俺は二刀流の子孫ですがなにか? (楠木 蓮華)
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自己紹介的なものですがなにか?

いま投稿している作品とは別に書き始めました

気分で投稿していくので、どちらも投稿が遅くなると思いますが、暖かい目で見ていただけると幸いです


ジリリリリッ…ジリリリリッ…ジリリ…カチッ

 

けたたましく鳴る目覚ましを止める

 

「んっ…ふぁ〜あ…眠い…」

 

まだ眠いが体を起こす…学校に行かなくては…………だるい

 

身支度を済ませ、朝食を済ます

 

料理出来るのかって?

料理男子を舐めるんじゃない…

 

「いってきます…」

 

返事がない家をでる…まぁ、母親も父親もいないから当たり前だな

どうしたって?…事故でお亡くなりになりましたけどなにか?

 

寂しくはないよ?お金はあるしな

 

 

さて、この小説を読んでくれてる皆様、おはこんばんちは…

 

俺の名前は天ヶ瀬 蓮、私立穂群原学園の小学五年生です☆

 

……………………うぇぇ

 

思った以上に気持ち悪かった…

なんだよ今の…キラッ☆…ってか?

 

「似合わないな…」

 

うん…似合わない

 

コホン…気を取直して、どうも…天ヶ瀬 蓮だ

小学五年生です、好きな言葉は全力全壊…趣味は人を弄ること…血液型…しらん…体重…ひ…み…つ♪

 

……さて、自己紹介はこんなもんでいいかな

 

さて…ものすごく文字があまってしまった…あっ、メタいな

 

さて、それじゃあ …ここで重大発表

 

俺…宮本武蔵の子孫です…

 

……えっと…なんでわかるかって?

宮本武蔵の記憶を引き継いでいたから、断片的ではなくはっきりと…

 

俺も最初は変だな…とは思っていたのだが…宮本武蔵を見て理解した

 

あ、この人俺の祖先だ…と

 

簡単でわるーございましたね、でも本当のことだからどうしようもない

 

それから…そうだな

 

宮本武蔵は魔術というものに出会っていた…という記憶が存在していた

 

まぁ、驚いてはいない…宮本武蔵の記憶がある時点でもう驚かない

 

それで、神父に魔術礼装?とかいうものを作ってもらっていた…家に今でもあるぞ?

 

どうやら母親も父親も宮本武蔵の子孫だということは知っていたみたいだな…記憶は持ってなかったみたいだが

 

あぁ、それで魔術礼装だっけか?

布でくるんでるから中身はどうなってるか知らん…

今頃壊れてるかもしれない…俺には関係ないけど…

 

え?…なんで開けないのかって?

 

めんどいからにきまってるじゃん

 

はい、そこ、本当に宮本武蔵の子孫なのかって思っただろ

残念ながら…そうなんだ…諦めてくれ

 

俺は今のところは魔術とやらに関係するつもりは一切ない

まぁ、面白くなれば別だけど…

 

さてと、これでフラグがたったかもな

大抵こういうと巻き込まれたりするんだよな

 

まぁ…ひとまずは、だるいけど学校生活をしてくるとするか…

 

さて、これからどうなるのか……面白いことが起きるのか…平凡な日々が続いていくのか…

 

俺的には…面白い日々が始まって欲しいものだ…

 

と、俺は学校への道のりを駆け足で進んでいくのだった

 

 

 

 

その時と同時刻…家の中にあった布にくるまれた物が光っていたことを…この世の誰も知らない

 

 

 

 

 

 




この話の第一話目ですね

一応、『おはこんばんちは』とは、おはよう、こんにちは、こんばんは、が合わさったものです


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嫌いじゃない…苦手なだけですがなにか?

時は過ぎて学校……の昼休み時間

 

「ねむ〜」

 

俺は机に寝そべってぐてぇ〜っとしていた

昼休みのこの時間は至福の時間だ

 

昼ごはんを食べて日向ぼっこしながら寝るのはとても癒される………ぐぅ…

 

「飯がたり〜ん!!」

 

「ぶはぁ!?」

なにか固いもんが降ってきたぞ!?

 

「まずい!タッツンが飯が足らなくて暴れてるぞ!!」

 

「皆のものなんでもいいからもってこい!」

 

「飯〜〜〜!!」

 

………………プツン

 

「うっせんだよ!!この三バカトリオがぁ〜〜!!」

 

机に手のひらを叩きつける、少し痛いが気にしない

 

「「「だ、誰が三バカトリオだ!!」」」

 

「てめぇらのことだ!!」

 

三バカトリオ…名前をあげていくとするか

 

まず飯飯騒いでいたのが、獄間沢龍子

状況説明してくれたメガネが、栗原雀花

目が開いてるかどうかわからないのが、森山那奈亀

 

取り敢えず…馬鹿なのだ…

 

この後…取っ組み合いの直前までいったが、なんとか押しとどめた、三バカトリオは藤村大河先生、通称タイガーがきて絞られていた…(´・∀・`)ザマァ

 

 

その後…休み時間…

 

「あの…さっきはタツコが迷惑かけてごめんね?」

 

「ん…?」

 

そこには美少…美幼女が…

 

「なんか考え直さなかった!?」

 

「なんのことやら」

 

心外だなぁ……

 

「ね、ねぇ…なんか蓮くんって私に冷たいよね?」

 

「そうか?」

 

そんなつもりはないんだが…ここは…

 

「そうだよ…もしかして私のこと嫌い?」

 

「そんなわけないだろ?」

 

「そ、そうだよねっ…そんなわけ…」

 

「あぁ、嫌いじゃない…苦手なんだ」

 

「それって遠まわしに嫌いって言ってるよね!?」

 

そんなバカな〜、あははは〜

 

「考えすぎだぞ?えっと……………イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」

 

「さっきの空白、何!?」

 

「べ、別に名前がすぐに出てこなかったわけじゃないぞ?」

 

「それなり長い付き合いだよね!?」

 

えっと…さっきからうるさいのがイリヤスフィール・フォン・アインツベルン…無駄に名前が長い

一応…小さい頃からの付き合いだ

 

俺から見ても可愛いと思う…だ、だけど好きじゃないんだからねっ!!

 

……やっぱり男のツンデレは需要ないなぁ…

 

「心配するな…イリヤスフィール…俺達は……そう…友達だ」

 

「…うん♪そうだよね♪」

 

……まったく…俺にはこいつの笑顔は眩しすぎるぜ…

 

 

 

時間が過ぎて放課後…

 

「じゃあね〜♪」

 

イリヤスフィールがすごい勢いで帰っていった

…あぁ、お兄ちゃんのお迎えか?

 

お兄ちゃん…別に俺が呼んでるわけじゃないが

名前は衛宮士郎…料理がうまい…後…そうさな…少しラッキースケベがあって…イリヤスフィールの恋のお相手だ…

 

………あの年の差は犯罪にならないんだろうか?

……少し疑問だ…

 

この疑問を解消してくれる読者の方!

感想に回答して欲しい……なんて言ってみる

 

今回はこんな終わり方…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




二話目…ついに原作キャラの登場ですね
皆さんに楽しんでいただければ幸いです


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友達が素っ裸だったんですがなにか?

夜…星がきらめく時間…

 

「いや〜まさか豚肉が特売だったとは金に困ってはいないけどいい買い物だったなぁ」

 

俺はほんの少しの満足感に包まれていた

 

それにしても…特売には人を獣にする魔性の魅力でもあるんだろうか…

 

近所のおばさんが完全に獣、または歴代の勇者に見えたぜ…

 

「んっ?」

 

夜空になにか…星ではないものが輝いていた

 

な、何だあれだあれ?

UFO?

 

いやいや、ヾノ´゚д゚`)ナイナイ

 

自分の考えを即刻退場させる

一応気になったので光の真下まで近づく

 

なんなんだ…あれ?

 

あれ?光が収まったと思ったら二つに別れてどっか行った

片方はイリヤスフィールの家の方に行ってなかったか?

 

…………後で見に行こ

 

「「きゃーーー!」」

 

「ん?」

 

空を見上げると…赤と青の服を着た女が二人落ちてきた…

 

 

あぁ………

 

「親方!空から女の子が!!」

 

一度言ってみたかった…女の子って年でもなさそうだが

 

あっ…落ちた…そのままなにか騒いでどっか行った…

 

……………丈夫だなぁ

 

さてと…それじゃあイリヤスフィールの家まで行くか…

 

 

……少年移動中………

 

さて、イリヤスフィールの家についたわけだが…

 

「ごめん…少し眠っててね」

 

「へっ?」

 

その時…イリヤスフィールが赤い服のツインテールに零距離で撃たれてました

 

おぅ…ナイス零距離

と、そんなこと言ってる場合でもないか

 

「ちょっと失礼…ツインテールさん」

 

首元に近くにあった壁の破片?みたいなものを軽く押し当て

 

「っ!?」

 

すぐに距離を取られた…なかなか行動が早いな…

 

「貴方…何者?」

 

「う〜ん、名前を聞くときは自分から名乗らなきゃだめでしょ?魔術師さん?」

 

「っ!?……私は遠坂凛よ…私は名乗ったわ…貴方は?」

 

これはどう答えるべきか……

 

「俺は天ヶ瀬蓮、小学生五年生です☆(ゝω・)v」

 

………………………………………沈黙が痛いっ

 

「本当のことは(怒)?」

 

頭に怒りマークがでていらっしゃるぅ〜!?

本当のことなんだが!?

 

少し魔術の知識があって魔術礼装っぽいものをもっていて、宮本武蔵の記憶があるだけなんだがぁ!?

 

………あ…結構俺…深いところまで入ってるのかな?

 

「はぁ…まぁ、いいわ。後でゆっくり聞くから」

 

予約はいってしまった…世界で一番いらない予約だよ…

 

『大変ですねー、凛さんに目をつけられてしまうなんて、ご愁傷さまですー』

 

空中に魔法少女がもっていそなステッキが浮いていた…

 

「んー、ありがとな」

 

『ふぅー、それにしても参りましたよー、戦闘経験の差とはいえこうもあっさり負けてしまうとは…』

 

まぁ、イリヤスフィールは戦闘経験なんて皆無だろうしな〜

 

と、ふよふよと赤いステッキが逃げようとしていた

 

「待てそこのバカステッキ…どさくさに紛れて逃げようとさてんじゃないわよ」

 

『ちっ』

 

あ…舌打ちした……仲良くなれそうだな…

 

「まぁ、いいわ…ほら起きなさいイリヤ、手加減したんだし…怪我もないはずよ」

 

と、なんかいろいろ話していたがイリヤスフィールを起こすみたいだな…

 

それにしても……イリヤスフィールが全裸なんだが俺はここにいていいんだろうか?

 

「んっ…あ…う?」

 

あっ…起きたっぽい

 

「どう?意識ははっきりしてる?」

 

「う、うん…うわっ…裸に戻ってる」

 

うん…ここは一つ友達として挨拶をするべきだろう…

 

「よっ…イリヤスフィール…寒くないのか?」

 

「ふぇ?」

 

イリヤスフィール沈黙……凛が頭を抑える…なにか?

 

「な、ななななななっ////!?」

 

イリヤスフィールが顔真っ赤にしていた…(ΦωΦ)フフフ…可愛いのう……

 

「れ、蓮君の〜〜!!変態ぃ〜〜////!!」

 

うぉ!?いきなり殴りかかってきた!?

なして!?

 

その後、イリヤスフィールが落ち着くまで暗い町を激走していたことはいい思い出である

 

「いい思い出じゃないよぉ〜//!!」

 

 

一部の人には心の傷を追わせたようだ………まぁ、どうでもいいけど…

 

 

 

 




3話目です

皆さん、よろしくおねがいします


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二つの魔術礼装ですがなにか?

激走した後、イリヤスフィールも落ち着いた時…

 

「まぁ、いいわ…取り敢えず私の言いたいことはただ一つよ」

 

そして、凛はイリヤスフィールを指さした

 

あ、今、イリヤスフィールがなにかに巻き込まれた気がする

 

「命じるわ、貴女はわたしのサーヴァントになりなさい、

拒否は却下よ!恨むならルビーを恨むこと!」

 

「は?」

 

この時、俺は初めて…イリヤスフィールに心から合掌した…

 

 

その後…説明をするまえに、家の人を誤魔化すとかで…イリヤスフィールが家に急いで入っていった

 

それじゃあ、俺もそろそろかえ…

 

「待ちなさい…」

 

ガシッと肩を掴まれる

 

「まだ貴方のことを説明してもらってないわよ?」

 

覚えてましたか〜、もう覚えてないと思っていたのに…

 

五分後…

 

…仕方ないからいいました……でも宮本武蔵の子孫だとか、そういうのは言ってないよ?

母親と父親が少し魔術に関係していて、家に魔術礼装があるってことだけだよ?

それを話したら…持ってきなさいと怖い顔で言われたから仕方なく今現在、帰路に着いていた

 

「あ〜、面白いことないかと思っていたがまさか魔術関係に巻き込まれるとは………………おもしれぇ」

 

この後起こるであろう魔術の出来事に胸を踊らせ家に向かった

 

 

……そして帰宅

 

魔術礼装を探す…えっと…どこおいたっけ…

 

……………あぁ…押し入れだったかな…

 

押し入れを開けると布にくるまれた少し長めの物体Xが出てきた

 

さて…中身どうなってんだろ…

 

……………よし、開けてしまおう

人間…こういう好奇心は忘れてはいけないと思うんだ…

 

そして…開けてみる…………

 

( Д ) ゚ ゚←今の俺の顔

 

………うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?

 

「錆びてるぅ〜!?」

 

見事なまでに錆びていた…というか魔術礼装って錆びるのか!?

 

2本あるけど2本とも錆びている

 

そんな装備で大丈夫か?

 

 

…………大問題だ

 

 

「どうにかならないのか……これ」

 

魔術礼装に触れてみる…すると

 

「っ!?」

 

突然2本の魔術礼装が光を放ち始めた

 

『『マスター認証………名前を…』』

 

な、名前…………

 

「俺の…名前は…天ヶ瀬…蓮!」

 

光がさらに輝き目の前が真っ白になった…

 

ポケモンじゃないよ?

 

 

目を開けてみる…体に違和感はない

 

しかし………

 

『やっと動けたのぉ』

 

『そう…ですね…』

 

小剣と剣がふよふよと浮いている……という異常事態は起こっていた

 

えっと…ひとまず

 

 

「お前らがさっきの魔術礼装か?」

 

『むぅ?おぉ!お主が新しいワシらの主殿かのぅ』

 

『そう…みたいですね、魔力も…剣の腕も…申し分…ないです』

 

「えっと…それはどうも…」

 

品定めされてるぅ!?

 

ま、まぁ、気のせいだよな…うん

 

「それで…お前らの名前聞いていいか?」

 

『構わぬぞ、ワシは緋恋じゃ…よろしくのぅ』

 

『私は…瑠火といいます…よろしく…おねがいします』

 

「んっ…よろ〜」

 

………………よし

 

「取り敢えず凛の所に行くからついてこい!!」

 

『『ふぎゃ!?』』

 

詳しいことはどうでもいいが、遅くなるとやばそうなので布にくるんで持っていく、

 

子供が夜中に長い棒のようなものをもって歩いているのをよく職質されなかったとその時の俺は思った




今の話よりも後々の話の方がアイディアが出てくる今日この頃です

よろしくおねがいします


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カード回収だそうですがなにか?

緋恋と瑠火を背負い、窓からイリヤスフィールの部屋に侵入

 

不法侵入?そんな法律知らん…

 

「なんで窓から!?」

 

「あら、いらっしゃい」

 

「おう、お邪魔します」

 

「ねぇ、窓から侵入するのがおかしいと思うのは私だけなのかな…ねぇ…ねぇ!?」

 

「「うるさい黙れ」」

 

イリヤスフィールが目に見えていじけてしまった

ここはひとつ…なだめておいたほうがいいか…

 

「なぁ…イリヤスフィール」

 

「ぐすっ…なに、蓮君?」

 

俺はイリヤスフィールの肩に手を置き…優しい声でこう言った

 

「大丈夫…すぐ慣れるよ」

 

「慣れたくないよーー!!」

 

「そんなことはどうでもいいから説明いいかしら?」

 

 

と、そんなこんなで凛の説明が始まった

細かい会話とかめんどくさいから省くが…この冬木市に眠ってるカードを回収するために時計塔とやらから来たようだ

 

イリヤいわく…「町に仕掛けられた爆弾を秘密裏に解体していく…闇の爆弾処理班みたいな感じだね!!」…らしい

 

まぁ、間違ってはいないようだ

そして、そのために貸し出されたのが赤いステッキ…ルビーというらしい

 

それで、そのステッキのマスターになったイリヤには戦ってもらうことになるらしい、イリヤはかなり動揺していたが…まぁ、当たり前か

 

とまぁ、簡単な説明でした

 

 

そして…ここからは俺のターン

 

「それで…もってきたのよね?」

 

「あぁ…ほら出てこい」

 

くるまれていたものを開いた瞬間、2つの物体が飛び出た

 

『ひどい仕打ちじゃぞ、主殿!!』

 

『いきなり…くるまれてびっくりしました…』

 

先程の小刀と刀さんの登場である

 

「ふ〜ん、確かに魔術礼装ね…」

 

『わたしと同じ物のようですが…なにやらかってが違いますねー』

 

そして凛が緋恋に触れようとした瞬間…

 

「っ!?」

 

いきなり軽い衝撃波が起きて凛を吹き飛ばした

 

『ワシらに触れていいのはマスターである主殿だけじゃよ、ツインテール』

 

『そのとおりです…ツインテール…』

 

どうやらこいつらの中の凛の呼び方はツインテールで固定になってしまったようだ

 

「いつっ…随分と融通の効かない魔術礼装ね…というかツインテールってうるさいわよ!!」

 

『ツインテールにツインテールと言ってなにが悪いのじゃ』

 

「名前で呼びなさいよ名前で!!」

 

まぁ、こんな言い合いがしばらく続いたので割愛する

 

「はぁ…それで…貴方はどうするの?」

 

「ん?…なにが?」

 

「なにがって…戦うの?戦わないの?…まぁ、手柄はわたしのものだけどね」

 

なんて汚い…別に手柄なんていらんけど…まぁ答えはもちろん…

 

「戦うに決まってる…面白そうだしな♪」

 

「そっ…じゃあ…共闘関係ね…よろしくね」

 

「あぁ…」

 

こうして…凛とイリヤスフィールと俺の共闘が始まったのだった

 

 

 

「あれ…私完全に置いてきぼり?」

 

『そのようですねー』

 

 

 

 

 




うまく書けないとこの頃悩んでいるアニスキです

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ラブレター?いえいえ違いますがなにか?

共闘関係が成立し…家に帰ってきて…

 

 

………いつのまにか朝…あれ?

 

俺いつの間に寝たんだろ……………あぁ、そういえば帰ってきたあとベットにダイブしたらいい感じに眠気がきてそのまま寝たんだったな…

 

「あれ…体が重い…」

 

体に重みを感じる…そう…なにかに乗られてるような…

 

「んんっ…もう起きたのかぇ…主殿は朝が早いのぅ」

 

「そう…ですね…」

 

………………………なにこれ

 

金髪の女の子と水髪の女の子が寝ていた…

服は着てるよ?精○使いの○舞じゃないんだから

 

「えっと……緋恋?」

 

「なんじゃ?」

 

金髪の女の子が答える

 

「瑠火?」

 

「なん…でしょうか?」

 

水髪の女の子が答える

 

……………えっと…ひとまず言わせてくれ…

 

「お前ら人の形になれたのかーー!!」

 

 

その後…制服に着替えてから聞いてみたのだが…2人を作った人がおもしろ半分に作った機能らしい…

 

なんで付けたんだろうな…作った人……ロリコンか!?

 

 

ひとまず学校に行くのだが……剣のままでも人のままでも運びにくいと言ったら…ブレスレットになりました…

 

便利だね♪

 

 

時は流れ………

 

あっという間に放課後〜!

いや〜、物語は時間が飛ばせるから便利だなぁ…またメタい…

 

そして…靴箱のところに向かっていると…

 

「手紙を片手になにをしてるんだ?イリヤスフィール」

 

「ふにゃ!?」

 

おおぅ…可愛い声

 

「な、なななな、なんでもないよ!?」

 

おうおう、隠すなよ…気になるじゃねぇか

 

「なぁ…どうした?…お兄さんに言ってみな?」

 

今流行り?の壁ドンを実行してみる

 

「な、なんでも、ないよ///!?…ら、ラブレターをもらったりなんてしてないよ///!?」

 

お〜、イリヤスフィールなんと扱いやすい

ひょいっと手紙を取り上げる

 

「なになに…………」

 

俺は無言で手紙をイリヤスフィールに返す…

 

「へ…?…………あ…」

 

イリヤスフィールの顔が見るからに変わった

 

一応…書いてある言葉を載せておく…

 

今夜…高等部の校庭まで来るべし…来なかったら殺す…の殺すに斜線が引かれ帰ります

 

…と、書かれていた…………これなんて脅迫状?

 

 

そして夜…

 

「うぅ…たたかうなんて無理だよ〜」

 

「今更何言ってんだよ」

 

と、こんな感じで高等部の校庭に向かっていた

 

「だって〜」

 

「その割にはさっきまでルビーと魔法の練習してたんだろ?」

 

「なんでわかったの!?」

 

なんでって………

 

「もうすでに魔法少女の格好してて何をいってるんだ…」

 

「あ…………そうだったーー!!」

 

相変わらずイリヤスフィールは平常運転である

 

 

 

「お…ちゃんと来たわね」

 

「「そりゃあんな脅迫状出されたら…」」

 

「ん?なに?」

 

「「いえ、なんでも…」」

 

無自覚なのか、このツインテール…

 

「それで…まぁかなり不安ではあるけど…今はあんたたちに頼るしかないわ…準備はいい?」

 

「う…うん!(へ〜い)」

 

そして…校庭の真ん中に歪みがあるらしい…

そして凛が言うには別の世界にカードがあるとか…

 

「それじゃあ…ルビー」

 

『はーい、それじゃあいきますよー、半径2メートル反射路形成!鏡界回廊一部反転します!』

 

「えっ…な…なにするの?」

 

「カードがある世界に飛ぶのよ…言うならそれは鏡面そのものの世界」

世界が反転し…

 

「鏡面界…そう呼ばれる世界にカードはあるの…」

 

 

……なかなか面白くなってきたぜ…

 

 




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初戦闘…そしてもう一人の魔法少女ですがなにか?

鏡面界に入ったあと…

 

辺りを見回してみるが目に見えて雰囲気が違う…こう……なんもいえねぇ…

 

「詳しく説明してる暇はないわ!構えて!」

 

「「っ!?」」

 

校庭の真ん中に歪みが生まれ…その中から手が出てきて…にょきっと長髪の女が現れた…

 

えっと…なんていうか…感想言ったほうがいい?

 

「「キモッ!?」」

 

どうやらイリヤスフィールも同意見だったようだ

 

「報告通り…実体化した!来るわよ!」

 

女がいきなり接近してくる…まぁ俺からしたら大したスピードでもないが…

攻撃をよける…なんかうずうずしてきた

 

「セット!爆炎弾三連!!」

 

巨大な火の攻撃が相手を襲った…が

煙が晴れ…敵の姿が見えたが…無傷、どうやら魔術は無効らしい…

 

「じゃ後は任せた!わたしは建物の陰に隠れてるから!」

 

「「丸投げかい!!」」

 

『取り敢えず主殿、転身を』『行い…ましょう』

 

「了解!」

 

『『コンパクトフルオープン!鏡界回廊最大展開!』』

 

俺の体が光に包まれ…目を開けると…西洋っぽい鎧を着てました……まぁ、身軽な鎧だけど…

 

俺…宮本武蔵の子孫なのに西洋の鎧なんてきていいんだろうか…

 

…………まぁ…いっか…

 

諦めました…きっとそのうち宮本武蔵っぽい服が出てくるだろう……

 

「おひゃあ!?か、かすった!今かすったよ!?」

 

っておい馬鹿…敵を前になにやってんだあいつ…

 

相手がイリヤスフィールに近づく…

ちっ、仕方ない!!

 

敵の攻撃を長剣で受け止める…

 

「れ、蓮…君」

 

「はぁ…敵を前によそ見しない方がいいぞ?」

 

「ご、ごめんね」

 

「気にするな……お前は俺が守ってやっから…」

 

「ふぇ///!?……あ、ありがと///」

 

はぁ…なにいってんだろ…俺…

 

相手を剣で吹き飛ばす、対して強い敵ではないが油断はしない方がいいか……

 

すぐに間合いを詰め、斬る…案の定防がれる…

だから…

 

「緋恋…」 『ふっ…わかった』

 

瑠火から片手を離しもう片手に緋恋を出す…そして

 

「うがぁぁ!」

 

片手を切り落とす…随分と汚いやり方だが…俺は気に入ってるぜ!

 

「ぐぁぁ!」

 

怯んだところにすかさず斬る…だがただ斬っている訳ではない…敵の動きを止めるため足の神経を切ったり致命傷になるかならないか程度の攻撃を続ける

 

「す…すごい…けど…なんか怖い…」

 

まぁ…そうだろうな…

だが…これだと決定打にかける…確かに倒せるけど…イリヤスフィールの成長は見込めないか…

 

「イリヤスフィール!遠距離から頼んだ!」

 

「ふぇ!?」

 

敵から距離を取る

 

「え、えっと…どーにでもなれー!!」

 

その時、俺は敵からかなり距離をとっていたことに安堵した…それは…

 

「遠慮なしに斬撃放つんじゃねぇ!!…巻き込まれたらどーすんだ!!」

 

「ご、ごめーん!!」

 

だが、その威力が高かったためかかなりのダメージを与えられたようだった

 

「効いてるわよ!間髪入れずに速攻ー!!」

 

遠いなぁ、おい!?

 

その後イリヤスフィールが追撃をするも当たらない…まぁ、相手も馬鹿じゃないしな…

 

「特大のぉー散弾!!」

 

うぉ!?範囲でか!?

ってかもうちょっと範囲狭くしろよ!

さもないと反撃が!

 

俺の想像通り…敵の前に魔法陣が現れた…あれは…

 

「宝具を使うきよ!!逃げて!!」

 

イリヤスフィールはかなり動揺しているようだ…

このままじゃ危険だ…

それに…宝具…でも発動までにはまだ時間があるはず!

 

「先手必勝!」

 

瑠火を持ち敵に接近する…

 

そして…その時…

 

「クラスカード…ランサー…限定展開」

 

俺の横に誰かがいることがわかった…

その存在を横目で確認する…

 

イリヤスフィールのように魔法少女のような服を着て槍を持った少女

 

その少女も俺を横目で確認していた…そして無言のアイコンタクト…

 

「ゲイ…ボルク!!」

 

「ふっ!」

 

剣と槍…その二つが交差するように敵の心臓を突き刺し、敵の体が光を放ち、カードに変わる

 

「ランサー…接続解除…対象撃破…クラスカード…ライダー回収完了」

 

緋恋と瑠火を待機状態にして、先程の少女を見る…

比べて悪いが、イリヤスフィールとは正反対に見えた…

 

言葉にするなら、イリヤスフィールが太陽…そして、この少女が月…そしてどことなく…寂しそうな雰囲気を纏っていた

 

 

これが二人目の魔法少女との出会いだった

 




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金髪縦ロールと転校生ですがなにか?

敵を倒した後…新たに現れた魔法少女?を呆然と見る俺達…

 

「誰…?」

 

そんなこと俺が聞きたい…

 

その時…

 

「オーッホッホッホ!!」

 

…何だこの高笑いは

 

声のする方を見てみると…

 

「無様ですわね遠坂凛!まずは一枚!カードはいただきましたわ!」

 

その後も、オーッホッホッホ!!…と高笑いを繰り広げていた

一言…疑問を言葉にするならば…

 

「なんだこの金髪縦ロールは…」

 

「ん?…あなたは確か…宝具に恐れをなした遠坂凛のような道化とは違い、堂々と向かっていった殿方ではありませんかばぁ!?」

 

なぜ今のような声を出したのか…聞きたい?

 

まぁ、聞きたくなくても言うけど…凛がいきなり蹴りをかましました

 

おぉ…いい蹴りだ、世界取れるぜ…たぶん

 

その後のこと?激しい殴り合いが始まったよ…お互いに殴り合いながら悪口を言う…言っては悪いがかなり面白い

 

すると…世界にひびが入り、鏡界面が閉じようとしていた…が凛と金髪縦ロール…さっき小耳にはさんだが…ルヴィアというようだ…で、その二人の喧嘩は終わらない

まったく……俺も混ぜて欲しいもんだ

 

「…サファイア」

 

『はいマスター…半径6メートルで反射路形成…通常界へ戻ります』

 

先程の少女が魔法陣を開き元の世界に帰ってきた

 

視線を感じる…ちらっと確認…先程の少女がイリヤスフィールと俺を交互に観察していた…

 

うん…どうでもいいや…

 

それから…凛とルヴィア…仲悪ぃな〜おい

 

それから…話を聞いていると…どうやら二人はルビーとサファイア?から呆れられてマスターではなくなってしまってルビーはイリヤスフィールにサファイア?は少女にマスターを乗り換えたそうだ…

 

う〜ん……(´・ω・`)ノ どんまい

 

そして…ルヴィアが悪役のような言葉を最後に帰っていった

 

あれ…?あの人味方じゃないの?

 

そして帰り道…

 

『結局…あの子が誰なのか聞きそびれちゃいましたねー…サファイアちゃんの新しいマスターさんですし…気になるところです』

 

まぁ、この流れだと多分…

 

「そのうちわかるんじゃねぇか?」

 

「へ?」

 

イリヤスフィールが?って顔をしていた

 

「だって…ほら、あの子…俺たちと同じくらいの年だろ?」

 

「うん…」

 

『ですねーそれがなにか?』

 

「いやほら…こういう時って大抵……」

 

 

次の日の朝…学校にて…

 

「こうなるんだよ」

 

「あ、あはは…」

 

「美遊・エーデルフェルトです」

 

そう…転校生としての登場である…またベタな

 

「席は窓際の後ろからから二番目ね、イリヤちゃんの後ろで蓮君の前ね」

 

おい、タイガー…その位置は狙ってないか?

 

無言で席につく…どうやらイリヤスフィールを見ているようだ…がんばれ〜イリヤスフィール〜

 

そして…くるっと何故か俺の方を向いてきた…

 

「じー」

 

……………おいまて…なんだこれは…なにかの羞恥プレイか…

みんなこっち見てるじゃないか…

 

よく耳をこらすと、知り合い?、もしかして付き合ってるとか?美遊さんもしかして一目ぼれ?……とか言う声が聞こえる

 

まて…想像を膨らますな…帰ってこれなくなるから…通常の思考が出来なくなるから!!

 

というわけで…タイガーが一声かけるまでこの変な時間が続いた………ありがとう…タイガー…

 

 




八話目になりました

お気に入り登録や、感想待ってます
よろしくおねがいします


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クラスカード…そして高スペックですがなにか?

あの騒動の後…次の授業までの時間

 

「早速囲まれてるねぇ」

 

「だな」

 

転校生への質問タイムが実行されていた

だが…美遊の性格であれは大丈夫なのだろうか

 

「いろいろ聞きたいことがあったんだけど…」

 

「ん?…あぁそれならイリヤスフィールの肩の所にいるサファイアに聞いたらどうだ?」

 

『気づいていたんですか…さすが、あれほどの戦闘センスがあると気づきますよね』

 

「わっ!?」

 

『あらあら、サファイアちゃんも来てたんですねー』

その後…バレるといろいろあれなので窓際に…

そしていろいろと話を聞いた…

 

ルビーとサファイアが姉妹なこと、宝具のこと…クラスカードが実在した英雄の力を引きに出せること…

そして…あの敵が英霊そのものであること…その英霊を倒さなければカードが手に入らないこと…

 

 

そして俺は考えていた…宮本武蔵は…英霊になったのだろか…と…

 

「サファイア、余り外に出ないで」

 

「いっ!?」

美遊の声で思考の海から引き出される…

まぁ…考えても仕方ないか…

 

そして…うちのクラスの3バカトリオはあしらわれたらしいが…諦める気配はなかった…

 

まったく……

 

「ウチのクラスは平和でいいねー…」

 

「ほんとだね…」

 

まったくである

 

突然だがこのほんわかしたこの子の紹介をしておく

この子は桂美々…このグループの中では一番の常識人である…が…俺はこの子がハマったら一番危険な気がする…美々が変な方向に行かないことを心から願っている

 

 

そして…授業が始まったのだが…

 

「図より、外接半径と線分OBの比はcos(π/n)となり面積比はcos²(π/n)、よってこの場合の面積比は4倍……となります」

 

おいまて…それは小学生でやるような解き方じゃないぞ

美遊…お前いくつだよ

 

 

「こ、これは…」

「自由に描けたのことでしたので形態を解体して単一焦点による遠近法を放棄しました」

 

ちょっとまでお前誰だよ、ピカソかおい!

自由すぎるわ!

 

「まったく…」

というわけで俺はもくもくと描き続ける

描いてる内容?言いたくないです

 

「おぉ〜!すごいじゃない蓮君!」

 

げっ!?タイガー!?さっきまで美遊のところで騒いでなかったか!?

 

「皆に見せてもいい?」

 

「いいわけないだろう」

 

「なになに?何描いてるの?」

 

げっ!?イリヤスフィールまできやがった…ってか集まってくるな!

 

「いいじゃない、減るもんじゃないし」

 

「減る…主に俺の気持ち問題で」

 

他の奴らに警戒していたせいで絵がおろそかになっていた…

 

「これは…」

 

「げっ!?」

 

俺の絵は美遊の手の中にあった…俺としたことが何たる失敗

 

「なになに〜?……って、これって……私と…美遊さん?」

 

俺は頭を抱える…そう……俺が描いていたのはイリヤスフィールと美遊が互いに向き合っている絵だった…

イリヤスフィールや、美遊に感じている…太陽や月…所謂…届かない存在だと…そう思う気持ちがあった…

 

なにに対してなのか…俺にはわからなかったが…絵の題材はこれしかないと…そう思ったのだ…

 

 

「蓮君…」

 

「ん…なんだ?」

 

「すっごく上手だよ!写真みたい♪」

イリヤスフィールは笑い

 

「うん…そっくり」

 

そして…少しだけだったが微かに美遊も笑っていた…

 

その二人の笑顔が…俺にはなぜがとても遠いものに見えてならなかった

 

 

その後のことは美遊の超人っぷりがわかるような時間が過ぎていった

 

家庭科は…俺と美遊の料理戦争になったのだが…

いや〜いろいろ作った、和食とか…中華料理とか…フランス料理とか、最後は美遊と少し仲良くなった気がした…料理ってすげ〜

 

体育の時間は…イリヤスフィールが初めて短距離走で負けるというなんとも俺からしたら面白いことが怒ったのだが…イリヤスフィールからしたらかなりショッキングな出来事のようだった

 

 

 

そして放課後…

 

帰り道…

 

「まほーを使って戦うとか…ヘンな空間にいる敵とか…冗談みたいな話だけど…ちょっとワクワクしちゃうって言うか…せっかくだからこのカード回収ゲームもたのしんじゃおうかなーって…」

……ゲーム…か

 

「もういいよ…その程度?そんな理由で戦うの?」

 

「え…な、なに?」

 

「遊び半分の気持ちで英霊を打倒できるとでも?…」

 

美遊…お前は…

 

「あなたは戦わなくていい…カードの回収は全部わたしがやる…せめてわたしの邪魔だけはしないで」

 

そして去っていく美遊……はぁ…

 

「よう、イリヤスフィール」

 

「あ、蓮君…」

 

「さっきまでの会話…聞いたぞ」

 

「そう…なんだ」

 

一応…フォローしておくか…

 

「あぁ……俺は美遊がなんであんなことを言ったのかは知らないが…これから始まるのは…遊びじゃない…きっと…時には命すら危ないかもしれない……」

 

「っ……うん」

 

「だけど…まぁ…前にも言ったけど…ピンチになったら守ってやっから…だから…いつも気だけは張っとけ」

 

優しくイリヤスフィールの頭を撫でる

 

「うん…ありがと」

 

「おう♪…それじゃあな」

 

「うんっ」

 

イリヤスフィールから離れる…これで少しでも戦いについて意識を変えてくれればいいんだが…

 

後は…

 

「あなたは…」

 

「よっ…」

 

美遊にも…少し話をするか

 

 

 




学校が始まり投稿が遅れるかもしれないです

ですが、頑張りますので、よろしくおねがいします


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初めての完敗ですがなにか?

夕日がオレンジ色の光で町を彩る時間…

 

「なにか…用?」

 

俺は…美遊と向き合っていた

 

 

 

「別に大した用はないさ…たださっきの会話見てたからな」

 

「そう…」

 

「ふぅ…確かに…イリヤスフィールは戦いに対して軽く考えてる…なんで美遊があんなことを言ったのかは俺も知らないし知りたくもないが…あいつは…イリヤスフィールは…きっと…美遊に……新しい世界を見せてくれるよ…きっと…な」

 

「新しい…世界…」

 

「あぁ…それじゃ…俺帰るわ」

 

「うん…」

 

そして…家に帰る…

 

『主殿は大人みたいじゃのぅ』

 

『しっかり…してます』

 

「そんなことないさ…自分自身…この任務の重要性はわかってないしな」

 

『……主殿…今は流れに乗ればいいと思うのじゃ…その内…自分のやりたいことも見つかると思うのじゃ』

 

『その…とおり…です』

 

「そっか……」

 

そんなことを話しながら家についた

家の郵便受けにはある紙が書いてあった…

 

そこには…今夜0時、橋のふもとの公園まで来るべし…と書かれていた…

 

二回目の戦闘…そろそろ気を引き締めるべきだと…自分に喝をいれた…

 

 

そして0時…

 

「油断しないようにね、イリヤ…敵はもちろんだけど…ルヴィアたちがドサクサ紛れで何してくるかわからないわ」

 

『お二人のケンカに巻き込まないで欲しいものですねー』

 

まったくだ…なんで仲間同士でギスギスしてんだこいつらは

 

「速攻ですわ、開始と同時に距離を詰め、一撃で仕留めなさい」

 

「はい」

 

「後、可能ならドサクサ紛れで遠坂凛も葬ってあげなさい」

 

「…それはちょっと」

 

『殺人の指示はご遠慮下さい』

 

なんなんだこの、ツインテールと金髪縦ロールは…

馬鹿なんじゃないか?

 

「さて、じゃあいくわよ、3…2…1…」

 

『『限定次元、反射炉形成!鏡界回廊、一部反転!』』

 

「「接界!!」」

 

 

ジャンプした先には魔女と無数の魔法陣

 

「何アレ…?すごい数…」

 

『どうやら向こうは…戦闘準備万端だったようですね』

 

「っ!?」

 

いきなりの一斉砲撃かよ!?

砲撃をよけていく、かなりギリギリだが気をつければ当たることはないな…

 

「蓮君!!」

 

イリヤスフィールの声が聞こえる…けど振り向いてる時間はない

 

「緋恋!瑠火!…どうにかできないか?」

『主殿は飛べるか?』

「知らん!…がやってみる!!」

空を飛ぶイメージをする…すると体が浮き…飛んだ

そして弾幕がなくなり

 

「最大出力…!砲射!!」

 

美遊の攻撃が弾かれる…どうやらあれは魔力指向制御平面というらしい…

 

なら…近接ならどうだ!

 

「はっ!!」

 

俺は敵に斬りかかったが…敵が消えた…瞬間移動の魔法かなにかか…

 

「っ!そこだ!!」

 

「ぐうっ!」

 

気配がした方を剣で近づき斬る…先読みというやつだ

だが…浅い…

 

敵は距離をとり…なにかを詠唱していた

ちっ…随分と早い詠唱だな…

 

「がっ!?」

 

その時竜巻と砲撃によって地面に叩きつけられる

 

「蓮君!大丈夫!?」

 

「あ、あぁ、大丈夫だ」

 

そして…大きな魔法陣が作られる

 

「こ、これはもしかしなくてもDieピンチ!?」

 

『完全に詰みですねーこれは』

 

「悠長に話してる場合かー!」

 

「撤退ですわ!撤退ー!!」

 

『『反射路形成!』』

 

「「早く早く!!」」

 

『『鏡界回廊一部反転!』』

 

「「「早くーーっ!!」」」

 

 

そして…元の世界…

 

『いやーものの見事に完敗でしたね、歴史的大敗です』

 

まったくだ…くそっ…今の俺は物凄く悔しい思いをしている…

 

「蓮君?」

イリヤスフィールの声に皆が俺を見る

 

「イリヤスフィール…俺は…悔しいっ!」

 

「そ、そうだね…ほぼ何もできなかったし…」

 

いや…

 

「違うんだ…負けたことは妥協して別にいい…ただ」

 

「ただ…?」

 

「汚さで負けたことが一番悔しい!!」

 

『『「「「「そこっ!?」」」」』』

 

皆に突っ込まれてしまった

 

くっくっく…覚えてろよ、魔女ヤロー…かならず叩き潰してやるからな…

 

 




読者の皆さん、読んでくださりありがとうございます

これからもよろしくおねがいします


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考えるな!空想しろ!…そしてリターンマッチですがなにか?

あの後…俺がしたように飛ぶことが有効と考え、イリヤスフィールは即飛んだ

 

まぁ…頭柔らかいしな…

 

が…予想通り美遊は無理だった…

 

そして…また明日戦うということになり…それまでに特訓をするということになった…

 

 

そして次の日の朝…俺は森の中にいた…

 

なぜってそれはまぁ…修行?

 

『主殿は何をするのじゃ?』

 

「んー、確かに剣の扱いはいいが魔術の扱いは全然だからな」

 

『なる…ほど…です』

 

「そんじゃ、よろしく、緋恋、瑠火」

 

『『はい、コンタクトフルオープン…鏡界回廊最大展開』』

 

と、そんなわけで転身完了である

 

「近距離でしか戦えないのはあの魔女には辛いな…」

 

『そうじゃのう』

 

『なら…魔力を剣に…纏わせて…放ってみてわ?』

 

「おぉ!ナイスアイディア!」

 

というわけで早速やってみる、瑠火に魔力を纏わせて構える…そして…

 

「へい!」

 

思いっきり放ってみた……がそれが間違いだった

 

放った斬撃は鋭く早く飛び…その先の木を次々となぎ倒していった…

 

…………うん…えっと……

 

「ごめんなさーーい!!」

 

この時に逃げた俺は絶対に悪くなかったと思う…

 

 

木をなぎ倒した後…俺は森の中を歩いていた…

特に理由はないが、ほらあんなことがあった後だから落ち着こうと思ってな……って誰に言い訳してるんだろ

 

その時…物凄い音が聞こえた…えっと…なにかが落ちたみたいな音だ

取り敢えず音のした方に行ってみることにした

 

 

すると…イリヤスフィールと…クレーターの中心に美遊がいた

 

「なにやってんだ…お前ら」

 

「あっ…蓮君」

 

「蓮…」

 

二人の話を聞くと、イリヤスフィールは修行で、美遊は空を飛ぶ修行のためにルヴィアにヘリコプターから叩き落とされたとか…

 

おぉう…流石はルヴィアと言うべきか…

 

「それで…これからどうすんだ?」

 

「イリヤが空を飛ぶきっかけになったものを見せてもらうために、これからイリヤの家に行くところ」

 

へぇ〜、そういえばしばらく行ってないな

イリヤスフィールの家

 

「そうだ♪蓮君も一緒にいかない?」

「ん?別にいいぜ」

 

と、そんなわけで…イリヤスフィールの家に行くことになった

 

「ただいま〜♪」

 

「おかえりなさい、イリヤさんってあら?…もしかして蓮君?」

 

「あ…はい、蓮です、お久しぶりです…セラさん」

 

この人は…まぁ簡単に言えばアインツベルン家のメイド…らしいが…かなり厳しくてうるさいんです…はい

 

「お久しぶりですね、元気でしたか?」

 

「ええ、まぁ」

 

「お〜?蓮じゃん」

 

「あれ?リズいたのか?」

 

こののんびりしている巨乳はリズ…セラさんと同じくアインツベルン家のメイドでセラさんの妹

 

「いたよ〜」

 

「相変わらずメイドなのに菓子ばっか食ってんのか?」

 

「メイド?」

 

えっ?

 

「ちょっ、リズ!!私達はアインツベルン家にお仕えするメイドでしょう!」

 

「そうだっけ〜?」

 

この後、一方的にセラさんが騒ぎ始めたので…イリヤスフィールと美遊が待つ部屋に向かった…

 

すると…美遊がなにかブツブツと呟いていた

テレビにはイリヤスフィールが好きそうな魔法少女のアニメが映っていたが…

なんとなく理解した…たぶんこれを見ても理屈がさっぱりわからなくて…いろいろと考えてるんだろう

 

『ルビーデコピン!』

 

「はふっ!?」

 

おぉ、いいデコピンだな

 

『まったくもー、美遊さんは基本性能は素晴らしいのに、そんなコチコチな頭では魔法少女は務まりませんよー、イリヤさんを見てください、理屈や行程をすっ飛ばして結果だけをイメージする!そのくらい脳天気なな方が魔法少女には向いてるんです!』

 

「なんかひどい言われようなんだけど!?」

 

「うんうん、まったくだ」

 

「蓮君は否定してよ!!」

 

えっ?否定する要素がどこにもないじゃん

 

『そうですね…美遊さんにはこの言葉を贈りましょう、人が空想できることすべては起こり得る魔法事象、私達の創造主たる魔法使いの言葉です』

 

「物理事象じゃなくて?」

 

『同じことです』

 

「まぁ、つまりアレでしょ? 考えるな!空想しろ!とかいうってうわー…すごく納得いかないって顔ですねー」

 

イリヤスフィールもイリヤスフィールだが美遊も美遊だな…

二人とも自分の必要なものをどっかに置いてきたんじゃないかってくらいに偏ってるだろ

 

まぁ…俺もだけど

 

「あまり参考にはならなかったけど…少し考え方がわかった気がする」

 

すると…美遊は立ち上がり

 

「あっ…帰るの?」

 

「また…今夜」

 

あっ…また今夜って言った…ツンデレか?

 

「んじゃ、俺も帰るわ」

 

「えっ…蓮君も帰っちゃうの?」

 

「そうだが?」

すると…イリヤスフィールが少し俯く

 

「不安…か?」

 

「うん…あんなのに勝てるのかなって」

 

まぁ…確かに不安だよな

今回の敵は二回目で戦うようなもんじゃないし、一度負けてるからな…

 

俺はイリヤスフィールの頭に手を乗せる

 

「蓮君?」

 

「勝てるかどうかは俺達の頑張りしだいだ、だからとにかく全力で戦うしかない」

 

「うん…」

 

「でも…どんなピンチになっても俺がお前も美遊も…守ってやる…前にも言ったろ?」

そのあと少し不安を残したような顔で微笑んだイリヤスフィールの顔を俺は見続けることしか出来なかった

 

 

そして、外に出てすぐのところに美遊が立っていた

 

「ん?まだいたのか?」

俺に気づいたのか、頷き…口を開いた

 

「ねぇ…貴方はどうやって飛んだの?」

 

「はい?」

 

「貴方も飛んでいた…貴方の意見も聞きたくて」

 

「どうやって…か…人ってさ…どうして上を向けるか…わかるか?」

 

「それは体の構造上そうなっているからで」

 

またそう…理論的な

 

「人は…きっと空を飛ぶっていうことに憧れたんだ…だから…それをずっと思って願ってきた」

 

「願って…」

「あぁ…さっきもルビーが言ってたが空想は…見方を変えれば願いとも言える…だから…強く願えば…きっと…叶うんじゃないか?」

 

「そう…ありがと」

 

「どういたしましてな」

 

 

この後美遊と別れて…その夜

 

「リターンマッチね、もう負けは許されないわよ」

 

再戦の始まりである

 

 

 




皆さん、今回も読んでくださりありがとうございます

次回もよろしくおねがいします


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勝利ともう一人の敵ですがなにか?

境面界にはいった後…

 

「わぁ〜お、既に相手はやる気満々だな」

 

「そ、そうだね…」

「うん…攻撃される前に」

 

美遊は空を…跳びました

えっ?…字が違うって?

 

いいんです、これであってるんです

魔力で足場を作りそこで跳んでるんだよ、文字通り

 

『ふむ…面白いことを考えるのぅ』

 

「まったくだ」

 

とにかく…行くかっ!

 

魔女の弾幕を避けながら魔法陣の上まで行く…言い方は悪いがアトラクションみたいだが…そんなことは言ってられない

今回の作戦は…イリヤスフィールは攪乱担当、美遊は攻撃担当…

そして俺は…

 

「遊撃…ね」

 

何をすればいいのやら…相手の動きに応じて動いてってことなんだろうな

 

「中くらいの…散弾!!」

 

「へぇ…」

 

イリヤスフィールは三回目の戦闘とは思えないな

まぁ、美遊だが

 

そして美遊が近づき…

 

「ランサー…限定…」

 

魔女が消えた…くっ!…また転移魔術か!

 

「がっ!!」

 

美遊が吹き飛ばされ地面に横たわる…そしてそこをロックされる

 

まずいっ!!

 

美遊を庇うように立ち…

 

「なめんな!!くそがぁ!!」

 

剣に魔術を纏わせ斬撃をその場に固定し、俺達を覆うようにする…少しの衝撃を感じたが特に破られなかった…これはかなり有効だな

 

「蓮…」

 

「大丈夫か?」

「うん…ありがと」

 

美遊に肩を貸して立ち上がらせ、守りをとく

 

「ミユさ〜ん!蓮く〜ん!」

 

イリヤスフィールが来て

 

「大丈夫!?」

 

「うん…私は大丈夫…蓮が守ってくれたから…もう離れて大丈夫…」

 

美遊はもう傷は治ったようだ…カレイドステッキ便利すぎだろ

 

『さて…どうしましょうかねー、前からわかっていましたがあの転移魔術は面倒ですよ』

 

「大丈夫…まだ手はある」

 

 

そして、2度目の作戦開始である

 

 

「極大の…散弾!!」

 

面積の広い散弾で弾幕を張る…そして反射平面を利用し敵の動きが止まったところを…

 

「弾速最大…狙射!!!」

 

一撃当てるってわけだ…

 

「や…やった!?」

 

『まだです!…ダメージは与えましたが致命傷ではありません!早く詰めの攻撃を!』

 

その時…

 

「セット」

 

「サイン」

 

「轟風弾五連(轟風弾七連)炎色の荒嵐!!!」

 

うわぁ〜お、壮絶…

 

凛とルヴィアが止めをさした…あの二人マジで手加減がねぇな

 

そしてその後…祝砲?が上がった

イリヤスフィールとルビーのすごく恥ずかしいやつだったから…写真に収められなかったのがすごく悔しかった

 

だが…その時…違和感…いや…俺の直感が言っていた…

 

まだ終わってない…と

 

「っ!!?」

 

気づくと魔女はとんでもない程大きな魔法陣を作っていた…あれは俺でもわかる…かなりやばい

 

 

それとほぼ同時…美遊が飛び出した

無理だろ!…こうなったら…一か八か…!

 

俺は緋恋に魔力を纏わせ…

 

「美遊ー!!避けてろ!」

 

「っ!!」

 

美遊が避けたことを確認し…

 

「喰らえぇぇぇ!!」

 

剣の先から砲撃を放つ…その砲撃は今まで見たどの砲撃よりも大きく…早かった…

 

その砲撃は…魔女を包み込み…消滅させた…

 

「はぁ…はぁ…近接専門に…砲撃はきついぜ…全く」

 

イリヤスフィールが美遊に近づいていく…今回の戦闘で二人の仲が少しでも近くなればいいんだがな…って…なに考えてんだ?…俺は?

 

 

しかしその時…なにか…音が聞こえた…

 

その音の先には…凛とルヴィアが血を流して倒れ…それをしたであろう…黒い騎士甲冑を着た…

 

「ど…どういうこと…ルビー?」

 

『…最悪の事態です』

 

「あり得るの?こんなこと…!」

 

『完全に想定外…ですが…現実に起こってしまいました』

 

「マジかよ…」

 

『マジじゃのぅ』

 

『マジ…です…』

 

考えもしなかった…嫌…考えたくなかったのだろう…

 

「二人目の…敵っ!」

 

その敵は…今までにないオーラを放ち…立っていた




読んでくださりありがとうございます

次回もよろしくおねがいします


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夢幻召喚…そして声ですがなにか?

二人目の敵が現れた後…

 

「リンさん!」

 

「ま…待ってイリヤスフィール!」

 

美遊が飛んでいこうとしたイリヤスフィールの足を持ち…その結果…

 

「はぶぁ!?」

 

「あっ…」

 

おぉ…顔面強打…痛そ〜

 

「な、なにするの!?」

 

「ご、ごめん…でも闇雲に近づくのは危険…」

 

「で、でも!」

 

イリヤスフィールは優しいからな…しかたない…だが

 

「大丈夫だ、イリヤスフィール…凛もルヴィアも生きてるぞ」

 

「だったらなおさら!」

 

「だからこそ!冷静に…確実に…行動すべきなの…!」

 

…全く持ってそのとおりだ…少しでも焦れば…失敗すれば…二人だけじゃない…俺たち全員の命が危なくなる

 

「わかったよ…」

 

 

そして俺達は…作戦を開始した…

 

「はぁっ!」

 

騎士に俺が斬りかかる…当然防がれる…

 

今回の作戦は…俺がこいつの注意を引き付ける…その内にイリヤスフィールと美遊が凛とルヴィアを救出するという作戦…

 

なのだが…

 

「ちっ!」

 

こいつ…強い!

戦闘本能だけの敵とはいえ…獣がある意味一番恐ろしいのと同じように…油断は出来ない

 

距離を取り、軽い斬撃を放ったが…黒い霧に阻まれる…

 

「なんだよ…あれ…」

 

「ふんっ」

 

「っ!?」

 

黒い霧が斬撃となり飛んできた…受けとめようとしたのだか…かなりの威力に…体に受けてしまった

 

「いつっ!」

 

「蓮君!!」

な!?何声出してんだ!イリヤスフィール!!

 

案の定、敵はイリヤスフィールに向かって攻撃した…

 

「イリヤスフィール!!」

 

「痛っ!」

 

少し避けたおかげて軽傷で済んだようだった

だが…イリヤスフィールにその状況はやばい…

今まで感じたことのない痛みだろうからな…

 

『マスター…一応…お伝えしておきます…あの霧は…高密度の…魔力の霧です』

 

…なるほど……それなら…やばいな…イリヤスフィールが恐怖で動けてない…

 

「くそっ!」

 

敵がイリヤスフィールに迫ったその時…宝石が現れ…爆発が起きた…

 

…どうやら…自分で起きれるほどの傷だったのか…よほどのガッツなのか…凛とルヴィアが立っていた

 

だが…敵は何事もなかったかのようにイリヤスフィールに斬りかかった

まったく…今のでも足止めにもならないのかよ!!

 

イリヤスフィールのところに向かおうとしたその時…

 

『主殿…』

 

「なんだ!」

 

緋恋に止められた

 

『今向かっていって勝機は掴めるのか?』

 

「だからって何もしないでいれるか!」

 

勝てるかはわからない…でも…勝てないわけじゃない…

 

 

「選択肢…三番!」

 

その時……また状況が動いた…

イリヤスフィールと美遊がステッキを手放し…凛とルヴィアが一時的にマスターになったようだ

 

いい選択だぜ…二人とも…

それにしても…あの年で獣耳魔法少女って…恥ずかしくないのだろうか…

 

『主殿…あの者達ならば…主殿の友達よりは安心であろう…だが…』

 

「だが?」

 

『まだ…あの敵には届かないだろう…』

 

「っ!?」

 

緋恋が言った事実…あの二人でも…あの敵にはかなわないだろうという…言葉

 

「…マジか?」

 

『うむ…だから主殿…ついに私達の力を示す時が来たようじゃ』

 

「なにを…」

 

『主殿…願い…想像するのじゃ…主殿が手にするべき…この世に存在しないはずのクラスカードを』

 

「意味が…わからないぞ」

 

『主殿は…』

 

「約束された勝利の剣…」

 

その時…突然の轟音…黒い砲撃…境面界を両断し…耳に響く…声

 

「っ!」

 

約束された勝利の剣…だと…まさか…

 

『そうじゃ…あの者は…かの有名な…アーサー王じゃよ』

 

「ははは…マジかよ」

 

本当に……俺が望んでいたような面白いことになってるんだな…俺にとっては好都合…

 

だが…ここは俺だけじゃない…

 

しゃがみ…震えているイリヤスフィール…戦闘経験も…俺のような戦いの記憶もないイリヤスフィールにとっては…今の状況は辛い物だろう…

 

「そうだ…これを使おう…」

 

だがその時…イリヤスフィールが何かをつぶやき…ポケットからクラスカードを取り出し…何か…をした

 

すると…膨大の魔力が溢れて…イリヤスフィールは…イリヤスフィールでないものになった…

 

イリヤスフィール…その服…随分際どいぞ…だが…

 

それにしても…

 

「マジで…展開がころころ変わりすぎだろ…」

 

『あの娘…夢幻召喚を行うか……主殿』

 

「なんだ?」

 

「あの娘は…今は強い…」

確かに…アーサー王と互角にやりあってるくらいだからな…

 

「だが…ここでは…まだ足りない…主殿…想像するのじゃ…自分が求める力…その名を叫ぶのじゃ…」

 

意味がわからない…想像?…俺の求める力?…

 

 

【望めばいいんだよ】

 

「っ!?」

 

俺の思考はいきなり聞こえた声によって…引きずり出されたのだった




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次回もよろしくおねがいします


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