せっかく東方の世界に転生したんだから、思いっきり楽しんじゃってもいいよね! (みらくるごっと)
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第二の人生の始まり

どうも!みらくるごっとです!!
最近他の小説投稿サイトから移りました!!
駄文ですが読んでいただければ幸いです!!


「・・・あ、ありのまま今起こった事を話すぜっ!!ゲーセン帰りにバッ!と通ったトラックが、俺を引きずってなき叫んだと思ったら白い部屋にいた。何を言ってるかわからねーと思うが俺自身(ry」

俺は希楽(きらく)瑠亜(るあ)。

アニメや漫画・ゲームが好きな高校二年生だ。

とりあえず、ポルポル流説明じゃわかりづらいだろうから簡単に説明すると、

 

・ゲーセン帰りに妙にフラフラな運転だったので、飲酒運転と思われるトラックが信号無視で突っ込んできた。

 

・オワタ\(^Ο^)/

 

・全く知らない白い部屋にいた。←今ここ。

 

まぁ、きっとあれだ。あの世かなんかだな。うん。

別に未練はないんだよなー。

理由としては、親は早くに離婚し、一人っ子の俺を母親が引き取ったが、いつの間にか蒸発。

それが中一の時。

それなりに優しかった母を信じてはいたので、蒸発されたときは『ウソダドンドコドーン!!』って感じだった。

知り合いはいても友達と呼べるやつはいなかったし。

四年間一人孤独に暮らしてきた。

 

ちなみに生活費は、俺を哀れに思った親戚からの仕送りがあったし、バイトもしてた。

 

まぁいい。(某天使風)

 

しっかし誰かいないかな。

俺が周囲を見回していると、

ガチャッと言う音がしたので、そちらを向く。

てか扉あったのか。

 

入ってきたのは、黒髪ショートの、なぜか巫女服の女性だ。

うん。美人だ。

 

「あの、あなたが希楽さんで・・・ふぇっ!?美人!?」

何ィ!?心を読まれた!?もしや小五ロリ!?

「ちがいます!!神です!!」

また読まれた。・・・て言うか神?

「はい。・・・で、あなたが希楽さんで間違いありませんか?」

「そうですが?」

お迎えか?

いや、神様が死者を直接迎えに来るか普通?

 

「いえ、お迎えではありません。」

やっぱ違うか。

「で、神様が俺になんの用が?」

「ええと・・・」

俺の質問に目の前の神様は一瞬目を泳がせたあと、

 

 

 

 

 

「申し訳ございませんでしたっ!!」

 

わお、じゃぱにーずDO★GE★ZA・・・

 

 

って、

アイエェェェェ!?ドゲザ!?ドゲザナンデ!?

俺が突然の出来事に右往左往していると、

「実は・・・」

神様が説明を始めた。

 

 

 

『キング・クリムゾンッ!!』

 

 

 

「・・・と言う訳なんです。」

「なるほど。」

 

簡単に言うとこうだ。

この目の前の神様、千夜年(ちよね)さんは、歴史では語られないが、死ぬべき運命にある人間を管理する神様の一人らしい。(ほかに五人ほどいる。)

そして今回、俺が死んだ理由。

それは、疲れて睡魔と戦っていた千夜年さんが、間違ってやっちゃったらしい。

・・・うん。

「しっかりしましょうぜ!?神様でしょうが!?」

「本当にすいません!!」

「美人だから許す!!」

「そうですよね許していただけませんよね、ってええ!?」

フッ。美人は正義なのさ。

「いいですよー疲れてる時失敗しちゃうことってよくありますし。」

未練もないしな。

「希楽さんが優しい人でよかったです・・・」

照れるなぁ~美人限定だがなっ!

「私ってそんなに美人でしょうか・・・じゃなくて!えっと、希楽さん、今回このようなことになってしまい、本当に申し訳ございませんでした。」

「だから別にいいって。」

「そういう訳にもいかないんです。なので、お詫びをさせてください。」

お詫びか・・・ハッ!?

「もしかして・・・転生とかってできたりします!?」

「はい。赤ん坊からになりますが元の世界、その姿のままで他の世界に転生することも可能です。あ、他の世界に赤ん坊で転生も可能ですよ?」

赤ん坊はいいや、めんどくさい。

「他の世界にこのままの姿でお願いします。」

「わかりました。で、どちらの世界に?」

俺の答えはもう決まっていた。

「東方の世界で!!」

ずっと行きたかったんだよね!

「了解しました。それでは、さらにお詫びとして能力を三つ差し上げます。」

マジか!?これで夢のチート転生が!!

・・・うーん。

「とりあえず種族を不老不死の妖怪にしてもらっても?」

妖怪の方が強そうだし。

「わかりました。それならサービスで妖力の扱いは頭に記憶させておきますね。」

「いいんですか!?ありがとうございます!」

やだこの神様マジいい人!

「ふふふ、私のミスでこうなってしまったんです。これくらいはさせてください。二つ目はどうします?」

どうしようか・・・あ。そうだ。

「動きを操る程度の能力をください。」

「動きを・・・ですか?」

「ええ。いい使い方が考え付いたので。」

「そうですか。わかりました。最後はどうします?」

そうだな・・・それじゃ、

「俺が考えたスタンドを使えるようにしてもらっていいですか?」

スタンドとは俺が愛読している漫画、ジョジョの奇妙な冒険のアレである。

漢字で書くと幽波紋。

「スタンド・・・ああ、幽波紋ですか。わかりました。」

え?スタンド知ってる感じ?

「ええ。神様だって息抜きはするんですよ?」

「なるほど。」

「で、デザインは?」

「えーっと・・・」

 

 

『キング・クリム(ry』

 

 

 

「・・・わかりました。最後にひとつ。転生する時代はどうします?」

あー。そうだなぁ・・・

「古代で。」

二次小説とか基本古代だしね。

「八意永琳がまだ地上にいた時代ですね。」

「はい。それでよろしくお願いします。」

「わかりました。さて、準備が整いましたので、転生を開始します!」

よっしゃ!

「えっと・・・その前にこれを・・・。」

「?これは・・・。」

千夜年さんに渡されたのは、黄金色に輝く小さな珠だった。

紐が通してあり、首から下げられるようになっている。

「これに妖力を流すと、私の珠に通じて、会話ができるようになっています。」

そういって千夜年さんは、胸元にかかっていた同じ珠を取り出して見せた。

・・・ペアルック!!

「!?そ、そうですね・・・で、何かあったときには呼んでくださいね。不老不死なので大丈夫だと思いますが・・・」

確かにそうだが、持っていて損はないだろう。

「わかりました。」

「それと・・・」

「?」

千夜年さんは少し恥ずかしそうにこう言った。

「・・・たまにで良いので、話し相手になってくれませんか?」

俺は一瞬何を言われたのかわからなかったが、

「話し相手?ああ、いいですよ。」

理解したときには快く承知した。

断る理由がない。

「ありがとうございます!それと、敬語じゃなくてもいいですよ?」

「え?」

さすがに神様相手にそれは・・・

「いいんです。なんだか希楽さんとはいいお友だちになれそうで・・・だめですか?」

うわぉ。嬉しいこと言ってくれるじゃないですか。

「ああ、もちろん!千夜年さ・・・千夜年。」

「ありがとう、希楽さん。」

「呼び捨てでいいよ、俺も呼び捨てにしたしな。あと敬語もね。」

「わかりま・・・わかった。希楽。」

「ん。」

なんか新鮮だわ。

「じゃあ、転生を開始します。」

「りょーかい!」

やべぇ、すげーワクワクする。

「それでは、良い人生を!!そして友達になってくれてありがとう!希楽!」

「ああ!こちらこそありがとう!千夜年!!」

そして、俺は東方の世界へと旅立った。




どうでしたか?
いきなり千夜年さんにフラグが!?
ちょっと無理矢理すぎましたかね。
オリジナルスタンドは後のお楽しみで。
期待はしない方がいいとおもいます。
挿し絵も無いので。
でも想像するのは容易いと思います。
感想、アドバイス、間違いの指摘、批判などお待ちしております。


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キャラ紹介

簡単なキャラ説明なのでこの話は飛ばしても大丈夫です。


希楽(きらく)瑠亜(るあ)

 

高校二年生。

アニメや漫画、ゲームが大好き。東方は紅魔郷から輝針城までプレイ済み。(作者と一緒)

身長は約184cmと意外と長身で、顔は一応イケメンの類に入る。

髪色は黒。髪型は進撃の○人のエレンみたいな感じ。

服装は薄めの長袖の制服を腕捲りしている。色は水色。ズボンは黒にベルト。

一人っ子で、親が早くに離婚。

母親に引き取られたが蒸発。

しかし特にこれといった不自由はなかった。

友達がおらず、孤独だったがなぜか性格は明るい。

かなり喧嘩慣れしている。

理由はたまに絡まれるから。

彼と路地裏に入ったら最後、ボコされるのは絡んできた者達である。

歴史で語られることのない神・千夜年(ちよね)のミスでトラックに轢かれ、東方の世界へ転生の道を選んだ。

さっそく千夜年にフラグ建てた気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千夜年(ちよね)

死ぬべき運命の人間を管理する神の一人。

身長約171cm。女性にしては高い方だと思う。

髪型は黒髪ショート。

服装は巫女服。(パ○ドラの望月千○女みたいな)

睡魔と戦っていたところ、ちょっとミスってしまい瑠亜を殺ってしまった。

実は特に仕事がないときはいろいろな漫画を読んでいたりする。

殺してしまった自分にたいして優しい瑠亜に、少なからず好意を抱き友達となった。

 

 

 

この作品の流れ。

ただひたすらに東方の世界を楽しもうとする瑠亜と、幻想の少女達の日常を描くつもりで、今のところメインヒロインは決まってない。

古代からのスタート、正直自信はない。

とりあえず漫画やアニメネタをねじこもうって考えが作者にはある。

少しでも読者の皆さまに楽しんでいただければ幸いです。

オリキャラもだす予定。

正直この字稼ぎもかなり辛くなってきた。

でもあああは禁止なのでもう少し頑張ります。

・・・瑠亜がトラックに轢かれるまでの経緯でも説明しますか。

この日は土曜日で、特に部活に入っていない瑠亜は、ゲーセンで暇潰しでもしようかとゲーセンへ。

ある程度遊んだので帰ることにした。

家まであと半分というところにある信号を渡っていたところ、飲酒運転のトラックにデストロォ~イ★される。

というのが轢かれた経緯である。

しかし実際は千夜年のミスである。

考えて見てほしい。

この事件の影の被害者は、トラックの運転手である。

千夜年のミスで、瑠亜が死ぬことになったのはいいが、死には原因が必要である。

ここで原因として選ばれたのがこの運転手なのである。

瑠亜が死ぬ、という運命が決まった結果、たまたま死の原因に選ばれたこの運転手は、飲酒運転をする運命になり、瑠亜を轢いてしまった。

否。

『轢かされた』のである。

つまり何が言いたいのかというと、この事件、実質的に運転手は悪くないのだ。

ちなみに千夜年は瑠亜を転生させたあと、先輩の神・沙慧(さえ)にこっぴどく叱られた。

字稼ぎも済んだので、今回はこの辺でさようなら。

次話もお楽しみに!




Q.こんなキャラ紹介で大丈夫か?
A.だ、だだだ、大丈夫だ。問題ない。
※七月三十日AM3:29修正


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やって来ました古代の地!!さっそく出会ったえーりん!えーりん!(°∀°)ο彡°

タイトルでわかると思いますが、あの人が登場。
そしてオリジナルスタンドも登場!!
それにしてもこの小説、ナレーションが語ってるのか自分自身が語ってるのかわからなくなる時ありませんか?
次話からはしっかり改善します。
追記(修正版)
どうやらPSVITAではルビがふれないようです。
時間を見つけ次第修正しますので、ご了承ください。


「.......ハッ!!フハハ!!やったぞ!発現したぞ!!」

気がつけば俺は見知らぬ森の中に立っていた。

木の間から体を照らす木漏れ日は、とても美しかった。

耳を澄ませば動物の鳴き声や小鳥のさえずりが聞こえる。

ってか転生早々なに言ってるんだ俺は。

どこぞの殺人鬼みたいな台詞言っちゃってもー。

言ってみたかったんだけどね。うん。

「とりあえず人が住んでいるところを探そう。」

この時代は確か未来都市らしいし、この森を出ればすぐわかるだろ。

「とりあえず出口は......あ、飛べるじゃん俺。」

そういえば我が友人、 もとい友神の千夜年が妖力の使い方脳にぶっこんでくれたじゃないか。

「と、言うわけで。離陸!!」

スッ、と俺の体は浮き上がった。

「おお!!すげぇ!!飛んでる!!」

やばい。すごい感動する。風が気持ちいい。

「っと、はしゃぐのは後にして、とりあえず都市を見つけ次第、降りてある程度の距離は歩いて向かおう。

基本飛んでたら妖怪ってバレるし。」

って二次小説に書いてた。

とりあえず適当に飛んで行こう、と思っていたその時。

『ーーーーーー!!!』

「悲鳴!?」

悲鳴が聞こえた。

ここは悲鳴が聞こえた方向へ向かうのが最善だろうな恐らく!!

そして俺は悲鳴が聞こえた方向へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

??side

 

 

 

「ハァッ、ハァッ、今日は本当に厄日だわ!!まさか妖怪の群れに襲われるなんてね!!」

赤と青のツートンカラーの服を着たこの女性は八意永琳。

ちょっとした科学者である。

今日は新薬の調合のために必要な薬草を採取しに来ていたのだが、運悪く狼の妖怪の群れに遭遇し、逃走しているところである。

『グルルルルル!』

「チッ!しつこいわ、ねっ!!」

ヒュンッ!!

一匹の妖怪の頭に矢が突き刺さる。

「よし!護身用のために弓矢を持ってきていて正解だったわ。」

 

彼女は護身用に弓道を習得している。

その腕前はプロ顔負けである。

さらに彼女は、矢に自らの霊力を纏わせている為、その威力は絶大である。

ちなみに霊力とは、簡単に言えば妖力の人間バージョンである。

 

 

現に妖怪の群れは、最初に遭遇した時よりも明らかに減っている。

「このまま全滅出来れば.......!?しまった!!」

矢を取ろうと鏑に手をかけた瞬間、私は絶望した。

矢が底を尽きていたのだ。

「くっ!どうにかしてこいつらを撒くしかない!!」

永琳は矢が無い場合邪魔になるだけの鏑と弓を放り捨て、走った。

妖怪の数はざっと見積もって残り五匹。

「ハァ、ハァ、もう少しで出口っ!!」

彼女は、ありったけの力を振り絞って走った。

そして、出口が目の前に迫ったとき、

ガッ!!

「なっ!?しまっ......」

ドサァッ!!!

なんと、出口手前で石に躓いて転んでしまったのだ。

『グルルルル.......ガゥッ!!』

妖怪が彼女を喰らおうと飛びかかった。

「っ!!!」

彼女は死を覚悟し、目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時であった。

「オラァッ!!とりあえず急降下からのタトバキック!!!」

そんな声が聞こえたあと、

ドゴシャァッ!!!!

何かが潰れる音がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瑠亜side

 

ただいま悲鳴が聞こえた方向に向かって飛行中。

すると、一人の女性が狼型の妖怪の群れに追われているのを見つけた。

「見つけたっ!!て言うかあれってもしかして!!」

間違いない!!

あの赤と青のツートンカラーの服.......えーりんだ!!

永琳は弓矢で妖怪を減らしながら逃げていた。

しかし、

「!?まずい!!矢が無くなったのか!!急がなきゃ!!」

俺は飛行スピードをあげた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「追い付いた.......ってやばっ!!」

視線の先に、永琳が転んで倒れたのが見えた。

そして、妖怪の一匹が彼女に飛びかかった!!

「させるかっ!!」

俺は一気に妖怪の真上に移動し、

「オラァッ!!とりあえず急降下からのタトバキック!!」

妖怪の脳天にあのメダルをよく盗まれる仮面ライダーのキックを御見舞いした。

ドゴシャァッ!!と言う音と共に、頭を潰した感覚が足に伝わる。

(あっ.....なんか......クセになっちゃいそう......。)

って危ない危ない。

とりあえず救出成功かな?

振り返ると、そこには驚いた顔でこちらを見つめる永琳がいた。

「間に合ったぁ!!無事?怪我とかない?」

とりあえず声をかける。

ていうか俺『とりあえず』使いすぎじゃね?

まぁいい。(某天ry)

 

「え、ええ、大丈夫よ。あなたは一体......」

「話しはあとあと!!ちょっとこいつら殲滅するから!」

そう言って俺は妖怪と向き合う。

『グルルルルル.......!!!』

残り四匹。

よし!あいつを使おう。

「いやーワクワクするなぁ。っしゃ!!いくぜオイッ!!」

俺は精神を集中させる。

『ガルゥッ!!』

それを見て好機と思ったのか、一匹の妖怪が飛びかかってきた。

しかし。

「裁くのは・・・」

ガシィッ!!

『キャウゥッ!?』

その妖怪は何かによって掴まれていた。

そして.......

「俺のスタンドだァッ!!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!!」

ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴォッ!!!!

とてつもない速さの拳を叩きつけられ、吹き飛んだ。

恐らく死んだでしょ。

「やっべぇ超嬉しい!!」

そう。今のは、俺が千夜年に頼んだ、オリジナルのスタンドである。

その見た目は、ほぼスタープラチナだけど。

しかし、明らかに違う箇所はある。

まずひとつは肌の色。

スタープラチナは青っぽい紫だけど、このスタンドは綺麗な赤。

まるで怒りを再現したかのような。

そして最後は目元。

これは簡単に言えばバオー。

ちなみにバオーとは、荒○先生の作品のひとつ、バオー来訪者の主人公、橋沢育朗が変身した姿な。

「このスタンド.....名前どうしようか.......そうだな。」

敵が三匹残っているのにこの余裕。

転生初日、しかも初戦闘でこの緊張感の無さはいいのか?

こんな自問自答も意味ないけど。

まぁ、相手の妖怪達は現に仲間が二人殺られているので、警戒して近寄ってすらこないがな。

「この怒りを表したような赤。そしてこの力強い見た目。怒り.......力強い見た目だから闘神......」

そういえば某世紀末漫画で闘神をインドラって言ってたっけ。

実際のインドラはヒンドゥー教の神様だったと思う。

ヴリトラを殺したんだって。

話がそれたな。

インドラは決定。

あとは......怒り。

怒り........怒.....憤怒.....はっ!!憤怒!!

憤怒を英語で言うとラース!!

「よし!!お前は今日から『憤怒(ラース)の闘神(インドラ)』だ!!」

よし決定!

あとは殲滅するだけ。

「よしっ!じゃあ能力も使いますか!!」

せっかくなので『動きを操る程度の能力』も使おう。

一見使い道はあまり無いようにみえるけど、

「例えば........時の流れ、つまり時の『動き』を止める!!」

そう。こんなことも出来るんだよねこれ。

「ラースインドラ・ザ・ワールドッ!!!!!」

シュウン!!、という効果音と共に、世界から色が消えた。

うん。成功!

「ヒュー♪言ってみたかったんだよね!!」

ちなみに止めていられる時間は妖力が尽きるまでだが、チートのせいで大量に妖力があるので、ほぼ無限である。

多分咲夜さんは二、三時間ぐらいだと思うってどっかで聞いた。

まぁとりあえず先に妖怪を倒しますか。

「ぶちかますぜ!!!オラァッ!!ラースフィンガー!!ォォォオオオオオ......オラァァァァ!!!」

ちなみにラースフィンガーが普通にスターフィンガー、最後のやつはスターブレイカーである。

あの三部ゲーのやつ。

「そして時は動き出す。」

『『『キャオンッ!?』』』

三匹仲良くふっ飛んでいきました。

そして俺は、永琳の方に振り返り、

「さて、殲滅完了!これで大丈夫だろ!!」

と声をかけた。

「えっと、とりあえずいろいろ聞きたいことはあるけれど、私は八意永琳。貴方は?」

「俺は希楽瑠亜。その名の通り気楽に生きたい不死身の妖怪だよ。」

原作キャラだよ!!やったねたえ(ry




どうでしたでしょうか?
スタンドを期待していた方、本当に申し訳ないです。
※七月三十日AM3:27修正


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八意の医学は世界一ィィィィィィィー!!!!

作「今回はあのネタが登場!!」
瑠「わかるわけねーだろ!!」
作「ルビの件に関しては本当に申し訳ないです。」
瑠「反省しなさい☆」
作「......ウォェッ」
瑠「........(#^ω^)p」


「つまり、貴方は不老不死の妖怪で、人間に危害を加えるつもりはない、むしろ人間側に立ちたい、と。」

「いぐざくとりー!(その通りでございます)」

私だ。瑠亜だ。

現在俺達は自己紹介をしながら帰路についている。

意外と遠いらしいが。

「つくづく変な妖怪ね、貴方。」

「誉め言葉として受け取りまーす。」

「はぁ.......それより貴方、これからどうするの?」

あー。とりあえずは......

「都市に住む!」

「妖怪は問答無用で殺られるわよ?まぁ、貴方は不老不死だからいいんでしょうけど。そもそも入れてすらくれないわよ。」

「ノー問題!!よいしょっ!!」

俺は妖力を最大限抑える。

「どう?」

「あら.....これならバレなそうね。」

「でも家どうしようか......金ないし。」

そういえばそこ考えて無かったわ。

「なら私の家に来なさいな。」

「.........え?」

い、今なんと?

「だから、私の家に来なさいって言ったの。助けてもらったんだから、それくらいいいわよ。部屋もあるし。」

マジかっ!!原作キャラの家に居候ktkr!!

「でもいいのか?俺は男だぞ?」

「あら、私を襲うとでも?下手な冗談はつかない方がいいんじゃないかしら?」

もちろん襲わないがな。

襲ったら死にそうだ。

不老不死だけど。

「はいはい、冗談ですよ。じゃ、お言葉に甘えて。」

「そう。ならこれからよろしくね。瑠亜。」

「よろしくなえーりん。」

.........と、言うわけで。

えーりんの家に居候することが決定しました!!!!

じゃ、都市まで『キング・クリムゾンッ!!!』

 

 

 

 

 

 

 

到着!!

「........今時間が吹き飛んだ気が.......?」

「!?き、気のせいだろ。」

「そうよね。」

うわっ、流石えーりん。恐るべし。

で、今俺達の目の前にはでっかい門がある。

そしてそこに門番が二人いた。

門番1「これはこれは八意殿。薬草はとれましたか?」

「いいえ、それが妖怪の群れに遭遇してしまって。弓矢も薬草も置いてきてしまったわ。」

門番2「む?そちらの方は?」

あっ、やっべ!!どうしよう、妖力隠してるから妖怪だとはバレないけど.....

俺が必死に考えていると、

「ああ、彼は私の助手です。最近できたばかりなんですよ。」

「!そ、そうなんです。希楽瑠亜と言います。」

ナイスえーりん!!

「そうでしたか。.......しかし、いつ門を出たのですか?」

げっ!!

えーりんを見る。

えーりんの額から汗が一筋流れた。

エェェェェェ!!

無敵の月の頭脳で何とかしてくださいよぉぉー!!!

.........あっ!!そうだ!

「実はですね、俺、これでも武術とかが得意でして。気配を消す修行のために、永琳師匠が出るときに俺も気配を消してでていたんです。」

嘘だけど。

門番1「なんと!!全く気がつきませんでした。」

門番2「それではお通りください。」

信じたよ。純粋だなこの人達。

じゃあえーりん宅まで『キングry』

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま。」

「お邪魔しまーす」

えーりん宅に到着!!

いやー、流石未来都市!!

広かったな~。

「貴方もただいまでいいんじゃない?」

「そうか?じゃあそうするわ。」

そんな会話をしていると、

『グゥゥゥ~』

お腹が鳴った。俺の。

「...........」

「あら、もうこんな時間?待っててね、ご飯作るから。」

そう言って、えーりんはキッチンへ向かった。

.........うわー!!恥ずかしい!!

恥ずかしいからご飯できるまで『キンクry』

 

 

 

 

 

 

「「いただきます。」」

さて、えーりんの手料理ができましたよ。

えーりんの手料理が。

大事なことなので二度言いました。

ちなみに普通に和食。

とりあえず味噌汁をば。

........うん。旨い。

「味は大丈夫かしら?」

「うん、旨いぞ。なにも問題ない。」

「そう。良かったわ。カリカリ」

俺が答えると、えーりんは笑顔で頷き、何かをカルテみたいな物に記入している。

何かを記入して........

「...........」

バッ!!!!

俺は即座にえーりんから距離をとった。

「ナズェナニカカイティルンデェス!!」

「ああ、これ?ちょっと味噌汁に新薬入れたから、貴方の様子を書いてるのよ。大丈夫よ瑠亜。貴方って不老不死じゃない。」

「そういう問題じゃないだろ!?」

居候初日で実験台にされているっ!!

流石えーりん!!って言ってる場合か。

「私の『ありとあらゆる薬を作る程度の能力』って、できた薬の効果がわからないときがあるのよ。家に住ませてあげるんだからこれくらいいいじゃない。」

その時だった。

「うっ!!」

体が.......熱いっ!!!

「様子が変ね.......カリカリ」

「オレノカラダハボドボドダッ!!」

少しは心配しろよ!!

そして、体はどんどん熱くなる。焼けるようだ!!

「俺とあんたは味方じゃなかったんで........ウァッ!!ぐぅぅ!!オンドゥルルラギッタンディスカ!?」

あ......意識が......バタッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永琳side

 

今日、森で私を助けた妖怪は、希楽瑠亜と言う名前の妖怪だった。

本当に不思議な妖怪だ。

不老不死で、あんなに強い能力を持っている。

それなのに人間を襲わないうえに、人間側の存在でありたいと。

そんな不思議な彼に、私は興味があった。

だから家に住ませた。

でも、理由はそれだけじゃない気がする。

自分でもよくわからない。

「.......でもまぁ。」

そう呟いて薬で意識を失っている瑠亜を見つめる。

「今までの生活よりは、楽しくなりそうね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瑠亜side

「......うん......?」

「あら?目が覚めたかしら?」

目が覚めると、そこにはこちらを興味深そうに見るえーりんが。

うん。とりあえず......

「ナズェミティルンディス!!!」

「だって貴方の体、面白いことになってるわよ?」

「ヴェッ!?」

バッと起き上がる。

面白いことに......?

「あれ......?なんかえーりんでかくね.....?」

なんか見上げるくらいになってる。

俺のほうが身長は高いはず。

...........ハッ!?まさか........

「.........えーりん。鏡。」

「はい、どうぞ。」

「............」

うん。思わず俺は叫んだ。

「バーロー!!!!!」

ちっちゃくなってました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ。ひどい目に遭った。」

あのあと体が五分くらいでもとに戻ったので、普通に風呂入って、いま案内された寝室で就寝しようとしているところだ。

「これから毎日の食事には警戒しよう。」

無駄だろうけど。

きっと無駄なんだ。無駄無駄。

........もう疲れたし、寝ようかな........あ、そうだ。

「千夜年にでも今日あったことを話そう。」

と、いうわけで通信。

「もしもーし千夜年~?聞こえてる~?」

『聞こえてるよ瑠亜。早速連絡してくれたんだね。』

「おう。今暇か?」

『うん。今日は何かあった?』

「そうなんだよ!それがさ!えーりんに会ったんだよ!!」

『へぇ!八意永琳に会えたんだ!!』

「それでさ、最初妖怪に襲われててさ、助けたらお礼って事でえーりんの家に住ませてもらえることになったんだ。」

『え?じゃあ今永琳の家にいるの?』

「ああ。」

『そうなんだ。』

「でさー!帰ってきて飯食ったんだけど、味噌汁に新薬入れられててさ!不老不死なんだから大丈夫。住ませてあげてるんだからこれくらいいいじゃないってさー!実験台にされたんだよ!!」

『それは災難だったね......彼女らしいけど.....体に変化は?』

「ちっちゃくなった。五分で戻ったけど。」

『バーロー?』

「そうだな。完全バーローだなありゃ。........ふぁぁぁ。」

『こっちまで大きな欠伸が聞こえたよ。今日はもう休んだら?』

「ふぁ.....わかった。そうするよ。おやすみ千夜年。」

『うん。おやすみ瑠亜。』

そして俺は、会話を終えて眠りについた。




えーりんならやりかねない。


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神のコーヒーを飲みに行こう。

お気に入り15!!やった!!
タイトルでわかると思いますがとある神様が登場!
早すぎましたかね?
千「ちなみに私じゃないですよー」
あと、私はニコニコの時報を聞いたことがありません。


「........んっ........ふぁ......」

目を擦りながら起き上がる。

朝だ。

.........こんなにぐっすり、そしてたっぷり寝たのは何年ぶりだろう。

ー前世ー

PM12:30

「あー、もうこんな時間か。もう少し動画見てから寝よう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『に~こ○っこ動画♪こんな、夜遅くまでニコ○コを見ているニコ厨の皆様に、午前二時位をお知らせします。』

AM2:00

「あれ、もうこんな......あ、パズ○ラスタミナたまってる。あ、モン○トも.......」

 

 

 

 

 

AM3:59

「..........寝よ。」

 

 

 

 

 

 

的な。

うん。よい子の皆!早寝早起き、心がけようね☆

まぁとりあえずリビングに行きますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはようえーりん。」

「あら、起きたのね瑠亜。朝ごはんできてるわよ。」

「せんきゅー。」

うん。朝は目玉焼きにかぎる。

おお、うめぇうめぇ。

そういえば俺ってえーりんの助手って設定だったな........

「そういえば今日はなんか手伝うことってある?助手として。」

「あぁ、そういえばそんな設定だったわね貴方。」

忘れてたんかい。

あ、あと朝ごはんには薬入ってなかった。

「そうねぇ.....今日は特にないわ。今日は上のお偉いさん達との会合だから。」

「そうか。」

お偉いさん達との会合かー。

「この際だから貴方、この都市でも観光してこれば?」

なるほど。

「ん。じゃあそうするわ。」

「ええ。あ、もうこんな時間!じゃあ、行ってくるわね。」

「いってらー。」

流石にえーりんは忙しいね。

さて、俺も簡単な身支度をして出掛けますか。

お金?実は昨日えーりんがお小遣いくれた。

「じゃ、いってきまーすっと。」

バタン。ガチャッ。

戸締まりはしっかりとね!!

まぁ、万が一侵入者がいても、蜂の巣になるだけだ。

さて、どこに行こうか。

 

 

『キンクリ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う~ん。」

さっきからぶらぶらしているが、特に気になる店はなかった。

「はぁ.....帰ろうか..........ん?」

そこで俺はある看板が目に留まった。

そこは、裏路地へと続く道の途中にあるお店のようだ。

看板の位置的に。

店の名前は『月光』

どうやら喫茶店のようだ。

「よし。行ってみるか。」

なぜこの店に入ろうと思ったのかは自分でもわからないが、なぜか入ったほうがいい気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カランカラン.....

「いらっしゃい。」

出迎えたのはきれいな紫色の髪をした、男性だった。

どうやらここのマスターらしい。

わかった理由としては、他に店員がいないから。

客も俺だけのようだ。

だけど、この雰囲気は好きだ。

そしてもうひとつ。

俺はあることに気がついた。

それはあちらも同じのようだ。

俺はマスターの正面の席に座った。

「マスター、注文の前にひとつ聞きたいことが。あまりほかの客に聞かれたくないんでね、ちょうど今が好都合で。いいか?」

「おや、奇遇ですねお客様。私も同じです。」

そして俺達は、少し間を開けてからこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「神様(妖怪)がなぜこんなところに?」」

沈黙。

一秒が長く感じられる。

そんな感覚を覚えた。

そして.........

 

「「ふっ.......あはははははははっ!!」」

両者ともに笑い出した。

「いやいや、妖力は最低限まで抑えてたんだけどな!流石は神様、って感じだな。」

「ふふ、君も流石だよ。僕も神力は限界まで抑えてるつもりだったのだけどね。」

さて、お互いに正体がわかったところで、

「........俺を始末しなくていいのか?」

一番の疑問を聞いてみる。

すると彼は、

「じゃあ聞くが、君はこの都市に害をもたらす存在なのかい?」

「そうかもしれないぞ?」

しないけど。

「それに........」

神様はこう言った。

「この都市の科学者ひとり助けておいて、何が害をもたらす存在さ。」

あら、バレテーラ。

「それもばれてるのか。流石は神様.......失礼、名前は?」

まぁ、だいたい予想はついた。

「月読見(つくよみ)だよ。よろしく。」

彼が手をさしのべた。

「希楽瑠亜だ。不死身の妖怪さ。」

こちらも手をのばし、握手を交わした。

予想的中、やなりこの人(神)月読見か。

でも月読見って月にいるんじゃ?

まぁいいか。

「それで月読見様、「ツクヨミでいいよ。」そうかい。それじゃ、ツクヨミ。いつから気づいていた?」

「うーん。この都市入ってきたときからかな。」

「まじかよ。」

さすが神。

「ツクヨミは神様なのに、こんなとこで働いてていいのか?」

二番目の疑問だ。

「ああ。まず、この都市の人間は私の顔を知らない。あと、神様っていっても、仕事はあまりないから、助手にやらせてる。」

おい。それでいいのか神様。

 

「いいんだよ。うちの助手は優秀だから。」

心読まれたっ!!神様って皆心読めるのか!?

「そんなことより、ご注文は?」

え?ああ、ここ喫茶店か。

「ん。じゃあコーヒーで。」

「承りました。ミルクは?」

「よろしく。」

神様のコーヒーとか貴重だわ。

「うちはミルクにも拘っていてね。」

へぇー。

「名前はツクヨミルクとか?」

ははっ、んなわけな.........

「おや、よくわかったね。」

まぁじでぇ?

「うん、っと。はい、出来たよ。」

「おお、早いんだな。」

じゃあ、いただきまーすと。

ゴクッ。

...............うん。

「うーまーいーぞー!!」

「それはよかった。」

なんだろう。こう、ほどよい苦味のコーヒーに、ほどよい甘味のこのミルクがマッチして.......絶妙だ。

例えるなら........メドローア。

 

 

 

 

そのあとは、ツクヨミと軽い雑談などをして過ごした。

ちなみに友神になりました。

「じゃあ、また来るよ。コーヒー、旨かったよ。」

「ありがとう。今度淹れかた教えるよ。」

「そいつは楽しみだ。それじゃ!」

「それじゃ。」

うん。今日の収穫。

友神が増えました!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーカチャ........

「ふぅ.........」

月読見は、カップを片付けながら、今日来店し、友人(人ではないが)になった不思議な妖怪のことを思い返していた。

実は、彼が瑠亜を無害と確信したのは、永琳を助けたから、と言う理由の他に、もう一つ。

彼が、首から下げていた珠。

(あれは明らかに『あの人』の........あれを渡されるなんて、よっぽど信頼されているんだな。『あの人』が信頼した者が害をもたらすはずがない。)

だからこそ、友として認めた。

「彼はきっと、僕のいい友人になってくれる。」

月読見は、優しく微笑んだ。




何かの伏線が........?
あ、そういえばえーりんあの珠にふれてませんでしたね。


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将来自宅警備員候補(確定)、来る!!

すいません、毎日投稿がきつくなってきました。
これから、投稿できない日があると思います。
あと今回短いです。


俺が月読見に会ってから数ヵ月がたった。

え?何?飛びすぎ?

........ネタ不足さ。

ちなみにこの数ヵ月間の俺の助手としての仕事はこんな感じ。

実験台とか実験台とか実験台実験台とか実験台とか実験台とか実験台とか........

あァァァんまあァァりィだあああァァァ!!

 

.......ふぅー。スッとしねぇ。

「瑠亜~!!」

「へーい」

えーりんの声だ。

また実験台かなぁ.....やだなぁ......

逃げたくなる気持ちを押さえつつ、えーりんのもとに向かうと......

「.........ん?」

「あなたはだぁれ?」

幼女がいた。

「ああ、ちょっとこの子の遊び相手を頼みたいの。」

実験台じゃないの!?やったあぁぁぁぁ!!!

「で、この子は?」

「この子は蓬莱山輝夜っていってね。この都市の姫なのよ。」

え?お?.......ヴェッ!?

これ!?この子!?この子があのNEET!?マジかよ!

「へ、へぇー。姫とはまたずいぶんな身分のお方で。なぜえーりんが?」

「実は、最近の会合でお世話するように命じられちゃって。」

「そーなのかー。」

うへー。それにしてもこの子がねぇ。昔はこんなに可愛かったのか。

確かに将来も美人とはいえ。

いや!!でもまだニートになるって決まったわけじゃあない!!

希望を持て!!希望を!!

「あなたはえーりんのお友達なの?」

「え?うーん。お友達かぁ~。」

俺はえーりんをチラッと見る。

「あら?私は貴方を助手の前に友人って思ってるわよ?」

「お友達です。」

えーりんに友人って言われた!!やったね!!

「じゃあ私のお友達だね!!」

にぱー、と嬉しそうに笑顔を浮かべる輝夜。

.........うっわ!!可愛い!!何これやべぇ!!本当に可愛い!!

「そっかそっか!!お友達か!!」

思わず俺は輝夜の頭を撫でた。

「ん!」

気持ち良さそうに目を細める輝夜。

本当に可愛い。

言っとくけど俺はロリコンじゃない。

作者はロリコンだけど。

『う、うるせぇ!!ロリコンで何が悪い!!てかいちいち言わんでいい!!』

.........空耳だな。うん。

「ねぇねぇ。あなたのお名前は?」

俺が脳内で変態と戦っていると、輝夜が名前を聞いてきた。

そういやまだ名のってなかったな。

「俺は希楽瑠亜。よろしくな!」

そういって俺は輝夜を抱き上げた。

「るあー!!えーりん見て見て!!お友達できたよ!!」

「よかったわね~!!」

初対面で抱っことかしてんのに全然嫌がらない。

これはなつかれたということでよろしいでしょうか。

「じゃあ、私は今日ちょっと重要な会合.....いや、会議かしら。があるから、帰ってくるまで遊んであげて。」

「承知ー!いってらー!」

「えーりんおしごと?いってらっしゃい!!」

「はい、いってきます。」

さて、何して遊ぼうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー数時間後ー

えーりんはまだ帰ってこない。

たくさん遊んだので、輝夜もご満足のようだ。

今は俺の膝の上にちょこんと座って、一緒に窓から月を見ている。

今日は満月だった。

そういえば満月って妖怪が活性化するんだっけ。

まあいいか。

「ねぇねぇるあー。」

「ん?どうした?」

輝夜が話しかけてきた。

「お月さまって、誰か住んでるのかな?」

「お月さま?ああ、兎が住んでるよ。」

「えー!!兎!?本当に!?」

「本当本当。」

この世界じゃガチだから。

なんだっけ?玉兎だっけ?

「へー!!るあはもの知りなのね!」

「ありがとうよ。」

そう言って輝夜の頭を撫でる。

「......輝夜は、大きくなったら何になるんだ?」

なんとなく、そんなことを聞いてみた。

「んー.......るあのおよめさん!!」

「っ!?」

いやー........初対面でそれは早すぎない?

「そ、そうか.......。」

俺は、もう一度輝夜の頭を撫でる。

「ただいまー!」

おや、えーりんが帰ってきたみたいだ。

「えーりん!!」

輝夜は彼女のもとへ走っていった。

「.......まぁ、子供の冗談、だよな.......?」

どうだろうね。

ともかく!!

原作キャラ二人目だよ!!やったねたえ(ry




ロリ輝夜もみてみたいね。


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遥かなるあの月へ

ついにえーりんが月に。瑠亜はどうする?
やっぱり戦闘描写下手くそww
いまさらですが、ラースインドラはスタンドですが、瑠亜の意思でわざと他人に見えるようになっています。
※一部修正しました


えーりんが輝夜のお世話係になってからはやくも数年がたった。

そして、いつものようにえーりんと夕食を食べていた時のことだ。

「月へ移住?」

「ええ。」

唐突にえーりんがそんなことを言ってきた。

あー、そういえばそうだったね。

えーりんは月に行くんだった。

「へぇー。いついくの?」

「.....あまり驚かないのね。明日よ。」

「明日?それまた唐突に。準備とかは?」

俺なにも聞いてないよえーりん。

「実は、数年前から計画されていたから、ロケットなどの準備はもうできているの。ごめんなさいね、今まで黙ってて。」

「いいよ別に。ちなみになんで黙ってたの?」

「驚くかと思ったのだけれど。」

「ふひひwwサーセンww」

「.......まあいいわ。で、貴方も来るでしょ?」

うーん。月か~。

........まあ、いいか!地上に来たくなったらどうにかしてこればいいしね!

「ああ、いくよ。あと聞きたいんだけど、月にいく理由は?」

「それは、最近妖怪が増えてきて、今にも戦争になりそうなのよ。だから月に行くの。」

そっかそっか。........ん?

「俺妖怪なのにいいの?」

「ええ。月読見様に許可をもらったわ。」

「月読見に!?」

国民は顔も知らないんじゃなかった?

「国民は顔知らないんじゃないの?」

「私ぐらいの身分なら、会うこともあるわよ?」

ドヤァッ、と胸を張るえーりん。

おお、でけぇでけぇ。何がとは言わないがな!!

「へー。了解。準備しとくよ。ほとんど準備なんてないけど。」

「そうしてちょうだい。じゃ、そろそろ片付けましょうか。」

そして俺とえーりんは、食器を片付けて自室に戻り、眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー次の日ー

「ここに順番に並んでくださーい!!」

俺とえーりんはロケットの乗り場へ来ていた。

軍隊の人が大勢の国民を並ばせて、順にロケットに乗せている。

「いやー、でかいねぇ。」

「我が都市の知能と技能の結晶よ!!なんちゃって。」

そう言って微笑むえーりん。

うん。今まで書かなかったけど可愛い。

え?なんで書かなかったのかって?

それは作者が忘れてたからだよ。

『サーセン。』

さて、茶番はここまでにして、俺とえーりんの番が来た。

「八意永琳様と希楽瑠亜様ですね。どうぞこちらへ。」

そういって連れてこられたのは、身分の高い者に与えられた豪華な個室だった。

「てかなんで一緒の部屋ww」

「あら?嫌だったかしら?」

「いえ、むしろ感謝の極み。」

美人だからね。

「さて、後は全員が乗り込み次第、離陸するだけね。」

と、えーりんが言った次の瞬間、

けたたましいアラームとともに、アナウンスがなり響いた。

『緊急事態発生!!とてつもない数の妖怪の群れ......いや、軍勢がこちらに向かって来ています!!』

「なんですって!?」

妖怪の軍勢........!!あれか!!

窓から外を見ると、遠くに砂塵をあげながら進撃するたくさんの影が見えた。

「まずい!!!私は指令室に行ってくるわ!!」

そう言ってえーりんは指令室に向かった。

さて、俺はどうしようか.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永琳side

「本当にまずいことになったわ.....」

妖怪の進撃の知らせを受けた私は、指令室に向かっていた。

「今このロケットを襲われたら、恐らくこの計画は水の泡になる!!」

指令室についた私は、ロケット内の放送で、こう告げた。

実は、この計画の主導権は私にあるのだ。

『全防衛班に告ぐ!!全力でロケットを死守せよ!!月に到着しだい、必ず援軍を送る!!』

わかっている。この行為は護衛班の人間の命を捨てることになることは。

恐らく、援軍は間に合わない。

 

いや、この都市の技術は高く、護衛班が持っている武器もとても強力だ。

もしかしたら生き残れるかもしれない。

そんな、淡い期待を抱いた時だった。

「八意殿!!軍勢の一部が防衛ラインを突破!!このままでは離陸前にロケットを破壊されます!!」

「!?直に離陸しなさい!!」

「わかりました!!」

ロケットが離陸体勢に入る。

しかし、

「まずい!!もう妖怪がこんな近くにまで!!」

「なっ!!......こうなったら、今全ての軍を防衛に....」

その時、指令室のドアが開いた。

「確かにそれなら食い止められるかも知れないけど、それじゃ、軍の人間が皆死ぬことになる。俺が行くよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瑠亜side

「俺が行くよ。」

俺は指令室に向かい、えーりんにそう告げた。

「瑠亜!?なぜここに.....それより何を言っているの!?」

えーりんは驚いた声をあげてこちらを見た。

「だから俺が行くって。大丈夫、不老不死だから死にはしないって。まぁ、何かしら体の一部残ってなかったらアウトだけど。」

不老不死!?と他の人間が声をあげる。

そういえば俺の正体知らないんだったな。

ちなみにアウトの件は千夜年に聞いた。

「でも!!」

「大丈夫!!永遠の別れじゃないって!!じゃ、行ってくる!!」

「待って!!瑠.......

俺はえーりんの言葉を待たずに指令室を飛び出した。

そして近くの窓から、外に飛び降りた。

それと同時に、ロケットが離陸を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永琳side

「待って!瑠亜!!!」

彼は、私の言葉を聞かずに、飛び出していってしまった。

そして、ロケットが離陸を始めた。

「........部屋に、戻るわね......」

私は、ふらふらと今にも倒れそうになりながら、部屋に戻った。

部屋に入り、ベッドに倒れこむ。

「瑠亜.......いや.....いやよ.....離れ離れになるなんて、絶対に嫌......」

私は、枕に顔を埋めた。

ふと、テーブルに目を向けた。

すると、そこには手紙があった。

私はそれを手に取った。

『永琳へ。』

「!!瑠亜からの.....」

その手紙には、短く、こう書いてあった。

『俺は不老不死だから、永遠に生きていられる。だから、必ずえーりんに会いに行くって約束する。だから、えーりんも再開を願ってくれてると、嬉しいな。』

私は、その短い手紙を読み終え、涙をこぼした。

「瑠亜.......もちろんよ.......きっと会えるって.........信じてるわ.......」

そして、ずっと伝えられなかった言葉を呟いた。

「愛してるわ........瑠亜........」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瑠亜side

俺は窓から飛び降りた後、ロケットに向かってくる妖怪達を、蹴散らしながら走った。

もちろん、妖力全開で。

「なっ!?妖怪がなぜ.....!!」

「うるせぇ!!ラースインドラッ!!」

この軍勢、どこかに大将がいるはず.....!!!

俺は、軍勢の中心を目指して走った。

そして、走り続けてやっと中心辺りに来たとき、やつが現れた。

「妖怪.....?妖怪のお前がなぜ俺達の邪魔をする!!!」

それは、3mはあろう、巨大な鬼だった。

「生憎と俺は人間側につく妖怪なんだよ!」

「何......?ふん、貴様は妖怪の恥だ!!俺がここで殺す!!」

「やってみろ!!この瑠亜に対してっ!!」

そして俺は、鬼との戦いを始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「おおおおおおおおっ!!!」」

ドォンッ!!!

ラースインドラの拳と、鬼の拳ぶつかりあう。

「ぐぅっ!!式神か!?」

「うわ痛っ!!どんだけ力つええんだよあの鬼!!」

ラースインドラと張り合えるとか、相当だぞ。

「ハァッ!!」

「うお!?速っ!!」

こいつ、スピードもハンパじゃねえ!!

一瞬で間合いを詰めて、アッパーかましてきやがった!!

「チッ!!こんの.....野郎がァ!!」

それをギリギリで避け、妖力の弾丸を放つ。

「ふん!!効かぬわ!!!」

それを鬼は、拳で弾いた。

「やっぱ肉弾戦じゃないと駄目か........仕方ねえ!!」

『ラースインドラ・ザ・ワールド!!』

「時は止まるっ!!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!」

効いてくれよっ!!

「そして時は動き出す。」

「ぐああっ!!?」

よっしゃ!!効いた!!

「貴様......!!何かの能力か!!」

「ご名答!!どんな能力かは教えんがな!!」

「ならば、俺も能力を使わせてもらおう!!」

「なっ......」

「ヌゥアアアアッ!!」

「ガハッ......」

なんだ!?攻撃が、全然見えなかった...!!

「カハッ、ケホッ!!い、一体なにが.......」

「ふん、今のを耐えるか.......おもしろい。教えてやろう。俺の能力は『上げる程度の能力』。それを使って俺の攻撃速度と威力を『上げた』のだ。」

「マジかよ.....!!」

便利すぎだろその能力!!

だが負けるわけにはいかないからな!!

「なめんなぁぁぁァァァ!!」

「!?速い!!くっ!!速さと威力を上げる!!」

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」

「オオオオオオオオオオ!!!」

お互い凄まじいラッシュを繰り出す。

そして、

「オラァッ!!」

「ぐはっ......」

ラースインドラの渾身のフィニッシュに、さすがの鬼もダメージを受け、怯んだ。

「防御力を『上げ』なくてもいいのか?」

「ふん!戦闘の痛みは生きている証よ!!そんなことをしたら俺のプライドが許さんっ!!」

......凄い信念だ。流石は鬼!

だったら敬意を表して!!

「一気に決めるっ!!いくぜオイッ!!」

全力だァッ!!

ドンッ!!

「ガッ!!」

3mの巨体をアッパーで打ち上げる。

そして........

「RUUUUUUUUUUUUUUUUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!」

ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴッ!

今までで最大速度・威力のラッシュを叩き込む。

「ゼアァッ!!」

ドゴォッ!!!!

そして、トドメにやつを地面に全力で叩きつけた。

「グガァッ........」

叩きつけた衝撃で、地面にクレーターができた。

やつはピクリとも動かなくなった。

恐らく心臓が潰れたのだろう。

大将が殺られたからか、周りにいた妖怪は俺に近寄ってこない。

「ふぅ......俺もまだまだだな......」

まぁ、ロケットは無事発進したし、いいか。

その時。

「ん?」

都市の方向に、一瞬光が見えた。

次の瞬間、

『ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!』

とてつもなく巨大な爆発が、凄まじい速度で妖怪を飲み込みながらこちらへ迫ってくる。

恐らく、あの爆発に巻き込まれたら、『全身が一瞬にして消し飛ぶ』だろう。

「やばっ..........」

そして、俺は爆発に巻き込まれた。

 

 

そして、離陸後のロケットの中には、『生き物の体は全身跡形もなく消滅する威力』の核を爆発させたことを後に知り、悲痛な叫び声を上げる女性がいた。




どうでしたか?
戦闘描写については、もっと上手くなるように頑張ります。
相手が能力教えてくれたのに自分は教えないとかさすが瑠亜きたない。


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え?この山妖怪の山なの!?違うんです!!侵入者じゃないです!!

すいません。四日も開けてしまいました。
少し補足として、瑠亜は、書いてないだけで頻繁に千夜年に連絡していました。


「........ハッ!?」

い、生きてる!!

やった!!成功した!!

全てを破壊しかねないあの爆発。

巻き込まれたら死ぬのが目に見えてたから、俺が何をしたかといいますとですね。

ダメもとであの爆発、いや、爆風?まぁいいか、の動き操って曲げてみたら本当に曲がりまして。

気を失いはしたけど、こうして無事な訳です。

「........何もねぇ。てかなんか気分悪い。」

こういうときは.......

「とおるるるるるるるるるるるん、るるるん!もしもし?千夜年?」

『あ、瑠亜?どうしたの?』

「何もなくて暇なのと、なんか気分悪い~助けて~」

『それはそうだよ~あんな核兵器爆発したんだもん。放射能とか、体に悪いものいっぱい吸っちゃったんだと思うよ?』

「マジかよ!?」

気分悪いで済んでるのは、不老不死のおかげかな.......。

「なんか生物いるところってある?」

『う~ん。ここら辺は完全に焼けちゃったけど、かなり歩けば山とか普通にあるよ。でも人間が住んでる場所はもっと歩かないと、かな。』

え?人間がいるのってあの都市だけじゃなかったのか?

『それにしても、あの爆発から二億と数千万年もたったのにここは植物がひとつもないね。もう生き物は住めないのかな?』

二億と数千万年もねぇ.........ん?

「え?二億と数千万年?」

『ふぇ?あの爆発から二億と数千万年位たったよね?』

「え!?俺少し気を失っただけだよね!?」

『ああ.........多分その気を失ってる間に二億と数千万年立ったんだと思う。』

「ガチで!?俺がスロウリィ!?」

『うん。恐らくね。ちなみに数万年前まで生物全て全滅してたからね。新たに生物が誕生したのは結構最近だよ?』

「あの爆弾この星の生物みんな消し飛ばしたの!?........ま、いいか。」

どっちにせよほかに生物がいない、孤独な生活を省けた。

「じゃあ、とりあえず東の方向に向かうよ。」

『うん。それじゃあ、また何かあったら連絡してね。』

「りょーかい。」

さて、東に向かいますか。

 

 

 

 

 

 

きーんーくーりー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅー。疲れた......。」

はい。すっごい歩いてはや3日。

やっと着きました。緑のあるところに。

飲まず食わずですよ!!

目の前には大きな山。

「よし!レッツ登山!!」

俺は、登山を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぷはぁ~!!うんまああ~い!!ミネラルウォーターうまい!!」

ある程度歩いたから結構来たと思う。

その途中で川を見つけたから、飲まず食わずだったしひとまず休憩をとることにしました。

「魚もいるから、とって焼き魚にしようか..........ん?」

俺が、そんなことを言っていると、

ーバサッバサッー

何かの羽音が聞こえてきた。

そして.......

「貴様!!侵入者だな!?」

「は!?」

見るとそこには、なんとあの烏天狗(男)がいた。

ん?烏天狗、侵入者..........ハッ!!

「妖怪の山!?」

「侵入者め!!命が惜しければ動くな!!」

「違う違う!!知らなかったんだ!!あんたらの山だってことは!!」

だって他の山と差がないんだもん!

「言い訳をしても無駄だ!!貴様を連行する!!」

「ちょっ、まっ...........」

さすが烏天狗。速い。

そして俺は、抵抗する間もなくどこかに連れていかれた......




すいません。短いです。
次の話ではあの方たちが登場します!!


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多分こうなるだろうとは思ってたよ

九日も開いてしまった.....!!
少しでもペースをあげられるようにしたいです。


私だ。瑠亜だ。

さっそくですが、ピンチです。

理由としては、俺の目の前の方々だな。

そうですよ。あの天狗の長である天魔と、鬼の長である鬼子母神が目の前にいるんですよ。

前回天狗に連行されてつれてこられた結果だよ。

え?連行されてるシーン?カットですよ。

ネタがないらしいし。だってみらくるごっとですもの。

『メメタァ!!』

 

んなこたぁどうだっていいんだよ!!

どーすんのこれ!!ヤバイよヤバイよ!!

と、俺が頭の中でどっかのリアクション芸人の真似をしていると、

「単刀直入に聞く。何故、俺達の山に入った?」

質問された。

「俺はここがあんたたちの山だって知らなかったんだ!!頼む!!信じてくれ!!」

いやマジで。俺悪いことなんにもしてへんよ!!

俺が、必死に誤解をとこうとしていると、

「.........確かに、嘘はついてませんね。」

鬼子母神が口を開いた。

てかこれは、信じてもらえたと言うことですか?

「私は、『嘘と真を見極める程度の能力』を持っています。だから、貴方が嘘をついてないことがわかったのです。」

なるほど!!と、とにかく助かった.....

と、俺は安堵のため息をついた。

「本当か?......いや、お前が言うならそうなんだろうな......。」

ああ、面倒なことにならなくてすんだ....と思った次の瞬間。

「でも、貴方をこの山から出すには条件があります。」

・・・・why?

「なんでだよ!?嘘じゃないってわかっただろ!?」

........まさかとは思うが.....

「貴方、中々の腕前をお持ちのようで。」

あっ........(察)

「うまく妖力を隠しているようですが、私達はそれを見抜くくらい容易いのですよ。」

畜生めぇ!!

「......だからどうしろと?」

いや、わかってはいるけどさ。

「簡単なことです。少し私の子供達と戦って勝てば出してあげましょう。」

簡単なことです....じゃねーよ!!

簡単じゃないよ!!このやろう!!

胸に脂肪溜め込む暇があったら頭に常識溜め込めってんだべらぼうめぇ!!

「.......負けたら?」

「牢屋行きです。いいでしょう?天魔。」

「俺は構わない。好きにしろ。」

天魔てめぇ。

「くそっ......!わかったよ!!やるよ!!やればいいんだろ!!」

「そうこなくては。」

鬼とかあの妖怪軍団のリーダーだけで十分だよ!!あいつもかなり強かったし。

「それでは、着いてきてください。」

........ああ、助けてちーちゃん。(千夜年)

 

 

 

 

 

 

「くしゅっ!!うう....なんか変な呼ばれかたした気が.....。」

 

 

 

 

 

キンクリッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、場所は変わりまして、なんか開けた場所に来た。

観客だろうか。天狗やら鬼やらがたくさん。

「さて、貴方には私の子の中でもかなり優秀な二人と戦ってもらいます。萃香!!勇儀!!」

......やっぱりこの二人なのね。

「母さん、こいつが今日の相手かい?」

姐さん。相変わらずでかいっすね。

何がとは言わないがな。

「ふーん。確かに妖力はあるみたいだね。」

萃香。........ふっ。絶壁。

「........いま馬鹿にしなかったかい?」

「な、何も言ってないだろ!!」

「ふーん.....ま、気のせいか。」

あぶねぇ。流石にこれは嘘だとはばれないか。

「で、萃香。アタシから戦ってもいいかい?」

「ん、いいよ。じゃ、勇儀が先ね。」

いつの間にか順番をきめていたお二人。

そして、俺達はリングと思われる場所に向かい合った。

「アタシは星熊勇儀。二つ名は怪力乱神ってとこかね。アンタは?」

「俺は希楽瑠亜。二つ名は......憤怒の闘神。」

これはラースインドラじゃなくて普通にふんどのとうしんと読みます。

わかるだろうけど。

「闘神ねぇ....。面白い!!乱神と闘神、どっちが強いか、試してみるとしようか!」

「覚悟はいいか?俺はできてるっ!!」

「「それじゃあ........開始ぃっ!!」」

そして俺達は、同時に間合いを詰めた。




事情によりここまで。
でも、次はもっと早く投稿できそうです。


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鬼との戦闘(勇儀)

十日もたってしまった!
本当にすいません!
受験勉強、その他もろもろなめてました。
早く投稿できるとキッパリ言ったばかりなのに.....スマン、ありゃウソだった。
今回は苦手な戦闘シーンです。
あと、今回瑠亜の能力使用が少ないです。
そういえば前回『鬼の四天王』って書くの忘れてた。
まぁ、大丈夫か。
入れろ!って言う方は感想に書いてください。
※この話の中に矛盾を見つけたので修正しました。


「「オラァッ!!」」

お互いの拳がぶつかりあう。

「へえ!!アンタなかなかやるじゃないか!!アタシの拳と張り合うなんて!!」

「結構自信はありますぜ!!」

ちなみに、『怪力乱神を持つ程度の能力』の勇儀と張り合える理由は、この大量の妖力で、身体強化を施しているからである。

まだスタンドは出さない。

ちなみに、月への移住の話の時に戦った鬼とラースインドラが互角だった理由は、身体強化の存在を忘れていたから。

突っ込むとき『妖力全開で』って書いたのにね。

作者は後で荒木荘送りだな。

『アイエエエエエエエ!?ナンデ!?アラキソウナンデ!?』

 

 

閑話休題(時間にして0.5秒)

 

 

「だけど、力比べで鬼のアタシに勝てるもんか!!」

「試してみるか?俺だって元コマンドーだ。」

「こまんどー?なんだいソレは?」

「ごめん、なんでもない。」

言ってみたかったのです。

「おっし!!まだまだいくよ!!」

「どれ、手合わせ願おうかっ!!」

 

勇儀の右ストを避け、カウンターを放つ。

それを勇儀は左手で受け止め、なんか説明できないような体制で俺を投げる。

「ふおお!?」

「オラァァッ!そう簡単に当てさせやしないよ!!」

「うおっと!!ならこれはどうだっ!!」

 

着地と同時に妖力弾を放つ。

しかし、勇儀はそれを腕で弾き、間合いをつめてきた。

「だったら!突きの早さ比べといこうかっ!!勇儀っ!!」

「望むところだっ!!」

 

『ドララララララララララララララララ!!』

『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!』

 

凄まじい速さで拳と拳がぶつかる。

.....素手のラッシュ初めてだわ。

あと姐さん、なんで無駄無駄しってんの。

言い遅れたけど、姐さんは手加減用の盃は持っていません。

 

 

「「ドラァッ(無駄ァッ)!!」」

ガッ!!

そして、お互いに距離をとった。

 

「アンタ本当に強いねぇ。どれ、本気でいくかね!!」

「じゃ、俺も本気でいかせてもらうぜ!!ラースインドラァッ!!」

俺は、勇儀が本気になると同時に、ラースインドラを出した。

「それは!?式神かなんかかい?」

「いや、これはスタンドっていって、俺の精神の具現化した物だよ。だから、こいつがダメージ受ければ俺もダメージを受けるよ。」

「へぇ、面白いねぇ!強そうな匂いがプンプンするよっ!!」

「そいつはどうもよっ!!いくぜっ!!」

再びお互いに接近する。

だが、俺はラースインドラがあるだけ射程が長い。

ラースインドラの射程距離は4mである。

「オラァッ!!」

「ぐっ!?力もさっきとは比べ物にならない!」

よし、効いてる!!

「だけどこっちも負けてらんないね!ウルァアッ!!」

ドゴォッ!!

(流石は怪力乱神!!もうラースインドラと張り合ってやがる!!)

身体強化もしっかりとラースインドラにかけている。

強化済みのラースインドラと張り合うって、やっぱり姐さんすげぇな。

 

こう説明している間にも攻防は続く。

 

凄まじいスピードの拳を拳で弾く。

 

そんな状態が続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

攻防を続けてどのくらいたっただろうか。

「本当に強いねぇ、アンタ。」

お互い距離をとった時、勇儀がそう呟いた。

「そっちもな。かなり辛いぜ。」

「まさか、奥義を使わなきゃいけないなんて、思ってもみなかったよ!!」

!?奥義......まさか!!

「四天王奥義.....『三歩必殺』!!」

やっぱりな!

『四天王奥義 三歩必殺』

実際、俺はこの奥義がどのようなものかよく知らない。

わかるのは、三歩目でとんでもないのが来るってことだ。

 

「一歩.....」

勇儀は、ゆっくりと一歩踏み出した。

 

「二歩.......!」

一気に距離をつめ、俺を掴んだ!!

「なっ!?」

まさか!こいつの三歩必殺って!!

 

「......三歩ォッ!!!!!!」

ドゴオオオオオオオオッ!!

凄まじい威力のパンチが俺を襲った。

「ガハッ.......グッ.....」

俺は無意識に危険を感じとったのか、当たる瞬間に能力を使って痛みの方向を動かし、痛みを逃がしていた。

しかし、ある程度のダメージは喰らった。

この姐さんの三歩必殺。

それは、二歩目で相手を掴んだ状態で放たれる全力ゼロ距離パンチ。

痛いし、苦しい。久しぶりだ、こんな感覚。

「アンタ......!?あれを喰らってその程度で済むのかい!?」

「ケホッ.....生憎、俺の能力は動きを操るものなんでね!」

「動かす.....痛みも動かせるのか.....」

不死身なので傷も治る。

しかし、そろそろ休まないと。

まだあと一戦残ってるんだ。

「勇儀!!次の攻撃で決めさせてもらう!!」

「っ!ああ、こい望むところだ!!」

確実に決めるっ!!

「いくぞ!勇儀ィ!!!」

『オォォォォォォォッ!!』

「ハアアアアアアアッ!!」

 

『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!』

『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!』

 

「「これで......終わりだぁっ!!」」

 

 

『オラァッ(無駄ァッ)!!』

その戦いでも一番の威力の拳がぶつかりあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「.......私の負けか。私じゃ、あんたに勝てない.........。腕の感覚がもうないよ.....寧ろ....腕が吹き飛ばなかったことに....びっくりだよ.....。」

「ハァ.....ハァ.....全力で....放つ一撃は.....得意だからな.....!どんな戦いでも....最後には必ずこんな風に勝利してきたよ.....」

勇儀が、降参した。

.......勝った!勇儀編完!!




作「まて!話せばわかる!!」
瑠「問答無用!!いってらー!」
ウワアアアアアアアアアッ!!!



ー荒木荘ー
ドサァッ
作「痛たた....」
DIO「......?見ない顔だな。む?もしや、お前がみらくるごっとか?」
作「え?そ、そうです。」
バレンタイン「そうか。君がみらくるごっとか。瑠亜から話しは聞いている。」
作「え?瑠亜から?」
ディエゴ「みらくる....長いからごっとで。ああ、アイツたまに遊びに来るぞ。」
作「そうなんですか。」
吉良「しかし、君は本当に戦闘描写が苦手なんだな。」
作「すいません.....。」
ディアボロ「とりあえず、これからは俺たちが後書き担当だ。今日はないが、補足や解説などをやっていくぞ。」
作「わかりました。」
プッチ「さて、今回はここまでにしよう。読者の皆様、次回もゆっくりしていってくれたまえ。」
カーズ「感想、批判、アドバイス、苦情など、どしどし応募中なのだァァァーーーー!!!」


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鬼との戦闘(萃香)

鬼編が終われば投稿ペースが上がるかもです。
そういえば東方がPS進出だそうですね!!


勇儀との戦闘を終えた俺は、休息をとった後、再び決闘場所に立っていた。

そして向かい側には萃香。

「いやー!アンタ強いんだねぇ。まさか勇儀に力で勝つとは思っても見なかったよ!!」

「そいつはどうも。」

「でも、私は勇儀とは一味違うからね。油断してると危ないよ?」

伊吹萃香。

たしか、勇儀のほうが力は強いが、その分呪術的なことに関しては上なんだっけ。

……あれ、こいつ霧になるよね?これ詰んだんじゃ無いの?

拳じゃ太刀打ちできませんよね?

…まぁ、そこらへんは戦ってから考えよう。

「さて、そろそろ始めるかい?」

「ああ、そうするか。」

俺は改めて萃香と向き合った。

「さてと!いっちょやりますか!!私は伊吹萃香!!二つ名は小さな百鬼夜行!!」

「俺は希楽瑠亜!!二つ名は憤怒の闘神!!」

お互いに構える。

俺は最初からラースインドラを出しておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「いざ、尋常に勝負!!」

俺はすぐに間合いを詰め、ラースインドラの拳を放つ。

「ラースインドラ!!」

『オラァッ!!』

凄まじい速度のパンチ。

 

しかし、

「おっと!!凄い速度だね!!」

萃香は自身を霧にすることでそれを避けた。

「チッ!そう簡単には当たってくれないか!!」

伊吹萃香の能力。

それは、『密と疎を操る程度の能力』である。

その能力で自身を霧に出来るわけだが、俺の動きを操る程度の能力じゃ、なにもすることができない。

空気の動きを操って霧を集めるか?

いや、どちらにせよ霧にパンチは当たらない。

どうする……?

霧は銃でも剣でも拳でも倒せない……ん?

こんなようなセリフどっかで………あ!!

そうか!!

俺は霧から元に戻った萃香を、再び殴りつけた。

「だから当たらないよ!!」

再び霧になる萃香。

今だ!!

「かかったなアホがっ!!一呼吸するうちだっ!!」

スゥオオオオオオッ!!

そう。

さっきのセリフで思い出した。

ジョジョ三部のスタンド、正義(ジャスティス)。

このスタンドは体が霧なので、どんな攻撃も受け付けない。

そんなスタンドを承太郎はどうやって倒したか?

それは、スタープラチナで正義自体を吸い込み、正義のスタンド使いであるエンヤ婆を窒息させたのだ。

もちろん、今回は勝手が違うので窒息はしない。

「うわわっ!?狭い!!まさかそのスタンドっていうので私を吸い込むなんて!!」

さて、ここからどうするかと言うと。

俺の読みが正しければ、この作戦は成功する。

「仕方ない!!このまま元に戻る!!早く吐き出さないとアンタの口の中も、張り裂けちゃうんじゃないの!?これとアンタは一心同体なんでしょ!」

計画通り…!!

萃香は、ラースインドラの中で元に戻ろうとした。

今だっ!!

「吐き出す!!」

萃香が元に戻ろうとした瞬間、萃香を吐き出す。

それにより、

「えっ!?しまった!」

俺の目の前で元に戻っちゃうんだなァ〜!!

今だっ!!

「ラースインドラ!!」

『オラァッ!』

ドゴォッ!!

「うぐぅっ!!」

萃香が再び霧になる前に殴りつけることに成功した!

ラースインドラが遅かったら詰んでた!!

「いてて…アンタ頭いいね!!」

「勉強はあまりできませんがね!!」

 

ふぅ。よかった成功した…。

しかし、だ。

成功したはいいものの、恐らく2度は通用しないぞこの作戦は……。

どうしよう……。

いや、実はもう一個あるんだ。作戦は。

しかし、これはちょっとセコいといいますかなんと言うか……。

ええい!!このままじゃこちとら死活問題なんじゃボケェッ!

やるしかない!!

「なあ、萃香さんよ。」

「ん?なんだい?戦いの最中に。」

「いや、ちょっと気になってね。鬼ってさ、嘘が嫌いで勝負事はいつも正々堂々とするんだろ?」

「そうだよ!!戦いっていうのは正々堂々としてこそだからね!!」

「だよな?でさぁ、別に挑発ってわけでもないんだけどさぁ、その霧になるのって正々堂々なの?」

「……!!」

「いや、別にいいんだよォ〜?あんたが正々堂々って言うならそうなんだろうしさァ〜」

「うぐぐ……」

そう。

二つ目の作戦。

それは、挑発である!!

でも意外と効いてるよね?

よし、ここは一気に畳み掛ける!!

「こいよ萃香。霧化なんか捨てて、かかってこい。」

「乗ったァ!!」

萃香は一気に跳躍し、腕を振った。

ゴオゥッ!!

何ということでしょう!!

大きな火球が飛んできたではありませんか!!

それをとっさに避ける!!

「うわあぶねぇっ!!カスッた……ってあっつうぅぅい!!」

くそ!おのれ!!

見た目ラー○ャンのくせしてリオレ○スみたいなことしてきやがって!!

そういえばどっかの二次小説で熱集めて火球飛ばしてましたねアンタ!!

「そっちが遠距離攻撃ならこっちもだ!!」

俺は、ラースインドラの手に妖力を練る。

そう。アレをやるのである。

「エメラルド……スプラッシュ!!」

バシュバシュバシュバシュッ!!

うん、妖力スゲー。

あのハイエロファントも顔負けのエメラルドスプラッシュを放つ。

「うおっと!!こんなの……効かないよっ!!」

バッッ!!

それを萃香は、腕を交差させて受け止めた後、それを思い切り振り払うことで弾き飛ばした。

どっからどう見てもアニメのスタープラチナじゃねえか。

今だ空中に浮いていた萃香は、

「さて、これを耐え切れるかな!?」

唐突に巨大化した。

「……その日、僕達は思い出した。奴らに…ってちょっまっ」

ズドオオオオオン!!

萃香の着地とともに大量の砂埃が舞った。

周りの観客大迷惑である。

砂埃がはれると、

「あれ?当たらなかったかー」

「あ、あぶねぇ!!」

はい、無事でした。

「目標目の前!!超大型きょ…萃香!!」

つったってどうしようこれ!

俺が巨大化した萃香を倒す方法を考えていると、

「考えてる暇なんかあるのかい!一発いくよっ!!」

萃香が特大の拳を上から放ってきた。

「ヴェッ!?畜生!!」

全力で迎え撃つしかない!!

「フタエノキワミ、アァァァァー!!」

ドゴオオオオオッ!!

 

「うわわっ!?」

「よし、弾いた!!」

パンチだけでは心配なので、能力で空気の動きを操ってパンチと一緒にぶつけたことにより、はじき返すことができた。

「本当にやるね!!アンタみたいなのは久しぶりだよ!!」

萃香は元のサイズに戻っていた。

「やっぱりアンタとは正々堂々殴り合って見たくなったね!!」

「それはありがたい!!」

勝った!!第三部完!!

「いくよっ!!」

「いくぜオイッ!!」

 

 

ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドコォッ!!

 

この小説お馴染みのラッシュ勝負。

「ハアッ!!」

「オラァッ!!」

ドゴォッ!!

しかし決着は着かない。

なんでや!!萃香勇儀より力弱いやろ!!

仕方ないっ!!一気にトドメを刺してくれるっ!!

「次で最後だ萃香ァァァァ!!」

「望むところだァァァァ!!」

お互いに間合いを詰める。

 

 

「ォォォオオオオオッ!!」

「ハアァァァァ!!」

 

皆さんはもうお分かりだろう。

俺が何を出そうとしているのか。

 

 

 

「オラァァァァ!!!」

ドゴォォォッ!!

はい。ラースブレイカーでございます。(地味に最強クラスの威力)

「なっ……ガハァッ!!!」

萃香はその一撃で吹き飛び、岩壁に激突した。

砂埃がたち、姿が見えなくなる。

 

 

静寂が辺りを包む。(戦ってる最中観客がワーワー言ってた)

 

 

そして砂埃が晴れるとそこには………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気絶した萃香の姿があった。

 

…勝った!!

 

 

 




ディアボロ「最後無理矢理終わらせに来たな。」
作「本当に戦闘描写苦手なんですよ…とくに鬼ってなんか難しいんですよね。」
ディアボロ「次回で鬼編は終わりか?」
作「はい。鬼編が終わったらあの神様のところに行こうかと。」
ディアボロ「ああ、あそこか。」
作「はい。では、今日はこの辺で。」
ディアボロ「次回もゆっくりしていくといい。」


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鬼って何かあるごとに酒飲むよね。

作「神様のところに行くと言ったな。あれは嘘だ。」
吉良「君は自分で鬼編は宴会やって終わりの予定って言ってたくせに前回あんな後書きにした?」
作「寝ぼけてたんです。」
吉良「そうか.....睡眠不足は身体に悪い、気を付けたまえ。」
作「吉良さん.....!!」
吉良「さて、仕置は何がいいかな.....」
作「嘘だっ!!」





今回いまのところこの作品最大の駄文です。
一応見なくてもいいと思います。
でてくる情報の中で一番大切な情報といえば、天魔と鬼子母神の名前です。


萃香に勝利してから二時間後。

なんか宴会が始まってました。

基本騒いでいるのは鬼ばかりで、天狗はあまり乗り気ではないようだ。

まぁ、鬼って言うのは何かにつけて騒ぐのが好きらしいしね。

とまぁ、俺も酒飲んでるわけですが。

......天魔と鬼子母神と一緒にね。

「いやいや、貴方の強さには感服いたしました。まさか私の子供たちのなかでも一番の実力を誇る二人を倒してしまうとは。」

「これで約束通り釈放ってわけだ。しかし、俺もびっくりだぜ。あの二人に勝つなんてなぁ。」

「正直キツかったですよ。勝てたことが不思議なくらいですよ。」

天魔の口調が心なしかフレンドリーになってる気がする。

「おいおい、敬語はもういいって。正直敬語苦手なんだろ?」

ばれましたか。

「そうか?それは助かる。お察しの通り敬語は苦手なんだよ。」

「ふふふ。貴方ぐらいのお若い方はそのほうがお似合いですよ。」

一応二億と数千万歳は超えてるがな。

「ありがとよ。そういえば、ここは天狗と鬼が共存しているんだな。俺はてっきり仲悪いんだと思ってたんだが。」

「ああ、それなんだがな、ここは元々俺たち天狗の山でな。鬼子母神....朱音(あかね)って言うんだが、こいつらがなんかこの山を明け渡せって攻めてきてな。俺を筆頭に天狗総出で戦ったんだよ。あ、ちなみに俺の名前は疾凪(しな)だ。よろしく。」

「え?ああ、改めて瑠亜だ。よろしく。で、負けちまったのか?」

「ああ。そしたらな、朱音のやつが明け渡せ、じゃなくて共存しないかって言ってきたんだな。だから、負けちまったし、明け渡すよりはって事で今に至る。」

へー。もともと天狗の山だったのか。

「そうだったのか。朱音、なんで急に共存しようと思ったんだ?」

俺は朱音に話を振って見た。すると、

「えっ?え、えっと、それはその.....」

と顔を真っ赤にして俯いてしまった。

........もしかして。

「お前もしかして、疾凪に?」

朱音はさらに顔を真っ赤にして、

「えと、その.....ひ、一目惚れと言いますか.....」

可愛いなこいつ。

そんなやり取りをしていると、

「え?ああ、だからお前結婚してくれって言ってきたのか。」

へぇ。結婚してくれって言ってきたのか。

........ゑ?

「は!?お前何!?告白されてたん!?」

こいつ、なんて軽々とそんなことを!

「ああ、なんか共存始めて一週間くらいの時に。」

早いww

「で?答えは?」

「承諾したよ。断る理由もないしな。妻としても申し分ないし。」

と、疾凪が朱音の頭を撫でながら言った。

この、リア充め!!

「そのおかげで子供達共々幸せに暮らしてます。」

えへへ、と朱音が照れくさそうに笑った。

月読見!!コーヒー!!ブラックで!!

ていうか、話だけ聞くと疾凪は別に朱音のこと好きじゃなかったように感じるけど、実際はそうでもなかったらしいよ。

疾凪も意外と惚れてたんだってさ。

「さて、じゃあ俺は勇儀たちのところ行ってくるよ。」

「そうか、わかった。あ、あと、今日はもう遅いし、宴会終わったらうちに来い。部屋かしてやるよ。」

「ありがとう、助かるよ。じゃ、夫婦水入らずで楽しんでくださいな。」

希楽瑠亜はクールに去るぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、いたいた。勇儀ー!萃香ー!!」

ふう。結構広いんで探すの大変だった。途中なんか絡まれたし。

「お、瑠亜じゃないか、こっち来て一緒に飲もうよ。」

「そうかい。じゃ、お言葉に甘えて。」

萃香にそう言われ、萃香と勇儀の正面に座った。

「てかお前らピンピンしてんな。全力でやったつもりなんだがなー。」

「ははは!!確かにかなり効いたけど、酒さえ飲んじまえば簡単に治っちまうよ!」

と勇儀が言う。

いやいや姐さん、酒はそこまで万能じゃないでしょ。

鬼ってみんなこうなのか?

........こうなのか。

「しかし、アンタのスタンド、だっけ?あれ本当に強いねぇ。」

「かなーりキツかったけどな。妖力強化してもあんだけなんだ。俺もまだまだだなぁ。」

「瑠亜はもっと成長する気がするよ。」

「そうか?それはよかった。」

このままじゃ依姫に勝てないしね!!

「そういえば、瑠亜ってどこから来たの?」

「聞きたいか?」

「お、それはアタシも聞きたいねえ」

「そうか、それじゃあ効かせてやるよ。俺がここに来るまえは....」

 

宴会は続く。

 

 




ディ「今回あの終わり方はないだろ。」
作「仕方ないじゃないですか!!ネタがないんですよーー」
ディ「そういえば前からおもってたんだが、核爆弾で焼けてから生命生まれるのに数百年は早すぎないか?」
作「....修正しときます。」


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仲間が増えるよ!やったねたえちゃ(ry

吉良「今回は少しはマシになっただろう。」
D「貴様は手加減と言う言葉を知らんのか。」
ファニー「肉片になってるじゃないか.....」






今回妙にあっさりですが、理由は次回に明かされます!


宴会を終えた俺は、疾凪たちの家で休み、次の日の朝を迎えていた。

疾凪と朱音以外の天狗と鬼は酔い潰れて寝ていた。

天狗は鬼に飲まされてたとして、鬼が酔い潰れるとかどんだけ飲んだんだよ。

さて、今俺は妖怪の山の入り口にいる。

はい。もう旅立ちます。

見送りには、疾凪と朱音の二人が来てくれていた。

勇儀と萃香は、とても気持ち良さそうに寝ていたので、起こさずに来た。

.......怒るかな。

まあ、また会えるだろう。

「もう行くのか.......もっといてもいいんだぞ?いっそのこと住んだって構わない。」

疾凪が言う。

「それは魅力的だが、俺はこの世界のいろんなところをみて見たいんだ。それに、俺には守らなきゃいけない約束がある。」

「別れた友人との再会........でしたか。」

そう。俺はえーりんと必ず再会するという約束をした。

だから旅をするのである。

.........まぁ、いろんなところを見て見たいっていうのがほとんどだけど。

おそらく再会できるのはあそこだろうし。

「そうか........わかった。でも、何かあったらここに来いよ。お前は俺たちの友人なんだからな。」

「そうですよ。いつでも力になりますからね!」

二人はそう言って微笑んだ。

「ありがとう。じゃあ、友人のお前らともい必ず再会すると約束しよう!」

「おう!楽しみにしてるぜ!」

「じゃ、そろそろ出発するよ。また会おう!」

「短い間でしたが楽しかったですよ!」

「ここから西に行けば一つの国があると聞いたことがある!旅をするならそこに行ってみればいいんじゃないか?達者でなっ!!」

「お前らも夫婦仲良くやれよー!!」

二人の友人に見送られ、俺は妖怪の山を去った。

とりあえず、西にあるっていう国を目指そう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「けっこう歩いたな......あとどのくらいかな。」

出発してからかなり経ったので、あと少しだろう。

現在、森の中を歩いている。

「国かぁ.........おそらく諏訪子のとこだろうな.......」

そんなことを考えながら森の中を歩く。

「あー。俺妖怪だ......大丈夫かな。」

その時だった。

「あ、そうだ!飛べばいいじゃ......!?」

突然、視界が闇に包まれた。

「おいおい!急に夜でも来たってい......!」

俺は感じとった。

何か、来る!

精神を限界まで集中させる。

そして........

 

 

 

ザッ

「そこだぁァァァッーーー!!!ラースインドラッ!!!」

『オラァッ!!』

「ぐぅっ!!」

当たった!!

視界が晴れる。

そこにいたのは.......

「くっ......あの状況でよく攻撃を当てたわね......」

EXルーミアでした。

........ヴェッ!?

びっくりした!EXルーミアだよ!EX!

俺が一人興奮していると、

「貴方......妖怪?」

話しかけられた。

「ああ。なぜ俺を襲う。」

するとルーミアは、

「お腹が減ってて、そこに貴方が通りかかったのよ。でも、結局人間じゃなかった。」

「お前は人喰い妖怪なのか。じゃあ、もう俺を襲う理由はないな。」

俺がそう言って先に進もうとすると、

「いや。」

ルーミアが呟いた。

「なにいって.......!?うおっ!?」

 

ブンッ!!

 

突然黒い剣が振るわれた。

あれは........ダーインスレイフ、だったか?

そんな事はどうだっていい。重要なことじゃない。

「なぜ襲った!言え!!」

「私は悪くない!!もうお腹が減りすぎて死にそうなの!もういっそ貴方を食べるわ!」

ちくせう!!

「戦わざるをえない!!ラースインドラ!!」

「式神.........?いや、そんな事はどうでもいいわ!」

ルーミアは再度剣を振るってくる。

 

俺はそれを受け流し、カウンターを入れる。

「今だァッ!!」

ドゴォッ!!

 

「かはっ!!」

ルーミアがパンチを腹に受けて跪く。

 

 

 

「貴方なかなかやるじゃない。でも、お遊びはここまでよ!」

 

ブワッ!!

 

 

ルーミアがそう言うと、あたりが闇に包まれた。

「これは......」

 

どこからともなく声が聞こえた。

 

「私の闇は全てを飲み込み喰らい尽くす!大人しく食われなさい!」

「だが断る!!!」

 

 

ルーミアの気配を探る。

 

 

 

 

見つけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あんたの闇は、確かに強い。だけど、俺には勝てない!」

「それはどうかしら!ハアァッ!!」

 

ブンッ!!

 

ルーミアが剣を突き出す。

 

 

しかし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ラースインドラ・ザ・ワールド!!」

シュインッ!!

時を止めれば意味がないんですよ。

でも見えないがな!

まぁいい。さっき見つけた気配は......

ここだ。

「パンチは必ず一発だけだ。」

ドンッ!!

一発だけパンチを入れる。

「そして時は動き出す。」

「!?」

ルーミアが吹っ飛んだ。

 

 

 

 

「貴方一体なんなのよ!?」

「ただの妖怪!」

「はぁ.......」

ルーミアは何かを悟ったようにため息をつくと、

「わかったわ。私が悪かったわ。もう諦める、ていうか降参よ。貴方には勝てない。」

その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

『クギュルル〜』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...........うう。」

ルーミアが顔を真っ赤にして俯く。

........仕方ない。

 

 

 

 

「全く、仕方ないな。」

ザシュッ!!

俺はラースフィンガーで自分の腕を切り落とした。

「!?貴方なにやってるの!?」

「ほれ、食べなよ。」

「は!?」

ルーミアは素っ頓狂な声をあげる。

「大丈夫。俺は不老不死だから。もう生えて来たし。」

「そうだったの!?........じゃあ、いただきます。」

 

 

 

 

 

〜少女食事中〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぷはぁっ!!ありがとう、これで何日か持つわ。」

ルーミアは俺の腕にご満足いただけたそうです。

「てかお前これからどうすんの?」

「どうするって?」

「このままここにいたら絶対またハングリーになるよね?」

おそらくほとんど人来ないよここ。

「確かにそうだけど........」

あ、いいこと思いついた。

「だったら、俺と一緒に来ないか?」

「へ?」

またしても素っ頓狂な声をあげる。

「......いいの?」

「もちろんですとも。俺はいろんなところを旅するのが目標でね。退屈はしないと思うよ?」

ルーミアはパァッと顔を輝かせ、

「ありがとう!私は闇を操る、宵闇の妖怪。名前はルーミアよ!貴方は?」

「俺は希楽瑠亜!動きを操る妖怪だよ。」

「これからよろしくね、瑠亜。」

「こちらこそよろしく、ルーミア。」

仲間が増えたよ!やったねたえちゃ(ry

 




作「酷い目にあった......それにしても今回は寝ぼけながら書いたんだけど大丈夫かな.....」
カーズ「おいおい.......ルーミア一方的にやられただけじゃないか。」
作「勝てばよかろうなのだ!」
カーズ「それは私の台詞なのだァァァーーー!!!」


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うわっ、私の妖力、少なすぎ.........?

D「今回は重要な話がある。前書きはしっかり読んでくれないか?」
作「えっとですね、この前生物滅んでから数百年間は早い、ということで数万年にしたわけですが、従姉妹に『リアルのほうの地球の生物が復活するのには二億と数千万はかかったよ?』とのご指摘を受けたため、また修正させていただきました。」
D「君たちには迷惑をかける、すまないな。」

作「まぁ、あくまでも『今から』二億年と数千万なので、本当は瑠亜が目覚めたのは一億と数千万年のところでしょうけどね。それでは、本編をどうぞ。」


さて、ルーミアが仲間になったわけですが。

「お前、俺は人間じゃないのに腹は満たされるのか?」

と聞いたところ、

「そこなんだけど、何故か瑠亜の肉は満たされるのよね。何でかしら....?」

とのこと。

 

 

 

「ところで、これから何処へ行くの?」

とルーミアが聞いてきた。

「なんかこっちにずっと行けば国があるらしいから、そこに行こうと思ってるんだけど。」

「あっち?あっちは確か........諏訪の王国、だったかしら?土着神が治めてるそうよ。」

「へー。」

やっぱりケロタソの王国か。

するとルーミアが、

「大丈夫かしら。いくら私たちが妖力を隠しても、流石に神は気づくんじゃない?」

あー。

「そこらへんは....こう、気合で?」

「ええー....貴方私より妖力ないのに大丈夫?」

いやまぁ大丈夫........ん?

「え?今なんて?」

今さらっと重要なこと言わなかった?

「私より妖力ないのに大丈夫?」

.............うん。

「コール!!千夜年ぇっ!!!」

「え?誰?」

「あ。え、えーと、なんと言いますかその、友じ『はいもしもし!呼んだー?』まず最初にルーミアに千夜年のこと説明したってや!!」

『あ、じゃあその珠の下部分のボタン押して?スピーカーになるから。』

「そんな機能あったのこれぇ!?」

「る、瑠亜?誰と話してるの?」

 

 

キングクリムゾンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つまり、瑠亜は約二億年前ぐらいから生きていて、千夜年はその時の都市....国のことか、そこで知り合った神様、というわけね。」

「Yes!Yes!Yes!」

はい。説明完了。

流石に転生のことは黙っといたけどね。

『で、今日はどうしたの?あ、ルーミアさんこれからよろしくね。』

「ルーミアでいいわよ、よろしく。」

さっそく仲良くなりそうで何よりです。

で、

「要件なんだけど、俺がルーミアより妖力ないって本当?」

と伝える。すると、

『え!?ごめんちょっと調べてみるね!』

と言ってなんかし始めた。カタカタ音がするので多分パソコン的な何かをしてるんだと思う。

あ、ちなみに千夜年は、俺のことを見ているわけではありません。

なので、俺がこんな感じで自己宣告しないと俺の状況がわからないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キングクリムゾンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どう?千夜年、なんかわかった?」

時間が経ったので聞いてみる。すると、

『....と、とんでもない事実がわかったよ、瑠亜。』

と、千夜年が少し焦った様子で言ってきた。

「まず、ルーミアより妖力がないのは紛れもない事実だよ。」

「まじか!?でもルーミアにあっさり勝ったけど....?」

するとルーミアが、

「あれはお腹が空きすぎてピンチだったからよ。そうね、今なら.......瑠亜、時を止めてごらんなさい。」

と言ってきた。

あ、ルーミアには能力は教えています。

「?わかった。ラースインドラ・ザ・ワールド!!」

世界から色が消えた。

「いったいなんで時を....!?」

その時だった。

ズオオォォォ!!

突然辺りは闇に包まれた。

「な!?時止めが解除されてる!?」

すると闇が晴れ、

「ほらね?言ったでしょう?私の闇は全てを喰らうって。多分今なら貴方に勝てるわ。」

ええっ!てか、あれまじだったのか........

「でも、そのかわり自分より格下か、自分と同等じゃなきゃ効かないけどね。」

「え、俺はどっち?」

一応、答えは聞いておこう。

.........分かるけど。

「格下よ。」

やっぱりねー。(涙)

こんな会話をしていると、

『で、重大な発見をもうひとつ。』

と千夜年がこう話す。

『実は瑠亜の身体って凄い特殊だったんだ。』

............?

「どういうこと?

『妖力が、身体を構成してるパーツ一つ一つにくっついてるんだよ!』

........どゆこと?

「えーとつまり........?」

『普通に妖力を、使う分には何も問題視ないんだ。ただ......』

「ただ?」

『身体の一部を失うと、その失った部分相応の妖力を失うの!』

........ファッ!?

「あれ!?俺さっきルーミアに腕上げたよね!?」

あれでも減ってたのかよ!!

「ああ、もしかして、人肉じゃないのに満たされた理由って、妖力が着いてたからかしら?」

『そうなの。』

「あれ、俺は不老不死だけど、再生に妖力は使わないのか?」

「え、貴方不老不死だったの!?」

「あ、ごめん言ってなかった。」

『再生には使わないよ。』

「そうなのかー。」

『で、瑠亜は莫大な妖力を持っていたはず。なのになんでこんなにも少なくなっているのか。』

訳、瑠亜にはおまけで妖力をチート並みにあげたのになんでこんなにも少なくなっているのか。

 

「それは...?」

場の空気が一気に緊張する。

そして、千夜年が口を開いた。

『瑠亜が、長い間眠っていた期間があったでしょ?』

「ああ、あったな。」

あの、爆弾の時か。

『瑠亜が起きる前には、もうすでに妖怪とかが生まれてたわけなんだけどね。』

「ああ。」

『瑠亜、なんの保護もなしにあんな自然のど真ん中で寝てたわけなんだよ。そこにたまたま大きな恐竜みたいな妖怪が通りかかったんだ。』

「うん.....うん?」

あれ、なんだろう。予想できたような....

『その時に、その、首から下をガブっとされてたんだ。』

予想的中........つまり何?

「寝てる間に首から下なくなったから妖力がない、というわけですか!?」

『そ、そうなんだよ。でも、幸いなことに瑠亜は月日を重ねるごとに、妖力が多めに増える体質だったから、起きる頃には充分な量にはなってたんだ。』

だから....勇儀たちと互角に戦えたのか........。

ん?てことは........

「ルーミアって勇儀とかより強いの?」

「え?誰?」

「妖怪の山に住んでる鬼だよ。」

「へー。」

『あ、ルーミアは勇儀たちより強いよ。』

「まじか!?」

原作ほーかい。

まぁ、こんくらいにして、さて、と。

「まぁ、妖力少ない原因もわかったし、もう大丈夫。」

『そう?じゃあ頑張ってね。妖力はある程度プレゼントするよ!』

「お、ありがとう。じゃーな!」

そうして千夜年との通話を終えた。

「よかったわね。じゃ、そろそろ出発しましょう?」

「ああ。、そうだな。」

そして俺とルーミアは、諏訪の王国目指して歩き出した。




作「すいません。今日は説明回でした。」
吉良「次は諏訪の王国に向かうぞ。」


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到着しました諏訪の王国!

作「やっと諏訪子の国に着きます!」
ディ「週一投稿が定着してきてるな.....ペースを上げると散々言ってきたんだがなァ。」
作「いろいろ忙しくて........」


俺たちは、諏訪の王国を目指して歩いていた。

ちなみに前回の特殊体質、千夜年が一応治るかどうか試してくれるらしい。

治るかどうかはわからないらしいけど。

「しっかしねぇ....」

それはさておき、一つお伝えしなければいけないことが。

「....千夜年、『ある程度』、って言ってなかったかしら?」

「言ってたな。」

前回、最後に妖力をある程度もらったわけだが。

そのある程度の量が....

「それはある程度って言わないわよ!なんである程度で私の5倍はあるのよ!!」

「知らねぇよ!俺だってびっくりしてんだよ!」

そう。めちゃくちゃ多いんだよ。

え?ルーミアの5倍ってよくわからないって?

それじゃぁ説明するけど、この作品のルーミアはとてもハイスペックです。

千夜年が言うには、「並の上級神なら普通に殺れるよ。」だそうだ。

チートでしょう?でもこれにはしっかりとした理由がありまして。

実はルーミア、俺とそんなに歳が離れていません。

なんとこの人、核で生命が消滅してから一番最初に生まれた、言うなれば原初の妖怪だったんです。

あ、今更だけどこの作品はかなりぶっ飛んだ独自設定があるから気をつけてください。(メメタァ)

そんな超ウルトラスーパーなルーミアさんの5倍ってことは、そうとうな量ってことです。

........他の作品に比べて主人公が弱いからって唐突にチート補正とか、流石作者汚な『やめぃ!!』

 

 

 

 

閑話休題。

 

 

 

 

「と、いうわけです。はい。」

「貴方誰と喋ってるの?」

「え?いや、別に。」

ここから特に何もなかったのでキング・クリムゾン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあさあ、結構時間飛ばしましたがやっとです。やっと着きました。

「妖力隠しとけよ。」

「わかってるわよ。」

妖力も隠して、いざ入ろうとしたわけですが。

「止まれ!!何者だ!!」

げぇっ!門番!!

しまった、そりゃ門番くらいいるわな。

「おい、どうする?なんて理由つける?」

俺は小声でルーミアにそうだんした。

すると、

「大丈夫よ。任せて。」

と言って、ルーミアが一歩前にでた。

そして、門番に語りかけた。

「怪しいものではありません。私たちはただの旅人です。風の噂でこの国の存在と、この国を治める神のことを聞き、ぜひお目にかかりたく参りました。」

と言って、

「どうか通していただけないでしょうか?」

まっすぐに門番の男性を見つめた。

こ、これは!!

EXルーミアのとてつもない美貌から繰り出されるこの純粋な眼差し!!

例えるならそれは....スペースリバースティンギーアイズ(精神攻撃)!!

ごめん、スペリバの漢字忘れた。

コホン、これには門番の男性も負けたようだ。

少し顔を赤らめ、

「失礼した。ようこそ諏訪の王国へ。」

と言って門を開けてくれた。

さて、さっそく神社に向かいますか。

 

 

 

 

 

キンクリ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい。というわけで現在神社に向かっています。

するとルーミアが、

「そういえば、なんで瑠亜はこの国に来ようと思ったの?」

と聞いてきた。

そうだな....

「いや、なんとなくこの国の神様を見てみたくなってさ。」

「いや、妖怪のくせして何言ってんのよ....」

そんなこんなで神社へ続く階段に到着。

「さて、と。ルーミア、気を引き締めろ。多分、あっちから撃ってくる。」

「でしょうね。ま、大丈夫、かな?」

そして俺たちは、階段を登り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうそろそろ神社だ。

「さて、話を聞いてくれますかね?」

「無理でしょうねぇ....」

そして、神社に着いた。

その時。

ヒュッ!!!

「危なっ!?」

突如として鉄の輪が飛来した。

しかし、俺のラースインドラでキャッチすることができた。

結構びびった。

「妖怪が私の国に何の用だ?」

そこに何者かの声が響いた。

声のしたほうを見ると、

「何の用だろうが退治させてもらうがな!」

案の定諏訪子がいた。

ってかもう攻撃してきてる!!

諏訪子は恐らく神力で作ったであろう、弾幕を放ってきた。

だが、

「甘いわね....ハァッ!!」

こんどはルーミアが、何処からか取り出した十字架のような形をした剣で弾幕を薙ぎ払った。

いやまぁ、前回みたけど。

でもよく見ると凄くカッコイイ。

「お、何その剣カッコいいな!」

「ダーインスレイフって言うの。闇から作り出してるのよ。」

戦闘中にする会話でもないなw

 

「妖怪ごときが神力をかき消しただと!?」

そんなことやってたら諏訪子が焦り出した。

今が説得のチャンスだ!!

 

「待ってくれ!!俺たちは何もする気は無いんだ!!」

しかし、

「見え透いた嘘をつくなっ!!妖怪のくせに!!」

ダメでした。

....こうなったら、あの手を使おう。

「ルーミア、ダーインスレイフ貸してくれ。」

「え?あ、いいわよ、はい。」

俺はルーミアからダーインスレイフを受け取る。

そして、

ザシュゥッ!!!

「なっ!?」

「ちょっ!?」

自分の首を落とした。

突然のことに驚く諏訪子に、俺は再生しつつ再び説得を試みた。

「この通り、俺は不老不死だ。だが、殺す手段は一つだけある。それは跡形もなく俺を消すことだ。こんな物ですまないが、この俺の首に免じて信じてくれないか?」

秘技、首を捧げる!

ヴァニラ・アイスっぽくない?シチュエーション違うけどね。

 

諏訪子は、俺が不老不死ということに再び驚いた顔をしたが、すぐに元に戻り、考え始めた。

そして、

「本当に何もしないの?」

と聞いてきた。

あ、素に戻ってる。

「ああ、神に向かって言うのもなんだけど、神に誓うよ。」

「私もよ。私は不老不死じゃないから、何も捧げられないけど。あ、首は無理でも他の部分なら。」

「いや、いいよ。わかった!二人を信じるよ!」

どうやら信じてくれたみたいだ。

「私は洩矢諏訪子。二人の名前は?」

「俺は希楽瑠亜。しがない不老不死の妖怪だよ。よろしく!」

「私はルーミア。闇を操る宵闇の妖怪よ。よろしくね。」

「あーうー!よろしくね!」

やだ何この子可愛い!!

「じゃあ諏訪子、さっそくなんだけど、何処か住めるとこない?しばらくこの国に住もうと思うんだけど。」

ルーミアには許可取り済みです。

「そうなの?じゃあ私の神社に来なよ!私ともう一人風祝がいるんだけど、二人じゃ広かったしね!」

「いいのか?じゃあ、お言葉に甘えるよ。」

と、いうわけで、無事説得できました。

諏訪大戦編、始まり始まり〜!

 

 




作「作中でも言いましたが、諏訪大戦編、始まります!」
カ「次回もゆっくりしていけばよかろうなのだァァァーーー!!!」


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かーえるはー♫メメタァ!!

作「いやまぁ、サブタイ関係ないんですがね。」
ディアボロ「ネタがないならそう言えよ。」
D「私たちに言ったところで何も無いがな。」
作「少しくらい知恵を貸してくださいよ!!」
露「だが断る。」
一同「............!?」


前回諏訪子に、神社に住めというお誘いを受けたので、神社に住むことに。

現在部屋を案内してもらっています。

「じゃあ、ここの部屋を使っていいよ!」

割り当てられた部屋は、うん。

広いね。どのくらいかっていうと、軽い旅館の一室的な?

そんなことを考えていると、

「そういえば、二人は相部屋でいいの?」

って聞いてきた。

いや、俺は嬉しいんだけどねぇ。ルーミアがどう言うか........

「俺はいいけど。ルーミアは?」

「私も構わないわよ。」

おお!そいつは嬉しい!

やっぱり美人と相部屋っていうのは嬉しいね!

だからと言ってなにするって訳でもないが。

すると諏訪子が、

「........ヤる時は出来るだけ小さい声でね?」

「ちょっとナニ言ってるかわかんないです。」

なにするって訳でもないって考えてたそばからこれだよ!

それだけでもあれなのに、

「いや、それはちょっと無理そうね。瑠亜いつも激しくてね。」

うおおおおおおおおおい!!!

「あーうー、そうなの?お盛んだねぇ。」

「「あはははははは!」」

こいつらっ............!!

「畜生ォーーー!!お前らいい加減にせーや!」

ゴチン!と拳骨を落とす。

あいたぁっ!と二人一緒の悲鳴を上げた。

仲良くやれそうでなによりです。

『仲良くヤれそう!?もう!破廉恥ー!!』

え、ちょ、千夜年!?お前どうやって!?てか、

俺ァ今ムショーニハラガタッテイル!あんたに裏切られた気分だ!!

茶番終幕とかいてそれはさておき。(大嘘)

 

 

さて、部屋もわかったことだし、風祝さんにも挨拶したいんだけど。

「なぁ諏訪子、一緒に住んでる風祝さんは何処に?」

と聞くと、

「ああ、今買い物に行ってるよ。そろそろ帰ってくると思うよ?」

「ただいま帰りました諏訪子様ー!!」

「ほらね?」

トタトタと小走りで走る音が聞こえ、現れたのは黒髪ロングのあの脇の布がない巫女服をきた女性だった。

「あら?諏訪子様、そちらの方々は?」

「今日からここに住むことになった妖怪だよ。」

いや、そんなこと言ったら驚くじゃな「あ、そうなんですか!今日からよろしくお願いしますね!!」

アルェー!?驚かない!

「え、妖怪なんですよ俺ら!?驚かないんですか?」

「はい。諏訪子様がここに住ませるという時点で危険性はないと判断しました。あ、私は東風谷緑華(りょくか)と申します。」

「あ、希楽瑠亜です。よろしくお願いします。」

「ルーミアよ。よろしくね。」

「はい、瑠亜さんにルーミアさんですね!二度目ですがよろしくお願いします!あ、敬語は不要ですよ!」

「そう?それは助かるよ。」

まぁ、面倒を飛ばせた、ということでいいでしょ。別に驚いて欲しかったわけじゃないし。

そんなこんなで挨拶も済んだわけですが、ここで諏訪子が、

「二人の歓迎の宴会やろうよ!!」

と言い出したので、五人で宴会やることにしました。

 

 

宴会までキング・クリムゾンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい。ええまぁ、宴会が始まったわけなんですがね。

結局宴会が始まって結構経ったところまで飛ばしました。

現在の惨状をどうぞ。

諏「あははー!ほらー!もっひょろめー!!わりゃひのしゃけがにょめにゃいとひゅうのきゃー!!」

訳)私の酒が飲めないと言うのか!

緑「むにゃ....あー....らめれすよぅー....諏訪子しゃまぁー....二人が....瑠亜さんたちがみてますよーう....」

なんの夢見てんのこの人。

俺が一番強いのか?結構飲んだよ!?俺酒始めてだよ!?

で、ルーミアなんだが、ルーミアは酒に強いのか、そんなに酔ってる感じはしない。

少し顔が、赤いけど。

「ふぅ。久しぶりにお酒なんか飲んだわねぇ。それより瑠亜ってお酒強いのねぇ。」

「そうみたいだな。今日始めて飲むんだけどなぁ。」

「そうなの?まぁ、強いほうがいいと思うわよ?少なくともああなったら面倒だしね。」

と言って諏訪子を指差す。諏訪子は力尽きて寝ていた。

「まぁ、楽しいから何よりでしょ。わざわざこの国に来たかいがあるってもんだな。」

ルーミアはフッと笑い、

「そうね。貴方に着いてこなければ、私はあそこで一生一人だったかも知れないし。」

「お?寂しかったのか?」

「............何よ。悪い?」

「いや。別に?」

「そう。まぁ........旅に誘ってくれて、ありがとね。」

「おう。」

ルーミアは、そう言って微笑んだ。

さて、そろそろ寝ますか。........片付けてから。

 

 

 

 




作「ちょっといい話っぽくなかったですか最後?」
吉良「珍しくな。少しだが。」
プ「それよりも随分と下ネタが多かったが、どうかしたのか?」
作「深夜のテンションってやつですよ。」
プ「そうか。」
吉良「次回もゆっくりして行ってくれ。」


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とりあえず馴染むのって大切だよね。

作「ふっかァァァァァァァァつ!」
D「無駄ァッ!!」
作「グハッ!!」
D「なぜ二ヶ月も投稿しなかった?」
作「すいませんこっちも忙しかったn」
ディ「おいDIO、こいつの部屋からオメガルビー見つかったぞ」
D「把握した。世界ッ!無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!!」
作「▂▅▇█▓▒ (’ω’) ▒▓█▇▅▂うわぁぁぁぁぁぁぁ…」


さて、神社に住むことになってからはや数週間。

俺とルーミアはすっかりこの国に馴染んでいた。

これでも馴染むためにいろいろしたんですよ?

まぁ、国の人たちみんな気さくだから普通に馴染めたんですがね。

さすがに妖力は隠すけどね。

それはさておき、現在俺は諏訪の国を散歩中である。

ルーミアは今ちょっと別行動中。

「おや、瑠亜くんこんにちは。今日は嫁さん一緒じゃないのかい?」

「こんにちは。ていうかいつも言ってるじゃないですか!ルーミアはただの友人ですってば!」

「そうなのかい?いやぁーお似合いだと思うんだけどねぇ。」

とまぁ、こんな感じで見かけたら話しかけられるくらいには馴染んでますよ。

最初は皆さんてっきりルーミアは俺の嫁だと思っていたらしい。

いやまぁ嫁にしたいけど。

まぁとりあえず馴染んだ、ということを証明したところでルーミアのところにでも行きましょうかね。

 

 

 

〜少年移動中〜

 

 

 

 

 

 

 

さて、国のはずれにある空き地にやってきました瑠亜くんです。

ここは、国の子供たちの遊び場的な場所ですね。

えっと......あ、いたいた。

「ルーミアおねぇちゃん!次は鬼ごっこしましょ!」

「いや、だるまさんが転んだだろ!」

「.....かくれんぼ」

「鬼ごっこ〜!!」

「だるまさんが転んだ!」

「はいはいあなたたち、喧嘩しないの。」

そこには大勢の子供に囲まれるルーミアの姿が。

そうなんです。なぜかルーミア子供に懐かれるんです。

今ではすっかり人気者ですよ。

お前たちが慕ってるその優しいお姉さんが人食い妖怪だなんて口が裂けても言えねぇよ。

え、俺?いや、あの.....

すると、子供たちがこちらに気づいたらしい。

「あ!瑠亜の野郎だ!ルーミアねえちゃんは渡さねえぞ!」

「そうよ!ルーミアおねぇちゃんは私たちと遊ぶの!」

「.......帰れ」

「いきなりそれは酷くない!?」

これだよ。もう....泣きたい.....

するとそれを見て気を良くしたルーミアが、

「ほらほら、瑠亜お兄ちゃんのこといじめちゃだめでしょ。泣いちゃうわよ?...プフゥッ、クスクスwww」

「うわー!瑠亜男のくせに情けねー!!」

「「「あはははははははははは!」」」

「ルーミアァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

この国の子供たちは残酷だ。俺に対して。

そしてルーミア覚えてろ。

.......あ、もうだめだ耐えらんねぇ。

 

 

 

 

キン(ry

 

 

 

 

 

 

あの後ルーミアは、子供たちが気の済むまで遊んで、俺と合流しました。

合流するまでの間?

木の影に隠れて泣いてましたが何か?

現在は夕方くらいかな?

合流した時は昼下がりくらいだったんだけどね。

いま国の外にある森の中で釣りしてるんですよ。

晩飯に魚でも焼いてもらおうかな、と思いまして。

ルーミアと雑談しながら釣りをするのも楽しいもんですよ。

「しっかしルーミアはほんと子供に懐かれるよなー。子供に懐かれる女性はいい嫁になりますぜ。」

「なんでなのかしらねぇ。私もよくわからないのよ。結婚する予定の相手なんかいないわよ。あ、かかってるわよ。」

「あ、ほんとだ。よっと!よし釣れた。なら俺がもらってやろうか?」

「これから先私が貴方に惚れるようなことがあったらね。」

「よしその言葉忘れんなよ。」

てか拒否はしないんだ。

「さてと、人数分釣れたしそろそろ帰りましょ。」

「了解ー。」

そうして、俺たちは釣り道具を片付けて帰路についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

と思ったんだけど。

「ケヒヒヒ.....おい、そこの坊主、命が惜しけりゃそこの女を置いてどっかに行きやがれ!」

うん。妖怪に囲まれた。

基本的に俺たちは国の外でも妖力を抑えている。

.......ほかの妖怪が寄ってこない程度には出しとけばよかったかなぁ。

今の俺たちは、ほかの妖怪からしたら雑魚並みの妖力である。

「おいクソ坊主、アニキの話し聞いてんのか?さっさと女を置いて失せろ!!」

数にして6人。....人?

まあいいか、なんかルーミアさんのことが非常に気に入ったようです。

俺は小声でルーミアに相談した。

「どうする?」

「どうするもなにも、殺っちゃってよ。狙われてるってだけで気持ち悪いんだけど。」

「ですよねー。」

汚れ仕事担当か俺は。

ルーミアは自分で動く気がないそうです。

「おい!聞いてんのk「はいひとまず一人目ー。一人?」

ゴシャアッ!

なんかさっきからうるさいこのリーダーと思われるやつに時を止めて接近し、足払いして転ばせて頭踏み砕いてやったぜ。

前世では考えらんねえな。うん。

てか弱いね。ラースインドラ使う必要もない。

「なっ!?アニキ!?て、テメェ!いつの間に!」

明らかに相手には恐怖の色が見えた。

よし。

「どうする?まだやる?」

正直マンドクセーなので逃走の余地をあたえる。

「っ!お、覚えてろっ!!!」

おーいい子たちだ。すんなり逃げてくれた。

「お疲れ様。じゃ、帰りましょ。」

「あいよ。」

そして、今度こそ帰路につけたのでしたとさ。

 

 

 

 




作「今更ですが、この作品の年の経過は私のオリジナルです。幻想郷作られてまだそんなに経ってねーよ、とかがで出てくるかもしれませんが、なにとぞご了承ください。」
D「本当に今更だな。」
作「それでは次回もゆっくりしていってくださいね。」


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諏訪子、国を思う。

d「前回ルーミアにナンパしてたが、永琳のことも忘れてないよな?」
作「え?あ、ええ!もちろん!」
D「動揺しているな.......」
作「そ、そんなことないですよ!」



「「大和の国?」」

諏訪子の口から出たのはそんな言葉だった。

いやまあ、俺は知ってるけど。

ちなみに、前回から数年たってるんだぜ、びっくりだろ?

計画性のない作者で申し訳ございません。

『メタイからやめてください。』

「うん。最近、他の国を従えてどんどん勢力を増してるらしいんだ。」

「他の国ねぇ...そうなると、この国も狙われる可能性があるんじゃないかしら?」

ルーミアの推測は当たっている。

しかし、未来を知っているのは俺だけである。

.....今更だが、なにか複雑な気持ちになる。

「そうだねぇ。でも、もしそうなったら必ず私がこの国を守ってみせるよ!大切なこの国を渡すわけにはいかないからね!」

そう言って、諏訪子は胸を張った。

まぁ無いけd「そぉいっ!」

サクッ!

「ふぐおぁぁぁぁぁぁぁあ!?」

「今失礼なこと考えたでしょ!」

「そ、そんなわけねえだろ!」

「諦めなさい瑠亜。女の勘は鋭いのよ。」

諏訪子のやつ、今の俺の心の声を察知して頭に鉄の輪ぶっ刺しやがった。

おれが不老不死じゃなかったらどうする!

「そんなことより諏訪子、貴女って、どのくらい戦えるの?」

そんなことをルーミアが聞いた。

すると、

「私だって結構強いんだよ!」

と主張。

しかし、

「まぁ瑠亜たちが初めてここに来た時の一件でかなり自信は無くなったけど........」

「「.......あっ。」」

やっちまった。

そういえば俺ら諏訪子の攻撃完全に防いでたわ。

「お、落ち込むな諏訪子!俺らはほら、えーと、そう!いろいろと規格外だから!!」

「そ、そうよ諏訪子!私なんか少し長生きしてて妖力がちょっと多いだけなのよ!!」

ちょっルーミアそれは!

「あれで?あれでちょっと?ハハハ、ちょっとかぁ....うん、ごめん。私弱いわ。」

「「諏訪子ぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」」

キングクリムゾンッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一時間後。

ようやく諏訪子が機嫌を直しました。

そして、少し経った後、真面目な話を話し始めた。

「この国の人たちはさ、みんな優しいよね。私ね、私の国がこうなって本当に良かった。ってつくづく思うんだ。」

諏訪子は話を続ける。

「だからね、もし大和が攻めてきても、私は絶対この国を守る。絶対に。たとえ、この身が滅びようとも...ね。ミシャグチ様だっているんだ。絶対にこの国を渡しはしない。」

その諏訪子の姿に、俺たちは大きな覚悟、そして、それとともにほんの少しの恐怖が見えた。

だから、

「貴女は本当にこの国が好きなのね。でもね。一人で抱え込まないで。私たちだっているのだから。」

「ルーミアの言うとおり。俺たちだってついてるからな。」

手を差し伸べる。

ここは俺の第二の人生。

それを歩むための世界。

だからこそ、『原作』に従う必要もない。

勝つのは、『神奈子』と決められてなんかない。

諏訪子が勝つ未来だって、ないわけじゃないんだ。

この人生という物語の未来を知っているのは、誰もいない。

神だって知らない。

「二人とも.....ありがとう。」

決戦の日は、どうやら近いみたいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして翌日、一枚の手紙が諏訪子の元へ届けられた。

 

 

 




ディ「シリアスシーンへの入り唐突すぎだろ。しかも今回短いな。」
作「正直すまんかったです。」
カ「これからも上達させるべきところが多いな。」
作「強く成長していくんです!俺も、この作品も!」
ディ「次回もゆっくりしていくといい。」


補足 〜 ミシャグチ様〜
d「ミシャグチとは、諏訪子が従えている石でできた体を持つ白い大蛇のような見た目をした土着神の一種だ。ミシャグチが通った土地は豊作になる反面、ミシャグチの息を吹きかけられた土地は草の一本も生えてこない不毛の土地になるらしいぞ。」
D「地味に今回が初めての補足じゃないか?」
d「確かに。」


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戦いの狼煙 そして友神との再開

作「頼むから俺に時間をください。」
吉良「切実だな。」


諏訪子が国への想いを語った次の日。

一通の手紙が俺たちに届けられた。

そしてその送り主は.....

「.........大和......か。」

畜生、ついにきたか。

まさか昨日のやりとりがフラグだったとは。

「.......諏訪子、手紙にはなんて書いてあるんだ?」

........恐らくは国の明け渡しについて、だろうな。

手紙を開き、読み始めた諏訪子の手が、震え始めた。

「諏訪子、どうしたの?」

ルーミアが心配そうに問う。

すると諏訪子は、

「これ...........」

と言って、手紙を差し出した。

差し出された手紙を読んで、俺たちは息を呑んだ。

 

 

 

 

 

『国と信仰を明け渡せ。

さもなくば大和の戦力全てを使い諏訪に攻め入る。』

 

 

 

 

 

 

 

と、手紙には短く書いてあった。

「何よこれ........完全な脅迫じゃない!」

ルーミアが叫ぶ。

「そんな.........大和全軍が相手なんて......」

諏訪子の表情が絶望に染まる。

「..........」

俺は一人黙って考える。

(お約束の方だったか。

あっちには月読見と、その兄弟である天照と須佐男がいるんだ。

月読見の性格からして、あいつらが脅迫とか明らかにありえないもんな。)

そうして俺が一人思考に浸っていると、

「瑠亜......」

諏訪子が俺を呼んだ。

「......どうした?」

諏訪子は力なくこう言った。

「私......どうすればいいんだろう.........」

俺は黙って話を聞く。

「私にもっと力があれば......私がもっと強ければ......」

諏訪子は続ける。

「悔しいよ........自分の国の危機なのに、怯えてる自分が許せないよ.........」

諏訪子の目には、涙が溜まっていた。

「..........ふぅ。」

俺は一息つくと、

「............瑠亜.......」

諏訪子の頭を撫でた。

そして、諏訪子にこう言った。

「なぁ諏訪子。お前の目の前にいる奴らはなんだ?」

「...........え?」

俺は続ける。

「お前の前にいるのは、原初の大妖怪ルーミアさんと、不老不死妖怪のこの俺だぜ?」

なんか自画自賛みたいになってるけどまぁいいや。

「前に言ったじゃん。俺らを頼っていいってさ。」

「でも.......!」

「あら?今回のお仕事は神さまたちに殴り込みかしら?」

「ルーミア........」

ルーミアも最近いい性格してきたな。

「任せろ諏訪子。戦いを避けるのは無理だろうが、確実に平等な条件にはしてきてやるよ!」

「二人とも..........!」

「任せなさい諏訪子。私たちはそこらの神なんかには負けないわ。」

と、ルーミアが諏訪子に微笑む。

「...........ありがとう........」

諏訪子が泣きそうな声で言う。

「おいおい、そんな顔すんなよ。友達を助けるのは当たり前だろ。」

生前友達いなかったけどねー。

「ありがとう......本当にありがとう.....!」

「おう、じゃ、ちょっくら行ってくるわ。ルーミア、行くぞ。」

「ええ。」

そして俺とルーミアは、大和の軍勢の拠点目指して飛び立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「場所はこっちであってるの?」

飛び出してから10分程度。

俺たちは大和の拠点目指して飛んでいた。

「ああ、あの手紙に纏わり付いてた神力を辿ってるからな。」

よくそんなことできるな、と自分でもびっくり。

「そんなことできたのね........あら?」

「おっと、見えてきたな。」

大和の拠点と思われる場所が見えてきた。

神力もあそこに続いている。

「よしルーミア、降りるぞ。」

「わかったわ。」

俺たちは地面に降り、拠点へ歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「止まれ!!」

「妖怪が大和に何の用だ!!」

拠点につくと、恐らく下級神であろう二人の男に止められた。

「そう警戒するな。俺たちは諏訪の遣いだ。天照様に会わせていただきたい。」

俺がそう言うと、

「諏訪の遣いだと.......?ふん、妖怪なんぞを遣いにやるとは、諏訪も愚かなものだな。」

ムカつくなこいつら。

俺はチラ、と横を見る。

「............」

あ、ルーミアさんこれマジだわ。堪えてるけどめっちゃキレてらっしゃる。

ルーミアがここまでキレているのは諏訪を馬鹿にされた以外にもう一つ理由があった。

「さっさとこい妖怪。お前らに構っていられるほど私たちも暇ではないのだ。」

とは言ってるがなお前ら。

ルーミアに鼻の下伸ばしてんじゃねーよこのタコ。

そりゃルーミアだってキレるわ。

そんなこんなで、俺たちは天照のいる場所に案内された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「..........」

はい。

着きました。

現在、会議室のような場所にいます。

そして、俺たちの前には、天照、そしてでました、神奈子様です。

あとは、恐らく位の高い神と、あとは取り巻き的な奴らかな。

作者は神さまに詳しくないのです。

『やめろ。』

須佐男と、あと月読見もいないみたいだ。

そんな中、天照が口を開いた。

「初めまして、諏訪の遣いのお二方。私が天照です。そしてこっちが私の補佐で軍神の、」

「八坂神奈子だ。」

え、神奈子さま天照の補佐なんすか。

「これはこれはご丁寧にどうも。俺は希楽瑠亜。そしてこっちがルーミアだ。」

簡素に自己紹介を終える。

天照様に向かってなんだその態度は!

と後ろの下級神たちが騒ぐが、それを天照が黙らせる。

「それでは単刀直入に聞きます。ご返事をお聞かせください。」

天照の後ろで下級神たちがニヤつく。

........なーるほどザ・ワールド。

その光景をみたあと、俺は天照にこう告げた。

「いやぁ、まさか天照様ともあろうお方が、まさか脅迫文とは!いやはや、世も末だなぁ!!」

下級神たちが驚愕の表情でこちらを見る。

しかし、驚いているのは天照と神奈子も一緒だった。

「脅迫文!?私はそんなつもりは!」

「なら、これ読んでみな。」

俺は手紙を差し出す。

それを読んだ天照は、

「この文は!?私はこんな脅迫文を書いた覚えはありません!!」

やっぱり。

天照は、怒りを露わにした声でこう叫んだ。

「この文を書いた者は今すぐ名乗り出なさい!!」

下級神たちが目を泳がせる。

よし、攻撃開始。

「天照様は身に覚えがないですか........おや?どうしました?後ろの皆様、ずいぶんと動揺してますねぇwww」

できる限りうざい感じで煽る。

「そうですか......あなたたちですか、このような文を書いたのは!」

天照が怒鳴る。

その時だった。

 

 

 

 

バンッ!!

 

 

急に扉が勢いよく開いた。

全員が驚いてそちらを見やる。

そこにいたのは........

「瑠亜!!やっぱり君だったか!!!!」

「月読見っ!!!!」

そう、友神の月読見だった。

月読見は笑顔で俺を抱きしめた。

.......おい、今ホモとか言ったやつ表でろ。

あのアメリカとかでやる挨拶代わりのハグみたいなもんだ。

「懐かしい妖力を感じたからね、急いで来たんだよ!よかった!やはり生きていたんだね!」

「月読見こそ元気そうでよかったよ!いやー悪いな、お前に俺の能力のこと話してなかったもんな!」

と、嬉しそうに会話を続ける俺たちを、ほかの人たちはポカンとした表情で見ていた。

「ところで、姉さん、これはどうしたんだい?何かあったようだけど........」

と、月読見が聞いた。

天照はハッと我に返って、今の事を説明した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話を聞き終えた月読見もまた、怒りを露わにした。

「そうか.....そこの下級神たちは、大和の名に泥を塗ったわけか.......」

「「「「も、申し訳ございません!」」」」

「今更反省?だが無意味だよ。」

おお.....月読見からカリスマが溢れとる。

「姉さん、少し彼らには罰が必要なようだね。」

それを聞いた天照は、

「そうですね....月読見、任せました。」

無慈悲な判決を下した。

「それじゃあ君たち......歯を食いしばりなよ。」

月読見が、スッと手を振るった。

その時、

 

 

ゴォッ!!

 

突如として現れた光の奔流が、下級神たちを呑み込んだ。

そして、土埃が晴れると、気絶した下級神たちが横たわっていた。

「これが僕の能力、『光を操る程度の能力』だよ。君に見せるのは初めてだったよね、瑠亜?」

速報:月読見さんマジイケメン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お見苦しいところをお見せしました。」

「いえいえ、問題が解消してなによりっすよ。」

下級神たちへの罰も終わり、今度は月読見も交えて今後の事について話し合っていた。

「それで、諏訪の国はどうすれば大和の下についてくれるのですか?」

「正直なところ、つきたくないのが本望なんですけど.....俺に考えがあります。」

まぁ、読者の皆さんはわかっただろ?

「ぜひお聞かせください。」

「一騎討ち、はどうでしょう。」

「一騎討ち......ですか。」

「はい。諏訪の国の神と、大和の.....そうですね、そちらの神奈子様はいかがでしょう?」

「私か?」

完全に空気になっていた神奈子に話を振る。

「ええ。どうでしょう。」

「そうですね....神奈子、どうですか?」

神奈子は少し考えた後、

「わかりました。私が代表として、諏訪の神と戦いましょう。」

よし。

「ありがとうごさいます。日は....そうですね、一ヶ月後はどうでしょう?」

「一ヶ月後......わかった。場所は?」

「そうですね......地図はありますか?」

「地図は....あった、はい。」

「サンキュー月読見。えっと、この平原でいいですかね。」

「ああ。問題ない。」

「ありがとうございます。それでは、最終的な一騎討ちのルールの確認をしますね。」

 

1.決闘は一ヶ月後。

2.どちらかが降参、または気絶した時点で終了。

3.大和は神奈子、諏訪は諏訪子以外の戦力の投入を禁止する。

した時点でそちらの負けとなる。

 

「と、こんなところですかね。」

「わかりました。そういえば、瑠亜様は弟の月読見の古きご友人だそうですね。」

「ええ。」

「なら、少し話されていってはいかがでしょう?私たちは退席しますので。」

そうだな....月読見にもいろいろ聞きたいことがあるしな。

「お気遣い感謝します。お言葉に甘えさせていただきます。」

「いえいえ。神奈子、行きましょう。」

「わかりました。」

そういって、二人はほかの神とともに下級神を連れて出て行った。

 

 

 

「さてと。改めて久しぶりだね、瑠亜。」

「ああ。久しぶりだな、月読見。」

「.....永琳のことが気になるかい?」

......やっぱりバレるか。

「ああ。あの後、どうだった?」

「僕が様子を見に行った時は、泣き疲れて寝ていたよ。」

「そっか.....」

「まったく、君がさっき教えてくれた能力を永琳に教えておけば彼女も悲しむことはなかったろうに。」

「返す言葉もない.....」

ちなみに月読見にはさっき能力を説明しました。

「ところで、隣の彼女は君の恋人かい?」

と言って、ルーミアを見る。

「いや、ただの連れだよ。な?ルー........」

「zzzzzz.........」

うおおおおい!

ルーミアさん!なんで寝てんだ!

いやね、確かに空気だったけども!なんだ、いつから寝てたし!

「おい、ルーミア!!」

「う〜ん.....ふぁ?」

ルーミアは寝ぼけているのか、辺りを見回したあと、

「......!?あっ!えっ、その......」

と、慌てたあと、顔がみるみるうちに真っ赤になった。

「まったく......」

「ご、ごめん.......」

月読見も苦笑いだよ。

あ、そうだ。

「なぁ月読見。」

「どうしたんだい?」

「俺のこと、永琳に言わないで置いてくれるか?」

「.....どうしてだい?」

「いつか、また永琳に会った時に、自分でしっかり謝るからさ。」

「そっか。わかったよ。」

少し怖いけど。

「さて、俺たちはそろそろ帰るよ。うちの神様も心配してるだろうしね。」

「ああ、わかったよ。今回のことが落ち着いたら、また話そう。」

「ああ。じゃあな、月読見。行くぞ、ルーミア」

「ええ。」

「またね、瑠亜。」

俺たちは、月読見に別れを告げ、諏訪への帰路へついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「......ねぇ、瑠亜。」

「ん?どうしたルーミア?」

諏訪へと帰る途中、ルーミアが話しかけてきた。

「.......なんでもない。」

「...........?」

なんだろう、今のルーミア、少し機嫌が悪そうだったな。

 




作「4000文字いった!」
D「あの時代、ルールなんて言葉あるのか?」
作「.......気にしないでください。」
ディア「会話文多かったな今回。」
作「少し見づらかったですかね?」
ディア「かもな。」
作「それでは、次回もゆっくりしていってくださいね。」


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修業だよ!もっと!!熱くなれよぉぉぉ!!!

作「勉強したくないなぁー。一期で受かんねえかなぁー」
吉良「......内申は?」
作「カッハァ!!(吐血)」
吉良「その様子じゃダメみたいだな。」


「うわぁぁぁぁん!!瑠亜ぁぁぁぁぁ!!ルーミアぁぁぁ!!」

どうも皆さん。瑠亜です。

大和の拠点から帰ってきて、神社に入った途端に、諏訪子が俺とルーミアに飛びついてきてそのまま泣きじゃくってますよ。

可愛いのう。

「おいおい泣くんじゃねぇよ。神様だろうに。」

「ひっぐ......えぐっ.....よかったよぉ......無事に帰ってきて.....」

「だから言ったでしょ?私たちは大丈夫って。」

「うぅっ......」

どうやら相当心配してくれてたみたいだ。

涙で顔がぐちゃぐちゃだ。

とりあえず、これからのことを話さないと.....

ひとまず諏訪子が落ち着落ち着いてからでいいか。

「どうやらその様子だと、話はしっかりついたみたいですね。」

「ああ。......緑華は冷静だな。」

「ええ!お二人を信じてましたからね!」

「そうか。ありがとよ。」

「いえいえ。それよりお食事ができてますよ。お話はそれからにしてはいかがですか?」

「そうだな。先に飯にするか。ルーミア、諏訪子、行くぞ。」

「わかったわ。」

「うん.....」

 

キング・クリムゾン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふー。食った食った。

やっぱ緑華の飯は美味いね。

夕飯を食べ終わる頃には、諏訪子もすっかり落ち着いていた。

さて、そろそろ本題に入りますか。

 

「さて、諏訪子。今回の件だが、あの脅迫文は天照ではなく、部下の下級神共が勝手に書いたらしい。」

「そうだったんだ。じゃあ、条件はどうなったの?」

「1ヶ月後に、大和代表の神と諏訪子が一騎討ち、ということになった。」

「そっか......勝てるかなぁ。」

「何言ってんだ。勝つんだよ。そのためにはお前ももっと強くならなくちゃな。」

「どうするの?」

「決まってんだろ。修業をするんだよ。」

「うへぇ......でも仕方ない、国のためだ!」

「よし。修業は明日からはじめるから、今日はしっかり休め。」

「うん。わかった。」

「じゃ、今日は風呂入って寝るとするか。あ、女性の方先いいぞ?」

「........3人の女性が入ったお風呂のお湯で何する気?」

「よっしゃ明日からの修業めちゃくちゃハードにしてやる。」

「ちょっ、冗談だよ!」

 

 

キング(ry

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

あー眠い。

まぁ自分で言い出しちゃったんだし仕方ないか。

「よし、じゃあ早速始めますか。」

「うん!」

「とりあえずだ諏訪子。お前に足りないものは!!それはっ!情熱・思想・理念・頭脳・気品・優雅さ・勤勉さ!そしてなによりもォォォォ!速さが足りない!!」

言ってみたかったんだよねこれ。

「そんなに!?てか速さはわかるけどほかのやつは意味あるの!?」

「ない。」

「ないんかい!!」

ナイスツッコミ。

「まー要するに体力とか攻撃力とか、回避とか、基礎的なもんを鍛えようぜって話だな。」

「なるほど。」

「とりあえず、回避と体力を同時に上げる方法を思いついた。」

「どうするの?」

「俺の放つ弾幕をひたすらよけて!よけて!よけてください。」

「えらくシンプルだね。」

「シンプル・イズ・ベストっすよ諏訪子さん。」

「そうだね。じゃ、早速始めようよ!」

「よっしゃ。マジに放つから当たったら痛いけど注意しろよー。」

「当たらなければどうということはない!」

お前はどこの赤い彗星だ。

.....まぁ、俺ガンダムよくわかんないんだけどね。

 

そんなこんなで、修業、スタート!!

次回へ続く!!

 




大統領「随分短いな。」
作「すいません。色々ありまして。」
神父「明日にはまた投稿できるのだろう?」
作「ええ。できそうです。」
d「それじゃ、次回もゆっくりしていけ。」


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修行開始やで!

吉良「....何か言うことはあるか?」
作「本当に申し訳ございませんでしたァァ!!」
カ「ふむ...このカーズも鬼ではない。理由を聞いてやろう。」
作「予想以上にリアルが忙しかったです。」
d「そう言えば一期試験はどうなったんだ?」
作「落ちましたよ。でも二期受かったので高校は大丈夫です。」
D「そうか...なら、投稿ペースはどうなるんだ?ただでさえこんなにも読者を待たせているが?」
作「部活の忙しさによりますね。ただ、こんなにも失踪じみたことはもうしないと誓います。」
大統領「もしも今後このようなことがあったら...D4Cでもう一人のお前をこちらの世界に連れてくるとしよう。」
ディ「俺も出番がなくて暇だったからな、キング・クリムゾンタグをつけた以上、逃がしはしないぞ。」
作「ウィッス...」
神父「それでは、本文に移ろう。」


「...何かとても長い時間がたった気がする。」

「え?どうしたの瑠亜?」

「いや、やっぱなんでもねーわ。それよりもだ諏訪子、修行の件なんだけど。」

前回弾幕がどーのとか言ったな。あれは嘘だ。

「やっぱ基礎的な能力も上げるべきだと思いまして。」

「え、だから弾幕避けてれば体力上がるでしょ?」

まぁ、確かにそうだけど。

「とりあえずあれだ!走り込み!!」

「んー、まあいいか。どこまで?」

俺はルートを地図で確認する。

どうしようかなぁ、ここが諏訪の国だから...よし!

「国の入口からこの山まで、往復十セット!」

国のためだからね、十セットくらいはやっていただかないと。

「10セットか...よし!わかった!頑張るよ!」

「これをある程度やったら組み手だからな、頑張れよ!」

「うん!じゃ、行ってくるよ!!」

そう言って諏訪子は元気よく駆け出していった。

「ねぇ瑠亜。神様に体力作りって意味あるの?」

ルーミアがそう聞いてくる。

「あると思うよ?体の構成的には人間とほとんど一緒だと思うしな。俺らみたいな人間型の妖怪もな。」

「そうなのねぇ...」

とりあえず、これから1ヶ月、できるとこまで諏訪子を強くしないとな。

これからの事を考えながら、俺は諏訪子が帰ってくるのを待った。

 

 

キング・クリムゾン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ、ハァ...ふいぃー、疲れたぁ...」

「お疲れ様です、諏訪子様。お茶をどうぞ。」

「ありがとう緑華、ふぅ〜生き返る...」

あれ、意外とあれだな。もっとぶっ倒れると思ったんだけど。

「お前もしかして元々体力あるほうか?」

「うん。けっこう自信あるよ!」

うーん...なら組み手の方に力入れても良さそうかな?

「じゃあ、明日は3セットにして、休憩挟んで早めに組み手に入るか。10セットはあれだ、時間的な問題があるからな。」

けっこう遅くなっちまったわ。

「わかったよ。そう言えば瑠亜。」

「ん?どうした?」

諏訪子が地図を手に問いかけてきた。

「ここのところに森があるんだけどね?」

諏訪子はルートの一角を指さした。

「ここの森を通っているとき、何かこう、視線を感じたんだよねぇ。」

「視線?」

「そうそう。まぁ、そこらへんの野良妖怪だと思うんだけどね。」

「うーん...」

少し気がかりだな...

「なら、私が見てくるわよ?」

すると、ルーミアが自ら偵察を申し出てくれた。

「ん、珍しいな。でも、もうそろそろ夜だけど大丈夫か?」

「ええ。むしろ過ごしやすいわ。私は宵闇の妖怪だもの。」

そういえばそうだったな。

あ、ちなみにEXルーミアさんは自分の闇で前が見えなくなったりしません。

「わかった。じゃ、よろしく頼む。」

「ありがとねルーミア!」

「お気をつけて行ってきてくださいね。晩御飯の準備をして待っていますからね。」

「ええ。それじゃあ、行ってくるわね。」

そうしてルーミアは、諏訪子が示した森へと向かった。

さて、俺も晩御飯の準備を手伝うとしますか。




作「部活があまり忙しくないことを祈ります。」
D「敷地内ではケータイ禁止なのが痛いな。」
吉良「とりあえず失踪だけはするなよ。」
作「りょ、了解です!」
D「次回もゆっくりしていくといい。」


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ナズェミデルンディス!!

D「...」
吉良「...」
d「...」
カ「...」
ディ「...」
大統領「...」
神父「...」
作「...」
D「何か言うことはあるか?」
作「すいません高校生の忙しさなめてました!」
ディ「軽く失踪状態だな...」
作「何度か書こうとしたんですが、眠気で無意識のうちに謎の文章書いてたりして、これは明日にしよう、と思って就寝、以下無限ループでした。」
吉良「計画性のない奴め...」



〜ルーミアside〜

「確か、方角はこっちであってたわよね。」

現在、私は諏訪子が言っていた森に向かっている。

なぜ引き受けたか、と聞かれたら、そうね、なんとなくかしら。

自分でもよくわからないけど、私自身も諏訪子のために何かしてあげたかったんでしょうね。

それにしても視線...ね。

可能性としては、一番高いのが野良妖怪よね。相手の力量も測れない馬鹿ってところかしら。

それか、それなりに力のある妖怪で、諏訪子を故意に狙っているとか。

あるいは...そうね。

大和の下級神だったりしてね。ああいう奴らは根に持つタイプ多そうだし。

 

そんな考えをしているうちに、目的地の森が見えてきたわね。

「さてと、じゃあ降りて探索を始めましょうか。」

そして、私は森の探索を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

キング・クリムゾン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーん...感じないわね、視線。」

森に入ってからかれこれ数十分経つが、未だに視線や何者かの気配を感じない。

辺りはすっかり暗くなってしまった。もう晩御飯の準備はできているだろう。

人喰い妖怪であるルーミアだが、人間食も普通に食べるので、早く帰って晩御飯にありつきたかったりする。

ここの魚は美味しいのである。

「収穫なしかしら...帰ろうかなぁ...」

今回は諦めて帰ろうとした、その時だった。

「...来た。」

なんとまぁ都合のいいタイミングだろうか。

「これが瑠亜の言ってた『ふらぐ』ってやつかしら」

とりあえず、この視線の主を探すことにしよう。

視線の数はどうやら一人のようだ。

(気づいた事を相手に気づかれないように近づくのが最善よね...)

そのためには、まず相手に自分を見失わせる必要がある。

(自然に撒くのがいいわね...)

そうなると、まず必然的に能力の使用はアウトである。

能力の使用は相手に『気づいているぞ』と言っているようなものだ。

ここは、森の樹木を利用して、うまく相手の視線から逃れるのが一番手っ取り早い方法だろう。

(樹木を縫うように移動すれば行けるかしら...でも、正直それも気づいていることを感づかれそうだけれど...)

まあ、その時はその時だ、と開き直ることにした。

そして、ルーミアは移動を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(まだ撒けてないみたいね...)

ルーミアが移動を開始してから数分、視線の主は未だルーミアを追ってきていた。

(どうしようかしら...私自身こいつの正体がわかってないからやりづらいのよね...)

はたして力量も測れない馬鹿なのか、力のある妖怪なのか、大和の下級神なのか。

はたまた全く別の何かなのか。

(うう...このままじゃ埒があかないわね...)

そしてルーミアは、一つの方法にたどり着いた。

その方法は...

 

「強行手段よっ!!!そこっ!!!」

「!?」

そう。

強行手段である。

自身の能力で闇を伸ばし、相手を捕まえたのである。

「最初からこうしてればよかったのよ...さて、一体どんなやつなのかしら?」

ルーミアが闇を引き寄せると、そこにいたのは、

「グルゥゥゥゥゥ...グギャァァァ!!」

赤黒く汚れた口を持つ、狼と犬の中間のような妖怪であった。

この赤黒く汚れたのは恐らく血だろう。

「あら、やっぱり力量も測れない馬鹿なのかしら...?普通だったらあんたみたいなのは諏訪子には近づかな...!」

そこでルーミアは気づく。

「あら、あなた...『吸える』のね、私の妖力。」

そう。先程から妖力が奪われているのである。

「なるほど、そう言う事だったのね。あなた、能力持ちなのね。さしずめ『吸う程度の能力』ってところかしら。」

これなら納得がいく。

大体諏訪子の神力を吸おうとしていたというところだろう。

「グル...ガァ!」

妖怪が少し笑ったように見えた。

おそらく、ルーミアの強力な妖力を吸って、強気になっているのだろう。

しかし、ルーミアは少しも動揺を見せていなかった。

「あなた...おそらく妖怪になりたてでしょう。だから気づいてないだろうから教えてあげるわ。」

そして、ルーミアはこう告げた。

「あなた、自分の『容量』に気づいていないのね。」

その時だった。

「ガッ...ギャァァァァ!!!」

 

バン!!!

 

 

妖怪の身体が、爆発四散したのだ。

「うわ、返り血が...全く、そんな妖怪になりたての貧弱な体で私の妖力なんて吸ってたら限度を超えて破裂するに決まってるじゃない。」

 

そう、いま妖怪に起きたのは、簡単に言えば容器にものを詰めすぎて壊れるのと一緒である。

 

ルーミアの強大な妖力を絶えず吸ったことによって、体の容量の容量が限界を超え、爆発四散したのである。

 

「結局のところ自分の能力に酔いしれた馬鹿だったみたいね。予想とは馬鹿のジャンルが違ったわね。ま、どうでもいいけど。」

そんなことよりも早くご飯を食べたいと、ルーミアは帰路についたのだった。




D「作者よ。」
作「はい?」
D「これからの更新はどうなるのだ?」
作「あー...そうですね、基本的に完全不定期になります。」
D「ふむ...まあ、なるべく間を空けないようにしろ。」
作「善処します。ところでDIOさん。」
D「ん?なんだ?」
作「アニメ見たんですが、どうやって飛んでるんすかあれ。」
D「.....凄みだ。」
作「凄み!?」


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来いよ諏訪子。鉄の輪なんか捨てて、かかってこい!

作「あれ、DIOさんはどこに?」
カ「承太郎たちと打ち上げに行ったぞ。」
作「あ、そうなんですか。」
吉良「四部、アニメ化されるだろうか...」
d「どうだろうな...モナリザの手でボ「キラァァァァァァァクィィィィィィン!!!」うおっ!?スケアリーモンスターズ!腕を恐竜化させて防御!」
吉良「馬鹿め、私の能力を忘れたか!すでに...触れている!」
d「しまったァ!?わかった俺が悪かったやめろ、やめてください!」
ディ「...やかましいな」
d「と、見せかけてお前を恐竜にしてや(カチッ)ウグオァァァァァァ!!」
神父「ああ...爆破させてしまったか...」
大統領「問題ない、腕くらいすぐ生えてくるさ、荒木荘だからな。」


「ただいま」

「お、ルーミアお帰り。どうだったよ?」

「ちょっと馬鹿が一人いたわ。まあ処理したけど」

「ありがとうねー!ルーミアー!」

「お疲れ様ですルーミアさん、晩御飯できてますよ。」

ルーミアが帰ってきた。

どうやら何かしらいたようだ。

まぁ、処理したならそれでいいだろう。

「それにしても、晩御飯食べずに私のこと待っててくれたのね。」

「おう、諏訪子が待とうってさ。俺も皆で食べたかったし。」

「そーなのね。ありがとう諏訪子。」

そう礼を言ってルーミアは諏訪子の頭を撫でた。

「うへへー」

撫でられている諏訪子は非常に嬉しそうである。

それにしても、

(惜しいっ!)

「?何か言ったかしら?瑠亜。」

「いや、何も?」

「あらそう?」

そーなのかーは流石に言わないか。EXだもの。

 

そんなことはさておき、晩飯にありつくとするか。

「あ、そうそう諏訪子。明日は今日言ったように走り込み3セットで、組手にはいるからな。」

「はーい」

うむ。元気でよろしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

キング・クリムゾン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、言うわけで諏訪子。組手だ。」

「え、え?」

俺たちは現在草原に来ている。もちろん組手のためである。

そして何故か困惑している諏訪子。

「どうした諏訪子、組手やるって昨日言っただろ?」

「あれ、私昨日寝たっけ、あれ?そもそも走り込み3セットしたっけ?」

ふむ。どうやら諏訪子は時間がスっとんだような感覚に陥っているらしい。

「安心しろ諏訪子。それは『紅王現象』というもんだよ。」

「『紅王現象』?」

「そう。この現象はたまに起きるものでな、起こった人は皆時間がスっとんだような感覚に陥っているらしい。例えばそうだな、何も食べていないのに気づいたらご飯を食べ終わった瞬間だったり、湖で釣りをし始めたと思ったらすでに魚を釣っていたり。まあそんな感じだ。体に害はないよ。むしろ好都合だろ。」

「へぇー。そんな現象があるんだねえ...」

ごめん諏訪子。今の文章はすべて適当です。

 

「ま、気を取直して。組手、始めるか。」

「うん!」

さてと、組手をするにあたって、申し訳ないが手加減させてもらおう。

「じゃあ諏訪子、俺はラースインドラと能力を使わないが、お前は全力でこい!」

「う、手加減か...まあ仕方ないよね!わかった!」

うん。諏訪子は自分の力量を測れるいい子だな。

「来いよ諏訪子。鉄の輪なんか捨てて、かかってこい!」

「瑠亜、せめて一発ぶん殴ってやぁぁぁぁぁる!!鉄の輪は使うけどね!」

 

そうして、組手が始まった。

 

 

 

 

 

 

「くらえっ!」

始まると同時に、諏訪子が神力弾を数発飛ばしてくる。

しかし、

「無駄無駄無駄ァ!こんなんじゃ可擦り傷1つつかないぞ!」

妖力を込めた拳で弾き飛ばす。

「くっ!まだまだ!」

間髪入れずに諏訪子は神力弾を放ってくる。

「一度効かないとわかったらすぐに別の攻撃をする!神力の無駄だ!」

「わかった!鉄の輪!」

瑠亜の言葉を聞き、諏訪子は得意の鉄の輪をどこからか取り出した。

そして諏訪子は、

「ハァッ!」

その鉄の輪を、神力を纏わせながら投擲した。

「お、なかなかの威力だ。だかな諏訪子、足りない。足りないぞォッ!!」

しかし、投擲された鉄の輪を体を捻って避ける。

そして、

「お前に足りないものは、それは!情熱・思想・理念・頭脳・気品・優雅さ・勤勉さ!そしてなによりもォォォォ!速さと!正確さが足りない!!」

こう言い放った。

「ぐぅっ!ボロクソ言ってくれるね!でもね、これはどう!?」

「んん?これってどれ...うおっ!?」

諏訪子がそう言い、俺が問いかけたその時、

『地面』が動き、俺の足を引っ張ったのだ。

そのおかげで、

「オンドゥルッ!!!」

顔面からすっ転んだ。畜生!!てか自分で言っといてあれだけど、

なんだ「オンドゥルッ!!!」って。

そういえば諏訪子は大地を操る的な能力だったな。

「いってぇ!!ちくしょー!能力か!」

そう俺が問いかけると、諏訪子は笑いながら、

「そうだよ!私の能力は『坤を創造する程度の能力』!大地を動かすくらい雑作もないんだよ!」

そうして諏訪子は能力で俺に追い討ちを始めた。

「ハァッ!」

諏訪子は能力で、地面を手のように盛り上げ、叩きつけてきた。

「ちっ!質量で押し潰そうってか!」

俺は対抗すべく手に妖力を纏わせる。

そして、迎え撃とうとした次の瞬間、

「同じ手に二度も引っかかるのはどうかと思うよ瑠亜!」

「あ?...マルキュウ!」

そう。またコケさせられたのだ。

「今だァッ!」

そして迫り来る諏訪子が操る地面。

てかなんだ今度はマルキュウ!って。

「うおお!?くそっ!妖力開放による衝撃波っ!!!」

ドゴォッ!

 

ギリギリのところで、俺は妖力を噴出し発生した衝撃波で地面を砕いた。

「うあっ!?決まったと思ったのに!」

「残念だったな諏訪子!そしてこれにて終了だ!」

俺は瞬間的に諏訪子に接近し、

「くらえ全力デコピン!!」

バチコーン!!

「はうあ!?」

妖力を込めた全力のデコピンをお見舞いした。

そしてそれをモロに受けた諏訪子は、

「きゅう〜...」

目を回してのびていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん...」

「お、目が覚めたか諏訪子。」

その後、俺は諏訪子を神社の一室に運び、今に至る。

「あーうー、まだ額が痛い...」

「ごめんごめん。それでだ諏訪子。今日戦ってみての反省点だ。」

「うん。」

今回の戦いで確実に直すべき点が見つかった。それは、

「諏訪子、お前神力の練り方が雑なんだよ。」

「神力の...練り方?」

そう。神力の練り方である。

「そう。お前の神力弾は、ただ神力で形作ってぶつけてるだけなんだよ。それじゃ威力もスピードもでやしないぞ?」

「練り方かぁ、考えたこともなかったよ...」

「同様に、鉄の輪の時纏った神力。あれも雑だ。しっかり纏えばかなりの威力が出るぞ。」

「そっかぁ...綺麗に練る方法教えてくれる?」

「もちろんだ。まあ、今日はそろそろ晩御飯だから、明日にしような。」

「うん!」

諏訪子が気絶してから、それなりに時間がたっている。

外も薄暗くなってきたので、今日のところはこれにて終了である

「しかしまぁあれだ。」

「?」

「お前能力の使い方は上手いな。」

「えへへ、ありがとう!」

まったく、眩しい笑顔をするもんだ。




作「そろそろDIOさん帰ってきますかね。」
カ「だろうな...む、噂をすれば、と言うやつだな。」
D「戻ったぞ。」
作「お帰りなさいDIOさん。楽しめましたか?」
D「あぁ、しかしあれだ。承太郎はもともとそういうやつだから酒を飲んでいたが、花京院のやつは真面目だからな、『僕はまだ二十歳じゃないですから』と言って酒を拒んでいたんだ。そんな時承太郎がこれなら、と持ってきたのが子供ビールだった時は笑ったぞ。」
ディ「懐かしいな子供ビール。確かりんごソーダ味だったか。」
D「花京院も笑いながら『これなら僕も飲めますね』なんて言って飲んでいたぞ。」
作「承太郎さんが子供ビールとは、なかなか予想外の発想ですね。」
D「それから、ジョセフのやつが...」



d「あいつら最後の挨拶忘れてやがる...仕方ない、俺がやるか。次回もゆっくりしていけ。あ、腕は生えたぞ。」


※承太郎は原作では確かお酒を飲むシーンがないので、よくお酒を飲んでいる、なんてことはおそらくありません。
しかし、タバコは吸っているので、お酒も飲むんじゃないか、と言う作者の偏見です。


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神力ねるね(テーレッテレー)

作「見返してみると結構ネタの使い回しがひどいな」
大統領「速さが足りない!とかも2回目だったしなぁ」
神父「まあ、仕方ない...なくはないな。」



「と、いうわけで諏訪子、神力の練り方を教えるぞ。」

「また紅王現象か。」

はい。俺です。瑠亜です。

今回は約束通り諏訪子に神力の練り方を教えたいと思いますハイ。

念のため国から離れた平原で修行を行っております。

「いいか、諏訪子。神力とか妖力とか霊力ってのは、確かにそれぞれ違うものではあるが本質、というか使い方はほとんど一緒なんだ。」

「うん。」

違いといえば、神力は信仰により強くなり、霊力はその人間の元々の強さと修行などによって高まる。

妖力はそうだな...ルーミアのように長年生きたり、多くの生命を殺すほど強くなる感じだったはず。

これが大きな違いだ。

しかし、この三種類の力は、使い方や操作の仕方は同じなので、神力を持っていない俺でも諏訪子の指導ができるってわけだ。

「とりあえず、まずは適当に練った妖力で作った妖力弾だ。見てろよ?」

「わかった!」

そうして俺は、純度(純度については後ほど説明)の低い妖力弾を形成し、近くにあった岩めがけて撃った。

 

ヒュッ!!!

 

かなりの速度で飛んでいったその弾は、的である岩に直撃し、そして...

 

ドガァッ!!

 

...岩を木っ端微塵にした。

 

やっべぇ!これじゃあ例にならねえ!

引き攣った顔で隣にいる諏訪子を見た。

「...別に練り方に意味ないんじゃ」

「い、いやごめん!あるよ!あるからちゃんと!これはなんかの手違いだから!」

諏訪子も顔を引き攣らせて、この修行に疑問を抱いてしまっていた。

 

気を取直して、

「じゃ、じゃあ次は、しっかりと妖力を練った妖力弾だ。いくぞ?」

「いいよ。」

「妖力などはなぁ...ヒッヒッヒ!練れば練るほど威力が上がって、こうやって撃って強い!」

 

ドシュンッ

 

そしてその妖力弾は、一寸の狂いもなく新たな岩に飛んでいき...

 

ドォォォォォォォォォォ!!!

 

 

 

 

 

着弾地点から半径六メートルくらいの範囲を消し飛ばした。(一面黒焦げ)

...やっべぇ。(2回目)

 

俺は乾いた笑みで諏訪子を見た。

諏訪子は、

「.......(白目)」

白目を剥いていた。

....っておい!

「諏訪子ォォォォォ!!!戻ってこい!」

俺は諏訪子の肩を掴みゆさゆさと揺さぶった。

 

「...ハッ!?わ、私はどこ?ここは誰?」

「うわぁぁぁぁ!!!諏訪子ォォォォォ!!」

 

バチィンッ!!!

 

「へっぶぅ!?」

あまりのショックに記憶が飛びかけていた諏訪子に平手打ちをかました。

 

「...痛っ!何すんのさ!」

「お、おぉ!戻ってきたか諏訪子!」

「あれ、私は何を?」

 

どうやら効果はあったらしい。

無事に記憶を戻せたようだ。

 

「瑠亜、今どうなってたの?」

「いや、何もないよ...」

うん、ショッキングな事は思い出させなくていいよな。

6mってなめんなよ!かなり広いんだぞ!

ハイエロファントの結界よりは狭いけども。

かなり、大分。

 

「そんなことよりもだ。とりあえずさっそく綺麗な神力の練り方を教えちゃる。」

「なんか釈然としないけど...お願いね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まず諏訪子、なんで雑な練り方だと威力が下がっちゃうかっつーと、神力を練るときに、他の『不純物』が混じっちゃうわけなんですよ。」

「不純物?」

「そう。不純物。」

 

神力や霊力、そして妖力は、集中して練るときと雑に練るときとでは『純度』が違ってくる。

 

まず俺は、この三つの力は言うなれば精神的エネルギーの具現化だと考えている。

根拠としては、作業をするときに集中してやるのと雑にやるのとでは出来が全然違ってくる、というのをこの三つの力に重ね合わせているということだ。

現に、この三つの力は集中して練れば威力が上昇し、雑に練るときは威力が減少する、という点が非常に似ている。

 

次に『不純物』。

これは、雑に力を練ったときに混じってしまう、精神的エネルギーからでた物質、言わば『邪念』を表している。

作業をするとき、集中力が切れてしまう大抵の理由は、「めんどくせぇー」や「ゲームしてえ」などの『邪念』のせいだ、と言う人も多いのではないだろうか。

 

つまり、しっかりと集中して力を練らなければ、精神的エネルギーの具現化であるこの三つの力に、『邪念』と言う名の不純物が混じってしまうというわけだ。

 

集中して力を練れば、邪念のない、言わば『純度』の高い弾幕などが完成するのである。

 

 

「と、いうわけだ。わかったかな諏訪子と読者の方々!」

「なるほど。ところで読者って何?」

「ナンデモナイヨー」

おっと、ついメタ発言が。

「そっか、集中か...激しい戦闘の中で、いかに冷静さを保ちつつ、精神を集中させるかってことだね。」

「そーいうことだな。」

 

これができればかなりの戦力アップになる。

神奈子にだって十分通用するだろう。

 

「まあ最初は、純度の高い神力弾を作ることから始めよう。戦闘中に練る訓練はその後だな。」

「わかった!」

 

そうして、純度の高い神力を練る訓練が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キング・クリムゾン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バシュッ!!!!!

 

諏訪子の放った神力弾が、真っ直ぐに的である岩に飛んでいく。

 

そして、

ドゴォッ!

 

木っ端微塵、とまではいかないが、岩を大破させた。

 

「やった!できたよ瑠亜!!」

「good!!!」

 

無事に純度の高い神力弾を作れたようだ。

 

「よし、じゃあ戦闘訓練に移るぞ!戦闘中に純度の高い神力弾が撃てれば完璧だ!」

「うん!」

「それじゃ、こい!諏訪子!」

 

 

キング・クリムゾン!!(手抜き感)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁっ!」

 

バシュバシュッ!!!

 

「まだまだ!純度が低いぞ!そらぁっ!」

「うわっ!?ぐ...難しい!」

 

諏訪子の戦闘中の神力の練り方が雑なのは、何も戦闘に集中していないからではない。

むしろ、戦闘にはとても集中力がいる。

敵の行動を読み取ったり、敵の攻撃を防いだり。

このように、戦闘には集中は必須なのである。

しかし、戦闘中に純度の高い神力弾を放つには、さらに力を練ることにも集中が必要になる。

つまり、戦闘と力の形成、二つの事柄に、ほぼ同時進行で集中力が必要なのである。

現に、諏訪子は完全に戦闘に集中してしまい、なかなか力の形成に集中力をまわすことができていないのだ。

 

それを悟った瑠亜は、言葉による奮起を試みた。

 

「どうした諏訪子!これができなければ国を守るなんて無理だぞ!!相手は軍神、戦闘のエキスパートだ!」

これを聞いた諏訪子は、グッと拳を力強く握り締め、

 

「そうだ...私の国を...守るんだ...」

 

よし、これはいける!

そう確信した瑠亜は、

「やってみろ諏訪子!」

 

バシュバシュバシュバシュゥ!!!

 

追い討ちをかけるように妖力弾を放った。

 

それを諏訪子は、

「ふっ!!」

妖力弾の間を縫うように避け、そして、

「はぁぁぁぁ!!!」

 

ドシュドシュドシュドシュッ!!!!

 

数発の神力弾を放った。

 

「!!くっ!」

それを見た瑠亜は、ラースインドラを出し防御の構えをとった。

 

そして、それがガードしている腕に着弾した。

 

ドドドドドン!!!

 

「!?ぐぅっ!!」

いまの着弾音。そして威力。間違いない。

瑠亜は痛む腕を摩りながら諏訪子を見やる。

 

 

「戦闘にも集中する。神力の形成にも集中する。二つやらなきゃいけないって言うのが難しいところだよね...でも...できたよ!」

「ディモールト!!!ディモールト・ベネ!!」

 

やはり諏訪子の国を想う力は凄まじいものらしい。

純度が高いにしても、ラースインドラのガードがある状態であそこまで腕にダメージが入るのは、相当な威力だ。

 

「よっしゃ諏訪子!このまま続けて安定させるぞ!さっきの感覚忘れんなよ!」

「うん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやら、決戦の時は近いようだ。

 




作「力の説明については完全に俺の独自解釈なのでご理解のほどよろしくお願いします。」
カ「そろそろ諏訪大戦の本腰か。」
吉良「戦闘描写がかなり重要だからな。」
作「俺なりに頑張ってみます。それでは、次回もゆっくりしていってくださいね。」


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