悪魔のリドル SONSOFDIO (masterk)
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第1話 ミョウジョウ転入

DIOの子孫であるネオは彼の昔からの親友である一人の神父の下で育てられていた。そしてある日、一通の招待状が届いたことにより物語は動き出す



4月某日

ネオはいつも通りにハイスクールの授業を終えていつもの日課であるシスターとしての神父手伝いを行うため実家である教会に急いで帰った

「パパ~帰ったよ~」

「帰ってきたか親友の娘よ。」

プッチはいつもの癖で名前で呼ばないで親友の娘と呼んでしまう

「パパ~ッその呼び方やめてって言ったよね?」

「すまない、それより今日、ネオ宛に一通の手紙が届いていたよ。確か日本のミョウジョウってところだったが…」

プッチはネオに赤い封筒に綴じられた手紙を渡す

「そっか…ネオ、ついに選ばれたんだ。ねぇ、パパ、しばらく日本で暮らすことになりそうだけど、いつでもネオが戻ってきてもいいようにシスターの席は開けておいてね」

「あぁ、分かっているよ。それで、日本に旅立つのはいつからなんだ?」

いつ日本に旅立つのかを聞くプッチ

「来たるべき時に備えて前から準備はしていたけど、今日の夜の日本行きの便で日本に行かなきゃいけないの。」

今日、日本に行くと伝えるネオ

「そうか、飛行機の時間までそう時間は長くない。送っていこう」

そう言うとプッチは教会用の車でネオを空港まで送り届け

その後、ネオは出国手続きを済ませて日本に向けて旅立った

それから13時間後ネオが乗った飛行機は日本の羽田空港に到着した

しかしまだ朝のせいかミョウジョウからの送迎の車は来ていなく、来るまでの時間の間に学園に直行するか、東京観光をするかの二択であった

しかし、財布の中には日本のお札ではなくドル札が入っていたため、急いで両替をした

「10万か、銀行預金も含めてかなりあるけどあの学園じゃあまり使わないと思うし今からタクシーを使ってミョウジョウに向かうしかないかぁ」

ネオはキャリーバックを転がしてタクシーをチャーターしてミョウジョウ学園に向かった

1時間後ネオはミョウジョウ学園についた

「こっちっすよ」

付いた途端に金髪赤眼で同年代の子に教室まで案内された

「貴方…誰なのよ。ここに到着した途端に案内を始めたようだけど、このネオに名乗りもしないし」

「あっ、紹介が遅れたっす。ウチは走り鳰っす。ネオさんと同じ黒組に呼ばれた一人っすよ」

自己紹介をする走り鳰

「こっちも名乗りがなかったようね。私はネオ、ここに呼ばれる前はシスターをやっていたの、アナタとは気が合いそうね、よろしく頼むわ」

自己紹介を返すネオ

「こっちもよろしくお願いするっす」

「ここが教室ね…まるで刑務所みたいなところね」

教室に入ってすぐに目に入った鉄格子を見て直感的な一言を言うネオ

「そ、そうっすね。あっ、ルームキーを渡すのを忘れていたっす」

鳰はネオにルームキーを手渡す

「受け取らさせてもらうわ、8号室か、悪くない数字ね」

ルームキーを渡されてすぐさま開錠する

「あっ、言い忘れてたっすけど、もう一人後で来るみたいっすけど、その時はよろしくっす」

もう一人来ることを告げると鳰は次にくる生徒を待つために去っていった

「行ったかな…それにしても日本は日が強いな。この体にはきつい光ね」

ネオは日を避けるためにカーテンを全て閉めいつも部屋着として着ている長袖を着用して

長旅の疲れを取るべく、ベッドに潜り眠った

それから6時間が経過し、あるひとりの少女が入ってきた

その少女は巫女装束を着ておりお転婆な性格の少女はネオが寝ていることに気づかないでカーテンを開けた

「誰か寝てる~起こしてみよ~ッ」

巫女装束を纏った少女はネオを起こすべくネオがくるまっている布団をゆさゆさ揺らす

(このネオの眠りを妨げる輩がいるのか、それに鳰の言っていたもうひとりのルームメイトっていうのも気になる。いつもはやらないけど、スタンドで遊んでみよっと)

ネオはザ・ワールドのスタンドで時を止め、巫女装束の少女の後ろに体の向きがネオの真正面を向くようにしてベッドに押し倒す

この間、実に9秒、9秒が経過して10秒目に到達した頃にはネオが巫女装束の少女を押し倒す形となっていた

「はわわ…」

巫女装束の少女はネオに押し倒され慌てふためいている

「このネオの眠りを妨げたのは君なんだ…それで、君の名を聞いてなかったね…誰?」

押し倒したあとに名前を聞くネオ

「わ、私、神舞 一二三って言います、その、神社の娘で蛇神の使いをや、やってます」

焦るように自己紹介をする神舞

「神の使いね。それで、その白い蛇はなに?新手のスタンド?」

神舞の真横に現れている白蛇のことを聞く

「スタンドではあ、ありませんよ~その…式神って言って…ふぇ…なんだか意識が…と、遠のいて…」

式神のことを説明する神舞、説明している最中にネオに吸血され意識が遠のく

「このネオの眠りを妨げたことに対する仕置きと教育よ一二三、ふふっこれから楽しく過ごせそうね」

この時、意識を失う間際の神舞の瞳には嘲笑するネオの顔が写っていた

 




今作のオリジナル主人公であるネオの設定とソーシャルゲーム版でこの話から出ているキャラクターの今作での設定を公表します

オリジナル主人公

名前 ネオ
年齢 17
国籍 アメリカ
スタンド ザ・ワールド
破壊力:A スピード:A 射程距離:C
持続力:A 精密動作性:B 成長性:B
戦闘スタイル 吸血・スタンド
ディオ・ブランドーとアメリカ人女性の娘
物心ついた頃には当時修行中の身であったエリンコ・プッチに育てられていた
見た目は一ノ瀬晴とほとんどそっくりだが異なる点といえば髪の色と眼の色である
ちなみに髪の毛の色は金髪で眼の色は赤色である
ディオの能力の一つであるカリスマは引き継がれている
ザ・ワールドに関してはハイスクールに入学する頃にプッチにDISCとして体に入れられて発言する
名前はディオの復活という意味を込めてつけられた
パッショーネのボスであるジョルノ・ジョバーナは腹違いの兄

ソーシャルゲーム版からの参入
名前 神舞 一二三
年齢 15
式神 白蛇
白蛇を祀る神社の跡取り娘
白蛇の使いとして神社の中で育てられていた
いつも式神で白蛇を出しているがネオには新手のスタンドとみられている
ネオに心を惹かれている


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第2話 賽は投げられた

ネオが転入した翌日、彼女は日光を苦手とする中HRに出席していた


ネオは自分の体に流れるDIOの血のせいか日光がかなり苦手で

自分の席に着席している時もパーカーを着用していた

出席番号においてネオは途中転入なので出席番号は後ろの方であった

そして、ネオはあの暑苦しい担任にイラつきを示していた

「なんなの…あの担任、このネオが朝が苦手と知ってあの態度なの?しかも余計に暑苦しいし…」

「アタシもアイツ超うるさいって思ってんだよねぇ♡」

ネオの愚痴に一人の女性が同情する

「あっ、アンタは?」

ピンク髪でネオより巨乳な女性の名を聞く

「アタシ?アタシは犬飼伊介。これからよろしく♡」

女性は犬飼伊介と名乗る

「私はネオって言うの。伊介、ネオと友達になろう。同じ標的を狙うものどうしだよ。仲間は多いほうがネオは得だと思う」

友達になろうと誘うネオ、この時ネオはものすごいプレッシャーを放っていた

「そ、そうね。仲間は多いほうがいいよね(な、なんなのコイツ、いつもならアタシが下に置くのに逆に対等な関係で仲間にされてる…)」

この時ッ!犬飼伊介はネオのカリスマ能力に惹かれていた

「これからネオは眠るけど起こさないでね」

「わ、分かったわ」

いい笑顔をしているがその笑顔からもプレッシャーを犬飼にかけていた

それから数時間ネオは授業をサボりつつ爆睡していた

そして昼頃、ネオが目を覚ますと一ノ瀬が昼食に誘ってきた

「あの、一緒にお昼を食べに行きませんか?」

友達に話しかけるように気さくに話しかける一ノ瀬

「ふぁ…いいよぉ…」

寝ぼけつつも席を立つネオ

眠りすぎて体が言う事を聞かないせいかよろけて一ノ瀬にもたれかかるネオ

「ネ、ネオさん?」

抱きつかれて動揺している

「ふぁ…あっ…ご、ゴメン!」

急いで離れるネオ

「だ、大丈夫です…」

ネオは一ノ瀬に連れられるように食堂に向かった

食堂にて

「ネオさんって私と同じ体つきの割に肉食なんですね…」

学食でネオが頼んだ食事が肉中心で驚きを隠せていない一ノ瀬

「そうなんだよね…ちょっとネオって体が特殊だから肉を多めに食べないと体が持たないんだよ、一応野菜は食べているけどね」

そーでもない返答をするネオ

「あっネオじゃん、ネオもここに来てたんだ。隣いい?」

「麗亜~久しぶり~隣?いいよ」

「じゃ、おじゃましま~すっと」

麗亜がネオの隣に入ってくる

「ネオさんって麗亜さんと知り合いなんですか?」

一ノ瀬が唐突に聞いてくる

「知り合いもなにも…ねぇ麗亜?」

「アタシらちっさい頃から付き合いあるから言うならば親友ってところかな」

二人で一ノ瀬の質問に答える

「そ、そうなんですね」

納得する一ノ瀬

その後3人は食事をとり昼の授業を受けた

それから時間が経過し、夜

鳰から裏オリエンテーションの通知を受けたネオは時間まで自分のルームメイトである神舞とベッドの上で戯れていた

「ヒフミ…今日はどんなことして遊んであげようか♪」

「ネオさん…優しくしてください…せめて」

少しネオに恐怖している神舞

「いいよ。いい声で鳴いてね♥」

そう言うとネオは神舞の小さい胸を愛撫し始めた

「ふぁっ…ネオ…さ…ん。も、もう耐えれそうに…な…ふぇぁ…」

神舞はいきなり音をあげそうになるがネオはそれを許さなかった

「だーめ♥まだ始まったばかりだよ♪」

「そ…そんなぁ…」

その後も神舞が音をあげそうになると上げさせないようなドSな戯れが続いた

その戯れで疲弊した神舞はぐっすり眠ってしまった

「ネオさん、神舞さん…迎えに来たっすよ」

そして終わる頃に、鳰が迎えに来た

「あの子今はぐっすりしているみたいだからこのネオだけ出席する」

「りょ、了解っす!」

鳰はネオを19号室に案内した

19号室では神舞と一ノ瀬以外のメンバーが揃っていた

鳰は黒組の規則を一通り説明すると最後に特別ルールの説明を行った

「今、ここにネオさんがいるっすけどネオさんも一応暗殺対象に入っているっすよね」

鳰が衝撃発言をする

「鳰!どういうこと?このネオが暗殺対象?冗談じゃあないわよ!だったら今ここで死ねって言われてるのと一緒じゃあないか!」

怒りで鳰の胸ぐらを掴むネオ

「お、落ち着くっすネオさん。みなさんも武器を構えてるけど一旦下ろすっす。」

鳰が武器を出しているメンバーに下ろすように指示をする

「せ、説明を忘れてたっすよ。ネオさんは暗殺対象っすけど特殊な制約があるっす」

「制約って?」

制約について聞く

「この中で誰かが一人退学になるまでは暗殺対象っすけど、ネオさんが暗殺者側を誰か一人排除するか誰か一人が最初に晴ちゃんの暗殺に失敗すれば暗殺者側に回れるっていうルールっす」

ちゃんとルールを説明する鳰

「(ネオはアタシ以上に恐ろしいものを持ってるし。狙えないね)」

犬飼は心の中で朝の恐怖を思い出しネオを狙うのはやめると心の中で宣誓する

「さー誰が最初に晴ちゃんをやっつけることができるっすかねー」

そして鳰の一言でオリエンテーションは幕を閉じた

裏オリエンテーション終了後、ネオは部屋に戻り鳰に手渡された排除予告表にペンをつけた

※排除予告状とは本来の暗殺予告とは違いタイムリミットの制限はなく暗殺予告と同一な点は『死んではならない』これだけである

「武智乙哉…貴方はこのネオの目標のための生贄となってもらうわ」

排除予告状を武智乙哉宛に書くとネオはスタンド能力を使い武智の部屋にバレないように侵入して彼女のカバンに予告状を入れて夜遊びに繰り出した

 



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