東方傘店主 (超撥水)
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傘屋 九十九の可愛い店主

初投稿です。
色々至らぬ所があると思いますが温かい目でご覧下さい。


初めまして!

私、多々良小傘!

・・・はい、すみません。出オチです。

まぁ、私が多々良小傘と言うことは間違いない。

詳しく言えば、多々良小傘に転生か憑依したそこら辺にいる一般人です。

 

え?転生か憑依かはっきりしろって?

それはむしろ私が知りたい。

だって、気がついたら道端に倒れてたんだよ?

とりあえず、辺りを見渡したら、本当になにもない。ただ、草原が広がってたんだよ?

取り敢えず今の情報が知りたかったから、宛てもなくさ迷って、紆余曲折あって、今私、傘屋の店主やってます。

え?端所りすぎ?

・・・えーとそれはね・・・海より深い事情があったり、なかったり・・・

まぁ、そこまでないんだけど・・・

 

 

 

じゃあ、分かりやすくすると

 

 

道端で気が付く。

ここ何処?

とりあえず、情報を知る為に宛もなくさ迷う。

家を見つける。

やったね。すごいね。

家に近づくにつれお腹が減る。

家の目の前で倒れる。

目を覚ましたら、目の前におじさんがいる。

どうやら、目指そうとした家の人らしい。

此処が傘屋と言うことを知る。

此処で働くことを条件に住むことを許される。

やったね。すごいね。(二回目)

此処で働いているうちに、此処が東方の世界と言うことを理解する。

傘作りも手伝うようになる。

おじさんが年で亡くなる。

亡くなる際に傘屋の店主を任される。

大分たった。⬅今ココ

 

 

・・・あれ?割りと長い。

まぁ、いいや。

 

と言うことで傘屋の店主を現在進行形でやってる。

 

店名は『傘屋 九十九』

人里の隅っこで営業しています。

店名は気にしないで。私が付けた訳じゃないから。

 

で、今何で説明しているかと言うと・・・

 

「いつものことだけど、誰も来ないな・・・」

 

詰まる所暇なんです。

立地が悪いこともあるけど、やっぱり傘は普通雨の日にしか基本的に使わないから、使用頻度が低いと言うこと。

 

「異変かなんか起きないかな・・・」

 

と、言える位暇。

 

あ、そうだ。

私が知っている東方のことについて語ろう。

暇だし。

 

私が、知っている東方のことについては、

名前、容姿、性格。

終わり。

 

それだけ。

いや、本当はもっと知っててもいい筈なのに、他のことについては、記憶の中から、すっぽり抜け落ちている。

まぁ、何故か迷言、珍言は覚えているけど。

 

あと、異変があると言うことは覚えているけどどんな異変かは全く覚えていない。

 

駄目じゃん私。

 

オマケに小傘になった前の記憶は知識はあるが思い出は覚えていない。某不幸少年状態。

 

性別すら忘れた。

果てしなくどうでもいいけど。

 

そんなこんなで超中途半端な状態で東方の世界を小傘で謳歌している。

 

 

「小傘さ~ん。居ます~?」

あ、お客さんが来た。

今回はここらへんで話を終わろうと思う。

 

 

 




書きたくなったんです。
反省はしている、後悔はしていない。
・・・まぁ、のんびりやっていこうとおもいます。

では、また次回。

追記、改文しました。
まぁ、したこととしては、『…』を、『・・・』に変えた位だけど


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つまり、午後から暇と言うこと。

今日の0時過ぎ
「よし、投稿完了。寝よう」
今日の12時頃
「とりあえず、どんな感じか確認しよう」
感想3件
・・・Σ(゜ロ゜)!?
感想を確認してみる。

「二つ同じのが投稿されてますよ」
・・・急いでを片方削除、ついでに改文をしました。

とりあえず二つ同じのを投稿したお詫びとして、連コすると言う形としました。

・・・言い訳させて下さい。
初投稿だから、勝手が解らなかったんだ!!

・・・では第2話どうぞ


はい、皆さんこんにちは。

多々良小傘です。

今日も元気に傘屋を営業しています。

 

今日は昼頃まで暇じゃないよ!!

それは何でかって?

その理由はね・・・ってん?

 

話をすればなんとやら。

どうやら、来たみたい。

 

「小傘~、来たわよ~」

「居るよ~、入って来て~」

 

返事をして、入るよう促す。

 

「お邪魔するぜ~」

 

あれ?

 

「何で魔理沙がいるの?」

「霊夢が今から小傘の所行くって言ったから、付いてきた」

 

魔理沙は今日暇だったの?

私は基本いつも暇だけど。

 

とにかく、今日昼頃まで暇じゃない理由はね、博麗の巫女である、博麗霊夢が来ることになっていたから。

魔理沙まで来るとは思ってなかったけど。

まぁ、別にいいけど。

 

「で、霊夢?今日は何の用?買い物?修理?ツケ払い?世間話?」

「あなたはいつも私に対してそう言うわね」

「決まり文句とでも思って受け流しとて。で、今日はアレよね。確認」

「解ってるじゃない。そうよ、今日は確認よ」

「確認って何のだ?」

 

魔理沙は知らなかったっけ。

 

「確認よ、私の」

「意味が解らないぜ」

 

あ、ゴメン。説明が悪かった。

 

 

私の何の確認かと言うと、私が暴れていないかの確認。

一応私は、付喪神でもあるけど妖怪でもある。

妖怪の本質である、人を襲うと言う本質。

そのことを懸念して、私が先代様の頃からお願いしている。

今日霊夢が来たのはその為だ。

 

そのことを魔理沙に説明する。

 

「なるほどな。念のためと言うことか」

「そう言うこと。で、どう霊夢?」

「どうもこうも、いつも通りね」

 

良かった。

私の無意識のうちに、妖怪の本質に近づいてないかいつもこの時心配する。

 

「そう言えば霊夢」

「何よ」

「この確認ってどの位のペースでやってるんだ?」

「月に一回ね」

「わざわざ、この為だけにこんな人里の隅まで来る理由は何だ?」

 

そうだよね。それはごもっともな質問だよね。

 

「あ、そうだ。ついでだから、魔理沙も食べてく?」

「え?」

「大丈夫なの?足らないってことは無いでしょうね?」

「大丈夫。それくらいの備蓄は普通にあるから」

「え?、え?」

 

置いてきぼりの魔理沙。

うん、今日は色々とゴメン。

 

霊夢がわざわざ月に一回こんな人里の隅にまで足を運ぶ理由。

それは、私を確認してもらったお礼に関係する。

先代様の時は先代様から提示してくれたけど、

霊夢の場合は・・・

 

「いただきます!!」

「毎回のことだけど飢えてるわね、霊夢・・・」

「なるほど、これが霊夢が足を運ぶ理由か・・・」

「おかわりも用意してあるからね~」

 

霊夢に私が提示した私を確認し たもらってたお礼。

 

 

昼食をご馳走すること。




はい、第2話でした。
原作自機登場会です。
話の流れは書いてたらなんかこうなった。
では、また次回。

そのときまで、
サラバダー!!

追記、改文ましました。
詳しく言うと『九十九神』を『付喪神』に変えた位。
後、多少おかしな文を修正しました。


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先代の店主は大変な物を残していきました

「投稿完了。もう、間違いはないだろう」
感想一覧
「タグが一つにまとまってますよ」

・・・今度はそっちか!!
急いでタグ編集のし直しをしました。

と、言う訳でまたもや、お詫びの連コ。
・・・まさか3連コするとは思わなかった。

うん、学んだ。携帯買い替えてすぐに小説投稿するもんじゃないね。

では、どうぞ。



はい、皆さんこんにちは

毎度お馴染み多々良小傘です。

今は何をしているかと言うと、

 

「と言う訳で、家を一晩借して欲しい」

 

人里で寺子屋をしている、半妖の教師。上白沢慧音さんにお願いされている。

 

「別に事後承諾でいいのに」

「教師をしている以上そうゆう訳にもいかん」

 

本当に勝手に使っていいのに。

慧音さんが借して欲しいと言っている家は、私の住んでいるこの傘屋ではない。

向かいの大きな家。

と言うか、屋敷。

何で私に向かいの屋敷を借して欲しいとお願いしているかと言うと・・・

 

「あの屋敷の権利を持っているのは、小傘。お前だろう。だからお願いしているんじゃないか」

 

そうなのである。

向かいの屋敷の権利を持っているのは私。

つまり大家さん。

と、言うか、ここら10数件は、私が権利を持っている。

割りと大家主である。

 

・・・どうしてこうなった。

 

いや、理由は解っている。

元々権利を持っていたのは師匠、つまり前の店主が権利を持っていた。

何で私が前の店主を師匠と呼ぶかと言うと、

傘作りを教えてもらっていたから。

ちょっと前におじさんと称していたけど、あれは、話の流れでそのまま通しただけ。

 

話を戻すよ?

師匠が持っていた権利が亡くなる時に私に移った。それだけの話。

本当は、師匠の親族とかが権利を持つんだろうけど、

師匠、天涯孤独の身だったらしい。

だから、養子に近い関係の私が権利を持つことになった。

 

ある意味はた迷惑である。

確かに師匠、傘を買うにしては多いお金を受け取っていたことあったけどさ。

 

「で、借してくれるのだろうな?」

「別にいいよ、条件として屋敷の掃除をしてもらうけど」

「その位問題ない」

「じゃあ交渉成立。えーと、3日後だっけ?」

「そうだ、3日後だ。では、よろしく頼む」

 

と言うか、何故慧音さんが屋敷を借して欲しいと言うと、

 

お泊まり会である。

 

寺子屋の授業の一環で、『身の回りのことを自分でできるようになろう。』と言うことで、数年前から行っている行事らしい。

 

いつもは寺子屋で行っているらしいけど、今回は参加する子供たちが多く、寺子屋には入り切らない上に、騒がしくなるだろうから、なるべく迷惑がかからない所がいいと言うことで、人里の隅にあるあの向かいの屋敷が抜擢された。

 

理由としては、成立してる。

でもさ、私の迷惑は?

いや、最悪耳栓して寝るけどさ。

 

と言うか他の家に迷惑は!?

・・・いや、かからないか。

 

ここら一帯は人里の隅と言うことで、家には入り切らない物を保管するため、他の所から借りられた(と言うか、借した)いわゆる倉庫が大半。

 

一応、食事所もあるけど、兼自宅と言う訳ではない。

夜になる前には、店主や店員はみんな自宅に帰っちゃう。

簡単に纏めると、夜この辺りにいるのは私一人。

つまり、迷惑がかかるとしたら私だけ。

 

少しは悩めば良かった・・・。

でも、もう許可出しちゃったしなぁ・・・。

 

3日後が憂鬱になりそう。

地味に頭を抱える私であった。

 




はい、第3話でした。

いやね、ふと思っちゃったんだ。
あの飢えた巫女が食べる量って、尋常じゃないんだろうなぁって。

それに伴ってお金の問題が頭をよぎり、こんな感じになりました。

慧音先生は原作で人里に住んでいるので出しました。
後、話が作りやすかったから。


やっぱり3連コは地味につらい・・・。

「あきらめたら、そこで試合終了ですよ。」
・・・安○先生。
これ、バスケ漫画じゃないです。


ではまた次回。

追記、改文しました。文章の修正及び、サブタイトルの多少の変更。
これで、サブタイトルの元ネタが分かりやすくなりました。
必要性があるかどうかは気にしない。


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暇潰しの補給

お気に入り件数20件
Σ(゜ロ゜)!?

初投稿だから、精々10件位かと思ってた人

ありがとうございます!
頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします。

では、どうぞ


はい、皆さんこんにちは。

お泊まり会の日、耳栓して寝たら、

割りとぐっすり眠れた、多々良小傘です。

 

耳栓って偉大だね。

憂鬱?知らない子だなぁ・・・?

 

今日はお店は定休日。

なので午前中からお出かけしています。

向かう場所は、2週に1回通っているところ。

 

向かっている場所は何処かって?

暇潰しを得るために足げに通っている場所。

 

 

「小鈴ちゃん~、居るー?」

「居ますよ小傘さん、入って来て下さい」

「それじゃ、お邪魔しまーす」

 

私が来た場所。それは、

貸本屋『鈴奈庵』

 

何で足げに通っているかって?

貸本屋なんだから本を借りるため。

理由は、暇潰しのため。(お店が暇な時に、本を読んでる)

 

貴重な暇潰しの選択肢の一つです。

 

私の暇潰しの選択肢、それは

 

1,本を読む

2,お店の掃除をする。

3,のんびり待つ

4,ひたすら待つ

 

・・・3と4は暇潰しの選択肢じゃないね。

実質2択。

 

そのために足げにこの貸本屋に通っている。

本も返さなきゃいけないし。

 

「はい、小鈴ちゃん。先日借りてた本」

「はい、確認しました。いつもありがとうございます」

「じゃあ、いつも通り何か借りるね~」

「借りる本決まったら、見せて下さいね~」

 

さっき話をしていた子は、この貸本屋の店主の娘、

本居小鈴ちゃん。

親の手伝いで店番をしている。

 

子供に店番はキツイんじゃないかなと思ってたことがあったけど、

小鈴ちゃん、本を読むのが好きらしい。

そのため、店番もさほど苦にならないとか。

 

いいね。苦にならないって。

 

さて、どんな本があるかな?

この貸本屋、意外とバリエーション豊かだったりする。

 

お堅い知識本があったと思えば、

雑誌みたいのがあったり、

童謡の絵本だってあったりする。

果ては漫画本まで。

 

前来た時ビックリしたなぁ。

ジョ○ョの1部全巻あった時は。

 

・・・いつ幻想入りしたし。

とにかく、色々な種類の本があるから良く足を運ぶ。

って・・・あれ?

 

「小鈴ちゃん、この本って・・・」

 

何気なく取った本。それは、

 

「ああ、それは・・・」

 

こち○の100巻。

・・・良く入荷できたねこの本。

逆にビックリだよ。

 

「何か100巻って書いてありますけど、普通その手の本って100巻までいかないはずですから、多分戯書ですよ。」

 

ゴメン小鈴ちゃん。この本、本物なんだ。

外の世界には他にも100巻超えてる漫画本はいくつかあるんだ。

私の知っている限りじゃ2桁もないけど。

 

「いや、多分本物だよ。」

「?、何でそう言い切れるんですか?」

「確証はないよ。でも、信じていた方が期待が膨らむじゃない?」

 

さすがに、小傘になる前は、外の世界の人間だとは言えない。

 

「そう言うもの何ですかね?」

「そう言うものなの。じゃあ、幾つか本借りてくね。」

 

手に持っていたこ○亀を本棚に戻し、あらかじめ、借りようと思っていた本を小鈴ちゃんに見せる。

 

「あ、はい。・・・はい、確認しました。借りていっていいですよ。」

「ありがと。じゃ、また返すときに来るね~。」

 

と、言って貸本屋を出る。

 

・・・さて、一回お店に帰って、昼からどうしようかな?




はい、第4話でした。

東方のキャラクターでは新顔の方の小鈴登場。
慧音先生出したから他に人里に住んでいるキャラクターを出そうと思って出しました。

ゴメンね、AQN、もこたん。

いやぁ、連コしない投稿って楽だね。

3連コした次の日、活動報告を書いた人

次回は、昼からの動きを書く予定です。

では、また次回。









・・・あ、ばんきっき忘れてた。

追記、改文してました。(過去形)
『小鈴ちゃん』が『小鈴ちゃ』になってた。
どうしてそうなった。


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石段ぴょこぴょこ蛙跳び(しません)

・・・はい、出オチ感が拭いきれないサブタイトルです。

・・・だって割りとあのアレンジ曲好きなんだもん!

予告通り、昼からの行動になります。
では、どうぞ


はい、皆さんこんにちは。

いつも隣に多々良小傘です。

今現在、石段を登っています。

 

登った先は博麗神社。

霊夢とお茶を飲みながら、ゆっくりしようと思っています。

 

お茶請けとして、おせんべい持参。

これで、霊夢と一緒にのんびりします。

(ようするに、物で釣ります。)

 

と、している内に石段を登りきり、博麗神社に到着。

だけど、霊夢が見当たらない。

この時間帯は、掃除をしているか、のんびりしてるはずなのに。

 

・・・仕方ない、いつもの方法で呼び出すか。

 

軽く深呼吸してから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボール(お賽銭)を、

 

相手(霊夢)のゴール(お賽銭箱)に、

 

shooooooooooooot!!

 

 

ゴスッ、コロコロ・・・。

 

何かお賽銭入れるにしては、おかしな音がしたけど気にしない。

 

そしたら、

 

「お賽銭!!」

 

出てきた出てきた。

 

「霊夢~?」

「って、小傘じゃない。何しにきたのよ」

「一緒にお茶しようかと思って」

「帰りなさい。お賽銭はもらっていくけど」

 

うん、予想通りの反応。

 

「えー、せっかくお茶請けとして、おせんべい持ってきたのに。」

「待ってなさい。今、お茶準備するから」

 

流石霊夢。変わり身が早い。

 

 

 

 

 

霊夢がお茶を準備したから縁側でお茶を飲んでいます。

勿論、霊夢と一緒に。

 

「そう言えばさ霊夢」

「何よ」

「スペルカードルールを発表してからどの位たったっけ?」

「大体半年位かしらね」

 

スペルカードルール。つまり、弾幕ごっこ。

霊夢が発表したこのルールによって、幻想郷の治安が大分正された。

 

私は、このルールを真っ先に支持した。

ルールが無い時代から生きてはきたけど、治安が良くなることはいいことだから支持をした。

 

まだルールに従わない妖怪もいるけど、大体の妖怪がこのルールに従っている。

勿論霊夢のような力を持った人間も。

 

「平和ね・・・」

「そうね・・・」

 

のんびりと、お茶を飲む私達。

そしたら、

 

「おーい、霊夢~。」

 

あ、この声は。

 

「って、小傘もいるのか」

「霊夢と一緒にお茶飲んでるけど悪い?」

「いや、悪くは無いが・・・」

 

魔理沙がやって来た。

平和が壊されたから、皮肉混じりに言ってみる。

 

「そ、そう言えば、何か話でもしてたのか?」

「スペルカードルールを発表して、どの位たったのかって言う話ならしたけど」

 

何か空気が悪いのを感じてか、魔理沙が話を変えたきたので、私は特に追及をせず答える。

 

「そんな話か、そういえばもう大分たったんだな」

「まだ、半年位だけどね」

 

魔理沙も、スペルカードルールを真っ先に支持した一人。

指示した理由としては『格上の相手とでも対等に戦えるから』らしい。

 

なんとも魔理沙らしい理由。

 

「そうだ小傘、勝負しようぜ」

「いいけど、私じゃ勝負ならないわよ?」

 

私は、弾幕ごっこは霊夢と魔理沙に負ける。

と言うか私、弾幕ごっこ弱い。

 

「いいんだ、新しいスペルカード作ったからさ、試してみたいんだ」

「そうゆうことね。いいわ、かかってきなさい」

 

本当はお茶飲みに来ただけなのに。

まぁ、私も練習だと思ってやってみようか。

 

こうして私の休日は過ぎていくのでした。




超エキサイティング!!(幻聴)

はい、第5話でした。

久々に思い出したのであのネタ突っ込んでみました。

次辺り、異変起こしてみようかな?

では、また次回。

追記、読者に指摘され改文しました。
『弾幕ごっこ』が『段幕ごっこ』になってました。

さらに、『支持』が、『指示』になってました。

駄目だこりゃ。


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異変解決に動いてみる。

誰にも~内緒で~♪
異変解決するの~♪
どんな敵に出会うかな~♪
(某お使い番組風に)

はい、上のはやりたかっただけです。

紅魔郷編はっじまるよ~。
(またやりたかっただけ。)

では、どうぞ。



 

はい、皆さんこんにちは。

今、とにかく暇な多々良小傘です。

何でとにかく暇かというと、

 

ただいま異変真っ只中です。

 

いや、異変は3日前位から始まってたけど。

異変が始まった日、朝起きて外を見ると空が真っ赤。

いや、真っ赤な霧(雲?)が広がって来てた。

 

詳しい話を聞くため、寺子屋に向かって慧音さんに話をきくと、

あの赤い霧は私のお店兼自宅の方角

というか、霧の湖の方から広がってきたらしい。

 

直ぐに霊夢が異変解決するかと思ってたけど、

今日まで動いていない。

 

そのため、異変真っ只中の上に人里の人達も気味悪がって家から出てこず、私のお店は閑古鳥が鳴いている。

 

いや前に、『異変かなんか起きないかな』って言ってたけどさ。

いつも以上に暇になるとは思っていなかった。

 

完全に失言だったね、あれ。

 

さて、どうしようかな?

 

今私は暇潰しの選択肢に悩まされている。

お店の掃除もし終わっちゃったし、

本もあらかた読み終わった。

 

・・・だって、誰も来ないんだもん。

 

・・・異変解決に動いてみようかな?

でも、異変は解決は霊夢の仕事だしなぁ・・・

でも、今日まで霊夢動いていないしなぁ・・・

いや・・・でも、このままじゃ商売上がったりだしなぁ・・・

 

 

・・・よし、動こう。

色々と悩んだ挙げ句、動くことにした。

 

最悪、途中で負けても逃げ帰って霊夢に情報提供すればいいし。

 

じゃ、動いてみよっか。

念のため、お店に『今日は私情により、休みます』と言う貼り紙をして、異変解決に向け霧の湖の方向に飛んだ。

 

 

後で聞いた話だけど、私が異変解決に動いた少し前に霊夢が動いていたらしい。

 

 

 

 

 

 

 

霧の湖に向かう途中、ある妖怪と出くわした。

 

「あなたは食べてもいい人間かー?」

 

・・・ゴメン、いきなり過ぎて意味が解らない。

取り敢えず私は、

 

「ゴメンね、私人間ですらないんだ」

 

と、答えた。

私、人里に住んでいるけど人間じゃないし。

 

「そーなのかー」

「そーなのだー」

 

何か・・・言わないといけない気がした。

取り敢えず私は、自己紹介する事にした。

 

「そういえば、自己紹介がまだだったわね。

私は多々良小傘。貴方は?」

「私は、ルーミアなのだー」

 

 

そっか、貴方がルーミアなのね。

 

前に私が覚えている東方の知識について言ってたけど、

少しだけ言っていなかった事がある。

 

それは、名前や容姿、性格をセットで覚えていない。

バラバラである。

だから、実際に会わないと良く解らない。

 

・・・うん、駄目すぎるね私。

 

それはともかく、私は、ルーミアに言う。

 

「ねぇ?、ルーミア?私、この先に用事があるから通してくれない?」

「いやなのだー」

「え?なんで?」

「通りたければ勝負なのだー」

 

と言って、スペルカードを取り出すルーミア。

・・・脈絡が解らないけど勝負するしかないのね。

 

「いいわ、私も先に急ぎたいし、さっさと初めちゃいましょうか 」

 

 

 

宵闇の妖怪

ルーミア

 

VS

 

妖怪の店主さん

多々良小傘

 

 

勝負・・・開始。




はい、第6話でした。

この話は、ルーミア戦終了まで書く予定だったけど、
一歩出前の段階で終わってしまいました。

きりがいい所がここしかなかった。

あと、小傘の二つ名は適当に考えました。

では、また次回。

追記、改文しました。
文の多少の修正をしました。


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VSルーミア

はい、ルーミア戦です。
特に前書きに書くことなし。

では、どうぞ。


はい、皆さんこんにちは。

今、弾幕ごっこで戦っている多々良小傘です。

戦っているのは勿論ルーミア。

 

「そろそろ当たってくれないかな!?」

「いやなのだー」

 

だよね。

先を急ぎたいから言ってみたけど、やっぱり駄目だった。

 

「そっちこそ、当たってくれないのかー?」

「勝負事には負けたくないの」

 

そんな会話をしながら戦っています。

 

『会話する暇があったら戦いに集中しろよ。』とか言われそうだけど、今必死に戦っている。

 

私の基本的な弾幕ごっこの戦い方は、相手の隙を待って、隙を見つけたら弾幕を撃ち込む戦い方をとっている。

 

一方、ルーミアの戦い方は、数で攻めている。

勿論弾幕の。

ルーミアの弾幕、密度が凄い。

下手すれば魔理沙より濃い。

 

分かりやすく言うと、撃ち込む暇がない。

いや、撃つ事はできるけど、普通に撃ったら避けられる。

 

私が狙っている隙は、相手が撃っている時にできる隙。

ルーミアのような数で攻める相手に対しては複数の弾幕が撃ち込めない。

避けるので精一杯で。

 

精々できて3つ位。

そんな少ない弾幕で当たる訳もない。

 

ルーミアの場合は私が弾幕を避けているから中々当たらない。

 

お互いに決定打に欠けている状態。

・・・もう少し戦い方を増やさないとなぁ。

 

そんな事でどう戦っていこうか考えていたら、

 

「仕方ないのだー。一気に決めるのだー」

 

と、言てたのを聞いた途端、私は闇に包まれた。

何でいきなり闇が!?

 

「これが私の能力、『闇を操る程度の能力』なのだー」

 

そういうことね。

だとしたら私が圧倒的に分が悪い。

弾幕なんて見えないから確実に当たる。

 

なら、やる事は一つ。

 

「ルーミア。いきなりだけど、いくわよ。傘符『大粒の涙雨』」

 

ルーミアが何かしてくる前にしかける。

先手必勝。

これしか勝つ手段がない。

 

「え?」

 

と、言うルーミアの声が聞こえたらと思ったら、いきなり闇が晴れた。

 

「え?」

 

何が起こった?

・・・もしかして、当たった?

 

そんな結論に達した。

と言うかそれしか考えられない。

ルーミアがいた方向を向くとルーミアが倒れていた。

あ、やっぱり当たってたのね。

 

ルーミアの方に向かっていたら、倒れていたルーミアが立とうとしていたから、手伝ってあげた。

 

「うう、負けたのだー」

「じゃあ、私の勝ちでいいね」

 

ルーミアが負けを認めたから私の勝ちが決定した。

でも勝負の決まり方が良く解らなかったから、聞いてみる。

 

「何でスペルカード、避けなかったの?」

「避けなかったんじゃなくて避けれなかったのだ。見えなくて」

「え?自分の能力で出した闇でしょ?」

「私も闇の中では見えないのだー」

 

・・・どうやら、条件は一緒だったみたい。

結果的には早撃ち勝負だったって訳ね。

 

「私が勝ったから、ここを通して貰うわよ」

「うう、悔しいのだー」

「・・・じゃあ、また今度勝負する?」

「いいのか!?」

「いいわよ、私が用事がない時だったら」

「分かったのだ」

「じゃあ約束ね」

 

ルーミアと約束をした。

私も弾幕ごっこの練習にもなるし、願ったり叶ったりだったりする。

 

「私、先急ぐからまた今度ね。ルーミア」

「また今度なのだー」

 

と、別れの挨拶をして私は先を急ぐ事にした。




はい、第7話でした。

真面目な弾幕ごっこと思った方

すみません!
上手く書けませんでした!

まさか、あんなに難しいとは・・・。

上手く書けないと言うことで悩みながらルーミアのことを調べ直して見たら、能力についての供述が目に入り、こんな結果になりました。

こっから先、どうやって書こう・・・。

・・・まぁ、頑張ってやっていきます。

では、また次回。


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湖にいる妖精達に聞く。

地味ーに遅れました。

何をしてたかと言うと、

ネタを考えていたり、

携帯を買い替えたので色々なデータを引きつごうとして失敗してorzしてたり、

データが飛んだため出来るだけ前のデータに近づけようと奮闘してたりしてました。

・・・はい、後半2つが主な利用です。

では、どうぞ。


はい、皆さんこんにちは。

霧の湖に着いた多々良小傘です。

でも、

 

「此処からどうしよう・・・」

 

取り敢えず慧音さんが言ってたとうり霧の湖に来てはみたけど、此処が異変の原因じゃ無いだろうし。

 

周期的に起こる訳でもないらしいし。

(慧音さん曰く『こんなのは初めて』らしい)

 

霊夢の場合、勘で決めるんだろうけど。

霊夢、勘いいし。

 

と、今からどうしようか考えていたら、

 

「あれ?小傘さんじゃないですか」

「あら、大ちゃんじゃん」

 

大ちゃんこと大妖精と出くわした。

大ちゃんはたまに人里に来る。

ある妖精と一緒に。

 

「小傘さん、珍しいですね。こんな所にまで来るなんて。何かあったんですか?」

「そうね。この赤い霧のせいで商売上がったりなの」

「何で此処に来る理由が解らないです・・・」

「あ、ゴメン」

 

あ、詳しい説明抜けてた。

詳しい説明を大ちゃんに説明した。

 

「そうなんですか・・・」

「大ちゃん何か知らない?」

「そう言われても・・・あ、もしかしてあそこかなぁ?」

「何か思いあたるがあるの?」

「あっちの方に赤い館があるんです。もしかしたらですけど、あそこだと思います」

 

駄目元で聞いて見たけど、聞いてみるものだね。

大ちゃんが指をさす方に館があるらしい。

でも、

 

「赤い館?」

「はい、赤い館です」

「他に詳しい説明とかないの?」

「赤い館だけで十分解ります」

 

と、言い切った大ちゃん。

それほど特徴的なの?

でも、他にもどうすることもできないし、

 

「ありがとね、大ちゃん。取り敢えず行ってみるね」

「お役に立てて何よりです」

 

次の目的地も決まり、向かおうとしたら、

 

「おーい、大ちゃーん」

「あ、チルノちゃん」

「あぁ、そういえば此処、チルノの家の近くなんだっけ」

 

チルノがやって来た。

さっき言った大ちゃんと一緒に人里に来る妖精はこのチルノのことだったりする。

 

何しに来てるかというと、何処からか拾ってきたお金で食事所でお団子を食べに来る。

 

でも、いつもお金が足りないから、チルノたちが帰った後、私が足りない分をこっそり払ってたりする。

 

この二人が仲良く、美味しそうに食べてるのが凄い微笑ましい。

その見物料みたいなもの。

この二人、純粋だから余計に微笑ましい。

 

「あ、傘のおねーさんだ!」

「チルノちゃん、小傘さんだよ!」

「いいよそれで。別にあながち間違いじゃないし」

 

どうやら私のこと覚えていたらしい。

お団子食べに来ると時に挨拶する位だっんだけどね。

 

「ねーねー傘のおねーさん!」

「どうしたの?そんな大きな声出して」

「あたいと弾幕ごっこで勝負だ!」

「いきなりだね、チルノ。どうして勝負したいの?」

「あたい、さいきょーを目指してるんだ!」

 

なるほどね。

強くなりたいから、色んな人たちと勝負したいって訳ね。

私、人間じゃないけど。

 

「チルノちゃん、駄目だよ!小傘さん急いでるみたいだから」

「え、そうなの?」

「別にいいよ」

「小傘さん、急いでるんじゃないんですか?」

「さっき、私の行き先教えてくれたし、そのお礼みたいなものだよ」

「勝負してくれるの!?」

「いいよ。じゃあ、始めよっか」

 

そんなこんなで弾幕ごっこが始まった。

 

 

湖上の妖精

チルノ

 

VS

 

妖怪の店主さん

多々良小傘

 

勝負・・・開始。

 




はい、第8話でした。

みんな大好きチルノ登場。

実はこの話無理矢理入れました。
(予定ではそのままチルノと、弾幕ごっこさせる予定でした)

何でこの話をいれたかと言うと、次話でわかります。
と言うかわかって下さい。
すぐにわかると思いますから。

では、また次回。



サラバダー!!

追記、改文しました。
多少の文の修正をしました。


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プロデューサー!! ⑨話ですよ!!⑨話!!

はい、出オチのサブタイトルです。
この為だけに前話を挟みました。

でもさ、
な ん で ア イ マ ス に な っ た し 。(自問自答)

そんなことはさておき、オリジナルスペルが登場します。
もの凄く似てるのあるけど。(名前が)

では、どうぞ。


はい、皆さんこんにちは。

チルノと弾幕ごっこしている、多々良小傘です。

あと、寒いです。

 

チルノの能力的に、仕方ないけど。

 

「あぁ、もう!なんで当たらないよ!?」

「チルノ、当たったら負けなんだから避けるのは当たり前だから」

「あ、そっか」

「チルノちゃん、頑張れー!」

 

何故だろう、異変解決に動いてるはずなのに、この平和な感じは。

 

そんなことを思いつつ、チルノの弾幕を避ける。

 

チルノが撃つ弾幕は、威力のことを念頭に考えて撃っているみたいで、威力はありそうだけど、密度が小さい。

 

スペルカードはある程度の密度はあるけど、霊夢達と比べたら楽に避けれる。

 

区別する対象がどうかとは思うけど。

 

「こうなったら、あたいの切り札!喰らえ!凍符『パーフェクトフリーズ!』」

 

と言って、スペルカードを宣言したチルノ。

 

流石に切り札と言うだけあって結構凄い。

ルーミアの弾幕とと同じ位の密度。

 

でもね、ゴメン。

また比較しちゃうけど霊夢の『夢想封印』に比べたら楽。

 

あのスペル私、運で避けてる。

どうしてもあのスペル、運の要素無しで避けることが出来ない。

 

そんなことはさておき、

私もスペルカード使うとしよう。

あ、どうせだからあのスペルカード使ってみよう。

使うタイミングは・・・。

あの時しかないよね。

 

チルノのスペルカードの効果時間が切れる直前。

そのタイミングがあのスペルカードを使う際一番効果がある。

 

そして、チルノのスペルカードの効果時間が終わろうとした時、私はスペルカードを宣言した。

 

「いくよ、チルノ。傘符『唐傘一本ピッチャー返し』」

 

このスペルは私が本を読んでたら思いついたスペル。

簡単にこのスペルを説明すると、相手の弾幕を私の一部である傘で相手に向かって打ち返すだけのスペル。

 

メリットとしては、

相手の虚を突くことができる。

打ち返した弾幕がそこそこ速い。

と言う、メリットがあるけど、

 

デメリットとしては、

相手の方に打ち返すことができるが、当たらない場合がある。(打ち分けが出来ない。)

スペルの性質上、一回ずつしか打ち返すことが出来ない。

 

何が言いたいかと言うと、このスペル、完全なロマンスペル。

 

一度、霊夢に対して使ったけど、あっさり避けられた。

その上、霊夢に『使えない』とまで言われる始末。

(その時打ち返した弾幕、つまり流れ弾が無関係な魔理沙に当たってたけど。)

 

こんなことがあったけど、使ってみたかった。

せっかく作ったんだし。

 

スペルカードを宣言し、チルノの弾幕を打ち返した。

 

結果。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チルノちゃぁぁぁぁぁぁん!!」

「チルノゴメエェェェェェン!!」

 

打ち返した弾幕は当たった。

チルノの頬に。

 

しかも割りと威力があったらしく、気絶して落下していった。

急いで気絶して落下しているチルノ受け止め、霧の湖の側に寝かせてあげた。

 

「大ちゃん、あとはまかせるよ?」

「え?どう言うことですか?」

「チルノのことを頼んでるの。大ちゃんも解ってると思うけど、私、多少急いでるからね」

「あ、はい。解りました」

「ありがとね。これについては、いつかお返しするから」

「いえ、お返しだなんて・・・」

 

お返しなんていらないと断ろうとする大ちゃん。

いや、お返しさせて。

そうでもしないと私の気が収まらない。

 

「こう言う善意は受け取っておくものだよ?どんなお返しがいいかな・・・。あ、そうだ今度人里に来たとき、お団子驕ってあげる。勿論チルノもね」

「あ、ありがとうございます」

「うん、よろしい。じゃあまたね大ちゃん」

「あ、お気をつけてー」

 

大ちゃんと約束をして別れた。

もう今日でもう、約束二つしちゃった。

ちゃんと果たせるかなぁ?

 

そんなことを思いつつ、私は大ちゃんに教えてもらった赤い館に向かうことにした。




はい、第⑨話でした。

・・・うん、あのスペル、なんか思いついた。
何でだろう。
それを採用する自分もどうかと思うけど。

あと、流れだったとは言え、
金髪の子かわいそう。

では、また次回。

?「なんだぁ?今の(さっきのコメント)は?」

いや、ちょっと待って!
あなた金髪だけど人違いだから!

?「カカ○ットォォォォォォォォォ!!」

人違いですうぅぅぅぅぅぅ!!
って、うわあぁぁぁぁぁぁ!!

デデーン

追記、改文しました。
『霧の湖』を『湖』に略していたため、修正。
後、多少文を修正しました。


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紅き館で色々な思惑とか。

今回は過去最長の長さです。
過去最長とか言うほど書いてないけど。

まぁ、今回は単純にいつもの倍位書きました。

後タイトル変えようかなって思ってるこの頃。

では、どうぞ。



はい、皆さんこんにちは。

赤い館の手前まで来た多々良小傘です。

それで、思ったことは・・・

 

「赤と言うより、紅って感じね」

 

赤にしては、濃い。

だから、紅の感じがする。

多分大ちゃん、紅って言う言葉を知らないかったんだと思う。

 

そんなことを思っていたら、門が見えてきた。

 

とりあえず、飛ぶのを止めて、歩いて門まで向かったら、

 

「この紅魔館に何か用ですか」

 

一人の妖怪と出会った。

門番みたいな感じかな?

 

に、しても。

 

「此処、紅魔館って言うんだね。納得」

「何が納得したんですか?」

「赤い館って聞いて来たんだけど、赤と言うより、紅みたいな色の館だったからかな」

 

そのまま納得した理由を言った。

 

「そう言うことですか。・・・では、改めて聞きます。この紅魔館に何か用ですか?」

「用が有ると言われればあるし、無いと言えばないかな」

「どう言うことでしょうか?」

「貴女が、今から私がする質問の答えによるかな」

 

質問の返答によっては此処は無関係。

そうだった場合、私の異変解決は振り出しに戻る。

 

「では、どんな質問でしょうか」

「あなた・・・いや、この紅魔館は、この赤い霧の異変について何か知ってる?」

 

上に指を差し、聞いてみる。

 

 

そしたら、無言でスペルカードを取り出した。

 

「・・・関係ありってことみたいだね。しかもこの異変の大元らしいし」

「・・・此処を通す訳にはいきません」

「仕方ないか。・・・そう言えば貴女の名前は?私は多々良小傘って言う名前よ」

 

取り敢えず名前を聞く。

何て呼べばいいか解らないし。

 

「私の名前は紅美鈴といいます」

「ありがとうね、美鈴。じゃあ、勝負しましょうか。」

 

華人小娘

紅美鈴

 

VS

 

妖怪の店主さん

多々良小傘

 

勝負・・・開始

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side Marisa

 

私は今、沢山の本がある場所にいる。

そして、私は興奮をしている。

何故なら、

 

「此処にある本、ほとんど全て魔導書じゃないか!此処は宝の山だ!」

 

いくつか借りていきたい。

私も一応魔導書は持ってはいるが、1冊しか持っていない。

 

「・・・よし、いくつか借りて行こう」

 

そう決めて幾つかの本を手に取っていたら、弾幕が飛んできた。

 

「うおっ!?」

「何勝手に盗もうとしてるのよ」

「盗もうとは思ってないぜ。ただ借りて行こうと思ったんだ」

「そう・・・。じゃあ聞くわ。いつまでも借りる気かしら?」

 

こんないい本を返さないといけないのか・・・。

出来れば生きている内は返したくない。

と、なると・・・

 

「・・・死ぬまで?」

 

無言でスペルカードを取り出してきた。

 

「おい!何か言えよ!」

「人の本を勝手に盗もうとする輩に言うことなんてないわ」

「盗もうとしてる訳じゃないって言っただろ!死ぬまで借りようと思っているだけだ!」

「人はそれを盗むと言うのよ」

 

必死に言って見るも、無駄みたいだ。

できればこんな場所で戦いたくはないんだが・・・。

 

「そう言えば自己紹介がまだだったな。私は、霧雨魔理沙。普通の魔法使いだぜ」

「私はこの大図書館の管理者、パチュリー・ノーレッジよ」

「じゃあパチュリー、こんな所じゃなくて他の所で勝負しないか?」

「嫌よ。面倒だし。それに貴女、いや、魔理沙が心配していることは問題ないわ」

「どう言うことだ?」

「どうせ魔理沙、貴女はこの魔導書が傷つかないか心配しているのでしょ?それについては、私が魔法で結界を張っているから、傷付く心配はないわ」

 

そうか、それなら安心だ。

 

「・・・じゃあ勝負しようぜ」

「ええ、そうね」

 

知識と日陰の少女

パチュリー・ノーレッジ

 

VS

 

東洋の西洋魔術師

霧雨魔理沙

 

勝負・・・開始

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side ???

 

まただ。

また、誰かが戦ってる。

 

お願い・・・。

戦わないで・・・。

じゃないと・・・。

 

私がワタシデナクナッチャウ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side Reimu

 

私は今苛立っている。

この廊下がただ長いと言うのもあるけど、

他の理由で苛立っている。

 

苛立っていたら、突如ナイフが飛んできた。

それを私避けて飛んできた方を向くと、一人女性がいた。

 

私と同い年位かしら。

あと、あれは確か・・・メイド服だったかしら。

とにかく、(多分)メイド服を着た女性がいた。

 

「この紅魔館に何かご用でしょうか?」

「いきなりナイフ投げてきたのに、その言い草はないでしょ?」

「これは失礼致しました。『侵入者は排除せよ』と言うお嬢様のご命令でしたので」

「それでも質問より先にナイフを投げてくるのはおかしいでしょ」

 

物騒ね。

私は、余計に苛立った。

 

「それで、この紅魔館に何かご用でしょうか?」

「異変解決よ」

「そうですか。ならお帰り下さい」

 

そう言って、ナイフを取り出してきた。

 

「やっぱり此処が異変の元凶だぅたようね」

「それは私は知りません。ただ『異変について調べに来た者も排除せよ』と言う命令も受けていますので」

「貴女の主は物騒ね」

「そう言う命令ですので・・・。では、戦いましょう。私の名前は十六夜咲夜。貴女を排除する者です」

「偉そうな言い分ね。私の名前は博麗霊夢よ」

「そうですか。今から排除する者の名を聞く気などありませんでしたが・・・。時間が押してますし、そろそろ・・・」

 

駄目だもう限界。

 

「貴女、十六夜咲夜と言ったかしら?」

「そうですが何か?」

「・・・厠はどこかしら?」

「・・・え?」

 

くっ、今朝食べた団子が当たったようね・・・。

 

紅魔館のメイド

十六夜咲夜

 

VS

 

永遠の巫女

博麗霊夢

 

勝負・・・開始せず。




はい、第10話でした。

霊夢は今回オチ担当。

こんな書き方すればこんなに長くなるか。

・・・三人称で書けば良かった。

後の祭りである。

二つ名は悩みましたが紅魔郷のを使うことにしました。

???は、まぁ誰かはわかりますよね。

では、また次回。

追記、改文しました。
『手前』が『出前』になっていたため、修正。
一体なにを頼むんだ。
後、多少の文の修正をしました。


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戦いの終わり。

今回は小傘ではなく、美鈴視点が多め。

正にオンステージ。
それは違うけど。

あと、小傘魔改造計画が始動しました。


では、どうぞ。


はい、皆さんこんにちは。

ただ今凄い体勢で挨拶してる多々良小傘です。

 

どんな体勢かって?

それは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美鈴を押し倒しています。

 

決してやましい意味じゃない。

やましかったらR-15じゃ済まなくなる。

 

厳密に言えば美鈴を組み伏せている。

そして、傘を突きつけている。

 

「勝負あり・・・ね」

「・・・はい、私の負けです」

 

勝負が決まり、負けを認める美鈴。

 

どうしてこんなことになったかって?

 

 

それは、

弾幕ごっこと言う名の格ゲーをしたから。

 

いや、最初は普通に弾幕ごっこをしてたんだよ?

 

途中からいつの間にか格ゲーになってた。

 

「強いですね」

「伊達に弾幕ごっこがない頃から生きていないよ」

「あまり関係ないと思いますが・・・」

「色々と事情があってさ」

 

うん、本当に色々と事情があったんだ。

そのために師匠と先代様に近接戦を教えて貰ったけど、師匠と先代様に散々しごかれた。

 

辛かったな・・・あの特訓。

 

人間だったらまず無理。

私が人間じゃないからあんな特訓内容だったんだろうけど。

 

「じゃあ、通らせて貰うよ」

「・・・分かりました」

 

許可も貰ったから紅魔館に入った。

 

 

 

 

side Meirin

 

「強かったな・・・」

 

私は呟いた。

あの小傘さんと言う方、

強い。

 

最初こそは弾幕ごっこだったが、途中から近接戦となり、敗北した。

 

私は、近接戦だったら実力があることは自負している。

実際私が、紅魔館で住むようになってから、今まで近接戦で私に挑んだきた物たちは、一人を除き、全て倒してきた。

 

その一人と言うのは別格。

私が足元にも及ばない実力者。

その為、完全敗北した。

 

その敗北が悔しくて、今まで以上に鍛練をし直した。

鍛練を積みつつ、挑んで来た者を倒し、門番としての役目を果たしてきた。

 

なのにあの結果は何だ。

 

敗北。

 

完全敗北ではないにしろ負けたと言う一つの事実。

 

小傘さんの妖力が小さかったから?

最近は鍛練を積めなかったから?

 

いや、違う。

それは言い訳にしか過ぎない。

 

小傘さんも相当の鍛練を積んだのだろう。

だからあんなに強かったのだろう。

 

「人は見かけによらないかぁ・・・」

 

その言葉を再び身を持って知ることになるとは思わなかった。

 

「・・・またいずれ、勝負してくれるかなぁ?」

 

再び呟く。

敗北したとはいえ、完全敗北ではない。

勝つ見込みはあるということ。

 

また、勝負してくれたとしても今の実力ではまた敗北してしまう。

 

なら、また鍛練を積み直すまでだ。

今までよりさらにもっと。

 

そして、再戦を申し込もう。

今度は、私が勝つ。

 

小傘さん。

その時まで待ってくれますか?

 

Said ???

 

一つの戦イが終わった。

・・・早ク。

早ク残リノ戦イモ終ワッテ。

 

・・・オネガイ。

ハヤク。

 

 




はい、第11話でした。

本当は紅魔館に潜入させてからのやり取りをさせようと思いましたが、たまにはこんな感じもいいかなと思って書いてみました。

美鈴が完全敗北した一人とは誰でしょう?

別にわからなくていいです。
その内書くだろうから。

では、また次回。


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突撃!!そこの紅魔館!!

はい、半ば恒例となっている出オチのザブタイトルです。

どんどん、自分がどうしようか考えている所が近づいてきた・・・。

そろそろもっと考えないと・・・。

とまぁ、自分にとっての鬼門になやまされていますが
どうぞ。


はい、皆さんこんにちは。

紅魔館に潜入(?)を果たした多々良小傘です。

だけど、

 

「迷った・・・」

 

迷子になりました。

紅魔館広過ぎる・・・。

 

取り敢えず、迷路とかで使われる右手法を使って探索しています。

 

探索していると、メイドに出会った。

でも、妖精。

とにかく私よりかは詳しいと思うから聞いてみる。

 

「ねぇ、貴女?」

「・・・?」

「貴女よ貴女」

「・・・Σ(゜ロ゜)!? 」

「気づいて無かったのね・・・」

 

うん、わかってたけど会話しにくい。

妖精って基本喋れないから、会話を成立させるのが難しい。

 

チルノとか力が強い妖精は普通に喋れるんだけど。

 

「いきなりだけど貴女、紅白の服を着た巫女か、白黒の魔法使いを見なかった?」

 

霊夢と魔理沙を知らないか聞いてみる。

 

魔理沙の方は美鈴と格ゲーしてる時に魔理沙の魔力を感じたから、いるのは分かってる。

 

霊夢の方は魔理沙がいるということでいると思う。

魔理沙は多分、霊夢の異変解決に一緒に行った感じだと思う。

 

「・・・!!」

「あ、知ってる?」

 

どうやら心当たりがあるみたい。

 

「・・・」

「指を指した方向に行けばいいのね」

「・・・(コクコク)」

「そう、ありがとう」

 

妖精のメイドにお礼をして指を指した方向に向かうことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

指を指した方向を進んでいると、またメイドに出会った。

壁に背中を預けていた。

 

今度は人間みたい。

ついでに霊夢の霊力を感じた。

 

でもさ・・・。

 

「何でトイレ?」

「それは、私に対する質問ですか?」

「あ、口に出てた?ならゴメン、違うわ」

「そうですか」

 

初対面の人との会話がこれって・・・。

と言うか本当に何で霊夢、トイレにいるの?

 

「あの紅白の巫女ならお腹を壊したらしいです」

「あ、また口に出てた?」

「いえ、言ってません。貴女が疑問に思っていることが分かりやすかっただけです」

 

まぁ、そうだよね。

あんなのが口に出てたら分かるよね。

 

後、霊夢・・・、

また、傷んだのを食べた?

 

少しは考えて食べようよ・・・。

 

「そう言えば自己紹介がまだだったね、私は、多々良小傘。今、トイレにこもってる霊夢の知り合いよ」

「あら、ご丁寧にすみません。私は、この紅魔館でメイド長を勤めております、十六夜咲夜と申します」

「じゃあ咲夜、私と勝負してくれない?」

 

私は言う。

恐らく今こんな状態になっているのかは、大方戦う前に霊夢のお腹が限界を迎えたんだと思う。

 

「いきなり何故?」

「霊夢と同じ理由かな」

「そうですか、なら戦いましょう」

 

戦うのに同意しナイフを取りだした咲夜。

恐らくあれが弾幕代わりなのだろう。

 

「待たせたわね・・・って、小傘?何でいるの?」

「霊夢、貴女が異変解決に動かなかったからよ。・・・先に行って。私が咲夜の相手するから、貴女は異変を起こした張本人の所にいってきて」

「・・・言いたいことが色々あるけど、解ったわ」

 

霊夢は此処から去っていった。

霊夢なら勘で張本人の所にたどりつけるだろう。

 

「待たせたわね。じゃあ戦いましょうか」

「よろしいのですか?」

「何が?」

「あんな、さっきまでトイレにいたあの巫女に任せて。私が遣えているお嬢様はお強いですよ」

「トイレにいたからって言う理由は反論出来ないけど・・・私は、霊夢を信じているからね」

「そうですか。では、気を取り直して戦いましょう」

「そうね」

 

紅魔館のメイド

十六夜咲夜

 

VS

 

妖怪の店主さん

多々良小傘

 

勝負・・・開始

 

 

side ???

 

また・・・

また始まった。

 

お姉様

ゴメンなさい。

また、約束破っちゃう。

 

もう・・・駄目。

もう抑え込めない・・・。

 

・・・。

アハ。

アハハ。

アハハハハハハハ!!




はい、第12話でした。

?「ついにあの子が動いてしまったわね・・・」

こんなボケは置いといてあの子が動き出します。

いや、暴れだすのかな?
さて、どう描こうかな・・・。

では、また次回。


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破壊の申し子の吸血鬼

今回は前話ハブられたあの子からスタート。

あの子が暴れ出します。

では、どうぞ。

(ザブタイトルをさんざん悩んだのはナイショ)


side Marisa

 

「なぁ、パチュリー聞いていいか?」

「ゲホッ・・・何よ?」

「さっきまで私達弾幕ごっこしてたよな?」

「ええ」

 

私は言う。

 

「何で私がパチュリーを、看護をしているんだ?」

「私が持病の喘息持ちだからよ」

「いや、そうゆう意味じゃなくてさ・・・」

 

今、私はパチュリーを看護しているような形になっている。

 

最初は弾幕ごっこをしてた。

だが、途中でパチュリーが喘息を起こし、弾幕ごっこを続けることが困難となり、今に至る。

 

「さっき来てた小悪魔に看護してもらえよ」

「小悪魔は私が命令した、本の整理で忙しいのよ。」

「そっちが優先なのかよ・・・」

「いつものことだからよ」

 

いや、それでも主人の危機とかがあった時に助けることをするのが従者ってものじゃないのか?

 

そんなことを考えていたら、突如とてつもない妖力を感じた。

 

「「!?」」

 

「なんだ!?一体なんだあのとてつもない量の妖力は!?」

「・・・少しやり過ぎたようね」

「おい、パチュリー!どうゆうことだ!?」

 

やり過ぎた?なにを?

考えていたら、パチュリーが席を立ち始めた。

 

「パチュリー、一体どうした?」

「部外者には関係の無いことよ」

「そう言われると余計に気になるぜ」

「関係の無いことだと言ってるでしょ」

 

頑なに話そうとしないパチュリー。

何か重大なことと言うことだけは解った。

 

「さっきの妖力の元に行くのか?」

「・・・ええ、そうよ」

「私もついていくぜ」

「駄目よ。足手まといになるだけだから」

「じゃあ、私は勝手について行くことにするぜ。それならパチュリーは私のことを心配せずにやりたいことをできるだろう?」

「・・・どうなっても知らないわよ」

「野次馬根性上等だぜ」

 

私は、パチュリーに勝手について行くことにした。

 

side  Kogasa

 

はい、皆さんこんにちは。

ちょっと遅れて多々良小傘です。

今、咲夜と弾幕ごっこしてます。

 

現在の状況としては、かなりの劣勢。

と、言うか負ける寸前に近い。

 

やっぱり私、弾幕ごっこ弱いなぁ。

改めて再認識した。

 

「かなり苦しそうですが?」

「咲夜、貴女の能力が優秀過ぎるのよ!」

 

何、『時間を操る程度の能力』って!

私の能力と天と地の差があるよ!?

私なんて『驚かす程度の能力』だよ?

汎用性の差が酷い。

 

そんなこんなで苦戦しながら戦っていたら、

突如、とてつもない妖力を感じた。

 

「「!?」」

「咲夜!一体何!?さっき感じたとてつもない妖力は!?」

「この感じは・・・まさか妹様!?」

 

妹様!?

一体誰の妹!?

いや、今は考えてる場合じゃない。

 

「此処に向かってきてる・・・!?」

 

下から感じた妖力が段々と近づいてきてる。

何で近づいてきてるの!?

 

「妹様、まさか私たちの戦いに感化されてしまった・・・!?」

 

戦いに感化されて?

どうゆう意味?

全くわからない。

 

色々と情報が追い付かず頭の中で必死に整理していたら、

 

 

 

 

 

 

床が崩れた。

 

「え?」

 

唐突な出来事だったから反応できなかった。

って、落ちる!?うわあぁぁぁぁ!!

 

 

 

side Reimu

 

「此処かしら」

 

私は、広い部屋に入った。

此処にこの異変を起こした張本人がいる。

私の勘がそう言ってる。

 

「よく来たわね」

「貴女は誰?」

「私はレミリア・スカーレット。この紅魔館の主であり、高潔な吸血鬼よ」

「貴女が、この異変を起こした張本人かしら?」

 

私は聞く。

私はこんな馬鹿げた異変、さっさと終わらせたいのよ。

 

「自己紹介されたら、自己紹介するのが普通じゃないかしら?それとも、そう習ってないのかしら?」

「五月蝿いわね。・・・私の名前は博麗霊夢よ」

 

私は答える。

そして、また言う。

 

「もう一度聞くわ。・・・貴女がこの異変を起こした張本人?」

「ええ、そうよ。私が指示してこの異変を起こさせたわ」

「じゃあ、貴女を倒せば異変は解決されるって訳ね」

「そうゆうことになるわね」

 

私は、スペルカードを取り出す。

 

「じゃあ、さっさと私に退治されてくれない?」

「嫌よ、せっかく楽しくなりそうなのに」

「こっちは楽しくないのだけど」

「あら、残念。この楽しい気持ちを共感できると思ったのに」

「異変を起こしたやつなんかと共感なんてしたくないわ」

「残念ね・・・なら戦いましょう。私はこの楽しいのを終わらせたくないのよ」

「いいわ、貴女の『楽しい』を終わらせてあげる」

 

私達だ戦おうとしようとしたら、

とてつもない妖力を感じた。

 

「「!?」」

 

「この妖力は、フラン貴女まさか・・・」

「ちょっと!これどうゆうことよ!?」

「貴女には関係のないことね」

 

『関係のないこと』?

冗談じゃないわ。

異変の解決に動いている時にこんなとてつもない妖力を感じる時点で関係があるに決まっている。

 

いや、そんなことよりも・・・。

 

「こっちに向かってきてる・・・?」

「やっぱり私の所に来るのね・・・」

「何よそれ」

「貴女は喋らないで」

 

何分かの沈黙。

段々と近づいて来る。

 

「・・・来たわね」

 

そう言った直後、

壁が崩壊した。

崩壊した壁の先には・・・

 

「アハハ!オネエチャンズルイ!」

「フラン、貴女やっぱり狂気に・・・」

「ナンノコト!?ソレヨリモオネエチャン・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワタシモマゼテ!!」




はい、第13話でした。

現在の状況。

霊夢、レミリア。フランと合う。
魔理沙、パチュリー。フランの元へ。
咲夜、美鈴。不明。
小傘。ボッシュート。(サ○ー風な叫び声を上げながら)

小傘ェ・・・。
(自分で書いといてなんだけど)

霊夢が未だに戦っている描写がない。

霊夢ェ・・・。

あと、小傘の能力が微妙に違うのはなんとなく。
なんとなく変えてみた。

では、また次回。(唐突に)


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沈静化に動く人々(?)たち

フラン、色々と大暴れ。

既に被害者が出た模様です。

では、どうぞ。


はい、皆さんこんにちは

さっきまで落下してた、多々良小傘です。

つい先ほど地面に降りました。

 

『降りた』と言うより『落ちた』だけど。

尻もちついちゃったし。

尻もちついた後、数分痛さで動けなかったし。

 

で、落ちたところは子供部屋のような、何か。

 

いや、子供部屋だったはずなんだろうけど、誰かが暴れて見るも無惨な状況になっている。

 

「此処が咲夜が言ってた『妹様』の部屋なのかな・・・?」

 

だとしたら何故こんなことになっているんだろう。

 

とりあえず、子供部屋を見回すとある物に違和感を覚えた。

その違和感は直ぐに解ったけど、

 

「何でこれだけ・・・?」

 

疑問が更に増えた。

とにかく、上に戻ることにした。

勿論飛んで。

 

・・・何で飛ぶということを落下中に思いつかなかったんだろう。

 

 

 

 

飛んで戻ってみたらこっちも大惨事の状況になっていた。

あちこち壊れていたり、崩れていたり。

 

見て回ったら、咲夜を見つけた・・・って、咲夜!?

何でボロボロになってるの!?

 

「咲夜!?大丈夫!?」

 

慌てて咲夜が大丈夫なのか確認する。

 

「い、妹様が・・・」

「妹様!?その怪我は、その子がやったって訳!?」

 

だとしたら、何故そんなことをするの!?

様を付けているから主従関係のはずなのに!?

 

「とにかく、咲夜!救急箱何処!?貴女を治療するわ!」

「い・・・いけません」

「何が駄目なのよ!?」

「妹様を止めないと・・・」

「そんな酷い怪我より妹様の方が優先なの!?」

 

咲夜の優先順位が解らない。

ほんと、そんな酷い怪我より妹様が優先って!

 

「妹様を止めないと、お嬢様が・・・。」

「お嬢様が何!?とにかく喋らないで!怪我がさらに酷くなるわ!」

「わ、私のことは大丈夫です。とにかく妹様を止めないと・・・」

「妹様を止めないとどうなるのよ!?」

 

私は聞く。

自分の怪我よりも優先なことということは何か大事なことがあるはずだから。

 

「・・・紅魔館が、崩壊します」

「・・・え?」

 

まるで訳がわからなかった。

 

 

 

side Reimu

 

「アハハハハハハハ!!」

「くっ!」

 

私は突然乱入してきたこの子に苦戦を強いられている。

 

「何よ!この子!ルールに従ってないじゃない!」

「今のフランにそんなこと言っても無駄よ!」

 

ついさっきまで、敵対してて、今共闘レミリアが言う。

 

「どうゆうことよ!」

「・・・フランは今、狂気に犯されているわ」

「何よそれ!意味がわからないわよ!」

 

『狂気に犯されている』?

どうゆうことよ!?

 

「フランは元々、情緒が不安定なのよ!だからちょっとしたきっかけであんな風になるのよ!」

「余計に解らないわよ!」

「今は詳しく説明している暇はないわ!とにかくフランを止めるのを手伝って!」

「言われなくても分かってるわ!」

「アハハハハハハハ!オネエチャン!モットイッショニアソボウヨ!」

 

 

side Marisa

 

「つまりはそうゆうことよ」

「どうすればいいんだよ!そのフランってやつは!?」

 

私は今、パチュリーに説明を聞きながらそのフランという子について説明を受けていた。

だけども、

 

「何だよ!『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』って!どう対処すればいいんだよ!?」

「だから、どうなっても知らないって言ったはずてしょ」

「まさかそんなに危ないとは思って無かったよ!」

 

危険すぎる能力。

だから、パチュリーは私を連れてきたく無かったのか。

 

「今から引き下がってもいいわよ。と、言うかそっちの方がむしろ助かるわ」

「いいや、引かないぜ」

「こんなことを聞いてまで何故?」

「止めに行くと言うことは、何か考えがあるんだろ?その時間稼ぎ位はしてやる!」

「・・・下手すると・・・いや下手しなくても怪我だけじゃすまないわよ?」

「外で暴れられて、他の被害者が出るよりはましだ!」

 

悪魔でも私は異変解決に動いたんだ。

多少の覚悟は出来ている。

 

「・・・言っても無駄のようね」

「おう、無駄だぜ。」

「・・・じゃあ、ついて来なさい」

 

私は、パチュリーについて行った。

 

 




はい、第14話でした。

あれ?魔理沙が地味にカッコいい・・・。

美鈴は華麗にスルーされたようです。

では、また次回。


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1対3で始まる戦い

今回フランの不死性、と言うか頑丈性が凄いことになりました。
地味にやりすぎたことを反省しています。

では、どうぞ。


side  Marisa

 

「アハハハハハハハ!!」

「チクショウ!どうすりゃいいんだ!」

 

私は今、狂気で狂っているらしい、フランドールと言うやつと戦っている。

 

「魔理沙!下がって!」

 

いや、私じゃなくて私達か。

霊夢やパチュリー、あともう1人この紅魔館の主らしい吸血鬼と共闘している。

 

「今度は上手く決めろよ!霊夢!」

「言われなくても分かってるわよ!」

 

霊夢が強力な霊力を込めた弾幕を放つ。

それを防御する等の仕草も見せずそのまま受けるフランドール。

だが、

 

「これでも駄目なの!?」

 

フランドールは何事もなかだたかの様ねに平気そうにその場にいた。

この状況が攻撃を始めてからずどっと続いている。

 

「いい加減に弾幕を受けた様な反応を見せてくれよ!」

「あの位じゃ駄目ってことでしょ!」

「くそっ!どんだけ頑丈なんだよ!吸血鬼ってものは!」

「あれ位じゃフランはものともしないわ!」

「そう言うことを聞きたいんじゃない!」

 

霊夢→私→主の吸血鬼

の順番で、強力な攻撃をしかけているにも関わらず、あのフランドールと言うやつは全然堪えている様子がない。

(パチュリーはフランドールに対処するための魔法を詠唱中だから除外してる)

 

「オネエチャンタチ、ソノテイドナノ?」

「こっちは結構本気なんだけどな!」

「ジャアコンドハワタシノバン!」

 

と言って一枚のスペルカードを取り出した。

そこは弾幕ごっこらしくしているんだな!!

 

「・・・!!いけないわ!あれは止めないと!」

「おい、一帯どうゆうことだ!?」

 

私は聞く。

 

「説明してる暇はないわ!とにかくあれは止めないと面倒なことになる!一斉にフランに強力な一撃を当てるわよ!」

 

とにかくあのスペルカードがヤバいと言うことだけは分かった。

私でも分かる。

今までも雰囲気が危険だったのに、あのカードを出した途端更に危険な雰囲気が増した。

 

「よくわからないが一斉にするのは賛成だ!」

「そうね、このままじゃ埒があかないしね!」

 

霊夢の言う通りこのままじゃ埒があかない。

今まで一気に仕掛けて避けられる、もしくは耐えられる等されたらパチュリーを守るのが居なくなり、パチュリーに攻撃が行ってしまう懸念があったからしなかったが、霊夢のいう通り埒があかないのも事実。

 

「行くわよ!」

 

私達は掛け声と共に各々強力な一撃を放つ。

 

「霊符『夢想封印』!」

「恋符『マスタースパーク』!」

「紅符『スカーレットマイスタ』!」

 

凄まじい衝撃音が響き、フランドールがいた場所はは煙で覆われた。

 

「これでどうだ・・・?」

 

私は呟きながら言う。

そして煙が晴れてきて、私達は衝撃の光景を目にした。

 

「なっ!」

「ちょっ!」

「・・・どうやら間に合わなかったようね」

 

私が目にした光景

それは・・・

 

「「「「ダカライッタヨネ、オネエチャンタチ。ワタシノバンダッテ!!」」」」

 

フランドールが4人いると言う衝撃的な光景がそこにはあった。




はい第15話でした。

魔理沙、そんな露骨なフラグを建てるから・・・。

小傘がなんだかんだで出なかったり、
レミリアのスペルカード、どれを出すか悩んだりした話でした。

では、また次回。


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4対3で続く戦い

はい、地味に遅れました。
文の繋ぎに苦労してました。

では、どうぞ。


side  Reimu

 

「くっ!」

「ソンナモノナノ?オネエチャンタチ!?」

 

私達はこのフランと言う相手に苦戦を強いられいる。

さっきまでは共闘して何とか攻撃に出れたけれど、フランが4人になってから状況が一変した。

 

1対3だったのが4対3になり、防戦一方になってしまっている。

 

そのためか、私達はすでにボロボロだ。

 

「おい、パチュリーまだなのか!?」

「今は話しかけるな!!詠唱ができなくなるぞ!!」

 

魔理沙が連れて来た(付いてきた?)あの紫色の魔女、パチュリーと言ったかしら?

が、フランに対処する魔法とやらを詠唱が終わるまでは耐えなければならない。

 

「アハハハハ!!オネエチャンタチコウゲキシテコナイノ?」

「五月蝿いわね!」

 

出来てたらとっくにしてるわよ。

 

「ジャア、マダワタシノバン!イクヨ!」

 

そう言って、無数の弾幕を展開してきた。

いけない!あれは不味い!

 

 

私達は避けれるけど、魔法の詠唱をしている、パチュリーとやらは動けないから何も出来ずに弾幕に当たってしまう。

 

「出来れば避けたかったんだけと!」

 

私も弾幕を展開する。

弾幕同士をぶつけ合い、相殺させる。

 

それを見てか魔理沙とレミリアも同じことをしてくれた。

 

「ついでだ!喰らえ!恋符『マスタースパーク』!!」

 

魔理沙が弾幕を相殺させるついでにスペルを放つ。

 

だけど、

「ソンナモノナノクラッテアゲナイヨ?」

 

あっさりと避けられていた。

 

「アハハ!!マダマダイクヨ!」

 

そう言って、更に弾幕を放ってきた。

さっきよりも量も威力も桁違いのを。

 

私達はその弾幕を何とか相殺させるようしていたけれど、

 

 

いくつかの弾幕が相殺させきれず、

パチュリーの方に行ってしまった。

 

「しまった!パチュリー!危ない!」

 

魔理沙が叫ぶとれど、無情にもそのままパチュリーへと向かって行く弾幕。

 

「かはっ!」

 

だけど、私達が目にしたのは、パチュリーが弾幕を受けた光景ではなく、ここの門番が身体をはって弾幕を受けた光景だった。

 

「美鈴!?」

「お嬢様、申し訳ございません。門番の仕事があると言うのに、妹様の妖力を感じ、いてもたってもいられず・・・」

「美鈴、喋らないで!」

 

威力が段違いの弾幕を受け、大怪我を負った門番。

見るからに痛々しい。

 

「・・・美鈴、ありがとう。」

 

すると、先程まで詠唱していたパチュリーが門番に向けて言った。

 

「パチュリー様・・・、詠唱は・・・?」

「心配ないわ」

 

そう言った直後、

 

「ナニコレ!?クルナー!」

「詠唱はさっき終わったもの」

 

フランが、包まれた。

赤色の煙のようなもので包まれた。

4人を同時に包み込めるほどの大きな煙が。

 

「パチュリー、あれは一体何だ!?」

「あれは、フランが狂ってしまった時用に作った魔法よ」

「でもフランは、あの能力が有るんだぞ!?」

 

魔理沙が聞いてパチュリーが答える。

能力?

私はフランの能力は教えて貰っていない。

何かあの煙じゃ心配な要素がある能力みたいらしい。

 

私は煙だから、普通に出てきそうで心配だけど。

 

「ちゃんとそれ位考えてるわ」

 

 

煙の中から爆発音が聴こえた。

だけれど、煙は何事も無かったかの用にそこに佇んでいた。

 

「フランに能力を使われても大丈夫な強度を持ってるから」

 

爆発音はどうやってだしたのか気になる所だけど、今は、

 

「で?この後どうするのよ」

「フランが大人しくなるのを待つわ」

「閉じ込めるだけなのか!?」

「ええ、そうよ」

「倒すんじゃないのか!?」

「あれはフランの能力を耐えきれるほどの強度があるのよ。私は違うけど、貴女達は今ボロボロの状態よ?今の状態でフランを倒しきれる自信はあるかしら?」

 

私、能力知らないんだけど・・・。

でも、どちらにせよ今はあれを壊せるような威力の一撃は撃てない。

少なくとも私は。

 

「じゃあ、パチュリー自分でやれよ!」

「出来ないわ」

「何でだよ!?」

「魔力が足りないのよ。あの魔法にかなりの魔力を使ったから。あれは壊せても、中にいるフランを倒せるような魔力は今はないわ」

 

魔理沙も自分では倒せれる自信がないのは自覚をしているが、フランを倒すのは譲りたくないらしく、パチュリーに突っかかったが一蹴されていた。

 

「ともかく、これで危機は去ったわ」

「そのようねッ・・・!?」

 

背中に凄まじい悪寒が走った。

・・・まだ終わりじゃない。

 

「どうしたんだ霊夢?」

「嫌な予感がするわ」

「どうゆうことよ」

「私の勘がそう言ってるのよ」

「マジかよ・・・」

「だからどうゆうことよ」

 

レミリアが、聞いてきた。

 

「霊夢の勘はな・・・」

 

代わりに魔理沙が答えた。

 

「・・・良く当たるんだよ」

 

そう言った直後、包んでいた霧が霧散し、

 

「オネエチャンタチズルイヨ!ソンナコトスルナンテ!」

 

包まれていた吸血鬼が出てきた。

 

「魔法は完璧だったはずなのに・・・!?」

「そんなことは後!今はあのフランってやつをどうにかするわよ!」

 

どうやって出てきたのかは知らないけど、今はともかくフランを止めないといけない。

 

「どうやってだ!?」

「わからないわ!」

「おい!どうするんだよ!?」

「どうにかするのよ!」

 

魔理沙に言われたけど、今私達はフランを止める手立てはない。でも、ともかくフランを止めないと、この館はともかく、幻想郷が大変なことになる。

 

「ソンナコトスルオネエチャンタチキライ!コワレチャエ!」

 

フランが口を開いて言った。

また、悪寒を感じた。

さっきのよりも強い悪寒を。

 

「きゅっとして・・・」

 

駄目だ。

間に合わない。

 

「ドッカーッ!!?」

 

フランが何かをしようとしてたけれどそれが中断される。

 

なぜなら、

 

「・・・何とか間に合ったようね」

「・・・間に合ってはないとは思うけど」

「まぁ、確かに霊夢達満身創痍だもんね」

「ダレ!セッカクオネエチャンタチヲコワソウトシテタノニ!」

「あ、ゴメンね。さっきの私」

「・・・アナタハダアレ?」

「私?私は多々良小傘。人里で傘屋を営業してるしがない店主よ」

「・・・アナタハワタシトイッショニアソンデクレル?」

「・・・成る程ね。これが咲夜の言ってた・・・。いいわよ遊んであげる」

 

私の知り合いがそこにいたから。

 

悪魔の妹

フランドール・スカーレット

 

VS

 

妖怪の店主さん

多々良小傘

 

戦闘・・・開始

 




はい、第16話でした。

ヒーローは遅れてやってくる。

美鈴はもうちょっとカッコよくさせたかったな・・・。

次回も多分ちょっと遅れると思います。

では、また次回。


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1対4で変わる戦い

先に言わせてください。
すみませんでした!

フラン戦終了まで書こうと思っていましたが、

私情が修羅場でした。
しかも、携帯が壊れると言うオマケ付き。

私情ー!!

と言う訳で、フラン戦の途中までとなっております。

では、どうぞ。



side  Marisa

 

「すげぇ・・・」

 

私は呟いた。

目の前にある光景を目にして。

 

「・・・ええ、凄いわ。」

 

霊夢も私と同じ気持ちだろう。

驚愕を越えた感動。

と言うよりも称賛と言ったほうがいいか。

 

小傘が、

あの弾幕ごっこでは私や霊夢よりも弱い小傘が私達3人で、やっと対処した弾幕を1人で対処をしているのだから。

 

 

「どうやって、対処してるんよ・・・」

 

弾幕ごっこじゃ私や霊夢の弾幕を対処しきれていないのに、何故あの量の弾幕を対処出来ているのか。

私は答えが見つからない。

 

「・・・小傘は、あの対処法は弾幕ごっこでは使わないのよ」

 

霊夢が私の疑問を察したのか、

答えた。

 

「使わない?」

「ええ、と言うより『使えない』と言った方が正しいかしら」

 

使えない?

 

これまた妙な答えだ。

疑問が尽きない。

 

「っと、それよりも魔理沙」

「どうした?霊夢。」

「少し、移動するわよ」

「何でだ?」

 

霊夢が移動をしようと言ってきた。

移動する意味が解らない。

 

「・・・私達のせいで小傘は攻撃に出れないのよ」

「・・・!?あんな状況で小傘は攻撃に出れるのか!?」

「ええ、出れるわ」

 

あんな状況で小傘は攻撃に行けるのか。

 

「じゃあ、何で攻撃に出ないんだ?私達は戦いに参加してないのに」

「逆に聞くわ。小傘が戦い始めてから私達に弾幕の流れ弾が飛んで来たかしら?」

「そんなの、あの量じゃ勿論あ・・・」

 

言ってる途中で口が止まる。

 

「・・・いや、飛んで来なかったな」

「でしょ。小傘が私達に流れ弾が飛んで来ないように弾幕をいなしているのよ」

「え!?そんなことをしてるのか!?」

 

なんてこった。

流れ弾は確かに飛んで来なかった。

それは小傘が私達に飛んで行くであろう弾幕をいなしていたのか。

 

「私達だけじゃなくあっちにいる、レミリアや、貴女と一緒に来たあの、紫の魔法使い、門番をしていた妖怪にも弾幕が飛んで来ないようにしているのよ。」

「マジかよ・・・」

 

小傘、一体何をどうして私達に弾幕か飛んで来ないようにしているんだ・・・。

 

「だから、小傘に負担がかからないようにするのよ。具体的には、私達が一ヶ所に集まって、飛んで来た流れ弾を全員で対処するのよ。流れ弾だから、そう飛んで来ないでしょうし、難しくはないはずよ」

 

成る程。

それなら納得だ。

 

「解った?」

「ああ、充分すぎるほどに理解したぜ」

「しゃ、移動するわよ」

 

私と霊夢は小傘に負担がかからないように移動することにした。

 

 

side Kogasa

 

つ、辛い・・・。

 

あ、はい、皆さんこんにちは。

現在戦闘中の多々良小傘です。

 

今現在、フランドールの弾幕をいなしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

素手で。

 

いや、素手というとには語弊があるか。

詳しく言うと私の妖力で覆った素手で、弾幕をいなしています。

 

あの威力の弾幕を素手で触ると絶対痛いだろうし。

今でも地味に痛いし。

あと、いなしているより、払っていると言ったほうが正しい。

 

それで、弾幕を両手を使って払ってはいるけどホントに辛い。

私の腕の動きは尋常じゃないことになってる。

千手観音もびっくりな程の。

4人で一斉にあんな量の弾幕を撃ってこられているから仕方ないけど。

 

あと、こんなの弾幕ごっこじゃ、使えない。

端から見ると自分から当たりに行ってるように見えるだろうし。

 

今の状況としては、霊夢達に弾幕が当たらないようにもして払っているから攻撃に出れない。

 

と言うか、今の状況でも精一杯だし、払い損ねそうで、ヒヤヒヤしながらかているから。

 

防御ばっかりで攻撃に出れない。

攻撃できたの最初の不意打ちの掌底一発だけ。

そこから、防御ばっかり。

どうすればいいんだろ。

 

そんなことを考えているのがいけなかったのか1発払い損ね、霊夢達の方に飛んで行ってしまった。

 

あ、まずい。

 

慌てて後ろを見たら霊夢達がいなかった。

あれ?

そして飛んで行った弾幕は床にぶつかり消えた。

一体霊夢達は何処に?

 

辺りを見回して、見つけた。

この広間の隅の方で固まっていた。

これは私にとってありがたいことだった。

 

これで遠慮なく攻撃に出れる。

ありがとね、霊夢。

貴女が、集まるようにしたんだよね。

 

私は心の中で霊夢に感謝して、

さっきまで空中で戦ったのを止めて

地面に降りた。

 

「イイノ?オリチャッテ?」

「いいのよ。私はこっちのほうが都合がいいし」

 

フランドールが質問し答える。

弾幕ごっこじゃなかったら私はこっちのほうが戦いやすい。

 

「ケド、ワタシノバンニハカワリナイケドネ!」

「何を言ってるのよ」

「?」

「フランドール、貴女充分やったでしょ?だから、今度は私の番」

 

私も攻勢に動かさせて貰おう。

 

「貴女には加減はそれほど必要なさそうだし、それなりに戦ってあげる。かかって来なさい」

 

見せてあげる。

私の実力を。




はい、第17話でした。

小傘の魔改造があらわにまりました。

・・・うん、変にやり過ぎた感がある。

スルーをお願いします。

では、また次回。


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1対1で終わる戦い

お、遅れました・・・。
まさか、一ヶ月も投稿出来ないとは・・・

本当はこの話先週に投稿出来てました。
活動報告にも書きましたが、凡ミスをやらかしたため、こんな事になってしまいました。

もう、凡ミスはしたくない・・・。

あと、あらすじ書き替えてみました。

では、どうぞ。


side Meirin

 

私は驚愕した。

 

妹様を、

私達紅魔館総出でやっと止めることが出来るフランドール様を

 

小傘さんはいとも容易く圧倒している。

 

床、壁、天井などを跳び回り、妹様が対処できない速度で攻撃を入れている。

 

吸血鬼は妖怪の中でも上位の実力を持った妖怪。

それなのに、小傘さんは妹様を圧倒をしている。

 

一体どれ程の鍛練を積んだのだのだろうか。

 

だけれど、今は

 

「お願いします・・・妹様を止めて下さい・・・」

 

切実に私は願った。

 

 

 

 

side Kogasa

 

良かった・・・!

本当に良かった・・・!

 

あ、皆さんこんにちは。

フランドールを圧倒中の多々良小傘です。

 

流石にこの速さには反応出来ないか。

されたら困るけど。

されたら、貴女に対して出来ることがなくなる。

 

何でこんな戦い方をしているかと言うと、

私の一番得意な戦い方ともう1つ、フランドールの能力の関係から。

 

咲夜からフランドールの能力は聞いた。

 

『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』

 

いや、強すぎるでしょ。

聞いた時は耳を疑ったよ。

フランドールと言い、咲夜と言い、紅魔館は何なの?

 

それを束ねる館の主って凄い。

 

ともかく、そんな私の能力は天と地程の差がある。

それを圧倒してる私もどうかと思うけど。

 

咲夜曰く、フランドールの能力は認識されたら能力が発動出来るらしい。

なら話は簡単。認識出来ない程の速さで圧倒すればいい。

 

本当に単純な方法だけど。

と言うかそれしか止める手段が思い浮かばなかった。

 

っと、隙あり。

フランドールに掌底を入れる。

 

「ッツ!?」

 

反応出来ずに吹き飛び、壁に叩きつけられるフランドール。

 

こんな事をもう何度も続けている。

そのせいかもうフランドールは4人ではなく、1人になっている。

 

それでも尚、私に向かって来るフランドール。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもフランドール、貴女はそれでいいの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが貴女の本心なの?

 

 

 

 

 

 

これも咲夜から聞いた。

普段は素直で明るい子だって。

 

だけれど、その身に抱える狂気のために地下へ幽閉をされざるを得なかったと聞いていたらしい。

 

おかしいとは思ってた。

何で地下に子供部屋があるんだろうって。

そんな可哀想な理由があるとは思わなかった。

 

この子を私は助けたい。

この子は地下の子供部屋に幽閉されるんじゃなくて、元気に明るく過ごして欲しい。

お節介かもしれないけど。

 

だから私が、

その狂気を止めてあげる。

 

「・・・ねぇ、フランドール?」

「・・・ナニ?」

「ねぇ、もうやめにしないかしら?この戦いも貴女のその狂気も」

「・・・ヤメナイヨ」

「何故止めないの?」

「コワスノ・・・オネエサマタチヲ!!」

「嘘ね」

「!?」

 

キッパリと否定する。

 

「貴女の本心はお姉さま達を壊したくないはずよ」

「ソンナワケナッ・・!」

「じゃあ、これはどうゆう事かしら?」

 

フランドールの台詞に被せるように言う。

あるものを取り出しながら。

 

「ソ、ソレハ・・・!」

「ええ、これは貴女の部屋にあったぬいぐるみよ」

 

私が取り出したもの、それはフランドールの部屋にあったぬいぐるみ。

 

これが私がフランドールの部屋で感じた違和感の正体。

 

何故かほかのぬいぐるみは壊れていたのに、このぬいぐるみの辺りだけ何も壊れていなかった。

 

最初は何で壊れていないのか聞こうとして持ってきただけだったんだけど、咲夜があんな状態になっていて聞こうとしたけど、

あんな怪我を負っていたから聞けなかった。

 

そして、私にはこのぬいぐるみに見覚えがあった。

 

「このぬいぐるみは壊せないはずよね。だって、このぬいぐるみ其処にいる吸血鬼・・・いや、貴女のお姉さまの姿を模したぬいぐるみだものね」

 

見覚えがあると思ったよ。

だって私の知っている知識の中にあるんだから。

デフォルメされてるけど。

 

「これが、貴女の本心の表れじゃないかしら?」

「・・・チガウ!!」

 

ここまでしてもまだ認めようとしないフランドール。

・・・仕方ないか。

この手は使いたく無かったんだけとなぁ・・・。

 

「違うのね・・・。じゃあ、このぬいぐるみは壊しても問題ないって事よね。だから、私が代わりに・・・」

 

と、言いながらぬいぐるみを上に軽く放り、傘で叩きつけようとする。叩きつけたら簡単に壊れるだろうな。ぬいぐるみだから。

 

「・・・壊してあげる」

 

ぬいぐるみがいい感じに落ちてきたから、傘を振り下ろそうとす・・・

 

「ダメーーーーーーー!!!」

 

振り下ろすのを止めてぬいぐるみをキャッチする。

 

「・・・やっと、素直になったわね」

「・・・」

「本当は貴女、お姉さまに甘えたいんでしょ?」

「・・・」

「でも、その狂気のせいで、それが出来なかったんでしょ?」

「・・・」

 

黙り続けるフランドール。

それでも私は言い続ける。

 

「貴女とお姉さまは家族なんでしょ?悩んでることがあったら相談すればいいじゃない、狂気とかね」

「・・・」

「相談すれば力になってくれるわよ。家族なんだし。そうでしょ?お姉さま?」

 

いきなり話を振られたためか、驚いた様子をしていたお姉さま。

しかし、直ぐに取り繕うように言った。

 

「ええ、ちゃんと相談してくれるなら、力になるわよ。だって私の可愛い妹なんだから。・・・美鈴、パチェ、貴女達も力になるわよね」

 

美鈴は言う。

 

「お嬢様の命令とあらば・・・と、言うか命令を出さなくても、助力は致しますよ。

同じ紅魔館に住む家族なんですから」

 

紫髪の人が言う。

 

「狂気を抑えてくれるなら、私の負担もへるしね・・・。手伝うわよ」

 

そして、お姉さまがもう一度言う。

 

「ここに咲夜がいないことが残念だけど、咲夜もきっと力になるでしょうね。フラン、もう悩まなくていいのよ」

 

暖かい返事が帰ってくる。

 

「ね、言ったでしょ?素直になったらどう?」

「・・・ウ、」

「・・・ん?」

「・・・ウ、うわぁぁぁぁぁぁ!」

「っと、何でわたしに抱きつくのよ」

 

悩みや不安から解放されたからか、泣きじゃくって、私に抱きつくフランドール。

近かったから私に抱きついたんだろうけど・・・

 

 

 

貴女のお姉さまから凄い視線を感じるんだ・・・。

 

あと、思い切り抱きついきてるから痛い。

特に背中が。

 

まぁ、とにかく。

 

「一件落着って、所かな?」

 




はい、第18話でした。

・・・何と言うか、短くまとめ過ぎたような気がする。
その内書き足そうと思います。

とにかく、フラン戦終了です。
次回は、大円団か、宴会になると思います。

今年中に投稿できればしたいなぁ・・・。

では、また次回。


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宴会は大惨事。

・・・ごめんなさい。
凄い遅れました。

『年内に投稿出来ればいいな』とはなんだったのか。

ではどうぞ。


あ・・・はい、皆さんこんにちは。

今、頭を抱えている多々良小傘です。

何故頭を抱えているかと言うと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢達が倒れていたり、疲れて眠っている光景をまの当たりにしているから。

(博麗神社で)

 

今、倒れたりしていないのは私を含め、咲夜と美鈴、あとパチュリー。

 

理由は分かってる。

でも、これだけ言わせて。

 

「はしゃぎすぎだよ・・・」

 

話は少し遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は霊夢が主催の異変解決の宴会に参加している。

と言っても、まだ始まったばっかりだけど。

 

「霊夢、そのお酒はまだ飲まないで欲しいっていったよね?」

「いいじゃないの」

「良くないんだけと・・・」

「小さいこと何てきにするなよ」

「言っておくけど魔理沙、貴女もよ?」

 

始まったばかりだと言うのにもう飲み始めてる霊夢と魔理沙。

いや、宴会なんだからそれはいい。

問題なのは・・・

 

私が持って来たお酒を飲んでいるということ。

 

「何で皆で飲む為に持ってきたお酒飲んじゃうの・・・」

「良いお酒を持って来るのが悪いわ」

「そうだぜ」

 

さいですか・・・。

 

集まったら皆で一緒に飲もうと思ってそれなりに良いものを持って来たら、霊夢が良いものと見抜いて飲み始めた。

それに、魔理沙が乗って来たって言うと感じ。

 

皆が来るまで隠しておけば良かった・・・。

 

「って、そろそろ来る見たいよ?」

「あ、そうなのか?」

「霊夢達にも、足跡が聞こえて来るはずよ」

 

そう言った矢先、階段を登る足跡が聞こえて来た。

 

「霊夢、あと魔理沙、聞いたでしょ?さっきの足跡。だからとりあえず、一旦飲むのをやめて」

「しょうがないわね・・・」

「だな」

 

いや、しょうがなくはないんだけど。

霊夢達に飲むのを止めさせて、残りの参加者が階段を登って来るのを待つ。

 

そして、登って来た。

 

「来たわよ、霊夢・・・って、もう飲んでるじゃない」

 

え?

霊夢達の方を向くとまた飲み始めてる。

いやさ、せめて飲み始めるのは軽い挨拶してからにして欲しかったんだけど・・・。

 

「なんか御免ね・・・」

「いや、何で貴女が謝ってるのよ」

「一応謝っておこうかなって」

 

大体の原因私だし。

 

宴会に参加する残りの参加者。

それは、紅魔館の方々。

異変を起こしたのに、宴会に参加するって・・・。

宴会は人数多い方が楽しいからいいけど。

 

 

「そういえば、自己紹介まだだったね。私は、多々良小傘。

言ってたはずだけど人里で傘屋を営業しているしがない店主よ」

「じゃあ私も名乗らせてもらうわ。私は、レミリア・スカーレット。紅魔館の主であり、フランの姉よ」

「フラン?え?フランってフランドールの事?」

「ええ、そうよ。確かにフランの本名は、フランドールだけれど、私は親しみを込めてフランと呼んでいるわ」

 

フランドールって、フランって呼ばれてたんだ。知らなかった。

知らないのが普通だけど。

 

「あと、自己紹介してないのは誰だっけ」

「私ね」

「私もです!」

「みたいね、お願い」

「分かったわ。・・・私は、パチュリー・ノーレッジ。魔法使いよ。で、そこにいるのが私の使い魔の・・・」

「小悪魔です!気軽にこぁと呼んで下さい!」

 

初対面の方にそんな軽い感じでは言えないんだけど・・・。

 

「よろしくね、パチュリー、小悪魔」

「こぁと呼んでいただいて結構なんですけど」

「さすがに、いきなりでは言えないよ・・・」

 

とにかく、紅魔館に住んでいる人達(?)との自己紹介は済んだ。

 

 

「・・・で、何で咲夜の後ろに隠れてるのフランドール?」

 

そう言うと、驚いたのかビクッと震えて、ゆっくりと私の顔色を伺うように顔を出すフランドール。

 

 

「・・・小傘?」

「・・・何?フランドール?」

「・・・怒ってない?」

「少なくとも今は怒ってはないよ。」

 

フランドールが私に対して口を開いた。

多分謝りたいのだと思う。

 

「・・・ご、ごめんなさい」

 

やっぱり。

 

「取り合えず聞いておこうか。・・・何のこと?」

「私、小傘に対して能力を使おうとしたから・・・。ごめんなさい!」

 

うん、ちゃんと言えたね。

なら私は、

 

「ちゃんと謝ってくれたし、許してあげる。」

「・・・いいの?」

「ちゃんと反省してるみたいだし、怒る理由がないからね。許すよ」

 

これから気をつけてくれればいいしね。

 

「あ、ありがとう!」

「その代わり・・・」

「な、何?」

「私も、フランって呼んでいい?」

「・・・うん!」

「じゃ、改めてよろしくねフラン」

「うん!よろしくね!小傘!」

 

さて、恐らくフランにとって気がかりだったことが済んだし、

 

 

「さてと、全員揃ったことだし、宴会を始めましょうか」

「もう既に飲んでいるみたいだけど?」

「気にしたら負けってことでお願いできる?」

 

そんなこんなで宴会が始まった。

 

「へぇ、この料理、小傘が作ったの」

「そうよ。誰かさんが中々作らなかったものだから、私が代わりに作ったの」

「ちょっと小傘、いったい誰のこと?」

「さぁ?誰かなー?」

 

他愛のない会話。

異変を起こした犯人と楽しく会話ができている。

異変が終わったんだなって、改めて実感する。

 

「小傘」

 

さっきまで会話をしていたレミリアが真面目な顔をして、言ってきた。

 

「急に改まって何?」

「・・・フランを救ってくれてありがとう。紅魔館の主として、礼を言うわ」

「・・・私としては、お節介かもしれないかと思ってたけど、良かったみたいね」

「当り前よ。そもそも、異変を起こした理由はフランの為だもの」

 

あ、そうだったんだ。

異変を起こしたのはフランの為かぁ。

 

「そこのところ詳しく教えて貰っていい?」

「ええ、いいわ。フランを救ってくれたんだから教えないわけにもいかないでしょ」

「そんなに関係のない人が混じってるけど?」

「さすがに聴かれたくない話だったら席を外すわよ、小傘」

「もう、隠す必要もないから別にいいわよ」

「だってさ、霊夢」

 

一緒にいた霊夢が立って席を外そうとしてたけど別にいいと言う一言から座りなおした。

 

「じゃあ、教えて貰っていい?」

「ええ、元々あの異変は、フランに外に興味を向けさせる為に起こしたのよ」

「興味を?」

「そうよ。興味を向けば『外に出てみたい』と、言い出すでしょうしね。私はそれが狙いだったのよ」

 

それが狙い?

確かに地下に幽閉されていたらしいから、外とは関係を絶ってただろうけどさ。

 

「私達はこのままじゃ、フランを救ってあげることが、出来ないのは気付いてた。だから私達は外に助けを求めたのよ」

「『助けを求めた』?」

「そうすれば、いずれはフランを救うことができるからよ」

 

え?

助かること前提?

 

「何で確定してるの?」

「私の能力よ。

私の能力は『運命を操る程度の能力』

私は運命を見ることが、出来たりある程度なら操ることが出来るのよ」

 

何その便利な能力。

平たく言うと未来予知だよねそれ。

 

・・・ん?

 

「ある程度操ることが出来るならフランドールを救う運命を創ることができたんじゃ・・・」

「何度も試したわ。でも無駄だったのよ。操っても操ってもフランを救う運命を見ることが出来なかった」

 

どう足掻いても絶望ってことかな?

 

「それで、察したのよ。紅魔館に住む私達だけじゃ、フランは救えないって。それで考え方を変えたのよ」

「考えを変える?」

「私は紅魔館内部だけでフランを救おうと必死になってた。だけど、それじゃフランを救うことが出来ない。なら、外ならどうか、と考え方を改めて運命を見たら見えたのよ。フランが救われる運命が」

 

やっと、大体の理由が分かった。

つまりあの紅い霧は貴女達なりのSOSだったって訳ね。

 

「あの霧は私達吸血鬼にとっては忌々しい太陽を遮るためのものだったのよ。これなら私達だって外に出れる。外にはフランを救うことの出来る運命がある。その為の異変だったのよ。あんな結末は見えて無かったけれどね」

 

それ原因私なんだなんだろうなぁ。

現に異変解決に行くか行かまいか悩んでた訳だし。

 

因みに、話に上がっているフランは、呼んでいないはずなのにいつの間にかいたルーミア、大妖精、チルノといっしょに遊んでいる。

 

いや、本当にいつ来たの?

別にいいんだけどさ。

 

「結果的に、フランは救われたから、いいんじゃないの?今だって、楽しく遊んでるみたいだし」

「・・・そうね。フランを救うことが一番の目的だったしね」

「ならいいじゃない。ほら、こうゆう話はここまで。私達も、宴会を楽しもう?」

「・・・折角美味しいものがあることだしそうしましょうか」

 

私達は、話を終わらして、宴会に戻る様に促し、宴会を楽しむことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・これがそのざまである。

 

宴会を楽しみ過ぎたせいか酔い潰れた霊夢達。

フラン達は遊び疲れて寝ちゃったみたいだけど。

 

美鈴と咲夜はこうなることを分かっていたらしく、お酒をあんまり飲んでいなかった。

 

パチュリーは身体が弱いらしく、お酒自体を飲んでいない。

 

私は、ただ単に霊夢達よりお酒に強いだけ。

 

 

「この有り様どうしようかな・・・」

「あの・・・小傘様」

「ん?どうしたの咲夜?」

「すみませんが、私達はここでおいとまさせて貰って宜しいでしょうか」

「えーと、何でって・・・あ、そっか、もう夜が明けそうだもんね」

 

そうなると、レミリアとフランが危ないしね。

と言うより、よくこんな時間まで宴会できたね。霊夢たちも、このあとのことを考えずに楽しんでたみたいだし。

 

「なら、仕方ないか」

「すみません、片付けも手伝えずに・・・」

「いいよ、私1人で片付けとくから。後、私のことは、呼び捨てでいいよ」

「では失礼して・・・小傘、後のことはよろしく頼むわ。」

「いいの。じゃ、気をつけてね」

 

咲夜達は帰っていった。レミリアとフランは美鈴に抱えられてたけど。

 

けど、私も出来れば帰って欲しくは無かった。

これの片付けは大変そうだから。

 

 

そんなことを思いつつも、黙々と宴会の片付けに入った私であった。




はい、第19話でした。

これにて紅魔郷編は終了となります。
次話は日常編に戻る予定です。

では、また次回。

小傘「さて、覚悟はいい?」

え、ちょ、何でいるの!?

小傘「貴女が約2ヶ月も投稿しなかったから、お仕置きしにきたの。まぁ、お仕置きするのは、私じゃないけど。」

お仕置きって、何!?
と言うか、お仕置き受けること前提!?

小傘「そう、前提。来て、霊夢」
霊夢「・・・」

え・・・。

小傘「紅魔郷編であんまり活躍が無かったから相当怒ってるよ。じゃ、せめて痛みを知らずに安らかに眠りなさい」

ちょ、その台詞は・・・

霊夢?「せめて奥義で葬ろう・・・。」

\(^o^)/

ナギッペシペシナギッペシペシハァーンナギッハァーンテンショーヒャクレツナギッカクゴォ ゲキリュウデハカテヌナギッナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッカクゴーハァーンテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーンハクレイウジョウダンジンケン

テーレッテーハクレイウジョーハガンケンハァーンFATAL K.O.

イノチハナゲステルモノ

ウィーンワキィ (パーフェト



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霊夢の昔話

今回から日常編に戻る予定と言ったな。

あれは嘘だ。

小傘「そんなに期待してた人いないんじゃない?」

(´・ω・`)

では、どうぞ。


  はい、皆さんこんにちは。

現在料理中の多々良小傘です。

博麗神社で。

 

 と言うか少し前に、片付けが終わったところ。

片付けが終わった時、既に太陽が顔を出していた。

 

 ・・・はい、徹夜しました。

徹夜の理由が悲しいけど。

 

 今から家に帰るのもなんだったから、朝ご飯を作ってる。

勿論霊夢達の分もある。

 

 朝ご飯はシンプルにご飯とお味噌汁。

と言うか、それくらいしか材料が無かった。

 

 作っていたら足音が聞こえた。

霊夢が起きたのかな?

 

 

「ふわあぁぁ~おはようだぜ~」

「あ、魔理沙なんだ・・・まあいいや。起きた?」

 

 これは予想外だった。

てっきり、霊夢が先に起きて来ると思ってた。

 

「眠いぜ・・・後、頭が痛い」

「飲み過ぎだって・・・。取り合えず顔洗って、霊夢達を起こしてきて」

「了解したぜ・・・ふわあぁぁ~」

 

 魔理沙は顔を洗いに行った。

さてと、私はお皿でも並べようか。

 

 

 

 

 

 

 

 

「小傘・・・何で勝手に料理なんて作ってるのよ・・・」

「霊夢が起きなかったのが悪い。はい、取り合えず座って」

「おはよう!傘のおねーさん!」

「小傘さん、おはようございます」

「おはようなのだー」

「チルノ達もおはよう。ご飯あるから座って」

 

 魔理沙が霊夢達を起こし、霊夢達は、私が準備した食卓に座る。・・・よし、これで全員だね。

 

「じゃあ、全員揃ったみたいだし・・・」

 

 みんな、両手を合わして言う。

 

「「「「「「いただきます」」」」」」

 

 これをしないと、朝ご飯を食べるっていう感じないからね。

 

 

 

 

「美味しいです!」

「美味しいのだ!」

「それは良かったしっかり食べてね」

「おかわりー!」

「それはさすがに作ってないよ。元々霊夢の食料だし」

 

 作ってたら、霊夢が鬼と化して私が退治される。

逃げ切れる自信はあるけど。

でも、逃げ切った後、とんでもない報復が待ってるのが目に見えてるからからそんなことはしない。

 

 因みにその霊夢はと言うと、勝手に食料を使われて、不機嫌ながらもご飯を食べている。

魔理沙は美味しそうに食べている。

 

 「チルノ、食べ終わったら台所にお皿置いてね。片付けておくから」

「小傘、それは私がやるから大丈夫よ」

「あ、そう?じゃあお願い霊夢」

 

そんなこんなで皆で朝ご飯をたべた。

 

 

 

 

 

 

side  Reimu

 

「ふぅ、こんなものかしらね」

 

 私は、自分でやると言った皿洗いを終えて、一息ついた。

 

因みに小傘はチルノ達を連れて帰った。

『今日もお店があるしね』とか言っていた。小傘、徹夜したらしいのによくできるわね。

 

「お、終わったか?」

「終わったわよ・・・と言うか魔理沙、あんたも手伝いなさいよ。貴女も食べたでしょ」

「嫌だぜ」

「はっきり言うわね・・・」

 

 さほど期待はしていなかったけど。

取り合えず私は、縁側で座っている魔理沙の隣に座る。

 

「しっかしなぁ・・・」

「何よ」

「小傘て大抵何でもできるんだなと思ってさ。作った飯も美味いし、近接戦も強いし。・・・あ、弾幕ごっこは別か」

「小傘は一人暮らしだし、家事炊飯はお手の物でしょ。近接戦は・・・」

 

言ってる途中で言葉を止める。

 

「ん?どうしたんだ?」

「いや、ちょっと昔を思い出してね・・・」

「どうゆうことだ?」

「小傘と初めて会った時のことをね・・・」

「ふーん、覚えてるんだな」

「覚えてるわよ」

 

 初対面の相手にあんなことをされたら覚えてるに決まってる。

 

「出会ってから間もない内に土下座されたら嫌でも覚えてるわよ」

「いや、ちょっと待て!どうゆうことだ!?」

 

 魔理沙に驚愕された。

当り前だとは思う。

私だって驚いたもの。

 

「と、言っても私に対してした訳じゃないけど。その時たまたま居合わせただけだしね」

「え?じゃあ、誰に対してだ?と言うか、何で土下座したんだ?」

「母さんに対してよ」

「お前の母親にか?」

「そうよ、しかも理由まで驚いたわよ。

その時はまだ、博麗の巫女をしていた母さんに対して『武術を教えて欲しい』と頼み込んだらしいわ。自分が妖怪という立場を分かっていながら」

「あ、そう言えば小傘は妖怪だったな」

「気持ちはわからなくもないけどね」

 

 妖怪のはずなのに小傘、人間臭いものね。

 

「流石に母さんも断ろうとしたらしいけど、小傘の名前を聞いたら教えることにしたらしいわ。」

「小傘の名前を聞いて?小傘の名前にそんな要素があったか?」

「名前と言うか、『多々良』って名字だけど。どうやら母さん小傘の養父と仲が良かったらしくてね。気の許せる相手のだったらしいのよ」

「気の許せる相手の養子だったから教えたと。って、小傘養子だったんだな」

「あくまで似た関係だけどね。でも、妖怪だから多少なりとも渋ってたらしいけど。でも、小傘のある一言で教えることを決意したらしいわ」

「どんなことを言ったんだ?」

「・・・言えないわ」

「・・・え?散々引っ張らせといて、それはないだろ!」

「と言うより知らないのよ。途中で私、席を外してたもの」

「・・・本当か?」

 

事実、私は本当に知らない。

 

「本当よ。私が居合わせたのは小傘が土下座した辺りまで。其処からは席は外してたわよ。私此処まで知ってるのは母さんが教えてくれたのよ。小傘が言った一言だけは教えてくれなかったけど」

「そりゃまたなんでだ?」

「『いずれ知ることになるから』って言って教えてくれなかったわ。もったいぶらずに教えて欲しかったわよ。小傘も『今はまだ駄目』の一点張りだし」

 

 もう知ろうとするのは諦めたけれど。

出来れば知りたいというのが本音。

 

「話が逸れたけど、ともかく小傘があんなに近接戦が強いのは母さんから教えを受けてたからよ。元々ある程度は養父さんから教えを受けていてできていたらしいけど。」 

「取り合えず納得はしたぜ。

・・・でもまた知りたいことが増えただけだな」

「全くよ・・・。私達より長くは生きてるとはいえ、小傘は秘密にしていることが多少なりとも多いみたいだしね

・・・ふぅ、喋りすぎて疲れたわ」

 

 一服でも入れようかしら。

そう思いさっきまでいた台所に向かうことにした。

 




はい、第20話でした。

ちょっと小傘の過去を書いて置こうと思い挟ませて貰いました。

次回は、ちゃんと日常編を書きます。
では、また次回。


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正統派主人公幻想入り(嘘)

こっそーりと投稿。
タイトルまで変えて。

・・・はい、すみません。
色々してたらこんなことに。

・・・すいませんでしたぁ!(土下座)

・・・では、どうぞ。


 はい、皆さんこんにちは。

久々にお店で挨拶の多々良小傘です。

 

  と、言っても誰も来てないないけど。

そんなこんなで、のんびりしてたら、珍しいお客さんがきた。

 

「いるかー小傘?」

「あ、妹紅じゃない。珍しい、何か用?」

「いや、ちょっとな」

 

 やって来てのは藤原妹紅と言う私の友人。

慧音の友人でもある。

 

 『とある』事情で人里には住んではいないけれど、よく人里に顔を出す私の友人。

 

「何の用なの?」

「人探しをちょっとな」

 

 妹紅が人探しかぁ・・・。

一体誰を探しているんだろう?

 

「妹紅が人探し?

・・・で、誰を探してるの?」

「団長だ」

「・・・え?」

 

 予想外の返答が帰ってきた。

団長って自警団の団長!?

 

「だから団長だ」

「た、辰!?え、自警団の団長の辰だよね!?

どうしてさいなくなるのさ!?

と言うより、辰いなくて自警団大丈夫なの!?」

 

 辰。

この人里の自警団の団長をしてる人間。

人間の中ではかなりの実力を持っている。 

 因みにどの位の実力があるかと言うと、純粋な近接戦だったら、中級妖怪と張り合える実力。

 

 なのに・・・!

何でいなくなるの!?

 

「落ち着け、小傘。

そこは大丈夫だ。元々団長は指揮を取るのは苦手だったからな。指揮は副長に一任してた。」

「あ、そうなんだ・・・。と言うより、妹紅って自警団入ってるの?」

「いや、入ってはいない。入り浸ってはいるが」

 

 えーと、取り敢えず辰が居なくても自警団が、大丈夫なことと、妹紅が自警団に入っていないと言うことが解った。

 

「話がずれたから戻すが、ともかく団長が居なくなってな。それで探しているんだ」

「成る程ね・・・。こっちには来てないよ?」

「そうか・・・。当てが外れたか・・・」

「あ、当てがあって私の所に来たの?一体何の当て?」

 

 気になったから、聞いてみた。

 

「書き置きがあったんだ『俺は、俺より強いヤツに会いに行く』っていう、変な書き置きだかな」

「何してるのさ辰・・・」

 

 何処の不断の探求者だよ・・・

 

 いやさ、いつも破れた胴着を着ているし、赤いハチマキしてるなぁとは思ってたけどさ。

 

 ・・・本人じゃ、ないよね?

まさかね。

そんな訳ないない。

 

 辰さん飛び道具つかえないし。

 

「だから、小傘の所に来てると思ったんだが・・・」

「ごめん、妹紅。来てないよ・・・

まぁ、取り敢えず辰が来たら連絡するから。自警団の駐屯地でいいよね?」

「それでいいかな・・・じゃあ、よろしく頼む」

 

 そう言って妹紅は、辰を探しに言った。

・・・私もお店をしながら、探せるだけさがしてみようか。

 

 後日、辰は自警団に戻ってきたらしい。

なんでも、紅き館の門番と手合わせをしに行っていたと言う話を妹紅から聞いた。

 

 ・・・それって美鈴のことだよね?

確かに美鈴、弾幕ごっこより近接戦のほうが得意そうだしありと言えばありなんだろうけど・・・。

 

 門番の仕事は大丈夫なの?

いや、大丈夫なんだろうけど。

 変に心配をする私がいた。

 




はい、第21話でした。
もこたんがようやくINしました。

団長の元ネタはモロにあの方です。
二つ名出したし、有名な台詞だしたしわかると思います。
正し本家とは違い、波動は撃てないです。

では、また次回。


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私のちょっと変わった1日(恐らく前編)

 メリークリスマス!
皆さんはクリスマスをどう過ごしましたか?

 自分は・・・
家で紺珠伝やってたよ!!

畜生!


 と、言うのはさておき、
投稿が遅れてすみませんでした。

では、どうぞ。


「小傘、勝負しなさい」

「断っていい?」

 

 はい、皆さんこんにちは。

開口一番から、拒否をしている多々良小傘です。

 

「拒否権はないわ」

「いや、あるから。取り敢えず何でこんな所で言うのさ。此処、私のお店じゃないから。近くの食事所だから」

 

 此処で言わないでよ。

私のお店の中でならまだいいけどさ。

そんな妖力を出しながらこの食事所で言わないでよ。

 

「関係ないわ」

「いや、関係あるから。妖力が漏れてるせいでお客さん逃げちゃうから。今でもチルノと大ちゃんが怖がっちゃってるから。そこは考えてよ幽香」

 

 前に大ちゃんに約束した、お団子を奢ると言う約束を果たしていたらこんなざまになった。

 

 と、なんだかんだで私に脅迫紛いの戦いを申し込んでいるのは、風見幽香。

幻想郷の中でも大妖怪の位置付けがされていて一応私の友人。

 

「今日は、貴女と戦う為にわざわざ足を運んだんだから、戦いなさい」

「いや、それ私の意思はどこにあるのさ?」

「無いわよ」

 

 うん、聞いた私が馬鹿だった。

無いってことは分かってた。

でも・・・。

 

「幽香、今日は一応お店開けてるんだけど。チルノ達が来たから一時的にお店にいないだけであって戦うのは・・・「拒否をするならばここら一体の建物を破壊するわよ」わかったわよ、戦えばいいんでしょ・・・」

 

 諦めた。

まさか、本当に脅迫をしてくるとは思わなさかった。

 

「でも、流石に此処じゃ無理だよ。どうするのさ」

「いつも通り、あそこで殺り合うわよ」

 

 ちょっと幽香、漢字が違わなかった?

気のせい?

 

 ・・・ともかく、

今日はもう、店じまいだね。

戦った後にお店を開ける気力は恐らく無いし。

 

 余力残そうとすると、幽香が怒るし。

そうなったら、本当に建物が壊される。

 

「じゃあ、ちょっと時間ちょうだい。店じまいとか、色々しなきゃいけないから」

「わかったわ・・・じゃあ、そうね私も団子を貰おうかしら」

 

  え?

いや待って。チルノ達が怯えてる傍らで、

団子を食べるの!?

 

「はーい。お団子一つですね」

 

 しかもなんで、普通に接客してるのさ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女準備中・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女達食事中・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女達移動中・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女達戦闘中・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 所代わって此処は、人里から離れて、太陽の畑と言われている幽香が住んでいる所の近くの開けた所。

此処で私と幽香は戦ってる。

いや、さっき終わったけど。

 

 戦いが終わり、絶え絶えながら私が口を開く。

 

「ねぇ・・・幽香」

「何よ」

「分かってるよね・・・。私は・・・幽香との相性悪いの・・・」

「貴女が改善していないのが悪いわ」

 

 はい、普通に負けました。

主に相性の関係で。

私と幽香はそれなのに戦ってるから、お互いに戦略を知っている。

 

 私は、速さを活かした戦い方。

対する幽香は、正面切っての力押し。

 

 こうして見ると、私の方が有利と、見えない気もしない。

 

 だけど、私の戦い方には大きな欠点が存在する。

そこを私は改善を出来ていないから、よく突かれて負ける。

突かれ無いように努力はしているんだけど。

 

 そのせいで、私は幽香相手によく負ける。

今回もその例に外れなかった。

 

 いや、多少は勝ったことあるよ?

8.5対1.5位の割合で。

勿論私が数が少ない方。

 

 しかも勝ってる方法が、幽香が満足しただけと言う悲しい理由。

実質勝ったこと無い。

・・・駄目だ。自分で言って悲しくなってきた。

 

 ともかくそんなことで私はいつも幽香に負けている。

 

「努力はしてるよ・・・」

「ならもっと頑張りなさいよ」

「無茶を・・・言わないで・・・」

 

 簡単に改善出来るならとっくにしてるよ・・・。

出来ないからこんな結果になってるんだから。

 

「まぁ、前よりかは良くなってはいるけれどね。それでもまだ私には遠く及ばないわ」

「まだ、幽香には敵わないか・・・」

 

 ふぅ、やっと息が整ってきた。

・・・と言うか、良くはなってはいるんたね。

私自身じゃ実感が湧かないから其所は嬉しい。

 

「私に勝つなんてまだまだ無理ね。数百年は必要じゃないかしら」

「やっぱりそれ位は掛かる?」

「掛かるわね、ほぼ確実に」

 

 幽香に一度でいいからちゃんと勝ってみたいんだけど、まだまだ実力不足か・・・。

頑張んなきゃな・・・。

 

「さてと、私はやりたいことやって満足したけれど、小傘、貴女今からどうするのかしら?」

 

 幽香が質問をしてきた。

・・・でもさ、幽香。

 

「私がお店閉めた時点で気づいてるよね?」

「なら、いつも通り私の所で紅茶でもどう?」

「・・・本当にいつも通りだね。紅茶ありがたく貰うけど」

 

 

 うん、いつも通り。

いつも幽香と戦闘した後は何故か定着した幽香の家での紅茶。

 

 いや、疲れがとれるから嬉しいんだけどさ。なんと言うか・・・。

 

「幽香、さっきまで本気で戦ってた相手と紅茶するってどうかと思うんだけど・・・」

「そう?

と言うより、私は本気なんて出して無いわよ」

「・・・え?」

 

 幽香、

あれで本気じゃなかったの・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時は進んで、今さっき人里に戻ってきた。

あの後紅茶を飲みながら談笑してたから、それなりに帰るのが遅れた。

意外と楽しく談笑できたよ。

 

 まぁ、そんなことをしたけど帰ってきた我が家。

戸締まりもちゃんとしてたのを確認しつつ、私は玄関を開けたら、

 

 

 

 

 

 

 

 

「お邪魔してるわよ」

「・・・もう、慣れたよ」

「あら、そんなにしてたかしら?」

「それなりには私の家に勝手にあがることはしてるからね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫」

 

 なんで今日は大妖怪と呼ばれている人達が来るのさ・・・

 

 取り敢えず・・・言えることとしては、

まだ私の一日は終わりそうにない。

 




 はい、第22話でした。
幽香と紫が登場しました。

 原作で、傘を持っている二人は、出したかった。
一つの話に出たのは、偶然そうなっただけだけど。

 特に紫は、出さないと色々といけなかった。
先代巫女を絡ませてる時点で。



それでは、また次回。


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