TS魔法少女イッチと掲示板と人外系美少女 (餅持)
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結局魔法は世界を超えて根強い
初投稿になります、どうぞお手柔らかに
【どうしよう】初転生自分、どう見ても危険な人外系女の子とエンカウントしてしまう【助けて】
1:名無しの掲示板在住転生者
イカした兄貴達助けて
2:名無しの掲示板在住転生者
お、新スレってことは新人だなぁ?
3:名無しの掲示板在住転生者
このカスの肥溜めみたいな転生者界隈へようこそ
4:名無しの掲示板在住転生者
風評被害マンじゃん
5:名無しの掲示板在住転生者
でも実際そんなもん
6:名無しの掲示板在住転生者
転生したらチート能力で無双してぇな〜
って思ってるうちは浅いんだよなぁ
7:名無しの掲示板在住転生者
チーレムなんて現実で成功させるの不可能だからな
我々にできるわけがないんだよね
8:名無しの掲示板在住転生者
これ親ガチャ問題じゃなくて人格ガチャですね
しかもリセマラ不可
9:名無しの掲示板在住転生者
人間性の欠如だと思うよ
10:名無しの掲示板在住転生者
イかれた奴ほど転生者として向いてるわけだ
つまりオレたちは100点満点
11:名無しの掲示板在住転生者
これは悪魔殺し向いてるわ
12:名無しの掲示板在住転生者
で、>>1 はどうしたんや?
13:名無しの掲示板在住転生者
いや困ってたところに掲示板機能みたいなのが開通されたら見に行きません?
14:名無しの掲示板在住転生者
案外順応性高いなこいつ
15:名無しの掲示板在住転生者
ここにいるのはイカした奴じゃなくてイカれた奴らだよ
16:名無しの掲示板在住転生者
>>15 イカした兄貴はどこ......ここ?
17:名無しの掲示板在住転生者
ここじゃないんだって
18:名無しの掲示板在住転生者
さてはアンチだなテメー
19:名無しの掲示板在住転生者
アンチくんは劇場版あるんだからユニバースに行って
20:名無しの掲示板在住転生者
あ、そろそろ話して良いですかね?
21:名無しの掲示板在住転生者
良いけどイッチ、コテハンくらいは付けようか
22:名無しの掲示板在住転生者
まぁ無いと誰か分からんからね
23:TS魔法少女イッチ
コテハンってこれで良いです?
24:名無しの掲示板在住転生者
あーそういう世界ね
25:名無しの掲示板在住転生者
魔法少女モノの世界って結構ピンキリなんだよな......
26:名無しの掲示板在住転生者
直球だけどニチアサとまど○ギどっち寄り?
27:TS魔法少女イッチ
どっちかと言うと平成前半の重みって感じですね
28:名無しの掲示板在住転生者
ま○マギとトントンくらいに面倒だなぁ
29:名無しの掲示板在住転生者
パリに豆腐買いに逃げようぜ
30:名無しの掲示板在住転生者
てかイッチのTSは前世基準? それとも変身時に変わる感じ?
31:TS魔法少女イッチ
今世は完全に女の子みたいですね
前世は普通の毎週ジャンプ読んでる高校生してましたよ
32:名無しの掲示板在住転生者
ニチアサなら平成前半でもまだマシだよ
俺んとことか人類全滅しててもう凄いの(小並)
33:名無しの掲示板在住転生者
なんであんた生きてんだよ()
34:名無しの掲示板在住転生者
持ってたチートで何とか俺だけ食い繋いだ
どうせこの世界は剪定されるし別次元に逃げるけどな
35:名無しの掲示板在住転生者
草
36:名無しの掲示板在住転生者
管理人ちゃん頭抱えてそう
37:名無しの掲示板在住転生者
そこまで放っておいたあいつら側にも責任あるだろ
別次元に逃げるのも質量的にはまぁうちの世界を潰すだけで済むしエコだろ?
38:TS魔法少女イッチ
うわぁ......
39:名無しの掲示板在住転生者
満点に近いお手本のようなカス転生者
40:名無しの掲示板在住転生者
自分以外の人類全滅したからって軽々しく世界を壊すな
41:名無しの掲示板在住転生者
これもう厄災案件でしょ、ポリスメンどこ?
42:名無しの掲示板在住転生者
ポリスメンなら過労でそこに倒れてるよ
43:TS魔法少女イッチ
転生者ってみんなこんな感じなんですかね?
すごい不安になってきたんですけど
44:名無しの掲示板在住転生者
流石にこれは少数派かな......
45:名無しの掲示板在住転生者
中世ファンタジーが異世界転生先としては多いから魔法はよくある
46:名無しの掲示板在住転生者
まぁそれで人類滅亡する規模の戦争は中々無いがな!
47:名無しの掲示板在住転生者
中世的なファンタジーとかSF系が一番多くて、次点でガッツリとしたハイファンタジー。案外現代社会は少ないけど、結局魔法は世界を超えて根強い
48:TS魔法少女イッチ
じゃあどう見てもローファンタジーな世界のボクはレアなとこ引いた感じなんですかね
49:名無しの掲示板在住転生者
まぁ魔法少女モノの世界は大体ローファンタジーよな
50:名無しの掲示板在住転生者
前見たガチファンタジーの魔法少女は人類を裏切りおにぎりして世界が危うくなってたな
51:名無しの掲示板在住転生者
あれも少数派だから......()
52:名無しの掲示板在住転生者
とりあえずイッチはスペックを貼って
53:TS魔法少女イッチ
年齢14歳、前世じゃ一生見れないような美人
チート有り、だけども微妙
ローファンタジー的な世界で一匹狼な魔法少女
戸籍無し保護者無し住所無し明日の朝ご飯無し
54:名無しの掲示板在住転生者
最後の一行でそれまでの期待値を無に返しやがった
55:名無しの掲示板在住転生者
AGでも明日のパンツと金は持ってたぞ
56:名無しの掲示板在住転生者
大丈夫? 今日の分のアイスあるけど食べる?
57:名無しの掲示板在住転生者
うちの世界なら手厚く保護するけど来る?
58:TS魔法少女イッチ
前世と比べたらまだマシな生活してるんで大丈夫です
今世はまだ立ち読みの後に残飯漁りしてないですからね
59:名無しの掲示板在住転生者
それをサラッと言えるイッチ怖いよ
戸籍保護者住所無しとか14歳じゃ生きられんだろ
60:名無しの掲示板在住転生者
>前世と比べたらまだマシ
前世何があったんだよお前......
普通の生活してるんじゃなかったの?
61:名無しの掲示板在住転生者
ゴミ漁りする高校生って普通じゃないからな
62:TS魔法少女イッチ
まぁそんなことはどうでもいいんですよ
少し頭を抱える問題がありまして
63:名無しの掲示板在住転生者
俺らはこの状況に頭を抱えているんだけどね?
64:TS魔法少女イッチ
普段拠点にしているキャンプ地になんか明らか怪しい女の子がいまして、まだ寝てるんですけどこの子どうしようかなって >画像
65:名無しの掲示板在住転生者
あら可愛い
66:名無しの掲示板在住転生者
可愛いけど頭に生えてるツノが気になりすぎる
67:名無しの掲示板在住転生者
こーれどう見ても敵対組織のアレです
68:名無しの掲示板在住転生者
浮浪児と謎の少女、何も起きない筈がなく......
69:名無しの掲示板在住転生者
そもそも敵対組織とかいるんすかね?
平成前半とかだと怪人はいてもその辺は少ない気が
70:TS魔法少女イッチ
あぁ、いますよ『なんとか宗教』みたいなのが
あんま興味ないけど怪人共の声がデカいんで潰しますが
71:名無しの掲示板在住転生者
覚え方が雑、不憫
72:名無しの掲示板在住転生者
まぁ転生者からしたら神なんてクソを煮詰めたゴミだし
73:名無しの掲示板在住転生者
転生者って日本人が圧倒的に多いから
宗教観も大体適当で基本関心無いからな
74:名無しの掲示板在住転生者
むしろ喜んで踏み絵する奴もいるし
75:名無しの掲示板在住転生者
こんな奴らがチートを持って割り込むの、異世界からしても迷惑すぎて涙が止まらんな
76:名無しの掲示板在住転生者
てかなんでイッチは魔法少女に?
やろうと思えばチートと魔法で生活はどうにかならんか
77:TS魔法少女イッチ
まぁ実際どうにかなるんですけどもね
でも流石に一般人相手に魔法使うのはどうかなって......
78:名無しの掲示板在住転生者
倫理観がしっかりしている
+10万ちくわ大明神ポイント
79:名無しの掲示板在住転生者
何だ今の
80:TS魔法少女イッチ
魔法少女になったのは成り行きですよ
今世になって初めてできた友達を助けようとして......
81:名無しの掲示板在住転生者
ええ子やんけ
82:TS魔法少女イッチ
まぁ助けた後に『化け物......』って震える声で言われたら友達作る気無くしますよね、一匹狼な理由はそれです
83:名無しの掲示板在住転生者
重いんだよお前の過去ぉ!
84:名無しの掲示板在住転生者
まだあるんだろう!? キリキリと吐けよ!
85:名無しの掲示板在住転生者
頼れる大人もその感じだといないか
86:TS魔法少女イッチ
なんか協会とかいう国営の魔法少女の組合のお偉いさんと会う機会があったんですけども、前世の大人と同じ匂いがしたから駄目ですね
87:名無しの掲示板在住転生者
匂いって何だよイッチの前世暗殺者か?
88:名無しの掲示板在住転生者
脱線しまくりだからレール戻すけど、その子どうすんの?
89:名無しの掲示板在住転生者
正直忘れかけてたわ、サンクス
90:名無しの掲示板在住転生者
今はもうファ○マやで
91:名無しの掲示板在住転生者
協会に預けようにもどう見ても人外ですみたいなこの子渡したら、良い感じに解剖とかされるよな......
92:TS魔法少女イッチ
まぁそうなりかねないからどうしようかなって
ボクも危険だけど協会に預けるってのも......
93:名無しの掲示板在住転生者
とりあえず起きるまで待てば?
94:名無しの掲示板在住転生者
じゃあその間に人生ゲームでもしようぜ
95:名無しの掲示板在住転生者
この掲示板って何で備え付けの機能にパーティーゲームがあるんだろうな、いや楽しいし人数も腐るほどいるから助かるんだが
96:名無しの掲示板在住転生者
もう麻雀辞められへんわ......あ、ロンで。
97:TS魔法少女イッチ
話題の緩急リズム取れなくてヤバいんですけど?
98:名無しの掲示板在住転生者
転生者はみんな会話を零距離で断ち切るよ
99:TS魔法少女イッチ
あ、起きた。なんかめっちゃこっち見てる
>画像
100:名無しの掲示板在住転生者
人外系ヒロインとの百合かぁ〜?
101:名無しの掲示板在住転生者
いやあえて王道的な魔法少女モノをだな
102:名無しの掲示板在住転生者
むしろ悪堕ちしてその子といっしょに世界壊そうぜ
103:名無しの掲示板在住転生者
さて初対面はどうなることやら
104:名無しの掲示板在住転生者
全てはイッチ次第なわけだが
105:TS魔法少女イッチ
まぁいいです、対戦よろしくお願いします
TS魔法少女イッチ
・転生初心者
・この掲示板におけるイッチ
・明日のパンツより今日の安全が欲しい
人外系美少女
・多分メインヒロイン
・どう見ても人外
・お目覚めタイム
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性癖が歪んじゃうねぇ......
感想をくれた兄貴姉貴達、ありがとう......(成仏)
106:名無しの掲示板在住転生者
初エンカの時って実際のとこみんな何から入る?
107:名無しの掲示板在住転生者
天気デッキ
108:名無しの掲示板在住転生者
自己紹介
109:名無しの掲示板在住転生者
唐突なバトル
110:名無しの掲示板在住転生者
>>107 申し訳ないが初手天気デッキはNG
111:名無しの掲示板在住転生者
何でや! スタンバイにG投げるのやめーや!?
112:名無しの掲示板在住転生者
天気デッキ使いの決闘者で草なんだ
113:名無しの掲示板在住転生者
だって無効効果すぐ使われるからドローかスタンバイに投げるしかないじゃん
114:TS転生者イッチ
あ、ボクは今回自己紹介から入りました
今はなんか渡したパンを貪ってますね >画像
115:名無しの掲示板在住転生者
イッチは無難なとこから入ったな
116:名無しの掲示板在住転生者
これは......餌付けじゃな?
117:名無しの掲示板在住転生者
画像見るだけでも美味そうに食ってるな
それその辺のパン?
118:TS転生者イッチ
怪人共から毟った金でコンビニのパンくらいは買えるんで
まぁこれくらいしてもいいでしょう
119:名無しの掲示板在住転生者
毟った金って......モンスターをハントする的な?
120:名無しの掲示板在住転生者
宝玉落ちないんだけどあと何周すればいいんだよ!?
121:名無しの掲示板在住転生者
職業ハンター兄貴はさっさと周回終わらせて
122:名無しの掲示板在住転生者
ワンミス即死もおかしくないからチート無いと狂う......
123:TS転生者イッチ
あぁ、違いますよ
あいつら普段は人間に擬態してるんでみんな普通に財布持ってるんですよね
124:名無しの掲示板在住転生者
悲報、怪人のドロップアイテムがまさかの財布
125:名無しの掲示板在住転生者
換金アイテムとか現代社会で落とされても扱いに困るけどゲンナマ入った財布落とすのか......
126:名無しの掲示板在住転生者
てかサラッと人間に擬態してるって言った?
127:名無しの掲示板在住転生者
隣の席の気になるあの子の正体は〜!
128:名無しの掲示板在住転生者
性癖が歪んじゃうねぇ......
129:TS転生者イッチ
怪人の行動ルーチンとかは知らないんですけどね
まぁ倒すのは危害を加えてきた奴らくらいですよ
130:名無しの掲示板在住転生者
怪人とはいえ人のことをルーチンで管理しようとするな
131:名無しの掲示板在住転生者
やっぱりイッチも転生者なんやなって
132:名無しの掲示板在住転生者
倫理観が怪しさ −3000ちくわ大明神ポイント
怪しい少女への施し +15万ちくわ大明神ポイント
133:名無しの掲示板在住転生者
ポイントマンは何の足し算をしてんだよ
134:名無しの掲示板在住転生者
倫理観の足し算じゃない?
135:TS転生者イッチ
食べ終わったみたいでお話タイムなんですけど
この子、相当ヤバそうな案件ですね
136:名無しの掲示板在住転生者
そんなの見た目から分かってた感あるけど......
137:名無しの掲示板在住転生者
流れが怪しくなったらどうにかするんやで
138:名無しの掲示板在住転生者
どうにかするって?
139:名無しの掲示板在住転生者
そらもう処刑用BGMよ
140:名無しの掲示板在住転生者
パンをあげた相手を自ら手にかけるTS魔法少女さん!?
141:名無しの掲示板在住転生者
また重い過去が積み重なっちゃう......!?
142:TS魔法少女イッチ
流石にしませんよ、本人もその気は無いようですし
ところで彼女のスペックいります?
143:名無しの掲示板在住転生者
チッ......このルートの曇らせは早かったか
144:名無しの掲示板在住転生者
早くヒロインのスペックを見せてくれ
もう待ちきれないよ
145:名無しの掲示板在住転生者
やっぱりこういう情報開示が一番興奮するんだ
146:名無しの掲示板在住転生者
転生者達はメインヒロインのスペック提示が好き
147:TS魔法少女イッチ
年齢1歳未満、人体実験で生まれた突然変異
名前は無くて番号で管理されてた、17番だったとのこと
様々な怪人の力が使える、めちゃ強い(自称)
敵対組織の研究所潰して逃げてきた(真偽不明)
肉体年齢は17歳なため、ボクより身長が高い(絶許)
148:名無しの掲示板在住転生者
最後の一行多分私怨だよね? 身長気にしてる?
149:名無しの掲示板在住転生者
まぁ前世男だったら女の子に身長負けたくないよね......
150:名無しの掲示板在住転生者
番号で管理されてた人体実験の被験者とかどう考えても厄ネタだけども、なんでイッチのところに?
151:TS魔法少女イッチ
なんか魂の形が不自然で親近感が湧いたとか
これってどういうことですかね?
152:名無しの掲示板在住転生者
あー......転生者のことが間接的に割れてる?
153:名無しの掲示板在住転生者
こんな可愛い女の子が転生者な筈がない!
154:名無しの掲示板在住転生者
落ち着け一つの世界に転生者は一人だ
つまり人体実験でその辺が知覚出来てるだけだろ
155:名無しの掲示板在住転生者
文系の俺に分かるように教えてくれ
156:TS魔法少女イッチ
転生初心者のボクにも分かるようにお願いします
157:名無しの掲示板在住転生者
多分人体実験のせい(適当)
魂の形とやらが見えてるだけで転生者じゃない
158:名無しの掲示板在住転生者
補足すると転生者って魂の形が常人とは違うんよ
まぁそれで何かあるわけじゃないけど
159:名無しの掲示板在住転生者
なるほど、分からん
160:名無しの掲示板在住転生者
人が分かりやすく教えてやってるのに
161:名無しの掲示板在住転生者
名前無いのも不便だな、イッチ付けてあげれば?
162:名無しの掲示板在住転生者
ポチ
163:名無しの掲示板在住転生者
ペス
164:名無しの掲示板在住転生者
クロ
165:TS魔法少女イッチ
彼女の名前ならもう決まりましたよ、本人が良いって言ったので彼女は今日からイナちゃんです
166:名無しの掲示板在住転生者
>>162 >>163 >>164
安価始まってないから勝手にやるな
167:名無しの掲示板在住転生者
なんで全員ご丁寧に犬の名前なんだよ
168:名無しの掲示板在住転生者
まぁそれはそれとしてイナちゃんか
169:TS魔法少女イッチ
まぁボクあまりネーミングセンス無いんで
17番から取ってイナちゃんです
170:名無しの掲示板在住転生者
語呂合わせかーい
171:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんとどうするんや
これから敵対組織ぶっ壊すんか?
172:名無しの掲示板在住転生者
まぁ怪人なんて出して人体実験してる宗教とか百害あって一利もないからね、仕方ないね
173:TS魔法少女イッチ
いや特にこっちから潰す気はありませんけどね
174:名無しの掲示板在住転生者
え?
175:名無しの掲示板在住転生者
王道バトルファンタジーは?
176:名無しの掲示板在住転生者
バディ系百合アクションは?
177:名無しの掲示板在住転生者
悪堕ちして一緒に世界を滅ぼすんだな!
178:名無しの掲示板在住転生者
デタラメ人間共の性癖博覧会やめろ
179:TS魔法少女イッチ
協会に所属してない魔法少女って追われる立場なんですよ
今は案外適当だから逃げ切れてるけれども
組織潰してその分の戦力がこっちに来ると......
180:名無しの掲示板在住転生者
なんで追われてる立場なんだよ()
181:名無しの掲示板在住転生者
その感じだと所属の子とも話せない感じ?
182:TS魔法少女イッチ
仲良しみたいな雰囲気出してる女子のグループが一番危険ですよ、エンジン入れた時ブレーキが効かないんで
183:名無しの掲示板在住転生者
色々事故ったのね......
184:名無しの掲示板在住転生者
結局イナちゃんとはこれからどうすんの?
185:名無しの掲示板在住転生者
そらもう身体検査の大運動会よ
186:名無しの掲示板在住転生者
人外系赤ちゃん(肉体年齢17歳)と14歳の百合!?
187:名無しの掲示板在住転生者
ガタッ
188:TS魔法少女イッチ
とりあえず降りかかる火の粉は今まで通り払います
あとなんか懐かれたので行動を共にしますね
189:名無しの掲示板在住転生者
押しに弱いな
190:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんが攻め......ってコト!?
191:名無しの掲示板在住転生者
でもイナちゃんって研究所から逃げてきたんだろ
敵対組織が血眼で探してんじゃね?
192:名無しの掲示板在住転生者
確かに
193:名無しの掲示板在住転生者
どうする? 気分転換に麻雀やる?
194:名無しの掲示板在住転生者
麻雀兄貴はいつまで卓囲んでんだよ
195:名無しの掲示板在住転生者
まぁチートあるんだしどうにかなるべ
196:名無しの掲示板在住転生者
てかイッチのチートって何なんだ
197:名無しの掲示板在住転生者
そういやまだ開示してないじゃ〜ん
はよ見せて♡ 見せろよ(豹変)
198:名無しの掲示板在住転生者
>>194 これしかやる事なくて......今回俺が親か
199:TS魔法少女イッチ
やばい、助けて
200:名無しの掲示板在住転生者
なんだイッチ、もうピンチか?
201:名無しの掲示板在住転生者
トイレなら女の子は座ってやるんやで
202:名無しの掲示板在住転生者
この流れだと襲撃かな?
203:名無しの掲示板在住転生者
朗報、バトルファンタジーの存在を観測
204:名無しの掲示板在住転生者
やっぱり敵対ルートは存在したんや!
205:名無しの掲示板在住転生者
こいつら自分の見たいルートしか見えてないな......
206:名無しの掲示板在住転生者
転生者特有のエゴ
207:名無しの掲示板在住転生者
カス達の妄言だからしゃーない
208:名無しの掲示板在住転生者
で実際何が起きたんや
209:TS魔法少女イッチ
明らかに幹部ですみたいな見た目の強そうな怪人が来た
210:名無しの掲示板在住転生者
展開が早いなオイ
TS魔法少女イッチ
・同行者が増えた
・収入源は怪人の財布
・身長が低いのを気にしてる
・押しに弱い
イナ(人外系美少女)
・やっぱり厄ネタだった
・餌付け済み
・押しが強い
強そうな怪人
・イナを連れ戻しに来た
・多分ゲームだと1面ボス
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また神の話してる......
評価やお気に入り登録がモチベになるので
良ければ是非お願いします!
211:名無しの掲示板在住転生者
今北産業
212:名無しの掲示板在住転生者
イッチはTS魔法少女
ヒロインは餌付けした人外系美少女
今は追手の強そう(小並感)な怪人がやってきた
213:名無しの掲示板在住転生者
こうして見ると案外サッパリしてるな
過程がだいぶ怪しいけど
214:名無しの掲示板在住転生者
>>212 サンクス
面白そうなことになってんな
215:名無しの掲示板在住転生者
だからサンクスはファ○マになったって......
216:名無しの掲示板在住転生者
イッチ、ライブモード使える?
こんだけスレが進んだら多分解禁されるんだけど
217:TS魔法少女イッチ
ライブモードって何ですか?
218:名無しの掲示板在住転生者
イッチの視界を軸にスレにライブ配信する機能やな
まぁスレ民がリアタイするのに都合が良いんや
219:LIVE MODE
スレッドからの要求を承認、ライブ配信を開始します
220:名無しの掲示板在住転生者
うわ出た
221:TS魔法少女イッチ
承認しましたけどこれで出来てるんですかね?
>配信画面
『初めまして、私は天界教第16席〜』
222:名無しの掲示板在住転生者
怪人っていうかコスプレしたおっさんだこれ!
鱗とか尻尾とかあるけどコスプレしたおっさんだ!
223:名無しの掲示板在住転生者
思ってたより人型だったんだけど
これをボコって財布毟ってたのイッチ
224:名無しの掲示板在住転生者
横にいるイナちゃん興味なさそうにしてるの草
本当に幹部怪人なんか?
225:TS魔法少女イッチ
ぱっと見のステータスは幹部っぽいんですけどね
でも小物感が凄いんですよね
226:名無しの掲示板在住転生者
悪の組織(仮)の幹部()だぞ?
もっとテンション上げろよ
227:名無しの掲示板在住転生者
これ視界が軸になるから欠伸とかしてると分かるんよな
イッチあんまり興味ないだろそいつに
228:配信画面
『......話を聞いているのかな?
実験体17番は返してもらいたいのだが』
229:名無しの掲示板在住転生者
あ、配信画面とイッチが独立した
230:名無しの掲示板在住転生者
まぁその方が分かりやすいし良いんじゃね
231:名無しの掲示板在住転生者
てかちょっと怒ってないか?
スルーしすぎてるから......
232:名無しの掲示板在住転生者
なんだなんだ、カルシウム不足か?
233:名無しの掲示板在住転生者
アレ足りてないからタンパク質じゃね?
234:名無しの掲示板在住転生者
確かに頭のアレは足りてなさそうだな......
235:TS魔法少女イッチ
あぁ、そういう......(哀れみの目)
236:名無しの掲示板在住転生者
イッチまでボケに回ったら終わりだろ
237:名無しの掲示板在住転生者
言うてもイッチは結構天然ボケ感あるけどな
238:TS魔法少女イッチ
なんか持ってる槍を構えられたんですけど
これ殺り合うってことですよねぇ......
239:名無しの掲示板在住転生者
穏健派なのか財布毟るハンターなのかはっきりしなよ
240:名無しの掲示板在住転生者
そらもう獰猛なハンターよ
241:名無しの掲示板在住転生者
転生者は血の気が多い
242:配信画面
『......こちらにも通すべき信仰があるのでね。17番を返して貰えないならば、少し痛い目を見てもらおうか!』
243:名無しの掲示板在住転生者
RPGだったら最初の壁感ある台詞なのに
244:名無しの掲示板在住転生者
神をw 信仰するw ハゲw
頭のお薬w 出してw おきますねw(塩をぶち撒ける)
245:名無しの掲示板在住転生者
>>244 気持ちは分かるけど草を生やしすぎ
246:名無しの掲示板在住転生者
単芝なら何回も生やして良いわけじゃないぞ
247:名無しの掲示板在住転生者
さて始まりましたイッチ対幹部怪人さん!
果たして転生者に敵対組織幹部(笑)は勝ち目があるのか!
248:名無しの掲示板在住転生者
ちゃんとした実況を求むぞ
249:名無しの掲示板在住転生者
まぁイッチに実況が追いつくなら......っと!
早速動いたのはイッチ! 速い、速いぞぉ!
250:名無しの掲示板在住転生者
何が起きてるんやこれ
251:名無しの掲示板在住転生者
イッチが一瞬で距離を詰めておっさんをシバこうとしてる
252:名無しの掲示板在住転生者
急にカメラがぐわんってなった
253:名無しの掲示板在住転生者
イッチの身体能力の賜物だな
254:名無しの掲示板在住転生者
一瞬で15mくらいか?
やっぱり戦闘系の転生者は巫山戯てるなぁ
255:配信画面
『なッ......なんだその速さはッ!?』
256:名無しの掲示板在住転生者
おっさん大慌てで草
257:名無しの掲示板在住転生者
イッチ素手なのに槍で防ぐの精一杯なの恥ずかしくないんか?
258:TS魔法少女イッチ
今殴ってて思ったこと言って良いですかね?
......なんかあまりにお粗末なんですけど、この人
259:名無しの掲示板在住転生者
言いたいことは分かる
260:名無しの掲示板在住転生者
攻撃がね、雑なんだよね......
261:名無しの掲示板在住転生者
スローライフ系の僕に分かるように教えて
262:名無しの掲示板在住転生者
側から見たら相当な手練れ同士の攻防に見えるんだけど
実際はあっちの動きがお粗末でイッチが困惑してる
263:名無しの掲示板在住転生者
あ、イッチが槍を吹き飛ばした
264:名無しの掲示板在住転生者
これ普段の怪人と比べてどうなの?
265:TS魔法少女イッチ
攻撃しながらスレに書き込めるくらいには楽ですね
なんなら普段相手にしてる怪人の方が強いまであります
266:名無しの掲示板在住転生者
後ろに立ってるイナちゃんも弱さに困惑気味なの草
267:配信画面
『馬鹿なッ! 私は天界教の中でも選りすぐりの超人ッ! なのになぜこんな小娘に負けねばならんのだ!』
268:名無しの掲示板在住転生者
弱いからじゃないですかね(ハイパー無慈悲)
269:名無しの掲示板在住転生者
でもこれ素手だけで決め切れるんか
流石に魔法とか使う?
270:TS魔法少女イッチ
あまり使い勝手良くないんですけど
こういう時に魔法あると便利だなぁと思いますね
271:名無しの掲示板在住転生者
うわすげぇ炎
272:名無しの掲示板在住転生者
こんなんじゃ残った毛根ごと焼き切れそう
273:名無しの掲示板在住転生者
女の子はハゲに厳しい
274:TS魔法少女イッチ
まぁ人の好き嫌いは否定しないですけど
髪の毛があった方が好まれやすいのは多分事実ですよね
275:名無しの掲示板在住転生者
事実陳列罪は申し訳ないがNG
276:LIVE MODE
配信を終了します
277:名無しの掲示板在住転生者
ライブモードくんが怪人庇ってるやん
278:名無しの掲示板在住転生者
幹部怪人くんの敗因は自分のカミを失ったことやな
279:名無しの掲示板在住転生者
それは毛根? それとも信仰?
280:名無しの掲示板在住転生者
真相は炎で焼き尽くされたんだよな
281:名無しの掲示板在住転生者
百合の間に挟まる男は許されないからね
282:名無しの掲示板在住転生者
神を信じる奴が髪を失ったってか
283:名無しの掲示板在住転生者
また神の話してる......
284:TS魔法少女イッチ
まぁというわけで幹部怪人(自称)は倒したんですけど
さっき倒したアレが本当だとすると厄介なんですよねぇ
285:名無しの掲示板在住転生者
イマサラタウンのサートシくんじゃん
286:名無しの掲示板在住転生者
雑魚とはいえそれなりの地位だったとすると今後が面倒そう
287:名無しの掲示板在住転生者
......イナちゃんがいる時点で今更では?
288:名無しの掲示板在住転生者
それはそうなんだよな
289:名無しの掲示板在住転生者
組織潰すのは駄目なんだっけ
290:TS魔法少女イッチ
仮に潰すと組織の処理に使われてた協会の連中がこっちに来るんですよね、一応あいつらの仕事は怪人討伐だから今は分散されてますけど
291:名無しの掲示板在住転生者
......イナちゃんがいる時点で今更では?(2回目)
292:名無しの掲示板在住転生者
協会とは利害の一致で協力できたりしないの?
293:TS魔法少女イッチ
協会の魔法少女って怪人は絶対悪として処断対象なんで
よく考えたらイナちゃんもアウトくさいですね
そもそも未所属のボクだけでもバンバン殺しにきますし
294:名無しの掲示板在住転生者
その辺容赦ないパターンかぁ
295:名無しの掲示板在住転生者
本当にニチアサか?
そろそろ深夜アニメに寄り始めてない?
296:名無しの掲示板在住転生者
じゃあすること一つしかなくない?
297:名無しの掲示板在住転生者
まぁそれしかないよな
298:名無しの掲示板在住転生者
イッチ、現在の目標は?
299:TS魔法少女イッチ
とりあえずイナちゃんの安全確保ですね
懐かれた以上は死なれても目覚めが悪いんで
300:名無しの掲示板在住転生者
でもイナちゃんは組織からは当然
協会からも追われる......と
301:名無しの掲示板在住転生者
これは......逃避行じゃな?
302:名無しの掲示板在住転生者
もっと簡単な方法あるでしょ
303:TS魔法少女イッチ
ちなみにどういう方法なんです?
304:名無しの掲示板在住転生者
状況を整理するとさ、組織と協会の二つが
イッチとイナちゃんのハッピーエンドには邪魔じゃん
305:TS魔法少女イッチ
まぁはい、そうですね
てかイナちゃんがヒロインなのいつ確定したんすか
そういう素振りは配信じゃ見せなかった筈なんですけど
306:名無しの掲示板在住転生者
俺達掲示板民(IQ53万)が導き出した結論は
307:名無しの掲示板在住転生者
だったら全部壊そうぜってワケよ
308:名無しの掲示板在住転生者
えっ
309:名無しの掲示板在住転生者
>>302 >>307
お前ら絶対世界壊したことあるだろ
310:名無しの掲示板在住転生者
>配信じゃ見せなかった筈
つまり配信外で宜しくやってるって!?
311:名無しの掲示板在住転生者
つまり何しようとしてんのこれ
312:名無しの掲示板在住転生者
邪魔する奴ら全員ぶっ潰していこうぜ!(要約)
313:名無しの掲示板在住転生者
えぇ......(困惑)
314:名無しの掲示板在住転生者
そこに人の心はあるんか?
315:名無しの掲示板在住転生者
そこになければ無いですね
TS魔法少女イッチ
・まだチートは見せない
・裏でイナちゃんと何かしてた
・組織の恨みを買った
イナちゃん
・イッチだけで事足りると静観
・流石に組織の追手が弱すぎて困惑
・裏でイッチと何かしてた
強そうだった怪人
・一応幹部だったらしい
・財布の気配が無かったので毛根ごと焼かれた
・見掛け倒しであんまり強くなかった
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イッチの声出しでスレ民に被害が!?
皆さんお気に入りや評価ありがとうございます!
今後とも是非拙作をよろしくお願いします!
316:名無しの掲示板在住転生者
実際問題全部潰すって言っても出来るラインなの?
317:名無しの掲示板在住転生者
いくらイッチがチート持ちでも数は正義だからな
318:名無しの掲示板在住転生者
まぁどうにかなるべ
319:名無しの掲示板在住転生者
俺初見じゃ無理だなぁ
ちょっと死に戻ってくるわ
320:TS魔法少女イッチ
イナちゃんに確認を取ったんですけど
追われるくらいなら潰そうって返ってきたんですけど
321:名無しの掲示板在住転生者
嫁の許可出てんじゃん、じゃあ殺ろうぜ
322:名無しの掲示板在住転生者
転生者特有の反社会的思想
323:名無しの掲示板在住転生者
組織はともかく協会は国営なのに
324:TS魔法少女イッチ
でも自分のところに所属してない魔法少女ってだけで
殺しに来る連中とか正直に言えば嫌ですよね
325:名無しの掲示板在住転生者
それは......そうなんですが......
326:名無しの掲示板在住転生者
>>325
メガネくんもそんなの庇わなくて良いから(良心)
327:名無しの掲示板在住転生者
じゃあイッチは潰すのに賛成なのね?
328:TS魔法少女イッチ
まぁはい、ちょっと迷いましたけど
どうせ今後積極的に攻撃されるなら潰したほうが楽ですし
329:名無しの掲示板在住転生者
百合の障害となる者を狩る男!
パイダーマッ!
330:名無しの掲示板在住転生者
間に合ってるからニコ○コ動画の自然カテゴリに帰れ
331:名無しの掲示板在住転生者
結局ダーマも男だからね
イッチとイナちゃんのハッピーエンドにはいらない()
332:名無しの掲示板在住転生者
で、組織と協会どっちから潰す?
333:名無しの掲示板在住転生者
難易度の底が知れないのは協会だよね
334:TS魔法少女イッチ
ボク達の危険を考えたら協会からですかね
魔法少女は固有の魔法が面倒な場合が多いんですよ
335:名無しの掲示板在住転生者
魔法少女vs魔法少女......!
336:名無しの掲示板在住転生者
同じ力を使う者同士の戦いって燃えるよね
337:名無しの掲示板在住転生者
じゃあイッチ、協会の分かってる情報プリーズ
338:TS魔法少女イッチ
実働するのは当然魔法少女
仲の良い魔法少女同士でグループを組んで活動
ニュースで活躍が流れるくらいには浸透している
339:名無しの掲示板在住転生者
......それに喧嘩を売るの、控えめに言ってテロじゃね?
340:名無しの掲示板在住転生者
倫理観を捨てろって
百合の前には世界すら無価値だ
341:名無しの掲示板在住転生者
最後にイッチとイナちゃんが立っていれば良いからな
342:名無しの掲示板在住転生者
このスレッドは狂人達の提供でお送りしています
343:名無しの掲示板在住転生者
テロって案外楽しいぞ?
綺麗事並べてる連中が積み上げた山蹴り飛ばすの最高
344:名無しの掲示板在住転生者
スレ民も昂っております
345:TS魔法少女イッチ
うわぁ......
346:名無しの掲示板在住転生者
イッチの未来その1なのにドン引きしてるやん
347:名無しの掲示板在住転生者
やっぱり悪堕ち世界滅亡ルートは存在したんや!
348:名無しの掲示板在住転生者
本当にそうなりそうなの草なんだ
349:TS魔法少女イッチ
ちょっ、待って
350:名無しの掲示板在住転生者
トラブルの気配
351:名無しの掲示板在住転生者
なんでイッチは話のネタが尽きないの?
352:名無しの掲示板在住転生者
まーた襲撃されてるんかイッチ
さっき組織だったし今度は協会か?
353:TS魔法少女イッチ
協会の連中ですね
ちょっと余裕ないかもなんでライブモードにします
354:LIVE MODE
スレッドからの要求を承認、ライブ配信を開始します
355:名無しの掲示板在住転生者
一日で何回も起動するもんじゃないけどなそれ
356:配信画面
『ようやく正体を現したわね、《歯車の魔女》!
大人しく後ろの怪人と一緒にぶっ殺されなさい!』
『血の気が多いのは好きじゃないんだけど......
やると決めたんなら、負けられないんだよね』
357:名無しの掲示板在住転生者
イッチが喋ってるの初めて見た
358:名無しの掲示板在住転生者
ちゃんと女の子だったんやな
359:名無しの掲示板在住転生者
てか魔女呼ばわりされてんのか
非所属に対する差別意識の植え込みかな?
360:名無しの掲示板在住転生者
話している時にやってくるとか間が良いのか悪いのか
361:名無しの掲示板在住転生者
クール系イケ女の声で濡れちゃった
362:名無しの掲示板在住転生者
イッチの声出しでスレ民に被害が!?
363:配信画面
『ナナシ、私も手を貸す?』
『そうだなぁ......じゃあそっちのチビをお願いね』
364:名無しの掲示板在住転生者
サラッとイッチの名前を明かさないでイナちゃん
365:名無しの掲示板在住転生者
また闇深ポイント増えてんですけど
ナナシって名無しから取ってます?
366:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんも初声出しだからね?
367:名無しの掲示板在住転生者
そっちは思ったより可愛い系の声だな
368:配信画面
『誰がチビよ誰が!?
あーもう絶対許さないわぶっ殺してあげる!』
『怪人を庇うなんて怪物同士で友情ごっこですかぁ?
だったら涙ぐましいですねぇ、《歯車の魔女》』
『うーん、まぁボクが怪物なのは否定しないけどさ
徒党組んで非所属を魔女呼ばわりするお前らもおかしいよ』
369:名無しの掲示板在住転生者
今回のは二人組......ですかねぇ
370:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんも戦うみたいだし条件は対等かな?
371:名無しの掲示板在住転生者
一応今回は女の子二人なのにスレ民死ぬほど興味ないの草
さっきのおっさんの方が盛り上がってただろ
372:名無しの掲示板在住転生者
ちんちくりん二人でナニを盛り上げろと
373:名無しの掲示板在住転生者
俺らはイッチとイナちゃんの百合が見たいのであって生意気なメスガキを見に来たわけじゃないのよ
374:名無しの掲示板在住転生者
興味ないっていうか
イッチとイナちゃんの新出情報が大量に出てるだけや
375:名無しの掲示板在住転生者
処理がね、追いついてないんだよね
376:配信画面
『ほら、こういう魔法はどうですかぁ?』
『......遅いんだよねぇ、ボクには止まって見えるよ』
377:名無しの掲示板在住転生者
さて始まってましたイッチ対魔法少女B!
魔法少女Bはどれだけ善戦できるのか!
378:名無しの掲示板在住転生者
まず初動を取ったのは魔法少女Bか
379:名無しの掲示板在住転生者
火の玉みたいなの投げてきたけど
アレじゃイッチは捕まえられないな
380:名無しの掲示板在住転生者
それでイッチが距離を詰める......と
381:配信画面
『報告にあった通り凄いスピードですねぇ
でも、近づいてくるなら罠は仕掛けますよぉ?』
382:名無しの掲示板在住転生者
あ!? イッチの射線上に火の玉!?
383:名無しの掲示板在住転生者
何回か撃退してるなら行動パターンくらい読まれるか
384:名無しの掲示板在住転生者
イッチは......正面から突っ込んだ!?
385:名無しの掲示板在住転生者
マジで何が起きてるか分からん
386:名無しの掲示板在住転生者
アーカイブならスロー再生できるから
目で追えない兄貴はそれで確認して
387:配信画面
『なっ......私の火の玉に突っ込んで無傷ですかぁ
化け物っていうのは耐久値も人外のレベルなんですねぇ!?』
388:名無しの掲示板在住転生者
火の玉がマシンガンみたいに降り注いでるんだが?
389:名無しの掲示板在住転生者
これが弾幕ごっこですか......
390:名無しの掲示板在住転生者
多分スタッツ勝負じゃ圧勝だと思うんですけど
391:名無しの掲示板在住転生者
まぁ転生者と現地民じゃ地力が違うからなぁ
イッチは底どころかまともに力見せてないけど
392:名無しの掲示板在住転生者
イッチがゆっくり近づく度に肩振るわせてるの分かるな
393:名無しの掲示板在住転生者
あ、思ったよりそういう表情はそそる
394:名無しの掲示板在住転生者
もう火の玉の勢いが無くなったな
弾切れかな?
395:配信画面
『ひっ......あーあ、私も殺されてまうんかなぁ?』
『参考までに、どうしてそう思ったのかな?』
『あんたに返り討ちにされた子みーんなもう協会に来なくなるんやもん、殺されたって考えるんが無難とちゃいます?』
396:名無しの掲示板在住転生者
イッチが肩に手乗せた瞬間の表情やば
397:名無しの掲示板在住転生者
ふぅ......
イナちゃんがいなかったら危なかった
398:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんの方は......圧勝してるな
399:名無しの掲示板在住転生者
なんかイナちゃん、触手みたいなの出してない?
400:名無しの掲示板在住転生者
この前言ってた怪人の力使えるってやつじゃないの
401:名無しの掲示板在住転生者
美少女だったから忘れてたけどそういやそんなのあったな
402:名無しの掲示板在住転生者
イッチとイナちゃんの触手本が現実になっちゃった
403:名無しの掲示板在住転生者
>>402
何書いてんだよ、俺にも一部くれ
404:名無しの掲示板在住転生者
次元間郵送ってコスパ悪いんだけどな
405:TS魔法少女イッチ
ふぅ......さっきのおっさんよりは強かったですけど
イナちゃんの肩慣らしになったしちょうど良いですね
406:名無しの掲示板在住転生者
おっさんは何もせず焼かれたんだけどな
407:名無しの掲示板在住転生者
あ、当て身で気絶させた
408:名無しの掲示板在住転生者
あれって言うほど気絶しないんだけどな
409:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんも容赦なく魔法少女Aの首絞めてて草
410:配信画面
『イナ、殺すまではしなくていいよ
魔法少女はもっと簡単に再起不能にする方法があるから』
『じゃあナナシに任せる、私じゃ加減できないから』
411:名無しの掲示板在住転生者
殺した場合のカルマ値は怪人よりは高そうだけども
412:名無しの掲示板在住転生者
さて、目の前には二人の意識の無い魔法少女
413:名無しの掲示板在住転生者
そしてここにはスレ民が大量に
414:TS魔法少女イッチ
じゃあやります? 安価
415:名無しの掲示板在住転生者
安価タイムktkr!!
ナナシ(TS魔法少女イッチ)
・真名判明
・二つ名は《歯車の魔女》
・目標固定
・クール系イケ女ボイス(スレ民曰く)
イナちゃん
・触手も出せる人外系ヒロイン
・割と発想は物騒
・可愛い系の声(スレ民曰く)
魔法少女A&B
・戦闘の気配を嗅ぎつけて襲撃
・それがイッチだったという最悪の引き
・現在気絶中
追記
間違えて予約投稿ではなく即時投稿しちゃったのでこれが今日の分の投稿になります()
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悪事の大名行列やめろ
イッチとイナちゃんは今後も好き勝手にするので
良ければ今後とも拙作を是非よろしくお願いします!
416:TS魔法少女イッチ
さて、安価で決めるのはこの魔法少女達の末路ですね
生かすも殺るのも皆さん次第ということで
417:名無しの掲示板在住転生者
襲撃されたからって人の命をスレ民に託すな
418:名無しの掲示板在住転生者
生殺与奪の権を他人に握らせる方が悪い
419:名無しの掲示板在住転生者
安価のお題になるとか絶対碌なことにならないじゃん
420:名無しの掲示板在住転生者
ちなみにイッチ
普段はどうやって再起不能にしてるの?
421:TS魔法少女イッチ
この世界の魔法少女ってニチアサの販促でありそうな変身アイテム使って変身するんですよ
それを壊して記憶をちょちょいと弄れば魔法少女の力なんて無い一般人の完成ですね
422:名無しの掲示板在住転生者
記憶弄ってるで口から紅茶吹き出したわ
思ったより人道に反してた
423:名無しの掲示板在住転生者
イッチ絶対まだ言ってないことあるでしょ
お前無自覚に色々やらかしてそうだし
424:TS魔法少女イッチ
あはは......すいません
割とマジでどれのこと言ってるか分かんないんですよね
425:名無しの掲示板在住転生者
もしかしてこのスレでの一番の狂人ってイッチ?
426:名無しの掲示板在住転生者
心当たりがありすぎて逆に分からんのは駄目だろ
427:名無しの掲示板在住転生者
聖者でも相手にしているつもりか?
こっちは転生者ゾ?
428:配信画面
『ナナシ、固まっちゃってどうしたの?
やりにくいなら私がやろうか?』
『いや......今後に向けて何か使えないかと思って考えてる』
429:TS魔法少女イッチ
参考までに聞きたいんですけど
皆さんって撃破した敵(捕虜込み)をどうしています?
430:名無しの掲示板在住転生者
そりゃもう実験よ
431:名無しの掲示板在住転生者
魔力持ちは魔力タンクにしてるわ
432:名無しの掲示板在住転生者
なんだかんだで物色からかな
433:名無しの掲示板在住転生者
悪堕ち洗脳させてかつての仲間と戦わせてる
434:名無しの掲示板在住転生者
操り人形として部屋に飾ってる
435:名無しの掲示板在住転生者
実験体で死ねるならまだ優しいかな
436:名無しの掲示板在住転生者
処置して軍の使い捨ての駒にしてるね
437:名無しの掲示板在住転生者
ど う し て こ う な っ た
438:名無しの掲示板在住転生者
うわぁ......
439:名無しの掲示板在住転生者
悪事の大名行列やめろ
440:TS魔法少女イッチ
ボクのこと批判してたのに皆さんの方が酷くないですか?
441:名無しの掲示板在住転生者
狂人達の五十歩百歩
442:名無しの掲示板在住転生者
俯瞰したらまだイッチの方がマシかな......
443:名無しの掲示板在住転生者
多分もっとヤバいことしてる奴らも潜んでるけどな
本当にヤバい奴らはここじゃ書き込めないからBANされる
444:名無しの掲示板在住転生者
イッチにはスレ立てた時点でそういう才能はあったよ
445:TS魔法少女イッチ
散々な言われようですけど安価します
この魔法少女達をどうします? >465さん
446:名無しの掲示板在住転生者
ちょっと間があるな、加速するか
447:名無しの掲示板在住転生者
このままだとイッチが不憫やけど
まぁテンポ大事だしな
448:名無しの掲示板在住転生者
ksk
449:名無しの掲示板在住転生者
ksk
450:名無しの掲示板在住転生者
ksk
451:名無しの掲示板在住転生者
ksk
452:名無しの掲示板在住転生者
ksk
453:名無しの掲示板在住転生者
ksk
454:名無しの掲示板在住転生者
ksk
455:名無しの掲示板在住転生者
手駒として飼い慣らす
456:名無しの掲示板在住転生者
魔法少女の力だけ奪う
457:名無しの掲示板在住転生者
どちらが上か理解させる
458:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんの触手でヌルフフフ
459:名無しの掲示板在住転生者
チート公開のためのサンドバッグにする
460:名無しの掲示板在住転生者
逆にそのまま解放する
461:名無しの掲示板在住転生者
放っておいてイナちゃんと寝る
462:名無しの掲示板在住転生者
次元間郵送で俺んとこに送る
463:名無しの掲示板在住転生者
インターネットの怖さを思い知らせる
464:名無しの掲示板在住転生者
蠱毒
465:名無しの掲示板在住転生者
いつも通りの処置を行う
466:名無しの掲示板在住転生者
ここじゃ書けないようなやらしいことをする
467:名無しの掲示板在住転生者
前と後が危険すぎんだろうがッ!!!!
468:名無しの掲示板在住転生者
あぶねーどっちも映せないでしょこれ
469:名無しの掲示板在住転生者
いつも通りなら問題は無い......のか?
470:配信画面
『やっぱり普通にこいつらの力を潰すよ、
やり方を見せるから覚えてもう1人で実践できる?』
『ん、分かった。任せてね』
471:名無しの掲示板在住転生者
会話切り取れば料理教えてるとかで通るのに
472:名無しの掲示板在住転生者
(普段と同じ絵面なため)問題は無い
473:名無しの掲示板在住転生者
本当に問題ありませんか......?
474:名無しの掲示板在住転生者
作ってるのは料理じゃなくて地獄だよ
475:配信画面
『そうそう、こいつらのポケットに......あった
このストラップみたいなのが魔法少女の力の元、つまり』
『これを壊せば、魔法少女じゃなくなる......なんか簡単』
『面倒なのはここからだよ、イナ
記憶を消す方法があまり綺麗じゃないからね......っと』
476:LIVE MODE
配信を終了します
477:名無しの掲示板在住転生者
ちょ、今いいとこなのに消すなよライブモードくん!?
478:名無しの掲示板在住転生者
そろそろと思ったけど今かよ
一日に複数回起動すると落ちやすいんだよね
479:名無しの掲示板在住転生者
てかイッチ、それ大丈夫なの?
最後の瞬間にスローかけたらやべぇの映ってたぞ
480:TS魔法少女イッチ
あぁ、あれくらいじゃ死にませんよ
元でも魔法少女って頑丈なのでこれくらいは全然です
481:名無しの掲示板在住転生者
回復魔法かければ即死じゃないけどさ......
手間考えたらこれサクッと殺った方が楽じゃ
482:名無しの掲示板在住転生者
それイナちゃん引いてない? 大丈夫?
483:TS魔法少女イッチ
その辺は問題無いみたいですね
殺し合った仲ですし追加の一回くらいは誤差でしょう
484:名無しの掲示板在住転生者
気絶したところに回復魔法なきゃ死んでた一撃で吹き飛ばされてたとかSANチェックものだぞ
485:名無しの掲示板在住転生者
イッチ本当に転生1回目なんか
メンタルがあまりにも強すぎないか?
486:名無しの掲示板在住転生者
前世本当に普通の高校生でしたか?
487:名無しの掲示板在住転生者
正直こんなん魔女って言われても仕方ないよ
やってる事が普通に物騒
488:TS魔法少女イッチ
最初は正当防衛だったんですけどね
それはそうと服を汚しちゃってしょんぼりイナちゃん
>画像
489:名無しの掲示板在住転生者
返り血じゃなきゃもうちょい良かったんだけどなぁ
490:名無しの掲示板在住転生者
あら可愛い(手の平クルー)
綺麗に処分しきれなかったのね
491:名無しの掲示板在住転生者
でもこれ、イナちゃんのツノとか以前に目立っちゃうな
492:名無しの掲示板在住転生者
そりゃ返り血に塗れてたら誰でも視線を釘付けよ
493:TS魔法少女イッチ
とりあえずここはまた追手が来る可能性高いんで
スペアの拠点に逃げ込みたいと思います
494:名無しの掲示板在住転生者
倫理観の欠如 −5000ちくわ大明神ポイント
スペア拠点の用意 +20万ちくわ大明神ポイント
495:名無しの掲示板在住転生者
まだいたのポイントマン!?
496:名無しの掲示板在住転生者
お前の計算式加点がガバガバすぎんだろ
497:名無しの掲示板在住転生者
正直襲撃してきた魔法少女達に同情してる
イッチに出会ったばかりに廃業だなんて......
498:名無しの掲示板在住転生者
スレ民が同情......? 妙だな
499:名無しの掲示板在住転生者
安価は絶対だから蠱毒してほしかったわ()
500:名無しの掲示板在住転生者
そんな事だろうと思ったよ
501:TS魔法少女イッチ
先に行くべき場所がありました
知恵を貸してください
502:名無しの掲示板在住転生者
まーたお困り事かよイッチ
503:名無しの掲示板在住転生者
まぁ俺らも安価を乗り切った仲だし?
504:名無しの掲示板在住転生者
いくらでも力になってやるよ
505:名無しの掲示板在住転生者
で、今度の問題はなんだい?
506:TS魔法少女イッチ
イナちゃんの服を見繕いたいんですけど
服のセンスがある人っています?
507:名無しの掲示板在住転生者
......はァ?
508:TS魔法少女イッチ
え、何ですその反応
ボク何かおかしなこと言いました?
509:名無しの掲示板在住転生者
そんなのいるわけないじゃん
あっはっはっは......はぁ
510:名無しの掲示板在住転生者
イッチが無理難題を押し付けてくるので
スレ民は傷付いてしまいましたとサ()
ナナシ(TS魔法少女イッチ)
・まだギリ人は殺していない
・記憶の吹き飛ばし方は物理
・無自覚に色々やらかしている(重要)
イナちゃん
・イッチとの共同作業にウキウキ
・敵対者には容赦がない
・返り血浴びてしょんぼり
魔法少女A&B
・安価次第ではもっと酷いことになってた
・最低保証一歩手前だが安価されて生き残っただけマシ
・魔法少女業は廃業、今後は普通の学生生活に
スレ民
・人の心があったりなかったりする
・何気ないイッチの一言がスレ民を傷付けた
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カメラ向けられて急に食レポを始めるな
明日の更新はダイ○ゼノン総集編を見るのでお休みですが月曜か火曜には更新できると思います! 多分!
511:TS魔法少女イッチ
皆さんなんでそんな拒否反応を?
イナちゃんの服を選ぶだけなんですけど......
512:名無しの掲示板在住転生者
馬鹿野郎それが駄目なんだよイッチ
513:名無しの掲示板在住転生者
俺達スレ民にも出来ないことがあるよ
514:名無しの掲示板在住転生者
大体の服は親が買ってきたユニ○ロのTシャツだぞ
515:名無しの掲示板在住転生者
ネトゲだったら服飾拘るけど
普段使いとかその辺は無理や
516:名無しの掲示板在住転生者
ファンタジー系の服を私服にするのはキツいじゃろ
517:名無しの掲示板在住転生者
イッチの世界は現代社会だしな
異世界に染まった俺らがやってもコスプレになっちまう
518:名無しの掲示板在住転生者
お客様〜、お客様の中に
服飾系のチートか知識ある方はいらっしゃいませんか〜!
519:名無しの掲示板在住転生者
そういうのって医者とか探偵じゃないの?
520:名無しの掲示板在住転生者
ここは飛行機じゃないからなぁ
そんな都合良くいないんだワ
521:TS魔法少女イッチ
うーん、困りましたね
このままだとコスプレ大会になってしまいます
522:名無しの掲示板在住転生者
いや待てイッチ、逆に考えるんだ
私にいい考えがある
523:名無しの掲示板在住転生者
何か策があるのか?
524:名無しの掲示板在住転生者
私にいい考えがあるは負けフラグだぞ
525:TS魔法少女イッチ
そんな負けフラグあるんですか?
ボク聞いたことないんですけど
526:名無しの掲示板在住転生者
えっ......えっ!?
嘘だと言ってよイッチ
527:名無しの掲示板在住転生者
いや司令官とか普通に今の高校生分からんだろ
528:名無しの掲示板在住転生者
事実すぎて泣いちゃった
529:名無しの掲示板在住転生者
でも司令官は初回でミスっただけで成功率は高いぞ
530:名無しの掲示板在住転生者
なら大丈夫だな!
531:名無しの掲示板在住転生者
で、その策なんだが
いっそのこと開き直るのはどうだ?
532:TS魔法少女イッチ
開き直る......ですか?
533:名無しの掲示板在住転生者
そこで開き直り宣言するのかよ
534:名無しの掲示板在住転生者
スレ民の提案で行くとコスみたいになって
コスしてたら目立つって話じゃないのこれ
535:名無しの掲示板在住転生者
その疑問も尤もだ、だが考えて欲しい
イッチはともかくイナちゃんは普通にいるだけでもツノとか目立つじゃん
536:名無しの掲示板在住転生者
まぁあんだけ美少女じゃな
537:名無しの掲示板在住転生者
すれ違ったら二度見する自信がある
538:TS魔法少女イッチ
なるほど
森に木を一本増やしても気取られないってことですか
539:名無しの掲示板在住転生者
そゆことや、イッチは話が早いな
540:名無しの掲示板在住転生者
どういうこと?
541:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんに何着せても結局目立つからいっそのことコスプレめっちゃさせようぜって事じゃないの
542:名無しの掲示板在住転生者
そういう開き直り方!?
543:名無しの掲示板在住転生者
確かに筋は通るが
544:TS魔法少女イッチ
というわけで服を確保するために
一昨日戦いの舞台になったショッピングモールに来ました
>画像
545:名無しの掲示板在住転生者
はえー凄い戦いの跡......
546:名無しの掲示板在住転生者
テーマパークに来たみたいだぜ
テンション上がる......言うほど上がるかこれ?
547:名無しの掲示板在住転生者
てかサラッと俺らが観測していない戦いを増やさないで
548:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃん立ち入り禁止の看板蹴り飛ばしてて草
549:名無しの掲示板在住転生者
この後の展開読めたわ
550:TS魔法少女イッチ
一昨日ここで戦った魔法少女はそこそこ強かったですね
と、そんな話は良いとして服屋ありました
物色します
551:名無しの掲示板在住転生者
あ、協会が戦った跡の場所を封鎖してんのか
552:名無しの掲示板在住転生者
どこ気にしてんだよ
イッチはマジで何人魔法少女潰してんの?
553:名無しの掲示板在住転生者
敵対してるけど一応相手は国営だからね
恨み買いすぎるってのもしんどそう
554:名無しの掲示板在住転生者
リソースの総量で言えば何人倒しても難しいところ
555:TS魔法少女イッチ
イナちゃんが興味を示したものから着せてます
>画像 >画像 >画像
556:名無しの掲示板在住転生者
あっッッッ
557:名無しの掲示板在住転生者
うわァァァァァァ!?!?
558:名無しの掲示板在住転生者
ワンピースにドレスに着物を平然と......?
イッチ、初手なのに手加減とか知らないの?
559:名無しの掲示板在住転生者
白ワンピが黒髪を際立たせてるのやばい
前世の読モとか余裕で霞む
560:名無しの掲示板在住転生者
黒のドレスも似合ってんな
こっちは逆に黒髪と合っている感じだ
561:名無しの掲示板在住転生者
朱色の着物えっっっっど
もう乳の主張が凄いことになってる
562:名無しの掲示板在住転生者
お前ら何だかんだで服の知識ないか?
563:名無しの掲示板在住転生者
カメラ向けられて急に食レポを始めるな
564:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃん、素材が強すぎんだよな
565:名無しの掲示板在住転生者
顔が良すぎるってこういう時に使うんやな
何着せても似合うっていうのもすごいんだけども
566:TS魔法少女イッチ
いや本当に凄いですね
正直脳内スクショが止まりません
>画像 >画像 >画像
567:名無しの掲示板在住転生者
だから平然と立ち絵差分を出すなよ!!?!
568:名無しの掲示板在住転生者
一周回って冷静になってくるなこれ
569:名無しの掲示板在住転生者
落ち着いてられるか!!!
なんで無難な格好の次がコスコーナーなんじゃ!!!
570:名無しの掲示板在住転生者
水着はまだ通そう
だがメイド服とかはイッチの趣味だよね
571:TS魔法少女イッチ
ボクも前世は男の子です
可愛い女の子がいたらムラつくこともあります
572:名無しの掲示板在住転生者
誰だよイッチに開き直りを説いたアホは
573:名無しの掲示板在住転生者
アホのおかげでイナちゃんの服装差分が増えてんだよな
574:司令官
あざざます
イッチが思ったより行動力あって嬉し泣きしてる
575:名無しの掲示板在住転生者
お前がコテハン1号になんの!?
576:名無しの掲示板在住転生者
スレって一定の活躍しないと
イッチ以外にはコテハン付かないのに
577:名無しの掲示板在住転生者
コテハン付いてんの初めて見た
活躍とか誰が査定すんの?
578:名無しの掲示板在住転生者
そりゃもう神よ
579:名無しの掲示板在住転生者
えっ、掲示板査定してんの神なの?
580:名無しの掲示板在住転生者
そうそう、俺らの転生担当だったあの神
2人いたけどピンク髪の女の方ね
581:名無しの掲示板在住転生者
こんな肥溜めを神が見てると思うと涙が止まらん
582:名無しの掲示板在住転生者
あいつら性癖捻じ曲がってるからそれくらい問題ないよ
583:名無しの掲示板在住転生者
ピンク髪ってやっぱり淫乱なんだな
584:名無しの掲示板在住転生者
ナニを持って淫乱と決めつけたのか
ちょっと聞こうじゃないか
585:名無しの掲示板在住転生者
こんなスレ野放しにしてるからじゃない?
586:名無しの掲示板在住転生者
俺らなんかにチート渡すからでしょ
587:名無しの掲示板在住転生者
それはそう
588:TS魔法少女イッチ
とりあえずイナちゃんが気に入った服を入手しました
ドレスとワンピースが大半ですけどまぁ許容ですかね
>画像 >画像
589:名無しの掲示板在住転生者
まぁ気に入った物があるなら良いんじゃないか
思ったよりファンタジーに行かなかったけど
590:名無しの掲示板在住転生者
ドヤ顔ピースめっちゃ可愛いな
591:司令官
食は毟った財布があるし
これで衣食住はどうにかなったか
592:名無しの掲示板在住転生者
三つ揃えばとりあえず安定するってね
593:TS魔法少女イッチ
服はどうにかなったんで今後のために情報集めとかします
594:名無しの掲示板在住転生者
まぁ無策で挑むのも違うしな
595:名無しの掲示板在住転生者
メタ張りは対人戦の基本
ナナシ(TS魔法少女イッチ)
・人の心がない
・ショッピングデートだと気が付いていない
・性対象は女性(最重要)
イナちゃん
・案外ノリノリで着替えてた
・ドヤ顔ピース
・ショッピングデートだと気が付いていない
スレ民
・ジェネレーションギャップに打ちのめされた
・コテハン付きは神の監視対象
スレを見ている神
・謎の流れ弾を食らった
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side.組織
今回はイッチに敵対する組織側の視点です。
良ければ評価やお気に入りを是非!
人型の異形が、神聖なる教会にて円卓を囲んでいた。
「これは由々しき事態だ」
円卓の席にて行われる議会、その場の雰囲気は最悪に近いものだった。議題を取り上げたのはまだ若手の男。第7席と呼ばれている男だ。
実践的な経験こそ浅いが実力は確かなものであり、有望株とされる男は空気が読めなかった。全員が面倒そうな顔をしているが、涼しい顔でそれをスルーしている。
「皆も知っての通り、第16席の『翼裁』がやられた。
奴は末席だったが、天界教の幹部である我らは超人に分類される存在。改めて認識をすり合わせようと思ってな」
認識をすり合わせると言ってはいるが、円卓にはポツポツと空席が目立つ。今も何かをしているか、はたまた邪魔者を消しているのかは分からないが。
「改めて聞いても耳を疑うなぁ、あの『翼裁』が。
悪名高い『電解』の魔女でも出てきたのかぁ?」
円卓の席に肘を付いている男がケラケラと若手の男を揶揄う。それは緊張感の無い発言にも取れるし、重苦しい雰囲気を取り払うための発言にも取れる。
「軽はずみな言葉は慎みたまえ、第9席。此処は崇高なる我らが神が授けて下さった——」
「あーはいはい、確かに今のは俺の言葉が軽かった。で、誰に倒されたんだ? 協会のなら痛み分け程度だろ」
肘を付けた男の眼差しの色が変わる。鉄板に穴を開けられそうなほど鋭い視線に遊びの感情は一切無く、冷徹な殺意がその『誰か』を静かに見据えていた。
「——それが最も危険で底の知れない悪魔。
『歯車』の魔女、ナナシといえばその名は通るだろう?」
重苦しい雰囲気の議会に、衝撃が走る。ある者は口を開き続け、ある者は泡を吹いて意識を失うほどのショックを受ける。此処にいる者がどれだけの危機に晒されたのか、それは考える余地もない。
「おいおい、そりゃまた厄介なヤツだな......」
「ただの魔法少女なら我らには勝てない。特異な力を持ったルール破りの魔女でも、協会の猿どもがいる限り時間の問題となる。法に縛られる存在だからだ」
つまりこの話を総合すれば脅威となり得るのは、協会の猿どもの椅子を守っている強力な魔法少女のみ。だが......。
「唯一の例外が『電解』と『歯車』、この魔女だ。
『電解』は危険な思想を持つ頭の狂った女だが、『歯車』はまだ交渉の余地がある......と、思っていたのだが」
「今回のことがあった、と。いくらでも替えが効く低級の怪人や、返り討ちに遭った者がいるくらいなら良いが、『翼裁』がやられたとなればそこで話は変わってくるな」
肘を付いていた男も、『翼裁』には同情していた。彼は傲慢で自身の実力を疑わない奴だったが、人一倍仲間を大切にしていた。その顛末が災害にも等しいイかれた魔女に倒されたというのは、哀れとしか言えない。
「......皆の者、静粛にしたまえ」
流れを断ち切るように、腹の底から寒気がするような声が協会に響き渡る。声の発信源は上座に腰掛けている男。第1席も第2席もいないこの議会において、絶対の権限を持った男だった。
「——第3席殿、あなたを煩わせるほどの案件では」
「冗談も休み休み言いたまえ、第7席。この円卓を囲む者の内、何人が現在まともな思考を保っている? 私には、そんな者は片手の数で数えられると思うのだがな」
指摘は短く、確かな物だ。この場には自身の実力を過信する馬鹿者はいない、そんな奴は『歯車』の魔女に殺されかけているからだ。敗北の恐怖は、簡単には克服できない。
「『歯車』の魔女も厄介だが、第2席が管理していた研究施設から逃げ出した実験体17号も危険だ。我らが神に仕える『天使』を模したのだから当然だが、自我が芽生え明確に反逆してもおかしくないだろう。この現象を仮に名付けるとすればそうだな......『堕天』とでも名付けようか」
「第3席殿、研究畑だということは存じておりますがその視点は後ほど。下位の者が困惑しておりますので」
若手の男が指摘すると、第3席はバツの悪い子供のような笑みを浮かべた。純粋な子供、あるいは新たな事実に興奮を隠せない科学者のような顔だ。
「まぁ許してくれたまえよ。重要なのは17号を回収しようとした『翼裁』が『歯車』の魔女に倒されたことだ。17号と『歯車』の魔女が共謀している可能性がある」
「それは......危険ですね」
『歯車』の魔女だけでもかなり危険だというのに、戦闘能力が未知数の17号がいる。学習機能に振り切った育成をしていて戦闘データを取っていないことが仇になるとは、というのが実験を知る者の総意だった。
「第2席は研究施設の後始末で忙しいそうだ。本来ならば奴が落とし前を付けるべきなのだが......第9席、頼めるかね?」
つまりは代理の穴埋めだ。だが『歯車』の魔女と堕天した天使でも、第9席を倒すことはできまい。
「げぇ〜、俺かよ。まぁ良いけども」
肘を付いていた男は指名されると立ち上がり、獰猛な牙を見せた。こうして、次なる刺客が迫り来る。
ナナシ(TS魔法少女イッチ)
・知らなかっただけで何人か幹部格と戦っている
・悪魔扱いされてる
イナちゃん(実験体17号)
・なんか色々危険視されてる
・戦闘データが組織に無い
『翼裁』
・ナナシに焼かれたおっさん
・ハゲの丸焼き
・組織においては幹部の末席だった
第9席
・どこか態度の軽い男
・次なる刺客に選抜される
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そんなん実質交尾じゃん
更新のモチベになりますので良ければ是非!
1021:名無しの掲示板在住転生者
つまりさ
色々あるけど結局缶詰ならツナなわけよ
1022:名無しの掲示板在住転生者
サバ缶じゃねぇのかよ
いやツナ缶も美味いけどね?
1023:名無しの掲示板在住転生者
サバ缶だと体が真っ二つになるからダメ
1024:名無しの掲示板在住転生者
フレ/ンダ姉貴!?
1025:名無しの掲示板在住転生者
フレ/ンダ姉貴はむぎのんに捕まる前に早く逃げて
1026:名無しの掲示板在住転生者
あいつ本編だと死んでからの方が言及されるからな......
1027:名無しの掲示板在住転生者
本人の出番は本編より超電磁砲の方がありそう
1028:名無しの掲示板在住転生者
まぁ死んだキャラなんてそんなもんよ
1029:TS魔法少女イッチ
ちょっと間が空きましたが戻りました
1030:名無しの掲示板在住転生者
ん?
1031:名無しの掲示板在住転生者
イッチ! 君はこのスレのイッチじゃないか!
1032:名無しの掲示板在住転生者
雑談スレになりかけてた雰囲気を戻しに来てくれたんや
1033:名無しの掲示板在住転生者
そんな雰囲気でも死人は出そうだったが?
1034:TS魔法少女イッチ
情報収集がそれなりに終わったので
現状報告と次の刺客の調理準備でもしようかと
1035:名無しの掲示板在住転生者
状況の整理は大事
1036:名無しの掲示板在住転生者
刺客もイッチが相手になるとか運がないな
1037:名無しの掲示板在住転生者
この前の刺客は髪が無かったんだけどね
1038:名無しの掲示板在住転生者
魔法少女達は実力が足りなかったな
1039:名無しの掲示板在住転生者
そっちに関しては決して弱くはなかったんだけどね......
1040:名無しの掲示板在住転生者
イッチ相手じゃ力不足よ
1041:名無しの掲示板在住転生者
一致団結した綺麗な舎弟のムーブ
1042:名無しの掲示板在住転生者
チート無しであれとか相手したくないよ俺
何されるか分かったもんじゃない
1043:TS魔法少女イッチ
そんな酷いことをした覚えはないんですけどね
ちなみに次来る刺客は第9席とか呼ばれてるらしいです
1044:名無しの掲示板在住転生者
第9席......協会と組織、どっちだ?
1045:名無しの掲示板在住転生者
あんまり協会って感じしないな
1046:名無しの掲示板在住転生者
組織の方じゃない?
ログ漁ったけどハゲが自分のこと第16席って言ってたぞ
1047:名無しの掲示板在住転生者
16の次が9って早くね?
1048:名無しの掲示板在住転生者
インフレの加速の仕方よ
1049:名無しの掲示板在住転生者
16から10が雑兵の可能性があるから......
1050:名無しの掲示板在住転生者
でもイッチとイナちゃん相手に1人で来るとか相当でしょ
1051:TS魔法少女イッチ
そうなんですよね
しかも9席は中々好戦的らしくて怖いなーって感じです
1052:名無しの掲示板在住転生者
好戦的、ねぇ
1053:名無しの掲示板在住転生者
武闘派とかそういう意味かな?
1054:名無しの掲示板在住転生者
この前のハゲより明らかに強いってのはありそうだな
1055:名無しの掲示板在住転生者
1つ気になったんだけど
イッチはどうやって情報収集したん?
1056:名無しの掲示板在住転生者
聞き込みとかがベターだけど
悪の組織についての聞き込みとか無理でしょ
1057:TS魔法少女イッチ
あぁ、簡単ですよ
財布毟るついでに情報も寄越せってやっただけです
1058:名無しの掲示板在住転生者
草
1059:名無しの掲示板在住転生者
あーあ、そういう......
1060:名無しの掲示板在住転生者
また知らぬ間に犠牲の山が積み重なっとる
1061:TS魔法少女イッチ
なんなら怪人相手に奇襲とかしてますしね
まぁ無防備に突っ立っているのが悪いと思いますが
1062:名無しの掲示板在住転生者
人間の生活してたら急に殴られる恐怖
1063:名無しの掲示板在住転生者
イッチに勝てないことが悪いんやで
1064:名無しの掲示板在住転生者
弱い奴は戦い方も選べねェ
1065:TS魔法少女イッチ
というわけでイナちゃんと一緒に第9席を叩きます
ていうかもう奴の場所割れてるから先制します
1066:名無しの掲示板在住転生者
第9席くん、短い間だったがありがとう!
1067:名無しの掲示板在住転生者
もう死んだ扱いなの草なんだ
1068:名無しの掲示板在住転生者
イッチだけでも大概なのにイナちゃんもおるんやで?
1069:名無しの掲示板在住転生者
負ける方が難しいだろそんなん
1070:名無しの掲示板在住転生者
てかイナちゃん今は何してんの?
1071:TS魔法少女イッチ
今は襲撃前の準備ですね
イナちゃんは自分の権能を試してます >画像
1072:名無しの掲示板在住転生者
触手でティッシュ持つなよ()
1073:名無しの掲示板在住転生者
それ炬燵で寛いでるだけじゃない?
1074:名無しの掲示板在住転生者
てかスペア拠点なのに機械とかあるんだ
もう少し治安の悪い場所を想像してた
1075:名無しの掲示板在住転生者
これ奇襲する前ってマジ?
体の力を抜きすぎだろ......
1076:名無しの掲示板在住転生者
なんで拠点に機械があんだよ
教えはどうなってんだ教えは
1077:名無しの掲示板在住転生者
教えは破られるからブリッツボールでもしてて
1078:TS魔法少女イッチ
イナちゃんの触手便利なんですけどね、耳かきとかにちょうどいい細さから殴るのに良い太さまであるんで
1079:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんの触手耳かきASMR!?
1080:名無しの掲示板在住転生者
ガタッ
1081:名無しの掲示板在住転生者
そんなん実質交尾じゃん
1082:名無しの掲示板在住転生者
えっど
1083:TS魔法少女イッチ
まぁ確かに耳かきは気持ちよかったですけど
1084:名無しの掲示板在住転生者
こいつら交尾したんだ!
1085:名無しの掲示板在住転生者
交尾って言うな
1086:名無しの掲示板在住転生者
でもイッチの穴に棒状のモノ入れてたら交尾よ
1087:名無しの掲示板在住転生者
耳穴に耳かき棒代わりの触手なんよな
1088:TS魔法少女イッチ
まぁ前座はそれくらいに
もう敵さんの拠点に着いたので仕掛けます
1089:LIVE MODE
スレッドからの要求を承認、ライブ配信を開始します
1090:名無しの掲示板在住転生者
ここがあの女のハウスね
1091:名無しの掲示板在住転生者
組織の幹部のハウスなんだよなぁ
1092:名無しの掲示板在住転生者
怪人なのに良いところ住んでんな
1093:名無しの掲示板在住転生者
まぁこれから戦場になるからどれだけ豪華でも関係ないよ
1094:名無しの掲示板在住転生者
あ、ガラス叩き割って入った
1095:配信画面
「......おいおい。確かにお前らとは戦う予定だったが、何もそっちから来なくて良かったんだぜ?」
1096:名無しの掲示板在住転生者
第9席くんドン引きで草
1097:名無しの掲示板在住転生者
顔引き攣ってんな
1098:配信画面
「ナナシと私の邪魔をする奴は全部ぶっ殺すよ」
「決闘ってワケじゃないんだ
お前が負けるっていう単純なルールだけで十分でしょう?」
1099:名無しの掲示板在住転生者
この煽り方よ
1100:名無しの掲示板在住転生者
事実だけど万に一つも勝ち目ないの流石に可哀想だな
1101:配信画面
「散々に言ってくれるじゃねぇか......俺は天界教第9席、『吸命』! テメぇらが倒した16席みたいな雑魚と一緒にしたら火傷するぜぇ!」
「熱いのは嫌なんだよね、脳みそまで冷やしてあげるよ」
「ん、雑魚が私たちを止められるワケない」
1102:名無しの掲示板在住転生者
盛り上がってきたな
1103:名無しの掲示板在住転生者
転生者達はバトル展開が大好き
1104:名無しの掲示板在住転生者
それじゃあvs組織の第9席=サン
1105:名無しの掲示板在住転生者
対戦、いってみよう!
ナナシ(TS魔法少女イッチ)
・財布と情報を毟る悪魔
・奇襲を覚えた
イナちゃん
・炬燵に感動してた
・触手耳かきASMR
第9席
・計画を立てていたのに先に襲撃された
・というか家を壊された
・生き残っても多分不憫
追記、体調不良で熱出したので少し次が遅れます
再開したら投稿できるように頑張りますので是非!
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もしかしておしがまでもしてる?
良ければ評価やお気に入りを是非!
1106:配信画面
『じゃあ早速だけど死んでね』
『っと危ねぇな、【
1107:名無しの掲示板在住転生者
不意のイナちゃんの触手を素手で掴んだ!?
1108:名無しの掲示板在住転生者
あの触手の初速は普通に目で追えないレベルなんだけどな
あの奇襲を防ぐか
1109:名無しの掲示板在住転生者
うわ、掴まれたイナちゃんの触手が溶かされてるやん
1110:配信画面
『イナ、そいつの手に触れるとヤバそうだから避けてね』
『ふぅ......いきなり俺の権能を使わされるとは思わなかったぜ。まァ—— 【
1111:名無しの掲示板在住転生者
第9席くんクソ速くて草
1112:名無しの掲示板在住転生者
何が起きてんのこれ、全く追えていないわ
1113:名無しの掲示板在住転生者
最初の攻防は探り合い程度に
今は第9席くんがイッチに向かって一瞬で跳躍して攻撃中
1114:名無しの掲示板在住転生者
第9席くんの拳をイッチが避けてその隙をイナちゃんが攻撃してるけど捉えられていないな
1115:名無しの掲示板在住転生者
確かに数字飛んだけど難易度変わりすぎじゃない?
お前十刃かよ
1116:名無しの掲示板在住転生者
ハゲがチュートリアルだっただけだぞ
1117:配信画面
『さっさと喰らい尽くしてやる、【
『ちッ......イナ、それの処理できるか!』
『なんとか頑張るっ!』
1118:名無しの掲示板在住転生者
げ、ここで遠距離攻撃も来るのかよ
なんか出てきたその髑髏は絶対当たり判定あるわ
1119:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんの触手は......駄目だな、また溶かされてる
1120:名無しの掲示板在住転生者
多人数のメリットが活かせずイッチが防戦一方になってるのがキツいな
1121:配信画面
『ハッ、どうしたこの程度かよ歯車の魔女ォ!』
『とはいえイナだけに任せる気は......ないっ!』
1122:名無しの掲示板在住転生者
タックルで次の拳が飛んでくる前に吹き飛ばした!?
1123:名無しの掲示板在住転生者
なんつー力技だよ
1124:名無しの掲示板在住転生者
追撃の蹴りも胴体にクリーンヒットしたか
1125:名無しの掲示板在住転生者
10mくらい吹き飛んでら
1126:名無しの掲示板在住転生者
ここそれなりに高そうな土地なのにかわいそう
1127:名無しの掲示板在住転生者
俺より家賃高そうだからいくらでも不幸になってくれ
1128:配信画面
『ってて......やってくれるじゃんかよ。
でも——これで捕まっちまったなァ?』
『なっ——』
1129:名無しの掲示板在住転生者
切り返しはっや
イッチが第9席くんに捕まった!?
1130:名無しの掲示板在住転生者
おいおい、普通に不味いんじゃねぇのこれ
1131:名無しの掲示板在住転生者
今から助けに行っても間に合わんなぁ
1132:名無しの掲示板在住転生者
軽々しく次元間移動しようとしないで
1133:配信画面
『これが狙いなんだよ歯車の魔女ォ!
【
1134:名無しの掲示板在住転生者
あれヤバくね?
1135:名無しの掲示板在住転生者
程度によるけど多分即死級だなぁ
生命力を直で吸ってるから下手すりゃ一発だ
1136:名無しの掲示板在住転生者
イッチ、イッチは大丈夫なのか!?
1137:TS魔法少女イッチ
仕方ないんでチート使います
1138:名無しの掲示板在住転生者
スレ書いてる場合かお前!?
完全に敵の攻撃食らってる最中......ん?
1139:名無しの掲示板在住転生者
なんか......長くね?
1140:名無しの掲示板在住転生者
これ、いつまで敵くんの攻撃続くん?
イッチも視点崩れんってことはピンピンしてるし
1141:配信画面
『——テメぇ、何をした? 俺の【
『このっ、ナナシを——』
『大丈夫だよイナ。この程度、どうとでもなる』
1142:名無しの掲示板在住転生者
爆速で髑髏蹴り飛ばしたイナちゃんが助太刀しようとしたのになんで止めたんだよ()
1143:名無しの掲示板在住転生者
思いっきり第9席くんの手にエネルギーっぽいの吸われてるけど本当に大丈夫なんそれ
1144:名無しの掲示板在住転生者
てか第9席くんなんか腕プルプルしてない?
1145:名無しの掲示板在住転生者
もしかしておしがまでもしてる?
1146:名無しの掲示板在住転生者
戦闘中に!?
1147:配信画面
『【
1148:名無しの掲示板在住転生者
まぁ当然の疑問だよな
1149:名無しの掲示板在住転生者
だって俺らもそう思ってるもん
1150:配信画面
『どうしたんだ、生命力を吸収するならいくらでも吸収すればいいだろう? ほら、吸収したいのは10か? 20、50、それとも100か? ほら、お前の器が保つまでいくらでも吸い取ってみろよ』
『ぐぐ......あ? 何だそれ、はぐ——るま、だと?』
『あぁ、瓦礫に埋もれて気が付かなかったか?
そこにあるのは歯車だ——今、ボクが瓦礫から作った』
1151:名無しの掲示板在住転生者
なんか瓦礫の中にデカい歯車あるんだけど
あんなんさっきまで無かったんだけど
1152:名無しの掲示板在住転生者
じゃあイッチが生成したってことだな
二つ名とチートに歯車が関係する......?
1153:名無しの掲示板在住転生者
ちょっと待てイッチ、そのチートってまさか
1154:配信画面
『この歯車な、とっても便利なんだよ。生意気な怪人を黙らせるのにも使えるし、カップ麺の重しにも使えるし。でもこいつは特別なモンでな——』
『ちっ、なんだか分からんがさせるかよォ!』
『ナナシの邪魔はさせないッ!』
1155:名無しの掲示板在住転生者
なにか分かるのか >>1153
1156:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃん迫真の攻防も見てよ
第9席くんの拳を止めたとことかすごい良いじゃん
1157:名無しの掲示板在住転生者
歯車に関連するチートってあまり無くてな......
生成までいけるなら特定できる
1158:名無しの掲示板在住転生者
生成した歯車が浮いた!?
1159:配信画面
『この能力は【
『——俺の【
1160:名無しの掲示板在住転生者
人数有利取ってるのにオサレポイントバトル勝ってるやん
1161:名無しの掲示板在住転生者
対多人数にオサレポイントバトルで負けそうとか
第9席とやらの誇りはないんか?
1162:名無しの掲示板在住転生者
さっきまで割と接戦でビビってたくせにこれだよ
1163:名無しの掲示板在住転生者
転生者たちの熱い手のひら返し
1164:名無しの掲示板在住転生者
>>1159 やっぱり永久運動機関じゃん......
あんなのマジで実在するんだ
1165:名無しの掲示板在住転生者
盛り上がってるスレあるからって来たけどとんでもないものがイッチのチートで大爆笑してる
1166:名無しの掲示板在住転生者
よく分からんけど
結局何するチートなんだ?
1167:名無しの掲示板在住転生者
>>1166 話すと長くなるんだけど要約すれば『無限にエネルギーを生成し続ける歯車を生成する』っていうチート
1168:名無しの掲示板在住転生者
エネルギー関連のチートなら最高峰じゃんそれ
1169:名無しの掲示板在住転生者
つっっっよ
1170:名無しの掲示板在住転生者
つまりイッチは生命力も体力もエネルギーが絡むなら
その辺全てのステータスが無限......ってコトぉ!?
1171:配信画面
『さて、お返しだ——【
『なッ——』
1172:名無しの掲示板在住転生者
さっきよりも明らかにパワーアップしてるやんイッチ
1173:名無しの掲示板在住転生者
同じ蹴りなのに吹き飛び方がまるで違う
1174:名無しの掲示板在住転生者
まるでバトル漫画のような吹き飛び方
1175:名無しの掲示板在住転生者
運動もエネルギーが絡むからその辺の出力もいじり放題か
1176:配信画面
『っんの......クソがァァァァァァあぁあああああ!!!!』
『最後の一手はがむしゃらの突進か
そんなんじゃ通るもんも通らんだろうに』
1177:名無しの掲示板在住転生者
自分の権能が通らなくて冷静さを失ったな
1178:名無しの掲示板在住転生者
第9席くんそれ真っ直ぐ突進するだけじゃん
もう正常な思考が残ってないと見える
1179:名無しの掲示板在住転生者
気持ちは分からんでもない
1180:名無しの掲示板在住転生者
やっぱり怪人には理不尽をぶつけるべきなんやなって
1181:名無しの掲示板在住転生者
まぁ突っ込んでくるだけならいくらでも調理できるな
1182:名無しの掲示板在住転生者
でもなんか嫌な予感がする
1183:名無しの掲示板在住転生者
いやチートお披露目回でそんなことは流石に
1184:配信画面
『はい、ゲームオーバーだよ——【
『ぐ——ぎぎぎ、がァァァァァァ!!!?!』
1185:LIVE MODE
配信を終了します
1186:名無しの掲示板在住転生者
あー!?
1187:名無しの掲示板在住転生者
またやったよこいつ
画面最後の方赤まみれやったで
1188:名無しの掲示板在住転生者
怪人相手とはいえ
その歯車で人型の生物をミンチにするのやめませんか?
1189:名無しの掲示板在住転生者
命 が も゙っ た い だ い っ!!!!
1190:名無しの掲示板在住転生者
敵対者に容赦は無用よ
1191:TS魔法少女イッチ
ボクのチート使いにくいんですよね
いちいちエネルギーの制御しないといけないんで
1192:名無しの掲示板在住転生者
色々言いたいがイッチ、とりあえず勝利おめでとう
1193:名無しの掲示板在住転生者
永久運動機関とかいう化け物チートでやることがその歯車で怪人をミンチにすることで涙が止まらない
1194:名無しの掲示板在住転生者
研究職ワイ、永久運動機関に対する興奮とその使い方の差で感情がわからなくなる
1195:名無しの掲示板在住転生者
変な沼ハマってる奴もおるし
1196:名無しの掲示板在住転生者
勝ちは勝ちなのに何か拍子抜け感ある
1197:名無しの掲示板在住転生者
チート持ちの戦闘ってそんなもんなんだよなぁ......
1198:名無しの掲示板在住転生者
にしたってね、見栄えとかあるじゃん?
1199:TS魔法少女イッチ
でもチート無しじゃ面倒でしたね
これが大体8人はいると考えると......
1200:名無しの掲示板在住転生者
決め手はイッチだったけど
イナちゃんもそれなりに活躍してて良かったんちゃう?
1201:名無しの掲示板在住転生者
熱い勝負でぼかぁ満足だよ
1202:名無しの掲示板在住転生者
敗者は死ぬとか闇のゲームか?
1203:名無しの掲示板在住転生者
イッチは倫理観を鍛えた方が良いかもしれん
1204:TS魔法少女イッチ
(´・ω・`)ショボーン
1205:名無しの掲示板在住転生者
酷い言われようでしょんぼりイッチになっちゃった
ナナシ(TS魔法少女イッチ)
・チート判明
・チートの無駄遣い
・またグロ映像を見せた
イナちゃん
・触手は溶けても補充可能
・今回はイッチの補助がメイン
第9席
・ハゲと比べて難易度が急に上昇
・イッチのチートと権能の相性が悪すぎた
・歯車でミンチになった
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たまには雑談回も必要
エタる気はありませんので良ければ今後も是非よろしくお願いします!
1501:名無しの掲示板在住転生者
結局本誌派と単行本派とアニメ派がいる時点でキツいよ
1502:名無しの掲示板在住転生者
結局それはそうなんだけどさ
1503:名無しの掲示板在住転生者
単行本派への配慮はともかくアニメ派に配慮してたら一生旬の話できないよねぇ
1504:名無しの掲示板在住転生者
これ何の話?
1505:名無しの掲示板在住転生者
ジャンプ、特にワンピのネタバレの話
1506:名無しの掲示板在住転生者
あーそういう......
1507:TS魔法少女イッチ
実際問題アニメはまだ例のアレ出てないですしね
1508:名無しの掲示板在住転生者
掲示板機能になんで配信サイト付いてんだろ
1509:名無しの掲示板在住転生者
漫画もアニメもドラマも一通り見れるんよな
いやまぁ娯楽に乏しい世界もある以上助かるが
1510:名無しの掲示板在住転生者
娯楽に乏しくない世界でも田舎とかだと暇やぞ
それを嘆いた転生者が神に直談判したんや
1511:司令官
そんな経歴あったんかあれ......
1512:名無しの掲示板在住転生者
神に直談判とか恐れ知らずか?
1513:限界ド田舎マン
旬のスレ見てたらワイの話出てきて草
別に自分は大したことしてないで
1514:名無しの掲示板在住転生者
本人!?
1515:名無しの掲示板在住転生者
コテハン持ちだし本人だな......
1516:TS魔法少女イッチ
実際田舎って言ってもどんな感じなんですか?
1517:名無しの掲示板在住転生者
気になり杉て木になったわ
1518:限界ド田舎マン
ラ○ザのアトリエの田舎思い浮かべれば大体アレ
1519:名無しの掲示板在住転生者
くっっそ陰湿じゃん
1520:名無しの掲示板在住転生者
閉鎖的というか何というか......
1521:名無しの掲示板在住転生者
あのゲーム太ももに目が行きがちだけどド田舎の感じにリアリティがありすぎるんだよな、閉鎖的なとことか特に
1522:限界ド田舎マン
だって田舎の最大の娯楽ってセクロスだぜ?
そりゃラ○ザも田舎飛び出したくなるよ
1523:名無しの掲示板在住転生者
見事なまでのステマ
俺じゃなきゃ見逃しちゃうね
1524:名無しの掲示板在住転生者
ステマ言うなし
1525:TS魔法少女イッチ
田舎......都会より食える草とか多そうですよね
その分食べちゃいけないものを見極めるのが大事ですけど
1526:名無しの掲示板在住転生者
イッチ、その辺に生えてる草って別に食料ちゃうで
1527:名無しの掲示板在住転生者
もしかしてだけど前世で腹の足しに野草食ってただろお前
1528:司令官
頼むから今世からはまともなもん食ってくれ
腹当たって死んだとか流石に笑えん
1529:限界ド田舎マン
前世に何があったんだよイッチ......
ここは人外美少女との百合スレじゃねぇのか?
1530:名無しの掲示板在住転生者
まぁそれでも息抜きは必要じゃん
1531:名無しの掲示板在住転生者
たまには雑談回も必要
1532:TS魔法少女イッチ
イナちゃん寝てるので今とても暇なんですよ
だからたまには雑談に興じようと思いまして
1533:名無しの掲示板在住転生者
せっかくホットだしジャンプの話してたのよ
1534:名無しの掲示板在住転生者
寝てるならイナちゃんにイタズラし放題やで
イッチ、今がチャンスや!
1535:TS魔法少女イッチ
>>1534 あなたどこの世界から見てます?
エネルギーの塊を直でその世界にぶつけますよ?
1536:名無しの掲示板在住転生者
イッチもだんだんとチートを雑に扱うようになってきたな
1537:司令官
イタズラする気満々だったんかい
図星かよその反応
1538:名無しの掲示板在住転生者
イッチのチートの雑な使い方よ
純粋にエネルギーだけでビームとか打てそう
1539:名無しの掲示板在住転生者
ビームかぁ......デカブツとかに撃つならいいんじゃない?
1540:TS魔法少女イッチ
人間サイズは歯車ですり潰した方が楽なんですよね、魔法少女は殺さない程度に叩くくらいで留めてますけど
1541:名無しの掲示板在住転生者
怪人との扱いの差よ
1542:名無しの掲示板在住転生者
人間に対する慈悲ってヤツすかねこれ
1543:名無しの掲示板在住転生者
それが甘えにならなきゃいいけどな......
1544:TS魔法少女イッチ
魔法少女を一回殺したら全部殺さなきゃいけなくなるじゃないですか、それは正直面倒だなーって
1545:名無しの掲示板在住転生者
0か100しかないんか?
1546:名無しの掲示板在住転生者
このイッチ極端がすぎる
1547:名無しの掲示板在住転生者
魔法少女を削ぐだけじゃ駄目な気もするから何とも
1548:名無しの掲示板在住転生者
結局お上がいればそういうのは残るよね
1549:TS魔法少女イッチ
じゃあ魔法少女を削ぎながらお上を潰す......ですかね
やっぱりどうにも人手が足りませんねぇ
1550:名無しの掲示板在住転生者
やっぱりバランスを取らないといけないんだよな
1551:名無しの掲示板在住転生者
>>1550 バランスマンは彼岸花にやられてくれ
1552:名無しの掲示板在住転生者
あれも百合に挟まる何かのような......
1553:名無しの掲示板在住転生者
じゃあダメじゃん、死刑
1554:名無しの掲示板在住転生者
罪が重ぅい!
1555:TS魔法少女イッチ
ちょ、今やってくるんかい......
1556:名無しの掲示板在住転生者
なんだなんだ
イナちゃん寝てる状況で襲撃か?
1557:名無しの掲示板在住転生者
下手すりゃ護衛ミッションだが大丈夫かそれ
1558:名無しの掲示板在住転生者
協会と組織、果たしてどっち?
1559:名無しの掲示板在住転生者
協会に50ペリカ
1560:名無しの掲示板在住転生者
組織に5000ベリー
1561:名無しの掲示板在住転生者
協会に50ペソ
1562:名無しの掲示板在住転生者
>>1559 >>1560 >>1561
現代日本でまともに使える硬貨を出せよカス共
1563:TS魔法少女イッチ
あーでもこの子なら上手くいけば何とか......
下手すれば仲間にできるかな?
1564:名無しの掲示板在住転生者
なんかいつもと違う感じ?
いつもは即戦闘になるのに交渉になりそう?
1565:名無しの掲示板在住転生者
違う女の匂いがするわね
1566:名無しの掲示板在住転生者
浮気!?
1567:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんという本命がいながら......!?
イッチはとんだ変態さんだったのね!?
1568:名無しの掲示板在住転生者
言いがかりが酷い
1569:TS魔法少女イッチ
答えは組織でも協会でもないですね
同じく協会に非所属の『電解』の魔女ですね
1570:名無しの掲示板在住転生者
新ヒロイン!?
1571:名無しの掲示板在住転生者
ガタッ
1572:名無しの掲示板在住転生者
>>1571
お前じゃない座ってろ
1573:名無しの掲示板在住転生者
ちなみにイッチさん、ビジュとかは......
1574:TS魔法少女イッチ
>画像
1575:名無しの掲示板在住転生者
厨二病少女だこれ!!!!
1576:名無しの掲示板在住転生者
その絶対領域は何?
フェチを殺しにきてるの?
1577:司令官
左眼に眼帯付けてるの良いっすね
マフラーがあるせいで120%厨二病に見えるけど
1578:名無しの掲示板在住転生者
ビジュは150点満点
でもイッチとイナちゃんの間に混ざるのは如何なものかと
1579:名無しの掲示板在住転生者
百合の中に女を混ぜるのはセーフなのか?
1580:TS魔法少女イッチ
なんなら彼女は協会と組織の中じゃボクより警戒されてるくらいの人物なんですよね、仲間にできたら美味しくないですか?
1581:名無しの掲示板在住転生者
イッチってそんなに仲間作るタイプだっけ......
1582:名無しの掲示板在住転生者
ル○ィみたいなタイプじゃないのは確か
1583:名無しの掲示板在住転生者
まぁ熱いタイプではないわな
1584:TS魔法少女イッチ
しがらみを作るのは嫌いですけど
手数が増えるのは良いと思いますよ?
1585:名無しの掲示板在住転生者
前提として話が通じるかとかあるけど
1586:名無しの掲示板在住転生者
こんな夜分遅くに来てる時点で常識はないな
1587:名無しの掲示板在住転生者
協会に敵対してるなら倫理観もないんじゃない?
1588:名無しの掲示板在住転生者
癖のあるなんてレベルじゃねぇ
1589:TS魔法少女イッチ
そこはボクの腕の見せ所さんですね
見事仲間にしてみせましょう
1590:名無しの掲示板在住転生者
大丈夫かなァ......
ナナシ(TS魔法少女イッチ)
・暇な時にはスレで雑談をしている
・イナちゃんにイタズラしようとしてた(未遂)
・現在気を緩められない状況
イナちゃん
・スヤスヤでワロタ
スレ民
・ネタバレの境界線を模索中
・新ヒロインがどうなるか気になっている
・掲示板は少しずつ改良されてる
『電解』の魔女
・厨二病少女(スレ民からの印象)
・暫定危険人物(組織と協会を敵に立ち回っている)
・果たして仲間にできるか......?
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純愛過激派も難儀だなぁ
良ければ評価やお気に入りを是非!
草木も眠る丑三つ時、それなりに資金を溜め込んだ臨時拠点でボクは寛いでいた。イナは寝てるし、今は掲示板くらいしかやる事がないな......。
「田舎、ねぇ......食えるもんがあるだけマシだろ」
でも確かに、人付き合いというのは複雑なものだ。複雑な絡み合い、いくらやっても解けないメビウスの輪。人が人である限りコミュニティは出来上がるのだから、人の数だけ思惑があるのだろう。
「それならボクもまだ人、なのかなぁ......」
意図せずに得た二度目の人生。カスみたいな前世と比べればかなり充実したものになった、と言えるだろう。眠るイナの横顔を眺め、愛おしさを噛み締めるようにその髪に触れる。うわっ......めっちゃサラサラしてる......
「ま、人じゃなくても良いか。その方が便利だしな」
必需品から嗜好品にジョブチェンジした食料に目をやる。イナは食事を摂る必要があるが、ボクはチートによってエネルギーを摂取する必要がない。だからここにあるのはイナの好きなパンばかりだ。栄養バランス悪いな。
「んー。その菓子パン、我も食べていいか〜?」
そんなことを考えていると、深夜だというのにイレギュラーがやってくる。
「はぁ......画面の中からだと声が聞き取りにくいっていつも言ってるだろ。話があるんなら出てこいよ」
「はいはい、お邪魔するのだ〜」
炬燵の正面にある液晶端末から手が伸びる。そのままゲームのキャラクターが飛び出るようにそこから現れた人影は、何度も見た腐れ縁の魔女だった。
中学生くらいの身長、絶対領域が際立つ衣装に、左眼の眼帯とマフラーが印象的な少女だ。正直、中身さえ考えなければかなりの良物件なのだが......少しは時間を考えろよ、今何時だと思ってんだ。
「どんな場所でも電気が通ってりゃ自由に入ってきやがって。恐れ多い『電解』の魔女には組織も協会もさぞ迷惑してるんじゃないか?」
「
「ハイハイ、テンプサンマジイダイッス。イヤホントマジパナイッス」
「全く敬われてないんだけど!?」
雑に扱われているのがよほど不服なのか、抗議の声を上げるテンプと名乗る少女。そりゃ雑に扱われてた方がお前嬉しそうなんだもん、やっぱり中身が難有りだな......。
いや待てよ。今までは協力程度の関係にしていたが、改めてテンプを仲間にするのもアリか? 単純な殲滅力ならボクを上回るし、何より組織と協会にすでに敵対している。
イナに話を通すことができれば、これ以上に心強い奴はいないだろう。中身はアレだが、戦略に幅が持てる。前言撤回しよう、それなりに良い物件だ。
「むぅ......でも我は寛大だし。そんなナナシの無礼な態度も許してやるのだ......って、我の話聞いてる?」
聞いてる聞いてる、この前協会の魔法少女を1日で2桁殺したサイコ女の話ならしっかり聞いてるよ。
「こんな夜更けにやってくる特大レベルの無礼者から聞く話はありませ〜ん、と普段なら言いたい所だが。ちょうど良い、座りなよ。コーヒーと菓子くらいは出してあげる」
▼
テンプに向けて適当な缶コーヒーを投げる。テンプはそれで束の間の喜びを得ていたが、コーヒーの銘柄を見た瞬間に微妙な顔へと変わった。何だよ、文句あるのかよ。
「我に恨みでもあるのか? こんな砂糖の怪物飲んでたらそのうち糖尿病になっちゃうよ?」
「お前に恨みなんか無いけど、ブラックを飲んだら吐き出したお子ちゃまには砂糖まみれのコーヒーで十分でしょ」
「それ言われると弱いけどさぁ!? ......まぁいいのだ」
揶揄ったことで緩められた雰囲気を、仕切り直しとばかりに咳払いでリセットさせる。
「わざわざ拠点を変えたのはその子と関係が? 我が来ても全然ぐっすり寝てるけど、どう見ても人外......
次いで飛ぶ指摘、流石に付き合いが長いだけあって話が早い。テンプは馬鹿そうな雰囲気を出してはいるが察しは良く、頭の回転も早い。そういうところは好感が持てる。
「まぁそうだね。この子はイナ、ボクと一緒に行動してるが......一言で言えば組織から逃げてきて、協会からもどうせ抹殺対象にされてる。拠点を変えたのは協会と組織、どっちにも前の拠点がバレたからだよ」
「私より先にナナシと行動するなんてどんな手を......?
いや、私の方が付き合い長いしまだチャンスは......」
何かを考えるように小声で脳内を整理しているテンプ。確かに頭の中の整理をするには良いかもしれないが、あまり面白くない。
「小声でボソボソ話すなんて何かあったか? はっきり言ってもらった方がこっちとしては助かるんだが」
「いやいや、何でもないのだ! それで、わざわざ我が入れるような拠点を構えたってことは我に何かあるのだ?」
前の拠点では好き勝手に動かれると面倒だから電気系のアイテムは使用していなかったが、今の拠点ではそれがある。テンプからしてみれば、突然部屋の合鍵を渡されたに等しいのだ。そりゃ何かあると気になるわな。
「ボクとしては協会と組織が邪魔になったんだよね
だからさ、テンプも一緒にどうかなーって、勧誘だよ」
合鍵を渡した理由は近況報告のつもりだったが、こうなるならば勧誘の方が正しいか。テンプならば、この話に乗るだろう。
「......マジで? ついにアレ、
色良い返事だ。良いね、非常に良い。
「その反応は肯定と見て良いかな?
最強の魔法少女、『電解』の魔女のテンプ様?」
「勿論、いやぁ......楽しくなってきたのだ!」
まるで悪ガキ達が悪戯を仕掛けるような無邪気な笑みを浮かべ合う。最もそれは、世界から見れば邪悪な魔女が手を組んだという絶望でしかないのだが。
▼
1721:TS魔法少女イッチ
というわけで『電解』の魔女改め
テンプが仲間になりました >画像
1722:名無しの掲示板在住転生者
半分くらい事後報告になってて草
過程が飛んでるやんけ過程が
1723:名無しの掲示板在住転生者
なんか距離近くなーい?
1724:名無しの掲示板在住転生者
これテンプちゃんもイッチに好意持ってそうだな......
1725:名無しの掲示板在住転生者
あんま聞いてなかったけど前に付き合いあったの?
1726:TS魔法少女イッチ
お互いに非所属なんでそれなりには
たまに2人でカフェ行くくらいの仲ですかね
1727:名無しの掲示板在住転生者
完全に友達ですねぇ......
1728:名無しの掲示板在住転生者
一匹狼とは何だったのか
1729:TS魔法少女イッチ
シャ○クスとミ○ーク的な付き合い方ですよ?
1730:名無しの掲示板在住転生者
あー......
1731:名無しの掲示板在住転生者
そう言われるとなんとも言えない
1732:名無しの掲示板在住転生者
それにしてはテンプちゃんの距離の詰め方気になるけどな!
1733:名無しの掲示板在住転生者
でもイナちゃんより先に好意を持っていた場合
それはBSSになるのでは?
1734:名無しの掲示板在住転生者
あ、あ......あーっ!!!?!
1735:名無しの掲示板在住転生者
唐突なBSSに脳が破壊されちゃった
1736:名無しの掲示板在住転生者
純愛過激派も難儀だなぁ
1737:名無しの掲示板在住転生者
相変わらず展開が急なんだよね
1738:TS魔法少女イッチ
味方も増えたので本格的に魔法少女狩りを始めます
1739:名無しの掲示板在住転生者
完全に悪役の台詞
1740:名無しの掲示板在住転生者
⚔狩りの時間⚔
ナナシ(TS魔法少女イッチ)
・勧誘に成功
・テンプとはそれなりに長い付き合い
・協会の魔法少女狩りを開始
テンプ(『電解』の魔女)
・イッチとはそれなりに長い付き合い
・協会と組織からはイッチ以上に危険視されてる
・言うほど厨二病って感じではない
・イッチに好意アリ?
イナちゃん
・まだスヤスヤ
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こいつ案外余裕あるな?
1801:TS魔法少女イッチ
やばいやばい......どうしよ......?
1802:名無しの掲示板在住転生者
どしたのイッチ
1803:名無しの掲示板在住転生者
今までより遥かに焦ってるやん
1804:名無しの掲示板在住転生者
この戦力で返り討ちに遭うような状況なら相当まずいぞ
1805:TS魔法少女イッチ
いやそういうのじゃなく
起きたらイナちゃんがテンプのことめっちゃ睨んでて
1806:名無しの掲示板在住転生者
えぇ......(困惑)
1807:名無しの掲示板在住転生者
テンプちゃんが地雷踏むようなことしたんかな
1808:名無しの掲示板在住転生者
この走者ガバしかしないんか
1809:TS魔法少女イッチ
とりあえず事情を聞こうとしたらイナちゃんに正座させられて......なんでこうなってるのか分かんないんですよ
1810:名無しの掲示板在住転生者
もう完全にお説教の流れじゃん
1811:名無しの掲示板在住転生者
そりゃ嫁に内緒で浮気してたらそうなるよ
1812:名無しの掲示板在住転生者
あ、これそういうやつ?
じゃあ地雷踏んだのイッチじゃ〜ん
1813:名無しの掲示板在住転生者
確かに今まで素ぶりも無かったのに、急に仲間増えますって言われたらそうなるわな。浮気云々はともかく
1814:TS魔法少女イッチ
いや確かにそれはボクが悪いんですけど......浮気て
テンプもイナちゃんの気迫で泣きかけてますし
1815:名無しの掲示板在住転生者
2人してイナちゃんに勝てないの草
1816:名無しの掲示板在住転生者
パワーバランスが保たれているな
1817:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃん>イッチ+テンプちゃん
1818:名無しの掲示板在住転生者
それもうテンプちゃんの厨二病キャラ崩れかけてるよ
1819:TS魔法少女イッチ
何が駄目だったのかいっちょんわからん......
1820:名無しの掲示板在住転生者
とりあえず落ち着け
1821:名無しの掲示板在住転生者
博多弁出てるから落ち着け
1822:名無しの掲示板在住転生者
てかこれイッチは二股になるんすかね?
1823:名無しの掲示板在住転生者
まぁ現状を見るにそうじゃね?
1824:TS魔法少女イッチ
もしかしてテンプがボクの逢引き相手だと思われてます?
テンプにはそういう感情無いんですけどねぇ
1825:名無しの掲示板在住転生者
草
1826:名無しの掲示板在住転生者
これは酷い
1827:名無しの掲示板在住転生者
本人は一筋だと思ってるタイプじゃん
1828:名無しの掲示板在住転生者
自分の行動思い返してみ?
多分どこかでアウトライン踏んでるところあるで
1829:名無しの掲示板在住転生者
まずイナちゃんに説明怠ったじゃん
1830:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃん目線からすれば起きたら知らん女増えてて
1831:名無しの掲示板在住転生者
パッと見テンプちゃんはイッチに好意アリ、役満じゃん
1832:麻雀ニキ
呼んだ?
1833:名無しの掲示板在住転生者
呼んでない
1834:名無しの掲示板在住転生者
麻雀ニキまじで一生卓囲んでんじゃん
1835:TS魔法少女イッチ
え、これそういう修羅場です?
1836:名無しの掲示板在住転生者
そうだよ(呆れ)
1837:名無しの掲示板在住転生者
やっと状況を理解したか
1838:名無しの掲示板在住転生者
色恋の縺れは下手すれば世界を滅ぼすぞ
1839:名無しの掲示板在住転生者
前のスレでヤンデレ制御できずに世界崩壊とかあったな
1840:名無しの掲示板在住転生者
とりあえず事情を説明して全力ごめんなさいしろ
1841:名無しの掲示板在住転生者
転生者特有の命乞い
1842:TS魔法少女イッチ
釈明中にこれ置いときますね
>>1860 魔法少女狩りの方法
1843:名無しの掲示板在住転生者
釈明会見がんばえ〜......って安価ァ!?
1844:名無しの掲示板在住転生者
イッチ本当に反省してるんすかね
1845:名無しの掲示板在住転生者
分からん......分からんがこの安価をどうにかせねば
1846:名無しの掲示板在住転生者
安価はいいけど出すタイミング違うよねぇ!?
1847:名無しの掲示板在住転生者
やっぱり行動が唐突すぎる......
1848:名無しの掲示板在住転生者
ksk
1849:名無しの掲示板在住転生者
加速
1850:名無しの掲示板在住転生者
ksk
1851:名無しの掲示板在住転生者
ksk
1852:名無しの掲示板在住転生者
ksk
1853:名無しの掲示板在住転生者
正面突破
1854:名無しの掲示板在住転生者
上層部を全て殺す
1855:名無しの掲示板在住転生者
組織とぶつけ合うように仕向ける
1856:名無しの掲示板在住転生者
闇討ち
1857:名無しの掲示板在住転生者
これから毎日協会を焼こうぜ?
1858:名無しの掲示板在住転生者
もっと燃えるがいいや!
1859:名無しの掲示板在住転生者
街を壊して魔法少女を誘い出そう
1860:名無しの掲示板在住転生者
情報社会の怖さを思い知らせる
1861:名無しの掲示板在住転生者
魔法少女の家族を人質にして1人ずつ殺せば?
1862:TS魔法少女イッチ
な、何とか助かりました >画像
イナちゃんが友達付き合いとかに寛容で良かった......
1863:名無しの掲示板在住転生者
こいつ案外余裕あるな?
1864:名無しの掲示板在住転生者
お説教中に安価できるだけの余裕はあったみたいやな......
1865:名無しの掲示板在住転生者
テンプちゃんとイナちゃんの間で話し合いになってるの草
1866:名無しの掲示板在住転生者
こーれヒロインの座を賭けた戦いです
1867:名無しの掲示板在住転生者
Wヒロインは今どき珍しくもないはず......妙だな
1868:TS魔法少女イッチ
その問題は後回しで良いです
情報社会の怖さって言ってもどうすれば......?
1869:名無しの掲示板在住転生者
ちょっと抽象的だな
1870:名無しの掲示板在住転生者
難しいお題ンゴねぇ
1871:名無しの掲示板在住転生者
協会のデータベース漁れば?
所属の魔法少女のデータくらいあるんじゃね?
1872:名無しの掲示板在住転生者
それだ
1873:TS魔法少女イッチ
確かにテンプならそれくらいできますね
1874:名無しの掲示板在住転生者
じゃあそれを漁って......どうするんや
1875:名無しの掲示板在住転生者
......現実の方のスレで投げるとか
1876:名無しの掲示板在住転生者
場末のスレに投げてもすぐ火消しされそうじゃね?
せっかく引き抜いた情報意味ねぇじゃ〜ん!
1877:名無しの掲示板在住転生者
ちょっと気になったんだけど
イッチの世界って魔法少女はどういう扱い?
1878:TS魔法少女イッチ
そりゃもう画面の向こうのヒーローですよ
お茶の間の盛り上がりはちょっとしたアイドルですね
1879:名無しの掲示板在住転生者
ちなみに魔法少女は変身前とかで出たりしてんの?
1880:TS魔法少女イッチ
出てるわけないじゃないですか
魔法少女も普段は普通の学生やってるわけですし
正体バレたりでもしたらまぁ大変でしょうねぇ
1881:名無しの掲示板在住転生者
普段はただの学生で? でもお茶の間ではアイドルで?
1882:名無しの掲示板在住転生者
テレビの前のみんなは正体を知らないけど
イッチはそれを知ることができる......と
1883:名無しの掲示板在住転生者
もう一つ質問いいかな
テンプちゃんって、テレビとかハイジャックできる?
1884:TS魔法少女イッチ
多分出来ますけど......
え、まさか
1885:名無しの掲示板在住転生者
確かにそれなら安価には沿うか
面白い方法で魔法少女を炙り出せるし
1886:名無しの掲示板在住転生者
やり方はヤバいけど安価は絶対だからなぁ
となると今回は早速テンプちゃんが大忙しだな
1887:名無しの掲示板在住転生者
何するのかスローライフ系の俺に教えてくれ
1888:TS魔法少女イッチ
全国の端末を乗っ取って、協会の魔法少女の正体丸わかりスペシャルを緊急特番でやるって......コトォ!?
1889:名無しの掲示板在住転生者
なんでそこに辿り着く?????
1890:名無しの掲示板在住転生者
一体何がどうなってんだ......?
ナナシ(TS魔法少女イッチ)
・今回の修羅場の原因
・本人は一筋だと思っているタイプ
・報連相ができない
イナちゃん
・起きたら知らん女がいた
・イッチを問い詰め軽いお説教
・テンプとは妥協点を見つけた模様
テンプ
・今日の被害者
・厨二病キャラは早くも崩壊しかけ
・次回の作戦の要
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『開幕』
軽く息を吐き、ふと我に返った。軽い自問自答が脳内を駆け巡る。これから自分達は何をやらかそうとしているのか、その意味をしっかり理解しているのか? 今ならまだギリギリ引き返せる、そもそもこんな事をして何になる?
当然考えるべきはリターンだ。冒すリスクに対する、ボク達が得るリターン。とはいえその問いは簡単だ。
『こちらテンプなのだ、順調だから手筈通りにいけるよ』
「うん......うん。分かった。テンプは今回の作戦の要だ、しっかり活躍してくれよな」
それは可愛い彼女の為だ、というか元を辿れば自分達の安寧の為だ。そのリターンの為だけに、他の全てを敵に回す。これからボク達は、邪魔をするなら例え神が目の前に立とうと
「イナも問題ないな? もしここが攻撃された場合の迎撃......
「うん、任せて......私たちの邪魔は、誰にもさせない」
都会のビルはなんと高いことか。高層ビルの屋上、時刻は大体夕ご飯が美味しい時間。今日この時この場所で、ボク達の最高の
「よし、じゃあ回線を繋げて―――始めようか」
▼
魔法協会は、混乱に包まれていた。都内を中心とした
『ンレ、ディースゥ! エーンド・ジェントルメェーン‼︎ あと紳士淑女でも無い凡庸の一般市民どもコンバンハ! いや、朝のニュースでこれを見る不健康な愚民もいるかもだからオハコンバンニチワとしておきまァす‼︎』
モニターに映し出されたのは、普段見る無機質なグラフではなく人を小馬鹿にしたような態度を取る少女。当然訳の分からない現状に叫びたくなる職員もいたが、少女の顔を見た瞬間に軽く息を呑んだ。
歳の頃はおおよそ中学生前後、雪でも被ったように真っ白な髪に、生き血でコーティングしたような真紅の瞳。黒色を基調としたゴスロリ服に身を包んだ、人形のような印象を受ける美しい少女だ。
......恐らくこの異変の犯人が彼女であることに目を瞑れば、誰もがその神秘的な姿に見惚れるだろう。彼女には、それだけの人を惹きつける力があった。
『......おいテンプ、なんでこんなテンションの高い役やらせんの? ボクがこういうの苦手なの知ってるよね?』
『まぁ良いんじゃないの、たまには面白いと私は思うよ』
『イナがそう言うなら良いけどさぁ......』
声の主は聞き手を置き去りに、一方的なショーを見せ続ける。ハイテンションのDJのようなスタートから打って変わって、ダウナーな青年のようなローテンション、この場の誰もが、その異様な雰囲気に翻弄されていた。
いや、それ以上にだろうか。この場においては動揺が大きいと感じられる。少女の顔を見たことがない職員はいないだろう、だって彼女は、いや、奴は......
『ハァーイじゃあまず自己紹介フェイズでーっす‼︎ ボクは【歯車】の魔女、ナナシっていいますヨロシクぅ‼︎』
紛れもない、災厄だ。
▼
一つ数えて息を吸う。身体は激鉄のように熱い、まるで熱病に侵された時のように、あるいは果てしない高揚感を得ている時のように。
『今回のライブは全国生中継‼︎ どんな片田舎だろうがスマホの一つでもあれば乗っ取ってるはずだから盛大に無礼講で行こうぜぇ! ほらテンション上げて、イェーイ‼︎』
二つ数えて息を吐く。口は別人のように言葉を紡ぐ、まるで自分自身が仮初のゲームアバターになったように、今の状況は現実感に欠ける。まるで夢の中みたいだ。
『んー、まぁそんなこと突然言ってもお茶の間の皆さん揃って困惑しちゃうよな? 仕方ないなぁ、そんなチェリーボーイ達にはこの配信の主題を教えてあげよう‼︎』
三つ数えて理解する。何かを壊す解放感が、全てに勝るような優越感が、今この瞬間ボクを包んでいると。
『今日の番組は緊急特番! 魔女と学ぶ協会の魔法少女スペシャル‼︎ ミステリアスなあの子達や、今をときめく新人ちゃんもまとめて
大変だよなぁ、【
守るべき市民が、簡単にその背中を突き刺すんだから。
ナナシ
・アルビノゴスロリ少女
・MC担当
・慣れないキャラの台本に必死
イナ
・今回は画面外から
・『おもてなし』担当
・ハイテンションなナナシもアリ
テンプ
・今回の過労枠
・東京全域を停電、その後全国の端末を乗っ取る
・裏方担当
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議会は踊る、されど進まず
『じゃあ次の子は......CMでもお馴染み魔法少女スターライトちゃんだねぇ、そんな彼女の本名は星空光ちゃん‼︎ ○○町の......おっ、この子の実家は喫茶店みたいだねぇ、じゃあ今度コーヒーでも飲みに行こうかなァ!?』
陽気に唄う巫山戯た声が各地に響く。嬉々として開示されるのは市民の日常を守る正義の少女達の個人情報、悪意に満ちた声はブレーキを知らない。この配信を眺める誰もが、その暴挙に言葉を失ったままだ。
『いやぁこんなデカいステージで宣伝されるなんて広告費が浮いたんじゃない? そこはボクらに感謝してほしいくらいだよねぇ......ま、
政治の街、市ヶ谷。そこに構えられた『魔法少女協会本部』でその狂気の放送を聞いていた協会の幹部達は、顔を真っ赤にしながら拳を震わせていた。
一部の善良な者達は魔女が行う狂気の演目に怒りを露わにしているが、悪どい事をしている者達はそれが明るみになるかどうかで首を絞められている。二重螺旋の災厄だ。
「歯車の魔女の放送は止められないのか、これは歴とした情報テロだ! 協会所属の魔法少女の情報をこのままペラペラ話されてみろ、明日には協会所属ってだけで外を出歩けなくなるだろうが!」
事態の深刻さが浸透するにつれて、議論は活発となっている。混迷を極めた協会幹部達の会議では、中には怒号を飛ばす者もいた。
当然だろう、こんなことをされたら明日にはニュースはこの話題だけで一面確定、マスコミはネタが出来たとこれ幸いに人の不幸を嘲笑いに来るだろう。
民意というものは何よりも恐ろしい。まるで自分達が正義である、と確信したような愚か者達が善意の刃を振りかざすのは、それこそ恐怖を感じざるを得ない。
「とりあえず手の空いている魔法少女達に出撃要請は出しましたが......火を消化するのにガソリンを使うようなものでしょうね、焼け石に水とも言います」
そんな議会で、冷静に状況を分析できたのは果たして何人いたのだろうか。少なくともこの場で真っ先に動いたのは、彼女だと言える。
「......大垣くん、君にも出撃要請は出した筈だが?」
隣の席の老人から半目で睨まれている大垣と呼ばれた人物は、この場においては異質な印象を受ける。
見た目は高校生ほどの年若い少女だ。長身で痩せ気味、カジュアルなジャケットとスカートを身につけた風体は、スーツ姿の幹部達の中では一際強い異彩を放っている。
「それが嫌だから幹部権限使って、出たくもない会議に出てるんすよ。正直このままじゃ時間の問題でしょうけど、今自分が行ってどうにかなるわけでもないしなぁ......」
「......だったら何だね、このまま歯車の魔女の暴挙を黙って見過ごすと言うつもりか!? 協会所属の魔法少女である以上、これはお前も他人事ではないぞ大垣!」
怒号を飛ばしていた幹部の矛先が少女に向かう。しかし少女はそんな怒号を歯牙にもかけずに軽くいなす。
「......これだけの規模の情報テロを単騎でやるほど歯車の魔女も馬鹿じゃないでしょう?」
この場合考えるべきは『誰が』『誰と』敵対しているのか、だろう。
「歯車の魔女のバックにいる人物を特定しないといけませんよね、無策で切り札を使ったらこちらの大損ですよ。だから私は他の子達が情報を探ってくれないと動けない」
怒号を飛ばしていた幹部もこれには顔の色を白くした。そのまま軽い呻き声を鳴らして自分の席に着くが、そこに先程までの勢いは無かった。
そう、警戒すべきは何も歯車の魔女だけではない。怪人達を生み出す組織や、下手をすれば影に潜んでいたテロ組織が歯車の魔女の後ろにいる可能性がある。情報が少ない内は少女は動かない、否、まともに動けない。
『おっ、話をしてたら特別ゲストがご来店〜。ちょうど話にも出てたスターライトちゃんじゃん‼︎ 実家の喫茶店は明日から大盛況だと思うよ感謝してほしいなァ!?』
『こっの......人の個人情報をペラペラとッ!!』
配信画面では狂人の前にようやくヒーローが現れる。だがそれでも狂人はヒーローを嬲るために配信を続ける。
『大変だなぁ魔法少女は......イナ、しっかりもてなしてあげな。その間に〜、こっちは特別ゲストのスターライトちゃんの私生活でも流しちゃおっかな〜!』
『させない......ッ!? ちょ、何これ、触......手!?』
『お前の相手はナナシじゃないよ、まぁ私はナナシほど加減はできないから骨が数本折れても気にしないでね?』
断片的に配信で流れるヒーローの苦しむ姿、悪趣味極まりないその行いの中で、少しずつ手の内の探り合いは始まっている。最も魔女達にそんな気は無いのだが。
▼
実際の所、この状況は半分以上詰んでいる。
《イナと呼ばれている少女は触手を操っている......映像は途切れ途切れですが、よく見れば彼女の頭部にはツノが生えている。あの怪人をポコポコ作る組織と手を組んでいる、と見るのが自然でしょうが......何か違う気がする》
大垣が今ある情報を元として脳内で組み立てた仮説、それには何か違うと自分で感じるだけの
『それが
かつての邂逅、軽蔑するような彼女の眼差しが脳裏によぎる。あれは人を見限る目だ。組織と
あの時抱いた印象とはかなり性格が違うが、それはパフォーマンスに過ぎないだろう。だから考えるべきは――
《全国の電子機器を乗っ取った手段は? そもそも歯車の魔女が手を組むなら誰か? 最終的な敵の目的は?》
無数に浮かび上がる問いに対して、ヒントが少なすぎる。だがそれでも情報の暴力は、着実に世界に向けて拡散されている。状況は確実にこちらが不利だ。
《......今はまだ情報が足りないか、キッツいなぁ》
少しでもヒントを得る為にこの悪趣味な配信に齧り付く。胸糞悪いが、反撃の糸口を探す為には致し方ない。
こうやって魔法少女達の犠牲の上で、外面だけを取り繕った俗物達の議会は続く。
ナナシ
・情報テロ真っ只中
・普段とキャラが全然違う
イナ
・触手プレイ中
・組織の手の者だと思われてる
・加減はあまりできない
モブ魔法少女
・可哀想な犠牲
大垣/???
・若くして協会の幹部格の少女
・ナナシとは面識あり
・協会サイドの狂言回し
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悪夢みたいなもんだろ
2001:名無しの掲示板在住転生者
イッチさん、イッチさーん!?
2002:名無しの掲示板在住転生者
誰がそこまでやれって言った......!?
2003:名無しの掲示板在住転生者
いや誰と言われたら多分安価だぞ
2004:名無しの掲示板在住転生者
じゃあ俺らスレ民がこの惨劇の原因......ってコトぉ!?
2005:配信画面
『つーか協会の魔法少女多すぎでしょ〜。こちとら休みなしで紹介してんのに20人紹介するのに2時間だぜ? まぁ何人かはゲストが乱入したってのもあるけどサー』
2006:名無しの掲示板在住転生者
イッチのキャラ違いすぎない?
2007:名無しの掲示板在住転生者
多分大舞台すぎてハイになってる
2008:配信画面
『こっ......の、配信を止めろ! 外道が!』
『そんだけ身体ボロボロにされてよく吠えるねぇ......弱い犬ほどよく吠えるってやつか? それじゃあもっと元気よく! 泣いてみなよワンワンワンってなァ!?』
『ぐっ......あァ!? やめ、痛い、痛いぃ!』
2009:名無しの掲示板在住転生者
これも無責任なスレ民って奴の仕業なんだ
2010:名無しの掲示板在住転生者
テロリストの素質あるねぇ......
2011:名無しの掲示板在住転生者
素質というか情報テロ真っ只中ァ!
2012:名無しの掲示板在住転生者
祭りなんだよなぁ酒が進むわ
2013:名無しの掲示板在住転生者
こんな祭りがあるか
2014:TS魔法少女イッチ
これめっちゃ楽しい
2015:名無しの掲示板在住転生者
なんかイッチは新しい扉開いとるし
2016:名無しの掲示板在住転生者
これが夢ならどれほど良かったか
2017:名無しの掲示板在住転生者
悪夢みたいなもんだろ
2018:名無しの掲示板在住転生者
(骨が折れる音)
2019:名無しの掲示板在住転生者
お手軽地獄生成機かな?
2020:TS魔法少女イッチ
良いこと思いつきました
ここで頭吹き飛ばして協会の1番ヤバいとこ見せますわ
2021:名無しの掲示板在住転生者
まだ地獄には先があるってよ
2022:名無しの掲示板在住転生者
スターライトちゃん可哀想()
2023:名無しの掲示板在住転生者
嘘つけ絶対そんなこと思ってないゾ
2024:名無しの掲示板在住転生者
やっぱり協会まだヤバそうなことしてるじゃん
2025:名無しの掲示板在住転生者
これは堕ちたな(確信)
▼
「ぐっ、......あァ!? やめ、痛い、痛いぃ!」
「MCが喋ってるんだから、ひな壇は黙ってないとね?」
イナの触手が魔法少女スターライトの身体を締め上げる。メキメキメキと少女の身体から響く鈍い音、恐らく骨は数本折れているだろう。必然、少女の顔には絶望が宿る。
「なまじ魔法少女ってのは頑丈だからさァ、骨が数本折れようが頭が吹き飛ばされようが生きてるっちゃ生きてるのよ。まぁ頭吹き飛ばされるってくらいのダメージだと回復魔法を使わないと流石に死ぬんだケド――」
拘束された少女の前にカメラと共に移動する。おいおい、まだ死ぬような苦しみを味わった
確かにこのままでも協会は大打撃を受けるだろう、安価にも沿うが......まだ、刺激が足りないよなぁ?
「じゃあここで視聴者の皆さんにクエースチョン‼︎ 魔法協会は魔法少女達をどうやって
どうせ悪役をやるなら妥協はナシだ。だから特大級の地雷を踏む、これで協会の地位も底まで落ちるだろう?
そうしてボクはスターライトちゃんの頭に手を掲げて――
▼
「アッハハ! 流石はナナシ、やり方が容赦ないなァ!」
魔法少女協会データ管理室、例え重役でも入ることはできないその部屋で嗤う人影。それは最強の魔女である我、テンプである!
今回の計画は、我が協会のデータベースに潜入。そして得た情報をナナシが報道して、魔法少女はイナちゃんが撃退......正直我の負担が1番大きいと思ったのだけど、
「ちょっとザル警備が過ぎるよねー。電気が通ってたら悪い魔女がやってくるってのに、ちょっと舐められてる感じがあるけど、まぁ楽ならそれはそれで良いのだ」
思った以上にすんなりと事は進んだ。セキュリティロックはそれなりにあったが、我の前には児戯に等しい仕掛けばかり。あの程度では腹ごなしにもならないし、後にやった全国の端末の乗っ取りの方が疲れてるくらいだ。
こういう時に自分の魔法は便利だなと思うと同時に、このデータベースに隠れる少しばかりの違和感にも気が付く。
「んー、なんか......少なくない? 確かにナナシと合流する前に10数人やったけど殺しすぎたかな」
データベースに記された魔法少女の数が少ない。その数は大体30人程度、それぞれの支部にデータがあると仮定しても、組織と戦うにはあまりにも心許ない人数だ。
見落としか、それとも破棄されたデータにあるのか。この場合探るべきは......よし、一旦ナナシに連絡を、
「っ!? あっぶな......」
考えをまとめてナナシに連絡を取ろうとした刹那、首筋を死神の銃弾が掠める。間一髪避けた銃弾はモニターの画面を割り、私の逃げ道を的確に消す。
「あちゃー、外しましたか。まぁともかく
あと一瞬気付くのが遅れていたら回避が間に合わなかった。逃げ道が無くなったことに軽い苛立ちを覚えながら、瞬時に銃弾の方角へ目を向ける。
「......お前は誰なのだ? 魔力を感じる以上は魔法少女なのに、
目を向ければ、そこに立っていたのは1人の少女。当然ここにいるということは普通の少女ではない。
右腕に拳銃を構え、それを容赦なく人に撃つだけの狂気がある。誰かは知らないが間違いなく敵だ。
大体高校1年くらいの身長だろうか。監獄にでもいそうな看守服に、軍帽を被っている。その振る舞いはさながらこのデータ管理室が即席の牢獄になったみたいだ。
「最低限
「今回は裏方担当なのになぁ......上等だよ、そこまで言うなら我が返り討ちにしてやるのだ!」
突然でも互いの静止は一瞬。構え、戦闘開始――!
ナナシ
・安価に沿ってるだけ(建前)
・新しい扉を開きそう
・協会の闇を暴こうと光ちゃんを......?
イナ
・何人か来たゲストのお相手をしてた
・倒したゲストは触手で縛り上げてる
・ナナシが楽しそうで何より
テンプ
・協会本部データベースに潜入
・協会の違和感に気付く
・銃を持った少女と戦闘開始
魔法少女スターライト/星空光
・可哀想なので記載
・骨は数本折れてるけどまだ心は折れてない
・爆殺(仮)3秒前
銃を持った少女/???
・マシンガン系魔法少女
・テンプを討伐しようと襲撃
・協会のデータに記載がないが......?
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電解vs銃撃
「まずは下準備からです、『
睨み合いの中で先行したのは銃を持った少女、先程弾丸がめり込んだモニターから光が走り、怯んで生まれた隙を縫うように空を駆ける鉛色の弾丸が私を襲う。
目を開ければ強烈な光に視界を灼かれ、目を瞑れば鉛玉が身体に綺麗な風穴を開ける。そんな痛烈な選択問題に対し、テンプ様は.....
「領域生成......それはちょっと面倒なのだ、『
敵の仕掛けは領域生成系の魔法か? 打ち込んだ弾丸を起点に固有の空間を作り出し、その中で色々できるという魔法。まさにこのデータ管理室がそうなりつつあるように、奴のテリトリーに周囲を書き換える。
莫大な光は副次的なものに過ぎない、どちらかと言えばその魔法が成立すること自体が問題なんだよな。
決まれば強く、決まらなければ何も起きないというピーキーな性能をしているが、完全初見のタイマンにおいては無類の強さを誇るという。それが、領域生成系魔法。
とはいえ、それはただの魔法少女が相手の場合。
「目なんて使えなくても我は余裕で戦えんだよ、分かったか
「それくらいは食らいませんよ、『
相手の手札を読んだとなれば反撃の時間だ、電撃を纏った槍を虚空から生み出し振るう。対し、銃の女も黄色い弾丸で応戦。領域完成前になんとかしたいが。
避ける、近づく。攻撃、回避。まるでRPGの攻防のように互いが均衡が崩れるチャンスを狙い続ける。我は銃撃を避け、銃の女は槍を避け、互いに少しずつ消耗が進む。
というか銃撃が一向に止まない。銃の方も魔力で改造している可能性があるな、なら弾切れは期待するだけ無駄か?
「『雷鳴』......身体の一部を電気として分解し、操作する魔法。目を使わなくても周囲を把握しているのは、近づいた時に静電気か何か付けられましたかね?」
攻防の最中に飛ぶ指摘、こいつ......中々に鋭いな。普段から使っている『雷鳴』はともかく、閉ざされた視界をカバーしている静電気に気付くとは中々頭が回る。
我は普段から身体の周囲に軽い静電気を纏わせている。その静電気は物体に引っ付き、その静電気を辿って我が位置を把握できるようになる。つまりは即席のマーキングだ。
だけど対峙した数分の攻防程度でそれに気付くか。決着を早いところ付けたいが......自分の拘りの為だけに勝敗を急くのは二流。
「こういうのやめてほしいんだよねぇ。せっかくのショーなんだし、楽しまなきゃ損って思わないのだ?」
何度目かの攻防の末に後方に跳ね、睨み合いの舌戦に移る。ここで必要なのは勝ちではない、情報だ。
必ずしも我、テンプがこの正体不明魔法少女に勝つ必要はない。極論を言えば逃走経路を無理矢理作って逃げることはできる。そう、できるが......
《この女がどこの差し金か分かんないのが気がかりなんだよな。組織じゃないだろうし、まぁ多分協会だろうが......マジであるのか、データ化されてない暗部が協会に》
まだ情報が足りていない。これからの事を考えれば、領域完成までの限られた時間で最大限の情報を得なければいけない。例えそれが推察であってもだ。
協会だったらデータ化すらされていない、子飼いの
このデータ管理室に入れたのもそういう権限を与えられているから、データが無いのは存在自体が危険だから、手を抜いているとはいえ我と戦えるのは魔法少女だから。
だとすれば協会自体が暗部を覆い隠すためのデコイか? 表沙汰に出来ないようなことは暗部が、表面で笑顔を振り撒くのは普通の魔法少女が。そう考えれば自然と等式は成り立つ。
「......手を抜かれてるみたいですが、お忘れで? 私の領域はもう完成しますよ?」
残念だが、答え合わせの時間は無いか。ナナシのパフォーマンスももう終わるし、さっさと退散としよう。敗北より勝利、勝利より情報、情報より命の方が大事だ。
「あぁそう? わざわざ教えてくれるとはご丁寧にありがとうなのだ!! 『
「そんな大振りの攻撃、簡単に避けれ―――足元っ!? ちっ、それが狙いですか逃すかァ!」
狙ったのは意識の範囲外、私自身の足元。生成し、力任せに振るったドデカいハンマーの一撃はデータ管理室,....いや、それが内臓された協会支部を崩壊させるには十分な破壊力を持っている。
追撃の弾丸は飛んでくるが、崩れる足場じゃ満足に照準が定まらないのかヨレヨレの弾ばかり、この程度は瓦礫で相殺する。
「じゃあな銃撃魔法少女。この最強の魔法少女、テンプ様には勝てないんだよバァーカっ!!」
盛大な捨て台詞の後に身体を電気に変換、瓦礫の山から周囲の電線に飛び移って逃走する。捕まらなければこのケンカは我らの勝ちだ。
テンプ
・攻防を制し支部を建物ごと破壊して逃走
・一発も攻撃を当てられなかったクソエイム
・協会の暗部に対する考察を行う
・固有魔法はまだ未使用、派生技のみ使用
銃を持った少女/???
・一発も当てられなかったクソエイム
・とはいえ一発も食らっていないので五分五分
・テンプの逃走を許してしまう
・崩壊した協会支部の瓦礫の下敷き
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半分くらいディストピアだと思うよ
最初は、善行から始まった。困っている人を助けて、悪い人がいたら注意して、それだけのことだった。
『魔法少女にならないか?』
『私が、魔法少女に?』
超常の力を手に入れても、やることはそう変わらなかった。困っている人を助けて、悪い人がいたら注意して......
それまでと変わったことといえば、怪人っていうとっても悪い人を倒すというお仕事。最初は苦手だったけど、体は助けを求めるみんなの声に応えていて。
『ありがとう、君はみんなの命の恩人だ!』
『ありがとう、スターライトちゃん!』
『『『ありがとう、魔法少女!!!』』』
なんて、助けた人からお礼を言われていた。気分はまるでゲームの中の主人公、褒められて悪い気はしないし、私にしかできないと言われたら率先してみんなを助けていた。
魔法少女のみんなとも仲良くなった。初めはツンツンしてた子も、人見知りだった子も、みんな仲良くなった。助け合い、笑顔が絶えない場所だった。
それなのに......
『そんだけ身体ボロボロにされてよく吠えるねぇ......弱い犬ほどよく吠えるってやつか? それじゃあもっと元気よく! 泣いてみなよワンワンワンってなァ!?』
悪い魔女はそんなモノは関係ないと言いたげに好き勝手に壊した。身体の骨はもう何本折れたかも分からない、喉が潰れるくらい叫び声を上げた。
みんなはもう魔女の横にいる少女の操る触手に倒された。意識があるのは私だけ、それでも身体は言うことを聞いてくれない。
なんで......なんでそんな簡単に壊すの? 私達はこのテロ紛いの行動を止めようとしただけなのに。
なんで? どうしてこんな酷いことを笑顔で出来るの? なんで、なんで、なんでなんでナンデなんでナンデ?
なんで、こんなニなるまで頑張ってたんだっケ? どうして、なんで、どうして、なんで? 誰か.....たす、ケテ。
『じゃあお言葉に甘えて〜』
明確に向けられたのは、殺意にすらならないただの悪意。混濁する意識の中、疑問符が脳裏を埋め尽くしている間に、白髪の悪魔が私の頭に手をかざす。
『――それじゃあね。バイバイ、
意識が途絶える最期のその時。視界が、白に、染ま――
▼
大垣は議会から離れ、配信の悪趣味な演出に思わず舌打ちをする。よりによってそこをバラすか歯車の魔女め、と毒を吐きたい気分だが、そうも言ってられない。
『視聴者のみんなぁ〜? おっかしいよね、なんで半分吹き飛んだスターライトちゃんの頭の中に〜、こんな
爆発の魔法で半分ほど吹き飛んだ少女の頭部を、悪魔は嬉々としてカメラに映し続ける。それがこちらに1番効くと分かっているからだろうか。趣味が悪いな。
スターライトの頭の中には、爆発を受けても無傷の機械的なチップが入っていた。大体旧時代のSDカードくらいのサイズ、人の脳に含まれるものとしては当然おかしい。
そして協会側の目線で見れば、それが明るみになるのは本当に面倒だ。だってそれは、協会の中でも特に暗い部分の一つ......少女達を制御する最悪の発明。
『これは〜、魔法少女協会が
......ほんっとうに、趣味が悪いのはどっちなんだか。
▼
2350:名無しの掲示板在住転生者
協会真っ黒やんけぇ!
2351:名無しの掲示板在住転生者
まぁ普通に考えて制御できなきゃ所属してても怖いもんな
2352:名無しの掲示板在住転生者
もう少し......なんというか
人権とか、気になさらないんですか?
2353:名無しの掲示板在住転生者
お前同じ部屋に発砲準備万端の銃持ってる奴いても怖くないのか?
2354:名無しの掲示板在住転生者
それで脳に制御チップ埋め込もうってのも中々だけどな
2355:TS魔法少女イッチ
ほら、こんなことする政府は信じられないでしょう?
2356:名無しの掲示板在住転生者
政府に制御チップ埋め込まれた魔法少女が怪人を倒して平和を守ってるローファンタジー
2357:名無しの掲示板在住転生者
半分くらいディストピアだと思うよ
2358:名無しの掲示板在住転生者
じゃあ全部壊してもセーフやんな?
2359:名無しの掲示板在住転生者
それとこの絵面はまた別じゃねぇかな......
2360:TS魔法少女イッチ
正直肉片とか汚いんでスターライトちゃんの頭治しますね
2361:名無しの掲示板在住転生者
このテロリスト自由か?
2362:名無しの掲示板在住転生者
法に縛られてないから自由なのは当然なんだよな
2363:名無しの掲示板在住転生者
うわ一瞬で吹っ飛んだ頭が治った
2364:名無しの掲示板在住転生者
回復魔法ってやっぱ便利やなぁ
2365:名無しの掲示板在住転生者
人によっては部位欠損も治せるんだっけ
2366:名無しの掲示板在住転生者
吹き飛ばした頭再生させてるしイッチはかなり上手
2367:名無しの掲示板在住転生者
失敗とかあんのあれ
2368:名無しの掲示板在住転生者
失敗すると名状し難い肉塊になるよ
2369:名無しの掲示板在住転生者
SANチェック入りまーす
2370:TS魔法少女イッチ
そんなの入らなくて良いので(良心)
それよりヤバいことが起きてて......
2371:名無しの掲示板在住転生者
んぁ?
2372:名無しの掲示板在住転生者
割とデカいビルぶっ壊れてんだけど
2373:TS魔法少女イッチ
あそこ、テンプが侵入してる魔法協会のデータ管理室がある場所のはずなんですよね
2374:名無しの掲示板在住転生者
テンプさん!?
2375:名無しの掲示板在住転生者
何やってんだお前ェ!
2376:名無しの掲示板在住転生者
テンプちゃんさぁ......
2377:名無しの掲示板在住転生者
転生者特有の責任の一極化
2378:TS魔法少女イッチ
『こちらテンプ、ナナシ、ちょっと緊急事態起きたから配信そろそろ閉じてほしいのだ。多分ちょうど見せつけるの終わったでしょ?』
いや大体終わったけどなんでバトってんの......?
2379:名無しの掲示板在住転生者
俺らの知らないところでバトル起きてたってことですか?
2380:名無しの掲示板在住転生者
それはマナー違反でしょテンプさん!?
2381:名無しの掲示板在住転生者
イッチも困惑気味で草
2382:名無しの掲示板在住転生者
探知されたってことかな
2383:TS魔法少女イッチ
もう少し遊びたかったですけど......
まぁ仕方ないんで終わりましょうかね
2384:名無しの掲示板在住転生者
これでどれだけ協会にダメージ入るかだよなぁ
2385:名無しの掲示板在住転生者
普通なら再起不能レベルだけど
2386:名無しの掲示板在住転生者
しばらくは様子見かねぇ
2387:名無しの掲示板在住転生者
定数ダメでチクチク削るフェイズ
2388:TS魔法少女イッチ
この魔法少女達は......まぁこのままで良いか
じゃあしばらく隠れますね
2389:名無しの掲示板在住転生者
最後まで可哀想
2390:名無しの掲示板在住転生者
この後のこと考えると素直に同情してきた
2391:名無しの掲示板在住転生者
その同情、本当に思っていますか?
2392:名無しの掲示板在住転生者
いやそんなに
2393:名無しの掲示板在住転生者
人の生活脅かしてる動物を処分してもそれは正当防衛なんよ
2394:名無しの掲示板在住転生者
それはそう
ナナシ
・政府なんて信じられない
・協会の黒い部分を全世界に中継
・しばらく周囲から隠れる
テンプ
・スレ民の知らないところでバトってた
・余計なリソースを使ったため配信中断要求
・1人だけやることが......やることが多い!
大垣/???
・協会の趣味が悪いという自覚はある
・正直ドン引きと嫌悪感の板挟み
星空光/魔法少女スターライト
・心は折れてしまった
・頭が吹き飛んだ(物理)
・回復した上で事件現場に放置
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天災《ディザスター》
人権なんて無視した魔法少女の闇を暴いてから程なくして、世界を揺るがした最悪の情報テロ配信は幕を閉じた。ボク達は行方を晦ませており、足取りは掴めず。だが代わりにしてはそれすら霞む話題が世間を賑わせていた。
事の発端は当然、先の情報テロ事件からだろう。最後にボクによって放たれた特大級の爆弾は、少女達を道具のように操る制御チップの存在。これによって起きたのは――
『魔法少女達の脳に仕込まれた制御チップは告発によれば政府によるものだと――』『ですから、魔法という物は思春期の少女達には過ぎた力だと――』『魔法少女達の人権を取り戻せ! だんまり政府に抗議を――!』『協会には少女達の身を守るということも出来ないのか――』
政府、ひいては協会に対する不信感の芽生え。少なからずテレビに出ていた
『魔法少女達も協会によって操れるってこと――?』『どれだけ非人道的な行為をしたのか協会は分かって――』『魔法少女ってだけでもう信用出来ないな――』『何時暴れてもおかしくないとか怖いよ――』
そして魔法少女という存在について、一般人達は考えることになる。怪人を倒す正義の味方? 異能の力を振り翳せる現代の魔女? それとも何食わぬ顔で人を殺す悪魔か?
配信で魔法少女の負の側面を見てしまったことで脳裏によぎるのはマイナスの意見だ。正の側面より、負の側面に目が行きやすいと言い換えても良い。そうして少しずつ、マイナスの力が増え始める。
一般人1人が持つそのマイナスの力は小さい、息を吹けば消えてしまう蝋燭の火のように。しかしそれは――
『『『魔法少女も怪人と同じ、
やがては束となり、周囲を焼き尽くす業火となる。一般人の民意という物はとても脆く、とても強固で、とても流されやすい。一度流れを作れば、後は簡単に燃え広がる。
▼
「そして魔法少女達は異能の力を恐れた人々に迫害、親類も自宅にマスコミが来たりする。正義の味方が隙を見せればこれとか、現代の魔女狩りは随分陰湿になったのだな」
「テンプはそう言うけど、実際どうなのこれ?」
イナからそういう疑問が飛ぶのは無理もない。この状況、あまりに混沌としている。市民達は魔法少女を恐れ、協会は不信感から蚊帳の外、魔法少女達は守るべき市民に背中を狙われる。まさに最悪のトライアングルだ。
「......守られてるって立場が当たり前すぎて、一般人が増長してるようにしか見えないな。魔法少女についての是非、とかで特番一つ作れるんじゃない?」
そんな中、ボクとイナとテンプの三人は拠点で祝勝会とばかりに鍋を囲んでいた。菓子パンとスイーツ以外を食べるのは久しぶりだが、たまには良いか。
「んふふーほれほれ、ナナシもイナも我を讃えるのだ。今回の計画、私はマジで大変だったんだぞー?」
「はいはい、凄い凄い。じゃあ最強のテンプ様は肉ばっかりじゃなくて野菜も食べれるよね?」
「ここぞとばかりに野菜を私の器に乗せるのやめてくれない!? 鍋っていうのは肉食うもんでしょ!?」
イナとテンプは、最初こそ険悪な雰囲気だったが今では普通に仲良くしている。じゃれ合う仲とでも言えば良いのか、良い関係に落ち着いただろう。
少し話を戻すがこんな大事件を起こした以上、当然だがボク達のこともニュースに流れていた。扱いはまさにテロリスト、好き勝手にメディアは色を付けて報道しているが、それこそボク達に報復されるとか思わないのだろうか。
『この少女は歯車の魔女、ナナシ。過去に魔法少女協会所属の魔法少女を殺害した容疑がかかっており、専門家からは国際的武装組織との関連があるとの指摘もありました。警察と協会では市民の情報提供を求めており――』
テレビの画面には、この前の配信の時のボクの写真がデカデカと映っている。ボク自身は食後のバニラシェイクを吸いながら肩を振るわせ、滑稽にも思えるニュースの言い分を聞いて首を捻っている。
「どこの漫画の主人公の設定だありゃ。確かに魔法少女と戦ったことは何度もあるけど。国際武装組織とかボク知らないんだけど、一体何処から付いた尾ひれだ?」
身に覚えのないワードと容疑をかけられ、普通に混乱している。別に罪が重なることなんてのは気にしていないが、そこまで盛られると正直興味が出てきてしまう。
まぁ想像するとすれば、小娘程度に良いようにされちゃ政府のメンツが立たないからとかだろう。にしても設定が飛躍しているが、細かいことは指摘するだけ野暮か?
続くメンバー紹介には配信現場にいたイナと、謎の銃使いと交戦したテンプも名を連ねていた。そして――
『緊急のニュースをお伝えします。歯車の魔女を初めとする犯行グループ、政府はこれを【ディザスター】と命名。魔法少女協会はこれに対し、徹底的に追跡、撃破することをメディアに発表しました――』
「良かったじゃんナナシ、犯行グループ扱いになったよ」
「変なグループ名付けられたからトントンじゃない?」
「えー、我は珍しくセンスあると思うけどな」
割り込んだ緊急ニュースでテンプが目を輝かせそうな名称を付けられた。ディザスター......《
何せ予測ができない。首輪のついていないボク達は、奴らからすれば紛れもない怪物だ。出来ることなら今すぐでも倒したいのだろう。
協会側にそんな余力があるのか、と疑問に思ったこともある。しかしそれはテンプが交戦した銃使いの存在からある程度予想が付く。まだ、表の戦力を削ったに過ぎない。
というか今回の事件に怪人達、つまりは組織が首を挟まなかったのも気がかりだ。奴らもまだ幹部格が8人はいるわけだし、油断はできない。
考えるだけで目眩がするほど、先は遠い。だが、ボク達はハッピーエンドへの道を着実に進んでいる。
「......この先を考えて、大変? 少し休んでも良いよ?」
ボクが疲れていると思ったのか心配してくれるイナ、マジで可愛いな。顔が良いし、声も良いし、もう何もかもが良い。彼女が今のボクが生きるモチベーション、カミサマ普段は馬鹿にしてるけどここだけはマジで感謝。
いや今は神に感謝している場合じゃないか。ボクが目指すのは
「まだ何も決めてないんだよね。今後、どうしよっか?」
イナとテンプ、二人の目を見て今後のことを話す。普段なら掲示板で安価でもするところだけど。なんとなく、今は掲示板で話す気は起きなかった。
「ナナシのやりたいように。それが私達の進む道だから」
「我も同じく。ナナシの好きなようにやるのだ!」
問いかけに返ってくるのは頼もしい返事、二人がボクを信用しているという証。それじゃあ――
「次のターゲットは――」
無邪気な子供のような笑顔で、この空前絶後の犯罪事件は幕を閉じた。だけれどそれは、始まりに過ぎなかった。
ナナシ
・今回の事件の主犯
・設定盛られすぎワロタ
・次のターゲットを決めた
イナ
・完全に嫁のムーブ
・テンプとは仲良くなった
・包容力
テンプ
・鍋は肉しか食わない
・弄られキャラを確立
・カッコいいグループ名にご満悦
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そんな卵を割りますみたいに気軽に言うな
3001:名無しの掲示板在住転生者
みんな丸太は持ったな‼︎
3002:名無しの掲示板在住転生者
行くぞ‼︎
3003:名無しの掲示板在住転生者
やっべぇw
マジであいつ止まってんじゃんwww
3004:TS魔法少女イッチ
スレ見てない間に何が起きてんすかこれ
3005:名無しの掲示板在住転生者
ん、イッチじゃないか久しぶり
3006:名無しの掲示板在住転生者
駄目だぞイッチ、この祭りを知らないなんて遅れてる
3007:TS魔法少女イッチ
えぇ......(困惑)
結局何してるんですか
3008:名無しの掲示板在住転生者
そりゃもう⚔正義の味方⚔のお仕事よ
3009:名無しの掲示板在住転生者
やっぱり転生者だし世界、救ってきますか(立ち上がる)
3010:名無しの掲示板在住転生者
俺らがいないと駄目なんだよね、世界
3011:名無しの掲示板在住転生者
実際は転生担当の神が参加するオークションをみんなが田代砲で攻撃してる
3012:名無しの掲示板在住転生者
真実を言うなバカ!!!
3013:名無しの掲示板在住転生者
世界の癌みたいな奴らだなこいつら......(呆れ顔)
3014:名無しの掲示板在住転生者
正義の味方になりたかった少年も呆れるよ
3015:名無しの掲示板在住転生者
あの人間もどきが呆れるとか相当やで
3016:名無しの掲示板在住転生者
転生担当の神が不憫でならない
3017:TS魔法少女イッチ
揃って何してんだこいつら......(呆れ)
3018:名無しの掲示板在住転生者
いやイッチが次の動きするまで暇だったから......
3019:名無しの掲示板在住転生者
ネタが無ければ他を貶めるのが転生者や
3020:名無しの掲示板在住転生者
カス達のゴミ溜めということが再確認できたな
3021:名無しの掲示板在住転生者
んでイッチ、スレに戻ってきたとしうことは?
3022:TS魔法少女イッチ
あぁはい
次の動きをやりますよ
3023:名無しの掲示板在住転生者
待ってました(世界救済済み)
3024:名無しの掲示板在住転生者
また始まるのか......(世界破壊済み)
3025:名無しの掲示板在住転生者
次は何が犠牲になるのかな(一般スローライフ組)
3026:名無しの掲示板在住転生者
こいつらさっきまで田代砲してた癖に元気だな
3027:名無しの掲示板在住転生者
そりゃ田代砲やってたらスレ民は元気だろ
3028:TS魔法少女イッチ
と言ってもまずは下準備ですよ
というわけで、まずその辺の魔法少女を用意します
3029:名無しの掲示板在住転生者
おいちょっと待て待て待て
初動からおかしいからちょっと待て
3030:名無しの掲示板在住転生者
そんな卵を割りますみたいに気軽に言うな
3031:名無しの掲示板在住転生者
最近は卵高いからそんな気軽に割れないゾ......
3032:名無しの掲示板在住転生者
主婦みたいな悩み抱えてる兄貴おる
3033:名無しの掲示板在住転生者
頭抱えたいのはその辺の魔法少女だよ
3034:名無しの掲示板在住転生者
俺達も頭を抱えたいが?
3035:TS魔法少女イッチ
まぁ最近は彼女達も大変みたいですからねえ、テレビにもあまり出ないし一般人達からも隠れてるというか
3036:名無しの掲示板在住転生者
その状況に陥らせたテロリストがいるらしい
3037:名無しの掲示板在住転生者
怖いなー、戸締りしとこ
3038:名無しの掲示板在住転生者
このスレのイッチがその主犯なんだよな......
3039:名無しの掲示板在住転生者
安価で引き金を引いた俺らが言えたことか?
3040:名無しの掲示板在住転生者
全員戦犯なのは紛れもない事実
3041:名無しの掲示板在住転生者
安価は絶対だからしゃーない
3042:名無しの掲示板在住転生者
というか魔法少女ってそんな簡単に捕まえられるんだ
3043:名無しの掲示板在住転生者
抵抗とか激しそうだしそもそもどうやって捕捉を?
3044:TS魔法少女イッチ
そりゃもう制御チップをテンプがクラッキングですよ
いやー、電子機器に強いのがいると楽ですね
3045:名無しの掲示板在住転生者
おい待てテンプちゃんそんな事まで出来んの!?
3046:名無しの掲示板在住転生者
そんなんしたら協会の魔法少女に勝ち目ないじゃん
なんでこの前の戦闘でそれ使わなかったんだ
3047:名無しの掲示板在住転生者
蹂躙どころか手駒が増えた感じじゃん
何これ怖い
3048:TS魔法少女イッチ
>>3046 この前のビルが壊れた時のやつですね
この前使わなかったのはあの後に会得したからだとか
3049:名無しの掲示板在住転生者
うーん結局あれは謎
やっぱり協会が暗部持ってるってイッチの説が丸いか
3050:名無しの掲示板在住転生者
もうそろそろニチアサに流せなくなってきたな
人間の醜いところが見え始めてる
3051:名無しの掲示板在住転生者
暗部って言ってもそんな簡単に作れるもんかな
3052:名無しの掲示板在住転生者
魔法なんてある世界だしどうとでもなるんじゃね
3053:TS魔法少女イッチ
どうにもこの前の銃使いには制御チップが無いみたいで
暗部と仮定するにしても情報が無くて
情報が無い以上は組織叩くしか無いかなーって
3054:名無しの掲示板在住転生者
それで適当な魔法少女を用意した、と
3055:名無しの掲示板在住転生者
......なんで?
3056:名無しの掲示板在住転生者
イッチは論理が飛躍するから多分プレゼン向いてないよ
3057:名無しの掲示板在住転生者
確かに協会にすることが無い以上は組織とのバトルになるけどなんでそうなる......?
3058:TS魔法少女イッチ
組織に協会の魔法少女をぶつけたらどうなるかなーって思いまして、その一環ですね
3059:名無しの掲示板在住転生者
罪の無い魔法少女が雑な理由でまた犠牲になってら
3060:名無しの掲示板在住転生者
人はそれを蠱毒って言うんよ
3061:名無しの掲示板在住転生者
現実的には対抗勢力を纏めて消耗させる良い戦法なんだが
3062:名無しの掲示板在住転生者
絵面が......ね?
3063:名無しの掲示板在住転生者
せっかくこの前の安価では避けたのに
3064:TS魔法少女イッチ
試しに魔法少女に命令してみたら
動かないしめっちゃ睨んでくるんですけど
3065:名無しの掲示板在住転生者
草
3066:名無しの掲示板在住転生者
さっそく綻び出てんじゃんか
3067:名無しの掲示板在住転生者
これじゃあ使い物にならないよ〜
3068:名無しの掲示板在住転生者
自害でもされたらまた面倒だぞ
3069:名無しの掲示板在住転生者
中高生のガキがそんな覚悟据わってるか......?
3070:名無しの掲示板在住転生者
それはそうなんだよな
3071:名無しの掲示板在住転生者
でも抵抗されるのは面倒やなぁ
3072:TS魔法少女イッチ
......さてどうしたものですかね
とりあえず安価でもしますか
3073:名無しの掲示板在住転生者
この時のためにズボン履いて待ってた
3074:名無しの掲示板在住転生者
ktkr!!!
3075:名無しの掲示板在住転生者
ようやく安価する時にスレ見れたわ
3076:名無しの掲示板在住転生者
腕が鳴るなぁ
3077:名無しの掲示板在住転生者
安価できる瞬間の変わり身の速さ
3078:名無しの掲示板在住転生者
イッチも若干考えるの面倒になってきてるだろ
3079:TS魔法少女イッチ
初動ですからね......
あんまり良い方法が思いつかないのはあります
3080:名無しの掲示板在住転生者
また魔法少女の運命は安価に託されたわけだ
ナナシ
・次のターゲットは組織
・魔法少女を拉致、活用しようとしてる
・初動考えるのが面倒なので安価
スレ民
・何も無かったので田代砲で暇つぶししてた
・変わり身の速さが異常
・今日も安価で飯が美味い!
テンプ
・サラッとやばい技を会得
転生担当の神
・バカ達の田代砲によって被害を受けた
モブ魔法少女
・今回の案件での最初の犠牲
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この状況で声援出せる子供はいねぇよ
3081:TS魔法少女イッチ
というわけで安価をするわけですが
......お題、どうしますかね
3082:名無しの掲示板在住転生者
ガチで何も考えてないじゃん
3083:名無しの掲示板在住転生者
もしかして行き当たりばったりで生きてる?
3084:名無しの掲示板在住転生者
安価する奴なんてそんなもんやろ
3085:名無しの掲示板在住転生者
そもそもなんで抵抗できんの?
3086:名無しの掲示板在住転生者
抵抗される要因なら無限にあるだろ
3087:名無しの掲示板在住転生者
それはそう
3088:TS魔法少女イッチ
これ、命令を自分の意思で抵抗してますね。命令を抵抗で相殺し切れてないから動けないみたいですけど
3089:名無しの掲示板在住転生者
そういうことできるんだ
3090:名無しの掲示板在住転生者
お茶目な協会くんは想定してなさそう
3091:名無しの掲示板在住転生者
その制御チップ欠陥アイテムじゃないですかヤダー
3092:名無しの掲示板在住転生者
協会くんさぁ......
3093:名無しの掲示板在住転生者
どうせ作るならちゃんとしたの作れよな
3094:名無しの掲示板在住転生者
この流れで矛先がそっち向くことあるんだ
3095:名無しの掲示板在住転生者
まぁ仕掛けたのは協会だし
3096:名無しの掲示板在住転生者
意志の力強すぎん?
3097:名無しの掲示板在住転生者
そりゃ魔法って意志の力を異能に出力するからね
魔法少女なら意思はそれなりに強いでしょ
3098:名無しの掲示板在住転生者
心折ったら? 抵抗する気が無くなれば好きにできるだろ
3099:名無しの掲示板在住転生者
そんな折り紙折るみたいに言う?
3100:名無しの掲示板在住転生者
人の心とか無いのかな
3101:TS魔法少女イッチ
じゃあ安価のお題はこれですかね
>>3130 この魔法少女の心を折る方法 >画像
3102:名無しの掲示板在住転生者
ヌッ!!
3103:名無しの掲示板在住転生者
青髪のクール系肩出しパーカー少女!!!
3104:名無しの掲示板在住転生者
こんなコッテコテのやつ今でもいるんだ
3105:TS魔法少女イッチ
魔法少女名がブルースカイちゃん
この前のスターライトちゃんの相方だそうです
3106:名無しの掲示板在住転生者
へー、あのスターライトちゃんの相方か
3107:名無しの掲示板在住転生者
揃って不幸の星にでも生まれてきたの?
3108:名無しの掲示板在住転生者
シチュ的には洗脳とか命令系だよなこれ
3109:名無しの掲示板在住転生者
エロゲのパケにいそう
なんだそのけしからん胸は
3110:名無しの掲示板在住転生者
安価までの暇潰しで性欲をぶつけるな
じゃあここは僕が......(ゲス顔)
3111:名無しの掲示板在住転生者
コンビは仲良く絶望させなきゃ......(使命感)
3112:名無しの掲示板在住転生者
誰も優しく扱わないの草
3113:名無しの掲示板在住転生者
優しくしても別に......
3114:名無しの掲示板在住転生者
安価そろそろ?
3115:名無しの掲示板在住転生者
もうちょいだな
3116:名無しの掲示板在住転生者
ステンバーイ......ステンバーイ......
3117:名無しの掲示板在住転生者
(まだだ......まだ笑うな、堪えるんだ)
3118:名無しの掲示板在住転生者
露骨な待機
3119:名無しの掲示板在住転生者
ksk
3120:名無しの掲示板在住転生者
ksk
3121:名無しの掲示板在住転生者
ksk
3122:名無しの掲示板在住転生者
ksk
3123:名無しの掲示板在住転生者
もう放っておいて組織とバトろう
3124:名無しの掲示板在住転生者
市民達に攻撃させる
3125:名無しの掲示板在住転生者
家族と感動の対面()させよう
3126:名無しの掲示板在住転生者
拷問
3127:名無しの掲示板在住転生者
放置プレイ
3128:名無しの掲示板在住転生者
羞恥責め
3129:名無しの掲示板在住転生者
お友達を人質に取る
3130:名無しの掲示板在住転生者
恐怖の刷り込みで言うことを聞かせる
3131:名無しの掲示板在住転生者
勝ち目がないと絶望させる
3132:名無しの掲示板在住転生者
なんでまた抽象的なんだよ......
3133:名無しの掲示板在住転生者
恐怖の刷り込み......?
3134:TS魔法少女イッチ
精神干渉系の魔法は固有魔法の範囲なんですけど
当然ボク達にはそんなの使えないんですけど
3135:名無しの掲示板在住転生者
この場合はどうするんですかね
3136:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんの触手でSANチェック発生させよう
3137:名無しの掲示板在住転生者
それ恐怖が根源的なものになるよ
3138:TS魔法少女イッチ
オーダーに沿うかは分からないんですけど
とりあえずやってみます
3139:名無しの掲示板在住転生者
イッチがんばえ〜
3140:名無しの掲示板在住転生者
この状況で声援出せる子供はいねぇよ
▼
「ここから解放しなさい、テロリスト共が」
「解放しろって言われてはい、って解放されるなら警察はいらないなぁ。で、適当に拉致ったけどコイツ誰?」
ボク達の次のターゲットは、情報テロで動きを見せなかった組織。だがその前にテンプの新技を試している。
協会の魔法少女の脳に埋め込まれた制御チップのクラッキング。これが成功し協会の魔法少女を手駒に出来れば、協会の暗部に迫ることも、組織との戦いにも大いに役立つ。
「魔法少女ブルースカイ......この前の事件の時にもいたね。確か魔法少女スターライトの相方、大したことない筈だけど......なんで我の魔法を耐えてんのかな?」
「知ってることをさっさと全部吐いて言うこと聞いてくれると楽だね。私の触手で倒されたことを忘れたわけじゃないでしょ?」
だが現実はどうだ。制御チップをGPSのようにして捕まえるまでは容易かったが、命令は聞かないし暗部についても何も話さない。これじゃまるで役に立たないな。
安価の内容は定まった。だが問題は思ったより芯があること。3人で問い詰めれば早々に折れると思ったが、今でも口一つ割らず、毅然として抵抗の意思を見せている。
「あんたらこそ、その足掻きがどれだけ続けられるかしらね。これ以上こんなことをしたら、協会が黙っていないんじゃない?」
「へー。今でも協会を信用してるんだ? 脳内に制御チップが入れられてることも知ってるだろうに、そんなんだから化け物って言われるんだよ」
ブルースカイ自身も例の事件で個人情報をばら撒かれ、一般市民による迫害を受けた筈。なのに......
「ハッ、人殺し達が平然と生きている方が反吐が出るわ。私たちがどれだけ言われても構わない、怪人やあんた達みたいな怪物から市民を守れるならね」
......この有様、正直に言えばやりにくい相手だ。この魔法少女は胸の中に自分の信念を抱えている、そういう奴は中々に折れない。
「そうね―――別に私を殺しても良いわよ? どうせ天涯孤独の身、魔法少女なんてやってるんですもの。死ぬことなんて怖くないわ」
――なるほどね。今のは死ぬことすら厭わないヒーローの台詞だが、心の隙間に悪意を通すには十分な穴があったようだ。例えるならば城を攻め落とす蟻のひと噛み。
「死が怖くない―――ね。
人にとって、いや生物にとって最も身近で最も他人事な恐怖。この少女は、まだそれを知らない。
「イナ、テンプ。少し席を外してくれる? ちょっとブルースカイちゃんに『良いこと』を教えてあげるから」
人生の先輩として、少しばかり『恐怖』を教えてやろう。
ナナシ
・安価した
・3人でお出迎え
・ブルースカイちゃんに『恐怖』を教える
イナ
・触手で虐めた相手だった
・また触手をチラつかせた
・SANチェックはしません
テンプ
・新技の使い勝手に早速疑問符
・協会の魔法少女のことは大体知った
・手加減するのは難しいので極力手は出さない
魔法少女ブルースカイ/???
・『ディザスター』に拉致された
・スターライトの相方、揃って不幸
・命令には意思力で抵抗
・天涯孤独の身で自身の命に無頓着
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やり方は問わない
イナとテンプを部屋から下がらせ、時間潰しにそれなりの『お使い』を頼んだところで、今の構図を整理しよう。
今の構図としては、時間は拉致から大体1時間。場所はボク達が身を潜めているアジト。そしてこの場には......
「わざわざお仲間を下がらせてくれてありがとう。このまま解放してほしいんだけど、『歯車』の魔女さん?」
「これは取引でも交渉でもない、そんな馬鹿なことは言っちゃいけないな。協会の魔法少女ちゃん?」
視線で火花を散らす二人の魔法少女がいた。片方はボク、ナナシ。もう片方はブルースカイ、確かに二人とも魔法少女だが、違いがあるとすれば無数にある。
秩序と混沌、正義と悪。自由の身であるボクと、命令のレジストで精一杯で動けないブルースカイ。この場の主導権はボクにある、好きなようにやろう。
「さて......死ぬことが怖くないって? そういう嘘は良くないなァ、本心では怖くて震えているんじゃないか?」
最近気付いた悪い癖だが、ボクはこういう状況になると少し口調が悪くなるらしい。そうなった心当たりはあるが、まさかな。
「あなた達の目的は、私が持ってる情報と都合の良い手駒の確保でしょ? なら私が折れなければ話は終わりよ、時間の無駄だから解放して頂戴」
......まだ甘いなァ。確かに目的はそれで合っている、だがやり方を考えていないなら解答としてはバツだ。
「ブルースカイちゃんだっけ。君はさ、目の前で大切な人が死にそうになったことってある?」
「は、何よそれ......親なんて顔も知らないし、怪人達との戦いで死んだ仲間も別にいないけれど」
ブルースカイはボクから飛んできた突然の質問に、案外細かく返してくれた。素直に答えてくれたお礼に......生成した歯車で右腕を挟み、千切るように回転させる。
「は? ......あ? 腕、腕がぁあっ!」
「あまりデカい声を出すなよ、死ぬことなんて怖くないんだろ? なら腕一本千切れたって怖くないだろ」
歯車に挟まれ千切れた少女の右腕は、鮮血を伴って床に自由落下する。あーあ、カーペットはイナのチョイスだからあとで怒られるかも。なんて言えば許してくれるかなぁ。
とりあえず千切れた腕を放置して回復魔法をブルースカイちゃんにかける。気絶はしていないし、腕の欠損程度ならボクの回復魔法は治せる。
「はぁ......はぁ? ......腕が、なんで? 治ってる?」
「ボクが治したんだから感謝しなよ。じゃあ続いてクエスチョンツー。君は、死んだ大切な人の肉を喰らって生き延びたことはありますかァ?」
「な、何よそれ......意味分かんない......」
失った腕が治った混乱、続いて投げられた問題に対する疑問符。頭の中は『分からない』でいっぱいか?
「はい、時間切れ―――もう一回、やってみようか」
「ちょ、まっ―――ああぁぁ!!!!」
もう一度、歯車を振りかざす。ブルースカイの身体は純粋な痛みで反射的に悲鳴を上げる。今度吹き飛んだのは左腕、血飛沫が舞うが気にせず回復魔法を使う。
『痛み』というのはシンプルに『死』を想起させる。身体の一部を失って少しずつ近づく『恐怖』、この魔法少女は果たして何回壊れずに耐えられるかな。
「は、は......は? 何、これ。訳、分からないわ......」
意識していなかったが、『理解出来ない』ということも恐怖の対象になるだろうか。だったらさらにキツイかな?
「ボクは君を壊すつもりでやるから。痛みに弱いんだったら早めに壊れた方が楽かもね、と言っても加減は得意じゃないから殺したらごめんね?」
さて、イナとテンプを待ちながらゆったりとやりますかね。拷問は得意じゃないし、早めに折れてくれると楽だなぁ。ま、折れなくてもその後が苦しくなるだけだけど......ね。
▼
ナナシの要望で拠点から離れた私とテンプの二人は、頼まれていたお使いを済ませるために駅前に出向いていた。
「おー......凄いね、駅前で堂々と魔法少女に対するデモやってる。これも私達の影響かな」
「我ら以外に誰がいるんだって話だけどね。にしてもこんなの駅前でやってる時点で地獄だけど。サインでも書いてあげたら喜ぶんじゃないのだ?」
「面倒だから嫌だよ、お使いはあと何が残ってる?」
普段使う資金はこの前の情報テロでかなり稼いだ。テンプはそのことをインサイダー取引じゃん、とか呆れていたがそれは気にしない。
駅前の魔法少女に対するデモ活動は、日に日に賛同者が増えているように見える。優れた人物がいるかと思ったが、裏で操っている奴がいると考えた方が楽そうだ。
「えーと......卵と牛乳と、あとは
「へー......場所は?」
「既に探知済みなのだ、何時でも捕まえられる」
......今日のお使いは早く済みそうだな。早めに戻ろう。
ナナシ
・ブルースカイちゃんの拷問開始
・死ななければ何しても良いと思ってる
・イナ、テンプに『お使い』を頼んだ
イナ&テンプ
・ナナシからのお使い開始
・資金はインサイダー取引で大量
・デモ活動の裏の存在も気掛かり
魔法少女ブルースカイ/???
・ナナシによる拷問開始
・痛みの耐性はあるが限度もある
・何回壊れずに済むのか......?
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悪意が、悪意を招く
あの事件の後、周囲からは腫れ物のように扱われた。飛び交う陰口、陰湿な嫌がらせ、とてもではないが元の生活には戻れない。
「また、何も出来なかった.....」
家族で暮らしていた家は、次々と訪れるマスコミによってまともに暮らすことも出来なくなった。みんなの居場所だった喫茶店は当然のように閉店、少し苦いけど好きだったコーヒーの味も今の心持ちでは分からない。
今の私、魔法少女スターライトは空っぽだ。相方だったブルースカイちゃんも半ば喧嘩別れのようになってから会っていない。今は何してるのかな、まだ戦っているのかな。
あの日以降、魔法少女の姿になるのが怖くて仕方ない。録画映像を見て分かってしまったからだろう、自分がどういう存在なのか。魔法少女とは何なのか。
自分の身体が自分の物じゃないように感じる。だって、頭を吹き飛ばされてもこうして生きているなんて、人間じゃない。さながら化け物みたい、と思うのは自然だろうか。
「こんなんだから空ちゃんも......嫌になるよね」
中学生には少し早い一人暮らし、一部の『訳あり』の子が入る魔法少女の寮に入ることになるとは思わなかった。こういう受け皿があるなら、ブルースカイのような孤児上がりの魔法少女がいるのも納得だ。
そんなことを言って私は、今日も世界から逃げ続ける。魔法少女寮の廊下と壁一枚の隔たり、閉ざされたこの部屋の中で、外の世界から目を伏せる。
だって、外の世界は怖い魔女がいる。魔女は悪意を振り撒き、その悪意に当てられた無垢な市民は同調して私達を責め立てる。......そんなの、とても身勝手だよね。
ピンポーン
来客を告げる機械的なチャイムが、部屋の中に流れる。ここ数日の沈み方は寮監でさえしばらくは来ないほどなのに、今更誰が......
『はいはい、そんなところで寝ているだけだと
「―――!?」
咄嗟に言葉が出なかったのは驚愕か、或いは状況を理解できなかったから。嫌だ、その扉を開けないで。今貴女達を見たら、ショックでどうにかなってしまいそうだから。
『あれ、いないのかな? じゃあお邪魔しまーす――』
そんな私を置き去りに、悪意は扉を開く。
▼
あれから二時間くらい経っただろうか。最初の方は元気な悲鳴を上げていたブルースカイも、今では細々とした声でしか抵抗ができていない。
「やだ......もう、殺して下さい。お願いします」
「あー......失敗したなぁ。拷問って一定値を超えると死ぬことが嫌になるんじゃなくて、生きていることが嫌になるんだ。こういうのは初めてだから慣れてないなぁ」
参ったな、これじゃあ今までのアプローチは全部無駄じゃないか。この千切れた腕の山といい、後片付けが面倒な割に失敗しましたとか全くもって笑えないな。
「ただいまー......うわ、汚いのだ。何したのこれ」
「腕を千切って回復魔法で生やしてを繰り返したらこうなったわ。失敗失敗。でもちょうど良いタイミングかな?」
マンネリとした状況にテンプとイナが『お使い』から帰ってきた。手元には日用品、ここまでなら微笑ましいがイナの触手が、それに見合わないサイズの担架を運んでいる。
「はい、起きなよ―――魔法少女スターライトちゃん」
「―――ここは......そ、空!? 何が――」
「あ、光......?」
理解が追いついていないのか、視界が最初に収めた友人の姿に走りだそうとする少女。担架に磔にされている時点で動けないはずだが、半端に意識が覚醒しているのか拘束から逃れるようにもがいている。
「空って誰?」
「魔法少女ブルースカイの本名、
触手を軽くわさわさと揺らしながらお説教モードに入るイナ、どうやって機嫌取ろうかな......と思ったのも束の間、ボクに注がれた刃物を向けるような視線に気付く。
「歯車の、魔女......空に、ブルースカイに、何をしたの」
「んー、何したかって? 都合の良い手駒とそれなりの情報が欲しかったんだけど、ちょいとアプローチを間違えちゃってね。この有様ってワケだよお恥ずかしい」
刺すような視線の正体は、磔にされた魔法少女スターライトだった。これは正直意外としか言えない。
――魔法少女スターライトは、この前の情報テロで心が折れたはず。だからお友達のブルースカイの拷問に『使える』と思ったんだが......
「悪魔が......ッ! 空から離れて!」
どうやらそれは思い違いだったようだ。吠えるだけの元気は残っていて、まだ他人を気にするだけの余裕がある。
「随分と元気そうで何よりじゃないか、スターライトちゃん? 見ての通りブルースカイちゃんはまだ生きてるけど、何をそんなに慌てているんだ?」
「じゃあその千切れた腕の山は何よ......ッ! 人のことを、私達、魔法少女のことを何だと思っているの!?」
その悲痛な叫びは、もはや自我を保つための反射的なものだろうか。確かに彼女達からしてみれば、『災害』に等しいボク達に巻き込まれただけ。だけども......
「被害者ぶるなよ、偽善者が。『ヒーロー』はどんな状況でもお行儀良くテーブルマナーを守るのか? そんな純粋なら、
こんな状況になったのは、先に手を出したのが協会だからだ。信用できない協会の勧誘を蹴っていただけで、魔女と呼ばれ攻撃された恨みも、無くはないがそれは別の話。
平和を乱す怪人を倒す、これは分かる。国に管理された魔法少女に課せられた義務、仕事なんだから。
悪いことをした魔法少女を取り締まる、これも分かる。魔法に対抗できるのは魔法だけ、協会所属がそういう仕事をするのも納得はする。
だけど、一度協会の誘いを断っただけでボク達が割を食うのは納得がいかない。所詮は子供達のエゴ、はみ出し者の戯言。民意ではないが、少数派の意見ってやつだ。
「そんな道理―――通るはずが」
キイィィィィィン!!
――スターライトちゃんが反論をしようとしたその時だった。話し声だけが聞こえていたアジトの中に、大音量のノイズが鳴り響いた。
「何だ―――!? イナ、テンプ、警戒を!」
敵の強襲、或いは何者かの介入かと、一同がぎょっとして周囲を見渡せば、すぐに原因は分かった。部屋の電子機器――テレビが、勝手に映像を映しているのだった。
......外部から、何者かが通信を割り込ませている?
ボクの脳内でその結論が出るより早く、回線が繋がった。
『アハハ――なんだ、こっちの暗部のことに気が付いているんですか。それじゃあ特に隠し立てすることも理由も無いので、介入させてもらいますよっと――』
映像を映すテレビという箱庭の中で、ボク達とは違う、少女の形をした別の悪意が蠢いていた。
ナナシ
・初めてだから拷問の手際が悪い
・今まで協会がしてきた事には苛立っている
・ナナシにも予想外のことが起きている
イナ&テンプ
・テンプの魔法で潜入、拉致を実行
・運搬はイナが適当に
・この腕の山の後片付けどうしよう......
魔法少女ブルースカイ/鳥谷空
・二時間腕を千切られ続けた
・殺してほしいと懇願するまで追い詰められる
・意識も朦朧
魔法少女スターライト/星空光
・トラウマを抱え引き篭もっていた
・イナとテンプによって連行された
・ブルースカイの為にナナシ相手に舌戦
謎の声/???
・テレビの通信に割り込んだ
・めちゃくちゃ怪しい
・暗部(仮定)のことを知っている?
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敗走
テレビから聞こえる新手の声、悪意を纏ったその声は心底面倒そうな声色と顔をしながら画面に映っていた。
『あ、こっちの映像見えてます? せっかくのプロモーションなのに音声だけじゃ物足りないですからねぇ』
画面に映ったのは三人、その内の正面に立ったジャケットとスカートを身につけた少女がリーダーだろう。気怠そうな雰囲気の少女だが、得体の知れない何かを感じるのは気のせいではないだろう。
「......誰だか知らんが、暗部がどうこう言ってたな」
『そりゃ勿論知っていますよ、私達が暗部ですから。と言ってもそちらの情報テロで動かされたって感じはしますけど、まぁ仕方ないことです』
......よく見れば、一人はテンプが以前交戦したという銃使いと特徴が一致していた。データすら無く、だが確かに存在した暗部が、こうも簡単に尻尾を出すのか。その思い切りの良さに、なんとなく寒気を覚える。
ハンドサインでイナとテンプに指示を出す。イナにはブルースカイとスターライトの監視、テンプにはこの巫山戯た通信の逆探知を。
ブルースカイとスターライトは、この状況を飲み込めず黙りこくっている。下手に割り込まれるよりは都合が良い。このままにしておこう。
こちらが後手、少しでも対応をミスればこの盤面は負ける。ボク達は少数精鋭、一度負け始めたら取り戻すのは容易ではない。是が非でも避けたいが......
『まぁ、魔法少女協会暗部と一口に言ってもまだホワイトな方ですよ。表向きに付けられている制御チップはありませんし、お仕事さえなければ基本的には自由です』
「そりゃクリーンなことで、ご用件は? こっちにお友達でもいて救出するために取引でもしたいのかな?」
そんな考えは浅はかだと言わんばかりに、ジャケット少女は笑いながら首を横に振る。
『私達のプロモーションですよ。
『あ、自分の出番すか......面倒だなぁ』
ジャケット少女と銃使い以外の最後の一人、夏祭りの屋台で売っているようなお面を被った少女がパソコンを弄り始める。察するにあいつが通信に割り込んだ奴か?
「ちょっ、お前。このプロテクトは......ッ!」
それに真っ先に反応を示したのは、通信の逆探知を試みていたテンプだった。苦虫を噛み潰したような表情、テンプが電脳戦で苦戦しているだと?
『無駄無駄、それじゃあ意味はないよ。自分に勝ったことない無い癖に、最強とかイキってんじゃないよ
「ぐ、あぁ!?」
「テンプ!?」
お面少女がそう言った瞬間、テンプの身体に紫電が走る。遠隔での攻撃......いや、攻撃へのカウンターか? その攻撃で意識を手放したのか、だらんと横たわるテンプ。不味い。
早指しチェスで一方的に詰められている気分だ。こちらの挙動を一手ずつ的確に潰され、相手はさらに次の手を打ってくる。危惧していた負けに、近づいている。
『今回は私達、協会暗部のプロモーションとして――怪人達、つまりは組織と。【ディザスター】の殲滅を宣言しようと思いまして。手慰み程度ですけど、これ見えます?』
そう言ってカメラが切り替わると、映ったのは怪人達の首の山。苦悶の表情が連なったその骸達は、誰が倒したかなんて一目瞭然だろう。
『一番上の獣耳が生えた首が確か――、
その言葉のインパクトは、プロモーションとしては十分なほど強烈な印象を受けた。
――ボクとイナの二人がかりで戦った第9席は、最終的にチートを使わないと苦戦するほどの強さだった。それより強いであろう第8席をチートも無しに、倒しただと。
「へーやるじゃん......そろそろそっちのターンは終わりでいいかな、一方的にやられるのは嫌いなんだ」
『いやぁ――この前の情報テロで、好き勝手されたツケがありますよね。
反撃をする暇もくれないか、と脳内で一人毒づく。通信に割り込んだ以上はこちらの位置も割れている、そこに至らなかった自分の浅さに嫌気がする。
「クソが、誰だか知らないが良い性格してんな」
即座にイナに負傷したテンプを回収させ、撤退の準備。残された時間で出来るのはせいぜい敵戦力の整理くらいか。
『あぁ、名乗るのが遅れました――お面が《
舐めた真似しやがって、後悔させてやる。差し当たって――
「――今回は逃げだが、テメェらはその内ぶっ潰す」
『えぇ、楽しみにしていますよ――悪意同士、地獄に辿り着くまで踊り狂いましょう?』
捨て台詞を吐いてアジトを脱出した数秒後、空からエネルギーの塊が降り注ぎアジト周辺が灰塵と化した。目視では塵一つ残らないクレーターが、敗北の爪痕を残して。
▼
「良いんですか? 初動の不意打ちなら確実に葬れたでしょうに、わざわざ奴らが逃げる猶予を与えるなんて。あと私全然喋んなかったんですけど、労基に訴えれば出番増えます?」
「これで良いんだよ、【ディザスター】の目的は極端に言えば私たちと同じと見て間違いない。焚き付けて、適当に組織を間引いてもらおう」
「愚妹の手綱を引いたやべー奴がいるって聞いたのに、思ったよりまともだった件について自分はビックリしてる」
「「お前の方が変だわ、寝言はそのお面だけにしろ」」
「そんな理不尽な」
▼
3501:名無しの掲示板在住転生者
安価から展開アクロバティック飛行しないで???
3502:名無しの掲示板在住転生者
これ手駒を増やして組織にぶつけるって話だったのにな
3503:名無しの掲示板在住転生者
ブルースカイちゃんとスターライトちゃんは?
3504:TS魔法少女イッチ
ンなもんアジトに放置ですよ......チップの反応消えたから多分死んでますけどね、まぁ運が良かったら生きてるでしょ知らんけど
3505:名無しの掲示板在住転生者
放り投げ過ぎてて草
マジで余裕ないじゃん
3506:名無しの掲示板在住転生者
テンプちゃんの姉妹らしき人いましたけど???
3507:名無しの掲示板在住転生者
あれ以上のスペックとか考えたくないんだけど
テンプちゃんの時点で下手なチートより強いんだけど
3508:TS魔法少女イッチ
にしてもこれで問題点が明確になりましたね
3509:名無しの掲示板在住転生者
情報テロの時みたいに攻めなら良いけど守りが手薄過ぎる
3510:名無しの掲示板在住転生者
普通のスレならライバル組織登場!!で収まるのに
3511:名無しの掲示板在住転生者
終始手玉に取られてて草なんだ
3512:名無しの掲示板在住転生者
いや草じゃないが???
3513:名無しの掲示板在住転生者
もう下手な手は打てないな、打ったら詰められる
3514:TS魔法少女イッチ
あーもう知らんとこから想定外が生えやがって......
これだから計算外は嫌いなんだよなぁ
3515:名無しの掲示板在住転生者
荒れてんなぁ
3516:名無しの掲示板在住転生者
イッチのキャラが進行形で壊れてるよ
3517:名無しの掲示板在住転生者
まぁ初敗北ですしお寿司
3518:TS魔法少女イッチ
とりあえず戦況の整理でもしますか
ずっとキレてても意味ないですし
3519:名無しの掲示板在住転生者
まぁ負けも最後に取り返せば良いよ
3520:名無しの掲示板在住転生者
安価の結果を糧に人は強くなるんやで
ナナシ
・敗走
・協会暗部を潰す、と明確に宣言
・初敗北にご機嫌斜め
イナ
・正直終盤は空気だった
・迂闊に駆け引きに割り込めない......
・次は多分彼女のターン
テンプ
・得意の電脳戦で敗北
・カウンターまで決められ終盤は荷物
・姉妹らしき人物が協会暗部に?
魔法少女ブルースカイ/鳥谷空
魔法少女スターライト/星空光
・まともに話に割り込めなかった
・身動きも取れなかった
・アジトに取り残され両者生死不明
謎の声/大垣
・協会幹部の人
・協会暗部のリーダーも務める
・組織とディザスターの殲滅を宣言
銃使い/時雨
・正直空気だった
・私いる意味あったかな......?
・いや、別に良いんだけどね......?
お面少女/添元
・電気系統の魔法を使う
・言動からしてテンプの姉妹らしき人物
・テンプの攻撃を防ぎカウンターを決める手腕
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考察:現状について
深い微睡の中で、何度も何度も同じ夢を見た。
視点は定まっておらず、身体は自由に動かない。全身は何かの液体に浸かっていて、まるで赤子が母体の羊水で成長している時みたいだ。いや私にはそんな経験は無いが。
『実験体17号の経過は......うん、バイタルも安定しているわね。じゃあこのままの調整で――』
頭部からツノを生やした白衣の女性が、ガラスを通した先の空間で私を見ていた。薄暗いその部屋で妖しく光る双眸は、化け物の私が見ても怪物めいていた。
これはかつての記憶。夢の中だと理解しているのに、いつもその眼差しには身震いしてしまう。本能的な恐怖、アレが何を考えているのかが分からない。それが、怖い。
『――早く完成して、私を殺してね。そして――』
その夢は、いつも途中で途切れている。
▼
唐突に起きた協会暗部の接触から数日、私達は攻勢に出ることもなく新たな拠点で情勢を静止していた。そして少しずつ、浮き彫りになったことがある。
「――これを見てくれ」
ナナシが差し出した写真には、今となっては珍しくない光景が写っていた。駅前など人通りの多い場所で行われている、魔法少女に対するデモ活動。市民達が掲げた民意という名前のナイフ、その風景だった。
「やはりというか何というか――、これはだんまりを決め込んでいた組織の策だ。と言っても協会暗部ならこんなことする理由が無いから、ただの消去法に過ぎないが」
――そもそもこの状況、民意を煽って得をするのは誰だ?
私達、『ディザスター』......協会に対してダメージを与えるという目的で行った。でも、この話はそこまでだ。これ以上に烏合の衆を煽動する気はないし、協会へのダメージが暗部に入るとは限らない。だから私達はやっていない。
じゃあ協会暗部の策略か......違うだろう。わざわざ魔法少女に対してのヘイトを煽って、得をすることがない。
となれば、盤面に残るのは動きを見せない組織だ。魔法少女と市民の対立を煽る理由は十分にあるだろう。
「前から気になってはいたんだよ。第9席だっけ、アレを倒してから動きがなさ過ぎる。だが逆に考えると――」
「――動く必要がないから動かなかった。力を抑えて、私達と協会のいざこざで起きた世論の揺らぎを、最大限に活かすために。
組織は動いていなかった、とんでもない勘違いだ。虎視眈々と隙間を縫うように攻撃の機会を伺い、力を蓄えていたというのが正しいだろう。
何せ組織からすれば周りの敵は全て魔法少女、上手くいけば直接手を下さずとも思春期の少女達は潰れていく。皮肉にも、少女達が守ろうとしている日常によって。
民意を束ねることに、街頭などで行われる演説は非常に有効だ。自分で物事を決める意思のない曖昧なゾーンに、指向性を与えることができる。
「それだけで話が終わるなら単純だったんだがなぁ......」
そう、それなら話は単純だった。協会も組織も、自分達以外の陣営を潰すことが目的ならば潰し合うだけだ。だが......
「――ボク達が組織を攻撃しようと協会の魔法少女を手駒にしようとした時、暗部は動いた。まるで
「――あいつらは組織の第8席を倒していた。協会暗部には、我らとは違う到達点がある?」
「分からん、正直マージでわからん」
それぞれの思惑、交差する陰謀。不確かな考察が飛び交う中で間違いがないのは、誰かが勝ち抜けたら他の陣営は生きてはいないだろうということくらいか。
「でも勝ち方は単純だ、自分達以外を倒すこと。敗北条件も単純、自分達が死ぬこと。なら話は簡単、半端な勝利はいらない。
他人の敷いたレールに価値はない、そんな社会の歯車には価値がない。そんなことを考えているうちに脳裏をよぎった突拍子もない作戦が、退屈な世界をぶち壊す。
「ナナシ、ちょっと提案があるんだけど」
「ん、どうしたイナ。まぁとりあえず言ってみ?」
「私を作った
――それは地獄への片道切符か、起死回生の一手か。
ナナシ&イナ&テンプ
・各陣営の目的の考察を行う
・勝利条件は一人勝ちのみ
・次のターゲットは......?
追記(5/24)
変換ミスがあったため後書きを一部修正しました
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習い事の帰りのアイスはバカうま
遅れた言い訳→機種変してパスワードをド忘れしてました
少し肌寒い夜風が、興奮で火照った身体に染み込む。軽く息を吐き、今までの行動に思いを馳せる。思えば遠くまで来たもんだ。今更引き返す気なんて毛頭ないが、自分も少し変わったなと自嘲の笑みをこぼす。
「ま、今更止まれないしな......」
「どうしたのナナシ、緊張してるのだ?」
そう、元々自分は静かに暮らそうとしていただけだった。それが今じゃ世間を賑わす大犯罪者、当初の目的とは対極にあると言っていい。温度差で風邪引きそうだわ。
人の行き交いで賑わう駅前の雑音が妙に喧しい、何時になっても変わらない日常。そんな退屈な日常の一ページには、ボク達『ディザスター』が引導を渡す。
「いや、情報テロの時もこんな感じだったなって思い返してただけだ。なんとなくだがあるんだよ、祭りの感覚」
「目的を考えたら、今回のはもっと苦戦しかねないけどね」
「その割にはみんな楽しみにしてたのは内緒な」
冷静なイナの言葉に頷きを返し、魔法の出来と目的地を確認する。認識阻害の魔法を使えてよかった、魔力を使う相手にはバレるが一般人に紛れるには十分だ。
「じゃあ行くか――
▼
4501:研究者マン
というわけで合成魔法を作った天才がいたわけよ
4502:名無しの掲示板在住転生者
はえ〜......高等テクすぎて全然分からん
4503:司令官
平たく言えば魔法を掛け合わせたら相乗効果で強くならね?っていう話だな
4504:名無しの掲示板在住転生者
制御が難しいからあまり実用性は無いがね
4505:名無しの掲示板在住転生者
魔法界隈じゃ有名な話だな
4506:TS魔法少女イッチ
立て込んでたから今戻りました
組織のナンバーツーのラボを見学します
4507:名無しの掲示板在住転生者
割り込みイッチ! 割り込みイッチじゃないか!
4508:名無しの掲示板在住転生者
お前生きとったんか......()
4509:名無しの掲示板在住転生者
あれから立ち直れたようで何より
4510:名無しの掲示板在住転生者
いや待てイッチ帰宅早々やべぇことしようとしてない?
4511:名無しの掲示板在住転生者
君確か組織と敵対してたよね?
4512:TS魔法少女イッチ
そんな急でしたかね
組織と事を構えるってのは前から言ってたことですし
4513:名無しの掲示板在住転生者
順序があるだろいきなりナンバーツー相手はねぇよ
4514:名無しの掲示板在住転生者
9から飛んで2とか大躍進ですよクォレハ......
4515:名無しの掲示板在住転生者
協会暗部にいいようにされたのに組織殴って大丈夫?
暗部と組織ぶつけた方が楽じゃない?
4516:名無しの掲示板在住転生者
敵同士をぶつけるのは対多人数の基本
4517:TS魔法少女イッチ
今回はイナの要望でして
イナを作ってたとこなら強化パーツくらいあるだろという
4518:名無しの掲示板在住転生者
目的はイナちゃんの強化とナンバーツーの処理なのね
4519:名無しの掲示板在住転生者
研究者ならそれなりに実験してるだろうし期待はできるな
4520:名無しの掲示板在住転生者
イッチとテンプちゃんと比べて地味だったし妥当
4521:TS魔法少女イッチ
それ本人だいぶ気にしてたから言わんで下さいよ
触手以外も色々使えるけど制御ができないで蔵入りだったんですよ今まで
4522:名無しの掲示板在住転生者
え、触手以外使えたのイナちゃん
4523:名無しの掲示板在住転生者
でも確かに色々使えるって言ってたような......
4524:名無しの掲示板在住転生者
制御できないから蔵入りしてたのか......
4525:TS魔法少女イッチ
というわけでナンバーツーのラボ(仮称)に着いたんですけど......これ、本当に目的地で合ってます? >画像
4526:名無しの掲示板在住転生者
これ......スポーツランドだね?
4527:名無しの掲示板在住転生者
はえ〜、最近のはスケート場にプールと色々あるんや
4528:名無しの掲示板在住転生者
......いやなんでスポーツランド?
4529:名無しの掲示板在住転生者
健康に良さげな運動が出来そうじゃねぇかよ
4530:名無しの掲示板在住転生者
こんなので研究ができるんですかね......(困惑)
4531:TS魔法少女イッチ
一般人もぞろぞろと入ってますね
これ本当に合ってんのか......?
4532:名無しの掲示板在住転生者
け、警備が雑......!?
4533:名無しの掲示板在住転生者
893のフロント企業みたいなもんでは?
4534:名無しの掲示板在住転生者
それなら可能性はあるけどもう少し施設離しておけよ
4535:名無しの掲示板在住転生者
んで、イッチさんには大事なお話があります
4536:TS魔法少女イッチ
なんすか突然
そりゃ入る以上は思いっきり泳ぎますよ
4537:名無しの掲示板在住転生者
水着回......水着回だー!?
4538:名無しの掲示板在住転生者
信じてたぜイッチ(手の平ドリル)
4539:名無しの掲示板在住転生者
やっぱこうじゃないとな(手の平くるくる)
4540:名無しの掲示板在住転生者
待ってましたイッチ(手の平ギガドリルブレイク)
4541:TS魔法少女イッチ
温水プールって時期関係ないから便利っすよね
イナのツノとかは魔法で隠すんで問題ないですし
4542:名無しの掲示板在住転生者
イッチさん今回の目的忘れてない?
4543:名無しの掲示板在住転生者
魔法って便利やなー
4544:TS魔法少女イッチ
忘れてないっすよ
何のために自分達で水着をチョイスしたと......
4545:名無しの掲示板在住転生者
駄目だこいつ泳ぐことしか頭にねぇ!
4546:名無しの掲示板在住転生者
黙ってりゃまだテロリストの風格あるのにこれだよ
4547:TS魔法少女イッチ
まぁまぁそう言わずに
遊んでる写真くらいなら貼りますから
4548:BSR兄貴
仕方ねーな(手の平禁断解放)
4549:DS期こそ至高
今回は許したる(手の平3D龍解)
4550:E1全盛期で止まってる
ありがとう......ありがとう(手の平覚醒リンク)
4551:名無しの掲示板在住転生者
決闘者達は何してんだよ
4552:名無しの掲示板在住転生者
BSR兄貴は世界を滅ぼさないで(懇願)
4553:名無しの掲示板在住転生者
今Y○utubeでアニメ配信してるからそのステマかな
4554:名無しの掲示板在住転生者
それをわざわざ言ったらダイマになるんよ
4555:TS魔法少女イッチ
着替え終わりました
今日はガッツリ泳ぐぞ〜!
4556:名無しの掲示板在住転生者
メンタルが小学生に戻ってる
4557:名無しの掲示板在住転生者
習い事の帰りのアイスはバカうま
4558:名無しの掲示板在住転生者
スレ民まで童心に帰り始めてる......!?
4559:名無しの掲示板在住転生者
気分戻した理由泳ぐことでテンション上げたからか?
4560:名無しの掲示板在住転生者
これは6割くらいそうだと思う......
ディザスター御一行
・ナンバーツーのラボ見学が目的
・プール楽しみマジやべぇ
・次回は水着回
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めちゃくちゃ需要あるが???
さて、物事は本筋も大事だが息抜きも大事だ。僕達の最近の行動を振り返った結果、たまのストレス発散も兼ねてこのスポーツランドで遊ぶことにした。のだが......
「あばばっ、あぼっ、あがががっ!!」
「おいテンプ、溺れるのは構わないが勢い余って放電したりするなよ。もれなくボク達も感電して遊びどころじゃなくなるからな」
「なんで私たちの中で1番ウキウキしてたのに、真っ先に溺れているの? いや、割とマジで何で?」
自分のレベルを過信した特級レベルのバカに、二人分の容赦ない罵倒が突き刺さった。プールだから当然ボク達は水着なわけだが、溺れたアホを前にしてはその感想を言う暇がない。マジで何してんだこいつ。
「あばっ、ちょっ、ナナシ、イナ、たすけごぼぼっ!!」
「つーかここはスポーツランドというよりレジャー施設だな、ウォータースライダーとかあんじゃん。めっちゃ楽しそうだし後でやろうぜ」
「あれ助けなくて良いの? 普通に溺れてるけど」
これにはイナも呆れ顔を見せ、テンプに対する反応は少しずつ困惑に変わっていた。これは泳げないことを申告しなかった方が悪いので、あえて放置を選択する。
「んー、まぁたまには良いだろ。それはそれとして......随分と数がいないか?」
「まぁ場所が場所だからね。今は文字通り泳がされているのかな、でも
「いつ攻撃されてもおかしくない遊びの日とか嫌すぎるな、休日出勤を命じられる社畜かよ」
周囲を見渡せば、日常を楽しむ一般人の中に何人か異物が見える。カモフラージュとして出すにはボク達にはすぐ看破される程度だが、おそらくは見せ札の範疇だろう。
「あばごっ、ががっ、あばっ!!」
「......やっぱりそろそろ助けるか、ふざけた事をしている間にお出迎えが来たら面倒だし」
溺れるテンプに浮き輪を投げつけ、救出しながら思考を巡らせる。さて、奴らは何時仕掛けてくる?
▼
4601:TS魔法少女イッチ
>写真 >写真 >写真
4602:名無しの掲示板在住転生者
写真爆撃だぁぁぁぁ!!!
4603:名無しの掲示板在住転生者
みんな避け......る必要ないな
勝手に品評してろ!
4604:名無しの掲示板在住転生者
素直かこいつら
4605:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんはやはり白い水着が似合いますね
4606:名無しの掲示板在住転生者
ふつくしい......
4607:名無しの掲示板在住転生者
なんでテンプちゃん溺れてるんだよ()
4608:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんとの扱いの差ァ!
4609:名無しの掲示板在住転生者
ギャグが無いとバランスが取れないだろ
4610:名無しの掲示板在住転生者
そのバランスの取り方は本当に合ってるか?
4611:名無しの掲示板在住転生者
多分合ってはいないかな......
4612:TS魔法少女イッチ
まぁテンプは浮き輪から手が離せなくなったんですけどね
>写真 >写真 >写真
4613:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃん楽しそうっすね
4614:名無しの掲示板在住転生者
まぁ羽目を外せるならそりゃそうでしょ
4615:名無しの掲示板在住転生者
今までが殺伐としてただけってワケよ
4616:TS魔法少女イッチ
まぁ実際は周囲に組織の連中が潜んでるんで
そんなに羽目を外せるわけじゃないんですけどね
4617:名無しの掲示板在住転生者
じゃあなんで遊んでんだよ()
4618:名無しの掲示板在住転生者
つーかやっぱり潜入バレてんじゃねぇか
4619:名無しの掲示板在住転生者
......いつ仕掛けられてもおかしくないのでは?
4620:名無しの掲示板在住転生者
ガバガバかよお前の計画
4621:TS魔法少女イッチ
いや受け身なのはちゃんとした理由があって
4622:名無しの掲示板在住転生者
尺稼ぎですか?
4623:名無しの掲示板在住転生者
単純に遊ぶ時間長く取りたいだけだろ
4624:TS魔法少女イッチ
違いますが???
4625:名無しの掲示板在住転生者
イッチはスレ民にもまともに信用されてないの笑う
4626:名無しの掲示板在住転生者
突飛な発想でテロ起こす奴は信用はできんだろ普通
4627:名無しの掲示板在住転生者
こんなスレで安価立てる奴もな
4628:名無しの掲示板在住転生者
今日の正論パンチは切れ味が良いな
4629:名無しの掲示板在住転生者
出力高めって感じだよね
4630:TS魔法少女イッチ
んー......でも思ってたより展開が早いな
なんか周囲を魔力持ちが包囲してるような......
4631:名無しの掲示板在住転生者
え、イッチとイナちゃんの百合百合スクショは!?
4632:名無しの掲示板在住転生者
テンプちゃんに泳ぎを教えるイッチのスクショは!?
4633:名無しの掲示板在住転生者
2人に振り回されるイッチのスクショは!?
4634:名無しの掲示板在住転生者
ただお前らが見たいだけだろそれ
少なくとも戦闘始まったらもう見れんぞ
4635:名無しの掲示板在住転生者
でもイッチくん自撮り未だにアップしてくれないし
4636:TS魔法少女イッチ
ボクの自撮りなんて別に需要ないでしょ
4637:名無しの掲示板在住転生者
めちゃくちゃ需要あるが???
4638:名無しの掲示板在住転生者
つーかイチャイチャシーンは別に自撮りでも無いだろ
4639:名無しの掲示板在住転生者
見たいからイッチは早く需要に気付いて
4640:TS魔法少女イッチ
え、えぇ......(困惑)
じゃあ......今度撮っときますね
4641:名無しの掲示板在住転生者
これで次の本のネタができたわ、サンクス
4642:名無しの掲示板在住転生者
これイッチかなり照れてんだろ
4643:TS魔法少女イッチ
て、照れてないですがぁ!
あーもう敵さん臨戦体制なんで戦いますね!
4644:名無しの掲示板在住転生者
誤魔化したぞあいつ
4645:名無しの掲示板在住転生者
やっぱりイッチは全体的に受け身やね......
4646:名無しの掲示板在住転生者
>>4641 その本出来たら一部くれ
4647:名無しの掲示板在住転生者
あ、自分もひとつ下さい
4648:名無しの掲示板在住転生者
戦闘始まるのに即売会を始めんなや
4649:名無しの掲示板在住転生者
TS娘の照れ顔からしか得られない栄養素がある
4650:名無しの掲示板在住転生者
だから戦闘始まるんだよお前ら!!
ナナシ
・テンプに浮き輪をパス
・本人は自分の写真に価値がないと思ってる
・別に照れてないからぁ!
イナ
・白い水着で参戦
・周囲の状況にはナナシ共々気付いている
・戦闘開始は秒読み?
テンプ
・泳げない
・放電でもしたら全体が巻き込まれる
・多分今回一番苦労する
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イッチまでボケたら終わりだろこの状況
4701:配信画面
『ぎゃあぁぁ!!!』
『ほーら、泣け! 叫べよ雑魚どもぉ!』
4702:名無しの掲示板在住転生者
うわぁ......
4703:名無しの掲示板在住転生者
この舐めプ感よ
4704:名無しの掲示板在住転生者
なんならイナちゃんまだ泳いでんね?
4705:名無しの掲示板在住転生者
それバカンスの片手間にやる作業じゃないよ
4706:名無しの掲示板在住転生者
あーまたモブ達が吹っ飛んだ
4707:名無しの掲示板在住転生者
雑魚の耐久値低いなー
本当にここナンバーツーのラボか?
4708:名無しの掲示板在住転生者
緊張感が足りなすぎるだろ
4709:TS魔法少女イッチ
テンプは結局拗ねてベンチで休んでるし......
緊張感が足りませんね
4710:名無しの掲示板在住転生者
お前もじゃい!
4711:名無しの掲示板在住転生者
ここ敵地のど真ん中じゃ......
4712:名無しの掲示板在住転生者
あの歯車って自立して敵を轢き殺せるんすね
4713:名無しの掲示板在住転生者
今すごい音しなかった?
明らかに複数人の骨折ったでしょ
4714:TS魔法少女イッチ
あ、関係者専用のドアが開いた......?
これは......誘い込まれてるのかな
4715:名無しの掲示板在住転生者
雑魚を一定以上倒すと次のエリアに進めるらしい
4716:名無しの掲示板在住転生者
ますますRPGみたいだな
そういうタイプのダンジョンか?
4717:名無しの掲示板在住転生者
明らかに怪しいけどな!
4718:名無しの掲示板在住転生者
トラップの匂いがプンプンしやがる
4719:名無しの掲示板在住転生者
つーかそんな怪しいドアなんで放置してたんだ
4720:TS魔法少女イッチ
下手にトラップ踏んでお陀仏とか嫌ですし......
でもこれ、進まないと先には行けなさそうですね
4721:名無しの掲示板在住転生者
ラボの入り口だと良いんだけどね
4722:名無しの掲示板在住転生者
先遣隊とか出せると良いんだけども
4723:名無しの掲示板在住転生者
テンプちゃんの放電だと何が起きるか分からんし
イナちゃんの触手とイッチの歯車も同上
それなら自分で乗り込むしかないだろ
4724:アドバイザー
まぁ配信繋いでるしどうしてもヤバくなったら
俺達が適当なアドバイスをするよ多分
4725:TS魔法少女イッチ
それはちゃんとしたアドバイスを下さいよ()
4726:名無しの掲示板在住転生者
敵にすると厄介なのに味方になると頼りないなスレ民
4727:名無しの掲示板在住転生者
ははは、あんまり褒めても何も出ないぜ?
4728:名無しの掲示板在住転生者
何食ったら今のが褒め言葉に聞こえるんだよ
4729:名無しの掲示板在住転生者
ネームドの褌で相撲を取るなや
4730:TS魔法少女イッチ
ちょっ、ドアの向こうからなんか出てきたんですが!?
4731:名無しの掲示板在住転生者
あっぶな、今の歯車で防いで無かったらやばかったぞ
4732:名無しの掲示板在住転生者
めちゃくちゃな威力の水魔法だな......
4733:アドバイザー
圧縮された水での砲撃だな
チャージ時間はあるだろうけど威力は折り紙付きだろう
4734:名無しの掲示板在住転生者
待て、ドアの向こうから誰か歩いて来てないか?
4735:配信画面
『......ぁぁあ、あぁぁ亜ぁアァぁ啞ア!!!!!??』
4736:名無しの掲示板在住転生者
......待ってください、お願いだから待ってくれ!?
4737:名無しの掲示板在住転生者
今のは見なかったことにしないか?
4738:名無しの掲示板在住転生者
SANチェック入りまーす
4739:名無しの掲示板在住転生者
いや今のはどう見ても
4740:TS魔法少女イッチ
どう見てもスターライトとスカイブルーっすね
どちらも身体のパーツが縦半分で、縫い付けられたみたいに融合されてるけど
4741:名無しの掲示板在住転生者
4742:名無しの掲示板在住転生者
4743:名無しの掲示板在住転生者
4744:名無しの掲示板在住転生者
4745:名無しの掲示板在住転生者
4746:名無しの掲示板在住転生者
これもう千堂姉妹*1じゃん
4747:名無しの掲示板在住転生者
例えはせめてアナザーダブルにしろや!!!
4748:名無しの掲示板在住転生者
問題はそこじゃねぇだろ!!!
4749:名無しの掲示板在住転生者
趣味が悪いにも程がある
4750:名無しの掲示板在住転生者
ようやくナンバーツーのラボっぽくなってきた
4751:TS魔法少女イッチ
これってつまり、半分こ怪人って...コトォ!?
4752:名無しの掲示板在住転生者
わァ......あ......
4753:名無しの掲示板在住転生者
泣いちゃった!!!
4754:名無しの掲示板在住転生者
イッチまでボケたら終わりだろこの状況
4755:配信画面
『な......んなのだ、これは?』
『うーわ、気持ち悪いな。醜悪って言葉がよく似合う』
4756:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃん辛辣で草
4757:名無しの掲示板在住転生者
テンプちゃんの反応が普通だと思います
4758:名無しの掲示板在住転生者
ようやくバカンス気分が抜けたらしい
4759:名無しの掲示板在住転生者
そりゃ目の前にヤバそうなグロい奴がいるんだもん
4760:名無しの掲示板在住転生者
死んだと思ってたけど生きてたのね魔法少女達
4761:名無しの掲示板在住転生者
あそこで死んでた方がマシじゃないかな......
4762:名無しの掲示板在住転生者
敵に改造されてああなるとかそういうエロゲじゃん
4763:名無しの掲示板在住転生者
アレをそういう目で見るのは流石に無理だろ
4764:TS魔法少女イッチ
流石にあそこまで行くと哀れですね......
知り合いのよしみで介錯くらいはしますか
4765:名無しの掲示板在住転生者
元凶はイッチ定期
4766:名無しの掲示板在住転生者
知り合い(諸悪の根源)
4767:名無しの掲示板在住転生者
面の皮が厚すぎるだろ
4768:配信画面
『きっも......さっさと成仏しろや』
『ぁあァ亜ァァ啞亜ァあ、ぁ、ぁ ぁぁあア!!!』
4769:名無しの掲示板在住転生者
さぁ始まりました
イッチ陣営vs半分こ怪人となった魔法少女達の戦い!
4770:名無しの掲示板在住転生者
改めてカメラに映ったのを見るとグロすぎるな......
4771:名無しの掲示板在住転生者
左半身がスターライトちゃんで右半身がブルースカイちゃんやね
4772:名無しの掲示板在住転生者
シテ......コロシテ......
4773:名無しの掲示板在住転生者
そんな自我が残っているかも怪しいんだけど
4774:TS魔法少女イッチ
制御チップは......やっぱり無理か
まぁ組織の手が入ってるなら当然ですね
4775:名無しの掲示板在住転生者
無理やり回復魔法で継ぎ接ぎしたみたいな感じだな
4776:名無しの掲示板在住転生者
あ、イッチ以外が使うとああなるんや......
4777:名無しの掲示板在住転生者
テンプちゃんとイナがいるなら負ける道理はないのでは?
4778:名無しの掲示板在住転生者
つーかイッチだけでもお釣りが出るよな
4779:TS魔法少女イッチ
それなら良いんですけど......ッ!?
4780:名無しの掲示板在住転生者
え、何が起きた?
4781:名無しの掲示板在住転生者
カメラから一瞬で消えたぞ
4782:名無しの掲示板在住転生者
イッチ後ろッ!
4783:配信画面
『あっ......ぶねぇ!』
『ぁ啞亜ァァあア亜ァぁ!!!』
4784:名無しの掲示板在住転生者
いやバカ早いな?
4785:名無しの掲示板在住転生者
これも肉体改造の賜物だな
4786:名無しの掲示板在住転生者
ありゃ水を制御して刀状にしているな
下手すりゃ一振りでラボとか輪切りにできるんじゃね?
4787:TS魔法少女イッチ
そんなん暴れられたらラボ見学できないんですけど!?
4788:名無しの掲示板在住転生者
じゃあアレを倒すしかねぇだろ
このラボを守りながらな
4789:名無しの掲示板在住転生者
敵の強襲にも気を配れよ
アレが敵の全戦力じゃないだろうしな
4790:TS魔法少女イッチ
やることが......やることが多い!?
ナナシ、イナ、テンプ
・雑魚戦は余裕
・突然現れた目の前の化け物に困惑
・流石に気を引き締め戦闘開始
半分こ魔法少女/鳥谷空?/星空光?
・見た目は完全にアナザーダブル
・左半身がスターライトで右半身がブルースカイ
・やったね、これでずっと仲良しだよ()
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じゃあ実質お祈りタイムじゃん
見知った魔法少女のなれ果てが放つ水の斬撃を、咄嗟に右手側の歯車でガードする。あまりの威力に歯車を操る腕が軋むが、その程度は意地で押さえ込む。
アンバランスさが際立つ見た目に似合わず、鋭く素早く力強い剣技だ。まともに食らえば即死もあり得る、そう何度も受け流すのも危険か?
そんなことを考えている内に、向かい合って反対側の道をどこからか沸いてきた雑兵が塞ぐ。前からはなれ果て、後方を雑兵に囲まれた形だ。
「......イナ、テンプ。背中は任せた、アレはボクが倒す」
「「了解」」
危険度が低い雑兵を二人に任せ、目の前の敵に集中する。敵の獲物は右手に携えた日本刀のように形成された水の刃、あれを仮に名付けるならば『
シンプル......故に厄介な魔法だと、脳裏で毒を吐く。高い破壊力を持つ武器を、高速で振りかざす。
言っていること自体は単純だが、それを突き詰めれば先手で全てを叩き潰せる。戦いにおいてはある種の結論とも言える。
「ぁ啞ぁァア亜ぁ、ァァ啞亜あ!!!!」
「クソが......それはさせねぇよ!」
無差別に放たれる斬撃が、周囲の風景を細切れにしていく。歯車以外でのガードは不可能、となれば防戦一方だと分が悪すぎる。
防御を捨て、ひたすら回避に専念する。どうせ向こうからやって来るんだから待ち構えていた方が得だ。
「『
距離が近づくにつれ迫る斬撃を掻い潜り、こちらも攻撃に移る。先程まで盾のように扱っていた二つの歯車が融合し、ボク自身の身長を軽く超える両手剣に姿を変える。
そのまま放課後に傘を振り回すような気軽さで、少女のなれ果てを切り刻む。鮮血を散らし、部位ごとに細切れになっていく化け物。それと同時に違和感に気付く。
「これで細切れっと、はぁ......こいつら、こんな強かったか? 前は普通の魔法少女に毛が生えた程度だっただろ」
言い方は悪いがこの二人はここまで強くなかった。歯車を使ってようやく防御できるほどの攻撃? ありえない、そんな簡単に人は強くなれない。なれないが......
脳裏によぎった悪寒を振り払えず、思わず後ろを振り返って切り刻んだなれ果てを見た。見てしまった、そこには信じがたい光景が広がっていた。
「ぁ、あぁあああ、ぁあぁあ」
「ッ......おいおい、いつからホムンクルスは実在の生物になったんだよ。今回は回復魔法使ってねぇぞ?」
歪な肉塊が、型に収めたように元の形へと戻っていく。回復魔法固有の光を放ちながら、少女達の異様な縫合体が息を吹き返した。
「ぁあ、あ、あ? あぁあ、あ」
「中々にイカれてやがるな......ネタ探しの時間かよッ」
あれだけ切り刻んだのに無事なはずがない、何処かに再生のネタがある。こういう時は......
▼
4841:名無しの掲示板在住転生者
いやグロいグロいグロい
4842:名無しの掲示板在住転生者
なんでアレがあのまま再生しとるん??
4843:名無しの掲示板在住転生者
イッチさん回復魔法を敵に使わないでくださーい
4844:TS魔法少女イッチ
ボクは使ってないんですって
だから困惑してるんでしょうが!!!
4845:名無しの掲示板在住転生者
何をそんなに混乱してるのか三行で教えて
4846:名無しの掲示板在住転生者
・回復魔法は魂の形を正常に戻して傷を治す魔法
・性質上、自身に使っても効果がない
・じゃあ誰がアレを回復させたの?
・まぁこの場にいる誰かだよねぇ誰だよ()
4847:名無しの掲示板在住転生者
サンクス、アイス買って来ていいよ
4848:名無しの掲示板在住転生者
四行あるじゃねぇか......
4849:名無しの掲示板在住転生者
あの千堂姉妹どうすんだよこれ
復活ありとか聞いてないぞ
4850:TS魔法少女イッチ
アレが死ぬまで殺し続ける......のは現実的じゃないですね
回復させてる奴を特定しないといけないのか
4851:名無しの掲示板在住転生者
敵地なんだから犯人候補なんて無制限だろ
4852:名無しの掲示板在住転生者
でも特定しないとアレ倒せないじゃん
4853:名無しの掲示板在住転生者
もしくは回復魔法じゃない可能性とか?
アレ自体がそういう種族とかだったりして〜
4854:名無しの掲示板在住転生者
これイッチが不利すぎるな
向こうは回復できるのにイッチはできないし
4855:配信画面
『ぁ、あぁあぁ、あ?』
『ッ......急に刀のリーチが伸びるとか何でもアリかよっ!?』
4856:名無しの掲示板在住転生者
>>4853 流石にそれは無いだろ
元の材料が人間の時点で特殊な何かはないわけだし
4857:名無しの掲示板在住転生者
今の回避ギリギリすぎるな......
4858:名無しの掲示板在住転生者
一発貰ったら危険なのに向こうは復活ありらしい
4859:名無しの掲示板在住転生者
もう誰か直死の魔眼持って来てクレメンス
4860:名無しの掲示板在住転生者
それだと武器はナイフにしなきゃいけないだろ
4861:TS魔法少女イッチ
んなこと言ってる場合じゃないんですって
>>4875 誰でも良いからアイデアを出してあっぶね!?
4862:名無しの掲示板在住転生者
なんでこのタイミングで安価置く????
4863:名無しの掲示板在住転生者
お前本当はちょっと余裕あるだろ
4864:名無しの掲示板在住転生者
なんなら少し楽しんでるだろ
4865:名無しの掲示板在住転生者
攻撃を避けながら安価を置くな
4866:名無しの掲示板在住転生者
ボロカスに言われてて草
4867:名無しの掲示板在住転生者
ksk
4868:名無しの掲示板在住転生者
ksk
4869:名無しの掲示板在住転生者
ksk
4870:名無しの掲示板在住転生者
ksk
4871:名無しの掲示板在住転生者
ksk
4872:名無しの掲示板在住転生者
テンプちゃんの無差別放電でヒーラーを炙り出す
4873:名無しの掲示板在住転生者
再生するまでの隙を狙って歯車で拘束
4874:名無しの掲示板在住転生者
回復魔法が意味ないくらいに消し飛ばす
4875:名無しの掲示板在住転生者
いっそのことアレは放置してドアの奥にGO
4876:名無しの掲示板在住転生者
力でゴリ押し
4877:名無しの掲示板在住転生者
突然なのに安価に乗れるお前らもおかしいよ
4878:TS魔法少女イッチ
アレめっちゃ早いから逃げれるか怪しいんですけど?
まぁやるだけやりますかぁ......
4879:名無しの掲示板在住転生者
即断即決が過ぎるだろ
4880:名無しの掲示板在住転生者
安価は絶対だからな......選択肢なんて元から無い
4881:名無しの掲示板在住転生者
アレが追ってきたら目も当てられないけどな
4882:名無しの掲示板在住転生者
じゃあ実質お祈りタイムじゃん
4883:名無しの掲示板在住転生者
この運ゲーを通せばタイムにはお釣りが来るのでセーフ()
4884:名無しの掲示板在住転生者
申し訳ないがウンチー理論はNG
4885:名無しの掲示板在住転生者
そんなぁ!
ナナシ
・自分の身長を超える両手剣はロマン
・何故かこのタイミングで安価を実行
・安価は絶対なので博打を実行する
なれ果て/鳥谷空?/星空光?
・明らかに前より強くなっている
・誰かが回復魔法を使っている
・回復魔法を使っている奴を倒さないと攻略不可
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いやそうはならんやろ
ほんの一瞬前に自分が立っていた場所を、銃弾と見間違うほどの速度で何かが貫いた。その余波でギチリ、と大気が軋む音を上げて、プールサイドには水飛沫が舞う。
「あっぶないな、これじゃおちおち反撃もできねえ」
より激しさを増す攻撃の雨に、額ににじんだ汗を拭う暇もない。吹き荒れる力の中心、ボクが倒したはずの怪物は未だに健在だ。
二人の少女を物理的に、強引に縫い合わせた、趣味の悪いなれ果て。そこにはかつての少女達の思いは無く、思考を失った身体はひたすら目の前に映る敵を倒すことに夢中のようだ。
「そんなにボクのことが大好きかよ、ラブコールは殺意以外で受け取りたいんだけどな......!」
なれ果ての突撃に合わせて体軸をずらし、軽やかなステップで旋回。突撃とともに放たれる斬撃を歯車で阻み、勢いよく弾き返す。
だが弾き返した先には、またも衝撃波が飛び散るような一撃が迫っている。ギリギリのバランスで成り立っているこの攻防は、もはや曲芸に近い。
しかしこのままじゃジリ貧もいい所だ、あれを倒す必要は無い。何か付け入る隙でもあれば......最低限でも足止めが出来ればいい。
「他に目立った策も無いし......試す価値はあるか」
敵は回復魔法で何度倒しても回復する化け物、それに対してこちらが切れる手札は―――なんだ。ちゃんとあるじゃないか、それっぽい策が。
必要なのは陽動、あるいは誘い出しか。攻撃を繰り返すしか知能が無い相手ならば......安い挑発で十分だ。
「おーにさーんこーちら、てーのなーるほーうに!」
猛攻から逃げるようにバックステップ、少しずつ、じりじりとすぐそばのポイントへと誘い出す。
目指したポイントは......すぐ近く、泳ぎ心地の良さそうなプール。ここなら――
「ちょうどプールだし水遊びしようぜ、もっともお前らが望むような形じゃないだろうけどなぁ!」
波打ち際でバックステップから一転、大きく身体を前進。入れ替わるように迫っていたなれ果てを紙一重で避けて、プールに向けて思いっきり蹴り飛ばす。
化け物は濡れたプールサイドから突き落とされ、一瞬、だけれど明確に動きが揺らいだ――
「ぁ、ぁが、ぁ亜、亜」
「今だ――『
ボクの歯車は、その一瞬の隙を逃さない。もつれた足を刈り取るように歯車が横薙ぎになれ果てを捉え、そのまま水底に向けて突き刺す。
「しばらくプールの底で溺れていろ、回復する暇もないくらいに」
化け物が突き落とされた瞬間に解体され、プールの水に赤色が混ざる。本当ならすぐに回復するだろうが......歯車が水底にその身体を押さえつけている、時間稼ぎには十分だ。
「二人とも、早く進むよ。こいつ何度倒しても死なないから!」
二人への呼びかけはすぐに届いた。後続の憂いは......追ってくるなら蹴散らせばいいだろ。
開け放たれた関係者専用の扉をくぐり、深淵へと手を伸ばしていく。そのパンドラの箱は、果たして何が入っているのか――
▼
4936:名無しの掲示板在住転生者
本当に大丈夫?
またアレが後ろから来たりしない?
4937:名無しの掲示板在住転生者
流石にトラウマを植え付けられすぎだろ
4938:名無しの掲示板在住転生者
瞬間最大風速感はあったよ
4939:名無しの掲示板在住転生者
前から敵が来ないとは言ってないけどね
まぁご覧の有り様だが
4940:TS魔法少女イッチ
少ししたらアレも追ってくると思ってましたが......
拍子抜けですね、前からも後ろも何も来ません
4941:名無しの掲示板在住転生者
いやイッチさん他にも気にすることあるでしょ???
4942:名無しの掲示板在住転生者
進む度に敵の死体がそこそこの頻度で落ちてるんだが
4943:名無しの掲示板在住転生者
これ絶対魔法少女達の初撃に巻き込まれて死んでるゾ
4944:名無しの掲示板在住転生者
敵の手で敵が間引きされてて草
4945:名無しの掲示板在住転生者
死体を当然のように蹴り飛ばすな
4946:名無しの掲示板在住転生者
道端で無様を晒してる方が悪い()
4947:名無しの掲示板在住転生者
無様というか死んでるんだよ
4948:TS魔法少女イッチ
うわ、そんなこと言ってたら広場に出ましたね......
4949:名無しの掲示板在住転生者
広場(明らかに怪しいガラスケースまみれ)
4950:名無しの掲示板在住転生者
広場(明らかに研究室みたいなフロア)
4951:名無しの掲示板在住転生者
こーれ目的地とちゃう?
4952:名無しの掲示板在住転生者
びっくりしすぎて全裸になっちゃったゾ
4953:名無しの掲示板在住転生者
全裸兄貴は普通に服着て?
4954:名無しの掲示板在住転生者
つかイッチ達は水着のままっすね
4955:TS魔法少女イッチ
まぁ着替える暇なんて無いですし
つーか敵地のど真ん中で着替える奴います?
4956:名無しの掲示板在住転生者
敵地のど真ん中で防御カスの水着着てるの誰だよ
4957:名無しの掲示板在住転生者
敵地のど真ん中で遊んでた奴がいたらしい
4958:TS魔法少女イッチ
はえー命知らずな奴ですねぇ
ん、なんだありゃ?
4959:名無しの掲示板在住転生者
それお前やお前......
4960:名無しの掲示板在住転生者
ここでイッチ、何かを見つけた模様
こっち目線何も見えないけど
4961:名無しの掲示板在住転生者
あーくそ中継カメラ調子悪くなりだしたか
4962:名無しの掲示板在住転生者
研究室っぽいし何かの資料とかあると激アツ
4963:TS魔法少女イッチ
はーそういうこと?
じゃあアレこいつのせいかよぉぉぉ!
4964:名無しの掲示板在住転生者
ちょ、イッチさん?
4965:名無しの掲示板在住転生者
急に大声出さないでビビるから
4966:名無しの掲示板在住転生者
何起きたんだよ見えないんだよ今
4967:TS魔法少女イッチ
壊れたガラスケースが二つあってその前に明らかに科学者っぽいツノ生えた怪人が気を失って倒れてますねぇ
4968:名無しの掲示板在住転生者
えぇ......(困惑)
4969:名無しの掲示板在住転生者
いやそうはならんやろ
4970:名無しの掲示板在住転生者
なってるらしいんだよなぁ......
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サラッと自己紹介フェイズに入るな
5001:名無しの掲示板在住転生者
えーっと......つまりどういうことだってばよ?
5002:名無しの掲示板在住転生者
目の前で存在感を放つのは例の人(現在気絶中)
5003:名無しの掲示板在住転生者
一行で纏めてくれてありがとう、何起きだよこれ
5004:名無しの掲示板在住転生者
もしかしてこれ、ただ向こうが事故っただけでは?
5005:名無しの掲示板在住転生者
組織のナンバーツー、ドジっ子だった!?
5006:名無しの掲示板在住転生者
まぁ実際イナちゃん脱走してるしそれっぽい所は......
5007:TS魔法少女イッチ
まぁ原因は割れてるガラスケースでしょうね
つまりこれが趣味の悪いアレの出所ですかね
5008:名無しの掲示板在住転生者
あのタイミングで来たの下手したらただの偶然かよ
5009:名無しの掲示板在住転生者
他人のミスは誰かが割を食うんや......
この場合はイッチ達
5010:名無しの掲示板在住転生者
んでそいつどうすんの?
5011:TS魔法少女イッチ
とりあえず縛り上げていつでも殺れるようにはしますかね
5012:名無しの掲示板在住転生者
まずドリンクバー頼むみたいに言うなよ()
5013:名無しの掲示板在住転生者
果たして縛るだけで大丈夫なのか
5014:名無しの掲示板在住転生者
絶対大丈夫ではないゾ......
5015:TS魔法少女イッチ
というか......やっぱりイナちゃんに似てるな?
>画像
5016:名無しの掲示板在住転生者
ヌッッッッ!?
5017:名無しの掲示板在住転生者
気絶してるけど見た目は眼鏡かけたイナちゃんじゃん
5018:名無しの掲示板在住転生者
色々聞き出すことができたな......
5019:名無しの掲示板在住転生者
なんかイナちゃんとそういうプレイしてるみたいに見える
5020:TS魔法少女イッチ
そう言われるとちょっと罪悪感が......
5021:名無しの掲示板在住転生者
それ好きな子に似たAV見てる感覚だと思うよ
5022:名無しの掲示板在住転生者
言い方ァ!?
5023:名無しの掲示板在住転生者
イッチに罪悪感とかまだあったんだ
5024:名無しの掲示板在住転生者
人のことを何だと思っているのか(哲学)
5025:名無しの掲示板在住転生者
そりゃもう最悪のテロリストよ(天丼)
5026:名無しの掲示板在住転生者
治安がまともに仕事してないからセーフ()
5027:TS魔法少女イッチ
あ、起きやがった
とりあえず反応を見ますが......
5028:名無しの掲示板在住転生者
絶対このままバトル発生ゾ
5029:名無しの掲示板在住転生者
案外話し合いでどうにか
5030:名無しの掲示板在住転生者
イッチのハーレムに追加は?
5031:名無しの掲示板在住転生者
見たい展開押し付け三銃士さん!?
5032:名無しの掲示板在住転生者
ジェットストリームアタックやめろ
5033:名無しの掲示板在住転生者
すいりゅうれんだ*1でしょ
5034:名無しの掲示板在住転生者
いやこの精度の悪さはトリプルダイブ*2だな
5035:TS魔法少女イッチ
なんかめっちゃ好意的なんですけど
とりあえず色々問い詰めときます
5036:名無しの掲示板在住転生者
いや話が通じるのかよ
5037:名無しの掲示板在住転生者
どう考えても狂人側だが......?
5038:名無しの掲示板在住転生者
イッチも十分に狂人定期
5039:名無しの掲示板在住転生者
うーん、良い勝負w
5040:TS魔法少女イッチ
あ、この女やべぇや
つーかテンションが高い...... >画像
5041:名無しの掲示板在住転生者
うわぁ近い!?
5042:名無しの掲示板在住転生者
手足縛ってんのに芋虫みたいな機動してんなこいつ
5043:名無しの掲示板在住転生者
何を刺激されたのか知らんけど涎出てますよ
5044:名無しの掲示板在住転生者
組織のナンバーツー×イッチ......
5045:名無しの掲示板在住転生者
当然のようにイッチが受けなんだ()
5046:名無しの掲示板在住転生者
それイナちゃん目線だとNTRでは?
5047:名無しの掲示板在住転生者
あー!?
5048:名無しの掲示板在住転生者
純愛過激派が脳破壊された音がする
5049:名無しの掲示板在住転生者
もうすでにダブルヒロインなのに今更!?
5050:TS魔法少女イッチ
・組織第二席、『
・さっき戦った趣味の悪いアレはこいつのお手製(クソが)
・イナの開発者で、組織とは別に動いている(真偽不明)
・実験中に事故ってうっかりアレが出ちゃった☆(は?)
・ボクより身長が高い(絶許)
5051:名無しの掲示板在住転生者
サラッと自己紹介フェイズに入るな
5052:名無しの掲示板在住転生者
アイサツは基本だろうが、古事記にもそう書かれている
5053:名無しの掲示板在住転生者
軽ーい感じで化け物を世に放たないで?
5054:名無しの掲示板在住転生者
気になるポイントを山のように投げるな
5055:名無しの掲示板在住転生者
とりあえずえっちな眼鏡お姉さんがノアさんね
5056:名無しの掲示板在住転生者
芋虫みたいな挙動してた面白女の間違いでしょ
5057:名無しの掲示板在住転生者
というかイッチまた身長負けてるじゃん
5058:名無しの掲示板在住転生者
逆にイッチが身長で勝てる人いるんですか......?
5059:TS魔法少女イッチ
身長の話は聞かないで下さい
5060:名無しの掲示板在住転生者
アッハイ
5061:名無しの掲示板在住転生者
アッハイ
5062:名無しの掲示板在住転生者
アッハイ
5063:名無しの掲示板在住転生者
組織とは別に動いているとは?
5064:名無しの掲示板在住転生者
単純に一枚岩じゃないってことでは?
5065:TS魔法少女イッチ
なんか複数ある世界を跨ぐのが目的だとか云々だそうで
ノアの目的は組織とは関係ないんだとか
5066:名無しの掲示板在住転生者
複数ある世界ねぇ......え゛?
5067:名無しの掲示板在住転生者
は、え?
5068:TS魔法少女イッチ
一時期死んだら世界跨げないかな〜とかヘラってた時期にイナちゃん作ったみたいで()
5069:名無しの掲示板在住転生者
転生の核心に割と迫っとるわそれぇ!!!?
5070:名無しの掲示板在住転生者
下手したらスレ覗かれるじゃん戸締りしとこ
5071:名無しの掲示板在住転生者
こーれ管理人案件?
5072:名無しの掲示板在住転生者
転生のシステムに気付く奴はたまにいるから対象外
5073:TS魔法少女イッチ
まぁそれは別にいいんですよ
問題はこれをどう鎮めるか...... >画像 >画像
5074:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんブチギレで草
5075:名無しの掲示板在住転生者
おおよそヒロインが出す気迫ではない
5076:名無しの掲示板在住転生者
一発触手でパンチ喰らわせてんの草
5077:TS魔法少女イッチ
テンプはさっきから爆笑してて助けてくれないし
うわぁまた一発入れたこの修羅場を誰か止めてぇ!?
5078:名無しの掲示板在住転生者
いやイッチが止めるしかないんだよ
5079:名無しの掲示板在住転生者
モテる転生者は大変ねぇ
5080:名無しの掲示板在住転生者
対岸の火事は火が大きいほど面白い
ナナシ
・また厄介な女にエンカ
・テンションの高いノアにドン引き
・どうやってイナを止めるか焦ってる
イナ
・トラウマになってた女はヘラってただけ
・とりあえず触手パンチ
・あと五発はぶち込んでやる...
テンプ
・笑いすぎてお腹痛い
組織のナンバーツー/ノア
・組織第二席
・色々やらかしたやべー女
・話し合いは割と通じる
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ぷはー、今日も良いペンキ⭐︎
薄暗いラボの中、吸い込まれるような闇の中。怪しい人物を取り囲む包囲網は、ボク達によって形成されていた。
「―――と、まぁ私は大体こんなところかな。別に組織がどうこうとか興味もないしさ、なんならナナシくん達についてもいい。そっちの方が面白そうだしね〜」
組織のナンバーツー、第二席の『魂葬』のノア。そう名乗った目の前の女は、そう言って自己紹介を締め括った。
さて......正直なところ扱いに困る。こちらに協力的なのは良いが、味方になるという確証がない。内部から情報を漏らすスパイにでもなられたら、厄介極まりない。
とはいえ、周りの機材を見るにこいつの科学力は大したものだ。仲間に加える前に疑うのは当然としても、ただ捨てるには少々惜しい。
「正直扱いに困るんだよね、どうする2人とも?」
「あははっ......我はいいよ、面白そうだから」
「笑うならせめて貼り付けた笑顔をやめなよテンプ、シリアスなイカれキャラは捨てたんじゃないのかよ」
表面上は笑顔を見せ、ノアの待遇に肯定的な反応を見せるテンプ。多分味方になるならそれでいいし、裏切られたらその時に殺せば良いって思ってんな......?
テンプが即決した一方で、難しい顔をしているのはイナだ。具体的には苛立ちを全く隠さず、露骨に嫌そうな顔をしている。
「ナナシ」
「改まってどうしたのイナ」
「ちょっと今からケジメをつける」
ドゴォォォ!!
研究室にある精密な機材を巻き込みながら、触手に思いっきり殴られたノアが漫画のやられ役のように吹き飛ぶ。
「が......ッは!?」
「ひょ......え?」
「っは......ははは! 面白っ」
思わず虫野郎のような間抜けな声が出てしまったが、いきなり何してんのイナさん!?
「私たちの目的に使えるから殺しはしないが、それなりに痛い目には遭ってもらうよ」
長年追っていた仇敵を見るような冷えた眼差しが、瓦礫の山を射抜く。ちっぽけな意趣返しが、始まった。
▼
5081:TS魔法少女イッチ
何故だ......どうしてこうなった!?
5082:名無しの掲示板在住転生者
世紀末も真っ青なこの現状
5083:名無しの掲示板在住転生者
完全にイナちゃん私怨でやってるんだよなぁ......
5084:名無しの掲示板在住転生者
そりゃ心に334個の傷を付けられたらそうなる
5085:名無しの掲示板在住転生者
>>5084 推測に色々混ざりすぎて原型無いぞ
5086:名無しの掲示板在住転生者
な阪関無
5087:TS魔法少女イッチ
ボコスカやばい音がしてる......
どうしよ......
5088:名無しの掲示板在住転生者
そもそも組織のナンバーツーを庇う理由あんの?
5089:名無しの掲示板在住転生者
一応利用価値があるだろ
5090:名無しの掲示板在住転生者
イッチも引いてるのヤバいだろ
5091:TS魔法少女イッチ
今んとこ止まる気配も無いし
ある程度はやらせた方がいいか......?
5092:名無しの掲示板在住転生者
いや止めろや
5093:名無しの掲示板在住転生者
お前が諦めたら本当に終わりだろ
5094:名無しの掲示板在住転生者
でもイナちゃん作ったのはノアさんだし
5095:名無しの掲示板在住転生者
お前が始めた物語......ってコト!?
5096:名無しの掲示板在住転生者
ほな仕方あらへんか......
5097:TS魔法少女イッチ
一度止めるの諦めると楽でいいですね
5098:名無しの掲示板在住転生者
夏休みの宿題やるの諦めた31日の顔してんね
5099:名無しの掲示板在住転生者
がはっ!?(宿題終わらない一般学生)
5100:名無しの掲示板在住転生者
唐突な流れ弾が学生のスレ民を襲う!
5101:名無しの掲示板在住転生者
ちゃんと勉強して♡しろよ(飴と鞭)
5102:TS魔法少女イッチ
まぁ勉強云々は良いとして
少し待ち時間が退屈なんですよね
5103:名無しの掲示板在住転生者
まぁあの調子だとね
5104:名無しの掲示板在住転生者
え、時間がある......?
5105:名無しの掲示板在住転生者
そんな時間があって退屈な
みーなーさーまーのーたーめーにー
5106:名無しの掲示板在住転生者
ファッ!?(見聞色の覇気)
クゥーン......(成仏)
5107:名無しの掲示板在住転生者
ヤメロォ!?(ヤメロォ!?)
5108:TS魔法少女イッチ
ノアを加入させるか処分するかの安価をします
5109:名無しの掲示板在住転生者
上映会はキャンセルだ
5110:名無しの掲示板在住転生者
ク⭐︎を流すのはTDN拷問ってそれいち
5111:名無しの掲示板在住転生者
TDNは拷問だった......?
5112:名無しの掲示板在住転生者
ぷはー、今日も良いペンキ⭐︎
5113:名無しの掲示板在住転生者
せっかくキャンセルしたのに上映会をスレで始めるな
5114:名無しの掲示板在住転生者
ちょっと待って!
安価をするって言ってるやん!
5115:名無しの掲示板在住転生者
安価が見たくて注文したんだよなぁ(歓喜)
5116:TS魔法少女イッチ
まぁ安価と言っても今回は2択ですかね
5117:名無しの掲示板在住転生者
純粋に加入がアリかナシかってとこか
5118:名無しの掲示板在住転生者
アリだろ
5119:名無しの掲示板在住転生者
ナシだろ
5120:名無しの掲示板在住転生者
早速対立してますしてます
ナナシ
・止めるのを諦めた
・暇なので安価開始
イナ
・私怨パンチ
ノア
・大体自業自得
・軽い態度に対して重い所業
・殺されない程度にボコられる(仮)
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いつまでも情報が完結しない!!!
5156:名無しの掲示板在住転生者
アリ
5157:名無しの掲示板在住転生者
ナシ
5158:名無しの掲示板在住転生者
アリ
5159:名無しの掲示板在住転生者
アリ
5160:名無しの掲示板在住転生者
仲間にするならオマケに組織をゲッツしようぜ!
5161:名無しの掲示板在住転生者
ナシ
5162:名無しの掲示板在住転生者
目を離した隙に安価終わってて草
5163:名無しの掲示板在住転生者
オマケ感覚で手に入れるもんじゃないだろ
5164:TS魔法少女イッチ
うーん、オマケくらいならアリか......?
5165:名無しの掲示板在住転生者
相変わらずここの安価は物騒だね
5166:名無しの掲示板在住転生者
0か100かって話だと思ったら100が上限じゃないから上限まで奪おうってだけの話や
5167:TS魔法少女イッチ
まるで追い剥ぎみたいな言い方じゃないですかヤダー
5168:名無しの掲示板在住転生者
いい加減にテロリストの自覚を持ってほしい
5169:名無しの掲示板在住転生者
テロリストと比べたら追い剥ぎなんて可愛いもんだろ
5170:名無しの掲示板在住転生者
急に辛辣になるじゃん
5171:名無しの掲示板在住転生者
大体イッチが悪いんじゃねぇかな......
5172:名無しの掲示板在住転生者
テロリストが宗教組織手に入れるの怖すぎでしょ
5173:名無しの掲示板在住転生者
そういや何とか宗教とかだっけ組織くん......
5174:名無しの掲示板在住転生者
実際手に入れて何に使うんだ
5175:TS魔法少女イッチ
んーまぁ雑兵くらいにはなるでしょ多分
5176:名無しの掲示板在住転生者
淡白で草
5177:名無しの掲示板在住転生者
どことなく雑になってきてないか?
5178:TS魔法少女イッチ
さっき戦闘したし疲れてるんですよ
あ、リンチが終わっ......なんでノアはツヤツヤしてんの?
>画像
5179:名無しの掲示板在住転生者
なんか口から垂れてる、垂れてるよ!?
5180:名無しの掲示板在住転生者
あなた殴られていたんですよね????
5181:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんも若干引いてるじゃん
5182:TS魔法少女イッチ
もしかして......こいつマゾか?
5183:名無しの掲示板在住転生者
流石に属性過多が過ぎませんかね......
5184:名無しの掲示板在住転生者
新しい顔は個性的なくらいがちょうど良いだろ
5185:名無しの掲示板在住転生者
個性に癖がありすぎるんだよ
5186:名無しの掲示板在住転生者
まさかさっきのすっげぇキモい挙動の正体これか?
5187:名無しの掲示板在住転生者
あの時点で片鱗はあったのかよ()
5188:TS魔法少女イッチ
イナが困惑してるのちょっと面白いな
テンプと一緒にしばらく見てよう
>画像 >画像 >画像
5189:名無しの掲示板在住転生者
イナちゃんの足にまとわりついてて草
5190:名無しの掲示板在住転生者
何これそういう怪異?
5191:名無しの掲示板在住転生者
眼鏡以外はイナちゃんそっくりだから絵面マジでヤバイぞ
5192:名無しの掲示板在住転生者
なんだこれ(困惑)
5193:名無しの掲示板在住転生者
困惑しすぎてイナちゃん宇宙猫になってるじゃん
5194:名無しの掲示板在住転生者
いつまでも情報が完結しない!!!
5195:名無しの掲示板在住転生者
簡易無領空処やめーや
5196:名無しの掲示板在住転生者
まだイナちゃんには適応は無理だったね
5197:TS魔法少女イッチ
まぁ遊びは程々程度にして組織を手に入れますかぁ
5198:名無しの掲示板在住転生者
当初の目的からアクロバット飛行し過ぎてるな
5199:名無しの掲示板在住転生者
まぁ大きく逸れてる訳じゃないし......
5200:名無しの掲示板在住転生者
回り道がデカ過ぎんだよ
▼
「ちょっ、はっ、なに、んんん????」
「良いねえ今の一撃、中々ズキって来たけどまだまだ改良できるよ〜。ほらもう一回打ってみて、なんか良い感じになりそうだから」
殴った側が困惑した顔を見せ、殴られた側が捲し立てる。同じ顔をした2人が、それぞれ違った顔を見せるのはなんだか奇妙な感覚だ。
足に纏わりつかれて鳩が豆鉄砲を食らったような表情を見せるイナは面白いんだが、残念なことにそれじゃあ尺稼ぎにしかならない。
「はい、ストップ。イナはもう満足した?」
「まぁ......私なりにケジメはつけたけど、これ止めてくれない?」
「えー止めちゃうの、私としてはあと2回......いや3回くらいはしても良いんだけど!?」
「とりあえず落ち着けノア、このままじゃ話が進まない」
さて、このままノアを仲間にするとして......どうやって組織を落とそうかな?
次回はハーフアニバ記念の幕間の予定です、おそらく本編開始前のナナシとテンプの1日外出録になります()
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幕間・魔女のお茶会/ある魔法少女の日常
「このクソ魔女が、くら―――!」
「―――遅い、そんなんじゃ欠伸が出るわ」
一気に勝負をつけようと距離を詰めた協会の魔法少女を、カウンター気味の当て身で気絶させる。コツとかは特に知らないが、少し強めに叩けば大体は気絶する。
朝っぱらからなんで戦ったんだっけか......あぁ、確か相方の魔法少女の敵討ちとか言われてこいつに攻撃されたんだっけか。
「はぁ......協会相手は疲れるだけだし、割に合わねえ」
口から溢れるため息は一つ、胸の内に積み重なった苛立ちは無数。何度か協会をぶっ潰そうか迷ったが、まだその辺は曖昧な方がこっちとしてはいい。
組織の怪人が相手なら毟れるだけの財布があるが、魔法少女達は年齢が高くても高校生くらい。必然的に財布の中身も雀のなんとやらで、倒してもうま味がない。
そうなるとこっちとしては戦うだけ面倒なんだが、協会側はそうでもないらしい。制御できない同業者を消そうとしているのか、はたまた別の目的があるのか。
「嫌だねぇ、底の見えない奴らっていうのは」
1人じゃ答えの出ない問いから思考を外し、ストレスの発散に努める。こういう嫌なことがあった時は、自分の欲求に素直になるべきだ。
▼
そういうわけで廃棄された発電所で電気を貪ってたテンプを召喚、カフェに連行となったわけだが。
「急に来たけどさ......これカフェじゃなくて喫茶店じゃないのだ?」
「細かいことはいいんだよ、今はスイーツが食べたい」
ていうか、喫茶店とカフェの違いって何だ、知らないけど関西風と関東風みたいなもんか?
やって来たのは日本の中心、東京の大体右端くらいの街。ボクは朝イチから行動していてそろそろ疲れてきたが、言い出しっぺが文句を言うほど落ちぶれてはいない。
近場の喫茶店は大体コンプしたし、どうせ行くなら初見の店に行ってみたい。というわけで本日のお店は......
「入口は......あったあった。見た感じは結構いいな、何となく感じる隠れ家っぽさが中々にグッド」
『喫茶STAR』と書かれた看板を横目に、入店。ドアに付けられた心地よい鈴の音が、店に来客を告げる。
秘密の隠れ家のような落ち着いた雰囲気に、清涼感のある店内。まばらにいる客に......うん、初期評価は8点と言ったところか。
「いらっしゃい、空いている席へどうぞ〜」
店主らしきおじさんの気さくな挨拶に笑顔を返しながら、良いポジションのテーブル席に陣取る。ここなら他の客にも、店員にも話が聞こえることはないだろう。
二人分の注文を済ませ、そのまま定例の報告会へと移る。ていうか、サラッと頼んでいたけどお前コーヒー飲めんのかよテンプさん......?
さて......このままだとグルメ漫画のようにダラダラとレビューを始めるだけになってしまう。別にそれでも良いが、求めてるのはそれじゃない。
「んで、前回はどこでお開きにしたんだっけ?」
「我のクソッタレな姉の話......だったっけ。うわぁ、思い出しただけで吐き気がする。やっぱこの話無しでいい?」
露骨に舌を出し、嫌そうな顔をするテンプ。このお茶会の話のネタは、今までの鬱憤を晴らすための愚痴で構成されている。
しばらくして、頼んだドリンクと軽いスイーツ類がテーブルに届く。魔女のお茶会が、始まった。
色鮮やかなフルーツがトッピングされたパフェと、メープルシロップが味を引き立てるパンケーキ、どちらもカフェに来たならベターな選択だろう。
「んぐんぐ......このパンケーキ美味いな。まぁその話が嫌なら仕方ないか、それじゃあ最近仕留めた魔法少女か怪人の話とか?」
「昨日は2人魔法少女、一昨日は3人怪人」
テンプはドデカいパフェを攻略しながら、感慨もなく数と種別だけを簡潔に告げる。
まぁ戦った人数のことを指しているのは分かる、だがその言葉の副音声は、彼女を知らないと理解できない。
「相変わらず容赦ないねぇ、
その発言に込められた副音声は、敵対者の生死の有無。電解の魔女と戦って、生き残った者はいない。
ボクの指摘に、パフェを頬張った小さい口が弧を描く。それは発言の肯定に他ならないが、ボクからしたらそれは大した話ではない。
「時代はエコなのだ、殺した方が早い......うへぇ、流石にブラックは苦いのだ......」
ボクだって
まぁ放置するにしても、ここ最近の協会の行動は目に余るんだが......なんか良いアイデア無いかな。
『魔法少女スターライトもオススメ、新発売のICチップはここがすごくて―――』
流し目に見つけた店内備え付けのテレビが、この世界の日常を映し出す。なんだよ、協会所属の魔法少女はコマーシャルにも引っ張りだこってか。
アイドルみたいな扱いを受ける魔法少女......その裏側はああなっているとは、協会はどこまで腐ってんだろうな。
▼
「ただいま〜......なんでニコニコしてんのお父さん?」
魔法少女の仕事が終わり、家に帰ったと思えば父親がニヤけ顔で厨房に立っていた。きもっ。
「光、お帰り〜、聞いてくれよ。さっき光と同じくらいの子達がな、店を出る時にうちのパンケーキとパフェが美味しかったって言ってくれたんだよ、いやぁやっぱりそう言ってもらえるのは嬉しいね!」
しかも理由を早口で捲し立ててきた。ウザさと気持ち悪さが増した父親を止めるのはもう無理かもしれない......
「ロリコン......魔法少女スターライトとしては、性犯罪者は捕まえないといけないんだけど」
「うわ〜娘が辛辣だよ〜、母さん慰めて〜」
「はいはい、おーよしよし」
そう言ってお父さんを軽く蹴りつけると、奥に控えていたお母さんとの仲良し夫婦漫才が始まった。いいや、これは放置しとこ。
「そういえば光、魔法少女の仕事は大丈夫か?」
「別に......添元先輩は良くしてくれてるし、空ちゃんもいるから大丈夫だよ」
ちょっとだけ嘘だ、魔法なんて超常の力を手に入れても戦いなんて本当はしたくない。
でも、私はこの日常が好きだ。少しウザいお父さん、優しいお母さん、ちょっと苦いコーヒーと、この喫茶店、頼りになる友達......みんながいる、この日常を守りたい。
そんな少しの決意を胸に、魔法少女スターライト......星空光は、明日も頑張るのです。
ナナシ
・テンプを連行し喫茶店へ
・パンケーキうめぇ
・この後テンプと飲み物を交換した
テンプ
・実は作中で1番キルレが高い
・コーヒーにがっ、パフェうまっ
・ナナシが私が口をつけたコーヒーを!?
星空光/魔法少女スターライト
・この場所が好き(実家の喫茶店は閉店)
・頼れる友達がいる(物理的に一体化させられた)
・この日常を守りたい(守れなかった)
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大将これ店の味が出過ぎてるよ
5251:名無しの掲示板在住転生者
おはよう世界、今どんなもん?
5252:名無しの掲示板在住転生者
かくかくしかじか丸バツサンカク
5253:名無しの掲示板在住転生者
分かんねーよホセ
5254:名無しの掲示板在住転生者
自分で過去ログ見てきて♡
5255:TS魔法少女イッチ
いつの間にかテンプが面白い仕掛けしてて草
5256:名無しの掲示板在住転生者
イッチが草を生やすとは珍しい
5257:名無しの掲示板在住転生者
テンプちゃん何したん?
5258:名無しの掲示板在住転生者
どうせロクなことではない(確信
5259:名無しの掲示板在住転生者
イッチ一味に対する謎の信頼
5260:TS魔法少女イッチ
んまぁ簡単なことですよ
テンプがノアの体内に自分の電気を巡らせたんですよね
5261:名無しの掲示板在住転生者
そんな気軽に体に電気を通すな()
5262:名無しの掲示板在住転生者
もしかしてノアのことマサラ人だと思ってる?
5263:名無しの掲示板在住転生者
別にマサラ人じゃなくてもあの世界の人間は耐久あるぞ
5264:名無しの掲示板在住転生者
やな感じ〜!って言って吹き飛びそう
5265:TS魔法少女イッチ
まぁテンプが裏切ったと判断したら、通した電気を軸にノアの体内をテンプの魔法が蹂躙して殺すんだとか
5266:名無しの掲示板在住転生者
急にガチのやつじゃんこっわ
5267:名無しの掲示板在住転生者
テンプちゃんだけ殺意高くない?
5268:名無しの掲示板在住転生者
あ、あくまで保険だから......(震え声)
5269:TS魔法少女イッチ
まぁ保険の話は良いんですよ、問題が
なんでいなくなってるし......
5270:名無しの掲示板在住転生者
あーもう次から次へと
イッチはソシャゲのイベントか?
5271:名無しの掲示板在住転生者
何かいなくなるようなもんあったっけ
5272:名無しの掲示板在住転生者
一般人は逃げてるだろうし雑魚はみんな始末したでしょ
5273:名無しの掲示板在住転生者
つまりは......
5274:TS魔法少女イッチ
ここを出ようとプールまで戻ってきましたが
魔法少女達のなれ果てがいませんね......
5275:名無しの掲示板在住転生者
製作者ァ、管理責任どうなってんだァ!!!
5276:名無しの掲示板在住転生者
だから作った人の制御離れてるんだって......()
5277:名無しの掲示板在住転生者
ていうかあれ、倒したわけじゃないんだろ?
5278:名無しの掲示板在住転生者
倒してないにしても拘束は1人じゃ解けないだろ
5279:名無しの掲示板在住転生者
そこんとこどうなのイッチ
5280:TS魔法少女イッチ
さっきのノアの話を要約すると
・魔法少女を素材とした生体実験をしてた
・2人の魔法少女が素材だから、それぞれを軸にした
・つまり半分こ魔法少女は2人いるというワケで......
2体との戦闘を想定したんですが、逃げられましたね
5281:名無しの掲示板在住転生者
つまり何スカ、余すことなく使ったと
5282:名無しの掲示板在住転生者
回復魔法の謎、解けちゃったね
5283:名無しの掲示板在住転生者
互いに回復魔法を打ち合うとかそんなコンセプトかね?
5284:名無しの掲示板在住転生者
良い友情だ
5285:名無しの掲示板在住転生者
感動的だな
5286:名無しの掲示板在住転生者
だが無意味だ(腹パン)
5287:名無しの掲示板在住転生者
じゃあもう1人っつーか1体が救出したのか
5288:名無しの掲示板在住転生者
ほら、スレ民が見たかった魔法少女の友情だぞ
5289:名無しの掲示板在住転生者
大将これ店の味が出過ぎてるよ
5290:名無しの掲示板在住転生者
そうかな......そうかも......
5291:TS魔法少女イッチ
あーもうようやく普段着に戻れた......
ぼちぼち組織の本拠地行きます行きます
5292:名無しの掲示板在住転生者
そういえば水着のままだったか
5293:名無しの掲示板在住転生者
まさかそんな装備で戦う気だったんか......?
5294:名無しの掲示板在住転生者
まぁそれは良いとして
組織の拠点は何処にあんのよ
5295:TS魔法少女イッチ
関西らしいですよ?
5296:名無しの掲示板在住転生者
はぁなるほど関西......関西!?
5297:名無しの掲示板在住転生者
お願いだから地元に来ないで(恐怖)
5298:名無しの掲示板在住転生者
世界が違うから別に大丈夫だろ
5299:名無しの掲示板在住転生者
ほんとぉ?
5300:名無しの掲示板在住転生者
正直並行世界と分かっててもちょっと怖い
▼
「かっ、はッ......この、私がッ......負けた、だと......」
土煙が舞うこの戦場には、地に足を付けた敗者と、それを下した勝者がいた。
敗者は、組織所属の怪人。『第7席』を冠していたその若手は、ゴミ屑のように無様に這いつくばり、今にもその命の灯火はかき消えそうだ。
一方で、勝者の少女は得物の銃を撫でながら、まるで相手に興味の無いようにスマートフォンに顔を向けている。
「まだかなァ......お、もしもーし。こちら時雨」
少女が鼻歌交じりに電話に出る、その姿は隙だらけだというのに、怪人は体を満足に動かせない。
「はいはい......え、マジか。ドヤ顔で間違いないとか言っておいてディザスターの連中の行動読み間違えたんですか? 流石にしょうもないでしょうそれ」
身体を動かすのが無理でも自身の権能ならば、と怪人は必死に息を殺す。それが少女に届くまで、あと少し―――
「ッ、がァァァァァァッ!!!?!」
「あー、ごめんごめん。ちょっと雑魚が五月蝿くて。分かりましたよ、じゃあ私が
陽動は......関西でも『マジカルクラフト』は配ってるでしょう? 適当に現地の連中使いますねー」
怪人の生死を賭けた最期の一撃は、話半分に握り潰される。力関係は、覆ることは無かった。
「さて......電解の魔女に、歯車の魔女......私達と目的が違うなら利用もクソも無い、やり合うのは目前ですかね」
事切れた怪人を足蹴に、少女は嗤う。ようやく面白くなりそうだ、と期待に胸を膨らませて......
ナナシ&イナ&テンプ&ノア
・保険は大事
・魔法少女達消えてんじゃん......
・いざ関西
銃使い/時雨
・組織第7席を処理
・ディザスターの計画を嗅ぎつける
・それを追うようにして関西へ
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それ死に設定じゃなかったの!?
5501:TS魔法少女イッチ
あ、もうそろ動きます
5502:名無しの掲示板在住転生者
今回は待機時間短かったな
5503:名無しの掲示板在住転生者
まぁ組織の居所さんはハッキリしてたわけだし
5504:名無しの掲示板在住転生者
居所さん!?
5505:名無しの掲示板在住転生者
でも関西って一口に言っても広くねーか?
5506:TS魔法少女イッチ
京都と大阪に行くんで関西って言いました
だから実際はそんなに広くないです
5507:名無しの掲示板在住転生者
二箇所も行く場所あるんか......
5508:名無しの掲示板在住転生者
ここは無難に分かれて行動が板
5509:名無しの掲示板在住転生者
ちょうど四人だしバランスは良いのか
5510:TS魔法少女イッチ
そうしましょうか、面倒ですし
5511:名無しの掲示板在住転生者
情報テロぶりの戦力分散
5512:名無しの掲示板在住転生者
情報テロの字面強くない?
5513:名無しの掲示板在住転生者
一人だけちょっと重厚感あるよな
5514:名無しの掲示板在住転生者
何の話だよこれ
5515:名無しの掲示板在住転生者
罪の話かなぁ
5516:TS魔法少女イッチ
犯罪者でも前世と比べたら上等な暮らしですよ
5517:名無しの掲示板在住転生者
こいつ、達観してやがる......!
5518:名無しの掲示板在住転生者
イッチが前世のこと話すの珍しいな
5519:名無しの掲示板在住転生者
イッチは前世何があったんだよ......
5520:名無しの掲示板在住転生者
定期的に闇は漏れてたけどね
5521:TS魔法少女イッチ
ボクの前世なんて面白くもないですしパスパス
5522:名無しの掲示板在住転生者
少し気になるがとりあえず話を戻そう(舵取り)
5523:名無しの掲示板在住転生者
手分けして行動するんだっけか
5524:名無しの掲示板在住転生者
じゃあ安定のイナ×1
5525:名無しの掲示板在住転生者
一番付き合いの長いテン×1だろjk
5526:名無しの掲示板在住転生者
ここは新規勢力のノア×1で行こうぜ
5527:TS魔法少女イッチ
なんで全部ボクが受けなんですか......?
5528:名無しの掲示板在住転生者
ベッドの上で責めてる様を想像できないから......かな
5529:名無しの掲示板在住転生者
少なくとも責めって感じではないよな
5530:名無しの掲示板在住転生者
カップリング作られてることに少しは疑問を持って?
5531:TS魔法少女イッチ
まぁその辺は別に良いんですが
今回はボクとノアで京都に行きます
5532:名無しの掲示板在住転生者
ほんじゃイナちゃんとテンプちゃんは大阪ね
5533:名無しの掲示板在住転生者
大阪のおばちゃんと京都の嫌味には気をつけるんやで
5534:名無しの掲示板在住転生者
ぶぶ漬け食べはりますか?
5535:名無しの掲示板在住転生者
それ初手帰れじゃん
5536:TS魔法少女イッチ
わらび餅が美味しい >画像 >画像
5537:名無しの掲示板在住転生者
あら美味しそう
5538:名無しの掲示板在住転生者
ノアはその見た目で大丈夫なんですかね......
5539:名無しの掲示板在住転生者
そういやイナちゃんと同じでツノ生えとるけど
5540:名無しの掲示板在住転生者
隠密活動には向いてないよね
5541:TS魔法少女イッチ
怪人は人間に擬態できるんでその辺は大丈夫です
ボク以外からは普通の人間にしか見えませんよ
5542:名無しの掲示板在住転生者
それ死に設定じゃなかったの!?
5543:名無しの掲示板在住転生者
そういやだいぶ前*1にそんな事を言ってたような......
5544:名無しの掲示板在住転生者
そうやって怪人達は少年達の性癖を破壊したんだ
5545:名無しの掲示板在住転生者
これは重罪
5546:TS魔法少女イッチ
さっさと組織手に入れて観光しましょう
5547:名無しの掲示板在住転生者
やっぱり観光も目的じゃねーか!
5548:名無しの掲示板在住転生者
正体表したね
5549:名無しの掲示板在住転生者
誰もイッチを止められないんだよな
5550:TS魔法少女イッチ
というわけでやってきました組織の本拠地 >画像
5551:名無しの掲示板在住転生者
めっちゃ派手じゃん、陽キャか?
5552:名無しの掲示板在住転生者
雅な京都には死ぬほど合わねぇなオイ
5553:名無しの掲示板在住転生者
なんか全体的にトゲトゲしてるな
5554:名無しの掲示板在住転生者
小学生の自由帳ってこんな感じだよな
5555:名無しの掲示板在住転生者
大体低学年くらいの頃のな
5556:名無しの掲示板在住転生者
それでどうやって入るのこれ
5557:TS魔法少女イッチ
ノアいるし普通に入りますよ、アポは無いですが
5558:名無しの掲示板在住転生者
正面突破はテロリストの基本
5559:名無しの掲示板在住転生者
今回はまだ穏便な方じゃね?
5560:名無しの掲示板在住転生者
穏便......本当に穏便なのか......?
▼
「にしても......本当に大丈夫かい、ナナシくん?」
「正直に言えば、今すぐ此処を焼き尽くしたいかな」
ボク達が入った組織の本拠地の勝手口からさらに下、階段を降り切ったところで、もう一つの扉を見つける。
入ってすぐに目に入ったのは、割れた酒瓶にグラス、注射器、引き裂かれた布切れ。クッションに埋もれた半裸の男女達は、生きているのかも定かではない。何人かは、本物の死体であるかのようだった。
その部屋は、雑然とした酒場。なるほど、確かにここは組織の抱える闇の中でも一等級だろう。
「いらッしャい、『歯車』の魔女。きミのお望ミの人物じャないかモだが、仲介人ッてことで許してくれたマえよ」
そして目の前のソファに座るのは、趣味の悪そうな片言の男。殺したい要素しかないが、さてどうしようか?
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抜け駆けする者引き摺り下ろすべし
雑然とした酒場には、組織の闇が無造作に散りばめられていた。よく見ればバーに並んでいるのは怪しげな薬ばかりで、机には伝票感覚で拳銃が置かれている。
「清潔にしていナくて申し訳ナい......その辺のごミは気にしナいでくれ、そろそろ『商品』にナる連中だからナ」
男にゴミと呼ばれたのは、床に這いつくばる半裸の男女達だろう。まだ人の形をしているが、快楽に溺れた彼らが辿る末路は想像に難くない。
これが組織の側面の一つ。違法薬物や人身売買、武器を取り扱う死の商人......宗教としての顔は隠れ蓑か?
「自分はレイズ―――マァその辺のソファにでも座ってくれ、お二人さん。生憎とこんなところだが仲良くしようじャナいか、挨拶に上等なクスリと酒は如何かナ?」
そんなことを考えている間に、男は怪しい笑みを浮かべる。歓迎はされているようだが、素直には喜べないな。
「歓迎は結構......なぁノア、ちょっと聞いてた話と違うんだが。ここの管轄は組織のトップ君じゃ無かったの?」
「あっれーおかしいな.....つーか私もこいつ知らんし、アテが外れたけどどうしよっかナナシくん」
「あまり私が言えたことじゃないけどさ、案外ノアも雑になってきてないか?」
想定していたのとは違う状況に、仲良く二人揃って混乱の表情を浮かべる。ここに来た理由は、組織のトップ君が多分ここにいると聞いていたからなんだが......っ!?
「んん、何か気に障ッたかネ。マァ続きは
「なッ......んっ......!?」
「ナナシくん!? お前―――!!!」
疲れとも違う、精神に干渉するような何かがボクを襲った。しまった、敵の攻撃のトリガーはっ......!?
電源を抜いたパソコンのように、唐突に思考が閉ざされる。突如として襲った微睡に呑まれる前に見えたのは、何かを叫ぶノアと、笑みを崩さないクソ野郎だった。
▼
5601:名無しの掲示板在住転生者
イッチくんの本日のミスは〜!?
5602:名無しの掲示板在住転生者
残念・・・圧倒的ニアミス・・・!!
5603:名無しの掲示板在住転生者
人違い・・・多分・・・入れ違い・・・!!
5604:TS魔法少女イッチ
>>5601 >>5602 >>5603
全員地下送りにしてやろうか???
5605:名無しの掲示板在住転生者
ごめんて
5606:名無しの掲示板在住転生者
実際どうすんのこれ
5607:名無しの掲示板在住転生者
肩透かしを食らった気分なんだが
5608:TS魔法少女イッチ
どうしよ、やっぱりここぶっ壊すか?
5609:名無しの掲示板在住転生者
考えが二転三転しすぎだろ
5610:名無しの掲示板在住転生者
生き方がロックすぎる
5611:名無しの掲示板在住転生者
ちょっと刹那的すぎるかな......
5612:名無しの掲示板在住転生者
こういうのはまず情報を集めることからだな
5613:名無しの掲示板在住転生者
情報はあって損ないからな
5614:TS魔法少女イッチ
じゃあこいつ相手にすんのか......はぁぁぁ
5615:名無しの掲示板在住転生者
本当に嫌そうじゃん
5616:名無しの掲示板在住転生者
アンニュイなイッチ良いわね、もっと見せて
5617:名無しの掲示板在住転生者
うわキッモ
5618:TS魔法少女イッチ
縺?d蠕?▲縺ヲ菴輔%繧
5619:名無しの掲示板在住転生者
うわキッモ!!?(大声)
5620:名無しの掲示板在住転生者
イッチくん文字化けしてるよ
5621:名無しの掲示板在住転生者
唐突なホラーは申し訳ないがNGで......
5622:名無しの掲示板在住転生者
ここで文字化けしてるの初めて見たわ
5623:TS魔法少女イッチ
縺雁燕縺」...縺昴l繧偵←縺薙〒遏・繧翫d縺後▲縺?..?
5624:名無しの掲示板在住転生者
まだ文字化けしてるし
5625:名無しの掲示板在住転生者
これ続くと俺ら何も分かんないな
5626:名無しの掲示板在住転生者
ここの掲示板って普通は文字化けしないはずだが?
5627:名無しの掲示板在住転生者
いやでもしてるじゃん
5628:TS魔法少女イッチ
縺ゅ?√≠縺√≠縲√ぃ繧。繧。繧。繧。繧。縺ゅ≠縺√=??シ?シ
5629:名無しの掲示板在住転生者
どっかのスレで似たようなのを見たような......?
5630:名無しの掲示板在住転生者
あ、これやばいな、コテハン集合しろ
5631:司令官
呼ばれた気がする
5632:限界ド田舎マン
田植えしながらで良いか?
5633:麻雀ニキ
こりゃまた面倒なことになってんね
5634:アドバイザー
はにゃ......はにゃ!?
5635:しま二郎のわ〜オ!
自分普段はROM勢なんだけども......
5636:カラサワカラサワ
初見だけど一応顔出ししとくね?
5637:名無しの掲示板在住転生者
6人か、まぁ上々だな
5638:名無しの掲示板在住転生者
選りすぐりのゴミカス共じゃん
5639:司令官
イッチの対処したら覚えとけよマジで
5640:TS魔法少女イッチ
縺雁燕縺?縺代?遒コ螳溘↓縺薙m縺
5641:アドバイザー
こりゃ酷いな、アポは?
5642:限界ド田舎マン
管理人ちゃんにはもう声かけた
5643:名無しの掲示板在住転生者
え、そのレベルなの!?
5644:名無しの掲示板在住転生者
掲示板こわれちゃ〜う↑
5645:カラサワカラサワ
コテハンが繋がないと間がもたないよしま二郎
5646:しま二郎のわ〜オ!
ヘケッ(遺言)
5647:麻雀ニキ
生き返れ生き返れ......
5648:名無しの掲示板在住転生者
結局何が起きてんだよ
5649:司令官
イッチが精神干渉されて掲示板のせいで挙動バグった
5650:名無しの掲示板在住転生者
なんて?
5651:アドバイザー
イッチが精神干渉されて掲示板のせいで挙動バグった
5652:名無しの掲示板在住転生者
お願いだから情報量を増やして♡
5653:TS魔法少女イッチ
莠コ縺ョ蜿、蛯キ謚峨j繧?′縺」縺ヲ
5654:麻雀ニキ
・イッチはおそらく精神干渉の攻撃を受けた
・頭の中に掲示板が!
・イッチ、お許しください!
5655:名無しの掲示板在住転生者
な〜んにも分かんねぇじゃねぇかよおバカ!
5656:名無しの掲示板在住転生者
あぁ、ちょっと前に話題になったアレと一緒か
5657:名無しの掲示板在住転生者
アレって何だよ
5658:名無しの掲示板在住転生者
洗脳してくるタイプの触手相手にスレ民がパワープレイで意識デバッグしてスレ主を復活させたやつじゃね?
5659:名無しの掲示板在住転生者
あの管理人ちゃんがちょっと泣いてたやつか
5660:名無しの掲示板在住転生者
......え、つまりは
5661:しま二郎のわ〜オ!
自分たちがそれをやるってことでしょぉぉ......
5662:アドバイザー
イッチには楽しませてもらってるし多少はね?
5663:名無しの掲示板在住転生者
え、コテハンだけだよね?
5664:司令官
抜け駆けする者引き摺り下ろすべし
もちろん全員参加だぞ
5665:名無しの掲示板在住転生者
確率ゲーやだぁぁぁぁ!!!
5666:カラサワカラサワ
まぁ確率に勝つだけじゃ治らんけどね
5667:名無しの掲示板在住転生者
外的要因を取り除く奴とイッチ自身の尽力が必要
5668:名無しの掲示板在住転生者
つーか結局イッチはどういう状況なの?
5669:TS魔法少女イッチ
縺ゅ?√d繧√m縲√◎繧薙↑逶ョ縺ァ蜒輔r隕九↑縺?〒
5670:司令官
まぁ多分......見たくないモンでも見てるんだろ
それこそ今までの道筋とかな
少女は向き合う、一度は逃げた自分の過去に。とある少年が残した爪痕と、世界が生み出した彼女の罪に。
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壊れた歯車、神の悪戯
今のボクの状況は、どう言えば良いのだろうか。状況証拠だけならば五体満足、全身の感覚はアリ、だが自分の思う通りに体が動かない......ひとまずはこんなところか。
『化け物ッ......やめ......っ.....ぁ......来ない、で......』
体の命令に反して閉じない視界からは、嫌な記憶が流れ続ける。もうすでに終わった話だろ、それは。悪趣味な奴だ、わざわざボクの過去を掘り返すとか......
何度も何度も、繰り返し、繰り返し......解けることのないメビウスの輪は、やがて身体を蝕んでゆく。
目を逸らしていた過去と向き合わされたボクは......せいぜい輪に絡まって動けない罪人ってところか。
▼
普通の現代社会に、その少年は生まれました。遊ぶことと、たまに読む漫画が好きな、普通の少年でした。
そんな少年の趣味の一つは、時計をはじめとした機械弄りでした。無数の歯車が生み出すムーブメントの宇宙、その人が生み出した神秘に彼は夢中になっていました。
小学生から始めた機械弄りは、高校生にもなるとそれなりの精度を持っていました。家にある時計が壊れたくらいなら、分解して直すくらいは余裕です。
「んー、やっぱり凄いよね。例え魔法があってもこれは真似できないだろ、機械美ってヤツかねぇ......」
しかし仮に『運命の歯車』という物があったとしたら、それは少年にはそっぽを向いているでしょう。
彼のいる部屋には、他に誰もいません。が、特に珍しい話という訳ではありません。彼は既に天涯孤独の身、周りに頼れる大人なんて一人もいません。
はじめはただの不幸でした。だけれどそれが積み重なった結果は......彼は、自分で物事を決めないといけなくなりました。
「うへ〜......土地を手放すのは流石に、とはいえ日雇いバイトじゃ限度ってもんが......これ、詰んでるかなぁ」
最初は目を逸らしていた問題に直面しました。少年の頭を悩ませるのは、少年の親が遺した膨大な借金です。とてもではないが返済できない金額、彼の手には余る物です。
しかし、この家を手放せばその借金にカタはつく......まだ幼い少年の頭には、選択肢はありませんでした。
▼
現代日本では、案外飢え死になんてことは発生しない。飲み水は整備された水道がそこかしこにあり、食べ物も恥を捨てればいくらでもある。
流石にどれだけの雑菌があるか分からない野生の鳥類は駄目だが、明らかに毒のない草なんかは、幸いにもいくらでも生えている。美味しい訳ではないけども。
「人間、案外底辺でも生きられるもんだねぇ......」
結局、手に余る借金は家を手放して相殺した。日雇いバイトで少しずつ返済すればいい? 無限に膨れ上がる利子を考えたら、一生飼い殺しっていうのがオチだ。
まず必要なのは、職を得るための技能。幸いにも資格さえ取れば、時計技師くらいは出来るだろう。かつての趣味が、何に生きるかは分からないものだ。
「さて、この後のバイトは......ッ!?」
今はとにかく、日雇いのバイトを一つでも多くやって資金を......そう思って身体を起こした瞬間、激しい苦痛が襲ってきた。
「ぁ......?」
そういえば、最後に休んだのは何時だっけ。ここ最近は力を入れていたから......駄目だわ、思考が纏まらない。
そのままバタリ、と少年は倒れて、二度と起き上がることはありませんでした。
▼
「ヤベー魂来ちゃったけどどうすんの、このまま放流すんのは流石に惜しいんだけど」
「どれどれ、死因は〜なんだつまんね、栄養失調に重度の過労......現代日本じゃよくある死因じゃん。もうちょいレアリティ高いのを出せにゃー」
「いやいや、気にするのはそこじゃないって姉さん。その魂のチートの適正見てみなって」
「にゃ〜......わおマジかよ、『永久運動機関』の適正持ちとかどんな人生送ってたんだにゃー......?」
「んで、どうすんの。お得意のゴミの掃き溜めコレクションに入れるならSSRなんじゃない?」
「あれでも可愛いもんなんだけどねー。まぁとりあえず呼び寄せますか、そろそろ私も退屈してた頃合いだしにゃー!」
差し向けられるその手は善意ではなく、悪意でもない。
残念だが前世パートはダイジェストだ(無慈悲)
ナナシくんが曇るのは転生してからが本番なのでね......
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メンテナンス・タイム
仮に人間に『魂』という概念が備わっているとして、人間が死んだ時にその『魂』は何処へ行くのか。
行き先は善人なら天国、悪人なら地獄なのか? 参ったな、善行のチャージはしばらくお休みしていたから今の状態では天国に行けるかはイーブンかもしれない。
「そんな面倒な問いに価値はないけどね。善を成す魂も、悪を成す魂も、些細なこと。善行を積んでも、悪徳を成しても、何も変わらない。『魂』には価値なんてないよ」
......おい待てや、なんだ今の声。というか、サラッと考えていたけど今の僕はどうなっているんだ?
「へーい、そこのラッキー......死んでるんだしそうでもないか。とりあえずそこの迷える魂くんは早くこっちにツラ貸せにゃー」
さっきとはまた別の声が、脳裏に響く。不快ともまた違う耳鳴りに、思わず顔をしかめる。
気付けば自身の体は半透明になっていて、目の前には青髪とピンク髪の知らない女性が二人。ははーん......ついに幻覚が見えるとか、僕も頭がおかしくなっちまったか。
「ここは何処だよ......幻覚じゃないとしたなら、コスプレ会場に迷い込んだ覚えはないんだが?」
「誰の格好がコスプレだよ失礼だにゃー、死んだ人間の魂が行く先なんて決まってるじゃん。ここは天国と地獄の境界線、死後のセカイにようこそだにゃー!」
駄目だ、言ってる意味がまるで分かんねーぞ......?
▼
とりあえず、今の状況を纏めよう。正直まっっっったく理解していないが、混乱し続けるよりはマシだ。
僕は倒れた後に息を引き取り、こうして死後のセカイに来た。目の前にいる二人の女性は怪しいコスプレイヤーではなく『カミサマ』とやらで、僕のこれからを左右するらしい......非常に疑わしいが。
死後のセカイが思ったよりも緩いことに違和感を感じつつ、目の前の自称カミサマ達を眺める。
「ん、どしたのさ。やだにゃー、そんなにジロジロ見ても何も出ないぞー?」
青髪の女性と、ピンク髪の女性。しかし、それ以上の情報が分からない。虫食いによって欠けた日記帳を見ているみたいに、それぞれの情報が繋がらない。
「まぁそれは私らの認識阻害の結果なんだけど......それは気にしなくていいよ、本筋には関係ないから」
どうやら本筋には関係しないらしい。なんだよ、少し興味持ったのに微妙に損をした気分だ。
「ふーん......で、僕はどうなるんだよ。カミサマの事情とかは知らんが、この状態じゃ拝むくらいしかできないぞ」
「わーお淡白、拝まれて悪い気はしないけど私の仕事はそれじゃなくてね。ねぇ君、一度しかない人生をもう一度できるとしたら.....転生とかって興味あるかにゃー?」
「そりゃ面白い冗談......オイ待て、足元のコレは何?」
紡がれた言葉より早く、足元に不思議な模様が浮かび上がる。ははーん......え何それ。ちょっ、何する気だよ!?
「ホントはもうちょい遊びたいんだケド、私らの尺度で遊ぶといつまで経っても終わんないじゃん? まぁ......興味のないキャンペーンに当たったとでも思えばいいにゃー」
そう言ったピンク髪のカミサマは、軽く手を振りながら高笑い。あっ、こいつ僕の返答は聞いてないな!?
「おいカミサマ!? せめてもうちょいこう......選択権とかチュートリアルとかねぇのかよ!」
「んー、まぁ細かいところは現地で頑張ってね。新しいカラダも少ししたら慣れると思うし、案外楽しいかもよ?」
足元の模様が光り輝く。カミサマへの異議申し立ては問答無用で却下され、意識は光へ吸い込まれた。
▼
拝啓、ボクを転生させたカミサマども。お元気でしょうか、色々言いたいことはあるがテメェらはクソだ。
公園の噴水、水面に映るボクは見慣れた姿では無くなっていた。仮にも高校生だった肉体は、小学生くらいの背丈に。腰まで届きそうな黒髪と、綺麗な漆黒の瞳。
そして極めつけは、わずかに感じる胸元の膨らみと......消えた股間の感触。つまりこれは......
「TS転生とかあるならせめて先に言えやクソ神ィィ!!!?!」
深夜の公園に慟哭が響き渡る。元少年で現少女の、理不尽を嘆くちっぽけな叫びだった。
本編で語られないキャラ設定①
少年/七不思 廻(ななふし かい)
・ナナシの前世だった少年
・中学生の頃に両親は他界、天涯孤独に
・両親が遺した借金によって家を手放した
・最終的に過労と栄養失調により死亡
・カミサマのイタズラによって転生
・女の子になっちゃった←今ここ
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出会いと世界の法則 ①
きっと昨日のことは悪い夢だ、朝に目が覚めれば元通りの身体での生活が......そう思って眠ったが、日差しに照らされながら少女の身体で目が覚めた。
「うーん......神は神でも疫病神だったか、許すまじ」
人生二周目とか、そういう趣味の人からすれば垂涎モノだろうが......まさか性別に恨みを抱くとは思わなかった。さらば相棒、こんにちは女の子サマってか、クソがよ。
未使用のままに消えた相棒に想いを馳せ、追悼の意思を込めながら周囲を見渡す。現代日本の普通の公園、使われずに少し錆びた遊具は哀愁を漂わせていた。
「現代日本......いや、そうとも限らないのか」
ここで危惧したいのは転生という概念、カミサマとやらがいるならば、世界がいくつあっても不思議じゃない。
細かい差異ならともかく、ファンタジーな要素があってもおかしくない。幸いにもガッツリとしたファンタジー世界ではないようだが、現代日本だろうと油断はできない。
「というか持ち物は......無いよりマシだがこれだけかよ」
ボクの現在の手持ちは死ぬ直前より酷いかもしれない、何もないよりはマシだが、改めて整理してみよう。
①今着ている服、普通のカーディガン......いや、女子用の制服。下手したらこの世界の学校の制服か、要検討。
②手元にあった工具箱、新品のように磨かれたそれの中には......プラスドライバー、マイナスドライバー、ルーペ、ナイフ、光源用のライト。脱出ゲームでもすんのか?
持ち物はこれだけ......前世でも使っていた工具があるのは助かるが、仮定現代日本でどうしろってんだよ。
「仕方ない......まずは世界観の把握からだな」
精々武器にする程度か。それだとニッパーやペンチ、六角レンチ等が無いのは惜しい。自己防衛に使えるのは精々ナイフか、切り替えていこう。
▼
公園から出て歩いて15分ほど、それなりに広い商店街へと出た。特に補導とかはされていないが、恐らくは休日なのだろう。商店街にも割と人がいるな。
新聞でもあればこの世界のことは大体分かるんだが......残念ながら今のボクは一文無し、そんな金はない。
従ってこの推定小学生ボディを活かして、本屋で情報収集でもしようとしたのだが......
「おっと、もっと声を出してくださいよ。分かりやすく言えば逆らったら殺しますので、私を楽しませて下さいね?」
「何を......早く離しなさいよ、このド腐れがぁ!」
「ははは、良い歓声だァ......そういうので良いんだよ」
はい、最悪な治安に巻き込まれた。山羊みたいな顔の大男に軽々と持ち上げられ、絶賛人質タイムです。おいおい、これは現代ファンタジー世界じゃねぇか......
同時に捕まったドリルツインテ少女の発言からして、これ自体は珍しいことではあるようだが......しまったな、もう少し慎重に動くべきだったか。
「おや、こっちの少女は声を出しませんねェ......おい、出せよもっと悲鳴を、歓声を、狂った声をさァさァさァ!」
「ッ......ぁ......!」
漏れ出るように、悲鳴が喉奥から溢れる。大男に首筋を絞められ、あまりの苦しみに喘ぐように悶える。
嗚呼、このままボクはまた死ぬのだろうか。二度目の人生がすぐに終わるとか、三度目は無いだろうな......
「......っそ、が」
「あァ?」
はぁ......流石にまだ死にたくない。ため息を1つ、苛立ちは無数......その怒りで、足掻きに変える。
「クソがって......言ったんだよ山羊男、食らえやァァ!!」
「なッ──ァァァッ!!!」
震える指でポケットからナイフを取り出し、出せる最大スピードで山羊男のへ投擲。素人丸出しのふよふよとした軌道、しかし天運は味方し......怪物の喉元を抉る。
人質からの突然の攻撃、無警戒だった怪物はその痛みに悶える。一瞬だが拘束は緩み、ドリルツインテの服を引っ張り強引に駆け出す。
「なっ、何してんのよアンタ!?」
「死にたくねぇ、だったら足掻くしかねぇだろうが。叫ぶ余裕があるなら走れ、死んでも責任は取れないぞ!」
体のエンジンを全開、脇道に逸れるように怪物の視界から外れる。こっちに決定打はない、だったらどうする?
この体の性能なんてたかが知れている。商店街なら店に入れば遮蔽物は大量にある、それなら警察でも何でも良い。救援が来るまで耐えれば──
「舐めるなよッ、小娘がァァァァァァ!!!!」
「ッ......飛び道具は、反則だろうがぁ!?」
その時、山羊男が喉元に突き刺さったナイフをこちらに投げ返してきた。それはボクの右足の腱を切り裂いた。あまりの痛みに絶叫したくなるが、状況はそれを許さない。
ドリルツインテは......逃げ切ったか。じゃあこの足掻きにも意味があったか? 目の前に迫り来る怪物、クソッ......ここで終わりかよ、嫌すぎるんだがな。
「「そこまでよッ、怪人!!!」」
薄れゆく意識の中で、誰かに優しく抱き抱えられた。ああ、もう眠い......せめて一思いに殺してくれ。
TS少女(後のナナシ)
・転生への適性はそこそこ
・戦闘のセンスは並以上、肉体の性能不足
・工具を武器と認識している節がある
ドリルツインテ
・一般通過人質
・生意気なその辺の少女
・運が悪い
山羊男
・初エンカした怪人
・加虐趣味(少女専門)
・この後とある人物達にボコされる
謎の2人組
・怪人が暴れている現場に到着
・一体彼女達は何少女なんだ......()
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出会いと世界の法則 ②
いろんな演出を考えていたら遅れました。今回は特にありませんが、近いうちに本文後にイメージしてた曲の歌詞が載ってるかもしれません。......楽曲コード載せればいいんだよね? ゲームのOPみたいな感じでやりた(ry
「ふんふ〜ん、今日の夕飯は〜、何が良いかな!」
「夕飯の時間があるなら良いんだけどね」
朧げながら、ふわりと意識が覚醒する。確かボクは化け物に襲われて......っ、意識を手放した? 何が起きた?
「ッ!? あッ......」
「あっ、起きたんだ。まだ治してないから動かない方が良いよ、痛くなりたいなら止めないけど」
知らない天井を眺めながら、どことなく覚える
また死後の世界......いや違う、この世界には痛みがある。よく分からないが......助かったのか──?
「おはよ〜、華奢な見た目に反して勇気のある子だね〜。さっきは妹を助けてくれてありがとうね!」
「......はァ?」
「駄目だこりゃ、そりゃ状況把握してからじゃないと天然相手はキツいよね」
回る状況、ミキサーで掻き回されるような情報の追加。知らない部屋の中で、ボクの間抜けな声が木霊した。
「はいじゃあ自己紹介、私は
「
どうやら命の窮地は抜けたらしいが、そんなボクを次に待っていたのは尊厳の危機であった。
ひらひらと手を振る辛辣な物言いの少女と、天真爛漫な少女。それに対してボクは、言葉に詰まっていた。
あれ、人と話すのってどうやるんだっけ。前世での日雇いの仕事は事務的な話しかしてないし、よく考えれば機械以外とまともに関わったのも久しいか?
「◾️◾️◾️です......ここは?」
なんとか自己紹介と疑問を口から捻り出すことに成功した。人間の生活って難しいな......機械が恋しい。
自分でも、どう名乗ったかは覚えていない。前世と同じ名を名乗ったかもしれないし、変わり果てた新しい自分を受け入れたのかもしれない。
足は痛みで動かせないが、周囲を見渡せば軽い消毒液の匂いに包まれている。ベッドに横になっているのを見るに、ここは病院だろうか?
「まぁ普通に病院だね、足の腱が切れてるし......しばらくは入院じゃないかな」
「え〜面倒だよ、こうすれば良いじゃん!」
「ちょっ、やめろオイ──!」
ぽわぽわとした雰囲気を醸し出す回理が私の足に触れると、目に見えて天音が慌て出す。しかし静止は届かず......
ボクの足元を明るい光が包み込む。反射的に身体は動くが、そこに先ほどまでの痛みはない。
「ふふっ、やっぱり人間、元気じゃないとね!」
「あーもうマジで......わざわざやること増やしてどうすんだか、私は知らないよ〜っと」
何が──起きている? 身体の傷が瞬時に癒えるなんて、そんなのまるでフィクションの......
「
何やらご満悦の回理と、頭を抱えて知らぬ振りをする天音が目に入る。
「そう、これは魔法──私達は魔法少女、まだまだ珍しい存在だけれどね?」
「今は政府主導で色々してるよ〜、目指すは正義のニチアサタイムってね!」
病室の時計の針が、無機質に時間を刻む。何かが始まる祝福の音が、やけに大きく聞こえたような気がした。
▼
「切実なお願いだから早く拒否権が欲しい」
「身元不明者には権利がないんだわ、基本的な人権が尊重されているだけ感謝してほしいな」
「ボクの人権は本当に尊重されているのか......?」
魔法少女の権限とやらで即退院とさせられたボクは、流れるまま2人に連行されていたのであった。主な罪状は身元不明、天音と回理がいたのも見張りってところか。
そうしてドナドナされたのはごく普通のショッピングモール、途中で菓子パンを貪ったりしたが、主な目的はボクの荷物の買い出し......らしい。
「一般人は工具箱を持ち運ばないよ〜、別に事情は聞かないけれど......せめて服くらいはないと辛いでしょ?」
「いや十分だって、あの制服でも──」
「◾️◾️◾️ちゃん、血塗れの制服と病衣は服じゃない。普段使う分にはその辺の布切れ以下だよ」
妹を助けてくれたお礼! と服売り場を駆けていく回理は、正直言って怖い。え、なんで?
妹を助けたから......理由に足らないだろ。身元不明の少女など、それこそ病院に叩いたままでいい。魔法とかいうワケの分からないモノまで出てきて──マジで分からん。
人の善意......か。本当に分からないモノだ。機械は決められたことしかやってくれないから、ボクには縁がない。
「まぁ適当に──私としては、
「ほら、◾️◾️◾️ちゃん。次はこれだよ〜!」
「ちょっ、ワンピースの次はドレスって......ここ絶対に普通の店じゃないよねぇ!?」
犠牲者1名、死因は元男の尊厳の破壊であった。
◾️◾️◾️(後のナナシ)
・魔法の存在を知る
・人の善意が分からない
・元男の尊厳は服屋で死にました
回理
・回復魔法の使い手
・前回ラストの魔法少女の片割れ
・無自覚に◾️◾️◾️にダメージを与えている
天音
・適当な物言いが多い
・前回ラストの魔法少女の片割れ
・魔法はあまり見せたくない
ナナシくんの幸せなパートはあと少しだけ続きますが、その前に掲示板が動きます。
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打ち切り漫画の絆の力やね......
掲示板回でもあり趣味に全力で走りました。稚拙なモノでヒントも少ないですが、良ければお付き合いください。
6001:名無しの掲示板在住転生者
はぁ......もうそろ休んでええか?
6002:名無しの掲示板在住転生者
まだイッチが戻ってないから駄目だゾ♡
6003:司令官
ぶっちゃけ気持ちは分かるんだけれど頑張れ
6004:アドバイザー
スマホのパスワードを総当たりで解くようなもんだぞ
6005:名無しの掲示板在住転生者
それ無理ゲーじゃな〜い?
6006:TS魔法少女イッチ
繧?k縺輔↑縺
6007:名無しの掲示板在住転生者
あーまた文字化け流れてきたよ
6008:麻雀ニキ
時報定期
6009:限界ド田舎マン
まぁイッチがいないと困るし早く直したいが......
6010:名無しの掲示板在住転生者
つーかこれデバッグの選択肢はほぼ無限じゃんか
6011:名無しの掲示板在住転生者
せめてイッチに干渉できるやつがいれば......
6012:名無しの掲示板在住転生者
ある程度絞るくらいならできるけど?
6013:名無しの掲示板在住転生者
まぁそう簡単にゃ......は?
6014:名無しの掲示板在住転生者
それは無理よ......は?
6015:名無しの掲示板在住転生者
ほなキツいんじゃ......は?
6016:名無しの掲示板在住転生者
文字化けをある程度の暗号にするならできるよ
6017:名無しの掲示板在住転生者
なんで黙ってた>>6016ゥ!!!?!
6018:名無しの掲示板在住転生者
ここから先は慎重に言葉を選べよ
6019:名無しの掲示板在住転生者
とりあえずコテハン付けてくれ
6020:暗号兵
はい、これでいいかな?
6021:名無しの掲示板在住転生者
詰め寄る速度もコテハンになる速度も異次元
6022:名無しの掲示板在住転生者
ていうかなんで暗号?
6023:暗号兵
そりゃ最近は暗号学園*1にハマってるからだよ
6024:名無しの掲示板在住転生者
ジャンプ読んでんじゃねーよお前
6025:カラサワカラサワ
後で鵺*2読ませてくれや
6026:名無しの掲示板在住転生者
あれ00年代のラノベみたいで面白いよな
6027:名無しの掲示板在住転生者
あいつは確実に型月の系譜だゾ......
6028:名無しの掲示板在住転生者
ジャンプのステマみたいになってるじゃんかよ
6029:名無しの掲示板在住転生者
ここまで来たらダイマじゃないか?
6030:暗号兵
話戻すけれど文字化けを直すことはできないけど規則性のある暗号には直せるよ、解く必要はあるけど
6031:名無しの掲示板在住転生者
よく分からんがとにかく前進なるか?
6032:名無しの掲示板在住転生者
今までずっと手探りだったしな
6033:名無しの掲示板在住転生者
最初から解読したのを出せば良いのでは?
ボブは訝しんだ
6034:暗号兵
それができたら苦労せん
私のチートはそんなに便利じゃないんだわ
6035:しま二郎のわ〜オ!
長い、三行で頼むわ
6036:名無しの掲示板在住転生者
・無秩序な文字化けを規則性のある暗号にする
・暗号は暗号兵君にも分からないので解く必要アリ
・ボブは誰だよ
6037:名無しの掲示板在住転生者
サンクス
6038:名無しの掲示板在住転生者
最後の一文は絶対いらないゾ......
6039:麻雀ニキ
そろそろ時報来そうだし早速やってみれば?
6040:暗号兵
はーい、頑張れ乱数
6041:名無しの掲示板在住転生者
乱数頼りなのかよ
6042:TS魔法少女イッチ
24 64 22 57 71
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ゑ | ■ | ■ | ら | ■ | ■ | い | 1 |
■ | ■ | ま | ■ | ■ | り | ■ | 2 |
■ | ■ | ■ | う | れ | ■ | ■ | 3 |
せ | ■ | ふ | ■ | ■ | る | ■ | 4 |
す | ■ | ■ | の | ■ | ■ | ■ | 5 |
■ | ■ | ■ | ね | ■ | へ | 6 | |
■ | て | ■ | ■ | ■ | ■ | 7 |
71→い 53→れ 15→す
6043:名無しの掲示板在住転生者
うわっ、マジで文字化け消えてら
6044:司令官
すげー能力だが......これは何?
6045:暗号兵
あ、悪い乱数引いたかも
表が出るのは少し面倒なんだよな......
6046:名無しの掲示板在住転生者
あ、これ数字と解読表か
6047:名無しの掲示板在住転生者
忘れないようにスクショ推奨やね
6048:名無しの掲示板在住転生者
想像してた暗号と違う件について
6049:しま二郎のわ〜オ!
でもただの暗号じゃねぇぞ......!
6050:名無しの掲示板在住転生者
ド級の暗号、ド暗号だ!
6051:名無しの掲示板在住転生者
打ち切り漫画*3を擦るのは性格悪くない?
6052:名無しの掲示板在住転生者
そうとも言えるしそうでないとも言える
6053:名無しの掲示板在住転生者
どう見るかだ
6054:名無しの掲示板在住転生者
性格が悪いかどうかは俺が決めることにするよ
6055:名無しの掲示板在住転生者
怒涛のサム8*4語録の連続召喚はやめろ
6056:カラサワカラサワ
打ち切り漫画の絆の力やね......
6057:限界ド田舎マン
真面目に暗号を解け(お怒り)
6058:名無しの掲示板在住転生者
アッハイ
6059:名無しの掲示板在住転生者
真面目な話をすればだいぶ楽になったな
6060:名無しの掲示板在住転生者
元が手探りに対しちゃ流石にな......
6061:名無しの掲示板在住転生者
無難に考えれば対応した数字が文字になってるのか
6062:しま二郎のわ〜オ!
それだと......■る■■い?
6063:名無しの掲示板在住転生者
まぁ下にあるヒントに倣えばそうなる
6064:名無しの掲示板在住転生者
虫食い表から埋めるべきじゃない?
6065:TS魔法少女イッチ
47 62 67 11 15
6066:名無しの掲示板在住転生者
あ、時報だ
6067:名無しの掲示板在住転生者
■り■ゑす、前よりだいぶ埋まったぞ
6068:アドバイザー
スルーしてたけどゑって何だよ
6069:名無しの掲示板在住転生者
現代仮名遣いだと『え』に該当するゾ
6070:名無しの掲示板在住転生者
じゃあ■り■えす、か
6071:名無しの掲示板在住転生者
いやだから虫食い表をだな......
6072:名無しの掲示板在住転生者
ヒントの追加とかできませんか?
6073:暗号兵
無理、文句はジャンプに言って
6074:名無しの掲示板在住転生者
責任転嫁すぎるだろ
6075:名無しの掲示板在住転生者
まぁ世界で1番自由な奴が海賊王だからな
6076:名無しの掲示板在住転生者
話戻すけど当てずっぽうでも埋めないと無理やで
6077:名無しの掲示板在住転生者
う〜ん......繰り返す、とか?
6078:名無しの掲示板在住転生者
となると表が埋まるな
6079:名無しの掲示板在住転生者
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ゑ | ■ | ■ | ら | ■ | ■ | い | 1 |
■ | ■ | ま | ■ | ■ | り | ■ | 2 |
■ | ■ | ■ | う | れ | ■ | ■ | 3 |
せ | ■ | ふ | ■ | ■ | る | ■ | 4 |
す | ■ | ■ | の | ■ | ■ | ■ | 5 |
■ | ■ | ■ | ね | ■ | へ | 6 | |
■ | て | く? | ■ | か? | ■ | 7 |
現状の表です
6080:名無しの掲示板在住転生者
ん〜なんだろこれ
6081:麻雀ニキ
なんか見たことあるんだよな
6082:名無しの掲示板在住転生者
ゑがあったってことは古いアレでしょ、理系にゃ無理
6083:名無しの掲示板在住転生者
いや多分そういう難易度じゃない気がするけどな
6084:名無しの掲示板在住転生者
とりあえず息抜きにジャンプ読む?
6085:名無しの掲示板在住転生者
今でもハンター*5みたいな枠あるんやな......
6086:名無しの掲示板在住転生者
1巻分しか連載してないから休載してる特異点*6やで
6087:名無しの掲示板在住転生者
もしかしたら暗号のヒントがあるかもしれん
6088:名無しの掲示板在住転生者
週刊誌にヒント載ってたらこえーよ
6089:名無しの掲示板在住転生者
ヒントはなくても閃きはあるだろ
6090:名無しの掲示板在住転生者
本当にダイマじゃないんだよなぁそれ!?
集英社さんごめんなさい、ちなみに暗号はジャンプを読んでいなくても解けます。スレ民達も割と答えに繋がることは言っているので......良ければどうぞ。
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『再演』
「実際これで釣れると思う?」
「釣れないと困るのだ、そろそろ刺激が欲しいしね」
一度ナナシとノアと別れた私達は、大阪の有名な橋の上にて罠を張っていたのであった。
観光地というだけあってそれなりに賑わっているが、フードを被るだけで犯罪者というのは姿を消す。テンプはふわふわと歩いているが、全体的に空気が緩いな......
街は夕暮れ、次第に世界は闇に包まれる。残念ながら主演はこの場にいないが、祭り事のメインヒロインはレッドカーペットの上でシャンパンを飛ばせば良い。
「さて、ナナシに許可は取ってるし......
「大阪の名所ねぇ......あ、大阪城とかどうよ。歴史的にも価値があるし、これからすることにはちょうどいいのだ」
「了解、まぁ初手は派手にやりますか......」
思えば、暗部への打撃で1番効いたのは先日のテロだ。だったら、もう一度似たことをやるのは妥当じゃないか?
「手数は?」
「仕込みは十分に、どれだけ嫌でも奴らは出てくるのだ」
「上等、吉報を持ち帰ろうか」
軽く指を鳴らして、目的地へ歩みを進める。それは均衡を崩す歩みだということは、まだ誰も知らない。
▼
全国を対象とした大規模な停電から数分、銃使いの時雨は先手を取られたことに歯噛みしていた。
いや、こちらに損失は今のところ出ていない。問題は先手を取られた方法であり、暗部が《天災》に露見したシチュエーションと同一。役者は違えど、天丼とも言う。
『はいはい、レディースアーンジェントルメーン。並びに紳士淑女じゃない凡骨共、こんばんはァ。大阪より皆さんの電子端末をジャックしてます、『
『そろそろ刺激が足りないだろうし......というわけで緊急特番なのだよ、題材は──街が壊される中、魔法少女は前線に出てくるのか。思考実験のお時間なのだ!』
カメラに映るのは、怪人の力を使う少女と──この放送を成立させている『電解』の魔女か。そして伏せ札は最低でも『歯車』の魔女、1人で相手取るには面倒だな......
「添元め......身内のケジメは自分で付けろよ」
ソシャゲ中毒者の同僚に恨み節を吐き、状況を整理する。まず先にアクションを起こしたのは向こう、口振りからしてカウンターを仕掛けようとしているのが見える。
誘いに乗らなかった場合も実にシンプルだ、言う通りならば関西の主要都市は大体破壊されてもおかしくないな。
「だが、それじゃ協会は【表】しか釣れないですよ?」
まだ協会としての面子が揺らいだ情報テロの方が、良い脚本だったと言える。こちらのアクションは沈黙、それだけで奴らのテロの目的は瓦解する。
こっちもそろそろ痺れを切らしているんだ、必要ないところは切り捨てる。関西の都市、市民の安全、協会の表側......それらは私たちのプランには必要ない。
「まぁ実はこっちも挨拶しなきゃいけないんだが。あーやだやだ、鉄砲玉は辛いですね」
とはいえ、プランのためにはわざと釣られる必要もある。結局は持ち札の使い方次第で、戦局は左右される。
さてどう出る《天災》、暗部の隠し玉......【
▼
大阪城の歴史は、それこそ古くは戦国時代に遡る。なんだかんだあって現存するのは後年に復興されたものだが、日本における歴史的な価値はかなり高い。
大阪の顔というほどではないが、シンボルマークの一つではある。そして人間は、そういう記号に価値を見る。
テロリストの様子を液晶越しに人々が見守る中、それはほんの一瞬の変化だった。
『【装填──
テロリストの片割れが何かを呟くと同時、その威圧感のある天守閣が瞬時に
相反する氷と炎が、巻き込む全てを塵にする。数百年とその地に鎮座したかつての遺物は、何も残さなかった。
その最期に誰もが、言葉を失った。普通ならありえない現象が、世界の法則を支配する。
『さァさァ、突然ではあるがお立ち合い。デモンストレーションは十分だろう、来いよ魔法少女』
怪物が、その力を振るう。『天災』による二度目のテロは、物理的損失を伴って始まった。
・ナナシ・ノア→京都へ、現在ナナシが昏睡中
・スレ民→イッチに干渉する為に暗号解読
・イナ・テンプ→大阪へ、二度目のテロ開幕(!?!!?)
次回は回想を挟んでノア視点です。
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『魂葬』
時は少し遡り、『天災』の関西襲撃前──作戦会議と称して用意されたのは、個室の焼肉屋であった。
名目上は英気を養う為だが、実態はここは組織が経営するフロント企業の店だから情報が漏れる心配がないんだとか。確かに店は貸し切りになってるが......まともな肉を出してるんだよな、変な肉を使っていないよな?
「それで......どこから整理すれば良いのだ?」
「まず味方の情報整理、次いで敵勢力の整理。差し当たって......ノア、お前の『権能』はなんだ?」
そんな軽い心配は、どうやら杞憂だったらしい。席に運ばれる普通の肉を網に放っていく。テンプが物欲しげな顔をしているが、貴様にトングは多分危ないから渡さん。
適当に頼んだ肉が網の上で踊り、どんどんと実っていく。全員に皿と米が行き渡り、各自が飲み物で喉を潤す。
「ん〜、私の権能かぁ。正直説明するのは面倒なんだけど......平たく言えば『魂』の操作かな?」
続けて、とハンドサインを送る。まずは軽くタン塩をレモンで、あっ美味いわこれ。
「人の『魂』には雛形となる形がある。それは回復魔法を使うナナシくんなら分かると思うが......私の権能はその形を歪める。それが私の権能......『魂葬』だね〜」
「ナナシの魂の形が変なのもそれが理由?」
「イナくん、それ私は関係ないよ......まぁ、歪めた魂は元の魂に戻るくらいの衝撃がないと歪んだまま。焼いた肉は焼く前の肉には戻らないだろう? こうして切り分けるように、別の変化を与えることはできるがね」
ジュウジュウと音を立てる肉が箸で二つに割かれる。少し焦げたその肉が、元の形に戻ることはなかった。
▼
「グッ......!?」
「あのさぁ、もしかしてこれ茶番? 言わなかったっけ、私はもうお前らを手駒としてしか見てないんだよ」
「ハハッ......協会の連中はドうしタ、詰めガ甘いゾ」
「生憎と、奴らは仲間が相手する予定でね」
巫山戯た事をしやがった男の首根っこを掴み、抵抗できないように『魂』の形を変える。そうだな......意識は残して手と足は奪おう、こいつを殺すのは最後でいい。
「う、ぉぉぉ、こレが『魂葬』......ハハハ、面白イ」
「どうせ殺すとナナシくんが戻ってこないとかそういうカラクリだろ、これでも私は上官だが差し金は誰だ?」
「はァ......"裏切り者"が上官ヲ気取るナ──グッ!」
「五月蝿いな、少し黙っていろ」
『魂』を歪められ、手足を奪われた男が声を荒げる。どうせこいつは捨て駒だ、正直どうでも良い。
男の意識を刈り取り、思考を巡らせる。手筈通りなら協会に対しては先制、組織に対しては先を行かれた形だ。
これは間違いなく私の落ち度......仕方ない、少し賭けの要素が強いがナナシくんに干渉しようか。
▼
場所は変わり東京、西が未曾有の『天災』に襲われている最中。鬼の居ぬ間に、その事件は起きていた。
「ぁ、ぁ亜ァあ、あぁア」
ソレは、かつては少女達だった。だが今は『悪意』に在り方を歪められた、哀れな怪物であった。
水の刃でその姿を覆う怪物の姿は、外からでは視認することは出来ない。果たしてそれは怪異か悪魔か──
「ぁ、あぁぁアあ、亜、ア」
周囲の人間の叫び声を背後に、水のベールが何かを両断した。少し寂れた気配の喫茶店には、為す術はない。
怪物は何を思うか一度止まると、再び歩みを進める。そこに感情はなく、人間らしい理性も無かった。
「うわ、これが通報にあった怪人?」
「関西でも凄いことになってんのに、東京もとか......これも『天災』の仕業!?」
水の怪物の前に、少女が2人。ヒラヒラとスカートを揺らしながら、異能のステッキを構えた。
タネを明かせば、彼女達は魔法少女だ。普通の怪人くらいなら倒せるが──彼女達に運がなかったのは、この場に来てしまったこと。
「亜ァあ、ぁああ」
「チッ、水を突破できない!」
「待って、解析を──ぁ」
二人組の片割れの少女は、その身体を水のカッターが縦に両断した。水のベールが揺らぐ度、世界が揺れる。
「ぁ......嘘、なんで、貴女達が」
「アぁ亜ァ、ぁあア亜ぁ」
続く二人目は、不幸にも怪物を視認してしまった。そしてそれが、その少女が最期に見た光景であった。
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『何/誰』が『彼女/歯車』を『殺す/壊す』のか
区切りが良いので少しだけ短いです、回想はあまり長くしても......ね。
「ねえ■■■ちゃん、お昼ご飯どうしよっか〜?」
「えっ......ボクは別に何でも良いんだけど」
「何でも良いが1番困るんだけどね、回理なら大体作れるからこういう時は適当に言えばいいよ」
目が覚めてから数日が経つというのに、ボクは未だに魔法少女達に身柄を拘束されていた。拘束というか軟禁、そんなに不自由ではないが......絆されている気がする。
素直に認めよう、ここ数日の生活で彼女達に関心を持つに至ったことを。積極的な回理と、冷たいように見えて優しい天音......あとオマケで回理の妹、彼女はまぁ良いや。
「ほらほら、早く行かないと遅れちゃう〜!」
「ちょっ、ボクまだ行くとは......ひゃぁぁぁ!?」
「いってらっしゃーい」
大したことのない前世とは比較できないほど、この数日は自分にとって最もかけがえのない物だったと思う。
誰かが誰かを振り回して、それをみんなで笑い合う。意見がすれ違うこともあったが、最後には笑っていた。
▼
そう、ここまでは幸せな日々の残影。かつての日常は、突然に終わりを告げる。
「は......え、嘘──」
「......嘘じゃない、私を庇って──回理は死んだ」
「その、傷は──」
「ハハッ、回理がいたら治せたかもね......」
そう言って片割れの死を告げた天音の姿は、酷くボロボロで。彼女が身体を引き摺った後には、おびただしい量の流血の跡が残されている。
原因は、戦力の誤認。二人で十分と判断した怪人の実力の方が上手で、こうして街は火の海と化した。
「なんで、そんな──」
「はァ、組織も──協会も信用しちゃ駄目だね」
最期にボクが出会ったのは、運が良いのか悪いのか。理解できるのは、無力なボクが乗り残されるというだけ。
「ねえ■■■、私達が死んだことはあの子の妹には内緒にしてくれるかな。あとは──ごめんね、ありがとう」
「天音、あま──ぁ」
どれだけの間、そうしていたのか。
「ねぇ、天音?」
「天音、返事をしてよ」
「ねぇ、またさ......遊ぼうよ、ね?」
必死に呼びかけるも、既に彼女の瞳に光は無く。どうしようもなく取り残されたボクだけが、この場にいた。
これから、どうすれば良いんだろう。今も街は怪人が暴れて火の海に、頼れるヒーローはもういない。そうだ、今までのお礼に天音と──回理を直さないと。
不思議と、涙が出ることはなかった。燃え盛る炎が周囲を囲っているのに、身体は不思議と寒気に覆われている。
なんで、心を開いた人から死んでいく? ようやく、笑い合える人と会えたというのに──なんで、なんで、なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで。
「あぁ、そうか」
崩れる街の中で、その答えに辿り着く。きっと元々ボクは壊れていて、壊れた歯車が不協和音を生み出したんだ。
彼女達は、ボクが殺したも同然だ。だから、みっともなく生きているボクは、早く死なないと──
「ぁ......」
今、ボクは何を考えていた?
仮にも彼女達が救った命を、踏み躙ろうとした?
こんな不出来な歯車を──何故彼女達は助けた?
「あはは、もう......分かんないや」
機械は例え不出来なエラーが起きても、やり方次第でいくらでも直せる。だけれど人間、ボクは......突然の衝撃には耐えられなかった。
その歯車はきっと、どうしようもなく歪んでいて。力無きボクには、それまでの光景が焼き付いて仕方なかった。
崩れ去っていく 街の片隅想う
ありきたりだった毎日の温もり
この瞳に焼き付いた 燃え盛る場面
聖痕(スティグマ)のない"僕"は どこにいるの?
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ケーキの切れない非行少女達
あと年内最後の更新です。よいお年を〜!
「あーあ、街が壊れていくのだ......まぁ私達のせいだけどね〜、関西は別に興味ないし良いかな」
「テンプはバッサリだねぇ──にしても良い悲鳴じゃんか、やっぱり生放送にはライブ感が大事だよね」
突然始まった悪趣味なパレードは、中継を通じて各地へ届く。世界を揺るがした情報テロは記憶に新しいが、今回の事件は以前とは明確な差別点がある。
大阪を舞台に幕を上げたのは、破壊の大嵐。電撃が全てのインフラを掌握して、氷と炎が有象無象を薙ぎ払う。公共物への実害......これからはノーリミットだ。
軽く伸びをして周囲を見渡す。無秩序に逃げ惑う市民に、壊れゆく街。そして、辿り着いたヒーロー。
「全部、全部全部全部──『
「やっとご到着なのだ......上に三人、裏は多分二人」
殺意を剥き出しに叫び声を上げたのは、一般的なイメージの魔法少女らしく杖を構えた少女達。データにあった名前は確か──別に良いか、モブだし。
「一撃で仕留める、片方だけでもッ──!!」
「ふ〜ん......だけれどゲームオーバーだよ、グッバイ」
高台で隊列を組む魔法少女の腹を、丸太ほどのサイズの触手が横薙ぎに捉える。気分はまるでボウリングだな、はいこれでストライクっと。
「この程度で......負けるかぁッ!!」
「そもそも君たちじゃあ勝てないんだな、テンプ」
「はーいなのだ、『
「『爆──、何ッ!?」
それでも立ち上がり攻撃魔法を放とうとする魔法少女の動きが、テンプによって逸らされる。あーあ、その攻撃の行く先は市民達だぞ?
そもそもテンプのクラッキングが通用するなら、相手する必要がない。意思の力で抵抗されることもあり得るが......伏せ札の対処は出来ていないようだな。
「そん、な──嘘、私は......!?」
「攻撃するならちゃんと私達を狙って打ちなよ、じゃないとさァ──魔法の犠牲になる市民のみんなに迷惑だよねェ!!」
モブ魔法少女の攻撃魔法が、脅威から逃げ惑う市民へと命中する。ん〜......今ので大体三十人くらいは消し飛んだか、可哀想に。
そのまま自分が犯した惨劇に呆然とするモブに接近し、勢いのまま飛び蹴りを決めてオマケに触手でドーンと一撃。なんか......イジメみたいになってきたな。
「魔法少女も堕ちたもんだねぇ──守るべきモノを自分で壊した気分はどうかな?」
「ぁ......くま、ゆる──」
「文句は協会の奴らに言うのだよ、加害者ちゃん。先に外法に手を出したのはどっちかね?」
街は騒然、燃えて凍てつき電撃が舞う戦場にて私達という悪意が踊る。ぐぐぐ、まだ釣れないのか......?
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「ねぇ添元、例の生放送は見たかね?」
「え、何それ初耳なんだけども大垣?」
「見てないんかい......『天災』絡みだよ、大阪で何でもアリのお祭りをしていやがる」
現場にいない協会暗部の二人は、とある拠点でその配信を眺めていた。この状況でも優雅に紅茶を飲んでいて、呑気にケーキを嗜んでいるのは余裕の表れか。
「え〜、でも時雨がいるじゃん大阪はさ。いざとなれば『マジカルクラフト』を使えば良いんじゃない?」
「関西を更地にするつもりかよ......時雨は大雑把だしなぁ、最悪そうなっても良いようにするか」
仮にも情報担当の巫山戯たお面を眺めながら、司令塔の大垣は冷静に戦況を整理する。
「でも考えようによっては良いんじゃない、時雨の犠牲だけで『天災』が壊滅できるなら安いでしょ」
「もうちょい仲間意識とか......いや、お前にそれを求める方が酷か。実の妹を好き勝手に改造して、隠蔽のために同僚二人殺した奴は格が違うわ怖い怖い」
「やだなぁ大垣、『
じゃあなんで野放しにしているんだよ、という疑問が口に出ることはなかった。どうせ藪蛇だし。
「盤上の勢力は三つ、叶う理想は一つ......これじゃあケーキは切り分けられないな?」
「大垣ならそういう時の対処法は?」
「自分以外を消せばその
何かが欠けた少女達には、倫理なんて文字はない。そうして、醜い椅子取りゲームは進んでいく。
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何者でもない怪物
最近は主に2名の心が壊れてるせいで文章が読みにくい回もありますが、今年も本作をよろしくお願いします。
どこなんだろ、ここ。なんだかさむくて、いたくて、とってもくるしいきがする。
「ひぃぃ、ばっ、化け物ぉ!?」
うるさい、うるさいうるさい。あ、ここどこなんだっけ。ていうか、わたしたちはだれだっけ。
「クソッ、女子供は逃げろ!」
にげろ? なにからだろ、わたしたちもそっちにいけばいいの? そうだね、あぶないもんね。
「チッ、お前はこっちだ化け物......喰らえやッ!」
いたい、いたいよ。わたしはこっち? あ、わかったぁ。これはあそびなんだぁ、どっじぼーるとかひさびさだなぁ。
「カハッ......は、魔法少女が来るまでッ......」
ぼーる、あたっちゃったね。おなかいたそうだけどだいじょうぶ? いまらくにしてあげるねぇ。
「嘘、だろ......光ッ! 空ちゃんッ! その姿は.......」
「馬鹿野郎、怪物の前で立ち止まるな!」
あれ、おじさんたちもいっしょにあそんでくれるの? あはは、たのしいなぁ!
ぼーるをなげて、それがおじさんのむねにあたる。なにかをいいながら、おじさんはたおれる。
あれれ、きゃっちへただなぁ。おとうさんならとれるのに......おとうさん? おとう、おとうさん?
まぁいいや、おにごっこのつづきだよね。みんなはどこにいるのかなぁ?
「あっぁ......嘘、でしょ......!?」
あは、みぃつけた。み〜んなここにいるけど、かたまってたらいっせいにつかまえちゃうよ。
「お願い、待っ......ぁ」
はい、つ〜かまえたぁ。だめだよぉ、つぎやるときはちゃんとかくれんぼしようねぇ?
「ひか......り......」
かくれんぼ、むかしにお母さんとやったなぁ......おかあさん? おかあ、おかあ......さん?
「ぁ、ぁあぁ、ぁ?」
お父さんも、お母さんも、近所に住んでいたみんなも。まとめて私の前で倒れている。大小問わずその身体を細切れにされて、ダラダラと赫に埋もれている。
辺りの騒音はいつの間にか消えていて、この場にいるのは私と物言わぬ死体の山。不気味なまでの静かさだけが、此処にあった。
「ぉ゛、ぁ......ぉぼっ゛......!?」
そうだ、思い出した。私と空ちゃんはあの後、眼鏡をかけた怪人に改造されて......じゃあ、まさか。
ロボットみたいに首を下に向ければ見えるのは、不恰好に縫い付けられた私と空ちゃんの体。不可思議なのに、その歪みが世界の正常になっている感覚。
そして意識のない間に私が
「ぉ゛.....ぁ──ッ!?」
抑えられていた感情が、戻って来る。中身など入っていない胃が反射的に収縮し、嘔吐を引き起こした。
僅かな吐瀉物、胃液が口から溢れ出す。胃液が喉を焼くような不快感......それが何よりも現実を突き付けてきていて、鮮烈な光景が目に焼き付いていく。
私が殺した、私が壊した、私が殺した、私が──ふざけるなフザケルナ巫山戯るなふざけるなフザケルナ巫山戯るな。それじゃあまるで、まるで私が。
「ぉ゛ぇ゛っ......なん、で」
私が、殺したのか。少しウザいけれど、誰よりも家族のことを考えているお父さん。時々怖いこともあるけれど、とっても優しいお母さん......大好きだった二人を私が、この手で殺した?
「ぁ......あっ......あ、ぁ」
魔法少女としての始まりは、みんなを守りたかったからだ。私の周りの日常を、自分に力があったから守る──でもその想いが......この結果を招いた。他ならぬ私が、壊した。
私が思うよりも、世界は悪意に満ちていて。誰かの気紛れが、蝶の羽ばたきのように悪意を動かした。
「なにが、魔法少女、だ......ごんなの、ぉ゛ぇっ......」
人を助ける魔法少女? とんでもない。人に過ぎた力を使う獣など......『怪物』と呼ばずしてなんと呼ぶ?
「ごんなの゛ッ......な゛んっ......ぁ゛ぇっ......」
嗚咽混じりの声が、虚空へ響き渡る。ただの少女だった彼女には過ぎた感情の渦が、精神を蝕む。
魔法少女スターライト/星野光
・親殺しのトロフィーを獲得
・泣きっ面にガトリング砲くらいの虐め
・幸か不幸か、魂に多大な衝撃を受けたために自我を取り戻した
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この人でなし!
6501:名無しの掲示板在住転生者
少し目を離してたけどイッチどうなった?
6502:名無しの掲示板在住転生者
かくかくしかじかマルバツサンカク
6503:名無しの掲示板在住転生者
分かんねーよホセ
6504:司令官
んあ、結局変わってない
イッチなら今は隔離されとるよ
6505:名無しの掲示板在住転生者
えぇ......(困惑)
6506:管理人ちゃん
まったく......
ゴミの掃き溜めを整理する気持ちになってほしいです
6507:名無しの掲示板在住転生者
管理人ちゃん踏んでくれ
6508:名無しの掲示板在住転生者
蔑む目で見て♡
6509:名無しの掲示板在住転生者
もっと罵倒してくれや
6510:管理人さん
>>6507 >>6508 >>6509
アク禁、一度頭冷やせよドブカス共(*^ω^*)
6511:名無しの掲示板在住転生者
管理人って複数人おるんや......()
6512:カラサワカラサワ
まぁつーわけで対処できるまでこの調子かな?
6513:アドバイザー
暗号兵くんも寝込んでるしね
結局時報も呪詛でしかなかったし
6514:名無しの掲示板在住転生者
何あったん暗号兵くん
6515:名無しの掲示板在住転生者
この前までピンピンだったでしょ急にどした?
6516:名無しの掲示板在住転生者
暗号学園が急に巻き出して胃が逝ったらしい
6517:名無しの掲示板在住転生者
草
6518:名無しの掲示板在住転生者
なんか可哀想......
6519:暗号兵
このままだと集英ビルに突っ込む前にタヒにそう
6520:名無しの掲示板在住転生者
一応まだ生き残る可能性はあるだろ!?
6521:名無しの掲示板在住転生者
正直言って暗号は完結詐欺3回くらいやったし......()
6522:名無しの掲示板在住転生者
でも今回は言い訳出来ないんじゃないかな
6523:名無しの掲示板在住転生者
話を戻して、お願いだから
6524:名無しの掲示板在住転生者
このままだとステマがダイマになっちゃうだろ
6525:名無しの掲示板在住転生者
実際イッチ相手に打つ手ないの?
6526:アドバイザー
下手に干渉すると修正不可レベルで壊れるんだよね
6527:名無しの掲示板在住転生者
だから手を出せないというね
6528:管理人ちゃん
まぁ実際は......はぁ!?
6529:名無しの掲示板在住転生者
どしたの急に
6530:名無しの掲示板在住転生者
競馬負けた?
6531:名無しの掲示板在住転生者
あれパチでスッたんじゃない?
6532:N・O・A
まさか......異世界に繋がるとは実に興味深いね
まぁそれは後で良い、ナナシくんを救出しようか
6533:名無しの掲示板在住転生者
!?
6534:司令官
!?
6535:管理人さん
ヽ(; ゚д゚)
6536:管理人ちゃん
もう無理ぽ(倒れる)
6537:名無しの掲示板在住転生者
管理人ちゃんが倒れた!?
6538:名無しの掲示板在住転生者
この人でなし!
6539:N・O・A
まぁ確かに私は人ではないけども
6540:名無しの掲示板在住転生者
ノアって......おいマジか、現地人がスレに来たの!?
▼
「かはっ......想像以上だね、ナナシくんの歪みが何となく分かった気がするよ」
頭の許容を超えた情報の濁流に、無意識のうちに吐血する。なるほど、肉体にまでダメージが及ぶのか。
確かにこれは魂の形が歪む。いや、歪むだけで済んでいるのが奇跡に等しい。それこそ人の手に余る超常の力──『魔法』なんて物じゃない、本物の。
「面白い、それでこそ未知を探求する価値がある」
私の『魂葬』は、魂の形が歪なモノには効果を発揮しない。つまりナナシくんの魂に直接の干渉は出来ないが、ちょっとした抜け道はある。
「『魂葬』......『
ぐちゃり、と不快な異音が部屋に響く。狂気の科学者のマジックショーが、幕を開ける。
▼
なんとなく、時雨は頭の中でこれまでの記憶を反芻する。悪役の如く蔓延る組織に対して正義だ復讐だと燃える同僚はいたが、私はそれを冷笑していた。
色々あってしがらみも増えた......だが、どこまで行っても自分の本能には抗えない。魔法少女とはエゴの塊、でなけりゃこんな事にはなっていない。
「ああもう面倒ですね、一回
スマホを操作し、最悪の発明......マジカルクラフトを起動させる。さて......それなりに代償はあるんだ、最低でも『天災』くらい軽く潰してくれよ?
・スレ民達→打つ手がなくなったのでイッチの回復待ち、一応管理人を召喚して被害を抑える
・管理人→2人来た、イッチが悪化しないように抑えてる、ノアが来たせいで管理人ちゃんは気絶した
・暗号学園→まだ終わっていない
・ノア→権能を使って掲示板に介入、現地民のため直接ナナシに干渉を始める
・時雨→現状に苛立ち『マジカルクラフト』を起動
※後書き書くの忘れてました、現状の補足程度に状況整理を置いときます
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怪物、怪物、怪物、怪物
その異音は、意識を失って倒れていたはずの魔法少女から響いていた。ぐちゃり、という内臓を掻き回すような気味の悪い音は、果たして誰に届いたのか。
「ぅぶっ゛...ぁ゛、ぁ゛?」
その少女の幸福は、あくまで自分の信念に基づいて戦ったこと。その少女の不幸は......そんな想いは、誰にも尊重されずに踏み躙られること。
「んん、アイツら......何をしているのだ? まぁ別に良いか、『放電』っと」
死に際の自爆技を警戒しつつも、トドメを刺す為に電撃を放つ。これで全員感電死は免れない。
「はいはい終わり終わり、──ッ!?」
「險ア縺輔↑縺�ィア縺輔↑縺�ィア縺輔↑縺�」
「おいおい、何言ってるか分からないけど......いつから魔法少女ってのは第二形態が実装されたのだ?」
始末は完了したと想いテンプが背を向けた瞬間──その顔の横を何かが掠めた。自然と後ろを再確認、そこにいたのは魔法少女とは言い難い生物だった。
例えるならば、ゲームに出てくるような異形。でも組織の怪人とはまた違う......強いて言えば『魔物』か?
どう見ても人の形を保っていない獣型のシルエットを前に、テンプは思わず笑みを浮かべる。そして、よく見ればその影は次第に数を増やしている......
「あんまりワクワクさせるなよ、今回はイナが主役なのに──そんなことされたらさぁ、私も遊びたくなっちゃうのだよ?」
テンプはそう言って配信カメラを揺らし、目前の変わり果てた怪物をシャッターに収める。どちらが正義なのかは、最後に決まるだろう。
▼
歯医者で施術中に流されたアニメが退屈だった時のように、すでに終わった退屈な話ばかりが目の前を過ぎていく。12話分のクソアニメを流し続けるようなセンスのない拷問で、心は冷え切っていた。
ボクのせいであの二人は死んだ、守るべきモノなど無い。考えれば、そもそも未練なんて──諦めても、
『寝坊するにしてはちょっと幕間が足りないと思うよ、寝起きは鬱になるタイプなのかいナナシくん?』
『......ノア、か?』
嫌な記憶を流し続けるだけの空間に、異常を告げるノイズが走る。蹲るように過去から逃げようとするボクを見下ろすように、虚空からノアは現れた。
......嫌な顔だ。全てを見透かすように舌を見せて、ここで蹲るボクを糾弾しようとしている。
『そうだよ、大体全ての元凶たるノアさんだ──詳細は省くが、いつまでそうしているつもりだい?』
『......るっせーよ』
『わお辛辣、確かにこりゃ不快だが......
たかたが目の前で恩人が死んで、
魔法少女になっても何も守れず、
恩人に託された妹ちゃんは呪詛吐きながら死んで、
信じようと思った大人は腐っていて、
変身アイテムを奪われた挙句に拷問、
ぐちゃぐちゃの妹ちゃんの遺体を拷問に使われて、
組織と協会に良いようにされて空回り......
命からがら逃げた先に、派手な活動を控えて、
でも自棄になって、テロを起こした?
『っせーよッ......うるさいうるさいうるさいんだよ! ああそうだよ、この程度でキレたんだよボクはッ......』
その程度......ははははっ、ボクが体験してきた地獄をその程度と申すか。よし分かった、やっぱり潰そう。
もう疲れた、何かを忘れている気がする......もういいや、ノアを倒して、考えるのを止めればいい。
『殺る気かい、悪夢を見て自殺を図ろうとする奴は止めるのが私なりの流儀だが』
『......』
『さっきまで動けなかったくせに......ヘラった女なんて面倒なだけだよ? それこそ.....
これもある意味、過去との決別なんだろう。何を忘れたままに、召喚した歯車を揺らす。
気付いたらナナシくんがヘラってノアと戦い始めてる......なんで......?
テンプ
・裏方担当は今日も忙しい
・殺しに躊躇いはない
・魔物との戦い、ファイッ!
魔法少女の成れの果て(魔物)
・原材料→魔法少女
・数→いっぱい
・特徴→尊厳破壊
ナナシ
・悪夢の連続で鬱状態に
・過去拡張の余地アリ、お好みの曇らせをどうぞ
・なんでこんなことに......(作者)
ノア
・自身の一部をナナシの意識に溶け込ませて侵入
・大体ハガレン106話のアレと一緒
・鬱病患者と化したナナシと精神世界でバトル
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このバスは今から集英ビルに突っ込む!!
ナナシ、イナ、テンプ、ノアの4人のビジュアルを鱈メーカーさんで作ったのに挿絵を貼る気力がない......
需要があるなら感想ついでに教えてください()
まず最初に、二人の地面を蹴る音が大きく響いた。
▼
これから始まるのは、互いの一手が死を招く攻撃の読み合い。故に、初手はナナシくんの動きを見る。
「『
「『
互いの背丈を超える泡の砲弾が、盾代わりに生成された歯車を錆びつかせる。永久にエネルギーを供給する歯車......まともにやれば、まず
錆びついた歯車が鈍色に輝く。しかしその光を妨げるモノ──歯車にまとわりついた泡の砲弾が、時間差で爆発を巻き起こした。どうだ、多少は効いたか?
「初手が泡とか風俗か舐めプかと思ったが──なるほどね、そういうのもあるのな?」
「......今のはソープ寄りじゃないかな、泡だしね」
数秒の沈黙を経て、無傷のナナシくんは土煙を背景に毒を吐く。流石に効かないか......うん、土煙だと?
「おいおいおい......」
「なるほどね......精神世界ってこう操作するんだな?」
何も無かった無色の世界が、学校のグラウンドのような場所へ切り替わる......見渡す限り遮蔽物の無い、夕暮れの世界。これは......ナナシくんが自分の望むフィールドを精神世界に反映しているのか。面倒だな。
私の権能たる『魂葬』は、ナナシくんには効力がない。この
「考え事かよ科学者のくせに思考が遅いなァ!」
「まずっ......『
ナナシくんが歯車を合体させた両手剣を掲げ、思考中の私に肉薄する。私が咄嗟に虚空から出したのはガラクタの雪崩......全部爆弾付きだが、これも大した時間稼ぎにならない。起爆させずに盾にするか。
ゴミの雪崩を囮に、ナナシくんから距離を取る。今ので理解したが接近戦は分が悪い、ここは遮蔽物を介して遠距離で攻めよう。
「『
「ッ......!」
心臓の形をした篝火が、ゴミの山を跨いでナナシくんに降り注ぐ。これも大したダメージにはならないだろう、すぐに次の手を──
そう思った瞬間、ゴミ山が爆発を巻き起こす。咄嗟に耳を塞ぐが、それが悪手だと気付く頃には。
「あッ......ガぁっ!!」
「『
無機質な歯車が、私の胴体を捉えた。横薙ぎに肉を抉る音に、勝利を確信したナナシくんは背を向ける。
「『
「はぁ......なんだそれ、回復魔法か?」
しかし先程までの傷が無くなったかのように、私は平静を保って煽りを飛ばす。流石のナナシくんもこれにはため息を吐いて、疑問を飛ばす。
これは通るのか......ネタがバレない限りは、ナナシくん相手に負けることはない。問題は決め手に欠けることだが、それには考えがある。
「さぁてね、それこそナナシくんも考えて可能性を探してみな──!」
「うざったい......どうせ死ぬまで殺せば死ぬだろ?」
互いの視線が交差し、戦いは勢いを増す。この戦いを制さなければ、相手に想いを伝えられないから。
▼
6628:N・O・A
もっとキミたちの権能を貸せ、じゃなきゃ死ねる!
6629:司令官
待ってそんな戦い方ある????
6630:名無しの掲示板在住転生者
魂の操作じゃないのノアくんの能力
6631:名無しの掲示板在住転生者
ワイ、ソープ用のチートが爆弾になっててドン引き
6632:名無しの掲示板在住転生者
おいそれってYO!
6633:N・O・A
魂を改造してキミらのチートとやらを出力してる
もちろん自己流アレンジは入れてるけれどね
6634:名無しの掲示板在住転生者
もっと平たく言え
6635:N・O・A
ここにいる連中の権能、パクれる範囲でパクる
6636:名無しの掲示板在住転生者
私のゴミを処理するチートがあんな風に......?
6637:名無しの掲示板在住転生者
僕の死に戻りも再現されてますね、半端だけど
6638:カラサワカラサワ
劣化コピー......いや、これだと使い分けのうちか?
6639:暗号兵
チートにはチート、いろはのいだね
6640:N・O・A
いや私だって組織のNo.2だったわけで......
精神世界限定の技法だけどね!
6641:名無しの掲示板在住転生者
現地民なのに平然とスレに馴染みすぎでしょ
6642:名無しの掲示板在住転生者
管理人これ大丈夫?
6643:管理人さん
(;゚∀゚)<大丈夫なら私はいなくていいんだよ
6644:名無しの掲示板在住転生者
あっやっぱり駄目寄りなんだ
6645:名無しの掲示板在住転生者
でもイッチを正気にしないといけないから黙認と
6646:N・O・A
うおっ......あっぶな!?
剣を捨ててインファイトとかアリかよ
6647:名無しの掲示板在住転生者
とはいえ勝てるかは怪しいんだよな......
6648:名無しの掲示板在住転生者
小細工で勝てるほどチートは甘くないんだわ
イッチの場合は素の身体能力も高いし
6649:名無しの掲示板在住転生者
今の回避危なすぎる......
6650:名無しの掲示板在住転生者
これ殴り合いでもまともにやりゃ勝てないな
6651:名無しの掲示板在住転生者
勝ち筋なくない????
6652:名無しの掲示板在住転生者
落ち着け、まずは格闘技の漫画を読もう
6653:名無しの掲示板在住転生者
これ異能力バトルだぞ格闘技じゃどうにもならんて
6654:名無しの掲示板在住転生者
おい待てアスミカケル*1最終回なんだけど????
6655:名無しの掲示板在住転生者
えっ、嘘だろ!?
6656:名無しの掲示板在住転生者
大好きな漫画が打ち切られたときのショック
6657:アドバイザー
このバスは今から集英ビルに突っ込む!!
6658:暗号兵
今週のジャンプスレってここ?
6659:N・O・A
私の頭の中にゴミのような情報を流すんじゃないよ
一歩間違えたら死んじゃうぞ()
6660:名無しの掲示板在住転生者
イッチといい戦闘中にスレ見るのやめたら?
6661:名無しの掲示板在住転生者
ゴミの掃き溜め見ても......ねえ?
6662:N・O・A
いや見るのやめたら模倣ができない
6663:名無しの掲示板在住転生者
これ便利なのか不便なのか分からんね
6664:名無しの掲示板在住転生者
でも詰みを先延ばしにしてるだけじゃな......
6665:名無しの掲示板在住転生者
自分の動きを通せるルートはないの?
6666:N・O・A
あると言ったら私に賭ける気はあるかい
6667:名無しの掲示板在住転生者
マジで言ってんのか?
ノア
・スレに接続しながらナナシと戦う
・魂の自己改造でスレ民のチートを模倣
・勝ち筋は見えている
『泡の砲撃』『廃棄雪崩』『やRe:直し』
・ノアがスレ民のチートを自己流に出力した技
・元のチートより出力は落ちている
・そんな技にも1つ、致命的な欠点が......
『魂の業火』
・心臓の形をした炎を射出する技
・ホーミング機能付き
・材料→研究で余った生物の魂
ナナシ
・攻撃のセンスは衰えない
・精神世界をコントロールし始めた
・口が悪い
『歯車廻転』
・生成した歯車を防御に特化した技
・見た目はナナシの背丈より大きな盾
・酸化などの劣化に弱いが衝撃に強い
精神世界の操作
・平たく言えば格ゲーのステージセレクト
・その場にあった物がリセットされる
・生物は対象外、二人のダメージは蓄積される
技の設定作るの楽しい......気が向いたらこれ以前のバトル回にもデータ追記しときます。
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切り札とひとつの決着
その兆候を、ナナシが直感的に察知したのは偶然だった。見たこともない技の数々を操るノアの身体を覆うように、オーラのような威圧感を覚えた──
ノアから距離を取り、ナナシは思考を巡らせる。身体はまだ本調子ではないが目立ったダメージは無く、歯車を振り回す力は十分にある。
対するノアは、凄惨な姿だ。右眼は抉れ、左腕は千切れ、何度も切り裂かれた傷が身体中に見える。間違いなく異常、死んでいないことがおかしいのだ。
「......自己改造ってのは随分都合が良いんだな」
「スポンサーから苦情が来ていてねえ......いい加減に半端なシリアスは打ち止めにしようってさ」
何度攻撃しても、ノアは折れない。残った左眼には強い意志の光が輝いて、折れる気配はカケラもない。
素人同士の喧嘩には、ルールが無いのだ。人間は腕が千切れた程度で気絶はしないし、どちらかが折れるまで続く泥沼となって、言葉にできない感情は廻る。
「
「ハッ......そうだよ、この模倣は使い捨てだ。一度使った技は使えないから、長引くほどに私が不利になる」
自分の技の欠点を暴かれ、ノアの顔は歪む。長引くほどに不利になる己と、能力で永久にエネルギーを生み出し、長期戦に長けるナナシ──どちらが不利かは言うまでもないが......それでも、
どう見ても、ここからノアが勝つ道理はない。一歩ずつ
「──ピンチすぎて頭おかしくなっちまったか?」
「いいや、
「抜かせ──、ッ!?」
答えは単純、彼女の狙いはこの状況にあった。トドメを刺す為にノアへ接近したところに、
「な、んだこれ──巫山戯てんのかよ......」
「急拵えだが、ナナシ君に対する切り札だ。巫山戯ていないし、ガキの癇癪もここで終わりにしよう」
「......
「動揺したな──無限には無限を、道理だろう?」
その声音は、動揺。あと一撃まで追い詰めた敵の切り札が、思い描くラインを超えていたことに対する困惑。自分が操るはずの歯車が今、牙を剥く──
歯車の後ろで、五体満足まで回復したノアが不敵に笑う。ブラフも真実も、全てを使って勝利すると。
▼
6701:名無しの掲示板在住転生者
( ゚д゚)
6702:名無しの掲示板在住転生者
∑(゚Д゚)
6703:名無しの掲示板在住転生者
((((;゚Д゚)))))))
6704:名無しの掲示板在住転生者
スレ民全員管理人になったのかな?
6705:管理人さん
o(`ω´ )oな訳ねーだろホセ
6706:N・O・A
君たちの権能が出力できるんだ
だったら......普通ナナシくんの権能も使えるだろ!?
6707:しま二郎のわ〜オ!
じゃあなんで最初から使わねえんだよ!?
6708:名無しの掲示板在住転生者
既に疑問とツッコミが消化されててウケる
6709:名無しの掲示板在住転生者
死にかけまでダメージを受ける必要はあったのか?
6710:N・O・A
え、私の趣味が10割だけど何か問題が!?
6711:名無しの掲示板在住転生者
そういやこいつドMだったわ
6712:名無しの掲示板在住転生者
このタイミングで発動するなよ......
6713:麻雀ニキ
ようやく優位になれたのに締まらねーなぁ
6714:司令官
あーもうみんなご乱心だよ
6715:名無しの掲示板在住転生者
割と最初からじゃね
6716:N・O・A
実際のところは割とギリギリだった訳だが
この調子なら何とかなるかな
6717:名無しの掲示板在住転生者
ほんとぉ?
6718:名無しの掲示板在住転生者
つーかどうやってイッチを正気に戻す訳?
6719:名無しの掲示板在住転生者
王子様のキス
6720:名無しの掲示板在住転生者
男女平等パンチ
6721:名無しの掲示板在住転生者
ケツバット
6722:アドバイザー
安価じゃねえんだよ引っ込んでろや屑ども
6723:N・O・A
ああ、ちょっとばかり乱暴するさ
6724:名無しの掲示板在住転生者
そんなんでどうにかなるもんなのか?
6725:名無しの掲示板在住転生者
心配しかねぇ......
▼
実際のところ、部位欠損するまで追い詰められたのは趣味でも何でもない。ナナシくんの権能を解析するまでに、相応の時間が必要だっただけである。
歯車と歯車が衝突する。無限と無限の反発、威力は互角──しかし、やがてその均衡は崩れる。
「急に及び腰になってさぁ──そんなに自分の手から、自分の物が溢れていくのが怖いか?」
「お前に......お前に何が」
「分からないよ......他人のことなんて言わなきゃ分かんないんだから、こうして殴り合い込みでカウンセリングしているんだろうがクソ女ァッ!!!!」
言葉の殴り合いに、ナナシくんが怯む。この空間を終わらせるなら、今しかない──!
「文句は後で聞くよ、『
「クソ、がッ......ぁぁぁぁぁあ!!!!」
精神世界を巻き戻す一撃が、空間を断ち切るように炸裂する。長い長い悪夢が、終わる──
この関西の騒乱も〆が近づいてきました......構想の段階ではこんなに長くなるはずじゃなかったのになぁ()
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交差する思惑
精神世界から戻り、現実世界。生憎と屋内のため天気は分からないが、今の気分は悪くない。
あの掲示板の住民たちは実に興味深いし......また別の機会にお邪魔しよう。
「あまり武闘派でもないしさ、今後はこういうの勘弁してほしいよね......聞いてるかな、ナナシくん?」
「あー......うん、黒歴史作ってマジで萎えてるから少し待って。穴があるなら入りたい......本当に最悪」
ここは地下室だから既に穴の中、という突っ込みは野暮か。あっ深呼吸してる、そんなにしんどい?
現状確認、場所は組織のアジト地下の酒場。気配は私とナナシくんと、手足を奪われた達磨状態で口を開閉する愉快な男......そういやいたな、今起きたのか。
「馬鹿ナ......ありえナい、何故──グッ!?」
今回起きた面倒の大部分の犯人を、ナナシくんが締め上げる。あれキレてるな......なるべく触りたくない。
「いやホント、さっきのは中々効いたよ......でも、今は今だな。過去はわざわざ振り返るもんじゃねぇわ」
「ナナシくん、少しそれで遊んでて良いよ。まさかとは思うが......
適当に指示を飛ばす最中、この場にいないある人物に思考を寄せる。この場の散乱具合からして......手を付けられなくなってからそう時間は経っていない。
マジかよ......あの
▼
強烈な電撃の槍を、怪物の眼球に突き刺す。生物であれば無視することのできない急所、のはずだが......
「呎ュサ縺ォ縺溘>豸医∴繧崎ィア縺輔↑縺?勧縺代※」
「はぁ......これで5回目なのだ、どういうことだよ?」
目の前の怪物は気に留めることなく、変わり果てた身体を振り回す。例えが難しい......なんなのだあれは。
脳を剥き出しにした頭部に、鉄筋コンクリートのような硬さの胴体。四肢は人間の形を保つことなく、ひたすらに生物としての異質さだけを主張している。
気持ち悪いし趣味の悪い......なんだか
「お茶の間は今頃凍ってるだろうなぁ......テロリストの次は自分達かも、な〜んちゃって──ねえッ!」
『雷鳴』で身体を電気に変換し、急接近。目の前から標的が消えたと混乱する怪物の脳天を──電撃で炙りながら抉り取る。
何度も再生する魔法少女達のなれ果て……前にナナシがプールで戦ったのに似たのがいたな。しかし素体が先程までピンピンしてた魔法少女なら組織の差し金とは考えにくい、それ即ち。
「協会さんよ......我を相手にそれは悪手でしょ。それとも、よほど
犯人は絞れた、おそらく首謀者も──ここで
少し短め、次回はテンプが頑張る(適当)
ナナシ
・黒歴史の製造で穴があったら入りたい
・メンタルは大体回復した
・憂さ晴らし中
ノア
・メンタルケア係(物理)
・何気なく掲示板のアクセス権を入手
・組織のある人物の思惑を察知
テンプ
・怪物達に囲まれ割とギリギリ
・お茶の間ブレイカー(強制配信中)
・趣味の悪い怪物達に心当たりが......?
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『意志』
自分の身体を電気に分解する時には、頭の中から何かが弾ける音が聞こえる。すり鉢で脳を念入りに粉々にされるような、慣れたとはいえ不快な感触だ。
「「「騾?£繧九↑谿コ縺吝勧縺代※!!!」」」
「ハハ、全員揃って突進しか脳が無いのかなァ!?」
不可思議を現実に変える、それが魔法──だが、過ぎた力には代償が伴う。目の前の怪物達も多分、驚異的な力の代わりに理性と思考を失ったと見て良いか?
元魔法少女共......今は仮に『魔物』とする。それ自体のスペックは大したものではないが、数が厄介だな。
倒した魔法少女が魔物になっているとすれば......その数は15を超えるだろう。加えて致命傷レベルのダメージを物ともしない耐久性、これだけで十分に驚異だ。
「『
電気を右手に貯めて、解き放つ。周囲の魔物を一網打尽にせんと荒れ狂う稲妻が、舗装されたアスファルトを裂く。テンプ様の攻撃としては弱い方だが、多少の牽制くらいにはなるか──ッ!?
「逞帙>繧医↑繧薙〒謾サ謦?☆繧九......?」
「がふッ──おいマジかァ、巫山戯るのも大概にするのだよチート野郎共が......ッあァァァ!?」
当然のように無傷なのは良い、いや全然良くないんだが......問題はそこではなく、火炎を突き破って現れた
その魔物が放つ鋭い尾の針が、私の剥き出しの右目を抉る。生身のままに攻撃を貰った......咄嗟に眼帯を投げ捨て左目を解放、返す刀で電撃を浴びせる。
「いつから動物図鑑ってのは飛び出す絵本になったのだよ、メルヘンチックバケモノランド開園ってか?」
「菴輔r險?縺」縺ヲ縺?k繧薙〒縺吶°?」
あークソ、魔法少女じゃなきゃ即死だったぞ。これ脳までダメージ入ってそうし......まだ舐めてたなぁ。
この場の勝利条件は単純、魔物を倒してイナと合流すること。これが協会の差し金ならイナは手筈通りに動いているはずだ、なら我が逃げて彼女の負担を大きくするわけにはいかない。
つまり、出し惜しみしている場合じゃない。配信などに使っていた全リソースを集約し、我の全力を出すのが最善──覚悟を決めろ、それ自体が力となる。
「新フォームの時間だ、"
力の解放と共にマフラーが揺れて、溢れた魔力が周囲に飛び散る。身体が軽い──それも副次的な物。
舌を出して、拒絶を示すように魔物へ中指を突き立てる。最後にカメラが捉えた視線に、敵を見据えて。
▼
「ハハッ、あー配信良いとこで切れちゃったね」
「笑い事じゃないでしょ添元、本当に関西の『マジカルクラフト』使ったのか......始末書じゃ済まないな」
関西の惨状を配信で眺めていた大垣と添元は、そう言いつつも戦況を分析していた。余裕があるのは確かで、楽に『天災』を始末できそうなのが大きい。
結局のところ、どれだけ関西で暴れても私たちには響かない。勝手に先走った魔法少女が、こうして姿を変えて暴れ回るだけで殺せる程度でしかない。
「なんて名前だっけ、アレ」
「添元さんに聞くのかい、アレの名前は──"天使"だよ、正義を信じる青いガキにはお似合いだろう?」
少女達の覚悟すら、尊厳を踏み躙るスパイスでしかない。だがその余裕が崩れるまで、あと数分──
▼
『電解』の魔女、テンプの魔法は複雑なプロセスを経て出力されている。電気を操ることは周知の事実だが、その範囲は静電気から雷まで多岐にわたる。
撹乱から戦闘まで様々なことが出来る万能の魔法だが、無敵ではなかった。それはテンプ自身の反応速度に依存するために、不完全だったと言っても良い。
「こっから先は
その前提を覆すような速度で、身体が動いた。弾丸のような速度で迫る魔物の針を難なく躱し、指を指して魔物の身体に静電気を纏わせる。
なんてことはない、頭でどうこうと複雑に考えるから難しい話になるのだ。理屈で物事を定義するよりも早く──全てを自分で定義して理解すれば良い。
己の限界が能力を妨げるならば、限界など取り払えば良い。そんな意志の力が、理屈を超えていく。
「縺ェ繧薙〒縺ェ縺ォ縺後>縺」縺溘>縺ゥ縺?@縺ヲ!?」
「驚いたかな、イメチェンってやつだよ」
全てのリソースを戦闘に割いた少女は、普段とは異なる衣装に身を包んでいた。厨二病を拗らせマフラーを揺らした風貌から一点、硬派な雰囲気の軍服へと変わり、一人称からも遊びが消えた。
今では、脳を揺らすような痛みも些細なものに過ぎない。それ以上に、神経が研ぎ澄まされているから。
ガキン、と開戦のゴングが響いた。四足の魔物が爪を突き立て、コンクリートを粘土のように砕く音だ。
「四足が5体、二足が6体、飛行が7体......かな」
敵の種別を把握した途端に地面を蹴り上げ、四足の魔物の懐へ潜り込む。当然目前に迫るは命を刈り取る死神の鎌。魔物が爪で攻撃を行う瞬間──それを理解し、直前で身体を電気に変換する。
「遅い......『
目の前の魔物が驚愕し、少しでも動きが鈍ったのを理解した。変換された身体を魔物が通り過ぎる瞬間に布石を巻きながら、思考を次の敵へと巡らせる。
電気の速度はおよそ光と同等、その暴力的なまでの速さで空気中を飛び回る。青白い光が宙を瞬き、次々と魔物達に微弱な電気を纏わせる。
致命傷レベルの攻撃を喰らっても動く──なら話は簡単だ。何度でも、死ぬまで殺せば良いだけだ。そのための動線は......なんとか準備出来た。
「ぶっ壊れろ、『
──その時、空から唐突に稲妻が降り注いだ。善悪の区別なき天使を裁く、自然の怒り。それまでにテンプが纏わせた電気を目印に、一匹残らず全ての魔物へと襲いかかる。
今までの攻撃は全て、この一撃に比べれば遊びにも等しい。それほどまでに......雷は怪物を灼いていく。
「縺後′縺√=縺√=縺√=??シ?シ!?!!!!?!」
「今の雷は──死ぬまでターゲットに帯電する。そもそも雷を喰らって動けるならお手上げだが......その調子なら大丈夫そうだね、しっかり死ぬまで味わいな」
個体による大小の差こそあるけれど、決定打に選んだ一撃は有効だった──テンプはそう理解した。意志の持ち方次第で、こうも変わるものかと嘆息して。
そういえば今月6日にはこの作品も1周年だそうです。記念の幕間こんな半端なタイミングで入れられないよ......今月は更新頑張ります()
テンプ
・配信を中断し強化フォーム解禁
・新戦法はつまり脳筋ゴリ押し
・魔物(天使)を撃破した為イナの元へ
協会暗部の二人
・未だに温室でぬくぬく
・天使(魔物)を過信して油断してる
・⚠︎この後ブチ切れます
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牢獄の中で足掻け
「魔力反応は......ここか」
冷え切った風が、小さな顔を撫でる。私の氷と炎に支配されたこの戦場では、常人は震えるしかない。
ようやく捉えた魔力の反応を印に、異形の羽を揺らして空を舞う。配信はテンプに任せて......大丈夫かな?
「ようやく見つけたよ......釣れた暗部はお前か」
「ありゃお早い、時雨さんに何か御用で──」
そしてこの状況で平然とビルの屋上に立つのは、まともじゃない人間しかいない。挨拶代わりに切り掛かるが、その攻撃は魔力で編まれた防壁に阻まれる。
不意打ちは失敗──まぁこの程度で倒せるとも思っていない。むしろ小手先で相手の手札を確認出来ているのだから、上等な成果だと言えるか?
「『
「話が長いな、銃使い」
「うへぇ、なんだか辛辣ですねえ......魔女達じゃないのは残念ですが、まぁ良いでしょう」
話が長いと軽く睨み付けると、銃使いは舌を出して首を揺らす。なんだその反応、挑発のつもりかな。
こいつの主な魔法は領域の生成──それと指定の魔力を付与した弾丸を使った射撃の2つ、前者は近距離で後者は遠距離に強いのが特徴と言える。
そして奴が漏らした魔力を辿っている以上、ここは仕掛けられたフィールド......つまり警戒するべきは。
「『
──前者の、既に完成された領域生成魔法だ。
▼
魔法少女が扱う魔法には、三種類の系統がある。
まずは基本となる汎用魔法──手の平から炎を出したり、水を出したりする魔法で、魔法少女なら誰でも使うことができる。魔力の量によって最大の出力を調整することが可能で、最も応用の幅が広い。
次いで、実用レベルに達する魔法少女の少ない上級魔法──主にナナシが扱う回復魔法などが該当する。
特徴としては実戦の際に使われる殺傷性の高いものが多く、思春期の少女にとっては少し刺激が強い。
「ふふ、久々だとどうにも鈍ってしまいます......」
「ちっ、そりゃ当然準備はしているか......!」
──そして、他の魔法少女には決して真似できない神業たる"固有魔法"は、まさに切り札と言える。
銃使いの時雨──長いから時雨でいいか。彼女の固有魔法の領域は、名が示す通りの牢獄であった。薄暗く、何かが軋む音のする、閉ざされた世界。
周囲の空間を塗り替える、まさに神業。これが完成された領域魔法──侵入者に考える時間は、無い。
「【装填──
「ふむ......そういえば貴女の権能は知りませんねえ」
「ッ......!?」
触手に魔力を込めて、衝撃波を飛ばす。領域内からの脱出を狙おうとするが......当然逃がしてくれる筈が無い。壁に貼り付けられた装飾品が動き出し、喉元まで襲いかかる。避け──無理だな、迎撃しかないか。
「良いことを教えて差し上げます──領域内での私は無敵なんですよ、これでも『歯車』の魔女を殺す気で来ていますからね」
「ふ〜ん、そういう台詞はもう少し追い詰めてから言うものじゃないか......【装填──
「檻の中の
ッ──!?」
寸前で突っ込んで来た飛び道具を叩き落とし、反撃へ乗り出そうとする私に、二度目の違和感。無数の眼差しに嬲られているような、不快な感触。
どこか余裕のある時雨の声音が、濁りを含んだドス黒いものへと変貌する。それを裏付けするように荒々しく胸ぐらを掴まれ、壁に向かって叩きつけられる。
「か......はぁッ!?」
「──協会って正直、私から見ても烏合の衆なのは事実なんですよ。まぁそこが可愛いんですけどね?」
「知るかッ......よ!」
続いて飛んでくるのは、銃弾の雨あられ──お前のその拳銃どうなんてんだよ、ガトリング砲みたいな音したぞ。弾切れが無いとはテンプから聞いていたが......威力と密度は領域で強化されているか。
ポケットから取り出した短剣に魔力を込めて、力のままに振るう。風圧で弾幕が揺らいだ隙をついて、牢を蹴破り時雨と向かい合う。
まずい、意気揚々と攻撃を仕掛けたのにこのペースでは──協会側の描いたシナリオ通りだ。反撃の糸口を見つけなければ、ジリ貧で負ける。いや......
「──ハハッ、そうか、そうかもなァ」
「んんん、虫ケラもようやく諦めましたか?」
違ェよ銃使い、諦めだなんてとんでもない──攻略の時間だ。無敵だろうが何だろうが、私達の前に立つならば星だって堕としてやる。
今月中にこの章が終わって1周年記念の幕間を入れて......多分そんな感じですかねえ......()
イナ
・配信の目的だった釣り出しには成功
・対魔法少女の知識はノアから
・次回、反撃の刻──
時雨(銃使い)
・協会暗部のパシリの人
・ある地雷を踏むと本性が表れる
・領域内だとチート級......?
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じゃあ他の禊かぁ〜
今までの私は、悪く言えば没個性の力しか無いことが欠点だった。触手は協会のモブ魔法少女程度なら倒せるが、今のままでは駄目なのも理解していた。
いつまでもナナシに頼り切りではいけない──彼女が私に安心して背中を任せてくれるように、その期待に応えられるように......殻を破る必要があった。
「【装填──
結果として得たのは、触手に魔力を通して事象を発生させる権能......まるで魔法みたいな、絵空事。
宙に散る魔力がキラキラと輝きを増して、溜めていた力を解き放つ。目を灼くような強烈な光が薄暗い牢獄を照らして、その全貌を見透かす。
ようやく見渡せるようになった牢獄には見渡す限りの──屍が積み重なっていた。無数の白骨化した遺体と、持ち主の消えた変身アイテムの山......あーなるほど、協会も隠す気はあったんだ。
「烏合の衆の末路はこれか、魔法とか使う前に道徳とか学んだら?」
「余計なことばかりペラペラと......どうやらお仕置きが必要なようで」
「ん、怖い怖い──煽り耐性の習得を推奨するよ」
皮肉を込めた言葉のブーメランは、どうやら相手の痛いところを突いたらしい──再度時雨の攻撃の手が激しくなるが、同時に奴の手癖に気が付いた。
奴は近接戦もイケる口だが、気に入らないことがあると攻撃にムラが出来る。攻撃の威力はさらに上がるが──大きな動きを伴う攻撃はその分、隙も大きい。
棍棒のように振り下ろされる銃身を短剣で受け止めて、隙間を縫うように触手を浴びせる。互いに肉体は魔力で補強済み......よって決定打には至らない。
「領域内でその程度か、って話だけどね」
「このッ、ちょこまかと......『
ホーミング弾の如く飛び交う攻撃を避けて、常に中距離の間合いを意識する。遠距離戦は狙撃を警戒する必要があるから危険だ、敵に狙いを悟らせるな......
いや待てよ、領域の脱出だけが勝利に繋がるわけではない。幸いにも......よし、いっちょやるか。
「【装填──」
「『
私の詠唱より早く銃口より放たれた弾丸が、脇腹を貫く。しまった──なんて言うかと思ったかよ。確かにめちゃくちゃ痛いが......アドリブで使うには十分だ。
攻撃と防御の最中に撒いた魔力と、私の脇腹から溢れ出る血液──
「
「頑張りますねえ、でもそんなに足掻いても無駄だと......!?」
空気中に散った魔力が光を増して、時雨は足を止めてロボットのようにゆっくりと周囲を見渡す。さっきまでの余裕の表情はどうした、顔が笑っていないぞ?
まぁ仕方のないことか──怪人の私が魔力を扱うのはともかく、
「なんで......
「ようやく余裕が崩れたな、協会暗部。領域内で私にやや有利程度なんだから......お前の程度が知れたよ」
空間が揺れて、領域に亀裂が走る。地鳴りのような音と共に、異世界が元の形に戻ろうとする。
仕掛けは割とシンプルだ。奴の領域に私の魔力を巡らせて、支配権を横取りしただけ。複雑そうに聞こえるが、相手が無警戒なら近接戦より簡単だ。
「私の......私の
「随分と浅い底だね、沸点も──相当低いと見える」
何が奴の地雷を踏み抜いたかは、ある程度想像は出来る。自分の
バキン、とセカイが壊れる音がした。いくつかの攻撃が交差した後には、勝者しか残らない。
▼
6801:TS魔法少女イッチ
いやほんと、初めてゴミの掃き溜めに感謝しました
6802:名無しの掲示板在住転生者
マジで大変だったから素直に悔い改めてほしい
6803:麻雀ニキ
懺悔しようにも神があれじゃ無理だろ
6804:名無しの掲示板在住転生者
じゃあ他の禊かぁ〜
6805:名無しの掲示板在住転生者
クソみてーなプレミかました罪は重いぜぃ?
6806:TS魔法少女イッチ
まぁ高い勉強代ということでひとつ......
6807:名無しの掲示板在住転生者
ほな攻撃の矛先は組織くんに向け直すか
6808:名無しの掲示板在住転生者
組織くん<また!?
6809:N・O・A
組織のことで話あるんだけど少し良いかい?
6810:名無しの掲示板在住転生者
あーはい組織のこと......いや待てやお前
6811:TS魔法少女イッチ
え゛っ゛ッ゛!?
6812:名無しの掲示板在住転生者
なんで平然といるんだよノアさん!?
6813:司令官
アニオリキャラがその章で退場せず居残った気分だ
6814:N・O・A
目の前に私がいるのに来てるナナシくんも悪くないか
6815:名無しの掲示板在住転生者
そうかなぁ......まぁそうかもなぁ......
6816:名無しの掲示板在住転生者
管理人さん的にはどうなのこれ
6817:管理人さん
(´・ω・`)<お前らがチクらなきゃ別にいいよ
6818:名無しの掲示板在住転生者
だんだん面倒になってきてない?
6819:TS魔法少女イッチ
ボクの安息の地が踏み荒らされとる......
6820:名無しの掲示板在住転生者
ゴミ捨て場を安地呼びは精神性を疑うよイッチ
6821:名無しの掲示板在住転生者
またSANチェックのお時間かよ
6822:名無しの掲示板在住転生者
1D100で......誰か100面ダイス余ってない?
6823:名無しの掲示板在住転生者
TRPG卓はそれ用のスレ行ってね
6824:TS魔法少女イッチ
話戻しましょう、ノア何かあったの?
6825:N・O・A
多分なんだけど......組織、もう壊滅してるね
6826:名無しの掲示板在住転生者
月刊誌みたいなスピード感で風邪引きそう
6827:名無しの掲示板在住転生者
前まで引き伸ばし重ねたニチアサみたいだったのにな
6828:名無しの掲示板在住転生者
組織くん最後まで不憫ってマジ?
6829:名無しの掲示板在住転生者
てかどうなってんのよそれ
6830:N・O・A
組織のトップ君、迫真の夜逃げ >画像
6831:名無しの掲示板在住転生者
窓割れてね?
6832:TS魔法少女イッチ
あー、それで金庫とか空なのかな >画像
6833:名無しの掲示板在住転生者
平然とボス部屋を物色するなよ
6834:名無しの掲示板在住転生者
強盗はRPGの楽しみでしょ
6835:N・O・A
まぁいないならそれはそれで好都合
本拠地とはいえ私達の敵になるような奴はいないしね
6836:名無しの掲示板在住転生者
このあと少しは平穏に......なるかねぇ?
6837:名無しの掲示板在住転生者
絶対無理だろ
6838:TS魔法少女イッチ
まぁ一旦落ちましょうかね
続きは残りの2人と合流してからで
6839:N・O・A
やめてェ、そこは感じちゃ......痛い痛い冗談だから許し
6840:名無しの掲示板在住転生者
草
6841:名無しの掲示板在住転生者
今のは何を見せられたんだよ
6842:名無しの掲示板在住転生者
ペットをリードで引っ張る飼い主かな?
6843:名無しの掲示板在住転生者
閃いた
6844:名無しの掲示板在住転生者
通報した
6845:管理人さん
(#^ω^)<仕事を増やすなって言ってるだろうが
次回、この章のエピローグです。
イナ
・強引なアドリブもたまにはやる
・通常の怪人は魔法を使わないので出し抜けた
・領域外なら負ける道理は無い
時雨
・出し抜かれた人
・対魔法少女寄りのスペックだった
・割と小細工で沈む
ナナシ
・久々にスレで活動
・親フラみたいな感じでノアがいた
・まぁ別にいいか......
ノア
・怪人マゾ女
・LINE感覚でスレを使ってる
・管理人が面倒だからとアクセスを咎めていない
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そこに無ければないですね〜
領域が壊れてから先は、呆気ない勝負だった。魔力を使い果たした時雨はまともに攻撃出来ず、こうして無様に地へと堕とされた。その顔は徐々に陰り、最後には先程までの威勢が嘘のように縮こまっていた。
その顔を彩るのは、絶望。今まで経験したことのない敗北という名の恐怖で、薄く涙が滲んでいた。
まぁそうだよね、暗部として協会の裏で活動していても中身はまだ子供。想像する敗者の末路を考えたらそんな顔にもなるも仕方ない、良い気味だよ。
「なァ知ってるかよ銃使い、アクションシーンってのはあまりに一方的だと客が途中でダレるんだぞ」
「かはッ゛......ぁ、ぁぁ、あぁ?」
「つまり──力不足のお前はここでゲームオーバーってワケだね、何か最期に残す遺言はあるかなァ?」
今までの仕返しとばかりに時雨の腕から銃を奪い取り、銃口を頭へ向ける。魔力を込めて銃弾を撃つ仕組みなら──うん、私でも使えるね。
ゆっくりと銃の引き金に手をかけ、教会との因縁に一つの楔を埋めようとする。しかしその目前で、時雨は大粒の涙を溢した。
「ゃ......やめ゛て。ごべんなざい、もう、戦わない゛。戦わないッ、がらぁ。魔法少女もやめるからぁッ......命、お願いッ゛......助け、何でも、何でも話す゛がら」
嗚咽混じりの懇願は、敗者なりの足掻きか。まるで私が弱い者虐めをしているみたいな絵面だな、これが配信で中継されてなくて良かったわ。
「へぇ──私達が欲しい情報を言えたら考えてあげるよ、もし半端な情報や嘘を吐いたら......分かるよね?」
「は、はひッ──ぉ?」
そんな必死の命乞いも虚しく、バンッ、と乾いた銃声が壊れた街に鳴り響く。ふむ、私には殺しに快感を覚える癖は無いが──悪くない気分だ。
それにしても、死を目の前にした途端に命乞いだなんて──ふふ、私も少し悪趣味になったかな?
「バーカ、私が命乞いに耳貸す訳ないのにね」
最初から、逃すつもりは毛頭無かった。死んで恨む気があるなら、せめて化けて出ないでくれよ。
▼
とりあえず住み心地の良いように組織を掃除していた頃、仕事を終えたイナとテンプが合流した。までは良いんだが──それ、二人揃って何を持ってんの?
「うわ何それ、ツッコミ入れる場所が多すぎる......まずテンプくん、その宙に浮かしているの何?」
「大阪土産の協会産魔法少女のなれ果て......だね、我は触りたくないから電磁浮遊で浮かしてるのだ」
「刺身とか肉の通販カタログみたいに言うなよ」
どう見ても人間の物とは思えない巨体が一匹、ふわふわとテンプの前で浮いている。協会産ってお前......
いや、それは良い。まだ配信は見ていないが、協会側の企みを一つは潰せたのだろうから。問題はイナが触手で雑に担いでいる──謎の担架である。
「我も気になってたけど......それ、生きてるのだ?」
「こっちは回復魔法次第かな、頭を魔力の銃弾でぶち抜いたから今は死んでるけども」
「えっ何、揃って死体担ぐのが大阪のブームなの?」
どうやらボクとノアがいない間に、イナとテンプは大阪に染まってしまったらしい。なんて恐ろしい事態だろうか、このままではツッコミが追いつかない。
いやそんな茶番は良いんだよ、担架の上に乗っていたのはどう見ても協会暗部の銃使いで──え、マジ?
▼
7001:TS魔法少女イッチ
寝てる間にイナとテンプが凄いことに
7002:名無しの掲示板在住転生者
なんだか久々に話題に上がった気がするな
7003:名無しの掲示板在住転生者
まぁ別行動だったしスレも忙しかったからね
7004:名無しの掲示板在住転生者
そういや二人は大阪で何してたんや?
7005:N・O・A
協会の目を引く為に魔法テロを配信してたよ
7006:名無しの掲示板在住転生者
平然と罪を犯すな
7007:名無しの掲示板在住転生者
頭に魔法って付ければ良いと思ってる?
7008:名無しの掲示板在住転生者
テロってそんな気軽にやるもんやないぞ......
7009:司令官
なんだ、全員このスレの初心者か?
7010:名無しの掲示板在住転生者
とりあえず肩の力抜けよ
7011:アドバイザー
この程度で焦っちゃ先が持たないぜ
7012:TS魔法少女イッチ
協会暗部の銃使いを仕留めて来たらしい
7013:名無しの掲示板在住転生者
なんて?
7014:名無しの掲示板在住転生者
銃使いって情報テロの時の奴かな
7015:名無しの掲示板在住転生者
仕留めたって......え?
7016:N・O・A
これで良いかな >画像
7017:名無しの掲示板在住転生者
うわぁ死体の直撮りをスレに貼るなおバカ!
7018:名無しの掲示板在住転生者
人の心とかないんか......
7019:名無しの掲示板在住転生者
そこに無ければないですね〜
7020:TS魔法少女イッチ
まぁこの程度、多少はね?
7021:名無しの掲示板在住転生者
イッチまでボケないでくれ(真顔)
7022:名無しの掲示板在住転生者
つまり......イナちゃんだけで敵幹部を撃破したと
7023:名無しの掲示板在住転生者
せっかくの大手柄なのにノアさん
7024:N・O・A
これ私が悪いのか......?
7025:名無しの掲示板在住転生者
アカン主犯が無自覚ゥ!
7026:名無しの掲示板在住転生者
頭ブチ抜かれてるだけだから保存状態良いね
7027:名無しの掲示板在住転生者
実験体とかなら余裕で使える
7028:名無しの掲示板在住転生者
カス共がだんだん活気を取り戻してきたぞ
7029:麻雀ニキ
ある意味このスレらしいんじゃねぇかな
7030:名無しの掲示板在住転生者
てか画像端の肉塊は何?
7031:名無しの掲示板在住転生者
あっ不用意に触れんなよスルーしてたのに
7032:TS魔法少女イッチ
協会産魔法少女のなれ果て
7033:名無しの掲示板在住転生者
なんだって?
7034:N・O・A
協会が作った原料魔法少女のなれ果て
7035:名無しの掲示板在住転生者
情報量増えてるのに理解し難いんだが......
7036:名無しの掲示板在住転生者
死んだ方がいい世界──ってコト!?
7037:名無しの掲示板在住転生者
流石にアレと同レベルは無いだろ
7038:TS魔法少女イッチ
あっノア、その肉塊の解析よろしく
7039:N・O・A
私の扱いが雑な件について
7040:名無しの掲示板在住転生者
平常運転でしょ
エピローグになりませんでした(土下座)
次回に持ち越しということで1つ......
ナナシ
・終始寝ていた人
・翻弄されたりされなかったり
・まぁ別にいいや......
イナ
・少し嗜虐的嗜好が芽生える
・命乞いに耳を貸さず仕留めた
・それでも戦果を見ればMVPである
テンプ
・ちょっと影が薄め
・変な小技も増えてる
・肉塊はよく分からないのでノアにシュート
ノア
・平然とグロ画像を貼るタイプ
・解析を丸投げされた
・この後めっちゃデスマーチする
時雨/銃使い
・負けて初めて死をイメージした
・化けの皮の中身は子供
・遺体はイナが回収した
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