東方星血族 ~Platinum Stardust Indomitable~ (SPW財団・小説部隊)
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第0話「新たなる旅路 いくぞ友よ」

「過程や…方法など……
どうでもよいのだァーーッ!!
どうだッこの目潰しはッ!勝ったッ!
喰らえぃッ!!!」
DIOが足から出す血を飛ばし、
承太郎の目に当たる!

「オラァッ!」
しかしッ!DIOが蹴りを喰らわすよりも速く、
承太郎は拳を突き出したッ!!!
「なッ…なにィ!バカなッ!ありえんッ!!
この…このDIOが…」
DIOの身体がベキベキと音をたて、真っ二つに
わかれていくッ!!
「このDIOがあぁーーーッツ!!!!」

「てめーが負けた敗因は…たったひとつ…
そうたったひとつのシンプルな答えだ…」

『てめーは俺を怒らせた』

エジプト カイロにて
……………DIO 消滅……………



「それじゃあな、しみったれたじいさん。それと、

そのケチな孫よ。俺のこと忘れんなよ?」

 

「また会おう、ワシの事が嫌いじゃあなけりゃあな…

マヌケ面ァ!!」

 

「忘れたくてもそんなキャラクターしてねーぜ

…元気でな」

 

空港の中、肩を組み合う

承太郎・ジョセフ・ポルナレフの三人

「辛いことも沢山あったが、仲間がいたから

楽しかったよ…」

 

「何かあったらすぐに駆けつけるぜ。あばよ…」

そう言うとポルナレフは、荷物を背負い

目に涙を浮かべつつ

フランス行きの便へ向かった…が

 

「…おい!おいって!!承太郎、ジョースターさん

ッ!!」

突然二人の耳に入る叫び声…それは

ポルナレフの声だったッ!!

「どうした、ポルナレフ?」

「どうしたんじゃーッ、ポルナレフッ!!」

 

「あ、あれを見てくれよッお前らッ!!」

 

三人はそこに浮かんでいるものを

その目でしっかり理解したッ!

 

「空間にさ、裂け目じゃとォ!?」

「まさか、新手のスタンド使いか?」

 

ぽっかりとそこに浮かんだそれは、明らかに現実の

ものではなかった!

それは穴のように見えて、中から大量の目が三人を

見つめ返しているッ!

 

「Oh God!!!まだ残っておったのか!?」

「いいや違うだろう。仮にDIOの追手だとして、

奴はすでに死んでいる。襲ってくるなら俺たちが

DIOを倒すまえだろうよ…」

 

「じゃあ一体なんだってんだよッ!!一体誰が襲ってきてんだ

ッ!!!」

「さあな…何者だろうか」

「と、ともかく……あ、あれれ?目が悪いんかのゥ?

さっぱり見当たらんぞ」

「な、なわけ…うおッ!う、浮かんでるッ?」

 

ポルナレフが下を見るとそこには

さっきの穴が三人を包み込んでいた…!!

「ち、違うッ!!落ちているんじゃ

あッ!!」

「やれやれ、まさかまた落下することに

なるとはな…」

 

 

一方その頃

 

「ここに来て何日経つのだろう…どうやって帰ることが

できるのか分からない…まあ今となっては

帰る必要もないが…」

その男は森の中で一人歩いていた

 

「元の世界はもううんざりだったからな…二度と

帰りたくはないが…ずっと静かなところにいるとあんな

騒がしい街でも懐かしくなるものだ」

 

「ほう…そこの君」

「…なんだ、お前ら」

「ここに住んでいるのかい?」

「ああ、そうだが」

「名前を聞かせてもらっても良いだろうか」

「名前か?俺はカルコロ。」

 

「ところで、君はスタンドを知ってるかい?」

カルコロは不自然に思った。

(なんだこの男…気味がわりぃぜ…

チッ、スタンドォ?)

「ああ、これか?」

カルコロが手を突き出すと

今まで着けていなかった手袋が

浮かびあがってきたッ!!

 

「やはりな…思った通りだ」

カルコロにはそう聞こえた気がした…

 

 

森はさらに緑が深みがかり、夜はふけていく

鳥は眠りにつき、花は静かに

咲き誇る

 

人々は今日も幻想を見ていた

 

To be continued





初小説&初投稿です!
まだまだ初心者で慣れないですが
ご了承ください!!

感想、質問などよろしくお願いしますッ!


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幻想世界のスタンド使い
第1話「星々が夢見た幻想郷」


妖怪たちの楽園、【幻想郷】。

妖精が、妖怪が、神すらも
にぎやかに暮らす楽園…。

しかし、最近人里の様子がおかしかった
「どうやら人里で事件が起こっている
らしいぞ」
「ふーん、どんな?」
「18人が行方知らずになっているってよ。それも
突然に居なくなっているんだって。
すこし目を離したらいつの間にか
消えてるんだそうだ」

「…それって一大事よね?」
「ああ、だから私が今調査をしてるんだよ」

「とにかく、私もいってみた方が…」
遠く空から音が聞こえる…

「…船?」
「どうやら、人里に行くのはしばらく後に
なりそうね。」
と言い、船に向かって飛んでいった…

幻想にとんでもない脅威が迫っている事は
ほとんどの生物が知るよしもなかったのであった


「……い」

「…ポルナレフ」

 

「おいッ!ポルナレフッ!ぐっすり寝ている

んじゃあないッ!!」

「…ン~ムニャムニャ、どうしたんだぁい

ジョースターさん…」

 

「…って、うぉーーッ!?なんだぁここはッ!!」

目をこすって辺りを見渡すと、辺り一面の

「も、森イィーーッ!?」

「やれやれ、やっと起きたかと思えば

騒がしいぞポルナレフ」

 

「一体どういうことなんだぁッ!あの穴に落ちて

なんで森の中にいるんだッ!」

「DIOの刺客が残っていたのか…ともかく

スタンド使いの仕業に違いないじゃろう。」

 

帽子についた埃を払い、承太郎は

ポルナレフに話しかける。

「ともかく、ここから出る方法を探ろう…まあ既に

ここが日本、なんて可能性もあるがな」

 

(…こんなところに人間が…)

三人を見つめている影が一つ…その目は

狩りをする猛獣の目ッ!!!

(フフフ…ちょうど晩御飯の時間ね。)

 

「……ン、何者か知らんが、姿を見せな」

(!?気付かれているッ!)

 

「どうした承太郎?誰かいるのかァ?」

「ああ、確かにあそこ、いやあっちに

気配を感じた。人、とは言わんがな」

 

気配が近付く…ッ!!

「ポルナレフッ!後ろじゃあッ!!」

「何ィッ!?」

ポルナレフが前に飛び出すと同時に

それは襲いかかってきたッ!

「ぐッ!銀の戦車«シルバー・チャリオッツ»!!」

シルバーチャリオッツはその影をかすめたッ!!

{スパパァパパンッ!!}

「きゃあッ!」

(あ、足を何かがかすめた…!一体何が?

まさか、あの男らは妖怪?いや、そんなわけ…)

「確かに何かがいるッ!しかしその正体が

掴めんッ!」

「気を付けろ、そいつがワシらをここに連れてきた

スタンド使いかもしれんッ!」

 

二人の頬を汗が伝う…承太郎もすでに

星の白金«スタープラチナ»を構えていたッ!!

(やれやれ…敵のおでましか)

 

一方、謎の攻撃をくらった妖怪の少女

ルーミアも思考を巡らせていた…!

(と、ともかく何かが襲ってくる前にィッ!!)

ポケットからカードを取り出し、宣言するッ!

「【闇符・ディマーケイション】!!」

 

辺りに黒い闇が広がる…

黒より黒くッ!!全てを包み込むようにッ!!

「な、なんだッ!?真っ暗だぞッ!」

「まさか、奴は別のスタンド使いかッ!?」

「…!何か来るッ!」

 

ルーミアは両手を広げていたッ!!

「楽しい夜が初まるわね」

 

「ガ、ガキかよッ?…と、とりあえず

俺は楽しくはねぇぜ…」

「…そーなのかー」

 

 

時は少し遡るー

 

少年は山の上から周りを眺めていた…

「あら、また日向ぼっこですかー?

この時期は暖かいからいいですよねっ」

少年は笑う。

「ええ、なんだか落ち着くんです。

しばらくゆっくりしていなかったので」

 

「フフッ…あっそうだ!お使い頼んでも

いいですか?」

「ええ、いいですよ。何を買ってくればいいのでしょうか?」

「まずは卵、それから牛乳と…」

 

「それじゃあ、いってきます」

少年は歩いていく。着なれた学生服をなびかせながら。

「いってらっしゃい」

 

少年は人里に向かって歩いていく…。

「…チェリーも売っているかなぁ」

 

To be continued




毎日投稿できたらいいなぁ…

感想、質問よろピクねェーン!!


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第2話「宵闇の化身ルーミア」

「…そーなのかー」

 

 

「ポルナレフーッ!!はやく出てくるんじゃあッ!!」

「まてジジイ、うかつに近付くのは危険だ」

 

「そうよ。この闇の中は私のテリトリー!

貴方達も後で頂いてあげるわ」

 

「やれやれ、ポルナレフから仕留めるという

わけか」

 

闇の中、視界が完全に闇に包まれ

身動きが取れなくなったポルナレフは

内心焦っていた…

(まッまずいッ!何も見えねえッ!

この闇があのガキの能力かッ!…と、とりあえず

集中するんだッ!何処から攻撃を仕掛けて

来るんだ…ッ!?)

チャリオッツを構え、目を瞑る…

 

(足音に集中するんだッ……迫ってくる方向は

全て足音で理解できる…見つけた瞬間に

攻撃してやるッ!)

 

瞬間!ポルナレフに迫る足音!!

 

「そこだァーーーッ!!!チャリオッツ!!」

剣をつき出すッ!!

 

 

「ぐわあッ!!!」

攻撃を受けたのはなんとポルナレフだったッ!!

 

「どッ、どういうこったァ!?なぜ

足音がした方向に居ないッッ!?」

 

ルーミアに蹴りを入れられ

ポルナレフは倒れこんでしまったッ!!

(やはり妖怪ではなかったのね。ただの人間…

だけどただ普通の人間とはいいがたいわねェ…)

ルーミアは見る…先程なぜか切れて

すこし痛む右のふとももを…そして

今裂けた服の裾をッ!!

 

「貴方、なにか力を持っているようね。それも

私たち妖怪の知る能力とは違うものを」

 

ポルナレフは立ち上がりながら言う!

「?てめー、妖怪だってェ?んなわけねーだろォ?

おとぎ話はママにでもしてな」

 

「冗談を言えるのも今のうちよ?」

 

(一体なぜ俺に攻撃できたんだッ!それも

足音と間逆の方向にいッ!!それもゼロ距離

でッ!!!)

ザッザッザッザッザッザッ……

 

(また来たッ!チャリオッツ!!)

今度は後ろにスタンドを構えるッ!しかし

やはりッ!!

 

「がッ!!今度は横からッ!?」

「甘いわね。何も間逆から攻撃する技ってわけ

じゃあないのよ?」

 

(理解ができんッ!!なぜだッ!?

なぜ攻撃が当たらんのだッ!?)

 

ルーミアはポルナレフにも聞こえるように

耳元で囁くッ!!

「戸惑っているみたいね。だから言った

でしょッ?私は妖怪なのよ?」

 

(よ…妖怪?またそんな事を…もしやッ!!)

「さあ、もう一回いくわよ!」

 

瞬間!ポルナレフは大きく跳び上がったッ!!

 

(ど、どういうことッ?なぜあんな高さまで

跳び上がれるのッ?)

 

説明しよう!ポルナレフのスタンドは

甲冑をまとったシルバーチャリオッツ!!

甲冑を外すことによって

防御を捨てることになるが、その代わり

見る者全員がゾッとする程の素早く、軽やかな

動きができるのだッ!!!

「アーマーテイクオフ!」

 

 

大きく跳び上がったポルナレフは

ルーミアが驚いて止まったその瞬間を逃さなかった!!

 

「喰らえ!そこのガキ!いや、そこの妖怪ッ!!」

 

ルーミアは自分が立ち止まっていたことに

気付き、すぐに離れる!

「横から当たらないなら、上からだッ!!」

 

(高く跳べばいいッてわけじゃあない

のよッ!)

 

「立ち止まったな」

ポルナレフは呟く!そしてッ!!

 

剣先を飛ばしたッ!足音の向きへッ!!

 

「ぎゃああッ!!」

剣先がルーミアの髪の毛を通り抜けるッ!!

 

「見えたッ!そこかッ!!」

 

ポルナレフは走るッ!!そしてッ!!

「つかまえたぞッ!このガキッ!!」

 

「きゃああ~ッ!?」

 

 

闇が晴れていく…そこに駆け寄る

承太郎とジョセフ!!

 

「大丈夫かッ!!ポルナレフ!!」

「心配したぜ、大丈夫か?」

 

「ああ、なんとか生きてるぜ?」

「うぅ~離せッ…」

 

 

しばらくして…

「ま、まじに妖怪なのか?嘘は

ついてねぇーんだよなァ?」

「ええ、そうよ。私は宵闇を支配する妖怪!

名前はルーミアね」

 

「やれやれ…理解がしがたいな」

「ホゥ、ここは幻想郷というんじゃな?どうして

わしらがここに来たのか理由が分からんが

とりあえず落ち着ける所を探さなくてはなぁ」

 

三人はルーミアと別れ森を抜ける…

「もう二度とあいたかないわ…」

 

 

 

人里にて…

 

「いや~ごめんよ?ついよそ見

してしまってねぇ」

「うわぁーーん!」

 

少年に男がぶつかって、少年が転んでしまった

「すまないなぁ…これ、さっき買った

飴あげるよ」

「…グス」

「それじゃあ僕は行くね、じゃ」

 

「…フフフ、また一人か」

男はそう呟いたような気がした…

 

少年はというと、飴を舐めたとたんに苦しみだし、

コロンと倒れてしまった…

男はそれを見ると、その少年をせおって帰った…

 

To be continued




感想、質問よろしぃーく…


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第3話「リバイバル・マジシャンズ」

このラクガキを見てうしろをふり向いた時

おまえらは 死ぬ

「ポルナレフッ!!イギーッ!!危ないツッ!!!」
{ガオン}

「おいッ!■■■どこへ行った!!」
突如として消えた■■■をさがす
イギー、ポルナレフの前にたつDIOの配下の一人
【ヴァニラ・アイス】

「■■■は こなみじんになって 死んだ」
アイスの放つ冷たい言葉を聞くも、ポルナレフは
動かずにはいられなかった!!
「■■■を殺した…などと…
ウソをつくなああああああああ!!!!!!」



承太郎たちが幻想郷にやって来る少し前ー

 

「………」

男は病室で眠っていた…

奇妙なことにその男には両腕がなかった。

いや、無いというより、無くしたと言ったほうが

しっくりくるだろうか。

 

「…!わ、私は何時間眠っていただろうか…

ここは、病室…!?」

(おかしいな…私はたしかDIOの館で死んだはず!

はっきり分かるッ!私は確かに感じたッ!

この身が崩れていく感覚をッ!なぜ私は生きているッ?

なぜ病室にいるのだッ!!)

 

「あッ、起きたんですか?」

 

■■■は隣から聞こえる声の発生源の方に

顔を向けた…

「…幻覚…いや違う。貴様、何者だ?なぜ

私はここにいる?話してもらおうか」

「えッ?いや…あなたの事を竹林で見つけた方が

いまして…あなた、倒れていたんですよ。」

 

(竹林に倒れていた?私が知るエジプトには

こんな日本風な建物はない…しかもッ!

あの娘は日本の言葉を話している…はっきり聞こえた!

まじにここが日本だって事もありそうだ…

SPW財団にもこんな見た目の人間はいなかった

し……)

 

「あ、これ返します!このネックレス、寝るとき

お邪魔かなーと思ったので…」

と言ってネックレスを■■■の横に置く…

そして、その娘は戸を開けて部屋を出ていこうとした…

「ま、まて」

 

「?はい?何か御用でしょうか?」

「ここは何処だ?」

 

「ここですか?ここは永遠亭といってですね、

私の師匠である永琳先生が経営してまして…」

「そうではない、この国を教えてくれ!ここはどこだ!?

エジプトか?日本か?」

 

娘は言う。

「!ここは幻想郷といいます。なるほど、つまり

外からきた人ってことですね」

 

■■■は困惑する。幻想郷?そんな国は知らないし

聞いた事もない。冗談かと一瞬思ったが真剣な目をしていたため思うのをやめた。

(!まさかこの娘はスタンド使いなのか?

こうやって油断させた所を襲うつもりだとしたら…

いやそうだとしてもなぜ私を助けた?)

 

「そういえば、名を名のっていなかったな。私は…

 

 

アヴドゥル。モハメド・アヴドゥルだ。」

「アヴドゥルさん…と、いうんですね?では、私も…

名前は鈴仙・優曇華院・イナバといいます!

「うどんげ」でも「イナバ」でもどんな呼び方でも

いいですよ?」

「ホゥ、それじゃあ…優曇華院さん。すこし

聞きたいことが……

 

 

一方 人里で…

「これと、これも…これもかな」

 

「さてと、早く帰ろう」

袋に買った野菜やらを詰めて、帰るために足を進める

少年は帰り際に鳴き声を聞いた。犬の鳴き声。

気にせず歩く。

「…ちょっと降ってきたな、はやく帰ろう。」

少年は手から何かを出す。

緑色に光っている…それを掴み大きくかけ上がった!!

「誰にもみられていないから、いいかなぁ」

 

承太郎はポルナレフに話しかける!

「おい、あれを見てみろ」

「ん?…ん!?な、なんだありゃ!?や、館ッ!?

こんな所にかッ!?」

 

「まぁ、行くしかないじゃろう。何処に人の

住む所があるか聞かなければ」

 

三人は館に足を進める…しかしッ!三人は

気づいていなかったッ!その館が

吸血鬼の住む館だという事をッ!!

 

「?なんだ、あのにんげんたち!

あたいのテリトリーにはいるのはゆるさないわ!!」

 

To be continued




文章力が凄い人って憧れるなぁ。
スタンドや状況の表現とかが難しい!

感想や質問などよろしくお願いします
見てくれるだけでもありがとう…それしか
言う言葉が見当たらない


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第4話「氷結少女と砂づくりの犬」

氷を操る妖精、チルノは見る!目の前を
歩く三人を!

「むー、アタイのリョードにかってにはいって
来るとは、どきょうがすわった奴らね!」
チルノはそーっと、かつ素早く近付くッ!!
しかし、その時ッ!

「キャウッ!?」「きゃあッ!?」

チルノは何かにつまづいて転んでしまった!
「いてて…」
「グルルルルルゥ…………」
チルノが音に気付いて目を上げると、そこには白黒の犬が!

「えへへ…ごめんねワンちゃん」


「だ、大ちゃあああん!!」

 

「ど、どうしたのチルノちゃん!?」

チルノに向かって飛んで向かってくる少女は

大妖精(通称・大ちゃん)!

「このワンちゃんがかみついてきたのー!」

 

その犬は白黒のボストンテリアだった!

これを見ている方なら知っているだろう!

その犬の名は『イギー』ッ!!

 

イギーは考える!

(フン…なんだこのガキ達は!俺の眠りを邪魔

しやがって!…そういや、なんで俺はここにいたんだっけ?

…まぁいいか、やっと落ち着いた生活ができる

んだからよォ)

 

「はい、これでオッケー」

「ありがとー!大ちゃん!!」

そういうとチルノは嬉しそうに大妖精に抱きついた!

「えへへ…ちょっと苦しいよチルノちゃん」

 

(チッ…用がないってんならさっさと帰りやがれ)

「 あっそうだ!あのワンちゃん!」

チルノは指をさす!

「連れて帰ろうよ!いいでしょ?」

 

大妖精はチルノの指の先を見る!

「で、でもチルノちゃん忘れずにちゃんと

お世話できるの?」

「もっちろん!アタイにまかせなさい!」

 

ため息をつきながらイギーをみる大妖精…すると

「…!そうだね!連れて帰ろう!」

 

(なんだって?俺を連れて帰るだと!?

ふざけんじゃあねェ!人なつっこい演技をするのは

もうウンザリだ!逃げてや…グッ!?)

 

イギーは転んだ!

(どういうこった!?なんでうまく走れねぇ?)

イギーは自分の足を見る!

(…そうだったッ…!前足が片方ねェんだッ!!)

 

イギーは気付く!大妖精の意図をッ!

(…なるほど。あっちのバカなやつと違ってあっちの方のガキは

俺の足を治してやろう、ッてわけだな。

…まぁ足が治るんならいいけどよォ)

「ワン、ワンッ!」

 

「お、おい承太郎。あの女なんだけどよ…」

「ああ、どうした?」

「きっとこの館の門番…なんだろォ?なのによー

なんでグッスリ寝てんだよ」

「なにか理由があるんじゃろうか…もしくは

ただ寝てるだけ…なんてのもあるのー」

 

「バッ、んなバカな!?ンなわけねーだろーよ!」

「じゃあ試して見るか?」

承太郎は地面に落ちている枝を拾う…そしてッ!!

 

「オラアアッ!!!」

大きく降りかぶりその女に向けて投げつけたッ!!

 

「!?なにをやってんだアアーッ!?」

「この幻想郷にいるのはほぼ妖怪だって、さっきの

ガキ(ルーミア)が言っていたぜ。人間じゃあねーなら

いいだろ?」

「OH GOD!!もし人間だったらどうするんじゃあ!!」

「ほら、見てみな」

 

{パシィッ!}

「やっぱりな」

意外!その女はスタープラチナの投げた枝を

いともたやすく受け止めた!

 

「おや?せっかく気持ちよく寝ているってのに

邪魔しないでくださいよ」

 

「すまねぇな。少し聞きたいことがあるんだが。」

「人里の場所でしょうか?ならあちらですよ」

「ありがとよ」

 

承太郎が二人の元へ帰ってきた

「人里があっちにあるとよ」

 

女が言う「…待ってください」

三人は振り替えるッ!

 

「あなた達、すごい力を持っているんですね。

特にさっきの君は気の量がすごい!まるで

たくさんの修羅場を乗り越えてきたみたいに」

「?どういうこった」

 

「ここは一つ、戦ってみませんか?二人で、いや

三人と言った方がいいでしょうか?」

 

「ほぅ…腕に自信があるのか、それに今

三人と言ったな」

「ええ、貴方の横に立ってるその…目では見えませんが

眼では見えますよ」

 

「ジジイ、ポルナレフ。下がってな…」

 

現在、幻想郷は真夜中!

館の前で二人の戦いが始まろうとしていたッ!!

 

「…OH MY GOD」

 

To be continued




感想よろしくお願い致します
評価してもらえるとハッピー!うれピー!

誤字などがありましたら報告してくれると
助かります!


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第5話「紅く光りし城の前にて」

門の前…お互いに目を向けて立ち止まっている!

「さぁて。そろそろ始めましょうか」
「あぁ」

それを木の影から見つめるジョセフ、ポルナレフ!
「Oh no…大丈夫かのゥ」
「承太郎ッ!負けんなよッ!」

「それじゃあ行きますよ、承太郎さんっ!」




「…なんだか外が騒がしいわねェ」

 

紅魔館のメイド長、十六夜 咲夜 はため息を吐く。

「また美鈴がバカをやっているのでしょうか…とにかく」

 

(…?時が止まっただと?なぜだ…DIOは

確かに死んだ…つまりこの世界にも時を止めれる

奴がいるってわけだ…)

承太郎は動かない。いや、正確には動くこと

ができなかった!

(やれやれ…俺のスタープラチナ ザ・ワールドですら

動かすことができないのか…それほど

時を止める力が強いってことか)

 

門から出た咲夜は見る。その光景を。

「…どういうこと?このフォームからして、

何かと戦っている…というわけね。」

 

咲夜は美鈴が拳を向けるほうを見る。

「…学生服、とかいうのを着てるってことは

20歳前の…男ね。あそこにも二人。

外からやって来たのかしら?…まぁいいわ。

 

美鈴が戦っている、ということは…

敵ってことで間違いないのよね」

 

瞬間!咲夜はどこからか十数本のナイフを取りだし

承太郎の周りに投げたッ!!

 

「これでよし、と」

 

(なるほど…この女が時を止めていたのか…しかも

ナイフを投げつけてきやがった…)

「おい、てめー」

「!?」

 

咲夜は後ろを向く!

「…動けるの?貴方」

「ああ、残念なことにな」

 

承太郎は確かに動くことはできない!しかし

話すことだけは辛うじてできるのだッ!!

 

「俺は敵じゃあねェ。この女に

戦って欲しいとか言われたんでよ…」

「それは本当かしら?嘘じゃあない?」

承太郎は言う。

「嘘をつくヤローは嫌いだ」

 

「まぁ、いいわ 信じてあげる。

存分に二人で戦ってなさい…このナイフは片付けて

あげるわよ」

 

 

「とおっ!」

時が動きだした瞬間!美鈴が大きく突きを

繰り出したッ!

 

「フン、オラァ!」

スタープラチナをつき出す!が、しかし

お互いに攻撃が当たらないッ!!

「ふぅ…なかなかやりますね」

「ふっ、そっちこそな」

 

承太郎は考える!

(一向にスタープラチナが当たらない…奴は

スタンド使いではないらしいが…)

 

「気を見ているんですよ」

承太郎は美鈴の言葉にハッとする!

「!」

 

「なんとなく考えてることが分かりましたよ?

気というのは精神のエネルギー。

貴方の精神力はとても強いからくっきり

見えますよっ!」

 

と言うと大きな一撃を地面に当てたッ!

「何ッ!」

「私の本当の力を見せてあげます!」

 

瞬間!承太郎の周囲に美鈴が現れるッ!!

1…10…30…限りなく増えていくッ!!

「やれやれ、とんでもない技だな」

 

美鈴は承太郎に言うッ!

「私の気を地面に当てて分散させたんです!

あなたに見えるたくさんの私は全て幻覚なんですよ!」

 

「なるほど、ご丁寧に解説ありがとな。」

(とは言っても、かなり厄介な能力だな…間違った所に

スタープラチナで攻撃したらきっとその隙に

襲ってくるだろう。なにか方法が…)

 

 

 

「まぁ、いいじゃあないの?美鈴は最近

退屈そうにしていたし。散々戦わせといておきなさい」

 

「了解しました、お嬢様」

咲夜はそそくさと部屋から出ていく。理由は特にはなかった。

「…さきほどのあの男…たしかに私が時を

止めていたはず…なのになぜか話しかけてきた。

一体どういうことなのかしら…」

 

承太郎と美鈴の戦いは続く。




感想や誤字の報告などを許可するゥーーー!!
ウイルスは許可しなーーーい!!

(よろしくお願いします)


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第6話「真夜中に響く紅色の鈴」

承太郎と館の門番 紅 美鈴は
色々あって戦うことになってしまった!!


「さあさあ、早く攻撃してこないと大変ですよ?」

 

承太郎は周りを眺めるッ!

(こいつら全員、偽物…だと?まるで本当に生きてる

かのような動きをしやがる…)

 

しかし、このままだと承太郎が一方的に攻撃を

受けてしまう!!そこでッ!

 

「オラァ!」

意外!承太郎は先程の美鈴と同じように

地面をスタンドで殴ったッ!!

 

(なるほど、私の地面への衝撃を

あなたの攻撃による衝撃によって打ち消して

いるのね…でもそれならまた地面を叩けば

いいだけ)

「そんなことをしても…無駄ですよ?」

美鈴はそう言った…しかしその瞬間承太郎は大きく叫ぶ!

 

「スタープラチナ・ザ ワールドッ!!」

 

ー時は止まるー

 

「時の止まった世界で…動くことのできるのは

俺と…あの女だけ…

やれやれ…二度と使いたくはなかったがな、あの野郎の

能力と同じなんでよォ…」

 

1秒経過…

「てめーは2人でかかってこいと言った…なら

スタープラチナの能力も使っていいという

訳だろうな」

 

2秒経過…

「さてと、無駄話は終わりだ…」

二つの衝撃が地面でぶつかった時!偽物である美鈴の

姿がかすかにブレたッ!!そしてそのブレを

スタープラチナの観察力が見のがさなかったッ!!

 

3秒経過…

「オラァッ!!」

一切ブレのなかった姿の美鈴に拳を当てるッ!!

 

4秒経過…

(やはりあの男も…時を止めれるのね…話しかけて

きたからなんとなく勘づいていたけれど」

咲夜は体を動かそうとする。しかし動かない!

「…時を止めれるとはいっても…性質は

違うのね」

 

4.9秒経過…

「…そして時は動き出す」

 

「ごふぉっ!?」

(いッ、一瞬で私に拳を入れたのッ!?しかも

彼は…動いていないッ!?)

 

「やれやれ…お前さっき『無駄』って言ったよな…

無駄って言葉は聞き飽きたんだ…それに俺は、いや俺たちは

無駄だなんて事は考えてこなかった…どんな事でも

発想を変えれば勝利に向かう階段になるのさ」

 

「じゃあ、この戦いも私の成長の糧になるって事で

無駄なんかじゃあないって事ですね!」

 

「そうか」小さく呟く承太郎。

「ええ」大きく返答する美鈴。

 

 

しばらくして…

 

「ハァ…ハァ…疲れました…」

「…くッ…少しダメージを負いすぎたか」

 

「終わったのかしら?二人ともボロボロだけど」

咲夜がいつの間にか立っていたッ!

 

「承太郎ッ!」「承太郎ォーッ!!」

ジョセフとポルナレフが近寄ってくるッ!!

「大丈夫か?」「ああ、平気だぜ」

 

「そこの貴方たち、お嬢様がお呼びです」

「!?」承太郎以外の三人は驚くッ!!

「…?どういうこった」

「どうやら、『妖怪と互角に立ち合えるとは驚いた、

一目見てみたい』とのことです」

 

「やれやれ…そのお嬢様とかいうのも妖怪なのか?」

「 …ええ。妖怪…とは少し違うとは思いますが。」

 

「よし、案内しろ」

「何じゃとォ!?承太郎、本当に行くのかァ!?」

「ああ、お嬢様っつーことはあの館の一番上の存在…

そんな大きな存在なら何か情報を持っているかも

しれないぜ。元の世界に戻る方法…とかな」

 

承太郎たち三人は知らない…その『お嬢様』は

三人にとって悪夢のような存在である事を…

 

To be continued




OH MY GOD!!
10時以内に投稿できなかったよ~!

この俺は次に「感想や評価もよろしく」と言うッ!!

*サブタイトルをつけ忘れました…ごめんちゃい


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第7話「スカーレット・キャッスル」

カルコロはとある男と話していた。

「なあ、カルコロよ。私と友人にならないか?」
「…は?」

急なその男からの提案に、軽く返答する。
「こんな所で暮らしている、ということは
なにか大変な事があったんじゃあないか?
人と会いたくない、とか」
カルコロは言う…!
「人と会いたくないんじゃあない。むしろ
沢山の人と会いたいさ」

「私がその望みを叶えてやろう」


「ようこそ、我が紅魔館へ。私がこの館の主。

レミリア・スカーレットよ。」

 

少し小さめに作られている玉座に座っているが

それでも小さく見えるその少女。

 

(まッ、またガキかよ!?ここの連中はこんな

チッコイのばっかなのかァ!?)

 

「単刀直入に言わせてもらうけど…

貴方たちはしばらくここに留まることになるわ」

 

「!?」

レミリアが言う。ジョセフとポルナレフは

急なその発言に驚きを隠せずにいた!

「どッ、どういうこった!?」

「Oh no!しばらくホリィに顔を見せてやれん

のかぁッ!?」

「皆で騒いで…嬉しさのあまり叫んだのかしら?」

「ンなわけねーだろッ!」

 

「まぁ、いいわ…訳を話すわよ。」

 

この世界は一人の賢者によって管理されているの。

その賢者の名は『八雲 紫』。

能力は空間を操る…ハザマを使って移動

できるし、それでこっち(幻想郷)とあっち(現世)

を繋げれるのよ。…でも……

「最近めっきり姿を現さなくてね…」

 

彼女と知り合ってる妖怪は他にもいるんだけど、

どこもなぜ現れなくなったか分からないの。

二週間前から…パッタリとね…

 

「と、まぁこういう訳よ」

 

「やれやれ、行方不明の女のせいで

俺たちは帰れねぇって訳か」

「つったってよォ!どうすんだよッ承太郎ッ!!」

「あの門番が言っていた。人里への道をな。

しばらくそこで情報を聞いて周るしかねぇ

ようだ」

 

「…ケホッケホッ、咲夜!お茶が熱いわ!

少し冷まして頂戴」

「かしこまりました、お嬢様」

 

「お、おいッ…妙にカリスマな雰囲気出してた

けどよ…やっぱガキなんじゃあねぇか?」

ポルナレフが小さな声で言う。

「何か言ったかしら?」

「な、なんでもないですよッ!ははは」

(いけねェ、聞かれてたか?)

 

咲夜が少し冷めたココアを持ってきた。

「ズズズ…ところで、貴方たち行くアテは

ないのよね。なら、私の館に滞在しない?」

 

「な、なんじゃって?」

「…やれやれ、そうするしかねぇのか…生憎

ここの通貨はジジイの持ってるのじゃあ

通じねぇかもしれねーしな」

 

「歓迎するわ。我が紅色の館へようこそ。

改めて私の名を言わせてもらおうかしら」

 

「私はレミリア・スカーレット。

この館、紅魔館の主であり…

 

吸血鬼よ」

 

瞬間!二人に衝撃が走るッ!!

「な…なんだってェェ!!?」

「なんじゃとォ!?承太郎!離れるんじゃあ!」

「安心しな。奴からは明らかに敵意を感じねえ。

もし敵だったら、時を止めて攻撃するだけだ」

そう二人に言い、レミリアに言う!

「ああ、歓迎させてもらうぜ。」

 

その頃………

「私が三人を仕留めてみせましょう」

「頼んだぞ、期待している」

 

「このレシーヴ、あなたの為なら死んでもいい…

しかし奴らを倒すまでは死ねない…

 

 

どうかお待ちください…DIO様」

 

承太郎達が幻想郷に来てから初めて

太陽が顔を出そうとしていた…

 

「うーーん、今日も晴れてよかった」

山の上にたたずむ神社、守矢神社に住む

少女…名は『東風谷 早苗』。

 

「さてと、皆の分のご飯を作らないと…」

早苗は呟く。

「彼が来てから、作る量が増えて大変です…

嬉しそうに食べてくれるから元気でるんですけど」

 

「さて、皆さんを起こさないと…」

「やあ、おはよう。早苗さん」

 

「!もう起きてたんですね」

「ええ。いい匂いがしたので」

 

少年の名は花京院 典明。

守矢神社に住むスタンド使いである。

 

「さあ、ご飯にしましょう」

 

 

To be continued




感想お待ちしております…

評価をつけてくれると嬉しいです!
小説投稿に俺の「魂」を…賭けるぜ


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第8話「シー・サファー その1」

「…つってもよ~、本当にここから出る方法を
しってる奴がいんのかァ?」

ポルナレフは人里を歩く。
「承太郎たちは別の方に行っちまったし…
これからどうすっか…」
「待て」
背後から謎の気配ッ!!
「…なんだッ!?」
「…ポルナレフだな?主の命令でな。………
貴様を始末しに来たッ!!」


「なッ、なんだとッ!?

てめー、新たな妖怪かッ?それとも…

スタンド使いなのかァ!?」

「スタンド使いだ、名はレシーヴ!我がスタンドで

貴様を殺してくれるッ!!!」

「…おいッ!主とは一体誰なんだッ?」

レシーヴは答える。

「貴様が一番知っているはずであろう。憎むべき

相手としてな」

 

ポルナレフは息を飲む!

「あえてヒントを言うとしたら…

 

我々を天国へ導いて下さる『神』だ!」

 

「んなッ…まさかッ!!

『DIO』が生きている、とでも言うのかぁぁーーッ!!」

 

「おめでとう!正解だ。何か景品をくれてやろう!ポルナレフ……

 

そうだな…じわじわと削る、というのはどうだ?」

「チャリオッツ!!!」

 

ポルナレフはチャリオッツで切りかかるッ!!しかしィッ!!

(ちッ、近付くことができねェ!!これが

アイツの能力…ッ!

どうりでビジョンを出さなかった訳だッ!!)

 

「我がスタンドの名は『シー・サファー』!

それだけ教えてやろうッ!!」

「ゴハァッ!!」

ポルナレフの腹にレシーヴの一撃ッ!!

「さあ、攻撃してみせよッポルナレフッ!!」

 

ポルナレフは考えるッ!

(何故だ…?確かに俺は攻撃をしたはず…

アイツの右肩に刺さる筈だった剣先が…なぜか

当たる直前に”反れた”…ッ!)

「くそッ!考えてる暇はねェ!とにかくめった刺しにしてやるッ!!

 

ホラホラホラホラホラホラホラホラホァッ!!

…クソッ!何故当たらねぇッ!?」

 

「そうだな…このままいたぶるのも楽しくはない。

二つ目のヒントだ!我がスタンドシー・サファーの

能力は『攻撃をかわす』能力ではなイィッ!!」

 

(どういうこったッ!?単純にかわすだけのチンケな

能力じゃあねぇって事なのかッ?)

レシーヴは言う。

「ところで、なぜ貴様は私に攻撃をするのかな?」

「!?」

ポルナレフは驚くッ!!

「確かに…何故俺は戦っているんだッ!?

…わからねぇ…何故だッ?」

 

「何故…戦う必要がある?貴様は私に殺されれば

いいだけの話だろう!」

「…そうか?そうなのかッ?」

 

「ああそうだ、それが正しい答えだ」

ポルナレフは静かにうなずく……

そして、静かに言う

 

「さあ、俺を殺してくれ…何が起きているのか理解

できないが、それが正しいのならッ…」

 

レシーヴは笑うッ!!高くッ!!

「プッ…ハッハッハァ!!さすがポルナレフッ!!

さあ、心臓にナイフをチクっとしてやるッ!!」

 

 

愚 者

 

背後に迫る大きな存分ッ!?

「!まさかッ!この砂ッ!!!」

 

(ああ、そうだ…仲間の惨めな姿は見たくねーんでよォ)

 

「?俺は一体、何をしていたんだッ?」

ポルナレフが正気に戻るッ!!

(畜生…またコイツと会うことになるとはなぁー…

運命ってゆーのは俺を

何処までも苦しめてくれるようだ!)

イギーは考えるッ!そしてッ!

 

(ポルナレフが敵の攻撃に

一切対処をしていなかったが…!!さっきから

影からみてたが…攻撃が全く当たっていなかった!

何か理由があるはずだ…ともかく

今言えることは……

 

奴のスタンドは直に

”心”を蝕む能力だってことだッ!!)

 

To be continued




感想や評価が欲しぃぜ…
喉からアクアネックレスが出るほどッ!!

次回も見てほしいなぁ


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第9話「シー・サファー その2」

レシーヴはDIOの配下であった。

198X年 エジプト…

「あの婆さんが死んだ…?」
「ああ、ダンが肉の芽を植えたらしい…もっとも
ダンの奴も意識不明だがな」

レシーヴはとあるスタンド使いと話している…
「DIO様が失望されぬよう、私が向かった方が…!」
「まて。ここは私が行こう。お前は城内で
ジョースター共を迎え撃つのだ」

レシーヴとそのスタンド使いは
花京院、ポルナレフ、ジョセフの命を奪った…

本来なら花京院が暴いたはずのDIOの能力…しかし
なんの説明も無しに時を止められた承太郎たちが対処
できるはずもなく…散っていった


「イ、イギーじゃあねぇかッ!!

俺をかばってヴァニラ・アイスに殺されたお前が

なぜ生きているんだッ!?」

ポルナレフは驚くッ!!戦いの中で無念のうちに

死んでいった仲間が…確かに目の前にいるッ!!

ポルナレフは二言言う前に目から涙を流していたッ!!

 

(ピーピー泣いてんじゃあねー!いまはあの野郎を

倒すのが先だろうよ…や、やはりさっきと雰囲気が違う!

あの男はコイツに直接攻撃をしていた…攻撃も

一切当たっていなかった!詳細な能力を知りたいが…)

 

「なぜイギーがいるのか分からねェが…レシーヴ。まずはお前を

倒さなけりゃあな!」

ポルナレフの顔に浮かんだ涙はすでに乾き…その

眼差しには怒りがみえていたッ!!

「さっきDIOが生きていると言ったな…!教えろッ!

どこで生きているんだッ!?まさかDIOもここに…!!」

 

「それ以上言う必要はない…しかし俺が

ここでお前と戦っているということは…分かるなァ?」

 

その頃…少し離れたところでッ!

{ドッ!}

 

「いてっ!」

「…ん、なんだガキか。いきなりぶつかって

来るんじゃあねぇ…」

「なんだと!お前がぶつかってきたんだろー!」

「…あ?消えな。ちっこいガキに用はねー」

「あっ!またガキっていったー!あたいは

ガキなんかじゃあないのよ!」

「…だいたいてめーがよそ見して…」

 

「もう!チルノちゃん、何してるの!」

承太郎と口論するチルノに話しかけてくる大妖精!

「ごめんなさい!ほらチルノちゃんも謝って!」

「むー…ごめんなさい」

「…いや…別にだな…俺もよそ見してたからよ…」

 

「ところで、この辺で犬をみかけませんでした?」

「犬か…?見てはいねーな。どんな特徴が教えてみろ」

「えーっと、確か色は白黒で…片方の

前足がなかったんです」

「わかった…見つけたら言っとくぜ」

 

「やれやれ…片方の前足がない…か」

承太郎は心当たりがありながらも歩く…その犬の捜索と

情報の聞きこみを続ける…!

 

「さあ、もう一度いくぞッ!!シー・サファーッ!!

くらえッイギーよッッ!!」

 

(能力はおもむね把握済みだぜッ!!すでに俺の

ザ・フールは発動済みなんだぜーッ!!!)

レシーヴはスタンドを使用するッ!!

「ク…クゥン…!」

 

「よーしよしぃ、イギーよ…私に近づいて

こい…それが今やるべき正しいことだッ!」

 

「おっ、おい!イギー!!何をしているッ!」

「……かかったな!!喰らえッ!!まずはお前が

先だァーッこのク…」

 

(上だぜ)

「…!影があるッ!俺の上に!ま、まさかッ!上に」

{ズギャアァン!!}

 

ザ・フールが作った砂の牙が

レシーヴの肩を貫くッ!!

 

{ポタ…ポタ……}

肩から血を垂らしながら、レシーヴは焦るッ!

「ぐがッ…ゆ、油断していた…砂を自由自在に

操れるんだ…コイツは」

 

(急所に当たらなかったか…でもッ!

次の攻撃でしとめるッ!!)

 

To be continued




次回も見てくれよッ!
俺が好きな言葉は1位が「評価」で
2位が「感想」なんだぜェー!


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第10話「シー・サファー(見て理解せよ) その3」

「お前は考えが甘いんだ」
スタンド使いは言う…
「は…?この私が甘いだとォ?」
「ああ、レシーヴ。てめーはすぐに気を抜いて
油断するクセがある…いいか?
”理解しろ”…視ることが大切だ!」

「…ぐあッ…やはりお前の言ったことは間違い
なかったようだな…」
肩から血を流し……痛みを感じる暇もなく
シー・サファーを再び発動させ…ポルナレフに向ける!!
(だがッ!DIO様の為にもッ!ここで死ぬ訳には
いかねぇッ!!)
レシーヴはポルナレフと目を合わせる…イギーは
背後から再びザ・フールを忍ばせる!!

「クククッ………You see the suffer(お前は今から苦痛を見る)……
戦いはこれからだッ!!」


「シー・サファーーッ!!」

再びポルナレフが能力を受けるッッ!!

 

「ぐわッ!!…理解できん、なぜ俺は戦っている

んだッ!?おかしいッ!何故か俺の体が

戦えと命令しているように、鳥肌がたちやがるッ!!」

(ッ!今だッ!ザ・フール!!)

 

「来ると思っていたぞ!イギーよ…おっと!分身を

作れるともう思うなよッ!!私には策があるッ!」

 

「ポルナレフ!イギーを攻撃しろッ!!」

「ああ、それが正しいのならッ」

{スパンスパンスチチャァンン!!}

 

イギーは大きくのけぞるっ!!

(ポルナレフ…やはり敵は心をコントロールして

いやがるッ!だからコイツを俺と戦わせようとッ!)

 

「イギーッ!てめーを串刺しにしてやるッ!!」

チャリオッツを構え、イギーに近付くポルナレフ!

(ケッ、少し我慢しろよ)

瞬間ッ!ポルナレフが地面に倒れる…

いや違うッ!イギーがスタンドで押し付けて

入るのだッ!!

「ほう、ポルナレフを動けなくしたか…しかしッ!

それならばお前の方に攻撃してやるッ!!」

 

(…やっぱりアホな野郎だったな!)

 

「チャリオッツゥ!!!!」

{ズガガガガガガッ!!}

 

レシーヴは考える…

(そうだった…イギーのスタンド、ザ・フールは、

砂を自由自在に操る能力ッ!!

 

ポルナレフの形なんか簡単に作れるということをッ!!)

「テメーは油断しすぎだ…よく俺たちと

戦おうと思ったな」

 

手には大量の血…鋭い痛み

レシーヴはそれを感じていた

「ガハッ……俺の負けか…これから死ぬのか」

(ああDIO様、私は負けてしまいました……

私をどう恨んでもいい、どうか天国へ……)

 

ポルナレフの一言…

「うぬぼれっての自身を滅ぼす…俺が実際に味わった

経験から理解できたことだ……それとッ、

最後に言っておく!

 

 

 

Your suffer!!(苦痛を見たのはお前だったな!!)」

 

 

人里の橋近くで三人は集まる!

「つ、つまりDIOが生きてる、ッてことなのか

ァーッ!?Oh no!!」

「…聞きたくは無かった…だがお前がウソをつくとは

思えねぇな…それにしても」

 

足元で座り込むイギーを見るッ!

(まさか…あのガキ共はイギーの事を探していたってのか?)

「あっ!さっきのでかいの!…でかいのがみっつ…?」

「コラ!さっきの人でしょ?…あ、どうも!また会いましたね…

えーっと、そちらの方々は?」

 

「ああ、連れでな。で、見つかったのか?」

「実はまだ見つかっていなくて…」

 

(ム?俺の知らないガキがまだいるのか…

こりゃあまだまだ出てきそうだな~)

大妖精は承太郎の足元を見る!

 

「あっ!その犬です!チルノちゃん、あれ!」

「おっ!ここにいたか~!!」

 

「…やれやれ、まじに勘が当たっちまったか…」

 

To be continued




展開が加速ぎみだが、大丈夫か?

レシーヴ・フォルティッシモ(25)
187cm 69kg イギリス人

白髪でオールバック 目は青色
灰色のジャケットに黒のスラックス、黒のブーツを着用
DIOを崇拝し、DIO様が幸福になることを望んでいる
野菜が好きだが肉もある程度食べる
好きな花は「スイセン」

次回も見てほしーなァ


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第11話「月と星と炎と鳥 その1」

『シー・サファー』
パワー・なし スピード・なし 射程距離・D
持続力・A 精密動作性・なし 成長性・E

能力をかけれるのは1人(1匹)まで。
能力をかけた相手は特定の事を一つだけ
理解できなくなる
(今している事や、目的など)
そこに指示をすることで、それを正しいことと
思い込み、間接的に操れる


「ふむ、つまり材料さえあればどんな薬でも

作れるのか」

「はい、お師匠様はすごいんですよ!…」

アヴドゥルは永遠亭の病室で、優曇華院と話をしていた…

 

「おーいッ!まてッイギーッ!まてって言ってるんだっ

このクソ犬ーッ!!」

「ン?なんだか聞いたことがあるような声が…」

 

「とおッ!やっと捕まえ…ッて、え?

ア、アヴ、アヴドゥル!?」

(アヴドゥルが生きて、生きてるのかッ!?幻覚かッ?)

ポルナレフは目をこすってもう一度前を見る。

(…たしかにアヴドゥルがいるッ!…イ、イギーも

生きてやがったし、やっぱり変だぜこの国…幻想って名には

恥じねェようだがな)

「おぉ!ポルナレフじゃあないか!それにイギーも!

会いたかったぞ!…ジョースターさん達もいるのか?」

「お、おう…もう少しで来るはずだぜ…」

ポルナレフと話すアヴドゥルに、優曇華院は話しかける。

「アヴドゥルさんの知り合いですか?ずいぶん

怪我されていますけど…」

アヴドゥルは答える。

「ああ、なかなか面白い奴だ。名をポルナレフという。

あと、あの犬はイギーだ。元気なんだが、少し

狂暴でな…そういえば、確かに傷だらけだな。一体どうした?ポルナレフ」

「ああ、ここに来る前に色々あってだな…」

「敵スタンド使いに襲われたんじゃよ!」

「そういや、妖怪とも戦ったな」

「おっ!ジョースターさん!それに承太郎も!やっと来たな!」

ぞろぞろと病室に入ってくる二人…

 

「ところで、ここまでどうやって来れたのですか?」

優曇華院は三人に聞く!

「ここは竹林の中、一度迷ったら二度と出られないと

言われてますが…」

「ああ、それなら…あの女が教えてくれた」

承太郎は指をさす…その先には?

「よう鈴仙、元気か?輝夜によろしく言っといてくれ」

「あ、なるほど!妹紅さんが連れてきてくれたんですね」

「さっき人里で会ってな。特に用事もなかったし、

案内してやったんだ」

 

「それにしても承太郎、あのガキらを連れてこなくて

本当に良かったのか?」

「ああ、ガキはガキらしくそこらで遊ばせてりゃあいい」

 

(…アヴドゥルが生きてる、イギーも生きてる…つまり花京院も…?)

ポルナレフは考える!この幻想郷でアヴドゥルとイギーに

再会できた事!そして、花京院にはまだ会えていない事ッ!

「ジョースターさん、アヴドゥルもここで生きてたんだ!

花京院も何処かにいるんじゃあないのか?」

「おお!確かにそうじゃな!」

「ああ、花京院…そういえば、彼女から話を聞いたな」

優曇華院は窓から外を眺める…特に意味は無さそうだが、

理由な彼女にしか分からない…そして、アヴドゥルは語る!

「人里の近くで空を飛ぶ少年を見た、という話だ…それも、ただ空を飛んで

いる訳じゃあない。何かを”掴んで”引っ張られている…という感じらしい」

 

「つ、つまり…それはハイエロファントグリーンじゃあないのか!?」

「違いない…どうやらここの幻想郷にいる妖怪らは

空を飛べるらしいがな」

 

「ところで、ジョースターさん達はどうしてここに来たのかな?」

「…あッ!イギーの足の治療をしてほしいって

あのガキ共に頼まれてたんだったッ!!」

「足の治療ですね、お師匠様に伝えて来ます」

優曇華院は病室を出る…

 

 

「レシーヴがやられたか…」

「ならば、次はこの俺が」

「まぁ慌てるな。チャンスを伺え…」

 

「DIO様…アンタは慎重になりすぎだぜ…

ここは俺のプランで行かせてもらう」

まだ日は高く昇っている…まもなく彼らが幻想郷に来て

丸一日が経とうとしていた…

 

 

To be continued




感想よろしく…モチベにはそれが必要だ
Hail 2U!(閲覧者に幸あれ)
誤字の報告なども宜しくお願い致します


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第12話「月と星と炎と鳥 その2」

ジョースター一行が幻想郷に来てから2日…

 

 

建物の影に隠れる男が一人…

一切光を映さないその眼が、夜の人里で黒に包まれていた…

 

「さて、明日はどの子供を狙うかな…ヒヒフッ」

「…やぁ、君もスタンド使いじゃあないかな?」

男の後ろに突然現れる男がッ!

これを観ている閲覧者なら勘づいているだろうッ!!

 

「私の名前はDIO。どうだね、スタンドを持っているなら

少し、私に見せてくれないかい?」

 

「…面白い、見せてやる」

「ほう、嬉しいな。どれどれ…?」

 

男が言うッ!

「見せてやるぜッ!地獄っつーのよォ!!」

{パチンッ!}

「なるほど、恐れをもたないか…殺人にためらいのない姿勢…

素晴らしい。…ところで、少し相談があるのだが…」

 

 

朝日が登る頃…

「ま、まじにイギーの足が治りやがった!?」

「私の腕も治してもらえた…感謝しよう」

「あら、お礼なんていいのよ?私の役目だし」

優曇華院の師匠…八意永琳は淡々と仕事をこなしつつ

アヴドゥル達と話を進める…!

 

「ところで、スタンド…ねぇ。聞いたことがあるわ…過去にこの

幻想郷でアナタ達のような能力をもった

外来人がやって来た、とね」

「ほう、なかなか気になる話だなと」

 

永遠亭の受付付近でアヴドゥル、イギーが戻るのを待つ

ジョースター達三人と、藤原妹紅。

 

「それにしても奇怪な世界じゃのォ~。妖怪だの妖精だの、

死んだ仲間もケロッ!と生きてて、まるで夢でも

見ているようじゃ…」

「実際に夢だったりしてな…」

「承太郎!恐ろしい事をいうんじゃあないッ!」

「ははは、面白い集団だなぁ…ここに来る前

ざっと50日くらい旅してたんだってな?

外の世界は今どうなっているんだ?私はその…エジプト?なんて国は

知らないなぁ」

 

「ジョースターさん!戻りました、イギーもこのとおりだ」

(やっと足がなおったぜ…片腕はもう勘弁だ)

「…なら、そろそろ行くか」

「おし、じゃあ行くぞ。」

「また来てくだ…あ、できれば来ない方がいいですよね…それでは」

 

竹林の中を五人(と一匹)が歩いて行く…

「…あとは花京院だけだな」

「ああッ!花京院はこの幻想郷に絶対にいるッッ!人里に戻ったら

すぐに探し始めるぜッ!!」

「おー、元気が溢れ出てていいなぁ…無理はするなよ?」

 

兎跳び跳ねる竹の迷宮の中…

月の光はとっくに消え失せ、2日目が本格的に始まるッ!

「それにしてもいい光だぜ、ウゥーン!ここに来て

少しものんびりできてねェーからよッ!!

ここもなかなか良い所なんじゃあないかなッ!」

「…のんきだな、ポルナレフ」

「息抜きっつーのは大切だぜェ?承太郎」

「おめー、花京院を探すんじゃあなかったのか?」

「おっと!いっけねぇッ!」

「ハハハハハ」

 

To be continued




我がモードは「おねだり」
感想お願いの流法!!

因幡「私の出番は?」
※しばらくありません


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第13話「前奏」

1956年…アメリカ、ワシントン州にとある少年が生まれた。
少年は生まれつき片腕が無かった…そのため、小さい時から
周りからの迫害を受けていた…
「お前が生まれたのがいけないんだよッ!」
少年は母親にも虐待を受けていた…
彼がただ一人頼ることが出来たのは、父だけだった
「お前がどんなに辛い思いをしているか…共感してやりたい
私が背負ってあげたい…お前は私の大切な息子だ」
父は軍人であった…しかし、人を思いやる気持ちは
人一倍強かった

しかしその父親は、少年が9つになる頃…死んだ。
少年は孤独になった。少年はさらに虐待を受けた。
父を失った悲しみが怒りとなり、虐待をする母を…”殺した”。
少年はもう誰にも容赦しないと決めた…その後、少年は町から姿を消した

自分に迫害をした人々と共に…………


「結局花京院はいなかったな」

「畜生ッ!せっかくいると思ったのによーッ!!」

承太郎達は紅魔館に戻ってきた。

「あらあら、その様子を見るに…なにかガッカリすることが

あったのかしら?…それより、あなた達何か増えてない?」

「ん?ああ…あっちのブ男がアヴドゥル…そして

あの犬はイギーだ。」

 

「よろしく、レディ。」

(…吸血鬼と聞いて驚いたが…

DIOの様な邪悪な気配は一切感じ感じられない…

あちらから一切の害がないなら、こちらから攻撃を

しかける理由はないな…)

アヴドゥルは、目の前でココアを飲みながら見つめてくる

レミリアを見つめ返していたが…

 

「あら?私の顔に何かついているかしら?」

「おっと、すまない。考え事をしていてな」

 

ジョースター達はそれぞれの部屋に戻っていった…

「…パチェ」

「どうしたの?レミィ」

 

魔法使い、パチュリー・ノーレッジは

レミリアと話をする…

「アナタにしか頼めないのよ…まずこれを見て」

レミリアが中身の入ったグラスを見せる…

「これはあの老人、ジョセフ・ジョースターの血液よ。」

「…少し吸ったのね」

「ええ、たっぷり時間をかけられたワインみたいな味が

するかと思ったんだけど…

中々にクセが強くてね…。飲めたもんじゃあないわ。」

 

「で?それをどうするのよ」

「アナタの魔法と知識で、この血液を調べてほしいの」

「…ふーん、いい暇潰しになりそうだわ」

 

(…ジョースターさん達が部屋に行った後…

ただならぬ気配を感じたが…なんだあの女は?

何かを話しているのは分かるが…)

その時!パチュリーはレミリアのいる部屋から出ていく…

 

「…レディー達のお話に聞き耳を立てるのは

あまり良い考えではないんだと思うけど」

パチュリーはアヴドゥルにそう告げ、どこかへ行ってしまった。

 

「…ただ者ではない…恐ろしい目をしていた…!

まるで腐った果物でも見るような目だった…さてと」

アヴドゥルも部屋に戻っていった…

 

「俺はもう一度花京院を探しにいくぜッ!ここでゆっくり

まったーりしている場合じゃあねぇッて思ったからよ!!」

「…一人で行くつもりか?」

承太郎は告げる。

「ああ。」

ポルナレフはそう返答する。

「…ならば駄目だ。行くんじゃあねー。」

承太郎はキッパリと言った…そして

「”一人”では、だ…俺も行くぜ」

 

 

”レシーヴはいつまでもつめの甘い奴だった…

お前ならやってくれるな?”

 

「レシーヴがやられたのは驚いたが…所詮アイツは

その程度のカスだったわけか……

…まぁ、ジョースター一行の中でも一番老いぼれの

ジョセフしか仕留めることができなかったからな…

さて、無駄話はここまでだ」

 

To be continued




こいつぁーありがてぇっ!!
素晴らしい閲覧者の香りがプンプンするぜェ!!

感想もよろピく!


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第14話「ゲイン・トラスト その1」

「…まぁ、そんなトントン話が進むくらい上手い話は

そうそうねぇーッてことだ」

「アヴドゥルの聞いた話じゃあこの辺りで見かけたらしいん

だがよー、さっきもいなかったじゃあねーか!

一体どこにいるんだ…?」

 

「…戻りたい時は言えよ」

「しばらく待たせちまうな、今日中に見つけてやるぜッ!!」

 

 

…よくも……レシーヴを……倒してくれたな……

「…承太郎、何か言ったか?」

「いいや」

「……気のせいかなぁ」

 

「…気のせいじゃあないようだぜ、後ろを見てみろ」

「なんだとッ!?」

ポルナレフが後ろを見る… と!なんとッ!!

「気を抜いたな…ポルナレフ。俺がもうここまで近づいているじゃあ

ないか……だいたい1mといった所かな……しかし私は優しいのでな…

私は攻撃はしない。さあ、私に剣を当ててみろ……」

 

(な、なんだとッ!?このヤロー…自ら攻撃を望んできやがった!

ま、全く理解できねぇ!!)

 

男の奇行に理解ができず、ポルナレフは冷や汗を垂らす……!

「どうしたのかな……早く、速くだ……かかってこい」

 

「……ああ、そうかよッ!なら、頭にドデカい穴を開けてやるぜェーッ!!」

チャリオッツがレイピアを突きだすッ!

「……フッ」

男はニヤリと笑う!

(…!不味い、何か不味いぜッ…ポルナレフが危ない!)

「待てッ、ポルナレフ…!」

「なんだと!?」

承太郎の言葉に驚く…しかしもう男の目の前まで剣先が

届いているッ!

「くッ…背に腹は変えられねェ!

星屑の世界(スタープラチナ・ザ・ワールド)!」

 

時は止まるー

 

承太郎は男に近づく…

スタープラチナを構える…そしてッ!

 

「オラオラッ!!」

スタープラチナの拳で男の顔面を狙うッ!!

 

「ほう、これが星屑の世界か…

「…なんだと」

 

誰が理解できただろうかッ!!あろうことか、

時の止まった世界で男が動いているッ!!

「…なぜ私が動けるか、教える必要はないだろう…だが、これだけは教えておく…

お前はまもなく私に負ける」

 

「…本当に俺が負ける…のか?」

「ああ」

「それじゃあその言葉、そっくりそのまま返してやるぜ」

承太郎は地面の石を拾う!そして…

 

「オラァ!!」

大きくふりかぶり、投げつけたッ!

「ほう、その程度でかなうと?」

 

男はさっと横に避ける!しかしッ!

「…もう一発だぜ!」

{ブウゥゥウン!!}

意外ッ!承太郎はもうひとつの石をなげつけたッ!!

それも、先程投げた石の軌道めがけてッ!先程よりも素早くッ!!

 

{ドゴォ!バキバキッ!!}

ぶつかりあった石が、音をたてて砕けちるッ!!

「なんだと…」

男の目は砕けた石により、閉じてしまった…そしてッ!

承太郎はまっすぐ走りぬけるッ!!

 

「オラァッ!!」

「ゴバァ!………つ、い、に当てたな……」

男の背中から二本の腕が浮かび上がるッ!!

「…それがてめーのスタンドか」

「……お前の負けだ」

 

「……何?」

 

 

 

ー5秒経過ー

 

 

「お、おい、どうしたんだ承太郎…承太郎ッ!?」

ポルナレフは承太郎に話しかける…しかしッ!

パタリと倒れた承太郎は何の返事もしないッ!!

 

「これが私のスタンド能力だ」

 

 

To be continued




今日の話です……
これが……本日の…投稿分です エツランシャー…さん
明日も見て…ください…評価して………   
        ください…………


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第15話「ゲイン・トラスト その2」

「承太郎が…倒れている!?」

 

「……さて、続いてはポルナレフか……フフ、かかってこい?」

男は両腕を広げるッ!ポルナレフはその意図を掴めないッ!!

(なッ、なんだとォッ!?承太郎が一瞬にしてやられちまったァ!?

しッしかも!まだ奴は俺に攻撃されたいと願っている!!

…これはもう間違いない!俺が攻撃したら負ける!!)

 

「て、てめーの意図は掴めたッ!俺はてめーに攻撃は仕掛けねぇッ!!」

ポルナレフは叫ぶ!

 

「…ほう、ならば」

男は承太郎に向かって走り出す!!

「…ゲイン・トラスト…!」

 

なんとッ!男の背中から二本の腕がッ!!

「…これが…私のスタンドだ…まあ、ポルナレフ、お前には

構わない話だが……

 

名乗るだけ名乗っておこう……ロイアルティ。

ペネトレ・ロイアルティだ……

スタンド名は、先程も言った通り…ゲイン・トラスト……

 

これ以上は教えないぞ……さあお話は終わりだ」

ペネトレは、上着の中からナイフを取りだし…

承太郎の首にッ!!

 

「ポルナレフ!私の持つこのナイフを見てみろ…!

ただのフルーツナイフだが、大きくさしこめば

致命的な傷にはなるなぁ」

「な、なんのつもりだてめー!!」

 

 

「私は今から承太郎を殺す…しかし!しかしだ…お前が

代わりに死ぬというのなら…お前を殺すかわりに

承太郎を蘇らせる……どうかな」

 

「…お、お前、どういう魂胆だ!てめーの策には乗らねーぜッ!!」

ペネトレの提案を、ポルナレフは拒否したッ!!

 

「…それに、俺が代わりに死ぬ、だとォ~?

ンなわけねーだろッ!!

 

てめーをなんらかの方法で倒し、二人とも生還すんだぜ!!」

 

「ほう、仲間というのは素晴らしいな…逆に考えてみろ、

私に敵意を向けなければ、逃れることができるのに……」

「そんな簡単に戦友を見捨てられるほど、ヤワな精神は

持ち合わせていないんでな」

 

「…泣かせてくれるじゃあないか…これからそんな戦友と一緒に

逝けるなんて…感動モノだな」

「ふんッ!恐怖で涙が溢れ出てくるてめーの姿が見えて

くるぜェッ!!」

「…ほう、ならばこれからどうするのかな……?」

 

「…てめーに攻撃を仕掛けたら、逆に俺たちが危険だ…だからッ」

チャリオッツを出す!!そしてッ!!

 

{アーマーテイクオフ!!}

 

ポルナレフはチャリオッツで承太郎を担ぐッ!そして…

ペネトレから逃げたッ!?

 

「…なんだと?何をしているのだ…?」

ペネトレはポルナレフを追うッ!

 

(このまま奴の近くにいたら危険だッ!幸いにも

俺のシルバー・チャリオッツは鎧を脱ぐことによって

機動力が上がる…そして人一人くらいなら担げる!)

 

「と、とりあえず!奴から逃れながら策を練らなければッ!」

ポルナレフは人里を駆け抜けていくッ!!

 

 

一方………

「…あの姿、どこかで見たことあるなぁ」

花京院は、道の真ん中を走っていくポルナレフの姿に懐かしさを感じていた!

「ん、何かうかんでいる?あ、あれは……

 

承太郎!?」

 

To be continued

 




また次回の閲覧をお待ちしております……グラッツェ


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第16話「ゲイン・トラスト その3」

承太郎が倒れ、ポルナレフは不利な状況から抜けだすため
『逃げる』選択をとった…

はたして勝機はあるのかッ!?


「…さあ、逃げてばかりではな。立ち向かわなければ…

なぁ、ポルナレフゥ?」

 

ポルナレフは走り続け、ペネトレもそれを追い続ける!

人里を走りまわっている!群衆はそれを眺める…しかし

今のポルナレフの目には入ってこないッ!

(とりあえず逃げているからいいものの…ここからどうやれば

いいんだあッ!?)

 

「あまり走り続けていれば、そのうち体力を消耗し続け

足が止まってしまうぞ…いかんせん私にとっては

好都合だがな…」

ペネトレはいまだに平然としている!

 

 

一方、その二人を追いかける少年が一人…

 

「…追われている!ポルナレフ達が危ないことが分かったッ!

まさか敵スタンド使いが残っていたのか…まず能力を

暴かなくては…それにポルナレフに加勢しなければ」

 

花京院はハイエロファントを出現させる!そして

触手を先の建物に結びつける!

「…もたもたしていられない、スタンドを使ってでも

向かわせてもらおうッ!!」

 

「…なッ、まさかッ、あの姿はッ!!」

「…ほう、花京院が生きていたか…これで全員集合という訳か……

まあすぐに3人になるがな…」

 

「ポルナレフ、久しぶりだな…しかし、今は再会を喜ぶ

暇はないようだなッ!」

花京院はさらに先の建物にハイエロファントを伸ばして移動するッ!そして

ポルナレフと承太郎をスタンドで掴んだ!

 

「…遠くにいってしまったか…しかしすぐに追い付く」

 

「花京院、絶対にあいつにエメラルドスプラッシュを

撃つんじゃあねぇ…承太郎はそれでやられた」

「なんだと?つまり直接にアタックはできないのか!

なにか間接的に仕掛けなければ…」

 

承太郎はいまだに目覚めない…

「…それにしても、承太郎はなぜ倒れたままなんだ?」

「実のところ、俺にも分からねェ。なんでか急にバッタリ

倒れちまったんだよッ!」

「…それがあの男のスタンド能力か…瞬きする暇もなく

攻撃をしたのか?果たしていったい…!」

 

「…速いな、さすがは遠距離型…あらたな策を思い付いたぞ」

と言うと、ペネトレは立ち止まってしまった!!

そしてッ!

 

「な、なぜか立ち止まりやがった!」

「なにかがおかしいな…気を付けろ!」

「やはり止まってくれたか…!さすがだ……

…ゲイン・トラスト」

瞬間!承太郎の下から二本の手が出てくるッ!

その手は承太郎を拘束した!

「なんだとッ!?」

 

「さらにもう二本だ…」

なんとッ!ペネトレは自身にナイフを突き刺した!!

「…ダメージの大小で威力をかえるのだ…」

ペネトレは誰にも聞こえないよう呟く…そしてッ!!

ペネトレの足元から二本の腕が出現するッ!!

 

「おい、花京院!たぶんここまで…飛んでくるんじゃあ

ないかッ!?」

「承太郎に近付かせてはいけないッ!!ハイエロ…」

 

「…スタンドを展開したな…!!」

「なんだとッ!?花京院スタンドをしまえッ!!」

「…ほう、スタンドもマズイのか!ならばどうすれば…」

「…俺に策があるッ!たった今ひらめいたが…多分いけるぜッ!」

「…確証はないが、聞かせてもらおう」

 

To be continued




面目な~いッ!しばしスランプじゃったー!!

また1日1回投稿していきますヨッ!!


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第17話「ゲイン・トラスト その4」

ゲイン・トラスト

パワーE スピードA 射程距離B 持続力A 精密動作性E 成長性E

自身に直接攻撃した者の魂を拘束できる。(ナイフを直接刺すことはできないが、
投げるならOK)直接の殺傷力はない
また、任意で魂の本体も拘束できる
スタンドの場合は、触れただけでも拘束させられる
拘束は一時的なもので、効果範囲内から出たり、能力を解除すると
魂は元の体に戻る
しかし、元の体が致命傷を受けている場合、魂は永遠に
拘束されたままになるのだ。


「…それじゃあまるで僕らが悪党みたいじゃあないか」

「だってよー!そうでもしなきゃあ奴を倒せる気がしねーんだよッ!!」

 

ポルナレフと花京院がなにか話している…

ペネトレにはそれが見えた

「…なにを話している…?どちらにしろ私に直接攻撃はできないがな」

 

「…まったく、僕は知らないからな」

花京院はペネトレの方を向く…!

 

「…なにか分からないが…そろそろ終わりの時間だ…!」

ペネトレは、自身を掴む二本の腕を大きく動かし…

ポルナレフ達の元へ投げつけさせたッ!!

「…後は頼んだぞ、花京院!!」

ペネトレは承太郎の元へ飛んでいくッ!しかし

ポルナレフはシルバーチャリオッツでペネトレを迎え撃った!

「喰らえッ!承太郎には触れさせねーぜッ!」

チャリオッッの剣先がペネトレに触れる…!

「…自ら攻撃しに来るとはな…!さて、残りは…」

辺りを見渡す。…花京院の姿が見当たらない!!

「…どういうことだ?先程まで…」

攻撃の後、ポルナレフは膝から倒れ伏す、しかし笑みを浮かべていた。

それは、勝利を確信したかのように…

 

{ギギギ…ガガ…バタンッ!}

辺りに響く音ッ!板がベキベキと折れていく音がした!

「…!まさか…」

 

「えっ、なんだ!?何事だっ!?」

「きゃーっ、地震!?」

 

「おい、お前ん家壊れてってるぞ!!」

周りの群衆が騒ぎ出す!!

「…触手を伸ばして、ここの周りの家々もろとも俺を押し潰そう、と

しているな…しかし甘いぞ…第一時間が掛かりすぎる」

ペネトレは足を動かす…なにやら足どりが重く、違和感がある

ペネトレは自分の足元を見た…するとッ!

「…私の足を掴んだまま倒れている…ポルナレフ、なんとタフな男だ

、しかしこんなひっかけぐらい、ちょちょいと…」

…なかなか離れない…いや違う!離さないのだ!

 

先程確かにチャリオッツの剣先が触れた…確かに触れたのだ!

しかし、チャリオッツのレイピアの

剣先は…飛ばせるのであるッ!

ポルナレフは、ペネトレに剣が当たる直前で剣先を

切り離したのだッ!

「…しくったのか…私は」

「ああ、そしてこれからペチャンコになるんだぜッ!」

ペネトレはポルナレフに足をすくわれ、その場に倒れこむ!

その瞬間、ポルナレフは魂を拘束される…しかし!

「ポルナレフ、まかされたぞッ!」

ハイエロファントグリーンのほぼ全身を触手にして家々を縛り上げ、

ペネトレはそれに囲まれていた!

 

「承太郎は…外にいる!ポルナレフを引っ張れ!」

残ったハイエロファントの触手でポルナレフを引き上げる!

そして…!

「こりゃあ、大惨事だな」

{ドギャアドカドギャーーン!!}

 

承太郎を拘束していた腕は消え、花京院は二人を抱えて

人里の外れまで逃げるように

飛んでいった……

 

 

「…やっぱり大変な事になっちゃいましたね」

「これくらいしか思いつかなかったんだぜ!誰だって

パニックになればこうなるぜッ!!」

 

「やれやれ…」

 

 

 

「…知ってます?ついさっきの事故らしいんですが、なんでも急に

人里の家が倒壊したらしいですよ」

「あっ、私も聞きましたよ!全部で4軒…怪我人は奇跡的に”0人”

でしたよね」

 

「知ってるなら、話が早いです。どうやらその事故現場の近くで

空を飛ぶ3人組の姿を見たようでしてね…これから事故現場に取材に

いくんですが、そのなぞの姿も追ってみようと思いましてね…」

 

To be continued




無理矢理倒した感するだって?なァーーにィー??
よく聞こえんなぁーーッ!

今回のハイエロかなり力強かったなぁ
自なりの解釈やで


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第18話「衝撃!現場周辺を飛ぶ男達 その1」

ペネトレ・ロイアルティ(31)
171cm 59kg フランス国籍
黒髪。髪型は乱れており、特にセットはしない
のスーツと黒のシャツ、白のジーンズに
黒のローファーを着用。
八面体の形をした、水色のピアスを右耳に着けている
DIOにはレシーヴ以上の忠誠心を持っており、その忠誠心を
忘れたそとはない
喫煙、飲酒などは一切しないが、コーヒーはある程度好き


「…おお、やっと会えたな…花京院」

「ええ、久しくですね…ジョースターさん」

「一時はどうなるかと思ったぜ…なぁ、承太郎!」

「おめーの発想力には驚かされるぜ」

 

花京院と遂に出会い、ようやく全員そろったクルセイダース!!

五人は円をつくるように肩を組んだ…(イギーはポルナレフの

髪の上に乗った)

 

「…こうやって肩を組み合うのも、久しぶりですね」

「ああ、あの時以来だ」

「…そうだな」

 

「…あらあら、仲の良いこと…それにしても

貴方たち、結構ハデなことやらかしたわね」

「…へ?」

ポルナレフは驚く。

「とぼけないの。人里で戦ったときの弊害で

何をしちゃったか、言ったでしょ?」

 

それもそのはず、ポルナレフの案により住宅が4~5軒ほど

ぶっ壊れてしまったのだ!!

「…あのねェ、これは結構大変な事態なのよ?人里で

異変が起きたって騒ぎが起きるし、貴方たちが異変の

首謀者って事で狙われるかも……」

「……これは、もしかしなくてもヤバい事になったんじゃあないかのォ」

「さ、流石に不味い発想だったかなぁ」

ポルナレフは焦った…というかほぼ全員焦っていた!

「私達としても、貴方達のいざこざにあまり巻き込まれたくはないのだけど」

レミリアはハーブティーを口に含み、ため息をつく…

 

{トントントン!トントントン!}

「すいませーん!少しお時間を取らせて貰ってもよろしいでしょうか」

 

「さっそく来たわね……咲夜」

「了解しました」

咲夜はいつのまにか現れたが、すぐに消えてしまった…

 

「すいませーん、どうかお時間を」

「…天狗ごときに時間は貸さないわ」

咲夜は門の反対側から聴こえる声に対応していた

「そんなご無体な…少し話を聞けたらいいので!」

「生憎、アナタに聴けるような話はないのよ…90°度回って

山に帰りなさい…それでもそこに居座るつもりなら

土に還してやるわ」

「…まさか、何か隠してます?さきほどここに入っていく

集団をみたのですが、何か情報がほしいなぁと思って」

 

「…少しお待ちを」

咲夜が戻ってくる…

「どうやら既にアナタ達、すでに目撃されているらしいわよ」

「そ、それって…!」

「ああ、かなり不味い状況だな…」

「…やれやれ」

 

「お、俺がどうにかするぜ…あーなったのは俺が原因だからな」

「それなら、僕もついていく…僕もその方法に協力したからな」

 

「…開けるわ、入るのはナシよ」

「ありがとうございます!それでは……」

門が開く…

「おっ、そこの二人!聞きたいことがありますよ…」

「…ああ、その正体は僕だ」

「話が速くて助かります~。それでそれに関係することなんですが…

 

先程人里で起きた事故について知ってますか?」

 

To be continued




次回も見てねェン!
感想お待ちしております


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第19話「衝撃!現場周辺を飛ぶ男達 その2」

おおっと!驚かないでくだせぇ!
俺はおせっかい焼きの……まぁ、ジョジョ原作を読んだなら
俺の事はわかるだろぉよッ!

ここまでのあらすじだッ!
ジョースターさぁぁぁん達が幻想郷にやって来て
妖怪、妖精、そんでもって新たなスタンド使いと出会っちまった!!
そして…デ、ディオ!?生きてやがったのか!!
と、ともかく敵のスタンド使いとの戦いで起きた事故で
彼らは今追い詰められちまってるのさ、俺も助けてやりたいぜ!!
…それじゃあ、そろそろ本編だ!またいつか会おうぜ!!


「先程人里で起きた事故についてしってますか?

…いや、知っていますよね?

人影は事故現場から飛び去っていったそうなんですよ、

その影の正体である貴方たちなら分かりますよね?」

 

(こ、こりゃあマズいぜッ!お、俺の考えた方法は

やっぱりハデすぎたかッ!?)

ポルナレフは汗だくになる…!

「その事故に巻き込まれぬように飛んで通過していっただけだ…

面倒なのでな」

ポルナレフとは真逆に、花京院は汗ひとつかかずに言う。

「あれー?そうですか?…てっきり何かしたのかなぁと

思いまして……その話本当ですよね?」

 

「ああ…なぜ事故を起こす理由があるのかわからない…

そもそもメリットがない」

 

「あらら、そうでしたか……それにしても、ここらでは見かけない

衣服を着てますね」

 

 

 

一方 人里では………

 

「…」

空を飛ぶ何者かと、それに担がれる男…ペネトレ。

「あらら、負けちゃったねー」

その少女は、ペネトレに話しかける…気絶してるのか、返事がない

「DIOはアナタをまだ信用してるのよ…さっさと起きなさい」

背中をドン、と蹴飛ばした!

「…ああ、起きているが……なるほど、まだ信用なさっているのか……」

目から涙をだらだらと流す…しかし嗚咽は出さない

(執着ってのも怖いわね…)

少女は里外れの草原に向かう

「そろそろ降ろしてくれ…頭が痛む」

「あ~ハイハイ、あそこの川のど真ん中でいい?」

「ああ、別に構わない…汚れているのでな」

「…ジョークって知ってる?」

 

 

「…特にそこの白髪の男!とても個性的な服ですね…」

「エ、なんだ!?なにかおかしいのかッ俺は!」

(…でも、特にスクープくらいの事じゃあないわねぇ……)

「…それじゃ、ここらでおいとまさせて頂きます」

「…」

咲夜は目をつぶりながら、門に背を傾ける

「…おっと!名を名のってはいませんでしたね!

私は射命丸 文、文々新聞の記者です…なにか

一大事があれば、また会えるかもしれませんね、それじゃ」

 

「せわしないやつだったな」

「…あら、終わったのね」

門がパタリと閉まる…

 

「…zzZ」

 

「…今、ジョースター達は紅魔館に居る…どうやら、そこを

拠点にしているらしいわ」

「…ほう、なるほど…」

 

「…それで、どうするの?ペネトレはしばし動けなさそうよ…」

 

「ならば、あの男を送り込めばいいじゃあないか?」

「…本当に、奴を行かせるつもり?」

「構わない…行かせろ」

 

「…アナタの出番よ」

「……オォウ…イイな…ッ!どんどんやる気が出てきたぜ…フヒハッ!」

男は、明らかに明確な殺意を出し始めたッ!!

(…どうやっても、この男は好きになれないわね…

理性がぶっ飛んでるっていうのかしら?)

「それでよォ、どこ行けばいいんだょオ!?」

「私についてきなさい」

 

悪魔が動きだす…

 

 

To be continued

 




投稿が遅れて面目ねぇ!
展開が早いかな…?


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第20話「矢と闇と噂」

約二週間ぶりの新話をお送りします…
面目なぁーーい!!


「せわしないやつだったな…」

 

「あら、終わったのね」

いつの間にか居なくなっていた咲夜が、戻ってきていた

「あの門番はほっといていいわよ…。ああ見えて、しっかり起きているの」

ぐーぐー眠る門番、紅美鈴…しかし、どうやら今も侵入者を警戒しているのだ。

 

「それにしても…【矢】だと?」

「ああ、なにか特別なアイテムなのか…覚えているようないないような」

 

少し前に戻る…

 

花京院とポルナレフは、記者・射命丸文と心理戦(?)をしていたが…

「…ところで、知っていますか?」

「…なんだ」

 

「最近、人里に不審な人物がいるとの噂がありまして…」

「なんだと…?詳しく話を…」

 

「…ここ最近、人間の行方不明者が沢山いまして…

どうやら全員この男と通りすがっているようでして」

と言うと、一枚の写真を見せてきた。

明らかに日本人ではない、金髪をたなびかせた男が写る

「この写真を撮ったのは私じゃあないの…私と同じようにこの男を

探している…だけど

 

どうしても捕まえられないの…写真を撮ったとき

こちらを向いてきたらしくて…

すぐに消えてったらしいわ」

 

「…消えてった…だとォ?」

 

「どうやら、その男は常に黄金色の矢を持ち歩いているらしいわよ」

 

「矢…それがどうかしたのか」

「なるほど…調べてみる余地はありそうだ…協力しよう!その代わりといっては

なんだが…」

 

ーーーー今に戻る………

 

「本当に見つかるのか?ここから元の世界に戻る方法っつーのぁよ」

 

「できるだけ速く元の世界に戻らなければ…ホリィさん達も待っているんだ」

 

「矢…だと?詳しく話を聞かせてくれ」

「承太郎、何か知っているのか?」

 

承太郎は知っている。あの【日記】を読んだから…その矢が

何を示しているのかしっかり分かっているッ!

 

「その矢…とても気になるが…とても嫌な予感がするぜ」

(まさか…本当にあの矢なのか?……いや、そんな偶然はあるのか?)

 

「…おっと!皆、どうやら僕は出掛けないといけないようだが…明日の

朝には戻るよ、ジョースターさん」

花京院は部屋からでて、そのまま外に行ってしまった

外はすっかり真っ暗だ……

 

「花京院!…なんじゃあ、急に!?」

「…追うか?」

「追うに決まっているだローがッ!!」

 

「やめた方がいいわよ、この時間からは妖怪が外でわやわやしてくるわ」

 

 

「遅れてしまった!すまない!」

「どうしたんですか?こんな遅くまで…」

「いやぁ、親友と久しぶりに会ってね…」

 

少し前の朝…

 

「知ってるか?外れの森に、木の怪物がいるらしーんだぜ」

「へー、なんか強そう」

「…嘘じゃねーぜ!見たっていう奴もいるんだよ」

「はいはい、はやく先生んとこいこーぜ!」

「おう!競争な」

 

「……なんだ?この木…やけにデカいなぁ」

魔法使いが一人、そこに立つ…

あらたな出会いが始まり、あらたな戦いも始まる

 

 

To be continued

 

 




お久しぶりです皆様…本日からまた毎日投稿をしていこうと思います

私はテレビ勢でして…この間の6部最終回その…なんというか
【興奮】してしまいましてね……

次回もよろピクねェン


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第21話「危木一髪 その1」

運命とは、何が起こるか分からない物…だからこそ
未来に希望が見えてくる…それが幸福に、覚悟に繋がるんじゃあないか


承太郎達がペネトレと戦う少し前……

花京院は聞き耳をたてていた

「…な、何?木の怪物だと?気になるな」

話し合う少年達に近づき話しかけた

「すまない…少し聞きたいことがある。君たちが先程言っていた

怪物とは…何だい?」

 

「…え、誰?」

 

花京院は少年たちに聞いた…その怪物の話を!

 

「ほう…つまりその木がひとりでに動いたりするのか」

「そーだよ。噂だと誰かがそこに【矢を射った】とか」

 

~~~

 

「矢について、色々と情報を聞いたが…繋がりはあるのだろうか」

ジョースター一行が来て4日が経った…花京院は、守矢神社にお世話になっている

 

「何か考え事をしているのでしょうか?私でよければ話してみていいですよ」

「早苗さんは優しいですね、でも大丈夫ですよ」

 

「そうですか?…ならいいんですけど、そういえば

昨日言っていた友達って誰なんですか?」

「…凄くいい人達さ。昔彼らと旅に出たことがあってね…

50日くらいだったかな。とても楽しかったよ」

 

「へえ、さぞ楽しかったんでしょうね!」

(…本当に楽しかったよ。あの日から僕は

変わることができた)

 

[なぜ…お前は自分の命の危険を冒してまで私を助けた?]

[さあな。そこんとこだが…俺にもよう分からん]

 

[ええ、相撲大好きですよ?だけど承太郎、拳で殴るのは

反則ですね]

{ニヤリ}

 

[それは仲直りの握手の代わりだ…ポルナレフ]

[ああ…サ サンキュー花京院]

 

[さあ お仕置きの時間だよベイビー]

[花京院!]

 

[くらえDIO!!半径20cm-法皇の結界をッ!!!]

 

[ザ・ワールド!!]

 

 

少し戻って3日目 夜……

「…スタンドの矢、か」

「ああ、DIOの野郎の日記に書いていやがった…恐らくだが、その

黄金色の矢は、射たれた者にスタンドを与えるスタンドの矢だと思われる」

「昔占い仲間から聞いた。矢で首を射抜かれた男が、その傷をものともせずに立ち上がった

と…なるほど、あの話はその矢だったのかも」

 

「ンでもッ、どうやって探し出すんだァ?ジョースターさんの

隠者の紫で探すのか?」

「うーむ、そうしたいのだが…これを見てくれ」

ジョースターさんは写真を取りだし、皆に見せる

 

「!?」

「…ああ、この通りだ。ワシも今さっき気がついたのだがなぁ」

くっきりと写りこむ、金髪の男…DIO。

「やはり、DIOの存在が強くなっていやがる…この世界にいるのだろう」

「念写は使えないのか」

 

花京院と、時は同じく…外れの森

 

「もしかして、これか?例の怪物ってのは」

普通の魔法使い、霧雨 魔理沙は例の木を見つけ出した

「これが怪物なら、さっさと焼き払ってもいいんだけど…」

辺りを見渡す。とても生い茂っていて、一面緑だ…花も所々咲いている

「…よし、人は居ないな。じゃあ、少し上向きで…」

{ズギャルズギャル!!}

「おっ!動きだしたか、なら戸惑ってる暇はない…くらえ!」

【恋符 マスタースパーク】

{ズドォォォォン!!}

魔理沙は、被害の少ないように上向きに八卦炉を向けた…しかしそれでも

周囲10mほどの地面が消し飛んでいる!!

「…何だと!?」

 

しかし!その木だけは消えていなかった!幹をそらし、まるで滑り台のようにッ!!

ギリギリ当たらない角度まで傾いていたのだァッ!!!

 

「…これは、かなり長期戦になりそうだ」

 

{ズドォォォォン!!!}

「なんだ!?あの音は」

「…爆発でも起きやがったのか!?」

 

「…向かってみよう!」

「ああ、なにか手掛かりがあるやもしれん!!」

音を聞き付け、ジョースター一行4人は走っていった!!

 

「ファ~ウ」

そしてイギーは、そこらの草原でのんきに寝ているのであった

 

To be continued




次回もよろピクねェン
(投稿遅れたのでお茶でも飲みながら許して)


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第22話「危木一髪 その2」

※イギーと花京院の出番はしばらくありません


魔理沙がスペルカードを炸裂した頃……遠くの森にて

 

「…ん、なんの音かしら~?」

「…ナんだろォナぁ」

少女と男が二人で森に来ていた。

 

「…ま、どうでもいいわ。それより、スタンドの調子はどう?」

「…あァ!いい感じダぜッ!!さッき試シてキタんだ!!」

「そう?なら…ここで発動してちょうだい」

「おケェイ」

 

男は地面に手をつける…目を見開いていた…

「じゃ、よろしくね」

「おゥ、まかせロ!おレがジョォスタァを倒スぞ!!」

 

「本当に…よかったのか?…アイツを行かせるなんて……」

「ええ、彼のスタンド能力は並大抵の攻撃じゃあ敵わないって

こと…貴方も分かってるでしょ?」

「…だからこそ」

DIOの配下・ペネトレは何かを言おうとしたが…

おもむろに言うのを止めた。

「…」

「あはは、ペネトレらしいわね…そーゆうトコ」

「…そうか、誉め言葉として聞いておく」

 

 

~~~

「一体何が起こっているかわからんのぅ…もしものために、二手

にわかれたほうがいいかもしれん」

「私はジョースターさんと行こう…ポルナレフ、承太郎と向かうんだ」

 

「ポルナレフ、行くぞ」

「おうッ」

承太郎達は少し遠回りをしながら現場へと向かう…

 

「…おっと!下に壊れたイスがあるじゃあーねェか!」

そこには、なぜかひとつだけ椅子が置いてあった…!

しかも…四本の足、背もたれの全てが曲がっている

「誰だァ?こんなトコに放置してる奴は…よっと」

ポルナレフは椅子を飛び越えようとした…が!?

{グォワァッ!!}

「ぐへェッ!」

ポルナレフは地面に倒れてしまった!!

「…なにをやっているんだ、ポルナレフ」

「あれ~ッ、おかしいなァ…俺、どーやって転んだっけ?」

「やれやれ…ボケるのはジジィだけにしてくれ」

 

~~~~

「…ここか?」

ジョースター達がたどりついた場所は、草一本も生えていない

窪みであった

「なぜ森の中にこんな所が…?」

辺りを見渡すと、真ん中に一本だけ木がたっているッ!!

「フーム、何が起きたんじゃろうか…」

 

その時、後ろから!

『爺さん、しゃがむんだ!!』

「なんじゃっ!?今の声は」

ジョセフは周りを見る、すると前から大量の葉っぱが飛んで来ていた!!

 

「OH NO!」

「なんだと?ならば…マジシャンズレッド!!」

アヴドゥルが葉っぱを焼き尽くした!!

『…すごいな!アンタ達も魔法使いなのか?』

「誰じゃ、この声は…ン!?」

後ろに立つ人影を見たジョセフ達…

(いつのまに背後をとったのか…!?)

「…お嬢さんも、ここの世界の住人か?私はモハメド・アヴドゥル。

この人の名前はジョセフ・ジョースターだ。

爆発音を聞いてここに来たのだが…話を聞かせてくれるか?」

 

「そっちが名乗るんなら、私も…私は霧雨魔理沙。

いわゆる普通の魔法使いさ」

 

「さっきの爆発音はもしかしなくても私のスペルカード

…なんで発動したかはすぐ分かるわ」

魔理沙は指を差す…そっちにはあの窪みと、一本の木があった…

 

「アンタ達、来たことを後悔するかもな」

 

To be continued…

 

「…すこシ速度をあげルか」




いつも閲覧ありがとうございます…(感謝)

来月のジョジョランズ楽しみだな



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狂気の男・悪魔の矢
第23話「狂乱の男ディズィート その1」


「なるほど…貴女が」
「ああ、私のスペルカードが炸裂したんだぜ…でもなー」
魔理沙が目をそらす…
「まるまるかわされちまってなァ、地面に直接撃てないから
大変よ」
「ほう…何か能力を持っているのかのォ」

「…そういや、ここは結構不安定な地形のようだな。
かなり傾きがスゴいぞ」
「あっホントだ…私が来たときはそんなに傾いてなかったけど」

「というか、どんどん傾きが強くなっているんじゃあないか?」

{グラーッ!!!}


承太郎とポルナレフも、外れの森に来ていたが……

「…」

「こんな所で…クラウチングポーズでもとってるのかァ?」

 

「来たカ…ハジめましてッ!!」

その男は壊れたロボットみたいに笑っている…!!

「きッ、きもちわりーぜッ!」

「ポルナレフ…用心しろ。ここ3日でDIOの手下らがどんどん

攻撃を仕掛けに来ている!ヤローもそれ、だろうよ」

「お、おう!」

2人はスタンドを構える!

「…オォーう、アツいねェ!!楽シくなッてきたッ!!」

 

「名前ハディズィートだ!!ヨろしクッ!!」

ディズィートは、地面に手を着けたまま石を放り投げてきた!

「…へへ、なんだこれくらいッ!」

ポルナレフの足元に飛んで来ていたが…軽々跳び跳ねた…

 

しかしッ!

{バキッ!メキメキメキッ!!}

「ごぼがッ!!!」

 

「ポッ、ポルナレフ!」

ポルナレフは、再び吹き飛んでいた!

しかも今度は遠く、20mほど離れた場所の木にぶつかっている!

木は衝撃に耐えられず根本から折れているのだッ!!!

(この男…ディズィートとか言ったか…!!

やはり舐めてかかっちゃあーいけねェ相手のようだぜ)

 

(ゴボッ…なんだとォ!?俺は軽く飛んだだけッ…はっ!

さっきも同じ事があった!これが奴の能力なのかッ!)

 

「おぉっと!気をツケナよォ?」

ディズィートは、両手で地面にしがみついている…

「…ポルナレフは、まぁ大丈夫だろうが……」

まだダメージを受けていない承太郎も…違和感を感じていた

(なんだこれは…風が強いだけじゃあーねぇな、地面が

傾いているみてーだ)

承太郎の体は傾いていない。地面も同じだ…だがッ!

まるで引っ張られるような感覚に包まれているっ!!

 

「ヒハッ!そう立ち尽くしチゃーアいけネーナァ!

もウ攻撃はハじまってルンだゼ!!」

 

{グラーリッ!!}

謎の圧力に耐えていた承太郎も…ついに右側の地に倒れてしまった!!

「なるほど…ポルナレフの言っていた事は正しかったみてーだな」

地面に倒れ伏してからも、まだ傾きを感じている承太郎!

「やれやれ、これはマジにピンチ…って奴だな」

スタープラチナも利用して、なんとかしがみついているが…

(どんどん圧が増している…このまま降っとんじまうのも

時間の問題だぜ…!!)

 

 

「なッ、なんじゃあーッ!!」

「ジョースターさん!しっかり掴んでいてくださいよッ!」

「お、おい!なんだこれッ!!」

 

ジョセフ達も、この能力の影響を受けていたのだッ!

「これじや、ホウキもまともに乗れないぜ!」

どんどん圧力が増していく…!!

「くっ!あまり猶予はなさそうだ…それに」

目を向けた方向の木が、いまだにそびえ立っているのだ!!

「OH GOD!このままじゃああの木に一方的に攻撃される

じゃあないかッ!!」 

と言った時、木から大量の葉が飛んできたッ!!まるで弾丸のような

速さだッ!

「この体勢じゃあ、弾幕もまともにのれないぜ…ホウキに乗ろうと

した瞬間に落ちちまったし」

 

「マジシャンズレッドの炎で焼き尽くせるが…いかんせん位置が悪い。

それに木には直接当たらないだろうし、葉も無限に出てくる…

そもそも距離が離れすぎているな」

 

「ならば…一度逃げるしかないのォ、離れて体勢を建て直してから

戻ってこよう」

「ジョースターさん…つまり… 」

 

「手を離して、吹っ飛ばされるんじゃ…今はこれに賭けよう」

 

「…分かりました、私もそれに賭けましょう」

「お、おい!本当にやるのか?」

 

「ああ」

{バッ!!ビュウーーーッ!!}

 

 

「…なんとか近づかなきゃあーいけねーな、このまま待ってても

どんどん不利になるだけだッ」

 

すでに体感60度傾いているのだッ!!このままでは飛ばされて

軽傷では済まないッ!!

 

承太郎は決死の行動に向かう!!

「オラァッ!」

スタープラチナの拳の反発力でディズィートに跳びかかるッ!

 

しかしッ!行動は誤算だったッ!!

「何ッ!」

承太郎はまた飛ばされていく…しかし今度は先程と逆の方向に

飛ばされたのだッ!!さらに横に!さらに横にッ!!

 

(ハヒッ!やッパりひっカカッたナア!!この能力ハ

ただ傾けるだケの能力ジャあないンダぜーーッ!!)

 

To be continued…




次回の閲覧もよろしくネェン


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第24話「狂乱の男ディズィート その2」

「いてて…」

「…なんとかしがみつけたが、現状は変わっていない。

どうします? ジョースターさん」

「…うーむ。なんじゃろう…ム?さっきと圧力がかかっている

方向が変わっているような気がしたんじゃが…?」

 

 

「ジョ…承太郎!大丈夫かッ!!」

木に激突して、気絶していたポルナレフが目を覚ます!

「…ポルナレフッ!絶対にそこを動くんじゃあねェ、危険だ!」

 

「ヒヒヒ、能力ヲ少し教えテヤルよッ!!こレハな、

傾ケテいるんジャあねェんダ!ソうダだな、フィギュアスケート

みたイニぐるぐる回ッテいるっテ感ジダぜェッ!!」

 

(なんだと…つまり)

承太郎は浮かびながらディズィートの周りを回っている…!

そう!この回転はッ!

「てめーを軸にして回っているって訳か」

「ソウだゼ!タダし地面のほウだけド」

 

慣性の法則をしっているだろうか!

 

動いている物体は、それを止めようとする力が及ばなければ

永遠に動き続ける。また、止まっている物体は

動かそうとする力がなければ永遠に止まっているのだ!

野球ボールを投げたとしよう。ボールは大きく飛んでいく…この時

空気や重力により力が働き、次第に地面に落ちて動きが止まるのだ

(キャッチした時も動きは止まる)

しかし、もしそれらの力が働かなかったら?

それこそが、ディズィートの能力であるッ!!

生物に対する『止めようとする力』を

重力以外全て無くし、それ以外の物体を自身を軸にして回転させる…!

 

これこそがディズィートの能力なのだッ!!

 

先程、承太郎達はジャンプをした!その時に地面より離れて

しまった…それこそがスタンド能力の発動のキッカケになったのだ!!

 

「ヒヘヘ…まだ能力ハMAXまデ発動しテイない…!!

せイゼイ今はこの辺りダケだゼ、デもチョーーっと町の

ホうにモはイッチゃってるかナァ~?」

 

{ガシッ!}

なんとか丈の高い草を掴み、承太郎は止まった

「少しずつ能力のパワーが上がっていく、という訳か」

「セいかいだゼ!景品ガなくテザンねンだナァ!!」

さらに回転力が強まり…さらに圧が強まる!いや…空気中の見えない

生物に押されているのだ!!

 

「やれやれ…!どうやらもう近付くことはできねぇみたいだ」

 

「オッオイ!承太郎、大丈夫か!?」

「いや、かなり不味い状況だぜ…!ひとつ言えることは、こいつを

放っておく訳にはいかねぇってことだ」

 

(こうなったら…野郎のスタンド能力を利用するしかなさそうだッ!)

{バッ!}

意外ッ!何を思ったのか、承太郎はまた跳び上がったッ!!

 

「オおッ!!つイニ負けヲ認めチマッたのかァッ!?」

 

「負けるのはテメーの方だ」

 

「そうイヤ、スタンドの名ヲ言ッてなカッタな…教エヨうッ!

 

メチゃクちゃ簡単だゼ!『スピン』ダっ!!」

To be continued…




次回の閲覧もよろしーく


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第25話「狂乱の男ディズィート その3」

「君は天国を信じるか?」
男は問う。
「ええ、アナタが信じているのなら」
少女は返答する。

「この私が初めて此処に来た時…私はこの世界を
【居場所の無いものがたどり着いた、終着点である】
…そう思っていた。しかし、違った」
透き通る白い肌、キラリと光る赤色の目…その男には
人間とは思えないような美しさがあった
「この世界は素晴らしい。精神力の強い者が数多くいる…私と
同等、いやそれ以上の実力を持つものもいた。
…天国とは精神力を極限まで高めた者たちの魂をいけにえにして
産み出されるが…ここまで強い意思を持つものがいるここならば…」

…私の追い求めた天国よりさらに素晴らしい世界を産み出せるのでは
ないか…?


「………なにか、変な空気ね」

空から降りてきた巫女…彼女は名を博麗霊夢と言う。

「異変は解決した…のだけれど。そういえば、魔理沙もどこかに

向かっていたわね…殺人鬼だかって?」

 

 

「さア!どウヤってコノ俺をたオスのかなッ!!」

「さ、さらに能力が強くなってねぇーかッ!?」

「ああ、早いうちに決着をつけなければ」

 

(まずは野郎の能力を理解しなければ…)

承太郎は、制服のボタンをひとつ取り、スタープラチナの

親指に構えた

{ピシュウゥン!}

そして、ディズィート目がけてはじいたのだッ!!

 

「なンダぁ?こんナ攻撃くらいッ」

と言うと…ディズィートは軽く跳んだッ!

「知っテイルか?コマの軸はカクドが変わるト大きく回るンダゼっ!!」

瞬間!ディズィートは回転に乗り遠くへ飛んでいったッ!!

さらにその動きに、承太郎達2人も巻き込まれて飛ばされた!!

 

「なんだとォォ!?」

「ヤロー…!回転の中心である奴が飛んで行ったっつー事は

俺達もその回転に着いていっちまう訳か」

{ズサァァーァンッ!!!}

 

2人は地面に叩きつけられる…そしてまだ回転は続く!!

 

「…やれやれ、なんとか突破法は思い付いた…ポルナレフ。お前にも

手伝ってもらうぞ…!」

「な、なんだか分からんが…分かったぜ!!」

 

「ポルナレフ、…お前があの妖怪と戦っていた時にやった

技を…するんだ」

 

 

「オい、どうシタンだ?もウくたバッチまっタカ?」

 

「ディズィート、てめェの能力は理解した…その回転っつーのは

てめェ自身を軸にしているようだな」

 

「ア?だカラ何だッてイうん…」

{ビシュウウン!}

銀の戦車の、レイピアの先がディズィートめがけて

飛んでいくッ!!

 

「オっと、マた来たカ…ふイ打ちナンて卑怯だゼェっ!!」

そう言って、もう一度跳び上がった…しかしッ!!

「不意打ちなんかじゃあねーぜ…作戦ってやつだ」

{ガシィッ!!}

ディズィートが跳んで動いた時!素早く回っている

承太郎に足を掴まれたのだッ!!

 

「ナっ、なニィィぃいい!?」

「やっと0mまで近づけたが…やはりこの瞬間に

一番隙があったようだな」

 

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

オラオラオラオラァッ!!!!

 

「ゴゴぼゥがびァーーーーッ」

 

「…やれやれ、本当に手強い敵だったな」

 

 

ディズィート  

  スタンド【スピン】 再起不能……

 

「…お、収まった…」

「大丈夫ですか?ジョースターさん…それに、魔理沙さん」

 

「ああ、なんとかこっちは収まったが…どうやら、ワシらにはまだ

片付けなきゃあいけないものが残っているようだ」

 

「……ディズィートが、負けたのか?」

「ええ、どうやらね」

「でもまだ生きてるんじゃあないかしら?彼って結構しぶといし」

「…それより、これから…どうすりゃあいいんだ…?

俺達3人で敵わなかったんだぞ…」

 

「そうねぇ…DIO様の元々の部下は死んだか、どっかの国で

隠れているか…もしくはDIO様が直々に」

「もういい。知っているぞ…その話は、それで忠誠を誓った

俺たちが…新たにジョースターと戦う役目を背負ったのだからな……」

少女とペネトレが話す…。

 

「あっそうそう。どうやら、4人目のスタンド使いが

入ったらしいわよ?名前は」

「……すこし静かにしてくれ…」

 

「はいはい、じゃあまた後で話相手になってねー」

「ああ、分かった……」

 

 

「矢はどうした」

「ああ、ちゃああーんと持ってるぜ?」

「ならばいいが、どうやら俺達以外にもここに

スタンド使いがいるようだ」

 

「はッ?なんだとーッ!?」

「やはりな」

 

「しかも俺達のことを探しまわっているようだ…どうする?」

「そりゃあーーもちろん、殺るしかねぇだろ!」

 

DIOの配下とは違う謎の集団が…迫りつつある

 

To be continued




久しぶりの投稿です
次回もよろピく


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第26話「ツリー・ハウス その1」

「そういや…しばらく僕の出番が無いんですけど」
「それって、メタいって奴ですよ…花京院さん…
私なんてもっと出番が少ないですし…二柱も未だ出てないんですよ」
「…まあ、更新ペースも遅いですし…仕方ないですね」
「…そろそろお米が炊けるので、お昼ご飯にしましょう」

「ああ」

ジョースター一行がドンパチしている中
ゆったりしている花京院であった!
チャンチャン






……………モチベ上げたい(泣)


「あの木をどうにかしなければな」

「ああ、手っ取り早く吹っ飛ばしたいもんだがな~…」

ディズィートと承太郎との戦いの少しあと……

 

謎の木を吹っ飛ばすために集まった三人は未だに

進展がなかったが……

 

(………おっ、なんじゃあ?キラリと光ったような気がしたのじゃが)

ジョセフの目に、何かが映った!

(…ふーむ?よく見てみるか…)

 

マスタースパークの影響によって開いた木の間の穴より

太陽の光が差し込み…その光が例の木に当たり

その影響でそれが見えたのだ!

 

「…金色?」

 

「どうしたんですか?ジョースターさん」

「いや、あれが気になっての」

「あれ…ですか…?…ムッ、たしかになにか光るものが」

 

「ワシの勘なんじゃが…もしやあれが原因なんじゃあないか?」

「…あれが関係するんなら…あれが操ってるとかかい?」

「ああ。少し前に承太郎から聞いたんじゃが…」

 

「ワシらが持つ«スタンド»…発現の仕方にはパターンがある。

アヴドゥル。お前のように生まれながらにしてスタンドを持つ者…

ワシや承太郎は、DIOとの繋がりでスタンドを発現させた…

 

そしてもう一つは…スタンドの矢じゃ」

「…ほう、矢が…。」

「どうやら、その矢は黄金色の輝きを見せるらしいが…もしやと

思ってな」

「…しかし!あの木のように、人間や動物で無いものがスタンドを

発現させることができるものだろうか?」

 

「…それって、つまり…?ど、どういうことだ?」

「…スタンド使いの素質のないものは、ほとんどが命を失ってしまう

と言うが…この木は生きている!間違いなくスタンドを発現させているのだ!

それに木も一種の生物だからな、可能性は高いんじゃあないかな?」

 

「…先程、あの木は大量の葉を飛ばしてきた…それも正確に

我々を狙っていた…あれこそがスタンド使いならわかり得るが…まて?

じゃあ、一体誰が矢を刺し……」

 

{スパパパパパパパン!}

「うおっ!また飛ばしてやがったぞ!爺さん達、気をつけろ!」

「なんじゃとォ!ア、アヴドゥル!」

「任せて下さい…ファイアー・ウォール(魔炎の壁)!!」

 

しかし…!葉が炎をつき抜けたっ!!

「なんじゃと!?」

「つ、つき抜けて来ましたッ!!ジョースターさん、

避けて下さい!!」

{グサァグサッンッ!!}

アヴドゥルの服の袖を掠めとり…地面に突き刺さった!

 

その時…突き刺さった時、形の崩れた葉から水が溢れてきたッ!!

 

「…この葉ッ!中が水浸しになっておるッ!!いや…表面を含めて

水に包まれているんじゃァッ!」

 

水につけられた紙は、温度が100度までしか上がらないため…紙が

燃える温度まで上がらないのだッ!!

よって、水に包まれたまま葉が炎を越えて来ることができたのだ!!

 

「地面から水分を取り出して…まとわせたのか」

 

一方、魔理沙は

(今、このタイミングなら打ち込めるか!?)

 

{グワン!}

瞬間ッ!!急に木の枝をこちら目がけて降り下ろしてきたッ!!

「なんだとッ!なんて洞察力だっ!!」

あわてて避けようとする…しかし

すぐに気付く!先程のディズィートの能力で

ホウキに乗れておらず、今だに乗っていない事を!!

そのため、スペルカードによる相殺ができない!!

「うあーっ!」

 

 

 

「……ん?私生きてる?」

「カンシャしなよ、あたいが守ってあげたんだからさ!」

「お、お前はいつぞやのッ!」

 

「へっへー!こおりのよーせい!チルノさんじょお!!」

 

To be continued……




投稿開いて申し訳ねェ
次回は早めに出すので許して


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