催眠に堕ちるシンフォニア (コップス)
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リフィル先生を強請って催眠中出しセックス

「起きなさい。ロイド・アーヴィング?」

「ロイド!」

 

平和な田舎町イセリアの小さな学校で、立ちながら居眠りしていた少年の顔に黒板消しが直撃する。

 

「いってぇ!」

「…立ったまま寝れるなんて器用ね」

 

顔を真っ白にしたロイドに冷ややかな視線を白髪の女教師が浴びせていた。

そんな、日常の風景を窓の外から眺めている怪しげな男がいた。

 

「あの先生、めちゃくちゃ美人だけどキツそうだな」

 

男の名前はナゴル、一見なんの変哲もないただの旅人だが一つだけ人とは違うことがあった。

彼は他人の記憶を読み取ることができ、そしてありとあらゆる生物の心を操ることができるのだ。

その能力を用いて彼は様々な人間を操り自分の欲を満たしてきたのだが、最近イセリアに新しい神子が生まれる事を知ったナゴルは一目見るためにこの村にやってきたのだがーー

 

「では、神子コレット」

「はい」

 

そう返事をして立ち上がった少女を見た瞬間、

 

(…今まで見てきた奴らとは格が違う!)

 

さらさらの金髪を揺らしながら、答える彼女はまさしく天使のような美しさだった。

それこそ彼女の周りだけが輝いて見えるほどに……

教師の質問に答える姿を見ながら念じるとすぐに彼の頭の中に彼女の情報が入ってきた。

 

(コレット、歳は16、祖母と父がいるが実父ではないとされており親の愛に飢えている、ロイドとジーニアスと仲が良くロイドに特別な感情を抱いている、誰かの迷惑になることを嫌い、自己犠牲が強い、本日が予言の日で正式に神子になる予定ーーー)

 

多くの情報を整理して彼が次に行ったことは、

 

「クラトス、俺が傭兵としてあの子について行くからうまいことやっておいて」

「…わかりました」

 

催眠下にあるクラトスに命令を伝え、汚い笑い声をあげながら聖堂へ先回りした。

 

 

 

 

 

 

 

ナゴルは聖堂前でコレット、ロイド、ジーニアスの三人が自称ディザイアンと戦闘を行っているのを影から観戦し、追い詰められたのを見計らって助け出した。

 

「つ、強え……」

 

圧倒的な強さを見せつける彼に思わずロイドは本音が漏れてしまう。

するとナゴルが口を開いた。

 

「俺の名はナゴル、傭兵だ。金次第でどんな仕事でもする。あんたらが困っているなら報酬次第じゃ手伝うぜ?」

 

ナゴルは強く念じると早速、全員に暗示をかけはじめた。

 

【ディザイアンの脅威を感じ神子の護衛としてナゴルをどうしても連れて行きたいと考える】

【ナゴルに強くお願いをされると了承してしまう】

 

そしてコレットには

【徐々にロイドへの好意が薄れ、ナゴルへの好意が強くなる】

【ナゴルに触れられると安心して性的興奮を催すようになる】

などの自分に都合のいいような暗示をいくつか追加した。

ぼうっとした顔つきでコレットはナゴルを見つめていだが、しばらくしてハッとしたように我を取り戻した。

 

「あっ!私はコレットです、よろしくお願いしますね!」

「むぅ、神子様の警護を担う人間はディザイアンに倒されてしまった。お願いするしかないか」

 

ナゴルの手をとりぶんぶん振り回す彼女を見た、その場にいた老婆が渋々了承した。

 

「ああ、よろしくなコレットちゃん」

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

その後、聖堂での試練を終えた一行は村長の家で今後の世界再生の旅について話をしていたが、村長はナゴルとリフィルを護衛としてついてきて欲しいらしい。

 

(この先生リフィルって言うのか、ふーん…)

 

チラリと横目でリフィルを見ると鼻筋がスッと通っていて、化粧をしているのかほんのりと赤みがかった唇が艶めかしい。

可愛いらしい女の子と美人教師と旅か、悪くないなと思いながらナゴルは心の中で笑った。

 

「どうしました?私の顔をジロジロ見て」

 

視線に気づいたリフィルが冷静に問いかけてくる。

 

「いやぁ、なんでもないさ」

(こういう冷静沈着な美人に限って、乱れると凄いんだろうな……どうやって堕とすとするか……)

 

下卑た考えを巡らせるとふと妙案が思いつきニヤリと笑いながら、強く念じコレットと同じような暗示をリフィルにかけた。

 

「世界再生の旅は大きな危険が伴う、この値段では受けられないな」

 

ナゴルはニヤニヤしながら言う。

村長が必死になって頼むも、ナゴルは首を縦にはふらない。

 

「だめだね。俺にも生活があるんだ。他をあたってくれ」

「そんな……」

 

泣きそうになるコレットを見て、ロイドが前に歩み出る。

 

「いくらなんでも、高すぎるよ!もう少しまけてくれ!」

「お前みたいなガキが何言ってるんだよ。さっさと帰りな」

「お願いします!お金は必ずお返ししますから……どうか!」

 

すがりつくように懇願するコレットだが、

 

「駄目だっていってんだろ?まあそこの先生が下の世話をしてくれるなら考えないでもないけどな?」

「な!あなたね!」

「あんな雑魚に手こずっているようじゃ命がいくつあっても足りないよ『まあ、俺は宿屋で待っているから生徒を守る覚悟ができたら来てくれよ、先生』」

 

そういい残して、ナゴルは部屋から出ていった。

 

「何なんだよあの態度は!ムカつくな!」

 

ロイドは拳を握り締め苛立ちながら叫ぶ。

 

「…ところで下の世話って何のことだ?」

 

ロイドの言葉に、その場にいた大人達が気まずそうにため息をつく。

 

「……」

「え!?何かまずかったか!?」

 

あわてふためくロイドに、老婆が苦笑しつつ誤魔化しながら説明する。

 

「……まあトイレやお風呂のお手伝いのこと、じゃよ……」

「???鎧を脱ぐの大変だから、手伝いが必要ってことか?でも、それくらいだったら別に構わないんじゃないか?リフィル先生も……」

「……」

「ん?先生?」

 

顔を伏せたまま黙っているリフィル。その肩が小さく震えているように見える。

 

「……ぷっ……くっくっく……」

「おい、先生、まさか笑ってるのか?」

「ごめんなさい。でもおかしくてつい……」

 

こらえきれずに笑い出すリフィル。

 

「…はあ、態度は最悪だけど実力は一流。しかたないのかしらね……」

 

リフィルはまだ少し涙目だったが、あきらめのため息とともに言った。

 

「じゃあ……」

「…ええ、私が行くわ」

「やったぜ!」

 

下の世話の意味が分からない喜ぶ子供たちとは対照的に、村長は不安げである。

 

「…本当に大丈夫なのか?」

「心配はいらないわ。彼はきっと…そう大丈夫だから……」

「え?」

 

理由にならない返答をするリフィルに困惑する村長だが、神子のために無理をしているのだと考えそっと呟いた。

 

「……分かった。よろしく頼んだぞ」

 

リフィルは険しい表情をしたまま男のいる宿へ足を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

宿屋の一室の前で物思いにふけるリフィルの姿があった。

 

(……これからコレットは、どんな危険にさらされるかわからない。もしかしたら、命を落とすようなことも…だからこそわたしが我慢すれば…)

 

「何を悩んでるんだ?」

 

いきなり後ろから声をかけられて、びくりとするリフィル。振り向くとそこには、ナゴルがいた。

 

「な、何でもないわ、それよりあなたどこ行っていたの?」

「まあ、ちょっと情報収集とお願い事をね……で?泣きそうなツラして何してんだ?」

「……神子の旅のことなんだけど」

「ああ、あんたが俺の世話をしてくれるって話かい?」

 

ナゴルが下卑た笑いを浮かべる。

 

「……そうよ、悔しいけど私だけだと力不足。…私が我慢してあなたを連れて行くしかないみたい」

「ふふふ、そいつは英断だな」

「でも、私はあなたみたいな男が大嫌いなの。だから……」

 

リフィルが厳しい視線を男に向ける。

 

「あなたが少しでもおかしなことをしたら、その場で切り捨ててやるから覚悟しておきなさい」

「おお怖い。肝に命じておくぜ」

 

ナゴルはリフィルの肩に手を置き、耳元に口を近づけるとささやくように言った。

 

「だが俺はあんたのような女が一番好きだぜ」

 

リフィルの顔がみっともないくらい真っ赤に染まると、ナゴルの手がリフィルの身体をまさぐり始めた。

 

「んっ……」

 

ナゴルの愛撫を受け、リフィルは艶っぽい声を上げる。

 

(…どうしてこんなことに……)

 

リフィルはナゴルに対して初めてあったときからずっと嫌悪感を抱いてたが、お金のためにナゴルの要求を受け入れるしか無いこの状況に悔しく思っていた。

しかし、そんなリフィルの気持ちを知らずにナゴルは胸に手を伸ばした。

 

「あっ……」

 

ナゴルに胸を揉まれ、リフィルは思わず喘ぎ声を上げてしまった。

後ろから抱きしられ、ナゴルに耳元で囁かれる。

 

「今夜はたっぷり可愛がってやるよ」

「……最低」

「なんとでも言ってくれ」

 

ナゴルはリフィルを押し倒すと、強引に唇を奪った。

 

「…っんん!ちゅぷ……」

 

両手を押さえつけられ、身動きできないまま、ナゴルの唇が自分のそれに重なっていた。リフィルには何が起きたのか理解できなかった。ただ、男の体温と吐息だけが感じられる。そして、その熱さが自身の全身に広がっていくのを感じた。

 

「はぁ……やめ……むぅ!」

 

抵抗しようとするが、再びキスをされる。今度は舌を入れてきた。生暖かい感触が口の中に広がる。

 

「っぁ!」

 

顔を背けようとするが、顎を掴まれる。そのまま、何度も角度を変えながら、男はリフィルの口腔を犯し続けた。やがて、二人の唾液が混じり合い、飲み込めなかったものがリフィルの口から溢れ出す。

 

「うぐ……んぐ……」 

 

息苦しさに耐えかね、リフィルは無意識に男の背中にしがみついていた。

口内に舌を入れられ、絡め取られる。

 

「……んん……ぷはっ」 

(なんなのこの感覚は……)

 

ぬるぬるとしたものが口内を暴れ顔を真っ赤にしながらも、リフィルはそれを受け入れた。

しばらくしてナゴルは満足したのか、口を離す。

二人の口から唾液の糸が伸びていた。

 

「ふふ……」

「何を笑っているの?」

「いや、可愛いなと思ってな」

「……馬鹿にしてるの?」

「まさか、本心だよ」

「…………」

 

リフィルは男の言葉は薄っぺらく信じることができなかったが、なぜか顔が火照っているのを感じていた。

 

「腰を上げてくれ」

 

男の手がズボンの手を当てられ、リフィルは一瞬ためらったが、言われた通りにするとズボンが下着ごと脱がされ下半身が露わになった。

リフィルの秘所はうっすらと毛に覆われており、綺麗なピンク色の中はしっとりと濡れているようだった。

 

「綺麗な色だな」

「み、見ないでよ」

「ほれ、もっと脚を広げろ」

 

リフィルが言われるままに足を広げる。

 

「くくく、いい格好だな」

「……くっ……好きにすればいいわ」

 

屈辱的な体勢を取らされたリフィルだったが、羞恥に頬を染めながらも、毅然とした態度を崩さない様子にナゴルは興奮を覚えた。

 

「へへ、そうさせてもらうぜ」

 

ナゴルは、リフィルの秘所に指を入れるとゆっくりと動かし始めた。クチュクチュという音が部屋に響く、自分の中に異物が入ってくる違和感と恥ずかしさに必死で耐えた。

リフィルの中は狭くとてもキツかったが、同時に彼女の中はとても暖かく柔らかくて、ナゴルの指を包み込むように締め付けてくる。

リフィルは目を閉じて歯を食いしばり、ひたすらに堪えていたが、それでも抑えきれない声が漏れ出てしまう。

 

「あ……ああっ……くっ……ああっ…♡」

「どうだい?気持ち良いだろう」

「そんなわけ無いでしょう」

「そうかい?それじゃあ、これはどうかな」

 

ナゴルは、リフィルの中に入れている指を折り曲げた。

 

「っん!…あぁ…!♡」

 

今まで感じたことのないような強烈な刺激がリフィルを襲った。

 

(なんなのこれ……体が熱い……)

 

リフィルの体は燃えるように熱くなり、頭もボーッとしていた。

ナゴルは、さらに激しく動かすと次第に水音が激しくなり、リフィルの声も大きくなる。

リフィルは、自分の中から何か熱いものが出てくるのを感じて、それを男に見られるのが嫌で、何とか止めようとしたがどうにもならなかった。

 

「……くぅ……あ……ああ♡」

 

リフィルは必死に声を抑えようとしたが、どうしても漏れてしまう。ナゴルは、リフィルの反応を楽しむかのように執拗に責め立てた。

 

「ふふふ、我慢するなよ」

「ああっ……だめぇ……」

 

人差し指を出し入れしこながら、ナゴルはさらに奥へと侵入していく。

 

「ひゃうん♡……そこ……ダ……メェ……あっ……あん……♡」

 

リフィルの反応を見ながら、ナゴルは二本目の中指も入れる。

 

「ふふ、もうこんなになってるぞ」

「ちが……違うわ……」

 

リフィルは否定するが、膣内はヒクつき愛液の量も増えていた。

 

「そろそろいいか」

「……?」

 

ナゴルは、リフィルの両足を掴むと大きく広げ、秘所に口をつける。そして、そのまま舌を入れてきた。

 

じゅぷ……ぴちゃ……

「やぁ……汚いわ……やめて……んんっ♡!」

 

リフィルは抵抗しようとするが、力が入らない。

 

「美味いな」

「やめなさい!」

「いいじゃないか、減るもんじゃないし。それに、これからもっと凄いことをしてもらうだし」

ぐちゅびちゅっれろぉ〜♡

「っんぉおおおっ♡♡!!」

 

舌を奥まで捻り込み吸い込むような音が響くとリフィルの腰が大きく跳ね上がった。

そのまま、何度も抜き挿しを繰り返す。

その度に、リフィルは体を痙攣させる。

ナゴルは、舌を抜くと今度は指を入れてかき混ぜるように動かし始める。

既に十分すぎるほど濡れていたそこは、簡単に受け入れていた。

ナゴルは、今度は親指でクリトリスを押し潰すようにして擦る。

敏感な部分を二つも同時に攻められて、リフィルの頭の中は真っ白になる。

あまりの快感に意識を失いそうになるが、すぐに次の波が襲ってくる。

 

「んんっああっあっっっ♡!!!」

 

リフィルは大きく仰け反るとビクビクっと震えた。

リフィルの絶頂を迎えたのだ。

ナゴルは、満足そうな表情を浮かべて、リフィルから離れる。

リフィルは肩を大きく上下させて呼吸を整えようとするが、上手くいかない。

 

(な、何だったの今のは……)

 

リフィルの思考は快楽でぼんやりとしており、まともに考えることができなかった。

ナゴルはズボンを脱ぎ捨て、ペニスを取り出すと、それは天を向いており、血管が浮き出ておりグロテスクな見た目をしていた。

男はベッドの上に上がり、リフィルに近づく。

 

「きゃっ!?な、何これ……」

 

リフィルはあまりにも大きい肉棒に驚きの声を上げた。

 

「ちょ、ちょっと待って……まさかそれを挿れるつもりじゃあ……」

「そうだよ」

「む、無理よ……入るわけないわ」

「大丈夫だよ。しっかりほぐしたからな」

「そういう問題じゃないわ!お願いだからそれだけは許して…」

 

リフィルはみじろぎするが、太ももをガッチリと掴まれているため逃げることができない。

ナゴルは自分のモノを掴みリフィルの入り口にあてがうとゆっくりと挿入が始まった。

 

ズブブッ……

「いつっぁ……」

 

リフィルはあまりの質量に息ができないほどだった。

痛みと圧迫感に目を見開き、パクパクと口を開け閉めすることしかできない。

ナゴルはそのまま押し進めていく。

 

ミチッギチュッ メリメリメリッ♡

「きつっ……だが最高だぜ」

「うぅ……ぃ」

 

ぬち、という音をたてて肉棒が秘所に挿入されていく。

 

「痛い……抜いてぇ……」

 

あまりの大きさに、リフィルは苦痛を訴えている。

しかし、それでもナゴルは腰を動かすことを止めなかった。

 

「あ、あああ……いやあああ!!」

 

子宮の入り口にまで達すると、そこで動きを止める。

 

「はあ……はあ……ちゅっ……んちゅ♡」

 

息を荒げながらもキスをされ、舌を絡められる。

 

「よしよし、よく頑張ったな」

 

ナゴルはリフィルの頭を愛しそうに撫でる。髪を指先でかきわけると耳を甘噛みしはじめた。

同時に胸への愛撫も再開される。乳首をつままれたり引っ張られたりするたびに、リフィルはビクンと反応した。

 

「はぁ……はぁ……もう……ダメェ……♡」

 

時間が経ち痛みが少しずつ緩和されていき、痛み以外の感覚がより鮮明にしていく。

ぐつぐつと煮えたぎるような肉棒がリフィルの中を占領し、耳は男の吐息がかかる。

胸は優しいタッチと激しい責めの両方を同時に受けており、頭の中が快楽に支配されていく。

 

「あうっ……んっ……っぁ♡」

 

小さく悶える姿は冷静で大人びた彼女ではなく、快感に困惑する少女のようで愛おしくも尊く、ナゴルの興奮をさらに高めていった。

 

「そんなに可愛い声出すなよ……我慢できなくなるだろう?」

「そ、そんなの……知らな……あんんつっ♡!」

ぐぶちゅっ〜〜、ずぬぷっぬちゃぁっ

 

不意に肉棒がゆっくりと途中までぬかれ、また奥まで押し込まれる。

 

「あんっ!そ、それだめぇ♡!」

 

先ほどまで固くなっていた膣口も時間と愛撫によってほぐされ、その動作を何度も繰り返され、ゆっくりとピストン運動が開始された。

 

「…あっ!はっ♡!あっ!んっ♡!」

最初はゆっくりだったストロークは徐々に速くなっていき、ぱん、ぱちんと肌と肌が激しくぶつかり合う音が響き渡る。

 

「あっ!あっ!あっ!あっ!んん♡!」

 

リズミカルに打ち付けられる衝撃に耐え切れず、リフィルは無意識のうちに自ら腰を動かしていた。

パンッ!パァンッ!!

 

「いいのか?そんなに大きな声出したら誰かに聞こえるぞ」

「っんぁ!!」

 

リフィルはハッとして顔を真っ赤にしながら両手を口に当てて声を抑える。

 

「んんっ♡…んんんんっ♡…んんんんんっ♡!!!」

 

ナゴルのモノは太く、長い。それがリフィルの感じる部分を余すことなく刺激している。

 

「声を出せばもっと気持ち良くなれるぞ?そら、イケよ…!!!」

 

パンッ!パンッ! ナゴルの動きはさらに激しくなり、ラストスパートをかける。

 

「んっ♡ふっ♡あんっ♡んぐっううぁっ♡!!!」

 

リフィルは歯を食いしばりながら必死に耐えるが、身体の奥底から何かがせり上がってくるような感覚に襲われる。

 

(ダ、ダメ……こ、これじゃ……♡)

絶頂が近いことを悟り、なんとか耐えようとするが、もはや限界だった。

次の瞬間ーー

 

「おらっ!イっちまえっ!!」

「ああっ熱いぃっ♡!!イクゥウウッーーーッッッッッッ♡♡!!!」

 

どぴゅどぴゅっ〜〜〜!!! 大量の精液が流れ込んできた。

ドクッドクドクン 熱いものが子宮を満たしていく。

リフィルはその熱さに抗えず、ついに快楽に押し流されてしまった。

ビクビクと痙攣し、一気に突き上げられ、リフィルは背中を仰け反らせて絶頂を迎える。

それと同時にナゴルの剛直から大量の精液が放たれ、リフィルの胎内を満たしていく。

ドクッドクッと脈打つ度に熱いものが注がれていく。

リフィルは体を痙攣させながら、注ぎこまれるものを受け入れていた。

 

「ははは、盛大にイキやがった、こんなにイキやすい女そうそういねえぞ」

「はぁ……はぁ……はぁ……♡」

 

ナゴルはリフィルを抱き起こし対面座位の体勢になると唇を塞ぎ、舌を入れて絡めてきた。

リフィルは惚けた表情を浮かべており、瞳からは理性の光が消えかけていた。

 

「…ちょっ…まっ……ちゅぷ……れろぉ……♡」

(…いったばかりなのに…何なの……)

 

荒い息のままに貪りあい舌を絡ませ、互いの唾液を交換し合う濃厚なディープキスが続く。

2人はより深く密着した状態になり互いの心臓の音が直接通じるくらいに深く密着し、2人の間には熱い吐息と水音だけが響いていた。

 

(無理矢理されているのに、抱きしめられて……安心するなんて……私、どうかしてるわ……)

 

絶頂の余韻のなか肌と肌がふれドクンドクンと心臓の鼓動がより高鳴っていく。

ナゴルは片手でリフィルの後頭部を支えつつ、もう片方の手で彼女の尻を鷲掴みにした。そして上下左右に動かし、揉んでいく。

 

「んっ……ふぅ……っ♡」

 

尻を揉まれる度に甘い痺れを感じてしまう。

リフィルは抵抗することなくされるがままになっていた。

ナゴルが口を離すと二人の口から銀色に輝く橋がかかった。

 

「どうだ、俺の女になる気になったか?」

「……はぁ…こんなことされてなるわけないでしょう」

 

ナゴルの言葉を聞いてリフィルは我に返ったが、すぐに目を逸らす。

しかし体は正直で、膣内に入ったままだった肉棒をキュウっと締め付けた。

リフィルの秘所はまだ男根が挿入されたままで秘裂からは白濁した液体が溢れている。

リフィルは恥ずかしさのあまり顔を背けるがナゴルは構わずに続ける。

 

「まだ足りないようだな」

「んぐぅっ!?」

 

突然、下腹部に強い圧迫感を感じた。ナゴルがリフィルを持ち上げて肉棒を突き刺してきたのだ。

 

「あぐぅっ……うぅっ♡」

「ふぅー……」

「ひゃうんっ♡!?」

 

耳元で大きく息を吐かれ、ゾクゾクとした感覚に襲われ思わず身をよじる。ナゴルはそのまま耳たぶを甘噛みしたり舐めたりした。

 

「おい、動くなよ」

 

ナゴルはリフィルのお尻を掴むと、そのまま上下に揺さぶり始めた。

 

「やぁっ!これダメぇ!壊れちゃう♡!」

 

いったばかりだからか、それとも角度がよかったのかリフィルは良い一層反応を激しくし結合部からは大量の愛液が溢れ出し、ベッドに大きな染みを作っている。

肉棒が膣内を行き来するたび、子宮口に亀頭がぶつかるたびに意識が飛びそうになるほどの快感が押し寄せてきた。

 

「はっ……あっ♡……んんっ……あっ♡」

 

ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ! ナゴルの腰の動きに合わせて大きな音が鳴り響く、その動きに合わせるようにリフィルも腰を動かし始めた。

 

「ははっ!自分から腰振りやがって!この淫乱教師め!」

「ち、違う!これはあなたがっ!」

「何が違うんだ?こんなに濡らしておいてよく言うぜ」

「そ、それはあなたのせいじゃ、んっ♡!」

「ほら、ここが良いのか?ん?言ってみな!」

「んんっ♡♡!」

 

ナゴルはリフィルの弱点を見つけたのか執拗にそこを攻め立てる。

リフィルは必死に耐えようとするが、それでも身体は正直に反応してしまい、ビクビクと痙攣していた。

さらにナゴルはリフィルの胸を鷲掴みにして乱暴にもみしだいていく。

 

「あんっ♡!だめ、そんなに強くしたらぁっ♡!!」 

「へっ、またイキそうなんじゃねえか?」

「っ、あっ、んぅっ、あっ〜〜♡!」

 

あまりの快楽に思考能力が低下し、目の前の男の事しか考えられなくなっていく。やがて限界を迎えたリフィルは再び絶頂を迎えようとしていた。

ナゴルの方もまた限界が近いようでラストスパートをかけていく。

パンッ!パァンッ!! 激しいピストン運動にリフィルは耐えきれずに何度も達してしまう。

だが、そんなことはお構いなしにナゴルは攻め立て続けた。

そしてついにその時が訪れる。

 

「出すぞっ!!!」

「あ、イク♡イッっちゃう、ん、ん、んんんんんっ♡♡!!!」

どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ〜〜〜!!! 熱い奔流が流れ込んでくる。

どくんっどくんどくんっ 熱いものが注がれていき、彼女は体を震わせながら受け入れた。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……♡」

「ふう……気持ち良かったぜ、先生」

 

そう言うとナゴルは肉棒を引き抜いた。栓を失った秘所からは白濁色の液体が漏れ出している。

 

「はぁ……んぁ……♡」

 

リフィルは息を整えようとしたが、ナゴルは休ませるつもりはないらしく、再び覆いかぶさってきた。

 

「まだまだ夜はこれからだぜ、楽しもうじゃないか」

「ちょっ……待って……少し休憩を……」

「駄目だ、俺が満足するまで相手してもらうぜ」

「そんなっ……あああっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

「んん……んっ?」

 

リフィルは窓から差し込む朝日で目が覚めた。

 

(ここは……ああそうだわ、私はあの男に..)

 

隣を見ると昨日散々自分を弄んだ男が全裸で寝ていた。

その光景を見てようやく自分が何をされたのかを思い出し顔を真っ赤に染める。

 

(…夢じゃなかったのね)

「んん~よく寝た」

 

ナゴルも目覚めたようで起き上がると伸びをする。

 

「おはよう、リフィル先生」

「……」

 

リフィルは何も言わず無言のままだった。

 

「なんだよ、つれないな。初めてってわけでもないだろ」

「……」

「お?なんだ、恥ずかしがっているのか?可愛いところあるじゃないですか」

「黙りなさい!」

 

リフィルは枕を投げつけたがあっさりキャッチされてしまった。

 

「はははっ、まぁいいや朝飯食おうぜ。腹減ったよ」

 

ナゴルは服を着ると部屋を出て行った。

リフィルは自分の体を確認する。全身にキスマークや歯型があり、股間から精液が流れ出ている。

自分の体に刻まれた無数の傷跡をみてため息をつく。

 

(私、これからどうなるのかしら……)

 

リフィルの心にはこれからの旅路が不安しかなかった。

 

 

 

 

 



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コレットにマッサージと称して催眠中出しセックス

イセリアの人々はコレット達を見送るために村の入り口に集まっており、少し離れた場所にロイドの姿もある。

コレットは村人ひとりひとりに別れの言葉を交わしていく。

ジーニアスはロイドの隣に立ちその様子を共に見つめているが、ロイドはどこか元気がない様子だった。

 

「大丈夫?ロイド」

「え?何がだよ?別に何ともないぜ」

「本当に?無理してない?何かあったら僕に相談してくれてもいいんだよ」

「心配性だなぁジーニアスは、ホントに何でも無いから気にしないでくれ」

「そっか、それなら良いんだけど…」

「ほら、そろそろ出発するみたいだぞ」

 

ロイドは昨日ナゴルに【コレットのために危険な事はせずこの街を守る】ように説得されたためか、心の底ではついていきたい気持ちをぐっと堪えているようであった。

コレットはそんなロイドの様子に気づいていたが何も言わずにいた。

 

「姉さん、コレット、あまり無理しないようにね。辛くなったらいつでも帰って来ていいんだから」

「ありがとう、ジーニアス達も元気でね」

「リフィル先生、ナゴルさん、コレットのことをどうかよろしくお願いします」

 

コレットの父が深く頭を下げている。

リフィルは力強くうなずき、村の入り口に向かおうとしたところロイドが慌てた様子で声をかけてきた。

 

「コレット……!」

「……?」

「その……気をつけてな…!」

「…うん!ありがとロイド、行ってくるね!」

(……くそっ、なんで俺は気の利いた言葉も出ないんだ……!)

 

笑顔を浮かべながら手を振るコレットに対して、ロイドは空元気を振り絞りながら手を振り返した。

 

 

 

 

 

 

イセリアから旅立って数日が経過し、一行は次の街へと向かっていた。

街道には魔物が生息しており、何度か戦闘になったのだが、ナゴルは圧倒的な力でそれらを蹴散らしていった。

二人はそんな彼の戦いぶりを見て、改めて傭兵としての腕前に感嘆していた。

 

「わぁ!すごいですナゴルさん!!」

「大したことねぇよ」

「ずばっずば〜っってやっつけてましたよね!?格好良かったですよ!」

「そうかいそうかい、嬉しいこと言ってくれるじゃねえか」

(無邪気な子だな……こんな子が神子の試練を受けるのか……)

 

そんな会話を続けるコレットとは対照的にリフィルは終始暗い表情をしていた。

というのも、彼女は連日ナゴルに犯されていたからである。

ナゴルの絶倫っぷりは凄まじく、何度も何度も求められ一晩中休む間もなく抱かれ続けた。

しかも彼は避妊を一切しなかったため、リフィルのお腹の中には大量の精液が注ぎ込まれていた。

今はまだ平静を装ってはいるが、内心は早く宿に行って休みたいと願っていた。

そんなリフィルの様子を察しているのかいないのか、ナゴルはコレットと談笑を続けている。

やがて前方に街が見えてくると、コレットはリフィルのほうを振り向き嬉しそうな声で叫んだ。

 

砂漠の街トリエット

この辺りは乾燥地帯であり、水が非常に貴重であり街の中心部にオアシスが存在するここは、古くから交易の要所として栄えており、様々な国の文化が入り混じっている。

街の入口まで来るとイセリアとは大きく異なる砂でできた建物や、道行く人々の服装などを見てコレットは目を輝かせていた。

 

街に繰り出した三人は、出店で買い物をしながら情報を集めている。

すると、オアシスの前にテントのようなものが設置されていることに気づく。

コレットはそれに吸い寄せられるように近づくと、中にはターバンを巻いた女性が水晶玉を手にして座っているのが見える。女性はナゴル達が近づいてきたことに気付いたようで、立ち上がりゆっくりと口を開いた。

 

「占い師の館へようこそ。何を占って欲しいのですか?」

 

女性の問いに対し、コレットはう~んと考え込む仕草を見せながら答えようとする。

 

「それじゃあ、この旅がうまくいくかどうか、とか……」

 

その言葉を聞いた瞬間、ある情報を思い出しナゴルの顔つきが変わる。

 

(旅の目的……確か、世界の未来を救うこと、ディザイアンを封印しマナを解放する……だったな)

 

(……だがクラトスから得た情報だと、世界再生の旅の本来の目的はディザイアンの親玉の姉を復活させるために、神子を入れ物として準備するということらしい)

 

つまり目の前にいるコレットは嘘の試練を受けて、世界を救う事も出来ずただ利用されるだけの存在だということだ。

 

(俺は異常なまでに独占欲が強いんだ、こんないい女、わけのわからない計画に利用させるかよ)

 

自分勝手な考えをするナゴルは、まだみぬディザイアンのボスに怒りをはせた。

そんなことを考えている彼の存在には気付かず二人は会話を続けていた。

 

「それではお嬢さんの未来がどうなっているのか見てみましょう……」

 

女性は両手を広げると、水晶玉に手をかざしながら詠唱を始めた。

コレットはその様子を食い入るように眺め、真剣に聞き入っている。

数分の後、彼女は静かに語り始めた。

 

「…あなたの旅はとても厳しく長いものになるでしょう、ですが恐れることはありません。

なぜならあなたには、共に旅をしてくれる頼もしい仲間がいるからです。

しかし、心を強く持ちなさい。でないとあなたは全てを失うことになります。

そして旅を終えた未来できっと……大切な人と共に幸せに暮らすことが出来ることでしょう」

 

彼女はそう告げると、優しい眼差しでコレットを見つめ微笑んでいる。

コレットは彼女の話を聴き、笑ってはいるがどこか浮かない表情をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

その後宿をとり、ナゴルは一人部屋で過ごしていると、ゆっくりと隣の部屋から外へ向かう小さな足音が聞こえた。

 

(こんな夜中にどうしたんだ?)

 

少し不思議に思いつつも、彼はそのまま外へついていくことにした。

しばらく歩くとオアシスの前にコレットが佇んでいた。ナゴルは後ろから近づき、そっと声を掛ける。

コレットは驚いた様子で振り向くが、彼の姿を確認すると安堵のため息をついた。

 

「どうしたんだ、そんなに浮かない顔して」

「ナゴルさん、いえ、何でもないです」

 

コレットは笑顔で誤魔化そうとすると、ナゴルはじっと見つめてくる。

 

「占い師の言っていた事を考えていたのか?」

 

核心を突かれたのかコレットはびくりと体を震わせる。彼女はうつむきながらも小さくはいと答えた。

ナゴルはコレットの隣に座ると同じように空に浮かぶ月を仰ぎ見た。

二人の間には静かな時間が流れている。

 

「…悩みがあんなら話してみな、誰かに話すだけでも楽になったりするもんだぜ?」

「…」

 

ナゴルの言葉を聞きコレットはしばらくの間黙っていたが、意を決したようにぽつりと話し出した。

 

「……とても大切な友達の顔があまり思い出せないんです、一緒に遊んで、冒険したり、ずっと隣にいたはずなのに。どうしてなんでしょう…」

 

占い師に言われた「大切な人と共に幸せに暮らすこと」と言われた時に思い浮かぶ顔はイセリアの人達とリフィルの顔だったが誰か大切な人が居たような気がするが誰なのかがどうしても出てこない、どこか上の空のように話す彼女は悲哀の表情を浮かべていた。

 

(………それに再生の旅が終われば私はーーー)

 

その横顔を見たナゴルは何とも言えない気持ちになっていた。

 

(明るい表情ばかり見てたけど、こういう顔もえらい可愛いなあ。早くこの顔を快楽に堕としてぇ……まあ、そんなことより今は慰めてやらねえとな……)

 

彼は優しく肩に手を置く。するとコレットはビクッと身体を揺らす。

驚いている彼女に、ナゴルは語りかける。

 

「まあ忘れることもあるさ、それよりも旅が終わったら、イセリアに帰ってそいつに旅の話をたっぷりできるように日記でもつけるのはどうだ?そうすりゃもう忘れることもないだろう?」

 

ナゴルの提案にコレットはきょとんとしていたが、やがてふわりとした笑みを見せた。

 

「ふふっ、それいいですね!」

(……私がいなくなっても、旅のことを伝えられるようにしよう……それと忘れてしまってごめんなさいって伝えたいな……)

 

提案に乗り気になったようでコレットは嬉しそうにしている。

そう言った彼女を見るとほっとしたがナゴルの中ではすこしだけしこりが残ったようだった。

 

(よしよし良い調子だ、しかしまだあいつのこと気にかけてたのか……なんだかむかつくな……)

 

ナゴルはコレットを見つめながら強く念じると、コレットの心の内を覗き込むようにした。

 

((ロイドへの好意はイセリアにいた頃よりもだいぶ減り、忘れていたことに対して罪悪感を感じている。

ナゴルへの好意は徐々に上がってきており、共にいるときに安心し強く信頼感を感じている。))

 

順調に好感度が上がっている事を確認すると溜飲が下がり心の中でほくそ笑んだ。

楽しそう話すコレットの横顔を見て、彼もまた楽しげに笑うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トリエットから南西へ砂漠を進むこと数時間にある旧トリエット跡。

そこはかつて遺跡があった場所のようだか崩れた柱が砂に飲み込まれ見る影もない、今は月と焚き火の光が辺りを照らし荘厳な雰囲気が漂っていた。

 

「いっってぇ!」

「文句を言うんじゃありません」

 

先ほどまで遺跡最奥で封印を守護する炎を纏う獣と交戦していたのだが、今はその時の怪我の治療中だった。

 

「治療術だって万能ではなくってよ、我慢なさい」

「わかってるよ……」

 

今、ナゴルは上半身裸に剥かれ、包帯を巻かれている最中である。

 

「終わりました。あとは安静にしていれば問題ないでしょう」

「どうも、リフィル先生」

「はいはい、どういたしまして」

 

改めてナゴルの背中を見ると、そこには包帯が何重にも巻き付けられていた。

これまでの旅の中でも戦闘中、何度か怪我を負ったことはあった。しかし、今回はいつもより重傷だった。

それだけあの魔獣が強く、何度もピンチの所をこの男に助けられたということだ。

 

(…だめね、もっとしっかりしないと……それにコレットのことも……)

 

テキパキと片付けを終えるとリフィルはチラリと少し離れた場所で休んでいるコレットをみた。

 

「心配か?あの子のことが」

「当たり前でしょう、あんな状態なのに…」

 

戦いを終えた後、レミエルによって力を授けられたコレットは真っ青な顔でせきを吐いていた。

天使になる一夜の試練だと言っていたため休んだが今は落ち着いているようだ。

 

「まあ、無理はさせられないよなぁ」

「ええ……」

 

しばらく沈黙が続いたがリフィルが口を開いた。

 

「……ねぇ……まだこの旅についてくるの?」

「ん?どういう事だ?」

「今後もこういった事は起こるし、これ以上の怪我もするかもしれない、お金とか情欲のためにそんなに傷ついていくなんておかしいわ」

 

旅の中でナゴルは軽い傷を負ってきたが、今回のような試練は続きこれ以上の怪我が今後も続くだろう。

それに、試練だけではなくディザイアンに狙われているため、より命の危険が伴う旅だと考えると報酬は少ない金額とリフィルの体のみ、彼の実力ならもっとお金も性欲も合理的で効率の良い方法がいくらでもあるはずだとリフィルは思っていた。

 

(二人をゆっくり楽しみながら自分の女にするため……)

 

ナゴルは一瞬、本音を言おうとしたが思い直し、少し考え込んだ後に答え始めた。

 

「コレットのためだ」

「えっ?」

「あの子は優しくて可愛いからな、俺はあの子を守りたいんだ」

「……綺麗事を言うわりにお金をせびるわ、私のことをめちゃくちゃに……」

「あーあれはつい出来心で」

「……」

「冗談だって!そんな目で見つめられると照れるぜ」

「真面目な話よ」

「そうだなぁ、最初は可愛い女の子がいるから一目見に行っただけなんだが」

「最低な理由ね」

「まぁ聞けって。そんな子が危険な旅に出るって言うから手助けしたいし、金にもなるし可愛い子と旅もできるしいいことずくめだ」

(催眠で好き勝手にできるしな)

「…な、なんていえばいいのかしら……短絡的というか…クズというか……」

「酷い言われようだな……まあいいか。とにかくお前らを俺なりに守っていくつもりさ」

「…そう」

 

リフィルは呆れながらもその言葉を聞いて少しだけホッとしていた。

直感的にだがこの男は嘘をついていなさそうだ感じたこということと、傷だらけになりながらも自分達を守り戦いきった態度にある程度の信用を得ていた。

 

「……それにしてもお前の遺跡好きは筋金入りだな。まさかあんなふうになるなんてな」

『これは古代大戦時の魔術障壁として開発されたカーボネイトだ!

ああ、このすべらかな肌触り、見事だ!』

 

この遺跡入り口を見つけた時のリフィルはいつもと様子がかけ離れ興奮した様子で叫び歓喜していた。

 

「遺跡だけではなく古代技術全般に興味はあるわね。あなたこそ、どうして傭兵なんかになったの?」

「世界をぶらぶらと旅していたら、成り行きでな。いろんな土地や遺跡も巡れて結構楽しいぞ、この旅が終わったら一緒に行くか?」

「…………遠慮しておくわ」

「そうか、残念だな」

 

リフィルにとって少々魅力的な誘いではあったが、この男との旅だと考えるとため息しか出てこなかった。

めちゃくちゃに犯されておいても、多少の好意を持っているのは催眠のせいか快楽に堕ちたのかは誰にも分からなかった。

ナゴルはおもむろに立ち上がり歩き出す。

 

「どこに行くの?」

「トイレ、先に寝ておいていいぞ〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

コレットは自分の体の変化に戸惑っていた。

食欲がわかず、何を口にしても味がせず、常に胸の奥がざわつく感覚がつきまとう。

そんな自身の大きな変化があったのにも関わらず、今はナゴルの体が傷ついていることにひどく動揺していた。

自分のことを庇ったナゴルの体はあちこちボロボロで血が滲み出ているのを自分のせいだと責めていたのだ。

 

「よう、気分はどうだい?」

「…ナゴルさん、私はもう平気です。ごめんなさい、足手まといになって」

「いいんだよ、気にするなって」

 

傷だらけで包帯を体に巻いた姿を見て、申し訳なさそうしているコレットの頭にポンッと手をのせた。

 

(神子の試練か、だいぶ精神的にきてそうだな、気分が良くなる催眠でも追加しておくか)

 

頭を撫でられ、コレットは一瞬ビクリとしたが次第に表情が和らいでいく。

ナゴルはコレットの髪の感触を楽しむようにゆっくりと頭の上で指を動かす。

コレットの髪の毛はサラリとした絹のような質感でずっと触れていられた。

しばらくするとコレットは顔を赤くしてうつむいてしまった。

 

「えと……その、痛くないんですか?」

「全然、ふんっ」

 

二の腕にぐっと力を入れると筋肉が盛り上がり、コレットは驚いた顔でそれを見る。

 

「わぁっ!」

「ほれ、ちょっと握ってみな」

 

腕を差し出すとコレットがおずおずといった感じで両手で触れると、コレットの手にじんわりとした温かさが伝わってきた。

コレットは驚いた表情のまま今まで経験したことの無い不思議な感触を確かめるように指をゆっくりと動かす。

 

「すごく硬くて不思議ですね…」

「だろ?これでも鍛えてるからな、ほら!」

 

ナゴルは腕を上げるとコレットは宙吊りになるような形になってしまう。

 

「わぁ、すごい!」

「おっと」

 

バランスを崩したコレットを慌てて支えると、そのまま抱き上げた。

お姫様抱っこの状態になるとコレットは顔を真っ赤にして慌てふためく。

ナゴルはそんなコレットの反応を楽しむかのようにニヤリと笑った。

 

「きゃあっ!」

「軽いな~ちゃんと食べないとダメだぞ」

「は、恥ずかしいですよぅ……」

 

ナゴルはゆっくりと下ろすと、耳まで真っ赤にしたコレットは俯いていた。

 

「大丈夫か?」

「はい……」

「なんだか、ナゴルさんに頭を撫でられると胸がポカポカします」

(そういうふう暗示をかけているからなんだけどな)

「それなら、これはどうだ?」

 

ナゴルがコレットの肩に手を置き揉み始めた。

 

「ひゃう!?な、なにをするんですか!」

「ん?マッサージだよ。ほらリラックスして力を抜け。血行がよくなると怪我も治りやすいんだぜ」

「そ、そうなんですか?んん、気持ちいいかも」

「だろだろ〜ほら、どんどん力が抜けていくぜ」

 

ナゴルの手からは熱が流れ込んできてまるで体の中からほぐされているような気持ちよさを感じる。

そして心地よい安心感も……。

いつの間にか不安が消え、体の疲れも抜けていく。

それはとても優しく、暖かく……ずっとこのまま触れていて欲しいと思ってしまうほどだった。

ナゴルが手を動かすたびにコレットは甘い吐息を漏らす。

コレットは目を閉じてナゴルのなすがままになっていた。

やがてナゴルの動きが止まると、コレットの体を優しく持ち上げあぐらをかき、そこへ座らせるとナゴルは背後から抱きしめるように手を回して体を密着させる。

 

「あ、あの……近すぎませんか……」

「気にすんなって」

「は、はい……」

(リフィルとは違う、甘いような優しい匂いがするな……それにすごくあたたかい)

 

クンクンと後ろ髪の中に顔を突っ込み、うなじを嗅ぐと少女特有の甘い匂いとほのかな汗の匂いがまざった香りが鼻腔を刺激する。

ゼロ距離で感じるコレットの体温と柔らかさに興奮しながら必死で平静さを装っていた。

 

「ひゃん!くすぐったいです!なにしてるんですか!」

「んん?別にぃ」

「それに、何か硬いものが当たっているような気がするんですけど……」

「ああ、これはあれだ、男の生理現象みたいなもんだ。あんまり意識しないほうがいい」

「はい……」

 

肩に乗せた手にさらに力を込め揉みしだいていくと、コレットはすっかり体を委ねていた。

 

(ナゴルさんの手……大きくてあったかいな…)

「あふ、そこ、もっと強くお願いしまふ……」

「ここかい?」

「はいぃ……」

「よしよし、素直でよろしい」

「えへへぇ……」

(チョロいな、おい)

 

腕の中で蕩けきっているコレットを見てほくそ笑んだ。

肩から背中、腰へとゆっくりなぞるように指圧していく。

 

「ん、くすぐったい……」

「我慢しろよ〜」

「は、はい……」

 

体を震わせながら耐えている。ナゴルはコレットの柔らかさと体温を感じつつ、目の前にある首筋を軽く舐めた。

 

「ひゃんっ!なにするんですかっ!」

「悪い悪い、手が滑っちまった」

「も、もうっ……」

(感度良好……この調子でもう少しサービスするか……)

 

ナゴルは胸に手を伸ばすと、服の上からもわかる小さな膨らみを優しく揉みしだいた。

 

「やぁんっ!な、なんですかぁっ!やめてくださぁいっ」

「いいじゃないか、減るもんじゃないし」

「ふぁ……だ、だめ……」

(抵抗しないな、このまま押し切ろう)

「ただのマッサージだって」

「で、でもぉ……」

「いいから、いいから」

 

そう言いながらコレットのファスナーを下ろすと可愛らしい白いレースのキャミソールとタイツに隠れたショーツが露になった。

 

「やっ、何するんですかぁ……」

「まあまあ」

 

ナゴルはキャミソールの下に手を入れて覆い被さるように両手を前に回すと、柔らかい感触が手のひらいっぱいに広がる。

 

「あっ……そんな……おっぱいさわっちゃ……♡」

「じっとしてな」

「うぅ……」 

 

コレットは目を閉じて顔を真っ赤にしながら身を預けているのを確認してから優しく両手で包み込むように胸を刺激した。

 

(おー、小さいけど柔らかくてちょうど手に収まる感じだし、感度も良さそうだ。なかなかいいもん持ってるじゃねえか。)

 

揉みながらも、乳首に触れないように指先でくすぐるように刺激する。

 

「っぁ……んっ……はぁ……はぁ……っ♡」

(なんだろう、触られているだけなのにすごくドキドキする…変な気分…)

「はぁはぁ……」

「どうした、息が荒いぞ?」

「な、なんでもないです……」

「本当に?」

 

ナゴルが耳元で囁くとコレットの体がビクッとした。

 

「ひゃう!」

「耳も弱いのか」

 

耳たぶを口に含み、舌先を出してチロっと舐める。そのまま、唇を押し当て甘噛みすると、コレットはくすぐったいような気持ちいいような感覚に襲われる。

 

「ふふっ…っぁ…」

(これ、気持ちいいかも……)

「んんっ、はむはむってしちゃダメですよぅ……♡」

(可愛い反応だな。こりゃ本格的に堕ちてきたか?)

 

コレットは小さく喘ぎながらも息遣いが荒くなっていた。

 

「どうだい?気持ちいいだろう?」

「なんだか、むずむずします……」

 

耳まで赤くして潤んだ瞳で見つめてくるコレットに興奮したナゴルは、両手でそれぞれの乳房を掴み円を描くように動かした。

 

「あんっ……♡あふっ……♡」

 

乳首を掠めるたびにビクッと反応している様子は初々しく愛くるしかった。

揉み始めた時よりも乳首はピンと張り詰めていて、コリコリとした感触になっている。

 

「ほれほれ、ここが感じるのか?」

「んん、なんか変な感じですぅ……」

(どうしてこんなことされてるんだろ?…でもナゴルさんの手ってあったかくて優しい感じでなんだか安心するなぁ……それに、すごくドキドキする……♡)

 

「はあっ♡……はあっ♡……あっ……ふああ♡」

「どうした、息が荒いぞ?」

「なんでもないです……」

「そうか、だが体が震えてるぞ?」

「はいぃ……」

「本当に大丈夫か?」

 

そう言うと、指先で優しく挟んで擦るとコレットは体を仰け反らせた。

 

「ひゃうん!♡」

「お、効いたか?次はこっちだ」

 

もう片方の手は下腹部を撫でるようにゆっくりと下ろしていく。太腿の内側をなぞるように手を這わせると、コレットは体を強張らせていた。

その緊張を解くように優しく股間を揉み解す。

 

「はぁはぁ……そこは……ダメです……♡」

「なに言ってんだ、こんなになってるクセに」

 

ショーツ越しにもわかるほどそこは湿っていた。

秘裂に沿って上下に摩っていると、布地が食い込み始め、割れ目がくっきりと浮かび上がる。

そこを重点的に責め立てる。

指先に力を込めて押し込むようにしてやると、さらに染みが広がり、ぬめり気を帯びていった。

ショーツを横に寄せて直接触れると、熱を帯びた粘膜が外気に触れヒクヒクと秘所が震えた。

 

「ひゃうん!♡」

 

ナゴルは指先に力を入れて秘所を擦り上げるとビクンッと身体を仰け反らせた。

 

(反応がいちいち可愛いな)

 

ナゴルはさらに激しく乳首と同時に責め立てる。

 

「ほれほれ、どうだ?」

「んっ!んんんんっ!♡」

 

コレットは必死に声を抑えているが、体は正直に反応していた。

 

(頭がぼーっとする……体の奥がきゅんきゅんするよぉ……♡)

 

未知の快感に戸惑いながらも、頬は紅潮しており目はトロンとしている。口元は緩んでおり唾液で濡れた唇からは熱い吐息が漏れている。

 

「苦しかったらやめてもいいんだぞ」

「んっ…♡…あぅ……や、やめないで……ください……♡」

(素直になったじゃねえか)

 

割れ目に沿ってなぞるように動かすと、指先にヌルリとしたものが付着する。

 

(おお、もうびちょびちょじゃん)

「気持ちいいかい?」

「はぁはぁ、はぁ…えっ……?」

 

コレットは虚ろな表情を浮かべながら聞き返した。

 

「どうした?気持ち良くないかい?」

「あの……気持ちいいっていうのがよくわからないんですけど……その……」

 

コレットは顔を真っ赤にして俯いてしまった。

 

「大丈夫、身を委ねてくれればそのうちわかるようになるよ」

 

ナゴルは首筋にキスをしながら手を動かし続けている。

 

「ふぁんっ……♡」

 

ナゴルの手の動きに合わせてクチュクチュ♡という音が聞こえてくる。

 

(恥ずかしい音が出てる……こんなことって……)

 

ナゴルの太い指がクリトリスに触れて小刻みに振動を与えると腰が浮いてしまうほどの刺激が襲ってきた。

 

「ひゃうんっ!!♡そ、それだめぇ……♡」

「ははっ、いい反応だな」

ナゴルは執拗に攻め続ける。

「ひゃうっ!♡あっ、あっ、ああんっ!♡」

「どうだい?気持ちいいだろう?」

「はい……気持ち……いい…?…ですっ…♡」

「もっと気持ち良くしてあげるよ」

 

ナゴルはコレットを抱き寄せ、乳首とクリトリスを同時に愛撫し始めた。

 

「ふぁぁぁんっ!♡」

 

コレットは背中を仰け反らせて悶える。

 

(ああ……わたし……こんなことされちゃってる……♡男の人に触られてるんだ……でも……どうしてこんなにドキドキするんだろう……?♡)

 

ナゴルの手つきは次第に激しさを増していき、絶頂へと導こうとしていた。

コリコリした突起物を摘むようにすると、ビクビクッと反応している。

膣内へ指を入れられ掻き回されると、全身が痺れるような感覚に襲われる。親指で陰核を押し潰すようにすると、コレットは大きく喘いだ。

 

「ああぁっ!!♡」

「ここが弱いみたいだな。ほれほれっ!」

「あああっ!♡ダメですぅっ!♡」

「ダメじゃないだろ、こんなになってるじゃないか」

 

コレットの秘所からは大量の蜜が流れ出ており、太腿まで濡らしていた。

ナゴルはさらに激しく動かし始めるとコレットは必死に耐えていたが、やがて限界を迎えた。

 

「ダメっ♡!っあぁ!?っんんっ〜〜〜〜!!!♡」

 

あまりの激しい快楽に耐えきれず絶頂を迎えてしまった。

ガクンガクンと痙攣するとナゴルにぐったりともたれ掛かるようにして荒く呼吸をしている。

コレットは初めての性的絶頂を経験したのだ。

そんなコレットを見て満足そうに笑みを浮かべると頭を撫でる。

 

(初めてイッたか。まだ小さいが将来有望だな)

 

そう思いながらコレットの顎を持ち上げるとゆっくり唇を近づけた。

 

「…ナゴルさん……?…んっ♡ちゅぷ……んむっ……?♡」

 

コレットの顔は完全に蕩けきっており抵抗らしい抵抗もせず、むしろ舌を絡ませると積極的に応じてきた。

むちゅ……んむ……ちゅうっ……♡

2人の口から淫靡な水音が漏れいつのまにかキスのしやすいように抱き合う形になっていた。

 

(……キス……しちゃった…♡)

 

それよりももっと官能的な事をされたはずなのに自分が想像した事のあるキスが妙に背徳的に思えた。

ナゴルは左手をコレットの胸に這わせて揉み始める。柔らかい胸の形が変わるほどに強く揉み込むと、乳首の位置を探し当てそれを爪先で軽く引っ掻いた。

乳首を刺激される度にビクンと体が跳ね上がるが決して離そうとしない。

右手は相変わらず股間を弄っている。今度は指2本を入れてGスポットを刺激する。

コレットはその小さな体をビクンビクンさせながらも懸命に受け入れようとしていた。だが先程とは比べ物にならないほどの強烈な快感に襲われ再び身体が大きく仰け反る。

 

「ふわぁぁあっ♡♡それだめぇっ!!また来ちゃうぅぅっ♡!!」

 

ナゴルの背中に手を回し体にしがみつき、絶頂に達しようとした時ピタリと手の動きが止まった。

あと少しというところでお預けを食らってしまったため切なげな声を上げながら潤んだ瞳で見つめている。

 

「…ぁっ…なん……で……?」

「……ん?」

 

先ほどまでとは違いゆっくりと焦らすように指先が秘所を攻める。

 

「…っぁ…やさしいのじゃ……んっ……♡」

「何のことかな?」

 

ナゴルは惚けた様子で質問に答える気は無いようだ。

 

「ひゃぁん♡……いじわる……です……♡」

 

コレットは意地悪されてると思っておりそれが恥ずかしいと感じているが同時にもっといじめて欲しいという感情が芽生え始めていた。

 

「ふふっどうして欲しいのか言ってみな?」

 

耳元で囁かれ、甘い吐息がかかりビクッとするが、それでもなんとか理性を保ちつつお願いをする。

 

「あ、あの……その、さっきみたいにして欲しいな〜……って……」

(こんな表情されたらもう我慢できねえよ…!)

 

顔を真っ赤にしながら消え入りそうな声で呟くと、ナゴルは興奮しながらズボンを下ろし自分のものを露出させた。

 

「ひゃあ!?」

 

コレットは思わず目を見開いた。

その男性器はあまりにも太く大きく血管が浮き出て脈打っていた。先端からは透明な液体が出ている。 

 

「コレット、さっきよりももっと気持ちよくしてやるからな。安心して俺に身を任せてくれ」

「……はい……」

 

コレットは緊張しながらも小さく返事をした。

ナゴルはコレットを寝かせて覆い被さるようにする。そして入り口に肉棒擦り付け合うと秘所から流れ落ちる愛液が絡みつくようにして潤滑油代わりとなりスムーズに動いていく。

 

「あっ、んんっ……ぅっ……♡」

 

クリトリスや割れ目をなぞられるだけでゾクッとした感覚に襲われる。

ナゴルのものが中に入り込もうとしているのを感じる。しかしまだ未成熟なそこは、大きなもので押し広げられてしまう。

 

(すごい……大きい……こんなの入っちゃうの……?♡)

 

恐怖と不安、そして好奇心が入り混じった複雑な気持ちで見ている。そんなコレットを気にすることなく挿入を開始した。

亀頭が膣内を押し広げていく。メリメリと音が聞こえてきそうだ。

あまりの質量に圧迫され苦しくて呼吸すらままならない。

 

「かっ、はっ、くるしぃ……っ」

 

コレットの顔は青ざめており、冷や汗を流している。

 

「痛いか?だがすぐに良くなる」

 

そう言うと腰をぐっと前に押し付けると肉棒が根元まで貫いた。

 

「ーーっひっぎいぁぁっ!!」

「入ったぞ。分かるか?ほれほれ」

「っはぁ、はあっ、くっぁ……♡」

 

そう言いながら結合部をコレットに見せつける。

そこにはナゴルのものが挿入されていて血が流れていた。

 

(嘘……あんなのが入ってるなんて……信じられない)

 

あまりの大きさと衝撃的な光景にコレットの頭は完全に思考停止していたが、お腹の中を熱い肉棒がぎゅうぎゅうに埋め尽くしていることだけは理解できた。

 

「痛いのは最初だけだ、どんどん気持ちよくなるからな」

「…ふぁい……♡」

 

耳元で甘く囁かれるとゾクゾクと体が熱くなり子宮がきゅんっと反応してしまう。

 

「舌出して」

 

ナゴルはそう言いながら自身の舌でコレットの唇をなぞるとそれに応じるようにコレットの舌が絡め取られそのまま濃厚なキスが始まった。お互いの唾液を交換し合い淫靡な音が響き渡る。

舌を絡める度にぴちゃぴちゃと音を立てながら口づけを交わす。

 

「……っはむ♡……ちゅぷ♡……はむっ……んふ……♡」

(なんだかゾクゾクする……ずっとこうしていたいな……♡)

 

体の芯から口内まで犯されていると思うと胸の奥がきゅーっとなる。

しばらくした後ようやく口を離すと銀色の糸を引いた。

ナゴルがゆっくりと動き始めると、腰を引くたびにコレットの小さな穴はめくれて出ていきそうになるが、ギリギリのところでまた押し戻される。

 

(苦しいけど……体の中があついよ……♡)

 

ぐちゅっ…ぬちゅっ…♡

粘膜が擦れる卑猥な水音を響かせながらピストン運動が続く。

最初は苦しそうな表情を浮かべていたコレットだったが次第に痛み以外のものも感じ始めてきた。

それは快感だ。先程指で責められた時と同じような感覚に陥る。

 

(どうしてぇ……なんでこんなに気持ちいいの……?おかしくなりそう……っ!♡)

「コレット、俺のちんこで奥まで突かれて気持ちいいだろ?」

 

ずぶずぶっと膣内の奥まで挿れられる。子宮の入り口がこじ開けられそうになっているのが分かった。

そして再び引き抜かれる時にもカリが膣壁を引っ掻いてたまらない快楽が押し寄せてくる。

 

「ふぁああっ♡だめですぅっ!これ、おかひくなっひゃいますぅぅぅ♡」

 

呂律すら回らなくなりもはや自分が何を言っているのかもよく分からない状態になってしまっている。

 

(ああ、私壊れちゃう♡……もう何も考えられない……♡)

「おかしくなれよ、お前が乱れるところ見せてくれ!」

「ひゃう♡あう♡ううううぅっ~!!!♡」

 

ずちゅどぢゅっと容赦なく激しく打ち付けられるとコレットは叫び声を上げ続けてしまう。

 

「コレット!俺の女になれ!!」

「ああぁっ♡んっぁあっ♡っんぁああ!!」

 

最初はゆっくりだったが徐々にペースを上げて抽送を繰り返すうちにだんだん激しくなっていく。

 

「はぁっ♡あうっ!だめぇぇ♡♡」

ぱんっぱんぱつぱちん!!♡

「ふぁぁっ♡!奥まできてりゅっ、しゅごいっ♡♡♡」

 

コレットはナゴルの体にしがみつき足をピンと伸ばし快楽に耐えている。

その姿はとても官能的で美しく、ナゴルはますます激しくしていく。

 

パンッ!!パァンッ!!グチョッグチャッ!!♡

「ああっ、だめぇえっ!!おかしくなっちゃううっ♡!!」

「もっとだ!もっともっと!!」

「あああっ♡すごすぎるぅっ♡♡!!」

 

激しい抽挿に体がビクビクと痙攣する。膣内はヒダが吸い付くようにナゴルに絡みつき離そうとしない。

パンッパンッという音を立てながら激しく打ち付ける。それと同時に胸を掴みぐにぐにとほぐした。

 

「ふぁっ♡!?そこぉっ……ぁぁっ♡」

「おっぱいもいいんだろ?」

 

乳首を摘んで引っ張ったり指の腹で優しく撫でたりすると、それだけでも強い快感に襲われてしまい身体が跳ね上がる。

 

「んっふぅっ♡!それしゅごい♡ちくびっ……感じちゃいますぅっ♡!!」

 

ナゴルは乳首を甘噛みすると膣壁がキュウゥッと締まり軽くイキかけているのが伝わる。

 

「おやおや、これはどうなってるのかなぁ?」

そう言いながら親指で肉芽を強く潰すとさらに高い声を上げた。

 

「ひああぁぁっ♡だめぇぇっ!!!そんなにしたらくぅんっ、またイッひゃいますぅぅっ!!んぃぁっ♡♡!!」

「ぐおっぁ、すっげぇ締め付けてきた。気持ちいいぜ、もっとイカせてやるよ」

「ああっ♡!あっ♡あっ、ああっ、ああっ♡!!」

 

絶頂を迎えたばかりの秘所をさらに攻め立てられ、休む間もなく連続で絶頂を迎える。頭の中がチカチカして真っ白になり何も考えられなくなっていた。ただひたすらに快楽を求めて自らも

 

「もっと、くださいっ!♡あひゃあ、あ、あううう!♡あ、あ、あ、あ!いくいくいく!イグうううっっっ♡♡♡!!」

「出すぞコレットォッ!」

 

ビュルルルルー!!!ビューーーーー!ドピュッドプッ!ドクドクッ!!ビュックッ!

勢いよく熱いものが注ぎ込まれコレットも同時に達してしまった。子宮の奥にまで届くほどの大量の精液を流し込まれる。

 

「んっぁ♡!!いっぁっ♡!はぁっ!はぁ、ああ、出てるぅ♡……んぁっ!ああ、すごい量……いっぱい、でてます……♡」

 

どくどくと脈打つたびにコレットは小さく体を震わせて受け止める。やがて全てを出し終えたナゴルは荒い呼吸を整えてからコレットを抱きしめキスをした。

 

「コレットの中すごく気持ちよかったぜ……また頼むな」

 

頭を優しくなでられ、愛おしそうに見つめられてコレットの胸がきゅーっと切なくなった。この人は私を愛してくれている、必要としてくれているその事がたまらなく嬉しかったのだ。

だから、私はナゴルさんのためにもがんばらないといけない。

 

「…ちゅっ、ふぁ、はい……♡」

 

再び始まる甘い時間。2人きりの夜はまだ終わらない―――。

 

 

 

 

 

 

 

翌朝

 

「コレット、もう体調は大丈夫なの?」

「はいっ、もうへいきです!」

 

コレットの顔色は昨夜に比べすっかり元通りになっており、いつも通りの笑顔を見せていた。

その様子に安心し胸をなで下ろす。

 

「そう…なら良かったわ。次の封印は東の大陸よ、まずはトリエットで準備を整えてから向かいましょうか」

 

一行が歩みを進めようとするとコレットがナゴルの元へ駆け寄り耳打ちするように何かを告げた。

 

「…ナゴルさん…その、昨日はありがとうございました、マッサージのおかげですごく体が楽になりました…♡!」

 

コレットは顔を赤らめながら微笑んでいる。

その言葉を聞いてナゴルはニヤリと笑う。

 

「そんなによかったならまたやってやるよ」

 

そう言ってナゴルはコレットの頭をポンポンっと軽く叩いた。

 

「あぅぅ……♡」

 

コレットはますます頬を赤く染めている。

その様子を見たリフィルは眉をひそめた。

 

(………コレットに何をしたのかしら……まさか……)

 

リフィルがナゴルを問い詰めようと口を開きかけたがコレットの手前、それもできず睨みつけるとナゴルはにやりと笑いながら肩をすくめた。

 

 

 



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しいなが催眠で一目惚れしてしまい流され催眠中出しセックス

「待て!」

 

次の封印がある東の大陸に向かう途中の峠道、そこで一行を待ち伏せしていたのは薄紫色の髪をうしろでくくり、人一倍大きい胸を持ち、谷間を露出した女性だった。

 

「…エロいな」

「……この中にマナの神子はいるか?」

「あ、それ私です」

 

あっさりと名乗り出たコレットに女は驚いたようだったがすぐに平静を取り戻し護符を構えた。

 

「…覚悟!」

「危ねぇ!!!」

 

女が襲いかかってきた瞬間、コレットが驚いた拍子にそばにあったレバーを倒した。すると、地面に敷かれた木の板が開きコレットを庇うように前に出たナゴルとともに女は落下していった。

 

「「うわああぁぁぁっ!?」」

「………あ」

 

2人の悲鳴がこだまする中、コレットはポカンとした様子でそれを見ていたが、我に返り慌てて落とし穴の近くに駆け寄った。

 

「ああ〜、ど、どうしようやっちゃった……」

 

恐る恐る覗き込むもかなり深いようで2人とも姿が見えない。

どうしたものかと考えているとリフィルが冷静に話す。

 

「気にすることはないわ、ここで相手が落ちなければあなたが殺されていたのかもしれないのだから」

「でも…」

「それに落下した時の音からするに死ぬような高さじゃないわ。まずは先に進みましょう」

 

そう言って歩き出したリフィルの後をコレットは申し訳なさそうについていった。

 

 

 

 

 

 

「……いてぇ」

 

頭をさすりながら立ち上がったナゴルが辺りを見回すと、どうやら古い坑道のようで採掘された跡や経年劣化した道具が転がっていた。

隣を見るとコレットを襲った女がうめき声を漏らしながら倒れている。

女の容姿は豊満な体を強調するように谷間が見えるほど胸元は大きく開け、ムチムチの下半身と太ももにピッタリと張り付いた忍び装束はナゴルの性欲を刺激するものだった。

ナゴルは生唾を飲みながら、頭の中で強く念じるとすぐに彼女の情報が入ってきた。

 

(藤林しいな、歳は19、テセアラ出身、ミズホの里のくノ一、符術士かつ召喚士。

雷の神殿で精霊との契約に失敗し多くのミズホの民を亡くす、祖父も昏睡状態に陥っている。

その責任から自ら、世界再生によって起こるシルヴァラントの繁栄とテセアラの衰退を阻止するために、神子コレットの暗殺者としてシルヴァラントに来たーーー)

 

(テセアラからの暗殺者ね、まあこんないい女を殺すなんて勿体ないからな、俺のものにしてやるぜ)

 

しいなの顔は苦痛に歪んでいるものの、ナゴルにとってはそれもまたそそられるものがあった。

どのようにして自分の女にするか考え始めると女はゆっくりと起き上がった。

 

「大丈夫か?」

 

【ナゴルに強くお願いをされると了承してしまう】

【ナゴル、コレット、リフィルを傷つけること、不利益になることができなくなる】

【ナゴルに触れられると安心して性的興奮を催すようになる】

【ナゴルに一目惚れする】

 

という暗示をかけながら倒れた女性に手を差し出すと、ナゴルの顔を見た瞬間ぶるぶるっと身震いをした。

 

「…ぁっ」

「おい、しっかりしろよ」

「え、あ、うん、すまない。ありがとう……」

 

顔を赤く染めて俯くしいなの姿にますます興奮したナゴルはニヤけそうになる顔を引き締めた。

 

(さっきまで殺気立ってたくせに、可愛いじゃねえか!早く堕としてたっぷり可愛がってやる)

 

しいなの手を取って立ち上がらせると、しいなの瞳は潤み頬はさらに紅潮していた。

 

「俺はナゴル、お前の名前を教えてくれ」

「……しいな……」

「しいな、いい名前じゃねえか。よろしくな」

「…ああ……って、あんたは神子の仲間じゃないかい!」

 

しいなは正気に戻ったのか慌ててナゴルから離れる。

しかし、ナゴルに対して好意を持ってしまった彼女はどこか落ち着かない表情を浮かべていた。

 

「ああそうだ、しいなも俺たちと一緒に来い。悪いようにはしねぇ」

「ふざけるな!あたしには使命があるんだ、それを投げ出してあんたらと行くわけにはいかない!」

(ふぅん…勝ち気で下町口調な女か、体つきもいいし最高だな)

 

しいなはキッとナゴルを睨むがそれはナゴルにとってみれば、ただ煽情的に映った。

 

「へぇ、ならここで戦うかい?その格好を見る限り忍者だよな。俺も傭兵として戦い慣れてるからいい勝負になりそうだけど」

 

ナゴルの言葉にしいなは護符を取り出し構えるが、その手に力が入らずプルプルと震えているようだった。

ナゴルはその様子をみてさらに口元に笑みを深めた。

 

「ほら、さっきので怪我してるんだろ?無理するんじゃねぇよ。そんな状態で勝てると思ってるのか?」

 

ナゴルはしいなの手を握りしめ、引き寄せる。

 

「っ、離せっ」

 

抵抗しようとするが、体に上手く力が入らないようでそのままナゴルに抱きすくめられて腰にまわされた腕はビクともしなかった。

顔と顔がぶつかりそうなくらいに密着させられ、お互いの吐息がかかる。その感触にしいなは背筋がゾクリとした。

 

(や、やめろ!)

 

心の中ではそう叫んでいても体はいうことを聞かずなすがままになっていた。

瞳に映る男の姿は今までに見たことのないほどの色香を感じ取ってしまい、心臓が早鐘のように鳴っていた。

しいなは自分の体の反応を信じられず困惑するが、その感情すらどうしようもなく愛おしく思ってしまうのだった。

 

「しいな、お前いい匂いがするな……」

 

耳元で囁かれる低い声とごつごつとした掌が腰のあたりをまさぐる感覚に、しいなの理性は徐々に失われていく。

 

(やばい、こいつの声を聞いてると変になる……体が熱いよぉ……このままだと……)

 

ナゴルの声にどんどんと意識を奪われ、自分が自分でなくなっていくような感じがし思わず涙目になったしいなは、浅い呼吸を何度も繰り返しながら身を震わせてナゴルの胸板に体を預けてしまう。

そしてナゴルはゆっくりと顔をしいなの顔のすぐそばに近づけてきた。

 

「あ、ちょ、ちょっと、待ってくれ」

「嫌だね。もう我慢できねえ」

 

しいなはぎゅっと目を閉じると唇に柔らかいものが触れたのを感じる。

 

(う、うわぁあああああ!!)

 

しいなはその感触に混乱しながらもそれを拒絶することができず、固く閉ざしたしいなの唇にちゅっちゅっと軽い音を立てながらナゴルの唇が触れる。

 

「っん……」

 

ナゴルに口づけされているという事実に頭が真っ白になりながらも、自分の意志とは裏腹に体は快楽を求めていた。

しいなは無意識のうちにナゴルに身を任せるようにしてその接吻を受け入れていた。しいなの反応に気をよくしたナゴルはさらに舌で唇をなぞるように舐めたり軽く歯を立てて吸ったりしながら貪欲にしいなを求めた。

しばらくそうしているとやがてしいなもナゴルに応え始めたのか僅かに口を開けてきたので、そこから強引にしいなの口内に侵入していった。

 

「ふぅ……むぅ……♡」

 

ナゴルは舌を使って口腔内のあちこちを犯しながらしいなの舌に絡めた。

 

「ふあ……むぅ……ん……あ……♡」

 

しいなも最初は戸惑っていたが次第に自分から積極的に舌を動かし始めた。ナゴルとしいなの唾液が混ざり合う卑猥な音が坑道内に響く。

お互いの吐息が荒くなっていき二人の行為はますますエスカレートしていく。

 

「ん、ふぅ……ん……あっ♡……んん……ふぅ……ん……♡」

(ああ……なんだろうこの気持ち……もっと……)

 

気が付けば二人は互いに抱き合い、ナゴルもしいなの首の後ろに両手をまわし激しく求め合っていた。

どれくらいの時間そうしていたかわからないが二人にとってはそれがとても長く感じられた。ナゴルはしいなの背中を撫でていた手をゆっくりと下に下ろしていき臀部を揉みはじめた。

その瞬間びくんと体が跳ね上がった。

 

「ふむぅ♡!?……はぁはぁ……」

 

ナゴルの手は止まらず今度は尻の割れ目を擦ってきた。その感覚にしいなはたまらなくなってしまい、つい甘い声を上げてしまう。

 

(な、なにしてんだい、あたしは?……でもやめてほしくない……)

 

しいなは自分の体の変化に驚きつつもそれを止めることはできず、ナゴルが与える刺激に身を任せるしかなかった。

 

(だめだよ……これ以上されたらおかしくなっちまう♡)

 

そう思ったとき、ようやくナゴルはしいなを解放してくれた。

はあはあと呼吸を整えながら名残惜しそうな表情を浮かべて潤んだ瞳でナゴルを見つめているしいなにナゴルは満足げに笑った。

 

「しいな、可愛いぜ」

「はぁはぁ……そんな、恥ずかしいこと言わないでおくれ……」

「俺のものになれよ。絶対幸せにするぞ?」

「……あんたがこんな変態じゃなかったら考えたかもねぇ」

「ははっ、俺の性分なんだすぐに慣れる」

 

しいなは下半身に熱を感じゆっくりと視線を下に向けた。

 

(え?) 

 

いつの間にかしいなの下半身にぴったりとくっついたナゴルの下半身からは硬くなった肉棒の形が伝わってくる。

 

(嘘……こんなに熱くて固いものが?それにすごい大きい……)

 

自分の体に密着したそれは布越しだというのにドクンドクンと脈打っているように感じるほど力強くその存在を主張していてしいなの思考力を奪っていった。

そしてその大きさにしいなは完全に魅入られてしまっていた。

 

「しいな……」

 

ナゴルに手を掴まれそこに導かれるとしいなはゴクリと唾を飲み込んだ。そしてゆっくりとそれに触れた瞬間しいなの全身を電流のような衝撃が駆け巡る。

 

(ああっ!なんて大きくて硬いんだい!これが男の人の……。それにすごく熱い!)

 

しいなの手に握られているそれは布越しでもビクビクと脈打ちながら先走り汁を垂らしていることがわかった。

掌に伝わる熱だけで下腹部がきゅんきゅんとうずいて仕方がない。

 

「…んっ♡」

 

ナゴルがしいなのインナーに手をかけ下に剥ぎ取ると、形のいい乳房がぶるんと震えた。

ナゴルは我慢できずにしいなの胸を両手でもみしだくとふかふかだがずっしりとした豊満な胸が形をかえて指を押し返してくる。

 

「…ふぁぁっ♡!」

 

突然の愛撫にたまらずしいなの口から喘ぎ声が漏れた。

 

(胸なんか弄られて感じてるのかい?……くそぉ……あたしの体がどんどん変になってく……)

「柔らかぇな。しいなのオッパイ、最高だぜ。」

「んちゅっぁあ……ああっ……はあ……♡」

 

そのまま乳首を摘ままれるとピリっとした痛みとともに快感を感じた。ナゴルは片手で片方の胸を、もう片方の手で太股をまさぐってくる。

その手はズボンの中にまで入り込んでくると下着越しに割れ目をなぞりあげてきた。

しいなはその動きに合わせて腰を振ってしまう自分が嫌になった。

 

(なんで体が勝手に反応するんだ……)

 

しかし体は正直で触れられれば触れられるほどそこは敏感に反応してしまい、やがてしいなの秘部はすでにぐちょぐちょに湿ってきていた。

 

(くぅ……もうだめ、早く触って……もっと奥に……お願いだから…♡)

「んん♡……あふぅ……あ……ん……♡」

 

しいなの吐息が艶っぽくなり始め顔も紅潮してきて瞳もトロンとしていき、無意識のうちにナゴルの股間を指先でカリカリと引っ掻いていた。

 

「へへ、そんなに焦んなって」

 

そう言いながらしいなのショーツを脱がすと、そこには大量の愛液で濡れ光った淫裂が露わになりヒクついている様子がよくわかった。

 

「ほー、すげえ濡れてんじゃん。期待してるのか?」

「うぅ……」

 

ナゴルの言葉にしいなは恥ずかしさで消え入りそうになる。しかしそれ以上にしいなは自分の体の変化についていけずに戸惑っていた。

 

(どうしたんだい、あたしは……こんなこと初めてなのにどうして……?)

 

自分の体の異変にしいなは不安を感じ始めたが、同時にそれがこれからされるであろう行為を想像すると子宮がキュンとなる感覚に興奮してしまう。

 

(……一体どんな風にされちまうんだい)

 

その思いは恐怖ではなく好奇心へと変わっていった。

しいなは自分の中の矛盾にも気づいている、このままでは自分はナゴルのものになってしまうこともそれでもこの男に触れられ、声を聞くだけで心の底から嬉しくなってしまい、触れ合いたいと思えてしまう、まるで恋する乙女のような感情に戸惑いを覚えつつも受け入れつつあった。

 

「…………ナゴルさん〜…暗殺者さん〜…どこですか〜」

「うぇぇっ!?」

「うおっ!?」

 

突然遠くから呼びかける声が聞こえてきて二人は慌てて体を離した。

声は坑道のどこからか聞こえて来ているようで、恐らく洞窟全体に反響しているようだ。

二人は息を潜めながら耳を澄ますと坑道の一部がボロボロの木板でふさがれている箇所があり、そこから外の光とコレットの声が漏れていることに気づいた。

二人は隙間から外の様子を伺うとそこには先ほどはぐれた二人がおりコレットが心配そうな表情で辺りを見回していた。

 

「きっと大丈夫よ、あの人もそう簡単にやられたりしないでしょうから」

「…はい」

 

リフィルの励ましにコレットも納得するがやはりその声には不安の色がにじみ出ていた。

しいなは行為の真っ最中に声が聞こえたため心臓が飛び出るくらいに驚き、今もバクバクとうなっている。

 

「……あっ、あぶなかった……」

「……俺は別に見られてもよかったけどな……」

「…ええっ?!…なに馬鹿言ってんだいあんた…冗談じゃないよ……!」

 

しいなは顔を真赤にして小声で叫ぶがナゴルはニヤニヤしながら見つめてくるだけだった。

その時、ナゴルはしいなの股間に手を回しするりと指を膣内に挿入しクチュクチュとかき混ぜてきた。

 

「…ちょっ、何を……!…んっぁ……♡」

 

しいなの反応を楽しむように指を動かし続けているとナゴルにしがみつきながら必死に耐え始める。

 

(ダメだってば……、またおかしくなっちまうよぉ……♡)

 

しいなが快楽に負けまいと歯を食いしばり耐え続けるが次第に甘い吐息が漏れ出してくる。

 

「……ハァ……んぁ……ぁふぅ……♡」 

 

しいなは両手で口を押さえると声が出ないように力を込めるがナゴルはそんな事はお構いなしにしいなを攻め続けた。

ナゴルはしいなの弱い部分を重点的に責め立てていくと膣内がきゅっと収縮し始めてビクビク震えだす。

しいなの顔を見ると目尻に涙を浮かべながらもどこか物欲しげな表情をしているように見える。さらに激しく出し入れを繰り返すとしいなの体はガクンガクン揺れ始め腰を突き出したまま動かなくなった。

 

(もう無理……イク♡……イッちゃう……あああ………♡)

 

しいなは押し寄せる快感を少しでも逃そうと頭を左右に振るがナゴルの攻めの手は一切緩まない。それどころかむしろ激しくなっていく。

 

「んっぁっああっ♡!」

 

ついに我慢できなくなりしいなの口から喘ぎ声がこぼれ出た。

 

「……ん?なにか変な音がしませんでしたか?」

 

しいなの声に気付いたのか、コレット達が立ち止まり周囲をキョロキョロと見渡し始める。

 

(ひぃっ、ヤバイ!!)

 

しいなが焦っているとナゴルがしいなの秘部に手をあてがい再び陰核を刺激しだしたのだ。

敏感になっているしいなの体はそれだけでも反応してしまい小さく体が跳ね上がる。

 

「……さっきよりも随分と反応がいいな、お前も楽しんでんじゃねえか」

「くぅぅっ……ち、違う……んぐぅ……ぅう……♡」

 

必死に否定するもナゴルは愛撫をやめず、しいなは自分の意思とは裏腹にどんどん追い詰められていった。

 

くちゅぐちゅ……くちゃくちゃ……ぬぷっ……じゅぶじゅぶっ……

「うぅ、お願いだから動かないでおくれよぉ……あふぅっ♡だめ、そこは敏感なんだってばぁ……♡」

「へぇ、じゃあその敏感な所をさらに虐めてやるよ」

 

ナゴルはさらにしいなへの愛撫を強め、同時に膣内に挿入している指も二本に増やしてかき回すと更に音が激しくなった。

 

「……うっ、……ううっ♡……もうやめて……ぁうう……んんんんっ♡」

「だめだな、もっとエロい声を聞かせてくれよ」

「……あっ♡……あううっ……ん……んぐううう~♡!!」

 

しいなはもはや声を抑えきることができずナゴルにしがみつきながらただひたすら快楽に耐えることしかできなかった。

 

(ああっ♡ダメ、ダメぇ!♡♡イクッ、またイっちゃう!♡)

 

しいなが絶頂に達しようとしたまさにその時、ナゴルが突然動きを止め膣内から指を引き抜いたのである。

 

「はぁはぁはぁ……」

 

突然訪れた終わりに呆然とするしいなだったが、ナゴルはガチャガチャとベルトを外しながらズボンを下ろすと、はちきれんばかりに膨張した巨大な肉棒が勢いよく飛び出してきた。

 

「……え、嘘……まさか……」

 

そそり立つグロテスクなものを見てしいなの顔が青ざめる。

 

「壁に手をついて尻を突き出せ」

「い、いやだよこんなところで!」

「…本当に嫌なのか?」

「っぁん……♡」

 

ナゴルは肉棒を秘所に当てゆっくり擦れるたびに、いやらしい水音が響き渡り、膣からはじわじわと汁が溢れ出してきた。

 

(何考えてんだいっ! 冗談じゃないよ、こんなもの……)

 

そう思うものの体は正直に反応してしまい子宮の奥がきゅんと疼いた。

 

(ダメだってばぁ、このままだと流されちゃう……)

 

しいなが快楽に流されまいと必死に抵抗を続けているとナゴルが耳元で囁いてきた。

 

「俺の女になれよ……気持ち良くしてやるぜ?」

「うぅ……そんな事言われても……ひゃあん♡!?」

 

しいなの言葉を遮るようにいきなり背後から、抱きしめられ大きな胸を鷲掴みされる。そのまま両手を使っ乳房を思いっきり揉まれたのだ。

さらには首筋を舐められ甘噛みされるとぞくっとするような感覚が体を走り抜ける。

股間には熱いものが押し付けられており、それがナゴルの男性自身だということはすぐにわかった。

 

「…しいな、こっち向いて……」

 

気がつくとしいなは顔を後ろに向けられ唇を奪われていた。

舌を入れられ口の中を蹂躙されていくとしいなの頭の中は真っ白になり何も考えられなくなる。

 

「むぅ……ふぅ……ちゅる……んふぅ……♡んんっ♡ はぁっ……んふっ♡ んっ……んっ♡ ふぅ……ちゅるるるっ……ちゅぱ……はぁ……ああっ♡」

(これすごっ♡頭蕩けちゃいそぉ♡)

「しいなのおっぱい柔らかくて最高だぞ、乳首もビンビンに勃起させやがって、淫乱だな」

「ち、違うよ、これは違うんだよぉ……」

 

ナゴルに指摘されしいなは自分の体に視線を向けると、たしかに彼女の巨乳の先端では物欲しげに乳首が固くなっていた。

 

「あああっ、違う、あたしの身体、なんか変なんだよ、お願いだから見ないでくれぇ♡」

「何を言ってやがる、お前のここはもう大洪水じゃねえか。素直になれよ」

「んんっ♡くぅぅっ……♡」

 

こういったことの耐性のないしいなはもう完全に限界をむかえ、頭の中はパニックに陥っていた。

ナゴルがしいなの腰を壁から少し離すとしいなのお尻は突き出した形となり秘所もアナルも丸見えになっていた。

 

(でっけぇ尻だな、こいつはやりがいがあるぜ)

 

しいなのお尻は胸にも負けないくらいのボリュームでムチムチの太ももと相まってエロティックな雰囲気を醸し出している。

そのお尻を撫で回すように触ると柔らかな感触と熱さが手に伝わってきた。

さらに割れ目に沿って指を這わせるとその度にピクッと体が反応し膣口から愛液が滲んでくる。

 

「しいなのここ、ヒクついて誘っているみてえだぜ、今入れてやるからな」

「ま、待って! それはダメぇ!」

 

ナゴルは興奮しながら自分の剛直をあてがい愛液を絡めるとゆっくりと侵入を始めた。

 

「…だ、だめぇっ!お願いだからそれだけは……許しておくれ……あふっ♡……あ♡……あああ……あ 入ってくるうっ!♡」

 

先端が入ると動きを止め、膣内の感触を楽しむようにぐりぐり動かし始める。

 

「ああっ♡ あ……あっ……あっ……やだぁ……んぐっ……ぐ……あっ♡ あっ♡」

 

しいなのそこはもう準備万端といった状態でナゴルのものをいとも簡単に飲み込み愛液を垂れ流していた。

浅い部分を責めているだけでも、しいなには十分すぎるほどの快感が押し寄せてきていたが、ナゴルがしいなの反応を見ながら奥まで挿入してきた。

 

「あっふああんぁっああっ♡♡♡!!!!」

 

一気に根元近くまで入れられたため強烈な衝撃と、同じくらいの大きな幸福感もしいなの心を満たしていった。

 

(やっばっ♡これえっぐぅ……♡おくまれぇ…♡)

 

しいなの膣内は熱くうねっており肉棒を肉ヒダに絡まりつき射精を促してきた。

辺りに今までで一番大きなしいなの矯声が響くと外にいたコレット達もその声に気づいたようでこちらに向かってくる足音が聞こえてきた。

 

「やっぱり何か聞こえたような…気のせいかな?」

 

木の板一枚隔てた先にコレット達がいるというのにナゴルはそれを楽しむようにじわじわと腰を押し付けるようにし子宮口を突かれてしまい一瞬目の前がちらついた。

 

「…ぁ、ぁあ、ほんとにダメだって……こ、このままだとバレちゃう……♡!」

「……大きい声が出ないようにゆっくりせめてやるよ、それにしてもすごい締め付けだぞ?そんなに俺のちんぽが気持ち良いのか?」

「そ、そんな訳……んぁっ!んんっ!♡

なかぁ……♡」

(こ、これまずいよ、神子達がすぐそこにいるのに、あたし、こんな、はしたなく犯されて、すごく興奮してる♡)

 

そう言いつつも、体は正直に反応しておりナゴルのピストンに合わせる様にしいな自身も無意識のうちに動いていた。

 

グチューーーヌチャーーーパチュンーーーズプーージュポォーーー

 

ナゴルの動きはゆっくりと前後し、前に進めば膣内を余すことなく擦り子宮口に突き上げ、後ろに戻れば太いカリがヒダをガリガリ刺激してきて、しいなの中は逃がさないと言わんばかりに吸い付いてきてしまう。

 

(だめぇ♡……これ気持ち良すぎてぇ♡……おかしくなるぅ……♡)

 

そのあまりの快楽にしいなは完全に抵抗を忘れナゴルから与えられる快感に身をゆだねるようになっていた。

 

「……んっ♡んふっ♡んんっ♡んひぃっ………!!♡」

「そんな声で喘ぎまくったらばれちまうぞ…」

 

しいなは固く口を閉ざしているが甘い吐息を抑えることはできず、それがさらにナゴルを興奮させより一層感じさせてしまっていた。

 

「うーん、気のせいかなぁ?このあたりだと思ったんだけど……」

「この辺りは魔物が多いわ、ここであの人を探すより次の街で待ちましょう」

「はい先生、わかりました」

 

外の二人が立ち去ろうとする気配が伝わってくる中、しいなはそのことに安心すると同時にもう我慢しなくていいという思いで心が満たされていた。

 

(た、助かった……?)

 

ホッとしいなが一安心したその時 ドスンッ! 突然お尻に衝撃があり何が起こったか理解するまもなくしいなの口からはくぐもった吐息が漏れ出した。

 

「んっぁあああぁああっっ♡♡♡♡!!!!」

 

しかし今のしいなにとってはそれどころではなかった。彼のモノがいきなり最奥にまで入ってきてしいなは悲鳴を上げた。

 

ズプゥゥン グチュウウウッ ゴリュッ ごちゅっんっ♡パンッ ぱちゅんっぱちゅんッパチュンッパチュッ

しいなは必死で耐えようとしたが、それを嘲笑うかの様に激く水音を立てながら出し入れを繰り返してきた。しかも先ほどまでとは違い、一番深いところに。

 

「あっ♡あああっ!!!だめぇぇぇ♡!そこぉっ♡……ふかいよおおおっ♡!あふぁああああっ!♡」

「いいねぇ~お前もこうやって乱暴されるほうが好きなんだろ?」

 

どすんどすんと後ろから激しく子宮口をノックされ何度もイカされたしいなはもはや我慢することなどできるはずもなかった。

 

(ああああっ!すごいよっ♡ あああっ!!!♡もっともっとぉ♡)

 

しいなの思考はすでに完全に快楽に支配されてしまっていた。

 

ぱんっ!ぐっちゅぐっちょぬぷぐっちゃずっぷ!ぐっちぐちゃ ずぶずぶっ!

ナゴルのストロークがだんだんと早くなりラストスパートをかけるように強く打ち付けてきた。

 

「おっおっ♡ すごっ、んっ♡あひっ♡ あへっ♡ああっあっ♡」

「おらっ!!もう我慢しなくていいぞ!!イキやがれ!」

「ふぁいっイク♡ああっ、んぅっ、イグぅうぅうううううぅぅぅうう!!!♡」

 

腰をがっちりと力強く捕まれ獣のように前後させられ続け、しいなの胸がブルンブル震え、同時に膣内をぎゅっぎゅっと締め付ける。

それと同時に熱い液体が子宮に流れ込んでくる感覚を覚えそのまま全身を痙攣させた。

ビクンッビクッン ビュルルルッドピュルルーーーーーーーーー

大量の精液が流れ込んできた事でしいなの体はガクンガクンと揺れ動き白目を剥いて舌を突き出しながら快楽に浸っていた。

 

「んぁ……♡あつ……い……♡」

(なか……♡いっぱい出てるよぉ……♡)

 

ナゴルは最後の一滴までしいなの中に流し込もうとさらにぐりぐりと押し込みながら押し付けてきていた。

ようやく満足したのかずるりとしいなの中から引き抜かれると栓を失い、大量に注ぎこまれたものがびゅるりと垂れ落ちる。

 

「ひぅ……♡ ああん……♡」

(ああ……まだでてる……♡)

 

しいなのおまんこからはどろりとした精液が垂れ流されており、それでも入りきらなかったものは太ももを伝って流れていた。

 

(あたし……こんなところでこんな奴に犯されてイッちゃった……♡こんなんじゃ村のみんなに合わせる顔がないよ……)

 

その後しばらくしてようやく絶頂の波から解放されると、脱力しきって床に倒れ伏しそうにったがナゴルに抱きしめられるような形で抱えられ再び唇を重ねられた。

 

「んっ!?むぅっ……ちゅっ♡んんっ……♡」

「ぷはっ……はぁっ……はぁ……♡」

「ふーー。お前は本当にかわいいなぁ」

「うそだ……そんな……嘘だ……」

「俺はお前のことを愛しちまってんだよ、だから俺の女になれ。毎日可愛がってやるぜ」

「誰がお前なんか……!」

「強情だなぁ。ならもっと体に分からせてやんねといけねえようだな…!!」

 

そう言うとナゴルはいきりたった肉棒を秘所に突きつけるとしいなは再度、快楽の沼に落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

数時間後

 

「このっ変態!バカっ!アホっ!!」

「がははっ!そんなに叫ぶなよ」

 

しいなはあれから何度も犯され続け、一息ついた頃には冷静さを少し取り戻し悪態をつく余裕を取り戻していた。

 

(くっ、何回出されたか分りゃしないよ…本当にこの男は……!)

 

今はぺたんと座り込み、ナゴルが出口を探しているのを横目に見つつ自分の身なりを整え直していた。

ナゴルは木の板で塞がれた場所を何度か蹴ると崩れ落ち外の景色が見えた。

外はもう薄暗く、太陽が沈みかけていたため急いで移動しようと立ち上がるがしいなはふとあることに気が付いた。

 

「ん?どうした?」

「…………腰が抜けて立てない……」

「じゃあ、俺が運んでやろうか?」

 

ニヤリとしなが答えるとしいなは顔を真っ赤にして

 

「ふ、ふざけるんじゃないよっ!!だいたいあんたがあんなことしなければ……!」

「ほら」

 

怒声をあげるとしいなの前に背中を差し出す形で屈み込んだ。

しいなはその行為に対ししばらく悩んでいたのだが意を決するとその背に身を預けた。

 

(うわっ!こいつの体……意外としっかりしてるじゃないか)

 

先ほどまでしいなの頭は真っ白で行為に夢中になっており、ナゴルの体のをじっくりと観察していなかったが改めて肌に触れると筋肉質でたくましい男の体をしていることが分かった。

 

(それにしてもなんであたしはこんなことを……?)

 

なぜ自分はあんなにも乱れ、体を許してしまったのだろうか?

なぜこんなにも素直にナゴルに甘えてしまったのだろうか?と不思議になりつつも今は考えるよりも早くここから出ることを最優先にするべきだと結論づけ、ナゴルの首にしがみつくように腕を巻き付けた。

直前までにあった抵抗感は既に薄れており、むしろこの状況をどこか心地よく思っていた。

歩みを進めるナゴルはしいなの重さを感じさせないくらいに軽々としており、足取りは淀みなく進んで行く。

 

「………あんなことしときながら涼しい顔をしていられるなんてすごいねぇ。さすがは傭兵さんだよ」

 

思わず皮肉が出てしまうが当の本人は気にしていないようで あっけらかんとしていた。

 

「涼しい顔なんてとんでもない、今もしいなに触れられて嬉しく思ってんだぞ」

 

とさらりと言ってきたものだからつい耳まで赤くなってしまったしいなであった。

 

「ば、ばっかじゃないかい!?そんな冗談言うんじゃないよ!」

「冗談じゃねえよ、本音だよ本音」

 

その後もくだらない会話をしながら歩いていくと夕日が沈み、あたりはすっかり夜の闇に包まれてしまっていた。

 

(なんなんだろうねぇ……こんな奴相手に感じる気持ちは……)

 

涼しい風にあたられながらも男の大きく温かい背中にしがみつき、体力を使い切ったしいなの目はうつらうつらとゆっくりとまぶたが閉じ心地のよい温もりと共に眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 



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