ソードアート・オンライン 《黒き彗星》 (黒雪姫)
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chapter 1 question 0
前の作品は間違って消してしまいましたが今回はそんなことにならないように気をつけます!m(_ _)m
『ラーカーコボルド』が出てきた。
私は右手の愛刀《黒華》を構える。
前に構え相手のでかたをうかがう。…相手の目がキラリと光る。
双方同時に飛び出した。
「はぁー!死になさい!『黒紡錘蒔』!」
刀が赤色に輝きソードスキルが発動する。
刀カテゴリーの5連撃の大技『黒紡錘蒔(くろつむじ)』が炸裂する。
1撃目は上から剣を落とす。ラーカーコボルドは避ける。
2撃目は下からの切り上げ。コボルドが爪で弾く。
しかし流れるような動きで3撃目を繰り出すとコボルドは反応出来ずにライトエフェクトをとばす。
そのまま4、5連目にはいるとコボルドは体力が削られ一瞬ののち爆散した。
ステータス窓を開くと経験値加算のお知らせとコボルドからアイテムがドロップした旨のメッセージが届いていた。
安全地帯までたどり着き、壁に背中を預けて座り込む。
「はぁ…」
思わずため息が漏れ、苦笑する。
「今日もまた生きていられた。」
ここ、迷宮区では安全地帯以外では常にモンスターが時間とともにPOPする。
薄暗い部屋にプレイヤーは私一人のようだ。
2年半前のあの日の出来事を振り返りながら眠りに落ちそうになる。
辛うじて索敵スキルのアラームをかけ、床に横になった。
意識が途切れた。
SAOに閉じ込められて早くも2年半。
現在SAOの攻略は76層までしか進んでいない。
最前線で攻略をする攻略組は大手ギルドが占めているがおそらく全プレイヤーの5分の1にも満たないだろう。
更にソロとなるとその数は50人いるかどうかでネズミですら把握できてないと言われている。
すべては2年半前のあの日から始まった。
そう、SAOの正式サービス開始のあの日から…………
私、佐々城亜里沙(ささきありさ)は、至って普通の女子高生だ。
…いや、女子高生だったに訂正せねばならないだろう。なんせ本当ならば今の現実世界の私はもう高校を卒業しているのだから。
そんな私がSAOを始めた理由、それは父がSAO開発の協力者であり、開発の対価として、偶々ナーブギアとSAOの正式サービスのチケットをもらったのだ。当然父は、サービスの日はバグの対応をしたり、サーバーの様子を管理したりと仕事があるのでログイン出来ない。
なので私にチケットがまわってきたのだ。
つくづく運の無さを感じる私である。
兄がいれば私にチケットが回ってくることはなかっただろう。
しかし、私の家族は父と母と兄(アメリカに住んでいる)と私なのだ。
兄がいなければ当然私に回ってくる。
そうしてこの世界にやって来たのだ。
りごーん、りごーんと中央広場で鐘がなる。
上から黒いフードが降ってきた。…いや、降りてきた。
なんせ、空中に浮いている。
フードがしゃべるが周りの話し声で聞こえない。
そのうちみんなアイテム欄を開きだしたので私も開く。
そこには…
《鏡》
…なにか役に立つアイテムなのだろうか。
使用方法は覗くこと以外に無いように思われる。
周りもみんな不思議な顔して覗き込む。
すると…
体が輝いたかと思ったらすぐに光りが収まった。
しかし大きな変化がある。
鏡を見ていた人の身長や体型だけでなく顔も変わっていたのだ。
そして亜里沙もまた例外ではなかった。
「これって…現実の私!?えっじゃあ周りは…」
周りを見渡すと男女比がかなり変わっており、いかにもゲーマーらしき人が多くいた。
あれやこれやしてるうちにフード男は消えた。
最後の台詞を残して。
「ここが君たちのもう1つの現実だ。…」と。
オリ主はどうでしたか?といっても今回は設定ばっかりで楽しめませんね…
次回からは台詞もたくさん入れて原作キャラも登場させていく予定です!(^^)/
また2章でお会いしましょう!
これからもよろしくです。(笑)
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question 1
インフルが流行ってようですが気を付けて!(^o^)/~~
アインクラッドに閉じ込められて一週間がたった。
私は怖くて最初の街からでられなかった。
このままゲームからでられなかったら…
二度と兄や母、父に会えないのだろうか…
そんな思いが沸き上がる。
まだ一週間しか経っていないが街からプレイヤーがごっそり消えたように思える。
このSAOを終わらせるために立ち上がった人
私と同じように家にこもり、攻略を待つ人
はたまた、この世界で死ねば現実に戻れると思い自殺する人
たくさんのプレイヤーがいたはずなのに街には人影がなかった。
このままうじうじしてても何も始まらない!
そう思い攻略する気になったのはSAO開始からだいぶ時間が立ち、最前線が10層に到達していたときだった。
SAOが始まって、まともに外に出たのはひさしぶりだった。
太陽が出ていて、ぽかぽかして暖かい、そんな気候だ。
(とりあえず、装備を確認しなきゃ!)
そう心の中で思うとすぐに、そんな必要がないと思い直す。
まだ街から出てないのだから初期装備に決まってる。
そんなこんなでとうとう街の端、そして保護コードのない草原の前にきた。
自分が今からすることはこれからの人生を左右しかねない。
もし死んだら?そういう思いが心の中に湧くが押し殺して一歩足を踏み出した。
ここからが自分との戦いであり、生きるか死ぬかの分岐点である。
マップを確認し、次の目的地である村を目指してまた一歩踏み出した。
草原を歩いているとイノシシのようなmobが現れた。
この世界に来て二度目の戦闘だ。
一度目は生き返ることができた。
しかし、デスゲームと化したこの世界では不可能だ。
逃げたしたくなるがこらえる。
すると向こうも私に気づいたのか突進してきた。
それを見た私は怖くなり、つい固まってしまった。
動けない。これが今の私だった。
そのまま突進されて吹き飛ばされる!と思ったがそうはならなかった。
一人の男がイノシシを止めていた。
そしてその男が次は自分の番だとばかりに刀を振るった。
刀が風をきり、イノシシを襲う。
そして、刀が輝いたかと思うとイノシシを滅多刺しにした。
イノシシはからだを震わすと爆散した。
「お嬢ちゃん、大丈夫かい?」
頭にバンダナを巻いた刀使いの男が聞いてきた。
茫然としてると男は困ったように頭をかき、名前を尋ねてきた。
「さ、佐々城です!…しまった‼ぷ、プレイヤーネームは"リサ"です!」
「そんなに焦らなくても大丈夫だぜ?お嬢ちゃん。俺はクラインだ。よろしくな。」
そう言うと、クラインは手を差し出してきた。
手を借りて起き上がる。
「クラインさん、助けていただいてありがとうございます。…このご恩は忘れません。」
「よせやい。照れるじゃねーか!…俺はそんなガラじゃねーよ。次は気を付けろよ。」
そう言うとクラインは仲間が待っていると言って走り去った。
あとには命を救われた私と勝利を告げるメッセージが残っているだけであった。
テスト一週間前の息抜きで書いたので滅茶区茶ですがお付き合いいただければうれしいです!
批評、批評、批評等がたくさんあると思うのでお待ちしております。
もう書けなくなる(泣)
まぁ、地味に頑張ります!
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