ロックマンX達と謎の少女型レプリロイド (メリア)
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設定

オリキャラの設定です

名前 シェラ

性別 女

性格 エックスとゼロの中間あたり。アクセルといると子供っぽくなる。

   任務遂行は得意なほう。

容姿 ロックマンゼロのシエルそっくり。服はシエルの水色版。

能力 空を飛べる(浮かべる)、人間世界と電脳世界を行き来できる。

   スタイルを分けて戦える。

その他 新しい少女型レプリロイド。戦闘型レプリロイド。絶望を希望に変える者たちの1人。呼び名はレプリロイドの少女。サイバーエルフは5体持っている。(うち2体はサテライト。でも本人は知らない)S級のイレギュラーハンター。所属は第0特殊部隊。

武器 武術、シールド(自由に変形する)剣、弓。

スタイル 通常スタイル 水色の服で目も水色。

     戦闘スタイル 黄色の服で目も黄色。純粋な戦闘型レプリロイ

            ドくらい強い。(戦闘型だけど)攻撃系の魔法も使える。でも基本は剣か弓。

     補助スタイル 黄緑色の服に黄緑色の目。補助系と回復系の呪

            文(?)が使える。

 

ロックマンXの設定は今と昔が混じってます・・・(例アクセルがいるのに、エックスが第17精鋭部隊の隊長だったりします)




これも途中で書き方が変わってしまいます。


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プロローグ

一体いつまで追われなくてはいけないの?

 

どうして私だけがこんな力を持っているの?

 

全てのレプリロイドのプロトタイプだから?

 

あれは何?

 

あぁ、私を追ってくるイレギュラーね・・・

 

私はここで死ぬのかしら・・・

 

誰か私にチャンスを下さい・・・

 

この力を使って守れるように

 

そして理想郷(ユートピア)を作ることのできる未来を作るために・・・

 

私の役目を果たすためにも・・・

 

あぁ、製作者様・・・なぜ貴方は私にこんな力を与えたのですか?

 

そして何故、私をプロトタイプとして作ったのですか?




ごめんなさい・・・
ぐだぐだです・・・


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第1話 出会い

???「ここまでかなぁ・・・・」

 

ダンッ!!

 

エックス「少女型!?なんでこんなところに・・・」

 

ゼロ「お前、俺たちの間に入れ!!」

 

???「え?でも・・・」

 

エックス「早くっ!!」

 

???「は、はい!!」

 

アクセル「こいつら、いつものイレギュラーよりも強い!」

 

エックス「これじゃ、きりがないな・・・」

 

???「みなさん、離れていて下さい。私がやります。」

 

アクセル「え!?君が!?」

 

???「早くして下さい!!」

 

エックス「ああ、分かった!!」

 

アクセル「エックス!?」

 

ゼロ「あの女、ただ者じゃなさそうだしな」

 

アクセル「分かったよ」

 

???「ありがとうございます」

 

???「もう、いい加減、諦めてくれないかしら?イレギュラーたち?私に殺されたいなら別だけど」

 

???「グランドクロス!!」

 

ゴオォォォォ(竜巻の起こる音)

 

3人「・・・・」

 

???「・・・使っちゃった・・・。イレギュラー認定されないといいな・・・」

 

アクセル「すごいね、君!!名前何?」

 

???「私ですか?私はシェラです」

 

アクセル「シェラか。あ、僕たちには敬語使わなくていいよ」

 

シェラ「うん。エックス、ゼロ、アクセル」

 

エックス「何で、俺たちの名前を?」

 

ゼロ「それに、シェラといったか・・・固体認識番号がない・・・」

 

アクセル「えっ!?ほんとだ・・・」

 

エックス「ベースまで一緒に来てもらえる?」

 

シェラ「・・・はい」(大事になっちゃったなぁ・・・)



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第2話 ハンターベース

シェラ「ここがハンターベース・・・」

 

シグナス「うん?その子が現場にいたレプリロイドか」

 

エックス「ああ」

 

シェラ「私を・・・イレジュラーハンターにしてもらえませんか?」

 

エイリア「駄目だわ・・・。いくら探してもこの子に関するデータが何1つないわ・・・」

 

アクセル「そんなことあるんだ・・・」

 

シグナス「データがないし、少女型を戦わせるわけには・・・」

 

スッ

 

シェラ「これでも駄目ですか?」

 

アクセル「ボディの色と目の色が変わった・・・」

 

ゼロ「その姿は?」

 

シェラ「アクセルさんで言うDNAチェンジみたいな能力です」

 

ブンッ(セイバーの振り落とされる音)

 

エックス「ゼロ!?何を!?」

 

ゼロ「何故避けなかった?」

 

シェラ「本気じゃないって分かってたからです。先ほどの戦いの時に比べてスピードも少し遅かったですし」

 

ゼロ「よく分かったな。・・・お前戦闘型だろう?」

 

みんな「え!?」

 

シェラ「よく分かりましたね」

 

シグナス「戦闘型ならいいか・・・」

 

エイリア「じゃあ、所属は・・・」

 

シグナス「第0特殊部隊でどうだ?その能力が使えるかもしれんしな」

 

ゼロ「・・・分かった」

 

シェラ「よろしくお願いします。ゼロさん・・・あ、ゼロ隊長」

 

ゼロ「ゼロでいい・・・。あと、敬語もなしだ」

 

エックス「俺も、さんはなくていいし、敬語じゃなくていい」

 

アクセル「無論、僕もね」

 

シェラ「はい・・・じゃなくてうん。よろしくね、ゼロ、エックス、アクセル




なんか変ですが、許してください・・・。



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第3話 ランク決め

アクセル「ハンターランクはどうするの?」

 

エックス「A級は確実だと思う」

 

ゼロ「S級かA級か・・・といったところか・・・」

 

エイリア「でも、前A級のプログラムが壊れちゃって、まだそのままなの・・・」

 

ゼロ「・・・じゃあ、S級を受けてもらおうか」

 

~テスト終了後~

 

エックス「・・・・・・・」

 

ゼロ「・・・・・・・・・」

 

アクセル「・・・・・・・」

 

シグナス「・・・・・・・」

 

エイリア「・・・・・・・」

 

レイヤー「・・・・・・・」

 

パレット「・・・・・・・」

 

シェラ「え?え?」

 

アクセル「S級を満点なんて・・・」

 

シェラ「え・・・簡単だったよ?」

 

みんな「・・・・・・・・・・」

 

シェラ「あ・・・イレギュラーに5年ほど追われていたもので・・・」

 

ゼロ「何故だ?」

 

シェラ「えっと・・・いつか話すわね」(ニコッ)

 

アクセル「うん、また教えてね。」

 

 




アクセル「そういえば、ゼロとシェラって仲間はずれだよね」
シェラ「なんで?」
アクセル「だって、今回の話に出てきた名前、みんな4文字じゃん」
シェラ&ゼロ「確かにそうね/確かにそうだな」
エックス「ゼロは2文字だね」
エイリア「シェラは3文字だしね」


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第4話 彼女の実力

エイリア「シェラの実力が知りたいわね・・・」

 

シェラ「いいですよ」

 

アクセル「満点だったんだし、僕たち3人でもいい?」

 

ゼロ「俺もか・・・」

 

エックス「俺まで・・・」

 

シェラ「私はいいわよ」

 

~トレーニングルーム~

 

シェラ「じゃあ、はじめない?」

 

アクセル「手加減はしないからね」

 

シェラ「もちろんいいわよ」

 

エイリア「始め!」

 

アクセル「やあっ!」

 

ダンッダンッ

 

シェラ「ハッ」

 

ガキンッ

 

エックス「バリアか!?」

 

シェラ「そうよ」

 

ゼロ「これならどうだ?」

 

ガキンッ

 

シェラ「クッ・・・でも・・やあっ!」

 

ゼロ「グワッ」

 

エックス「ゼロ!」

 

シェラ「他人の心配より自分の心配をしたら?」

 

3人「怖ッ・・・」

 

シェラ「イオナズンっ!」

 

チュードーン

 

アクセル「うっ」

 

エックス「・・・強い・・・」

 

ゼロ「・・・何故本気で使わない!?」

 

シェラ「本気で使ってもいい?どうなっても知らないけど・・・」

 

3人「ああ/うん」

 

シェラ「じゃあ、本気でやらせてもらうわね」

 

シェラ「フレアッ!!」

 

チュードーン!!

 

3人「ぐっ」

 

エックス「本気・・・勝てそうにないな・・・」

 

ゼロ「やるか?」

 

エックス「ああ」

 

エックス&ゼロ「ファイナルストライクっ!!!」

 

ドッカーン!!!

 

シェラ「ッ・・・やるわね・・・・」

 

アクセル「うそ!?あれを食らって立ってられるなんて!?」

 

シェラ「私の番よ!ミーティア!!!」

 

ドッカーン!!!

 

3人「・・・・・・・・・」

 

シェラ「やりすぎた・・・・」

 

~メンテナンスルーム~

 

シェラ「ごめん・・・大丈夫?」

 

ゼロ「ああ」

 

エックス「すごく、強いね」

 

アクセル「すごい・・・としかいえないよ・・・」

 



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第5話 初めてのイレギュラーハント・・・

エイリア「エリア○○でイレギュラーが発生したわ!」

 

エイリア「エックスとゼロとアクセルとシェラで行ってもらえる?」

 

エックス「分かった」

 

~現場~

 

シェラ「・・・意外と少ないのね・・・」

 

アクセル「ええ!?ざっと300体はいるのに!?」

 

シェラ「だって、私この倍の量のイレギュラーに追われてたもの」

 

3人「・・・・・・・・・・・・・・・」(ゾクッ)

 

エックス「大丈夫だったの?」

 

シェラ「ええ。」

 

ゼロ「すごいとしかいえんな・・・」

 

エックス「ほんと・・・よく生きてたよね、シェラ・・・」

 

シェラ「そう・・・?さて、イレギュラーには、消えてもらわないとね?」

 

3人「・・・怖い/怖いな・・・」

 

シェラ「?フレアッ」

 

チュードーン

 

シェラ「ざっと100体は倒したし・・・」

 

ビュンッ

 

アクセル「え!?弓ッ?」

 

シェラ「追加効果で麻痺にできるわ」

 

ゼロ「動力炉を破壊か・・・」

 

エックス「あんまり、追加効果の意味ないよね・・・」

 

シェラ「・・・誰!?」

 

???「やっぱり気付いてるんだ」

 

シェラ「あたりまえよ」

 

???「でも、あまり私と話してると私の可愛い子たちが、みんなを殺しちゃうわよ?」

 

シェラ「そうね。ミーティア」

 

ヒュー!!ドッカーン!!

 

みんな「・・・・・」

 

シェラ「これでいいでしょう」

 

???「そうね・・・」

 

ゼロ「貴様は誰だ?」

 

???「私は・・・そうね、リル、とでも名乗っておくわ」

 

エックス「名乗っておく?」

 

リル「ええ。私に名前なんて、ないもの」

 

シェラ「・・・?ああ、思い出した」

 

リル「言わないでよ」

 

シェラ「言ったらあれでしょう・・・」

 

リル「もちろん」

 

???「シェラ、リル、そこまでにしなさい」(ホロログラム)

 

シェラ&リル「貴女はDr.セ・・・」

 

???「いわないで」(ホロログラム)

 

エックス「シェラ、彼女は?」

 

シェラ「いつか話すわ」



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第6話 シェラの秘密?

~ハンターベース~

 

エイリア「・・・どうしてこんなに帰るのが遅いの!?」

 

エックス「それはっ・・・」

 

エイリア「100文字以内で答えて」

 

4人「・・・・・・・・・」(焦り)

 

エイリア「はぁ・・・なんで隊長2人もいるのに・・・しかも全員S級ハンターで・・・」

 

4人「ごめん・・・/すまん・・・/すみません・・・」

 

シグナス「・・・ところでシェラのボディは何で出来ているんだ?」

 

シェラ「はい?何故急に?」(助かった・・・)

 

シグナス「破損した時に金属がいるだろう?」

 

シェラ「確かにいりますね。チタニウムXZ合金です。」

 

エイリア「聞いたことないわ・・・」

 

シェラ「とても珍しい金属ですから」

 

ゼロ「人工的に作ることは出来ないのか?」

 

シェラ「X合金とZ合金を上手く混ぜればできるわ」

 

アクセル「わ~高度な技術がいるんだね」

 

エックス「原動力は?」

 

シェラ「自然エネルギーよ」

 

シェラ「太陽光とか風とか・・・」

 

エックス「便利だね・・・それ」

 

エイリア「そうだ、4人とも今回の任務の始末書書いてね。」

 

4人「ああ・・・/はーい・・・/分かりました」

 

エイリア「期限は明日までね」

 

4人「えー!?」



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第7話 シェラの戦う理由

アクセル「そういえば、シェラは何で戦うの?」

 

シェラ「戦闘型だから・・・じゃ駄目?」

 

アクセル「うん。駄目」

 

シェラ「アクセルの意地悪・・・」

 

ゼロ「そんな隠すことでもないだろう」

 

エックス「そうだよ。仲間なんだし・・・それに手伝ってあげれるかもしれないよ?」

 

シェラ「・・・お人よしなヒト。」

 

アクセル「僕たちだってハンターだからね。まぁ、エックスが優しすぎるだけかもしれないけどね」

 

エックス「ア・ク・セ・ル?」(怒)

 

アクセル「だってほんとじゃん」

 

ゼロ「・・・そこまでにしろ。シェラ、早く言え」

 

シェラ「それは命令ですか?隊長?」

 

ゼロ「・・・ああ」(嫌味かコイツ・・・)

 

シェラ「は~い。そうねえ・・・イレギュラーに追われていたときの借りを返す・・・」

 

エックス「・・・他にあるんでしょ?そうねえ・・・って言うくらいだし」

 

シェラ「・・・理想郷(ユートピア)が作れるような平和な未来を作るの」

 

エックス「理想郷(ユートピア)か・・・」

 

シェラ「天国(ヘブン)でもいいけどね」

 

アクセル「人間とレプリロイドが仲良く暮らせる世界?」

 

シェラ「ええ」

 

ゼロ「理想郷(ユートピア)や天国(ヘブン)なんて幻だろう」

 

シェラ「ええ。でも私は実現させなければいけないの」

 

ゼロ「・・・」

 

シェラ「レプリフォースみたいなことはしないわ」

 

ゼロ「・・・本当にか?」

 

シェラ「ええ。カーネルさんや、アイリスさんみたいなことはしないわ」

 

アクセル「絶対だよ?」

 

エックス「本当に?約束だよ?」

 

シェラ「ええ」

 

シェラ「それに私までああなってしまったら、私が作られた意味が無くなってしまうもの」

 

3人「?」



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第8話 いろいろな魔法?

エックス「そういえば、シェラ」

 

シェラ「何?」

 

エックス「1つ聞きたいことがあるんだけど・・・」

 

シェラ「うん」

 

エックス「ミーティアって敵だけに効くの?」

 

シェラ「う~ん・・・。まあそうだね」

 

ゼロ「自分が敵と認識したものだけか?」

 

シェラ「よく分かったね」

 

アクセル「すごいっ!!」

 

エイリア「傷ついたレプリロイドを癒す魔法はないの?」

 

シェラ「あります。」

 

エイリア「あ、私に敬語使わなくてもいいわよ」

 

シグナス「私もなくていい」

 

シェラ「分かったわ」

 

エックス「どんなの?」

 

シェラ「いろいろあるから・・・」

 

エイリア「・・・!エリア○○でイレギュラーが発生したわ!」

 

レイヤー「負傷したレプリロイドもいるみたいです」

 

シグナス「エックス、ゼロ、アクセル、シェラ、頼む」

 

4人「分かった/うん/ええ」

 




アクセルあんまりしゃべってない・・・。それにレイヤーだしたのにパレットだしてない・・・。


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第9話 リルの目的

リル「アハハハッ!消えちゃえっ!!」

 

エックス「リル、やめろ!!」

 

リル「うるさいわね。あんたも死ね」

 

ダンッ!!

 

エックス「ウワァァァァ!!」

 

アクセル「エックス!?」

 

シェラ「君もウザかったんだよね・・・。消えて?」

 

フワァァァ!!(魔力の集まる音)

 

シェラ「そんなことさせさないわ!!マホトーンッ!!」

 

パンッ(集まった魔力が消える音)

 

ゼロ「シェラが2人?」

 

リル「フフフッ。こっちのシェラはコピーだもの」

 

コピーシェラ「私(オリジナル)・・・邪魔よ?」

 

リル「私達の邪魔をしないで?」

 

コピーシェラ「シェラを殺しちゃおう?リル」

 

リル「そうね、コピーシェラ」

 

リル「デスッ!!」

 

ブワッ!!

 

シェラ「・・・・」

 

リル「効かないの!?死の霧なのに!?」

 

シェラ「オリジナルを甘く見ないでよ・・・」(怒)

 

シェラ「リルもコピーも私のコピーボディーを使ってるのにっ!!」

 

リル「黙れ!!貴様が死ねば私がオリジナルになれるのよ!!」

 

コピーシェラ「オリジナルのシェラだけの特権・・・」

 

リル&コピーシェラ「世界を好きなようにつくりかえれるもの!!」

 

シェラ&リル&コピー以外「なんだって!?」

 

リル「世界の掟も何もかも・・・それこそイレギュラーだってね」

 

シェラ「でも、貴女も知っているでしょう?それは己の身を滅ぼすのよ?」

 

コピーシェラ「それでも私達は構わないもの。そうしなければ、私達が作られた意味は無くなってしまう・・・。私達が死ねばシェラの作られた意味は・・・」

 

リル「コピー、喋り過ぎよ。」

 

コピーシェラ「・・・そうね。・・・マヌーサ」

 

モワ~ン(霧が出で来た)

 

シェラ「幻の霧(マヌーサ)か・・・。じゃあ私は、マホカンタッ!!」

 

シュワンッ!!(魔法の壁が出来た)

 

リル「・・・今度は殺すからね・・・・シェラ」

 

シェラ「殺せるものならね・・・」

 

シェラ「じゃあね・・・リル・・・。いえ、私。」

 

リル「!?貴女あのことを!?」

 

シェラ「ええ。もちろんよ」

 

シェラ「なぜ、私(オリジナル)にこだわるの?貴女も私(オリジナル)なのに」

 

リル「これでシェラなんていえないわ」

 

シェラ「私なんかよりも、貴女のほうが私の本当の使命を果たしてるじゃない」

 

コピーシェラ「オリジナルの貴女には分からないわ。」

 

リル「行きましょう。コピー」

 

コピーシェラ「そうね、リル」

 

シュン!!

 

エックス「どういうことなんだ・・・?」

 

ゼロ「リルはコピーボディーを使っている・・・」

 

アクセル「どうしてリルもオリジナルなの?」

 

エイリア「リルがコピーボディーなら、リルはオリジナルじゃないはずなのに・・・」

 

シグナス「どういうことなんだ・・・・?」

 



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第10話 2人のオリジナル?

~ハンターベース~

 

エイリア「どういうことなの、シェラ!?」

 

アクセル「そうだよ!!」

 

ゼロ「シェラもリルもオリジナル?」

 

エックス「教えてもらえるかい?」

 

シェラ「・・・・・・」(困惑)

 

シグナス「まぁまぁ、シェラが困ってるじゃないか。」

 

エイリア「でもシグナス・・・」

 

エックス「・・・まぁ、でもシェラにも言いたくないことくらいはあると思うから・・・」

 

ゼロ「ああ・・・・強制は出来ないな。」

 

アクセル「でも、言ってくれるとうれしいな。」

 

シェラ「・・・・。ええ、分かったわ。貴方達に隠し通すのは無理みたいだしね。」

 

エックス「まぁ、伊達に長い間ハンターやってる訳じゃないからね。それくらいは、ね」

 

ゼロ「そういうことだ。」

 

シェラ「そうね・・・。私はね、オリジナルのボディを使っているの。」

 

シェラ「でも、リルはね、はじめに作られた私のになるはずだった人格プログラムを搭載しているの。」

 

エックス「オリジナルの人格ということかい?」

 

シェラ「ええ・・・。私の今の人格はその次に作られた人格よ。」

 

ゼロ「だから、2人ともオリジナルか・・・。」




短いですが、すみません。次回はシェラとリルの関係が少し、分かります。


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第11話 リルとシェラの関係

エックス「でも、オリジナルの人格ならシェラに・・・」

 

シェラ「あ、それはね、接続の関係でね?」

 

案外簡単な理由だったことと、シェラとリルも2人ともオリジナルという現実に皆は少し沈黙していた。

 

ゼロ「だが、リルはヒトを殺すことを楽しんでいたぞ・・・?」

 

ゼロの疑問はもっともだった。シェラは少し俯き、考えてからいった。

 

シェラ「・・・私の製作者はね、平和を手に入れるのには悪を倒すことが必要があると考えたの」

 

アクセル「確かに悪は必要だね」

 

シェラ「私は悪役になるために作られたの。」

 

エックス「でも、その人格はリルに行った・・・?」

 

シェラ「ええ。だから私は処分されるはずだった。」

 

エイリア「・・・はずだった・・・?」

 

シェラ「ええ。でもリルの人格プログラムはね、当初の人格よりも悪い人格になってしまったの・・・。」

 

アクセル「え・・・?」

 

ゼロ「憎悪か何かか?」

 

シェラ「そう・・・。始めはそうでもなかったんだけどね・・・」

 

エックス「じゃぁ、もしかして・・・?」

 

シェラ「ええ。私はリルを止めるために、処分されずに、ね」

 

シェラが少女型の戦闘型レプリロイドに生まれたのには、そういう理由があった。そしてリルは悪役として作られたのだった。

 

シェラ「でも、リルが私達の予想以上に強くなっていて・・・・。止められるかどうか・・・・」

 

エックス「大丈夫。絶対にみんなでリルを止めよう」

 

シェラ「ありがとう・・・。」



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第12話 シェラのことについて

エックス「でも、どうしてそんなことを知っているんだ?」

 

と聞いたエックスにシェラは

 

シェラ「製作者がそういう情報を入れてくれたからよ。」

 

ゼロ「製作者の名前は?」

 

シェラ「・・・Dr.セリアっていうの。」

 

シェラの言葉に皆は沈黙した。データベースからセリアについて調べているのである。

 

エックス「セリアなんて載ってないな・・・。」

 

ゼロ「ああ・・・」

 

シェラ「Dr.セリアはDr.ライトの親戚だってセリア博士から聞いたわ。」

 

エックス「ライト博士の?」

 

シェラ「ええ」

 

ゼロ「聞いたというと・・・?」

 

ゼロ達はライト博士の親戚なら100年ほど前の人、ということになるため、不思議に思っていた。シェラは答えた。

 

シェラ「起動して間もないころね」

 

アクセル「え?1回封印されたの?」

 

シェラ「いいえ。今までずっと生きてきたわ。」

 

シェラの言葉に皆びっくりしていた。

 

アクセル「旧型の旧型・・・?」

 

シェラ「そうよ。2世紀くらい前の新世代型だったわ。」

 

エックス「でも、ほとんどのレプリは俺を基にして・・・」

 

エックスはシェラに聞いた。彼女は答えた。

 

シェラ「私はライト博士とワイリー博士がエックスとゼロを作るより前に、セリア博士に作られたの」

 

アクセルが小声で「わ~僕達みんなのお母さん・・・?」と言ったらエックスとゼロに同時に軽く叩かれた。ゼロは「KYだな・・・。」といい、エックスは「シェラが傷つくぞ・・・」と言っていた。

 

アクセル「・・・地味に痛いよ・・・。」

 

ゼロ「シェラ、リルは?」

 

シェラ「リルは私の次。エックス、ゼロの少し前に完成したわ。」

 

また、アクセルが「リルもお母さんなの!?」と言ってまた、2人に軽く叩かれていた。エックス、ゼロはため息をつきながら。シグナスたちは苦笑していた。シェラは、「私・・・イレギュラーの親・・・?」(泣)などと言っていた。

 

エックス「シェラ・・・。アクセルが悪いから気にしないでくれ・・・。」

 

シェラ「ええ・・・。そうすることにするわ・・・。」

 

ゼロ「・・・リルも、か」

 

シェラ「ええ。あと私の前に姉さんが3人。」

 

エイリア「名前は?」

 

シェラ「1番上がレア姉さん。次がフィアナ姉さんで、次がミルフィ姉さん。」

 

シェラ「ちなみにコピーもセリア博士に作られたわ。」

 

みんなコピーシェラも、ということにびっくりしていた。

 

シェラ「昔は私達もセリアナンバースとして固体認識番号を持っていたわ。」

 

アクセル「じゃあ、どうして今はないの?」

 

シェラ「新セリアナンバーズと旧セリアナンバーズに別れた時に無くなったの」

 

シグナス「新セリアナンバーズ・・・?」

 

シェラ「私、リル、コピーのことよ。」

 

皆はナンバーズが2つもあることにびっくりしていた。

 

エックス「じゃあ、旧セリアナンバーズは・・・」

 

シェラ「レア姉さん、フィアナ姉さん、ミルフィ姉さん。」

 

ゼロ「ナンバーズが2つか・・・」

 

シェラ「・・・それに昔は、姉さん達とバウンティーハンターをしていたの・・・」

 

シェラの発言にまた、驚いていた。

 

アクセル「え!?シェラが?僕たちみたいに!?」

 

シェラ「ええ」

 

エックス「組織だったのか・・・?」

 

エックスが声色を変えて言った。

 

シェラ「ええ」

 

ゼロ「組織名は・・・?」

 

ゼロが低い声で聞いた。

 

シェラ「今は白い翼(ホワイトウィング)って言う組織名よ。前は、飛ぶ鳥(フライバード)って名前だったわ。」

 

アクセル「フライバードって・・・!?」

 

シグナス「・・・ああ、かつてほかのバウンティーハンターも殺していた組織だ」

 

エックス「・・・君も殺したのかい・・・?」

 

シェラ「いいえ。私が殺したのはイレギュラーだけよ。」

 

ゼロ「だが今ホワイトウィングというと・・・」

 

エイリア「ええ。稼いだ賞金を人間達に分けてるわよね・・・」

 

皆はそのまるで正反対の組織が同じだと言うことに困惑していた。

 

シェラ「フライバードは全セリアナンバースで結成されていたの」

 

アクセル「じゃあ、ホワイトウィングは・・・?」

 

シェラ「リル、コピーを除くナンバーズで結成されているわ」

 

ゼロ「なるほどな・・・。」

 

エックス「フライバードを指揮していたのは・・・?一番上のレア、と言うレプリか?」

 

シェラ「いいえ。レア姉さんじゃないわ。・・・リルよ。逆らおうとすれば逆に操られるの。ただ、私も操れるから、リルのは効かないだけよ。」



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第13話 予感

エイリア「イレギュラー多数確認!!嘘・・・!?」

 

エックス「こんなに・・・!?」

 

エックス達は唖然としていた。

 

エイリア「嫌な予感がするわ・・・」

 

ゼロ「だが、こんなにどうする・・・?」

 

そういうゼロにシェラが

 

シェラ「いいえ。ここを叩けばいいのよ。」

 

そう彼女は言い、砂漠を指した。

 

ゼロ「分かった。行くぞ!!」

 

そう言い、彼らは砂漠へ向かった。

 

~砂漠~

 

アクセル「イレギュラーがこんなに・・・!?」

 

シェラは何かを唱え、言った。

 

シェラ「いいえ。これは幻に過ぎないわ。」

 

そういい、指を「パチン」と鳴らした。

 

エックス「なっ・・・」(唖然)

 

イレギュラーたちは一瞬にして消えた。

 

シェラ「出てきて?レア姉さん達。そこにいるのは分かってるんだから。」

 

レア「よく分かりましたね。いつからですか?」

 

シェラ「初めからよ。何をしにきたの?リルやコピーが居るのを見る限り、こちらの仲間ではないみたいだもの」

 

フィアナ「それはですね・・・」

 

ミルフィ「貴女を迎えに来たのよ、シェラ。ねえ、セリア様。」

 

ローブをはおり、顔を隠したセリアナンバーズの後ろから1人の女性が出てきた。

 

セリア「そうよ。さあ、おいで、シェラ・・・」(微笑)

 



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第14話 裏切り

セリア「シェラ、貴女の力は私達に必要なの。だから貴女はこっちよ・・・?」

 

バチッ!!

 

セリアの指から紫電がほとばしった、そしてシェラに直撃した。

 

シェラ「キャアアアァァァァァァァァァ!!」

 

エックス「シェラ!!」

 

レア「もう遅いのです。シェラは私達の仲間になるんですよ」

 

シェラ「・・・・・」

 

目を開いたシェラの瞳には先ほどのような光は無く、濁っていた。よく見れば、ナンバーズはリルとコピーシェラ以外がシェラと同じような瞳をしていた。

 

セリア「シェラ・・・?」(微笑)

 

シェラ「・・・Drセリア、何でしょうか?」

 

セリア「クスクス・・・。皆でもう一度飛ぶ鳥(フライバード)を作るんですよ。」

 

セリアナンバーズ「了解・・・」

 

セリア「じゃあ、シェラ。はじめにあの子達を殺してきて?」

 

シェラ「分かりました。」

 

そういって、彼女はエックス達に何の躊躇いも無く剣を向けた。

 

エックス「やめろ、シェラ!!」

 

エックスが悲痛な声で叫んでも彼女には届くことは無かった。

 

アクセル「そうだよ!!僕たちだよ!!」

 

アクセルが叫んでも彼女は聞く耳を持たない。そして彼女は

 

シェラ「・・・任務開始」

 

ただ淡々と任務をこなすだけの機械と化した。

 

エックス「・・・俺達の声はもう届かないんだな」

 

ゼロ「ああ、そうみたいだな」

 

アクセル「シェラもナンバーズたちも瞳が濁ってたしね・・・。」

 

そう彼等が話していると

 

シェラ「目標エックス、ゼロ。ブリーズダスト発動まで残り20秒」

 

彼女は無機質な感情のこもっていない声でそういった。

 

アクセル「うわ・・・・。発動まで・・・とか言われても困るだけなんだけど・・・。」

 

???「とりあえず、射程距離より遠くに行って下さい!!」

 

そう背後から少年の声がした。




これでもうストックが無いので、更新は遅くなると思います。


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第15話 少年

長く放置していてすみません・・・。受験やらなんやらありまして・・・。これからはなるべくがんばって投稿していきます。ですが、1ヶ月に1話くらいになるかと・・・。


背後に立っていた少年は銀髪で蒼い瞳を持っていた。

アーマーは肩のところにしかついておらず、ローブのような服にブーツ、という格好だった。・・・非戦闘型にしか見えないレプリロイドに縁があるな・・・俺たちは・・・。

 

「君はいったい!?」

そう叫ぶ俺。

「僕のことは後ほど。今は彼女をどうにかしないといけませんからね、エックスさん。」

そう彼は俺のほうを向いていい、シェラがいる方向を向いた。

 

「姉さん・・・。貴女まで・・・。」

彼は悲しげな目をしてシェラを見た。

「Dr.SN000カノン。敵と認識。排除を開始します。」

シェラは抑揚のない声でそう言い、剣を構えた。

 

「姉さんがそうするなら・・・。」

カノンと呼ばれた少年も剣を構えた。

「カノン・・・!?」

「大丈夫ですよ、エックスさん。」

そうカノンは俺の方を向き微笑んで言った。

 

「でも今のシェラは普通じゃないんだよ!?」

そう離れたところから叫ぶアクセル。

「僕は姉さんたちが堕ちたときのために作られたんですから。」

彼はそう言い微笑みながら、

「ここは僕に任せてください」

そう彼は言った。

 

「わかった。」

「ゼロ!?」

アクセルがそういった。ゼロがそう思うなら・・・。

「俺も・・・。彼を信じるよ。」

そういうとカノンは笑顔を見せた。

 

するとシェラが痺れを切らしたのか斬りかかってきた。

 

ガキン!!

 

「!?いきなりすぎません・・・!?姉さん!!」

「ごちゃごちゃうるさい・・・。黙れ。」

「あ、はい・・・。って何従っちゃってるんだろう!?」

 

そんな彼をみて俺たちの不安は募るばかりだった。

 

とはいえ彼の戦闘能力は高かった。

 

「ミーティア。」

そうシェラが何の前触れもなく呟いた。

 

すると、宇宙から大量の隕石が落下しはじめた。

そう。メテオの何倍もの量が・・・。

 

「・・・僕、ミーティアをシェラに使われるイレギュラーの気持ちが分かった気がする・・・。」

とアクセル。

「俺もだ・・・。」

「俺も・・・。」

と俺とゼロ。

 

しかしカノンはというと・・・。

「・・・。」

慌てることも、焦ることもなく静かに瞳を閉じていた。

そして彼が目を開きながら何かを呟いた。まったく知らない言語だった。

 

「止まった!?」

とアクセル。そう、落下していた隕石がなぜか停止した。いや・・・。俺たち以外のものがすべて止まっていた。強く吹き付けていた風も・・・。巻き上がる砂も・・・。すべてが止まっていた。

 

「何故お前がその力を・・・。」

そう呟くシェラ。そんなシェラに彼は

「彼女が何の工夫もしていないと思いました?姉さん・・・。」

 

そうカノンが言うとシェラは眉間にしわを寄せて

「チッ・・・。こちらシェラ。・・・カノンの乱入により任務遂行が不可能になりました・・・。」

「分かりました。テレポートしてください。」

という会話が聞こえた。

 

「了解。申し訳ありません・・・。」

そう呟きシェラはテレポートに入った。そして・・・

 

(お願い・・・。私を止めて・・・。)

そう4人の頭に直接シェラの声が響いた。




キーワードのトランスフォーマーはオリキャラに設定が入っていたりするだけです。
カノンが使った時間を止める能力については“ビーストウォーズネオ 超生命体トランスフォーマー ”に登場するハインラットの“タイムフリーズ”ようなものです。彼の能力を決めた後にハインラットの存在を知りました(笑)私はマイクロン三部作世代なので・・・。


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第16話 ナンバーズの秘密

しばらく放置してしまい申し訳ないです。


シェラが退却した後、残った4人はエイリアに連絡を取っていた。

 

「こちらエックス。エイリア、転送を頼む。」

 

“了解。転送!!”

 

彼らを光が包んだ。次に彼らが目を開けるとそこはハンターベースだった。

 

 

 

「エックス、彼は・・・?」

 

聞いたのはエイリアだ。

 

「彼はカノン。シェラの姉弟機らしい。」

 

「カノンです。姉さん達が御迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」

 

「いや、君が謝る必要はない。元凶はDr.セリアだ。」

 

頭を下げて謝った彼にシグナスはそう返した。

 

「・・・ありがとうございます。」

 

そういった彼の瞳には深い悲しみの色が浮かんでいた。

 

 

 

「先ほどお前が言っていたシェラ達が堕ちたときのために作られたというのは一体・・・?」

 

「言葉通りですよ、ゼロさん。僕はどんな手段を使っても姉さんたちを止めなければいけないんです。」

 

「どんな手段を使っても、か・・・。」

 

エックスが呟く。

 

「はい。・・・とはいっても僕も気を抜いたら、リル姉さんに操られてしまいますが・・・。」

 

「そうか・・・。」

 

「自動時に意識共有をカットできればいいのですが・・・。」

 

カノンが苦笑して言った。

 

「意識共有をしてるの?」

 

「はい・・・。僕たちナンバーズは普段から意識共有はしていたんです。ですがリル姉さんが狂ってしまった日以降は彼女から流れ込んでくる破壊衝動に飲み込まれてしまうので、意識的にカットしています。」

 

カノンが皆に話した。

 

 

 

「ですからいずれ姉さんたちと戦う日が来ると思いますが、気をつけてください。・・・姉さんたちの連携は隙がほとんどありませんから。・・・僕でも破れるかどうか・・・。」

 

「厄介だな・・・。」

 

そうゼロが呟く。

 

「それでも僕は姉さんたちに勝つしかないんです・・・。世界を守るために・・・。」

 

カノンは目を閉じて呟いた。

 

「大丈夫、俺たちならやれるさ。」

 

エックスが励ます。

 

「そうだよ!僕たちならできるよ!」

 

アクセルもカノンの肩を軽く叩いて言う。

 

そしてゼロも無言で力強く頷く。

 

「・・・まずは姉さんたちがいそうなところを探していきます。」

 

彼らの励ましを受け取ったカノンはそういった。

 

「目星はついているのか?」

 

「・・・ええ、一応。・・・このデータを見てください。」

 

とカノンは皆にデータを送った。

 

「このデータは?」

 

「かつて僕たちの拠点があった場所です。装置などもそのままになっていますから、いるとしたらこのうちの何処かでしょう。・・・最も有力なのはここです。」

 

と彼は言い、ある場所を指した。

 

「・・・砂漠か。」

 

「ええ。ここが一番大きな拠点でしたから。ここにいる可能性が一番高いでしょう。」

 

「よし、いまから準備をしよう。・・・5時間後にここに集合でいいな?」

 

とシグナスが聞く。

 

「ああ/うん/はい」

 

「よし、解散!」

 

彼らはセリアナンバーズを倒しに行くことを決めた。

 

 




久しぶりの投稿でなおかつ短くて申し訳ありません。


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第17話 セリアナンバーズ

お久しぶりです。かなり間が開いて申し訳ないです。


今、俺達は砂漠に来ていた。カノンが言うにはこの砂漠にある拠点にいる可能性が一番高いそうだ。カノンを先頭に暫く歩き続けていると、砂漠には不似合いな研究所のような施設が見えてきた。

 

「あれがそうなのか?」

 

ゼロがカノンに聞いた。

 

「ええ。・・姉さん達のことですから、もしかしたら・・・。」

 

彼はそう呟く。

 

「それはどういう意味だ・・・?」

 

俺がそう聞いた直後、俺達の間を一筋の閃光が走った。

 

「流石ですね・・・。来ると思っていました。・・・カノン。」

 

コバルトグリーン色の長髪の少女型レプリロイドが言った。

 

「レア姉さん・・・。」

 

カノンが呟く。

 

「イレギュラーハンターの皆さんも私達を倒しに来たのでしょう?」

 

そう俺達に問いかけたのはオリオンブルー色で内巻きの髪が特徴の少女型レプリロイド。

 

「それ以外でここに来ることはないと思うわ、フィアナ姉さん。」

 

フィアナに返したのはコーラル色の髪をおさげにした少女型レプリロイド。

 

「私もそう思うわ・・・。ミルフィ姉さん。」

 

そう言いながら施設から出てきたのは・・・シェラ。

 

 

「シェラ・・・?」

 

アクセルが恐る恐るといった感じで声をかける。

 

「エックス、ゼロ、アクセル、カノン・・・久しぶりね。」

 

「え!?シェラ・・・!?」

 

「支配を脱したのか・・?」

 

「・・・お久しぶりです、姉さん。」

 

彼女との会話が成り立っていることに驚いた俺達は思わずそう聞いていた。・・・いや、一名挨拶を返しているが。

 

「・・・いいえ。」

 

彼女は頭を振りながら答え、自身の腕輪を指でさした。

 

「これでDr.セリアは私達を好きに操れるのよ・・・。」

 

「・・・彼女の好きなタイミングでスイッチをいれるのです。」

 

ミルフィとレアが教えてくれた。

 

「・・・Dr.セリアが私のスイッチを入れたようです。早く逃げて下さい。私のこの能力は・・貴方達・・の・意・・・識を・・・。」

 

フィアナがそう警告し、発動するであろう能力を教えてくれようとした矢先、彼女の瞳から光が失われていく。シェラ達はDr.セリアからの帰還命令が出たのだろうか。意識を奪われ、俺達を傷つけたこと、これからも傷つけてしまうだろうから、と謝りながらまた施設の中へと消えていった。・・・本来の彼女達は他人を傷つけることを嫌うようだ。

 

「・・・ごめ・な・・い・・・」

 

フィアナも薄れ行く意識の中、おそらく謝ろうとしたのだろう。言い終わると同時に彼女が俺達のほうに手をかざし、何かを呟いていた。

 

それを聞くと同時に俺達の意識は薄れていった。

 

 




私の別の小説にもミルフィはいますが、同一人物ではないです。


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