ONE PIECE episode Marine ~異世界から来た海兵さん~ (酉野笹実)
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なんじゃ?×だれじゃ?×忍者

見切り発車…海軍での話は完全に捏造になりそう…


 

…何故こうなった。

 

俺の名前はうちは サク

 

前々々世はサラリーマンで過労死、前世はハンターの世界でハンターになって念を覚えたがいいが、ゴンやキルア達と違い才能は毛が生えた感じで、アッサリ、キメラアントに食い殺され、次に気がついたらNARUTOの木の葉の里でまた、赤ん坊から頑張って上忍になったりしました。

 

実は四代目と同級生で、うちは一族に生まれた俺は、九尾フラグもイタチによる、うちは殲滅フラグも壊す気満々で、修行していたら…気がついたら海にいたのだ。

 

えぇええ!原作介入前なのに!?

 

前世はきっちり原作のキメラアントに…やめよう、あれから虫がトラウマなんだ。

 

…しかも、超非武装なジャージに長袖Tシャツ姿がで、冬の海に投げ出され、今にも凍え死にそうだ。

 

「なんじゃこりゃああああ!」

 

だけど、今、それより深刻なのはデカイ魚に追わていることだ。

 

「兄ちゃんがんばれ!」

 

「そうだ!がんばれ!」

 

「ふざけんな!お前らちったぁ泳げ!!」

 

なんで、こうなった!

 

休暇で、軽く運動中、気がついたら海にいた。近くには、座礁した船と板切れに捕まる船員達。

 

海賊旗がないから海賊じゃないのはわかるが…なんで、え、海?なんで、海?突っ込みどころ満載の中、突如ウツボみたいな巨大な生き物が大きな口を開いて、襲ってきたので急いで近くにいた船員達を一纏めに背負うと、猛スピードでウツボ怪獣から逃げる。

 

あれ、海王類だよね?海王類だよ、おい。

 

よりに寄ってまたJUMPか!?ワンピースかよ!

 

「あ!兄ちゃんあれ見ろ!海軍だ!海軍の船だ!」

 

「ああ?」

 

「助かった!助けてもらおうぜ!」

 

海軍の船に近づくと、海王類は何かをさっしたのか直ぐ様軍艦から離れていく。

 

「…遭難者か?」

 

「は、はい!アンドレア貿易の第三木材運搬船ダーニー号船長のコルクです!!海賊に襲われ、海王類に喰われそうなところありがとうございます!」

 

「大将、いかがいたしますか?アンドレア貿易は世界政府直轄の貿易商ですが…」

 

「武器は持ってるかい~?」

 

「いえ、持ってませんが。」

 

「なら…乗せてやんなぁ~。」

 

 

……この間延びした喋りは…

 

「…あれは…」

 

「おんやぁ~…君、力持ちだねぇ~ぃ」

 

「お、おい。10人以上背負ってるぞ!」

 

……海軍大将ボルサリーノですね…はい。ピカピカ人間ですね…はい。

 

黄色いストライプ柄のスーツに、グラサンがまぶしいです。

 

背負っていた船員達を甲板に、ほっと息を吐き出した。

 

あはは、この船、黄猿の船だったのかと、遠い目をしていると俺が運んできた船員達が、慌てた様子でパタパタと甲板をかけていく。

 

「おい、あれ…サ、サズじゃねぇか!?」

 

「サズ!!あの馬鹿!逃げ遅れてたのか!」

 

「サズ!海王類がくるぞ!逃げろ!」

 

今きた座礁した船の方に目を向けると、小さな少年が、船の船尾に辛うじて釣り下がっていた。

 

 

たぶん、見習いか雑用なんだろう。

 

さっきのウツボはボルサリーノの気配を察したのか、俺たちではなく、サズという少年を確実に喰らう方向に切り替えたらしく、大口をあけてサズが落ちてくるのを今か今かと楽しげに待っている。

 

「あららぁ…可哀想に。」

 

「…助けてあげないんですか?」

 

「ん~?」

 

……駄目だ、明らかにやる気がない。あれが、あの坊やの運命だねとか言いそう。

 

たぶんこの人、基本、人助けなんて率先してしないよ。

 

青雉はまだ冷静に人道的な判断するけど、黄猿は非常時を除き自分から行動する人間ではないし、赤犬にいたってはこの船に乗る前に海賊かもしれんと、攻撃されていただろうな。

 

「…っ…うー…しゃあないか。」

 

…あまり、目立ちたくないが人命がかかっている。

 

再び、海に飛び出ると、難なく水面に着地してサズを食わんとしている海王類の元へ走り、顔面を思いっきり蹴り飛ばす。

 

「う、海の上を!!馬鹿な!」

 

「あ、海王類を蹴り飛ばした!!」

 

「えぇええ!?」

 

 

「あの、坊や。面白いねぇ~。」

 

「へ?」

 

「手錠用意しときな~…必要になるかもねぇ~」

 

 

黄猿ボルサリーノのは正義を掲げた外套を揺らしながら、唇をニヤリと歪めた。

 

 

 

 

 

 



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尋問×関門×難問

短いです


手錠に足枷…完全は犯罪者扱いですかな。

 

現在、俺ことうちはサクは海軍に拘束されとります。

 

この手枷は海楼石かな…あはは、眼に入った海水が、染みるぜ。

 

 

「…変な技だよねェ~、六式の月歩でもなければ悪魔の実の能力者でもないし、君は一体何者だい~?」

 

黄猿が 樽の上に腰を降ろして、甲板の上に座り込む俺の顔を覗きこむ。なんだろ、富良野に行きたくなりました…。

 

北海道。いいよね

 

 

「…あれはうちの里の人間なら誰でもできますよ。」

 

「里?」

 

「アー…どこから話せばいいか。俺はうちは・サク。木の葉の里からきた…漂流者です。」

 

「…ほ~ぅ?」

 

「因みに海賊でもありませんし、ましてや、そこの船の人間ではありません。本当に偶然漂流してただけです。」

 

「そこはどうでもいいかなぁ~…わっしが聴きたいのは木の葉の里とその謎の技術らなんだけど。ねぇ~」

 

「木の葉の里とは所在不明の隠れ里で、何処の国に属しているかわからない里です。」

 

火の国だけど、そんな国ありませんから適当な嘘です…すいません。

 

「所在が不明って…君は場所わかるんでしょ~~?」

 

 

「エターナルホースをなくしてしまいましたから…里のある島の名前も秘匿されていたので…。」

 

「「わからないんかい!!」」

 

 

なんか、すげーツッコミが入った…。黄猿の大将も眉間

に皺をよせている。

 

「うちの里の子供は成人まで外界にはでられませんし、位置情報も規制されていて…。」

 

「なんで、そんな事を?」

 

「…なんでだろ?」

 

「「それもわからんのかい!!」」

 

いいツッコミですね海軍さん…ナイスタイミングですよ。

 

「まあ、一説によるとあの技術はチャクラという能力で…その能力を外界に出さないためとも言われています。」

 

「なるほどねぇ~、で、なんで、君は偉大なる航路(グランドライン)にいるんだい~?」

 

「…アー…それは恥ずかしながら、修行の一貫で外界にでたはいいんですが、嵐で飛ばされた上に船が大破してしまして…。」

 

 

修行中だったのは事実だ…苦しいいい

 

「それで、いままで漂流!?」

 

「や、やっぱり、海賊なんじゃ…。」

 

海兵たちがざわめくなか、黄猿はハァ、と溜め息を溢すと足を組む。

 

「チャクラってぇのは?」

 

「それは、詳しくは禁束事項で言えません。言えるとしたら覇気の派生系であることぐらいです。」

 

 

 

チャクラの原理を異世界人が理解されるのは困る。仙術とか、特に…ナルトの技や念を使うのはあまりできない。できれば六式とかを覚えてホイホイださないようにしないと…

 

チャクラの原理を知られたら、この世界や話を歪めてしまうし、何より化物みたいな奴等にこれ以上強くなられるのも困る。写輪眼も黙っていたほうが良さそうだ。

 

解剖も、えぐりとられるのも御免…ましてや実験動物になるのも勘弁だしな。

 

秘密主義のヘタレと言われても仕方ないが…慎重にいかねば。

 

「まあ~、あながち嘘じゃないけど、ぼやかした言い方だねぇ~…。」

 

「言ったでしょ?情報が規制されているって…。すいませんね、ここいらで勘弁して下さいよ。」

 

「…まあ、外見によらず君は口堅そうだしねぇ~。いいよぉ~」

 

「「いいんですか!?」」

 

「ただし、」

 

 

その時、突きつけられた条件に、俺は苦笑いをする。

 

さすが、黄猿…ただでは見逃してはくれないようだ。

 

 

 

─────君、海軍にはいれよぅ~~。

 

 

 

そのチャクラや里を追及しないかわりに、海軍で働けと…でないと今、ここで船から降ろす…か…。

 

 

…ロギア系能力者に、忍術や念が通用するかわからない以上、下手に手が出せない。

 

現在丸腰で、相手の実力差がわからないうえ、ここは天候が激しく変動する海域である以上、この船から降りれば大変危険だ。いくら俺でもこんな海のど真ん中に放置されるのは困る。

 

 

参ったな…俺には拒否権がない。まったく、人の足下見やがって厄介なおっさんだぜ、ほんと。

 

 

「わかりました、海軍に入ります。」

 

「ん~…じゃあ、早速入隊届書いてもらおうかねぇ~」

 

「出身地や住所欄は書きませんよ?。」

 

こうして、俺の長く壮大な海軍人生が始まろうとしていた。

 

 



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フラグ×発生×海軍本部

※ベルカルカ海賊団とルケス少将は捏造人物です。




「…あれは…」

 

 

目の前に見えるのはかの有名な、正義の門。

 

 

あの、門の向こうに…マリンフォードがある…。

 

明らかに違う潮風にぞくりと背筋を伸ばす。

 

ここにくる途中、エ二エス・ロビーからスパンダムの下品な通信があったから……白ひげとの戦争前、ロビン救出前と言うことだ。

 

さて、どうしたものか…

 

(あ、そう言えば、海楼石って具現化できるかな…?)

 

前世の俺は変化系能力者だったが、今の俺はうちは一族に生まれて、独特な環境で育ったせいか、具現化よりの特質系だ。元々は具現化系だったが、写輪眼を開眼したら特質系になったようだ。

 

通常、具現化系は人間の力を越えるものは具現化できない。が、俺の特質系能力「三界輪廻(トリプルトリップ)」の力なら出来る可能性がある。

 

「三界輪廻」は分かりやすく言うと、前々世と前世と今世の系統3つを120パーセント使用できるうえに、他の系統を5割引き出せる能力だ。

 

俺は三回の生を経験している。

 

転生するごとに記憶はついてはくるが、育った環境で性格も変わってくる。

 

平凡サラリーマン時代は強化系、ハンター時代は変化系、そして今、ナルトの世界は具現化系と特質系。さらに、写輪眼状態だと操作系がプラスされる。

 

つまり、俺の特質系能力は具現化、操作、変化、強化の4つを最大限に引き出せるのだ。

 

さらに、万華鏡写輪眼になるとちょっと面白い事になるのだが…それはまた今度。

 

クラピカの「絶対時間」と違うとしたら、放出系の性格を経験していないからだろう。…ハンター時代に欲しかったな…この能力。

 

 

もし、それを使えば、海楼石を好きに具現化 できるとしたら…試してみるのもありだな。

 

 

「おい、見習い!!さっさと甲板を洗え!入港するぞ!」

 

「へーい。」

 

現在、俺はジャージから、海兵姿で甲板にいる。入隊したが、見習い扱いだ。デッキブラシを片手に歩きだす。

 

…なんで、甲板を綺麗にするのかと言うと、黄猿の凱旋式アンド、海軍将校達の出迎えがあるらしい。

 

「見習い!大将がお呼びだぞって…ピカピカー!?」

 

「軍曹殿、大将の部屋に行けばいいんすね?」

 

「あ、ああ。さっさといけ!」

 

「へーい。」

 

甲板掃除を綺麗に終えたので、デッキブラシを置いて、 そのまま、船内に入ると奥の部屋から黄猿が出てきてゆったりとこちらに歩いてきた。

 

「…大将、お呼びですか?」

 

「ん~~…船、降りるから後ろ着いてきてねぇ~。」

 

「俺を…誰に会わせるつもりなんですか?」

 

「まあ~着いてくればわかるでしょ~」

 

 

 

…正直、この時の俺は正直、アホ面だったと思う。

 

 

「…あの、なんでここにヤクザが?」

 

「あ゛?」

 

連行されたのはセンゴクさんのとこでした。…しかも、そこにはモクモクの実の煙人間、スモーカー大佐がいるではないか…実物はマジ怖い。眼光がぱねぇです。

 

 

「やめなさい。おい、ボルサリーノなんだ、その海兵は。」

 

「こいつぁ、うちは・サク。わっしの新しい部下でさぁ~。お~い、サク坊、これが海軍元帥閣下と、ついでにそこにいる、ヤクザっぽいのは一応海軍大佐のモーカー君だからねぇ。」

 

俺は無言で背筋を伸ばし、敬礼する。

 

「階級は?」

 

「雑用です、階級はまだありません。」

 

「おい、…なんでここに連れてきた?」

 

ですよねー

 

同じ、黄色い閃光でも四代目火影の部下になりたかったなぁ…と、思わず死んだ魚みたいな目をしていると、センゴクさんのペットのヤギにズボンをあまがみされる。

 

俺の一張羅が早速ヨダレまみれだぜ。(泣)

 

黄猿の気の抜けた言葉に、スモーカーは困惑した様子でこちらに視線を寄越す。

 

「なんだ、その適当な紹介は!まったく、報告ならさっさとせんか!」

 

「報告ねぇ~…カイドウ傘下のベルカルカ海賊団を捕縛。船長以下乗組員はそのままインペルダウンに収監してきやした。以上~」

 

「エニエス・ロビーを素通りしおって、あのはな垂れのスパンダムから苦情が来ておったぞ!」

 

「おおげさだねぇ~…アイツらの船に乗ってたニコ・ロビンは4年前から行方不明なのに、行先きいても無駄だろうにねぇ~」

 

…行先はたぶんアラバスタです。

 

バロック・ワークス副社長をしてますがな。

 

とは言えず、沈黙する。

 

「それでもだ、ベルカルカは偉大なる航路に入ったニコ・ロビンが、最後に乗ってた船だ。その後の消息がしれぬ今、CPは是が非でも、情報を欲するはずだ。協力してやれ。で、そのサクとか言う小僧をなんでここに連れてきた?」

 

「ちょ~っと、面白い子でねぇ~…あ、スモーカー君はなんでここにいるんだい~」

 

「負傷してローグタウンに漂着した、ルケス少将を届けに本部に来ただけですよ…。」

 

「おぅ~ルケス君の怪我と被害状況の報告かぁ~調度いいや、君、うちのサク坊とちょっと手合わせしてくれなぁ~い?」

 

「「はぁ!?」」

 

今まで黙っていたら、思わない申し入れに俺とスモーカーは目が点となる。

 

なんでこうなった?

 

センゴクさんは、眉間に皺を寄せて、冷めた目線をこちらに向ける。

 

「ほう?スモーカーと勝負させて、何が望みだボルサリーノ?」

 

「う~ん、このサク坊の強さを知るには、普通の海兵じゃ話にならんのでねぇ~…ロギア系のスモーカー君が調度いいのがまずひとつ。

 

そうだねぇ~、もし、うちのサク坊がスモーカー君に勝ったら、サク坊を大尉にしてくれるのはどぉ~う?」

 

「な、」

 

絶句するその場の人間に、黄猿はのんびりと笑う。

 

「…なんの冗談だ。」

 

 

「生憎冗談にできないんでぇ~、この坊や、なりはひょろいんですけどねぇ~覇気使えるんで、下士官クラスにするにはもったいないんだよねぇ~…即戦力にしたいのが本音かなぁ~?」

 

「そんなに強いのか?」

 

 

すいませんね、外見、低血圧系草食男子なんで…。

 

そうなんです。俺、非常にもやしなんです。脱いだらスゴいわけでもありません…里では医療忍者してました。

 

治療も出来て、強い忍者めざしたら医療忍者になってたわけです。だってダンゾウに目をつけられたくなかったし、暗部に入りたくなかったんだもん(本音)

 

こっそり動くには医療忍者が、よい隠れ蓑だったしね。

 

 

え?師匠?綱手様ですがなにか?

 

 

「海王類を蹴り殺して、強くないわけないでしょ~」

 

「わかった…スモーカー、到着早々に悪いが相手してやれ」

 

「……はぁ。」

 

こうして、前代未聞の手合わせをすることになる。

 

さて、どうしたものか…。

 

 

 

 

 




時間軸

アラバスタ編2年前


スモーカーさん

たまたま、ローグタウンにたどり着いた大怪我の少将と、海兵たちを保護、貴重な情報とインペルダウンLevel,6クラスの海賊を少将が命懸けで逮捕していたため、怪我人の少将と凶悪な海賊の護送をするはめになった。インペルダウンに海賊を収監すると、少将を海軍本部に連れてくることになり、怪我人の少将のかわりに報告するはめになった。と言う設定

因みに、留守は少将の部下(怪我人)とたしぎで預かっている


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