RATEL---ラーテル (海鳴り)
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第1話 転生と出会い

 作者の一番好きな動物で何とか小説を書きたい!でもどうすればいいの?という考えのもとで作られた小説です。頭空っぽにして読んでください。


 神様に間違えて殺されてしまった俺は色々特典を貰ってワンピースの世界に転生した。特典は自分でこれが欲しいあれが欲しいって頼む形式じゃなくてくじ引きだった。

 

1回目で「ワンピースの世界に20歳で転生」を引き、

 

2回目で「イヌイヌの実 モデルラーテル」、

 

3回目で「武術の心得」を引いた。

 

 三つ目の「武術の心得」はワンピース世界の有名な武術をしょっぱなから使えるというものだ。便利。

 

 俺は神の間で2カ月ほど能力を確認してから転生させてもらった。

 

 

 

 

 

「お前俺の仲間になれ!!」

 

 俺が転生した先はガイモンが守護する珍獣たちの島だった。果物や木の実を御馳走になったので海へ月歩で飛んでいき、嵐脚で魚を捕ってきてあげた。ちなみに六式は「武術の心得」のおかげで一応使える。得意なのは鉄塊と指銃だ。

 

 魚を食いながら聞いたかぎりではまだこの島にルフィ達は来てないらしい。

 

 

 と、思っていた1週間後にルフィ達が来てどーーーんとこの宣言。隣にいるナミもあきれている。ちなみにガイモンのからの宝箱の件は俺がすでに解決している。月歩が使えるので余裕だった。

 

「え?いやいいけど・・・え?こういうのって普通もっといろいろ話してからするもんじゃねえの?いや仲間になるのはいいんだけどさ」

 

「よっしゃあ!よろしくな!」

 

「いいのあんた!?海賊よ!?」

 

 ナミが驚いているが俺はルフィと冒険できるのが楽しみでしょうがない。それにラーテルの能力のせいか戦いたくてしょうがない。

 

「おうよろしくな。俺の名前はニカイドウ・レンヤだ」

 

 俺は笑顔でナミに答えた。

 

 

 

 

 そのあとガイモンにお別れのあいさつをして俺はルフィ達と海に出た。

 

「で、あんたは何ができるの?」

 

「戦うのが得意だけど他は器用貧乏って感じだな。料理も簡単なのなら作れるし治療も止血とか簡単なのならできる。海図も読めるからここみたいなグランドラインに比べて比較的簡単な海なら航海もできる……はず。それ以外もそこそこなら」

 

「十分よ。じゃあしばらくは料理とかお願いね」

 

「あいあいさー」

 

 俺はびしっと敬礼をしてナミの船からルフィ達の船に戻った。ガイモンから釣り具を貰っていたので釣りをするつもりだ。

 

「おーレンヤ何してんだ?」

 

「見ればわかるだろルフィ。釣りだよ」

 

 俺が釣り糸を垂らしながらルフィの質問に答えるとルフィはにししと笑った。

 

「そうなのか!レンヤは何でもできるな!」

 

「なんでもっていうかどれも中途半端なんだよ俺は。戦うこと以外は人に自慢できるもんじゃないよ」

 

「俺も戦うのは得意だぞ!」

 

「期待してるよ。俺は船長っていうのは義と力と夢があればそれでいいと思うし」

 

 俺が船長に求めるのはそれだけだ。海賊でもいい義を見失うな。特技がなくてもいい船員を守れるだけの力を持て。計画性なんてなくてもいい夢を持て。この三つがあればカリスマも自然に持つようになるし仲間も増えていく。ばかでもいいんだばかでも。別にルフィをバカと言ったわけじゃねえよ?誤解しないでよ?

 

「ま、せいぜい俺も頑張らせてもらうよ。俺は海賊王の船員(クルー)だからね」

 

「おうがんばろうな!」

 

 またにししと笑ったルフィと実はさっきからぐーすか眠っているゾロ。そして隣の船にいるナミ。こいつらとならやっていけそうな気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シロップ村に到着した。船をどこかで手に入れたいのでゾロも叩き起して陸に降りる。たしかメリー号はここらへんで手に入るはずだ。前世のことがなぜかうろ覚えなのでワンピの知識もうろ覚えだ。

 

「おー!本当にあったな陸が」

 

「当たり前でしょ地図通りに進んだんだし」

 

「話を聞く限りこいつら二人とも迷ってばっかだったみたいだしそう思うのも仕方ないんじゃないか?」

 

 ルフィのセリフに至極当然というように答えるナミに一応言っておく。俺らはナミが裏切った時点で終わる可能性大です。だから捨てないでー。

 

「久し振りに地面に降りた」

 

「お前ずっと寝てたもんな」

 

「なんでそんなに寝れるのかが不思議だよ本当に」

 

 ゾロは伸びをしながらずっと寝ていました宣言をかます。

 

「で、あそこにいる奴らは何だ?」

 

 ゾロは崖の上を指さす。俺も気が付いていたけどあれはどう見てもウソップだ。

 

「この村の人だろ。鼻長族かな?」

 

「そんなわけないでしょ」

 

 俺のボケはすぐさまナミにつっこまれた。やるなこいつ。

 

「とにかく話をしないことには始まらないだろ。俺が行くか?」

 

「いや、私が行くわ。あんたとゾロは目つきが悪いから」

 

「そうか。・・・?・・・ってそれは俺が目つき悪いってことか!?」

 

「お前自分で気が付いてなかったのかよ」

 

 ゾロに何か失礼なことを言われている気がするが今は無視だ!それよりも俺が目つきが悪いってどういうことじゃごらあ!………気にしてるんだぞ。

 

 それから警戒を解いたウソップに村を案内してもらえることになった。

 

 

 

 

「へー!それで仲間とでかい船か!大冒険だな!!」

 

「この村に船が手に入りそうな場所はあるか?」

 

「まあ大帆船かどうかは分からねえがあるとしたら村で持ってるのはあそこしかねえな」

 

 飯屋でご飯を食べながら船についてウソップに質問する。ウソップにはどうやら心当たりがあるらしい。

 

「どこよあそこって」

 

「この村の端に場違いな大富豪の家がある。そこの主さ」

 

 どうやらその大富豪の家にはもう娘しか生き残ってなくてかなり不憫な状況らしい。俺もみんなもそんな家から船をもらいたいとは思わない。メリー号はここじゃなかったっけ?

 

「ん?悪いそろそろ時間だ。失礼するぜ」

 

「あらわるかったわね」

 

「いやこっちも楽しかったさ。じゃあな!」

 

 ウソップが飯屋の時計を見て用事があるのか帰っていく。それはいいんだけど…

 

「もうここにいる意味はなくなったわね。食料だけ買って次に行く?」

 

「いや、それはいいけどよナミ」

 

「なに?」

 

「あいつ金払わずに行っちまったぞ」

 

「・・・」

 

 この時のナミの顔は修羅だった。

 

 

 

 

 しばらくたってナミの顔がようやく人間に戻った時3人の子供が店に入ってきた。しばらくきょろきょろして俺達を見つけて寄ってくる。俺達に何か用の様だ。

 

「お、おまえら!キャプテンをどこにやった!」

 

 こいつらは俺達がキャプテンに何かしたと思っているらしい。勘違いをする3人にナミが噴き出す。

 

「お前たちのキャプテンだけどな」

 

 ゾロはさらに勘違いを冗長させるように笑顔を子供たちに向ける。ちょっと待て何するつもりだ。

 

「食っちまった」

 

「「「ぎゃ~~~~!!鬼婆!!」」」

 

「何で私を見るのよ!!」

 

 いやさっきのお前は確かに鬼bぶべし!!

 

「いってーぞ!」

 

「顔に出てんのよあんた」

 

「…まじ?」

 

 俺は顔をぺたぺたさわる。そんなに分かりやすいかな?俺。

 

 




・主人公は防御が高いキャラなので鉄塊が得意で紙絵が苦手です。


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