伝説の緋髪の剣士 (皇輝)
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プロローグ&主人公紹介

冥界でまだ、悪魔・天使・堕天使が古の大戦を繰り広げていたころ、ある一人の男が各勢力から畏れられていた。

 

 

その男は、緋い髪を腰くらいまで伸ばし、緋を基調とした和服を少し着崩しながら着ており、その上から藍色の羽織を着ていて後姿だけでは女性と間違われてしまいそうな身体つきをしているが正真正銘男である。

 

 

だが、その男は、そんな華奢に思える体には似合わなく二振りの日本刀を持っていた。

そんな男がなぜ各勢力から畏れられているのかというとそれは、なぜか次々と戦争の継続に賛成していたやつらが幾度もなく持っている腰の刀で切り殺されているからだ。

 

 

そんな彼のやったことが功を奏したのか徐々に戦争の継続派の力がなくなったのと、大戦中に起きた二天龍たちが冥界で暴れたことによって聖書に記されている神や魔王を始め、上級悪魔や天使、幹部以外の堕天使を殺されたことによって三竦みに大戦は、冷戦状態になった。

 

 

戦争うが行われている中各勢力から畏れられた彼は、さまさまな呼び名で呼ばれるようになった。

 

例えば、彼の余りにも早い動きが赤く光る閃光のように見えることから『緋い閃光』や戦争の継続に賛成していた奴らが次々と断罪されていく様子から『緋い断罪者』などいろいろな二つ名で呼ばれたが、彼の存在を知ってる奴らのうちの大勢は、彼の余りにも凄まじい剣技、とくに彼の繰り出す抜刀術は神速といっても過言ではないことからこう呼ばれた『抜刀斎』と。

 

 

戦争が終わった後、各勢力のトップ陣は、彼を探したがまったく見つけることは出来なかった。

 

 

彼はいったいどこに行ってしまったのだろうか?

 

 

それより彼は、何者なのか?

 

 

そんな彼を中心に物語るは、進んでいく。

 

 

 

 

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主人公の自己紹介

 

 

 

比古 清十郎《ひこ せいじゅうろう》

 

本名 緋村 辰巳(ひむら たつみ)

 

 

姿

人間時 ぬらりひょんの孫の奴良 鯉伴の人間の時の姿で髪の色が緋色

 

妖怪時 ぬらりひょんの孫の奴良 鯉伴の妖怪の時の姿で髪の色は変わらず緋色

 

 

種族 人間→妖怪ぬらりひょん

 

 

愛刀 妖刀『村正』・逆刃刀『京神』

 

 

剣技 飛天御剣流・絶剣技

 

 

経歴

平安時代から続く飛天御剣流の十四代目当主。

 

飛天御剣流の当主は代々比古 清十郎と名乗っていて本当の名は別にある。

 

幕末のころ、長州藩維新志士として京都で人斬りをしていてついた二つ名は『人斬り抜刀斎』。

 

 

妖怪になってから覚えた技名

 

明鏡止水《めいきょうしすい》…畏を発動してその圧倒的な存在感で威圧することにより、相手から自分の姿を認知されなくする。

 

鏡花水月《きょうかすいげつ》…相手の認識をずらして相手の畏を断つ技で、見えていても触ると波紋が立って消えてしまう「水面に映った月」の様に、ぬらりくらりとして本質を掴ませない、ぬらりひょんの本質を表しているとも言える技。

 

纏《まとい》…自分が信頼している相手の力を自分の技に重ねて使う技。など

 

 

 




二作目なので更新が遅れると思いますが、応援よろしくお願いします。

感想も待っています


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緋髪の剣士と銀髪の悪魔

できるだけこの連休で二作とも更新できるようにがんばります



 俺の名は、比古 清十郎 幕末の京都で『人斬り抜刀斎』として恐れられた俺だが今は、ここ冥界で流浪の旅をしている。

 

 

 なぜ俺が、旅をしているのかというとそれは、京都にいるときからこの戊辰戦争が終わったら世界を旅したいと思っていたからだ。

 

 

 といっても、世界というものは、俺が知っているものよりもはるかも大きいものだ。

 

 

 それもそのはずただの人間だった俺がなぜか冥界にとばされるし、なんとそこでは内戦をしているてそこで俺は、なぜか俺を殺そうと向かってくるやつらを腰に挿している愛刀『村正』で斬っていったらそいつらが意外と大物だったらしく(なのに人間の俺に瞬殺されるってどうなのよ)、俺は冥界でも『抜刀斎』と畏れられるようになった。

 

 

それから俺は、人間界に戻れすべを見るけるためにぬらりくらりと旅をしていると、俺はなぜかはわからないが人間をやめてしまったらしい。

 

 

人間をやめた俺は、なんと妖怪『ぬらりひょん』になったらしい、まったく人生とは何が起こるかわからないな。

 

 

 

そんな俺は、只今絶賛迷子中である。

 

 

俺はなんとか人がいるところに行こうと歩いていると、どこからか強い殺気がしたので俺はそっちのほうに行ってみた。

 

 

 

???side

 

 

私の名前は、グレイフィア・ルキフグス 代々魔王ルシファー様に仕えているルキフグス家の長女です。

 

 

今、悪魔たちは大きく分けて二つ派閥がある。

 

 

一つ目は、先の大戦亡くなられた魔王様達のご家族や魔王様に仕えていた重臣たちを中心とした前魔王派と、大戦で生き残った悪魔たちが選挙でもって選出さえた新しい魔王様を中心とした新魔王の二つがあり、その二つは今、内戦中なのです。

 

 

私は前者に所属しているのですが、このままではほかの勢力によって悪魔が殲滅されてしまうと考えたので、一刻でも早くこの戦いを終わらせるために、私がいる場所から一番近い新魔王サーゼクス・ルシファー様の根城になっている城に向おうとしていると、どこからかぎつけたか知らないけど、何十人もの中級・下級の悪魔が私を捕まえようと追ってきた。

 

 

彼らは、一人一人は敵じゃないけど数が多すぎて囲まれてしまった。

 

 

私は、この状況をどうやって乗り越えようか考えていると、

 

 

「おい。こいつかなりの上玉だな。上からは、見つけ次第殺せっていわれているけど、 どうする?」

 

 

「そうだな。…じゃあこうゆうのはどうだ。俺たちがこいつでたっぷり楽しんでから殺  すっていうのは。」

 

 

「!??!」(災厄。こんな品のないやつらに、体を汚された上で殺されるっていうの。そんなのイヤ!!)

 

 

「そうだな。俺は賛成だ。それならまずこいつの動きを止めないとなっ!」

 

 

相手が撃ってきた魔力の弾を撃ってきた。

 

 

私は、突然来た攻撃だったので判断が遅れていまい、もろに攻撃があたりそうになった。

 

 

 

私は、攻撃を受けるのを覚悟して体を縮めて目を閉じたが、何秒待っても攻撃がこなかったので目をあけてみると私の目の前には、緋色の髪に人間界、日本の和服に刀を挿した男の人がいた。

 

 

これが私グレイフィアと先の大戦で各勢力から畏れられた『抜刀斎』との出会いだった。




がんばって更新するのでこれからもよろしくお願いします


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出会いと再会

俺はさっき感じ取った殺気のもとに行ってみるとそこには、銀色の髪をした女性に何十人もの男たちか囲んでいた。

 

 

俺は、最初すぐに彼女のほうに加勢しようと思ったが、この画の状況を冷静になって確認してみて俺は加勢に行くのをやめた。

 

なぜならこの状態で優勢になっているのは、男たちではなく、女性のほうだったのだ。

 

 

彼女の力量はとても強く俺が加勢に行かなくても十分この場を切り抜けることができると判断した俺はしばらく様子を見ようと近くにある大木の上で様子を見ることにした。

 

 

だが、俺は彼女たちのことを見ているのが徐々に辛くなっていった。

 

なぜなら、彼女が徐々に不利になっていったのだ。

 

 

彼女は何時間も逃げながた戦っていらのだろう徐々に力(魔力)が弱まっていくと彼らは、彼女に向けて集中的に攻撃をして彼女の足と止めた後に、彼らは彼女のこれからのことを話していた。

 

 

その中には、とても人間なら行わないようなものも含まれていた。

 

 

それを聞いたとたん俺は、また彼女を助けてたいと思った。

 

そしてもし彼女を見捨てたとしたらそれは、御剣流の理に反することだと判断し、すぐに彼女を助けるために大木を降り、彼女と彼らの間に入ろうとしていつと彼らのうち誰かがはなった攻撃がこっちに来たので愛刀『村正』で真一文字に切り彼女の前に降り立った。

 

 

「おい。あんた大丈夫かい?」

 

 

「ええ。多少怪我はしていますが大丈夫です。それよりあなたは?」

 

 

「俺は、唯の旅人だ。名はこいつらを始末してからな」

 

 

「おい!お前何を・・・・」

 

 

彼は「何をしてやがる」ということが言えなかった。

 

 

なぜなら彼はその言葉を言いきる前に俺は、彼のことを斬ったからだ。

 

 

そして俺はほかの奴らもさっきの奴と同様次々と切り捨てた。

 

 

そして俺は彼女以外の奴らを全員切った後、彼女のほうを向いた、。

 

 

「あ~まぁ。大丈夫か、あんた?」

 

 

「っっ!!ええ。ありがとうございます。私の名前はグレイフィア・ルキフグスと申します。貴方のお名前は何でしょうか?」

 

 

「俺の名は、比古 清十郎。まあこれは、本名ではなく、俺のやっている剣術の当主に代々受け継がれている名前だがな。」

 

 

「そうですか。それとなぜ貴方は、私を助けたのですか?」

 

 

「それはな、俺があんたのことを守りたいと思ったからだ。」

 

 

「そうですか/////」

 

 

「それで。なんであんたはこんなとこに来たんだい。」

 

 

「それは、これから私は、新魔王になったサーゼクスルシファー様の居城に行こうとしているんです。」

 

 

「そうなのか。じゃあ俺も行っていいか?」

 

 

「まあ。大丈夫ですが、なぜ一緒に行こうと思ったんですか。」

 

 

「俺は、唯の旅人だ。唯行きたいとこに行くだけだ。それと」

 

 

「それと?」

 

 

「さっき言っただろ。あんたを守りたいと思ったからだ。」

 

 

「そうですか///。では行きましょう。」

 

 

「おう。」

 

 

そして俺たちは、二人で魔王の居城に向かった。

 

 

そして俺たちは一刻(2時間)ほど歩くとようやくたどり着いた。

 

 

「で、どうやって此処に入るんだ。」

 

 

「そうですね。やはり正面から入るのが一番だと思うのですが」

 

 

「でもよこっそり入ったほうが面白そうじゃないか。」

 

 

「そういわれましても、ではどうやって入るんですか?」

 

 

「そうだな。ではこんなのどうだ。」

 

 

そう言って俺は、グレイフィアを抱きかかえた。

 

 

いわゆるお姫様だっこというものだ。

 

 

「な//何をしているんですか貴方は。」

 

 

「まっ、ここは俺に任せておけ。」

 

 

そして俺は、旅をしている最中になってしまったぬらりひょんの能力の一つである『明鏡止水《めいきょうしすい》』を使って城の中に入って行った。

 

 

グレイフィアside

 

 

今私は、とても不思議な感覚になっていた。

 

なぜなら、私たち二人は、城の中の人たちにまったくきずかれていないのです。

 

 

私は、なぜこのようなことになっているのかが気になったので

 

 

 

「なぜみなさん、私たちのことをきずかないのでしょうか?」

 

 

「ああ。それは俺の能力だ。」

 

 

「能力?」

 

 

「そう能力。俺はもともと人間だったが此処冥界に来てから旅をしているうちに体が妖怪になってしまったんだ。この能力はその妖怪『ぬらりひょん」のものだ。」

 

 

「そうなのですか。それと清十郎さまそろそろ魔王様がいる部屋に着くころだと思います。」

 

 

清十郎side

 

 

「そうかい。ではそろそろ能力をとくぞ。」

 

 

そして俺は明鏡止水を解除し、グレイフィアを下ろしてから前方にあるとても豪華な扉の前に来た。

 

 

「ではそろそろ行こうかグレイフィア。」

 

 

「はい。」

 

 

そして俺が都議らを開けてみると、そこには紅の髪をした俺と同い年くらいの男性がいた。(ちなみに清十郎は今は28歳であるだが見た目は20歳くらい)

 

 

「やあ、君たちはいったい誰なんだい?客人が来るような報告はもらっていないけれど。」

 

 

魔王は、あくまでも冷静にふるまっている。

 

 

するとグレイフィアが彼の質問に答えるように

 

 

「初めて会いいたします。私はグレイフィア・ルキフグスと申します。」

 

 

 

「そうかい。貴方はルキブルス家のご令嬢かな?いったいなぜこんなところに?」

 

 

 

「それは。貴方にお話ししたいことがあって伺いました。」

 

 

「そうかいではこちらに。後ろにいるあなたもどうぞ。」

 

 

そう言って魔王は、俺も一緒に俺も一緒に奥にある対話ができるような長机と椅子があった。

 

 

魔王とグレイフィアは席に着くとすぐになんだかよくわからない話をし始めた。

 

 

おそらく、今後の悪魔の世界のことについてだろう。

 

 

(まっ。俺には関係ないことだけど)と思いながら二人の会話が終わるのを待っていると、この部屋になんだか懐かしい気配がしていた。

 

 

 

(この気配どこかで)

 

 

そんな事を思っているとさっきおれたちが入った扉から西洋の服をした

 

 

新撰組一番隊組長、沖田総司であった。

 

 

幕末が終わって10年、冥界で二人の志士が再会した。

 




どうも皇輝です今回がとても眠たくなりなりながたかいたので誤字脱字があると思いますがどうかご良書ください

これからもコツコツが頑張ります


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再会と死闘

俺は今入ってきた男を見てからずっと考えていた。

 

 

なぜなら、俺は彼とどこかで会ったことがあるようなきがするからだ。

 

 

俺が、そんなことを考えている中、彼は俺の後ろを通りすぎサーゼクスのところに行き何かの書類を渡していた。

 

 

そして彼は書類を渡すと今度は俺の後ろを通り過ぎるのではなく俺の隣に立った。

 

 

「なんかようか?」

 

 

「ええ。貴方が少し私の知っている人と似ているので、少しお付き合いいただいてもいいでしょうか?」

 

 

「ああ。いいぞ。俺もお前のことが少々気になっていてな。」

 

 

「そうですか。では、サーゼクス様少しこの人を借りますね。」

 

 

「わかった。でもあまり派手に暴れないでくれ。この城が壊れてしまっては、困るからね。」

 

                 ・・・

「わかりました。では行きましょうか抜刀斎。」

 

 

「!!! ああ。わかった。じゃあなグレイフィア。また後でな。」

 

 

「わかりました。そちらもお気をつけて。」

 

 

そして俺は彼についていき部屋を出た。

 

 

しばらく付いていくと城の中にある道場のような場所に着いた。

 

 

「さて。俺に何の用だ沖田総司。」

 

 

「へぇ。やはり覚えていただけていましたか。抜刀斎。」

 

 

「抜刀斎って俺はもう幕末、京都にいた人斬り抜刀斎は、もうやめたよ。」

 

 

「はて?知らないのですか。貴方は此処冥界でも多くの者たちをその刀で切っていますよね。」

 

 

「ああ。自己の防衛と御剣流の理に従っただけだがな。」

 

 

「それによって貴方はいろいろな二つ名で呼ばれています。貴方のことを冥界にいる多くの者たちは貴方を『抜刀斎』と呼んでいるのですよ。」

 

 

「マジで!?」

 

 

「マジです。」

 

 

「そうか。でももう俺は人斬り家業は終わったんだ。今の俺は比古 清十郎だ。といっても、この名は御剣流の継承者が名乗っている名で、本当の名は別にあるんだがな。」

 

 

「そうですか。では、これからは比古さんと呼ぶことにします。」

 

 

「で、こんなところに呼んでおいてこんな話をするために呼んだのか。」

 

 

「いえ、此処に呼んだのは、貴方にあったので、幕末の決着をつけたいと思いまして。」

 

 

「そうか。じゃあ早速やるか。」

 

  

「「死闘を!」」

 

 

そうして俺たちは間合いを取りそれぞれ持っている愛刀に手をかけた。

 

 

そしてしばらく二人は、しばらくにらみ合うと近くで何か物が落ちる音がした瞬間二人は鞘から刀を抜刀した。

 

 

そしてふたりは斬りあった。

 

 

そして俺は沖田が真一文字に切りかかった瞬間俺は高く跳びあがり御剣流で最も初歩の技を出した。

 

 

「龍槌閃≪りゅうついせん≫!」

 

 

「ぐふっ」

 

 

沖田は俺の龍槌閃を受けきると彼も新撰組時代から使っている刺突≪つき≫を出した。

 

 

「比古さん。なかなかやりますね。では僕も!。」

 

 

「三段突き!」

 

 

俺は牙突をかわすと沖田はそのまま横薙ぎをしてきた。

 

 

カッキン!

 

 

「お前もなかなかやるな。お前確か結核で余り動けなかったはずだが、もういいのかい?」

 

 

「ええ。僕は本当は死んでいるはずなんですが。何とか生きるためにいろいろなことをしていったら、体に無数の妖怪が体内に住み着いてしまって、体が妖怪の巣になってしまったんです。」

 

 

「そうか。それで人間ではなくなってしまって、悪魔になったと。ということか。」

 

 

「正解です。それよりなぜ貴方は人間ではないのでしょうか?」

 

 

「それは、なぜか俺は此処冥界に来てしまって、そこから大体10年旅をしていると人間の体では耐えられなかったらしく、体が妖怪になってしまったんだ。」

 

 

「そうなんですか。で、比古さんはどんな妖怪になったんですか?」

 

 

「それはな・・・教えないよ!」

 

 

俺はそういうと、沖田に向かって切りかかり改めて死闘を再会した。

 

 

そして俺たちはなんやかんやで一時間以上殺し合いをし続けた。

 

 

グレイフィアside

 

 

私は今後のことを魔王サーゼクス様と話した後、いつになっても帰ってこない清十郎さまの様子を見に行こうと城の中にある武術道場のようなとこに来ました。

 

 

私たちは中を見て、体中に鳥肌が立ちました。

 

 

なぜならそこには、体中刀傷を負って血まみれになって入る二人がいました。

 

 

たけど二人は戦いを続けていました。

 

 

その戦いぶりは、とても怪我を負っている人たちの戦いだと思えないぐらい早く戦っていました。

 

 

私はその戦いを唯静かに見守っていると隣にいるサーゼクス様が

 

 

「そろそろやめておいたほうがいい。二人とも。」

 

 

清十郎side

 

 

俺たちは、一時間ほど斬りあいボロボロになっている時、サーゼクス達が扉の前にいた。

 

そしてサーゼクスは俺たちにもうやめたほうがいいと言ってきたので俺は沖田に対して次の一撃を最後にしようと提案した。

 

 

「だとよ沖田。じゃあこれが最後だ。」

 

 

「ええ。僕も貴方も次が限界でしょうから。」

 

 

そして俺たちは、刀を鞘に戻し抜刀術の構えをする。

 

 

「沖田。お前には御剣流の奥義を見せてやろう。」

 

 

「それは楽しみです。では、僕も奥義を出しましょう。」

 

 

そして俺たちは、すり足でそれぞれの間合いまで近ずいた瞬間、二人は消えた。

 

 

キーン!

 

 

そして消えた二人の姿が現れると、二人の刀がそれぞれ根元から折れていた。

 

 

「ありゃまあ。これじゃこれ以上戦えないな。今回はこのくらいにしようぜ沖田。」

 

 

「ええ。これ以上は正直体がついていきそうありませんし、それに、僕は御剣流の奥義が見れただけで満足です。なんという技なんですか?

 

 

「これは、天翔龍閃≪あまかけるりゅうのひらめき≫だ。この技を見せたのは、先代を含めて3人目だ。」

 

 

「天翔龍閃≪あまかけるりゅうのひらめき≫なるほど確かに興味深いものです。また手合わせいただいてよろしいでsy「バタン」

 

 

 

沖田はさすがに限界が来ていたのか倒れてしまった。

 

 

そして俺も限界に達していたらしく意識がとうのいて行った。




眠たくなりながらも一生懸命書きました


誤字・脱字は今後見つけたら少しづつ直していきます


今後も応援よろしくお願いします


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死闘後の一時と新たな旅路

清十郎side

 

 

俺が目をさましてみるとそこは、さっきまで沖田と闘っていた場所ではなく、壁一面白く塗られている部屋にいた。

 

 

俺は此処がどこか探ろうと起き上がるために上半身を起してみると、体中に激痛が走った。

 

 

それと同時になぜこんな場所にいるのかを思い出した。

 

 

(そうだ。俺は沖田と闘っていて最後に抜刀術をお互いに撃ちあって、沖田型が倒れたことを確認した後俺も倒れたんだったな。)

 

 

そんなことを考えていると、部屋の扉が開いた。

 

 

「やっと起きられたのですね。清十郎さま。」

 

 

「ああ、グレイフィアか。いまさっきおきたところだ。そんなことよりお前何をしているんだ?」

 

 

「何をと言われましても、見ての通り貴方の看病です。」

 

 

「そうか。ありかとな。ところで俺はどのぐらい眠っていたんだ?」

 

 

「そうですね。まる二日ずっと眠っていましたよ。先ほど貴方と闘った沖田さまも目が覚めたそうです。」

 

 

「そうか。なら、ちょっくらあいつのところに行くか。酒がないのが少し残念だが。」

 

 

「何を言っているのですか!貴方は、けが人なんですよ。それなのにもう動くんですか?怪我の傷が開いてもいいんですか?しかもお酒なんて!許しません!もう少し体を休めてください。」

 

 

「そんなこと言うなよ、グレイフィア。あいつとは立場か違って何度か殺しあったが、此処はもう俺たちがいた場所じゃないんだ。傷がいえるまで、そんなに派手には動かないよ。そんなに心配ならお前もついてくるかい?」

 

 

「ええ。では、そうさせていただきます。」

 

 

「そうか。」

 

 

俺は、グレイフィアの返事を聞きながら起き上り、御剣流継承者の後継者の証である白マンと羽織り愛刀である『村正』を探した。

 

だが、どこにもなかった。

 

 

「なぁグレイフィア。俺の刀知らない?」

 

 

「はい。貴方の刀ならここに。」

 

 

そう言ってグレイフィアは俺の前に鞘に収まった一振りの刀を差しだした。

 

 

それはまさしく俺の愛刀だった。

 

 

俺はその刀を受け取ると違和感がしたので刀を抜いてみた。

 

 

するとそこには、通常の長さの半分ほどで折れた刀だった。

 

 

「そうか。あの時に折ったんだったな。」

 

 

俺はそういうと刀を鞘に戻し、刀を腰にさし沖田の部屋に向けて歩きだした。

 

 

  

 

 

 

 

しばらくグレイフィアと話しながら沖田のいると言う部屋までやってきた。

 

 

そして俺は沖田のいる部屋の扉を開けた。

 

 

するとそこには、俺と同じようにベットに横になっている沖田とその横にある椅子に座っているサーゼクスがいた。

 

 

「やあ。比古くん君もやっと起きたんだね。」

 

 

「ああ。今さっきな。沖田体調はどうだ?」

 

 

「ええ。何とか。でもしばらくは絶対安静だそうです。医者に感心されちゃいました。よくこんなに斬られて生きていられるなって。比古さんはよく動けますね。僕も結構頑張ったんですけどね。」

 

 

「それは俺が天才的な力量を持っているからだな。それよりお前何か俺に聞きたいことがあるんじゃないのか。」

 

 

「ッ!!なぜきずいたんですか?」

 

 

「まっ俺ほどの域に入ると剣を一度交えるだけである程度までならわかるんだよ。」

 

 

「では、一つ聞きたいことがあります。」

 

 

「ああ、別に何個でもいいぞ。」

 

 

「では私は、退出させてもらおうかな。積もる話もあるんだろ。」

 

 

「では私も。」

 

 

そう言ってサーゼクスとグレイフィアは部屋を出ていこうとした。

 

 

「いや別にでていかなくてもいいぜ。というかグレイフィアお前が出て行ったら誰が俺たちを止めるんだ?」

 

 

「?何を言っているんですかお二人ともあんなに重症なのにまだ闘うつもりですか?」

 

 

「何を言っているんだ?俺たちがいた所ではこんな怪我の中闘うのはあるいみ当然だったんだからな。なあ、沖田。」

 

 

「まあ、そうですね。あの動乱の中傷だらけになっても毎日戦ってましたからね。」

 

 

「だそうだ。どうする?」

 

 

「では残らせてもらいます。」

 

 

そう言ってグレイフィアは残った。

 

 

「じゃあ話に戻ろうか。何だ聞きたいことって。」

 

 

「それはですね。実は貴方が姿を消してから貴方と同じ剣術を使う人がいたんですよ。それは貴方の弟子さんかなんかですかですか?」

 

 

「ん。確かに俺にはバカ弟子が一人いるが。そいつの特徴を言ってみてくれないか?」

 

 

「特徴ですか。そうですね、まず髪の色は貴方と同じ緋色で頬に十字の傷があって、攘夷派にいて、貴方がいなくなった後『緋村抜刀斎』と言われていました。」

 

 

俺はその特徴を聞いて頬の十字傷以外がまさしく俺のバカ弟子の特徴だった。

 

 

「はあ、まあおそらくそいつは俺の弟子だな。」

 

 

「そうですか。さすが貴方のお弟子さんですね。それともう一つ闘う前に聞けなかったので聞いていいですか?」

 

 

「ああ、いいぞ。」

 

 

「では、なぜ貴方が一年ぐらい攘夷側として人斬りをしていたんですか?」

 

 

「あの、私も聴きたいことがあるんですが?」

 

 

「ああ、いいぞじゃあまずグレイフィアの質問に答えてから沖田のに答えてやるよ。で、なんだ聞きたいことって?」

 

 

「それはですね。貴方達はいったいどのような世界にいたんえですか?私にはまったくわからないんです。」

 

 

「俺たちはな、お前たちの言う人間界の日本という国にいたんだ。その国では当時、約250年間日本を支配していた江戸幕府の力が不安定になってな。そんな中もともと日本の頂点にいた天皇を中心にして新しい時代を作ろうとしたものたちがいたんだ。

やがて幕府軍と攘夷を行おうとしたものたちの間で何年にも及ぶ長い内戦状態になったんだ。

まっ俺たちの国はこんな感じだ。なんか質問はあるか。」

 

 

「大体はわかりました。清十郎さまと沖田さまはちがう立場にいたんですか?」

 

 

「ああ。沖田は新撰組っていう幕府が京都に作った組織にいて、俺は1年くらい攘夷派だった。これでいいか。」

 

 

「はい。ありがとうございます。もう少し話をされるようなので何か飲み物を取ってきます。」

 

 

そう言ってグレイフィアは席を立ってや部屋を出て行った。

 

 

「よしこれでさっきの沖田の質問に答えられる。でなんだったっけ?」

 

 

「もう忘れたんですか?しょうがないですね。なぜ貴方が維新志士として人斬りをしていたかですよ。」

 

 

「おう。そうだったな。それはな俺のバカ弟子のせいだ。」

 

 

「バカ弟子って言うと緋村抜刀斎のことですかなぜ彼が関係するのですか?」

 

 

「俺は幕末の京都の山であいつを鍛えながら奴が眠っている間に山を降りて御剣流の理である「御剣の剣、即ち、時代時代の苦難から弱き人々を守ること」の元剣をふるっていたんだがな.

ある時剣心、俺の弟子の名前な。剣心にそれがばれてしまって『俺も山を降りて理の元人々を守るために剣を振りたい』などとほざきやがった。そして剣心は勝手に山を降りやがったんだ。

しょうがないから当時何度か会ったことがあった桂小五郎に奴を任したんだが、その条件としてしばらく自分の班の連中を新撰組や見廻り組から守ってくれって言われてなそれでしょうがなく人斬りをしていたっていうことさ。」

 

 

「なるほど。そういうわけだったんですね。」

 

 

そのあとすぐグレイフィアがお茶を持ってやってきた。

 

 

俺はそのお茶を飲みながらその後も沖田とグレイフィアとしばらくしゃべっていた。

 

 

 

 

 

 

 

数ヵ月後

 

 

俺は傷が完治したのでそろそろ人間界に帰ろうとサーゼクスの根城の門の前に来ていた。

 

 

俺は傷が治った後もしばらく残って沖田と稽古という名の殺し合いをしたり、サーゼクスのほかの部下?の奴らといろいろ話したり、サーゼクスによくわからん仕事押しつけられたり、グレイフィアとなんか買い物に付き合わされたり、いろいろなことがあった。

 

 

そんな中此処を出て行こうとしている奴が俺以外にももう一人いる。

 

 

それはなんとグレイフィアだ。

 

 

なんか俺が心配だから俺についてくるそうだ。

 

 

「そろそろ行くのかい?」

 

 

「ああ。そろそろ日本は動乱の時代が去ったころだし戻ろうと思ってな。」

 

 

「そうかい。何かあったら連絡したまえ。」

 

 

「おう。今度はうまい酒でも持ってくるは。」

 

 

そう言って俺は、グレイフィアと一緒に城の門を出て行った。

 

 

しばらく歩いた後俺はグレイフィアにあることを伝えるためにグレイフィアに向き合った。

 

 

「なあ、グレイフィア。」

 

 

「何ですか、清十郎さま。」

 

 

「その清十郎さまっていうのやめろ。俺は様付けされるような男じゃないんだ。」

 

 

「でわ、何と呼べば。」

 

 

「辰巳かな。」

 

 

「辰巳?貴方の名前は、比古 清十郎ではないのですか?」

 

 

「いや。それは御剣流の後継者が代々受け継いて来た名であって俺の本当の名じゃねーよ。」

 

 

「そうだったんですか。」

 

 

「そう。俺の本当の名は緋村 辰巳だ。この名を知っているのは俺とお前だけだ。」

 

 

「そうなんですか。なぜ私に本当の名を教えてくれたのですか?」

 

 

「だって、お前これから俺と一緒に来るんだろ。なら知っておいたほうがいいだろ。そんなことより行くぞ。」

 

 

俺はそう言ってまた歩き出した。

 

 

「ちょっと待ってください。それと一体どこに行くんですか?」

 

 

「京都だ。」

 

 

俺たちは動乱が終わったはずの京都を目指して歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お久しぶりです。


結構眠くなりながら書いたので結構ヤバいと思いますがよろしくお願いします。


次回は、軽くるろうに剣心とクロスさせたいと思います


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帰郷

俺は、グレイフィアとともに人間界・日本の京都にやってきた。

 

 

俺たちはまず、俺が十数年前までバカ弟子と二人で暮らしていた、京都のとある山の中に建てた家に行こうと京都の大通りを歩いていた。

 

 

俺は隣を歩いているグレイフィアを見ていた。

 

 

彼女は、京都の町並みを物珍しそうに見ていた。

 

 

まぁ、それは仕方がないことだろう。

 

 

何せ冥界で生まれ育った彼女は日本特有の建築物や文化は全くの未知の部分なので興味がわくものも仕方がないだろう。

 

 

「なぁ、グレイフィア。」

 

 

「何ですか?」

 

 

「あのさぁ。これから行く目的地まではまだまだかかる。だから休憩がてらに少し京の町を散策しないか?」

 

 

「えっ!!いいのですか辰巳。それは嬉しいですが、貴方は人間と関わるのは嫌いだと言っていたじゃないですか。」

 

 

「まぁ。確かに俺は人間だころから人間と関わること嫌いだが、お前はこれから一緒に暮らしていくんだ。その間にお前は何度もここに来る機会があるだろう。その時のためにもここのこと知っておいたほうがいいと思ってな。」

 

 

「わかりました。ではよろしくお願いします。その前に・・・」

 

 

「どうしたんだ?」

 

 

俺は気になってグレイフィアのほうを見た。

 

 

すると彼女は、俺の腕に抱きついてきた。

 

 

「私のことはフィアと呼んでください。いつまでのグレイフィアじゃなんだか他人行儀なので。」

 

 

「わかった。じゃぁまずはどこから行くか?」

 

 

「そうですね。ではまずは服を売っている場所に行きたいです。」

 

 

「服か、でもお前服なら持っているじゃないか。」

 

 

「確かに持ってはいますけど、私が持っているものは、今着ているものも合わせてこの街にはまったくあっていないと思うんです。それに・・・」

 

 

「それに?どうしたんだ。」

 

 

グレイフィアは少し恥ずかしそうに、手を前に組んで指をもじもじさせていた。

 

 

「それに・・・私!貴方が着ているような服を着てみたいんです!」

 

 

「そうか。じゃぁあそこかな。俺が着ているようなものは『西陣織り』と言って京を代表する織物でな。そこらの店では、扱っていないんだよ。」

 

 

「そうなんですか。貴方が羽織っている白マンもその『西陣織り』出来ているんですか?」

 

 

フィアは不思議そうに俺が羽織っている白外套を指で軽くひっぱりながら聞いてきた。

 

 

「まぁ、そうだな。これもこれと同じ記事でできているものだ。」

 

 

そう言って俺は、外套の下に来ている緋色の服を指差した。」

 

 

「さぁ、着いたぞここがお前のご所望の西陣織りの物を扱っている店だ。」

 

 

そして俺たちは、フィアの服をえ選ぶために店の中に入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

グレイフィアside

 

 

私は清十郎、いや辰巳に選んでもらった藍色を基調とした和服を買ってもらった。

 

 

その後いろいろな場所を回った。

 

 

 

どのくらい京都じゅうをを散策したのだろうか。

 

 

最後に辰巳は酒屋さんに立ち寄って一ついいお酒を買ってきた。

 

 

 

どうして買ったのか気になった私は、どうして買ったのか聞いてみると、辰巳は私がこっちの世界に来た祝いだと言っていた。

 

 

私はとてもうれしかった。

 

 

私のためになれない人と関わりながら、私に京都のことを教えてくれた、そして私に服を買ってくれた、そして私がこっちの世界に来たことを祝ってくれた。

 

 

私は、今日のことは、一生忘れないだろう。

 

 

そして彼とともにこれからを歩んでいくだろう。

 

 

 




どうも本当にお久しぶりです。


今年も頑張って更新しようと思いますので。


応援よろしくお願いします


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京都の生活と弟子との再会

お久ぶりです。

これからの頑張って書きたいと思います」



グレイフィアside

 

 

私たちは今日、人間界の京都の町を散策しました。

 

 

私はつい最近までずっと冥界の王都ルシファードで魔王ルシファー様に仕えてきたので王都以外のところには行ったことがなかったので自分で言うのもなんですが今日はとてもはしゃいでいたと思います。

 

 

そして今私は、辰巳が買ってくれた西陣織という京都で有名な織物で作った着物を着て、辰巳と一緒に今日泊まる宿を探しています。

 

 

私は、てっきりこのまま辰巳が十年以上前まで暮らしていた家に向かうものだと思っていたのですが、今から行ってもおそらく家の中は散らかり放題だろうということで今日は宿に泊まるそうです。

 

 

しばらく歩いていると一軒の料亭を見つけました。

 

 

「ねぇ、辰巳。あそこなんてどうでしょう。」

 

 

「ん? どこだ?」

 

 

「あそこよ。目の前にある≪葵屋≫という場所です。」

 

 

「あぁ、あそこな。まぁ、あそこでいいかそろそろ日も暮れそうだしな。」

 

 

「では、行きましょうか。」

 

 

そうして私たちは、前のほうにある≪葵屋≫に向かって歩き出しました。

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

 

どうも!はじめまして私の名前は巻町操。

 

 

≪料亭 葵屋≫の看板娘よ。

 

 

といっても本来この≪葵屋≫の役割は料亭ではなくて ゴホッ ゴホッこれ以上は言わないほうかいいわ。

 

 

それで今私はとっても暇な時を過ごしているの。

 

 

なぜなら今この≪葵屋≫にお客が誰もいないの。

 

 

まぁ、といってもこの時期はあんまりお客が来ない時期ではあるんだけどこんな事だったら蒼様を探しに朝早くに出ていればよかった。

 

 

こんな感じに暇な時間を過ごしていると

 

 

ガラガラガラッ

 

 

「すまないが今晩泊めてもらえないか?」

 

 

そう言ってはいってきたのは、黒い髪を腰まで伸ばしていで身長が190㎝ぐらいの男の人と銀色の髪をした異国の女性が入ってきた。

 

 

「いらっしゃい。えぇ、大丈夫ですよ。一部屋でよろしいですか?」

 

 

「まぁ、大丈夫かな。 フィアもいいかそれで。」

 

 

「えぇ。大丈夫ですよ。」

 

 

「わかりました。一部屋で食事はどうしますか?」

 

 

「夕食は、いらない。明日の朝食だけ頼む。」

 

 

「わかりました。ではどうぞこちらに。」

 

 

「あぁ。(はい。)」

 

 

私はこの二人を部屋に連れて行っていった後私はとても気になったので聞いてみた。

 

 

「あの~」

 

 

「何だ。」

 

 

「えぇ~と1つ聞きたいんですけど。お二人は、どのような関係なんですか?」

 

 

「え~と、まぁ夫婦のようなものだ。」

 

 

「そうですか。でもすごいですね。」

 

 

「何がですか?」

 

 

「だって明治になって異国の人が徐々にこの国に入っては来ていますけれど、でも異国の人と結婚する人は少ないんですよ。特にこの京では。」

 

 

「そうだったんですか。初めて知りました。私は今日初めてここに来たので。」

 

 

「そうなんですか。では向こうでお二人は知り合ったのですか?」

 

 

「まぁ。そんなところだ。それよりお前さんこの街のことをよく知っているな。」

 

 

「えぇ、まぁ。ここは江戸から続いている所なので結構情報は入ってくるんですよ。旦那さんだってこの街のことよく知っているんでしょう?」

 

 

「ん?なぜそう思うんだ?」

 

 

「そんなの奥さんの着ている着物を見ればここら辺の人なら大体分かると思いますよ。」

 

 

「そうなのですか?」

 

 

そう言って女性は自分が着ている着物を見つめていた。

 

 

「えぇ。その着物は西陣織の物ですよね。」

 

 

「あぁ。そうだ。」

 

 

「やっぱり。ここに来たばかりの人じゃ見つけることはできないだろうし、第一みんな地元特産の物を着ますから。」

 

 

「そうなんですか。そういえば名前を名乗っていませんでした。私は、グレイフィアと言います。」

 

 

「へぇ、やっぱり異国の人の名前はかっこいいな。私の名前は巻町 操って言います。」

 

 

「操さんね。私ここに来たばかりだからいろいろ教えてください。」

 

 

「はい。あっ!!もうこんな時間。ではごゆっくり。」

 

 

そう言って私は二人の部屋から翁のいる部屋に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

辰巳side

 

 

俺たちは操とかいう子が出て行ったのを見届けた後、部屋でお茶を飲んでいた。

 

 

「まったくあの操とかいう子はすごいないろいろと。」

 

 

「そうですね。貴方は、あまり人との付き合いが得意じゃないから。」

 

 

「まぁな。じゃぁ、とりあえず今後の話でもしようか。」

 

 

「ええ、そうですね。明日は貴方の住んでいた家に行くのですのよね。」

 

 

「ああ。そうだ。そしてしばらくはそこで暮らすからいろいろと買わないといけないな。」

 

 

「そうですね。でもお金は大丈夫ですか。この着物を買ってもらった時も思ったのですが。」

 

 

「そこら辺は心配しなくても大丈夫だ。なんせサーゼクスから餞別だとして結構な額もらったからな。」

 

 

「そうだったのですか。ところでどんなところなのですか貴方の住んでいたところは。」

 

 

「そうだな。まぁ今までは俺とバカ弟子と二人で住んでいたから本と簡単小屋のようなものだったが今度はフィアと一緒に住むことになるからなぁ。立て直すかいっそのこと。」

 

 

「そんな簡単に家を建てることができるのですか?」

 

 

「こっちの家の素材は冥界の家の石造りとは違って基本的に木を素材にして作るんだ。

幸運なことに俺が住んでいたところは山だから木はだいぶあるんだ。」

 

 

「そうですか。では夜も更けてきましたのでそろそろ寝ましょうか。」

 

 

「そうだな。明日からのことはその都度考えてこう。」

 

 

そうして俺たちは寝室に行き眠りについた。

 

 

次の日俺はいるもの週間で夜明け前に目が覚めた。

 

 

フィアも冥界で仕えていた頃の週間で俺とほぼ同じ時間に目が覚めた。

 

 

その後、しばらくくつろいだ後、10時くらいに≪葵屋≫を後にし俺がいかつて住んでいたところに向かった。

 

 

 

 

 

 

第三者side

 

 

その後彼らは彼が住んでいた家に向かった。

 

 

二人が家についてみて、家の状況を確認してみるとだいぶひどい状態だったどうだ。

 

 

結局彼はなんと一人で建ててしまったそうだ。

 

 

その家は彼がかつて弟子と暮らしていたような小屋の形ではなくすごく立派な屋敷を建ててしまった。

 

 

しかもそのあと自分で作った炉でもって陶芸を始め今はそれと魔王からもらったお金で生活しているそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

辰巳side

 

 

俺たちはその後二人で作った陶芸品を売った金とサーゼクスからもらった金で暮らしている。

 

 

最初フィアはいろいろと生活の違いで困っていたが最近ようやく慣れてきたようで楽しく暮らしている。

 

 

そういえば最近サーゼクスが結婚したそうだ相手はなんとフィアの義理の妹のセントリア・ルキフグスと言うらしい。

 

 

実際には手紙にそう書かれていただけなので実際に結婚したのかはわからない。

 

 

それで今俺は、フィアとともに作った陶器を焼いているところだ。

 

 

ああ、こんな時今までなら酒を飲んで時間を潰していたのだが、フィアと暮らし始めてから酒は夜にしか飲むことを有してくれない。

 

 

そんな中、懐かしい気配が後ろからする。

 

 

そんなことを考えていると、そいつはいきなり俺に切りかかってきた。

 

 

といっても殺気がまったくないからおそらくあいさつ代わりなのだろう。

 

 

俺は、その人たちを飛んでかわした。

 

 

「一介の陶芸家にいきなり斬りつけてくるとは、随分無粋なやからだな。」

 

 

俺がそういうとそいつは先ほど抜いた刀を鞘に戻した。

 

 

シューーーシャキン

 

 

「比古清十郎は一介の陶芸家ではないでしょう。お久しぶりです。師匠。」

 

 

「お前か。」

 

 

俺は少しの間目の前にいるバカ弟子のことを見た。

 

 

そして俺は奴に背を向けて

 

 

 

「とりあえず来い。ここじゃ話ずらいことのようだしな。」

 

 

そう言って俺は家のほうに歩きだした

 

 

しばらく歩いたところに俺とフィアが暮らしている家が見える。

 

 

バカ弟子は家を見てとても驚いていた。

 

 

それもそうか奴がいたときいはこんな立派な家じゃなかったからな。

 

 

「し,師匠。拙者がいたときと家の形が全然違うのですが。」

 

 

「そりゃそうだろ。何せこの俺が一から建てた家だぜ。」

 

 

 

 

 

 

剣心side

 

 

拙者は、今とても驚いているでござる。

 

 

何せ、拙者が15年前まで暮らしていたものと全然違うものになっていた。

 

 

「し,師匠。拙者がいたときと家の形が全然違うのですが。」

 

 

「そりゃそうだろ。何せこの俺が一から建てた家だぜ。」

 

 

この口調で言われると相変わらずなのだなと思ってしまう。

 

 

そんなことお考えていると師匠が入ろうとしている家の中から銀色の髪をした異国の女性が出てきた。

 

 

「あら、辰ッいや清十郎早かったですね。それと後ろの方はどなたでしょうか?」

 

 

「ああ。こいつは以前話した弟子だ。おら、あいさつしろ。」

 

 

「拙者の名は緋村 剣心といます。」

 

 

「剣心?ああ!あなたが、たっいや清十郎が言っていたお弟子さんなのね。はじめまして私の名前はグレイフィアと言いますよろしくお願いします。」

 

 

「よろしくお願いするでござる。あのグレイフィア殿と師匠はどのような関係で?」

 

 

「はい。私は、清十郎の妻です。」

 

 

!!!!!!!つつ妻!!!!!! まさか師匠に妻ができるとは。

 

 

「し、し、師匠それは本当ですか。」

 

 

「ああ。本当だ。」

 

 

剣心は今日二度目の衝撃を受けた。

 

 

剣心 side end




きりが少し悪いですがここで切りたいと思います


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説教

剣心side

 

 

拙者は師匠についていき家の中に入って居間に行った。

 

 

そして師匠は、上座のほうに座った。

 

 

「15年ぶりだな。今頃になってのこのこと、この比古清十郎に何の用だ。」

 

 

「名前を変え、陶芸家としてひっそり暮らしていたとは、しかしなぜ陶芸などを?」

 

 

「うざったい人付き合いをせずに暮らすには芸術家が一番なのさ。まぁ真の天才は何でもこなしてしまうのさ。」

 

 

「自信家ぶりは相変わらずか。」

 

 

「話をはぶらかすな。」

 

 

「えっ。」

 

 

「貴様何かいいずらいことを話に来たな。……俺はお前の師匠だぞ。バカ弟子の考えなどお未透視だ。」

 

 

「では「カチャッ」十五年前にやり残した、飛天御剣流奥義の伝授今こそお願いしたい。」

 

 

拙者がそういうと師匠はしばらくこちらを唯見つめていた。

 

 

そして師匠からきた答えは

 

 

「断る。あの時勝手に出て行ったのは、お前のほうだぜ。それをなんで今さら。」

 

 

そう言って部屋を出て行こうとする師匠を止めるために拙者は、師匠が羽織っているマントをつかんだ。

 

 

そうすると師匠はこちら見振り返った。

 

 

「お願い、いたします。」

 

 

「どうやら説破詰まった話のようだな。話だけでも聞いてやる。」

 

 

そう言いて師匠は先ほどまで座っていた位置戻り座った。

 

 

そうすると部屋の扉が開きグレイフィア殿が飲み物のそうなものを人数分持ってやってきた。

 

 

「とりあえず、お茶でもどうですか。長いお話になるのでしょう。」

 

 

「あぁ、ありがとう。」

 

 

「かたじけないでござる。」

 

 

そうしてグレイフィア殿は師匠と拙者の前にお茶の入った湯飲を置いて師匠の隣に座った。

 

 

「お前の聞くのか?」

 

 

「えぇ。今この国で起きていることに少し興味がありますので。」

 

 

「そうかわかった。では、話せ。」

 

 

「はい。ではまずは。」

 

 

そして拙者は今この国で起きていること、そして今の拙者の状況を語った。

 

 

聞いている二人は真剣に話を聞いていた。

 

 

そして拙者がすべてを話し終えた後、二人は少し考えていた。

 

 

そして、

 

 

「うん。つまりお前は、その志々雄真実とかいうのの出現により人斬り抜刀斎に戻りつつある。人斬りに戻らず志々雄を倒すには、今よりさらに強さを高めなくてはならない。…この欲張りが!」

 

 

「えぇ!師匠!」

 

 

「教えたはずだぜ。剣は狂気、剣術は殺人術、どんなきれいごとを並べてみても、それが事実であり、真実。自分のうす甘い理想と今ある現実の苦難とどっちも守りたいなんてのは、てめぇがってな我儘なのさ。間違いの始まりは、15年前。」

 

 

 

 

~15年前~

 

 

「何?ここを出で行く?」

 

 

「はい!」

 

 

「このバカが! お前は外のことなど気にせず、今は修行に励めばいいのだ!」

 

 

「今こうしている間にも大勢の人が動乱に巻き込まれて死んでいるのですよ。時代の苦難から人々を守るのが飛天御剣流の理でしょう?」

 

 

「それを貴様がやると言うのか? 思いあがるな!」

 

 

「うっ、っ師匠!!」

 

 

「どうしてもでていくというのなら、俺を倒してから行け。」

 

 

ドォーン!   ボッゴーン!!

 

 

「ヴヴん、てめぇ今本気でたたきやがったな!」

 

 

「あんたが、わからなずやだからだ!」

 

 

「わかったねぇーのはてめぇだ! いいか。飛天御剣流はその強さゆえ、加担したほうに間違いなく勝利をもたらしちまう! 謂わば、丘の黒船なんだよ。わかるか?!」

 

 

「わからん! 目の前の人々が苦しに悲しんでいる。どんな理屈があろうと、それをほおっておくことなど俺には出来ぬ!!」

 

 

~15年前回想end~

 

 

「フン。あの頃のお前は、まったく手のつけられないガキだったぜ。 そして俺のもとを飛び出していった結果がこれだ。」

 

 

そう言って師匠は拙者のことを指差しながら続けた。

 

 

「剣碗は卓越していてもたかが14歳。精神が成長しきっとらんバカ弟子は、左頬と心に消えることのない深い傷を負い人斬りと殺さずの狭間に揺れ動く不安定な剣格になった。そしてお前の飛天御剣流は、結果的に志々雄という幕末の亡霊を生み出すのにいと役買ってしまったわけだ。」

 

 

その言葉を聞いて拙者はそのことにまったく反論好くことができなかった。

 

 

「いいか。飛天御剣流は時代の困難から人々を救うのが本来の理。だがそれはどの権料にも屈しない自由の剣としてだ。それがわからなかった貴様に飛天御剣流の奥義を得る資格はない。」

 

 

「うん?」

 

 

「どうした?」 

 

 

「いえ、なんでもありません。少し抜けますね。」

 

 

そう言ってグレイフィア殿は部屋を出て行き拙者と師匠の二人となった。

 

 

剣心sideend

 

 

 

 

 

 

操side

 

 

どうもお久しぶり京都で料亭葵屋兼隠密御庭播州の巻町操よ。

 

 

今私は、最近知り合った緋村の知り合いを緋村の師匠である比古清十郎のむんでいるとこ炉に案内しているの。

 

 

「剣心の師匠! そんなやるがいるのか?」

 

 

「そう、比古清十郎。飛天御剣流の技のすべてを会得したものがその名を代々襲名しているんだって。」

 

 

「ということは、剣心はまだ会得していない技があるのか。」

 

 

「きっとそれをえとくするために、比古清十郎に会いに行ったのよ。」

 

 

「ということは、それを習えば剣心は、…」

 

 

「そうよ。さらに強くなんのよ。」

 

 

「すっげーーーぜ!!!」

 

 

「やっぱあいつ人間じゃねぇーや!」

 

 

「化けモンよ化けモン。」

 

 

「「ワッはッはッはッはッはははははwww」」

 

 

浮かれて笑っている中一人の女性だけ違う顔をしている。

 

 

(剣心はとうとう、とうとう会えるのね。)

 

 

 

そうして私たちはしばらく歩いて行くと一軒の屋敷が見えてきた。

 

 

「ここだわ。間違いない。   さぁ。薫さん。 ん?」

 

 

「どうしたんだ?」

 

 

私の隣にいる弥彦くんが薫さんに聞いてみるが薫さんは浮かない表情のままだ。

 

 

「どうしたんだよ?」

 

 

「そうよこの中に緋村がいるのよ。」

 

 

そんなことを玄関の前で話していると突然扉が開いた。

 

 

そこからは、以前どっかであったことがあるような気がしなくもない銀色の髪で和服を着た異国の女性が出てきた。

 

 

「あのぉ、家に何かご用でしょうか。」

 

 

「えっ、やっ、あの。」

 

 

弥彦君は突然のことでうまく言葉が出ない。

 

 

「いや、あのぉ、此処に比古清十郎という人はいますか?」

 

 

「ええ。いますよ。でもすいませんね。今あいにく、奥で人と会っているんですよ。確か名前は緋村…」

 

 

「ッ!! それって緋村剣心ですか。」

 

 

「そうそう。剣心さん。それがどうかしましたか? あら、あなたもしかして操さん?

京都にある料亭葵屋で働いている。」

 

 

「ええ、そうよ。どっかで会いましたっけ?」

 

 

「ええ確か三年くらい前に葵屋に泊まった時に。」

 

 

「三年前・泊まった……ああ!!あなたまさかグレイフィアさん?!」

 

 

「ええそうよ。しかしどうしたのこんなところに連れの人と一緒に。」

 

 

「とりあえず、今家にいる緋村剣心に合わせて!」

 

 

「ええ。まぁいいですよ。では、お上がりいください。」

 

 

そう言ってグレイフィアさんは家の中に私たちを入れてくれた。

 

 

家の中を少し歩いて行くと扉の前で止まった。

 

 

「ここですよ。私は少し離れますので。少し待っていてもらっていいですか?」

 

 

そう言ってグレイフィアさんは違うところに歩いて行った。

 

 

「ここに剣心が」

 

 

私たちが飛び話の前にいると中から

 

 

「帰れ!   貴様のような奴に飛天御剣を教えたのが間違いだった!」

 

 

「貴様のような!!」

 

 

「バカぁ!!!」

 

 

その言葉と聞いた私と弥彦君はグレイフィアさんの言いつけを破って扉を開けた(強めに)するとそこには、剣心とグレイフィアさんの旦那さんがいた!!!!!!

 

 

操sideend

 

 

 

剣心side

 

 

師匠に説教されている中突然拙者の後ろにある扉が開いた。

 

 

「何だお前ら。」

 

 

「操殿、弥彦。         薫………殿。」

 

 

「知り合いか?」

 

 

「えッ、ええ。」

 

 

拙者はなぜ薫殿と弥彦がここにいるのかが、わからない状況の中師匠の質問に答えた。

 

 

「やれやれ。今日は千客万来だな望んでもいねぇーのに。」

 

 

「剣心。お前沢まで下りて水を汲んでこい。」

 

 

「はっ?」

 

 

「水だよ水。」

 

 

「なんで拙者が?」

 

 

「まだここにイドおつくってねーんダよ。それで毎回俺が汲みに行っているんだが今日はお前が来たせいでまだいっていないんだよ。」

 

 

「いやそうじゃなくて、師匠が行けば?」

 

 

「相変わらずいい度胸だな。愚だ愚だ行っていねーでさっさと行って来い!。早く死ねーとあいつが汲みに行っちまうだろうが。お前は女にあんな重いもんもたす気か」

 

 

師匠の言葉に折れ拙者は水を汲むために玄関に向かうため扉のほうに歩いた。

 

 

「ひ、緋村。」

 

 

「剣心。」

 

 

操殿と弥彦が拙者のことを呼ぶが構わず玄関のほうに向かって歩いて行った。

 

 

 

 

 

 

辰巳side

 

 

剣心が出て行ったあと部屋にいるのは俺とどこから来たかわからん連中だけになってしまった。

 

 

おそらく、奴らは剣心の知り合いでフィアがとうしたってとこだろう。

 

 

そしてこの場にフィアがいないってことは茶でも入れているってことだろう。

 

 

「おい、お前ら。」

 

 

「「はい!」」

 

 

「その前に質問!」

 

 

「あんたとしいくつ?」

 

 

「あん、四拾参だ。それがどうした?」

 

 

「げぇーーーーーーーー!!!!」

 

 

「この顔で四拾参?」

 

 

「剣心もあれで弐拾八だ」

 

 

「弐拾八?!」

 

 

「おう!弐拾八だ。弐拾八!」

 

 

「飛天御剣流て言うのはいったい……」

 

 

「「どうなっとるんじゃーーー!!」」

 

 

この失礼な奴ら今すぐぶった切ってやりてー

 

 

「で、お前らはいったい何をしに来た?」

 

 

「何って剣心に会いに」

 

 

「それで?」

 

 

「えっ?」

 

 

「だ・か・らあってどうしたいんだ?一緒に東京に帰りたいとか?」

 

 

「一気に思いのたけを打ち明けたいのか?」

 

 

「一緒に戦いたいとか?」

 

 

「い、いや。ただ、唯会いたかったから、もう一度会いたいと思ったからそれだけで。」

 

 

「ふーん。あの朴念仁のどこがいいのかわからんが、俺のバカ弟子は結構人気者じゃねーか。」

 

 

「おいお前! ずっと前に別れたきり剣心のこと何も知らないくせに…」

 

 

「それだ。そこんとこ聞かせてもらおうか。」

 

 

「「「えっ?」」」

 

 

「明治になって10年。あの朴念仁が俺の教えた飛天御剣流で何をやっていたのか?

俺の知りたいのはそこなんだ。あいつ本人からでなく、俺の知らないあいつを見てきたものからな。まぁ立ち話もなんだこっちに来てすらって話そう。」

 

 

俺がそういうとちょうどタイミングよくフィアがお茶を持ってきた。

 

 

「どうぞみなさんこちらに来てください。」

 

 

そしてようやく三人は俺の前に座った。

 

 

「じゃあ、まずはお前からだ小僧。」

 

 

そうして俺はしばらくの間奴らの話を聞いていた

 

 

 

そして二刻ほどたったころバカ弟子が帰ってきた。

 

 

奴は一言も話さず俺の前にやってきた。

 

 

「お前、ここ10年るろうにとして人助けをしながら、全国を回っていたそうだな。

遠回りしてやっと飛天御剣流の理を会得したのか。それとも人斬り時代に殺めた命への償いか。」

 

                                     ・

「両方でござるよ。それに、目の前にいる苦しんでいる人々をほおっておくことは俺には出来ん。」

 

 

「ふん。昔と同じこと場を吠えやがる。よし! 飛天御剣流最期の奥義お前に伝授してやる。

 

なんやかんだで、志々雄をほおっておくことはいかんだろう。」

 

 

「師匠。」

 

 

「お前が、志々雄真実をくい止めてみろ。飛天御剣流として。

 

 

フィア、家のことは任せたぞ。」

 

 

「はい。貴方も気を付けて。」

 

 

「ああ。ついてこい剣心。」

 

 

「はい!」

 

 

俺は後ろのほうで話しているバカ弟子を置いて先に夜道を歩いて行った。

 

 

 

 

 



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