英雄伝説 閃の軌跡 AFTEREPISODE (リゼン)
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序章  新生Ⅶ組始動!
プロローグ  「会議」


どうも初めまして リゼンと申します

英雄伝説 閃の軌跡の後を書いた物語となっています

今はプロローグですが、不定期更新ですが、着々と書いていきたいと思います

自分は小説が書くのは苦手な方ですが、頑張ります!!


 七耀暦1205年 3月28日  トリスタにあるトールズ士官学院にある会議室にて…

 

「では…Ⅶ組については、リィン君の意見を採用にすることでいいのかね?」

 と中から学園長らしき人物から聞こえてきた… すると

「ええ、異論はありませんよ… 何せ あいつ が過ごした場所なんですから」

 今度は青年みたいな声が聞こえてきた…

「まあ、あの男と言う存在 を忘れない為だ… 亡くなっても、俺はあいつのことを少しだけしか思ってないからな…」

 次は若い男性の声が聞こえてきた…

「ふふ、みんなあいつとかあの男とか、彼にはちゃんとした名前があるんだけど?」

 さらに次は若い女性の声が聞こえてきた… 少しハスキーな声みたいだが…

 さっきの若い男性の声と若い女性の声は、なんだかネット電話見たな感じで聞こえて来るな…

「こちらとしては、『去年と同じ、オーバルスタッフをⅦ組にしてくれないと困る』と上から言われているので、やはりリィンの意見は採用します」

 この声も若い女性の声のようだ… オーバルスタッフと言うと…帝国ではラインフォルトが代表的だけど…

「では、俺の意見に賛成の人は挙手を!」

 と会議室の中から若い男性の声が聞こえた、 どこかで聞いた事があるような… 無いような…

「………」

 いきなり会議室から声が一切しなくなった… だが「では、満場一致でⅦ組は今年も採用で」とさっきの声の人が言った… どうやらⅦ組と言う者は今年もやるらしい…

 

「じゃあリィン、今年の7組参加メンバーを言ってくれ、俺メモする派だからさ」

「分かりました」

 と青年が言った後にリィンと言う人物が発言した、どうやら「採用」と言った人の名前はリィンと言うらしい…

「今年の参加メンバーは自分は入れないで9名 全員が今年入る予定の一年生です」

 とリィンが話していると…

「ってあれ? リィン あなただけⅦ組で二年生だけど…クラスとかってどうするの? 勉強内容も違うし…」

 と若い女性の声の人が発言した… オーバルスタッフのことを話していた人だ…

「ああ、それはトヴァルさんが…」

「リィンについてはⅦ組に所属しているが授業などはⅠ組に参加させる、HRとかはⅦ組のクラスで受けさせるがな」

「成程、それなら大丈夫ですね!」

 とリィン、トヴァルと言う人、最後にリィンに問いかけた女性の順に会話した

「アリサお嬢は、リィンのことが心配なんだな…」

「な!… そ、それは… その…」

「はっはっ、まさかそこまで照れるとは、お兄さん思わなかったぜ…」

 トヴァルさんがとある女性をからかっている… そしてリィンに問いかけた女性の名はアリサと言うらしい…

「ト、トヴァルさん、そろそろ今年のⅦ組メンバーについて話していいですか!?」

「あ、ああ、分かったから、少し落ち着こうぜ…」

「はぁ、分かりました、では改めて」

「今年は9人 入学書には 出身 平民か貴族 年齢 そして名前しかの4つしかこの場では報告できませんので、その点はご了承お願いします ではまず男子から

 

 出身  雪街 アルテリ     平民  年齢は17 名前は ロラン・バネット

 出身  アルテリア法国     平民  年齢は16 名前は カルテ・ストラード

 出身  工房都市 オピラス   貴族  年齢は17 名前は ハルト・プリシュラ

 出身  草原街  グレス    平民  年齢は15 名前は ラシュト・ブレイヤー

 

 そしてセドリック皇太子ですが、まだ完治が終わっていそうです、医者が言うに、6月までは、普通に学院まで通えるようにまで治るそうです

 

 続いて女子です

 

 出身  雪街 アルテリ     平民  年齢は17 名前は ストラ・ウェブシュ

 出身  辺境街  ステリ    平民  年齢は17 名前は オリアン・ウィスベール

 出身  海上都市オルティス   貴族  年齢は16 名前は ロテリア・カイエン

 出身  草原街  グレス    平民  年齢は15 名前は マヤ・ブレイヤー

 

   以上のメンバーが、今年のⅦ組参加メンバーです」

 

「サンクス、リィン  しかし今年はかなり厄介なメンバーばっかりだな…」

「ええ、 同じ街出身が2組、そして外国からはアルテリア法国」

「そして、カイエンの名を持つ貴族女性か…」

「まあ、気持ちは分かりますが… そう言えば、今回のメンバーはほとんどが帝国の西側なんですね…」

 とリィン以外はそれにいま気付いたようだ…

「そう言えば、そうだな」

「まあ、去年は東が多かったから、今年はその逆ってことで認識しておけば大丈夫だと思うけどな…」

 と、テレビ電話を通じたような声が二つも聞こえる…

「そして、この9人の分の第六戦術オーブメント Sreitは準備ができています」

「なら、この案件は大丈夫なようじゃな…」

「では、本日はここまでとする…! これの補足に当たる会議は明日の午前9:00より行う、各自それまでには準備が完了しているように、以上 解散!」

 

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

 

 そして月日は少し流れ…  S.1205 3月31日   トールズ士官入学式が、始まる!!



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序章1  トールズ士官学院入学

「ふう、やっと着いたな…」

 と、若い少年の声が聞こえた… 彼は今年、トールズ士官学院に入学する生徒の一人、雪街アルテリ出身の ロラン・バネットだ…

「ええ、まさか鉄道を使っても4時間以上はかかると思ってなかったわ…」

 ロランの隣にいる若い少女がそう話した… 彼女も今年、トールズ士官学院に入学する生徒の一人で、ロランと同じアルテリ出身の ストラ・ヴェブシュだ 

「まあ、俺らの出身地、アルテリは帝都の西側にあるからな… かなり早めに出て正解だったな…」

「ええ、本当にそう思うわ…」

 

 彼らはけっこう疲れているようだ… まあトリスタよりよりかなり遠い地にアルテリがあるから、疲れるのが当然だろう…

 

「そう言えば、俺たちみたいなトールズの制服を来た人たちが多いけど… 皆緑色や白色の制服が多かったよな?」

 とロランは気付いたようだ… 彼らはここに来るまで 多くの学生を見たようだが、そのほとんどの制服の色は緑や白、そして彼らは、赤い色の制服を着ているから、疑問に思ったのかもしれないな…

「まあ、私たちだけ制服発注が間違ってなのかもしれないし、今は気にする必要はないわ」

「…それもそうか」

「さ、さっさと駅からでましょ! いつまでここに居るわけにはいかないし…」

「だな」

 と二人は会話しトリスタ駅を出た…

 

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

 

「「うぁー!」」

 彼らはトリスタ駅をでた、そして真っ先に彼らは、目の前にある公園に咲いているライノの花の木を見ている…

「ここまで満開に咲いているとはな…」

「ええ、ちょっとびっくりしちゃったわね」

「そう言えば、リィンさんもこの景色を見てから学院へと向かったのかな?」

「まあ、そうなんじゃない? 学院に居ればいつかは会えるんだし」

 二人の会話の中に、リィンの名が聞こえてきた… なぜ二人はリィンの名を知っているのだろうか…

「さて、景色はこれぐらいにして、とっとも向かおうか!」

 

 と二人は学院へ向けて歩き始めた…

 

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

 

「あれ?」

 ロランが何かを見つけたようだ…

「ここにも、ちゃんと教会があるんだね」

 とストラもロランと同じ教会を見つけたようだ…

「せっかくだし、お祈りしていく?」

 とストラがロランに問いかけるとロランは

「ああ、していくか」

 ロランはストラの問いに乗ったようだ、そして二人は教会の中へ入った…

 

「あれ、先客が居たな…」

「ええ…」

 二人の目の前にはロランと同い年に見える少年が祈りをささげている…

「ん? あら、じゃましたか?」

 と少年はロランたちに問いかける

「いや、こちらこそじゃまして悪かったな」

「いやいや、俺なら大丈夫だ、二人は今年の入学生なのか?」

 と少年はまたロランに問いかけた

「ああ、ってそういや、同じ色の制服だな」

「そう言えば…確かにそうね」

 ロランの言葉にストラが気付いたようだ…

「ああ、奇遇だな もしかしたらが縁あるかもしれんな」

「だな」

 とロランと少年は意気投合したようだ

「念のためになのっておくか、僕はカルテ カルテ・ストラードだ」

「俺はロラン・バネット こっちは…」

「ストラ・ヴェブシュよ、改めてよろしくね!」

「ああ!」

 と3人は自己紹介を交わした

「それじゃあ、俺は一足先に学院へ向かうよ、また会えそうだがな」

「分かった、また会えたらよろしくな」

「おう、そっちの嬢ちゃんもな」

「ええ」

 と少年カルテは教会をでた… そしてそのあと、ロランとストラは軽いお祈りを女神(エイドス)にささげ、二人も学院へと向かった

 

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

 

「あれ?なんか後ろから車が来てるんだけど…」

「え? じゃどかなきゃ!」

 二人は後ろから来ている車をよけるため、アパートみたいなところが両サイドにある場所で右に移動した

「お嬢様、学院に到着しました」

「分かったわ」

 と車の方から聞こえてきた、そして車からは俺たちと同じ赤い制服を着た少女が降りてきた…

「爺、少し休憩してから都市へ戻りなさい、あなたも年なんですから…」

「お嬢様、お気遣いありがとうございます  そして、良い学園生活をお過ごしください」

「ええ、気よつけなさいよ」

 と少女は爺に体に気よつけて的な言葉を話し、学院へと歩いて行った…

「ねえ、ロラン  今の子って貴族なのかな?それなのに私たちと同じ色の制服を着ていたけど…」

「何かこの色には裏がありそうだな…」

 と俺たちは思いながら学院へと歩いていく…

 

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

 

「さて、正門に着いたな…」

「入学案内書だと、ここで今の生徒会長から何かお話があると書かれているんだけど…」

 と二人が会話していると二人の右側から一人の男性が現れた…

「入学おめでとう!」

「君たち、ロラン・バネット君とストラ・ヴェブシュさんで合ってるかな?」

「ええ、合ってますけど…ってあなたは!」

 ロランは何かに気付いた…

「リィン・シュバルツァーさんじゃないですか!!」

「ああ、二人とも、久しぶりだね:

「ええ、お久し振りです! まさか初日そうそうリィンさんに会えるとは思ってなかったですよ…」

「というか、リィンさんがなんでこんなところにいるんですか?」

「ああ、今の生徒会長は俺だからだけど…」

「「マジっすか!!」」

 二人はリィンの言葉に驚いている… そしてこの3人は久しぶりと言っていた…いったいどういうことなんだろうか…

「あ、そうそう二人がしょってるものだけど…それが申請したものかい?」

「え、ええ」

「そうですか…」

「じゃあ、こちらでイッタン預からせてもらうけどいいかい?」

「ああ、案内に書いてあったとうりですね」

 ロランとストラはリィン生徒会長に自分たちが持っている細長い筒を預けた…

「たしかに受け取ったよ、ちゃんとあとには返すから心配しないでくれ」

「分かりました…」

「しかし…君たちが最後だったとわね…」

「え? 」

「最後?」

「あ、ああ、いや…こっちの話… それとこれを」

 リィンは二人にあるものを渡した

「あの…リィンさんこれは?」

「それは戦術オーブメント、何人かの生徒にはこのタイプのバージョンを渡しているから、遠慮なくもらっておくれ、それとそれはこの中に入れて持ち歩いて置くように」

 さらにリィンは何かをしまうためのポーチらしきものを二人に渡した

「分かりました」

「そういえばリィンさん 私たちの制服は赤色なんですが…」

 とストラがリィンに聞いた、するとリィンは

「ああ、それは後でわかるから」

「そうですか…」

 ストラは少ししょんぼりしたようだ…

「じゃあ最後に、入学式はここから左手にある講堂で行われるから  改めて、入学おめでとう、いい2年間の学院生活を!」

 

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

 

「ねえロラン、何かこの制服について裏があると思うんだけど…あなたはどう思う?」

「んー 特に俺は裏なんてないと思うな…」

「そう…」

  そして二人は講堂へ行き、自分の席に着席した…

 

 

「ではこれより、トールズ士官学院入学式を始める!」



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序章2  トールズ士官学院入学式

「最後に、君たちに1つの言葉を贈らせてもらおう」

 と言ったのはトール士官学院の学園長、ヴァンダイク学園長だ…、今は学園長からの言葉で、これが終われば、入学式が終わる…

「本学院が設立したのはおよそ220年のことである、創立者はかの『ドライケルス大帝』『獅子戦役』を終結させた、エレボニア帝国、中興の祖である。」

 と、学院長の話は去年と同じような内容を話している…

「―即位から30年あまり。 晩年の大帝は帝都から程近いこの地に兵学や砲術を教える士官学院を開いた… 近年、軍の機甲化と共に本学院の役割も大きく変わっており、軍以外の道に進むものも多くなったが… それでも、大帝が残した‘ある言葉‘は今でも学院の理念として息づいておる。」

 

『若者よ――世の礎たれ。』

 

「‘世‘という言葉をどう捉えるのか… 何をもって‘礎‘たる資格を持つのか… これからの二年間で考え、切磋琢磨する手がかりにしてほしい」

「そして去年、獅子戦役の再現と言われた内戦が起きている… 多くの命を失い、街も焼かれておるが…今は唐牛か落ち着いている状態じゃ… 君たちも、いずれは大きな渦にのみ込まれるじゃろう… だが それでもその渦にのみ込まれずに立ち向かった者たちがいる… いずれ君らも彼らと同じ立場になる時もあるだろう… 彼らのように努力し、考え、知恵を磨くためにも、ここでの2年間を大切にするのじゃ…、わしの方からは以上である…」

 そして学院長の話は終わった…

 

(『世の礎たれ』か…)

 とロランは思っている…

「ふふ、ロラン… 考えているわね… まあ私も考えなきゃね…」

 そしてロランを見るストラも思っていた…

 

「うーん、いきなりハードルを上げられた感じだな…」

 とロランの隣の席だったカルテがロランに話しかける…

「ああ、さすが皇帝と言うべきだな… さすが、かなり難しい目標だな…」

「まあ、そうだな」

 

「そう言えば、ここから少し見渡してみたが、他にも同じ赤色の制服を着た人たちが数人いるんだな…」

 ロランがカルテに話しかけた

「ああ、ほとんどは緑色の制服を着ていてて、貴族とかは白い制服を着ているんだからな…」

「ほんと、どういうことなんだろうな…」

 ロランとカルテが疑問に思っていると、ロランが

「と言うか、よく貴族が白い制服を着ているとこが分かるんだ? 俺もさっき気付いたところなんだが…

「少しこの学園を調べてきてるんだけどな… だがこの赤色の制服についての情報はなかったんだがな…」

「そうなのか…」

 と貴族の白い制服について話していると…

「以上で、《トールズ士官学院》、第216回・入学式を終了します。」

 といよいよ入学式が終わった…

「以降は入学案内所に従い、指定されたクラスへ移動してください 学院におけるカリキュラムや規則などの説明はクラスで行います  以上――解散!」

 と言われたが、ロランは疑問に思ってその場で立ち上がった… その理由は、入学案内書にそんな内容などが書いていなかったからだ…そしてカルテも同じように立ち上がった…

「指定されたクラス? そんなの案内書に書いてあったか?ロラン」

「いや、俺のには書いてなかったな… 普通入学式で発表されると思ってたんだが…」

「おーい 赤い制服の子は注目してくれー!」

 とステージ近くに居た男性が言った…

「君たちはクラスが分からなくて当然なんだ、ちょいとこっちで事情があってだな… 君たち赤色の制服を着ている子たちには これから『特別オリエンテーリング』に参加してもらうんだ…」

 とロランとカルテだけではなく他にも同じ赤色の制服を着ている子たちはびっくりした…

「え…」

「特別オリエンテーリング…ですの…」

 と最初に言ったのは髪が青色の男性、続いて発言したのはオレンジ色の髪をした女性だった…

「ん?」

「なんだそれ?」

 とロラン、カルテも驚いて発言した…

「まあ、すぐに分かるから。 そんじゃあ、全員俺について来てくれ」

 と言い男性は講堂からでていった… そして最初に無言でこの中では小柄な体系の男性、女性がでていき、次に橙色の髪の女性、青髪の男性、次に緑色の髪の女性が教官の男性に付いていくような感じで出ていた… 気づけばこ乗っていたのはロラン、カルテ、ストラの3人だけだった…

「どうする?」

「まあ、行くしかないんだから、とっとと行くか…」

 そしてロラン、カルテが移動し、そのあと3秒後ぐらいにストラが講堂をでた…

 

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

 

「ねえ、ロラン、カルテ…」

「ん?」

「どうかしたのか?」

 ストラ歩きながらロランとカルテに話しかけた…

「本当に大丈夫なのかな… こんな感じになっちゃったけど…」

「まあ、ここに入学したんだ、俺は覚悟の上でここに入学したんだからな…」

「カルテは案外すごいんだな…」

「おいおいロラン…案外ってどういう意味だ…」

「意外だってことだよ、カルテって案外覚悟とかなさそうな感じだったからさ…」

「そうか…」

 なんか気まずくなったな…

「ほら、前の人たちに遅れちゃうよ…」

 とストラがロラン、カルテに話しかけた…

「分かったよ!」

 とロランが言い、少し走って、前の集団に追いついたのだった…

 

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

 ~士官学院 旧校舎~

 俺たちは男性の教官についていくと、目の前には古い校舎が現れた…

「ここって…」

「士官学院の旧校舎…だったはず」

「カルテ、よく知ってるわね?」

「少し情報を手に入れただけだ、それにここ去年は色々でだって話だぜ…」

「え…それってホント…」

 カルテの話にストラがびっくりしている…

「カルテ、大丈夫だから…それに教官も…」

「~~~~♪」

「は…鼻歌歌ってやがる…」とカルテは思った… 

 そしてその教官は旧校舎のカギを開け、中に入っていった…

「こんな場所で何をする気なんだ…あの教官は…」

 と最初に言ったのは青髪の男性だ

「まあ、入るわけにはいかないですわね…」

 と次に行ったのは橙色の女性だった… そしてロランたち赤色の制服を来た子たちは全員旧校舎内に入っていった…

 

「ほう…あれが今年Ⅶ組に入る生徒なのか…」

 と金髪の男性が赤色の制服を着た人たちを見て言った…

「あれ? パトリック…こんなところにいたのか…」

「ああ、シュバルツァーか」

 そこにリィンが現れた、そして金髪の男性の名はパトリックと言うらしい…

「なんだ?新しいⅦ組のメンバーでも見に来たのか?」

「念のためにな、そう言うお前は生徒会の仕事はいいのか?」

「ああ、それはさっきおらわせてきたから大丈夫だ…」

「…さすがと言うしかないな…」

 パトリックはリィンの言葉に驚いているようだ…

「さて、去年から設立したⅦ組だが、今年は面白い面子が多いな… 私の妹もⅦ組に入ってほしかったんだがな…」

「あれ? パトリック妹なんかいたのか?」

「まあ、今年ここに入るそうだ、案内書の事を昨日5時間ほど通信され、Ⅶ組のことを言われたからな…」

「それは…大変だったな…」

「それはお互い様だろ、お前の所にいるエリゼさんの方は大丈夫なのか?」

「一応アルフィン殿下の護衛として、良かったってこっちも昨日通信であったよ」

「お互い私達は似た者同士なのかもな…」

「だな」

  そしてパトリックとリィンは少し話をして、リィンはトヴァルの所へ、パトリックは生徒会の手伝いへ向かった…




 観覧ありがとうございました、よろしければ評価をよろしくお願いします


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序章3  特別オリエンテーリング

今回会話が多いです m(_ _)m


~旧校舎~

 ロランたちは、旧校舎内へ入り、男性教官が旧校舎のステージに登ると、ロランらはステージに一番近い所の中央へ移動した… すると男性教官は…

「トヴァル・ランナーだ 今日から君たち《Ⅶ組》の担任を務めさせてもらうぜ ま、よろしくな」

 トヴァル教官は言った… そしてその言葉にロランたちは驚く…

「Ⅶ組?」

「君たちってことは… ここに居る人たち全員Ⅶ組と言うことですの?」

 と、カルテが言うと次に橙色の髪の女性がトヴァル教官に質問した 押してトヴァル教官は…

「簡単に言うとそうだが?」

「そ、そうですか…」

 と橙色の女性はあきらめたような感じで言った…

「なんか…聞いていた話と違うな…」

 と発言したのは青髪の生徒だ… 

「教官、質問いいか?」

「ん? なんだ?」

 とまたトヴァル教官に質問したのは珍しくカルテだった…

「この学院のクラスは全部で5つじゃなかったのか? そしてクラスは貴族や平民と言った身分や出身地で分ける、と言う感じだったと記憶しているんだが…」

「ああ、と言うか聞いてなかったのか… まあ、5つのクラスがあって貴族と平民で区別していたのは一昨年までなんだ… 実は去年から新しいクラスができてんだよ、つまりここに居る8人は身分や出身に関係なく選ばれた、特科クラス《Ⅶ組》と言うわけだ」

 トヴァル教官の言葉に皆が驚いている… そりゃそうだ…そんな話聞いたことがないんだから…

「ですが、そんな話は聞いたとこがありません 確かに去年は学生が指名手配になったと聞かされてますが…」

「それはお前さんが外国や辺境あたりに居たからだと思うぜ? ここに居る何人かはここのクラスの事は知っている奴らが半分はいる…」

「…そうなんですか…」

 とカルテは少しだけ理解したようだ…

「まあ、堅い話はこの辺でいいだろう、そんじゃ 皆後ろ向いて居てくれ」

 と教官の言う通りに後ろを向いた…いったい何をする気なんだろう…

「そんじゃあ、まあ頑張れ!」

 と同時にトヴァル教官は隠し持っていたスイッチを押した…するとロランたちが居た床が傾いたのだ!! 驚いて普通に転がっていく人もいれば、平気で普通に滑る人もいる… ロラン、ストラはそのうちの二人だ… そしてカルテは何とか足を使って落ちずに済んだが、足を滑らして、転がりながら落ちていった… そして小柄な男性と女性はこの坂を歩いて降りて行ったのだ… この先どうなる野かなと思いながらロランは落ちていくのだった…

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

~旧校舎 地下区画B2~

「いってて…」

 と最初に起き上ったのは青髪の男性だ

「一体…何が起こったのですか?」

「さあ?突然床が傾いたことは分かったんだが…」

 次は橙色の髪の女子、次にカルテが起き上った

「まったく…何なのよ一体…」

「で、ここは建物の地下か…」

「ロラン…軽すぎ…」

 とロランとストラも起き上った… そして二人の前には無事そうで無口な小柄の男子と女子が居た…

【ピピピ、ピピピ】

 と突然音が鳴りだした… どうやらリィンさんから手渡された戦術オーブメントからなりだしているようだ…

「何の音だ?」

「あ、これからなっているな…」

 とロランはオーブメントから流れているのを気付き、ほかのみんなも気付いたようだ…

「これってたしか…」

「学院の入り口でもらったものですが…」

 と女子2人が悩んでいると

【それは一般型にもついている通信機能もついているんだ けっこう便利なんだぜ】

 と皆はびっくりした、突然子トヴァル教官の声が聞こえてきたからだ…

「そうだったのか…」

 とカルテは驚いている、が他のみなはそれほど驚いていないようだ

「というか…これってまさか!」

 と青髪の男子が言っていると導力器から

【ああ、エプスダイン財団とラインフォルト社、そして帝国の西側に新しくできたプロテキス社が共同で開発した次世代戦術オーブメント 第六世代型戦術オーブメントだ その名は

《SREIT(スレイト)》】

「SREITか…」

「戦術オーブメントってたしか、アーツ(魔法)が使えるという特別な導力器だったっけ?」

 とカルテが話していると

【そうだ、クオーツ(結晶回廊)をセットすることでアーツ(魔法)が使えるようになるやつだ、と言うわけで、各自受け取ってくれ】

 と同時にロランたちの目の前の明かりがついて、そこには学院から申請したものが置いてあった…

【君たちから預かっていた武具と、学院から特別なクオーツを用意したぜ、ちなみにこれを設置したのは生徒会を中心に、8名の2年生の先輩方だぜ】

 先輩たちすごいな… とロラン達は思っているがトヴァルの話は続く…

【それぞれ確認した上で、クオーツを自分の《SREIT》にセットしてくれ】

 と、そこでトヴァル教官からの通信はない…それぞれ少し悩んだが…

「ま、とにかくやってみるしかないですわね…」

 と橙色の髪の女子は自分が預けたっぽい場所まで行った… そして無言で小柄な男子と、女子も自分が合受けた場所へと向かった

「それしかないからな…」

 次に青髪の男子も向かった

「ええっと、私のはあれか…」

 とストラが見ているのは時計でたとえると2時の方向だった、そしてそこへ向かった…

「俺のはすぐそこか… 俺も行ってくるか…」

 そしてカルテも自分の場所へ向かった… そしてそのあとロランも自分の場所へ向かった… そこには、リィンさんに預けた武具と、クオーツが置いてあった、そしてロランはそのクオーツを手に取った

【マスタークオーツ 『ガルテ』をロランはゲットした】

「これは…」

【それはマスタークオーツだ、SREITの中心に嵌めればアーツが使えるようになる、さあ、セットしてみてくれ】

 そしてロランは『ガルテ』を《SREIT》の中心に嵌めこんだ そのあと、ほかの者もそれぞれのマスタークオーツを自分の《SREIT》に嵌めこんだ… すると、 突然《SREIT》と自分が光りだした…

「………これは…」

 とロラン達は驚いている、そこにトヴァルが

【君ら自身とSREITが共鳴、同期したという合図だ、ま別の言い方をすれば証拠と言うことになるな、これでやっとアーツ(魔法)が使用可能になったってことだ、他にもSREITには前のARCUSの機能を一部引き継いでいるんだ、そしてまだほかにもいろんな機能があるんだが… これだけは教えてくか… SREITの後ろを見てくれ】

 そしてロラン達は教官に言われ、SREITの後ろを見た、すると後ろにはもう一つ開けるカバーが付いていた…

【そっちはまだお前らさんたちには身が重いため、強制的に閉じている、SREIT自身にも意志を少しだけもっていてな、ある程度認めてくれたら裏側があき、ある能力が解放されるという仕組みだ… ま、他の機能や裏側のカバーについては追々ってことだ、そんじゃあ、始めるとするか】

 と同時に部屋の奥にあった扉が開いた… 

【そっから先はダンジョン区画になっている、結構広いし、入り組んでいるから迷い込むと思うが、無事に、ダンジョン区画の終点にたどり着ければ、俺がいる場所『旧校舎1階』まで戻れることができる、まあ、ダンジョン区画には魔獣がいるんだがな】

 

【それではこれより、士官学院・特科クラスⅦ組の特別オリエンテーリングを始める、全員ダンジョン区画を抜けて無事に俺がいる場所『旧校舎1階』まで戻ってくること、なんか文句があったらその後に受け付けるから そんじゃあがんばれ】

 トヴァル教官からの通信は途切れた…

 

 そして生徒全員はドアの前で合流した

「えっと…」

 とカルテが言う…

「どうやら、本当にやるわけですわね…」

 と橙色の女子が言うと… ドアの近くに居た小柄な男子と女子が勝手にドアの中へ入ろうとする

「っておい、二人でどこへ行く気だよ…」

 とロランが気付いて注意するが…

「別に、俺らは二人だけで十分だし」

「そうね、あまり迷惑はかけたくないしね、それじゃあ…」

 と小柄な男子と女子は勝手にダンジョン区画へ入ってしまった…

「仕方ない方々ね、まあいいわ 念の為数名で行動しましょう」

 と橙色の女子のは小柄な男子と女子の事はほおっておくことを言っている、そして隣にいた男子と女子に話しかける

「そこの彼と彼女、私と一緒に来る?」

 と橙色の髪の女子に言われたのは緑色の髪の女子と青髪の男子だ

「俺は大丈夫だぜ?」

「私は、正直助かります」

「では、私たちは先に行きますわ、あなた方も気よつけて」

「あ、ああ…」

 と3人はダンジョン区画へ入っていった… ロランは彼女らの先に入った二人を少し心配しているようだ…

「で、結局残ったのは私たち顔み知りの3人だけど」

「まあ、この面子で言った方がいいだろう、そう言えば二人はどんな武器を使うんだ?」

「ああ、私はこれね」

 とストラは太刀をカルテに見せた

「へえ、女子が太刀なんか使うんだな…」

「何か悪い?」

 ストラは少し怒っているようだ

「いや、ただ珍しいだけだよ、ロランは何を使うんだ?」

「ああ、俺はこれだな」

 ロランはカルテと同じ武器の太刀をカルテに見せた

「二人で同じ武器なのか!? 二人とも同じ出身?それとも同じ流派の門下生とか?」

「まあ、答えるならどっちもそうだな…」

「ってことは、同じ出身で同じ流派の武器を使うと…こいつはびっくりしたな…」

「ふつうそうなるわよね、私たちはアルテリと言う場所から来たのよ… そこでやっている八葉一刀流と同じ太刀を使う流派、抜刀戦闘術を使うのよ、だけどロランは抜刀戦闘術と八葉一刀流を合わせた戦い方をするのよ…そして私は抜刀戦闘術を習ったけど、我流の戦い方なのよ…」

「へ、へぇ…そうなんだ…」

 と武器や流派、出身などの話をしていると、今度はカルテの話になった…

「カルテは何を使うんだ?」

「ああ、俺か? おれはこれだな…」

 カルテは二人に法剣を見せた

「それって?なに」

「ああ、法剣と言ってな、アルテリア法国で使うものだ」

「アルテリア方国?カルテって留学生だったの?」

「実はそうだ、と言うかトヴァルさんの話聞いてなかったのか…」

「そう言えば…」

 

 ~回想~

「それはお前さんが外国か辺境あたりに居たからだと思うぜ?」

 ~回想終了~

 

「たしかに言ってたな、そしてアルテリアって教会で有名だから、トリスタの教会でお祈りしていたのはそう言うことだったのか…」

「まあ、そう言うことだ、さあ、さっさとダンジョン区画行こうぜ!」

「あ、ああ!」

 とカルテの言葉でロランとストラはダンジョン区画へ挑むのである…




観覧ありがとうございます、よろしければ評価をお願いいたします


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序章4  ダンジョン区画 Ⅰ

土日更新は大変だなー

そしてストラがステラになっていた 間違えた入力してしまったようだ ごめん


~ダンジョン区画~

「おいおい…早速魔獣かよ…」

 とカルテが話していると、目の前に魔獣が見えた…

「ほかのみんなはあの魔獣を倒してから行ったのかな?」

 とストラが話した、ロランは…

「さあな、とにかくちゃっちゃと倒しますか、どうやら一体だけっぽいし」

「了解だロラン」

 とカルテが話し、魔獣に戦いを挑んだ!

 

「さあ、とっとと片づけるぜ!」

 そしてロランとストラは、速攻で魔獣の所へ行き、太刀で攻撃を仕掛けた、だが魔獣は一体だけだったため、速攻で戦闘終了になった…

「俺、出番なかったんだが…」

「まあ、気にするな カルテ」

 とロランが慰める…

「今度は俺にも戦わせてくれよ!」

「ハァ…分かったよ」

 とあきれながら答えたロランであった

 

「で、少しまた歩いてみたが… 今度は3体、さっきと同じ魔獣だな」

 俺たちは、また歩いているとさっきと同じ魔獣、しかも今度は3体に遭遇した…

「どうも少し数が多いわね…」

「これから、いっそクラフト(戦技)でやった方がいいな…」

「俺もそう思う、さっさとやるか」

 

「戦闘開始ね…」

「はぁぁぁ」

 といきなりロランは太刀を使い、気合いをためている…

「一文字!!」

 とロランは言いつつ、太刀を振った、そして魔獣を3体…ではなく2体をやっつけた

「一体残ったか…」

「だったら、俺に任せてくれ」

 カルテは剣を持って、魔獣の所へ向かい

「クロスエッジ!!」 

 カルテの剣が、クロスを描くような剣技を見せ、魔獣を倒した

「ま、こんなものか…」

「さて、どんどん行きましょうか」

 とストラの声で皆は歩き始めた

 

 そして歩いていると…

「おい、あれって…」

 カルテが何かを見つけたようだ…

「宝箱ね」

「こんなダンジョンでも宝箱ってあるんだな…」

「ま、とっとと開けてみようぜ!」

 そして宝箱のあるまでみんなで行き、ロランが宝箱を開けることになった…

「さて…宝箱の中身は…」

【ロランたちは、クオーツ『ストーンボール』を手に入れた】

「これって…クオーツ(結晶回廊)よね」

 とストラが言う、カルテも

「ああ、アーツ(魔法)が使えるやつだっけ で、これ誰が使うんだ?」

 と言い、クオーツをどうするか話した

「そう言えば、皆マスタークオーツって何だったの?」

 とステラが話す

「俺は炎のマスタークオーツ『ガルテ』」

「ガルテ? 聞いたことがないが、どんな効果があるんだ?」

「攻撃系だ… ステラは?」

「私は… 氷のマスタークオーツ『プトラ』 主に回復系のマスタークオーツね」

「俺は 上位三属性の空のマスタークオーツ『ビトール』 こいつは回避系と魔法系だが…」

「だとするとカルテが持っておいた方がいいんじゃないか?」

 と、各々自分のマスタークオーツを話していたら、突然ロランがカルテが持っていた方がいいと話した

「なんでだ?」

 当然カルテはロランに問いかける、そしてロランは

「だって、魔法系が得意なマスタークオーツなんだろ?だったらカルテが持っておいた方がいいじゃん」

「私もそう思うわ、そうしておきなさい」

「そんじゃあ、使わせて貰うぜ」

 そしてロランはクオーツ『ストーンボール』をカルテに渡し、カルテはクオーツを自分のSREITに嵌めこんだ

「それじゃあ、さっきの分かれ道を左に曲がって先へ進もうか」

 

「で、また宝箱かよ…」

 俺たちは来た道を少しだけ引き換えし、先へ進むルートを見つけ、進んでいたが、また分かれ道の所で、また宝箱を見つけたのだ…

「結局、また開ける役目は僕なのね… さて、今度の中身は…」

 宝箱からでてきたのは、七つの小さい袋だった

「ん? これは一体…」

 ロランはその袋の中身を調べた…そしてなかには、セピスが入っていたのだ

【ロランは七種類のセピス×50を手に入れた】

「で、入っていたのはセピスの詰め合わせだったのね…」

「これは…分けずらいな… さっき魔獣と戦いをしたときも念のためにと俺が持っていたんだが…」

 カルテは今までの魔獣との対決で獲得していたセピスをロランとストラに見せた

「いつの間に持ってたんだよ、まあいい…これは皆で平等に使うとしようか」

「だな、でこいつはどうする?」

 カルテはセピス魂を見せた…

「それってセピス魂よね? 最近じゃ工房とかに持っていくとミラと変えてくれるものよね…」

「で、こいつはどうすればいい?」

「さ、三人で均等に分けよう…」

 ロランの言う通り、セピス魂はロラン4個 ストラ4個 カルテ4個とちょうど均等に分けれた

「じゃあ、戻って探索開始だ」

 

「で、今度は魔獣と遭遇っと…」

 更に来た道を戻っていくと、スライム系の魔獣と遭遇したのだ

「こいつには普通の攻撃が効かなさそうだな」

「ならアーツ(魔法)を使って倒した方がいいわね」

「だな」

「よし、行くぜ!」

 

「戦闘開始、頑張ろうぜ!」

 と戦闘開始し、ロラン、ストラ、カルテはすぐにアーツを駆動させた

「「SREIT駆動」」

 とロランとストラは言うがカルテは

「アーツ駆動」

 と言った そして一番早く詠唱が終わったのはカルテだった

「くらえ! ストームボール!」

 カルテが詠唱した地のアーツ『ストームボール』は単体魔法だったため、三体居たスライム型魔獣の内、いったいを撃破したのだ そして次に詠唱が終わったのはストラ

「アイスカッター!」

 とストラが唱えた氷のアーツ『アイスカッター』は残り二体の魔獣に当たった、しかし撃破した魔獣の数は一体だった…

「あー、残しちゃったか…」

「ストラ、俺の詠唱無駄にする気かよ…」

 とロランが突っ込みを入れたときにロランの詠唱が終わり

「お、終わったか、なら フレイムウェーブを食らえ!」

 炎のアーツ『フレイムウェーブ』が魔獣に当たり、見事戦闘終了となった

「案外、このアーツが詠唱長いんだな」

「マナを使う量が多ければ多いほど詠唱に時間がかかると言う事ね」

「ま、このあたりはまだ初心者向けの戦闘だな 早く強敵に会わないかな…」

「カルテ、それは言っちゃいけない…」

 とカルテがフラグ建築したところで、3人は奥へと進んだ…




 観覧ありがとうございました、次回からオリジナル設定でも使えたらいいなと思っています、そしてその説明も小説内に入れていきますのでご了承ください

 そして毎週日曜日は小説はお休みです 明日は更新しませんのでこちらもご了承ください


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序章5  ダンジョン区画 Ⅱ

今回は、ゲームをやっているときみたいな説明文がでてきますので、ご了承ください


「強敵…じゃなくて、大量の敵が現れたね」

 ロランがそう言った目の前には、昆虫型の魔獣が6体居たのだ

「この群れ、いったいどうする気なの?」

 カトラがそう言った、確かに、この群れを一気に戦うのはかなりきつい、だがカルテは

「だが、戦わなきゃ先には進めない」

「で、どうするつもりなんだ?カルテ あいつらは僕やストラの太刀、それに君の剣では通用しないと思うけど?」

 ロランはすでに気付いていたのだ、昆虫型の魔獣には刃が通らないことを

「なら、近距離がだめなら遠距離だ」

 とカルテは言うと、いつの間にか腰に会った銃を取り出した

「カルテ、それは何?」

 とストラはカルテの銃について問いかけた、そしてカルテの答えは

「法剣の話はしただろ、こいつは法剣の銃タイプ、名は法銃」

「そんな武器があったのか…」

「まあな、でこいつらを倒すにはなるべく銃などの武器が有効だと思うんだが…君らは何か遠距離系の武器は持ってないのか?」

 とカルテは二人に問いかけるとロランは

「僕はもっているけど、ストラは…」

「私は持ってないのよ…」

 とカルテに話した

「そうなのか…ちなみに何を?」

「俺は導力式の銃じゃなくて、通常弾の片手銃だ」

「そんなものをまだ使っていた人がいるんだな…」

 とカルテが驚いているようだ…

「私のは、見てもらった方が早いわね」

 とストラはカルテにスタンロッドを見せた

「これって、スタンロッドだよな…」

「ええ、だけど私のは氷アーツを少し嵌めこんでいるから、アイスロッドと言ったところかしらね」

「そっちもかなり変わった武器を持ってたんだな、まあちょうど目の前にいる魔獣には効きそうな武器でよかったよ…」

「それじゃあ、行きますか」

 ~  ~  ~  ~

「何とか切り抜けないとな…」

 

 オリジナル設定《ウェポンチェンジ》について

 今作からは、新たに武器を二つ持っているキャラが多くいます、そこで新たにウェポンチェンジが追加しました、武器はほとんどのキャラは近距離と遠距離となっています、武器の変更はクラフト画面からいつでもできます、またクラフトは武器によって変わりますのでご注意ください

 

 ロランは武器を太刀から片手銃に変え、持ち替えた銃を3発撃った

 1発目と2発目にの弾丸で一体の魔獣を倒し、3発目の弾丸は一体の魔獣の急所に当たり、当たった魔獣は撃沈した…

 続けてカルテの法銃の魔導弾が連続で4発魔獣へと向かった

 二発づつ、2体の魔獣へと向かい、お互いの一発目は魔獣の正面に直撃、後に来る弾が、魔獣を貫く、そして2体の魔獣は撃沈した

 そしてカルテが銃撃をやめたその時、ストラがアイスロッドを手にり、クラフトを放った

「アイスボックス!」

 アイスロッドから氷の塊が現れ、それを残り2体の魔獣にはなった、すると2体の魔獣は氷漬けになり、数秒後には氷が壊れ、魔獣は氷結状態になっていた

 すかさずロランとカルテが銃用のクラフトを放つ

「燃え尽きろ、フレイムショット!」

「輝け、シャインショット!」

 二つの弾丸がそれぞれの魔獣を貫いた、そして魔獣は撃沈し、戦闘が終了した

 

「案外ちょろかったな」

「まあ、それは武器のバランスが良かったからじゃないかな…」

「それもそうね、私たちって相性がいいのかもしれないわね」

「だな」

 と3人が確認したその時、3人の目の前から

「あら、戻ってしまったようですわね…」

 目の前には、先に行っているはずの橙色の髪の女子の班が現れたのだ

「そうみたいですね」

 と緑色の髪の女性がいう

「また道を間違えたのか…」

 と青色の男子が言った

「あれ?君たちは…」

「なんでこんなところにいるの?」

 とロランとストラが3人に話しかけた

「実は、道を間違えてきたようです…」

「道を間違えたのか…教官の言ったことは正しかったようだな…」

「まあ、せっかくだし改めて名乗っておきましょうか」

「なんでそうなるの?」

「まあまあ、ロラン彼女に乗ろうじゃないか、まだ名を知らないクラスメイトなんていやだろ」

「それはそうだが…はぁ分かったよ」

 とロランが変な承認をしたところで

「では改めて名乗らせてもらいますわ」

 

「私の名は ロテリア・カイエン 以後よろしくですわ」

「「四大名門!?」

 とロランとストラは驚いているがカルテは、「なんだそれ?」と思っているようだ…

「なんか有名なのか?」

「ってああ、カルテが知らないのも無理ないか…」

「帝国では平民と貴族のことは知っているよね?そして貴族には四大名門と言う貴族のトップたちがいるのよ まあその中でも公爵家と侯爵家に分かれているんだけど、それでカイエン家は帝国西部のラマール州を収める四大名門の一つなの」

「成程な、要はお偉いさんか」

「その言い方は何か刺さりますわね、まあいいですわ ほかの二人も自己紹介は?」

「ああ、じゃあ俺から」

 とロテリアの言葉でまずは青い髪の男子から自己紹介をするようだ

「ハルト・プリシュラだ 一応俺も貴族だ」

「へえ、君も貴族なんだ、その割には貴族っぽくないね」

「そう言われるよ、自分の出身はオピラスだからかな…」

「オピラスと言うと、工房都市よね? たしか今では機甲兵(パンツァー・ゾルダ)の制作をしているとか」

「不本意ながらね、それに俺の武器はこんなんだし」

 とハルトは皆に小型の魔導杖を見せた

「それって魔導杖(オーバル・スタッフ)よね? そんなものも作っているの?」

 とストラがハルトに話しかけた

「いや、これはあくまで途中段階の武器だ、テストパイロット関係で俺が使っているというわけだ、まあそっちの彼女のほうがすごかったけどな」

 とハルトは緑色の髪の女子のことを見た

「わ、私ですか?」

 と緑色の髪の女子がびっくりしたようだ

「君も挨拶したらどうだ?」

「では、オリアン・ウィスベールです どうぞよろしくお願いします」

「オリアンさんか…そう言えばハルトがすごかったと言っていたが、どんな武器を使ているんだ?」

「いきなり呼び捨てかよ…」

「で、では…」

 とオリアンは魔導杖を見せた

「君も魔導杖? でもハルト君と形もサイズも違うみたいだけど」

「さあ…それは私にもわからないのですが…」

「ああ、それは制作社がちがうからだな」

「と言うとどういうことですか?」

 ロランがハルトに話しかける

「俺のは市内にあるプロテキス社の自分専属部、第11開発部と第3研究部が共同で作ったやつ、オリアンのはエプスダイン財団とラインフォルト社が作ったやつだからだ、性能も違うぜ」

「そうだったの…」

 とオリアンが驚いている

「で、君たちは来た道を戻るだけど…大丈夫なの? こう言っちゃあ失礼だけど、男子が一人だけで?」

「私は大丈夫ですわ」

 とロテリアは二拳銃を皆に見せた

「この二拳銃があれば、大型魔獣や大量の魔獣も心配なしですわ」

「そ、そうなのか…」

 とロランが疑問に思っていると、ハルトが

「そう言えば、君たちまだ名乗ってもらってないけど…念のために貴族か平民かを言ってもらってもいいか?」

「別に大丈夫だが…」

 とロランが大丈夫サインをもらったところでカルテから自己紹介をした

「じゃあ俺から、俺はカルテ カルテ・ストラードだ 一応外国出身なんでね、いろいろとよろしく そして貴族か平民かで答えるなら、平民で答えておくよ 自分の国には身分制度がないからな…」

「留学生でしたの…」

「正直びっくりだな… でそちらのお二人は?」

「では私から、私はストラ・ヴェブシュ 出身はアルテリで平民よ」

「アルテリ…確か雪街でしたよね?」

「そうだけど? 何か…」

「いえ、何でもないわ…」

 とオリアンとストラの会話が終わると

「最後は僕だね 僕の名前は ロラン・バネット 僕も出身はアルテリで ‘一応‘平民だよ」

「へえ、君もアルテリなんだ…」

 とハルトが驚いている…

「では、お互いの自己紹介も終わったことだし、私たちはそろそろ先に進みますわ では、またあとで」

「ああ」

 と3人は奥へと進んだ…

「それじゃあ私たちも進みましょうか…」

「そうだな」

 

 そして3人は奥へと進んだ、そして奥へ進むと、階段があったのだ、3人は階段を上り、旧校舎1階へと歩き始めた…



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序章6  ダンジョン区画 Ⅲ


 二人の登場をどうしようかかなり悩んだ…
 そしてPCからの攻撃が…   遅れたことをここにお詫びいたします


~旧校舎 地下区画 地下一階~

 

「階段を上ったらそこはもう出口…ってことはないか…」

 カルテが少し残念そうだ…

「当然でしょ!、それだったら簡単すぎるよ…」

 ストラが少しガツンと言っているな…

「まあ、教官がそんな簡単にするとは思わないしね… それにほら…」

 ロランが何かを見つけ、二人もロランが見つけたほうを見ると、そこには【旧校舎 地下一階】と書かれたプレートが壁に張り付いていたのだ

「なんでこんなのが普通にあるんだ…」

「教官が気をきかせてくれたんじゃない?」

「まあ、現在地は分かったし、とっとと先へ行こうか」

 

 ロランたちは順調に旧校舎地下区画のダンジョンを進んだ、途中先に行ったはずのロテリア班がなぜ見えないのかは少々不思議に思いながら、ロランたち3人は旧校舎出口へと向かった

 

 そしてロランたちは、途中魔獣が現れるも、クラフトや武器の相性で武具を変えながら、進んでいると、少し大きな部屋にたどり着いた…

「……」

 ロランは何かに気付いたようだ…そして年のためにと思ったのか、太刀に手を置いている…

「ロラン、どうかしたの?」

「…誰かいる…」

「ロラン…魔獣か?」

 ロランの言葉に、カルテはびっくりし、剣を構える…

「ああ、しかもかなり厄介な奴だな…」

 とその時、なぜか上から中型の魔獣が現れたのだ!

「こんなの…倒せるの?」

 ストラは少しだけだが…怖がっているように見える… 

「だけど…やるしかないね…」

 ロラン達は、武器を構える…

 

「だったら、ここは私たちに任せてくれないかな?」

 

 と言った後に、銃声がなりだし、一発の弾丸が中型魔獣に当たった!

 

「はぁぁ! シャドウエッジ!」

 

 そして小柄な男子が突然現れ、高速で中型魔獣に一撃を決めた! 攻撃場所が良かったのか…魔獣は倒れ、セピスへと変わり果てた…

 

「す、凄いな…」

 カルテが驚いている…そこへ小柄な女子が後ろから

「あなた達、大丈夫?」

「ええ、って、そう言えば、君たち最初に二人で先に行ったはずよね」

「そうだけど…何か?」

「いえ、何でもないわ…」

 とストラと小柄な女子が会話をしていると…

「で、君たち…名前は何ていうんだ? 君たちだけまだ聞いてなかったからな」

 カルテが彼女らに問いかけた

「そう言えばそうね、じゃあ改めね名乗っておくわ 

  私は マヤ・ブレイヤー、でそっちの無口で小柄な男子は私の双子の弟、ラシュト・ブレイヤーよ、改めてよろしく!」

 と二人はロランたちに名前を名乗った

「二人は双子だったんだ…そうは見えなかったけどね…」

「まあ、よく似てないとは言われてるよ…」

「ところで、なんでこんなところにいるの? 二人はかなり先に行ったはずじゃ…」

「まあ、いろいろとこっちもあるのよ、それにここは‘おそらく中間地点‘だから、そのまま進むといいよ、じゃあ私たちは先に言ってるから… ラシュト、行くわよ…」

 ラシュトはうなずき、二人は奥へと進んだ… だがロランはさっきの会話に疑問を抱いていた…「なんで、ここがおそらく中間地点っていったんだろう…」と

 

そして二人はさらに奥へ進んだ…





 少し文面が少ないですが、いろいろとこちらも大変なんです ご了承ください…
 そしてすみません!


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序章7 ダンジョン終点 Ⅰ

半年ぶりですね あらためていろいろと考えていたので 遅れました
そして 年が明けてからいろいろと忙しくなっていたので 小説が書けない状況となってました(主に仕事)
そういえば 閃の軌跡の続編が正式に出るそうですね
ということは タイトルも変えないといけなくなってきそうですね
まあ あくまで自分の小説はオリジナルのその後のつもりなので あまり荒らしとか悪口とかを言わないようにしていただけると幸いです
では 長くなりましたがお楽しみください


※ 実は小説の構成とか話とかって何も考えないで作ってたんですけどねw
  まあ 大まかな流れは決めてますが 
  そして半年たってるので いろいろと設定忘れたりしてますw


~旧校舎 地下区画 地下一階終点~

 

「お そろそろ終わりっぽいな」

 3人は着々とダンジョンを進んでいくと 突然カルテがそう言った

「え? なんで終わりってわかるの?」

 ストラは当然のようにカルテに問いかけた だってダンジョンの終わりなんてわからないからだ だが カルテはこういった

「あぁ ちょっと道の先をよく見てみな 少しだけだが 光があるだろ?」

 カルテがそういったのでストラは道の先を見てみた かすかにだが道の先に光が見えることをストラは確認した

「ホントだ、かすかにだけど光が見える…」

「んじゃ そろそろ出口か… 長かったなぁ…」

 と、ロランは疲れたように地面に座った… ちなみにロランたちは戦闘をしつつダンジョンを進んでいるため かなり体力を使っているのだ(経過時間はおよそ30分)

「ほら ロラン もう出口なんだから さっさと行くわよ」

「リョウカーい」

 ストラがロランに話しかけ、3人は出口へと向かった が…

 

 

「ん?」

 ロランが突然足を止めた?

「どうした? ロラン」

 カルテがロランに話しかけると ロランは

「いや、 あれって何だ?」

 ロランは 何かに指をさした

「あぁ… あれか」

 カルテは納得したよう顔をすると こういった

「あれは導力式の回復装置だよ 傷とかを治す道具とかが入ってるし おまけに武器とかのメンテもできるんだよ」

「へぇ そんな物があるのね」

 とストラは関心に思った

「あれ結構いろんなところに見るから 普通気にしないんだが…

 なんでストラ そんな物があるのね って言ったんだ?」

 とカルテは疑問に思った 

「実は俺たちが住んでるアルテリってあんなもんなかったんだよ ほとんどそういうものって住んでる家とかにあるからさ」

 とロランが言った

「ふーん アルテリって結構変わってんのな」

「まあね」

 

 ※ ゲームでいう青い光が出ている回復装置です 一応ゲームではチュートリアルなので書きました

 

「あ ちょっとあの装置に行ってきていいか?」

 突然ロランがそういった

「なんで?」

「いや ちょっと銃の予備弾薬が切れてて 補給しに行ってもいいか?」

「成程 んじゃあいろいろと武器メンテしてから出口行くか ストラもそれでいいか?」

「まあ… 仕方がないし 少し休みましょうか」

 と言って3人は 回復装置で武器メンテと弾薬補充を10分ぐらいで片づけて 出口へ向かった

 

 

 ~旧校舎 地下区画終点~

 

 

「お 階段だ」

 俺たちは地下1階にある上へ上る階段の前へ来ていた そしてその階段の上には通路があり おそらくそこから地上へ戻れるようだ そして階段の前にはちょっと広いスペースがある

「ようやく この特別オリエンテーリングも終わりね」

「だな にしても なんか特別というわりには なんか楽だったな」

「そういえば そうね 最初聞かされた時には少し驚いだけど 内容は結構簡単というか…」

 ストラとカルテは少し気を楽にしてる だけどロランは気を楽にはしていなかった 終わりというところまで来ているのにだ

「………」

 ロランは何かを見ているように黙っている… その表情にカルテが話しかける

「ロラン? どうかしたのか?」

 カルテがロランに話しかけると ロランは何かに気づいたようだ…

「二人とも… 少し下がって…」

 そういったロランは銃を構えた そして銃口の先は 自分の位置から少し上にあった石像だ

「ロラン… いったいどしたんだ…」

「カルテ 下がりましょう」

 といったストラはカルテの手を握り ロランに言われた通り 少し下がった

「カルテ ロランはね カンが鋭いのよ 特に 殺気にはね」

 とストラが言った瞬間 ロランが石像に向けて 銃を撃った 

 だが… 銃を撃った瞬間 石像が無くなっていた…

「…上か…」

 と言った瞬間 ロランは上を向いた… 確かに上には何かいた…

「おいおい… どういうことだよ…」

 カルテが驚いてるが 二人は全く驚いてはいなく… 冷静だった… そしてロランがこういった…

「やっぱり… 石の守護者(ガ―コイル)だったか…」

 



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