ブラックラグーンの世界に来たハンター (美味しいリンゴ)
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人質を救出せよ

要望?があったブラックラグーンです、ブラックラグーンはまだ十巻なため追い付いてしまった場合は他の作品に行くかいわゆる迂回ルートを書くかもしれません、それを承知で見ていただけると幸いです。


此処は何処だ?頭は深い眠りから起きた時の様に重いし、だがこの光景は確か……

「やぁ、久しぶりじゃのイーグルよ」

神様かという事は此処は神様の部屋なのか?

「少し違んじゃ、お主にはまた次の世界に行ってもらいたい」

新しい世界か、BLEACHでは俺以上の存在の可能性が薄いからちょうどいいのかもな。

「そうか、それは良かったそれでの次の世界にはファンタジー要素が無いからの、身体能力の低下と血の盟約の使用不可が有るので気を付けるんじゃぞー、あと違う世界に行くから顔は外国人の物にしておくぞ日本人だと何かと不備んでの」

顔は何でも良いとして逆に言えばスーツやマザーエイリアンの武器は使っていいのか。

「そうじゃ、マザーエイリアンは銃にも出来るぞただしスーツ内のショップでデータを買わないといかないんじゃ」

俺のポイントはいつ無くなるのか気になるな、虚を殺した時にもポイントを貰った事から以前よりも増えている可能性もある。

だが余りポイントを使ってはつまらないな、普通に傭兵や何処かの軍にでも入るか幸い言語の問題は一切ない。

「リコとかはどうなるんだ?」

「そうじゃなぁうーむ、そうじゃ!サングラスにリコを移そうそうすればナビもショップも問題ないじゃろう」

なかなか名案じゃないか、流石神様だな。

「それでは楽しんで来るんじゃぞ~」

「ありがとう、また何か有ったら呼びます」

神様は光の扉を出して指差すあちらが新たな世界かどんな世界か楽しみだな。

「言うのを忘れておった、向こうの世界にはロアナプラと呼ばれる場所が有る、そこにある程度落ち着いたらそこに向かうのを勧めるぞー」

「助言感謝します、それではまた」

今度こそ俺は次の世界に向かった。

 

 

 

アフガニスタン首都カーブルから少し外れた街に電話をする人男が居た。

「了解、任務を遂行する」

『本当に大丈夫かね?息子は生きているのか?』

「俺は任務やるだけだ、情報ではまだ生きているらしいがな、死んでたらすまんな」

『何を言ってるんだ‼︎』

「ハハ、冗談だ本気にするなよそれと」

息子を人質に取られたらしい男は激怒する。

「俺まで来たのだから切迫詰まっているんじゃないか?辞めてもいいのか?」

『クソッ、そうだ似たような事が有った知り合いから聞いてな、もうお前しか頼りがないんだ何でも用意する!息子を助けてくれ』

「金を用意しておけ俺は俺の任務をするだけだ、安心しろとは言わないがお前は俺に渡す金の心配でもしていろ、これより一切の通信を切る任務を開始する」

準備は万全だ、特に問題は無い任務をしよう。

「リコ、建物内を見せてくれ潜入する」

 

この世界では拉致誘拐は当たり前だ、だが当たり前に起こる事はそれに対処する機関.会社そして個人がいる、裏の世界では確実な仕事と名高い男、名を《イーグル》由来はテロリストには容赦無く殺しその死体をワイヤー逆さで吊るし身体全体の皮を剥ぎ滴り落ちた血で壁に大きな鷹の絵を書き写真を撮ってそれが依頼主に送られたした事から付いた名だった。

仕事は確実だが人間性と要求金額に難が有り最後に頼まれる、それは各国の重鎮の中での共通意識だった。

各国は非常に優秀な能力と過去の仕事でのコネを持っているイーグルを血眼になって探したが見つからず、これ以上の捜査はイーグル氏と他国の不感を買うとされ行われ無かった、任務を頼みたい時は国のお偉いさんに聞けば分かるとまでされていた。

 

 

「これで本当に息子は助かるのですか?」

先ほどイーグルへの依頼をした依頼主が上司に聞く。

「多分大丈夫でしょうなイーグル氏の依頼達成率は100%だと聞くし私の知り合いは犯罪すれすれな事をしていた敵政党を潰す時に手伝って貰ったらしい、まぁイーグル氏なら少しでもその兆候を見せたら国自らその政党を潰すだろうね私ならそうするよ、イーグル氏のコネはもはや伝説のフリーメイソンだよ、ハッハッハ!そうとは思わんかね?」

自分より遥か格上の老人がそこまで言うイーグル氏ならやってくれるんじゃないか?と思う男だった、事実イーグルの依頼達成率は100%だった。

 

 

アフガニスタン、深夜二時

「リコ建物を目視で確認した目標だ、人数を教えてくれ」

目標は四階建ての雑居ビルのような建物。

サングラスの耳にかける部分からイヤホンが伸びているのでリコの重要な情報や声は聞かれない。

「外の見張りが銃を持っているのが三人、一回玄関に二人、二階には麻薬と武器保管庫らしいよ二階での銃の使用はしない方が得策だね此処が一番警備が有るね、そして三階はテロリスト達の部屋と幹部の部屋だね今の時間帯は仕事後で寝てると思うよ、四階は誘拐した子供や人質捕虜の置き場かな」

「了解だ、これより潜入を開始する」

人数では圧倒的に敵の方が多く正面からの潜入はしない、雑居ビルが建つエリアなので上から行くとするか。

まず高い所に行きたいので雨樋のパイプや建物の突起を掴み上がっていく、慣れているため落下の心配はなくスラスラ上がって行ける。

十数分で付いた、途中ビルの中を観察したが流石はテロリスト見張りは居るが殆どは酒盛りをしていて見張りの仕事はしていなかった、これは簡単な仕事になりそうだ。

四階の廊下窓から侵入して入る、窓閉めもしないとは日本の小学校より入りやすいな、四階は全て部屋になっていて男女で分けられているらしい見張りは鍵が有るためかいない、三階に降りよう。

三階はテロリストの生活スペースだったがテロリスト共は皆寝ていて殺すのは簡単だった、二段ベッドで寝ているのが多かったスペースの問題か、下の男の口を押さえナイフで首を刺す上に寝ている男はベッドの下からナイフを貫通させ首元の背骨の間に刺して殺害、あとはこの繰り返しだった。

そして幹部の部屋に来た幹部の部屋は一人で広かった、こいつの部屋だけデスクがあり後ろには大きな世界地図が貼られていた、しかも麻薬の流通ルートや業者名まで書かれていたから驚きだ、こいつは最後に殺すか、ナイフの柄の部分で殴り強制的に気絶させる、ちゃんと手足をベットに縛り口も縛っておく。

これで三階は制圧完了だ、次は二階かだがもう目的は達成されている殺しに行くのも面倒くさいな、そうだなもう爆発でいいか、うん助けられればいいか。

イーグルは四階に戻った。

 

四階の部屋は四つそれぞれ男女2人ずつ入っていた、全ての部屋に入り説明して行くそして最後の部屋に来た。

「あ、あなたは?」

男の子は小さくまだ十二歳ぐらいか?

「助けに来た出ろ」

「そうですか」

短いやり取りだが意識はちゃんとしていた、四階の窓からでて他のビルに飛び移る無理だった子供は手伝ってやった、此処まで来ればいいだろう。

「俺はやり残した事がある、この下に車がある乗ってろ」

車のキーを一番まともそうな女に投げ言う。

返事を聞いても意味ないので聞かずに俺は戻る。

 

ビルに戻ってきた、三階に行き幹部を起こす。

「やぁ、おはよう少しお前に手伝って欲しくてな、お前はじっとしてればいいんだ」

カメラを近くの台に起きゆっくり近付く。

俺は切れ味のいい大きな刃物を取り出す、知識がある奴は分かるであろうアレはマグロの解体用だった、そして躊躇無く幹部の両腕を切り落とす。

「ンーーンンーーーー‼︎‼︎」幹部は余りの痛みに失神してしまった、落ちた腕で後ろの世界地図に鷹を書く俺がやったという証拠だカメラを回すのも証拠だなだがたまに渡すのを拒まれる。

幹部の男に鎮痛剤と痛み止めの注射を打って起こしても気を失わないようにしておく、最後に口の布を取ってお終いだ帰ろう。

 

俺はテロリストのビルが見える位置のビルの屋上に行きカメラを回す、ここからはビルが見えて外の見張りも見える、その見える見張りに動きがあった何かに気づきビルの中に全員で入って行く、見張り達は幹部の叫びを聞き付けて戻って行ったのだろうが俺の計画どおりだ、三階の重要な柱に爆薬を付けて確実にビルが壊れるようにしてあったのだ。

爆薬の瞬間街が明るくなった次に轟音が鳴り響いた、ここまで写してカメラを停める。

任務完了だ帰ろう。

保護した人質を返して初めて任務が完了する、家に帰るまで俺が守ってやろう。




今思ったんですが、プレデター要素が少ないような気がするんですよね、なので今後は出番が増えるかもしれないですねプレデター装備、画像を見てもカッコイイです。
少し差別的だと思いますが私の中ではアフガニスタンなどが紛争が多いイメージなので舞台(今回とあと数回だけ)に選びました、意見が有りましたら感想にて言って下さい。
フリーメイソンネタを入れましたが信じるか信じないかは貴方次第です(キリッ!、ぶっちゃけこれをやりたかっただけだったり。


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奴隷と部下

大変時間がかかり申し訳ありません、これからは出来るだけ早く更新させて頂きます。
更新速度は上がるはずです!多分。


「イーグルさん!ありがとうございました!」

「気にするな俺の任務だ、これで俺の任務は終わりだな」

「息子を助けてくれてありがとう、やはり噂は本物だったんだな」

今俺は救出した子供を以来主に送り届けたところだ。

「これが報酬だ出来るだけ用意した、息子の命程ではないが私に出来る精一杯だ」

男はスーツケースを取り出し開き俺に見せる、金はまぁこのぐらいか。

中にはドル札の束がぎっしり入っていた。

「ねぇイーグルさん、その頭のヘルメット?仮面?は取ってくれないの?」

男の子の親がピクッと動くが何もしない、俺が怒るとでも思ったのか。

俺は顔を隠す必要は特には無いのだが、俺は有名になり過ぎたため顔を隠すことにしたのだ、だからまだ一回も子供達には顔を見せていない。

「見ても面白くないのだがな」

俺は手ヘルメットの下から押し上げてヘルメットを取る。

「少年これでいいか?」

髪がヘルメットから出て顔が久しぶりに日の光に当たるのを感じるサングラス越しだがな、リコとの通信用サングラスも取る。

「本当にイーグルさんですか?そうには見えませんね、い、いや!悪い意味じゃないですよ!もっとアメリカの兵隊さんみたいに筋肉で大きいと思っていたのですが、こんな美形な人とはこれは予想外です」

この顔はヨーロッパの方の顔らしい、俺には関係無いが神様の趣味だろうな。

「ありがとうな、これぐらいの身体じゃないと難しい場所もあってなこれぐらいがちょうどいいんだ、では俺は帰るぞもう捕まるんじゃないぞ俺が助けに行けるとも限らんしな」

「大丈夫ですよ!お父さんをもう心配させませんよ!」

なら良かった、俺ももうすぐこの仕事を辞めるしな。

「ちょうどいい、俺はもう少しで仕事を辞めるのでな捕まるんじゃないぞ」

俺は男の子にデコピンをする。

「なんですと!お辞めになるんですか⁉︎」

何故親がびっくりするんだ。

「俺がしたくてしていた仕事だ金も有るしな、さっきも言ったようにまだ少し続けるぞ」

「そうなのですね、それは誰かに言いましたか?」

「いいや、今俺が思って言ったんだから誰にも言って無いぞ」

俺もこのなかなか難しい仕事が好きだったが神様の言っていたロアナプラに行ってみたいからだけどな。

「それでは私の知り合いがどうしてもと言っていたのですが、お願いしても?」

「あぁ、いいぞだが金は取るからなそいつに言っておけ」

「ありがとうございます、おい!挨拶しなさい」

男の子が親に怒らて背筋がすっと伸びる。

「助けてくれてありがとうございました、イーグルさんも元気で居てくださいね」

「当たり前だ、ではな」

男の子を救う仕事は終えた帰るか。

「仕事の方は後で連絡しろ、俺は帰る」

俺は重くなった右手のバックを持ちながら帰る、この金で何を買おうかな。

 

 

 

欧州評議会閣僚室

「閣僚委員会委員長!イーグル氏が仕事をお辞めになるかもしれないそうですよ!例の案件はいいのですか?」

「あぁ、その事か君は遅いな実に遅いよ」

ギロリと委員長に睨まれる男。

「その事はもう聞いたよ、最後の依頼は私が頼んだ『その』案件だ」

「ではこれで私達の好感度もうなぎ登りですな」

「そうだな、私達の国民は人権にうるさいからな、『アレ』を快く思わないからなそれを潰す議員である私達はまさに英雄視されるからな」

「「ハッハッハ!」」

悪い笑い声を上げる二人、もちろんその事を知りながらのイーグルは仕事をしていた。

 

 

 

「この世界でも人間は人間だね、嫌になるよ」

「それには同感だ文明が進んでも人間は人間だな、それでもまさか奴隷市があるとはな」

そう、俺が受けた仕事は奴隷市の破壊と組織の殲滅だそうだ、まさか俺が政治家の票取りになるとは。

「人間とは私利私欲の塊だからな、政治家は金への強欲で奴隷市の奴らは色欲たる性欲、こいつらに変わりは無い、だが子供達が犠牲になる分は許せんな」

プレデターは非戦闘員を殺さない、自分と殺し会える者は容赦無く殺すがまだ強くなるかもしれない子供殺すのは未来の自分の楽しみを無くすのと同意味だからな。

「奴隷達はどうするの?子供だしどうせ他の奴隷商人に捕まるか、道端で野垂れ死かじゃ可哀想じゃない?」

「それは心配するな、孤児院に金と一緒に送れば心配ないだろう、俺の金だどう使おうと俺の勝手だしな」

「ふーん、やっぱりイーグルは優しいね僕もいいと思うよ」

「リコ、案内を頼む」

「まっかせてよ!」

奴隷市か胸糞悪い響きだ。

 

 

「さぁ!みなさん始まりましたよ今回のオークションは西洋人の子達だぜ?財布には余裕はあるかい可愛さに見合った値段をするからね!おっとこんなに話してしまった、では始まりますよ、第58回奴隷オークション始まるぜ!」

「「「おおおおお‼︎‼︎」」」

今、俺は奴隷のオークション会場に来ている、オークション会場は大きく直径100mで中には百人強の人が酒を飲みながら舞台の方を向き自分好みの子供をさがしている、オークション会場は異様な熱気に包まれてる。

奴隷の値段は最小価格で1万ドルからだった、富豪共の愛玩用にしては安い。

だが値段は容姿で大きく変わるし、男の子だが可愛らしい容姿の子供はブタの様な男が買っていった、使い方はそれぞれか。

下見はこれぐらいでいいか奴隷市は頭を潰せばいい。

イーグルはまだ熱くなっている舞台を背に闇に消えて行った。

 

 

奴隷市、薄暗い部屋

「な、なぁ!辞めてくれよ、そうだ!欲しい奴隷を一匹やるぜ、もちろん金はイラねぇだから」

男はこれ以上喋る事は無かった、答えは簡単だった頭は首には乗っていなかったからだ。

「どうせ安物だろう、それに俺は一見とは交渉しない」ちなみにこれは本当だ。

奴隷市の取り締まり役の頭をナイフで刺し殺す、ついでに奴隷オークションに来ていてた客の名簿も見つけて奪っておく。

「これはまた、よく集めたな」

俺が思って言ってしまうのもしょうがない、この男の後ろには手足を縛られたり繋がれている子度が数十人いるからだ、なかには暴力を振るわれたのかあざが有る子供も少なくない。

「俺は政府の人間だ、お前達はここでの事は忘れて生きろ」

子供達には未来を生きる権利がある、俺は可能性を与えるだけだ。

「うっ、うぅ」

辛い事が有ったのだろう、泣く子供が中には居るだがそんな子供達の中で違和感を感じる子供が二人居た。

「お前達は……そういう事か」

目の前にいる子供は周りの奴とは違う、それなりに裏に接していれば分かる人を殺したことのある奴の目だ。

「お前達名前は?」

「名前なんてないよ、いつも『おい』とか『お前』だったもん」

「そうよ私達に名前なんて無いのでもヘンゼル、グレーテルと言われてた時はあったわ」

多分そういうDVDを作るときの名称か。

「どっちがヘンゼルなんだ?」

ヘンゼルとグレーテルの童話は知っているがどちらが男か忘れてしまった。

「そうなの?僕がヘンゼルで姉様がグレーテルって呼ばれてたよ」

というか、こいつはヘンゼルは男なのか?女にも見えるし男にも見えるようだが気にしたら負けか、そんな事はいいんだこいつらの今後についてだ。

「お前達は孤児院に入れようと思うが」

他の子供達は明らかに怯えている、この二人が他の子供を殺す所を見たのだろう孤児院には入れれないな。

「お前達、俺に着いて来るか?」

「ご飯賜食べれる?一回お腹いっぱい食べてみたいんだ!」「私もよ付いて行ってもご飯を食べられないんじゃ、いやだわ」

目は死んでいるが心までは死んでない、子供の純粋な心だな。

「あぁいいぞお前達が食べたいだけ食わせてやる」

働く必要がなく金は有るのだが、こいつらは多分殺しを辞められないな、殺しとはそういうものだ一生人生で背負って行くものだ俺の場合プレデター生か?だが裏では有名な俺の近くにいると分かると裏の奴らも五月蝿そうだ、どうしようか。

「……部下にすればいいか?」

よく考え自分に聞くように言う、俺の部下なら少なくとも命の取引を頻繁にするしちょうどいいのかもしれん。

「日本のこういう言葉を知ってるか?働かざる物食うべからず、だ意味はお腹一杯食いたいなら働けという意味だお前達には飯はやるが働けよ?」

ヘンゼルとグレーテルは顔を見合わせる。

「「はーい!」」

「いい返事だ」

ヘンゼルとグレーテルは右手を上げて答える。

俺は今日部下を手に入れた、おっとまだ奴隷達を逃がさないとな。




次はやっとロアナプラに行くと思います、レヴィやバラライカさん達ともイーグル君は関係が有ります、男女のでは有りません裏の世界で有名なイーグル君ですホテルモスクワとも少しばかり接点が有ってもおかしくは無いはずです。
イーグル君の言っていた一見を簡単に説明するのは難しいので簡単に言うと、初めて顔を合わせた人とは仕事をしない事です、詳しく知りたい人は映画『舞子はーん』などで分かると思いますw私も映画『舞子はーん』は好きでした。
ちなみにイーグル君の言っていたヘンゼルとグレーテルのどちらが男か女か分からなくなっていたのは私自身が分からなかったからです、それと途中出てきた評議会は存在しますがこんなに汚くないです(断言)なんかヨーロッパぽい名前の評議会を探したらたまたま見つけたので一切の関係は有りません。


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双子の部下

大変遅れてすみません、これからも更新速度はあまり上がらないと思いますが更新自体はこれからも続けて参ります。


今日は冷えるな、さっさとやる事を終わらせよう風邪をこいつらに引かれても困る。

前回の任務で助けた子供の身寄りだがいつも同じ教会に頼んで居るので今回も頼みを聞いてもらったのでお礼をしにに来たのだ。

「父様ここは何?」

ヘンゼルが建物が気になったのか首を傾げながら聞いて来た。

「俺も詳しくは知らんがキリスト教の教会で、孤児などを保護して働けるまで育ててくれる所だ、お前達以外の子供達は此処に預けて、陽のあたる生活を送らせるんだ」

「うーん、よく分からないや」

ヘンゼルには難しかったらしいな。

「まぁ 一種の保護施設だ、裏も俺が調べたしまともな所だ」

中にいる人を呼ぶためドアを叩く、中からは人が走る音が聞こえる。

「は〜い、ただいま行きます」

中から出てきたのは三十代後半の女性だった。

「今回も子供をありがとう」

「すみません、あなたは?」

そうか、仮面を付けっ放しだった。

「院長は居るか?イーグルが来たと言えば分かると思う」

「? では言って来ますね」

分かっていない様だが院長とは面識が有るので伝わるからいいだろう。

 

三分程して五十歳程の女性が出て来た、院長だな。

「イーグルさん今回も子供達を助けてくれてありがとうございます、無実の子供達を私達がちゃんと育てます」

院長はいつも多くの子供を頼むのに嫌な顔一つしず逆に喜んで匿ってくれる。

「それはいいんだが、俺もこの仕事を休業しようと思ってな最後にこれまでにお礼にとな」

俺は用意していた紙を懐から出し渡す。

「これは?……少し多くありません?」

俺が渡したのは小切手だ金額は仕事十数回分なのでかなり大きな金額になった。

「俺がしたくてやるんだ、黙って受け取れしかもこれを断って子供が飢えてもしらんぞ?」

悩んだ様子のシスターだったが子供の事を考え受け取ってくれた。

「その子達は?新しい子なの?」

俺の後ろに居るヘンゼルとグレーテルを見て言う。

「違うこいつらは俺が引き受けるんだ、少し事情が事情でな話せない、だがまぁシスターなら分かってしまうかもな」

シスターも教会の人間、色々な人間を見てきたきっとヘンゼルとグレーテルの様な子供も引き取って育てただろうしな。

「そう、ですね、何と無く分かってしまうんですよ子供は正直ですので」

シスターは哀れむ様子でヘンゼルとグレーテルを見る。

「ですがイーグルさんなら安心です、どうかこの子達に神のご加護を」

胸の前で手を組み祈りを捧げてくれる。

「俺も今から行くところがある、ずっとこの場所を守ってくれよ?」

「本当は無くなるのが一番なのですがね」

教会の人間がそんな事を言っていいのか?まぁ俺の言う事じゃないな。

「じゃあな、ほらお前達行くぞ今日は冷える」

「はい、またの機会に」

シスターは俺達が見えなくなるまで頭を下げ続けた、本当に律儀な人だ。

 

 

 

今日泊まっているホテルまでの冷える道を歩きながらヘンゼルとグレーテルに聞いてみる。

「ヘンゼル グレーテル明日は出掛けるための準備をするぞ、それにいつまでもその格好は俺の教育を疑われる」

今二人が来ているのはあまりいい服ではない、前の救出から時間がなく現地で奪って来たものだ、二人の容姿にも合わない。

「服を買うの?ボクは暖かければいいんだけど」

「私も兄様と一緒だわ、向こうでは服をきている時間の方が短かったもの」

本当に潰して正解の組織だな、子供は未来の宝だぞ。

「そうか、でもな俺の部下になるんだ身だしなみはキチッとしてもらわんと困る、だが着るものは強制はしない明日は街にいくからその時欲しい物を言え」

「「はーい」」

二人は手を上げ応える、どんな服を欲しがるか気になる、俺の部下は皆特殊な服を着てたからな普通な大人に育って貰いたい。

そんな事を思ってるとホテルが見えてきた風呂に入り寝ようかそれとも一杯飲もうか。

「父様は僕達と寝るの?これまで一杯勉強してきたんだ」

そうか、少し含みのある言い方に気づく、やはりあの奴隷市は子供をそんな事に使っていたのか。

「あぁ寝ようか、ゆっくり安心して寝よう、お前達子供は夜には寝るもんだ」

もちろん俺はそんな事に使わない、自分の子供の様な奴にそんな事はしない俺はこいつらを幸せにすると決めたんでな。

「だが、その前に風呂に入るぞ熱い湯は気持ちいいぞ」

「お父様?私達はずっと皆で一緒にシャワーだったのだけど、どうすればいいの?」

そうかあっちでは纏めて綺麗にしてたのか。

「そうだな、今日だけでも一緒に入ろうか、世間では親が一緒に入るのが嫌な子供も入るがいいのか?」

「ボクは全然いいよ!」「私も嫌がる理由はないわ」

ヘンゼルはハキハキと大きな声で、グレーテルは落ち着いたトーンで答えてきた。

「ならいい、家族みんなで入ろうか」

ヘンゼルはワクワクしたようにグレーテルは少し知識があるのか嬉しそうにしていた。

風呂に入るべくホテルに到着しチェックインを済ませ部屋に戻ってきた。

 

部屋について荷物をベットの近くに置くとヘンゼルはベットを見つけるなり飛び乗って跳ねて遊ぶ。

「この部屋って綺麗だね、父様はずっとこんなところに住んでいたの?」

「俺は前にも言った通り殺し屋として闇の世界で生きてきた、一つのところで留まるとその時を狙われるんだ、明日から向かう所では拠点を持とうと思うがな」

まだ幼さが残る2人の体では辛い事も有るだろうしな、それに俺も自分の事務所を持つのも良いかも知れないしな。

「さぁ汚い子供共風呂に入るぞ!」

「うわっ、父様離してよー」「な、何するんですか⁉︎」2人を脇に抱え風呂場に連れて行く、始めては強引ぐらいが丁度いい。

ガラガラッと開き後から入るために四十度前後のお湯入れておく、幸いこのホテルの風呂のタイプはお湯を入れれる物だった。

 

 

それからお湯が貯まり2人を風呂に入れた、少し暴れて遊ぶ2人だったがその姿は無邪気な子供そのものだった。

風呂を出た後は遊び疲れたのかすぐベットで寝てしまった。

2人仲良く並んで寝ているヘンゼルとグレーテルの髪を触りこれからの事を考えていた、2人の寝顔を見ては数日前にこいつらが居た所を忘れてしまいそうだった。

「お前達も幸せになれたのにな」

小さな声では寝ている2人には聞こえないが何故か口から出てしまった。




長く間を開けた割に短くてすみません、ちなみにイーグルはロリコンでは有りません正常な人です。
次回はやっとロアナプラに関係する話になると思います。
これからもよろしくお願いします。


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ラグーン商会

前回書き忘れましたがヘンゼルは男、イーグルへの呼び方は「父様」グレーテルは女イーグルへの呼び方は「お父様」なので分かり難かったらそこを見て下さい
色々とブラックラグーンを調べ直しましたがヘンゼルとグレーテルには設定上性別は無いまたは不明ですがこの作品ではヘンゼルが男、グレーテルが女、にしてありますご了承を。


ホテル寝室 朝六時三十分「そろそろ起きろ、もう朝だぞ」

カーテンを開き太陽の光を中に入れる。

「うぅん、まだ眠いよぉ」ヘンゼルは起きかけているがグレーテルは以外にもまだ寝続けている。

「早起きは三文の徳と言うぞ」

ここは日本ではなければ通貨も違うがなと言うかもう使われていない、起きないグレーテルの頬をペチペチと叩くと目を擦りながら起きた。

「もう朝ですの?何もない夜は早いわ」

「気持ち良く寝ているとこ悪いが今日は色々とやる事があるからな」

今日は昨日も言った通り2人の服を買いに行きたい。

「ほら適当に服を着ろ」

今から2人に着せるのは適当に買ってきた安物だが昨日のボロ服よりは幾分かマシだ、2人にはその服だけでは外に出た時寒そうだからコートを着せている。

「どうだ?長すぎないか?」

「うーん?平気‼︎」ヘンゼルはコートをペラペラ開き確かめ。

「大丈夫ですわ」グレーテルはくるりと周り丈の長さを確かめる。

「なら結構、まぁその服も今日だけだがな」

今日の予定は大きく分けて二つヘンゼルとグレーテルの服とロアナプラへの移動の二つだ、ロアナプラは仕事でも数回寄ったが正に世界の底辺の様な奴らがいる所だったが、神様の助言の通り暇はしなさそうだった。

今後俺の仕事を手伝う予定の2人に合う武器は俺の倉庫かロアナプラで調達すればいいだろう、ロアナプラには一応は警察組織は有るが賄賂に麻薬の横流しのやりたい放題、もちろんまともな奴も居るが幹部の殆どは汚れている、しかもトップの署長が悪人だ、金さえ有れば武器の保有にも目をつむる奴らだ。

倉庫には戦地で奪った銃やロケット弾さらに軍用車の類いも置いてある、その中から選べば流石に2人の肌に合った武器が有るだろう。

だから今日は2人に合う服を買おう、まぁ何を着るかはヘンゼルとグレーテルの勝手なので何も言わないが落ち着いた服を着て欲しい。

「荷物を少し持ってくれ、俺は大きいのを持つ」

俺でも腕は二本だ持てないものは持てない。

「じゃあボクが持つよ!」

ヘンゼルは男の子らしく荷物持ちを買って出た、荷物と言ってもキャリーバックなので引きずれば運べる。

「じゃあ頼んだ、そんなに重くはないが怪我するなよ?」

ヘンゼルは荷物を引きずりドアを開けに行った。

「父様、早く行こうよ!」

さっきまで寝てたのはどっちだ、と思うが子供とはそう言う物だ。

「あぁすまないな、ヘンゼル グレーテル行こうか」

 

 

ホテルの部屋を出てエレベーターに乗り込むとグレーテルが話しかけてきた。

「そう言えば今から服を買いに行きますけどその後はどこに行きますの?」

「知らないと思うが今から行くところはロアナプラという所なんだ、どんな所かは住人を見れば分かるだろうな」

「へぇ楽しみだなぁ、ボク達は向こうで何をすればいいの」

仕事の手伝いと言ってもそれはロアナプラではどこも銃に関係してくる、何処の店の店員でも強盗への抑止力として銃を見える所と自分に一番近い所の二つは有る、そしてヘンゼルとグレーテルは俺の部下として働くのだ銃は無くてはならない。

「向こうは治安が悪い、仕事の手伝いの前に銃の取り扱いを覚えて貰う」

「銃かぁ、あんまりいい思い出は無いね」「そうね兄様、でも銃は少しだけど知識と取り扱いは分かるわお父様」

銃の発砲の経験アリか、何処で何を撃ったかは聞かないでも分かる。

「そうか、まあ自分に合う武器は自分で選んでくれ」

ヘンゼルとグレーテルはどんな武器を使うか気になるな、身体も小さいし腕も細い大口径の銃を使って怪我をしないで欲しい。

そんな事を思っているとエレベーターがホテルのフロントに付いた、手早くチェックアウトして外に出て街道沿い手を繋ぎながらを歩く。

「ヘンゼル グレーテルどんな服がいい?ここはファッションの最先端ヨーロッパだ大体の物は揃うぞ」

「どんなのが有るのか分からないから見ながらでいい?」「私は黒の服がいいわ、昔から黒は好きだから」

グレーテルは黒の服が好きなのか、ヘンゼルは男の子だから見ながら決めるタイプか。

「そうか、ならあんな店はどうだ?」

俺が指を指したのは大人と子供のマネキンがショーウィンドウで手を繋いでいる店だ、しかも子供の服は黒のフリルの付いたドレスだグレーテルにとても似合うだろう、ヘンゼルにも似合う服が有るに違いない。

「そうだね!入ってみようよ!」「兄様、はしゃぎすぎはみっともないわ」

「そう言ってやるなグレーテル、お前も目が入ってみたいと言ってるぞ」

グレーテルはショーウィンドウの黒のフリルのドレスが気に入ったのかじっと見ていたから分かり易い。

「それは…女の子ですもの綺麗な物には惹きつけられますわ」

少し拗ねたのか横を見てこちらに顔を向けないで言ってくる。

「そう拗ねないでくれ、詫びと言っては何だが服を買ったあと美味しい物でも食べよう、ヘンゼルとグレーテルは甘い物は好きか?」

「ボク甘い物はあまり食べたことがないけど嫌いじゃなかったよ」「私も好きだわ」

俺も甘い物は好きだ、特に甘い物は紅茶に合う。

「じゃあ服を買ったあと食べに行こう、まずは店の中を見ようか」

店内に入ると目に付くのが圧倒的量の服だ、特に女性用の服が七割占めている。

その服の量に圧倒されてると俺達の入店に気付いたのか店員が近付いて来た。

「何かお探しの物は有りますか?」

「この子に合う黒のドレスをこの子と決めてくれ、こっちの男の方も頼む」

「かしこまりました、ただいま準備します」

それだけ言うと店員はヘンゼルとグレーテルを連れて店の中に消えて行った、俺も何か買おうかな私服もコートが多いが種類は多くて困らない。

向こうではヘンゼルとグレーテルが店員達に着せ替え人形にされていた。

 

「きゃあ!見て見てこれ何てどうかしら?」「まさにお人形さんね!」「値段は…あのお客様なら気にしないでしょう、じゃんじゃん持って来なさい!」「はい!チーフ!」

「でも私は落ち着いた黒のドレスが…」

「大丈夫、安心して私達が完璧なのをチョイスするから、ここまでいい綺麗な子見たこと無いもの!ここでやらなきゃデザイナーとしても終わりだわ!」

グレーテルは熱く迫力のある店員に押され何も言えないようだ。

 

「はーいコッチ向いて!」「この子達双子かしら、男の子なのに美形だから女の子の服もイケるんじゃ…」「これが!日本で言う男の娘…興味深いわ」

「こんな感じでいい?」

ヘンゼルは次々と出される服を試着して似合うか考えていた、だが俺が言えないかもしれないがヘンゼルどうか女装には目覚めないでくれよ。

ヘンゼルとグレーテルはどれを選ぶか迷っているようだ、少し俺の考えでも言いに行こうか。

 

「ヘンゼル グレーテル決まったか?」

ヘンゼルとグレーテルは数着ずつに減らしていたが決めかねている様だった。

「それが そのぉ」「まだ、ですわ」

二人は残念そうに答えてくる、大体魅力的なのが多くて迷っているのだろう、だが答えはもう出ている。

「その中に欲しい物があって選べないなら全部買おう、お前達への投資と小遣いを含めな」

ロアナプラには子供が楽しめる様な娯楽は少ないしいいだろう。

「父様、いいの?」「本当?」

そんな声で言われては嘘だったとしても買ってしまいそうだ。

「ヘンゼルもグレーテルも似合うのなら俺は構わない、今から行くところも有る着替えてはどうだ?」

「うん!着替えて来るっ」「では私も」

ヘンゼルとグレーテルは服を両手に抱えて試着室に向かって行った、その後を店員が付いて行ったヘンゼルとグレーテルでは分からない着方があるかもしれない時の手伝いだろうか。

「お客様、会計の方を先にしますか?」

「そうだな、これで頼む」

このカードは仕事での報酬用の講座のカードだ、いくら貯めたかはよく覚えていない、俺のこれまでの目的は仕事をしつつ裏とのコネを作る事と武器のコレクションや凄腕と言われている奴を殺すことだったので金を使う事が少なく貯まる一方だったのでこのぐらい残高を見なくとも払えると思える。

店員はカードを受け取りレジの方へ行き何か作業をする、ヘンゼルの方はもう終えたのか試着室から出てきた。

「父様、どう?似合ってる?」

ヘンゼルの服は短パンに縦縞の服そして大きなコートを着ていた、短パンでは寒くないか心配だコートを着ているから平気なのだろうか、色合いは黒が多く紳士的だ。

「あぁ、ヘンゼルらしいじゃないか少し寒そうだがヘンゼルがいいなら何も言わないさ」

「お父様?私はどう似合ってるかしら?」

グレーテルはワンピースにまだ寒いので黒の上着を着ている。

「グレーテルそれは最初に見ていた服か、そんなに気に入ってたのか?」

「そうよお父様、これは最初から着てみたいと思ってた服なの」

「それで父様、気が付くこと無い?」

気が付く事か、何故か二人に違和感が有るくらいでこれは服を着替えたからだと思ったのだが何か有るのかは分からない。

「お父様、ちょっと気がついたみたいだね、はい姉様」グレーテルの口調が少し変わり声はヘンゼルの声になる、手でうなじの方を弄り髪の毛をいきなり取った、グレーテルはカツラだったのか?

「父様はすごいな、違和感を感じた人は今まで居なかったのにね、兄様」

グレーテルは取ったカツラをヘンゼルに渡す、渡されたヘンゼルはカツラを付け髪を整え答える、こちらも口調が変わり声はグレーテルの声になる。

「ヘンゼル グレーテルもしかしてお前達入れ替わって居たのか?」

「「どう、びっくりした?」」

ヘンゼルの声が二重に聞こえる、現にグレーテルがヘンゼルの声で言っていると分かっていても聞きづらい。

「これは一本取られたな、最初の違和感は動きの若干の違いだったのか」

これは正直驚いたこれまで男が女を装ったのも女が男を装ったのも気が付いていたのだがこれは気が付けなかった。

「お父様が気付かないなら一流だったのかしら兄様?」

「きっと一流だよ姉様、店員さんにも協力してもらったかいが有ったよ」

ヘンゼルとグレーテルは飛んで喜んでいる。

「まったく、もうその服でいいのか?」

「父様、ボクが欲しいのは姉様が着ていて」

「兄様が着たい服は私が着ているから心配しないで」

「カツラはヘンゼルに渡しておけ、その格好では違和感がある」

ドレスをきたヘンゼルに見えてしょうがない、実際そうなのだがグレーテルの見た目の方が違和感は無い。

「はーい、じゃあこれ付けて兄様」「分かったよ姉様」

グレーテルはカツラをヘンゼルに渡す、何だか頭が痛くなってきた。

「じゃあ行くか」

「はーい」「そうしましょ」

ヘンゼルとグレーテルは入れ替わったまま店を後にした。

 

 

 

 

あれから二人に甘い物を買ってやったり間食を買ったりと色々した、理由としてはある奴との待ち合わせの時間を潰すため何だがヘンゼルとグレーテルはとても喜んでいたので黙っておくとしよう、そして問題の港に着いたがどれが目的の船か分からない、ここは色々な船や人が居るので裏の人間に顔がバレたら面倒くさいので仮面を着けている。

「どれが船なんだ…」

「どうしたんですのお父様?」「どうしたのー?」

「昨日も言ったように今日はロアナプラと呼ばれる所へ行く、ロアナプラには船で行くんだがそいつの船がどれか分からないんだ、見たことは有るがその船とも限らないしな」

船は港にあると言っていたし地図も貰っているので困らないが港までしか書かれていない、ロアナプラへは不法入国となるがそこはロアナプラ問題はさしてない。

「昔知り合った奴でな見た目の割に知的でロアナプラの住民の中では十分まとも奴だ」

「そりゃそうだ、俺はまともさロアナプラではな」

そう言い船の影から現れたのは緑色のジャケットを着た黒人男性、名をダッチ。

「よおダッチ、生きてたのか見当たらないんでな捕まったか死んだと思ったぞ」

「旦那は変わらないな、その仮面まだ着けてんのか悪趣味だぜ」

悪趣味とは何だ、これは耐塵耐水ガスにも大丈夫だしサーモグラフィや音声での人物の判別、最近は頼らないがリコとの通信も出来る優れものなんだぞ、見た目はプレデターの仮面だから否定は出来ない。

「俺はビジュアルより機能を選ぶだけだ、自ずとこれになる、お前のグラサンはどうなんだ」

こいつは昔からグラサンを肌身離さず持っているそれはどうなんだ。

「こいつか?こいつはもう俺の身体の一部さ、アイデンティティとも言える」

ダッチはグラサンを人差し指でクイッと上げ整える。

「それよりどうしたんだそいつらは旦那の子供か?だったらその顔は母親にか?笑えないな」

「そうだな、子供兼部下という感じだ」

「子供兼ってとこは疑問を感じるが部下って何だ部下って」

ダッチはこの二人が銃を持ち人を殺す姿が思い浮かばない様だがそれは黙っている二人しか見ていなからだな。

「部下とはそのまま意味だ俺の仕事は一つ、殺しだそれの手伝いに決まってるだろうに」

ダッチは少し呆れた様子で歩き始める。

「まったく変な趣味には目覚めないでくれよ、旦那こっちだ急いでいるんだろ?」

「ダッチお前が言い始めたんだぞ、急いでいるのは確かなんだがなヘンゼル グレーテルついて来い」

「「はーい」」

ヘンゼルとグレーテルは陽気に返事をする。

「本当にそいつら銃撃てるのかよ」

ダッチがある船の前で止まる。

 

「こいつが俺の仕事用の船、ラグーン号だ 乗りな」

ダッチが船体を叩きながら言ったラグーン号は左右に魚雷を付けた見るからに荒事仕様になっていた。




服は原作のままです、その他にも服を買っているので時々着替えたり入れ替わりごっこで遊んでたりしています。
ヘンゼルとグレーテルの使用武器ですが武器は原作の武器と他にも使います、次回やっとロアナプラへ着く予定です、話の時系列的には単行本の一巻が始まる前です。


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ロアナプラへの海路

大変遅れて申し訳有りません、少々学校が忙しくて、て言うか私受験生なんですよもっと言えば昨日受験してきましたww
そんな訳で遅れましたがこれからも更新して行きます。


 

今、俺達は太平洋にいる、目的地はロアナプラだがそこまでが長い元々ヘンゼルとグレーテル以外の孤児を教会に預けるためにヨーロッパに行っていたためタイにあるロアナプラへは長い海路になる。

そんな長い航海でしかも海上の隣国の警察に見つかると不法入国の容疑をかけられ様な船だ、出来るだけ国には近づかないルートを選んでいるのだが自ずと治安の悪いルートを進む事になる。

そのせいか海賊に会ったりもしたがこの船の近くに来て武装していると気が付くと大体の海賊船は離れて行った、なにを血迷ったのかスピーカーで金を要求してくる海賊船も会ったが俺が弓で一人殺すとすぐ逃げて行った。

ちなみに使った弓はプレデターボウで矢は普通の鉄製を使った、矢は頭を貫通し後ろの壁に刺さっていたが死体は海にでも捨てるだろうな。

 

「何で旦那は弓なんて使うんだ?船の上で使い辛いだろうに」

ダッチの言うことは最もだ、海に浮かんでいる船は常に上下左右に揺れているので重く重力に影響されやすい鉄製の矢は使いにくいし当てにくい。

「ダッチ、それは俺が一番知ってるし勿論理由がある、例えば船に乗っていて相手とさあ戦おうという時に横の味方が壁に矢で縫い付けられたら驚くだろ?眉間に一本の矢 見た目も普通の銃を使うより分かりやすいから馬鹿でも分かるんだ、こいつはやべぇってな」

「そんな事まで考えていたのかすまんな」

「いやすまん嘘はこっちださっき言ったことは今考えたんだ、本当な理由としてはそこに弓が有ったんだ」

弓、あえて相手より古い物を使い敵に勝つ、それは自分の狩の腕を競うプレデターとしての本質かもしれないがなそれをダッチに言ってもしょうがない。

「そんな事だと思ったぜ、全く旦那も冗談言うんだな」

「だが弓は本当にいいぞ、弾より一発辺り安いしその気になればそこら辺の木でも作れるし一発の威力は銃よりも高い弓もある、これはその分類だな鉄弓は引くのに力がいるが引ければ後は離すだけだ、メンテナンスも鉄弦と本体部分の二つのみこれだけでも充分だろ?」

俺は俺が考える弓の利点をダッチに伝えるがダッチは浮かばない顔だった。

「それが難しいんだよ、鉄を腕力だけで曲げるんだろ?そんなの俺でも厳しいぞ、しかも最低でも相手の数だけ鉄弓を引くんだろ?腕が逝っちまうぜ、メンテナンスの件はいいと思うぜ、そういえば俺も旦那を見て簡単だと思って弓 買ってみたんだがよ」

ダッチが弓を買ったのか、忘れていたがダッチは武器を運んだり売ったりする商売をしている所謂武器商人と言える、ダッチのこのラグーン号を見れば魚雷も付いてるし武器の幅も分かる、ついに弓まで手を出したか喜ばしい事だな。

「で、どうだったんだ?イイだろ打ったあとのあの手が痺れる感じ」

「人の話は最後まで聞くんだな、流石に鉄弓はと思って日本製の弓を買ったんだがよ、まぁ弦は引けたし矢の方も木製の矢に鉄の鏃の矢を打ったんだがよ、まず真っ直ぐ飛ばない 次に距離の把握が銃より難しいし少し落ちる事も考えなくちゃいかん

事 最後にさっきも言ったが腕が痛え頑張って三人殺っても四人目を殺すための矢は引けないな、なら俺はこいつを使うぜ」

ダッチは腰に差したリボルバーを見せてくる、かなり使い込まれているないい銃だ。

「ダッチそれがいいじゃないか、こいつはプレデターボウと言ってな引く強さで殺すか生かすかも出来るんだぞ当り処が悪けりゃ死ぬがな、一番強く引いたのはかなり昔の話になるな何時もは真ん中ぐらいで引くさ さっきのもそうだった」

昔一番強くまで引いて人に打った事が有るが人の形は残していなかったな。

「けっそれが出来れば苦労しないぜ、俺の十数万返しやがれ」

ダッチが衝動買いか珍しい事もあるもんだな。

「継続は力なり、日本の言葉だダッチも弓を続けるんだな」

「そうかい俺は生粋のアメリカンだ、日本の武士が使う様な しかも旦那の鉄弓なんてケイジマエダぐらいしか引けんだろ」

「それはどうだろうなロビンフッドも弓使って無かったか?」

「そりゃロビンフッドも弓は使うがあれは木製だそんなバカな弓じゃないさ」

まぁ戦乱の日本でも鉄弓を使って居たのは少ないだろうな、ダッチの言っていた前田慶次は一気に三本の鉄矢を打っていたな。

「でも英雄ロビンフッドが使うならアメリカ人も憧れないのか?」

「そりゃアメリカじゃあ子供の羨望の的さスーパーマン キャプテンアメリカに次ぐ人気じゃないか? でも俺は合理主義者なんだ効率が悪すぎるんだ、勿論旦那みたいになりゃロビンフッドも夢じゃないだろうがそこで簡単に成れるならこの世の戦争から火は無くなって全部ハッピーエンドだぜまったく」

ダッチは愚痴りながらタバコを吸う、何処か悔しそうしている。

憧れてたんじゃないか、弓の格好良さは万国共通か。

 

 

 

外は日差しが強いのでラグーン号の内部に逃げてきた、ヘンゼルとグレーテルも中に居るらしいから様子も見るとするか、たしかヘンゼルとグレーテルはラグーン号内部の休憩室に居ると言ってたな迷子に成ってないといいんだが。

 

 

 

「貴方何時もここで何をしているの?」「僕かい? 僕はここの船の進路や今後の予定を決めたりするんだ、機会は僕の友達だからね」「へぇ 機械使えるんだ かっこいいなぁ」

休憩室と呼ばれた部屋の前に着くとヘンゼルとグレーテルと誰かが話していた。

「おい、ヘンゼルとグレーテル大丈夫か酔ってないか?」

部屋に入って二人を見ると二人はソファの様な物に腰を掛けていて向かいの男 たしか名をベニー、ラグーン商会の参謀兼エンジニアだ。

「大丈夫ですわ、この船あまり揺れないもの」

「ボクも大丈夫だよ、おじさんが話し相手に成ってくれてたから!」

心配無いみたいだな、二人とも嬉しそうに足をバタバタしているのが証拠だな。

「ベニー久しぶりだな、今後の予定を聞いてもいいか?」

「此方こそ、前会ったのはいつだったかな、そんな事より予定だったねこのまま行けば一時間ぐらいでロアナプラに着くよ」

一時間か、ベニーは頭が冴える男だし最短距離なのだろう長い海路ももう直ぐ終わりだな。

「そうかありがとう、ヘンゼルとグレーテルは荷物を纏めておけよ」

ヘンゼルとグレーテルには礼儀が分かるいい子供に育って欲しくついそんな事を言ってしまう。

「分かってますわ、お兄様ハンカチ落としてるわよ」

グレーテルがヘンゼルが落としたハンカチを拾い渡す、二人ともそっくりなのにヘンゼルの方が何処か抜けている気がする。

「ごめんね姉様、うん ありがとう」

ヘンゼルはハンカチを貰うと少し払い仕舞った。

「お父様、私海が見たいのいい?」

「いいが落ちないよう気を付けるんだぞ?俺は少し電話をしてくる またな」

「やったわ♪行きましょう兄様」

グレーテルがしっかりしているからヘンゼルの心配をしなくても良さそうだ、向こうに着く前にあいつに連絡しなければ。

 

 

 

「リコ、前言った事はやっておいてくれたか?」

『えーと、ロアナプラでの家の事だっけ?』

「覚えてくれてたか、その件だがどうだ?」

リコにはロアナプラで暮らすための家を買うことを頼んでおいた、リコの事だから忘れていると思ってたんが流石AI覚えていたか。

『いい感じのやつ有ったから買って置いたよ、はいこれ地図ね』

リコがそう言うと携帯にメールが送られてきた、これが地図なのだろう。

『ねぇ、ボクは頑張ったんだけどなぁ、何か欲しいなぁー』

リコは時々こんな感じに物をねだってくる、確かに頑張ってくれてるし何か買ってやろう金は有る。

「そうだな何時ものお礼に何か買っておこうじゃないか」

『本当⁉︎絶対忘れないからねっ!』

「分かってる、何か考えとくよ」

『絶対だよ!ボク覚えてるからね』

リコは捲し立てるように言い電話を切った。

ちゃんと買っておいてくれたようで安心した、もうすぐ時間だろうし戻るか。

 

 

ダッチに今回の仕事の金はどうすればいいか聞きたくて甲板に出たら向こうから話し掛けて来た。

「旦那見えて来たぜ、あれがこの世のごみ溜めロアナプラだ、全く嫌な所だぜ」

ダッチに言われ見ると確かにロアナプラが見えて来た、海面ギリギリまでの建物がぎっしりと島の浮んでいるように見える。

「あれがロアナプラ……面白そうじゃないか、それはともかくダッチ今回の金だが幾らだ?」

「海賊を追い払ってくれたからタダと言いたいところだが商売なんでな、一人800ドル三人で2400ドルぐらいだな、まぁ旦那なら簡単に払えるんだろうがな」

相場よりは割高な気はするがその分早く安全なルートだったから良しとしよう。

「分かった、金は払う向こうでいいか?」

「あぁいいぜ、流石旦那金に糸目はつけんな」

何を言うと思ったら、そんな事か。

「金はある、欲しいのは確実性なんだよ分かるだろ、ダッチ?」

「フハッハッハ!旦那を殺して金を取れるのはこの世に何人いるんだろうな?少なくとも見た目は人間じゃねぇな!」

ダッチは顔が広く安心出来る、逆にダッチは何処に行っても知られているので情報が出てくる、俺に何かして逃げるなら直ぐに足が付きバレる、ダッチは冗談がきく奴で楽しい。

 

 

 

「〜〜♪〜〜〜〜♪〜♪」

ダッチと話を終わり船の中に戻ろうとすると歌が聞こえて来た、高い声からして子供のヘンゼルかグレーテルだ、少し見て行くか。

甲板の先船首の辺りにグレーテルが立ち歌を歌っていた、ヘンゼルは近くに目をつぶりながら歌を聴いて居た。

歌は何語かは分からない、言語が分かると言っても俺は言葉と意味が違うが分かるという面倒くさい頭の構造をしているためニュアンスからドイツかロシアの方と分かった。

 

パチパチパチ

歌が終わるのを聞いて待ち手を叩きながら出て行くと二人も気が付いた。

「上手いもんじゃないか、やはりグレーテルは声が綺麗だな」

「そう?嬉しいわ、あそこにいてよかったと思うのはお父様が来てくれたこととこの歌を覚えた事ぐらいだもの」

よくもまぁあんな環境でこんな歌を覚えたもんだ。

「それにしても嬉しい事を言ってくれるじゃないか」

「父様、僕だって歌!歌えるよ!」

ヘンゼルも歌えるのか。

「じゃあお前は何が歌えるんだ?」

「一個しか知らないけど有名な曲で『歓喜の歌』だよ、知ってる?」

知ってるも何も知らない奴いるのか?

「勿論、本当に歌えるのか?」

何時もの感じからヘンゼルは音痴だと思うのだが、そうでもないのか?

「お兄様それはもう少し練習してからにしましょう」

ヘンゼルが諭すように言う。

「う、うん でも父様今!歌わないだけだからね、本当は全米が泣くぐらい上手いんだから!」

「そうか、じゃあその美声を聞かせてもらえるまで待ってるよ」

歌えないならそう言えばいいのに、グレーテルが止めるほどとは逆に気になるな。

少し三人で話しているとダッチが声を掛けてきた。

「おーい旦那!そろそろ港に入るぞ」

確かに前には港らしき船着き場がある神がいう面白い事、楽しみじゃないか。




そう言えば双子編のEDは特別ですよね、あれ私すきです。


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武器を決めよう

最近書く時間が無くて困っております、ですが定期的に書きつずけて行きたいです。


「またのご利用お待ちしておりまぜ、旦那」

セールストークでダッチが言ってくる。

「出来ればお世話になりたくないな、俺から少し渡したい物があるんだ」

俺は懐から例の紙をだす。

「ん?これは名刺か?」

「そうだ、前に言っていただろう拠点を移すって、新しい拠点の場所と俺の番号だ」

これはリコに頼んで作って貰っていた物だ、俺もついさっき初めて見た。

「『相談から戦争までお任せ完全解決イーグル相談所』だとけったいな名前だな、一仕事いくらぐらいなんだ?」

「それは俺の気まぐれだこれまでも始めに金は要求しない、俺の所に来る話なんて初めっから裏があんだよそして次々厄介事が重なる、仕事は仕事量に見合っただけ貰うようにしてある」

「ほー、面白い計算方法だなだがな金は人を揺らすけどそれで揉め事は?」

ダッチが言いたい事は分かる。

「勿論あるさ、基本は相手が出す金を貰うが俺も聖人君子じゃない金をもっと出せとも言うさ、突きつけるのは請求書ではなく銃だがな」

「おっねぇな、俺のところでは頼むのは控えとくぜ」

「基本的に俺は客選ばんいつでも電話してもいくぞ、その証拠がその名刺だ」

あんまり人に配っても行くのは俺だけ今では三人になったがそれでも数人だあまり来られても困る。

 

 

 

話が終わり今回の金も渡した、俺は一回新しい家に行く一方ダッチはこれからレヴィとまたひと仕事してくるらしい。

「これは一応貰っておくぜ、万が一に備えとくことにする、旦那たちもたっしゃでな!」

「ダッチもな、くれぐれもつまんねぇ所で死ぬなよ」

「あったり前よぉ、俺が死ぬときゃ女神様の腹の上がいいぜ」

なんとも男らしい最後だろうな。

ダッチはサングラスを整えながら船に戻り地平線に消えて行った。

「二人とも俺たちも行こうとするか」

「「うん!」」

新しい拠点間取りはどんなのかだけが心配だな、あいつ曰くまともなところを選んだらしいが。

 

 

 

港から30分ほどでこちらで用意した車に乗り家についた、一言で言えば間取りや日当たりはよくとても快適なところではあった少し林の中では有るが、だが逆にうまくでき過ぎていて怖いぐらいには快適そうだった。

それはともかくこの二人に仕事をさせるに当たって武器を与える事を忘れていた、また港に戻るのかまぁいい一生一緒に働く事になるだろうしな。

「ヘンゼル、グレーテルいるか?」

ヘンゼルとグレーテルは今家の探検中だが呼び戻そう。

呼ぶと二人は二十秒もせず戻ってきた。

「何、お父様?」

「すまないが二人に選んで欲しいものが有った、港に戻るがこれは二人自身にえらんで欲しいついて来てくれ」

「分かったわお父様」「うん、父様」

 

 

 

また車を走らせ港に着いた、武器庫の番号や位置は鍵に書かれているので鍵を頼りに武器庫を探す。

これと言った苦労もなく武器庫の場所が分かり中に入る。あんまり開けてなかったせいかサビが擦れる音が聞こえる。

「ようこそ俺のコレクション倉庫に」

俺が電気のスイッチを入れ巫山戯た調子で言うと二人は目を輝かせながら綺麗に置かれる銃器の数々に魅入る。

奥の部屋も有るが魅せる必要は無いし見せようとも思わない。

「ヘンゼル グレーテルこれから選ぶのは下手をしたら一生使うかもしれないし自分の命とも深く関わって来るだろう、よーく考えて選んで欲しい」

少し説教口調だが本当の事だ、俺は師匠達にほぼ全てと言っていいほどの武器の特性と取り扱いを叩き込まれたので今でこそ使えるが初めの頃なんぞひどかった物だ。だからこそ初めの一つは大事に選んで欲しい。

「うん!分かったボク気に入るの探してくるっ!」「待って兄様走ったら危ないわ」

この風景はよく見る、本当に仲のいい双子だ。

俺自体あまり入らないせいか新鮮に感じる、だが思い出のある武器も多くグリップに文字が刻まれているAK47はこっちの世界で傭兵として紛争地で戦っていた頃上司に「お前は何処か危なっかしい」と言われその上司に使っていたAKにお守りとして刻まれた俺は読めない文字だ、あの人は今何をしているんだろうなまだ死んで無いといいのだがな、如何せん戦場にいる人の寿命は総じて短いものだ。

そんな昔の思い出を思いかえしているとヘンゼルが帰ってきた。

「ん、もう決まったのか?」

「ううん、違うんだなんか銃より……こう刃物の方が自分にはイイかなーって」

ヘンゼル、また難しいところから始めたがるな、いや本能で自分には刃物がいいと思ったのか前見た時から2人は勘が鋭かった、ここは何も言わない方がいいのかもな。

「そうか よしじゃあこっちに来い、ヘンゼル好みがあるかもしれん」

先ほど二人を連れてきたのは銃器のコーナー、この武器庫には幾つかのジャンルに分けられているはずだ、その中に刀や剣、ナイフ、トマホーク、アックスなど様々な種類の物が集められているコーナーがあるはずだ、そこに連れて行こう。

少し歩き右に曲がると大きめのロッカーの様な物があるたしかその中に入れていた筈だ。

「この中にも欲しいのが無かったらまた言え、もっとディープな刃物系のところがある」

今言ったコーナーだが本当に意味が分からん物が多い、チェーンソー、丸ノコ、糸ノコ、鉈、斬馬刀、肉切り包丁、カミソリ、鉋、エイリアンの爪ナイフなどもう色々とカオスなコーナーがある、出来れば使って欲しくは無いものばかりだ。

「あ、居ましたわお父様、私これがいいわ」

グレーテルがそう言い持って来たのは黒光りしていかにも銃と言う形をしたミニミ軽機関銃だった。

「また凄いのを見つけてきたな、重さは大丈夫か?」

ミニミ軽機関銃は無装填で約7kg200発装填で約10kgまだ体の出来ていないグレーテルで使えるかが心配でも有る。

「多分大丈夫だわ、バイポッドも付けるしもしもの時はお兄様に手伝って貰うから」

「そうかヘンゼルは自ずと軽そうな装備だし良さそうだな」

「父様ーこれ使ってもいい?」

後ろから声をかけられた、ヘンゼルはナイフを持っていたが種類が多いスローイングナイフが四本マチェット一本ボウイナイフ二本タクティカルトマホーク二本そしてスペツナズナイフを一本だった。

「投擲用のナイフとトマホークと近距離の戦闘用ナイフかバランスはいいが小型でもいい銃は一丁は持っておけよ」

「りょーかい父様、それでこのナイフを仕舞いたいんだけど良い物ない?」

確かにこの数にもなると仕舞う所を考えるな、よし準備しよう。

「多分あるさ、グレーテルも来いその銃は重いから身体に固定出来るようベルトなんかを探そう」

二人の装備を探すべくまた移動する。

 

 

 

このコーナーは武器ではなく補助する物のコーナーだナイフや銃のマガジン グレネードや医療キットを入れるベルトの様な物ポーチの様な物とかが多くある。

この中から2人の合う物を探さなければいけないな。

「と言うかヘンゼルはともかくグレネードは銃をどう携帯するつもり何だ?」

グレーテルの銃はとにかく重い、ずっと手で持っていては戦う前に疲れて仕舞う。

「そうお父様が言うと思って考えていたの、手で持つとどうしても疲れて仕舞うからキャリーバッグに入れようと思うの、この銃は使い時を選ぶと思うからその時出せばいいと思うの」

ふむふむ、キャリーバッグに入れて持ち歩き基本はサブマシンガンなどで戦い此処ぞと言う時に出す、とてもいいと思う。

「俺もそれでいいと思うぞ、だが腰うちでは難しいだろう身体全体で支える事の出来る様にこれを中に着ておけ」

俺が棚から出したのは上下で着て使う物で身体の周りをぐるっと回るようにしていて重さが一点に掛からない様にされている物でここにベルトなどでミニミを固定すれば大分楽だろう。

「ヘンゼルはスローイングナイフをコートの中にマチェットを背中にボウイナイフは胸の左右に入れてタクティカルトマホークは太腿に切り札のスペツナズナイフは腰の裏にでも付けておけ、出来るだけコートで隠して凹凸が出来ない様に工夫しろよ見える武器よりも何処にあるか分からない武器の方が戦場以外では役に立つ事が多いからな」

 

俺が熱心に教えると二人友真剣に考えて偽装していた、その後2人の小型の銃を選んだグレーテルはFMG9ヘンゼルがMP5Kを二丁ずつ使う事になった、二人とも二丁を背中に隠すらしい、二人一緒に背中から二丁出すのはカッコよさそうとの事である、ちなみにグレーテルは隠す為に更に上に着るらしい、一回ポンチョの様な物を着ているのをみていて赤ずきんに見えたのはしょうがない二人とも服装は真っ黒だが。

二人とも工夫するのは長くなりそうなのでその間あの奥の部屋に行って時間でも潰すか。




CODMW3やった事のある人なら皆大好きFMG9(デュアル)レートよし弾数よしクロスファイアよしの三拍子揃った強い銃えっ?サブ武器だって あぁ 背中に担いだAKのことですか?(嘘ですwAKかなり好きでした)FMG9で始めて戦術爆撃出せました、アキンボと言われる由来は知りませんが思い出ある武器ですね、その代わりMP5Kは見た目が好きでAVAで使っていました友達には「それ使うならデスモかバハム使え」と良く言われました、だってカッコイイじゃないか!
それとヘンゼルのナイフなどですがタクティカルトマホークとか画像で見るとカッコイイですよねでもCODMW3での投げナイフが足の裏に当たって死ぬのは笑いまいした、ちなみにトマホークは元は日用品らしいですねこれもあまり知りませんが。


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二人に銃の訓練をさせよう

長らく間が空きましてとてもすみません、今日からちょくちょく投稿を再開して行こうと思います。
私はケツを叩かれないと頑張らない駄馬の様な奴なので意見を貰えると頑張りが増します。そのくせ心はそんな強くないので優しくお願いします。
なお作者は銃の知識などは浅いので少しは目をつむって下さい。


二人はまだ武器について考えている、俺は暇なこの時間すこし時間を潰すとしようか、久しぶりにあの部屋に行くか。

 

 

 

倉庫の長い通路を通り奥に行く、おくには俺の背丈の二倍ほどの黒い扉が両開きにある、俺しか持っていない鍵で開ける。

中は暗く何も見えない、もちろん電気は付くのでスイッチを入れると電気が付いて明るくなる この部屋は直径8mほどで丸く成っている、その周りの壁は全て棚の様なもので中にはこれまで狩ってきた生き物の頭蓋骨が中に入っている。

入って向かいのは一番大きな所には昔戦い勝ったプレデリアンの頭蓋骨が入っている、今にも動きだしそうな顔は俺を殺す殺意でこちらを見ている。

そうだこの部屋は一人前と認められたプレデターが船や拠点に持つこれまで狩ってきたもの 自分が認めた同じプレデターなどの特に頭蓋骨が置かれている部屋だ、その中には勿論人の頭蓋骨もある。

実を言うと他の世界、特にこれまで行ってきた世界の物を別の世界に持って行くのは神から禁止されている、銃や知識 記憶などは大丈夫だが物質などは世界のバランスなどが崩れてしまうらしい、だが俺もプレデターの一員 師匠などの力添えでこの部屋や一部の物はOKを貰ったのだ。

 

この中に有るのは本当に狩っていて戦っていて楽しかった奴らばかりだった、中には少し話すような奴も居たが二人の意見を交わすうちにやはり戦い倒した者の身体の一部もある、此処とは別に中の良かった者の墓もある此処はあくまで一種のコレクション用の部屋だしな。

少し耽ってしまったな2人の所に戻るか、此処にこの世界で入る奴はいるのか楽しみだせめて二 三人は入れようかな、フフフ心が踊るなそのためには綺麗に殺さなければなコレクションは美しい方が飾っていて見ていて楽しいもんだ。

俺はそう思いプレデリアンの綺麗な頭を撫でる。

「そんなに俺を殺したいのかそれは生きてるうちにすれば良かったな」

誰に?と思う言葉がが口から出てしまう。

プレデリアンはこちらを睨んでいる様にみえる、俺がそう思ってるだけかもしれないがこいつはきっとそう思っている、そう言う光の無いぽっかりとした目をしているから。

 

 

 

「二人ともすまない俺も少し探し物をしていてな2人は装備出来たか?」

声を掛けると二人は相談を辞めてこちらを見る。

「一応はね、でも少し改善点が有ってね予想以上にボクの装備が重いんだよね」

まぁ何か分かっていたが、やはりまだ子供俺とは違うよな。

「そうか、なら基本装備と仕事によって使う武器を変えればいい、極秘や潜入の時はコンパクトで持ち運びや色が落ち着いたのを使えばいいさ」

「うん、そうだねそうするよ!」

ヘンゼルはまた作業に取り掛かろうとするが時間がもう遅い。

「グレーテルのは銃自体を弄らなきゃな、俺もある程度銃に詳しいがそこまで弄るとなると厳しいかもな、いい店を知っているからそこに頼むのもいいかもな」

「やっぱり そうなります?お父様はなんでも知ってのね 頼もしいけど私は出来るだけ自分でしたいのですわ」

グレーテルは自分で銃を弄りたいのか?まぁ自分の命を託すものだしな、この中で一人ぐらい銃に強い者がいるとチームとして隊として安定する、少しずつ覚えて行き俺たちにも教えれるぐらいには成って貰いたいな。

「そうか、うん それもまたいいだろう手段は考えておくよ」

二人の装備はこんな感じでいいだろう、後は手榴弾や閃光手榴弾 防弾装備なども着せようかな、服を改造するのもいいな久しぶりにエイリアンのポイントを使うのもこいつらの事を考えれば必要経費だな。

 

 

 

二人の装備と言うか武器が決まったので倉庫を出ることにした。

車に二人を乗せて走らせる、二人ははしゃいで疲れたの車に乗ったらすぐ寝てしまった。

「二人はこれで良かったのだろうか」

二人はこれからは意図的に銃を持ち誰かを殺すだろう、それは俺が命じれば二人はすだろう、いやしてしまうだろう。

俺は最近この事ばかり考えている、二人は人を殺した事は有るとは言え強制的にだ、人は責任を背負いたくはない生き物だ、人のせいにすれば自分は悪くない しょうがなかったと思える、大人でも人を殺したり人の死を目の前にするとPTSDなどの精神病に掛かるぐらいなのに子供ではそれは計り知れない重みになるだろうか、しかしもう案の定二人は経験をしてしまっている。

ふと後ろを振り返り二人を見てみる。

「……俺はこんなに心配性だったか?ただの二人の子供じゃないか」

ヘンゼルはグレーテルにグレーテルはヘンゼルに寄り掛かり寝ている。

後ろの二人はただ眠りこけている子供にしか見えない。

車の速度を落として手だけで二人の頭を撫でるサラサラの髪が指の間を抜けて行く。

少し撫でてたら二人が起きそうになってきたので辞める事にする。

車の速度を上げて家に早く戻ることにする、ずっとこんな二人の顔を見てるとこっちが眠くなってきてしまいそうだからな。

 

 

 

家についたので二人を抱き抱え運ぶまだ家具の方が全て揃って無いので俺の大きなベットに運び銃を外し外着を脱がす。

二人は似ている薄いシャツだが今の季節は暑いから風邪の心配もないし大丈夫だろう。

服は洗う為に洗濯機に入れておく、こっちに来る前に買っておいた服があるから少しの間は余裕があるな。

俺も慣れない環境で疲れたので寝ようとベットに近づくと二人は別々になってベットの両端に行ってしまっていた、俺も疲れているので二人の間に入り寝る事にする、二人が落ちそうだったので少し此方に引き寄せるとそのまま抱き付いてしまった まぁ いい二人のサラサラの髪の毛が気持ちいいしなでも……少し暑いな。

 

 

 

朝になり太陽の光がカーテンの隙間から入ったのが体に当たり目を覚ました、二人はまだ寝ている様なので起こさないよう昨日のままの二人を引き剥がす。

俺は一人 下に行き朝の料理を作ろうと思っていたからだ。

朝は軽いものがいいだろうとパンとクラムチャウダー サラダ ベーコンエッグという普通の物というか作ったと言える代物では無いが を作ったので二人を呼ぶことにする。

二人は眠そうな声で反応すると二分ほどして降りてきた。

「ごめんね父様、ボク達寝てた?」「昨日はよく眠れたわ」

二人は跳ねている髪の毛を整えながら言う、特に髪の毛が長いグレーテルは前買ってやった櫛で髪を梳かしている。

「そうだが気にする事は無い、二人とも簡単だが飯を作っておいた嫌いなものが有ったら言ってくれ」そんな事で怒る俺ではない。

因みに俺は殆どの食べ物は食べれる、好き嫌いが有っては食べ物のない時そんな悠長な事を言ってられない。

俺たちにとっては無視も大事なタンパク質だ色が地味な虫は大体食べれるが中には例外が有るので知識も必要に成ってくる、まぁ俺たちの狩は一方的に成るので殆どその様な事にはならない。

ヘンゼルとグレーテルは好き嫌いは無いらしい、らしいとはこれまで碌な食べ物を食べて来てなかったので知らない食べ物や料理が殆どだかららしい、これからは毎晩違う食べ物を食べさせてやろうじゃないか。

「今日は簡単な物だがな、しっかり手を加えればもっと美味い物が出来るんだがな、俺は料理に疎い 食べる方が好きなんでな」

「ではいつも簡単な物しかお父様は食べなかったのですか?」

師匠曰く生き物として居る生物は食に楽しみを覚える、その食という楽しみが無くなると生き物は身体的にも精神的にも弱くなるらしく最低限の基本は教え込まれた、そうは言っても所詮は男の作る醤油と胡椒の味付けより周りの部下らが作ってくれてた物の方が美味かった。

「いやな、いつも部下が作ってくれててな俺が作るよりも美味くてな、俺はついそいつらに頼って殆ど作らなかったな」

「そうなんですの?いつかその方達ともお会いしたいですわ」

「ねぇ父様その人達はどんな人達だったの?」

「……懐かしい、昔から一緒だった良い部下達だよ、機会が有ったら会うのもいいかもしれんな」

そのあとは色々な事を話した、今後の事ラグーン商会との関わり方、自分たちの商売についての大まかな事を話し食事を終えた。

 

 

 

「突然だが二人には武器を使いこなせるよう練習してもらう」

当たり前の事だが二人は銃器にあまり詳しくない、人を殺すのをやってたらしいがそれはビデオで流すため時間を掛けて殺すのが一般的、銃だと速すぎて売り物に成らないので銃の練習をさせようと思って居たのだ。

「二人とも使いたい武器が有るだろうが先ずはサブウェポンの練習だ、素早く取り出せ」

二人とも急な要求にびっくりしながらも武器を取り出した。

「遅い、それでは遅すぎる それはオマケの武器じゃないぞメインが使えない時の自分の命を守り的を殺す武器だ、背中に隠し相手に勘付かれない様にするのは良いと思うだが如何せん練度が低い、銃云々の前に銃を早く取り出す訓練 工夫をしておけ」

ヘンゼル グレーテルともに少しションボリしてしまった。

「これは本当に大事なことだ、しっかり練習してくれ 銃が取り出せなくて死んじゃいました、なんて俺は許さんからな」

「はい!」「わかりましたわ」

それなら良い、二人共黙々と練習し出した。

俺も負けては居られない練習するか……

 

 

 

これから使う武器を考え色々な武器を持ってきた、サブマシンガン、アサルトライフル、スナイパーライフル、軽機関銃、ハンドガン……銃で代表するのはこんなものだろうかどれも良いがヘンゼルとグレーテルが軽機関銃と近接系なのでイマイチな印象だスナイパーライフルではもしもの時や咄嗟の援護に支障をきたしそうで使いたくない、そこで考えたのがショットガンだ、ショットガンと聞くと散弾銃などを真っ先に考えるが案外ショットガンとは汎用性が高い、勿論散弾を使えば一体多数の戦いが有利になるしショットガンの雷の様な発砲音は相手に恐怖感を与え怯えさせることも出来る。

他にもスラグ弾やフレシェット弾は貫通性が高く半端な壁や板なら貫通できる、他にもスモークやフラグ弾と一体グレネードに似た種類の物まで打てる優れものだ。

だが唯一の弱点とも言っても過言ではないのが速射力だろう、ようは連続して何十発も打てないのだ、ショットガンはその汎用性と威力の代償として薬莢がデカイ、それはマガジンを圧迫するのと同義で弾が少なく成ってしまっている。

そうならばAA-12など使えばいいのだがあれは少し苦手だった、その理由がよく弾詰まりを起こすのだ、ただでさえ大きい薬莢を排出しながらの連続射撃を可能にした代償とも言える、だから俺は信頼がありやりようによっては幾らでも速射できる古き良きイサカM37を使って行こうと思う、ソードオフにはして無い理由としてはこの形のままが好きだからだ、勿論俺が使うのは色々な改造が施されているため普通のイサカと違うと言うかイサカの形をした全く違う銃とも言えるほど改造している、色は黒と所々にグレーの暗い色を基調にしている、材質は木のようだが詳細は分からない。

久しぶりに引っ張りだしたので所々にホコリが被っていたので軽くメンテナンスをしてから持ってきた。

 

「うん、やはり良い銃だ問題も見当たらない」

様々な種類が整理されながら入った弾薬箱と弾薬箱を置く折りたたみ式の机を持って行くことにし射撃の練習は家の裏ですることにした、裏は森で近くに家もない迷惑にはならんだろ。

 

ガシャッカチャカチャ……

ポンプを動かし引っ掛からないか確かめ弾を込める弾は全部で8発、正確には7発なのだがアクションを起こすと弾が送り込まれ一発分余裕ができるのでそこに弾を込めると全部で8発に成ると言うことだ、今日確かめるのはスラムファイアと呼ばれる速射技術の一つで要はトリガーを引いたままポンプアクションをするとアクションの速さの分だけ速射出来る初心者や筋力的に未熟な者がやると大変危険な行為だがこれはこれで使い時を考えればとても心強い技術なので教えられた。

よし、いっちょやってみるか。

 

ドンッドドドドドドドンッ

うち終わると手には心地よい反動で手にまだ感触が残っている、正直使い辛いのでよっぽどの事では使わないだろうが銃を扱うスキルは高い方がいい、そう言えば昔師匠達に聞かされたのではレートはイコールで相手の命を奪う速さと言っていた、そのせいか私達プレデターと呼ばれる者らは皆一様にレートが低く当てるのが難しかったり明らかにオーバーキルの武器を使う、それも狩の醍醐味らしいが今は子守の必要がある可愛い犬が手元に居るので育つまではそんな事はしない。

「私達も練習していいですか?」

グレーテルは了承が取れて嬉しいのか笑顔で準備をし始めヘンゼルの方は待ちきれなかったのかもう銃の準備をしていた、思い出に耽っていたらグレーテルからそんな催促を受けてしまった。

「ああ、もちろんいいとも」

俺は横にずれ、危なっかしく銃を使う二人に簡単なレクチャーをしてたら今日が終わった。




要望等ありましたらどんどん言ってください、私の薄っぺらい表現でできる限りのことはしたいと思っています。これまでにメイド服などの意見を貰い入れさせて頂きました、まあ私がメイド服大好きなのもも有りますがね。


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