五つ葉のヒーローアカデミア (六科)
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番外:唐突に思いついた物の詰め合わせその一


五つ葉本編を描いてふと思いついたことを番外編でまとめることにしました、個人的にこれおもろいやんと思ったやつをいつか書きたいです


脳みそ空っぽにして読んでください


 

 

ヤミ団長の限界超えろアカデミア

 

 

 

ここは雄英高校ヒーロー科一年A組、ヒーローを目指す物達がここに集い、一人前のヒーローになるための学びを得る場所

 

 

最初の試練である試験を突破し無事入学できた生徒達は自己紹介や個性の話で和気藹々とする

 

 

『はぁ〜いお友達ごっこならあとでしてくださーい、ここヒーロー科ですよ〜…ふぁ…ぁぁ…眠…』

 

 

「……!?」

 

 

教室の扉から出てきたのは黒い髪に眠たげな眼をした筋骨隆々の男、その筋肉はあのオールマイトとさほど大差がないほどであり腰には日本刀を携えていた

 

 

「ふ、不審者!?」

 

「あ?どこをどう見てそう言ってんだ、潰すぞブドウ頭

 

((((ガラ悪!?))))

 

「あ、俺は担任の『夜見介大』…君達の先生でーす、好きなものは酒とギャンブルです」

 

『『『『『ヒーローらしからぬ物だ!?』』』』』

 

 

よく見ると口にはタバコがあり、生徒がいるのにタバコはどうなんだと抗議しようとした者もいたが、シンプルに怖くて言えなかった

 

 

「これから全員これ着て外に出ろ、いいな?」

 

「せ、先生!?あの!質問は!」

 

「却下、めんどくせぇし」

 

 

そう言って夜見はドアを開け出ようとする、すると振り返り言った

 

 

『遅れたらぶっ殺す』

 

 

完全に人を殺す目で言われ生徒達は全力全開で着替え外へ出た

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「個性把握テストォ!?」」」

 

 

全員が体操服に着替えた後グラウンドに出て早々夜見から何をやるかを伝えられた生徒達が驚愕していた。

 

 

「入学式は?ガイダンスは?」

 

「え?あれいる?ただただ長いだけの話とか聞いてても眠くなるだけだろ?」

 

「そ、それはそうだけど」

 

「それにヒーローになるって言ってんのにそんな悠長なこと言ってられないだろ、雄英は自由な校風が売り文句……そしてそれは俺達先生側もまたしかり」

 

 

そう夜見はバッサリと切って捨てる

 

確かに自由な校風が売りとは聞いてるがいきなり自由過ぎやしないか?と周囲がどよめく中気にすることもなく

 

 

「お前らに今からやってもらうのは個性使用禁止の体力テスト、ではなく―個性解禁の体力テストだ」

 

 

バッと出された巨大な紙には様々な競技が書かれておりどれもやったことのあるものばかりだった

 

 

 

「ぶっちゃけ個性禁止のテストとか需要あんのかねぇ…ほんと国の偉いさん方の考えはわからんわ」

 

 

そう言って夜見はボールを手に取り円の中に入る、そして思いっきり手に力を込める

 

 

「力を抜いて………そーれ」

 

 

ビュン!!

 

 

『『『『『『『…………へ?』』』』』』』

 

 

投げたボールは遠くへ飛び、地面へ落ちた瞬間、爆弾でも落ちたのかと思うほどの砂煙が立ち上った

 

 

「まあこんなもんか…記録は……180、力抜いて投げても気持ち良くないな」

 

(力抜いて180!?)

 

(あ、あの先生何もん!?)

 

(今更だけど筋肉量えっぐ…)

 

 

「まあ俺は個性使ってないからこんぐらいだけど…本番では個性を使うこと、ここに俺が手を抜いてやった各種目の結果がある」

 

 

もう一枚の大きな紙が現れそこに夜見の記録が書かれていた…そして次に行った夜見の言葉に生徒達全員が叫ぶ

 

 

『ここにいる全員…これを一個でも越えられなかったら除籍ね』

 

「「「はぁぁぁぁぁ!?!?」」」

 

「生徒のいかんは俺たち教師の自由…ようこそ、地上最高である雄英高校へ」

 

 

そう夜見が挑発するかのように言った

 

 

「最下位除籍って……入学初日ですよ!?いや、初日じゃなくても理不尽すぎる!」

 

 

そう出久を助けた生徒が抗議するが

 

 

「お前らは…一体何を目指してんだ?なんのためにここにいるんだ、あ"?

 

 

夜見の重圧がそれを騙された、その圧はとんでも無いものであり生徒達は冷や汗を掻き始める

 

 

「この世界にはありとあらゆる理不尽がある、自然災害、大事故……そして身勝手なヴィラン供…そんなピンチを覆していくのがヒーローだ」

 

「放課後どっかの店で談笑したかったならおあいにく……これから3年間雄英は全力でお前らに苦難を与え続ける更に向こうへ……Plus Ultra…」

 

 

 

『今ここで限界を超えろ、いいな?』

 

 

洗礼というにはあまりにも重い、しかし夜見の言っていることは現実だ、生徒達は気持ちを引き締めテストへと勤しんだ

 

 

 

数十分後

 

各々が夜見の課題をクリアして行ってる中、緑色の髪にそばかすが生徒が何もクリアできずにきた

 

 

(まずいまずいまずいまずい!つ、次でラスト!?こ、これを超えられなきゃ…僕は…)

 

 

「おう小僧、お前か?あのデッケエロボぶっ壊したって言う」

 

「え?あ、はい!!」

 

「聞いた話じゃ…お前まだ個性に体がついてきてねえんだって?ロボを破壊した時も足やら腕やら壊して使い物にならなくなったって聞いたぞ」

 

「……はい」

 

「そんな状態でよくヒーローになるとかほざいたな……」

 

「っ、僕は!」

 

「また行動不能になって誰かに助けてもらうつもりだったか?」

 

「そんなつもりは…」

 

「どういうつもりでも周りはそうせざるを得なくなってくるって話だ……その昔、ある暑苦しいヒーローが大災害から1人で1000人以上を救い出すという伝説を作った、ありゃ俺もすげえって思ったよ」

 

 

夜見は隠れているオールマイトを見つめながらそう話し始める。

 

 

「同じ蛮勇でも……お前のは一人を助けてでくのぼうになるだけ緑谷 出久……今お前のやり方じゃヒーローになれなねぇよ

 

 

そう言ってボールを二つ渡す、落ち込む緑谷

 

 

(やっぱり…僕なんかが…今の僕じゃ!―――ん?今の…僕?)

 

 

その時夜見に言われた言葉を思い出す、今のお前のやり方…という言葉を

 

 

(腕を一本使ってやるんじゃダメだ……なら、方法は一つ!!)

 

 

「SMAAAAAAAASH!!!!」

 

「!」

 

 

緑谷の投げたボールが凄まじい勢いで飛んでいく、夜見を見ながら緑谷は言った

 

 

「先生…僕は、まだ、やれます!!ここで止まっていられないんです!―僕は…No. 1ヒーロー、オールマイトのようになりたいんです!!!あなたも!超えて!!」

 

 

緑谷は涙ながら言う、そんな緑谷に夜見は

 

 

 

 

「……おい小僧…てめぇ」

 

 

怒っているような声で近づいてきた、目は赤く光っている

 

 

 

 

 

「っ!?(し、しまった!あなたを超えるなんて事言ったらそりゃ怒るよね!?こ、怖い!殺される!?)」

 

 

夜見はプルプルと震えながら緑谷に近づき右手で頭を掴む、その様子を見ていた生徒達はそれぞれ違う反応をとっていた、何人かは止めようと歩み始める何人かは恐怖で動けない、何人かはこれが雄英かと思い気を引き締めていた

 

 

(怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!)

 

 

ナデナデ…

 

 

「…え?」

 

「お前…面白い!

 

「え?」

 

『『『『え?』』』』

 

 

緑谷を含め他生徒達は夜見の行動に困惑した、そして夜見は笑いながら緑谷の頭を撫でまくる

 

 

「俺を超えてあの笑顔筋肉ダルマを越えるか!ハッハッハッハッハッ!!!!

 

「あたまがゆれるぅぅぅぅぅ!!?」

 

 

ぐわんぐわんと視界が揺らる、それは次第に止んで行き夜見の声色は優しくなって行った

 

 

「俺の好きなもんさっき聞いたろ?俺は美味い酒とポーカーとかのギャンブルは大好きだ…負けるけどな!

 

「なんの自慢にもなってないんじゃ…」

 

「実はあともう一つ好きな物があるんだよ…お前みたいな面白いやつだ」

 

「おも、しろい?」

 

「そうだ」

 

 

夜見は掴んでいた頭を放し他生徒達を見ながらいう

 

 

「お前みたいに指ぶっ壊してでも喰らい付いていくやつとか…周りから何を言われてもここにきた奴らとかな」

 

『『『『『!』』』』』

 

 

夜見は他生徒達を見ながら笑い

 

 

「よく来たなお前ら!それとお疲れさん…明日から気合い入れて全力でこいよ」

 

「そ……それって!」

 

「おう―――全員合格だ!!!

 

 

『『『『『―や―やったぁぁぁぁ!!!!』』』』』

 

 

テスト関係なくみんな合格、生徒達は試練を乗り越えたことに喜び互いに笑い合った

 

 

「あの試練は超えなくても良かったのか?」

 

「いえ…おそらくですが、私たちの力量がどれほどか見るために…わざわざあのような嘘の試験を」

 

「あっ、あれまじだからね?」

 

「………え?」

 

『『『『『『へ?』』』』』』

 

 

突然のカミングアウトに全員が固まる

 

 

「本当にお前達が面白くなさそうだったら全員除籍にしてたし、なんなら緑谷なんかあれ言わなかったら即刻クビだったぞ、命拾いしたな〜お前」

 

「――――――」フラッ

 

バタっ

 

 

「あ倒れた」

 

「緑谷君!!?」

 

「タ、タンカー!!!!」

 

 

緑谷はいろんなことが頭に浮かびキャパオーバーで倒れそのまま運ばれて行った、試練を終えくたくたになった生徒達を帰らせ夜見は言った

 

 

 

「……楽しませてくれよ?バカヤロー供」

 

 

 

フッと笑ったその顔は、子を見守る親の顔に満ち溢れていた

 

 

 

 

プルルルルル…

 

 

「ん?………うわネズミ校長

 

ピッ

 

「ただいま留守でーすまた掛け直して『夜見君、これからお話があるから来て欲しいのさ!――ダッシュでね?』………うす」

 

ピッ

 

 

「………スゥゥゥ……やっぱあの校長怖えわ」

 

 

夜見はタバコを吹かしながら校長室へ向かったのだった

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

USJにて緑谷達を助けに来た来た夜見さん

 

 

USJにて緑谷、梅雨、峰田は脳無と呼ばれる怪人に襲われていた、脳無の無情な攻撃が緑谷へと襲い掛かろうとした…その時!

 

 

ズバッ!!!

 

 

「――あ?」

 

「こいつ返してもらうぞ」ガン!!

 

「おごっ!!?」

 

 

 

夜見が現れた、左手に緑谷と梅雨を抱えその場から少し距離を置いた

 

 

 

「や、夜見先生!!」

 

「おうバカヤロー供、元気ー?」

 

「はい元気―なわけねぇだろぉぉぉ!?教師が遅刻とか何考えてんだよ!おかげで大変な目にあったんだからなァァァ!?」

 

「うるせえパープル頭」

 

「理不尽!!」

 

 

夜見は二人➕一人を下ろしタバコに吸いながら相手を見た

 

 

「うわ何あれ気持ち悪…手がいっぱいついてる奴と脳みそ剥き出しのバケモンとか…何ホラー映画?」

 

「テメェなんなんだ…よくも邪魔してくれたな」

 

「おお小物っぽい台詞吐いてるじゃん、なに?そう言う立ち位置?」

 

「あ"ぁ"!?」

 

「先生!あれは脳無って呼ばれてた怪人です!オールマイトに対抗できる力を持っているみたいで、僕のパンチが一切聞きませんでした」

 

「え、まじ?てか作ったやつセンスねぇな…」

 

「さっきからムカつくことばっか言いやがって…なんなんだテメェは!!」

 

「誰ってそりゃ……」

 

 

 

『ただの迷子です、ちょっと道教えろや』

 

 

ふざけていることを言うも、その目と声色は本気でキレていた

 

 

『ウチのバカヤロー(生徒達)が世話なったな……ツケは今返してやるよ』

 

 

 





はい!いかがでしたか?この小説では一様相澤先生がヤミ団長になったら?という物です、相澤先生は不在になっちゃってこの先大変ですけど


団長がいるだけで安心感ってのが凄いんですよね、スパルタだけだ結果的にみんなそれで成長してるわけだから多分教師に向いている……たぶん!


評価とコメントのほどどうかお願いいたします


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番外編2・ヒーロー名ととんでもない職場体験


本編の息抜きに描かせてください《土下座》

今回はこの前書いたヤミ団長の限界を超えろアカデミア!の続きのようなものです




 

 

雄英一年A組はUSJ、雄英体育祭と二つの試練を乗り越えた後の話

 

 

『はい全員注目〜〜〜』

 

 

パチパチと手を叩きながら入ってきた夜見に生徒達全員が注目する

 

 

「はいおはよう、まずは一言…よくやったお前ら!上出来だ」

 

『『『『『はい!』』』』』

 

 

雄英体育祭

 

日本最難関のヒーロー科を抱える国立雄英高校にて行われる、個性ありの体育祭。

 

TVでも放送され、高視聴率をキープ中な日本のビッグイベント。スポーツの祭典と呼ばれた「かつてのオリンピック」に代わり、全国を熱狂させている

 

そんな大会で優秀な成績を残したのは、夜見の生徒の三人、夜見はご満悦だ

 

 

「常闇に轟、それと爆豪に飯田、お前達は入賞という素晴らしい結果を勝ち取った…が、これで終わりじゃない、これからって事を頭の片隅に入れておけ」

 

『『『はい』』』

 

「………おう」

 

 

轟、常闇、飯田は夜見に褒められ素直に喜ぶが、爆豪だけは不満そうな顔だった

 

 

「ほかの奴らも本当によくやった、悔しか?悲しいか?ならそれをバネにもっと前へ進め!んで持って……いつか俺に追いついてこい。

 

 

『『『『っ!はい!夜見さん!!』』』』

 

「先生って言え」

 

 

 

先生に褒められ嬉し涙を浮かべる生徒達に夜見はフッと安らかな笑顔を見せる

 

 

その後は職業体験へ向けてのヒーロー名考案の授業が開始された、専門家にミッドナイトを呼び夜見は壁に張り付きボケっとしていた

 

 

生徒達が次々にヒーロー名を出している中、切島が夜見に聞いた

 

 

「そう言えば…夜見さん!夜見さんのヒーロー名ってなんなんですか?」

 

「ん?俺?」

 

「あ!そういえば聞いてなかったよな!」

 

「緑谷君は知っているか?」

 

「………そう言えば…知らない」

 

『『『『え!?』』』』

 

 

生徒達はヒーローオタクである緑谷が知らないと言うことに驚く、そう言えばとミッドナイトも手を叩く

 

 

「一度も夜見君の事をヒーロー名で呼んだ事なかったわね…いっつも夜見君としか言ってなかったし」

 

「あの!どんな名前か聞いてもいいですか!?」

 

「俺も知りたい!」

 

「俺も!」

 

「僕も!」

 

「私も!」

 

 

と次々に手を出され夜見は手を頭の後ろに乗せながらしょうがなさそうに出てくる

 

 

「そんなに知りたいのか?なら教えてやる…劇レアだからよく覚えとけよ?…俺のヒーロー名はなー

 

 

ゴクリッ

 

 

 

 

 

 

 

『―――――あれ、なんだっけ』

 

ズコォォォォォォォォォォ!!!

 

 

 

その場にいた全員が夜見のその発言にずっこけた、すぐに立て直した生徒達が質問する

 

 

「知らないとはどう言う事でしょうか!?」

 

「忘れたとかある!?」

 

「プロヒーローなんですよね!?」

 

 

ギャーギャーと騒ぎ立てるので夜見はめんどくさそうに答えた

 

 

「うるせえな!生まれてこの方そんなの考えたこともねえんだよ!仕事の時はずっと夜見で通してるしな」

 

「んーなら今決めたら?」

 

「今?」

 

「そう今!せっかく貴方の生徒が考えているんだから…先生である貴方が何も無しじゃダメじゃない?」

 

 

うーんと考える夜見、それもそうかと頷き色々考える

 

 

「そうだなぁ…厨二臭え名前も嫌だし…どごぞの爆弾魔君みたいな奴はもっと嫌だし」

 

『お"ぉ"ん!?』

 

「かと言ってクセのあるやつで呼ばれてもなぁ……あっ」

 

「思いついた?」

 

「おう、別にこれといった欲もねえからな……」

 

 

夜見は生徒達が使っていたネームプレートに自信が考えた名前を書く

 

夜見のヒーロ名…その名の

 

 

ヤミ・スケヒロ

 

 

「シンプルね!それも自分の名前をカタカナにするなんておしゃれじゃない!」

 

「シンプルが一番楽だしな」

 

「ヤミ・スケヒロ…いいっすねそれ!!」

 

「ヤミスケヒロ!」

 

「ヤミスケヒロ!」

 

 

同じ名前を連呼し夜見を讃える生徒達、そんな生徒達を見て夜見は

 

 

「…ほんと、面白い奴らだ」

 

と笑っていた

 

 

 

――――――――――――ーーー

 

 

夜見の事務所

 

 

「おう小僧、ちょっといいか?」

 

「夜見先生!どうしたんですか?」

 

「お前さ、確かまだ指名無かったよな」

 

「ぅ…はい」

 

 

緑谷にはまだ指名が一つも来ていないので緑谷は職業体感をどうするのか悩んでいたが

 

 

「んじゃ俺の所に来い

 

「え?」

 

「ちなみにお前に拒否権は無い」

 

「えぇぇぇ!!?」

 

 

夜見が運営している事務所へ行くこととなった

 

 

「え、ほ、ほんとに!?と言うか夜見先生って事務所を持っていたんですか!?」

 

「まあな、ちなみに運営は全部サイドキックに任せてる」

 

「それはそれでどうなんですか!?」

 

「あの笑顔筋肉ダルマ(オールマイト)だって昔サイドキックにやってもらってたんだし大丈夫だろ、とにかく小僧…お前を俺の事務所『黒の暴牛団』へ来させる―いいな?」

 

「はい!!(黒の暴牛…か、かっこいい!ヒーロー名が事務所の名前じゃ無いのは珍しいけど…夜見先生がいる場所だ!きっとすごいぞ!)」

 

「黒の暴牛でクソボロになる程散々な目に合わせてやるか覚悟してけよ?」ゴゴゴゴゴッ…

 

(職業体験で、僕、死ぬかも)

 

 

夜見は怪しい顔を浮かべながら笑い緑谷を脅迫した

 

 

「そこの体験を得ていつか――」

 

 

『俺を超えてNo.1になってみせろ』

 

「―――」

 

 

今まで無理だ無謀だと言われてきた緑谷からすれば、その言葉は最上の喜びであった

 

 

『――――はいッッ!!』

 

 

 

こうして夜見が運営する事務所へ行くこととなった緑谷出久……だか知らなかった、その事務所がヒーロー達の中でなんて言われているのを

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

職場体験当日。

 

都心の駅に集まったA組は制服姿で集結し、コスチュームの入ったケースを所持していた。

 

そこでそれぞれが全国に渡って、事前に決めたプロヒーロー事務所へと向かう事となっている…そして夜見に指名された緑谷は

 

 

「俺を待たせるとはいい度胸だな小僧」

 

「すみません!緊張してたら寝れなくて!!!」

 

「遺言はそれでいいか?」

 

「本当にすみませんでしたぁぁ!!」

 

 

寝坊して遅れてしまったことに対して無茶苦茶謝っていた、時間も時間なので夜見は許しさっさとバスの乗るように言い事務所へと向かった

 

 

 

―――――――――――ーーーー

 

 

 

バスで役一時間、緑谷は事務所に着くと、その大きさと異様さに気づく

 

 

「こ、これが……黒の暴牛事務所」

 

 

建物として異質な出来上がり、どうやって作ったのかが分からず困惑するが。緑谷はワクワクが止まらなかった

 

 

「おし、とりあえず中に入るぞ」

 

「はい…あの!よろしくお願」

 

 

ボガァァァァン!!!

 

 

「えぇぇぇ!!?いきなり壊れたぁぁ!!?」

 

 

突如事務所の扉から青い炎が飛び出し爆発する、さらに

 

ヒュン!

 

 

「ひぇ!?(ナイフ!?)」

 

 

ダガーナイフが数本飛んできて緑谷の顔を掠める、バッ!と緑谷は夜見の方を見るが

 

 

「お、今回は扉だけで済んだか」

 

「いつもはこれ以上なんですか!?」

 

 

さも爆発するのが普通かのように平然としていた、そして中からは話し声と怒号が響き渡っていた

 

 

 

『はい怒ったー!!!テメェ今すぐ蒲焼にしてやるからこっち来ぃトカゲ野郎!!よくも俺のプリンを食いやがったなあ!?』

 

『うるさい!貴様が俺のステイン様グッツを燃やしたのが悪いんだ!当然の報いだ赤髪め!!』

 

あ"ぁ"!?テメェ今この髪色バカにしたか?それってつまりエンデヴァーをバカにしてるのとおんなじだよな?俺の家族バカにしてんじゃねえぞステイン狂信者が!』

 

『ステイン様を侮辱したな?刺し殺す!!』

 

『やって見ろぉオラァ!?』

 

 

 

緑谷が見たのは青い炎を出す赤髪の青年と紫髪でトカゲの容姿を持つ青年が大喧嘩をしている光景と

 

 

 

「ねえねえトガちゃん?このマニキュアどーう?」

 

「わぁ!とってもかあいいです!私のも塗ってください!」

 

「いいわよー!あ、仁君これにジュース入れて〜」

 

「はぁ!?自分でやれよめんどくせぇ!《いいぞ!》

 

「あ、私も欲しいですー」

 

「オッケートガちゃん全力で入れれくるね」

 

「ちょっと!私の時と対応違くない!?」

 

 

 

全身に黒と灰色を基調としたラバースーツを身に纏い顔全体を覆うマスクを着用した青年と、赤い長髪にサングラス、オネエ言葉が特徴的な大柄の青年

 

そして鋭く尖った犬歯、腫れぼったい目元、黄色い瞳と縦長の瞳孔が特徴的で髪型は両サイドにお団子を作り、付け根から髪がハネている少女が机の上でジュースとお菓子を食べていた光景と

 

 

 

「はぁ…なぜこうも我らの事務所はこんな奴らばかりなのだ…どれもヒーローとは名ばかりだぞ」

 

「まあまあそう言うなって、ほら!これでも飲んで元気出せって」

 

「また手品が上手くなったか?」

 

「まあね?」

 

「フン…本物のヒーローにはいつなれるのだろうか

 

「そんなのは自分次第だぜ?こんな奴ら!とかいってるけど……嫌いじゃ無いんだろ?」

 

「…そうかもな」

 

 

カウンターには黒い目出し帽の上に白の仮面を被り、丈の長いトレンチコートと羽飾りのついたシルクハットを身に付けた男性が何か手品のような形で飲み物を作り

 

その前に座っている鋭利な顎とブツブツの細長い舌が特徴。包帯状のマスクを身に着け、赤のマフラーとバンダナ、プロテクターを着用する男性に出していた

 

 

バンッッ!!

 

 

「おいお前らいい加減にしろ!そろそろ団長が帰ってくるんだ!!怒られるのは副団長である私なんだからな!!」

 

 

ピンクとダークブルーのバイカラーの髪の毛の美しくも男まさりな女性が奥の部屋から出て喧嘩をしている二人をを叱る

 

 

個性的すぎる面々、しかしどれも共通していたのは『黒い牛のマーク』のローブをつけていると言うことだった

 

 

「ぁ――あの―先生?」

 

 

夜見はタバコをとり、ワッハッハッハッハッハと笑いながら前に出ていった

 

 

『ようこそ…最低最悪な問題児だらけのヒーロー事務所――黒の暴牛へ

 

 

 

 

 

 

 





夜見さんにはヴィラン連合の数人をヒーローとして救って欲しかったんや、ヴィランとしての魅力がありまくりなみんなだけど…ヒーローとして活躍する姿も見たいだ!!トガちゃんは緑谷や麗日ちゃんの先輩って感じの設定です

これはあくまでもこう言う展開を考えているよ、と言うだけの話なのでこれがそのまま出す!ってことはまだ無いのでご了承ください







一番の理由はみんなに死んでほしくなかったんです


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番外編3 黒の暴牛団


ただの息抜きです!

ヤミさんシリーズの続きです。

本編へどうぞ!


 

 

緑谷出久はビクついていた、それもそうだ。

夜見が運営している事務所『黒の暴牛団』がどんな場所なんだろうかとワクワクしていたが……その実態はとんでもないヤベェー集団だったのだから。

 

 

 

(……こわい…とっても怖い……けど、ここでビクついてちゃダメだ!せっかく先生が誘ってくれたんだ……よし、行くぞ!最初の挨拶は元気よく!!)

 

 

 

 

『雄英高校から来ました、一年A組緑谷出久です!これから1週間!よろしくお願いします!!!』

 

 

 

出久は元気よく大きな声で挨拶する、それに夜見は感心するが……

 

 

 

「貴様のプリンはなかなかの美味だったぞ!いやぁ焼きプリンでも意外といけるんだな!」

 

「それがテメーの最後の晩餐だァァ!!」

 

 

 

 

赤髪の青年とトカゲの青年の喧嘩は止まらずナイフと炎が飛び交っていており

 

 

 

 

「はーい持ってきたよトガちゃ〜〜ん はいこれマグ姐さんのね」

 

「だから私だけ態度が違うわよね!?」

 

「ありがとうジン君!」

 

「いいよいいよ全然〜〜\\\トガちゃんのためならなんです出来るから!『なんでもは無理だけどな!』

 

「ありがとう仁君❤」

 

「……うす『けっ!』

 

『ちょっと表でなさい仁君』

 

「わあっ!喧嘩はだめですぅ!!」

 

 

 

今にも喧嘩になりそうなオネエとタンクトップ男、それを止めている犬歯の少女

 

 

 

 

「奴らまた物を…そろそろ粛清して」

 

「はいは〜いとりあえずこれ飲んで落ち着いてー?」

 

「なんだこれは」

 

「精神安定剤入りドリンク」

 

「先に貴様から粛清が必要か?コンプレス」

 

「ハッハッハジョークジョーク」

 

 

刀を構え、シルクハットをかぶっている男を切ろうとしている

 

緑谷に声を聴こえておらずびっくりするぐらい無視される。

 

 

(全然聞いてない〜〜〜!)

 

 

 

光景を見て副団長である女性はイライラを募らせる。

 

 

「ああもう!!なんでうちの奴らはこんな喧嘩っ早いんだ!そんなんだから事務所人気と売り上げが万年最下位なんだよ……夜見さんも誘うなら人を選んでー『プリンの敵ィィ!!!』……」

 

 

ブチッ

 

 

「うるせぇぇ!!」バンッ!バンッ!!

 

(結局貴方も攻撃するんですね!?)

 

 

 

女性の右腕の肘をライフルの銃身に変形させ、そのまま弾丸を放つ、その弾丸は今現在喧嘩をしている二人に向かっていくが

 

 

『『!』』

 

 

 

ボォ!

 

カン!

 

 

 

 

(あっ、あんなに早い弾丸を相殺した!)

 

 

 

二人は刀と炎でその弾丸を相殺した。

 

弾丸の速さは目で追えないほどの速度、しかしそれを意図も容易く防いだ二人に出久は驚きを隠せずにいる。

 

 

 

 

「危ねぇじゃねえか筒美!!いきなり銃ぶっ放すとかバカじゃねえのか!?」

 

「お前らがいつまでも喧嘩してるからだ!」

 

「だとしても!いきなり弾丸を放つなんておかしいだろ!そんなんだから彼氏もできねえんだよ!」

 

「なんだとこの童貞男児!!」

 

「童貞じゃねーしー!」

 

「私はもう初恋してんだよ!!お前なんて初恋のはの字も無いだろ!!」

 

「言ったなお前!言っちまったな!?」ボォォッッ

 

「貴様らいい加減にしろ!!我慢の限界だ!このまま貴様らを―」

 

 

 

ワーワーギャーギャーー

 

 

 

騒ぎに騒いで物を壊しまくる団員達、そんな光景を目にして緑谷は完全に固まる。

 

 

 

(拝啓お母さん…僕…今回の職業体験、まともにやれる気がしません……)

 

 

そんな団員達を叱ろうと夜見は拳を作り

 

 

「オマエラ…」ズズッ

 

 

壁に向かって思いっきり

 

 

『物を―壊すんじゃねえ!!!バゴァッ!!

 

 

拳を振るった。

 

 

(めっちゃ壊してますけど!!?)

 

 

ピタッ

 

 

「!」

 

 

団員達は動きをピタッと止め、全員が夜見の方向を見る、そして全員が一斉に夜見の元へと走ってくる。

 

 

 

 

『団長ぉぉ〜〜〜!!!』ワアッ

 

 

 

 

「お勤めご苦労様っすヤミさァァーーーん!!」

「お勤めご苦労様ですヤミさぁぁぁぁん!!」

 

 

喧嘩をすぐにやめ、赤髪の青年とトカゲの青年は夜見に頭を下げ舎弟のようになる。

 

 

 

「団長〜〜❤️おかえりなさーい 」ダキッ!

 

「お帰りなさいですヤミさん!」ダキッ!

 

「お疲れ様です団長!(血涙)」

 

 

 

夜見に抱きつくお姉と犬歯の少女、それを恨めしく思っているタンクトップの男。

 

 

 

「やあやあお疲れ様です団長!―所で…今度の公演のことなんですがね?」

 

「団長、そろそろ犯罪者の粛清に行きたいのですが」

 

 

 

何かを問うシルクハットの男と真顔でとんでもないことを言っている刀男。

 

 

 

「なっ―マグ姐にトガ!!お前ら何夜見さんに抱きついて……お、お帰りなさい団長…あの、今度動物園にでも……」

 

 

顔を赤らめ先ほどの勢いはどこに行ったのやらわからない副団長。

 

 

 

それらが夜見の帰還に喜び歓喜していた、出久は完全に空気。

 

 

「そうかそうか、お前ら俺の事そんなに好きか!」ワッハッハッハッハッ

 

 

だがうるせえ』ズゴゴ

 

 

『すみません!』

 

 

夜見の一言で全員正座をする、そしてここから緑谷のとんでも職場体験が始まった。

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

「はい全員注目〜…職場体験生が来るって言ったよな?この緑髪のオタクっぽいやつが俺の生徒の緑谷出久、こいつがそうだ…死なねー程度に扱いてやれ」

 

(扱かれるの確定!?と、とりあえず)

 

 

「み、緑谷出久です!!あの、よろしくお願いします!」

 

「…………」

 

「え、えっと…」

 

 

 

 

『未来ある若者久々にキタァァァァ!!!!』

 

 

 

黙りこくったと思った次の瞬間皆が歓喜に叫ぶ。

 

 

 

「緑谷出久って言ったよな!?見てたぜお前の活躍!!」

 

「自らの手を破壊してでも這い上がるその精神…見事だ」

 

「ねえ僕ー?私達とちょっと遊ばなーい?❤️」

 

「ガキを口説くなマグネ」

 

「久々に来たなぁ若いやつ、ここおっさんおばさんしかいねえし…」

 

「おいそれ俺のこと言ってんのか赤髪君」

 

「いえ!夜見さんはイケおじだと思います!」

 

「ならいい」

 

 

 

しばらく騒いでいると緑谷の近くに副団長が寄り話を始める。

 

 

 

「あー…悪いな騒いじまって、うちに若いやつが来るなんて数年ぶりだからみんな嬉しくて仕方ないんだ」

 

「そうなんですね…」

 

「とりあえずメンバーの紹介だな」

 

 

 

「まず一人目引石健磁、ヒーロー名『マグネ』で活躍してる」

 

「よろしくねデクちゃん❤」

 

「ちなみにオネエだ、けどいい奴だから気にするな」

 

(いい人そうだなぁ)

 

「あらいい体 ―食べちゃいそう❤️」

 

(いい人だけど警戒はしておこう)

 

 

 

 

「二人目伊口秀一、ヒーロー名『スピナー』で活躍してるまだまだ若手のルーキー」

 

「よろしく頼む緑谷よ!所で、ステイン様の本や雑誌があるんだがな?」

 

「ステインってのは…また後で紹介する。とりあえずその大量の本しまえ」

 

(この人も優しそ)

 

「ちなみにステイン様を愚弄したら即殺す」

 

(前言撤回!)

 

 

 

 

「三人目が『トガです!渡我被身子です!よろしくね緑谷君!』…だ、ヒーロー名はそのまま『トガヒミコ』」

 

「ねえねえ緑谷君!体育祭すごかったね!」

 

「え、あ、はい」

 

「ボロボロになった姿かっこよかったよ!」

 

「あっ、ありがとうございます」

 

「だからね!後でチウチウさせてくれない?」

 

「チウチウ…?」

 

「血を飲ませて欲しいの!」

 

「――血!?」

 

「うん!」

 

「え、えっと…?」

 

「あー個性の影響だ、トガ、とりあえずそれは後な」

 

「はあ〜い」

 

 

 

 

「んで四人目に分倍河原仁、いつもタンクトップで変態っぽいがちゃんとした奴だから安心しろ」

 

「変態っぽいってなんですかナガンさん!どっちかと言うと俺は紳士です!『変態だろ!』」

 

(どっち?)

 

「個性の影響で一人で二人分の会話を行っているように矛盾し続ける喋り方だが気にするな」

 

「その通り?別に気にしなくてもいいぞ『気にしてくれたらありがたい!』」

 

(あれ、頭が混乱してきた…)

 

 

 

 

「五人目迫圧紘、マジックが得意でな、それでここの生活費を稼いだりしてくれている。雀の涙ほどしか入ってこないけど」

 

「原因は君達なんだけど!―んんっ!失礼、よろしくね緑谷君、ヒーロー名は『Mr.コンプレス』だ」

 

「よろしくおねが―」

 

ブチっ

 

 

「ぎゃぁぁぁ!!?う、うでがぁぁ!!?」

 

「えぇぇ!!?う、うでが!とれ!?ごめんなさい!!」

 

「うおぉぉうでが!!腕がぁぁぁ!」スッ

 

 

パンっ!

 

 

「ある!!」

 

「―――へ?」

 

 

 

「ハッハッハッ!怖がらせちゃったかな?さっきナガンが言った通り俺はマジックが大好きでね?たまにこうやってイタズラをするのさ」

 

「心臓に!悪い!!」

 

「いい表情だ!今度子供達に見せてみよう」

 

「やめてあげてください!」

 

 

 

 

「六人目轟燈矢、ヒーロー名はトーヤ…生意気で口が悪い。おまけにファザコンで無愛想で」

 

「おい俺だけ言い過ぎだろ、後俺はファザコンじゃねえ!家族が好きなだけだ!!」

 

 

燈矢がそう反論する中緑谷は、轟という名前を聞き

 

 

 

「轟……もしかして、轟焦凍君の!お兄さん!?」

 

 

燈矢が轟焦凍の兄であると気づく。

 

 

「その通り、弟が世話になったみたいだな…あいつ色々と抱え込んでたって言うか…親父の事で色々あってな―感謝するぜ緑谷」

 

「そんな…僕はそこまでのことはしてませんよ、あれから轟君は徐々に笑顔を取り戻していってますし」

 

 

 

 

「なに!?焦凍が笑顔を!?俺にもまだ見せてねぇのに!!どんな感じだった!?」

 

「す、清々しいような…こう…『フフッ…ありがとな』みたいな」

 

「俺にはそんなこと無かったんだが!?しょーーーーとぉぉぉぉぉ!!!!!

 

(ブラコンだ!?しかも重度の!!―はっ、轟君のお兄さん嫌いの理由って…これなのかな)

 

 

 

 

「あー…とりあえず六人目だ。赤黒血染見た目は完全にヴィランだがちゃんとしたヒーローだし、普段は優しい奴だ」

 

「ヒーロー名はステインで通している…体育祭は見事だった、そのまま励んでいくがいい」

 

「ありがとうございます!(この人も優しそうだなぁ)」

 

「所で緑谷よ……お前は何故ヒーローを目指した?」

 

「僕…ですか?」

 

「ああ」

 

 

ステインの問いに対し緑谷は曇りなき目で言った。

 

 

 

 

「オールマイトのような人に凄いヒーローなりたい…そう思ったからです」

 

「オールマイトのように…か」

 

「はい」

 

「そうか…お前も…あの人に憧れたのか」

 

「お前も…!もしかして!ステインさんも!?」

 

「ああ――オールマイトの身長、体重…それから血液型は

 

「身長は220cm、体重は274kg、血液型はA型!」

 

「好きなコスチュームは」

 

「選べません!全てかっこよく全て完璧だからです!!」

 

「……フッ、お前とはいい友になれそうだ」

 

「はいっ!!」

 

 

 

パシッ!

 

ステインと緑谷に、オールマイト信者と言う凄い友情が生まれた。

 

 

 

 

「オールマイト信者が一人増えたぞ」

 

「あの筋肉笑顔ダルマ本当だれでも魅了するよなほんと」

 

「……んで私が副団長の筒美火伊那だ、ヒーロー名は『レディ・ナガン』、事務所の金銭管理や仕事の受注クレーム対応……ついでに書類仕事とかほぼ全部やってる」

 

「やりすぎじゃないですか?!そこはこうみんなでやる…とか」

 

「こいつらがやると思うか?火加減を知らない奴(轟燈矢)敵を瀕死にまで追いやった奴(スピナー)etc…問題児しかいないんだぞ」

 

「人聞きが悪いでーす」

 

「ちゃんと手伝ってまーす」

 

「仕事以外はな!!仕事は全くと言っていいほど手伝わないだろう!?」

 

「まあまあそう怒るなよナガン、いつもありがとね」

 

 

夜見さんに褒められた\\\―じゃなくて!!団長が手伝ってくれれば早いんですけどね!!……そして、この人が私達の団長…後恩人…の!夜見介大

 

「よろしくねー」

 

 

全員の紹介が終わったと思った出久、すると夜見がナガンに聞く

 

 

 

「ん?ヘンリーやあの二人は仕方ないとして…乱波の奴はどうした?」

 

「ああ乱破なら多分そろそろ」

 

 

バンッ!!

 

 

『今帰った!!久々にいい喧嘩ができて大満足だ!!』

 

「おう帰ったか乱破」

 

「ん!?団長!帰ってきてたんだな―よし!やろう!!

 

「やらねえよ」

 

「なんでだ!団長とやり合って勝つのが俺の目的なのに!」

 

「そう言ってもなぁ……あっ」

 

「……夜見先生?なんで僕の方を見て」

 

「ちょうどいいわ乱破」

 

 

『ちょっとこいつとやり合え』

 

 

「え?」

 

団員達『え?』

 

 

「ん!?お前緑谷出久って奴だろ!?いいなやろう!!」

 

「え、ちょ、先生!?」

 

「表に出るんだ緑谷出久!――本気で…喧嘩しよう!!」

 

 

 

『拝啓お母さん―本当に…本当に僕死ぬかもしれません。』





いかがでしたか?ヒーロー名はまだ全部が全部決まっていません、だって難しいんだもう。

本編はもうちょっとだけお待ちを、過去描写と戦闘描写って結構疲れるんですよねえ……

活動報告の方もよろしくお願いします!そしてついでにコメントと評価の程!どうかお願いいたします!


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番外編:唐突に思いついた物の詰め合わせそのニ


ヒロインが主人公な作品を書きたかった!けど難しい!だからこれは衝動書きだ!!


本編へどうぞ。


 

セクレ✖︎ヒロアカ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

逃げる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『逃すな!せっかく特別突然変異体のサンプルができたんだ!逃げられれば―全部パーだ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

逃げる

 

 

 

 

 

 

 

 

『門を封鎖しろ!ありとあらゆる窓!扉!逃げ道を塞げ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

逃げる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『だめです!実験体の個性によって、閉じた門もすぐに開かれてしまいます!』

 

『っ―ちょっとぐらい傷ついても構わん!逃すな!』

 

『撃て撃て!!』

 

 

 

 

 

パンパンっ!

 

 

 

 

 

 

 

「っ――くっ!!」

 

『な、何で動けるんだ!?足を貫いたんだぞ!』

 

『傷口を塞いだんだ!あれの力は扉だけじゃなく様々な開け閉めの概念を操るんだ!開いた傷口を無理やり塞ぐとは!』

 

『あ、大変です!!研究所にヒーローと警察が!』

 

『…っ!くそっ!!あんな奴の言うことなんざ聞くんじゃなかった!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

無我夢中で逃げる―今どこにいるのかもわからない…だけど逃げなきゃ

 

 

 

「っ!」

 

 

バタッ!

 

 

痛い―動きたくない―だめ、逃げないとだめ

 

 

死にたくない―まだ自分が何なのかもわかっていない…だから…

 

 

必ず生き残る―例え……

 

 

人の理から外れたとしても…どんな姿になっても

 

 

 

生きたい――生きていたい…!

 

 

 

死にたく―ないっ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――ことり!?た、たいへんだ!すぐにはこばないと…で、でもびょういんはちかくにないし……とりあえずお家に運ばないと!!」

 

 

「…?」

 

 

『えっと……も、もう大丈夫!な、何故って?…えーと……ぼ、僕が来た!!』

 

 

「…!」

 

 

『ぜったいに!たすけるからね!!』

 

  

 

 

この時から私の運命は決まっていた

 

この子…緑谷出久を見守り続ける…

 

これが私の生きる意味

 

 

私の、存在意義だ。

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

簡単な設定

 

 

小鳥になれる個性『小鳥』と

様々な開け閉めの概念を操る個性『封緘』の二つの個性を持つ少女

 

セクレ・スワロテイル

 

彼女は幼い頃に大怪我をした小鳥状態で発見され緑谷出久に保護される

 

その後は緑谷の家族として彼を見守るためヒーローになることを決める

 

爆豪の事は緑谷をいじめる嫌な奴、けど緑谷が許してる?から何もしていない、でもまだ何かあればボッコボコにする気満々。

 

麗日とは……恋のライバルという関係になる。

 

自分が何で二つの個性を持っているのか、自分は何処から来たのか何者なのか、それを明かしていくため彼女自身が戦っていく…そんなストーリー。

 

 

 

 

見たいな感じです、ぶっちゃけ緑谷×セクレって言うのが見たくて見たくて仕方なかったんです。

 

え?短くないって?……すみません、まだ細かいストーリーがあんまり出来てないんです。

 

ひとまずこれは保留ということにしておいて欲しいです。

 

一様コメントでご意見などがあればお書きくださいませ。

 

 



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本編・入試〜USJ編:OPイメージ:ハルカミライ
プロローグ:出久と勝己とアスタ



ブラッククローバーに興味を持って読み始めたら止まらなくなり、ヒロアカの世界にアスタがいたらな〜と軽い感じで描き始めた物です

初めて小説を書く×にわかなので設定がなんかおかしいやここの文章間違ったますよなど指摘があればコメントで教えてください

そして誹謗中傷、キャラへのヘイト行為などはおやめください

作者は頭が悪いです あったかい目で見てください


 

 

中国の軽慶市での「発光する赤児」の報道以来世界各地で超常現象が報告され、世界総人口の約8割が超常能力”個性”を持つに至った超人社会。

 

“個性”を悪用する敵ヴィラン、”個性”を発揮して取り締まるヒーローにより平和は保たれており人々はヒーローを讃えていた

 

 

空想は現実へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『かぁぁぁつきぃぃぃ!!!いずくぅぅぅぅぅ!!勝負だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』

 

 

そんな世界に一人、周りとは何かが違う少年がいた

 

 

そこはよくある学校の屋上、髪の毛の色は白く、端正な顔立ちをしており、外見もイケメン、身長は低いものの肉体はびっくりするほどのムキムキである少年と

 

緑色の髪にそばかすがある少年に薄い金髪に赤目の三白眼が特徴的な少年がそこにいた

 

 

 

「上等だアスタァ!!この前負けた分はここで返してやる」

 

「勝負内容は?」

 

「今日はこれだ!!この前の体育テスト!」

 

「え!?体育テストって…筆記の?」

 

「そうだ!!聞いて驚けぇぇ!今回のテスト結果は………驚異の80だ!!」

 

「な!?」

 

「なん―だと?」

 

 

驚愕の表情を浮かべる二人、白髪の少年はそれを見て勝ちを確信し高らかに笑う

 

 

「ナッハッハッハッハ!!!俺にかかればこれぐらいなんのその!!どうだまいったか!!」

 

「すごいじゃないか『アスタ』君!ねえかっちゃん!」

 

 

かっちゃんと呼ばれた少年は顔を片手で多い震えながら上を向く

 

 

「ああ……驚いたぜぇおい」

 

「だろだろ!?ふっふっふっ…勝負は俺の」

 

「ちげぇよ―そんな点数で俺に勝った気でいるお前に驚いてんだよ」

 

「な、なにぃ!?」

 

 

バッ!!と金髪の少年は自分が持っていたテスト用紙を出す…そこには

 

 

「9――93だとぉぉぉぉ!!!?」

 

「僕でも85なのに、すごいやかっちゃん!!」

 

「当たり前だわ、アスタよぉ…お前は頭が悪ぃ『んだとこらぁ!!』だが何故か体育や保険だけは得意分野だった、そこを考え俺はこの点数を取るためにおらぁ勉強したんだよ!!」

 

(他の点数でも勝ってるのにまだ勝ちたいんだねかっちゃん)

 

「な―ぬぉぉぉぉぉまけたぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「頭で俺に勝とうなんざ百年早えんだよ!!」

 

「次は負けねぇぇぇ…」

 

「でも身体能力じゃかっちゃん負けてるよね」

 

「うるせぇクソデクゥゥゥゥ!!!」BON!

 

「うわ危ない!?」

 

 

 

彼ら3人の名は『緑谷出久』『爆豪勝己』そして『黒魔アスタ』である、アスタ

 

3人は仲のいい幼馴染でありライバルでもある、何かあればすぐに競い合う、そして互いに勝ったり負けたりする、それが3人の日常であった

 

 

 

「あ、そういえばそろそろ入試だったよね」

 

「だな!いやぁ楽しみで仕方ねえよ!」

 

「あれを楽しみに思ってるお前がすげえわ…んで、お前ら受けんだろ」

 

二人『『もちろん!!』』

 

「この日のためにちゃーーんと個性の特訓してきたんだからな!」

「ぼ、僕も!無個性なりに頑張ってるよ!」

 

 

 

出久はアスタや勝己と違い個性がない『無個性』、しかしヒーローになりたいと言う気持ちは誰よりも強く決して諦めてはいない

 

 

「それなら勝負だ!!あっちの内容にもよるが…その試験内容で勝敗を決めようぜ」

 

「望むところだ勝己!出久もやるよな!」

 

「勿論!!……所でアスタ君、入試試験って確か筆記もあると思うんだけど…大丈夫?」

 

「ハッハッ―――ハッ!!?し、しまったぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「ちゃんと頭に入れとけ馬鹿が」

 

「助けてくれ二人ともぉぉぉ!!!」

 

 

いい笑顔で笑う出久と鼻で笑う勝己、そこには確実と言っていいほどの友情があった

 

そのあとは3人とも自分たちの教室へと戻っていった

 

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

「勝己の野郎ぉ!なにが」

 

『俺はお前と違って勉強なんてしなくても余裕やんだよ、せいぜいがんばれ』

 

「だぁぁあのやろう!!ぜってぇ受かってやる!」

 

 

アスタは放課後、出久達と別れ勝己に言われたことを思い出しながら帰っていた

 

 

「無個性か…俺もそうなんだよなぁ〜…けど、あれは俺にしか使えないって言われたし」

 

 

そう、アスタは元々は出久と同じ無個性であり弱かった(正確には身体能力は人並み以上)しかし数年前突如して個性に目覚めた…否、『その力が目覚めた』

 

 

「うーん考えれば考えるほどわかんねぇな……んーまあいいか!おいおい明かしていけばいいしな!早くかーえろ」

 

 

アスタはルンルンで自分が育った場所へと向かった…その時だった

 

 

BOOOOOOON!!!!

 

 

 

「のわぁ?!な、なんだなんだ!?」

 

 

近くの場所から爆発音が鳴る、それもかなりの規模でありアスタは気になりそこへ向かった

 

 

 

「あれは―勝己!?」

 

 

そこにはヘドロのようなヴィランに囚われている勝己がおりもがき苦しんでいた

 

他のヒーローは誰一人として自分では行こうとしなかった、理由は

 

 

「商店街が狭くて入れない!カムイ!なんとかできるでしょ!?」

 

「あの子との相性は俺では最悪だ。お前はどうなんだ?」

 

ヒーロー1 「お生憎様今は消火で手一杯だよ。」

 

ヒーロー2 「せめてオールマイトがいればなんとかなるんだがな!」

 

「あの子には悪いが耐えてもらうしかないな。」

 

(な…なんでだよ…なんで助けてやらないんだよ!!耐えるってなんだよ!あんなに苦しんでんのに何を呑気な――)

 

 

自分にはあまりにも不利な個性、それにより動けずヒーロー達はNo. 1ヒーロー『オールマイト』が来るのを待っていた…だがはっきり言って勝己は苦しそうに涙を浮かべており、必死に助けを心の中で叫んでいた

 

 

 

タンッ!!

 

 

「デク!?」 

 

 

出久が飛び出した、ここに来ていたのかと思ったのも束の間、出久はヴィランの元へと急そぐ

 

 

ヒーロー『何やってんだ!!止まれ!!!』

 

ヒーロー2『自殺願望者か!?』

 

 

 

出久は駆け抜けていた、ヘドロヴィランのは乗っ取った相手の個性を少なからず使えるようだった、そしてその個性は爆発、出久は持っていたノートや玩具をヴィランへ向けて投げつけていた

 

 

 

「かっちゃん!まってて!!」

 

「てめ―で―く!なんで!!」

 

「そんなの決まってるじゃないか!!!君が助けて欲しそうな顔をしていた!それに君は僕のライバルだ!!『助けるに決まってるじゃないか』!!」

 

「――っ!!」

 

「このガキィィ!!!!」

 

 

 

ヘドロが出久に襲いかかり今にも攻撃が当たりそうになる……その時、もう一つの声がした

 

 

 

『うぅぅぅぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!』

 

 

 

ヒーロー1「な、もう一人!?」

 

ヒーロー2「誰か止めろ!!!」

 

「勝己ぃぃ!出久ゥゥゥ!!いま助けるぞぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

アスタであった、冷や汗をかきながらも二人を救うために周りの辞めろという声も無視して突っ走る

 

 

「アスタ!?来るんじゃねぇ!!」

 

「勝己!今助けるからな!!」

 

「助けるだって!?バカヤロー!こんなところで"個性"使っちまったら―――」

 

「っ」

 

 

勝己の言葉が胸に刺さる、何が言いたいのかはわかる、わかっているがアスタ足は止めない。

 

 

「前科持ちになっちまうだろ!!そうなったら!!もうライバルじゃなくなるんだぞ!!!?」

 

「そうだよダメだアスタ君!!」

 

 

 

この世界では許可がない状態での個性使用は犯罪であり使ってしまえば前科持ちになってしまう…その状態でヒーローになるのは難しい

 

 

だが

 

 

「ならなれなくてもいい!!!」

 

「はぁ!?」

 

 

何言ったんだと本気でキレる勝己にアスタはこう叫んだ

 

 

「ダチを救えなくて何がヒーローだ!目の前にある命が消えようとしてんのに何もしない奴がヒーローになんてなれるかよぉぉ!!」

 

「アスタ…君」

 

「テメェみたいなガキに何ができるってんだ!!このどチビがァァァ!!!」

 

 

ヴィランはアスタに向けて攻撃するがアスタはそれを軽々と避け個性を発動する

 

 

「お前は……俺が!ぶっ飛ばす!!!」

 

 

そして現れたのは黒い本、そしてアスタの背後には巨大な黒い悪魔のような影が映る

 

 

「ひぅ!?な、なんだそりやぁぁ!!」

 

 

アスタの手には鉄塊と形容できる漆黒の大剣があった、それを持ちこちらへ走ってくるアスタに恐怖を覚えるも冷静に考えるヘドロのヴィラン

 

 

(だ、大丈夫だ!俺の個性はヘドロ!物理攻撃はほとんど聞かねえ!!あんなただでかいだけの剣で俺がやられるはずがねえ!!!)

 

 

ヘドロには普通の攻撃は効かない……そう、普通の攻撃ならだ

 

 

 

「おいヴィラン!覚えとけ!どんなに強え奴がいても!どんなに怖え奴がいても!!!」

 

「剣を出すことしかできねえただの愚図がぁぁ!!!」

 

「諦めないのが―俺の!!!」

 

 

アスタは渾身の力で剣を振るい勝己と出久に絡まっていたヘドロをどかし、そのまま剣脊の部分で殴った

 

 

 

『個性だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

 

 

バン!!!

 

 

「ぉっ―ごぉぁぁぁぁ!!!?」

 

 

ヘドロヴィランは吹き飛ばされ辺りに散らばる、それは動かなくなりアスタはヴィランに勝利した

 

周りのヒーロー達や野次馬達が唖然としている中アスタは

 

 

「―っしゃぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

その剣を掲げ思いっきり叫んだ

 

 

 

数分後、飛び散ったヘドロを警察とヒーロー達が回収し、事件は幕を収めた…しかし個性を使ってしまった故に犯罪者となってしまったアスタはどうしようかと言う顔になっていた

 

勝己はライバルであるアスタが警察に捕まりそうになり今にも爆発しそうであり、出久は必死に警察に事情を話し弁解しようとしていた

 

そんな時であった

 

 

ヒーロー1「待ってくれ刑事さん、今回ばかりは見逃してやってはくれないか?」

 

刑事「え、し、しかし」

 

ヒーロー2「確かに個性の無断使用は犯罪だ…だが使わせてしまった責任はこの場にいるヒーロー達にある」

 

「その通りだ…情けないな、子供にあんなことを言われて気づくなんて」

 

「責任は我々が取る、今回は見逃してやってほしい」

 

「私からもお願いします…ほんと、情けないわね」

 

 

ヒーロー達が自分たちの行いに反省し、アスタの罪を自分たちの責任であると言って庇ってくれたのだ、これによりアスタの罪はなかったこととなった

 

 

 

その後、アスタ達は色々あって疲れながらも一緒に帰っていた

 

 

「………バカスタが」

 

「な、なんだよー!悪かったって言ってるだろー!」

 

「ほんとにわかってんのかお前!!…ッチ」

 

「ま、まあまあ」

 

 

 

少し唸った後、勝己が前に出て言った

 

 

「助けてくれて……ありがとよ二人とも」

 

(か、かっちゃんがお礼を言うなんて珍しい!)

 

 

「けど―二度はねえ!もう二度とあんな醜態は晒さねえ!こっからだ!!こっからおれは一番になる!!今度は俺がてめぇらを助ける!!文句あっかよ!!!」

 

 

その言葉に二人を顔を見合わせ

 

 

『ねえ『ない』!』

 

 

と言った、三人は笑い右手の拳を合わせ目線だけで言った

 

 

 

『『『誰が一番早くNo. 1になるか、勝負だ』』』

 

 

 

 

これはまだまだ始まりの物語

 

 

これは三人が最高のヒーローになるまでの物語である

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

 

あのヘドロヴィラン本当にやばかったな!勝己のタフネスと出久の勇気に救われたってのもいるけど…やっぱり俺の個性が一番強えな!(ドヤ)あで、あでで!殴んな勝己ィィぃ!!!!

 

 

次回 5つ葉のヒーローアカデミア 

 

ページ1 :入学試験

 

諦めないのが俺の個性だぁぁ!

 





黒魔アスタ

個性・反個性

五つ葉が描かれている禍々しい本から現れた剣を出現させる事ができる、そしてその剣に触れたものの個性を無効化する

剣の刃に触れれば切られ、刃以外の部分に触れれば弾かれる

異形型などは耐久力が人並みになる程度で個性そのものは消えない

また、とてつもなく重いのでアスタや個性なしでも強い人しか使えない



なんて設定でどうでしょう、ぶっちゃけもうなんとなくで書いちゃったので続くかはわかりません

続いたらどうかあったかい目で見てください!


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ページ1:入試試験


書いてたら止まんなくなっちゃって書いちゃったぜ✨✨

そしてとうとつなんですけどね?やっぱなんかこう違和感がありまして…本当によければアドバイスや、「ここ言う展開とかはちゃめちゃ面白そう」などあればどしどしください

追記:B組の子達みんな可愛くね?特に塩崎さんとか取蔭さんとか


入試試験

 

 

文字通り雄英高校へ入学するための大事な試験、その会場にアスタ、爆豪、出久の3人はいた

 

 

「い…いよいよだね…」

 

「き、緊張して来たぁぁぁぁぁ!」

 

 

出久とアスタの体はバイブレーションのように震え今にも倒れそうである

 

 

「はっ!ダッセェなぁてめぇら!」

 

 

対して勝己はダッセェと笑い俺は緊張なんざしてねぇと豪語する…が

 

 

「お前も足ガックガクのくせに!!」

 

「これは武者震いなんだよ!」

 

 

勝己は生まれたての子鹿のような足だった、なんならこっちの方が倒れてもおかしくない

 

 

「と、とにかく入らないと……」

 

「だな!―ってそういや出久!最近なんか変だったけどよ、大丈夫か?」

 

「え…あっ!うん!大丈夫!」

 

「…よく見りゃ体が引き締まってんな、筋トレの成果か?」

 

「う、うん!結構本気で頑張ったんだ!」

 

 

あのヘドロ事件の後からか出久はどこか変であった、朝は毎日ボロボロであり授業中もたまに居眠りをしてしまう、そして何があったのか体は引き締まり腹筋も割れていた

 

 

「デクなりに頑張ったってことか……フン!行くぞ!」

 

「お、おー!!!」

 

(それだけか?なんかこう……もがァァァ!って感じの奴が感じんだけど…まあいいか!)

 

 

アスタは出久の何かが変わったと確信したが、気にしないようにし、勝己と出久についていき中へと入った

 

門をくぐった後のアスタの目は戦場に行く兵士そのものであった、覚悟を決めた目、二人はそんなアスタを見て自分たちも気合を入れた

 

 

 

 

試験会場 筆記試験後

 

 

「やった…やっちまったぁかも…」

 

 

筆記試験が終わり絶望の顔をとしているアスタ、その両隣には爆豪と出久が座り、二人ともやってやりました感を出していた。

 

 

アスタははっきり言って勉学が死ぬほど苦手である、戦闘での頭の回転速度は凄まじいが、嫌いな勉学となるとまるで亀のように思考が遅くなる

 

 

「今までない顔をしている!!かっちゃんが頭を悩ましながら勉強を教えたのに!!」

 

「おいバカスタァ!!お前散々教えたのにまさかどれも解けなかったなんて言わないよな?あ"?」

 

「ほんんっっとごめん勝己!!」

 

「お前がこれで落ちたら悪いのは俺の教え方になるじゃねえかゴラァ!!」

 

「ほんとごめぇぇん!!」

 

「で、でも!まだ実技試験があるし、それならまだチャンスはあるよ!」

 

「で…デク(きゅん)」

 

「はっ!人励ます前に自分のことをどうにかしろよ…やれんだろうな?」

 

 

出久は無個性、少し鍛えた程度でこの試験が受かるとは到底思えなかった何か策でもあるのかと問おうとしようとしたが

 

 

「も、もちろん!!」

 

 

出久の真っ直ぐな目が自分の目に入りそんな気が失せた、かつ自分にできる最大限のこと

 

 

「…なら気晴れやクソナード」

 

 

ならないながらも頑張れと言う言葉を送った

 

 

「―っ!うん!」

 

「よし!俺もやってやるぞぉぉぉ!」

 

「テメェは受からなかったら本気で潰す」

 

「えぇぇぇ!?俺には何か励ましの言葉とかないわけぇぇ!?」

 

 

 

勝己は(お前が受からないわけねぇだろ、フィジカルゴリラなんだからよ)と思い出久は(身体能力は多分この中にいる人達よりも強いし…)と思っていた

 

そしていよいよ試験が始まる前の説明が始まる

 

 

 

 

 

『今日は俺のライブにようこそー!!!エヴィバディセイヘイ!!』

 

『へェェェェェェェェうボォ!?』

 

(だあってろ馬鹿!!)

 

 

 

『ハッハッハッ!ノリいいやつがいて感謝するぜぇ!!とりあえず実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?YEAHH!!!」

 

 

「すげぇ!マジもんのプレゼントマイクだ!!さ、サインもらえねぇかなぁ!!」《小声》

 

「分かったからちょっと黙れ!説明聞こえねぇんだよ!」《小声》

 

「本物だぁぁぁぁ!!」《小声》

 

「だぁぁこのヒーローオタクども!!」《小声》

 

「オタクじゃねえ!興味津々なだけだ!」《小声》

 

「それがオタクって部類なんだよ!!」《小声》

 

 

『リスナーにはこの後10分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ!!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習会場へ向かってくれよな!!』

 

 

受験生達はそれぞれ自分に配られたプリントに目を移す

 

 

 

「あれ?俺達バラバラだな」《小声》

 

「同じ学園同士だったら有利な状況を作りやすい…そんなんで入学されたらたまったもんじゃねえからな」《小声》

 

「つまり?」《小声》

 

「事前にそういう作戦を考えていてそれを試験でやられたらまずいから…ってことだね」《小声》

 

「ああそう言うことか!」《小声》

 

 

勝己は(頼むからちゃんとルール守れよ…)と思いながら頭を抱えた

 

 

『演習場には“仮想ヴィラン”を三種・多数配置してあり、それぞれの『攻略難易度』に応じてポイントを設けてある!各々なりの個性で仮想ヴィランを行動不能にし、ポイントを稼ぐのが君達リスナーの目的だ!!』

 

「ふむふむ…殴れば良いな!」《小声》

 

出久「剣使おうよせっかく持ってるんだから」《小声》

 

『もちろん他人への攻撃などアンチヒーローな行為はご法度だぜ!?』

 

「勝己は無理じゃね?」《小声》

 

『あ"ぁ"ん!?それぐらいちゃんと守るわアホスタァ!!』《大声》

 

「かっちゃんストップ!あと煽らないでアスタ君!!」《普通》

 

「ごめん勝己!つい!つい思ってしまってぇぇ!」《普通》

 

「よーし表出ろ潰す!」《大声》

 

 

出久が必死に勝己を止め周りに謝り落ち着かせようとする、その時だった

 

 

「質問よろしいでしょうか!?」

 

 

静寂を切り裂くかのような声がアスタ達の斜め前から放たれる。

 

 

「ピシッ!って手が立ってんな!」

 

「はっ…はぁ…黙っとけ」

 

 

『プリントには四・種・のヴィランが記載されています!!誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!!』

 

 

何千、何万人といる中で堂々と大声で問題を指摘出来るのも一種の才能であろう、めんどくさいなぁ〜と周りは思っていた、ぶっちゃけ勝己も思っていた。

 

そして、次の彼の矛先がどこに向かうのかも予測できた…理由は簡単。アスタたちは先ほどまで話していた、否騒いでしまっていたからだ

 

 

『ついでにそこの縮毛の君!!そして目つきの悪いもの!!後それから…低身長の君!!』

 

 

『誰が目つき悪いだぁ!』

 

『低身長っていう必要あったかぁ!!!!?』

 

 

『先ほどからボソボソと…気が散る!物見遊山のつもりなら即刻ここから去りたまえ!』

 

「あ!それはごめんな!けど低身長は言わなくていいだろぉ!!!!」

 

「…あっ、そ、それはすまなかった!」

 

「ならばよし!!」

 

 

周りはいいんかい!と心の中でツッコンだ、メガネをかけていた青年がスッと座りマイクから説明が入る

 

 

『HEY!!じゃあさっきのお便りの説明をしよう!!四種目のヴィランは0P!そいつは言わばお邪魔虫!!スーパーマリオブラザーズのドッスンみたいなもんさ!各会場に一体所狭しと大暴れしている『ギミック』よ!!…俺からは以上だ!!最後にリスナーへ我が校“校訓”をプレゼントしよう!!かの英雄ナポレオン・ボナパルトは言った!!『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者』と!!』

 

 

 

 

『Plus Ultra!!』

 

 

 

 

『それでは皆良い受難を!!」

 

 

 

そこでプレゼンは終わった…皆がそれぞれ気合を入れている

 

 

「あれがプロヒーロー……やっぱ、カッケェ!」

 

「ほんとに―ほんとにかっこいい!」

 

「―…勝負だ、お前ら」

 

 

勝己の口角が上がり二人に言う

 

 

「え?」

 

「勝負って?」

 

「この試合…より多くのポイントをとったやつが勝ち!負けたやつは――勝ったやつに奢れ!」

 

「なんだってぇぇぇ!!乗ったァァァ!!!」

 

「そ、それ、僕圧倒的に不利なんじゃ…」

 

「Puls ultraで頑張れや―お前はやめんのか?」

 

「――や…やってやるよ!!その代わり!約束は守ってね!!」

 

「上等だよ、肉だろうがなんだろうが勝ってやるよ!アスタァ!てめぇも……あ?何してんだ」

 

 

アスタはスマホを取り出しバッと目を光らせて出す

 

 

「俺これがいい!!」(10000円するダンベル)

 

「ちょっとは遠慮しろカススタ!」

 

「ウエェ!なんでもっていったじゃん!!嘘はよくないと思いまぁぁす!」

 

「っそりゃ………だぁぁぁ!買ってやるよ!俺に勝ったらなあ!!」

 

「言ったな?約束しろよ!」

 

「じゃあ僕も…頑張ろうね!!」

 

二人『『おう!!』』

 

 

 

3人は笑顔でそこを別れる

 

アスタは緊張で震えながらも気持ちを整えていた

 

出久は絶対勝つという気持ちを整える

 

勝己は絶対に負けないと言う気持ちを整えた

 

  

勝出ア(((絶対に負けない!!!)))

 

 

三人の気持ちはそれ一つ、その信念を胸に前へと歩き出した

 

 

 

 

 

説明会後、A~Gの七か所の試験会場に別れたアスタ達受験生は、それぞれジャージなどの動きやすい服装なり、試験会場の入り口で待機していた。

 

 

 

 

「オイチニーサンシーゴーロクシチハーチ!!」

 

 

アスタは準備運動を元気良く行なっていた、それを見た周りが何してんだ?というような顔で見る、アスタの顔は曇っておらず快晴、そして自分の手を見ながら思う

 

 

(まだこの個性を使いこなせてない…けどやれる!今までいろんなヒーローがここを通ってきたんだ!俺が行けないってわけじゃない――)

 

から大丈夫!と思ったその瞬間だった

 

『ハイスターーート!!!』

 

 

突如として開始のアナウンスが流れた、アスタをはじめとした受験生達は『?』という顔になる

 

 

「―――はぇ?」

 

『どうしたどうしたぁ!?本番に合図はねぇぞー?走れ走れー!!』

 

「ま、まじかぁぁぁ!!!」

 

 

アスタをはじめとした周りの生徒達が走り出す、突然の事に焦り始め自分以外の受験生達を押し退け我先へと走っていく受験生、だがその先には

 

 

「…あいつ…早くね?」

 

 

「うぉぉぉみつけたぁぁぁ!!」

 

 

全力疾走のアスタがにいた、他の受験生達をものともせずとんでもないスピード、このスピードはアスタの個性が発動したわけでもない、これはアスタ自身の身体能力である。

 

アスタの目の前には緑色のロボがいた、ロボはこちらへと目を向けると目が光り喋る

 

 

『目標発見』

 

アスタ「おおロボットらしくていいな!よく見たらちょっと…いや!そんなに怖くないな!」

 

と言ったが

 

 

『ブッコロス!!!』

 

「へ?」

 

『ブッコロス!ブッコロス!!!』

 

「ぜ!前言てっかぁぁぁい!!!」

 

 

どすの利いた声を聴き自分の言ったことを撤回し逃げる、ロボはアスタへと猛突進

 

 

(って!ダメだダメ!!敵相手に背を向けて逃げるのは男のすることじゃねえ!!)

 

 

アスタは踏みとどまりロボの方は向く、足に力を込め突撃してきたロボを掴み動きを止め

 

 

「うぉりゃぁぁぁ!!!」

 

 

そのまま後方へと投げ飛ばした、投げ飛ばした先にはロボがおりアスタへ向けてまた走ってくる

 

 

「よっしゃぁぁこぉぉい!!!」

 

 

個性を発動することを忘れ、アスタそのまま拳と足でロボを凹まし再起不能にする

 

 

「ナーハッハッハッハッ!!鉄ぐらいならまだ殴れる!よーし!次はあそこの」

 

 

バババババ!!!

 

 

「―あり?」

 

アスタが次の目標の元へ行こうとした瞬間背後から大量の玉が発射される、当たっても少し痛い程度で様が量が量、個性を発動させ防ごうと構えた

 

 

シュルル

 

ガシッ!

 

 

「おわっ!?なんだぁ?!」

 

 

突如アスタの足にツルのようなものが絡まり引っ張られる、その後そのツルが解除さらると今度はロボへ巻きつく

 

ミシミシミシミシ…

 

と言う音が聞こえ、壊れる音と共にロボが地面へと落ちた

 

 

「すげぇ…けど、一体どこから」

 

「あの……もし、そこのお方?」

 

「ん?…あっ!お前が助けてくれたのか?」

 

「はい、お怪我ないようで良かったです」

 

 

現れたのはイバラのツルの様な髪の毛が生えている女の子だった、アスタは自分の足や手を払いその女の子に御礼を言う

 

 

 

「助かった!ありがとな!」

 

「いえ…これも神の導きがあったからこそ…」

 

「神?」

 

「ーあっ、な、なんでもありません…ご武運を」

 

「おう!お前も頑張れよー!じゃあなー!」

 

 

アスタは笑顔で走りながらを手を振り、まだいるであろうロボの元へと向かった、手を振り返した女の子はアスタが見えなくなるのを確認すると、静かに手を胸に当て

 

 

「また……変人と思われてしまいましたね……!いけない、今はこの試練に集中しなければ」

 

 

少女はそう言って走り出す

 

 

「…‥あの方は…もしや……いえ、今は集中しなければ」

 

 

次回予告

 

あのツルの女の子に助けられちまったなぁ〜、けどあの子どこかで見たことあるんだよなぁ……遠い遠い記憶にあの子の面影がぁ…ん?てか俺!女の子髪の毛に砂とか汚れとかつけてねぇよなあ!?

 

 

次回 五つ葉のヒーローアカデミア

 

続・入試試験

 

諦めないのが俺の個性だぁ!!





この小説では原作のように、アスタ君がいろんな人にフラグを立てまくります、一級フラグ建築士なので

小説書くの楽しい


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ページ2:続!入試試験


お気に入り登録をしてくださった皆様方!本当にありがとうございます!これからも面白い展開を頑張って考える書いていくのでどうか!どうか!お待ちくださいませ!!!

追記:今のところUSJまでの下書きは完了しております、けどコレジャナイ感がすごくてすごくて


試験開始からしばらく経ち、ロボの数がだいぶ減ってきた頃、アスタは近くの広場で息を整えていた

 

 

 

「はぁ…はぁ…こ、これで…何ポイントだ?途中で数えてなかったんだよなぁ」

 

 

 

大体二桁は超えたはずだと思い辺りを見渡す。

 

周りのロボはほとんど破損されており残っていない。もう少し探せば良かったと少し後悔していた。

 

 

「……あっ!個性使えばもっとスムーズに行ってたんじゃね!?」

 

 

ここでやっと自分の個性のことに気づく、アスタは長年その肉体で戦っていた為自分の力をの事を完全に忘れていた。ましては最近発現したばっかだったので尚更であった。

 

 

「ま、まぁ結構やれたし大丈夫だろ!…出久達はどれくらいなんだろうな〜」

 

 

ライバル二人のことを気にしていた、次の瞬間

 

 

ドシンッ……

 

ドシンッ!

 

ドシン!!

 

 

地響きが聞こえた

 

それは小刻みな地響きから始まり、徐々に揺れが大きくなり始め

 

「なんだ?地震でもおき………っ!?」

 

ついにそれは市街地を蹂躙しながら突如現れた。

 

 

 

まるでビルが歩いているかのような巨体。前足のような機体を巧みに使い、市街地を押し退け、建物を粉砕しながら前に進む。

 

 

その姿はまさに悪魔

 

人々がヴィランに抱く恐怖心を具現化したかのような圧倒的脅威が年端も行かぬ受験生達の前に降臨した。

 

 

 

「「「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」

 

 

「うそだろぉぉぉぉぉ!!!?」

 

 

当然の反応だ

 

命の危機に瀕したことがない受験生たちの前に初めて現れた絶対的な脅威なのだから、試験など関係ない、受験生達はとにかく走る。生き残るために。

 

 

 

「な、なんだあれ!!(あんな馬鹿でかい奴…お邪魔虫ってやつか!にしてもデカすぎるだろぉ!?か、考えろ〜!!)」

 

 

 

 

アスタは必死に思考を巡らせ考える

 

一つ目はアレに立ち向かいなんとか倒す

 

二つ目は周りに逃げ遅れている人がいないか確認する

 

三つ目は逃げる、周りと同じように逃げる、あれを倒しても何もないのだから

 

 

 

(って何考えてんだ俺!!ヒーローなら立ち向かうのが当たり前だろ!!)

 

 

 

アスタはすぐに一つ目以外の選択肢を消し立ち向かうことに決めた、倒してもポイントは入らず、はっきり言って時間の無駄、しかしここで逃げ出すなんてことはヒーローとしてはまずあり得ない。だから無理でも諦めず立ち向かうことにしたのだ。

 

 

 

(見えてきた!!……って、あの子は!)

 

 

 

走って巨大ロボに近づいてきた時、アスタの目に映ったのは

 

 

 

「そ、そん…な…ここまで、来たと…言うのに……」

 

 

 

両膝をつき震えている女の子だった、その女の子はアスタを助けてくれた子勇敢な子

 

しかし今は目の前の強大すぎる的に恐れ動けなくなっていた。

 

 

 

グググググッ……

 

 

「ヒッ」

 

 

(っ!!急げ俺の体!!あいつを倒して!あの子を助ける!!!)

 

 

ロボが腕を投げ地面へ向けて拳を振おうとする、少女には当たらないが風圧できっと無事ではない、しかし距離はかなりある、このままあの子を連れ引き下がるのでは間に合わない。

 

 

「だったらぁぁぁぁ!!!」スッ

 

 

アスタは個性である大剣を手に持ち

 

 

グッ!!

 

足に力を入れ

 

ダンッ!!!

 

前へと飛び上がった。

 

アスタ(行ける!!!!)

 

 

「ぇ…(あの…方は)」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

ロボの手が放たれるほんの数秒の間だった、ロボの目の前にはこちらは突撃してきたアスタ、その手には一つの剣、圧倒的に不利なのはアスタ…だが、アスタは諦めない。

 

 

なぜならば!!

 

 

 

『諦めないのが俺のぉぉぉぉぉ!!!!』

 

 

ブン!!!!

 

 

『個性だぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!!!!』

 

 

バコン!!!!

 

 

アスタ渾身の一撃!それを食らった巨大ロボは体制を崩し左へと倒れる、下にいたツルの女の子は信じられなかった、たかだか一人の人間が巨大な悪魔に勝ったのだがら。

 

 

ガッシャァァァァァン!!!

 

 

横にあった建物へロボの体が乗り数秒後、巨大ロボは再起不能となり動かなくなり。

 

 

『しゅうぅぅりょぉぉぉぉぉぉ!!!!』

 

 

試験の終わりが告げられた。

 

 

 

『おわぁぁぁおっとと!!イッデェ……ハッ!ロ、ロボは!!!』

 

 

アスタは地面へと着地した後ロボを見る、そした自分が勝ったと認識すると

 

 

「……かっ…た?勝った、勝った!!勝ったぞ!!!うぉぉぉよっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

 

 

剣を空へ掲げ叫んだ。初めて強大な敵に対して挑み勝った喜びと人を助けた喜び、その二つが合わさり感極まったのだ。

 

 

 

「……ぁ…っ!!」

 

 

それは助けられた女の子も一緒だった、助かった喜びで安堵し涙が溢れ。

 

 

『ありが…とう』

 

 

そう言った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「おーーい!大丈夫かーー!?」

 

 

「ぁ…グッ」

 

 

アスタは助けた女の子へと駆け寄る、女の子は目を拭い涙を拭き取る。

 

 

「無事で良かったー!立てるか?」

 

「…はい、本当に…ありがと……!」

 

 

膝をつき目線を合わせ、アスタの手が自分へ差し伸ばされた時

 

 

 

 

 

 

 

『イテテ…あっ!だいじょうぶかー!?』

 

『グスッ…ぅ…?』

 

『たてるか?』

 

 

 

 

 

幼き頃の記憶が呼び覚まされた、女の子はゆっくりその手を取る。

 

 

 

「助けるのが遅れてごめんな!」

 

「い…いえ……」

 

「一様これで借りは返したぜ?ハハッ!」

 

「あの……お名前をお聞きしても宜しいでしょうか?私は『塩崎茨』と申します」

 

「俺は『黒魔アスタ』だ!!」

 

「―アスタ…?(やっぱり…あの時の!!)」

 

「ん?どうしたんだ茨」

 

「い……いえ!!お互いの合格を心から望みます!!そ、それでは!!!」

 

 

 

そう言って塩崎は走り去っていく、その背中を見ながらボケーっとしていると、アスタはさっき聞いた名前に引っ掛かる。

 

 

 

「茨…茨……あいつどっかで会った事あるような……気のせい…か?いやぁーでも……」

 

 

 

アスタはうーんと頭を悩ませながら歩き、長い入試試験を終えたのであった。

 

 

 

 

 

(やっと……やっと、会えましたね……私のヒーローに)

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

プチットクローバ〜

 

『神』

 

 

塩崎「この世界にある個性は神からお恵みいただいた物…ならばより良い使い方をしなければなりません」

 

アスタ「神様から貰ったのかー!?すげぇー!他にも何か恵んでもらったのか!?火とか!?」

 

塩崎「それも神からです」

 

アスタ「水とか氷とかも!?」

 

塩崎「それも神からお恵みいただいた物です」

 

アスタ「じゃあじゃあ!!」

 

 

 

アスタ「この何でもかんでも爆破するこの人の力もぉぉぉ!?」

 

勝己「おいなんだここ、なんで縮んでんだ?てか誰だ」

 

塩崎「ええ、それも…………いえ、この方は悪魔からでしょう」

 

アスタ「ええぇぇーー!!?」

 

勝己「いきなり呼んで罵倒たぁどう言う事だぁぁゴルァァァァァ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

 

アスタ君はやっぱり凄いよ!あの剣もあれだけのパワーがあったなんて!……そういえばあの剣って触れた個性ならなんでも切れるんだよね?やっぱりあの剣に何か秘密があるのかな、だとしたら色々考察や考えが浮かぶけどどれも仮説だし確証がないからなんともブツブツブツブツ…あっ!

 

 

じ、次回!五つ葉のヒーローアカデミア!

 

ページ3!:波瀾万丈!?ドキドキテスト!

 

諦めないのが僕の個性だ!!

 

 





今回かーなーり短かったです、後半なんでね?

やっぱ他の人と比べちゃうと…なぜか読みにくく感じるのは私の目がおかしいのかの?

評価やコメントを是非お願いいたします!私が泣いた喜ぶので!!


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ページ3:波瀾万丈!?ドキドキテスト


みんな〜〜みってる〜〜?六花君だよー?

前回出した小説を読んでくれた方やお気に入り登録をしてくれた方々!本当にありがとうございます!今回はまあまあ長めです!どうか最後までお読みになってくださいませ!!

後よければ感想と評価の程をよろしくお願いいたします(小声)


 

 

試験の様子を、巨大なモニターで雄英の試験官達が見ていた。

 

 

「YEAH! またやりやがった!! 今年は本当に大漁だな!」

 

「うん。まさか0Pが一日に二体も壊されるなんてね」

 

 

プロヒーローでもある者達。そんな彼等が見ている映像には二人の人物が映っていた。

 

一人はオドオドした様子ばかりの緑髪の少年。

 

だが、その少年は0Pへと飛び出し、そのまま文字通り“ぶっ飛ばした”のだ。

 

そんな少年の映像と実技の総合結果を見ながら、試験官達は再び話し合い始める。

 

 

「しかし、まさか敵Pが0……“救助活動P”だけで合格とはな」

 

「倍率300……全員がライバルだ。――だからといって、それが“助けない”理由にはならん。そんな奴はヒーローになる資格もない」

 

 

受験生に知らせていない、この試験のもう一つの採点P。

 

―それが【救助活動P】

 

文字通り、救助活動に対しての追加得点。しかも審査制。

 

緑髪の少年の名前――緑谷 出久の成績は敵Pが0Pだったが、救助活動Pは60Pを獲得。

 

結果、総合成績は全体の第8位。

 

 

「ずっと典型的な不合格者の動きだったけど、最後のは痺れたわねぇ……」

 

「本当に大した奴だぜ! YEAH!って何度も叫んじまった!――が、インパクトだったら“総合1位”も負けてねぇな!」

 

 

話がどんどん盛り上がる中、一人のヒーローがパンパンと手を鳴らす

 

 

「そろそろ本題に戻りましょう?受験番号〇〇〇〇、黒魔アスタについて」

 

「あの剣ってマジでなんなんだ?てかよ…こいつ元々無個性だったんだろ?なんなら今年検査してもそうだったらしいな」

 

「突然変異ってこともあるでしょ?」

 

「あの剣の力は…『個性を打ち消す』剣に触れた個性はどんな物でも消える、相澤先生と似たような物でしょうか」

 

 

相澤と呼ばれたボサボサ髪のヒーローがそう言われて言う

 

 

「俺のは見た者ですよ、これは触れた個性ならなんでも無効化して攻撃を通す、はっきり言ってとんでもない力ですよ」

 

「そうだね、彼がどのような存在であれ!我々は彼を迎え入れるさ!」

 

 

 

ネズミ――根津校長の言葉に試験官達は頷きあうと、次の受験生へと映像を変えて行くのだった。

 

 

 

「でも筆記の方はかなりギリギリだったわね」

 

「人質取られてどうする?って問題で石投げて倒すとか初めて聞きましたよ」

 

「よろしく頼むよ!相澤君!!」

 

「……………はい」

 

 

頭を抱えながらもなんとかしなければと考えた先生であった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

入学試験から数日後

 

 

試験結果がわかり連絡を取り合った勝出アスの3人組…結果は

 

 

「俺の勝ちだぁぁぁぁぁぁぁぁハッハッハッハッ!!!!」

 

 

「くそぉぉぉぉぉお!!!」

 

「でもあと一点差だったよ!惜しかったね」

 

 

順位は勝己が一位、アスタが二位、出久が三位、アスタは勝己とは一点差で負け、かなり惜しかった。

 

 

「グヌヌヌヌヌ!!!……にしても出久はすげぇよな!まさかあのでっかい奴を俺と同じようにぶっ倒すなんてよ!」

 

「そもそもどうやったんだ、言い方悪いが無個性が立ち向かえるような相手じゃなかったろ」

 

「え、えーーとね!?僕の個性が…その、個性でさ!」

 

「は?お前個性ないって言ってたじゃねえか」

 

「――あっ!!」

 

「出久お前………」

 

 

出久はまずいやばいと冷や汗をかきながら思い打開策をいろいろ考える、アスタは騙せても勝己は流石に無理…と思っていた時

 

 

「俺とおんなじように急に出てきたのか!!」

 

「そ、そうなんだ!うん!!!」

 

 

アスタの返答にそうだと頷く出久、しかし勝己はそれを信じず疑っていた。

 

 

「…まぁなんでもいい、あーーすーーたーーくーーん?勝負の賭け事忘れてませんかー?」

 

「そ、そうだった…男に二言はねえ!なんでもこーーい!!」

 

「ほら」

 

 

勝己は一枚のチラシをアスタに差し出す、そこには『焼肉食べ放題!』と書かれた物であった…値段は

 

 

「ろ!!!!?6000円んんんん!!?」

 

「なんで持って行ったよなぁー?3人の飯代ってことで頼むぜ?」

 

「ぬ、ぬぬぬぬぅぅぅ!!出久〜〜〜!!」

 

「アスタ君……ゴチになります」

 

「出久ゥゥゥゥゥゥ!!!!!」

 

「ハッハーー!!いい気分だなぁ!!」

 

 

 

 

そのあとは祝勝会(アスタ全持ち)で焼肉を食べまくった、そして翌日3人揃って胃もたれを引き起こし、みんなからの祝福は嬉しいがお腹に響いてかなりきつかったそうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、いよいよ待ちに待った雄英高校入学

 

出久と勝己はどでかい門をくぐり教室へと入る、出久は入試の時にいた人達と話したりして交流を深めた。

 

 

勝己はというと

 

 

「机に足を掛けるな!! 歴代の先輩方や机の製作者に申し訳ないと思わないのか!!」

 

「思う訳ねぇだろうが! どこ中だこの脇役が!!」

 

 

メガネをかけた凛々しい顔だちの同級生と言い争っていた、出久は『まじかかっちゃん……』と嘆いていた、勝己が周りをキョロキョロしだし緑谷に聞く

 

 

「おいデク…あいつどうした」

 

「そう言えば来てないよね…まさか、寝坊?」

 

「あいつに限ってそれは………いや…さてはあいつ夜遅くまで鍛えてやがったな!」

 

「アスタ君らしいね…」

 

 

 

その時だった――

 

お友達ごっこがしたいなら他所へ行け。

 

 

「ここは…ヒーロー科だぞ?」

 

 

教室内に響く男性の声。

 

声の低さから明らかに生徒の声ではなく、タイミング的にも考えられるのは担任の筈なのだが、その声の発生源にいたのは寝袋だった

 

 

(((((なんかいる!?)))))

 

 

「はい、静かになるのに9秒かかりました。時間は有限――君達は“合理性”に欠くね。」

 

 

寝袋から出た、黒い服、ボサボサ髪の男。

 

その男の言葉が不思議と深く刻まれるのを緑谷は感じていたが、同時にその男の異様さも感じ取っていた。

 

 

「担任の相澤消太だ。よろしくね」

 

 

見れば教室ですでに席についていた他の連中も、緑谷がそうであるようにその男を、相澤を注目していた。

 

 

「早速だが、これ来てグラウンドに出ろ」

 

 

寝袋から取り出したのは、一着のジャージだった。青地に白と赤のラインが入ったそいつは、雄英高校の専用運動着だ。

 

どうやらジャージは既に用意されていたみたいだな、席に着いていた連中が次々にそれぞれの机からジャージを取り出している。

 

 

「え、入学式は? ガイダンスは?」

 

「ヒーローになるならそんな悠長な行事、出てる余裕はないよ…」

 

 

そう言って部屋を出る相澤先生、他の生徒達も急げ急げと着替えに向かう

 

 

ガラガラガラ!

 

 

『すみませんんんんおくれましたぁぁぁぁぁ!!!!』

 

 

アスタが部屋の前へと現れた。

 

 

「うるさい…初日から遅刻とはいい度胸だなアスタ」

 

「わぁ不審者だァ!?」

 

「誰が不審者だ、とにかく今すぐに着替えてグランドに出ろ…話はそれ『はぁぁいわかりましたぁぁぁ!!!』おい人の話を……もういない」

 

 

ビュン!

 

 

(((((―なんだったんだ?あいつ)))))

 

「…緑谷、爆豪、あいつはいつもああなのか?」

 

「平常運転です」

 

「先生、先に言っとくぞ……あいつはバカだ、中学ん時も初日から筋トレのしすぎで体調崩してこれてねえ」

 

『『『『『どんだけ筋トレ好きなんだよ!!!』』』』』

 

「………とりあえずいくぞ」

 

そう言いながら相澤は腹を押さえながら教室を出た、他の生徒達も急いで着替えグランドへと向かった

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「個性把握テストォ!?」

 

「入学式は!? ガイダンスは!?」

 

 

グラウンドに集まった生徒たちからあがる声に、しかし担任という相澤はにべもなく切り捨てる。「ヒーローになるなら、そんな悠長な時間などない」と。

 

 

「デモンストレーションだ。爆豪、個性使って思いっきり、コレ投げてみ。円から出なきゃいい」

 

 

そう言われ勝己はボールを持ち円の中へ入る

 

 

「んじゃまあ、思いっきり……。──死ねぇっ!

 

 

爆音と共に、ボールが遥か彼方へと飛翔する。

 

 

(――しね?)

 

「勝己すげぇぇ!!!」

 

 

相澤の手元にある機械に出された数字は、705.2m。

 

 

「705mってマジかよ!?」

 

「さすがヒーロー科、"個性"思いっきり使えるんだ!」

 

「何これスゲー面白そう!」

 

 

口々に声をあげる生徒の言葉に、相澤の「空気が変わった」のを察知したのは、残念ながら誰も居ない。

 

「"面白そう"か。ヒーローになるための3年間、そんな腹積もりでいるのかい? ……よし、トータル成績の最下位の者は"見込み無し"と判断し、除籍処分としよう」

 

「え、えええええええええっ!?」

 

「そんな、入学初日ですよ!? いや初日じゃなくても、理不尽すぎる!」

 

 

一人の少女が声を上げるが相澤は冷静に答えを返す

 

 

相澤「理不尽、ねえ。……自然災害、大事故、身勝手なヴィランども。世の中ってのは理不尽に満ちてる。そいつを覆すのがヒーローだ。これから3年間、雄英は君たちに苦難を与え続ける。"Plus Ultra"さ。全力で乗り越えてこい」

 

 

その言葉に対する反応は様々だ。不敵に笑う者、決意を固める者、慄く者、その中アスタは

 

 

「勝己出久!!勝負だ!!総合評価一位になるのはおれだ!」

 

「言うじゃねえかアスタァ…上等だ!あとで吠えずら書くなよ!気合い入れてけよデク!」

 

「う、うん!」

 

 

そしていよいよ始まった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

【第一種目:50m走】

 

 

「うおらぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「あいつ早!?」

 

「強化系の個性か?」

 

「あっ、あれ個性も何も使ってないただの身体能力だよ」

 

『『『嘘だろ!!????』』』

 

 

「しゃあ3:00ぴったし!!!」

 

「負けた!っち!相変わらずバケモンじみた力つけやがって!」

 

「へへーん!この勝負は俺の勝ちだな勝己〜」

 

「なっ―調子乗んなゴラァ!次の競技は勝つぞ!!」

 

(やっぱり二人ともすごい!―でも…このままじゃ…)

 

 

 

【第二種目:握力】

 

これには自信があったのか腕を複製した『障子目蔵』が540㎏の記録を叩き出す

 

 

「しゃあ100!!」

 

「なっ―くそ!」

 

「これは仕方ないよかっちゃん」

 

「100とは…凄いな」

 

「お前の方が何倍もすげぇよ!しかもカッケェしな!!」

 

「カッコ―いい?俺がか?」

 

「だって腕とか増やせんだろ?無敵だしカッケェじゃん!」

 

「――ッ…ありがとう」

 

アスタ「?」

 

 

【第三種目:立幅跳び】

 

『はっはぁー!俺の勝ちだぁ!』

 

『ちくしょぉぉぉ!!!』

 

 

流石のこれにはアスタは負けてしまった、だがそれも僅差である

 

 

【第四種目:反復横跳び】

 

 

「早すぎて残像が見えてる!!」

 

『まけるかぁぁぁぁ!!』

  

小さい爆発を起こしながら左右へ移動する勝己に対してアスタは残像が見えるぐらい早かった(そう見えるだけである)

 

「おいらの見せ場がぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

【第五種目:ボール投げ】

 

 

「頑張れよー出久ー!」

 

「あいつ、幼馴染なのか?」

 

 

声をかけてきたのは黄色髪の少年と耳にプラグがついている少女。

 

 

「ん?おう!」

 

「あ、悪い!名前言ってなかったな!俺『上鳴電気』」

 

「俺は黒魔アスタ!」

 

「ウチは『耳郎響香』…えげつない身体能力だったね、本当に個性使ってないの?」

 

「ああ!いやぁ俺実は最近まで無個性でさ〜、それでヒーローになるために小さい頃から全力で鍛えまくってたんだよ」

 

「無個性なのにか?」

 

「無個性だからこそだ!無個性でも個性を持ってる人たちぐらい強くなって、いつか絶対にNo. 1になってやる!って決めててさ」

 

 

上鳴や耳郎は驚く、アスタのその目には一切の曇りや迷いがなかった

 

必ずなるという強い意志、それが上鳴達の目に映る

 

 

「……お前ならなれると思うなぁ俺!」

 

「ウチも…応援しるよ、アスタ」

 

「おう!応援ありが」

 

『緑谷46m…』

 

「………え!?」

 

 

 

相澤の言葉にアスタは視線を移す。

 

どうやら、今は緑谷がボールを投げていた様だが、どこか様子がおかしい。

 

相澤も何か指導でもしているのか緑谷に近付き、あれこれと伝えていると、緑谷が何かに気付いた様に叫び始める。

 

 

「ま、抹消ヒーロー“イレイザー・ヘッド”!!」

 

『イレイザー・ヘッド』――それが担任、相澤の正体。

 

 

そのヒーロー名に周りは知らない者が大半で、アスタを含め名前だけを辛うじて知っている者が何とかいるレベル。

 

メディアを嫌うヒーローも世の中にはおり、知る人ぞ知るヒーローだ。

 

 

 

(ほ、本物だぁぁぁぁ!!なにあの布!かっけぇぇぇぇ!!!――じゃなくて!緑谷の個性を消した?ど、どういうことなんだ?)

 

 

そして指導は終わったのか、相澤は緑谷から離れて二球目が始まろうとしていた。

 

そんな光景に、緑谷と近い者達は心配する者や疑問に思う者もいた。

 

 

「何か指導を受けていた様だな……」

 

「大丈夫か?あいつ」

 

「初日から指導はやばくないか?」

 

「うぅ……心配だよ」

 

「心配してる?――僕は全然!」

 

「このままではやはり…除籍では」

 

「待ちたまえみんな!彼はとてもすごい個性を持っていた!除籍なんて事はない!必ず受かるさ!!」

 

 

それぞれの反応の、除籍という単語が耳に入る、緑谷はグッと顔を下げ気持ちが落ち込み、飯田と呼ばれた生徒が必死に訴える。その生徒は試験会場で三人があったあのメガネの人だ

 

そんな中勝己が言った

 

 

「……ありえねえな」

 

 

ありえねえという言葉にプチッときた飯田が反論する

 

 

「君!!ありえないとはなんだ!!まだ決まったわけでもないのにそのような事を!『ちげぇよ』なにが違うんだ!」

 

「ああ、確かにありえねえな」

 

 

フォローするのかと思ったアスタがそう言い、周りは困惑する

 

 

「ちょ、アンタまで」

 

「そこはほら…幼馴染らしくフォローとか」

 

 

その時だった

 

 

 

『SMAAAAAAAAAAASH!!!』

 

 

風を切る轟音、出久が投げたボールは空高くとび、勝己が投げたボールよりも少し遠くに飛んだ

 

記録は勝己を少し越した706m

 

 

「...先生、まだ僕動けます!」

 

「こいつ....!!」

 

 

出久は腕一本で投げたのではなく、人差し指でそれを投げた、腕が紫色になり出久は苦しそうな顔をしているが、まだやれる!そんな顔を見せていた

 

 

「はっ、やっぱりな……ありえねぇんだよ、あいつが除籍になるなんてな」

 

「な…最初から彼が出来ることをわかっていてあんな事を?」

 

「おう!あいつは俺たちのライバルなんだ!こんなところで終わるはずがねえ!」

 

「ライバル……いいね、それ」

 

「っ、くぅぅぅ!!男らしいぜ緑谷!!」

 

 

 

その後緑谷は指を押さえながらもその場に残る、理由はアスタの記録を見るためである。

 

 

 

「次…アスタ、思いっきりやれよ」

 

「ハイっす!!!!(目指すは二人を超えた800!!やるぞーやってやるぞぉぉぉ!!!)」

 

 

アスタはその場に立ちボールを力いっぱい握る、そして右足を思いっきり踏み出し体重を乗せそのボールを放った

 

 

「とぉぉぉりやぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

踏み出し足場は崩れボールは空高く飛ぶ、個性もなにも使っていないただの身体能力、流石のプロヒーローである相澤もこれには驚いた

 

 

(ただの身体能力でこれか……個性に頼りきず自身の力だけでこの結果を出した…個性無効化+化物じみた身体能力、こいつはとんでもないやつになるな)

 

 

フッと笑う相澤、そして記録を即座に言う

 

 

「アスタ、記録…500m」

 

「くそぉぉぉぉぉ!!やっぱりただの筋肉じゃ無理なのかァァァ!!?」

 

「え…ただ投げただけですの?」

 

(え、ただの筋力であれ?)

 

(ただの筋肉で―あれだと!?)

 

(や、やべぇぇぇ!!あいつゴリラじゃねえか!!)

 

 

各々がそう思っている中相澤が言う

 

 

「…おいアスタ、お前の実力はわかった…が、これは個性把握テストだ―お前の個性を使え」

 

『『『『『『!』』』』』』

 

 

そういえばまだ見ていなかったという顔をした生徒達、しかしアスタは手を振りふにゃふにゃと笑う

 

 

 

「いやいやなに言ってんですか先生ぇぇ〜俺の個性はボールを弾く個性じゃないですよー?それにあれは個性対してであってただのボールにはー」

 

「アホかてめぇ!ただのボールでもあのクソでけえ剣にぶつかったら飛ぶに決まってんだろうが!!あれは鉄の塊だ、ボールくらい簡単に飛ぶわ!!」

 

「………あ、なるほど!」

 

「まじかアスタ君…」

 

(……頭は悪い…っと)

 

 

アスタは改めてボールを取り円に入りすぐさまに個性を発動する

 

 

ゾワッ…

 

と一瞬何かが背筋を伝った、生徒達を一斉にアスタの方を向く、あったのは個性の剣だった

 

 

 

「なんだあの剣!?」

 

「でっけぇ!!」

 

「あれが彼の個性か!」

 

「く、黒き刃の剣!っ!!」

 

(この禍々しい気配は一体…)

 

(あれが例の剣か…とんでもない気配がするな、まるで…悪魔だ)

 

 

 

「まずはこいつを軽く上に投げて〜〜?!」

 

 

ヒョイと上に投げ即座に剣を構える、野球選手のバッターのような構えを取り目をまっすぐ向ける。

 

 

(――今だぁぁ!!)

 

 

剣の側面部分でボールを渾身の力で打つ!するとそのボールは今までないほど飛び出し、とてつもないスピードで落下した

 

 

「記録………846m」

 

「どおだぁぁぁぁ!!!!」

 

 

おおおーー!と感性が上がる、緑谷と勝己は悔しい思いをしながらも改めて思う。

 

 

(アスタ君は僕たちの記録を簡単に超えた…まだまだ壁はある……頑張ろう!!)

 

(いつもそうだ…俺達とお前には何処か見えない壁がある、何度乗り越えようとしてもその壁だけは越えられねえ―――けど、それも今日までだ!)

 

 

 

拳をグッと握り、心の中で叫ぶ

 

 

(アスタ君にだけは!)

 

(あいつだけには)

 

 

勝デク((負けられねえ!!!)ない!!!)

 

 

 

 

こうして波瀾万丈な個性把握テストは終了…最下位は除籍処分、気分は少し嫌な気分だった――だが!

 

 

 

「あっ、因みに除籍は嘘ね」

 

『『『『『え!?』』』』』

 

「君たちを惹きただせるための合理的な嘘」

 

『『『『『はぁぁぁぁぁ!!?』』』』』

 

 

空中に結果を表示しながら相澤はそんな事を言い、何名かは壮絶な表情をしていた。

 

 

「あんなの嘘に決まってるじゃない。……すぐに分かりましたわ」

 

 

唯一、八百万だけが嘘だと見破っていた様で、緑谷達を呆れた様子で見ていた。

 

 

 

(いや!なんか出久の時の目凄かったんですけど!?あれあそこで結果出せてなかったら除籍してたよな!?やっぱこの人怖え!!)

 

 

 

そして全てが終わり、教室に戻ろうとしていた所

 

 

「アスタ、ちょっとだけ職員室に来い」

 

「あ、ハイっす!」

 

 

 

アスタだけは相澤に呼ばれみんなと逸れた、勝己がすぐに緑谷に個性について問いただしたが詳しくは教えてもらえなかった、だがただ一言だけ言った。

 

 

 

 

「どんな個性だろうが関係ねえ!テメェとアスタを越えるのは俺だ!分かったか!!」

 

「勿論!!」

 

二人は拳を合わせそう言う、それを見た生徒達が

 

 

《ライバル同士の熱い友情きたコレ!!!》

 

と叫んでいた、そんな中

 

 

(……ただの脳筋の方だと、見誤っていた……あの並外れた身体能力、そしてあの剣!あの剣にはやはり何か特別な力が入っている……あの人には!)

 

?(……負けちまった…ッ…まだだ、こんなんでへこたれてたんじゃあいつを見返すことなんて出来ねえ!―アスタだったな……あいつには)

 

 

((負けられない!!))

 

 

密かに対抗心を燃やしている生徒達の事を、アスタは全く知る由もなかった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

プチッとクローバ〜〜!

 

 

 

使いたいの個性

 

 

アスタ「にしてもみんな個性的な個性だよな!」

 

出久「特に目立ったのは八百万さんやかっちゃん、それに飯田君だよね!」

 

アスタ「他にもたくさんいろんな奴いたよなぁー!俺も一回でいいからあんな個性使ってみたいなぁー」

 

出久「個性を消せる剣を使ってる時点で凄いんだよアスタ君…誰の個性を使ってみたいとかある?」

 

アスタ「そうだなぁ〜!上鳴の放電とかとか使いたいな!」

 

出久「理由は?」

 

アスタ「だってよー!!」

 

 

フォン!

 

 

アスタ「これさえあればわざわざ充電器を使わなくても自分の力だけで携帯の充電が出来るんだぜ!?いろいろ便利だよなぁ〜〜!」

 

上鳴「おう…役に立ってるとは認めるけど……こう…なんか……複雑な気分だわ」

 

出久「アスタ君今すぐ謝って!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

 

今年は除籍処分せずに済んだか…まだまだ問題がある奴らだが…見込みがないわけじゃない

期待しているぞ、お前達

 

 

次回 五つ葉のヒーローアカデミア

 

ページ4: 激戦!戦闘訓練

 

諦めない生徒を支えるのが俺の個性だ

 

 

 

 

 

 





はい!クソ長かったよねごめんなさい!

アスタ君の身体能力ってこんなにヤバかった?と思っているそこの貴方!! 
すみませんちょっと盛りました…アスタ君が強すぎるって印象を付けたくて(汗)

三人のライバル関係をコレからもっと掘り下げていくのでお待ちを!!

感想&評価!よろしくお願いします!!


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ページ4:激戦!戦闘訓練


今日起きたこと

評価見る前

昨日出したやつどうやったかな〜〜、まあとりあえず今日書いて明日だそう!評価増えてるかな〜

評価赤を見た後

&_jaajattmj'jwysdsrjtu'!!!?

となったので全力全開で作りました



 

 

 

職員室は呼ばれたアスタ、内容は担任の相澤がアスタの個性の詳細をもっと詳しく知るためだ。念のため周りにほかの職員はいない。

 

 

「さてアスタ、早速だが剣を見せてくれ」

 

「どうぞ!!」

 

 

黒い本から剣が現れアスタが相澤に手渡す、相澤は用心深くその剣を持つ……だが

 

 

カン!!!

 

 

「っ!?」

 

 

その瞬間相澤は持てず地面へと落とす

 

 

「先生!?だ、大丈夫ですか!?」

 

「問題ない……お前、こんなもんよく振り回せんな、重くないのか?」

 

「重いといえば重いんですけど振り回せないってことはありません!」

 

 

そうかと呟いた後、相澤は複数の資料を手に取りアスタへと質問していった。

 

 

「今までこれで切れなかった物はなんだ?」

 

「鉄とか人とかです!こいつ自体あんま切れ味がないみたいでして」

 

「切れるのは個性に由来する物だけか…個性で操ったものも切れるのか?」

 

「一度操った物なら大丈夫みたいです!」

 

「なるほどな…(ありとあらゆる個性を無効化出来る剣、とんでもない力だ)じゃあ最後に、この本見てもいいか?」

 

「どうぞどうぞ!!でもそれほとんど何も書いてないですよ?」

 

 

相澤は本をじっくり見る、持った感触としてはただの本

 

「?」

 

しかし中に何かあるのではないかという感覚

 

 

ゾクッ

 

 

…サワッ……

 

「!」

 

 

まるで何かに触れているような感触が伝わってきた相澤はすぐにアスタは問いかける。

 

 

「これを持っていて何か違和感はなかったか?」

 

「いやぁー正直あんまり感じなかったんですよ、あーでもでも!こうなんかすごいオーラーみたいなのは感じました!よくわかりませんが!!」

 

「……そうか」

 

 

この本にはまだまだ秘密が隠されている、しかし深入りするのは何かまずい、そう思った相澤はこの事を誰にも言わないと決めた。

 

 

「アスタ、もし何かあればすぐに俺に伝えろ、どんな些細なことでもな」

 

「はい!」

 

 

元気よく返事をするアスタに本を返し、帰るように諭した

 

 

「引き留めて悪かったな、帰っていいぞ」

 

「そうなんですか?じゃあ失礼しまーーす!!」

 

 

アスタは元気よく手を振り、職員室を去った。

 

「…………」

 

残った相澤は本に触れた手を見ながら色々と考える

 

 

(あの感触は……なんなんだ?何かまずいものにでも触れたような感覚だった、悪の根本……まさかあの本)

 

 

「何か宿ってるのか?あの本に…」

 

 

黒い何かが宿っているのではないかと考える相澤、だが額に手を当て冷静になり

 

 

「考えすぎか…放課後で時間はある…ねるか、2日ぐらい寝てなかったしな」

 

 

寝袋へ入り仮眠の体制へと入る、眠るまでのちょっとした時間相澤は今年の生徒達のことを考える。

 

 

(緑谷はまだ個性の制御ができておらず、爆豪は…センスや才能はあるが言動と態度を改めさせないとな、轟はまだ闇を抱えている…峰田はまずヒーローとしてやっちゃいけないことを教えないとな)

 

 

この時自覚はなかったが相澤の顔は少し微笑んでいた、目を閉じ寝ようとしたが

 

 

バァァァァン!!

 

『誰かぁぁぁ!!!ヘルプゥゥゥゥ!!!!!?蟲がァァァァァ!!!?』

 

 

 

同じ教師であるプレゼントマイクの声で飛び起きた、マイクが大嫌いな蟲が現れ誰かに助けを求めていた。

 

 

イラッ 

 

 

色々あっていい気分だったのに全部壊され不機嫌な相澤は

 

 

『うるせぇ!!!!』

 

 

めちゃくちゃキレた。

 

 

『ごめん!!けどってきたぁぁぁぁ!!!?』

 

『おい動くなよ、そのまま息の根を止めてやる』

 

『蟲だよな!?俺じゃねえよなぁ!?』

 

 

この後二人で騒ぎまくって校長先生に怒られた。(相澤先生も)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

入学式ではなくて個性把握テストの翌日。

 

意外にも、翌日から普通の授業は始まった。  

 

マイクの英語の授業など、あまりに普通過ぎて何かが逆についていけなかった程に普通。

 

 

『お前ら盛り上がれー!エビバディー?セイ!!』

 

(普通だ)

 

(めっちゃ普通だ)

 

(Bだ!)

 

(クソつまんね)

 

 

「はい先生!!」

 

「おおアスタ!答えてみろぉ!」

 

「全然わかりません!!」

 

「わかんないんなら手をあげるんじゃねえぜ!」

 

「お前本当に筆記受かったんだよな?」 

 

「ギリギリだったんだ……あ、でも安心してくれ!俺の人生最高点数は80だ!」

 

『『『『『うぉぉぉぉぉ!!!』』』』』

 

「体育な、それ以外全部29が限界だったじゃねえか」

 

『『『『『うぉぉぉぉ………』』』』』

 

 

(これ個人指導した方がいいよな…あとでイレイザーに相談しよ)

 

 

 

お昼も何かあるかと思いきや、普通にクックヒーローの料理を安価で食べることができ、普通に良かった。しかしアスタの食欲がバカでランチラッシュが必死になって作っていた。

 

 

「うぉぉぉぉくそうめぇぇぇぇ!!!!!」

 

「はい次これね!」  

 

「ひ、一人で10だと!?」

 

「あいつと回転寿司行きたくねぇな」

 

「ふぁぁぁぁい!!白米さいこぉぉぉぉ!!!おかわりぃ!うますぎてとまりませぇん!!」

 

「いいよ!どんどんお食べ!じゃんじゃん作るからね!」

 

「他生徒の飯まで食うなバカスタァ!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

他生徒の分まで食べてアスタが怒られたのは言うまでもない、ここまではまだ普通の学生と変わらない、そう、ここまでは

 

 

 

「わーたーし――が!!!――普通にドアから来た!! HAHAHAHA!!

 

 

午後から遂に始まる“ヒーロー基礎学”――先生は勿論、オールマイトだ。

 

そんな彼の登場にクラスは大盛り上がり。

 

 

「うぉおおおおおオールマイトォォォォォォ!!!!」

 

「すげぇ! 本当にオールマイトだ!」

 

「銀時代のコスチューム来てるけど、本当に教師やってるんだ!?」

 

「凄すぎて…鳥肌やべぇ」

 

 

「早速行くぞ――“ヒーロー基礎学”!! ヒーローに必要な知識を教えるぞ!! あっ単位多いから気を付けて!」

 

 

素早く必要な事を説明するオールマイトに皆、付いて行けず、聞き返すよりも先にオールマイトは早速今日の内容を示した。

 

 

オールマイト「今日は早速やるぞ!――戦闘訓練!!」

 

『『『『『――戦闘訓練!?』』』』』

 

 

その言葉に全員が身を引き締める。好戦的な者達は既に瞳もギラつかせていた。

 

 

オールマイト「更に入学前に貰った“個性届”と“要望”に沿って作られた――」

 

 

戦闘服!!

 

 

『『『『『おぉ!!』』』』』

 

 

オールマイトが叫びや否や、教室の壁が飛び出し、中には細かく収納された戦闘服、その登場にクラスのボルテージも更に上昇。

 

 

「さぁ! 着替えてグラウンド・βに集合だ!!」

 

「おっしゃぁぁぁ!!気合い入れてくぜぇぇぇ!!!……ところでグランド・βってどこだ?」

 

 

ズコッ!とクラスの全員がこけ、勝己がキレながら案内をした

 

 

 

オールマイトの言葉に全員が頷き、それぞれのコスチュームを持ち、そして纏った。

 

それによりグラウンド・βへと現れたメンバーは皆、コスチュームを纏った一人のヒーロー

 

アスタもそこにいた、姿は普通の白ワイシャツ青の上着、そして黒い牛のマークがある真っ黒なローブと鉢巻をつけていた(入団して暴牛のローブを付けた頃の姿です)

 

 

「ちゃんと言った通りにできてる!ゥゥ最高!!」

 

「ケロ、このマークはなにかしら?」

 

「お、これか?これはなー…って誰だ?」

 

 

アスタに声をかけたのは、大きな真ん丸おめめにひの字口が愛らしい、いかにもカエルっぽい面立ち。髪はツヤとボリュームあるロングの黒髪で、腰の辺りで蝶結びに結っている、そんな特徴の『蛙吹梅雨』だった。

 

 

「あ、ごめんなさいまだ名乗ってなかったわね、わたし『蛙吹梅雨』よ、梅雨ちゃんと呼んで?」

 

「じゃあ梅雨ちゃん!これは黒の暴牛のマークなんだ」

 

「黒の暴牛?」

 

 

アスタは服のマークを自信満々に説明する

 

 

アスタ「俺が憧れてるヒーローが着てた服のマークなんだ!一回でいいから着てみたかったんだ〜これ!」

 

梅雨「憧れている人のものを真似るなんて素敵ね、だけど何故黒の暴牛なの?」

 

 

少しうーんと悩んだ後、アスタは自分の夢について話した、それは幼い頃から変わらない夢の話

 

 

「…おれさ!いつかNo. 1ヒーローになって事務所を開くのが夢なんだ」

 

「事務所を?」

 

アスタ「おう!俺どうしても思っちまうんだ、この世界にはありとあらゆる個性があるだろ?…でも、その個性のせいでヒーローになれないとか、ヒーローになれたとしても個性のせいで誰も雇ってくれない!とかあるんだ、特に異形型の奴らはなにも悪くねぇのに除け者にされたりしてるんだ」

 

 

異形型の個性はその見た目が醜悪と言われたり、迫害されたりしているのが今の問題である。そして個性のせいで居場所がなくなった物も多い。

 

過去にそんな思いをした生徒がその場にはおり、少し悲しそうな目をしていた、しかしそんな目もアスタの話を聞きすぐに消えた。

 

 

アスタ「だから俺は!『はぐれ者や暴れん坊を集めて居場所を作ってやりたい!色んな奴が混ざってそれぞれの色で濁って全員の色が1つになるから黒、黒色の暴れ牛、『黒の暴牛団!』それを作るのが俺の夢だ!」

 

 

バンっ!と自分の夢をいうアスタ、その夢に周りの目が映りテヘッと照れるアスタ…そんなアスタの夢の話に

 

 

 

『――ブラボー!!ブラーーーボ!!!!(大泣)』

 

『ヴ…うぉぉぉ!!アスタ!おまえ男らしいぜ!!!』

 

『夢がちゃんとしててすげぇよぉおまぇグスッ』

 

『オイラをがんどうさせんなよぉぉぉぉ!!!』

 

『がんどうじだぁぁぁぁぁ!!!!』

 

「変わらない願いだよね」

 

「はっ、入れすぎて金足りなくなってもしんねーぞー」

 

 

幼馴染二人は懐かしいなあ〜と感じながら拍手をした、オールマイトは

 

 

 

『んんんんんんぐぅ少年!私は応援しているぞ!!(まじ泣き)』

 

 

まじ泣きしていた。

 

 

周りの生徒達がアスタの夢を絶賛しアスタはそれほどでも〜と照れる、そんな中アスタの夢を聞き違う方向で泣いている者達もいた。

 

 

 

(私の個性でも……アスタ君の元でならめいいっぱい活躍出るかな)

 

(ケロ…そんな思いがあったのね、アスタちゃんになら…もしかして)

 

(あんな事を言ってくれる奴がいるなんて思いもしなかった……あいつは嘘をような奴じゃないってことは聞いた―アスタの元なら、認められるのか?忌子だった俺が…)

 

 

 

「ンンッ!―さて!感動したところで――戦闘訓練の時間だ!!――内容は“屋内の対人戦闘さ!」

 

 

いよいよオールマイトの説明が始まった、内容はこうだ

 

今の世の中、凶悪敵との出現率は屋内が高く、それらを想定したヒーロー組・ヴィラン組に分かれての2対2の屋内戦を行うとの事。

 

そしてルールも次の通り。

 

・制限時間内に『核兵器』確保。敵を全員を確保すればヒーローの勝ち。

 

・制限時間内まで『核兵器』守護。ヒーローを全員を確保すれば敵の勝ち。

 

以上のルールの下に訓練は行われる。 

 

場所も訓練用のビルで行い、チーム決めも公平にくじ引き。

 

 

 

「えぇーと俺は《I》か」

 

「あっ私と一緒《I》よろしくね!」

 

 

アスタが引いたのはIのくじ。そして相方は手袋とブーツだけを着用した透明女子――『葉隠 透』だ。

 

 

「よろしくな葉隠!!」

 

「うん!」

 

アスタ「透明になるのがその個性なのか?すげぇな!服まで透明化できるなんてよ!」

 

「違うよ?私が透明にできるのは自分の体だけなの!」

 

「そうなのか!?体を透明に出来るなんてすご…ん?じゃあ……――!?」

 

 

そこでアスタは気がつく、目の前にいる子は手袋と靴以外全裸などいうことに

 

 

アスタ冷静に考え男がやるべき事を全力でする

 

 

 

『ありがとうございまぁぁぁぁぁぁす!!!』

 

男達『『『『お礼言ったァァァ!!?』』』』

 

 

「も、もう! アスタ君!!」

 

「すんませぇぇぇぇん!!」

 

 

アスタは頭を深く深く下げ地面スレスレまで持ってくる、許してもらったアスタは一安心したが、近くにいた峰田や上鳴が血涙を流していた

 

 

 

「良し!――まずはAチームがヒーロー! Dチームがヴィランだ!――それ以外の皆はモニター室へ行こう」

 

 

第一回戦:Aチーム・緑谷&麗日VS Dチーム・爆豪&飯田

 

 

「頑張れよ〜〜二人とも〜〜!!」

 

「負けねえぞデク…死んでも勝つ」

 

「勿論だよ!負けて泣かないでよ?」

 

「はっ!言ってろ」

 

 

二人は互いにそういい別れる、アスタはライバルである二人の戦いにワクワクしていた。

 

 

『それでは戦闘訓練〜スタート!!!』

 

 

 

戦闘前

 

 

「俺がデクを奇襲する、邪魔すんじゃねえぞ」

 

「待ちたまえ爆豪君!一人で突っ走るのは賛成できない!二人で行った方が効率がいい」

 

「お前がここを守ればいいだけのことだろ、デクの野郎の個性がどんなもんかは俺達は知らねえ…だから幼馴染である俺が対応する、あいつの行動パターンはだいたい把握できてる

 

「そこまで言われては…」

 

「丸顔の個性は無重力だ、ここら一体綺麗にしとけ」

 

「了解した!……所で爆豪君」

 

「なんだ」

 

「すごく冷静で頭のキレがいいから正直驚いた!普段からそんな感じならもっと良かったぞ!!」

 

「余計なお世話じゃクソメガネ!!」

 

 

一方緑谷も勝己の動向を考えていた。

 

 

「かっちゃんならきっと僕を奇襲してくる、僕が惹きつけるから、その隙に核をお願いできる?」

 

「でも大丈夫なの?爆豪君ってかなり強いよ?」

 

「だからこそ僕が惹きつけないとダメなんだ…それに!そろそろ勝負もつけたいしね!、作戦は〜〜〜」

 

 

緑谷は麗日に自分の考えを話した。

 

 

「……よしわかった!デク君の作戦で行く!!」

 

「ありがとう麗日さん!(見ててねアスタ君…絶対に君に追いつくから!)」

 

 

 

 

戦闘が始まると真っ先に勝己が奇襲を仕掛けた。

 

 

 

「さあ皆! クラスメイトの動きから学べる部分はドンドン学んでいこう!」

 

 

『デクゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!』

 

『来ると思ったよ―かっちゃん!!!』

 

 

 

緑谷は奇襲を仕掛けてきた爆豪の攻撃を避け麗日を先に行かせる。

 

 

「やっぱ分かってたか」

 

「何年一緒にいると思ってるの?大体はわかるよ」

 

「気持ち悪ぃなおい」

 

「気持ち悪いって…というかそっちだって分かってたから来たんだよね?」

 

「……ここで勝った方がアスタに近づけんだよなぁ!!」

 

「誤魔化したねかっちゃん!でもその通りだ!いくよ!!」

 

「こいやぁぁぁぁ!!!」

 

 

モニター越しに勝己と緑谷の戦闘が映る、攻撃力は圧倒的に爆豪の方が上であり一方的に攻撃していた。

 

 

 

「やっぱ強えな勝己!!それに対応してる出久も!!」

 

「腕ではなく蹴りで攻撃をしたのはカウンターを避けるため…爆豪さんも緑谷さんの事を警戒しているのですね」

 

「あいつ頭いいからな〜」

 

「けど…あれ大丈夫なの?爆豪本気で爆破してるけど」

 

「戦闘訓練ならあれぐらいやらなきゃ意味ないだろ?がんばれー二人ともぉぉぉ!!」

 

 

アスタは目を光らせ笑顔で応援する、何人かは心配そうな顔でモニターを見ており、何人かは考え事をしながら同じくモニター見ていた。

 

 

「ウラァァ!」

 

(右振りで来た!次は左手か脚…来た!!)

 

 

 

勝己の爆破をのせた大振りが出久の頭にあったコスチュームを吹き飛ばす、それをお構いなしにと受けそして腕を掴み地面へと投げる。

 

 

「カハッ!!(こいつやっぱり力上がってやがる!)」

 

(からの追撃!!)

 

 

ブン!

 

 

「それは甘いんだよ!!!」

 

 

出久は追撃のパンチを爆豪の顔へと放つが、その前に勝己が左手で出久に攻撃する。

 

 

「いつっ!」

 

「スキだらけだぁぁ!!」

 

 

勝己は体制を立て直し突撃する

 

 

出久(来る!前!)

 

 

突撃してくる爆豪に拳を出す出久

 

 

BONBONBON!

 

 

だが勝己は爆破で軌道を変え上に飛びそれを回避する、地面は着地した後右手を構え何か操作をする。

 

 

BOOOOOON!!

 

 

出久「っ!-」

 

爆豪「吹っ飛べ!!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

オオオオオッ!

 

 

出久は前へと飛ばされ壁へとぶつかる、威力は凄まじく轟音と揺れが、地下のモニタールームにまで届く。離れてこれなら、爆心地の2人にはどれほどの影響か。

 

 

「マジか! 授業だぞコレ!」

 

「緑谷少年!」

 

「あんな事まで出来んのか、じゃねえ!い、出久は大丈夫か!?」

 

 

 

 

 

(ッチ…やっぱこいつは室内じゃつかねえな、愚策がすぎる、だがこれでデクは)

 

 

ダッ!!

 

 

「―んな!?」

 

「ぐぅぅぅぅぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

煙が上がり見えたのはボロボロの状態で飛び出してきた緑谷だった、緑谷は拳を出しロケットのように突撃を勝己に喰らわせた。

 

 

「うぉぉぉぉぉ!!」

 

 

壁に叩きつけられたじろく勝己、緑谷もはぁはぁと息を漏らしふらふらとする。

 

 

 

「くそっ―がぁ…(あれをどうやって防ぎやがったんだ!?)」

 

「顔だけは…防いだぞ…っ」

 

(咄嗟に顔を手で覆って視界を守ったのか!だが待て!!あの火力だぞ!なんで立ってられんだ!)

 

 

勝己は不思議で仕方なく緑谷に問いかける

 

 

「てめぇ!なんであれ食らって立ってられんだ!!」

 

「なんで…?そんなの簡単さ…それは…」

 

「……」

 

 

 

見学者達『それは?』

 

 

 

沈黙が少し続き、緑谷は高らかに叫んだ

 

 

 

『根性だ!!!』

 

「――――はぁぁ!!?」

 

 

 

見学者達『『『『『まさかの根性!!』』』』』

 

「かっけぇぞ出久ぅぅぅぅ!!!」

 

 

ただの根性であった、足にめいいっぱい力を入れてたえ、油断したところをすかさず攻撃したのだ。

 

 

 

「根性…だぁ?!」

 

「そうだよ!かっちゃんのタフネスは凄まじい!だから僕もそれぐらいになってやろうって思ったんだ!!」

 

「負けず嫌い…かよ!」

 

「そっちだってそうじゃないか…僕はそろそろ限界だ―――だから!」

 

 

緑谷は右手を出し構える、その手は赤い線が見え輝いている

 

 

「これで終わらせる!!」

 

「上等だクソデクゥゥゥ!!」

 

 

 

二人は駆け出し叫ぶ、魂の叫び、それは見ている生徒達を震えさせた。

 

 

 

 

『『No. 1になるのは‼︎』』

 

 

二人『俺『僕』だぁぁぁぁぁ!!!』

 

 

勝己の爆破が出久の顔に完全に当たる、爆破は勝ちを確信したが…ある違和感を感じた。

 

 

(なんで…こいつの拳が当たってねぇんだ?)

 

「ごめんかっちゃん!!!」

 

 

ブォン!!

 

 

「あれって!!」

 

「真上!? ブチ抜きやがった!」

 

 

アッパーの要領で放たれた拳は、先日の個性把握テストで見せた超大なパワーを遺憾なく発揮し、その衝撃はビルの天井を撃ち抜いていく。

 

 

「核のある部屋だ!!」

 

 

誰かの言葉通り、核兵器が置かれた部屋で向かい合う飯田と麗日の間、その床が緑谷の一撃で吹き飛び大穴が開いていた。

 

大穴から飛び出す階下の瓦礫。それ目掛けて、折れたコンクリートの柱を軽々と抱える麗日が振り抜く。

 

 

『名付けて!彗星ホームラン!!!』

 

『ホームランではなくないかぁぁぁぁぁ!!?』

 

 

圧倒的質量によって打ち出された瓦礫群は凶器となって飯田に襲い掛かり、これには彼も堪らず防御の姿勢をとる。

 

 

 

その隙をついた麗日が飛び、目標となる核兵器に取り付くことで、勝敗は決した。

 

 

 

オールマイト「ヒーローチーム、ウィーーーン!」

 

 

 

「狙いは最初からこの場所―ッ!!」

 

「ごめ…ん…かっちゃん、これは僕らだけの勝負じゃない…麗日さんや飯田君の勝負でもあったんだ―だから…こうする事にしていた………勝負はまたおあず………け……」フラッ

 

 

出久は目の前に倒れる、勝己は咄嗟に動きそれを止め背負い運び出す。

 

 

「………ばかが、テメェの作戦ガチだわ―悪いなクソ眼鏡」 

 

『いや!惹きつけてくれた君のおかげで麗日君だけで済んだんだ、それに僕も完全に油断していた…これは僕らの負けだ』

 

「…おう、見てたかよアスタ…こいつ、そのうち軽く俺たちを超えるぞ」

 

 

勝己はふっと笑い出久を連れその場をさった。

 

 

 

 

 

 

ア「――すげぇ、出久も!勝己も!どっちもすげぇ!!っ!うぉぉぉぉまけてらんねぇぇぇぇぇ!!!頑張るぞーーー!!!!」

 

 

アスタは二人の激戦を見て心を燃やし、自分の戦闘へといくのであった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

プチッとクローバ〜

 

 

戦闘服

 

 

オールマイト「みんなのコスチュームは色々個性的でいいね!!」

 

緑谷「かっちゃんや飯田君は個性が反映しててわかりやすいですよね」

 

上鳴「そういう緑谷は……オールマイトだなこれ」

 

切島「結構わかりやすいな!」

 

麗日「梅雨ちゃんとか三奈ちゃんのコスチュームとかすっごくかわいいね!」

 

三奈「や、やめてよ〜\\そういうお茶子ちゃんも可愛いよー!」

 

瀬呂「みんな色々あっていいなぁ〜葉隠と八百万もー………あーーー………」

 

 

八百万「な、なんですか?」

 

葉隠「じっと見ないでよ〜恥ずかしい〜」

 

 

((((((この二人だけ個性強すぎないか?でも言わないでおこう))))))

 

 

アスタ「二人は誰よりも目立ってていいな!!色々肌とか見えてるけど…個性的でいいと思うぞ!」

 

『『『『『『こいつはっきりいったぁぁぁぁ!!!!』』』』』』

 

八百万「そ、それははははは\\\」

 

葉隠「アスタくんのバカ!!!」

 

勝己「少しは自重しろバカスタ」

 

 

 

 

 

次回予告

 

勝負に負けてしまった!あれは緑谷君の作戦だったのか…やはり彼にはいつも驚かされるな!…しかしだ!やっぱり麗日君のあれはホームランではないのでは無いか!?

 

次回!五つ葉のヒーローアカデミア!

 

ページ5:続!激戦!戦闘訓練

 

諦めないのが僕の個性だ!!

 

 

 

 

 

 





はいおはこんばんにわ!!長かった!それから戦闘描写くっそ難しかったです!

個人的な話なんですがね?文字に対して色々出来る機能あるんですがね?なーんか調子悪くて、太字が使えないんですよ…そのせいで一日遅れました、ごめんなさい

評価と感想のほど、ぜひよろしくお願いいたします


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ページ:5続:激戦!戦闘訓練


まずい、五つ葉を描かないとダメなのにいろんな他のアイデアがバンバン出てくる、とりあえずUSJまでは普通に出します!!

後戦闘描写ってほんと難しいですね…今回ちょっとめちゃくちゃかもです


 

 

怒涛の戦闘訓練開始から数分、出久や爆豪の容態はリカバリーガールによりなんとか完治。

 

 

 

「次は場所を変えて!!――ヒーローはBチーム! ヴィランはIチームだ!」

  

「しゃあぁぁ!!頑張ろうぜ葉隠!!」

 

「うん!!」

 

「相手は葉隠にアスタ、強敵だな」

 

「……関係ねえ」

 

 

そう言って先に行く轟、障子は険しい表情になるがそこへアスタがやってくる。

 

 

「障子だったよな?よろしくな!」

 

「ああ、負けるつもりはないぞ?」

 

「こっちこそ!な!葉隠!」

 

「うん、負けないよー?」

 

 

 

対峙する二人に周りは男らしいと評価され、葉隠もそれに歓喜し頷いていた。

 

 

 

「俺達はヴィラン…―おっしゃぁぁ!全力で行くぜぇぇぇ!!!!」

 

「よっしゃ! 私も本気で行くよ!!」

 

 

 

そう言い終え、アスタは葉隠と共にビルへと向かった。そしてその後を追う様に、障子達もその場を後にする。

 

 

 

 

ビルの最上階。そこにハリボテの核は置いてあった。

 

防衛するヴィラン役のアスタと葉隠は、そこで作戦会議を行っていた。

 

 

「 私も本気出すよ!!」

 

 

そう言って葉隠は手袋とブーツすら抜き、小型無線機を除いて完全に透明となり戦闘準備を整えた。

 

 

「なあ葉隠、あの二人の個性って何かわかるか?」

 

「えーと、障子君は複数の肉体の部位を複製することが出来たはず!あと轟君は氷だったような…」

 

「氷か…なんとかなるな!」

 

「でも見た感じとんでもなかったよ?」

 

「俺に任せとけって!それよりも靴は一様履いておいてくれ」

 

「ん?わかった!」

 

アスタ(なーんかやな感じなんだよなぁ…轟って奴の目)

 

 

アスタの考えは的中することになる。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

――訓練開始。

 

障子は轟共にビルの中に入り、早速索敵を始める。

 

耳を複製し、細かく判断しようとするのだが、ヴィラン側に動きはなく、障子は相手の警戒の高さを感じていた。

 

 

「殆ど動きがない……どうやら俺の索敵は警戒されている様だ」

 

「関係ねぇよ……お前には悪いが、外に出ていてくれ」

 

 

すぐに終わる。

 

轟の言葉に取り敢えずは外に出た障子。

 

しかし次の瞬間、障子は我が目を疑う。まさに一瞬

 

 

ピキピキピキピキ…

 

ブワッ!!!!

 

 

ビルは一瞬で凍り付いた。

 

その光景に障子。そしてモニターで見ていた者達も驚きを隠せなかった。

 

 

「なんて事だ……仲間、核、建物も傷付けずに制圧するとは。これならば敵も弱体化できる!」

 

「無敵じゃねぇか!!」

 

「とんでもない身体能力持ちと推薦組の戦いだから見物だと思ったけど……これじゃ勝負になんねぇぜ……!」

 

 

ビルを丸ごと凍らせた。その光景は衝撃的過ぎて、見ている者達は轟達の勝利を疑わなかった。

 

 

爆豪と緑谷以外は

 

 

 

「あいつはこんなことで終わらねえ、何があっても諦めねえのがあいつだ」

 

「でもこれじゃあ……ん?」

 

「あれ?二人がいない!!」

 

 

凍っているはずの二人がいなかった、理由は単純

 

 

 

 

『さっみぃぃぃぃ!!凍え死ぬかと思ったァァァ!!!』

 

 

アスタの個性である反個性の力で足元の氷を無効化し、二人の元へと現れたからだ。

 

 

 

「…まじかよ」

 

「葉隠もどこかにいる!どうやって突破してきたか知らないが警戒してくれ!」

 

 

 

その言葉に轟は警戒する、アスタの力はまだ完全に理解できておらず葉隠は透明…故に出した策は一つ

 

 

 

「一回は防いでも二回目はないぞ」

 

「!」

 

ブワァァ!!

 

 

轟は右で氷を出しアスタを襲う、氷壁が攻めってくる中アスタは剣を即座に振る。

 

 

「だあらぁぁぁぁ!!!」

 

(無駄だ、氷はそう簡単に切れない…いくら鉄の塊であってもな)

 

 

氷のモース硬度(硬さを示す指数のようなもの) は2程度で外気温にもよるが、ほぼ石膏や人間の爪と同じ程度の硬度、これを切るとは例え鉄の剣であろうと困難、轟は無謀だと思い構える……だが

 

それは普通と剣の話である

 

 

スパンッ!!!!

 

 

「――――は?」

 

「氷を―切った!?」

 

(タイミング完璧!一歩遅れてたら確実に終わってた!)

 

(アスタくん凄!?)潜伏中

 

 

綺麗に横に切れた氷を見て唖然とする轟達、モニター室も氷をまるで豆腐を切るように簡単に切ったアスタに驚いていた。

 

 

「氷が、まるで豆腐みたいに切れた!?」

 

「やはりあの剣の力でしょうか?」

 

「はっ!流石はアスタだ!…があいつの出す氷の速さもイカれてやがる」

 

「なあなあ!あの剣なんなんだよ!教えろよ〜」

 

 

峰田は勝己の服を引っ張り剣の詳細を聞く

 

 

「うるせえエロブドウ!あれはアスタの個性だ!」

 

「あの黒い錆びてる剣みたいなのマジでなんなんだ?」

 

「あれの力は『反個性』、あの剣は個性を無効化する力を持ってる!だから個性で生み出したものでならエネルギー波だろうが気体だろうが水だろうが鋼鉄だろうが、豆腐を斬る様にぶった切れるんだよ

 

 

『『『『『なんだってぇぇぇぇ!!?』』』』』

 

 

 

 

 

(氷を切るほどの切れ味―ちげぇ!あいつは俺の個性を無効化して切りやがった!…なるほど、あれで最初のやつを突破したのか)

 

「早えけど対応できねえ程じゃねえぞ!!」

 

「なら数で押し切る!!」

 

「こおおおおい!!」

 

 

ブンブンブンブン!!!

 

襲ってくる氷をアスタはどんどん切ってゆく、轟は何度も何度も数で押し切りアスタの疲れを煽ってゆく

 

そんな戦いを見ていることしかできない障子は葉隠の探索に勤しむ。

 

 

(何処だ葉隠…落ち着け、ゆっくり探し出せ)

 

(見つからないようにしっかりしないと!)

 

 

 

(思った通りだ!あいつは出せば出すほど威力と速度が下がっていく!このまま押し切ってやる!)

 

 

そう確信した時だ、轟はその場から地面に氷を引き滑るように動き、アスタの側に迫り地面へと拳を放った。

 

 

(ま、まじか!?けど!)

 

 

瞬間的にアスタは後ろへ飛ぶが地面についた場所から氷が襲いかかる。

 

 

「おうりゃぁぁ!!」

 

「そうくると思ったぞ!」

 

「しまっ!!」

 

 

アスタは真っ直ぐにその氷を切り裂くが、その隙に轟はアスタの剣ではなく持っている方の手を凍らせた。

 

 

パキッ…

 

「づ!!?(手が凍って―いてぇ!!)」

 

「念には念だ!」

 

 

轟はアスタの手を凍らせた後吹き飛ばす、アスタは壁に激突し動けなくなる。

 

 

 

「アスタさんが!」

 

「な、なあ!なんかおかしくないかあいつ!」

 

「焦っとる?」

 

「っ……アスタ君…」

 

(あいつの息があれえ…白い息も吐いてる、やっぱ身体にまで影響出る…なるほど、使えば使うほど体温が低下していくから急いでたのか…けどよ!)

 

 

 

『アスタぁ!!なにへばってんだ!!!そんなんでNo. 1とかほざいてんじゃねえぞ!!』

 

 

モニター室から微かに聞こえる爆豪の声にアスタはなんとか立ちあがろうとする。

 

 

「勝己……!うぉぉぉぉ―まけ!るかぁぁぁ!

 

「やめとけ、無理に動かしたら死ぬぞ」

 

「ぬぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「俺はお前に負けるわけには行かねえ、諦めてそのまま大人しくしてろ…」

 

「ぅ!りやぁぁぁぁぁ!!!」

 

「だあらいい加減あきらめ」

 

バギャァァ!

 

 

アスタは拘束されていた氷を突き破って出てきた、個性を使っていないただの筋力で押し切った。

 

 

(嘘だろ!まだそんな動けんのか!?)

 

「はぁ…はぁ……どうだ…コルァ!!

 

「なんで動けんだ、右手は凍ってる、体だってまだ冷え切ってるだろ!」ドン!

 

 

轟は左手で氷を放つがアスタは諦めず進む、振る力をなんとか出し氷を防いでいく、だが轟も負けじと何度も出していく

 

 

ア「ガハッ!!っ!まだまだぁ!」

 

「…」

 

腹に氷が当たり血反吐を吐こうと

 

「ゴホッ!―気合い入れろぉぉぉぉ!!」

 

「っ」

 

吹き飛ばされ体制が崩れようと

 

「負けるかあぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「っ!!!くそ!!」

 

めげずに何度も食らいついてくるアスタに対し、轟は恐怖まで感じた。

 

 

「おわっ!!?いってぇ!―けど負けねえぇぇ!!!」

 

 

何度も攻撃が当たっても諦めないアスタに疑問を抱いてゆく轟、これは訓練…何故そこまでやれるのか不思議で仕方なかった。

 

 

「お前…なんで…なんでそこまで動けんだ!!ダメージはでけえ!体力ももう残ってない!!なのになんでだ!!

 

(見てて痛い痛しぃ…どうやったらあそこまで)

 

(アスタ君…)

 

 

アスタはその問いになんの迷いもなく答えを言う。

 

 

「なんでだ…?そんなのきまってる…諦めねえからだ!!」

 

「なんで…諦めねえ!」

 

『諦めないのが俺の個性だからだ!!!

 

「…諦めないのが個性…だと?」

 

 

そうだぁぁぁぁあ!と叫びアスタは剣を轟に向ける

 

 

「ヒーローは絶対に諦めねえ!相手がどんなにデカくても!どんなにヤベェやつでも!どんなに強いやつでも!絶対に諦めねえ!」

 

「諦めない……心…ってやつかよ」

 

 

モニター室でその言葉は誰にも響いていた、オールマイトも完全同意でありナイス!と言う、何人かはその言葉に何かを気づいた。

 

 

 

「轟!お前は強え…だから勝つ!全力でな!!」

 

「………ハハッ―お前、すげえな」

 

 

初めて見せた轟の笑顔、困惑するアスタ

 

 

「え…おえ?」

 

「なんでもねえ、ならこい!アスタァ!

 

「いい顔になったな!行くぜぇぇぇぇぇー!!!」

 

 

轟が氷を出そうとした―その時だった

 

 

ガン!!

 

 

「っ!?(しまった力が弱って!)葉隠…か!」

 

「いつのまにどうやって!!」

 

「へ、へへ!気配を消すのを頑張ったんだー!やっちゃえアスタ君!!」

 

「ナイス葉隠!!!!」

 

「轟!!!」

 

「行かせなーーい!!」ビュン!

 

 

障子は葉隠に突進され倒れる、アスタは渾身の力を貯め

 

 

ダッ!!

 

 

走った、轟はなんとか氷壁を作りアスタの行手を阻むが

 

 

ピョン!

 

 

「諦めないのが俺のぉぉぉぉ!!」

 

(飛びやがった!?)

 

「個性だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ガンッ!!!

 

 

アスタは飛び上がり轟に向けて思いっきり片手で振り下ろした。

 

 

(氷壁を飛び越える…とか―ハッ……すげぇ…な…)

 

 

体に攻撃をモロにくらった轟はそのまま撃沈。

 

 

(轟がやられた!けどまだ動ける!今のうちに)

 

「かく!ほーー!!!」

 

「――あっ」

 

 

『勝者!!――ヴィランチィィィィィィィィム!!!』

 

 

障子が確保され、勝利はアスタ達iチームが手にした。

 

 

「やっ―たぁ!!よっしゃぁぁぁぁ………」

 

バタっ!

 

アスタは剣を落としそのまま前へと倒れた。

 

 

「アスタ君!?ごめん障子君、拘束外すからアスタ君と轟君のこと運んでくれない?」

 

「お安い御用だ!」

 

 

その後の試合は予定通り進んでいき、みんな賞賛されたが一番賞賛されていたのはアスタであった、アスタの諦めない精神はヒーローにとって一番大事であり、それを個性と言って踏ん張ったアスタの事はみんなが認めていた。

 

 

「まあでも配役はヴィランだけどおごぇ!?

 

「余計なこと言わない!」

 

「アスタも轟も大丈夫かな」

 

「出てきたぞ!」

 

 

アスタ君!と呼びかける生徒達、しかし返事は返ってこず轟がなんとか立ち上がる

 

 

「アスタ…おい、しっかりしろ!おい!」 

 

 

勝己はアスタに近づき触れ声を上げる

 

 

「おいアスタ!こんなとこで………あ"?

 

「ど、どうしたの?」

 

「こいつ――――」

 

 

『ぐぉぉぉぉぉ…zzzzz

 

 

「寝てやがる!!」

 

 

生徒達『『『『ズコォォォォォォ!!!?』』』』

 

 

爆睡であった、しかも鼻ちょうちんまで出して完全におねんねである。

 

 

「あんなことあったのにねるかぁ!?」

 

「爆睡だぞしかも…」

 

「男らしかったぞーアスタ!!」

 

「大丈夫か?これ」

 

「ケロケロ…けど早く運んだほうが良さそうね」

 

 

 

『フガガ…あれ?ハスキーが見える…おーーいハスキー!』

 

「ハスキー?犬の名前でしょうか」

 

「二人とも何か知ってるかい?」

 

「確か…小さい頃買ってたペットの名前だったな」

 

「シベリヤンハスキーだったよね!けど数年前に亡くなって……亡くなって?」

 

 

『おおーい追いていくなよー…あれ、なんだこのかわあ…ふごっ』

 

 

「やべぇ三途の川見てる!!」

 

「えええええ!!?」

 

「逝くなアスタ!!ヤベェ白目だ!!」

 

「こちらカイロです!!」

 

「飯田スクランブル!!」

 

「了解した!!」

 

『はれ?オールマイトみたいな人がいる……おーい』

 

「黒魔少年!?私まだ死んでないよ!」

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

その後、波瀾万丈な戦闘訓練は終わり病室に運ばれたアスタと轟、そして付き添いの葉隠と障子はゆっくり休んでいた。

 

轟はリカバリーガールのおかげですぐに復帰できたが、問題はアスタ、凍っているのに無理をして動いたため肉がはち切れとんでもない状況である

 

のだが

 

 

「いやぁ〜助かったぜ障子!みんなも運んでくれてありがとな!!」

 

「なんで動けてるの?」

 

「普通に瀕死だったんじゃ?」

 

「マジでどうなってんだお前」

 

「私は再生能力を早めてるだけなんだがね…」

 

 

普通にピンピンしていた、いや、厳密には右手は包帯、体にも大量に巻かれている状態なのだが普通に立って動いていた。

 

 

 

「けど轟のやつほんと強かったなぁー!次はもっと強くなって戦いてえ!」

 

「私アスタ君の諦めないのが俺の個性っていうの感動しちゃったー!」

 

「……悪いアスタ」

 

 

轟はベットの上でアスタに頭を下げる、アスタには何に謝られているのか分からなかった。

 

 

「ん?何がだ?」

 

「俺は途中お前のことを本気で潰す気でやっていた…冷静に頭が回ってなかったんだ、すまない」

 

「気にすんなって!俺も本気で剣振っちまったしな!お互い様だ!」

 

「……そうか」

 

 

ハッハッハッと笑い許したアスタに対し、轟はフッと笑っていた。そして突然葉隠が聞いた

 

 

「あの剣ってどれくらい重いの?」

 

「持ってみるか?」

 

「いいのか?ぜひ頼む」

 

「おう!」

 

 

アスタは黒い本から剣を出し地面に置く、それに触れて持とうとする葉隠

 

 

「――え、おもぉ!?」

 

「動かない―っ!こんなに重いのか!?」

 

ビクともしなかった

 

「お前…こん…なの!よく振り回せるな」

 

「まあな〜これ結構おも…………えぇ!?」

 

「どうした…!?」

 

「葉隠…お前、そんな見た目だったのか?」

 

「見た目?…………―――はれぇ!?」

 

 

剣に触れた葉隠の姿が完全に映っていた、緑色の長い髪にクリっとした瞳…はっきり言おう、超可愛いお姿である

 

 

そして同時に考える男3人…そう、こんなに可愛い子の全裸を見ていたと思ったアスタはまた

 

 

ア『あ!ありがとうございましたぁぁぁぁぁ!!?』

 

 

お礼を言った。

 

 

「も―もう!アスタ君のバカ!!」

 

「葉隠、お前そんなに可愛かったんだな、それはそれとしてやっぱ全裸だったのか」

 

「轟!!!そこには触れるな!」

 

「んーー!!!!」ポカポカ

 

 

葉隠は手でアスタを殴りペチペチという音が鳴る、これによりアスタの剣は異形型の個性は無効化できない、が何かしらの防御は無効化できることとアスタが持っていなくとも無効化できる事が判明した。

 

 

 

 

「葉隠の素顔を見ただとぉ!?教えてくれ!どんな感じだったんだ!?はぁ…はぁ」

 

「頼むアスタ!!!」

 

「変態!!」回し蹴り

 

峰上『『タコス!?』』

 

 

葉隠の素顔を見たアスタは運が良かったと内心思い、障子は不純な考えを完全に抹消し、轟はあいつあんなに可愛かったんだなーとそれだけしか考えておらず、不純なことは全く頭になかった。

 

 

 

 

次回予告

 

 

アスタの諦めない心…あれがアスタの強い力の一つなんだな、俺のような異形型でもかっこいいと言って受け入れてくれる広い心、アスタ、お前のおかげで救われたような気がしたな…

 

 

次回 五つ葉のヒーローアカデミア

 

 

ページ5:予兆―委員長と宣戦布告

 

諦めないのが俺の個性だ!





はい!めちゃくちゃでしかね?戦闘描写を事細かく面白く書ける人ってやっぱり天才なんだなぁと思いました

ぐへへでも書いてて超楽しい\\\\

これからもどうぞよろしくお願いします!!

次回はアスタ君が遂にフラグを立てます


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ページ6:予兆―委員長と宣戦布告


待たせたな

フラグ回だ!!!

そして今回は例の原作アスタに関係のあるあの人が出てきますよ


 

戦闘訓練した後の夜、アスタは怪我をしながらも自分の住んでいた家へと帰った、正確には教会なのだが

 

 

「たっだいまーー!!!!」

 

『『『おかえりー!!!』』』

 

「おおっとと!」

 

 

扉を開けた瞬間出てきたのは3人の小さな子供だった、一人は赤い髪の男の子、一人は青い髪の女の子、そして最後はオレンジ色の女の子であった

 

 

ダン!ミズ!レンジ!元気かー?」

 

「うん!アスタ兄も元気?」

 

「おう!元気300%よ!!ダンも元気か?」

 

「うん!」

 

「ねえねえアスタ!遊ぼうよ!」  

 

「おーとと!引っ張るなよ〜ミズ〜」

 

「だめだよミズ!アスタはヒーローの勉強で疲れてるの!」

 

 

ダンは8歳、ミズは5歳、レンジは一番上のお姉ちゃんであり12歳だ

 

 

「ええー!だってー!」

 

「レンジ!お姉ちゃんお疲れさん!今はやすんでいいぞー?」

 

「え!?‥じゃ、じゃあ…遊んで、くれる?」

 

「おう!アスタ兄に任せとけ!」

 

「や、やったー!!

 

 

そうやって四人が仲良く戯れていると、一人の女性が現れた

 

 

『あらアスタ、おかえりなさい』

 

 

「おおーシスター・リリー!!今帰りましたー!」

 

 

アスタが生まれ育った教会に尽くしているシスターであり、アスタの思い人シスターリリー、本名『リリー・アクアリア』が目の前に現れる、外見は黒髪と左目下の泣きボクロが特徴のおっとりした雰囲気のお姉さんだ

 

 

 

「まあ!怪我してるじゃないの!こっちにりらっしゃい」

 

「え?いやいや!これぐらいなんとも」

 

「だーめ!早く見せなさい!」

 

「いやいや!これぐらいがお手を煩わせるわけには」

 

 

『アスタ?』

 

 

にっこりと笑うリリーの近くに水が現れそれが拳の形を取る

 

 

『いらっしゃい?』

 

「はいすぐいきまーーーす!!!!!」

 

 

それを見たアスタは冷や汗を流しながら急いでリリーの元へ向かった、その様子を見ていた三人の兄弟は笑った

 

 

 

「今日は何があったの?」

 

「これが色々あったんですよ!氷食らったり吹き飛ばされたり凍らされたり色々!」

 

「大変だったのね〜…治療はリカバリーガールが?」

 

「はい!」

 

「そう……相変わらずすごい回復力ね……」

 

 

シスターはアスタのわずかに残っている傷を見て少し悲しそうな目を向ける

 

 

「あの…シスター、やっぱり嫌だったんですか?ヒーローを諦めるの

 

「……正直ね?だけどもういいの!今はこの教会で‥みんなと平和に暮らせればそれでいいから」

 

「シスター…」

 

 

シスターはまだ学生の頃ヒーローを目指していた、しかしインターン時に足を痛めてしまいそれ以降ヒーローとして活動できなくなってしまったのだ

 

 

 

「俺…頑張りますからね!シスターの分まで立派なヒーローになって!いつかあなたをお迎えいたしますので!!

 

「ありがとうアスタ…けどごめんね?私はみんなのシスターだからそれは無理なの」

 

「うぇぇぇー!!!?」

 

「アスタまたやってる〜!」

 

「アスタにはまだ無理だよ〜」

 

「なんだとぉこらぁぁ!!」

 

「アスタが怒った〜!アハハハ!!」

 

「こんの!まてぇぇぇ!!」 

 

「にっげろ〜〜!」

 

「こーら!もうすぐご飯ですよ!」

 

 

アスタを揶揄ったミズとダンを追いかけるアスタと、それを止めるシスター、そこへアスタを拾った恩人が現れた

 

 

『おおアスタ!帰ってきたかー!!』

 

「あ、ただいま神父様」

 

『わしだけかっっる!!?わし恩人だよ!?』

 

 

高身長の初老の男性『オルジ・オーファイ』が元気よく現れるも軽く返されショックを受ける

 

 

「ぬぬぬぬ…まあお疲れだしいいか…と、とにかく!アスタも帰ってきた事じゃしみんなで晩御飯を食べよう!」

 

『『『『やったぁぁぁ!!』』』』

 

「んじゃおれ皿だしまーーす!!」

 

「僕も手伝うー!」

 

「わ、わたしも!」

 

「わたしもー!!」

 

 

 

アスタに続いて子供達も奥の部屋へと向かっていく、その光景を見てオルジは涙を流す

 

 

 

「本当に……ほんっっとに立派になったなぁぁぁぁぁぁぁぁアスタァァ!!

 

「もうー大袈裟ですよ神父様」

 

「こぉれが大袈裟なわけあるかぁ!あの無茶ヤンチャクソ生意気な子供だったアスタが!あの雄英高校に通いヒーローとして頑張っているんだぞ!?うぅ、アスタは誇りじゃ!おーいおいおいおい!(大泣き)」

 

「フフッ……(でも成長したのは確かね‥昔は色々と…大変だったわね)

 

 

 

幼稚園『しすたー!だんごできたー!」

 

小学生低学年『シスター!蝉の抜け殻持ってきましたぁ!』

 

小学生高学年『シスター!あの!さっき道端で綺麗な花を見つけたので持ってきました!!なんか紫色でまだ花は開いてないみたいなんですけど!シスターに似合うと思ったんです!!」

(トリカブト)

 

 

(あら?ここまではあんまり変わらなかだわね‥変わったのは中学生時代かしらね)

 

 

中学生『シスター!おれ雄英の試験に受けます!絶対に受かって!ここの教会をもっと裕福にします!!!そんで持って!No.1になって!いつかあなたをお迎えしまーす!!』

 

 

「…頑張るのよアスタ、貴方は‥私たちのヒーローなんだからね」

 

 

 

その後は教会のみんなとご飯を食べ、今日会ったことをたくさん話し、笑い、楽しい時間を過ごした

 

血は繋がっていずともアスタにとってここが守るべき場所であり、いつでも帰る家なのである

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

翌日

 

 

「オールマイトの授業はどうですか!?」

 

「え?あー…す、すごく勉強になります!!」

 

「どのような事を!?」

 

アスタ「ひ、ヒーローとしてのあり方とか『それはどのような!?』『他にも何かありますか!?』『ちょ!次はこっちだ!!』どわぁぁぁぁ!!?

 

 

 

登校時間。雄英の校門の前に居座る集団――マスコミ、オールマイトが教師をやるという情報を何処からか入手し生徒達なんてお構いなしに道を塞いでいた

 

 

「あっちの方で出久が質問攻めにされてんなぁ……悪い!道開けてくれ!授業に遅れちまう!!

 

 

そう叫ぶも聞く耳を持たないマスコミ達、彼らも生きるために必死なのだ

 

 

「だぁぁぁくそぉぉ!ぜんっぜん話聞かねえ!!こうなったらぁぁぁ!」グッ…

 

 

アスタは足に力を入れ跳ぼうとする、だがその時横から声がした

 

 

「っ、困りましたね…」

 

「うわぁ…もうマジで最悪だ」

 

「どうしようかこれ…」

 

 

「ん?お前らも道なくて困ってんのか?」

 

「ええ……って、あなたは!」

 

「あ!試験の時にいた!…えーと…なんだっけ…野薔薇だっけ?」

 

です、塩崎茨…お久しぶりです」

 

「そうだ茨だ!久しぶりだな!隣にいるのは友達か?」

 

 

 

試験の時に協力した二人が門前で出会う、その隣にはオレンジ髪のポニーテールと長い艶のあるウェーブがかった黒髪と尖った目つきの女子生徒が二人いた

 

 

 

「はい、同じB組の『拳藤一佳』さんと『取蔭切奈』さんです。お二人とも、こちらが話していた黒魔アスタさんです」

 

「よろしくな!てかアスタ?じゃ、じゃあお前があのロボをぶった斬ったっていう?」

 

「まじ?あれ相当硬いしデカっかったよね?」

 

「ええ、そして‥私の命の恩人です」

 

「そ、そう褒めるなよ〜」

 

 

くねくねと体を揺らすアスタに切奈面白そうと思い少し揶揄って見た

 

 

「話聞いてどんなやつかと思ったけど……意外とチビだったんだね」

 

「だぁぁれがチビじゃぁぁ!!!」

 

「良い反応WウケルW」

 

「コラ取蔭!揶揄わないのでもほんとにどうするんだ?このままじゃ授業間に合わない…」

 

 

三人かうーんと考えている中

 

 

「………あっ!良いこと思いついた!!」

 

アスタが何か策を閃いた

 

 

「マジで?」

 

「何か策が?」

 

アスタ「おう!3人ともちょっと我慢してくれよ?」

 

3人『『『?』』』

 

 

するとアスタは右手に拳藤左手に取蔭を優しく持ち上げ、背中に塩崎を背負いこんだ

 

 

「え、ちょ!なにしてんだ!?」

 

「その身長にどこにこんな力が?!」

 

「あ、ああああアスタさん!?一体何を」

 

「よぉーしお前ら捕まってろよー?」

 

「捕まってろって、本当になにす『せええええええ―の!!』!?」

 

 

『ドォリヤァァァァァ!!!!』

 

三人『『『キャァァァァァァ!!!?』』』

 

 

アスタは三人を抱え飛び上がった、その跳躍力は凄まじく、門前に群がっていたマスコミ達を悠々と飛び越した

 

 

『え!?なにあれ!』

 

『と、取れ!ネタだネタ!!!』

 

『個性でも使ったのか!?』

 

 

シュタ!!

 

 

 

三人には少しばかり衝撃が走ったが、アスタは平然としていた

 

 

 

「よっしゃあ!なんとか飛び越せたな!三人とも大丈夫か?」

 

「と…とぶなら…さきに、いってくれ!!」

 

「怖かった―尋常じゃない速さだった!あんた何もん!?」

 

「悪い!これしか思いつかなくてさー、茨は大丈夫か?」

 

「――――――」

 

「茨?おーい茨!」

 

「…―はっ!ええ!大丈夫です!!ぜんぜん!?⤴︎平気ですよ!?⤴︎」

 

「ほ、ほんとに大丈夫か?」

 

「はいぃ!!⤴︎」

 

 

アスタは困惑しながら三人を下ろす、塩崎は顔を横にしておりアスタからは見えないが顔は真っ赤だ

 

 

「んじゃあ俺そろそろいくからな!じゃあな〜〜!」

 

 

そう言ってアスタは全力疾走でその場から去る

 

三人は困惑しながらも各々別の考えを巡らせる

 

 

 

(な、なにあいつ…普通女子の体を躊躇なく触れる?持ち方もちゃんとしてたし……後…腕の筋肉凄かったな…なんか)

 

(あいつがあのロボをぶっ飛ばしたって言うアスタ…茨から話は聞いてたけどまさかここまでだったなんて……後……初めて…男に担がれたな…いつも担ぐ側だったし…あいつ)

 

(あ―ああああアスタさんに触れ!更に背負い込まれるなんて!こ、これではまるで姫のようで!―っ、落ち着きなさい塩崎茨…貴方は清楚でなければぁぁぁでもやむぱり!!)

 

 

(カッコよかったじゃん)

 

(いい男だったな…)

 

(カッコいいですぅ!)

 

 

三人はアスタの笑顔と声はずっと三人から離れないのであった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

一年A組の教室

 

 

「……学級委員長を決めてもらう」

 

『学校っぽいの来たぁぁぁぁ!!!』

 

 

今日は前日の実戦演習の説教から始まった、色々聞き疲弊していた生徒達

 

しかしそこからのどんでん返し。学校らしい課題が始まった。

 

 

「はいはーーーい!!俺!俺やりたいでーす!!」

 

「ふざけんなアスタ、俺がなるんだよ」

 

 

当然ライバルに先を開かれるわけにはいかない二人は真っ先に手を挙げる

 

 

「いーや俺だ!俺ぇ!!」

 

「お前は先に行かせねえ!!絶対に俺だ!!」

 

「なにをぉぉぉ!!?」

 

「やんのかぁぁぁ!!!?」

 

「おい、話進まないから静かにしろ」キンッ!

 

 

相澤先生の威圧にシュンと黙る二人、その後我こそはという声が多数寄せられた、そこで真面目メガネ君こと飯田君が投票で決めようという案を出しみんなはそれを受諾した

 

案の定、大半が自分に投票する中。名前がないのは少数であったが、その中でも3票と2票を取った者が現れる。

 

 

緑谷3票。八百万2票

 

 

「僕が3票!!?」

 

「あと一票……悔しいですわ」

 

「な――デクに先を越されたっ!!!」

 

「まけたぁぁぁぁぁ!!!」

 

「いや勝負じゃねえからなこれ」

 

 

上鳴のツッコミをよそに二人は悔しがる、その後やいのやいのと騒いだが結果的に緑谷が委員長・八百万が副委員長が決定した。

 

しかしそんな中で、一番やりたそうだった飯田は一人、黒板に書かれている自分の名前を見つめていた。

 

飯田――1票。

 

「一体、誰が……」

 

 

飯田は誰が投票したのか分からず頭を悩ましていた、投票した本人は何事もなかったかのように振る舞った

 

 

そんな中勝己の投票数は0だった

 

(…ま、わかってたけどよ)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

そして午前中が終わり、お昼の時間になった時、アスタは食堂には行かず教室にまだ残っていた、四時間目の授業の内容に追いつかず友達にノートを貸してもらい、それを写していた

 

 

「おーし!これで書き写し完了!あぁ〜腹減ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 

「あ、いた!ねえねえアスタ君!」

 

「お?葉隠じゃねえか!それに障子も!」

 

「よければ一緒に食べないか?席は先に取っておいた」

 

「まじか!さんきゅーな!」

 

 

アスタは急いで支度をしルンルン気分で部屋を出て廊下に出ると、まだ人はおり少し混雑していた

 

 

「んぬぬぬせめぇぇぇ」

 

「これは…ん、ちょっときついな、葉隠は大丈夫か?」

 

「大丈夫!私これでも体感は―」

 

 

その時

 

 

『緊急警報発令!!――“セキュリティ3”が突破されました。生徒の皆さんは屋外へと避難してください。これは訓練ではありません。――繰り返します――』

 

 

校内に警報が鳴り響く。同時に放送されるセキュリティ3の突破。

 

同時に無駄に広い校内でも聞こえる叫び声。典型的なパニック。更に奥の方から人が押し寄せてきた

 

 

ゾロゾロゾロゾロゾロゾロ!!

 

 

「あいだだだだだ!!?」

 

「っ!せ、せまくて―苦しいな…」

 

「障子大丈夫か!?」

 

「俺は大丈夫だ!葉隠は――葉隠?」

 

「おーい葉隠!返事してくれ!!まさか、流されたのか!?それとも下か!?」

 

 

大量の人が押し寄せて葉隠と逸れてしまった、連れ戻そうにも厄介なことに葉隠の個性は透明、目で探すのは不可能…ならばとアスタは声を上げる

 

 

「障子!お前の索敵能力でなんとかならないか!?」

 

「やってみる!」

 

 

ぎゅうぎゅう詰めの中なんとか耳を複製して辺りの声をよく聞く、絶対に助ける…その思いも胸に障子は葉隠を探す

 

 

そしてついに

 

 

たす―けて…くる…し

 

見つけた

 

「いたぞアスタ!場所はA組教室より少し離れた場所!B組教室のそばだ!!」

 

「わかったぁぁぁ!」

 

 

アスタはぎゅうぎゅう詰めの中アスタはなんとか隙間を探しそこから移動していく

 

 

『いだっ!だれだ今押したの!!』

 

『ごめんな!後で文句聞くから!!今は…』

 

 

 

 

  

集中

 

 

 

目を光らせ飛んでいる服を見つけ出す、アスタはめいいっぱい手を出した

 

 

「いた!葉隠!!」

 

「アスタ…アスタ君!」

 

「手を出せ葉隠!」

 

「で、でも見えないんじゃ」

 

「見えなくてもいい!とにかく手を出せ!安心しろ!俺が絶対に助け出してやる!!」

 

「―うん!んー!!!!」

 

 

アスタからは見えないが葉隠は全力で手を飛ばした、アスタは感覚でその手を探り…そして

 

 

ガシっ!

 

 

「おっしゃあ掴んだぁぁぁ!!」

 

「やったぁ!」

 

 

アスタは柔らかい手の感触を完璧に感じたア

 

 

「こっちだ!」

 

「わっ!」

 

 

アスタは葉隠を壁の方へと引っ張る、壁には少しの出っ張りがありそこに二人は身を隠した

 

 

 

「ここなら大丈夫だろ……悪いな葉隠、事態が治るまで我慢してくれ」

 

「ぅ…ぅん……(あ、アスタ君の顔が近ぃぃ!アスタ君から私の顔見えてないよね?見えてなくてよかった、だって今の私の顔――真っ赤だもん…)

 

 

見えないが葉隠の顔は真っ赤であり照れている、同年代の男子、それもイケメンと来た…そりゃもう照れるのは当然である

 

 

「そもそも誰が入ってきたんだ?ヴィランとかならもっと騒がしくなるはずだしな…(マスコミの奴らが入ってきたのか?……でもなんか引っかかるなぁ)」

 

 

アスタがこの事態の事を必死に考えている中葉隠は

 

 

(ち!ちきゃい!アスタ君近い!!い、いつも元気なアスタ君だけど……静かの時の顔って…こう……カッコいい……ゥゥ//早くおさまってぇぇぇ…)

 

 

それがしばらく続き、放送が入った

 

 

『やあやあ! 校長の根津です。侵入者の正体はマスコミの様だね。だから避難は大丈夫。後は先生達で対処するので、生徒の皆はクラスに戻って連絡を待つように』

 

 

「やっぱりか!!」

 

 

根津校長の放送の内容を聞いて、アスタはやっぱりかと叫ぶ

 

どうやら雄英の警備を掻い潜ったらしく、朝のマスコミが無断侵入を強行した様だった

 

 

 

 

徐々に人が減っていきアスタと葉隠はなんとか解放された

 

 

 

んーーーー!!やっと自由になれたなぁ…ごめんな葉隠!嫌な気分にさせちまってよ」

 

「ぜ、全然!!!むしろよかったというか…

 

「ん?悪い聞こえてなかった!なんか言ったか?」

 

「ううん!全然!?」

 

「ならいいけどよ…障子は『おーーい二人ともー!!』障子!こっちだー!」

 

 

障子が二人の元へ駆け寄りよかったと言う、葉隠は障子とアスタに御礼をいったが

 

 

アスタ「気にすんなって!俺たち仲間だからな!」

 

障子「そうだな……俺達は、友達だ」

 

葉隠「そ、そうだね!…うん///」」

 

 

 

三人は改めて友情を再認識し手を繋いだ(この時障子は葉隠の顔が若干赤くなっているのを感じ取った)後、教室へ戻って行った

 

 

 

 

『あ!!おれ昼飯買ってねぇぇぇぇぇぇ!!!』

 

「後でまた食べにこような?」

 

『ゔん"!』

 

「食への執着がすごいね…」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

騒ぎが収まった後、一人の生徒が自販機で飲み物を買いクラスに戻ろうとした時だった。

 

「いた!爆豪君!」

 

「あ?何かようかクソ眼鏡」

 

 

飯田に呼び止められた。飯田は肩で息をしており、何やら急いできた様だった

 

 

「要があんならさっさと言え」

 

「僕に投票してくれたのは君なのか!?」

 

 

額に汗を浮かべ、真っ直ぐに勝己を見つめる飯田の言葉、勝己は(んでばれたんだよ)とめんどくさそうに思っていた

 

 

「気になっていたんだ……僕はさっきの投票で自分に投票していない。なのに確かに僕に1票入っていた!――だから、みんなに頭を下げて聞いたんだ。――誰に投票したのかを」

 

 

その結果、誰も自分に投票していないのを飯田は知った、となると、残りは聞いていない一人――勝己だけだ。

 

 

「ああそうだ…文句あんのかよ」

 

「えっ……? いやそうではない!!……そうではないんだ」

 

 

勝己の言葉に飯田は強く否定するが、やがて顔を下へと向ける。

 

 

「僕は最初…君のことはヒーローとしてふさわしくないと思っていた、言動、行動、全てが野蛮だと思っていた……しかし君の実力ははっきり言って俺よりも強い、頭の回転も早く戦闘訓練の時は驚かされた…全てに置いて君の方が上だ!更に君は誰よりも一位を目指すはずの男!なのに何故…僕に票を入れてくれたんだ?」

 

 

勝己はため息をつきながら顔を下に下げ言った

 

 

「……お前の名前が最初に浮かんだ、それだけだ」

 

「えっ!?……それだけなのかい……?」

 

「……あとはまぁ…俺のプライドの問題だ」

 

「プライド?」

 

 

少しの沈黙の後勝己は言った

 

 

「上に立つもんってのは周りから認められて初めて価値がある…俺が自分自身に投票しなかったのは……まあ…なんだ、負けを認めてるみたいで嫌だったんだよ、自分には1票も入らないって言うな」

 

「!君は…」

 

「お前のその物事をはっきりと言う性格は必ず外に出たら活躍する…だから俺はお前を選んだんだ、悪いかよ」

 

「…いや、全くだ」

 

「なら話は終わりだ……けど覚えとけ」

 

 

勝己は飯田き指を刺し行った

 

 

 

『来年は、テメェもデクもアスタも越して俺が学級委員長になってやる…それまでせいぜい頑張れや』

 

 

そう言って勝己はその場からさった、そんな勝己を見て飯田は思う

 

 

(……表には出せないが、彼は優しい奴なんだな)

 

 

 

 

 

その後、緑谷が委員長の座を飯田へ託す等の事があり、委員長は飯田へと変わった

 

 

 

 

「ね、ねえアスタ君!今日も、一緒にご飯を食べない?」

 

「ん?おういいぞ!じゃあ障子も呼ぼうぜ!」

 

「え?―あ―うん!……うん…」

 

 

 

葉隠がほぼ毎日のようにアスタをご飯に誘い、そこから障子も追加で来るようになるのが日課になっていた

 

 

 

「………今度一度断ってみようか?」

 

「いいよ!全然!!!一緒に食べよ!」

 

「お、おう…」

 

 

 

 

次回予告

 

 

んーーーもう!!アスタ君ってばあんなことして!!いや!助かったからいいんだよ!?け、けど!アスタ君の顔とか‥筋肉とか、後‥に、匂いとか!色々頭から離れないよー!どうしよぉぉぉ!!

 

じっ、次回!五つ葉のヒーローアカデミア

 

ページ7:現れる悪意

 

諦めないのが私の個性だよ!……アスタ君の事で頭がいっぱいだよぉ…

 





どうでしたか?私は書いてて顔が真っ赤でした

仕方ないじゃん!書いててニヤケが止まらなくなっちゃったんですよ!ん?フラグが一気に立ちすぎ?アスタ君だから仕方ない…というか、ハーレムってなると人が多くて後々大変になるので最初の段階で増やしておこうかと思ったんです!

次回は多分!‥明後日には出せると思います!だって今日だけで二つやったんでね…次のやつは戦闘描写がかなり多いので苦戦しそうです

評価とコメントのほど!どうぞよろしくお願いします!!


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ページ7:現れる悪意


待たせたな(ドン!)

きたぜこの小説を書くにあたって最初にぶち当たる壁!USJ編!!

戦闘描写がまだ不慣れなので、変だったら申し訳ないです!


追記:次回書いたら少しだけ休むよん


 

 

マスコミの起こした騒動から数日後。

 

アスタ達A組はヒーロー基礎学の時間であり、教室で相澤から内容が話された。

 

 

「今日のヒーロー基礎学は俺ともう一人も含めての三人体制で教えることになった。――内容は“人命救助”訓練だ。――今回は色々と場所が制限されるだろう。ゆえにコスチュームは各々の判断で着るか考える様に」

 

「救助訓練きたぁぁ!!うぉぉぉぉ」

 

「アスタなら瓦礫とか簡単にどかせるから適任だな」

 

「それと訓練場所はここから少し離れている。だから移動はバスだ。準備は急ぐように『おっしゃぁぁぁ気合い入れていくぜぇぇぇぇ!!!!』………急ぐように」

 

『『『『『はい!!』』』』』

 

 

相澤は人の話が話ししている最中に勝手に出てったアスタに対し胃を抑えながら部屋を出る、さらにその相澤に謝る出久

 

 

「僕らの幼馴染がすみません!!!」

 

「あいつ人の話聞かねえからな……」

 

「てか身支度とかまだなのに行ったの?」

 

「多分あいつの事だから何も考えずに言ったんだろうよ、すぐ戻ってくんだろ」

 

「アスタってかっけえけど…こう、真っ直ぐすぎんだよな」

 

 

生徒達その通りだなと頷き身支度をそそくさと整える

 

その数分後

 

 

『やべぇぇぇそもそも着替えてなかったぁぁぁぁ!!!!』

 

『ちょっとは考えてから行動しろやバカスタァ!!』

 

 

アスタは案の定戻ってきて着替えた後、全力疾走へ校内バスへ向かうのだった

 

 

―――――――――――――――――――――ーーー

 

 

ぐごごごご…今日は手羽先ですかシスター…」

 

「寝てる!訓練前なのに!!すごいねてる!」

 

「緊張感ねぇ〜」

 

 

アスタはバスの中で爆睡していた、他生徒達が初めての救助訓練でドキドキしているのに、アスタは平然と爆睡していた

 

 

「鼻提灯とか俺初めて見たかも…写真撮っとこうかな」

 

「人のことを勝手に撮ってはいけないぞ上鳴君!」

 

「お、おう悪い」

 

 

世にも珍しい鼻提灯を撮ろうとした上鳴を注意した飯田はアスタに対しある仮説を立てた

 

 

「おそらくアスタ君は、前日にまた夜遅くまで筋トレをしていたんじゃないか?さっき異様にテンションが高かったのは疲れていたからという可能性はあると思うんだ」

 

「確かにアスタならありえるよな!アスタはこう…熱血!って感じの男だしな!」

 

「それがアスタという人間なんだろうな」

 

「けどよー毎度毎度無茶してたら体がもたねえぞ?」

 

「フィジカルだけは強えから大丈夫だろ…多分」

 

「曖昧!!」

 

 

アスタのことを心配する物や大丈夫だと思う者、そんなアスタを褒め称えるものなどさまざまだが、話されているアスタには全く聞こえていない

 

 

そんな時だった

 

 

「私、思った事は口に出しちゃうの……緑谷ちゃん?」

 

「えっ!……う、うん。蛙吹さん?」

 

「梅雨ちゃんと呼んで?」

 

 

女子との会話が慣れない感全開の緑谷へ、蛙吹が

 

 

「あなたの個性――“オールマイト”に似てるわね?」

 

そう問いかけた

 

 

パンッ!

 

 

「んあ?…おーるまいとー?」

 

「あっ起きた」

 

 

アスタがオールマイトの名前を聞き起き、背伸びをした

 

 

えっ!? そ、そうかな……どこにでもある様な個性な気も……」

 

「なんだなんだ?出久の個性の話か?」

 

「そうなのよアスタちゃん…どうも似ているような気がするのよね、オールマイトと緑谷ちゃんの個性」

 

「言われてみれば……んー?」

 

(やばいやばいやばいやばい!)

 

 

緑谷は疑われ始め動揺する、なんとか誤魔化そうとした時

 

 

「待てよ梅雨ちゃん!オールマイトは怪我なんかしねぇ。緑谷のとは似て非なるものだぜ?」 

 

「―そ、そうだよ!うん!」

 

 

挙動不審な緑谷だったが、会話に切島が交ざった事で冷静を取り戻した様に動きが止まる、しかしそれに気付く者はおらず、切島が会話を続ける

 

 

「でも増強系の個性ってのは良いな。鍛えれば、やれる事が増えるだろ?――俺の『硬化』なんて対人戦は強いけど“地味”だからな……」

 

「そ、そうかな? プロにも通用するカッコイイ個性だと思うけど?」

 

 

自分の個性にネガティブなコメントをする切島へ、今度は緑谷がフォローを入れるが切島は完全には受け入れなかった。

 

 

「けどよ……プロってやっぱ人気商売だろ? そう思うと地味なのは致命傷なのかもな?」

 

「なら僕のネビルレーザーこそプロ並み」

 

「お腹壊すのは致命傷だけどね?」

 

 

切島の言葉に反応した青山だったが、彼もまた芦戸の一言に撃沈、しかしアスタはこう言った

 

 

「切島も青山も俺はかっこいいと思うけどな〜」

 

「けどよ地味だぜ?」

 

「地味ってなんだよ地味って!体を硬くできる時点でカッケェじゃねえか!青山だってあのレーザーかっけえしさ!」

 

「あ、ありがとよ…」

 

「…ウィ⭐︎」

 

 

アスタが自然と二人のことを褒めフォローをする、さらに続けて

 

 

「二人だけじゃねえぞ?俺はここにいるみんなカッケェって思うぜ!どんな見た目どんな力でも自分らしく頑張っている…それだけで十分じゃねえのか?」

 

 

パァァァァァとアスタから光が見えた気がした生徒達は一斉に目を覆い照れ

 

 

『あ―アスタァァァ!!!』

 

「ど、どうしたんだ!?」

 

『ありがとう!!!』

 

「お…おう?」

 

 

とお礼を言った、なんでお礼を言われているのかわからないがとりあえずアスタ頷いた

 

 

「………天然ジゴロが」

 

(相変わらずの人たらし!)

 

 

幼馴染二人はもうこの光景に慣れていたようだった

 

 

「おいお前ら、そろそろ着くぞ準備しろ……後アスタ」

 

「はい!!」

 

「あんま人を落とすなよ」

 

「はい!誰もおと――落とす?」

 

 

アスタに褒め尽かされ照れながらもA組は人命救助訓練の会場へと向かい続けるのだった。

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

巨大な遊園地の様に広いエリア。

 

各エリアにそれぞれの災害現場が存在するのだが、その光景はまさにあのUSJに似ていた。

 

 

『『USJかよ!!』

 

「色んな災害の演習を可能にした僕が作ったこの場所――嘘の災害や事故ルーム――略してUSJ

 

『本当にUSJだった!!?』

 

「せ、せんせー!!おれ夢の国はその辺色々デリケートって聞いたことありますよ!?」

 

「許可はとってるから安心してください!――多分

 

『確証ないんだ!!?』

 

「怖えぇぇぇ!!」

 

 

 

宇宙服のヒーロースーツを纏う存在――スペースヒーロー『13号』の説明に全員がツッコミを入れる。

 

しかし、それでも各地で己の個性を使って災害現場で活躍する名ヒーローの登場に、緑谷とアスタを始めファンである麗日のテンションは上げ上げだ。

 

 

「スペースヒーローの13号だ!」

 

「私、大好き!!」

 

「うぉぉぉぉ本物だぁぁぁぁぁサインくださぁぁい!!

 

「ふふっ、いいですよ?これが終わった後貰いたい人にはいくらでもあげます」

 

「まじっすか!?じゃあ四枚おねがいしまぁぁす!」

 

 

頭を下げるアスタに笑いながらわかりましたと頷く13号

 

 

「嬉しいのは分かったから静かにしろ。――それより13号、オールマイトは? ここで落ち合う筈だろ?」

 

「それなんですが……」

 

 

何やらゴニョニョと話し始める相澤と13号、アスタ、緑谷、麗日の三人はサインが貰えると聞いてウッキウキだった

 

 

はぁ……もう良い……始めるぞ」

 

 

相澤は何かあったのかでかいため息をつく、そして13号から説明が入る

 

 

「分かりました。――では、始める前に御小言を一つ二つ……三つ……四つ……」

 

(((((増えてる…)))))

 

 

徐々に増えて行く小言の数にクラスの思いは一致するが、そんな13号の話そうとする言葉は重いものなのをまだ知らない。

 

 

「……皆さんご存知だと思いますが、僕の個性は『ブラックホール』です。全てをチリにする事ができ、災害現場ではそれで瓦礫などをチリにして人命救助を行っております。……ですが同時に――簡単にを殺せる個性です。」

 

『『『『『!』』』』』

 

 

その言葉が生徒達の心臓を掴み一斉に緊張が走る

 

 

「――今の世の中は個性の使用を“規制”する事で成り立っている様に見えますが、一歩間違えれば安易に命を奪える事を忘れてはいけません」

 

 

相澤の体力テストで己の可能性とオールマイトの実戦演習でその可能性を含め、人へ向ける危険性を13号はそこで学んだ事をアスタ達、A組へ示して行く。

 

 

「そして……この授業では各々の“個性”をどう人命救助に生かすのかを学んでいきましょう。――君達の個性が他者を傷付けるだけのものではない。その事を学んで帰ってください」

 

「ハイッ!!」

 

「13号カッコイイ!!」

 

「感動しましたぁぁぁぁ!!」

 

 

13号から命について、そして己の個性が凶器ではない事を教えられ、クラスは歓声をあげていた

 

 

「じゃあ早速――!」

 

「?(なんだ…この感じ―)」

 

 

相澤、そしてアスタはその異変に気づいた…殺気だ、しかも一つや二つではない複数の者

 

 

ズモォ…

 

 

「っ!?」スッ!

 

「アスタ君!?」

 

 

アスタは剣を構え目の前を睨みつける

 

 

「全員!! 一塊に動くな!!!――13号!!

 

「はい!!」

 

 

そしてそれは黒いモヤから現れた、色とりどりのさまざまな格好をしている者達、殺意に満ち溢れ笑っている

 

 

「なんだあれ? もう始まってるパターン――」

 

「動くな!! あれは――ヴィランだ!!」

 

 

『『『『――えッ!?』』』』

 

 

 

ゴーグルを装着し、鬼気迫る声を出す相澤の言葉。

 

それを疑う者はおらず、全員は固まりながらヴィランの集団へと視線を向けた。

 

 

「なんでヒーローの学校にヴィランが来るんだよぉぉぉ!!

 

「どっちみち馬鹿だろ!? ここはヒーロー学校だぞ!」

 

 

峰田と上鳴が叫ぶが、それよりも相澤が思い浮かべるのは先日のマスコミの不法侵入。

 

 

「やはりあのマスコミ共はクソ共の仕業だったか……!」

 

(嫌な予感的中だあ!?)

 

 

アスタにしたらあの一件には違和感がありすぎた。

 

マスコミを煽った者がいるのは明白であり、その正体は目の前のヴィラン達。

 

そんな中の顔面と全身に手を付けた異質な存在――リーダー格のヴィランは何かを探すように周囲を見渡した後、首を傾げた。

 

 

「おい……オールマイトがいないぞ…」

 

 

「子供を殺せば……来るのか?」

 

 

肌が凍るかのような感覚に襲われる生徒達、八百万は13号へすぐに問いを投げかける

 

 

「先生! 侵入者用のセンサーは!?」

 

「ありますが……反応しない以上、妨害されているのでしょう」

 

「そう言う個性持ちがいんのか、場所にタイミング……馬鹿だがアホじゃねぇぞあいつら」

 

「計画性がありすぎんだろ…ッヴィランのくせに賢いなぁおい」

 

 

八百万、13号、轟、勝己が事態の把握を済ませている間、相澤はプロヒーロー『イレイザー・ヘッド』として動き出す。

 

 

「13号! お前は生徒を避難させろ。上鳴は学校へ連絡を試みろ!」

 

 

戦闘態勢を取る相澤へ13号と上鳴は頷くと、相澤は広場に集まるヴィランへと今にも飛び出そうとし、それに気付いた緑谷が止めようとする。

 

 

「待って下さい! イレイザー・ヘッドの本来の戦い方だと、あの人数は――」

 

「覚えておけ緑谷…一芸だけではヒーローは務まらん!!

 

 

緑谷の言葉を遮り、教師としてヒーローとして相澤は飛び出し、ヴィラン達と交戦を開始する。

 

 

『な、なんだこの布!?』

 

『ぬげぇねぇ!!』

 

『個性が使えない!!????』

 

 

イレイザーは個性『抹消』と炭素繊維に特殊合金を編み込んだ帯状の『捕縛布』を駆使しヴィランを圧倒する、そんな様子をアスタは驚きながら見ていた

 

 

「すげぇ…あれがプロヒーローの実力か!」

 

「感心するのは後にしようぜ!今は逃げねぇと!」

 

「なっ―悪い!」

 

 

上鳴は感心して止まっているアスタに声をかけ急いで走らせる

 

 

「皆さん! 早くこちらへ!」 

 

 

 

『させませんよ?』

 

 

 

13号を先頭に避難しようと矢先、アスタ達の前に現れたのは黒いモヤのヴィランだった。

 

『はじめまして……我々は敵連合と言います。――そして単刀直入に仰いますと……我々の目的はオールマイト――平和の象徴の殺害でございます。」

 

 

「―なん…だって?」

 

 

A組の全員が理解に落ち着けなかった。

 

平和の象徴――ヴィランの抑止力。そのオールマイトを殺害する為に学校内を奇襲。

 

そんな事、実行する奴等がいるなんて誰が想像できただろうか。

 

 

『しかし……オールマイトはいらっしゃらない様子。仕方ありません……ならばまずは――』

 

 

ダッ!!

 

 

『させねぇぇぇ!!!!!』

 

『!』

 

 

黒いモヤのヴィランが何かをしようとする前にアスタが飛び出した

 

 

「うぉぉおらぁぁ!!!」

 

『素早い攻撃ですね…しかし』

 

 

ブォン…

 

黒い霧のヴィランは目の前に個性である『ワープゲート』を出しアスタの攻撃を避けようとする…が

 

 

ザシュ!!

 

 

『ヅ!?』バッ!

 

「だらぁぁ!!!」

 

 

アスタの剣が黒い霧のヴィランの個性ごとを体を切りつけた、しかし傷は浅くすぐに避けられてしまった

 

 

(一体どういう事だ?なぜ私の個性が切り裂かれた?)

 

 

黒い霧のヴィラン、ヴィラン名『黒霧』の個性は『ワープゲート』名前の通り自らの肉体を黒い霧に変え、離れた空間を繋ぐワープゲートにすることができる希少かつ強力な個性だ

 

相手の攻撃軌道上にゲートを出現させることで攻撃を無効化することができるので、それをアスタにやろうとしていた…しかし、そのゲート事アスタは切り裂いたのだ

 

 

(あの剣は…成程、個性を無効化出来るのですね…非常な厄介な個性……-はらば、策は一つ)

 

 

黒霧は少し離れ門の前に現れる、アスタはもう一度攻撃を喰らわせようと前に出るが

 

 

「―いけない!アスタ君避けなさい!!」

 

『もう遅いですよ!!』

 

 

黒霧はアスタ達の足元にワープゲートを発動させる、アスタはすぐに個性で打ち消そうとするが

 

 

『おおわっ!!?』

 

『体が中に!!しまった!』

 

『お、おたすけぇぇぇ!?』

 

「みんな!!」バッ!

 

 

アスタは攻撃をやめ仲間の方へと走った……そう、走ってしまった、それによりアスタの攻撃が届かず

 

 

『のわぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!』

 

 

生徒達の何人かは黒いモヤによってそのまま包み込まれてしまった。

 

 

『あぶないあぶない……流石は金の卵たち。だが所詮は――卵…散らして、嬲り殺す……あの少年さえいなければ―――貴方達など怖くもない

 

 

黒霧は残った生徒達と13号へそう言い放ち、攻撃体制へと入り、生徒達は別れた場所で、初めてヴィランと対峙する事となってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぷちっとくろ〜ば〜〜

 

 

『捕縛布』

 

 

相澤「ハッ!!」

 

「っ!くそ!体が動かねえ!」

 

「か、かてえ!!!」

 

相澤「そう易々と抜けれる物じゃない、大人しくしておけよ…何があってもそれは破けない」

 

緑谷「すごい!流石はプロヒーロー!!」

 

(くそっ!!こんなもん破って―――ん?)

 

 

ニャーン

 

 

(ぬ―布の模様が子猫―だと!?)

 

(か、かわいい…最近猫触ってなかったなぁ…)

 

(あ、癒される…)

 

(こんなん破けねぇ…)

 

 

相澤「な?破けないだろ?」

 

緑谷「すごいですイレイザーヘッド!!子猫と言う愛らし物を描き!それで破かせないようにするなんて!」

 

相澤「フッ……猫には誰も勝てんからな」

 

緑谷「はい!!」

 

勝己「はいじゃねえわツッコメ!!!」

 

轟「ありえねぇ…」

 

 

 

 

次回予告

 

 

フフッ、みなさん僕のことをかっこいいと言ってくれたり素敵と言ってくれたりしてありがたいですね、けど…これ全部に書かないといけないのは骨が折れますね、いや!これも先生としての務め!よーし頑張りますよー!

 

 

次回:五つ葉のヒーローアカデミア

 

ページ6:どんな奴が相手でも!

 

諦めないのが私の個性です





13号先生の口調がまだ掴めてない……あと黒霧の個性対反個性の描写もクソ難しかった!!

けど書けたから大満足です

そして予告という名のネタバレです!!



アスタとそのライバルはめちゃくちゃかっこいい回です



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ページ:8諦めない心


先に申し上げます

誤字がたくさんあったいたことに対してです……まじでごめんなさい

言い訳になるんですか、この小説を書ける時間というのが限られていまして…朝昼晩のほとんどが色々あって忙しく、かけるのが深夜なのです

それゆえに色々誤字ってしまい、修正したと思い込んでいるのです

これからはないように徹底しますので!どうか!どうか見捨てないでぇぇぇぇぇ!!!

追記 脳無の個性をショック無効と書いていました、本当にすみません!無効とか勝てないよねうん


 

黒いモヤによってアスタ達は運ばれた。

 

そこは山――山岳ゾーンと呼ばれるUSJの施設内

 

 

「みんな大丈夫か!?」

 

「ええ…アスタさんが咄嗟に掴んでくれたからみんな一緒の場所に送られましたね」

 

「た、たすかったぁぁ…

 

「なに……どうなったの?」

 

 

耳郎がそう投げかけるもそれに答える者はいない…いや、答えずとも分かっていた

 

 

「おっ? 来たぞ来たぞ!!」

 

「獲物の登場だ!」

 

 

既にアスタ達はヴィランによって囲まれていた。

 

アスタ達が中央、ヴィラン達による完全包囲という初っ端からのピンチに上鳴は思わず声をあげた。

 

 

「囲まれてんぞ!?」

 

「マズくない……?」

 

「えぇ。恐らく、先程のヴィランの個性はワープの類だったのでしょう…」

 

「…っ(俺があの時攻撃をやめてさえいなければ……)」

 

 

アスタは自分がやらかした事で仲間達が危険な目にあっていると知り後悔の気持ちでいっぱいだった

 

 

「男が二人、女が二人か。いいねぇ、男共はとっとと殺しちまおうか」

 

「だな!んで、女はマワそうぜ!片方は胸もデケェしな!もう一人は小せえが…まあヤレればなんでもいいか!W.」

 

 

 

下卑た会話に耳郎と八百万は顔を顰める

 

既に4人の周りには2、30人近いヴィランが取り囲んでおり逃走は難しそうだ……ならば迎撃するのみ、八百万はそう考え武器を手に取る、するとアスタが上鳴に聞いた

 

 

 

「マワす?なあ上鳴、マワすってなんだ?」

 

「ウエ!?え、えーーと……」

 

(え、知らないのアスタ!?…いや、まあアスタだし…知らないのも納得かな)

 

(アスタさんならしかありませんわね)

 

 

マワすという地上最悪で不埒な言葉をアスタは知らない、上鳴はアスタの将来のためにも教えておいた方がいいと考え、教える事にした

 

 

「あ、アスタくーん!ちょっと耳貸して?」

 

「ん?」

 

「マワすっていうのはね?ゴニョゴニョゴニョ…言ってて嫌な気分だな…」

 

 

上鳴はちゃんと教えた、その様子を見ていたヴィラン達はアスタを幼稚だと思い笑っていた―が

 

 

「……教えてくれてサンキューな上鳴」

 

「お、おう!これぐらい――!?」

 

 

上鳴は驚愕した、普段明るく、誰にでも優しく、熱血でまさに光のような存在であるアスタだが

 

 

「………ふざ…けんな。」

 

 

その時の顔には光なんて一切なかった、額に血管が浮き出ており歯はまるで悪魔のようだった

  

 

「幼稚な生徒く〜ん?君も諦めてこっちきたらどーう?」

 

「やめろって、あんなバカな奴誘っても面白くねえってW」

 

「適当に殺せばいいだろ?だったあんなどチビには何もできねえしW」

 

「あとあと!あの金髪のガキはどうする?アホそうだし何もできねぇと思うぜ?W」

 

『『アハハハハハハハッ!!』』

 

 

「あいつらっ」

 

「ダメです耳郎さん…落ち着いてください」

 

「そうだけど!…っ」 

 

「ゆるさねぇ―」

 

 

耳郎達はアスタのことを散々バカにされ怒っていた、しかしここで策無しに突撃するのはダメだ、そう考え八百万は策を練っていた

 

 

「――おい」ダッ

 

「んー?なんだぁー?幼稚なせ――」

 

 

ブン!

 

 

「へ?」

 

 

ダンっ!!!!

 

 

 

「おげぇぇぇ!!?」

 

 

アスタの剣が一人のヴィランへと放たれた、ヴィランは上から潰されて動かなくなると

 

 

「て、てめぇ!」

 

「この!!」

 

 

すぐに周りの仲間がアスタへと攻撃する、だがアスタは

 

 

「フン!!」

 

 

カンッ!!

 

 

「へ?」「え?」「なっ」

 

バーーーーン!!!

 

 

『『『ぎゃぁぁぁぁ!!!?』』』

 

 

剣を振り全て弾き返した、それを見ていた他ヴィランはさっきまでの威勢はどこへ行ったのか次々に後退りしていく

 

 

「な、なんなんだよあいつ!!」

 

「剣で弾きやがったぞ!?」

 

「なんだよ!ただのガキの相手じゃねえのか!?」

 

 

アスタは剣を担ぎ、ヴィランへ向けて声を上げた

 

 

「お前ら全員…ゆるさねぇ

 

「な、なんだぁ!自分が散々バカにされてイラついたのかぁ!?」

 

「あたりまえだろ!散々アスタのことを言いやがって!」

 

 

 

上鳴は怒って当然だと叫ぶが

 

アスタが怒っていたのはそこではない

 

 

 

「俺の仲間を酷い目に会わせようとしたお前らを!絶対に許さねえ!!」

 

「!」

 

「アスタ…」

 

「お前…」

 

 

アスタは自分が言われた罵詈雑言の事は一切触れていなかった、一番怒っていたのは仲間に対しての悪口と強姦をしようとしていた事への怒りだった

 

 

 

「お前達が泣いて謝っても絶対に許さねえ…だから覚悟しろよ!!!

 

「っ!なにびびってんだてめぇら!どっちみちここでやらねえと終わりだろ!!」

 

 

他ヴィラン達はそれぞれ個性を発動させアスタへ攻撃を開始する、アスタは剣を振り回し投げられた個性を弾き返しながらヴィランへ突撃していく

 

 

「ハァ!!」

 

「間抜けな単細胞が!!」

 

「急な奇襲ならどう対処するよ!!」

 

「そんなもん!このままやって!!」

 

ガシッ…

 

「しまっ!?」

 

「へへっ散々やってくれたなクソガキィ!地中からは読めなかったろ!!さあどうするよ!!えぇ!!?」

 

 

地中にいた一人のヴィランに足を掴まれパニクったアスタ、攻撃するスピードは奇襲を仕掛けてきたヴィランの方が上

 

(っ!冷静ってなってなかった!待て!落ち着け!ここで動かねえと三人が!)

 

 

アスタはどうするか考えていた…が

 

 

『その答えならこうですわ!!』

 

 

ビュン! ゲシッ!

 

「オゴォ!?」

 

「このデカち」

 

「それ!」

 

「ゴハッ!!」

 

 

八百万がアスタの援護へ入った、アスタを背後から襲った奴に飛び蹴りを喰らわせ、攻撃してきた相手には個性で作った鉄の棒で対処した、地面にいた相手は即座にアスタが攻撃し気絶させる

 

 

「助かった百!ありがとう!」

 

「いえいえ…むしろ、私達が貴方にお礼を言うべきですわ、そしてそのお礼は!」

 

 

『行動で示す!二人とも避けて!!』

 

 

次の瞬間放たれたのは耳郎による爆音の衝撃波、アスタと八百万はそれぞれ別れ回避する

 

 

 

『ガァァァァ!!?ミ、ミミガァァ!?』

 

『あ、あたまがぁぁぁ…』

 

 

「すげぇな耳郎!!!」

 

「凄いのはこれからですわ!上鳴さん!!」

 

 

『おうよ…おいヴィラン共!アスタはどチビで幼稚な奴でもねぇ!!

 

 

バチバチと音を鳴らしながら現れた上鳴は両手をつき力を貯める

 

 

「アスタはこちらへ!巻き込まれしまいます!これをお被りに!」

 

「おう!」

 

「やっちゃえ上鳴!!!」

 

 

『アスタはなぁ!!世界一優しくて!男らしい奴なんだよぉぉぉー!!!!』

 

 

ビリビリビリィィィィィィィ!!

 

 

『『『『ギャァァァァァァア!!!!?』』』』

 

 

上鳴の個性『放電』による無差別放電がヴィランに炸裂しヴィラン達は全員倒れた

 

 

「うまくいきましたわね」

 

「作戦大正解!」

 

「作戦?」

 

「アスタさんが時間を稼いでくれている間、何かできないかと考えたんです…そしてそれがさっきの行動です」

 

 

作戦はシンプル、まずアスタと八百万が注意を引き戦っている所へ耳郎の個性『イヤホンジャック』で使用できる爆音で相手の動きを止め、仕上げは上鳴による無差別放電

 

八百万は戦っている間はずっと厚さ10㎜の特別性の絶縁シートを作成し、それを被ることによってアスタ達は無傷であった

 

 

「というか上鳴の奴は…いた、おーい!上鳴〜!」

 

「…………」

 

「上鳴さん?」

 

 

上鳴は耳郎の言葉に全く動じずゆっくりと近づいてくる、そして手を の形にすると

 

 

『うぇ〜〜い』

 

と言った

 

 

「上鳴ぃぃぃぃぃ!!!?」

 

「ちょ、上…フフッw」

 

「か、上鳴さん!?」

 

「う、うぇ、ぅぇ〜ぃ」

 

「しっかりしろ上鳴〜〜!!!」

 

 

上鳴の肩を掴み揺らしまくるアスタ、数秒もすると上鳴は元に戻った

 

 

「うぅ…やっと動いてきたな」

 

「自身の許容量を超える電気を放出すると上鳴さん本人の脳がショートしてしまうとは…いえ、考えればわかることでしたね、無理を言ってしまい申し訳ありません」

 

「いいっていいって!!むしろカッコよく決まったからすげぇ気持ちよかったって言うかさ?まあとにもかくにも全員無事でよかったぜ!」

 

 

上鳴は気にすんな!と元気よく良い全員の無事を喜んでいると

 

 

「―ごめん!!三人とも!」

 

「え?」

 

「な、なんでアスタが謝んの?」

 

「い、いちよう…勝手な行動とっちゃったし…」

 

「確かに単身突撃は極めて危険ですが、結果的にみんな無事なのですからあまり気にしないでください!」

 

「そ、そうか?なら気にしねえ!」

 

(素直)

 

「それに……あんな事を言ってくれて、私たちは感謝してるんです」

 

「うん、正直スカッとしたよ!ありがとうアスタ」

 

「かっこよかったぜ!」

 

「そ、それほどでも〜えへへ〜」

 

(素直すぎませんこと?)

 

 

その後は八百万が作り出した縄で全員を拘束、アスタ達ら次どうするかと話し合っていた

 

 

「…相澤先生はご無事でしょうか」

 

「やっぱ気になるよな!?あのでっけえヴィラン相手に大丈夫かな…」

 

「流石に心配だよね……ここから最初の場所に戻る?」

 

 

最初いた出口の方へ行こうと提案する耳郎、それに対してアスタは同意する

 

 

「…俺はそうしたい」

 

「アスタも心配?」

 

「ああ…あのヴィランは何かヤベェんだ!相澤先生一人じゃ難しいかも知れない」

 

「なら急がないといけませんね、アスタさんは先に言ってください」

 

「俺が担ぎ上げていくじゃだめか?」

 

「それだと時間がかんだろ?大丈夫、絶対に追いつくからさ」

 

「いきなよアスタ、相澤先生の援護に」

 

「お前ら……おう!じゃあ先行ってる!!うぉぉぉまっててくださいねせんせぇぇぇ!!!!」

 

 

アスタは飛び出し中央へと急いで向かっていった、上鳴達も遅れまいと走っていった

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

 

USJの中心部にある広場

 

 

そこはつい数分前までこの襲撃における最前線へと成り代わっていたがそれもつい数分前の話だった

 

 

「やめとけって緑谷!今俺達が行っても何も出来ねぇよ!」

 

「でも…それでも!」

 

「緑谷ちゃん、勇気と無謀は違うのよ?」

 

 

 

水難ゾーンに飛ばされた緑谷達は機転によってヴィラン達を撃退する事に成功した、だからこそ錯覚してしまったのかもしれない。自分達の力がヴィランに通用すると

 

3人の前にはオールマイト以上の大きさを持つ黒い肌の怪物脳無が相澤の腕を小枝をへし折るかのように砕き、そしてへし折っていた

 

 

(どうする?!僕の100%で奴を…いや、相澤先生の抹消で個性を消されても充分なパワーを持った相手に腕の負傷を庇いながら逃げられるのか…?!)

 

 

緑谷は必死に打開策を考えていたがどれも成功するものとは思えなかった、だがこのまま逃げるのは彼のヒーローとしての本質が許さなかった。

 

 

(アスタ君ならここで戦う!なら僕も!)

 

 

だがそこに生徒たちが待ち望んだ吉報がもたらされることになる

 

 

『死柄木弔』

 

「黒霧、13号はやったのか?」

 

「行動不能に出来たものの、散らし損ねた生徒がおりまして…一名逃げられました」

 

「…は?―はぁ…黒霧、おまえがワープゲートじゃなかったら粉々にしてたぞ…」

 

 

(逃げた?!これで直に助けが来る!あとは、奴らをどう釘付けにするか…)

 

 

USJからプロヒーロー達のいる本校舎まではバスで約10分程、ヒーローの足なら5分程でここに到着するだろう

 

 

「さすがに何十人ものプロ相手じゃ敵わない…ゲームオーバーだ。あーあ…ゲームオーバーだ、帰ろっか」

 

 

その言葉に峰田が喜ぶが不審な点がいくつもある。だんだん気味が悪くなる緑谷と梅雨

 

 

(オールマイトを殺したいんじゃないのか!?これで帰ったら雄英の危機意識が上がるだけだぞ!?ゲームオーバー?何だ...何を考えてるんだこいつら!?)

 

 

だが緑谷の危機感は最悪な形で当たる事となる

 

次の瞬間、主犯格の死柄木の姿が一瞬ブレ―――

 

 

「 けどもその前に平和の象徴としての矜持を少しでも―――へし折って帰ろう!」

 

 

気付けば蛙吹の眼前に死柄木の手が添えられる、そして緑谷の脳裏に過ぎるのは相澤の肘のように崩れゆく梅雨の頭部、しかし緑谷のイメージと現実が一致することは無かった

 

 

「本っ当にかっこいいぜ…イレイザーヘッド」

 

「ぐ…う!」

 

 

最後の力を振り絞り抹消を発動させる相澤、それによって蛙吹の命は首の皮1枚で繋がることとなったが

 

 

「脳無」

 

 

ドシャァ!

 

押さえつけていた脳無が無慈悲にもトドメを刺し、相澤は完全に戦闘不能となる。

 

しかしその一瞬の隙に緑谷が飛び出す

 

 

「SMASH!!」

 

ズドォン!

 

 

力の加減もする時間すら惜しいこの状況で死柄木が再び動き出す前に個性を打つ、周囲のチンピラも吹き飛ばされかける程の風圧だった

 

 

(腕…壊れてない?!ここに来て力の制御が――)

 

 

幸いな事にその一撃で腕が壊れることは無かった、土壇場で力の制御に成功したと緑谷は思い喜んでいた

 

 

(…え?効いてない!?)

 

 

しかし、その一撃は脳無に遮られ

 

ダメージもまるで無く、完全に腕を掴まれ緑谷は体を壊されそうなになる

 

 

(これヤバ―――)

 

緑谷は走馬灯を幻視し、自身の死を悟った、眼前に迫り来る拳そして動き出す死柄木と梅雨

 

 

 

終わりだ、と諦めかけていたまさにその瞬間

 

 

ガンっ!!

 

 

「!?」

 

 

突然何かが脳無の横腹へと直撃する、脳無はその剣ごと吹き飛ぶ

 

 

「は!?脳無!お前何やっ―」

 

 

『おい…こっち見ろやクソヴィラン

 

「――あ?」

 

 

 

 

BON!!!!

 

 

 

 

 

「アグァッ!!?」

 

謎の爆発が死柄木を襲った、死柄木は脳無の方へと吹き飛び、食らった場所からは煙が出ている

 

 

「ケロ―」

 

 

梅雨はその爆破を起こした者に引っ張られ水から出ると、そのまま背後へ回された

 

 

『おい!』

 

『お前ら!!』

 

 

その人物達を前に緑谷は涙を流す、安心だろうか、それとも助けに来てくれた事へと感謝だろうか、わからないが…とにかく泣いていた

 

 

『俺達の先公と』

 

『俺達の仲間に!』

 

 

「かっちゃん―アスタ君!!」

 

 

『『手をだしてんじゃねぇぇぇ!!』』

 

 

 

緑谷達のアスタと爆豪が助けに来た、友達として、ヒーローとして

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

 

ぐぎぎぎぃ!!ぎぃぃぃぃいぉぃ!!ぐぁぁぁぁぁ!!―るるるるら…いるがぁ?ぎぁぁぁぁ!!

 

おい、こいつに次回予告は無理だろ配役考えろ配役……ていうかなんで俺らがこれやらなきゃいけねぇんだよ、いらねぇだろこれ

 

まあまあそう言わずに死柄木弔、こう言うものがあった方がアニメ版ブラクロらしくて面白い!と作者も言っていましたので

 

なら他に頼めよ…てか時間か…次

 

 

ジ回 五ツ葉ノヒーローアカデミア

 

ページ:9続:アキラメナイココロ

 

アキラメナイノガオレノコセイ―ダ

 

 

お前喋るのかよ!?

貴方喋れるんですか!?

 

 





#爆豪君はどうやって助けに来たの?

飛んできた

#脳無のショック吸収は?

アスタの剣でショック吸収という個性を無効化してダメージをとうした、通せると思っています、通さなくともそれだけのパワーと思ってください


フラグは?

まだだ、まだ焦るんじゃない、じっくりつけていくさ



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ページ:9続・諦めない心


とりあえず一言 めっちゃ疲れました

今回はもう頭をフル回転させて書いたので凄いです、もうそれはもう

いつもなら特殊な文字にしまくるんですが…今回はちょっと少なめです

許してね⭐︎

追記:たくさんの評価とコメント本当にありがとうございます!励みになっております


 

 

『『手をだしてんじゃねぇぇぇ!!』』

 

 

 

USJに現れた怪物『脳無』にプロヒーローであるイレイザーが敗れ緑谷達も死ぬ…そう思っていた時

 

 

「大丈夫かみんな!」

 

「おい先生!しっかりしやがれ!!どんなパワーで抑えられたらこうなんだ…」

 

「生きてるよな!?」

 

「たりめぇだ、俺たちの先公がこんなとこで死ぬかよ」

 

「それも…そうだな!」

 

 

 

緑谷達は九死に一生を得た、クラス内実力トップの二人が揃い助けに来た三人は助かったのだと安心する

 

 

 

「…ぃ…てえなぁ」

 

「ギギッ…」

 

 

しかしまだ真の安心には程遠い

 

アスタの全力投球(大剣)を喰らってもピンピンしていた脳無に爆破を喰らっても立ち上がった死柄木を見て三人は再び恐怖を覚える

 

 

 

「なんだよこのボロい剣…なんでこんなので脳無が吹っ飛んだんだ」

 

「どうやらこの剣には個性を無効化する力があるようです…おそらく脳無の体にあるショック吸収が無効化され攻撃が通ったのでしょう」

 

「は?なんだそのチート能力……ッチ、めんどくせぇか―――けど」スッ

 

 

ブン!!

 

 

「!?」ガシッ 

 

 

ビュン!!

 

 

「アスタ!」

 

「アスタ君!」

 

「脳無は個性なしでも十分なんだよ…脳無、先にあのガキを殺せ」

 

 

 

脳無はアスタの剣を投擲しすぐに走った、アスタは投擲された剣を掴んだが威力が凄まじく剣と一緒に飛んだ

 

 

 

「おっとと!!なんて―」

 

『ギャァ―!』

 

「っ!?」

 

 

ガン!!

 

 

体制を立て直した瞬間目の前に現れた脳無、拳が放たれるがアスタすぐに剣を前に出し防いだ

 

 

(いっ―てえ!この剣越しにもとんでもないパワーが伝わってくる!)

 

『―!』

 

「ダラァァァ!!!」

 

 

脳無の拳をアスタは剣を振り防いでいく、金属を殴る音が辺りに響き風圧も中々の物でそばにいた緑谷達は踏ん張りそこに座っていた

 

 

「アスタの奴すげぇ!!あの怪人の攻撃を弾いてるぞ!」

 

「本当にすごいわアスタちゃん……けど」

 

「長くは持たない、アスタ君にも体力の限界がある!一撃一撃があんなパワーならいつまでも弾けない…」

 

「援護しようにも…俺の爆破じゃあいつにはダメージを与えられねえ―っ」

 

 

 

ガン!ガン!!ガンガン!!

 

 

 

『ゥギィァ!!』

 

「っ!負けるかぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!」

 

 

脳無の蓮撃は徐々に増していきアスタの反応速度よりも早く動く、アスタの思考は弾く以外なかった

 

 

(だめだ隙がねぇ!早すぎる!これじゃあ攻撃なんてできねえ、一旦距離を取らないと―)

 

『ギィ!!』

 

「そんな隙も―ない!よなぁ…!!」

 

 

下がろうとするも脳無は止まらない、後ろへ下がろうとも追ってくるので意味が無い

 

 

(だったら!!)

 

 

ゴッ!!

 

 

「グッ!!!」

 

 

脳無の拳を弾くのが遅れたアスタは腹に脳無の拳が入る、その衝撃でアスタは剣を離してしまい地面へ落とす

 

 

「ナイスだ脳無…そのまま潰せ!!」

 

 

脳無は拳を引っ込めまた繰り出そうとする―だがそれはできなかった

 

 

ガシっ!

 

 

「づがん―だぞ!!」

 

『!?』

 

「フンッッッ!!オォラ"ァ"ァ"ァ"!!

 

 

アスタは拳を腹に喰らったが、足に力を入れ踏ん張り吹っ飛ばされるのを防いだ、さらに脳無の腕から血が出るほどの握力で腕を掴み前へと投げとはず

 

 

『ッッ―グ―!?』

 

「今度はこっちの―番だ!!」

 

 

投げ飛ばした後、剣を拾い即座に間合いを詰めアスタは脳無の体へ向けて剣を振る

 

 

「フンッ!ラァ!!」

 

『!?ッ!?』

 

「ウオォォォォォ!!!!」

 

 

 

脳無の体に着々とダメージが入っていく、脳無は反撃とばかりに腕を出すが

 

 

ガン!

 

 

「させねぇ!!」

 

 

 

その腕も弾かれまた連撃を喰らう、脳無のショック無効はあのオールマイト用に作られているためほとんどの攻撃は意味をなさない

 

しかしアスタの剣はそれを無効化する、脳無の体は今金属の塊をその体に何度も打たれていると言うことになる

 

 

 

(行ける!これなら確実に止められる!ぬうぉぉぉ!!!)

 

 

 

アスタは渾身の力で脳無を上から切り裂くように振る、むき出しの脳に直撃…勝った!

 

 

 

 

 

と、油断してしまった

 

 

 

 

 

ブォン…

 

 

 

「この霧って…」

 

 

『上だアスタァ!!』

 

 

ゴンッ!!

 

 

「――ガッ…ゥ…」

 

『私がいるのを…お忘れなく?』

 

「アスタちゃん!!!」

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

脳無の下にワープが開き、アスタは上から頭に対し両腕を振り下ろされる

 

 

「ぐっ―づ…(力が…はいらねぇ…)」

 

「脳に直のダメージだぜ?脳震盪が起きてまともに動けねえ!いいぞ黒霧ナイスだ!脳無に気を取られて俺達の存在忘れてただろ?馬鹿だなぁ…本当に馬鹿だ!!

 

 

アスタは敵を忘れていた、黒霧の存在を完全に、それは他も同じだった

 

 

「ま……だ…だ…ぁ!」

 

「まだ動けんのか?…脳無、徹底的につぶぜ

 

『―――』ぐっ

 

ダンっ!

 

「ぐっ!!?ゥ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!!」

 

 

 

アスタの左腕を足で踏み、体重を乗せ動きを止める

 

 

 

『―!ギィァィ!!』

 

「ガッ!ンッッッ!!!?」

 

「ハッハッハ!どうしたよチビのヒーロー!お前そんなもんか?まあでもよくやったよ…脳無はオールマイトを殺すために作られた怪人だ、それとやりあったお前はすげぇよ!」

 

 

 

アスタは痛みでもう何も聞こえていなかった、視界もぼやけ意識が朦朧としてくる

 

 

 

「はぁー…ハッハッハ…ふぅ…―にしても驚きだぜ?個性を無効化できるバケモンがいるなんてな、けど結局は脳筋だ…ここで生き残ってもお前の未来はお先真っ暗だ!なんでって?この世界はもっと強え奴がごまんといるからだ!お前なんてそいつらからしたらゴミなんだよ!」

 

(…ゴミっ…か……そうだよな…相澤先生でさへこいつには勝てなかったんだ……じゃあ…俺が勝てるわけ…ねぇ…か)

 

「いくら個性が強くてもお前は凡人だ!そんな凡人がしゃしゃりでたらこうなるんだ―周りのやつからしてみればお前はお荷物で邪魔なだけなんだよ」

 

 

(そぅ…かも…な……おれ、この剣と筋肉以外取り柄…無かった…轟も…勝己も…出久…も、もっとすげぇ力を持っていた…あいつは頭いいしなぁ………)

 

(おれ――邪魔…だったのか…な………)

 

 

 

 

 

「短い人生お疲れさん……殺せ

 

 

 

 

脳無は足をあげアスタの頭を潰そうとした、アスタは思考がネガティブになっていき何もできないでいた――――死ぬ、夢も何もかも諦めて―――

 

 

 

 

 

 

『ざっけんなぁァァァァァッッ!!!!』

 

 

BOOOOOOOON!!!!

 

 

 

『―!』

 

「あのガキ…また邪魔しやがって」

 

「…かつ…き…」

 

 

足をあげた瞬間、爆豪か脳無に対し戦闘訓練ではなった技を浴びせる、脳無は後ろへと少し飛びその場で止まっていた

 

 

「さっきからベラベラベラベラうるせぇんだよ!!誰が負け犬だって?ええ!?」

 

「おいバケモン!お前オールマイトを殺すために来てんだろ?!なら俺とやり合えや!俺はオールマイトを超えるんだからよぉぉ!!」BON!

 

 

 

爆破で飛んだ爆豪は脳無に突撃する、脳無は腕を振るい落とそうとするが

 

BONBON!!

 

それを爆破の力で避け脳無に攻撃していく、しかし忘れてはいけないのは脳無にはショック吸収があり爆破の衝撃を吸収できる

 

 

(っち!ダメージなしか!さっきの奴は後一発ぐらいしか出せねえ!)

 

『――ギィィ!』

 

「なんだキレてんのか!?キレてんのはこっちなんだよ!!」

 

 

爆豪と脳無が交戦している間、アスタは逃げろと言い続けていた…しかし声が出ず届かない

 

 

「アスタ君!」

 

 

そんな中アスタの元へ出久がやってくる、緑谷はアスタに声をかけ後ろへと運ぶ

 

 

「出久…まで…なんで―にげろ…あいつに―は…かてねぇ」

 

「だからって君を置いていけるわけないだろ!僕らの攻撃はあいつには届かない!けど君を助けないわけには行かない!!!」

 

 

アスタの前には緑谷だけではなく、梅雨や峰田もいた

 

 

「アスタちゃん…私たちのためにありがとう―ここからは私達があなたを守るわ」

 

こ―こえぇぇよ!死にたくねえよ!けどここで逃げたら人間としてダメだからな!!そ―それに!女の子にかっこいいところも見せたいんだよ!!」

 

 

 

峰田の足はガクガクと震え涙は抑えていた、梅雨も一見大丈夫そうに見えたが腕が震えていた…そんな光景を目にした死柄木は笑いながら煽る

 

 

 

「かっこいいなぁヒーロー…負け犬も助けるってか?いいなぁかっこいいなー『黙れ』――ぁあ?」

 

「黙れって―言ったんだ!!」

 

 

それを緑谷が許すはずが無い

 

 

「誰が負け犬だ…!アスタ君は僕の―僕らのライバルだ!!!

 

「―!」

 

「――はぁ?」

 

 

 

―――――――――――――ーーーーー

 

 

緑谷の叫びとほぼ同時!脳無に対して氷が襲い掛かり体を凍らせた!

 

 

「氷?」

 

 

『そいつの言うとおりだ…アスタは負け犬なんかじゃねえ』

 

 

 

そして次に死柄木達に対し襲いかかってきたのは音撃破!さらに追加で無数の投擲物

 

 

 

『アスタは私たちを助けてくれた、それだけじゃ無い!』

 

『自分のことよりも他人に対して怒ってくれました!』

 

『そんな奴が負け犬とか言わせねえ!!』

 

 

さらにさらに追加でセロハンテープが凍らされた脳無の体に巻き付き、鳥のような影が剥き出しの脳をガッツリ掴んでいた

 

 

 

『アスタとはまだ数週間しか一緒にいないしまだまだわかんねぇことも多いけどよ!』

 

『その者は我らの同胞…これ以上愚弄するのはやめてもらおうか』

 

 

 

次々に現れるアスタを守る者達

 

 

 

『アスタは世界一男らしい奴だ!それをゴミとか凡人だとか言ってんじゃねえ!!』

 

『アスタはこんな俺を受け入れてくれた、かっこいいと言ってくれた』

 

『私を救ってくれた!友達になってくれた!!』

 

『デク君や爆豪のライバルでもあり!私達のライバルでもあるんや!!』

 

『綺麗やかっこいいって言われてとっても嬉しかったんだ!⭐︎』

 

『ぼ、僕も…すごいって言われたんだ!』

 

『ここにいる全員がアスタをすげぇ奴だって認めてる!』

 

 

気づけば周りにはアスタを守るように立つ物、死柄木達を攻撃できるように構える者、脳無を捉える者がいた

 

 

「なんなんだよ…誰なんだてめぇらは!!」

 

「誰だ?そんなの決まってんだろ!そいつの!そこで倒れているアスタの!!」

 

 

 

『友達と!』

 

『ライバルだ!!!』

 

 

 

A組の生徒達がそう叫ぶ、その声を聞き鬱陶しそうに死柄木は唸る――――そして

 

 

 

 

 

 

 

「まだだ…‼︎」

 

 

 

 

 

 

「ッチ!?」

 

 

アスタが立ち上がった、左手は血まみれになり色が変色しているし視界も歪みふらふらとする…だが!アスタは立ち上がった!

 

 

「情けねーとこ…見せたな…みんな………!」

 

 

残っている右手とボロボロの左腕で剣を持ち

 

 

「…ちょっと…待ってろよ――今、その怪物を倒す…‼︎!

 

 

そう言い放った

 

 

―――――――――――――――ーーー

 

 

ピキピキっ

 

 

「ってやべぇ!こいつ出る気だ!!」

 

「なんと言う力!まるで―鬼神!」

 

「セロハンテープも役に立たねえ!みんな逃げろ!!」

 

 

バンッ!!!

 

 

脳無が無数の拘束から解き放たれた、脳無は一直線にアスタへ向け走る

 

 

「こ、こっちくるぞぉぉ!!?」

 

「踏ん張って止める!」

 

 

 

脳無は咆哮を上げながら拳を放つ、それを止めるのは障子…いや、佐藤…違う

 

 

ガシッ!!

 

 

「フッ!!!!」

 

アスタだ

 

 

「悪いな怪物……もう俺は――負ける気がしねえ!

 

 

左手で脳無の腕を止め右手に持っていた剣で脳無を切る、切られた脳無は後ろに下がる

 

アスタは痛みを忘れ思いっきり叫ぶ

 

 

 

「お前の相手はこの俺だ!!かかってこぉぉぉぉぉぉい!!!!」

 

『ギィィォォォァァァ!!!!』

 

 

 

 

 

クローバーにはそれぞれ

 

 

「誠実」「希望」「愛」の意味が秘められている。

 

 

四枚目には「幸運」が宿る

 

 

そして五枚目には『悪魔』が棲む

 

 

 

 

 

 

 

「ぬぅぅぅぉぉぉぉ!!!!」

 

 

アスタの剣と脳無の拳がぶつかり合う、だが決定的な違いがあった…それはアスタの方が脳無を押しているということ

 

 

ズザッ!

 

 

「逃さねえ!!」

 

 

脳無が剣を避けるために下がるもすぐにアスタが追いつく、さらに剣の威力が上がっており弾かれただけでも脳無の腕はへし折れていた、しかし脳無には隠された力『超再生』が備わっていた…

 

 

「無駄だ!そいつには超再生が!!」

 

『だからなんだぁぁぁぁ!!!』

 

「っ!」

 

 

しかしもう関係なかった、直すも折られまた折られる。何度も何度も何度も何度も!アスタの攻撃は脳無を完全に凌駕していた

 

 

 

「な、なんでだ?さっきはそんなに力が出てなかったのに、いきなりなんでだ!?」

 

「…火事場の馬鹿力だ」

 

「火事場の馬鹿力?」

 

「聞いたことがあるんだ、人間は切迫した状況に置かれると、普段には想像できないような力を無意識に出すって!」

 

 

 

人間はは、普段やたらに100%の力を使ってしまうと、骨や筋肉が壊れてしまう。そこで, 普段は,100%の力を出さないよう,脳が制御装置(リミッター)として働き,本来の20%~30%の 力しか出させないようにコントロールしてセーブしている

 

だが今のアスタは極度に追い詰められアドレナリンが大量な出ている…これにより今のアスタの筋力は一時的に脳無を超えていた!

 

 

 

「オォォォォォ!!!」

 

『―――!!』

 

「今―ここで!限界を超えろぉぉぉぉぉぉ!!!

 

『――――っ!!』

 

 

脳無の体に無数のダメージが襲いかかる、アスタの剣を何度も何度も叩きつけられ次第に動きが鈍くなっていく

 

 

『頑張れぇぇアスタァァァ!!』

 

 

「…ああ―勿論!!」

 

「黒霧!あのガキを止めろ!せっかくの計画が全部パーだ!!」

 

「承知!」

 

 

黒霧が個性を発動させ脳無を援護しようとする、だがそれを許す生徒達では無い

 

 

BON!!

 

 

「っ!」

 

「邪魔すんなやクソ霧ィ!」

 

「行かせねえ!」

 

 

轟、爆豪が黒霧の移動を阻止し邪魔をさせない

 

 

 

 

『グッゥゥ!!ギァァァァァァ!!!』

 

「おわっ!!!」

 

 

 

脳無が何とか力を振り絞りアスタを掴み投げ飛ばそうとするが、しかしアスタそれを経験済み、持たれた腕を逆に掴み投げ飛ばす

 

 

「決める―これで!!!」

 

 

足の筋力を全部使い、アスタは飛び出す

 

 

 

ダンっ!!!!

 

 

地面に割れ前に出た風圧でそれが飛ぶ

 

 

『アスタァァァァァァ!!』

 

『いけぇぇぇ!!!』

 

『ぶちかませぇぇぇぇ!!』

 

 

声援を受けアスタの力がもっと増す!

 

 

 

 

『諦めないのが俺のぉぉぉぉ!!!!』

 

 

全ての力を込め、脳無の体に!

 

 

『個性"だぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ーッッ!!!!!』

 

 

 

ドカァ…ン!!!!!

 

 

叩き込む!脳無は空高く飛び出しドームを突き抜け遥か彼方へ吹き飛んだ!!

 

 

勝者は・アスタ!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ふざ―けんなよ?チートが…!!対オールマイト用だぞ!!あの!!平和の象徴用のヴィランだぞ!それを何で―何であんなガキに!!!」

 

 

死柄木はアスタに対し憎悪を燃やし叫んだ、これは行けないと感じ取った黒霧は死柄木を包み込む

 

 

「ここは撤退です死柄木弔!」

 

「ふざけんな!!?こんなとこで終われるか!!」

 

「終わらないために去るのです!もう時期ここに教師達がやってきます、そうなっては全てが終わり!ここはどうかご辛抱を!」

 

「―――ッ…今回は失敗だったけど………今度は殺す!!何があってもだ!!!」

 

 

死柄木がアスタをギロリと睨みつけた直後、ワープゲートが閉じ二人は姿を消した。

 

 

 

 

『――勝った?―勝った―勝った!!アスタが勝ったぞぉぉぉぉぉぉ!!!!』

 

『やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

湧き上がる感性、全員無事が確定に涙を流す生徒達はすぐにアスタの元へ急ぐ

 

 

 

「アスタ!」

 

「―かっ…た…か?」

 

「ああ!お前の勝ちだ!―っ!本当に―ありがとう!」

 

「男らしいぜお前!いや!もうカッコ良すぎるぞ!!」

 

「俺だけじゃ…無理…だった――みんなのおかげだ…ありが……と―――」

 

「アスタ?アスタ!しっかりするんだ!」

 

「ダメだよ!こんなとこで死んじゃ………ん?」

 

 

 

『――――ぐぉぉぉぉぉzzzzzz…』

 

 

度重なる戦いでアスタは疲労し眠りに落ちた…

 

 

 

『…感動を返せぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』

 

 

 

 

この日、USJにおいての大事件……これをきっかけに、A組は更なる進化を遂げる

 





燃え尽きたよ……

書いててとっても楽しかった!これこそ王道って感じです!

とりあえず眠いんだ…パトラッシュ

感想と評価のほど!何卒お願いいたします!主が泣いて喜びますので


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体育祭編:OPイメージ:ピースサイン
ページ10:前に進め



評価の仕様を理解してなくて変な感じになっていた事に気づいた今日この頃!皆さんお元気ですか!?私は皆様のおかげで元気です!コメントを呼び大喜びの主人です!

今回は結構短めで戦闘もありませんよ!けど!面白い…と思いますのでどうかご閲覧くださいませ!!




 

 

都内某所のバー

 

『CLOSE』の札が立てられ客が一人もいないバーの中に突然、黒い渦が現れる。

 

 

『クソッ!!!』

 

 

死柄木が悪態をつきながら現れた、そして近くにあった椅子や物に八つ当たりをする

 

 

「なんなんだあのガキ共!!諦め無い心?友情?ライバル?くだらねぇ!!そんなくだらねぇもんに完敗だって?こんなに笑えない話があるかよ!なあ!?先生!!

 

 

すると、モニターからは低い男の声と老人の声が聞こえてくる。

 

 

『いやはや…想定外だね』

 

 

『まさかうちの脳無がやられるとはのぉ…そんなに強い生徒がいたのか?』

 

 

「ああいたよ!低身長で白髪の脳筋だ!脳無といい勝負をして!吹き飛ばしたんだ!!!」

 

『吹き飛ばした?馬鹿な…脳無にはショック無効があっただろ?』

 

「そいつは脳無のショック無効を無効化して攻撃を通しやがったんだよ!!なんなんだあのチートやろうは!!!」

 

 

 

声を荒げ八つ当たり気味に答える死柄木…沈黙が数分続いた後

 

 

 

 

 

 

『………なんだって?』

 

 

 

 

 

低い声の男が声色を変え死柄木に問いかける

 

 

『その子供はどんなものを使っていたんだい?』

 

「…ボロい大剣だ、しかも結構な重さで触れた瞬間、黒霧の個性が消えた」

 

『………フッ……フフフッ…』

 

 

 

「先生?何笑ってんだ」

 

 

 

 

 

フッハッハッハッハッハッハッ!!!!そうか!!生きていたのか…あの!あの子の子供が!!アッハッハッハッハッ!!―!ッゴホッ!ゴホッ!』

 

『おおいボス!興奮しすぎじゃ!』

 

 

『興奮もするさ!消えたと思っていた力が復活し!欲しかった物がその力と一緒のセットになっているんだから!!』

 

 

男の声はとても嬉しいそうだった…それはまるで、新しいおもちゃを見つけはしゃぐ子供のよう

 

 

『フフッ…よくやったよ弔、収穫は大いにあった!』

 

「はぁ?負けたんだぞ?オールマイトを殺す計画は完全に失『ああ失敗だ…だがそれを挽回できるほどの収穫があったんだ』……なに?」

 

「ボス…それは、あの子供のことでしょうか?」

 

『そうさ!』

 

『なるほど……あれの息子か!はっはっ!こりゃいいわい!研究がまた楽しくなってきた!!』

 

 

 

男は白髪の子供、アスタの強力な『反個性』に興味を抱いており、老人も死柄木からアスタの話を聞いて興味深そうに言った。

 

すると男が死柄木に向かって言い放つ。

 

 

 

今回の事を悔やんでも仕方ない!今回だって無駄ではなかったはずだ。精鋭を集めよう!じっくり時間をかけて!我々は自由に動けない!だから君のような『シンボル』が必要なんだ。死柄木弔!!次こそ君という恐怖を世に知らしめろ!―そしていつか…本物の悪魔になるんだ…いいね?』

 

「……分かってるよ先生」ピッ

 

 

―――――――――――――――――ーーー

 

 

「さあ博士…また調べ物が―」

 

 

 

死柄木との通話を切りボスと呼ばれた男が老人に指示を出そうとしたその瞬間

 

 

 

奴の力が生きていただと!?ふざけるな!!殺せ!!いますぐにその剣と人間を殺せ!!ァァァ忌々しい!!!殺せ殺せ殺せェェェ!!!!!

 

 

男の脳内にこの世のものでは無い叫び声が聞こえる

 

 

「うるさいよ⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️。君の気持ちは理解できるが…今は黙っていてくれないかい?今の君と僕では外に出てもすぐに死ぬ…分かっているだろう?」

 

 

しかしボスは冷静にその声を静止する、声は次第に落ち着いていき、最終的には黙らせた

 

 

っ!……いいだろうここは引いてやる……しかし!!時が来たらからなず殺せ!!いいな!!

 

 

「はいはいわかったよ………全く、弔の方がまだ聞き分けがいいよ…なんとかならないかねぇ博士」

 

 

ボスは頭を抱え鬱陶しそうに言う、博士は首を振りそれを否定する

 

 

「無理じゃな、それの性格というのははっきり言って変わらん、我慢するしか無いのぉ」

 

「そうだよねぇ……まあいいさ、今はこれのことは忘れて…その少年のことについて色々と探ろうか。頼むよドクター?」

 

「言われずともそうするわい」

 

 

ボスと老人は手を組み笑う、その笑顔は狂気そのもの、そしてどす黒い何かが動き出した瞬間でもあった

 

 

「君の言うとおりだったよ――希望はあったんだね」

 

グシャグシャの一枚の写真を見て笑うボスの額には

 

 

 

ズッ

 

 

2本の禍々しい角が生えていた

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

「17…18…19……敵ヴィランとの戦闘で負傷した彼を除いて……ほぼ全員無事か」 

 

 

塚内と呼ばれる刑事は、他の警察官と共に敵ヴィラン全員の身柄を拘束し生徒達の安否確認を行っていた。

 

 

「……彼が一番ひどかったな、何をどうしたらあんなことになるんだ?」

 

「脳のリミッターが外れアドレナリンが出たんでしょう…その状態で戦ったため筋肉の制御が効かなかったと思います」

 

「とりあえず生徒らは教室に戻ってもらおう。すぐ事情聴取ってわけにもいかんだろ」

 

 

塚内はそう指示を出し周りを動かせる

 

 

「刑事さん、相澤先生は…」

 

 

蛙吹が不安そうに塚内に尋ねると、塚内はセントラル病院に電話をかけてスピーカーをオンにした。

すると病院から返事が返ってきた。

 

 

『両腕粉砕骨折、顔面骨折…幸い脳系の損傷は見受けられません』

 

「だそうだ…」

 

「ケロ…」

 

 

病院からの返事を塚内が報告すると、蛙吹は心配そうな表情を浮かべる。

 

すると塚内は、さらに生徒達に報告する。

 

 

「13号の方は、背中から上腕にかけての裂傷が酷いが命に別状はなし。」

 

 

塚内は、13号の容態も生徒達に報告した…しかし一番気になっているのはアスタの容態だった

 

 

「あの…!アスタ君は…!?僕達を逃がす為に 敵ヴィランと戦って、大怪我を負ったんです…!アスタ君も!あの敵ヴィランと必死に戦って!」

 

「あいつは助かるんですよね!?」

 

 

緑色と上鳴が容態を尋ねると、塚内は病院からの返事を二人に報告した。

 

 

「両手両足の筋肉を激しく損傷し、複数の打撃痕が目立っていた…さらに肋骨と頭蓋骨にも傷を負っていた―脳自体に傷は無いそうだが……かなりの重症だ」

 

「…っ、そう…ですか」

 

「アスタちゃん…」

 

「……」

 

「セキュリティの大幅強化が必要だね」

 

「ワープなんて“個性”、ただでさえものすごく希少なのによりにもよって敵ヴィラン側にいるなんてね……もっと…来るのが早ければ」

 

 

校長はUSJ全体を見渡しながら考え、ミッドナイトも悔しそうに言った。

 

すると、異形型の個性と思われる塚内の部下が報告をする。

 

 

「塚内警部!約400m先の雑木林で敵ヴィランと思われる人物を確保したとの連絡が!」

 

「様子は?」

 

「外傷はなし!無抵抗で大人しいのですが…呼びかけにも一切応じず口が利けないのではと………」

 

 

塚内が尋ねると、塚内の部下が報告をした。

 

すると塚内は、校舎の方角を親指で指しながら笑顔で校長に話しかける。

 

 

「校長先生、念の為校内を隅まで見たいのですが」

 

「ああ、もちろん!一部じゃとやかく言われているが、権限は警察の方が上さ!捜査は君達の分野!よろしく頼むよ!

 

 

塚内が言うと、校長も快く捜査の許可を出した。

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

………―……タ――スタ――アスタ

 

ごめん…ごめんね……でも―こうするしか無いの―大丈夫、ここならあなたを救ってくれる―育ててくれる…私達の分まで

 

アスタ……愛してるわ

 

 

 

「――ハッ!?」

 

「黒魔少年!!起きたか!よかった!」

 

 

運ばれた病院の先でアスタは目が覚めた、隣にはオールマイトが座っておりアスタの目が覚めたことに対して喜んでいた

 

 

「あぇ…ここって…さっきの声は……ってオールマイト?なんでここに………―あっ!!あの!あいつは!あの化け物は!みんなは!―ぃっ…」

 

「みんな無事だ、君があのヴィランを倒したおかげでね」

 

「そ…そっか……倒したのか――よかったぁぁぁ…」

 

 

アスタは誰も傷ついていないことに安堵し力が抜ける、するとオールマイトは立ち上がり

 

 

黒魔少年!本当にすまなかった!

 

 

「えぇぇぇ!!?」

 

 

と頭を深く下げた、アスタはあのNo. 1が自分に対して謝ったことが理解できずあたふたとする

 

 

「言い訳になってしまうが…君が戦っている中、私は外へパトロールに出ていたんだ、かなりの数ヴィランとマスメディアに囲まれ時間をくらい…君達の元へいくのが遅れてしまった――本当に申し訳ない!!」

 

 

平和の象徴として外回りに出ていたオールマイトは道中に起こっていた事件を次々に解決していき、それを嗅ぎつけたマスメディア達が彼の行方を難んでしまい結果的に助けに来るのを遅れてしまったのだ

 

 

「お、おれは大丈夫ですから!頭あげてくださいよオールマイト!」

 

「しかし…」

 

「それに勝手に戦ったのは俺です!オールマイトは悪くありませんし…ほ、ほら!結果的に無事だったわけですし!」

 

「黒魔少年…」

 

「傷だってほら!このと―」

 

 

グキッ

 

 

「イデェェェェ!!!?」

「あーほらほら!無茶をしてはいけないよ!先生曰くこれで動けるのが奇跡って言われてるんだから」

 

「すみません……」

 

「今回君は本当によく頑張ったんだ、今はゆっくり休んで!また元気に学校に来てくれ―待ってるよ!」

 

「はい!!」

 

「じゃあ私は相澤君にあってくるから…それでは!!」

 

 

そう言ってオールマイトは去っていった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

アスタはベットに横たわり考えていた

 

 

(………あいつは、強かった)

 

 

あいつとは脳無の事、初めての強敵にして初めて死を覚悟したほどの相手…アスタはプロヒーロー達が一体どんな気分なのかを理解した

 

 

(……怖かった、死ぬって本気で思った……諦めかけていた)

 

 

ベットのシーツを握りアスタは涙を堪えた、脳無との戦闘はアスタに対し圧倒的な絶望を叩き込んだ……だが、これでへこたれるアスタでは無い

 

 

「――負けるかぁぁぁぁ!!!次あんなやつと会った時はもうあんな事にはならねえ!みんなにも心配をかけねえ!うぉぉぉぉぉぉ!!!!―イヅヅヅ」 

 

 

アスタは病室で吠えもっと強くなることを心に誓った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無論アスタだけの考えでは無い、生徒達の脳裏に焼き付いたのは

 

 

『まだだぁぁぁぁぁ!!!!』

 

 

アスタが死に物狂いで戦っている姿、血まみれになりながらも剣を振るい痛みを我慢し踏ん張る…そして何があっても諦めていないその姿勢は

 

 

『絶対に―強くなる!!今度は…自分達が!!』

 

 

A組達の心を変えていた

 

 

 

今回覚えた恐怖でへこたれるのではなく、それをバネにA組達は前へと進む!!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

久々のぷちっとクローバ〜

 

 

忌々しい剣

 

 

 

「あのクソ餓鬼がぁ…あいつさへいなけりゃ!!」

 

「落ち着いてください死柄木弔」

 

「これが落ち着けるか!!――ぁぁもういい!しばらく一人にしろ!」

 

「し、死柄木弔!!……言ってしまった、負けたのが相当悔しかったのですね……」

 

 

 

 

「ッチ…何が個性無効化の剣だ!あんなもんただの錆びた剣だろ……デザインもデカさもカッコよく………カッコよく………」

 

 

『うぉぉぉぉお!!!!』

 

 

「………………」

 

 

数分後

 

 

コンコン

 

ガチャッ

 

 

「死柄木弔、そろそろご飯を……ん?」

 

「こうだったか…いや、こうだよな…あーむずいなこれ……出来た!!…な…中々いいデザインじゃねえか…」

 

「オラ!オラァ!!……フッ、結構いいじゃねえ………か………ぁ」

 

「……………私もかっこいいと思いますよ?いいですよね、大きな剣ってロマンが」

 

『死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!』

 

「あぁぁぁすみません!すみません!私が悪かったですから殴らないでくださいぃぃ!!!」

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

 

アスタ君大丈夫かな…

 

あんなもんで死ぬような奴じゃねえだろ、さっさと見舞いいって帰るぞ…アスタの見舞いなんて心底どうでもいいけどな

 

お菓子やら果物を大量に持っていってる状態で言われても説得力ないのかっちゃん!

 

こ、これは自分用なんだよ!!!!ってもうついちまったか……ま、ちょっくら元気出さして

 

あら?出久君に…爆豪君!久しぶりね!

 

あ、あなたは!!

 

な――なんでテメェがいんだよ!!

 

 

次回 五つ葉のヒーローアカデミア

 

ページ11:修羅場

 

 

諦めないのが僕のこせ『お、おい俺は帰るからな!!これ持って行っとけ!!いいな!!ってこっちくんなぁぁぁぁぁ!!!』ちょ、かっちゃん!?





いかがでしたか?

ツノって何!?あの子って何!?この世界に奴らはいるの!?

と思いっている方がいらっしゃると思いますが……後のお楽しみということで!!

今回の内容は薄めでした

追記:評価とコメントのほど!どうかよろしくお願いいたします


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ページ11:修羅場


どうも!!インフルエンザにかかってしんどい六科です!
 
心の中でずっと(タヒねウィルス…)と思っています、コロナじゃなくて良かった!!

今回は日常回です!誰がなんと言おうと日常です!(真顔)

それではどうぞ!


 

 

 

A組の黒魔アスタが重症により病院で安静にしている

 

 

と言う噂は瞬く間に学校全体に広がり、さまざまな噂が流れていた

 

 

 

『A組はヴィランに勝った』

 

『黒魔アスタが一人でヴィランを倒した』

 

『黒魔アスタは自分を犠牲にしてヴィランから仲間を守った』

 

『黒魔アスタは死にかけている』

 

 

 

そんな噂を聞きつけいてもたってもいられない者が二人

 

 

 

 

「アスタ君……ダメダメ!!ネガティブに考えるのは良く無いよね!アスタ君は大丈夫!よし!よーし!!」

 

 

 

 

大きなリュックを背負い万全の対策をとっている透明女子事葉隠透。命に別状はないと言われたが全く落ち着かない彼女は今病院へと向かう準備をしていた

 

 

しかし向かうのは彼女だけでは無い

 

 

 

 

 

 

「果物良し…絵本良し…これで大丈夫でしょう、今のアスタさんはきっといつものような笑顔が無く気分が落ち込んでいるはず…私が、私が支えなければ!そうです!今頃アスタさんは!!」

 

 

 

茨の妄想ワールドが発動する、妄想ワールドとはその名の通り茨の妄想の世界である

 

 

 

【……なあ、先生】

 

【どうしましたか?】

 

【教会にいる家族達や学校の仲間達に言っておいてくれないか?いままでありがとう…元気に生きてくれって】

 

【何を言い出すんだ!手術をすれば君は絶対助かる!】

 

【いや…きっと…あの最後の一枚の枯れ葉が落るとき、俺の命もさ…きっと終わりなんだ】

 

【そんなことはない!】

 

【自分の体のことだからよく分かってるんだ……ハハッ…】

 

 

 

 

「となっているはず!!そこで私が!!」

 

 

 

 

バンっ!!

 

 

 

 

【まだ諦めてはいけません!!】

 

【茨…なんで】

 

【なぜ?私達は友達…と、あなたが言ってくれたのですよ?それに貴方の口癖は諦めないのが俺の個性…でしたよね?なら簡単に諦めてはいけません!】

 

【茨―…】

 

【大丈夫…私が一緒にいます、だから―諦めないでください】

 

【――ああ!俺…頑張る―がんばるからさ!!…頼む…一緒にいてくれ】

 

【―ええ、いつまでも…貴方と共に】

 

【いばら"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"っ"っ"!!】

 

【よしよし…もう大丈夫ですよ…フフフッ】

 

 

 

 

「フフッ…フフフッ……エヘヘヘ〜\\\

 

 

 

 

妄想全開少女の塩崎茨はウキッウキで病院へと向かった、茨の脳内ではアスタがいつものアスタでは無く、心に傷を負い助けを求めていると考えている…が

 

 

 

 

肝心のアスタはと言うと

 

 

 

 

『なんで筋トレしちゃダメなですか!!?』

 

『当たり前だよ!!リカバリーガールに直してもらったとはいえ!まだ君の体は休みが必要なんだ!完全に治ったわけじゃないしね!!』

 

『大丈夫です!踏ん張ることが特技なので!』

 

『馬鹿なの君は!!?』

 

 

 

医者と言い争っていた

 

治療をしてもらったリカバリーガールの個性は『癒し』

 

これは対象者の治癒力を活性化させ、重傷もたちどころに治癒できる。これによりアスタの傷はほとんど治っていた、しかしリカバリーガールの癒しにはその傷に応じた対象者自身の体力が必要。

 

そのため今のアスタの体力は100%中の70%もの体力がごっそり抜けている、だから30%も残っている時点でおかしいと医療関係者達は思ったそう

 

 

 

『とにかく!!もう何がなんでも大人しくしててもらうからね!大人しくしないなら麻酔を打つ!!』

 

『そこまでなんですか!?』

 

そこまでしないと止まらないだろ君は!!

 

『そんなぁぁぁぁ!!!』

 

 

 

 

 

と、この様な感じになっていたが茨は知る由もない。

 

 

葉隠と塩崎、二人がどうしてアスタの元へ行くのか………理由は一つ!

 

『アスタに惚れているから!!』

 

 

そこに何か理由がいるのだろうか?否!いるわけがない!!互いに命を救ってもらい惚れた…それだけだ!それだけで十分だ!

 

 

二人は今!好きな相手に心配だから向かっている!ただそれだけである!!!

 

 

そして今!

 

二人の少女の戦いが始まろうとしている!!

 

 

 

 

 

はずだった

 

 

 

 

―――――――――――――――ーーーーーーーーー

 

 

 

 

爆豪と緑谷は大量の見舞いの品を用意してアスタ病室へ向かっていた、緑谷は袋に芋系の食べ物で爆豪は重箱を両手で運んでいた

 

 

 

 

「アスタ君が好きそうなもの…とりあえず色々と勝ってきたけど、全部芋系なのはどうなんだろう…」

 

「どうせ何持って行っても喜ぶんだからいいだろ」

 

「かっちゃんは……なんで重箱?」

 

「ババアがアスタにって作った奴だ…あのババア張り切りやがって」

 

「相変わらずかっちゃんのお母さんは…―ん?」

 

「どうした………あ?アホ面じゃねえか…何やってんだあいつ」

 

「何かあったのかな―行こう!」

 

 

 

アスタがいる病室の前にガタガタと震えている上鳴がいた、しゃがみ込み腕や足が震えているので異常だと感じた二人はすぐに上鳴の元へ行く

 

 

 

「何があったんだアホ面!しっかりしやがれ!」

 

「アスタ君の身に何か?」

 

「―――…――…」

 

「あ?聞こえねえよはっきりいえ!」

 

 

 

『入ったら…ヤベェ……死ぬ……』

 

 

 

「死ぬ!?」

 

「何がいやがるんだ…」

 

 

上鳴はずっと『知らなかった…知らなかったんだよぉお…』とうずくまり唸っていた、二人がとった行動はアスタの救助

 

 

「行くぞデク、アスタはまともに戦えねえからな……ぜってえに助け出す」

 

「分かった!上鳴君はヒーローに連絡を…」

 

『ま、待てお前ら!今入ったら―死ぬ!

 

「だから何がどう死ぬんだ!それを言わねえと助けに行けねぇんだよ!」

 

「話してほしいんだ…上鳴君」

 

 

 

上鳴はうーーんと考えた後、深呼吸し、ゆっくりと病室の扉を開けた

 

 

 

二人『っ…』

 

 

ドクンドクンと心臓が鳴り、二人を覚悟を決め開けた扉をこっそりと見た

 

 

―――そこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アスタさん…汗をかいていませんか?』

 

『茨ちゃん?さっき吹いたばかりだよね?今度は私がやるよ!』

 

『いやいや!流石に二人に任せっきりはダメだよ……うちが変わろうか?』

 

「耳郎にもさっきしてもらったから大丈夫だ!そろそろ自分で拭かねえとなぁ」

 

 

『そ、そう…』

 

 

 

『アスタさん?このお菓子はいかがでしょうか』

 

「んー!これうまいな!ありがとう八百万……あーせっかくだからさ!これ教会の兄弟達の分で残しておいてもいいか?こんなにうめえもん初めて食べたからさー」

 

『っ―ええ!いくらでもお出しいたしますので!どうかお気になさらなずに……なんなら、アスタさんのお家へ直接持っていきましょうか?

 

 

『!』

 

 

「流石にそこまでは頼めないぞ?治ったら速攻持っていくから大丈夫だ!」

 

『………そうですか』

 

『ホッ……』

 

 

 

「四人ともごめんな!体力のほとんど持ってかれたから汗も拭きずらくて体も上手く動かせなくてさぁ…30%て結構辛いんだな、とにかく!色々ありがとう!」

 

 

『いえいえ……これもアスタさんの【友人】としての勤めですから』

 

『うん!同じ【クラスメイト】だもん!ね?二人とも』

 

『うん…ウチは大事な【仲間】だから』

 

『ええ!とっても大事な【私】【お仲間】ですから』

 

 

ピクッ…

 

 

 

あら?私達ではなくてですか?

 

『あっ―ごめんなさい!つい言い間違えましたわ!』

 

「おっちょこちょいだな〜百は〜」

 

『間違えたなら仕方ないよ〜――間違えてたら

 

 

『フフッ…』

 

『フフフフッ…』

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「………………―」バタン

 

 

目の前の光景に絶句した二人はゆっくりと扉を閉める、そして……

 

 

「「なんだ……あれ」」

 

 

幼馴染二人は困惑した、上鳴は『な!?だから言ったら!?』と言った

 

 

「ま、待って?本当に待って?何あれ?」

 

「説明しろアホ面」

 

「説明も何も見たまんまだよ!あの四人がアスタを囲んでえげつない空気で話してんだよ!!」

 

「アスタ君に悟られない様に常に笑顔なのがもっと怖い!」

 

「普通に仲のいい様に見せといて言葉の各所に『こいつは自分のだ』って感じのセリフ吐いてんな…」

 

「アスタもアスタだ!!なんであの状況で自分が惚れられてないって思ってんの?!」

 

二人『まあ…アスタ(君)だし

 

「幼馴染の二人が納得すんな!あ、あれってつまり…四人ともアスタに惚れてるって事だよな?」

 

 

 

間違いないと頷く二人、アスタは天然の人たらし…そして恋愛に関してはびっくりするぐらいの鈍感男、あの修羅場もアスタからしたら何もないただの会話である

 

 

 

「お、俺さ?アスタに助けてもらった様なもんだからみんなで見舞いに行こうぜ!って誘ったんだよ…二人とも行こう行こうって乗り気だったんだ…もしかして惚れてるんじゃないの〜?って言ったら…」

 

 

『そんなことはありません、アスタさんは確かに素敵な方ですが……まだ異性のお友達程度です』

 

『そうだよ上鳴、助けてもらってかっこよかったから惚れた!なんて漫画じゃないんだからさー』

 

 

「って……言ってたけど――思いっきり嘘じゃねえか!!」

 

「アスタを前に本性を表した……ツンデレってやつか?」

 

「ちょっと違うんじゃないかな」

 

「こんな状況ではいらねえぞ、どうすんだ」

 

 

 

 

 

(……A組の皆様方、アスタさんを狙っている様ですがそうはいきません!)

 

(や、八百万ちゃんも耳郎ちゃんもいるなんて…けど、負けるもんか!)

 

(耳郎さんだけがライバルだと思っていましたが…まさか三人もいるだなんて!)

 

(うわぁ強敵揃いじゃん…だけど諦めるのはロックじゃ無いよね、それにさっきのヤオモモの発言もちょっと嫌だったし……)

 

 

四人は笑顔だが互いに敵意を見せている、アスタはその事に全く気付かない。(みんな仲がいいんだなー)ぐらいにしか思っていないのだ

 

 

ここで思い切った行動に出たのは塩崎

 

 

『――あの!アスタさんは………思いを寄せている人―などはいますか?

 

『!!』

 

男達(い、いきなり爆弾を投下した!!?)

 

 

塩崎が恥ずかしそうにアスタに聞く、これはこの中にその人がいるんじゃないか?と考えてのもの……それに対しアスタの答えは一つ

 

 

「いるぞ!」

 

『!!!!』

 

 

男達(答えたァァァ!!?)

 

 

 

爆弾は投下された後すぐ爆破させられた

 

その答えに女性陣は顔を真っ赤にしあたふたとする

 

一息つきまた質問をする

 

 

 

「ど……どなた…ですか?」

 

男達(ご…ゴクリ…)

 

 

「その人はな〜―」

 

 

アスタが答えようとしたその瞬間、ここにはいない女性の声がした

 

 

『あら?貴方達は……緑谷君に爆豪君じゃない!久しぶりね〜』

 

「?――あ、貴方は!!?」

 

「なんで――ここに?」

 

「え、誰この美人さん」

 

 

外からした声に最初に反応したのはアスタ

 

 

「あっ、シスター!!!」

 

女達『シス………ター?』

 

 

 

ガラガラと部屋に入ってきたのはシスター・リリーだった、その後ろには緑谷と爆豪、そして上鳴。

 

 

 

「勝己に出久!お前らもきてたんだな!」

 

「う、うん!シスターと行き道であってさ?」

 

「なんでよりにもよってこのタイミングで……」

 

「なあアスタ!この美人さんは誰なんだ!?」

 

 

アスタは声を上げ紹介する

 

 

 

「この人はシスターの『リリー・アクアレア』!俺が育った教会にいるシスターで!」

 

 

 

『俺が将来結婚したいと思っている相手だ!』

 

 

『…………………ぇ?』

 

 

(ば…爆弾どころか!)

 

(核……いや!それ以上の何かを!!)

 

(投下しやがったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!)

 

 

その後数分間女性陣の意識は止まっていた

 

 

 

――――――――――――ーーーーーーーー

 

 

 

「―つ、つまり!アスタはこの人に惚れていて…将来結婚したいと?」

 

「おう!」

 

「何度も言っているけれど…私はみんなのシスターだからそれは無理よ?」

 

「だ、だとしても諦めません!!必ずやお迎えに参上しますからね!」

 

「聖職者の人って結婚できないんじゃ?」

 

「一様………まぁ…」

 

ぐぬぬぬぬぬぬぬ」 

 

 

シスターはアスタの言葉に困っている様だった、だが今はそれどころではない

 

 

 

(あ…アスタさんの―想い…人?)

 

(長い間一緒にいて……それに…結婚?)

 

(さらにシスター…)

 

(そして何よりも…)

 

 

 

「?」

 

 

 

(大人の!女性!!)

 

 

女性陣は絶望しかけていた、アスタの想い人は大人の女性で美人、しかも長年一緒にいたというオプション付き

 

 

強敵―この一言に限っていた

 

 

 

「シスターも来てくれたんですね!」

 

「アスタは家族だもの…これくらい当然よ、お友達も来てくれたみたいで安心したわ〜、それに緑谷君たちにも会えるなんてね〜」

 

「リリーさんもおかわりがなさそうで良かったです」

 

「……げ、元気だったか」

 

「勿論!爆豪君……いや、かっちゃんの方が良かった?」

 

「爆豪でいいわ!」

 

「じゃあ爆豪君ね!大きくなったわねー」

 

「そりゃデカくも……なる……あんたも、元気そうでよかったわ」

 

「あらあら〜〜」

 

 

 

緑谷とアスタ以外の全員が驚いていた、爆豪が、あの爆豪がリリーに対して弱々しくしていたのだ。

 

 

 

「アスタが無事で……本当に良かった。聞いたわよ?みんなを守ったって」

 

「そ!そうなんすよ!俺たちアスタに助けられたんです!」

 

「ええ、私は試験の時ですが」

 

「私達はUSJの時に下劣な方々から守っていただきましたの」

 

「こいつがいなけりゃ…死んでたな」

 

「そう………立派になったわね」

 

「そ、それほどでもー」

 

 

 

アスタはえへへ〜とデレていた、するとリリーが

 

 

 

 

「アスタは昔からいつも無茶ばっかりして、怪我をした時も自分よりも他人のことを心配する…その度に、私は心配で心配で仕方なかったの」

 

「シスター…」

 

「ねえアスタ?他の人のことを気に掛けたり、友達のために色々するのはとっても素敵なことよ?―だけど……自分に身も、少しは大事にして

 

 

 

アスタ以外の者達シスターの言葉に同調し頷く、アスタは他人のために怒れたり頑張れたりするいい奴だ

 

だがその度に自分を犠牲にする、それをシスターは嫌だと言った、だが人間とは簡単に変われない物

 

 

 

「……すみませんシスター、それは難しい…です。けど俺…もっともっと頑張ります!自分のことを守れる様に強くなります!そうすれば俺が傷つくことはないし、それでみんなが泣いたりもしないはずなので!」

 

「そういうことではないのだけれど……」

 

「どこまでバカなんだテメェは」

 

「なら僕らも強くならないとね!アスタ君についていける様に、アスタ君が自分のことだけで動ける様に!」

 

「だな!」

 

「ええ」

 

「待ってなよアスタ!次第に追いついてやるからさ」

 

「負けないぞー!」

 

「私も…別クラスですが精進します、必ずや貴方の隣に立てる…そんな日が来る様に」

 

 

 

アスタ達はハッハッハと笑う、シスターはいい友達が増えたわねと思い微笑んでいた、修羅場だったその空気が一変し緑谷達はほっとしていた

 

 

 

「みんな―俺も負けねえぞ!No. 1になって!みんなを笑顔にする存在になったらその時は!俺と結婚してください!!

 

「だから無理だって言ってんだろうが」

 

「ごめんねアスタ」

 

ぞんなぁぁぁぁ!!!

 

 

 

ここで女性陣達に天啓が降りる

 

 

 

シスターがアスタと結婚する気はないのなら、アスタと付き合えるのでは?と

 

 

だがアスタの想い人はあのリリー…それを超えるのは難しい

 

 

 

だが!!!四人は諦めない!!!何故って?

 

 

 

(諦めないのが!私の個性だから!!)

 

 

 

である

 

こうして女性陣達は女友達兼ライバルとなり、そんななか三人の男子は思う

 

 

(アスタ…後ろから刺されんなよ?)と

 

 

 

色々あった後アスタは見舞いの品を全て平らげた、男性陣は家に帰った後、実家の空気の軽さに感謝し泣いた

 

 

(絶対に――負けない!!)

 

 

女性陣は燃えていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

 

く…空気が重すぎてやばかったな…、まあアスタが元気そうで良かった!正直女の子に汗を拭いてもらえるとか羨ましいけど……あの空気はごめんだなぁ

 

え?次からまた何か始まるの!?

 

 

次回 五つ葉のブラッククローバー

 

ページ:13 雄英体育祭編開幕!

 

諦めねえのが俺の個性だ!

 





修羅場ってこれでいいんですかね(震)

ん?拳藤と切奈の二人はどうしたかって?二人はまだ自分の気持ちに気づいていない…って事になってます、その方がいいかなーと思ったので

女性陣はかなり燃えてますね、原作だとこういうのはあまりなかったんですが……ここではそうなったんだなと思ってください!!

喉や体がしんどいので次回の投稿は明後日になります!次回はいよいよ体育祭編突入!そして新キャラの登場!?ヒント・CV梅原裕一郎。

お楽しみに!

コメントとお気に入り、そして評価のほど!本当にありがとうございます!


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ページ12:雄英体育祭編開幕!


大事なお知らせ!!

今までは毎日投稿を絶対にしていたのですが、リアルが色々と忙しいので2日に一回のペースで頑張ることもにしました

待っていた方には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです、けど!書き続けるので!見捨てないでくださぁぁぁい!!


追記:オリジナル設定のタグって追加したほうがいいですかね?


 

 

 

USJ事件から3日

 

 

『黒魔アスタ!完全復活しましたぁぁぁぁぁぁッッ!!』

 

『おかえりぃぃぃぃ!!!!』

 

 

 

黒魔アスタ完全復活

 

事件から2日間入院しやっと動いていいと許可が出たアスタは元気溌剌で教室へと入ってきた

 

 

 

 

「もう動いていいのかい!?」

 

「おう!この通り完全完治だ!!心配してくれてサンキューな!」

 

「無事でなりよりだぜアスタ!またこれからもよろしく頼む!」

 

「おう!」

 

 

 

飯田を始めA組の生徒達はアスタへ声をかける、いつもの元気なアスタの姿を見て皆安堵していた

 

 

ガララ

 

 

『アスタの無事を喜ぶのはいいが、時間は守れよ?』

 

 

そこに入ってきたのは

 

 

『ハイおはよう』

 

 

アスタと同じ重傷を負ったの相澤だった。巻きついた包帯によってさながらミイラのような外見である

 

 

 

『相澤先生復帰早えええ!!』

 

 

 

「相澤先生、無事だったんですね!!」

 

「無事言うんかなぁ、アレ……」

 

「相澤先生!無事で本当に良かったです!」

 

「おう…アスタお前、よく動けるな」

 

「あれ?確かアスタ君って相澤先生と同じぐらいの怪我してたよね?」

 

「リカバリーガールに直してもらったとはいえ、そんな簡単に動けるのか?」

 

「俺に対して婆さんの治療が大袈裟ってのもあるが、単純にアスタの回復が早すぎるって話だ」

 

 

(やっぱりアスタやべえ!)

 

 

 

A組が全員アスタの体の異常さに驚いている中相澤が話し始めた

 

 

「俺の安否はこの際どうでもいい、何よりまだ戦いは終わっちゃあいない」

 

 

 

(新たな戦い!?)

 

(またヴィランが!?)

 

(まさか今度は本校に!?)

 

(どんな奴なんだ!?)

 

 

 

空気が張り付く中、相澤は呟いた。

 

 

 

「――雄英体育祭が迫っている」

 

『クソ学校ぽいのきたぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

『いよっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

 

 

入学式当日から除籍、ヴィラン襲撃と大変な目にあってきたA組は、やっと学校らしい行事ができると喜んでおり、アスタは人一倍喜んでいた

 

 

しかし例外もいる。

 

 

「待て待て待て待て!やっていいんですか!?この前ヴィランに襲われたばっかなのに!」

 

 

瀬呂が声を上げ一同がハッとする、一般人や報道も万単位で入る体育祭。最悪、再びヴィランが襲撃する可能性も高いと誰もが思う事だった。

 

しかし、相澤はそれを否定する。

 

 

 

逆だ。――開催する事で盤石な事を示すつもりだ。警備も去年の5倍……何より、最大のチャンスを無くさせる訳にはいかん」

 

 

 

全国で生中継され、観客も一学校の体育祭と比べるのもおこがましいレベル、そしてにアスタ達にとっても人生を左右するチャンスでもあった。

 

 

 

「毎年、沢山のプロヒーロー達が見に来る一大イベント!」

 

「――しかも、目的は暇潰しではなくスカウトだ。どちらにしろ、結果次第では将来が決まる…だったよな」

 

「正解だ緑谷に爆豪、年に一度、最大で3回きりのチャンス。時間は有限――焦れよ、お前等?」

 

 

 

相澤の言葉にアスタ達は元気よく

 

 

 

『はい!!』

 

 

そう答えた、包帯で顔がぐるぐるになっていてわからなかったが

 

 

(あんな事があった後だが……頑張れよ、お前ら)

 

 

相澤は優しく微笑んでいた

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

昼休み

 

 

「アスタの事とか色々あったけど!テンション上がるなぁおい!!」

 

「燃えてきたぁぁぁぁ!!!」

 

「俺もだ!一緒に燃えようぜぇぇ!!」

 

「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

アス切『頑張るぞー!!えい!えい!オォォォォォォッッ!!!』

 

 

 

アスタの切島はお互いに肩を組み揺れながら燃えていおり目も燃えている様に見えていた

 

 

 

「体育祭かぁーアスタとかもうほとんど勝ち確じゃね?」

 

「並の人間じゃ到底追いつけないパワーやスピードを持っているからな」

 

「種目にもよるんじゃ無い?一対一とかの勝負だと結構厳しいけど」

 

「個性を無効化されちゃ意味ないしなぁー」

 

「アスタに弱点とかあんのかなぁ」

 

 

とアスタのことを上鳴・耳郎・障子が話していた時だった

 

 

「無い……わけでは無いのでは?」 

 

「あ、ヤオモモじゃん。」

 

「無いわけじゃ無いってどう言うことだ?」

 

 

 

八百万は自分が持っていたノートを机の上におく、そのノートにはびっしりとアスタのことが書かれていた。

 

自分の話をされていたアスタもそのノートを見た

 

 

 

「ヤオモモすご!!」

 

「事細かく記されているな…アスタだけじゃなく俺や爆豪なんかも書かれている」

 

「いつからこれを書いてたんだ?」

 

「アスタさんの戦闘訓練を見た後です、あの身体能力と力をもっとよく見ていつか打開策を考えよう…と思い書いていたんです」

 

「流石は推薦入学者!…………ん?」

 

「どうしましたか?」

 

「……――あ、ううん!な、なんでもねぇよ!うん!」

 

「?」

 

 

上鳴は八百万が書いたノートに違和感を感じる、それは上鳴だけではなく一緒に見ていた障子も気づく

 

 

(アスタの個性だけじゃなくて性格の良さとかかっこよさとか…あ、あとなんかシュミレーターみたいなのも書いてる!?なんだこれぇ!)

 

(えーと…『アスタさんはいつも大量に食事を摂る、野菜や肉、そして白米をバランスよく取り健康な体を保持している』……まぁ…別にそこまでの違和感は…いや!違和感しかない!!)

 

(なんで苦手項目とか得意分野とかもわかってんだ!?癖まで書いてるし怖え!!)

 

(これはアスタの対策ノートと言うよりも…ま、まるでストーカー本の様な…ダメだ…これ以上踏み込むのはまず気がする……)

 

 

八百万のノートはアスタの身長や体重だけではなく、癖や食べる物などのこと細かい部分まで書いていた。極め付けはアスタに何を聞かれてもいい様にいろんな会話のパターンまで書いていた

 

 

「……へぇー…ふーん…」カキカキ

 

律儀に書いてんじゃねえよ耳郎!き、切島!そのノート取り上げて

 

「おお!なんかわかんねえけど…みんなのことを詳しく見れてんのはすげぇよな!」

 

「ああ!やっぱ百は頭いいなー」

 

そこじゃないだろう!!まず内容が細かすぎる事に気づけ!

 

「そ、そうですかね…\\\」

 

(そうですかね\\じゃねえ!!

 

「俺達も百を見習ってよく観察しないとな!そうすればもっと仲良くなれるし!」

 

「だな!明日から頑張ろうぜ切島!」

 

「おうよ!」

 

 

なぜそうなるんだ!!!

 

 

切島とアスタの鈍感&バカっぷりにツッコミを入れる障子と上鳴、とりあえずこのことは忘れアスタの個性が書かれている項目へ目を向けた

 

 

 

 

「触れた瞬間に個性を無効化し切ることができて、剣脊では弾くことができる…やっぱ何回聞いても強いなー」

 

「あくまで切ったり弾いたりするだけであって、個性そのものを消す事じゃないんだな」

 

「俺の硬化もアスタの前じゃ無力ってことだよな、弱点っていやぁやっぱり…遠距離か?」

 

「俺接近戦しか出来ないからなー」  

 

「投げるという方法もあるがこれでは剣が使えなくなってしまう、また拾わないといけないのは手間がかかるしな」

 

「ここまではこの剣の強さについて色々とお話ししました、ではここからは一つの弱点についてお話しいたします」

 

 

 

アスタの剣について色々話している中八百万はその弱点を話す

 

 

 

「まず最初の弱点は高速で突っ込んでくるものに対して切る行動は出来ない。と言うものです」

 

「つまり?」

 

「高速で向かってくる炎を剣で切った場合、破片がぶち当たるなどの危険性があるんです」

 

「そっか、消す事はできないんだったよな!あくまでも切る弾くって事だし」

 

「ですので…アスタさんとの戦闘はなるべく距離をとって戦わないといけません、それも詰め寄られない様に絶対に近寄られない様にしたまま」

 

「………結構きつくね?」

 

「アスタに対して距離を置ける自信がねえ……」 

 

「対策という対策はこれぐらいです…」

 

「な、なんかごめん?」

 

 

アスタの対策や弱点を言ったものの対処が簡単なものばかりで、アスタはなぜか申し訳ない気持ちになり謝った

 

 

 

「……けどさ、だからって無理無理諦めるーってのは無しだろ?」

 

「当然だ、それはアスタに対して失礼極まりないからな」

 

「当たった時は勝てない!じゃなくて…勝つ!って考えないと!」

 

「アスタさん、もし対戦で当たった時は……お覚悟を」

 

 

四人の熱い目を見たアスタは頷き

 

 

「負けねえぞ?」

 

 

と言い    

 

 

上等!!

 

 

四人は返事を返した

 

 

 

「ねぇヤオモモ…後でそのページの写しくれない?」

 

「了解しました」

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

放課後。

 

 

 

なんでこんなに人がいんだよぉぉぉぉ!!

 

「すっかり有名になっちゃったね!」

 

 

叫ぶ峰田。楽しそうに笑う芦戸。

 

彼等の前、教室の入り口では他のクラスの者達で溢れかえっていた

 

 

 

「早く帰って体育祭のための特訓しなきゃなのに…」

 

「俺も遅れた分取り返さねえと」

 

 

 

緑谷とアスタがそう文句を言っていた時だった、前に出てきたのは我らが爆豪勝己

 

 

「おい邪魔だ、意味ねぇ事してねぇで……どけやモブ共!!

 

おいこラ勝己!!

 

知らない人のことをモブというのはやめたまえ!!

 

 

飯田とアスタが勝己を叱りすみませんと頭を下げる、すると野次馬の中から声がした

 

 

「随分と偉そうだな……ヒーロー科はみんなこんな奴なのか?――正直、幻滅だな」

 

「アァッ?」

 

 

 

気怠そうな一人の学生がそう言いながら爆豪の前に立ち、爆豪もそれに気に入らなそうに睨み付ける。 

 

 

 

「普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴結構いるんだ。そんな俺らにも学校側はチャンスを残してくれてる。体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ」

 

「それってつまり…」

 

「敵情視察?少なくとも俺はいくらヒーロー科とはいえ、調子に乗ってっと足下ゴッソリ掬っちゃうぞっつー宣戦布告しにきたつもり」

 

「―いい度胸じゃねえか」

 

 

 

爆豪とその生徒が睨みあい、一色触発かと思われたタイミングで新たな爆弾が入れられようとしていた。

 

しかし

 

 

『誰だ…俺の道にいるのは、邪魔だ―どけ』

 

 

冷たい声がそう言った、声の方を見ると野次馬の中を次々に通っていっている生徒がいた。

 

 

髪がツンツンと逆立っていて、眉毛が薄く目つきが悪い男子生徒、その声と威圧に他生徒は怯え次々その男子生徒に対して道を作っていき、やがて二人のそばに近づいた

 

 

 

「アァ?テメェも宣戦布告のつもりか?」

 

「お前もヒーロー科なのか?だとしたら本当に残念だよ…どいてほしいと頼むわけではなく、どけ!と命令して退かせるなんて…それがヒーローのやることか?」

 

 

それに対しその生徒は

 

 

「言っている意味がわからないな…」

 

「……なに?」

 

「俺からしてみれば…この場にいる全員」

 

 

どれも同じ、道端に落ちている石ころ

 

 

「あ"ぁ"!?」

 

「……言ってくれるじゃねえか」

 

 

爆豪とそのもう一人が怒り睨みつける、しかしその男子生徒は全く表情を変えない

 

そこへもう一つの声

 

 

『おいおいマルス!!お前そんな言い方はねぇだろ!!』

 

 

髪だけでなく眉毛なども鋭くとがったようなガラの悪いB組の生徒がそういうもマルスと呼ばれた生徒は何も変わらない

 

 

「俺は事実を言ったまでだ」

 

「石ころとか邪魔だとか!俺は同じB組の仲間として恥ずかしいぞ!!」

 

「仲間…なんの事だ、お前達のことなんてなんとも思ってなどいない」

 

「はあ!?」

 

「ここにいる全員と同じだ…群がるだけで何も出来ない…ただの石ころ、ゴミだ」

 

 

何か間違っていることを言ったか?

 

と続いていった後マルスは前にいた二人の間を通って先へ行こうとした…しかし

 

 

 

待て!!!

 

「……なんだ」

 

 

 

―謝れ、ここにいる全員に!!

 

 

 

アスタがマルスの前に立ち止めた、マルスは鬱陶しそうに言う

 

 

 

「消えろ、弱者に構っている時間は無い」

 

「謝れって言ってんだ!!!」

 

「俺は事実を言っただけだ、石ころを石ころと言って何が」

 

 

次の瞬間アスタはマルスの胸ぐらを掴みほえた

 

 

 

 

石ころなんかじゃねえ!!!

 

 

 

 

マルスは引き剥がそうとするも

 

 

(……なんだ…こいつの腕…なぜ解けない?)

 

 

ヒーロー科も普通科も!ここに通っている奴らはみんな必死に努力して!諦めずにここまできたんだ!!そんな奴らを石ころのゴミだなんて言うんじゃねえ!!!」

 

「お前…」

 

「………」

 

 

アスタの言葉に宣戦布告をした生徒は胸を打たれ目を見開く、周りいた生徒達も驚いていた

 

 

「さっきからなんなんだお前は!なんでそんなひでぇことが言えるんだ!!俺と同じヒーローを目指してるんだろ!?

 

「……同じだと?」

 

「ヒーローを目指している奴が!他人を見下すだなんて―あっていいわけがねえ!!」

 

「俺と…お前が同じだなどと」

 

「今すぐにみんなに謝れ!じゃないと俺はこの手を離さな―」

 

 

 

一緒にするな!!石ころ!!!

 

 

 

マルスが手を挙げ何かを出そうとしアスタは残っている手を振り上げる、近くにいたヒーロー科達は一斉に止めようと動くが

 

 

 

そこまでだ二人共

 

 

二人の間にいつの間にか人が割り込んでいた

 

 

「「!」」

 

「オール…マイト」

 

「やあ諸君!私が…止めにきた!!」  

 

 

笑顔でそう答え二人の腕を掴み動かなくする

 

 

「これ以上騒ぎを大きくするのなら、処分は免れない…それにだ、同じヒーローを目指すもの同士が争うだなんてナンセンスだ」

 

「けとオールマイト!こいつは!」

 

「ああわかっている……マルス君だったね?君のさっきの発言は流石に見過ごせないよ。君はここにいる全員よりは強いのかもしれない…だが、それは他の子達を見下し罵る理由にはならないぞ

 

「っ……」

 

 

 

オールマイトのドスの聞いた声に流石のマルスも怯む、だがマルスはオールマイトの腕をなんとかは払いその場から離れる

 

 

 

「……『鉱条マルス』…体育祭で貴様を潰すものの名だ…覚えておけ」

 

「黒魔アスタ!体育祭でお前に勝って!みんなに謝らせる奴の名だ!!」

 

「…フン」

 

 

マルスが見えなくなると、宣戦布告をした生徒が爆豪に言う

 

 

 

「いい奴すぎるな…あいつは」

 

「それがあいつだ、来るならこいよ普通科…俺達は負けねえ」

 

「こっちだって負ける気はない、首洗って待っていろ」

 

「ハンッ!」

 

「HAHAHA!一様一件落着かな?それじゃあ解散!皆!気をつけて帰るんだよー!それじゃ!」 

 

 

オールマイトがその場を離れていくと周りの生徒達も帰っていく、さっきいたB組の生徒が

 

 

『俺のクラスメイトがごめん!!!』

 

 

 

と本気で謝り去っていった、体が軽くなった様な気がしたA組はそれぞれ違う思いを抱えながら帰っていった

 

 

 

 

「仲間…友達…くだらない―そんなもの…俺には必要ない………黒魔アスタ…お前は、必ず…壊す

 

 

アスタへ対して殺意を抱き、体育祭へ臨むのであった

 

 





いかがでしたか?と言うことで!B組に追加されたのは原作にも登場したキャラクター!マルス君でした!性格はまだ初期の方だと思ってください

個人的に好きなんですよマルス君…あ、一番はヤミさんとユリウスの旦那です

コメントと評価のほど!本当にありがとうございます!!

アンケートの方もよろしくお願いします。


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ページ13:開幕・第一種目:障害物競走


今回なんですが、私の能力不足で原作を少しいじらせてもらいました

まず予選通過者を42から40に変更、これにより青山君とみんな大好き発明さんが通過ならずとなります、これに関しては全国の青山&発明ファンの皆さん

ごめんなさい!!

体育祭編も結構難しいですね…



 

 

 

体育祭当日

 

 

雄英高校に大勢の人が集まっていた。

 

店は露店は勿論。見物客は一般人からプロヒーローまで。

 

また警備用に雇われたプロヒーローも含めると、会場にいるプロヒーローの数は千人どころではない。

 

それだけのヒーローが集まり、全国の国民が注目するのが雄英体育祭。

 

 

「緊張してきたぁぁぁぁ……」

 

「やべぇ…緊張しすぎてお腹が……」

 

「深呼吸深呼吸……」

 

 

A組の生徒達が緊張をほぐしている間、アスタは勝己と緑谷の二人に話しかけていた

 

 

勝負だ二人とも!!絶対に俺が一位になってやるからな!!」

 

ぬかせバカスタ!勝つのは俺だ!完膚なきまでの一位を見せてやるよ!」

 

僕だって負けないよ!二人を超えて僕はNo. 1になる!」

 

「相変わらずあっついなぁおい!!男らしいぜ!!」

 

 

ライバル同士で盛り上がっていると飯田が声を張り上げた

 

 

 

「そろそろ入場だ! 準備は良いかい!」

 

 

 

準備を整えたA組はそれぞれが気合を入れて立ち上がり三人も部屋を出ようとしていた、すると轟が緑谷、そしてアスタを引き留めた

 

 

「緑谷…アスタ、ちょっといいか?」

 

「えっ!……轟くん?」

 

「どうしたんだ?轟。」

 

 

アスタと緑谷が不思議そうに尋ねると真剣な表情で轟は答えた

 

 

「アスタ、正直言ってお前は別格だ……けど、まだ負けを認めたわけじゃねえ…何がなんでもお前に勝つ、緑谷、客観的に見ても実力は俺の方が上だが、お前――

 

オールマイトに目ぇかけられてるよな?

 

 

「!?」

 

 

「オールマイトに?」

 

「いや、その事に関して詮索はしねぇ。だが……アスタ、緑谷。お前等には勝つぞ」

 

 

轟のその言葉を聞き、クラスメイトの者達はざわつき始めた。

 

 

「クラスのNo.2がNo.1に宣戦布告かよ! 緑谷まで巻き添えだ……」

 

「つうか入場前にやめなって!」

 

 

上鳴がビビる中、傍にいた耳郎が止めようとするも轟はそれを一蹴

 

 

「仲良しこよしじゃねぇんだ、別に良いだろ」

 

「けどさ……」

 

「轟君…」

 

 

緑谷が勇気を振り絞った様な声わ上げた後、拳を握り顔をあげ言った

 

 

「そりゃ……僕よりは轟くんの方が実力は上だよ。けど…他の科の人も本気でトップを取りに行こうとしてるんだ……だから――」

 

「僕も本気で勝ちに行く!」

 

 

「ああ……それで良い。」

 

 

轟が頷きアスタを見る

 

 

「お前はどうなんだ…アスタ」

 

「もちろん俺も勝ちに行く!お前も全力でこいよ轟!!」

 

「………ああ」

 

「俺は除け者かぁテメェら、No. 1になんのは俺だ。」

 

「…なら…こい、全員倒してやる」

 

 

 

四人の気迫に押されていたA組達、しかし彼らもヒーローを目指す者達だ

 

 

 

「四人に負けてられねえ!」

 

「俺たちだって一番を目指すぜ!」

 

「敵はここにいる全員だよ!」

 

「燃えてきたなぁぁ!!」

 

 

切島をはじめ各々が負けないと叫ぶ

 

だがその顔は満面の笑みであった

 

 

――――――――――――――――――――ーー

 

 

 

暗い通路。しかし目の前には光の入場口

 

始まる前に歓声は聞こえており、自分達が入ったらどうなるのだろうと皆が思っていた。

 

 

 

場を緊張の糸が貼り巡る中、やがてプレゼント・マイクの声が響き渡った。

 

『遂に来たぜ!! 年に一度の大バトル! ヒーローの卵と侮んなよ!! つうかお前等の目的はこいつ等だろ!?――ヴィラン襲撃を乗り越えた鋼の卵共!!』

 

 

『A組だろぉぉぉぉぉ!!?』

 

『ウオォォォォ!!』

 

『頑張れよ有精卵共!!』

 

『見せて見ろよヒーロー科!!』

 

 

アスタ達A組はプレゼント・マイクの声と共に入場。そして大勢の歓声に包まれていた

 

会場だけでも万はいるだろう人数からの声援。既に注目度も掻っ攫う

 

ヴィラン事件の話題性。その大きさが分かった瞬間だ

 

その中に、アスタの家族達もいた

 

 

 

「アスタァァァァァ!頑張れぇぇぇぇ!!!」

 

「神父様ったらすごい顔〜!」

 

「アスタ兄ちゃーん!がんばれ〜〜!!」

 

「絶対に勝ってね!!」

 

「がんばれーー!!」

 

「アスタ〜〜!頑張るのよ〜〜!」

 

「みんな……ッ―おう!!絶対勝つからなぁぁぁーッッ!!

 

 

 

 

アスタは観客席にいた家族に大きく手を振り声を上げる、そして宣誓台に上がる一人の女性がいた、はっきり言ってまずい格好のヒーロー

18禁ヒーロー『ミッドナイト』の登場だ。

 

 

 

「ミッドナイトだぁぁぁぁ!!サイン欲しいぃぃ!!!」

 

「アスタ君抑えてね…僕も抑えているから」

 

「ヒーローオタク共が…」

 

 

勝己が呆れていると

 

 

「選出宣誓!! 選手代表!!――1-A爆豪勝己!!」

 

 

 

勝己が表彰台へと呼ばれた、呼ばれた勝己は階段を上がっていく

 

この時A組達はこの時とんでもなく嫌な予感がしていた

 

 

 

 

「せんせー…俺が一位になる

 

 

 

『絶対やると思った!!』

 

 

思わず、A組の声が揃った

 

案の定周りからは非難轟々、しかし構わず勝己は言った

 

 

 

「うるせぇ!!悔しかったら俺に勝って見せろ…けど覚えとけ」

 

 

 

 

 

俺に勝っていいのは…俺のライバルだけだ

 

 

勝己れはライバルを見ながらそういうとゆっくりと階段を降りていった

 

 

「いいわぁ〜そういうのは好み!!じゃあさっそくやるわよ!! 第一競技―【障害物競走】!計11クラスでの総当たりレース!コースはこのスタジアムの外周、約4km!我が校は自由さが売り文句!ウフフフ…コースさえ守れば何をしたって構わないわ!さぁさぁ、位置に着きまくりなさい…」

 

 

ミッドナイトの説明が終わると明らかに狭めに設計されたスタートゲートが開き、ゲート上部に設置されたランプが点滅を始める。

 

 

 

――――――――――――――――――ーー

 

 

 

ゲートの上のスタートのランプ。それが点灯し始めると同時、アスタは足に力を貯め上を見る

 

 

そして全てのランプが点灯した瞬間。

 

 

スタァァァァァァトッ!!

 

 

『ウオォォォォォォォッ!!!!』

 

 

選手全員が一斉に飛び出した。

 

しかし、この大勢の人数が通るにはゲートは余りにも狭く、スタートダッシュを決めようとした者達はすぐさますし詰め状態、何人かはこの時点で嫌気がさしやめている

 

 

「最初の篩」

 

 

そして最初に仕掛けたのは先頭を走っていた轟、スタート同時に足下に氷を張り巡らせる。

 

多くの生徒がその氷に足を取られて動けなくなる。

 

 

「ってぇーー!!何だ凍った!!動けん!!」

 

「寒みー!!」

 

「んのヤロォオオ!!」

 

 

轟に足を凍らされた生徒達は、寒さに凍えていたり轟に対して恨み言を言ったりと反応は様々だった。

 

 

『さーて実況してくぜ!解説アーユーレディ!?ミイラマン!!

 

『無理矢理呼んだんだろうが』

 

 

実況役のプレゼントマイクがノリノリで言うと、相澤は不機嫌そうに返す。

 

すると、先頭を独走していた轟の後ろから声が聞こえる。

 

 

うぉぉぉぉぉぉ!!

 

「やっぱり飛んできたか!!」

 

 

 

アスタだ

 

アスタはスタート同時に生徒たちを飛び超え、轟の真後ろを走っていた、だが走っていたのはアスタだけでは無い

 

 

「甘いわ、轟さん!」

 

「そう上手く行かせねえよ半分野郎!!」

 

 

轟が振り向くと、クラスメイト達が他の生徒の上を通って猛スピードで追い越していた。

 

 

「クラス連中は当然として、思ったより避けられたな…」

 

「お前の裏の裏をかいてやったぜ!ざまあねえってんだ!喰らえオイラの必殺、GRAPE…」

 

 

峰田が轟に向かって頭の球体を投げようとした、その時だった。

 

 

 

 

ドゴォッ

 

 

 

「峰田ァ!?」

 

「峰田くん!!」

 

 

突然ロボットに殴られた峰田は、回転しながら飛んでいった。

 

それに対して驚いたアスタと緑谷は、峰田に向かって叫び声を上げる。

 

 

『ターゲット…大量!』

 

「入試の仮想敵ヴィラン!?」

 

 

 

目の前には、0ポイントロボットが大量に並んでいた。

するとここで再びプレゼントマイクが実況する。

 

 

 

『さあいきなり障害物だ!!まずは手始め…第一関門ロボ・インフェルノ!!』

 

 

「入試ん時の0ポイント敵ヴィランじゃねぇか!!!」

 

「マジか!ヒーロー科あんなんと戦ったの!?」

 

「多すぎて通れねえ!!」

 

 

 

普通科の生徒達は、0ポイント敵ヴィランを前にして立ち止まっていた。

 

 

 

「一般入試用の仮想敵ヴィランってやつか」

 

「どこからお金出てくるのかしら…」

 

 

 

推薦入試で合格した轟と八百万は、初めて見る0ポイント敵ヴィランにそれぞれ感想を漏らす。

 

 

 

「どうせなら…もっとすげぇ―」

 

 

 

轟がロボを凍らせようとした時

 

 

 

 

うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

 

 

 

既にアスタは動いていた

 

 

「――なっ!?」

 

「お、おい!あいつロボに向かって突っ込んでいったぞ!?」

 

「死んじまうぞ!!」

 

 

アスタがロボに向かって飛び出す、ロボは腕を上げアスタへ襲いかかる…が

 

 

「フンッ!!」ビュン!

 

 

スタッ!

 

 

「登れぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 

その腕を飛んで避けたアスタは上へ上へと登っていき、剣を出しながら顔へ向けて走り

 

 

 

 

「邪魔―だぁぁぁぁぁぁッッ!!!!

 

 

ガンッ!!!

 

 

 

 

入試の様に剣を振るいロボを横へと吹き飛ばした、ロボは横にいた他のロボにあたっていき連鎖して倒れていく

 

 

 

 

シュタ!!

 

 

 

「よし!!」

 

 

『うぉぉぉっと!!早くもすげぇのが出たぞぉぉぉぉぉぉ!!?一年A組黒魔アスタ!個性で取り出した剣を振るってロボを横へ吹き飛ばしたぁぁぁぁ!!!』

 

 

アスタは後ろを振り向かず前へ前へと突き進む

 

 

(俺よりも早く走って……いや、当然か)

 

 

轟は驚くも冷静になりアスタを追う、勝己は爆破でロボを蹴散らし轟を追い、それを他生徒達が追い上げていった

 

 

『ん?おいおいまじかァ!?アスタもすげぇが他にもとんでもない奴がいたぞ!!』

 

 

「黒魔…アスタ!!!」

 

 

それは大会前にアスタと一悶着あった鉱条マルスだ、マルスの目の前にいたロボ達は無数の鉱石に貫かれ破壊されていた

 

 

『鉱条マルス、個性鉱石、能力は鉱石を出しそれを変幻自在に操る事…それでロボを簡単に破壊したか』

 

 

「鉱石を操れるなんて!あいつもすげぇ奴なんだな…けど!あんな奴に負けられねえ!!」

 

 

 

この前マルスが言った発言に怒っていたアスタは負けまいと前へ進む…しかしそこへ試練がやってくる

 

 

 

『本当に速ぇぞおい!! もう第二の障害物か!?――第一がそんなにぬるかったか? ならこれはどうだ!! 奈落に落ちたら即アウト!!ザ・フォォォォォォォル!!!

 

 

それは、崖の足場と足場を一本のロープで繋げているだけの奈落道。

 

蜘蛛の巣の様に四方に張られたロープ。奈落の巨大な円に点々とある足場、一見すると困難な物―だがアスタには

 

 

フンヌ!!!

 

 

 

その足場を乗り越える筋力があった

 

 

『うぇぇぇ!?あいつまじか!?黒魔アスタ!なんとロープを使わずその足で乗り越えたぁ!!

 

『何回見ても常人離れした奴だな…あれが個性も何も使っていないただの筋力なのが恐ろしい』

 

『だが他も負けてないぃぃ!!轟焦凍!ロープを凍らせ滑って超えたぁ!!おお!?さらにさらに爆豪勝己!爆破を使い空中を移動している!!あぁぁしかもB組の鉱条マルス!!足場に鉱石で足場を作り走っているぞぉぉ!!

 

『一回落ち着け、一位はアスタ二位は焦凍、三位が爆豪で四位がマルス、アスタは一位独占状態。』 

 

 

アスタの目の前にはゴールの門、足を止める事なくイノシシの様にアスタはまっすぐ進む

 

 

「おしゃぁぁ!!このまま一位で―」

 

 

カチッ

 

 

「……カチッ?」

 

 

ドォォォォォォン!!!!

 

 

『ギャァァァァァァァ!!!?』

 

 

だがそこで最後のギミックが作動、アスタは大きく後ろへ飛ばされ一気に焦凍や爆豪に追いつかれる

 

 

「先いくぞアホスタ!!」

 

「悪いな」

 

 

『おおっと完全に油断したなアスタァ!!そこは一面地雷原!! 怒りのアフガンだ!!おまけで周囲にはタル爆弾も用意してあるからご自由にどうぞってな!!』』

 

『……何に使う気だ』

 

 

『両方とも威力はねぇが音とかやべぇから気を付けろ!!』

 

『無視か、おい』

 

 

「いでぇぇぇ!!?(急いで体制を立て直さねえと!!)」

 

 

アスタは転びながらも体制を立て直し、また前へと走る、だがその背後には

 

 

邪魔だ!」

 

「っ!マルス!!」

 

 

怒りの形相をしていたマルスがいた、マルスは地面から鉱石を出しアスタへと襲いかかる

 

 

「あぶねぇ!」

 

「先へは行かせない!!」

 

 

 

ガチっ!

 

 

 

「!(足にあいつの鉱石が!)」

 

 

アスタの足がマルスによって止められ、マルスがアスタの先へと行く

 

 

「そこで大人しくしていろ―フッ!」

 

 

マルスは走りながら鉱石を空中に複数浮かせそれを地雷原へとまっすぐ放った

 

 

ドォォォォォォン!

 

 

マルスの行く道には地雷はなく真っ直ぐ突き進む、だが邪魔なのは地雷原だけでは無い

 

 

「邪魔すんなてめぇ!!」

 

「お前もな!」

 

 

爆豪に轟が互いを妨害しながら走っていた、やがて追いついたマルスも加わりどんどんヒートアップしていく

 

 

「黒魔アスタはあれで終わった!次はお前達だ!」

 

「終わっただ?アホ抜かせ!!あいつはなぁ!」

 

 

ビュン!!!

 

 

 

ま…てぇぇぇぇぇぇ!!!!!

 

 

 

あんなとこで終わる様なやつじゃねえんだよ

 

「なんだと―バカな!俺の鉱石をどうやって!!」

 

「反個性って言ってな、あいつのの出した剣は『個性を無効化』できるんだよ」

 

「なん―だと!?」

 

 

爆豪と轟がにやけて言うと、マルスは動揺してスピードが下がる、アスタはすでに三人の元へときていた。

 

アスタは剣を出し固められていた足に向けて剣で殴り鉱石を無効化し走ってきたのだ

 

 

 

「まけねぇぇぇ!!!」

 

「行かせるかぁぁぁぁぁ!!」

 

「くそっ!!負けるか!!」

 

「俺を前を走るなぁぁぁ!!!」

 

 

四人の取っ組み合いがヒートアップし最高長にまで発展する、それぞれが個性を発揮しようとしてきた…まさにその瞬間!

 

 

 

ドォォォォォォォォォォォン!!!

 

 

四人『!?』

 

 

四人の後方から大爆発が起き、四人は後ろを振り向く……そこにいたのは緑色の髪、そしてロボの破片を掴み乗っていた

 

緑谷出久だった

 

 

「出久!?」

 

「デクか!!」

 

「くっ!」

 

「っ!!!」

 

 

驚いていたのも束の間、四人の前にはすでに出久がおり

 

 

『マジかッ!! この展開を誰が予想できんだ!!?――まさかの大逆転劇!緑谷 出久の存在をよ!!!

 

 

出久が一位でゴールテープを切った、走り切った後振り返り人を待つ…そして次にゴールしてきたのは

 

 

二位は黒魔アスタだぁ!!緑谷出久よりも数cm離れていたアスタが!!今ゴールイン!!続けて三位轟!そして四位爆豪と続いて五位マルスだぁぁ!!

 

 

 

観客の盛り上がりも最高調、湧き上がる歓声に涙腺が破壊されかけたが、出久は我慢し勝利を噛み締めた

 

 

ちくしょぉぉぉぉぉ負けたぁぁぁぁ!!!

 

「地雷の爆発を利用して飛んで来るたぁ…面白えじゃねえか、デクゥ!!」

 

「………」

 

「俺が…負けた…?」

 

 

 

その後は次々に順位が決まっていき、第一種目は終了した、アスタと勝己は素直に出久を褒め、轟は悔しそうにそ下を向き、マルスは膝をついていた

 

予選を通過した者たちは、次の準備を進めていくのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

 

おいおい相澤ァ!!お前所のクラスすげぇな!!

 

うるせえ

 

にしても今年はすげぇ奴らばっかでいいなぁ〜、俺達の時なんて……あれ?俺達の時ってどんな奴いたっけな

 

覚えてねぇのかよ……いや、確かにあれだけ強い奴はいなかった…?

 

まあいいや!! 

 

 

次回!五つ葉のヒーローアカデミア!

 

ページ14: 第2種目・騎馬戦開始!

 

 

諦めずに生徒を応援するのが!

 

俺達の個性だ……本当に、いなかったのか?

 

 





はい!スピード感がすごかったと思います!

実際この部分が苦手すぎて早め早めに描きすぎたかもしれません

ん?マルス君の出番少なく無いって?次回はちゃんと出番ありますよ!!

多分


評価とコメント!いつも本当にありがとうございます!!


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ページ14:第2種目・騎馬戦開始!


お待たせいたしました!今回もスピード感がありすぎるやもしれません。

やっぱ騎馬戦って書くの結構難しいんですね、アンケートにお答えいただいて本当にありがとうございます!おかげで色々と本当に助かっています!

では本編をどうぞ!


 

 

「これにて終了!!――結果はモニターを見てね!」

 

 

 

ミッドナイトが結果をモニターに表示する、そして予選通過した上位40名が決定。

 

 

「落ちちゃった人もまだ見せ場はあるから安心しなさい!それよりもここからが本選! 第二種目!」

 

 

「『騎馬戦』よ!!」

 

『!』

 

 

本選でもある第二種目、それは騎馬戦。

 

個人競技ではない事に周囲がざわつく中、ミッドナイトは以下のルールを説明した。

 

・2~4チームの騎馬を作る。

 

・ルールは基本的に通常と同じ騎馬戦。

 

・順位によってPがあり、騎手は騎馬を含めた合計のPのハチマキを首から上に巻く。

 

・ハチマキを奪われる。騎馬を崩される。そのどちらになっても失格にはならない。

 

・悪質な崩しは一発退場。

 

・制限時間は15分。

 

 

 

「騎馬戦かぁ!誰と組もうかな〜」

 

 

組む相手は絶対に選んだ方がいいが、アスタは仲のいい仲間と組もうと考え有利云々は考えていなかった

 

 

 

「Pは下から5ずつ増えていくわ! だけど1位だけは――1000万Pよ!!!

 

 

「――えっ」

 

「えっ!?」

 

「1000万……」チラッ

 

 

 

ミッドナイトの言葉に言葉を失う緑谷、驚愕の顔をするアスタ

 

「……ほ〜ん?」

 

 

ニヤリと笑う勝己

 

 

緑谷はこの場にいる全員から殺気を纏って見られていた

 

 

「実質1000万の奪い合いってわけだ…なあデク―――覚悟しとけよ?」(ニチャァ)

 

 

(悪い笑顔だ!!)

 

(あっ…僕…今日死んじゃうかも)

 

 

自分を死を感じ取った緑谷は顔面蒼白で両膝をついていた、しかし慰める言葉は『ドンマイ』意外に無い

 

 

「Puls ultraよ緑谷君!さあ!今から15分の交渉時間スタートよ!!」

 

 

 

周りがどんどん動き出していく、もちろん勝己は緑谷と戦うため違うチームを組む。緑谷が話しかけ、組んでくれないかと提案するも当然リスクが高すぎるので拒否られていく

 

 

 

唯一仲間になってくれたのが麗日と常闇だけ、だがなかなかどうして決まらない、このまま三人で行こうかという案も出たが正直かなりきつい

 

 

 

「おーい三人とも!俺と組んでくれないかー?」

 

三人『喜んで!!』

 

「サンキュー!」

 

 

 

救世主アスタが現れた、はっきり言って飛んて無い戦力であり、緑谷達は一気に気持ちが向上する

 

 

 

「アスタが共に来てくれるとは…ここまでの幸運は無いだろう」

 

「よろしくねアスタ君!」

 

「おう!」

 

「でもいいの?ぼく1000万って言うとんでもない数だけど」

 

「仲のいいやつと組んだ方が絶対にいいだろ?ポイントなんて関係ねえからな!

 

 

光、圧倒的光、アスタは常闇が思わず顔を覆うほどの光を放っていた

 

 

 

「じゃあ…騎手はアスタ君でいい?」

 

「俺でいいのか?」

 

「アスタ君の個性は強力なんだ、けど使うためには剣を使わないといけない、そうなると騎手は絶対だ」

 

 

 

アスタの個性を最大限発揮するには必然とアスタ自身が戦わないと行けない、騎手はアスタに決まりあとは指示を出す者だが

 

 

 

「俺は出久がいいと思うな!」

 

「ぼ、ぼく?」

 

「私もそう思う!私あんまり頭回らなくて」

 

「俺もあまり得意では無い、障害物競走で見せたあの知識に我々はかけたい」

 

「……分かった!みんなの期待に応えるよ!」

 

「おう!頼んだぜ出久!」

 

「じゃあ、早速なんだけど―」

 

 

緑谷はアスタ達に案を出し話し合う、その間他の者達も続々決まっていく。

 

 

 

        そんな中

 

 

 

 

 

「俺と…組めって?」

 

「そうだ」

 

「……正気か?この前あんなこと言っといてよく言えるな」

 

 

二人の生徒の組が決まりそうになっていた、一人は宣戦布告をした普通科の心操人使、もう一人はB組のマルスだった

 

 

「お前の力は障害物の時に見ていた、相手を洗脳する力…その力は俺に有利になると考えた」

 

「利用しようってか?」

 

「ああ」

 

「それを聞いてはいそうしますって言うとでも?俺にメリットはあるのか」

 

「俺そのものがメリットだ…俺の個性はお前よりも強い」

 

 

心操のメリットは自分自身だと豪語するマルスに対しハハッ…と笑いが出る、面白いと考えた心操は

 

 

「組んでやると…けど勘違いするなよ?俺はお前を利用するだけだ」

 

「俺もそのつもりだ」

 

「じゃああと二人か……!あの二人が良さそうだな」

 

「鉄鉄鉄哲に…塩崎茨か、悪くない」

 

「じゃ…あの二人には悪いけど……付き合ってもらうか」

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

『ヘイ起きろイレイザー! 時間だぜ! 15分のチーム決め兼作戦タイムを経て、今フィールドに12組の騎馬が出揃った!』

 

『……なかなか面白ぇ組が揃ったな』

 

『Yeah! アゲテケ鬨の声! 血で血を洗う残虐バトルロイヤル!』

 

 

フィールドに居る全員の視線が、自分に向けられている、そのことをわかっていながらもアスタは笑顔を絶やさなかった

 

 

「行こうぜみんな!!目指すは―一位だ!!」

 

『了解!!』

 

 

 

アスタはぎゅっと力強く1000万ポイントの鉢巻を頭に括り付け士気を上げる。

 

 

 

『カウントダウン行くぜぇ! 3! 2! 1! ──』

 

 

『スタァァァァァァァトォ!』

 

 

 

開始と同時にそれぞれ個性を発揮させ詰め寄ってくる

 

 

 

「早速二組……追われし者の宿命!――選択しろ緑谷!」

 

「勿論!――逃げの一手!アスタ君は個性の準備を!」

 

「おう!」

 

 

その瞬間

 

 

『!』

 

「これは!?」

 

 

緑谷達の地面。それが沈み始めたのだ。

 

足を徐々に沼の様に飲まれて行く。それは轟と八百万以外の推薦組――骨抜の個性。

 

 

「飛んでくれ!」スッ

 

ザクっ!

 

三人は息を合わせなんとか少し飛び上がる、そこをアスタは剣を出し突き刺す

 

 

 

「歩けるぞ!」

 

「しゃあ!!」

 

「な…どう言うことだ?!俺の個性が…消えた?」

 

 

アスタは骨抜の個性で地面が完全に柔らかくなる前に、剣で地面を突き刺し骨抜の力を無効化した

 

 

「次来るよ!」

 

 

B組、鎌切尖がアスタの鉢巻を狙い手を出す、アスタはそれを避け続け

 

 

ガシっ!

 

 

「しまった!」

 

 

アスタが鎌切の鉢巻を奪い去る

 

 

 

流石は二位!B組鎌切の攻撃を易々と避け逆に鉢巻を奪い去ったぁぁ!!

 

『アスタと真正面からやるのはあまりにも無謀だ、さあどうするお前ら』

 

 

「この調子ならいける!」ギュッ

 

 

アスタが鉢巻を首かけていると麗日が叫ぶ

 

 

「また来るよ!」

 

 

見えたのは宙に浮いている鉢巻、常闇がすぐに正体を見破りアスタに忠告する

 

 

 

「あれは葉隠だ!警戒しろアスタ!」

 

(貰うよアスタ君!)

 

 

葉隠は見えない手で鉢巻を取ろうとする

 

 

しかしアスタは

 

 

(―ここか?)

 

 

ガシっ!

 

 

「!?あっ、当たった!!」

 

「―――えぇ!?」

 

「まじか!!」

 

「なんでわかるんだ!?完全に見えねえだろ!」

 

「からの…すきありぃぃ!!」ヒュイ

 

「あぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

アスタは葉隠の手を掴むと鉢巻を取りあげた、葉隠も含めて周りはなぜアスタが取れたのかわからず困惑する

 

 

 

「なんでわかったの?」

 

「なんとなく葉隠の手の位置を感じ取ったんだ!」

 

「なんとなくで当てるのか?」

 

「すごいねアスタ君!どこで身につけたの?」

 

「………わからん!!」

 

ええ!?

 

「なんとなくだからな!!とりあえず今は逃げよう―」

 

 

ビュ!!

 

 

「危ねぇ!?」

 

「ケロッ、外してしまったわ」

 

 

落ち着いていたのも束の間、今度アスタを襲ったのは個性で伸ばされた梅雨の舌だった、目を向けるとそこには障子が個性を使い梅雨ともう一人峰田を囲むように守るっていた

 

 

「そらそらぁぁ!!!」

 

 

中に入っていた峰田が個性のモギモギをアスタへ向けて放つ、だが峰田は投げる方向を完全に間違えていた

 

 

「うぉぉぉぉ!!」

 

 

ザシュ!ザシュ!

 

 

「オイラのモギモギが!!」

 

「峰田ちゃん、作戦はアスタちゃんに投げるんじゃなくてアスタちゃんの下にいる人たちにだったはずよ?」

 

「…………あっ!!ごめぇぇぇん!!」

 

「間違いは誰にでもある!今はその鉢巻を守っていてくれ!」

 

 

障子は峰田をフォローしその場からすぐに離れる、アスタは剣を構えながら辺りを見渡し警戒する 

 

 

 

黒魔アスタァ!投擲された個性を難なく切やがったぁ!!てかほんとにでけえなあの剣!!』

 

『峰田の個性であるモギモギは触れただけで自由を奪われる、だがアスタの剣の前ではどんな個性も無意味だ』

 

 

アスタが出した剣に警戒心を高めた選手達、真正面からは不利と考え奇襲を考えていると

 

 

 

 

バキバキバキッ!!

 

 

 

「イテッ!なんだ!?」

 

「足が動かない!っ!抜け出せない!!」

 

「これは―鉱石!」

 

「あいつは!」

 

 

 

ここで出てきたのは心操チーム!マルスが他チームの足を鉱石で固め動けなくしたぁ!!

 

アスタに目が行きすぎて周りが見えていなかったな、塩崎と鉄哲は…成程、合わなかったら強制か

 

 

 

「なんつう範囲だ…そりゃ俺なんて小石にも見えるわな」

 

「無駄口を叩くな、くるぞ」

 

「獣郎太助かった!その鉢巻貰うぞ!!」

 

 

B組鱗飛竜と同じB組の宍田獣郎太が詰め寄ってくる、そこで心操は冷静に言葉を選び話しかけた

 

 

なあ、普通科の俺にボロ負けした気分はどうだ?

 

「ボロ負けでは―――」

 

「掛かったな」

 

「鱗?鱗!何をしているのですか!?」

 

「悪いな、俺の個性にハマった…しばらくその状態だ」

 

「なんですって!?」

 

 

心操の個性は『洗脳』、洗脳する意志を持ってした問いかけに返事をした者を操ることができ、簡単な動作を命令することができる、これにより挑発に乗った鱗は心操によって動きを制限され動かなくなった

 

 

「次行くぞ」

 

「はいはい」

 

 

この方法で心操は次々に鉢巻を撮りポイントを稼いでいった、塩崎と鉄哲は未だ意識は戻らない。

 

塩崎と鉄哲は正々堂々の精神を持っている者、マルス達とは相性が最悪であった、ならばと二人を洗脳し操っていた

 

 

「悪いことをしたと思っているよ…けど俺も必死なんでね」

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

「攻撃が激しくなってきてる!アスタ君は大丈夫?」

 

「おう!まだまだいけるぞ!」

 

「次は誰が……」

 

 

BOOOOON!!!

 

 

『アスタァァァァァァァァッッ!!!』

 

 

爆豪が爆破で飛んでくる、避けるのはほぼ不可能、ならば手段は一つ

 

 

「かっちゃんが来た、アスタ君!」

 

「弾き飛ばす!浮かして投げてくれ!」

 

「うん!」

 

「ダークシャドウ!アスタを投げ飛ばせ!」

 

『アイヨォォ!』

 

 

 

麗日の個性でアスタを浮かし、ダークシャドウが投げ飛ばす

 

勝己とアスタは空中で攻撃を互いに出しぶつかる

 

 

「っ!」

 

(手がいてぇぇ!!!)

 

 

ぶつかった爆破と剣の衝撃で二人は吹き飛ばされる

 

 

 

「おっと!!」

 

 

「ダークシャドウ!」

 

 

ガシッ!

 

 

吹き飛んだ二人を瀬呂と常闇のダークシャドウがキャッチする

 

 

「っ…寸前で吹き飛ばしたが…やっぱ硬えなあの剣」

 

「どうだった爆豪!触れられそうか?」

 

「無理だな、寸前で止めてはなってなきゃそのままお陀仏だった」

 

「やっぱりかぁ!」

 

「だがやっとわかってきた…あれの対処方がなぁ!あの物真似やろうなせいでイラついてたが…つぎ決めんぞお前ら!!」

 

「おうよ!!」

 

アスタの剣は触れた個性を無効化することができる

 

しかし勢いよく離れた個性に対してはアスタ自身が剣を振るわなければ弾き返せず、ただ防ぐだけでは衝撃が伝わりアスタ自身が吹き飛ぶ

 

 

 

いってぇぇぇ!!

 

「衝撃でここまで吹き飛ぶなんて…かっちゃんの爆破は本当にすごいなぁ。」

 

「感心している場合ではないぞ、爆豪はからなずまた―」

 

避けてアスタくん!!

 

 

パシッ!

 

 

「!」

 

「よく避けたね、流石だよアスタ君」

 

 

 

アスタに奇襲をかけたのはB組『物間寧人』、アスタの疲弊を狙ったが失敗に終わりただ触れただけとなってしまった

 

 

「なっ…っ!!邪魔すんなパクリ野郎!!」

 

「人外だなぁ爆豪君―模倣と言ってくれないかな?」

 

「模倣……相手の個性を真似れるのか!?」

 

「ご名答、個性を無効化できる剣…ハハッ!こんなに強い個性を使えるなんてラッキだなー」

 

「ま、まじかぁぁ!?」

 

 

物間寧人の個性は『コピー』

個性を持つ人間に触れると、その人間が持っている個性を5分間使用することができる

 

 

「勝負に水差しやがって!!」

 

「何を言っているんだい?これはバトルロワイヤルだ、なら割り込むくらい当たり前だろ?そんなのもわかんないのかなぁー?」

 

あ"ぁ"!?

 

「乗らないで爆豪!そもそも一番警戒しなきゃいけないチームがまだいるよ!」

 

 

 

『ああ、まさにその通りだ…やってくれ上鳴!』

 

『おう!悪いなみんな!!!無差別放電!130万V!!

 

 

爆豪、アスタが揃ったタイミングで焦凍チームが現れ奇襲。八百万が絶縁シートを作り出し、確認した上鳴が周囲一帯に貯め込んであった電気を解放した

 

 

『ここでA組上鳴電気の無差別攻撃が発動ぉぉぉ!!とんでもない広さで攻撃され周りは身動きが取れねえー!』

 

 

「上……鳴……!」

 

「あばばばばばばばぁぁ」

 

「ケホッ―…なんて…威力だ…よ…」

 

 

爆豪と物間のチームは完全にくらい動けなくなる、しかしアスタのチームだけは別だ

 

 

「ありがとうダークシャドウ!おかげでちょっとだけ食らっただけで済んだ!」

 

い――イイッテ―コトヨォ

 

「勝負は今しかねえ!頼むぜみんな!」

 

『うん!』

 

「悪い不利なのはわかってるが……やるしかねえ」

 

『了解!』『ウェェェイ〜!

 

 

 

轟チームとアスタチームが抗戦を開始すると当時、爆豪と物間も戦い始めていた

 

 

 

「あれあれー?さっき負けたのにまだやるのかな?」

 

「はっ!一回の負けて諦める俺じゃねえんだよ!つうかどけ!!俺が用あんのはアスタと半分野郎だけだ!!」

 

「僕は眼中にないって?傷つくなぁ」

 

「うるせぇ!どかねえなら潰す!!」

 

 

爆豪はアスタと交戦する前、物間と対峙し負けている、そして煽られ罵られ爆豪はもう爆発寸前、だがアスタとの勝負のため抑えていた

 

しかし水を刺されついに怒りが天元突破、物間へと襲いかかる

 

 

「君さ…さっき僕が誰に触ったのか見てなかったの?」

 

「――あっ!待て爆豪!あいつアスタの個性持ってるぞ!

 

だからどうしたぁ!!!

 

触られたら終わりだぞ!?

 

しるかぁぁぁぁ!!!

 

 

 

爆豪は構わず体を乗り出し物間の鉢巻を取ろうと手を出す、そしてそのタイミング見た物間はコピーした個性を発動させる

 

 

「このまま君を攻撃して落とす…そして今度はあのアスタ君を!」スッ

 

 

アスタの剣をそっくりそのまま出す

 

 

物間寧人!アスタの剣を出し問答無用で殴りかかる!!これじゃあ爆豪が落馬するぞぉ!?

 

『……いや、大丈夫だな』

 

『え?なんで――』

 

 

 

     ガンっ!!!

 

 

「なっ―んだよ!この重さは!!」

 

 

物間はコピーしたアスタの剣を地面へと落とした。

 

 

「オラァァァァ!!」

 

 

 

BON!!

 

シュル!

 

 

「――グハッ…」

 

「物間!くそっ!間に合わなかった!」

 

「なんで急におろしたんだよ!」

 

「ちが…う……持てなかったんだ…あの…剣を…」

 

 

『と、突然アスタの剣が物間の手から落ちたぞ!?』

 

アスタが扱っているあの剣、あれはプロヒーローが持てないほどの重さがある、アスタは並外れた努力で身につけた筋力で持てているが―他のやつがそれを持てることは絶対ない

 

 

相澤の解説を聞き目を見開く物間

 

 

 

「だから言ったろ、関係ねえってな…お前みたいなやつがアスタの剣を扱えるはずなんてねえからな

 

「最初から…わかってて!」

 

「たりめぇだ、あれはアスタだけの剣だ…他の奴が扱えるほど甘くねえんだよ

 

 

それだけいい爆豪チームは鉢巻を取り去っていった、そして目指すは轟とやり合っているアスタの元だ

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

「っ…なかなか近づけないな」

 

「ダークシャドウと反個性…厄介すぎるな」

 

「制限時間はあとわずか……やるのなら一気に決めるしかありませんわ!」

 

 

 

「このままいけばやれるぞアスタ!」

 

「いける!このままなら!」

 

「油断しちゃダメだよ三人とも!」

 

「分かってる!」

 

  

残り時間はあと1分、互いに睨み合っている中…動いたのは轟でなく飯田だった

 

 

「皆。この後、俺は使えなくなる。頼んだぞ。……しっかり掴まっていてくれ

 

「飯田、何を──」

 

奪れよ、轟くん!

 

 

 

 

ゴォォォォォォォッッ!!!

 

 

 

 

トルクオーバー、レシプロバァァァァァスト!!!』

 

 

飯田が踏み込んだ瞬間。

 

 

 

 

 

その姿が消えた。

 

 

 

 

「――しま」

 

 

パシッ!!

 

 

「―――取られた!!!」

 

「何!?」

 

「今…何が?」

 

 

 

轟チームは、アスタチームの背後に。

 

騎手の轟が手にハチマキを握り、アスタの頭に巻かれていたものが無くなっている。

 

 

『な、何が起きたー!? 速ぇっ! 飯田そんな超加速できるんなら予選で見せろよ!

 

トルクと回転数を無理矢理上げて、爆発力を生み出す。まだクラスメイトの誰にも教えていない裏技さ。アスタくんとて、知らないものには対策は打てまい!

 

とにかく!遂に1000万ポイントが取られたぁ!!早い!早すぎる!流石のアスタもあれには対処出来なかったかぁぁ!!?

 

『対処のしようがないからな』

 

 

 

「―悪いみんな!取り戻さねぇと!」

 

待てやァァァァァァァ!!!

 

「って勝己!?このタイミングで!?」

 

 

 

遅れてやってきた爆豪チームvs轟チーム対アスタチーム、三人が構え爆豪が前へ飛びアスタの鉢巻を取ろうと手を伸ばした――――

 

 

 

 

タイムアーップ!早速上位4チーム見てみようか!

 

 

「!?」

 

「終わった………のか?」

 

「負け―ちまった!!」

 

 

 

騎馬戦―終了

 

 

       勝者・轟チーム

 

 

 

 

次回予告

 

 

あの剣があそこまで重いだなんて…っ、迂闊だったよ…だけどまだB組はまだ負けてはいないよ!なんせ!B組から三人も出たんだからな!!はっはっはっはっ!!

 

次回!五つ葉のヒーローアカデミア!

 

ページ15・最終種目!ガチトーナメント!

 

諦めないのが僕の個性さ!!ハッハッハッハッハッ!!!!

 

 





マルス君空気!本当にごめんなさい

どうしてもやりたい展開がありまして、それでこんな感じになりました

そして次回はいよいよ一対一のガチバトル!熱いバトルを予定していますのでどうぞお楽しみに

何故アスタが葉隠の手を掴めたのかって?…フフッ、例のアレですよ、アレ

評価とコメントのほど!本当にありがとうございます!


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ページ15:最終種目・ガチバトルトーナメント


楽しい!!《大声》

描きたいものが書けてめちゃくちゃ満足してます

あ、今回はここに書くことはほぼないです

コメントと評価!本当にありがとうございます…主がはちゃめちゃに喜んでおります


 

 

『早速上位4チーム見てみようか!

 

まずは一位!

見事アスタチームの1000万を勝ち取った轟チーム!

 

 

続いて二位

惜しかった!だかポイントは大量アスタチーム!

 

 

そして3位!

爆発暴君率いる爆豪チーム!

 

 

最後の4位!

鉱石と洗脳と2連コンボが炸裂!心操チーム!

 

 

以上4組16人が最終種目へ進出だ! 1時間の昼休憩を挟んだら午後の部だぜ! じゃあな!』

 

 

 

プレゼントマイクのアナウンスに従い、観客も、生徒らもそれぞれに移動を開始する。

 

 

 

「ぢぐじょぉぉぉぉ!!!!飯田ァ!あんな超必持ってたのズルぞぉぉぉぉ!!」

 

「ズルとはなんだ。あれはただの誤った使用法だ、それに君の剣の方がよっぽどずるいぞ!」

 

「あっ、確かに」

 

「まさかあんな方法があったなんて…ごめん、考えていなかった」

 

「仕方ないよデク君!次がんばろ!」

 

 

 

麗日が緑谷を励まし飯田がアスタを慰める、そんな時叫び声と怒号が聞こえてきた

 

 

 

「テメェ!よくも!よくもあんな真似を!!」

 

「おやめください鉄哲さん!」

 

「止めんな茨!!」

 

 

 

見るとB組と鉄哲が心操の首元を掴んでおり、それを茨が止めていた

 

 

 

「あんな!あんな勝ち方しても嬉しくねぇんだよ!男らしくもねえ!マルス!お前もなんで止めなかったんだ!!」

 

「止める必要がどこにある」

 

「人を騙すような真似して嬉しいのかよ!」

 

「騙された方が悪い…もう気は済んだか?俺はさっさと次の準備をしなければならないんだ」

 

「俺もだ…個性にかかったそっちの責任でもあるんじゃないのか?」

 

「っ!こんの!!!」

 

「鉄哲さん!これ以上は行けません!」

 

「でもよ!!」

 

「悔しい気持ちはわたしも同じです…できれば、皆様とは真剣勝負で勝ちたかったですが……個性に引っかかってしまった私達の責任です」

 

「っ…くそっ!」

 

 

 

鉄哲はその場を走り去り、心操とマルスも別れて消えた、残ったの茨はため息をつき祈っていた

 

 

 

「主よ…安易な罠にハマってしまった私をどうかお許しください」

 

 

 

ええ、私はあなたを許します

 

 

 

「!ありがとうございま……す!?」

 

「なんてな!よお茨!」

 

「あ―あすすすすすすたさま!?」

 

「ん?大丈夫なのか?」

 

「だ、大丈夫です!」

 

「そっか!」

 

 

茨は祈っている所へアスタが現れ挨拶をする、茨は突然目の前に想い人が現れたのでびっくりしてテンパる

 

 

 

「さっきのアレ…」

 

「!…ええ、心操さんの個性にまんまと引っかかってしまって…鉄哲はさんは納得がいかないようでして」

 

「確かにあんな方法じゃいやだよな」

 

「ですが勝ちは勝ちです……貰っておかなければ優勝なんてできません」

 

 

茨はグッと手を握りアスタへ向いて言う

 

 

「私は、いつかあなたと同じ大地に立ちたい…貴方に追いつきたい!ですのでアスタさん。私は…貴方に勝ちます!」

 

「おう!どんとこい!当たった時はよろしくな!」

 

「はい!」

 

 

二人は手を握りニッと笑い合う…そしてこの時茨は思った

 

 

(今!アスタさんと!手を触れ合っています!!すみません葉隠さん達…私!先に行ってます!!!!

 

 

ここに葉隠達があればきっと叫んでいる所であろう、茨はこの瞬間を噛み締めるように喜んでいた。

 

 

そしてその様子を見ていた緑谷、麗日、飯田の三人は

 

 

 

(アスタ君イケメン…)

 

(彼女はアスタ君に惚れているのか?)

 

(うん…前にアスタ君が入院した時も―――ぅ思い出しただけで気分が

 

(何があったんだ!?)

 

 

 

その後茨とアスタは別れ昼休憩をとり、他の生徒も観客もスタジアムへ戻っていった

 

 

 

――――――――――――――――――――――――ー

 

 

 

『最終種目発表の前に、敗れた皆に朗報だ! あくまで体育祭! 全員参加のレクリエーション種目も用意してあるぞ! 本場アメリカからチアリーダーも呼んで一層盛り上げ、ってアリャ? どーしたA組!?

 

 

 

A組女子が横並びになっている姿に、誰もが微妙な視線をなげかける。「何やってんだコイツら」と。

 

何故ならば彼女達がチア衣装を身に纏っているからだ

 

 

 

「峰田さん上鳴さん! 騙しましたね!」

 

『イェーイ!』

 

 

怒る八百万に対し、当の二人は親指を上げて作戦成功を喜んでいる。そんな中アスタが遅れてやってくる

 

 

「なんだ?何してんだ?」

 

「おおアスタ!見ろよ!女子達のチア姿!」

 

「眼福…もう二度と見れねえぞ!」

 

「話は聞いたぞ峰田君!上鳴君!クラスメイトを騙し、あんな格好をさせるなんて!恥ずかしいと思わないのか!」

 

「けどよぉ〜」

 

「アスタはどう思うんだ!?あいつらを見て何か思うだろ?」

 

「ん?そうだなぁ……」

 

 

アスタは少し考えたあと

 

 

『おーい!みんな似合ってて可愛いし綺麗だぞー!』

 

 

普通に褒めた、何の曇りもない笑顔でそう答えるアスタに顔を赤らめる女性陣達

 

 

「なあ!勝己も緑谷もそう思うよな!」

 

「俺に振るなやバカスタ……まあにあってんじゃねえか?特にカエルと黒目なんかは

 

「麗日さん!似合ってるよー!」

 

 

三人のイケメンに褒められまたもや顔を赤らめる女性陣、そして好きな人に褒められた八百万、葉隠、耳郎の三人は

 

 

 

『フレー!フレー!アースータ!!!』

 

 

 

めいいっぱい褒めた、しかも死んでいた目にハイライトがガッツリ写りめちゃくちゃ元気だった

 

 

 

『頑張ってね爆豪ちゃん』

 

『がんばれー!』

 

『で、デク君!ファイトー!!』

 

 

 

気づけば女性陣達はみんながみんな応援していた、それにより見ていた人達も応援に加わり大盛況、それを微笑んで見ていたシスターリリーはアスタへ声を上げる

 

 

 

「アスタ〜!頑張るのよ〜!」

 

「ハァァァァイ!!みんなもありがとう!!」

 

「が、がんばりまーす!!」

 

「………ん」

 

 

勝己は照れながらも手を上げありがとうと答える、そんな様子を見ていた上鳴と峰田は嫉妬と罪悪感でおかしくなっていた

 

 

 

数分後、選手達の目の前に巨大モニターに映るトーナメント表が現れた。

 

 

 

『レクレーション後の最終種目! それはトーナメント形式!!総勢16名による一対一の本気勝負!!』

 

「そういう事。因みに16名の選手達はレクレーションの参加は自由になります。温存や息抜きは各々の自由よ!――と言う訳で、それじゃあ早速、くじ引きによる組み合わせを決めちゃうわよ? まずは1位から!」

 

 

全員が引いたあと、集め、組み合わせが決まった。

 

 

ブロック1

 

第一試合:緑谷VS心操

 

第二試合:轟VS瀬呂

 

第三回戦:塩崎VS上鳴

 

第四回戦:飯田vs鉱条

 

 

ブロック2

 

第五回戦:芦戸VS黒魔

 

第六試合:常闇VS八百万

 

第七試合:切島VS鉄哲

 

第八試合:麗日VS爆豪

 

 

 

対戦相手が決まり全員が気を引き締める、勝己、緑谷、そしてアスタはライバルと戦う為に負けられないと覚悟を決め勝負へ挑む

 

 

 

「黒魔アスタ……お前は…必ず…」

 

 

 

アスタ以外に興味も眼中にもないマルスはただひたすらに、アスタをじっと見続けた

 

 

―――――――――――――――――――――――ーー

 

 

 

そして応援合戦の時間も終わり、とうとう始まるトーナメント戦。

 

 

『いろいろやってきましたが結局これだぜガチンコ勝負!!一回戦!障害物競走から急成長見せてるぜヒーロー科、緑谷出久!!バーサス!!騎馬戦で恐ろしい騎馬になってたぜ能力まだ未知数普通科、心操人使!!

 

 

「出久ぅぅぅ!!ファイトーー!!!」

 

「勝てよデク!!負けたら潰す!!

 

「相変わらずの熱量……ってかさ、心操の個性って何なんだ?俺よくわかってないんだよなあ」

 

「そういえばうちもよくわからない、騎馬戦の時もマルスが目立ちに目立ってたから」

 

「洗脳…って聞いたな」

 

「発動条件はわかるか?」

 

「ごめん、流石にそこまではわかんないや」 

 

 

 

一気に緑谷のことが心配になってくるA組、しかし時の流れは止まらない

 

 

 

『さぁそんじゃ早速一回戦始まるぜぇ!! レディーーーーーー………』

 

 

「緑谷……だったっけ」

 

「…………」

 

 

もう間もなく一回戦が始まる、先に心操が仕掛けにいった。個性の事は聞いていない緑谷だが警戒しあえて何も言わない

 

 

「君のライバル……黒魔アスタと爆豪勝己君、あの二人はすごいよな」

 

「………」

 

「反個性…まさかアレだけボロい本と剣がそんなに強いだなんて思わなかったけどな…はっきり言ってアスタはいいやつだよ、この前あんな事を言われて正直嬉しかった」

 

「………」

 

 

「けどさ…爆豪の方はダメだよね、強さ以前に…性格や態度、それから口の悪さ!本当にヒーローを目指してるの?蛮族じゃなくてさ

 

 

警戒心を強めていた緑谷、しかしその言葉だけは我慢ならなかった

 

 

「かっちゃんは蛮族なんかじゃない!彼は僕の――」

 

 

『スタァァァァァトッ!!!!!』

 

「……残念だったな緑谷、俺の勝ちだ」

 

『おっとォここで緑谷開始早々完全停止ィ!!心操の個性が炸裂かァーーーー!?』

 

 

緑谷は身動き一つせずじっとその場に立ち止まっている、周りがざわめく中心操は言う

 

 

「……恵まれた個性、恵まれてねぇ個性。そんなの自分てめぇが決めることだって、アイツを見てたらなんか思えて来たよ。ガキみたいにスネるのはやめて俺もマジで獲りに行く。……だからお前に恨みはねぇが緑谷出久、振り向いてそのまま場外まで歩いていけ

 

「……………」

 

ああーーーー!!緑谷ジュージュン!! これは決まっちまったかーーーー!?

 

 

心操の命令で場外に向けて歩き出す緑谷、アスタや爆豪達は必死に叫ぶが緑谷は立ち止まらない

 

 

「出久!!とまれぇぇぇ!!!」

 

「デク!!何やられてんだ!!止まれ!止まらないと殺すぞぉぉぉ!!!」

 

「………」

 

「ま、まずいってこれ!」

 

「デク君…」

 

 

緑谷は止まらずどんどん場外へと歩んでいく、意識が朦朧としている中

 

 

昔の記憶が少し蘇ってきた

 

 

 

『あきらめないのがおれのこせいなんだ!!!』

 

『な、なんだよ…それ!くだらねえ!!』

 

『くだらなくなんてねぇ!!むこせいでも!頑張ればひーろーになれるんだ!いずくを!ばかにすんなぁぁぁぁ!!

 

 

 

 

『出久は!絶対にヒーローになれる!なんせ俺のライバルだからな!!』

 

 

 

 

 

「────────!!!!!」

 

ブワァァァッッ!!

 

 

『何だ、何が起きたぁっ!?』

 

『あいつ……。ワザと暴発させて洗脳を解いたのか』

 

 

緑谷は自身の指を犠牲にし、自分へのダメージで意識を取り戻す

 

 

(そうだ…二人のライバルである僕が!ここで負けていいわけがない!!)

 

 

「身体の自由は奪ったはずだ! 個性だって……! 何したんだ!」

 

 

心操の叫びに、しかしもう緑谷が答えることはない。

 

 

(このまま!前へ!!)

 

「指動かすだけでそんな威力かよ……! 羨ましいよ! 俺はこんな個性でスタートから出遅れちまった……! 恵まれた人間にはわかんないだろうな

 

 

そんなことはないと心の内で答え、見据える。

 

 

僕は、人に巡られた(オールマイト・爆豪・アスタ・A組の仲間)でも、それだけじゃないんだ)

 

「誂え向きの個性に生まれて! 望む場所に行ける奴には!わかんねえだろ!」

 

(誰かに認められること。それで、それだけで、変われるんだ! 皆のように、僕も、君も! だから!)

 

「負け、られないんだぁぁぁっ!

 

 

腕を振り上げた心操の手を掴み、逆に外へと投げ飛ばし、緑谷は勝利した

 

 

 

『心操くん場外! 緑谷くん、二回戦進出!』

 

 

 

「はぁ……はぁ…ハ、く。……心操くんは、どうして、ヒーローに?」

 

「……。憧れちまったもんは、仕方ないだろ」

 

「そっか。……僕もだよ。だから、待ってる」

 

「あ?」

 

「君が、ヒーロー科に来るのを。君ならきっと、来るだろうから」

 

「……覚悟しとけよ。絶対、お前らより立派にヒーローやってやる

 

「待ってる――(あ、やられ……)」

 

「……ハッ。俺と話す時フツー身構えるんだけどな……身構えないのはお前とあいつくらいだよ。足、掬われんなよ緑谷」

 

「(あ、戻った)……うん!」

 

 

心操は緑谷の手を固く握り、健闘を称えあった。

 

会場の去り際、去る心操の背中に賞賛の言葉をかけてくれる普通科の奴らや観客の声が、随分と胸に染み入ったようだった

 

 

――――――――――――――ーーーー

 

 

 

第二試合

 

 

あえて言おう…瞬殺だった

 

 

「ま……まじでか!」

 

「これが半分野郎の全力……潰し外があるじゃねえか」

 

 

轟の攻撃があまりにも強すぎた

 

全力の氷で瀬呂を一撃で凍り付かせて決着

 

会場もドンマイコールが響いている。

 

 

 

「なんかあいつ…怒ってるか?」

 

「え?そう?」

 

「おう…なんかこう……燃えてる?じゃなくて…冷えてる?んーーー」

 

「考えすぎって事ないか?」

 

「そうかも…そうかも?」

 

 

アスタは轟の雰囲気がいつにも増しておかしいことに気づきうーんと唸っていた

 

 

―――――――――――――――――――――ーーーーーーーーーー

 

 

 

続いて第三試合

 

 

これもはっきり言おう

 

 

「茨すげぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

瞬殺だった、上鳴が最初茨に対し

 

 

『ねえ彼女!彼氏とか居る!?』  

 

 

と言い動揺させ、その瞬間に電撃を浴びせようと考えていたが

 

 

『今はいませんが……いずれ!共に行きたいと思う殿方はいます!!』

 

 

上鳴が電撃を発動させる前に茨のツルか上鳴の体に巻きつき、そのままKOとなった

 

 

「茨も好きな奴がいるんだな!俺も応援してるぞー!!」

 

((お前『君』だよ!!))

 

 

緑谷と爆豪の声が重なった、そして葉隠、八百万、耳郎の三人の目が少しだけ燃えていた

 

 

――――――――――――――――――――――ーー

 

 

『さあ来たぜ第四試合!鉱石を自由自在に操る猛者!鉱条マルス!バーサス!ガリ勉イケメン!みんなをまとめる委員長!飯田天哉!!

 

「が、ガリ勉イケメン?」

 

「…………」

 

「ま、まあとにかく…よろしく頼む!」

 

 

 

飯田はそう言うがマルスは全く動かない、飯田は不服ながらもマルスをじっと見る

 

 

(彼が出す鉱石のスピードはかなり早い、真正面から行くのは愚策……ならば!)

 

 

『では四回戦!スタァァァァァトッ!!

 

 

ビュン!

 

 

「!」

 

 

パキャァァ!!

 

 

飯田が開幕と同時に走り出すのを見てマルスはすぐに鉱石を前に放つ、あっという間に飯田がいた場所が鉱石で生まれるが

 

 

シュタ!!

 

 

(―後ろか)

 

「後ろへ回り込み!攻撃する!!」

 

 

ガンっ!!

 

 

飯田の蹴りがマルスの横腹へと放たれる、個性により強化された蹴り技は強力、これによりマルスは吹っ飛ぶ

 

 

と誰しもが思っていた

 

 

 

ギギギギッ

 

 

「っ!」

 

「前と見せかけて回り込み蹴りを入れる…単純だがいい案だ――俺には無意味だがな」

 

『飯田の蹴りを受け止めたぁ!?あいつのフィジカルどうなってんのぉ!?』

 

『違う、よく見ろ』

 

『――お?おお!?あれはー!!!』

 

 

「鉱石の―鎧!?」

 

 

マルスは鉱石を体に纏わせ、飯田の攻撃を受け止めた

 

 

ネメアの鎧…こいつはお前では砕けん」

 

 

マルスは左手を出し飯田を攻撃しようとした、しかし飯田は諦めない

 

 

「確かに砕くのは難しい……だが!!!」

 

 

ゴォォォォォォッッ!!

 

「っ!」  

 

「砕かずに押し出すくらいは出来る!!」

 

 

飯田は足のエンジンをフル稼働させマルスの体を押し出し、そのまま蹴り飛ばした

 

 

ボォン!!

 

 

 

煙が立ち上り飯田は地面へと膝につく、鉱石を蹴り、足へとダメージがかなりあったようだ

 

 

(なんと言う―固さ…まるでダイヤモンドのようだった…しかし対処法はわかった!諦めずに行けば―)

 

 

パキ―パキパキ―

 

 

『成程……お前は、石ころではなかったか』

 

「―――なっ?!」

 

『お――おぉぉぉ!!?こいつはすげぇ!!煙が晴れたと思ったらびっくりしたぜ!!マルスの周りに!マルスにそっくりな鉱石分身が現れたぁぁぁぁ!!

  

『そんなこともできるとは……しかも1体や2体じゃない…10はいるぞ』

 

 

 

タロスの人形…こいつらの対処はどうする」

 

「(一人だけでも厄介なのに十人だとは!!―だが、ここで折れてはダメだ!!)ハァァァ!!!」

 

 

飯田はタロスの人形へと足蹴りを放つ、痛めている足で攻撃しているので威力はかなり落ちている

 

 

ガンッ!ガン!バキッ!!

 

 

「一体で―これか!」

 

「…終わりだ」

 

「終わらない―まだまだぁぁ!!」

 

 

パキャァァ!!

 

飯田の蹴りが人形の頭を吹き飛ばす、喜んだのも束の間

 

 

 

ガシッ!

 

 

「足を―」 

 

 

ブンッ!ブンッ!!

 

 

「ガハッ!!!」

 

 

他の人形が足を掴み、足を掴んでいるやつ以外の人形が飯田の腹、顔を殴る、そして最後は

 

 

「今度こそ…終わりだ」   

 

 

ドォォォォ!!!

 

 

「ぬぁぁぁぁぁぁッッ!!!!!」

 

 

マルス本体が放った鉱石の波に飲まれ、飯田は場外へと落ちた

 

 

『飯田君場外!!勝者、鉱条マルス!!!』

 

 

圧倒的な力、会場は湧き上がり歓声が上がるが生徒達は絶句していた

 

 

「……ヤベェな…あいつ」

 

「鎧による防御に加え、あの数の分身を即座に作り出せるなんて……」

 

 

 

マルスは飯田の方を一切見ず、そのまま後ろを向いて立ち去る…まるで、何事をなかったかのように

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

 

ケロッ…飯田ちゃんが負けてしまうだなんて、あのマルスって子はとてつもなく強いのね。けれど彼の技は他のみんなのような感じではないわ…まるで、何もかもを壊して終わらせる。そんな感じね

 

次回 五つ葉のヒーローアカデミア

 

ページ16:続・最終種目・ガチトーナメント

 

諦めないのが私の個性よ

 

 

似合ってる…フフッ、ありがとうね爆豪ちゃん

 




 
マルス君強え、そしてごめんね飯田君…扱いが雑になってしまって

相変わらず戦闘描写がクッッッソむずい!けどこれで……あれ?次回も結構な感じじゃね?頑張ります!!

お気に入りが3桁、UAが4桁言ってびっくり仰天しております

本当にありがとうございます!!!!


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ページ16:続・最終種目:ガチトーナメント


今回 

『かっちゃんイケメン!!!!』と思うかもしれません

前書きは短く!本編はどうぞ!!


 

 

第四試合が終わりいよいよアスタの出番

 

 

『アスタ兄〜〜!がんばれぇぇぇえ!!』

 

『うぉぉぉがんばれアスタァァァァ!!!』

 

『アスタ〜!頑張れー!』

 

「おーう!!ダン!ミズ!レンジ!、兄ちゃん頑張るぞー!!シスターーー見ててくださいねー!!――あ、あと神父様も!!」

 

『わしだけ忘れてただろ!!!』

 

 

 

アスタはリングへ出てくると聞こえてくる声援に手を振る

 

 

 

『さあ来たぜお前らぁ!!今大会で特に目立っている存在!その剣カッケェな!…どっかで見たことあるような…まあいいや!黒魔アスタァ!!』

 

「精一杯がんばりまぁぁぁす!!!」

 

バーサス!!そのツノからなんか出んの?キューティーピンク芦戸三奈ァ!!』

 

「私だけなんかおかしい!!けどいいや!!」 

 

 

 

『じゃあ早速――バトル!!スタァァァァァトッ!!

 

 

 

 

「先手必勝!!」

 

「おおわっ!?」

 

 

先に仕掛けたのは芦戸、両手から広範囲に酸を出しアスタの逃げ場をなくす

 

 

スッ

 

 

「セイッ!!!」ザンっ!

 

「あぁー!!やっぱり斬られたぁぁぁ!!」

 

 

 

アスタはその酸を剣で切る、アスタには一切酸はからず周りに飛び散った

 

 

 

「こうなったらもう追い詰める!!!!!」

 

「どんとこぉぉぉい!!!」

 

 

 

芦戸は足から酸を出し滑りながらアスタへ攻撃する、アスタはそれを切って切って切りまくり、隙を見つけ前へ駆け出し三奈へと剣を振るう

 

 

「そこだ!!」

 

 

バッ!

 

 

「―っし!!避けたぁ!!

 

『芦戸三奈!アスタの攻撃を避けた!本当によく避けたなぁ!』

 

「さらにここでぇぇ!!」

 

「のわっ!?」

 

 

芦戸はアスタの腹に捕まると、そのまま滑って場外へと持ってゆく

 

 

「オリャァァァァァァァ!!!」 

 

 

アスタの足が地上についていない状態で滑っていくので、アスタはどんどん場外へと追いやられていく 

 

 

「これいけるんじゃね!?」

 

「いけぇ三奈!!」

 

 

まさかまさかのアスタが劣勢になりA組は驚き、芦戸を応援する

 

 

 

(剣は怖いけど!中に入ればこっちのもの!このまま滑って場外に!!)

 

 

 

勝利はもう目前芦戸は、最後の最後まで油断せずアスタを追い込んでいく。

 

残り数cm、芦戸は勝ったと喜んだ…

 

だがそれがダメだった

 

 

 

『フン!!!』ドンッ!!

 

 

「―――あり?」

 

ガシっ!

 

 

「ぬ!!おりゃぁぁぁぁ!!!!

 

「ワァァァッッ!!?」

 

 

場外へ出る寸前、アスタは地面に埋まるぐらいの勢いで足をつける。さらにそこから腕を回し芦戸を後ろへと背負い投げた

 

 

『芦戸さん場外!勝者!黒魔アスタ!』

 

「オシャァァァァ!!!!」

 

「まけたぁぁぁぁ!!」

 

 

勝利したアスタは芦戸へと手を差し出す、芦戸は手を掴み立ち上がる

 

 

「正直びっくりしたぞ!お前すげぇな三奈!」

 

「アスタ君の方がすごいよ〜!負けたのは悔しいけど…ここはかっこよく―勝てよアスタ!私に勝ったんだから!!…なーんて!」

 

「おう!」

 

 

二人は固い握手をし勝負を終える、その様子を見ていたミッドナイトは震えながら『好み!』と叫んでいた

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

第六回戦

 

 

「っ!(思考がまとまらない!!)」

 

「そのまま追い詰めろ!ダークシャドウ!」

 

『アイヨォ!!』

 

 

八百万は次どうするかを考えながら盾を創造し、ダークシャドウの攻撃を防いでいく、しかしダークシャドウの猛攻は激しく試行錯誤をする暇もない

 

 

(だめ、だめ!このままじゃ…負ける!何もできずに終わるだけなんて嫌!)

 

『オウラァ!!』ガンっ!!

 

「キャッ!」

 

 

八百万は横へと避け倒れる、すぐに立ち上がり何をしようかと考えるようとするも

 

 

(―あ…あれ?なんで?なんで―何も思い浮かばないの!?)

 

 

『八百万!避けた先で立ち止まったぁ!』

 

『焦って思考が止まったか…このままじゃまずいぞ八百万』

 

 

常闇は少し迷いながらもダークシャドウに命令する

 

 

「…ダークシャドウ!」

 

『オ、オウ!!』

 

(た、盾で!…ダメ、意味がない!なら他の物で、他……他って何?どうすればいいの?何を作ればいいの!?――このまま諦めるの?それで――いいの?)

 

 

八百万が諦めかけていたその時

 

 

『八百万!!!!!』

 

「―っ!」サッ!

 

(直前で避けた!)

 

 

ダークシャドウの攻撃をまた避け、八百万は声の方を見る、声の主はアスタ。アスタは手を上げ言う

 

 

 

『諦めずに!!頑張れ!!』

 

「諦めずに…頑張る―――」

 

「(目に力が―まずい)畳みかけろ!」

 

『オウヨ!!』

 

「諦めない…それが、ヒーロー!!

 

 

八百万はキリッと気持ちを入れ替えダークシャドウの攻撃を寸前で避ける、そして

 

 

『八百万!ここで大盾を生成しその突っ込んでキタァ!?』

 

『勝負に出たか』

 

 

(考えがまとまらないのなら…時には強行突破も必須!!)

 

「攻めに来たな八百万!ダークシャドウ!あの盾を破壊しろ!」

 

『オウヨ!!』

 

 

ガン!ガンッ!!

 

 

「くっ!!―たぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

『八百万止まらない!!真っ直ぐ直線に常闇の方へと行ったぁぁぁ!!』

 

「いけぇぇぇ百ー!!!」

 

 

八百万がダークシャドウを押しのけ、あとほんの少しで常闇に当たりそうになっていたが

 

 

「――あっ!」

 

「危なかった…本当に早かったぞ八百万…だが。」

 

『オレノホウガハヤカッタナ!』

 

「……参り…ましたわ」

 

 

押し退けられたダークシャドウが戻り、後ろから大きな手で八百万を掴み動きを止めた

 

 

『八百万さん戦闘不能!勝者!常闇踏影!』

 

 

常闇はあえて無言で頭を下げ、その場をさる。残された八百万は顔を下げ泣くのを我慢し、会場を出た

 

 

――――――――――――――――――――――ーーー

 

 

 

「ウラァ!!」

 

「オラァァ!!!」

 

 

第七試合は切島と鉄哲。ともに硬くなるタイプの、個性ダダ被り対決。両者共に殴り殴られを繰り返す、男臭い戦い。

 

 

「入ったぞぉぉぉぉぉ!!!」

 

「グェッ―ぅ」

 

 

鉄哲の渾身の腹パンが切島に入り切島がよろめく

 

 

「勝負あったなぁおい!!」

 

「まだだ――まだぁ!

 

「!」

 

「おわってねぇぇぇぇ!!!」ゴッ!!

 

「ウゲェッ!!」

 

 

今度は切島の拳が鉄哲に入る、鉄哲もよろけ後ろへ下がってゆく。やがて二人はまっすぐお互いを見たあと

 

 

『ウゥォォォォォォォォ!!!!』

 

 

まっすぐ走り、互いに手を合わせる、腕が塞がり手で攻撃ができない二人が取った行動は『頭突き』だ

 

 

『『オラァァァァァァァ!!!!』』

 

 

ガンッッ!!!!

 

 

 

 

 

 

二人が頭突きをした数分後

 

 

 

 

先に離れたのは鉄哲

 

 

 

 

「………テメェの…勝ちだ…―ゥァ…」

 

『鉄哲君戦闘不能!勝者!切島鋭次郎くん』

 

 

「おめぇも…凄かったぜ!―ぅぉっ…」

 

 

切島は勝利と同時に後ろへ倒れ、タンカーで二人揃って運ばれていった

 

 

――――――――――――――――――――――ーーー

 

 

第八試合

 

 

爆豪と麗日の戦いは、終始一方的にも見える展開だった

 

 

「触れさせねえよ!!」

 

「ッング!!」

 

 

触れることで発動する個性の使用を狙い、接近しようと試みる麗日。対して、警戒し、それはさせじと爆撃する爆豪。

 

 

 

「まだ…まだ終わってない!!」

 

「オラァッ!」

 

 

爆豪は、何度でも立ち向かう麗日を吹き飛ばす。

 

 

「まだまだぁ!!」

 

 

『休む事なく突撃を続けるが…これは……』

 

 

観客達は、麗日がやけを起こしていると思っていた。

 

すると、プロヒーローの一人が立ち上がって声を荒げた。

  

 

「おい!!それでもヒーロー志望かよ!そんだけ実力差あるなら早く場外にでも放り出せよ!!女の子いたぶって遊んでんじゃねーよ!!」

 

「そーだそーだ!」

 

 

プロヒーローの一人の声を皮切りに、他のプロヒーローも声を荒げ、会場の一部がブーイングで埋め尽くされた。

 

 

 

「―あいつら!」

 

「…自分達があそこで戦ってる二人を侮辱してるって気づかないのか?」

 

「それでもプロヒーローかよ…」

 

 

上鳴、障子、瀬呂がそう愚痴る、そしてライバルを悪く言われただけでは飽き足らず二人の真剣勝負を怪我しいることに対し

 

 

「―ふざけんな!」

 

「麗日さんの覚悟を…なんだと思って!」

 

 

アスタと緑谷が切れていた、我慢の限界。そう思いアスタ達が立ち上がった時だった

 

 

『一部から…ブーイングが!しかし正直俺もそう思…わあ肘っ!何SOON…』

 

 

 

今まで黙って見ていた相澤がプレゼントマイクを肘で突き、ガヤ達に対して―――本気で怒っていた

 

 

『今遊んでるっつったのプロか?何年目だ?シラフで言ってんならもう見る意味ねぇから帰れ。帰って転職サイトでも見てろ。ここまで上がってきた相手の力を認めてるから警戒してんだろう。本気で勝とうとしてるからこそ、手加減も油断も出来ねぇんだろが』

 

 

 

相澤の言葉に意気消沈したプロヒーロー達はそのまま座りこむ、目をリングの方へ向けると

 

 

「そろそろ……かな…」

 

「あ?」

 

「ありがとう爆豪君…油断!してくれなくて!!

 

「―っ!?」

 

 

爆豪の上にあったのは無数の瓦礫。そう、麗日はずっと空に瓦礫を浮かしていたのだ

 

 

(円顔自身に気を取られすぎて上の奴に気づかなかった!)

 

「解除!!」

 

 

麗日両手の指を合わせて個性を解除した、それにより大量の瓦礫が降り注ぐ。

 

 

「かぁぁぁぁつ!!!」

 

『流星群ー!!!』

 

『気づけよ』

 

 

麗日は、瓦礫の雨を避けながら爆豪に接近を試みる。

 

 

 

 

『驚いたぜ円顔……けどな―甘めぇ!!

 

 

 

 

BOOOM!!!

 

 

「!!」

 

 

爆豪は、降ってくる瓦礫を全て吹き飛ばした

 

 

「ま、まじかよ!?」

 

「あの数を一撃って!」

 

 

 

「そんな……っ!!!」

 

 

渾身の攻撃が通用しなかった麗日は絶望感からか顔をグシャグシャにする。

 

 

 

『会心の爆撃!!麗日の秘策を堂々ーーー正面突破!!』

 

 

「危ねぇな!」

 

「うう゛…」

 

「いいぜ!こっから本番だ!麗日!」

 

 

爆豪もやる気を出し、麗日は最後の力を振り絞って立ち向かっていく

 

だが突然

 

 

バタッ……

 

 

麗日が倒れた。

 

 

「ハッ、ハッ…んのっ…身体言う事…きかん…」

 

 

すると、ミッドナイトが駆け寄ってくる。

 

 

「まだ…〜〜〜〜…父ちゃん…」

 

 

麗日は這いつくばって向かっていこうとするが、もはやとっくに限界を超えていた。

 

これ以上の試合の続行は不可能と判断したミッドナイトは、勝敗を言い渡す。

 

 

「………麗日さん…行動不能。勝者爆豪くんーーー!

  

『ああ麗日…ウン、爆豪一回戦とっぱ』

 

『やるならちゃんとやれよ………ん?

 

『どしたぁイレイザー……?爆豪が麗日に近づいでる…』

 

 

 

爆豪は麗日に近づき声をかける

 

 

 

「おい円顔、立てるか」

 

「ごめん……むりっ……ぽいっ……」

 

「……そうか」スッ

 

 

ジャージの上着をボロボロの麗日さんに投げて被せた、そして麗日を持ち担ぎ上げる

 

 

「えっ!?な、なにしてんの!?」

 

「動けねぇんだろ、運んでやる、こうした方が早えしな」

 

「……ありがとう……けどね爆豪くん」

 

「んだよ」

 

 

 

 

『もうちょっと運び方どうかならんかった!?』

 

 

 

 

爆豪の運び方は大型の荷物を運ぶような感じで持っていた

 

 

 

「あ?お姫様抱っこでもして欲しいのかよ」

 

「そうやなくて!!」

 

「暴れんな落ちんぞ」

 

「―んんんん!!!!\\\\」

 

「いて、殴んなや円顔!!」

 

 

『―あえて言おう―――爆豪!お前イケメンだなぁ!!

 

『ちょっと見直したぞ、けど運び方はマイナスだ』

 

 

 

リングをおり麗日を運んでいく様子を見てA組全員が思う

 

『あいつ超イケメンだ!!!普段からあれでいて欲しい!!』

 

 

 

「カッケェなぁ勝己!次から俺もやろうかな!」

 

「死人が出るからやめよ?」

 

 

その後、爆豪が帰ってきた時

 

 

『イケメン君おかえり!!』

 

とA組がいい

 

 

『何ふざけたこと言ってんだ殺すぞ!!』

 

 

と勝己が言った

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

『さあ!これにより第一回戦は終了!休憩を挟んだあと!次は第二回戦だぁ!!次の試合相手は…こうなったぜぇ!!』

 

 

第一試合:緑谷出久VS轟焦凍

 

第二試合:塩崎茨VS鉱条マルス

 

 

第三試合:黒魔アスタVS常闇踏影

 

第四試合:爆豪勝己VS切島鋭児郎

 

 

 

『さあさあまだまだ続くぜ雄英体育祭!!後半も熱いバトルを期待してるぜぇ!!!!』

 

 

第二試合進出が決まった者達は、それぞれの想いを胸に次へ進む

 

 

目指すは一位―そのために!

 

 





Q・かっちゃんにフラグですか?

A・いいえ、あくまでもイケメンなかっちゃんを書いただけです

かっちゃんに対してもフラグは別にあります、この作品のかっちゃんはくっっっっそイケメンですので、原作でもイケメンだったけど

評価とコメントのほど!どうかお願いいたします!主がはちゃめちゃに喜びますので!!


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ページ17:緑谷vs轟 ボロボロになっても勝つ


ふと、自分の小説を読み直してみて気づきました

多機能使いすぎたな!と、と言うことで…今回から!使いすぎないようにします!使いすぎると逆に読みづらいってことが判明しましたので!

そして評価が8:00になってちょっと焦ってる主です…怖い!

それでは本編どうぞ!今回少なめです


 

 

『さーそろそろ始めようかぁ二回戦!! 今回の体育祭 両者ともトップクラスの成績ッ!!』

 

 

第一回戦が終わってしばらく、マイクのアナウンスが入り、とうとう轟と緑谷の試合が始まる。

 

 

 

「出久ーー!!気張ってけぇぇぇぇ!!

 

「デク君頑張れぇぇぇぇ!!!」

 

「勝たなかったら潰すからなぁぁ!!」

 

「爆豪は応援してるのか脅してるのかわかんねえな」

 

あ"ぁ"!?応援しとるわ!」

 

(それで!?)

 

 

 

 

 

『緑谷バーサス轟!!STARTッッ!!』

 

 

そして試合が始まり、先に仕掛けたのは轟

 

 

 

ドォォォォォォン!!!!!

 

 

 

轟が開始の瞬間に氷結をぶっ放す。

 

 

ただしそれは二回戦で瀬呂に放ったような広範囲高威力のそれではなく、マルスのように範囲を絞り直線に放つ氷の波。

 

 

『SMAH!』ビキッ!!

 

 

緑谷はそれを自損覚悟で打ち消した。放った中指はまた紫色になり、緑谷は痛みに耐えながら構える

 

 

(やっぱそうくるか…自損覚悟の打ち消し――けどな…長くは続かねえだろ)

 

 

『SMASH!!』ビキッ!!

 

 

轟は最初と同じものを緑谷に出し、緑谷は人差し指を使い打ち消す。轟は休む暇も与えずどんどん攻撃を繰り出していく

 

 

『SMASH!!』ビキッ!!

 

『SMA―っ!!SH!!!』ビキッ!!

 

『SMAAAAASH!!』ビギャァ!!

 

 

攻撃により、緑谷の無事な指は残り片手の5本、轟は疲れている様子はあんまりみられない。

 

 

「轟も緑谷もすげぇな、あんな火力のやつをポンポン出してよ」

 

「ポンポンじゃねえ舐めんな、個性だって身体機能…あいつらにもなんらかの限度があるはずだ…お前はどう見えるアスタ」

 

「よくわかんねぇけど…轟が放てる氷にも限界があるんじゃねえか?」

 

「なんでそう思うんだ?」

 

「上鳴の個性ってよ!使いすぎるとアホになるよな?」

 

「おう、脳が雷でショートして………!もしかして!」

 

「アホのくせによくわかったな『アホは余計だ!!』デクの奴は気づいてるみたいだな」

 

 

 

 

(やっぱりだ!最初よりも少しだけ、威力もスピードも落ちている!)

 

(―気づき出したな)

 

 

 

轟の弱点…それは体温

 

人間である以上冷たければ体温は絶対に下がる。

 

人間の体は冷えすぎると汗腺や排泄器官の働きが鈍くなる、この体温低下状態が長く続けば轟はかなり危ない。

 

 

 

 

(放てる回数は残り五発…その5発で勝負を決めないと!)

 

「俺の弱点に気付いたみたいだが…もう限界だろ」

 

「限界?いいやまだだよ…まだ全然余裕だ!」

 

「そうか…その見栄がいつまで続くか見ものだな!!」

 

(来る!!)

 

 

 

 

轟が放ったのはさっきよりも威力は低いが広範囲の攻撃、緑谷は踏ん張り日本の指を使いそれを打ち消す。

 

 

 

 

『SMAAAAAAAASH!!』バリッッ!!

 

 

「残り全部使って!?」

 

「出久!!」

 

「―グゥッ!!」

 

 

指の痛みが効き、思わず膝をつく緑谷、そんな緑谷見て轟は言う

 

 

 

「礼を言うぞ緑谷…お陰で、あいつの顔を曇ってきた」

 

「………あいつ?さっきから……ずっと……」

 

「その両手じゃもう戦えないだろ…終わりだ!」

 

 

 

氷が放たれ緑谷に近づいてくる、緑谷はもう放てる指残っておらず、その場に立ち止まる―その時

 

 

 

 

 

 

 

『何処―見てるんだ!!!!』

 

「っ!」

 

 

 

 

 

 

バリィィィ!!!!

 

 

 

 

 

「緑谷の力だ!けど…なんでだ?!」

 

「やりやがった…あいつ!壊れてる指を使いやがった!」

 

「骨どころか肉も壊れた…出久!!」

 

 

 

緑谷は壊れた指を使い轟の攻撃をまたもや相殺した、轟はそんな緑谷に対し若干引いていた時だった。

 

 

 

「さっきから―何処を見ているんだ?今君が相手をしているのは僕だ!!っ……皆……本気でやってる!! 勝って目標に近づくために……一番になるために!!」

 

「っ」

 

「なのに…半分の力で勝つ!?まだ僕は君に傷ひとつ付けられちゃいないぞ!!」

 

「くっ」

 

 

 

『全力でかかって来いッッ!!』

 

 

 

 

激励

 

 

 

緑谷の疲労も極限、痛みも相当ひどいものだ、普通ならもうこの状態で立っていることの方がおかしく、常人なら失神しているはず。

 

しかし緑谷は立っていた、試合が始まる前…轟の過去、思い、いろんなものを聴き、緑谷は真正面からその曇っている心に向き合った。

 

 

 

「……何のつもりだ。全力……?クソ親父に金でも握らされたか……?イラつくな……!近距離!今のお前はこれ対応できねえだろ!!」

 

 

轟は鈍い体で動きながら接近戦を試みる、緑谷の腕は今使い物にならなくなっており何をしても無理だと思ったからだ。

 

 

 

(電子レンジの卵が爆発しないイメージ…爆発、しない、しない!しない!!しない!!!

 

ゴッ!!

 

 

 

「づ!!?」

 

『生々しいのが生に入ったぁ!!おおさらに!!』

 

「まだ…まだぁ!!」

 

 

緑谷は腹に拳を入れ吹き飛ばしたあとすぐ近づきもう一発腹に喰らわせる

 

 

「ガハッ!」

 

「うぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

一発、また一発、さらに一発とどんどん攻撃を放っていく

 

 

「っ!!」

 

 

時も負け時と蹴りを放つが緑谷はそれを易々と交わしカウンターを入れる、それから轟が反撃していくも緑谷にはまるで当たらず逆に攻撃されていく。

 

 

(その手でこんだけっ!鈍いって言っても俺の攻撃はまだあいつよりも早いはず…なのに何故!)

 

「個性を使わず…ただのパンチでやっているんだ、近距離なら勝てると―思ったの?僕が!一体!(オールマイト)憧れて―(アスタ)と競い合っていると思ってるんだ!!!」

 

(!)

 

 

轟は忘れていた、緑谷が誰のライバルなのかを

 

 

「出久がんばれ!そこだ!!!いけぇぇぇ!!!」

 

「緑谷の奴轟の攻撃バンバン避けてるぞ!」

 

「アスタと競い合ってたら!そりゃ自然と近接も強くなるよな!!」

 

「いけぇぇ!デク君!!!」

 

 

 

轟は咳き込みながら緑谷を睨みつける、ボロボロの状態でもまだ立ち上がり、諦めず何度もこちらへくる。

 

 

 

「何で、そこまでっ!!

 

 

 

轟はUSJの時を思い出す、緑谷と同じように立ち上がり、何度も何度も戦っている奴…アスタの事を

 

 

「期待に応えたいんだ……!!笑って応えられるようなかっこいいヒーローに……なりたいんだっ!!」

 

 

お前は…好きになっていいんだよ?お父さんみたいな人じゃなくて……貴方自身が目指す…ヒーローに

 

 

「っ―今のは……」

 

「だから全力でやってんだ!!みんな!!君の境遇も君の決心も僕なんかに計り知れるもんじゃない……でも……全力も出さないで一番になって完全否定なんてふざけるなって今は想ってる!!」

 

「うる…せえ!!」

 

「だから……僕が勝つ!!君を超えて!!」  

 

「俺は―親父を!!!」

 

 

「君の!力じゃないか!!」

 

 

「―なんで……どうして……」

 

 

 

轟の中で何か出そうになる、どうしてそこまでやるのか、どうしてこれだけ行っても諦めずに戦おうとするのか―その答えはすぐに出る。

 

 

 

「何を言われても…どんなに離されても…諦めない!それが!!」

 

 

 

『僕の個性なんだ!!』

 

 

 

 

 

 

 

ブワッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

『これは────────!?』

 

 

 

轟の半身が燃え上がる、その勢いは凄まじく。熱気が観客席にまで来ていた。

 

 

「勝ちてえくせに……―ちくしょう……敵に塩送るなんてどっちがふざけてるって話だ……アスタといい…お前といい…何しても諦めねのかよ――なってやる―俺だって!諦めない!ヒーローに……!!

 

 

轟の炎と緑谷の攻撃がぶつかりとんでも無い勢いの衝撃が生まれる

 

 

「ありがとうな……緑谷」

 

 

煙が晴れ、リングに残っていたのは轟

 

 

 

緑谷は負けた。

 

 

『緑谷君場外!――よって勝者は轟焦凍!

 

 

 

――――――――――――――――――――――――ー

 

 

 

 

 

『てめぇゴラァデクゥ!!何やられてんだぁぁ!!』

 

「勝己ストップ!!病人!出久病人だから!!」

 

「ごめんかっちゃん……」

 

「あんた達少し静かにしな!!―全くもう」

 

 

 

試合が終わり、医務室へ運ばれた出久は勝己にめちゃくちゃ怒られていた。

 

 

「でもすごかったぜ緑谷!!ボロボロになりながらも立ち上がって戦う姿!かっこよかったぜ!」

 

「アスタ君―…っ、約束守れなくて…ごめん」

 

「気にすんなって!!そりゃ出久と戦えなくて悔しいけど……出久は出久の全力を出して負けた!それを責めるなんてしねぇよ。な!勝己!」

 

「俺を見んじゃねえ!おいデク!来年は勝て!その腕使えるようになるまで…そん時まで待っててやる

 

「……――ぅ――うぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

「なんだぁ!?涙!?」

 

 

 

緑谷は友のアスタに慰められ、はちゃめちゃに嬉し泣きした。

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

『さあさあ!緑谷と轟の勝負で燃え上がってるリスナー諸君!まだまだその熱冷ますなよぉー!?選手入場ー!!!!』

 

 

「茨〜〜!!!」

 

「あ、アスタさん!」フリフリッ

 

「落ち着いていけー!!」

 

「ハイ!!」フリフリッ

 

 

茨はアスタに手を振り元気よく返事をする、そして相手の方を見ると

 

 

「……………………」

 

 

 

冷たい目でコチラを見ていた、まるで

 

お前にはなんの興味もない

 

そう言っているようだった。

 

 

『B組からの刺客が二人揃った!!一回戦で相手を瞬殺した恋する乙女!塩崎茨!VS!飯田を倒し!その力を見せつけた猛者!鉱条マルス!!んじゃあさっそく―……』

 

 

 

「マルスさん」

 

「……なんだ」

 

「あなたの目には…アスタさんしか写っていないのですね?」

 

「……だったらなんだ」

 

「あなたの目はあまりにも冷たい…入学し、様々な時を過ごしてきましたが…その目が晴れることは今まで全くありませんでした」

 

「……何がいいたい」

 

「ヒーローを目指すものの目…それは慈愛に満ち溢れ光がある物です―しかしあなたにはそれがない…ですので」

 

 

 

『第二試合!!スタァァァァァトッ!!』

 

 

 

 

『私が、あなたの目を覚まさせます』

 

 

 

茨とマルス、B組の最高戦力二人の試合が…今始まった

 

 

 

 

次回予告

 

 

ふっふっふっ…きました!ついに来ました!!!私のオリジンを話す時が!!何故私がアスタさんを好きになったのか…昔の記憶とは何か!その全てが明らかになるのです!!

 

次回 五つ葉のヒーローアカデミア

 

 

ページ18:塩崎茨:オリジン

 

 

諦めないのが私の個性です





いいとこで終わるんかい!

普次回は茨ちゃん対マルス君をじっくり書いていきます、茨ちゃんのオリジン回です

茨ちゃんのオリジンは完全なオリジナル設定なので、ご了承ください!

評価とコメントのほど!本当にありがとうございます!なんか知らない人の名前が物語の中にあってびっくりした主でした


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塩崎茨:オリジン


オリジナル設定ってはちゃめちゃに難しいですねこれ…塩崎ちゃんの過去やら色々考えた結果すごいことなってしまいました

けど、多分!これかなぁーという感じで書きました!どうか温かい目でお読みください!

お気に入りがめっちゃ増えてて焦っている主からでした


 

 

 

『せんせー!まだいばらちゃんがへんなことしてるー!』

 

『茨ちゃん?その…他の子が怖がっちゃうから…ね?やめよう?』

 

 

 

『あそこのお子さん…あの歳で神様とか女神とか言ってるそうよ?』

 

『まあそうなの?いやぁね〜…うちの子が変な事を覚えちゃったらどうするのかしら…近づいちゃダメって言っておかないと』

 

 

 

 

幼い頃から私のこれ(神への祈り)は昔から変わっていなかった

 

 

お母様に読んで頂いた絵本…その中に登場した創作の女神に私は憧れた

 

慈愛に満ち溢れ、綺麗な髪を操りいろんな人を救っていく。そんなかっこよくて美しい女神様…こんな人なりたい、こんな神様になりたい、そう思っていたら…いつの間にか神に対しても感謝や訴えをしていくようになっていました。

 

そんな私を両親は受け入れてくれた。

 

 

否定もせず、ちゃんと私の気持ちを受け入れ認めてくれて…私は本当に両親に恵まれたんだなと、感謝していました。

 

 

 

けれど認めてくれたのは両親だけ、友や先生達、他の保護者達は全く受け入れてはくれなかった。

 

 

 

変な子・おかしい子・君の悪い子…他にも色々な事を言われていましたが…気にしない、気にしちゃダメ、そう思い無視をしていました。

 

――私にも何か特別な力が欲しい神様…どうかお願いします……

 

 

神に祈り力を強請った…その結果

 

 

ザグッ

 

 

「イタッ!……え…血?」

 

 

4歳の頃、今の個性である『ツル』が現れた。

 

 

 

自分にも力があった!これをうまく使えばあの女神のようになれる!みんなを導いて、助けれるすごい人に!私はやっとなれるんだ!―と喜んでいた。

 

 

 

――なれる……そう…思っていたのに

 

 

 

 

 

 

 

 

『いたいよぉぉー!!!!』

 

『いたいー!いたいよー!!!

 

『うわぁぁぁぁぁぁん!!!』

 

『ど、どうしたのその傷!!…もしかして…茨ちゃんが?』

 

 

 

『ち、ちが…わ…わたし…は……』

 

 

 

私の髪を綺麗だと言ってくれた子がその髪に触れ…手を切り大怪我をしてしまった。

 

 

 

感情をうまくコントロールできず、髪が暴れ、先生や友達をつかんで振り回したりもしてしまった時もありました。

 

 

 

うちの子がこんな怪我をしてしまったんです!!どう責任をとってくれるんですか!?

 

『本当に申し訳ありません!』  

 

 

 

 

お母様の謝る姿がずっと頭から離れなかった…この時の事は今でもはっきりと覚えている、泣き喚く友達の声と…私の個性に恐れを抱く大人達の目を。

 

自分の力が嫌になり、何度も自分を呪った…力を与えてくれた神や女神にも酷い事を言った。

 

 

 

こんな力いらない!こんな力で…誰も救えない!!あの絵本の女神様みたいな人にはもうなれない!

 

 

 

 

叫んで…絵本を投げてしまって…通っていたところも引っ越す事になってしまった。

 

引っ越した先でも私は何も変わらない…どうせまた一人になる…そう思うと胸が張り裂けそうな気持ちだった……しかし

 

 

 

『なあなあ!それ!なんてえほんなんだ!?』

 

 

 

 

その少年は現れました

 

 

『―え…えっと……め…【女神ヴァインと勇者の伝説】…です』

 

『見てもいいか!?おれのほんもかしてやるからさ!!』

 

『ど…うぞ』

 

『ありがとう!!』

 

 

 

 

いきなり話しかけられ、グイグイと来るその少年に私は困惑していました、読んでいる時も静かに読まず『おおー!』や『ああー!』など騒がしくしていて…はっきり言ってこの時は苦手でした

 

 

 

『おもしろかったー!ありがとう!』

 

『いえ…こちらのえほんも、面白かったです』

 

 

 

でも絵本はとても面白かった、二つの剣を持っている戦士が、悪魔の力を宿す女性と手を組み世界を救う。そんなストーリーは私の大好物でした

 

 

 

『ほんとか!?』

 

『はい…もっと、もっと見たいと…思いました』

 

『じゃあそれかしてやるよ!』

 

『―――え!?』

 

『みんなよくわからないとか…おもしろくないっていうんだ、けど!おまえはおもしろいっていってくれたからな!!』

 

『ですがこれは…』

 

『いいっていいって!また今度返してくれたらいいから!!』

 

 

――じゃあな!!俺しすたーがまってるからぁー!

 

 

 

その場を去ったその少年は…まるで嵐のようだと感じました。私はとっても嬉しかった、事情を知らないとはいえ…ここに来たばかりの私に声をかけてくれた。

 

そんな少年とまた話がしたい…お友達になりたい!その日はその気持ちでいっぱいでした。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

後日

 

 

借りた本を返そうと、その少年を探していた時でした。いつの間にか幼稚園のどこかわからない場所にいて、迷子になっていたのです……そこで

 

 

 

ウヘヘ……ねえお嬢ちゃん…おじさんとちょっとあそばない?

 

 

 

不審者と出会してしまったのです、幼稚園の敷地内に侵入し、一人だった私を狙ってきたのでしょう…私はすぐに逃げようとしましたが―恐怖で足がすくみ、その場で座り込んでしまったんです。

 

 

『こ――こないで―おねがい――』

 

『大丈夫だよー…すぐに怖くなくなるからねぇ〜』

 

 

 

ニヤニヤと笑いながら近づいてくる不審者に私は個性を使おうとした…けれど過去のこともあり、個性が上手く扱えず、伸びも縮みもできない状態でした。

 

 

誰か助けて、その気持ちで涙がいっぱい…絵本のような勇者が現れる、そんな時をずっとずっと待っていた―けれどそんなうまい話があるわけがない

 

 

ガシッ

 

 

『さあおいで――はやくこい

 

 

 

腕を掴まれ…私は大泣きしながら心の中で祈り続けました

 

―助けて死にたくない神様女神様誰か!!

 

 

助けて!

 

 

 

 

 

そいつから――てを!はなせぇぇぇぇ!!!!

 

 

 

 

 

 

ガンっ!!

 

『いでぇぇ!!?』

 

 

祈りが通じ…少年が現れた、少年は不審者の背後から飛び蹴りを放ち私の前へと立った

 

 

 

『あなたは―昨日の…』

 

『もう、だいじょうぶだからな!へへっ!』

 

 

 

その少年の笑顔に安堵したのも束の間

 

  

『テメェ―この―ガキィ!!』

 

 

 

不審者が立ちあがり、攻撃された背中を押さえながら怒りを露わにしてこちらへ向かってくる

 

 

 

『にげろ!こいつはおれがくいとめる!!うぅぉぉぉぉ!!!

 

『なめんなよクソガキィ!!』

 

 

その少年は不審者の足元へ走るもすぐに蹴飛ばされ地面へ倒れる、しかしその人は諦めずに立ち上がり

 

 

『まだだぁ!!』

 

『は?―っこの!』

 

 

また不審者の元へと走り体へとしがみつく、けれど不審者は大人、すぐに少年を振り解きこっちへと進んでくる

 

 

『ぬぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

『こ―この―しっけえんだよ!!』

 

『ングッ!?』

 

『あぁ!』

 

 

不審者はその人の顔を掴み締め上げていく、少年は

 

 

ガリッ!

 

 

『あいつつつっっ!?こ、こいつ!噛みやがった!!』

 

『ひゃやく!いへぇぇぇぇ!!』

 

 

不審者の手を噛みながら、私は逃げろと叫ぶ…けれど私は上手く体が動かせず逃げることができなかった

 

 

『くそがぁぁ!!』

 

『ぅ!!』

 

『よくも―よくもよくもよくもおぉ!!俺の手を噛みやがったなぁ!?何度も何度も張り付いてきやがってよぉ!!!死にてぇのか!?嫌ならならさっさとどけぇ!!

 

 

 

 

 

 

『どかねぇ!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

『はぁ!?』

 

 

少年は不審者を睨みつけ、そのまま叫ぶ

 

 

『おれはヒーローになるんだ!!ヒーローは!ここでにげたりなんてしない!!たちむかって!かって!!助けるんだ!!』

 

『っ!?』

 

『おまえみたいなやつにこいつはわたさない!!こいつは俺の!!友達だ!!』

 

『友…だち…』

 

 

不審者は怒り、その人の顔を磨けて拳を出す…しかし、その少年はそれをなんとか避けると。

 

グッ

 

拳を握り、不審者の下顎に目掛けて飛び上がり、拳を繰り出した

 

 

『オラァァァァァァァ!!!!』

 

『―どっ―べぇぇ!!?』

 

 

 

拳を食らった不審者は撃沈、私は助かったのだと安堵しその場で泣続ける

 

 

 

『イテテ…あっ!だいじょうぶかー!?』

 

『グスッ……?』

 

『たてるか?』

 

 

ボロボロのはずなのに、痛いはずなのに…その人笑顔で手を差し出してくれた

 

私には…その人が―勇者に見えた

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

不審者は無事逮捕され、先生達には泣いて謝られた

 

 

助けてくれた少年は包帯や絆創膏で痛々しい体をしていて、思わず私は謝る

 

 

『な、なんでおまえがあやまるんだよ!わるいのはあのゔぃらんだ!!』

 

『で…でも』

 

『きにすんなって!これぐらいなんてことな………うそ、ちょっとだけいたい』

 

『ぅ…』

 

『け、けど〜ほら!!その絵本の主人公みたいにさ!ひとをたすけられてよかった!!』

 

『………どうして、たすけてくれたんですか?』

 

『さっきもいっただろ?友達だって!』

 

『私が…?』

 

 

 

今までのことを振り返り、泣きそうになりながらも少年に問いかける。

 

 

『神様や…めがみに…いのっているわたしが?』

 

そんなの!うちのシスターだっていつもやってるし!

 

『髪もへんなのに』

 

そんなに変か?おれはきれいだとおもうぞ?

 

『怪我―させちゃうのに?』

 

それっておまえがやろうとしてやったのか?ちがあだろ?おまえってそんなやつじゃないとおもうしさ!

 

 

 

私の全部を肯定してくれた、綺麗と言ってくれた、助けてもくれた……目の前の人は勇者でもあり

 

私の…最初のヒーローでした。

 

 

 

『あっ!おれ黒魔アスタ!おまえは?』

 

『塩崎茨―茨です!!』

 

『じゃあ茨!これからもともだちでいような!!』

 

『―――はい!!!』

 

 

 

 

私を救ってくれた…その少年こそアスタさんだったのです…私は、二度もアスタさんに命を救われた。

 

一年と短い間でしたが、私たちは友情を芽生えさせていました。しかし小学生へ上がる時に離れ離れになってしまいましたが…アスタさんのおかげで私はヒーローを目指すようになったのです。

 

怪我をさせないように注意を払い、もっともっと強くなった。

 

自分が目指すヒーロー…アスタさんのように、笑顔で人を助けられる―そんなヒーローに私はなりたい。

 

 

聞けば、アスタさんは様々な人の心を救ったと聞きます、緑谷さんや爆豪さんもその一人と聞きました…そんなアスタさんは私にとって…ヒーローになろうと思った原点(オリジン)であり、恩人でもあり、愛しき人でもあります。

 

 

私のヒーロー像は『慈愛の人』、どれだけ曇っている人でもどれだけ間違っている人でも…手を差し伸ばし助ける

 

 

だから……貴方のその歪み…今ここで!

 

 

 

『正します!!!』

 

 

 

 

 





今回も短く書きました…あの、あれなんです!オリジン回と他をごっちゃにするのがちょっと難しくて…楽しました!

最近色んなゲームに手を出してまして、その中でも最近やったのがアスラズラースとFate系の作品です

アスラズラースは好きすぎてクロスオーバー作品を描いてやろうかとも思ったくらいです。

ここまで見てくれて本当にありがとうございます!次回!次回こそ!マルス君対茨ちゃんの試合を書きます!お楽しみに!

評価とコメントのほど!どうかお願いいたします。


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ページ18:茨VSマルス


この話をずっとやりたかった!!今回の話では茨ちゃんが強化されています!なんでって?そんなふうにしたかったから!

でもそうなるとキャラ強化ありってつけた方がいいんですかね…

結構無理矢理感もある気がしますが!どうぞご覧になってください!そしてこれが面白い!いいからと思った方はコメントと評価の程!お願いいたします!




 

 

『正します!!!』   

 

 

ブワァッ!!

 

 

「!」

 

 

試合開始とほぼ同時。マルスは早々に終わらせようとしたが先に茨が動き、ツルでマルスを背後から襲う。

 

 

『おおっとぉ!!いきなり塩崎茨が仕掛けた!そしてマルスもその攻撃をバク転や横移動で避けていくぅ!』

 

 

「セイッ!!」

 

「ッチ」

 

 

背後から大量のツルがどんどんマルスへ近づいていく、マルスは地面に足をつけると

 

 

 

バキバキバキバキッ!!

 

 

『ここでマルス個性を発動!!ツルの猛攻を鉱石により防いだぁ!』

 

 

マルスの鉱石に当たったツルは上へと弾き飛ばされる…が

 

 

シュン!

 

 

 

「!?ッチ!!」

 

『弾かれたと思ったが塩崎茨!なんと弾かれた後でもマルスへと攻撃したぁ!!』

 

『塩崎茨の個性はツルの髪、その髪は伸縮自在で切り離すことも可能。切り離してもコントロール出来る。水と日光をしっかり摂っていればすぐに生えると言った隙のないもの…B組からの刺客と言われても違和感はないな

 

 

 

攻撃をなんとか避けたマルスは茨に近づき空中で鉱石の剣を生成しそのまま茨へと飛ばす。

  

 

 

ビュンッ!!!!

 

 

『ここでマルス!鉱石で作り出した剣を発射ァ!』

 

『さっきまでのやつとは違い高火力じゃなく小火力で攻めてきたな、自分が動き続けるためか』

 

 

 

茨はすぐに背を向けツルの壁を作る、しかし

 

 

 

ザシユッ!

 

 

 

「俺の(ハルバー)を喰らっても微動だにしないとはな」

 

「これぐらいの攻撃に恐怖していては、ヒーローになんてなれませんから」

 

 

 

 

マルスが放った刃は簡単にツルの壁を切り裂き茨の頬を掠める、そして次にマルスは飯田戦のような人形を複数作り出し、自身も鎧を身につけた。

 

 

 

「行け」

 

 

人形は茨へ向かって走り出しそれぞれ手を上げる、マルスはタカを括っていた。

 

 

 

―いくら強力なツルといえど鉱石でできた人形はそう簡単に壊れない……

 

 

 

「ハッ!!」

 

 

パキャァ!!

 

 

「――なに?」

 

「貴方の悪いところは…その油断です!セイッ!!」

 

 

『茨のツルがマルスの人形を次々に貫通に破壊していくぅ!!しかも精密性えぐいなぁ!!』

 

『一本一本ではなく無数に束ねて槍のように貫く…器用なだな』

 

 

 

 

マルスは次々に人形を生み出し茨へと襲わせる、その間自身も動き鉱石の波やハルパーでこうげきしていく。

 

茨はさらに髪を伸ばし攻撃、防御、さらに自身をツルにより移動していくと言った離れ業を見せていた。

 

 

 

 

「茨すげぇぇぇぇぇ!!!!」

 

「ツルの量にあの攻撃力…さらに精密動作性にもかなり優れている!」

 

「マルスの奴が押されてるなんて初めてじゃねえか!?」

 

 

 

リング内では茨のツルとマルスの多種多様な鉱石による攻防が繰り広げられている中、マルスは人形に紛れながら違和感に気づく

 

 

 

 

(なんだ…この妙な違和感は、さっきから地面の中に何かが構成されている感じがある……まだ何か仕組んでいるのか――なら)

 

 

 

 

マルスは刃の大きさや量を増やし、張り巡らせられているツルを切り茨へと近づいてゆく、茨も近寄らせまいとツルでマルスの動きを止めようとするが

 

 

(人形が邪魔で本体が掴めない!それに…マルスさん自身の身体能力もなかなかのもの!)

 

 

 

マルスは攻撃に集中しツルの攻撃を避けながら着々と進んでいく

 

 

 

「足が!」

 

「掴んで散らす!!」

 

 

 

茨の足をマルスが鉱石で固める、さらにマルスの手が茨の顔へと繰り出され顔を掴まれる………

 

 

 

 

 

 

グワァァァァァァァァ!!

 

 

 

 

 

 

事はなかった

 

 

 

「―――間に合いましたね」

 

「これは―そうか…これが違和感の正ー」

 

 

グイッッ!!

 

 

「っっ!!?」

 

「私はこの個性の扱いにとても苦労していました、一本一本を事細かく動かしなおかつ人を殺めない程度に威力を抑えるの事…これを私は入学までに極めていました」

 

 

 

『なんだぁぁぁぁぁ!!?地面から突如として生えた木……いや!!ツルで出来た樹木がマルスを捉えたぁぁ!!』

 

『いつの間にこんなものを…まさか、試合中ずっと隠れて作り出していたのか?』

 

 

 

「これは―っ…動けない?!」

 

「マルスさん、貴方の鉱石の力はとてつもないものです―ですので、動きを封じさせてもらうことに決めました…技の名を軀狩りの荊棘樹(くがりのおどろじゅ)。個性で出来た大量のツルの樹木を生み出し、敵を絡めとる…捕縛系では、これが最高火力です」

 

(今までないほどに細かく動きを止められている!息も…できん―っ!どんどん締め付けたていく!)

 

「日光、それがある限り私のツルは無敵です…このまま勝たせてもらいます!!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

グググッと締め付けられるマルスはろくに個性を発現できず、そのまま体が見えなくなっていく。

 

 

 

「茨いいぞー!!」

 

「頑張れー!!」

 

「あのマルスをここまでやるなんて凄いじゃん!」

 

「流石はB組の光!なんかスッキリしちゃったな…マルス、強いし頭が回っていいんだけど…あの態度と考え方にはついていけなかったからさぁ」

 

「これであいつもちょっとは懲りるだろ!」

 

 

 

B組は茨を称賛し勝利を願っていた、同じ仲間でマルスももちろん応援したい…しかし日頃の態度や考え方からどうも気が乗らなかった。

 

このまま茨が勝ち、マルスの考えや態度がマシになるであろう……そう思っていた。

 

 

 

 

 

   ザンッッッッ!!

 

 

 

 

 

 

「―――負けて…なるものか……」

 

「そんな―何重にも巻き作り出したあれを…一振りで!」

 

『――おいおいおいおい…こりゃ…すげぇな』

 

 

 

茨の必殺とも言えるものを一撃で切り裂いたのは、『巨大な鉱石の剣』だった。

 

それはマルスの顔が見えなくなる寸前、マルスが力を振り絞りなんとか作り出した物であり、宙に浮いたそれは簡単にツルの木を切り裂いた。

 

 

 

スタッ…

 

 

 

レーヴァテイン……ここで使いたくはなかったが…お前相手にもうそんな考えはできん」

 

(まだあのような隠し玉が!?)

 

「ハァッ!!」

 

 

 

レーヴァテインが動き、茨はすぐにツルによる盾を作り出すが、レーヴァテインの威力は今まで以上でありそのツルが簡単に切り裂かれていく

 

 

 

「っ!セイッ!!」

 

 

 

茨は避けすぐにツルを束ね反撃する、すると今度はレーヴァテインがマルスの前に出されその攻撃を防ぐ

 

 

 

「ならばこのまま掴んで!」

 

「フッ!」

 

 

レーヴァテインはそのまま振り上げられ茨へと振り下げられる、茨はツルを束ねそのレーヴァテインへ向け攻撃するも、レーヴァテインの方が何倍も強くツルは切り裂かれた。

 

 

 

ドゴォォン!!

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「ぅ……っ……」

 

 

煙が晴れると茨は地面に倒れていた、その綺麗だった髪は散り散りになり服もボロボロであった

 

 

「お前は強い…だがここで勝つことで俺もまた強くなる…感謝するぞ」

 

「っ…」

 

 

B組の面々は茨の状態に思わず目を瞑る、しかしここで罵るのは茨に失礼、皆必死にこらえている

 

 

「お前を超えたこの力で俺は……黒魔アスタを潰す

 

「―!」

 

「俺は奴が気に食わない…石ころ、奴はそのはずなんだ…だから…この手で潰す」

 

 

茨の状態を見た審判のミッドナイトは手を挙げ、勝敗を決めようとする

 

 

『塩崎さん戦闘不能!よって、勝【待って―ください!!】』

 

 

 

「……お前」

 

「まだ…勝負はついていません……アスタさんも…潰させない…」

 

「無理だ諦めろ、その体では頭皮を元に戻す力も残っていないだろう」

 

「…だとしても…まだ、立てます!」

 

 

 

茨は足を震えさせながら立ち上がる、そんな茨に対し

 

 

 

 

『がんばれぇぇぇぇ!!茨ァァァァァ!!!』

 

『ファイトーー!!茨ァァ!!!』

 

 

アスタに続き、B組も応援の声をあげていた

 

 

「――皆さん!…そうです…諦めません…今、ここで!!」

 

 

 

その声援が力を呼び…

 

 

「限界を!超えます!!」

 

 

茨は最後の力を振り絞り技を作り上げる。

 

 

 

 

ギュルギュルギュルギュル…

 

 

 

 

 

 

 

 

「まだこんな力を…認めよう……お前は強い、その辺に散らばっている石ころなどではない!!石ころに存在価値はない…弱者、それになんの意味もない!!」

 

「私以外の人達も石ころなどではありません!皆が皆!鉱石のように輝いているのです!!―私はいいました…貴方を正すと、貴方のその歪んだ目や思想…必ずや…ここで!」

 

 

茨のツルがどんどん増え束ねていく、それにより作り出した槍は最初に出したようなものでは無く、レーヴァテインと同じぐらいにまで肥大化した

 

 

 

「名付けて緋威の麗戦槍(ひおどしのれいせんそう)!私の…最高火力にして奥の手です!!これで―貴方を倒す!!」

 

「やってみろ…塩崎茨!!」

 

 

二人は互いに構え前に出した!

 

 

緋威の麗戦槍(ひおどしのれいせんそう)

 

『レーヴァテイン!!!』

 

 

 

二つの攻撃が放たれぶつかる、大技のぶつかり合いで辺りに衝撃が走る

 

 

『ハァァァァァァァァ!!!』

 

『ヌァァァァァァァァァァァ!!!』

 

 

 

数分のぶつかり合いの末、レーヴァテインの刃が茨の緋威の麗戦槍が裂かれていく。

 

真っ直ぐに放たれたレーヴァテインの先端が茨に当たり

 

 

 

「キャァァァァァァ!!!!」

 

 

 

棘が場外へと追い出された、今度こそミッドナイトは手を上げ

 

 

 

『茨さん戦闘不能!!勝者―鉱条マルス!!』

 

 

勝敗を決めた

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「……ぅ…ここは」

 

 

茨が目を覚ますとそこは病室だった、茨は起き上がり自身の髪に触れる

 

 

「……バッサリ行かれてしまいましたね、しかし髪だけで済んで本当によかった、主よ…感謝いたします」

 

 

ガラガラッ!!

 

 

「茨!目が覚めたんだな」

 

「アスタさん!?な、何故…ここに?」

 

 

部屋に入ってきたのはアスタだった

 

 

「友達が心配できた…じゃだめか?」

 

「い!いいえ!?全然!構いません!(友達…友達でさかぁ……い、いやいや!友達でも振り向かせるチャンスはあります!気張りなさい塩崎茨!!)

 

「茨…お前j髪…」 

 

「ああ…」

 

 

茨は自分の髪を触るなり笑顔でいった

 

 

「ご安心ください。私の髪は日光と水分さえあればまた生えます…それに髪だけで済んでよかったです」

 

「そうなのか?…あー…なあ茨!お前スゲェよな!!あんなすげぇ技持ってたなんてさ!」

 

「咄嗟に思いついた物でしたので…あまりうまくはいきませんでしたが」

 

「だとしても凄いって!俺も負けてられねぇな〜!」

 

 

アスタはうぉぉぉぉぉと燃え、フフッと茨が笑っていると、アスタが『あっ』の何かに気づき茨に問いかけた

 

 

「なあ茨」

 

「はい」

 

「俺達ってさ?幼稚園の頃一緒だったよな?」

 

「―ふぇ?」

 

「あれ?違ったか?」

 

「いえ―いえ!!そうです!私たちは幼稚園の頃…同じでした」

 

「だよな!……だったのに…俺」

 

 

 

アスタの表情が曇った後、アスタは頭を下げた

 

 

「ごめん茨、俺…お前の顔…忘れちゃってたんだ……昔、ずっと友達だ!なんていったくせに、本当にごめん!」

 

「そんな、謝らないでください。もう何十年の前のことです…忘れてしまうのは仕方のないことです」

 

「だけど『それに』」

 

「思い出してくれただけで十分です」

 

「……そう…か」

 

 

アスタが申し訳なさそうに椅子に座ると、茨が言った

 

 

「約束を守れずにいて…申し訳ありません」

 

「気にすんなって!―ってこれ今日で二回目だな…」

 

「勝てると確信していました…マルスさんの拘束に成功した時…やったと喜んできました―しかしマルスさんは簡単に私を超えてきた、私は…マルスさんの足元にも及ばなかったのでしょう」

 

「それはないぞ棘…だってあいつ、あれを出すのにいっぱいいっぱいだったんだ」

 

「本当ですか?」

 

「ああ、お前が気絶した後あいつは地面に膝をついた…多分お前の拘束で体力が消耗してたんだと思うぞ―それにあいつ」

 

 

『お前は強い、その辺に散らばっている石ころなどではない!!』

 

『やってみろ…塩崎茨!!』

 

 

「って感じで、茨の事を認めてたんだ…つまり!お前はそれぐらいすげえって事だ!」

 

「私が…マルスさんに……」

 

 

 

茨はマルスに勝ちかけていた、あの時マルスがレーヴァテインを出していなければ確実にマルスは負けていた

 

茨はグッと涙を堪えアスタの方を向いた

 

 

「アスタさん…私は負けてしまいましたが―必ず勝ってください、彼の方は…何か、よくないものに取り憑かれているようなのです」

 

「分かった!勝って…あいつの目を覚まさせてやる!」

 

 

アスタと茨がそう言って拳を合わせると、部屋がいい雰囲気になる。するとアスタが茨の髪を触りながら言った。

 

 

「本当に大丈夫なのか?あんなに綺麗な髪が短くなっちまって」

 

「これぐらい平気ですよ(綺麗!綺麗って!)…その…アスタさん…短いのは…変でしょうか」

 

 

 

 

 

 

『いや?別に可愛いし変じゃないと思うぜ?』

 

 

 

 

 

 

「――――――シュゥウ…」パタッ

 

「え!?茨!しっかりしろ茨ぁぁ!おーーーい!!!」

 

 

 

ナチュラルな褒め言葉、アスタにはやましい思いがなく、普通に思った事をはっきりと言った…それによりキャパオーバーとなった茨が顔を真っ赤にしながら倒れる

 

 

 

 

 

 

 

「―――後でこよう?なんか…おじゃまっぽいし」

 

「だねー……」

 

「あいつあれ素で言ってんのか?」

 

「あの目はやましい思いなんてないマジの目だぞ……うぅイケメンめぇ!」

 

 

見舞いに来ていたB組はそんな雰囲気の中に入れずにいた、入ったら何かだめな気がするので一旦帰る

 

 

 

 

(………なんか変な気分だな、別になんにもないはずなのに…茨とそんな感じになってるの見てるとこう…嫌な感じだ)

 

(…これもしかしてあれ?―いやいや…ないない…ないない!!ない!!)

 

 

 

二人の会話にヤキモチを妬く生徒も、またここにいた

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

次回予告

 

 

あんな雰囲気の場所に言えるわけないよねぇ!?というかあれじゃないのかい?アスタ君はA組の女子にモテているだけじゃなくてうちのクラスの女子も落としているの皆!?羨ましぃねぇほんとうにぃぃ!!

 

 

次回!五つ葉のヒーロアカデミア!

 

ページ19:常闇vsアスタ&切島対爆豪

 

 

諦めないのがB組の個性さ!!

 





いかがでしたか?茨ちゃんの技はブラクロのシャーロット・ローズレイさんの技を模倣させていただきました!

あれって茨ですよね?と思った方!……あ、一様茨のツラって棘があるので…それっぽいかなぁーと思ったんです

後今回マルス君と茨ちゃんの戦闘描写をずっと書きたかったといいましたが…大変じゃないと入ってます!すんごい疲れちゃいました

評価とコメントのほど!どうかお願いいたします


近いうちに新しいジャンルに手を出すかもです


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ページ19:常闇vsアスタ&爆豪vs切島


最近気づきました、アスタ君の個性で小説書くのクッッッソむずいんだなと、今回ちょっと内容は薄めです。

これを書いたらまた2日ぐらい次の投稿が開くかもです!それはどうかお許しを!!

追記:シンフォギアにハマってしまった…どないしよ


 

『第3試合!ダークシャドウを巧みに操り相手を圧倒!闇踏影!VS!ここまで目立った苦戦は無し!その筋力で繰り出される剣の一撃は絶大!黒魔アスタァ!!

 

 

何度目か、またまた歓声が大いに上がる。アスタは常闇のダークシャドウの事を騎馬戦の時にいろいろと聞いていた…それにより導き出した答えは

 

 

(とりあえずダークシャドウを剣で弾く!!)

 

 

脳筋戦法である、アスタはその方がやりやすく簡単だと考えた

 

 

「アスタ…お前はかなりの実力者だ」

 

「いやぁ〜それほどでも〜(照)」

 

「だからこそお前を超える…そして、この試合にもし勝った時―お前にお願いしたいことがある」

 

「お願い?できる範囲ならいいぞ!」

 

(いいんだ)

 

(いいのか)

 

 

「そのお願いとは…………」

 

 

 

常闇は恥ずかしそうに赤面させ、叫んだ

 

 

 

 

『お前の!その黒く輝く剣に触れさせてくれ!!』

 

 

 

 

「―ん?それだけでいいのか?いいぞ!」

 

『本当か!!?』

 

「お、おう」

 

『よしダークシャドウ!何がなんでも勝つぞ!そして…あの剣を!持つ!!』

 

「いや言ってくれたらいくらでも触らせたぞ?」

 

 

常闇のお願いに観客達が困惑するが当の本人は鼻息を荒くしていた。常闇はいわゆる厨二病…そんな彼からしたらアスタの剣なんて触りたいに決まっているのである。

 

 

 

『とりあえず試合を始めるぜぇぇ?第三試合!スタァァァァァトッ!!』

 

 

 

 

 

「先手必勝ぉぉぉぉ!!!」

 

「やはりそうきたか!!」

 

 

 

アスタは開始と同時に踏み込み、剣脊の方を向けながら常闇へ向けて振り払う

 

常闇はダークシャドウでそれを防ごう指示を出す

 

 

 

「ダーク――っ!戻れダークシャドウ!

 

 

だが直前に止める

 

 

『エッ!?』

 

「早く!」

 

『オ、オウ!』

 

「ダラァァ!!」

 

 

アスタの剣を常闇はなんとか避けすぐに下がる、アスタは剣を持ち直し常闇をじっと見る

 

 

(くぅぅぅ!あのまま喰らってくれればなぁー!)

 

「危なかった…危うくやられるところだった」

 

 

『常闇!ダークシャドウで防がずそのまま避けた!!』

 

『今のは大正解だったな』

 

『なんでだ?』

 

『お前アスタの個性忘れたか?あの剣は反個性の力を持っている…つまり、あのまま剣を喰らっていたらダークシャドウの防御が無意味になりアスタの攻撃をモロに喰らっていただろうは』

 

『ああなるほど!!ナイス判断!』

 

 

 

常闇はダークシャドウを出し攻撃の指示を出す、アスタの素早さや力はとてつもないものだが。

 

 

 

「ダークシャドウ!休む暇も与えないほどに攻撃しろ!」

 

『オウヨ!!』

 

 

ダークシャドウはアスタへ向かって素早い動きで攻撃していく、アスタはダークシャドウの腕や突撃を剣脊部分でなんとか弾く

 

 

ガンッ!ガンッ!!

 

 

『イデェ!!フミカゲ!アノ剣イタイ!!

 

「痛くとも我慢してくれ!」

 

『ングゥゥ!!ヤケクソダァァ!!』

 

「はええけど!あいつ(脳無)程じゃねぇぇぇ!!」

 

 

 

常闇のダークシャドウの連撃をUSJの時のように剣脊で弾いて弾いて弾きまくる。

 

アスタの剣は個性を持っている者が触れれば個性が消されてしまう。しかし個性に関しては弾く切るの単純な物。

 

常闇のダークシャドウは個性なので消えるわけではなく弾かれているのだ。

 

 

 

(一撃一撃が重い…前に進まねえとこのまま場外に出ちまう、なら責めるしかねえ!!)

 

 

ガンっ!

 

 

「このまま突っ込んで―」

 

「させん!!ダークシャドウ!力を振り絞り弾き飛ばせ!」

 

『オウヨ!!』

 

「おわっ!!?」

 

 

ダークシャドウの重い一撃にアスタは後ろへと飛ぶ、常闇はダークシャドウに追撃の指示を出す

 

 

『オウラァ!!』

 

「そうくる…なら!!」グルッ!

 

「なに!?空中で前一回転を?!」

 

 

アスタはダークシャドウの攻撃を剣の重さを利用し一回転して避けた後、そのまま剣脊をダークシャドウの体へと振り下げた

 

 

『こうだぁぁぁぁぁ!!!!』

 

『イギャァァァァ!!?』

 

「ダークシャドウ!(しまった!ダークシャドウの動きが!!)」

 

「ヌォォォォォォ!!真っ直ぐにぃぃぃ」パッ

 

(防御を―っ!間に合わない!!)

 

 

アスタは剣を離し地面についた後、まっすぐ走り常闇の腹へ目掛けて拳を振るった。

 

 

 

「殴る!!」

 

 

 

常闇はアスタの勢いが凄まじいパンチをモロに受け吹き飛ぶび、場外へと出された

 

 

「常闇くん場外!勝者!黒魔アスタくん!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

アスタは勝利を喜び剣を拾いあげる。常闇は悔しそうに立ち上がる。

 

 

「深く…ダークシャドウを過信しすぎたか…」

 

『ゴメンヨォフミカゲェ』

 

「気にするなダークシャドウ…しかし…悔しいな」

 

「おーい常闇ー!」

 

 

剣を持ちながらアスタが近づき、持っていた剣を前へと差し出した

 

 

「…これは?」

 

「持ちたいんだろ?持ってもいいぞ!」

 

「―なっ、俺は…負けたんだぞ?」

 

「勝負関係なしに触りたかったら触りたいって言えば触らせてやったぞ?ほら!」

 

「…………感謝…する!」

 

「これスッゲェ重たいからさ!俺が支えとくぞ」

 

「助かる!!」

 

 

常闇は嬉しそうに支えられている剣を持つ。今の体制は常闇の後ろからアスタが剣を持っていて、それを常闇も持っているという状態である

 

 

「どうだ?」

 

『―――長"年"の"―夢"か"…い"ま"か"な"っ"だ!!』

 

「号泣してるぅ!?」

 

『どんなけ持ちたかったんだ』

 

 

マイクが静かにツッコミ観客も思わず笑う、しかし

 

 

(―――――――羨ましぃぃ!)

 

「耳郎!?顔どうした!?」

 

「や、八百万もすげぇ顔になってるぞ?」

 

「ケロ…葉隠ちゃんの顔は見えないけどきっとすごい顔になってるわね」

 

 

A組の三人は常闇を心底羨ましく思いギギギっと顔を歪める、その顔はリング内にいる二人には一切見えていなかった

 

 

「―――そこは―私の!!席のはずなのにぃぃぃ!!!」

 

 

病室にいる茨も同じ気持ちであった

 

 

――――――――――――――――――――――ーーー

 

 

 

そして、最後の四試合目。

 

最後は切島と勝己の試合だったのだが、初めは爆発に耐えられる切島が優勢だった。

 

勝己が切島を爆破すると、切島は硬化した拳で爆豪を殴りつける。

 

 

「ウラァ!!」

 

「っ!」

 

『カァウゥンタァ〜〜〜〜〜!!!』

 

 

切島のカウンターが決まると、プレゼントマイクが実況をする。

 

少しダメージを負った勝己は、一度距離を取る。

 

すると切島は高笑いして頑丈さをアピールした。

 

 

「効かねーっての爆発さん太郎があ!!

 

 

勝己の幼馴染みである緑谷やアスタは、少し緊張した様子で試合を見守っていた。

 

 

「切島の頑丈さは俺より上だな!」

 

「爆豪はどうやってあれを突破する気だ?」

 

「かっちゃんのことだから…きっと何か打開策を考えてると思うよ」

 

 

緑谷の考えは大当たりで、すでに勝己は切島に勝つ方法を考えていた

 

 

『切島の猛攻になかなか手が出せない爆豪!!』

 

 

「オラアアア!早よ倒れろ!!」

 

 

 

切島は、連続攻撃で確実に勝己にダメージを蓄積させていった。

 

 

 

「倒れんのはてめぇだぁ!!!」

 

BOOOON!!

 

「ぃ"!?」

 

 

 

だが勝己が切島の脇腹を爆破すると、切島はダメージを負った。

 

爆破が効かないはずの切島にダメージが入ったため、プレゼントマイクは驚いていた。

 

 

『ああー!!効いた!!?』

 

「てめェ全身ガチガチに気張り続けてんだろ。その状態で速攻仕掛けてちゃ、いずれどっか綻ぶわぁぁ!!」

 

(しまっ―)

 

 

そこからは早く勝己は、切島に連続で爆破を浴びせた。

 

 

BON!BON!BON!BON!

 

 

 

「死ねえ!!!」

 

「ぐっ!がっ――っ…」フラッ

 

 

切島はラスト一発をくらい後ろへと倒れそうになるが

 

 

グッ!

 

 

「―まだ……やれるぞぉ…!」

 

「!」

 

 

なんとか踏みとどまった

 

 

「ぅ―っ!!ウラァァァァァァァァ!!!

 

 

切島の足はフラフラであり、次の一発がラストであった…勝己の顔へ向け最後の力を振り絞り拳を放つ―爆豪はそれを

 

 

 

「……」(ニヤリ)

 

 

 

ゴンッ!!!

 

 

あえて受けた

 

 

『切島のパンチが爆豪の顔に直撃!!あれ痛いぞー!?』

 

『あいつ…わざと受けたな』

 

 

 

「…へ…へへっ…一発…当てたぞ―みた―か…」

 

 

ガシッ!!

 

勝己は後ろへと倒れそうになった切島の手を持ち、倒れさせない

 

 

「やるじゃねえか切島…誇れよ?俺の顔に拳を入れたやつなんざあいつら(緑谷・アスタ)ぐらいだからな…最後の踏ん張り…かっこよかったぜ?

 

「さん……きゅ……―」

 

 

「切島君戦闘不能!勝者!爆豪勝己君!!」

 

 

勝己はそのまま桐島を支えながらリングを出た、これにより第二試合は終了。次の組み合わせは

 

 

 

轟焦凍vs鉱条マルス

 

黒魔アスタvs爆豪勝己

 

となった

 

 

 

轟は自身の個性について色々と悩み、マルスは次の対戦相手がどう動くかを考えていた

 

 

そして、ライバルである二人はより一層気合を入れ勝負へと臨むこととなった

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

久々の〜?

 

プチッとクロ〜バ〜!

 

 

黒き呪いを帯びた聖剣

 

 

 

「くっ!これが呪いの聖剣か!なんという重さになんという力…やはり俺一人では…」

 

「オレガイルゼトコヤミ!!」

 

「ダークシャドウ!―そうだな!俺たちは二人で一つ!共にこれを使い…皆を救うぞ!!」

 

『オウヨ!!』

 

 

 

【ふっふっふっ…無駄なことよ闇の勇者!】

 

 

 

「貴様は―魔王!」

 

【たとえその剣を手にしたとしても貴様一人では無力…何も守れん!】

 

「確かし俺一人は無力だ…しかし!俺にはダークシャドウがいる!!」

 

『オレタチノ絆!ナメンナヨォォ!!』

 

「行くぞダークシャドウ!ここで因果をたつ!!」

 

『オウ!!』

 

『『ウォォォォォォォォ!!!』』

 

 

 

 

「――はっ!!?」

 

「おや、目が覚めたかい」

 

「こ、ここは?わ、我が呪の聖剣と魔王は!?」

 

「何寝ぼけているんだい、あんたあの剣持った後調子乗って持ち上げたらそのまま重さで倒れたんじゃないか」

 

「そんな!ではあの魔王はまだどこかに!?」

 

「とりあえず頭も見ようかね」

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

次回予告

 

 

っ…幼き頃からの夢…巨大な剣を持つがやっと叶った!!俺は今…猛烈に感動している!

 

ヨカッタカナトコヤミ!!

 

これも全てお前のおかげだ、ダークシャドウ……それにしてもあの剣、何やら違和感があったな…まるで…何かが上書きされたような…考えすぎか

 

ソロソロジカンダゼ!

 

ああそうだったな

 

 

次回 五つ葉のヒーローアカデミア

 

ページ20:仲間

 

 

諦めないのが

 

オレタチノ個性ダ!!

 

 

 





いかがでしたか?ダークシャドウとアスタ君の戦いもめちゃくちゃ難しかったです。

あの剣って昔読んだ時模造品を作ったくらい大好きなんですよね…勿論宿魔の剣や滅魔の剣も大好物!

早くこの二つを出したなあーと思った主でした!

評価とコメントとの程!どうかお願いいたします!!




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ページ20:仲間


お待たせいたしました!活動報告でも書いたのですが…忙しい!リアルが忙しすぎてやべぇぇのです!お待たせしてしまって申し訳ありません!

活動報告でこれからの事とか書いたりしますので、そっともよろしくお願いいたします!それでは本編はどうぞ!!


 

 

次の試合が始まるまで少し時間がある、試合に出る生徒達は準備運動や作戦練り、トイレなどを済ませている中

 

 

「………」

 

 

轟焦凍は手洗い場で軽く顔を洗っていた、緑谷との戦闘で疲れているのもあるが…自身の個性について色々と悩んでいた。

 

 

 

『君の!力じゃないか!!』

 

 

 

緑谷との戦闘でついに使わないと決めていたもう一つの力を発動し勝利した

 

 

「―もう…何が何だかわかんなくなっちまったんだよ………」

 

 

父親を否定するためにヒーローになり、炎の方は使わないと決めた…しかし使った、背中を押された気がした、自分がなぜヒーローなりたかったのかそれを思い出しかけていた

 

そんな様々な気持ちがこんがらがり、轟は頭を抱えていた。

 

 

 

 

 

「そろそろ行かねえと…次の相手はマルスか…っ」

 

 

 

―今のこの気持ちでやれるのか?

 

 

 

そんなことを考えながらも轟は手洗い場から出た、そんな時

 

 

 

『―ま…って!マルス!』

 

『しつこい…いい加減離せ』

 

 

次の対戦相手であるマルスと誰かが言い争っている声を聞いた

 

 

「この声って…あっちか?」

 

 

声をたどっていき、ついた先では黒髪のボブヘアーの生徒がマルスの服を掴み止めていた

 

 

 

「おねがい…せ…めて…傷を治してから…」 

 

「いらん、これぐらい傷、怪我にも入らない」

 

「で、でも」

 

「時間の無駄だ、離せ」

 

「だめ!!茨に…髪で締め付けられた時の…痛み、あるんでしょ?医務室にもよらないで…次はあの轟って人との勝負だよ?傷…開いちゃうよ」

 

「…お前には関係のないことだ」

 

「関係無く…ない!だって私達…!」

 

「くどいぞ…いい加減にしろ」バッ!

 

「あっ」 

 

 

 

マルスがその女の子の手を払う、それによりその子が尻餅をつく

 

 

 

「ぁ……っ…」

 

「おい、大丈夫か?」

 

「……ん」

 

「良かった……」

 

 

 

轟はその子に近づき安否を聞し大丈夫と確認を取ると、轟はマルスの方を向いた

 

 

 

「お前、心配してくれている奴に対して随分と冷たい態度をとるんだな」

 

「……関係ないやつに関係ないと言って何が悪い」

 

「関係…無くない!!私たち…友『友達なんて』」

 

「俺には必要ない…邪魔なだけだ…お前もな」

 

「そ、そんな…」

 

 

 

冷たい目でそういうマルスに対し、少し涙を流す女の子…轟はその光景に身に覚えがあった

 

 

それは小さい頃によく見た物で

 

 

 

涙を流しながら何かを訴える母とそれを冷たい目で否定する父の光景だった

 

「っ!」バッ!

 

 

 

轟は思わず飛び出しマルスの肩を掴んだ、そしてグイッと自分の方へつけると

 

 

 

「お前達の事情は俺は知らない…けどな、ヒーロー目指す奴が―人を…泣かせるなよ!

 

「轟………」

 

「ッ…」

 

 

 

マルスは轟を払いのけその場を去っていく、その背はどこか小さく見えていた

 

尻餅を付いていた女の子は涙を流しながら轟に訴える

 

 

 

「マルス…昔は…あんな感じじゃ…無かったの……昔は、みんなを守るたてになるんだ、仲間を助けるために使うんだって……けど……ぅぅ…」

 

「………あいつに何があったか知ってるんだな」

 

「…幼馴染…だから……けど…」

 

「教えたくなきゃ…無理に教えなくてもいい…俺も時間だ…いかねぇと」

 

 

 

轟はそう言って女の子を立たせるとすぐに会場へと向かおうとした、それを女の子が止め

 

 

 

「おねがい……マルスを…とめて……」

 

 

そうお願いをした、轟はマルスの友達でもなければ知り合いでもない。目の前にいる女の子もそうだ…しかし

 

「無視は…できねぇな」

 

 

ヒーローとしてそれを無視することはできなかった

 

 

「俺が…あいつの次の試合で倒す、俺の個性で少しは頭も冷やせんだろ」

 

「!」

 

「……じゃあな」

 

「ありが…とう」

 

轟は女の子に背を向け去る、その時だけ、轟の目は父を恨む目では無く―誰かを助けるヒーローの目だった

 

 

 

――――――――――――――――――――――ーーー

 

 

 

 

『さあさあさぁさぁ!!!お待たせしたなリスナー諸君!!いよいよ準決勝の開幕だぁぁ!!選手入場ぉぉぉぉ!!!』

 

 

 

「轟対マルス……ど、どうなるんだ?」

 

「轟とマルスの考えはおそらく一緒だ、開始と同時に互いの個性で固めようとする」

 

「どっちの方が速いか強いかで全部決まんのか…」

 

 

 

常闇の考えにやっぱりそうかと頷く切島、どちらも高火力な個性故に…二人とも開幕と同時に終わらせると考えていた。

 

 

「轟ぃぃぃぃ!!!ファイトォォォォォ!!」

 

「こっちは平常運転だな」

 

 

アスタだけはただだだ普通に応援していた

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

リングに上がってきた二人はどちらもキリッとしており笑顔ひとつない

 

 

 

『第一回戦はこいつらだ!!お互いの実力はトップクラスの最強対決!!ヒーロー科轟焦凍VS鉱条マルス!!こいつはどうなるかわかんねぇなあ!!

 

 

二人は一歩も動かず脳だけを動かす、じっと互いの目を見続けタイミングを見計らう

 

 

 

『ではでは早速……準決勝第一試合!スタァァァァァトッ!!

 

 

 

 

 

 

 

バキバキバキバキッ!!!

 

パキパキパキパキィ!!!

 

 

 

 

 

 

 

「……考えていることは」

 

「同じか!」

 

 

やはり常闇の言った通り二人は開幕広範囲の攻撃をけしかけた、轟の氷壁とマルスの鉱石の壁がぶつかり衝撃で風が起きる

 

 

 

『開幕から仕掛けてきたぁ!!つーかエッグ!?個性の壁がぶつかって互いに相手が見えねぇんじゃねえか!?』

 

 

 

(ここからだ、これを乗り越えてくるか…それとも―)

 

 

ザンッ!!!

 

 

「!?」

 

 

レーヴァテインを作り出したマルスはすぐに壁に向かって横振りをする、レーヴァテインは壁を破壊し轟の顔目掛けて放たれた

 

 

「くっ!!」

 

『ここでマルス!茨戦で見せたどでかい剣で壁ごとを切り裂いた!あれもなかなかの切れ味!轟よく避けた!ナイス反射神経!!』

 

 

轟はなんとか紙一重でそれを回避、しかしレーヴァテインはそのまま縦振りで轟に襲いかかる

 

 

ダンッ!!パキパキッ!

 

 

「無駄だ」

 

 

ザンッ!!!

 

 

轟がすぐに氷結を繰り出すがそれをレーヴァテインは簡単に破壊する

 

 

(硬い上に速い!ダイヤモンドに氷をぶつけてるもんか!)

 

 

轟はバク転で回避し、隙をついて次々に氷結をマルスへ向けて放つ。マルスはそれをレーヴァテインとは別の技で防ぐ

 

 

 

「あの剣!あんなにでけえのにあれだけの速度で振れんのか!?」

 

「あいつ自身が持ってるわけじゃないからな…それにしたって早すぎる!」

 

「硬度はダイヤモンドみたいなもんらしいし…大丈夫なのか!?」

 

「頑張れぇぇぇ轟ぃぃぃぃ!!」

 

 

パキパキ!

 

 

『おおっとここで轟焦凍!氷結を作り出しそれをスキーのよう滑りながらマルスへ近づく!!』

 

「フッ!」

 

「この速度なら!」

 

 

轟はレーヴァテインの攻撃を氷で滑りながら避けていく、マルスはハルパーを出し追撃をするもそれすらも避けられ近づかれる

 

 

ガシっ!ブンッ! 

 

 

「!」

 

 

近づいた轟はマルスを掴み投げ飛ばす、すぐにレーヴァテインがマルスの後ろへ現れ場外へ行くのを止める、そしてマルスは人形を作り出し轟の方へと向かわせる

 

 

 

『マルス!人形を出し轟へ襲わせるがー!?』

 

パキパキッ!

 

『やっぱり氷結で簡単に破壊!!だがマルスも止まらない!次から次へと攻撃しその手を緩めない!!』

 

『このままじゃ轟の体温が持たないな…あっちを使えばまだなんとかなるが…』

 

 

 

ヒュ!

 

 

「っ!」

 

ガンッ!

 

「ングッ!!」

 

「轟!!」

 

「あいつの鉱石がモロに入った!」

 

 

 

マルスが出した鉱石が轟の弱まった氷結を破壊し轟に襲いかかった、追撃とばかりにマルスはレーヴァテインを真っ直ぐ向け轟へとぶつける

 

 

「ぐっ!」

 

 

轟がレーヴァテインにより吹っ飛ばされるも背後に氷を出し場外へ行くのを止める。

 

 

「轟焦凍…今のお前は…(塩剤棘)ほどでは無い」

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

「はぁ…は…ぁ…(体温が…くそっ…)」

 

 

「轟の息が真っ白に…」

 

「使えや半分野郎、あれだけ言っといてここで負けは無しだろうが!」

 

(轟君…やっぱりまだ…)

 

 

 

轟の体温は既に冷たくなっていた、息は完全に真っ白、肌色も悪く動きも鈍い

 

 

 

「轟…もう勝負はついた、降伏しろ」

 

「するわけ…ねぇだろう、まだ動けるぞ」

 

「その足で、その体で何が出来る…もう一つの力、それを使えば多少なりは戦えるだろう―しかしダメージはお前の方が上…貴様に勝ちはない」

 

「っ!!」

 

 

轟は振り絞った力で氷結を出しマルスへ攻撃するが、威力が低くマルスは簡単にそれを破壊してしまう

 

 

「何故だ…何故あの力を使わない!俺では力不足だとでも言いたいのか!!俺があの緑谷によりも劣っていると思っているのか!!」

 

 

マルスはゆっくりと近づきながらハルバーを出す、レーヴァテインも後方に構えており激激大勢は完璧

 

 

「なら…いやでも認めさせてやる」

 

 

 

「轟の奴やべぇぞ!!あいつ本気であれ放つ気だ!」

 

「いくら轟でも流石にあれは怪我じゃ済まない!」

 

「轟君……」

 

 

 

 

(体が動かねえ…冷え切ってんのか………こっちを…使えば)

 

 

 

『焦凍ォォォォォォ!!!!何をしてる!!使え!!俺の力を!!!!』

 

 

 

自身が憎んでいた父親、『エンデヴァー』の声が聞こえる…轟はそれに憎悪を向ける

 

 

 

(誰が…誰がお前の力なんか…使うくらないならここで………)

 

 

 

 

 

 

『なりたい自分に―なっていいんだよ?』

 

 

 

轟は思い出していた、緑谷に言われ気づきかけていた物、何故自分がヒーローになりたかったのかをはっきりと。

 

 

(―――なりたい―俺。)

 

 

父親を否定するためだけに自分はヒーローになったのか?

 

 

 

 

父を超えNo. 1になり、父の野望を叶えるためか?

 

 

否!

 

 

父を蹴落とし……父を見返すためか?

 

           否!!

 

 

 

 

 

 

「人を助けるヒーローに―なりたかったんじゃねえか!!!」ボォォォォォォォッッ!!

 

 

 

「!」

 

『おおぉぉぉぉ!!突然轟が炎を発動!!なんと言う熱気!なんと言う力!!』

 

『……吹っ切れたな、轟』

 

 

 

轟は氷から離れ構える、マルスはそれを見てハルバーを放つ

 

ボォッ!!

 

 

そのハルバーを轟が炎で攻撃し破壊する、そのままマルスに目掛けてさらに炎を放つ

 

 

「っ!!(この鎧でもこれだけの熱が!)」

 

(今はもう親父のことなんてどうでもいい…今はただ!!)

 

「強い…だがっ!!」

 

 

マルスの背後にあったレーヴァテインが動き轟へと繰り出される、轟は左に力を溜め、レーヴァテインへ向けて力一杯放つ

 

 

「無駄だ!俺のレーヴァテインは砕けない!!」

 

 

レーヴァテインは徐々に轟へと近づいていくが、火が強くなると同時にどんどん押し返されていく…そしてついに

 

 

 

 

ビュッ!!

 

 

 

 

「お前に―勝ちたいんだ!!」

 

(レーヴァテインが押し返されただと!?)

 

『レーヴァテインが轟の炎で押し返されたぁぁ!!!』

 

 

 

 

 

 

轟は隙を与えず右で氷結を作りマルスの動きを封じようとする、それに対しマルスはすぐに鉱石を出し防ぐ

 

 

 

「くっ!やっと俺を認め力を使ったか!!」

 

「別にお前を認めたわけじゃない…強いていうなら、仲間に助けられたんだ」

 

「仲間…だと?優れたお前に仲間なんぞ必要無いはずだ!!」

 

「必要なんだよ―今の俺には特に!!」

 

 

 

氷結と炎、その二つの攻撃にマルスは押され始める

 

 

 

「石ころが何故必要なんだ!!強者は一人でいい!一人であるからこそ強いのだ!!お前は強いからこそ一人でここまで来れたのだ!」

 

「俺一人でここまできた?それは違うな…お前の言うその石ころがいたから俺はここまで来れたんだ!仲間がいたからな!」

 

 

轟の炎の勢いが強まり、マルスがついに膝をつく…だがマルスはまだ己の敗北を認めていなかった

 

 

「―仲間―っ―降らない…降らない!!!弱い奴はいらない!仲間に頼り切る―やつなんぞ!!」

 

 

 

『戦場に立つ資格はない!!!』

 

 

 

ゴゴゴコゴゴバキバキバギバキ―

 

 

マルスが激昂し力を解放する

 

すると周りの鉱石が集まりマルスの体へと纏わりついていく、やがてそれは肥大化していき

 

 

「――なんでもありかよ」

 

 

轟の目の前には巨大な鎧を身に纏っているマルスが降臨していた、マルスは胸部より下を鉱石で大量に纏い巨大な鎧と化していた

 

 

 

タイタンの重装!レーヴァテインと同じ強度…いや!それ以上のものを俺は今身に纏っている…お前の炎ももはや効かんぞ!!」

 

「やってみなきゃわかんねぇだろ!!」

 

 

 

 

轟は氷結でマルスの鎧を凍らせようと繰り出すもマルスのタイタンはそれを手で破壊する、そして炎も防ぎ拳で轟を襲った

 

 

 

「と―轟の奴すっげぇぇぇ!!!やっぱあいつカッケェェェェ!!!」

 

「やってやれ半分野郎!!」

 

「ファイトです!轟さん!!」

 

 

 

轟は声援を力に変えながらマルスのタイタンについて考える

 

 

 

「(あれよりも威力は高えが、早くはねえ!!)」

 

「優れた人間はむやみに他人に同調して馴れ合うべきではない。お前は俺と同じ一人であるからこそ強いんだ!」

 

「勝手に…決めつけんな!!」

 

「ぐっ!」

 

 

轟は後ろへ避けマルス本体を攻撃する、マルスは炎で苦しむが…轟もそう長くはない

 

まだ轟は炎を完璧に使いこなせているわけではない、もう一つの氷と同じように…使い続ければ熱がこもる

 

 

 

「何故だ轟…何故なんだ!!お前のような強者なら…一人で!」

 

「しつこいな―ここまで…俺は一人じゃなかったんだよ」

 

 

 

 

 

 

轟は思い出す

 

今まで1人でなんとかなったことがあっただろうかかと、そんなわけはない

 

USJでヴィランを一掃したと言っても弱いものだけ…脳無に対してはアスタがいなければ危なかった

 

体育祭でも八百万や飯田、上鳴がいたからこそ勝てた…飯田のレジプロがなければ上鳴の放電がなければ…八百万の知能がなければ轟は勝てなかった

 

個性もそう……緑谷に気づかされなければ、自分はずっとあのままだった

 

 

 

 

 

 

 

「お前はあいつらの事を石ころって言ったよな…違う、あいつらは石ころよりももっと価値のあるもんだ」

 

「なに?」

 

「あいつらは…だ。あって困らないもの、無くしちゃダメなもの…大切にする物、守るべきものだ」

 

「守るべき…もの…」

 

「お前にもあるはずだろ!その力で守るべきもんが」

 

「この…力で……」

 

 

 

――マ…るす……その…ちからで……みんなを……

 

 

 

っ…ぁ…くっ!!そんな物…無い…俺にあるこの力は!!!破壊するだけの力だ!!俺に…守るべきものなどいない!!!!」

 

「ならあいつはなんなんだ!お前を思ってくれるあいつは事は!あいつは俺にお前を助けてくれ…そう言ったんだ!!」

 

「黙れ!!もう―終わらせる!!!」

 

「こっちも…その気だ、あいつにも頼まれてるしな(あれを破壊するのは今の俺じゃほとんど無理…なら、こいつにかける!!)」

 

 

 

轟は氷結をあたりに散乱させる

 

轟が狙っていたのは緑谷戦で見せた物、自分の個性により冷やされた空気を瞬間的に熱し膨張させる…それであの鎧ごと吹き飛ばす気だったのだ

 

 

 

「マルス…最後に言っとく」

 

「なんだっ…」

 

『仲間がいるって言うのは…結構いいもんなんだぞ』

 

「―っっっ〜〜!!!!」

 

 

 

轟が炎を行き良いよく放つ、そして轟の作戦通り爆風が生まれ二人は吹き飛んだ

 

 

 

 

『…ど…どうなったんだ?』

 

 

 

煙が上がると…リングにいたのは

 

 

 

 

「――が…っ……鎧を…犠牲に…しなければ…やられていた……」

 

 

マルスだった

 

 

 

『轟君場外…勝者!鉱条マルス!!!』

 

 

ミッドナイトの勝敗を言い渡す声により大きな歓声が上がる。

 

 

マルスは…勝ちを喜んでいなかった

 

 

「仲間…仲間なんぞ……っ!!!」

 

 

―――――――――――――――――――――ーーー

 

 

 

「轟!!」

 

「アスタ…それと緑谷も……」 

 

「大丈夫?」

 

「なんとか…な」

 

 

医務室に運ばれた轟、それの見舞いにアスタと緑谷が来た

 

 

「アスタ…緑谷…悪い、朝あんなこと言っといて…俺は…」

 

「轟…お前」 

 

 

宣戦布告をしたくせに負けた…それに冷たい態度も取っていた、何を言われても文句は言えない、轟はそう思っていたのだが

 

 

 

『――すっっっっげぇな!!!』

 

「…は?」

 

「なんだよあの炎!火力も段違いだったけど、とんでもない速さだったよな!!俺の剣でも跳ね返せるかわかんねぇよ!」

 

「ま―待てアスタ…それだけか?それだけなのか?」

 

「他になんか言うことあるのか?」

 

「いや…戦闘訓練の時なんで使わなかったのかとか、それをなんで…今まで隠してたのかとか」

 

「お前にも何か言いたく無いような事情があるんだろ?それを無理に聞くのはだめだしな!」

 

「アスタ君…」

 

「お前に対して…みんなに対して…冷たい態度を取っていたのに…」

 

「なら今から変えていけばいい!大丈夫…俺達はお前の仲間で、宝なんだろ?」

 

「……ああ…お前達は俺のたか…………ん?」

 

「そう言えば言ってくれてたね、ありがとう轟君」

 

 

轟はしばらく黙った後、顔を真っ赤にした慌てていた

 

 

「ま、待て!聞こえてたのか!?」

 

「え?だってお前めちゃくちゃ大声で話してたぞ?」

 

「うん、びっくりするぐらいはっきりと言ってたね…僕らも顔真っ赤だったよ」

 

「―――――――――――――」

 

「あれ?轟?おーい!―――気を失ってる!?

 

「恥ずかしさで気を失ったの!?」

 

「だれかー!!!医者ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 

 

 

その後、しばらくの間『俺の宝』いじりは続きましたとさ

 

 

 

――――――――――――――――――――――ーーー

 

 

 

次回予告

 

 

つい来たぜこの時がよぉ!!俺とアスタのガチバトル!成長した俺達がどれほどのもんか、世間に知らしめてやる!

 

そんで持って俺が最強って事を証明し!俺がNo. 1になる!!

 

 

次回!!五つ葉のヒーローアカデミア!!

 

ページ21:白熱!ライバルバトル開幕!!

 

諦めねえ…それが俺の個性だ!!!

 

 





いかがでしたか?マルス君へのヘイトが溜まりに溜まってそうでこう……怖いです、轟君はこんなに弱く無い!!って思っている方…ごめんなさい!どうしてもマルス君を勝たせたかったのです
 
次回はいよいよアスタ君vs爆豪君のマジバトル…ふぅ!また大変だぞ!

評価とコメントのほど!どうかお願いいたします!!


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ページ21:白熱!ライバルバトル開幕!!


月曜日は本当に〇そ!!どうも六科です!

お待たせいたしました!いやぁーホント!月曜日ってこんなにも嫌な感じなんですね!昔から月曜日と木曜日だけは嫌いです!

今回はちょっと量が多くなったので分けてしまいました!次回もどうかご閲覧ください!




 

「すぅぅぅぅぅぅぅ………落ち着けえぇぇぇ俺ぇ…心頭滅却……あれ?明鏡止水だったけ………まあいいや!とりあえず冷静にぃ……ふぅ…」

 

 

 

アスタはAの部屋で座禅を組み己の心を落ち着かせていた

 

今のアスタにはどうすれば勝己に勝てるのか真剣に考えていた…その作戦は、もうお察しの通り

  

 

「爆破を我慢しながら殴る!!」

 

 

 

脳筋戦法である。

 

 

 

「って言っても…相手は勝己だしなぁ……、俺耐えれるといいけど」

 

 

 

戦闘訓練で見せた大技、麗日戦で見せたとんでも火力、さらにそこへ勝己自身の天才的な戦闘ポテンシャル…はっきり言ってマルス以上に隙がない。

 

 

 

「なんか考えねぇとーうーん……」

 

あっ、いた…いつのも感じ…いつもの感じで…。あれ?アスタ君まだいたの?」 

 

「ん?おお葉隠!どうしたんだ?」

 

「どうしたのって…そろそろ時間だよ?」

 

「え?―――まじかぁぁぁぁ!?」

 

 

 

アスタがどうするか考えている間、何と時間はかなり進んでいた…試合開始まで残り五分と言ったところ、葉隠は時間だとアスタに伝えに来た

 

 

 

「なんも思いつかなかった…けど!戦っている時なら色々思いつくはずだ!葉隠、時間教えてくれてありがとな!」

 

「いいよ全然!」

 

 

 

アスタはおっしゃぁぁぁー!と気合を入れリングへと向かう、葉隠はそんなアスタを見て我慢できず

 

 

 

『あ―アスタ君!』

 

 

アスタに近づき引き止める

 

 

「ん?どうしたんだ?」

 

「えっ……えっと……その……」

 

「?」 

 

 

『ファイトー!!!オーーーー!!!!

 

 

手を上げ声を上げた、だが言った本人は急激に恥ずかしくなり顔を赤らめる

 

 

(な、何やってんのわたしぃ!?違うでしょぉぉ!?ここは!『頑張ってねアスタ君!応援してるよ!』ってとこでしょ!?ぅぅぅぅぅどうしよぉぉぉぉ!!)

 

 

 

言いたい事と違う言葉が出て焦っている葉隠、それに対しアスタは

 

 

 

パシッ!

 

 

『オーーーーーーーー!!!!』

 

 

普通にハイタッチをした、葉隠はそれに対し真っ赤だった顔がもっと赤くなりあわあわと声を漏らす

 

 

「サンキュー葉隠!おかげで緊張がちょっとほぐれた!」

 

「あっわ―はわわわわわ!\\\\

 

「んじゃ言ってくる!またなー!!!」

 

 

アスタは元気よく走って言った、見えなくなるのを確認すると、葉隠は地面へ肘をつき

 

 

 

「――っっ〜〜\\\\」

 

 

恥ずかしさと嬉しさが爆発したのか、その場でのたうち回った

 

 

 

―――――――――――――――――――――――ーー

 

 

 

「アスタの剣に触れさえいなけりゃ爆風で吹き飛ばせる…なら隙を作るしかねえ、閃光弾で視界を奪いその隙に…〜んでこうなったら〜…んで〜」

 

 

 

勝己はアスタにどうやって勝つのかを考えていた、準備運動をしながら思考を巡らせ、とんでもない集中力を発揮させていた

 

 

「アスタとの勝負はまだ同点…ここで勝って、俺が一歩先に行く」

 

 

そう呟き、また考え始める

 

 

「まずあいつは一気に詰めてくるからそこを…」

 

爆豪ちゃん

 

「空中戦なら俺の方が上…それに持ち越すか?」

 

爆豪ちゃん!

 

「んで…弱らせたところにあれを放つ…フッ、我ながら完ぺ―」

 

 

『爆豪ちゃん!』

 

「っっ!!?」

 

「やっと気づいたのね」

 

「びびらせんなやカエル女!」

 

「梅雨ちゃんと呼んで?カエル女は…変な気分だわ」 

 

 

 

カエル女事蛙吹梅雨が勝己の名を呼ぶ、勝己は集中しすぎて梅雨の声が聞こえていなかった。

 

梅雨がカエル女は嫌と真剣な顔でいい、勝己は素直に謝る。

 

 

「悪い…じゃあ梅雨女でいいだろ」

 

「梅雨ちゃんと呼んで?」

 

「誰が言うか…つか何の用だ」

 

「そろそろ時間よ?」

 

「あ?――っ!?マジじゃねえか!」

 

 

 

勝己はすぐに部屋を出ようとする

 

 

 

「あっ、待って爆豪ちゃん」

 

「あ?」

 

 

 

梅雨は勝己を引き止め笑顔で勝己を応援する

 

 

 

「勝ってね、爆豪ちゃん」

 

「――はっ、誰に言ってんだ梅雨女」

 

 

勝己はそのまま扉へ向かって歩き始める、そして扉を開けた後

 

 

『勝つに決まってんだろ。しっかり見とけ…この勝己様の戦いをな』

 

 

そう言って出ていった、笑顔…普段のいかつい目では無くかっこいい勝己の笑顔、それを見た梅雨は

 

 

「……ずるいわ、爆豪ちゃん……\\\」

 

 

アスタとハイタッチした葉隠同様、顔が真っ赤だった。

 

 

 

 

「あれ?なんで葉隠が俺のとこに来たんだ?」

 

「……?なんであいつ俺んとこに来たんだ?」

 

 

『『――ま、いいか』』

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

『遂にこの時がやってきた!!!お前ら盛り上がれぇぇぇぇぇぇぇ!!!!』

 

『テンション高えな』

 

『そりゃそうさ!だって今回は…ライバル対決なんだからなぁぁ!!!』

 

 

 

観客達の歓声と共に現れたのは互いに笑顔を見せている二人の選手

 

 

『まずはこの男!!その筋力と剣の前では個性なんて意味をなさない!顔OK!性格OK!笑顔が眩しいぃぃ!黒魔アスタァァ!!』

 

「いやぁそれほどでも〜〜」

 

 

『そしてこいつも忘れちゃいけない!圧倒的な火力に戦闘のポテンシャルはピカイチ!口は悪いが根はいい子!爆豪勝己ィィ!!!』

 

「根はいいは余計だわ…ふん」

 

 

 

照れながらリングへ登ってくるアスタと照れながらも悪態をつく勝己。

 

 

 

「アスタ!先に行くのは俺だ」

 

「いいや俺だ!」

 

「怖かったら降りてもいいんだぜ?」

 

「お前こそ!俺の剣にビビってるんじゃないのか?」

 

「はっ、抜かせ」

 

「へへっ」

 

 

 

 

リング内にいる二人が少し話している間、観客席にいた緑谷は遂にきた、と目を光らせる。

 

 

 

「アスタと爆豪のライバル対決!うぉぉ燃えるな!!」

 

「お二人とも!頑張ってください!」

 

「見てるよ!二人ともー!!」

 

「どっちが勝つと思う?」

 

「そんなの分かんないよ…あの二人、どっちも強いし」

 

 

 

A組は二人の応援やどう動くかなどの予想で盛り上がっていた。

 

一方B組は一様ライバル関係であるA組の最高戦力二人がどんな試合をするのか、それを楽しみにしていた

 

 

「二人とも強いよね〜…けど!!僕らの茨ほどでないけどね!!」

 

「なんだよ僕らの茨って…あの二人ってライバルだったんだな」

 

「昔から競い合ってるそうだよ?」

 

「どっちが勝ってるんだ?」

 

「二人とも同じらしいよ」

 

「まじか」

 

 

B組の面々がそれぞれの反応をとっている中

 

 

 

『アスタさぁぁぁぁぁぁん!!ファイトォォォォォ!!!!』

 

 

「今まで見たことのない熱量!」

 

「茨ってそんな声出せたんだ」

 

「目力すげぇな!」

 

 

茨だけは全く別テンションで応援していた、そんな熱量に負けまいとA組の八百万や耳郎、そして葉隠も応援する

 

 

『がんばれぇぇぇ!!アスター!!!』

 

『負けないでくださいねぇー!』

 

『ファイトー!』

 

『やっちゃえアスタくーん!!』

 

 

そしてアスタの家族達もめいいっぱい応援していた。

 

 

「アスタァァァ!!お前ならやれるぞぉぉ!!」

 

「アスタ兄ー!ファイトォー!!」

 

「頑張れー!」

 

「爆兄も!がんばれぇぇ!」

 

「アスター!勝己くーん!二人とも全力でねー!!」

 

 

 

 

『観客からの声援もすげぇな!!さあて!そろそろ始めるとするか!!準備はいいかお二人さん!!』

 

 

 

二人は構えOKとサインを送る

 

 

 

 

『ではでは……準決勝!第二試合!』

 

 

 

『スタァァァァァトッ!!!!』

 

 

 

BON!!

 

 

「アスタァァァァ!!!!」

 

 

バッ!!

 

 

「勝己ィィィィィ!!!!」

 

 

試合が始まると、早速二人は互いに前へと飛び出し

 

 

 

『ウォォォォォォォォォッッ!!!!』

 

 

 

戦闘を開始した

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

「フン!!」

 

「甘え!」BON!

 

「なら!」

 

「それをわかってんだよ!!」

 

 

互いに距離を積めると、アスタは剣を出し真っ直ぐ勝己へと振り下ろす。勝己はそれを爆破で横へと避ける、それならばとアスタは剣を下から横へと振るが

 

それを見越したとばかりに勝己は後ろへと避ける

 

 

BON!

 

「オラァッ!!」

 

「!」

 

 

勝己は後ろに下がった瞬間に爆破を起こし、爆破の勢いを乗せた蹴りをアスタへと繰り出す、アスタはすぐに剣でガード

 

 

「セイッ!!」

 

 

すぐに防いだ剣を振り勝己を弾く、すると今度は弾かれた後すぐに爆破で空中移動しアスタの真上へと登ると

 

 

「ウラァ!!」

 

 

真上へと手を出し爆破、その勢いを乗せた踵落としをアスタへと繰り出す。アスタは咄嗟に剣で防ぐも攻撃の威力は凄まじく地面が少し割れた

 

 

 

『いきなりとんでもバトルすぎるだろぉ!?爆破勝己!小さい爆破で生み出した機動力を駆使しアスタを攻撃していく!それに反応するアスタもヤベェ!!』

 

『流石の身体能力だな…しかしあの剣に踵落としをするとは』

 

 

 

「ぬぅぉぉぉぉ!!!」グッ!

 

「!」

 

「テエイッ!!」

 

 

 

剣を押し勝己を後ろへ飛ばした後飛び上がり、その剣を勝己へと振り下ろす、勝己はそれを寸前で避ける。

 

 

ドゴォ!!

 

 

「バカみてえな威力だなぁおい!!」

 

「お互い様だ!」

 

「ちげぇねえ!!」

 

 

振り下ろした剣が地面を破り、勝己は体制が崩れるもすぐに爆破で攻撃。ここでやっとアスタの体に攻撃が当たる

 

 

「きっ!かぁぁぁん!!

 

(相変わらず頑丈だなこいつ!)

 

 

爆破に怯まずアスタは剣を持っていた左手を離し、勝己の腹へと拳を入れる

 

 

「っぐ!―はっ!どうしたアスタ!随分とやわなパンチだなぁ!!」

 

(いやいや結構な力込めましたよ!?やっぱ勝己のタフネスすげぇ!)

 

 

互いの攻撃が徐々に当たっていくも、二人の耐久力は凄まじくちょっとはそっとの攻撃では全然びくともしない。

 

 

BON!ガンッ!!BON!ガンッ!!BON!ガンッ!!BON!ガンッ!!!!

 

 

 

 

「―――あいつら…強え」

 

「こんなにも…差が」

 

「アスタって奴は…剣だけがすげぇんじゃねえ!なんなんだあの身体能力!あんなになるまで……どれくらいの…」

 

「爆豪も、爆破の威力だけじゃない…アスタの動きを見て次どうするか動いている…普通あれについていくなんて無理でしょ」

 

「は…ハハッ…あれ勝つって…息巻いてたの?俺ら」

 

 

 

B組は二人の戦闘力に唖然としていた、そしてそれと同時に見えたのは壁

 

高すぎる壁、それがB組…いや、A組にも見えていた。

 

 

 

 

「っまじでどうなるんだよこの試合!」

 

「分からん…互いに相手を理解しているからこそここまでの試合ができる」

 

「れ…レベルが全く違う!」

 

「久々に戦ってるから二人とも楽しそうだなぁ」

 

「な、なあ緑谷!あいつらいっつもあんな戦いしてるのか!?」

 

「流石に個性は使ってないよ?―けど、使っていなくてもあの二人の勝負はこれぐらい凄かったよ」 

 

 

個性無しの喧嘩、それだけでもこれほどだと言われ驚愕するA組

 

 

 

「隙あり!」

 

「ぐっ!?」

 

「オラオラオラァ!!!」BON!BON!

 

 

蹴りからの爆破ラッシュ、アスタはなんとか剣を持ち勝己へと攻撃するが

 

 

「動きが鈍くなってんぞ!!」

 

「がっ!」

 

「お前の個性の弱点…それぐらいはなぁ!!」ガシッ

 

 

 

勝己は怯んだアスタを掴み爆破の勢いと共に場外の方へと投げ捨てる

 

 

 

「わかってんだよぉぉぉ!!」

 

「うわぁぁぁぁぁー!!??―っ!(剣を!下に!!)」

 

 

 

吹き飛ばされたアスタは空中で剣を下に向け、剣の重さを利用し下へと落ちる

 

 

 

「あでっ!!?いっっ…あ、あぶなかったぁ!」

 

「ッチ!惜しかったな…アスタ。お前の弱点…それは、その剣が重い故にどうしても隙が生まれることだ」

 

「うぐっ!痛いとこを…」

 

 

 

アスタの剣はとてつもなく重い、個性を無効化する能力は弾く力は強力だが…その重量ゆえに素早い動きな対応できない時がある

 

脳無のようなパターンが同じものは簡単に反応できる…しかし、爆豪のような機動力を持つ相手にはどうしても不利になってしまう

 

 

 

「…が、俺はそれでも避けるので手ェいっぱいだ…だからよぉアスタッ!!」BON

 

(まっすぐきた!?)

 

 

 

「その剣を離してもらう事にしたんだよぉぉ!!!」

 

 

BOOOOON!ピカァァァっ!!!!

 

 

 

(目がぁぁぁ!!?なんだこれぇ!?)

 

閃光弾!(スタングレネード)爆発で強い光を発生させる単純な技だが…お前の視界を奪う事ぐらいわけねぇ!!」

 

(クソゥ!全然見えねえ!)

 

「オラァ!」BON!

 

 

勝己はそのままアスタに攻撃…ではなく、アスタの腕を攻撃し剣を吹き飛ばす

 

 

「しまっ―」

 

「ダメ押しにもう一発だ!」BON!

 

「またぁぁぁ!!?」

 

 

 

再度勝己は閃光弾でアスタの目を眩ませる、剣を吹き飛ばされたアスタはその場に止まってしまう、アスタは視界が全く見えず、さらには爆破によって煙が立ち上り気配を感じ取れなくなってしまう

 

 

 

『目眩し&姿を隠すテクニッック!!アスタピンチ!』

『剣自体を攻撃ではなく手を攻撃、さらに視界と気配を消すとは……とんでもないな』

 

 

 

 

(あいつの視界は完全に奪った、残るは奇襲だ!)

 

 

勝己は慎重に動きアスタの背後を取る、そして

 

 

(もらったぁぁぁ!!!)

 

 

勝己は爆破無しのフルパンチをアスタの後頭部へと繰り出す、気配を完全に消していたのでアスタは気づかさないはず!そう思っていた――

 

 

しかし、アスタは勝己の予想を超え

 

 

 

 

 

 

「ここっ!!」

 

「――んなっ!?」

 

「んでもって!!ドリャァァァァ!!!」ブンッ!

 

「づ!!!!カハッ!!!!」

 

 

 

 

 

勝己の拳を避けパンチを繰り出した、モロ顔にくらった勝己はそのまま飛び、転がりながら倒れる

 

 

 

 

「よっ…しゃぁぁ!!なんか…いけたぁぁ!!」

 

『んん!!?おいおいまじか!?あいつなんでわかったんだ?』

 

『……もしや…あいつは…あの力を?』

 

『あの力?なんだそれ』

 

 

 

 

(アスタ…もしかして、習ってもいないのにあれを?)

 

(黒魔少年はまさか……ハハッ!これはとんでもないな!)

 

 

 

 

相澤とシスター、それとその試合を見ていた何人かのプロヒーロー達はアスタが何故反撃できたのかがわかり、まさかと驚く

 

 

 

だが当の本人は全く分からず。?を浮かべる

 

 

 

「こ、これって…」

 

「ペッ―っ、おいアスタ…なんで…わかった!」

 

「わかんねぇ!!けど…お前の位置がなんとなく分かったんだ」

 

「意味…わかんねぇな」

 

「俺もわかんねぇ!!―まあとりあえず!これでお前の姿がはっきりと見えた…反撃開始だぁぁ!!」

 

 

 

アスタは真っ直ぐ勝己へ向かって走る、勝己はすぐに手を出し広範囲爆破を繰り出す

 

 

「見えてもよぉ!爆破で飛んでちゃ意味ねえ!!」

 

「まだまだぁ!!」

 

 

BON!

 

 

「まだ―まだぁ!!」

 

 

BON!

 

 

「っぎ!!―まぁぁだたぁぁ!!」

 

 

勝己は何度も何度も爆破を繰り出す、アスタはそれでも止まらない、そしてついに勝己の下に入ると

 

 

「オラァァァァッッ!!!」

 

 

勝己へアッパーを繰り出した

 

 

(こんなけ攻撃しても―っ…諦めずにここまで走ってくるたぁ……やっぱり…テメェは…)

 

 

 

 

あの頃から…一緒かよ

 

 

 

――――――――――――――――――――――――ーーーーーー

 

 

 

次回予告

 

あの時みたな光景だ…昔から二人はああだったよね……かっちゃんも昔と比べたらだいぶ丸くなったと思うよ

 

そういえば…かっちゃんが丸くなったのって…あの日からだ

 

 

次回 僕のヒーローアカデミア

 

続:白熱!ライバルバトル開幕!!➕爆豪勝己・オリジン

 

諦めないのが僕の個性だ!





いかがでしたか?ここで終わるのかい!とお思いでしょう…ごめんなさい!

どうしてもオリジン回を絡ませたかったんです、そして先に言っておきます、勝己オリジン回はアスタ君と絡ませました。

原作とは違う勝己がどうしてこうなったのか!ぜひお楽しみください

評価とコメントのほど、どうかお願い致します!!




かっちゃんのフラグは…わかったかな?


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ページ22:白熱!ライバルバトル開幕!!➕爆豪勝己オリジン


今回はちょっとご都合展開かもしれません…許してください!

評価が赤バーに戻って狂喜乱舞している主です!

コメントしてくださった方々!本当に励みになっていますので、これからもどうかよろしくお願いいたします!!!

それでは本編はどうぞ!


 

 

ガキの頃から俺はなんでも出来た、絵を誰よりもうまく描けるし、箸なんて2歳の頃に持てた、さらに数学や英語、漢字なんかも早めに覚えていった。

 

 

 

『勝己は本当にすごいわね!』

 

『これは将来有望だなぁ』

 

『勝己君はなんでもできるわね〜』

 

 

 

 

ガキ特有の万能感と周りの大人達からの賞賛、ちっぽけなガキだった俺が付け上がるには充分過ぎた。

 

運動もピカイチ…俺は誰よりも先に行き、俺以外は弱くて何も出来ないただのパンピー、そんなバカな考えをずっと持ちながら育っていった。

 

小学生になってもその考えは変わらず、どうせ俺よりもすげぇ奴なんていねえ……そう思っていた

 

 

 

 

『おれ黒魔アスタ!みんな!よろしくな!

 

あいつが現れるまでは

 

 

 

 

 

最初は何処にでもいるただのパンピーだと思っていたし興味もなかったからどうでも良かったんだ…だがあいつはいろんな奴に話しかけていき、やがてアスタの周りには俺以上にダチがいた

 

それだけじゃない…あいつはデクまで味方につけた、デクが俺以外の奴の後ろを歩いているのが気に食わなかった…多分あれは嫉妬だったんだろうよ、ダチを取られた、そう思ってたんだ

 

 

 

ある時、俺の取り巻きがある情報を手にした。

 

 

 

『アスタはデクと同じ無個性らしいぜ』

 

 

 

それを聞き俺はすぐに勝ったと確信を得た。

 

何故なら無個性なんてなんの力もない弱い奴だから、何をしたってダメダメ…そんな奴をあの時の俺はバカにしてもいいだなんて考えていた。

 

俺はアスタが気に食わず、4年生の時ついにアスタに牙を向いた

 

 

 

「なあアスタ!おまえ無個性なんだって?さぞ窮屈だろ!可哀想になぁ!」

 

 

可哀想…んなわけないと今なら思うがその時の俺は全く思わなかった、泣いて逃げるか?それとも怒ってこっちに来るのか?色んなパターンを考えていた俺は心の中で笑っていた

 

 

 

けれどあいつは

 

 

 

「可哀想?なんでだ?」

 

「……は?」

 

「無個性でも生きれるし…それに窮屈でもないぞ?あ!それよりも勝己の個性って爆破なんだろ!?凄いなー!

 

 

 

こいつは何を言ってんだ?なんで泣かない?なんで怒らない?なんでバカにされたのに俺を褒めたんだ?

 

 

 

俺には理解できなかった、それから何度も俺はアスタをバカにしていった

 

 

 

「はっ!テストの点数20?やっぱ無個性はダメダメだ!」

 

「これでも結構頑張ったんだけどなぁー…あ!でも他の点数を合わせたら100になるのでは!?」

 

「そんな理屈通じませんよアスタ君!後で居残りです!」

 

「そんなぁぁぁ!!!」

 

『アッハッハッハッハッ!!』

 

 

 

 

――気に入らねえ、アスタを辱めて笑わせようとしたが…別の笑いになってしまった、ふざけんな…そんな笑いは求めてねぇんだよ!

 

 

 

 

「アスタ君凄い!」

 

「へっへっーん!これでも俺鍛えてるからなぁ〜」

 

 

 

―なんでだ…なんであいつが俺よりも褒められてんだ、あいつは俺より劣ってる無個性だろ!なのになんで……

 

 

 

「うし!これだけか?」

 

「それだけだよ、運ぶのを手伝ってくれてありがとう!一人じゃ難しくてさ」

 

「いいっていいって〜!それよりも早くこれを運んで遊ぼうぜ!」

 

「うん!」

 

 

「アスタ君っていつも優しいよねー」

 

「ね〜」

 

「いつも助かってるしな、無個性って聞いて時はどんなやつかと思ったけど!個性持ちなんかよりも全然凄いよな!」

 

「うんうん!やっぱりアスタくんと友達で良かった〜」

 

 

 

「っ!!!!」

 

 

 

俺はムカついていた、無個性の奴が俺よりも人気で俺よりも好かれていたことが…俺以上に頼られていることが、俺以上に認められている事実が…本当に腹立たしい!!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

アスタに対していつの間にか敵意を剥き出しにしていた俺は、あいつにこれ以上調子に乗らせないように何かしようと公園で色々と考えていた…そこへ

 

 

 

「かっちゃん!」

 

 

 

同じ無個性のデクが現れる…タイミングは最悪、俺はイライラしながらもデクの方を向く

 

 

 

「…なんだ」

 

「聞いたんだ!かっちゃんが雄英高校に行くために勉強をしてるって!」

 

「……だったらなんだ」

 

「え、えっと、頑張れ!って言いに来たんだ」

 

「―くだらねえ」

 

 

 

俺は冷めた態度でそう呟きその場をさろうとした…するとデクは

 

 

 

「かっちゃんは絶対にヒーローになれるよ!僕もいつか、アスタくんやかっちゃんみたいな凄い人に」

 

 

 

BON!

 

 

 

「!?」

 

「――黙れ…黙れよ」

 

「か、かっちゃん?」

 

「黙れって言ってんだ!!寝言は寝て言え!!テメェみたいなのがヒーローになれるわけねぇんだからな!!」

 

「そ、そんなの分かんないじゃないか!」

 

「いいやわかるね!!無個性なんてなんの意味もねえグズなんだよ!アスタって奴も何もすごくねえ!凄いわけがねぇんだ!!あいつはただの!無能だ!!」

 

「アスタ君は無能なんかじゃ無いよ!みんなに認められてるし…それに!ヒーローになるためにすごい努力をしている…そんな…そんなアスタ君を無能だなんて言わないでよ!!」

 

 

初めて聞いたし初めて見たんだ…あんなデク姿たや叫びを、俺は怒りが込み上げていきデクに向かって走り

 

 

 

 

「その面――やめろやぁぁぁ!!!!

 

 

 

拳を出しデクの顔を殴ろうとした、デクは寸前で避けビビって腰を抜かしながらも後ろへと下がっていく。

 

 

「か、かっちゃんやめてよ!」

 

「うるせえ!!うぜぇんだよ!!どいつも!こいつも!!」

 

 

怒りで我を忘れていた俺はデクをボコボコにしようと個性でデクを攻撃した 

 

 

 

「しねぇぇぇ!!!!」

 

「っ!!」

 

 

BON!

 

 

バッ!!

 

 

 

「――あ"?」

 

「いつっ…大丈夫か出久!?」

 

 

憎悪と対象が目の前に現れた。

 

 

「アスタ君?!な、なんでここに」

 

「たまたまこの公園に寄ろうと思ってたんだ…そしたらあいつがお前を攻撃しようとしてたから止めに来たんだ!」

 

「てめぇアスタ……どれだけ俺の神経を逆撫ですりゃ気が済むんだよ!あ"ぁ"!?

 

 

 

俺は個性を使いながらアスタへと詰め寄る…けどあいつは逃げもせず、デクの前に立ち

 

 

 

「俺が何かしたなら謝る!…けど!出久はやらせねえ!!」

 

 

 

堂々と言い放った、四年生になり体つきもしっかりし個性も強くなってきた俺は…無個性であるアスタへと喧嘩を吹っ掛けた

 

 

「前々から気に食わなかったんだよ!無個性のくせに調子に乗りやがってぇぇぇ!!」

 

 

近づき俺は爆破でアスタを攻撃する、あいつは避けなかった…避けられねぇんならと俺は何度も何度もあいつを攻撃した。

 

 

「っ!ぐっ!」

 

「はっ―やっぱり…大したことねえんだよ!お前なんてなぁぁ!!!」

 

 

俺は蹴りをアスタの腹へと繰り出す…その時あいつはカッと目を見開き、俺の足を持つと

 

 

「!?」

 

「うぉらぁぁぁぁぁ!!!」バンっ!!

 

「カハッッ!!」

 

 

持ち上げて地面へと叩きつけた、そしてあいつはデクに話しかけた

 

 

「怪我ないか…出久…」

 

「僕は大丈夫だけど、アスタ君が!!」

 

「気にすんなって!―けどごめん!ちょっとだけ…下がっててくれ」

 

 

その理解した、こいつは避けられなかったんじゃない…

 

避けなかったんだと。

 

よければ後ろにいるデクに攻撃が当たる…それを避けるためにあいつはその場から動かなかったんだ

 

 

「ふざ…けんなよ!!舐めてんのか!?」

 

「お前!なんで出久の事襲ったんだよ!お前こいつの友達なんだろ!?友達を理由もなしに攻撃するなんて…おかしいぞ!!」

 

「友達だぁ…?そんな…そんな木偶の坊は俺の友達なんかじゃねえんだよ!!」

 

「木偶の坊って…」

 

「何もできねえ無個性の木偶の坊!!それがそいつだろうが!お前もだアスタ!!テメェもヒーローになりたいんだって?笑わせんな!!お前らみたいな奴が!ヒーローになんてなれるわけねぇんだよぉぉぉ!!!」

 

 

 

アスタに向かって俺は渾身の爆破をアスタに向かって放つ、あいつは避けるとそのまま拳を出すが…その頃のアスタはまだちょっと強いくらいだったから対処ができ、俺は逆にあいつを攻撃した

 

 

 

「ぐっ!」

 

「オラァ!!ウラァァ!!!」

 

「っぐ!?がぁぁ!!」

 

 

 

殴って爆破し蹴り飛ばす、懲りずに立ち上がるもんだから俺は何度もあいつを殴り飛ばした…それでも

 

 

 

「まだ…まだぁ!!」

 

「っ!(なんで立てんだよ!!)」

 

「おまえが…いずくに…あやまるまで!絶対にゆるさない!!」

 

 

 

殴られ口調がおかしくなってもあいつは諦めずに立ち上がった…俺はもうわけがわからなくなった。

 

 

 

「なんなんだ…なんなんだよ!お前は!!なんで負けを認めねえ!なんで立つんだよ!無個性のくせに!何にも才能がないくせに!!!!なんで…なんでお前はぁぁぁぁ!!!」

 

 

心がもう安定しなくなっていた俺はアスタへと走り殴る…けどあいつは倒れず俺の手を掴んだ

 

 

「たしかに…おれにはさいのうなんてない―こせいだってないし―…っ…いずくやおまえみたいにあたまもよくない!!」

 

「くっ!」

 

「だけど!おれはあきらめぇ!!俺はしょうらいひーろーになるっていう夢がある!」

 

「そんなの、なれるわけが!!」

 

 

 

『なれる!!!』

 

「!!」

 

 

 

「あきらめなければぜったいにゆめはかなう!じゃなきゃ、いまいるひーろーたちがいるわけがないんだ!」

 

「っ!」

 

「いずくはおれをおうえんしてくれた友達だ!だから…そんな出久をばかにしたおまえを!俺は許さない!!」

 

「デクも…テメェも!無個性の癖に――」

 

 

『あきらめないのがおれのこせいなんだ!!!』

 

 

 

アスタには個性が無い…けれど、諦めない鋼の心、それがあいつには昔からあった…俺はそれを言われ心が動いた気がした。

 

 

 

『な、なんだよ…それ!くだらねえ!!』

 

『くだらなくなんてねぇ!!むこせいでも!頑張ればひーろーになれるんだ!いずくを!ばかにすんなぁぁぁぁ!!

 

「っぁぁぁぁぁ!!!!」BONBONBON!!

 

『ウォォォォォォオ!!!!』

 

 

 

爆破を喰らいながらもこっちへ走り

 

 

あいつは…俺の顔に拳を当てた。

 

 

 

その時俺は初めてあいつに負けたんだ

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「ガハッ!グフッ…ちく…しょう…」

 

「いずくに…あやまれ!!」

 

 

近づいてくるアスタに俺はビビってデクと同じように腰を抜かしていた、俺がそんなふうになるだなんて思いもしなかった…色んな感情が次々に現れ―俺は遂に

 

 

 

「っ―ぁぅ……」

 

 

 

 

 

 

 

『う"わ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"っ"っ"ー!!』

 

 

 

 

 

 

 

泣き喚いた…悔しかったんだ、自分よりも弱くて劣っている奴に負けた事が。

 

悔しかったんだ、アスタに攻撃されまくり負けて…さらに地面に俺が寝そべっている事に

 

 

 

悔しかったんだ…自分がヴィランのようになっていた事が…自分が間違っていたとわかったから。

 

無個性だからって馬鹿にしたり、気に入らないからってすぐに手を出していた俺が…

 

一番ダサかった事に気づいた事が。

 

 

 

 

 

アスタと色々あった後、騒ぎを聞きつけたヒーローや大人が駆けつけて事情を聞いてきた…悪いのは100%俺だ。

 

雄英に言えなくなるかもしれない、個性を使っちまったからとんでも無い事になるかもしれない…終わった、そう思ってた―――けどあいつらは

 

 

 

「個性事故だって?」

 

「はい、かっちゃんの個性が暴走してしまって、それをアスタ君が頑張って落ち着かせたんです!」

 

「なあヒーロー!かつきがわるいんじゃなくておれがわるいんだ!か、かつきのこせいがすごいって聞いて、おれがみせてくれってたのんじまったんだ!だ、だから!かつきをおこらないでくれ!」

 

「―――――――」

 

 

 

あんな事をしたのに、あんな事を言ったのに…あの二人は俺を庇った…デクになんで庇ったのか理由を聞くと

 

 

 

「僕が許すって言ったんだ、アスタ君も僕が許すって言ったら『わかった』って言ってくれたしね」

 

「俺はお前らに!散々な事をしてきたんだぞ!?」

 

「うん、そうだね……けど、悪いって今は思ってるんでしょ?反省もしてるみたいだしさ」

 

「!」

 

「だから―僕らは許すよ!」

 

 

 

デクに許されアスタにも許された、そして次第に話をしたりして和解して行き、仲も良くなってあった…本当にあいつらは俺を許してくれたんだ。

 

 

「俺の勝ちだぁぁ!!!」

 

「はっ!残念だったな!俺の手札は」

 

「あ、僕上がりだね」

 

二人『なにぃぃぃぃぃぃ!!!?』

 

 

俺達はいつの間にかライバルのような関係になって行った。

 

俺も考え方も改めて、無個性だからって馬鹿にしたり見下したりするのをやめた。

 

そして許されてから数ヶ月後俺はあいつに、俺の事はもう何も言わないのか?と聞いた…するとあいつは

 

 

 

『償うって決めたんだろ?ならそれで十分だ!』

 

 

 

そんな事を言われ俺は確信した…こいつの…こいつのこの性格にだけは勝てねえって、けど同時に思っちまった。

 

 

アスタみたいに強くなりてえって、アスタみたいなやつになりてえって。

 

個性を発現させたアスタはまた俺たちの先に行った――追いつきたい、追いついてやる!追い抜かしてやる!!

 

 

そう心に決めたんだ――だから!!

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

「うぁぁぁぁぁぁ!!!まけるかぁぁぁ!!!」

 

 

 

爆豪はアッパーをされた後も気をしっかりと保ち、倒れずにアスタへ掴み掛かる、振り払われるも諦めずに食いつきアスタへ蹴りや拳を繰り出していく。

 

 

 

「へへっ!やっぱすげぇよ勝己は…けど!俺だってまけられねぇぇぇえ!!!」

 

 

 

 

ここで個性無しのステゴロの試合に早変わり!!両者共々殴り蹴りの連撃!!くぅぅぅあっっついなぁぁ!!』

 

 

 

「フンッ!!」

 

「ぐっ!?ぅらあ!!」

 

「アギッ!―このぉぉ!!」

 

「ガハッ―いてぇじゃねえかぁぁ!!」

 

 

二人『負けるかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

 

 

 

 

両者全く譲らない攻防、見ている観客達もそんな二人の戦いに釣られ熱くなり歓声を上げる。

 

ボロボロになりながらも立ち上がり戦う二人の姿に、プロヒーロー達は感心していた、ぜひうちに来て欲しい、そう思った者達も少なく無い。

 

 

次第に二人は力が無くなって行き、やがて地面へと倒れる

 

 

 

「はぁ……つ…なんだ…あすた…てめ…もう、へこたれてんのか?」

 

「ばか…いえぇこの…まだまだ余裕…だ…」

 

 

 

アスタと爆豪は笑いながらまた立ち上がる、アスタと爆豪が倒れていた場所の近くには剣があり、アスタはそれを持ちながら立つ

 

 

 

「―ははっ…あと…一回ぐらいしか触れねぇみたいだ」

 

「そう…かよ―…んなら…次で終わらてやるよっ!!!」

 

 

BON!

 

 

 

爆豪は爆破で大きく後ろ斜めに飛ぶ、そして跳躍中に両手を左右逆方向に向けて爆発を連続発生させ、その反動で錐揉み回転しながらアスタへと向かって突撃してくる

 

 

『こ、ここでとんでもねぇ技が出たぁ!?これアスタはどうする気だぁ!?もう触れねえだろあれ!』

 

『………いや、あいつならここで』

 

 

グッ!!!!

 

 

「ヌゥゥゥゥオオオオオッッ!!!!」

 

 

『限界を超えてくる』

 

 

 

アスタは爆豪へ向かって飛び出し突進する。アスタは残っている力を使いその剣を突撃してくる爆豪へ向け!全力で振るった!!

 

 

『ウラァァァァァァァッッ!!!』

 

『オラァァァァァッッッッッッ!!!!』

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

BON!!!!!

 

 

 

空中で起こった爆破の衝撃で突風が発生し、観客達に降りかかる。

 

 

 

「ど、どうなったんだ!?」

 

「爆破はしたけど、アスタは!?爆豪は!?」

 

 

 

 

 

 

ヒュゥゥゥゥゥッッッッッッ……バタッ

 

 

 

 

 

シュタ!

 

「は…ぁ…っ…」

 

 

 

『―――り―リング外に落ちたのは!!一年A組!!爆豪勝己だぁぁぁぁぁ!!!勝者!!黒魔アスタァァァァァッッ!!!』

 

 

「―――――っっ!!しやぁぁぁぁぁぁぁっっ!!

 

  

 

リング内に残っていたのはアスタ、何が起こったのかがわからず観客たちは困惑するが…それ以上に勝者が決定した事に対し歓声を上げていた。

 

 

 

「――…く…そ……あいつ…俺の爆破よりも先に…攻撃しやがった……」

 

 

 

爆豪の大技がアスタに当たり爆破する…ほんの少し前、爆豪の爆破よりも先にアスタの剣が当たり爆豪は手を上空へとやってしまう。

 

それによりアスタに爆破は当たらず、そのまま爆豪は吹き飛ばされた。

 

 

 

 

 

「………くやしい…くやしぃなぁ!!くそぉぉぉぉ!!!!

 

 

爆豪は大きく叫び涙もこぼす、だが決して悪態をつくわけでもなく、爆豪は立ち

 

 

 

「いいかアスタ!!まだ終わりじゃねえ!次だ!次の体育祭の時は俺が勝つ!!No. 1になんのはこの俺だ!!首洗って!―っ…待ってろよ!!

 

「上…等だっ!」

 

 

 

ニコッと二人が笑い感動を生む、マイクは泣きながらマイクを握り話す

 

 

 

『こ…言葉は…グスッ…ふよう!!この戦いを見せてくれた二人に大きな拍手ぉぉぉぉぉぉ!!!』

 

 

 

その場にいた全員から拍手喝采が響き、二人は拳を上げた……それを見たミッドナイトは

 

 

 

「――カヒュ」

 

 

尊さのあまりその場に倒れたのだった。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

次回予告

 

 

―――はっ!危ない危ない!後もう少しで尊死してしまうところだったわ!あの二人のあの友情………くぅっ〜〜〜!本当に大好き!!いいもの見せてもらったわー!!

 

次はいよいよ決勝戦ね!あーーーもう待ちきれない!!

 

 

次回 五つ葉のヒーローアカデミア

 

ページ23:決勝戦開幕

 

 

諦めないのが私の個性よ!

 

次が楽しみすぎてよだれが止まらないわぁぁ!!





いかがでしたでしょうか?

爆豪君は最初のアスタとデクのことを見下し馬鹿にしていましたが、アスタに負け、さらに今まで色んなことをしてきた自分を許してくれたアスタ達に感謝し自分自信を悔い改めた事により、今のかっちゃんが出来上がりました。

ちょっと違和感とかありますか?……そこはこう!慣れてもらえれば!!

あと思った以上に薄かったかもしれませんが!これが!僕の中での設定ですのでご了承ください、ラストに関しては完全にご都合展開でした。



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ページ23:決勝戦開幕


お待たせいたしました!たくさんのコメントと評価、本当にありがとうございます!

年末間近ってなんでこんなに忙しいんですかね…疲れすぎて描いてる最中に寝てしまいました。

まあとりあえず!本編をどうぞ!!



 

 

「良しっ!!準備運動完了ぉぉ!!」

 

 

 

アスタは準決勝の後すぐにリカバリーガールの元へ運ばれ、リカバリガールの個性の力により完治しその後控え室へと戻った。

 

そして準備運動一通り終わらせた後、次の相手について考える。

 

 

 

「最後の相手はあのマルスだ…気を引き締めねえと」

 

 

 

 

マルスが体育祭前に行った発言、あれに対しアスタはまだ怒っていた。雄英にいる生徒達は努力してここまで登ってきたはず、さらに血の滲むような努力をしてやっとの思いでここまできたもの達もいるだろう…そんな生徒達に対しマルスは『石ころ』『ゴミ』と言い罵った。

 

 

 

「勝って証明してやる…ゴミや、石ころなんかじゃ無いってな!!」

 

 

 

アスタはそう意気込み扉を開ける。

 

 

 

 

するとそこには身に覚えのない生徒が立っていた。

 

 

 

 

「黒魔…アスタ…だよ、ね?」

 

「そうだけど…お前は?」

 

「私…『小大唯』……茨と同じB組で――マルスの、友達なの」

 

「あいつの!?け、けどあいつ、友達なんていらないしいないって」

 

「……そう…言われてる―けど、私は友達だと…思ってるの」

 

「そっ、そーか……それで、唯はなんでここに?」

 

「………お願いをしにきた」

 

「お願い?」

 

 

唯はグッと涙を堪えアスタの方を向き

 

 

 

 

『お願い――マルスを…倒して…』

 

 

 

 

轟に頼んだようにアスタにも言った、アスタは始め頭に?を浮かべていたが…だんだんと意図がつかめてきた。

 

 

 

 

「俺があいつを倒して…あいつの目を覚まさせて欲しいって事だよな?」

 

「…ん…轟にも頼んだの……だけど負けちゃって…もう…貴方しか残ってない…」

 

 

 

 

唯は下を向き拳を強く握る、今にも泣きそうな声でマルスについて話す。

 

 

 

「マルスは、昔はもっと…優しい人だったの」

 

 

アスタはマルスが優しかったという事に対し驚く、そしてそこから話されたのは…

 

今のマルスとは程遠い物であり、信じられなかった。

 

 

 

 

 

 

『僕の個性は硬いから、人にぶつけたら怪我をさせちゃんだ―でも!人を守る事もできると思うんだ!だから僕、将来はみんなを守るヒーローになる!』

 

 

『ゆ…唯、大丈夫?血、血が…ど、どうしようどうしよう!死んじゃう…このままじゃ唯が!!―転んだだけ?大袈裟?バカッ!大袈裟なわけ無いじゃないか!!…今すぐ連れて行くから!じっとしててよ!?』

 

 

『な、泣き虫なんかじゃない!僕の心は鉱石みたいに硬くて強いんだ!――わ、笑うなよ〜……フフっ!ハハハハッ!』

 

 

 

『あっ…あのね…唯!何があっても…僕達は親友だよ!』

   

 

 

 

 

 

「……………」

 

「昔は泣き虫で…心配性だった…けど優しくて、誰よりも友達を大事にしてた!―けど…今は………」

 

「冷たい目で、仲間も突き放す……そんな奴になっちまってんのか?」

 

「……ん」

 

「俺…あいつの事はまだよくわかんないし、正直嫌な奴だって思ってる」

 

「っ…」

 

 

マルスが昔そんな奴だったとはいえ、今までの行動が許されるわけでは無い…が。

 

 

 

「けど!そうなったのにも理由があるんだよな?…それを俺に話して欲しい」

 

 

 

アスタは唯の話を聴き、何があったのかが知りたくなった。

 

 

「助けて…くれるの?」

 

「困ってる人は放って置けないからな!……話してくれるか?」

 

 

唯は苦しそうにしながらマルスの過去を話し始める。

 

 

「……マルスがああなったのは」

 

 

 

『―――――――――――』

 

 

 

その過去は唯にとっても辛く、話すのを何度か止めようとするほどだった…しかしアスタには話しておかなければならない、故に、我慢して全てを話した

 

 

 

 

 

「そんなことが…あったのか」

 

「マルスは…それから…ずっと強くなって言った…けどその代わり…いろんな物が抜けていった、私の事もB組のみんなも関わらないようにずっとしてて……このままじゃマルス!ずっと…ずっとずっと!……一人ぼっちになっちゃう……」

 

「……………」

 

「お願い―マルスを……お願い……」

 

 

 

唯は頭を下げアスタに頼む…アスタは唯に近づき、下げた頭を上げさせると

 

 

 

「任せとけっ!!」

 

 

 

笑顔でそう言った。これを拒否るという選択肢すらアスタには無い、助けて欲しいと言われたのなら助ける…それがアスタとい人間である。

 

 

 

 

「そんで全部終わったあとは、ちゃんと話をしてやってくれ」

 

「――うん!」

 

 

 

アスタは唯のお願いを聞き入れマルスの心を助ける事にした。

 

唯と話をさせるため、昔の自分を取り戻させる為、アスタはリングへと向かった。

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

『さァいよいよラスト!!雄英一年の頂点がここで決まるっ!!!次の試合ははっきり言って楽しみで仕方ねえぇぇ!!!』

 

 

観客達は歓声を上げ盛り上がる、その中でアスタの弟であるミズは震え、アスタを心配していた。

 

 

「アスタにい…だいじょうぶかな……あのマルスって人、とってもつよいよ?」

 

「何言ってんだよ!アスタが負けるわけないじゃん!」

 

「そうだよミズ、ダンの言う通り…アスタは絶対に勝つ…だよね?シスター」

 

「勿論、アスタがどれだけすごいのかみんな分かっているでしょう?信じましょう…私たちのヒーローを」

 

「そうだな…スゥゥゥゥッ…アスタァァァ!!帰ってきたら御馳走じゃからなァァァ!!!

 

 

 

シスター達はアスタの勝ちを信じ祈る、アスタは家族にとって最高のヒーローであり、最高のお兄ちゃんなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

「もう始まってるか?」

 

 

A組達が座っている観客席に轟と爆豪がやってくる、二人とも大きなケガはないが治りきっていない場所もある。

 

 

「轟君にかっちゃん!?二人ともケガはいいの?」

 

「なんとかな、この試合だけは…この目で見たかったんだ」 

 

 

 

轟はアスタの試合をモニター越しではなく直で見たかった為、観客席に来た。

 

 

 

「爆豪ちゃん、もういいの?」

 

 

梅雨は怪我を負っている爆豪を心配し声をかける、爆豪は手で頭を抑え、うっすら笑いながら答える。

 

 

「ああ……カッコつけたくせに負けちまった、ダっセェな……」

 

「そんな事ないわ爆豪ちゃん。爆豪ちゃんはアスタちゃんといい勝負をしていたのよ?それにボロボロになっても戦ってる貴方の姿は、最高にかっこよかったわ

 

「……そうか…ありがとよ、梅雨女」

 

「フフッ、梅雨ちゃんと呼んで?」  

 

「………いつかな」

 

 

 

爆豪はライバルであるアスタの決勝戦を見に来たが、そこで梅雨といい雰囲気になっていた。

 

 

 

(―――え、まさか梅雨ちゃん)

 

(そういうことなん梅雨ちゃん!!?)

 

(そういうことなのですか梅雨さん!?)

 

(かっちゃんに―春が!?)

 

(爆豪といいアスタといいずるい!!)

 

(ちくしょォォォォ!!結局イケメンかよぉぉぉぉ!!!!)

 

 

 

その会話を聞いたA組のほとんどは気づき、何人かは『?』を浮かべる。

 

 

そしてそうこうしているうちに、リングへ選手二人が登ってくる。

 

 

 

『それでは最後の紹介!今イベントにおいてとんでもない戦いを見せており、さらに熱い友情努力を見せてくれた者!黒魔アスタァ!!まさにダークホース!黒だけに!

 

『上手くねえぞ』

 

『対するは!多種多様な鉱石に冷静な判断力!そして相手に一切の隙も容赦もない男!心まで鉱石なの?鉱状マルス!!』

 

 

 

リングに揃った二人はじっと見つめ合う、マルスの目からは濃厚な殺意が向けられており、それをその場にいるミッドナイトは感じゾッとする。

 

 

アスタは殺意を敏感に反応するものの屈指ない、そしてマルスに話しかける。

 

 

 

「マルス」

 

「…………」

 

「俺はお前を倒して…俺達が石ころじゃないって事を証明する!」

 

「………」

 

「んで持って…お前の目を覚まさせる!」

 

 

 

アスタの発言にイラっとするマルス。

 

 

 

「…お前もそれか、やつといいお前といい…俺の目を覚まさせるだと?ふざけるな……」

 

「ふざけてなんてねぇ!―唯に言われたんだ…お前を倒してくれって…そんで、目を覚まさせて欲しい…そう言われたんだ」

 

「―あいつが…また」

 

「あいつ泣いてたんだぞ!今のお前がお前じゃ無いって、助けてくれって頭まで下げたんだ!」

 

「黙れ――弱者が何を言っても…無駄だ!」

 

 

 

アスタの言葉ひとつひとつがマルスの怒りを増す、マルスは両手に力を溜め始める、アスタもそんなマルスを見て構える。

 

 

 

『か、開始前から言い争っているが……とりあえず!雄英体育祭・決勝戦!!

 

 

『スタァァァァァァァァァァトッ!!』

 

 

いよいよ最後の試合が始まった

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「黒魔―アスタァァァァァァッッ!!!!」

 

 

バキバキバキバキバキッッッ!!!!

 

 

開幕と同時にマルスは一点集中で鉱石を放つ。アスタはそれを避け黒い本から剣を出し

 

 

バリバリバリバリッ!!

 

 

 

「うぉぉぉぉぉっっ!!!」

 

 

その鉱石を切り裂きながら流れるようにしてマルスに近づく、マルスはハルパーで迎撃する。

 

 

「ハツ!セイッ!!」

 

 

アスタは剣でハルパーを破壊し飛び上がり剣を振り下ろす。容赦は無しの振りに地面は耐えられず破れ破片が飛ぶ、マルスはその隙を利用して瞬時にタロスの人形とネメアの鎧を作り出す。

 

 

 

(今の一瞬であの二つを作ったのか!)

 

「この世界は弱い奴から消える…戦場ではそんな弱い奴に存在する価値などない!ましてや…仲間など気にすれば自身が死ぬ、なら邪魔なだけ!」

 

 

 

人形達はアスタへ襲いかかる、だがアスタの剣の前では豆腐のように簡単に切れる。

 

 

「俺は…そんな奴らを壊すために生まれてきた、この世界は強者だけが生き残る―だからお前のような軟弱者は―壊れろ!!

 

 

人形達は束になりアスタの前に現れるとそのまま襲いかかる。

 

 

 

 

 

 

 

「そーかよ……じゃあその軟弱者な俺を」

 

 

 

 

ガシャッ!!

 

 

 

 

 

「壊してみろ!!」ザッ!

 

 

 

 

アスタは束になっていた人形を一気に切り裂き、思い切り走ってマルスの背後へと回り込み攻撃する。

 

 

 

バキッ!

 

 

(人形と入れ替わった!)

 

「そのつもりだ!」

 

 

それでやられるマルスでは無く、人形を盾にし避け飛び上がり、レーヴァテインを作り上げた。

 

 

 

『レーヴァテインが出たぁ!!てかあんな速度で作れたのか!?』

 

『轟の試合の最初で見せていた時以上の速さだな。』

 

 

 

レーヴァテインはアスタに向かって繰り出される、アスタはそれにビビらず真っ直ぐ飛びレーヴァテインに突っ込む。

 

 

 

「フンッ!!」

 

キンッ!

 

 

 

レーヴァテインを簡単に切り裂く、それにより勢いが落ちてしまい地面に着地する。

 

そこを逃さずマルスは鉱石の塊をアスタへ向けて放つ。

 

だがそれが間違いだった。

 

 

 

カンッ!

 

 

 

「返すぞっ!!」

 

(返されたことによってさらに速度が―っ!)

 

 

 

マルスは手を鉱石で固め返された攻撃を防ぐ、防いだ事により地面へと落ちてしまうが攻撃ができないわけでは無い。

 

地面に足をつけ、アスタの動きを止めるために鉱石の波を放つ

 

 

 

「まだ手は――」

 

 

バッ!!

 

 

「手なんてねぇっ!!」

 

「――っっ!?(いつのまに―)」

 

「オォォォッラァァァァッッ!!!」ブンッ!

 

 

 

バギャッ!!

 

 

 

「グアッ!!(鎧が…くだ―けた…)」

 

 

 

マルスが地面についた瞬間アスタは、今出せる最高パワーで踏み込み飛びした。

 

その速度は凄まじく、アスタが瞬間移動したように見えるほどだった。

 

そして放った一撃によりマルスはリングのギリギリまで吹き飛ばされる。

 

 

 

 

「どうだコノヤロォー!これが―お前の言っていた軟弱者の一撃だ!」

 

 

マルスは食らった場所をよくみる。

 

 

(鎧が砕け…腹の肉の色がすこし変色している?!あの剣だけの力では無い―奴の…肉体の力が…ここまでの?)

 

 

「ずっと言ってたよな?オレはただ石ころだって…悪いな、生憎俺はただの石ころじゃない」

 

 

 

アスタはゆっくりとマルスの方へ近づき剣を向ける、そして

 

 

 

「石ころは石ころでも…俺は!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ダイヤモンドを砕く石ころだ!!!』

 

 

声を出しそう言い放った、マルスは悔しそうに顔を歪ませていた。

 

 

 

 

 

 





いかがでしたか?

唯ちゃんめっっさ可愛いですよね、あんな美人を泣かせるなんてダメですよマルス君!書いたな私ですが

あいも変わらず後半は行きます…次回をお楽しみに!

マルス君の過去は次回わかります

追記:ヤミさんの小説も考えていますが……新たに、ノエルちゃんが主人公な話も考えております。


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ページ24:追憶の君


最初に二つ謝らなければいけません。

一つ目……今回の話は………ドチャクソ重たいです!見る人によっては辛い内容かもしれません。

二つ目……前回の後書きにアレが?と書いていましたが…話を変えていくうちに、やっぱり次の投稿にアレというものを出すことにしました。

わくわくされていた方々、本当に申し訳ありません!!

本編へ、どうぞ!!(許してくださいませ!!)


 

 

『ダイヤモンドを砕く石ころだ!!!』

 

 

ワァァァァァッッ!!

 

 

 

「アスタ兄すごーーい!!」

 

「いいぞーアスタ兄ー!!」

 

「頑張れー!!」

 

「アスタがあそこまで強く―ぅぅぅぅ!アスタぁぁ!!そのままいけぇぇ!!」

 

(強くなったと思っていだけれど…ここまでだったなんて、フフッ、いつまでも子供じゃないのね)

 

 

 

 

 

決勝戦が始まり、マルスとアスタの攻防を見ていた観客達は盛り上がる。

 

 

 

 

そして警備に当たっていたヒーロー達は休憩時間を使い、二人の試合に注目していた。

 

 

 

 

「……あの子…ヘドロの時の」

 

「個性無しであそこまで動けるなんてな…いったいどれほどの鍛錬をしてきたんだ」

 

「俺達には分からんさ……けど、確実に言えることはある、あの子は…本当の強さってやつを持ってる」

 

 

 

 

ヘドロ事件の時にいたヒーロー達、Mt.レディ・デステゴロ・シンリンカムイはアスタを強さに気づき頷く。

 

 

 

 

勿論見ているのは三人だけではない

 

 

 

 

「あれが焦凍の言っていた反個性の子供……実力はまだまだだが、これから十分成長出来るだろう」

 

 

 

焦凍の父、フレイムヒーロー『エンデヴァー』もアスタを称賛しており

 

 

 

「……あの子…いいわね」

 

 

あるヒーローが彼のことを気に入っていた。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――ーーーー

 

 

 

場面は変わりリング内

 

 

 

「どうしたぁ!もう終わりかコノヤロー!!」

 

 

 

アスタは剣を向けながらマルスへ近づいていく、油断しない、どう来ても対処出来るように考えていた…そしてマルスが少し動いた瞬間。

 

 

 

 

ザバァッ!!!!

 

 

 

 

鉱石の波がアスタを襲う。アスタはすぐにそれを立てに切り裂く……しかし

 

 

 

パキパキッ

 

 

「―!」

 

 

切り裂いた鉱石の断面から新たな鉱石が生成され、それがアスタを押し潰す。 

 

 

ドォォォォォォォッ!!

 

 

 

生成された鉱石の量は段違いであり、アスタはそのまま大量の鉱石の下敷きになる。

 

 

 

「アスタ!?」

 

「お、おいおい!!」

 

「断面から新しいもんを生み出すなんて」

 

「下敷きになっちまったけけど大丈夫か!?」

 

『うぉぉぉおいアスタァァ!!?だ、大丈夫か!?あれ大丈夫なのか!?』

 

『流石にあいつでも…あれは』

 

 

 

皆が心配していたまさにその瞬間

 

 

 

ガァァンッ!!

 

 

 

『だぁぁ!!死ぬかと思ったぁぁ!!』

 

「……フッ」

 

『そんな事なかったな』

 

 

 

アスタはボロボロの状態で現れた、骨は折れておらず傷を負っているぐらい。流石はアスタだと納得する轟とやっぱそうなったかと納得する相澤。

 

 

 

「はぁっ…はぁぁ…」

 

「―なんなんだ…なんなんだお前は……!」バキバキバキッ

 

(轟時のでっけえ鎧…速度はねえから、対処はできる!)

 

 

 

 

マルスはタイタンの重装を発動させアスタの前に立つ、アスタは剣で支えながら立ち上がりマルスをみる。

 

 

 

「いったいどうやってそこまでの力を手に入れた…」

 

「俺は―元々個性がなかったんだ」

 

「…なに?」

 

「これが出てきたのはほんの数年前…鍛錬中に嘆いてたら急に出てきたんだ。それまではずっと…俺には力が無かった」

 

「個性が…最近になって発言しただと?ならその体はっ」

 

「個性が出る前に鍛えてんだ、ヒーローに…No. 1になるためにな!」

 

「―――!」

 

 

 

―――マルスは将来、どんなヒーローになりたいの?

 

 

 

「っNo. 1だ…と?」

 

「お前だってあったんじゃねえのか?なりたかったもんが!!」

 

「俺は―全てを壊す!ただそのために!」

 

「全てを壊すだと?ヒーローは全てを守る存在だ!お前のなりたいヒーローってのはそんな奴なのかよ!!」

 

 

 

――それがマルスのなりたい物?うん!マルスなら絶対になれるよ!

 

 

 

 

「そう…だ!俺はこの世に蔓延るヴィランを蹴散らす!そのためにここへきた!!」

 

 

 

マルスはタイタンの腕を振り落とし攻撃、アスタは避け話を続ける。

 

 

 

「ヴィランが許せねぇんだよな?それはみんな一緒だ!だからこそ手をとって、高めあう必要があるんだよ!」

 

「弱い物同士が何をしたって意味が無い―強いものに壊され、何もできずに果てるだけだ」

 

「初めから強いやつなんていねぇ!だからみんなで強くなっていくんだろうが!!」

 

「強者―以外など!!」

 

 

 

 

タイタンの拳がアスタへ放たれる、しかしタイタンを拳を剣で防御しその場に止まるアスタ。

 

 

 

「強者強者って…さっきからそればっかだな…………お前にとっての強者はただただ力の強いやつなのか?」

 

「!」

 

「お前と戦ってきたやつはみんな弱かったか?力以外に、何か別の強さを感じたんじゃ無いのかよ!」

 

「別の…強さ」

 

「力が強いやつはそりゃすげぇよ、勝己や轟の圧倒的な火力はどんなやつでも敵無しだ…茨みたいに隙のないやつもいる――けどな!!それだけじゃ人は救えないんだ!」

 

「何を馬鹿な!」

 

「誰かを助けたいって思いや、優しさや、絆があるからこそみんなを救える!」

 

「そんなもので人が救えるのなら―おれは!!」

 

 

 

マルスはもう一つの腕でアスタを掴み、そのまま地面へと投げつける。

 

 

 

「ぐっ!」

 

「甘さが…人を死なせる―仲間や友などというものもそうだ!強かった奴が仲間と関わったことによって弱くなる…それで何も救えなくなる――それが現実…なんだ!」

 

「(まだ立てる―一撃でも当てねえと!!)」

 

「俺は一人でいい…一人なら…周りを気にせず戦える、自分だけに集中し勝てる―俺以外の…弱者なんて――」

 

 

 

『一人でなんでもできるわけねえだろ!!』

 

 

「!」

 

 

 

「今頑張っているヒーロー達は一人でなんでもやってるか?違うだろ!みんな助け合って、人を助けてんだ!あのオールマイトだってそうだ!一人じゃない!周りの助けがあったから助かったことだって何度もあったんだ!!」

 

 

緑谷と一緒になって見てきたオールマイト、その活躍を知っているアスタはそう叫ぶ。

 

 

「お前以外の弱者は足手纏い…だからそいつを見下す、そんなの間違ってる!そんな奴ヒーローじゃねえ!

 

「お前に―何がわかる!!」

 

 

マルスは弱々しい鉱石の玉をアスタへ打ち出す、アスタはそれを弾かず受ける。

 

 

 

「―お前の過去を聞いた」

 

「!?」

 

「お前がなんでそんなふうになっちまったのか、なんで頑なに弱い奴らや仲間を嫌うのか…俺はなんとなく分かった気がした…」

 

「俺の過去―過去…なんて…俺の…かこ?」

 

「やっぱ忘れかけてたんだな…その過去はお前にとって辛すぎたんだ―だから蓋をして、思い出さないようにしていた――思い出せば自分が弱くなる!そう思って!!」

 

「ぁ…ぐ……」

 

「今のお前の姿を、お前の…もう一人の親友や、憧れたヒーローに見せれるのかよ」

 

「―――――…」

 

 

 

もう一人の親友、憧れたヒーロー、その言葉にマルスはハッとし

 

   

 

 

記憶がフラッシュバックした。

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

鉱条マルス、彼は孤児であった。

 

 

幼少期から孤児院で育ち、その孤児院で多くの家族と共に暮らしていた。

 

だが人一倍力の強いマルスを、家族は怖がりマルスに関わろうとしなかった…それ故にマルスは孤独だった。

 

 

 

 

 

『ねえ、何してるの?なんでこんなところで遊んでるの?』

 

 

「…………だれ?」

 

『私?私はファナ!鳳凰ファナ!今日からここのお世話になるの!』

 

「そ…そうなんだ……でも、近づいちゃダメだよ、僕…人傷つけちゃうし」

 

『それなら大丈夫!だって私…怪我とか、すぐに治っちゃうの』

 

 

 

 

 

 

桃色の髪に不死鳥のような尻尾を生やしている女の子鳳凰ファナ、その子にマルスは救われた。

 

 

彼女はマルスが一人でいることが嫌で、ずっと関わってきた。

 

 

一人で何かしようものならすぐに駆けつけ一緒に遊ぶ、一人で寝ようとするものなら一緒に寝る、そんな子をマルスは最初苦手であったが…数年も経つと、それが嬉しく思えてきた。

 

 

 

 

 

 

「ねえマルス!今度学校があるよね!」

 

「…う、うん、そろそろ始まるね…」

 

「入ったらさ!いっぱい友達を作ろうよ!」

 

「ぼ、僕はファナさえいれば…それで」

 

「だーーーめ!!友達が私一人なんて寂しすぎるよ?――よし決めた!!マルスの友達を十人作る!」

 

「十人も!?」

 

「私も作る!それでもっと楽しくなるでしょ?うん決定!」

 

「ま、待ってよファナ!流石にそんな数」

 

「拒否権はない!」

 

「ええぇぇ!!?」

 

 

 

ファナは小学生に入学したのち、必ず友達を多く作りマルスの友達を増やそうとした。そうすればきっとマルスも楽しいと思ったから―――――しかし

 

 

 

『ご、ごめんねファナちゃん……その…お母さんが、あなたと遊んじゃダメっ…て』

 

『ごめんマルス……こせいがつよいからちかづくなって…パパが』

 

『け、けががなおった?こ、こわいよぉぉ!!』

 

『いてっ!な、なにすんだよ!!―やっぱり…ちかづいちゃだめだったんだ!!』

 

 

 

二人を待っていたのは個性や孤児院に住んでいることによる差別だった。

 

同級生の親達は孤児院に育っている者達なんて碌なやつはいない、そう決めつけ遊ぶ事をダメだといい二人から離した。

 

 

そしてファナの個性は『不死鳥』

 

不死と言えるほどではないが、少しの怪我なら自信の出す炎で治せるという者…その個性も、側から見れば異次元であり気味がられた。

 

力が強すぎるが故にマルスも避けられてきた――二人は友なんて全くできず、二人で通っていた。

 

 

 

 

「………ごめんね…マルス……」

 

「なんでファナが謝るの?何も悪いことなんてしないよ」

 

「私…カッコつけてあんな事を言ったくせに―友達なんて…出来なかった――これじゃ…マルスがまた一人になっちゃう」

 

「一人なんかじゃない!ファナがいる!だから…えーと…そ、そんな顔しないでよ」

 

「マルス………」

 

 

 

そんな二人が四年生に上がるその時

 

転機が訪れた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

それはある日の放課後、二人がいつものように孤児院へ帰っている時だった。

 

 

 

「や…やめ…やめて」

 

「ほ〜ら!悔しかったらなんか言ってみろよ〜!」

 

「おまえいっつも喋らなくて気持ち悪いんだよ!」

 

 

 

小柄な少女が複数生徒にいじめを受けていた、その手には少女のものであろう人形がある。

 

 

 

「……ファナ」

 

「うん、助けよう!」

 

 

 

二人はすぐにいじめている生徒達を止めに入る。

 

 

「やめなさい!!」

 

「なんだよおまえら!」

 

「あ!こいつら…確かお母さん達が近づくなって言ってた!化け物コンビ!」

 

「なんのようだよ!化け物!」

 

「……女の子を男の子が複数人でいじめるなんて…ダサいわね」

 

「はぁ!?化け物のくせに―調子に乗るな!」

 

 

 

男はファナに詰め寄るが、それを許さないマルス

 

 

 

「ファナから離れろ」

 

「お前も邪魔するんなら!」

 

 

 

『―――もう一度言う――ファナから離れろ!!

 

 

 

マルスの怒声、それにビビった生徒達は一斉に逃げ出す。

 

 

 

「フンッ!本当にダサいわね!…大丈夫?」

 

「……ぇ…っ…」

 

「どうしたの?もしかして…喋れない?」

 

「!」ブンブン

 

「喋れないんじゃなくて…恥ずかしいの?」

 

「……ん」

 

「そうなんだ……怖かったでしょ?もう大丈夫!次何があっても、私達が守ってあげる!何かあったらマルスの力でこう…ばぁあ!!ってできるし!」

 

「ダメだよ!?そんなことしたら相手死んじゃうかもしれないし」

 

「か弱い女の子を複数人でいじめるような弱い人達なんて蹴散らしてもいい!!って」

 

「誰から教わったの!」

 

「孤児院の先生」

 

「先生ぇぇぇ!!?」

 

 

 

 

「――フッ…フフッ…」

 

 

 

「「!」」

 

 

二人の会話に少女は笑い涙を拭く、二人はそんな少女を見て手を差し伸ばす

 

 

 

「私!鳳凰ファナ!」

 

「僕は鉱条マルス…君は?」

 

「―ゆぃ……小大…唯」

 

「唯ちゃん!その…できれば!お友達にならない?…いや?」

 

「んっ!!」ブンブン!

 

「じゃあなろう!やった!これで一人目だよマルス!!」

 

「うん、やったねファナ!よろしくね唯!」

 

「――うん!!」

 

 

 

小大唯と友達になり、三人はどんどん笑顔になっていった、いつの間にか孤児院にいる家族もマルス達を受け入れ、唯と同じように接してくれていた。

 

 

 

『ゆ…唯、大丈夫?血、血が…ど、どうしようどうしよう!死んじゃう…このままじゃ唯が!!―転んだだけ?大袈裟?バカッ!大袈裟なわけ無いじゃないか!!…今すぐ連れて行くから!じっとしててよ!?』

 

 

『え!?唯が血を!?だ、大丈夫!私が直すからね!―え?それぐらいいい?バカっ!言い訳なんてないよ!』

 

 

 

最初の友達である唯に対し過保護になったのは…いまはおいておこう。

 

 

 

 

 

 

そして三人が成長し夢を持つようになる。

 

 

 

「私はね?この力を使って…いろんな人の怪我を治して笑顔にしたい。この炎を使って!もっともーーと色んな人を助けるの!」

 

「……私も……なりたいな、人を笑顔にする…二人みたいなヒーローに」

 

「唯ぃい〜〜!ほんとうにかわいい〜!

 

「んっ苦しい」

 

「マルスは?どんなヒーローになりたいの?」

 

「僕は………」

 

 

 

マルスは少し考え、個性である鉱石を作り出しそれを持ちながら夢を言う。

 

 

 

「僕の個性は硬いから、人にぶつけたら怪我をさせちゃうんだ―でも!人を守る事もできると思うんだ!だから僕、将来はみんなを守るヒーローになる!」

 

「でもマルス……泣き虫なのに?」

 

「ね」

 

心配症なのに?」

 

「ね?」

 

「な、泣き虫なんかじゃない!僕の心は鉱石みたいに硬くて強いんだ!」

 

「いやいやぁ〜……フフッ…アハハハ!」

 

「……ふ…ふふっ」

 

「わ、笑うなよ〜……フフっ!ハハハハッ!」

 

 

 

 

「あっ…あのね…唯!何があっても…僕達は親友だよ!」

 

「ん!」

 

「エェー!!マルスー!!私はー!!?」

 

「も、もちろんファナもだよ?」

 

「ひどいよ〜マルス……シクシク」

 

 

 

「あーーごめん!僕が……って待ってファナ、その手に持ってるビンって何?」

 

「………あ」

 

「目薬……」

 

「…………ふぁぁぁなぁぁー?」

 

「――てへっ 」

 

「ファナァァァ!!」

 

「ごめんねぇぇぇ!!」

 

 

マルスが追いかけファナが逃げる、それを見て唯が笑う……この光景が三人にとって当たり前であり普通の子だった。

 

マルスは、この三人でいる時が一番の幸せだった。

 

 

 

 

 

 

 

しかし…幸せは、簡単に終わる。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

ガンッ!!

 

 

 

 

 

 

「―カハッ!」

 

「ま―るす!!」

 

「マルス!!やめて―もうやめて!!」

 

『誰が止めるかよ〜?』

 

 

 

三人が六年生に上がる年:その四月

 

 

マルス達が孤児院に住む家族と一緒に過ごしていたその時、孤児院がヴィランによる襲撃を受けた。

 

相手はかなりの力を持つ者で、大人達は簡単に死んでしまい…それの巻き添えで三人以外の子供達は皆死んでしまった。

 

 

 

『前々からイラついてたんだよ〜?俺も孤児院暮らしなんだけどねえー?……その時はこんなに楽しそうな場所じゃなかったんだ、個性による迫害にいじめ!助けてくれない大人!あーーもう最悪だったよ!』

 

「やつあたりじゃ…ないか――そんな妬みで、みんなを!!」

 

『そんな…もん?―――ふっ――ふふ…』

 

ガシッ!!

 

 

 

『ふざけんなよこのガキがァァ!!?』

 

「か―…ぅ……」

 

『こんな事だと?俺が、俺がどんな目に…どんな目にあってきたと思ってんだよ!!えぇ!!?』ブン!

 

 

 

マルスの首を掴み、壁へ追いやり、自信の拳を使ってマルスをどんどん攻撃していく…マルスは瀕死に近い状態になり壁にもたれかかる。

 

 

 

そして犯人はニヤッと笑い、ある事を行った……それは、ここを襲撃してきた時と同じ方法。

 

 

スッ

 

 

 

「コントロール―開始!!」

 

「ぁ…ぅ――やめ…てぇ!」

 

「あぅ!!」

 

「や、やめろ!!」

 

 

 

ヴィランの個性はコントロール、対象に触れ、相手が弱まったところがトリガーとなり操れる…これにより、施設内にいた大人達は操られ孤児院を破滅にまで追いやったのだ。

 

 

 

『ここらで終わらせようねー?』

 

「やめろ!!殺すなら!俺を!!」

 

「――――マルス」

 

「!」

 

 

 

 

『ごめん…ね』バッ!

 

 

 

 

操られたファナがマルスを襲う、瀕死のマルスに対しファナが持っていた物は犯人の武器…マルスはこのまま攻撃されて死ぬ―マルス自身がそう思っていた時だ。

 

クイッ

 

 

 

 

 

 

「――え?」

 

 

 

ドッ!!!!!!

 

 

 

 

 

「―………カフッ」

 

「――ふぁ――ファナァァァ!!!」

 

『ヒャハハハハ!!!よくやったなガキ!お前は助かったぞ?その女を攻撃してなきゃ死んでたんだからな!!―――あ、俺が攻撃させたんだった……ヒャハハハハ!!!』

 

 

 

 

ヴィランがマルスを操りファナを攻撃させた…それにより、マルスの鉱石がファナの体を貫き、ファナが倒れた。

 

 

 

 

 

「――ぁ」

 

 

その事実に

 

 

「――ぁぁ」

 

 

マルスは耐えきれず

 

 

「ぁ―ぁぁ―ぁぁぁ!!」 

 

 

 

バキ――バキバキバキバキバキッッッ!!!!

 

 

 

 

うあ"あぁぁぁぁぁぁぁッッー!!!!!!!

 

 

 

 

 

個性を暴走させた

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「ぅぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

「!!」

 

 

リング内にいたマルスが突如個性を発動、周りを巻き込むほどの量でリングを覆う

 

 

『っ!?なんだこりゃぁ!?』

 

『リングの外が…観客席以外全て鉱石に、ミッドナイト!無事ですか!?アスタは!!』

 

 

 

 

「どうしたんだ!?あいつ!!」

 

「アスタが飲まれたぞ!」

 

「あの鉱石野郎!一体何やってんだ!!」

 

「ミッドナイト先生は無事だけど、アスタは!」

 

 

 

 

 

ポタッ―ポタッ

 

 

 

 

観客が目をリングへと戻す――アスタは

 

 

 

 

 

「―――嘘…じゃろ?」

 

「あ…アスタ…兄…が」

 

「あ…あぁ!」 

 

 

 

 

意識はあるが

 

 

「――――――…っ…」

 

 

血だらけでその場に横たわっていた

 

 

 

『アスタァァァァァッッ!!!』

 

 

 





………やりすぎたぜ⭐︎

主は愉悦部なのでこういう類の話は本当に大好きなのです…が、やりすぎたかなぁーと思います。

私の描く小説はスピーディーなので、そこは注意です。


評価とコメントのほど!どうかお願いいたします!ついでに活動報告の方も見てください!!


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ページ25:目覚める記憶と現れた力


2本目⭐︎深夜テンションで今現在おかしくなってる感じもありますね、年末って何でこんなに忙しいんだろうと…

今回はスピーディーに行きますので!どうかご了承ください。


 

 

 

 

『アスタァァァァァッッ!!!』

 

 

 

マルスが突如として鉱石を無造作に放出、それに貫かれアスタは血みどろになり地面へと横たり

 

 

「カフッ…(しくっ…た……)」

 

 

頭、足、腹などから血が飛び出し今にも意識が無くなりそうになっている。

 

 

 

 

 

「うそ――だろ」

 

「そんな―アスタ!!」

 

「アスタさん…そんな―そんなぁ!!」

 

「――っっ」

 

「アスタ君!アスタ君!!!!」

 

「行くな葉隠!言ったらお前も危ない!!」

 

「けどっ!!」

 

 

 

瀬呂をはじめとしたA組は、今のアスタの体を見てUSJを思い出す。

 

今の姿はあの時のように酷かった。

 

 

 

「…ぃ…や――嫌ァァァっ!!!アスタさぁぁん!!」

 

「だ、どうしたんだよマルスの奴!!」

 

「明らかに様子がおかしいぞ!?過去って…なんの話だ?」

 

「―血が出過ぎてる…あのままじゃ、ほんとにしんじゃう!」

 

「―撮るな!!撮るんじゃねえ!!」

 

「誰かヒーローを!早く!!」

 

 

 

マルスの様子がおかしいと気付いたB組は困惑し動けないでいる、何人かはすぐに大人達へ呼びかけを開始する。

 

 

 

 

アスタの惨状に観客達は悲鳴を上げ、周りのヒーロー達も動き出し、解説の二人も立ち上がり指示を出す。

 

 

 

 

『ミッドナイト!個性を使ってマルスを止めてください!タンカー!急いでアスタを!!』

 

『こんな…形になっちまったのは残念だが――鉱条マルスの暴走により黒魔アスタが重傷!よって、雄英体育祭決勝戦は―――』

 

 

 

 

 

 

 

 

『待って"―――くだ――さ"い"!!!』

 

 

 

『!?』

 

 

 

 

 

 

アスタが声を上げた、剣を地面に刺し、それにしがみつきながら立ち上がる。

 

 

 

 

「お、おい…見ろよ……あの、アスタって生徒―立ってるぞ?まだ続ける気なんじゃないか?」

 

「ば、バカいえ!あんな体で動けるわけないだろ!?」

 

「け、けどさ!」

 

 

 

アスタはなんとか立ち上がるとミッドナイトの方を見る。

 

 

 

「ミッドナイ…ト…まだ、行け…ます!」

 

「何を言っているの!?そんな体で動くなんて危険すぎるわ!それに血も大量に出ている、失血死してもおかしく無いのよ?!」

 

「それでも……やらせて―ください!!マルスと…まだ、話をしなくちゃダメなんだ!」

 

「話って…っ、だとしても!私は教師として!ヒーローとして!それを認めるわけには………!」

 

 

 

「お願い―します!!」

 

 

 

覚悟が決まっている顔、絶対に大丈夫という自信…成さねばならない事があるという決意に熱く燃え上がっている目。

 

ミッドナイトはアスタのその覚悟を受け取った…ミッドナイトは手を上げ

 

 

 

『―黒魔アスタ君の希望により……試合は続行!!』

 

 

 

試合の続行を宣言した、もちろん周りは困惑と驚愕の声でいっぱい、中にはなんでやらせるんだという意見もあった。

 

 

 

『し、試合続行!?バカ言え!!どう考えても無理だろぉ!?』

 

『アスタ―あまりにも無謀で危険過ぎる、俺は看過できないぞ』

 

 

 

 

「ここで諦めるなんて事、したく無いんです!!本物のヒーローならこんな状況でも諦めない――それに!」

 

「ぁあ―ちが……おれ…は―っあ―」

 

「あんな状況のやつを放っては置けません――あんなふうにしちまったのは俺の責任だと思うんです!…だから!お願いします!!」

 

 

 

アスタは出せるだけの声で相澤に頼み込む。相澤は少し悩み―アスタなら?という考えを出し

 

 

 

『…本当に危なくなったら止める…いいな?』

 

『ちょ、イレイザー!?』

 

『なんかあったら俺が責任をとってやる―存分にやれ

 

「っ――はい!!」

 

 

 

アスタは剣を持ち、マルスへ声をかける。

 

 

 

「マルス!!」

 

「―っくろま…あす…たぁ!!」

 

 

 

マルスがハルパーを出しアスタへ放つ、アスタは剣でそれを壊しながら進んでいく。

 

 

「お前の辛いことを思い出させちまったことは…謝る―けど!思い出したんじゃないのか!?お前の、お前の大事な人のこと!」

 

「だぁ…まれぇ!!」

 

 

ハルパーを出すスピードが増していき剣の振りだけで破壊するのは困難になってくる。

 

 

「今のその姿を!その大事な人に見せれるのか?」

 

「貴様に何がわかる!!全てを奪われた…育ってきた家!共に暮らしてきた家族!――親友だった…あいつを―失った俺の気持ちが!お前なんかにわかるかぁぁぁぁっっ!!!」

 

 

 

レーヴァテインを作り出し、それをタイタンの手で持ちながら振り回す。アスタはそれをなんとか避け破壊しようとするが

 

 

 

「グフッ―はぁ…っ!」

 

 

体が限界であった、剣をする力も残っておらず避けるので手一杯。

 

 

「あの時の俺は弱かった……そうだ…弱かったから、あいつを守れなかった―弱い奴は何も守れない。ただ死んでいくだけだ……」

 

「そんな弱い人達をお前は守りたかったんじゃないのか!!」

 

「!」

 

「もう二度と失わないために!自分と同じような思いをする子供を出さない為にお前は!ヒーローになるって決めたんじゃないかよ!!」

 

「俺…は…っちが…――う!違う!!」

 

「お前の目指したヒーローは!そんな人だったのか!?」

 

「俺の目指した……人……」

 

 

 

 

――そうだ―…俺は………

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

『なんだ―この鉱石は…いや、それよりも!!』

 

 

ガンっ!ゴンっ!!

 

 

 

『もう大丈夫だ…俺が、俺が来たからな!!生存者三人!息はある!急いでくれ!!』

 

 

「ひ…ろー……」

 

 

 

 

個性を暴走させ…ヴィランを瀕死に追いやった後の事…ファナは病院に運ばれて行った…

 

 

 

『ま―るす…その…ちからで……みんなを……』

 

 

ファナは個性を使いギリギリ生き残っていた…しかし貫いた場所が胸であり瀕死の状態……あんなに暖かかった手が冷たくなっていき…綺麗な不死鳥の尻尾は色を無くしていた。

 

今も……あいつは……

 

 

それから俺は放心していて、警察やヒーロー達が『家はどうするか』や『引取先は―』など色々言っていたがどうでも良かった。

 

 

 

『マルス…ほら』

 

「……………」

 

 

唯一の救いは、もう一人の親友である小大が居た事だ…あの惨劇で俺と一緒に生き延びた。

 

 

でも…しばらく俺は唯と会えなかった。

 

 

 

 

彼女側の両親が、俺と関わったゆえにこんな目にあったと叫び泣いていた。

それにより唯の両親は俺との関わりを強制的に断ち切った

 

 

 

それでも………

 

 

 

『や、やあマルス君!これはお見舞い品だよ!』

 

 

 

あの人がいた…その人は、あの日俺達の元へ駆けつけてくれた赤い髪の中年顔のヒーローで

 

 

名を『ファンゼル・クルーガー』

 

ヒーロー名『KIRIKAZE』で活躍するプロヒーロー……そうだ…俺は…この人に、憧れていたんだ…

 

 

 

 

あの人はよく俺のもとに来て色々と世話をしてくれた、退院した後…俺はあの人の家に引き取られ世話をしてもらっていた。

 

 

 

「やあマルス君!今ご飯の準備をするからね!」

 

 

 

いつの間にか全裸になっていたこともあったな…だがその時の俺はその人を嫌悪していた。

 

 

―なんでもっと早くきてくれなかったんだ。

 

――お前が早くきてくれれば、ファナもみんなも死ななかったんじゃないか。

 

――ヒーローなんて…名前だけだ。

 

 

 

出される飯も捨て、話しかけられても無視、何度も何度も脱走を試みたりもした

 

 

 

『あ!いたいたマルス君!だめだろ?こんな時間に出ちゃ!』

 

 

 

いつもすぐ見つかったが…

 

 

 

そんな暮らしをして二ヶ月半、俺は溜め込んでいたものを爆発させた。

 

 

 

 

ガシャァァンッ!!

 

 

 

「いい加減にしてくれ!!!俺にかまうな!もう…もう何もかもどうでもいいんだよ!!」

 

「…………」

 

「なんで俺をここに連れ込んだ!なんで…なんで俺の世話をする!」

 

「罪滅ぼし…かな、それで許してくれなんて言わない―あの時俺が早く駆けつけていれば…あんな事には…」

 

「っ!今更懺悔などした所で!―何も…帰って……帰ってこないんだ!―俺には―居場所なんてもうない!!」バッ!

 

「マルス!―いつっ!鉱石が足に―待って!マルス君!」

 

 

 

 

外に出た俺は泣きながら走る、どこへ行っても同じ、どんな場所に行っても自分は一人なんだと思っていたから。

 

 

 

 

 

 

ドンッ!

 

 

「いつっ…ご…ごめんなさ――!?」

 

「イッテエなぁ……あ?ガキ?」

 

「おいおいどうしたー?こんな時間に」

 

「どうします兄貴……こいつ――結構いい顔してますよ?売ったら金になるんじゃないですか?」

 

 

 

 

運悪くヴィランにぶつかってしまった、そのヴィランは巨大な体を異形型のリーダーにツノや尻尾が生えている二人の部下がいた。

 

俺は怖いと思わなかった、あんな目にあった後だったからか…死の恐怖と言うのが湧かなかった。

 

すぐに手を出し追い払おうとしたが、その時俺の脳内には

 

 

 

『――カフッ』

 

 

自分の手でファナを殺したあの光景が写った…その時の恐怖で体が動かず、ガタガタと身体中を震わせ地面へと座り込む。

 

 

 

「へっへっへ悪いなガキンチョ…恨むんならここへきた自分を恨め」スッ

 

 

 

手を自分の方に出されゆっくりとそれが近づいてくる、逃げなければ、早く、早く、そう思っていたが…時期にある考えがよぎった。

 

 

このまま死ねば、楽になるんじゃないか?と

 

 

家族は守れず殺され、親友を自分の手で殺した、もう一人の親友も離れ……残されたのは俺一人

 

(死んじゃえば…みんなと一緒にいれる………―いっそこのまま……――)

 

 

 

 

 

 

『その子から離れろヴィラン!!』

 

 

ビュオオ!!

 

 

「のわっ!?」

 

「これ、風か!?」

 

「誰だテメェ!!」

 

 

緑色の服に赤い髪……ファンゼルが駆けつけてきた。

 

 

「大丈夫かいマルス君!」

 

「なん…で」

 

「君のき…じゃなくて!君の気配を辿ってきてね!」

 

「誰だテメェは!!」

 

「コスチューム―あっ!!兄貴!こ、こいつ!プロヒーローのKIRIKAZEですよ!」

 

「プププロヒーロー!?なんでこんな時に!!」

 

「大人しくしてもらえないかな?子供の前で…あまり手荒な真似はしたくないんだ」スッ

 

 

 

ファンゼルは剣を取り出し、それにに渦巻く風を大剣の形に纏わせる

 

 

 

斬風皇(カザキリノスメラギ)!通称ザッキーさんだ…これ結構痛いよ?」

 

「くっ!ビビんなお前ら!相手は一人で子供を守りながら戦わなくちゃならねえんだ!」

 

「た、たしかに―うりゃぁぁ!!!」

 

 

 

部下の一人が拳をファンゼルに向けて放つ、すると次の瞬間

 

 

スパパッ!

 

 

 

 

「―――あえ?」

 

「剣を持っている相手へ向かって馬鹿正直に突っ込んで来る…うん、全然ダメだね」

 

 

 

風の大剣を瞬時に振るい一瞬でヴィランの意識を奪い去った、早すぎる、目で追えもしなかった。

 

 

 

「なっ!このぉ!!」シャキッ!

 

「お、ナイフを持ち出したね…しかも包丁ではなく歴とした剣とは…ちょっと指導してあげようか?」

 

「舐めんなぁぁ!!」

 

 

相手の剣を簡単に弾き、さらにはダメ出しもしていく余裕すらもファンゼルにはあった……そして少しして

 

 

シュババババ!

 

パキッ

 

 

 

「け、剣が――『君、筋はいいんだけど…殺気が分かりやすすぎるね。今度戦う時はそれを隠す努力をしよう』は?―ごへぇっ!」

 

 

大剣を持っていた剣を切り、突きで気絶させた…残るはリーダーただ一人

 

 

 

「く、くそぉ!!よくも仲間をぉ!!」

 

「それはこっちのセリフだよ――よくも、マルス君に手を出してくれたね…ただで済むと思わないでくれ」

 

「ほざけぇぇ!!!」

 

 

 

異形のリーダーはその巨体を大いに振るいファンゼルを襲う、けれどあの人は全く動じず緩やかにそれを避けていき

 

 

「セイッ!」

 

「ぐぉっ!?っ!こんな風!!」

 

「油断はしちゃダメだよ?」

 

「なに」

 

 

ズババババッ!!!

 

 

「いぎゃぁぁ!!?」

 

 

斬撃が後から放たれヴィランは怯む、そこを逃さず

 

 

「ハァァァァッッ!!!」

 

 

 

スバババババッドドドドドッ!!!

 

 

 

「ギャアアアアアッッ!!!!」

 

 

 

ファンゼルは剣を突き立て、ヴィランに無数の針状の風を高速で打ち込みリーダーをノックダウンさせた。

 

 

 

 

 

「ふぅ……必殺:斬風皇・疾風(カザキリノスメラギ・はやて)!どうだった?ってもう聞こえてないか…マルス君!怪我は無いかい?」

 

 

 

「――どう…して」

 

 

 

「?」

 

「どうして…助けに来たの?なんで―今まで酷いことをしてきたのに…助けてくれたの?」

 

「それはもちろん、僕がヒーローだからさ」

 

「じゃあなんで…あの時は!!」

 

「他にも多数のヴィランが現れていてそれの対処に僕が当たっていたんだ…言い訳になっちゃうんだけどね」

 

「助からなければよかった……僕には…もう…帰る場所なんてないんだ!!あのまま、ヴィランに!!」

 

 

 

「それは違うよ…マルス君」

 

 

 

目線を合わせ俺の方を見る

 

 

 

「君は一人じゃない」

 

「一人だ!帰る場所なんて!!

 

「僕の家が―その帰る場所だ」

 

「!」

 

「君を引き取った時、あの時から君は僕の家族だ」

 

「かぞく…」

 

「そう…一人なんかじゃないよ――君の側には、僕がいる」

 

 

 

 

俺はファンゼルに抱きつき泣き喚いた、あの人は罪滅ぼしで俺を引き取った…だが一番の目的は、俺を一人にさせないため…孤独にさせないためだったんだ。

 

 

 

いつしか俺はあの人をファンゼルさんと呼び、もう一人の親のように慕っていた、事務所も運営していたみたいで、それなりの生活を送れた

 

 

力の使い方も学び、稽古をしてもらい…俺の夢を語った時は喜んで応援してくれた。

 

 

ファンゼルさんは仲間のことを誰よりも大事にしていた、仲間のためなら何でもするそんな人だったんだ……だから

 

 

 

 

 

 

『ファンゼルさん!!――っ!!』

 

 

 

あんなことになったんだ。

 

 

 

 

 

 

中学に上がるほんの少し前…ファンゼルさんは意識不明の重傷を負って病院に入院する事となってしまった……

 

 

あんなに強い人が何故こんな事に……その原因は……仲間を庇って怪我をした、そういうことだった

 

最初はファンゼルさんらしいと誇っていた―――

 

 

けれど

 

 

ある日、ファンゼルさんのお見舞いを買い、病院に向かおうとしていた時だ…

 

 

 

 

『いやぁ……ファンゼル先輩が庇ってくれたおかげであのヴィランを倒せて手柄ができたよなぁ、そのおかげで俺たち大手の事務所に誘われちゃったし』

 

『ほんとになー……バカだよなぁあの人もW油断して俺達に後ろからやられるなんてW

 

 

 

 

――――は?

 

そんな声が聞こえた、その二人はファンゼルさんが運営していた事務所の仲間でり、今は跡を継いで事務所を経営している奴らだった

 

 

 

 

『そうそう、あの人が苦労してヴィランを倒した所を俺達がすかさず攻撃!重傷を負わせて…そのヴィランを倒したって言う手柄を俺たちが手に入れる!そんな作戦がうまくいくなんてなぁ』

 

『弱い俺らを庇いながら戦ってたもんなぁ…そのおかげでやりやすかったけど』

 

『仲間仲間ってウザかったんだよなぁあの人…こっちは手柄が欲しくて人助けてるってのによぉ…何が『弱い人達を守るのが俺たちヒーローの仕事、手柄なんて僕はあんまり興味ないかな』だよwカッコつけちゃってさー』

 

『まあでもほら!あの人が倒れたおかげで俺たちがあの事務所を運営する事になったし、そのおかげで給料もアップ!一様感謝しとかねえとな?』

 

『だなW』

 

 

 

 

――――ふざ―けるな―――そんな―お前達―お前達のような奴の私利私欲のために!あの人は!!俺の憧れは―潰されたのか?

 

 

―こんな奴らを庇わなければ……ファンゼルさんは倒れなかった…ファンゼルさんはいまだに意識を取り戻せていない、こいつらだ…こんな…こんか弱者のせいでファンゼルさんの様な―強者が!

 

 

――そうだ…弱い奴に騙されて…弱い奴を庇ったからそんな事になったんだ…ファンゼルさん一人ならこんな事にはならなかったんだ

 

 

弱い奴が足を引っ張って強者の邪魔をしたからこんな事になったんだ…

 

 

 

 

 

 

もう―たくさんだ―何かを失った…こんな気分は……こんな思いをするのなら…俺は……

 

 

 

 

 

仲間なんて―いらないんだ

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

「っっ!!確かに俺はあの人に憧れていた!!しかし…その人も!弱者によって奪われたんだ!!だから俺は誰にも頼らない!俺一人で十分なんだ!!」

 

 

 

マルスはハルパーの量、ではなく大きさを変えアスタへと放つ。

 

その大きさはアスタの身長とほとんど同じ、そんなものが勢いよく飛んでくるので溜まったものではない。

 

 

 

「ぬぅぅぉぉおおおお!!!!(さっきよりもデケェし早え!!そろそろ腕も限――っ!?)」

 

 

ズガァァァンッ!!

 

 

マルスが隙をつきアスタにタイタンの腕を振るう、アスタはそれにより吹き飛び倒れ伏す、アスタが持っていた剣は遠くへと落ちている。

 

 

 

「アスタ!」

 

「今度こそヤベェって!!」

 

「止めに行かないと!」

 

 

 

A組の何人かが動き出した時、勝己は叫ぶ

 

 

 

「手ェ出すんじゃねえ!!これはあいつの…アスタの戦いだ」

 

「んなこと言ってる場合かよ!!あいつ、ほんとに死んじまうかもしれないんだぞ!?」

 

「峰田の言うとおりだって!いくらアスタでも!」

 

「無理、不可能…そんなもんを覆してきたのがアスタだ」

 

『!』

 

 

勝己は信じていた、アスタなら何かしらの方法でこの状況を打開できると。A組もその言葉に気づきアスタの方を見る。

 

 

 

 

 

(っ…剣が…つーか、あの剣のデカさと重さじゃ限界がある!せめて…せめてあの剣が!もう少し小さかったらなー!!)

 

 

 

アスタがそう心の中で思った…その時

 

 

 

スッ―

 

 

 

「?」

 

 

アスタの持っていた本が宙に浮き、一人でに勝手にページが開き出す。

 

 

ズッ―――カンッ!! 

 

 

そして現れたのは

 

 

 

「―剣?」

 

 

 

細身の禍々しい剣であった。





詰め込みすぎたやもしれません。今回登場したのは、ブラクロ本編にでも出てきたファンゼルさん。


そしてとりあえずマルス君は

ファナを自分の手で瀕死に追いやる→唯ともしばらく関係を断たれる→ファンゼルと言う憧れに引き取られ命を救われる→本当の親のような存在になってくれた→けど仲間を守って瀕死→瀕死に追いやったのは仲間で力のない奴だった

結果、仲間なんて信用できず、自分一人でいいと考え始め、それが歪みに歪んで今の感じになった…と言う感じですね。

長いな!!と思う方へ……私もそう思います。

コメントと評価!本当にありがとうございます!今回は急いで書いたのもあって雑だったかもしれません……だから次回に期待してください!!


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ページ26:一人では勝てない


前回の投稿の名前がページ25を26と書いてしまいました、本当に申し訳ありませんでした…

もう一つの剣に関してですが、ある特性を早めに引き入れて書いております、どうかご了承くださいませ

本編、どうぞ!!


 

 

「―剣?」

 

「なんだ―その剣は!!」

 

 

倒れているアスタに追い打ちをかける形でマルスはハルパーを出し襲う、アスタはすぐにそれを壊すためその剣を振るう

 

 

バキッ!

 

 

「や、やれた!」

 

(なんだと!あの剣は何だ……いや、それよりも、ハルパーを切り裂いたと言うことはあれも…反個性!!)

 

 

 

 

『な、何だあの剣!細身の反個性の剣――…?』

 

『どうしたマイク』

 

『い…いやよ…』ピッ

 

 

 

マイクは放送用のマイクの切り相澤へ困惑しながら言う

 

 

「……あの剣…どっかで見たことあるような気がするんだよ…

 

「…なに?」

 

「あの剣だけじゃなく…もう一つの剣もそうなんだよ、確証はねえけど…俺は…いや俺達はあれを知ってるような気がすんだよ」

 

「…それは…少し俺も思っていた」

 

「だよな?」

 

「…とりあえず今は実況を続けとけ、変な騒ぎを起こしたくないだろ」

 

「そ、それもそうだな」ピッ

 

 

『と、とりあえず!アスタ復帰か?じゃあがんばれぇぇぇ!!!

 

「その切り替えの速さは素直に尊敬するぞ(試合後、色々と調べないとな……)」

 

 

二人は何か引っかかる事がありながらも試合に集中する事にした。

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

「もう一つの…剣?」

 

「あんなの今まであったか?」

 

「記憶が正しければ…ないな」

 

「あいつ……力隠してやがったのか?」

 

 

爆豪は不機嫌になっていくのを感じつつも、轟や八百万などの頭の回る生徒達はアスタが出した剣について色々と考える。

 

 

「マルスの攻撃を簡単に切り裂いた…って事は」

 

「普段使っていた剣と一緒で反個性の力を持っている、と言うことですよね?」

 

「何にせよこれで反撃のチャンスはできた、あとは…アスタを応援するしかねえ」

 

「動き出したぞ!」

 

 

 

 

 

 

常闇の言葉に皆はリングへ視線を戻す

 

 

マルスはハルパーや破片をアスタへ何度も繰り出すが

 

 

バキ!バキ!バキ!バキ!!

 

 

 

(これなら―行ける!)

 

 

 

コマ割りが効くようになったアスタがさっきよりも余裕でそれを破壊していく、そして早く動けるようになったアスタはタイタンへの攻撃を始めマルスにダメージを与えていく

 

 

「さっきよりも優勢!これなら行けるんじゃねえか!?」

 

「…そんなに甘くないと思うわ」

 

 

 

 

ガンッ!

 

 

「いっ!」

 

「砕けろ!!」

 

 

タイタンの拳がアスタの体に当たる、アスタは剣でその拳を防ぐが衝撃は伝わり後ろへと飛ぶ。

 

 

(攻撃は前よりも通るようになったし防ぐのも楽になった!――けど、破壊しても破壊しても次から次へとと現れれて防がれる!せめてもう一本の剣が使えれば――)

 

 

 

アスタはが膝をつく、ダメージが出てきたのか歯を食いしばりながら立ちあがろうとする…だが足に力が入らず、動けないでいた。

 

 

 

「いくら―小回…りが…はぁ…聞こう…っ…とも!お前はのダメージは相当な物―お前の負けだ、黒魔アスタ!!やはり俺の考えが正しい!」

 

「そんな…わけ―ねえ!!」

 

「これが、この勝負が証拠だ!仲間と友もいない!一人である俺がお前よりも勝っている!!」

 

「っ」

 

 

マルスは仲間に頼らず一人で強くなってきた自分と仲間に頼り友と仲良しこよしできたアスタよりも強いと吠える。

 

アスタは立てずマルスは詰め寄ってくる…アスタが身構えたその時

 

 

 

 

 

『アスタ兄!!!!』

 

「!」

 

レンジの声が耳に入る、それに続くように見ていた家族がアスタに声援を送る。

 

 

 

『アスタ兄ぃ!!頑張れー!!』

 

『がんばってー!!!』

 

『頑張れアスタ!!そんな奴に負けるんじゃ無いぞー!!!』

 

『立ってアスタ!やるなら―最後までやっちゃいなさい!!!』

 

「レンジ…ダン…ミズ…神父様にシスター……」

 

 

 

もちろんこの五人だけでは無い

 

 

 

『頑張れ!アスタ!!男見せてやれぇぇ!!』

 

『大丈夫大丈夫!リラックスしてアスタ君!』

 

『終わったらケーキでもお菓子でもいくらでも作ってやるぞー!!!』

 

『がっ…がんばれー!!』

 

『お前の力、お前のその実力なら勝てる!もう一踏ん張りだアスタ!!』『ソウダソウダ!!』

 

『アスタ、そいつを止められるはお前だけだ…勝て、アスタ!』

 

『私達はどうな状況でもあなたを信じます!!』

 

『う、うちも!!頑張れアスタ!!』

 

『アスタくーーん!!ファイトォォー!!!』

 

 

 

「切島…芦戸…佐藤…口田…常闇にダークシャドウ…それに、轟、八百万、耳郎、葉隠!」

 

「………」

 

 

 

切島をはじめとした仲間が次々とアスタを応援する

 

 

 

『アスタ君!こんなとこで負けてちゃNo. 1なんて無理だよ!』

 

『てめぇぇアスタァァァ!!!俺に勝っといて何だその様は!お前は…お前は俺が初めて認めた相手なんだぞ!――それとも…諦めんのか!?

 

 

「…ック……そんな物に―意味なんて!!」

 

 

 

 

 

『無いわけねえ…それはお前が一番わかってるんだろ?』

 

 

アスタがそう言って立ち上がる。

 

 

 

 

 

(まだ…まだ動け―!?)

 

 

 

マルス驚愕はアスタを見て驚愕した。 

 

 

何故なら…アスタの持っていた剣、その刀身が

 

 

 

「…光ってる?」

 

「真っ黒な刀身が…オレンジ色に光り輝いている!」

 

「ど…どうなってんだ!?」

 

(んだ…今の感覚……何かが…一瞬抜けていったような)

 

 

アスタの剣の変化に驚愕していたマルスだが、すぐに気を取り直し、アスタの方へと走ってくる。

 

 

 

「俺が正しいんだ――」

 

 

…マルス

 

マルス!

 

マルス君

 

 

「正しいはずなんだぁぁぁ!!!」

 

 

マルスはアスタへと突進してくる。

 

 

 

「ウオォォォラァァァァッッ!!!」

 

 

 

アスタは輝いていた剣をマルスの方へと力一杯振るう

 

 

 

ンバッッ!!

 

 

「!?」

 

 

剣からアレンジ色の斬撃が放たれる、それがタイタンに直撃した瞬間

 

 

 

 

BOOOON!!!!

 

 

 

大きな爆発が弾き起こる、タイタンの装甲は剥がれマルスは宙を舞い地面へと落ちる。

 

 

 

「ガァァッ!!?」

 

「爆発…しかも、この威力って……勝己の?」

 

 

 

 

『ば、爆破!?あれそんな力あったのか!?』

 

『あれは爆豪の爆発と似ている………どう言うことだ…』

 

 

 

地面へ倒れたマルスは酷いやけど負い、服がボロボロになり上半身が剥き出ていた。

 

 

 

(くっ―さっきのは―なんだ!!奴の個性は相手の個性を無効化するという物!あれだけ爆破が起きる斬撃を、何故!)

 

(よく、わかんないけど……大打撃にはなったはず!)

 

 

 

アスタは動けないマルスの隙をつき、もう一本の剣を拾い構える

 

 

 

 

「今…仲間や家族の声がなけりゃ、立てもしなかった」

 

「っ!」

 

 

 

 

マルスはハルパーを出し応戦するが、ダメージにより力が弱まっていた。

 

 

 

 

「どんなにボロボロでも、どんな時でも…ヒーローは仲間…家族…市民…その声援一つで戦えるんだ」

 

「きれい…ごとを!!」

 

 

 

鉱石の破片をアスタに放つも簡単に壊され近づかれる。

 

 

 

「もうわかってるんじゃ無いのか?…仲間は必要だって」

 

「そんな…こと!」

 

「お前が仲間を作らなかったのは、恩人のようになるんじゃ無いかって思ったからだよな?」

 

「……そうだ…金、名誉に目が眩み…あの人を重傷へと追いやった!!」

 

 

 

マルスの鉱石がアスタのほうを掠める、マルスが手を地面につき息を切らす

 

 

 

「許せなかった…あんなヒーローが鎮座しているなど…あんな弱者に!あの人がやられるなんて!!そんな弱者を前に何もできなかった自分が!!守れなかった自分が!!――だから…強くなったんだ…一人で!一人でここまできた……それにもう…俺に、友なんて…」

 

「マルス……お前は一人!そう言ってたよな」

 

「そうだ…今まで俺は―『なら!!』」

 

 

 

アスタは観客席の方に剣を向ける、マルスがその方向を見ると…今も泣きそうになっていた唯がいる。

 

 

 

「まるす…もぅ…もう……グスッ」

 

 

 

 

「あそこで泣いてる唯はなんだ…あいつはお前と久々に会った時からずっとお前を気にかけてくれてたんだじゃ無いのか?」 

 

「…」

 

「お前を助けてくれって言ったんだ!頭まで下げて!!そんな奴が友達じゃ無い?そんなわけないだろ!!」

 

「く!!あぁぁ!!!」

 

 

 

 

マルスは力を振り絞り鉱石を出す、アスタは二つ剣を扱いその攻撃を切り裂きながらマルスへと近づく

 

 

 

 

「黒魔アスタっ!どうして!どうしてそこまで俺を戻そうとする!何故そこまで執着する!何故…どうして!あそこまでやった俺を!―救おうとするんだ!!」

 

「言ったろ、目を覚まさせるって!唯にも頼まれたってのもある…だけど一番は!そんな状態のお前も放ってはおけない!!」

 

 

 

 

マルスは近づいてきたアスタに対し自分の拳に鉱石を纏わせアスタの剣を殴る

 

 

 

「お節介―だとしてもか!!」

 

「当たり前だ!余計なお世話…それが!ヒーローの本質何だよぉぉぉっっ!!!

 

 

 

(力が―まして!!)

 

 

クルッ!

 

ガンっ!!

 

 

アスタはマルスをリングの中央へと吹き飛ばし、すぐにその後ろへ回り込む

 

 

「ッラァァァァァ!!!」

 

 

そして斜め上へとマルスを飛ばし、さらにそこへ真っ直ぐ突っ込む。

 

 

 

『いけぇぇぇぇ!!!』

 

『アスタぁぁぁ!!!』

 

 

A組がアスタへ向け声援を出し……

 

 

 

 

 

『マルスーー!!!!』

 

 

 

唯が声を上げた。

 

 

 

 

 

「ゆい――違う…おれ―は―ひ…と…りで!!」

 

 

マルスは空中を大勢を立て直そうと体を回すしかしもう目の前にはアスタがいた、アスタは二つの剣で挟み込み、叫ぶ

 

 

 

「お前を一人になんて!!俺がさせねぇぇっっ!!(今考えた技!これで、決める!!)」

 

「ぬぅぅぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

ザンッ!!

 

 

 

 

『アサルトアクセラレーション!!』

 

 

 

 

クロス状にマルスを切りさく、マルスは白目を剥きながら地面へと落ち、アスタもそれに釣られるように落ちていった

 

 

 

ドォォォォォォン!

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

『ど……どうなった?』

 

 

リングに立っていたのは…黒魔アスタ

 

 

 

「は―ぁ…っ…ぁ……」

 

「………」スッ

 

 

 

ミッドナイトがマルスの様子を見る…白目を向き、完全に意識を絶たれていた。

 

 

 

 

 

『鉱条マルス君の戦闘不能により、勝者!黒魔アスタ!!』

 

 

『そして、以上ですべての競技が終了ッッ!!!』

 

  

『今年度雄英体育祭一年優勝は───一年A組!!黒魔アスタ!!!』

 

「ちゃん…と……話を…しろよ……――」

 

 

バタっ

 

 

 

『タンカー!急げ!!……よくやったな…アスタ』

 

 

 

激しく熱い一日が…今終わった。

 

 

 

 





いかがでしたか?こう、アスタ君らしくカッコよくマルスを助けようと色々考えたのですが……こう、うまいこと行かず、ちょっと無理矢理になってしまったかもしれません。

そしてやっとマルス君と唯ちゃんがちゃんと話します。


#アサルトアクセラレーションって何?

オリジナル技で、ブラクラモバイルというゲームの技です。

評価とコメントのほど、どうかよろしくお願いいたします。

活動報告もよろしくお願いします


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ページ27:話と表彰式


明けましておめでとうございます!

主人は新年一発目から事故って足首を痛めました、この先何か起こるという前兆なのでしょうか?

今回、マルス君の扱いにちょっと納得できないかもしれません…が!どうか!どうかこういう感じなんだな!と思ってください!

そして前回もう一つの剣について話す…とコメントで言ったんですが!次回に回すこととなってしまいました…ごめんなさい!


それでは本編はどうぞ!誤字報告本当にありがとうございます!


 

 

「………ぅ……っ…ここ…は」

 

「医務室だよ」

 

「……試合は」

 

「終わったよ…お前さんの敗北でね」

 

「……そうか…負けた…のか」

 

「そうさ」

 

「…………くっ」

 

 

試合が終わり医務室へ運ばれたマルスは歯を食いしばり悔しがり

 

 

 

「……今までの俺は―何が…したかったんだ」

 

 

 

今までの自分を振り返っていた。

 

 

 

「………自分だけが強くなればいいと思っていた…俺一人が全てを正せばいいと考えていた…仲間も友なんて信用せず…自分一人でいいと……」

 

 

 

 

 

マルスは過去の影響で仲間…いや、周りが信用できなくなっており。

 

さらにヴィランと友を守れなかった自分に憎悪を抱いていた。

 

それにより色々と拗れて壊れ…今の状態であるマルスが出来上がった。

 

 

 

 

 

「………同じヒーロー科の者達も……同じだと思っていた……奴らと同じだと……けど…」

 

 

 

 

『私以外の人達も石ころなどではありません!皆が皆!鉱石のように輝いているのです!!』

 

『俺一人でここまできた?それは違うな…お前の言うその石ころがいたから俺はここまで来れたんだ!仲間がいたからな!』

 

『あいつらは…宝だ。あって困らないもの、無くしちゃダメなもの…大切にする物、守るべきものだ』

 

 

 

「――違った…そんなこと」

 

 

 

『余計なお世話…それが!ヒーローの本質何だよぉぉぉっっ!!!』

 

『お前を一人になんて!!俺がさせねぇぇっっ!』

 

 

 

「――無かったんだ」

 

 

 

 

塩崎や轟、さらに負けてしまったアスタ…それらは確実に仲間を大事に思っていた真のヒーローだった。

 

 

 

 

「勝手に決めつけて勝手に絶望して……おれは…おれは……」

 

 

 

 

マルスは自分の行いや今までのことを思い出し後悔をしていた…そんな時

 

 

 

ガラガラガラッ

 

 

 

 

「――――マルス?」

 

「……唯」

 

 

 

唯が中へと入ってきた。

 

 

 

「……さ、ちゃんと話をするんだよ、私はちょっと席を外すから」

 

「…」

 

 

 

リカバリーガールが部屋を出た後、唯はゆっくりと近づきマルスの隣に座る。

 

 

 

「…………………」

 

「…………………」

 

 

 

二人は互いに目を合わせずにいた、マルスはあんなことを言っておいて今更何をいえばいいのか分からず。ただただ下を向いていた。

 

 

 

「……その…ゆ」

 

「――グスッ」

 

「!!?」

 

 

 

マルスが何とか頭を上げ唯と話をしようとする、その時唯の瞳からは涙が溢れており、マルスはどっしたらいいか分からずあたふたとする。

 

 

 

「え、えと、唯…その」

 

 

 

「――バカっ!!!」ペシッ!

 

「あて」

 

 

 

唯は力のない手でマルスの顔を引っ叩く。

 

 

 

「バカだ!心凍結男!生き急ぎのばかっ!!」

 

「いた!ゆ、唯」

 

「勝手に変な解釈して!勝手に変な思い込みして!!」

 

「す、すまな―イテっ!」

 

「みんなにも酷いこと言って!」

 

「それは…その」

 

「酷いことばっかりして!」

 

「そ、そんなにしてない……と……思ってる…」

 

「私に…何も相談しないで!!……私の事なんて…忘れてた?」

 

「ちがう!そんな事あるわけない!」

 

「じゃあ何で!なんで…ずっと避けてきてたの?

 

「それは………」

 

 

 

マルスは口ごもりまた下を向く…そして右手を顔に当て

 

 

 

『―――怖かったんだ』

 

 

 

そう言った、唯はそんなマルスをじっと見る。

 

 

 

「また何かを失うのが…怖かった、また…また周りから誰かがいなくなる…そんな気分を味わうのが…嫌だったんだ」

 

「だから私から距離を?」

 

「……仲間も作らず友も作らず一人でいれば楽だと思っていた…唯を見つけた時も最初は嬉しかった―けれど」

 

 

 

 

『また守れなかったらどうしよう』

 

『いなくなったらどうしよう』

 

 

 

 

「そう思うと―怖くて怖くて…たまらなかったんだ」

 

「そう……だったんだ」

 

 

 

 

マルスの心情を聞き唯はそうだったのかと納得する。

 

 

 

「ずっと…俺は正しい俺は間違っていない…そんな俺は強い…誰にも負けないと思っていた…けれど…俺は奴に負けた――仲間を作り友と絆を作り上げてきたあいつの方が何倍も正しい…そう…気付かされた」

 

「これから…どうするの?」

 

「……みんなに謝りたい、今までしてきたことに対して償いをしたい…けどそれは…虫が良すぎるよな…」

 

「じゃあ…私も一緒に謝りに行く」

 

「唯は関係無い…悪いのは俺だ」

 

「それを止めれなかった私も私…だから」

 

「け、けどな!」

 

 

 

二人の言い争いが始まりそうなその時、医務室の扉の前から話し声が聞こえてきた

 

 

 

 

『ちょ、押すな!押すなって!!』

 

『あ、やば!!』

 

 

 

 

ドテェェェェン!!

 

 

 

 

 

「………みんな?」

 

「……何してるんだ?」

 

「よ…よぉお二人さん!…あれだ!話をしようと来たんだけどよ…入りずらい空気だったからさ」

 

「ど…どうも〜」

 

 

 

扉の前にいたのはB組の生徒達、マルスがやられ色々と話をしようとしに来てきたが…雰囲気が雰囲気だったので中へ入れなかった。

 

 

 

「…マルス」

 

「分かってる………みんな…今まで――すまなかった!

 

 

 

マルスはB組の生徒達へと頭を下げる、こんなすんなり謝られるとは思っていなかったB組は困惑する。

 

 

 

「……唯から事情は少し聞いた」

 

「…」

 

「けど…今までやってきたツケが払えるわけじゃねえ」

 

「ちょ、鉄哲」

 

「いいんだ…その…通りだ…今の俺に、罪を償う方法なんてない…」

 

 

 

鉄哲は冷たい声でマルスに言う、過去がどうであれマルスは散々なことをしてきた…そう簡単に許されるわけはない。

 

 

 

 

「…俺は…ここから(雄英高校)手を引く」

 

『!?』

 

「な、何言ってるの?マルス!」

 

「いいんだ唯…人を傷つけ弱者と見下し遠ざけ…ヒーローとしての心も忘れていた…こんな俺が、ヒーローになることなど…あってはならない」

 

 

 

 

自分の過ちに対し向き合いヒーローとしてのあり方も見失っていた自分がここにいる資格はない。

 

マルスはそう決め再び頭を下げようとした…その時

 

 

 

 

「おいマルス」

 

「…?」

 

「スゥゥゥゥゥ………」

 

 

 

 

 

 

『歯ァ食いしばれぇぇぇぇぇ!!!』ブンッ!

 

 

 

 

 

 

「っーー!!?」

 

「マルス!?」

 

「鉄哲!!」

 

「おま、個性使ってまで殴ることねえだろ!?」

 

「うるせえ!!」

 

 

鉄哲はマルスの顔を殴りベットから落とす、そして座り込んでいるマルスの胸ぐらを掴む。

 

 

 

 

「罪を償う方法がねえだ?なろ今から見つけていえばいいだろうが!」

 

「しかし俺は」

 

「それによ…なりたいヒーロー像を思い出したんだろ?」

 

「…ああ…だが今までの俺は」

 

「その今までのお前を捨てりゃいいだろ」

 

「!」

 

「今までのお前を捨てて、これからお前が変わればいいじゃねえか!何もしないで諦めるなんてよ!ただ逃げてるだけじゃねえか!!」

 

 

 

鉄哲はマルスを揺らしながら声を上げる、その様子を見ていた他生徒達も声を上げていく。

 

 

 

「お前の事はあんまり好きじゃ無かったよ…石ころとか言われて嫌だったよ―けどさ、そこまで反省してるなら…ほら、許してやってもいいぞ」

 

「過ちは誰にでもあるもの…それを悔いているのなら、これから償えばいい」

 

「過去も色々聞いちまったしなぁ」

 

「お前…達」

 

「それにこれ以上は唯さんが泣いてしまいますからね…クラス一の美人を泣かすなど罪もいいところです」

 

「お、宍田かっこいいこと言うじゃん」

 

「お前とはまだ勝負と決着がついていない!早くその鉱石を切り裂きてえ…だから逃げんなよ」

 

 

 

何人かの生徒がそう言う中

 

 

 

「みんな甘いなぁー、そう簡単に許していいの?」

 

 

 

物間だけは違った。

 

 

 

「物間ぁ…このタイミングでそれ言うか?」

 

「KYって知ってるか物間」

 

うるさいよ君達……マルス君さぁ、今まで散々自分の力を知らしめておいて逃げる?冗談じゃないよ」

 

 

 

 

物間はマルスに近づき指を刺しながら

 

 

 

 

「僕は君のことをそう簡単には許せない、過去はどうであれ大事な僕の仲間に!酷いことをたくさんしてきたんだからねえ!!」

 

(何気に仲間思いなんだよなこいつ…)

 

(性根は腐ってるけど)

 

 

 

「だからさ…僕が許すって言うまで逃さない、その間君はせいぜい後悔しながら!僕が許すと言わせるようなヒーローとして成長していくがいいよ!HAHAHAHA!」

 

 

 

 

そう言って物間は部屋を出ていく、そんな物間に『はぁ…』とため息をつく

 

 

 

「マルスさん」

 

「塩崎…茨」

 

「貴方は確かに許せないことをしました…しかし私は…いえ、私達は許します」

 

「………いいのか?―俺が…こんな俺が…いても」

 

「いいに決まってるよ…マルス」

 

 

 

唯はマルスの顔を手を添え笑顔を作り

 

 

 

「一緒に…がんばろう?」

 

 

 

マルスにそう言った。

 

 

 

 

「―――ぅ…ぁ…ぁぁ…ごめん…ごめん…なさ…い!ぅぅ!ぅぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

マルスは泣き唯の手を掴みながら謝り続ける、B組達の感情は色々と複雑だが、改めて仲間へ迎え入れることを決めた。

 

 

 

 

 

 

 

『それはそれとして、アスタさんを殺めかけたことは本当に反省してくださいね?

 

(ヒェッ)

 

(忘れてた…アスタにゾッコンだったんだった)

 

「……うん、とりあえず反省してね?」

 

「そそ!―本当に」

 

(あれ?こっちからも殺意?)

 

(…………え?そう言うこと?)

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

「うわぁぁぁぁぁ!!!アスタ兄ぶじでよがっだよぉぉぉ!!!!」

 

「よかっだぁぁぁぁ!!!」

 

「おめでとぉぉぉおお!!!!」

 

「よかった!!本当によがっだぁ!!!」

 

 

 

 

「アイデデデデデ!!み、みんな!しぬ!!ほんどにしぬ!!」

 

 

 

「本当に死ぬじゃったかと思ったぁぁぁぁぁ!!!」

 

「本当によかったですぅぅぅ!!」

 

「本当に心配したんだから!!!?」

 

「コラみんな!!アスタが苦しんでるでしょ!!離れなさい!」

 

 

 

 

別の場所ではアスタが瀕死から何とか持ち直し、医務室で家族と同級生に抱きつかれ泣いていた。

 

シスターが抱きついている皆を離すと真剣な顔で言う。

 

 

 

 

「アスタ」

 

「は、はい」

 

「何故あんな無茶をしたの?」

 

「ええと…色々と混み合った事情がありまして」

 

「リカバリガールがいなければもっと大変なことになっていたのよ?」

 

「うぐ…け、けど!結果的に助かったし!」

 

「助かったしじゃありません!!」

 

「すみませんでした!!」

 

「全く……」

 

 

シスターはため息をついた後

 

 

ギュッ

 

 

「……それでも…よく頑張ったわね―立派だったわよ、アスタ」

 

 

アスタを抱きしめよしよしとする

 

 

「し、シスター!?お、おおれ!!一様男の子なので!」

 

「家族なんだし、それぐらいいいでしょ?」

 

「け、けどぉ…」

 

「ならアスタ!!わしがたっぷりと抱きしめて」

 

「神父様のは大丈夫です」

 

「だからわしの扱いぃ!!」

 

 

ハッハッハッハッハと笑いが起き、アスタの周りは賑やかになる

 

 

 

裏では

 

 

 

(あ―アスタ君を!!抱きしめてる!!)

 

(アスタさん…あんなに気持ちよさそうにして…私だって…私だって!)

 

(うちじゃ無理っぽい………いやいや!!そんなの関係ないし!!てかアスタもなにいい顔してるの!?)

 

 

 

アスタに好意を持つ三人は嫉妬を募らせ心の中で叫んできた、その三人の周りだけは空気が重くどす黒かった。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

「それではこれより表彰式に移ります!」

  

 

 

花火が打ちあがり、観客の歓声の中でミッドナイトは表彰式へと進め、参加生徒達も全員が表彰台に集合。

 

1~3の数字が刻まれている表彰台

 

 

そこには三位の轟と爆豪がおり二人とも悔しそうな顔をしていた

 

 

 

「………」

 

「終わった後でも悔しいな…」

 

 

 

そして二位の位置にはマルスがおりその顔には涙を流した後がくっきりとあった。

 

 

 

そして堂々の一位であるアスタは一位の場所に立っていたのだが

 

 

 

「…ねえ、アスタ君?それ本当に大丈夫?」

 

「はい!ちょっと痛みも残ってて骨の何本か折れてますけど、大丈夫です!!」

 

「それ大丈夫っていえなくね?」

 

「なんか…閉まらねえようなしまってるような」

 

 

 

リカバリーガールに直してもらったとはいえアスタの姿は、両手に包帯頭にも包帯、さらに服もボロボロととんでもなかった。

 

 

 

 

「メダル授与!――贈呈する人は勿論この人よ!」

 

 

 

 

『HAHA!HAHAHAHA!!HA〜〜HAHAHA!!』

 

 

 

その笑い声に会場はわっと盛り上がる、表彰台にいる四人もドキドキとワクワクが止まらない……そして!

 

 

 

「待たせたね諸君!!私が!!メダルを持って来――『我らがヒーロー!!――オールマイト!!』―た……」

 

 

 

まさかのセリフが被ってしまい台無しに、オールマイトはちょっと悔しそうにプルプルと震えながらミッドナイト見る、それにミッドナイトは手を合わせて謝る。

 

 

 

そして始まるメダル授与、まずは三位の二人から

 

 

 

「おめでとう轟少年、緑谷少年との戦いで目覚め、鉱条少年との戦いで君は大きく進歩した…どうだい?今の気分は」

 

 

「……悪くないです。キッカケと、支えをダチにもらえました…マルスにもちょっとだけ感謝してます、仲間の大事さを教えてくれたアスタにも」

 

 

そう言う轟の顔は以前のような冷たいものではなく、暖かく凛々しい顔付き。

 

 

「いい目をするようになったね、君はここでよい出会いに恵まれた。今の君ならきっと清算できるさ」

 

 

そう言って轟を抱きしめて褒める、そして次は爆豪

 

 

 

「爆豪少年」

 

「…うす」

 

「君のことだから『三位なんて意味ねえんだよ!』とか言って受け取らないと思っていた」

 

「はっ、んなダセェ真似してねえよ…アスタと全力を出して戦い俺は負けた……それが結果だ」

 

「そうか…悔しいだろう?けれど!その悔しさをバネに次へ進むといい!君は強い!」

 

「わーてるよ――アスタ、次は負けねえからな!首洗って待ってろや」

 

「おう!」

 

「あとデクゥ!!テメェもだ!!来年負けたら今度こそ潰すからな!!」

 

「うんとりあえず…その口の悪さだけは直そうね?おめでとう」

 

 

 

爆豪を抱きしめた後次へ移動、オールマイトはマルスの前に立つ

 

 

 

「さて鉱条少年…言いたいことはあるかい?」

 

「……あの場いた全員に…申し訳ないと思っています、今までの自分は…あまりにも愚かでした」

 

「反省しているんだね?」

 

「はい、その償いとして俺は―みんなを守り、傷つけさせないヒーローを目指します……これは、俺の自己満足の偽善だと思っています」

 

「そんな事はない、君の過去については私は詳しく詮索しない…けれど君はそれを乗り越え反省…そして償おうとしている―立派だよ、二位おめでとう!」

 

 

 

 

マルスは一礼すると、アスタの方へと体を向ける。

 

 

 

 

「―ありがとうございます……黒魔アスタ、お前には…本当に感謝している」

 

「唯とは話せたのか?」

 

「ああ……お前にも…散々なこと言ってすまなかった」

 

「終わったことだし気にすんな!もう俺は許してるしな!―けど!後でちゃーーんと!みんなに謝るんだぞ?」

 

「わかっている―――助けてくれてありがとう」

 

「二ヒヒ〜」

 

 

 

アスタは照れ前を向く…そしていよいよアスタの番

 

 

 

 

「―さて!一位おめでとう黒魔少年!本当によく頑張った!」

 

「はい!!」

 

「君の力はあの剣だけではない、鍛え上げたその立派な筋肉!そして君自身の諦めない心!それが君の強さだ、これからも頑張って欲しい!」

 

「もちろんです!俺はいつか、貴方を超えて『そして、ここからは私の勝手な思いなんだがね?』ん?」

 

 

 

 

オールマイトの雰囲気が少し変わり真剣な目になる、そして徐々に威圧感が増していくのを会場は感じ取る

 

 

 

「君の夢はNo.1ヒーロー…そう言ったね?」

 

「は、はい」

 

 

「それはつまり――私や他のプロヒーローを超える……そういう意味だね?」

 

 

 

ゾクッ!!

 

 

 

その場にいる全員がその威圧に耐えきれず震え、何人かは腰を抜かし始める。

 

No.1になる…それはつまり、平和の象徴を超えるという事…それはかなり過酷な道であり険しい物…それを、アスタは耐え切れるのか?オールマイトはそう問いただしている。

 

 

 

 

「……………俺は!!」

 

 

 

アスタはそんなオールマイトの目をまっすぐ見て叫ぶ。

 

 

 

『何度転けても!誰になんと言われようとも!俺はいつか、貴方や今いるプロヒーロー達を超えて!!』

 

 

『No. 1になって!みんなが笑って暮らせるそんな世界にします!!』

 

 

 

 

力強くたくましい言葉、アスタのその言葉を聞き…オールマイトは高らかに笑い

 

 

 

 

「よく言った!!その意気だよ黒魔少年!私は君に期待している!もちろん黒魔少年だけじゃない!言葉にいる全員に!私は期待している!!」

 

 

「この場の誰にもここに立つ可能性はあった!!それは見ていた者たち全員がそう思っている!!」

 

 

 

最後にオールマイトの総括が入る。

 

 

 

「改めて優勝おめでとう黒魔アスタ君!みんなも本当にお疲れ様!次代のヒーローは確実にその芽を伸ばしている!!ってな感じで最後に一言!! 皆さんご唱和ください!!せーの!!!」

 

 

 

「「「「プルス・ウル『お疲れさまでした!!!』

 

 

 

――――――――――え?

 

 

 

「オールマイト!そこは Pulsultraでは!?」

 

「い、いやーほら!疲れてるかなー…って」

 

 

 

会場からブーイングが流れるも、生徒達は皆笑顔で笑い

 

体育祭は大団円となった。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

場面は変わりその夜

 

 

 

「がっ―ぐ…」

 

「せ、せんぱい!!くそっ!」

 

『あーほらほら…あんまり暴れちゃダメだよ?余計苦しくなっちゃうから』

 

 

 

人気のない路地裏、そこでは二人のヒーローが真っ黒い煙に包まれ身動きがとれなくなっていた。

 

 

 

「君達連携はいいんだけど……やっぱり実績がまだまだだね」

 

「い…きが…―」

 

「せんぱい!しっかりしてください!!」

 

「あー無駄だよ君、僕の個性であるこのは実態があるんだ……絶対に抜け出せないよ」

 

 

 

煙はどんどん増していき、やがてヒーローは顔だけが出ている状態になる。

 

 

「ふぅー…おじさんもいい歳だねえ、ちょっと動いただけでも疲れちゃんなんて―昔に戻りないねえ」

 

 

そう言って男は手を上げ力を入れる

 

 

 

 

「―何故…ですか」

 

「んー?」

 

「何故―貴方のような!凄い人が!ヴィランなんかに!!貴方にはヒーローとして―」

 

 

 

バシュッ!

 

 

 

「ヒーローとしての誇り…そんなのもうおじさんにはないんだ――もう、疲れちゃったんだ……そういうの」

 

 

 

そう言ってその男は煙で知識を飛ばしたヒーローを二人地面へ放置しその場を去っていく、そして懐から一枚の手紙を出し読み出す。

 

 

 

 

「ヴィラン連合ねぇ……ま、面白そうだし行ってみようかねえ〜」

 

 

 

 





長い!めちゃ長い!そしてこれにて長かった体育祭編が終了!!

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!次回からはいよいよ職場体験へと物語を進めます。

職業体験先はお楽しみに!!

コメントと評価の程!どうかお願いいたします!

もう一つの小説もよければお読みください!


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職場体験編:OPイメージ:空に歌えば
ページ28:ヒーロ名考案



2日連続投稿だと!?と思っている方がいらっしゃいましたら嬉しいです。

だって…お気に入り300ですよ?そりゃテンションも上がります!!本当にありがとうございます!主はこれからも頑張っていくので、どうぞよろしくお願いします。


本編へ…レッツゴー!


 

 

――体育祭での疲れも癒えて二日後の登校時間。

 

 

 

『君達!確か体育祭の子だよね!?』

 

『カッコよかったよ!!!!』

 

『サインもらってもいい?』

 

『優勝おめでとう!!』

 

 

 

電車内ではアスタと緑谷の二人が、乗客達に褒められていた

 

 

 

「ありがとうございます!これからも全力で!頑張って行きまぁぁぁす!!」

 

「あ、えっと、頑張ります!!」

 

 

 

アスタは素直を喜び緑谷も恥ずかしながらもお礼を言う、もみくちゃになりながらも二人は電車の外へと出る。

 

 

 

「朝から大変だったね…」

 

「いやぁ〜人気者は辛いなぁ〜」

 

『何呑気に歩いているんだ!!遅刻だぞ!おはよう二人とも!!』バシャバシャバシャッ!!

 

「お、飯田おはよ!もうそんな時間か?」

 

「おはよう……カカカッパに!長靴!」

 

 

 

 

走ってきた飯田に合わせてアスタ達も急いで校内に入る。

 

 

「あ……」

 

 

 

飯田は長靴とカッパを取り緑谷の方を向き安心してくれと言わんばかりの顔で言う。

 

 

 

「緑谷君、兄の件なら心配ご無用だ。いらぬ心労をかけてすまなかったな」

 

「……うん」

 

 

飯田はそのまま教室へと入っていく。

 

 

(……あいつの…この感じ…)

 

 

 

アスタは飯田の何かを感じ取り、緑谷に何があったのか聞く。

 

 

 

「…なんかあったのか?」

 

「アスタ君…これ」

 

「なになに…プロヒーローインゲニウム―ヴィランにやられ重傷!?」

 

 

 

緑谷はスマホにある記事を見せアスタに事情を説明する、アスタはそれを見て納得。

 

 

 

「…あいつ…大丈夫か?」

 

「わからない…けど、今はそっとしておいてあげよう」

 

「…わかった」

 

 

 

二人は下手に触れないことにし教室へと入っていった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

中では二人と同じように電車で話しかけられた生徒達がいて騒ぐ。

 

 

 

「超声かけられたよ来る途中!!」

 

「私もジロジロみられてなんか恥ずかしかった!」

 

「俺も!」

 

「俺なんか小学生にいきなりドンマイコールされたぜ」

 

「あれ?どったの爆豪そんな顔して」

 

「……別にぃ」

 

 

 

爆豪だけは照れているような不貞腐れているようなよくわからない顔をしていおり

 

その手には『ハナマル』と可愛らしい字で描かれてきたダンボールのメダルがあった。

 

 

 

「ば、爆豪!なんだよそれ!!コレか!?これなのか!?」

 

「ちげぇわ玉!!」

 

「玉!?それオイラ!?」

 

「これは…あれだ……通学途中のガキにもらったんだよ、カッコよかった、応援するって言われてな…」

 

「ほほう」

 

「ちなみにそれは男の子?女の子?」

 

「女だ」

 

「何か言ったの?」

 

「あ?普通に」

 

 

 

『いいメダルじゃねえか…貰っておいてやる、宝もんをありがとよ』

 

 

 

「って言った…………おい、お前らなんだその顔」

 

 

 

爆豪以外の生徒達が『にちゃ〜』と笑い温かい目で爆豪を見る

 

 

 

『別に〜?なんでも〜?』

 

「ならその目やめろや!!」

 

「かっこいいぞー勝己!よしよ〜〜し!」

 

「テメェは俺のお袋か!!」

 

「照れんなよこのこの〜」

 

「きめぇぇ!!!!」

 

 

 

 

アスタに撫でられ爆豪が引き剥がそうとわちゃわちゃと騒ぐ、そして呼び鈴が鳴ると

 

 

 

 

「はいおはよう」

 

『おはようございます!!』

 

 

担任の相澤先生が中へと入ってくる、少し前のような包帯ぐるぐる巻きではなく普通の姿で。

 

 

 

「相澤先生!包帯取れたんですね!」

 

「婆さんの治療が大袈裟なんだよ…んな事より今日のヒーロー情報学はちょっと特殊だ」

 

 

 

相澤のその言葉を聞き、クラスメイト達を緊張が包み込む。

 

ヒーロー情報学はその名の通りの授業。ヒーローに関する法律等が主な内容であり、その内容の多さと濃さから苦手とする生徒も多い。

 

 

 

(ヒーロー関連の法律かぁぁ…俺ああ言うの苦手なんだよなぁ)

 

 

 

アスタもまたその一人、生徒達は特別なテストだと思い息を呑む。

 

 

しかし

 

 

 

「コードネーム――つまりはヒーロー名の考案だ」

 

 

『夢膨らむやつきたぁぁぁぁ!!!』

 

 

 

大逆転が決まり生徒達は無限の可能性を秘めた夢で包み込まれ、子供の感情が爆発した。

 

 

 

『静かにしろ……!』

 

 

 

だが相澤の言葉で鎮圧され、相澤はヒーロー名考案の訳を説明した。

 

 

 

「……というのも先日話したプロからのドラフト指名に関係してくる」

 

 

 

それは体育祭の様子を見て既にプロ達から指名があり、それを元にプロの所へ職場体験に行かせるのが学校側の考え。

 

 

 

「――と言っても指名が本格化するのは2・3年……つまりは即戦力なってからだ。一年は大体将来への“興味”によるもので、情けない姿を見せれば一方的にキャンセルも珍しくない」

 

「大人は身勝手だ…」

 

「それが現実だ…んで肝心の指名結果はこれだ。」ピッ

 

 

 

相澤が黒板を操作すると、映像として結果が表示された。

 

そこには名前・指名数が表示されており、全員がそれに意識を向けた。

 

 

――A組・指名件数。

 

黒魔:5002

轟:4321

爆豪:2038

常闇:420

飯田:305

上鳴:224

八百万:108

切島:98

麗日:42

瀬呂:14

 

 

「例年はもっとバラけるが……今回は突出した連中が多くてな。――三人に偏った」

 

 

「勝ったぁぁぁ!!!」

 

「まけたぁぁ!!」

 

「いやコレ勝敗とか無いからな?」

 

「やっぱ個性の無効化がでかいのかー」

 

「それもあるけど…やっぱあのとんでもない身体能力だろ?あんな力を持ってる奴なんて誰でも欲しがるって」

 

「タフネスだけなら負けてねぇぞ…」

 

「ど、ドンマイ?」

 

「まぁつまりは職場体験……プロの仕事を実際に体験させるということだ。それで必要となるのがヒーロー名だが、適当なもん付けちまうと――」

 

 

バンッ!

 

 

『地獄を見ちゃうよ!!!』

 

 

 

「ミッドナイト先生!!」

 

 

 

教室に突如として現れたのは18禁ヒーローミッドナイトだ。

 

 

 

「この時に付けた名前が!――そのまま認知されちゃって、プロ名になってる人も多いからね!」

 

「そういう事だ……俺には無理だからその辺はミッドナイトさんに頼んだ」

 

 

 

そう言うと怠そうな相澤は寝袋に入ってしまい、そこからは説明通りミッドナイトが仕切り始める。

 

 

 

「さぁ! 早速やるわよ! 名前は自分の未来へのイメージ! 変な名にすれば全て自分に返ってくるから真剣にやりなさい!」

 

 

 

ミッドナイトはクラス全員へ強烈に言い放った。

 

名はヒーローの顔だ。その名に恥じない様なヒーローを目指し、時には威厳を、時には親しみを感じさせなければならない。

 

生徒達は真剣に名前について考えていった。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

15分後

 

 

「じゃ、そろそろ出来た人から発表してね!!」

 

 

順次発表することになりまず青山。

 

 

「輝きヒーロー I can not stop twinkling☆

 

『短文!?』

 

「……そこはIをとってCan’tに省略しなさい」

 

『ありなのこれ!?』

 

「キラキラしてていいな!青山らしい!」

 

「ありがとうねアスタ君!⭐︎」

 

 

 

続いて芦戸

 

 

 

「エイリアンクイーン!」

 

「2のあれ! 目指すのがヒーローじゃないでしょ!? やめときな!」

 

「え?ダメなのか?」

 

「ヒーロー名が怪物とかダメだろ」

 

「カッコよくていいと思うけどなー」

 

 

 

生徒達の中で変な空気が漂ってくる、最初に変なものが来たせいで大喜利っぽい雰囲気になり名前が出しにくい感じとなってしまった。

 

 

 

「じゃあ次私いいかしら」

 

「梅雨ちゃん!」

 

 

そこで登場したのが我らが天使梅雨ちゃん、そのヒーロー名は

 

 

「小学生の頃から決めてたの、梅雨入りヒーローフロッピー

 

「かわいい!!親しみやすくていいわね!」

 

「フロッピー!」

 

「フロッピー!!」

 

 

大喜利の空気を変えてくれた梅雨に心の中でお礼を言う生徒達、これを機に次々へと名前を出していく。

 

 

「じゃあ俺も!剛健ヒーロー!烈怒頼雄斗(レッドライオット)!!

 

「赤の狂騒!!これはアレね!漢気ヒーロー紅頼雄斗クリムゾンライオットのリスペクトね!」

 

「そっす!だいぶ古いけど俺の目指すヒーロー像はクリムゾンそのものなんす!」

 

「フフ……憧れの名を背負うってからには相応の重圧がついて回るわよ!」

 

「覚悟の上っす!」

 

「カッケェぜ切島!!」

 

 

 

「うわ~名前考えてねんだよなまだ俺」

 

「付けたげよっか?ジャミングウェイなんてどう?」

 

「おお!武器よさらばとかのヘミングウェイもじりか!インテリっぽい!カッケェ!」

 

「いや……プクク……せっかく……強いのに……すぐ……『うぇーい』ってなるじゃん…」

 

「耳朗お前さふざけんなよ!?」

 

 

「うちはイヤホンヒーローイヤホン=ジャック…ど、どうかなアスタ」

 

「ん?全然いいと思うぞ!耳郎の個性らしい名前だしな!」

 

「あ、ありがと…ヘヘッ\\」

 

「次は私です!!」

 

「その次私!!」

 

 

 

 

耳郎に負けまいと八百万と葉隠も立ち上がり名前を出す。

 

 

 

 

「この名に恥じぬ行いを、クリエイティ!

 

「ステルスヒーローインビシブルガール!」

 

 

『アスタ君!どっちがいい!?』

『アスタさん!どちらがよろしいですか!?』

 

 

二人はアスタに向かって叫ぶ、アスタはなんの迷いもなく

 

 

 

「二人ともかっこいいぜ!どっちがいいだなんて選ばねえよ」

 

「そ…そうですか…//」

 

「だ、だよね!うん…//」

 

(んー甘い!!あまいわぁ!!)

 

 

 

生徒達は次々と順番が回っていき名前を出していく。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

触手ヒーローテンタコル

 

「触手のテンタクルとタコのもじりね!」

 

―――――――――――――――――――――――

 

テーピンヒーローセロファン

 

「分かりやすい!大切!」

 

―――――――――――――――――――――――

 

「甘味ヒーローシュガーマン!」

 

「甘~い!!」

 

―――――――――――――――――――――――

 

ピンキー!!!

 

「桃色!桃肌!」

 

―――――――――――――――――――――

 

スタンガンヒーロー!チャージと稲妻でチャージズマ!

 

「くぅ!痺れる!」

 

―――――――――――――――――――――

 

ショート

 

「名前!?いいの?」

 

「ああ。」

 

―――――――――――――――――――――

 

漆黒ヒーローツクヨミ。

 

「夜の神様!」

 

―――――――――――――――――――――

 

もぎたてヒーロー!グレープジュース!

 

「ポップ&キッチュ!」

 

―――――――――――――――――――――

 

『ふれあいヒーローアニマ』

 

「うん、分かった。」

 

―――――――――――――――――――――

 

 

「考えてありましたウラビティ

 

「洒落てる!」

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

『爆殺王』

 

「そう言うのはやめておいた方がいいわね」

 

「なんでだよ!」

 

「ヒーローの名前に殺はダメだろ!!」

 

「うっせぇアスタ!!そう言うお前はなんかあるのかよ!!」

 

「……ふふん、実は…もうあるんです!!」

 

「なに?」

 

「じゃあ早速発表ね!」

 

「はい!」

 

 

 

アスタは前に立ち名前を出す…その名前は

 

 

 

 

「筋肉ヒーロー!キン◯マン!」

 

『アウトォォォォォッッ!!!!』

 

 

 

完全にアウトな名前だった、これにはミッドナイト先生や仲間達が全力で止める。

 

 

「だ、だめ、だめよアスタ君!それは絶対にダメ!」

 

「えぇぇぇぇ!!?」

 

「当たり前だろうが!なんだその名前!!」

 

「いいじゃねえか筋肉!」

 

「そこじゃねえよ!!その…あれだ!色々とまずいんだよ!」

 

「えぇ…じゃあ」フキフキカキカキ

 

 

 

「悪魔ヒーロー!デビ◯マ『アウト!!』これもー!?」

 

 

 

「悪魔要素何処だよ!」

 

「黒っぽいからいいかなーって」

 

「やり直して」

 

「そんなぁぁぁ〜〜!!」

 

 

 

アスタはトボトボと自分の席へと戻って行く…

 

そして次前に出た飯田は

 

 

 

『天哉』

 

「あなたも名前ね」

 

「……はい」

 

 

 

自分の名前をヒーロー名にした、そして残るは緑谷

 

 

 

 

「…これしかないと、思いました」

 

「えぇ!?いいのかよ緑谷!それで!」

 

「うん…昔からの呼び名だし、いつまでも弱虫な僕じゃないぞ