とりあえず歴史に名を刻みたかったヤツ (はごろも282)
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とりあえず歴史に名を刻みたかったヤツ
マキノは激怒した。必ず、かの荒唐無稽の愚か者を殴らねばならぬと決意した。
マキノには男心がわからぬ。マキノは、田舎でもうすぐ15になる村民である。よく遊び、店のお手伝いをして、危険とは縁遠い平和な生活をしてきた。けれども戯言には人一倍に敏感であった。
マキノは才女である。世界で大海賊時代がうんぬんで大騒ぎになっている事も知っていた。とはいえ辺境の片田舎に生きるマキノにはそれはいまいち実感の湧かぬことであった。いつもならそんな話に男心とやらですぐに食いつく件の男の子もまったくの興味を見せずずっと昔のワノ国の侍にお熱であったために、ただでさえ湧かぬ実感はより薄れていった。
それゆえマキノはこれから先も今と変わらぬ暮らしが続き、一つ下の男の子と普通に結婚して子宝に恵まれ、普通の幸せを得て生きていくのだと思っていた。なんなら村の大人たちの姿を見てあんな夫婦になりたいとかあんなことをしてもらいたいなんて考えるくらいにはその生活を夢見ていた。
端的に言えばマキノは男の子を憎からず想っていた。少なくとも『結婚?どうしてもして欲しいなら考えなくもないけど??』とか言っちゃえるくらいには。マキノもまだ思春期の少女。普段から温厚で優しいと知られるマキノはその男の子にはツンデレであった。
故に、マキノは激怒していた。村を歩くマキノを見て男たちが引きつったような声を上げているが、今のマキノには関係がなかった。
怒れるマキノの手にはくしゃくしゃになった紙切れが握られていた。紙切れには一言、こう書かれていた。
《歴史におれの名を刻んでくる》
マキノの想い人は、愚か者であった。
夜明けより少し前、愚か者ことフールは家を出発し、市場を越え集落を越え、村の端の港までやってきた。フールに両親はいない。いるのはお節介焼きの小うるさい幼馴染の少女のみだ。この幼馴染は口を開けば小言が飛んでくる妖怪じゅーばこツツキである癖に何故か朝一番から欠かすことなくお宅訪問をする異常者である。
それゆえフールはこの妖怪にバレぬように村を出る必要があった。
フールは別に少女を疎ましく思っていない。むしろ逆である。年上で美人の少女が世話を焼いてくれることをフールはいたく喜んでいた。周りの男に『自分はこれほど恵まれているのだ羨ましかろう』とマウントをとり煽りカスになる程度には満喫していたのだ。もちろん嫉妬に駆られた男どもにリンチにされたが特に気にしてはいなかった。当時からフールには勝者としての慈愛のこころがあった。
けれど、それはそうとしてフールには夢があった。幼いころに聞いた話である。ずっと昔に空飛ぶ竜を斬ったという剣豪がいたと。それゆえか、その剣豪は世界に〈ワノ国の侍〉の存在を知らしめたという。
フールはこの話をいたく気に入った。フールには剣の心得など一切ない。剣士の矜持も、義理を重んじるとかもない。彼にはそこら辺はそんなに興味が湧かなかった。けれども世界に自分の存在を轟かせたという一点において、フールは剣豪に強く憧れた。
幼い少年にとって、有名=かっこいいだった。聞けば剣豪は放蕩するタイプの根無し草であったらしい。定職につき決まった時間に起きて働くのが大嫌いなフールはそんなところも気に入っていた。
そんなこんなで剣豪に、というか剣豪の名声に憧れを抱いた幼いフールは体を鍛えることにした。定期的に村に現れる大柄のヒゲに攻撃をしかけたりもしてみた。村の大人たちが海軍だの英雄だのと言っていることは当然知っていたが、フールはとりあえず船=海賊、噂に聞く大海賊時代のビッグウェーブに乗った阿呆と認識している体で襲いかかった。幼い少年のヤンチャと扱われる自分の立ち位置を最大限に活かした振る舞いである。フールは昔から小賢しかった。この頃には常習的にマキノにお説教されるようになっていた。
このあとも、興が乗った大男に海軍に勧誘されたりだとかチキチキ山賊追いかけっこだとかのアクシデントを乗り越えたフールはようやく今日、こうして大海原に羽ばたこうとしていた。
もちろん、ふわっとしたノリで今日の出航を決意したことは想像に難くない。けれど、そんなフールも旅するに当たって色々と決め事をしていた。
まず一つとして、17を迎える前に一度は戻ってくること。そしてもう一つが決して海賊にはならないことである。
フールは今年で14になる。17までに戻るという決め事をしている以上は既に旅をするにはちょうどのタイミングであった。およそ3年。それがフールが一旦考える最長であり、以降は一度村に戻ってから考えるというのがフールのプランである。
当然、この決め事にも明確な理由があった。といっても非常に単純なことだ。幼馴染の少女の存在がゆえである。この幼馴染、口喧しくお節介がすぎるところがあるが善良で明るく美人である。生まれ育ちが街であれば引っ張りだこの人気者間違いなしだ。
フールの一つ上のこの少女は、つまりフールが17のときは18だ。18ともなれば男の一人や二人できていてもおかしくはない。見合の誘いだってくることもあるだろう。ただでさえ今マキノとの仲の良さを周囲に自慢し尽くしているフールにとって、そんなことは耐えられなかった。
自分の都合で海へと出る愚か者は、本気で『おれが戻るまで、ないしはおれが外で女の子を捕まえられるまでは誰のものにもなって欲しくないなぁ』とか思っていた。この男、無駄に独占欲が高いタイプのクズであった。
当然、海賊にならないのも同様の理由である。海賊は犯罪者、犯罪者となればフーシャ村へ戻れない。わりとそれがメインである。
とはいえ、他にも海軍の大男強すぎ問題とか、そもそも懸賞金とか海賊って無駄だしダサくね問題、というか犯罪者になるのは人としてどうなの?みたいな理由もあった。身近にいた大人が善良だったことと海軍の知り合いがいることもあって、フールはカスのわりには善人よりの思考であった。
「よしよし、出航だー」
せっかくの門出が無言ではあんまりだと思ったためにとりあえず大声を出さぬよう注意しつつも声に出す。そんな彼の脳内は〈ワノ国の侍〉に値する良い謳い文句ってなんだろう?で染まっていた。
こうして、フーシャ村から一人の少年が旅立った。未来の海賊王が運命の出会いをする3年ほど前の出来事である。
ロビン「島に降りると見かける『フーシャ村に風車あり』ってなんなの……?なにかの暗示、手がかりかしら…?」
次があるなら原作1話まで時間が飛ぶタイプのヤツ
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続 とりあえず歴史に名を刻みたかったヤツ
その夜、フールはようやく故郷に辿り着いた。昔とまるで変わらぬ風景に思わず笑みが溢れる。思い浮かべるのは村の男たち。きっと昔と変わらぬのだろうと、久々の対面に心を躍らせる。
事実、フールは村についたときから彼らと会うことを楽しみにしていた。こんなしけた村で3年間のうのうと過ごした芋くさい男どもとの再会を。どれほどの田舎っぺに変貌してくれたのだろうか。フールは心から旅を続けて成長したシティーボーイたる自身との格の違いを見せつけたくてウズウズしていた。
村にいた頃より煽りカスであったフールだが、旅を終えて煽りにも拍車がかかっていた。時代に取り残された化石人間どもにどんな話をしてやろうか、美人のチャンネーとの出会いかそれとも海を自在に泳ぐ人種の話か。
また、出航したときよりの決め事の目的であったマキノのことも気がかりであった。あの小言を言うためだけに生まれてきたような少女は元気にしているのかはフールの中でも重要なことである。もしも、万が一のことではあるがこの3年の間にマキノに男なんてできていようものなら。フールは躊躇いなく男を亡き者にする自信があった。この男、無駄に高い独占欲は未だ健在である。
そんな今後のことを考えつつ、フールはなんの気無しに過去に自分が使っていた自宅の扉を開いた。
そこにいたのは、少女であった。絶賛お着替え最中の。
ガチャリと開いた扉の方に振り向いた少女と目が合う。互いに硬直すること数秒、先に声を上げたのはフールであった。
「キ、キャァァアアアッッ!!??」
「え、えぇ!?そっちが叫ぶのー!?」
赤面し身体を隠す少女の声が虚しく響いた。
赤い髪の大きなお友達に殺されかけるというハプニングを乗り越えて、フールは一息ついていた。その横にはジト目でフールを見る少女とそのまた背後でフールを見る大きなお友達。ジト目、ギリギリジト目なのかもしれない。多くの人はそれを三白眼というし、三白眼はブチギレている人に見られるのだが、そんなことはどうでもいい。
「彼女のお父さんですか?」
フールは柔和な笑みを浮かべ、至って落ち着いた声で尋ねた。
「……そうだ」
夢だといいな。フールは心底そう願った。いったいどうして自分の家で懸賞金10億の凶悪犯の娘が着替えているんだろう。直面した現実が理解の範疇を超えすぎていた。
「お前は、何者だ?ここが赤髪海賊団の滞在地と知っての狼藉か?」
男は、ハッキリとそう口にした。知るわけねぇだろ、フールは心からそう思った。
「村民はどこに?」
「悲鳴が聞こえてすぐに出てこないよう伝えた。滞在させてもらう身として用心棒くらいはするさ。誰も来ることはない」
「……」
なにしてんだよボケカス。イイヤツぶってんじゃねェ犯罪者。フールは内心でそんな罵詈雑言を男に浴びせた。
どうしようか必死に考えて、いよいよ脳がパンクするかといったところで、フールは『なぜ自分の家で下手に出る必要があるんだろう』とか考えだした。相手は海賊で犯罪者、どうしてここにいるのかはまるで分からないがその事実はかわりない。なによりここはフールの家である。10に満たないガキの裸見た程度で発情するような年齢でもない。
自身への言われない誹謗が何よりも嫌いな自己中であるフールは先程までの焦りを忘れ、それに変わり憤りを覚えはじめた。
そうして、フールは10億にメンチを切った。後先考えずに動くことはフールの得意とするところである。人はこれを短所という。
「おれの家におれが入ってなにが悪いんだ?」
「……ここは空き家だと聞いているが?」
「え、うそ。誰に?」
「村長だ」
「……」
「……」
気まずい沈黙が流れた。知らぬ間に亡き者にされていたフールはもちろんのこと、事情を知らぬ赤髪の男も何かを察したのかスッと目をそらした。
「と、とりあえず酒場についてきて貰えるか?」
「わ、わかった」
完全に信用したわけではないだろうが、男のフールに対する警戒度はガクンと落ちていた。
酒場に向かう道中、名を教えあったフールたちは談笑に花を咲かせていた。
「へェ~、3年前に。いくつだお前?」
「当時が14だったから今は17になるね」
「まあ、それから音信不通なら空き家扱いも仕方ないか」
「それより!レディの裸を見ておいて何もないの!?」
「ごめんねウタ。でもどうせならボンキュッボンの子がよかったかな」
「失礼!シャンクスコイツすっごい失礼!!」
「フール。お前、ウタの身体が貧相だと言うのか?」
「9歳児に貧相とかないと思うよ」
彼らは道中でわりと仲良くなっていた。男改めシャンクスは既にフールを悪人ではないと認識し、フールもまたシャンクスを話の通じる犯罪者であると思っていた。
フールが聞くに、シャンクスら赤髪海賊団はつい最近この村に訪れたらしい。今はここを拠点としつつ村の少年ルフィを筆頭に仲良くなっているのだとか。
フールは話題のルフィという少年にそれほど詳しくなかった。それもそのはずである。フールが村を出たとき、ルフィはまだ3歳になるかどうかといったところであった。
そんな少年ルフィは結構なわんぱく小僧である。ルフィはシャンクスにたいそうなつき、将来は海賊になると言って憚らないという。フールはこれを聞いたとき『それほどのヤンチャ坊主は村始まって以来だろう』などと宣い口を大きく開けて笑った。
村始まって以来の愚か者であるフールは自分を棚に上げるのが誰よりも得意だった。
そうこうするうちに、3人は酒場に到着した。人も少なく発展もない寂れた村であるが、昔と変わらず酒場には確かな活気がある。
「戻ったぞ」
「ただいまー!」
最初にシャンクスが酒場へと入る。その後ろにウタが続き、最後をフールが歩く。シャンクスに、酒場にいた人から声が返ってくる。
「おお!結局なんだったんだお頭?」
「ウタが漏らしてたのかー?」
「してない!!デリカシーなさすぎ!!」
「ハッハッハ!それよりお頭、後ろのは誰だ?」
「ああ、来客だ。なんでもマキノさんに話があるんだと」
「え、わたし!?いったい誰かしら──」
喧騒の中で進む話にフールはついていくことができなかった。というか喋らなくても勝手にすすむからと端から口を挟むつもりもなかった。
そうして話が進みマキノがフールを認識したことで、ようやくフールは口を開いた。
「おれの家、空き家になってんだけどなんか知らない?」
直後、横から『えぇ……』だとか『マジかお前』だとか聞こえたがフールは気にしなかった。デリカシーとか感傷を母親の腹に捨ててきた男である。雰囲気への配慮だとかそういうのは一切なかった。というか思い至らなかった。
対して、マキノはフールの言葉になにか確信を得たようであった。そうして手に持った酒瓶をそのままに、ゆっくりとフールの方へと歩みを進める。
ゆったりとした足取りはいつしか駆け足となって、フールの元へたどり着く頃には普通の走りと遜色ないほどになる。
周囲からすると、まるで感動の再会である。心なしかマキノの目尻には涙が浮かんでいるようにも見え、フールも柔らかな表情を浮かべているようだった。
マキノはそのまま踏み込むと、大きく手を広げ──
「連絡も寄越さないで何してたのもう!?」
──手に持つ酒瓶がすっぽぬけ、フールの顔面に直撃した。
そして、そのまま突進してきたマキノの頭部が鳩尾に突き刺さり、フールの意識は消し飛んだ。
『……なんで?』
周囲の反応は完全に一致した。
続かない
なんか異常に伸びてるんだけどこれ続けた方がいいのか……?
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あるいは冒険の夜明け
旅を終えてフーシャ村に戻ったフールを待ち構えていたのは怖い犯罪集団と幼馴染のクリティカル暴行であった。幸い犯罪集団とは運良くすぐに打ち解けることができたが、問題は幼馴染の方である。フールの書き置きがもとより気にいらなかったマキノは、気を失ったフールが回復するとすぐに滾々とお説教をはじめた。やれ心配しただの、無言で出ていくのはそもそもが異常だだの、挙句の果てには私のことはどうでもいいのかだのとこれまで積もりに積もった鬱憤をすべて吐き出すかの如く捲し立てたのだ。
これにはさすがのフールも口を閉ざす──なんてことはなく、さも当然のように減らず口で返した。当然そんな様ではマキノの怒りは収まるはずもなく、お説教は長くなった。
そんなことが既に1年ほど前になる。フールは未だにフーシャ村で生活をしていた。
今朝のことだ。何故かフールの家に居着いているマキノの手によって朝イチから酒場に連行されていたフールがカウンターで堕落していると、けたたましい声が響いた。
「おれはケガだってぜんぜん恐くないんだ!!連れてってくれよ次の航海!!」
村の子どもルフィである。シャンクス率いる海賊団と仲を深めた少年ルフィは酒場の常連であった。宝払いと称して金を落とさずに食事をするその姿はフールをして海賊の素質ありと言わざるを得なかった。ちなみにフールが幼い頃は隙をみて魚を盗んだりを常習的に行っていたわけだが、そんなことは今のフールには知らぬことである。
「そんなに海に出たきゃフールに頼めばいいじゃないか」
「おれは海賊じゃない」
「フールなんかだめだ!おれはシャンクスの船がいい!!」
「ぶちのめしてやろうかクソガキ」
「「「アッハッハ!!」」」
話を眺めていたら突然話を振られ盛大に罵倒されたフールは怒りから大人げなく格の違いを見せつけようとして、背後から忍び寄る店主に制圧された。
「だめですよ船長さん。フールは海には出ないんです」
「マキノさんか。そういえばそうだったな」
「マキノ重いからどいて」
フールの願いはペシンッ!という平手打ちで返された。
マキノの言葉通り、フールはこの1年海へ出ることはなかった。3年間の罰という名目で遠出の出航を禁じられていたからだ。もちろん、フールはそんな罰なんてものに縛られる男ではない。マキノの男性事情を調査したり、村の男たちに外の思い出をひけらかして悦に浸ったりしてひとしきり故郷を堪能したフールは当たり前のように約束を無視して動こうとした。それに微塵も罪悪感が湧かぬからこそ、フールはクソ野郎なのだ。
けれども、フールのその思惑は頓挫した。当然マキノが原因である。幼馴染であり村で最もフールを知るこの少女はフールの行動を予測しているかのように立ち回った。その様は村の男たちに『鬼が本格的に囲いに行っている』と称されたりした。3年前に紙切れを持って怒り狂っていたマキノを知る男たちだからこその発言であった。
そうして最終的にフールは『また置いていくの?』という台詞に加えて泣き顔というマキノ式必殺最強コンボに陥落した。邪険に扱うことは多々あれど、フールは泣き顔が見たいわけではない。むしろマキノに男がいるかどうかのために帰ってくるくらいには昔から好意的だ。それはそうとして有名になりたいだけである。つまるところそれを把握しているマキノの完全勝利であった。
そんなこんなでフールは今に至るまで村に居着いていた。ぶっちゃけフールは甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるマキノとの同居をいたく気に入っていた。朝から叩き起こされたり小言を言われるのは多少面倒ではあるがそんなことはフールにとっては今更なことなのだ。村にいた頃よりその程度のことは日常であった為だ。
ちなみに、マキノが同居している理由は3年前のことが原因だったりする。昔から朝イチにお宅訪問をしていた少女マキノ。けれど彼女は愚か者の出航を止めることができなかった。これを重く捉えたマキノは絶対に逃さない方法を考え、その結果が同居だった。
もちろんフールはそんなこと知る由もなく、なんならわりと最初の方から『あ、ここ住むの?ふーん』くらいのノリで受け入れていた。この男、意外と流されやすかったりするのだ。
以降もシャンクスたちとルフィのじゃれあいが続く。フールがそれを眺めていると、そこに新たな来客がやってくる。山賊である。フールが『いかにも悪そうな髭面だなぁ』なんて考えている間に山賊は海賊を嘲ってマキノに酒を要求した。流れるような挙動であった。
「お酒は今ちょうど切らしてるんです」
「んん?おかしな話だ。海賊どもがなにか飲んでるようだが、ありゃ水か?」
随分理性的な賊だ、フールはそう思った。もしもフールが山賊の立場であれば酒が出せぬ時点で一人二人殺しているだろう。フールは賊よりも賊らしかった。
その後、謝罪の意味で酒瓶を手渡したシャンクスに山賊がブチギレた。やはり賊は賊、山賊は酒瓶を思い切りシャンクスの頭目掛けて振り抜き、瓶は粉々になって散った。
この時、フールは瓶の破片がマキノに当たらぬように壁となっていた。ちょうど近くにいたからこその行為ではあるが、咄嗟に動ける程度にはフールはそこそこできる男であった。それに気がついたマキノはこんな状況にも関わらずちょっと胸がキュンキュンした。
「おい貴様、舐めたマネするんじゃねぇ」
怒れる山賊は言葉を続ける。その話によれば山賊はシャンクスのような男を56人殺したお尋ね者であるらしい。
それはすごい。フールは素直にそう思った。フールの知る限りではシャンクスは10億を優に超える大物賞金首である。つまりこの山賊は懸賞金560億の男ということになる。最強だ。800万はお遊びでダミーのようなものだろう。冷静に考えて自分の手配書を自分で持っていることなどありはしないのだから。
「悪かったなァマキノさん。ぞうきんあるか?」
「あ……いえ。それはフールがやりますから」
「???」
マキノはなんの迷いもなくフールに雑用を押し付けた。流れるようなその言葉にフールは一瞬の間言語が理解できなかった。その隙に山賊は酒場をさらに荒らし、倒れるシャンクスに嘲りを向けて帰っていった。
あとに残るのは、びしゃびしゃになった床とそこかしこに飛び散る瓶の残骸のみである。
フールは山賊が嫌いになった。
たくさん評価してくださりありがとうございます。嬉しいです
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続 あるいは冒険の夜明け
旅立ってキリがいいですね
追記3/10
そこまで行けとは言ってない
山賊の来訪から少し後のことである。何故か清掃をすることになり納得がいかない中ぞうきんで床を拭いていたフールは人の腕が伸びる様を目の当たりにした。
はちゃめちゃに動揺しているシャンクス達の話によると、ルフィはどうやらゴムゴムの実と呼ばれる悪魔の実を食べてしまったらしい。
3年間海に出ていたため当然ながら悪魔の実の存在を知っていたフールではあるが、実際にゴム人間を見たことなどなかった為に興味津々であった。
悪魔の実、それは海の秘宝とも呼ばれるお宝。食べた者は特殊な能力を身につけることができるかわりに海に嫌われ一生泳ぐことができなくなるとかどうとか。泳げなくなるのに海の秘宝なのはどうしてなのか、フールは当時からずっと疑問に思っていたりする。
旅の途中で何度か能力者に出くわすこともあり悪魔の実の希少性や有用性は理解しているフールではあるが、知らぬ間に能力者になったルフィを羨んだりすることはない。一人旅をすることが多かったフールにとって泳げないのは致命傷であるからだ。その意味ではフールはルフィに同情さえしていた。
それから数日後、村を離れていたフールが戻るとシャンクスの腕がなくなっていた。マキノに聞けばフールのおらぬ間に村に件の山賊が訪れていたらしい。山賊はルフィに乱暴を働き色々あって海賊に壊滅させられ、すったもんだの末シャンクスの腕は近海の主に千切られたそうな。目を離した隙に話が進み過ぎだろう、フールは純粋にそう思った。
マキノから『肝心なときにいないんだから!』という至極真っ当な指摘を頂戴したフールは、けれども山賊の壊滅にいささか肩透かしを食らったような気持ちになっていた。
フールが村を離れていた理由は簡単で、調子づいた山賊を分からせる為であった。
酒場での行動は山賊たちに一種の成功体験のような余韻を与えているだろう、フールはそう考えていた。そのような経験から何度も村に来られるようで少々煩わしいと思ったフールは単身山賊のもとへ赴き『あんまり来ないでね』とお願いするつもりであった。幼いころに山賊と追いかけっこをしていたこともあるフールは山賊に恐怖とかはなかった。
もちろん、山賊が聞き入れないようであれば手を出す準備はできていた。後始末をさせられたことに対する腹いせの一面もあったりするため、フールは手を出すことになんの躊躇いもなかった。この男、他人が何をしようとあんまり気にしないがそれが自身に被害が及ぶとなれば途端に動くようなヤツであった。
「おお、フールか。どこ行ってたんだ?」
「山へ芝刈りみたいな感じ。なんか色々あったらしいね」
騒動後、フールと海賊団の会話である。彼らのノリは変わらず緩かった。
「腕千切れたんだってね」
「まァな。だが安いもんさ」
「赤髪のシャンクス改め隻腕のシャンクスじゃん」
「おいおい、お頭に変な二つ名をつけないでくれ」
「アリだな……」
「無しだよ落ち着けお頭」
「ちなみにおれも流浪の風車マンってあだ名があってね」
「ダセェ二つ名──聞いたことあるなソレ?」
なんとも軽妙に話は進む。1年あまりの時間で海賊団とフールはいい感じに仲良くなっていた。
「おれ達は直にここを立つ。長らく世話になったな」
「ルフィたちには伝えたのか?」
「すぐ伝えるさ」
どうやらシャンクスたちはここを離れるらしい。しばらくは出航の準備でバタつくことになるだろう、フールはそう考えて、あることを思いついた。
「この船出でもうこの町へは帰ってこないって本当!?」
ルフィの声がこだました。シャンクスたち赤髪海賊団は今回の船出でフーシャ村から立とうとしていた。
「ああ。寂しいだろ」
「うん、まあ悲しいけどね。もう連れてけなんて言わねぇよ!自分でなることにしたんだ海賊には」
「どうせ連れてってやんねーよ」
ルフィとシャンクスの会話は続く。
「お前なんかが海賊になれるか!!」
「なる!!」
笑いながら指摘したシャンクスに対して、ルフィは強い口調で返した。
「おれはいつかこの一味にも負けない仲間を集めて!!世界一の財宝みつけて!!海賊王になってやる!!!」
それは幼い少年の強い決意表明であった。そんな彼の言葉をシャンクスたちは面白いものを見るような顔をして眺めていた。
「ほう……!おれ達を超えるのか。じゃあ……この帽子をお前に預ける」
動いたのはシャンクスであった。シャンクスは、自分の被る麦わら帽子をルフィに託した。
「おれの大切な帽子だ。いつかきっと返しに来い。立派な海賊になってな」
シャンクスから少年への確かな激励であった。ルフィははじめて、託されることの重みを知った。
そうして、シャンクスは船の方角へと向かっていく。その内心は良い別れができた満足で包まれていた。けれども、そう都合よく話は終わらないのが現実である。シャンクスの歩みを止めたのは、ある一報であった。
「お頭!船の中にへんな書置きが!!」
「ん?なんだ。見せてみろ」
シャンクスは船員から紙を受け取ると、流れるようにソレを開封していった。黙っていく末を眺めていたマキノは、ここにきて猛烈に嫌な予感がした。
書置きには、ハッキリとこう書かれていた。
《ごめん、資材借りるねありがとう。マキノには風がおれを呼んでいると伝えておいてほしい》
愚か者は、海賊団の出航というドタバタに乗じて人知れず飛び去っていた。よその船の資材をパクったうえで。とんだクソ野郎であった。
マキノは激怒した。
十年後
「とうとう行っちゃいましたね村長。さみしくなるわ」
「村のハジじゃ海賊になろうなんぞ!」
「まさか本気で行っちまうとはなー!」
「見送らせてくれただけいいじゃないですか。2回も勝手に出て行って一度も見送らせないバカと違って」
「そ、そうじゃな…」
続きを待つ声が意外とあってこわいですね。フール君の旅がみたいのかな。もし続いたとして掲示板形式とかでもいい?
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あるいはこんな世界線(掲示板的)
掲示板的なノリやってみたかった
1:名無しの海賊団
終身名誉観光大使
2:名無しの海賊団
《歴史におれの名を刻んでくる》
刻んできたものはいったい何なんですか……?
3:名無しの海賊団
フーシャ村に風車あり!!
4:名無しの海賊団
バグだろこれもう
5:名無しの海賊団
そもそも情報が少なすぎる
6:名無しの海賊団
今どこまでわかってるんだっけ?
7:名無しの海賊団
フーシャ村奥義だって残してきてるだろ!
8:名無しの海賊団
フーシャ村奥義誰も知らないんだよなぁ…
9:名無しの海賊団
1(ニ)リヴァースマウンテンを登山しようとする
2(遊)14歳で一人で海に出航する
3(一)ひとりでシャボンディ諸島までは行っている
4(右)観光大使
5(三)七武海勧誘に一武海ならと返答
6(中)海賊ではない
7(左)幼馴染がマキノ
8(捕)本編にまるで介入してこない
9(投)マリージョア襲撃事件に関わっている疑惑がある
10:名無しの海賊団
>>9 有能
11:名無しの海賊団
>>9 サンガツ
にしても2.7しか理解できんな
12:名無しの海賊団
扉絵にすらちゃんと描かれない男
13:名無しの海賊団
この海で最も自由な男
14:名無しの海賊団
>>13 これほんとすき
15:名無しの海賊団
実際懸賞金なしのソロで転々としてるの自由すぎる
16:名無しの海賊団
ミホークとコイツくらいだろそんなやつ
17:名無しの海賊団
自由な男論争で一回は名前出るからな
18:名無しの海賊団
なんで海賊じゃないやつが出るんだよ
19:名無しの海賊団
というか目的はなんなのこの人…?
20:名無しの海賊団
そりゃ地元PRよ
21:名無しの海賊団
草
22:名無しの海賊団
実際そうなんだよなぁ
23:名無しの海賊団
歴史に名を刻むためだぞ
24:名無しの海賊団
フーシャ村のこと刻んでるんですがそれは
25:名無しの海賊団
ワノ国の侍リスペクトだからしかたない
26:名無しの海賊団
>>25 これ出てきたとき爆笑した
27:名無しの海賊団
マキノさんはこんなのの幼馴染で大変そう
28:名無しの海賊団
???「ルフィほど破天荒な男はフーシャ村はじまって以来だろうな!!」
29:名無しの海賊団
お前が言うな案件すぎる
30:名無しの海賊団
お、お前ほどの男がそういうなら…
31:名無しの海賊団
>>30 乗るなエース!
32:名無しの海賊団
そもそもマキノさんは作中トップのフールガチ勢だぞ
33:名無しの海賊団
ガチ勢(対抗がいない)
34:名無しの海賊団
風車のお兄ちゃんは好かれてるだろ!!
35:名無しの海賊団
好かれてる(5〜8歳)
36:名無しの海賊団
実際描写少ないからそこら辺は怪しい
37:名無しの海賊団
というかマキノの夫はフールなの?
38:名無しの海賊団
お前は結論を急ぎすぎる
39:名無しの海賊団
その説明をする前に、今の銀河の状況を理解する必要がある
40:名無しの海賊団
流れるような語録
41:名無しの海賊団
もう、散体しろ!
42:名無しの海賊団
>>37 その場合2年間の間に一度村に戻ってその後また旅立ってることになる
43:名無しの海賊団
フールはもう旅になんて出ませんよ
44:名無しの海賊団
3度目の挑戦はもう理由すらなさそう
45:名無しの海賊団
>>43 おはマキノ
46:名無しの海賊団
>>9 てか9番なにこれ、なに?
47:名無しの海賊団
これはウルージさん枠
48:名無しの海賊団
おっとウルージさんを軽んじたな?法廷で会おう
49:名無しの海賊団
判決!死刑!!
50:名無しの海賊団
ガバガバ裁判が過ぎる
51:名無しの海賊団
シャンクスの正体はウルージ!?実はイム様とも会ったことがある!?
52:名無しの海賊団
NAVERでもやらないクソ文面
53:名無しの海賊団
フールの代わりになる海賊は今のところないようです……。フールの今後の活躍が期待されますね!
54:名無しの海賊団
>>52 NAVERなつすぎて草
55:名無しの海賊団
>>53 コレいつも思うけどなにも調べてないよな
56:名無しの海賊団
>>52 アラバスタで時とまってそう
57:名無しの海賊団
>>52 おじいさん、NAVERはとうに閉鎖したでしょう?
58:名無しの海賊団
>>56 知恵袋程度には役立つよ
59:名無しの海賊団
つまり無価値じゃねーか
60:名無しの海賊団
ワノクニの侍に憧れる←分かる
真似して歴史に名を刻みたい←まあ分かる
行く先々で人助けする←分かる
出向いた街にカザグルマを押し付ける←ギリ分かる?
フーシャ村に風車あり!←まるで分からない
61:名無しの海賊団
最後の転換本当に意味分からなくて笑う
62:名無しの海賊団
風車押し付けるのも正直謎だよ
63:名無しの海賊団
改めて見るとすっごいアクティブな普通の子供だなぁ
64:名無しの海賊団
ふつう…?
65:名無しの海賊団
おそらく少ししたら正気に戻りますからね〜
66:名無しの海賊団
風車はほら、おれが助けましたよ〜的なアピールだよ多分
67:名無しの海賊団
フールはワノクニに侍ありと響かせたリューマに憧れてる。同じように名を轟かせようとしてるならワノクニに対応するのがフーシャ村になる。ここでフールが侍ってのはワノクニの象徴的な名詞って解釈したとすると、フーシャ村の象徴ってなんだろうって思考に至る。そうしてフーシャ村の象徴といえば風車だよねってなったとしたらフーシャ村に風車ありは筋が通っている。
68:名無しの海賊団
てか人助けできるくらいフールって強いん?戦闘描写あったっけ
69:名無しの海賊団
よく勉強したな…まるで愚か博士だ
70:名無しの海賊団
なんで考察班がいるんだよあんなのに
71:名無しの海賊団
愚かな脳内を考察するものもまた愚か…?
72:名無しの海賊団
愚かをのぞくとき、愚かもまた愚かなのだ
73:名無しの海賊団
>>69 調べたさ…フールの話題でマウントをとる為にな
74:名無しの海賊団
でもただの愚か博士じゃああのフールは語りきれないよ!
75:名無しの海賊団
どうしてそんなピンポイントなマウントを取ろうと思ったんだ(困惑)
76:名無しの海賊団
>>73 これは愚か博士の器
77:名無しの海賊団
>>38 >>39 >>41 >>69 >>73 >>74 さっきから他所の語録使いすぎなんだよなぁ
78:名無しの海賊団
一応だけどここワンピ板だからね
79:名無しの海賊団
ぶっちゃけあまりにも使いやすいのが悪い
80:名無しの海賊団
愚かラップもあるから実質フールはナルトキャラまである
81:名無しの海賊団
>>77 何いってんだお前ェ!!同じジャンプの……仲間だろ!!!
82:名無しの海賊団
>>78 うるせぇ!!お前がそんなこと決めんな!!!
83:名無しの海賊団
>>81 >>82 急にとってつけるな
84:名無しの海賊団
ワンピ語録なら何でもいいわけじゃないんだよなぁ
85:名無しの海賊団
>>47 というかウルージさん枠だとしてもどういう流れで噂されだしたのか教えてくれよ。ヒグマですら一応は結果を出してるからな
86:名無しの海賊団
ウルージさんとヒグマを同列に扱ったな貴様!
87:名無しの海賊団
そういやワイも詳細は知らんわ
88:名無しの海賊団
どっかの二次創作じゃね?少なくともストーリー中にそんな描写なかったと思う
89:名無しの海賊団
ヒグマは10億のシャンクスを56人殺した560億の男だぞ。ウルージさん的には逆に光栄まである
90:名無しの海賊団
>>89 つまり1.4煉獄ってとこか
91:名無しの海賊団
語弊がありすぎる
92:名無しの海賊団
情報があやふやすぎて二次創作扱いになってて草。一応798話の扉絵が発端
93:名無しの海賊団
798話の扉絵ってなんだっけ?おい>>92詳細書いていいぞ
94:名無しの海賊団
草
95:名無しの海賊団
まごうことなきワンピスレの王
96:名無しの海賊団
自分で調べようとしない王の鏡。ルフィにぶん殴られてそう
97:名無しの海賊団
>>93 くたばれ
ハンコックとかが写ってる多分自室?みたいなとこの扉絵。右端に風車が見切れてるからソレが発端
98:名無しの海賊団
ブチギレながらも教えてくれる優しさ。誇らしいね
99:名無しの海賊団
調べたけどマジやん
風車って助けたときに強制的に押し付けられる呪いのアイテムだからこの風車にフールが関係するならワンチャンやな
100:名無しの海賊団
呪いのアイテムで草。渡された後どうするかは自由だからセーフでしょ。だよね?
101:名無しの海賊団
なお、助けられた側は恩的に捨てづらい模様。多分そこまで考えたうえで渡してる
102:名無しの海賊団
で、でもよぉ!仮に風車がそうだとしてもマリージョアとは結び付けねえだろ!?
103:名無しの海賊団
>>101 アイツならやるで解釈一致してるの悪いけど笑うわ
104:名無しの海賊団
確かにまるで別の案件の可能性もあるよな
105:名無しの海賊団
逆に聞くけどマリージョア以外でハンコックと関われてかつ助けられる展開ってなんだよ
106:名無しの海賊団
それはそうなの
107:名無しの海賊団
>>105 奴隷解放時に海賊でもない一般旅人が混ざっててしかも風車渡して回ってたってこと?遊びじゃねぇんだぞ
108:名無しの海賊団
当然の指摘で草。まあでもそんなやべーこと海賊にはならない縛りのフールがやるわけないんだよね
109:名無しの海賊団
村に帰りづらくなるからな
110:名無しの海賊団
ぶっ飛んでる頭なのにどうしてそこへの常識はあるんだよ
111:名無しの海賊団
俺はフールが奴隷解放に進んで参戦したわけじゃないと思う。ただマリージョアの中が気になってこっそり侵入したタイミングで事が起きて流れで巻き込まれただけとかあるよきっと。
フールならやりかねないしやってくれると俺は信じてるんだ
112:名無しの海賊団
愚か博士…!!
113:名無しの海賊団
そんなバカな、とは言い切れないラインなのホントに意味わかんない
114:名無しの海賊団
俺たちはなにも語られないフールに過剰な期待を抱いている。抱かされている
115:名無しの海賊団
シャンクスだって数十年近く『失せろ!』で戦ってきたんだ。同じ1話登場のフールにだってできらぁ!
116:名無しの海賊団
フールに関しては『格』の描写すらないんですが
117:名無しの海賊団
14歳で一人海に出て平気な時点である程度は確保されてるだろ
118:名無しの海賊団
なんならRED連動エピでしれっと娘の裸覗かれてキレてるシャンクにヘラヘラしてたぞ。あれ絶対覇気出てたろ
119:名無しの海賊団
何いってんだそんなのヒグマさんでもできるわ
120:名無しの海賊団
流石に最初は足震えてたけどな。会話の流れでどんどんヒートアップしてって最終的に自分からメンチ切り出してて笑ったわ。
なんにせよあれでまた変な考察盛り上がっちゃったのは確か
121:名無しの海賊団
そんな得体の知れないヤツを手足の如く扱うマキノさんよ
122:名無しの海賊団
悪かったなァマキノさん。ぞうきんあるか?
あ……いえ。それはフールがやりますから
123:名無しの海賊団
ホントに流れるような押しつけ方で笑う。いつもやってないとこの速さにはならない。ソースはうちの母親
124:名無しの海賊団
マキノさんなら私がやりますから…って言ってもおかしくないのにね。それだけの関係値なんだね
125:名無しの海賊団
フールにとってマキノさんはルフィにとってのナミ枠なんでしょ(適当)
126:名無しの海賊団
愛ある拳枠か
127:名無しの海賊団
愛ある酒瓶枠だぞ
128:名無しの海賊団
>>9 120レスあってまだ半分くらいしか語られないのか…
129:名無しの海賊団
ほとんど大嘘の可能性の方が高いし、結局のところ語ることがないように見えて実は多いようでやっぱり(出番的に)ない男
掲示板形式ってたくさんあるけどキャラの動向を第三者視点で喋らせるのに滅茶苦茶有効なイメージ。先にある程度情報公開しておくと深堀りされるのも楽しみになるし。
あと伝聞なら真偽不明でどれだけ盛ってもいいから楽しいよね
続きはまた変わった書き方が試したくなったら
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