東方龍心録 (雷夜)
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プロローグ 別れと出会い
本当に何度もすいません
古き時代…人を貪り食い、世界の命を破壊し、神を超える存在と呼ばれる存在
人は、その存在に蹂躙され、人に憎悪という感情が生まれた…その感情から人間は悪という心が生まれた、そしていつしか平安の時代に戦が起きた。それを見ていた妖怪たちもたちまち人間を下に見るようになった…そして暗躍の時代から7人の救世主たちが現れ、その滅獣たちを封印した…その滅獣たちは7つの武器に封じ込められ…その武器は人々から
池永の御曹司として、生まれてきた彼の名前は
池永龍馬という。 彼は頭は悪くもなく、運動も得意でやれば何でもとこなす少年だが…彼はとても不真面目な性格で、自由気ままに生きてきた。授業にも参加せず、せめてやっているとしたら体育の授業だけだった
だが…彼は高校の中でも一番強く、他校の者たちと喧嘩する不良だった
彼は、のちに番長と言われるようになり、かなり人から遠ざけられるようになった
「今日は、もう帰るか・・・」
彼は学校を抜けだし、鞄を持って帰っていった
毎日喧嘩し、毎日サボり、毎日学校を抜け出す
これが、彼の日常だった
彼は家に帰る途中…小さい頃からよく行く場所があった…そこは山の奥にある神社だった…すごく古臭い場所だが…よくここで、幼馴染と一緒に遊んでいた場所だった。
「ここだと思うけど…間違えたかしら……」
彼は、神社の近くに女性の声がしたのを気づいた
「誰だよ…人なんて滅多に来ないのに…」
彼がそう呟くと…
「っ‼︎」
彼は避けた、彼の反射神経が反応して後ろに避けた
何者かに、攻撃されたのだ
「誰だ、お前は・・・女か」
その正体は金髪で紫のドレスを着た女性だった
「あら、避けられたわね 初めてよ普通の人間が私の弾幕を避けれたのは」
と、その女性はつぶやく一見普通の女性に見えるがこの状況からして普通ではない、明らかに人間とは思えない存在感だった
そして、さっきの光の玉はこの女性から放たられたと、龍馬は考える
「おい、さっきのはなんだ」と警戒心を持ちながら相手を威圧しながら言う
「あら、可愛い子じゃない結構好みなんだけど口が顔に似合わず悪いじゃない?まあ、なんだか勿体無いわね…」
女性は龍馬を蹴りで攻撃する
龍「女の癖に…強いじゃねぇか…結構重たい蹴り貰ったぜ?なら、お返しだ…」
彼は腕で受け止めた後、回し蹴りで反撃する、そして女性のお腹に命中した
「っ!い、痛いわね…まさか人間如きに手こずるなんて…」
彼女は弾幕を放つが龍馬はバク転をして避けた
それが、悔しかったのか彼女はひたすら弾幕を大量に撃ち出す
だが、彼はそれをすべて避けたが…彼女は、すでに彼の後ろにいた
「……今…どうやって」
彼は、諦め…負けを認めた
「やるなら…殺れよ…」虚ろな目になり彼女に言う
しかし…この状況とはまったく逆の展開になった
「なるほど…貴方、良い素質を持ってるわね。大妖怪と呼ばれたこの私と少しは同等に戦えるなんて…いいわ、このまま殺すのは勿体無いことだから…貴方に一つ言うわ…私の息子にならない?」
彼女のその言葉に驚いていたが、疑問に思いながらも彼は否定せず答える
「そんな理由で、俺を息子にするなんて面白い人だな。まあ、いいや俺は今の生活には飽き飽きしてるし、父さんの所に居ても、居場所なんてないからな…このままどっかに行くのは悪くないかもな…」
「…貴方がそう言うなら構わないけど、一応聞くわ。本当に後悔しないのね?もう、ここへは戻らないわよ…」
龍馬は、幼馴染のことを考えた
またいつか会える日を待ち望んでいたが、あれから10年も会ってない
また会えることなんて、ないと心に決めた
「いいさ、別に…ここには、居場所なんてないんだ…まあ、俺はあんたみたいな美人に息子になれと言われたらまあ大歓迎だがな」
「あら、口説いてるのかしら?フフフ…私の名前は八雲紫よ…よろしくね」
「ふっ、口説いてるわけじゃないぞ…本当のことを言ったまでだよ…
俺は池永龍馬…よろしくな…」
「ええ、よろしくね。さてと行きましょう…」
その、瞬間 彼の足元に目玉のあるスキマが開いた
「な、なんじゃこれ!!!!」
彼はスキマの、中に消えていった
「あら、急過ぎたかしら…」
一方その頃、龍馬は
「…うっ、なんだったんだあれは…嫌な予感しかしないな…」
彼は、ため息を一つ零した
龍馬は、池永家の御曹司なのですが…グレた設定にしてます
なので、ちょっと口悪い生意気な少年ですね(⌒-⌒; )
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