげるよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……あれ、なんで君こんなところに?」

 

「おや、そらさん……いやまぁ、何となく丘を上がれば景色がいいかな…なんて理由で登ってみまして」

 

「そうなんだ……ここからの景色凄いよねぇ〜、私も好きなんだ」

 

「そうですね、壮観です……ところで、そらさんは何故ここへ?」

 

少し言い淀む……今ここで彼に言っていいものか、言うことによって彼を困らせたりしないだろうか

……それでも、モヤモヤしてるよりは誰かに打ち明けた方がよっぽどマシかもしれない

 

「……私、アイドルやってるの覚えてる?」

 

「ああ、前に聞いたような……それに関係することですかね」

 

「うん、そうなんだ…なんというか、色々考えちゃって…今やってる事が本当に最善なのかとか、私がやりたかった事ってこうなのかなぁ…とかってね」

 

「ああ、なるほど」

 

「そうやってゴチャゴチャと考えちゃう時は、一回思考をリセットする為にもこうやってここの景色を眺めてるんだ」

 

「いい方法だと思いますよ、自然の景色は余計な考え事を洗い流してくれますからね」

 

そういう彼の表情は余り変わらない……彼でも悩む事はあるのかな?

 

「君は悩んだりとかするの?」

 

「さあ、悩んでいる内に入るか分かりませんが…ダンジョンの攻略が進まない時は少し悩みますね」

 

「へぇ、意外かも……」

 

「まあ、それはそれで楽しいですけどね…簡単に攻略できちゃ面白くない」

 

「……君は、ポジティブなんだね」

 

「人生は何を使ってでも楽しんだ者勝ちですよ…どんな状況であれ、どんな心情であれ楽しむ者が最終的に笑うんですから」

 

その精神力は凄く羨ましい、私もそれくらいに心が強ければ……なんて思うけど、結局…私は私でしかないんだから

 

「私も君くらいに気持ちが強ければなぁ…なんてね」

 

「そらさんは今のままでも充分ですよ」

 

「そう見える?」

 

「はい、皆の為に努力の出来る人間が弱い訳ないじゃないですか…そうやって悩んでいるのだって、喜んで欲しいからじゃないんですか?」

 

「そりゃあ、まあ…私だってライブに来てくれる人達には楽しんで帰って貰いたいからね」

 

「……俺には他人の為に努力するなんて事、考えた事も出来もしませんから」

 

そう言う彼の瞳は、どこか暗く…遠くを見ている様な気がした

 

「そんな俺にも、昔から変わらない心情がひとつありまして」

 

「うん」

 

「努力している人ほど、綺麗なものはないですよ……俺には、そらさんは輝いて見えます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁクッッッサ何言ってんだこいつ(大声)

はぁほんま……このまま丘から飛び降りたい(真顔)

 

「こうすけ君には、まだ私は輝いて見える?」

 

「色褪せたことなんてないですよ…俺からしてみれば、ですけど」

 

「ふふ、嬉しいな……私はね、君にそう言って貰えたから頑張れたんだ…アイドルとしては、本当はダメなのかもしれないけど…君にいつまでも見ていて欲しいから、頑張ってこれたの」

 

そらちゃんが俺の手を両手で包む様に取る……そして目線がバッチリと合った

 

顔がE(迫真)

 

「私はこうすけ君が好き、出来ることならずっと一緒にいたい……私と、一緒に歩いてくれませんか?」

 

「……俺は…」

 

口を開きかけ、言い淀む……果たしてそれを口に出していいものか

 

ただ逃げてるだけなんじゃないか…だが実際問題、俺はそらちゃんが『好き』かと聞かれれば…YESと快く言える様な人間じゃない

 

そんな気持ちの人間が、好意を向けてくれる相手を蔑ろにしていい訳がない

 

「言いづらい事だったら言わなくてもいいよ……私も何となく、君が言いたいことは分かるから」

 

「……いや、俺は…そらさんの事が好きか、分からないです」

 

「……そっか」

 

「正直、人を好きになった試しがないので…俺にはまだ分かりません」

 

「……でもね、私は君がいいんだ…君じゃなきゃ嫌なの」

 

「で、でも……」

 

「強引なのは分かってる、だからこれから君も私の事をもっとよく知って欲しいの…もっと私を見て、私と一緒に居て、私と生きて」

 

力強い視線と、覚悟……(ワイ)が目を背けたくなるくらいの眩しさ

 

「……分かりましたよ、俺もその中で見付けてみようと思います」

 

「言ったね?もう後からなしは聞かないよ?」

 

「俺もそこまで狡い人間じゃないですよ」

 

「…ふふふ、じゃあこれからよろしくね…こうすけ君っ!」

 

夕暮れを背景に、満面の笑みを浮かべるそらちゃん……ワイも知らずと惹かれていたのかもしれない

 

アイドルとは、他人へ色々なものを与える

それは活力でもあり、勇気でもあり…幸福でもある

 

そして他人への『興味』が薄すい俺が、唯一興味を持てたモノ

 

「じゃあまずは敬語、やめてみようよ」

 

「えー…あー…そ、そうだな」

 

「なんかぎこちな〜い」

 

「しょ、しょうがないだろ…今まで敬語だったんだし、急に言われても」

 

「君のそういう顔、初めて見たかもな…私もこれから、君の新しいところをたくさん見つけていくね」

 

「……ああ、俺も自分の気持ちに新たな発見ができるようにするよ」

 

「うん、私はいつまでも待ってるからね……さっ、今日はもう帰ろう」

 

丘を降りるそらちゃんの背中を追うように、ワイも丘を後にする……俺自身も自分の性格について拗れてると思ってる

 

今世は前世とは違う……何も同じ生き方をする必要は無い

 

俺は(ワイ)なりに探してみよう




さて、ハッピーエンド書いたし……次はバッドエンドだな(迫真)

みんな長期休暇なにします、私は実家に帰ります…そしてまた酒を飲んだりカラオケをしたりします
JOYSOUND行かなきゃ(使命感)

ではでは、またお会いしましょう


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白狐
始まり


フブキング編

白上フブキ
敗因:
心情:

毎度おなじみ、みんなで予想しよう!
ではほんへどうぞ


「って事があってさ〜、まじアイツ本当誑しだわ〜」

 

「へぇ、すごい人が居たもんですねぇ…」

 

最近トワはこの話ばっかり

なんでもすいちゃんの幼馴染らしいのだが、色んな女の子とお出かけしまくってるとか何とか

 

しかも相手がすいちゃんをはじめそら先輩、おかゆん、ししろん等…メンツを見るだけでお腹いっぱいになりそうな並びだ

 

「トワもなんだかんだ言ってその人のこと気になってんじゃないの〜?」

 

「なっ!ば、バカっ!違うっつーの!」

 

「え〜ホントですか〜?」

 

「違うわ!トワはただ話のネタにしてるだけだし!」

 

「そんなこと言って〜、最近はその人の話題ばっかりじゃん…説得力ないぞ〜?」

 

「フブキうっさい!」

 

満更でもなさそう

でもそこまで言われると気になってきちゃうなぁ〜……白上もその人探してみようかな

 

「ねえねえ、その人いつもどこにいるんですか?」

 

「午後ならたまに食堂でノート書いてる……いや、ノートはいつも書いてるか…まあ見れば一発で分かるぞ」

 

本当にわかった…いや、分かりやすい

午後の食堂…お昼時を過ぎて利用者の少なくなった静かなこの空間で、ひたすらにノートを書き続ける人がいた

 

「こんこんきーつね!白上フブキと申します!なにやらすいちゃんの幼馴染だそうじゃないですか」

 

「こんばんきーつね……すいちゃんの友達?最近なんか多いな、そういう方々…」

 

まさか挨拶を乗ってくるとは思わなかった…ちょっとビックリ

目を合わせてはくれないけど、思いの外面白い人かも…?

 

「すいちゃんとはいつからの仲なんですか?」

 

「あー…いつだろうな、あんまり記憶に無いような…高校?いや、中学だったかな…」

 

「まあ大方その辺という訳ですね、結構昔からの付き合いですね!」

 

「ああ、みたいだな」

 

相変わらず顔を上げてはくれない……何かをノートへ必死に書いている

一体何を書いているのやら…まあ、その辺はおいおい触れていけばいいかな

 

何となく、変わった人だけど上手くやって行けそうな気がする

 

「お名前なんて言うんですか?」

 

「志賀航輔」

 

「ではこれからよろしくお願いしますね」

 

「ああ、よろしく……白上……なんか聞いた事が…まあいいか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君は午後ずっとここに居るんですか?」

 

「いや、大体はダンジョンに潜ってる」

 

「講義は入れてないんです?」

 

「入れてない、ダンジョン攻略が俺にとって第一優先だからな」

 

「ほほぉ〜熱心ですねぇ〜」

 

「ああ、それくらいに楽しいからな」

 

ホントに楽しそうですね

それに、いつもの様な好奇の視線がない分気楽です

 

白上は『獣人』と呼ばれる人種に分類されるので、普通の人とは違う『耳』や『尻尾』がある

それ以外は普通の人と同じですが…獣人と言うだけで、割と目立つ事の方が多い

 

でもこの人はまるで見向きもしない……まあ、この分だと気が付いてるかすら怪しいですけど

それに、獣人は鼻が利く……聞く話じゃよく女の子と遊んでいるらしいが、この人から『そういう(・・・・)』匂いはしない

 

「白上はダンジョンとか潜った事ないですからね〜、やっぱり独特の楽しさがあるんですか?」

 

「ああ……まあ、俺の楽しみ方は少し特殊かもしれんが」

 

「特殊…と言いますと?」

 

「強敵、難敵、理不尽…そういうのを求めて戦ってる」

 

「お、おぅ…またなんとも、アグレッシブと言うか…なんと言うか……」

 

「『敵』は強ければ強い程、燃えるものだろう?腑抜けた戦いなんてやったって楽しくない」

 

若干、戦闘狂気質なのかな…?

戦闘に対して前向き以上に前のめりみたいな……あれ?でもバトルロイヤルでは名前見た事がないような

 

「バトルロイヤルは出たことないんですか?」

 

「バトロイ…?なんか聞いたことはあるが…なんだっけかそれは」

 

「え、バトルロイヤルって見たことないですか?」

 

「月一でなんかやってたな、そう言えば…そこまで興味は無いけど」

 

意外だ…いや、ダンジョンにしか興味の無い人は確かに一定数いるから何とも言えないが

 

でもこの街に住んでいる以上、バトルロイヤルという単語は嫌でも耳にする筈だけど……それ以上にダンジョン攻略が好きなのかもしれない

 

「テレビなんかでも時期になれば、よく放送してますよ…興味があれば見てみて下さい」

 

「ああ、ありがとう」

 

「いえいえ」

 

何だかこの人と喋るのは気持ちが楽で、自分でも不思議なくらい安心する

それは視線がそもそも白上に向いていない事もあるが、それだけでもだいぶ違う

 

「……君は獣人とか、人族以外の種族ってどう思いますか?」

 

「いきなりだな……どうと言われても、特に何も」

 

「特に…ですか?でも尻尾や耳が生えているのって不思議に思わないんです?」

 

「みなそれぞれ個性だろ…それに、俺はかわいいと思うけどな…その耳も尻尾も」

 

「あっ、えっ?そ、そう…なん、ですか……」

 

なんでこういう時に限って顔を上げてくるんだよぉもお!

というかかわいいとか簡単にいうなよ!白上の心臓が吹っ飛ぶかと思ったよ!!

 

「か、かわいい…ですか?」

 

「あ?そりゃかわいいだろ、モフモフしてるし耳もよく動いてるところとかはかわいいと思うぞ…あと尻尾とかもな」

 

「にゃ、にゃんですか急に!そんなに白上を褒めたって何も出ませんよ!」

 

「猫やんけ」

 

「狐じゃい!」

 

なんなんだこの人は本当に!

た、確かに白上だって割とかわいいとか言われるけど…みんな何と言うか、下心がある様な感じだし…何より匂いが

 

なのに、なのにこの人は本当に…純粋に、心の底からそう思ってる

 

……これはすいちゃんもやられる訳だ、白上じゃ手に負えないよぉ…

 

それからも何度か話をしたりしていた、彼はいつでもノートに向かって何かを書いている

こちらに気が付いているのか分からないが、少なくとも返事はしてくれる……でも白上にとってはそのくらいが丁度いい

 

「白上さん!このあと時間空いてたりする?」

 

「みんなでカラオケ行こって話してたんだけど、一緒にどうかな?」

 

「白上さんも来てくれれば盛り上がるんだけどな〜」

 

いつものだ

講義が終わったあと、よくこうやって誘われる…最近は講義が終わると同時に食堂へ向かっていたから、声を掛けられることも少なかったが

 

男の子3人と女の子2人……人数的にはいいかもしれないが、匂いが…

それにまたいつもの視線、目を見ている様で耳や尻尾をチラチラと見ている

 

「あー…ごめんなさい、白上この後人と会う予定がありまして…」

 

「ならその人も誘っちゃおうよ!」

 

「えっと、多分その人そういうのには行かないタイプなんで」

 

「えーそうなの?因みにさ、どんな人?」

 

「どんな人……まあなんと言うか、変わった人ではありますけど…付き合いやすい人ではあると思いますよ」

 

最近は彼とばかり話していた所為か、こういう視線が前より敏感になっている気がする

……なんか調教されてる感じがする、彼としか話せなくなっている様な…いや、まあそんな気が無いことは重々分かってはいるが

 

「それってもしかして食堂にいるアイツのこと〜?」

 

「うわマジ?あのダンジョンオタク?顔はいいのに変人だよね、絶対関わるのやめた方がいいよ白上さん」

 

「でもアイツ、確か星街さんと幼馴染らしいな」

 

「あんな奴が!?マジかよ世の中不公平だわ〜」

 

散々な言われ様だな彼、まあ確かに変わってるし浮いてるから何とも言えないが……喋った事もないような人に、言われるのは納得いかない

 

「でも喋ってみると案外普通の人でしたよ、白上は喋りやすかったですし」

 

「え…そ、そうなんだ……あっ」

 

「ん?」

 

なんと、珍しく食堂以外で彼を見つけてしまった

これはチャンス、呼び止めて白上も一緒に連れて行ってもらおう

 

「おーい!珍しいですねこんなところで!」

 

「あ?……ああ、白上か…どうした」

 

「いやー白上もこれから食堂行こうと思ってたところなんですよ、一緒にどうですか」

 

「別に俺はいいけど…そっちの方々は?」

 

「あ、大丈夫ですよ」

 

「え、ホントに…」

 

「大丈夫、ですよ?」

 

「あ、はい」

 

「それじゃあ申し訳ないですが、白上達はこれで」

 

唖然としたままの5人を後にして、食堂へと向かう

彼も少し戸惑い気味ではあったがまあいいだろう、いつものお返しだ

 

席に座ると、いつものようにノートを開き…何かを書き始めた

 

「あれ友達じゃなかったのか」

 

「友達、と言うよりは講義が一緒なだけです」

 

「そうかい、まあなんでもいいんだが」

 

「白上はモテモテなのでよく誘われちゃうんですよ!」

 

「へぇ、その割にはあまり楽しそうには見えないがな」

 

驚いた……いや、本当にビックリ

普段ロクに顔を見ないのに、そういう感情的な事はすぐ分かっちゃうのか…

 

「……そう見えました?」

 

「ああ、俺から見ればな」

 

「実際、そこまで楽しくないですから…獣人だからって、好奇の目で見られるのも疲れるんです」

 

「だろうな」

 

「……君は特に何も思ってないんでしたよね」

 

「だからかわいいって言ってんだろ(迫真)」

 

「あ、はい…ありがとうございます……」

 

ペースが狂わされる…なんなんだよもぉ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼に関われば関わるだけ、彼の接し方に溺れていき…他の人との会話が楽しくなくなってくる

これが正に『調教』と言うやつなのだろうか……白上、本当に彼との話しだけが楽しくなってきちゃってるし

 

ミオやおかゆとの話はもちろん楽しい……ただ、それ以外の講義が一緒なだけの人達と話すのはもう面白くなくなってきてしまった

 

もう白上は君無しでは生きられそうにはないなぁ…これは責任を取ってもらわないと

 

ある日……珍しく、いや初めて彼がノートを書いていない姿を目撃した……そんな事があるなんて、白上ビックリ

一緒にお昼を食べていても、顔を見て話してくれるし……なんかこの間までとは違う

 

お弁当は姉街製と聞いたが……流石は侮れない、星街姉妹

負けじと白上も作ってきたおかずを彼にあげた

 

「美味しいですか?」

 

「美味しい、料理上手いんだな」

 

「え、えへへ…そう言われると嬉しいですね」

 

「うん、いいお嫁さんになれるゾ」

 

「おっ、およめっ!!?な、何言ってんですか!!!」

 

急に何言い出すんですかこの人!?

言われて悪い気はしないけど急すぎる!

 

で、でも確かに…君のお嫁さんなら、白上も満更じゃないというか…へ、へへ……いやいやいや!!

 

絶対今日の彼は何かがおかしい……ノートを書いてない時点で色々とおかし過ぎる

 

「いやごめん、ちょっと軽率だったね」

 

「いやいやいや!別に謝らなくても大丈夫ですよ!し、白上もちょっと慌て過ぎちゃいました」

 

ちょ、ちょっと強く言いすぎたかも…

でも彼の表情ってそんなに変わらないから、正直何を思ってるかは読み取りづらい

 

それでもかわいいとか、綺麗とか…そう言う褒め言葉は心の底から思っていると何となく伝わってくる

 

本当、そういうところがズルい

 

「でも本当に美味しいぞ、ありがとうな」

 

「〜ッ…!!ま、まあ!そこまで言うなら許してあげますよ!ええ!」

 

「ところで、しらか…フブキはこの後授業か?」

 

はい?

 

「ピャッ」

 

「え?」

 

「………い、」

 

「い?」

 

「いきなり下の名前で呼ばないで下さい心臓に悪いじゃないですかァァァァ!!!!!」

 

そんな不意打ちあるかぁぁぁぁぁ!!!!

なんだよもぉ!!目を見て話すし!急に下の名前で呼ぶし!今日の彼は絶対なにかおかしいって!!

 

勢いであの場から駆け出してしまったが、白上は悪くない…!悪いのは全部彼だ!

 

うぅ…彼と関わってきた所為で、彼と話すことが一つの楽しみになっている白上にとってさっきのは効果抜群過ぎる

 

彼と話すだけで、目を合わせて貰えただけで喜んでしまうし…名前を呼ばれるだけでも尻尾が勝手に動いてしまう

もう既に白上は色々と出来上がってしまっているのかもしれない……

 

普段受けていた好奇の目…ただそれが無くなっただけでここまで自分の心が揺れ動くとは、思いもよらなかった

 

もうこうなってしまったら本当に彼には責任を取って貰わないと気が済まない、というか君が嫌がろうと意地でも隣に居てやる!

 

白上はもう君がいないと何も楽しくない、だから白上を君の傍にずっと居させてね?




白上フブキ
敗因:無意識による調教
心情:傍に居させて

ワイ氏:これが欲しいんだルォン?(赤スパ)

ほんへの方が少しキリが悪いですが、出来たので投げます(至言)

こいつタチ悪ッ(おまいう)
クォレハ責任とならいと後でどうなっても知らないゾ(作者談)

ではでは、またお会いしましょう


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まったり猫
始まり


おかゆん編

猫又おかゆ
敗因:
心情:

おなじみ、みんなで予想しよう!
ではほんへどうぞ


「フブキちゃん最近なんか楽しそうだよね〜、何かいい事でもあったの〜?」

 

「うぇ!?そ、そうですかね?」

 

「うん、明らかに前より楽しそ〜」

 

「し、白上ってそんなに顔に出ますかね…でも確かに、前よりは学園の生活は楽しくなりましたね」

 

「へぇ〜……もしかして〜、いつも話してる彼のおかげ〜?」

 

「なななな、なんのことですか!?」

 

「あはは〜、フブキちゃん動揺しすぎ〜」

 

でも確かに気になるな〜

前までフブキちゃん、そんなに楽しそうにしてなかったし……彼のおかげで何か変わったのなら、彼に何かあるのかも

 

「ねえねえ、そう言えば彼ってなんて名前なの〜?」

 

「志賀航輔、でしたね」

 

志賀くんかぁ〜…確か彼っていつもノートを書いてて、誰とも話さないって聞いたな〜

 

でもフブキちゃんから聞いた感じだと、普通の人っぽいけどな〜

 

「今度話してみよっかな〜」

 

「え、あ…そ、そう…ですね、いい人ですよ!」

 

フブキちゃん情報によれば、いつも食堂にいるって言ってたな〜……お、あの人かなぁ

 

「も〜しも〜し、君確かフブキちゃんのお友達だよね〜?」

 

「白上の…?まあ、友達と言えば友達…なのかな」

 

「ぼく猫又おかゆ〜、君は志賀航輔くんであってる〜?」

 

「ああ、あってるぞ」

 

「お〜当たり〜、ちょっとお話しようよ〜」

 

「別に構わないけど、何話すんだ?」

 

「そうだな〜…君の事とか教えて欲しいなぁ?」

 

「つまらん話ばっかだぞ」

 

「いいよぉ別に〜」

 

話してみてわかったことは、フブキちゃんの言う通り…普通にいい人だった

普段から喋れば浮かないのにな〜

 

でも多分、本人は周りに対してそんなに興味無さそうなんだよね〜…まあ気にしてないのならいいんだけどさ〜

 

「じゃあそのダンジョンにすっごいハマってるんだ〜」

 

「ああ、楽しくてしょうがなくてな」

 

「うんうん、いいんじゃないかなぁ〜」

 

「……ええと、猫又…だっけか?随分と聞き上手だな」

 

「えっ…あ、本当?そう言ってくれるなら嬉しいなぁ」

 

初めて言われたかも……

いや、割ところさんとかミオしゃには言われるかもしれないけど…それはあくまで昔から仲がいいから

 

「ああ、喋っていて嫌にならない…まあ、俺はそんなに気にしたことないがな」

 

「そっかぁ、ならしばらくはぼくが喋り相手になってあげるよ〜」

 

「……好きにしてくれ」

 

返答になってないなぁ〜

それに一度もこちらに視線を上げなかったなぁ…変わった人〜

 

それからよく話すようになって、気が付けば数ヶ月も経っていた

フブキちゃんも言ってたけど、確かに彼と話すのは少し心地いいかも……変な視線に晒されないだけ、気持ちが楽みたいな

 

「それでさ〜、ころさんがね〜」

 

「……なあ、話遮って悪いんだが…毎度話に出てくるころさんって?」

 

「あっ、戌神ころねって子がいてね…ぼくと仲良しなんだぁ〜」

 

「ああ、成程な」

 

「そうそう、この間なんかもね〜……」

 

いつしかぼくが話を聞く側ではなく、話す側になっていた……あれぇ?いつの間に変わったんだ……?

 

ぼくでも分からないくらいに自然に変わっていたのかも…この人はこの人で、話を聞き出すなにか才能があるのかもしれない

 

「友人と仲がいいのはいい事だ、大切にするんだな」

 

「もちろん、ずっと仲良くいるつもりだよ〜」

 

「そうか、それならいいんだがな」

 

「君は仲のいい友達とかいないの〜?」

 

「生憎とダンジョンに潜りっぱなしで、早々出来るような生き方をしてない俺も悪いが…居ないかな」

 

「ふぅん…でもフブキちゃんとか、すいちゃんとは仲良いでしょ?」

 

「まあ、そうだな…仲良くさせて貰ってる?のかな」

 

あ〜…これは自覚がないタイプだねぇ〜

フブキちゃんもすいちゃんも大変だなぁ…まあ本人がこんな感じだし、気が付かないのも無理はないかな〜

 

何より今はダンジョンが最優先って感じだもんね〜

 

「すいちゃんとは幼馴染なんでしょ〜?」

 

「ああ、昔っからこんな感じの俺に何かと構ってくれてな…有難い限りだよ」

 

「そっかぁ〜」

 

話してみて、そういうところはちゃんとしてる…すいちゃんやフブキちゃん、あとはそら先輩とかの仲のいい人達にはしっかりと感謝してる

 

多分、そういうところが彼の魅力になっているみたい

 

「最近は猫又も俺の話を聞いてくれるだろう」

 

「でも近頃はぼくの話ばっかりだよ〜?」

 

「最初は俺が話してたんだから、別にいいだろう」

 

「そう?でも君も中々聞き上手だよ〜」

 

「そりゃ有難いな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでさぁ〜、この間ね〜…」

 

「あれ?猫又ちゃんじゃね?」

 

「うお、マジじゃん!こんなとこいんの珍しいじゃん!」

 

うわっ…めんどくさいのが来た

講義が終わった後とかによく来るヤツだ〜…正直そろそろめんどくさい、でも彼を巻き込む訳にもいかないしなぁ〜

 

「そうなんだ〜、たまにはぼくも食堂使ってみようかな〜って」

 

「いいじゃんいいじゃん!今度一緒に……あ?そいつは?」

 

「最近仲良くなって〜、ぼくの話聞いて貰ってるんだ〜」

 

「へぇ…あっ、コイツ聞いた事あんぜ?」

 

「ああ!あれだろ!最近発見された新しいダンジョンにバカ潜ってるってヤツ!」

 

「そうそう!確か〜…はじま?はざま?ナンタラの地ってダンジョンだったろ…あれ難易度が頭おかしすぎて、挑む奴ら全員変態だって話題になってたな!」

 

「猫又ちゃん悪い事は言わないからさぁ?そんな奴と仲良くすんのはやめた方がいいと思うぜぇ〜?」

 

うわ感じ悪〜……と言うか彼も彼で、これだけ言われてるのに何も言い返さないんだなぁ

 

あ、いや…これ多分聞こえてないかもな〜、完全に興味無さげだ〜

 

「そうそう!だから俺らと飯食い行こうぜ!な?」

 

「いや〜、ぼくはいいかなぁ〜…」

 

「なあそんなツレないこと言わんといてさ〜?」

 

「おい、うるせえぞ…こちとら集中してんだ、騒ぐなら他所でやれ」

 

背筋がゾワッときた……地の底から這う様に低い声、若干殺気の籠った声色…あっ、怒ってる

彼でも怒ることってあるんだ……いや、滅多に怒らないからこそ…怖いのかもしれない

 

「ッ…!は、はぁ?テメェにゃ関係ねぇだろ!」

 

「そ、そうだ!部外者は黙って…」

 

「うるせぇっつってんだろ……黙れ」

 

空気が凍った、正しく絶対零度だ……

食ってかかっていた2人も、彼の怒気に圧倒されて黙り込んでしまった

 

彼は相変わらず、視線すら合わせずにノートをひたすら書いている…それが逆に恐怖を駆立てる

 

「……おい、何ボーッと突っ立ってんだ…邪魔だから失せろ」

 

「あっ…す、すまん」

 

「すんません…」

 

最初のイケイケな雰囲気は、見るも無惨にどんよりとしたお通夜ムードに変わっていた…まあぼく的にはスッキリしたからいいけど、あのとぼとぼ歩いて行く姿はちょっと面白い

 

やっばり色々凄いな、君は

 

「ごめんね、騒がしくしちゃって…」

 

「猫又の謝る事じゃないだろ、デカい声で騒いでたのはあの阿呆二人だ…気にする事はない」

 

「君でも怒ることってあるんだね」

 

「そりゃあ人間なら誰にでもあるだろ」

 

「でも君と話し始めて怒ってるところなんて見た事ないよ〜?」

 

「怒ることが無いのに怒る訳ないだろ」

 

「う〜ん、ご最もだけどなんか答えが違うんだよなぁ〜……ね、ねぇ?もう一回ちょっと怒ってみてくれる?ぼくに対してさ、ね?」

 

「はぁ?何で急に、怒る理由もないのに怒れないだろ」

 

「じゃあちょっと殺気飛ばすだけでもいいからさぁ〜?や、やってみてくれない〜?」

 

「ええ....(困惑)」

 

「ねえねえ、お願いだからさぁ〜」

 

「分かった分かった、やれるだけやってみるから……はぁ…」

 

「ッ…!!あッ、すごッ…いっ…!?はぅん……!」

 

体全身へゾワゾワが走り回り、思考回路がトビそうになる……やッ…ばぁ、これ

脳内麻薬がスゴすぎる……こ、こんなのクセになりそうぅ……

 

「な、なあおい…顔赤いけど大丈夫か?」

 

「あ、ああうん…大丈夫だよぉ〜…いやぁ君の迫力凄いねぇ、やっぱりダンジョンに潜ってると貫禄が違ってくるのかな〜」

 

「そういうもんなのか…?というか、息も荒いし本当に大丈夫か?」

 

「いや、本当に…気にしなくていいから、大丈夫だよ〜」

 

不味い…フブキちゃんとの共通のお友達なのに、メス猫を曝け出すのは非常に不味い……で、でもぼくのスイッチが入っちゃったよぉ……

 

「ま、まあ…疲れてるなら休めよ」

 

「う、うん…ありがとう」

 

優しくしないでぇ〜!!飴と鞭で頭おかしくなりそぅ〜!!

 

はぁ…はぁ……い、一旦落ち着けぼく…深呼吸だ、深呼吸してぇ〜……

ふぅ、治まってきた

 

まさか彼がぼくのスイッチにクリーンヒットするとは思ってもなかったよ〜……

これからはちょっと気を付けていかなきゃ

 

なんて思ってたけど……無理だよぉ〜優しすぎるよぉ〜!

えぇ、普段もあんな感じなの?だれにでもそうなの…?

 

「ね、ねぇさぁ?本当にお金返さなくていいの?」

 

「ワi…俺がやりたいからやってるんだ、別に要らないよ」

 

「そ、そう…」

 

仲良くなってきたから遊びに誘ったりしてみたけど、一度たりともお金払わせてくれないし…いつでもぼくが優先だし

それで気も遣ってくれるとか、ぼく堕ちちゃうんだけど〜!!

 

こ、これは確かに誑しだ……トワが言ってた通りだ…

あーんでも奢られて嬉しくなってる自分がいるぅ〜…!!

 

「…ねぇころさぁん、ぼく最近おかしいかも〜…」

 

「え、なに…急にどうしたのおかゆ」

 

「う〜ん…自分でもなんて言い表したらいいか分かんなくてぇ〜…」

 

「…?そういや最近、時々尻尾が逆立つけど…アレ何?」

 

ヤバっ、ころさんに見られてた……彼からの圧が時々フラッシュバックして、その度に全身が逆立つような感覚になっちゃうんだよなぁ……

 

そろそろぼくも末期かも……

 

「あれはなんでもないよ〜、多分ちょっとびっくりしてるだけだから〜」

 

「へぇ〜そうなんだ…あと最近、よく男の人といるのを見るってミオしゃが言ってた」

 

「あ〜、最近仲良くなった人だよ〜」

 

「おかゆから近付くなんて珍しいじゃん、いつもなら遠目から見てるだけなのに」

 

「…あ、確かに〜」

 

「もしかして好きになってたり〜?」

 

「えっ……」

 

「……え?冗談で言ったんだけどおかゆ…まさか……?」

 

「い、いやいやいや!そんな事ないよ〜!」

 

「その反応は怪し過ぎるけどおかゆ〜……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この間のバトルロイヤルで、なんと彼は優勝したらしい

しかもフブキちゃんとタッグで……いや、侮っていたフブキちゃん…まさかそこで積極的になるなんて

 

「お〜、ヒーロー様のご登校だ〜」

 

「何してんだおかゆ、というかそのヒーロー様ってなんだよ」

 

「またまたそんな事言って〜、惚けてるつもり〜?」

 

多分本当にそう思ってるんだろうな〜…って事は分かる

本人にしてみれば、バトルロイヤルで優勝したことなんて大した事じゃ無いのかな

 

でもあやめに勝つのは正直すごいと思うけどなぁ〜

 

「それよりほら、座りなよ〜」

 

「ああ、ありがとう」

 

サッと彼の横に座り、サラッと腕に抱きつく…朝はすいちゃんとイチャイチャして来てたんだから、ぼくだってこのくらいはいいよね

 

それに抱き着いても特に文句は言ってこないし

 

「何サラッと抱き着いてるんだ」

 

「え〜、朝はすいちゃんとあんなにイチャイチャしてたのに…ボクはダメなの〜?」

 

「……せめて講義室内はやめて」

 

「ふ〜ん、じゃあ外ならいいんだ」

 

「あ、いっすよ(快諾)」

 

「エッ……ほ、本当にいいの?」

 

え?ほ、本当に言ってる?

 

「じゃ、じゃあ並んで歩く時とかもいいの?」

 

「えぇ……なんで?」

 

いや、ここは押し通すのが一番…こうなれば言質を取れるまで攻めるぞ〜…

 

「そういうのいいから、いいの?」

 

「えー……う〜ん…」

 

「………ダメ?」

 

「あ、いっすよ(快諾)」

 

ふふ〜ん、これで証言は貰えた

何を言われても本人から了承を貰えてるってね

 

「やり〜、言質とったからね〜」

 

「はいはい……程々にしてくれよ…」

 

「え〜?それはどうだろうな〜…」

 

彼は押しに弱い、結構前に気が付いておいてよかった

 

彼のことは確かに好きだけど、別にぼくの事は好きになってもらいたいとかは思わない

何だったらペットとかでいい、いや寧ろそっちの方がいい……都合のいいペット

 

好きな時に呼び出して、好きな時に構ってくれればそれでいい…ぼくが猫な様に、気まぐれに遊んでくれるのが一番楽しい(気持ちいい)

それはぼくがM気質だからかは知らないけれど、ぼくはそれが一番良い

 

最終的に誰を本命にしてもいいから、ぼくの事はペットとしてかわいがって欲しいな




猫又おかゆ
敗因:スイッチオォン(ドM)
心情:ペットがいいな

ワイ氏:ワイの邪魔をする奴は何人たりともゆ"る"さ"ん"(大迫真)

ほんへにすら出てないゆびゆびがまさかの番外にて初登場
えなにそれは(おまいう)

取り敢えずホロ視点はこれにて一旦おひらき
また日常回に戻りまする

ではでは、またお会いしましょう


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ホワイトライオン
始まり


ししろん編

獅白ぼたん
敗因:
心情:

おなじみ、みんなも予想してみよう!
ではほんへどうぞ


「あの〜、すみませんがどいて貰えます?」

 

「おいおい嬢ちゃん、わざわざ裏路地を通ってるってことはそういう事なんじゃねぇのか?」

 

「違います」

 

「まあまあ何でもいいじゃねえか、俺達と楽しい事しようぜぇ〜?」

 

ウザい

失敗したな、近道だからって裏路地なんて使うんじゃなかった

 

ラミちゃんとの約束があるのに、こんなところで足止めを食らってしまうとは……誰もいないなら少しおいたをしてもいいかな

 

「うわ、ダル絡みじゃん怖〜^」

 

「ああん?なんだァてめぇ」

 

「今なんつったよ、ああ?」

 

「うるせえぞ浮浪者のおっさん、痛い目見たくなきゃさっさと路地裏に引っ込んでろカス」

 

「んだとテメェ!?」

 

「ガキが舐めんなよ!!」

 

「あっ、ちょっと…!」

 

挑発にのせられて男二人が走り出す

が、モノの数秒でこちら側へ吹き飛ばされてきた…頬には殴った痕跡がバッチリあったので、ブッ飛ばされたようだ

 

「筋力80のワイにおまいら如きが勝てるわけないだろ(至言)」

 

「……あ、あの」

 

「次からは気を付けろよ、裏路地なんて入ってもいい事なんぞ一つもないぞ」

 

それだけ言ってどこかへ行ってしまった……ちゃんとお礼言えてないのに

……あ、取り敢えず今はラミちゃんのところへ行かなきゃ…変に心配させても悪いし

 

「あっ!ししろんおそーい!何してたの!」

 

「ごめんごめん、ちょっと面倒なのに絡まれててさ〜」

 

「絡まれて?何かあったの?」

 

「まあちょっとね、でも通りすがりの人が解決してくれたから大丈夫だよ」

 

「そう?ならいいんだけど」

 

結局、あの人は誰だったんだろう…お礼くらいちゃんと言いたかったのにな

 

多分私と同い年か、一つ二つくらい上だと思うなぁ…もしかしたら大学で巡り会えるかもしれない

なんて思っていると、運命というものは何とも奇妙なものなのか

 

見つけたのだ、あの時助けてくれたその人が

 

食堂に一人座って、ノートを書いている

 

「あの、少しいいですか?」

 

「……え?あ、はい…なんでしようか」

 

「この間、裏路地で私が絡まれてるところを助けてくれましたよね」

 

「裏路地で……ああ、なんかダル絡みしてるのがいて煽った様な記憶が…」

 

「あの時はありがとうございました」

 

「ああ、その時にいた…何も無かったならなによりです」

 

「はい、同じ大学だったんですね」

 

「みたいですね」

 

最初のうちは顔を上げていたが、今はもうノートとにらめっこをしながら反応してくれてる

 

なんか変わった人だな、恩人にそんな事を言うのも少しあれだが

 

「お名前はなんて言うんですか?」

 

「志賀航輔」

 

「私は獅白ぼたんです」

 

「獅白か……獅白…なんか聞いた事が、何だっけな……まあいいか(適当)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「志賀さんはよくダンジョンに潜ってるんですね」

 

「ああ、今世紀最大の楽しみだよ」

 

「そんなにですか」

 

「そんなにだ」

 

ダンジョンが大好きな様だ

確かにダンジョン攻略が好きな男の子なんて沢山いる…けど皆カッコイイところを見せたいとか、凄い遺物を見つけて自慢したいとか

 

そんなモノだと思っていたが……この人はダンジョンを『攻略』することを楽しんでるみたい

 

「志賀さんって珍しいタイプですね」

 

「何がだ?」

 

「だってダンジョン攻略をしてる人達って、有名になりたいとか…遺物で一攫千金みたいな、そんな人ばっかりだと思ってましたけど」

 

「まあダンジョンに潜る理由なんて、大方そんなもんだろ…まああのダンジョンへ惹かれる奴には、そんな俗物的な人間なんて居ないだろ」

 

「そうなんですか?」

 

「ああ、あのダンジョンをそんな理由で攻略しようなんて甘過ぎる…あそこは『攻略』を主体として挑まなきゃ、踏破なんて出来やしないのさ」

 

喋りながらも書く手は止まらない

それ程までに惹き付けられる何かがあるのかもしれない

 

少し前にトワ様を連れてダンジョンへ行ったことがあるが、トワ様がバテてしまって途中で引き上げた覚えがある

仕様上、体力や身体的な傷は付かないが…精神的な疲弊はかなりする場所になっている

 

「どれくらいのペースで潜るんですか?」

 

「毎日、早ければ講義が終わったらすぐに潜り始めて……多分夕方の19時くらいに引き上げてくる」

 

「え"っ……け、結構潜ってるんですね」

 

「これでも足りないくらいだけどな」

 

結構、頭おかしかった

 

世間一般では、ダンジョン攻略は1時間半…長くとも2時間でみな疲弊してしまうと言われてる

精神的疲弊はダンジョン攻略のスピードや、集中力に関わってくるので皆注意深く配慮している

 

「まあ、体調には気を付けて下さいよ」

 

「それは勿論……あの子にも何言われるか分からんしな」

 

「あの子…?」

 

「ああ、昔からの知り合いだ…何かと気にかけてくれてと俺としても助かってる」

 

成程、その人も大変だな

 

ただ、この人を放っておけないという気持ちも分からなくは無い……多分風邪をひいても体を引き摺ってダンジョンへ向かいそうな気がする

 

「昔、熱出してるのにダンジョンへ行こうとしたらその子と…その子の姉に拘束されて、寝かされた覚えがある」

 

「マジでやってたとは…」

 

「何の話だ?」

 

「ああいや、こっちの話です」

 

それから暫くの間、ふと思い立った時に食堂へ寄ってみて…志賀さんが居れば話す

 

そんな感じの、付かず離れずの距離感で接してきた

 

「し、ししろんさぁ?最近よく男の人と話してるって聞いたんだけど……」

 

「え?こうさんの事?」

 

「そうそう、多分そう」

 

「それがどうしたのラミちゃん」

 

「い、いやぁ…名前とか、なんていうのかなぁ…って、ちょっと気になって」

 

……おや?ラミちゃんの様子が、挙動不審だ

 

「もしかして何か助けて貰った?」

 

「ええ!?なんでわかっ…!ち、違う違う!別にそういうんじゃないから!お礼するのに名前知らないのは失礼だと思っただけだし!!」

 

「ラミちゃん顔真っ赤〜」

 

「うっさいわ!!!」

 

まさかラミちゃんまでも関わりがあるとは……しかもこの感じだと、結構な好感触

一体何をしたのやら……まあラミちゃん、チョロいところもあるからなぁ

 

「て事があったんですけど、何かしました?」

 

「覚えてないな」

 

「ですよね〜」

 

「青髪のエルフか……なんか見たような気もしなくは無いがなぁ、それが獅白の友人という訳か」

 

「そうですね、雪花ラミィ…って言うんですけど、覚えありませんか?」

 

「いや特に」

 

「そうですか〜」

 

ドンマイ、ラミちゃん

この人は多分こういう性格の人だから、許してあげて

 

うわっ…面倒なのが来た

 

「ああ?獅白じゃねえか…オイオイ、俺以外の男といるとはなぁ?」

 

「……何?何か問題でも?」

 

「あたりめぇだろ、お前は俺のメスだろ?」

 

「誰が?誰の?寝言は寝て言って」

 

この学園に入ってから付きまとってくる、獣人の先輩…多分、種族は同じライオン

こんなのが同族なんて嫌気が差してくる

 

「そこの男ォ!テメェもなに人のメスに色目使ってんだ!?ああ!?」

 

「ちょっと、こうさんは関係ないんだから巻き込むなよ」

 

これだけメンチを切られても全くもって、見向きもしないこうさんは最早尊敬すらする

 

それが気に食わなかったのか、この馬鹿はあろう事かこうさんを鉤爪で切裂こうと…腕を振るった

が…切裂いた筈のこうさんの腕は、まるで何も無かったかのように無傷

 

「…あれ、おかしいな…『黄金律の障壁』は発動している筈なのに……はは〜ん?どうやらお前は、俺にとって『害』にすらならないらしいな」

 

「て、テメェェェェ!!!」

 

何度も、何度もとてつもないスピードで切り付ける……しかし当の本人、こうさんに傷が付く様子は全くない

 

「おい、そろそろ迷惑だぞ」

 

「はぁ、はぁ…なんなんだテメェ!どうなってやがる!」

 

「あと獣臭い、俺に傷が付けられるくらいになってから出直してこい」

 

そう言いながら一発のデコピンをおみまいした

受けた馬鹿は物凄い勢いで吹っ飛んでいき、壁に衝突して気を失った様だ

 

流石に唖然としてしまった

 

「あちゃ〜、最近は攻略のペースが宜しくなくてなぁ…少しイライラしてて力加減を間違えちまったみたいだ、すまんな」

 

「……凄いですね」

 

「おい取り巻き共、あの伸びてるデカブツ連れてさっさと失せろ」

 

言われるとビクッと身体を震わせたあと、大急ぎで馬鹿を抱えながら食堂を出ていった取り巻き

 

……でも一切ノートから目を離さずに居た、こうさんにとってはその程度の事なのかな…

 

「……こうさんは凄いですね」

 

「そうか?」

 

「はい…何事も冷静に対処できるし、優しいですし」

 

「そう思われてるなら良かったよ」

 

「はい、私は尊敬しますよ」

 

我ながらチョロいと思う

 

まとわりつく面倒事をサラッと解決してくれたこうさんにトキメクとは…自分が思ってるより、自分は乙女気質なのかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある日…ミオ先輩とフブキ先輩に誘われて、ミオ先輩宅にお邪魔してご飯をご馳走になることに

 

折角なのでラミちゃんも誘い、一緒に行くことに

 

事前に聞かされてはいたが、こうさんも居るとの事で…自分でも驚くくらい、心が浮ついている

 

「こうさんはまだやります?」

 

「獅白がやるならやるぞ」

 

「じゃあやりましょう……あっ、じゃあこうしません?次の勝負で勝った方が負けた方に何でも1つ命令する…どうですか?」

 

「成程、ちょっとした賭け試合だな…いいだろう」

 

多分勝てないだろうなって思いながらも挑んでみる

自分の負けず嫌いな気持ちと、罰ゲームの内容がどちらにしても私が得をすると言う楽しみも持ちながら

 

結果は惨敗だった、こうさん強過ぎる

 

「やっぱゲームも上手いんですね」

 

「それなりにな」

 

「じゃあ約束通り、私になにかお願い事を1つして下さい」

 

「いやぁ、特にな…」

 

「何でも、1つだけ…こうさんの言う事聞いてあげますよ?」

 

こうさんに近付き、膝に手を置いて口を耳元へ…そして耳元で囁くように言葉を発する

こういう事をしても困った様な笑いを浮かべるだけ、照れたりもしてくれない

 

私が行動しているのに、焦らされる気分になる

 

「ほら、早く…何でもいいですよ?」

 

「い、いや…別に無いって……」

 

「それじゃあルールを決めた意味が無いですよ、ちゃんと守らないと…ね?」

 

まあ最初から私が得をするように組んでましたから

狩りをするなら、確実に勝てる狩りしかする気はないし

 

「ちょっとぼたんちゃん、何してるの?」

 

「ミオ先輩……いや、なんでもないですよ…こうさんの肩にゴミが付いてたので取ろうかと思って」

 

「ふぅん?その割には随分距離が近いみたいだけど…?」

 

「そうですかね?」

 

「……まあいいけど、ご飯できたから食べるよ〜」

 

あちゃ〜…ミオ先輩に感づかれてしまった

流石にオオカミの嗅覚を侮ってたかな、でも少しはこうさんに意識させれたかな

 

………いや、この人は多分この程度では思わないだろう

本当に鈍い…色々と

 

ミオ先輩とフブキ先輩に作ってもらった夕飯を食べながら、お酒を飲む

今日のお酒はラミちゃん御用達の、めちゃんこ度数の強い日本酒……別にわざと買ってきたわけではない

 

でもそのおかげで、みんな早く眠ってしまった

 

「こうさぁん?お疲れですか?」

 

「いや全然、これくらいかわいいもんだろ」

 

「そうですかぁ、こうさんは優しいですね」

 

こうさんの隣に座り、思いっきり体重を預ける

でろんとなるくらいに、肩へ頭を乗せながら寄りかかる

 

「なんだ獅白、酔ってるのか?」

 

「ん〜?どうですかねぇ…でも気分はふわふわしてますよ、こうさんの匂い…いい匂いです」

 

「お、おう…そうか」

 

「んふふふ、ししろん酔っちゃったにゃ〜」

 

我ながらキツい…いや、正直これはないと思ってる

でもこの人はこれくらいしても表情一つ変えないし、かと言って嫌がる素振りも見せない

 

そんな事してると、私が食べちゃいますよ?

 

「おい、何してるんだ」

 

「いいじゃないですかこれくら〜い、減るもんじゃないですし〜……ん〜、ふふ」

 

「随分とご機嫌だな、獅白」

 

「そのししろっていうの、そろそろやめましょうよ?ぼたん、って呼んでくださいね」

 

「まあ、それくらいなら…いいが」

 

やった、言質は取れた……これで少しは関係性を深くできたかな?

 

酔ったフリをしてこうさんに抱き着き、首元に顔を埋める…いい匂い

普段周りにまとわりついてくるアイツら(男共)とは違う、純粋なこうさんの匂い

 

私もそろそろ我慢がきかなくなってくるかもしれない、と言うよりもう今既に結構マズイ……

これでも我慢している方だと思うんだけど、私えらい

 

全く、いつまで経っても気が付かないっていうなら……私が、私の愛情に気が付けるくらいにその体に擦り込んであげてもいいんですよ?




獅白ぼたん
敗因:テンプレート(よく見るヤツ)
心情:肉食全開

ワイ氏:攻略進まねぇ……理不尽クソ喰らえ(情緒不安定)

またケモ耳やねんな、ていうかケモ耳多くね?(キャラ的に)
いや、私は嫌いじゃないがね…まだケモ耳が続くゾ(予告)

ではでは、またお会いしましょう


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スピリチュアル狼
始まり


みおママ編

大神ミオ
敗因:
心情:

おなじみ、みんなで予想しよう!
ではほんへどうぞ


「それで聞いてくださいよミオ〜、彼がですね〜!」

 

「フブキ最近その人の話ばっかりだね、仲良いの?」

 

「うぇ!?そ、そうですかね…?ま、まあ…仲はいいと、思いますよ?」

 

「もしかして自覚なかったの?」

 

「いや〜…まぁ…そういう事もありますよ」

 

最近フブキの様子がおかしい

 

少し前からとある男の子の話しかしなくなったし、それを話してる時の耳と尻尾がブンブンと揺れている

 

本人が気がついているかは分からないけど

 

「……もしかして、好きなの?」

 

「なななななな!!?何言ってるんですかミオ!?」

 

「動揺し過ぎじゃないかなフブキ……」

 

「そ、そんな事はけしてありませんよ!ええ!!」

 

その割には顔が赤い…フブキも恋をするようになったのか〜、なんてお母さんみたいな事を思う

 

ただ、いつも適度な距離感を保つフブキがここまで言う人が気になってきた

話によれば、大概は食堂にいるとの事……明日は午後の講義は無いから、食堂によってみようかな

 

翌日、食堂に行ってみると…何やらノートをカリカリと書いている男の子を見つけた

 

「あ、あのー…今ちょっといいかな?」

 

「…ん?ああ、はい…どうぞ」

 

「もしかして君、白上フブキって子と仲いい?」

 

「ああ、白上ですか…確かに、最近よく話しますね」

 

「じゃあやっぱり君だったんだ、ウチは大神ミオ…君は?」

 

「志賀航輔」

 

「うん!よろしくね!」

 

「ああ、よろしく……大神、なんか……まあいいか(適当)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ〜、ダンジョン攻略好きなんだ…男の子だねぇ〜」

 

「どんな感想それは…」

 

「いやぁ、フブキから聞いてた話だと凄いなんでも出来る大人びた人かと思ってたから」

 

「そんな事ないぞ、俺だって年頃の男子大学生だからな」

 

「そうなんだねぇ」

 

「なんだ、その…微妙にお母さんっぽい反応は」

 

「えぇ!?ウ、ウチ別にそんなにつもりないよ!」

 

「ああ、いや…悪かった」

 

ちょっとビックリした……いや、確かに皆からママとか言われることはあるけど

 

「なんでそんなにダンジョンが好きなの?」

 

「何で、か……そりゃあ楽しいからな、強敵を倒した時や…前人未到の偉業ってのは憧れるもんだろう」

 

「なるほど〜、そういうのは確かに憧れるよね〜」

 

「ああ、それに何度も負けて何度も挑んで…何回も何回も挑戦と分析を繰り返して、ボスに勝った時なんて最高だね」

 

「なんか楽しんでるねぇ」

 

「実際楽しいからな、いやマジ最高だね」

 

聞いてる側からしても、本人が本当に心の底から楽しいと思ってるのが分かるくらいにキラキラしてる

 

フブキから聞いていた印象とは、いい意味でちょっと違ってたかな…もっと静かで、大人びてるのかと思ったけど

全然男の子してると思うなぁ

 

「あっ、俺そろそろダンジョンに行くわ…それじゃ」

 

「うん、頑張ってね〜」

 

ああいう子は、なんか応援したくなる

直向きで一生懸命、どこまでも自分が一番楽しんでる…見た目とギャップもあって何か、かわいいし

 

どこか面倒を見てあげたくなる子だなぁ

 

それからも彼とはよく会い、よく喋るようになった……と言ってもノートから視線を外した事はほとんど無いけども

まあ返答はちゃんとしてくれるし、変わった子なんだなぁ…と済ませてる

 

「そういえば、お昼は?」

 

「ああ、俺お昼はそこまでお腹空かないから…おにぎり二つで済ませてる」

 

「えぇ!?食べ盛りの男の子がそれだけ!?」

 

「まあ、それで夜まで持つし…良いかなって」

 

「ちゃんと食べなよ…ダンジョン攻略してるなら尚更だよ、しっかり食べないとバテちゃうよ」

 

「ダンジョン内で食べてるから大丈夫だよ」

 

「ダンジョン内でって…何食べてるの?」

 

「エビとかカニとか、あとは肉塊だな…それ以外を上げれば亀首を漬けた物とかレーズンなんかもあるが、まあ緋雫を飲んどけば大抵なんとかなる」

 

「そ、そうなの?……まあ、それならいいんだけどさぁ」

 

ダンジョン内って食材取れたんだ、行ったことないから初めて知ったなぁ

 

でもバランスとかは確実に考えられてなさそう……でもここであんまり口を出しても、口煩い奴って思われちゃうかもしれないし

 

「困った時は相談してよ?ウチ、料理作れるからさ」

 

「本当か……じゃあもし、本当に困ったら頼らせてもらうよ」

 

「うん!せっかく仲良くなったんだから頼ってよね!」

 

「ああ、ありがとうな」

 

とか言ってる時もノート書いてるし……本当に好きなんだろうなっていうのがよく分かる

 

「朝ごはんはちゃんと食べてる?」

 

「朝は食べない派なんだ」

 

「あ、そうなんだ……食べた方がいいと思うけどなぁ」

 

「お腹空かないんだよね」

 

「そういう人もいるよね〜」

 

「なんか、本当に申し訳ないが…聞いてくることがお母さんみたいだぞ?」

 

「えぇ……そ、そうかなぁ…他の友達からも結構言われるんだよねぇ」

 

「面倒見がいいってことなんじゃないか」

 

「そうなのかなぁ?」

 

確かに世話焼きな事は自分でもわかってるつもりだけど、お母さんって……ほとんど同い年やぞ、全くもう

 

「でもご飯くらいはちゃんと食べないとダメだよ」

 

「う、うす…気を付けまする」

 

「うん、気を付けてね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある日

何となく、ウチの趣味でもある『占い』を彼にしてあげようと思い立った

 

「ねえ君、占いとかって興味ある?」

 

「占い?唐突だな」

 

「実はウチ、タロット占いできるんだよ〜」

 

「へぇ、そりゃ凄いな…やってくれたりするのか?」

 

「もちろん、だから聞いたんだよ…それで、どうかな?」

 

「面白そうだから頼むよ」

 

思いの外食い付きが良かった

あんまりそういうのは興味無いのかと思ってたけど、やっぱり実際聞いてみないと分からないよねぇ

 

「ちょっと待ってね〜……あっ、因みに占いたい事ってある?」

 

「なんでもいいのか」

 

「う〜ん、タロット占いは基本的に短期間な占いだから……3ヶ月とか、6ヶ月位の間で…かな」

 

「そうか……じゃあ、今やってるダンジョン攻略の行く末でも見てもらおうかな」

 

「OK、分かった」

 

ノートを書く手を止めて、ウチが混ぜるカードを見る……こういう時にはちゃんのとこっちを見るんだよなぁ

 

変なところで真面目、普段からそうすればいいのに

 

「じゃあ並べてくね〜」

 

「……これはなんて言うやつだ?」

 

「ヘキサグラムってやつだよ…本当は78枚全部でやった方が正確性が上がるんだけど、今回は22枚のメジャーなカードでやるね」

 

「色々あるんだな」

 

「うん、いっぱいあるよ〜」

 

さて、並び終わった

今回は大アルカナのみの占いだから、そこまで難しい解釈にはならないはず

 

1枚目…過去のカード、『司祭長(THE HIEROPHANT)』の『正位置』

2枚目…現在のカード、『魔術師(THE MAGICIAN)』の『正位置』

3枚目…未来のカード、『世界(THE WORLD)』の『正位置』

4枚目…対応策のカード、『審判(JUDGMENT)』の『正位置』

5枚目…相手のカード、『運命の輪(WHEEL OF FORTUNE)』の『正位置』

6枚目…自分のカード、『皇帝(THE EMPEROR)』の『逆位置』

7枚目…最終結果のカード、『(THE TOWER)』の『逆位置』

 

わぉ……結果が『塔』かぁ……しかも逆位置じゃんコレ!?

 

「これは、どうなんだ?」

 

「司祭長のカードは『人生や心の転換』って意味で、何かの転機が来てたってことかな…?それで魔術師のカードは『ものごとのはじまり』を指してて、多分ダンジョン攻略を始めたよ〜って事かな」

 

「人生の転換……あっ、ふ〜ん(震え声)」

 

「何かあったの?」

 

「いや、こっちの話だ…続けて貰っても大丈夫だ」

 

「そ、そう?……じゃあ次は世界のカード、意味は『目標の達成』とか『祈願の成就』とか…だから遅くとも6ヶ月以内にダンジョンの攻略はできるってことになるかな」

 

「お、そうなのか」

 

すごい嬉しそう…なんかもう、本当にギャップがあってかわいいなおい

そんな目をキラキラ光らせてるの初めて見たよウチ

 

「それで審判のカードなんだけど、『目覚め』とか『変革』って意味なんだよねぇ…対策だから、気持ちを切り替える…って意味かな」

 

「ほう……成程」

 

「運命の輪のカードは『一目惚れ』や『運命的な出会い』って意味、相手だから…もしかしたら、女の子に一目惚れとかされちゃうかもね」

 

「こんなオタクをか?まさか」

 

「でも何が起こるか分からないよ〜?…さて、次は皇帝のカード…これは逆位置だから『見た目に反して内面が弱い』、『未熟』かな」

 

「ヌッ……み、見た目に反して…内面が弱いと……」

 

「ま、まあこれはあくまで占いだから!実際のところどうかは分からないからね!そ、それじゃあ最後のカード…塔なんだけど……逆位置だから苦悩とか、窮地…かなぁ……」

 

「ええ....(困惑)」

 

「ま、まぁ!あくまで占いだから!そんなに悲観的になることはないと思うよ!」

 

これだけ見ると結構波瀾万丈な人生してるなぁ

 

何より最終結果が塔っていうのが一番怖い、これ正位置でも逆位置でもあんまりいい意味を持たないしなぁ

 

「占いは目安程度にしかならないからね、そこまで気にしなくてもいいと思うよ」

 

「ういっす……」

 

どこか気落ちした様な雰囲気を醸し出しながら、再度ノートを書き始める

今日のところは、ウチがその後に講義を入れていたので別れる事に

 

講義後はちょこ先生の研究室で少し雑談をしていた

 

「あ、そういえばミオ様…最近こうすけ様とよく喋ってるわよね」

 

「え?ちょこ先生も知ってるの?」

 

「結構昔から知ってるわよ、あの子も中々大変な人生を送ってるからねぇ」

 

「それって聞いても大丈夫なやつ?」

 

「ん〜……あんまり口外しないでね?彼、中学生入学してすぐご両親を亡くしてるのよ」

 

「えっ……」

 

過去の『人生の転換』ってもしかして!それだとウチが結構な地雷を踏んだ事に……!?

でもそうだとしたら、現在の『ものごとのはじまり』って言うのは……

 

「じゃ、じゃあダンジョン攻略をしてるのってもしかして……」

 

「本人は楽しいからって言ってるけど、実際のところ本当にそうかは分からないわねぇ……何を聞いても特に大丈夫って答えるから、ちょこも彼の本心は分からないのよ」

 

「そ、そう……なんだ…」

 

えぇ!?じゃあウチ完璧に地雷を踏み抜いたんじゃないかな!?

何も言わなかったのもウチに気を使ったからなのかな……

 

そっか…ご両親が……そう考えると彼に対して庇護欲とか、保護欲が湧いてくるのも少し納得できたかも

ウチも知らず知らずの間に、彼に対して何かを感じ取ったのかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いきなり下の名前で呼ばないで下さい心臓に悪いじゃないですかァァァァ!!!!!」

 

そんなフブキの絶叫を聞いたのは、そんな事があってから丁度3ヶ月ほど過ぎた時だった

 

フブキがあんな叫び声をあげるなんて、珍しいこともあるもんだなぁ…なんて思ってると、まさかの彼がそこに居た

 

「えー……マジ?」

 

「え〜はコッチのセリフなんだけど……フブキに何したのさちょっと」

 

「あらみおママじゃないの」

 

「ん"ん"ッ…!!」

 

「あ、ごめん……いや本当にごめんなさい……」

 

今のはきつい!!!

なんか色々クるものがある!!

 

お、落ち着けウチ……確かにこの子はギャップ萌えとかの要素が前からあったけど、今日に限ってはそんなどころの話じゃないぞ!

 

「な、なんか今日変だよ君…いつもはあんな必死にノートとにらめっこしてるのに……どうしたの?もしかして体調悪い?無理してない?」

 

「いや、バリバリ元気だよ」

 

「う、うん…だったらいいんだけど……本当に大丈夫?」

 

額に手を当ててみるが、特に熱がある訳ではなさそう……なんか本当にどうしたんだろうか、この間までの雰囲気と全く違う気がする

 

それに何より、いつも書いていたノートが見当たらないし…ちゃんと目を合わせて会話している

 

「う〜ん…熱は無いみたいだね」

 

「まあバリバリ元気だからな……ママって呼んだ方がいいか?」

 

「やめて!ウチがウチで無くなりそう!!」

 

「なにそれは」

 

破壊力がとんでもない!

もうなんかママでもいいかも!いや待て!それはマズイぞ!

 

流石に歳が近い相手にそれはどうかと思うぞ……

 

「て言うか君ってそんなキャラだっけ!?もっと寡黙って言うか、クールって言うか……」

 

「ん〜…?別に通常運転だが…まあ前に比べれば喋る方になったと思うがな、今までちょっと趣味にのめり込み過ぎてて」

 

「な、なるほど…?よく分からないけど、そうなんだ……」

 

こ、これがもしかして『目覚め』と『改革』って事なのかな……明らかに前と違う

う、うわぁ…なんか凄い世話焼きたい…!!

 

前にも増して危なっかしさというか、ちゃんとしてあげなきゃ感が強くなってる……そ、その内ご飯でも作ってあげようかな




大神ミオ
敗因:母性の開花
心情:世話を焼きたい(極大)

ワイ氏:占いって、過度に信じすぎるのは良くないよね(適当)

解説
過去『人生の転機』……転生による新人生
現在『ものごとのはじまり』……ホロメン達との関わり合い
未来『目的の達成』……狭間の地の攻略完全完了
相手『一目惚れ、運命的な出会い』……ほんへ通り
自分『見た目に反して内側が脆弱』……ほんへ通り
対策『目覚め、変革』……無意識からの覚醒
結果『窮地、苦悩』……ほんへ通り

みおママの世話焼き感情は、若干の恋慕と母性感情のハイブリッド
お得ですねぇ!(適当)

次回からまた日常編なんですが……今日から3日間、遠出するので多分投稿が遅れます…許し亭許して

ではでは、またお会いしましょう


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