ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] (恋愛紳士)
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オリジナルキャラクター紹介
オリジナル主人公・コウキ設定(75層到達時点)改稿版


改稿版オリジナル主人公・『コウキ』のステータス!

色々と弄ったりしましたのでよかったらどうぞ!


アバター名・『コウキ』

 

本名・『剣崎(けんざき)光輝(こうき)』現在17歳

 

少数精鋭ギルド、シャドーナイツの副団長で武器、防具はリザードマン系装備を着けていて、装備の蒼色も相まって『蒼の竜剣士』と言われている。

 

実力は片手剣のみでの戦いにおいては『黒の剣士・キリト』にも引けをとらない実力者であり、SAOプレイヤーの中でも特に変わった戦い方をするプレイヤーであり盾を防ぐのではなく受け流すように使い……状況に合わせた武器を扱う。

 

ちなみにシリカと同じビーストテイマーでもあり、シリカの使い魔である『フェザーリドラ』と同じくらいレアモンスターである『シャドーウルフ』をテイムした。

 

今現在はユニークスキル・『小太刀』の獲得者でもある。

 

何事も楽しむことを忘れないといった少年で何かと作ったりするのが好きなので料理スキルなどの生産系スキルを持っている。

 

だがときにはリア充(特にキリト)爆発しろ!!など考えている人(つまりクラインと同等(笑))

 

キリト達とは知り合い(攻略関係)でボス攻略でも何度も協力している。

 

第75層フロアボス攻略当日には、第1層の大迷宮(朝露の少女の物語でキリト達が行った場所)を自分含めて3人で攻略していた時に時間帯でキリトたちがヒースクリフと対峙していたときと同時にシャドーナイツの3人が突如に強制転移が起こり、3人とは離ればなれになる。

 

一人となったコウキの目の前にはユニークスキル『小太刀』を使って来る敵が現われた後に戦闘、相手の武器は片手剣のまま短剣や太刀のソードスキルも使ってきてそれに大苦戦しながらもこれを撃破、ユニークスキル『小太刀』を獲得した。

 

その後帰還した直後には攻略組が消息不明になりその後も一部の中層プレイヤーがこの攻略組の後を追いかけるも続々と消息不明になっていることを知り、残っていた攻略組+他ギルドと協力し、『救命×増援部隊』の一員として参加した。

 

ユニークスキル獲得前は、片手剣・片手棍・細剣の『斬・打・突』のそれぞれの属性を使いわけ、相手の弱点を探りながら戦うスタイルで、ユニークスキル獲得後はさらにその強みが上がった。

 

そして主武器無しでも戦えるように、エキストラスキル『体術』離れている敵には『投剣』スキルを使う。

 

使用武器はクナイと鉄球(大きさはビー玉(大))を投げながら近づき体術と投剣スキルが合わさった投剣術(兄弟で編み出した技)を使う。

 

簡単に纏めると戦い方はこれ↓

 

密着戦闘・体術、投剣術

 

近距離戦闘・片手棍、細剣、小太刀

 

近~中距離戦闘・クナイ・鉄球っといった具合

 

肩書き

 

『蒼の竜剣士』

 

『シャドーナイツの副団長』

 

『シャドーウルフのビーストテイマー』

 

『シャドーナイツのオカン』

 

『ユニークスキル・小太刀の使い手』

 

ユニークスキル・『小太刀』設定

 

片手剣×短剣×刀の全バトルスキル、ソードスキルが使えるようになる。

 

熟練度の引き継ぎも出来るのでマスターソードマンである。

 

主人公は片手剣の全ソードスキル、バトルスキルが使えるが短剣と刀の熟練度は今現在は0なので、現状まだレベル1ソードスキルしか使えない。

 

メリットは一つの剣で三つソードスキルが同時に使えるため応用力があり、スロットも節約できる。

 

(後のアドミニストレータの武器変化させて全ソードスキル使用出来る能力の劣化版(厳密には違うが))

 

さらに刀スキル必須の刀匠スキルも自動習得してある。

 

デメリットは熟練度は各ソードスキルを使わないと上がらない、つまりは短剣は短剣の、刀は刀のソードスキルを使わないければ上がらないっといった具合

 

現時点で全ソードスキルを使いこなすにはかなりの時間が掛かる。

 

武器・防具装備覧

 

頭防具・『ブルーリザードアーマーキャップ』

ダメージカット率・斬3・突4・打5

防御力+20・STR+10・VIT+10・DEX+10

 

主武器・盾

 

片手剣・『メタルリザードマンソード+6』

 

DPS310・ダメージ値453・攻撃間隔80・属性斬

・強化可能26・攻撃力+50・STR+60・CRT+4

効果:ゴーレム・竜人特攻

 

細剣・『クイーンズリザードレイピア+6』

DPS331・ダメージ値480・攻撃間隔70・属性突

・強化可能25・AGI+80・CRT+6・効果ボス特攻

 

片手棍・『キングリザードンハンマー+6』

DPS383・ダメージ値583・攻撃間隔100・属性打

・強化可能30 STR+60 VIT+80・効果ボス特攻

 

盾・『ライトアーマーリザードマンシールド』

ダメージカット率・斬15・突15・打15

AGI+20・VIT+40・防御力+60

 

体防具・『ブルーリザードボディアーマー』

ダメージカット率・斬5・突5・打5

STR+15・VIT+15・DEX+15・AGI+5

攻撃力+15・防御力+145

 

背中アクセサリ

無し

 

手防具・『ブルーリザードアームガード』

ダメージカット率・斬2・突2・打2

DEX+20・AGI+10・防御力+20

 

腰アクセサリ・『サブウェポンラックベルト』

効果・備考・サブウェポンを収納できるポーチが6つ着いている。

足防具・『ブルーリザードグリーヴ』

ダメージカット率・斬5・突3・打3

VIT+10・AGI+15・防御力+25・回避+15

 

お守りアクセサリ・『幸運のお守り』

効果・レアアイテムドロップ率上昇

 

左右指アクセサリ装備

無し

 

(武器はオリジナルで防具の見た目はモン○ンのリオソウルシリーズ(頭防具が違う)をベースにしている。)

 

スキルスロット

小太刀スキル、索的、隠籔、体術、投剣、料理スキル、

細剣スキル、電光石火、片手棍スキル、精神統一、設計図作成スキル、精密動作、刀匠など




改稿版コウキのステータスどうでしょうか?

前のより読みやすいように色々と修正しました!

次はハンクだな……では次回もお楽しみに!!


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オリジナルキャラクター設定

次はシャドーナイツの団長です。


アバター名

 

ハンク

 

本名剣崎(けんざき)雅樹(まさき)現在24歳

 

普段は物静かなのだが弟がいると意地悪な奴になる。

人に教える時は鬼教官みたいになるところがある。

さらに鬼神化すると戦闘狂になる。

だがそれでもカリスマ性もあり、クラインとは別のベクトルのお兄さんキャラでもある

 

本職は自衛隊員(訓練兵)で中等部では元自衛隊隊員で現自衛隊基地司令の父親の影響で戦争の歴史などにも詳しく、その知識を生かした戦い方をする。

 

特に体術に関しては対人(人型モンスター含め)戦闘は組技で相手を気絶、動けなくしたらソードスキルで倒す、本人が言うには「たとえレベルが高いモンスターだろうがプレイヤーだろうが動けなくすれば誰でもやれる(殺れる)」っとサムズアップしながら笑顔で言ったため、誰もデュエルをしないので新技を作る度に実験体(人型モンスターや弟)で試す。

 

酒と肉が大好き、普段から休みのときは酒ばっか飲む

 

戦い方は大体は両手剣だが素早い相手だと片手剣で倒す、離れた相手には投げナイフを投げつけながら投剣術を繰り出す。

 

赤色系の装備が好きでその姿に紅の魔戦士と言われている。

 

ユニークスキル斬馬刀習得前はコウキと同じようにユニークスキルを繰り出す敵が現れたが戦闘経験の違いに難なくクリアした、その後にはコウキと一緒に救援×増援部隊として参加した。

 

肩書き

 

ゲスの極み(副団長名づけ)

 

血も涙もない人でなし(副団長名づけ)

 

紅の魔戦士

 

シャドーナイツ団長

 

ユニークスキル斬馬刀獲得者

 

ユニークスキル斬馬刀設定

 

鬼神化するとSTR・VIT・DEX・AGIの大幅アップに両手剣新ソードスキル解放、ただし発動には30秒かかり、発動が終わった後は約1分ほどスタンと出血(大)のバットステータスに掛かる。

 

叩き付け

斬・打属性3HIT技前方位範囲技

剣を叩き付けて地面に伝わる衝撃を相手に叩き付ける

 

巻き込み

斬属性4HIT技全方位範囲技

ブラストの上位技、その場で回り、敵を巻き込み最後には敵を吹き飛ばす。

 

溜め切り

斬属性1HIT技単発重攻撃技

アバランシュの上位技、その場で力を溜め、解放時には相手の体を真っ二つにする。

 

鬼神狂撃の舞い

斬属性11HIT技奥義技

全攻撃が溜め切りの一撃、その一撃、一撃を振るたんびに鬼神は狂笑を浮かべる。

 

武器・防具装備覧

 

頭防具・首アクセサリ

 

鬼神の角

STR+50・攻撃力+20

 

武器・盾

 

 

両手剣

 

斬魔刀+6

DPS406・ダメージ値560・攻撃間隔120・属性斬・

強化可能18・攻撃力+20・STR+40・効果悪魔特攻

 

片手剣

 

ブラッドイーターソード+6

DPS316・ダメージ値462・攻撃間隔80・属性斬・強化可能28・STR+10・VIT+10・DEX+10・AGI+10・効果相手に切りつける度に相手にダメージ増加

 

体防具装備

 

 

ブラッディアーマー

ダメージカット率・斬5・突5・打5

STR+25・VIT+15・攻撃力+40・防御力+120・回避-10・出血+20

 

背中アクセサリ

 

覇王のマント

ダメージカット率・斬2・突2・打2

VIT+15・AGI+10・攻撃力+15・防御力+30・毒+10・麻痺+10・出血+10

手防具

 

 

ブラッディアーム

ダメージカット率・斬2・突2・打2

STR+20・攻撃力+20・防御力+30・命中+10・出血+20

 

 

腰アクセサリ

 

ミラージュベルト

ダメージカット率・斬0・突0・打0

DEX+16・防御力+30・効果攻撃間隔短縮

 

 

足防具装備

 

ブラッディグリーヴ

ダメージカット率・斬3・突3・打3

STR+25・攻撃力+20・回避-20

 

 

お守りアクセサリ

戦闘異常のおまもり

ダメージカット率・斬0・突0・打0

毒+25・麻痺+25・出血+25・効果全耐性アップ

 

左右指アクセサリ

無し

 

(武器はオリジナル、防具はカオスシリーズの色違い)

 

 

スキルスロット

片手剣、索敵、隠蔽、体術、投剣、堅牢鉄壁、剣匠、両手剣スキル、士気昂揚、闘争本能、肉体改造など




一度、完成目前の所でデータが消えました……挫折しそうだった…だけど書き直しました、疲れたよ…パ○ラッシュ……


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シャドーウルフ設定

1日でも早く投稿を!!今回はオリ主の相棒、シャドーウルフの紹介です。


モンスター名

 

シャドーウルフ

 

名前クルルガ・愛称クル・性別♀

 

シャドーウルフは稀にしか見れないモンスターでその名の通り影に紛れて生活をしている、シャドーウルフは集団行動で4~5匹で生活しており、オスは狩りをメスは子供を育てている。

 

普段の大人は通常の狼と同じ大きさだが戦闘時は二回り大きくなり、影の中から襲ってくる。

 

しかし子供は通常は子犬ぐらい、戦闘時は中型犬位にしかなれない、クルルガも同じ

 

見た目は黒いオオカミといった具合で、オスは目の回りが白毛でメスは胸からお腹まで白い毛に覆われている、尻尾は狐ぐらいある。

 

クルルガは群れからはぐれた一匹でゴブリンに襲われて傷だらけになっていたところをソロでゴブリン狩りをしていたコウキに助けられた。

 

コウキに助けられた時に渡された肉がたまたまクルルガの好きな物であり運良くコウキはシャドーウルフのクルルガをテイムできた。

 

鳴き声は「クルルルゥ」って鳴く。

 

名前の由来はこの鳴き声から取っている。

 

普段からコウキの近くにいてお気に入りは肩の上と頭(帽子)の上、今の大好物は鶏肉系のジャーギー

 

シリカのテイムモンスター・ピナとは仲がいい

 

大迷宮時はコウキたちが突然消えた(強制転移)時はずっとその周辺を探した後はずっとコウキたちがいなくなったその場からは動こうとしなかった。

 

コウキが帰ってきた瞬間にタックル(ダメージが発生しないぐらいに)して散々コウキの顔を舐め回した。

 

そのあとにコウキたちと一緒に救援×増援部隊についてきた。

 

ソードスキル・バトルスキル覧

 

噛みつき

斬属性1HIT(稀に相手に出血付与)

 

引っ掻き

斬属性2HIT(稀に相手に出血付与)

 

タックル

打属性1HIT(稀に相手にスタン付与)

 

咆哮

(相手にデバフ暗闇付与)

 

影縫い

(相手にデバフ束縛付与)

 

索敵

 

隠蔽

 

装備品覧

 

 

首アクセサリ

 

 

誓いの首輪

STR+20・AGI+20

 

武器

 

 

メタルクロー

DPS200・ダメージ値250・攻撃間隔40・属性斬

 

体防具装備

 

 

プレートアニマルアーマー

 

ダメージカット率・斬1・突1・打1

VIT+10・防御力+20・効果テイムモンスターのみ装備可

 

背中アクセサリ

 

 

無し

 

手防具装備

 

 

メタルアニマルアーム

 

ダメージカット率・斬2・突2・打2

VIT+15・防御力+15・効果テイムモンスターのみ装備可

 

腰アクセサリ

 

 

無し

 

足防具装備

 

 

メタルアニマルレッグガード

 

ダメージカット率・斬2・突2・打2

VIT+15・防御力+15・効果テイムモンスターのみ装備可

 

お守りアクセサリ

 

 

無し

 

左右指アクセサリ

 

 

無し




私の相棒は毛がツヤツヤです。(フ○ーザ風)


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物語はいつだって突然(改稿中)
プロローグ①(改稿済み)


お持たせしました、ここから(本当に)本番です。

あっ、章ごとの改稿が終わりしだい改稿云々は消しますのであしからず!!

では改稿版第一話どうぞ!!( ゚∀゚)dグッ!!


第75層迷宮区入り口前

 

……天井にまでそびえ立つ迷宮区の入り口の前に三人のプレイヤーがたむろっていた……

 

一人は紅色と黒のツートンカラーの重装甲の鎧を身に付け、背中には自身と同じくらいの巨大な両手剣を背負う青年プレイヤー……名は『ハンク』

 

もう一人は蒼と黒のツートンカラーの竜鱗を用いた軽鎧を身に付け、腕と腰にはそれぞれ純銀色の片手剣と盾を身に着けた少年プレイヤー……名は『コウキ』

 

最後はこの中でたった一人の女プレイヤーで、その身は濃い紫色と黒の布鎧に所々胸当てなどの軽装甲が着けた物を着ており、腰には幾多の蛇鱗を重ねたような黒紫色の片手剣を身に着けた少女プレイヤー……

 

そんな三人のプレイヤーの一人、蒼色の少年……『コウキ』は青年……ギルドリーダーであり自身の兄でもある『ハンク』に話しかける。

 

コウキ「……ハァ……なぁ兄貴?」

 

ハンク「なんだ?」

 

コウキ「俺達は救援×増援部隊として76層に向かう予定が……なのになんでこんなところにいるんだ?」

 

ハンク「まだ言うか……仕方ないだろ、血盟騎士団のお偉い方が俺達……少数精鋭ギルド『シャドーナイツ』に迷宮区で攻略組の足取りを調査をしてくれって言われたんだからよ」

 

コウキ「だからって……普通調査って最低でも10人くらいで調査するもんなのに……人数が3人しかいないのにこれで調査隊ってふざけているわ~」

 

???「仕方ないですよコウキさん、76層に行くメンバーの大体はもう上に行ってしまいましたし」

 

そう声をかける少女のプレイヤー……回り……特にギルドメンバーから『お嬢』と名で親しまれている少女が言う。

 

コウキ「お嬢、しかしな~」

 

ハンク「つべこべ言わずに早く行くぞ!お偉方にはなんにも無かったらそのまま76層へ向かうって伝えてあるから、さっさと調査して俺たちも76層に向かうぞ」ゲシッ!

 

そう言いながら切り株に座っていたコウキの尻を蹴っ飛ばすハンク!

 

コウキ「イデッ!蹴るなよ!?」

 

ハンク「大体のマップの埋めは攻略組が集めたがまだマップの細かいところが埋められていない場所を俺たちが埋める、もしかしたらまだ発見されてない宝箱があるかもしれない」

 

コウキ「そっちが兄貴にとっての本命だろ」

 

ハンク「黙れ」ゲシッ!

 

コウキ「だから蹴るな!!」

 

お嬢「まぁまぁケンカしないで、早く私達も調査をしないと遅くなりますよ?」

 

コウキ「へいへい、分かりました、分かりましたよ~だ……クル」

 

???「グル!」

 

するとコウキの影から何かが浮かび上がり……!それは形つくるとそこには純銀色のチェーンアーマーを身につけた漆黒の狼がそこにいた!モンスター名は『シャドーウルフ』名付は『クルルガ』愛称として『クル』と呼んでいた。

 

コウキ「クル、クルもここから一緒に調査に加わるぞ……何か見につけたら呼んでくれよ」

 

クルルガ「グル!」

 

コウキはそう言いながら外していた頭装備……ブルーリザードアーマーキャップを被り、気を引き締めた……!

 

コウキ(待ってろよ……キリト……みんな!)

 

コウキとクルは迷宮区の中へと入っていき、二人もコウキ達の後に続いて行った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後……

 

 

第75層ボス部屋前

 

コウキ達は迷宮区の中を見過ごしがないように細かく探りながら迷宮区の中を探し回ったが……

 

コウキ「結局何も手がかりの一つもなかったな……分かちゃあいるが……」

 

クルルガ「グルゥ……」

 

何一つ手がかりも見つけられなかった……見つけたのは

 

ハンク「だが無駄骨にはならん、こうしてポーション類と色々な鉱石も手に入れたから」

 

……攻撃組とは関係ないアイテム類の入った宝箱くらいだった……

 

コウキ「……いや本題忘れてねぇか?俺たちは攻略組の足取りを探しにここに来たんだぞ?全くていうほど見つかってねぇじゃあねぇか?」

 

ハンク「いや、本番はこれからだ、たぶん攻略組はこのボス部屋の中で何かが起きたんだ……ここから先になにかしら手がかりが見つけられるはずだ」

 

お嬢「確かに……そうですね」

 

コウキ「……じゃあ早速と開けるとするか、いつまでもここにいたって何もわからないからな」

 

そう言ってコウキは扉を開けようとすると

 

ハンク「待てや」ベシッ!

 

ハンクがコウキの頭を叩く

 

コウキ「何すんねん」

 

ハンク「忘れたか?74層からはボス部屋はクリスタル無効エリアだ、フロアボスがいないとはいえ万が一って場合がある、ポーションとか再装備しておけ」

 

お嬢「確かにやっておいて損はありませんよ?」

 

コウキ「分かったよ……」

 

各自ベルトやポケットにポーションや治癒結晶などを入れ直し……

 

コウキ「ようし、今度こそ」

 

コウキは両手で扉を開けた。

 

ガココココッ、ズン!!

 

ハンク「……行くぞ」

 

コウキ「……クル、念のため兄貴の背後をカバーしてくれ」

 

クルルガ「グル!」

 

まずハンクとクルが静かに警戒しながら部屋の中へ入っていった……

 

ハンク「........クリア、入ってよし」

 

コウキ・お嬢『…………』

 

コウキとお嬢も左右それぞれ確認中しながら入っていきハンクと達合流する

 

ハンク「よし、各自この場で調査しろ、何か見つけたらすぐに報告」

 

コウキ「了解」

 

お嬢「分かりました」

 

クルルガ「グル!」

 

コウキたちはフロアの中を探し回った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30分後

 

ハンク「....何か見つかったか?」

 

コウキ「いや、なにも……」

 

お嬢「こっちにも何もありません」

 

クルルガ「グルゥ……」

 

ハンク「……やはりか」

 

コウキ「現実ならまだしも……ここはSAO(ゲーム)の中……時間が経てば痕跡やら何やら消えちまうからな……あれから暫く経っている……仕方ない」

 

ハンク「……よし、ここでの調査は終了して俺達も76層へ向かう(ry」

 

突然、ハンクが言いきる前に事態は急変する!!

 

バタン!!

 

コウキ「なっ!?扉が!?」ヒューーン…ズドーン‼

 

ハンク「何だ!?」

 

???『……キシャー!!!』

 

フロアの真ん中から体つきが蠍に似ているが体が骨ばかりで肉がついておらず、特徴的なのは尻尾の先端には赤い刃物みたいな物が着いており、4つある両腕には血に染まった鎌ような物がついており当たったら真っ二つに切られそうな切れ味を感じがする、名前は……

 

ハンク「『ホロウデッドニングリーパー』……」

 

コウキ「おいおいマジかよ……!」

 

お嬢「何でこんなところにフロアボスが……!?」

 

コウキ(それもそうだが……俺達もクルも今の今まで気がつかなかった……!?まるで『突然そこに現れた』かのように……!?)

 

ハンク「各自戦闘準備!!俺が引き付けるからコウキ!まずはお前が一撃を入れろ!!お嬢はコウキのサポートだ!俺も引き続けながらも攻撃する!その後はコウキとお嬢は互いにサポートしつつ一撃離脱を心がけて攻撃しろ!!深追いはするなよ!!」

 

コウキ・お嬢『了解!!』

 

クルルガ「グルゥ……!」

 

コウキ「クル……お前は影の中に隠れてろ……ここぞってときに呼び出すから」

 

クルルガ「グル……」

 

クルをコウキの影の中へと戻し、各々剣を抜き放ち……ホロウデッドニングリーパーに向き合う!

 

ホロウデッドニングリーパー『キシャー!!』

 

ホロウデッドニングリーパーが先制として腕の鎌で振り上げて近くにいたコウキに切りかかってきた!

 

コウキ「俺かよ!?おっと!!」

 

コウキは鎌に当たる前に大きく飛び、着地したらそのままホロウデッドニングリーパーの頭目掛けて飛び上がって斬りかかった!!

 

コウキ(よし当たる!!)

 

この時のコウキ達には想像すらできなかった状況が起きた!!

 

ビビィィン‼ビビィィン‼ビビィィン‼ビビィィン‼ビビィィン‼

 

コウキ(何!?何だ!?)

 

お嬢(身体が動かない!?)

 

ハンク(これは!?)

 

コウキの身体が空中で止まった、それどころかそれぞれ自身もその場から停止し、だが自身の思考とバグのような歪みのみが動けた、時間が経つにつれ、まわりがバグのような物が広がっていき、自分たちとホロウデッドニングリーパーが光だした!!

 

シュイイーンン‼

 

コウキ(これは強制転移!?)

 

お嬢(団長!?コウキさん!?)

 

ハンク(くっ……!)

 

それが分かった時にはコウキ達の意識が途切れた…

 

フロアから何もなく、そこはいつものように静まりかえった……




改稿一番目、いやはや……前のを改めて見ると……コフッ!?(あまりにも自身の文才の低さに吐血)


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プロローグ②(改稿済み)

改稿二回目……マジで考えに考えました……前回の改稿から今日まで待たしてしまい申し訳ありませんm(_ _)m

では改めて今作のメインヒロインである『あの子』登場回どうぞ!!


前回のあらすじ・新たな物語の始まり

 

ALO(アルヴヘイムオンライン)

央都アルン演習場

 

???「フッ!ハァ!ヤァァァ!!」

 

石畳で造られた演習場で一人の妖精……この世界でいう『闇妖精・インプ』である少女はその手に持つ片手剣を振りつづけた……

 

少女サイド

 

少女「やぁぁぁ!!……ふぅ、ちょっと休憩……」

 

剣を鞘にしまって木の下の日陰に入って、ストレージから麦茶……に似た飲み物を一口飲んだ。

 

少女「ふぅ……やっぱり身体を動かした後の飲み物は美味しいね~……はぁ……!」ドサッ!

 

ボクはそのまま倒れ大の字になりながら……そのまま空を見上げた……

 

ボクの名前はユウキ、本名は紺野(こんの)木綿季(ゆうき)、今はいつもの皆とは一緒じゃなくてここで一人、必殺技作りで剣を振っているんだけど中々うまくできないんだよね……

 

あの事件……『SAO事件』起きてから約2年……姉ちゃんがあのSAOに捕らわれてから……、最初はボクは姉ちゃんがいるあの世界にどうにかして行けないかっと姉ちゃんの担当医の先生に頼んだけど「行かせられないしそもそも私には出来ない」っと止められてしまった……

 

そしてそれからこの2年間……色々と……本当に色々なことが起きたけど……それでもボクは姉ちゃんの帰りを待ち続けた……

 

今ボクはこの2年間の中である出来事をきっかけに……あのSAO事件に使用された『ナーヴギア』の次世代フルダイブマシンである『アミュスフィア』を使って様々なVRゲームに仲間達と共に遊びに行った。

 

そして今は姉ちゃんがあの世界からに帰ってきた時にこの世界で「あっ!」っと言わす為に今はここで一人で必殺技を作っているんだけどね~これが中々ねぇ~……はぁ~……

 

ユウキ「姉ちゃんに……会いたいな………さて」

 

ヒューン……

 

ユウキ「ん?」

 

一息つきながら身体を起こしてもう一度剣を振るおうか?っと考えていると空から一人の妖精……『水妖精・ウンディーネ』のメガネをかけた男性が降りてきた。

 

ウンディーネ男性「やぁこんにちは」

 

ユウキ「こ、こんにちは」

 

ウンディーネ男性「えーと、君がユウキ君……で合っているかい?」

 

ユウキ「えっ!?何でボクの名前を知っているの!?」

 

ウンディーネ男性「やっ!すまないね、申し遅れた、僕の名前はクリスハイト、本名は菊岡(きくおか)誠二郎(せいじろう)、本職は総務省(仮想課)の職員で今はSAO事件対策チームのエージェントをやっている。」

 

ユウキ(対策チーム……確かSAO事件が起きた当初から今まで政府主導で色々と救出方法を検討していたけど……首謀者が作った何重にもあるプロテクトを解除出来なくて現状SAOをクリアしないと解放されないとゆう結論に達して現状見守ることしかできないとゆう……そのエージェントが……)

 

少しでもSAO事件知りたいが為に担当医の人から情報を得て……結果何も出来ていない政府に余り信用できない……っと心の中で思っていたからか、ボクは目の前の人を警戒していた……

 

ユウキ「……そのエージェントさんがボクに何の用なの?」

 

早く本題言ってよって感じの目線で目の前の人を見ていると……クリスハイト(菊岡)は真剣な眼差しでこっちを見つめ返す。

 

クリスハイト「……ユウキ君……君にあることを頼みたい……数ある候補者の中で選ばれた君に……」

 

ユウキ「……?あること?」

 

クリスハイト「君はあの世界……SAOの中へ行って欲しいんだ」

 

ユウキ「!?……SAOへボクが……?」

 

この時……ボクは今まで停滞していた日常が……変わり出すのを感じた……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……一週間後……

 

とある病院の一室

 

菊岡「ユウキ君聞こえるかい?」

 

ユウキ『はいはーい、聞こえてるよー』

 

……あの日からこの一週間、SAOへ行くまでの間、手続きや現状SAOで起きている出来事に、そして担当医や仲間達にこのことを話し合った……最初は誰しも止めたり「考え直せ!」っと言われ続けたけど……丸一日考えに考えて……行くと決意したボクは皆を説得し……最後は無事に帰ってくることを条件に説得した……

 

ちなみにボクが菊岡さんとの仲が気安いのは本人が「堅苦しいのは苦手でね」とのこと、ボクも堅苦しいのは苦手だからよかった……

 

菊岡「よし……じゃあいいかいユウキ君?最終確認だ、君が使っているメディキュボイドにはSAOのソフトデータをダウンロードしてある。そうすれば君はSAOへ行ける」

 

ユウキ『うん』

 

菊岡「アバターのほうは君のALOでのデータを元に使っているからステータスもズレなどの違和感は感じることはないはずだよ」

 

ユウキ『わかった』

 

菊岡「それと前まではSAOには入り込めなかったからどうしようもなかったがこの約二週間、SAOの中でアクシデントが起きた中で、何名かがそれぞれの要因でSAOの中へ行ってしまったとゆう報告を受けている。」

 

ユウキ『……SAOの中で……最前線で何かが……それはいつからその問題が起きたの?』

 

菊岡「時期からして75層攻略時に何かが……異変が攻略組に起きたらしいんだ、君はそれの調査して貰いたい」

 

ユウキ『調査……説明のときも思ったけど……ボクに出来ることかな?』

 

菊岡「大丈夫、調査といってもSAOのプレイヤーと接触してそこからそのとき出来事……情報を聞き出してくれればいい……しかし今のSAOの中は不安定だ、それにいくつものの安全策をこうじてるとはいえ例の件、君に何かしらのアクシデントが起きるかも知れないし……それにアクシデントを抜きにしても一度SAOの中に入れば君はクリアするまでそこから出られない……」

 

ユウキ『それは承知の上だよ菊岡さん、むしろ感謝しているよ……また姉ちゃんと会えるかも知れないんだから』

 

菊岡「……すまない……そしてありがとうユウキ君、それで君との『契約』の件……今も進めているので安心してくれ」

 

ユウキ『うん……!ありがとう菊岡さん……これで安心して向こうに行ける……』

 

菊岡「君のリスクを考えればこれぐらいはね……時間だ、それでは気をつけて!」

 

ユウキ『うん、じゃあ行ってきます!!』

 

ユウキ(行ってくるよ、母さん……父さん……みんな……姉ちゃんを助けに……!待ってて、姉ちゃん!!)

 

ユウキ『リンク・スタート!!』

 

アクセスコードを言った途端にボクの意識はデジタルの暗闇へと落ちていくのであった……

 

姉ちゃんをデスゲームから救い出すという想いと共に……

 

ユウキサイドアウト




はい、今作品のメインヒロインが一人、ユウキ回です!!今回はユウキがSAOへ向かうまでの話を重点的に書き直しました!(前のはあやふや感を感じてかので)

では次はオリ主であるコウキとユウキが出会う回です!……あぁ、早くコウキとユウキとのドタバタコメディ書きたいんじゃあ~(なら早く書き直せ(正論))

それでは、次回もお楽しみに!!


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出会い①

皆さんお待ちかねのオリ主とユウキちゃんの出会い編です!




前回のあらすじ、クリスハイトはユウキをスカウトした!

 

???

 

シュイン‼

 

コウキ「えっ!?のわ!?」

 

ごつん!!

 

コウキ「痛!?なんだぁ?」

 

尻をさすりながら辺りを見渡した先には大きな樹や花がいっぱい生えており、まるで自分が小さくなったような気持ちになった。

 

コウキ「ここはいったい?そういえば兄貴とお嬢は?」

 

立ち上がり自分の周りを見たが自分以外誰もいない。

 

コウキ「お嬢大丈夫かな…兄貴はまぁ大丈夫だろ」

 

よっこいせっと岩に腰掛け、状況整理した。

 

コウキ「見た感じ…ここは何処かのダンジョンらしいが見覚えがないな。ここは76層か?それとも?」

 

コウキ「そうだ!クルいるかい?」

 

するとコウキの影が浮かび上がり、狼へと形をつくり、そこには一匹の黒い狼が現れた。

 

クルルガ(以後クル)「クルルルゥ」

 

コウキ「良かったクルはいっしょだったんだ、おいで」

 

クルはコウキの前に来てお座りをした。

 

コウキ「よしよし、いい子だ。」

 

クル「クルゥ♪」

 

クルの頭を撫でてクルに用件を言った。

 

コウキ「クルよく聞いて、今俺たちは何処かに転移させられた、とりあえず兄貴たちに合流しよう。」

 

クル「クルゥ!」

 

コウキ「よし!行こ「ビビィィンン‼」!?この音は!」

 

コウキの頭上、50メートルにあの時の歪みが現れていた、だがあの時とは違い時間が経っても歪みが広がらない。

 

コウキ「なんだ、いったい?」

 

クル「クルゥ…」

 

するとその歪みから何かが現れた。

 

???「ふぇ?…うわぁ~!?」

 

コウキ「なんだ!?人か!?落ちてくる!?」

 

ヒューン‼

 

その時コウキの脳裏にあるテレビのシーンを頭に過った。

 

少年「親方!空から美少女が!!」

 

親方「なにぃ~!?よし回収だ!!」

 

コウキ「いやそれ犯罪だろ!!」

 

???「落ちるぅぅぅ!!」

 

自分で自分をツッコミ、少女をキャッチするためあたふたと走り回った。

 

コウキ「よしよしそのまま…そのまま…今だぁ!!」

 

ガシッ‼ドーン‼

 

コウキはどうにかキャッチしたものの勢いが強すぎた為支えきれなかった……

 

コウキ「いててて、おい大丈夫か?」ムニュ

 

???「ふぇ?ふわぁ!!??」

 

コウキ「なんだ?この感触は?」ムニュ、ムニュ

 

???「あぅぅぅ……」ビクビク

 

コウキ「「……………」」タラァ―(冷や汗)

 

コウキ(もっ、もしかしてあれか!?少女のむ)

 

コウキ「すっ、すいませんしたー!?お、おケガは?」

 

コウキは少女の胸から手を外し、素早く少女から離脱、すぐその場で土下座し、少女に聞いた。

 

???「う、うん大丈夫、あの~顔上げてくれないかな?さっきのは事故だったんだし…」

 

コウキ「えっ~と本当にすまない、俺の名は…」

 

その時、初めて少女の顔を見た、くりくりとした大きな瞳、瞳の色は宝石のアメジストを思わせる輝き、頬はさっきのことで微かに紅くなっている。

 

顔全体は小顔、肌は影部分が紫がかった乳白色、髪は長く伸びたストレート、色は艶やかなパープルブラック、耳は少し長めの横耳、身長は俺の肩ぐらいで体つきは華奢な体型で服装は青紫色の見覚えのない布防具で回避重視防具だ。腰には黒い鞘にしまっているが、細めの片手用両刃直剣、色は黒曜石のような深い半透明の色合いをしている。

 

肌色以外は第3層から現れる闇エルフに似ている。

 

けどそんなことよりコウキは少女に見とれてた。

 

コウキ「……」

 

???「どうしたの?」

 

コウキ「い、いやあの俺の名前はコウキ、で隣にいるのは相棒のクルルガ、愛称はクル」

 

クル「クルルルゥ!」

 

???「コウキとクルね、ボクの名前はユウキ!よろしくね!!」ニコッ

 

これが俺とユウキの出会いだった。




はい、やっとオリ主とユウキちゃんが出会いました!

今のユウキちゃんの防具はALOの防具、胸のプレートアーマーが外されて感じであとは酷似しています。

次はホロウフラグメントのあの子が出ます!


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出会い②

ロストソング明日発売、スーパーハイテンション発動中(笑)


前回のあらすじ、親方!!空からボクっ子が!!?

 

コウキ「そうか~なるほどな、お姉さん見つかるといいな。」

 

ユウキ「うん!姉ちゃんに強くなったボクをみせつけるんだ!!」

 

あれから歩きながらユウキさんがなんでここに来たのかを聞いた。

 

コウキ「いいよな~姉妹仲良く、俺なんか兄貴とは上下関係だからな~なにやってやろうとも「ありがとう」の一言もない、むしろやって当然!な態度だからな~」

 

ユウキ「うわぁ……苦労しているだね……」

 

コウキ「まぁな~、慣れちゃたよ…ユウキさんはお姉さん大事にしなよ。」

 

ユウキ「うん!けど敬語はいいよ?ボク、敬語は苦手なんだ……」

 

コウキ「せやか?じゃあ俺もさん付けいいからな?」

 

ユウキ「うん!けどなんで関西弁?」

 

コウキ「気にするな、まぁこれからよろしくなユウキ」

 

ユウキ「うん!こちらこそよろしくねコウキ!」

 

お互いに握手をした、案外小さいだな手……

 

クル「クルルルゥ」

 

コウキ「どうしたクル?」

 

自分たちより先に警戒しながら歩いてたクルが鼻をヒクヒク動かしていた。

 

コウキ「なんか見つけたのか?」

 

クル「クルゥ!」

 

着いてこい、っと感じでクルは先に進んだ。

 

コウキ「ユウキ、クルがなにか見つけたらしいだ、着いてきてくれないか?」

 

ユウキ「うん、わかった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20分後

 

歩いているうちにコウキたちもクルが何を見つけたのか分かってきました。

 

匂いです、それも薪木が燃えている匂いがしてきました。

 

5分前には遠くから煙が見えてましたし目的地にはもうすぐっと言ったところです。

 

コウキ「そういえばまだ飯食ってなかったな」

 

ユウキ「ボクもお腹がペコペコだよ~……」

 

クル「クルルルゥ……」

 

すると

 

グゥ~‼

 

コウキ「ん?クル、お前の腹音か?」

 

クル「クルルゥ?」フル、フル

 

クルは首を振っている。

 

コウキ「じゃあ、今のは……」

 

コウキはユウキの方へ向くと

 

ユウキ「うっ……ごめん今のボク///」

 

コウキ「じゃあ目的地に着いたらご飯にするか?」

 

ユウキ「うん、ごめんね?」

 

コウキ「いや、俺も」グゥ~‼グゥ~‼

 

今度はコウキとクルのお腹の中から音が出た。

 

コウキ「ほらな?」

 

クル「クルゥ……」

 

ユウキ「ぷ、あはははぁ!!」

 

コウキ「笑うなよ、恥ずいな~///」

 

ユウキ「ごめん、ごめん!!」

 

コウキ「まったくさっさと目的地に着いて飯にしよう」

 

ユウキ「りょうか~い!!」

 

クル「クルルルゥ!!」

 

コウキたちは歩き続きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後

 

コウキ「やっと着いたな」

 

ユウキ「うん……」

 

そこは今まで見てきた木のなかでひときわ大きい木の根元、そのすぐ近くに誰かが燃やしたであろう薪木が燃えていた。

 

コウキ「たまたま席を外していたか、もしくは俺たちに気づいて逃げたか……」

 

ユウキ「かも知れないね」

 

コウキ「よし、俺とクルでちょっと見回ってくるわ、ユウキはここで待っててくれ」

 

ユウキ「うん…けど大丈夫?」

 

コウキ「大丈夫だ、ユウキは先に食べててよ、はい、保存食と水な」

 

コウキはストレージから食料と水をユウキに渡し、クルには干し肉を渡した。

 

ユウキ「うん、気をつけて……」

 

コウキ「おう、すぐに帰ってくるわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後

目的地から30メートル地点

 

コウキ「問題ないか、大丈夫のようだな…」

 

あれからコウキはカ○リーメイト的な物を食べながら辺りを見渡していた。

 

コウキ「戻るか、ユウキがしんぱ「うわぁ!!」!?ユウキか!?」

 

コウキはユウキたちがいる場所へ走って行った。

 

 

 

目的地

 

ガサァ!!

 

コウキ「ユウキ大丈夫か!?」

 

そこにはユウキの首に短剣を構えている青のポンチョ?を着けた少女がいた。カーソルは……

 

コウキ(オレンジプレイヤーか…)

 

???「あんたたち、「あいつら」の仲間?」

 

コウキ「「あいつら」?違う俺たちはついさっきここへ飛ばされた者だ!だから関係ない、剣をおろしてその子を離すんだ!」

 

少女は少し躊躇ったが短剣をしまい、ユウキを解放した。

 

コウキ「大丈夫か?」ギュ

 

ユウキがコウキを抱きしめた。

 

コウキ(ほぁ!?)

 

ユウキ「コウキ……ありがとう……助けてくれて……信じてたよ……」

 

コウキ「……おう」

 

コウキはユウキに頭を撫でてあげた。

 

コウキ(けしてやましい心で触っていないんだ!!この子を安心させるために撫でているだ!!けど気持ちいいなこの子の髪の毛は、触り心地がいいつーかーなんつかーって!!)

 

???「………………」ジッーー……

 

さっきの少女が冷凍ビームが如くこちらを見ていた。

 

コウキ「えーと、ありがとう、聞きいれてくれて。俺の名前はコウキ、この子はユウキ、君は?」

 

???「……フィリア」

 

コウキ「そうかフィリアって名か、なぁフィリアここは一体どこなんだ?」

 

コウキはフィリアにここがどこなのか聞いた…その答えは?




今までで一番書いたかも…


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お久しぶりですね?

皆さんソードアート・オンラインロストソングやってますか?

私は昨日、ユウキの猫耳姿で「似合っているかにゃ?」
と言うユウキを見て余りの可愛さに悶えました。

けどね今日ね午後3時半前後にね、氷山エリア攻略中にバク、フリーズして最後にセーブした序盤のエリアからになっちゃった、オワタ

皆さん、セーブはこまめにしようね!絶対に!!後悔するから!!最後に一言、





















あんまりだああぁぁぁぁ!!!!グスッではどうぞ(泣)


前回のあらすじ、オレンジプレイヤーエンカンウントしました。

 

コウキ「なぁフィリアここは一体どこなんだ?」

 

フィリア「知らない、私もここに1ヶ月いるけど生き抜くのに必死でほとんど調べられていないだ。」

 

ユウキ「1ヶ月!?」

 

コウキ「よく生き残れたな、なるほど君もここでの情報は分からない事だらけなのか?」

 

フィリア「1つだけ手掛かりになりそうなのがある。」

 

コウキ「それはいった「ガサァ!!」」

 

クル「クルルルゥ!!」

 

コウキ「クル!お前一体どこに行っていたんだ?」

 

クル「クルル!!クル!!クルルルゥ!!」

 

コウキ「何!それは本当か!?」

 

フィリア「なにこの子?それに言葉分かるの!?」

 

コウキ「えぇー!?分からないのー!?ダセー!!」

 

ユウキ(うわぁ)

 

フィリア「で何て?」(怒)

 

コウキ「分かんね、クル日本語でOK?」ガッ!!

 

コウキの頭の上をフィリアの短剣、ソードブレイカーがコウキの後ろの木に突き刺さっていた。

 

フィリア「あんた、その子の言葉が分かるって言ったよね?」ドッドッドッドッ!!(オーラ的な何かの音)

 

コウキ「お、OK、す、スミマセンでしたー!!」

 

そのまま俺は土下座した、プライド?なにそれおいしいの?

 

フィリア「まったく」ガッ!(短剣を木から剥がした音)

 

ユウキ「やれやれ」

 

ユウキはフィリアの横で首を振っていた、止めろよ傷つくだろう!!(自業自得)

 

コウキ「さて、クルよ、さっきまでどこに行ってたんだ?」

 

フィリア(なかったことにしようとしてる…)

 

ユウキ(なかったことにしようとしてるね…)

 

二人で同じようなことを考えている気がするが無視してクルに聞くと、するとクルが何か伝えようと動き出した。

 

さっきあげた骨付き干し肉(今は骨のみ)を地面に置いて唸り始め、突然草を爪で刈り始めた、するとクルがいきなり逃げ出した。

 

ユウキ「これってジェスチャーゲーム?」

 

コウキ「なるほど、何々、骨の化け物が爪で草を刈っていた?」

 

フィリア「違うよ、多分草刈りに使う道具の事じゃない?」

 

ユウキ「草刈り道具?草刈り鎌?」

 

コウキ「骨の化け物で鎌を使う化け物?…」

 

コウキには覚えがあった、それはユウキとは会う前、嫌違う、ここに来る前に会ったある化け物、骨の体、4つの鎌の腕

 

コウキ(そういえばあいつも光ってた、あいつも転移してきたのか?まさかあいつもここにいたのか?クルはあいつを見て逃げたのか?だとすると)

 

コウキ「おいみ「ズドーン!!」何だ!?」

 

コウキたちが向いた先にはいつぞやのスカイク・リーパーさんがいた。

 

フィリア「何、あれ…?」

 

ユウキ「骨の化け物で鎌を使う化け物?」

 

コウキ「はぁ、また会ったな」

 

フィリア「!?あいつ知っているの!?」

 

コウキ「ここに来る前の75層にいたフロアボスだ。」

 

フィリア「何で75層にいたフロアボスがここに!?」

 

コウキ「理由は知らないがあいつもいっしょに転移してきたんだ」

 

ユウキ「来るよ!」

 

スカイクリーパーが飛び掛かりながら鎌を降り下ろしたが離れていた為、コウキとクルは左へ、ユウキとフィリアは右へと難なく避けた。

 

コウキ「フィリア!ユウキを連れて逃げろ!!」

 

フィリア「あんたは?」

 

コウキ「こいつを引き付ける!」

 

ユウキ「コウキ!」

 

コウキ「心配すんな、俺はこんなところで死ぬたまじゃあない」

 

フィリア「……行くよ」

 

ユウキ「フィリア!?」

 

コウキ「……ありがとう」

 

フィリア「ここの何処かに大きい神殿がある!そこで落ち合おう!!」

 

コウキ「了解した!また会おう!!」

 

コウキは自分に引き付ける為スカイク・リーパーにポーチからクナイを取りだし、ソードスキル発動してスカイクリーパーに投げつけた!

 

クナイはスカイクリーパーの後頭部に当たり、スカイクリーパーはこっち向いた。

 

フィリアたちが行ったのを確認し、鞘から剣を引き抜いた。

 

コウキ「さてクル、もしだ、もし俺が死んだらユウキのことを守ってくれ」

 

クル「クルルゥ……」

 

コウキ「心配すんな俺も死ぬ気は無い…さぁ行こうか相棒!!」

 

クル「クルルルゥ!!」

 

コウキたちはスカイクリーパーに向かって行った!




めちゃ死亡フラグを立てる主人公、だが死なない!

次回はお待ちかねのあいつが出ます!

お楽しみ!!


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待たせたな!!①

やっとの1級フラグ建築士、黒の剣士様の出番だよ…

あとすまないです、昨日ロストソングのデータ前回で消えたのでその遅れを取り戻してました。

ですので今日書いてました。ではご覧ください!!


前回のあらすじ、コウキ「俺を置いてにげるんだぁよおぉ!!」

 

「「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」」

 

あれから目的地の神殿へ向かっている。

 

ユウキ「……ねぇ、フィリア……」

 

フィリア「んっ?何?」

 

ユウキ「コウキ……大丈夫かな……」

 

フィリア「大丈夫だよ、あいつふざけているけど私より強そうだし、あいつから逃げ切れるはずだよ」

 

ユウキ「でも……」

 

フィリア「ちょっと休みましょう?」

 

ユウキ「……うん……」

 

フィリアは座るのにちょうど岩に腰掛けて、ユウキも向かい側に座り、フィリアは一息ついた。

 

フィリア(まったく、こんな子を心配させるなんてあとで貸し付けておくからね……)

 

フィリア「大丈夫、もしもの時は私が守るから、ね?」

 

ユウキ「……うんありがとう、フィリアさん……」

 

フィリア「フィリアでいいよ、さっき呼び捨てしたでしょう?」

 

ユウキ「あ!ごめん!」

 

フィリア「いいて、私もユウキって言ってもいい?」

 

ユウキ「!うん!!いいよフィリア!!」

 

フィリア(やっと笑顔になった…)

 

ユウキ「もう休憩はいいよ?」

 

フィリア「分かった、まだ長い道のりだから頑張ろうね!」

 

ユウキ「おう!」

 

ユウキたちはまた走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5分後

 

時折ユウキがいるか確認しながら走っていてユウキがいるか確認していたその時!!

 

シュイイン!!

 

ユウキ「!?フィリア!!前!!」

 

???「あっ!?」

 

フィリア「はっ!」

 

???「うわっ!?」

 

フィリア「あぅ!?」

 

ガッ!ドン!!(木に引っ掛かり、ぶつかった音)

 

フィリアは走っていた為、勢いが強くお互いに何回転して転んだ。

 

???「うわぁぁ!?」

 

フィリア「あぅ!」

 

フィリア(敵!?ユウキを守らなきゃ!)

 

フィリアはスクッと立ち上がり、ソードブレイカーを抜き放ち黒尽くめの謎の男に斬りかかった!!

 

???「うわっ!」

 

間一髪男は上半身を附せて剣を避けた。

 

フィリアは避けられた短剣を今度はアッパーのように振り上げたものの男はバックステップで避けた。

 

その後も何度かフィリアは斬撃を繰り返すも男が背中に背負っていた黒い片手剣で防いでいた。

 

???(オレンジプレイヤーか…!)

 

???「ふぅ!!」

 

男は反撃の一撃を加えようとするがフィリアは剣を持ち変え、ソードブレイカーの特徴である峰で受け止めた。

 

そのままつばぜり合いをしたままフィリアは話をした。

 

フィリア「あんた、誰?」

 

???「それはこっちのセリフだぁ!!」

 

ユウキ「フィリア!」

 

すると突然横で何かが落ちてきた!!

 

ズドーン!!

 

二人は一旦離れ、落ちてきた方向へ剣を向けた。

 

スカイクリーパー「「グアアァァァ!!」」

 

???「す、スカル・リーパーだと!?」

 

ユウキ「そんな……コウキは!?」

 

フィリア「くっ……やるしかないか…」

 

???「なぁ、そこのキミ!ここではこんなモンスターが出るのか!?」

 

さっきの男が聞いてきた、フィリアは……

 

フィリア「……あんたたちのようなならず者と話す気はないわ」

 

ユウキ(うわぁ~ボクたちと会った時に戻っちゃってる)

 

???「『あんたたち』?何か勘違いしてないか」

 

スカイクリーパー「「グワアアァァァ」」

 

???「危ない!」

 

スカイクリーパーが振ってきた鎌を剣で防ぎ、スカイクリーパーを後退させた。

 

フィリア「あ、あんた……どうして」

 

???(俺だけで受け止められるということは75層よりパラメーターが弱く設定されているな、だが安易に逃がしてくれるような相手ではないし……ん?だれかが近づいてくる?)

 

ガサァ!!ガサァ!!

 

コウキ「やっと追い付いた……待てやこのガイコツサソリ!!」

 

クル「クルルルゥ!!」

 

ユウキ「こ、コウキ!?クル!!」

 

コウキ「あっユウキ!フィリア!それに……」

 

???「コウキ!?何でお前が!?」

 

コウキ「キリト!?お前こそ何でここに!?」

 

スカイクリーパー「「グアアァァァ!!」」

 

コウキ「やかましいわボケェ!!」

 

コウキはクナイと鉄球を左右の指の間に4つづつ持ち、ソードスキル込みで投げつけた!!

 

コウキ「積もる話は後で!今はこいつを倒すぞ!!」

 

キリト「分かった!」

 

コウキ「よし、フィリア!奴の後ろに行ってデバフ付のソードスキル中心にをあいつに食らわせろ!キリトと俺は正面であいつを引き付ける!ユウキはフィリアのバックアップ!ソードスキルの使い方は分かるな!」

 

ユウキ「うん!!」

 

コウキ「よし、クルはキリトと俺のバックアップを頼む!」

 

クル「クルルルゥ!!」

 

コウキ「よし!行くぞぉ!!」

 

皆「「了解!」「うん!」「ラジャー!」」

 

コウキたちはスカイクリーパーに立ち向かって行った!




はい、キリト君の登場です。

次回はスカイクリーパー戦です!

ここが腕の見せどころですね、また次回もお楽しみに!


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待たせたな!!②

やっとロストソングでアスナとユウキがマザーズロザリオを習得したよ……頑張ってユウキの二度目のデュエルを勝ちましたよ…これでマザーズロザリオをいっぱい使われていたらヤバかったわ……ではどうぞ!


前回のあらすじ、黒のフラグ建築士登場!

 

コウキ「よし!残りグラフ一本!畳み掛けるぞ!」

 

あれから30分、コウキはスカイクリーパーの鎌を大振りになるように誘発し、鎌をソードスキルで迎撃したり、紙一重で避けたり、盾を使って受け流したりしては反撃したり、スイッチしてキリトが攻撃したところをクナイや鉄球を使ったりして注意を引いたりなど下手をすれば大ダメージ確実なことを平気に繰り返した。

 

キリトは新たに出した、ダークリパルサーを持ち二刀流を駆使しスカイクリーパーに大ダメージを与えている。

 

フィリアとクルはのバフ・デバフ付のソードスキルを使い自身の能力を上げたりスカイクリーパーの動きを阻害したりなど一見地味だが確実に成果を上げていた。

 

ユウキはコウキやフィリアの指示で動き、行ける時にのみ片手剣ソードスキル、ソニックリープなど使いダメージを少しずつ与えていた。

 

キリト「相変わらず無茶な戦い方をするなコウキ!」

 

コウキ「キリトこそヒースクリフに負けたわりにはいい剣筋だな!」

 

キリト「それを言うなし!てかそれには理由が!」

 

コウキ「まぁそのお陰で大儲けしたけどね!」

 

キリト「お前なぁー!!」(怒)

 

ユウキ「もう二人とも!戦っている最中に言い合っててる場合!?」

 

クル「クルルルゥ……」

 

フィリア「なにやっているのよあんたらは……」

 

フィリア(あの時心配した私はバカらしくなってきた…)

 

スカイクリーパー「「グアアァァァ!!」」

 

怒りの咆哮を上げたスカイクリーパーはその場で凪ぎ払いをし、運悪くスカイクリーパーの近くにいたコウキとフィリアが吹き飛ばされた!!

 

コウキ「ぐあ!」

 

フィリア「くっ…!」

 

キリト「コウキ!」

 

ユウキ「フィリア!」

 

コウキ「よそ見するな!」

 

今度は俺の番だ!!っと言わんばかりにコウキに鎌の降り下ろしてきた!!

 

キリト(くそ!間に合わない!!)

 

フィリア「コウキ!危ない!!」

 

ユウキ「コウキ避けて!!」

 

コウキ「くっ…!」

 

???「キリト!底で伏せろ!」

 

???「すみませんキリトさん!」

 

キリト「なっ!?」

 

キリトは頭で考えるより先に体を動かし、その場を伏せた!

 

???「ぬん!」

 

???「はっ!」

 

なにかがキリトの背中を踏み台に大きく飛んだ!

 

???「チェェストォォォォォッ!!」

 

???「ハァァァー!!」

 

一人は持っていた紫の刀身に刃は紅く煌めいた両手剣を鎌に両手剣ソードスキル・アバランシュをもう一人は黒紫色の鱗を何枚も縫い合わせたような片手剣を人でいう手首に片手剣ソードスキル・ソニックリープを叩きつけた!

 

ガキィィーン、バキッ!!バキッ!!

 

スカイクリーパーの鎌腕を断った(切り落とした)!!

 

スカイクリーパー「「キシャャァー!!?」」

 

スカイクリーパーが悲鳴を上げている間に悠々と二人は着地した。

 

???「大丈夫ですかコウキさん?」

 

???「まったく地面に這いつくばって、惨めなゴミ虫のようだな愚弟よ」

 

コウキ以外が唖然している間、コウキはこう言った。

 

コウキ「お嬢ありがとうな、でもてめーは駄目だ兄貴!久々に会ったのになんだそのセリフは!!誰が惨めなゴミ虫だって!?」(怒)

 

ハンク「だって土まみれで汚れて這いつくばっているではないか?まるでゴミ虫ではないか?」ゲシッ!

 

コウキ「蹴るな!」

 

ハンク「あっ、ゴメンゴメン、虫とまじがえたわ」(笑)

 

コウキ「このやろ~!!」(怒)

 

そんなコウキに二人は手を出した。

 

お嬢「ご無事でなによりですコウキさん」

 

ハンク「待たせたな、後は任せて貰おうか」

コウキ「……最初からそう言えばいいだろ兄貴…」

 

その光景が見てキリトとフィリアは

 

キリト・フィリア『『何?このカオス?』』




はいやっとシャドーナイツ全員、合流しましたね!

次でスカイクリーパー戦終了です!

次回お楽しみに!


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決着!!そして…

連続投稿!!頭の中で思い描いた内容をそのまま書く!


前回のあらすじ、見ろぉ!まるでゴミのようだ!!

 

ハンク「待たせたな、後は任せて貰おうか?」

 

キリト・フィリア「「はっ!」」

 

キリト「待てよハンク!お前たち二人だけでやる気か!?無茶だ!俺も!」

 

お嬢「大丈夫ですよキリトさん、後は任せてね?」

 

キリト「しかし…」ガッ

 

キリトの肩に手を置いたコウキは

 

コウキ「大丈夫だキリト、兄貴!『あれ』を出すんだろ?」

 

ハンク「ああ、試運転にちょうどいい相手だぁ」

 

両手剣・斬魔刀を肩に乗せながらスカイクリーパーを見て言った。

 

お嬢「離れてください、巻き込まれますよ?」

 

キリト「……」

 

二人を残して皆は離れて行った。

 

ハンク「じゃあ殺りますか?お嬢足止めを」

 

お嬢「はい!」

 

お嬢はスカイクリーパーに向かって行った!

 

スカイクリーパー「「グアアァァァ!!」」

 

スカイクリーパーは怒りを怒り狂っていた!

 

キリト「なぁ大丈夫か?」

 

キリトはコウキに聞いた。

 

コウキ「大丈夫、大丈夫、『あれ』を使うだったらこちらの勝ちだよ」

 

フィリア「『あれ』って?」

 

フィリアたちがこちらに集まってきた。

 

コウキ「俺たちの新たな力、だな」

 

キリト・フィリア「『新たな力』?」

 

なにげにはもっているな?

 

ユウキ「……」

 

コウキ「どうしたユウキ?そんな信じられないって顔して?」

 

ユウキ「姉ちゃん……」

 

コウキ「えっ…」

 

キリト・フィリア「「あっ!」」

 

キリトたちが声を上げたのでそちらに向くとお嬢の剣が『伸びて』スカイクリーパーを縛り付けている!

 

キリト「なんだあの剣は!?」

 

コウキ「『ユニークスキル・蛇剣』…お嬢の新たな力だよ…今使っているソードスキルは「締め付け」、そして!!」

 

カッ!!(発光音)

 

フィリア「何!?」

 

視線の先には紅色のオーラを発するハンクがいた!

 

コウキ「そしてあれが兄貴の新たな力、『ユニークスキル・斬馬刀』!モード『鬼神化』!!」

 

ハンク「待たせたなぁ!!お嬢!!もういいぞ!」

 

お嬢「はい」

 

お嬢は蛇剣ソードスキル「締め付け」を解除した。

 

ハンク「ジッハッハッハッハッ!!さぁ!粉砕にして殺るよ!!」

 

キリト(性格変わりすぎるだろ!?)

 

コウキ(何故に黒○げ笑い?)

 

フィリア(何かかわいそうになってきた…)

 

そんな三人を尻目にハンクはスカイクリーパーに近づいた!

 

スカイクリーパー「「キシャャァ!!」」

 

スカイクリーパーはハンクたちに破壊された両鎌腕が再生し、残った二つの鎌腕合わせて4つの鎌腕合わせてそのままハンクに向け降り下ろしてきた!

 

フィリア「危ない!!」

 

ハンク「甘い!!」

 

ハンクは横ステップで避け、降り下ろした鎌腕はそのまま地面に突き刺さり、ハンクは降り下ろされた腕の隙間を通り、そこで斬馬刀ソードスキル「巻き込み」を使った!結果4つの鎌腕は多々切られた!

 

スカイクリーパー「「キシャャァ!?!?」」

 

スカイクリーパーが悲鳴を上げている間もハンクはスカイクリーパーのいくつもある両足と尻尾を切り離した!

 

ハンク「これぞ!バラ○ラの実の能力!!」

 

コウキ「いや違うだろ!!」

 

キリト(さすがコウキ!怖いぐらいのこの状況に平然にツッコミを入れる!そこに痺れるぅ!!憧れるぅ!!ってじゃあなくって!!)

 

ハンク「ラストゥォォォ!!」

 

ハンクはスカイクリーパーの眼前に移動し、斬馬刀ソードスキル「溜め切り」を使う!

 

ハンク「はぁぁぁ!!チェェストォォォォォッ!!」

ザンッ!!ピキッ!パシャーン!!

 

大きな音をたて、顔から尻尾の先にまで断たれてすぐに大きなポリゴンの形へと姿へ変えた。

 

ハンク「はぁ、はぁ、はぁ、すぅ、はぁ~終わった~」

 

くるっと皆の方へ向くと

 

キリト・フィリア・ユウキ「「「((((;゜Д゜)))」」」

 

コウキ・お嬢「「やり過ぎだろ!(ですよ?)」」

 

クル「クルルゥ!」

キリトたちは唖然、コウキたちは各々の感想をした。

 

ハンク「そうか?うっ!」

 

コウキ「どうした?」

 

ハンク「鬼神化の反動だ、少し休むわ…」

 

コウキ「そうか、はいハイポ」

 

ハンクにハイポーションを渡した。

 

ハンク「サンキューな」

 

頭の中くらくらしつつもどうにか飲んだ。

 

コウキ「……」パンっ!!(手を叩いた音)

 

キリト・フィリア・ユウキ「「「はっ!!」」」

 

コウキ「目が覚めたかい?」

 

キリト「おい!なんでお前らがユニークスキル持っているだ!?」

 

コウキ「おっ、落ち着け、落ち着け、兄貴が話せる様になってからな?」

 

キリト「あ、あぁ…」

 

キリトは落ち着き、コウキはユウキに話しかけた。

 

コウキ「ユウキ…さっきお嬢に向けて「姉ちゃん」って…もしかして……」

 

ユウキ「あっうん、ちょっと待ってて」

 

ユウキはお嬢の元へと向かった。

 

ユウキ「ねぇ、お姉さん」

 

お嬢「ん?何?」

 

ユウキ「名前を教えてくれる?」

 

お嬢「?いいけど、私はランよってえっ!?」

ユウキは突然泣き出した、他もそれを見てあわてているがユウキは言った。

 

ユウキ「ボクの名前はユウキ、会いたかったよ姉ちゃん!」

 

ラン「姉ちゃんって…!?まさか木綿季なの!?」

 

ユウキ「うん、やっと会えたよ姉ちゃん!」

 

そのままユウキはランに抱き締めた、家族との再会に皆は……

 

コウキ「良かったな…ユウキ」

 

キリト「……」ジー(暖かい目で見てる)

 

フィリア「…グスッ…良かったね」(;_q)(もらい泣き)

 

クル「クルルルゥ♪」

 

ハンク「これはまたなんともこれも運命か…」(゜ロ゜)(驚)

 

ハンク一人、人の出会いに運命を感じていた。




やっとランさんの名前を出せた!いや~良かったねユウキ!!


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紋様

ここ最近忙しいな~、だが書く!!(キリッ


前回のあらすじ、ハンク「もっと熱くなれよぉ!!」

 

あれからユウキとお嬢、もといランさんとの姉妹の再会は一区切りし、フィールドの隅に移動してからお互いに情報交換しあった。

 

キリトは一人で76層の攻略中にいきなり転移現象が起こり、たまたまフィリアたちが行く先に転移してきたという

 

兄貴とランさんは俺の捜索しながらフィールドを移動していたら自分たちがいる崖の遠くから木をなぎ倒しながら進んでいたスカイクリーパーを見つけ追っていた。

 

俺とクルはスカイクリーパーは逃げているフィリアたちを追うかのように移動しているのでそれを邪魔をするように立ち回りをしていたがフィリアたちと合流する直前にスカイクリーパーは大きく飛び、木に引っ付きそのまま移動した為俺とクルはそれを追ったところでキリトとフィリアたちと合流した感じ…

 

ユウキがいる理由は俺とクルに話した内容そのまま話したが俺と会った時に起きたあの事故は言ってない、だってランさんが怖くなりそうだものあの人が本気で怒ったら兄貴だって負ける、…話を戻してユウキが政府の協力でここに来たことにランさんはユウキに「無茶して…」って言われたがユウキはえっへへっと苦笑いをした、本当だよ…

 

フィリアのことは俺とユウキの説得でなんとかなった。

 

キリトはフィリアがオレンジプレイヤーなのを気にしていたがいっしょに戦ってくれたからなどいくつものキリトなり根拠でいっしょでいいっと言ってくれた、まったく端からみたらお人好しだがそれが人を惹き付けるなにかだど思う…特に女性が多いけど…キ○ークイーンの第一の爆弾でキレイに爆発すればいいのに(怒)

 

ゾクッ

キリト(!?何か寒気が!?)

 

ユウキ(何かコウキ…よからぬことを考えている気が…)

 

ランさんは人ができている為問題なく「よろしくお願いしますね?」っと返した。

 

兄貴は用心深く、「なんでオレンジに?」って聞いた。

 

フィリアはこう答えた、「私は人を殺したの…」っと、SAOでの生活に長い俺たちやキリトはこれを予想出来たがユウキは少し顔を青くした。

 

フィリア「……そういうこと、だから私にかかわらないほうがいい」

 

っと言った後フィリアは別れの言葉を言ったがもうひとつ、兄貴は聞いた。

 

ハンク「…それは故意か?それとも自己防衛で?」

 

フィリア「……少なくとも故意じゃあない……」

 

ハンク「…良し!信じよう」

 

フィリア「えっ…」

 

ハンク「君が本当の意味での殺人者だったらそんな顔をしてない」

 

っと言い切ると

 

システムアナウンス「《ホロウ・エリア》データ、アクセス制限が解除されました」

 

キリト「な、なんだ今のは?」

 

コウキ「システムアナウンスじゃあないか?」

 

フィリア「!あんたたちそれ!」

 

ユウキ「わわっ!?なにこれ!?」

 

それぞれの手に紋様が浮かび上がっている、しかしキリトの紋様は光の紋様とすればコウキたちのは闇の紋様が浮かび上がってる。

 

キリト「さっきのアナウンスがアクセス制限がどうのっていうのと関係があるのか?」

 

コウキ「もしかしなくっても関係があるだろうな…」

 

ラン「なんでキリトさんのだけ違うのでしょうか?」

 

フィリア「あんたたちいったい何者?」

 

ハンク「さぁな…君だけ紋様が出てないな」

 

フィリア「……ねぇその手、よく見せてくれない?」

 

キリト「え?いったい何を……」

 

フィリアはそれぞれの紋様を見て回った。

 

フィリア「コウキたちのは色違いだけどやっぱり同じ」

 

ハンク「なにか心当たりが?」

 

フィリア「これと同じ紋様がある場所を知ってる。」

 

キリト「そこに行けば何かわかるかもしれないな」

 

コウキ「他に手掛かりもないし行くか?」

 

ユウキ「賛成!早く行ってみよう!!」

 

ラン「まったくユウキたら……」

 

ハンク「フィリア、道案内を頼めるか?」

 

フィリア「……別に構わない、でもそんな簡単にオレンジ……いいえレッドを信じていいの?」

 

コウキ「フィリア……」

 

ラン「フィリアさん、あなたがユウキを助けてくれたのにこれではいさよならはありませんよ?それに」

 

フィリア「それに?」

 

ラン「悪者にクルは寄り付きませんよ?クルが寄り付いている時点で信用に足る人物だと思います。」

 

フィリア「クルが…」

 

クル「クルゥ?」

 

ラン「えぇ」

 

フィリア「ふふ……」

 

キリト「?」

 

フィリア「あんたたちってよっぽどのお人好しかよっぽどの馬鹿よね」

 

ハンク「たしかにお人好しかもな、因みに馬鹿は?」

 

コウキ「私だ」

 

ハンク「おまえだったか」

 

コウキ「暇をもて余した」

 

ハンク「神々の」

 

コウキ・ハンク「「お遊び!!」」

 

四人「「「「………………」」」」

 

キリト(お前らいったい何歳だよ……)

 

フィリア(今この状況やる?)

 

ラン(まぁコウキさんたちですし、)

 

ユウキ(いつもこんななの?)

 

コウキ「あのスイマセン~無言で会話するのやめて?」

 

フィリア「さぁ行きましょ?」

 

ラン「えぇ」

 

コウキ「まさかのスルーすか」

 

ハンク「やらせるから」ゲシッ

 

キリト「うわ~理不尽な、主にコウキが」

 

コウキたち一行は新たな目的地に向けて歩き出した。



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漢は度胸、なにごともやってみるもんさ

ホモネタじゃあないからね!


前回のあらすじ、コウキ「いや!駄目だ!!押すね!!」

 

フィリア「まずはここ、私たちがいるセルベンディスの神殿前広場からこの坂に降りた先が供物が導かれた新緑の街道、さらに先に目的地である飢えた獣人達の闘技場へ着く」

 

コウキ「そこにこの紋様に関係があるのか…」

 

ハンク「坂にはオークタイプがいるな」

 

キリト「レベルは大したことないな」

 

ラン「にしてもここまで動き続いて早く休みたいものですね…」

 

ユウキ「うん…ここにきてから色々あったからね… 」

 

クル「クルルゥ……」

 

ハンク「街に帰る為にもその目的地に行くぞ」

 

コウキ「とりあえずは前衛は俺、フィリア、キリト、クルで後衛は兄貴、お嬢、ユウキでいいか?」

 

ハンク「あぁ」

 

コウキ「おし!じゃあ行きますか!!」

 

コウキは剣を抜きオークへ向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからはオークタイプほかのモンスターを倒しながら闘技場へと続く洞窟に着いた。

 

フィリア「この洞窟の先の森を抜ければ目的地を着くわ」

 

ユウキ「うわ~いかにも何かいそう…」

 

コウキ「たいまつだすか?」

 

キリト「フィリア、洞窟の中はどれぐらいの距離が?」

 

フィリア「通り抜けるだけで敵もいないからすぐに出られる。」

 

ラン「たいまつは必要なさそうですね」

 

コウキ「……せやか…」

 

ハンク「プギャーwwwダサッwww」

 

コウキ「やかましいわ!!」

 

キリト「…早く行かないか?」

 

コウキ・ハンク「「だまれ!!この第1級フラグ建築士が!!」」

 

キリト「ひどっ!?」

 

女3人「「「はぁ……」」」

 

そして洞窟に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洞窟入ってから3分もたたずに外に出れた、すると後ろで何か調べながら歩いていた兄貴とキリトが顔を上げた。

 

キリト「フィリア、このフィールドはいったい何なんだ?階層も表示されないし……」

 

コウキ「明らかに今までのダンジョンとは違うしな」

 

ハンク「はっきりといえば普通じゃあない」

 

フィリア「さっきのアナウンスでここは《ホロウ・エリア》と呼ばれいるらしいわ」

 

ラン「たしかにさっき言ってましたね、にしても人気がありませんね…」

 

フィリア「にしても不思議……他にもプレイヤーを見て来たけど紋様何か出ていなかったわ」

 

ユウキ「えっ?ここにはボクたち以外にも人がいるの?」

 

フィリア「えぇ……でも少しおかしなところがあるところがあるというか……」

 

ハンク「おかしいって何か今更感があるな…」

 

コウキ「たしかにここに来る前にもおかしなこと起きているし」

 

フィリア「……とにかく説明が難しいの実際に会って確かめた方がいい」

 

キリト「分かったけど目的地はいまどこなんだ?」

 

フィリア「あそこよ」

 

フィリアが指さした先には大きな球体が雲の高さまで浮かんでおり、下のほうがひびが入って割れてそのまま浮かんでそのまま動かないでいる、割れたところから光が出て、光の滝となって谷底に落ちていくとゆう異様な光景にコウキは…

 

コウキ「ラ○ュタは本当に会ったんだ…」

 

キリト「いや違うだろ、むしろアインクラッドの方がそれぽっいだろ…」

 

ラン「たしかにそうですね」

 

ハンク「アホか、そんなことよりあの球体か、何度か見たが何かありそうだな……」

 

コウキ「orz…」

 

ガクッと落ち込んでいるコウキをほっといてキリトたちは会話を進めた。

 

キリト「中に入ったことはあるのか?」

 

フィリア「いいえ入れないの、でもあなたたちなら入れる気がする、その紋様と同じものが描かれていたから」

 

コウキ「紋様が浮かんできたのはあの骸骨蠍を倒したことがきっかけだよな」

 

ユウキ「あっ復活した。」

 

フィリア「けど私だけ紋様が出なかった……」

 

するとまたあの声が聞こえてきた。

 

システムアナウンス「規定の時間に達しました、これより適性テストを開始します。」

 

フィリア「い、いきなり何?」

 

ラン「さっき聞いたアナウンスですね…」

 

キリト「規定時間?適性テスト?おいフィリアこれはいったい何だ?」

 

フィリア「わたしに聞かれても困る!」

 

コウキ「落ち着けキリト、フィリアのさっきの反応で分かるだろ……」

 

ユウキ「適性テスト……とか言ってたよね……」

 

ハンク「さっきのホロウ・リーパーも適性テストの1つならさっきのアナウンスは第2の試練かもしれないな」

 

キリト「なんだか知らないけど、面白くなってきたじゃあないか」

 

コウキ「気が合うな、俺もだな、血が騒ぐぜ~」

 

ハンク「オタクとしての?」

 

キリト・コウキ「「違うわ!!」」

 

ハンク「とにかくこの試練に合格すればいいんだな」

 

フィリア「……あんたたちってこんな時でもよくそんな前向きになれるわね…」

 

ユウキ「まぁボクもその気持ちわかるな~」

 

フィリア「ユウキまで…」

 

キリト「今まで見たことない未知なフィールドにはわくわくしちゃうんだよな」

 

コウキ「いっぱい強いモンスターがいて素材だって良いものがありそうで、ん~創作意欲がわき出るな~」

 

ハンク「……強いモンスターには興味がある……」

 

フィリア「……どうやらこの3人はお人好しじゃなくてバカの方だったみたい……」

 

コウキ「ひでーwww」

 

フィリア「(小さな声で)わたしはずっと悩んでいたのに……」

 

コウキ「なんか言ったかい?」

 

フィリア「なんでも……」

 

ラン「けど私たちはまだこのホロウ・エリアの情報を持っていません……」

 

ハンク「フィリア、周辺エリアで今まで戦った敵のデータを全部くれないか?後は……」

 

キリト「状態異常やトラップなんかの傾向も……」

 

ラン「ちょっと落ち着いてください、いきなりそんなに聞いたって分からなくなりますでしょ?」

 

コウキ「!何か出てきた!」

 

コウキたちの前にクエストログが現れた。

 

場所

飢えた獣人の闘技場

 

クエスト名

見極めの試練

 

備考

南西の出口を目指して進み途中で行く手を遮るマッスルボーンを倒して出口前に到達することで己が実力を指し示せ!!

 

キリト「どうやらこれが第2の試練らしいな」

 

ハンク「たしかに」

 

ユウキ「マップを見ながら行ってみよう!」

 

ユウキたちは先に進んだ。




感想とアイデア、アドバイスをどしどし送ってくれると嬉しいな!励みになります!


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ガチムチパニック!!

やっと昨日の午前中にロストソングのラスボス倒しました、悪くないけどホロウフラグメントと比べるとイベントが少なく感じるな~、では続きをどうぞ!


前回のあらすじ、キリト「まったく第1級フラグ建築士ってなんのことだよ……」

 

あれからオークやイノシシなどのモンスターを倒しながら進んだ、一番ヤバかったのはガチムチなトーラス族に追いかけられたこと

 

?なぜそうなったかって?それはね~

 

コウキ「ユウキがへまをやらかしたからだよー!!」

 

そして今追いかけられているのさー!?

 

キリト「いきなりどうした!?」

 

ユウキ「ほんとにごめ~ん!」

 

ラン「そんなことより走って!!」

 

ガチムチトーラス「「うっももおぉぉー!!」」

 

発端は順調にモンスターを倒してるユウキが鼻歌をしながら歩いていて目の前に石がありユウキが「てっーい」って言いながら石を蹴っ飛ばしたのよ

 

そうしたらね跳ね返った先にいたガチムチトーラスに命中、アクティブ状態になり追っかけてきたのさ

 

えっ?倒せばいいじゃないって相手さんはねネームドモンスターなのよ?レベル俺たちより20以上あるのよ?それに狭い道筋の中相手は両手剣を振り回しながら追いかけられているのよ?さらにね

 

ガチムチトーラス「「うっももぉぉ!!うっももぉぉ!!うっももぉぉ!!」」

 

興奮しながら雄叫びをして、ヨダレを出しながらね、両手剣を振り回しながら追いかけられているのよ?それを3Dで想像してみ?嫌でしょ?それを現実で起きているだよ?もうね……泣きたいわ!

 

コウキ「イヤー!!キモイー!!」

 

ガチムチトーラス「「うっももぉぉ!!うっももぉぉ!!うっももぉぉ!!」」

 

……誰か助けてくれ~!!このカオスな状況から!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後

 

男たち「「「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、」」」

 

女たち「「「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」」」

 

ハンク「な、なんとか逃げきれた……」

 

クル「クルルルゥゥ……」

 

コウキ「もう当分、あんなの見たくはない……」

 

ユウキ「みんなごめんね……」

 

ラン「次は気をつけるのよ?」

 

ユウキ「うん……」

 

フィリア「あっ目的地がすぐそこだ!」

 

キリト「本当か!?」

 

フィリア「うん、そこの角を曲がった先に」

 

ハンク「そこに例のクエストモンスターが」

 

コウキ「確認するか」

 

コウキはそっ~と角から顔をのぞきこんだ先には手には両手斧を持ち、頭にはバッファローみたいな角を生やして髪は世紀末ヘッド、胸には鉄製の胸当てをつけており腰にはふんどしを巻いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチムチなトーラスがいた。

 

コウキ「((( ; ゜Д゜)))」

 

ユウキ「どうしたの?」

 

後ろからユウキが話し掛けたがコウキは

 

コウキ「あっ」

 

ユウキ「あっ?」

 

コウキ「あんまりだああああ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンク「さてどうするか?」

 

あれからすぐコウキは現実逃避で気絶し今はユウキとランが介抱している。

 

キリト「見た限りはさっきの奴よりはレベル低いから倒せるか」

 

ハンク「じゃあ俺とキリト、後はフィリア来てくれ」

 

フィリア「うん、わかった」

 

ハンク「ランとユウキはそこの馬鹿の介抱してくれ」

 

ラン・ユウキ「「分かった!」」

 

ハンク「クルは後方で警戒、ご主人を守ってくれ」

 

クル「クルゥ!」

 

ハンク「さて、おぱじめますか」

 

それぞれ剣を抜き放ち、マッスルブルボーンに向かって行った!




話進まないなぁ~……


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トレジャーハンター

リーパーの名前を間違えてしまったのでだいぶ修正しましたすみません、唯の暇人さん指摘ありがとうございました!


前回のあらすじ、ガチムチトーラス「ヤらないか?」

 

マッスルブルボーン(以後マッスル)「「うっももぉぉー!!」」

 

マッスルはハンクたちに気づき、両手斧をキリトに向け降り下ろしてきた!

 

キリト「ふっ!せい!」

 

キリトは横ステップで回避し、そのまま足に切りつけた!

 

ハンク「どりゃー!!」

 

ハンクはマッスルの分厚い胸板に目掛けて胸当てごとアバランシュで切りつけた!

 

マッスル「「うっももぉぉ!!」」

 

マッスルは怒りの咆哮を上げ両手斧ソードスキル、グランド・ディストラクトをハンクに目掛けて降り下ろしてきたが

 

ハンク「ふっ!」

 

ハンクは両手剣を盾にしソードスキルを防ぐのではなく、受け流すようにしそのまま後ろへ下がっていった。

 

ハンク「おっと俺に構っている場合か?」

 

マッスル「「うもっ?」」

 

キリト「でゃー!!」

 

フィリア「はぁー!!」

 

マッスルの左右からキリトは二刀流ソードスキル、デッド・インターセクション、フィリアは短剣ソードスキル、ファッド・エッジを繰り出した!

 

マッスル「「うっももぉぉ!?」」

 

ハンク「よし畳み掛けるぞ!!」

 

一斉にマッスルに向かったが

 

マッスル「「うっももぉぉー!!」」

 

両手斧ソードスキル、ワール・ウィンドで振り回し、ハンクたちに食らわせた!

 

ハンク「ぬっ!?」

 

キリト「くっ!」

 

フィリア「きゃ!」

 

ハンクとキリトはなんとか踏みとどまったがフィリアは勢いを殺せずに転がってしまった!それを見たマッスルは畳み掛けるようにまた両手斧ソードスキル、グランド・ディストラクトをフィリアに降り下ろそうとした!

 

キリト「フィリア!」

 

ハンク「くっ…間に合わ」

 

コウキ「どけ!!」

 

するとハンクたちの間からものすごい勢いで突き進み、そのままマッスルの頭を貫通した。

 

キリト「あれはヴァーパル・ストライク?」

 

コウキ「間に合った~ぎりぎりだった~」

 

ハンク「いつ起きたんだ?」

 

コウキ「ついさっき、さっきまで夢の中で青いツナギ服を着たトーラスに追いかけられた」

 

キリト「なにそれ怖い」

 

コウキ「危うくアッーされるところを飛び起きてすぐさまに兄貴たちの危険を察知しAGIが許されるぐらいのスピードで走り、フィリアに切りかかろうとするマッスルにヴァーパル・ストライクを叩きこんだの」

 

ハンク「危なかったな……いろんな意味で……」

 

コウキ「まったくだ」

 

ユウキ「おーい!」

 

ユウキとラン、後クルが歩いてきた。

 

コウキ「あっユウキか」

 

ユウキ「あっじゃあないよ~うなされているかと思いきやいきなり起きて走って行ったんだから」

 

ラン「びっくりしましたよ」

 

コウキ「すまないな」

 

フィリア「……さっさと行きましょう」

 

キリト「あっうん!」

 

キリトたちはマッスルブルボーンがいた先に進んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして出口らしき洞窟が見えてくるとログが出てきた。

 

ハンク「第2の試練をクリアしたようだな」

 

すると声が聞こえてきた。

 

システムアナウンス「クリアを確認しました、承認フェイズを終了します。」

 

コウキ「承認フェイズね……」

 

フィリア「また出たこのアナウンス」

 

キリト「…………」

 

ラン「どうしましたキリトさん?」

 

キリト「あ、いやごめん、ちょっと考えてたんだ」

 

ハンク「何をだ?」

 

キリト「ホロウ・エリアのことをさ、テストだとか承認フェイズだとか気になる単語がでてきたから」

 

フィリア「ふぅん、で何か分かった?」

 

キリト「う~ん……いやいくつかの仮説はあるけどどれも決め手を欠けているからもう少し情報集めないと…」

 

ハンク「それは俺も同じだろうな」

 

ユウキ「うぅ……ボクは分かんないよ~」

 

ラン「私も薄々ですけど」

 

コウキ「俺もだ」

 

ユウキ「えっ!?ボクだけ!?」

 

フィリア「ふぅん……」

 

ユウキがギャーギャー騒いでいるのを放っておいて話を続けようとしたがフィリアが不満そうな顔をしていた。

 

コウキ「どしたの?」

 

フィリア「だってわたしがずっと調べてても分からなかったのにさ、ここに来て数時間のあんたらが謎を解いちゃたら……悔しいに決まっているでしょ?」

 

ユウキ「ボクは分かんないけどね……」

 

コウキ「(´・ω・)ノ」

 

慰めるようにぽんっとユウキの方に手を乗せたコウキ…

 

ハンク「まぁ確かに悔しいがまだ解いた訳じゃあないぞ?」

 

フィリア「あーあこれじゃトレジャーハンターの名がすたるわ」

 

キリト「トレジャーハンター?」

 

フィリア「まぁ自称だけど」

 

ハンク「あぁいたな中層に自称で何々だぁー!って」

 

フィリア「私の場合はダンジョンに潜ってお宝を見つける方がわたしには向いてると思ってるから、それが重要なアイテムであることが多いしね」

 

コウキ「確かにな~トレジャーハンターかロマン溢れるよな~、けど大丈夫か?通常は最低でもコンビを組むことが多いけどフィリアはソロだろ?トラップ対策とか」

 

フィリア「まぁ……ね、一応自分の身を守れるくらいには上げているつもり……」

 

コウキ「たしかにな、攻略組並みに強いしな」

 

フィリア「さーてとちょっと順番が変わったけどこの先に例の場所に着くわ」

 

ハンク「了解した、行くぞ」

 

ハンクたちは先に進んだ。

 

おまけ

 

コウキ「うぅ……ここは……」

 

コウキは公園の野原で寝ていたらしい

 

コウキ「皆はどこに……んっ?」

 

コウキが見た先には公衆便所の向かい側にベンチに座っている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青いツナギを着たトーラスがいた

 

コウキ「((((;゜Д゜)))」

 

青ツナトーラス「うもっ?うもっ!!うもっ!!」

 

いきなりトーラスは立ち上がりコウキを追いかけた!

 

コウキ「「ギャアー!?!?」」

 

その後はしばらくは粘ったがしかしてコウキはトーラスに捕まり公衆便所に連れてかれ…たところで目覚めた。




こんな悪夢イヤや


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管理区

お気に入り登録30人突破!!ありがとうございますー!

ですので今回は長めに書きます!


前回のあらすじ、コウキ「ヤらせわせん……俺の貞操……誰一人ヤらせわせんぞー!!」

 

コウキたちがマッスルブルボーンを倒してから道に進んですぐに広い場所に出て、フィリアが声かけた。

 

フィリア「あれよ」

 

フィリアが指差した先には浮いている何かの装置があった。

 

フィリア「ほら、これ見て」

 

その装置にはコウキたちが浮かび上がっている紋様と同じ物が装置の表面にあった。

 

キリト「確かにこの紋様と同じだ……」

 

コウキ「確かにな俺たちと同じ模様だけど色だけがキリトのと同じだな」

 

フィリア「ね?見間違いじゃあないでしょう?ここが球体の入り口だと思う」

 

ハンク「見たところ転移装置みたいだな」

 

ユウキ「試してみようよ」

 

ハンク「よし、コウキ逝け」

 

コウキ「おいこら待て!最後の文字ちがくないか!?」

 

ハンク「ハハハ、ナンノコトヤラ」

 

ラン「コウキさんいつものことですからおきになさらずに」

 

キリト「コウキ、いっしょにやってやるから」

 

コウキ「くそ~後で覚えてろよ」

 

コウキたちは転移装置に近づき、装置に触った。

 

キリト「これでいいか?」

 

フィリア「たぶん……ほら紋様が光ってる……」

 

キリトとコウキにそれぞれに紋様が浮かび上がっていた。

 

コウキ「フィリアの考えが当たったな」

 

ハンク「……どうやら安全なようだな……」

 

コウキ「おい!」

 

キリト「さすがトレジャーハンターだな」

 

ラン「その名は伊達じゃないってやつですね」

 

ユウキ「フィリアはやっぱり凄いだね!」

 

クル「クルルルゥ♪」

 

フィリア「これぐらい当然よ///……」

 

コウキ「まんざらでもないようだな」

 

フィリア「何か言った?」ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!

 

コウキがフィリアをからかった時のオーラがまた出てきた。

 

コウキ「さ、さー何か言ったカナ?さ、さてあの球体の中はなにがあるのカナ~」

 

皆(はぐらかそうとしてるな(わ))

 

フィリア「…はぁ、きっと先にはホロウ・エリアの秘密があると思う」

 

キリト「ああ見るからに怪しそうだしな、俺もそう思う」

 

ハンク「行って調べてみるか」

 

フィリア「ねぇ私も……行っていい?」

 

ハンク「もちろんだ君の知識が役に立つかも知れないからな」

 

コウキ「そんな理由じゃあなくても連れて行くつもりだけどな?」

 

フィリア「うん…」

 

キリト「よしじゃあ行くぞ!転移!!」

 

キリトが転移って言った瞬間に全員に転移現象が起き、その場からいなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

球体内部

 

シュイイーン!!

 

フィリア「ビンゴ!やっぱりそうだった」

 

ハンク「ここが球体内部か」

 

ユウキ「うわ~凄いな~さっきまでの景色とは全然違う」

 

ラン「そうね…まるでネット世界の中にいるみたい」

 

コウキ「それはもとから、しかし凄いな」

 

フィリア「あっ!ねぇここって《圏内》だね」

 

キリト「本当だ、確かに《圏内》だ…でもだったらガーディアンが……」

 

ハンク「……いないな」

 

フィリア「……来てないみたい」

 

ユウキ「ガーディアンって?」

 

コウキ「場合による」

 

キリト「やっぱりいつものルールとは違うな」

 

フィリア「でもこれなら安心して調べられる」

 

ハンク「よし、1つ1つ調べてみよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

散策して見たところこの部屋にあったのはある二つの装置のみだった、男三人今は1つの装置、コンソールを使って調べていた。

 

キリト「何かのリストか……実装…エレメント……?」

 

ハンク「……どうやらここは管理区と呼ばれているようだな」

 

コウキ「成る程、さっきの装置は転移石って名前なのか……」

 

それからもシステムメッセージなどで色々分かった所をお呼びがかかった。

 

ユウキ「おーいみんな~」

 

フィリア「ちょっと来てくれる?」

 

コウキ「分かった」

 

フィリアたちの方へ行くとフィリアたちが調べていたもう1つの装置の方に着いた。

 

ハンク「何か分かったか?」

 

ラン「この装置…形が違いますけど転移門かも知れないです…」

 

キリト「……間違いないな」

 

コウキ「よっしゃー!!これで帰れる!ここから出られるぞ!」

 

フィリア「うれしそうね」

 

コウキ「ここに来て散々な目にあったからな」

 

主にガチムチトーラス関係で!!

 

フィリア「出られるか……よかったね……」

 

ユウキ「どうしたのフィリア?あんまり嬉しそうじゃなさそうだけど」

 

フィリア「そう見える?」

 

ユウキ「…えーっと……」

 

ラン「フィリアさんもいっしょに行かないのですか?」

 

コウキ(お嬢ナイスアシスト!)

 

フィリア「いっしょには行かない……からあんたたちは帰りなよ」

 

ユウキ「何で!?いっしょに行こうよ!」

 

ユウキがいっしょに行こうと催促してるのをコウキは止めた。

 

コウキ「ユウキ待って…分かった…ここで別れよう」

 

ユウキ「コウキ!?」

 

フィリア「……ありがとう……じゃあここでさよなら……あんたらといっしょで結構楽しかった」

 

キリト「そうか……分かった、とりあえず戻るよ…」

 

ラン「アクティベートをしておけばまたこちらにこれますし」

 

ハンク「準備が済み次第すぐにこっちに来るさ」

 

フィリア「…………」

 

キリト「俺はこの《ホロウ・エリア》に興味があるんだ、ここにはまだ謎が多いしボスクラスの強力な敵がフィールドを徘徊しているのも不思議だし途中見かけたモンスターも特殊なものだった」

 

ハンク「あのトーラスとか」

 

コウキ「やめろ思い出すだろ!」

 

キリト「……後本来ならどこからでも見えるはずの迷宮区塔が見あたらないないのも不思議だ」

 

ラン「確かに……」

 

フィリア「不思議だよね…」

 

キリト「それに……これだけ特殊な場所なら新しい武具や強力なスキルが見つかってもおかしくないからな」

 

コウキ「相変わらず廃人ゲーマーぷりだなキリトは、見事に攻略のみしか言ってない」

 

キリト「そう言うコウキは?」

 

コウキ「似たようなものだな…」

 

ハンク「それって人のこと言えなくね?」

 

コウキ「やかましいわ」

 

フィリア「ふふっその気持ちなんとなくわかるかな……もし来ることがあったらわたしにメッセージを頂戴、ここに来るようにするから」

 

ハンク「了解した、連絡しよう」

 

コウキ「とりあえず遅くなったからフレンド登録してから帰りますか?」

 

キリト「そうだな」

 

各自メニューを開きそれぞれにフレンド登録をした。

 

ラン「じゃあ今日はかこの辺で」

 

ユウキ「じゃあフィリア、また来るね!」

 

フィリア「……期待しないで待ってる」

 

キリト「ははっまたな気を付けろよ」

 

ハンク「……何をだ?」

 

そしてキリトたちは転移門を使い転移して行った。

 

フィリア「…………で何でまだあんたはいるの?」

 

コウキ「んっ?いや一言言いたくって」

 

フィリア「なに?」

 

コウキ「んっ~……まぁ無理して我慢して無茶はするなよ?」

 

フィリア「?わかった」

 

何を言っているか分からないって顔をしながらも返事をした。

 

コウキ「うむ、ほんじゃ~じゃ~な~」

 

そしてコウキは転移して行った。

 

フィリア「…………変なやつ……」

 

フィリア(けど……いいやつなのかな?……変だけど…)

 

そしてコウキは

 

コウキ「むっ!なんか変なレッテルを貼られているような……」

 

ユウキ「どうしたのコウキ?」

 

ユウキに心配されたコウキだった……




めちゃ書いた~やっとあの方たちが出てくる……これからもよろしくお願いいたします!


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日々戦い続ける……日常でもね!(改稿前)
来たぜ!アークソフィア!!


やっとアークソフィアだお(・ω・`) さてどうゆう流れになるのかな?さてどうぞ!


前回のあらすじ、デ○モンワールド

 

アークソフィア転移門広場

 

さてアークソフィアに来てからの状況と今起きている状況を話そうか

 

あれから兄貴ことハンクとお嬢ことランさんは元の予定だった部隊の合流を果たし、今後の予定を話してる。

 

ユウキは初めてきた街を歓声を上げながらキョロキョロ広場を見てて俺は最初は俺も今後の予定を話していたが言っておきたいことは全部言ったのでユウキといっしょに広場にあった出店でジュースを買い、ユウキといっしょにボッーとジュースを飲みながらある一点を見ていた、それは……

 

キリト「お、おいアスナ……ここは街中で……」

 

少女「パパ!」

 

キリト「は、はい……すみませんこのまま行きます……」

 

3人の女の子に囲まれてさらに閃光と名高いアスナに抱きつかれ、それはヤバいって話して止めようとしたキリトは突然「パパ!」っと言う3人のうちの一人である白いワンピースを着た少女に怒られている……色々とツッコミたいが1つ言わせてくれ……

 

コウキ「とりあえずキリト……」

 

キリト「あっコウキ……たすけ」

 

コウキ「核弾頭背負って爆発しろ」

 

キリト「何で!?」

 

何でかって?無自覚なモテ男だからさ……リア充はキタネー花火となって爆発すればいいんだ、そうだ、それがいい

 

コウキ「(小声で)何でこいつを中心に女が集まるんだ?」

 

もう無自覚過ぎてもうワケワカメや

 

ユウキ「どうしたのコウキ?」

 

ユウキがジュースを飲みながら話してきた……やべ…そのジュースで膨らんだ頬っぺたを押してやりたいわ、きっと面白いはずだ……主に反応が……

 

ラン「…………」

 

やべお嬢が見てるわ……仕方ない……

 

コウキ「いやねあんなに女を心配させてまったく駄目な男だ~キリトは」

 

ユウキ「あぁ~そうだね~」

 

ユウキがうわ~みたいな目でキリトを見ている、キリトザマァwww

 

ハンク「おいお前ら~話しついたぞ~」

 

コウキ「あっお疲れさん」

 

ハンク「で俺たちの今後の話だがここにエギルの店があるらしいからそこで話そう」

 

コウキ「へぇ~分かった、だったらちょうどいいからキリトたちに案内させるか」

 

ラン「そうですね、頼みましょうか」

 

ユウキ「じゃあ行こうか、お~いキリト~」

 

ユウキがキリトたちの方へ走って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

ガランガラン‼(ドアが開く音)

 

ハンク「おーいエギルいるか?」

 

コウキ「こぬつわwww」

 

ラン「お邪魔します」

 

ユウキ「こんばんはー!」

 

???「んっ?あっ!コウキたちじゃあない!?」

 

???「知り合いなの?」

 

コウキ「オッスリズベッドさんや、おひさね~」

 

リズベッド(以後リズ)「久しぶりね~あっ!キリト!」

 

キリト「た、ただいま……」

 

俺の後ろに隠れてたキリトを見つけたリズが声をあげた……うるせ~

 

???「だから言ったでしょ?どうせその辺りをフラフラしているだけでそのうち帰って来るって」

 

コウキ「君は?」

 

???「わたし?シノンよ、よろしくね」

 

コウキ「あっうんよろしくな」

 

シノン「?」

 

なんか見覚えが……気のせいか?

 

ハンク「おい皆、話があるからクラインたちも呼んだから集まったらその時に話すから」

 

すると兄貴がこっちに歩いて来ながら呼んできた。

 

ユウキ「分かった!」

 

コウキ「了解した」

 

それから5分後にクラインがきたので話をすることにした。

 

コウキ「え~集まってくれた諸君ありがとな?さてまだ顔を会わせてない者もいるようなので自己紹介するよ~まずは兄貴から」

 

ハンク「あっ~ハンクだ、ギルド、シャドーナイツのリーダーでこの愚弟の兄だ」

 

コウキ「このやろう…え~同じくシャドーナイツでサブリーダーのコウキです、でこの子はクルルガ、愛称はクルだ、ほらクルあいさつは?」

 

クル「クルルル!」

 

クルはアークソフィアに来た瞬間に元の大きさに戻り、装備品は俺が回収し、今は肩の上に乗っかっている。

 

ラン「同じくシャドーナイツのメンバーのランです、この子はユウキ、妹です」

 

ユウキ「みんなよろしくね~」

 

キリト「改めてキリトだ、これからよろしく」

 

コウキ「キリトは「黒の剣士」って肩書きを持つ凄腕の片手剣士なんだ」

 

ユウキ「たしかにキリトの剣技凄かったな~」

 

キリト「いやそれほどでも」

 

アスナ「もうキリト君は……私は血盟騎士団副団長を勤めてますアスナです、これからよろしくね」

 

コウキ「アスナは「閃光」の名を持つ女性の中でも、細剣使いでも凄腕の女剣士なんだ」

 

アスナ「もうコウキ君は……この子はユイちゃん」

 

ユイ「よろしくです、ハンクさん、コウキさん、ランさん、ユウキさん」

 

さっきキリトに「パパ」って言ってた子が挨拶してくれたすると転移門で先に来た二人が自己紹介をしてきた。

 

シリカ「私はシリカです、この子はピナって名前です」

 

ピナ「キュルル!」

 

コウキ「シリカは俺と同じビーストテイマーでピナはフェザーリドラって名のドラゴンなんだ。特にクルとピナは仲がいいんだ、なっクル?」

 

クル「クルルルゥ♪」

 

???「えっとリーファです、よろしくね」

 

コウキ「なんか森エルフに似ているな……」

 

ハンク「あぁたしかに……」

 

リーファ「それは……」

 

キリト「リーファはALOってゲームをやってたんだけど、原因はわからないがここに来ちゃたんだ」

 

ユウキ「えっキミもALOをやっていたの?やっぱりキミはシルフだったんだね!」

 

リーファ「えっ!?ALOを知っているってことはやっぱりあなたはインプなのね!」

 

ユウキ「うん!同じALOプレイヤー同士仲よくしようね!」

 

リーファ「うん!よろしくねユウキさん」

 

リズ「え~ごほん、だいぶ遅くなったけどあたしはリズベッドよ、気軽によろしくね」

 

コウキ「リズはリズベッド武具店て名前の鍛冶屋さんでぼったくられるがいい腕の持ち主だ」

 

リズ「コウキ後で覚えておきなさいよ…え~リズベッド武具店を御贔屓に~」

 

ユウキ「うん!」

 

シノン「改めてシノンよ、よろしく」

 

キリト「シノンもここに飛ばされたひとりなんだ、そのときのショックで記憶喪失なんだ」

 

コウキ「そうなのか、気の毒に……」

 

シノン「いえ気にしないで」

 

キリト「最後にこの店の店主のエギルにこの赤いのは風林火山のリーダーのクライン」

 

クライン「赤いのってひどいぜキリトよ~改めてクラインだよろしくなユウキちゃん」

 

ユウキ「よろしくねクラインさん!」

 

コウキ「気を付けろユウキ……そいつは女にはすぐホイホイするようなやつだから」

 

ユウキ「えっ……」

 

クライン「おっおいコウキよ!なんてことを言うんだよ!!」

 

コウキ「本当のことだろ?」

 

ハンク「たしかに」

 

ラン「クラインさんもしユウキに手を出したら……」

 

クライン「あんまりだぜぇ……」

 

クラインがガクッとorzとなっている。

 

エギル「自業自得だろ?俺はエギルだ、よろしくな」

 

キリト「気を付けろよ売り買いでぼったくられるから」

 

エギル「何を言ってるんだ、うちは安く売って、安く仕入れるのがうちのモットーなんだぞ」

 

心外だなって顔をしているエギルだが俺も同感だ

 

コウキ「さてこれで自己紹介はこれで終わりか」

 

ラン「そうですね」

 

ハンク「じゃあ本題に入るか」

 

ハンクは一体何を話すのか?




今回も長かったな


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それぞれの出来事

スランプですお(・ω・`)

投稿遅くなってすみません

ではどうぞ!


前回のあらすじ、コウキと愉快な仲間たち(笑)

 

あれから俺たちはユニークスキル収得、ここに来るまでに75層ボスフロアでの出来事、ホロウエリアでの出来事を話した。

 

ユニークスキルについては偶然と奇跡に近い出来事だと言った……まぁ収得についてはたまたま運が良かったと言ったが兄貴は「実力だ」っと言いやがった…

 

しかしキリトたちの話を聞くとかなり深刻な問題がいくつもあった…

 

1つ目はヒースクリフの失踪……いや消失と言うべきかヒースクリフの正体はこの事件の首謀者、茅場本人だった、キリトは一対一の勝負をし、勝ったら生存者全員

 

この世界からログアウト、帰ることが出来るとのこと

 

キリトはそれを受け戦い、結果勝ったのだが今の通り、現実世界に戻れなかった。

 

その時にいた攻略組プレイヤーは一時パニックが起きたらしいがキリトたちは気転を生かし、また攻略を進めたんだそうだ。

 

2つ目はここに来る理由となった戻れなくなったこと、このアークソフィアの転移門がどの階層言っても必ずアークソフィアに戻ってしまう、しかして戻ることができずとも来ることはできるとゆうまるで決死隊みたいなことに……

 

一気に3つ目から6つ目は人員不足とスキル熟練度の低下に一部のアイテムが文字化けや使用不能に、

 

一番致命的なのはスキル熟練度の低下だ、俺や兄貴たちはならなかったがキリトたちにとっては深刻だった、特にリズは鍛冶のスキル熟練度が下がってしまい、今までの高性能の武器が作れなくなってしまった。

 

不幸中の幸いにまた上げなおすことが出来るようなので今はそれぞれ熟練度を上げなおすためにダンジョンを進めているようだ。

 

しかしどうゆうわけかソードスキルの熟練度や生産系スキルの熟練度が下がっている割にはバトルスキル、料理スキルなどのいわゆる趣味スキルなどの熟練度が下がってないとゆう意味不なこともある、まぁこれについてはこれも不幸中の幸いとゆうことだろ

 

後の3、5、6つ目は問題無い3つ目の人員不足は今回の部隊派遣により解消されてるし5つ目は文字化けは文字化けこそなっているが使用可能らしい、現にキリトの剣も文字化けこそなっているが使用出来たから

 

最後の6つ目はこれも部隊のなかに補給部隊がいて無償で渡せるものもあれば金で買えるものもある、因みに無償のやつは攻略組や間違って来てしまったプレイヤーのみ渡すことになっている。

 

この時にリズは泣きながら感謝していた、何でも今の現状で店こそは出せるが鍛冶道具が最低ランクの道具しかなかったらしい、まさにグットタイミングてやつだ。

 

因みに俺たちの金(金庫に入っている)やアイテムたちはさっき話し合いの時に回収済みである。

 

そして最後に俺たちが気になった点が1つ、それは話のなかの所々に例の歪みが出ていること、俺たちはスカイクリーパーの時や俺個人だとユウキがこの世界に来た時もあったしキリトたちもヒースクリフとの決闘の時もあればシノンがこの世界に来た時も同様に起きた。

 

偶然だろうがどちらも戦いの最中やこの世界に来る時に起きている。

 

この話事態は考えるだけ無駄だったのでここで閉話休談とゆうことに……

 

あっそうそうユイちゃんがキリトとアスナに「パパ、ママ」って言う理由が分かった、クラインが来るあいだにキリトがこっそり教えてくれた。

 

なんでもキリトが住んでいた22層の例の幽霊の噂の正体はユイちゃんらしく、当時にキリトたちを親として暮らしていた、そしてユイちゃんの正体は《メンタルヘルス・カウセリングプログラム》とゆういわゆる高性能AIらしくそのメンタルカウセリングプログラムAIの試作一号、キリトたちも最初は分からなかったが後に知り、一時期はメモリーアイテムとして眠りに着いていたがここに来て覚醒し、今はいっしょに暮らしている。

 

さすがに俺や兄貴たちも驚いたがあの茅場だ、ありえるわ……それにたとえAIだろうと人間の心を持っているので普通に接していくことにした。

 

少なくともクラインや兄貴よりましだ(笑)

 

そして今現在、話に盛り上がっているのはホロウエリアのことだ、今俺や兄貴、ホロウエリアの出来事、キリトはフィリアにも言ったホロウエリアの感想内容をそのまま皆に告げた、するとアスナがユイちゃんに話しかけるのであった。




自分で書いておいてもう少し何かましな書き方がなかったのかな~(・ω・`)

感想募集中だお(´・ω・`)/


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あれから……

今回はキリトたちがアークソフィアに来る前、75層での出来事のおはなしです!

ではどうぞ!


前回のあらすじ、ハンク「情報を制する者は世界を制する。」

 

キリトアフター

 

コウキたちがアスナたちと話しているあいだ、俺はここまで来るまでのことを思い出していた。

 

忘れもしない…あの戦い…ヒースクリフ、茅場晶彦との戦い……いや殺し合いを……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第75層迷宮区ボスフロア、2024年11月7日

 

キリト「悪いが、1つ…頼みがある」

 

ヒースクリフ「なにかな?」

 

キリト「簡単に負けるつもりはないが…もし俺が死んだら……しばらくでいい…アスナが自殺を出来ないよう、はからってほしい…」

 

ヒースクリフ「ほう…よかろう」

 

アスナ「キリト君ダメだよ!そんなの…!そんなのないよ!!」

 

あぁ……アスナが泣いている声がする……遠くからでもエギルやクラインが止めようとする声が聞こえる……そのあいだもヒースクリフ、いや茅場は不死属性を解除した。

 

それから茅場は十字盾から長剣を抜き放った。

 

これはデュエルじゃない……これは殺し合いだ……そうだ…俺は…この男を……

 

キリト「殺す!!」

 

どこかで涙が落ちる音がした…

 

これをかわぎりに殺し合いが始まった。

 

キリト「はあアアッーー!!」

 

離れた距離を床を蹴り、すぐに距離が縮み、右手の剣で切りつけたが茅場はなんなく盾で防ぎ、それからも左右の剣で数撃与えようにもすぐに盾で防がれる、攻撃に集中しすぎて無防備になっていたか茅場が俺の攻撃の隙間を縫って鋭い突きの一撃を放った!

 

俺はどうにか反応したものの、頬を浅く切られた!

 

キリト(もてあそばれているのか!?)

 

キリト「くっ!」

 

後方に下がり、また床を蹴り、左右の剣で突き刺そうとした、だが茅場はそれを見て笑ったように見えた

 

キリト(笑った!?くっ!)

 

キリトは自分を奮い立たせるように声をあげ、左右の剣を振るが茅場になんなく防がれる。

 

また茅場が攻撃をしようとした時にそれは起きた

 

茅場が先ほどと同じように突きを放とうとしたが突然歪みが茅場の右腕に起きた!

 

茅場「!?」

 

すると次の瞬間にそれらがキリトと茅場のあいだに歪みが広がり、一時、時が止まった。

 

それからも歪みが広がり、ビビィーンビビィーンと音がするも次第に歪みが消え、時が動きだした。

 

キリトと茅場は後方にさがり、キリトが走り込みながら茅場に剣を振った、茅場はさっきの事態に動揺したのか動きが鈍くさっきの歪みも茅場自身にキリトの斬撃が盾や剣に当たった後にビビィ!っと出ては消える

 

今度は茅場自身も歪みがでていることも、だがキリトはそんなことにも気にせずに茅場に向け数々の斬撃を放つ!最後には左右の剣でVの字に降り下ろしてからの切り上げて茅場の体勢を崩した!

 

キリト「うおおぉー!!」

 

キリトはそのまま左手の剣、ダークリパルサーで突き刺した!

 

ザスッ!!

 

茅場「ぬっ!」

 

すると突然の歪みが茅場とキリトのあいだに絶つように出て、そのまま景色を塗り替えるように歪みが広がり、気づいた時には茅場がその場から消えていた……

 

キリト「終わった……のか?……」

 

トスッ!

 

すると突然背中に小さな衝撃を受けた、そこには愛するアスナがいた、終わったんだこれで……

 

キリト「…………」

 

アスナ「キリト君っ!」

 

キリト「アスナ……」

 

アスナ「バカバカバカッ……グスッ……ほんとよかった……キリト君……キリト君……」

 

そんな心配してくれるアスナの姿にキリトはこう言った

 

キリト「ごめんアスナ……でも生きてるよ俺……」

 

アスナ「グスッ……よかった……キリト君生きてる……本当によかった……」

 

キリト「茅場……ヒースクリフは?」

 

アスナ「グスッ、ん……わからない……でも団長は見当たらないよ……」

 

キリト「そうか……俺はあいつを倒した……のか?」

 

クライン「おい……おいおいおいっ!やったじゃねーかキリの字っ!!」

 

キリト「クライン…」

 

クライン「なにぼさっとしていんだ!倒したんだよ!ラスボスを!おめえは勝ったんだよっ!」

 

バシン!

 

キリト「痛て!」

 

クラインが騒ぐのを見て攻略組も徐々にだが歓声を上げた、キリトはそれを見て…

 

キリト「そうか、俺はあいつを……」

 

アスナ「キリト君……よかった……」

 

キリト「……アスナ」

 

キリトとアスナが互いに見つめ合ったその時にクラインが邪魔してきた。

 

クライン「ウホン……あーお二人さん?見つめ合うのはエンディングテーマが流れてからにしてもらえますかね?」

 

それを見て攻略組もからかってきた、やれ「見せつけんなよなーご両人~」とか「うらやましいなこのっ!」とかなど、そんな彼らにキリトは苦笑いした。

 

キリト「あっあのな~……」

 

アスナ「茶化さないでよ……みんな」

 

アスナの赤くなる顔にクラインはうらやましかったのか一人で騒いでいた!

 

クライン「いいさ!見てろよっ!オレだってリアルに戻ったら彼女を作って幸せになってやるからな~~!」

 

するとクラインに向け、ある一言が聞こえてきた。

 

時空ハンク「無駄無駄っ!!」

 

クライン「ひでー!!」

 

キリト「なに騒いでいるんだクライン?」

 

Orzになっていたクラインが立ち上がり何を思ったのか神妙な顔しながらキリトに聞いてきた。

 

クライン「なぁキリトよぉ……」

 

キリト「……ん?」

 

クライン「……オレたちいつ戻るんだ?現実によ……」

 

キリト「……あっ」

 

攻略組全員「「「あっ…………」」」

 

攻略組全員が思いだしたかのように口を揃いて言った。

 

キリト「……いつって……それは」

 

アスナ「…………」

 

キリト「………………」

 

クライン「ヒースクリフは倒したんだよな……それで終わりじゃねぇのか?」

 

キリト「……ヒースクリフ、いや茅場晶彦は自分を倒せばゲームはクリアされて全プレイヤーが自分を倒せば解放されると間違いなく宣言した」

 

アスナ「わたしもそう言ってたの聞いていてたよ……」

 

エギル「……嫌な感じがしてきたな……」

 

キリト「エギル……」

 

クライン「じゃあなんで終わらないんだよ……本当は……元に戻る方法なんてないんじゃねーのか……?」

 

エギル「クライン落ち着け……」

 

クライン「けどよ……」

 

キリト「いや……ヒースクリフ……茅場はそんな嘘をつきはしないはずだ」

 

キリト(ならなぜクリアにならない?他に条件があるのか……?)

 

クライン「キリト!俺たちはこれからどうすりゃいいんだよ!」

 

キリト「……俺にも解らない、確かなのはこのゲームは今も動き続けてるってことだけだ」

 

アスナ「……そんな……私達はまだ戦わなきゃならないの……?」

 

クライン「おいおい……マジかよ……」

 

エギル「…………」

 

さすがのエギルも落胆を隠せないでいた……するとエギルの仲間の一人がこっちにきた。

 

両手斧使い「おいエギル!先に進む扉が開いている!」

 

エギル「そうか……」

 

キリト「……」

 

アスナ「キリト君」

 

クライン「キリト……」

 

キリト「……ゲームが終わらない以上今は先に進むしかない……か……行こう…………76層へ」

 

そして俺たちは76層へ続く階段に進んで行った。




時空の狭間からクラインに一言言いにやってきたハンクマン(笑)

シリアスなのを耐えきれずに出した(笑)反省はする、けど後悔しないス!

では今回は続けて書きます!


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思いがけない再会と新たな出合い

次はキリトがアークソフィアに来てからの出来事がメインです!ではどうぞ!


前回のあらすじ、茅場「ブラックアウト!!」

 

第76層へと進んだ俺たち攻略組はある異変に気づいた。

 

クライン「ここが76層か……75層の階段を上ったらログアウトできるかも……なんてちょっと期待したんだけどな……ん?なんだこれ?」

 

キリト「どうした?」

 

クライン「なんか……オレのアイテムの名前が文字化けしちまってんだよ……どうなってんだこりゃ?」

 

キリトも自分のアイテム欄を確認したら自分も文字化け 化しているのを見た。

 

キリト「本当だ、俺もなってる」

 

アスナ「キリト君!おかしくなっているのアイテムの名前だけじゃないよっ!」

 

クライン「なんだこりゃ!オレ様が必死こいて鍛え上げたスキルデータがあああ!」

 

キリト「…………俺のスキルも何個かロストしてるな」

 

アスナ「スキルはいくつか消えたりしているけどレベルの方はなんとか無事みたい」

 

エギル「おい!こっちでも問題発生だ!転移結晶の動きが普通じゃあなくなってるらしい」

 

キリト「エギル……状況を教えてくれ」

 

エギル「なんでも下の層に転移できなくなってるみたいだ」

 

アスナ「これからどうなっちゃうの……?」

 

キリト「……みんな!!聞いてくれ!」

 

攻略組の全員がキリトの方へ向いた。

 

キリト「このまま待っててもどうやら無駄みたいだ、ゲームシステムが不安定だし下層にも戻れない……これ以上致命的な不具合が出る前に先に進むべきだと俺は思う!」

 

アスナ「……そう……そうだよね、わたしたちの目的はSAOをクリアして現実に戻ることなんだから…」

 

アスナはみんなの前に立ち、声をあげた!

 

アスナ「……みんな……クリアを目指そうよ!!」

 

攻略組全員「「「おおおおおお!!」」」

 

攻略組の中には自分を奮い立たせる人もいれば円陣を組んだりと様々にいた、それをキリトはこう締めくくった!

 

キリト「俺たち攻略組の目的は……このゲームを攻略することだ!」

 

攻略組全員「「「おおっ!」」」

 

キリト「行こう……100層に!」

 

攻略組全員「「「おおっ!!」」」

 

そして俺たち攻略組は100層攻略の決意を新たにしたんだ。

 

決意を新たにした日からは、76層で起きたのは悪いことばかりじゃない、思いがけない再会と新たな出合いが待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アークソフィア転移門前広場

 

キリト「なんだ……?文字化けしたアイテムが光ってる……よし……オブジェクト化してみるか」

 

アイテムオブジェクト化の操作したら光から少女がでてきた。

 

ユイ「ふぃ~っ!やっと外に出られました!」

 

キリト「ゆっ、ユイ!?」

 

アスナ「ユイちゃん!?ホントにユイちゃんなの!?」

 

ユイ「パパ!ママ!お久しぶりです!」

 

すると後ろの転移門から光だした!

 

リズ「ああ、よかった二人とも無事だったみたいね」

 

アスナ「リズ!?どうして来ちゃたの!?」

 

リズ「どうして来ちゃたの……ってそんな言い方はないでしょ」

 

全くもう!って感じでふんぞりかえってるリズにアスナはこれから起きることに内心ヒヤヒヤしながらも言った

 

アスナ「ええと、落ち着いてねリズ……実はもうリズは75層以下に戻れないのよ」

 

リズ「…………は?」

 

頭の上に?マークが見えるぐらいに呆けているリズ、それからアスナは事情を話したらリズは顔を青くしながら突然転移門に向け走り出した!

 

リズ「転移、リンダース!」

 

リズが消えたかと思いきや戻ってきた……

 

リズ「な、なんだ驚かさないでよちゃんとゲートは動くじゃあない……って」

 

キ(´・ω・`)ユ(・ω・)ア(´・ω・`)

 

リ(゜ロ゜)

 

リ(⊃ω⊂)コシコシ

 

リ(・ω・)パッ

 

キ(´・ω・`)ユ(・ω・)ア(´・ω・`)ノリズ~

 

リ(゜ロ゜)

 

アスナ「……こういうことなの下の層には戻れないのよ」

 

リズ「あ、あたしの《リズベット武具店》が……orz」

 

ガクッと分かりやすいくらいに落ちこむリズにキリトは声を掛けた。

 

キリト「戻れないのはつらいだろうけどこの76層にもきっといいところはあるはずだぞ」

 

リズ「グスッ……なによいいところって」

 

涙目なリズに慌てながらもキリトは答えた

 

キリト「たとえば……上層なだけあって下にはないレアな金属もたくさんあるだろうしな、それに鍛冶に関係するクエストだって発生するかもしれないじゃあないか」

 

リズはそれを聞いてしばらく考えると

 

リズ「たしかに最前線だもんね……ドロップアイテムも採取アイテムも下層とは段違い…か…」

 

リズは気持ちの整理が出来たのか、笑顔を取り戻した。

 

リズ「ありがとう、アスナ!キリト!さっそく《リズベット武具店》二号店となる場所を探しに行ってくるわ!」

 

リズはそう言うとキリトたちと別れて行った……そのあとに鍛冶スキルが下がっているのを確認し、悲鳴をあげたのはまた別の話……

 

そのあとキリトはアスナたちと別れて、ダンジョンを探索していると……

 

ピナ「きゅる!きゅるるぅ♪」

 

キリト「お前……ひょっとしてピナか?どうしてこんなところに……」

 

すると足音が聞こえてきた、そこには…

 

シリカ「ピナーっ!勝手に先に行っちゃ……あっ、キリトさんっ!!」

 

キリト「ってシリカまで!?」

 

シリカ「えへへ、お久しぶりですキリトさん」

 

キリト「ど、どうして……?」

 

シリカ「噂で聞いたんです、最前線でなにか事件が起きたらしいって…最前線にはキリトさんがいますから、だからあたしいてもたってもいられなくってそれで……でもお元気そうで安心しました。」

 

するとシリカは覚悟を決めた目でキリトに言った。

 

シリカ「あ、あたしキリトさんのお手伝いします!ご迷惑おかけしちゃうかもですけど……精一杯がんばりますから!」

 

キリト「……わかった、けどここはあぶないから1度街に戻るぞ?」

 

シリカ「はい!よろしくお願いしますキリトさん!」

 

ピナ「きゅるる!」

 

それから街に戻りシリカとは別れ、アスナと合流し、本来の目的である噂の『妖精』を探した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからダンジョンをアスナと共に探したらついにみつけた!

 

アスナ「あそこ!」

 

そこには反対に向いていてその背中には小さい透明感のある羽根がはえていた……

 

妖精「ん?はぁ……!」

 

妖精はこちらに気づき信じられないって目をしてこちらを、キリトを見た

 

妖精「お兄ちゃん?」

 

キリト「お、お兄ちゃん?!」

 

タッタッっとその妖精は近づき、キリトの手を取った。

 

妖精「や、やっと会えた!お兄ちゃん!!」

 

そんな妖精を見たキリトたちは……

 

キ(゜ロ゜)ア(゜ロ゜)

 

呆然していた……それからはその妖精は事情を話した。

 

妖精「そう!桐ケ谷直葉、やっと信じてくれた?今はリーファだよ、あたしのアバターネーム、そ、そういうわけだから今日からこのゲームのプレイヤーだよ!よろしくね!」

 

アスナ「ふふリーファちゃんよろしく!それじゃあ街に戻ろうか」

 

それからキリトたちは帰り道を話ながら帰り、転移門広場に戻ってきたら……

 

アスナ「……!?キリト君、あれ!」

 

アスナが指差した先には空にあの時の歪みがまた出てきた……そこから一人の少女が現れ、そのまま全身出てきた瞬間に突然落ちてきた!

 

キリト「人!?まずい!間に合え!!」

 

キリトはスライディングでどうにかキャッチした。

 

そのあと、その起きたものの……

 

???「私、ここに来た前後のこと全然覚えたてなくて……空から落ちてきたなんて言われてもはいそうですかって納得なんてできるわけない」

 

それからキリトたちはその少女の名前を知るためにメインメニュー・ウィンドウの出しかたを教え、名前を知ることにした。

 

???「右手を……こう?ってなにこれ?」

 

そこにはレベルやパラメータなどのデータが出て、名前欄には……

 

???「……シノン、たぶんそれが名前みたい……」

 

こうして心強い仲間が加わり、76層の攻略を本格的に始めようとした矢先に……俺はコウキたちと出会った《ホロウ・エリア》に迷いこんでしまったんだ。

 

キリトアフター終了




3000文字突破したよ……次はあの天然子の登場?おたのしみに!


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えっ?なにこの子たち?鼠子娘と天然娘……

はい皆さん、やっとあの娘が出ます!けどその前にあの方が出ます、ではどうぞ!


前回のあらすじ、マジか~(´・ω・`)

 

やーみんな、コウキだよ!ここ最近出番がなかったコウキだよ!

 

えっ?メタ発言止めろって?サーセンwww

 

あれからキリトたちとホロウ・エリアのことを話したんだ!アスナは止めようとしたけど旦那の口振りにしぶしぶ了承した、たいへんだね!(笑)

 

そしてシャドーナイツの今後だが俺たちが前まで住んでいた場所みたいに施設を新たに見つけないといけないだ、それで今も情報を集めているであろう『あの人』が明日には転移門前広場で予定なので問題はない、その後の予定は兄貴はエギルの旦那と今も話ししているであろう「エギルの店増設」をするのさ

 

今後もエギルの店に住むのに今のままでは狭いので俺たちの資金と合わせて増設することにしたんだ!で今は増設内容の話し合いをしている。

 

お嬢とユウキはアイテムの購入、てかショッピングだ、ユウキの服などの生活必術品を新たに買わなきゃいけないので俺たちの今後使ってゆくものもついでに買うこともあるのだ、後で俺も合流する予定

 

俺はというと前までの施設、畑と訓練場を探しに行く

 

畑はポーションなどに使う薬草の栽培はもちろん野菜などの食材を育てるのだ、自分たちで使うのもいいし売ったりするなど、利用価値が高い

 

訓練場は前まではほとんど兄貴しか使わなかったが今回は新参者のリーファ、シノン、ユウキを鍛えるための場所も確保したい、敷地の大きさはだいたい学校の校庭ぐらい欲しいところだ

 

情報屋から情報をもらい次第に動く予定だ

 

あっそうそう明日の夜に歓迎会をやるだって!なんでもここ最近やることが多すぎてリーファやシノンの歓迎会はやれなかったので明日やるらしい、フッフッフッ、料理人としての血が騒ぐな……さて今は狭いが兄貴といっしょの部屋で寝ることにする……いびきがうるさい(怒)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

コウキ「あっ~眠い……眠いぞ~……」

 

ユウキ「あっコウキおはよう……」

 

コウキ「うっすおはようさんユウキ、まだ眠そうだな」

 

ユウキ「うん……昨日は色々あったからね、けど今日からは毎日頑張りたい……」

 

コウキ「そうか…じゃあ朝飯食べるか?」

 

ユウキ「うん!行こう!」

 

コウキたちはカウンターの方まで歩いていった。

 

 

 

エギル「ん?おうコウキにユウキちゃんか、おはよう」

 

コウキ「オッスエギルの旦那、朝飯の方頼めるか?」

 

エギル「ああ今ランとアスナが作ってくれてる」

 

コウキ「そうか、じゃあ紅茶を頼む」

 

ユウキ「あっボクも」

 

エギル「あいよ」

 

エギルは店の奥に紅茶を作りに行った、待っているとキリトとユイちゃんにシノンが下りてきた。

 

キリト「あっコウキにユウキ、おはようはやいな」

 

コウキ「あっキリトにユイちゃんにシノンさんか?おはよう、さっき俺たちも起きてきたよ」

 

ユイ「はいおはようございます、コウキさん、ユウキさん」

 

コウキ「うむ、今エギルに紅茶頼んでいるんだ」

 

シノン「あっじゃあ私も紅茶頼のもうかしら」

 

キリト「じゃあ俺はコーヒー頼むか」

 

ユイ「私も紅茶でいいです」

 

コウキ「了解、おーいエギルの旦那ー!紅茶2つにコーヒー1つ追加ですよー!!」

 

奥から「あいよー」っとエギルの声がし、それからはキリトたちと談笑を楽しんだ、途中朝の散歩に出ていたシリカとピナにリズ、眠そうに降りてきたリーファと兄貴とで朝食を食べた、何気ない食事だがみんなといっしょに食べれて楽しかった、ちなみにクルは朝食がくるまでずっと俺の首を抱き枕にして寝ていた……あっつー……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転移門前広場

 

今俺はクルとお嬢にユウキといっしょに転移門前広場に来ていた

 

コウキ「えっ~とあいつはどこに……」

 

広場には朝からダンジョンに向かうプレイヤーたちでごったかいしていた

 

コウキ「あれ~いないな~」

 

どこにいるだ?

 

???「おイ」

 

コウキ「んっ?」

 

後ろから声掛けられたので振り替えるとそこには妖怪、鼠小僧ならぬ鼠子娘がいた。

 

鼠子娘「おイなんか余計なこと考えたダロ」

 

コウキ「なんのことやらアルゴさんや」

 

アルゴ、第1層の頃から情報屋として動いており、多少お金がとられるが確かな情報をくれる有能な情報屋だ

 

ユウキ「ねぇコウキ、この人が情報屋さん?」

 

コウキ「あぁこの人が情報屋さんの鼠のアルゴ、でアルゴさんやこの子はユウキ、お嬢の妹さんや」

 

アルゴ「ほうほう、ランちゃんの妹さんかよろしくナ」

 

ユウキ「うん!よろしくねアルゴさん!」

 

アルゴ「サービスに情報1つ無料でいいゾ」

 

ラン「いいんですか?ありがとうございます」

 

コウキ「いいのか?アルゴにしては珍しいな」

 

アルゴ「にしてはは余計ダロ……いいサ、ランちゃんには何度かお世話になっているからナ」

 

コウキ「じゃあついでに俺の情報もタダに……」

 

アルゴ「ダメに決まっているダロ」

 

コウキ「ですよね~……じゃあこれで」チャリン

 

チャリン

アルゴ「まいどあリ~」

 

コウキ「じゃあ俺は行くな」

 

ラン「はいまた後で、」

 

アルゴ「またナ~」

 

それからはアルゴたちとは別れたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街外周部

 

コウキ「よしここに決めた!」

 

そこはすぐそばに川が流れており、所々に風車小屋があるのどかな場所だった

 

コウキ「よし、ここから……ここまで俺らの土地だ!」

 

近くにいる土地業者のNPCにその土地を買い、次にその土地をどうするか設定する、今回は畑と訓練場なのでその設備の設定をする。設備追加による料金も発生するがそれも払った。

 

そのあとは畑を耕すために前に使った肥料入り土にクワと種に水撒き、その他の道具を使う作業に入った。

 

 

 

コウキ「ふっ~終わった~」

 

よし作業は終わったし時間も少し残っているから川釣りでもしようかな?っとコウキは川のほうに向かい、釣りを開始した、すると途中コウキはうたた寝をしてしまった。

 

コウキ「くっ~……くっ~……くっ~……」

 

???「ねぇきみ、釣り糸引いているよ?」

 

コウキ「んぉ?」

 

釣竿はコウキが起きた瞬間に大きくしなった!

 

コウキ「やべ!!」

 

???「たいへん!大丈夫!?」

 

コウキ「だい……じょう……ぶ!!」

 

魚が弱ったところを思い切り持ち上げ、魚が釣れた!魚はヤマメに似た魚だった。

 

???「すご~い!本当に釣れちゃた!」

 

コウキ「ふっ~あぶなかった~……ありがとう君は?」

 

???「わたし?わたしはストレア、よろしくね」ニコッ

 

そこには紫色のドレス服みたいな服を着た女性が笑顔で立っていた。




はい今回はアルゴの姐さんとストレアさんの登場です!遅くになってしまった……次回もおたのしみに


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なぜこうなった?

なにも言いません……ではどうぞ!


前回のあらすじ、お姉さん系二人遭遇

 

コウキ「ストレアか……俺はコウキ、さっきはありがとうな」

 

ストレア「うぅん…ちょっと遠出のお散歩に出ていたのをたまたま通りかかって釣竿が引いているのに寝ている君に声を掛けただけだから」

 

コウキ「はは……ちょっと寝不足でな、今日はいい天気のもあいまって寝ちゃった……」

 

ストレア「危うく釣竿ごと引っ張られて川に飛び込むはめになるところだったよ?」

 

コウキ「いやさすがにそれは……まぁいいやサンキューな……そうだ!この魚お礼に持っていく?」

 

ストレア「えっ!?いいの?」

 

コウキ「いいのいいの、趣味で釣っているだけだしな」

 

ストレア「ん~……分かった、ありがたく受け取るよ」

 

コウキ「おう!……よかったらフレンド登録しないか?出会い記念的にな?」

 

ストレア「ん?いいよ!」

 

コウキはストレアとフレンド登録をした。

 

コウキ「さてじゃあ帰えるとかな~……歩くのめんどくせ~……」

 

ストレア「あっ!ちょうどいいの来ているよ!」

 

ストレアの指差した先には荷馬車を引いている2頭の馬とそれを運転しているおじいさんがいる。

 

コウキ「おっ!ラッキー!あれに乗せて貰おう!おーいおじちゃん乗せてくれ!!」

 

すると俺たちの目の前に馬車は止まり、おじいさんは「ほっほほ、旅のお方や中心街まで行きたいのかや?」と言い、ひとり50コルで連れっててくれるのでそれを払ったあと荷馬車に乗り、街に着くまでストレアと話していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転移門前広場

 

コウキ「さてお嬢とユウキと合流しないとな」

 

コウキはストレアと別れ、ひとり転移門前広場に来ていた。

 

キリト「おーいコウキ!」

 

するとコウキがくぐった門とは別の門からキリトが声をかけた。

 

コウキ「あっキリト、どうした?」

 

キリト「いやコウキにあれから紋様のことで分かったことがあるんだ」

 

コウキ「へぇ…それでどう分かったんだ?」

 

それからキリトは今日起きたことを話した

 

俺が出ていったあとクラインがホロウ・エリアに行ってみると行ったらホロウ・エリアに行けず、キリトとたまたまいた兄貴に来させて検証したところ、紋様もつ者以外は入れず、キリトともうひとりはいっしょに行けるが、この黒い紋様は自分にしかホロウ・エリアに行けないらしい

 

つまりキリトの紋様はキリト+他一人連れていけて、俺たちの紋様はその紋様を持つ人のみ行ける、ホロウ・エリアに行ける組はキリト、俺、兄貴、お嬢、ユウキに他一人、でフィリアはホロウ・エリアにとどまっているから合計7人か……七人の侍かよ……

 

コウキ「なるほどな、それ以外は今のところキリトとは同じなのか」

 

キリト「そうだな、これだけいればなんとかあのフィールドを探しまわるには十分だな」

 

コウキ「せやなってあっメール、リズからだ」

 

キリト「あっ俺の方にもメール来ている、なになに、『正式に鍛冶屋を再開したから紹介してあげるから今から来なさい』か」

 

コウキ「場所は商店街の方だな、お嬢たちもそこにいるはずだからいっしょに行こうか?」

 

キリト「他に行くところもないしいいぞ」

 

コウキたちは商店街の方へ向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリト「……」

 

コウキ「どうしたキリト?さっきから浮かない顔して」

 

キリト「……ちょっと来てくれ」

 

コウキ「?ああ……?」

 

コウキたちは店の物陰に隠れた。

 

コウキ「でどうした?」

 

キリト「……さっきから誰かに付けられてる」

 

コウキ「……マジで?」

 

キリト「ああ」

 

コウキ「まさか俺の隠れファ」

 

キリト「それはない」

 

コ(´・ω・`)ショボーン

 

コウキ「……でどうする?」

 

キリト「気配は攻撃的じゃあないからってずっと見られるのは好きじゃあないから引っ掛けるか……」

 

コウキ「分かった、じゃあどこで引っ掛ける?」

 

キリト「もう少し行ったところに裏道で行き止まりがある場所があるからそこに」

 

コウキ「了解」

 

そしてコウキたちは歩き出した。

 

それから裏道に行き、行き止まりのところまで行くと

 

キリト「……おい!そこにいるのはわかっているんだ!なにが目的か知らないが要望があるなら話は聞く、出てきてくれないか?」

 

すると

 

???「あーあ、気づかれちゃたか?」

 

コウキ(ん?この声ってどこかで……)

 

カッカッと靴の音を鳴らし、曲がり角から出てきた人物は……

 

コウキ「えっ!?ストレアさん!?」

 

ストレア「また会ったね、コウキ」ニコッ

 

ストレアは自己紹介した時のように笑顔をした。

 

キリト「コウキ知り合いか?」

 

コウキ「うっうん街の外周部に行っていた時に会った人なんだ」

 

ストレア「初めまして私はストレア、よろしくね」ニコッ

 

コウキ「ストレアさん、なんで俺たちをつけ回していたんだ?」

 

ストレア「ストレアでいいよ、あのあとコウキに貰ったあのお魚をお店で食べた後に食後にお茶にしようといい店を探していたところをコウキがあのキリトといっしょにいたから興味があったから観察させてもらってたの」

 

キリト「なぜ俺の名を……」

 

コウキ「いやいやキリトや、お前はヒースクリフとの決戦の件で一躍有名人だろ」

 

知ってて当然だろ!って顔で語るコウキ

 

ストレア「キリトは強くて有名人だもん興味をもって当然!」

 

キリト「……あんたも相当にやるみたいだけどな」

 

コウキも内心頷いた、ストレアと初めて会った時も感じた、強き者も弱き者も持っているオーラを……ストレアは兄貴より弱いがそれでも強いオーラを感じる……

 

それにストレアの着けている服、一見ただの服だが俺たち攻略組が着けている防具と同じくらいの性能を持っている感じがする……

 

ストレア「あっわかる?アタシも結構強いよ?それにしても……う~んやっぱりね~」

 

コウキ(ん?どうしたんだ?)

 

キリト「やっぱりってなにがだ?」

 

ストレア「キリトやっぱり近くで見たほうがずっとカワイイね!」

 

コウキ「……はい?」

 

キリト「へ?か、カワイイ?」

 

ストレア「えいっ!」

 

何を言っているんだこの娘?って考えていると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストレアがキリトに抱きついた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はあああぁぁぁいいいい!?!?!?

 

キリトはくるしいとかほざいているがそんなの関係ねぇ!!そして俺は!

 

コウキ「なんでおめぇばっかおいしいおもいしてんだよおめぇはよぉぉ!?!?」

 

ユウキ「コウキー?そこにいるのーってえっ……」

 

ラン「ユウキー?コウキさんいる?ってえっ……」

 

そこは謎の紫色のドレス服を着た女の人に抱きつかれているキリトにそばでなにかを叫びまくりながら地面を踏みつけまくるコウキにそんな光景に固まる二人……

 

なぜこうなった?




これしか言えない……なぜこうなった?


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お客様1名、入りま~す!!

お気に入り登録40人!ありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします!ではどうぞ!


前回のあらすじ、うらやまし(ky.ゲフン、ゲフン

 

やぁこんにちはコウキだよ、さっきは見苦しいところを見せてしまってすまなかった。

 

けどね~……この世の中の理不尽を感じるですよわたしは、毎度キリトにおいしいところを持ってかれるのはどうなんですかね?

 

だからとにかくキリト、爆発しろ(怒)

 

さてあれからのことを話そうか?

 

あの一時的にカオス状態になったあの状況、キリトに抱きついたストレアがユウキたちに気づいたらこの通りの会話が進んだんだ……

 

ストレア「ん?コウキ~!あの子たち知り合い?」

 

コウキ「チキショーウ!!チキショーウ!!ってん?あっお嬢、ユウキ!いつからそこに?」

 

ラン「さっき、来たばっかですけど……なにがあったんですか?」

 

コウキ「あちきには……なぜこうなったかわからないですよ……」

 

ユウキ「なにその語り口?」

 

気にするな

 

コウキ「ただひとつ、言えることがありんす……」

 

ユウキ「それは?」

 

コウキ「キリト爆発しろ(怒)」

 

ラン・ユウキ「「…………………………」」

 

ストレア「わたしはストレア!よろしくね!」

 

コウキ「そこで紹介する!?」

 

ストレア「あっねえねえ!これから時間ある?いっしょにお話ししながらお茶でもしない?」

 

コウキ「まさかのスルーすか……そうすか……」

 

ラン(このままではらちがあがらない、ここは……)

 

ラン「いいですよ、まだ時間はありますから」

 

ストレア「ほんと!じゃあさっき見つけたお店でお茶しよう!」

 

キリト「……………………………………」

 

コウキ「もうやめて!キリトの意識がもうゼロよ!!」

 

ユウキ「わわっ!のびてる!!?」

 

そこからみんなと喫茶店に向かったのだがキリトは気絶していたので仕方ないからひきづっていった。

 

え?おぶればいいだろって?アー……オモイツカナナカッタナー(白目)

 

そこで今喫茶店内起きているのは……

 

ストレア「ねえねえそのチョコケーキおいしい?」

 

ラン「ええ、おいしいですよ」

 

ユウキ「ん~……このモンブランおいしい~♪」

 

キリト「……………………」

 

女子たちはケーキ感想会、キリトはカフェ・オレを飲んではぐて~ってなっている。

 

俺はショートケーキを食べながら女子会を傍目で見ている。

 

ストレア「ねえキリトカフェ・オレおいしい?アタシのミルクティーちょっとあげるからそっちも飲ませて?」

 

キリト「…………あぁ」

 

キリトは受け皿ごとストレアに渡し、ストレアも自分が飲んでいたミルクティーをキリトに渡した。

 

ストレア「ん~!思ってたより甘くておいしい!コーヒーとかってだいたい苦いじゃない?苦いのって嫌いなんだよね」

 

ユウキ「ボクも同じだな~」

 

俺もコーヒーは苦手だ、煎茶とかの苦味は大丈夫だがコーヒーはどうも苦手だ……けど兄貴とかお嬢はよく飲む。特に兄貴はブラックコーヒーをぐいぐい飲む、まるで「まずい!もう一杯!!」って感じで飲み干す

 

ラン「そう?私はおいしいと思うけど……」

 

ほらな?

 

コウキ「まぁ人それぞれですよお嬢…ストレアってミルクティーが好きなのか?」

 

ストレア「うん!けっこう飲んでいるよ」

 

コウキ「じゃあ今度エギルの店行ってみなよ、そこのミルクティーはおいしいらしいぞ?」

 

ユウキ「あっアスナに飲ませて貰ったときに飲んだけどおいしいかったな~」

 

ストレア「ほんと!じゃあ今夜にでも行ってみようかな?」

 

コウキ「あ~…………すまないストレア今夜はうちらで貸し切りなんだ」

 

ストレア「えっ?どうして?」

 

ラン「今夜は色々なことを含めてパーティーをやるんです、私達はその買い出しにこれから行く予定なんです」

 

ストレア「……そっか……じゃあ仕方ないね……」

 

ストレアが寂しそうな顔しているのに対しコウキは

 

コウキ「…………しょうがないな~」

 

ストレア「…えっ?」

 

コウキ「ひとり増えたぐらいなら問題ないし」

 

ストレア「じゃあ!」

 

コウキ「うちのパーティーに来ていいよ」

 

ストレア「ありがとうコウキ!じゃあパーティー用のお菓子持ってくるよ!」

 

コウキ「おう期待している」

 

ストレア「じゃあ今からお菓子買いに行ってくるからまた後でね!」

 

コウキ「あぁまたな」

 

そしてストレアは喫茶店から出ていった。

 

ラン「……いいんですか?」

 

コウキ「いい機会だからな」

 

ラン「どうゆうことですか?」

 

コウキ「あの人……気になるところがあるからな、これを気に色々わかるかもしれない」

 

ラン「そうでしょうか?」

 

コウキ「まぁその時にならないと分からないけどね、さて最後にイチゴを……」

 

ユウキ「隙あり!!」

 

するとユウキがフォークを使ってイチゴを奪った!

 

コウキ「なっ!?なにをするだあああ!!」

 

ユウキ「これはボクが貰うよ!!」

 

ラン「ちょ!ユウキ!」

 

そしてイチゴを失ったことへの悲しみを背負って喫茶店を去るのであった……

 

泣けるぜ……

 




今回は短めかな?


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新装開店!リズベット武具店二号店!!

皆様長らくお待たせしました、リアルで予定が積み重なりだいぶ遅くなりましたすみませんでした。

これからもよろしくお願いいたします!

今回はリズベットイベントです!ではどうぞ!


前回のあらすじ、イチゴ愛ラブ❤…が!!

 

さてストレアとは別れリズのところへ行くのだが……

 

コウキ「はぁ……俺のイチゴが……」

 

多少ひきづってます……

 

ラン「まったくもうユウキったらなんでコウキさんのイチゴをとちゃうのよ…………」

 

ユウキ「いや~おいしそうだったからつい……」

 

てへ☆とてへぺろをしているユウキのおでこにランはデコピンを叩き込んだ!

 

ユウキ「にゃー!?」

 

ラン「お仕置きです」

 

……なぜだろユウキのおでこから煙が見えるのだが……

 

ユウキ「うぅ……痛くないはずなのに痛い……」

 

コウキ「まだマシだぞ、俺と兄貴なんか空手チョップを食らったときがあった……それも首に」

 

キリト「なんでそうなった?」

 

コウキ「たまたま取れたS級お肉食材を晩御飯の時に食べていて……最後の一枚を賭けて兄貴と取り合いになったところをお嬢に空手チョップを食らった、動けなくなったところ目の前でクルに食われたよ…」

 

ラン「なにか問題でも?」ニコッ

 

コウキ「いえなんでもありませんサー」ガクブルガクブル

 

キリト「足が生まれたばかりの小鹿になっているぞ」

 

コウキ「キリトもアスナに同じようにされるさ……」

 

キリト「……マジで?」

 

十中八九にな……いやそれ以上に……なっ?

 

リズ「…………なにしてんのよ」

 

ユウキ「あっリズ」

 

ユウキの向いた先には仁王立ちをしているリズがいた。

 

リズ「あっリズじゃあないわよあっじゃあ……来るのが遅いじゃないの?」

 

ラン「すみませんあれから色々起きまして……」

 

リズ「……まぁいいわ、はやくうちの新店舗に行きましょ?」

 

キリト「あぁ行くか」

 

コウキたちはリズについてっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リズベット武具店二号店(以後リズベット武具店)

 

リズ「ほらついたわよ」

 

ユウキ「へーここが新店舗か~」

 

コウキ「うむ、武器を見やすい場所に置かれていてそれがその店の腕前が分かりやすくしてある」

 

キリト「立派な店構えだなリズ」

 

リズ「えっへへそうでしょう?」

 

ラン「おめでとうございますリズさん」

 

リズ「ありがとうラン、さて改めまして」

 

リズがクルっとこっちに向き直ると

 

リズ「新装開店!リズベット武具店にようこそ!」ニコッ

 

パチパチパチパチっとそれぞれ拍手をあげた!

 

コウキ「おめでとうなリズ!これで武器とかは安心できるな」

 

リズ「えっへへどうも!コウキたちが持ってきた物資の中には現時点の最高クラスの鍛治道具もあったからこれからは頑張って作りまくるわ!」

 

コウキ「おう!武器とか防具作るときは頼むわ!」

 

リズ「まっかせなさいって!!」

 

どん!っと胸を叩いたリズ、ほんとこういう時は頼りになるなリズは、俺と兄貴の武器はデザインは俺の設計図作成スキルを持つ俺が作ったが武器自体はリズが作ったからな、ほんとうに頼りになる……

 

ラン「今日のパーティーはリズさんの新装開店パーティーにもなりますね」

 

キリト「あぁそうだな」

 

コウキ「そのためにも買い出しを終わらせておかないとな」

 

ユウキ「そうだね、そろそろ行こうか?」

 

コウキ「だな、じゃあリズまたな」

 

リズ「ええまたね~コウキ~おいしいものたのむわよ~」

 

コウキ「ちょ、ハードル上げるなし!?」

 

そしてコウキたちはリズと別れたのであった。




今回も少ないな……次の時は今回よりは書けるように精進しなければ……


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設計図作成からのパーティーだぜ!!

遅くに書く俺、本当に申し訳ないです……けど前回言ったとおり前回以上に書くことにします!!

ではどうぞ!


前回のあらすじ、ハードルは乗り越えるもの!

 

エギルの店

 

はてさてあれから買い物は済み、今は増設した自分の部屋である作業をしている……それは

 

コウキ「うーん……ユウキの防具と剣……どうするか……」

 

ユウキの防具と剣のデザイン設計図を作っていた。

 

コウキ「今のままだととても危ない……今の装備はよくて47層のぐらいの性能……1から作らないと」

 

設計図作成スキル、その名のとおり設計図を作るスキルだ、このスキルは自分の思い描くもの設計図として作るこのスキルの面白いところは応用性が高いところだ。

 

例えば武器や防具を自分好みにアレンジを加えたりまったく新しい物を作ったりできる、もちろんあくまでも設計図、その物を作るには鍛治職人や裁縫職人に頼まないと行けない。

 

料理の場合、料理レシピとして作ることができる。これは料理スキルには便利だし、レシピ本として売ったりできる。

 

今のコウキの熟練度は900前後、90層にまで通じる武器・防具の設計図が作れるようになっている。

 

今はユウキの戦い方をあう、防具の設計図を作っているが……

 

コウキ「防具の防御力と動きやすさの割合をどうするかな……」

 

今のユウキはまだまだレベルが低い、安全性を考えて重量級の鎧を着けさせるべきだが重すぎても安全とは限らない、ユウキは防ぐスタイルじゃあなくてキリトと同じ避けながら攻撃するスタイル、つまりはアスナとかが使っている軽金属系の鎧にしたほうがいいのだが……

 

コウキ「あっ!!そうだ!あの素材ならもしや!」

 

コウキはアイテムボックスからある素材をオブジェクト化した。

 

コウキ「この『紫宝玉龍』の素材なら使えるかも」

 

紫宝玉龍、真の名は『アメジスト・ドラゴン』、これは昔兄貴たちと一緒に鉱石掘りに行った後の帰り道に偶然出会ったエリアボス級で身体中にあるアメジストをどこぞの『エメ○ルド・スプラッシュ!!』のごとく飛ばしてくるモンスターで幸い戦った場所が硬い岩が多い障害物のある場所だったので苦労したものの撃破し、飛ばしてきたアメジストも鉱石素材として回収してきた。

 

お嬢の装備に一部は使ったがまだまだいっぱい残っているからこの際100%この素材を使うか……

 

コウキ「よしイメージが固まった!いざ作るか!」

 

それからはコウキは防具1つ1つのデザイン設計図を作り出した。

 

コウキ「まずは体防具だが……これはプレートアーマー元に例の素材を使ってっと……そして内側を衝撃を吸収できる素材を使ってっと背中は……いいか」

 

コウキ「腕防具は外側は装甲で覆うようにして……てか最初から衝撃を吸収する服のうえに鎧を着せるようにすればいいか……だとすると手は手の保護と剣の握りやすさにオープンフィンガーグローブを採用するか」

 

そんなこんなで二時間後……

 

コウキ「よし!出来たぞ!あとでリズに頼むか!防具は……仕方ないあそこに行くか……」

 

クル「クルゥ……」

 

コウキ「クル?あっ!?もうこんな時間か!」

 

コウキはあわててクルを肩に装着!部屋から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店台所

 

コウキ「すまない!くるの遅れた!!」

 

アスナ「コウキ君遅いよ、もう先に始めているよ」

 

コウキ「わりーわりーちょっとお仕事をしていた」

 

エギル「たくおまえってやつは何かしだすと時間を忘れて没頭するからな」

 

ラン「はは、それがコウキさんですから」

 

コウキは愛用の蒼エプロンを着けながら話した、ちなみにアスナ白いエプロンにふちが赤い、いわゆる血盟騎士団カラーのエプロンを着けている、エギルはいつも通りの濃い緑のエプロンを着けている、お嬢は薄い水色のエプロンを着けている、やはりエプロン姿の同年代の女の子見るのはいいよね!エギル?しらんな~(白目

 

ちなみに今クルはピナといっしょにいる。

 

キリトたちはテーブルのセッティングや食器などの用意してくれている。

 

兄貴とクラインは「「パーティー用の酒買ってくる!!」」とか言って今いない、まったくアル中どもは……

 

ストレアはまだ来ていない、まぁあとから来るだろ

 

エギル「まぁメインはアスナたち任せるとして俺達はメインに合うようなスープとかつまみになるようなものを作るか」

 

コウキ「ふぅん……じゃあこれなんてどうだ?」

 

コウキは今まで作ってきた料理レシピのある1ページを見せた。

 

エギル「ほう……いいじゃあないか、あとこれも作るか!」

 

コウキ「うん!良さそうだ、あとこれなんかも……」

 

それからもエギルと話し合いながら料理を作っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから下ごしらえ30分、完成まで30分と合計1時間かかった、おもに作る量の多さに時間がかかった。

 

コウキ「よし!これで終わりっと!……んっ?なんかあっち騒がしくね?」

 

エギル「そうだな…誰か来たのか?」

 

アスナ「まぁそっちはおいといて料理を運びましょ?」

 

ラン「そうですね、かなり待たせているでしょうに」

 

アスナ「配膳係を呼ぼうか?ユイちゃん、ユウキちゃん配膳頼みたいんだけど…ってえっ……」

 

コウキ「どうした?」

 

アスナ「……あの人だれ?キリト君と親しそうだけど」

 

コウキ「あっアスナさん?」

 

やべーよ、どんどん暗いオーラがアスナからでているんだけ!?ってあれストレアじゃあないか!?あぁなるほど誰か来たのかってエギルが言ってたのはストレアだったのか~ってさっそくアスナに火に油を注いじゃっているよあの子!?

 

ラン「あっストレアさん、来てたんですか?」

 

ストレア「あっランにコウキ!やっほ~お邪魔しているよ~」

 

ストレアはのほほんっとあいさつしてきた、あのね隣にいるアスナ見ようか?そんな状態になれるか!

 

ユイ「ママ、ちょっと恐いです…」

 

デスヨネー、下手したらこのデスがデス(死)になっちゃうからネー

 

エギル「……話す前にまずは料理運ばないか?」

 

コウキ「(ナイスエギル!!)そうだな、ユイちゃん!ユウキ!配膳頼む!」

 

ユイ「はっはいです!」

 

ユウキ「おっOK!」

 

それぞれ急いでお料理を運んで行き、自分たちも運んで行く。

 

アスナ「…………」ムスッ

 

アスナのことは放置で、今は命が惜しいんだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンク「えっー乾杯のあいさつの前にだ……愚弟よその子だれだ?」

 

コウキ「愚弟じゃないコウキだ……え~と彼女はストレア、今日知り合ったんだ」

 

ハンク「ほう……それで何で連れてきた?」

 

コウキ「いや~この店の評判のことを話したら行きたいと言い出したんが断ろうとしたんだが…寂しそうな目をしてこっちを見てきたんだ…仕方なくこのパーティーに招待したんだよ」

 

ちなみにアルゴもメールで招待したんだがあいにく仕事中なんだとよ

 

ハンク「……ハァまぁいいだろ、人数は多いほうが楽しいだろ……一部の人はキリトとの関係が気になるようだが」

 

一部の人((((ビクッ!!))))

 

アスナとリズにシリカにリーファの身体が少し跳ねた、おまいらな~

 

ストレア「というのわけでわたしはストレアこれからよろしくね」

 

どういうわけよっと目で語る彼女たち、シノンはため息をだし、クラインに至っては「キリトのやろ~」っと血の涙を出している、お気持ち察します殿下(泣)

 

ハンク「さて名も名乗ったし乾杯するか?」

 

コウキ「じゃあ俺が乾杯のあいさつを」

 

コウキ「76層突破!!ならびにリーファ、シノンさん、ユウキの歓迎!!ついでにリズベット武具店新装に祝して!!」

 

みんな「「「「「「乾杯~!!」」」」」」チン!!

 

それからも夜中まで騒いだ、俺が記憶に残ったのはリーファはキリトの実の妹だったりとかシノンが食べたサラダのドレッシングが俺特製のドレッシングでシノンに感想に「意外な特技ね」っと言われ凹んだり、兄貴特製カクテルにユウキが飲み「きゅ~……」と言いながら倒れた。

 

昔裏ルートで手に入れたバッカスジュースをオレンジジュースなど入れて作ったらしい、相変わらずお酒を混ぜるための容器を振るときなぜか腰もいっしょに振るんだよ…「ふん!ふん!ふん!ふん!」って……意味わからん……それを間違えて飲んだユウキを今ユウキの部屋にお姫様抱っこで運んでる。

 

なぜお姫様抱っこかって?肩にクルがいるから邪魔になるしお嬢に頼もうとしたがね……兄貴とのいい感じの甘いオーラに俺は断念、仕方なく運んでる、ちなみに運ぶ時リズがさっきのやり返しか「ヒュー!熱いね!」とかほざいたが俺特製デスボール(超激辛玉)をリズの口にシュー!!超駅サイティング!!って感じでリズが悶絶したあとさっさっとユウキを運んだ、ちなみにデスボールはキリトにだけ効かなかった、なぜだ?

 

ユウキの部屋室内

 

コウキ「よっこいせっと」

 

ユウキをベットに寝かし布団をかけてやった。

 

コウキ「さてみんなのところに戻るか」

 

コウキが扉の方に歩こうとすると

 

ユウキ「うっ……」

 

ユウキがコウキの裾を握った。

 

コウキ「んっ?」

 

ユウキ「いかないで……もうどこにもいかないで……」

 

コウキ「…………」

 

夢を見ているんだ、たぶんあの時お嬢がSAOの中に囚われてしまったあの時のことを…………

 

そんな彼女にコウキは

 

コウキ「大丈夫だよ……今はいっしょにいるからね」

 

っとユウキの頭を撫でながらするとユウキは

 

ユウキ「んっ……」

 

安心感を持った笑顔になり、裾を手を離した。

 

コウキ「……よしクル?」

 

クル「クル?」

 

コウキ「今日はユウキといっしょに寝てやってくれないか?」

 

クル「クルゥ……クル!」

 

クルは考える素振りを見せながらもすぐさま「わかった」っと言わんばかりにうなずいたあとコウキの肩から離れ、ユウキの布団に潜りこみ、ユウキの腕の中に入っていった。

 

ユウキ「うっうん……」

 

ユウキはクルを軽く抱き締め、コウキは「ぬいぐるみを抱いて寝る少女」っとそんな光景に暖かく見守り、ドアノブに手をかけ……

 

コウキ「おやすみユウキ……クル」

 

そしてコウキは部屋を出て仲間たちの元へ戻っていったのであった。




こんなんでよろしいでしょうか?不安です。

感想をおねがいします。


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「コウキ・犬○家事件」

名の通りである、あと祝!お気に入り登録者50人突破!!これからもよろしくお願いいたします!ではどうぞ!


前回のあらすじ、某新撰組ゴリラバーテンダーとちょっとしたラブコメ♥

 

コウキ「ふぁ~……ねむ……」

 

パーティーが終わったあとの後片付けで遅くなったんで眠い……

 

コウキ「さて今後の予定はなんだっけ?」

 

え~とたしか午後1時からキリトとアスナといっしょにホロウ・エリアで探索するだっけ?兄貴とお嬢はユウキ・リーファ・シノンを鍛えるために訓練場に行く予定、あとシリカもシノンに短剣の使い方を教えるためにも兄貴たちといっしょにいる、ストレアも見学で来る、ちなみに午前11時に始めるらしい……

 

エギルとリズは店の営業、ユイちゃんはエギルの手伝い、クラインは風林火山のメンバーと76層の攻略だ。

 

コウキ「よし……状況判断できているな……さて朝シャワー浴びようかな」

 

コウキはお風呂場に行って水シャワーを浴び、身なりを整え部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店・廊下

 

コウキ「そうだ!ユウキを起こさないと……クルを返して貰わないと……」

 

コウキはその足でユウキの部屋へ赴いた。

 

エギルの店・ユウキの部屋前

 

コン!コン!(ドアノック音)

 

コウキ「ユウキ~いるか~?」

 

…………いないのか?っと思い始めたその時クルの声が聞こえた

 

コウキ「クル?いるのか?」

 

クル「クルゥ~……」

 

コウキ「いるようだな……まったくユウキのやつどこにいったんだ?」

 

部屋は普通はロック掛けられるがその部屋持ち主のプレイヤーかテイムモンスターの応答で開けられる、昔お嬢の部屋にいたクルが兄貴を部屋に入れてしまい、勘違いをしたお嬢が兄貴を袋叩きにした、それ以来お嬢を怒らせたら危ないっと知った日となった。

 

コウキ「取り敢えずお邪魔します……」

 

ガチャ!っとドアを開けて部屋の中に入った。

 

クル「クルゥ!」

 

コウキ「ちょクル!おわ!」

 

部屋の中に入った瞬間クルが俺の肩に載っかってきた!

 

コウキ「クル!危ないじゃあないか?」

 

クル「クルゥ……」

 

コウキはクルを高い高いをしながらクルに言った。

 

コウキ「あとクル?何でびしょびしょなんだ?」

 

そう、クルの身体中から湯気が出ており、一回り小さく見えるクルだった。

 

クル「クルゥ!クルゥクルゥ!クルルル!」

 

クルはコウキになにか伝えようとするが……

 

コウキ「あの~クルさん?前にも言ったけども分からないからね?日本語でO~K~?」

 

そんなコウキにクルは……

 

クル「クルゥ~……」

 

うなだれた……すると!

 

ユウキ「クル?どうしたの?そんなに騒いで?……って……えっ?……」

 

コウキ「」

 

突然のことにコウキは動けないでいた!がっコウキは頭の中で高回転で動いていた!

 

コウキ(よ、よし、落ち着こうか俺!今どんな状態か理解した上で行動しようか……今は……)

 

ユウキに背を向いている状態で俺はクルを高い高いをしている、それを今はクルは離して!っと言わんばかりに暴れだしている、その光景にユウキも固まっている……たぶんユウキはクルといっしょにお風呂入っていた、クルが濡れているのが証拠、それで今のユウキの格好十中八九見たらやられる……うん!これはね!

 

コウキ(オワタ!)

 

しかしコウキは諦めない!

 

コウキ(よし……まずはクルを降ろそう…そして手を上げたまま話す……まずはその後のことはそれからだ……)

 

コウキはクルを降ろし、手を上げたままユウキに話した。

 

コウキ「えーと、ユウキさん?落ち着いてこのまま話しを聞いてくれ、俺はクルの迎えにきた、ノックはした、声だしたのはクルだけでドアを開けて部屋を入ったんだ、それでクルが濡れてて、いくつかクルを話していたところを君は来た、そこまでOK?」

 

ユウキ「……」

 

コウキ「でっだ!俺はクルを連れてこのままでる、向きてきに言えばこのままいくと見えちゃうからユウキは俺が見えないよう移動してくれ、あとは俺が部屋を出たあとドアを閉めてくれ、理由はさっきと同じ見えちゃうから、わかったか?」

 

ユウキ「……わかった」

 

コウキ「……じゃあ行くぞ…」

 

コウキは一歩、また一歩と歩いて行く、コウキはその一歩が長く感じた……

 

コウキ(はやく…!あの場所へ!)

 

部屋のドアを手にかかったときにユウキが口を開いた。

 

ユウキ「ねぇ……」

 

コウキ「ビクッ、な、なにかな?」

 

ユウキ「コウキでしょ?ボクを部屋まで運んでくれていたのは……姉ちゃんが言ってた」

 

コウキ「うっうん……それが?」

 

ユウキ「……変なところ触ってない?」

 

コウキ「いーえ!決してありません!!」

 

ユウキ「そう……ありがとうね」

 

コウキ「……へっ?」

 

なにを?って顔したコウキに続けて答えた。

 

ユウキ「ボクのことを心配してくれてクルといっしょに寝かしてくれていたんでしょ?」

 

コウキ「うっうん……そうだけど……」

 

ユウキ「だからそのお礼……」

 

コウキ「そっそうか?どうも?」

 

ユウキ「ふふぅ……けどもうこんなことおきないようにね?」

 

コウキ「あぁ……努力する……」

 

ユウキ「約束だよ?……じゃあまたあとで」

 

コウキ「あぁまたあとで」

 

そしてコウキは部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バタン(ドアを閉める音)

 

コウキ「……ふぅ……あっ焦った……」

 

あんなの誰か見られたらそれこそ終わりだった……

 

ラン「あら?コウキさん?なんでこんなところに?」

 

階段から登ってきたお嬢がこちらにきた。

 

コウキ「あっお嬢……別になにもクルのお向かいに来ただけだよ……」

 

ラン「あっそうでしたか……それでなんでそんなに疲れた顔になっているんですか?」

 

コウキ(やばっ)

 

コウキ「いや別に……昨日の疲れが出ているのかな?」

 

アッハハハと笑うコウキにランは……

 

ラン「……ユウキとなにかあったんですか?」

 

ギクッ!っと体を揺らしては固まり、顔が冷や汗ダラダラっと出すコウキにランは……

 

ラン「そう……なにかあったんですね?……」

 

コウキ「おっお嬢?……」

 

ラン「少しお外に行きませんか?」

 

コウキ「えっ?けどもう朝食が……それにクルにもごはんを……ってえっ?」

 

コウキが向いた先にはクルは居なかった……

 

コウキ(……逃げたか……)

 

ラン「いないじゃあありませんか?さぁ行きませんか?」ゴッゴッゴッ!!(オーラ的ななにかの音)

 

コウキ(……覚悟を決めるか)

 

コウキ「……はい」

 

そして二人は店から出たのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店・カウンター席

 

キリト「なぁエギル、コウキが降りてこないんだが知らないか?」

 

エギル「さぁ?……そういえばランの奴といっしょに店の裏に行ったような……」

 

キリト「そうなのか?じゃあ呼んでくるわ」

 

エギル「あぁ頼むぜ」

 

キリトは席に立って店から出ていった。

 

ラン「フッフッフッ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店裏

 

キリト「お~い!コウキどこだぁ~?」

 

キリトはコウキを探しに店の裏に来ていた……

 

キリト「まったく……いったいどこに?………ん?」

 

キリトが見た先には右へ曲がる曲がり角のところから水溜まりが出来ていた………

 

キリト「おかしいな……雨なんて降っていなかったのに……」

 

キリトはおかしいっと思い……曲がり角に入るっと……

 

キリト「うっ、うわああああああああああ!!?」

 

コウキ「ブクブクブクブクブクブクブクブクブク………」

 

コウキが水の入った樽に逆さまに入っており、腕は縄で縛られており、身動き出来ない状態になっていた!まるで犬○家みたいに!

 

慌ててキリトはエリュシデータを取りだし、片手剣ソードスキル、スラントでコウキに当たらないよう樽を切り裂いた!

 

コウキ「ぐぼぁ………」

 

コウキは水樽から解放されながら水ごと流され、水に打ち上げられた魚のごとく回転しながら解放された……

 

キリト「コウキ!いったい誰にやられた!?」

 

コウキ「けっ、圏内でなければヤバかった……ガクッ」

 

キリト「コウキ!?コウキイイイイ!!?」

 

コウキはキリトの胸のなかで力尽き、キリトはコウキを抱いて叫んだのであった……

 

ラン「フッフッフッフ…………」

 

オマケ

 

コウキ「でお嬢、いったいなにを?」

 

ラン「目を瞑って下さい」

 

コウキ「目を……ですか?いったいなにを?」

 

ラン「瞑って下さい」

 

コウキ「……はい」

 

コウキは目を瞑った。

 

ラン「動かないで下さいね?」

 

するとランはコウキの腕に縄で巻き、水の入った樽の蓋をあけた。

 

コウキ「ちょいったいなにを?ってうわ!」

 

いきなり後ろから押された!そして顔から樽に突っ込み、そのまま沈んでいった。

 

コウキ「グボォ!!ゴボゴボ……」

 

ラン「お仕置きです……フッフッフッフッ……」

 

そしてランは立ち去ったのであった。

 

コウキ(あっ……あんまりだぁ……)ガクッ

 

終わり




果たしてコウキは無事なんだろうか?(笑)

またのおたのしみに!



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こんな相談・紹介所は嫌だ……そして修羅場だよ……

長らくお待たせ致しましてすみません……先週の土曜から今週水曜までじい様のお葬式やらなんやらで忙しく、自分も気分がすぐれなくなり、今日までみなさんを待たせてしまいました、本当にすみません……これからは通常通り頑張ります!ではどうぞ!


前回のあらすじ、紳士なら覗かぬもの……覗くのは変態紳士だ!!(゜ω゜)カッ‼

 

アークソフィア・商業区

 

コウキ「あ~……酷いめにあったな~」

 

あれからとゆうもの、キリトに助けられてその後俺は気がついたら自分の部屋で寝ていた、部屋にはクルしかおらずメールがきていたので見たらキリトから「起きたらなぜあんなことになったか教えてくれ」っとあったので手短に内容を入力したあとエギルの店からでた。

 

それからは途中パン屋により朝食買った、えっ?なんでエギルの店で食わなかったかって?……死に逝けっと?……その後は畑の水やりをし、お気に入りの大木の下で朝食を食べたあと今は商業区にいる。

 

コウキ「さて用事を済ませるか……」

 

コウキは重たい足取りである場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

コウキ「着いた……」

 

コウキの目の前には看板にはこう書かれていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『うほ!イイ人相談・紹介所』

 

…………気がおめぇ……

 

ここは商業区にいる職人プレイヤーをプレイヤーが探している場合、ここに来て相談し、そしてそこの職員が紹介してくれる場所でその規模は中規模で紹介信頼度は高い……が少し?問題が……

 

???「おっ?コウキじゃあないか?」

 

コウキ「」ビクッ

 

振り向いた先には青いツナギ服をきた20代後半から30代前半の体格のいい男性がいた。

 

コウキ「や、やぁ阿部さんこんにちは」

 

この人はこの紹介所のオーナーで名はアベコウ、みんなからは阿部さんっと慕われている、決してあっちの人じゃあない、むしろゆういつまともな人、えっ?なんでまともかって?店に入れば分かる…

 

アベコウ(以後阿部さん)「やぁこんにちは、今回はどんな要件かな?」

 

コウキ「えぇ今回は防具を作りたいので腕のいい防具専門の鍛冶職人を探しているです」

 

阿部さん「ほう防具をか?けどコウキの防具はまだ前線に通用すると思うが?」

 

コウキ「いえ、一人中層プレイヤーを保護したため危険を減らすために装備を新調するんですよ」

 

阿部さん「なるほどな、じゃあ中でその条件に合ったプレイヤーを探すからひとまず入ろうか?」

 

コウキ「……はい」

 

そして二人は建物の中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紹介所内

 

阿部さん「ただいま帰った!」

 

職員たち「「「お帰りなさい兄貴!!…うほ!イイ男!!」」」

 

コウキ「…………」

 

これが問題だ…なぜか阿部さんのところはあっちの人ばっかなのだ……それに職員全員が青いツナギ服着ている、阿部さんと違うところは阿部さんだけネクタイ付いているぐらい、それ以外は普通なのだ。

 

阿部さん「この人を応接間に通してくれ」

 

職員A「分かりました兄貴!ではイイおと…お客様こちらへ」

 

コウキ「……」

 

そのまま応接間に入った、少し待つと

 

職員B「お客様、お茶をお持ちしました。」

 

コウキ「ありがとうございます」

 

職員B「お客様」

 

コウキ「はい?」

 

職員B「ヤらないか?」

 

コウキ「だが断る!!」

 

職員B「ゆがみねぇな~」

 

そんな掛け合いしていたら阿部さんが来て職員は部屋から出ていった。

 

阿部さん「いや~待たせたね~…?どうした?そんな疲れた顔して?」

 

コウキ「……いや別に…それで見つけましたか?」

 

阿部さん「あぁ見つけといたよ」

 

阿部さんは手に持っていた地図をテーブルに広げ、ある場所に指差した。

 

阿部さん「ここに腕のいい鍛冶職人プレイヤーがいるよ」

 

コウキ「ありがとうございますではこれで」

 

コウキはウィンドウを操作しお金を阿部さんに送信した。

 

阿部さん「毎度どうも!」

 

コウキ「ではこれで」

 

阿部さん「あぁ、ハンクたちにまたエギルの店で飲もうと伝えておいてくれ」

 

コウキ「分かりました伝えておきます、それでは」

 

阿部さん「おう!またな!」

 

そして紹介所から出てそのまま紹介された目的地に赴いた…時折尻を押さえながら、身震いしながら赴いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

防具屋

 

コウキ「で?どうですか?」

 

今現在防具屋に着き、設計図とそれに使われる素材を防具屋の鍛冶職人プレイヤーに見せていた。

 

鍛冶職人「うーん、これだけとちょっとな~……」

 

コウキ「?どういうことですか?」

 

鍛冶職人「いやね、この素材でこのまま作ったところでこれからの戦いではすぐに新調するはめになるのよさ」

 

コウキ「……どうすればいいですか?」

 

鍛冶職人「ん~……これらに相性のいい鉱石があればあるいは最後まで使えるのだが今のところそういった話は聞かないな」

 

コウキ「……そうですか……ありがとうございました、いい鉱石が見つけましたらまた来ます」

 

鍛冶職人「あぁ!せっかくこれまで以上にいい素材に巡り会えたのにもったいない!持ってきたんなら俺の全身全霊に懸けて最高の作品に仕上げてやる!」

 

コウキ「えぇその時頼みます、では」

 

鍛冶職人「おう!じゃあまたな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

防具屋から出たあとコウキはエギルの店への帰路を歩きながら考えに更けっていた。

 

コウキ(とは言ったものの早々都合よく素材が表れる筈がない、さてどうしたもののか……)

 

コウキ「あぁ……めんどくせー……」

 

リズ「なにがめんどくさいのよ」

 

コウキ「んっ?」

 

声がする方へ向くと呆れたような顔をしたリズベットがいた。

 

コウキ「あっリズさんチッース」

 

リズ「はいはいチッースチッース、で何を悩んでいたの?」

 

コウキ「流すなし……それよりなんでここにいるの?店はよ?」

 

リズ「そっちこそ流しているんじゃあないの……もうお昼になるから一度エギルの店に戻ろうとしたのよ、お店は店番いるから大丈夫なのよ」

 

コウキ「なるほど、俺も取り敢えず用事済ませたから一度戻ろうと思っていたんだ……悩んでいたことはエギルの店に戻ってからでいいか?」

 

リズ「……まぁいいわよ、このまま話していたらごはん食べる時間が無くなちゃうから」

 

コウキ「あぁ一応リズも関係あるからな、じゃあ戻るか」

 

そのままリズといっしょにエギルの店に戻るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

コウキ「ただいま~いや~はやく一杯やりたいですね~お父さん!」

 

リズ「仕事から帰ってきたマ○オか!って誰がお父さんよ!」ベシッ、ベシッ(ツッコミ音)

 

コウキ「いや~相変わらず的確なイイツッコミですな~リズさんよ」

 

リズ「……あんたといると退屈しないけど疲れるわ~」

 

コウキ「えっなにそれひどい」

 

ユイ「あっコウキさん、リズさんお帰りなさいです」

 

入口近くで漫才してるとエギルの手伝いをしていたユイちゃんがこっちにきた。

 

リズ「ユイちゃんただいま」

 

コウキ「ただいまユイちゃん、ユイちゃんにはお店のお手伝いをご褒美にクレープ買ってきたからね」

 

ユイ「わぁ!ありがとうございます!」

 

コウキ(あぁ癒されるわ~……さっきまでの地獄見れば余計に癒されるわ~)

 

リズ「ねぇねぇあたしには?」

 

コウキ「あるかーい!!」

 

そのままコウキたちはテーブル席に座り、それぞれエギルに注文を頼んで料理を食べていた、ちなみに席はリズと俺しかいない、ユイちゃんはまだエギルの手伝いをしている。

 

リズ「でっ?悩んでいたのってなに?」

 

コウキ「あぁ、それはだな」

 

俺はリズに防具屋でのことを話した。

 

コウキ「それでな、リズには武器のほうを頼みたいんだ。」

 

リズ「なるほどね、ちなみに武器にはどんな素材を使うの?」

 

コウキ「あぁこれだよ」

 

コウキは鍛冶職人に見せたときのようにリズに素材を見せた。

 

リズ「ふ~んなるほどね~」

 

コウキ「どうだ?」

 

リズ「うん!これならいい武器が作れるわ」

 

コウキ「そうか!よかった~」

 

リズ「けど今は少し忙しくなっているから明日になちゃうけどいい?」

 

コウキ「あぁかまわない、今日はユウキは訓練しているから今日ぐらいだから大丈夫だろ、でお金はどれくらいに?」

 

リズ「そうね~……これぐらいかしら?」

 

その値段額は小さい家が買えるぐらいだった!

 

コウキ「……あの~リズさん?これから防具の方もお金出さなきゃいけないのにそのお値段はちょっと……」

 

リズ「けどそれぐらいの価値のある剣ってことでしょ?」

 

コウキ「うーん……仕方ないこのさい余った素材や武器と防具をエギルに買い取って貰うか……」

 

リズ「……ねぇ」

 

コウキ「ん?なんだ?」

 

リズ「そこまでしてユウキの為にして……なにか裏でもあるの?」

 

コウキ「ちょっとひどすぎやしませんか?……ランさんに恩を返すためでもあるんだよ」

 

リズ「ん?なんでそこでランさんがでるの?」

 

コウキ「ランさんはユウキのことを大切に想っている、もし万が一ユウキに何かあったらと以前から心配していたんだ、そのユウキがこのデスゲームに入ってきてしまい内心不安になっていると思う、だから少しでも不安を取り除く為にもあるんだ。」

 

リズ「ふぅん……あんたらしいわね、分かったわランさんの為にも、ユウキの為にもいい武器を作ってみせるわ」

 

コウキ「あぁ頼むわ、さてそろそろ準備しないといけないから一度部屋に戻るわ」

 

リズ「今日はキリトたちとホロウエリアに行くんだって?」

 

コウキ「あぁそうだよ」

 

リズ「気を付けていきなさいよ?」

 

コウキ「分かってるって、じゃあな」

 

リズ「うん、またねー」

 

そしてコウキは部屋に戻ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキの部屋

 

コウキ「クルただいま」

 

クル「クルゥ」

 

遅い!っと言わんばかりクルは唸った。

 

コウキ「わりーわりー、ほらお前の好きなキングターキーあげるからね」

 

クル「クルゥ♪」

 

あげた瞬間にもの凄い勢いで食べつつけるクルを見届けてコウキはアイテムボックスの整理をした。

 

コウキ(これはいる……これはいらないから売る…ってそういえばフィリアは長くあっちにいるんだよな?武器のメンテとかどうするだろ?……念のためフィリアの分も用意しておくか……)

 

そんなこんなで時間は約束の時間の10分前!

 

コウキ「やべ遅れる!クルおいで!」

 

クル「クルゥ!!」

 

クルが肩の上に乗っかり、急いでエギルにアイテムの売却を頼み、転移門前広場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転移門前広場・時間12:59

 

コウキ「ぎ、ぎりぎりセーフ!!」

 

キリト「おっきたか」

 

アスナ「コウキく~んこっちだよ!」

 

コウキ「わりーわりー遅くなったよ」

 

キリト「時間には間に合ったからいいよ」

 

アスナ「さっそく行きましょ?」

 

コウキ「あぁ行くか!!」

 

三人「「「転移!管理区!」」」

 

そして三人と一匹は光に包まれて消えたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホロウエリア・管理区

 

コウキ「よいしょ!」

 

アスナ「ここが管理区かぁ……」

 

キリト「あぁここがそうだ」

 

フィリア「あっあんたたち……」

 

コウキ「おっフィリア!お久し振りねーい!」

 

フィリア「……本当に来たんだね……」

 

コウキ「当たり前だろ?」

 

キリト「やぁフィリア、元気そうだな」

 

フィリア「まぁね……」

 

コウキ「少し時間が空いちゃたなすまない」

 

フィリア「そんなことはない、わたしはわたしで管理区をずっと調べていたから……でもまさか本当にこんな危険なところに来るなんて……」

 

コウキ「兄貴とずっといっしょにいるよりマシだよ」

 

フィリア「?そういえばユウキたちは?」

 

コウキ「今は安全……?なところでレベル上げ兼訓練しているよ」

 

フィリア「なんで?なの?」

 

コウキ「いや今思えば兄貴に訓練を任せると鬼畜な訓練コースになるんだった……」

 

フィリア「……大丈夫なのそれ?」

 

コウキ「大丈夫……だろ死ぬ一歩前で止めるようにしているから」

 

フィリア「ユウキがんば」

 

フィリア「にしても正直来ないかと思ったよ……あんたらはほんとに……」

 

キリト「お人好しで」

 

コウキ「バカだろ?自慢じゃあないが特にバカは兄貴にさんざん言われているからもういまさらだ」

 

フィリア「そんなあんたらに「向こう見ず」っていうのもを付け足したいかな」

 

コウキ「あっはは、それも言われてたな、はっ!?」

 

今さら感じたが後ろから凄い負のオーラを感じる、後ろを向いて見ると……

 

アスナ「…………」

 

コウキ「ア、アスナさん?」

 

アスナ「こほん、えーと盛り上がってるところ悪いんだけど……」

 

コウキ(あっあかん、心が暗○面にとらわれている!)

 

コウキが冷や汗だらだらにアホなことを考えていると

 

フィリア「あ、ごめん……えっと……こちらは?」

 

キリト「あっ、ああこっちはアスナ、俺の……仲間だ」

 

キリトはびくびくしながらも答えたがコウキは内心叫んだ!!

 

コウキ(馬鹿!このヘタレが!!そこは妻か奥さんと言わないと!!ほらぁ!!またアスナの負のオーラが一層濃くなった!!)

 

アスナ「こんにちは、キリト君が助けてもらったそうでありがとうございました」

 

コウキ(あれ?俺らは?てかそんなことより怖いよー!!フィリアもびびってるし!)

 

フィリア「い、いいえ……へぇーあんたの仲良しなんだ」

 

コウキ(あかん!その言葉は…!!)

 

アスナ「ええ仲良しと言うより……家族、ですね」

 

アスナは家族のところだけ強調して言った!

 

キリト「ちょっアスナ!?」

 

アスナ「何?わたしがキリト君の奥さんだって言ったら何か都合が悪くなるとでも?」

 

フィリアは「おっ、奥さん!?」と驚き、コウキは目を瞑った……たった1つ脳内で呟いたことが1つ……それは……

 

コウキ(なんでこんな修羅場になったんだろ?)

 

そしてコウキは考えるのを止めた……

 

 




5000文字突破!!ロストソングも大型アップデートを開始した!!これからより頑張ろう!!では次回をお楽しみに!!


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私がハーンクマン一等軍曹だ!

遅くなってしまい申し訳ございません!思いの外ハンク視点が難しかったです……ではどうぞ!

……このネタ知っている人いるかな?


前回のあらすじ、うほ!!うほ!!イイ男!!うほ!!うほ!!ヤらないか?うほ!!うほ!!イイ男!!う(ky

 

コウキが考えるのをやめてからの時間を巻き戻しハンクたちの話を始めよう。

 

ハンク「よし、着いたな」

 

コウキがよく訪れる畑…から下った訓練場にハンクたちは来ていた。

 

ハンク「ふん、愚弟のわりにはいい出来だな」

 

ラン「まぁまぁそういわずに」

 

ユウキ「へぇー!思っていた以上に広いね!」

 

シノン「まぁ訓練するにはもってこいの場所ね」

 

リーファ「ピクニックにも適しているね、日影もあるし川もあるしのどかだな~」

 

ピナ「キュルキュル♪」ゴクッゴクッ

 

シリカ「ちょピナ!川のお水を勝手に飲んじゃ駄目!」

 

ストレア「川か~コウキと会ったのもここだったな~」

 

シリカ「コウキさんとはここで会ったんですか?」

 

ピナを抱っこしながらシリカが聞いてきた。

 

ストレア「うん、そうだよ!ちょうどここまで散歩してたときコウキが居眠りしながら釣りをしていたときに釣り糸が引っ張っていたのがきっかけ」

 

シノン「コウキって釣りも趣味なんだ意外ね」

 

ラン「コウキさんは料理もそうですが畑の栽培や設計図づくりもやっていますね、本人は「スロット上限がなかったら自分で色々なものを作りたかったな」っとおっしゃっていました。」

 

ユウキ「なんかどう○つの森の主人公みたいに万能なんだね?」

 

シリカ「前にもピナのためにピナに体にいいものや好きそうな料理のレシピを作ってくれましたね」

 

ハンク「面倒くさがり屋なところはあるがやるときはやる、料理も戦いもな」

 

リーファ「……なんか負けた……」

 

シノン「人は見かけによらず……ってやつね」

 

シリカ「それ本人には言っちゃ駄目ですよ?」

 

ピナ「キューウ」

 

ストレア「そんなコウキもあのときは隙だらけだったな、私が呼ばなかったらそのまま川にダイブするはめになっていたかもね」

 

ハンク「ちっおしいな」

 

ユウキ「そんなこと言っちゃ駄目だよハンクさん?」

 

ハンク「それがあいつの生きざまさ」

 

リーファ「どんな生きざまですかそれ?」

 

ハンク「さておしゃべりタイムは終わりだ!訓練生は横一列、間隔空けて並ぶように!」

 

左から順にシノン、ユウキ、リーファが並び、ランとシリカはハンクの横に並んだ、ストレアは少し離れた場所で座っていた。

 

ハンク「これより訓練を始める!これで今よりさらに強くなれる!だがただ力が上がってもそれはなり損ないだ!力と同時に心も鍛えぬく!!貴様らはこれからの訓練時には口答えは許さん!返事も「サーイエッサー!!」のみだ!!ほら返事は!!」

 

訓練生全員「「「さ、サーイエッサー!!」」」

 

ハンク「よし!小手調べに今から体が剣に慣れるために一連の動作の素振りを30分間行う!一連の動作は片手剣をラン指導員!短剣をシリカ指導員が行う!説明は5分だ!では開始!」

 

それぞれ動き出し、ハンクはため息を出したらストレアが声をかけた。

 

ストレア「ねぇあれって効果あるの?」

 

ハンク「問題などない、前例はあるからな」

 

ストレア「どんな?」

 

ハンク「前にどうしても強くなりたいって言ってた三人がいてそいつらは俺の指導を受けて立派なソルジャーにとなった……今頃なにやっているだろうな~」

 

教え子のことを思い出すハンク…

 

だが実際の所は一時期その三人の目は恨みがましい目で兄貴を見ていたとの戦闘時に約2名これは酷いほどの戦闘狂化していたとゆう

 

コウキ談

 

その噂の三人はとゆうと……

 

74層フィールド

 

フレンジーボア(以後青猪)「「フッゴォー!!」」

 

弟子A「この程度!ハンク教官の訓練と比べたら!」

 

弟子C「猪が人間に勝てるかー!!」

 

弟子B「無駄無駄無駄無駄ぁ!!」

 

弟子A「ちょおまえら!?」

 

青猪一匹相手に集団リンチをしていた……

 

あれからユウキたちは通常の素振りからソードスキルの練習をしていた、先に慣れたのはユウキ、ホロウエリアでの経験によりはやくもコツを掴んだ。

 

次にリーファ、まだソードスキルに動きがぎこちないが戦闘には問題ないほどでALOでの古参プレイヤーは伊達ではなく、さすがはキリトの妹といったか……

 

最後にシノンだが他の二人よりは時間がかかったものの初心者プレイヤーにしては早くコツを掴み、上達が早かった……が武器が合わないのか少しぎこちない……

 

ストレア「みんな中々やるね~」

 

ハンク「……そうだな……」

 

ピーピーピーピー

 

ハンク「むっ、もうこんな時間か、よし!全員休め!これより昼食にする!各自指導員の指示で昼食準備せよ!以上!駆け足!!」

 

水分補給せずに約一時間半したため少しへとへとな彼女たち、リーファなんかは「部活でもこんな練習しないよ……」っと呟いている……練習と訓練ちがうからな?

 

ラン「ふふっ…団長の訓練はまだまだこんなものじゃあないですよ?なにかとタフなコウキさんなんかモザイクがかかりそうな目にあってますから」

 

それを聞いてみんなの顔を青くなってゆく……

 

ハンク「ほらほら動く!話はそのあとだ!」

 

それぞれ駆け足で準備に勤しんだのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンクたちは畑と訓練場の間にある大きな木の下で弁当箱を広げていた。

 

ラン「はい、どうぞお召し上がりください」

 

リーファ「わー美味しそう!!」

 

そこには卵焼きやおにぎりはもちろんアスパラのベーコン巻きなどの選り取りのおかずが弁当箱におさまっていた。

 

シノン「で?あの人とピナはなにやっているの?」

 

シノンが指差した先には川の側でなにか作業しているハンクとそれを見ているピナがいた。

 

ユウキ「ボク呼んでくるよ」

 

シリカ「頼みます」

 

ユウキはタッタッっとハンクの元へと歩いていった。

 

ユウキ「なにやっているんですか?」

 

ハンク「ん?ユウキか?俺はこれを焼こうと準備していたんだ」

 

ハンクの手には大きな骨付き肉を持っており、心なしかピナの口からよだれが見えてきた。

 

ユウキ「それは?」

 

ハンク「あいつ特製『上質味付けボア肉』という肉で今焼こうとしているのはバジル焼き、それをこのあいつが設計した『だれでもこんがり!よろず焼きセット』を文字通りセットし焼いていけば……」

 

ハンクは骨付き肉の端の骨部分に取っ手を取り付け、火で炙って焼いてゆく……

 

ユウキ「…………」(ゴクッ)

 

頭のなかでどうゆう味に仕上がるか予想してるとよだれが出てきた、ピナにいたっては目を輝かせて覗いていた、ハンクは

 

ハンク「タッタッラータッタッ、タッタッタッ、タッタッラータッタッ、タッタッタッ」

 

っと鼻歌を歌いながら焼いていた、すると

 

ハンク「…………上手に焼けました!!」

 

ハンクの手には黄金色に焼けたこんがり肉があった……が

 

バッ!!

 

ハンク「!?」

 

ユウキ「ってあっ!!」

 

ハンクたちが見た先にはこんがり肉をがっつくピナの姿があった。

 

ハンク「なっ…!なにをするだー!?」

 

ユウキ「……あーあ盗られちゃたね」

 

ガクッっとorzになったハンクにもったいないな~っと内心呟くユウキ……

 

ハンク「……だがしかし!……本命はこっちだ!」

 

っとストレージからさっきとは違うあらびき味の調理肉を取り出した、ピナは「なん……だと!?」っと顔に見えるのは気のせいだと信じたい

 

ハンク「さっきから狙ってそうな目付きだったからな!前もって別の肉を焼いてよかったぜ」

 

残念だったな!っとビシッっと指差すハンクに悔しそうな顔に見えるピナ……ユウキは思った

 

ユウキ(なにこの茶番?)

 

ユウキはみんなの元へと戻っていった。

 

ユウキ「ただいま~……」

 

ラン「おかえりユウキ……あれ?団長とピナは?」

 

ユウキ「肉を使った茶番劇をしていた」

 

シノン「なぜそうなったのよ?」

 

ユウキ「なぜかそうなったんだよ……おなか減っちゃたいただきま~す!」

 

おにぎりを掴み、そのまま口に入れ食べた。

 

ユウキ「う~ん……やっぱり疲れたあとに塩むすびはおいしいな~」

 

ラン「もうユウキたら、私が行ってきます。」

 

シリカ「あっ私も行きます!」

 

二人はハンクの元へと戻っていった。

 

それから5分とたたずに戻ってきた。

 

ユウキ「おかえり~姉ちゃんってどうしたのそのハンクさんは?」

 

向いた先にはハンクは青い顔で「あのことは……あのことはぁ……!」っと呟き、ピナは怒られたのかしょんぼりとなっており、シリカは手にハンクが焼いたと思われる銀皿に盛られた肉を、姉ちゃんの方を見て驚きの顔をしていた。

 

ユウキ「……あのハンクさんになにがあったの?」

 

シリカ「いえランさんに振り向いたハンクさんが怯え始めたたんです、それから小声で二言ほど話したらもうあのかんじに」

 

……ハンクさんと姉ちゃんの過去になにがあったんの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから昼食が終わったあとにフィールドに出て、レベル上げと同時に実戦をまだレベル低い蜂型モンスターを3時間ほど戦い、また訓練場に戻ってきた。

 

ハンク「よーし!これが最後の訓練だ!」

 

シノン「まっまだやるの?」

 

異常よっと愚痴るシノン、ほかも疲れ果てていた、それもそのはず、ハンクはフィールドにいる全モンスターを投げナイフで誘き寄せ、ユウキたちがそれらを戦うとゆう無茶苦茶な実戦式訓練にどうにかやり遂げた、その疲労もあって愚痴ている。

 

ハンク「なーに、やる前に」

 

ハンクはストレアの方へ向く

 

ストレア「ん?わたし?」

 

ハンク「あぁストレアには」

 

 

 

ハンク「俺と一対一のデュエルをしてもらう。」




VSストレア!!なぜそうなったかは次回のハンク視点で分かります!!


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ちょっと本番前の下隅である。

あー……ロストソング編をはやく書きたいな……ではどうぞ!


前回のあらすじ、ハンク「戦らないか?」

 

ハンクのストレアに決闘を申し込んでからの時間を巻き戻し、コウキの話を進めよう……そして時は動き出す!

 

フィリア「コウキ?おーいコウキ?」

 

コウキ「…………」

 

フィリア「いつまで固まっているのよ!」ゲシッ!!

 

コウキ「モモ肉!!?」

 

固まっているコウキにフィリアは回し蹴りをコウキのモモに当てた!

 

コウキ「ちょ!?フィリアさん!?モモはあかん!?モモはあかんって!?」

 

フィリア「うるさい!!いつまでも固まっているじゃあないわよ!」

 

コウキ「固まる?……あー…そういえば俺は……」

 

アスナのダークオーラに嫌気をさして考えるのを……思考停止したんだっけ?

 

コウキ「すまない」

 

フィリア「……もういいわよ」

 

コウキ「……でキリトたちは?」

 

コウキは辺りを見渡したが自分とフィリア以外誰もいない……

 

フィリア「……先に行った、私たちとは行動は別よ」

 

コウキ「別?フィリアたちが決めたのか?」

 

フィリア「そうよ、あんたには私の武器強化のために素材集めに協力して貰うから」

 

コウキ「武器をか?」

 

フィリア「この先、今まで以上に強いモンスターが現れるから今の武器じゃあ火力不足……だから強化しようと思ったの」

 

コウキ「なるほどね……場所は?」

 

フィリア「場所は分かっているんだけどその場所への道のりにそれなりにレベルの高いモンスターがいて……レベルが低いやつでも数がいるの」

 

コウキ「そうか~……それは大変になるな~……ちなみに素材はなんなんだ?」

 

フィリア「えーと『鈴音鉱石』ってゆう鉱石素材なの」

 

コウキ「…………えっ?」

 

フィリア「えっ?」

 

コウキ「えとね?フィリアさん?その鉱石って「ここ」でしか取れない素材なの?」

 

フィリア「その通りよ、私の武器はここでてにいれた物だから…ってどうしたの?」

 

コウキはぶつぶつと呟いていた。

 

コウキ「(小声で)たしか防具屋の人はあと1つ、『相性のいい鉱石』つまりは特殊な鉱石を……」

 

フィリア「あんた…何を呟いて」

 

コウキ「ふっふっふっ……偶然でキタこれ!!」

 

フィリア「なっ!?何を言って?」

 

コウキ「さぁフィリア!!さっそくその素材を取りに行こうではないか!!」

 

フィリア「そ、それはいいけど説明してよ!」

 

コウキ「それこそあと!今は赴こうぞ!!」

 

フィリア「ちょっとキャラ変わっているから!!」

 

コウキたちは転移でこの場から去っていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二時間後

 

遺棄された武具実験場

 

コウキ「ここが目的地か……」

 

フィリア「ハァハァハァハァ……」

 

コウキ「どうしたフィリア?そんなに疲れた顔して?」

 

フィリア「どうした……ですって?」

 

コウキ(あっやべ、地雷踏んじまった!)

 

黒いオーラを出してくるフィリアにコウキは冷や汗タラタラと出てきた……

 

フィリア「あんたが後先構わずに敵の群れの中に入っていちゃうからでしょ!!?」

 

そうコウキたちがここに来るまでに沢山のモンスターに……いやコウキが絡んでいき、モンスターに戦うはめになっていた……

 

コウキ「ま、まぁまぁそうおしゃらずに……フィリアだって大幅にレベルアップしただろ?」

 

フィリア「うっ…!」

 

コウキの言う通り、フィリアのレベルは前より大幅にアップしていた、その理由はコウキは前半、経験値をアップするスキルとその経験値を全部他の……この場合フィリアに全部受け渡すスキルを使っていた、今ではコウキに近いほどのレベルに上がっていた。

 

フィリア「なっ、なんでこんなことをしたのよ?」

 

コウキ「レベルが近ければ攻略しやすいだろ?それに俺にも特があるし」

 

フィリア「特って?」

 

コウキ「ずっと小太刀スキルの能力、刀スキルと短剣スキルの熟練度が相手がレベルが高いおかげで上がりやすかったからね、いや~得したわ~」

 

フィリア「小太刀スキルね……あんたが片手剣なのに短剣ソードスキルを使ったときは驚いたわ」

 

コウキ「だろうね……けど違和感を感じているだけどな……」

 

フィリア「違和感?」

 

コウキ「俺のユニークスキル、なんだがキリトや兄貴たちと比べたら能力が劣っているような気もする……」

 

フィリア「そうゆうものかもね」

 

コウキ「そうかな……ようしそろそろ休憩にする(キュルル~……なんだこの音?」

 

フィリア「うっ……」

 

コウキ「(察して)…………フヒッ」

 

フィリア「……!…このっ!!」ジャキ!!(剣を構える音)

 

コウキ「ちょ!?フィリアさん!?今度のはシャレにならんから!!シャレにならんからぁぁぁ!!」

 

もうさっきのアスナみたいになっているから!!っとコウキは言うがフィリアは

 

フィリア「大丈夫……一瞬で逝かしてあげるから……コワクナイヨ?」

 

コウキ「どこに大丈夫な要素があるの!?クル!ヘルプ!ヘループミー!!」

 

コウキは自分の影にいるクルに言うが変化なし……

 

コウキ「また見捨てただと!?せやデザート作ってあげるから!!なにとぞお許し下さいませ!!」

 

っとコウキはそのまま土下座した、あれ?なんかデジャブが……っと考えていると

 

フィリア「(ピクッ)デザート……ですって?」

 

コウキ(しめた!)

 

コウキ「せ、せや!フィリアはここに1ヶ月くらいいるんだろ?それじゃあ甘いものなんてめったに食べれないだろ?今日の3時のおやつはホットケーキだが……食べるかい?」

 

するとフィリアは剣を元の場所に戻し、壁に寄りかかる。

 

フィリア「はやく」

 

コウキ「えっ?」

 

フィリア「はやく作るの!」

 

コウキ「はっはい!!」

 

コウキ(やっぱり女の子なんだなフィリアも……)

 

なんて考えながらコウキは急いでホットケーキ作りに取り組んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後

 

コウキ「ど、どうぞ」

 

コウキの手には皿の上に乗られたよくマンガとかでよく見る分厚いホットケーキにトッピングにホイップクリームにチョコソースをかけて、ホイップクリームの横にさくらんぼをちょこっと乗っかっている。

 

フィリア「わぁ…!!……いただきます!」

 

フィリアは目を輝いてそのままホットケーキを一口パクっと食べた!

 

コウキ「どうすか?」

 

フィリア「んっ~~!!……美味しい!!」

 

コウキ「よっしゃー!!」

 

フィリア「おかわり!!」

 

コウキ「ってはぇー!!?」

 

それからもあと三種類のホットケーキを作るはめになったコウキだった。

 

クル「クルルゥ……(ボクの分は?)」(・ω・`)?

 

コウキ「おまえの分はない、帰れ」

 

コウキ「クルゥ……(そんなぁ……)」(´;ω;`)

 

 

 

フィリア「ご馳走さまでした。」

 

コウキ「食いすぎワロタ」

 

フィリア「だって久しぶりのデザートだもん……」

 

コウキ「フフフッ……」

 

フィリア「な、なに笑っているのよ!!」

 

コウキ「いやな、さっきのフィリアはよかったな~って」

 

フィリア「?よかったって?」

 

コウキ「やっぱり女の子の笑顔はいいな……それにホットケーキも美味しいって言ってくれてこっちも作りがいがあったよ……おっお湯沸いた。」

 

フィリア(……よくさらっと恥ずかしいセリフいえるなぁ……)

 

コウキはお湯でポットに注ぎ、さらにポットを出しておいた銀カップに注ぐ。

 

コウキ「はいレモンティー、熱いから気をつけて?」

 

フィリア「ありがとう」

 

クル「クルゥ……」

 

コウキ「はいはいクルにはミルクな」

 

フィリア「…………」

 

フィリアは以外そうな目でコウキを見る。

 

コウキ「どうした?」

 

フィリア「いや、意外だな……と」

 

コウキ「意外ってなにが?」

 

フィリア「料理できて面倒見がいい、案外主夫に向いているじゃあないの?」

 

コウキ「主夫か……案外いいかもな……」

 

けど…っと呟くコウキ

 

コウキ「その為にもこの世界を終わらせないとな」

 

フィリア「……そうね」

 

コウキ「……さてしんみりしたところで本番の素材探しを始めるか?」

 

フィリア「……うん」

 

コウキは使った道具を戻したらさっそく奥に進んで行った。




昨日投稿するつもりが予想よりかかってしまった……


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ハンクVSストレア!!

(祝)!!話数30突破!とお気に入り登録60人突破!!これからもよろしくお願いいたします!!

ではどうぞ!!


前回のあらすじ、マジカル☆パティシエ、コウキ☆(笑)

 

コウキたちが目的地に着いたころハンクたちは……

 

ハンク「あぁストレアには俺と一対一のデュエルをしてもらう。」

 

ストレア「……えっ?」

 

ラン「ちょ!?団長どうして!?」

 

ハンク「なーに、デュエルと言っても模擬戦程度だ、モンスターの中にもリザードマンとか人型モンスターがいるからな……それにだ」

 

ハンクはストレアのほうに向き直る。

 

ハンク「装備である程度強さが分かる、けど『どれくらい強いか』は知らない……さっきの訓練じゃわからない……けどデュエルでなら嫌でも分かるだろ?」

 

ハンクはせせら笑いしながらストレアを見る。

 

ストレア「ふ~ん……」

 

ストレアは面白そうな目つきでハンクを見る。

 

ラン「ちょっとストレアさん?なんであなたもやる気になっているんですか!?」

 

ストレア「別にいいよ?私も動き回りた~い気持ちがあったし!ハンクの強さも知っておきたいしね!」

 

けどっとストレアは言う。

 

ストレア「どうせなら何か賭けをしない?」

 

ハンク「賭け?何をだ?」

 

ストレア「ん~それはあとで!さぁ!デュエルは何にする?半決着?それとも初撃決着?」

 

ハンク「初撃決着でいいだろ、そのほうが実力が分かる」

 

初撃決着モード、相手に初撃をクリティカルヒットをすると勝ち、お互いに初撃がクリティカルヒットしなかった場合はそのまま続行、相手のHPを半分にしたらその人の勝ちである。

 

ハンク「じゃあ他の者は離れててくれ」

 

ランたちはハンクとストレアから離れて、近くの芝生に座る。

 

リーファ「あのランさん」

 

ラン「なんですか?」

 

リーファ「ハンクさんてどれくらい強いんですか?」

 

ラン「団長は戦いの中で対人戦が最も得意なんですよ」

 

ラン「デュエルではあまりの強さにいっこうに人が近寄らなくなっていた時期がありました。」

 

シノン「そこまで強いの!?」

 

信じられないっと驚くシノン

 

ラン「まぁキリトさんとかの攻略組とのデュエルは殆どやっていませんけどね」

 

たまにクラインさんとデュエルで酒代の肩代わりを賭けてデュエルして勝ってますけど……っとランは言う

 

ユウキ「そんなに強いんだぁ~!!あとでボクにもデュエルして貰いたいな~」

 

ラン「……あとで嫌ってほどやるはめに……」

 

ユウキ「えっ?」

 

シリカ「あっ!始まるようですよ」

 

ストレアは両手剣、インヴァリアを腰だめに構えた、ハンクは片手剣、ブラッドイーターソード+6を腰の鞘に差したまま仁王立ちしていた。

 

リーファ「あれ?ハンクさんて両手剣使いじゃあなかったけ?」

 

ラン「本来はそうですけど、団長は両手剣使いでもあり片手剣使いでもあります」

 

シリカ「盾無しの片手剣士……前までのキリトさんと同じスタイルなんですね」

 

ラン「主に片手剣を使う時は素早いモンスターにですけど……あとは気分的に……です…かね?様子見もあるでしょうけど……」

 

ユウキ「どんな戦いかたをするんだろう……!!」

 

シノン「あっ!動き出した!」

 

 

ランたちが話始めたころと同時刻、ハンクたちも話していた。

 

 

ストレア「あれ?ハンクって私と同じ両手剣使いだよね?」

 

間違ってないよね?っとこっちを見るストレア

 

ハンク「あぁそうだが片手剣も使う……」

 

ストレア「にしても見たことない片手剣ね」

 

ハンク「こいつはあいつが設計した、名はブラッドイーターソード、中二くさいが名前の通りの性能だ……ストレアも同じオーダーメイド品だろ?」

 

ストレア「まぁね~……さぁ始まるよ?」

 

ハンク「あぁ……言っておくがこれは模擬戦だが俺らにとっては真剣勝負!手加減無用だ……」

 

ストレア「うん!けどお互いに頑張ろうね!」

 

ニコッっと微笑むストレアにハンクはぽかん…っとなるがフッ……っと笑う

 

ハンク(まったく……どこまで本気なんだか……けど)

 

ハンク「悪くない!!ではいざ!!」

 

ストレア「勝負!!」

 

デュエルのブザーは鳴り響いた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストレア「えぃやぁー!!」

 

ストレアはハンクにある程度近づき、両手剣ソードスキル、アバランシュを放った!!

 

ハンク「甘い!!」

 

ハンクはすぐさま地面に伏せてぐぐっと足に力を溜めるとそのまま大きく上へジャンプした!!

 

ストレア「えっ!?」

 

ストレアはてっきり横に逃げるかソードスキルで向かい打つと思っていたのか驚きの声を上げた!

 

ハンク「フン!!」

 

ハンクは懐から投げナイフを左右の指に4本ずつ、計8本を自身をクルっと回転し、投げナイフを投げつけた!

 

ストレア「くっ!」

 

ストレアはすぐさま両手剣を盾にし、投げナイフを防いだが一本だけ肩口に刺さってしまい、少し仰け反った!

 

ハンク「まだまだ!!」

 

ハンクは投げナイフを投げたときの遠心力を使い、片手剣を真正面に構え、自身を回転させ、ストレアに片手剣を叩きつけた!

 

ストレア「きゃっ!!?」

 

ストレアはもろに衝撃を受け後ろに転がり、HPを8割まで減った。

 

ストレア「いたたた……まさかそんな戦いかたをするんなんて思っても見なかったよ……」

 

ハンク「意表をつき……なおかつ最大限の一撃を加える……これは戦略的な攻撃方法だ……」

 

ストレア「意表……戦略的ね……」

 

ハンク「リザインするか?」

 

ストレア「まさか!これからこれから!」

 

ハンク「……だろうな」

 

お互いに剣を構え直した。

 

 

 

その光景を見たランたちは……

 

リーファ「なにあのわざ!?」

 

ラン「またなんか技を作りましたねあの人は……」

 

やれやれっと首を振るラン……

 

シノン「けど考えているわね……あんな大きなモーション……普通なら避けられるけど……」

 

ユウキ「投げナイフで動きを鈍らせてからのあの動き……凄いね……」

 

シリカ「はいそうですね……わたしなんかあんな技見たらリザインしちゃいますよ……」

 

ピナ「キュルル……」

 

シノン「けどストレアはまだやる気みたいよ」

 

ユウキ「ストレアー!!頑張ってー!!」

 

ユウキはストレアに応援した!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキ「ストレアー!!頑張ってー!!」

 

ストレア(!ユウキ?応援してくれてるんだぁ……)

 

ハンク「俺の応援は無しかよ……」

 

訓練の時のお返しか……ガクッとうなだれるハンク……そんな姿にフフッ…っと笑うストレア

 

ハンク「なに笑っているんだ?」

 

ストレア「いやね……私、勝つよ!」

 

ハンク「……やってみろ!」

 

そしてストレアたちは剣を切りつけあった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからもストレアは善戦したもの、ハンクのHPを1割減らしたがストレアはそれから2割減らし、ハンクの残りHP9割、ストレアの残りHP6割とストレアは負け寸前に追い込まれていた……対人戦の経験差がついてしまった。

 

ストレア「まっ……まさか片手剣でここまで差がつくなんてね……」

 

ハンク「のんのん!ストレアはよく頑張ったほうだぞ?俺は盾無しの片手剣だからどうしてもスピードが違うからな、両手剣だったらほぼ互角だと思うぞ?」

 

ストレア「……お褒めの言葉ありがとうございます……かな?」

 

ハンク「だろうな、さて終わりにするか?」

 

ストレア「…………」

 

ハンクはそれを了解の意だと思ったのかストレアに近づいていった。

 

ストレア(ここで負けちゃうのか……悔しいな……)

 

ハンク「これで終わりにする!!」

 

ハンクは片手剣を降り下ろそうした!

 

ストレア(けど!)

 

ストレア「くっ!」

 

ストレアはハンクの一撃を避けた!

 

ハンク「?なんで避けた?」

 

ストレア(一か八かこれに賭けてみる!)

 

ストレアはハンクに向き直った。

 

ハンク「ん?」

 

ストレア「……ウフッ❤」

 

 

 

ストレアはパフパフをした!

 

遠くのユウキたちが「……えっ?」っと言ったような気がした、ハンクは

 

ハンク「…………ぶふっ!!?」

 

ハンクはこんらんした!!効果抜群だ!!

 

ストレア「今だぁー!!」

 

ストレアは両手剣ソードスキル4連撃、ライトニングをハンクに打ち込んだ!

 

ハンク「うげぇー!!?」

 

ハンクは気をつけの体勢で勢いよくぶっ飛び、そして小岩にぶつかった!

 

ストレア「とどめ!」

 

ハンクに近づき、体勢を立て直す前に両手剣ソードスキル2連撃、ブラストを放った!

 

ハンク「アッー!!」

 

ハンクのHPは2割まで減って、ウィンドウが現れた。

 

勝者ストレア…っと

 

ストレア「やっ、やった!ユウキ勝ったよー!」

 

ユウキたちが駆け寄ってきた。

 

ストレア「ユウキ!勝ったよー!勝ちましたよー!」

 

ユウキ「ストレア……今のはちょっと……ね…」

 

ユウキ以外のみんなも頷く。

 

ストレア「えっー……だってハンクも「意表をつくのも戦略の1つ」みたいなこと言ってたよ?」

 

コテンっと首を傾げるストレア

 

ユウキ「いやまぁそうだげど……」

 

シノン「所詮は男…ってことね」

 

冷たい目でハンクを見るシノンであった……




波乱の幕開けであった!(笑)


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青と蒼

今回はコウキとフィリアとの仲が良くなるイベントになるかな?

ではどうぞ!


前回のあらすじ、ラン「あとでお仕置きです」

 

ハンクが負けたころコウキたちは……

 

コウキ「どうりゃー!!」

 

コウキはスライムに片手剣ソードスキル、スラントを叩き込み、ポリゴンへと変えた!

 

フィリア「せい!」

 

フィリアはスライム二匹を短剣ソードスキル、ラウンド・アクセルを浴びせ、スライムの体勢を崩した!

 

フィリア「スイッチ!」

 

コウキ「了解!」

 

フィリアの声に合わせて動き、刀ソードスキル、旋車を二匹のスライムに浴びせ、二匹同時にポリゴンへと変えた!

 

コウキ「1丁あがり!てね」

 

フィリア「ナイスアタック!」

 

コウキ「おう!」

 

お互いの手にハイタッチした。

 

パチン!

 

数時間の激闘を共に戦ったためにフィリアとの連繋がうまくなっていた。

 

コウキ「で?素材は手に入ったか?」

 

フィリア「待ってて……うん!充分すぎるほど手に入ってる!」

 

コウキ「よし!俺の方も充分に集まってる!……そろそろ帰るか?」

 

フィリア「そうね…さすがに疲れたね……」

 

クル「クルルルゥ…………」

 

あれからこの建物を散策しながら素材集めをしていたら広い場所にでたら一種類のモンスターが10体くらい固まっている場所がいくつかあり、それらはレベルはコウキたちより低いが数が数のため時間がかかってしまっていた。

 

コウキ「いやぁ久しぶりに暴れたぁー!!」

 

フィリア「あんたいつもそうなの?」

 

コウキ「まぁね~……たまに無双シリーズみたいに戦ってみたいときがあって時おりレベルの低いモンスターにはそうやって戦っているな」

 

フィリア「……はぁ」

 

コウキ「どうした?」

 

フィリア「あんたといると命がいくつあっても足らない……」

 

コウキ「まぁまぁそうおしゃらずに!お宝もいっぱい手に入ったし!」

 

コウキ(それにかわいいところもあったしな……)

 

コウキはフィリアを見て思ったところがあった……

 

この子は本当に殺人などをするような子なのか……

 

コウキ(……普通の女の子みたいに甘いものに目を輝せて、本当に美味しそうに味わう姿……とても……)

 

フィリア「どうしたの?いきなり黙ってこっちを見て?」

 

コウキ「ん?いやフィリアってかわいいところあるよな?なっクル?」

 

クル「クルゥ!!」

 

フィリア「なっ///!?なに言っているのよあんたは!?クルも!」

 

コウキ「だってデザートを頬張る姿とかお宝を開けるときなんか、女の子している感じ?」

 

フィリア「ちょっと!普段の私は女の子じゃあないってこと?」

 

ムッっと怒るフィリアに目の前で手をヒラヒラっと手を振るコウキ

 

コウキ「そうゆうわけじゃあないが……自分の感情を……自分そのものを抑えている感じがあるのさ」

 

フィリア「っ……!!」

 

コウキ「自覚したろ?世の中、自分を抑えて生きるのは悪くない……だがこのSAOの中じゃあ自分を解き放つ奴もいるのさ」

 

それがいい方向にも悪い方向にも変わるが……っとコウキは呟く……

 

コウキ「……長話はこれで終わりにして管理区に戻るか?」

 

シリアスな話はこりごりだ!っとコウキは言う

 

フィリア「……そうね……」

 

コウキ(……あちゃー余計なこといちゃったか……けど…これを自覚してくれれば少しは関係良くなるかな?)

 

それからコウキたちはこの建物に出て、入り口付近にある転移石をアクティベイト(有効化)し、管理区に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理区

 

シュイイーン(転移音)

 

コウキ「うぅ~ん……帰ってきたぞ~……!!」

 

クル「クルルゥ……」

 

背伸びをしながら言うコウキとそれを同意をするように鳴くクル

 

コウキ「さて武器のほうだが……んっ?そういえばこっちに鍛冶屋はさすがにいないよな?」

 

フィリア「うん……コウキに頼みたいんだけど……」

 

コウキ「腕の立つ鍛冶屋にその武器の強化を頼みたいんだろ?」

 

フィリア「うん」

 

コウキ「分かったよ……あっ!!あちゃー……」

 

フィリア「どうしたの?」

 

コウキ「俺の知り合いの鍛冶屋、今現在忙しそうなのよさ、だけど明日なら作れると言ってたから……」

 

フィリア「べつにいいわよ?明日は休むから」

 

コウキ「そうか……それじゃあ武器と素材を……」

 

フィリア「うん……じゃあ送るね」

 

コウキ「ラジャー!」

 

コウキのアイテムウィンドウにフィリアの武器、ソードブレイカーとその強化素材が送られてきた!

 

コウキ「あっ!そうだそうだ!」

 

フィリア「ん?」

 

コウキ「えーとこれらを一括に……ほい!」

 

フィリアのアイテムウィンドウにコウキが送られてきたアイテムがきた。

 

フィリア「……これは?」

 

コウキ「本当はフィリアに会ったときに渡そうと思っていた野宿が快適になるアイテム類!それに消耗品なども入っているぞ?」

 

フィリア「……どうしてこれを?」

 

コウキ「整理ついでにかき集めといた!俺とかはアークソフィアに戻れるけど、フィリアは……その戻れないんだろ?」

 

フィリア「…………」

 

コウキ「だからさぁ?受け取っとけ!」

 

フィリア「……これって貸し?」

 

コウキ「……でもいいさ!自分の納得するようにしときんしゃい!……さてとそろそろ帰るかぁ!あっそうだ武器の強化代は後にいただくから!無ければ素材を貰うからなぁ!!」

 

覚悟しとけ!っと言うコウキに

 

フィリア「コウキ!」

 

コウキ「ん?」

 

フィリア「……ありがとう」

 

コウキ「……あぁ!」

 

コウキ「「転移!アークソフィア!」」

 

コウキとクルは光の粒子につつまり、そして転移した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アークソフィア・転移門前広場

 

シュイイーン(転移音)

 

コウキ「あぁやっと戻ってきた……」

 

クル「クルル!」

 

コウキ「はいはい装備回収ね」

 

コウキはクルの着けていた装備を回収するとクルは光だし、光が収まるとクルは子犬サイズになっていた。

 

アルゴ「おっコー坊じゃあないカ」

 

コウキ「ん?アルゴか……そうだアルゴ!」

 

アルゴ「何ダ?」

 

コウキ「いくつか頼みたいことがあるだ!」

 

アルゴ「ほウ?おねーさんに何を頼みたいんダ?」

 

コウキ「それがカクカクシカジカ……」

 

アルゴ「フムフム……なるほどナ」

 

コウキ「分かったか?」

 

アルゴ「分かるわけないだロ」

 

コウキ「デスヨネ~」

 

コウキはお願い事のいくつかをアルゴに頼んだ。

 

 

 

コウキ「できるか?」

 

アルゴ「だれに言っていル?」

 

コウキ「そうだな……じゃあお金と例の物は後程……」

 

アルゴ「あぁ…じゃあひと走り、行ってくるカ」

 

コウキ「お気をつけて~」

 

アルゴはコウキの元から去っていった……

 

コウキ「これで明日には……帰るかクル?」

 

クル「クルルルゥ!!」

 

コウキとクルはエギルの店へと帰っていった。

 




今回は……まあまあかな?次回をお楽しみに!


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焦ることない……ただの死亡(社会的に)フラグだ……

気にするなただのタイトルだ………ではどうぞ!


前回のあらすじ、

 

フィリア「これら貰っていいの?」

 

コウキ「もちろんサァ☆ランランルー☆」

 

エギルの店

 

カランカラン!!(ドアベル音)

 

コウキ「ただいま~」

 

アスナ「あっ!帰ってきた!」

 

ユイ「おかえりなさいです!」

 

キリト「遅かったな、なにか収穫あったのか?」

 

コウキ「おっす!収穫は攻略に役に立つアイテムは手には入らなかったがたくさんの素材やアイテムが手に入ったぞ!」

 

アスナ「そうなんだぁ~私たちなんかは最初は近い場所から散策してたんだけど……」

 

キリト「レベルが以上に高いモンスターに襲われるわ迷いの森で迷いまくるわっと散々だったなぁ……」

 

コウキ「……御愁傷様です……」

 

キリト「あとはこの……「供物の神殿」から先がなにかありそうな場所だな……」

 

コウキ「そこは次に行くときに行ってみるか……」

 

アスナ「そうね……」

 

カランカラン!(ドアベル音)

 

ストレア「たっだいま~」

 

コウキ「オッスおかえり……ってどうしたんだこいつら?」

 

コウキが見た先には…………

 

ハンク「こんなはずでは……こんなはずでは……」

 

ラン「ウフフ、ウフフ……」

 

シリカ「え~っとこれはその……」

 

ピナ「キュルル……」

 

コウキ(こんなに落ち込む兄貴は久しぶりだ……お嬢……は触れないでおこう……けどそのあとのが…………)

 

コウキ「お~い、大丈夫かぁ?」

 

ユウキ・リーファ・シノン「「「……………………………………」」」

 

コウキ「……返事がない、ただの屍のようだ……」

 

ユウキ・リーファ・シノン「「「…生きてるよ!(ます!)(わよ!)」」」

 

コウキ「よし、生きてるな!……なにがあった?」

 

ユウキ「ハンクさんがストレアとのデュエルで負けてからひどい目に……」

 

コウキ「…………はい!?」

 

コウキ(兄貴が負けた!?俺だってたまに勝つくらいなのにか?……ありえねー……)

 

コウキ「それで?」

 

シノン「負けて目が覚めたらもうね……文字通り蹂躙されたわ……」

 

コウキ「……はっ?」

 

リーファ「人がね……マンガみたいにぽーんっと吹き飛ばされていくんだよ……私も何度飛ばされたことか……」

 

コウキ(…………あぁあれか…………)

 

コウキ「…………何はともあれお疲れ様です……」

 

アスナ「えっと……さぁてそろそろご飯にしましょうか?」

 

コウキ「賛成だ……けどその前にちょっと休んでからにしないか?さっきまで動きづめだったから疲れてて…」

 

アスナ「そうね、私も疲れたし、着替えてたりして8時頃にしましょう?」

 

コウキ「そうだな、じゃあひとまず解散!」

 

みんなはそれぞれ部屋に戻った。

 

コウキ「なぁエギル」

 

エギル「なんだ?」

 

コウキ「朝に頼んだアイテム売却、そのお金を今渡せるか?」

 

エギル「あぁ、待ってろ……送るぞ」

 

エギルはコウキにお金を送った。

 

コウキ「サンキュー、どれどれ……まぁまぁか……あとでレモンスカッシュを部屋に持ってきてくれないか?」

 

エギル「あぁ分かった」

 

コウキ「じゃあ頼むね……クルおいで」

 

クル「クルゥ」

 

コウキは部屋へと戻って逝った。(間違えでない……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキの部屋

 

ガチャ(扉を開ける音)

 

コウキ「あ~………疲れたぁ……」

 

ウィンドウを操作してからベットに向かってルパンジャ~ンプ!!

 

コウキ「あぁ……癒される~……」(今パンツのみ)

 

クル「クルルルゥ~……」

 

ベットでゴロゴロするコウキとクル……すると!!

 

コンコン!!(ドアノック音)

 

コウキ「おっエギルか?はいはい!」ガチャ

 

ユウキ「あっ!コウキちょっといい……あっ」

 

コウキ「」

 

上半身裸でパンツ1丁のコウキにユウキは……

 

ユウキ「ごっ、ごめん///!!」

 

バタン!!

 

あからさまな反応にコウキは……

 

コウキ「…………」

 

クル「クルゥ……(マスター……)」

 

コウキ「……鬱だ……死のう……」

 

クル「クルゥ!?クルルゥ!!クルルルゥ!!?(ちょ!?マスター!!はやまっちゃいけない!!?)」

 

ガチャ!

 

エギル「待たせたな……ってどうした?パンツ1丁でベットのすみに体育座りなんかして?」

 

コウキ「…………エギル……」

 

エギル「なんだ?」

 

コウキ「もうお婿さんに行けない……」

 

エギル「なにを言ってるんだおまえは?」

 

コウキが立ち直ったのはそれから暫くあとだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後8時10分

 

コウキ「……遅くなったすまない……」

 

アスナ「あっ!コウキくん遅いよ?……どうしたの?」

 

もうすでに料理班(アスナ・ラン・エギル)は集まっていた。

 

コウキ「いや……アルゴがいたらゴシップ記事に載られるような目にさっきあってな……それを断ち切るためにちょっと料理に本気を出そうと思ってな」

 

アスナ「そうなの?じゃあ今から始めるね?今日はハンクさんたちがフレンジボアのお肉をいっぱいドロップしたの、だから今日は「猪鍋」にしようとおもうの!」

 

コウキ「そうか、じゃあ俺とエギルは食材のカットとか他のことをやっているからアスナとお嬢は味付けのほうを頼みます。」

 

ラン「はい、任されました。」

 

アスナ「うん!まかせて!!」

 

さっそく調理を始めるのであった……

 

コウキ「さて今回頑張ったあいつらように「あれ」でも作っておくか?」

 

そそくさと調理を進めるコウキ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後8時30分

 

コウキ「お待たせ~」

 

クライン「おっ!待ってました!!」

 

コウキ「あれ?いたの?」

 

クライン「ちょ!?おめぇなぁ、さっきからおまえの兄貴を慰めるのに秘蔵のお酒を開けちゃたんだぞ!!」

 

コウキ「あっそ知らん、俺には関係ねぇな」

 

リズ「ちょっと!クラインなんかほっておいてはやくお鍋をこっちに持ってきてよ!」

 

クライン「なんかとはなんだよ!?なんかとは!!?」

 

コウキ「なんだ?おまえもいたのか?」

 

アスナ「ちょっとちょっと!もう……話がループしちゃうから話はあと!!」

 

キリト「そうだよ……もうおなかがペッコペッコだよ……」ぐぅ~……

 

リーファ「あたしも~…………」ぐぅ~……

 

コウキ「はいはい、分かったよほら」パカッ

 

ユイ「うわぁ~!!」

 

コウキはテーブルの真ん中に鍋を置き、蓋を開けたら彩り緑の野菜にたっぷり煮込まれた猪肉がどん!と入っている!

 

アスナ「「特製フレンジボア鍋」よ!」

 

ラン「私とアスナさんが味付けして……」

 

エギル「俺とコウキで盛りつけをしたんだ!」

 

リーファ「うぅ~……もう我慢できない!!」

 

ユウキ「それじゃあ!!」

 

全員「「「「いただきます!!」」」」

 

それからはみんなで食事を楽しんだ。

 

ハンク「ボア肉は俺の物だぁー!!」

 

エギル「おい!独り占めするな!!」

 

コウキ「あのなぁ……あとでしめに少し味付けしてからラーメンを入れようと思っているんだから加減しろ」

 

クライン「おっ!!ラーメンか!?いいセンスしているなおめぇは!!」

 

キリト「ラーメンか……」

 

シノン「どうしたの?」

 

キリト「いや昔……アスナとヒースクリフ……茅場といっしょにラーメン食いに行ったのを思い出して……」

 

アスナ「あぁ……アルゲードそばね……あれのおかげでしょうゆ作りを決心したんだっけ……」

 

懐かしいなぁ……っと首を振るキリトとアスナ……

 

コウキ「ヒースクリフとラーメン食いに行ってたのか……なんかそれってレアだな……」

 

それから鍋があらかた食べ終わったころに……

 

リーファ「コウキさんもうそろそろいいんじゃあないでしょうか?」

 

コウキ「そうだな……ほとんどの肉兄貴とピナ……男連中がたらふく食べていたからな……」

 

鍋に味付けしておいた継ぎ足し汁と野菜を加え、沸騰したらちぢれ麺とお肉を足す、それから煮込めば……

 

コウキ「かんせ~い、猪ラーメン!」

 

ストレア「わぁ~!美味しそうだね!!」

 

コウキ「はい、食べたい奴は自分でよそれよな?」

 

それぞれ我先にと自分の器によそりだした。

 

クライン「かぁ~……久しぶりに食ったぜラーメン!!けどよ普段とは違うがようめぇなこれ!!」

 

リズ「元々猪を食べることなんてめったにないことだからね」

 

コウキ「まぁこの世界だとはいて捨てるほどいるけどな」

 

それから暫く麺をすする音でいっぱいになっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リーファ「ごちそうさま~もうたべられない~」

 

コウキ「お粗末様、けどいいのかな?」

 

ユウキ「なにが?」

 

コウキ「一応頑張った君らにご褒美にデザートを用意しておいたよ」

 

女の子たち(シノン除く)「「「「デザート!?」」」」

 

コウキ「テンション上がりすぎワロタwww」

 

リーファ「コウキさん!デザートはなに?」

 

コウキ「ちょっと待っててくれ、取ってくるから」

 

コウキは調理場に向かい、すぐさま戻ってきた。

 

コウキ「お待たせ!「果肉たっぷり!フルーツバー」です!」

 

コウキの手には色々なアイスの束を持っていた。

 

ユウキ「わぁ~熱いもの食べたあとにアイスはいいね!!」

 

クライン「なぁ俺にも1つくれないか?」

 

コウキ「クラインか、……ならこれがいいかな?」

 

コウキが取り出したのは真っ赤なアイス……

 

クライン「なんだぁこれ?」

 

コウキ「リンゴの皮をアイスバー状にして中はしゃきしゃきとした食感を味わえるアイスだよ」

 

クライン「ほう~美味しそうだな!じゃあいただきま~」

 

コウキ「……にやり」

 

ハンク「!?クラインよせ!?」

 

ハンクが止めたが遅かった……もうすでにクラインはガブリっとアイスを食べた。

 

クライン「んっ?んっんっ!!?かっ!かれ~!!?」

 

コウキ「アッハハハwww!!ヒィハハハwww!!」

 

水!水!っと叫ぶクラインにコウキは腹を抱えて笑っていた!回りもそんなクラインの姿に笑っているのが見えた。

 

コウキ「ヒィヒィwww!!ハァ……ハァ…………クラインが食ったやつ前にリズの口に投げつけて悶絶させたあのデスボール(超激辛玉)を原料にした超激辛アイスバーだよ!あー笑えたぁ~」

 

リズ「あぁあれか……あれはつらかったわね……」

 

ハンク「危なく俺も食らうところだった……ほらクライン水だ。」

 

ハンクがジョッキに注いだ水をクラインが奪うように取り、水を一気に飲み干していった。

 

クライン「うぐうぐ……ぷはぁ……おい!なんてものを食わせたんだよ!?」

 

コウキ「いやぁ本当は兄貴に食わせようと思ってたんだけどクラインのほうがリアクションがいいっと思ってな……つい」

 

クライン「ついでやられた俺の身にも考えろ!!?」

 

リズ「まぁクラインだしね?」

 

クライン「俺だからなんだぁ!?!?」

 

キリト「ちょっと俺も食べてみたいかな」

 

アスナ「キリト君!?」

 

それから暫くは騒ぎ、午後10時30半頃にそれぞれ部屋に戻って行った……




クラインとかいじるのは楽しいわ~……投稿遅くなってすみません!


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ユウキとデートの約束!?その真相はいかに!!?

すみません!長い間開けてしまい……休日にばっかり予定が重なり書く時間がない日が続きました……今月はできるだけいつも通りに書いていきますが来月にも予定が出来てしまいましたのでまたこのようなことが起きると思います……本当にすみません!

先週に前回のあらすじを新たに付け加えました!読んでくれると嬉しいです。ではどうぞ!


前回のあらすじ、コウキ黒歴史誕生と青ブ○ファンゴ鍋

 

コウキの部屋

 

コウキ「あぁ色んな意味で疲れた……」

 

コンコン!(ドアノック音)

 

ユウキ「あの~ボクだけど入っていい?」

 

コウキ「ユウキかどうぞ」

 

ガチャ(ドアが開く音)

 

ユウキは寝る前だったのか寝着姿で上は薄いピンク色のキャミソールで下は水色の短パンみたいのを着ていた、ちなみに自分も寝る前だったので黒シャツに青の半ズボンを着ていた、クルはもうベットの上で丸まって寝ている。

 

ユウキ「こんな遅くにごめんね?」

 

コウキ「いやべつにいいさ、でなんのよう?」

 

ユウキ「ええっと……その前にその……ごめんなさい……」

 

コウキ「んっ?なして?」

 

ユウキ「ええっと……ほら今日一度訪ねて来たでしょ?そのとき……ほら……その」

 

コウキ「エッ?ソンナコトアッタケ?コウキハシラナイヨ?ホントダヨ?」

 

ユウキ「なんで片言?」

 

コウキ「……いやあのときは俺が悪い……あのときはエギルかと思って通したんだ。」

 

ユウキ「うぅん……ボクも悪かったよ……ちゃんと声を掛けてからドアを開けるべきだったのに……」

 

コウキ「いや俺も確認してから入れればよかったのにすまない……」

 

コウキ・ユウキ「「………………………………」」

 

コウキ(き、気まずい……なんか会話を……けど何を?)

 

ユウキ(気まずいなぁ…………そういえば久々に男の人の裸……上半身だけど見たな……それも知ってる人に…………うぅ~///)

 

コウキは顔を青く、ユウキは顔を赤くしてそれぞれ黙り込んでしまう始末……

 

コウキ(……そういえばユウキはなんのようで来たんだろ?…………謝罪だけとは思わないし……聞いてみるか)

 

コウキ「なぁユウキ」

 

ユウキ「な、なにかな?」

 

コウキ「ちょっと聞きたいんだが……なんで顔赤くしてるんだ?」

 

ユウキ「な、なんでもない!!……それでなに聞きたいことって?」

 

コウキ「元々なんのようでこっちに来たんだ?……謝罪以外で」

 

ユウキ「あっうん、あのねリズから聞いたんだけどボクの為に装備作ってくれているんだって聞いたんだ。そのお礼を言いに」

 

コウキ「……リズのやつ秘密にしていたのに…………そうか」

 

ユウキ「あとね、1つお願いがあって……」

 

コウキ「なに?」

 

ユウキ「新しく作る剣なんだけど……ボクが使っていた剣になにか使えないかな?」

 

コウキ「ユウキの剣か?」

 

ユウキ「うん、今まで使ってて愛着もあるし、それに姉ちゃんとアスナに聞いたことがあってね、剣を溶かしてインゴット、鉱石素材にしてそれを使って新たに作る剣の素材として使ってその剣の意志を引き継ぐとゆうやりかたをね。」

 

昔キリトにそう教えてくれたとアスナが言っていたっとユウキは言う。

 

コウキ「確かにそのやり方はアリだな、俺や兄貴、お嬢もそのやり方をしていたな、もっとも俺らは自分たちの武器より強い武器もいっしょにインゴットにして相乗効果ってことでやっていたが」

 

ユウキ「そうなんだぁ……それでいいかな?」

 

コウキ「あぁいいぞ……あぁ武器のデザインだけ無駄になったな……」

 

ユウキ「ご、ごめん」

 

コウキ「いいさ、いいさ……待てよ……」

 

コウキは本棚から一冊本を取り出し、作業用の机に向かて歩いて行き、イスに座り本を開いた。

 

ユウキ「なにそれ?」

 

コウキ「今まで描いた武器のデザイン画だよ」

 

ユウキ「へぇ~」

 

ユウキは興味津々のようでコウキが座っているのは違うイスに座り、コウキの横でコウキが持つ本を覗き込んでいた。

 

コウキ「これがユウキに作ろうとした、武器のデザイン画」

 

ユウキ「へぇ~……けどこれって……」

 

ユウキが見たものはフィリアの持つソードブレイカーの形とユウキが持つ剣の色を持った片手剣だった!

 

コウキ「「アメジストドラゴンブレイカー」って名の片手剣、フィリアの短剣の形状を元に作った設計図さ……これを……」

 

コウキは作業用机の横にあるアイテムボックスから括られた紙1つと1つの結晶を取り出した。

 

ユウキ「それは?」

 

コウキ「これはこう使うのさ」

 

コウキは席に戻り、デザイン画の横に紙を置いてから広げ、結晶をデザイン画の上に置く。

 

コウキ「「コピー」!そして「転写」!!」

 

コウキがコピーっと言った瞬間、結晶は白から紫色に変わり、次に紙の上に移し、転写っと言ったらその紙にデザイン画に描かれたもの瓜二つになり結晶は砕け散った

 

ユウキ「なに今の!?」

 

コウキ「今の結晶は「転写結晶」とゆうアイテムで本当の使い方はコピー機みたいな機械に使って何度でも使えるアイテムだが単体だと一度きりのアイテムさ」

 

ユウキ「へぇ~」

 

コウキ「さてこの新たなデザイン画を……」

 

コウキは引き出しから色鉛筆と消しゴムを取りだし、消しゴムを使ってデザイン画を消していった。

 

ユウキ「ちょ!?コウキ!?せっかく作ったやつをなんで消すの!?」

 

コウキ「静かにしてくれ、乱れる」

 

ユウキ「…………」

 

コウキは次に色鉛筆を使って消しゴムで消したところを書き直した。

 

ユウキ「あっ!」

 

ユウキが声を上げたときにはデザイン画には黒紫色の片手剣では無く、銀色の短剣の絵になっていた!

 

コウキ「長さを減らして色を変えれば立派な短剣の出来上がり~」

 

ユウキ「凄い……けどデザインはいいけどこれをどうするの?」

 

コウキ「問題ない、実は今日フィリアにも武器強化を頼まれたんだ、それに使う……おっともうこんな時間か」

 

すっかり時間が遅くなり、今午後11時45半になっていた。

 

ユウキ「あちゃー……すっかり遅くなっちゃた……」

 

コウキ「すまないなこんなに引き留めるはめになって」

 

ユウキ「うぅん仕方ないよ……あのね明日さボクもいっしょに行っていい?」

 

コウキ「店にか?……元々ユウキの装備品だしいいぞ」

 

ユウキ「うん!ありがとね!じゃあ明日コウキがいつもの日課から返ってきてからね!……それじゃあまた明日ね?おやすみ!」

 

コウキ「あぁおやすみ」

 

バタン!

 

コウキ「…………さてとっとと寝て明日に備えるか」

 

コウキは電気を消し、ベットに寝っ転がった。

 

コウキ「…………おやすみなさい」

 

そして目を閉じた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ(……あれ?女の子と出かける?それってデート?……ソ、ソンナコトナイカー……寝よ)




いつもより少し少ないかな……次回をお楽しみに!!


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デートに逝ってきます……(前編)

さてコウキはこの試練にたえられるだろうか?(笑)ではどうぞ!


前回のあらすじ、ボーナスイベント獲得!!

 

翌日、コウキの部屋

 

チュンチュン

 

コウキ「……ほとんど寝れんかった……」

 

案の定目の下にくまが出来ているコウキ……

 

コウキ「……まったく…思春期の中学生かよいい年こいて俺……とっとと支度済ませるか、まずはシャワーを」

 

クル「クルルルッ」

 

コウキ「あっクルお前も入るか?」

 

クル「クル!」

 

コウキ「そうかならお湯を張るか、その間に今日持っていく道具や素材を用意しておくか?そうだいちおうリズに今日行くとメールを送っておくか」

 

それからお風呂のお湯が溜まるまでアイテムボックスを漁っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お風呂場

 

カポーン

 

コウキ「あぁ……いつも朝シャワーばっかりだが朝風呂もいいものだな……」

 

クル「クルゥ…………」

 

コウキはバスタブの中で足を伸ばして入っており、クルはコウキのお腹辺りのうえでクル用の少し大きめのお風呂桶の中にお湯を張り、その中でお風呂の上で浮いて入っている。

 

コウキ「さてリズにメールを……」

 

リズへ

 

オッスリズ!すまないが武器の件のことだが11時頃にまで待っててくれるか?

 

ユウキが武器のことでお願い事があるようだから待ってて欲しい、あと追加依頼もあるのでそのこともあるのであとでそのときによろしくな?じゃあまた!

 

コウキより

 

コウキ「よし、これでよし………そろそろ出るか?」

 

クル「クルルゥ!」

 

更衣室

 

コウキ「動くなよ?今拭いてやるから」

 

クル「クルゥ…………」

 

コウキはバスタオルでクルの体を吹いていた。

 

コウキ「…………よし後はドライヤーかけながらブラッシングなう」

 

クル「クルゥ 」

 

ブィーン!(ドライヤー音)

 

コウキ「…………よし!毛がツヤツヤ!さて俺も着替えるか?…………の前に風呂上がりのコーヒー牛乳~」

 

クル「クルゥ……」

 

コウキ「分かっているってクル、君は牛乳な?ほいよ」

 

クル「クルゥ!」

 

お皿に牛乳を注ぎ、それを飲むクルを見ながらコーヒー牛乳を飲むコウキ

 

コウキ「ゴクッゴクッ……ぷはぁ!!やっぱ風呂上がりのあとのコーヒー牛乳は格別にうまいなぁ~!!」

 

コンコン!!(ドアノック音)

 

コウキ「ん?だれだ?はーいどちらさま?」

 

キリト「コウキ、俺だ」

 

コウキ「キリトか、どうぞ~」

 

ガチャ!(ドアを開ける音)

 

キリト「おはようコウキ、ってコウキ今風呂上がりか?」

 

コウキ「あぁまぁな、で?なにか用か?」

 

キリト「あぁ朝食が出来たんですぐ来てってアスナが」

 

コウキ「そうか、わざわざありがとうな、着替えたらすぐ行くってアスナに伝えておいてくれ」

 

キリト「わかった、またあとでな」

 

コウキ「あぁまたな」

 

バタン!

 

コウキ「さて着替えたら俺たちも朝食食べに行くかクル?」

 

クル「クルゥ!」

 

コウキはそのあとすぐに着替え、クルはいつものようにコウキの肩に乗り、ドアを開けると……

 

リーファ「うぅ~……眠い……」

 

目を擦りながらリーファが歩いてきた。

 

コウキ「おっ!リーファか、おはようさん」

 

リーファ「あっ……おはようございますコウキさん……」

 

クル「クルゥ!」

 

リーファ「クルもおはよう……」

 

クル「クルゥ~ 」

 

リーファは力無くだがクルの頭を撫でた、クルは嫌がらずむしろ気持ち良さそうに目を細める……肩に重圧が……

 

コウキ「なんだ?眠そうだな?」

 

リーファ「うぅ、朝はちょっと苦手で……」

 

コウキ「あぁ……分かるなぁ、まぁ日課があるとすぐに起きれるようになるけどな」

 

リーファ「私もこっちに来る前まで日課で竹刀の素振りをしてましたよ?」

 

コウキ「へぇ~、そうなのかい……さぁ朝食も出来ていることだしいっしょに行こうか?」

 

 

リーファ「そうですね、行きましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「うっーす、おはようッス」

 

リーファ「おはようございます!」

 

アスナ「あっきたきた!もう用意は出来ているよ?」

 

ユイ「おはようございます!コウキさん、リーファさん!」

 

コウキ「ニョホホ、おはようユイちゃん、今日も元気かい?」

 

リーファ「おはようユイちゃん!」

 

ユイ「はい!今日も元気です!コウキさんは?」

 

コウキ「もちろん元気だよ、クルもな」

 

クル「クルゥ!」

 

キリト「よ!また会ったな」

 

コウキ「あぁまた会ったな、ユウキにシノンさんおはような」

 

ユウキ「うん!おはよう!」

 

シノン「えぇおはよう」

 

コウキ「…………あれ?お嬢と兄貴は?」

 

ユウキ「姉ちゃんならハンクさんを起こしに……」

 

ギィヤアアア‼モウオキタカラ!?ダカラヤメテアッー‼!?

 

全員「「「「「「………………………………」」」」」」

 

コウキ「よし!俺たちはなにも聞かなかった!いいな!?」

 

全員「「「「「異議なし!!」」」」」

 

そのあとお嬢は階段から降りてきたが兄貴は降りてこなかった…………お嬢に聞こうと思ったが……なぜか聞くのが怖かった……のでやめておいた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「そうだユウキ」

 

ユウキ「んッ?なに?」

 

食後の紅茶を飲んでいたコウキはイチゴヨーグルトを食べていたユウキに話しかけた。

 

ちなみにエギルの店にいるメンバーは俺やユウキ以外に

店長のエギルにそのお手伝いをしているユイ。いっしょのテーブルで紅茶を飲んでいるシノンのみ、

 

その他は大体は攻略だろう……兄貴?えっ誰それ?…怖…

 

コウキ「今日のことだが待ち合わせは午前11時にリズの店前でいいか?」

 

ユウキ「うん!いいよ」

 

シノン「なに?これから二人でデート?」

 

ユウキ「デッ!?デート!!?」

 

コウキ「デッ!!デートちゃうわい!?」

 

シノン「冗談よ、てかなんで関西弁?」

 

コウキ「気にしたら負け」

 

ユウキ「うぅ……シノンさん……」

 

コウキ「シ~ノ~ン~(怒)」

 

シノン「はいはいからかって悪かったわよ」

 

コウキ「まったく……ただユウキの防具の受け取りとリズ武器強化の見学しに行くだけだよ」

 

シノン「そうなの?ユウキよかったわね?」

 

ユウキ「うん……」

 

コウキ「……シノンよ反省は?」

 

シノン「…………ごめんなさい……」

 

コウキ「よろしい……それじゃまたな」

 

コウキはテーブル席から離れ、ユイに近づいた。

 

コウキ「ユイちゃんちょっといい?」

 

ユイ「はい?なんでしょう?」

 

コウキ「今日はクルといっしょにいてくれないか?ちょっと用事があってな」

 

ユイ「はい分かりました。」

 

コウキ「じゃあ頼むね~い」

 

ユイ「はい!行ってらしゃいです!」

 

そのままエギルの店から出て行ったコウキであった……




次回が本気になります!


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デートに逝ってきます……(中編)

さぁって中編じゃい!!今回は知る人ぞ知るあの人の名前が出てくる!!ではどうぞ!!


前回のあらすじ、ど、ど○て○ちゃうわ!!

 

農場

 

コウキ「ふぃ~……やっぱここにいるのが落ち着くなぁ~……」

 

コウキは麦わら帽子をかぶり、じょうろで薬草や野菜に水をかけていた。

 

コウキ「う~ん…!!青空の下で穏やかな風に吹かれながら川のせせらぎを聞きながらの農作業は人生満喫している気分になるな!」

 

それからコウキは農作物の状態を確認していた。

 

コウキ「うんうん!この調子ならあと3日あたりで収穫できるな!」

 

ストレア「わぁ~!!美味しそうな野菜だね~!!」

 

ス→\(о´∀`о)/ コ→(^ω^)

 

( о´∀`о)/ヤァホ‼ (^ω^ )

 

( о´∀`о)ビクッ‼(゜ロ゜;ノ)ノ

 

コウキ「い、いつの間に!!?」

 

ストレア「こんにちはコウキ!!」

 

コウキ「こ、こんちはストレア……けどいるならちゃんと声かけてくれ……」

 

ストレア「あっはは!ごめんごめん!!頭撫でてあげるから許して?」

 

コウキ「わしゃあ子供か?」

 

ストレア「年は分からないけど子供でしょ?」

 

コウキ「……まぁそうだけどさ……で?いつまで撫でているんだ?」

 

ストレア「う~ん!この撫でてごち!猫ちゃんみたい 」

 

コウキ「なんじゃそれゃ……」

 

SAOでお風呂などはあまり意味ないことだがコウキは「身だしなみの乱れは心の乱れ」っということで身だしなみに関してはちゃんとしている。

 

特に髪に関してはよくクルに乗っかられているので髪が痛む(実際はない)ような気がするのでちゃんとトリートメントはしていた。

 

コウキ(まぁ……嫌じゃないが……)

 

しばらく撫で続けられたコウキだがこのままじゃあらちがあかないのでストレアに聞いた。

 

コウキ「で?こちらになんのようなんだ?」

 

ストレア「ん?いつものお散歩 」

 

コウキ「ふ~ん……他に予定ないのか?」

 

ストレア「このあと予定があるからそろそろ帰るよ」

 

コウキ「へぇ~どんな?」

 

ストレア「ハンクとデート❤」

 

コ→゜゜( Д )

 

ポトッ…。。( Д )

 

キュキュ(´⊃ω⊂`)

 

パッ(・ω・)

 

コウキ「マジで?」

 

ストレア「うん!本当だよ!」

 

コ→(°Д°)

 

ストレア「じゃあそろそろもう行くね?」

 

コウキ「おっ、おうまたな?」

 

ストレア「バイバァーイ!!」

 

それからストレアはどこかえ行ったのであった、コウキはそのまま棒たちし、それからコウキは静かにクラウチングスタートのモーションに移行し……そして走り出した!!

 

コウキ「…………ァァァアアア!!リア充爆発しろぉー!!!!」

 

その顔を涙で濡らしながら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リズベット武具店内

 

ガチャ

 

リズ「いらしゃい……ってコウキじゃあない……ってどうしたの!?顔じゅう汗?まみれよ!?」

 

コウキ「ハァハァ……リズ……気にしたらダメだ……例の武器の件なんだが……ユウキ知らないか?店前で待ち合わせていたんだが……」

 

リズ「あぁ、ユウキなら今うちの休憩室にいるわよ、それでなによ?追加依頼って?」

 

コウキ「ああ、俺の武器の研磨とクナイと鉄球の追加発注に頼まれた武器の強化をな」

 

リズ「うへぇ……そんなにあるの……?」

 

コウキ「まぁな」

 

リズ「……まぁいいわ、例の武器はどうする?今から作る?」

 

コウキ「いやその件の前にユウキを呼んできてくれないか?」

 

リズ「わかったわ、ちょっと待っててね」

 

リズは店の奥へと入っていった…少したつとユウキといっしょにリズが戻ってきた。

 

ユウキ「お待たせコウキ!」

 

コウキ「あぁ……てかなんでリズの店の中に?店前で待ち合わせだろ?」

 

ユウキ「えぇっと……それは……」

 

リズ「私が入れたのよ」

 

コウキ「あぁそうなのか?それでユウキの武器の前に追加依頼のほうを先に終わらせてくれないか?」

 

リズ「?なんで?」

 

コウキ「もうそろそろ防具のほうも完成してそうだからそれを先に取りに行こうと思ってな?」

 

ユウキ「えぇ……ボク今すぐ武器を作るところ見て見たいんだけど?……」

 

コウキ「あとのお楽しみに取っとけって」

 

ユウキ「ぶぅぅ……」

 

納得していないのかふくれ面になるユウキ……

 

コウキ「はぁ……あとでなんか奢ってやるからあとでな?」

 

ユウキ「!……わかった!」

 

コウキ「現金なやつでワロタ」

 

ユウキ「なにぉーこのぉ!!」

 

コウキ「ちょっ!?くすぐるな!!プッ!アッハハハ!!や、やめれアッー!!」

 

リズ「プッ!くっくく……!ユウキもっとやれ~!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「これが俺の投擲武器の素材でこれが強化予定の武器とその素材な」

 

あれからコウキはストレージから自分の武器と投擲武器素材とフィリアに預かった武器と素材にある素材をリズに渡していた。

 

ちなみにユウキは店のすみに横たわっている……なにがあったんだろうなぁ?(すっとぼけ)

 

リズ「わかったわ……さてこれはしばらく時間が掛かるわね……じゃあちゃちゃっと済ませるからはやく戻ってきなさいよ?」

 

コウキ「いやちゃんとやってくれ……じゃあ防具取ってくるわ」

 

リズ「あれ?そういえば、防具ってことは鉱石見つかったの?」

 

コウキ「まぁね、鈴音鉱石ってゆうホロウ・エリアで偶然で見つかってな、昨日アルゴに頼んで防具屋の方に送ってもらった。」

 

リズ「そうなの……見つかってよかったわね」

 

コウキ「本当にだよ……じゃあ行ってくるわ、ほらいい加減起きろよ!」

 

ユウキ「うぅん……いったいなにが……」

 

コウキたちはドアを開けて出ていこうとするが……

 

コウキ「そうそう、お金は出来次第に渡すから」

 

リズ「分かっているわ、じゃあまたあとでね」

 

そう言ってからあらためて店から出たのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商店街

 

コウキたちは防具店を目指しながらお店を見て回っていた……

 

ユウキ「あっ!これは……」

 

コウキ「ん?なんだ?」

 

ユウキが声をかけた方向にはカチューシャとかの髪止めの専門店らしく、ユウキの見ているのはその商品の1つらしく真紅の布地に白の十字架のマークの入ったバンダナだった。

 

コウキ「それがどうかしたのか?」

 

ユウキ「……うんここに来る前に着けていたのと似ててね、まぁマークは違うけど」

 

コウキ「そうなのか……うんよし!」

 

ユウキ「コウキ?」

 

コウキ「すいませ~ん!!これ欲しいんですが?」

 

???「はいはぁ~い!!ただいま~」

 

すると店の奥から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピンクのアフロにダンサーみたいな服を着た最初にオがつき、最後にマがつくゴリマチョな新人類的ななにかがあらわれた!!

 

その姿にコウキたちは……

 

コ→(゜ロ゜;ユ→(゜ロ゜;

 

オ○マ「もう!なによ!?冷やかしなら帰って!!」

 

コウキ「ハッ!いやあのこのバンダナを1つ欲しくって……」

 

オ○マ「あらそうなのぉ~?もしかしてその彼女~?」

 

ユウキ「か、かの///……!」

 

コウキ「い、いやちが(r」

 

彼女の言葉に赤くなってしまった二人にオ○マは……

 

オ○マ「あら!もしかして付き合いだしたばっか?いい~わ~ね~!!もう!サービスしちゃう!!そうねぇ~……このバンダナなんか合うじゃな~い?」

 

オ○マに渡されたバンダナは明るい青に銀色の盾に同じく収納された銀色の剣のマークが施されたバンダナだった。

 

コウキ「あのいいんですか?」

 

オ○マ「いいのいいの!……そうだ!1つ聞かしてくれる?」

 

コウキ「は、はい!なんでしょう?」

 

オ○マ「君ってもしかして「アシュレイ」の弟子かなにか?」

 

コウキ「!?なんで師匠の名前を」

 

コウキは昔裁縫スキルマスターで服飾職人とゆういわゆるリズの鍛冶職人の「マスターメイサー」と同じ、「マスターテーラー」とゆうプロの服飾職人であるアシュレイのもとで服や防具のデザインを学んだことがあった。

 

オ○マ「あぁん!!やっんぱり?アシュレイとはお互いに職人素人時代からの知り合いよん!」

 

コウキ(あぁ……だから師匠と同じオーラを感じたわけだ……)

 

ガクッっとうなだれるコウキに続けてオ○マは話した!

 

オ○マ「おっと!すまないわねん!!自己紹介がまだだったわね!私の名は「カーシャ」よ!周りからは「ママン」っと言われているわん!これからよろしくねん!!」

 

コウキ「はぁ……これからよろしくお願いしますカーシャさん……私はコウキ、でこの子はユウキ」

 

ユウキ「ど、どうも……」

 

カーシャ「コウキちゃんにユウキちゃんね!うちは髪止めを売るのも仕事だけど髪のセッティングなんかもやっているのよ!どちらかに用があったらまた来てね!!」

 

コウキ「……そのときはお願いします……でお代なんですがぁ……」

 

カーシャ「いいわよん、タダで」

 

ユウキ「えっ!?いいの?」

 

カーシャ「アシュレイのとこの子なら最初はタダでいいわよん!けど次回からは払ってもらうわよん?」

 

ユウキ「あっ、ありがとうございますカーシャさん!」

 

カーシャ「うふん❤今度はお友達なんかも連れてくるのよ?」

 

コウキ「いちおう言っておきます……それではこれで…」

 

カーシャ「はぁ~い❤またね~ん!!」

 

ユウキ「それじゃあまた~」

 

コウキたちは店から出ていった。

 

ユウキ「意外といい人だったね!」

 

コウキ「あぁ……そうだな……師匠の友人ならあの性格も納得できる……」

 

ユウキ「そうなの?……えとね……コウキありがとうね」

 

コウキ「ん?なにがだ?」

 

ユウキ「これのこと」

 

ユウキが手のひらに出した物は先程貰った赤いほうのバンダナだった。

 

コウキ「あぁ別にいいさ……そうだ!今着けてみてよ」

 

ユウキ「えっ?う、うんいいよ?ちょっと待っててね……」

 

ユウキは装備ウィンドウから今着けている黒のカチューシャを外し、代わりに先程のバンダナを着けた。

 

ユウキ「ど、どうかな?」

 

コウキ「うん!よく似合っているよ」

 

ユウキ「えっへへ///ありがと!」

 

コウキ「……やべ!もう時間がこんなに!!急いで行かないと!!」

 

ユウキ「そうなの!?じゃあ急がないと!!」

 

ユウキはコウキの手を繋ぎ、走り出した!

 

ユウキ「さぁ!!行こう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

ストレア「お待たせ~」

 

ハンク「……いや」

 

ストレア「じゃあさっそく行ってみよ~う!!」

 

ストレア「「アークソフィア一番おいしいデザート巡り」~!!ふふぅん!楽しみ~」

 

ハンク「お、俺の金がぁ~……!!」

 

ストレアはウキウキワクワク、ハンクはしくしくメソメソっとそれぞれの想いを持ちながら歩いていった……




次回はついに新装備だお!!次回をお楽しみに!!


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デートに逝ってきます……(後編)

さて今回は新装備編!!うんちくだね今回…………ではどうぞ!!


前回のあらすじ、ラブ注入❤

 

防具屋

 

コウキ「こんにちは~」

 

ユウキ「失礼しま~す……」

 

カーシャさんの店から出たあとまっすぐ防具屋に向かった、店の扉を開けたが中は静まり返っていた……

 

ユウキ「?誰もいないよ?」

 

コウキ「……いやそんなはずない……いないなら今入ってきた扉は開かないはずだ……」

 

ユウキ「じゃあやっぱりどこかにいるんだね?」

 

コウキ「あぁ……作業場にいるかもな」

 

コウキはそう言って店の奥へと足を踏み入れた、すると!!

 

ユウキ「?……!?コウキあれ!!」

 

コウキ「どうした?……!!?」

 

ユウキの指差した場所には……足が見えていた!

 

慌ててそばに近づくと鍛冶職人がうつ伏せで倒れていた!

 

コウキ「おい!おい!どうしたんだ!?おい!!」

 

コウキは体を揺らしながら声をかけると

 

鍛冶職人「うごおぉぉぉ…………うごおぉぉぉ…………」

 

二人「「……………………」」

 

コウキ「寝ていただけかい!!」ベシッ‼(*`Д´)ノ!!!

 

ユウキ「あっははは…………」

 

コウキはツッコミを入れ、ユウキは苦笑いをした。

 

コウキ「起きろ!!来たんだから起きろ!!」

 

コウキは乱暴に揺すると

 

鍛冶職人「う…うぅん?おぉ!お前さんか!」

 

コウキ「たく……びっくりしましたよ……来てみたら倒れているんなんて……いったいなんでそうなったんですか?」

 

鍛冶職人「おぉ!たしかアルゴってゆう姐さんが鉱石を届けてくれたんで思わず夜通しで作業してて……完成したところで…………」

 

コウキ「力尽きて寝たと?」

 

鍛冶職人「……まぁそうだな」d(^-^)

 

コウキ「……はぁ…………」

 

笑顔でサムズアップする職人にため息をするコウキ……

 

鍛冶職人「でだ、鉱石……見つけ出してくれたんだよな?」

 

コウキ「たまたま偶然に恵まれたんですよ」

 

鍛冶職人「あははぁ!!ほんとに恵まれているなおい!で、そのお嬢ちゃんが俺の作った防具の……」

 

コウキ「はい、今回作った防具はこの子用に作った防具です。」

 

ユウキ「はじめまして、ボクはユウキ!」

 

鍛冶職人「ほほう!元気なお嬢ちゃんだ!気に入ったぞ!」

 

ユウキ「えっへへ、ありがと!」

 

鍛冶職人「さぁ!防具はもう完成している!!お目にかかるか?」

 

ユウキ「うん!」

 

コウキ「ぜひお願いします。」

 

鍛冶職人はにやりっと笑うとなにかを布で被せた物の布を握った。

 

鍛冶職人「今までで最高の作品だ……まぁデザインは兄ちゃんが作ったやつたがよ」

 

バサァ!!

 

コウキ「ほおぉ……」

 

ユウキ「わあぁ!!」

 

そこには服屋とかで見る着せ替えドールに着せられた防具がそこにあった…

 

体防具はスケイルアーマーの形状に似せて幾つものアメジストを薄く伸ばし、重ねたプレートアーマーで肩と上腕部分も同じ技術を使われていた。

 

体防具は装甲を前面に置いた設計で背後による攻撃は危険だがそのぶん前面部分の防御力は見た目以上に高く、動きやすさと軽さは高い

 

手防具も体防具と同じ装甲と技術が使われている、手は剣の握りやすさにオープングローブにしてある。

 

腰アクセサリはユウキが使っていたものをモデルにし、バージョンアップさせたものでデバフに対し高い無力化性能が高い

 

足防具も同じくユウキが使っていたものをモデルにし、バージョンアップさせたもので前のものより踏み込み易く、太ももの前と横を装甲を着けていることにより防御力もアップしてある。

 

最大特長は防具、戦闘スーツ設計に防具の人体一体設計である。

 

防具、戦闘スーツ設計はまんま防具を戦闘スーツのように一体型にした設計、今までは普通の服の上に防具を着るとゆう着方だったものを元から防具に合う服……とゆうよりベルトを固定するための輪っかのついたのタイツ服を着てから防具を着けることにより無駄を無くし、より高性能の防具となった。

 

しかし通常のプレートアーマーだと動きにくかったりやスケイルアーマーのようにすると防御力低くなってしまうため、もうひとつの防具の人体一体設計の出番である。

 

これはプレートアーマーの特長とスケイルアーマーの特長を合わせた新たな設計であった。

 

これは元々前から新たな自分の防具の設計に考えたものをユウキ用に新たに設計し直した物である。

 

プレートアーマーは頑丈な作りなので防御力は高いが重く、動きにくい

 

スケイルアーマーは防御力はまぁまぁあり、軽く、動きやすいがプレートアーマーと比べるとやはり防御力は低い

 

のでスケイルアーマーのような鱗の装甲1枚1枚作り、結い合わせるようにする、しかしこれではプレートアーマーとさほど変わらないくなるので鱗装甲の1枚1枚の間に伸縮自在で頑丈な布を下地に縫い合わせることで動くときは自由自在に動けり、防御時には最大限に防御力を上げることにできる。

 

まさに動きやすさ、防御力の高さのバランスにおいて最高クラスの防具となった!!

 

 

コウキ「……さすがの仕上がりだ……ステータスは…………!?なん…………だと!?」

 

ユウキ「どうしたの?」

 

コウキ「……今使っている、俺のブルーリザードシリーズより……1.5倍は性能が高い……」

 

ユウキ「えっ!?」

 

コウキ「いや……高性能防具とはなるとは思っていたが……ここまで差が付くとは……なんちゅうものを作ってしまったんだ俺は……」

 

俺の才能こっえ~とか言うコウキだったが鍛冶職人に向き直った。

 

コウキ「さてここまでの作品を作ってしまったからにはそれ相応の報酬を…………」

 

鍛冶職人「…………いらんよ」

 

コウキ「はっ?」

 

鍛冶職人「いらんっと言ったんだ、今までの自分の最高傑作を大幅に越える作品を作れて満足だ……だからいい……報酬はそうだな…………お嬢ちゃん、着て見せてくれ、それだけでいい」

 

コウキ「…………分かりました、ユウキ」

 

ユウキ「うん!着てくる!」

 

鍛冶職人「この部屋から出てから左に更衣室があるからそこで着替えるといい」

 

ユウキ「うん!ありがとうございます!」

 

ユウキが着替えているあいだコウキはストレージからアイスハーブティーの入った水筒を鍛冶職人の出したコップに注いだ。

 

コウキ「どうぞ、うちで作ったハーブティーです、温かくても冷やしても美味しくて疲れが取れます。」

 

鍛冶職人「おお!ありがとう」

 

コウキ「いえ、これぐらいしませんと示しがつきませんよ」

 

鍛冶職人「お前さんもあれを作るのに苦労がかかっただろ?作った身ならわかるさ」

 

コウキ「まぁまぁですかね?見た目はあの子の服をモデル、防具の基礎設計は前から書いていたものだったので完全に1から作るよりは…………」

 

ユウキ「着替えたよぉ~」

 

鍛冶職人と談笑を楽しんだところでユウキが着替え終わった。

 

鍛冶職人「おお!」

 

ユウキ「えっへへ、どうかな?」

 

コウキ「おう!攻略組の中でひときわ腕が立つように見えるよ!」

 

ユウキ「えっへへありがとコウキ!」

 

コウキ「そういえばその防具の名前は?さっき見たとき見逃した」

 

ユウキ「えっとね、「アメジストパラディンクロス」シリーズだね」

 

コウキ「ほうほう…………「聖騎士」に「聖衣」ね」

 

ユウキ「それより……前のやつより動きやすい!」

 

コウキ「そうか、うまくいったか……今回……ありがとうございます」

 

鍛冶職人に向き直り、頭を下げた、ユウキも慌てて頭を下げた。

 

鍛冶職人「いいんだ、いいんだ!……最高の仕事を出来たんだ、もう満足だ……」

 

コウキ「そうですか、ではこのあとも用事がありますので今日はこのへんで」

 

鍛冶職人「おう!また来てくれよな!!」

 

コウキ「はい、それでは」

 

ユウキ「それじゃあまたね!」

 

コウキたちは防具屋から出た……

 

鍛冶職人「……ちゃんとお嬢ちゃんを守ってやるんだぞ…………さて今日は疲れたから寝るか!!」

 

鍛冶職人は自分の部屋に戻っていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リズベット武具店

 

リズ「へぇ~……うちから出ていったあとそんなことがあったのね」

 

コウキ「まぁな」

 

ユウキ「うん!これからはこの防具で頑張っていくよ!!」

 

コウキたちは防具屋から出たあとまっすぐリズベット武具店に向かった、それでリズに出たあとのことを話した。

 

コウキ「さてリズ、頼んでいた物は?」

 

リズ「もう済んだわよ、量が多かったからしんどかったけど…………」

 

コウキ「すまないな、最後にユウキの剣を……」

 

リズ「わかっているわよ、さぁユウキ、剣を」

 

ユウキ「うん……わかってる……」

 

ユウキはストレージからここにくるまで使っていた剣を取り出した。

 

ユウキ「……短い間だったけど今までボクの命を守ってくれてありがとう……」

 

ユウキはぎゅっと剣を抱き、そしてリズに渡した。

 

コウキ「リズ、お願い」

 

リズ「……任せなさい!」

 

リズは炉に移動し、炉に火を着けた!

 

リズ「じゃあ始めるわよ」

 

コウキ「あぁやってくれ」

 

リズは鍛冶用のシステムを操作し、それからユウキの剣を炉に入れ、少し時間が立つと剣を取り出した、すっかり固さを失った剣をリズは防火素材で出来たグローブで引っ張り出した、するとまばゆい光を発したと思ったら収まり、そこにはひとつずっしりとしたインゴットがあった。

 

リズ「じゃあ続けるわよ」

 

ユウキ「うん……」

 

リズはストレージから俺が渡しておいた素材の入った袋を取り出し、先ほど出来上がったインゴットといっしょに炉に入れた。

 

リズ「……これからはしばらく時間がかかるし、私も手が離せないから聞いておきたいことは?」

 

コウキ「じゃあ俺の依頼品すべて、どこにある?」

 

リズ「それはそこの、レジの横にあるわ」

 

コウキ「了解した。」

 

コウキはユウキの横からレジのほうに移動した。

 

コウキ「…………これか」

 

コウキは武器に被せているであろう布を取り払うっと自分の武器とフィリアの武器が表れた。

 

メタルリザードマンソード+6、クイーンリザードレイピア+6、キングリザードンハンマー+6にクナイ30本と鉄球30球で……

 

コウキ「これがフィリアの新たな武器……」

 

名は「メタルソードブレイカー」、フィリアと集めた素材に俺の片手剣に使われている、メタルリザードマンの素材を少し入れたのだ。

 

コウキ「……いい武器だ、見ただけで分かる……」

 

コウキはすべての武器をストレージにしまった。

 

コウキ「さて戻るか」

 

コウキはユウキたちの元に戻るとリズがハンマーを振っているのをユウキは少し離れたところで見ていた。

 

コウキ(……しばらくかかりそうだな……椅子を出すか)

 

コウキはストレージから携帯用の折り畳みイスを2つ出した。

 

コウキ「ほらユウキ」

 

ユウキ「あっ、ありがとう」

 

コウキ「あと飲み物も……リズ、ここに置いとくぞ」

 

リズ「うん、サンキュー」

 

ユウキに手渡しで飲み物を渡し、リズが作業して場所から手が届く場所に飲み物を置いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく時間は経ち……うとうと眠くなってきたところをまばゆい光が発した!

 

リズ「……出来たわよ」

 

ユウキ「ほんと!」

 

リズ「えぇ、見てみなさい」

 

いそいそっとリズのほうへと行ってみると!

 

ユウキ「わぁ……!!」

 

コウキ「……やはりか」

 

ユウキたちが見た先には先ほどのユウキの剣と同じ形の剣だが前は黒紫色に対し透き通った、まるでアメジストの宝石が1本の剣の形になったかのような感じだった!

 

リズ「……名前は……「アメジストクリスタルソード」」

 

コウキ「まんまだが……ユウキ、持ってみろ」

 

ユウキ「うっうん……」

 

ユウキは恐る恐る剣を握ると

 

ユウキ「!」

 

そのまま持ち上げた。

 

ユウキ「ちょっと離れててくれる?試し振りする。」

 

コウキ「ああ分かった、リズこっちに」

 

リズ「わかったわ」

 

コウキたちが離れたところでユウキは基本的な片手剣の素振りを始めた。

 

しばらくしてユウキが素振りを止めると

 

ユウキ「……うん!いい剣だよリズ!!」

 

リズ「ほんと!いっいやとうぜんでしょ?」

 

内心心配していたようで、すぐにいい直したリズ

 

コウキ「おめでとうユウキ!」

 

ユウキ「うん!ありがとうコウキ!!」

 

コウキ「さて精算しないとな、リズいくら?」

 

リズ「そうね…………これくらいかしら?」

 

コウキ「…………だいぶかかるな……はい送信!」

 

リズ「毎度あり~」

 

コウキ「さてあとはフィリアにこの武器を渡さないと」

 

リズ「フィリアってホロウ・エリアで会ったって言う子?」

 

コウキ「ああそうだ」

 

リズ「ふぅ~ん……なら届けに行くなさいよ」

 

コウキ「えっ?けどユウキが……」

 

リズ「ユウキは私とお喋りするからいいのよ」

 

コウキ「そうか?じゃあまたあとで」

 

リズ「うん!行ってらしゃい~ 」

 

コウキは店からでて行った……このあとにある発表がでることを知らずに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

そのころハンクたちは…………

 

ハンク「もっ、もういいだろストレア?」

 

ストレア「うっふふ、まだまだこれからだよぉ~」

 

ハンク「も、もうだめよおおぉ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイフの残金がもう0に近いよおおぉ!!」

 

ハンクは頭を抱えて絶叫した!




2日かけて書きましたお……感想お願いします!!


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ポ○プ!ステ○プ!ハプニング~!!

恋愛紳士!社会人! 夏の暑さにイライラする!!……はいではどうぞ!!


前回のあらすじ、ユウキは新しい装備を手にいれた!

 

あれからまっすぐ転移門に向かい、ホロウ・エリアに来たコウキは……

 

コウキ「お、落ち着けフィリア!!まだ慌てる時間ではない!!?」

 

フィリア「…………覚悟なさい…………」

 

フィリアが殺人的オーラを出してジリジリっとコウキに近づいた…………

 

なんでこうなったかとゆうと……すこしの時間を遡る……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホロウ・エリア管理区

 

シュイイーン!!

 

コウキ「よっと、フィリアー!来たぜぇ~」

 

コウキは声をかけたがそこには誰もいなかった。

 

コウキ「あれ?いない?どこに?…………あぁ、あそこかな?」

 

コウキがあそこって言った場所は前にフィリアが住んでいる安全地帯、コウキは前にフィリアに安全地帯のマップを渡されていた。

 

ホロウ・エリアの安全地帯はマップにはうつらないシークレットエリアで、フィリアがここに飛ばされたときにその近くに飛ばされてきたのだ、一ヶ月間はそこを拠点にして暮らしていたのだ。

 

コウキ「えっ~とその場所からどれくらい離れているんだ?」

 

コウキはコンソールをいじり、マップを見比べながらその目的地の場所を照らし合わせていた。

 

コウキ「……どうやらここからそう遠くないところにあるようだな……今回は戦闘はないからこれを使うか」

 

コウキは装備ウィンドウを出し、あるものを装備をした。

 

コウキ「久々だな、この「カメレオン・ローブ」は…」

 

カメレオン・ローブの効果は周囲の景色を常時溶け込む、故に隠蔽度の高いまさにカメレオンなローブである、しかし全身に覆うほどの大きさなので戦闘には使えないので普段はストレージに締まっている。

 

コウキ「さぁって行きますか?」

 

コウキはコンソールを操作し、転移したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

安全地帯

 

コウキ「ここか……立派なお家だな……」

 

あれからしばらくしてコウキは安全地帯に着いた。

 

コウキはなんでこんなこといい出すかと言うとコウキの目の前には高さ50メートルはありそうな巨木にツリーハウスがちょこんっと25メートルあたりに建てられていた……ちなみに行く方法は縄はしごで登るとゆうね、ツリーハウスにありがちな方法だった。

 

巨木の根本からすこし離れた場所に焚き火があった……まだ燃え盛っているところ、つい先程までいたようだ

 

コウキ「さてどうするか?待っていてもどれくらい待つことになるか……ん?」

 

焚き火の前で朽ち木を椅子にして座っていたコウキはふっと入り口から左のほうに向くと不自然に左右に分かれた枝や踏み潰された草が見えた。

 

コウキ「これは……獣道か?」

 

調べたところここは何度も行き来したようでその先に道が続いていた。

 

コウキ「ん~こうゆうときクルが居てくれればお留守番させて調べに行くんだが……まぁいいか」

 

コウキはカメレオン・ローブをかぶり直した。

 

コウキ「これから探索ミッションを開始する……なんてな」

 

コウキはその獣道へ歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「これは……水の流れる音か?」

 

コウキはしばらく歩いていたら徐々に水が流れる音が聞こえてきた。

 

コウキ「この近くに川かなにかあるのか……」

 

それからズンズンっと進むと川が見えてきた。

 

コウキ「やはり川か……のどが乾いたから水を飲むか」

 

コウキは川に近づき、手を器にして水をすくって飲んだ。

 

コウキ「ぷはぁ!冷え冷えだ!うまい!上流から近いからかな?」

 

コウキは川のほとりで休んでいた。

 

コウキ「ここは環境がいいな、川魚もいるようだしフィリアもここで魚とか採っているのかな……」

 

コウキはふっと上流ほうへ見た。

 

コウキ「ここから見てそう遠くないところに滝があるようだな……もう少し探索してみるか……」

 

コウキは上流のほうへ登っていった、それがのちに過ちをおかすことになるとは知らずに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川・上流・滝前

 

コウキ「ういしょっと!!ふひー!やっと着いたぁ~」

 

コウキは最初は上流の坂を登っていのたが途中段差になっており 、そこからは乗り上げるように登りつづけ、やっとこそ登り終えたのであった。

 

パシャ

 

コウキ「ん?魚か?」

 

仰向けになっていた体を起こし、音がしたほうへむくと

 

フィリア「……………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全裸のフィリアさんがいました。

 

コウキ「ウッウホ?」(;^ω^)

 

あまりの突然の出来事に動けずに間抜けな声をあげたコウキ……それをガン見しているとみたフィリアは次に起こした行動は!!

 

フィリア「み!見るなぁー!!」ブンッ!!

 

湯浴び用の桶をコウキに目掛け力一杯投げ付けた!!

 

コウキ「ふげぇー!!?」

 

見事にクリティカルヒットしたコウキはそのまま下段に、川に頭から落ちていった!

 

コウキ「アッーー!?」

 

ザバァーーン!!!

 

フィリア「ぜぇぜぇぜぇぜぇ……み、見られた……それももろに…………もうお嫁にいけない…………」ガクッorz

 

それからのことは今に至るのであった。

 

ちなみにもうフィリアは服を着ている、青ポンチョを外しているが、コウキは服を濡らしてしまったのでいつもの防具に着替えていた、でっ今はツリーハウスのほうへ戻ってきている。

 

コウキ「フィリア!これは事故だ!!探求心による事故だ!!けっして!覗きに来たわけではない!!」

 

フィリア「ウソおっしゃい!!なによそのローブ!!完全に隠れるためのものじゃあない!!」

 

コウキ「こっ、これはモンスターから隠れるためのもので……てか覗くなら覗くでわざわざ真っ正面に登ってくるか!!そこらの草木に隠れて覗くわ!!」

 

フィリア「やっやっぱり覗く気だったのね!!この変態!!」

 

コウキ「ちっちが!今のは手段であって!!あーもう!!なんでこうなった!?」

 

それからしばらく、言い争いが続いたのであった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「…………とりあえず、結果的に見てしまったことにすまなかった…………」

 

フィリア「…………もういいわよ…………それでここに来たってことは出来たんでしょ?」

 

コウキ「あぁ……これだ」

 

コウキはメタルソードブレイカーをフィリアに送った。

 

フィリア「……どうもありがとね…………それでお金だけど」

 

コウキ「いいよ、くれなくって」

 

フィリア「えっ?」

 

コウキ「不可抗力とはフィリアの…………見てしまったからな、お詫びにお金はいらないよ」

 

フィリア「ふーん……そう、ありがとね」

 

コウキ「いいさ、……あぁはらへったぁ~」

 

コウキはそのまま仰向けに倒れた。

 

フィリア「御飯まだ食べてないの?」

 

コウキ「あぁ……フィリアの武器を受け取ったあとにまっすぐこっちに向かったからな……」グッ~

 

コウキはふて寝状態で腹を鳴らしていた。

 

コウキ「もう午後3時か……そりゃ腹減るわ……しゃあない、保存食とデザートで腹を満たすか」グッ~

 

コウキはストレージから食べ物を出して食べていたら

 

ピコンピコンピコン!!

 

コウキ「ん?メールだ、キリトからか……なになに……!いよいよか……」

 

フィリア「なに?どうかしたの?」

 

コウキ「……ボス部屋が見つかった。」

 

フィリア「それってつまり……」

 

コウキ「あぁ……明日の午後に出発だ」

 

フィリア「そう……気をつけてね……」

 

コウキ「あぁ……そろそろ戻るわ」

 

フィリア「うん……またね」

 

コウキ「あぁまた来る」

 

コウキは安全地帯から出ていった……




すこし少なめかな?感想よろ!


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76層ボス攻略前夜、勇気の一歩

はい今回はボス攻略前夜です!今回ユウキが凄い!!ではどうぞ!!


前回のあらすじ、コウキラッキースケベ獲得!

 

コウキ「うれしくないわ!!」

 

フィリアの元からエギルの店に戻った俺は迷宮区から戻ってきたキリトたちにボス攻略の情報を聞いていた。

 

今エギルの店にはいつものメンバーが揃っている。

 

コウキ「さてキリトよ、今回のボスの情報はどんなんだ?」

 

キリト「……前にも会ったことのあるやつだった……」

 

コウキ「会ったことのあるやつ?」

 

キリト「前にコウキに話したレベルが以上に高いモンスター、今回のボス攻略のモンスターとまったく同じだった……」

 

コウキ「じゃあ今回のボス攻略は簡単になったんだ!よかった!」

 

キリト「……それがそうもいかないんだ……」

 

コウキ「なんで?」

 

アスナ「今までフィールドと迷宮区に何週間も時間がかかってそれでボス攻略をしていたんだけど、今層のフィールドや迷宮区は今までより狭まったいたの……それが…………」

 

ハンク「……ボス部屋の広さが前のボス部屋の半分しかない……」

 

コウキ「なっ!?それはつまり!」

 

ハンク「俺たちのボス攻略参加プレイヤーの自由に行動するスペースが今まで数じゃあ自由に動け無くってしまう、だから参加プレイヤーの限度数が20人ちかくまで減った……」

 

コウキ「…………マジか……」

 

今までのボス攻略、参加プレイヤー限度数は50人ちかく、それでもモンスターの攻撃で死ぬプレイヤーはいる……俺たちがいなかった75層での死亡数は14人……クォーター・ポイントのモンスターが強力になるのは……自分も25層のボス攻略で体験したことがある……

 

74層からあるボス部屋の結晶無効化エリアにクォーター・ポイントモンスターでは無いにしろ強力なボスモンスター、76層で起きた熟練度の低下などバグ騒ぎ、そして今回のボス攻略参加プレイヤーの限度数の激減に今までとは違う危険さにキリトたちも暗い顔をなる……

 

コウキ(だがそれでも)

 

コウキはみんなにこの気持ちを打ち明けようとする前に行動をする者がいた、ユウキだ

 

ユウキ「大丈夫!みんなとなら!!」

 

コウキ「ユウキ……」

 

ラン「ちょっとユウキ!これは遊びじゃあないのよ!?」

 

ユウキ「分かっている……けど姉ちゃん、ここで逃げちゃ今までクリアを目指した人たちに申し訳ないし、」

 

それにっとユウキは付け足す

 

ユウキ「べつに考えないで言ったんじゃあないんだよ?ちゃんと考えて……それでも行けるっと思ったから言ったんだよ!だってボクが今まで見てきたなかで最も強いみんなとなら行ける、ボクはそう思う……みんなは違うの?……」

 

ハンク「…………クッ!クックックックッ」

 

突然笑いだすハンクに向くみんな、すると

 

ハンク「まったく……だいぶ年下の子に心配されるとは……年をとったか俺は?……まったくこれじゃあいいとこなしじゃあないか……」

 

ハンクはイスから立ち上がり、みんなの前に立つと

 

ハンク「俺は乗るぜ!そもそも逃げる気はないし負ける気はない、不安要素が多いい?上等だ!!分の悪い賭けは嫌いじゃあない、おいお前らはどうなんだ?」

 

ハンクがそう言うと

 

キリト「まったく、心配して損した……勿論行くよ。これまでだってやってこれたんだ……ここでやめたらもったいないじゃあないか」

 

コウキ「さすがキリト!重度のゲーマー!!俺も元々行く気だし、あともうちょいでこのクソゲーもクリアだしな」

 

それにっとコウキは付け足す

 

コウキ「ここにはチート級のプレイヤーがいるんだぜ?キリトの「二刀流」、俺の「小太刀」、兄貴の「斬馬刀 」、お嬢の「蛇剣」の使い手がいるしな負ける気がしないなぁ~……なぁお嬢?」

 

ラン「……そうですね……ちょっと気落ちしてしまいましたね……」

 

うつむいた顔をあげるラン……その目には強い光が灯っていた!

 

ラン「ここで挫けてしまったらもう自分に自信が持てなくなってしまう……だから私も戦います!」

 

ユイ「私もできる限りパパたちのサポートを頑張ります!」

 

アスナ「……そうね、キリト君たちの力もそうだけど私たちも新しい仲間も入ったんだ、私も頑張るわ!」

 

アスナはリーファ、シノン、ユウキたちを見ながら言った。

 

リーファ「私も足手まといになるためにここにいるんじゃあない!!キリト君たちの手助けしたい!」

 

シリカ「わ、私もピナも少なからずお手伝いします!ねっピナ?」

 

ピナ「キュル!!」

 

シノン「私も自分の記憶が消えたまま……自分自身が分からないまま死ぬつもりはないわ」

 

リズ「ここで投げ出すリズ様じゃあないわ、みんなの武器の面倒を見なきゃだし私も付き合うわ」

 

エギル「俺も現実で待たせているやつがいるんだ、それにいっぱい稼ぐまで死ぬ気はねぇ」

 

クライン「俺も彼女ができるまで死ぬ気はねぇ!!」

 

ハンク「できたら死ぬんですねわかります」

 

クライン「なんだとお!!」

 

突然のハンクとクラインの漫才にみんなが笑うなかコウキはユウキに近づいた。

 

コウキ「ユウキ……よくやった。」

 

ユウキ「えっ?なにが?」

 

コウキ「君の言葉が彼らを動かした、そのお礼さ」

 

ユウキ「うぅん……ボクは後押しだけだよ」

 

コウキ「それでもありがとう……けどなんであんなこと言えたんだ?」

 

ユウキ「……「ぶつからなきゃなにも伝わらない」」

 

コウキ「その言葉は?」

 

ユウキ「ボクが大切にしている言葉、ぶつからなきゃなにも伝わらない、それが自分にとってそれはどんなに真剣か……とかね!」

 

ニコッっと笑うユウキにコウキは少し照れながらもこう言った。

 

コウキ「いい言葉だね……「ぶつからなきゃなにも伝わらない」……か……」

 

キリト「おおい!ふたりともボス攻略の話があるからこっちに来てくれ!!」

 

コウキ「分かった!……じゃあいくか?」

 

ユウキ「うん!行こう!!」

 

二人はキリトたちの元へ戻っていった……




はい!ユウキの名台詞キター!!次回はいよいよボス攻略編!!次回期待しててください!!感想募集中!!ではまたバイバイ!!


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戦う意味…………それは!!

さぁって頑張って行くか!!ではどうぞ!!


前回のあらすじ、は○めの一歩

 

コウキの部屋

 

コウキ「……準備よし!」

 

コウキはあれからアスナから今回のボス攻略の相手の情報を聞いた、相手の攻撃技の対策や弱点武器などを聞き、それから次の日の今攻略準備を進めていたが今終えた。

 

ちなみに時刻は午後1時頃、クルはベットでくるまっている。

 

兄貴たちはボス攻略に参加するユウキたちに午前8時からレベリングの手伝いをしている……何故か自分から望んで行った……槍でも降ってくるのか?

 

コウキ「さて昼飯を食べに行くか、クル行くぞ」

 

クル「クゥル」

 

クルはコウキの肩に飛びついた、いつものクルが乗る位置に移動したところで部屋から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

エギル「おうコウキ!いよいよだな」

 

コウキ「あぁ……ここまで色々な目にあったがやっと次への場所に開放しに行くんだ!万全にしないとな」

 

エギル「そうだな、さあってなんにする?」

 

コウキ「ん~今回は辛いものが食べたいし……ペペロンチーノ、サラダ・スープのセットを……」

 

カランカラン!

 

エギル「いらしゃい!」

 

ストレア「こんにちわぁ~!」

 

コウキ「ストレアか、こんにちは」

 

ストレア「あっ!コウキ~!いたのね!」

 

コウキ「まぁな、ストレアは今日は何しに?」

 

ストレア「うん、お昼をちょっと食べにね!」

 

コウキ「そうなのか?俺もちょうどお昼なんだ、ペペロンチーノとそのセットを食べようと思ってな」

 

ストレア「わぁ私もそれ頼もう!あとアイスピーチティーに食後にミルクティーを」

 

コウキ「俺も飲み物をアイスレモンティーを頼む。」

 

エギル「あいよちょっと待ってろ」

 

エギルは厨房へ向かった。

 

コウキ「エギルが飲み物を持ってくるまでこっちで待ってよ、なんなら一緒に食べる?」

 

ストレア「いいの?じゃあお言葉に甘えて!」

 

ストレアはコウキの向かい側の席に座った、するとエギルが飲み物を持ってきた。

 

エギル「あいよおまちどう、パスタセットはまだ少しかかるからな」

 

ストレア「分かった。」

 

エギルが厨房へ戻っていたらさっそくそれぞれの飲み物を口でストローにくわえて飲み物を飲みだした。

 

コウキ「そういえばストレア、兄貴とのデートどうだったんだ?」

 

アイスレモンティーをある程度飲み終えてからクルの体を撫でていたストレアに聞いた。

 

ストレア「ん?デート?うん!楽しかったよ!」

 

コウキ「……そうか」

 

コウキ(兄貴爆発しろ!!)

 

ストレア「色々なおいしいデザートを置いているお店に回っていたの!ハンクの奢りでね!」

 

コウキ「ん?デザート?」

 

ストレア「うん!……私は楽しかったんだけどハンク……ずっと青い顔してて、デートが終わる頃には真っ白になっていたの」

 

コウキ「あ、兄貴……」

 

コウキ(そうか……今日自分からレベリングの手伝いをしに行ったのは……金か……)

 

その頃ハンクたちは……

 

ハンク「おらおら!!どんどんかかってこいやぁー!!」

 

ラン「ちょっとハンクさん!今はユウキたちのレベリング中なんですから自重してください!」

 

ハンク「熟練度はスキルでユウキたちに2倍にして全部渡しているんだ!!むしろ熟練度いらないから金よこせやぁー!!」

 

ユウキ「だ、だめだ我を忘れている……」

 

キリト「昔っから金に目がないよなハンクのやつ……」

 

リーファ「も、元からあんななのハンクさんって?」

 

アスナ「まぁ……そうね……」

 

ハンク「かぁーねー!!」

 

シノン「まさに金の亡者ね」

 

ハンクの戦いぶりにそれぞれ感想を言うキリトたちだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギル「おまちどう」

 

コウキ「あぁありがとう」

 

ストレア「わぁ!おいしそう!!」

 

コウキ「じゃあいたたぎます。」

 

エギル「あぁ召し上がれ」

 

コウキとストレアはフォークを取りだし、各々のペースで食べ始めた。

 

それから食事を終え、食後のドリンクを飲んでいた。

 

コウキ「そうだストレア今回のボス攻略、キミは来るの?」

 

ストレア「うん!行くよ」

 

コウキ「そうか、じゃあボス攻略の集合時間、何時からか分かるか?」

 

ストレア「えーと……」

 

コウキ「……午後2時半だよ……」

 

ちなみに今の時刻、午後2時だ。

 

ストレア「ああ!そうだった!!」

 

コウキ「先が思いやられる……じゃあこのあと用事があるから」

 

ストレア「そうなの?じゃあまたあとでね!」

 

コウキ「ああまたな、クル行くぞ」

 

クル「クルゥ!」

 

コウキはエギルの店から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リズベット武具店

 

カランカラン

 

コウキ「失礼するぜ」

 

リズ「いらしゃいってコウキ?武器のメンテは終えた筈よね?」

 

コウキ「いや武器の強化だよ、今回はレイピアを使うからな」

 

リズ「そうなの?分かったわ茶々っと終わらせてあげるわ……」

 

コウキ「大丈夫かリズ?疲れているようだけど?」

 

リズ「うん……昨日からボス攻略に向けて武器強化の注文が殺到してね、午後2時前に終えたところ、ちなみにハンクたちも来ていたわよ」

 

コウキ「そうなのか、すまないがもう一働きを頼む。」

 

リズ「なに水くさいこと言っているのよ?今の私にはこれぐらいにしか攻略の手伝いできないんだから」

 

コウキ「……助かる、じゃあこの武器をプロパティをクリティカルを、素材は持ち込みで」

 

リズ「分かったわ、じゃあ武器と素材を」

 

コウキは武器、クイーンズリザードレイピアと強化素材をリズに渡した。

 

リズ「じゃあ行くわよ!」

 

カンカンカン!!ピカァ!!

 

リズが鍛冶用鎚を振るっていると強化している武器が光った!

 

リズ「成功よ!」

 

リズからレイピアを渡された、クイーンズリザードレイピア+7、攻撃力が少し上がったのとクリティカルが+1ついた。

 

コウキ「リズありがとうな、これお支払な!もうそろそろ行くわ」

 

リズ「毎度!じゃあ気をつけていってらしゃい!!」

 

コウキ「行ってきます母ちゃん!」

 

リズ「だれが母ちゃんだ!!?」

 

リズのツッコミに笑いながら転移門に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転移門前広場

 

ガヤガヤ

 

コウキ「着いた!」

 

ユウキ「あっ!コウキー!!」

 

コウキ「おっ!ユウキ!それにキリトたちも!」

 

ユウキがこっちに駆け寄ってきて、その後ろにキリト・お嬢・リーファ・シノン・エギルにクラインが来た。

 

 

コウキ「オッス!無事にレベリングを終えたようだな!」

 

キリト「ああ今のレベルなら充分ボス攻略に通用するよ」

 

コウキ「そうか、エギルも今回参加するのか?」

 

エギル「ああ、店のほうはNPCに頼んである。」

 

コウキ「シノンは?参加するかい?」

 

シノン「いえあたしは見送り、まだ武器が私に馴染んでいないの…………」

 

コウキ「そうか、残念だ……」

 

ストレア「シノンの抜けた穴は私が防ぐよ!!」

 

コウキ「ストレア!!」

 

コウキが通ってきた門からストレアが現れた。

 

ストレア「ふふ、お待たせ!!」

 

コウキ「本当に来てくれたんだ!」

 

ストレア「とーぜん!わざわざコウキが時間を教えてくれたからね!」

 

コウキ「!ああ助かる!!」

 

リーファ「…………コウキさんってストレアと仲がいいですよね……」

 

ユウキ「むっー……」

 

シノン「似た者同士ってこと奴でしょうね……」

 

後ろでなにか言っているが無視する。

 

クライン「おーい!もう始まんぞ!」

 

コウキ「ああ分かった…………?あれ?そういえばアスナと兄貴は?」

 

キリト「アスナならほらあそこ」

 

歩きながらキリトに聞くとキリトが指差したほうへ向くと

 

アスナ「それでは攻略会議をはじめましょう。」

 

コウキ「なるほど、アスナは司会役か」

 

キリト「今後もやるようだぞ、それより聞こう」

 

コウキ「そうだな」

 

アスナ「みなさん、お集まりいただきありがとうございます。先刻攻略中の層の迷宮区にてボス部屋が発見されました。これよりお集まりいただいた皆さんと共にボス攻略に挑みたいと思います、そのまえにシャドーナイツ団長、ハンクさんからお言葉があります。」

 

コウキ「ぶっ!!?」

 

突然の知り合いの紹介に吹いたコウキだったが回りは気にせずに話を聞く体制になった。

 

ハンク「あーゲフンゲフン、アスナさんから紹介して貰ったシャドーナイツ団長のハンクだ、まずは一言、よくぞ来てくれた勇敢者よ、ここに来て様々なアクシデントが起きてそれでも攻略に来てくれた皆に感謝する!」

 

オオォー!!所々で歓声をあげていた、それをハンクは手を上げ場を静めた……

 

ハンク「俺らはあのとき……第1層で全てが変わってしまったあの日から2年以上の月日が経った……今皆の尽力により今は残りが4分の3まで到達した!!ついでにこの

事件の首謀者、茅場晶彦はそこにいる「黒の剣士」!キリトによって倒された!!」

 

ここにいるほぼ全員がハンクが指差した、キリトのいるほうに見た……キリトは居心地悪そうな顔になっていた……

 

ハンク「あの日、茅場の最終目的であったこのゲームの観賞も4分の3のところで自身が倒され終った!あとはこのクソゲーをクリアさせることだ!!」

 

そしてぇ!!っとハンクが付け足す

 

ハンク「皆のもの!愛する者のために!!現実で残してしまった者のために!!そしてぇ!あの茅場に「あんたがいないところでこのクソゲーをクリアしてやったわ!!プギャーwwwざまぁワロスwww」っと言ってやる為にやるぞおー!!」

 

攻略組「「「おおおおーー!!茅場ざまぁー!!」」」

 

今、皆の心がひとつの目標のためにひとつになった!!

 

アスナ「それでは皆さんでパーティーを組んでみてください、複数のパーティーを集めてレイドという形でボス攻略に挑みます!」

 

それからはスムーズに動き出した、一人を除いて……

 

コウキ「…………」

 

ユウキ「どうしたのコウキ?」

 

コウキ「…………スゥ……ハァ……よし!やるか!!ユウキ!!」

 

ユウキ「な、なに?」

 

コウキ「絶対に勝とうぜ!!」

 

ユウキ「!うん!きっと勝てるよ!!」

 

そして新攻略組は転移門に向かった。

 

攻略組「「「転移!!」」」




次、バトルシーン入りまーす!次回をお楽しみに!!


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対決!!ガストレイゲイズ

祝!!話数40にお気に入り登録80人突破!!これからもよろしくお願いいたします!!ではどうぞ!!


前回のあらすじ

 

ハンク「プッwプギャー!!wwwザマァ!!www」

 

茅場「…………(怒)」

 

今俺たちはボス部屋の前にいる。

 

アスナ「みなさん、私から言えることはただ1つです……勝って……生きて帰りましょう!」

 

そうしてアスナはボス部屋の扉を開けていった。

 

キリト「いよいよだな……」

 

コウキ「今回ボス攻略初めての奴もいる、気を引きしめて行くぞキリト!」

 

ガチャ!

 

そして扉は開かれた。

 

キリト「……!奥になにかいる!」

 

コウキ「あぁ……見えた……」

 

キリトたちが見た先には大きな目玉が……いや目玉型の大型モンスターがいた、名前は……

 

キリト「ガストレイゲイズ……」

 

そのモンスターの特徴は身体中……いや赤い瞳の後ろに沢山の触手、それも触手の先には口があり、鋭利な歯が生えていた。

 

コウキ「……キモ」

 

キリト「……だな」

 

ハンク「ダークファンタジー系でよくいるタイプだな」

 

アスナ「けど気を付けて、あの触手は噛みつかれると継続ダメージ強めの出血状態になるし、そのもののダメージは大きいよ」

 

ユウキ「オーケー……それに気を付ければいいんだね?」

 

ラン「ユウキ……まずは様子見よ、余裕もって行動を」

 

キリト「リーファも同じな」

 

リーファ「うん、分かった!」

 

ハンク「よし!行くぞお前ら!!」

 

ハンクが先頭に奥へと走り、手持ちの投げナイフを、計8本をガストレイゲイズに投げつけた!

 

ガストレイゲイズ「「グオオオーー!!」」

 

全部がガストレイゲイズの瞳に当たった……が結果的にハンクにタグがついた!

 

コウキ「どこから声だしているだよ!?」

 

ハンク「ストレアは俺といっしょにやつに連携攻撃!お嬢はサポート優先!コウキ・ユウキは遊撃だ!各々行けるっと思ったら攻撃しろ!!」

 

キリト「俺たちも遊撃だけど!深追いするなよ!」

 

ストレア「はいは~い!!」

 

アスナ「キリトも気を付けて!」

 

ユウキ「うん!」

 

ラン・リーファ「「はい!」」

 

コウキ「クルはお嬢と協力してくれな!……じゃあ行ってくる!!」

 

クル「クルゥ!!」

 

ハンクとストレアを先頭にユウキとリーファ、アスナとコウキにキリト、最後にランとクルの順にガストレイゲイズに向かっていった!

 

ハンク「ストレア!おまえは右を!俺は左だ!」

 

ストレア「分かった!せいやぁー!!」

 

ハンクとストレアは両手剣ソードスキル、アバランシュをすれ違いに切るようにガストレイゲイズにたたっ切った!!

 

ガストレイゲイズ「「グギャアア!?」」

 

ガストレイゲイズは少し怯んだがすぐさま、ハンクに攻撃を加えようとするが

 

ユウキ「ボクたちもいるよ!!」

 

リーファ「りゃあー!!」

 

ユウキたちはガストレイゲイズの後ろを片手剣ソードスキル、スター・Q・プロミネンスを二人同時に叩き込んだ!!

 

リーファ「やった!効果抜群!!」

 

ユウキ「コウキ!スイッチ!!」

 

コウキ「任せなぁ!!」

 

ユウキたちとスイッチをしたコウキは手に持つ、クイーンズリザードレイピアで細剣ソードスキル、アクセル・スタブをさらにガストレイゲイズに追撃した!!

 

ガストレイゲイズ「「グギャアア!?グオオオ!!」」

 

ガストレイゲイズは驚きの声をあげたが構わずにコウキに向け攻撃をしようとしたが!

 

ガストレイゲイズ「「グギャア!?」」

 

ガストレイゲイズは突然止まった!

 

ラン「そうはさせませんよ?」

 

クル「クルル!!」

 

ランの蛇剣ソードスキル、絞め付けにクルのソードスキル、影縫いでガストレイゲイズを動けなくした!

 

ラン「今です皆さん!!」

 

クライン「うおおりゃああ!!」

 

クラインは刀ソードスキル、緋扇を

 

エギル「これでも食らいやがれぇ!!」

 

エギルは両手斧ソードスキル、アルティメット・ブレイカーを

 

アスナ「イヤァー!!」

 

アスナは細剣ソードスキル、ペネレイトを

 

キリト「ハアアァ!!」

 

キリトはニ刀流ソードスキル、クリムゾン・スプラッシュを

 

さらに他の攻略組もほぼ同時に武器を、ソードスキルを放った!!

 

ガストレイゲイズ「「グギャアアー!!?」」

 

あまりにも膨大な攻撃にガストレイゲイズはHPバーの3本の内1本を削りきり、2本目もわずかに減った!だがガストレイゲイズはランたちの拘束を無理やり外し、次にはなにかの衝撃波がコウキたちを襲いガストレイゲイズから離された!

 

クライン「おわぁ!?なんだぁ?」

 

コウキ「ダメージがない……どうゆうことだ?」

 

ハンク「たぶん相手を後退させるための技だろうな、だが下がらせたっとと言うことは……」

 

キリト「相手は自分から弱ってますよ~っと合図を発しているってことだな」

 

ハンク「そうだな、だが手負いな奴ほど手強いものだ。」

 

アスナ「そうね……みんな!気を引き閉めて!!」

 

攻略組「「「おう!!」」」

 

コウキ「さぁって、第2幕っと行きますか……」

 

コウキは剣を握り直し、ガストレイゲイズに向かって走っていった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキ「今なら……行ける!!」

 

あれから一時間近く経ち……ガストレイゲイズの討伐まであともう少しまでっといったところだった。

 

あれからガストレイゲイズは通常攻撃に3つのソードスキル級の攻撃を仕掛けてきた、その攻撃パターンを主に使ってから衝撃波で相手を引き離す行動に移っていた、触手で連続攻撃をするパターンっと全触手を使っての同時攻撃と目からビーム!!……っとなんとも怪獣映画にありがちな攻撃の3つの攻撃をしてくる、さらに例の衝撃波もあれからHPを減ってくるにつれ使用間隔がだんだん短くなっていた。

 

触手の同時攻撃はパリィ、目からビーム攻撃も相手の攻撃を崩せば防御できた。

 

そしてユウキはトドメっと言わんばかりに片手剣ソードスキル、シャープネイルをガストレイゲイズにくらわせようっとした瞬間、出血状態になっていたコウキが攻撃の列からだいぶ離れたところでそれの解消していてユウキたちの行動を離れて見えていた。

 

コウキ(あれ?ボスのモーション、今まで少し違うような……)

 

ユウキがシャープネイルの一撃目をガストレイゲイズに加えた瞬間!ガストレイゲイズが吠えた!!

 

ガストレイゲイズ「「グオオオ!!」」

 

するとコウキ以外の攻略組が突然糸が切れた人形みたいに崩れた!

 

コウキ「なっ!?どうし……!麻痺か!!」

 

コウキは近くの攻略組のカーソルを見たところHPバーの上に麻痺のマークが点滅していた。

 

ユウキ「あっ…………うっ……!」

 

ユウキはガストレイゲイズの目の前に倒れていた!

 

コウキ「やばい!ユウキ!!」

 

コウキはクナイをガストレイゲイズに近づきながら投げつけ、ガストレイゲイズの気を引こうっとした!がっ!ガストレイゲイズは気にせずユウキを攻撃をしようとした!!

 

ユウキ「くっ!!」

 

コウキ「ユウキー!!」

 

ガストレイゲイズ「「グオオ!?」」

 

ガストレイゲイズは触手でユウキを攻撃をしようとその瞬間!ガストレイゲイズの動きが突然止まった!!

 

クル「クルルルルルゥ!!」

 

コウキ「クルか!?よくやった!!」

 

クルが影縫いでガストレイゲイズの動きを止めたのを見てすぐさま、クイックチェンジで片手剣を取りだし、片手剣ソードスキル、ヴォーパル・ストライクでガストレイゲイズの目を上へと抉るように切り上げた!

 

ガストレイゲイズ「「グオオオ!!」」

 

ガストレイゲイズはそんなコウキの大きな隙を逃すまい!っと言わんばかりに触手で攻撃をしようとしたが

 

クル「クルゥ!!」ドカッ!!

 

クルがガストレイゲイズにタックルし、ガストレイゲイズの動きを鈍らし、ガストレイゲイズのHPを数ドットまで減らした!そしてコウキの次の一撃への隙はそれで充分だった……!

 

コウキ「…………うおおお!!」

 

コウキがガストレイゲイズの目の前にまで落ちてきたところでコウキの拳が光輝き、ガストレイゲイズの目に拳を叩き込んだ!

 

体術スキル、閃打、それがコウキが出した技の名前だった。

 

ガストレイゲイズ「「グオオオ…………」」

 

コウキ「………………フッ」

 

ガストレイゲイズの断末魔を聞きながら、閃打の、空中とゆう足場も無いところで放った衝撃により後ろへとゆっくり回転しながら下へと落ちていくコウキは一人笑っていた…ざまぁみろっと言わんばかりに……

 

ユウキ「ちょっコウキ危ない!!」

 

コウキ「えっ……?ふっげぇ!?」

 

ユウキの声が聞こえたっと思ったら壁に叩きつけられるように顔から壁に激突した!!まるでハエ叩きに叩きつけられたハエのように…………

 

ハンク「落ちろ!カトンボ!!」

 

コウキ「やかましいわ」

 

コウキが突っ込んだらベロリっと壁から取れてまた落ちてきた。

 

コウキ「アッーー!!」

 

リーファ「ちょっえぇ!?」

 

たまたま下にいるリーファに落着した

 

ズドーン!!

 

リーファ「だ、大丈夫ですかってえぇ!?」

 

ユウキ「コウキ!?大丈夫!?ってうわぁ……」

 

コウキ「だ、大丈夫ってなんだ?顔に柔らかいものが……?」

 

ユウキの見た先には…………リーファの胸に顔を埋めれているようにリーファの上に乗っかているコウキの姿が!!

 

リーファ「コ、コウキさんのえっちー!!」バシーッン!!

 

コウキ「ふげぇー!!?」

 

リーファにおもっきっし叩かれたコウキは高回転しながら横回転した!

 

リーファ「うぅ……」(涙目)

 

アスナ「リ、リーファちゃん大丈夫?」

 

クライン「おいキリト、ちょっとコウキを絞めに行かないか?……仲間だと思ってたのに」ギリッ

 

キリト「奇遇だなクライン、俺も思ったところだ……妹に手をつけやがって……!!」ギリッと

 

エギル「止めないか二人とも事故だろありゃ……」

 

ハンク「WWWWWWWWWW」←大笑いしている。

 

ストレア「うわぁ腹を抱えて笑って悶絶しているよ」

 

ユウキ「…………ハァ……」

 

ラン「どうしたのユウキ?」

 

ユウキ「やっぱり胸が大きいほうがいいのかなぁ……」

 

ラン「えっユウキ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ(俺マジ空気)

 

クル「クルゥ」

 

うつぶせに倒れているコウキにポンっと前足をコウキの頭に乗せるクルであった。

 

76層ボス攻略達成

 

LA・コウキ




はい!コウキLA成功!しかしそれよりもラッキーな体験があったのであった(笑)

次回もお楽しみにそれじゃあね!!


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お祝い前の一働きだお!!前編

ドク○ースランプ……じゃあなくってスランプです……ねたがぁ…………

そういえばソドアトの一番くじ始まりましたね……俺?金欠ですが?……アアアアアアアア!!!D賞のパンフ欲しいぃ!!てか近所の一番くじやっているところ発売から二日で完売ってどうゆうこと!?…………ではどうぞ!!





前回のあらすじ、コウキ「タッチ!!」

 

リーファ「マイチング!!」

 

ハンク「いつのネタをやっているんだお前らは!?」

 

エギルの店

 

コウキ「てなことがあったんだよ」

 

シノン「変態ね」

 

リズ「あんたらしいわね……」

 

シリカ「あっはは…………」

 

ピナ「キュル!」

 

76層ボス攻略を終えた次の日の今、ボス攻略での出来ことを3人+1匹に話していた、クルはリズに抱き締められている……俺の癒しが!!

 

コウキ「ホワイ!?誰が変態だ!!だから事故なんだって!!てかさりげなくリズ酷くね!?」

 

シノン「なんだって狙っているかのようにそんなことが起きるのよ?」

 

コウキ「ふっ……俺が知りたい……」

 

リズ「気取るな!」ベシッ!!

 

コウキのおでこにチョップを入れるリズ

 

コウキ「あで!…何をする!?」

 

リズ「まったくこんなんでこれから大丈夫かしら」

 

コウキ「問題ない……はず」

 

シノン「はずって……」

 

シリカ「あっはは……それでリーファさんにはどうゆうふうに許してもらったんですか?」

 

コウキ「土下座からのデザート一品奢る」

 

リズ「あんたにプライドはないの?」

 

なにそれおいしいの?それに。

 

コウキ「女性の胸を触っておいてプライドの糞もねぇ……」

 

リズ「コウキ……」

 

シノン「内容が内容だからカッコ悪いわね」

 

コウキ「それを言っちゃあ終わりだよ!!?」

 

コウキは頭を抱えながら絶叫し、テーブルに倒れるように顔を倒した。

 

シノン「まぁ反省はしているようね」

 

コウキ「あなたは心を抉っているけどね!」

 

シリカ「まぁまぁ」

 

リズ「あっははこりゃ飽きないな」

 

コウキ「エギえも~ん!!二人にいじめられんだぁ!!なんとかしてくれよ~!!」

 

ほかのテーブルの空になった皿の回収をしていたエギルに泣きついた。

 

エギル「エギえも~んってなんだ?しょうがないなぁコウキ太君はぁ~」(ダミ声)

 

コウキ「おいこら待て!コウ太君ならまだしもなんだ「コウキ太」君って!?文字変換したら「こう来た」じゃあねぇか!?」

 

エギル「おまえがエギえも~んなんか言ってくるからだ。」

 

コウキ「たくっ……それでなにかいいアイテムないか?」

 

エギル「それは……これだ!」

 

コウキ「こっこれは!?」

 

エギル「「転移結晶」~、これで行方をくらませればもういじめられないよぉ~」(ダミ声)

 

コウキ「売って金にしよう」

 

エギル「その発想はなかった。」

 

女3人「「「なぜこうなった?(ですか?)」」」

 

なんて談笑をしばらく楽しんだあとコウキは席から立ち上がった。

 

コウキ「さて、そろそろ出発するか」

 

リズ「ん?どこか行くの?」

 

コウキ「ああ、今日はホロウ・エリアに行くんだ。」

 

シノン「……ボッチで?」

 

コウキ「残念ながらクルもいるしあっちにも仲間がいるしな、厳密には二人と一匹だ!ほら行くぞクル!」

 

クル「クル!」

 

シノン「あっ!」

 

リズの腕の中からシノンの膝の上に移っていた、クルはシノンの膝上から降りていつものコウキの頭の上(帽子の上)に乗っかった。

 

コウキ「ん?どうした?」

 

シノン「……なんでもない」

 

コウキ「……そうか、じゃあ行ってくるわ」

 

シリカ「はい気をつけて!」

 

リズ「今日の打ち上げには帰ってくるのよ?あとおみやげよろしく~」

 

コウキ「へいへい」

 

コウキとクルはそのまま店から出ていった。

 

シノン「……まだ触っていたかったのに……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホロウ・エリア管理区

 

シュイイーン!!

 

コウキ「よっとほっ○もっと、あぁ唐揚げ弁当食べてぇ……」

 

フィリア「………なに言っているの?」

 

コウキ「あっフィリアじゃあにゃいかヤッホー!!」

 

ホロウ・エリア管理区に着いたらさっそくボケをかましていたらたまたまいたフィリアに聞かれたが気にしないでフィリアにあいさつした。

 

フィリア「…………はぁ(疲れる……)」

 

コウキ「露骨に溜め息吐かれた!?」Σ(゜Д゜)

 

クル「クルゥ……」

 

ズーンっとorzになっているコウキを見てフィリアは再度溜め息を吐きながらコウキに近づく…

 

フィリア「ねぇちょっと」

 

コウキ「…………」

 

フィリア「今回の予定だけど……」

 

コウキ「…………」

 

フィリア「いい加減こっちに向きなさい!!」

 

ゴキッ!!

 

コウキ「あっひぃ!!?」

 

フィリアがコウキの顔を左右の手で無理やり上に持ち上げたら急に首を持ち上げた為に猛烈な首の不快感に味わうはめにコウキは……

 

コウキ「くっ、首が……!」

 

首を手で抑えて悶絶していた。

 

フィリア「ご、ごめん!やりすぎた!」

 

コウキ「いててて……もういいよ……どうせこうゆう役回りだし……それでこれからの予定は……」

 

フィリア「あっうん、昨日のメールで伝えた通りよ」

 

昨日のメール、俺がボス攻略から帰ってきたあと部屋で休んでいたらフィリアからメールが送られてきた。

 

内容は「今日隠し扉発見、その先にお宝を見つけたがお宝は強力なモンスターによって守られている、一人じゃあ無理、それでもし良かったら手伝って」とのこと、俺は考えたあと、OKの返事をしてその日を終えた。

 

コウキ「では早速行こうか?」

 

フィリア「うん……本当に大丈夫?」

 

コウキ「ん?……あぁ大丈夫、しばらく兄貴との模擬戦(てゆう名の蹂躙劇)していないからあの手のことが鈍ったな」

 

フィリア「慣れるものなのそれ?」

 

コウキ「気にしたら負け」

 

コウキ(それに兄貴にやられるより女の子にやられるほうが何倍マシ、兄貴は18禁(グロい方で)なことをやってくるからな……)

 

コウキ「さて仕切り直して行くか!」

 

コウキはコンソールを操作し、フィリアとクルと共に転移した。

 

 

 

 

 

 

 

シュイイーン!!

 

ユウキ「よいっしょ!あっやっぱりいないな、どこに行っちゃたんだろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隠し扉前

 

フィリア「ここがそうよ」

 

コウキ「パッと前だけ見るとなにもないな」

 

コウキが見た先には建物にある壁となんにも変わらないただの壁、だが

 

コウキ「下のカーペットが不自然に途切れてる。」

 

フィリア「そうね、私も気になって壁を調べたら……」

 

するとフィリアは壁の1部を押したら……

 

グゴゴゴゴッ!!

 

すると壁が上へとあがって行き、目の前に扉が出てきた。

 

コウキ「……定番ですね分かります。」

 

フィリア「まぁトレジャー系定番ね。」

 

クル「クル!」

 

コウキ「さてお宝取りにパパッと倒しますか!」

 

フィリア「うん!任せたわよ!」

 

コウキ「えっ!?俺だけ!?」

 

フィリア「いや、私も手伝うから……」

 

コウキ「だよね……それじゃ行くよ」

 

コウキは扉を体を使って押しひらいた、そこには……

 

コウキ「あれが例の……」

 

フィリア「うん……あれがそう」

 

コウキたちが見た先には古代遺跡から出てきた機械人形……っと思わせるようなゴーレムタイプが、名前は……

 

コウキ「サンクチュアリ……固有名だからみたところネームド級にザコが何びきか……めんどくさ」

 

フィリア「どうしたの?」

 

コウキ「いやゴーレムタイプって素材とかじゃあ優秀なのだが倒すとなると無駄に固いしHPも高いし、下手に奴の攻撃を当ったったらダメージがデカイ、倒すのめんどくさいモンスターの上位ランカーです。」

 

フィリア「…………まぁ頑張ろ?」

 

コウキ「……はぁ……泣けるぜ」

 

溜め息をつきながらコウキは剣からハンマー、キングリザードンハンマー+6に持ち変える。

 

フィリア「……あなた幾つ武器が使えるの?」

 

コウキ「ん~っとメインが片手剣に細剣に片手棍、サブがクナイに鉄球と体術が使えるよ?……ユニークスキルもだと短剣と刀のスキルも使えるよ」

 

フィリア「……敵に回らなくって良かった。」

 

コウキ「そりゃどうも、さぁやろうか?」

 

フィリア「うん!」

 

クル「クルゥ!」

 

フィリアを武器、メタルソードブレイカーを抜き放ち、クルも臨戦態勢に入った。

 

コウキ「……GO!!」




次回スケット参上!?次回をお楽しみに!!

感想・評価お待ちしております!!


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お祝い前の一働きだお!!中編

投稿遅くなってすみません……ではどうぞ!!


前回のあらすじ、コウキ「いじめカッコ悪い」

 

コウキサイド

 

コウキ「せいやぁ!!」

 

コウキは鉄球とクナイをサンクチュアリに目掛け……ではなく他の死神型のモンスターに向かって投げつけた!

 

コウキ「こいつらは俺が引き付けてからすぐに倒すからフィリアとクルはボスの相手を頼む!」

 

フィリア「分かったわ!」

 

クル「クルウ!!」

 

フィリアたちはコウキの横を抜け、サンクチュアリに向かって走り出した!

 

死神A「グオン!

 

死神Aはコウキに目掛け鎌を振ったが

 

コウキ「遅い!」

 

コウキは紙一重で避け、死神Aの頭に拳を2撃入れた!

 

死神B「グオオ!!」

 

死神Bは無防備なコウキの背中を鎌で降り下ろそうとしたが

 

コウキ「当たらんよ!!」

 

コウキは背中を向けたまま肘打ちをしてのけぞったところを

 

コウキ「うおおりゃああ!!」

 

コウキは死神Bの腕を握り、そのまま死神Cに目掛け投げつけた!

 

コウキ「まずはてめぇからだぁ!!」

 

コウキは死神Aに向かって飛び蹴りをかまして、死神Aが倒れるなかすぐさま体勢を立て直し、死神Aの腕を足で挟み……

 

コウキ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」

 

……文字通り死神Aの頭をタコ殴りした。

 

コウキ「ラスト!ハンマー!!」

 

ドゴン!!

 

コウキは腰に差したハンマーを両手で持ち、死神Aの頭に目掛け降り下ろした!!

 

死神A「グオ……ン……」

 

死神Aはうめき声をあげ、次にはポリゴン片っとかした。

 

コウキ「さあ!次はてめぇらだ!!」

 

死神Aを倒しているあいだに体勢を立て直した残りの死神たちにむけ立ち上がり、ハンマーを片手で相手に向けながらそう叫んだ!!

 

コウキサイドエンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィリアサイド

 

フィリア「なんてでたらめな……」

 

私はサンクチュアリと戦いながら傍目でコウキの戦いを見ていた。

 

サンクチュアリ「「ゴゴオ……!」」ブン!!

 

フィリア「ふっ!!」

 

サンクチュアリがフィリアに目掛け大きな拳で殴りつけたがそれより速く先に避ける。

 

フィリア「せやぁ!!」

 

フィリアはすぐさまサンクチュアリの腹辺りをメタルソードブレイカーで切り裂いた!

 

フィリア「(私も……負けられない!!)ハッ!アア!!」

 

クル「クルクルウウ!!」

 

フィリアとクルは自身のスピードを生かして次々とサンクチュアリの体を削るように切って行く!

 

サンクチュアリ「「ゴオオ!!」」

 

それを煩わしくなったのかサンクチュアリの上半身が勢いよく回りだし、回りを巻き込むように範囲攻撃を仕掛けた!

 

フィリア「きゃあ!?」

 

攻撃を仕掛けようと近づいたフィリアはそれをまともに喰らってしまい!壁際にまで叩きつけられた!

 

フィリア「くっ……!油断した!……あれ武器は?あっ!?」

 

フィリアの武器であるメタルソードブレイカーがサンクチュアリの足元に落ちていた!

 

フィリア「しまった!?」

 

慌てて武器を取りに行こうっと無防備になるフィリア!しかし取りに行くのを邪魔しようと迎え撃つとするサンクチュアリは拳を降り下ろした!

 

フィリア「くっ!」

 

フィリアはどうにか拳の横をすり抜けるように避け、メタルソードブレイカーの元にたどり着いた!

 

フィリア「やった!取れた!」

 

コウキ「バカ!離れろ!!」

 

フィリア「ハッ!?」

 

フィリアが気づいたときにはサンクチュアリの拳がフィリアに目掛け降り下ろすところだった!

 

フィリア(あっ……わたし……死ぬの?……あっけないな)

 

フィリアがそう思った、次の瞬間!!

 

???「させないよ!!」

 

パリン!

 

サンクチュアリ「「グオオ!?」」

 

サンクチュアリの拳を突如!乱入者の剣によって弾かれた!!

 

その者は黒紫色の防具を身に纏い、その背中は小さなコウモリみたいな羽を出ていた、その手に持つ物は前までもっていたものより透き通っていながらも確かな固さの持つ片手剣、その剣の持ち主がこちらに向いた。

 

???「やっと見つけたよフィリア!」

 

フィリア「……ユウキ!?」

 

ユウキはニッコリっと笑った。

 

フィリアサイドアウト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキサイド

 

いやぁ~あぶなかったぁ~……フレンドリストでフィリアの居場所を探し出してここまで来たらまさかのフィリアの大ピンチ!!咄嗟にあいだに入って剣で相手の攻撃を弾いた!ボス戦でも思ったけどこの防具と剣、前のとは比べ物にもならないくらい動きやすいし強い!!

 

フィリア「ユウキ……どうしてここに?」

 

あっ!呼ばれた、けどその前に!

 

ユウキ「フィリア!それよりこれ使って!」

 

ユウキはフィリアに回復結晶を渡した。

 

ユウキ「今はアイツを倒そう!話はそのあと!!」

 

フィリア「ユウキ!まえ!!」

 

ユウキ「あっ!?」

 

フィリアが指差した先には先程までコウキの相手をしていた 死神Cがユウキに目掛けて鎌を降り下ろそうとしたが!

 

コウキ「てめえの相手は俺だろう!!」ブン!!

 

ゴスッ!!パリイーン!!

 

コウキがハンマーで死神の後頭部に目掛けて全力投球し、死神Cはポリゴン片になった。

 

コウキ「油断するなユウキ」

 

クル「クルル!!」

 

ユウキ「ご、ごめんごめん!」

 

コウキ「来たからには手伝ってもらうぞ!」

 

コウキはユウキにパーティー申請した。

 

ユウキ「う、うん!任せて!」

 

ユウキはそれを○ボタンを押した。

 

コウキ「よし!フィリアとクルは先程と同じようにかくらんを!ユウキは俺の合図で突っ込め!俺は前に出る!!」

 

ユウキ「オッケー!任せて!」

 

フィリア「うん!わかった!」

 

クル「クルウウ!!」

 

コウキ「よし!いくぞぉ!!」

 

コウキたちはサンクチュアリに向かって走り出した!

 

ユウキサイドエンド




次でサンクチュアリ戦終結!!次回もお楽しみに!!


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お祝い前の一働きだお!!後編

どうぞぉ~


前回のあらすじ、コウキ体術無双

 

コウキ「そこだ!」

 

コウキはサンクチュアリの足関節部分に目掛けハンマーを振るった!

 

フィリア「ハアッ!!」

 

クル「クル!」

 

フィリアは左、クルは右にサンクチュアリを切った!

 

サンクチュアリ「「ゴゴオン!!」」

 

サンクチュアリはコウキに目掛け拳を降り下ろしたが!

 

コウキ「攻撃が甘いぞ!!」

 

コウキはパリングでサンクチュアリの攻撃を弾き、サンクチュアリの体勢を崩した!

 

コウキ「今だ!ユウキ来い!全員フルアタック!!」

 

フィリア「ハアアア!!」

 

クル「クルクルクルクル!!」

 

ユウキ「ヤッアアア!!」

 

フィリアは短剣ソードスキル、アクセル・レイドを、クルは引っ掻きを、ユウキは片手剣ソードスキル、ホリゾンタル・スクエアを、そして!

 

コウキ「締めは俺だ!食らいやがれぇ!!」

 

コウキは片手棍ソードスキル、ミョルニルハンマーをサンクチュアリに目掛けて振り続けた!!

 

サンクチュアリ「「ゴゴゴオ…………」」

 

そしてサンクチュアリは崩れさり、すぐにポリゴンへとその身を変えた!

 

ユウキ「やっ、やったぁ!!」

 

フィリア「おつかれ」

 

クル「クルクル!!」

 

コウキ「……フィリア」ちょいちょい

 

コウキがフィリアにこちらに来いと手を動かす。

 

フィリア「なに?」

 

コウキ「……テヤァ!」ピン!

 

コウキがフィリアのオデコに強めのデコピンを叩き込んだ!

 

フィリア「キャ!?」

 

コウキ「お嬢直伝デコピン!!」

 

ユウキ「わっ!?フィリアのおでこから煙が!!」

 

おでこを抑えてうずくまるフィリア、すると鋭い目付きでコウキに向く!

 

フィリア「~~!!……なっ!なにするのよ!!」

 

コウキ「俺のセリフだバロー!!武器を落としたときポーションすら飲まずに無理に取りに行こうとして!ユウキが助けなかったら危うく死ぬところだったじゃあないか!!」

 

フィリア「うっ!」

 

コウキ「無理に行かずにこちらが倒すまで待って、来たところで取りに行くべきだったはずだ!なぜあんな危ないことをした!!」

 

ユウキ「コ、コウキ……」

 

フィリア「……ごめん……けど」

 

コウキ「ん?」

 

フィリア「あんたに負けたくなかった!!」

 

下に向きながらそう叫ぶフィリアにコウキは……

 

コウキ「…………プッ」

 

フィリアの言葉を聞いてポカーンっとなったコウキだが次の瞬間には笑いだした!

 

フィリア「なっ!なにがおかしいのよ!!?」

 

コウキ「お、お前、意外と負けず嫌いなのな!意外だわ~」

 

ユウキ「アッハハ!!そうなんだね!」

 

クル「クルクルゥ♪」

 

フィリア「~~///!!もう知らない!!」

 

フン!!といい宝箱があるほうへズガスガと歩いていった!

 

コウキ「すまんすまん、けどフィリア、あのとき以外の動きだが攻略組にいてもおかしくないレベルだったぞ?」

 

ユウキ「うん!たしかにそうだったね!」

 

フィリア「そっそう?褒めすぎな気もするけどコウキだて色んな武器を使ってあれだけ戦えるんなんて、さすが攻略組」

 

コウキ「蒼の竜剣士の名は伊達じゃないさ」

 

ユウキ「あの~ボクは?」

 

コウキ「ユウキも頑張ったな、もう立派な一人前だよ」

 

フィリア「お礼いい忘れたけど助けてくれてありがとう」

 

ユウキ「えっへへ♪どうも!」

 

フィリア「フフ……こうやって褒められたのってなんか久し振りだなあ」

 

ユウキ「ボクも!姉ちゃんには怒られてばっかだったから……」

 

コウキ「あっ、あっはは……ほら宝箱を開けようぜ!」

 

フィリア「あっ!ちょっと待って!もう!」

 

ユウキ「お宝を楽しみにしていたのフィリアだけじゃあなかったね」

 

コウキ「お~い!早くしないとお宝全部貰ちゃうぞ~?」

 

フィリア・ユウキ「「そ、それはダメ~!!」」

 

二人はコウキの元へ走っていった!

 

フィリア「ん~……見たところ蓋に罠が仕掛けられてる」

 

コウキ「ミミックじゃあないよな……」

 

コウキは過去にミミックに顔をかじられたことがあったのでそれを思い出して顔を青くした……

 

フィリア「それは大丈夫、れっきとした宝箱だよ、罠は大したことない」

 

ユウキ「外せる?」

 

フィリア「あーそれってわたしの腕を信用してないってこと?」

 

ユウキ「いやぁ……それはぁ……」

 

フィリア「罠のレベルと種類なんてわたしくらいになればすぐにわかるの!そのためにスキルにずいぶん振ってるんだから」

 

コウキ「じゃあ頑張って女ル○ン(笑)」

 

ユウキ「プッ!」

 

フィリア「ちょっと!……はぁ、もういいわ、任せておいて」

 

そうしてフィリアは宝箱をいじくりだした。

 

フィリア「…………開いた!」

 

ユウキ「やった!」

 

コウキ「中身は!?」

 

フィリア「ちょっと待ってて、へっへっへっ、さぁ出ておいでお宝ちゃん」

 

ユウキ「おっ、お宝ちゃん?」

 

コウキ(やっぱル○ンやん)

 

フィリア「武器かな?それともアクセサリーかな………」

 

ガチャ!!

 

フィリア「じゃーん!」

 

コウキ「アクセサリーだな、それもレアな」

 

ユウキ「やったね!」

 

フィリア「えへへありがと!やっぱりこうやってお宝を見つけるの楽しいなあ」

 

コウキ「うん……やっぱりかわいいな」ボソッ

 

フィリア「……どうしたの?」

 

コウキ「いやぁ前にフィリアにデザートを食べさしたときの反応を見て思ったけどフィリアってかわいいところあるよな」

 

フィリア「……えっ?わたし……かわいい?」

 

フィリアは戸惑いながら顔を赤くする……

 

コウキ「おう!年相応のかわいさあるな!」

 

コウキはサムズアップしながら答えた!

 

ユウキ「コウキ……浮気?」

 

コウキ「へっ?浮気ってなして!?」

 

ユウキ「……冗談だよ……」

 

コウキ「あのぉユウキさん?なんで機嫌悪くなっているのかな?意味わかんねぇよ!?」

 

そっぽをむくユウキにあたふたするコウキを見てフィリアは笑った!

 

フィリア「うふふ、あたふたするコウキって可愛いね」

 

ユウキ「……プッ!クックッ!!……そうだね!」

 

クル「クルクルゥ♪」

 

コウキ「やめろお!!?やりかえしか!?さっきのやり返しなのか!?」

 

フィリア「じょーだんだよ、冗談……はいコレあげる」

 

いじけるコウキに苦笑しながら先の手に入れたお宝をコウキに渡す。

 

コウキ「……いいのかコレ?」

 

フィリア「うん、わたしは大丈夫だから……コウキが持ってて」

 

コウキ「けどユウキに渡したっていいんじゃあ……」

 

ユウキ「ボクもいいよ、コウキが受け取って」

 

コウキ「……分かった、けどタダで貰うのは癪だからこれをあげるよ」

 

コウキはストレージから赤い手のひらサイズの石がいっぱい入った袋を渡した。

 

フィリア「これは?」

 

コウキ「あとで使い方のメールを送るからそれで……じゃあこれは貰うね」

 

フィリア「うん!大事にしてよね人にプレゼントするなんてあんまりないんだから」

 

コウキは「貴重品」虚光の燈る首飾りを手に入れた!

 

コウキ「おう!大事にするよ!」

 

ユウキ「じゃあ目的達成だね!」

 

フィリア「これからどうしようか」

 

コウキ「さてどうするか……ん?」

 

コウキにメールが届いた。

 

コウキ「だれからだ?……うわ……クラインかぁ……」

 

ユウキ「あっボクにも届いた!」

 

コウキ「なになに……フィリア、すまないが呼び出しが来たようだ」

 

フィリア「そっか……仕方ないね……」

 

ユウキ「ごめんね……けどまた来るから」

 

コウキ「ああそうだな、じゃあ管理区に戻るか」

 

フィリア・ユウキ「「うん!」」

 

そしてコウキたちは管理区へと戻っていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホロウ・エリア管理区

 

シュイイーン!!

 

コウキ「やっと戻ってきたぁ~!」

 

ユウキ「うん、今日は疲れたねぇ~」

 

フィリア「うん、そうだね……」

 

コウキ「じゃあ俺らはこのへんで」

 

フィリア「うん……じゃあ」

 

コウキ「フィリア!」

 

フィリア「ん?」

 

コウキ「今日は楽しかった!またな!!」

 

フィリア「……うん!またね!!」

 

ユウキ「バイバァイ!!」

 

シュイイーン!!

 

そしてコウキたちは転移していった……

 

フィリア「……こんなに楽しかったの……久し振りだな……」

 

フィリア(もうこんな生活……出来ないっと思ってたのに……)

 

フィリア(それになぜだろ……胸がドキドキする……これって……)

 

フィリア「……まさかね……さぁて帰ってゆっくりしてますか!転移!」

 

シュイイーン!!

 

フィリアは転移していった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転移門前広場

 

シュイイーン!!

 

コウキ「よっと、帰ってきたぁ!!」

 

ユウキ「さぁてエギルの店に戻ろうか?」

 

コウキ「いや、ちょっとここで休ませてくれ……少しだけ飲み物を飲ませてくれ……」

 

ユウキ「えっ?う、うんいいけど……いいの?クラインの件は?」

 

コウキ「まだ大丈夫さ、それよりすまないが飲み物を買ってきてくれないか?今回でくたくただぁ……」

 

ユウキ「分かった!ちょっと待っててね」

 

ユウキが飲み物を買って来るあいだコウキはクルを足の上に載せ、体を撫でながら待っていた……クルはそれを嬉しそうに喉を鳴らしながら尻尾を揺らしていた。

 

ユウキ「お待たせ!はいスポーツドリンクモドキ」

 

コウキ「ありがと、……ああ……生き返る~!ほらクルも」

 

クル「クルゥ♪」

 

コウキは飲んでいたスポーツドリンクを手のひらに注ぎ、クルはそれを飲んだ。

 

コウキ「……なぁユウキ」

 

ユウキ「ん?なぁに?」

 

コウキ「今回、どうしてホロウ・エリアに来たんだ?今日はキリトたちといっしょのはずじゃあ……」

 

ユウキ「ああそれね、実はクラインといっしょにある食材を取りに行っていたんだ、けどそれは待ち伏せしていないと見つけられないものだったんだ」

 

コウキ「なるほど、それで飽きたのでこちらに合流したと?」

 

ユウキ「正解~」

 

コウキ「……はぁじゃあそろそろ戻るか?」

 

ユウキ「うん!そうだね」

 

コウキとユウキは紙コッブをゴミ箱に捨てた。

 

ユウキ「……ねぇ」

 

コウキ「なんだ?」

 

ユウキ「手……繋いでいい?」

 

首をコテンっと横にむくユウキにコウキは……

 

コウキ「……いいぞ」ぎゅ

 

コウキはユウキの手を優しく握った……

 

ユウキ「えっへへ♪じゃあ帰ろうか?」

 

コウキ「……ああ」

 

コウキ(ユウキの手……小さいな……あんなに心の強さがあるのにこうして握ってみると儚い弱さを感じる……)

 

コウキ(でも……こんな手を……俺は守っていきたいな……)

 

コウキはそう思いながら帰路を歩いていった……




感想ぅ……プィィィリーズ!!(やけくそ)


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この世の食材に感謝を込めて……いただきます!!

小説投稿遅くなってすみません!!前まで山梨県まで温泉旅行行ってきました!いやぁ今まで温泉旅行でいい場所……もとい自分のかゆみ肌にあった温泉が中々なくって今回の温泉は母がかゆみ肌に効く温水プールがありましてそこに入ったら一段っと効きました!また行きたいです!では今回は大幅にページ数増やしました!はりきってどうぞ!!


前回のあらすじ、対等でいたい気持ちと守りたいその手

 

コウキたちは今商業区にいた、その理由は、

 

コウキ「なぁユウキ」

 

ユウキ「ん?なぁに?」

 

コウキ「ちょっとエギルの店に戻る前にいくつかの食材屋に寄っていいか?」

 

ユウキ「ん!いいよ」

 

コウキ「じゃあい(r」

 

ストレア「コウキみ~っけ♪!!」バッ!

 

コウキ「のわ!?」

 

クル「クル!?」

 

突然ストレアがコウキの背中に飛びかかるように背中に乗っかってきた……というより強制おんぶ状態に、同時にコウキと帽子の上に乗っかていたクルが激しく揺れた!

 

ユウキ「あっ!ストレア!」

 

ストレア「やっほ~ユウキ!」

 

ユウキは少し驚き、ストレアは気にせず挨拶をした!

 

コウキ「……とりま降りろ」

 

ストレア「あっごめんごめん!」

 

ストレアはコウキの背中から降りた。

 

クル「クルゥ……」

 

コウキ「クル大丈夫かぁ~?」

 

コウキは目を回したクルを抱き上げながら言った。

 

コウキ「ストレア、俺はともかくとしてクルにあまり迷惑かけるなよな?」

 

ストレア「ああごめんクル~」

 

ストレアはクルの頭を撫でながら謝った。

 

コウキ「それで?ストレアはなぜここに?」

 

ストレア「ん?なにかおもしろいものとかないかなぁ~って見に来たの」

 

コウキ「なるほどね」

 

ストレア「コウキたちは?」

 

コウキ「ああ、さっき攻略から帰ってきたところで」

 

ユウキ「これからお買い物に行くんだよ!」

 

コウキが言いたかったことをユウキがかわりに答えた。

 

コウキ「……まぁそういうことだ」

 

ストレア「ふ~ん……じゃあ私もまぜてよ!」

 

コウキ「ん?つまりストレアも買い物に付いてきたいってことかな?」

 

ストレア「うんそう!」

 

コウキ「俺は構わないがユウキは?」

 

ユウキ「うん!ボクもかまわないよ!」

 

コウキ「そうか、じゃあさっそく急ごう!クラインが「遅い!」とか言わないうちに、付いてきて」

 

コウキはタッタッっと小走りして行った……

 

ストレア・ユウキ「「……って待ってよおお!!」」

 

ストレアたちはコウキのあとを追いかけていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魚屋

 

コウキ「ほう……中々の鯛だな……カルパッチョに良さそうだな……」

 

ストレア「うわぁ~♪色鮮やかなお魚~♪」

 

ユウキ「なんでアオコブダイを見ながら言っているの?てかなんであるのさ!?」

 

コウキ「……おねぇさん、これとイカとタコにカニをワンボックスにここらの貝、全種類を50個くらいでどれくらい?」

 

ユウキ「えっ!?コウキどんだけ買うの!?」∑(・ω・;)

 

コウキ「これくらい(笑)」(^^)d

 

 

 

八百屋

 

店主「おいこのバナナどう思う?」

 

ユウキ「すごく……大き(rk」

 

コウキ「言わせねぇよ!!?」

 

ストレア「?」(´・ω・ `)?

 

コウキ「とりまここから……ここまでの野菜と果物を一箱ずつくれ!!」

 

店主「それよりやら(rk」

 

コウキ「だから言わせねぇよ!!?」

 

それからもコウキたちはこれら以外の店にも足を運び、そこで沢山の買い物をしたのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

コウキ「ただいま~」

 

エギル「おうお帰り……ってなんだぁこの荷物!?」

 

エギルの目の前にはいくつもの木箱を積んだ荷車があった。

 

コウキ「いやぁ買いすぎて途中荷車を使うはめになるほどの荷物になちゃってな」

 

エギル「……中身は?」

 

コウキ「全部食材アイテム、エギルの店に無いものとか在庫の少ないものを沢山買ってきた!あと薬や調味料の材料もな!……てか降りろ二人とも」

 

荷車の上にちゃかり座っていたストレアたちに向かって言った。

 

ユウキ「いやぁ楽したぁ!!」

 

ストレア「あ~楽しかった♪」

 

コウキ「おまいらなぁ!……楽した分お嬢とアスナを呼んできてくれ」

 

ユウキ「うん!姉ちゃんを呼んでくる!」

 

ストレア「じゃあ私はアスナ呼んでくる!」

 

二人はエギルの店に入っていった。

 

エギル「で、この荷物はどうするんだ?」

 

コウキ「増設した場所に置いておいて、薬の材料は俺、調味料の材料はアスナとお嬢に渡す予定だ」

 

エギル「そうか、じゃあこれらを運び込むぞ」

 

コウキ「それはアスナたちに任せて、それよりエギル、クラインのメール来ているか?」

 

エギル「ああそれなら今クラインが御披露目しているぞ」

 

コウキ「そうか、さてこれで最後、じゃあ荷車帰してくる。」

 

エギル「ああまたな」

 

コウキは空になった荷車を引いて行った……

 

ユウキ「お待たせ~……ってコウキは?」

 

エギル「荷車帰して行った」

 

アスナ「そうなの?ってなにこの量!?」

 

ラン「ざっと1ヶ月は余裕に持ちそうです……」

 

アスナとランは木箱の山を見上げながら言った。

 

エギル「これらのいくつかはアスナとランの分だとよ、さてこれらを店に運ぶぞ、他の奴等も待っているだろうし」

 

ユウキ「うん!コウキが帰ってくる前に終わらせよう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「ああ腹へった……さっさと終えて帰えるか」

 

ΞΞΞΞΞ⊂二二( ^ω^)二⊃ブーン‼

 

……いまだに荷車を引いていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

コウキ「ただいま~やっと戻ってきたぁ……」

 

ユイ「あっおかえりなさいですコウキさん!」

 

シノン「おかえり、お疲れのようね」

 

出迎えてくれたのは……どうゆうわけかテーブルメイクをしているユイちゃんとシノンさんだった。

 

コウキ「まぁな、でなんでみんなしてなにしているんだ?」

 

いまこの場にいるのはユイちゃんとシノンさんにピナとクルの面倒を見ているシリカとリーファになにかを聞かせているクラインになにかを聞かされているキリトだけだ、厨房のほうに何人かが作業しているようだがここからでは分からない

 

シリカ「クラインさんがなんとS級食材の「フライングバッファローA5肉」を取ってきたんです!」

 

コウキ「マジか!?」

 

コウキ(そういえばユウキ、クラインとある食材を取りに行っていた、って言っていたな…これのことか……)

 

リーファ「それでクラインさんがみんなに振る舞うことにしたんですよ」

 

ユイ「ですからママとエギルさんとランさん、それからユウキさんがいまお料理を作ってます。」

 

シノン「リズにストレア、あとハンクは飲み物を買いに行った、ちなみにハンクは「肉に合ううまい酒買ってくる!!」っと言って走って行ったわ」

 

コウキ「あのアル中は……」

 

ガクッっとうなだれるコウキ……そこへ

 

クライン「おっコウキ!やっと帰って来てたか!!」

 

先までキリトと話していたクラインがこちらに来た。

 

クライン「聞け!!今日はとんでもねぇものを手にいれたんだぜ!!」

 

コウキ「ああもう聞いたからいいわ」

 

クライン「なにっーー!?」

 

手をヒラヒラしながら答えたらにガーン!!っとショックを受けるクライン……ちょウケるwww

 

コウキ「着替えたらさっそく手伝ってくる」

 

クライン「お、おう分かったぁ」

 

コウキは階段へ登ろうとすると

 

キリト「待て……コウキ……」

 

クラインの話にくたくたなキリトがこちらに手を伸ばしたがコウキは……

 

コウキ「まぁ頑張れキリト(笑)」

 

コウキはそう言いキリトを見捨てたのであった……

 

クライン「それでキリトよぉ……」

 

キリト「勘弁してくれぇ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

厨房

 

コウキはいつもの部屋着に蒼のエプロンを着て厨房に来た。

 

コウキ「オッース、やっているな!」

 

ユウキ「あっコウキお帰り!」

 

前に着ていた防具に薄桃色のエプロンを着けたユウキ、ちょうど食材を切っていた途中のようだった。

 

コウキ「あれ?なんでその防具を着ているんだ?それにそのエプロンも……てか料理スキル上げていたか?」

 

ユウキ「ええっとこれは今は普段着に使っててエプロンは前に姉ちゃんっと買い物しに行ったときに……料理は……」

 

ラン「食材を調理する以外だと料理スキルがなくても案外出来るものなんですよ?」

 

コウキ「あっお嬢」

 

いつもの薄い水色のエプロンを着けたお嬢がこちらに来た。

 

コウキ「そうなのか?じゃあユウキはお嬢のお手伝い?」

 

ユウキ「うんそう!」

 

ラン「アスナさんたちがメインのほうをやっているのですが人数が多いので私たちも色々作っているんです。」

 

コウキ「そうか、じゃあ俺もなにか作るか……アスナー、今作ろうと思っているメニューはなんだ?」

 

そうしてそれぞれの料理作りに没頭した……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30分後

 

コウキ「おまちどお!」

 

リズ「あっ!来た来た!」

 

ストレア「う~んいいにお~い……」

 

料理が出来上がり、料理を運んでいると先程飲み物を買いに行って帰ってきたリズがこっちに来た。

 

ちなみに兄貴は食前酒だと思われる一升の酒瓶を空にしていた……って飲むの早えぇ!!?

 

アスナ「はいはいまだ料理があっちにあるからどんどん運んでね!」

 

リーファ「あっ!じゃあ手伝います!」

 

シリカ「わ、私も!」

 

リーファとシリカが厨房に向かい料理を運んでいった。

 

キリト「…………」

 

コウキ「見事にミイラ化したな……」

 

クライン「おっ!出来上がったか!おお!!どいつもこいつも旨そうだなさすが俺のA5肉!!」

 

コウキ「えっーではお料理説明に入ります、アスナさん」

 

アスナ「まずはステーキにローストビーフにタタキ、それにビーフシチューも用意してみたわ」

 

エギル「せっかくだから肉の味を堪能できるメニューを頼んだんだ」

 

ラン「それに合うようサラダや魚料理を私とユウキとで作りました!」

 

コウキ「ついでに米を炊いたり、ビーフシチューに合うようパンも一から作ったぜ!」

 

アスナ「元のお肉の量が凄かったけど……でも人数も多いからランさんたちに他のを作ってもらったの」

 

クライン「うぉぉすげー豪華だな……」

 

ストレア「ねぇねぇ早く食べようよぉ!!」

 

コウキ「ステイ(待て)!ストレア!!」

 

ハンク「犬扱いか(笑)」

 

ハンクのツッコミを無視してコウキは話を続けた……

 

コウキ「今回のお肉はクラインが取ってきたんだ、まずは先にクラインが食べるべきだ。」

 

クライン「……いいんや俺はいつでも食えるからお前らがいっぱい食えって!!」

 

全員「「「「「「!?」」」」」」

 

クラインの宣言に皆が驚いた!!

 

キリト「……えっクラインお前本当にそれでいいのか?」

 

ユウキ「あっ生き返った!」

 

クライン「おおともよ!!いいに決まってるだろ、男に二言はねぇ!」

 

コウキ「さすがクライン!肉に飢えた兄貴には出来ないことを平然っと言ってのける!!そこに痺れるぅ!!憧れるぅ!!」

 

ハンク「おい!!(怒)」

 

クライン「……ただお前らが腹一杯になってもう食えねぇっていうならその時は俺も食わせてもらうがな!」

 

コウキ「だが貴様がローストビーフを食える確率は0%だ」

 

ハンク「ワ○ウwww」

 

それからはリーファとアスナの意見でクラインがなぜかふてくされて食事をバイキング形式になった、リーファのいただきますの声をきに食事が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユイ「どれもおいしいです!特にこのビーフシチューわたしのお気に入りです!」

 

リズ「う~ん!!あたしはやっぱりステーキよね!いかにもお肉って感じの味がしてたまらないわー」

 

ユウキ「ボクもステーキだな!このジューシーさがたまらない!!」

 

クライン(……ごくり)

 

シノン「私はこの肉タタキが好みねタレがまたいい味出してる」

 

コウキ「確かにご飯にこれが合う合うwww」

 

エギル「そいつとローストビーフのタレにはこの肉から出た肉汁をつかったみたいだぜ」

 

ストレア「へぇそうなんだぁ……う~んおいしい!!」

 

ハンク「ハフッハフッムシャムシャモグベチャガツグイグイwwwwwwwwww」

 

コウキ「ちょwww兄貴wwwローストビーフを食いながら酒を凄い勢いで飲むなwwwキメェwww」

 

ハンク「やめられないwww止まらないwwwウメェウメェwww」

 

ラン「もう汚いですよ……ほら口元汚れてますよ?」

 

ハンク「おっとつい、スマンスマン」

 

お嬢がお手拭きを使ってハンクの口元を拭いている。

 

シリカ「うーん、どれもおいしいですけど……あたしはお肉のタタキに一票です!」

 

アスナ「うん、どれもおいしいっていうのはわたしも同じだな、ただ今回のメニューの中ならシチューが一番かな?お野菜と合わせるとまたおいしくて……」

 

ラン「私も同じですがコウキさんが焼いてくださったパンをシチューにつけて食べるとまたおいしいです!」

 

リーファ「あたしもシチューが一番おいしいと思う!」

 

キリト「俺は……難しいな…でもそうだな肉のストレートな味が楽しめたってことでステーキが一番だな」

 

コウキ「ほらクルも……旨いか?」

 

クル「クルル♪」

 

コウキ「……シリカ」

 

シリカ「はい?」

 

コウキ「ピナにはもう食わせた?」

 

シリカ「……あっ」

 

コウキ「おいおい……」

 

ピナ「キュルル……」

 

シリカ「ご、ごめんピナ!!」

 

コウキ「やれやれだぜ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから皆がお腹がいっぱいなった頃にはクラインの分は…………少量のサラダにご飯、それと……

 

クライン「たったステーキ一枚分だけかよ!!?」

 

コウキ「だってあの時クラインが「遠慮せずに食え!!」って言ったからこうなったんだろ」

 

クライン「うぐ!……けどよぉ……」

 

コウキ「……しょうがねぇなぁ」

 

コウキはステーキの乗った皿と釜に残ったご飯を持って厨房に向かった。

 

コウキ「出来るかぎりおいしくしてやるよ」

 

そう言って厨房に入ってった。

 

 

 

5分後

 

コウキ「おまちどうさま」

 

クライン「おお!これは!」

 

クラインが見たさきにはステーキ一切れと少量の米で握られた……

 

コウキ「和風ステーキの握り、これなら一つ一つ味わいながら食えるだろ?」

 

クライン「コウキ……おめぇってやつは……!!ありがとな!!」

 

コウキ「いいってことさ、じゃあもう寝るわじゃあな」

 

コウキはあとをみんなに任せてクルを引き連れて部屋へ戻っていった……




やっ……やっと書き終えた……眠い……感想評価おまちしておりまぁす!!


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第一回そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんと 前編

お気に入り登録100人到達記念にこれをやります!ではどうぞ!


アスナ「ニュースヘッドラインです。突如コウキさんたちの目の前に新エリア「ホロウ・エリア」が現れました。未知なエリアに協力者の謎の美少女、フィリアさんとゆうプレイヤーと共にコウキさんたちは新エリアの攻略を頑張っているようです。」

 

テレレレ

 

アスナ「追加ニュースが入りました!SAO外部からの来訪者現る!?、76層に到達した直後にSAOでのシステムの不安定化が現れるなか何名かが外部からこのSAOに突如現れました!そういった人が現れましたら保護をお願いします、以上ニュースヘッドラインでした!」

 

スタッフ「はい!OKです!では次、本番行きます!…………どうぞ~!!」

 

 

デレレレッテッテーデレレレッテッテ~♪

 

アスナ「皆さんこんにちは!そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんとにようこそ!司会のアスナです!」

 

キリト「解説のキリトです」

 

アスナ「この番組は、アインクラッドのあらゆる出来事をお伝えする情報バラエティ番組です、今回はホロウフラグメントとゆうことで特別に前編、後編と分けて御送りしております。」

 

キリト「てかこの作品の作者がやってみたかったから始めたことだがな……(ヒューン……グサッ!!)ぐはっ!? 」

 

アスナ「キ、キリト君の頭に矢が!?……?矢になにかついている……えい!」ぶち!(矢を抜く音)

 

キリト「ああっ!?」

 

アスナ「これは矢文?なになに……「ぶっちゃけ話はいいからはよゲストたちを呼べ!!」……だって」

 

キリト「ア、アスナもう少しゆっくり抜いて……」

 

アスナ「ご、ごめんねキリト君(汗)えーそれではどうぞ!!」

 

とっー○せんたい♪とっー○せんたい♪

 

アスナ「な、なにこの音楽!? 」

 

キリト「これは……まさか」

 

とっー○せんたい♪とっー○せんたい♪ピカァー!!(すると光出した!)

 

光出して目を向けるとそこには5人の人物がいた!そして音楽にのりながらそれぞれポーズを取り出した!

 

フィリア「フィ、フィリア!!」ドォーン!!(爆発音)

 

コウキ「コウキ!!」ドォーン!!(爆発音)

 

ラン「ラ、ラン!!」ドォーン!!(爆発音)

 

ユウキ「ユウキ!!」ドォーン!!(爆発音)

 

ハンク「こぉー……ハンク!!」ドドォーン!!(爆発音)

 

5人全員「「「「「みんな揃ってハンク特戦隊!!」」」」」ピキィーン!!

 

ア→(゜ロ゜キ→(゜ロ゜;

 

ハンク「……ってなんでだぁー!!?」バシッン!!

 

ハンクが持っていた台本を投げ捨てた!!

 

ハンク「なんでギ○ュー特戦隊のポーズをやらせた!?てかなんで一番恥ずかしいポーズのギ○ューを俺にやらせた!?」

 

コウキ「団長(隊長)だからじゃね?」

 

ハンク「ならおまえはギ○スのポーズだろ!?」

 

コウキ「いやほら俺って蒼だろ?でこのポーズの持ち主も青だか蒼だろ?それじゃね?」

 

ユウキ「ボクは?」

 

コウキ「どちらも一番小さいから 」

 

ユウキ「ひどい!?」Σ(゜Д゜)

 

フィリア「は、恥ずかしい……!!」

 

ラン「私も……」

 

アスナ「……ハッ!(゜ロ゜!!えっえーとあらためましてゲストの皆さんです!」

 

コウキ「オッス!!オラコウキ!わっくわっくすんぞ!!」

 

ハンク「……シャドーナイツの団長をつとめているハンクだ」

 

ユウキ「ボクはユウキ!」

 

ラン「その姉のランです」

 

フィリア「フィリアです」

 

アスナ「あの~さっきまでのあれはなんなの?」

 

ハンク「さっき叩きつけた台本でさっきのをやれとかかれていたんだ」ヒューン……グサッ!!

 

キリト「ぐはっ!?」

 

ユウキ「あっまた刺さった……」

 

キリト「俺は的か!?」

 

アスナ「まぁまぁよっと」ぶち!(矢を抜く音)

 

キリト「ああっ!?」

 

アスナ「なになに……「すまんすまん、さっきのポーズのやつは手違いで乗ったものだ、それ以外は正規のものなのでそれに沿って進めてくれ」……だって」

 

ハンク「やっぱりかぁー!!?」ズバン!!

 

ハンクは両手剣で台本を切断した!

 

コウキ「……まぁこいつはほっておいて話を進めるか?」

 

アスナ「あっうん、ではあらためましてゲストのコウキ君は本作「ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い」のオリジナル主人公として務めていました。」

 

コウキ「ですなぁ~まぁそのことはプレイバックのときにお話いたしましょう、あっちなみに次回からは俺ことコウキとフィリアはキリトと同じ解説役をやらせてもらいます。」

 

フィリア「よろしくね」

 

キリト「ああわかった、よろしくな」

 

ユウキ「ボクもアスナと同じ司会役をやります!みんなよろしくね!」

 

アスナ「ふふ、よろしくねでは次をどうぞ!」

 

トリビアコーナー!

 

恋愛紳士「やぁどうも!この作品の作者である恋愛紳士です、今回からこのトリビアコーナーをユイちゃんと共に解説させてもらいます!ユイちゃんこんにちは」

 

ユイ「はいこんにちはです恋愛紳士さん!」

 

恋愛紳士「ユイちゃん、作者でいいからね?」

 

ユイ「はい分かりました!今回はコウキさんの解説です!」

 

恋愛紳士「コウキは聞いている通りシャドーナイツの副団長でテイムモンスターのシャドーウルフとユニークスキル小太刀持ちで二つ名の「蒼の竜剣士」として名を連ねている。性格は明るくって面倒見がいい青年であるが面白いことと一部のプレイヤーに対してやりすぎるところも……趣味は釣りに農作業に料理と豊富で生産系プレイヤーとしても優秀なところがある、って感じだな」

 

ユイ「はい!ありがとうございました!では次のコーナーに入ります!どうぞ!」

 

プレイバックコーナー

 

アスナ「はい!プレイバックの時間です!」

 

ユウキ「作者の一番好きなコーナーだね!」

 

コウキ「今回は今までの話からいくつかとはいえ数は膨大だから前編後編で分けるぞ」

 

アスナ「ではプレイバック前編スタートです!」

 

出会い①

 

コウキ「……」

 

???「どうしたの?」

 

コウキ「い、いやあの俺の名前はコウキ、で隣にいるのは相棒のクルルガ、愛称はクル」

 

クル「クルルルゥ!」

 

???「コウキとクルね、ボクの名前はユウキ!よろしくね!!」ニコッ

 

これが俺とユウキの出会いだった。

 

ラン「これはコウキさんとユウキとの出会いですか?」

 

コウキ「そうですな、いやぁあのとき俺の上空に突然現れて落ちてきたからあせたな」

 

ユウキ「ボクもあれにはビックリしたよ、でもコウキが受け止めてくれたからボクは助かったんだ……(小声)触られちゃったけど/// 」

 

アスナ・ラン・フィリア「「「ジッー…………」」」

 

コウキ「………………」タラッー(冷や汗)

 

キリト「ん?ユウキなにか言ったか?」

 

ユウキ「う、うぅん!!なんでもない!!さっ!次いこ!?」

 

 

出会い②

 

目的地

 

ガサァ!!

 

コウキ「ユウキ大丈夫か!?」

 

そこにはユウキの首に短剣を構えている青のポンチョ?を着けた少女がいた。カーソルは……

 

コウキ(オレンジプレイヤーか…)

 

???「あんたたち、「あいつら」の仲間?」

 

コウキ「「あいつら」?違う俺たちはついさっきここへ飛ばされた者だ!だから関係ない、剣をおろしてその子を離すんだ!」

 

少女は少し躊躇ったが短剣をしまい、ユウキを解放した。

 

コウキ「大丈夫か?」ギュ

 

ユウキがコウキを抱きしめた。

 

コウキ(ほぁ!?)

 

ユウキ「コウキ……ありがとう……助けてくれて……信じてたよ……」

 

コウキ「……おう」

 

コウキはユウキに頭を撫でてあげた。

 

コウキ(けしてやましい心で触っていないんだ!!この子を安心させるために撫でているだ!!けど気持ちいいなこの子の髪の毛は、触り心地がいいつーかーなんつかーって!!)

 

???「………………」ジッーー……

 

さっきの少女が冷凍ビームが如くこちらを見ていた。

 

コウキ「えーと、ありがとう、聞きいれてくれて。俺の名前はコウキ、この子はユウキ、君は?」

 

???「……フィリア」

 

コウキ「そうかフィリアって名か、なぁフィリアここは一体どこなんだ?」

 

コウキ「ああこんなこともあったなぁ……」

 

ラン「フィリアさん?これは?」

 

フィリア「こ、これはその」

 

コウキ「まてまてお嬢、フィリアは誰かと間違えたんだ、自分を守るためにユウキを人質に取ったんだ、悪気はない」

 

ラン「そうでしたか」

 

キリト「それに俺も切りかかれたがユウキを守ろうとしていたもんな」

 

アスナ「そうなの?」

 

コウキ「あっ!だからフィリアたちとキリトがあそこにいたのか……」

 

フィリア「コウキ……」

 

コウキ「なんだ?」

 

フィリア「ありがとね」

 

コウキ「気にするな」

 

ユウキ「むー……次行くよ!」

 

決着!!そして……

 

ユウキ「ねぇ、お姉さん」

 

お嬢「ん?何?」

 

ユウキ「名前を教えてくれる?」

 

お嬢「?いいけど、私はランよってえっ!?」

 

ユウキは突然泣き出した、他もそれを見てあわてているがユウキは言った。

 

ユウキ「ボクの名前はユウキ、会いたかったよ姉ちゃん!」

 

ラン「姉ちゃんって…!?まさか木綿季なの!?」

 

ユウキ「うん、やっと会えたよ姉ちゃん!」

 

そのままユウキはランに抱き締めた、家族との再会に皆は……

 

コウキ「良かったな…ユウキ」

 

キリト「……」ジー(暖かい目で見てる)

 

フィリア「…グスッ…良かったね」(;_q)(もらい泣き)

 

クル「クルルルゥ♪」

 

ハンク「これはまたなんともこれも運命か…」(゜ロ゜)(驚)

 

ハンク一人、人の出会いに運命を感じていた。

 

ハンク「あああのときは運命的な出会いを感じたな」

 

ラン「まさか現実に置いてきてしまったユウキがこっち来たときは驚き半分会えて嬉しいの半分だったな」

 

アスナ「ぐすっ……会えてよかったねランさん、ユウキ……」

 

ユウキ「うん、けどまさかコウキたちといっしょに姉ちゃんがいるなんてね」

 

ハンク「まぁちょっとした出会いから共に行動したんだがこれは後に語るさ、」

 

コウキ「……(小声)惚れたんだけどな……お嬢が……」

 

ラン「コ、コウキさん!?つ、次行きましょう!」

 

えっなにこの娘たち?鼠小娘と天然娘……

 

コウキ「ふっ~終わった~」

 

よし作業は終わったし時間も少し残っているから川釣りでもしようかな?っとコウキは川のほうに向かい、釣りを開始した、すると途中コウキはうたた寝をしてしまった。

 

コウキ「くっ~……くっ~……くっ~……」

 

???「ねぇきみ、釣り糸引いているよ?」

 

コウキ「んぉ?」

 

釣竿はコウキが起きた瞬間に大きくしなった!

 

コウキ「やべ!!」

 

???「たいへん!大丈夫!?」

 

コウキ「だい……じょう……ぶ!!」

 

魚が弱ったところを思い切り持ち上げ、魚が釣れた!魚はヤマメに似た魚だった。

 

???「すご~い!本当に釣れちゃた!」

 

コウキ「ふっ~あぶなかった~……ありがとう君は?」

 

???「わたし?わたしはストレア、よろしくね」ニコッ

 

そこには紫色のドレス服みたいな服を着た女性が笑顔で立っていた。

 

コウキ「ああストレアとの出会いか」

 

キリト「この後に俺とコウキがストレアに会うんだ」

 

コウキ「クラインにとってうらやま(rゲフンゲフンなことがあるんだよな?キリト君?」

 

アスナ「キリト君?なにがあったの?」ゴッ!ゴッ!ゴッ!ゴッ!(オーラ的ななにか)

 

キリト「い、いやまてアスナ!?俺は被害者だぁー!!」

 

アスナ「鉄拳制裁!!」ゴン!!

 

キリト「アッー!!」

 

ハンク「場外ホーームラン!!」

 

フィリア「……えーと」

 

ユウキ「なんでこうなったのかな?」

 

コウキ「やつは不純の塊なのさ、これにて前編は終了ですな」

 

ラン「ええ、次は後編になります。」

 

アスナ「で、では次は後編で会いましょう!」

 

ユウキ「またね!」




後編へ続く!!


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第一回そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんと後編

今まで書けなかった分頑張りました!おふらいんの続きどうぞ~


アスナ「では第一回そーどあーと・おふらいん」

 

ユウキ「ほろうふらぐめんと後編始まるよ!!」

 

プレイバックコーナー

 

ラン「前回に引き続きプレイバックコーナーをやります!」

 

コウキ「…………」

 

キリト「ん?どうしたんだコウキ?」

 

コウキ「いや……悪い予感がするんだ……俺たち男全員が……なにかとてつもない悪いことが起こりそう……そんな気が……」

 

ハンク「おいおい、お前やキリトはまだしも俺もだと?」

 

キリト「さりげなくひどい……」

 

フィリア「なにを言っているの?さっさとプレイバック、始めるわよ」

 

なんでこうなった?

 

ストレア「あっわかる?アタシも結構強いよ?それにしても……う~んやっぱりね~」

 

コウキ(ん?どうしたんだ?)

 

キリト「やっぱりってなにがだ?」

 

ストレア「キリトやっぱり近くで見たほうがずっとカワイイね!」

 

コウキ「……はい?」

 

キリト「へ?か、カワイイ?」

 

ストレア「えいっ!」

 

何を言っているんだこの娘?って考えていると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストレアがキリトに抱きついた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はあああぁぁぁいいいい!?!?!?

 

キリトはくるしいとかほざいているがそんなの関係ねぇ!!そして俺は!

 

コウキ「なんでおめぇばっかおいしいおもいしてんだよおめぇはよぉぉ!?!?」

 

ユウキ「コウキー?そこにいるのーってえっ……」

 

ラン「ユウキー?コウキさんいる?ってえっ……」

 

そこは謎の紫色のドレス服を着た女の人に抱きつかれているキリトにそばでなにかを叫びまくりながら地面を踏みつけまくるコウキにそんな光景に固まる二人……

 

なぜこうなった?

 

キリト「」

 

アスナ「……コウキ君……これはなにがあったの?」

 

コウキ「私がストレアと別れたあとキリトと合流して歩いていたらストレアにつけられていてで、なんやかんやでこうなったですはいサー!!」ガクガクブルブル(´д`|||)

 

ユウキ「コウキが……怯えている!」

 

キリト「あ、あのアスナ!」

 

アスナ「鉄拳制裁!!」

 

キリト「アアッー!?」ドッコーン!!

 

ハンク「二度目の場外ホーームラン!!」

 

ラン「……では次です!」

 

コウキ「手向けの言葉もねぇ!?」Σ(゜Д゜)

 

設計図作成からのパーティーだぜ!!

 

ユウキの部屋室内

 

コウキ「よっこいせっと」

 

ユウキをベットに寝かし布団をかけてやった。

 

コウキ「さてみんなのところに戻るか」

 

コウキが扉の方に歩こうとすると

 

ユウキ「うっ……」

 

ユウキがコウキの裾を握った。

 

コウキ「んっ?」

 

ユウキ「いかないで……もうどこにもいかないで……」

 

コウキ「…………」

 

夢を見ているんだ、たぶんあの時お嬢がSAOの中に囚われてしまったあの時のことを…………

 

そんな彼女にコウキは

 

コウキ「大丈夫だよ……今はいっしょにいるからね」

 

っとユウキの頭を撫でながらするとユウキは

 

ユウキ「んっ……」

 

安心感を持った笑顔になり、裾を手を離した。

 

コウキ「……よしクル?」

 

クル「クル?」

 

コウキ「今日はユウキといっしょに寝てやってくれないか?」

 

クル「クルゥ……クル!」

 

クルは考える素振りを見せながらもすぐさま「わかった」っと言わんばかりにうなずいたあとコウキの肩から離れ、ユウキの布団に潜りこみ、ユウキの腕の中に入っていった。

 

ユウキ「うっうん……」

 

ユウキはクルを軽く抱き締め、コウキは「ぬいぐるみを抱いて寝る少女」っとそんな光景に暖かく見守り、ドアノブに手をかけ……

 

コウキ「おやすみユウキ……クル」

 

そしてコウキは部屋を出て仲間たちの元へ戻っていったのであった。

 

ユウキ「わっわっ///!?これは!?」

 

フィリア「むぅ……これは……」

 

アスナ「コウキ君……やさしいところがあるのね!」

 

コウキ「あれ?俺はやさしいよ?なんでこんな風に言われているのか?」

 

ラン「日頃の行いが悪いからじゃあないですか?」

 

コウキ「ひどい!?」Σ(゜Д゜)

 

アスナ「あっはは……では次をどうぞ」

 

ハンク「……ぶらんぶらんしてる……天井に頭が突き刺さって体をぶらんぶらんしてるキリトは放置すかそうすか」

 

「コウキ・犬○家事件」

 

エギルの店裏路地

 

キリト「おーい!コウキー!どこだ?」

 

キリトはコウキを探しまわった。

 

キリト「たく…コウキのやつどこにいったんだ?」

 

っとキリトがかどに曲がった先には!

 

キリト「うっ。うっわー!!?」

 

キリトが見た先には!

 

コウキ「ブクブクブクブクブクブク……」

 

水の入った樽の中に犬○家のように足を突き出しているコウキに急いでキリトは樽をコウキごと倒した。

 

コウキ「グボォ……」

 

そしてコウキは地面に投げ出された魚みたいにゴロゴロとまわりながら地面に転がった、腕には縄で縛られていた。

 

キリト「コウキ大丈夫か!?誰にやられた!?」

 

コウキ「け、圏内でなければ即死だった…ガクッ」

 

コウキはそのまま気絶した。

 

キリト「ちょ!コウキ?コウキー!!」

 

キリトはコウキを抱き抱え叫んだ、のちに「コウキ・犬○家事件」として語られたのであった。

 

ラン「フッフッフッフッ……」

 

ア→(゜ロ゜フィ→(゜ロ゜ハ→(゜ロ゜;

 

ユウキ「……ええっとこれは?」

 

コウキ「さっきのやつの次の日クルを向かいに……ほらユウキあの時」

 

ユウキ「ああ、あの時ね」

 

コウキ「あの時ユウキの部屋を出てきたあとにお嬢に会って……イヤァヤメテ‼オレハナニモシテイナインダ‼」ガクガクブルブル(´д`|||)

 

ラン「本当に……ですか?」

 

ユウキ「ほ、本当にだよ!!コウキはなにもしていないよぉ!!」

 

ラン「そうでしたか……すみませんコウキさん……」

 

コウキ「いいよいいよ、どうせ日頃の行いが悪いですよ、少女に手を出すような悪党だと思われるのさふーん!!」

 

フィリア「ありゃいじけちゃったよ……」

 

アスナ「あっはは……ランさんって意外と恐いんですね……」

 

ハンク「お前もな」

 

アスナ・ラン「「ふん!!」」

 

ハンク「うげぇーー!!?」ドッコーン!!

 

コウキ「あ、兄貴ーー!!?」

 

アスナ「ふん!次をどうぞ!」

 

ちょっと本番前の下隅である。

 

コウキ「そうかな……ようしそろそろ休憩にする(キュルル~……なんだこの音?」

 

フィリア「うっ……」

 

コウキ「(察して)…………フヒッ」

 

フィリア「……!…このっ!!」ジャキ!!(剣を構える音)

 

コウキ「ちょ!?フィリアさん!?今度のはシャレにならんから!!シャレにならんからぁぁぁ!!」

 

もうさっきのアスナみたいになっているから!!っとコウキは言うがフィリアは

 

フィリア「大丈夫……一瞬で逝かしてあげるから……コワクナイヨ?」

 

コウキ「どこに大丈夫な要素があるの!?クル!ヘルプ!ヘループミー!!」

 

コウキは自分の影にいるクルに言うが変化なし……

 

コウキ「また見捨てただと!?せやデザート作ってあげるから!!なにとぞお許し下さいませ!!」

 

っとコウキはそのまま土下座した、あれ?なんかデジャブが……っと考えていると

 

フィリア「(ピクッ)デザート……ですって?」

 

コウキ(しめた!)

 

コウキ「せ、せや!フィリアはここに1ヶ月くらいいるんだろ?それじゃあ甘いものなんてめったに食べれないだろ?今日の3時のおやつはホットケーキだが……食べるかい?」

 

するとフィリアは剣を元の場所に戻し、壁に寄りかかる。

 

フィリア「はやく」

 

コウキ「えっ?」

 

フィリア「はやく作るの!」

 

コウキ「はっはい!!」

 

コウキ(やっぱり女の子なんだなフィリアも……)

 

なんて考えながらコウキは急いでホットケーキ作りに取り組んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後

 

コウキ「ど、どうぞ」

 

コウキの手には皿の上に乗られたよくマンガとかでよく見る分厚いホットケーキにトッピングにホイップクリームにチョコソースをかけて、ホイップクリームの横にさくらんぼをちょこっと乗っかっている。

 

フィリア「わぁ…!!……いただきます!」

 

フィリアは目を輝いてそのままホットケーキを一口パクっと食べた!

 

コウキ「どうすか?」

 

フィリア「んっ~~!!……美味しい!!」

 

コウキ「よっしゃー!!」

 

フィリア「おかわり!!」

 

コウキ「ってはぇー!!?」

 

それからもあと三種類のホットケーキを作るはめになったコウキだった。

 

フィリア「こっこれは!?」

 

コウキ「甘いものに飢えたフィリアの回ですね」

 

アスナ「フィリア……苦労してたんだね……次来るときは甘いもの持ってくるね……」

 

ラン「私も持ってきますね」

 

フィリア「ちっちが!じゃあなくって!!」

 

ユウキ「フィリア……いいなぁ……」

 

フィリア「えっ?なにが?」

 

ユウキ「コウキが作ったホットケーキ……美味しそうだなぁ……」

 

コウキ「……こんど暇があったら作ってやるよ、な?」

 

ユウキ「えっ!?いいの?やったー!!」(о´∀`о)/

 

アスナ「ふっふ……よかったねユウキ、次をどうぞ!」

 

ハンクVSストレア

 

ストレア(一か八かこれに賭けてみる!)

 

ストレアはハンクに向き直った。

 

ハンク「ん?」

 

ストレア「……ウフッ❤」

 

 

 

ストレアはパフパフをした!

 

遠くのユウキたちが「……えっ?」っと言ったような気がした、ハンクは

 

ハンク「…………ぶふっ!!?」

 

ハンクはこんらんした!!効果抜群だ!!

 

ストレア「今だぁー!!」

 

ストレアは両手剣ソードスキル4連撃、ライトニングをハンクに打ち込んだ!

 

ハンク「うげぇー!!?」

 

ハンクは気をつけの体勢で勢いよくぶっ飛び、そして小岩にぶつかった!

 

ストレア「とどめ!」

 

ハンクに近づき、体勢を立て直す前に両手剣ソードスキル2連撃、ブラストを放った!

 

ハンク「アッー!!」

 

ハンクのHPは2割まで減って、ウィンドウが現れた。

 

勝者ストレア…っと

 

ストレア「やっ、やった!ユウキ勝ったよー!」

 

ユウキたちが駆け寄ってきた。

 

ストレア「ユウキ!勝ったよー!勝ちましたよー!」

 

ユウキ「ストレア……今のはちょっと……ね…」

 

ユウキ以外のみんなも頷く。

 

ストレア「えっー……だってハンクも「意表をつくのも戦略の1つ」みたいなこと言ってたよ?」

 

コテンっと首を傾げるストレア

 

ユウキ「いやまぁそうだげど……」

 

シノン「所詮は男…ってことね」

 

冷たい目でハンクを見るシノンであった……

 

ユウキ「ああっとこれは」

 

ラン「……コウキさん……」

 

コウキ「……なんですかお嬢?」

 

ラン「ちょっと鉄球を貸してくれませんか?」

 

コウキ「いいですよ、丁度私も使うところでしたから」

 

コウキはランに鉄球を渡した。

 

コウキ「……兄貴のゴール○ンボールに目掛けてアイアンボールをシュウウッ!!」ビュン!!

 

「「カキキン!!アアッーー!!?」」

 

 

コウキ「超エキサイティン!!☆」

 

フィリア「ちょ、キリトにまで当たっているから!?」

 

ユウキ「つ、次をどうぞ!!」

 

デートに逝ってきます……(中編)

 

ユウキ「意外といい人だったね!」

 

コウキ「あぁ……そうだな……師匠の友人ならあの性格も納得できる……」

 

ユウキ「そうなの?……えとね……コウキありがとうね」

 

コウキ「ん?なにがだ?」

 

ユウキ「これのこと」

 

ユウキが手のひらに出した物は先程貰った赤いほうのバンダナだった。

 

コウキ「あぁ別にいいさ……そうだ!今着けてみてよ」

 

ユウキ「えっ?う、うんいいよ?ちょっと待っててね……」

 

ユウキは装備ウィンドウから今着けている黒のカチューシャを外し、代わりに先程のバンダナを着けた。

 

ユウキ「ど、どうかな?」

 

コウキ「うん!よく似合っているよ」

 

ユウキ「えっへへ///ありがと!」

 

コウキ「……やべ!もう時間がこんなに!!急いで行かないと!!」

 

ユウキ「そうなの!?じゃあ急がないと!!」

 

ユウキはコウキの手を繋ぎ、走り出した!

 

ユウキ「さぁ!!行こう!!」

 

ラン「これは?」

 

コウキ「たまたま見かけたお店でユウキが物欲しそ~うにバンダナを見ていたから買ったのだ」

 

ユウキ「もっ、物欲しそうにみてないよぉ!!」

 

フィリア「……ふ~ん……」

 

コウキ「……あの~フィリアさん?」

 

フィリア「コウキって実は女には甘い男?」

 

コウキ「えっ?」(・ω・`)?

 

フィリア「……だめだこりゃ」

 

コウキ「ちょ!?意味が分からんのだが!?」

 

アスナ「つ、次にいってみよう!!」

 

ポ○プ!ステ○プ!ハプニング~!!

 

川・上流・滝前

 

コウキ「ういしょっと!!ふひー!やっと着いたぁ~」

 

コウキは最初は上流の坂を登っていのたが途中段差になっており 、そこからは乗り上げるように登りつづけ、やっとこそ登り終えたのであった。

 

パシャ

 

コウキ「ん?魚か?」

 

仰向けになっていた体を起こし、音がしたほうへむくと

 

フィリア「……………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全裸のフィリアさんがいました。

 

コウキ「ウッウホ?」(;^ω^)

 

あまりの突然の出来事に動けずに間抜けな声をあげたコウキ……それをガン見しているとみたフィリアは次に起こした行動は!!

 

フィリア「み!見るなぁー!!」ブンッ!!

 

湯浴び用の桶をコウキに目掛け力一杯投げ付けた!!

 

コウキ「ふげぇー!!?」

 

見事にクリティカルヒットしたコウキはそのまま下段に、川に頭から落ちていった!

 

コウキ「アッーー!?」

 

ザバァーーン!!!

 

フィリア「ぜぇぜぇぜぇぜぇ……み、見られた……それももろに…………もうお嫁にいけない…………」ガクッorz

 

コウキ「」

 

ユウキ「…………コウキ?」

 

コウキ「……オワタ」\(^o^)/

 

フィリア「……ちょ、ちょっと待ってユウキ!」

 

ユウキ「なにフィリア?」

 

フィリア「コウキはちゃんっとこのあと反省したからね?許してあげて」

 

ユウキ「……わかった……」

 

コウキ「フィ、フィリアサンキュー!助かった!」

 

フィリア「……貸しだから……」

 

コウキ「ん?」

 

フィリア「これ、貸しだからね?」

 

コウキ「うっ、ウッス」(;^ω^)

 

コウキ(今日でお願いごとが増えたなぁ……まぁあそこでぶらんぶらんするよりマシだが……)

 

キリト・ハンク「「…………」」

 

コウキ「……そろそろ終盤だからキリトと兄貴を天井から引き抜くから梯子取ってくるな」

 

アスナ「あっお願い」

 

コウキ「ウッース」

 

 ブーン!!

⊂二二二( ;^ω^)二⊃

    |  /

     ( 丶ノ

    ノ>ノ

  三 レレ

 

アスナ「では次をどうぞ!」

 

76層ボス攻略前夜、勇気の一歩

 

74層からあるボス部屋の結晶無効化エリアにクォーター・ポイントモンスターでは無いにしろ強力なボスモンスター、76層で起きた熟練度の低下などバグ騒ぎ、そして今回のボス攻略参加プレイヤーの限度数の激減に今までとは違う危険さにキリトたちも暗い顔をなる……

 

コウキ(だがそれでも)

 

コウキはみんなにこの気持ちを打ち明けようとする前に行動をする者がいた、ユウキだ

 

ユウキ「大丈夫!みんなとなら!!」

 

コウキ「ユウキ……」

 

ラン「ちょっとユウキ!これは遊びじゃあないのよ!?」

 

ユウキ「分かっている……けど姉ちゃん、ここで逃げちゃ今までクリアを目指した人たちに申し訳ないし、」

 

それにっとユウキは付け足す

 

ユウキ「べつに考えないで言ったんじゃあないんだよ?ちゃんと考えて……それでも行けるっと思ったから言ったんだよ!だってボクが今まで見てきたなかで最も強いみんなとなら行ける、ボクはそう思う……みんなは違うの?……」

 

ハンク「…………クッ!クックックックッ」

 

突然笑いだすハンクに向くみんな、すると

 

ハンク「まったく……だいぶ年下の子に心配されるとは……年をとったか俺は?……まったくこれじゃあいいとこなしじゃあないか……」

 

ハンクはイスから立ち上がり、みんなの前に立つと

 

ハンク「俺は乗るぜ!そもそも逃げる気はないし負ける気はない、不安要素が多いい?上等だ!!分の悪い賭けは嫌いじゃあない、おいお前らはどうなんだ?」

 

ハンクがそう言うと

 

キリト「まったく、心配して損した……勿論行くよ。これまでだってやってこれたんだ……ここでやめたらもったいないじゃあないか」

 

コウキ「さすがキリト!重度のゲーマー!!俺も元々行く気だし、あともうちょいでこのクソゲーもクリアだしな」

 

それにっとコウキは付け足す

 

コウキ「ここにはチート級のプレイヤーがいるんだぜ?キリトの「二刀流」、俺の「小太刀」、兄貴の「斬馬刀 」、お嬢の「蛇剣」の使い手がいるしな負ける気がしないなぁ~……なぁお嬢?」

 

ラン「……そうですね……ちょっと気落ちしてしまいましたね……」

 

うつむいた顔をあげるラン……その目には強い光が灯っていた!

 

ラン「ここで挫けてしまったらもう自分に自信が持てなくなってしまう……だから私も戦います!」

 

ユイ「私もできる限りパパたちのサポートを頑張ります!」

 

アスナ「……そうね、キリト君たちの力もそうだけど私たちも新しい仲間も入ったんだ、私も頑張るわ!」

 

アスナはリーファ、シノン、ユウキたちを見ながら言った。

 

リーファ「私も足手まといになるためにここにいるんじゃあない!!キリト君たちの手助けしたい!」

 

シリカ「わ、私もピナも少なからずお手伝いします!ねっピナ?」

 

ピナ「キュル!!」

 

シノン「私も自分の記憶が消えたまま……自分自身が分からないまま死ぬつもりはないわ」

 

リズ「ここで投げ出すリズ様じゃあないわ、みんなの武器の面倒を見なきゃだし私も付き合うわ」

 

エギル「俺も現実で待たせているやつがいるんだ、それにいっぱい稼ぐまで死ぬ気はねぇ」

 

クライン「俺も彼女ができるまで死ぬ気はねぇ!!」

 

ハンク「できたら死ぬんですねわかります」

 

クライン「なんだとお!!」

 

突然のハンクとクラインの漫才にみんなが笑うなかコウキはユウキに近づいた。

 

コウキ「ユウキ……よくやった。」

 

ユウキ「えっ?なにが?」

 

コウキ「君の言葉が彼らを動かした、そのお礼さ」

 

ユウキ「うぅん……ボクは後押しだけだよ」

 

コウキ「それでもありがとう……けどなんであんなこと言えたんだ?」

 

ユウキ「……「ぶつからなきゃなにも伝わらない」」

 

コウキ「その言葉は?」

 

ユウキ「ボクが大切にしている言葉、ぶつからなきゃなにも伝わらない、それが自分にとってそれはどんなに真剣か……とかね!」

 

ニコッっと笑うユウキにコウキは少し照れながらもこう言った。

 

コウキ「いい言葉だね……「ぶつからなきゃなにも伝わらない」……か……」

 

キリト「おおい!ふたりともボス攻略の話があるからこっちに来てくれ!!」

 

コウキ「分かった!……じゃあいくか?」

 

ユウキ「うん!行こう!!」

 

二人はキリトたちの元へ戻っていった……

 

ユウキ「あっボクだ」

 

アスナ「あのときはユウキの言葉に救われたよ」

 

フィリア「ユウキって……強いんだね……」

 

ユウキ「えっへへ……ボクはまだまだだよ」

 

ラン「けどその心の強さ大事にしなさい」

 

ユウキ「うん!」

 

スタジオ天井

 

コウキ(イイハナシダナァ……けど)

 

キリト・ハンク「「………………」」

 

コウキ「色々台無しだこれ……」

 

戦う意味…………それは!!

 

ハンク「あの日、茅場の最終目的であったこのゲームの観賞も4分の3のところで自身が倒され終った!あとはこのクソゲーをクリアさせることだ!!」

 

そしてぇ!!っとハンクが付け足す

 

ハンク「皆のもの!愛する者のために!!現実で残してしまった者のために!!そしてぇ!あの茅場に「あんたがいないところでこのクソゲーをクリアしてやったわ!!プギャーwwwざまぁワロスwww」っと言ってやる為にやるぞおー!!」

 

攻略組「「「おおおおーー!!茅場ざまぁー!!」」」

 

今、皆の心がひとつの目標のためにひとつになった!!

 

フィリア「ボス攻略の日、こんなことがあったんだ」

 

ラン「はい、団長はあのときはかっこよかったです……」

 

スタジオ天井

 

コウキ「今はこうだけどな!!」

 

キリト「せぇの!!」

 

コウキ・キリト「「フーン!!フーン!!」」

 

……コウキと助け出したキリトといっしょにハンクを引っ張り出していた……

 

お祝い前の一働きだお!!後編

 

フィリア「ん~……見たところ蓋に罠が仕掛けられてる」

 

コウキ「ミミックじゃあないよな……」

 

コウキは過去にミミックに顔をかじられたことがあったのでそれを思い出して顔を青くした……

 

フィリア「それは大丈夫、れっきとした宝箱だよ、罠は大したことない」

 

ユウキ「外せる?」

 

フィリア「あーそれってわたしの腕を信用してないってこと?」

 

ユウキ「いやぁ……それはぁ……」

 

フィリア「罠のレベルと種類なんてわたしくらいになればすぐにわかるの!そのためにスキルにずいぶん振ってるんだから」

 

コウキ「じゃあ頑張って女ル○ン(笑)」

 

ユウキ「プッ!」

 

フィリア「ちょっと!……はぁ、もういいわ、任せておいて」

 

そうしてフィリアは宝箱をいじくりだした。

 

フィリア「…………開いた!」

 

ユウキ「やった!」

 

コウキ「中身は!?」

 

フィリア「ちょっと待ってて、へっへっへっ、さぁ出ておいでお宝ちゃん」

 

ユウキ「おっ、お宝ちゃん?」

 

コウキ(やっぱル○ンやん)

 

フィリア「武器かな?それともアクセサリーかな………」

 

ガチャ!!

 

フィリア「じゃーん!」

 

コウキ「アクセサリーだな、それもレアな」

 

ユウキ「やったね!」

 

フィリア「えへへありがと!やっぱりこうやってお宝を見つけるの楽しいなあ」

 

コウキ「うん……やっぱりかわいいな」ボソッ

 

フィリア「……どうしたの?」

 

コウキ「いやぁ前にフィリアにデザートを食べさしたときの反応を見て思ったけどフィリアってかわいいところあるよな」

 

フィリア「……えっ?わたし……かわいい?」

 

フィリアは戸惑いながら顔を赤くする……

 

コウキ「おう!年相応のかわいさあるな!」

 

コウキはサムズアップしながら答えた!

 

ユウキ「コウキ……浮気?」

 

コウキ「へっ?浮気ってなして!?」

 

ユウキ「……冗談だよ……」

 

コウキ「あのぉユウキさん?なんで機嫌悪くなっているのかな?意味わかんねぇよ!?」

 

そっぽをむくユウキにあたふたするコウキを見てフィリアは笑った!

 

フィリア「うふふ、あたふたするコウキって可愛いね」

 

ユウキ「……プッ!クックッ!!……そうだね!」

 

クル「クルクルゥ♪」

 

コウキ「やめろお!!?やりかえしか!?さっきのやり返しなのか!?」

 

フィリア「ふっふ!あのときのかぁ……」

 

アスナ「確かにね……キリト君もそんなところもあって可愛かったなぁ……」

 

キリト「勘弁してくれよ……」

 

ラン「あっ帰ってきましたね」

 

ハンク「だれかさんたちが天井にまで飛ばしたからな」

 

ラン「すいませんやりすぎました……」

 

ユウキ「それじゃあこれでプレイバック後編は終わりだね」

 

キリト「なん……だと!?」

 

コウキ「遅すぎたんだ……なにもかも……」

 

トリビアコーナー!!

 

ユイ「今回はハンクさんの解説をしますです!」

 

恋愛紳士「ハンクはシャドーナイツの団長でユニークスキル、斬馬刀の持ち主、スキル習得前からあのヒースクリフにも目をつけられていたほどの腕の持ち主だ、ただ女にはちょっと弱いとゆうところもある、酒は大好きでよくクラインやエギルと回り店をしているほどだ」

 

ユイ「なるほど……本当にお酒好きなんですね!……私も飲んでみたいです」

 

恋愛「飲酒 ダメ 絶対」

 

お別れの時間(´・ω・`)ショボーン

 

アスナ「お別れ時間ですみなさんどうでしたか?」

 

コウキ「次回からもこんなだと疲れるけど楽しかったよ」

 

ユウキ「うん!ボクもすっごく楽しかった!」

 

フィリア「わたしも……コウキに一つ貸しを作ったし……」

 

ハンク「俺は……まぁ楽しかった……か?」

 

ラン「みなさんっといっぱいお話できてよかったです」

 

アスナ「キリト君は?」

 

キリト「あの~前編は殴られまくれ後編なんかは天井に突き刺さっていたんだけど……」

 

コウキ「自業自得だな、うん」

 

キリト「……あぁもういいや……」

 

アスナ「では次回は第二回そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんとにてお会いしましょう」

 

全員「バイバイ!!」

 

恋愛紳士「みなさまを影ながら支援をする、シャドーナイツがお送りしました。」




まさかの9000文字突破!!感想お願いします!


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ジョ○ョとカ○ジと最後に切り札

分かる人なら分かるネタである、ではどうぞ!


前々々回のあらすじ、バッファローうまし!!

 

エギルの店

 

ガヤガヤガヤガヤ

 

コウキ「今日はやけに賑わっているなぁ」

 

ユウキ「そうだねぇ~」

 

クル「クル、クル!」

 

今はお昼頃、今ユウキといっしょにテーブルに座っている、ユウキは上半身をテーブルの上でうつ伏せで寝ている、クルはそんなユウキの前髪の二本ある枝毛?癖毛を肉球で叩いてる、ちょやめれクル

 

からんからん

 

キリト「ただいま」

 

コウキ「おかえりんキリト 」

 

ユイ「おかえりです パパ !」

 

エギルの手伝いをしていたユイがキリトに挨拶した。

 

キリト「今日はずいぶんと賑わってるんだな、なにかイベントでもやってるんのか?」

 

コウキ「奥でなにかしているようだがなにかは知らん」

 

ユイ「奥のテーブルでトランプをやっている人がいるんです、そこがすごく盛り上がってて……」

 

するとこんな声が聞こえてきた……

 

片手剣使い「全賭けのオールイン!これで決めてみせる!!ジャックのスリーカード!!」

 

ハンク「……残念だったな、クイーンのフォーカード!!」

 

片手剣使い「ばっ!?馬鹿なぁー!!?」

 

ハンク「フッフッフッ……私が一番得意とするカードゲームに無謀でしたな」

 

その片手剣使いは頭を抱えて絶叫した、そんな光景を見ていたキリトたちは……

 

コウキ「…………またやっているよ…バカ兄貴……」

 

キリト「へぇ……ポーカーか」

 

ユイ「ポーカー……?」

 

キリト「トランプゲームのひとつで……5枚のカードの組み合わせで役を作って得点を競うゲームのことだよ」

 

コウキ「トランプゲームの中で兄貴が一番得意なゲームでもある」

 

ユウキ「コウキは?」

 

コウキ「ダウトが得意だな」

 

ユウキ「へぇ~」

 

ユイ「パパはやったことありますか?」

 

キリト「ああ、ネットゲームで少し……」

 

コウキ「おまえよう……妹さんがいるのにネットゲームって……」

 

キリト「ぐっ……おまえは?」

 

コウキ「兄貴と何回もおかしやジュースを賭けてやったことあるし、小中も修学旅行の部屋のメンバーでよくやったが?」

 

ユウキ「ボクも昔姉ちゃんや女友達といっしょにやったことがあるよ?」

 

キリト←(引きこもりの重度ゲーマー)

 

キリト「……ぐぼぁ」ドッスン!

 

ユイ「パパ!?」

 

ユウキ「キリト!?」

 

コウキ「やば、キリトの心のHPが0になった」

 

ハンク「おやおや愚弟じゃあないか」

 

するとトランプを持ったハンクがこっちに来た

 

コウキ「だれが愚弟だ?…なにかようか?」

 

ハンク「ひさしぶりにポーカーをやらないか?」

 

コウキ「だが断る」

 

ハンク「えぇー!?負けるの怖いのぉー!?ダッセェー!!」

 

ユウキ(……兄弟揃って煽りかたが同レベルだ……てか倒れたキリト放置!?)

 

エギル「おっなんだコウキ?ポーカーをやるってなら付き合ってやってもいいぜ」

 

コウキ「えっ?いややるつもりは……」

 

ストレア「なになに?こっちでもポーカーやるの?だったらあたしも入れて!」

 

コウキ「いやだからやるつもりは(ky」

 

ユウキ「あっボクもひさしぶりにやりたいんだけどいいかな?」

 

エギル「おおかまわないぞ、人数が多いほうが面白いからな」

 

コウキ「…………」

 

ハンク「で?どうする?」ニヤニヤ(゜∀゜)

 

コウキ「……あぁもう!わかったよ!!やればいいんだろやれば!!」(ヤケクソ)

 

キリト「コウキがやるなら俺もやるぞ……」(コウキを負かしたる……)

 

コウキ「あっ復活した」(嫌なオーラが出ているんのだが……)

 

ストレア「えっとさ、勝ったらなにがもらえるの?賞品は?」

 

エギル「……そうか考えてなかったな…店のメニューからなにか一品おごるってのはどうだ?」

 

ユウキ「ブーブー!!」

 

ストレア「そんなの全然うれしくないよ」

 

エギル「ひどい言われようだな……」

 

ハンク「プギャーwwwワロスwww」

 

コウキ「じゃあどうする?」

 

キリト「普通に考えれば……」

 

アスナ「お金を賭けるのはダメだよキリト君」

 

ユウキ「だよね~」

 

コウキ「それにお金を賭けると」

 

片手剣使い→orz

 

コウキ「になるぞ」

 

キリト「まあ確かにもめごとの種になるようなものは避けたほうがいいよな……」

 

ユウキ「うぅ~ん……たとえば「○○なんでもやる券」とかは?」

 

コウキ「あぁ負けたやつが勝ったやつに肩たたきをする券とかみたいな?」

 

ユウキ「そうそう」

 

キリト「……ユイだったらご褒美はなにが欲しい?」

 

ユイ「ご褒美ですか?えっと……パパを一日一人占めできたらとってもうれしいです!」

 

コウキ「あらやだこの子お父さん想いね!お兄ちゃん泣いちゃう!」

 

ラン「なんのキャラですかそれ……」

 

ストレア「いいじゃんいいじゃん!賞品はそれに決定ね!」

 

キリト「い、異議あ(ky」

 

ハンク「却下します(面白いことになりそうだwww)」

 

リズ「話は聞かせてもらったわ、当然あたしも参加させてもらうわよ」

 

リーファ「はいはーい!あたしも参加します。」

 

シリカ「あ、あのあたしもやります!」

 

カッカッカッカッ(走る音)

 

クライン「ちょーっと待った!この流れでオレが参加しないってのもおかしな話だよな」

 

ハンク「別におかしくともなんとも無いわ」

 

クライン「うぐっ……まぁそれよりだ、キリトの独占権を奪って存分にこき使ってやるぜ!」

 

キリト「おまえなぁ……」

 

コウキ「理由が不純だお……」(;^ω^)

 

シノン「私も少し興味あるから参加するわね」

 

コウキ(……シノンは落ち着きがあるから手強いなこりゃ……)

 

参加者メンバー、キリト・ハンク・コウキ・クライン・ユウキ・ラン・アスナ・ストレア・リズ・リーファ・シリカ・シノンの12人、エギルはディーラーでユイは見学

 

エギル「よしわかった、優勝商品はキリトの独占権で決まりだ」

 

エギル「ポーカーって話だったが人数が多いからな、ちょっと特殊なルールを使おう」

 

ユウキ「特殊なルール?」(´・ω・)?

 

エギル「カジノでよくプレイされているテキサス・ホールデムを元にしたポーカーにするのがいいだろう」

 

ハンク「ああ、映画でもたまにみる奴か、たしかプレイヤーは手札2枚、場に5枚の合計7枚でやるやつであとは普通のポーカーのやつか?」

 

エギル「そうだ、手持ちのチップを使い切ったら脱落者……最終的に一番稼いだ奴が優勝だ」

 

ユウキ「ふむふむ……」

 

エギル「これ以上やりたくなかったらFoIb、受けて立つ時はCall、掛け金を上乗せしたい時はRaise!と叫ぶんだぞ」

 

コウキ「ほいほい」

 

ハンク「チャーハーン?」

 

コウキ「ふざけるなwww」

 

エギル「……ルールはわかったな?じゃあゲームを始めよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリト「駄目だ、降りる、フォールド」

 

シノン「私もフォールド」

 

コウキ「駄目だこりゃ、フォールドだお」

 

コウキ(なにも揃ってない……100%負けるわ……)

 

リズ「えっとあたしの番ね……これならほぼ間違いなく勝てるわ、勝負するっきゃないでしょ……!」

 

コウキ「ん?」

 

リズ「よーし、あたしは……全賭けのオールイン!」

 

コウキ(あっ負けフラグがたったわあいつ)

 

リズ「これで勝てなかったら脱落なんだからなんとかなってよー!」

 

コウキ(さらにフラグ強化しちゃったよあいつ!?)

 

ストレア「コール!」

 

コウキ(はい、リズ終了の時間です)

 

リズ「コール!?」

 

ハンク「ざわざわざわざわざわざわざわざわ……」

 

コウキ「兄貴カ○ジやめれwww」

 

ハンク「うぐっうぐっうぐっ……かはぁ!!犯罪的だぁ!!旨すぎる!!www」

 

コウキ「勝負中に飲むな!てかカ○ジやめいwww」

 

ハンク「カキピーうめぇwww」

 

コウキ「だからカ○ジやめ!……いや微妙に違うか……」

 

リズ「く、く、くやしーーーー!!」

 

ハンク・コウキ「「あっ」」

 

エギル「勝負はお前らが話しているうちに終わったぞ」

 

コウキ「結局フラグが成立しやがった……」

 

リズ脱落……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シリカ「うーん……ピナ、どうしたらいいと思う?思い切ってレイズするべきかな?普通にコール?」

 

ピナ「きゅるる……」

 

コウキ(……なんでピナに相談しているんだ?)(;^ω^)

 

シリカ「うーんどうしよう、順番が来ちゃうよ」

 

キリト「次、シリカの番だぞ」

 

シリカ「は、はいっえーと……レイズで!」

 

キリト「コールで」

 

コウキ(いいのが来ていたんだな……)

 

エギル「よし、全員終わったな、じゃあ手札を見せてくれ」

 

手札を見たらキリトの勝利で終えた……

 

シリカ「ああっ……やっぱりダメだったぁ……負けちゃった……」

 

ピナ「きゅるる……」

 

シリカ「しょんぼりしないで、ピナのせいじゃあないよ、負けちゃったのは残念だけどあたしは楽しかったよ」

 

シリカ脱落……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキ「ん~行くべきかぁ行かぬべきかなぁ~」

 

ハンク「レイズだ、俺の魂を賭けよう」

 

コウキ「いらね」

 

ユウキ「よーし決ーめた!コール!」

 

エギル「Showdown」

 

ピラッ

 

ハンク「……危なかった10とジャックのツーペア」

 

ユウキ「負けちゃったぁ~9とジャックのツーペアがぁ~」

 

ユウキ脱落……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラン「……ここで起死回生の一手をうちますか、全賭けのオールイン、お願いします。」

 

コウキ「コール!お嬢には悪いですが勝負には負けて貰います。」

 

エギル「Showdown」

 

ピラッ

 

ラン「クイーンのスリーカード」

 

コウキ「ストレートだ……俺の勝ちだ」

 

ラン「負けてしまいましたか……」

 

コウキ「チップ頂きますね、いい勝負でした」

 

ラン脱落……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リーファ「うーん……チップも減ってきたし、今回はみんな消極的だし、……思い切って勝負に出るかな!」

 

コウキ(負けフラグが立ったな)

 

リーファ「ベット!」

 

キリト「……いいのかリーファ?」

 

リーファ「なんのこと?キリト君こそ無理しないで降りたほうがいいんじゃない?」

 

キリト「そうだな……でもここはあえてコールしておくよ」

 

リーファ「ええ……キリト君、無理は体によくないよ~」

 

コウキ「確定、これ負けだな……」

 

リーファ「えっ」

 

エギル「Showdown」

 

ピラッ

 

リーファ「……ジャックのスリーカード!?あーん負けたー!」

 

コウキ「あぶな、コールしてたら負けてた……」

 

キリト「リーファが自信がないときの癖なんて簡単に見抜けるって、家族なんだから知ってて当たり前だろ?」

 

コウキ「そうゆうのって勝負だと手強くなるんだよなぁ~」

 

リーファ「ううう……くやしい絶対に勝ちたかったのにー!」

 

ハンク「くやしい、だがそれでいい!!」

 

コウキ「カ○ジのナレーションのマネやめれwww」

 

リーファ脱落……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クライン「ふっふっふ……来たぜ来たぜオレのところにも運が巡ってきたぜ!勝負だキリトオールイン!!」

 

ハンク「残念だ、それフラグ」

 

クライン「へっ?」

 

キリト「チップ全賭けか……本当にいいのか?」

 

クライン「ああいいとも、オレの手札は最強だ、キリトに勝ち目はねぇぞ降りるなら今のうちだぜ!?」

 

キリト「わかった、レイズだ」

 

クライン「なんで降りねぇんだよ!?」

 

ハンク「アウト、そのセリフが勝負を決めた」

 

ピラッ

 

キリト「……おいクラインブラフにしても4のワンペアで全賭けはよくやったな?」

 

クライン「…………くっそーーーー!またおいしいところを全部キリトに持っていかれるのかよぉー!!」

 

キリト「持っていかれないならもう少し頭を使えって……」

 

コウキ「(小声)これカ○ジだったら即地下行きだよな、クライン」ヒソヒソ

 

ハンク「(小声)だな、見え見えなブラフに効果はないな、下手すぎる」

 

クライン「なにヒソヒソと悪口言ってんだおまえら!」

 

クライン脱落……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アスナ「…………」

 

コウキ(アスナ……手札を見て考え込んでいる……まぁ夫が賭けられているんだ、しょうがないか)

 

アスナ「今残っているのはシノンだけ……だとしたら……オールインよ、うん間違いない」

 

シノン「コール」

 

アスナ「なっ……!?」

 

コウキ(シノンが仕掛けた!)

 

ピラッ

 

シノン「クラブのフラッシュ、私の勝ちね」

 

アスナ「そ、そんなー!」

 

コウキ(やはり手強い相手にだったかシノンは……)

 

ハンク「これで残るは愚弟にキリトにストレアにシノンか」

 

コウキ「おい(怒)」

 

ストレア「よーし!優勝を決めちゃおう!」

 

シノン「……負けるつもりはないわ」

 

コウキ「こちらこそ負けるつもりはありませんなぁ~」

 

脱落者席

 

リズ「あーあ、勝ちたかったなー」

 

リーファ「誰が勝ってもくやしいだけだしこうなったらキリト君を応援するしかないな」

 

シリカ「が、がんばってください、キリトさん!」

 

ユウキ「コウキーファイト!!」

 

ラン「ハンクさん頑張って!」

 

アスナ「……………………」

 

テーブル席

 

コウキ「あ、アスナの視線が怖いのだが……」

 

ハンク「……だな」

 

エギル「カードを配るぞ」

 

シュシュシュシュ!(カードを配る音)

 

ストレア「……おおーっ、これは最強のカードと言わざるを得ないよ!えーっとどうしようかなぁ……うん、そうだなアタシはここでオールイン!」

 

シノン「コール!」

 

ハンク「コールだ!」

 

コウキ「…………コール」

 

キリト「俺はコール…………勝負だ!」

 

ストレア「……じゃじゃーん!キングのスリーカードだよ!」

 

ハンク「……スペードのフラッシュだ、勝った!」

 

キリト「……キングと10のフルハウスだ、危なかったな」

 

ハンク「なぬ!?」

 

ストレア「フルハウス~!?そんな強い手札が最後の勝負にはいるのぉ?」

 

コウキ「……………………」

 

ストレア「はぁやっぱりキリトはすごいや、負ける気しなかったんだけどなぁ」

 

ハンク「最後の最後でかぁ……」

 

キリト「あとはシノンとコウキだが……」

 

シノン「…………」

 

アスナ「…………」

 

シノン「…………残念だけど、私は負けよ」

 

キリト「最後にコウキだが……」

 

コウキ「…………………………………………………………ふひっ」

 

ユウキ「コ、コウキ?」

 

コウキ「……まさかが俺の手元にこれらが集まるとは……これはこわいこわい」

 

キリト「まっ、まさか!」

 

コウキ「俺の手札は……これだ!」バン!!

 

キリト「ロ、ロイヤルストレートフラッシュ!?」

 

ストレア「う、うそぉ!?」

 

シノン「まっ、まさかここで!?」

 

ハンク「ばっ馬鹿な!?」

 

コウキ「といゆうわけで優勝は俺のもの!!ヒーハー!!」

 

アスナ「orz」

 

ユウキ「凄いよコウキ!!」

 

ラン「おめでとうございますコウキさん!」

 

コウキ「サンキュウ!……さてキリトや」(悪い笑顔)

 

キリト「ひっ!?」

 

コウキ「君の指令は……コショコショ」

 

キリト「!?な、なんで俺がこんなことをしないといけないんだ!?」

 

コウキ「敗者は勝者の言うことを聞きなさい……アスナ!」

 

アスナ「……なぁにコウキ君?」

 

コウキ「実は頼みたいことがあってね、コショコショコショコショ」

 

アスナ「……!!うんうん!!わかった!!」

 

コウキ「ふひひっ!!ではのちほど……」

 

クライン「なぁコウキよぉなんでキリトが絶望しきった顔で崩れているんだ?」

 

コウキ「さぁ?なんででしょう?それより明日の9時に記録結晶を持ってこの場所に来てください、ではまた」

 

全員「「「「???」」」」

 

コウキは部屋に戻っていった……あやしく笑いながら……

 

コウキ「ふひひっ!!明日が楽しみだ!!」




次回のキリト、黒歴史爆誕!!次回をお楽しみに!!


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ブラック・ザ・パニック

お待たせいたしました!キリト黒歴史爆誕回!!ではどうぞ!


前回のあらすじ、キリト、アウトー(笑○ゃいけない24時間)

 

コウキたちがポーカーを終えた頃、フィリアはあるフィールドに来ていた……

 

フィリア「これ……コウキが持っているペンダントと同じ……」

 

フィリアの目の前には次のステージに行くための橋が見え、その入り口には転移石やコウキたちが持つ紋様と同じ紋章があり、そこにはコウキが持つペンダントとに合いそうな窪みがあった。

 

フィリア「……明日、コウキたちを呼ぼう……さてそこの転移石を有効化して戻ろうかな」

 

フィリアは転移石の元へ歩いていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、午前9時、エギルの店

 

クライン「で?コウキよう、これからなにが始まるんだ?」

 

コウキ「まぁこれから始まるから待ってれぇ~くっくっくっ」

 

ユウキ(めっちゃ悪い笑顔になっているよ……)

 

リズ「ちょっと!いつまで待たせるの!くだらないことだったら承知しないからね!」

 

コウキ「大丈夫だってきっと満足してくれるって」

 

ストレア「まだかなぁ……なにが起こるんだろぉ!」

 

カランカラン!

 

リーファ「ただいまぁ!」

 

シノン「ビラ配りは終わったわよ」

 

コウキ「お疲れ!このジュースは僕からのおごりだから飲んでほしい」(´・ω・)⊃日

 

リーファ「あっありがとうございます!」日⊂(・∀・ )

 

シリカ「それでなんでビラ配りをお願いしたんですか?」日⊂(・ω・`)?

 

コウキ「う~ん……外堀を埋めるためかな?はい、これシノンの」(´・ω・)⊃日

 

シノン「ありがと……外堀?」日⊂(・ω・`)?

 

コウキ「逃げられなくする為にな、ふひひっ」( ´゚ω゚`)

 

ハンク「顔がキメェwww」

 

アスナ「コウキくーん!準備できたよぉー!」

 

するとアスナとユイちゃんが階段から降りてきた。

 

コウキ「おー、了解した」

 

ラン「準備?」

 

コウキ「まぁまぁ、これから分かりますって」

 

コウキがみんなの前に立つ

 

コウキ「え~みなさまお待たせいたしました!これより今日1日限りの看板娘(?)をご紹介をいたします!ではどうぞ~」

 

カタン、カタン、カタン……

 

階段から降りてきた人は艶やかな長いストレートの黒髪に軽い化粧をしてまつげを整え、パッチリとした目、服は黒いメイド服でスカートは膝下までで、どこか守ってあげたくなるような姿の少女だった。

 

???「………………………………」プルプルプルプル

 

全員(1部除く)「「「「「「「(゜ロ゜)」」」」」」」

 

コウキ「wwwえ~と、お名前は?www」

 

???「……き」

 

コウキ「き?www」

 

???「キリコ……です……」

 

シノン「……キリコ?って……まっ、まさか!?」

 

コウキ「ぷっ!くっくっくっ!!wwwwww」

 

コウキ「そうでゲス!この子の、いやこいつの正体は!!」

 

アスナ「キリト君でーす!!」

 

ユイ「でーす!」

 

全員(1部除く)「「「「「「…………はぁあああーーー!!?」」」」」」Σ(゜口゜)

 

キリコ「…………」プルプルプルプル

 

コウキ・ハンク「「ぎゃははははははははははははははWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW」」

 

その衝撃的な事実にみなは驚愕し、兄弟揃って爆笑をしていた!

 

リズ「ほ、ほんとにキリトなの?」

 

リズは思わず聞いた……

 

キリコ「……………………」コクン

 

リーファ「お、お兄ちゃん?いや、お、お姉ちゃん?」

 

キリコ「や、やめてくれ……」

 

シリカ「き、キリコさん……」

 

シノン「これはそのぉ…………」

 

ラン「そうで……すねぇ……」

 

ストレア「うわぁ!!かわいいねキリトぉ!!」

 

ユウキ「うっうんそうだね……」

 

キリコ「勘弁してくれぇ……」

 

アスナ「でもぉびっくりしたよぉ、やっているうちに「あれ?女の子だったけ?」って思っちゃったもん」

 

ユイ「パパキレイです!」

 

キリコ「やめてくれぇ……!」

 

クライン「………………………………」

 

コウキ「どうだぁクライン?キリトのこの姿は?」

 

クライン「………………………………」

 

コウキ「クライン?」

 

クライン「おっ、俺さ、昔キリトに言ったことを本気にしそうだ……」

 

キリコ「や、やめてくれええええ!!!!」

 

コウキ「WWWWWWさぁてキリト、じゃあなくてキリコよ、今日1日、この店で働らいてもらおうか?」

 

キリコ「い、いや」

 

コウキ「拒否権は無い」

 

キリコ「orz」

 

コウキ「他の皆さんはどうぞご自由に、キリコに注文したり、…………いっしょにお写真を撮らせてたりなどご自由にくださいwww」

 

キリコ「まっ待て」

 

コウキ「待たない、では御開帳www」

 

コウキはエギルの店を開いた!

 

コウキ「はぁいみなさん!開店でーすwww!!」

 

プレイヤーA「お!待ってました!」

 

プレイヤーB「おおお!かわいい娘がいる!」

 

プレイヤーC「黒髪ロングにメイド服!…………最強でしょー!!」

 

キリコ「わ、わぁあああ!?」

 

コウキ「くっくっくっ…………ひゃあはははwwwwww」

 

客の波にのまれるキリコことキリトに指差して大笑いをしていた、まるでいままでうっぷんを晴らすかのように…………

 

ラン「いいんですか?あれ……」

 

ユウキ「そうだよ、さすがにやりすぎじゃあ……」

 

コウキ「罰ゲームなんだ、問題ない……それより二人とも」

 

ラン「なんですか?」

 

コウキ「昨日フィリアからメールが届いてな、ユウキあのとき俺に渡されたペンダントを覚えているか?」

 

ユウキ「あっうん、覚えてる」

 

コウキ「どうやらあれはクエスト進行するためのキーアイテムらしくってな、ペンダントがはまりそうな窪みのある場所を見つけたから来てくれだってさ」

 

ユウキ「それでボクたちに協力してほしいってこと?」

 

コウキ「ことこと」

 

ラン「分かりました、いっしょに行きましょう」

 

コウキ「ありがとう、ユウキは?」

 

ユウキ「勿論行くよ!」

 

コウキ「よし!さぁ行こうか!」

 

キリコ「ちょ!なんでそのアングルで撮ろうっとしてくる!!やめてくれええええ!!」

 

コ→( ^ω^)人ユ→( ;^ω^)人ラ→(;・ω・)人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理区

 

シュイイーン!!

 

コウキ「フィリアー!来たぜぇー」

 

フィリア「あっコウキ!さっそく来てくれたんだね」

 

ユウキ「やっほーフィリア!」

 

フィリア「ユウキ!あなたも来てくれたんだね」

 

ラン「お久しぶりですフィリアさん」

 

フィリア「あっランも来てくれたんだね」

 

コウキ「それでメールの件だが」

 

フィリア「あっうん、見つけた場所はいつもとは違うエリアに繋がっていると思われる場所に前に渡したペンダントと同じ窪みを見つけたの、そこに行けばなにか分かるかも知れないの」

 

コウキ「分かった、行ってみようか」

 

フィリア「その場所にまで転移石で行けるようにしたから」

 

ユウキ「じゃあ行ってみよう!」

 

フィリア「うん!転移!」

 

シュイイーン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バステアゲートへ続く橋梁

コウキ「ここか……」

 

フィリア「ほらここ、窪みがあるでしょ?」

 

ユウキ「確かにあるね」

 

コウキ「よし、やってみるか」ポチ、ポチ、シュイイーン!!

 

コウキは前に渡されたペンダントを窪みに嵌め込んだ。

 

ラン「……なにも起きませんね」

 

ユウキ「えぇ!?」

 

フィリア「……まだ必要条件とかあるのかな……」

 

コウキ「………………」

 

ユウキ「コウキ?」

 

コウキ「なぁみんな、だいぶ前から気になっていた場所があるんだ」

 

フィリア「えっ?どこ?」

 

コウキ「それは……ここだ」

 

コウキはフィールドマップを開き、それをみんなに見えるように拡大にしてみんなはそれを覗きこむように見た

 

フィリア「「供物の神殿」?」

 

コウキ「あぁ、前にキリト達が「ここが怪しんじゃあないか?」って言っていてな、俺も怪しく思っていたんだ。」

 

フィリア「……行ってみる価値はあるか……」

 

ユウキ「じゃあさっそく行ってみよう!」

 

ラン「そうですね、まだ時間がありますし行ってみましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

供物の神殿

 

あれからすぐに、奥まで進み、ある扉にまで到達した。

 

ユウキ「この扉……開かないよ?」

 

コウキ「…………どうやら仕掛け扉のようだな」

 

ラン「……!フィリアさんこれ!この窪み!」

 

フィリア「コウキ!そのペンダントを貸して!」

 

コウキ「分かった!」

 

コウキはフィリアにペンダントを渡した!

 

フィリア「トレジャーハンターの私なら……」

 

ユウキ「…………」

 

カッカッ……ガチャ!ガッー!!

 

仕掛け扉が左右に開いた!

 

コウキ「ビンゴ!」

 

ユウキ「やったぁ!」

 

ラン「お見事です!」

 

フィリア「へへっ……さぁ奥に行きましょう」

 

コウキたちはモンスターをほふりながら奥に行くと明らかに他の扉とは違う大きな扉があった!

 

ラン「……いままでとは違いますね…………」

 

フィリア「うん、なんだかものものしい扉……嫌な感じ……」

 

ユウキ「これってボス部屋の扉かな?」

 

コウキ「ああ、ここで今まで最高はフィールドボスクラスだがこれはフロアボス級が居そうだ、すぐさま食事とアイテム補給を済ませて行ってみよう」

 

コウキたちは携帯食糧を食べたり、武器を研ぎ直したりなど進めた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「じゃあ行こうか」

 

ラン「はい!」

 

ユウキ「ラジャー!」

 

フィリア「うん!」

 

コウキ「じゃあ……開くぞ!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

 

コウキは扉を押し開いた!

 

コウキ「……俺が合図したら来てくれ」

 

フィリア「……分かった」

 

コウキ「よし、行ってくる」

 

コウキは剣を抜き、慎重に進んで行った……

 

コウキ「……大丈夫か?」

 

ユウキ「コウキ危ない!!」

 

コウキ「なっ!?」

 

突如!コウキが影かと思っていたものが巨大なモンスターに変化した!

 

フィリア「コウキ!!」

 

コウキ「大丈夫だ、こいつを奥に引き付ける!あとで追ってきてくれ!」

 

ラン「分かりました!」

 

コウキ「さぁ来い化け物!!」

 

コウキはクナイを投げながら奥の階段に登って行く!

 

コウキ「ハァハァハァハァ」

 

シャドウファンタズム「「グオオ!!」」ガチン!!

 

コウキ「あぶなぁ!!?」

 

シャドウファンタズムがコウキに目掛けて噛みついてきたが、咄嗟に気付き前にローリングしてギリギリ避けた。

 

ユウキ「コウキ!大丈夫!?」

 

するとシャドウファンタズムの横からフィリアたちが避けてこっちに合流した!

 

コウキ「ああ、なんとか、さてあいつの相手をしてやりますか!!」

 

シャドウファンタズム「「グオオオオ!!」」

 

コウキ「……来い!!」




キリトの姿はGGOのキリトことキリコに黒メイドを着た姿です!これはひどいww

次回は樹海のボス、シャドウファンタズムとの戦い、お楽しみにしてください!


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覚醒のクルルガ

今回、クル大活躍!?ではどうぞ!!


前回のあらすじ、キリコ「キラッ☆」

 

コウキ「うおおお!!」

 

コウキはシャドウファンタムズに片手剣で切りかかった!

 

ザシュ!

 

コウキ「(いける!)はあああ!!」

 

コウキはそのまま2撃、3撃と続けて切り続けた!

 

シャドウファンタムズ「「グオオッ!!」」

 

切り続けるコウキにシャドウファンタムズは右足で引き裂くつもりで降り下ろした!

 

コウキ「くっ!?」

 

コウキ咄嗟に盾で防いだが衝撃は防ぎきれずに後ろに後退させられた!

 

ユウキ「コウキ!?やああ!!」

 

ユウキはコウキに追撃されないようシャドウファンタムズに切りかかった!

 

コウキ「大丈夫だ!」

 

フィリア「ハッアア!」

 

ユウキに続いてフィリアは短剣で素早く3撃入れてから短剣ソードスキル、クロス・エッジをシャドウファンタムズに叩き込んだ!

 

シャドウファンタムズ「「グオオ……!!」」

 

コウキ「クル、お嬢ついてきて!」

 

ラン「分かりました!」

 

クル「クル!」

 

コウキはシャドウファンタムズに近づき、頭に目掛けて片手剣ソードスキル、ヴォーパル・ストライクで切り裂いた!

 

ラン「行きます!」

 

ランは前足と後ろ足の間のお腹辺りに目掛け、蛇剣ソードスキル8連撃、『鱗蛇の舞』で舞うが如く切り裂いた!

 

『鱗蛇の舞』、それは蛇の鱗が花びらのように舞っており、それを操るように相手を削るように切ってゆく

 

クル「クルルル!!」

 

クルはシャドウファンタムズの左前足に登って、シャドウファンタムズの首におもいっきり噛みついた!

 

シャドウファンタムズ「「グオオ!!」」

 

シャドウファンタムズは暴れてクルを振り下ろそうとしたがクルは首に噛みついてはなれない!

 

コウキ「どうした!隙だらけだぞ!」

 

フィリア「ハッアア!!」

 

コウキはクナイを投げながら近づき、片手剣ソードスキル、ホリゾンタル・スクエアを喰らわせ、フィリアも同時に短剣ソードスキル、インフィニットを喰らわせた!

 

コウキ・フィリア「「スイッチ!」」

 

ユウキ・ラン「「了解!(はい!)」」

 

コウキにユウキが、フィリアにランがスイッチでシャドウファンタムズに追撃をした!

 

ユウキ「姉ちゃん!」

 

ラン「任せて!」

 

ユウキ・ラン「「ヤッアアア!!」」

 

姉妹はほぼ同時に片手剣ソードスキル、スター・Q・プロミネンスをシャドウファンタムズの左右の横腹に目掛け叩き込んだ!

 

シャドウファンタムズ「「グオオオオオ!?」」

 

シャドウファンタムズは怯み倒れそうになり、クルはシャドウファンタムズからジャンプして逃れた!

 

コウキ「よしよし、よくやった!」

 

クル「クルル♪」

 

コウキはクルを撫でり、クルは気持ち良さそうに目を細めた!

 

ラン「……!様子がおかしいですよ!!」

 

コウキ「!?」

 

ランの言葉に慌ててシャドウファンタムズのほうに目を向けたら!!

 

シャドウファンタムズ「「グオオオオオ!!」」

 

パリィーーン!!

 

シャドウファンタムズが叫び声をあげたら、体の至るところにあった杭が音をあげて破損した!

 

するとシャドウファンタムズの体から禍々しいオーラが出てきたらっと思ったら体が半分に「開いた!」

 

フィリア「な、何あれ!?」

 

コウキ「……どうやら体力が半分近くになったら封印がとれる設定のようだな…………てか口でッか」

 

イビ○ジョーかよ……っとぼやくコウキにシャドウファンタムズは左右に跳ねながらこっちにきた!

 

コウキ「散開!」

 

コウキたちは左右に別れ、シャドウファンタムズの攻撃を避けた!

 

コウキ「速い!」

 

シャドウファンタムズは先程より速く、攻撃からの立ち上がりもスピードが上がっていた!

 

コウキ「ここからが本気か……上等じゃねぇか」

 

カチャっと剣を握り直すコウキ……

 

ラン「皆さん、警戒は怠らずに!」

 

フィリア「ええ!」

 

ユウキ「任せて!」

 

それぞれ剣を構い直し、シャドウファンタムズに向き直った。

 

コウキ「第2ラウンドだ、いくぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからシャドウファンタムズとの戦いは激闘になった、シャドウファンタムズの攻撃の大体が出血状態になってしまい、封印解放して動きが素早くなり直撃しなくとも出血状態になってしまい、それを解消するには止血結晶を使うか時間かけて消えるのを待つしかなくまずいことにコウキのパーティにはタンク役がいない為、安心して回復が出来ずにいた……

 

止血が遅くなるとHPが減ってゆき、ポーション系か治癒結晶による回復をしなければいけなくなるため長期戦になっていた……

 

コウキ「このおぉ……しつこいぞ!!」

 

コウキはクイックチェンジでレイピアで素早くシャドウファンタムズの周りを走り、数撃加えてから走るとヒットアンドアウェイに切り替えた!

 

シャドウファンタムズ「「グオオ!!」」

 

シャドウファンタムズは煩わしく思い、また影の中に潜った!

 

コウキ「くっ!またか!!」

 

この攻撃はこちらからの攻撃は受けずに一方的に攻撃でき、範囲が大きいため避けられずに攻撃を受けることがしばしば、また喰らうとダメージが大きいのだ……

 

コウキ「っ!…………なっ!?」ズバァ!!

 

シャドウファンタムズに気をとられ、瓦礫の一部を足を引っ掛け、転んでしまった!!

 

ユウキ「コウキ!?」

 

ラン「はやく逃げて!!」

 

ズッシャアーーン!!

 

コウキ「ぐっあああ!!」

 

ユウキたちが声を掛けるも次の瞬間にはシャドウファンタムズの攻撃をまともに喰らってしまった!

 

それはコウキのHPをグリーンゾーンからレッドーゾーンの一歩手前にまで下がるほどにダメージ喰らってしまった!

 

コウキ「ぐっ……うう……」

 

しかもコウキは出血とスタン状態になってしまい、足元がおぼつかない状態に!

 

ユウキ「コウキ!!?」

 

フィリア「まずい!!」

 

ラン「コウキさん逃げて!!」

 

ユウキたちはコウキから離れ、しかもシャドウファンタムズが立ち塞がるように立っており助けに行けなくなっいた!

 

コウキ「くっ……おおお!」

 

コウキはどうには止血結晶と治癒結晶を使って出血は解消したがまだイエローゾーンだった、あとはポーションがいくつかポーチに入っているぐらいであとはストレージから出さないといけなかった……コウキはポーションを口に入れようとするがシャドウファンタムズはそうさせないっとこちらに左右に跳ねながら突進してきた!

 

コウキ(こいつは…………死ぬな……)

 

ユウキ「コウキー!!」

 

コウキ(ごめんなユウキ……)

 

コウキは死を覚悟し、目を閉じた……がっ!!

 

ドン!!

 

コウキ「なっ!?」

 

何物かに横に飛ばされた!それはクルだった……!

 

クル「クルゥ……」

 

ドオオーン!!

 

クルはシャドウファンタムズの攻撃を喰らい、枯れ葉のをように吹き飛ばされた……

 

コウキ「……クルゥゥウウウ!!?」

 

コウキは吹き飛ばされたクルに向け走った!

 

シャドウファンタムズは無防備なコウキに攻撃しようとしたが!

 

ラン「させません!!」

 

ランが蛇剣ソードスキル、締め付けでシャドウファンタムズの動きを封じた!

 

ユウキ「ヤッアアア!!」

 

フィリア「ハッアアア!!」

 

ユウキとフィリアはシャドウファンタムズを引き付けるため剣を振るった!

 

コウキ「クル大丈夫か!?」

 

クル「クルゥ……」

 

コウキはクルを抱き寄せたがクルのHPは僅かにしか残っていなかった……

 

コウキ「すまねぇ……俺がへましなければこんなことには……今はゆっくり休め……」

 

コウキはそういい立ち上がろうとしたがクルの手が止めた

 

コウキ「クル?」

 

クル「クルゥ……」フルフル…

 

クルは首を振り、そして立ち上がった

 

コウキ「クル、いったい何を?」

 

クル「クルゥ……クル!」

 

クルはシャドウファンタムズに向け走り出した!

 

コウキ「クル!?やめろお!!」

 

クルはシャドウファンタムズの近くに着くとシャドウファンタムズの影を『喰らい始めた!』

 

ユウキ「クル!?何を?」

 

クル「クルゥウウウウウウ!!」

 

するとクルの体が光出した!!

 

コウキ「うわぁ!?」

 

コウキたちは余りの眩しさに直視できなくなり手や盾で光を遮った。

 

光が収まるとそこには……クルはいなかった、だがクルよりさらに大きい狼がいた……

 

???「グルルルル……」

 

コウキ「クル……なのか」

 

するとコウキに通知が出てきた

 

「シャドーウルフ」

 

「////////////////」ジジジジ!

 

「シャドウフェンリル」

 

コウキ「これは……「進化」したのか?」

 

シャドウファンタムズ「「グオオオオ!!!!」」

 

ラン「キャアアア!?」

 

するとシャドウファンタムズがランの蛇剣を無理矢理ほどき、クルに向かって攻撃した!

 

コウキ「クル!」

 

シュン!

 

コウキ「えっ?」

 

コウキの目の前からクルが消えた……

 

シャドウファンタムズ「「グオオ……」」

 

シャドウファンタムズも見失ったのか左右を見回した……すると

 

ガブシュ!!

 

シャドウファンタムズ「「グオオ!?」」

 

影からクルが勢いよくシャドウファンタムズの首を噛みつき、両前足でシャドウファンタムズを押さえた!!

 

コウキ「あれは……あいつの技?」

 

クル「「グルルゥゥ!」」

 

クルが噛みつきながらこちらを見た!

 

コウキ「…そうか!分かった!!」

 

コウキは暴れるシャドウファンタムズの後頭部に近づきソードスキルを発動した!!

 

コウキ「必殺!」

 

コウキはまずシャドウファンタムズに3回突いて体を後ろに回転しながら後退した。

 

コウキ「フラッシング」

 

そして足に力を溜め、一気に突進し、すれ違う様に6連撃を入れた!

 

コウキ「ペネトレイター!!」

 

シャドウファンタムズ「「グオオ…………」」

 

技を決めたらシャドウファンタムズは倒れ、すぐにポリゴンになり、消え去った……

 

コウキ「…………ふぅ」カチン

 

コウキは細剣を鞘にしまい、クルに向き直った。

 

コウキ「……なぁ本当にクルなのか?」

 

ユウキ・ラン・フィリア「「「……………………」」」

 

クル「……………………グルゥ!!」ドン!!

 

コウキ「のっわああ!!」Σ(゜Д゜)

 

クルがコウキの体に乗し掛かり、体を固定してコウキの顔をペロペロしだした!

 

クル「グルゥグルゥ♪」

 

コウキ「ちょ、やめ、分かったからクルだと分かったから舐めるなってちょああー!?」

 

ユウキ・ラン・フィリア「「「……プックックッ」」」

 

ユウキたちはコウキとクルを見てお互いを見たら笑いだした!

 

シャドウファンタムズ討伐完了




……眠いッス……けど頑張りました……感想お待ちしております……


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成功の喜び……不吉な影……

話数50到達!!お気に入り登録や感想が徐々に増えて嬉しく思う恋愛紳士です!!

今回、コウキたちがボス攻略成功を喜びなか近くに不吉な影が忍び寄ってきた…………ではどうぞ!!


前回のあらすじ、クルはシャドウフェンリルに進化した!(ポ○モン風)

 

コウキ「……………………」

 

コウキはよだれだらけの顔を濡れたタオルで拭いていた……

 

コウキ「…………助けてくれたってよかったじゃあないか……」

 

ジロリっとフィリアたちを見るコウキにフィリアたちは……

 

フィリア「あら?主人に甘えているところを邪魔をするのは」

 

ユウキ「ちょっとね~」

 

コウキ「お ま え ら は!」

 

ラン「まぁまぁ、それよりクルですが」

 

ランはクルに向き直る

 

ラン「どうして進化したのでしょう」

 

今のクルの姿は大きくなった他、銀色の鎧から漆黒の鎧にその上に銀色の鎖を巻かれた一式に変わっていた。

 

コウキ「……やつの名は「シャドウファンタムズ」、同じ「影」だからか……テイムモンスターが強くなるアイテムがある話は聞いたことがあるがまさか相手の影を食らって進化するなんてな……」

 

フィリア「……ほんと、謎が多いわねここは」

 

コウキ「だな、まぁ悪いことだらけじゃあないのは救いだなこりゃ」

 

フィリア「そうね……それよりもやったね!みんな!」

 

コウキ「……おう!」

 

パン!

 

ハイタッチをするコウキたちにユウキたちは

 

ユウキ「ああ!ボクたちも!」

 

ラン「お疲れさまです!」

 

クル「グルグル♪」

 

みんなでハイタッチを交わすなか

 

ピカァ!

 

ペンダントが光出した!

 

コウキ「おお!これできっと!」

 

ユウキ「やったねコウキ!」

 

ラン「喜ぶのはいいんですがひとまず管理区に戻りましょう。」

 

コウキ「……そうだな、よし!撤収!」

 

フィリア「うん!」

 

コウキたちはボスエリアから出ていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セルベンディスの神殿前広場

 

フィリア「……にしてもて、手強いボスだった……」

 

コウキたちは敵を退けながら話をしていた。

 

コウキ「ああ、クルが助けてくれなかったら俺死んでたかも……」

 

ユウキ「そうだね、クルえらいぞぉ~」

 

クル「グルグル♪」

 

ユウキがクルの頭をワシワシっと撫でた、…………お前より大きいぞユウキ……

 

フィリア「けど最後、コウキは強いって言うのは知ってたけど、想像以上だった」

 

コウキ「……いやクルが動きを止めてくれてたし、細剣の使い方だってアスナと比べたら……」

 

トン!

 

コウキ「いて!」

 

コウキの肩をランが叩いた!

 

ラン「コウキさん、人が誉めているんですから素直に受け取らないとですよ?」

 

コウキ「いやそうだが……そもそも俺があのとき転ばなければ……俺はまだまだ未熟さ」

 

それにっと付け足すコウキは……

 

コウキ「俺らのコンビネーションもずいぶんよくなってきたと思うしな」

 

フィリア「うん……そうだね」

 

ユウキ「えっへへ、まぁボクたちも頑張っているからね、当然と言えば当然だね!」

 

ラン「もう、ユウキたら調子に乗っちゃって……」

 

フィリア「ふふっ……案外コウキとの相性がいいのかな?」

 

コウキ「ちょ、案外って……」

 

ユウキ「ちょっと!コウキとの相性はともかくボクとの相性は!?」

 

コウキ「おいこら待てユウキ!ともかくとはなんだともかくとは!!」

 

ギャーギャー騒ぐなか回りの警戒をしていたクルが顔を上げた。

 

クル「……グルルルル」

 

コウキ「?クルどうした?」

 

クルが警戒をしている方へ見ると……

 

コウキ「……みんな静かに」

 

ユウキ「どうしたのコウキ?」

 

コウキ「静かにっと言ったはずだ!」

 

コウキはストレージから双眼鏡を取り出し、自分が見た先を双眼鏡で見出した……

 

ラン「……なにかあったんですか?」

 

コウキ「……!みんな静かに着いてきて!」

 

コウキはランの言葉を無視し、静かに走り出した!

 

ユウキ「あっ!待ってよ!」

 

ユウキたちも静かにコウキを追いかけた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「……伏せろ……これを上半身に被って……」

 

コウキは茂みに体を伏せるようユウキたちに声をかけ、コウキはストレージからカメレオン・ローブを出した……

 

ラン「……いったいなにが?」

 

カメレオン・ローブを自身に被せユウキの横に伏せ、コウキに声をかけると……

 

ちなみに左からフィリア、コウキ、ラン、ユウキの順に並んでおり、クルは後ろで警戒をしている。

 

コウキ「……あそこ」

 

ユウキ「……どこ?」

 

コウキが指差すもユウキは分からなかったため今度はストレージから単眼鏡を取りだしユウキに渡した、するとフィリアが見つけたようだった…!

 

フィリア「あっ、あの奥?プレイヤーが何人かいるみたいだけど……」

 

ラン「あれですか?」

 

ランも見つけたらしくその方へ見ているっと

 

フィリア「……!!!ねぇコウキ、あれってもしかして……」

 

コウキ「……ああ、争っているようだ……だがなにを……?」

 

ラン「しかも多人数で一方的にひとりを……」

 

フィリア「ま、まさか……また?」

 

コウキ(また?なにか知っているようだが……しかし)

 

コウキ「みんなはここで待っててくれ」

 

ユウキ「えっ!?でも」

 

フィリア「ひとりでは危ないよっ!」

 

コウキ「クルも連れてく、クル影縛りの準備」

 

クル「グル!」

 

クルは影に溶け込んだ。

 

コウキ「いいか、絶対に来るなよ!」

 

コウキは走り出した!

 

フィリア「ちょっとコウキ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「おいお前ら!何をしてるんだ!!」

 

???「……チッ」

 

ガスッ!!パリッーン!!

 

男は全身にすっぽりローブ被っており、持っていた武器でたった一人のプレイヤーをトドメを差し、ポリゴンへと変えた!

 

コウキ「っ……!てめぇら!!」

 

???「ターゲットは片付いた、とっとと行くぞ!」

 

そのプレイヤーたちはすかさずコウキから逃げ出した……

 

コウキ「……くそ、間に合わなかった……」

 

スタ、スタ、スタ、

 

ユウキ「コウキ……」

 

ラン「どうしてプレイヤーを……」

 

フィリア「コウキが悪いんじゃあない、どんなに急いでも間に合わなかったもの……」

 

コウキ「……みんな、今の……亡くなったプレイヤーのステータス見たか?」

 

そう聞いたがみんなは首を振った……

 

コウキ「状態異常……麻痺と出血が同時にかかっていた……それに最後のトドメ、このやりかたは……」

 

コウキ(いや……あいつらじゃあない……あの日「壊滅」したじゃあないか……!)

 

ユウキ「……コウキ?」

 

フィリア「……どうしたのコウキ、怖い顔してる……」

 

コウキ「……さっさと撤収しよう、今の俺たちにやつらが大勢でこられたらまずい状況になる……」

 

フィリア「……うん、そうだね……」

 

ユウキ「じゃあ急ごう!」

 

コウキたちは転移石に向け歩きだした……

 

ラン「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理区

 

シュイイーン!!

 

コウキたちは管理区に戻ってきた。

 

ユウキ「ふぅ……無事に戻ってこれたね……」

 

ラン「ええ……立て続けに色んなことが起きましたからね……」

 

コウキ「みんなお疲れさま、次はいよいよ新エリア!今日はゆっくり休んでおこう!」

 

フィリア「……えぇ、そうね……」

 

コウキたちは転移石の上に立つ

 

コウキ「フィリア!」

 

フィリア「なに?」

 

コウキ「あいつらには気をつけろ……」

 

フィリア「……うん」

 

コウキ「……じゃあまた」

 

ユウキ「フィリア!じゃあね!」

 

ラン「それではまた」

 

フィリア「またね」

 

コウキたち「「「転移!アークソフィア!!」」」

 

シュイイーン!!

 

コウキたちは転移していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「………………」

 

ユウキ「大丈夫かなコウキ…………」

 

ラン「……ことがことだからね、コウキさんも考えるでしょう……」

 

コウキたちはエギルの店に着く

 

ガチャ

 

コウキ「ただい(rk」

 

    ___

     / __⌒丶←コウキ

     / // \」」

    / //

    | ))

    \  \/\

    i⌒\  丶|

    | ノ\_ く_ 「ぐぅわあああ!!!?」

    (_)  (   )

      ∴\|\|

        _;∴

     ∧_= ̄`;

    / ̄ _≡:;

   /  ―ニ ̄"'.

   /  /)

  /  _ \

  | /\ \

  | /  丶 |

 / ノ   | |

/ /   ( 丶

丶_〉     ̄ ̄

 

ユウキ・ラン「「うわぁ!?」」(゜ロ゜;ノ)ノ

 

吹き飛ばされるコウキに左右に紙一重で避けたユウキたち、コウキを殴ったやつの正体は!

 

キリコ「コ~ウ~キ~!!」

 

そこにいたのは黒いメイドを着た阿修羅……じゃあなくてキリコだった!!

 

そして今現在、キリコは…………

 

キリコ「君がっ、泣くまでっ、殴るのを、止めない!!」

 

急ぎ喋っているせいかテンションが無駄に高いせいかセリフがあれな感じになっている女性……ゲフン、ゲフン……女装男子……

 

コウキ「たわばっ!!ひでぶ!!あべしっ!!」

 

そのキリコに乗っかられ、左右の腕が出せない状態で左右のフックを食らい続けているコウキを

 

ハンク「いやぁ他人の不幸を見ながらの酒がこりゃ旨い!!WWWWWW」

 

エギル「お前えげつないほどのゲス野郎だな……」

 

その背後でバカ笑いしながら酒を飲むゲス野郎……ハンクにそんなハンクにため息をするエギル……

 

ざわざわとこの騒ぎに集まる人たちのなかユウキたちは……

 

ユウキ・ラン「「……今日もここは平和だな……」」

 




コウキオワタアアア!!そろそろ新章突入だなぁ~50話に来て、そろそろやっと新章書くって……いくらなんでも遅すぎだと思うなぁ自分も……(;・ω・)

次回もお楽しみに!!

最後にコウキ、南~無~(;・ω・)人

カッテニコロスナァ‼


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変なテンションだけど新たなエリアへGO!!

いいタイトル思い付かなかった……orz……ではどうぞ!


前回のあらすじ

 

キリト「俺は!男をやめるぞ!コウキィイイ!!」

 

すると腰に差していたマジカルステッキを手に持ちこう叫んだ!!

 

ミラクルチェンジ☆inキリコ!!

 

コウキ「色んな意味でやめろおお!!?」

 

 

 

キリコの暴走をアスナの鉄拳によって止められたあとコウキたちはホロウ・エリアでのこと(PK以外)を話していた……

 

コウキ「……っとゆうわけでクルが進化してボスを倒し、いよいよ次のエリアに行けるようになりましたとさ、終わり」

 

クライン「……えっ!?それで終わりかよ!?」

 

新エリアを見に行かなかったのかよっとクラインが言うがコウキは……

 

コウキ「……いやみんなも疲れ果てていたし次のエリア用にアイテムの調合に補充やそろそろ装備とかを後々考えておかないと……」

 

ハンク「……だな、ボス戦のあとに疲れで隙を突かれ、敵にやられるって話はいくらでもある、賢明な判断だ」

 

ハンクの言葉にみんなも頷いた、……一人除いて…………

 

キリト「……………………」

 

今はメイクを落とし、メイド服からいつものコート姿になっていた……カウンター席で酒に溺れる惨めな男ってしっくりくるようなオーラで席に座っていた……

 

コウキ「(小声で)なぁなんであんなに沈んでいるだ?女装……だけじゃあないよな?」

 

アスナ「(小声で)実はコウキ君たちが行ったあとアルゴさんが来て……」

 

コウキ「あっ……(察し」

 

アスナの話をききながらコウキはアルゴと会ったときのキリコの姿をリアルにイメージが出来た……

 

アルゴ『おっース、邪魔するゾ』

 

キリコ『げっ!?アルゴ!!』

 

アルゴ『ほっほう……本当になってる……なんダなんダ、お客さまに対しテ、これだからキー坊……いやキーちゃんは』

 

キリコ『やめろよ……』

 

アルゴ『あとその言葉使いもやめたほうがいいゾ?むしろ嫌がるから目立つんダゾ?いっそなりきレ』

 

キリコ『うっぐ!……はぁ分かりましたお嬢様』

 

アルゴ『うむ、くるしゅうナイ』

 

キリコ『……それではなにようでしょうかお嬢様?』

 

アルゴ『えっーとダナ、とりあえずこの「三種のチーズたっぷりピザ」と「新鮮!シーフードサラダ」を頼ム』

 

キリコ『……かしこまりましたお嬢様』

 

キリコはカウンターに行き、エギルに注文内容を伝え、アルゴの元へ戻った。

 

 

キリコ『にしても珍しいですね、お嬢様がお店で食べるなんて』

 

アルゴ『……まぁナ、エギルの旦那の店に一日かぎりで綺麗なメイドさんが御奉仕してくれる噂を聞いたからナ、興味半分に来たらアーちゃんが入り口で会ってだれか教えてくれたんダヨ』

 

キリコ『アスナめ……楽しんでやがるな……』

 

アルゴ『まぁまぁキーちゃんの情報が出回らないようオネーサンがやってあげるからナ』

 

キリコ『……ありがとうございます、お嬢様』

 

アルゴ『その代わり……こっちむいテ 』

 

キリコ『?』

 

アルゴ『ハイピース』

 

パシャ!

 

キリコ『わっ!?』

 

アルゴが記録結晶をキリコに向け撮った!

 

アルゴ『「噂の謎の美少女写真」ゲットだゼ!!』

 

キリコ『うおおーい!!?』

 

アルゴ『安心しロ、売り上げノ2割は渡してやるかラ』

 

キリコ『どこに安心しろと!?』

 

アルゴ『口調口調、直そうキーちゃん?』

 

……………………

 

コウキ「……キリト(泣)」

 

辛かっただろうなぁっとキリトの肩に手を乗せた。

 

コウキ「強く生きような……」

 

キリト「…………の」

 

コウキ「ん?」

 

キリト「お前のせいだろうがああ!!」

 

キリトがダークリパルサーで切りかかってきた!!

 

コウキ「つおおい!?」パシッ!!

 

コウキは間一髪!ダークリパルサーを白羽取りで止めた!!

 

コウキ「あっぶねぇ!!キリト!いくらなんでもやり過ぎだろ!!」

 

キリト「だまれ!!おまえは分かっているのか!!プレイヤーたちが俺の女装した画像が配られるんだぞ!!それもアルゴ経由で!!」

 

コウキ「いやそれについてはほんとすまん」

 

だがキリトは力を緩めないので左へずらしてから力を抜くとコウキの左に剣が刺さったところをキリトの腹に蹴りを入れた!

 

キリト「ぐはっ!?」

 

お互いに倒れた体を起こし、そのままなぐりあいを敢行した!

 

コウキ「キリト!お前はそんなにフラグを立てるのが大好きなのかよ! この女たらし!! いいか、お前がフラグを立てることにまた俺達のような非リア充が増えてくる!! 教えてくれキリト! 俺とクラインはあと何回甘いオーラに苦しまなけれいけないんだ!? クルは何も答えちゃくれない!!教えてくれキリト!」

 

キリト「知るか!!てかなんだよフラグって!?それにそれはエゴだよ!」

 

コウキ「じゃかしい!!ダークリパルサー(闇をはらうもの)で切りかかりやがって!!お前が闇にとらわれているじゃあねぇかあ!!」

 

キリト「お前がその原因を作ったんだろうがああ!!」

 

コウキ・キリト「「うおおおおお!!」」

 

互いに体術スキル、閃打を放ち……互いの拳が頬にぶつかり、互いに倒れた……

 

コウキ「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…………やるなキリト…………」

 

キリト「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…………お前もな……」

 

僅かに……僅かにコウキとキリトに友情が生まれた……

 

コウキ「ハァ、ハァ……キリト……」

 

キリト「ハァ、ハァ……なんだ?」

 

コウキ「女装の件、やり過ぎた……ごめん……」

 

キリト「……もういいさ……よっと!」

 

キリトは立ち上がり、コウキに手を出した、コウキはその手を握りしめ、立ち上がった。

 

キリト「これで仲直りだ」

 

キリトはコウキに握手をした……コウキはキリトの肩に手を伸ばし、互いに夕陽を眺めていた…………

 

エギル「おい!(怒)」

 

ではなく、照明で光ったエギルの頭を眺めていたらエギルがこめかみにシワを寄せて、魔王よろしくの怒りのオーラを出していた……

 

コウキ・キリト「「((´・ω・`; ))」」

 

エギル「なに人の店で暴れまわってんだてめぇらはああああー!!」

 

   .;゛;   ヽ从

  ∴:゚+`(ω゚#)γ⌒ ←コ

 _ ̄―_=ニ=、ヽ从/

――-(#゜Д゚) ̄=、ヾイて←エ

―_――=-、_-て)}そ

 ̄ ̄―= ̄_-=そ∴ノ(

  /(_ ⌒) ̄-"ノ(

`/ / / / _/\⌒

(_ノ (_ )(_(_/

 

コウキ・キリト「「ぎいいやあああああ!?!?」」

 

そしてエギルによるフルボッコタイムが始まったのだった…………

 

ユウキ「なんでこうなったんだろう……」(;・ω・)

 

シノン「元々変だったテンションがより変になったんでしょう」┐('~`)┌

 

ユウキの問いにシノンが答えたのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキの部屋

 

ガチャ

 

クル「グルウゥ……」

 

ユウキ「ご苦労様クル」

 

コウキ→( ´#ω#`)キュウ……

 

あのあとコウキはキリトとともにエギルボコられ、コウキはクルの背中に乗せられて部屋へと連れてかれた、ユウキはドアを開ける役とコウキをベットに寝かせる役だった。

 

ちなみにキリトはクラインに運ばれ、アスナに介抱されている。

 

ユウキ「よいしょ!意外と重いな……」

 

コウキは防具から既に脱いで普段着を来ている、なぜ着替えてあるかはハンクがウィンドウを弄ったからである……1度コウキをパンツ姿で運ばせようとしたがランの鉄拳で止めたが……(*´・ω・`)b

 

ユウキはコウキを抱いてベットに乗せた。

 

ユウキ「よいしょ、よいしょ……よし!これでよし!」

 

コウキをベットにちゃんと寝かせてから布団をかけた

 

ユウキ「ありがとうクル、もうご主人と寝ていいよ」

 

クル「グル!」

 

ピカァー!!

 

クル「クルクル!」

 

クルの体が光だし、いつもの小犬くらいのサイズになった。

 

コウキとキリトのなぐりあいの最中にクルは戦闘時以外はいつものクルでいられるらしかった。

 

クル「クル!」

 

クルはピョン!っと布団の上に飛び乗り、コウキの腕の中に入り体を丸くして寝出した……

 

クル「クルル……クルル……」

 

ユウキ「ふふふ……ふわぁ……ボクも寝よう……」

 

ユウキはドアに向かい、ドアを開け出ようとして……部屋に顔を出した

 

ユウキ「おやすみ、コウキ、クル」

 

バタン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンクの部屋

 

ユウキたちがコウキを部屋に運ばれる同じ時間、書類と酒瓶の山の囲みの中、ランはコウキが話さなかった話をハンクに報告していた……

 

ラン「…………が今日の攻略での出来事です。」

 

ハンク「……ご苦労……」

 

ハンクは腕を組み、イスに深く座り深く溜め息をした……

 

ラン「どうしますか?」

 

ハンク「…………今のところホロウ・エリアの攻略中は警戒しながら攻略して行くしかないな……」

 

情報が少なすぎる……っと呟くハンクにですがっとランは言うが手を上げて止めた……

 

ハンク「俺も出来るだけホロウ・エリアには行くようにするし、この件はキリトにアスナにクラインとエギルの攻略組には話しとこう」

 

ラン「……また起きるのでしょうか……」

 

ハンク「…………さぁな……お嬢はもう休んでいい……あとは俺が話をつける」

 

ラン「……分かりました、失礼します」

 

ランはハンクの部屋から出ていき……ハンクはまた溜め息をした……

 

ハンク「…………あともうちょいでこのゲームから解放のところでこれか……大きな事になければいいが……」

 

ハンクは立ち上がり、部屋から出ていった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日……

 

バステアゲートへ続く橋梁

 

コウキ「やっと次のエリアに行けるな」

 

ここにはコウキ以外にユウキ、フィリア、ラン、ハンク、キリト、アスナとクルの7人と1匹が集まっていた……

 

フィリア「ええ……ここまで来るのに随分とたった……ありがとう」

 

コウキ「ん?」

 

フィリア「ここまでこれたのはコウキたちがいてくれたからよ……だからそのお礼」

 

コウキ「なに言ってんだ?」

 

フィリア「えっ?」

 

コウキの言葉に少し驚くフィリア

 

コウキ「本当に感謝の言葉をするのはこのホロウ・エリアから脱出してからだ」

 

フィリア「……うん、ありがとう」

 

アスナ「必ず脱出しようねフィリア」

 

ハンク「最初の頃から手伝えなかったからな、ここからが本番だ!!」

 

ユウキ「ここからが本当のボクらの冒険だ!!」

 

クル「グルグル!!」

 

ラン「なにファンタジーもののラストのみたいになっているんですか?」

 

コウキ「とっまぁいつもの俺たちだったぁ」

 

キリト「……………………」

 

フィリア「ふ~ん(チラッ)……プッ!」

 

フィリアがキリトのほうを見て笑いをこらえていた……

 

なぜかとゆうと……

 

 

コウキ『フィリアおはよう~これ、おみやげ』

 

フィリア『んっ?画像写真?それもメイドのなにこれ?』

 

キリト『ん?!まぁー!!?』

 

コウキ『『キリトの女装in黒メイド』だよ!』

 

フ→( ・ω・)口∩ 

 

(;゚ω゚)口∩

 

(;゚ω゚ )口∩

 

マジで!?みたいな目でキリトを見るフィリアにキリトは……

 

キリト『こっち見んな!!』ガクッorz

 

崩れた

 

コウキ『はい!じゃあ行こうね~』

 

そんなキリトに気にせずにコンソールに向かうコウキにランは……

 

ラン『……兄弟揃ってもう……』

 

コウキ・ハンク『『聞こえてるぞ』』

 

 

 

コウキ「じゃあ封印を解くぞ~」

 

コウキはペンダントを取りだし、封印にある窪みに嵌め込んだ……すると封印が消えた!同時にペンダントの光りも消えた!

 

コウキ「よっしゃー!!」

 

キリト「(やけくそ気味に)逝くぞー!!」ΞΞΞΞΞヘ (;#°Д °)シ

 

キリトが先に橋へ走り出した!

 

ハンク「なに先走っているんだぁああ!!ΞΞΞΞΞヘ(;#° Д°)シ

 

アスナ「あっ!キリト君!!」

 

ラン「待ってくださいよー!!」

 

クル「グル!グル!」

 

先走るキリトたちにアスナたちが追いかけて行った!……それを横で見ていて置いてかれたコウキたち……

 

コウキ「…………俺たちも行くか」

 

ユウキ「う、うん」(;・ω・)

 

フィリア「そうね」

 

するとユウキが二人に手を伸ばした!

 

ユウキ「行こう、コウキ!フィリア!」

 

コウキ「……ああ!!」

 

フィリア「うん!!」

 

コウキたちはユウキの手をとり、橋の先へ駆け出して行ったのであった……




はい!ホロウ・フラグメント、第1章か前編が終わりました!次は第2章か中編かな?おふらいんやってから次章始めますかね?次回をお楽しみに!!

ボツネタ
コウキとキリトのなぐりあいにて……

クライン「いくぞコウキ!!」

キリト「クライン!?」

すると突然クラインがコウキの元へ駆けつけた!

コウキ「はい師匠!!」

キリト「師匠!?」

するとクラインが前に立ち、コウキはその後ろで両手に力をためるようなポーズをしていた!

コウキ「超級!!」

クライン「覇王!!」

コウキ・クライン「「電影だぁぁぁん!!」」

どおおおん!!

キリト「ぐぅあああ!!?」

ハンク「なんで俺までえええ!?」

クライン「(リア充)ばああくはつ!!」

クラインがなにかのポーズをしながら叫んだ!

恋愛紳士「さすがに世界観が爆発すんでボツにしました。」(´・ω・`)


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第二回そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんと

昨日誕生日迎えました!!お酒飲めるようになりました!さよなら10代……さぁ盛大に迎えよう20代!!きっとリア充の栄光はあるはずだ!!

コウキ「には迎えられずに三十路……」

恋愛紳士「やめて!!不吉だから!?」

これからもソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会いをよろしくお願いいたします!!


アスナ「ニュースヘッドラインです。今回はコウキさんたちは樹海エリアのボス「シャドウファンタムズ」を挑み、見事撃破!!新たなエリアの道へ切り開いたコウキさんたちは今日も新エリアの攻略を頑張っているようです。」

 

テレレレ

 

アスナ「追加ニュースが入りました!謎の美少女現われる!?76層アークソフィアのエギル氏の経営するお店に突如謎の美少女が現れ、その人気は今までの美女たちにひけを取らないほどのようです、以上ニュースヘッドラインでした!」

 

スタッフ「はい!OKです!では次、本番行きます!…………どうぞ~!!」

 

 

デレレレッテッテーデレレレッテッテ~♪

 

アスナ「皆さんこんにちは!そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんとにようこそ!司会のアスナです!」

 

ユウキ「同じく司会のユウキです!」

 

コウキ「オッスおらコウキ!!解説です!!」

 

フィリア「同じく解説のフィリアです」

 

アスナ「この番組は、アインクラッドのあらゆる出来事をお伝えする情報バラエティ番組です、今回は新メンバーのユウキにコウキ君にフィリアと共に御送りしております。」

 

コウキ「これからよろしくだお!!」( ^ω^)∩

 

アスナ「今日は随分とテンション高めだね」

 

コウキ「いやね新エリアの解放で気分が上がらないはすがない!!これからもユウキたちと共に頑張って行きますお!!」

 

フィリア「ここにハンクがいたら「うぜぇwww」って言ってきそうだね」

 

アスナ「それより今回、解説のキリト君がいないんですがどうしたんでしょう?」

 

コウキ「路地裏にホイホイしちゃったんじゃない?www」

 

アスナ・ユウキ・フィリア「「「( ・ω・)?」」」

 

コウキ「……まぁそれより今回のゲストさんを呼ばないとwww」

 

アスナ「あっ!そうですね、では今回のゲストさんは噂の謎の美少女さん本人です……ってこれって……」

 

シュイイーン!!

 

謎の美少女「……………………」

 

コウキ「あっキリコさんじゃないですかチッースwww」

 

キリコ「ま!た!か!!」

 

ユウキ「え、えっと噂の謎の美少女さんことキリコさんです、こんにちはキリコさん」

 

キリコ「こ、こんにちは……なんでまた着なきゃいけないんだ……!!」

 

フィリア「…………本当に似合ってる……」

 

コウキ「ほらほらwwwキリコさん笑顔笑顔www」

 

キリコ「あっはい!ニコッ☆…………あとで覚えてろ……」

 

アスナ「あっあはは……けどかわいいですね!」

 

キリコ「あっありがとうございます!…………アスナァ(泣)」(´ ;ω;`)

 

コウキ「腹W筋W崩W壊WでWあWる!!WWW」

 

キリコ「コ ノ ヤ ロ ウ ! !」

 

アスナ「つ、次のコーナーに入ります!!」(キリト君落ち着いて!!)

 

トリビアコーナー

 

ユイ「今回はランさんの紹介です!」

 

恋愛紳士「ランは知っての通りユウキの姉でコウキたちとはデスゲームの始まりから1年後にある出来事でコウキたちと共に行動するようになったんだ、それは後に語られるでしょう。」

 

恋愛紳士「ランの装備は武器は黒紫鱗蛇剣(コクシリンジャケン)、防具はナイトリークロークと姉妹揃って黒と紫のカラーが好きなようだね、性格はおしとやかなお姉さんキャラで「嫁にしたい女の人ランキング」でナンバー2に輝いている、しかしそんな彼女にも怖いところが(シュバ!)あれなんで巻き付かれ(ry」

 

シュバァーン!!

 

恋愛紳士「あああああああ!!?」

 

ユイ「さっ作者さーん!?」

 

プレイバックコーナー

 

アスナ「はい!プレイバックの時間です!」

 

コウキ「ここでキリトと兄貴が天上に突き刺さったんだよな……」

 

ユウキ「あっははは……ではどうぞ!」

 

ジョ○ョとカ○ジと最後に切り札

 

キリト「へぇ……ポーカーか」

 

ユイ「ポーカー……?」

 

キリト「トランプゲームのひとつで……5枚のカードの組み合わせで役を作って得点を競うゲームのことだよ」

 

コウキ「トランプゲームの中で兄貴が一番得意なゲームでもある」

 

ユウキ「コウキは?」

 

コウキ「ダウトが得意だな」

 

ユウキ「へぇ~」

 

ユイ「パパはやったことありますか?」

 

キリト「ああ、ネットゲームで少し……」

 

コウキ「おまえよう……妹さんがいるのにネットゲームって……」

 

キリト「ぐっ……おまえは?」

 

コウキ「兄貴と何回もおかしやジュースを賭けてやったことあるし、小中も修学旅行の部屋のメンバーでよくやったが?」

 

ユウキ「ボクも昔姉ちゃんや女友達といっしょにやったことがあるよ?」

 

キリト←(引きこもりの重度ゲーマー)

 

キリト「……ぐぼぁ」ドッスン!

 

ユイ「パパ!?」

 

ユウキ「キリト!?」

 

コウキ「やば、キリトの心のHPが0になった」

 

キリコ「こっ!これは!?」

 

フィリア「キリト……友達いなかったんだね…………」

 

コウキ「哀れ……ただひたすら哀れ……」

 

キリコ「うっ……」

 

アスナ「こっこら!キリコさんが隅で泣きそうになっているから!」

 

キリコ「なっ、泣いてなんかないやい!」(´;ω;`)

 

ユウキ「あっはは……つ、次へどうぞ!」

 

ジョ○ョとカ○ジと最後に切り札

 

テーブル席

 

コウキ「あ、アスナの視線が怖いのだが……」

 

ハンク「……だな」

 

エギル「カードを配るぞ」

 

シュシュシュシュ!(カードを配る音)

 

ストレア「……おおーっ、これは最強のカードと言わざるを得ないよ!えーっとどうしようかなぁ……うん、そうだなアタシはここでオールイン!」

 

シノン「コール!」

 

ハンク「コールだ!」

 

コウキ「…………コール」

 

キリト「俺はコール…………勝負だ!」

 

ストレア「……じゃじゃーん!キングのスリーカードだよ!」

 

ハンク「……スペードのフラッシュだ、勝った!」

 

キリト「……キングと10のフルハウスだ、危なかったな」

 

ハンク「なぬ!?」

 

ストレア「フルハウス~!?そんな強い手札が最後の勝負にはいるのぉ?」

 

コウキ「……………………」

 

ストレア「はぁやっぱりキリトはすごいや、負ける気しなかったんだけどなぁ」

 

ハンク「最後の最後でかぁ……」

 

キリト「あとはシノンとコウキだが……」

 

シノン「…………」

 

アスナ「…………」

 

シノン「…………残念だけど、私は負けよ」

 

キリト「最後にコウキだが……」

 

コウキ「…………………………………………………………ふひっ」

 

ユウキ「コ、コウキ?」

 

コウキ「……まさかが俺の手元にこれらが集まるとは……これはこわいこわい」

 

キリト「まっ、まさか!」

 

コウキ「俺の手札は……これだ!」バン!!

 

キリト「ロ、ロイヤルストレートフラッシュ!?」

 

ストレア「う、うそぉ!?」

 

シノン「まっ、まさかここで!?」

 

ハンク「ばっ馬鹿な!?」

 

コウキ「といゆうわけで優勝は俺のもの!!ヒーハー!!」

 

フィリア「これってポーカーをやっていたときの?」

 

アスナ「うん、このときコウキ君の引きの強さに驚いたな」

 

コウキ「そしてキリトが女装をすることになる出来事だった…………」

 

キリコ「…………屋上はどこかな?」

 

ユウキ「キ、キリコダメェ!?」

 

アスナ「ユ、ユウキ押さえて!!つ、次へどうぞ!」

 

フィリア「……あれ?あの服はどこからみつけたんだろ?」

 

コウキ「…………」

 

ブラック・ザ・パニック

 

コウキ「え~みなさまお待たせいたしました!これより今日1日限りの看板娘(?)をご紹介をいたします!ではどうぞ~」

 

カタン、カタン、カタン……

 

階段から降りてきた人は艶やかな長いストレートの黒髪に軽い化粧をしてまつげを整え、パッチリとした目、服は黒いメイド服でスカートは膝下までで、どこか守ってあげたくなるような姿の少女だった。

 

???「………………………………」プルプルプルプル

 

全員(1部除く)「「「「「「「(゜ロ゜)」」」」」」」

 

コウキ「wwwえ~と、お名前は?www」

 

???「……き」

 

コウキ「き?www」

 

???「キリコ……です……」

 

シノン「……キリコ?って……まっ、まさか!?」

 

コウキ「ぷっ!くっくっくっ!!wwwwww」

 

コウキ「そうでゲス!この子の、いやこいつの正体は!!」

 

アスナ「キリト君でーす!!」

 

ユイ「でーす!」

 

全員(1部除く)「「「「「「…………はぁあああーーー!!?」」」」」」Σ(゜口゜)

 

キリコ「…………」プルプルプルプル

 

コウキ・ハンク「「ぎゃははははははははははははははWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW」」

 

コウキ「ぎゃははははははははははははははWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWひぃー!ひひっ!!な、何度見ても笑えるWWW」

 

フィリア「あんたよくこんなことを思いついたわね……」

 

コウキ「いやね、アスナがあのときの落ち込みようがひどかったからな、なんかアスナにも喜ばせるものは無いかと考えていたら……ニ○ータイプ並のひらめきで思いついたんだ!」

 

アスナ「そ、そんなに落ち込んで無いよう!!」

 

ユウキ「いやぁボクから見てもすんごいほど落ち込んでいたよ……「あっ……終わった……」っと感じに」

 

コウキ「はい!証人がいますんでそれより首に縄を掛けようとするキリコを止めろおお!!」

 

~しばらくお待ちください~

 

アスナ「でっでは次へどうぞ!」

 

ブラック・ザ・パニック

 

コウキ「ハァハァハァハァ」

 

シャドウファンタズム「「グオオ!!」」ガチン!!

 

コウキ「あぶなぁ!!?」

 

シャドウファンタズムがコウキに目掛けて噛みついてきたが、咄嗟に気付き前にローリングしてギリギリ避けた。

 

ユウキ「コウキ!大丈夫!?」

 

するとシャドウファンタズムの横からフィリアたちが避けてこっちに合流した!

 

コウキ「ああ、なんとか、さてあいつの相手をしてやりますか!!」

 

シャドウファンタズム「「グオオオオ!!」」

 

コウキ「……来い!!」

 

アスナ「これは樹海のボス戦?」

 

ユウキ「そうだよ」

 

フィリア「よくあのときは避けれたわね」

 

コウキ「スタントマンよろしく!の回避ぷりだね我ながら!!」

 

キリコ「…………喰われちまえばよかったのに(ボソッ)」

 

コウキ「ああん!?」

 

アスナ「キ、キリコさん!!つ、次へどうぞ!」

 

覚醒のクルルガ

 

クルはシャドウファンタムズの近くに着くとシャドウファンタムズの影を『喰らい始めた!』

 

ユウキ「クル!?何を?」

 

クル「クルゥウウウウウウ!!」

 

するとクルの体が光出した!!

 

コウキ「うわぁ!?」

 

コウキたちは余りの眩しさに直視できなくなり手や盾で光を遮った。

 

光が収まるとそこには……クルはいなかった、だがクルよりさらに大きい狼がいた……

 

???「グルルルル……」

 

コウキ「クル……なのか」

 

するとコウキに通知が出てきた

 

「シャドーウルフ」

 

「////////////////」ジジジジ!

 

「シャドウフェンリル」

 

コウキ「これは……「進化」したのか?」

 

シャドウファンタムズ「「グオオオオ!!!!」」

 

ラン「キャアアア!?」

 

するとシャドウファンタムズがランの蛇剣を無理矢理ほどき、クルに向かって攻撃した!

 

コウキ「クル!」

 

シュン!

 

コウキ「えっ?」

 

コウキの目の前からクルが消えた……

 

シャドウファンタムズ「「グオオ……」」

 

シャドウファンタムズも見失ったのか左右を見回した……すると

 

ガブシュ!!

 

シャドウファンタムズ「「グオオ!?」」

 

影からクルが勢いよくシャドウファンタムズの首を噛みつき、両前足でシャドウファンタムズを押さえた!!

 

アスナ「これは?」

 

ユウキ「クルがコウキの身代わりになって攻撃を喰らちゃたんだけど……」

 

フィリア「そこからあいつの影を食べて進化してコウキが最後に止めを刺したけどクルは凄く強くなったよ!」

 

キリコ「確かにな……主人と大違い……(ボソッ)」

 

コウキ「ああん!?」

 

ユウキ「つ、次へどうぞ!」

 

成功の喜び……不吉な影……

 

コウキ「………………」

 

ユウキ「大丈夫かなコウキ…………」

 

ラン「……ことがことだからね、コウキさんも考えるでしょう……」

 

コウキたちはエギルの店に着く

 

ガチャ

 

コウキ「ただい(rk」

 

    ___

     / __⌒丶←コウキ

     / // \」」

    / //

    | ))

    \  \/\

    i⌒\  丶|

    | ノ\_ く_ 「ぐぅわあああ!!!?」

    (_)  (   )

      ∴\|\|

        _;∴

     ∧_= ̄`;

    / ̄ _≡:;

   /  ―ニ ̄"'.

   /  /)

  /  _ \

  | /\ \

  | /  丶 |

 / ノ   | |

/ /   ( 丶

丶_〉     ̄ ̄

 

ユウキ・ラン「「うわぁ!?」」(゜ロ゜;ノ)ノ

 

吹き飛ばされるコウキに左右に紙一重で避けたユウキたち、コウキを殴ったやつの正体は!

 

キリコ「コ~ウ~キ~!!」

 

そこにいたのは黒いメイドを着た阿修羅……じゃあなくてキリコだった!!

 

そして今現在、キリコは…………

 

キリコ「君がっ、泣くまでっ、殴るのを、止めない!!」

 

急ぎ喋っているせいかテンションが無駄に高いせいかセリフがあれな感じになっている女性……ゲフン、ゲフン……女装男子……

 

コウキ「たわばっ!!ひでぶ!!あべしっ!!」

 

そのキリコに乗っかられ、左右の腕が出せない状態で左右のフックを食らい続けているコウキを

 

ハンク「いやぁ他人の不幸を見ながらの酒がこりゃ旨い!!WWWWWW」

 

エギル「お前えげつないほどのゲス野郎だな……」

 

その背後でバカ笑いしながら酒を飲むゲス野郎……ハンクにそんなハンクにため息をするエギル……

 

ざわざわとこの騒ぎに集まる人たちのなかユウたちは……

 

ユウキ・ラン「「……今日もここは平和だな……」」

 

 

フィリア「コウキ……あのあと帰ったあとにこんなことがあったんだね……」

 

コウキ「ドアを開けた瞬間に……確実に狙ったかのように拳が飛んできたからな……」

 

キリコ「自業自得だ」

 

アスナ・ユウキ「「確かに」」

 

コウキ「負けたお前もだろうが」

 

アスナ・ユウキ「「それも確かに」」

 

ユウキ「まぁ次へどうぞ!」

 

変なテンションだけど新たなエリアへGO!!

 

コウキ「じゃあ封印を解くぞ~」

 

コウキはペンダントを取りだし、封印にある窪みに嵌め込んだ……すると封印が消えた!同時にペンダントの光りも消えた!

 

コウキ「よっしゃー!!」

 

キリト「(やけくそ気味に)逝くぞー!!」ΞΞΞΞΞヘ (;#°Д °)シ

 

キリトが先に橋へ走り出した!

 

ハンク「なに先走っているんだぁああ!!ΞΞΞΞΞヘ(;#° Д°)シ

 

アスナ「あっ!キリト君!!」

 

ラン「待ってくださいよー!!」

 

クル「グル!グル!」

 

先走るキリトたちにアスナたちが追いかけて行った!……それを横で見ていて置いてかれたコウキたち……

 

コウキ「…………俺たちも行くか」

 

ユウキ「う、うん」(;・ω・)

 

フィリア「そうね」

 

するとユウキが二人に手を伸ばした!

 

ユウキ「行こう、コウキ!フィリア!」

 

コウキ「……ああ!!」

 

フィリア「うん!!」

 

コウキたちはユウキの手をとり、橋の先へ駆け出して行ったのであった……

 

アスナ「これは新エリアへ行くときのだね」

 

コウキ「せやね」

 

ユウキ「なんで関西弁?」

 

コウキ「気にするな、このときのキリトは映画のやられ役みたいな感じだったな」

 

キリコ「…………」

 

アスナ「あっはは……では次のコーナーに入ります!」

 

トリビアコーナー!

 

ユイ「今回はクルことクルルガの紹介です!」

 

恋愛紳士「クルは進化したことにより今まで使っていた技もパワーアップしたし、影を使った技も増え、主に変わった点はブレスが使えるようになったのと飛行能力が追加されたところかな」

 

ユイ「はい、ありがとうございます!……けど作者さん、さっきは大丈夫でしたか?」

 

恋愛紳士「……ああ、大丈夫大丈夫……ホントダヨ?サァツギヘイコウ」ガクガクブルブル(´д`|||)

 

お別れの時間(´・ω・`)ショボーン

 

アスナ「お別れの時間です、今日はいかがでしたか?」

 

コウキ「まぁみんなといっぱい話せて楽しかったよ」

 

ユウキ「そうだねぇ~」

 

フィリア「私も楽しかったよ」

 

アスナ「キリコさんは?」

 

キリコ「……ああ身体的のダメージはなかったけど精神的ダメージは甚大でよくはナカッタカナ?」

 

コウキ「さすがに弄りすぎたか…………」

 

ユウキ「キリコの目が光を失いそうだよ……」

 

アスナ「では速やかに終わりにしましょう!次回は第三回そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんとにてお会いしましょう」

 

全員「バイバイ!!」

 

恋愛紳士「大切な人に贈り物を……ピンクのアフロマークのカーシャ小物店がお送りしました!」




次新章突入!!次回をお楽しみに!


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アインクラッドの日常編(改稿前)
シリカの経験値上げ


新章突入!!今回からはホロウエリアの新エリア突入からだいぶ時間がたち……「ここに来るまでこんなことがあった」っていうストーリーになります!

まずは「アインクラッドの日常編」から次に「ホロウエリアでの出来事編」の過去編経て……現在のコウキのストーリーに移るって感じにします!

では!「アインクラッドの日常編」スタートです!!


前々回のあらすじ、エギル「石○!てんきょょう!!けぇぇん!!」

 

コウキ・キリト「「ぐああああああ!?」」

 

 

 

ジリオギア大空洞・展望上部

 

ユウキ「ふぇへ~、底が見えないや」

 

コウキ「落っこちるなよ」

 

あれからだいぶ時間が経ち……俺たちは新エリア、ジリオギア大空洞に来ていた……

 

えっ?話を飛ばし過ぎて話が分からない?えええ!?分からにゃいのおおお!!?だっせえええ!!これだからの○太君はあああ!!…………あっすいません、あやまりますからソードスキルを発動しないで!?

 

……えっーゲフンゲフン、ではホロウエリアの新エリア、バステアゲートの浮遊遺跡解放あたりの時間、まだ77層しか解放してそれからの話をしようか?あっちなみに今は87層までクリアしました!

 

では話を始めましょう……アインクラッドでの日常を……

 

 

 

ユウキ「いやぁ~コウキが作ったアップルパイおいしいねぇ~」もぐもぐ

 

コウキ「そりゃどうも」ズズゥ……

 

新エリアのバステアゲートの浮遊遺跡の解放から次の日、俺とユウキはエギルの店で朝食後の紅茶とデザートを飲み食いしていた……ちなみにクルはいつも帽子の上で寝ている……

 

コウキ「……ふぅ……こうやってゆっくりしているの久しぶりなようなきがする……」

 

ユウキ「だね~……ほとんどコウキがドタバタを起こしていたからだね」

 

コウキ「……かもな、ぷっ!」

 

コウキは先日のキリトの女装を思いだし……思いだし笑いをした……

 

ユウキ「また思いだしているの?……あれ?シリカだ、なにやっているだろ?」

 

コウキ「ん?……どうやら悩んでいるようだな……」

 

コウキたちがシリカのほうへ見るとテーブル席に座って頭を抱えて悩んでいるシリカとそれを心配しているピナがいた……

 

ピナ「きゅる……」

 

シリカ「どうしようピナ……あたしただの役立たずだよ……」

 

 

 

ユウキ「どうしたんだろシリカ?」

 

コウキ「…………話を聞いてみようか?」

 

ユウキ「……うん!そうだね!」

 

コウキたちはシリカのもとへ歩いて行った……

 

ユウキ「シリカぁ!」

 

コウキ「オッスシリカ!どうした?そんなに悩んで?」

 

シリカ「あっユウキさん、コウキさん……」

 

ピナ「きゅるきゅる!」

 

コウキ「あっはは!忘れちゃあないよピナ、で?どうしたんだ?」

 

シリカ「……実は……」

 

……………………

 

コウキ「…………なるほど、キリトや他のみんなに力になりたいけど自分のレベルじゃあ攻略の手伝いが出来ないから生産系のスキルやクエストで経験値を上げたいが生産系スキルも取っていないからどうしたらいいか悩んでいたんだな?」

 

シリカ「はい……」

 

コウキ「ふむっ…………」

 

コウキ(内容は分かった……しかしなぁ)

 

ユウキ「他の人といっしょについていけばいいんじゃあないかな?」

 

シリカ「それは……レベルが上がるまで他の人に迷惑するし、そもそも寄生なんて……」

 

コウキ「……ならリズみたいな感じか……」

 

シリカ「リズさん?」

 

コウキ「ああ、リズのやつ鍛冶スキルの熟練値を失っていらい素材集めにキリトたちといっしょに攻略の手伝いをして、さらに熟練値を元に戻るまで毎日ハンマー振るっているしな」

 

コウキ「だから1に生産、2に攻略、3に生産っと一番経験値が貯まる……けど生産スキル無しだとなぁ…………」

 

コウキがそうぼやくと

 

カランカラン

 

キリト「ただいま、ああシリカここにいたのか」

 

シリカ「あ、キリトさん」

 

ユウキ「あっ!キリトおかえり!」

 

コウキ「シリカになにかようか?」

 

キリト「ああ少しな、シリカ今大丈夫かな?暇ならちょっと俺に付き合ってほしいんだけど……」

 

その言葉にコウキは…………

 

コウキ「アスナさああん!!旦那が堂々とシリカにデートを誘ったぜええええ!!」

 

コウキは手を輪っかにして大声を上げた!!それにシリカとキリトは!

 

シリカ「デ、デート!?」

 

キリト「ちょちが、コウキ!お前なああ!!」

 

シリカはびっくりし、キリトはコウキに声を上げるのを止めにかかる、そんな彼らにユウキは……

 

ユウキ「……なんでいつもこうなるかな……はむっ」

 

ユウキは残りのアップルパイを食べていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商業区

 

キリト「…………でなんでついてくるんだ?」

 

若干不機嫌なキリトが後ろについてくる、コウキとユウキにそう聞く

 

ユウキ「今日は特に予定は無いしね、デートじゃあないんでしょ?いったいなにを見せようかきになるんだよね~」

 

コウキ「以下同文なうよ」

 

キリト「……そうか」

 

シリカ「…………」

 

しばらく歩いているとキリトが足を止めた……

 

キリト「ついたぞここだ……」

 

シリカ「え?ここって……」

 

キリト「ショップでできるのはアイテムの購入だけじゃあない、カウンターのNPCから生産品の発注を受けることができるんだ」

 

コウキ「ああそういえばアルゴの攻略本にチラッとあったな」

 

キリト「……話を続けるぞ、武具とか薬品だとスキルが必要になるけど簡単な加工食品だったらシリカにもできるだろ?」

 

コウキ「ほうほう……」

 

シリカ「は、はい!」

 

キリトはNPCの店主に声をかけた

 

キリト「なぁマスター彼女に出来そうなクエストなにかないかな?」

 

店主「そうだねぇ……こんなのはどうだい?」

 

店主が書類をシリカに渡した。

 

ユウキ「ボクにも見せて」

 

ユウキはシリカの横で覗き込んでいる。

 

シリカ「えっとピクルスとかチーズとか発酵食品が多いですね……」

 

コウキ「……料理スキル必須な奴だったらユウキも出きるんじゃあないか?」

 

ユウキ「そうだねぇ……けどこれって言うほどものは中々……」

 

シリカ「あ!これなんていいかも、林檎のシロップ漬け!甘くておいしそう」

 

ユウキ「あっ!それはいいね!」

 

コウキ「う~ん……そのまま食ったら胸焼けしそうだが……そうだ!食パンの上に乗っけて食べたら旨そうだな!」

 

キリト「だな、けどつまみ食いもいいけど全部食べちゃったら経験値にならないからな?」

 

シリカ「も、もう!からかわないでください!あたしそんなに食いしん坊じゃあないです!」

 

コウキ「そうだ!食いしん坊はユウキだ!」

 

ユウキ「……コウキ?」

 

コウキ「サーセンwww」

 

キリト・シリカ「「あっはは……」」

 

コウキ「……まぁこれなら料理スキルの熟練値も上げられるし何より楽しくできるな」

 

ユウキ「……だね」

 

キリト「……それじゃあ他のところも見に行ってみようか」

 

シリカ「はっ、はい!」

 

コウキ「ラジャーラジャー(ロボット口調)」

 

ユウキ「なんでド○イド兵?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリト「次はここ」

 

シリカ「あ、水車ですね!この階層にもあったんだ……っていうことは……」

 

キリト「そう特別なスキルがなくても水車を借りれば脱殻や製粉なんかができる、この階層だとしたよりも質がいいから入る経験値も悪くない」

 

シリカ「小麦を製粉してこねればパンを作ったりもできるかも!」

 

キリトがそう説明しているとき、コウキたちは……

 

ユウキ「…………あれ?ここって……」

 

コウキ「うん、ユウキとストレアとで来たことあるよ」

 

コウキたちは前にパーティに行く前の買い物でここでいくつか製粉していた。

 

コウキ「その製粉をしたやつ、そのときのパンを作るときに使ったんだよ」

 

ユウキ「へぇ~そうだったんだぁ~」

 

キリト「お~い次行くぞ」

 

コウキ「あっ!キリトその前に俺も知っている場所があるんだ、ここから近いからそこに向かいたいんだが」

 

キリト「そうなのか?じゃあ行ってみよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーシャ小物店

 

コウキ「ここだよ」

 

シリカ「わぁ!かわいい髪止めがいっぱい!!」

 

ユウキ「え?ここって……」

 

キリト「知っているのか?」

 

カーシャ「あらん?コウキちゃんとユウキちゃんじゃない?」

 

すると奥からいつものピンクのアフロにダンサーみたいな服を着たカーシャさんが現れた。

 

コウキ「お久しぶりカーシャさん」

 

カーシャ「お久しぶりん♥ユウキちゃんもそのバンダナ似合っているわよん」

 

ユウキ「えっへへ、ありがとうカーシャさん」

 

コウキたちがカーシャと話しているなか、カーシャの姿を見たキリトたちは……

 

キ→(゜ロ゜;シ→(゜ロ゜;

 

固まっていた……

 

カーシャ「で?今日は何のようん?」

 

コウキ「今日は友達を連れてきたんだよ」

 

カーシャ「へっ~……」チラッ

 

キリト・シリカ「「ひっ!?」」

 

カーシャ「ふ~ん……」

 

カーシャはまずシリカの回りをグルグルと回りながら観察し、次にキリトも同じように見た……

 

シリカ「……あ、あのぉ……」

 

キリト「…………」

 

カーシャ「小柄でツインテールにそのフェザーリドラ、それと黒づくめの男…………あなたたちがシリカにキリトね?」

 

キリトたちは驚き、反射的にコウキたちを見たがコウキたちは首振る

 

カーシャ「いやぁね、アスナちゃんに聞いたのよ」

 

キリト「アスナが?」

 

コウキ「……ああ師匠繋がりか……」

 

つまり、師匠のアシュレイはアスナの防具の作り主なため、その友人であるカーシャにも会ったことある感じか……

 

カーシャ「そういえばユウキちゃん、あなたのお姉さん、ランちゃんはうちの常連よ?」

 

ユウキ「えっ!?そうなの!?」

 

コウキ(お嬢……なんちゅうとこに常連になっているのさ………)(;^ω^)

 

コウキ「……でカーシャさん……用件だけど」

 

カーシャ「なに?」

 

( °∀°)/~~カクカクシカジカ(´・ω・` )

 

 

 

カーシャ「……なるほどねん、うちなら簡単な髪止め……リボンなんかの作製とかになるわね」

 

コウキ「そうですか……」

 

カーシャ「ごめんなさいねぇ……それようのスキルがあったらもっと他にもできたんだけど……」

 

コウキ「いえどうも……どうかなシリカ?」

 

シリカ「う~んやっぱり生産系スキルも習得しておこうかな……」

 

キリト「まぁスキルスロットに余裕出来たらさらに生産系スキルを着けるといいよ」

 

ユウキ「うんうん無理しちゃいけないよ!」

 

コウキ「おまえがいうか?」

 

カーシャ「お詫びにこれをあげるわ」

 

カーシャはシリカが着けている髪止めと同タイプの髪止めを渡した。

 

カーシャ「それはステータスを少しばかり上げられるわ」

 

シリカ「わぁ!ありがとうございます!!」

 

カーシャ「それとキミ!」

 

キリト「は、はい!」

 

カーシャ「アスナちゃんにプレゼントをあげるときは是非こっちに来てねん♥どんなのがアスナちゃんの好みか教えてあげるから」

 

キリト「あ、ありがとうございます」

 

コウキ「カーシャさん、今日はありがとうございました」

 

カーシャ「いえいえこちらも楽しかったわん!また来てねん♥」

 

ユウキ「うん!今度は姉ちゃんと来るよ!」

 

それからは他にも色々とシリカが出来そうな生産物も見てその日を終えたのであった……




新章・アインクラッドの日常編第1弾!次からもドンドン出します!次回もお楽しみに!!


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スニーキングミッション!!~彼女らを追え!!~

???「待たせたなぁ」




前回のあらすじ、カーシャ「うふん♥いい男ね♥食べちゃいたいくらい♥」

 

キリト「アッーー!!?」

 

これは77層のボス部屋を見つけた日の出来事である……

 

アークソフィア転移門前広場

 

シュイイーン!!

 

ユウキ「う~ん!今日も頑張ったぁ~!!」

 

コウキ「お疲れ」

 

クル「クルクル!」

 

コウキはいつも通りホロウ・エリアでの攻略をし、そこから帰ってきたところだった……

 

コウキ「これからどうする?」

 

ユウキ「あっ、ボクこれから用事が……」

 

すると!転移門がひかりだした!

 

シュイイーン!!

 

キリト「よっと」

 

コウキ「おお!キリトとシリカにピナ!ちょうど終わりか?」

 

キリト「ああコウキか、今日はシリカと迷宮区を攻略をしてて……今さっきボス部屋を見つけたんだ」

 

コウキ「そうなのか!?」

 

キリト「ああ、だから明日辺りでもボスに挑むつもりだよ」

 

コウキ「そうかぁ……今日はシリカも頑張ったんだね」

 

シリカ「いえ……ほとんどキリトさんに任せっきりでしたし……」

 

コウキ「それでもキリトがぼっちでいるよりマシさ」

 

キリト「ぼっち言うな」

 

コウキ「サーセンwww」

 

シリカ「あっ!言い遅れましたがコウキさん、ありがとうございました!」

 

コウキ「ん?……ああ生産系クエストの件か?」

 

シリカ「はい!おかげさまで街の中でできる効率のいいクエストが見つかりました!」

 

コウキ「そうかそうか!……で?どんなクエストなんだ?」

 

シリカ「え?あ……そ、それは……」

 

ユウキ「シリカ!そろそろ行かないと!!」

 

コウキ「ん?ユウキもやっているのか?」

 

ユウキ「まぁね」

 

シリカ「そっそれじゃあそろそろクエスト起動の時間なので失礼します!」

 

ユウキ「またねコウキ、キリト!」

 

キリト「おっおう……またな 」

 

コウキ「…………」

 

タッタッタッタッ…………

 

ユウキたちは歩き去った……

 

キリト「シリカとユウキにも経験値の稼ぎ先が見つかったようでよかった…………で?何しているんだ?」

 

コウキ「見れば分かるだろ?」

 

コウキはどこかの基地に潜入するかのようなスーツを着ていた……

 

コウキ「こちらコウキ、これよりスニーキングミッションを開始する、これよりクルをDDと呼ぶ」

 

クル「クルッ!?」

 

キリト「ストーキングミッションの間違いだろ」

 

コウキ「やかましい!!」サッ

 

キリト「…………なんでダンボールを出しているんだ?」

 

コウキ「ダンボールは戦士の必需品だ……ダンボールさえあれば何でもできる!!」(゜ω゜)カッ!!

 

キリト「……つけるんだったら普通にしてろって、逆にあやしい」

 

コウキ「Σ(゜Д゜)」

 

コウキはなん……だと!?っていいたげな顔をしてキリトを見た……

 

コウキ「……しかたない……キサマのいうとおりにしよう」

 

キリト「……何で上から目線……」

 

コウキたちはユウキたちの追跡を開始した……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商業区

 

キリト(よし、こっそり……)

 

コウキ「一足、二人足、忍び足!」

 

クル「クル、クルル、クルルルル!」

 

キリト「…………」

 

ガチャ!

 

コウキ「あっ!入ってた。」

 

キリト「えっと店名は……『あい☆くら』?」

 

コウキ「……リピートアフターミー?」

 

キリト「なんで英語?それも下手な」

 

コウキ「やかましい、……でもう一度」

 

キリト「……『あい☆くら』……」

 

コウキ「なに☆って、キラッ☆ですか?マ○ロスですか?」

 

キリト「知るか!この店の店長に言ってくれ!……まぁちょっと怪しい名前だな……」

 

コウキ「かなり怪しいだろ……なぁ」

 

キリト「なんだ?」

 

コウキ「これNPCの店だったら……この店を作ったのって茅場じゃあ……」

 

キリト「…………」

 

コウキたちは想像した……いや想像してしまった……メイドが笑顔で茅場にコーヒーを注ぎ……それを飲み、ゆったり過ごす茅場の姿を…………

 

コウキ・キリト「「……ナイワー」」

 

コウキたちは無表情になりながら手を横に振る……

 

コウキ(そんなやつがラスボスなんて……いくらなんでもナイワー…………)

 

コウキ「…………まぁそれは置いといて、店の調査を進めるか」

 

キリト「……だな」

 

コウキ「あそこの窓から中が見えそうだ」

 

キリト「……少し高くないか?」

 

コウキ「任せろ」

 

コウキは先ほどのダンボールを取りだし、それの上に乗っかった。

 

キリト「それは潰れないか?」

 

コウキ「戦士の必需品……ダンボールは伊達じゃあない!!」

 

コウキは店の中を見た……

 

キリト「どうだ?」

 

コウキ「……内装以外は至って普通だな」

 

キリト「内装が何だって?」

 

コウキ「見れば分かる」

 

コウキはダンボールから降りて、次にキリトが乗っかった。

 

コウキ「どうだ?」

 

キリト「……なんだろう……内装がやたらとファンシーだけど普通の喫茶店みたいだな」

 

コウキ「だろ?」

 

キリト「まあ正式なクエストなら怪しい仕事をさせられるわけもないか」

 

コウキ「それもそうだな、なら普通にお茶でもするか?」

 

キリト「……そうだな、どうせならちょっと挨拶していくか」

 

コウキはダンボールをしまい、キリトと一緒に店に入った……

 

ガチャ!

 

ユウキ・シリカ「「おかえりなさいませ!ご主人さ……ま……?」」

 

(´・ω・)←キ シ→ヽ(*・∀・* )

 

( ^ω^)←コ   ユ→ヽ(*・∀・* )

 

( °ω°) ヽ(・∀・ )

( °ω°) ヽ(・∀・ )   

 

(;°ω°) !!?Σ(゜Д゜;)

(;°ω°) !!?Σ(゜Д゜;)

 

それぞれ状況に固まりながら、キリトたちは声をかけた。

 

キリト「や、やぁ」

 

コウキ「ど、どうも~……」

 

シリカ「キ、キリト……さん……?」

 

ユウキ「コ、コウキ……?」

 

キリト「ちょっと……様子を見に……」

 

キリトはそう言ったが……コウキには分かった……シリカの顔が真っ赤に染まっていることを……そしてこれから起きることを……ただ……自分の耳を塞いだ……

 

シリカ「い、いやぁーーーーーーーーっ!!」

 

ユウキ「シ、シリカァ!!」

 

キリト「うおおっ!!お、落ち着け!落ち着けシリカ!」

 

コウキ「そ、そうだ!!餅付け!餅付けシリカ!!はい!槌と臼!!」

 

シリカ「い、いやぁーーーーーーーーっ!!」ブン!!

 

コウキ「ぐああああああああああああああああ!!?」

 

ユウキ「コ、コウキィーーーー!!?」

 

シリカがコウキが出した槌を持ち、そのままコウキの頭を目掛けてフルスイング!!まともに食らったコウキはそのままドアの外まで吹き飛ばされた!!

 

客A「おい、あの黒ずくめの男、メイドにセクハラか?」

 

客B「俺たちのシリカちゃんを泣かせるなんて……」

 

客C「てかなんで槌と臼を出したんだあいつ?」

 

客D「まともに食らったぞ……痛そ~」

 

キリト「ご、ごめん……どんなクエストか気になってコウキと一緒に追いかけたんだ、そんなに嫌がるとは思わなくて……」

 

シリカ「黙っていたのは悪かったですけど……あとをつけるなんてひどいですよぉー!」

 

ユウキ「コウキ!!コウキ!!しっかりして!!」

 

コウキ「あっ……綺麗な川がある……向こうに行ってみよう……」

 

ユウキ「そ、そこに行っちゃダメーー!!?」

 

客A「あの男……ストーカー行為まで……」

 

客B「おのれ下道め……」

 

客C「なぁあいつ……三途の川に渡ろうっとしてね?」

 

客D「それを止めようとするユウキたん……マジいい子!!」

 

キリト「べ、別に隠すことじゃあないだろ?……うんいいお店じゃあないか」

 

シリカ「だ、だって恥ずかしいじゃないですか……あたしこんなちんちくりんなのに……ふりふりのメイドさんなんて……」

 

キリト「そんなことないさ、よく似合ってるよ、うん…すごい可愛い」

 

シリカ「可愛い……っ!?」

 

キリト(また、シリカがフリーズしてしまった……)

 

キリト「な、なんかごめんな……そういうことなら俺たちはコーヒーかなんか飲んでさっさと帰るよ」

 

シリカ「あっ、い、いいえ!!大丈夫です!キリトさんはお客様なんですから」

 

キリト「そ、そうか?(コウキを数に入れてない……)」

 

シリカ「はい!」

 

コウキ「…………リア充……爆発しろ……ガクッ」

 

ユウキ「ちょ!コウキ?コウキーー!!」

 

客C・客D「「力尽きたぁああああ!!?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シリカ「本当にすみません!!」ペコリ

 

コウキ「ムスッ……………………」

 

コウキは不機嫌MAXで椅子にドカッっと座っていた……

 

キリト「コウキ、機嫌をなおせよ……」

 

コウキ「ふんだ!!」

 

ユウキ「そりゃそうだよね……」

 

シリカ「そ、それではキリトさん……じゃなかった!ご主人様、メニューをどうぞ」

 

キリト(なんか吹っ切れたというか……やけっぱちになってるような……)

 

シリカ「本日のおすすめは『あい☆くらオムライス』と『あい☆くらカレー』です!」

 

ユウキ「特にオムライスがお勧めだよ!ケチャップはお客様の前でボクたちメイドが愛情をこめてかけるんだよ!」

 

シリカ「キリトさんのためならあたし、いっぱい愛情かけちゃいますよ!」

 

コウキ「かわりに絶望をかけてくれ……キリトにだけ」

 

キリト「おい!……じゃあカレーで」

 

コウキ「俺はオムライスで」

 

シリカ「ええっ!?どうしてオムライスじゃないですか!?」

 

ユウキ「きっとカレーが食べたいんだよキリトは(ナイスキリト)」

 

キリト「そ、そうなんだ。(どうも)」

 

コウキ「絶望のカレールーをかけてくれよ……くっくっくっ…………」

 

キリト・ユウキ((…………ダメだこりゃ))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからは料理が出来るあいだ、コウキたちはシリカの仕事ぶりを観察していた……

 

客A「シリカちゃん、こっちも注文お願い!」

 

シリカ「はい、ただいま!」

 

客C「ユウキちゃん、お冷やのおかわりください」

 

ユウキ「はーい!ただいまお持ちいたします!」

 

キリト「……シリカ人気者なんだな……」

 

コウキ「(シリカが中層で人気を知っている……)……だな、けどユウキもかなりの人気者だな」

 

キリト「接客も堂に入ってるし、ひょっとしてこういうの向いてるんだろうか?」

 

コウキ「かもな」

 

客A「ねえねえ、あの黒ずくめ、シリカちゃんになんかしたの?」

 

シリカ「あ……いえ、あの人は……その、あたしの……特別なご主人様です♪」

 

客A「な……ん……だと……」

 

コウキ「ジッー…………」

 

キリト「……………………(汗)」

 

客D「なぁユウキたん、さっきの彼、ずいぶん親しげに話していたけど知り合いかい?」

 

ユウキ「えっーと……ボクの命の恩人なの……」

 

客D「ば、馬鹿な!?そんな深い関係なのか!?」

 

キリト「ジッー…………」

 

コウキ「……………………いやお前は知っているだろ?」

 

キリト「…………そうだった……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タッタッタッタッ……

 

ユウキ「お待たせご主人様!こちら『あい☆くらカレー』と『あい☆くらオムライス』になりま~す!」

 

キリト「ああ、ありがとう」

 

コウキ「待っていたぞオムラーイス!!」

 

ユウキ「それじゃあご主人様のためにボクがこのケチャップでたっぷり愛情を込めるね」

 

コウキ「愛情(笑)ね」

 

ユウキ「にゃによぉ!!」

 

キリト「まぁまぁ」

 

ユウキ「コ、ウ、キ、っと」

 

オムライスにはコウキの名前の左右に左に盾、右に剣が書かれていた!

 

コウキ「ほおお……」

 

ユウキ「ふふっ……どう?」

 

コウキ「上手いもんだなぁ~」

 

ユウキ「えっへへありがと♪……さっさぁコウキ……じゃあなかった……ご主人様、ボクが食べさせてあげるよ!」

 

コウキ「…………へっ?」?(゜Д゜)

 

ユウキ「はい!あ~~~ん!」

 

コウキ「……えっ!?マジで?」

 

ユウキ「……ボクだって恥ずかしいんだから早くしてよ……」

 

コウキ「わ、分かった……あ~~~む!」

 

ユウキ「ど、どう?おいしい?」

 

コウキ「……うん!うん!凄くおいしい!」

 

ユウキ「え?そんなに?」

 

コウキ「いや本当においしい!ここに来てお店で食べたことのあるオムライスの中で一番おいしい!」

 

ユウキ「へっ~そうなんだぁ~」

 

コウキ「ほら!ユウキも一口食べなよ!」

 

ユウキ「ええっと……それじゃあ一口だけ……はむ」

 

コウキ「どうだ?」

 

ユウキ「……うん!おいしい!おいしいよ!」

 

コウキ「だろ!卵のトロトロ加減とか味付けの濃さだとか絶妙だ!」

 

ユウキ「知らなかったぁ~……こんなにもおいしかったなんて……お願い!もう一口!……ん?一口……口?……あっ///」

 

ユウキがスプーンを見ていたら突然顔を赤く染めた!

 

コウキ「口?…………あっ……///(察し」

 

コウキはユウキが赤くなったのがどういうことかを察知した!

 

コウキ「だ、大丈夫ユウキ!あくまで電脳世界だから!!」

ユウキ「……うん……」

 

コウキが一人騒ぐなかキリト一人は……

 

キリト(今日も……いつも通りだな……)ズズッ……

 

コーヒーを飲みながら一人黄昏ていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてコウキたちは最後にコウキの提案で写真を取りました、キリト×シリカ、コウキ×ユウキ、最後に4人全員で取り……その日を終えた……それを一人、見ていた者がいた……

 

ラン「……どこかに消える時があったけど……こういうことね……ユウキのメイド服姿よかったわ」壁|・ω・`)+




…………ユウキのメイド服姿……描写に欲しいいい!!


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互いに思う気持ちは……

ちょっと情報遅いけどソードアート・オンラインのゲームの新作と劇場版の話が出てきましたね……って

ちょっと待ってくださいよ!?ただでさえ今の投稿ペースじゃあロストソング編までだいぶ先なのによおお!!来年あたりで発売予定でもたぶんまだホロウフラグメント書いているよ!?それも書いているうちに:Rホロフラももしかしたら書くだろうしよう……

死ぬ気で書いても無理だよ!?だれかぁ……おらに時間を分けてくれぇ……!

(少し落ち着いて……)さて今回は77層のボス攻略を達成し、その次の日での出来事です!ではどうぞ!!


前回のあらすじ、コウキ、ユウキとシリカのメイド服を目撃する。

 

コウキ「いいセンスだ」

 

 

 

コウキサイド

 

77層のボス攻略無事に成功した、なにがあったって?ボスは打撃が弱いようなのでリズといっしょにハンマーでボコりました☆

 

けどキリトが人の頭を踏み台にしてLAを取りやがった!そのとき「うげぇぇ!」って言って潰されたのがムカついた、だからキリトに駆け寄って投げぱなっしジャーマンを食らわせました☆超スッキリしました☆

 

特に壁に激突したときのキリトが超ウケました☆

 

で今回はそれから次の日、NPCレストランで期間限定のメニューを食べていたときの話だった……

 

 

 

コウキ「ほうほう、こりゃ旨いなぁ……この『きのこのクリームパスタ』は」

 

ユウキ「ほんとだねぇ~……それにしても」チラッ

 

ユウキが少し離れた席にいるキリトとアスナを見た。

 

 

 

アスナ「なるほど、NPCレストランにしては本格的じゃない、……ん!これおいしい!」

 

キリト「アスナが言うなら相当だな、それなんてメニューだっけ?」

 

アスナ「『きのこのクリームパスタ』だよ、ひと口食べてみる?」

 

キリト「いいのか?それじゃあ遠慮なく」

 

アスナ「それじゃ、わたしもキリト君のひと口もらっちゃお!」

 

キリト「んぐ……もぐ……うん!これはホントにうまい!」

 

アスナ「キリト君のもおいしい!限定メニューと言わずずっと置いてくれないかなぁ……」

 

キリト「うーん、あと引くうまさだ……もうひと口もらっていいか?」

 

アスナ「ふふっ、どうぞ食べて」

 

 

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「ああ!ああ!お暑いね!!キリトだけ爆発しろ!!」

 

ユウキ「まぁまぁ落ち着いてコウキ」

 

シリカ「……あの二人、仲いいですよね……当然と言えば当然ですけど……」

 

リズ「……ずいぶんとまあ見せつてくれるわよねぇ」

 

シノン「……見ているこっちが恥ずかしくなるわね」

 

リーファ「……アスナさんとキリト君っていつもあんな感じなんですか?」

 

リズベット「まあ、あんな感じといえばあんな感じかなあ」

 

コウキ「だな、良くも悪くもだな……あんな感じだよ」

 

アスナのことだけはリズが、両方をよく知るコウキがそう言いながら頷く……

 

リーファ「へ、へぇ……ま、まるで恋人同士みたいですね……」

 

シリカ「まあ結婚してますしね」

 

コウキ「恋人同士ってゆうよりバカップルなところもあるけどな」

 

リーファ「結婚!?バカップル!?」

 

シリカと俺の言葉を聞いてひどく驚くリーファ

 

シリカ「あたしもはじめて聞いたときはときは衝撃を受けました」

 

コウキ「俺はアルゴから結婚の話を聞いたときは「やっとか……」って思いながらもお手製クラッカーバズーカを持って家に向かおうとしたな」

 

ユウキ「ちょ」

 

コウキ「そうしたらお嬢に止められたけど」

 

ユウキ「……姉ちゃんナイス」

 

リーファ「け、結婚ね……」

 

途中から言葉を聞いていなかったのか分かりやすくズーン……っと表情を暗くするリーファ……

 

リズ「……なに?アンタもショックを受けちゃった?」

 

リーファ「べべべ、別にっ!お兄ちゃん……じゃなくてキリト君がゲームの中で誰と結婚しようがあ、あたしには関係ないし!!」

 

リズ「おー、動揺しとる動揺しとる」

 

コウキ「分かりやすいwwwん?リズベットさんよお、アンタ「も」とはなんだ「も」とっ(ky」⊃#ω゚)・:;'゚グハァ!!

 

コウキ「な、なにをするだあああ!!?」(;##ω゚)

 

リズ「うっ!うるさいわね!!殴るわよ!!」

 

コウキ「いや殴っているからね!?」

 

ユイ「パパとママは相思相愛ですよ!子供の私が保証します!」

 

俺とリズがぎゃあぎゃあ騒ぐなかユイちゃんがそう言うとリーファが……

 

リーファ「パパ!?ママ!?てっきりそう言わされているのかと……お兄ちゃん子持ちなのっ!?えっ!あたしいつのまにか伯母さん!?」( ̄□ ̄;)!!

 

コウキ「おおう……その年で伯母さんとかは……くるな……」

 

ユウキ「……だね……」

 

シリカ「ほんとびっくりしちゃいますよね……」

 

リーファの心境を察する3人……するとシリカがけどっと続ける

 

シリカ「やっぱりレベル差がそれほどなくて一緒に攻略を進められる相手のほうが有利だったってことですよ」

 

コウキ「……それは少し違うぞシリカ」

 

シリカ「えっ?」

 

俺がそう言うと他のメンバーも気になるのかこっちを見る……ちょ恥ずかし……

 

コウキ「確かにシリカが言うような一緒に攻略を進められる相手のほうが仲がよくなってゆく、けどそれだけ付き合うことにならないさ……あいつらの場合はお互いに意見をぶつかり合いながら絆を深めている」

 

そしてっと俺は断言する

 

コウキ「ただ好きになるなんてのはたかが知れている、本当に好きになるのならまずは互いの腹の中を見せ……気に入らないところがあったらぶつかり合い、そうして絆を深め……果てにはむすばれるんだよ……あいつらのようにな」

 

分かったかぁ?っとみんなを見ると

 

ユウキ・リーファ「「コウキ(さん)……」」

 

リズ「……まさかあんたからそんなことをいうなんてねぇ……」

 

シノン「……そうね……普段のあなたから想像がつかない……ロマンチストなのね?」

 

コウキ「あっるぅええ!?そこは「コウキかっこいい!!」じゃあないの!?」

 

シリカ「日頃のおこないじゃあないですか?」

 

コウキ「ちきしょ!!」

 

ユイ「私はかっこいいっと思いますよコウキさん」

 

コウキ「ありがとぉ~ユイちゃ~ん!!」

 

ユイ「えっへへ」

 

俺はユイちゃんを軽く抱き締め、それから頭を撫でてあげた、マジユイちゃんいい子!!キリトとは大違いだ!

 

リーファ「……けどあたしは元々SAOにすらいなかったし……」

 

リーファはそう言いうつむく……

 

コウキ「……その前には家族としていたんだろ?ならSAOの中で前よりさらに仲良くなるさ、現実で話せなかった分、なっ?」

 

リーファ「…………」

 

コウキ「それに俺と兄貴の関係よりマシさ、だろ?」

 

リーファ「……うん、ありがとうございますコウキさん」

 

コウキ「いいってことさ、さあさあじゃあ大好きなお兄ちゃんの元へ行こうか?」

 

俺は親指をグッとだし、キリトたちのほうへ差した!

 

リーファ「ええ!?」

 

リズ「ちょっと!?今あの二人の間に入っていくっていうのはさすがに無理があるってものよ?」

 

コウキ「えっ?」

 

リズ「それにそれはあとでも出来るでしょ?今のあたしたちはこうやって生暖かい目で見守ってあげましょう」

 

リーファ「うう……」

 

コウキ「ええ……つまらぬなぁ……」

 

シノン「よくわからないけどそれが一番でしょうね」

 

ユウキ「まぁボクたちはボクたちで頑張らないと行けないけどねぇ~今はそのときじゃあないからね」

 

シノン「それに、あそこに絡んでいくのはかなり疲れそう」

 

コウキ「ストレア以外はな」

 

ユウキ「だね」

 

リズ「確かに……シリカも異論ないわよね?」

 

さっきから黙っているシリカにリズが聞いてきた、すると!

 

シリカ「……いえ!異論はありますっ!」

 

コウキ「!?」

 

リズ「シリカ?」

 

ガタッ!!

 

シリカが勢いよく椅子から立ち上がった!

 

シリカ「あたしは!おおいに異論ありありのマシマシですっ!」

 

コウキ「なんだそりゃあ……」

 

リーファ「ど、どうしたの急に!?」

 

ユウキ「ああっ!コウキ!これ!!」

 

コウキ「どうした!?…!!なっなんでこれが!?」

 

リズ「アンタ、バッカスジュースを飲んだわね!」

 

前に兄貴がバッカスジュースを使ってカクテルを作り、それを間違えてユウキが飲んでしまい、それで倒れてしまったのが記憶に新しい

 

コウキ「ってメニューに載っているし!?」

 

ユウキ「たぶんシステム異常でこの店のメニューに乗っちゃたんだろうね……」

 

シリカ「そんなことより!!あたしたちはなんのために76層にいると思ってます!?」

 

リズ「いや、戻れなくなったからでしょ……」

 

コウキ「リズとシリカ以外は別の理由だし……なぁ?」

 

みんな頷くがシリカは「違いますっ!」っと叫ぶ!

 

シリカ「もうぜんっぜん違うっ!だからみなさんは甘いっていうんです!」

 

コウキ「うわっ!?下手な酔っぱらいよりたちが悪い!?」

 

リズ「こ、この子…手がつけられないわ……」

 

シリカ「受け身の姿勢でいてもなにも変わりませんもっと攻めなきゃだめですよ!花の命は短いんです!!」

 

ユウキ「もうなに言っているかわからないよ……」

 

コウキ「わからなくてよし」

 

シリカ「あたし行ってきます!」

 

リズ「どこ行くってのよ!?」

 

シリカ「キリトさんのところですっ!」

 

するとシリカはキリトたちの元へ歩いていった……

 

リズ「え?あ……行っちゃった……」

 

コウキ「うん……逝っちゃったね……」

 

ユウキ「コウキ文字違うよ?」

 

 

 

数分後……

 

シリカがキリトたちの元から帰ってきた……

 

リズ「……おかえりなさい、戦価は?」

 

シリカ「『クリームパスタ』おいしかったです」

 

コウキ「……えっ?それだけ?」

 

リズ「なんでアンタも食べさせてもらってんのよ!そうじゃなくてキリトをかっさらってくるぐらいのことをしに行ったんじゃあないの?」

 

ユウキ「リズ……見れば分かるでしょ……無理だったんだよ……」

 

シリカ「敵が固くて攻撃が通りません……」

 

リズ「まあ、だよね……キリトのヤツ、かなーり鈍いから……」

 

コウキ「ダヨネー……無策じゃあ無謀無謀」

 

シリカ「ううう……みなさんっ、あたしたちはこの世界に数少ない女子同士みんな仲良くしましょう!」

 

リズ「おーよしよし……」

 

シリカが涙目になりながらみんなに言った……そんなシリカをリズは頭を撫でてあげた……

 

ユウキ「う、うん……」

 

シノン「はいはい……」

 

リーファ「うう~……なんか納得できない……」

 

コウキ「俺はより希少なキリトの男友達として仲良くやっているさ」

 

ユイ「パパもママもみんなもずっと仲良しでいましょう!」

 

ユイちゃんはそう言い、締めくくったのであった……

 

そしてその夜、キリトの部屋に一人で来た……

 

コンコン!

 

コウキ「キリト、ちょっといいか?」

 

キリト「コウキか……どうぞ」

 

ガチャ

 

コウキ「失礼するぞ……って」

 

コウキが見た先にはベットで気持ちよさそうに寝ているリーファの姿が……

 

コウキ「キリト……いくら兄妹だからっていっしょに寝るのはいくらなんでも……」

 

キリト「ちょっと勘違いしてないか?……コウキちょっといいか?」

 

コウキ「なんだ?」

 

キリトはさっきまでリーファと話していたことをコウキに話した……

 

 

 

コウキ「なるほどね……リーファがその姿のも……なぜこっちに来れたのも……全部分かった……」

 

お兄さん想いだな……っとリーファを見る俺

 

キリト「けどな、やっぱり来てほしくなかったよ……」

 

会えて嬉しかったけど……っとキリトは言う……

 

コウキ「……いやリーファは正しいよ」

 

キリト「えっ?」

 

コウキ「もしだ、もしお前じゃあなく、リーファがこの世界に来てしまい……お前はただ待つことしかできないなら……しかしお前にはそれから救う方法がある、けど自分の身を危険をさらす、ならどうするか?」

 

キリト「…………」

 

コウキ「答えは自分の危険をさらしてもリーファを助けに行く……だろ?」

 

キリト「……ああ」

 

コウキ「ならリーファも同じさ、だろ?」

 

キリト「……ああそうだな」

 

コウキ「それにだ」

 

キリト「ん?」

 

コウキ「俺たちがそうはさせない、絶対に無事にリーファたちをこのデスゲームから救うんだキリト!」

 

キリト「……おう!」

 

コウキ「(小声)それに俺も…あいつとの約束のためにも……」ボソッ

 

キリト「えっ?」

 

コウキ「いや…なんでもない……キリト、リーファを部屋に寝かせに行くんだろ?」

 

キリト「あ、ああ」

 

コウキ「俺が寝かせてくるからキリトはこのまま寝な」

 

キリト「けど……」

 

コウキ「あくまでついでだ、それに今日はキリトも疲れたろ?ならあとは任せな」

 

キリト「……ありがとう、じゃあ後は任せるよ」

 

コウキ「おうよ!……よいしょ」

 

コウキはリーファを持ち上げ、そのままおんぶした。

 

キリト「……慣れてるな」

 

コウキ「酒で酔って、バカ兄貴を運ぶので慣れただけさ、じゃあな」

 

キリト「コウキ!」

 

コウキ「ん?」

 

キリト「そもそも……何しに来たんだ?」

 

コウキ「もう話したろ?」

 

キリト「えっ?」

 

コウキ「妹さんをどう思っているか聞きに来たんだが……大切にしてるなら十分さ、じゃあな」

 

俺はそのままリーファの部屋に向かった……背中に2つの柔らかい感触を感じながらも気にしないように運んだ……ホントダヨ?

 

コウキサイドアウト



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コウキのお料理教室(笑)事件はいつだって皿の上……

連続投稿なう……けど文字数少ない……ではどうぞ!


前回のあらすじ、2つのタラン饅頭( ゚∀゚)о彡゚

 

これは……お料理教室のつもりが事件になってしまった悲しい事件……ことはこの会話が始まりだった……

 

キリト「ん?どうした?みんな集まって……」

 

キリトの目の前に大体のメンバー揃って話をしていた。

 

リズ「あ、キリト!今リーファとシノンとユウキにアインクラッドのことを教えてあげているところなのよ」

 

コウキ「まぁ食べ物関連だけどな」

 

キリト「へぇ」

 

リズ「で、アインクラッドでの食べ物は脂肪にはならないというわけ!」

 

シノン「ふうん……それでいくら食べても太らないと……」

 

リーファ「ダイエットにはもってこいだよね」

 

コウキ「もしここでの食事で太るなら酒と肉ばっか食っている兄貴は中年腹決定だなwww」

 

ハンク「ああ大丈夫、お前をボコすのに体重を減らすからなぁ!!」バキッ!

 

コウキ「げふっ!?」

 

コウキの頭に拳骨が飛んできた……

 

キリト「……本当に食べ物の話なんだな……」

 

リーファ「食べ物も大事な話のひとつだよ、この世界の数少ない楽しみの一つなんでしょ?」

 

キリト「まぁな」

 

コウキ「ここにはジェットコースターとか機械を使ったアトラクションはないが、釣りや栽培、雪山のエリアでモンスターに追いかけられながらスキーをするヤツなんかいるよ」

 

ユウキ「あっ立ち直った」

 

コウキ「特に釣りなんかは色々な湖や川、果てには海なんかで釣りを楽しめる、ここに来る前に61層で釣りしてるときに22層に居ると言われるヌシが釣れたって話を聞いたことがあるな」

 

ユウキ「ヌシ!?」

 

キリト・アスナ「「…………」」

 

コウキ「ん?どうしたんだ?」

 

キリト「それ……俺だ……」

 

コウキ「……はひ?」

 

キリト「そのときニシダさんと協力の元、釣り上げたが……あれモンスターだったぞ……」

 

アスナ「あれを見て驚いたキリト君……ぷふふ……!」

 

キリト「おい!……アスナたち……俺を置いてきぼりにして逃げてさ……」

 

コウキ「それはヒドイ」

 

アスナ「だっ、だって四足歩行の巨大魚だよ?逃げるに決まっているじゃあない!」

 

コウキ「けど夫おいて行くか普通?」

 

ユウキ「えっ四足歩行!?ちょっと見てみたい!!」

 

ラン「今は行けないんだから止めなさい」

 

コウキ「で?そいつは倒したんだろ?なにが出た?」

 

キリト「釣りざおだよ、ヌシを釣り上げた人用の非売品のレア物だったよ」

 

コウキ「それはどこに!?」

 

キリト「ニ、ニシダさんにあげたよ」

 

コウキ「……そうかぁ」(´・ω・` )

 

アスナ「そ、それはともかくとしてその前にニシダさんが釣り上げた魚で醤油を使った料理をご馳走したのよ」

 

コウキ「そうなんかぁ……てかこの世界の料理は和風の料理が少ないのをなんとかなんないかなぁ……」

 

ハンク「だな」

 

リズ「まぁ食べ物の種類は少し不足気味だけどそれでも美味しい食べ物はいっぱいあるわ」

 

シリカ「料理スキルを上げてる人に食材を渡して、オリジナルの料理をつくってもらうのもいいですよね、NPCの店で売ってない味は貴重ですもん」

 

アスナ「料理なら私たちに任せてね、どんな食材でも美味しく調理してあげる!」

 

シノン「アスナやランは分かるけど……コウキは意外よね」

 

コウキ「一言多い……料理スキルを取っていないころがヒドイ生活でよ……ただ焼いて食べる生活が嫌になって始めたんだよ、今は料理スキルをカンストするほどだ」

 

ラン「あれ?コウキさん料理スキルカンストしたんですか?」

 

コウキ「クラインに作ってやったあのときのスシでカンストしたんだよ」

 

ラン「そうだったですか」

 

コウキ「これからはアスナ、お嬢、俺で『味の三人衆』と呼んでくれ」

 

ハンク「『味の三人衆(笑)』www」

 

コウキ「ちょっとお!?」

 

アスナ「まぁまぁ……でも、下の層にも行ければもっといろんな食材が集まるんだけどねー」

 

リーファ「そうなんですか……」

 

コウキ「俺らが持ってきた補給物資の中には栽培すれば採れるものがあるがそれでも完璧には……」

 

リーファ「そうですかぁ……どうせこの世界にきたんだったら下のほうもどんなところなのかしりたかったなあ……」

 

ユイ「上の層にもおいしい食べ物はきっとたくさんありますよ!」

 

キリト「そうそう、この街で買える食べ物も結構いけるのが多いしな」

 

ユウキ「うんうん!そうだね!例えばホットドッグとかクレープとか!」

 

コウキ「けど前にユウキが買ってきた串焼き……残念な味だったなぁ……」

 

ユウキ「それを言わないでよ……」

 

リーファ「あっはは……ちょっと待って!あたしが食べ物だけを楽しみにしてるみたいに聞こえる!」

 

キリト・コウキ・ユウキ「「「違うの?(www)」」」

 

リーファ「もう三人ともハモって!違います!」

 

リズ「でも下の層かー……いいところもいっぱいあったわよねー」

 

シリカ「キリトさんと行った47層は花がいっぱいでとても綺麗でした!」

 

キリト「フローリアか、また行きたかったな」

 

シリカ「えっ!?ええっ!?そ、それじゃ行きましょうか!!」

 

コウキ「だから行けないちゅうねん!!」

 

キリト「なんで関西弁?」

 

コウキ「気にしたら負け」

 

シリカ「ああ……そうでした……うう……あと素敵なところと言えば全面、湖の層とか……」

 

アスナ「それって61層のセルムブルグのことだね、わたしの家があったところだよ」

 

ラン「あっ!私もそこに住んでいました!」

 

キリト「俺がホームにしてた50層のアルゲートとかもけっこうお勧めだな」

 

ハンク「ああ、エギルの店もあった場所か」

 

リズ「あそこは楽しめそうな場所なんかないんじゃない?ちょっと治安が悪そうだし」

 

キリト「その雰囲気がいいんじゃないのか?治安は別に悪くはなかったぞ……道には迷いやすいが」

 

コウキ「おい……セルムブルグもいいがリズの最初のお店が出来た場所のリンダースもよかったな、環境もいいし活気があってよかったな、そこでホームを建てたしな」

 

ハンク「だな」

 

シノン「……気になっていたけど治安が悪いって言っても街の中は安全だって言ってなかった?」

 

キリト「まあ……普通は安全なんだけどちょっと気をつけないといけないこともあってな」

 

アスナ「街の中は『アンチクリミナルコード有効圏内』通称『圏内』って言って……他のプレイヤーを傷つけたりはシステム的には不可能なんだけど……それでも抜け道があったりするの……」

 

コウキ「実際に兄貴にやられたが、寝ている人の手を操ってアイテムを勝手にトレードしちゃったりだとか……」

 

ハンク「こんなの序の口、寝ている相手に完全決着デュエルを申し込んで寝ている相手を殺すなんてことをしたヤツもいる」

 

シノン「……なるほどね、人間がやることなんてどこも同じってことね」

 

ユウキ「……」

 

リズ「まあ、そんなことするのは一部の人間だけよ」

 

ハンク「それにここに来る前に元アインクラッド解放軍のメンバーに見回りを信頼できる人に頼んだしそれは大丈夫だ」

 

ラン「もちろん用心はしないといけないですけれどずっと気を張り詰めていても滅入っちゃうだけですからね」

 

リズ「これから先にも楽しいことなんかがたっぷりあるわよ」

 

リーファ「そうですね!楽しめるところは楽しんでいきましょう!」

 

シノン「まずは……料理かしらね」

 

アスナ「ふふふ、いいわよ!この世界のいいところを存分に味わわせてあげるわ!」

 

キリト「…………」

 

コウキ「どうしたキリト?」

 

キリト「いや……二年も経つとここでの生活に慣れてきてしまっているのもたしかだ……でも、それでも必ずこの世界から抜け出さないとな」

 

コウキ「……そうだな……けど今は楽しもう!」

 

キリト「ああ!」

 

後日、コウキはリーファとユウキと一緒に料理教室を開いたが……リーファの料理を食べて、奇声を上げながら倒れたのであった……

 

ユウキ「コ、コウキーー!!!?」

 

リーファ「ご、ごめんなさーい!!」

 

おまけ、コウキの奇声

 

コウキ「ぐげええええぇぇぇぇえ!!?ぶっぼぅるぎゃぎょぎょぎょぐげええええぇぇぇぇえ!!ぶっぼぅるぎゃぎょぎょぎょ!?!?」バタッ!!




コウキ死亡、死因は食中毒による毒死……コウキイイイ!!?

コウキ「死んで……ないわ」ガクッ


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コウキの不運……シノンの悪夢……キリトのラッキースケベ…… リーファの災難

すいません、先週から早めの大掃除を取り組んでいたため書く時間がありませんでした……今回は二つのイベントを一つに纏めた回、ではどうぞ!!


前回のあらすじ、リーファ「ポイズンクッキング!」

 

ハンク「効果、これを食べた相手は相手は死ぬぅうううう!!」

 

コウキ「おいおい」

 

 

 

今回は78層のボス攻略を終えたあとの後日の出来事、ちなみに78層のボスの名前はマッドネスホーン、見た目はまんまマッスルブルボーン、管理区に着く前に相手をした中ボスがフロアボスとして出てきやがった。

 

それを聞いたコウキは「逃げるんだよおおお!!」っと言って逃げ出したがあえなくアスナとランによって捕まり、コウキは「いやだ!ガチムチイヤだあああああ!!!」っと言いながらボス部屋へドナドナって連れてかれた……

 

攻略はコウキがなぜかマッドネスホーンに追いかけられていて攻略組はそれを追撃、最後はハンクのソードスキルでトドメを差した。

 

コウキはそのあと攻略に参加したユウキとストレアに慰められたとゆう……そんな次の日出来事……

 

 

 

コウキの部屋……午前10時

 

コウキ「…………鬱だお」

 

ベットの上で上半身をだしてそう呟くコウキ……

 

コウキ「なんでガチムチトーラスに追いかけられるんだよ……みんなして「囮がんばれ」とサムズアップしやがって……トラウマものだよ……さて今日はどうするか」

 

コウキはベットから出て、農作業用の作業服に着替え、そのまま部屋を出た……

 

 

 

廊下

 

コウキ「……そういやシノンのやつ、今なにをしてるだろ」

 

シノンとはエギルの店で話す他、自分は本をいろいろ持ってると話したら「本を借りに来ていい?」っと言われそれをいいと答え、今では図書室扱いで俺の部屋に来ることがあった

 

コウキ「……どうせなら農作業をあいつにも手伝わせるか、暇だろうし」

 

コウキはそう決めつけ、シノンの部屋に向かった……

 

 

 

シノンの部屋

 

コンコン!

 

コウキ「シノン、俺だけど」

 

シノン「コウキ?」

 

ガチャ!

 

シノン「珍しいわね、あなたからわたしの部屋に来るなんて」

 

コウキ「まぁな、……眠たそうだな」

 

シノン「まぁね……」

 

コウキ「もう昼近くだぞ?」

 

シノン「あなたこそ」

 

コウキ「俺は昨日トラウマ体験したからだ」

 

シノン「どんな?」

 

コウキ「ボス攻略でガチムチの奴に斧を振り回しながら俺を追いかけた、俺はそれから逃げてた」

 

シノン「そ、それは……まぁ寝込むわね……」

 

いつも辛辣な言葉をかけてくるシノンが珍しく心配した

 

コウキ「まぁただ寝込むってのはイヤだからシノンを誘って農作業をしようと思ったんだが」

 

シノン「別に大丈夫だけど……農作業?」

 

コウキ「ただの水やりと収穫だからシノンでも大丈夫だよ、そうだ!行く頃にはお昼になるだろうしお弁当も持っていこう!!」

 

「ピクニックじゃい!!」っと軽く叫ぶコウキにシノンは……

 

シノン「……そうね……気分転換にはいいかもね」

 

コウキ「じゃああとで迎えに来るから少し待っててくれ」

 

シノン「わかったわ」

 

コウキ「じゃあまた」

 

コウキはシノンの部屋から出ていった……

 

シノン「……なんかあいつの作業服……様になってない?」

 

 

 

エギルの店

 

コウキ「オッスエギル!厨房借りるぜぇ」

 

エギル「おおコウキか、遅かったなぁ」

 

コウキ「誰のせいだ、おい……兄貴たちは?」

 

エギル「おまえ置いてホロウ・エリアに向かったぞ」

 

コウキ「そうか」

 

カランカラン!

 

キリト「ただいま」

 

コウキ「あっキリトにリーファ、外でなにをしてたんだ?」

 

キリト「あぁちょっと外で素振りをしていてそのあとリーファが来て……そしたら昔よくやった剣道の試合をやろうと話をしてな」

 

リーファ「コウキさんに訓練場を貸してもらおうと思いまして」

 

コウキ「別にいいが……これから行くのか?」

 

リーファ「はい!」

 

コウキ「だったら一緒に行かないか?今日はシノンと一緒に畑に行く予定だから……ついでに昼食も一緒にどうだい?」

 

リーファ「いいんですか!?やったぁ!!」

 

コウキ「じゃあちゃちゃっと作ちゃうね~、シノンを呼んで店の裏で待っててくれ」

 

キリト「わかった、待っているよ」

 

キリトたちは階段をのぼっていくのを見送り、コウキはいつものエプロンを着け、包丁を握った。

 

コウキ「さぁ!今日も美味しいものを作りましょうか!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30分後、エギルの店裏

 

ガタンゴトンガタンゴトン!

 

コウキ「おまたせぇ~」

 

キリト「おそいぞって……」

 

キリトが振り向いた先には荷馬車に乗って舵をとるコウキと荷馬車を引くクル(バトルモード)の姿が!

 

リーファ「どっどうしたんですかそれ!?」

 

コウキ「いやぁクルが大きくなってからはよくこうやって荷馬車に乗って畑へ行くんだよ」

 

「ちなみにこれ買ったのな」っと検討違いなことを話すコウキに3人は……

 

リーファ「……コウキさんってなにもの?」

 

キリト「……もともとこんなやつ……」

 

コウキ「やかましいぞ馬鹿亭主」

 

キリト「なんだその言いぐさは!?」

 

シノン「……やれやれね……」

 

言い合いする二人に呆れるシノンだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

訓練場・畑

 

コウキ「着いた、クルおつかれ」

 

クル「グルグル!!」

 

リーファ「うにゅ~……!!」

 

シノン「ふっ!……」

 

キリト「よっと」

 

それぞれ荷馬車から降りて、固くなった体を伸ばしていた……

 

コウキ「さてこれからだが……」チラッ

 

コウキがシノンを見る……

 

シノン「……なによ」

 

コウキ「……キリトちょっといいか?」

 

キリト「なんだ?」

 

コウキ「軽く準備運動とゆうことでシノンとリーファと一緒に素振りとかしてやってくれ」

 

シノン「えっ?」

 

コウキ「シノンさぁ……キリトたちと話してたときに「わたしもやりたいなぁ……」っと言いたげな顔をしていたからな……別に農作業は一人でも出きるしキリトたちとやってなよ」

 

シノン「……そう……ありがとう」

 

コウキ「いいってことさ、そいじゃあな~」

 

コウキは畑の方へ歩いて行った……

 

キリト「じゃあさっそく基本の型を各300本ずつな 」

 

リーファ「うん!」

 

シノン「えっ?…………」

 

その頃コウキは……

 

コウキ「キリトのやつに構っていたら時間がなくなる、まぁシノンはやりたそうならやらせましょう、さて麦わらぼうし~」

 

そういいながら麦わらぼうしを装備し、野菜収穫にせいを出した……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2時間後……

 

コウキ「…………おっ!帰ってきた」

 

1時間前に収穫を終え、まだ基本技の素振りをしていた3人を待ちながら45分は読書、残りの15分は料理をその場で作るつもりだったものを作り、温め直したりしていた……

 

シノン「……………………」

 

コウキ「ひどくお疲れのようだな、はい飲み物のお茶な」(´・ω・)⊃日

 

シノン「…………」ジロリ

 

シノンが恨めしそうな目でこちらを見てからお茶を受け取った、解せぬ

 

コウキ「ほらキリトとにリーファもお茶な、ごはんも温め直したから早く食べよう」

 

キリト「おっ!サンキュ」

 

リーファ「ありがとうございます」

 

コウキ「それでは!」

 

皆「「「「「いただきます!!(クルル!)」」」」」

 

コウキ「それではオープン!!」パカッ!

 

リーファ「わぁ~」

 

そこには彩りみどりのおかずやおにぎりなどが綺麗に並んでいた!

 

コウキ「今回は洋風なお弁当にしました!」

 

キリト「おお!これって」

 

コウキ「おにぎりはチキンライスやピラフとか味付けおにぎりにしたり、一口サイズのミートオムレツ、さらにはさっき収穫した野菜で新鮮なサラダも作ったり、海鮮たっぷりな春雨スープも作ったぞ!」

 

リーファ「ひとつひとつに手の込んでますね!」

 

コウキ「だろ?」

 

シノン「……おいしい」

 

コウキ「おう!どんどん食べれ!」

 

キリト「おにぎりもう1ついいか?」

 

コウキ「ってキリト食うの早ええ!?」

 

クル「クルル♪」

 

コウキ「ってはあああんん!!?俺の鶏肉のグリルがあああ!?」

 

……コウキたちはお昼を楽しんだ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼食後……

 

リーファ「ごちそうさま~」

 

シノン「……おいしかったわ」

 

キリト「……なんか上達していないか?」

 

コウキ「お粗末さま!まぁ剣も料理も時間を掛ければうまくなりますって」

 

キリト「……そうだな」

 

シノン「………………」コクン……コクン……

 

コウキ「ん?」

 

シノン「……Zzz」

 

リーファ「あっ、寝ちゃいましたね」

 

キリト「……余程眠かったようだな……素振りのときも最後ふらついたし」

 

リーファ「……シノンさんに変なところを触ったようだしね……」

 

コウキ「なぬ!?」

 

キリト「ちょ!?リーファ!?」

 

コウキ「……おいちょっとキリト付き合えや」

 

キリト「コ、コウキ?いったいなにを?」

 

コウキ「つ き あ え や」

 

キリト「……はい……」

 

コウキの後をついてくるキリトは……

 

コウキ「おいキャッチボールをやろうぜ!!これボールな!!」ヒュン!

 

ズドン!!

 

キリト「ちょ!?それ鉄球じゃあないか!あぶな!?」

 

コウキ「まだまだあるよ?どんどんあるよ!クナイもあるで!!」ヒュンヒュンヒュンヒュン!!

 

キリト「あぶ!あぶな!?ちょ!?今カスったぞ!?」

 

コウキ「ド○ルドはねぇ……つーい殺ちゃうんだ!!」

 

キリト「なんでド○ルド!?」

 

コウキ「ほら?みんなも一緒に!ランランル~!!ランランル~!!」ヒュンヒュンヒュンヒュン!!

 

キリト「ぎぃいいやああああああ!!?」

 

リーファ「((((;゜Д゜)))」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20分後……

 

コウキ「リーファー!!キリトが試合をするから来てくれーだって」

 

リーファ「わ、わかりました……」(;^_^)))

 

コウキ「?なんで下がっているんだ?」

 

リーファ「い、いいえ!別に!!行ってきますね!」

 

リーファはコウキの横を走り抜けて下へ降りて行った……

 

コウキ「?変なリーファ、なにもしていないのに……(すっとぼけ)さてと」

 

コウキは木に寄りかかって寝ているシノンの横に座り、また本を出して読書をし出した……

 

クル「クルクル……Zzz」

 

そんなコウキの足にクルが頭を乗せ……気持ちよく寝だした……

 

コウキ「……俺の足はマクラか……」

 

コウキ(にしても今日は本当にいい天気だ……日の下で読書もいいがお昼寝もいいかな)

 

シノン「んん……」

 

ポフッ

 

コウキ「おっと」

 

コウキの肩にシノンの頭がもたれかかった……

 

コウキ「……やれやれみんなして俺をマクラにするか……」

 

シノン「……ん……」

 

コウキ「?」

 

シノン「……誰……あなたは……誰……?」

 

コウキ「?……寝言?」

 

シノン「……そうだ……あれは……イヤ……見たく……ない……」

 

コウキ「…………」

 

シノン「……私……私は、どうすれば……誰か…………!」

 

コウキ「……!シノン!」

 

シノン「あっ!」

 

びくっと体を震わせ、シノンは目が覚めた

 

コウキ「……起きたか……大丈夫か?」

 

シノン「……ええっと……なにが?」

 

コウキ「(覚えてないのか)……いや、なにも……」

 

シノン「そう……ところで!……寝ている間にへんなことしてないでしょうね」

 

コウキ「するか!?キリトじゃああるまいし!」

 

シノン「そう……ならいいけど」

 

コウキ(……さきの夢は……記憶を思い出す前兆か?……あまりよくはなさそうだが……聞かないほうがいいな)

 

すると!

 

リーファ「きゃっ!」

 

キリト「うおっ……!」

 

ドタッン!!

 

コウキ「どうした?……あっ」

 

シノン「どうしたの?……あっ」

 

コウキが見た先の光景は……

 

キリト「ってて……だ、大丈夫かスグ!?ってなんか柔らかいものが…………」

 

リーファ「お、お兄ちゃんっ!?手っ!手ぇっ!」

 

キリトがリーファの大きな(*゚∀゚)о彡゚乙牌!!(*゚∀゚)о彡゚乙牌!!を握っている姿が見えた……

 

キリト「うおっ!ご、ごめんっ!!」

 

リーファ「……………………」

 

……………………

 

コウキ「……………………」

 

シノン「コ、コウキ?」

 

……………………

 

キリト「ええと……」

 

スクッ!

 

キリト「た、たしかに……大きくなったな?」(´(;°△°)←キリ→(;ω;///)

 

コ→(#´・(;°△°)(;ω;///)

    

(#´・ω(;°△°)(;ω;///)

 

(#´・ω・(;°△°)?(;ω;///)

 

(#´・ω・)(°△° )彡(;ω;///)

 

(#´゚ω゚`)(°Д°;;;)(;ω;///)

 

 

(#´゚ω゚`) (°Д°;Ξ;°Д°) (;ω;///)

 

 

(##´゚ω゚`)\(^o^)/オワタ(;ω;///)

 

リーファ「「お、お兄ちゃんのエッチ~~~~~っ!!」」

 

コウキ「「自分の妹になにをしてんだおまえはあああ!!!」」

 

キリト「くぁwせdrftgyふじこlpああああああ!!?」

 

リーファの張り手にコウキの翔龍拳からのダイナミックエントリーの計三コンボを食らったキリトは遠くへ吹き飛んだ!!

 

シノン「……なんでこうなったのよ……」

 

クル「クルゥ…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰路……

 

ガタンゴトンガタンゴトン

 

コウキ「…………」

 

シノン「……ふぅ」

 

リーファ「ううぅ…………」

 

キ→(###ω###)チーン

 

今、エギルの店への帰路へ荷馬車で移動している途中だった……

 

コウキ「……なぁリーファ」

 

リーファ「……なんですか」

 

コウキ「……まぁ最後のはともかくとして、どうだった?キリトとの試合……」

 

リーファ「……強かったです……」

 

コウキ「そうか……けど対人戦はキリトより俺や兄貴のほうが強いけどな」

 

リーファ「……そうですか」

 

シノン「自慢?」

 

コウキ「いいえ、事実です……けどな」

 

リーファ「?」

 

コウキ「あいつは誰かを守ろうっとするときのあいつは自分の実力以上の力を発揮する、それこそ誰にも止められないくらい……だから」

 

リーファ「……」

 

コウキ「自慢なお兄さんだ、誇っていいぞ」

 

リーファ「……そうですか」

 

嬉しそうに笑みを浮かべるリーファは呟いた……

 

リーファ「そっか、お兄ちゃん……強いんだ……きっとSAOで一番……」

 

コウキ「…………」

 

シノン「ふ~ん……」

 

コウキ「どうしたシノン?」

 

シノン「いえね……やっぱり女には甘いようね……」

 

コウキ「……ここ最近……よく言われるなそれ……」

 

ガクッと項垂れるコウキをよそに帰路へと進んでいった……




珍しくユウキのいない日……


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二人の少女の苦悩……

今回はユイとシノンのイベントです、ではどうぞ!!


前回のあらすじ、コウキ「ド○ルドマジック☆(物理)」

 

今回は前回のシノンたちとの交流から数日後での出来事……

 

 

 

アークソフィア・転移門前広場

 

ユウキ「コウキ!キリト!またあとでねぇ!」

 

キリト「ああ、またな」

 

コウキ「おう、行ってらしゃい」

 

コウキたちはホロウ・エリアの攻略から帰ってきて、ユウキはいつも通り「あい☆くら」のお店へ働きに行っていた……

 

コウキ「さて、これからどうするか?」

 

キリト「そうだな……攻略も進んでNPCのショップに新しいアイテムが増えているかもしれないから……ちょっと見に行こうかな」

 

コウキ「そうだな、俺もホロウ・エリアの攻略に掛かりきりで消耗品ばかりでしかアイテムを買ってないしな」

 

ユイ「あっ!お帰りなさいパパ!コウキさん!」

 

するとお散歩をしていたユイちゃんがこちらに気づいて、こちらに走り寄ってきた!

 

キリト「ただいまユイ」

 

コウキ「オッス!ユイちゃん!ただいまである!」

 

ユイ「攻略ごくろうさまです!無事に帰ってきてくれてホッとしました、パパたちな、この先のホロウ・エリアや階層もどんどん開放していけますよ」

 

コウキ「ええ子や……マジでええ子や……お兄ちゃん泣いちゃう!」

 

キリト「どんなキャラだよそれ……まぁそれはともかくとしてユイにそう言ってもらえると自信がつくな、ありがとう」

 

ユイ「えへへ……どういたしまして……それでパパたちはこのあとお休みですか?」

 

キリト「いや、もしかしたら店売りのアイテムが増えてるかもしれないからちょっとそれを見てこようと思うんだ」

 

ユイ「え……でもパパたちってもうすごく強いんですよ?消耗品のアイテム以外ではパパたちのお役にたてそうなアイテムはまずないと思われますけど……」

 

キリト「まあ……たしかにそうなんだけど、それでも、もしかしたら掘り出し物があるかもしれない」

 

コウキ「それに日用品なんかも新しい物があるかもしれないしな」

 

キリト「そうそう……それに俺たちが強いといっても敵だってどんどん強くなってきている、そんなときにちょっとでも戦力になるアイテムが見つかればって思っているわけだ」

 

コウキ「そうだよなぁ……このちょっとが命運を分ける場合もあるしな」

 

ユイ「戦力……そうですか……」

 

コウキ「?」

 

ユイはなにか考えているように顔をうつむかせて……それからすぐに顔を上げた!

 

ユイ「……うん、そうですよね!」

 

キリト「ん?ユイ、なにか気になることでもあるのか?」

 

ユイ「いえ、なんでもありません、パパたちの言うとおりだと思います、いってらしゃいパパ!いい掘り出し物が見つかるといいですね!」

 

キリト「あ、ああ……じゃあ行ってくるよ」

 

コウキ「またねユイちゃん」

 

そこからユイちゃんとは別れた……

 

コウキ(……なんか気になるなぁ……気のせいか?)

 

キリト「どうしたぁ?はやく行くぞ」

 

コウキ「あ、ああ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一時間後……

 

エギルの店付近

 

キリト「……掘り出し物は無かった……けど」チラッ

 

コウキ「おっほっほっ!中々いい買い物ができたお♪」

 

キリト「……解せぬ」

 

コウキ「♪~♪~~♪……ん?」

 

キリト「どうしたぁ……?」

 

コウキ「なんか……店の裏あたりで声が聞こえたようなぁ……」

 

キリト「ほんとか?」

 

コウキたちは耳をすませると……確かに店の裏から声が聞こえてきた……

 

ユイ「……たーっ!」

 

キリト「ん?、今の声……ユイか?」

 

コウキ「そのようだな」

 

ユイ「ん~~~~~~……えーいっ!」

 

キリト「なにしてるんだ、一体」

 

ユイ「とーっ!……ううう~……」

 

コウキ「……まさかとは思うが……ひとまず見に行こう」

 

キリト「あっ、ああ」

 

コウキたちは路地へと入っていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店裏

 

コウキ「……見っけ」

 

路地に入ってからすぐにユイを見つけた。

 

ユイ「ん~~~~っととと……」

 

キリト「……なにしてるんだ?ユイは……」

 

コウキ「……現時点では、ワカラネ」

 

キリト「なんでカタゴト?」

 

コウキ「気にしたら負け」

 

ユイ「ん~~~っ!んんん~~っ!」

 

キリト「ん?あの大きなオノを運ぼうとしているのか?」

 

コウキ「……まだまだオノは抜けません♪」

 

キリト「大○なかぶか?」

 

コウキ「あたりぃ~(笑)」

 

キリト「……まぁそれは置いといて」

 

コウキ「(´・ω・`)」

 

キリト「誰かが捨てていった物を片付けようとしているかもしれない」

 

コウキ「かもな」

 

キリト「なんにしても危なっかしいな……とりあえずやめさせよう、おーいユイ!そんなの持ち上げたら危ないぞ」

 

ユイ「あっ、パパ!!……あわわっ!」

 

コウキ「!やばいっ!!」

 

キリト「ユイ!危ないっ!!オノが倒れるっ!」

 

コウキ「(間に合えよ……!)シュート!!」

 

カンカンカンカン!ドカアッーン!!ガチャン!

 

コウキは直ぐ様に鉄球を取りだし、壁に目掛けて投げ付けた!すると壁から壁へ跳ね返り、最後にはユイには当たらない角度でオノの側面に当たった!

 

オノはユイからずれて、床に落ちた。

 

キリト「コウキナイス!!」

 

コウキ「……せ、成功してよかったぁ~((((;゜Д゜)))」

 

キリト「ユイ!大丈夫か!?」

 

ユイ「だ、大丈夫です」

 

コウキ「よ、よかったぁ……」

 

ユイ「コウキさん、ありがとうございます、助けてくれて」

 

コウキ「どういたしまして、ユイちゃんが無事でよかったよ」

 

ユイ「はい……ごめんなさい、心配かけて」

 

コウキ「……そもそもキリトが声をかけたからあんなことになったんだぞ……」

 

キリト「……わ、悪かった……けど今度からは持てないと思ったら誰かを呼んでくるんだぞ、ユイ」

 

コウキ「にしても誰だよ、両手斧を捨てていったやつは……」

 

ユイ「あの……それは捨ててあったのではなくてわたしが用意したものです」

 

キリト「ユイが?なんでまた……」

 

コウキ「…………」

 

ユイ「だって少しでも戦力が増えたほうがいいってパパが言ってたから……」

 

キリト「ああ……さっき、俺が言ったな……ってユイが戦闘に参加しようとしていたのか!?」

 

コウキ「ああ……やっぱりかぁ……」

 

薄々感じたんだよな俺……って言葉をこぼすコウキを無視して話を続けた……

 

ユイ「はい……まだうまく使いこなせないですけど……」

 

コウキ「いやいや、ユイちゃんと同じくらいの斧じゃあ無理でしょ、せめて短剣かレイピア、曲刀じゃあないと…………って違うな大事なこと……」

 

キリト「そっか……ありがとう、ユイ」

 

そう言ってキリトはユイの頭を撫でた。

 

ユイ「あ……パパ……えへへへ、頭をなでてもらうの気持ちいいです……」

 

コウキ「……キリト……いいなぁ(血涙)」

 

キリト「おいおい(汗)……ユイ、その気持ちだけでも嬉しいよ」

 

でもっと付け足すキリト……

 

キリト「手助けにも色んな形があるだろ?ユイにはユイにできることで手伝ってくれればいいよ」

 

ユイ「わたしにできること……ですか……」

 

コウキ「簡単なことでいい、お料理を作ったりや誰かのめんどうを見たり……誰かの手助けになれればいいんだよユイちゃん」

 

ユイ「……うん、わかりました、考えてみます」

 

キリト「それから……もう二度と危ないことはしないでくれ……さっきはかなりひやっとしたし」

 

コウキ「運がよかったよ、今回は」

 

ユイ「本当にごめんなさい、もうこんなことはしません、約束します!」

 

キリト「うん、約束だ」

 

コウキ「約束だぞ」

 

ユイ「はい!」

 

コウキ「よし!じゃあ部屋に戻るとしますか!」

 

キリト「そうだな、アイテムの整理しないとな」

 

ユイ「じゃあわたしも手伝います!」

 

コウキ「おっ!さっそくか」

 

キリト「ああ、よろしく頼むよ」

 

そうしてキリトたちはエギルの店に入っていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、コウキの部屋

 

サラサラサラサラ……

 

コウキ「……うっう~ん……!!……はあ」

 

コウキは机で設計図を書いていた。

 

コウキ「もう……こんな時間か……」

 

コウキは窓を開けて風通しをした……

 

コウキ「ふぅ……風が気持ちいい……ん?」

 

外を見てみると人影が見えた……

 

コウキ「あれは……シノンか?……よし!」

 

コウキは外着に着替えてシノンの後を追いかけた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シノンがいたのはひとけの少ない場所にベンチに座っていた……

 

コウキ「見っけたぞシノン」

 

シノン「あれ?アンタ、こんな時間になにしてんのよ」

 

コウキ「部屋で設計図を書いていて、窓を開けて風通しをしていたらシノンが外に出てきたのを見えてさ、夜風に当たるついでに追いかけたのさ……シノンは?眠れないのかな?」

 

シノン「ちょっと……悪い夢を……昔の夢……」

 

コウキ「そうか……ん?昔の夢?」

 

シノン「そう、忘れるなってことなのかしら……とにかく夢のおかげでだいぶ思い出した」

 

コウキ「……記憶をか?……よければ聞かせてくれないか?」

 

シノン「……驚かないでね、私も戸惑ってるんだから」

 

コウキ「……わかった」

 

コウキはそう言うとシノンはうなずき、話し出した。

 

シノンがこのSAO……ソードアート・オンラインを知ったのはニュースの映像だった、たくさんの死人が出ていること、首謀者の茅場がまだ捕まっていないことを……

 

コウキ「とゆうことは……」

 

シノン「そう……キリトに受け止められたあの日、私はこの世界に迷い込んだ」

 

コウキ(……薄々分かっていた)

 

コウキ「だが……どうやってこの世界に?ハードもないのに……この世界に来れないはず……」

 

シノン「たぶん、メディキュボイドのせいね、医療用の機械なんだけど……」

 

コウキ「メディキュボイド!?」

 

コウキ(たしかユウキが今使っているハードもメディキュボイドだった、こんな偶然あるか!?)

 

シノン「知っているの?」

 

コウキ「あっ、ああ……ユウキがこの世界に来るのに使ったのがそれなんだ」

 

シノン「そうなの?」

 

コウキ「そうだ。だからメディキュボイドのことはだいたい分かってる」

 

シノン「そう……続けるわね、私はカウンセリング系のテストだったんだけど……VRMMOはナントカ療法に良い効果ができそうだとか……」

 

コウキ「俺もそんな話を聞いたことがあるな」

 

シノン「そう、それでSAOじゃない、もっと無難なVRMMOでアバター作成してカウンセラーを待ってたら急に足下が揺れて……」

 

あとは知っている通りよっとシノンは言う……

 

コウキ(……確実に今までのエラーが原因だな……)

 

コウキ「まあ……記憶を戻ったんだろ?これで1歩前進だ」

 

シノン「……そうでもないけどね」

 

コウキ「えっ?」

 

シノン「忘れていたかったことまで思い出したから…」

 

コウキ「…………」

 

シノン「……ごめんなさい、これはあまり話したくない」

 

コウキ「いいさ……」

 

シノン「……でも私がここに来たのは運命だったのかもしれない」

 

コウキ「運命……」

 

シノン「まだ実感はないんだけどこの世界で敵に倒されるとプレイヤーは本当に……」

 

コウキ「心配しなくていい」

 

シノン「……えっ?」

 

コウキ「キリトがいたらまちがえなく言うぞ」

 

シノン「……」

 

コウキ「さらにこう言うだろうな、「最悪の事態にはならない、俺が約束する、君のことは俺が絶対に守るよ」」キリッと

 

シノン「プッ!」

 

コウキのキリトのモノマネにシノンが吹いた!

 

コウキ「そんなことを言ってのけるからモテてしまうんだよアイツは……けどそれほど真剣なのさアイツは」

 

シノン「……なんか言ってそうね」

 

コウキ「だろ?だからモテてしまうのさ、キリトに気が無くてもな……けど俺も言うさ」

 

シノン「えっ」

 

コウキ「誰かを守る、俺は……守りきれなかった『アイツ』との約束を……助けを求める誰かを守るとゆう約束を……守ってみせる……」

 

シノン「…………」

 

コウキ「だからシノンも守ってみせるさ」

 

シノン「……そう……私ね……アンタのことを……お調子者で、馬鹿で変な奴で奇行なことしか出来ない奴だと思ってた」

 

コウキ「ヒドス!?……泣いていいですか?」(´;ω;`)

 

シノン「我慢なさい……けど」

 

コウキ「けど?」

 

シノン「案外いいやつなのね」

 

コウキ「……おっ、おう……誉め言葉として受け取るよ」

 

シノン「そうしなさい」

 

コウキ「……あれ?シノンに料理以外で誉められたの初めてなようなぁ……ん?」

 

シノン「……Zzz」

 

コウキ「……またか……よいしょ」

 

コウキはシノンを背中に乗せ、歩きだした……

 

シノン「……Zzz……Zzz……」

 

コウキ「……今回は安心しきったようだな、さてと部屋に戻るか……」

 

それからはコウキは自分のベットにクルと一緒にシノンを寝かせ、自身はイスの上で寝た……

 

次の日、起こしにきたユウキがベットの上で寝ているシノンを見て騒ぎになったのはまた別の話……

 

ユウキ「コウキイイイイイイイイ!!!!」

 

コウキ「ご、誤解だっああああああああ!!!!」




相変わらす間のコウキクオリティー……次回をお楽しみに!!


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80層到達パーティ!もっと熱くなれよおおおお!!

所々で予定が挟んむし、今回長編なのもそうだし中々書けない状態に……遅れてすみません……

ではどうぞ!


前回のあらすじ?

 

コウキの部屋

 

コウキ「いやあのねぇ!昨日の夜、外でシノンと話していたらシノンが寝ちゃっただよ!それに俺も眠かったし、シノンを俺の部屋に寝かしたんだって!!」

 

ユウキ「へぇ~……ボクのときはちゃんとボクの部屋に寝かしたのにシノンさんにはコウキの部屋に寝かしたんだ、ふ~ん……」

 

コウキ「あれ?着眼点おかしくね?……それよりその振りかぶった剣を降ろして!?」

 

ユウキ「わかった……降ろしたよ!!」

 

コウキ「それは降り下ろ(kyぎゃああああああ!!?」

 

コウキは………キレイに………横回転し………そのまま窓を突き破り………下へと落ちていった………

 

シノン「う………うぅん……あれ?ユウキ?なんでユウキがここに?あれ?なんで私コウキの部屋に?」

 

ユウキ「さぁ?なんでだろうねぇ~?」

 

クル「((((;゜Д゜)))」ガクガクブルブル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店前路地

 

キリト「♪~♪~~♪」

 

キリトは鼻歌を歌いながら曲がり角に曲がるとそこには!

 

キリト「うっ、うわああああああああああ!!?」

 

アメコミで見たことあるような人型のクレーターが出来ていた……クレーターの底を見るとクレーターと同じポーズでコウキが沈んでいた…

 

キリト「だ、大丈夫かコウキ!?」

 

コウキ「ガフッ……」

 

キリトはコウキを持ち上げて助け出した……

 

キリト「コウキ!いったい誰にやられた!?」

 

コウキ「けっ、圏内でなければヤバかった……ガクッ」

 

キリト「コウキ!?コウキイイイイ!!?」

 

コウキはキリトの胸のなかで力尽き、キリトはコウキを抱いて叫んだのであった……

 

キリト「デジャヴを感じるぞコウキイイイイ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の話は79層ボス攻略を終えたあとに80層のアクティベートをしたときのお話

 

ちなみに79層のボス、名前はトライテンペスト、見た目は三つ首で銀色の蛇ってかんじで主な攻撃は三つ首による連続攻撃に三つ首から同時に毒を吐く毒ブレス、近づいたプレイヤー相手にからだ全体使った360度回転のなぎはらい

 

しかしそれらはモーションが分かりやすいため数回で避け方を覚え、なんなくクリアをした。

 

今回のLAはコウキ

 

なんでも前にユウキに部屋から突きおろされたときに思い付いた技でトライテンペストの頭を踏み台にし、飛び上がったら体を捻って回転し、某仮面をつけたヒーローのごとく回転跳び蹴りをトライテンペストの頭に目掛けて蹴り抜いた、そのときコウキは「勇気と無謀のトルネードキイイイック!!」っと叫びトライテンペストを蹴り抜いたのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

80層、カーリアナ転移門前

 

コウキ「いやぁここの景色は中々だねぇ」

 

ユウキ「だね」

 

転移門のまわりには湖と転移門へ行くときの橋があり、その奥には木々と町が並んで見晴らしのいい場所だった。

 

コウキとユウキは石材の上に座り、足をぶらぶらしながら景色を眺めていた……

 

エギル「おうキリト、この層のアクティベートを済ませてきたぜ」

 

キリト「おつかれエギル、ふう……ようやく80層に到着か」

 

アスナ「10の桁が上がると節目って感じがするわね」

 

キリト「これからはさらに難易度が上がって……」

 

キリトが話している途中で突然!!

 

ドッゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

 

アスナ「きゃ!!」

 

ユウキ「わっわわ!?」

 

ドン!

 

コウキ「アッーー!!?」

 

ジャアポーーン!!

 

キリト「なんだ!?」

 

クライン「じ、地震か?」

 

しばらくすると揺れが収まった……

 

ハンク「……止まった」

 

ハンクはランを胸に抱き抱え、マントの中に入れ揺れを収まるのを待ち……揺れが収まってからランを離した。

 

ラン「…………///」

 

アスナ「……びっくりした、アインクラッドで地震なんて初めてじゃあない?」

 

クライン「確かに記憶にはねぇな……昔のMMOじゃあ地殻変動イベントとかあったけどな」

 

ラン「そっ、そうなんですか……」

 

クライン「ああ、でこういうイベントをきっかけにして新しいマップが解放されたりしたんだよ 」

 

アスナ「そうなんだ」

 

キリト「なにか新しいイベントでもはじまるのかもな」

 

クライン「ちょっと期待にしちまうな、ただまあ意固地の悪い改変じゃなきゃいいが」

 

ハンク「……最悪な考え方だと終わりへのカウントダウンのつもりでこの地震か……例のバグが関係してこの地震を起こしたってのも考えられる。」

 

ラン「そうですねぇ……考えられなくもありません……」

 

キリト「おいおい……怖いことを考えるなよ 」

 

クライン「にしても結局ログアウトできねぇままここまで来ちまったな」

 

アスナ「今のペースから考えたら100層到達もそんなに遠くはないんじゃないかな」

 

ハンク「それは確かにな」

 

アスナ「初めの頃に比べるとすごくハイペースだよね」

 

クライン「そりゃ、こんだけ攻略をこなしてりゃ要領もよくなってくるもんだよ」

 

キリト「でも、そうやって慣れた頃が一番危なかったたりするからな、残り20層も気を引き締めていこう」

 

ユウキ「あっ!浮き上がってきた!」

 

それぞれ返事をしていたときにさきから湖の底を眺めていたユウキが声をあげた!すると!

 

バシャーン!!

 

コウキ「ゲホッゲホッゲフンゲフン!!」

 

キリト「コウキ!?どうして落ちて……ってどうしたその姿!?」

 

キリトが見た先には武器・防具を解除したらしい……防具の下に着ていたインナーにパンツ姿のコウキがいた……

 

コウキ「とりあえず上がらせろ」

 

ユウキ「あっうん!」

 

キリト「手を貸すぞ、せっーの!!」

 

コウキはキリトたちに手を貸して貰い、湖から引き上げた……

 

コウキ「へ、へ、へっぷしょい!!ううう……寒い、寒過ぎるぞちきしょい」

 

コウキは今は体を毛布にくるまって震えていた……

 

キリト「……で?なんで湖に落ちたんだ?」

 

コウキ「そこのあんぽんたんに突き落とされた」

 

コウキはユウキに指差し、ユウキは片手を頭に押さえて「ごめん……」っと呟いた……

 

コウキ「で、鎧を着けたままだからみるみる沈んでいき……最後はメニューを開いて武器・防具の解除ボタンを押してどうにか浮かび上がってきた」

 

「危うく海の藻屑……じゃあなくて湖の藻屑になるところだった」っと話すコウキ……

 

ユウキ「ま、まぁ無事でよかったよ」

 

ラン「あなたのせいでしょうが」ベチン!!

 

ユウキのおでこにランはデコピンを叩き込んだ!

 

ユウキ「にゃー!?」

 

ラン「お仕置きです」

 

コウキ「ワア~ヒサシブリニミタナァ」ガクガクブルブル

 

ランのデコピンの威力に体を震わせるコウキだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

クライン「これで全員揃ったかな?」

 

今、いつものメンバーが集まっていた、その理由は……

 

クライン「んじゃ、そろそろ80そうですねぇ到達パーティを始めたいと思います!」

 

そう、今回は80層到達記念パーティをするのであった!

 

クライン「思い起こせば二年前……俺はこのゲームで一流のプレイヤーになろうと……」

 

リズ「アンタの話なんかどうでもいいからさっさと乾杯しなさいよ」

 

ハンク「そうだそうだ前置きはいらねぇよ!」ニヤニヤ

 

ラン「まあまあ二人とも」

 

クライン「ひでぇ!まだ話のさわりも語ってないのによ!」

 

コウキ「それがクラインクオリティー……」

 

ユウキ「なに呟いているのコウキ?」

 

クライン「まあいいか……それじゃみんな、かんぱーい!」

 

みんな「「「「かんぱーい!!」」」」カチャン!!

 

それぞれコップやジョッキを鳴らし、コウキやアスナたちが作った料理を舌鼓、話をして笑たりと楽しく騒いだ!

 

クライン「よおキリトにコウキ、80層到達おめでとうさん!」

 

キリトと話していたらクラインがジョッキを持ってこっちに来た

 

コウキ「クラインか、おめでとうさんねぇ~」

 

キリト「ああ、おめでとうクライン」

 

クライン「キリトと会ってから二年……今もこうして一緒にいられるなんて感慨深いじゃねーか!なあ?」

 

キリト「ああ、お互いに無事でなによりだよ」

 

コウキ「女性関係では差がついたけどな(笑)」

 

キリト「えっ?なんのことだ?」

 

クライン「それはいいこ無しだぜコウキィ……俺だってなぁ……俺だってなぁ……」

 

コウキ「……人のこと言えなかった……すまねぇ……」

 

クライン「…………まあそれはともかくとしてこれからもよろしく頼むぜ二人とも!残り20層もさっさとクリアしちまおうぜ!」

 

キリト「ああ!」

 

コウキ「俺たちならやれるさ!」

 

リズ「キーリト!楽しんでる?」

 

ユウキ「ヤッホーコウキ!楽しんでる?」

 

男の友情を深めていたとき、リズとユウキがこっちに来た。

 

キリト「リズ、ああ、しっかりと楽しんでるよ、料理もうまいしな」

 

リズ「そりゃ一流シェフのアスナ様が直々に作っている料理だもん、美味しいに決まってるわ」

 

クライン「こんなうまいもんをお前は毎日食えてんのか!この幸せモノ!」

 

コウキ「ちょっとー?俺の料理だっていまじゃあ一流級だしお嬢のもあるし、扱いひどくね!?」

 

ユウキ「あっはは!でもコウキの料理も美味しいよ?」

 

コウキ「ああ、ありがとうな、少なくともエギルとリーファよりかは腕はあるつもりだぜ?」

 

キリト「ほとんど勝負にならないじゃないか……あと俺だって毎日は食べてないぞ、アスナだって忙しい時はあるし」

 

クライン「食えるだけでも幸せだっての、くそっ!今日ぐらいは俺が全部平らげてやる!」

 

キリト「おっと!そうはいくか!」

 

ユウキ「ボクも負けないよ!」

 

リズ「なにやっているんだか……」

 

コウキ「俺の料理も食べろよ~」

 

食い意地を三人に苦笑いしていたらエギルが料理を持ってこっちに来た。

 

エギル「おいキリト、こっちの料理も食べてみてくれないか?」

 

キリト「ん?なんだエギル、なんか作ったのか?」

 

エギル「ああ、美味いもんを用意したぜ、期待してくれていいぞ」

 

コウキ「こいつは……ピザか?」

 

エギルの持つ皿の上には生地にトマトソースを掛けてベーコンやキノコなどの具材を乗せ、最後にはたっぷりチーズを掛けてからこんがり焼いた美味しそうなピザがあった!

 

エギル「まあ、この世界に存在する素材で作ったものだからな……ピザの味が再現できているかは各自の判断に任せる」

 

コウキ「おいおい」

 

エギル「でもアスナにも手伝ってもらったから、味においては間違いないだろう」

 

コウキ「なら安心だな」

 

キリト「よーし、それじゃさっそくいただくとするか」

 

ユウキ「ボクも!」

 

エギル「おっと待ってくれ」

 

ピザに手を伸ばそうとする二人にエギルが止めた

 

エギル「実はな……余興も含めて、ひとつ趣向を凝らしてみた、この中の二切れに激辛が混ぜてある」

 

コウキ「!?まさかあれを!?」

 

ユウキ「どっ、どうしたのコウキ?」

 

コウキ「……だいぶ前にリズに食わせたデスボール、あれの改良版、通称「スーパーデスボール」の原料を……エギルに頼まれて渡した」

 

ざわ……ざわ……ざわ……

 

ユウキ「それ大丈夫?」

 

コウキ「大丈夫……じゃあない……その改良版デスボールをフレンジボアに食わせたら、激しく暴れて最後にはポリゴンになった……」

 

みんな「「「「( ; ゜Д゜)」」」」

 

エギル「まあ「圏内」だからな、死ぬことはねえだろ」

 

コウキ「バカなの!?あんたバカなの!?」

 

キリト「大丈夫なのか……」

 

クライン「ま、まあ死ぬことはないから、それに楽しそうじゃねーか、誰か激辛ピザを食べちまうか、やってたみようぜ!」

 

ハンク「前に激辛アイスを食べたおまえが言うか?」

 

リーファ「どれだけ辛いんだろう……」

 

ラン「ど、どうでしょう……なんせコウキさんが作ったものですし……」

 

シリカ「うん……ちょっと怖いかも……」

 

シノン「どうして止めなかったのよアスナ……」

 

アスナ「すごく楽しそうだったから……」

 

リズ「運試しと思えばいいのよ!むしろ当たればラッキーくらいの気持ちでね!」

 

キリト「いや全然ラッキーじゃあないけどな」

 

コウキ「運試しつーより度胸試しだろこれ」

 

クライン「ラッキーか……それならよ、激辛を食べたやつに好きなやつに好きなことを命令していいとか、どうだ?」

 

ハンク「なるほど……それなら自分から食べにいくな」

 

リズ「アンタ、いつもそういう遊びばっか考えてそうね」

 

ユウキ「……かもね」

 

クライン「おいおい!別にやましいことを考えてるわけじゃねーぜ!誤解するなよ!おいしいもん作ってもらうとかレアアイテム探しに手伝ってもらうとかいろいろあんだろ!」

 

コウキ「長文オツ(笑)」

 

リーファ「一緒に買い物に付き合ってもらうとかも?」

 

シリカ「そうか、そういうのもありか……」

 

アスナ「えーと12ピースだから、確率は6分1ね」

 

ユイ「参加する人は誰ですか?」

 

クライン「当然俺は参加だな!」

 

ハンク「俺も参加しよう」

 

シリカ「あ、あたしもです!」

 

リーファ「うーん……あたしも!」

 

リズ「んじゃあ私もー!」

 

シノン「私もやってたみようかな」

 

ユウキ「う~……辛いの苦手だけど……ボクも参加する!」

 

ラン「私も参加いたします」

 

アスナ「私も挑戦してみる!」

 

ユイ「わたしもやってみます!」

 

アスナ「ユ、ユイちゃんも!?」

 

コウキ「や、やめるんだユイちゃん!こいつは半端じゃあないだ!」

 

キリト「大丈夫、ユイは辛いもの好物だもんな!」

 

ユイ「えーと……はい!」

 

アスナ「前にユイちゃんが辛いものを食べた時すごく渋いしていたような……」

 

コウキ「…………ああもう!俺も参加する!それに事の発端は俺だ、だから俺は参加するんだ!!」

 

キリト「自暴自棄になるなよ……俺も参加するぞ、どれほどの辛さか確かめたい」

 

エギル「大盛況でなによりだ、さあ!誰が激辛を食べてぶっ倒れてくれるかな」

 

クライン「うーし、それじゃみんな、自分の食べる分を決めるぞ」

 

それぞれ場所を移動してピザを選んでいった……

 

…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クライン「準備はいいみたいだな……みんな!いっせーので食うぞ」

 

コウキ「ゴクリ……」

 

クライン「激辛が当たれば誰かに好きな事をしてもらえる……いいな……それじゃいくぞ!……いっせーの!」

 

リーファ「あーんっ!!」

 

アスナ「はむ!」

 

シリカ「んむ……」

 

リズ「あむっ!」

 

コウキ「がぷっ!」

 

シノン「ん……」

 

ユウキ「ん……んん」

 

ラン「」

 

ユイ「もぐもぐ……」

 

キリト「んむ……もぐもぐ……」

 

ハンク「……美味すぎる!!」

 

クライン「む!?ぐ!?んんんん!!」

 

それぞれ食べていたらクラインに異変が!

 

クライン「か、かれえええええぇぇっ!!」

 

コウキ「お、お約束だなおい!」

 

コウキのツッコミは気にする余裕の無いクラインにはただ叫びつつげた!!

 

クライン「んがあああ!!か、辛すぎる!おい、これ限度ってもんが!ああああ!!」

 

ハンク「もっと熱くなれよおおおお!!」

 

クライン「もう暑くなっているわ!ああやばい!頭痛がしてきた!!キリト!!水っ、水くれ!」

 

キリト「あ、ああ!ちょっと待っててくれ」

 

キリトは慌ててジョッキに水を注いでいる。

 

クライン「ああああ!いってえぇ!舌が痛えよぉ!!」

 

エギル「ははははは!!いいリアクションだぞクライン!」

 

ハンク「前に言われたことを言い返してやるよエギル、お前えげつないほどのゲス野郎だな」

 

クライン「コウキ~!お前なんてものを渡した!あとエギル~!お前なんてものを作りやがった!」

 

キリト「ほら、水」

 

クライン「す、すまねぇ、……んぐっ、んぐっ、んぐっ!」

 

クラインはキリトが水を入れたジョッキを取り、勢いよく飲んだ……

 

クライン「ふ、ふうー、はあ、はあ、はあ……」

 

水を飲んだクラインは息をついた……

 

シリカ「ちょ、ちょっと残念って思ったけど、やっぱり当たらなくてよかったかも……」

 

リーファ「うん……危なかった……」

 

コウキ「改めて見ると……なんとゆうものを作ってしまったんだ……俺の才能こえ~……」

 

ユウキ「そんなことを言っている場合?」

 

クライン「うう……ひでえ目に遭ったぜ……だが当たりは俺様よ、ここからが本番だからな!」

 

「ふはははは!さーて、誰に何をしてもらちゃおうかなー!」っと悪役か変態にしか聞こえないセリフに女たちは……

 

リズ「ひょっとして……あたしたち、すごいピンチなんじゃ……」

 

アスナ「だ、大丈夫よ……人並みの良識はあるはずよ……たぶん」

 

コウキ「いやあ……散々女運がない日々を送っていたクラインだから良識なんて……」

 

クライン「ん~~~~どーすっかなぁ~!!ねえ?お嬢さん方?」

 

ユウキ「コ、コウキ……」

 

コウキ「おいこら待てユウキ、背中に隠れるなし、俺に襲われろと?」

 

ハンク「襲ったら襲ったで……┌(┌^o^)┐ホモぉ」

 

コウキ「┌(┌^o^)┐ホモぉ……っておいバカヤメロッ」

 

シノン「……何言っているの」

 

コウキ「い、いやなにも 」

 

シノン「アンタじゃあなくてクライン、アンタもう、お願いごときいてもらったじゃない」

 

クライン「……へっ?」

 

どゆこと?ってしっくりくるような阿呆な顔をするクラインにシノンはこう言った。

 

シノン「今さっき、キリトに水をもらったでしょ?それでもう終わったじゃあない」

 

みんな「「「「あっ……」」」」

 

確かにクラインがキリトに水を貰おうっと「お願い」した。

 

コウキ「な、なんてやつだぁ!?」

 

ハンク「天才か!?」

 

クライン「お、おいおいおい!!あれは違うだろ!!」

 

シリカ「そ、そうですね!確かにあれは、キリトさんに対するお願いごとでした!」

 

アスナ「そうよね、さっきので終わりよね」

 

ユウキ「そ、そうだよ!終わりだよ!」

 

クライン「え?おい、ちょっと?なんだよこの流れ……」

 

リズ「よかったわね、キリトにお願いきいてもらえて」

 

コウキ「プ、プギャーwww」

 

クライン「そりゃねえだろうよー!激辛食っただけ損じゃねえか!?おい、キリト!お前もなんか言えよ」

 

キリト「いやークラインに水を渡す命令がちゃんと遂行できてよかったよ」

 

クライン「おおおおー!お前もか!ハンク!」

 

ハンク「諦めろ(笑)」

 

クライン「~~~!……コウキ!お前はこっちの仲間だよ……な?」

 

コウキ「ドンマイ(笑)」

 

クライン「orz」

 

エギル「下心ありありの態度を見せるからこうなるんだよ……」

 

クライン「そこまでやましいことをしようなんて別に考えてなかったのによぉ……」

 

エギル「お前がそう思っても周りのみんなはそう思ってくれなかったんだな……」

 

クライン「可愛そうな俺!!」

 

 

 

 




おまけ

コウキ「なあ」

ユウキ「なに?」

コウキ「そういえば、激辛って二枚あるんだよな?1枚はクラインだったがもう1枚は?」

ラン「…………」

ユウキ「ね、姉ちゃん?」

ラン「……………………」ふらっ

ドカッ!!

コウキ「た、立ったまま気絶してたああ!!?」

ユウキ「ね、姉ちゃああん!!?」

ハンク「い、医療兵!!医療兵を呼べー!!?」

そのあとはハンクがお嬢の看病したことによりお願いごとを達成するのであった。byコウキ


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シノンの決意

投稿話数60突破!です!これからも頑張るヨオー

はーい!今回はシノン好き必見のシノンイベントダヨー

ではどうぞ!


前回のあらすじ、ロシアンルーレット

 

80層到達パーティ後のある日のこと、今日もいつものメンバーと店でくつろいでいたときに話……

 

エギルの店

 

コウキ「んっう~~ん……久々の書類仕事が終わったぁ~~……」

 

クライン「お!コウキ、いいところに来た」

 

体を伸ばしながら階段を降りていたらクラインが話しかけてきた。

 

コウキ「どうした? 」

 

クライン「今、シノンについて話をしてたんだけどよ、なにか思い出したりしていないか?」

 

コウキ「なにを?」

 

クライン「なんなら知り合いのギルドについての情報を集めるように頼んだりもできるけどよ」

 

コウキ「……あっはぁ~~……なるほど、そのことか……シノンについて、俺も話しておくべきだと思ってて……いいかシノン?」

 

シノン「ええ……」

 

コウキはシノンと話したあの日の夜の話をみんなに伝えた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「…………そういうわけだからやっぱりシノンはSAOのプレイヤーではなかったってことさ 」

 

クライン「いまだに信じらんねぇな、SAOの外から来たって……」

 

リズ「……すごい登場の仕方だったからなにか事情があるのかなとは思ってたけど、驚いたわね……」

 

ハンク「……むしろ合点がついた……」

 

ユウキ「ボクはまさか今使っているメディキュボイドのテストプレイヤーがシノンだったとは思わなかったよ」

 

ラン「まさかそれが巡り会うなんてね……」

 

ユイ「カーディナルシステムへの負荷により、いくつか発生したエラーのひとつだと思います、ネットワーク上のナーヴギア端末を検出してSAOプレイヤーと誤認してここに呼び寄せたんだと思います」

 

ハンク「メディキュボイドはナーヴギアとほとんど同じ構造だから……それが原因でここに……」

 

クライン「……な、なんだ?その……カーディナルシステムって?初耳だぞ?」

 

キリト「え?あ、そ、それは……そうだ、ヒースクリフのやつがそう言ってたんだよ」

 

ハンク「……」

 

キリト「SAOの基幹プログラムがそんな名前だって」

 

エギル「しかし、そいつは不運だったな、よりによってこんなゲームに途中参加させられちまうなんてな」

 

ラン「そうですね……」

 

アスナ「大丈夫だよシノのん!わたしたちは絶対にこのゲームをクリアするつもりだから!」

 

キリト「シ、シノのん?」

 

コウキ「なんかグルメファンタジーに出てくるせ○のんみたいだな」

 

ハンク「ああ……確かにいたな……そんなの」

 

キリト(そんな……いつの間にフレンドリーな関係に……)

 

コウキ「お前とは違うんだよボッチ」

 

キリト「読心術!?」

 

コウキ「いや、お前からボッチ臭がしたから」

 

キリト「ボッチ臭ってなんだよ…………とにかく!アスナの言う通りだ、俺たちは一刻も早くこのゲームをクリアしなくちゃいけない、もたもたしているとまた変なエラーでシノンみたいにSAOに取り込まれる人が出るかもしれない」

 

ハンク「それもあるし、さらにもっとひどいことが起こらないとも限らないしな」

 

アスナ「うん……だからシノのんは安心してこの街で待っててくれれば……」

 

シノン「……つまり、この世界をクリアしてしまえば全て問題ないのよね」

 

クライン「え?そりゃまあ、そういうことだが……」

 

ハンク「言うは簡単だ、だが……」

 

シノン「なら、私もこのゲームの攻略に加わる……いいかしら?」

 

キリト「!?」

 

コウキ「……」

 

シノンの宣言にみんなが驚くなか、コウキは冷静だった

 

コウキ(……まあ言う可能性はあったが……まさか本当に言うとはな……)

 

リズ「ええっちょ、ちょっと……!」

 

エギル「おいおい!本気かよアンタ!?」

 

アスナ「それはいくらなんでも危険だよ」

 

シノン「危険なことはわかってる、でも私……やりたいの……ここで膝を抱えて縮こまっていてもなにも解決しないもの、なら私は立ち向かわなきゃ」

 

コウキ「……」

 

シノン「……私はもっと強くなりたい、この困難なゲームをもクリアできるほどに、強く……」

 

パチパチパチパチパチパチ

 

シノン「えっ?」

 

ハンク「ブラボー!!おおっブラボー!!」パチパチパチパチ

 

コウキ「どこのポル○レフだよ兄貴……」

 

ハンク「シノン……お前の決意!覚悟!しかと受け止めた!俺も力を貸そう!」

 

ユウキ「ボクも手を貸すよ!」

 

ラン「私も微力ながら手を貸します。」

 

シリカ「で、でもシノンさんはSAOに来たばかりじゃないですか、レベルもスキルもこの階層で戦うには……辛くないですか?」

 

キリト「いや……確かにステータスはまだまだ低いけどシノンは素質あるからな」

 

ハンク「少なくとも戦闘中での観察眼はあるな」

 

コウキ「それにだな、ユウキだって同じようなものだったけど今じゃあ攻略組でも目に止まるような活躍しているぜ?」

 

キリト「だから鍛えればありえない話じゃあないぞ、レベルはがんばればなんとかなる範囲だとは思う、なによりシノンがこんなにやる気だしな」

 

コウキ「そうだ、やる気は大事だな」

 

キリト「よし!攻略の合間を縫ってにはなるけど出来る限り、訓練に付き合うぞ」

 

コウキ「俺も畑仕事のあとに訓練に付き合うことは出来るから協力するよ」

 

ハンク「宣言したんだ、出来るだけ全面的に手伝おう」

 

アスナ「……キリト君たち……完全にゲーマーの目になってる……」

 

リーファ「でも、キリト君たちがあんなにも言うならきっと才能あるんだよね、シノンさん」

 

アスナ「……シノのん、本当に大丈夫?」

 

シノン「うん、大丈夫だから、あ……それにコウキが私のこと守ってくれるって言ってたし」

 

ユウキ「……コウキ?」

 

コウキ「おいこら待てシノン!別にシノンに限っての話じゃあないからな!?」

 

シノン「あっ!あと、コウキもキリトが「心配しなくていい、最悪の事態にはならない、俺が約束する、君のことは俺が絶対に守るよ」キリッと」って言うかもしれないって言ってたわね」

 

女たち「「「「わあ……いいそうだねぇ……」」」」

 

キリト「ちょ!?コウキ!?」

 

コウキ「言うだろ?」

 

キリト「そりゃまあ…………言うかもしれない……」

 

リズ「ふうううううううん」

 

キリト「な、なんだよ……」

 

リーファ「キリト君ってほんと、そういうことさらっと言っちゃうよね……」

 

ハンク「妹に呆れられる兄の図(笑)」

 

シリカ「あ、あたしもがんばらないとレベルも、それ以外も……」

 

リズ「……ま、コウキやキリトの発言はともかく、本当に攻略加わるが増えるならあたしたちも心強いしね、じゃあ改めてシノン、一緒に頑張ろーね!」

 

シノン「うん、コウキもキリトもよろしくお願いね」

 

キリト「お、おう」

 

コウキ「任せろ!」

 

アスナ「キリト君……ちょっと話があるんですけど!」

 

キリト「な、なにかヘンな誤解をしてないか?」

 

アスナ「んん!?」

 

キリト「…………いえ、なんでもないです」

 

コウキ「キリトざまぁ(笑)」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ「どうしたユウキ?」

 

ユウキ「ボクも……ちょっと話があるんだけど? 」

 

コウキ「俺も…………だと?」

 

リズ「くふふふっ!」

 

シノン「…………」

 

そしてその日はなぜかユウキに説教された…………なして?

 

 

 

 

 

 




前回に比べて少なめです……次回をお楽しみに!


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ユイのお願い事とリーファの料理で主人公たちの悲鳴が!?

今回はユイとリーファにユウキイベントです!ではどうぞ!


前回のあらすじ、シノンは攻略組に入るのを決意した!!

 

今回の話は久々に階層攻略の手伝いでキリトとユウキと一緒に80層攻略へ向かおうとしたときのお話……

 

 

商業区

 

キリト「悪いな、階層攻略に手伝いを頼んで……」

 

コウキ「別にいいさ、いつもはホロウエリアの攻略にかかりっきりだったし」

 

ユウキ「そうだよ、これぐらいの手伝いは当たり前だよ」

 

キリト「……ありがとな」

 

コウキ「じゃあ早速向かうとする(ky」

 

ユイ「待ってくださいパパ!」

 

ユウキ「あれ?ユイちゃん?」

 

コウキの言葉を遮って散歩をしていたらしいユイがこちらへ駆け寄ってきた……

 

ユイ「パパ、これから攻略に行くんですか?」

 

キリト「ああ、コウキたちと一緒に80層攻略に向かおうと思うんだ」

 

ユイ「そうなんです……あの、出来たらですけど……」

 

コウキ「なんだい?」

 

ユイ「もし綺麗な石があったら持ってきてくれませんか?わたし、綺麗な石がほしいです!」

 

コウキ「綺麗な石ねぇ……」

 

キリト「具体的にはどういう石がいいんだ?あまりレアなものだと約束しづらいけど」

 

ユイ「ええと、それほど特別なものじゃなくてもいいんです、そうですねぇ……通常モンスターがドロップするぐらいの宝石とか、そんな感じのものです」

 

キリト「普段なら適当に換金してるぐらいのものでも一緒にのか?」

 

ユイ「はい!そういうので構いません!」

 

キリト「それなら経験値稼ぎのついででも手に入れられそうではあるか……それにしてもユイがおねだりっての珍しいな……」

 

コウキ(おいおい……そんなことでいいのかよキリト……)

 

キリト「運よく、ユイの希望に合いそうなアイテムが手に入ったらってことでいいかな?ユイ」

 

ユイ「パパ!ありがとうございます!パパのおみやげ楽しみに待ってますね 」

 

キリト「分かった、じゃあ行ってくるな」

 

ユイ「はい!行ってらしゃいです!」

 

コウキ「ああ……キリト、先に転移門前に行ってくれ」

 

キリト「なんでだ?」

 

ユウキ「ボクたち、ユイちゃんと軽くお話してから行くから」

 

キリト「……分かった、じゃあ先に行ってるな」

 

ユウキ「うん、またね」

 

コウキ「逝ってらぁ~」

 

キリト「おい!」

 

8分後……転移門前広場

 

ユウキ「お待たせキリト」

 

キリト「ああ……何を話してた?」

 

コウキ「鉛筆の便利さについて語っていた」

 

キリト「絶対ウソだろ」

 

コウキ「…………チッ」

 

キリト「舌打ちすんな」

 

ユウキ「まあまあ……さあって!張り切って行こおう!」

 

コウキ「おう!そうだキリト」

 

キリト「どうした?」

 

コウキ「今回の宝石ドロップ、俺に任せろ」

 

キリト「?どうしてだ?」

 

コウキ「こいつが俺にはある」

 

コウキは腰に付いている……お守りのようなもの指差した。

 

コウキ「これは「幸運のお守り」、レアアイテムドロップ率が上がるものだ」

 

キリト「……そうか、それなら宝石とかをドロップする可能性が上がるってことか」

 

コウキ「そゆこと」

 

キリト「じゃあ頼むぞ」

 

ユウキ「……じゃあ改めてしゅぱーつ!!」

 

みんな「「「転移!カーリアナ!」」」

 

シュイイーーン!!

 

そして3人は転移していった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後……迷宮区二階

 

コウキ「こいつでラスト!」

 

ズバッズバッズサッ!!ピキッ、パリッーン!!

 

コウキは小太刀スキルによる刀ソードスキル、緋扇でネームドモンスターのファットスライムを切り裂き、ポリゴンへと変えた……

 

キリト「ナイスアタック」

 

コウキ「ナイスサポート」

 

ユウキ「イエイ!」

 

パパシッン!!

 

それぞれハイタッチし、それからアイテムドロップの確認してると!

 

コウキ「こいつはグレートだぜ……」

 

ユウキ「ん?」

 

キリト「なんで髪型をバカにするとぶちギレるリーゼントの主人公のセリフを言っているんだ?」

 

ユウキは「なに言っているのこの人?」って顔をし、キリトは説明込みのツッコミをした。

 

コウキ「いや……本当にマジか……」

 

ユウキ「なにが出たの?」

 

コウキ「……ダイヤモンド」

 

キリト・ユウキ「「…………へっ?」」(゜Д゜)?

 

コウキ「ほらアイテムドロップの覧に書いてあるだろ」

 

ユウキ「……ホントだ……それって高く売れるレアアイテムじゃあ……確かレア装備がいくつか買えるぐらいの価値があったはずだよ」

 

コウキ「兄貴が喉から手が出るレアアイテムってこった……はい送信」

 

コウキはキリトにダイヤモンドを送った。

 

キリト「い、いいのか?」

 

コウキ「おうよ、ユイちゃんに渡してやんなよ」

 

キリト「……わかった、ありがとうな」

 

コウキ「かわりにシルバーストーンとサファイアをあるだけくれよな」

 

装備を強化するのに沢山必要なんだよなぁ~っと言うコウキにキリトは……

 

キリト「わ、わかった……」

 

苦笑いしながら答えた。

 

ユウキ「高くついたね……」

 

キリト「……まぁこれもユイのためだ……」

 

コウキ「そうそう、愛するユイちゃんの為だよ、さてじゃあこの階をマッピングを終えたらさっそくユイちゃんに届けるか」

 

ユウキ「そうだね」

 

キリト「じゃあもうひと頑張りしますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アークソフィア、転移門前広場

 

シュイイーーン!!

 

コウキ「到着~」

 

キリト「今日はありがとうな」

 

ユウキ「別にいいよ、ユイちゃんにいいおみやげできたし」

 

ユイ「あっ!お帰りなさいです!」

 

コウキ「おっ!噂をすればだな」

 

転移門前広場にちょうど来たらしいユイがこっちに気づいた!

 

ユウキ「ただいまユイちゃん」

 

キリト「ほらユイが言ってた宝石、取ってきたぞ」

 

ユイ「わあ!ありがとうございます!」

 

コウキ「ほらキリト、今回の成果をユイちゃんに見せなさい」

 

キリト「ああ……ほらユイ」

 

キリトはダイヤモンドをオブジェクト化した

 

ユイ「わっ!こ、これ、ダイヤモンドじゃないですか!」

 

キリト「ああ、ユイがいつもいい子にしているから神様(コウキ)が出してくれたんだよ」

 

コウキ「ドヤッ」

 

コウキはこれ以上にないほどのどや顔をした!

 

ユウキ「うわ~……」

 

そんなコウキにちょっと引くユウキ……

 

ユイ「で、でも、いいんですか?ここまで高価な石じゃなくても……」

 

ユウキ「いいだよ、ボクたちはユイちゃんのためにこれを見つけてきたんだから」

 

コウキ「そうだよ、だから受け取ってくれ」

 

ユイ「ユウキさん……コウキさん……ありがとうございます!わたし、ものすごくうれしいです!!」

 

ユイはダイヤモンドを見て、満面な笑顔を浮かべる姿にコウキたちは……

 

コウキ「……頑張ったかいがあったな」

 

ユウキ「そうだね……」

 

コウキ「ちょっと惜しいって思ったろ?」

 

ユウキ「そっ、そんなことないよ!」

 

コウキ「ほんとか~」ニヤニヤ(°∀° )

 

ユウキ「っ~~……もう知らない!!」

 

ユウキはプンスカ怒って商業区のほうへ歩いて行った!

 

コウキ「ちょ、待てよユウキ!おーい!」

 

コウキは慌ててユウキのあとを追いかけた!

 

キリト「ちょっと置いていくなよ!……またあとでなユイ」

 

ユイ「はいまたあとでです、パパ!」

 

キリトはユイと別れ、コウキたちを追いかけていった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商業区

 

ユウキ「♪~」

 

コウキ「はあ……とんだ出費だ……」

 

キリト「あっはは……」

 

コウキはユウキのご機嫌を直すために人気のあるクレープ屋に行き、そこで割りと高い部類に入るミックスベリーのクレープをユウキに、自分には果肉入りイチゴソースやクリームがたっぷり入っているダブルストロベリーを、キリトはスタンダートなチョコレートのクレープ(自腹)で一緒に食べていた……

 

ユウキ「コウキ」

 

コウキ「ん?なんだ?」

 

ユウキ「えっへへ、ボクね……こうやって歩きながらクレープ食べるのずっと夢だったんだ」

 

コウキ「そうなのか、よかったな」

 

ユウキ「うん!」

 

リーファ「あっ!キリト君にコウキさんにユウキ!」

 

ユウキ「あんれ?リーもぐもぐ」

 

コウキ「食べてから喋りなさい」

 

リーファ「あっはは……」

 

食べながら喋ろうっとするユウキにコウキはすかさずツッコミを入れ、それを笑うリーファ……

 

リーファ「で、ちょっと訊きたいことがあるんだけど……この「ホーンフロッグの肉」ってアイテム、どうやって使うのかな?」

 

キリト「ん?こ、これは……S級食材じゃないか!よく手に入ったな……」

 

コウキ「……フロッグって……」

 

リーファ「珍しいの?」

 

コウキ「前にクラインが取ってきた「フライングバッファローA5肉」を例えると分かるかな?」

 

リーファ「なるほど、あれぐらいの美味しさの食材なのか……」

 

キリト「こいつはS級食材だからな、煮てよし、焼いてよしのはずだ」

 

リーファ「へぇ……」

 

キリト「……よし、さっそくアスナのところに持って行って料理してもらおう」

 

リーファ「む……」

 

コウキ(あっ、リア充センサー感知)

 

キリト「出来上がったら少しでいいから恵んでくれ……いやください」

 

ユウキ「ちょっとキリト!」

 

キリト「なんだユウ……リーファ?」

 

ユウキが指差しほうへ向くと……ゴッゴッゴッ、っと怒りのオーラを出すリーファの姿が!

 

リーファ「キリト君っていつもアスナさんに手料理をご馳走になっているの?」

 

キリト「え?ああ、まあ前は一緒に暮らしていたわけだしな、今だって同じようなものだけど」

 

コウキ「まあ俺やお嬢と同じ料理スキルカンストだからな、下手したら俺らしかいないんじゃね?」

 

リーファ「ふうん……ふうん、そうなんだぁ……ふうん」

 

キリト「ス、スグ?」

 

コウキ(やべ、コレプッツンするわ)

 

リーファ「アスナさんのところに持っていくのはやっぱりやめ」

 

キリト「へ?」

 

リーファ「お兄ちゃん、あたし、自分でやる!」

 

ユウキ「リ、リーファ!?」

 

コウキ「や、やめるんだリーファ!!またあのときの惨劇を起こす気か!?」

 

あのときの惨劇……

 

コウキ『……あむっ』

 

パク……

 

リーファ『どっ、どうですか?』

 

コウキ『………………ぐげええええぇぇぇぇえ!!?ぶっぼぅるぎゃぎょぎょぎょぐげええええぇぇぇぇえ!!ぶっぼぅるぎゃぎょぎょぎょ!?!?』バタッ!!

 

ユウキ『コ、コウキーー!!!?』

 

リーファ『ご、ごめんなさーい!!』

 

……………………

 

リーファ「だ、大丈夫ですよ、きょ、今日こそはかならず!!」

 

コウキ「それはフラグだよリーファ!?」

 

キリト(なにをやらかしたんだよスグ…………)ゴクリッ……

 

ユウキ「ボ、ボクもやめたほうがいいなと思うなぁ…」

 

リーファ「…………だって……アスナぱっかりずるい、あたしだってお兄ちゃんに手料理食べてほしいの!」

 

そう断言するリーファの言葉にコウキとユウキは…

 

コウキ「……だってよお兄ちゃん」

 

キリト「へっ?」

 

ユウキ「……だね、あそこまで言われちゃたんじゃあ食べてあげないとね」

 

キリト「えっ?」

 

コウキ「リーファ~頑張れ~(棒読み)」

 

リーファ「うん!頑張る!」

 

キリト「あっ、ああ……」

 

ユウキ「キリトがんば!」

 

コウキ「そして食べきれ(死○)」

 

キリト「……俺……生き残れるかな?」

 

コウキ「すかさずフラグ(死亡)を立てるなんてさすがお兄さま」

 

キリト「帰れ」

 

そうして一行はエギルの店に戻って行った……

 

ユウキ「ねぇコウキ、フロッグってなんだっけ?」

 

コウキ「……ゲコゲコカエル」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「大丈夫、日本のどこかでカエルを刺身で食べたり鍋で食べたりする県があるようだから(メタ○ギア3知識)……たぶん」

 

ユウキ「…………キリトドンマイ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

調理後……キリトの部屋

 

それぞれ部屋着に着替えてキリトの部屋に来ていた、そこには……

 

キリト「あーその……」

 

リーファ「ごめんなさい……」

 

皿の上には真っ黒焦げの肉が乗っかっていた……

 

ユウキ「……だよね……(汗)」

 

コウキ「……見事なコゲ肉だな……(汗)」

 

キリト「い、いや、これはこれでなかなか味が……」

 

リーファ「ううん、こんな丸焦げになっちゃたし、身体に悪いよ」

 

キリト「いや、現実の身体じゃないんだから健康に問題ないさ、それにもしもの事があったとしても街の中ではダメージを受けないんだ、少なくとも死にはしないはず……たぶん」

 

コウキ「うん、死にはしない……死にはしないけども」

 

ユウキ「コ、コウキ……」

 

リーファ「で、でも……」

 

キリト「いただきます」パクっ

 

リーファ「あっ」

 

コウキ・ユウキ「「くっ、食った!!」」

 

キリト「……うん、いけるいける」

 

コウキ「なん……だと……?俺も一口!」パクッ!

 

リーファ「お兄ちゃん……」

 

キリト「ほら、スグもしゅんぼりしてないで一口食べてみろよ……意外とこれ、うっ……!」

 

ユウキ「キ、キリト?」

 

キリト「ぐぐっ、い、意外と……なかなか……強烈、で……」

 

リーファ「え?お、お兄ちゃんの状態が毒……?」

 

コウキ「アバババババババ(ky」(((´゚ω。`)))

 

ユウキ「コ、コウキの状態が麻痺に!?」

 

キリト「え……S級食材の毒って……「圏内」でも有効なのか……?」

 

コウキ「アバババババババア!!?」バタッ!!

 

キリト「睡眠PK以外にもこんな方法があると……は……」バタッ!!

 

ユウキ「コ、コウキ!コウキィイイ!?」

 

リーファ「お兄ちゃん!お兄ちゃん!?」

 

……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキの部屋

 

コウキ「うぅ……」

 

ユウキ「大丈夫?コウキ……」

 

クル「クルゥ……」

 

あのあとすぐさまコウキの部屋に行き、お留守番をしていたクルを連れて来てコウキを部屋に連れて行った……

 

ちなみにキリトは倒れた自室でリーファに看病してもらっていた。

 

コウキ「さ、寒い……」

 

ユウキ「えっ?ああ毛布、けど何処に?」

 

クル「クル!」

 

ユウキはキョロキョロ見回すがなにも見つからずにいるとクルはベットに飛び乗り、コウキの腕と腕の間に入り込み、寝だした……コウキはそれをギュっと抱き締めた。

 

ユウキ「なるほどね……」

 

コウキ「…………」ブルブルブルブル

 

ユウキはそれを見て納得したがまだコウキの身体は震えていた……

 

ユウキ「…………よし!」

 

するとユウキはベットに入りそこで横になり、コウキの背中に抱き締めて寝だした……

 

ユウキ「これで温かくなるかな……?」

 

ユウキ(コウキはいつもボクのために頑張ってくれている……だからこれぐらいしないとね)

 

コウキ「…………Zzz」

 

ユウキ(……身体の震えは止まったな……よかった……ふわ……ボクもねむ……く……なっ……て)

 

ユウキ「……Zzz……Zzz……」

 

コウキ「……Zzz……Zzz……」

 

クル「クルル……クルル……クルル……」

 

そのまま二人と一匹はその日を終えた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝

 

チュンチュンチュン

 

コウキ「……Zzz……うっううん……ん?朝か……ってあれ?なんで俺ベットに寝て……ん?」

 

クル「クルル……クルル……クルル……」

 

コウキ「なんでクルが俺の腕の中に……ん?背中にもなにやら柔らかい感触が……」グリン(身体を反転した音)

 

ユウキ「……Zzz……Zzz……Zzz……」

 

コウキ「」

 

身体を反転したことによりユウキの寝顔が真正面に捉える、それをコウキは身体を固くした、内心は……

 

コウキ(くぁwせdrftgyふじこlp!!?)

 

……凄くテンパっていた……

 

5分後…………

 

コウキ(…………よし、落ち着いた……さてこの状況をどうするか……)

 

あれから動けずにいるコウキだったがそのおかげでまだユウキは寝ていた……

 

コウキ(……すり抜いて離脱、……うんそれで行こう)

 

コウキは上半身を海老ぞりのように倒してユウキの手の輪から出ていこうっとした……

 

そうして今手の輪は頭付近にあり、コウキは頭を下げるだけで抜け出せるようになっていた

 

コウキ(…………よし!このまま手の輪から…………)

 

だがコウキの運が悪かった……

 

ユウキ「う、ううん……」ギュ!

 

ムニュ!

 

コウキ(ヒイイイイ!!?)

 

ユウキがコウキの頭を抱き寄せた結果、ユウキの胸に顔を埋めることになってしまった!

 

コウキ(こ、これはやわらかゲフンゲフン、じゃあない!!これはヤバイ、ヤバイよとっつあん!!?)

 

どうにか脱出しようとしたがあまり派手な動きをするとユウキが起きてしまうので最小限の動きで出ようっとするが……

 

結論、ムリ、オワタ\(^o^)/

 

コウキ(ハッハハ……これをキリトは簡単に起こせるのか……ぱねぇ)

 

その後コウキは無心に心掛けて、目の前の事を現実逃避をした……

 

コウキ(これは肉まん、これは肉まん、これは肉まん……肉まんが2つ顔に付いているだけだぁあああ!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30分後……

 

ユウキ「……Zzz……う、うにゃ?……ボクはあのまま寝ちゃって…………ん?」

 

コウキ「…………」チーン……

 

ユウキ「」

 

ユウキ(あ、あれボク、コウキの背中に抱いて寝ていたのになんでコウキの顔がボクの胸に挟まって……///)カアア

 

ユウキ「う、うわあああああああ!!!?」ドンッ!!

 

コウキ「あべし!?」

 

ドタッン!!

 

おもわずコウキを強く押し退け、そしたらコウキは頭からベットに落ちた!

 

ユウキ「コ、コ、コウキ!?なんであの……あっそうだ!こ、これにはねねね!!」

 

コウキ「おおお、おちちちつけユウキ!まずは深呼吸だ!話はそれからだ!」

 

ユウキ「わ、分かった!」

 

深呼吸中…………

 

コウキ「すぅ……はぁ……で?なんで俺はここに……確かキリトの部屋でリーファの料理(爆)を食べて……」

 

ユウキ「うん、そのあとシビレて、すぐに倒れちゃって……コウキの部屋からクルを連れてきてコウキを部屋まで運んだんだよ……」

 

コウキ「そうだったんだ……ありがとなクル」

 

クル「クルクル♪」

 

コウキはクルの頭を撫で、クルはそれを気持ちよく、目を細めた……

 

コウキ「……でだ、なんでユウキが俺を背中から抱いて寝ていたんだ?」

 

ユウキ「そ、それはぁ……コウキが寒いって言っていたんだけど毛布の場所なんて知らないし途方に暮れていたんだげど、クルがコウキの腕の中で寝だしたんだよ、暖を出すために」

 

コウキ「ふむふむ……それで?」

 

ユウキ「それでもまだ身体が震えていたからボクの身体で暖めていたんだけど……そのまま寝ちゃって…………」

 

コウキ「…………なあ」

 

ユウキ「なに?」

 

コウキ「他の部屋から毛布とか持ってくればよかったんじゃ…………」

 

ユウキ「……………………その発想は思い付かなかった」

 

コウキ「おい」

 

ユウキ「ご、ごめん」

 

コウキ「いや……」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「…………」

 

コウキ・ユウキ((き、気まずい……))

 

ユウキ「あ、あのコウキ」

 

コウキ「なんだ?」

 

ユウキ「さっき話していた通り、ボクはコウキの背中に抱き締めて寝ていたけど……なんで……ボ、ボクの胸の中に……?」

 

コウキ「そ、それはだな、ユウキが起きる前に俺も起きたんだが……状況こそ分からなかったがどうにか抜け出そうっとしたんだが……あともうちょいですり抜けるところでユウキが……」

 

ユウキ「抱き寄せたと?」

 

コウキ「そう……」

 

ユウキ「つまり自分で無意識にやってしまったと?」

 

コウキ「そう……だな……」チラッ

 

ユウキ「////////////////」ボッ!!

 

コウキ「……………………(汗)」タラッー……

 

ユウキが顔を真っ赤に染まり、目を回す中、コウキは顔を真っ青にし、絶望に染まっているそのとき!

 

ぐぅううう~~~~…………

 

コウキ・ユウキ「「あっ……」」

 

コウキ「……そういや、リーファの料理以外になにも食べてなかったな……」

 

ユウキ「ボ、ボクが作ってくるよ」

 

コウキ「そ、そうか?すまないが頼む」

 

ユウキ「う、うん、ちょっと待っててね」

 

ガチャ!バタン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5分後

 

ガチャ!

 

ユウキ「お待たせコウキ」

 

コウキ「ああ、おっ!ネギに玉子のおかゆか」

 

ユウキ「うん、あんなことがあったから重いものはやめたほうがいいっとおもって」

 

コウキ「助かる、では頂きます」

 

ユウキ「どうぞ」

 

コウキ「ふー……ふー……はむ」

 

ユウキ「ど、どうかな?」

 

コウキ「……おいしいよ、うん、おいしい」

 

ユウキ「よ、よかった」ぐぅううう……

 

コウキ「…………」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「ほら、あーんしろ」

 

ユウキ「い、いいよ別に」ぐぅううう……

 

コウキ「そんなに腹を鳴らしてるのにか?」

 

ユウキ「けどそれはコウキの分……」

 

コウキ「俺なら大丈夫だ、ほらあーん」

 

ユウキ「あ、あーん……」パクっ

 

コウキ「どうだ?」

 

ユウキ「……うん、ありがとう」ニコッ

 

コウキ「あっ…………」ドキッ

 

ユウキ「?どうしたの?」

 

コウキ「い、いやなにも……」プイッ

 

ユウキ「?」

 

首を背けるコウキに?マークを浮かべるユウキ、そんなコウキはとゆうっと……

 

コウキ(あれ?ユウキってこんな可愛かったけ?いやいや確かに一緒にいて楽しいけどよ……あくまでお嬢の妹さんであってだな……助けてクラインの兄貴!?)

 

空想クライン(…………リア充氏ね)

 

コウキ(そんな殺生な!?)

 

ユウキ「???」

 

今度は頭を抱えてジタバタするコウキに首を傾けて?マークを出すユウキだった……

 

そのあとはキリトとリーファが部屋に来て、リーファが謝罪をしに来た、コウキはそれを「もう無謀な挑戦は止めてくれ」っと約束させたのであった……




8000文字到達したよ……待たせたなぁ感想よろしくお願い致します!


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ストレアを追え!その1

お気に入り登録150人到達!ありがとうございます!

今回は少し少なめですがストレアイベントです!ではどうぞ!


前回のあらすじ、誰の頭がサ○エさんだってぇ!!

 

ユウキに看病してもらったその日のお昼にボス部屋を発見し、準備を終えたのちすぐにボス攻略を始めた。

 

ボスはギルティーサイスって名で、見た目はまんま死神、攻撃方法も鎌を使った攻撃が主だった……デバフ付きの鎌攻撃は厄介だったもの相手の弱点である打撃、つまりリズや俺の持つ片手棍には……特に俺なんかには無駄無駄な相手だった、だがLAは兄貴に取られたちきしょい

 

そんなこんなで81層に到達し、すぐさまアクティベートをして、アークソフィアに帰ってきたときの話……

 

アークソフィア・転移門前広場

 

ハンク「さあて、帰ったら酒酒!」

 

リズ「お疲れキリト、またあとでね」

 

キリト「ああ、またあとでな」

 

コウキ「さりげなく俺には言わないところが酷いところ」

 

ユウキ「姉ちゃん、またあとでね」

 

ラン「ええ、またね」

 

それぞれに別れて行き、広場にはキリトにコウキにユウキしかいなかった……

 

 

コウキ「あーああ、また骨折り損だよ……」

 

ユウキ「ハンクさん、危険覚悟でソードスキルを叩き込んで行ったからね」

 

キリト「それをきっちりこなすところはさすがだよ」

 

コウキ「ケッ!あのやろ……次には必ず俺が!」

 

ユウキ「おお……闘志を燃やしているよ……」

 

キリト「あっはは、俺も負けてられないな、ん?」

 

コウキ「どうした?」

 

キリト「あれはストレアか?」

 

ユウキ「あっ、本当だ、ストレアだ」

 

キリト「…………ちょっと探りをいれてみるか」

 

コウキ「なんだって?」

 

ユウキ「キ、キリト……それはぁ……」

 

キリト「……それに、毎回つけまわされてる仕返しだ」

 

コウキ「それが本音か、情けな」

 

ユウキ「うわぁ……」

 

キリト「う、うるさいなぁ!あっどこか移動するようだ、追いかけよう」タッタッタッ

 

コウキ「……やれやれだぜ」タッ、タッ、タッ……

 

ユウキ「……って待ってよーう!!」

 

ストレアのあとを追いかけるキリトが向かった先を追いかるコウキたちだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商業区

 

ストレア「…………」

 

キリト「まだ気づかれてないみたいだな」

 

ガサッ!

 

コウキ「そのようだな」

 

ユウキ「そうだね、モグモグ」

 

キリト「…………なぁ」

 

コウキ「なんだ?」

 

キリト「なんでバンダナに枝木二つ挟んで植木に隠れているんだ?」

 

コウキ「変か?」

 

キリト「変以外に何者でもない」

 

ユウキ「そうだね、グビグビ」

 

キリト「……そうゆうユウキも」

 

ユウキ「なに?」

 

キリト「なんであんパンと牛乳を持って柱に隠れているんだ?」

 

ユウキ「えっ?捜査の基本装備じゃあないの?」

 

キリト「どこの刑事ドラマだよ……誰が教えた……」

 

コウキ「わたしだ」

 

キリト「おまえだったか」

 

ストレア「…………」タッタッタッ

 

キリト「って行ってしまう」

 

コウキ「追え追え!」

 

キリト「お前のせいだろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストレア「!」フイ!

 

コウキ(あぶっ!)

 

ストレアはなにか感ずいたように後ろに振り向いた、コウキは間一髪隠れられた!

 

キリト(…………っと、あぶないところだった)

 

ユウキ(だね……)

 

コウキ(移動するぞ、行こう)

 

キリト(ああ)

 

ユウキ(うん)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストレア「…………♪」

 

ユウキ「…………なんかずいぶん機嫌がいいみたいだね」

 

キリト「どこに行くつもりなんだ?なあコウ……キ?」

 

ユウキ「どうしたの……ってコウキがいない!?」

 

キリトたちの後ろにいたはずのコウキが姿を消した!

 

キリト「………飽きてどこかに行ったのか?」

 

ユウキ「もう!コウキは勝手だなぁ………」

 

キリト「とりあえずストレアを追おう」

 

ユウキ「OK!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商業区・路地裏

 

ストレアは路地裏に入り、ある建物の前に止まった……

 

ユウキ「止まったね……」

 

キリト「あの建物は……宿屋?」

 

ストレア「ようこそ、アタシの家に!」

 

キリト・ユウキ「「えっ!?」」

 

ストレア「ほら二人とも!そんなところに隠れてないでこっちに来て!お茶用意するから上がってってよ!」

 

キリト「なんだ……バレてたのか」

 

ユウキ「そのようだね」

 

ストレア「はじめっからね!………けどその前に……えいっ!」ヒュン!

 

ボスッ!

 

???「げふっ!?」

 

ストレアが足元に落ちている石ころを「ダンボール」に目掛けて投げて、石はダンボールを貫通するとダンボールの中から声が聞こえた!するとダンボールからコウキが出てきた!

 

ユウキ「コ、コウキ!?」

 

キリト「またそれを使ったのか……」

 

コウキ「なぜ気づいたし……」

 

ストレア「ここの周辺にダンボールなんて無いよ♪木箱かなんかに隠れるべきだったね♪」

 

コウキ「なるほどね」

 

キリト「てかコウキ、お前途中居なくなっていたよな?」

 

コウキ「あれか?あのとき既にストレアは俺たちに気づいたぽかったから1度キリトたちから離れてストレアの行き先をある程度予測して先回りしたんだよ」

 

ユウキ「なるほどね」

 

ストレア「ねぇねぇ!そんなことより早く早く!」

 

コウキ「さて、どうする?お誘いに乗るか?」

 

ユウキ「ボクはいいよ」

 

キリト「……じゃあごちそうになろうか」

 

そうしてコウキたちは宿屋の中に入って行った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストレアの部屋

 

ガチャ!

 

ストレア「どうぞ、入って入って!」

 

コウキ「おじゃまします」

 

キリト「ここで宿を借りて生活しているのか……って、これは……」

 

ユウキ「わあ……!!」

 

ストレア「ん?この部屋なにかおかしい?」

 

コウキたちが見た先には色々な可愛い小物が置いてあった!

 

キリト「い、いや……そんなこともないけど、ちょっと意外というか……ずいぶんとカワイイ感じだな……もっと大人っぽい部屋を想像していたよ」

 

コウキ「あっ!これなんかピナじゃないか」

 

ユウキ「コウキ!これクルじゃない!」

 

コウキ「………なんで骨董品屋とかで売ってそうな鮭を食わえた熊の木彫り像みたいに骨付きの肉を食わえたクルの木彫り像があんだよ!?」

 

「妙にリアルだなおい!」っと叫びながら感想をするコウキにニコニコ笑いながらキリトのほうに向くストレア……

 

ストレア「大人?ふうん……アタシってそういうイメージなんだぁ……まあとりあえず適当に座ってて!すぐにお茶淹れてくるから」

 

ストレアはそう言い、となりの部屋に入っていった……

 

コウキ「確かにストレアは大人のおねぇさんって感じだからなぁ~」

 

ユウキ「……ボクは?」

 

コウキ「…………とっとこボクっ娘?」

 

ユウキ「なんでハ○太郎みたいになってるのさ!?」

 

コウキ「とっとこ~走るよユウ太郎~(笑)」

 

ユウキ「むきっ~!!」

 

コウキ「あっはは!ちょ、わりといた!やめてって!」

 

キリト「ぷっくく……!」

 

コウキの肩を両手でポカポカ叩くユウキに口を押さえて笑うキリト……するとお茶淹れてに行ったストレアが戻ってきた!

 

ストレア「お待たせ!ずいぶんと楽しそうだね!」

 

コウキ「いやいつものこと……ほう……美味しそうなお茶だな……そうだ!まえに色々な食べられる木の実を拾ったから木の実のクッキーを作るか!」

 

ユウキ「あっ!そうだね、あれならすぐに作れるしね」

 

コウキ「ストレア、ちょっと台所使っていいか?」

 

ストレア「うん、いいよ」

 

コウキ「じゃあさっそく作ってくるか」

 

二人はストレアが入ってきたところに入り、台所で調理を始めた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5分後……

 

コウキ「お待たせしました」

 

ユウキ「「彩り緑の木の実のクッキー」です!」

 

ストレア「わぁ!美味しそう!」

 

キリト「…………」グッテェ……

 

コウキ「…………なんでぐったりしているんだ?」

 

キリト「……いや……なんでも……」

 

ストレア「そんなことより早く食べようよ!」

 

コウキ「……そうだな、では御上がり!」

 

ストレア「はむ!う~ん!美味しい!」

 

コウキ「……うむ、中々のデキだな」

 

ユウキ「うん!このナッツみたいなクッキーがいいなぁ」

 

キリト「…………このクッキー噛みごたえあるなぁ……」

 

その日はゆっくりっとお茶を飲みながら談話して楽しく過ごし、帰ろうとするとストレアは「そのうち会いに行くし、またうちに遊びに来てね♪」っと言い、俺たちはそれを約束した……たまにはこうゆっくりっとした日は悪くないっと思った。




はてさてなんでキリトはぐったりしていたのか、ゲームで確認してください!では次回をお楽しみに!


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ザ・妹選手権!!理想の妹はなに!!

遅れてすみません!予定が重なってもうた……

さて今回は……ホロウフラグメントを書くのにずっと待っていた……この話を書くのを!!(°ω° )クワッ!!ではどうぞ!!


前回のあらすじ、突撃!!ストレアの部屋!!

 

今回はストレアの部屋に遊びに行った日からすぐの出来事、何気ない話から発展した出来事だった……

 

 

 

エギルの店……

 

リーファ「キリト君」

 

キリト「ん?どうした?」

 

リーファ「この新しいメニューなんだけど試してみた?」

 

キリト「チーズマフィン?俺は頼んだことないな」

 

リーファ「ふーん、じゃあ頼んでみよっかな、うちでは時々食べてたよね、マフィン」

 

キリト「ああ、そういえば」

 

リーファ「SAOの料理って現実とは結構かけ離れた味がしたりするから、どうしようかなぁ……」

 

キリト「マズかったらマズかったで面白いから試してみろって」

 

リーファ「なによそれ!!マズかったらキリト君の料理と交換ね!」

 

キリト「なんでそうなるんだよ」

 

……………………

 

ユイ「リーファさんとパパは本当に仲がいいんですね」

 

兄妹の微笑ましい光景を見てたいつものメンツ……ユイはキリトとリーファを見てそう言った。

 

リーファ「え?そ、そうかな……?」

 

キリト「ま……まあ、確かに向こうにいたときよりはそういうところがあるかもだけど……」

 

アスナ「ふたりだけの気安い距離感があるよね」

 

リズ「うんうん、キリトが一番打ち解けてるのってやっぱりリーファなのよね」

 

キリト「まあ、一緒に生まれ育った兄妹だからな」

 

ユウキ「けど同じ性別同士で兄弟だと」チラッ

 

……………………

 

コウキ「ふぅ……やっぱり静かにゆっくりしているときは紅茶が一番だな……」

 

ドガッ!

 

すると突然、コウキのとなりの席に音を立てながらイスに座るハンク

 

ハンク「おいエギル、紅茶割りお酒とかあるか?」

 

エギル「ああ、あるぞ」

 

ハンク「じゃあひとつくれ」

 

エギル「あいよ、少し待ってな」

 

コウキ「……」

 

ハンク「ん?ああ、なんだ愚弟か」

 

コウキ「…………静かにお茶してたのに音を出すわ、朝から酒を飲むわ、紅茶割りなんて不愉快なものを飲もうとするわ、挨拶が「ああ、なんだ愚弟か」だ?」

 

ハンク「ああん?」

 

コウキ「こんな、兄をもった俺はなんとも……ハァ……」

 

ハンク「おい」

 

コウキ「……なんだよ」

 

ハンク「文句言うなら真っ正面で言えや?愚痴を聞きに来たんじゃあねぇぞ?」

 

コウキ「真っ正面で言ったら言ったでめんどくさいし、今話している時点でもめんどくさい……」

 

ハンク「……めんどくさいがり屋が」ボソッ

 

ぷちっ

 

コウキ「お前が言うかああああ!!」

 

そう言って殴りかかるコウキ!!だが!!

 

ヒュ

 

ハンク「フン!!」

 

バキッ!!

 

コウキ「あべし!?」

 

ドンガラガシャーン!!

 

コウキのパンチを首を曲げただけで避け、そしてハンクは裏拳をコウキの顔に叩き込み、コウキはカウンターのイスを巻き込みながら吹き飛ばされた!!

 

みんな(一部を除く)「「「「(゜Д゜;)」」」」

 

エギル「……またか、ほらよ」カタッ

 

ハンク「いつものことだろ?サンキュな(クイッ)うぅん!旨すぎる!!……さて」ガタッ

 

エギルの持ってきたお酒をクイッと飲み、イスから立ち上がってコウキのほうに歩いてゆく……

 

ハンク「毎度……言ってるけどよ……おまえの敗因はたったひとつ、シンプルな答えだ……」

 

コウキ「ち、ちきしょ……う……」

 

ハンク「お前に、兄には勝てない」

 

コウキ「……俺も毎度……言ってるけどよ……セリフを混ぜる……な……ガクッ」

 

……………………

 

ユウキ「…………」

 

ラン「あれが彼らなりの兄弟として仲のよさなんでしょう?ほらケンカするほど仲がいいって」

 

リズ「いや……あれマンガかアニメのワンシーンみたいになっているけど……」

 

リーファ「あ、あっはは……」

 

シリカ「……にしてもキリトさんとリーファさんの関係……ちょっと羨ましいです……」

 

リーファ「や、やだなあみんな、兄妹っていってもいいことばかりじゃないよ?お互いにいいところも悪いところも全部筒抜けだし……」

 

コウキ「それは確かに」

 

ユウキ「うわぁ!?びっくりした!!大丈夫だった?」

 

コウキ「頑丈なのが取り柄だ」

 

ラン「しかし、お互いにいいところも悪いところも全部筒抜けってところは同意します」

 

シリカ「でも……それを差し引いても羨ましいですよ、その仲の良さは」

 

コウキ「だな」

 

ユイ「仲の良さですか……」

 

ユウキ「ユイちゃん?」

 

ユイ「それじゃあ、ためしにみんなにでパパの妹になってみたらどうでしょう?」

 

シリカ「え?」

 

コウキ「ハッ?」

 

アスナ「……それって、どういうこと?」

 

ユイ「だからリーファさん真似てパパの妹として振る舞ってみるんです」

 

ハンク「はぁ……」

 

ユイ「そうすればみんなリーファさんと同じくらいパパと仲良しになれるはずです!」

 

リズ「なるほど、要するにごっこ遊びってことね……ちょっと面白そうかも」

 

ユイ「きっと楽しいですよ、わたしもママもリズベットさんもシリカさんもシノンさんもユウキさんもランさんもみんなパパの妹です!」

 

ユウキ「え?ボクも?」

 

ラン「私もですか……」

 

ユイ「あっ!リーファさんはご指導をお願いいたします」

 

リーファ「え?あ、あたしが指導?」

 

ユイ「わたしたちはパパの妹初心者ですからちゃんと妹ができているか、ベテラン妹としてチェックしてください!」

 

ハンク「ベテラン妹ってなんだwww」

 

リーファ「う、うん……わかった」

 

コウキ「あっ!俺審査員兼実況者やるよwww盛り上がってきたwwwあっ妹は出来ないけど弟としてやろうか?www」

 

キリト「帰れ」

 

ユイ「そういうわけでお兄ちゃん、これからよろしくお願いします!」

 

アスナ「わたしも一応リアルで妹なんだけど、キリト君の妹だとどんな感じかな……」

 

ユウキ「それを言ったらボクもなんだけどね……キリトが兄なら……兄ちゃんでいいかな」

 

シリカ「キ、キリトお兄ちゃん…………ダメ!ダメです!恥ずかしすぎます!」

 

リズ「お兄ちゃん……むむむ、お兄ちゃんか……兄貴のほうが恥ずかしくないかな……」

 

ハンク「呼んだ?」

 

ラン「呼んでませんよ、……あまり普段っと変わらないようなぁ……」

 

キリト「な……なんか想像以上にむず痒いな」

 

シノン「…………」

 

コウキ「さあってそれぞれイメージが固まってきたようなので始めましょう!」

 

それそれのタイミングで始めてくださいっと言ったらトップバッターはシリカ!

 

シリカ「キリトお兄ちゃん、宿題でわからないところがあるの……とか、ど、どうでしょう?」

 

コウキ「おおっと!シリカ選手、ベタな「宿題でわからないところがあるの……教えてくれない?」を出した!!一番多く使われるのは夏休みや冬休みで宿題が多いときに使われるものだああ!!」

 

キリト「ああ、その……いいんじゃないかな」

 

コウキ「うわ、キリト審査員、閉まらない言葉!もう少しいいかたないのか!」

 

シリカ「ほんとですか?やりました!」

 

コウキ「だがシリカ選手は満足そうだ!」

 

リーファ「なるほど……あたしも向こうに戻ったらやってみよ……」

 

コウキ「ってリーファ審査員!?教える側が教わってどうするんですか!?」

 

ユイ「お兄ちゃん、今日は一緒に寝ましょう!」

 

コウキ「おおっと!ここでユイ選手が出たぁ!!ってそれはぁ……」

 

リーファ「ちょ、ちょっとユイちゃん!妹はお兄ちゃんと一緒には寝ないんだよ!」

 

キリト(前一緒に寝てたよな?)

 

ユイ「あれ、そうなんですか?」

 

リーファ「まあ、……小さい頃はそういったことをあったけど……」

 

ユウキ「あっボクもあったね!」

 

ラン「確かにあったわね……」

 

キリト「まあ、ユイは小さいからいいんじゃないか」

 

ユイ「わーい!お兄ちゃん大好きです!」

 

リーファ「ユイちゃんはパパがお兄ちゃんに変わっただけというか……」

 

ユイ「むぅ……むずかしいです……もっと妹の情報を集めなくてはいけないですね」

 

ユウキ「兄ちゃん!前に兄ちゃんが好きなものいくつかがあったから今度見に行こうよ!それでだけどボクの服も……見てくれないかな?」

 

キリト「おっ、おう……」

 

コウキ「ここでユウキ選手の登場!兄の趣味を探してあげて、さらには自分のことも兄に選ばせるなど!これはポイントが高い!!さすが甘えん坊!!」

 

ユウキ「ちょっ!コウキ!?」

 

リーファ「そうか……それならお兄ちゃんとショッピングに連れてくることも……」

 

コウキ「どうやらリーファ審査員も中々の様子だぁ!」

 

ラン「兄さん、なにか手伝えることありますか?私に出来ることならなんでも言ってくださいね?」

 

キリト「あ、ありがとう……」

 

コウキ「今度はラン選手だぁ!お兄さん想いのおしとやかなお世話好きの妹キャラを演じているぅ!!こんな妹がいたらその兄はシスコン間違いなし!!さすがお嬢!!あんな兄貴の元にいるだけある!!」

 

ラン「ちょ///コウキさん!!」カアッ……!

 

ハンク「おいこらあんな兄貴って俺のことか!」

 

コウキ「さてここらで……」

 

ハンク「あん?」

 

コウキ「ほら兄さん!いつまでベットのなかでネットしているんだ!?ベットから出て、布団を干して、洗濯物を出して、外に出なさい!!まったくこの引きこもりの兄さんは……天気がいいんだからクルと散歩してこい!いいね!?」

 

リーファ「えっ……と……コウキさん?どうゆう設定で?」

 

コウキ「限りなくキリトの生活ぷりを想像してたら……そこでの俺の立ち位置がこうなった」

 

リーファ「確かに……けど……なんかコウキさんの場合だと……」

 

シノン「……前から思ってたけど……コウキってオカンみたいなところもあるわよね」

 

リズ「確かにコウキってオカンだわね」

 

ユウキ「オカンだ」

 

ラン「オカンですね」

 

アスナ「オカンだよね」

 

ハンク「悪寒だ」

 

シリカ「オ、オカン……」

 

コウキ「誰がオカンだ。ってか悪寒って言った奴ちょっと来いや」

 

ハンク「とりまサーセンwww」

 

リズ「ちょっと兄貴!あたしという可愛い妹をほっぽって他の子にかまけてるってどういうこと?」

 

キリト「うおっ!?なんだリズか……」

 

コウキ「今度はリズ選手だぁ!!」

 

リズ「ほらほら兄貴!可愛い妹の肩揉んで、おやつをご馳走して、心を込めて!妹を可愛がれー」

 

キリト「おまえ……あのなあ……」

 

リズ「うんうん……苦しゅうない、苦しゅうない」

 

リーファ「あたし、いつもそんなふうに見えてるの……?」

 

コウキ「いや……たぶん、超わがままな妹キャラを演じてるみたいだが……最後の妹キャラじゃなくね?」

 

リズ「確かに違うわよ、ただあたしがこうしたいだけ」

 

キリト「リズが妹じゃなくてよかったよ……」

 

コウキ「こんな妹イヤや……」

 

ユイ「ダメですよ!妹になるのが目的なんですから!」

 

ユウキ「あっ、ユイちゃん」

 

ユイ「今、妹のあるべき姿の情報を集めてきました!」

 

キリト(さてはユイ……SAOのデータベースかなにかアクセスでもして調べたか?)

 

ハンク「ほう……どんなだ?」

 

ユイ「もっと素直にお兄ちゃんを好きな気持ちを表現してください!」

 

コウキ「……ほへ?」(・ω・`)?

 

リズ「お、お兄ちゃんを好き!?」

 

ユイ「妹というものは、寝坊したお兄ちゃんを起こしたり、毎朝お弁当を作ってあげたり、なにもない所で転んだりするものなんです」

 

コウキ「ユイちゃん……それは妹やない(二次元)妹や」

 

ハンク「最後なんか、ドジっ娘だしな……」

 

ラン「詳しいですね……」

 

ハンク「コウキの本知識」

 

ユウキ「コウキ?」

 

コウキ「いや、そういうジャンルを見てんじゃあなくて、そういうのも出てくる本を見てるだけだから!?」

 

ユウキ「ふ~ん……」

 

コウキ「信じてねぇ……」

 

ユイ「そして、お兄ちゃんのお嫁さんになりたいと思っているんですよ」

 

リズ「そ、そうだったの!?」

 

リーファ「ないないないないない!そんなこと!絶対ないから!!」

 

コウキ「えっ?」

 

リーファ「コウキさんも「嘘だろ」みたいな顔するのやめてください!!」

 

キリト(どんな情報にアクセスしたんだユイ!)

 

ユイ「それじゃあ、リズベットさん、もう1度頑張ってみてください!」

 

コウキ「テイク2、どうぞ~」

 

リズ「え、ええっ!?Σ(゜Д゜)……もう、しょうがないわね」

 

コウキ「www」

 

リズ「お……お兄ちゃん」

 

キリト「な、なんだ?」

 

コウキ(お、雰囲気でてきた。)

 

リズ「ごめんね、わたしが身体が弱いばっかりにお兄ちゃんに迷惑ばっかりかけて……」

 

ユウキ「!」

 

コウキ「?」

 

キリト「なんの話だよ!」

 

コウキ「どうやら病弱な妹って設定のようだけど……そうかい?」

 

リズ「そ、そうよ!……お、お兄ちゃん……もし……もしわたしが今度の誕生日を迎えられたら……その時は……」

 

ラン「そ、その時は?」

 

リズ「わたしのことお嫁さんにしてくれる?」

 

コウキ「ぶっ!!」

 

キリト「リ、リズ……」

 

リズのセリフにコウキは吹いたがキリトは役にのめり込むような声色を出した……

 

リズ「わたしたち兄妹だけど……お兄ちゃんのことが好きなんだもん……ダメ……かな?」

 

すると突然!!

 

アスナ「ダメに決まってるでしょ!なにやってんのよリズ!」

 

リズ「いや……なんかやっいるうちに楽しく鳴ったきちゃって」

 

ラン「けど凄かったですよ!まるでそういう劇を見ているかのようでした!!」

 

ユイ「リズベットさん!すばらしい妹でした!!」

 

リーファ「なんかだんだん、よくわからない展開になってきてる……」

 

コウキ「リーファよ、もとからだ。」

 

アスナ「ほら、お兄ちゃん!注文してたチーズマフィンがきたよ、食べる?」

 

キリト「ああ、ありがとう、うん!いけるなこれ」

 

アスナ「それからチーズケーキも頼んであるよ、きたら一緒に食べようね!」

 

キリト「おお!ナイスアスナ!」

 

アスナ「うふふ、お兄ちゃんはケーキに目がないもんね!今度うちでも作ってあげる!」

 

キリト「ホントか!?楽しみにしてるからな!」

 

コウキ「うわ!?めっちゃ嬉しそう……」

 

リーファ「好物で釣ってる!!みごとな妹だと思います!」

 

ハンク「……リアルでアスナはそうなのか……?」

 

アスナ「キリト君が望むならわたしはこれからずっと妹になってもいいよ」

 

キリト「それは恥ずかしいからやめてくれ……」

 

コウキ「おい、イチャコラするなゴラァ!」(°Д°#)

 

シノン「……………………」

 

ユイ「さあ、残るはシノンさんだけですよ!勇気を出して、妹になってください!」

 

ハンク「…………」スッ……ユ→(・ω・`)))ヽ(・∀・)←ハ

 

コウキ「いや、そのユウキじゃあないから」

 

シノン「……やっぱり……私もやるのね……」

 

コウキ「アキラメロヨォー☆☆!!」

 

ユウキ「なんでカタゴト?」

 

キリト「そんな覚悟しなくても……無理にやらなくていいぞ」

 

シノン「まあいいわ、お兄ちゃん……」

 

コウキ「どうやら、おとなしめの妹のようです」

 

キリト「な、なんだ?」

 

シノン「こんなにたくさん妹がいるけどどの妹が一番好き?」

 

ピシッ!!

 

どこからかヒビが入った音がした……

 

キリト「え、ええっ!?」

 

シノン「そんなに驚かなくてもいいじゃあない、教えてよ、お兄ちゃん」

 

コウキ(シ、シノンのやつ、おとなしそうに見えて実は小悪魔系妹だと!?シノン……おそろしい娘!!)

 

シリカ「あたしも気になります!誰が一番ですか、キリトお兄ちゃん!」

 

リズ「そりゃあたしの迫真の演技でキリトもメロメロよ」

 

シリカ「でも演技じゃあないですか!」

 

リズ「まあ、それをいっちゃ全員演技なんだけどね」

 

シリカ「それはまぁ……そうですけど」

 

コウキ「墓穴掘ったなシリカ」

 

キリト「……だな、実際みんなは妹じゃないし、一番はリーファ……スグだよ、俺の妹はスグだけだ」

 

リーファ「お兄ちゃん……」

 

シリカ「ええ~……そんなのずるいです」

 

リズ「なによー、ちょっとつまらない結論じゃない?」

 

キリト「別にいいだろ、それに妹じゃなくたって俺たちは十分に仲がいいと思うけどな」

 

ユウキ「それは……確かにね」

 

キリト「正直、二年前の俺じゃ、考えられないようなことだよ」

 

アスナ「キリト君……」

 

コウキ「そう……根暗ボッチネットゲーマーだったキリトには考えられないことだった……」

 

キリト「おい(怒)」

 

コウキ「サーセンwww」

 

キリト「……だから兄妹でもないのにこんなに仲がいいなんて俺にとってはすごいことだ」

 

ハンク「…………」

 

キリト「まあ、それにいくら兄妹になりたくたって実際になれるわけじゃないしな」

 

リズ「まあ、そりゃそうね」

 

ラン「ですね」

 

リズ「でも、恋人にならなれるわよ、あ、キリトの場合はアスナがいるなら愛人か」

 

コウキ「おいバカヤメロッ」

 

アスナ「あ、あい……!?」

 

キリト「おいっ!なに言ってんだ!?」

 

ユイ「愛人……愛人ってなんですか?」

 

コウキ「遅かった……」

 

リズ「あ、やば……」

 

ユイ「……愛人は友人よりも仲良しですか!?今度は愛人をやってみましょう!」

 

シリカ「愛人って、ええぇぇぇ……!?」

 

リーファ「キリト君の……あ、愛人?」

 

ラン「愛人……ポッ///」

 

アスナ「リズぅ!ユイちゃんにヘンなこと教えないでよ!」

 

リズ「ごめーん!!」

 

ハンク「…………やれやれだぜ」

 

ユウキ「…………」スッ……

 

コウキ「?ユウキ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

噴水前広場

 

ユウキ「……はあ」

 

広場にあるベンチに体育座りで座り、頭を足に乗っけてうつむいていた……

 

ユウキ「…………病弱か……」

 

………………………………

 

 

 

木綿季『父さん!母さん!!』

 

木綿季母『ごめん……なさい木綿季……私は……もう……駄目みたい……』

 

木綿季『嫌だよ……嫌だよ……ボクを一人にしないでよ!!』

 

木綿季父『木綿季……!藍子を……頼むぞ!!……うっ!』

 

ピッー!ピッー!ピッー!

 

木綿季『あっ……ああっ……!』

 

医師『電機ショックだ!電機ショックを用意しろぉ!! 』

 

 

木綿季『父さん……母さん……?』

 

……………………

 

 

 

ユウキ「うっ…………ううぅ…………!」

 

サッサッサッ…………

 

ユウキの前から誰かが歩いてきた……だが顔を上げなかった……すると

 

ユウキ「…………?」

 

フワッサ……

 

ユウキ「あっ……」

 

ユウキの身体になにかが覆い被さった、ユウキは顔を上げて見ると青色の毛布だった。

 

コウキ「……夜は冷えるぞ」

 

ユウキ「コウキ?」

 

「どうして?」っと言うユウキにこう答えた……

 

コウキ「リズの演技の途中……ユウキの異変を感じてな……あんのじょうさ」

 

ユウキ「……そう」

 

コウキ「…………どうして泣いているか知らない」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「けど、泣きたいなら泣けばいい…………ツラいことを……泣きたいことを我慢するほうがツラいんだから……」

 

ユウキ「…………ううぅ…………」

 

コウキ「泣いている顔は見ない…………けど泣き止むまで一緒にいるよ…………だからお泣き……」

 

ユウキ「ううぅ…………ヒクッ、ヒクッ……ううぅ……」ギュ……

 

コウキの服を握るユウキ……それをユウキの頭を撫でてあげるコウキ…………

 

コウキ(この子は…………ツラい過去があるんだな……よほどツラい過去……だけど…………)

 

ユウキ「ううぅ…………ううぅ!!ヒクッ、ヒクッ……」

 

コウキ(女の子の涙を流し終えるくらいは……男として居てやらないとな……なっ……レイ?)

 

コウキは空を見上げ、そこにある月を見た……ある女性を思い出して……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30分後……………

 

ユウキ「ふぅ……ありがとうねコウキ」

 

コウキ「いいさ……元気になってよかったよ」

 

ユウキ「うん……コウキが慰めてくれてたから……」

 

コウキ「そうか……さあ戻ろうか?」

 

ユウキ「うん!さぁって!明日も頑張るぞ!!」ギュ!

 

コウキ「……なして腕に抱き付く?」

 

ユウキ「サービス♪」

 

コウキ「……はぁ」

 

ユウキ「なんで溜め息つくのさ!?」

 

そうして二人はエギルの店に戻っていった……




読者さんはどの妹がいい?……まぁそれはさておき、コウキの思い浮かべた女性、レイとは誰か?次回もお楽しみに!!


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ユニークスキル発見!?

今回はシノンのイベントです、ではどうぞ!!


前回のあらすじ?

 

ユウキ「ねぇコウキ、コウキはどの妹がよかった?」

 

コウキ「どうした急に?」

 

ユウキ「答えてよ」

 

コウキ「…………ユウキかな」

 

ユウキ「えっ…………」ドキッ……

 

コウキ「ユウキが妹なら毎日退屈はしないかな」

 

ユウキ「そ、そうなんだ……ふ~ん……」

 

コウキ「?ほんとにどうした?」

 

ユウキ「な~んでもな~い」

 

………………………………

 

クライン「コウキのやろう……青春していやがって……(血涙)」

 

エギル「コウキも若いってヤツだろ、ほら酒飲んで涙を流せ」

 

クライン「エギル……すまねぇ~」

 

エギル「いいってことさ」

 

ハンク「…………やれやれだぜ……」

 

 

 

妹選手権から数日後……あれからキリトの間でなにがあったか聞いた、相変わらずキリトのところにはハプニングが起きるようだ、だいぶ前からリズやシリカの手伝いなどやっているようだ、前なんかはシリカが攻略中に植物型モンスターに襲われ、防具を酸かなにかで溶かされてしまい、仕方ないとゆうかついでに俺が元の防具をモデルに防具をバージョンアップ版の設計して、リズに防具を作って貰うなどが起きた……

 

俺のほうはほとんどホロウエリアの攻略を励んでいるがユウキといっしょになにかやっているか、畑の野菜や果物を収穫してからシノンの訓練に付き合ったて途中昼休憩をして、また訓練で、帰りは喫茶店でお茶するなど、まあまあ充実とした毎日だ……

 

今回はそんな毎日での出来事…………

 

シノン「ねぇ」

 

コウキ「ん?」

 

訓練の昼休憩でおむすびを食べていたらシノンに声をかけられた、ちなみにお弁当は俺作だお

 

シノン「スキル系統について聞きたいんだけど」

 

コウキ「ああ、そういえばシノンもレベルアップしてスキルスロットも結構増えてきてんだったか」

 

シノン「試しにいくつか習得したけど……見てくれない?」

 

コウキ「…………待て」

 

シノン「なに?」

 

コウキ「見てくれって、つまり……ステータス画面を見ることだよな?」

 

シノン「ええ」

 

コウキ「……はあ…………」

 

シノン「な、なによ突然溜め息ついて?」

 

コウキ「あのな、前にもユウキも同じことをしたんだがな、他人に自分のステータスを見せないこと」

 

シノン「どうして?問題あるの?」

 

コウキ「……自分のステータスを見せるってことは相手に対策を取られるってのも同義だ、実際に俺も兄貴といっしょにステータスを見せあいながらスキルをいじっていたが……」

 

シノン「いたが?」

 

コウキ「こっちのスキルを見て、それによる攻撃手段や弱点など見抜かれてデュエルで負けたことなど何度もある、だからあくまで人に聞くだけに留めておき、あとは本とか読んだり、習得して使ってみてスキルの良し悪し確かめるとか地道にやるしかないんだよ……っとユウキにも言った」

 

シノン「……けどコウキとデュエルすることはないでしょ?」

 

コウキ「……確かにそうだが」

 

シノン「ならいいじゃない」

 

コウキ「…………けどデュエルやPKを招くようなことは控えろよ」

 

シノン「わかったわ……じゃあ見てくれる?」

 

コウキ「わかった…………あれ?《精密動作》に《命中補正》……?」

 

シノン「……?それ取ったらマズかった?」

 

コウキ「……いやコレ……本当はまず出ないスキルなんだけどなぁ……」

 

シノン「どうゆうこと?」

 

コウキ「この《精密動作》や《命中補正》は俺の使っているクナイや鉄球、つまりは遠距離武器を使ってないとまず出ないようなものなのだが……しかも熟練値も高い…………シノンは遠距離武器持っていたっけ?」

 

シノン「いいえ…………分からないけどそれっていいことなの?遠距離武器を持っていれば役に立つ?」

 

コウキ「うーん……どうだろ?スキルの熟練値は高くっても遠距離武器はクセがあるし……物によってはセンスが問われるしなぁ……?…………はぁ!?」

 

シノン「ど、どうしたの?」

 

コウキ「これ!このスキル!《射撃スキル》、こんなの見たことも聞いたこともないぜ!!」

 

シノン「これ……私も知らない、昨日は習得リストになかったし」

 

コウキ「今回の訓練で習得可能になった?……けど……しかし……射撃スキルか……」

 

シノン「射撃ってことは……銃とか?」

 

コウキ「それはない、このゲームだと遠距離武器はピックやブーメランや俺の使っている鉄球、投擲スキルを上げていると派生で投剣、投擲と体術スキルを持っているとチャクラムとかになっていくが……銃なんか持ってのほか……」

 

シノン「…………」

 

コウキ「そもそもこのゲームの世界観だと銃はよくて火縄銃……いや弓やボウガンぐらいでしか……いや待てよ……弓?」

 

シノン「弓がどうしたの?」

 

コウキ「俺たちプレイヤーは弓などないが敵の中に……それこそゴブリンやリザードマンとか弓を使っている奴がいた!もしかしたらそのスキルは弓を使うことがスキル出来るかも!!」

 

シノン「そう……かな……?」

 

コウキ「そうかも知れない!!試しに習得してみろよ!」

 

シノン「わ、わかった」

 

コウキ(もしかしたらキリトや俺たちと同じユニークスキルかも知れない!!ワクワクしてきたぞ!)

 

コウキ自身、余りにも興奮しすぎて冷静さを失っていた……が!唐突に冷静さを取り戻した!!

 

コウキ(あれ?待てよ、本当に射撃スキルなんてものが存在するのか?本当はシステムエラーの爆弾的なあれじゃあないよな?…………やべ)

 

コウキ「それに触るんじゃあない!!」

 

シノン「えっ!?」ポチッ

 

コウキは思わず壁に埋め込まれている宝石を触れようとする息子を止める父親のセリフを言ってしまったが、時は遅すぎた……宝石を触れてしまった息子のようにシノンは習得するボタンを押してしまった!!

 

コウキ「ああああ!!」

 

コウキはその場を縮こまった……だがいつまで経っても予想したようなことは起きなかった……

 

シノン「いったいどうしたのよ?」

 

コウキ「…………ナニモオキテナイ?」

 

シノン「なんでカタゴトなのよ?」

 

コウキ「……ふぅ……よかった、なにも起きてない……」

 

シノン「???」

 

コウキ「……ステータスも特に異常や文字化けは起こってない……よかったぁ……なにもな~い」

 

シノン「いったいなんの想像したのよ……」

 

コウキ「ボタン一つで世界滅亡」

 

シノン「そんなものあってたまるもんですか!」

 

コウキ「デスヨネ、……正規のスキルなら今できる一つの可能性だと投擲系スキルだが……一応試してみるか……ほら」

 

コウキはクナイを二つ出し、一つをシノンに渡した。

 

コウキ「このクナイを同時に投げる、的であるあの木に何らかの変化があるか調べってみよう」

 

シノン「わかったわ」

 

コウキ「じゃあ行くぞ、……一斉のせっ!!」

 

シュシュ、カッカッ!!

 

クナイは木に刺さったがむしろコウキのクナイのほうが深く刺さっていた……

 

コウキ「……少なくとも投擲系スキルではないようだな」

 

シノン「そうね……」

 

コウキ(やはり別の……ユニークスキル……なのか?キリトの《二刀流》、ヒースクリフの《神聖剣》、俺の《小太刀》、兄貴の《斬馬刀》、お嬢の《蛇剣》……)

 

シノン「ねぇ」

 

コウキ(……俺や兄貴、お嬢……たぶんヒースクリフのもオーダーメイドの特注品……まぁ俺たちのは俺設計のだが……けどシノンの場合は……とちらかとゆうと普段は使えないもの……売ってあるとすれば……骨董品屋か?そういえば前にキリトが役にたたないアイテムがいっぱいある骨董品屋があると言ってたな……そこに行けばあるいわ…………)

 

シノン「ちょっと!!」

 

コウキ「わあああ!!?び、びっくりしたぁ……なんだよいったい……」

 

シノン「なんだよいったい……じゃあないわよ!一人で考えにふけて……どうしたのよ?」

 

コウキ「あ、ああ……ちょっと考え込んでた」

 

シノン「それは分かるわよ、それでなにか分かった?」

 

コウキ「もしかしたらその答えが分かる場所があるかも知れない……けど」

 

シノン「けど……」

 

コウキ「まずはメシだ」

 

ズコッ!!

 

シノンこけたぁ、シノンがずっこけたぁ……なんか笑えるwww

 

コウキ「行くにしてもまずはメシを平らげよう、話はそれからだ」

 

シノン「……まぁそうね……はぁ」

 

シノンが頭に指をやりながら溜め息吐かれた……解せぬ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商業区

 

シノン「で?場所はどこなの?」

 

コウキ「俺もキリトに聞いただけで来たことは……」

 

シノン「ちょっと、アンタ答えが分かる場所って言っておいて場所分かんないの!?」

 

コウキ「しゃーないやろ……まぁ大丈夫だろ、あっこの路地に入ったところだ」

 

シノン「……それで路地に入ってどこに行くのよ」

 

コウキ「この先に役にたたないアイテムの置いてある骨董品屋があるそうなんだ」

 

シノン「なんでまたそんなところに?」

 

 

コウキ「射撃スキルなんて今まで聞いたこともない、きっとアインクラッドでシノンしか持ってないスキルだ」

 

シノン「そう……」

 

コウキ「骨董品屋に行けばもしかするとそれは普通は役にたたないアイテムが射撃スキルがあると使えるアイテムになるかも知れない、だから行ってみるのさ」

 

シノン「なるほどね」

 

コウキ「まあ、もしかしたらそのスキルは攻略度か時間的に解放されるスキルかも知れないがな」

 

シノン「……なんか自分のことように楽しんでない?」

 

コウキ「まあな、今までユニークスキルはいくつもあったが遠距離武器のユニークスキルはなかったからな、興味が尽きないよ♪」

 

シノン「ふーん……まあいいわ、私もちょっと気になってきた、私の新しいスキルのこと」

 

コウキ「そうか、じゃあ興味が出てきたところで早く行ってみよう!」

 

シノン「ええ」

 

二人は路地裏に入って行った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

路地裏

 

コウキ「……ここか?」

 

シノン「あ、着いたみたいね骨董品屋」

 

見た感じからぼったくられそうな骨董品屋な感じで店主らしい老人のNPCもこれまた怪しい雰囲気を醸し出した……

 

シノン「……ここ、本当に営業しているの?」

 

コウキ「……まぁ店主ぽい老人NPCがいるから……たぶん」

 

老人NPC「…………らっしゃい」

 

コウキ「ほ、ほら、あいさつしてきたよ」

 

シノン「……私ひとりだったら絶対に入らないわね、この店」

 

コウキ「……だな、いかにもキリトとかユウキが入りそうだな、前者は「こうゆうところが掘り出し物があるだよ」後者は「なんか面白そう」だな」

 

シノン「……ありえるわね」

 

コウキ「俺は入いるが以後二度と入ることはないな……余程のことがない限り……」

 

シノン「…………今のところ、本当に役に立たないものしか転がってないみたいだけど……あっ、これじゃない?」

 

コウキ「どれどれ……ビンゴだシノン」

 

シノンが見つけたものは……シンプルな形状でシノンと同じ防具の色をした弓、だが確かに他にはないものだった……

 

コウキ「店主さん、これは?」

 

老人NPC「……そいつは《弓》だな、数日前に偶然に手に入ったんだ、珍しいものだが役には立たんよ」

 

コウキ「……ところがどっせい」

 

シノン「そこはどっこいじゃあないの?」

 

コウキ「わざとだ……シノン持ってみろよ」

 

シノン「分かったわ」

 

コウキはシノンに弓を持たせてみた……

 

コウキ「どうだ?」

 

シノン「……うん、持てる、撃てそう」

 

コウキ「当たりだな、よし買おう……って、たか!?なにこの値段!?役に立たんとか言っておいて……」

 

シノン「なに?高いの?」

 

コウキ「レア武器並みに高いってどうなのよ……まあ買うけどさ」

 

チャリーン!

 

………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商業区

 

シノン「……借りはあまり作りたくなかっただけど」

 

コウキ「別にいいさ、宝箱に出てきた武器をいくつか売れば問題ないし……とにかく射撃スキル習得おめでとうプレゼントとして気持ちを切り替るさ……いや待てよ、新たなユニークスキル発見記念のほうがいいかな……」

 

シノン「そんなのどっちでもいいわよ……でもありがと……そうだ、ちょっとおなか空いてきちゃったし、どこかで食べていかない?お礼に私がおごるから」

 

コウキ「……レディのお誘いに断れないな……じゃあ行こうか」

 

シノン「気取ってもいいけど似合わないわよ?」

 

コウキ「ショボーン(´・ω・`)」

 

……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喫茶店

 

コウキ「ここは……来たことないな、よく来るのか?」

 

シノン「何度かね、ほとんどはあなたに教えて貰ったところばっかだったけどね」

 

コウキ「俺はアルゴに教えて貰ったものをそのまま教えただけだ、行ったことがある場所は数える程度さ、にしてもこういった場所が好きなのか?」

 

シノン「ええ、雰囲気がね、落ち着ける感じがね」

 

コウキ「確かにな、本読みながらお茶をするのにぴったりだからなこういった場所は」

 

シノン「まぁおしゃべりはひとまずこれぐらいにして注文しましょ?期間限定メニューはリンゴのシブースト」

 

コウキ「あっ、それがいいな、あと紅茶は……」

 

注文終えてからもシノンとおしゃべり……とゆう名の情報交換して楽しんだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後……

 

コウキ「おっ!来た来た!おお!美味しそう!」

 

シノン「これを目当てに何度も通っちゃてたんだから」

 

コウキ「ほうほう……シノンのお気に入りってことか、ますます期待できるな」

 

シノン「……それにしても、なんだか不思議、リアルでは会ったこともないアンタと喫茶店で一緒にお茶してるなんて、でもこれってゲームの中の出来事なのよね、実体のない、夢みたいなもの」

 

コウキ「なにをいまさら、何回もお茶しているのに?……それにゲームの中だからって生きてる俺らは夢なんかじゃない、だから出来事も、思い出も確かに本物さ」

 

シノン「ふうん、なるほどね」

 

コウキ「もちろん、こうやって二人でお茶をしてるのも本物だしな、まるで部活帰りのひとときのようだな」

 

シノン「ふふ……そうね……」

 

シノン(悪く……ないわね……こんな時間も……)

 

コウキ「さて、頂きますか……あっ!これ美味しいな!なるほど……これは通っちゃうなうん!」

 

シノン「そう……よかった……ねぇ……コウキ」

 

コウキ「ん?」

 

シノン「いつか……リアルでも喫茶店に行ったりできるといいわね」

 

コウキ「……ああ……いつか……かならず一緒に行こうな」

 

シノン「ええ……さて、私も食べようかな……アンタが食べてるの、もらいっ!」

 

コウキ「ちょ!?なんで自分のあるのに……!?迎撃だ!シノンの頂きだ!!」

 

こうして二人はお茶を楽しん……だ?

 

コウキ「ほとんどやられた……うつだ……」

 




案外コウキとシノンの相性は悪くない……次回をお楽しみに!!


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結婚状態異常発生!

今回はアスナのイベントです!ではどうぞ!!


前回のあらすじ、新ユニークスキル発見!

 

シノンの新たな武器、弓を探してた頃……キリトたちのほうは…………

 

 

 

商業区

 

アスナ「なにか買うの?」

 

キリト「いや、品揃えを確認しておこうと思って……そうだな、回復ポーションくらい補充したほうがいいかもしれない」

 

キリトとアスナの二人で買い物をしていた。

 

アスナ「あっ、私もポーション補充しておこ、人も増えたことだし、いざって時にポーション切れなんてありえないからね」

 

キリト「確かにな、そういえばコウキのやつの場合、ポーションの調合素材を持って来て攻略中にポーションを作ったりしてたな」

 

アスナ「そういえば見たことあるな、凄く手慣れていたね……えっと……ポーションの在庫は………………あれっ?」

 

キリト「どうした?そんなに少なかったのか?」

アスナ「や……やだ……なにこれ、どういうこと!?」

 

キリト「まあ、76層に来たときにバグったアイテムをだいぶ捨てたからな」

 

アスナ「そういうことじゃないの!そうじゃなくて……キリト君!」

 

キリト「は、はい」

 

キッと見るアスナに慌てて背筋を伸ばして返事をするキリト……

 

アスナ「ステータス画面を開いて、私のステータスを確認してくれる?」

 

キリト「あ、ああ……」

 

キリト(いったい、なにを慌てているんだ?)

 

アスナ「見た?」

 

キリト「見たけど……」

 

アスナ「もうっ、私とのリンク!」

 

キリト「!?ない……アスナのステータス画面へのリンクがどこにもない……!?う~ん、なんで見られないんだ?夫婦な、お互いのステータスが見られる筈なのに」

 

アスナ「やっぱり、キリト君もそうなんだ……じゃあ、ストレージも見てみて」

 

キリト「ストレージ……こっちも、アスナとのアイテムの共有が切れてる!?」

 

アスナ「私もなの……キリト君のステータスが見られなくなっててアイテムの共有も切れてる……」

 

キリトと話す間もアスナはどんどん泣き面になっていく……そしてアスナは……

 

アスナ「まさかとは思うけど、キリト君……私とり、離婚……した?」

 

キリト「いや、ない!絶対ない!!間違ってもするもんか!」

 

泣き出してしまったアスナに慌てて否定するキリト……

 

アスナ「でも……現に今、結婚状態になってないわけだし……キリト君、これって、どういうこと!?」

 

キリト「俺に詰め寄られても……」

 

キリト(でも、これは、早急に調べてみる必要があるな、宿でクラインでも聞いてみるか)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

クライン「……っと、返信が来たぜキリト、俺の知り合いを当たった限りでは今76層以上にいる中で結婚してるヤツは見つからねぇみてえだ」

 

ハンク「俺んところの同盟ギルドで76層以上に来ているヤツも結婚しているヤツはいないようだな」

 

キリト「そうか……調べてくれて助かったよ、でも……」

 

アスナ「……」

 

コウキ「なんか……大好きなご主人に叱られてしょげてる愛犬みたいになってんぞ……」

 

ユウキ「……ああ確かに……」

 

リズ「まあそれはともかくとして、女性プレイヤーの少ないこのゲームで結婚してるプレイヤーっていうだけでそもそも希少価値だもんね」

 

クライン「その上、今76層に上がってきているヤツなんて、間違ってきちまったヤツ以外全員ガチの攻略組だろ?」

 

リズ「う……まあ、あたしは間違ってきちゃったけどね」

 

シリカ「あたしたち以外にも結構いると思いますけど」

 

リーファ「ゲーム外から来ちゃいましたっていうのはさすがにレアケースもだけどね」

 

シノン「頻繁にあったら、たまったものじゃあないわよ」

 

ユイ「まったくその通りです」

 

ユウキ「だよねぇ……」

 

コウキ「……外から来たヤツが全員美女ほうがスゴいっと思ったのは俺だけ?」

 

クライン「ま、自分から望んで最上階に来るようなガチの攻略組には恋愛に現を抜かしてるヒマなんざねーってことだ、キリの字よ」

 

キリト「なんか含みのある言い方だな……」

 

コウキ「よ!流石クラインの兄貴!」

 

クライン「お前に言われたかねぇぞ、コウキ」

 

コウキ「えっ?」(´・ω・` )?

 

キリト「けど、困ったな、これで調査の手がかりがなくなったことになる」

 

リズ「ねえ、その結婚解除ってホントにホントなの?キリトって今、フリーなわけ?」

 

コウキ「リズゥ……おまいは……」

 

アスナ「ちょっと、人聞きの悪いこと言わないでよ!全然フリーじゃないですから!」

 

リズ「でも、システム的にはそうなっちゃっているんでしょ?」

 

アスナ「そうだけど……わたしもキリト君も、離婚なんてした覚えもないし……」

 

ラン「……だとしますと……」

 

キリト「76層に来た時に、いろいろデータがバグってただろ、きっとあの影響で結婚にするデータがおかしくなったんじゃないかな」

 

シノン「よくわからないけど、どちらかが間違って離婚申請のボタンを押した可能性はないの?」

 

アスナ「可能性はあるけど、実際は相手が承認ボタンを押さないと離婚が成立しないわけだから……」

 

リーファ「相手がどんなにいやでも離婚できないってのとですか?」

 

コウキ「例えば兄貴とか兄貴とか兄貴とか兄貴とかなんて」

 

ハンク→(#^ω^)ピキッピキッ‼

 

テメェヲサバクノハ!オレノコブシダッアアア‼ドカッバキッズッダダダダ‼‼

 

アリーデヴェルチ‼?ドカッアーン‼‼

 

みんな「「「「((((;゜Д゜)))」」」」

 

みんながコウキたちのネタでしかないような出来事に唖然するなか、アスナは話を続けた……

 

アスナ「……一方的に離婚する方法もあるけど、その場合は離婚を申請したほうのアイテムが100%相手の取り分になるの、逆に言うと、アイテムの分配率が100%対0%の場合以外の離婚には必ず合意が必要ってことね」

 

ユウキ「なるほどね……」

 

アスナ「私のストレージもキリト君のストレージも空になったわけじゃないし……ちょっと考えづらいかな」

 

コウキ「し、死ぬかと思った……」

 

ラン「ご無事ですか?」

 

コウキ「なんとか……さて、俺もその考えはありえないな、特にキリトの場合、レアアイテムにがめついキリトがそんなこと出来やしないからな」

 

キリト「今度は俺にボロボロにされたいか?」

 

コウキ「勘弁願います、土下座するから(土下座)」

 

ユウキ「あっ、あっははは……」

 

仁王立ちするキリトに土下座するコウキに苦笑いを浮かべるユウキ……するとクラインが!

 

クライン「てかよ、もう一度結婚し直せばいいんじゃねーか?」

 

キリト「試してないと思うか?申請できなくっているんだ、それも今回の結婚解除が単なる手違いによるものじゃないと思うひとつの理由だ」

 

ハンク「また面倒なことになってきたなぁ……」

 

シリカ「それって、他の相手には、結婚の申し込みができるんでしょうか?」

 

キリト「他の相手……?それは試していなかったな、やってみるか」

 

するとアスナは!

 

アスナ「だ……駄目駄目駄目っ!他の子に結婚の申し込みなんて絶対駄目!!」

 

慌てて止めに入るアスナ……しかし

 

キリト「できるかどうか試してみるだけだから……」

 

アスナ「それでも駄目なの!!」

 

コウキ「キリト……おめぇってヤツは本当に……はあ……」

 

やれやれっと首を振りながら溜め息をつくコウキ……

 

リズ「じゃあアンタが他の男性プレイヤーに結婚を申し込んでみれば?」

 

アスナ「他の男性プレイヤー?」

 

そこですかさずクラインは!

 

クライン「お待ちしております!」

 

キリト「駄目だ、危険すぎる」

 

ハンク「お前は無い」

 

コウキ「例え神に言われようと、俺は従わない」

 

残りの男たち全員に却下される始末……

 

クライン「ひでぇ!?いやいや、受託なんかしねえよ!一生の記念にするだけだぜ!?」

 

ラン「では他の人はぁ……」

 

ハンク「俺はパスだ……そうゆうのはどうもな……」

 

キリト「じゃあ残りは……」

 

コウキ「……えぇ……おれぇ?」

 

キリト「どうするんだ?」

 

コウキ「いや……別にいいけどよ……」

 

ユウキ「むぅ……」

 

コウキ(……なんか、ユウキの機嫌が悪くなっているような……)

 

コウキ「俺もいいや、パス」

 

ユウキ「ほっ……」

 

コウキ「……はぁ……」

 

キリト「そうか、じゃあ俺が申し込むよ」

 

アスナ「むぅ……」

 

キリト(さてと、誰に申し込もう)

 

①リズベット

②シリカ

③リーファ

④シノン

⑤ユイ

⑥ユウキ

⑦ラン

⑧クルルガ

 

キリト(ユウキは……なんかコウキに言われそうだからやめておいて……ランも……同じ理由で……てかクルは完全にアウトだろ!?誰だこの選択肢を書いたヤツ!?)

 

壁|・ω・`)ニヤリ←恋愛紳士

 

壁|彡シャッ     ∑(゚- ゚;)彡ダレカイタ!?←キリト

 

コウキ「どうしたんだキリト?」

 

キリト「いや……なんか作者がいたような……」

 

コウキ「はっ?なにいってんだ?」

 

キリト「……なんでもない……さてどうしよう……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局ユイに頼んだのだがコウキに「このロリコン野郎!!」って言われた……じゃあどうしろと?pyキリト

 

アスナ「ふぅ……なんだかすごく疲れたわ」

 

キリト「でも、これでアスナ以外なら政情に結婚の申し込みができることがわかったな」

 

アスナ「やっぱり、システムエラーってことで確定ね」

 

キリト「そうだな、結婚が解除されたのは残念だけど……システム上のものだから、あまり気にしないようにしよう」

 

アスナ「うん、わかってる、気にしても仕方ないもんね」

 

キリト(とはいえ……気にならないはずないよな、早めになんとかしないと……)

 

 

 

おまけ

 

コウキ「そういえばキリトの結婚申し込みは出来ていたが俺とか兄貴の結婚の申し込みとか出来るのか?」

 

ハンク「お前にはまず相手がいないだろ」

 

コウキ「う、うるさいわ!!」

 

ユウキ「ねぇコウキ、ボクで試してみない?」

 

コウキ「えっ!?いいのか?」

 

ユウキ「うん、試しに出来るかどうかだし……ね?」

 

コウキ「う~ん……しかし……本当にいいのか?」

 

ユウキ「うん……」

 

コウキ「……わかった、いくぞ」

 

ポッ、ポッ、ポチ!

 

コウキはコンソールを動かし、ユウキに結婚申請した

 

ユウキ「へぇ……これが結婚申請なんだぁ」

 

コウキ「まぁな……」

 

ユウキ「ここで(yes)を押せば……」

 

コウキ「えぇっとユウキさーん?」

 

ユウキ「あっ、う、うん分かってる……(No)っと」ポチッ

 

コウキ「……ああ……分かってることだが断れるのは何かとクルなぁ……」

 

ユウキ「……別にOKでもよかったんだけど」ボソッ

 

コウキ「……えっ!?」

 

ユウキ「……///なっ、なんでもない!!」

 

コウキ「ちょ、待っ!ユウキさーん!!?」

 

逃げて行くユウキを追いかけるコウキ……

 

ハンク「…………あれ?辛口の酒を飲んでいるはずが何故か甘いんだが?」

 

ラン「……………………」ポンッ

 

頭の上に?マークを浮かべるハンクにただ黙って肩に手をのせるランだった……




コウキの爆発しろスイッチ、500コルで販売しておりまーす!!(ゲス顔)


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君は何カップが好きだい?

今回はホロウフラグメントで書いてみたかったシリーズ第2段!!……てかプレイ済みの人にはこのタイトルで「あっ……(察し」になるでしょうね(白目)

ではどうぞ!!


前回のあらすじ、コウキ「な、なんでそんなボタンが!?押すなあああ!!?」

 

読者「いいや! 限界だ、押すね!!」ポチッ

 

ボカンッ!!アアアッーーー!!!?

 

そして……コウキのヘアスタイルがアフロに…………(笑)

 

あれからキリトとアスナの結婚状態の異常の解決法はユイちゃんが探してくれてキリトたちは頑張っているようだ、それらが一段落したあとユイちゃんと遊びに行ったようだが人騒動があったようだ……(アルゴ経由)

 

そして次の日、81層ボス攻略をし、ラストはまさかのユウキの活躍でボス攻略を成功したのであった……

 

ちなみに81層ボスは名はダークナイト、名の通り黒い甲冑を着けた大型騎士で両手剣のソードスキルを使ってくるのだが、なんせサイズが違うので両手剣の初期ソードスキル、ブラストでも範囲が広い……しかし……兄貴はそれを自身を鬼神化してダークナイトのソードスキルを真っ向から受けるとゆう人間離れした戦い方をした。

 

最後はお互いのソードスキルでぶつかり、お互いにバウンドして硬直したところをユウキが片手剣ソードスキル、ヴォーパル・ストライクでコウキの援護もありダークナイトの頭に突き刺さり、そしてボスはポリゴン化し、ユウキは初のLAを獲得した……

 

今回はそんな次の日、クラインがくだらない話から始まった……

 

エギルの店

 

ユイ「パパ、パパ」

 

キリト「ん、どうしたユイ?」

 

ユイ「あれ……クラインさんたちは、なにをしてるですか?」

 

キリト「え?」

 

クライン「ふむ……」

 

ハンク「はぁ……」

 

クラインはなにか真剣そうな目でなにかを見て、ハンクはそれを呆れ果てて見ては酒を飲むの繰り返していた…

 

キリト(いつになく、真剣な眼差しだな……なにを見てるんだ?)

 

コウキ「……兄貴が呆れ果てているってことは、明らかにまた変なことを考えているんだろ」

 

キリト「……だろうな、……クライン?」

 

クライン「おう、キリ公!にコウキ?見てみろよ、あの子の胸……でっかくて、ぽよんぽよんで……かーっ!たまんねぇなあ!!」

 

ハンク「(大きな溜め息)…………はああ……」

 

キリト「なにかと思えば……」

 

コウキ「お巡りさん!この人です!!」

 

クライン「や、やめろよ!!?いいじゃねえか!ちょっとくらい、無慈悲できびしいハラスメントコード様もこうやって、眺めてるだけなら、お咎めなしだぜ」

 

キリト「あのなあ……」

 

ハンク「おまえ、さっきから時おり「ハアッハアッ」っと言っててよ、さらには「ハンク、おまえあの子の胸どう思う?」っと聞いてくるんだが…………」

 

コウキ「うわぁ……(汚物を見る目)」

 

クライン「そ、そんな目で見てくんなよコウキ!」

 

ユイ「……?クラインさんは女性の胸部が好きなんですか?」

 

クライン「おう、男なら、みんなそうさ、………なあ?」

 

ユイ「男なら……ということはパパたちもですか?」

 

コウキ「……さいてぇだな、俺は違う」

 

ハンク「だから女ができねぇだよ、俺も違う」

 

キリト「いや、そんなことは……というか、ユイにヘンな事を教えるな」

 

カランカラン!!

 

アスナ「ただいまー」

 

キリト「アスナ、おかえり」

 

コウキ「おかえりんしゃい」

 

ハンク「おう、お疲れ」

 

ユイ「ママ、おかえりなさい!」

 

アスナ「ふふ、ただいまユイちゃん、お留守番ありがとうね」

 

リーファ「ただいま、キリト君、ごめんね、遅くなっちゃって」

 

リズ「シリカが、アクセサリー屋のショーウィンドウに張り付いて離れなかったのよ」

 

シリカ「もう!そういうリズさんだってお菓子屋さんではしゃぎまわってたじゃないですか……!」

 

リズ「あ、あれは……しょうがないじゃない、この世界でおいしいお菓子なんて滅多にないんだから」

 

シノン「それにSAOの中なら、いくら食べても太らないしね」

 

リズ「そうそう、思う存分、食べ放題……って、違~う!人を食い意地が張ってるみたいに言わないでよね!」

 

コウキ「えっ?」(・ω・`)?

 

リズ「ムカッ!」ヒュ!

 

ベチャ!!

 

コウキ「目が!目がァァァァァ!!ァァァァァァ……!!?」

 

みんな「「「!?」」」

 

リズがコウキになにかをぶつけたと思ったらコウキが光をモロに浴びたムスカの如く叫び声を上げて目を押さえながら床の上をのたうち回った!!

 

リズ「いつかの借りを返すためにエギルからあれの原料の残りを貰って作ったのよ……ふぅスッキリ」

 

キリト「おいそれまさか……」

 

リズ「スーパーデスボールよ」

 

みんな「「「……うわああ…………」」」

 

余りのことに少しリズから後ずさるメンバー……

 

アスナ「ま、まあコウキのからかいのところから前はずっとこんな感じでショッピング」

 

キリト「そ、そうか……よかったな……」

 

コウキ「目が!目がァァァァァ!!ァァァァァァ……!!?」

 

ハンク「だああもう!うるさいわ!!ほら水桶!」

 

コウキ「さっ、サンキュウ兄貴……」

 

水桶の水で顔を洗い出すコウキ……

 

ユイ「パパ、パパ」

 

キリト「ん、なんだ?ユイ」

 

ユイ「パパはこの中でだれの胸部が一番好きですか?」

 

ピシッ!!

 

キリト「ぶっ!?」

 

コウキ「ぶっほ!?」

 

ハンク「ぶっふ!?」

 

どこからかまた何かにヒビが入ったような音がし、男三人はユイの言葉に噎せた……

 

アスナ「えっ…………」

 

シリカ「きょ……胸部?」

 

リズ「それって……胸のことよね……」

 

コウキ「お、おいキリト、これはマズイぞ……」

 

キリト「お、おいユイ、その話は……」

 

リーファ「そ、その話って……キ、キリト君?」

 

アスナ「キリト君……わたしがいない間にユイちゃんに、なに教えてたの?」

 

コウキ(ア、アスナが怖いです少佐ぁ!!)

 

ハンク(う、うろたえるじゃない!!きっとキリトがなんとかする筈だ!!)

 

キリト(ま、丸投げかよ!?)

 

キリト「お、俺じゃない!これはクラインがだな………って、もういない……」

 

ユイ「クラインさんなら、今さっき走って行きました」

 

キリト「あのやろう……」

 

コウキ「見棄てやがった……」

 

ハンク「あとでピーをしてやるから覚えてろ……」

 

コウキ「18禁語やめろ」

 

リズ「大体話は……見えたわ……どうせクラインが男はみんな胸が好きとかそんな話をしてたんでしょ」

 

ハンク「イクザクトリィ」

 

コウキ「その通りだ」

 

キリト「まったくもってその通りだ、すごいな、リズ」

 

リズ「すごく言いそうだもの、しょうがないヤツね……まったく」

 

ユイ「それで、パパは誰のが一番好きなのでしょう」

 

キリト「だから、クラインが言った事はデタラメで男だからってそんな……」

 

シノン「いいじゃない、答えてあげなさいよ」

 

キリト「え、ええ!?」

 

シノン「誰を選んでも恨んだりしないから」

 

キリト「恨むとかそういうことじゃなくて……ってシノン、俺をからかってるだろ!」

 

シノン「別にそんなことはないわよ」

 

コウキ「……シノンよ、そういうのはあとで自分の身に降りかかるからな……さっきまでの俺みたいに」

 

シノン「ご忠告どうも」

 

ユイ「パパ、迷っているのでしょうか……」

 

キリト「迷ってるんじゃなくて困っているんだよ、ユイ……」

 

コウキ「確かにこれは……答えずらいな……(汗)」

 

ユイ「わたしはクラインさんやパパたちがなぜ胸部に興味を惹かれるのか……そしてどんな胸部が好みなのか理解したいんです!」

 

キリト「ユ、ユイ……お前の探求プログラムはどうしてそこにこだわるんだ……」

 

コウキ「ユイちゃん……こだわるところ間違ってるよ……」

 

ユイ「んー……ママ、ちょっと失礼しますね」

 

アスナ「えっ、きゃっ!」

 

モミュ!

 

コウキ「ぶふぅ!?」

 

ハンク「や、やった!?」

 

アスナ「ちょ、ちょっとユイちゃん!どこ、触って……」

 

ユイ「とっても、ぷにぷにです……!」

 

コウキ「Oh……」

 

アスナ「ちょ、ちょっとユイちゃん!」

 

キリト「ぷにぷにって……」

 

アスナ「キリト君、想像しない!」

 

キリト「誤解だよ!してないしてない!」

 

すると!

 

カランカラン!!

 

ユウキ「ただいまぁ!」

 

ラン「今日は一段とにぎやかですね」

 

ストレア「やっほー!遊びに来たよぉーって……何かあったの?」

 

コウキ「ああ……おかえり……何かあってしまったのさ」

 

三人「「「(・ω・`)?」」」

 

ユイ「次は……リズベットさんです!」

 

タッタッタッタッ……モミュ!

 

リズ「へ?ひゃううっ!ちょ、ちょっと……ユイちゃんってば」

 

ユイ「なるほどなのです」

 

キリト「な、なるほどって」

 

コウキ「なるほどってナニ!?」

 

ハンク「……………………」(知らんぷり)

 

リズ「キリト!それにコウキ!」

 

キリト「考えてない!考えてないって!!」

 

コウキ「不可抗力だ!?」

 

ユウキ「…………ユイちゃん、なんでリズの胸を揉んでいるの?」

 

コウキ「カクカクシカジカ、クラインノオッパイバカヤローウ」

 

ラン「…………なるほど……あとでお仕置きですね……」

 

ハンク「ざまぁクラインwww」

 

ユイ「まだ情報が足りません……」

 

コウキ「はっ?」

 

タッタッタッタッ

 

シリカ「え……?わわっ!」

 

モミュ!

 

シリカ「ダ、ダメだよっ!!あははっ!くすぐったい!」

 

ユイ「シリカさんもちゃんとやわらかです!」

 

コウキ「ひでぇ!?」

 

シリカ「ちゃんとって、なんかひどいよっ!」

 

ユイ「リーファさんは……すごそうです……」

 

リーファ「ひゃあっ!」

 

モミュ!モミュ!

 

ユイ「ふわぁ……思ったとおり……すごい情報量です」

 

コウキ「……なんで二回揉んだ!?」

 

リーファ「ふえぇ……」

 

ユイ「なんか楽しくなってきました!」

 

コウキ「ヤバイ!?目覚めちゃいけないものを目覚めそうになってんぞ!?」

 

ハンク「誰か止めろ!?」

 

シノン「ちょっと!こんなヘンな遊びしちゃダメでしょ!」

 

ユイ「遊びじゃあないですよ、研究です!」

 

そしてすかさず

 

モミュ!

 

シノン「ん……っ!?」

 

ユイ「シノンさんのも触ってて気持ちいいですね!」

 

シノン「キ、キリト!アンタ保護者でしょ!この子の暴走を止めなさいよ!」

 

コウキ「シノンよ、さっき俺言ったよな「そういうのはあとで自分の身に降りかかるからな……」っと!」

 

シノン「今言うこと!?」

 

ユイ「次は……」

 

コウキ「!?ユウキ危ない!?」

 

ユウキ「わっ!?」

 

モミュ!

 

コウキ「あっふん!?」

 

ハンク「……オェ(嘔吐)」

 

キリト「うぅわああ……」

 

ユイ「……なるほど、男の胸はこうなんですか……ですけど」

 

モミュ!

 

ユウキ「んっ……!」

 

ユイ「ほぉ……中々の気持ちよさです!」

 

ユウキ「ちょ///!?ユイちゃん!?」

 

コウキ「守れなかった……ぐふっ」

 

ユイ「次は!」

 

タッタッタッタッ、モミュ!

 

ラン「キャ!」

 

ユイ「……あれ?ユウキさんよりち(ry」

 

ハンク「言わせねぇよ!?」

 

ラン「うっうぅ……」

 

ユイ「最後は……これも凄そうです……」

 

ストレア「えっ?キャ!?」

 

モミュ!モミュ!

 

ユイ「おおっ……予想以上のデータ量です!」

 

ストレア「やああぁん!!」

 

コウキ「なんでこうなった……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユイ「お騒がせしました、研究のご協力、感謝します」

 

キリト「あのなぁ……」

 

コウキ「いいじゃんキリトは、俺なんか揉まれたが?」

 

ユイ「でも……胸部にもいろいろあるんですね」

 

ハンク「そりゃ……まぁな?」

 

ラン「……団長、あとでお話が」

 

ハンク「えぇ……」

 

ラン「……私だってまだ成長期だし……けどなぁ……」

 

ハンク「…………えっ?どうすればいいだよこれ!?」

 

コウキ「知るか」

 

ユイ「パパ、わたしはですね、リーファさんかストレアさんがおすすめです!」

 

キリト「いや……薦められても……」

 

ユイ「どうですか?いままでのわたしのレポートから誰が一番か決まりましたか?」

 

キリト「だから、一番とかそんなのは……」

 

リズ「もう、ここまできたら、誰が一番か言っちゃいなさいよ」

 

キリト「はあ!?」

 

ユイ「やっぱりパパは、ママのが一番ですか?」

 

リズ「まあ、普通はそうなるわよね~」

 

アスナ「も、もう!やめてよリズ!!」

 

ユイ「誰ですか誰ですかっ!?」

 

コウキ「…………もうヤダコレ」

 

ユウキ「うぅ……」

 

キリト(ど、どうする?アスナって言っておくか?、いやでも、それはそれでこの先ずっとその話でからかわれそうだし……、こ、ここはなんとかごまかすしか……!)

 

キリト「お……俺は、ユイのがいいかな」

 

 

ユイ「え?わたしのですか?」

 

アスナ「え……!」

 

コウキ「……あん?ロリータ?」

 

ハンク「ちがうちがう、ロリータボディラブ」

 

男二人はごまかしだと分かってからかっているが……

 

シリカ「そ、それは……」

 

キリト「あ、あれ?」

 

キリト(ごまかしたつもりだったんだけど、なんかまずかったか?)

 

ユイ「なるほど!やわらかいほうがいいと思ったんですが違うんですね!」

 

キリト「いや、そういうことじゃなくて……」

 

コウキ「……キリトオワタ」

 

ユイ「それでは、エギルさんのはどうですか!胸板カチンカチンですよ?あっ!ハンクさんもカチンカチンですよ」

 

キリト「あ、ああ!そうだな!…………うん!エギルだ!ハンクもいいな」

 

ハンク「なん……だと!?」サッ(体を隠す音)

 

ストレア「?……???」

 

リーファ「えええっ!!」

 

リズ「キリト……」

 

ユウキ「ええ……っと……」

 

コウキ「ユウキ、理解をしようとするな、耳に栓しなさい」

 

キリト「これも違うのか!?」

 

シノン「アンタも大変ね……」

 

キリト「た、助けてくれ……シノン」

 

シノン「だまってアスナって言っておけばよかったのに」

 

ユイ「う~ん……胸部は奥が深いです」




結論、キリトは男食家(白目)次回をお楽しみに!!


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水に滴るイイおと(ryアッー♂

タイトルはネタです(白目)今回はシノンのイベントです、ではどうぞ!


前回のあらすじ、キリト、道を踏み外す……

 

ユイちゃんの胸審査からしばらくして、あいかわずキリトのほうはなにかとやっているようだ、俺のほうはというと……

 

シノンの部屋

 

コン、コン!

 

コウキ「シノン、準備出来ているか?訓練行くぞぉ?」

 

ガチャ!

 

シノン「ええ、出来てるわよ」

 

コウキ「じゃあ早速行こうか?」

 

シノン「ええ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

畑・訓練場

 

コウキ「……よし、これで畑のお仕事は終わり、シノンは準備運動は終わったか?」

 

シノン「ええ、コウキちょっといい?」

 

コウキ「なんだ?」

 

シノン「射撃スキルのことで色々分かったことがあるの、それでコウキに話を聞きたいところだったの」

 

コウキ「ほう?どんなんだ?」

 

………………………………

 

10分後

 

コウキ「…………なるほどな、確かにこの命中補正スキル、距離が離れれば離れるほど修正が良くなる、命中率が上がるわけだからこの射撃スキルにはうってつけだな」

 

シノン「あと、相手から未発見を状態で射撃すると命中にもダメージにもかなりのボーナスがあるみたい」

 

コウキ「そうそう、俺の場合は投げつけるからその未発見を意識しないといけないからな……けど射撃スキルなら一番効果的なのは俺みたいな奇襲じゃなくってスナイピングが効果的だな」

 

コウキ(射撃スキル……まさに投擲スキルの上位スキルだな……)

 

コウキ「うまくすればその一撃でケリがつくし、倒せなくても敵が接近するまでに第二射、第三射と敵に攻撃喰らわずにダメージを与えられるんだから……兄貴なんかが習得してたら無敵じゃないか」

 

シノン「?どうして?」

 

コウキ「兄貴が射撃スキルを手にいれていたら、相手の直線上に罠を設置してから射撃スキルで射撃、もちろん相手はこっちに突き進む、それを罠でダメージをを与えてさらに射撃スキルで追撃、こちらに着く前にやられるか瀕死の状態で相手が戦うことになる」

 

シノン「……なるほど……でもその根拠は?」

 

コウキ「俺ら兄弟の元々メインプレイしてたゲームが所謂ガンゲーで、一対一でやっているとそんな戦法をとってくるんだよ兄貴は」

 

シノン「……納得だわ……でもこのスキル……私に合っている気がする……最初は不安だったけど」

 

コウキ(……結局、最初に使ってた短剣はいつまでたっても馴染む様子はなかったな、……もしかしたらシノンの適性は遠隔武器のみあって、それで射撃スキルが射撃スキルが習得リストに出てきたのか……?)

 

コウキ「……けど結局は遠距離武器は接近戦には不利だから遠距離武器一筋は止めとけよ?それに短剣は遠距離武器が使えないような接近戦には有効だからな、これからも短剣の練習をするぞ」

 

シノン「分かったわ……さて、射撃スキルのことはここでいくら考えても机上の空論ね、実用レベルで使えるかはフィールドに出て試してみないと」

 

コウキ「それもそうだな、ここの的木でもいいがそれじゃ練習ぐらいのレベルだしな……」

 

コウキ(どこかシノンの相手にあったモンスターの場所は……)

 

コウキ「そうだ、ここからそう遠くないところに草原エリアがあるからそこに行こう、モンスターもシノンのレベルだったら余程のことでない限り危険はないからな、これでシノンの力だけで倒せれば攻略組として戦うだけの力は充分あると見ていいだろう」

 

シノン「了解、やってみるわ……行きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「ここらだな」

 

コウキたちが来た場所は大きな木が1つあり、その横に川が流れている、のどかな場所だった

 

シノン「……ここ、試し撃ちにいい場所ね、見晴らしが良くて狙いやすそうだし」

 

コウキ「だな、ここらにやばいモンスターもあまりいないしあとは手頃な獲物を……そこの木に登って探してみるな、ちょっと待っててくれ」

 

シノン「分かったわ」

 

そうしてコウキは大きな木に手を掛けて登り始めた……

 

 

 

 

木の上

 

コウキ「ふぃ~……やっぱ登るなら木がいいなぁ~……昔登ったレアな鉱石が取れる鉱山なんか軽く死ねたからな……さてこうゆうのに適した単眼鏡を……」

 

コウキはポケットから単眼鏡を取りだし、辺りを探った……

 

コウキ「……いた、目標フレンジーボア、数は1、距離は……およそ120~130メートル……」

 

シノン「それなら大丈夫ね」

 

コウキ「ブ○ファンゴをなめるなよ?数がいたらクソめんどくさいんだから!?」

 

シノン「なんで名前がブ○ファンゴになってんのよ?」

 

コウキ「……まぁそれは置いといて……そういえばボアの上質肉もそろそろ切れそうだったし……夕食も含めて狩るか 」

 

シノン「夕食も……って、食べるの?」

 

コウキ「ボアの肉は……特にボアの上質肉は旨いからな、よく兄貴用に味付けして持たせているからな、てかシノンも食べたよな?ボア鍋?」

 

シノン「……そういえばそうだったわね……じゃコウキ、そこ少し詰めて」

 

コウキ「ここで狙うのか?」

 

シノン「そうよ、高い所のほうが狙いやすいし、飛距離も稼げるでしょ」

 

コウキ「……なら俺は降りるよ、ちゃんと場所を確保したほうが狙いやすいからな、よっと」ピョン!

 

シノン「ちょ!?」

 

ドスン!!

 

コウキ「~~……ちょ、ちょっとシビレた……」

 

シノン「無茶するわね……じゃあ言ってくるわ」

 

コウキ「1つ1つ、足を掛ける場所を確認しながら登れよ?」

 

シノン「分かっているわよ」

 

そしてシノンは木に足を掛け、木の上へ登っていった……コウキはそれを万が一落ちたら受け止められるよう下から見ていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………

 

シノン「射撃ポイントとしては、この枝が最適みたいね、ここから狙うわ……ターゲット捕捉」

 

コウキ「正にスナイパーだな……」

 

シノンがじっくりと獲物……フレンジーボアに目掛けて狙いを定めているのを見ているコウキ……

 

シノン「………………」

 

コウキ(にしても……ほんと女の子の面倒を見ることが増えたな……まずはユウキだろ、フィリアだろ、リーファにシノン……まぁ退屈しないけどさぁ……)

 

シノン「………………」

 

コウキ(ユウキは……ちょっと見てて危なっかしい所があるから見てないと冷や冷やするし……なんかあいつの兄として見てる様な感じだしなぁ……)

 

シノン「………………」

 

コウキ(フィリアは……最初こそは警戒していたが……そこからは警戒が消えたが……それでも心配する所があるしな……)

 

シノン「………………」

 

コウキ(リーファは……戦闘技術面はさすがキリトの妹なだけあって見事なものだが……料理でまだ心配事が絶えないしな……まあ努力もあって食べられる物は出せるようにはなったが……まだ見映えとかがまだなぁ……)

 

シノン「………………」

 

コウキ(シノンは……一緒に訓練して帰りにお茶するようになっては案外関係性は良くはなっているが……時おりシノン……強くなることに固執するような場面が見受けられる……しかしそれを指摘してもシノンは頑固な所があるから……たぶん頭では分かっているがどうしても従わないって感じになるだろうしな……まぁ今では気分転換って名目でユウキとリーファ、たまにアスナと一緒に料理教室をやっていて最初こそは嫌がっていたが今では楽しそうにやっているし……このままなら問題はないかな……)

 

シノン「………………」

 

コウキ(……けど……相手からすればこれはおせっかいってことに……おせっかい……つまりオカン?……ギャー!!?自分からオカンって認めてしまったぁー!!?)ガンッ!!

 

シノン「きゃ!?」

 

コウキ「しまっ!?シノン!!」

 

バッシャーーン!!

 

頭を抱えてジタバタしたら体が木にぶつかり!その振動でシノンが足を踏み外し、落ちてしまったところを受け止めようと前にジャンプしようとしたら横で流れていた川にダイビングすることに……

 

シノン「もう……一体何なのよ……ってコウキ?」

 

シノンは川の中で尻餅を着くようになっているが左右見渡したがコウキが姿が見えなかった……

 

シノン「コウキ?コウキィ?一体どこに……ん?」

 

シノンが手が付いた場所は石とは違う……何か固い物があり、それは時おり動いた……その場所を見て見たら……

 

コウキ「ブクブクブクブクブクブクブクブクブク………」

 

……コウキがシノンに踏み潰されて川の底にいた……

 

シノン「ちょ!?コウキ!?大丈夫!?」

 

コウキ「ブクブクブクブク………(いいから早く退け……)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………………

 

パチッパチッ!パチッ!!

 

コウキ「へ、へ、へっぷしょい!!へっぷしょい!!ううう……寒い……寒いよぉ……」

 

シノン「………………」

 

今、コウキたちは焚き木回りに朽ち木を椅子にして座って暖を取っていた……衣服は濡れてしまい、今はお互いに下着姿でコウキが出した毛布にくるまっている……

 

コウキ「全く……76層に来てから……水に落ちること多いいぞ全く……あの時もあの時も……」

 

コウキ『ちょいったいなにを?ってうわ!」』

 

いきなり後ろから押された!そして顔から樽に突っ込み、そのまま沈んでいった。

 

コウキ『グボォ!!ゴボゴボ……』

 

ラン『お仕置きです……フッフッフッフッ……』

 

…………………………………………

 

フィリア『み!見るなぁー!!』ブンッ!!

 

湯浴び用の桶をコウキに目掛け力一杯投げ付けた!!

 

コウキ『ふげぇー!!?』

 

見事にクリティカルヒットしたコウキはそのまま下段に、川に頭から落ちていった!

 

コウキ『アッーー!?』

 

ザバァーーン!!!

 

…………………………………………

 

キリト『これからはさらに難易度が上がって……』

 

キリトが話している途中で突然!!

 

ドッゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

 

アスナ『きゃ!!』

 

ユウキ『わっわわ!?』

 

ドン!

 

コウキ『アッーー!!?』

 

ジャアポーーン!!

 

…………………………………………

 

コウキ「ほんと何なの、水に落ちる呪いでもかけられたか?全く……てか全部知り合いが関わってるし」ブツブツ

 

シノン「………………」

 

ピッーーー!!

 

コウキ「おっ!沸いたな……あっちち……よしこれに俺特製粉末スープの入ったカップの中に注いでっと」

 

コポッコポッコポッ!

 

コウキ「はいよ、カップスープ、熱いから気をつけろ」

 

シノン「……ありがとう……あつ」

 

コウキ「どうも……ふぅふぅ……はぁ……旨い……」

 

シノン「…………これは……ワカメスープ?けど色はコンソメっぽいけど……」

 

コウキ「うん……本当はコンソメスープを作りたかったけど製造途中でまぐれで出来上がった物……けど味がよかったから採用したのさ」

 

シノン「そう……あのコウキ……」

 

コウキ「ん?なんだい?」

 

シノン「……ごめんなさい」

 

コウキ「……はっ?」

 

シノン「私……コウキを川の底に……それで……」

 

コウキ「いやいや、あれは俺のせいだろ?俺があの時体が木にぶつからなければあんなことにはならなかったし、こちらこそごめん……」

 

シノン「……ぷっふふ」

 

コウキ「ん?どうしたんだシノン?」

 

シノン「いやね……こんな姿で……お互いに謝りあって……なんかおかしくって……」

 

コウキ「……あっはは……確かにな……おっ!マシュマロ焼けた」

 

シノン「いつの間にそんなもの用意したのよ」

 

コウキ「ついさっき、ユウキが作ってくれたやつ……俺4で6がユウキで……ほら」

 

シノン「ありがと……ねぇ」クミッ

 

コウキ「……なんでシノンの足が俺の足に絡みついているんだよ?」

 

シノン「足、寒いから暖を取らせて」

 

コウキ「俺の足から暖を取るなよ!?」

 

シノン「これでさっきのことは許してあげるから?ね?」

 

コウキ「……はぁ……しょうがないなぁ……」

 

シノン「ん、よろしい……にしても、これゲームなのよね、服も濡れて透けるとか、なんでそんなところまでリアルなのよ」

 

コウキ「それは……製作者のこだわりじゃね?」

 

シノン「……まったく……」

 

そうして俺たちは服が乾くまでたわいもない話をしたあと、射撃スキルの試し撃ちを再開した……やれやれ……




……元のイベントとはもう、もはや別イベント(白目)

ほんと、コウキって水に落ちるよね?(白目)

次回もお楽しみに!!


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こどものつくりかた!

今回はユイちゃんイベントです!……純心な心が逆に痛い……ではどうぞ!!


前回のあらすじ、シノン「目標をセンターに入れてスイッチ。目標をセンターに入れてスイ(ry」

 

シノンの訓練のコーチした次の日、朝食後、ユイちゃんはこんなことを聞いてきた……

 

…………………………………………

 

エギルの店

 

コウキ「ふむ……たまにはソーダとシュワシュワしたものを飲みたくなるもんだな……」

 

ユウキ「そうゆうものかなぁ?」

 

いつものように二人でくつろいでいる……ちなみにテーブルの上にはコウキが頼んだソーダと何故か新メニューのフルーツグミ、そしてユウキが頼んだピーチティーにドライフルーツの盛り合わせを各自で交換しながら食べては飲んでいた……

 

ユイ「あっ、コウキさんにユウキさん、おはようございます!」

 

コウキ「ん?おう!ユイちゃん、おはよう」

 

ユウキ「おはよう!ユイちゃん」

 

ユイ「コウキさん、少し……お聞きしたいことが……」

 

コウキ「なんだい?」くいっ……

 

ユイ「子供って……どうやって作るんですか?」

 

コウキ「ぶふぅ!?」

 

コウキは飲んでいたソーダをかなり派手にぶちまけた!それこそ、マーラ○オンの如く!!

 

ユイ「だ、大丈夫ですか!?」

 

コウキ「げっほ、げっほ……な、なんでそんなことを聞くんだい……?」

 

ユウキ「……そのまえに言うことあるよね?」

 

コウキ「えっ?……oh……」

 

コウキは噎せながらそう言うがユウキが何か言ってきた、顔を上げると、そこには水浸し……ならぬソーダ浸しのユウキがいた……黒いオーラを出して……

 

コウキ(もしかしなくても、俺のせいですね、本当にありがとうございました)

 

コウキ「本当にすみませんでしたユウキ様、お顔など拭きますのでお許しを」ガクブルガクブル(´д`|||)

 

ユウキ「……いいから拭いて」

 

コウキ「イエス!マスター!!」

 

コウキは急いでアイテムメニューからタオルを選択し具現化させ、ユウキの顔や髪を拭く……

 

ユウキ「コウキ……くすぐったいよ……///」

 

コウキ「すみませんマスター!!」

 

コウキはユウキの顔……特に目を見ないよう目を伏せがちに拭いている……ユウキはコウキに拭かれて……少し恥ずかしくって顔を赤くしていた……そのあとは

 

ユウキ「今度から気をつけてね?コウキって案外抜けているところあるんだから」

 

コウキ「(小声)……人のこと言えないだろ」ボソッ

 

ユウキ「なにか言った?」

 

コウキ「イイエナニモ」

 

ユウキから説教をくらっていた……それもユウキは足組んでイスに座り、俺はそのまえに正座で座っている……回りは興味半分に見てくる……く、悔しい!!けどビクンビク(ry

 

コウキ「……さて、ユイちゃん、なんでそんなことを聞くんだい?」

 

ユイ「えっと……それはですね……」

 

直訳すると前にアルゴに聞いたことのある内容だった、そのときの出来事のあとで……

 

……………………………………………………

 

ユイ『あの……パパとママに質問してもいいですか』

 

アスナ『なに?ユイちゃん、わたしにわかることならなんでも聞いて』

 

ユイ『さっき、みなさん、どうしたら子供が作れるかを尋ねてきていましたよね』

 

そこからだった……

 

ユイ『現実の世界ではどうやって子供を作るんでしょうか?』

 

アスナ『えっ……』

 

キリト『いや……それは……なあアスナ、こういうのは母親の役目だよな?』

 

アスナ『ちょっ、ちょっと!キリト君、ずるい!』

 

キリト『そう言われても俺からユイに説明するってほうがその……問題じゃないか?』

 

アスナ『それは、まあ……ええと……そ、そうだ!』

 

アスナはなにか思いついたようにユイにこう言う

 

アスナ『ユイちゃん、簡単に言うとね、愛し合う二人の共同作業でできるんだよ』

 

うまいこと言った!っと思ったアスナ、だがしかし!!

 

ユイ『そうなんですか!だったらわたし、妹がほしいです!』

 

アスナ『ええっ!? 』

 

ユイ『パパとママは愛し合ってるんですから可能ですよね!』

 

キリト『いや……ユイ、落ち着いて考えてみてくれ、ユイならわかるだろ?SAOに子供を作るシステムが実装されているかどうか 』

 

ユイ『ええと、ちょっと待ってください……確かに、わたしの中に残ってるデータを見る限りないですね……』

 

するとユイはシュン……っと落ち込んだような顔をしだした……

 

ユイ『残念です……妹ができて、二人でお留守番なら楽しそうかなって思ったんですけど……』

 

キリト『ユイ……やっぱり一人で留守番はさびしかったのか』

 

ユイ『あ……その、ええと……さびしくないというと、確かに嘘になっちゃいます』

 

アスナ『ごめんね……これからはもうちょっと、ユイちゃんと一緒にいられるようにするから』

 

キリト『俺もだ、ただ……それでもやっぱり時々は一人にしてしまうことになると思う、そこは申し訳ないが我慢してくれ』

 

ユイ『わたしこそごめんなさい、これからどんどん攻略が大変になってパパもママも忙しくなるのに……』

 

アスナ『もう、子供がそんな気を遣わなくていいの!わたしたちはママとパパなんだから、わたしたちだって、子供のユイちゃんと一緒にいたいってだけ、わかった?』

 

ユイ『……はい!ええとそれじゃ話を戻すんですけど……さっきママが言った、現実生活で子供を作るための共同作業って、具体的になんなんですか?』

 

アスナ『ま、まだ続いてたの!?』

 

ユイ『はい!どうやって子供が作られるのか知りたいものですから』

 

アスナ『えー……ええと……そ、そう!キスよキス!』

 

ユイ『なるほど!キスだったんですね、確かに二人の共同作業です!』

 

キリト(……アスナ、嘘でごまかすつもりか…とはいえ、本当のことを教えるというのもためらわれることではあるが……)

 

ユイ『それで、キスをすると、どうやって子供は現れるんでしょう?』

 

アスナ『えーと……そ、それは……』

 

キリト(ここはアスナのためにも早めに話題を切り替えよう……)

 

……………………………………………………

 

コウキ「……ユイちゃん……前もそうだったがそこ、こだわる場所ちゃう」

 

ユウキ「……アスナも苦労しているなぁ……」

 

ユイ「それで昨日のことなんですが……」

 

コウキ「まだあるのか!?」

 

……………………………………………………

 

エギルの店

 

アスナ『ユイちゃん、ただいま』

 

ユイ『パパ、ママ!お帰りなさいです!今回も帰ってきてくれて本当によかったです……だいぶ、おつかれみたいですね、今日はこのまま、ここで休みますか?』

 

キリト『ああ、そのつもりだ』

 

ユイ『わかりました、ゆっくり休んでください』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アスナの部屋

 

アスナ『はぁ……今日はもうへとへとだよ』

 

キリト『もうかなりの上層なんだ、ただのフィールドでも楽な戦闘はないよ』

 

アスナ『キリト君……ねえ、ちょっとこっち来てみて?』

 

キリト『……?どうしたんだアスナ……わふっ』

 

ダキッ

 

アスナ『ふふっ……ぎゅー』

 

キリト『む、むぐ……』

 

キリト(む……胸が…………やわらか苦しい……)

 

アスナ『あははっ、キリト君、赤くなっちゃってるー!……ねえ、今日はキリト君に甘えさせてほしいな』

 

キリト『アスナ……』

 

アスナ『ね……キリト君……』

 

……………………………………………………

 

コウキ「のろけかぁ!?のろけ話かぁこれぇぇ!!?」

 

ユウキ「ちょっとうるさいよコウキ(ドス気味の声で)」

 

コウキ「あっ、はい、すみません……」

 

ユウキ「それでそれで続きは!?」

 

コウキ「…………………………」

 

……………………………………………………

 

ユイ『ああっ!もしかしてこれから、子供を作るんですか!』

 

キリト君『うわぁ!?』

 

アスナ『ユ、ユイちゃん!?いたの!?』

 

ユイ『おつかれのようだったので温かいお茶を持ってきました、よく眠れるかと思って……パパ、ママ、子供を作るところだったんですか?』

 

キリト『いや、子供っていきなりなにを言い出すんだ!?』

 

ユイ『だって、パパとママ、キスしそうな感じでした!キスで子供ができるってこの間、ママが言ってたじゃないですか』

 

アスナ『あ、ああ……そうね、確かにわたし、そう教えたんだった』

 

ユイ『あ、でもSAOの中じゃ子供は作れないんですよね……』

 

キリト『そ、そうだぞユイ、だからその、子供をつくろうとかそういうわけじゃなくてさ……』

 

ユイ『なるほど、わかりました!つまり、予行演習ってことですね!無事現実世界に戻ったらいつでも子供がつくれるように!』

 

アスナ『ちょ、ちょっとユイちゃん、そんな大声で子供を作る作る言わないで……』

 

キリト(今、この宿屋に他に誰かいたか……?せめてスグには聞かれてないことを祈るぞ……)

 

キリト『……なあアスナ、これ、ユイに誤解させたままのほうがあとで大変なことになるじゃないか……例えば、街の中でキスしてるカップルをユイが見かけたとしてみろ』

 

アスナ『う……確かにそのとおりかも……』

 

ユイ『え?誤解って、どういうことなんですか?』

 

アスナ『ユイちゃん、ごめんね……実は、キスで子供を作るって話、あれ間違ってるの』

 

ユイ『え~~っ!?そうだったですか!ママ、どうしてそんなことを……』

 

アスナ『で、でも、ウソというわけじゃないんだよ、キスも……その……子作りに含まれているというかなんというか……その……はっきり言うと、説明するのが恥ずかしいことだからです!』

 

ユイ『子供作りが恥ずかしいこと、なんですか?でも、生物的には、種をつなぐ上でとても大事なことだと思いますけど』

 

キリト『そういう意味では大事なことって言うのはマチガイナイ……けど、それと恥ずかしさは別問題だからな』

 

ユイ『ふぅん……人間って、むずかしいんですね……それで、結局のところ、子供ってどうすれば作るのか、教えてくれないんですか?』

 

キリト『アスナ、任せた』

 

アスナ『ええっ!?キリト君ずるい!……ええと、なんていうか……そうだ!ユイちゃんにはまだ早い!だから、知らなくていいの!』

 

キリト『それだ!そうだな、子供は知らなくていいことなんだよ』

 

ユイ『子供だと教えてもらえないんですか……』

 

キリト『子供が子供を作っちゃうのは色々と問題があるってことなんだよ』

 

ユイ『社会的、あるいは責任能力的な問題ですか……なるほど、それなら理解できます、それに、ユイはまだパパとママの子供でいたいから聞かないでおきますね!』

 

アスナ『うんうん、それがいいよ』

 

キリト(ふぅ……これで一応、ユイには納得してもらえたってことでよさそうだな……まったく、下手なボスモンスターとの戦闘より緊張したぞ……)

 

……………………………………………………

 

ユイ「とゆうわけです」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「……なるほどな」

 

ユイ「ですけど……やはりわたしは知りたいです、なのでコウキさんたちに教えて貰おうかと……」

 

ユウキ「ボ、ボクも教えるの無理無理!ねっ、コウキ?」

 

コウキ「…………」

 

ユウキ「コウキ?」

 

コウキ「……わかった、教えてやる」

 

ユウキ「ちょ!?コウキ!?」

 

ユイ「あ、ありがとうございます!!」

 

ユウキ「ちょ、ちょっと来て」

 

コウキ「ちょ、く、苦しい……!」

 

ユウキはコウキの首根っこを掴んで強制的に隅に移動した……

 

ユウキ(ど、どうするのコウキ!あんなこと言って大丈夫なの!?)

 

コウキ(大丈夫……しかし、これにはユウキの協力が必要だ)

 

ユウキ(ボクの?)

 

コウキ(ああ、俺の言うとおりにしてくれ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキの部屋

 

ガチャ!

 

コウキ「ここだ」

 

ユウキ「ボクの部屋?」

 

ユイ「ここで何をするんですか?」

 

コウキ「まぁ、待ってな……まずユウキ、ベットで横になってくれ」

 

ユウキ「えっ?う、うん」

 

ユウキはコウキに言われた通りにベットで横になった

 

ユウキ「次は?」

 

コウキ「脱げ」

 

ジャキッ!!

 

ユウキ「コウキ?」

 

コウキ「……スミマセンコトバガタリマセンデシタ、スミマセン」

 

簡単に言うと、ユウキ、横になる→コウキ、脱げ発言→ユウキ、片手剣を突きつける→コウキ、反省今ここ

 

ユウキ「それでどうするの?」

 

コウキ「ハイ、フクヲメクルダケデヨロシイデス、オナカヲミセルクライデ」

 

ユウキ「……うん」

 

ユウキは服を捲り、大体胸の下あたりまで捲った……

 

ユウキ「……これでいい?」

 

コウキ「よし、ユイちゃん、ユウキの横に」

 

ユイ「わかりました!」

 

ユイはベットにハイ登り、ユウキの横についた……

 

コウキ「それでユウキのお腹に耳を当ててごらん」

 

ユイ「はい……」

 

ユウキ「んっ…………」

 

ユイはユウキのお腹に耳を澄ませた……

 

コウキ「そこが命、生命が生まれる場所、そこに今はなにもないがいつか、それこそ何ヵ月もかけて生命が誕生するんだ……」

 

ユイ「なるほど……ユウキさんのお腹……暖かいです……」

 

ユウキ「んっ…………」

 

コウキ「だから、今すぐ生まれるようなものじゃないんだ……何ヵ月もかけて……それこそ愛の結晶であるからこそ何ヵ月もかかるんだ……」

 

ユイ「そう……です……か……」

 

ユウキ「ユイちゃん?」

 

ユイ「Zzz…………Zzz…………」

 

ユウキ「…………寝ちゃった……」

 

コウキ「……まぁ、お腹の上って気持ちよくてついつい寝ちゃうからな……」

 

ユウキ「コウキって……こうゆうふうに教えて貰ったの?」

 

コウキ「ああ……母さんに聞いたらこうされて……そのまま寝ちゃったな……ってあら?」

 

ユウキ「Zzz……Zzz……」

 

コウキ「……寝ちゃったか……そうだ!」

 

コウキはメモ紙とペンを取りだし、ペンで紙に書いたら……それをユイのポケットに入れた……

 

コウキ「これでよし……こうしてみると……姉妹のお昼寝みたいだな……じゃあな」

 

コウキはユウキの部屋から出ていった……

 

その日の夜、キリトの叫び声が轟いたのであった……




さてキリトになにが?(白目)それは次回に……お楽しみに!


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占いはあくまで今後のおこないの目安程度にしよう

スミマセン、遅れてしまいました……いいわけはとゆうと……龍○如くのプレイ動画一気見してました……真島の兄さんええキャラしておるわ……それに先が気になる展開ばかりで見終わったころには午前1時に(おい

今回は占いのイベント話ですがちょっと?変化球になりますね、ではどうぞ!!


前回のあらすじ?

 

夜、キリトの部屋

 

キリトの部屋にアスナとユイが遊びに来ていて楽しく談笑していたときのことだった……

 

ユイ「パパ、ママ!」

 

アスナ「ん、なにユイちゃん?」

 

ユイ「今日コウキさんとユウキさんに子供の作り方を教えてくれました!」

 

キリト・アスナ「「ぶっ!?」」

 

アスナ「なっ、なんで聞いたの!?」

 

キリト(変なこと教えてないよなコウキのやつ……)

 

ユイ「すみません……やっぱりどうしても気になって…」

 

キリト「……それで?コウキたちからなにを教わったんだ?」

 

ユイ「えっとですね……」

 

ユイはコウキたちから教わったことをキリトたちに話した……

 

 

 

ユイ「……っとゆうことです」

 

キリト・アスナ((……ナイスコウキ(君)!!))

 

アスナ(確かにそうゆう教えかたならユイちゃんも納得するわ……)

 

キリト(ただの人を貶めるバカじゃあなかった……)

 

ユイ「それでコウキさんが手紙で子供を作るのに大切なことがひとつあると」

 

キリト・アスナ「「……えっ?」」

 

ユイ「それは主に夜に行うもののようで」

 

アスナ「ユ、ユ、ユイちゃん!?」

 

キリト「おいバカヤメロ!?」

 

ユイ「それは…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レスリングです!」

 

キリト・アスナ「「…………………………………………はっ?」」((゜ロ゜))?

 

ユイ「もしくはプロレスって書いていました!」

 

キリトとアスナ は分かりやすいぐらいに呆けている……ユイはそのまま話を続けた……

 

ユイ「なんでもまず、激しい体の密接により子供作りに必要不可欠なのようです!」

 

キリト・アスナ「「あっーー…………」」

 

キリト(……そういえばそうゆう例え方があったな……)

 

アスナ(そういえばそうだったね……)

 

ユイ「パパ、ママ!早速レスリングかプロレスをやってみてください!」

 

キリト「……どうするアスナ?」

 

アスナ「……ユイちゃんを納得させるにはこれしかないわ……」

 

キリト「あっ、アスナ?」

 

アスナ「ごめんキリト君……出来るだけ痛くしないから……!!」

 

キリト「ちょ!?アスナ一体なにを!?ちょっとなんで俺の手を足で絡めて!?」

 

アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア‼‼‼‼???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、キリトを起こしに部屋に訪れたコウキはベットの上に無惨な骸が乗っかっていたとゆう……

 

コウキ「……計画通り(ゲス顔)」ニヤリ(・∀・ )

 

 

 

キリトの骸化から数日後、ボス部屋を見つけたその日の夜にボス攻略を開始した。

 

ボスの名はグランドレガシー、見た目は前にフィリアとユウキとクルと共に倒したサンクチュアリと同じだった、攻撃も弱点もほとんど同じだったのでさほど大したことなかったもの、グランドレガシーのHPがレッドゾーンに入った途端にオメガキャノンって名の赤いピームみたいな範囲攻撃を仕掛けるようになった……

 

しかし、奴の最後は意外な人物によって倒された、シノンだった、初のボス攻略参戦した彼女だが、彼女の持つ弓はグランドレガシーの弱点、おそらく動力炉らしい核を正確に居抜き、オメガキャノンの発射を止めた!

 

グランドレガシーは俺とリズの片手棍のソードスキルで動きを鈍らせたあとにシノンは弓のソードスキルでグランドレガシーの核を貫き、奴はポリゴンへと姿を変えたのであった……初のボス攻略でLAを獲得、さらに初めて見た遠距離系ユニークスキルも相まってシノンは注目を集めたのであった……帰りは時間はもう深夜になっており、あとはキリトたちに任せてさっさと寝に戻った……キリトは俺に睨み付けたがはて?なにかしたかな俺?(すっとぼけ)

 

今回の話はボス攻略から次の日、休日にユウキと買い物しに行ったときのことだった……

 

カーシャ小物店

 

カーシャ「また来てねコウキちゃん♥ユウキちゃん♥」

 

コウキ「ありがとうございました」

 

ユウキ「またねぇ~!」

 

カーシャさんが二人を見送るのを手を振りながら帰るコウキとユウキ……なぜコウキたちがカーシャ小物店に来たかとゆうと……

 

コウキ「前に貰ったバンダナ、やっぱり使い道がなかったからスカーフに作り替えてくれて助かったなぁ」

 

今もそのスカーフはマークが見えるように腕に巻き付けている。

 

ユウキ「カーシャさんって大抵なんでも出来るよね」

 

コウキ「だな」

 

占い師プレイヤー「そこのお方」

 

コウキ「ん?」

 

ユウキ「えっ?ボクらのこと?」

 

すると突然声をかけられた!

 

占い師プレイヤー「いえ、そちらの青い方のことです」

 

コウキ「はっ?俺か?」

 

占い師プレイヤー「そう、あなたです、あなたに災いが近づいています」

 

ユウキ「えっ!?コウキに!?」

 

占い師プレイヤー「はい」

 

コウキ(うっ、胡散臭いのだが……)

 

占い師プレイヤー「あなたに今後……いつかのときに災いが起こり、それは試練として身に降りかかるかも知れません……」

 

ユウキ「わ、災い?試練?」

 

コウキ(……なんか俺より気にしてないか?)

 

占い師プレイヤー「しかし、そんなときに役に立つ物があります……」

 

ユウキ「どっどんな?」

 

コウキ「…………」

 

占い師プレイヤー「それは……これです」

 

ユウキ「こ、これは!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

コウキ「…………」

 

ユウキ「…………」

 

リズ「で、あんたらはあんたらでなにしてんのよ」

 

コウキ「……好きでこんなことするか?こんな、こんな

 

 

 

 

鉄錠をされるみたいなことを」

 

ユウキ「あっはは……」

 

コウキが項垂れるのを苦笑いを浮かべるユウキ……その理由はそれぞれの腕に巻き付かれた銀色の鎖だった……

 

コウキは右腕を、ユウキは左腕に鎖が巻き付かれており、下手に動くと締め付ける為お互いに手を握っている状態に……

 

何故そんなことになったのかそれは約10分前……

 

 

 

ユウキ『こ、これは!?……鎖?』

 

動かすとジャラ!っと音を立てる、間違いなく鎖だった

 

占い師プレイヤー『それは『絆の鎖』、お互いの絆を高める為のアイテムです』

 

ユウキ『これが?』

 

占い師プレイヤー『はい』

 

コウキ『で?使用方法とか注意点とかは?』

 

占い師プレイヤー『はい、使用方法はまずお互い、左腕、右腕に鎖を巻き付けます、それであとは自動的に固定されます』

 

ユウキ『ふ~ん』ジャラジャラ!

 

コウキ『はっ?ちょ!?ユウキ!?なんで付けるんだ!?』

 

突然鎖を自分の左腕に巻き付けるユウキに慌てて止めるコウキ……だが!

 

ユウキ『面白そうじゃん、コウキもほら!』

 

コウキ『ええっ……マジで?』

 

ユウキ『マジで、ほら早く!』

 

コウキ『……しょうがないなぁ』

 

渋々自分の右腕に鎖を巻き付けるコウキ、巻き付けると鎖が自動的に腕を締め付ける……すると占い師プレイヤーが!

 

占い師プレイヤー『ああ……注意点ですが』

 

コウキ『ん?』

 

占い師プレイヤー『今日一日、その鎖は外れません』

 

コウキ・ユウキ『『……………………はっあああ!!?』』

 

コウキ『おいこら待てや!?なんで先にそんな大事なことを早く言わないんだ!?もう付けてしまったよ!?』

 

ユウキ『ほ、本当に外れない……!』

 

占い師プレイヤー『外れてしまったら絆を深められないでしょう』

 

コウキ『はぁ?』

 

占い師プレイヤー『『絆の鎖』はお互いに離れられない状態にし、お互いのことを考えて、そしてお互いの絆を深めるアイテムです、まぁお互いの相性が悪ければそれは『絆の鎖』から『破綻の鎖』になってしまいますが』

 

コウキ『おい!?今聞き捨てならないこと言ったぞ!?』

 

占い師プレイヤー『まぁあなた方なら大丈夫でしょう』

 

ユウキ『無責任な!?』

 

占い師プレイヤー『それでは幸運を祈っています』

 

コウキ・ユウキ『『……………………』』ポカッーン……(( ; ゜Д゜))

 

占い師プレイヤーはサッサッと立ち去り、二人は唖然っしたまま立ち尽くした……

 

コウキ『ユウキ……』

 

ユウキ『……ごめん』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「とゆう訳だ」

 

リズ「ユウキ……あなたねぇ……」

 

ユウキ「いやほんと、こんなことになるとは思わなかったんだよ……」

 

リズ「コウキも……元々か……」

 

コウキ「おいこら待て、なんでそんな諦めたような顔をするの!?……まぁいい……それよりだ」ジロリッ

 

コウキがある方向に呆れた目で見る、そこには……

 

キリト「うっ……」

 

シリカ「えっへへ……」

 

コウキ「なんでシリカとくっついているんだ?」

 

キリト「こ、これはだな!!」

 

キリトが言うにはたぶん同一人物だと思われる占い師プレイヤーに「あなたに災いが近づいております、あなたにとって今日ほど不幸な日はないかもしれません、しかし不幸を避ける方法がひとつだけあります」とのこと、それが「女の子とできるだけそばにいること」だそうだ

 

コウキ「……別にくっつかなくてよくないか?そばにいればいいんだろ?俺らみたいに鎖で繋がってないと駄目とは言われてないんだから」

 

キリト「そ、それは俺も思うんだが……」

 

シリカ「いいえ!!少しでも不幸を消すためにもこうやってくっついていなきゃ駄目です!なので、こうしてできるだけそばにいるようにしてるんです!こうやって、ぺたーっと」

 

キリト「…………」

 

コウキ「……お前もお前で大変だな……」

 

ユウキ「あっははは……」

 

リズ「ふうん、なるほどねぇ……」

 

コウキ「ん?リズどうしたんだ?」

 

リズ「それならさ、シリカだけよりもっと多くの女の子でくっついた方がいいんじゃない?」

 

そう言うとリズはシリカがくっついている別の場所にくっついた!

 

キリト「うわっ!リ、リズ!?」

 

リズ「感謝しなさいよ、厄払いに協力してあげるわ」

 

コウキ「……絶対に自得だからやっているだけだな」

 

シリカ「リズさん!くっつきすぎですよ!」

 

リズ「アンタがぺたーっとするんだって言ったんでしょうが」

 

ユウキ「な、なんかスゴいことになってきた……」

 

コウキ「見習わなくていいからな」

 

すると!

 

カランカラン!

 

リーファ「ふぅ~、ただいまー」

 

リズ「おかえりー」

 

コウキ「お、おかえりリーファ……」

 

リーファ「………………え?な、なにやってんですか?」

 

ユウキ「こ、これには事情が……」

 

リズ「なんかね、キリトが女の小説と密着していないと不幸になるんだって」

 

リーファ「なにそれ……キリト君……いやらしい……」

 

コウキ「めっちゃ汚物を見るような目でキリトを見てるwww」

 

キリト「ち、違う!俺がこんなことをやれって言ったんじゃないぞ!」

 

リーファ「コウキさんも……なんでユウキと……鎖で繋がっているんですか?」

 

コウキ「俺の方も事情があるのさ……」

 

( ・∀・)/カクカクシカジカ……(事情説明中~)(・ω・`)

 

コウキ「……とゆう訳だ……」

 

シリカ「で、占い師さんに言われたの、こうしないと災いが起こるって」

 

キリト「俺よりもシリカのほうが占いの結果を気にしちゃって……」

 

コウキ「こっちはユウキの面白半分に付き合ったらこのざまよ……」

 

ユウキ「うっ……」

 

シリカ「占いを侮ってはダメです!キリトさんやコウキさんに何かが起きてからじゃ遅いんですよ!」

 

ユウキ「そ、そうだよ!何かが起きてからじゃ遅いんだよ!」

 

コウキ「自己正当化するな」ビシィ!

 

ユウキ「あいたぁ!?」

 

リーファ「そういうことか……」

 

ユウキのおでこにデコピンをお見舞いするコウキ……するとリーファが…………

 

リーファ「……………………それじゃ、あたしも力になるよ」

 

キリト「リ、リーファ!?」

 

リーファはそう言ってキリトにくっついた!それに二人は

 

リズ「こら!定員オーバーよ!あたしとシリカの二人でもう十分でしょ!」

 

コウキ「エレベーターか(笑)」

 

リーファ「備えあればです!キリト君が不幸になったら困るじゃないですか!」

 

ユウキ「……なんで困るのさ」

 

コウキ「……さぁね(すっとぼけ)……それより」

 

キリト「む、胸!リーファ!!胸が腕にっ!!」

 

リーファ「も、もうっ!!言わなくてもわかってるよ!!」

 

コウキ「なっ、なんてうらやmゲフンゲフン……けしからん……」

 

ユウキ「むぅ……」ギュ!

 

コウキ「……なんで腕に抱きつくんだユウキ?」

 

ユウキ「別に!!」

 

コウキ「……まさかリーファに対抗しようとして?む、無茶だ!?リーファに対抗するのに圧倒的に胸が(ry」

 

ガン!!

 

コウキ「キヤッアアア!!?足があああ!!?」

 

ユウキ「ふん!!コウキの馬鹿!!」

 

シリカ「胸が……その、そんなにないからこそ密着できるってことはありますよね!ほら、こうやって腕を絡めればっ!!」

 

キリト「痛てててっ!シリカ!関節!関節きまってるから!」

 

カランカラン!

 

シノン「キリト……?コウキ……?」

 

キリト「あ……シノン……」

 

コウキの足をおもいっきし踏みつけるユウキに悲鳴を上げて足を押さえるコウキに膨れっ面になっているユウキの二人と女の子に囲まれて、一人は胸を腕に挟み込み、一人は関節をキメっている状態になっているキリトの姿にシノンは静かにこう言った……

 

シノン「……お店を間違えたみたいね」

 

キリト「違う!シノン聞いてくれ!話せば分かるから!」

 

シノン「一応、聞いてあげる」

 

キリト「それが……」

 

( ・∀・)/カクカクシカジカ……(事情説明中~)(・ω・`)

 

キリト「……とゆう訳なんだ」

 

シノン「……それってもしかして、商業区をうろついてる占い師?」

 

コウキ「……そうだな」

 

シリカ「そうです!キリトさんを占った、あの占い師さんの目は冗談を言っている目ではなかったです!」

 

キリト「まあ、不幸になるぞってボコボコに言われたしな……」

 

コウキ「俺のほうは災いだの試練だのって言ってたな……それでこの鎖だもんなぁ……」

 

シリカ「だからこうやって、キリトさんから不幸を遠ざけているんです!」

 

そう言ってシリカはキリトに向き直る。

 

シリカ「安心してくださいキリトさん!あたしが責任を持ってキリトさんを守りますから!」

 

リズ「じゃあ、あたしもー」

 

リーファ「あ、あたしもです!」

 

キリト「あっ、ありがとう……」

 

ユウキ「……ボクもこの原因を作ったんだからボクも責任に持ってコウキを守るよ!」

 

コウキ「……そりゃどうも……」

 

だが、シノンの一言が周りを凍りつかせる!

 

シノン「あの占い師イカサマよ」

 

キリト「え?」(゜ω゜;)?

 

ユウキ「えっ?ええ!?」!?Σ( ̄□ ̄;)

 

シリカ「イ、イカサマ?」

 

シノン「適当な占いをして、まぐれで当たった相手に幸運グッズを押し付けるんだって」

 

シリカ「そんな!?」

 

コウキ「幸運グッズって……この鎖がか?」

 

シノン「それよりもキリト、よければ私がアンタを占ってあげましょうか?」

 

キリト「シノンが俺を占い?できるのかそんなこと……」

 

シノン「まかせて……」

 

コウキ(なんか……シノンならやってのけそう……)

 

シノン「もうすぐキリトに災いが降りかかる」

 

キリト「へっ?」

 

すると!

 

カランカラン!

 

アスナ「あっ!シノのん!キリト君見なかった?」

 

コウキ「アスナか……あっ……(察し」

 

シリカ「っ!!」

 

リーファ「あっ!!」

 

リズ「……やば」

 

コウキ「……ここに兄貴がいたら「青ざめたな」とか言ってきそうだな……」

 

シノン「キリトならそこの女子の塊の中にいるわよ」

 

アスナ「女子の塊?」

 

キリト「や……やあ、アスナ……」

 

アスナ「……キリト君、な、なにやってるの?」

 

キリト「え、ええと、……何をしてるか申しますとですね……」

 

すると突然リズ・リーファ・シリカの三人が!

 

リズ「あっ!、いっけなーい!お店に戻らないと!キリト、アスナまたね!!」タッタッタッ……

 

コウキ「まだ営業再開時間じゃあないだろ……」

 

リーファ「そ、そうそう!あたしも買い物に行くところだったんだ!それじゃーまた!」タッタッタッ……

 

コウキ「さっき帰ってきたばっかだろ……」

 

シリカ「あっ!ピナを散歩に連れて行かなきゃ!」タッタッタッ……

 

コウキ「単純に逃げたいだけだろ、なんで今から散歩?」

 

キリト「お、おい!!せめてフォローしてから行ってくれ!」

 

アスナ「キリト君……なーにしてたのかな?」

 

キリト「ア、アスナさん……あのですね……」

 

アスナ「じ~~っくり、話を聞かせてもらいましょうか……」

 

キリト「はい……」

 

シノン「ほらね……不幸になったでしょ?」

 

キリト「これからはシノンの占いだけは信じるよ……」

 

そうしてアスナのお説教が始まったあと、シノンに話しかけた。

 

コウキ「なぁシノン……なんか……占いつうよりお約束なような気が……」

 

シノン「あら?信じない?なら二人にも占ってあげる」

 

ユウキ「へっ?」

 

シノン「……もうすぐ二人に災いが降りかかる」

 

コウキ「まっ、まさか!?」

 

カランカラン!

 

ハンク「今帰ったぞ」

 

ラン「あっ、シノンさんユウキを見かけませんでしたか?」

 

シノン「ユウキならほら、コウキと一緒に」

 

ラン「ああ……コウキさんも一緒にいたんです……かって……なんですかその鎖?」

 

ユウキ「ね、姉ちゃん……これには事情が……」

 

ラン「……あちらで話を聞きましょう……ほら行きましょう?」ズリズリズリ……

 

ユウキ「ね、姉ちゃん!?なんで引きずるの!?コウキもなにか言ってよ!!」

 

コウキ「これも……お約束か……」

 

ユウキ「諦めちゃってるー!!?」

 

そのあとの二人はランにお説教を貰って、クルの監修の元、二人で寝ることになったのであった……オツ




ほとんどオリジナルだなこりゃ……次回をお楽しみに!!


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おまけストーリ~、鎖に繋がれた二人の一夜

はい、今回のストーリー……ある人が言いました……「鎖で繋がれた間の2人の様子が少し気になりますね(笑)」っと……カッ!!( ゜ω゜)

なら書いてやろうではないか!!(言われなくても本人が乗り気(笑))

では……どうぞ!!


前回のあらすじ?

 

カーシャ「久しぶりのアタシの出番あれだけ!?」

 

恋愛紳士「あれだけや、スマンの」

 

カーシャ「キッー!!もう!!いけず!!」

 

恋愛紳士「……オエッ(嘔吐)」(´д`|||)

 

今あれから2時間が経ち……説教が終わる頃……

 

ランの部屋

 

ラン「……もう……これからは気をつけてくださいよ?」

 

コウキ・ユウキ「「は、はい……」」

 

ラン「……これで説教は終わりです、立っていいですよ 」

 

コウキ「いや……お嬢……」

 

ユウキ「あ、足が……痺れて……」

 

ハンク「…………」ニヤリ(^ω^ )

 

そしたらハンクが悪どい笑みを浮かべた……それを見たコウキは顔を青ざめた……

 

コウキ「あ、兄貴?お前まさか……」

 

ハンク「そWのWまWさWかWだW」

 

コウキ「やっ!やめろおおお!!?」

 

ハンク「北斗……つんつん拳!!ほああ!!つんつんつんつんつんつんつんつんつんくつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつん!!!!!!」(∋´゚ω゚`)∋

 

コウキ「あうあひゃぁぁぁぁぁぁッ!!?」

 

ユウキ「コ、コウキーー!!?」

 

クル「クルクル」ペロッペロッ……

 

ユウキ「ひゃん!ちょ、クル!?足の裏舐めないでひゃん!!」

 

ラン「あらあら……困った子ね」

 

ユウキ「ちょ、姉ちゃん止めてよ!?ひゃん!?」

 

~少々お待ちください~

 

ハンク「ふぅ……スッキリ!」( ´∀`;)

 

コウキ「………………」(ビクン!ビクンビクン!!)

 

ラン「ユウキ?大丈夫?」

 

ユウキ「………………」(ビクン!ビクンビクン!!)

 

ハンク「……返事がない、ただの屍のようだ」

 

コウキ・ユウキ「「……死んで……ないわ(よ)」」

 

ハンク「おや?生きていたようだ?」

 

コウキ「覚えてろよ兄貴……」

 

ユウキ「……姉ちゃんもだからね……」

 

ラン「はいはい……ほら手を」

 

ランの差し出された手を頼りに立ち上がるコウキとユウキ……

 

コウキ「……ユウキ……大丈夫か?」

 

ユウキ「コウキこそ……あれだけつんつんされて大丈夫だった?」

 

コウキ「……大丈夫に見える?」

 

ユウキ「……だよね」

 

ガチャ!

 

キリト「ああ、ここにいたのか?……どうしたんだ二人とも?そんなに疲弊して?」

 

コウキ「いや……なんでもない……」

 

ユウキ「うっ、うん……なんでもないよ」

 

キリト「そうか?そろそろご飯になるからアスナが呼んできてって言われて探してたんだ」

 

コウキ「そうか……今行く」

 

キリト「なら行こうぜ」

 

コウキ「……はぁ」

 

そして全員部屋から出ていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食卓

 

食卓の上にはコウキとユウキの分だけハンバーガーなどの片手で食べられる物が置かれていた。

 

アスナ「ごめんね、みんなのと一緒の物じゃなくて」

 

コウキ「いや助かる、こんな状態じゃあ箸なんか掴めないからな」

 

ユウキ「うん、ボクならまだしもコウキは利き腕である右腕が使えないからね」

 

ハンク「ザマァ(笑)」

 

コウキ「この野郎……(怒)」

 

ラン「ほらほら、食卓で喧嘩するじゃあありませんよ? 早く頂きましょう?」

 

キリト「だな、じゃあ」

 

みんな「「「「いただきます!!」」」」

 

コウキ「はむ……うん!美味しい!さすがはアスナだな!!」

 

アスナ「そう?ありがとう」

 

コウキ「この甘辛いソース……これが肉と野菜にあるな……」

 

ユウキ「うん!確かに美味しいね!」

 

シノン「……ねぇ」

 

コウキ「なんだ?今クルにご飯やっているんだ、あとにしてくれないか?」

 

シノン「……その鎖……今日一日外れないのよね」

 

コウキ「ああ、そうだが?」

 

シノン「だから……寝るときとかどうするの?」

 

ピシィイイ!!

 

なにか……ヒビが入ったような音が聞こえた……

 

コウキ「…………この場合は仕方ないことだから一緒に寝ることになるな(ダラダラ)」

 

コウキは冷静に言っているものの、冷や汗がダラダラ出た……

 

ユウキ「う、うん……そうゆうことになるね……」

 

みんな「「「「………………」」」」

 

アスナ「ユウキ、もしだけど」

 

リズ「もしコウキがなにかしようとするなら」

 

ラン「すぐにメッセージ飛ばすのよ」

 

リーファ「すぐに駆けつけるからね!」

 

ユウキ「え、ええっとぉ……」

 

コウキ「うおおい!!?みんなして酷いぞ!!?俺はクラインとかとは違うぞ!?」

 

クライン「ぶっ!?コウキてめぇ!俺がいつそんなことするような人間だと思った!?」

 

コウキ「自分の胸に手を当ててよく考えるんだな!!それで全てがわかるだろ!!」

 

クライン「分かるかああ!!」

 

ハンク「醜い争いだな(笑)」

 

コウキ「それにこうゆうことが起こり得るキリトのほうが気をつけるべきだろ!?」

 

キリト「ぶっ!?コウキおまえ!?」

 

みんな「「「「あー確かに」」」」

 

キリト「みんなまで!?」Σ(゜Д゜)

 

ユウキ「……大丈夫だよ」

 

ラン「えっ?」

 

ギャーギャー騒ぐみんなにユウキは一言言った。

 

ユウキ「コウキは……普段ふざけているけど……こうゆうことには誠実なところがあるからね……だから、手をつけるなんてことは無いよ、だから大丈夫」

 

コウキ「ユウキ……」

 

クライン「……おーおー信用されているね、この裏切りも、ぐぼぁ!?」

 

シノン「綺麗にアッパーカットが決まったわね」

 

余計なこと言うクラインに茫然としながらもアッパーカットかますコウキ……

 

アスナ「ユウキ……」

 

リズ「案外大胆なこと言うのね……羨ましいわ」ボソッ

 

ユウキ「そう?……けどコウキのこと信じているから……ね?」

 

コウキ「お、おう!もちろん大丈夫だ!」

 

クライン(……今考えてみれば……それってある意味男殺しだな……コウキオツ)

 

ユウキ「さっ?早く食べちゃお?」

 

コウキ「あっ、ああ…………」

 

そしてみんなは食事を続けた……ただひとり……コウキだけ悶々になりながらも……

 

ラン「……念の為にクル、二人を見張っててね」

 

クル「クル!」

 

コウキ「まだ信用されてない……だと?」Σ(゜Д゜)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキの部屋

 

ガチャ!

 

コウキ「やっと、戻ってこれた……今日はなんだか疲れた……」

 

ユウキ「アッハハ……そうだね……」

 

コウキ「で、どうする今から?」

 

ユウキ「う~ん……できればお風呂に入りたいかな?」

 

コウキ「この状況でか?」

 

ユウキ「……だよね……」

 

コウキ「うーん……お風呂かぁ……」

 

ユウキ「……あっ!そうだ!」

 

コウキ「えっ?なにが?」

 

ユウキ「んっ~……ちょっとコウキ、目を閉じてくれる?」

 

コウキ「目をか?」

 

ユウキ「うん、ボクがいいよって言うまで目を閉じててほしいんだ」

 

コウキ「……分かった……これでいいか?」

 

ユウキ「うん、ありがと……よし!」

 

しゃららん……

 

コウキ「」

 

目を閉じていたら音が聞こえた……この音はいわゆる……装備解除するときの音である……したがって

 

コウキ(えっこれ、装備をとっているパターン?)

 

しゃららん……

 

コウキ(また……聞こえた……一回目は武器は持っていなかったし……必然的に防具だし……今聞いたので二回目だから……下着の解除?と う ゆ う こ と は!!)

 

ユウキ「……絶対に見ないでよね」

 

コウキ(……確定、これ今ユウキ……裸……)

 

ユウキの言葉によりより強く目を閉じるコウキ……だがコウキの脳内には!!

 

コウキ(覗く、覗かない、覗く、覗かない、覗く、覗かない、覗く、覗か(ry)

 

……自分の煩悩と戦っていた……

 

コウキ(いやいやいや……俺は紳士だ……それにせっかくユウキが信用してくれているんだ……それに背く訳には……)

 

白コウキ(そうです、ここは紳士として見ないべきです)

 

コウキ(し、白の俺!?……そうだ……そうだな……)

 

黒コウキ(おいおい……なに言っているんだ俺よ……)

 

コウキ(く、黒の俺!?)

 

黒コウキ(所詮お前は男だ……みんなの前ではあんなこと言っているけどよ……本当は……見たいんだろ?)

 

コウキ(む、むぅ……)

 

白コウキ(黙れ黒よ!そうやって人を惑わすんじゃあない!!)

 

黒コウキ(はっ!黙るのはどっちだ白!!俺は自分を素直に出しているだけだ!)

 

コウキ(おっ、おい!とりあえず落ち着け)

 

白コウキ・黒コウキ((黙ってろ!!))

 

コウキ(えっー……)(´・ω・` )

 

白コウキ(絶対に見ちゃ駄目ですよ!見たら恥になりますよ!!)

 

黒コウキ(もう見ちゃえって……そして食べろチェリーボーイ?)

 

コウキ(ど、童貞ちゃうわ!?)

 

白コウキ(……こうなったら……決着を着けましょう……)カチャ!

 

黒コウキ(おう……いいだろう……)カチャ!

 

白コウキは自分と同じ色のレイピアを黒コウキは自分と同じ色の片手剣を抜き放った……そして!!

 

白コウキ・黒コウキ((ウオオオオオオオオ!!))

 

ザシュ!!

 

白コウキ・黒コウキ((ぐはぁ!!))ドサッ!!

 

……互いの体に剣が貫き……そのまま倒れた……

 

コウキ(………………いや相討ちかよおおおおおおお!!?)

 

しゃららん……!

 

ユウキ「もういいよ」

 

コウキ「ハッ(゜ロ゜)!!えっ?ええと……? 」

 

ユウキ「どうしたの?」

 

コウキ「えっ?ええと……いやなんでも……ってユウキ」

 

ユウキ「えっへへ……どうかな?」

 

コウキが見た先には……俗に言うフリルつきの黒と紫のビキニを着けたユウキが、これにコウキは……

 

コウキ「…………(゜ロ゜)」

 

……めっちゃくいついてる……てか目が血走っているですけど!?

 

コウキ「おい、ナレーター(作者)、うるさいし違うからな!!」

 

ユウキ「なに言っているのコウキ?」

 

コウキ「いやなんでも……てかなんで水着?」

 

ユウキ「これなら一緒に入っても大丈夫でしょ?」

 

コウキ(……同年代が水着を着て一緒にお風呂入るのは、はたして大丈夫なのだろうか?)

 

ユウキ「ほら!コウキも水着を着て?ちゃんとボクも目を瞑っているから」

 

コウキ「わ、分かった……ちょっと手を動かすぞ」

 

ユウキ「うん」

 

コウキは手早く装備解除をし、蒼生地に白と黒のラインの入ったボクサーパンツタイプの水着を装備をした

 

コウキ「終わったぞ……」

 

ユウキ「んっ……じゃあさっそく入ろう!」

 

コウキ「お、おう……」

 

コウキ(俺……精神持つかな……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風呂場

 

ユウキ「おっ~!!コウキのお風呂、他より広いね!」

 

コウキ「……まぁ、クルがいるから他より広くしているだ」

 

ユウキ「へっ~そうなんだぁ~、あっ!じゃあさっそく湯船に入ろうよ!」

 

コウキ「………おう………」

 

コウキ(……なんか、拍子抜けするなぁ……)

 

カッポーン!ジャーー!!

 

ユウキ「ふぅ~……あったかーい……」

 

コウキ「…………ふぅ……」

 

今、コウキの横に並ぶようにユウキが入っている……

 

ユウキ「………………フッフフ」

 

突然ユウキが笑い出す

 

コウキ「?どうしたんだ?」

 

ユウキ「いやぁ……こうして男の人と一緒にお風呂に入ることになるなんて……それも水着を着て……なんだか可笑しくて」

 

コウキ「……だな……確かに可笑しいな」

 

ユウキ「でしょ?」

 

コウキ「ああ」

 

ユウキ「フッフフフフ!」

 

コウキ「アッハハハハ!」

 

お互いに見つめあい……そしてお互いに笑いあった……そのあとはのぼせそうになるまで話し合って、お風呂場を後にした……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキの部屋

 

ユウキ「ふぅ……あっつーい!」

 

コウキ「ほら、イチゴ牛乳」

 

ユウキ「あっ!ありがとう!気が利くね!」

 

コウキ「まぁ俺も飲みたかったからな」

 

手を扇いで風を自分に当ててるとコウキがイチゴ牛乳とコーヒー牛乳の入ったビンのうち、イチゴ牛乳のビンをユウキに渡した。

 

ユウキ「うっうっうっ……ぷっはあ!!やっぱりお風呂上がりにはやっぱりこれが一番だね!!」

 

コウキ「だな、うっうっうっ……ぷっはあ……ウマイ……」

 

クル「クル!クル!」

 

コウキ「はいはい、クルにもやるから待っとれ」

 

コウキは冷蔵庫から牛乳を取りだし、クルの飲み皿に注いだ……

 

クル「クル♪クル♪」

 

コウキ「よしよし、いい子いい子」

 

クル「クルル♪クルクル♪」

 

コウキ「よしよし、いい飲みぷりだ……もうこんな時間か……」

 

ユウキ「じゃあもう寝ちゃお?」

 

コウキ「……ああ……じゃあ俺は右側で」

 

ユウキ「うん……」

 

コウキは明かりを消し、ベットに横になった、クルもベットに乗り、コウキとユウキの間で寝だした……

 

ユウキ「じゃあ……おやすみなさい」

 

コウキ「ああ……おやすみ」

 

そう言って二人は目を閉じた……が

 

コウキ(……眠れない……)

 

部屋の中は静かだ、だがコウキは隣にユウキが意識してあまり深い眠りにつくことができていなかった。

 

コウキ(……いや……無理しても寝むるんだ……そのうち自然に寝ているだろ)

 

そうしてら時間が経ち……次第にうとうとしてきたコウキは瞼が落ちてきた……そのとき!

 

ユウキ「コウキ……起きてる?」

 

ユウキに声を掛けられた……

 

コウキ「起きてる……どうした?」

 

ユウキ「……こうしてると……初めて一緒に寝たのを思い出すね」

 

コウキ「……ああ……俺がリーファの料理(爆)を食べて寝込んだときの……気づいたらユウキと一緒に寝てて……最終的には……あれだしな……」

 

ユウキ「そこは思い出さなくていいから」

 

コウキ「はい……けど……」

 

ユウキ「ん?」

 

コウキ「なんでここまでしてくれるんだ?」

 

ユウキ「……ここに来たとき」

 

コウキ「?」

 

ユウキ「あのとき初めてコウキと会ってからずっと……コウキに助けてもらった……だから、今度はボクが助ける番だよ……だからだよ……」

 

コウキ「……もうすでに助けてもらってるさ」

 

ユウキ「えっ?」

 

コウキ「今までお互いに助け、助け合った……だから貸し借りなんてないさ……だからいいさ」

 

ユウキ「コウキ……なら」

 

コウキ「?」

 

ユウキ「これからも、お互いに助けて、助け合おうね」

 

コウキ「……ああ!」

 

ユウキ「ふふっ♪じゃあ今度こそ……おやすみなさい」

 

コウキ「……おやすみなさい」

 

そしてまたお互いに目を閉じた……

 

コウキ(お互いに助け合う仲か……いいものだ……な……Zzz……Zzz……)

 

そしてコウキは眠りについた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝

 

チュンチュンチュン!

 

コウキ「……Zzz……Zzz……Zzz……」

 

ユウキ「……Zzz……う、うん……ふわぁ……あっ、鎖が消えてる……」

 

コウキとユウキが繋がれていた鎖はもうすでに消えていた……

 

ユウキ(昨日は……いささか大胆だったなぁ……///)チラッ

 

ユウキは赤くなりながらもコウキのほうを見る……

 

コウキ「……Zzz……Zzz……Zzz……」

 

ユウキ「……ほんと、気持ち良さそうに寝ているなぁ」

 

ユウキ(昨日……ボクが伝えた感謝の気持ち……けどコウキは貸し借りはないっと言った……けど……)

 

ユウキ「お礼はしないとね……」

 

ユウキはコウキの顔に近づき……その頬にそっと……

 

チュ……

 

キスをした……

 

ユウキ「……これでボクも一歩前進したかな?…………///……さて!」

 

ユウキはベットから立ち上がった!

 

ユウキ「今日も一日!がんばろーう!!」

 

ユウキ(コウキ!キミと一緒に!!)

 

そして今日もまた冒険が始まる!




……思っていた以上に書くことが多くなってしまった……

感想お待ちしております!!


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ユイちゃんのピンチにオレら参上!!

はい!今回はユイちゃんのイベントです!

ではどうぞ!!


前回のあらすじ、コウキ、ユウキと混浴する。

 

あのインチキ占い師プレイヤーのお騒がせとなった一件、あの鎖のお陰でユウキと混浴することになったりまたユウキと一緒に寝ることになったりとクラインだったら狼(クルじゃないよ)になりかねないことを俺は耐えきった……もう……燃え尽きちゃったよおやっさん……

 

けど……なぜかユウキになつかれた……

 

いやなんで?なんでなつかれた?いや今までもなんか小動物的な距離感があったのだが今はべったりとくっつき回ることがある……うん、なにこれ?

 

あとおかしかったのは鎖の取れたあの日、あの日起きたときに鎖が取れたのを見て「やったぞ!取れたぞ!」っとユウキに言ったら「う、うん……よかったね……」っとやや伏し目がちで顔も頬のところが少し赤くなっており思わず「どうかしたのか?」と聞いたが「べ、別になんでもないよ!!じゃ、じゃあね!!」と言われ、ユウキはそそくさ部屋から出ていった……あとに残された俺とクルはお互いに見つめ会い……そしてお互いに首を傾げた……その日の一日だがこっちから声をかけたら逃げ出し、けど完全には逃げずにこちらの様子をうがかっている……一度ユウキの後ろを取り、声をかけたらユウキはビクッ!!と体を跳ねた次には脱兎の如く全速力で逃げた……泣いていいか?(泣)

 

仕方ないから一人、今日もホロウエリアの攻略しに行こうとしたらユウキが戻ってきて「ボ、ボクも行くよ!」っと言ってきた……今日の出来事を聞きたかったが敢えて聞かずに一緒にホロウエリアに向かった……

 

簡単に言うと攻略はかなり進んだ……今日の出来事は何だったんだ?っと思うくらいユウキの調子が良く、フィリアもそれに「なにかあったの?」っと聞かれたが俺は「俺もなにがなんだが……」っと愚痴る俺……

 

その次の日からユウキはべったりとくっつく回るようになった……わけがわからないよ……

 

まぁこれは置いといて……今回の話はユイちゃんとのある出来事のお話……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

畑・川

 

コウキ「すまないなぁユイちゃん、収穫の手伝いをして貰っちゃって」

 

ユイ「いえ、大丈夫です!私も楽しいですし」

 

コウキ「いい子だなぁ~」

 

ユウキ「ちょっと!ボクも手伝っているでしょ!?」

 

今、ユウキとユイちゃんと遅い野菜の収穫をしていた。

 

コウキ「はいはい、助かるよお~~」

 

ユウキ「……このぉ……」

 

ユイ「あっはは……」

 

コウキの言い様にユウキは拳を握り、むむむっ……と唸っているのを見て苦笑いするユイ……

 

コウキ「さて、野菜の収穫もこれぐらいでいいだろ、そろそろ帰るか」

 

ユウキ「そうだね」

 

ユイ「はい!」

 

コウキ「の前に川で軽く泥汚れを取っちゃおうか?」

 

ユイ「そうですね」

 

ユウキ「確かにボク……泥だらけ~……」

 

コウキ「全く、ちゃんと野菜の収穫用の服に着替えておけよ……」

 

ちなみに今みんなの姿、コウキは作業服にブーツと農作業に向いた服装、ユウキはいつもの服装、ユイちゃんはいつもの白のワンピースにコウキが貸した収穫用のエプロンに麦ワラ帽子とコウキほどでは無いにしろ農作業に向いた服装にしていた……

 

ユウキ「……コウキは着ているもんね、作業服にブーツ、それに軍手に白タオルを頭に巻き付けて……本当に農家の人みたいだね……」

 

コウキ「似合うだろ?」ドヤッアア

 

ユウキ「無駄にね」

 

コウキ「なん……だと?」

 

ユイ「あっはは……」

 

そんな他愛もない話をしながら川にむかう面々……

 

パチャパチャ!アパ○ャイ!!

 

コウキ「……なんか余計なの入っているような」

 

ユイ「?」

 

ユウキ「なに言ってるのコウキ?」

 

今川で各々、川に足を浸けていた……

 

ユウキ「あぁ~~……気持ちいいなぁ……」

 

ユイ「そうですねぇ~……」

 

コウキ「…………」

 

何故コウキが黙っているかとゆうと、今川で足を浸けているときの服装を見て黙っていた……

 

コウキはブーツと靴下を外し、作業服のズボンの裾を捲ってから足を川に浸けている、ユイはコウキが貸した物を全部外して靴を抜いで足を川に浸けている。

 

問題はユウキの姿、普段着の腰巻き、それを外すとまるで金太郎みたいな姿になる……つまり足先から太ももまで丸見えに……それにコウキは……

 

コウキ(……脚フェチじゃなくてよかった)ハァ……

 

ユウキ「なんで溜め息ついてるの?」

 

コウキ「……お前の今の姿に呆れているんだよ」

 

ユウキ「えっ?なんで?」

 

コウキ「……そんな足を丸出しにして……恥ずかしくないのか?」

 

ユウキ「?別に……なんとも……なに?コウキ、脚フェチなの?」

 

コウキ「なんでそうなる……そろそろ帰るぞ」

 

ユイ「あっ、はい……あの」

 

コウキ「なんだい?」

 

ユイ「ちょっとお願いしたいことがありまして……」

 

コウキ「俺たちにか?」

 

ユイ「いえ、コウキさんかユウキさんのどちらか一人いれば大丈夫です」

 

コウキ「そうか、ユウキ先に帰ってていいぞ」

 

ユウキ「えっ?なんで?ボクも付き合うよ?」

 

コウキ「いや、俺とユイちゃんが帰ってきたようにオヤツを作っておいて欲しいんだ、頼めるか?」

 

ユウキ「……うん、分かった」

 

コウキ「頼んだぞ?さぁユイちゃん行こうか?」

 

ユイ「はい!ありがとうございます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悠遠たる風の街道

 

ここはアークソフィアの街から出てすぐの場所、二人の目的の場所はここだった……ここで二人は……

 

コウキ「ここで《アイリスの花》をゲットするんだな?」

 

ユイ「はい、コウキさんには花を取る間の私の護衛をお願いします」

 

コウキ「分かった、これも『例』の物を作るのに使うんだね?」

 

ユイ「はい……すみません、度々お願いして……」

 

コウキ「いいってことさ、ユイちゃんのお願いぐらいお安い御用さ、さぁ早速採集しちゃおうか?」

 

ユイ「はいです!」

 

コウキ(さて、まずは安全確保しないとな)

 

コウキの見た先には蜂型モンスター、デスホーネットが左側に3匹、右側に2匹、計5匹がブンブン!っと飛び回っている……

 

コウキ(さて、あいつらは飛び回るから飛び道具をメインに片手剣で近づく奴を片っ端から切るか……服は……別に大丈夫か、まぁ盾は出しとかないとな)

 

コウキは装備ウィンドウを操作し、片手剣・メタルリザードマンソード+6、盾のライトアーマーリザードマンシールド、さらに今回のメインになる飛び道具がいっぱい収まった、腰アクセサリのサブウェポンラックベルトを装備して……

 

爆!誕!闘う農家さん!!……凄く……シュールです……

 

コウキ「……さてやりますか」カチャ

 

ラックから鉄球を取り出して……デスホーネットに目掛けて……

 

コウキ「俺の鉄球を喰らえええ!!!」シュ!!

 

ドゴッ!ポトッ!

 

ソードスキルを纏った鉄球は、一匹のデスホーネットに当り、デスホーネットは当たった衝撃で落ちてきた、そこをコウキは……

 

コウキ「もういっぱあああつ!!!」シュ!!

 

ドゴッ!ピキッ!パシャーン!!

 

また同じように鉄球をソードスキルでもう一発喰らわせ、デスホーネットはポリゴンへと姿を変えた……

 

コウキ(……前までならこの2倍の量じゃあないと倒せなかったが……やはり強くなっているな俺も)

 

コウキ「さぁどんどん撃ち落とすぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからもデスホーネットがリポップしては鉄球で撃ち落とすの繰り返していた……そして!

 

ユイ「コウキさん!見つけました!」

 

コウキ「よし、街に戻るぞ」

 

するとユイの近くとコウキに近くに3匹ずつ、デスホーネットがリポップした!

 

コウキ「な、なに!?」

 

ユイ「コ、コウキさん!!」

 

コウキ(やべぇ!ユイちゃんが危ない……けど!)

 

コウキ「ユイちゃん!街へ逃げるんだ!!」

 

ユイ「は、はい!」

 

コウキはユイを守ろうとするがコウキのまわりにいるデスホーネットが既にアクティブ状態になっており、それも一匹一匹がコウキの飛び道具を封じるかのように、ヒットアンドアウェイに徹しており、コウキが鉄球を投げようとするともう一匹のデスホーネットが攻撃してくる、それを避けようと防ごうとまた次の攻撃をしてくる

 

コウキ(通常の攻撃が無理なら!!)

 

コウキはクイックチェンジで細剣・クイーンズリザードレイピア+7に持ち変えて、デスホーネットが攻撃してきたところを!

 

コウキ「せいやぁ!!」

 

シュ!ズバン!!パシャーン!!

 

デスホーネットの攻撃をカウンターで細剣ソードスキル・リニアーで迎え撃ち、デスホーネットの体を貫いてデスホーネットの体をポリゴンに変えた!!

 

コウキ「よし!まず一匹!」

 

すると今度は二匹同時に攻撃してきた!そこを!

 

コウキ「甘いわ!!」

 

細剣ソードスキル・ストリークでまとめて横に切り裂き、ポリゴンへと変えた!だが!

 

ユイ「こ、こっち、こないで下さい!」

 

コウキ「ユイちゃん!?」

 

ユイのまわりにいるデスホーネットがユイに迫っていた!

 

コウキ(くそ!ここからじゃあ間に合わない!!)

 

すぐにユイを助けに行くが距離が離れていて間に合わあわず、デスホーネットの針がユイに当たる、そのとき!!

 

???「「「はっあアア!!!」」」

 

ズバン!!ピシッ!パシャーン!!

 

3匹のデスホーネットの体がそれぞれの剣で切り裂かれ、その身をポリゴンに変わった!そしてそこにいたのは!!

 

ユイ「パパ!ママ!」

 

コウキ「ユウキ!お前もか!どうしてここが?」

 

そこにはコウキと別れたユウキとキリトとアスナがいた!

 

キリト「ユイを探していたときにちょうどユウキが帰ってきて」

 

アスナ「それで話を聞いたんだけど……なぜか胸騒ぎして……」

 

ユウキ「それで二人と一緒に探しに来たんだよ」

 

コウキ「そうか……助かった」

 

キリト「ああ……それよりユイ……」

 

ユイ「はい?」

 

キリト「どうしてこんなところに来たんだ?コウキが一緒とはいえ、危ないってことくらい、わかるだろ?」

 

コウキ「キリト、それはだな」

 

ユイ「パパ……ごめんなさい……あの……どうしてもこれが欲しかったんです」

 

ユイは自分が採集した、アイリスの花を見せた

 

キリト「ん?それは……花?《アイリスの花》か」

 

ユイ「はい、そうです」

 

キリト「それぐらい、言ってくれれば俺でもアスナでも、それこそコウキが取ってきてあげたのに」

 

ユイ「いえ……これは自分で採らなきゃ意味がないんです」

 

キリト「意味がない?そんな特殊な条件がないと手に入らないものだったか?」

 

ユイ「それは……その……」

 

コウキ「…………だぁあああもう!!」

 

ユウキ「コウキ!?」

 

突然コウキが叫び!それにユウキが驚いた!

 

コウキ「あのよ、ユイちゃんはある物を作りたくってその《アイリスの花》を求めていたんだ」

 

アスナ「えっ?」

 

コウキ「それでそのある物を作るんだったらできれば自分一人で作りたい、が外に一人で行くには危険があるから俺に頼んだんだよ、なっ?ユイちゃん?」

 

ユイ「は、はい」

 

キリト「そうなのか?いったい何を……」

 

コウキ「キリト……」

 

ユウキ「そこはユイちゃんが内緒にしてたんだからそこも聞かないべきだよ!」

 

キリト「アッ、ハイ……」

 

コウキ「たく……これだからキリトは……」

 

ユウキ「女心がわからないんだから……」

 

キリト「…………」

 

アスナ「ふふふ……そっか……それじゃ私からは何も言わないでおくね」

 

コウキ「さて、そろそろ宿に戻るか」

 

キリト「そうだな」

 

アスナ「だね、お風呂に入りたいし……」

 

ユウキ「ボクも~」

 

ユイ「……あの、パパ、ママ!三人で手を繋いで行きませんか?私が真ん中で……」

 

キリト「一応、このあたりはモンスターがポップする可能性があるんだが……」

 

コウキ「そんなの俺たちが倒してやるからいいから手を繋いでやれ!」

 

ユウキ「そうだよ!全く……」

 

キリト「……ひどい言われよう……」

 

アスナ「ふふふ……じゃあ私がユイちゃんの左ね」

 

キリト「しょうがないな……じゃあ、俺はこっちで」

 

ユイ「ありがとうございます! えへへへ……」

 

コウキ「全く……世話のやける奴等だ……」

 

ユウキ「そうゆうコウキもだけどね」

 

コウキ「なんやて!?」

 

そうしてふざけあいながらも5人は宿に帰っていった……




やっぱりユイちゃんはいい子!次回もお楽しみに!!


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シノンの苦悩……それを解決する者は……前編

今回は前編後編と分かれたシノンイベントです!少なめですが……ではどうぞ!!


前回のあらすじ、“ステ○ール・ボール・ラン”

 

あれからユイちゃんのお探しものから2日後、その日、83層のボス攻略を開始した。

 

相手の名前はフューリオスホーン、トーラス族と同じ獣人系だがガチムチトーラスよりかはマシ……だってちゃんと鎧着けてるもん……武器も両手斧で対応は78層のボス、マッドネスホーンと同じで大丈夫……しかしマッドネスホーンは攻撃力特化型に対し、フューリオスホーンは自身の防御力を上げるスキルを持っており、防御力特化型だった、防御が固い分は手こずったものの誰も犠牲者を出さずに83層の攻略は終了した……

 

ちなみにLAは俺ことコウキ……最後奴の顎に目掛けて片手棍のソードスキルでかちあげて倒した……

 

それからまた数日後の出来事……そのとき、シノンに危機が訪れた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

コウキ「う~ん……」

 

今、テーブル席で一人、頭を悩ましていた……

 

ユウキ「どうしたの?」

 

アスナ「何を悩んでいるの?」

 

そうしているとユウキとアスナの二人組がこちらに歩み寄って来た……

 

コウキ「ユウキにアスナか……さっきシノンの部屋に行ったんだが……いなくてな……今日も訓練しようっと思ったんだが……」

 

アスナ「あれ?シノのんいないの?……うーん……」

 

コウキ「?どうかしたのか?」

 

アスナ「うん、シノのんなんだか最近元気がない感じだったからなにか悩んでたみたい」

 

ユウキ「そうだね……最近だけどあまり元気がなかったね……」

 

コウキ「……今思えば確かに……」

 

アスナ「わたしの思い違いならいいんだけど……迷宮攻略してる時のことを気にしてるのかもしれない」

 

コウキ「ああ……確かこの前にアスナたちと一緒に攻略に行ってたな……射撃スキル習得後の82層ボス攻略での活躍、あれがあったから攻略組としてちゃんと戦えていると思ったんだが……」

 

アスナ「射撃武器だと、敵に接近された時に攻撃を捌ききれないでしょ?」

 

コウキ「まぁな、俺や兄貴みたいにクナイや投げナイフみたいにそのまま格闘戦に使える物じゃあないからな」

 

アスナ「もちろん、その時はわたしや他のみんながフォローに入るんだけど」

 

コウキ「そのためにシノンにまだ短剣での戦い方を教えているんだが……まぁこうゆう咄嗟の行動がまだ出来ないか……仕方ないか……」

 

アスナ「うん、だからわたしたちも気にしなくていいよって言ってるんだけど……シノのん、すごく気にしてるみたいで、もしかしたら自分が負担になってるって感じているかも……その話をさりげなくしとこうと思ってシノのんの部屋に来たんだけど……どこ行ったんだろうね」

 

ユウキ「ボク……そうゆう気持ち……わかるよ……シノン大丈夫かな……」

 

コウキ「……じゃあシノンに会ったらアスナが探してるのとユウキが心配してることを伝えておくよ」

 

ユウキ「うん、ありがとうコウキ」

 

アスナ「ありがとうねコウキ君、じゃあお願いね」

 

コウキ「ああ」

 

そう言ってアスナはどこかへ行った……

 

コウキ「ふむ……」

 

コウキ(シノン……そこまで気にすることか?……まぁシノンの性格上仕方ないか……遠距離系の武器を使える奴が接敵されると辛いのは仕方のないことだし……だがその分、遠距離系武器のなかで一番強い武器だからこそ貢献している場面が多い……だから本当に気にすることないんだが……)

 

ユウキ「これからどうするのコウキ?」

 

コウキ「……とにかく外に探してくるさ、ユウキはもしシノンが帰ってきたらメッセージを俺に飛ばしてくれ」

 

ユウキ「わかった」

 

コウキ「じゃあ行ってくる」

 

そう言って席を離れる……

 

コウキ(とりあえず、街でシノンが居そうな場所を探してみよう……もしいなかったらたぶん……)

 

そうしてコウキ足を進めた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

訓練場

 

コウキ「はい、予測通り」

 

シノン「……コウキ?」

 

射撃スキルの練習していたらしいシノンがコウキに気づいた……

 

コウキ「探したぞシノン、ひとりで訓練してたのか?言ってくれれば俺が手伝ったのにさ」

 

シノン「……訓練始めたときはまだアナタは忙しそうにしていたけどね」

 

コウキ「ん?……ああエギルの店で朝から珍しく少しエギルが忙しそうになっていたから手伝っていたな、そのときか……けどそんな時間から訓練を?もう何時間経ったんだ?」

 

シノン「それより、せっかく来たんなら手伝ってくれない?近接戦での回避の練習がしたい」

 

コウキ「手伝うのはいいが……まずは軽く食事を取れ、それからでも遅くないだろ?」

 

シノン「別にいいわよ」

 

コウキ「いいや駄目だ、「腹が減ったら戦は出来ぬ」だ……それに訓練してる時に負けた理由が「腹が減ってて力が入らなかったのよ!」って言い訳にされないようにな」ニヤリ(゜∀゜)

 

 

シノン「ッ!~~…………いいわよ!食べればいいんでしょ!食べれば!!」

 

コウキ「それでよし、ほらサンドイッチとドリンク」

 

シノンを探している途中パン屋に寄って買った物、それをシノンに投げ渡した。

 

シノン「……わざわざ買ったの?」

 

コウキ「ついでだついで」

 

シノン「……まぁありがとう」

 

コウキ「どういたしまして」

 

シノン「でもこれとそれとは別!訓練しているときは手加減しないから!」

 

コウキ「へいへい」

 

シノン「ッ!~~」

 

飄々とした態度をするコウキに怒りを込み上げるシノン、その怒りをサンドイッチにかぶりついて晴らしながら想いを新たにする!

 

シノン(絶対に!アイツの体に矢をぶっ指してやる!!)

 

ゾクッ!!

 

コウキ「!?(な、なんか背筋ゾクッとした!?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20分後

 

コウキ「よし、そろそろいいな」

 

シノン「ええ」

 

それぞれ、戦う準備を整えていた……

 

コウキ「ルールの再確認だ、お互い約25メートルまで離れ、俺はシノンの弓矢を当たらずにシノンに攻撃して寸土目、または当たれば俺の勝ち、シノンは俺に弓矢を当てるか、俺の攻撃を避ければそれでシノンの勝ちだ」

 

シノン「わかっているわ」

 

このルールはシノンが射撃スキルを習得してから俺が考案した訓練内容、最も実戦に近い訓練だ、いつもはシノンが弓矢を俺に当てたら勝ち、俺はシノンに剣を当てれば勝ちの単純だったが今回はさらに俺の攻撃を避けたらシノンの勝ちとシノンがさらに有利な条件となった。

 

元々シノンは近接戦での回避を学びたいって言ってたからこそこれを入れた……だが!

 

コウキ(今までの戦績、50戦中49勝1敗、この一敗はその日の夜の献立を考えてたらたまたま当たっちゃったときだしな)

 

今までのコウキのこの二年間、飛び道具の避けかたは心得ていたから今までの生きてこられた……だからまだ!

 

コウキ(また当たってやるにはいかないな)

 

コウキ「それじゃ行くぞ」

 

コウキはポーチから出した鉄球を上へと投げた!

 

コウキ「…………」

 

シノン「…………」

 

鉄球が地面に落ちた瞬間……試合が始まる……

 

コウキ「…………」

 

シノン「………… 」

 

そして……

 

コウキ「…………」

 

シノン「…………」

 

鉄球は……落ちた……!!

 

コウキ「……!」

 

シノン「……!」

 

コウキは体を低くしてまるで忍者みたい走り方をしてシノンに迫る!

 

シノン「ふっ!」

 

シュシュシュ!

 

それをシノンは矢を3本、連続でコウキの進路に目掛けて放つ!

 

シノン(最初から当てるつもりではアイツには当たらない、まずは牽制!)

 

そうしてシノンはさらに連続で矢を放つ!

 

コウキ(……やはりまずは牽制か、だが!)

 

コウキは最小限の動きで避けたりしながら途中でフェイントを混ぜ込んだり、少し迂回しながらさらにシノンに迫る!

 

シノン「っ!」

 

そんな動きに焦りぎみになりそうな心を抑えつけて、必中の一撃を狙うために牽制の矢を放ち、機会を伺う……そうしてコウキがシノンとの距離が10メートルを切ったところでシノンが!

 

シノン「!いま!」

 

コウキ「あぶね!?」

 

シノンが3本同時、コウキに目掛けて放つ!それをスライディングで避ける!だがそれがシノンの狙いだった!!

 

シノン「そこぉ!!」

 

コウキがスライディングで少しずつスピードが落ちるところをシノンは必殺必中の一撃を放つ!!

 

シノン(決まった!!)

 

そう思った……だが!

 

コウキ「まだまだぁ!!」

 

コウキはそう言って、両足の踵で同時に地面に蹴りつけ無理矢理後ろに下がった!

 

シノン「ウソっ!?」

 

そして後ろに下がったときの反動でそのままバク転、いわゆる「ジャックナイフ機動」で滑りながら立ち上がり、そのまま走り続けた!

 

シノン「くっ!」

 

こちらに向かってくるコウキをすぐに弓でほとんど狙いつけずに連続で矢を放つものの、コウキは少し体を反らすだけでほとんどスピードを落とさずに向かってくる!!

 

コウキ「ここで決める!」

 

コウキはポーチからクナイを出して右手で持ち、シノンに迫る!

 

シノン(まだよ!まだ避ければとりあえず私の勝ち!)

 

シノンはコウキのクナイに意識を向ける、しかし……シノンは気がつかなかった……そのとき……コウキの表情が……

 

コウキ「…………」ニヤリ

 

悪どい笑みを浮かべていたことを……!

 

シノンとの距離はもう10秒も掛からずにたどり着けるところまで来ていた!

 

シノン「…………!」

 

未だにシノンの意識はコウキのクナイに向けている……だからコウキはクナイを……

 

 

 

そっと「手放した!」

 

シノン「えっ?」

 

コウキ「シュ!」

 

シノン「はっ!?しまっ」

 

手放したクナイに気をとられたシノンはコウキの目も止まらないスピードで抜き放ったクナイがシノンの首もとに迫るクナイに気づくには遅すぎた!

 

シノン「うっ!」

 

思わず目を閉じるシノン、これから訪れる衝撃に備えるしかなかった……しかし

 

シノン「…………?」

 

いつまでも経っても衝撃が訪れなかった、シノンは目を開けると……

 

コウキ「はい勝ち!」

 

ビシッ!

 

シノン「あぅ!?」

 

コウキはシノンのおでこに目掛けてデコピン放ち、シノンは少しのけ反った!

 

コウキ「はいラウンド1、俺の勝ちな?」

 

シノン「…………あっ」

 

シノンはデコピンとはいえコウキの攻撃を食らってしまった……ので必然的にコウキの勝ちになった……

 

コウキ「ほらほら、次のラウンドに向けて準備する!」

 

シノン「……わかっているわよ」

 

シノンはもう……それしか言えなかった……

 

そして二人はそれをしばらく続けた……




とりま前編は終了、次回!コウキたちに急展開が待ち受ける!!次回をお楽しみに!!


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シノンの苦悩……それを解決する者は……後編

感想70到達致しました!これからも頑張っていきます!

はい!ではシノンイベント後編!どうぞ!!


前回のあらすじ、コウキVSシノン

 

あれからも訓練が続いた、しかし……

 

シノン「…………」

 

コウキ「フッ、セイッ!!」

 

パシン!!グラッ……

 

シノン「あっ!!」

 

コウキ「おっとっと!」

 

コウキの持つクナイがシノンの弓を持つ腕に当てたところで体勢を崩し、慌ててシノンの体を支えた……

 

コウキ「大丈夫か?」

 

シノン「えっ?……えぇ……」

 

コウキ「ふむ……反応速度が下がっているな、あれからだいぶ時間経っているし、これ以上やっても悪くなるだけだ、しばらく休め」

 

シノン「でも……」

 

コウキ「あのよ……短時間、それでいて集中的にやるのが一番効果的だ、長時間で集中的にやるはその道のプロでもムリがある……それにだらだら続けるのは一番良くないんだよ」

 

シノン「…………」

 

コウキ「焦るのはわかるが……だがな、自分が足手纏いだと思っているのだと思うが……気にする必要はないからな?自分にも言えたことだが、パーティ戦は役割分担は大事、遠隔武器がひとりでもいれば戦闘での幅が広がり、結果的に全体の戦力が上がるし場合によっては大戦価を上げられる、前のシノンみたいにな」

 

シノン「…………」

 

コウキ「それにな遠隔武器持ちが後ろにいるだけでそれでも心強い、だからシノンもお互いに持ちつ持たれつ、一緒に頑張っていこうぜ、なっ?」

 

シノン「……そういうことじゃないの」

 

コウキ「……えっ?」

 

シノン「私は強くなりたいの、今の私は誰かに頼らないと戦えない、それじゃダメ、全然意味がない」

 

コウキ「シノン……」

 

シノン「私、これは運命だったと思う、この世界に来たのも、射撃スキルが習得リストに現れたのも」

 

コウキ「…………」

 

コウキはシノンが言いたいことを静かに聞いていた。

 

シノン「自分を守るために、あらゆる敵に向けて矢を放つ……これが、これだけがきっと私を救ってくれる、ただひとつの道、何百匹でも何千匹でも撃ち殺して……膨大な屍の山ですべてを埋め尽くして……それで私は、私を取り戻せる、そうでなければ……強くなければ意味がないの……」

 

タッタッタッ!!

 

コウキ「…………」

 

そういってシノンは走り去った……コウキはすぐには動けなかった……何故か?それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かつての『自分』と重なったから……

 

コウキ「…………チキショ!」バッ!タッタッタッ!!

 

やっとコウキは動きだし、シノンが走り去ったほうへ走りだした!

 

コウキ(シノン……昔何があったか知らねぇけどよ……そんなもん求めたってなんもなりゃしねぇんだよ、たとえ自分が強きものになったとしても!!)

 

コウキはさらにスピードを上げて走り続けた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アークソフィア・転移門前広場

 

コウキ「シノン!?くそっいねぇ!!」

 

???「あれ?コウキ?どうしたの?」

 

コウキ「ん?ユウキにクルか?」

 

たまたま広場に来ていたユウキと何故か部屋に居たはずのクルがこっちに来た。

 

コウキ「そうだ!ユウキ、シノンを見なかったか?」

 

ユウキ「シノン?ううん、見なかったよ……なにかあったの?」

 

コウキ「そうか……ちょっとまずい……ことになったかも知れない……実はな」

 

コウキはシノンが言っていたことをユウキに伝えた……

 

ユウキ「……そんなことが……確かにまずい……かもね」

 

コウキ「あぁ……だから今シノンを探しているんだ」

 

ユウキ「ボクも手伝うよ!」

 

コウキ「……ありがたいが……いいのか?」

 

ユウキ「コウキもシノンも友達だよ?困ったらお互い様だよ」

 

コウキ「……助かる、クルも頼む」

 

クル「クル!」

 

「任しとけ!」っと言わんばかりに吠えるクル

 

コウキ「よし!ここにはいなそうだから他の層を順に探すぞ!」

 

ユウキ「うん!」

 

コウキ(シノン……頼むから無茶するなよ)

 

コウキ・ユウキ「「転移!トリベリア!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからはコウキとユウキ、そしてクルはまずコウキはクルとシノンの匂いで探し、ユウキは聞き込みで探し続けた……そして!!

 

80層・カーリアナ転移門前広場

 

シャイイーーン!!

 

コウキ「くそ!もう80層か!!」

 

クル「クル!」

 

コウキ「クル?……!見つけたのか!?」

 

クル「クル!!」

 

ユウキ「コウキ!こっちに目撃情報あったよ!」

 

コウキ「そうか、それでどこに?」

 

ユウキ「迷宮区のほうに行ったみたいなんだ!」

 

コウキ「嘘だろ!?この層の迷宮区にソロだなんて無茶過ぎる!シノンが危ない!」

 

ユウキ「コウキ!急ごう!」

 

コウキ「あぁ!クル、お前が俺たちをシノンのところまで先導してくれ!!」

 

クル「クル!」

 

コウキたちは迷宮区のほうまで走り出した!!

 

ユウキ「……コウキ」

 

コウキ「なんだ?」

 

ユウキが走りながらコウキに話しかけた。

 

ユウキ「シノンが言ってた「強くなりたい」って大抵のプレイヤーが思うけど、シノンのはなにか違う気がする…… 」

 

コウキ「……」

 

ユウキ「もっと……必死で……切実な理由があるような……」

 

コウキ「……前に忘れていたかった記憶があるってシノンが言ってた……それでカウンセリングを受けてたと……」

 

ユウキ「そのなにかを乗り越えるためにこんな無茶を?」

 

コウキ「だろうな……急ぐぞ!」

 

ユウキ「うん!」

 

さらに足を早めるコウキたちだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

80層・迷宮区

 

コウキ「シノン!どこだあ!?」

 

ユウキ「聞こえていたら返事をして!」

 

クル「クルクル!」

 

コウキらは敵に襲われるのを覚悟して大声を上げた……するとどこから声が!

 

シノン「……うっ!!」

 

コウキ「!今のは」

 

ユウキ「シノンだよ!」

 

コウキ「こっちからだ!行こう!」

 

ユウキ「うん!」

 

コウキたちらシノンの声がしたほうへ走りだした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シノンサイド

 

私は……馬鹿だった……

 

勝手にコウキのところから飛び出して、自分のレベルより高いって迷宮区のモンスターに挑み、そして今は次の攻撃でやられるようなダメージを食らった……

 

今、目の前には亡霊騎士系のモンスター、首無しの騎士で知られている『デュラハン』が1体、その後ろに待ち受けているのは死神の姿をしたモンスター、『ブラッディゴースト』が2体いた……けど私を殺すには1体で充分だった……デュラハンは持っている紫色の両手剣を私に向けて持ち上げる……

 

シノン(あぁ……これで切り裂かれて私は……)

 

そう考えるとからだの震えてきた……涙も出てきた……

 

そしてデュラハンは両手剣を持ち上げ、そして降り下ろしにかかる!そしてシノンは思ってしまった……

 

シノン(誰か……助けて)

 

デュラハンの剣が迫る……そのとき!!

 

???「トルネーディオー○ードライブ(波紋乱渦疾走)ーっ!!」

 

…………なにかが高速回転しながらデュラハンを蹴り飛ばした……

 

シノン(ってこの声って)

 

???「もう!わざわざ助けるのにそんな技つかう?」

 

???「クルクル……」

 

シノン「えっ?」

 

私は新たに声がしたほうへ向くとそこには!

 

シノン「ユウキ!?それにクルも?」

 

ユウキ「助けにきたよシノン!」

 

クル「クル!」

 

???「もっしもっ~し?デュラハンの攻撃から助けた命の恩人である俺のこと無視か?」

 

ユウキ「コウキ…ふだんの行いが悪いからじゃない?」

 

???「なん……だと?」

 

シノン「…………」

 

助けに来て早々コントする二人に唖然するなかもう一人、コウキがシノンに声をかける……

 

コウキ「……おう、無事でなによりだ、シノン」

 

そう言って不敵な笑みを浮かべるコウキに安心感を感じた……

 

シノンサイドエンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキサイド

 

俺たちはシノンが声のしたほうへ走って行くとピンチになっているシノンを見て俺は前にボス攻略で使ったあの技をシノンに切りかかるデュラハンに叩き込んだ。

 

いや素直な気持ち、よく間に合ったなマジで?

 

コウキ「ユウキ、シノンを守っててくれ、クル!バトルモード!!」

 

ユウキ「分かった!」

 

クル「クル!クルゥ~!!」ピッカー!!

 

ユウキはシノンの前で剣を抜いて守りに入り、クルはその身を光らせ!そこには大きな、いつもの戦闘時のクルがいた!

 

クル「グルル!!」

 

コウキ「よし、クルは後ろのザコを、俺は……こいつをヤる」

 

デュラハン「「…………」」

 

先ほどコウキに蹴っ飛ばされたデュラハンがもうすでに立ち上がって両手剣をコウキに向けられていた!

 

コウキ「よう?シノンがお世話になったな?……お前の相手は俺が相手してやるぜ!!」ジャキ!!

 

コウキは二本のクナイを引き抜き、デュラハンに向けて構えた!!

 

コウキ「さぁ……こい!!」

 

コウキサイドエンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「ウオオオオオ!!!」

 

デュラハン「「!!」」

 

コウキはデュラハンに向け突進した!デュラハンはそれを迎撃するように水平に切りかかる……が!

 

シノン「!危ない!?」

 

ユウキ「大丈夫だよ」

 

コウキ「あらよっと!」

 

デュラハン「「!!?」」

 

コウキはそれをスライディングで避け、そのままデュラハンの足と足の間を滑り抜く!そしてすぐさまデュラハンの足関節にクナイで突き刺した!!デュラハンは堪らず足をガクッと倒し、膝立ちみたいになった……そこをコウキは拳を握り込み……

 

コウキ「終わりだ……

 

 

 

 

『アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ』」

 

デュラハン「「!?!?!?」」

 

デュラハンの背中の鎧の装甲板が……コウキの拳の弾幕によってへこんでいき……そして

 

コウキ「アリーヴェ・デルチ!!(さよならだ)」ブン!!

 

ボコン!!ピキッ!パシャーーン!!

 

コウキの最後の一撃がデュラハンの装甲板を貫き、体を突き抜けて、デュラハンはその身をポリゴンとなり……消え去った……っとここでクルのほうも最後のモンスターの頭を噛み砕いた……

 

コウキ「ご苦労様クル」

 

クル「グルグル」

 

ユウキ「お疲れコウキ、ボクがいなくても大丈夫だったかな?」

 

コウキ「いや、ユウキがいたからこっちも集中して相手を倒せたんだからユウキのおかげだよ」

 

ユウキ「えっへへ……ありがと」

 

コウキ「……さて」

 

シノン「…………」

 

コウキはシノンのほうに向き直る……シノンはそれをジッと大人しくしていた……

 

シノン「……ごめんなさい、面倒をかけたわね」

 

ユウキ「本当に心配したんだよ?たまたまコウキに会って、なんか焦っているようだったから話を聞いてみたら……そしてコウキと一緒に死に物狂いでさがしだしたんだよ?」

 

シノン「…………」

 

コウキ「……それでなんでこんな無茶なことをしたんだ?もしHPがゼロになってしまったら……どうなるか知っているだろ?」

 

シノン「……そんなの、もちろんわかっていたわよ、でも……そうなるなら、それでもいいと思った……このままずっと、無力におびえて生きていくよりは……」

 

ユウキ「シノン……」

 

シノン「……でも、HPが赤くなって……これできえるのかと思ったら……怖くなった……」

 

そしたらシノンがコウキに抱きついた……そして少しずつ……少しずつだがシノンの目に涙がこぼれてきた……

 

シノン「おびえたまま……ずっとなにも出来ないまま……終わってしまうのが……辛……くて……悲しく……ううっ……」

 

コウキ「…………」

 

シノン「ううっ……コウ……キ…………」

 

コウキ(……いつもクールなシノンがこんなにも感情をあらわにして泣くなんてな……)

 

シノン「うあぁ……うううっ……」

 

コウキ「よかった……シノン、君が生きていてくれて……」

 

シノン「うううっ……コウキ……コウキっ……」

 

コウキ(……ユウキ)

 

ユウキ(ん?)

 

コウキ(しばらくシノンをこのまま泣き止むまで周りの警戒をクルと一緒に頼む)

 

ユウキ(……わかった、そのあいだシノンを守ってあげてね?)

 

コウキ(ああ……わかってる)

 

ユウキ(……じゃあ行こうクル)

 

クル「グルル……」

 

そうしてユウキとクルはコウキたちから離れ周りの警戒をしているあいだコウキは泣きじゃくるシノンの頭を撫でてあげた……安心させるよう……何度も……何度も……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5分後

 

シノン「…………ごめんなさい急に泣いたりして」

 

コウキ「謝ることじゃあないさ、ユウキにも言ったことがあるが……泣きたいなら泣けばいい…………ツラいことを……泣きたいことを我慢するほうがツラい……ってね」

 

ユウキ「シノン……君の過去になにがあったか、ボクたちは聞かない」

 

コウキ「リアルのことを詮索するのはマナー違反だし、シノンが話したくないことを無理に聞こうとは思わないししない」

 

ユウキ「聞いたところでなにか気の利いたことを言える自信ないけどね」

 

コウキ「だろうな」

 

ユウキ「そこはフォローしてよ!!」

 

ユ→(#°Д°)スパン‼⊂彡☆))Д´)ヒデブ‼?←コ

 

シノン「…………」

 

ユウキ「けどね、なにか悩みがあるなら……ボクはシノンの力になりたい」

 

コウキ「イテェ……俺もだけどよ、これはきっとキリトもそうだろうし他のみんなだってそうだ、仲間なんだから……人のことは言えないが……ひとりだけで抱え込んで無理をするのはやめてくれな?頼む」

 

シノン「……これは私の問題だからきっと私だけにし解決できない」

 

コウキ・ユウキ「「…………」」

 

シノン「……でも……ありがとう、気持ちは嬉しい……それとまだ言ってなかった……助けてくれて、ありがと」

 

コウキ「まぁ……約束だからな」

 

シノン「……そういえば言ってたわね……あれ?確かその日の翌日、店の周辺にコウキ埋まってたらしいけど……結局誰にやられたの?」

 

コウキ「いやぁ~……それは……」チラッ

 

ユウキ「……なにコウキ?」ニッコリ(黒いオーラを出して)

 

コウキ「イイエナニモアリマセンユウキサン」ガクガクブルブル(;´д`)

 

シノン「……なるほどね、大変そうね」

 

コウキ「エエ、ホントデスヨ……シノン」

 

シノン「なに?」

 

コウキ「俺やキリト、あんなことを言ってるが、あれ本気だからな」

 

シノン「……でしょうね」

 

コウキ「ああ……さて帰るとしますか?シノン歩けるか?」

 

シノン「……ほんと言うとまだ足ががくがくしてここから動けそうにないの」

 

コウキ「……そうか」ニヤリ(悪どい笑み)(^ω^ )

 

シノン「コ、コウキ?」

 

するとコウキがシノンたちから隠れると……次に現れた姿は動きやすそうな服を着たコウキの姿が

 

シノン「ど、どうしたのその姿?」

 

コウキ「それはな……シノンをおぶって一目散に逃げるためだよ~」ニヤリ

 

シノン「……ウソでしょ」

 

コウキ「 ホ ン キ 」

 

ユウキ「……なるほどね、シノンさっさとコウキの背中に乗って」

 

シノン「……分かったわよ」

 

そしてシノンがコウキの背中に乗ったのを確認したコウキはそのまま立ち上がった……

 

コウキ「よし……行けるな、ユウキ!クル!しっかり付いてこいよ!!」

 

ユウキ「うん!」

 

クル「グル!!」

 

コウキ「特急コウキ号、発車致しまぁす!!」ダッ!!

 

シノン「キャアアアアアア!!!???」

 

その日以降、シノンはもう二度と俺の背中には乗らないだとのこと……シノンの証言だと「あれは列車じゃない、ジェットコースターに乗っている気分だったわ よ!!」っと言われた……うな大袈裟な(すっとぼけ)




ふふ……夜更かし記録更新しっちゃたよ……感想お待ちしております!


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ストレアを追え!その2前編

……誠に遅くなりまして申し訳ありません(泣)

色々家族の頼まれごとに巻き込まれ小説投稿が滞ってしまいました……これが今年最後の小説投稿なるとは思わなかった……さて愚痴はこれぐらいにして今回はストレアイベントです!ではどうぞ!!


前回のあらすじ、コウキ「「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!「恐怖」を我が物とすることじゃあッ!」

 

シノン「メメタア!!」

 

ユウキ「ツェ○リさん!?」

 

 

 

シノンの思いの打ち解けから数日後、エギルの店である話題を話していた……

 

コウキ「ストレアが……どうかしたのか?」

 

キリト「それがな、前リズと一緒に迷宮区まで攻略してたときにたまたま会ってな」

 

…………………………………………

 

84層迷宮区

 

ストレア『あ、キリト!こんな場所で会えるなんて嬉しいな』

 

キリト『こんなところで、なにしてるんだ?』

 

ストレア『ちょっと探しものがあったんだけど疲れちゃったから一休みしてたところ』

 

キリト『探しもの?なんにしても一人で迷宮に潜るなんて、危険だろ』

 

ストレア『うーん、それじゃあさ、一緒に迷宮攻略してくれないかな?足手まといになったりしないから!』

 

キリト『一緒に攻略って……今、疲れて休んでたんだろ?それなら一度街に戻ったほうがいい』

 

ストレア『大丈夫だよ、それに急いでるの!お願い……一緒にいかせて!』

 

キリト『ふむぅ……わかった、じゃあこうしよう、俺が危険だと判断したときは素直に従う、それでいいなら一緒に行こう』

 

ストレア『うん、キリトの言うことなら聞くよ』

 

キリト『よし、じゃあ行くぞ』

 

リズ(……せっかく二人きりになっていたのにこうなっちゃったんだろ?)(´・ω・`)

 

それからしばらくのあいだ、ストレアを入れた三人パーティで攻略は進んだ……

 

 

 

 

ストレア『ふっ!!』

 

ズバッ!パシャーン!!

 

ストレアが赤いスライム型モンスター、レッドアラームを両手剣で切り裂き、レッドアラームをポリゴンへと変えた!

 

ストレア『ふぅ~……ね?足手まといにならないでしょ?』

 

キリト『確かに言う通りだったな、でもそこまで必死になってなにを探しているんだ?』

 

キリトがそう言うとストレアはなにか、難しそうな表情を浮かべる……

 

ストレア『……この世界を壊してしまうなにか、それを探しているの……たぶん』

 

キリト『この世界を壊すなにか……』

 

ストレア『そう、だから急がないといけないの』

 

キリト『でも、それがなんなのかは自分でもわかっていないのか?』

 

ストレア『うん……でもだからこそ、たくさん探索に出て、いろんなものと出会わなきゃいけないんだ、アタシはこの世界を守らなきゃならないから……というか、アタシのことよりも!』

 

するとストレアは話を切り替えた。

 

ストレア『キリトはクリアのためにがんばってるんだよね?だったらさパーティのメンバーもよく考えてさ……』

 

そう言いながら話に加わらなかったリズベットを見る。

 

リズ『な、なによ?』

 

ストレア『キリトには、もっと強力で頼りになるおねーさんの助っ人が必要だと思う』

 

キリト『俺は自分が組んだパーティに不満を感じたことなんか無いぞ、そもそもそういったヤツとは元からパーティを組まないしな、あと、おねーさんってなんだよ……』

 

ストレア『ダメだよキリト、今で満足だなんて間違っていると思う、だってアタシが活躍できちゃうくらいなんだもん、もっとパーティとしてのバランスも必要だし、ひとりひとり、ソロでの強さにももっとこだわらなきゃ、えーと、具体的にいうと、リズベットは武器に頼らず身体能力を高めるべき』

 

リズ『あたし、筋力は結構上げてるほうだと思うんだけど……』

 

ストレア『ああ、ごめんごめん、もっと速度を上げたほうがいいってこと』

 

リズ『速度ねえ……鍛冶と関係が薄いのは、あまり上げたくないんだけど』

 

ストレア『でも、それだとキリトとつり合うパートナーになれないと思う』

 

リズ『パートナーって言われてもあたしは……』

 

ストレア『それに、キリトのパートナーには、アタシみたいにメリハリの利いた身体が必要だし、出るトコが出てて、引っ込むトコが引っ込んでる!そういった魅力的な身体が必要だと思うんだよね』

 

リズ『身体つきは別に関係……いや、でも、キリトだって男だし……』

 

ストレア『キリトだってスタイルのいい女の子がパートナーのほうが嬉しいよね』

 

キリト『いや……誤解されても困るから言うけど俺はスタイルでパーティ相手を選んではいないからな』

 

ストレア『まあでも、キリトに一番お似合いで役に立っているのは、やっぱアタシかな、さあキリト!先に進も!』

 

キリト『自由奔放なやつだな……』

 

キリト(とはいえ、ストレアの戦闘能力……ハンクたちの話とボス戦のときでしか見たことなかったが……今回の戦いで俺が思った以上に高いのも確かだ、なにか探しものをしているようだけど見つかるまでは攻略組に入ってもらうのもありかもしれない……)

 

リズ『ほらキリト!はやく行かないとストレア先に行っちゃうよ!』

 

キリト『あ、ああ!』

 

それからまたしばらく3人で迷宮区の攻略を進めた……そしてまた……

 

ストレア『ごめんキリト、ちょっと用事思い出しちゃった、今日はここでお別れ』

 

キリト『探しものはいいのか?』

 

ストレア『うん、少しは前に進めたかなって思うから今日はそれでいい』

 

キリト『……そうか、それならそれでいいがここで別れても大丈夫か?』

 

ストレア『うん、大丈夫だよ、ありがと、じゃあまたね』

 

カッカッカッカッ……

 

そう言ってストレアは歩き去った……

 

リズ『……行かせちゃって、よかったの?』

 

キリト『止めても無駄だと思ったし、なにを探してるかわからないんじゃな……結局、ストレア自身の問題で俺たちが協力できることも限られてるだろ?』

 

リズ『ふうん、たしかにそうね』

 

キリト『さて、じゃあ俺たちも行くとしようか』

 

それからまたリズと一緒に攻略進め……ボス部屋を見つけたのだった……

 

キリト「……これで話は終わりだ……コウキはどう思う……」

 

コウキ「ところどころでキリト爆発しろ!と思ったが……」

 

キリト「なんでだよ!?」

 

コウキ「まず、気になる点1は……ストレアの言う『世界を壊してしまうなにか』だ」

 

キリト「ああ」

 

コウキ「今までバグとか出ていたからもしかしたらストレアが言う『世界を壊してしまうなにか』に関係があるかもな……まぁこれはあるかない分からないはなしだがな……気になる点2はストレアの言った『この世界を守らなきゃ』ってこれもなにか気になるな」

 

キリト「……だな……けどなにからこの世界、アインクラッドを守ろうとしているだろうか……」

 

コウキ「それも分からんな、もしかしたら悪い侵略者がこのアインクラッドに来ていて、それから守ろうとする守護者ことストレア……とか話かもな?」

 

キリト「……どこの映画の話だよ……」

 

コウキ「……まぁ冗談はさておき、気になる点3はストレアの言ってた言葉……『キリトはクリアのためにがんばってるんだよね?』ってところ……」

 

キリト「ああ……それが?」

 

コウキ「おかしくないか?」

 

キリト「えっ?」

 

コウキ「べつにキリトがクリアのためにがんばっているんじゃあなくてそれは全プレイヤーの目標だと過言じゃあない、ストレアが言っていることは……まるで自分は関係ないようなことじゃあ……」

 

キリト「……」

 

コウキ「まぁ考えすぎかもしれないがな?さあ!次のボス攻略の準備でもしようか?」

 

キリト「あっ、ああ……じゃあまたな」

 

コウキ「おう!」

 

そうしてコウキはキリトと別れた……

 

コウキ「……さて」

 

コウキ(ストレアのこと……気になるな……ちょっと接触してみるか……もしかしたらキリトたちと会った場所にいるかも知れない……)

 

コウキ「……よし!行ってみるか」

 

ユウキ「どこかに行くのコウキ?」

 

コウキ「ユウキか?」

 

先ほどまでに部屋にいたらしいユウキが階段から降りてきながらコウキに話しかけた。

 

コウキ「ちょっとストレアに会いに行こうかなって思ってな」

 

ユウキ「ストレアに?なんで?」

 

コウキ「ちょっと気になることがあってな」

 

ユウキ「ふーん……ボクも行くよ!」

 

コウキ「えっ?なんで?」

 

ユウキ「ボクもストレアと会いたいからね……ダメ……かな?」コテン

 

コウキ「うっ……」

 

ユウキ「…………」ウルウルウルウル……

 

ユウキが首をこてん、と傾げながらこちらを見てくる……その潤んだ瞳を見てコウキは「なにこの子可愛い 」ってテロップを思い出してた……

 

コウキ「…………はぁ……わかった、わかったからそんな目で見てくるな」

 

ユウキ「やったあ!!」

 

コウキは激しく精神値を消費し、ユウキはぴょんぴょん跳び跳ねて喜んだ!

 

コウキ(なんでそんなに喜ぶんだか?)

 

ユウキ「じゃあ早速行ってみようか!」

 

コウキ「……ああ」

 

そしてコウキたちは84層迷宮区へと向かって行った……




ちょっと少ないですがこれまで!次はサービスシーンに入りまーす!!次回もお楽しみに!!


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ストレアを追え!その2後編

新年あけおめ!!今年ともこの作品共よろしくお願いいたします!!では今年最初の話、どうぞ!!


前回のあらすじ、ストレアのパーフェクトボディー?

 

84層迷宮区一階、ストレアを探しにコウキとユウキ、そしてクルはここに来ていた……

 

コウキ「ここだな……ストレアがいるところは……」

 

ユウキ「ここにストレア一人で……」

 

コウキ「……行こう」

 

クル「グル!」

 

そうして二人と一匹は奥へと足を踏み入れた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから時おりモンスターに遭遇しては倒しての繰り返してやっと二階に上がることが出来る階段、そしてその前にいるストレアを見つけた……

 

コウキ「いた!見つけた!」

 

ストレア「えっ?あれ?コウキにユウキ?どうしてここに?」

 

ユウキ「ちょっとストレアを会いにね」

 

ストレア「アタシに?なんのよう?」

 

ユウキ「コウキが先にいいよ」

 

コウキ「わかった、ストレア、ちょっと前にキリトからストレアの話を聞いた」

 

ストレア「話を?」

 

コウキ「ああ、前にキリトとリズをここで会ったろ?」

 

ストレア「ん~……うん!会ったね」

 

コウキ「それでストレアが探しているものの話が気になってな」

 

ストレア「探しているもの……」

 

コウキ「『世界を壊してしまうなにか』」

 

ストレア「!」

 

ユウキ「えっ?」

 

コウキの言葉にストレアは少し警戒するような表情を浮かべ、ユウキは驚きコウキのほうに振り向く。

 

コウキ「……勿論これはストレアは確証はないんだろ?今までだってバグやらなんやら出てきたからもしかしたらそのようなことが起きるかも知れないから一応探している、ってところかな」

 

ストレア「…………」

 

コウキ「それ、俺も協力しよう」

 

ストレア「えっ!?」

 

ユウキ「ちょ!?コウキ!?」

 

コウキ「まぁ……ストレアが良ければだが?」

 

ストレア「…………」

 

ストレアの目にはどうして……って問いかけてようにコウキを見る……それを真剣な目で答え、ストレアに言う。

 

コウキ「俺も今のみんなとの生活を、壊しかねない存在がもしあるのなら俺はそれを止めたい、……みんなのことが大切だからな」

 

ユウキ「コウキ……」

 

ストレア「…………」

 

コウキ(これは本当のこと……けど他にも聞きたいことがあるが…………今じゃあなくていいや……)

 

ストレア「……ありがとうコウキ、もしコウキの力が必要なときはお願いするね?」

 

コウキ「ああ……でっユウキ?」

 

ユウキ「へっ?な、なに!?」

 

コウキ「いや……ユウキもストレアに用があったんだろ?……どうした?そんな動揺して?」

 

ユウキ「えっ……と、あの……ただストレアと会って話でもしようかな……って思っていたから……まさかそんな真剣な話になるとは思わなくて……」

 

コウキ「……まさかとは思うが、自分のこと、場違いかな……って思ってたのか?」

 

ユウキ「…………うん……」

 

コウキ「…………ハァ」

 

そう言いながら、ユウキは下に向いて落ち込む……それをコウキは……

 

コウキ「ユウキ、顔を上げろ」

 

ユウキ「うん……」

 

ユウキを顔を上げたところで!

 

コウキ「テイ!」

 

ビシィ!!

 

ストレア「!?」

 

ユウキ「痛ぁ!!?」

 

人差し指と中指の二本の指を使って、さらに強めの力で放たれたデコピンがユウキの広いオデコにクリティカルヒットした!!

 

ユウキ「ッ~~~……な、なにするのさコウキ!?」

 

仰け反った身体を勢いつけて起き上がり、オデコを両手で押さえながら涙目で訴えるユウキに呆れながら半目でユウキを見るコウキ……

 

コウキ「バッカじゃあないの?」

 

ユウキ「なにがさ!?」

 

コウキ「自分が場違いだと?本当に場違いなら最初からユウキには「あっ、ちょっとストレアと二人きりで話があるからあっちに行っててぶっひー?」って言っておるわ!!」

 

ストレア「ぶっひーって……」

 

コウキの言い様に少し笑ってしまうストレア……それに気にせずに話を続けるコウキ

 

コウキ「ユウキだって俺の仲間だ、余程のことじゃあない限り内緒はしねぇよ」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ「てかこれ、俺とストレアに限ったことじゃあねぇしな」

 

コケッ!

 

突然ユウキがなにもないところでコケた……なぜ?

 

コウキ「どした?」

 

ユウキ「……いやなんでもない(そうだ……コウキは元々こうだった……)」

 

コウキ「……(なにか失敬なこと言われているような……)まぁとゆわけで!ユウキにも協力して貰うからな?」

 

ユウキ「……まぁ断る理由もないし、いいよ」

 

コウキ「よし、じゃあこれからどうする?」

 

ストレア「うん、またここに来たのは前に来たときの見逃しがあるかもしれないからね、今日は隅々まで探し回るつもり」

 

コウキ「わかった、じゃあ行こう!」

 

二人と一匹「「うん!(グル!)」」

 

そして三人は階段に上がって行った……それからしばらく、一階登っては隅々まで探し回ったものの、それらしきものは全く見当たらず、結局そのままボス部屋前にまで来てしまった……

 

ユウキ「結局……それらしきものは見つからなかったね……」

 

コウキ「まぁまだ、無いとゆう確証は無いからな、これからも続けよう、さてどうする?」

 

ストレア「今日はもうこれぐらいにしてぇ……二人ともこのあと時間ある?」

 

コウキ「あっ?時間?……べつにこれってゆう事はないな」

 

ユウキ「うん、ボクも無いよ?」

 

ストレア「じゃあみんなで温泉入りに行こうよ♪」

 

二人と一匹「「「……………………はぁ?(グル?)」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……84層ダヒオス、ここはほとんどが岩で覆われたフィールドだが、ここにいくつか温泉が沸き立つ場所があり、ここで取れる温泉水は美容アイテムとしての価値があり、それでいて攻略帰りに入っていくプレイヤーもいて、特に女性プレイヤーには人気スポットだった……

 

そんな人気温泉スポットに三人と一匹が来ていた……

 

コウキ「……マジで入るのか?こんなところで?」

 

ストレア「なにを気にしてるの?アタシもう汗でベトベトだよぉ~~」

 

コウキ「いやいや、ここは安全地帯じゃあないし、すでに暗いし、もしモンスターに襲われたらどうするんだよ?」

 

ちなみに外はすっかり暗くなり、星も出ているぐらい時刻が経っていた……

 

ストレア「確かに安全地帯じゃあないけどモンスターもいないし暗いっていっても星でけっこう明るいよ?」

 

コウキ(……これ絶対に譲らない感じだな……)

 

ストレア「じゃあ早速入ろ~っと、えっとまず武器・防具の解除を」

 

コウキ「へっ?」

 

しゃららん……!ヒュン!ブスッ!!

 

コウキ「ギャーー!!?目が!?目が嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼!!?」

 

ユウキ「コウキ見ちゃダメ!!」

 

ストレア「えっ?ど、どうしたの!?」

 

クル「グ、グル!グルルル!グ、グルルグルグルグル!!グルルルルルルル、グル!グルグルグルグルグルグル!!グルゥグルルルルルグルグル!!(あ、ありのまま起こったことを話すよ!今さっきほどストレアさんがいきなりみんなの前で装備を外しちゃたの!!それでマスターが思わずストレアさんの方へ見たら、そして風が吹いたと思ったらユウキさんがすでにマスターの目を二本の指で目潰ししたの!!何を言ってるのか分からないと思うけどボクもいったいどうやってあの一瞬でどうやってのけたのかさっぱり分からない!!)」

 

コウキ「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼!?」ゴロゴロゴロゴロ!

 

ストレア「コ、コウキ大丈夫!?」

 

ユウキ「ス、ストレアも早くとりあえずタオル巻いて!揺れてる、揺れてるから!?」

 

……コウキは目を押さえながら身体を転がし、ストレアはそれに心配し、ユウキはそれをストレアの大きなナニかをなんとか隠そうと必死で……なんとゆうか……凄くカオスな空間であった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後……

 

コウキ「嗚呼……酷い目にあった……」

 

今コウキはユウキたちのいる温泉から離れた、ここの温泉の源泉らしい場所いた……ユウキたちには先に入らせ、自分は温泉の源泉で作れる、温泉料理を作る為にここに来ていた……

 

コウキ「……さて後はこれら網に入れて、源泉の中に入れてっと……さてみんなのところに戻るか」

 

そしてコウキはみんなのいる温泉へと戻っていった……

 

コウキ「戻ったぞぉ~~」

 

ストレア「あっ!お帰り!コウキも入りなよ!気持ちいいよぉ~~♪」

 

コウキ「へいへい……(もう……いいや)」

 

コウキは武器・防具などの装備品を全部外し、腰の部分だけタオルを装備した。

 

コウキ「それでは……あぁ……暖かい……」

 

コウキはそのまま湯船に入り、身体全体を伸ばしながらゆっくり浸かった……

 

コウキ(にしても……)チラッ

 

ユウキ「.…………」

 

ストレア「♪~~♪~♪~~」

 

コウキ(こうして見ると……確かにキリトの話通り、メリハリの利いた身体だ……出るトコが出てて、引っ込むトコが引っ込んでる、大抵の男には確かに魅力的な身体だな……けどユウキも引っ込んでいて……胸とかもまだまだ成長を予感させる……)

 

黒コウキ(ニヤリ)

 

コウキ(ハッ!?俺としたことが!?これでは黒の俺の思うつぼではないか!!?)

 

ストレア「コウキもそう思うよね?」

 

コウキ「えっ!?な、なにがだ?」

 

ストレア「だからユウキの今のバトルスタイルについてだよ」

 

コウキ「えっと……どうした」

 

ストレア「ユウキの戦い方自体は武器と防具のおかげでいいんだけど、やっぱりバトルスキルとかをどんどん使っていったほうがいいよ」

 

ユウキ「うぅん……そうゆうのまどろっこしくて……好きじゃあないなぁ……」

 

コウキ「……まぁ一理あるな、せめて自分にとって相性のいいバトルスキルを覚えてみたらどうだ?」

 

ユウキ「うぅ……」

 

ストレア「うぅん……コウキは……」

 

コウキ「なんだ?」

 

ストレア「……しいて言えば盾かな?」

 

コウキ「盾?盾がどうした?」

 

ストレア「コウキって盾持ち剣士だけどあまり盾を使わないよね?あくまで盾は直撃から回避するために盾を持っているんだよね、けど素早く盾で防ぐ為に盾自体を軽くしていてダメージカットがいささか問題があるね」

 

コウキ「……まぁしょうがないけどな」

 

ストレア「だから相手の攻撃を何回も直撃してしまうような相手にたいして対策に防御力の高い盾も持っていたほうがいいよ?」

 

コウキ「……まぁ検討しておこう」

 

ストレア「うん!よろしくね!あとね……」

 

それからしばらく温泉に入りながらストレアの戦闘講義が続き、温泉から出たあとに作っていた温泉料理をみんなで食べて、その日を終えた……




ユウキとストレアとの混浴温泉……うらやましい限りだね?(ゲス顔)次回もお楽しみに!!


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アルゴ「こんなにも女の子で溢れかえるなんてオネーサンも驚きだよ」

すみません……投稿が遅くって……今月は色々予定があって予定をいれるために仕事を入れたりと本当に忙しい毎日送っております……ダレカタチュケテ

……なので当分は一週間一度投稿が続くかも知れません(作者死ぬ気で書けば二度投稿あるいは……)

では今回は久々のアルゴの姐さんの出番です!ではどうぞ!


前回のあらすじ、温泉ぬくぬくワオ!

 

ユウキとストレアの混浴から次の日、この日もまだ次のボス戦に向けての装備の強化や新調、アイテムの売買が盛んに行われている、それは自分らも同じだった……するとエギルの店で珍しい珍客が訪れていたのであった……

 

 

 

アルゴ「ようキー坊、待ってタゾ」

 

キリト「あっ、アルゴ来ていたのか?例の情報が手に入ったのか?」

 

アルゴ「もちろんダヨ、ただし少しばかり値は張るけドナ」

 

キリト「もちろん、それは承知しているさ、このクエストをクリアすれは装備がだいぶ強化できるからな」

 

アスナ「キリト君、何のクエストをやってるの?」

 

キリト「ああ、ちょっと装備の強化系のクエストをな……」

 

リズ「強化系アイテム!?それってどこのクエスト?クリアに何が必要なの?」

 

キリト「いや、だからそれを聞いてたんだよ」

 

アルゴ「あんたは、鍛冶屋のリズベットだヨナ、数少ないマスターメイサーノ」

 

リズ「え、あたしのこと知っているの?」

 

アルゴ「もろおう?ダヨ、マスターメイサーの鍛冶屋でしかも女性情報屋なら当然押さえておく情報だかラナ」

 

キリト「へえ、リズって有名人なんだな」

 

リズ「そ、それほどでも……」

 

コウキ「あるだろ?(キリトに誉められてまぁ……)」

 

リズ「な、なによその暖かい目は?」

 

コウキ「別に~」

 

キリト「そう言えば、アルゴはみんなのことは知ってるのか?」

 

アルゴ「エギルの旦那とハンクの旦那とクライン、アーちゃんとランちゃんにコー坊にユーちゃんは顔見知りダナ、それとリズベットにシリカに……」

 

シリカ「あたしのことも知っているんですかっ!」

 

アルゴ「初めてフェザーリドラをテイムした有名人ダ、もちろん知っていルサ」

 

シリカ「えへへ、なんか照れちゃいます」

 

アルゴ「あとはそっちのユイちゃんと知っていルナ」

 

ユイ「わたしのことも知っているなんて、アルゴさん物知りなんですね」

 

アルゴ「1層であれだけキー坊と一緒にいればイヤでも耳に入ってくルサ」

 

キリト「さすがはアルゴ、何でも知ってるんだな」

 

コウキ「さすがゴ○クだ!!何ともないぜwww!!」

 

アルゴ「オイ、だれがハンマーを受け止めるMS(モビ○スーツ)ダ」

 

コウキ「えっ!?(なんで知っている!?)」Σ(-∀-;)

 

アルゴ「……っとまぁ、バカは置いといて」

 

コウキ「ちょwww」

 

アルゴ「何でも知っているのは当たり前……っていいたいところだがそうでもナイ、そちらのお嬢さん方についてはほとんど知らないかラナ」

 

キリト「じゃあ紹介しておくか、こっちの金髪で髪の長い子がリーファだ」

 

リーファ「よ、よろしくお願いします」

 

アルゴ「……森に妖精が現れたとか噂になったことあるけど、まるで本当の妖精みたいな姿ダナ」

 

リーファ「ええと、これは……」

 

アルゴ「いや、これ以上タダで聞くつもりはなイヨ」

 

コウキ「……あとで報酬払ってきくつもり……ってことか?」

 

アルゴ「そうともユウ~」

 

キリト「……こほん、それでこっちがシノン」

 

シノン「……よろしく」

 

アルゴ「……ウム、ユニークスキルが開放されたって話を聞いたケド……」

 

シノン「えっ!?」

 

アルゴ「正直すぎる反応ダナ、まぁ確証を得るまで話さないカラ、安心しナヨ」

 

シノン「……そうだといいけど」

 

ストレア「アタシは?アタシのこと知ってる?」

 

アルゴ「……きれいなオネーサンってことしかわからなイナ」

 

ストレア「きれいだってーありがとう!アタシはストレアっていうの、よろしくね」

 

アルゴ「ストレアか、覚えておクヨ」

 

キリト「……とまあ、こんな感じかな」

 

アルゴ「相変わらず、キー坊の周りには女の子がたくさんダナ」

 

アスナ「相変わらず?相変わらずってどういうこと?」

 

コウキ「アスナさん、お仕置きなら俺も手伝うぜ?」

 

キリト「い、いや……おいアルゴ、いい加減なことを言うなよ」

 

アルゴ「……これならオネーサンモ」

 

キリト「ん?何か言ったか?」

 

アルゴ「いや、ほらこれがクエストの情報ダ」

 

キリト「あ、ああいつもありがとう、代金はこれでいいか?」

 

キリトはウィンドウを出し、アルゴにコルの送金をした。

 

アルゴ「毎度アリ」

 

アスナ「それじゃ、さっそく行きましょうか、どこのクエストなの?」

 

リズ「ねぇキリト、強化系のクエストだったら鍛冶スキルがあるあたしが一緒の方がいいんじゃない?」

 

アスナ「ちょっとリズ!?」

 

シノン「……武器の強化なら、私も興味がある」

 

コウキ「俺も行こう、キリトの装備ってことは片手剣もだろ?俺もどんななのか見ておきたい」

 

ユウキ「あっ!ならボクも見たいな!」

 

リーファ「だったらあたしも行きたいな、それに最近キリト君と一緒にクエストしてないし」

 

ストレア「ズルイズルイ!アタシも行くからね!」

 

シリカ「き、キリトさん……あたしも……その、一緒に」

 

キリト「おいおい、みんな落ち着いて……」

 

アルゴ「やっぱりキー坊は女ったらしだネー」

 

キリト「おいアルゴ、助けてくれよ」

 

アルゴ「ほどほどにしておきナヨキー坊、それじゃナー」

 

そしてアルゴはスタスタっと店から出ていった……その後は結局みんなと一緒にクエスト行くことになったキリトであった……




駄目だ……元のイベントが短かすぎてこれ以上伸ばしが出来ない……!

次回は長く書きます!そしてまた『あれ』が登場!次回をお楽しみに!!


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大人の威厳とはなにか?

……皆さんに重大発表致します!

この作品「ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い」を作品終了後に……



新しく!「Re:ホロウフラグメント」としてリメイクしようと思います!!ババァーーン!!(効果音)

…………えっ?なんでだって?うっ……実はそのぉ……二日前にRe:ホロウフラグメントの動画の見ましてですね……76層に居たままホロウフラグメント編を終わらせればイベントの所々にフィリアが出てくるんです!はい!

この小説は階層クリアしながらホロウエリアも攻略して行く流れなのでどうしてもフィリアが出るところが限られてしまっているんです……折角、三角関係設定なのに……ショボーン(´・ω・` )

……ですので!この小説の終了後にリメイクを出して!フィリアの出番も増やそうと思ったのです!!

……ですが皆さんはRe:ホロウフラグメント編より早くロストソング編が見たい!!って言う人がいるかも知れません……のでアンケートを出しますので投票でどちらを中心に進めるか決めたいと思います!!

例え投票から落ちてもそれはボチボチと投稿するつもりです!(一ヶ月に1~2回ぐらいには)

それでは投票のほう、お願いいたします!

では本編……スタートです!!


前回のあらすじ、アルゴ「オレっちも行くべきだったカナ?」

 

アルゴのクエスト紹介から二日後に84層ボス攻略を開始した、ボスはアリ型モンスターの『アントクイーン』、所為女王アリである、ボス単体はそれほど脅威ではないがそのボスを守る『クイーンガード』とゆういわゆる守衛アリがどんどん現れ、その数に手こずらされた……そこで片手武器系で集まっている遊撃パーティはクイーンガードを、両手武器系と盾(タンク)のパーティはアントクイーンを相手で分断して攻略を進めた。

 

これは相手攻略を集中出来るようにし、それでいてボスの範囲攻撃に盾(タンク)パーティが防いでいるあいだに遊撃パーティは範囲外に退避できるようにすると合理的な作戦だった。

 

結果、アントクイーンの最後は兄貴のユニークスキル、斬馬刀ソードスキル奥義、『鬼神狂撃の舞い』計11HITの大技が炸裂してアントクイーンは砕け散った……

 

だが兄貴はその奥義を発動しているときのまるで悪魔のような笑いがボス攻略していたプレイヤー全員がドン引きしていた……はっきり言よう……あれよいこには見せちゃいけない笑顔だった……

 

……さて今回の話はそれから次の日のエギルの店での出来事……

 

 

 

エギルの店

 

カランカラン!

 

キリト「ただいま」

 

クライン「おいおいキリト!遅かったじゃねぇか」

 

キリト「遅かったもなにも約束なんてしてなかっただろ」

 

コウキ「おいおいクライン、キリトには言ってなかったのか?」

 

クライン「確かに約束はしてなかったがそろそろあの時期だってわかるだろ?」

 

キリト「は?」

 

コウキ「……まぁキリトにはそうゆうの疎いか……」

 

キリト「???」

 

コウキの言っていることに?マークを浮かべるキリトを放っておいてクラインが前に出る……そして

 

クライン「えーさて、これで全員揃ったということでーーボス攻略完了お疲れさん!次の階層も頑張っていこう!」

 

パチパチパチパチ!!!

 

リズ「攻略おめでとーっ!」

 

ラン「お疲れ様です!」

 

それから各自各々の食べ物や飲み物を口に運んだ!

 

キリト「……なるほどな」

 

コウキ「85層クリアしてこれでまた区切りが出来たからこれはお疲れ様会ってことさキリト」

 

キリトと二人で話しているとリーファが階層クリアについて話していた。

 

リーファ「これって結構、順調に進んでるのかな?この調子なら全階層クリアもそんなに遠くないかも」

 

シノン「油断は禁物だと思うけど……たまには息抜きも必要……よね」

 

ストレア「そういうことー余裕のない人生なんて終わったも同然だよねー」

 

ユウキ「そうそう!息抜きは大事大事!」

 

ラン「もう!ユウキは普段から息抜きばっかしているでしょう?」

 

ユウキ「そ、そんなことはないよ姉ちゃん……」

 

ハンク「ハッハハハハッ!だが人の人生、抜くときは抜き、気を引き締めるときは引き締める!それが大事!!」

 

コウキ「……兄貴の場合は息抜きより酒の栓抜きばっかしているだろうが……」

 

クル「クルクル……」

 

エギル「ほらよシリカとユウキ、できた料理からどんどん運んでいってくれ」

 

ユウキ「わかった!」

 

シリカ「わかりました!うわぁ、おいしそうな料理がたくさん!」

 

エギル「ま、アスナたちに手伝ってもらったからな、腹一杯食って、英気を養ってくれよ」

 

キリト「アスナたちってことは」

 

コウキ「もちろん!」

 

ユウキ「ボクたちも手伝ったよ!」

 

二人「イエイ!」

 

コ→( 。・ω・。)vv(。・ω・。 )←ユ

 

キリト「へ、へっえ~……」

 

ラン「もう!二人とも調子に乗っちゃって……」

 

クライン「確かにうめぇな!へっへへ、にしてもエギル!みんなに料理おごっちまうなんて太っ腹!!」

 

エギル「なに言ってんだ、今日のパーティの料理代は全部、主催のお前持ちじゃねぇのか?」

 

ハンク「あっ!そうだそうだ!これのことを忘れていた」

 

ハンクは自分のウィンドウを操作し、クラインに送信した!

 

クライン「な、なんだよこれはよ?」

 

ハンク「今回のパーティに使ったもの清算表だ、纏めて置いたから感謝しろよ?」

 

クライン「はあ!?オイオイ!?そんなこと全然聞いてねぇぞ、てか高!?」

 

クラインがそう頭を抱えて叫ぶとそれに聞きつけたリズベットとユイがこっちに来た!

 

リズ「え?なになに?今日のパーティはクラインのおごり?ラッキー!ゴチになるわねー」

 

ユイ「クラインさん、ありがとうございます!」

 

クライン「お、おう!この程度の出費どうってことねぇさ……!」

 

ユイの前でドンと胸を叩くクライン、だが瞳の橋からこぼれ出る涙にクラインはぐっぐぐっと堪えたのであった……

 

ラン「……先程「高!?」って言ってませんでしたっけ?」

 

ユウキ「ボクも聞こえたよ……」

 

ハンク「WWW」

 

コウキ「兄貴……アンタって人は……クライン……オツ」(;・ω・)人

 

……………………

 

アスナ「……はい、キリト君料理持ってきたわよ?ユイちゃんの分もね」

 

キリト「ああ、ありがとうアスナ」

 

ユイ「ママ、ありがとうございます、それじゃ3人で一緒に食べましょう!」

 

そんな微笑ましい空間にある女子たちは……

 

リズ「う……家族水入らずっぽくされると間に入りづらいんだけど……」

 

シリカ「あたしも、キリトさんの分の料理持っていこうと思ってたのにな……」

 

するとシノンとストレアとコウキとユウキの4人がキリトたちの方へ歩いて行った……

 

シノン「……キリト、その料理おいしい?」

 

キリト「ああ、コクがあってうまい、アスナが手伝ったとはいえエギルの料理スキルもなかなかじゃないかな」

 

ストレア「そうなの?じゃあアタシも一口!……ん~おいしー!」

 

コウキ「キリト!お前向きに辛いもの作ってみたんだが食べてみてくれ」

 

キリト「どれどれ……ん~おいしいけどもう少し辛くてもいいぞ?」

 

コウキ「……これ味見したが噎せたんだが……キリトには試作デスボールぐらいの辛さがいいのか……」

 

ユウキ「アスナ!これボクの自信作!食べてみてよ♪」

 

アスナ「わかったわ、ん~……確かにおいしいけど食い合わせになにかさっぱりとしたものを入れたらどうかな?」

 

ユウキ「うぅ……料理って奥深いなぁ~……」

 

……………………

 

リズ「……あの4人、相当なツワモノね……」

 

シリカ「あ、あたしもキリトさんのところに行ってきます!」

 

そう言ってシリカは料理を持ってキリトたちの方へ歩いて行った……

 

シリカ「キ、キリトさん、このお料理もおいしいですよ?」

 

ユイ「あ、シリカさんもそう思いますか?でしたら、こっちのもおいしいですから試してみては、どうですか?」

 

シリカ「……え、えーと、あ、ありがとねユイちゃん」

 

リズ「……前途多難ね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからも時間は進み、クラインがなにかしようとしていた。

 

クライン「ーーよぉし、そろそろ場もあったまってきたことだし、いいもん、見せてやるぜ……!」

 

クラインはアイテムストレージからなにかをオブジェクト化したそれは……!

 

キリト「あれ?もしかして、それカラオケマシーンじゃないのか?」

 

コウキ「マジで!?」

 

クライン「よく知ってるじゃねえか、そのとおり!なんとちゃんと歌詞も出るんだぜ?」

 

ユイ「ママ!?カラオケマシーンってなんですか?」

 

ユイは見たことないのかカラオケマシーンに指差しながらアスナに聞いた。

 

アスナ「えっと、簡単に言うと唄を歌うための伴奏をしてくれる機械のこと……かな」

 

キリト「箱の上にポップアップディスプレイ!なるほど、うまくできてるもんだな……って、待て待て、どうしてこのアインクラッドにそんなものがあるんだよ」

 

クライン「俺にもわからん!が宴会用のいいアイテムが手に入るってクエストがあったんでハンクのやつと一緒に進めてたら手に入ったんだ」

 

ハンク「まったく、俺は興味もなかったがクラインに無理矢理連れていかされた……」

 

クライン「そんな固いこと言うなよハンク……」

 

キリト(外装はカラオケマシーンだけど一応マジックアイテムの類いなのか?《ミラージュ・スフィア》とかああいうアイテムに分類されるのかもしれないけど……)

 

クライン「……んじゃみんなで1曲ずつぐらいどうだ?結構いろんな曲が入ってるぜ」

 

リズ「へぇ……せっかくだし、ひさしぶりに歌っちゃおうかな……?」

 

ユウキ「なんの歌を歌おうかなぁ~!」

 

コウキ「ユウキは「元○100%」だろ?」

 

ユウキ「なんで忍○まなのさ!?」

 

ラン「ああ……確かにユウキに合ってるかも」

 

ユウキ「姉ちゃんまで!?」

 

ハンク「よし、俺も久々に歌を(ry」

 

コウキ「させねぇよ!?」

 

ハンク「な!?なぜだ?」

 

コウキ「兄貴の曲選びろくなのねぇだろうが!!はっきり言うが兄貴が歌ったらこの場にいる全員の女に白い目でみられるぞ!!」

 

ハンク「なん……だと!?」

 

ラン「いったい……昔になにを歌ったんですか……?」

 

ストレア「みんなで歌を歌うの?なにそれ、すっごく楽しそうじゃん!アタシもやる!」

 

シリカ「みんなで……ってことは、キリトさんも歌うんですか?キ、キリトさんが歌うなら、あたしも……ちょっと恥ずかしいですけど」

 

リーファ「カラオケかぁ……あんまり行ったことないんだけどあたしも歌ってみる!」

 

シノン「……私はパスでいいわよね?」

 

コウキ(……シノンって歌うイメージ無いな……なんかタダ人が歌っているのを聞きながらジュース啜ってるイメージが……)

 

シノン「なによ?なにか言いたいことあんの?」

 

コウキ「……イイエ、別に……」

 

アスナ「別に無理に歌うこともないんじゃない?カラオケなんて、そういうものでしょ?……でも、わたしはせっかくだから歌ってみたいかな……キリト君とデュエットとか?」

 

キリト「いや、そういうのは、俺はちょっと……」

 

アスナ「……あ、でもふたりとも知ってる曲がないとむずかしいよね」

 

コウキ「それ依然の問題だと思うけどな……(キリトも歌うイメージがねぇ……)」

 

ユイ「パパとママが一緒に歌うんですか?ぜひ、聴いてみたいです」

 

アスナ「じゃあ、3人で歌ってみようか?」

 

ユイ「はいです、パパとママと一緒に歌いたいです!」

 

キリト「結局、俺も歌うのか……?」

 

コウキ「キリトガンバ!(笑)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチパチパチパチ!!!

 

 

クライン「あーあーあー、えーそれでは僭越ながら、わたくしクラインがトップバッターを務めさせていただきます」

 

パチパチパチン!!!ビビッ!

 

しかし、カラオケマシーンの音楽鳴らそうとするが……

 

クライン「……って、あれ?なんねぇぞこれ?」

 

ビビッ!ビビッビビッ!

 

何度も何度もスイッチを押すがうんともすんともしない……

 

リズ「どうしたのクライン?へんなもん、掴まされたんじゃない?」

 

クライン「いや、そんなはずねぇ、おっかしいなこれ……」

 

するとクラインはカラオケマシーンを色んなボタンを押したり、叩いたりっと懸命にマシーンを動かそうとするが……それでも動かず……そして……

 

ユイ「パパとママの歌は聴けないんですか?」

 

シノン「クラインらしい、オチね」

 

クライン「いや、そんなはずはねぇ」

 

エギル「宴会用のいいアイテムなぁ、おまえらしいぜ、まったく……」

 

コウキ「まさかとは思うが……宴会用(お笑い用)アイテムってことじゃあないのよな?」

 

ハンク「そのまさかだろ」

 

クライン「くー、この言われよう!おいおまえら!メシをおごってもらうだけでもありがたいって思えないのかよ!」

 

リーファ「……ごちそうさまです、クラインさん」

 

ラン「クラインさん、お気持ちは分かりますが……それは……」

 

ユウキ「うん、大人げないっと思うよ?」

 

クライン「ぐぼぁ!?」

 

ユウキの「大人げない」の一言にクラインが崩れ落ちた!

 

キリト「まあまあ、クラインはみんなに楽しんでもらいたくてわざわざクエストに行って来たんだ」

 

シリカ「それはそうですけど……」

 

リズ「思いっきり盛り上がちゃったぶん、がっくり来たんっていうか……ねえ」

 

シリカ「あたし、すごくキリトさんの歌、聴きたかったです」

 

ストレア「アタシもー!」

 

リズ「あたしも聴いてみたかったけど、しょうがないじゃない」

 

キリト「いやいや、そんな期待されるような歌なんか歌えないぞ」

 

リズ「はあ……結局クラインなんかに期待しちゃ、いけなかったのよ」

 

エギル「ま、またの機会もあるだろう」

 

キリト「そうだ、SAOから出たらみんなで本物のカラオケに行こうぜ、もちろんそのときはクラインのおごりな?」

 

クライン「なんでそうなる!?」

 

リズ「さんざん期待させたんだから、当然でしょうが!」

 

ユウキ「そうそう!」

 

コウキ「だな」

 

シリカ「クラインさん、ありがとうございます!あたし、すっごく楽しみです!!」

 

クライン「おっ、おう……」

 

シノン「ちょろいわね」

 

ラン「シッ!言っちゃ駄目です!」

 

結局クラインのグダグタのままパーティは終えたのであった……




……まぁ、クラインだから仕方ない(笑)

次回!あのゲ須(ryゲフンゲフン……謎の金髪剣士登場!!次回をお楽しみに!!


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最強(笑)ギルドマスターVS鬼畜ギルドマスター前編

どうも!成人式に行って来ました恋愛紳士です!久々の中学の友人と会えて新鮮でした!だが飲み過ぎた(笑)それも次の日仕事なのに……もうグロッキー状態で頑張りましたよ……(泣)

……さぁ今回はアヤツの登場……まぁ無事にはすまないが(笑)ではどうぞ!!


前回のあらすじ、カラオケは上手い奴と下手な奴との差が激しい

 

クラインのカラオケマシーンが動かなくなるオチから次の日、ある意味衝撃的なことが起きた日だった……

 

 

 

キリトサイド

 

転移門前広場

 

キリト「……で、ソニック・リープの特性を生かして空中の敵に攻撃が出来るんだ」

 

ユウキ「なるほど~、にしてもキリトって人には中々考えつかないようなこと思い付くんだね」

 

キリト「そ、そうかな?まぁ、これって意外にマネ出来るようなヤツだけど」

 

リズの店で武器の修理をしに来たらたまたま同じ用で来たユウキと会い、修理の間をユウキと散歩しながら片手剣講談をして、時間を潰していた……

 

ハンク「むっ?」

 

アスナ「あれ、キリト君にユウキ?こんなところでどうしたの?」

 

すると転移門の前に立っているアスナが声をかけてきた!

 

ユウキ「えっ、あっ!アスナ!」

 

キリト「いや、通りかかっただけだけどふたりともどうしたんだ?」

 

アスナ「わたしは見ての通り待ち合わせ、攻略組に参加したいギルドがあるって血盟騎士団あてに連絡があってね、そこのギルドマスターと会う約束」

 

キリト「採用面接みたいなものか」

 

ユウキ「へぇ~!アスナってそうゆうこともやっているんだ!」

 

アスナ「そんなに偉そうにするつもりはないんだけどね」

 

キリト「それでどんなギルドなんだ?」

 

アスナ「最近、頭角を現したハイレベル集団!かなりの強さなんだって、結構評判になってるよ」

 

ユウキ「おおお!」

 

キリト「へえ、それは頼もしいな」

 

ハンク「でだ、俺達、シャドーナイツはオブザーバーとして来たってことだ」

 

キリト「なるほど……ん?「俺達」?」

 

???「オーイ!移動の準備終えたぞ~」

 

すると別の入り口から誰かがハンク達に声をかけながらこちらに近付いて来た……それは。

 

ユウキ「あれ?コウキ?」

 

コウキ「……なんでキリトとユウキがここにいるんだ?」

 

キリト「いや……たまたまなんだが……コウキはどうして? 」

 

コウキ「兄貴とアスナの手伝いだ、っと言っても案内係ぐらいだがな」

 

ユウキ「あっ~そういえば朝なんか忙しそうだったね」

 

キリト「……じゃあ邪魔になりそうだから俺達は行くな」

 

コウキ「……「俺達」?」

 

ユウキ「ええっとね、今ボクとキリトはリズに装備の修理を頼んでいて、それで今は時間を潰しに散歩しながら話してたんだよ」

 

コウキ「ほうほう……おいキリト、ちょっと来い」

 

キリト「えっ、えっ?なんで?」

 

コウキ「いいから来い!」

 

コウキが俺の首根っこを掴んで隅に移動した。

 

キリト「でっ?なんだよいったい」

 

コウキ「……お前よぉ……ユウキにまで手を出す気か?」

 

キリト「はっ?はぁ!?」

 

コウキ「毎度毎度、ほとんど!毎日!女の子と連れていて……バカなの?一級フラグ建築士なの?」

 

キリト「なんだよ一級フラグ建築士って……本当にたまたま会ったんだよ」

 

コウキ「ふん!どうだか」

 

キリト「…………」

 

コウキ「一応言っておくがユウキに手を出したらお嬢が只では済まさないぞ」

 

キリト「……まさかとは思うがユウキのことでランになんかされたことがあるのか?」

 

コウキ「…………」

 

キリト「図星か」

 

コウキ「また女装されたいか?」

 

キリト「勘弁してくれ……」

 

コウキ「ふん!じゃあ皆の元に戻るぞ」

 

キリト「ああ……」

 

二人は皆の元へ戻って行った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキ「あっ、戻って来た、何を話してたの?」

 

コウキ「で?いつになったら例のギルドマスター来るの?」

 

ユウキ「スルー……だと?」

 

アスナ「もうそろそろだと思うけど……」

 

キリト「じゃあ今度こそ俺達行くな?」

 

コウキ「ちょお、待ってぇなキリト?」

 

キリト「なんで関西弁?」

 

コウキ「気にしたら負け、キリトは例のギルドマスター気にならないのか?」

 

キリト「うーん、気にならないと言えば嘘になるが……だけど」

 

コウキ「なら観戦してなよ」

 

キリト「えっ?」

 

コウキ「採用面接の一環で兄貴がその例のギルドマスターに模擬戦する予定なんだ、だから俺と一緒に観戦していれば時間潰れるだろ?」

 

キリト「けど……」

 

アスナ「そうだよキリト君!……そうだ!キリト君もご意見番として一緒にいてよ」

 

キリト「ええっ!?俺そういうの苦手なんだけど……」

 

アスナ「ね、おねがい!いてくれるだけでいいから!」

 

ハンク「いるだけで意味があんのか?」

 

コウキ「野暮なこというなよ、兄貴」

 

キリト「んー……でもなぁ……」

 

アスナ「ふーん……じゃあ今日の晩ご飯は煮込みハンバーグにしようと思ってたけどやめて黒パンね」

 

キリト「お、おい!?」

 

コウキ「ちょ!?キリトにとって効果的な脅し!?」

 

アスナ「ね? お ね が い!」

 

キリト「……わかったよ、そのかわり晩ご飯は煮込みハンバーグ頼むからな」

 

アスナ「もっちろん!任せておいて!」

 

コウキ「オイオイ……(汗)それでいいのかアスナ……そしてそれでいいのかキリトよ……」

 

ハンク「……ユウキはどうするんだ?」

 

ユウキ「……まぁボクもこれといって予定がないからボクも観戦しているよ」

 

ハンク「そうか……」

 

そして俺達5人は例のギルドマスターが来るのを待っていた……

 

キリトサイドエンド……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5分後

 

カチャ、カチャ、カチャ、カチャ……

 

すると入り口から、白・金・紫のトリコロールの金属防具を身に纏った、金髪の男性プレイヤーがこちらに近付いて来た……

 

アスナ「……来たみたいね」

 

ハンク「あれが……」

 

???「お初にお目にかかります、アルベリヒと申します」

 

丁寧な口調で自己紹介するアルベリヒ、だが男3人は……

 

キリト(装備はそれなりのものを揃えているようだがなんだろう、この違和感……)

 

ハンク(こいつ……装備の割には着せられている感があるんだが……本当に強いのか?)

 

コウキ(……また大層な名前してんな……「アルベリヒ」、確か……色々省略するとだが「妖精王」の名前だったような……?)

 

色々失礼な思案する3人、そしてアスナも自己紹介をする

 

アスナ「初めまして、私が血盟騎士団副団長のアスナです、本日はよろしくお願いいたします」

 

アルベリヒ「お噂はかねがね聞いております、《閃光》のアスナさん」

 

コウキ(さすがにアスナのことは知っているか)

 

アルベリヒ「いやはや、お美しい限りです、もしや現実の世界ではご令嬢だったりするのでは?……っと失礼、この世界では現実世界の詮索はタブーでしたね、ふふふふふっ」

 

アスナ「は、はあ……」

 

そしてこのとき、約2名の男は!

 

コウキ・ハンク((おええええ(嘔吐)!!!))

 

……心中吐いていた……

 

コウキ(オーッ!ノォーッ!!歯がガタガタ浮くぜバカヤロー!!)

 

ハンク(待て!耐えるんだジ○セフ!……あっダメだおええええ!!!)

 

コウキ(あ、兄貴ィーー!!?)

 

アルベリヒ「ところでアスナさん、こちらの方たちは?」

 

アスナ「ええっと、この人は今日はオブザーバーとして同席してもらってる……」

 

ハンク「……シャドーナイツ団長、ハンクだ」

 

キリト「キリトだ、主にソロでやらせてもらってる……よろしく」

 

アルベリヒ「おお、キリト……《黒の剣士》様でしたか!そしてそちらがあの《紅(くれない)の魔戦士》様でしたか!」

 

コウキ「……そして今回の道案内をさせて貰います、シャドーナイツ副団長、コウキです」

 

アルベリヒ「ほっほう……それじゃああなたが《蒼の竜剣士》?」

 

コウキ「……まぁそうです……」

 

アルベリヒ「あなた方ご活躍のおかげで僕たちもここまで来れました、攻略組の方々のお力になれますよう粉骨砕身の覚悟で尽力いたす所存です、どうぞ、よろしくお願いいたします」

 

キリト「あ、ああ……」

 

キリト(不自然に礼儀正しいな)

 

ハンク(……まぁ今まで俺達が頑張っていたからな、その分相手も礼儀正しくなるんだろ?……たぶん)

 

コウキ(……本当にそれだけか?)

 

アルベリヒ「あの、それでこの方は?」

 

ユウキ「うっ……」

 

アルベリヒがユウキのほうへ見る……

 

ハンク「ああ、そいつはうちで預かっていて、そいつもまだ入りたての攻略組の一人だ、それで、今回の採用面接で俺がアンタと模擬戦をやるから後学として見学して貰おうと思って連れてきた。」

 

ユウキ「えっ?あ!……どうも、ユウキです」

 

アルベリヒ「ふむ……なるほど、よろしくユウキさん」

 

コウキ(兄貴、ナイスフォロー!)

 

ハンク(ふん、これで奴も文句は言いまい……)

 

アルベリヒ「……………………」ジッー……

 

ユウキ「な、なんでしょう……か?」

 

アルベリヒ「いえ……」

 

コウキ(……?なんだろう?奴の目……興味がある……そんな目をしてる……)

 

アルベリヒ「さて、先程模擬戦って言ってましたが、どこでやるんですか?」

 

コウキ「あっ、案内します、馬車を使うんで……こちらです。」

 

そしてコウキ達は馬車があるほうへ歩いて行った……




ひとまずこれで……次回をお楽しみに!


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最強(笑)ギルドマスターVS鬼畜ギルドマスター後編

いよいよでーす(黒笑顔)、ではどうぞ!


前回のあらすじ、面接は第一印象が大事!

 

訓練場

 

ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン、キキキィ……

 

コウキ「着きましたよ、ここです」

 

アルベリヒ「おおお、ここが道中で仰っていたシャドーナイツが保有している訓練場ですか?」

 

コウキ「ええ……まぁそうです……」

 

アルベリヒ「では早速始めましょうか?」

 

ハンク「ああ……皆はこの場所から離れてくれ」キラッ

 

コウキ「わかった……ん?」

 

コウキはハンクの両指を見て疑問を浮かべた……

 

コウキ(あれ?兄貴って指輪付けていたか?)

 

そして4人はアルベリヒとハンク以外は邪魔にならないよう離れた……

 

ハンク「では、ルール説明だ、ルールは一撃決着モード!相手に初撃でクリティカルヒットをすると勝ち!お互いに初撃がクリティカルヒットしなかった場合はそのまま続行、相手のHPを半分にしたらその人の勝ち!依存はないな?」

 

アルベリヒ「おや?半決着ではなくて宜しいんですか?」

 

ハンク「これは勝ち負けが問題じゃあない、お前が使えるか使えないか決める試験だ、それにな……」

 

アルベリヒ「?」

 

ハンク「お前は……俺に……勝てない……!」

 

アルベリヒ「ピクッ……い、言ってくれますね?……ならそれを撤回させてみせましょう!」

 

ハンク「やってみなぁ?」

 

……………………

 

キリト「……なんであんなことを言っているだ?ハンクのやつ……」

 

コウキ「ああ言って、相手の本気を誘っているじゃね?人の本気の実力を見ることで使えるかどうか判断するんだろ……それか相手を怒らせて隙を誘っているかだな……あいつ……あのときも煽ってきて……」

 

回想…………

 

コウキ『準備よぉーし、いつでもいいぞ~』

 

ハンク『よーし…………おい!』

 

コウキ『なんだよ?』

 

ハンク『昨日、お前が楽しみに残してた晩ご飯のオカズ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が食った(笑)』

 

( ^ω^)←コウキ

 

ビキビキ‼(##゜ω゜)

 

コウキ『てめぇかあああああ!!!』ΞΞΞΞΞヘ(##° Д°)シ

 

 

.;゛;   ヽ从

  ∴:゚+`(ω゚#)γ⌒ ←コウキ『ガフッ!!?』

 _ ̄―_=ニ=、ヽ从/

――-( °∀°) ̄=、ヾイて←ハンク『はい~隙あり~』

―_――=-、_-て)}そ

 ̄ ̄―= ̄_-=そ∴ノ(

  /(_ ⌒) ̄-"ノ(

`/ / / / _/\⌒

(_ノ (_ )(_(_/

 

……………………

 

コウキ「アルベリヒーー!!!そいつを殺っちまえええ!!!」

 

キリト「ちょおま」

 

アスナ「コ、コウキ君!?」

 

ユウキ「えええ!!?」

 

……………………

 

コウキ「アルベリヒーー!!!そいつを殺っちまえええ!!!」

 

アルベリヒ「……………………(なんであいつ僕のことを応援しているんだ?)」

 

ハンク「あの野郎……あとで覚えてろよ……さてと」

 

ジャキ!

 

ハンクはいつも使っている両手剣、斬魔刀を背中に装備した、アルベリヒも自分の武器、カテゴリー細剣、ブラッドスラストを抜き放つ!

 

ハンク「アルベリヒよ、先手も譲ってやるよ……来いよ」

 

ハンクは右手を背中に差している斬魔刀を掴みながら左手をクイ、クイっと動かし、挑発する……

 

アルベリヒ「ピクッピクッ……ほほう、なんといいますか、ずいぶんと余裕で……それでは、お言葉に甘えまして行かせて貰いますよ……あとで後悔しないで下さいよ!!」

 

そしてデュエルのブザーは鳴り響いた!!

 

アルベリヒ「はぁっ!」

 

バッバッ!シュ!!

 

ハンク「むっ?」

 

アルベリヒはブザーが鳴ったすぐさまハンクに鋭い突きを放った!ハンクはそれを体を反らして避けた!

 

アルベリヒ「そらそらそらぁ!!どうです!これが僕の力ですよ!」

 

……………………

 

コウキ「…………速いな、俺の突きよりも速いかもな……」

 

キリト「ああ……見た限りパラメータは高い……たぶん俺やアスナよりも……けど」

 

コウキ「ああ、動きが粗末過ぎる……経験もテクニックも無いな……何故だ?」

 

ユウキ「相手に隙を見せてる……ってのもないね……」

 

キリト「なんか……まるで……」

 

……………………

 

ハンク(知ったかぶりのこけおどし……っと言った感じか……)チラッ

 

4人「「「「…………」」」」

 

ハンク(アイツらですら違和感感じているようだな)

 

このあいだもアルベリヒは攻撃を続けているがハンクが細かいステップの連続と身体の反らし、攻撃をしようと見せかけて退避するフェイントを織り混ぜて、アルベリヒの攻撃を全部避けている!

 

アルベリヒ「くそ!なんで当たらない!?」

 

ハンク「どうしたどうした?その程度なのか?まだ一発足りとも当たっていないぞ?ほらほら!もっと本気を出してみろよ!!」

 

アルベリヒ「ピクッピクッピクッ‼……いいさ、わかったよ、僕が戦いというものを教えてやる!」

 

ハンク「ほう?是非とも教えてほしいね?」

 

アルベリヒ「減らず口を!……はああああっ……!」

 

するとアルベリヒが後ろに下がり、そこで力を溜めるように動き出した!

 

ハンク「むっ?(ソードスキルか?)」

 

アルベリヒ「はあっ!」

 

ヒュン!

 

しかしアルベリヒはただの突きを放っただけだった!

 

ハンク「なっ!?(ソードスキルじゃあないのか!?)」

 

アルベリヒ「ふっ」

 

ぶぁっ!

 

ハンク「くっ!?(……砂埃でめくらましかよ……)」

 

キリト・アスナ「ハンク!(さん!)」

 

ユウキ「危ない!」

 

アルベリヒ「くらえぇっ!!」

 

ハンク(うなもん……)

 

ハンク「食らうかあああ!!!」

 

スッ、ダンッ!!

 

アルベリヒ「なにっ!?」

 

ハンクは体を伏せてアルベリヒの攻撃を避け、伏せた状態でそのまま飛び上がった!アルベリヒは自分の渾身の攻撃を避けられたのとハンクが自分の伸長よりさらに高く跳んだのに身体を硬直してしまった!

 

ハンク「隙ありチェェストォォォォォッ!!!」

 

ハンクはそれを利用し、空中で鬼神化してそのまま斬馬刀ソードスキル、斬属性1HIT技単発重攻撃技、溜め切りをアルベリヒに叩き込んだ!!

 

アルベリヒ「うっげえええ!!?」

 

バシャアアーーン!!!

 

アルベリヒはそのまま吹っ飛び、川へと突っ込んで行った!!

 

ダンッ!!

 

ハンク「ふぅ~……ちょっと危なかった……おっ」

 

ハンクは鬼神化を解除し、額の汗を拭った……するとデュエルの結果が現れた「勝者:ハンク」っと……

 

ハンク「……まさかのクリティカルヒット勝ち……つまらねぇ……つまらねぇなぁ……」

 

そう呟きながら、仲間達がこちらに駆け寄って来た……

 

……………………

 

コウキ「兄貴の奴……本気出してないな……」

 

ユウキ「っと言うと?」

 

コウキ「あいつ……まだ「一撃も攻撃」してない 」

 

キリト「だな」

 

アスナ「それも防御もしてないよ」

 

コウキ「アルベリヒの攻撃は速いがただそれだけ避けるたげで充分なんだろ」

 

キリト「……にしてもハンクのやつアルベリヒを怒らせているな」

 

コウキ「見込みがない奴はひたすら毒舌吐くぞ、酷いときなんか言葉にピーが入るぞ」

 

ユウキ「あっ、アルベリヒさんが下がった。」

 

キリト「ソードスキルか?」

 

アスナ「あれ?ただの突きだ……?」

 

コウキ「……いや、めくらましだ!」

 

キリト・アスナ「ハンク!(さん!)」

 

ユウキ「危ない!」

 

コウキ「……大丈夫だな」

 

アスナ「えっ?」

 

キリト「!跳んだ!?」

 

ユウキ「あっ!あれって!」

 

コウキ「終わったな(アルベリヒが)」

 

アルベリヒ「うっげえええ!!?」

 

バシャアアーーン!!!

 

キ→(゜ロ゜;)ア→(゜ロ゜;)

 

ユウキ「……やっぱりか……けど前は片手剣でやってたけど両手剣でも出来るんだ」

 

コウキ「んっ?ユウキは見たことあるんだ、けど……」

 

ユウキ「どうしたの?」

 

コウキ「……いや、本当なら両手剣であれは「出来ない」はずなんだが……」

 

コウキ「(もしかしたらあの両指に付けた指輪のおかげか?……聞いてみるか……)取り合えず兄貴の所に行くぞ」

 

ユウキ「うっうん、ほら、キリト、アスナ行こう?」

 

キリト「はっ!、お、おう……」

 

アスナ「えっええ……」

 

そして4人はハンクの元へ走って行った……

 

……………………

 

コウキ「兄貴!やったな、ってててて!!?」

 

コウキがハンクに近づいた瞬間にハンクがコウキの顔を指で握り潰すように力をかける!

 

コウキ「なっ!何をするだァーーーッ !!?」

 

ハンク「お前さっき、「アルベリヒーー!!!そいつを殺っちまえええ!!!」って言ってたよなあ?」

 

コウキ「ナ、ナンノコトカナ?」

 

ハンク「……死刑執行……」

 

コウキ「し、締まる!絞まっていく……!く……悔しい、乱暴にされてるはずなのに……ビクンビク……ンギモッヂィィイイ!訳がない」

 

キリト「……途中コウキの頭が可笑しくなった……あっ、今更かって思ちゃったじゃないか」

 

コウキ「なにそれヒドイ」

 

アスナ・ユウキ「「あっははは……」」

 

バシャアアーーン!!!

 

5人「「「「「!!?」」」」」

 

アルベリヒ「……………………」

 

5人「「「「「あっ……」」」」」

 

突然川が爆発したと思いきや、先程川に吹っ飛んだアルベリヒがこちらを睨み付けていた……

 

コウキ(やべ……アルベリヒのこと忘れていたわ……)

 

キリト(……実は俺も……)

 

ユウキ(……ボクも……)

 

アスナ(怒って……いるよねやっぱり……)

 

ハンク「…………」

 

アスナ「あのぉ……大丈夫ですか?」

 

アルベリヒ「……ふっ」

 

ユウキ「?」

 

アルベリヒ「ふっはははははははははははははは!!!」

 

5人「「「「「!!?」」」」」

 

突然のアルベリヒの笑い出しに5人は硬直した!

 

コウキ(どっ、どうしたんだアルベリヒの奴?)

 

キリト(打ち所が悪かったか?)

 

ハンク(マジか!?お、俺のせい?)

 

ユウキ(どっ、どうしようアスナ!)

 

アスナ(わ、わたしに言われても……)

 

アルベリヒ「いやぁ……お見事です、流石は紅の魔戦士、お強い……それで無理は承知なのですが……」

 

ハンク「?なんだ?」

 

アルベリヒ「もう一戦、お願いします」ゴッゴッゴッ!!

 

ハンク「おっ、おう……わかった……」

 

コウキ「ちょ、ちょっと兄貴!」

 

ハンク「なんだ?」

 

コウキ(これって絶対に仕返しの為のデュエルだって)

 

ハンク(……だろうな)

 

コウキ(なら!)

 

ハンク(だからこそ、奴に俺に対して仕返しは無駄だと身体でわからせるしかない!)

 

コウキ(……せやか)

 

アルベリヒ「どうしたんです?早く始めましょう?」

 

ハンク「ああ……皆また下がってくれ」

 

4人はまた同じ場所に下がった……

 

アルベリヒ「今度は最初から本気出しますよ!」

 

ハンク「……(諦め気味に)どうぞ……」

 

そしてまた、デュエルのブザーは鳴り響いた……

 

アルベリヒ「はっあああ!!!」

 

シュンシュンシュン!!

 

ハンク「おっと!」

 

カキンカキンカキン!

 

アルベリヒの猛烈な剣さばきにハンクは最近使い始めた、格闘専用のナイフ、コンバットナイフを、それを二本取り出してアルベリヒの細剣を防いだ!

 

ハンク(ヤバイ……こいつ、怒りで剣を振るスピードがポ○ナレフ並みになってやがる!)

 

アルベリヒ「そらそらぁ!!さっきまでの勢いはどうしたぁ!?」

 

ハンク「くっ!この!図に乗りやがって!」

 

アルベリヒ「そうだ!この僕が負けるはずがない!さっきのはまぐれだ!どうだ!この僕の力は!!」

 

ハンク「…………」

 

アルベリヒ「ほら!いい加減に(ryぐぼぁ!?」

 

アルベリヒは最後までセリフを言えなかった、何故ならそのよくしゃべる口をハンクの拳がめり込んだから……!

 

ハンク「いい加減にしろよ?それはこちらのセリフだ」

 

アルベリヒ「なっ、なに!?」

 

ハンク「先程はやり過ぎたから少し遠慮してたのによぉ……黙って聞いてりゃ図に乗りやがってよぉ……」

 

アルベリヒ「ひっ!?」

 

ハンク「折角だから……俺の「必殺技」を喰らわせてやるよぉ……」

 

そう言ってハンクは後ろに下がって行き、コンバットナイフを鞘に戻し、いつもの投げナイフを取り出す……

 

ハンク「……「投剣乱舞」!」

……………………

 

キリト「ハンクの奴、大丈夫か?」

 

アスナ「軽く頼んだつもりだったんだけど……」

 

コウキ「アスナは悪くない、みな全部兄貴がゲスいのが悪い」

 

ユウキ「いやぁそれは……」

 

キリト「あっ、始まったぞ!」

 

アスナ「!さっきより速い!」

 

コウキ「なにあれ?ポ○ナレフかよ」

 

ユウキ「ハンクさんもナイフを2つ持って防いでる!」

 

コウキ「……なんかアルベリヒの奴、自分が攻勢だからってちょっと調子乗っているな……あっ、殴られた」

 

キリト「あれ?なにか話したあとハンクが下がったぞ……」

 

コウキ「……もしかしてあれか!」

 

アスナ「あれって?なんなの?」

 

コウキ「俺達、兄弟が編み出した投剣術、その中で兄貴が編み出し、それでいて一番得意な技……それは……「投剣乱舞」!」

 

……………………

 

ハンク「ふっ!」

 

シュ!シュ!

 

ハンクはアルベリヒに向けて投げナイフを投げた!

 

アルベリヒ「おっと!」

 

だがそれをアルベリヒは避けた!

 

アルベリヒ「ふん!こんな見え見えの攻撃が必殺技?当たるはずがっ!?」

 

アルベリヒが避けた投げナイフを見て、またハンクのほうに振り向いたら、もう既に投げられた投げナイフがアルベリヒの身体に突き刺さった!

 

ハンク「ふっ!ふっ!ふっ!ふっ!」

 

シュ!シュ!シュ!シュ!

 

ハンクは身体を回転しながら投げナイフを投げ、それでいてどんどんアルベリヒに近づいた……

 

アルベリヒ「この!ぐはぁ!?」

 

アルベリヒは剣でナイフを弾こうとするがそれ以上のナイフの数に次々にアルベリヒの身体に突き刺さる!

 

ハンク「……なにか勘違いしていると思うが、俺の必殺技って言うのは、「必ず」「殺す」「技」だ、だから」

 

そしてハンクはアルベリヒの元に着いた……そこでハンクは!

 

ハンク「まずは動きを「殺す」」

 

そう言って、投げナイフを持ち、アルベリヒの両足関節を……足防具の隙間に向けて捩じ込む!

 

アルベリヒ「ぐっ!?」

 

続けてハンクは両腕関節にナイフを捩じ込む!

 

ハンク「そして最後に……」

 

ドゴン!!

 

ハンク「このままッ!!親指を!こいつの!目の中に……つっこんで!殴りぬけるッ!」

 

アルベリヒ「ぐぼぁ!?」

 

ドガッドテッン!!

 

ハンク「……じゃあなくて首の骨を折ったほうが速いけどな?」

 

そしてデュエルの結果が現れた「勝者:ハンク」っと……

 

ハンク「……また勝っちゃった」

 

……………………

 

キリト「……えっー、今回の試験ですが……」

 

ハンク「…………」

 

アルベリヒ「(小声で)う、嘘だ!僕が二度も負けるはずがない!データがおかしいんじゃないかのか?このクソゲーが!」ブツブツ……

 

キリト「……」

 

アスナ「あの、アルベリヒさん、残念ですけど……もう少し力をつけてからまたご連絡いただくということで……」

 

アルベリヒ「!……今回はあのざまでしたが、能力的には問題ないはずだと思いますが?」

 

アスナ「最前線はレベルが高ければ攻略できるというようなものでもないんです、……ですから今回はごめんなさい」

 

コウキ(てかコイツ、タカビーだし)

 

キリト(性格的にも問題ありそうだしな)

 

ユウキ(正直こういう人苦手……)

 

アルベリヒ「…………っ!……どいつもこいつも……よくも」

 

ハンク「あっ?」

 

アルベリヒ「この僕に向かって……」キッ!

 

コウキ(あれ?このセリフ……もしかして……)

 

そしてハンクに向けてこう言い放つ!

 

アルベリヒ「このきたならしい阿呆がァーーッ!!」

 

そして二人は……!

 

コウキ・ハンク((……えええ!?なんでデ○オオオ!!?))

 

……別のことで驚いていた!!

 

アルベリヒ「アスナさん!」

 

アスナ「は、はい!」

 

アルベリヒ「いずれ、僕の力を必要とする日が来るでしょう、その際はぜひお声をおかけください」

 

アスナ「えっ、ええ……そのときは……」

 

アルベリヒ「そしてハンク!この屈辱!絶対に忘れないぞ……さらば!」

 

タッ!タッ!タッ!タッ!……

 

そしてアルベリヒは歩き去った……

 

ハンク「…………」

 

コウキ「…………」

 

ユウキ「…………」

 

アスナ「……なんだか、その……おかしな人だったね」

 

ハンク「……色々とな」

 

コウキ「半分兄貴のせいだと思うが……それより兄貴、気になっていたんだが……」

 

ハンク「なんだ?」

 

コウキ「兄貴の両指に着けているその指輪はなんだ?前まで着けていなかったよな?」

 

ハンク「んっ?これか?」

 

ハンクは皆に見えるよう着けている指輪を見せた。

 

ハンク「こいつはホロウエリアで見つけた「パワーアタッカー」って名の指輪で攻撃力が1つ+30、STRを1つ+40上げることが出来る指輪だ!」

 

キリト「それを2つも……」

 

コウキ「……どうりで両手剣であの技出来たし、投げナイフであの防具をガンガン削れたわけだ……」

 

ハンク「いいだろこれ?」

 

コウキ「ああ……いいっスねー(棒読み)」

 

ハンク「……お仕置きが必要のようだな」

 

コウキ「止めてくれ、頼むから止してくれ」

 

ユウキ・アスナ「「あっはは……」」

 

話で花を咲かせる中、キリトはアルベリヒが去ったほうを見て呟いた……

 

キリト「あとあと、なにかの火種にならなきゃいいんだが……」




アルベリヒ、ハンクにプライドをズタズタにされるの巻(笑)次回をお楽しみに!


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相性占いで人との関係は変わるのか?

前回のあらすじ、ジョ○ョ祭り

 

これはアルベリヒの件から帰ってきたあとのお話……

 

エギルの店

 

カランカラン!

 

ユウキ「ただいまぁ~」

 

ハンク「ふぅ~今日はいい汗をかいた……これでウマイ酒が飲めるぜぇ!」

 

キリト「こんなときでもお酒かよ……」

 

アスナ「しかも相手をボコした後にね……」

 

コウキ「諦めろ二人とも、兄貴に酒のことを忘れるなど槍が降ってくるぐらいあり得ない」

 

ハンク「ほぅ?言うじゃないか?確かにそうだな」

 

コウキ「……そこは否定するところだぞ兄貴……」

 

ユウキ「あっはは……」

 

クライン「よお!お疲れさん!」

 

コウキ「あっ、クライン」

 

するとコウキたちが帰ってきたのに気がついたクラインがこちらに来た……

 

クライン「今日は確か攻略組に入りたいって言っているギルドの団長に会いに行ったんだろ?どうだったんだ?」

 

コウキ「お帰り願った」

 

クライン「はあっ!?なんでなんだ?」

 

コウキ「兄貴が例のギルドマスターボコボコに……」

 

クライン「な、なるほどなぁ……」

 

ハンク「で、クラインよ他になにか用があるか?無いなら酒を飲みたいのだが?」

 

クライン「おお!そうだそうだ!ちょうど今、新しいイベント情報が入ってきたところだぜ!」

 

リーファ「すっごく変なイベントなんだよ」

 

コウキ「リーファ、それにみんなも」

 

クラインの話に聞きつけたのか、他のいつも面子が集まって来た!

 

リーファ「なんでも二人一組でNPCに将来のことを占ってもらうだけでアイテムがもらえるんだって」

 

ラン「しかも、その相性によってもらえるアイテムの種類が違うらしいんです」

 

コウキ「これまた珍妙なイベントが出たもん、だなぁ~」

 

キリト「それで、どんなアイテムがもらえるんだ?」

 

シリカ「相性のいいカップルにはすごくレアなアイテムが出るって話です」

 

ユイ「ぜひ、パパとママも行ってみてください、必ずレアアイテムが出るはずです!」

 

アスナ「キリト君、なんかハードル上げられちゃってるけど、どうする?行ってみる?どうせキミのことだからレアアイテムには、興味津々なんでしょ?」

 

キリト「確かに興味がないといえば嘘になるけど……」

 

アスナ「場所は中央広場の裏手でいいんだよね?じゃあキリト君、行ってみよ?」

 

そして二人は店から出ていった……

 

数分後……

 

アスナ「ただいまぁ……」

 

ユウキ「おかえり、なにをもらえた?」

 

キリト「これ」

 

ガチャン!

 

キリトが貰って来たらしい物を机に置いた、それをなにかと見ると……

 

コウキ「こいつはぁ……アニールブレード?」

 

ユウキ「知っているの?」

 

ハンク「アニールブレードってのは第1層の片手剣の中で最上級の剣、しかしだなぁ……」

 

ラン「あくまで第1層の物、今ではレアアイテムってことはないわ……」

 

ユウキ「へぇ~、そうなんだぁ……」

 

リズ「キリトとアスナの相性がよくないってこともないと思うけど……」

 

リーファ「じゃあ、今度はあたしが行ってみる、リアルに妹なんだから相性は抜群のはずだよね!」

 

アスナ「相性って、そういうことじゃないような……」

 

コウキ「それにそれだと兄貴と俺もリアルで兄弟だから相性は抜群ってことに……」

 

ユウキ「ボクたちのほうもそうだね……」

 

キリト「なにか特殊なフラグなのかもしれないしな、とにかく試してみよう」

 

そう言ってキリトとリーファは店から出ていった……

 

また数分後……

 

リーファ「ただいま……」

 

コウキ「おかえり……結果はよろしくなかったようだな」

 

キリト「ああ、転移結晶だった」

 

コウキ「……どんまいリーファ……」

 

リーファ「うぅ……」

 

シリカ「あの……」

 

キリト「どうしたシリカ?」

 

するとシリカがおずおずと手を上げて聞いてみた。

 

シリカ「あたしは、占い師に話しかける前から相性の良さをアピールしておかなきゃいけないんだと思います」

 

リズ「なるほどね……それで、どうやってアピールするのよ」

 

シリカ「そ、それは、そのだから……腕を組んでいくとか……」

 

コウキ(シリカ……あざといぞ?)

 

キリト「う、腕を組む……でもたしかにそういった判定もあるかもしれない……」

 

シリカ「そ、そうですよね!あたしは、ぜんっぜん問題ないですから!」

 

アスナ「なんか複雑なんだけど……」

 

シリカ「アスナさん!キリトさんをお借りします!」

 

そしてまた、今度はシリカと一緒にキリトは店から出ていった……

 

ユウキ「キリトもたいへんだねぇ……で?コウキなにをしているの?」

 

コウキ「いやぁ?そろそろキリトのお仕置きの準備をしないとぉ……リア充は死すべし!!」

 

ラン「やめなさい」ラン→(#・ω・)⊃゚ω゚)・:;'゚グボァ!!?←コウキ

 

( #ω#)チーン……

 

ユウキ「あわわっ……!((((;゜Д゜)))だ、大丈夫コウキ?」

 

ハンク「……馬鹿だな」グビッ

 

コウキの倒れる姿を見ながら酒を飲むハンクだった……

 

またまた数分後……

 

コウキ「で、ようやくレアアイテムらしい武器を貰って来たと?」

 

キリト「ああ……で?どうしたその顔?」

 

(#ω#)←コウキ

 

コウキ「気にするな、てか気にしないで?」(#ω#)

 

キリト「あっああ……」

 

クライン「なるほど、なるほど……イチャイチャするのが重要か」

 

キリト「今回の結果を考えると確かにそういった要素も考慮したほうがいいのかもしれないな」

 

アスナ「じゃあわたし、リベンジしてもいいかな?もっとイチャイチャすればいいってことだよね?」

 

リーファ「あたしも、もう一度挑戦するっ!今のままじゃ負けっぱなしみたいで嫌だし」

 

キリト「勝ち負けじゃあないと思うけど……」

 

クライン「じゃあ、俺もお供させてもらうぜ、どのくらいのイチャイチャでレアアイテムが出るか見定めねえとな 」

 

ユイ「それでは、みなさんで行きましょう!」

 

ハンク「……マジか?まだ飲み足りない……」

 

ラン「もう酒瓶3升飲んだでしょう?さぁ行きましょう!!」ズルズル……

 

ハンク「わ、わかったから引きずるなよ!?」

 

みんな「「「…………(汗)」」」

 

ハンクは首根っこ捕まれ、ランに引きずられながら店から出ていった……そのあとをみんなは着いていった……

 

 

……………………

 

中央広場裏手

 

アスナ「じゃあキリト君、後ろから抱きついてみて」

 

キリト「えっ……?」

 

アスナ「やって!」

 

キリト「は、はい……」

 

コウキ(キリト尻叱れているなぁ……)

 

アスナ「じゃあ……将来のことを占って欲しいんですが……」

 

辻占い師「もう告げることはありませんよ、最善と思うことを行ってください」

 

キリト「フラグ落ちか……同じ組み合わせだとダメみたいだな」

 

コウキ「だよねぇ~~」

 

アスナ「そんなぁ……」

 

クライン「じゃあ俺で試してみるのはどうだ?」

 

キリト「なるほど」

 

クライン「違う違う、お前じゃない、女子だ、女子!」

 

アスナ「ごめんなさい、わたしなんだか疲れちゃって……」

 

リーファ「あたしも……」

 

クライン「おい!俺凄く傷ついているからなそれ!」

 

ストレア「あれ?みんな、こんなところでなにしてるの?」

 

キリト「おおストレア!」

 

すると偶然通りかかったらしいストレアが声をかけてきた。

 

ユイ「実はですね……」

 

ス→(´・ω・)カクカクシカジカ\(・∀・)←ユ

 

ユイ「……とゆうことなんです」

 

ストレア「おもしろそう!あたしも入れて入れて!!」

 

コウキ「言うと思った……」

 

リズ「まあまあ、このは順番であたしにいかせてもらうわよ」

 

ストレア「うん!どんなふうにイチャイチャするの?」

 

リズ「うーん、そうねぇ……」

 

キリト「あの……あまりに無茶なのは出来ないからな……」

 

ストレア「あ、そーだ!ちょっと待ってて」

 

リズ「え?なに?」

 

タッタッタッタッ…………

 

すると突然、ストレアがどこか走って行った……

 

キリト「……それにしても、どんどんオオゴトになってきたな……」

 

コウキ「それもその中心がお前だしな……」

 

リズ「まぁ無茶はしないから安心しなさい」

 

タッタッタッタッ!

 

ストレア「お待たせ」

 

キリト「……手に持っているのは、串焼きか?」

 

ハンク(……そういえば腹へってきたな……)グッ~……

 

ストレア「そうだよ、じゃあこれをキリトに食べさせてみて」

 

リズ「どういうこと?」

 

ストレア「『あ~ん』ってやってみるの」

 

リズ「あっ、そういうこと……これぐらいならまあいいわよね」

 

キリト「だな、それじゃ……」

 

リズ「はい……あーん」

 

ストレア「今だ……!」

 

リズ「将来のことを占ってほしいんだけど……」

 

辻占い師「ふむ……これはとても珍しい運勢ですね……珍しい道がゆえに人との助け合いが大切になってくるでしょう、そんなあなた方にこれを差し上げましょう」

 

シュイン!

 

辻占い師「幸多き人生でありますように……」

 

アスナ「これって、金属素材……?」

 

リズ「うん、でも価値は高くないかな、そんなに珍しくもないし……嬉しいけど、さほどじゃないって感じ」

 

アスナ「なかなかこれってものが出ないね、……いや出たら出たで複雑なんだけど」

 

ユイ「じゃあ今度はわたしがやってみますね」

 

キリト「ユイとか?」

 

キリト(プレイヤーキャラじゃなくてもちゃんと判定されるのか?)

 

ユイ「パパ、わたしをお姫様だっこしてください」

 

キリト「あ、ああいいぞ……よっと」

 

キリトは腰を下げ、手を広げる……ユイはそれを自分の身体を預ける……そしてユイの身体を持ったら、そのまま持ち上げた……

 

ユイ「もっとギューッとしてください」

 

キリト「こうか?」

 

ユイ「はい、そうです!えっと将来のことを占ってください」

 

辻占い師「ふむ……変わった運勢ですね……ううむ……なにか大きく立ちはだかる障害があります、それを乗り越えれば永遠の築かれることでしょう……そんなあなた方にこれを差し上げましょう」

 

シュイン!

 

辻占い師「実りの多い生涯を送れますように……」

 

キリト「おお、ちゃんともらえたな」

 

ユイ「これは回廊結晶ですね」

 

コウキ「リーファの転移結晶よりワンランク上って感じか」

 

キリト「これはこれでありがたいなレアアイテムではないけど」

 

ユイ「残念です……」

 

アスナ「いいのよユイちゃんたぶんパパに問題があるんだから、そうじゃないと説明がつかないもんね?」

 

キリト「そう言われても……」

 

コウキ「てかあれだろ、ずっと男がキリトのままでやっているから中々表だった成果が出せなくなっているんじゃあないか?」

 

ハンク「……あるかもな」

 

ラン「……なら一度私とハンクさんでやってみましょうか?」

 

ハンク「えっ?なんで俺が?」

 

コウキ「いいからやれよ兄貴」

 

ハンク「……わかったよ、やればいいんだろやれば」

 

ラン「……こほん、それでは……将来のこと占って欲しいんですが……」

 

辻占い師「ほうこれは……中々面白い運勢ですね……ですけどこのまま悪いほうの状況になっていくでしょう」

 

ラン「……」

 

辻占い師「しかし今の状況を改変すれぱ素敵な未来が訪れるでしょう……そんなあなた方にこれを差し上げましょう」

 

シュイン!

 

辻占い師「暖かき未来が訪れますように……」

 

ラン「これは……箱?」

 

ハンク「中になにが?ちょっと見せてくれ」

 

ラン「は、はい」

 

ランは箱をハンクに手渡した……

 

ハンク「どれどれ………………!?」

 

するとハンクが箱の蓋をずらして中を見たとたんに身体を硬直した!!

 

ラン「どうしたんです?いったいなにが入って……?」

 

ハンク「これは俺が預かる、異論は聞かん!!」

 

コウキ「ど、どしたの?」

 

ハンク「これは見せちゃいけないものだ……特にお嬢には」

 

ラン「???」

 

ちなみに、その箱の中身には……

 

荒縄、ロウソク、ムチ、ボンテージなどなど、所謂S・Mプレイ道具満載だった!!

 

ハンク(いったいどうしてこんなのが占いで手に入るんだ!!?バカか!?)

 

ストレア「次はシノン!」

 

シノン「……ねえコウキ」

 

コウキ「ん?どしたの?」

 

シノン「私と占いやってみない?」

 

コウキ「……えっ?へっ?なして?」

 

シノン「私とじゃあ……嫌?」

 

コウキ「うっ……別に嫌とゆうわけじゃあ……」

 

コウキ(……シノンのやつ……いったいなぜ?)

 

ユウキ「むぅ……」

 

シノンの突然の誘いに裏でもあるんじゃないかと勘繰るコウキ……そんなコウキを見かねたのか、シノンは話を続けた。

 

シノン「けど、あらかじめ断っておくけど、イチャイチャとかそういうのはいらないから」

 

コウキ「……だろうな」

 

シノン「けど……手くらい繋ぐのは問題ないわよ」

 

コウキ「ラジャッス」

 

ギュ……

 

シノン「ん……」

 

ユウキ「むぅ~~……!」

 

コウキ「…………(汗)そ、それじゃあ」

 

シノン「ええ……将来のことを占ってほしいんだけど」

 

辻占い師「ふむ……様々なことが心の持ちようで変わっていくようです、しかし逆に気持ち次第で悪いほうに転がる可能性もあれば良い方向に向かう可能性もあるかも知れません、そんなあなた方にはこれを差し上げましょう」

 

シュイン!

 

辻占い師「光差す未来を迎えられますように」

 

シノン「これって、イーボン・ダガー?」

 

コウキ「いや、違うようだ……『マーキュリーダガー』って奴だな」

 

キリト「あっ、それ前に店で見かけたぞ」

 

シノン「みんなと同じで、さほどじゃないって感じね……」

 

コウキ「まぁ今使っている短剣よりかはマシだから使って損はないな」

 

シノン「……それもそうね……」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「……どうした、ユウキ?」

 

ユウキ「……別に……」

 

コウキ(なんかへそ曲げているな……仕方ない)

 

コウキ「……ハァ……なぁユウキ」

 

ユウキ「……なに?」

 

コウキ「俺とユウキでやってみるか?」

 

ユウキ「……えっ!?」

 

「本当に!?」っと言わんばかりのユウキの驚き様に苦笑するコウキ……

 

コウキ「俺とユウキでやってみてどんなのが出でくるか気になるしな」

 

ユウキ「……まぁ……だよねぇ~」

 

コウキ「どうした?」

 

ユウキ「なんでもな~い、じゃあ早速やってみよう?」

 

コウキ「あ、ああ……(なにがだよねなんだ?)」

 

……………………

 

コウキ「それでユウキよ」

 

ユウキ「なに?」

 

コウキ「さっきからキリトたちがやっているイチャコラ、あれも俺たちでやるのか?」

 

ユウキ「っ///……」

 

コウキ「別に俺は……その……やってもいいが……ユウキが嫌なら……」

 

ユウキ「い、嫌じゃあないよ!!」

 

コウキ「ユ、ユウキ?」

 

ユウキ「っ///だっ、だってほら!レアアイテムの為ならこ、このぐらいど、どうってことないよ!!」

 

コウキ「わ、わかった!わかったから少し落ち着けってなっ?」

 

ユウキ「はっ!ご、ごめん……」

 

コウキ「いやいいけど……でどうする?手を握る?腕を組む?」

 

ユウキ「ん~……あのねコウキ、無理なお願いなんだけど……」

 

コウキ「なんだ?」

 

ユウキ「…………ユ」

 

コウキ「ユ?」

 

ユウキ「ユイちゃんと同じ……お姫様だっこして貰えない……かな?(カァ……///)」

 

コウキ「………………………………ヘヤァ!!?」

 

ユウキの発言に驚きを隠せないコウキにどんどん顔を赤くなるユウキ……

 

コウキ「…………(呆然)」

 

ユウキ「や、やっぱり駄目だよね!!ごめん!!変なこと言って!!」

 

コウキ「い、いやいいぞ?」

 

ユウキ「……えっ?」

 

コウキ「いやだからいいぞって、言ったんだ」

 

ユウキ「ほ、本当に!?」

 

コウキ「いや、ユウキが言い出しただろ?」

 

ユウキ「だ、だよね……じゃあお願いいたします……」

 

コウキ「……おう……」

 

コウキは先程キリトがやったように、腰を下げ、両手を広げる……ユウキはそれを自分の身体を預ける……そしてユウキの身体を持ったら、そのまま持ち上げた……

 

ユウキ「お、重くない?」

 

コウキ「……いやちょうどいいぐらいだから大丈夫……」

 

ユウキ「そ、そう?」

 

コウキ・ユウキ「「//////」」

 

みんな(クライン除く)「「ニヤニヤニヤ(゜∀゜)」」

 

コウキ(ハッ!?)

 

自分の後ろの気配を感じたコウキは一気に冷や汗をかいた……特に……

 

クライン「コウキの奴羨ましいな……(血涙を流しながら……)畜生!!」

 

ガンガンガンガン!!(壁パンする音)

 

コウキ「…………(汗)」

 

クラインの様子にコウキは焦りながらも事を進めようとする!

 

コウキ「じゃあ……やるか?」

 

ユウキ「えっ?あっ!うん……」

 

コウキはユウキをお姫様だっこしたまま占い師に近づく……

 

ユウキ「あの……ボクたちの将来を占ってほしいんですが」

 

辻占い師「ふむ……これは……」

 

占い師はなにか考えこんで……やがて答える……

 

辻占い師「どうやらあなた方は数奇な運命で繋がっているようです……」

 

コウキ「数奇な……運命?」

 

辻占い師「これからの人生、さまざまな痛みが伴うかも知れません……しかしそれを臆していけません、しっかり見据えて、耐え抜けば、やがて明るい未来が訪れるでしょう」

 

ユウキ「明るい……未来」

 

コウキ「…………」

 

辻占い師「そんなあなた方にこれを差し上げます」

 

シュイン!

 

辻占い師「心の光で満ちた未来が訪れますように……」

 

占いを終えたあと、すぐにユウキを下ろした……

 

ユウキ「……余り良いこと言われなかったけど、まぁ「明るい未来が訪れる」って言っていたから良かったのかな?……どうしたのコウキ?」

 

コウキ「いや……占い師に貰った物がさ……(汗)」

 

コウキは振り向き、手に持っている、占い師から渡された物を見せた……

 

それは長大な物で色は白、しかし表面には黒文字で「なんでやねん!!」っと書かれており、握る場所には布が巻かせれていて握りやすくしてある……そのバット程の長さもつ正体が……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

超巨大ハリセンだった

 

ユウキ「…………えええ……?」

 

コウキ「……なんで今まで武器とかアイテムだったのに……いやこれも武器……なのか?」

 

クライン「だっははは!!コ、コウキおめぇ変なの当たってやんの!!」

 

(#^ω^)ピキピキ‼

 

クラインがこちらに指差しながら爆笑するのを見てコウキの起こした行動は!!

 

ドン!!

 

コウキ「変なので……」

 

クライン「へっ?」

 

コウキ「悪かったな!!!」

 

バッシィーーン!!!

 

クライン「!!?イイテェェェェェェ!!?」

 

コウキがクラインの背中に目掛けてフルスイングで叩き込んだ!!

 

クライン「痛ってててて!!?超ってえええ!!?」

 

コウキ「うな大袈裟な……」

 

クライン「いや!マジで痛い!まるで本物で叩かれた感じだった……」

 

リズ「……まさか、ちょっとコウキそれ貸して」

 

コウキ「あっ、ああ……」

 

コウキはハリセンをリズに渡した、リズはそれを鑑定スキルで調べる……すると!

 

リズ「……なるほどね……」

 

コウキ「なにか分かったのか?」

 

リズ「まずこれは片手棍の1種で名前が『名人棍・ツッコミダマシイ』」

 

コウキ「……まんまやん」

 

リズ「で、一番の特徴は、「圏内での使用の場合のみ、叩くことにより現実と同等の痛みが生じます」……だって」

 

ユウキ「……えっ?なにこの地味なレア装備?」

 

コウキ「まさか占い師が言っていた「さまざまな痛みが伴う」ってこれのこと?」

 

ユウキ「ま、まさかぁ?……まさかだよね?」

 

ストレア「まぁそれは置いといて、次で最後、あたしねー」

 

コウキ「お、おう……」

 

ストレア「イチャイチャだよね?任せてよキリト!」

 

キリト「お前が一番怖いんだけど……具体的にどうイチャイチャするつもりだ?」

 

コウキ(確かに……ストレアがなにをしでかすかが怖い……)

 

ストレア「んっとね、ギューッと抱きついてあとはキスかな?」

 

キリト「キスッ!?」

 

アスナ「ちょ、ちょっと!ダメに決まっているでしょ!!」

 

ストレア「え~……じゃあ、抱きつくだけにする」

 

アスナ「まあ、それくらいなら……で、でも今回だけ!今回だけだからね!」

 

コウキ「そう言って数度やることになるのがキリトなんだよなぁ……」

 

ユウキ「た、確かに……」

 

ストレア「ふふ、じゃあキリト、ギューッ!!」

 

キリト「うわぁ!?」

 

ストレア「キリト、もうちょっとこっちに来てよ」

 

キリト(胸が腕に当たって……というか埋もれてっ!)

 

コウキ「………………」スッ

 

ブン!ブン!ブン!ブン!

 

キリト(ヒイィ!?コウキが無言でハリセンを素振りしてるぅ!!?)

 

ストレア「よーし!将来のこと占って!」

 

辻占い師「ふむ……不思議な運勢をお持ちです暗雲が漂う未来が見えます……前途多難なようですね」

 

ストレア「えー……」

 

辻占い師「そんなあなた方にはこれを差し上げましょう」

 

シュイン!

 

辻占い師「明るい未来を切り拓けますように」

 

ストレア「えっと、これは……」

 

キリト「アニールブレード……アスナと一緒だな」

 

ストレア「アスナと同じ?だったら結婚できるくらいの相性ってこと?」

 

キリト「いや、これはもうただのランダムだろうな……クライン、試しに俺とやってみないか?」

 

クライン「なんでヤロウと……ってまあいいか、これでレアアイテムがでりゃそれはそれで笑い話にもなるしな、しかしこんだけ女子がいておめえととはなあ……えっと……イチャイチャする必要はねえんだよな」

 

キリト「当然だ……将来のことを占ってくれ」

 

辻占い師「ふむ……こ、これは!」

 

コウキ「えっ?なに?なに!?」

 

突然の占い師の様子の急変に驚くコウキ!そして占い師は答えた……

 

辻占い師「……すごいです、向かうところ敵なし、望めば全て叶うでしょう」

 

ハンク「なにその世紀末的な結果」

 

辻占い師「そんなあなた方にこれをお受け取りください」

 

シュイン!

 

クライン「これは……」

 

キリト「S級食材……」

 

クライン「驚きだな」

 

キリト「やっぱり完全にランダムみたいだな」

 

クライン「だな……ちょっとつまんねえけっかだが謎は解決したってことだ」

 

二人はそう簡単に思った……だがしかし……他のメンバーの反応は……!

 

シリカ「キリトさん……」

 

リーファ「クラインさんと……」

 

キリト「ん?」

 

リズ「仲がいいとは思ってたけどねぇ」

 

コウキ「┌(┌^o^)┐ホモぉ……」

 

ハンク「┌(┌^o^)┐ホモぉ……」

 

ユウキ「えっと……┌(┌^o^)┐ホモぉってなに?」

 

ラン「気にしたら駄目」

 

アスナ「ラ、ランダムよ!……そうよね?」

 

キリト「あ、当たり前だろ!なにを疑っているんだよ」

 

ストレア「そっかな?キリトとクラインは相性バツグンなんじゃない?」

 

ハンク「やっぱり……┌(┌^o^)┐ホモぉ……」

 

コウキ「┌(┌^o^)┐ホモぉ……」

 

ユウキ「だから┌(┌^o^)┐ホモぉってなに?」

 

ラン「だから気にしたら駄目、とりあえず見ちゃ駄目よ!」

 

クライン「おい!誤解受けるようなこと言うなって!オレ様は、そういう趣味はねぇからな!」

 

キリト「なにが笑い話になるだよ……ぜんぜん笑えないじゃないか」

 

クライン「冗談でも男同士でこのイベントはやるなって周りに伝えておかねえとな……」

 

……そうして、キリトとクラインの┌(┌^o^)┐ホモぉ疑惑を最後にその日を終えた……




おまけ

アルベリヒ自宅

チクチクチク……

このとき、アルベリヒは自分の部屋であるものを作っていた……

アルベリヒ「……よし出来た……」

アルベリヒはそれの出来映えを見て……そしてそれを壁に張り付け……そして!!

ゴスッ!ゴスッ!ゴスッ!

アルベリヒ「お、お、おのれ~~っ!!」

アルベリヒは作りたての『ハンク人形』を殴り付けた!!

アルベリヒ「この僕を舐めつくしりやがって!!」

ゴスッ!ゴスッ!ゴスッ!

アルベリヒ「他の奴等もこの僕が川に落ちたのに気にしもしなかった!許せん!!」

ゴスッ!ゴスッ!ゴスッ!

アルベリヒ「僕のっ!怒りをっっ!!思い知れ!!!」

ゴスッ!ゴスッ!ブチィッ!

すると衝撃に耐えきれなかったのか、ハンク人形の首から綿が出てきた……

アルベリヒ「はぁ、はぁ、はぁ……」

スッ、チクチクチク……

アルベリヒは少し落ち着いたようで……また針と糸を取りだし、ハンク人形を修繕した……

アルベリヒ「……よし」

ハンク人形を修繕し終えたあとはそのまま部屋から出ていった……







遅くなって申し訳ございません、思ってた以上に書くことが多くて……本当にorz

次回は早く投稿出来るよう頑張ります!次回をお楽しみに!!


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アルベリヒの謎……

前回早く投稿するつもりがまた……すみませんorz

みなさん、もう「ソードアート・オンラインabec画集」を買いましたか?俺は買った(キリ

もうね……うっとり……(優越)本編に出す前のユウキとか自分がまだソードアートに興味がなかったときに出してた絵とかその他もろもろ、極めつけはユウキも出てる書き下ろし小説!!もう満足ですよ私は!!この本を寝る前も起きたあとも見直してますよ!これはオススメです!

さて切り替えて、今回はアルベリヒのことを話す回です!ではどうぞ!


前回のあらすじ、占いホモぉ……┌(┌^o^)┐

 

今回の話はその日、エギルの店に帰って来てからのお話……

 

カランカラン!

 

コウキ「ただいまぁ~」

 

ユウキ「あっ!おかえりコウキ!」

 

アスナ「コウキ君ナイスタイミング!こっち来てくれる?」

 

店に入るとさっそく俺を見つけたユウキとアスナが声をかけた、ユウキたちのほうへ向くと他の面子も集まっていた。

 

コウキ「なんだ?みんな集まって……なにかあったのか?」

 

アスナ「あの攻略組参加希望のアルベリヒって人のことで」

 

コウキ「ああ、あの気取ったギルドマスターか」

 

アスナ「なんか、ちょっと変わった人だったからみんなにも知らせておいたほうがいいかなと思って」

 

キリト「たしかに、少しきになるやつだったな」

 

ハンク「ああ、最後らへんなんかデ○オのセリフなんか言って来たからな……奴もジョ○ョラーか?」

 

コウキ「そこじゃあねぇだろ兄貴w」

 

シリカ「キリトさんも気になるということは……やっぱり、なにかありそうですね」

 

リズ「変質者とかなら、気をつけないといけないしね」

 

コウキ「いや、変質者なら目の前にいるだろ?」

 

リーファ「えっ?」

 

コウキ「いや、ほら」

 

キリト・ハンク「「…………」」

 

コウキ「なっ?」

 

女性たち「「「「たしかに」」」」

 

キリト「ちょおい!なんで!?」

 

アスナ「キリト君の今までの行いだとそう言わざるをえないわね……」

 

ラン「わたしも……同じですね……」

 

キリト・ハンク「「なん……だと?」」

 

コウキ「ざまぁwww」

 

ユウキ「……けどそれってコウキにも言えたことだよね?」

 

シノン「たしかにね」

 

コウキ「俺も……だと!?」

 

アスナ「……こほん、それはおいといて……それで今回、アルベリヒついて、みんなに気になることとか教えてあげたほうがいいと思うの」

 

コウキ「なるほどな」

 

ハンク「じゃあ、奴と戦った俺を主軸に話していこう」

 

みんなは真剣な表情でハンクを見る、それを確認したハンクは頷いてから話しだした……

 

ハンク「俺様がまず、気になったのは……身につけている装備品に対しての実力の無さだ」

 

コウキ「ああ、奴の装備、今のユウキ装備と同等か、もしくはそれ以上の装備だった」

 

キリト「けど動きが素人同然だったな」

 

アスナ「うん、完全に宝の持ち腐れって感じだった」

 

リズ「ふうん、そんなにすごい装備を持てるならちょっとくらい名前が知られててもおかしくないはずなのにね」

 

アスナ「そうなのよ、それも不思議なのアルベリヒなんて名前、聞いたことないでしょ?」

 

シリカ「はい、聞いたことないですね」

 

リーファ「あたしもです」

 

ラン「私たちの同盟ギルドの中にもそんな名前の人はいませんでした」

 

シノン「……でも、装備だけっていうなら例えば、イカサマなトレードかなんかで稼いだとかそういう可能性もあるんじゃない?」

 

キリト「その可能性は捨てきれないけど、あれほどの装備を身につけられるだけの能力値は間違いなくあったはずだ」

 

コウキ「……動きがなってないからレベルだけは必死に上げ続けたとかそういう事なのかもしれないが……」

 

アスナ「でも、実際にそんなことは考えにくいよね……」

 

ユウキ「どうして?」

 

コウキ「俺達だってほとんど毎日攻略して今のレベルなのに、アルベリヒが上なんだ、けどそれは下層の敵相手だけじゃ無理」

 

ハンク「経験値をたくさん貰えるフロアボスも一回倒したら二度と出てこないしな」

 

キリト「けどだからって上層の敵は思考がかなり賢くなっていて能力値だけでは倒すのが困難になっている、そんな相手に不慣れな動きでレベリングなんて危険すぎるし……」

 

ユウキ「う~ん……」

 

ユイ「結局、能力の高さは謎のままですね」

 

キリト「だな……もしかしたら、あのレア装備の中に能力値を上げる装備があったのかもな」

 

コウキ「レア装備……」

 

キリト「そうなれば、レア装備を買うだけあればなんとかなるかもしれない」

 

コウキ「……それだとレベルだけ低いだろ、げとあの高レベル……疑問が残るぞ……」

 

キリト「……それもそうか……」

 

コウキ「……けどあながち間違ってないと思うぞ?」

 

ユウキ「とゆうと?」

 

コウキ「もし俺の仮説だったら……説明がつく」

 

コウキは説明を分けて話した。

 

一、レア装備でまず、「経験値ボーナス付き」を頭から足まで、さらに指輪などの装飾品を揃える。

 

二、それでなるべく安全で、レベルの高いモンスターを仲間たちにHPを減らして貰ってとどめを刺す。

 

三、適性値まで上げたら今度は高ランクレア装備を揃えればよし。

 

コウキ「これならレベルも高いが腕は未熟のギルドマスターの出来上がり」

 

キリト「なるほど……それなら確かにそれならすぐに高レベルまで上げられるし、あの弱さも納得がいく」

 

コウキ「……けど少なくとも問題があるんだよな……」

 

ユウキ「えっ?どこが?」

 

ラン「…………あっ」

 

コウキ「気づいたようだねお嬢」

 

ラン「はい……そこまでする義理があるかどうか、ですね?」

 

コウキ「正解」

 

ハンク「……つまりこうゆうことか、そいつがあるていど強いならまだしも、腕が未熟なのにレベルやレア装備を集めて意味があるのか、だな」

 

コウキ「そうそう、さすがうちの団長、伊達にギルドマスターじゃないな」

 

ハンク「ふん、当たり前だ」

 

リズ「……なるほどね、なんか注意したほうがいいやつだってことはわかった」

 

シリカ「お金だけ持ってて、実力がない人がやることなんてろくなことじゃないですよね」

 

リズ「そうよお、金にものをいわせてなんか変なことしてくれるかもよお」

 

シリカ「や、やめてくださいよリズさん」

 

コウキ「……お金も実力も持ってる奴もろくな奴じゃないけどなぁ~」チラリ

 

ハンク「……ほう?俺のことか愚弟よ?」

 

コウキ「別に~」

 

リズ「特にアスナ、アンタ目立つんだから気をつけるのよ、そのアルベリヒとやらは血盟騎士団あてに連絡してきたんでしょ、ちょっと粘着気質を疑ってほうがいいよ」

 

アスナ「嫌なこと言わないでよ……」

 

コウキ「お嬢も……ってむしろ相手の心配か?」

 

ラン「あら?どうしてですか?」

 

コウキ「いやぁ……そのぉ……」

 

ラン「ん?」ゴッ!ゴッ!ゴッ!ゴッ!

 

コウキ「イイエ、ナンデモナイデス、ハイ……」ガクガクブルブル(´д`|||)

 

ラン「そうですか?」(*^-^*)

 

ユウキ「姉ちゃん……」

 

アスナ「でも、みんなも気をつけてね、この世界にも変な人はいるから……」

 

コウキ「まぁ確かに、カーシャさんとか阿部さんの部下とか八百屋のオッサンとか」

 

ハンク「そっちちゃうわw」

 

シノン「まっ、どっちみち返り討ちにすればいいんでしょ?リアルよりも、こっちの世界のほうが単純じゃない?」

 

リーファ「シノンさん……頼もしい……あたしもその気でいかなくちゃ!」

 

リズ「まあ、いざって時は《黒の剣士》様や《蒼の竜剣士》様が助けにきてくれるわよね?」

 

キリト「でもここの女性陣ならアイツ相手でも勝てるじゃないかな?」

 

コウキ「むしろ相手の身を案じないとな(笑)」

 

ハンク「確かに(笑)」

 

リズ「ちょっと、そこはまかせておけとか言うとこでしょ?か弱い女の子を戦わせる気?」

 

コウキ「……か弱い?」

 

リズ「ムカッ!」ヒュ!

 

コウキ「甘いわぁ!!」スッ!

 

クライン「へっ?」

 

パクッ!!

 

クライン「むぐ!?んんんん!!」

 

リズが投げたデスボールをコウキはマ○リックスのように避け、デスボールはその先にたまたまいたクラインの口の中に入った!そして!

 

クライン「か、かれえええええぇぇっ!!」バタン!!

 

クラインは口から炎を出しながら倒れた……

 

リズ「ちっ!」

 

コウキ「そう、なんども食らうかよ」

 

ハンク「クラインよ……安らかに眠るがよい」

 

ユウキ「(;・ω・)人」

 

クライン「死んで……ないわ……ガクッ」

 

キリト「……まぁとにかく、それくらいアルベリヒの奴は動きが素人だったから……もちろん、なにかあった時は助けるよ」

 

コウキ「もちろん、俺達もな」

 

ハンク「それがシャドーナイツの使命だ……」

 

リズ「もー……最初からそういいなさいよ」

 

コウキ「けど、俺達がいないときにそうなったら、自分達の身の危険は自分で守れって意味でもあるからな?」

 

リズ「それはそうだけど……」

 

アスナ「とにかくみんな、気をつけようね」

 

みんな「「「「おう!(はい!)(ええ!)」」」」

 

こうして、とりあえずのアルベリヒ対策は終えた……




おまけ、その日のアルベリヒ……2

アルベリヒの部屋

アルベリヒ「ぶえっくしょい!!!……ふふふ…誰か僕の噂をしているな…?まいったな……」



アンタの馬鹿にされてる噂ならしているよ(笑)

今後アルベリヒが登場するときはアルベリヒおまけシリーズ「その日のアルベリヒ……」として続けます、ちなみに今回が2です。

次回をお楽しみに!


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君は何テールが好き?

ポニーテール1卓、異論は認めん!

やっと仕事の忙しさから解放されたよ(泣)皆さま、大変お待たせ致しました!

さて今回は髪型のお話、少しコウキとハンクの容姿が分かります、ではどうぞ!


前回のあらすじ、アルベリヒへの陰口w

 

アルベリヒの話から数日後、昨日は85層のフロアボス攻略をし、無事攻略した。

 

相手は「トライメイルストローム」とゆう、前の79層ボス「トライテンペスト」の強化タイプだった。

 

トライメイルストロームは前のトライテンペストとの違いはトライテンペストの技が単発だったの対し、三つ首による1発ずつの広範囲ブレスにテイル(尻尾)による連続振り回しなど広範囲攻撃を多用した。

 

しかしさすがは攻略組っと言った感じ、ブレスはすぐ対応し、すぐに奴の首に攻撃して切り落としてブレスを使用を阻止した、テイルによる攻撃もあるものは盾や武器で防ぎ、あるものはなんと尻尾をジャンプして避けてそのまま攻撃した!……まぁ俺もそのうちの一人だけど……他にはキリト・ユウキ・ランさん・アスナだった……兄貴もやろうとしたがタイミングをミスって以下のようになった↓

 

ハンク「ぐはっ!?⊃)`Д)、;'・」

 

テイルアタックを食らった兄貴はグルグルっと回転して壁に激突した!そのあと兄貴はビクン!ビクンビクン!っと身体を震わせていたが見たところそこまでダメージを喰らってないので俺は……

 

コウキ「うわぁwダセェwwwあんなのも避けられないの?無様ぁ(笑)」m9(^Д^)プギャーwww

 

っと笑ってやった(笑)

 

攻略後、86層に着いた瞬間に両手剣を振り回しながら追ってくる兄貴と安全圏まで鬼ごっこするはめになったが……

 

今回の話はそんな日を乗り越えた話……

 

エギルの店

 

ガヤガヤガヤ……

 

キリト「ただいまぁ、ん?みんな集まってどたか?」

 

アスナ「あ、おかえりキリト君、今みんなとヘアスタイルについて話をしてるところなんだ」

 

キリト「ヘアスタイル?」

 

コウキ「そうそう、んで俺は男代表としていて、兄貴は……いつも通り酒を飲んでる……」

 

キリト「そうなのか」

 

リズ「あたしの髪の色……ちょっと変えてみようかな、アスナに弄られたヘアカラーだけど、そろそろイメチェンもいいかな……なんて」

 

アスナ「あはは!そういえばわたしがやったんだった」

 

コウキ「アスナが犯人かよ……リズが武具店1号店を開店してすぐのときなんか……」

 

………………

 

リズベット武具店

 

カランカラン!

 

コウキ『リズベット、開店おめで(ry』

 

リズ『い、いらしゃいませ……』テッカーン……

 

コウキ『…………』

 

リズ『…………』

 

バタン!

 

リズ『ちょっと!なにも言わずに閉めないでよ!?』

 

カチャ

 

コウキ『お店間違えました、スミマセンでした』

 

バタン!

 

リズ『いや!間違えてないから!?ちょっと戻って来なさいよ!?』

 

………………

 

コウキ「ってことがあった。」

 

ユウキ「へぇ~!そんなことがあったんだねぇ~」

 

コウキ「……そのあと事情を聞いたら友達に弄られたって言ってたけど……アスナのことかよ……」

 

アスナ「びっくりした?」

 

コウキ「そりゃそうだ、前は鍛冶しやすさとそのままダンジョンでの素材集めに適した装備を着けていたのをウェイトレスみたいになってたし、髪の色だって茶色からピンクになってたし、ほとんど別人じゃねぇか?」

 

アスナ「いいじゃない、かわいいんだから」

 

コウキ「俺ら目線だと「いるとこちゃうやろ」って感じだがな」

 

リズ「……まぁなんだかんだであれから、ずっといじってなかったしさ」

 

シリカ「たしかにたまには気分を変えてみたくなりますよね」

 

アスナ「そうね……う~ん、わたしももう少し動きやすいよう束ねようかな」

 

ラン「あっ、私も……ユウキとほとんど同じ髪型だし……リーファさんみたいにポニーテールにしてみようかしら?」

 

コウキ「確かに、お嬢とユウキの違いは髪色とカチューシャかバンダナ違いぐらいだからな、見慣れていないと間違えそうだな」

 

ユウキ「えぇ?コウキ、ボクと姉ちゃんを間違えそうになっていたの?」

 

コウキ「いや、間違えるまえにそれぞれ動き出すから間違えてないな」

 

ハンク「それぞれの動きに特徴があるからな」

 

コウキ「だな……クルは体を櫛ですいてやると喜ぶな」

 

クル「クルクル♪」

 

ユイ「えへへ、わたしはパパに髪の毛すいてもらうのが大好きです、パパは髪型変えないんですか?」

 

キリト「俺……?俺は特別気を遣ったこともないな、まあ戦闘の時に鬱陶しくなければなんでもいいんじゃないか?」

 

アスナ「もー……キリト君なんで、そんなに無関心かなぁ……髪型って自己表現の一つでしょ、それってすっごい大事なことだよ!前髪の長さが少し違うだけでもすごく印象が変わるんだから」

 

コウキ「印象が変わるからこそ、「髪は女の命」なんだよ、わかったか~い?」

 

キリト「な、なんかごめん……」

 

コウキ「てか印象が変わるのは女だけじゃないんだよなぁ?」ニヤニヤ

 

そう言いながらハンクを見るコウキ……

 

ラン「?ハンクさんになにか?」

 

コウキ「いやぁ兄貴の髪型って実は最初は今の髪型、どこぞの聖杯戦争の槍兵みたいな髪型じゃあないだよなぁ~」

 

ユウキ「えっ!?そうなの!?」

 

コウキ「そうなのだぁ~、兄貴の最初の髪型は……」

 

みんな「「「「…………」」」」

 

コウキ「……坊主です」

 

みんな「「「「……えっ?」」」」

 

シリカ「坊主ってあの坊主ですか?」

 

コウキ「そうそう、丸刈りとも言う」

 

アスナ「へ、へぇ~」チラチラ

 

ハンク「……なんだよ?」

 

ラン「い、いえ……(あのハンクさんの坊主……ちょっと見てみたいかも……)」

 

コウキ「まっ、兄貴の仕事上仕方ないけどな」

 

キリト「……それって好きで坊主になったわけではないってことか?」

 

ハンク「……まぁそうだな」

 

シノン「じゃあその髪の色は?二人とも少し蒼みがかっているけど?」

 

コウキ「これは地毛さ」

 

シノン「ふーん……」

 

シリカ「キリトさんはどんな髪型が好きですか?」

 

コウキ(……話を変えられた……やっぱりキリト関連の方がいいのか)(´・ω・ `)ショボーン……

 

リズ「なぁに、シリカ?キリトの好みに合わせようとしてる?」

 

シリカ「さ、参考までに聞いてみただけです!……もしかしたらその髪型にしてみるかもですけど……」

 

キリト「う~ん……髪型かぁ……流行の髪型とかわからないから俺の意見になるけど……シリカは今のままがいいと思うよ」

 

シリカ「え……本当ですか?」

 

リズ「それって、キリトはツインテールが好きってこと?」

 

キリト「そういうわけじゃなくて……なんというのかな、シリカらしいっていうのかな」

 

シリカ「この髪型が……ですか?」

 

キリト「シリカだけじゃないさ、リズも今のままがいいしアスナも今の髪型がいちばんいいよ」

 

リーファ「それって、つまり……見慣れてるだけってことじゃない?」

 

キリト「そういうわけじゃ……いや……そうなのかな……」

 

アスナ「もー……シリカちゃんが真面目に聞いてるのに……」

 

キリト「いや、悪気があったわけじゃないぞ」

 

コウキ「悪気がない分、余計に悪い」

 

キリト「ぬぐっ……」

 

アスナ「まあでも、イメージとして定着しちゃっているのはわかるけどね、でも女の子は男の子に褒めてもらいたくて何時間も鏡と睨めっこするものなんだよ」

 

コウキ「男の場合はそんな女の子の隣にふさわしいように服選びや装飾品選びを頑張る奴はいるにはいるんだぞ?」

 

リーファ「そうそう、キリト君はちょっとデリカシーに欠けてるんじゃないかな?」

 

キリト(なんかさっきから怒られてばっかりだ……)

 

リズ「でも、案外こういうやつに限ってイメージチェンジした女の子に簡単に転んだりするかもしれないわよ」

 

コウキ「だなw」

 

シリカ「そっか……あたしもシノンさんみたいにショートにしてみようかな……」

 

シノン「……シリカは今のままがいいと思うけど」

 

シリカ「え、シノンさんもそう思うんですか?でもこれ、ちょっと子どもっぽいかなーって思ってはいるんですけど……」

 

シノン「シリカの髪型で好きな部分があるのよ」

 

シリカ「え?なにがですか?」

 

シノン「ちょっとその場でぴょんぴょん跳んでみて」

 

シリカ「は、はい……えい、えい!」

 

ピョンピョン!

 

シリカは椅子から立ち上がり、少し前に移動してからその場で軽く跳んでみた。

 

シノン「ゆさゆさが可愛い」

 

コウキ「あっはぁん(なるほどな)」

 

シリカ「え、どういうことですか?」

 

アスナ「なるほど、束ねた房が揺れるのがシノのんはお気に入りなんだね」

 

シノン「なんかね……揺れるのって目を奪われちゃう感じがする」

 

ユイ「ぱたぱたぱたって、うさぎさんのお耳みたいです!」

 

コウキ「あぁ……確かにクルの尻尾とかユウキの2本のアホ毛とかが揺れているの、気になって見てるときがあるなぁ……」

 

クル「クル?」フリフリ……

 

ユウキ「ちょっとなにがボクの2本のアホ毛だって?これはボクのチャーミングポイント!」

 

コウキ「チャーミングポイント(笑)」

 

ユウキ「ムキィーー!!」ポカポカ!

 

コウキ「そんなことで怒るなよ!?イテェ!?」

 

キリト「……まぁたしかに、意識しはじめると気になっちゃうかもしれないな」

 

シリカ「自分じゃぜんぜんわかんない……あ、そうだ!リーファも髪束ねてるよね!ポニーテール!ちょっと跳び跳ねてもらってもいい?」

 

コウキ「待て待てシリカ」

 

シリカ「えっ?」

 

コウキ「ここには、男で、髪を束ねてる奴いるだろ?」チラッ

 

コウキはハンクを見る。

 

ハンク「……なんで俺が?」

 

コウキ「ほとんど話に参加してないんだからいいだろ?」

 

ハンク「……はぁ……めんどくせ」

 

そう言いながらもハンクは椅子から立ち上がり……そして!

 

ハンク「では行くぞ?……はぁ!」

 

シュバ!

 

その飛翔する姿は、まさに鳳凰の如く!!

 

コウキ「……ってなんでサ○ザー!?」

 

ハンク「極星十字拳!」

 

コウキ「あべしっ!?」ブシャア!!

 

ハンクはコウキに極星十字拳を叩き込み、コウキは鮮血(実はタバスコ)を撒き散らしながら倒れた。

 

みんな「「「「(゜ロ゜;)」」」」

 

ハンク「ふぅ……で?どうだった?」

 

シリカ「い、いえ……技のほうを見てて肝心なところを見てませんでした……」

 

ハンク「……ダメじゃねえか、ではもう一度」

 

ラン「やめなさい」

 

ハンクがコウキを叩き起こそうとするのを止めるラン……

 

コウキ「なんでこんな目に……」

 

ユウキ「だ、大丈夫?」

 

コウキ「なんとか、もうリーファに頼むわ」

 

リーファ「う、うん、えっとこう?」

 

ピョンピョンピョン!

 

今度はリーファが跳ねると!

 

シリカ「たしかに髪の毛がゆさゆさしてかわ…………い……」

 

ピョン!ブルン!ピョン!ブルン!ピョン!ブルン!

 

リーファが跳ねるたんびにリーファの大きな胸が激しく揺れる……その光景に他の人は……

 

シリカ「…………っ!!」

 

コウキ「……oh」

 

ハンク「ぶほっ!?」

 

キリト(こ……これは……!?見ちゃいけないっ!!)

 

リズ「うわぁ……す、すご……」

 

ラン「orz」

 

シノン「……そうくるとは思わなかったわ」

 

ユイ「ぽよんぽよん跳ねてます!」

 

ユウキ「ユ、ユイちゃんそれを言っちゃ駄目だよ!」

 

アスナ「リ、リーファちゃんっ!!ストップストップ!!胸!胸が揺れてるっ!!」

 

リーファ「あっ!!」

 

アスナ「キ、キリト君!!」

 

キリト「お、俺は見てない!見てないぞ!」

 

リーファ「みんな、どこ見てるの!髪の毛の揺れを見るんじゃなかったの!?」

 

リズ「そのつもりだったけど、あんだけ大きく揺らされたらさ……」

 

コウキ「嫌でも反応してしまう……」

 

シリカ「揺れるものに目を奪われる……ものすごく納得しました……」

 

シノン「でしょ?シリカはその髪型じゃないと揺れるものがなくなっちゃうからそのままの方がいいよ」

 

ユウキ「うわぁ……」

 

シリカ「……なんかひどいです!」

 

コウキ「……(小声で)シノンも言うほど胸無いだろ」ボソッ

 

シノン「聞こえてるわよ」ゴッ!ゴッ!ゴッ!

 

シ→(#°言°)……オッオゥ(^ω^;)←コ

 

コウキ「……オワル前に逃げる!!」

 

シノン「死になさい!!」

 

バタバタガチャン!!

 

コウキたちは走ってエギルの店から出ていった……

 

キリト(これからしばらくは揺れるものが気になり続けるかもしれない……)

 

その後……

 

シノン「待ってえええ!!!」ΞΞΞΞΞ(#°言°)

 

コウキ「イヤですおおお!!?」ΞΞΞΞΞ⊂二二(;^ω^)二⊃

 

あれから一時間も鬼ごっこを続けた……

 

シノン「ちぃ!このままじゃあ埒があかない!こうなったら!」カチャ!

 

シノンは弓・エウロスと矢筒を装備し、そこから矢を1本取りだし、弓につがえて……未だに逃げているコウキに狙いを定めて……

 

シノン「…………」

 

    <ヽ

    / ヽヽ

  (#/° -)||

 /つ→ ニニ||

 

シノン「そこっ!」

 

  ピシュン!

    <ヽ

    |ヽヽ

 (#° -|)||

と_   |ニ||-=≡≡→

 

コウキ「……逃げ切れたか……ん?」

 

 

 ブーン!!

⊂二二二(;^ω^)二⊃

    |  /

     ( 丶ノ

    ノ>ノ

  三 レレ

 

⊂二二二(^ω^)?二⊃

    |  /

     ( 丶ノ

    ノ>ノ

  三 レレ

 

 

⊂二二二(^ω^;)二⊃ウシロミィテット……

    |  /

     ( 丶ノ

    ノ>ノ

  三 レレ

 

シュン!!

 

ブスッ!!

 

コウキ「…………アッーー♂!!?」

 

見事に……コウキのお尻の穴に矢が突き刺さり……コウキは転がりながら地面に沈んだ……

 

シノン「……今までの訓練の成果がここで出るの?……ともかくやったわね」( °ω°)bグッ!

 

そのままシノンはコウキを置いて去っていった……

 

コウキ「…………」ビクン!ビクンビクン‼




コウキ・矢に掘られるwww(爆笑)

さて次回、コウキは無事なんだろうか?次回をお楽しみに!


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おまけストーリ~2・二人の現実容姿

今回は思いついた話、話はシノン(の矢)にヤられたあと

そういえばバレンタインデーも近いですね……どうせ今年も母チョコと仕事の同僚から義理チョコで終わりですよ、本命チョコ、ギブミーチョコレート(泣)

……ではどうぞ!


前回のあらすじ、職員B「ウホッ!今誰かが掘られたような?」

 

阿部さん「そこ、手を動かす!」

 

夜・コウキの部屋

 

あれからコウキはエギルの店に帰って来た……今は食事もお風呂も終わらせ、そろそろ寝ようとしたときだった……

 

コウキ「ああ……今日は散々な目にあったな……最後にケツに矢が刺さるっておま!?って感じだし……もう寝よ」

 

コンコン!

 

コウキ「こんな時間に来客?だれぇ?」

 

ユウキ「ボクだよ」

 

コウキ「ユウキか、どうぞ~」

 

カチャ!

 

ユウキ「えへへ、お邪魔するね?」

 

お風呂上がりからすぐに来たのか、頭から湯気を出しながら黒のパジャマを着けたユウキが入って来た。

 

コウキ「こんな時間になんの用だ?」

 

ユウキ「う~ん……おしゃべりしに来たんだけど……もう寝るところだった?」

 

コウキ「見ての通りさ」

 

ユウキ「ご、ごめん……」

 

コウキ「別にいいさ、このまま寝るのも少しもったいないっと思ってたしな」

 

ユウキ「……ありがとう」

 

コウキ「いいっていいって、そうだ!おしゃべりするなら茶菓子出さないとな」

 

ユウキ「あっ、ボク手伝うよ」

 

コウキ「サンキュ、じゃあそこの冷蔵庫からなにか良さげな菓子出してくれるか?」

 

ユウキ「オッケー!……なにがあるかな~♪」

 

コウキ(やれやれ)

 

鼻唄を歌いながら冷蔵庫を漁るユウキを見て、苦笑するコウキ……

 

ユウキ「あれ?こ、これは!?」

 

コウキ「どした?」

 

ユウキがなにか見つけ出し、なぜか震えだした……それに不振を感じたコウキはユウキの手に持つ物を見た、それは……

 

夕焼けをイメージした黄色いパッケージ……

 

のどかな農村をイメージしたイラスト……

 

そしてその箱の表面にでかでかと書かれた『アインクラッドチョコスナック きのこの山』っと……

 

ユウキ「きのこの山……だと……!?(なぜこんなところに!?)」

 

コウキ「ああ、それ?たまに食べたくなるから試行錯誤しながら作った奴、パッケージの箱の設計は俺で作成は知り合いに」

 

ユウキ「……コウキ」

 

コウキ「どしたの?」

 

ユウキ「どうやらコウキとは相容れないようだね……」

 

コウキ「……!キサマァ!たけのこの里の者か!!」

 

ユウキ「コウキ……これは人類が決して相容れない問題の1つだよ……たけのこの里が一番」

 

コウキ「……確かに相容れないみたいだなユウキよ……きのこの山が一番だ」

 

コウキ・ユウキ「「ムッムッムッ!!」」

 

クル「……くあ~あ……クル」くるりん

 

互いににらみあう二人……そんな二人に呆れてあくびを出したクルはそのまま体を丸めて寝だした……

 

ユウキ「……やめよ」

 

コウキ「えっ?」

 

ユウキ「ボクはおしゃべりしに来たのにきのことたけのこの戦争しに来たわけじゃないから」

 

コウキ「……それもそうだな、じゃあ茶々っとお茶の準備するか」

 

ユウキ「そうだね」

 

それからまたそれぞれで動き出した……

 

コウキ「あっ、そういえばアスナもきのこ派な」

 

ユウキ「アスナァ……」

 

数分後……

 

コウキ「さて準備完了だな」

 

コウキたちの目の前にはテーブルに載られた、紅茶とお菓子の皿に盛られたクッキーやカップケーキ、そしてきのこの山があった……

 

ユウキ「……コウキ、わざと?」

 

コウキ「えっwなんのこと?www」

 

ユウキ「このっ……!」スッ!

 

コウキ「ちょ!?ベットに置いておいたハリセンを!?それアカン!?それはらめぇぇぇ!!?」

 

ユウキ「……もう……」スッ……

 

振りかぶったハリセンを下ろすユウキ……それを見て胸を撫で下ろすコウキ……

 

コウキ「さて、今回の議題はなにかねユウキ君?」

 

ユウキ「いや、会議じゃないんだから」

 

コウキ「えっ?わざとだけど?」

 

バッシン!!

 

コウキ「ギャアアア!!?」

 

ユウキ「真面目に話そうよ」

 

コウキの顔面にハリセンアタック炸裂!!コウキは跳ね上がって顔面を押さえる、ユウキは冷たい目でコウキを見据える……

 

コウキ「顔がぁ……!顔がぁ……!あ、あれ?顔取れた?」

 

ユウキ「取れてないからさっさと立つの」

 

コウキ「イエスマム!」ガグガクブルブル(((´д`|||)))

 

ユウキのイライラが言葉になって伝わり、コウキはすぐさま椅子に座る……

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「…………」

 

ユウキ「…………はぁ(なんでこうなちゃうかなぁ……)」

 

コウキ「ビクッ(やべぇ……機嫌悪くさせちゃったなぁ……どしよ)」

 

……3分後……

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「…………もう」

 

ユウキ「?なに?」

 

コウキ「いや…………もうここまでのことを起きたらもはやスイーツwwwだなっと思って」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ(やべ、外したか……)

 

ユウキの無言に顔を青くするコウキ……ところが

 

ユウキ「…………ぷっ!くく……!」

 

コウキ「え、えっ?」

 

ユウキ「くく……だね」ニッコリ

 

コウキ「ポッカーン……(゜ロ゜)」

 

ユウキ「どうしたの?」

 

コウキ「あっ、いや」

 

ユウキの意外な反応に呆けるコウキ……それをおかしいっと思ってユウキが声を掛けて、それにより気を取り直すコウキ……

 

ユウキ「さて、だいぶ本題が遅くなちゃったけど始めようか?」

 

コウキ「おっ、おう……そういえば話すことってなんなんだ?」

 

ユウキ「えっーとね……ハッ!?///」

 

コウキ「?」

 

何故か顔を赤くするユウキに?マークを浮かべるコウキ……

 

コウキ「どうしたユウキ?なんか恥ずかしいことでも?」

 

ユウキ「う、うぅん!!ぜんぜん!」

 

コウキ「そ、そうか……」

 

ユウキ「……ねぇ……コウキってさ」

 

コウキ「…………」

 

ユウキ「…………どんな髪型の女の子が好きなの?」

 

コウキ「……………………へっ?」

 

ユウキの質問に拍子抜けになるコウキ……そんなコウキに慌てて答えるユウキ

 

ユウキ「ほ、ほら!今日髪型の話してたけどコウキはどんな髪型が好きなのか話していなかったでしょ?それを思い出して、それで気になちゃったから聞いてみようっと思って!」

 

コウキ「そ、そうか……ふむっ……好きな髪型か……」

 

ユウキ「…………」

 

コウキが答えるのをジッと待つユウキ……そして

 

コウキ「しいていえば……」

 

ユウキ「うん……」

 

コウキ「……ショートカットかな?」

 

ユウキ「えっ?ショート?」

 

コウキ「うん、ロングかショートって言われるとショートかな?」

 

ユウキ「なんで?」

 

コウキ「うぅん……そこまでこだわりとかないけど、ショートってあまり髪型の変化が少ないからそれがカッコいいと思うしカワイイとも思う、カッコカワイイってやつかな?」

 

ユウキ「ふーん……じゃあフィリアとかシノンとかそう思っているんだ?」

 

コウキ「まぁ……そうだな」

 

ユウキ「ふーん……」

 

コウキ(あ、あれ?なにか間違えたこと言った?)

 

ユウキ「……ねぇコウキ」

 

コウキ「な、なに?」

 

ユウキ「ボクね、リアルだとね、ショートなんだ」

 

コウキ「……えっ?髪型が?」

 

ユウキ「うん、髪止めも今着けてるバンダナじゃあなくてカチューシャなんだ」

 

コウキ「へぇ~……そうなんだ……」

 

コウキ(そういえばユウキがリアルのこと余り知らないな、まぁマナー違反だから仕方ないけど)

 

ユウキ「でっ……だよ?」

 

コウキ「ん?」

 

ユウキ「この世界から出られたら……ボクのショートカットの姿見せてあげる」

 

コウキ「ほ、本当か?」

 

ユウキ「うん!」

 

コウキ「……そうだ俺もリアルでの容姿教えよう、聞きたいか?」

 

ユウキ「き、聞きたい!」

 

コウキ「うん、てかリアル容姿は今の姿のまんまだけど、ひとつ違うのは……俺、リアルだと眼鏡着けてるんだ」

 

ユウキ「へぇ~、コウキ眼鏡着けてたんだ?」

 

コウキ「まぁな」

 

ユウキ「じゃあお互いに約束!」

 

コウキ「ん?」

 

ユウキ「お互いに、リアルでまた会おうって!ほら指切り!」

 

コウキ「指切りって……まぁいいけど」

 

そうして二人はお互いに小指を組む

 

ユウキ・コウキ「「指切りげんまん♪嘘をついたら」」

 

ユウキ「姉ちゃんにボクの胸をコウキが揉んだってち~くる♪」

 

コウキ「ちょ!おま!?」

 

ユウキ「指切った♪」

 

コウキ「待ってぇ!!?なにその約束!?どっちが約束破っても俺だけバットエンドじゃねぇか!!?」

 

ユウキ「へっへぇ~んだ♪もう指切っちゃったもんねぇ~♪」

 

コウキ「は、謀ったなシ○ア!!」

 

ユウキ「あっはは!逃っげろ~♪」

 

コウキ「待てやユウキ~~!!」

 

今度はユウキと鬼ごっこするはめになるコウキ、しかし……ユウキとしたあの約束……それがどんなに困難な約束かは……まだ誰も知らない……




ちょっとシリアスぽく……次もお楽しみに!!


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新装備完成!

昨日高校の友達とカラオケ行ってきました!ほとんどソドアトの曲歌ってました!けど……自分がユウキキャラソン歌い終わったあと友達の一人が……

友達「ちょ、ユウキのキャラソンを歌うな!ユウキが穢れてしまうではないか!」

恋→(^ω^ )

(´;ω; `)ブワッ

言い過ぎだろぉ……泣いていいよね?(泣)

……あとちょっと前話に間違いがあったので修整してましたので遅くなりました、すみません!

では今回はユイちゃんイベント!どうぞ!


前回のあらすじ、約束

 

ユウキとのリアルで会おうとゆう約束してから二日後、その日は俺はリズの店に来ていた。

 

リズベット武具店

 

カランカラン

 

コウキ「チワッスリズ、例の物を受け取りに来たぜ」

 

リズ「いらしゃいコウキ、例の物は全部出来ているわよ」

 

コウキ「サンキュウなリズ、これでさらに攻略が進めるぜ」

 

リズ「たいへんだったわよ、武器の強化に副武器の数に、今まで作ったものとはまた違う装備製作、ほんと疲れたわよ」

 

コウキ「いやぁほんとにリズには感謝してるよ」

 

リズ「えぇえぇ、思う存分感謝しなさい」

 

コウキ「へへぇ~~、ありがとうございます、リズの姐さぁ~~ん……」

 

リズ「……なんかむかつくわね」

 

コウキ「ヒドッ!?」Σ(゜Д゜)

 

リズ「まぁいいわ、とりあえず受け取りなさい」

 

コウキ「おう」

 

コウキはテーブルに載っかっている物を受け取った。

 

コウキ「「フルサブウェポンラックベルト」、こいつで持っていけるサブウェポンの種類が増え、数も倍に増えたな 」

 

リズ「新しい副武器も全部その中に入っているから」

 

コウキ「助かる、ではお金」

 

チャリーン!

 

コウキはリズにお金を送金した。

 

リズ「まいどあり、で?このあとどうするの?」

 

コウキ「新装備のテストしたいからどこかのフィールドで試してくるよ」

 

リズ「そっか」

 

コウキ「じゃあ俺は行くな」

 

リズ「ええ、またね」

 

コウキは店から出た……

 

……………………

 

転移門前広場

 

コウキあれからすぐに広場まで来ていた。

 

コウキ「さて、何処の層で試してみるかな、ホロウエリアでクエストをしながらでもいいし……」

 

キリト「あれ?こんなとこでなにしてんだ?」

 

コウキ「ん?」

 

後ろに振り向くとキリトとユイちゃんがいた。

 

コウキ「あれ?キリトにユイちゃん?どっか散歩か?」

 

ユイ「こんにちはコウキさん」

 

キリト「いや俺たちは……それよりコウキは?」

 

コウキ「俺はリズに頼んだ新装備を試しにどこか行こうか考えてたんだが……それで?キリトたちは」

 

ユイ「実はですね……」

 

それから、ユイちゃんの話を聞いたらなんでもこの76層にある変わったオブジェクトがあるらしく、それはユイちゃんが言うにはシステムにアクセスできるコンソールだと思われるだとそうだ。

 

もしかしたらユイちゃんの元々の機能が取り戻せるかも知れないってことで今からキリトとその場所へ向かうようなんだそうだ……

 

コウキ「……なるほどな……よし!俺も行こう」

 

ユイ「えっ?いいんですか?」

 

コウキ「別にこれから向かう場所にモンスターが現れるんだから新装備のテストには丁度いいさ、それにユイちゃんにもしものことがあったら嫌だし……」

 

ユイ「コウキさん……ありがとうございます!」

 

キリト「すまないコウキ」

 

コウキ「いいってことさ、さぁさっそく行ってみよう!」

 

ユイ「はい!」

 

コウキたちは目的地に向かって行った……

 

 

……………………

 

76層・迷宮区裏フィールド……

 

ここまでの道中、何度かモンスターに襲われたものの、コウキ新装備の一つ、それも一発で難なく倒された……新装備の名は……!

 

コウキ「……まさかデスボール改良型をいたずら用では無く戦闘用として作った通称『キルデスボール』がほとんどのモンスターに殺(ryゲフンゲフン……無力化するとは……」

 

キリト「なぜわざわざ言い直した……インセクト(昆虫)と亡霊騎士タイプのモンスターにも効果があったとは思わなかったよ……」

 

コウキ「いや、俺も驚いたよ……」

 

道中に会ったモンスターは、ボアは勿論のこと、蜂や蜘蛛型のインセクトモンスターとオークなどの獣人型モンスターにさっきも言った亡霊騎士タイプのモンスターにもあった。

 

ボアとオークは飲み込んだら後にポリゴンに……インセクトたちは当たったら落ちてまるで殺虫剤を掛けられた虫みたいに悲鳴をピクッピクッして動かないところを剣でトドメを刺した。

 

一番驚いたのは亡霊騎士タイプモンスター、そのとき相手したのはスカルナイトタイプのモンスターでソイツに当てたら……その…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

溶けました(汗)

 

俺もだけどキリトもユイちゃんも顔がエェ……((゜Д゜;))ってなってた……

 

なんか酸みたいに溶けかたでそれが顔が溶けながらもこっちに来たからさすがに怖かった(泣)

 

だってモンスターが「よくも……俺の顔……を……溶かしたなぁ……!!」って言わんばかり顔(そんな気がする)して、さらにこっちに剣を持ち上げながら近づいているんだもん……下手なホラー映画より怖かった(泣)

 

そんなこんなで一応無事に目的地まで到着した……

 

ユイ「……ありました、あれです!」

 

ユイちゃんが指差したほうへ向く二人。

 

コウキ「どれどれ……確かに石の台みたいのがあるな……」

 

キリト「第1層の黒鉄宮の地下ダンジョンにあったヤツに似てるな……」

 

コウキ「……ああ、確かにあったな、それを兄貴が弄ってたら強制転移して……まぁそれはいいとしてユイちゃんの言う通りコンソールかもな」

 

ユイ「わたしもそう思います!早く行って確かめてみましょう!」

 

キリト「いや、ユイ、ちょっぴり待て!……敵だ、それも……かなりやっかいな相手みたいだ」

 

コウキ「……ボスモンスタークラスか」

 

コウキが見た先には突如地面からモンスターが出てきて、そのモンスターは禍々しい大きな鎌を持ち、モンスター自体もおびただしい量の血に染まったフード付きロープを来た骸骨……それも足も無くゆらゆらと揺れて浮いている……前に倒した80層ボスのギルティーサイスに似ているがそれより断然強そうなモンスターだ……

 

ユイ「ええと……そうみたいですね……恐らくですが、コンソールに人を近づかせないために配置されているようです」

 

コウキ「だろうな……」

 

キリト「それも黒鉄宮の地下と同じだな、あのときのボスはバカ強かったけど……」

 

コウキ「そうなのか?(俺たちのときは居なかったけど……)」

 

ユイ「恐らく、あれも同じかもしくは、それ以上のボスモンスターだと思われます」

 

コウキ「……そのときのボスモンスターのレベルはどんなだった?」

 

キリト「恐らくだけど……90層クラスのフロアボスくらいレベルだったかな……」

 

コウキ「それほどのヤツかよ……ってことはアレも90層レベルか90層以上のレベルのボスってことか……」

 

キリト「……あの時とは違って、ユイにはこれといった権限もない……んだよな、であるなら手出ししない方が無難か」

 

ユイ「…………」

 

キリト「俺は正直、諦めたほうがいいと思う、コウキとユイどうする?」

 

コウキ「ふむ……装備はまだしも人数がな……さすがにな……」

 

ユイ「……はい、そうですね、なによりパパやコウキさんに危険な目にあわせるわけにはいきません、残念ですけど……仕方ないです……」

 

キリト「……うーん……そんなに重要なことなのか?ユイにとって」

 

ユイ「え?その……はっきりとは言えませんが、たぶん……」

 

キリト「そうか……なら挑戦だけでもしてみるか?」

 

コウキ「だな」ニヤリ

 

キリト「倒すのは無理だとしても敵はあいつだけみたいだしな」

 

コウキ「そうそう、ヤツの足止めに最適な新装備もあることだし、やってみるか」

 

キリト「よし!俺達があいつを引き付けて足止めにするからその間にユイは回り込んでコンソールを操作するんだ」

 

コウキ「よし、クルいるか?」

 

クル「クルクル!」

 

コウキが呼んだ瞬間にコウキの影からクルが出てきた!

 

コウキ「クル?ユイちゃんと一緒に行って守ってやってくれ、もし危険になったらバトルモードになってユイちゃんを乗せって離脱しろ」

 

クル「クル!」

 

ユイ「え!?そんなの、パパたちが危険すぎます……!」

 

キリト「もちろん、無理そうならすぐに下がるよ、あの時と同じで閉鎖空間になりそうな気配はないし、今の段階では相手がはっきり見えてるからのこっちとしては行動が取りやすい、見た感じ地形も利用できそうだから……それになによりコウキとクルがいてくれているからたぶんなんとかなるよ」

 

コウキ「ウホッ!いいこと言ってくれるじゃないの」

 

クル「クルクル♪」

 

キリト「ウホッは止めろ」

 

ユイ「……できるだけ、早く終わらせます……でも無理だと主ったらすぐ離れてくださいね、モンスターの役目がコンソールを守ることなら、コンソールから一定距離以上は追ってこないはずです」

 

キリト「わかった、ユイも無理はするなよ、コンソールに近づかなきゃいけない以上ユイもかなり危険なことは間違いないんだ」

 

コウキ「クルがいるにしてもな」

 

ユイ「はい、もしモンスターがパパたちじゃなくわたしのほうに来るならすぐにクルと一緒に逃げるようにします!」

 

コウキ「よし!さて……いっちょおっぱじめますか!」

 

 

……………………

 

ボスモンスター「グオオ……」

 

ボスモンスターはコンソール周辺をうろうろしている……すると!

 

コウキ「お~い!」

 

ボスモンスター「グオ!?」

 

声がするほうへ向くと突然!!

 

ガンッ!!

 

ボスモンスター「グオオ!!?」

 

ボスモンスターの顔面に野球ボールぐらいの大きさの鉄球が激突した!それを見たコウキは……

 

コウキ「えええ!?そんなの避けられないのぉーー?鈍すぎプギャーwww!!」m9(^Д^)プギャーwww

 

ボスモンスターに対して大笑い……もとい挑発した……それにボスモンスターは……!

 

ボスモンスター「「「グオオオオオオ!!!」」」

 

……怒りを滲ませてコウキを追い掛けた!

 

コウキ「……よし……来た来た……ここで一時撤退!」ΞΞΞΞΞ⊂二二( ^ω^)二⊃ブーン‼

 

コウキはすぐさま回れ右して逃げる!

 

コウキ(上手くやれよクル、ユイちゃん!)

 

……………………

 

キリト「……来たか!」

 

キリトはこちら向かってくるコウキを視認した、そしてコウキは……

 

    ドドドド

    ..⌒)

  __(∴o∴゙)__

 

 

 

   ド ド ド ド

     |

   ヽ | /

    ∴⌒.∴

 =―(∵8⌒∵―=

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

 ├" ├"i├" ├"

     | /

   \

   c(^ω^) ⌒ヽ

=―(⌒:ト-c):⌒)―=

 (⌒(∴`ー(/ ∴)∴)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

 

┃ ||┃ ||┃ ||┃ ||

┣━ ┣━ ┣━ ┣━

┃  ┃ |┃  ┃

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  丶    /

    (^ω^)つ⌒)

三=―(つ ノ―=三

 (⌒⌒| (⌒):⌒ヾ

(∴(⌒:し;三″∴⌒)

 ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄

 

……全速力でキリトのほうへ向かっていった!

 

キリト「ちょ!?そのスピードでこっち来んな!?」

 

コウキ「待たせたな!てか酷くね?」キキィ‼(((( ^ω^)

 

キリト「酷くない、よしヤツはついてきてるな」

 

コウキ「餅のロン」

 

ボスモンスター「「「グオオオオオオ!!!」」」

 

今コウキが走っていた場所にボスモンスターはいる!

 

コウキ「さて、ユイちゃんから距離は離した、ここで足止めするぞ!」シャキン!

 

キリト「ああ!」シャキン!

 

コウキは強化仕立ての片手剣、メタルリザードマンソード+10を抜き放ち!キリトもいつも二振りの片手剣を抜き放つ!

 

コウキ「強化した俺の剣を喰らええ!!」

 

キリト「はああ!!」

 

コウキたちはボスモンスターにスレ違うように剣を振り、ボスモンスターにダメージを与えた!

 

コウキ「キリト!ヒットアンドアウェイで!」

 

キリト「分かってる!」

 

そのまま二人はボスモンスターにスレ違うように一撃を入れてく!

 

コウキ(そろそろユイちゃんたちが動き出す頃だな……)

 

……………………

 

ユイ「…………っ!」

 

クル「クル!」

 

……………………

 

ボスモンスター「「「グオオオオオオ!!!」」」

 

ブン!ブン!

 

ボスモンスターは鎌を振るいながら二人を追い掛ける!

 

コウキ「クソ!ムダにデカイわりにはなんてはやい……!」

 

ボスモンスター「「「ヴァァァァァァ!!!」」」

 

キリト「かわしきれないっ!?……ええいっ!」

 

キリトは剣で鎌を打ち付けて防ぐ!

 

コウキ「大丈夫かキリト!?」

 

キリト「ああ!……やっぱり黒鉄宮のと同格かそれ以上……でも俺だって一応、あの時から更に強くなってるんだよ……っ!」

 

コウキ「キリト、手伝うぞ!」

 

二人で剣と盾を使い、ボスモンスターの攻撃を防ぐ!

 

キリト(よし、予想通り!二人で防御に徹すれば、もう少しはしのげる……)

 

コウキ(よし!ユイちゃんがコンソールに着いた!)

 

ボスモンスター「「……ヴォッ!?」」

 

するとボスモンスターはユイがいるほうへ振り向いた!

 

キリト「ヤバイ!こいつ、コンソールにいるユイに気付きやがった!」

 

コウキ「……ユイちゃんがコンソールの操作し始めたのに反応したのか……!」

 

キリト「お前の相手は俺だ!よそ見するんじゃ……ないっっっ!!」

 

コウキ「ウオオオ!!!」

 

キリトたちはよそ見するボスモンスターにそれぞれのソードスキルを叩き込む!

 

ボスモンスター「「「ゴガァァァァァ!!?……ヴォォォォォンッ!!!」」」

 

ボスモンスターはソードスキルの攻撃に怯むも……コウキたちへの攻撃を再開した!

 

キリト「よし、またタゲを取り戻したぞ……って」

 

ブンブンブンブン!!!

 

コウキ「おわあああ!!?」

 

ボスモンスターの持つ鎌でメチャクチャ振り回すボスモンスター!コウキたちは避けるか防ぐかで手一杯だった!

 

コウキ「キリト!このままじゃ防ぎきれなくなるぞ!」

 

キリト「ユイ……まだか……っ!」

 

すると空が一瞬光った!それは……

 

コウキ「俺が渡した閃光弾!」

 

キリト「ユイからの合図!無事終わったのか!」

 

コウキ「ならここまでだ……最後にこいつでも食らっとけ!!」シュ!

 

パクッ!

 

ボスモンスター「「「ギャアアア!!?」」」

 

コウキが投げたキルデスボールがボスモンスターの口に入り、ボスモンスターは上を向き吠えた!!

 

コウキ「フッハハハ!!アバヨ!とっつぁん!」

 

コウキはそう言いながら二人でここから逃げ出した!

 

………………

 

ユイ「……パパ、コウキさん、大丈夫ですか!?」

 

コウキ「だ、大丈夫……それより疲れたぁ~……」グテェ……

 

クル「グ、グルゥ……」

 

キリト「まぁ、なんとかね……」

 

コウキは疲れはて、クルに寄りかかる……それを重そうに感じるクル……それを見ながら苦笑し、ユイに答えるキリト……

 

キリト「それより、欲しかった機能は取り戻せたのか?」

 

コウキ「そうそう!俺も気になってた!」

 

ユイ「はい!ただほんの1部ですし、攻略に役立つようなものはありませんでしたが……」

 

コウキ「そうかぁ……」

 

ユイ「一応、権限を完全に取り戻せないかも確認してみたんですが、あのコンソールからでは無理のようです」

 

キリト「そうか……まあ、ユイが欲しかったものが手に入ったっていうやら上出来だよ」

 

コウキ「まぁ俺も新装備がボスモンスターに通用するのはいい結果なんだろうな」

 

キリト「そうか、それじゃ帰るか、あんな強いヤツの相手をしたから腹が減って仕方ないんだ……」

 

コウキ「俺も~……」グゥ……

 

クル「クルゥ……」グゥ……

 

ユイ「はい!おいしいもの、たくさん食べてくださいね!」

 

そしてその日、新装備のテスト第1弾は終えたのであった……




そろそろ日常編も終わりを迎えてきたな……それでも頑張ろう!次回もお楽しみに!


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蒼の竜剣士と翠の射手(前編)

今回はシノンイベント、今回でまたシノンとの関係が進展するコウキに焼きもちするユウキ……波乱に満ちた今回の話……コウキはどうなる?(まぁ無事ですまないのは確かだな(笑))

ではどうぞ!!


前回のあらすじ、ボスモンスター「グオオ……(あ、顎がああ……(´;ω;`))」

 

今回の話はキリトとユイちゃんとの例のオブジェクトを調べに行ってから数日後、ホロウエリアから帰ってきてからことだった……

 

エギルの店

 

カランカラン!

 

コウキ「ただいまぁ~……今日も疲れたぁ~……」

 

クライン「……おうコウキにユウキちゃん……おかえり」

 

ユウキ「あれ?クラインどうしたの?そんな不景気な顔して?」

 

コウキ「どうしたの?女にでもフラれたか?w」

 

クライン「違げぇわ!……たくっ、まぁ聞いてくれや」

 

コウキたちはエギルに飲み物の注文してからクラインのいるテーブル席に座る。

 

クライン「で、話ってのわよ、86層にいる老人のNPCが攻撃スキルの習得クエストをくれそうだって情報を買ったんだよ」

 

コウキ「……で、習得出来たものの、あまりに使えないスキルだったからプンスカしてたのか?」

 

ユウキ「どんなスキルだったの?ソードスキル?それとも武器の上級スキル?」

 

クライン「いや違げぇんだよ、まぁ聞け、それでその老人のとこに行ったわけだ、そしたら延々長話を聞かされたあげくクエストなんて起動しやしねぇ、とんだ無駄金を使っちまったぜ」

 

コウキ「ふむ……」

 

ユウキ「あっはは、たいへんだったんだね」

 

クライン「まったくだよ、たくっ……」

 

コウキ「なぁクライン、それって起動条件がなにか足りないってオチじゃないよな?それに長話ってどんな内容だったんだ?」

 

クライン「そのじいさんの若い頃の武勇伝だよ、長すぎてあまり覚えてねーけど……」

 

ユウキ「へっー!なんだか面白そう♪」

 

クライン「そうかぁ?……確か飛んでいるドラゴンの目をつぶしたとか、川向こうの扇を一撃で射落としたとか、そんな話だったかな」

 

コウキ「ふむふむ……あれ?」

 

クライン「どうした……ってん?よく考えると、遠くの物攻撃した話ばっかりだったな、ってことは投擲スキル系のクエストなのか?」

 

コウキ「それは俺も思ったけど……でも投擲スキルなんて俺や兄貴も入れていくらでもいるのに……まだクエストクリアどころか起動したって話も出てないんだろ?」

 

クライン「ああ、出てないな」

 

コウキ(だとすると……やはり……)

 

クライン「お、コウキおめぇなんか心当たりあんのか?」

 

コウキ「……すまない、俺も確証はない……とりあえず確証を得る為にも明日その老人のところに行ってみるさ」

 

クライン「おう、なんか分かったことがあれば聞かせてくれや」

 

コウキ「ああ、……じゃあ俺1度部屋にもどるわ、またな」

 

クライン「ああ、またな」

 

ユウキ「あっ……またね……」

 

コウキ(俺の考えが正しければこれは……夜訪ねてみるか)

 

コウキはそのまま部屋へと戻って行った……

 

ユウキ「…………」

 

クライン「ど、どうしたんだユウキちゃん?今度はユウキちゃんが難しい顔して?」

 

ユウキ「いやぁ……次にコウキがしそうなことが分かってね……まったく、ボクにも言ってくれてもいいのにコウキは……」ブツブツ……

 

クライン「…………とりあえずコウキのやろう爆発しろ」

 

………………

 

コウキ「!?なんかゾクッとした!?」

 

……そして夜……………

 

シノンの部屋

 

コンコン!

 

シノン「だれ?」

 

コウキ「俺だ」

 

シノン「コウキ?」

 

コウキ「ちょっと話があるんだ、入っていいか?」

 

シノン「どうぞ」

 

ガチャ!

 

コウキ「お邪魔します」

 

シノン「こんな時間に話ってなんなの?今後の訓練の打ち合わせ?」

 

コウキ「いや違うんだ、まぁこれから話すから」

 

コウキはクラインと話した内容と自分の推測をそのままシノンに話した……

 

コウキ「……ってわけなんだ……」

 

シノン「なるほどね……」

 

コウキ「ってなわけで、明日一緒にその場所へ行ってみないか?」

 

シノン「いいわよ」

 

コウキ「……いいのか?自分で言っておいてなんだけど他に予定とかあったんじゃないのか?」

 

シノン「別にこれといって予定はないわよ、それにその老人の話がわたしの射撃スキルに関係している、かも知れない話が興味がある」

 

コウキ「……わかった、じゃあ今日は武器の手入れしておいて、明日は消耗品の補充してからそこへ向かおう」

 

シノン「そうね」

 

コウキ「じゃあ俺はこれで」

 

シノン「ええ、おやすみ」

 

コウキ「ああ、おやすみ」

 

そう言ってコウキは部屋から出ていった……

 

シノン「……これでコウキの話が本当なら……わたしはもっと強くなれる……頑張らなきゃ」

 

そう言って拳を強く握りしめる……気持ちを引き締めるように……

 

………………

 

エギルの店・廊下

 

コウキ「さて、俺も出来るだけの準備をして置かなきゃな」

 

コソコソ……

 

コウキ「ん?」

 

コウキが振り向いたが、そこには誰もいない……だが見たときには人の髪の先が見えた……それは……

 

コウキ「今のは……ユウキか?こんな時間になにやってんだ?……まぁいいか」

 

コウキは気にせずそのまま部屋へと戻って行った……

 

ユウキ「………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝…………

 

コウキ「よし、では行くか」

 

シノン「ええ」

 

???「ちょっと待った!!」

 

コウキ・シノン「「えっ?」」

 

コウキとシノンの二人でいざ出掛けようっとしたとき、誰かが声をかけてきた、それは……

 

シノン「ユウキ?」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「どうした?見送りか?」

 

ユウキ「……コウキたちは例の老人NPCのところへ行くんでしょ?」

 

コウキ「?ああ……昨日言った通りにな、シノンはそのための……」

 

ユウキ「分かってる、けどもう一人ぐらい手伝いいてもいいんじゃない?」

 

シノン「……つまり手伝ってくれるの?」

 

ユウキ「うん……まぁね……」

 

シノン「……ありがとう」

 

コウキ「けどなぁ……無駄骨になるかも知れないぞ?それでもいいのか?」

 

ユウキ「別にいいよ」

 

コウキ「……ハァ……分かったよ、一緒に行こう」

 

ユウキ「!うん!」

 

そして3人一緒にエギルの店から出ていった……

 

ユウキ(仲間外れなんてさせないよぉ~だ!)

 

コウキ(やれやれ……さっきまでのユウキはまるで友達同士が内緒話していて、それを見た子供が拗ねてるような感じだな……あっ子供だった)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第86層テラフィル

 

コウキ「ここだよな……あっいたいた!あのじいさんだな」

 

シノン「ここが例の……」

 

あれから補充品を揃え、すぐさま86層へと向かい……着いた後は例の老人NPCを捜し……今見つけたところである……

 

ユウキ「じゃあシノン、さっそく」

 

シノン「ええ……こんにちは、おじいさん」

 

老人NPC「おやすまんのう郵便屋さん、それでわし宛の荷物はどこにあるんじゃ?」

 

シノン「は?あの……」

 

コウキ(うわぁ……このNPC、耄碌(もうろく)じいさん設定かよ……めんどくさいなぁ……)

 

ユウキ「いえあのおじいさん、ボクたちは」

 

老人NPC「郵便屋さんじゃなかったかの?じゃあ、お前さんはパン屋のマリオの子か、大きくなったのう」

 

コウキ「おいおいじいさん、マリオはパン屋さんじゃあなくて配管工だよ?w」

 

ユウキ「ちょ」

 

老人NPC「ああ?そうじゃたけ?」

 

コウキ「そうだよw……それでこの緑のほうはル○ージで、紫のほうはワル○ージだよwww」

 

シノン「ちょ、ちょっとあんたねぇ!!」

 

老人NPC「おーおー!思い出したわい、よく二人で鬼ごっこしてたのぉ……いつも緑は逃げて紫が追いかけていたわい」

 

コウキ「なんで知ってんだよ……」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ「ん?」

 

振り向くと二人は肩を震わせ顔を地面に向けていた……

 

コウキ「…………(汗)」

 

シノン「……ちゃんと……自己紹介……」

 

コウキ「ご、ごめ(ry」

 

ユウキ・シノン「「してよ!!(しなさい!!)」」

 

ドゴン!!

 

コウキ「ヒヤフイイイイ!!?」

 

ユウキとシノンの二人同時のジャンピングアッパーを貰ったコウキはそのまま上へぶっ飛んでいった……

 

老人NPC「けっ、きたねぇ花火じゃわい」

 

………………………………

 

老人NPC「そうじゃ、お主らにはまだ話してなかったの、あれは30年前じゃたか村の勇士として名を馳せておったわしが……」

 

コウキ「やっと話が聞ける……」

 

シノン「ねぇ……」

 

コウキ「なんだよ」

 

ユウキ「その目で見える?」

 

コウキ→(#ω#)

 

コウキ「今は話を聞くだけだから大丈夫……」

 

シノン「そ、そう……」

 

コウキ「それよりこれから長話になるから気をしっかり持てよ」

 

ユウキ「うん!」

 

シノン「……RPGって面倒くさいのね」

 

コウキ「まぁまぁ……あっ、じいさん、お茶と茶菓子出すから少し待ってくれ」

 

老人NPC「おお!ありがとうなワ○オ」

 

コウキ「誰が下品なオナラ出してニンニク食べて悪のヒーローに変身する中年腹オヤジだ!?」

 

ユウキ・シノン「「ぷっくく……!」」

 

コウキ「そこ!笑うなよ!?」

 

……二時間後…………

 

老人NPC「……で、わしの放った矢がぷつりと右目に……と、どこまで話したかの?」

 

コウキ「じいさんの放った矢が飛んでいるドラゴンの右目を居抜くところですよ」

 

老人NPC「そうじゃたか?まぁええ、こんな話をいくら聞かせようともわしの技が伝わることはないからの、わしのスキルを受け継ぐには試練の中で己を磨く必要があるのじゃ」

 

ユウキ「おっ!」

 

老人NPC「そう、おぬしは、この層のダンジョンに封じられている《試練のアミュレット》を取ってこなければならん、この《鍵》で《封印の扉》は開く、アミュレットを手にしたら、またここへ戻ってくるがよいぞ」

 

シノン「……えっと、うまくいった?」

 

コウキ「ああ!クエスト起動を確認!やっぱり射撃スキルを漏っていることが起動条件だったんだ」

 

シノン「ってことは、要するにこれって射撃スキルが強くなるクエストなのよね?」

 

コウキ「ああ、多分射撃系の上級スキルか、もしくは新しいソードスキルかもしれない、でも間違いなく射撃強化クエストなのは間違いないれ」

 

ユウキ「すごい!やったねシノン!」

 

シノン「ええ!退屈な話をずっと聞いていた甲斐があったわねっ!」

 

コウキ「えぇ?けっこう興味深かったけどなぁ……」

 

互いに喜び合う二人に微笑みながらもコウキは気を引き締める!

 

コウキ「二人とも、喜びのはそれぐらいにして……これから俺達はクエストダンジョンに向かう、この層のクエストダンジョンは北にあるからそこへ向かう!準備はいいな?」

 

シノン「ええ!」

 

ユウキ「オッケー!」

 

コウキ「じゃあ……行くとしますか!」

 

みんな「「「おおお!!」」」

 

そして3人は迷宮区へと足を進めた……




次回、後編を楽しみにお待ちしてください!


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蒼の竜剣士と翠の射手(中編)

え~読者の皆さま、お気づきの方はいるかも知れませんが昨日私こと恋愛紳士が新しく小説投稿致しました、その名も『ソードアート・オンライン・ロストソング・混血の魔法騎士と絶剣』です!!

これは皆さまのアンケートの投票で「ロストソング編がいい」など多くの……てかロストソングの票しか出てないとゆう事態になりました……どんだけ~……(汗)

ですので少し先駆けてロストソング編を投稿致しました!ですが本格的な投稿はホロウフラグメント編が終了してからですのでそこは長い目でお待ちください……それと一部の読者様は気づいてくれたのかロストソング編の方でもお気に入り登録してもらいありがとうございます!

そうそう、ロストソング編とロストソング編やりながらぼちぼちやりだすRe:ホロウフラグメント編では描写投稿を積極的にやりたいのですがいかせん自分は絵は苦手(工作は得意だが)なので誰か「自分、描写書いてもいいですよ!」って方はこの話終了後に活動報告に投稿致しますのでそこでお願い致します!

では、今回のコウキの波乱に満ちたお話中編をどうぞ!!


前回のあらすじ、ワ○オブラザーズ!?

 

あれからすぐに86層のフィールドに向かっていた俺たちは今……

 

コウキ「おうらぁ!!」

 

ドゴン!!

 

ロストソルジャー「「ぎぎぎ!?」」

 

コウキは片手棍・キングリザードンハンマー+10を86層のモンスター、骸骨型モンスター・「ロストソルジャー」の胴体に叩き込む!!

 

コウキ「スイッチ!!」

 

ユウキ「やっああ!!」

 

ズバアッ!!ピキッ、パリィーン!!

 

そしてロストソルジャーが怯んだところをスイッチし

ユウキは片手剣ソードスキル・スラントを叩き込みロストソルジャーをポリゴンへと変えた……

 

コウキ「次!シノン援護!!」

 

シノン「ええ!」

 

コウキはシノンに指示をだし、次のモンスターに立ち向かった、コウキたちはこうしてロストソルジャーを狩り続けていた……何故かと言うと20分前……

 

20分前……

 

86層フィールド・兵士達が歩みし谷

 

ユウキ『着いたぁ~……ここがこの層の最初のフィールドかぁ』

 

コウキ『……フィールドの中心に大木な塔……その奥に霧がかっているが……この層の迷宮区のようだな』

 

ユウキ『えっ?どこ?』

 

シノン『本当……目をこらすと、たしかにシルエットが見える』

 

ユウキ『ん~~……あっ!見えた!』

 

シノン『やっぱり、あんたは何気に凄いわね』

 

コウキ『えっ?突然どうしたんだ?』

 

シノン『だって、私一人だったらたぶん気づいていなかったもの』

 

ユウキ『ボクもたぶん……姉ちゃんと一緒じゃないと気づかなかったかも』

 

コウキ『……まぁ慣れもあるだろうが、やっぱり初めての層だから最初の全体把握が大事だからな、そのまま行っちゃたら無用心に敵の奇襲とか突然のエンカウントしてしまったりっと危ないことだらけだからな』

 

ユウキ『へ~……』

 

コウキ『だから前もって全体把握して、それから進みながら集中し、警戒していれば突然の危機も対応できるからな』

 

シノン『さすが、攻略は一流ね』

 

ユウキ『その他もねぇ~、料理とか』

 

シノン『そこらは見習いたいわね……性格以外は(ボソッ)』

 

コウキ『……あれ?何だろう……?目から汗が?』

 

ユウキ『な、泣かないでよ……』

 

コウキ『な、泣いてなんかないやい!!シノンに性格を否定されて泣いてなんかないやい!』(´;ω;`)

 

シノン『わ、わるかったわよ……』

 

コウキ『グスッ……まぁ俺から学べることがあれば協力するからどんどん吸収してくれ』

 

シノン『ええ、必ず強くなるわ』

 

ユウキ『ボクもね!』

 

シノン『さて、じゃあさっそく攻略を』

 

コウキ『待ってくれ』

 

シノン『なによ』

 

コウキ『いや、軽く打ち合わせをな』

 

ユウキ『打ち合わせ?』

 

コウキ『ああ、隊列……フォーメーションについてをだな、1文字陣形で俺が一番前に出てその次にユウキ、最後はシノン』

 

ユウキ『それになにか意味あるの?』

 

コウキ『あるさ、まず俺が一番前なのは経験は豊富だからいざってときに対処できるし盾を持っているから突然の攻撃を防げる』

 

シノン『なるほど、理にかなっているわね』

 

コウキ『次にユウキだが、この中で一番速いのはユウキだ、だから俺達に危険が及ぶときには素早く助けられる。』

 

ユウキ『ふむふむ……でシノンは』

 

コウキ『シノンは弓を使うから敵が遠いほうが有利だし、それに腕もいいから誤射はないからな』

 

シノン『褒めてくれてありがとう』

 

コウキ『どうも、それにシノンのスキルの特性を考えてファーストアタックをシノンに任せて、こちらはできるだけ相手に近づいて……アタック後は俺が追撃してスイッチでユウキがさらに追撃、雑魚ならこれで倒せる。複数の場合はシノンの弓で一匹釣って……俺とユウキで挟撃する。気づかれた場合でもシノンが牽制してくれればこちらも集中できる』

 

ユウキ・シノン『『わかった!(わ)』』

 

コウキ『あと俺はみんなとの武器考えて片手棍で行く』

 

ユウキ『どうして剣じゃあ駄目なの?』

 

コウキ『今は剣のスピードじゃなくて一撃一撃のダメージと体勢を崩しやすくできる片手棍のほうがいいんだよ、ユウキが追撃してくれるからな』

 

ユウキ『そうか、わかった!』

 

コウキ(それに片手棍ここ最近鈍ってきたからここらで鍛え直さないと)

 

コウキ『あとな、ここらのモンスター、『ロストソルジャー』の討伐クエストを受けた』

 

シノン『どうしてなの?』

 

コウキ『フォーメーションを決めたとはいえそれがうまくいくかはわからないからな……一先ず雑魚で試すさ、それにただモンスター狩るよりかは貰える経験値が違うからな』

 

シノン『……わかったわ』

 

コウキ『なあに、ちゃんと目的地行くさ』

 

ユウキ『じゃあこれで話は済んだ?じゃあ行こう!』

 

コウキ『よし!やるか』

 

……これが20分前の出来事……そして今、それからは……

 

コウキ「こいつでラスト!」

 

ドッバキッ!パリィーン!!

 

コウキはロストソルジャーの胴体を片手棍ソードスキル二連撃・アッパー・スウィングで風穴を空けてポリゴンへと変えた……

 

コウキ「よし、これでノルマは達成だな」

 

シノン「お疲れ」

 

ユウキ「おつかれ~」

 

パシン!

 

コウキたちはお互いに疲れを労うためにハイタッチをした。

 

コウキ「即席のフォーメーションだったがなかなかよかったな」

 

ユウキ「そうだね、シノンが矢で一撃入れて少し怯んだところをコウキがすぐに突っ込んで片手棍で一撃入れてさらに怯んだところをボクがスイッチで入れかえてからソードスキルでトドメを指す」

 

シノン「凄く安定したわね」

 

コウキ「みんながちゃんとやっていてくれたから安定したんだよ、さてそろそろあの砦みたいなところに行くか?」

 

シノン「ええ、行きましょう」

 

コウキたちは奥の砦へと入っていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして2時間後……

 

生ける屍達の前線基地3階

 

コウキ「.…….……」

 

ユウキ「だ、大丈夫?」

 

ユウキがなぜコウキの心配しているかと言うと.……コウキ上半身のところどころにダメージエフェクトで煌めいているからである.……

 

コウキ「.……大丈夫ように見えるか?」

 

ユウキ「ご、ごめん.……」

 

シノン「あんた.……とことん運が悪いわね.……」

 

コウキ「.……ちきしょう」

 

なぜコウキがダメージ、それも上半身にばっか煌めいているか.……それはこの2時間に起きたことが原因だった……

 

2時間前……生ける屍達の前線基地1階

 

コウキ達は砦の奥へと進んで行くと

 

ユウキ『あっ、道が別れているよ』

 

コウキ『本当だ』

 

コウキ達が通ってきた道以外に正面左右に一つずつ、左側に一つ、右側に一つの道があった。

 

シノン『調べてみる?』

 

コウキ『そうだな、じゃあ左から順に調べていこう』

 

そう言ってコウキ達は左側のほうへ歩いていった.……

 

部屋に着くとそこには.……

 

ユウキ『あっ!宝箱があるよ!!』

 

シノン『それも3つ……』

 

コウキ『うむぅ……』

 

するとコウキは宝箱の前で唸り始める……

 

ユウキ『どうしたの?早く開けてみようよ!』

 

コウキ『待てユウキ、こいつは罠だ』

 

ユウキ『えっ?』

 

シノン『やっぱりそう思う?』

 

コウキ『ああ、前にフィリアに教えて貰った……宝箱が複数あるときは必ずミミックの一匹、二匹いるって……たぶんここの宝箱の罠も同じだろ』

 

ユウキ『……開けるの止めとく?』

 

コウキ『……まぁミミックぐらいなら大丈夫だろ……トラウマはあるけど(ボソッ)』

 

シノン『なにか言った?』

 

コウキ『いやなんでも……そうだ!ちょうど3つあるし一人ずつ選んで同時に宝箱開けてその中のものはその人のもので外れはミミックを一人で倒すってのは?』

 

ユウキ『面白そう!ボク賛成!!』

 

シノン『ええ……』

 

コウキ『なんだ?シノンともあろうものが怖いの?w』

 

シノン『カチン……怖くなんかないわよ……いいわよ、やってやろうじゃないの』

 

コウキ『よし、じゃあ公平に選ぶためにジャンケンな』

 

結果、ユウキが先に勝ち右の宝箱へ、次にシノンが勝ち左の宝箱へ、そして最後に負けたコウキは真ん中の宝箱へ……

 

コウキ『よし、じゃあ『せーの』で開けるぞ』

 

シノン『ええ』

 

ユウキ『わかった!』

 

コウキ『よし……『せーの』!!』

 

パッカ!

 

コウキたちは同時に宝箱を開けた!

 

ユウキ『……ちぇ~……鉱石か』

 

シノン『わたしは……片手棍ね……とゆうことは』チラッ

 

ガジガジガジ……

 

コウキ『.…….……』

 

シノンとユウキは真ん中にいるコウキを見ると絶賛にミミックに顔をかじられているコウキの姿が……

 

ユウキ・シノン『『.…….……ぷっ!くっくっくっ.……!』』

 

ユウキ(言った本人が真っ先にかじられるなんて.……!)

 

シノン(テンプレ過ぎて、は、腹が.……!)

 

コウキ『.…….…….……い』

 

ユウキ・シノン『『?』』

 

コウキ『いってえじゃねぇかあああ!!!』

 

ググッバキッ!!

 

ミミック『『ピギィ!!?』』

 

ピシッ、パリィーン!!

 

コウキがミミックの蓋(口?)と本体を握り、そのまま引きちぎった!ミミックは悲鳴をあげて.……そのままポリゴンとなって消え去った.……

 

コウキ『…………よし、次へ行くぞ』

 

シノン『え、ええ……』

 

ユウキ『う、うん……』

 

スタスタっと歩いて行くコウキのあとを追いかける二人……

 

シノン(なんかちょっと気まずいわね……)

 

ユウキ(そう……だね……)

 

そして三人は次に正面の左側へと歩いて行くとまた3つの宝箱の置かれた部屋にたどり着いた……

 

三人『『『………………』』』

 

コウキ『……よし、またやるぞ』

 

シノン『ええ……』

 

ユウキ『ま、またやるの?』

 

コウキ『当たり前田クラッカーだ』

 

シノン『何年前のネタよ……』

 

コウキ『いいからやるぞ、ジャンケン!!』

 

結果、コウキが先に勝ち左の宝箱へ、次にユウキが勝ち真ん中の宝箱へ、そして最後に負けたシノンは右の宝箱へ……

 

コウキ『よし……『せーの』!!』

 

パッカ!

 

シノン『……今度はわたしが鉱石ね』

 

ユウキ『……ポーションだった.……ってことは』チラッ

 

ガジガジガジ……

 

コウキ『…………』ピク…ピクピク……

 

……また先のようにミミックに顔をかじられているコウキの姿が……

 

コウキ『…………』

 

ガシッ、ポイッ!

 

コウキは顔をかじっているミミックを取り外して放り投げ……そして!

 

コウキ『「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!!」』(⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃ ##º言º)⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞

 

ズガガガガガガガガガガガン!!!

 

ミミック『ピギイイイ!!?』

 

ピシッ、パィリーン!!

 

……放り投げたすぐに片手棍を取り出してミミックをボコ殴りした…………もちろんミミックは耐えきれずにポリゴンとなって砕け散った……

 

コウキ『ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……』

 

ユウキ『コ、コウキこれ……』

 

ユウキは宝箱から入手したポーション……『グランポーション』をひとつ、コウキに渡した……

 

コウキ『……ありがとう……次へ行くぞ』

 

コウキはポーションを飲みながら次の部屋へ歩いていった……二人は顔を見合せながらもコウキのあとを追いかける……そのあとも宝箱部屋に着いては必ずコウキがミミックに引っかかるとゆう事態が続けて起きた……のでコウキはモンスターにエンカウントするたんびに一人でモンスターをボコ……倒したのであった……

 

コウキ「……今日で宝箱を開けるが嫌になってきた……」

 

ユウキ「ま、まぁまぁ……」

 

しかし……コウキの不運はまだ続くのであった……

 

 




……そういえばお気に入り登録者は増えてきたけどなぜか感想がピタッと止まった……なぜだろ?


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蒼の竜剣士と翠の射手(後編)

ええ……読者様……今週の私こと恋愛紳士は水曜過ぎてから災厄の毎日を送ってます……水曜はなかなかオリジナルのところが進まずにその日を終え……木曜日は自分の自転車が帰宅途中後輪の軸が壊れ2週間修理に修理代金8000円以上出さなければいけない損害に坂道をいくつも昇るような道を自転車を自宅まで押さなくてはいけない事態になり、それによる疲労で書けずにその日を終えた……

その次の日は兄自転車で仕事場に行き、そこで色々やらなくてはいけないこと多くて投稿を断念……そして土曜、自分の部屋掃除に暴王(兄)帰宅……死ねる……だがそんな兄は呼び出しをくらいその日で住んでいる場所へと帰っていった……よかった……っと思った……が







通勤用の兄自転車を兄が駅の駐輪場にまで乗っていき、そのまま帰っていってしまった……つまりはカギをかけたまま兄自転車は放置である……お分かりであろうか?

つまり今の自分にとってのゆういつの移動手段が完全に歩きである……オワタ

そんな作者の絶望がコウキに伝染する……ではどうぞ


前回のあらすじ、パックンボックス

 

生ける屍達の前線基地3階

 

コウキ「……にしてもだいぶ奥まで来たな……」

 

ユウキ「そうだねぇ……」

 

コウキがぼやくのをユウキが答えている……すると!

 

ピカァ!

 

シノン「……あっ、もらった《鍵》がぼんやり光ってる……

 

ユウキ「本当だ」

 

コウキ「……じゃあこれか?《封印の扉》?……確かにそれぽいのがあるな……」

 

シノン「開ける?」

 

コウキ「向こう側になにがいるかわからないから、警戒怠るなよ」

 

ユウキ「うん」

 

シノン「わかった……じゃあ開けるわね」

 

カチャ!ガッー!

 

扉が開いた瞬間にコウキは飛び込み、部屋の安全確認をした……

 

コウキ「……クリア、入って来て大丈夫だ」

 

シノン「この部屋に《試練のアミュレット》が……あれかな、祭壇の上の」

 

シノンが指差したほうへ見ると祭壇の上に何かが光ってるが見えた……

 

ユウキ「あれ、ぽいね」

 

コウキ「手の届く高さじゃないな……スキルがらみのクエストは前提となるスキルを上手く使えってのがパターンだから……今回は射撃であのアミュレットを射落とせってことだろうな」

 

シノン「そういえば、あのおじいさんの自慢話にも遠くからアイテムを撃ち落としたってのがあったわね」

 

コウキ「あったあった」

 

ユウキ「じゃああの意味ありげな高台はあそこに登って撃てって意味だよね?」

 

コウキ「だろうな、角度的に下からは厳しいだろうし」

 

シノン「じゃ、ちょっと行ってくる」

 

コウキ「待ってくれ」

 

シノン「なによ?」

 

高台に登ろうっとするシノンを止めたコウキ……なぜかと言うと……

 

コウキ「ちょっと俺が試しにやってみてもいいか?」

 

ユウキ「どうして?」

 

コウキ「本当に射撃スキルじゃないと取れないのかなって思って、投擲スキルでやってみたいんだ」

 

シノン「……まぁいいわ、けど一回だけよ?」

 

コウキ「サンキュウな、じゃあ行ってくる」

 

そしてコウキは高台に登って行く……

 

コウキ「さて……どこまでいけるかな……飛び道具はどうするか……」

 

コウキはベルトに引っかけているポーチを見る……

 

コウキ「鉄球は……すぐ失速しそうだから止めてキルデスボールも同じだし……新装備も……いや待てよ」

 

コウキはアイテムウィンドウを操作し、あるものをオブジェクト化した……それは……!

 

コウキ「試作品だけど……やってみるか《アイアンボールボウガン》……!」

 

それは通常知られているボウガンとは違い、玉が鉄矢ではなく鉄球であり、威力重視のボウガンである!なんでそんなものがコウキが持っているかとゆうと……

 

コウキ「鉄球による遠距離攻撃を目的として研究に研究を重ね、リズに作成して貰って、試射しては暴発するのを何十回も繰り返したこの武器……今回はいい出来だから持ってきたが……さて」

 

コウキはボウガンの付属パーツであるスコープを覗き込む……

 

コウキ「……距離80メートル……風……無し……角度……ちょい上へ……」

 

ピタッ

 

コウキは息を止め……ボウガンを持つ手の手ぶれを抑える……そして!

 

コウキ「イケェ!!」

 

カチ!バシュン!!ガチン!バキッン!!

 

ボウガンのトリガーを引いた瞬間!ボールは勢いよく飛びだし、アミュレットに向けて飛んでいき……アミュレットの下の台座に当たり!その衝撃でアミュレットは落ちた!しかしほぼ同時にボウガンも破損した!

 

コウキ「よしゃ!やった!」

 

コウキは台座から下りてアミュレットを取りに行った……が!

 

シノン「ちょっと!あんたが落としてどうすんのよ!?てかその手に持っているのはなんなのよ!?」

 

コウキ「ちょい待てや」

 

シノンは怒ってるのをよそにコウキは落ちたアミュレットを取った……

 

コウキ「よしよし上手くいった!今回も壊れたがちゃんと飛んでいった!これを気に改良すれば!」

 

シュン!

 

コウキ「……あれ?」

 

コウキがボウガンの発射成功を喜んでいると突然手に持っていたアミュレットが消えた!!

 

ユウキ「コウキ、あれ!」

 

ユウキに声をかけられ、ユウキが指差すほうへ向くと、さきほどアミュレットが元の場所に戻っていた……ということは……

 

コウキ「まさかの正規のスキル以外のゲットは無しなのかよ」

 

シノン「残念だったわね」

 

コウキ「……あぁんまりだああ!!」

 

シノンの意地悪な笑みの前に頭を抱えて叫ぶコウキ……

 

シノン「さて、今度こそ行ってくるわね」

 

ユウキ「あっ、うん」

 

コウキ「(´;ω;` )」

 

シノン「ユウキ、コウキがわたしが登っているときに見上げてこないよう見張ってて」

 

ユウキ「うん……けど大丈夫だと思うよ?」

 

シノン「それもそうね」

 

コウキ「おおれのボウガンがああ……!」

 

そしてシノンは台座を登りきった。

 

ユウキ「シノン!いけそう?」

 

シノン「大丈夫、ちょっと遠いけど……これくらいなら……当たる……!」

 

ヒュン!ズサッ!!

 

シノンの放った矢は見事アミュレットに当てた!

 

ユウキ「やった!スゴいよシノ!?」

 

ガタン!!

 

コウキ「のあっ!?」

 

ユウキ「わああ!?」

 

シノン「コウキ!!ユウキ!!」

 

突然!コウキとユウキのいた床が抜けた!

 

ヒューーン!!

 

ユウキ「お、落ちるぅううう!!?」

 

コウキ「ユウキ、掴まれ!!」

 

ユウキはコウキの身体を掴んだ……そして!

 

ドサッ!!

 

コウキ「ゲフッ!!イッテテテ……ユウキ大丈夫か?」

 

ユウキ「なっ、なんとかぁ……」

 

コウキは背中を打ち付けたものの無事……ユウキは目を回すもユウキも無事に済んだ……

 

コウキ「くそ、俺が落ち込んでなんかいなければこんなトラップなんぞに……!」

 

シノン「……きゃあぁっ!!」

 

ドスン!!

 

コウキが悪態をついていると上から突然シノンが悲鳴をあげ、なにか重いものが落ちてきたような音が聴こえた!

 

コウキ「シノン!?」

 

コウキ(そ、そうか!シノンの奴はまだ上に、あの部屋に取り残されているのか!)

 

ユウキ「シノン!シノン!!どうしたの!?なにがあったの!?」

 

シノン「祭壇からモンスターが!ボスモンスター!」

 

コウキ「うそだろ!?くそっ、手の込んだトラップを仕込みやがって!!」

 

ユウキ「シノン!転移結晶は!?」

 

シノン「ダメ!クリスタル無効エリア!」

 

コウキ「扉は!?」

 

シノン「それもダメ!開かないわ!」

 

コウキ「チィ!!」

 

コウキ(やっぱりか……だったら!)

 

コウキ「シノン!俺らが来るまで持ちこたえろよ!!絶対に助け出す!!」

 

シノン「……ええ、任せて!!」

 

コウキ(射撃スキルのシノン一人じゃあボスモンスター相手には分が悪すぎる……!長くもたない……しかしだから諦めるもんか!)

 

コウキ「ユウキ行くぞ!!」

 

ユウキ「うん!」

 

すぐにユウキと共に走り出すがモンスターが立ち塞がり、進むべき道も結界で塞がれている!

 

コウキ「そこをどけぇ!!!」

 

ユウキ「やっあああ!!!」

 

二人は広範囲ソードスキルでモンスターを速効で倒し、結界を解除して道へ進むもすぐにたモンスターと結界のセットで足止めを食う……が!

 

コウキ「今日の俺は加減なんか効かねぇぞおお!!」

 

ドゴッ!!バキッ!!ズガガン!!

 

コウキはモンスターの攻撃を掠りながら攻撃を喰らわせ、さらに体術スキル追い打ち、最後は複数の鉄球を投げつけトドメを指す!!ユウキは。

 

ユウキ「はぁ!やぁ!!」

 

ズバッ!ズバッ!ズバァーン!!

 

モンスターの攻撃を避けながらも片手剣で連続で斬り、最後はソードスキルで倒す!!

 

その頃、シノンは……

 

シノン「やっあああ!!」

 

シュシュシュ!!ヒュン!!

 

スカーレットディザスター「「ガアアアッ!!!」」

 

バサッバサッバサッ!!

 

シノン「くっ……!」

 

弓で矢を連続で放つも、相手の翼から放たれる風圧で矢が無効化される、更にはその風でシノンの動きを止めてしまう!

 

シノン「矢が駄目なら!」

 

シノンは弓をしまい、前にコウキと占いしたときに手にいれた短剣、マーキュリーダガーを引き抜きスカーレットディザスターに向かって行った!

 

シノン「はっあああ!!」

 

ズバッズバッ!!

 

スカーレットディザスター「「ギャアア!!?」」

 

シノン「よし!」

 

シノンは短剣ソードスキル・クロスエッジでスカーレットディザスターにダメージを与えた!!……が!

 

スカーレットディザスター「「ガアアアッ!!!」」

 

バサッバサッバサッ!!ドンッ!!

 

シノン「きゃあぁ!!?」

 

スカーレットディザスターがシノンを近距離で風圧を浴びせ、更にそのままタックルしてきた!

 

シノンはそれをマトモに喰らい、壁際まで吹っ飛ばされてしまい……HPをレッドゾーンにまで減ってしまった……

 

シノン(ここまで……なの……?)

 

薄れていく意識にシノンは諦め気持ちを強めていた……が!

 

ガッ!

 

シノン「いやよ!!」

 

シノン(まだ、諦めない……!またあのときのように惨めに泣いているなんてイヤ!だから)

 

シノンは足を活いれ、立ち上がり……弓を背中から引き抜いた!

 

シノン「最後まで足掻いてやる!!」

 

すると突然!!

 

ガッー!!

 

???「新装備第三弾!連結方式!『ファースト・G・ハンマー』!!」

 

ドッオオオーーン!!!

 

スカーレットディザスター「「ギャアアアア!!?」」

 

出れなくなっていた扉が突然開き……なにか鎖に繋がれた大きな鉄球みたいなものがスカーレットディザスターの横顔にめり込んで、スカーレットディザスターは落ちてきた。

 

シノン「…………(゜ロ゜)」

 

シノン(……まさかとは思うけど……)

 

???「シノン!!大丈夫!!?」

 

すると、黒紫色の防具を身に纏った少女、ユウキが駆け寄ってくる。

 

じゃらじゃらじゃら……

 

???「シノン、無事だな?」

 

手に持つ鎖を鳴らしながら近づく男、コウキが声を掛けてきた……

 

シノン「……ええ、大丈夫よ」

 

シノンはそう答えると

 

コウキ「そうか、無事でなによりだシノン……ユウキ、シノンのHPが回復するまで防御に徹してくれ……」

 

ユウキ「わかった!コウキは?」

 

コウキ「俺は……その間にこいつの相手をする」

 

コウキは鎖を引っ張るとハンマーが戻ってきた。

 

コウキ「それでシノン」

 

シノン「なに?」

 

コウキは耳打ちでシノンにあることを指示する。

 

ユウキ「えっ!?ちょっとボクには内緒!?」

 

コウキ「.……できるな?」

 

シノン「.……ええ、できるわ」

 

コウキ「頼むぞ.……さぁって、第2ラウンドだ……来い!!」

 

ユウキ「むしーー!!?」

 

シノン「…………」

 

そのとき浮かべた不敵な笑みを浮かべるコウキにまたあのときのように安心感を感じるシノンだった……

 

……………………

 

スカーレットディザスター「「グオオオッ……!」」

 

コウキ「……………………」

 

スカーレットディザスターとコウキの間でにらみ合いが続いていた……

 

コウキ(さて……どうでるんだ?)

 

すると先に手を出したのはスカーレットディザスターの方だ!

 

スカーレットディザスター「「ギャアアアア!!」」

 

スカーレットディザスターは飛び上がり、シノンが苦戦をした翼をつかった風圧攻撃をコウキに浴びせた.……が!

 

 

コウキ「その程度の風がどおしたあああ!!」

 

ブン!!

 

コウキはさきほどから鎖を使って回していたハンマーをスカーレットディザスターに投げつけた!!

 

そのハンマーはスカーレットディザスターの風圧、ものともせずに風を貫き、スカーレットディザスターの首に巻きついた!!

 

コウキ「こいつの使い方は.……こうだあああ!!」

 

ガッ!

 

コウキは鎖の後ろ.……アンカーになっているところを地面に突き刺し、ピンっと張ったところを「乗った」……自分の足を乗せて。

 

コウキ「どうりゃあああ!!!」

 

コウキは鎖の上を綱渡りのように走り抜いた!スカーレットディザスターの頭に取りついたところで

 

コウキ「こいつを食らっとけ!!」

 

コウキはポーチからキルデスボールを数発、スカーレットディザスターの口の中に突っ込んだ!すると!

 

スカーレットディザスター「「ギャアアア!!?」」

 

コウキ「のあっ!?」

 

突然スカーレットディザスターが動きを止め、そのまま落ちていくのでコウキはクナイを取り出してスカーレットディザスターの身体に突き刺して落下を防ぐ!

 

………………

 

ユウキ「なんで助け出すたんびにハデに戦うんだろ……コウキは.……」

 

シノン「………………」

 

コウキが鎖に乗ってそのまま走っていくところを離れたところで見ている二人……

 

シノン「もういいわよ、これで戦える」

 

シノンのHPはさっきまでレッドゾーンからグリーンゾーンになり、完全回復には至ってなくとも戦闘に耐えられるぐらいには回復した。

 

ユウキ「よし!じゃあいこ(ryのあっ!?」

 

シノン「ちょコウキ!?」

 

ユウキの言葉を遮ったのはコウキがスカーレットディザスターと一緒に落ちて来たとき発した声だった!

 

ドッコーーン!!!

 

………………………………

 

コウキ「おっーイッテてて.……さすがにこいつもキルデスボールが効いたようだな」

 

スカーレットディザスターはコウキの下でピクピク痙攣している.……HPも二本あるうちの一本は全損し、もう一本も半分にまで減っていた.……

 

シノン「コウキ!」

 

すると回復していたシノンとそれを守っていたユウキが駆け寄って来た!

 

コウキ「おっ!回復が終わったようだな」

 

シノン「ええ、お陰様で(ry」

 

スカーレットディザスター「「グオオオッ!!」」

 

ユウキ「わあっ!?」

 

コウキ「どああっ!!?」

 

すると突然!スカーレットディザスターが動きだし、コウキはスカーレットディザスターの身体に乗っていた為にスカーレットディザスターの身体から転げ落ちた!

 

スカーレットディザスター「「ギャアアアア!!!」」

 

コウキ「このぉ.……」

 

コウキは頭をさすりながらも手投げハンマーの鎖を掴み

 

コウキ「いい加減に.……」

 

手に力をいれ、鎖を握りしめ.……

 

コウキ「大人しくしろ!!」

 

グッ!!ピンっ!!

 

スカーレットディザスター「「ギャアアアア!!?」」

 

コウキが引っ張った為に今でも引っ掛かっていた手投げハンマーについた鎖に引っ張られスカーレットディザスターは体勢を崩す.……が!

 

スカーレットディザスター「「ギャアアアア!!!」」

 

コウキ「くっ.……!!」

 

ピシッピシッ!!

 

スカーレットディザスターも負けじに翼に力をいれ、 後ろへと飛び上がろうとし、元々力ではスカーレットディザスターに負けるため、どんどん逆に引っ張られていき、手投げハンマーのアンカーは徐々にだが引っ張られていく.……

 

コウキ「ユウキ手伝え!!」

 

ユウキ「うっ、うん!」

 

コウキに言われ手伝うもそれでも引っ張られるスピードが少し落ちただけでそれでも引っ張られる.……が!

 

コウキ「この辺りでいいか?」

 

シノン「ええ、その辺りよ」

 

コウキの言葉に答えるシノンは弓をスカーレットディザスターに向け、矢をソードスキル発動時の光で光っていた!!

 

コウキ「その場所が一番.……」

 

シノン「矢の連射に最も効果的な.……」

 

シノン・コウキ「「角度ッ!!(だぁ!!)」」

 

シノン「ヤッアアアア!!!」

 

シノンは弓ソードスキル5連撃・ヘイル・バレットを.……次々と放たれる光の矢をスカーレットディザスターの頭部に向け放つ!!

 

ザクッ!!

 

スカーレットディザスター「「ギャアアアア!!?」」

 

そして最後に放たれた矢がスカーレットディザスターの右目を居ぬいた!スカーレットディザスターは体勢崩して落ちていく.……その先には!

 

コウキ「今度はこちらの片手棍の……」

 

片手棍・リザードンハンマー+10を両手で握りしめて、力を溜めるように姿勢を低くしていた……そして!!

 

コウキ「叩き込みやすい角度だぁ!!」

 

ドッコッン!!

 

スカーレットディザスターの後頭部にアッパーのように片手棍を振り上げるコウキ!重々しい音をたてて少し頭部のところだけ少し浮く……そこで!

 

コウキ「最後は譲るぜ……ユウキ!!」

 

ユウキ「任っかせてぇえええ!!」

 

ユウキがソードスキル・ヴォーパル・ストライクで突っ込み、スカーレットディザスターの頭と首の境目に貫いて……スカーレットディザスターの頭を切り飛ばした!

 

スカーレットディザスターの頭が落ちてくるのと身体が倒れるのをほぼ同時でポリゴンとなって砕けちった……

 

ユウキ「ふぅ……やっ……やったぁ……!」カチャ、パタリ

 

降り立ち、剣を鞘に戻したユウキはそのまま後ろへ倒れこんだ……

 

コウキ「さ、さすがに……無理な動きを何度もしたからつ、疲れたぁ~」

 

カチャン!!ドカッ!

 

剣を放して、それが大きな音をたてるが無視し胡座をかいた。

 

シノン「コウキ……」

 

すると少し疲労気味ではあるがちゃんと歩いてくるシノンがこっちへと来る……

 

コウキ「シノンか……よかった……ユウキと一緒に全力でこっちに戻ってくるときにもし助けるのが間に合わなかったら……って……もうあんなことは……」

 

シノン「コウキ……コウキは私のことを守ってくれるんでしょ?」

 

コウキ「シノン……そうだな……『アイツ』との約束もあるしな……」

 

シノン「……前から気になっていたけど『アイツ』って誰なの?」

 

ユウキ「あっ!ボクも聞きたい!」

 

すると倒れていたユウキが匍匐前進でこっちに来た。

 

コウキ「……あまり話せないけど.……『アイツ』ってのは俺の『幼なじみ』だ」

 

ユウキ「幼なじみ?」

 

コウキ「ああ.……名前は『早乙女・零崋(さおとめ・れいか)』って名前の女の子……俺はそいつとは『レイ』って呼び捨てしていたんだけどな」

 

ユウキ「.…….……」

 

コウキ「レイとは昔は近所だったが.……俺の親の都合で引っ越しちゃって.……今は夏休みとか冬休みで実家に帰るときぐらいでしか会わないような関係だった.……」

 

シノン「……仲がよかったの?」

 

コウキ「よかった……っと思う……そしてそんなあるとき、レイにある約束して……約束した直後にそれを守れなかった……守りきれなかった……自分で約束しておいてな……」

 

ユウキ「……まさか亡くなったの?」

 

コウキ「いやいやいや!?生きてるよ!?……けど約束は守れなかった……簡単そうで……重い約束を……」

 

シノン「……コウキ」

 

コウキ「……それからあるときまた約束した……そしてそれを、またその約束を守る……守るんだ……」

 

シノン「……コウキ……その約束がどんなのか分からないけど.……それでも私を守ってくれてる!この前も今も!」

 

ユウキ「ボクだって最初に会ったときも守ってくれたし、それからも守ってくれた!!.……だから」

 

シノン「そんなに.……自分を責めないで.……」

 

ユウキ「ボクたちも力になるから.……ね?」

 

コウキ「二人とも.……ありがとう」

 

シノン「.……コウキ、ユウキ、あのね.……前にコウキが私を守るって本気で約束してくれた.……そしてユウキは力になるって言ってくれた.……だから私は信じられた、二人ともここに戻ってくることを、諦めないで立ち向かえた、だから間に合ったのは二人のおかげだと思ってる」

 

ユウキ「シノン……」

 

コウキ「……」

 

シノン「ねえ……二人とも」

 

ユウキ「え?」

 

コウキ「なんだ?」

 

シノン「私は自分の力でこの世界を生き抜いてみせる……それはこの世界に来たときからずっと変わらないわ……でも……もし……もしも私がまた危険な目にあったら……そのときは今みたいに……助けに来てくれる?」

 

コウキ「……ああ!」

 

ユウキ「もちろんだよ!!」

 

コウキ「アイツとの……レイとの約束を守るためにも……シノン、君のことを守るよ、絶対に……」

 

その会話を最後にダンジョンから出ていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、老人NPCが住んでいる家へと向かっている途中……

 

シノン「……いろいろと大変だったけど、このアミュレットをおじいさんに渡せばクエスト終了ね」

 

ユウキ「ほんと、大変だったねぇ~」

 

コウキ「だな……あれ?そういえば俺、じいさんにワ○オ扱いされ、ダンジョンではミミックに計6回噛まれ、ボウガンも破損するは折角手に入れたアミュレットをやり直しってことで手離すことになって……これまで一番不幸なんじゃね!!?」

 

ユウキ「あっーー……ドンマイ」

 

コウキ「ちきしょーー!!!ユウキは宝箱で良いの当たってるし、シノンはそれに加えこの高難度クエストだからきっと強力なスキルが貰えそうだし……俺だけ不幸にもほどがあるだろぉーー!!」

 

シノン「……そうだとありがたいわね、攻略組の最低ラインからはもう卒業したいし」

 

ユウキ「前のフロアボスもそうだけど今回のボス相手にあれだけ戦えたからシノンはもう充分強い思うけどね?これで今以上のパワーアップをしたらいよいよゲームクリアが見えてくるね!」

 

シノン「ゲームクリア……か……ねえコウキ」

 

コウキ「グスッ……なに?」

 

シノン「そういえば、私を守るってアレ、いつまで有効なの?」

 

コウキ「……シノンが守ってもらいたいって思うときはずっと守るさ、いつまででもな」

 

シノン「……現実に戻っても?」

 

コウキ「それは……シノンが望むなら……な?」

 

ユウキ「むぅ…………」

 

コウキ(な、なんだ?ユウキが不機嫌に?それにシノンもなんか心なしか顔を赤く……)

 

シノン「……いいの?簡単にそんなこと言っちゃって」

 

コウキ「簡単に言ったつもりはないさ、それがあの約束への決意だし……シノンは大切な……友達……そして仲間だからな」

 

シノン「友達……仲間、ね……ちょっとこっちに来なさい」

 

コウキ「へっ?ちょな!?」

 

次の瞬間!!

 

チュ!

 

コウキのほっぺにシノンがキスをした!!

 

ユウキ「あああ!!?」

 

コウキ「………………ヘアッ!!?」

 

シノン「……お礼がまだだったから、言っておくけど、私ずっと守られてばかりのつもりはないから」

 

コウキ「くぁwせdrftgyふじこlp!?」

 

シノン「でも…………守ってくれるのは嬉しかった……っていつまで口をパクパク魚みたい開け閉めしているのよ」

 

コウキ(こ、これは……あ、あれだ……我が世の春が来たァ!!)

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ「」ビクッ!!

 

コウキはギギギ、と機械みたいな音が出てるんじゃないだろうか?そんな感じに首を後ろへと振り返えて見るとそこには……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒紫色の鬼がいた

 

ユウキ→(#※言※#)

 

コウキ「え……ぅ……」

 

コウキ(あっ……オワった……)(゜ω゜)

 

悟りを開いたコウキに最終通告言い渡すユウキ……それは

 

ユウキ「コウキ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死んで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズバッ!!ズバッズバッ!!ズッバァーーン!!!

 

ギィニョアアアアアアアア!!!!!!

 

この日コウキはこう語った……「今まで……どんな……それこそあのアルベリヒなんかよりも速く切り刻まれた」っとその日のコウキはモザイクのかかった姿ゴミと化した




コウキ……いいやつだったのに……w(ゲスの涙)

次回はどうなるのか?お楽しみに!!


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蒼の竜剣士と翠の射手(オマケ)

感想100到達しましたぁ!!そしてこの小説も今月のあともう少しで一周年経ちます!これからもこの小説ともどもよろしくお願いいたします!

さてさて今回は読者が気なるであろうコウキとシノンとの関係、それをシノン視点でお送りします!

ではどうぞ!!


前回のあらすじ、コウキフルボッコ

 

シノンサイド

 

アイツと出会ったのはこの世界に来てまもなくのことだった

 

キリトが攻略途中に突如行方をくらましてみんなが大騒ぎしていて私は「そのうちに帰ってくるでしょ」っと思ってたとき、エギルの店入ってくる人の中にアイツはいた。

 

コウキ『こぬつわwww』

 

……店に入ってくるのに草を生やしながら変なあいさつするアイツ……第一印象が変なヤツ、これは間違いない……そのあとリズにはなしかけたときに声をかけられたので話した。

 

コウキ『君は?』

 

シノン『わたし?シノンよ、よろしくね』

 

コウキ『あっ……うん、よろしくな』

 

シノン『?』

 

なんであのときああいう返しかたしたのだろう……って今でも思ってる、しかしそのときの私はこれ以上関わることないだろう……っと思っていた

 

ある喫茶店……

 

シノン『……ふぅ』

 

シノン(今までまわってみたお店の中でここはいいわね)

 

私は窓際の席で紅茶を啜りながらゆっくりっと過ごしていたとき

 

カランカラン!

 

コウキ『ん、あれ?シノン?』

 

シノン『コウキ?なんでこんなところに?』

 

コウキ『いや、農業から帰りに少しお茶をな、シノンもお茶か?』

 

確かにコウキの着けている服が農業用の作業着で少しズボンが土汚れが付いていたのでコウキの言っている通りだった、とりあえず聞かれたことを答える。

 

シノン『ええまぁね』

 

コウキ『そっか……シノン、席一緒でもいいか?』

 

コウキの質問に少し驚いた、まぁ知り合いがいるのだから一緒にお茶したいとも思ったのであろう、それにこっちにも断る理由もないので返答する。

 

シノン『……かまわないわ』

 

コウキ『サンキュウな、あっすみません紅茶とワッフルをお願いします』

 

店員NPC『かしこまりました』

 

コウキは席に座りながら店員に注文した、そのメニュー表も見ないで手慣れたかんじに私は少し疑問に聞いてみることにした。

 

シノン『コウキってよくここに来るの?』

 

コウキ『えっ?……う~ん……まぁな、この店は帰り道に通るからな、ちなみに初めて来るお店には店員に当店のオススメとか人気メニューとか聞いておくのさ、ここはワッフルがオススメなんだよ』

 

シノン『そうなんだ』

 

店員NPC『お待たせ致しました』

 

コウキ『おっ、きたきた』

 

店員から渡されたワッフルと紅茶を受け取り、さっそくワッフルを食べるコウキ

 

コウキ『……うん、おいしい』

 

シノン『…………』

 

コウキ『……ひとつ食べるか?』

 

コウキが3つあるうちのひとつを私に渡してくる 。

 

シノン『べ、別にいいわよ』

 

コウキ『気にすんな、本当にいいのか?こんなおいしいワッフルを?』

 

コウキがワッフルを私の目の前でひらひらっと動かして注意を引く……

 

コウキ『ほれほれ♪』

 

シノン『(呆れ気味に)……はぁ……わかったわよ、貰うわよ』

 

私はコウキの持つワッフルを奪い取るように取り、そのまま口に入れる。

 

シノン『……おいしい』

 

コウキ『だろ?』ニカッ

 

シノン『…………』

 

それからは何度となく喫茶店で会ったり、私の趣味である読書に何度となく赴く本屋で会ったりする、なんでも新しい色々なジャンルの本を買ってるらしく、自分の部屋の本の蔵書も凄いらしい……それで私もそれに興味があるのでたまにコウキの部屋に赴いて本を借りてる。

 

そしてあの日……私が記憶を取り戻した日……あのときの私はあの『過去』を思い出してしまい恐怖で眠れなくなってしまい、一人になりたくて部屋から出てきた……ついたのは誰もいない広場……そこにあるベンチに座って気持ちを落ち着けようとしたとき、アイツはきた。

 

コウキ『見っけたぞシノン』

 

シノン『あれ?アンタ、こんな時間になにしてんのよ』

 

 

コウキ『部屋で設計図を書いていて、窓を開けて風通しをしていたらシノンが外に出てきたのを見えてさ、夜風に当たるついでに追いかけたのさ』

 

そのときコウキが来た理由を聞いた私はこう思った。

 

シノン(お人好しね……まったく)

 

けど……安心した……って気持ちは……なくはない……

 

コウキ『……シノンは?眠れないのかな?』

 

そしたらコウキは心配してそうな顔をして私を見てくる……ほんと、お人好しね……だから私は素直に話した。

 

シノン『ちょっと……悪い夢を……昔の夢……』

 

コウキ『そうか……ん?昔の夢?』

 

シノン『そう、忘れるなってことなのかしら……とにかく夢のおかげでだいぶ思い出した』

 

コウキ『……記憶をか?……よければ聞かせてくれないか?』

 

シノン『……驚かないでね、私も戸惑ってるんだから』

 

コウキ『……わかった』

 

そして私はコウキに私が言えることだけを話した、何度となく口を挟むも真剣に聞いていた。

 

そしてあることを口に出したときコウキは……

 

シノン『……でも私がここに来たのは運命だったのかもしれない』

 

コウキ『運命……』

 

そのときのコウキは少し……あのときの私には気づかなかったが今思えば……コウキの顔に悲しみで帯びていた……けどコウキは

 

シノン『まだ実感はないんだけどこの世界で敵に倒されるとプレイヤーは本当に……』

 

コウキ『心配しなくていい』

 

シノン『……えっ?』

 

コウキ『キリトがいたらまちがえなく言うぞ』

 

シノン『……』

 

コウキ『さらにこう言うだろうな、「最悪の事態にはならない、俺が約束する、君のことは俺が絶対に守るよ」』キリッと

 

シノン『プッ!』

 

コウキのキリトのモノマネに私は思わず吹いてしまった……不覚!……けど……

 

コウキ『そんなことを言ってのけるからモテてしまうんだよアイツは……けどそれほど真剣なのさアイツは』

 

シノン『……なんか言ってそうね』

 

コウキ『だろ?だからモテてしまうのさ、キリトに気が無くてもな……けど俺も言うさ』

 

シノン『えっ』

 

コウキ『誰かを守る、俺は……守りきれなかった『アイツ』との約束を……助けを求める誰かを守るとゆう約束を……守ってみせる……』

 

そのときのコウキの顔は本当に……本当に悲しそうな目をしていた……そんな顔をするコウキに私はなにも言えなかった……

 

シノン『…………』

 

コウキ『だからシノンも守ってみせるさ』ニコッ

 

コウキにとっては元気づける為の笑顔のつもりだったろうが……私には悲しみの笑顔に見えた……だから私なりの感謝の言葉をコウキに言う

 

シノン『……そう……私ね……アンタのことを……お調子者で、馬鹿で変な奴で奇行なことしか出来ない奴だと思ってた』

 

コウキ『ヒドス!?……泣いていいですか?』

 

シノン『我慢なさい……けど』

 

コウキ『けど?』

 

シノン『案外いいやつなのね』

 

コウキ『……おっ、おう……誉め言葉として受け取るよ』

 

シノン『そうしなさい』

 

お互いに照れくさかった……そのときにはもう心中にあった恐怖はなくなり……安心して眠ってしまった……

 

コウキ『……あれ?シノンに料理以外で誉められたの初めてなようなぁ……ん?』

 

シノン『……Zzz』

 

コウキ『……またか……よいしょ』

 

そしたらコウキは私を背中に乗せ、起こさないように気を付けながら歩きだした……そんな彼の優しさを

 

シノン「……Zzz……Zzz……」

 

シノン(暖かい……)

 

背中の温度で感じながら寝てしまった……翌日なぜかコウキは地面に沈んでいたが……

 

そしてあの日、私が攻略組に入ることを決意してからはみんなには助けてもらい……特にコウキには色々教えて貰った……弓を使うようになってからもそれは変わらなかった……けどその頃からの私は焦っていた……いくら頭の中では分かっていたことでも……一人で強くなることを固執していた……今のままでは駄目なんだっと……それであのあと私は80層の迷宮区のモンスターに挑んだ……結果は返り討ち……あのままコウキと助けに来てくれたユウキとクルがいなければ私はあの場所で死んでただろう……そしてコウキが助けてくれたあと私は胸に秘めていたことコウキたちに打ち解けた……それからはただ自分一人の為に強くなることをやめた……

 

私が強くなることを諦めたわけじゃない……ただ私の力で誰かの為に力をつける……それで誰かを守れるように頑張るんだ、アイツのように……コウキのように……

 

けどアイツのとなりにはユウキやフィリアたちがいる……だから私はアイツの後ろを守る、となりにいるのを諦めたのではない、ただその役目は彼女たちなだけだ……私は……コウキの後ろで支えてあげるんだ……

 

今日でわかった、アイツだって……悲しい……暗い消せない過去があるんだ……たぶん私と同じような暗い消せない過去を……それでもアイツは……コウキはそれに立ち向かおうっとしている……なら私だって負けてられない!

 

このキスはそれへの誓い……コウキ……あなたの後ろは……私が守る!!

 

ユウキ「この浮気者おおおお!!!」

 

コウキ「浮気ってなんぞ!?ってひぎぃ!!?」

 

………………今は守れそうにないけど

 

シノンサイドエンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜……

 

コウキの部屋

 

コウキ「ああイッテェ……ユウキのやつまた一段と腕を上げたな……」

 

コウキは今シノンのクエストクリア後の手に入れたアイテムの整理をしていた……

 

コウキ「……あまり対したものは……おっ?」

 

アイテムウィンドウのアイテム欄の中に「過去の栄光の設計図」っと書かれたアイテムがあった。

 

コウキ「……なんだこれ?設計図アイテム?……よし」

 

コウキアイテムウィンドウをいじり、そのアイテムをオブジェクト化した。

 

コウキ「どれどれ?」

 

さっそくその設計図を開いて見るとそこには……!

 

コウキ「………………こいつは……!」




さてコウキはいったいなにを見たのか……?

それよりも……シノン……それでいいのか……?w

では次回をお楽しみに!


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ストレアを追え!その3

ちょっと色々ありまして少なめ、てかイベント事態が少なめなんだけどね……ではどうぞ!


前回のあらすじ、シノンの誓い

 

ユウキの鬼畜フルボッコから次の日……

 

コウキの部屋……

 

コウキ「…………よし」

 

コウキはアイテムボックスから今日使う分のアイテムを取りだしていた。

 

コウキ「さて、今日はキリトとの迷宮区の攻略だからな、気合い入れないと……はぁ……昨日は酷い目にあった……」

 

溜め息をつきながら部屋から出ると

 

ユウキ「あっ」

 

コウキ「あっ」

 

たまたま通りかかったのか、ユウキがコウキの部屋の前にいた。

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「よ、よう」

 

ユウキ「……ふん!」サッサッサッ……

 

コウキ「……はぁ……」

 

ユウキは鼻を鳴らしてさっさと立ち去る……そしてまたコウキは溜め息をつく……

 

キリト「おうコウキ、今日は…………ってどうした?」

 

コウキ「…………キリト」

 

キリト「なんだ?」

 

コウキ「……女の子は男の想像を越えるときあるよな……」

 

キリト「…………何があったか知らないがそうだな……」

 

二人して明後日の方向に遠い目をするのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後、86層迷宮区……

 

あれからコウキとキリトは86層へと赴き、迷宮区の奥へと進んでいた……

 

コウキ「あれから対した相手はいなかったな……」

 

キリト「ああ、けどだいぶ奥へ進んだからそろそろボス部屋に着いてもおかしくないな」

 

キン!キン!キン!

 

コウキ「ん?」

 

すると何処からか剣と剣を打ち合うような音が聞こえてきた……

 

コウキ「……キリト、聞こえているか?」

 

キリト「ああ、誰かが戦っている……」

 

コウキ「……ここから近いな、行ってみるか?」

 

キリト「ああ」

 

コウキたちは音がする場所へと向かっていった……

 

………………………………

 

ストレア「やっ!はっ!えいっ!!」

 

音がする場所へたどり着くとそこにはモンスターとそれと戦うストレアの姿が……

 

キリト「ストレア!?こんなところで一人で戦っているのか?」

 

コウキ「……他にプレイヤーの反応もないし、そうなんだろ……」

 

モンスター「「グオオオオ……」」

 

コウキ「……攻撃するか?」

 

そう言いながらクナイを取り出すコウキ……だが

 

キリト「……いや、あの調子ならもうじきに終わるだろ敵のHPもそんなに残ってないし、こっちがラストアタックを取っちゃったら逆に迷惑なるしな」

 

コウキ「それもそうだな」

 

そう話しているとストレアに異変が!

 

ストレア「ええーいっ!やあ!あ、ああ……」

 

コウキ「!?なにかストレアの様子が!?」

 

ストレア「ぐ、あ……あ……」

 

モンスター「「グオオオオ……」」

 

キリト「どうしたんだ!?急に苦しみ出したぞ、ステータス異常か!?」

 

ストレア「うう……」

 

コウキ「そんなこと言ってる場合か!?助け出すぞ!!」

 

キリト「あ、ああ!!」

 

………………………………

 

コウキ「こっちに来い!!」

 

シュシュ!!カキキン!!

 

モンスター「「グオオオオ……!?」」

 

コウキが投げつけたクナイがモンスターの体に当たり、こっちに気付いた!そこを

 

キリト「うおおお!!」

 

キリトの剣でそのままモンスターを切りつける!

 

コウキ「キリト!頭を下げろ!!」

 

キリトは確認する前にすぐさま頭を下げる!キリトの頭があったところにモンスターの持つ槍が通った!!そこをコウキは

 

コウキ「うおりゃ!!」

 

ズバズバズバン!!ピキッ!パリーン!

 

片手剣ソードスキル3連撃、シャープネイルを叩き込む!!モンスターはポリゴンとなって砕け散る……

 

モンスター「「グオオオオ!!」」

 

すると今度は残りのモンスターがコウキに剣を振りかかる……が!

 

キリト「隙だらけだ!!」

 

ズバ!ズバ!ピキッ!パリーン!

 

その後ろをキリトは二刀流ソードスキル範囲攻撃、エンド・リボルバーを叩き込み、二匹のモンスターはポリゴンとなって消え去った……

 

コウキ「ふぅ……やったなキリト」カチャ!

 

息を吐き、剣を鞘に戻しながら振り返るコウキ……

 

キリト「ああ……そうだ!大丈夫かストレア!」

 

ストレア「うう……」

 

二人はストレアの元へ駆け寄る……

 

コウキ「ステータス異常……いやうなされている……?」

 

ストレア「うう……みんなが、みんなが……」

 

キリト「ここにいても、敵がポップしてくる、とりあえず安全な場所に移動しよう」

 

コウキ「だな、すまないがキリトは前衛で敵の警戒を、俺はストレアを背負う」

 

キリト「わかった……行こう」

 

コウキはストレアを背負い、前で警戒しながら進んでいくキリトの後を追いかけた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後……

 

ストレア「う……ううん……」

 

キリト「ストレア?起きたか?」

 

ストレア「……キリト?……それにコウキ?………………ごめんね、迷惑かけちゃったみたいだね」

 

コウキ「気にすんな、ほらお茶」

 

ストレア「ありがとう……」

 

コウキが水筒から出したお茶をストレアに渡し、ストレアはそれを受け取った……

 

キリト「いったいどうしたんだ?敵の攻撃を食らったわけでもないし、寝不足か?」

 

キリトは昔、アスナが寝不足や空腹で倒れたの思い出して、ストレアもそうなのか聞いてみた……

 

ストレア「寝不足かあ……ふふふ、違うよ……アタシ、時々すごい頭痛になる時があってそうなると、もう動けない感じで……」

 

キリト「そんな……そんな状況になる事があるってわかってて、一人で外に出るなんて危険だろ」

 

ストレア「うん、そうだよね……でも……」

 

コウキ「……この間……84層の迷宮区で言っていた探しものか?『世界を壊すかもしれない、なにか』?」

 

キリト「それがなんなのかも、わからないのにそんな危険を冒す必要があるのか?」

 

ストレア「でも、キリトだって死ぬかもしれないのに、がんばってるよ、キリトはなんでそこまでがんばるの?」

 

キリト「それは…………それは……今まで遭ったような悲しいことを二度と繰り返したくないから」

 

コウキ「キリト……」

 

ストレア「ふうん……キリトも一緒なんだ……キリト」

 

キリト「……」

 

ストレア「うう……」

 

また頭痛が起きたのか、ストレアは頭を抱え込む……

 

キリト「……大丈夫、大丈夫だ……」

 

コウキ「……」

 

そのストレアの頭を撫でながら大丈夫っと繰り返すキリト……

 

ストレア「……うん」

 

数十分後……

 

ストレア「ん~っ!休んだぁ!ありがとうキリト!コウキもありがとね!」

 

コウキ「どうも」

 

キリト「あ、ああ……大丈夫なのか?」

 

ストレア「うん、平気!それじゃアタシ行くね、期間限定のクエストが出てるの思い出しちゃったし、あと二日か三日で消えちゃうやつ」

 

キリト「なんなら、そのクエスト俺も手伝うけど……」

 

ストレア「いいよいいよ、アタシの実力は知ってるでしょ?」

 

コウキ(……兄貴とのデュエルじゃあ最後、色仕掛けで逆転勝利したって聞いたけどな……)

 

ストレア「それに、キリトのおかげでしっかり休めたから、頭痛も大丈夫!」

 

コウキ「よかったな、キリトのご利益で治って(笑)」

 

キリト「か、からかうなよ……」

 

ストレア「ふふふ♪それじゃあねキリト!コウキ!また会おうね!」

 

キリト「ああ……気を付けてな」

 

そしてストレアは歩き去った……

 

キリト(元気が戻ったのはよかったけど、やっぱりまだ心配だ……)

 

コウキ「大丈夫だキリト」

 

キリト「えっ?」

 

コウキ「こんなこともあろうかと、今ストレアに気づかれずにクルが着いて行ってる」

 

キリト「いつの間に……」

 

コウキ「お前がストレアを寝かしつけてるときに指示をしておいた、さて俺達も攻略の続きをしよう!」

 

キリト「……ああ!」

 

……その後コウキたちは86層のボス部屋を見つけ、その二日後にボス攻略を開始し、無事ボスを倒し87層を解放した……




さて、なんでストレアは頭痛が起きるようにらなったのか……次回をお楽しみに!!


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違和感

一昨日でこの作品の一周年です!!これからも頑張ります!

今回は龍が如くの戦闘BGMを流しながら読むといいですよ!そしてまたアイツが現れる……ではどうぞ!!


前回のあらすじ、ストレアの不調……

 

87層を解放した次の日、俺は兄貴とキリトと一緒に87層にある喫茶店で疲れを癒していた……そんなときだった。

 

女性槍使い「ちょっと、なにするの!」

 

ハンク「ん?」

 

コウキ「なんだ?」

 

コウキたちが座っているテーブル席から離れたところで騒ぎが起きた。

 

アルベリヒの部下「いいだろお、別に減るもんじゃないんだから」

 

キリト「あいつはたしか前に攻略組に入りにきたヤツの付き添い……」

 

ハンク「……ああいたなそんなヤツ」

 

コウキ「……どうやらあの女の人に手を出そうとしてるようだな……」

 

コウキたちは遠目で見ていると先ほどの女性の槍使いが更に声を上げる。

 

女性槍使い「いい加減にして!監獄エリア送りにされたいの?しかも今は転送がおかしくなってるんだからどこに飛ばされるか、分かんないわよ!外周部に飛ぶかもしれないんだからね!」

 

アルベリヒの部下「いいよいいよ、やってみな、俺たちにそういう無粋なものは意味が無いんだから」

 

ハンク「なに?」

 

ハンクがアルベリヒの部下が言ったことに、疑問を感じた……が女の槍使いはシステムコンソールを操作するが

 

女性槍使い「っ……!」

 

アルベリヒの部下「ほらね?」

 

女性槍使い「なっ、なんで《犯罪防止コード》が動かないの!?」

 

ハンク「!?」

 

コウキ「なっ!?なに!?」

 

キリト「確かにおかしい!?あれだけの行為をしても、犯罪防止コードがなにも反応しないなんて」

 

コウキ「……兄貴」

 

ハンク「ああ……」

 

キリト「お、おいどこへ?」

 

コウキとハンクが席をたつのを聞くキリト、たった一言で答える。

 

コウキ・ハンク「「ちょっと野暮用」」

 

キリト「……」

 

そして二人はアルベリヒの部下のところへと歩いていく……

 

アルベリヒの部下「さて、俺たちの強さを知ってもらったところでもう少し……」

 

ガシッ

 

ハンク「ちょっと待ちな」

 

アルベリヒの部下「あぁん?」

 

そこでハンクはアルベリヒの部下の肩を握る。

 

アルベリヒの部下「なんだぁてめぇ?邪魔すんなよ」

 

コウキ「ここは皆が気分を落ち着かせる為の茶屋、それを目の前で強引なナンパしてさ、……迷惑なんだよ」

 

ハンク「それに、システムが動かないだけで「俺たちの強さ」?ふん、笑わせるな」

 

アルベリヒの部下「んだとテメェ!!!」

 

アルベリヒの部下は大声を上げてからハンクに睨み付ける……

 

ハンク「どうした?睨み付けるだけか?」

 

アルベリヒの部下「……いいだろ、相手になってやる……おい!!」

 

すると部下の連れが合計5人現れた。

 

アルベリヒの部下「これでも相手しようと思うのか?ん ?」

 

ハンク「……失笑だな」

 

アルベリヒの部下「ッ!!表に出やがれ!!」

 

そしてハンクとコウキ、それにアルベリヒの部下たちは店から出ていった……

 

女性槍使い「ど、どうしよう……」

 

キリト「君、大丈夫か?」

 

女性槍使い「えっ?ええ……それより助けてくれたあの人たちが」

 

キリト「大丈夫、アイツらなら大丈(ry」

 

アルベリヒの部下「うっぎゃあああ!!!」

 

バンッ!!!

 

すると突然!外から店の扉を通り抜いて、そのまま店の壁に打ち付けて人が吹っ飛んできた!!

 

女性槍使い「……(゜ロ゜;)」

 

キリト「やれやれ始まったか」

 

キリトはコウキたちがいるであろう扉の先を見た……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喫茶店・店前

 

アルベリヒの部下A(以後部下A)「謝っても許さないからな」

 

ジャキ!!

 

そう言いながら槍を抜き放つ部下A、その他の奴等も各々の武器を取り出す……

 

ハンク「……コウキ」

 

コウキ「なんだ?」

 

ハンク「相手の人数6人……人数割りどうする?」

 

コウキ「半々でいいだろ、それにこれは喧嘩だろ?マジになんなよ?」

 

ハンク「……ふっ、だな……これは俺様の喧嘩だ!!」

 

コウキ「いいや兄貴、俺たちの喧嘩だ!!」

 

部下A「なにごちゃごちゃぬかしてんだゴラァ!!!」

 

シュ!!

 

部下Aは槍をハンクに向け、突くが!

 

ハンク「ふんっ!!」

 

バキッ!!

 

部下A「うげっ!?」

 

槍の横に紙一重で避けてそのまま腕の肘で相手の首叩き込む!!部下Aは思わず槍を手放し……ハンクは部下Aの首元とベルトを掴み、そして次の瞬間には!

 

ハンク「せりゃあああ!!!」

 

ブン!!

 

部下A「うっぎゃあああ!!!」

 

喫茶店の扉に向けて投げ飛ばした!!

 

部下たち「「「……(゜ロ゜;)」」」

 

コウキ「ストラーーイク!!」

 

仲間が投げ飛ばされた光景に茫然し、一人だけ……コウキは歓声をあげた。

 

ハンク「……おい」

 

部下たち「「「!!?」」」

 

ハンク「この程度か?あぁ?」

 

部下たち「「「ッ!?」」」

 

部下B「やっちまえ!!」

 

部下Bの言葉をかわぎりに武器を持ってこっちに突っ込んでくる、コウキのほうに三人、ハンクに二人向かってくる。

 

ハンクサイド

 

ハンクに向かってくる二人のうち、一人は短剣、もう一人は片手剣を持ってこっちに向かってくる。

 

部下B「死ねぇ!!」

 

ブンッ!!

 

部下Bは片手剣をハンクに降り下ろしてくる……がハンクは冷静に見定め……

 

ハンク「……ふんっ!!」

 

シュン!ドコォ!!

 

部下B「ぐげぇ!?」

 

部下C「なっ!?ぐはぁ!!?」

 

次の瞬間には部下Bはぶっ飛ばされて、そのまま部下Cを巻き添えに転がっていった……

 

部下C「ば、バカな……何故先に攻撃したのに俺らが倒れ(ry」

 

ハンク「わからねぇだろうな」

 

部下C「!?」

 

部下Cを見下ろすように立ちふさがるハンク……そしてハンクは部下Cの疑問に答える。

 

ハンク「さっきの技は白刃流し(しらはながし)って技で腕一本で防御と攻撃を一度に行う古式空手の真髄の技の一つでな、刃の側面に捻りきった拳を入れる同時に一気に捻り上げ、筋肉のパンプと螺旋の力で最小にして最速の払いと突きを瞬時に行う……ってわけだ」

 

部下C「ば、バカな!?」

 

ハンク「対武器戦闘にうってつけだから練習したんだよ、お前らとは底が違うんだよ底が」

 

部下C「く、くそが!!」ブン!!

 

部下Cは自分の持つ短剣をハンクに目掛けて投げつけた……が

 

ハンク「おっとあぶね」

 

パシッ

 

部下C「なっ!?」

 

ハンクはいとも簡単に手の中指と人差し指で短剣を白羽取りをし……

 

ハンク「はい返す」ブン!

 

ガン!!

 

部下C「ぐはっ!!」バタッ!

 

ハンクはそのままナイフ投げみたいに短剣を投げ返し、その短剣は部下Cの頭に当たり、そのまま部下Cは昏倒した……

 

ハンク「……部下でもこんなもんか……」

 

勝者・ハンク

 

ハンクサイドエンド

 

コウキサイド

 

コウキ「おらおらおらおらぁ!!!」

 

ブンブンブンブン!!

 

部下D「ちぃ!?」

 

部下E「ひっ……!」

 

コウキが持つ武器を必死に避ける部下たち……

 

部下F「このぉ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハリセン野郎が!!」

 

コウキ「ダマシィ!!」

 

ハンクたちの乱闘を遠目で見る観客にとって、これほど異様な光景はないだろ……なんせ大の大人三人が一人の若者が大きなハリセンを持って振り回し、大人三人はそれから逃げているのだから……

 

コウキの最初の一撃を喰らってから、そのハリセンの効果が分かり今はその一撃を避けるしか手がなかった……が。

 

部下D「いい加減にしろぉ!!」ブンッ!!

 

部下Dの持つ、両手剣を背を向けているコウキに振り落とそうっとするが

 

コウキ「ダマ!!」

 

スカッ

 

部下D「なっ!?」

 

コウキ「シィ!!」

 

バシッン!!

 

コウキがちょっと横にステップしていとも簡単に避けて、そのまま回転斬りの要領でハリセンをフルスイングで部下Dの横顔に叩き込む!!結果。

 

部下D→))Д´)タワバッ!?

 

ドッシン!!

 

部下D「ビク,ビクビク……きゅう」カクン

 

痙攣したのちそのまま気絶した……

 

コウキ「ダマシィーー!!(なんかテンションハイになっている(笑))」

 

部下E「隙あり!!」ビュ!

 

コウキが勝利の雄叫び(?)を上げているとまた後ろから部下Eの持つ曲刀でコウキに目掛けて突きを放つ!……が

 

シュン

 

部下E「なっ!?消え!?」

 

コウキ「ダマァ……」

 

そのとき、部下Eは顔に脂汗を垂らした……頭上からなにか声が聞こえてきたのだから……そして部下Eは曲刀の突きを放った体勢でそのまま上へと見上げる……そこには

 

コウキ「シイイイイィ!!!」

 

ハリセンを剣術の真っ向幹竹割りのように振り落とそうっとするコウキが……もう次の瞬間には……

 

バッシイイイイィン!!!

 

ハリセン・真っ向幹竹割りは部下Eの顔面に炸裂した……部下Eは……そのまま倒れ、体を痙攣してからカクッっと力尽きた……そこを最後の部下、部下Fが……

 

部下F「うおおお!!みんなの仇ィイイ!!」

 

部下たち(((いや、死んでねぇよ)))

 

っと言いながら手に持つ両手斧を横へと……コウキごと薙ぐように振るう……が

 

コウキ「ダマ!」スカッ

 

コウキはそれをただ伏せるだけで避け……そしてコウキの顔には……

 

コウキ「ダマァ……」(ニヤリ)

 

部下F「ひっ!?」

 

凶悪な笑みを浮かべていた……そして

 

コウキ「ダマシィ!!」バシッン!!

 

部下F「げふぅ!?」

 

コウキが相手の顎にアッパーのように振り上げた!それをもろに喰らい少しだけ体を浮き上がる……そこを

 

コウキ「ダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマァ!!」(⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃ º言º)⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞

 

ハリセンの左右で繰り出すラッシュを喰らわせた!!そして最後は!

 

コウキ「ダマシイイイイィ!!!」バッシイイイイィン!!!

 

相手の体が落ちてきたところをトドメの降り下ろしてキメた。

 

そして相手は痙攣すら起きずままそのまま地にひれ伏した……そしてコウキは……

 

コウキ「ダマシイイイイィ!!(エイドリアァーーン!!)」

 

……また勝利の雄叫びを上げた……

 

コウキサイドエンド……

 

ハンク「……片付いたようだな」

 

コウキ「(我にかえって)……だな」

 

???「おやおや、なんの騒ぎかと思えば、《紅の魔戦士》様と《蒼の竜剣士》様ではないですか」

 

ハンク・コウキ((うげぇ……この声は……))

 

 

二人は声が聞こえた方へ振り向くと、そこには、前と同じ白・金・紫のトリコロールの金属防具を身に纏ったアルベリヒがいた。

 

アルベリヒ「攻略組ってのはずいぶんとお暇なようですな?」

 

ハンク・コウキ「「…………」」

 

皮肉を言い放つアルベリヒを睨み付ける二人……そこを

 

キリト「自分の部下ですらしつけがなってない奴に言われたくないな」

 

アルベリヒ「おやおや、《黒の剣士》様もいらっしゃたんですか?」

 

キリト「ああ、そこの二人と昨日のボス攻略の疲れを癒しに喫茶店に来ていたのに、そこに倒れこんでいるお前の部下たちが問題を起こしたせいだよ」

 

アルベリヒ「ほう?いかように」

 

コウキ「今キリトの横に女性に、そこのお店の中でぶっ倒されている奴が相手が嫌がっているのに言い寄ってくるのを見かねたんだよ」

 

アルベリヒ「……なるほど、そうでしたか」

 

ハンク「あともう1つ、気になるところがある」

 

アルベリヒ「なんでしょう?」

 

ハンク「そこの女性は《犯罪防止コード》を発動しようとしたが……発動しない……いや発動できなかった……そこでだ、さっき言っていた奴が気になることが聞こえた、『俺たちにそういう無粋なものは意味が無いんだから』とか『俺たちの強さを知ってもらったところ』とかな」

 

アルベリヒ「…………」

 

ハンクが言ったことにピクッと眉を揺らすアルベリヒ……

 

ハンク「……なにか知ってんだな?」

 

アルベリヒ「……いいえ知りませんね、にしても私の部下がたいへんご無礼を……謝罪いたします。」

 

ハンク「……………………」

 

そう言って頭を下げる……

 

アルベリヒ「それでは私はこの者たちにちゃんと注意しますんで……おい!さっさと起きろ!!」

 

アルベリヒが叫ぶとその部下たちはノロノロっと立ち上がり、アルベリヒの後ろに並び立つ……

 

アルベリヒ「それでなんですが」

 

ハンク「?」

 

アルベリヒ「あなた方は正義の味方のおつもりで?」

 

ハンク「……そうでありたいっと思っているだけだ」

 

アルベリヒ「ほう……」

 

そう言いながら目を細めて、ハンクに近づく

 

アルベリヒ「まあ、せいぜい格好つけておくといいよ、お前らがほんとうはなにもできない人間だってことをそのうち身をもって教えてやるからな、行くぞ」

 

コウキ「(小声で)……なにこいつカッコつけてんの……キショ」

 

サッサッサッサッ…………

 

アルベリヒたちはそう言ってどこかへ歩き去った……

 

ハンク「……………………」

 

コウキ「あっ~……ああゆう奴には本当にへどが出るわ~……」 ( ゚д゚)、ペッ

 

ハンク「確かにな」 ( ゚д゚)、ペッ

 

女性槍使い「あのぉ……」

 

コウキ「ん?」

 

ハンク「ああ、無事だったか?」

 

女性槍使い「うん、面倒かけてごめんなさい、《紅の魔戦士》さん《蒼の竜剣士》さんあと《黒の剣士》さん」

 

ハンク「いいってことさ」

 

女性槍使い「本当は男ばかりのSAOにいるからね、ああいった連中はある程度慣れてる、でも……アイツらはちょっと違ったね」

 

キリト「《犯罪防止コード》が動かなかった……」

 

女性槍使い「そう、システムの干渉がなかった、まあアイテムやスキルのデータがおかしくなったりで今更なにが起こったって不思議はないけど」

 

ハンク「……」

 

女性槍使い「それじゃあね、今度機会があったらなにかおごらせて」

 

コウキ「はい、また機会があったら」

 

タッタッタッタッ……

 

そして女性槍使いの人は歩き去った……

 

ハンク「…………」

 

コウキ「なぁ兄貴、犯罪防止コードが動かないなんて、やっぱりシステムになんらかの障害があるってことなのか?」

 

キリト「それとも他に原因が……」

 

ハンク「……いや、俺の考えが正しければ……」

 

コウキ「兄貴?」

 

ハンク「……さすがに荒唐無稽な話か……とりあえずアスナたちにも話しておこう」

 

コウキ「だな、とりあえずみんなの元へ帰ろう」

 

キリト「ああ」

 

そして三人は転移門へと歩いて行った……

 

ハンク(この違和感……何事も起きなければいいが……)




いったい、この先なにが起こるのであろうか……次をお楽しみに!!


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犯罪防止コード動作チェック

コウキ、また、やらかす(笑)回

ではどうぞ!!


前回のあらすじ、堂島の鬼・ハンク

 

アルベリヒが去ってからすぐにエギルの店に戻ってきたコウキたちは……

 

エギルの店

 

キリト「なあアスナ、ひとつ聞いていいか?」

 

アスナ「なに?」

 

キリト「犯罪防止コードが、発動しないってことありえると思うか?」

 

アスナ「唐突ね……えーと、これまでのことを考えるとそんなことは起きないと思うけど……」

 

コウキ「だよなぁ……やっぱりおかしい……」

 

アスナ「なにかあったの?」

 

ハンク「ああ……今日キリトたちと87層の喫茶店に行ってな……そこでゆっくりしてたらアルベリヒの部下たちが女性プレイヤーに対して強引に迫るような事をしていてな」

 

コウキ「それにもかかわらず犯罪防止コードが発動しなかったんだ」

 

アスナ「見間違いとかじゃなくて?」

 

キリト「被害者の女性プレイヤーも発動しないのがおかしいって言ってたから見間違いの類じゃないと思う」

 

アスナ「……うーん、なんなんだろう……」

 

コウキ「ほんと、なんなんだろうなぁ……」

 

ハンク「…………」

 

リズ「あれ?どうしたの辛気臭い顔して……」

 

するとリズがこっちに近づいてきた。

 

コウキ「リズか」

 

アスナ「リズ……ちょっと、面倒なことになってそうなのよ……」

 

リズ「面倒なこと?」

 

コウキ「ああ、いちおうみんなに説明しておくか、キリトみんなを集めてくれないか?」

 

キリト「わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分後…………

 

キリトはみんなを呼び、集まったときにコウキたちが今日アルベリヒのことで起きたことを話した……

 

リズ「まずはそいつを攻略組に入れなかったのは大正解ね」

 

シリカ「痴漢なんて最低ですよ」

 

ユウキ「それを止めて、その人たちをボコボコにしたんだコウキたちは」

 

コウキ「怒るか?」

 

ラン「いいえ、むしろそれはいいことだと思います。」

 

ハンク「さすがはラン、分かってらっしゃるな」

 

コウキ「だな(笑)」

 

ラン「もう、からかわないでください」

 

リーファ「でもなんでセクハラコードが働かなかったんだろう?」

 

コウキ「セクハラコードって(笑)」

 

ユウキ「うーん……これもゲームシステムの異常なのかな?」

 

キリト「確かに、76層に来たときに起きたシステムの異常が関係しているのかもしれないな」

 

ユイ「それなら一回試してみてはどうでしょう?」

 

ユウキ「えっ?」(・ω・;)?

 

アスナ「試してみるって?」

 

ユイ「実際にパパたちの誰かが、誰かを触ってみてシステムメッセージが出るかやってみるんです」

 

シリカ「え?ええっ!?じゃあ、もしかしてキリトさんがち、痴漢するってことですか!?だ、だめですよ!まだ、心の準備が……」

 

リーファ「あ、あたしたち兄妹だし……そういうのは、いけないと思うよ!」

 

リズ「誰もアンタらにやるなんて言ってないでしょうが……」

 

コウキ「それになんでキリト確定なんだよ」

 

ラン「……確かにユイちゃんは「パパたちの誰か」って言ってたので」チラッ

 

コウキ「……この場合は俺とキリトと兄貴だな」

 

ハンク「なぜ俺まで含まれる?」

 

コウキ「だってエギルは店があるし、クラインはいないし……てかいたらいたで問題あるし、それに現場を見たこの三人が選ばれるだろ?」

 

ハンク「……解せぬ」

 

ユイ「じゃあ、じゃんけんで誰がテストするか決めましょう」

 

キリト「お、おい、ユイ……」

 

アスナ「そんなの、みんなに頼めないでしょ……」

 

ハンク「てか「犯罪防止コードがちゃんと発動するか、セクハラしてもらうために協力して!」って……」

 

コウキ「まぁ、なにそれこわい、だな(笑)」

 

アスナ「だからわたしで試してみて、キリト君」

 

ラン「だからってことはないでしょアスナさん……」

 

リズ「まあまあ、ここはユイちゃんの提案どおり、じゃんけんで決めようよ」

 

アスナ「ちょっとリズ!どういうことかわかってるの!?」

 

リズ「どういうことって、どういうこと?」

 

アスナ「だから……この三人の誰かに……その……触られちゃうんだよ!」

 

リズ「ああ、そんなこと、もちろん、わかってるわよ、でもセクハラし放題なんていう一大事かもしれないんだからみんなで協力してちゃんと調べないとね」

 

キリト「なんか……話が怪しい方向に動き出したぞ」

 

コウキ「いつものことだ、問題ない」

 

ハンク「……やれやれだぜ」

 

シリカ「あ、あたし協力します!!犯罪防止コードに異常がないか女性代表として調べないといけません!」

 

リーファ「アスナさんは攻略でみんなのために活躍されてます!あたしはあたしの出来ることでみんなに貢献したいんです!」

 

シノン「やっぱ、私も参加なのよね、これ……」

 

ユウキ「ボクも……ってことだよね?」

 

ラン「当然私も参加することになりますね……はぁ……」

 

リズ「とーぜん!身体を張ってこの事件を乗り越えましょう!!」

 

シノン「乗り越えるというか……自ら乗っかっているように思えるだけど……」

 

ユイ「それじゃ、じゃんけんしますよ!さあ、ママもこっちに来てください!」

 

アスナ「もう……キリト君たちのバカ!」

 

キリト「ええっ!?俺!?」

 

ハンク「日頃の行いだろうな」

 

コウキ「せやな……さて男連中も始めるぞ、せーの!」

 

…………

 

シノン「ふぅ……なんか私がテストすることになったわ」

 

コウキ「くそ!女にはフラグ建てるくせに負けフラグだけ折るとは……!」

 

キリト「あっ……危なかった……」

 

アスナ(よ、よかった……)

 

ユウキ(むぅ……またシノンとか……)

 

コウキ「(またユウキが不機嫌に……)と……とりあえず負けは負けか……えーと……よろしく……か?」

 

シノン「うん……それで、どうすればいいの?」

 

コウキ(クソ!こうなったらフザケ路線でいくか?)

 

ユイ「コウキさんは、どこでもかまわないのでシノンさんの体に触れてください」

 

コウキ「了解……とはいえ……どこでもって……」チラッ

 

シノン「変なところは触らないでよ」

 

コウキ(変なところに触らない……と言うことは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フリですね、分かります(`・ω・´)キリッ(違))

 

シノン「ちょっと、なによその無表情は?」

 

コウキ(なら左手で手を触れると見せかけて右手でお尻でも触って……て完全に変態思考じゃあないか!?)

 

白コウキ(そうです、ですから止めてください)

 

コウキ(あっ、白の俺……)

 

黒コウキ(いやいや、だからこそ触るんだよ、俺よ)

 

コウキ(く、黒の俺……)

 

白コウキ(黙れ!また現れたか黒よ!!前回はよくもガムテープでグルグル巻きにしたな!!)

 

黒コウキ(ああ……あのストレアとユウキとの混浴のときか……随分と俺に染まったな……なぁ?)

 

コウキ(む、むぅ……)

 

白コウキ(黙れ!今日こそ、紳士として!相手が気にしないような場所を触り、安全に済ませるべきです!)

 

コウキ(だ、だよな……それがベストだよな?)

 

黒コウキ(おいおいおい……なにいってんだ俺よ?相手はふってんだぜ?ここは芸人魂として乗るのがいいに決まってんだろ?(違))

 

コウキ(た、確かに……俺の中の芸人魂がボケを出したくてうずうずしてやがる……)

 

白コウキ(黙りなさい!!なにが芸人魂だ!!てかあのシノンだぞ!?そんなフリなんかしないでしょうが!!(正解))

 

黒コウキ(あぁん!!?今のシノンはあの頃よりかはやさしくなってんだろうが!!てかあのシノンだってボケを放ってるし!!だからあれはフリしてんだよ!!)

 

白コウキ(うなわけあるか!!)

 

コウキ(おっ、おい!とりあえず落ち着け)

 

白コウキ・黒コウキ((黙ってろ!!))

 

コウキ(えっー……また……)(´・ω・` )

 

白コウキ(絶対に尻なんて触ちゃ駄目ですよ!ユウキにあとでなにされるか分かりませんよ!?)

 

コウキ(……リアルにそれが起きそうだなおい……)

 

黒コウキ(男は度胸……芸人も度胸だ……さぁ触れ!!)

 

コウキ(……くやしいけど、俺も芸人なんだな(違))

 

白コウキ(……こうなったら……今度こそ決着を着けましょう……)カチャ!

 

黒コウキ(おう……いいだろう……)カチャ!

 

白コウキは自分と同じ色のレイピアを黒コウキは自分と同じ色の片手剣を抜き放った……そして!!

 

白コウキ・黒コウキ((ウオオオオオオオオ!!))

 

ザシュ!!

 

白コウキ・黒コウキ((ぐはぁ!!))ドサッ!!

 

……互いの体に剣が貫き……そのまま倒れた……

 

コウキ(………………やっぱりまたかいいいいいいいい!!?)

 

シノン「ちょっと、聞いてんの!?」

 

コウキ「ハッΣ(゜Д゜)え、えっと……ちょっとまて」

 

コウキは慌てながらもコルコインを一枚取り出す……

 

コウキ「……表なら普通に……裏ならネタに……いざ!」

 

ピンっ!パシッ!

 

コウキはコインを指で弾いて、それを手の甲と手のひらでキャッチする……見てみると

 

コウキ「……裏……か……」

 

コウキ(どうやら……芸人の神様が微笑んだようだ……)

 

シノン「ちょっと、さっきからなにをやってんの?」

 

コウキ「……いやなんでもない……じゃあ、やるか?」

 

シノン「え、ええ……にしてもなにその決意に満ちた顔は……」

 

シノンは力を抜いた体勢で立つ……

 

コウキ「じゃあ、とりあえず手な」

 

シノン「わかった……」

 

コウキは左手でシノンの手を触れようとする……が!

 

コウキ(今だ!)シュン!!

 

ユウキ「あっ!?」

 

ピチュン!

 

シノン・ユウキ「「…………」」

 

コウキ「……デスヨネ~」

 

素早くシノンのお尻をコウキの右手が触れようとするところで犯罪防止コードによって防がれた……

 

コウキ「防がれたってことは犯罪防止コードは出てるよな?」

 

シノン「……ええ出てるわね……」

 

コウキ「ということはシステム全体がおかしくなったわけじゃあないようだなぁ!いやあよかったよかった!!……さてそろそろ部屋に」

 

ユウキ・シノン「「ちょっと待って「待ちなさい」」」

 

コウキ「……」タラァ……

 

立ち去ろうとするコウキを呼び止めるシノンとユウキ……

 

ユウキ「ねえコウキ……なんでシノンのお尻を触ろうとしたのかな?」ゴッゴッゴッゴッ!!

 

コウキ「い、いやあシノンが変なところを触るなとゆうフリをされましたのでそれでつい……」

 

シノン「ふ~ん……別にフリなんてしてないんですけど?」ゴッゴッゴッゴッ!!

 

コウキ「サ、サイですか……」

 

ユウキ「……ねえシノン」

 

シノン「なにユウキ?」

 

ユウキ「お仕置き、どっちがする?」

 

シノン「そうね、あなたに任せるわ」

 

コウキ(あっ……オワタ)(゜ω゜;)

 

ユウキ「そうかぁ……わかった……」

 

このとき、コウキはある体勢をとった……それは立ったままの「休め」の体勢、コウキはただユウキのお仕置きを受け入れたのであった……

 

ユウキ「コウキの……セクハラ変態やろおおおう!!」

 

コウキ「げぼぁ!!?」

 

コウキ(やめりゃあよかった……このシノンにセクハラ行為するのをよおお……)

 

コウキが頭から床に落ちるときにコウキは見た、それは……

 

白コ→(`・ω・´)ゞサッ黒コ→(`・ω・´)ゞサッ

 

白と黒の自分が自分に向けて敬礼する姿を……

 

 

 

その後はコウキを部屋に寝かしたあと、とりあえず犯罪防止コードはちゃんと発動することとアルベリヒについては注意するように言うだけでその日を終えた……




おまけ、その日のアルベリヒ……3

アルベリヒの部屋

チクッチクッチクッ……

アルベリヒ「…………」

コウキ『(小声で)……なにこいつカッコつけてんの……キショ』

アルベリヒ『』ピクッ

ガスッ!ガスッ!ガスッ!ガスッ!!

相変わらずのコウキとアルベリヒであった(笑)

次回をお楽しみに!!


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リアルおままごと

今回でアインクラッドの日常編は終わりです、あとはそれをそーどあーと・オフラインでまとめて、次に『ホロウエリアでの出来事編』になります!……長かったぁ……

今回はこれもまた自分が書きたくてしょうがなかった話です!ではどうぞ!


前回のあらすじ、セクハラダメ絶対

 

犯罪防止コードの安全確認から数日後、エギルの店でこんなことがあった……

 

エギルの店

 

キリト(ん……あれは……)

 

キリトが見た先にはなにかを話してるらしいユイとシリカがいた……

 

シリカ「それでね……お母さん役になった人は……」

 

ユイ「ふんふん……」

 

キリト「シリカ、ユイ、ふたりしてなにしてるんだ?」

 

シリカ「あ、キリトさん、ええっとですね……」

 

ユイ「『おままごと』という遊びを教わってました」

 

キリト「おままごと?」

 

シリカ「ええ、ユイちゃんが『おままごと』を知らないっていうものですから」

 

ユイ「とっても面白いんですよ、みんなでパパ役とママ役と子ども役をろーるぷれいするんです、パパは『おままごと』をしたことありますか?」

 

キリト「ああ、昔スグに付き合わされて何度かやったかな?」

 

ユイ「パパは経験者なんですね!わたし『おままごと』やってみたいです!」

 

キリト「『おままごと』をか?……そうだなユイにはいつも留守番させてばかりだし、よし、付き合うよ」

 

ユイ「わーい、ありがとうございます!」

 

シリカ「あ、あたしも付き合います!」

 

ユイ「本当ですか!じゃあじゃあ、パパがパパ役でわたしがママ役!」

 

シリカ「それじゃあ、あたしが子ども役?」

 

ユイ「だめですか?」

 

シリカ「う、ううん!いいよ!でも……キリトさんと夫婦っていうのも味わってみたかったなー、なんて……」

 

ユイ「それなら次はシリカさんがママ役をお願いします!」

 

シリカ「ううー、ありがとうユイちゃん!」

 

キリト「どうしたシリカ?」

 

シリカ「な、なんでもないです!」

 

キリト「シリカ、すまないな、ユイに付き合わせる形になっちゃって」

 

シリカ「い、いえ!いいんです、あたし立派にキリトさんの娘さんになりきってみせますから!」

 

キリト「あ、ああよろしく」

 

ユイ「それじゃあ、始めましょう!」

 

………………………………

 

シリカ「パパ、ママ……その……おはよう、ございます」

 

キリト「お、おはよう、シリカ」

 

ユイ「は~い、ちょっと待ってくださいね、今朝ごはんをつくりますから、目玉焼きとスクランブルエッグ、どっちがいいですか?」

 

シリカ「え、えっと……パパと同じのがいい……です」

 

ユイ「それじゃあ目玉焼きですね、は~い、ちょっと待ってくださいね」

 

シリカ「……なるほど、キリトさんは目玉焼き派……ですか」

 

ユイ「シリカちゃん、朝ごはんはパンにしますか?それともごはんですか?」

 

シリカ「パ、パパと同じのがいいです!」

 

ユイ「それじゃあ、パンにしますね、今日は黒パンですよ」

 

シリカ「キリトさんは朝はパン派……よし」

 

ユイ「シリカちゃん?どうしました、小声でぶつぶつと」

 

シリカ「い、いえ!なんでもないですよママ!」

 

すると、店の扉から……

 

カランカラン!

 

アスナ「ただいまー」

 

ユイ「あ、ママ!」

 

アスナ「あれ?キリト君とシリカちゃんも一緒だったんだ」

 

ユイ「今、三人で『おままごと』をやっていたんです、わたしがママで、パパがパパで……」

 

シリカ「あたしが、子ども役です」

 

アスナ「へえ……それじゃあ、わたしは……シリカちゃんのおばあちゃん?」

 

キリト「あはは!そうなるな」

 

ユイ「ママも子ども役で一緒にどうですか?子どもはたくさんいたほうが楽しいです!」

 

アスナ「おままごとかぁ……ふふふ、懐かしいなぁ……それじゃあ、お言葉に甘えておじゃましまーす!シリカお姉ちゃん、これからよろしくね!」

 

シリカ「え?アスナさん妹なんですか!?」

 

アスナ「あとから入ってきたからね」

 

シリカ「なるほど……それじゃよろしくおねがいします!」

 

………………………………

 

アスナ「お姉ちゃん、今日はいっぱい遊んだね」

 

シリカ「かくれんぼしたり砂場でお城つくったり楽しかったねー!」

 

アスナ「でも、日も暮れてきたし、そろそろおうちに帰らなきゃ」

 

キリト(……アスナの子どものころってこんなだったのかな……)

 

アスナ「ママ、ただいまー!」

 

ユイ「おかえりなさい、シリカちゃん、アスナちゃん、お外は楽しかった?」

 

アスナ「うん!」

 

ユイ「外から帰ってきたらちゃんと手を洗って、うがいをするんですよ」

 

アスナ「はーい!」

 

キリト(いつもの関係が逆転してる……なんだか、不思議な光景だな)

 

キリトがそんな風に考えていると……

 

リズ「……なにやってるの?アンタたち」

 

キリト「あ、リズか」

 

アスナ「あ、三女が帰ってきたわね」

 

リズ「三女?」

 

キリト「いま、ユイと一緒に『おままごと』をしてるんだよ」

 

リズ「なるほど、そういうことか……」

 

アスナ「リズは三女だからね」

 

リズ「もう役まで決まっているわけね、はいはい、付き合いますよ」

 

………………………………

 

リズ「パパー!だっこー」

 

キリト「お、おい……リズ!?」

 

アスナ「ちょ、ちょっと、くっつすぎよ!」

 

リズ「のんのん、わかってないわねアスナ、末っ子が甘えん坊なのは基本中の基本よ、パパぁ……あのねぇ取引屋で取引されてる8万コルのレア鉱石がほしいなぁ」

 

キリト「それ、本気でほしい物だろ!」

 

リズ「バレたか……」

 

ユイ「リズちゃんは本当に甘えん坊さんですねー」

 

ユイ「ほら、こっちに来なさい、ママが膝枕してあげますよー」

 

リズ「あ……う、うん……(´・ω・` )」

 

ユイ「よしよし……ふふ……リズちゃんはいい子ですね、甘えたくなったらいつでもこうしてあげますからね」

 

リズ「………………(´・ω・`;)」

 

キリト(こんなふうにしおらしいリズは、初めてみるな……)

 

リーファ「リズさん……みんな……なにしてるの?」

 

キリト「お、リーファか、いまみんなで『おままごと』をしてるんだよ」

 

リーファ「おままごと?」

 

アスナ「四女がきたわよー」

 

シリカ「さあさあ、こっちこっち!」

 

リーファ「ええっ!?あたしもやるの?」

 

リズ「問答無用の強制参加よ、いまならキリトパパとユイママに甘えたい放題の特典つき!」

 

リーファ「あ、甘えたい放題……?」

 

ユイ「ほら、リーファちゃん、そんなところにいないでママのところにいらっしゃい?」

 

キリト「そういうことだ、ちょっとだけユイの遊びに付き合ってやってくれ」

 

リーファ「う、うん……そういうことなら、あたしも……」

 

………………………………

 

ユイ「みんな~?晩御飯ができましたよ~!」

 

リーファ「わ、わーい!今日のごはんなにかなー……?」

 

ユイ「うふふ、今日はリーファちゃんの大好きなラグー・ラビットのシチューですよ」

 

リーファ「やったあ、ママのつくるシチュー、あたし、大好き!」

 

ユイ「えへへ……ママはこの料理でパパのハートを射止めたんですよ」

 

キリト「ぶっ!!」

 

リーファ「え……キリト君?」

 

キリト(た、たしかにあのシチューの一件からアスナと行動を共にするようになったけどだな……)

 

アスナ「ユ、ユイちゃん……じゃなくてママ……その話はちょっと……恥ずかしいというか」

 

ユイ「あ、それは本当のパパとママの話でした 」

 

アスナ「…………」

 

キリト「…………」

 

リーファ「あ、あはは……ママはパパとラブラブでうらやましいなあ……」

 

シリカ「あたし、パパの隣の席がいいです!」

 

アスナ「それなら、わたしは左隣もらうもん!」

 

リーファ「もう、みんな、真面目におままごとしてください!」

 

リズ「なるほどなるほど、それならあたしはパパの膝の上に……」

 

リーファ「そ、それはさすがに認められません!」

 

ユイ「はいはい、みんな喧嘩しちゃダメですよ~、パパとママの言うこと聞いて、いい子にしてくださいね?はい、それじゃあ、みんなで『いただきます』しましょう、せーの」

 

みんな「「「「いただきまーす!」」」」

 

キリト「すっかり大所帯になったな……」

 

ユイ「ええ、子だくさんでとっても幸せです!」

 

カランカラン!

 

するとまた店の扉が開いて……

 

ユウキ「ただいま~」

 

ラン「今買い物から帰ってきました」

 

ハンク「いい酒と肉が手に入ったぜぇ~」

 

コウキ「まったく…….兄貴は……って、ん?」

 

シノン「……これはいったいどういう状況?」

 

買い物から帰ってきたコウキたちは、キリトたちの様子に?マークを浮かべていた……

 

キリト「ああみんな、『おままごと』だよ、ユイ一家だ」

 

アスナ「ユウキとランさんそれにシノのんもどう?」

 

キリト「コウキたちもどうだ?」

 

ユイ「とっても楽しいですよ!」

 

ユウキ「おままごとかぁ……ふふ、懐かしいなぁ~」

 

ラン「そうね、昔よくユウキと一緒にやってたわね……」

 

コウキ「俺もなぁ……よく、いや特に親の集まりで子どものお遊びによくやらされたなぁ……」

 

ハンク「…………」

 

コウキ「兄貴はがん無視してたけどな」

 

ハンク「やかましいぞ愚弟」

 

シノン「…………」

 

ユイ「楽しいですよ!」

 

シノン「…………うん、それじゃ、入れてもらってもいいかしら」

 

ユイ「はい!どうぞどうぞ!」

 

キリト(また増えたぞ……)

 

シリカ「シノンさんは一番下の妹ですか……気がついたら、あたしずいぶんお姉ちゃんになっちゃいました」

 

リズ「そもそも、あたしたち、何歳の設定よ」

 

コウキ「あっ、気になるな、そもそも入るにしてもみんなが何歳設定でやっているか知っておかないと」

 

シリカ「あ、あたし7歳くらいのつもりでした」

 

リズ「そうなると……あたしは4歳とか?」

 

ユイ「じゃあ、シノンさんは赤ちゃん役ですね!」

 

コウキ「ぶっ!!」

 

シノン「え……」

 

ユイ「は~い、シノンちゃん、ママが抱っこしてあげまちゅね~」

 

シノン「そ……それはさすがに……」

 

ユイ「お~、よしよし、いいこいいこ……」

 

シノン「んん……ア、アスナ……」

 

アスナ「シノのん、がんばって!赤ちゃんになりきるの!」

 

シノン「そ、そんな……」

 

ユウキ「が、がんばってシノン!」

 

ラン「ファイトです!!」

 

コウキ「これはこれは……面白くなってきたwww」

 

キリト(すまん、シノン……俺には救えそうにない)

 

ユイ「はい、シノンちゃんもそろそろごはんの時間でちゅよ、おっぱい、ほしいでちゅか~?」

 

シノン「…………ば」

 

コウキ「おっw」

 

ユイ「ば……?」

 

シノン「ばぶー……」

 

顔を赤く染めながらも役をなりきるシノンの姿にみんなは……

 

アスナ「よくやったわ、シノのん!すっごく可愛い赤ちゃんだったよ!」

 

シリカ「マ……ママ、次、あたしにシノンちゃんを抱っこさせて」

 

ユウキ「つ、次!ボクに抱かせて!!」

 

ラン「わ、わたしにもお願いいたします!」

 

シノン「死ぬほど恥ずかしいわ……」

 

キリト(シノン……巻き込んでスマン)

 

ハンク「まぁ……見ているほうではほほえあましいな」

 

シノン「ハンクまで……」

 

コウキ「wwwWWWっ~……wwwwwwWWW!!!」バンバンバン!!!

 

シノン「そこ!!爆笑してんじゃあない!!!」

 

壁を叩いて笑いこらえているコウキに怒るシノン!

 

………………………………

 

コウキ「さて、俺達の役、どうするか?俺と兄貴は長男と次男で役をやってもいいけど……」

 

ラン「はい、わたしとユウキの役がありませんね……」

 

ユイ「そうですね……」

 

コウキ「……なぁいっそのこと、いとこ夫婦として、ユイ一家に遊びに来る、ってのは?」

 

ユイ「それはいいですね!」

 

シノン「……じゃあアンタの役は決まりね」

 

コウキ「なんだよ?」

 

シノン「ゴキ○リ」

 

コウキ「ちょwww」

 

ユウキ「シノン……それは……」

 

ラン「それはあんまりでは……」

 

ハンク「なるほど……お似合いだ(笑)」

 

コウキ「あっ?(怒)」

 

シノンの酷い言われようにコウキは……

 

コウキ「……いいぞ、けどそのときは「じょうじ、じょうじ」って言いながらお前ら襲ってやるからな!!」

 

キリト「火星ゴキ○リネタやめろ!!?ここらがスプラッタになる!!?」

 

コウキ「上等だ!一匹いたら三十匹いると思え!!」

 

キリト「リアルにやめろ!!?」

 

ギャーギャー騒ぎ出すコウキたち……数分後……

 

コウキ「……じゃあとりあえず俺とユウキがいとこ夫婦で兄貴とお嬢はその息子と娘ってことで」

 

ハンク「……なんで俺まで……」

 

ラン「いいじゃないですか?(次回には私とハンクさんで夫婦を……ふっふふ!)」

 

コウキ「じゃあやるか!」

 

ユウキ「…………」

 

……………………

 

コウキ「こんばんはー!!」

 

ユウキ「お邪魔します……」

 

ユイ「はい!いらっしゃいです!」

 

コウキ「これはおみやげのカステラ、晩ごはん食べ終わったあとでみんなで頂こう?」

 

ユイ「わぁ!ありがとうございます!」

 

ハンク「なぁ父さん」

 

コウキ「なんだ?」

 

ハンク「ビールください」(`・ω・´)キリッ

 

コウキ「親父か」ベシッ!

 

ハンク「あと枝豆」

 

コウキ「親父か」ベシッ!!

 

ハンク「あっ、さらに冷やっこも」

 

コウキ「だから親父か!真面目にやれ!!」ベシッ!!!

 

ユウキ「あっははは……」

 

ラン「はい兄さん、お飲み物」

 

ハンク「あっ、すまないな」

 

ラン「いえ、兄さん」ニコニコ

 

ユウキ(嬉しそうだね、姉ちゃん)

 

コウキ(だろうな……さて)

 

コウキ「俺達も頂こうか?」

 

ユウキ「うん……アナタ(ボソッ)」

 

コウキ「!?」

 

ユウキ「…………//////」カァ……‼

 

コウキ(今……ユウキが俺のことを「アナタ」って……や、役だよな?そうだよね!!?)

 

みんな「「「ニヤニヤ(゜∀゜)」」」

 

………………………………

 

それからもおままごとで遊び続けて……

 

ユイ「はい、それじゃあ、そろそろおやすみしましょう」

 

ユイ「最後にママからこどもたちにおやすみのチューですよ~、ちゅっ……」

 

シリカ「ひやっ……」

 

リーファ「く、くすぐったいです……」

 

シノン「……でも、なんか、こういうのもいいかもね」

 

コウキ「だな」

 

ユウキ「うん!ボクも!」

 

リズ「あーあ、キリトとアスナが羨ましくなっちゃったぁ」

 

アスナ「も、もう茶化さないでよ」

 

キリト「よし、それじゃあ、寝ようか?」

 

ユイ「え?パパも子供たちにチューですよ?」

 

キリト「え……?」

 

アスナ「ちょ、ちょっと!?」

 

リーファ「チューって……」

 

シリカ「そんな……そんなそんなそんな!」

 

ユイ「パパ?どうしたんですか、子どもたちが待ってますよ」

 

アスナ「ユ、ユイちゃん!パパはチューしなくていいんだよ?」

 

ユイ「あれ?そうなんですか?」

 

コウキ「いやけど、外国の映画とかだとそういうシーンはあるけど……」∠(゜ω゜)

 

アスナ「コウキは黙ってて!!」

 

コウキ「はひぃ……」

 

ユイ「やっぱり!」

 

キリト「け、けど日本のおやすみのチューはママのお仕事なんだよ!」

 

ユイ「そうなんですか……わたし、知りませんでした」

 

リズ「えー、パパのチューがなきゃ眠れないよー!」

 

アスナ「りぃずぅー!」

 

リズ「じょ、冗談だって……」

 

ユイ「それじゃここでおしまいですね、『おままごと』すごく楽しかったです!みなさん、ありがとうございました」

 

キリト「みんな、つきあってくれてありがとう」

 

リズ「まあ、こんなことでよければいつでも付き合うわよ」

 

シリカ「ですね、また遊ぼうね、ユイちゃん!」

 

リーファ「あたしも楽しかったよ」

 

シノン「今度はもう少し普通の役をさせてよね」

 

ユイ「今度はシリカさんがママ役なのは決まってます!」

 

リズ「決まってる? 」

 

コウキ「ほう?」

 

ユイ「はい、シリカさんがパパと夫婦をやりたいと……」

 

シリカ「あああああーーー!!!!なんでもないですよ!なんでも!!」

 

リズ「なよでもないような反応には見えないけどね……」

 

アスナ「またみんなで遊ぼうね、ユイちゃん」

 

ハンク「せめてもう少しマシな遊びを……」

 

ラン「ハンクさん!」

 

コウキ「口出し禁止」

 

ユイ「はい!」

 

キリト(ユイがこんなによろこんでくれてよかったな……出来る限り時間を作って一緒にいてあげられるようにしよう)

 

………………………………

 

ユイ「コウキさん」

 

コウキ「ん?どうしたユイちゃん?」

 

おままごとのあと、解散しようとしたとき、ユイちゃんに声をかけられた……

 

ユイ「前から手伝いしてもらってた件、昨日無事にパパとママに渡せたのでそのお礼に」

 

コウキ「前?……あっ!あれかぁ……」

 

実はコウキはユイに「なにかパパとママにプレゼントしたい!」って言われ、それの協力していた、主に手伝いはプレゼントにする予定の物のデザイン、それに使う素材の集め、素材集め関しては前にユイちゃんと取りに行った《アイリスの花》とキリトとユウキとで手に入れた《ダイヤモンド》などと細かな装飾品素材など

 

コウキ「そうか……作れたんだ……」

 

ユイ「はい、前にパパとコウキさんと一緒に赴いたあのはシステムコンソールで手に入れたシステムでなんとか作れました!」

 

コウキ「そうか……二人は喜んだかい?」

 

ユイ「はい!とても!」

 

コウキ「そうか……よかった!」

 

ユイ「はい!本当によかったです!それでは失礼します」

 

コウキ「ああ、またな」

 

ユイはキリトたちの元へ戻っていった……

 

ユウキ「コウキ!」

 

コウキ「今度はユウキか」

 

すると今度はユウキがこっちにきた!

 

ユウキ「ユイちゃんとなに話してたの?」

 

コウキ「ん?まあユイちゃんの頼まれたことが完遂して、そのお礼をされたって感じだ……」

 

ユウキ「へぇ……それでねコウキ」

 

コウキ「ん?」

 

ユウキ「今日のおままごと、楽しかったね?」

 

コウキ「……だな」

 

ユウキ「……ねえコウキ」

 

コウキ「ん?」

 

ユウキ「ボクらもあんな暮らし……出来るかな?」

 

コウキ「……つまり結婚して夫婦になり、幸せな暮らしをできるかっと?」

 

ユウキ「うん……」

 

コウキ「……きっとできるさ、だから頑張ろう!」

 

ユウキ「……うん!」

 

またユウキとの距離が近づいたような気がした……




自分も子どもが好きです、前に知り合いの一歳時になったばかりの女の子を抱かせて貰いました!

いとおしく思いましたね……

……あれ?もしかして俺、まるで制服コスを来たユイちゃんを見たキリトたちみたいな親バカに!?(困惑)

……まぁそれは置いといて、次回からおふらいんに移ります、次回をお楽しみに!!


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第三回そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんと 前編

皆様……遅くなってすみませんでした……けどひとついわせて……







多すぎんじゃあーーーー(話数が!)!!!!!

……ではどうぞ!


 

 

アスナ「ニュースヘッドラインです。攻略組の尽力により、87層まで進めるようになりました!今後も頑張って行きたいですね。」

 

テレレレ

 

スタッフ「はい!OKです!では次、本番行きます!…………どうぞ~!!」

 

 

デレレレッテッテーデレレレッテッテ~♪

 

アスナ「皆さんこんにちは!そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんとにようこそ!司会のアスナです!」

 

ユウキ「同じく、司会のユウキです!」

 

キリト「解説のキリトです」

 

コウキ「同じく、解説のコウキです!」

 

アスナ「この番組は、アインクラッドのあらゆる出来事をお伝えする情報バラエティ番組です、今回は第一回のように前編、後編と分けて御送りしております。」

 

ユウキ「けど今回、フィリアはお休みとのことです……大丈夫かな?」

 

コウキ「う~ん……ちょっとここ最近フィリアの様子もおかしいしな……しんぱ(ry(ヒューン……グサッ!!)ぐはっ!? 」

 

ユウキ「コ、コウキの頭に矢が!?」

 

キリト「……あれ?なぜかデジャブが……」

 

アスナ「……また矢文がついているよ……えい!」ぶち!(矢を抜く音)

 

コウキ「おぶしっ!?も、もう少しやさしくおねがいアスナ……」

 

アスナ「ご、ごめんなさい!」

 

コウキ「とりあえずそれちょうだい……なになに……『他人の心配より自分の心配をしたほうがいい……今日が君にとって、「史上災厄の一日」になるであろう……』だと、なにそれこわい」

 

ユウキ「いったいなにが起こるんだろ?……そういえばアスナ、今回のゲストは?」

 

アスナ「あっ!そ、そうだった……では今回のゲストさんの登場です!どうぞ!」

 

シュイイーン!!

 

シノン「こんにちは」

 

コウキ「おっ!今回はシノンか」

 

ユウキ「今日はよろしくねシノン!」

 

シノン「ええ、今日はよろしく」

 

キリト「よろしくなシノン」

 

アスナ「よろしくね、シノのん!では次コーナーへどうぞ!」

 

トリビアコーナー

 

ユイ「今回はカーシャさんの紹介です!」

 

コウキ「カーシャは普段からダンサーみたいな服装で、容姿で彼女(?)の特徴であるピンクのアフロが「カーシャ小物店」の目印である、カーシャはお店の店長で、アスナの防具を手かげている「アシュレイ」とは友達、小物作成については知る人ぞ知る名店ってほどに腕のいい生産プレイヤー、そのむかしは名を馳せた攻略組プレイヤーとの噂が……」

 

ユイ「はい!ありがとうございました!では次のコーナーに入ります!どうぞ!」

 

プレイバックコーナー

 

アスナ「はい!プレイバックの時間です!」

 

コウキ「今回も今までの話の数が膨大だから前編後編で分けるぞ!」

 

アスナ「ではプレイバック前編スタートです!」

 

シリカの経験値上げ

 

カーシャ小物店

 

コウキ「ここだよ」

 

シリカ「わぁ!かわいい髪止めがいっぱい!!」

 

ユウキ「え?ここって……」

 

キリト「知っているのか?」

 

カーシャ「あらん?コウキちゃんとユウキちゃんじゃない?」

 

すると奥からいつものピンクのアフロにダンサーみたいな服を着たカーシャさんが現れた。

 

コウキ「お久しぶりカーシャさん」

 

カーシャ「お久しぶりん♥ユウキちゃんもそのバンダナ似合っているわよん」

 

ユウキ「えっへへ、ありがとうカーシャさん」

 

コウキたちがカーシャと話しているなか、カーシャの姿を見たキリトたちは……

 

キ→(゜ロ゜;シ→(゜ロ゜;

 

固まっていた……

 

キリト「あっこれは……」

 

コウキ「ああ、キリトとシリカが始めてカーシャさんとあったときのか」

 

シノン「ず、ずいぶん濃い人ね……オカマ?」

 

コウキ「見たまんまです、あい」

 

アスナ「へぇ、キリト君ってカーシャさんのこと知ってたんだ」

 

キリト「まっ、まぁな……アスナこそ知ってたんだ?」

 

アスナ「まぁね、知り合いの知り合いって感じで何度となくあってたんだ……そういえばランさんとも知り合いって言ってたわね」

 

ユウキ「そういえば言ってたね……つ、次へどうぞ!」

 

スニーキングミッション!!~彼女らを追え!!~

 

ユウキ「またねコウキ、キリト!」

 

キリト「おっおう……またな 」

 

コウキ「…………」

 

タッタッタッタッ…………

 

ユウキたちは歩き去った……

 

キリト「シリカとユウキにも経験値の稼ぎ先が見つかったようでよかった…………で?何しているんだ?」

 

コウキ「見れば分かるだろ?」

 

コウキはどこかの基地に潜入するかのようなスーツを着ていた……

 

コウキ「こちらコウキ、これよりスニーキングミッションを開始する、これよりクルをDDと呼ぶ」

 

クル「クルッ!?」

 

キリト「ストーキングミッションの間違いだろ」

 

コウキ「やかましい!!」サッ

 

キリト「…………なんでダンボールを出しているんだ?」

 

コウキ「ダンボールは戦士の必需品だ……ダンボールさえあれば何でもできる!!」(゜ω゜)カッ!!

 

キリト「……つけるんだったら普通にしてろって、逆にあやしい」

 

コウキ「Σ(゜Д゜)」

 

コウキはなん……だと!?っていいたげな顔をしてキリトを見た……

 

コウキ「……しかたない……キサマのいうとおりにしよう」

 

キリト「……何で上から目線……」

 

コウキたちはユウキたちの追跡を開始した……

 

キリト・コウキ「「」」

 

アスナ「……キリト君?」

 

シノン「コウキ……アンタ……」

 

ユウキ「コウキ……あのあとあんなふうに追いかけて来てたんだ……」

 

コウキ「ま、まぁな!だって経験値集めがどんななのか教えてくれないから……心配に、な、なぁキリト!」

 

キリト「あ、ああ!」

 

アスナ「だからって……あんなストーカーみたいなこと……」

 

シノン「コウキ、アンタに関してはなにさっきの服?ス○ーク?」

 

コウキ「なぜ、知ってんだ!?」Σ(゜Д゜)

 

キリト「ま、まぁこのあとお仕置きされたからいいじゃあないか」

 

ユウキ「……まぁそうだね、じゃあ次へどうぞ!」

 

コウキ「……けどあのときのユウキのメイド姿……よかったな(ボソッ)」

 

コウキの不運……シノンの悪夢……キリトのラッキースケベ…… リーファの災難

 

コウキは木に寄りかかって寝ているシノンの横に座り、また本を出して読書をし出した……

 

クル「クルクル……Zzz」

 

そんなコウキの足にクルが頭を乗せ……気持ちよく寝だした……

 

コウキ「……俺の足はマクラか……」

 

コウキ(にしても今日は本当にいい天気だ……日の下で読書もいいがお昼寝もいいかな)

 

シノン「んん……」

 

ポフッ

 

コウキ「おっと」

 

コウキの肩にシノンの頭がもたれかかった……

 

コウキ「……やれやれみんなして俺をマクラにするか……」

 

シノン「……ん……」

 

コウキ「?」

 

シノン「……誰……あなたは……誰……?」

 

コウキ「?……寝言?」

 

シノン「……そうだ……あれは……イヤ……見たく……ない……」

 

コウキ「…………」

 

シノン「……私……私は、どうすれば……誰か…………!」

 

コウキ「……!シノン!」

 

シノン「あっ!」

 

びくっと体を震わせ、シノンは目が覚めた

 

コウキ「……起きたか……大丈夫か?」

 

シノン「……ええっと……なにが?」

 

コウキ「(覚えてないのか)……いや、なにも……」

 

シノン「そう……ところで!……寝ている間にへんなことしてないでしょうね」

 

コウキ「するか!?キリトじゃああるまいし!」

 

シノン「そう……ならいいけど」

 

コウキ(……さきの夢は……記憶を思い出す前兆か?……あまりよくはなさそうだが……聞かないほうがいいな)

 

すると!

 

リーファ「きゃっ!」

 

キリト「うおっ……!」

 

ドタッン!!

 

コウキ「どうした?……あっ」

 

シノン「どうしたの?……あっ」

 

コウキが見た先の光景は……

 

キリト「ってて……だ、大丈夫かスグ!?ってなんか柔らかいものが…………」

 

リーファ「お、お兄ちゃんっ!?手っ!手ぇっ!」

 

キリトがリーファの大きな(*゚∀゚)о彡゚乙牌!!(*゚∀゚)о彡゚乙牌!!を握っている姿が見えた……

 

キリト「うおっ!ご、ごめんっ!!」

 

リーファ「……………………」

 

……………………

 

コウキ「……………………」

 

シノン「コ、コウキ?」

 

……………………

 

キリト「ええと……」

 

スクッ!

 

キリト「た、たしかに……大きくなったな?」(´(;°△°)←キリ→(;ω;///)

 

コ→(#´・(;°△°)(;ω;///)

    

(#´・ω(;°△°)(;ω;///)

 

(#´・ω・(;°△°)?(;ω;///)

 

(#´・ω・)(°△° )彡(;ω;///)

 

(#´゚ω゚`)(°Д°;;;)(;ω;///)

 

 

(#´゚ω゚`) (°Д°;Ξ;°Д°) (;ω;///)

 

 

(##´゚ω゚`)\(^o^)/オワタ(;ω;///)

 

リーファ「「お、お兄ちゃんのエッチ~~~~~っ!!」」

 

コウキ「「自分の妹になにをしてんだおまえはあああ!!!」」

 

キリト「くぁwせdrftgyふじこlpああああああ!!?」

 

リーファの張り手にコウキの翔龍拳からのダイナミックエントリーの計三コンボを食らったキリトは遠くへ吹き飛んだ!!

 

キリト「」

 

アスナ「……コウキ君……これって?」

 

コウキ「えーとですね、俺とクルとシノンが休んでいたところをキリトがいつもどーおりやらかしたので制裁を」

 

シノン「あったわね、そんなこと」

 

ユウキ「キリトてば……本当に……ハァ……」

 

アスナ「キリト君、あとでお話しがあります」

 

キリト「……はい」

 

コウキ「ザマァ(笑)」

 

シノン「……ねえ、コウキ……」

 

コウキ「ん?なんだ」

 

シノン「この話なんだけど、そのときは私の身体に変なことをしなかったか心配だったけど……本当にしなかったのね……それより悪夢にうなされていたのを心配してくれたことに関しては……ありがとう」

 

コウキ「……気にするなよ、まぁその感謝の言葉はありがたくうけとろう」

 

ユウキ「むぅ……次へどうぞ!!」

 

二人の少女の苦悩……

 

サラサラサラサラ……

 

コウキ「……うっう~ん……!!……はあ」

 

コウキは机で設計図を書いていた。

 

コウキ「もう……こんな時間か……」

 

コウキは窓を開けて風通しをした……

 

コウキ「ふぅ……風が気持ちいい……ん?」

 

外を見てみると人影が見えた……

 

コウキ「あれは……シノンか?……よし!」

 

コウキは外着に着替えてシノンの後を追いかけた……

 

キリト「これは……?」

 

コウキ「ああ、あのときのか……シノンが記憶を取り戻したときの……」

 

ユウキ「むぅ……またシノンか……」

 

アスナ「それでこのときのあとは?」

 

コウキ「ほら、前にシノンが記憶を取り戻したって、内容をそのまま話したろ?」

 

ユウキ「……その前にあったよね?」

 

コウキ「なんのこと?」

 

シュイン!

 

すると、何処からともなく1枚の画像が送られてきた……

 

キリト「なんだ?……って……」

 

アスナ「どれどれ……コウキ君……」

 

コウキ「なっ、なんだよ!?いったいなにが写って」

 

コウキが見た画像には、シノンをコウキのベットに寝かしてコウキはイスの上で寝る姿が写っていた……

 

キリト「……コウキ、お前いつもこうゆうことで俺のこと襲ってるけど……お前も同罪じゃあないか」

 

コウキ「おいこら待て!?お前ならどうせ女の子と一緒にベットで寝るだろ!?俺は紳士だ!!その証拠に俺はイスで寝てんだろ!?」

 

シノン「……それもそうね……今回はおおめに見ましょう……」

 

コウキ「サンキュウシノン」

 

アスナ「……では次へどうぞ!」

 

ユウキ「……まぁ次の日、外に落としてあげたけどね(ボソッ)」

 

コウキ「!?」ゾクッ!

 

80層到達パーティ!もっと熱くなれよおおおお!!

 

コウキ「なあ」

 

ユウキ「なに?」

 

コウキ「そういえば、激辛って二枚あるんだよな?1枚はクラインだったがもう1枚は?」

 

ラン「…………」

 

ユウキ「ね、姉ちゃん?」

 

ラン「……………………」ふらっ

 

ドカッ!!

 

コウキ「た、立ったまま気絶してたああ!!?」

 

ユウキ「ね、姉ちゃああん!!?」

 

ハンク「い、医療兵!!医療兵を呼べー!!?」

 

コウキ「ああ、80層到達したときに皆でパーティをやったときのか……」

 

ユウキ「もう、コウキが作ったもののせいであのあと、たいへんだったんだからね!」

 

アスナ「本当だよ……」

 

コウキ「それについてスマン……けどな、お嬢に飲み物を部屋に運んでいたときにさ、……お嬢の寝顔がめっちゃ幸せな顔だったぞ……」

 

シノン「そうなんだ……むしろ幸運だったわけね?」

 

キリト「聞く通りだとそのようだな」

 

ユウキ「……なんかなぁ……まぁ置いといて次へどうぞ!」

 

ユイのお願い事とリーファの料理で主人公たちの悲鳴が!?

 

それぞれ部屋着に着替えてキリトの部屋に来ていた、そこには……

 

キリト「あーその……」

 

リーファ「ごめんなさい……」

 

皿の上には真っ黒焦げの肉が乗っかっていた……

 

ユウキ「……だよね……(汗)」

 

コウキ「……見事なコゲ肉だな……(汗)」

 

キリト「い、いや、これはこれでなかなか味が……」

 

リーファ「ううん、こんな丸焦げになっちゃたし、身体に悪いよ」

 

キリト「いや、現実の身体じゃないんだから健康に問題ないさ、それにもしもの事があったとしても街の中ではダメージを受けないんだ、少なくとも死にはしないはず……たぶん」

 

コウキ「うん、死にはしない……死にはしないけども」

 

ユウキ「コ、コウキ……」

 

リーファ「で、でも……」

 

キリト「いただきます」パクっ

 

リーファ「あっ」

 

コウキ・ユウキ「「くっ、食った!!」」

 

キリト「……うん、いけるいける」

 

コウキ「なん……だと……?俺も一口!」パクッ!

 

リーファ「お兄ちゃん……」

 

キリト「ほら、スグもしゅんぼりしてないで一口食べてみろよ……意外とこれ、うっ……!」

 

ユウキ「キ、キリト?」

 

キリト「ぐぐっ、い、意外と……なかなか……強烈、で……」

 

リーファ「え?お、お兄ちゃんの状態が毒……?」

 

コウキ「アバババババババ(ky」(((´゚ω。`)))

 

ユウキ「コ、コウキの状態が麻痺に!?」

 

キリト「え……S級食材の毒って……「圏内」でも有効なのか……?」

 

コウキ「アバババババババア!!?」バタッ!!

 

キリト「睡眠PK以外にもこんな方法があると……は……」バタッ!!

 

ユウキ「コ、コウキ!コウキィイイ!?」

 

リーファ「お兄ちゃん!お兄ちゃん!?」

 

キリト・コウキ「「うわぁ……これは……」」

 

シノン「……いったいなにをすればあんなふうになるのよ……」

 

アスナ「料理スキル無しで料理するとあんなふうになるけど……さすがに毒状態になったり、麻痺状態になったりは起きないはずなんだけど……(汗)」

 

コウキ「この出来事のせいでリーファの料理を食べようとするとき、いちいち躊躇いが起きてしょうがないのだが……」

 

キリト「トラウマ刻みつけられたなコウキ」

 

ユウキ「あ、はは……けど、その夜から次の日の朝……///」

 

アスナ・シノン「「…………」」

 

コウキ「お、俺はなにもしてないからな!!あとキリト!そこで生暖かい目で見てくんな!!」

 

アスナ「あははは……では次へどうぞ!」

 

ストレアを追え!その1

 

ストレアの部屋

 

ガチャ!

 

ストレア「どうぞ、入って入って!」

 

コウキ「おじゃまします」

 

キリト「ここで宿を借りて生活しているのか……って、これは……」

 

ユウキ「わあ……!!」

 

ストレア「ん?この部屋なにかおかしい?」

 

コウキたちが見た先には色々な可愛い小物が置いてあった!

 

キリト「い、いや……そんなこともないけど、ちょっと意外というか……ずいぶんとカワイイ感じだな……もっと大人っぽい部屋を想像していたよ」

 

コウキ「あっ!これなんかピナじゃないか」

 

ユウキ「コウキ!これクルじゃない!」

 

コウキ「………なんで骨董品屋とかで売ってそうな鮭を食わえた熊の木彫り像みたいに骨付きの肉を食わえたクルの木彫り像があんだよ!?」

 

「妙にリアルだなおい!」っと叫びながら感想をするコウキにニコニコ笑いながらキリトのほうに向くストレア……

 

ストレア「大人?ふうん……アタシってそういうイメージなんだぁ……まあとりあえず適当に座ってて!すぐにお茶淹れてくるから」

 

ストレアはそう言い、となりの部屋に入っていった……

 

コウキ「確かにストレアは大人のおねぇさんって感じだからなぁ~」

 

ユウキ「……ボクは?」

 

コウキ「…………とっとこボクっ娘?」

 

ユウキ「なんでハ○太郎みたいになってるのさ!?」

 

コウキ「とっとこ~走るよユウ太郎~(笑)」

 

ユウキ「むきっ~!!」

 

コウキ「あっはは!ちょ、わりといた!やめてって!」

 

キリト「ぷっくく……!」

 

キリト「これは……流れでストレアの家へ遊びに行ったときの」

 

コウキ「だな、色々な小物があったな」

 

ユウキ「だね……けどさすがにとっとこボクっ娘ってひどいよ……」

 

アスナ「そう?結構似合ってると思うけど?」

 

シノン「私も似合ってると思うわ」

 

ユウキ「二人まで!?」Σ(゜Д゜)

 

コウキ「だってよ(笑)」

 

ユウキ「(怒)」

 

アスナ「ちょっと喧嘩が起きそうなのでつ、次へどうぞ!」

 

ザ・妹選手権!!理想の妹はなに!!

 

ユイ「仲の良さですか……」

 

ユウキ「ユイちゃん?」

 

ユイ「それじゃあ、ためしにみんなにでパパの妹になってみたらどうでしょう?」

 

シリカ「え?」

 

コウキ「ハッ?」

 

アスナ「……それって、どういうこと?」

 

ユイ「だからリーファさん真似てパパの妹として振る舞ってみるんです」

 

ハンク「はぁ……」

 

ユイ「そうすればみんなリーファさんと同じくらいパパと仲良しになれるはずです!」

 

リズ「なるほど、要するにごっこ遊びってことね……ちょっと面白そうかも」

 

ユイ「きっと楽しいですよ、わたしもママもリズベットさんもシリカさんもシノンさんもユウキさんもランさんもみんなパパの妹です!」

 

ユウキ「え?ボクも?」

 

ラン「私もですか……」

 

ユイ「あっ!リーファさんはご指導をお願いいたします」

 

リーファ「え?あ、あたしが指導?」

 

ユイ「わたしたちはパパの妹初心者ですからちゃんと妹ができているか、ベテラン妹としてチェックしてください!」

 

ハンク「ベテラン妹ってなんだwww」

 

リーファ「う、うん……わかった」

 

コウキ「あっ!俺審査員兼実況者やるよwww盛り上がってきたwwwあっ妹は出来ないけど弟としてやろうか?www」

 

キリト「帰れ」

 

コウキ「これはみんなでキリトの妹を演じてた奴だな」

 

アスナ「ふふ、あれは楽しかったわね」

 

シノン「私はちょっと恥ずかしかったけどね……」

 

キリト「そしてこのとき、コウキにはオカン特性があるのを知ったな」

 

コウキ「誰がオカンだ!!(怒)」

 

ユウキ「……なんだかんだでコウキって女子力(?)があるんだよね……次へどうぞ!」

 

ユニークスキル発見!?

 

路地裏

 

コウキ「……ここか?」

 

シノン「あ、着いたみたいね骨董品屋」

 

見た感じからぼったくられそうな骨董品屋な感じで店主らしい老人のNPCもこれまた怪しい雰囲気を醸し出した……

 

シノン「……ここ、本当に営業しているの?」

 

コウキ「……まぁ店主ぽい老人NPCがいるから……たぶん」

 

老人NPC「…………らっしゃい」

 

コウキ「ほ、ほら、あいさつしてきたよ」

 

シノン「……私ひとりだったら絶対に入らないわね、この店」

 

コウキ「……だな、いかにもキリトとかユウキが入りそうだな、前者は「こうゆうところが掘り出し物があるだよ」後者は「なんか面白そう」だな」

 

シノン「……ありえるわね」

 

コウキ「俺は入いるが以後二度と入ることはないな……余程のことがない限り……」

 

シノン「…………今のところ、本当に役に立たないものしか転がってないみたいだけど……あっ、これじゃない?」

 

コウキ「どれどれ……ビンゴだシノン」

 

シノンが見つけたものは……シンプルな形状でシノンと同じ防具の色をした弓、だが確かに他にはないものだった……

 

コウキ「店主さん、これは?」

 

老人NPC「……そいつは《弓》だな、数日前に偶然に手に入ったんだ、珍しいものだが役には立たんよ」

 

コウキ「……ところがどっせい」

 

シノン「そこはどっこいじゃあないの?」

 

コウキ「わざとだ……シノン持ってみろよ」

 

シノン「分かったわ」

 

コウキはシノンに弓を持たせてみた……

 

コウキ「どうだ?」

 

シノン「……うん、持てる、撃てそう」

 

コウキ「当たりだな、よし買おう……って、たか!?なにこの値段!?役に立たんとか言っておいて……」

 

シノン「なに?高いの?」

 

コウキ「レア武器並みに高いってどうなのよ……まあ買うけどさ」

 

チャリーン!

 

シノン「これは、射撃スキル収得して骨董品を見に行ったときの……」

 

キリト「こんなところで見つけたのか……」

 

アスナ「それでコウキ君は買ってあげたんだ?」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「まぁな、少しでも強くなってくれるなら買ってやってもいいか、って感じだったしな……」

 

シノン「……結果は?」

 

コウキ「予想以上だよ、むしろ大助かりだ」

 

シノン「そう……よかったわ」

 

ユウキ「むぅ……次へどうぞ!!」

 

君は何カップが好きだい?

 

ユイ「次は……」

 

コウキ「!?ユウキ危ない!?」

 

ユウキ「わっ!?」

 

モミュ!

 

コウキ「あっふん!?」

 

ハンク「……オェ(嘔吐)」

 

キリト「うぅわああ……」

 

ユイ「……なるほど、男の胸はこうなんですか……ですけど」

 

モミュ!

 

ユウキ「んっ……!」

 

ユイ「ほぉ……中々の気持ちよさです!」

 

ユウキ「ちょ///!?ユイちゃん!?」

 

コウキ「守れなかった……ぐふっ」

 

キリト「こ、これは……」

 

アスナ「ユ、ユイちゃん……」

 

コウキ「守ろうとしたんだが……駄目だったんだよなぁ……(白目 )」

 

シノン「…………」

 

ユウキ「…………///つ、次へどうぞ!」

 

こどものつくりかた!

 

ユウキの部屋

 

ガチャ!

 

コウキ「ここだ」

 

ユウキ「ボクの部屋?」

 

ユイ「ここで何をするんですか?」

 

コウキ「まぁ、待ってな……まずユウキ、ベットで横になってくれ」

 

ユウキ「えっ?う、うん」

 

ユウキはコウキに言われた通りにベットで横になった

 

ユウキ「次は?」

 

コウキ「脱げ」

 

ジャキッ!!

 

ユウキ「コウキ?」

 

コウキ「……スミマセンコトバガタリマセンデシタ、スミマセン」

 

簡単に言うと、ユウキ、横になる→コウキ、脱げ発言→ユウキ、片手剣を突きつける→コウキ、反省今ここ

 

ユウキ「それでどうするの?」

 

コウキ「ハイ、フクヲメクルダケデヨロシイデス、オナカヲミセルクライデ」

 

ユウキ「……うん」

 

ユウキは服を捲り、大体胸の下あたりまで捲った……

 

ユウキ「……これでいい?」

 

コウキ「よし、ユイちゃん、ユウキの横に」

 

ユイ「わかりました!」

 

ユイはベットにハイ登り、ユウキの横についた……

 

コウキ「それでユウキのお腹に耳を当ててごらん」

 

ユイ「はい……」

 

ユウキ「んっ…………」

 

ユイはユウキのお腹に耳を澄ませた……

 

コウキ「そこが命、生命が生まれる場所、そこに今はなにもないがいつか、それこそ何ヵ月もかけて生命が誕生するんだ……」

 

ユイ「なるほど……ユウキさんのお腹……暖かいです……」

 

ユウキ「んっ…………」

 

コウキ「だから、今すぐ生まれるようなものじゃないんだ……何ヵ月もかけて……それこそ愛の結晶であるからこそ何ヵ月もかかるんだ……」

 

ユイ「そう……です……か……」

 

ユウキ「ユイちゃん?」

 

ユイ「Zzz…………Zzz…………」

 

ユウキ「…………寝ちゃった……」

 

コウキ「……まぁ、お腹の上って気持ちよくてついつい寝ちゃうからな……」

 

ユウキ「コウキって……こうゆうふうに教えて貰ったの?」

 

コウキ「ああ……母さんに聞いたらこうされて……そのまま寝ちゃったな……ってあら?」

 

ユウキ「Zzz……Zzz……」

 

コウキ「……寝ちゃったか……そうだ!」

 

コウキはメモ紙とペンを取りだし、ペンで紙に書いたら……それをユイのポケットに入れた……

 

コウキ「これでよし……こうしてみると……姉妹のお昼寝みたいだな……じゃあな」

 

コウキはユウキの部屋から出ていった……

 

その日の夜、キリトの叫び声が轟いたのであった……

 

ユウキ「こ、これは///!」

 

コウキ「ユイちゃんに子供の作り方を教えてたときのだな……」

 

シノン「コウキ……まぁまんま教えるよりかはマシね……」

 

キリト「…………」

 

アスナ「キ、キリト君がものすごい目でコウキ君を睨み付けているよ?」

 

コウキ「さてなんででしょう?(すっとぼけ)」

 

ユウキ「つ、次へどうぞ!」

 

占いはあくまで今後のおこないの目安程度にしよう

 

ユウキ『こ、これは!?……鎖?』

 

動かすとジャラ!っと音を立てる、間違いなく鎖だった

 

占い師プレイヤー『それは『絆の鎖』、お互いの絆を高める為のアイテムです』

 

ユウキ『これが?』

 

占い師プレイヤー『はい』

 

コウキ『で?使用方法とか注意点とかは?』

 

占い師プレイヤー『はい、使用方法はまずお互い、左腕、右腕に鎖を巻き付けます、それであとは自動的に固定されます』

 

ユウキ『ふ~ん』ジャラジャラ!

 

コウキ『はっ?ちょ!?ユウキ!?なんで付けるんだ!?』

 

突然鎖を自分の左腕に巻き付けるユウキに慌てて止めるコウキ……だが!

 

ユウキ『面白そうじゃん、コウキもほら!』

 

コウキ『ええっ……マジで?』

 

ユウキ『マジで、ほら早く!』

 

コウキ『……しょうがないなぁ』

 

渋々自分の右腕に鎖を巻き付けるコウキ、巻き付けると鎖が自動的に腕を締め付ける……すると占い師プレイヤーが!

 

占い師プレイヤー『ああ……注意点ですが』

 

コウキ『ん?』

 

占い師プレイヤー『今日一日、その鎖は外れません』

 

コウキ・ユウキ『『……………………はっあああ!!?』』

 

コウキ『おいこら待てや!?なんで先にそんな大事なことを早く言わないんだ!?もう付けてしまったよ!?』

 

ユウキ『ほ、本当に外れない……!』

 

占い師プレイヤー『外れてしまったら絆を深められないでしょう』

 

コウキ『はぁ?』

 

占い師プレイヤー『『絆の鎖』はお互いに離れられない状態にし、お互いのことを考えて、そしてお互いの絆を深めるアイテムです、まぁお互いの相性が悪ければそれは『絆の鎖』から『破綻の鎖』になってしまいますが』

 

コウキ『おい!?今聞き捨てならないこと言ったぞ!?』

 

占い師プレイヤー『まぁあなた方なら大丈夫でしょう』

 

ユウキ『無責任な!?』

 

占い師プレイヤー『それでは幸運を祈っています』

 

コウキ・ユウキ『『……………………』』ポカッーン……(( ; ゜Д゜))

 

占い師プレイヤーはサッサッと立ち去り、二人は唖然っしたまま立ち尽くした……

 

コウキ『ユウキ……』

 

ユウキ『……ごめん』

 

コウキ「うわぁ……これ、前の……」

 

キリト・アスナ・シノン「「「ユウキ……」」」

 

ユウキ「う……」

 

シノン「ユウキ、あなたは注意力が足りないようね」

 

アスナ「「面白そうだから」、それだけで着けようとするのは危険だよ?」

 

キリト「まぁ気持ちは分からないでもないけど……」

 

ユウキ「う、うう……」

 

コウキ「まぁユウキがしでかすのは、いまに始まったことではないが」

 

ユウキ「グハッ!(言い返せない……)」( ω )・:;'゚

 

チーン……

 

コウキ「あっ、オワタ(ユウキが)」

 

アスナ「つ、次へどうぞ!」

 

おまけストーリ~、鎖に繋がれた二人の一夜

 

ランの部屋

 

ラン「……もう……これからは気をつけてくださいよ?」

 

コウキ・ユウキ「「は、はい……」」

 

ラン「……これで説教は終わりです、立っていいですよ 」

 

コウキ「いや……お嬢……」

 

ユウキ「あ、足が……痺れて……」

 

ハンク「…………」ニヤリ(^ω^ )

 

そしたらハンクが悪どい笑みを浮かべた……それを見たコウキは顔を青ざめた……

 

コウキ「あ、兄貴?お前まさか……」

 

ハンク「そWのWまWさWかWだW」

 

コウキ「やっ!やめろおおお!!?」

 

ハンク「北斗……つんつん拳!!ほああ!!つんつんつんつんつんつんつんつんつんくつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつん!!!!!!」(∋´゚ω゚`)∋

 

コウキ「あうあひゃぁぁぁぁぁぁッ!!?」

 

ユウキ「コ、コウキーー!!?」

 

クル「クルクル」ペロッペロッ……

 

ユウキ「ひゃん!ちょ、クル!?足の裏舐めないでひゃん!!」

 

ラン「あらあら……困った子ね」

 

ユウキ「ちょ、姉ちゃん止めてよ!?ひゃん!?」

 

~少々お待ちください~

 

ハンク「ふぅ……スッキリ!」( ´∀`;)

 

コウキ「………………」(ビクン!ビクンビクン!!)

 

ラン「ユウキ?大丈夫?」

 

ユウキ「………………」(ビクン!ビクンビクン!!)

 

ハンク「……返事がない、ただの屍のようだ」

 

キリト「コウキとユウキ……あのあとであんな目にあってたのか」

 

アスナ「あっ、あははは……」

 

シノン「これは……キツイわね……」

 

コウキ「ああ……キツカッタナー(白目)」

 

ユウキ「ホントニネー(白目)」

 

アスナ「つ、次へどうぞ!」

 

シノンの苦悩……それを解決する者は……後編

 

シノンサイド

 

私は……馬鹿だった……

 

勝手にコウキのところから飛び出して、自分のレベルより高いって迷宮区のモンスターに挑み、そして今は次の攻撃でやられるようなダメージを食らった……

 

今、目の前には亡霊騎士系のモンスター、首無しの騎士で知られている『デュラハン』が1体、その後ろに待ち受けているのは死神の姿をしたモンスター、『ブラッディゴースト』が2体いた……けど私を殺すには1体で充分だった……デュラハンは持っている紫色の両手剣を私に向けて持ち上げる……

 

シノン(あぁ……これで切り裂かれて私は……)

 

そう考えるとからだの震えてきた……涙も出てきた……

 

そしてデュラハンは両手剣を持ち上げ、そして降り下ろしにかかる!そしてシノンは思ってしまった……

 

シノン(誰か……助けて)

 

デュラハンの剣が迫る……そのとき!!

 

???「トルネーディオー○ードライブ(波紋乱渦疾走)ーっ!!」

 

…………なにかが高速回転しながらデュラハンを蹴り飛ばした……

 

シノン(ってこの声って)

 

???「もう!わざわざ助けるのにそんな技つかう?」

 

???「クルクル……」

 

シノン「えっ?」

 

私は新たに声がしたほうへ向くとそこには!

 

シノン「ユウキ!?それにクルも?」

 

ユウキ「助けにきたよシノン!」

 

クル「クル!」

 

???「もっしもっ~し?デュラハンの攻撃から助けた命の恩人である俺のこと無視か?」

 

ユウキ「コウキ…ふだんの行いが悪いからじゃない?」

 

???「なん……だと?」

 

シノン「…………」

 

助けに来て早々コントする二人に唖然するなかもう一人、コウキがシノンに声をかける……

 

コウキ「……おう、無事でなによりだ、シノン」

 

そう言って不敵な笑みを浮かべるコウキに安心感を感じた……

 

シノンサイドエンド

 

アスナ「これは……?どうしたの?」

 

コウキ「これは……ちょっとシノンと揉めちゃって……それでシノンが飛び出して……80層の迷宮区に行っちゃって……たまたま偶然ユウキとクルと出会って、シノンの救出しあときだな」

 

ユウキ「うん……無事助け出してよかったよ」

 

キリト「てかなんで助け出すときの技が波○攻撃?」

 

コウキ「パウッ!w」

 

キリト「やかましい」

 

シノン「コウキ……ユウキ……このときはありがとうね」

 

コウキ「どういたしまして」

 

ユウキ「気にしないでシノン」

 

アスナ「……さて。これにて前編は終了ですね」

 

シノン「ええ、次は後編ね」

 

ユウキ「じゃあ次は後編で会おうね」

 

コウキ「またな!」




後編へ続く!!


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第三回そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんと 後編

また自転車が壊れた……これで今までの修理費の合計約2万……orz

……それに来月から5日勤務だし……投稿さらに遅くなる(泣)

まぁ地道に頑張ります!ではどうぞ!!


アスナ「では第三回そーどあーと・おふらいん」

 

ユウキ「ほろうふらぐめんと後編始まるよ!!」

 

プレイバックコーナー

 

アスナ「前回に引き続きプレイバックコーナーをやります!」

 

コウキ「…………」

 

ユウキ「ん?どうしたのコウキ?」

 

コウキ「いや……さ、作者が俺に言ってたこと、俺にとって、「史上災厄の一日」になる、さっきはなんとか無事に終わった……けどあの作者だ、今回でなにかとてつもない悪いことが起こりそう……そんな気が……」

 

ユウキ「か、考えすぎだよ!……たぶん」

 

コウキ「…………」

 

キリト「……気をしっかり持てよ」

 

シノン「まぁ自業自得かもね」

 

コウキ「ブワッ(´;ω;`)」

 

アスナ「で、では!プレイバックコーナーどうぞ!!」

 

ストレアを追え!その2前編

 

コウキ「……さて」

 

コウキ(ストレアのこと……気になるな……ちょっと接触してみるか……もしかしたらキリトたちと会った場所にいるかも知れない……)

 

コウキ「……よし!行ってみるか」

 

ユウキ「どこかに行くのコウキ?」

 

コウキ「ユウキか?」

 

先ほどまでに部屋にいたらしいユウキが階段から降りてきながらコウキに話しかけた。

 

コウキ「ちょっとストレアに会いに行こうかなって思ってな」

 

ユウキ「ストレアに?なんで?」

 

コウキ「ちょっと気になることがあってな」

 

ユウキ「ふーん……ボクも行くよ!」

 

コウキ「えっ?なんで?」

 

ユウキ「ボクもストレアと会いたいからね……ダメ……かな?」コテン

 

コウキ「うっ……」

 

ユウキ「…………」ウルウルウルウル……

 

ユウキが首をこてん、と傾げながらこちらを見てくる……その潤んだ瞳を見てコウキは「なにこの子可愛い 」ってテロップを思い出してた……

 

コウキ「…………はぁ……わかった、わかったからそんな目で見てくるな」

 

ユウキ「やったあ!!」

 

コウキは激しく精神値を消費し、ユウキはぴょんぴょん跳び跳ねて喜んだ!

 

コウキ(なんでそんなに喜ぶんだか?)

 

ユウキ「じゃあ早速行ってみようか!」

 

コウキ「……ああ」

 

そしてコウキたちは84層迷宮区へと向かって行った……

 

コウキ「これは、キリトにストレアのことで聞いたあとのときか」

 

キリト「あのあとコウキは行動してたのか」

 

シノン「……特に変わったところはないわね」

 

ユウキ「まぁね」

 

アスナ「では次へ行ってみましょう!」

 

ストレアを追え!その2後編

 

そして三人は階段に上がって行った……それからしばらく、一階登っては隅々まで探し回ったものの、それらしきものは全く見当たらず、結局そのままボス部屋前にまで来てしまった……

 

ユウキ「結局……それらしきものは見つからなかったね……」

 

コウキ「まぁまだ、無いとゆう確証は無いからな、これからも続けよう、さてどうする?」

 

ストレア「今日はもうこれぐらいにしてぇ……二人ともこのあと時間ある?」

 

コウキ「あっ?時間?……べつにこれってゆう事はないな」

 

ユウキ「うん、ボクも無いよ?」

 

ストレア「じゃあみんなで温泉入りに行こうよ♪」

 

二人と一匹「「「……………………はぁ?(グル?)」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……84層ダヒオス、ここはほとんどが岩で覆われたフィールドだが、ここにいくつか温泉が沸き立つ場所があり、ここで取れる温泉水は美容アイテムとしての価値があり、それでいて攻略帰りに入っていくプレイヤーもいて、特に女性プレイヤーには人気スポットだった……

 

そんな人気温泉スポットに三人と一匹が来ていた……

 

コウキ「……マジで入るのか?こんなところで?」

 

ストレア「なにを気にしてるの?アタシもう汗でベトベトだよぉ~~」

 

コウキ「いやいや、ここは安全地帯じゃあないし、すでに暗いし、もしモンスターに襲われたらどうするんだよ?」

 

ちなみに外はすっかり暗くなり、星も出ているぐらい時刻が経っていた……

 

ストレア「確かに安全地帯じゃあないけどモンスターもいないし暗いっていっても星でけっこう明るいよ?」

 

コウキ(……これ絶対に譲らない感じだな……)

 

ストレア「じゃあ早速入ろ~っと、えっとまず武器・防具の解除を」

 

コウキ「へっ?」

 

しゃららん……!ヒュン!ブスッ!!

 

コウキ「ギャーー!!?目が!?目が嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼!!?」

 

ユウキ「コウキ見ちゃダメ!!」

 

ストレア「えっ?ど、どうしたの!?」

 

クル「グ、グル!グルルル!グ、グルルグルグルグル!!グルルルルルルル、グル!グルグルグルグルグルグル!!グルゥグルルルルルグルグル!!(あ、ありのまま起こったことを話すよ!今さっきほどストレアさんがいきなりみんなの前で装備を外しちゃたの!!それでマスターが思わずストレアさんの方へ見たら、そして風が吹いたと思ったらユウキさんがすでにマスターの目を二本の指で目潰ししたの!!何を言ってるのか分からないと思うけどボクもいったいどうやってあの一瞬でどうやってのけたのかさっぱり分からない!!)」

 

コウキ「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼!?」ゴロゴロゴロゴロ!

 

ストレア「コ、コウキ大丈夫!?」

 

ユウキ「ス、ストレアも早くとりあえずタオル巻いて!揺れてる、揺れてるから!?」

 

……コウキは目を押さえながら身体を転がし、ストレアはそれに心配し、ユウキはそれをストレアの大きなナニかをなんとか隠そうと必死で……なんとゆうか……凄くカオスな空間であった……

 

コウキ「うわぁ……あのときのか……ヤバイ、思い出して目が……」

 

キリト「だ、大丈夫か?」

 

アスナ「ユウキ……気持ちはわかるけど……あれはやりすぎ」

 

シノン「そうよ、さすがに目を突き刺すのは……」

 

ユウキ「うっ……ごめんなさい……」

 

コウキ「あのよ、謝るのはいいが、あのときの俺の目こんなになんてたんだぞ?」(#ω#)

 

ユウキ「……ごめんなさい……」

 

アスナ「……まぁユウキは反省してるようなので次へ行きましょう!」

 

大人の威厳とはなにか?

 

クライン「確かにうめぇな!へっへへ、にしてもエギル!みんなに料理おごっちまうなんて太っ腹!!」

 

エギル「なに言ってんだ、今日のパーティの料理代は全部、主催のお前持ちじゃねぇのか?」

 

ハンク「あっ!そうだそうだ!これのことを忘れていた」

 

ハンクは自分のウィンドウを操作し、クラインに送信した!

 

クライン「な、なんだよこれはよ?」

 

ハンク「今回のパーティに使ったもの清算表だ、纏めて置いたから感謝しろよ?」

 

クライン「はあ!?オイオイ!?そんなこと全然聞いてねぇぞ、てか高!?」

 

クラインがそう頭を抱えて叫ぶとそれに聞きつけたリズベットとユイがこっちに来た!

 

リズ「え?なになに?今日のパーティはクラインのおごり?ラッキー!ゴチになるわねー」

 

ユイ「クラインさん、ありがとうございます!」

 

クライン「お、おう!この程度の出費どうってことねぇさ……!」

 

ユイの前でドンと胸を叩くクライン、だが瞳の橋からこぼれ出る涙にクラインはぐっぐぐっと堪えたのであった……

 

ラン「……先程「高!?」って言ってませんでしたっけ?」

 

ユウキ「ボクも聞こえたよ……」

 

ハンク「WWW」

 

コウキ「兄貴……アンタって人は……クライン……オツ」(;・ω・)人

 

アスナ「これは前にみんなでパーティしたときの……」

 

コウキ「そうそう、このあとクラインが用意したカラオケが動かなくって色々台無しになったやつ」

 

キリト「……動かなくってよかった……」

 

シノン「……そうね」

 

ユウキ「けど、現実でみんなで行こうって約束したからよかった!」

 

キリト・シノン「「うっ!」」

 

コウキ「www、では次へどうぞ!」

 

最強(笑)ギルドマスターVS鬼畜ギルドマスター前編

 

すると入り口から、白・金・紫のトリコロールの金属防具を身に纏った、金髪の男性プレイヤーがこちらに近付いて来た……

 

アスナ「……来たみたいね」

 

ハンク「あれが……」

 

???「お初にお目にかかります、アルベリヒと申します」

 

丁寧な口調で自己紹介するアルベリヒ、だが男3人は……

 

キリト(装備はそれなりのものを揃えているようだがなんだろう、この違和感……)

 

ハンク(こいつ……装備の割には着せられている感があるんだが……本当に強いのか?)

 

コウキ(……また大層な名前してんな……「アルベリヒ」、確か……色々省略するとだが「妖精王」の名前だったような……?)

 

色々失礼な思案する3人、そしてアスナも自己紹介をする

 

アスナ「初めまして、私が血盟騎士団副団長のアスナです、本日はよろしくお願いいたします」

 

アルベリヒ「お噂はかねがね聞いております、《閃光》のアスナさん」

 

コウキ(さすがにアスナのことは知っているか)

 

アルベリヒ「いやはや、お美しい限りです、もしや現実の世界ではご令嬢だったりするのでは?……っと失礼、この世界では現実世界の詮索はタブーでしたね、ふふふふふっ」

 

アスナ「は、はあ……」

 

そしてこのとき、約2名の男は!

 

コウキ・ハンク((おええええ(嘔吐)!!!))

 

……心中吐いていた……

 

コウキ(オーッ!ノォーッ!!歯がガタガタ浮くぜバカヤロー!!)

 

ハンク(待て!耐えるんだジ○セフ!……あっダメだおええええ!!!)

 

コウキ(あ、兄貴ィーー!!?)

 

キリト「お前……ハンクと一緒にそんなこと考えていたのかよ」

 

コウキ「だ、だってさぁ……なぁアスナも少しは思ったろ?」

 

アスナ「ど、どうかな~?……ちょっと思ちゃった(ボソッ)」

 

シノン「……私も苦手ね……この手の人」

 

ユウキ「ボクも……」

 

コウキ「さて、次にそんな人は……次へどうぞ!」

 

最強(笑)ギルドマスターVS鬼畜ギルドマスター後編

 

このあいだもアルベリヒは攻撃を続けているがハンクが細かいステップの連続と身体の反らし、攻撃をしようと見せかけて退避するフェイントを織り混ぜて、アルベリヒの攻撃を全部避けている!

 

アルベリヒ「くそ!なんで当たらない!?」

 

ハンク「どうしたどうした?その程度なのか?まだ一発足りとも当たっていないぞ?ほらほら!もっと本気を出してみろよ!!」

 

アルベリヒ「ピクッピクッピクッ‼……いいさ、わかったよ、僕が戦いというものを教えてやる!」

 

ハンク「ほう?是非とも教えてほしいね?」

 

アルベリヒ「減らず口を!……はああああっ……!」

 

するとアルベリヒが後ろに下がり、そこで力を溜めるように動き出した!

 

ハンク「むっ?(ソードスキルか?)」

 

アルベリヒ「はあっ!」

 

ヒュン!

 

しかしアルベリヒはただの突きを放っただけだった!

 

ハンク「なっ!?(ソードスキルじゃあないのか!?)」

 

アルベリヒ「ふっ」

 

ぶぁっ!

 

ハンク「くっ!?(……砂埃でめくらましかよ……)」

 

キリト・アスナ「ハンク!(さん!)」

 

ユウキ「危ない!」

 

アルベリヒ「くらえぇっ!!」

 

ハンク(うなもん……)

 

ハンク「食らうかあああ!!!」

 

スッ、ダンッ!!

 

アルベリヒ「なにっ!?」

 

ハンクは体を伏せてアルベリヒの攻撃を避け、伏せた状態でそのまま飛び上がった!アルベリヒは自分の渾身の攻撃を避けられたのとハンクが自分の伸長よりさらに高く跳んだのに身体を硬直してしまった!

 

ハンク「隙ありチェェストォォォォォッ!!!」

 

ハンクはそれを利用し、空中で鬼神化してそのまま斬馬刀ソードスキル、斬属性1HIT技単発重攻撃技、溜め切りをアルベリヒに叩き込んだ!!

 

アルベリヒ「うっげえええ!!?」

 

バシャアアーーン!!!

 

アルベリヒはそのまま吹っ飛び、川へと突っ込んで行った!!

 

コウキ「プギャーwwwざまぁwww」

 

ユウキ「ちょ!?コウキなんてこと言うの!?」

 

シノン「……やはりハンク……ただもんじゃあないわね……」

 

キリト「まぁな……対人戦に関しては見習いたいところがいくつもあるからな」

 

アスナ「確かにね……では次へどうぞ!」

 

コウキ「アルベリヒについて何も言わないwwwもはやスイーツ(笑)」

 

相性占いで人との関係は変わるのか?

 

コウキは先程キリトがやったように、腰を下げ、両手を広げる……ユウキはそれを自分の身体を預ける……そしてユウキの身体を持ったら、そのまま持ち上げた……

 

ユウキ「お、重くない?」

 

コウキ「……いやちょうどいいぐらいだから大丈夫……」

 

ユウキ「そ、そう?」

 

コウキ・ユウキ「「//////」」

 

みんな(クライン除く)「「ニヤニヤニヤ(゜∀゜)」」

 

コウキ(ハッ!?)

 

自分の後ろの気配を感じたコウキは一気に冷や汗をかいた……特に……

 

クライン「コウキの奴羨ましいな……(血涙を流しながら……)畜生!!」

 

ガンガンガンガン!!(壁パンする音)

 

コウキ「…………(汗)」

 

クラインの様子にコウキは焦りながらも事を進めようとする!

 

コウキ「じゃあ……やるか?」

 

ユウキ「えっ?あっ!うん……」

 

コウキはユウキをお姫様だっこしたまま占い師に近づく……

 

ユウキ「あの……ボクたちの将来を占ってほしいんですが」

 

辻占い師「ふむ……これは……」

 

占い師はなにか考えこんで……やがて答える……

 

辻占い師「どうやらあなた方は数奇な運命で繋がっているようです……」

 

コウキ「数奇な……運命?」

 

辻占い師「これからの人生、さまざまな痛みが伴うかも知れません……しかしそれを臆していけません、しっかり見据えて、耐え抜けば、やがて明るい未来が訪れるでしょう」

 

ユウキ「明るい……未来」

 

コウキ「…………」

 

辻占い師「そんなあなた方にこれを差し上げます」

 

シュイン!

 

辻占い師「心の光で満ちた未来が訪れますように……」

 

占いを終えたあと、すぐにユウキを下ろした……

 

ユウキ「……余り良いこと言われなかったけど、まぁ「明るい未来が訪れる」って言っていたから良かったのかな?……どうしたのコウキ?」

 

コウキ「いや……占い師に貰った物がさ……(汗)」

 

コウキは振り向き、手に持っている、占い師から渡された物を見せた……

 

それは長大な物で色は白、しかし表面には黒文字で「なんでやねん!!」っと書かれており、握る場所には布が巻かせれていて握りやすくしてある……そのバット程の長さもつ正体が……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

超巨大ハリセンだった

 

ユウキ「…………えええ……?」

 

コウキ「このときのユウキの顔ワロタwww」

 

ユウキ「だ、だってあんだけのことしてハリセンって……誰だって「ええ……」ってなるよ!!」

 

キリト「確かに」

 

シノン「……まぁお笑い話になっていいじゃない」

 

コウキ「なんだかんだであのハリセン便利だった(笑)」

 

アスナ「そういえばハンクさんが手に入れた箱……中身……なんだろうなぁ……」

 

……………………

 

ハンク「ぶぇくしょい!!……?」

 

……………………

 

コウキ「さぁってな?」

 

ユウキ「では、次へどうぞ!」

 

君は何テールが好き?

 

シリカ「揺れるものに目を奪われる……ものすごく納得しました……」

 

シノン「でしょ?シリカはその髪型じゃないと揺れるものがなくなっちゃうからそのままの方がいいよ」

 

ユウキ「うわぁ……」

 

シリカ「……なんかひどいです!」

 

コウキ「……(小声で)シノンも言うほど胸無いだろ」ボソッ

 

シノン「聞こえてるわよ」ゴッ!ゴッ!ゴッ!

 

シ→(#°言°)……オッオゥ(^ω^;)←コ

 

コウキ「……オワル前に逃げる!!」

 

シノン「死になさい!!」

 

バタバタガチャン!!

 

コウキたちは走ってエギルの店から出ていった……

 

キリト(これからしばらくは揺れるものが気になり続けるかもしれない……)

 

その後……

 

シノン「待ってえええ!!!」ΞΞΞΞΞ(#°言°)

 

コウキ「イヤですおおお!!?」ΞΞΞΞΞ⊂二二(;^ω^)二⊃

 

あれから一時間も鬼ごっこを続けた……

 

シノン「ちぃ!このままじゃあ埒があかない!こうなったら!」カチャ!

 

シノンは弓・エウロスと矢筒を装備し、そこから矢を1本取りだし、弓につがえて……未だに逃げているコウキに狙いを定めて……

 

シノン「…………」

 

    <ヽ

    / ヽヽ

  (#/° -)||

 /つ→ ニニ||

 

シノン「そこっ!」

 

  ピシュン!

    <ヽ

    |ヽヽ

 (#° -|)||

と_   |ニ||-=≡≡→

 

コウキ「……逃げ切れたか……ん?」

 

 

 ブーン!!

⊂二二二(;^ω^)二⊃

    |  /

     ( 丶ノ

    ノ>ノ

  三 レレ

 

 

⊂二二二(^ω^)?二⊃

    |  /

     ( 丶ノ

    ノ>ノ

  三 レレ

 

 

⊂二二二(^ω^;)二⊃ウシロミィテット……

    |  /

     ( 丶ノ

    ノ>ノ

  三 レレ

 

シュン!!

 

ブスッ!!

 

コウキ「…………アッーー♂!!?」

 

見事に……コウキのお尻の穴に矢が突き刺さり……コウキは転がりながら地面に沈んだ……

 

シノン「……今までの訓練の成果がここで出るの?……ともかくやったわね」( °ω°)bグッ!

 

そのままシノンはコウキを置いて去っていった……

 

コウキ「…………」ビクン!ビクンビクン‼

 

キリト・コウキ「「……oH」」

 

ユウキ「……(汗)……シノン」

 

シノン「なによ?」

 

ユウキ「い、いや……(こ、こわい……)」

 

アスナ「で、では次へどうぞ!(早く別の話題にしないと……!)」

 

おまけストーリ~2・二人の現実容姿

 

ユウキ「あれ?こ、これは!?」

 

コウキ「どした?」

 

ユウキがなにか見つけ出し、なぜか震えだした……それに不振を感じたコウキはユウキの手に持つ物を見た、それは……

 

夕焼けをイメージした黄色いパッケージ……

 

のどかな農村をイメージしたイラスト……

 

そしてその箱の表面にでかでかと書かれた『アインクラッドチョコスナック きのこの山』っと……

 

ユウキ「きのこの山……だと……!?(なぜこんなところに!?)」

 

コウキ「またこのユウキのネタ顔(笑)」

 

ユウキ「う、うるさい!」

 

アスナ「まぁなんにしてもきのこは最高ね」

 

ユウキ「た、たけのこのほうが最高だもん!!」

 

アスナ「む……キリト君は?」

 

キリト「えっ?」

 

アスナ「だからキリト君はきのこ派?それとも……たけのこ派?」

 

キリト「えっ……え~と……きのこ……(汗)」

 

アスナ「よかった!」パァー

 

コウキ(あいつ……本当はたけのこ派だな……)

 

シノン(……くだらない……)

 

アスナ「では、次へどうぞ!」

 

新装備完成!

 

……………………

 

ボスモンスター「グオオ……」

 

ボスモンスターはコンソール周辺をうろうろしている……すると!

 

コウキ「お~い!」

 

ボスモンスター「グオ!?」

 

声がするほうへ向くと突然!!

 

ガンッ!!

 

ボスモンスター「グオオ!!?」

 

ボスモンスターの顔面に野球ボールぐらいの大きさの鉄球が激突した!それを見たコウキは……

 

コウキ「えええ!?そんなの避けられないのぉーー?鈍すぎプギャーwww!!」m9(^Д^)プギャーwww

 

ボスモンスターに対して大笑い……もとい挑発した……それにボスモンスターは……!

 

ボスモンスター「「「グオオオオオオ!!!」」」

 

……怒りを滲ませてコウキを追い掛けた!

 

コウキ「……よし……来た来た……ここで一時撤退!」ΞΞΞΞΞ⊂二二( ^ω^)二⊃ブーン‼

 

コウキはすぐさま回れ右して逃げる!

 

コウキ(上手くやれよクル、ユイちゃん!)

 

……………………

 

キリト「……来たか!」

 

キリトはこちら向かってくるコウキを視認した、そしてコウキは……

 

    ドドドド

    ..⌒)

  __(∴o∴゙)__

 

 

 

   ド ド ド ド

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   ヽ | /

    ∴⌒.∴

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   c(^ω^) ⌒ヽ

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    (^ω^)つ⌒)

三=―(つ ノ―=三

 (⌒⌒| (⌒):⌒ヾ

(∴(⌒:し;三″∴⌒)

 ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄

 

……全速力でキリトのほうへ向かっていった!

 

キリト「あ、ユイとコウキで例のコンソールを調べに行ったときのだな」

 

コウキ「ひどいよなー、人がボスをおびき寄せていたのに「こっち来んな!」とか言いやがったんだぜ?」

 

ユウキ「キリト……それはちょっと……」

 

キリト「い、いやあのときはもうすこしなぁ!」

 

シノン「それにしてもねぇ……」

 

アスナ「……なんかキリト君が責められているようなので次へどうぞ!」

 

蒼の竜剣士と翠の射手(前編)

 

第86層テラフィル

 

コウキ「ここだよな……あっいたいた!あのじいさんだな」

 

シノン「ここが例の……」

 

あれから補充品を揃え、すぐさま86層へと向かい……着いた後は例の老人NPCを捜し……今見つけたところである……

 

ユウキ「じゃあシノン、さっそく」

 

シノン「ええ……こんにちは、おじいさん」

 

老人NPC「おやすまんのう郵便屋さん、それでわし宛の荷物はどこにあるんじゃ?」

 

シノン「は?あの……」

 

コウキ(うわぁ……このNPC、耄碌(もうろく)じいさん設定かよ……めんどくさいなぁ……)

 

ユウキ「いえあのおじいさん、ボクたちは」

 

老人NPC「郵便屋さんじゃなかったかの?じゃあ、お前さんはパン屋のマリオの子か、大きくなったのう」

 

コウキ「おいおいじいさん、マリオはパン屋さんじゃあなくて配管工だよ?w」

 

ユウキ「ちょ」

 

老人NPC「ああ?そうじゃたけ?」

 

コウキ「そうだよw……それでこの緑のほうはル○ージで、紫のほうはワル○ージだよwww」

 

シノン「ちょ、ちょっとあんたねぇ!!」

 

老人NPC「おーおー!思い出したわい、よく二人で鬼ごっこしてたのぉ……いつも緑は逃げて紫が追いかけていたわい」

 

コウキ「なんで知ってんだよ……」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ「ん?」

 

振り向くと二人は肩を震わせ顔を地面に向けていた……

 

コウキ「…………(汗)」

 

シノン「……ちゃんと……自己紹介……」

 

コウキ「ご、ごめ(ry」

 

ユウキ・シノン「「してよ!!(しなさい!!)」」

 

ドゴン!!

 

コウキ「ヒヤフイイイイ!!?」

 

ユウキとシノンの二人同時のジャンピングアッパーを貰ったコウキはそのまま上へぶっ飛んでいった……

 

老人NPC「けっ、きたねぇ花火じゃわい」

 

キリト「ちょ、コウキ、マ○オネタwww」

 

コウキ「いやぁ……じいさんから振ってきたからつい」

 

ユウキ・シノン「「また殴られたい?」」

 

コウキ「すいませんでした」orz

 

アスナ「まったく……コウキ君、女の子相手にそんな風に言わないの!」

 

コウキ「すみませんでした……では次へどうぞ!」

 

蒼の竜剣士と翠の射手(中編)

 

コウキ『いやなんでも……そうだ!ちょうど3つあるし一人ずつ選んで同時に宝箱開けてその中のものはその人のもので外れはミミックを一人で倒すってのは?』

 

ユウキ『面白そう!ボク賛成!!』

 

シノン『ええ……』

 

コウキ『なんだ?シノンともあろうものが怖いの?w』

 

シノン『カチン……怖くなんかないわよ……いいわよ、やってやろうじゃないの』

 

コウキ『よし、じゃあ公平に選ぶためにジャンケンな』

 

結果、ユウキが先に勝ち右の宝箱へ、次にシノンが勝ち左の宝箱へ、そして最後に負けたコウキは真ん中の宝箱へ……

 

コウキ『よし、じゃあ『せーの』で開けるぞ』

 

シノン『ええ』

 

ユウキ『わかった!』

 

コウキ『よし……『せーの』!!』

 

パッカ!

 

コウキたちは同時に宝箱を開けた!

 

ユウキ『……ちぇ~……鉱石か』

 

シノン『わたしは……片手棍ね……とゆうことは』チラッ

 

ガジガジガジ……

 

コウキ『.…….……』

 

シノンとユウキは真ん中にいるコウキを見ると絶賛にミミックに顔をかじられているコウキの姿が……

 

ユウキ・シノン『『.…….……ぷっ!くっくっくっ.……!』』

 

ユウキ(言った本人が真っ先にかじられるなんて.……!)

 

シノン(テンプレ過ぎて、は、腹が.……!)

 

コウキ『.…….…….……い』

 

ユウキ・シノン『『?』』

 

コウキ『いってえじゃねぇかあああ!!!』

 

ググッバキッ!!

 

ミミック『『ピギィ!!?』』

 

ピシッ、パリィーン!!

 

コウキがミミックの蓋(口?)と本体を握り、そのまま引きちぎった!ミミックは悲鳴をあげて.……そのままポリゴンとなって消え去った.……

 

コウキ『…………よし、次へ行くぞ』

 

シノン『え、ええ……』

 

ユウキ『う、うん……』

 

スタスタっと歩いて行くコウキのあとを追いかける二人……

 

シノン(なんかちょっと気まずいわね……)

 

ユウキ(そう……だね……)

 

そして三人は次に正面の左側へと歩いて行くとまた3つの宝箱の置かれた部屋にたどり着いた……

 

三人『『『………………』』』

 

コウキ『……よし、またやるぞ』

 

シノン『ええ……』

 

ユウキ『ま、またやるの?』

 

コウキ『当たり前田クラッカーだ』

 

シノン『何年前のネタよ……』

 

コウキ『いいからやるぞ、ジャンケン!!』

 

結果、コウキが先に勝ち左の宝箱へ、次にユウキが勝ち真ん中の宝箱へ、そして最後に負けたシノンは右の宝箱へ……

 

コウキ『よし……『せーの』!!』

 

パッカ!

 

シノン『……今度はわたしが鉱石ね』

 

ユウキ『……ポーションだった.……ってことは』チラッ

 

ガジガジガジ……

 

コウキ『…………』ピク…ピクピク……

 

……また先のようにミミックに顔をかじられているコウキの姿が……

 

コウキ『…………』

 

ガシッ、ポイッ!

 

コウキは顔をかじっているミミックを取り外して放り投げ……そして!

 

コウキ『「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!!」』(⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃ ##º言º)⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞

 

ズガガガガガガガガガガガン!!!

 

ミミック『ピギイイイ!!?』

 

ピシッ、パィリーン!!

 

……放り投げたすぐに片手棍を取り出してミミックをボコ殴りした…………もちろんミミックは耐えきれずにポリゴンとなって砕け散った……

 

コウキ『ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……』

 

ユウキ『コ、コウキこれ……』

 

ユウキは宝箱から入手したポーション……『グランポーション』をひとつ、コウキに渡した……

 

コウキ『……ありがとう……次へ行くぞ』

 

コウキはポーションを飲みながら次の部屋へ歩いていった……二人は顔を見合せながらもコウキのあとを追いかける……そのあとも宝箱部屋に着いては必ずコウキがミミックに引っかかるとゆう事態が続けて起きた……のでコウキはモンスターにエンカウントするたんびに一人でモンスターをボコ……倒したのであった……

 

コウキ「……今日で宝箱を開けるが嫌になってきた……」

 

ユウキ「ま、まぁまぁ……」

 

しかし……コウキの不運はまだ続くのであった……

 

みんな(コウキ除く)「「「「……ぷっ!」」」」

 

コウキ「###」

 

キリト「ど、ドンマイコウキ……」

 

アスナ「そ、そうゆうときもあるよ!」

 

ユウキ「そ、そうだよコウキ!」

 

シノン「き、気にしたら駄目よ……ぷっ!」

 

コウキ「お!ま!え!ら!!!」

 

ユウキ「で、では次へどうぞ!」

 

蒼の竜剣士と翠の射手(後編)

 

コウキ(こ、これは……あ、あれだ……我が世の春が来たァ!!)

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ「」ビクッ!!

 

コウキはギギギ、と機械みたいな音が出てるんじゃないだろうか?そんな感じに首を後ろへと振り返えて見るとそこには……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒紫色の鬼がいた

 

ユウキ→(#※言※#)

 

コウキ「え……ぅ……」

 

コウキ(あっ……オワった……)(゜ω゜)

 

悟りを開いたコウキに最終通告言い渡すユウキ……それは

 

ユウキ「コウキ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死んで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズバッ!!ズバッズバッ!!ズッバァーーン!!!

 

ギィニョアアアアアアアア!!!!!!

 

この日コウキはこう語った……「今まで……どんな……それこそあのアルベリヒなんかよりも速く切り刻まれた」っとその日のコウキはモザイクのかかった姿ゴミと化した

 

キリト・アスナ「「……((゜ロ゜;))」」

 

コウキ「い、いやぁあああ!!?トラウマが甦るぅうううう!!?」

 

シノン「…………(汗)」

 

ユウキ「ジゴウドトク、マタジゴクイクカ?」( #※言※#)

 

コウキ「イ,イヤアアアアアア!!!!??」

 

アスナ「コ、コウキ君の命が残っているうちには、早く次へ!!」

 

違和感

 

ハンクサイド

 

ハンクに向かってくる二人のうち、一人は短剣、もう一人は片手剣を持ってこっちに向かってくる。

 

部下B「死ねぇ!!」

 

ブンッ!!

 

部下Bは片手剣をハンクに降り下ろしてくる……がハンクは冷静に見定め……

 

ハンク「……ふんっ!!」

 

シュン!ドコォ!!

 

部下B「ぐげぇ!?」

 

部下C「なっ!?ぐはぁ!!?」

 

次の瞬間には部下Bはぶっ飛ばされて、そのまま部下Cを巻き添えに転がっていった……

 

部下C「ば、バカな……何故先に攻撃したのに俺らが倒れ(ry」

 

ハンク「わからねぇだろうな」

 

部下C「!?」

 

部下Cを見下ろすように立ちふさがるハンク……そしてハンクは部下Cの疑問に答える。

 

ハンク「さっきの技は白刃流し(しらはながし)って技で腕一本で防御と攻撃を一度に行う古式空手の真髄の技の一つでな、刃の側面に捻りきった拳を入れる同時に一気に捻り上げ、筋肉のパンプと螺旋の力で最小にして最速の払いと突きを瞬時に行う……ってわけだ」

 

部下C「ば、バカな!?」

 

ハンク「対武器戦闘にうってつけだから練習したんだよ、お前らとは底が違うんだよ底が」

 

部下C「く、くそが!!」ブン!!

 

部下Cは自分の持つ短剣をハンクに目掛けて投げつけた……が

 

ハンク「おっとあぶね」

 

パシッ

 

部下C「なっ!?」

 

ハンクはいとも簡単に手の中指と人差し指で短剣を白羽取りをし……

 

ハンク「はい返す」ブン!

 

ガン!!

 

部下C「ぐはっ!!」バタッ!

 

ハンクはそのままナイフ投げみたいに短剣を投げ返し、その短剣は部下Cの頭に当たり、そのまま部下Cは昏倒した……

 

ハンク「……部下でもこんなもんか……」

 

勝者・ハンク

 

ハンクサイドエンド

 

キリト「こう見ると、体術は見事なものだな……」

 

コウキ「アバババババババ(ky」(((´゚ω。`)))

 

アスナ「……コウキ君放置?」

 

キリト「えっ?大丈夫だろ?(すっとぼけ)」

 

アスナ「(……ハンクさんのゲスさが伝染してる……)はぁ……」

 

シノン「……ユウキやりすぎ」

 

ユウキ「ふんだ!」

 

リアルおままごと

 

……………………

 

コウキ「こんばんはー!!」

 

ユウキ「お邪魔します……」

 

ユイ「はい!いらっしゃいです!」

 

コウキ「これはおみやげのカステラ、晩ごはん食べ終わったあとでみんなで頂こう?」

 

ユイ「わぁ!ありがとうございます!」

 

ハンク「なぁ父さん」

 

コウキ「なんだ?」

 

ハンク「ビールください」(`・ω・´)キリッ

 

コウキ「親父か」ベシッ!

 

ハンク「あと枝豆」

 

コウキ「親父か」ベシッ!!

 

ハンク「あっ、さらに冷やっこも」

 

コウキ「だから親父か!真面目にやれ!!」ベシッ!!!

 

ユウキ「あっははは……」

 

ラン「はい兄さん、お飲み物」

 

ハンク「あっ、すまないな」

 

ラン「いえ、兄さん」ニコニコ

 

ユウキ(嬉しそうだね、姉ちゃん)

 

コウキ(だろうな……さて)

 

コウキ「俺達も頂こうか?」

 

ユウキ「うん……アナタ(ボソッ)」

 

コウキ「!?」

 

ユウキ「…………//////」カァ……‼

 

コウキ(今……ユウキが俺のことを「アナタ」って……や、役だよな?そうだよね!!?)

 

みんな「「「ニヤニヤ(゜∀゜)」」」

 

ユウキ「うっ……これは///」

 

アスナ「ふっふふ……このときのユウキ、可愛かったよ?」

 

ユウキ「ア、アスナ~///」

 

シノン「……ほんとのことだからいいじゃない」

 

ユウキ「っ~~……!だ、だったらシノンの赤ん坊役、あれも可愛かったよ?」

 

シノン「なっ!?///そ、そんなこと思い出さないでよ///!!」

 

アスナ「けど本当に可愛かったよ、シノのん!」

 

シノン「ア、アスナまで……」

 

キリト「……喋ることない……(ボソッ)」

 

コウキ「……よし、正気に戻ったってもうおわりじゃねぇか!!?」

 

キリト「正気に戻るの少し遅かったな」

 

トリビアコーナー!!

 

ユイ「今回はアベコウこと阿部さんの紹介です!」

 

恋愛紳士「……これ、紹介しなきゃダメ?」

 

ユイ「?なにか問題でも?」

 

恋愛紳士「いやぁ……その……仕方ない、ユイちゃんちょっと目と耳塞いでてね?」

 

ユイ「えっ?どうしてですか?」

 

恋愛紳士「いいから!」

 

ユイ「は、はい」ギュ!

 

恋愛紳士「よし……えっー阿部さんは『うほ!イイ人相談・紹介所』のオーナーで仕事着は青ツナギ服だったりと伝説のイイ男を連想させるが意外と普通、よくハンクやエギルなどの大人連中と飲みに行く、一見、本当に普通……うん、普通なんだけど……」

 

部下B「ウホッ!イイ男!!」

 

恋愛紳士「げっ!!?お前は!?」

 

部下B「そんなことより、…俺のを見てくれ、コイツをどう思う?」

 

恋愛紳士「すごく……大きいです……」

 

部下B「うれしいこといってくれるじゃないの……では」

 

恋愛紳士「い、いやぁああああああ!!?」

 

ⅢⅢⅢⅢⅢシュバッ!!

 

B→( ´゚ω゚`)(;°Д°)←恋

 

ⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢシュバッ!!

 

シーン…………

 

オレハノンケダロウトクッチマウオトコダゼ‼

 

ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッーーー♂!!!!!!???

 

ユイ「…………?」

 

お別れの時間(´・ω・`)ショボーン

 

アスナ「さて、お別れ時間です、みなさんどうでしたか?」

 

キリト「今回は、殴られなかった!これはデカイ!!」

 

ユウキ「……まぁ楽しかったかな?」

 

コウキ「……心の傷が大きいかな?今回……」

 

シノン「私は楽しかったわね、また次にでも誘ってね?」

 

アスナ「それはよかった!」

 

コウキ「……けど、作者が言ってた「史上災厄の一日」ってほどじゃあない(ry」

 

シュイイーン!!

 

するとユウキとシノンの二人に画像データが送られてきた……

 

シノン「なによ、こ……れ……?」

 

ユウキ「……コウキ」

 

コウキ「な、なにが送られ!?」

 

そこには、ユウキにはシノン相手にコウキがやらかした数々の画像が、シノンにはユウキ相手にコウキがやらかした数々の画像が……

 

コウキ「」

 

ユウキ・シノン「「……コウキ」」ゴッゴッゴッゴッ!!(オーラ的な何かの音)

 

コウキ(あっ……なるほど……これが……この瞬間が「史上災厄の一日」かっ……納得)(゜ω゜)

 

ユウキ・シノン「「コウキ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地獄で反省して!!(なさい!!)」」

 

ズバッ!!ズバッズバッ!!……ヒュンヒュン!ビュン!!ブスブス!ブス!!ズッバァーーン!!!

 

ナンデマタ、ギィニョアアアアアアアア!!!!!!???

 

キリト「うわっわっわ……(((;°Д°)))」

 

アスナ「で、では次回は第四回そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんとにてお会いしましょう!!」

 

全員「バイバイ!!」

 

コウキ?「バイ……バイ……」###ノシ

 

キリト「キェェェェェェアァァァァァァ!!?ニクカイガシャァベッタァァァァァァァ!!?」

 

ユイ「みなさまを、最適な場所をご紹介する、うほ!イイ人相談・紹介所がお送りいたしました!」

 

恋愛紳士「…………」ビクン!ビクンビクン!!




色々、召されたのであった(白目)


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ホロウエリアでの出来事編(改稿前)
バステアゲートの浮遊遺跡


やっと……「ホロウエリアでの出来事編」に突入……本当にやっと……

あと一つ言わせて……フィリアマジごめん(土下座)これからは出番増やすから!

……けど思ってたのよりホロウエリアのイベントが階層イベントよりだいぶ少ないので駆け足状態で話を進めます!

初っぱなからの『アイツ』の登場、そして、「シャドーナイツ」誕生の経緯が明らかになる!

では……「ホロウエリアでの出来事編」、スタートです!!


前々々回のあらすじ、コウキ一家

 

コウキサイド

 

っとまぁ階層での出来事は以上だな、…………本当に色んなことが起きてたなぁ~~……(遠い目)

 

さて、次から話す事は!この世界……ホロウエリアでの出来事、……正直気の重い話ばかりで先ほどの階層の出来事よりシリアスになってしょうがない……けど話さなくていけない……この世界でまさか……二度と会いたくない『アイツ』との出会い関しては……。

 

コウキサイドエンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バステアゲートの浮遊遺跡前広場

 

フィリア「随分高い塔ね……頂上は遥か上空……」

 

フィリアが言うようにこの場所は高い上空に点々と大小異なる浮遊孤島があり、その奥には建造物らしい大きい塔があった……

 

コウキ「あの塔……昇るだけで一苦労だな……もしかしたらあそこがここのフロアボスがいるところかもな」

 

フィリア「可能性としてはありそうね、あの十字架を象ったオブジェクトも気になるわね……これはお宝の匂いがするわ」

 

コウキ「だな、エリア名は浮遊遺跡だし、財宝が眠っている可能性もあるな、とりあえずあの塔へ目指すか」

 

ユウキ「……ねぇ、姉ちゃんやキリトたちは?」

 

コウキ・フィリア「「あっ」」

 

ユウキの一言に慌てて二人は周りをくまなく見渡す……

 

コウキ「……あっ!いた!!」

 

ユウキ「どこ!?」

 

コウキ「あの塔へ続く橋の上にいる……合流しよう」

 

フィリア「ええ」

 

コウキたちはキリトたちへと向かいながら、転移石のアクティベイト(有効化)したり、立ち塞がるモンスターを倒しながら前へと進んで行った……

 

……………………

 

コウキ「兄貴!」

 

ユウキ「姉ちゃん!」

 

ラン「ユウキ!」

 

ハンク「……やっと来たか」

 

コウキたちはやっとこさハンクたちの元へたどりついた……

 

コウキ「やっと来たって……兄貴たちが先走ったキリトを……そういえばキリトは……って」

 

コウキが見た先に何故か体育座りで落ち込んでいるキリトとそれを慰めているアスナの姿が……

 

コウキ「……なにがあった?」

 

ハンク「ここに来るまでキリトがモンスターに向かって無双して……」

 

ラン「ここにたどり着いたらハッ!と気がついたらそのまま体育座りを……」

 

コウキ「……やりすぎたか……やっぱり(汗)」

 

ユウキ「そうだよコウキ」

 

フィリア「……それで、ここで待っているのわ?」

 

ハンク「見ての通りだ」

 

ハンクの指さすほうへ見るとそこには先ほどここに来るときにあった封印と同じものがあった……

 

コウキ「……またか」

 

ラン「で、前回と同じようにヒントがあると思い、通ろうとすると……」スッ

 

ユウキ「あっ、姉ちゃん」

 

パッシン!

 

……橋の先へと進もうとするラン……しかしすぐになにかに弾かれる……すると!

 

???『竜王の許可を持たぬ者は直ちにここから立ち去るがよい』

 

……どこからか声が聞こえてきた……

 

ラン「……とゆうわけです」

 

ユウキ「……これってもしかしなくてもなにかキーアイテムを探しだして見つけてこないと……」

 

コウキ「いけないなぁ……」

 

???「「ギャアアアアアア!!!」」

 

みんな「「「「!!?」」」」

 

突然上からモンスターの叫び声が聞こえ、上を見るとそこには大型の、青紫色のしたドラゴンが飛んでいた!

 

キリト「な、なんだアイツ!?」

 

コウキ(あっ、キリトの奴、気がついた)

 

フィリア「ド、ドラゴン!?」

 

ハンク「さっそくお出ましか……!」

 

ドラゴン「「ギャアアアアアア!!!」」

 

だがそのドラゴンは一声上げてからそのまま何処かへ飛び去った……

 

ユウキ「……行っちゃった……」

 

ラン「どうやらあの塔に住みかにしているようですね」

 

コウキ「……あれがここのフロアボスか……なるほど」

 

キリト「……奴の元にたどり着くにはまずは竜王の許可を得る「なにか」を見つけてこないとな」

 

ハンク「……よし、また三組に分けて捜索する、なにかあったら転移結晶で逃げた後、他に連絡、以後指示あるまで待機」

 

アスナ「…………」

 

ハンク「組分けは前回と同じ、一組目はコウキ・ユウキ・フィリア、二組目は俺とラン、三組目はキリト・アスナで……なにか異見あるか?」

 

みんな「「「「…………」」」」

 

ハンク「……よし、次に捜索エリア担当だが……」

 

コウキ「…………」

 

ハンクが話している中、コウキはドラゴンがいる塔へ見上げた……

 

コウキ(……奴の飛行に対して……なにか対策しないとな……)

 

………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数週間、コウキたちはマッピングやホロウミッションをクリアしながらも目的の物を探していた……その日もいつものように探索していた……

 

 

思い人の手を引いた隧道

 

コウキ「……!あれは……」

 

ユウキ「どうしたの?」

 

フィリア「シッ!」

 

コウキ「……あそこを見ろ」

 

コウキが指さす方向を見るとそこにはローブを全身に身に纏った人が複数いた……

 

ユウキ「あれ、あの人たち……あんなところで何してるんだろ……」

 

フィリア「……この前、コウキたちと見かけたPKをしていた連中だよね」

 

コウキ「……ああ」

 

………………

 

???「おい、行くぞ」

 

スタ、スタ、スタ……

 

………………

 

コウキ「……移動するようだな……」

 

ユウキ「どうするの?」

 

コウキ(……危険な賭けだが……後をつけてみるか……)

 

コウキ「……追いかけよう」

 

フィリア「……う、うん」

 

コウキたちは謎の集団に気づかれないように後を追った……

 

………………

 

しばらく後をつけると……そこに誰かがいた……

 

???「片付けてきましたぜぇ、ヘッド」

 

コウキ(ヘッド?……リーダーか、いったい誰?)

 

???「遅ぇじゃねぇか、何手間取ってやがったんだぁ?」

 

???「いやー、案外手強かったんスよ」

 

???「言い訳はいいんだよぉ!」

 

コウキ(!!?こ、この声は……!)

 

ユウキ「コウキ?」

 

コウキ「うそ……だろ……?」

 

ユウキ「ど、どうしたの、ねぇ?」

 

???「次はしっかりやれよぉ?」

 

コウキ(間違いねぇ……アイツは……あの野郎は……!)

 

フィリア「!?」

 

フィリア(な、なに?コウキの瞳がチロチロと銀色に変わって!?)

 

ユウキ(いったい……コウキの身に何が?)

 

フィリアやユウキから見て、コウキの蒼色の瞳が時おり……それこそコウキの怒りに反応するように蒼色から銀色にドクン!ドクン!っとテンポで交互に変わっていた!

 

コウキ(……PoH(プー)……あの胸くその悪い、オレンジギルド、《ラフィン・コフィン》のリーダー……なぜあの野郎がここに……!)

 

PoH「それで、NEXT・TARGET(ネクスト・ターゲット)は……んん?」

 

コウキ(ヤバッ!?……気づかれたか?)

 

PoH「ふぅん?」

 

ラフィン・コフィンメンバー「なんかあったんスか、ヘッド?」

 

PoH「……いいや、何でもねぇ」

 

コウキ(よかった、気づかれてない……)

 

PoH「少し場所を変えるぞ、ここは人が来るかもしれん」

 

ラフィン・コフィンメンバー「うぃッス」

 

スタ、スタ、スタ……

 

PoHたちはそのまま何処かへと歩き去った……

 

コウキ「………………行った……か」

 

ユウキ「コウキ……あの……」

 

コウキ「……なんだ?」

 

ユウキ「…………」

 

ユウキ(元に戻っている……)

 

今のコウキの瞳は普段と変わらない蒼色の瞳に戻っていた……

 

フィリア「……コウキは、あいつらのこと知っているの?」

 

コウキ「……ああ、嫌でも知っているさ……」

 

ユウキ「コウキ……すごく怖い顔してる……」

 

コウキ「…………アイツらのやってきたことを考えたら……誰だってこうなるさ……」

 

フィリア「やってきたこと……?」

 

コウキ「……さっきの奴らは……このアインクラッドでPKを繰り返していた最大で最低な最凶ギルド……《ラフィン・コフィン》」

 

フィリア「えっ!?……」

 

ユウキ「嘘……」

 

コウキ「嘘なんかじゃない……アイツらの手にかかったプレイヤーは……数知れない……」

 

ユウキ「そんな……!どうして……」

 

コウキ「……アイツらは直接的に、あるいは間接的にあらゆる手段でプレイヤーを殺し、それを楽しむ真の外道だ……」

 

ユウキ「…………」

 

フィリア「そいつらが、ここに?」

 

コウキ「ああ……結構前になるんだが……奴らの凶行を止めるためにトップレベルのプレイヤーたちは遂に合同討伐隊を組織した」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「討伐隊には攻略組からも多くのプレイヤーが参加した……俺もそのひとり……」

 

フィリア「コウキが……」

 

コウキ「俺だけじゃない……あの場には、兄貴やキリト、アスナにクラインたちもいた……」

 

ユウキ「ね、ねぇコウキ!!その中に……討伐隊の中に姉ちゃんはいたの!?」

 

コウキ「いや……お嬢は連れてこなかった……正確には連れて来るのを止めたんだ……あの戦場にはお嬢を連れてきたくなかったんだ……」

 

ユウキ「そう……」

 

コウキ「……そして戦いは凄惨を極めて、敵味方双方に多大な犠牲者がでた……そうして、大きな犠牲の果てについにラフィン・コフィンは壊滅した……そのはずだったんだ……」

 

コウキ(だけど……ラフィン・コフィンのリーダーであるPoHはその戦いで行方不明になっていたが……74層主街区ゲートで……その後の調査で解ったが、そのときキリトとその後ラフィン・コフィンメンバーだと分かった血盟騎士団所属のクラディール氏とのデュエルのとき、PoHかも知れないプレイヤーを見たとの情報を聞き、その後調査していたが……そのあとから次から次へと問題が起きてそれどころじゃなかったが……)

 

コウキ「なのに……《ホロウ・エリア》に残党がいたとは……」

 

フィリア・ユウキ「「………………」」

 

コウキ「……俺は、ただの快楽のために平気で人殺しを楽しむ奴らを……許すつもりはない……」

 

フィリア「コウキ……?」

 

コウキ「みんな、生きて帰るために必死で戦っている……それは前線で戦っているプレイヤーだけじゃない、生産系プレイヤーも、ずっと下層にいる人たちも、みんな、現実世界に帰れる日を夢見て生きている、だから俺は……いや俺たち《シャドーナイツ》はそんな奴らから守る為に作ったギルドなんだ!!」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ(そして……あの『惨劇』を繰り返さないように……そしてアイツとの『約束』を守る為にも……)

 

フィリア「………………」

 

コウキ「……?フィリア?」

 

フィリア「……ううん、いいの、コウキは……まっすぐだね、ありがとう、教えてくれて」

 

ユウキ「ボ、ボクも……ありがとう、コウキ……」

 

コウキ「いや……二人の腕なら正面から負けることはそうないとは思う……けどアイツらは騙し討ち、待ち伏せ、集団戦……アイツらは何でもアリだ、二人共、気を付けてくれ」

 

ユウキ「わかった!」

 

フィリア「うん」

 

その後、ある程度進めてからその日の攻略を終了した……




色々伏線ありますが……今日はこれまで!!次回をお楽しみに!!


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事態悪化

パソコンが調子が悪く、投稿が遅くなりました、すみませんではどうぞ!!


前回のあらすじ、ひ○し登場

 

コウキサイド

 

あれからすぐに管理区に戻り、そこでフィリアと別れた。

 

そしてユウキと一緒にそのままエギルの店に帰ってきた……そこでユウキと別れ、俺はその足で兄貴の部屋へと向かって行った……

 

ハンクの部屋

 

コン、コン!!

 

コウキ「兄貴、俺だ」

 

ハンク「愚弟か、入れ」

 

ガチャ!

 

ドアを開けた先には書類仕事してたのか、大量の書類を処理している兄貴の姿が……

 

ハンク「ちょうどいいところにきた、ここ最近の攻略で忙しかったから同盟ギルドに対しての書類が貯まっているから少し手伝え……どうした?」

 

途中、俺の様子がおかしいのを気づいた兄貴は書類を書く手を止めた。

 

コウキ「……奴が……PoHが現れた……!」

 

ハンク「!!?」

 

俺の言葉に兄貴が「なん……だと?」っと言いたげな顔でこちらを見る……

 

ハンク「……詳細は?どこで会ったんだ?」

 

コウキ「あぁ……今日のホロウ・エリアの攻略中に……」

 

俺は兄貴に今日の攻略中に起きたことをはなし、さらに樹海エリアボスを攻略後に出会った謎のPK集団のことを持ち掛け、そいつらの正体は《ラフィン・コフィン》の残党だと言った……

 

ハンク「……ふぅ」

 

カチャ……

 

兄貴は俺が淹れた紅茶を飲んで、カップを受け皿に戻す……

 

ハンク「……コウキ、前にフィリアの奴が言ってたホロウ・エリアの人々のことについて覚えているか?」

 

コウキ「……なんだっけか?」

 

ハンク「……「少しおかしなところがあるところがある」とか「説明が難しいの、実際に会って確かめた方がいい」とかだ」

 

コウキ「あぁ……言ってたな」

 

ハンク「でだ、なんでそんなこと言い出すかだが、前にランの奴とホロウ・エリアで攻略しているときだ……」

 

………………………………

 

ハンク『……んっ?』

 

ラン『どうかしましたか?』

 

ハンク『……向こうに誰かがいる……』

 

ラン『……何人ですか?』

 

ハンク『……一人……女のようだ……こんなところに一人で……よし』

 

ラン『あっ、ハンクさん!』

 

二人は女プレイヤーの元へ歩いて行った……

 

…………………………………………

 

ハンク『すまない』

 

女性冒険者『はい?』

 

ハンクは女冒険者に声をかけた、その人はこちらへと振り向く。

 

ハンク『初めまして、俺はハンク、連れはラン、ちょっと聞きたいことがあって声をかけた……少しいいか?』

 

女性冒険者『ええ、いいですよ?』

 

ハンク『では……アンタもアインクラッドからここに飛ばされたのか?』

 

女性冒険者『アインクラッド?変な事を言うわね、ここはアインクラッドじゃない』

 

ハンク『むっ?……ああ、そうか、ここもアインクラッドということになるのか……ええとだな、何処の層からここに来たんだ?』

 

女性冒険者『何処の層からって……どこだったかしら、あちこちを移動してきているか、どことは言えないわ』

 

ラン『……?』

 

ハンク『じゃあアンタは、ここで何をしている?』

 

女性冒険者『何をって、もちろん攻略よ、アイテムやスキルを使って敵を倒して……』

 

ハンク『……拠点はどこにしているだ?いい所があるんなら是非とも教えてほしい』

 

女性冒険者『拠点は……えーと……ど忘れしちゃったみたい』

 

ラン『えっ?』

 

女性冒険者『でも、そういうこと、初めて会う知らない人にしゃべるものじゃあないでしょう?』

 

ハンク『まぁ、確かにな……なあ、それよりここを出たいと思わないのか?』

 

女性冒険者『今はいいわ、私、これでも忙しいの』

 

ハンク『い、いや待て……一度俺達と戻らないか?安全なところもあるしな』

 

女性冒険者『誘ってくれてありがとう、でも、また今度ね』

 

そういって女性冒険者は何処かへ歩き去った……

 

ハンク『……』

 

ラン『ハンクさん……』

 

ハンク『……気づいたか?』

 

ラン『ええ……会話の所々に違和感が……』

 

ハンク『ああ……俺も思った……これもホロウ・エリアの影響なのか?』

 

………………………………

 

ハンク「……ことがあった……」

 

コウキ「……」

 

ハンク「コウキ、どうやらこのホロウ・エリア、本当の意味で謎が深まったぞ」

 

コウキ「……どうする?」

 

ハンク「……今のところはいつも通りだ、情報が足りなすぎる、だから奴らに関しては警戒は厳守、無理に追うなよ」

 

コウキ「……分かった」

 

ハンク「……このことは他の奴らに俺が言っておく、だから今日はお前は休んでおけ」

 

コウキ「……うん」

 

俺はそのまま席から立ち、部屋から出ようとする……が

 

コウキ「……兄貴」

 

ハンク「なんだ?」

 

コウキ「また……あの『戦い』が起きるのだろうか?」

 

ハンク「……その前に片をつける、だから心配するな」

 

コウキ「……ありがとう」

 

ガチャ!

 

そして、今度こそ兄貴の部屋から出た……

 

コウキサイドエンド

 

………………………………

 

ハンク「…………ハァ……」

 

コウキが出ていった扉を見続けて……やがて溜め息をついた……

 

ハンク「……まさか、ここで『奴』と出会うことになるとはな……」

 

言わずもながら『奴』とはPoHのことである。

 

ハンク「……チッ!クソが!!」

 

バン!!

 

ハンクは拳をテーブルに叩きつけた!

 

ハンク「……もう二度と、あのバカ(コウキ)にあんなことさせてたまるかよ……!」

 

ハンクはあの『戦い』……《ラフィン・コフィン討伐作戦》のことを思い出した……そのとき、ハンクたちに起きたこと……

 

………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラフィン・コフィン・秘密アジト前

 

ラフィン・コフィンメンバー『ヒャッハー!!!死ねよ!!!』

 

ハンク『せいっ!!』

 

ブンッ!!ドゴッ!!

 

ラフィン・コフィンメンバー『ぐげっ!!?』

 

ハンクは斬りかかってきたラフィン・コフィンメンバーをそのまま距離を詰め、そのまま背負い投げで地面に叩きつけた!!

 

ハンク『確保!!』

 

ハンクは腰のポケットから縄を取り出して、ラフィン・コフィンメンバーを捕縛した……

 

ラフィン・コフィンメンバー『ちきしょーー!!!』

 

ハンク『ハァ、ハァ、ハァ……アイツは?』

 

ハンクは辺りを見て……アイツ……コウキを探した、そしていた、コウキが、そしてコウキがいるところに奴が!

 

コウキ『うおおおおっ!!!』

 

シュシュシュ!!

 

PoH『おいおい、なんだその攻撃はよ?もっと本気に、殺す気で来いよ!!!』

 

コウキ『うっせぇ!!くそたれぇえええ!!!』

 

ブンッ!!

 

PoH『おっと?今のよかったぜぇ?そうだ、もっとお!もっとお!もっともっとお!!殺気を持って俺を殺しに来いよ!!!』

 

コウキ『黙れ!!黙れ黙れ黙れぇ!!!』

 

ハンク『くっ、コウキ!今行く!!』

 

ハンクはコウキの元へ行こうとするも、ハンクの目の前にラフィン・コフィンの幹部プレイヤーが立ちはだかる!

 

幹部プレイヤー『おっとぉ?これ以上、団長の元へは行かせんぞ?』

 

ハンク『邪魔だあああ!!!』

 

ガチン!!!

 

…………………………………………

 

ハンク「……チッ!……アイツ、あのことでおかしくなるなよ……」

 

そう言ってハンクは部屋から出ていった……

 

その頃コウキは何してるかとゆうと……

 

クライン「(´◉◞౪◟◉)」チーン……

 

コウキ「えっ?どうしたその顔?クライン?ねぇクラインなんで、返事しないのねぇ!?」

 

キリト「(´°ω°)」チーン……

 

コウキ「キリトも違う感じで死んでる!?」

 

ユウキ「アビホラヒィ~~」\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/››\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/››\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/››\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/››\(´ω` )/››‹ ぐる…(´ж`;)ウップ

 

コウキ「ユウキは元々変なのに変なこと言いながら回っていて、あげくのはてには吐きそうになってやがる!!?」

 

リーファ「ご、ごめんなさい……」

 

コウキ「ま!た!お!ま!え!か!」

 

ラン「えっ~とですね、リーファさんの試作料理を3人が食べたら……それぞれあんなふうに……(汗)」

 

コウキ「メディーーークゥウウ!!?」

 

……どんちゃん騒ぎになっていた




シリアスは嫌いなのである(´・ω・)

次回もお楽しみに!!


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VS刃竜ゾーディアス

今回は浮遊遺跡エリアボス、刃竜ゾーディアス戦です!ではどうぞ!!


前回のあらすじ、ハンクとコウキの暗き過去……

 

コウキサイド

 

ラフィン・コフィンの一件以来、俺達はラフィン・コフィンに警戒しながらも封印されていた橋の先にある塔に行くためのキーアイテムを探していた……途中キーアイテムらしい《飛竜の王玉》を手に入れた、その後の探索でその《飛竜の王玉》で開きそうな扉も見つけて開き、その先へと進んで行くとそこにらネームドモンスター、《ターミネートドラゴン》がいた。

 

俺達はそいつ討ち果たすとそこからドロップした《竜王の証》を手に入れ、やっとこさ封印されていた橋の先にある塔へと足を踏み入れた……

 

そこにはほとんどのモンスターがドラゴン型のモンスターで溢れ返していた、それらのモンスターを討ち果たしながらも先へと進み、ついに俺達はあのドラゴンと対峙するのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パステアゲート遺跡塔・外壁

 

ユウキ「す、すごい高い……」

 

コウキ「危ねぇから覗き込むな」

 

外壁にある足場から下に覗き込むユウキを注意するコウキ……ちなみに今日の攻略チームはコウキ・ユウキ・ハンク・フィリア・ラン・キリトにクル、クルはもしもの場合のために影の中にいてもらっている。

 

キリト「まぁあれだけ進んだからかなりの高さにもなるよな」

 

フィリア「うん!そうね!」

 

ラン「……なんだか元気そうですねフィリアさん……」

 

ハンク「あれだ、前にここで宝箱がいっぱいあるところで楽しかっただろ?」

 

コウキ「……俺はミミックに噛まれたけどな」

 

ユウキ「ドンマイコウキ」

 

orzになっているコウキを励ますユウキ……

 

ハンク「さて、談笑はこれぐらいにして、奴の元へ向かうぞ」

 

ラン「そうですね」

 

ユウキ「うん!」

 

ハンクたちはボスのいる屋上へと続く階段へと上がっていく……

 

…………………………………………

 

ハンク「……いたぞ」

 

階段を上がった先に、あの封印された場所に現れたドラゴンがいた……

 

ハンク「各自、戦闘準備!!」

 

それぞれ剣を抜き放つとドラゴン……刃竜ゾーディアスは動き始めた!!

 

ゾーディアス「「ギャアアア!!!」」

 

…………………………………………

 

ゾーディアス「「ギャアアア!!!」」

 

ブワッ!!

 

ゾーディアスは飛び上がり、そのままこっちへ突進してきた!!

 

ハンク「回避!!」

 

それをそれぞれ左右に避ける、避けられたゾーディアスは飛びながらもこちらに向き直った!

 

フィリア「そこ!」

 

コウキ「せいやぁ!!」

 

ゾーディアスの向き直るところを素早く剣で斬りつける二人、しかしゾーディアスは一羽ばたきするだけで二人の攻撃を掠めるだけで終わらせた……だが!!

 

キリト「ナイス二人とも!!」

 

更にその先を先読みをしたキリトはちょうど下がってきたゾーディアスの背中をX字に斬りつけた!!

 

ゾーディアス「「ギャアアア!!?」」

 

ラン「隙ありです!!」

 

ズバババッ!!!

 

ゾーディアスは攻撃を受けた驚き、少し体を硬直したところをランは伸ばした蛇剣で更に追撃した!!

 

ゾーディアス「「ギャアアア!!?……ガッアアア!!!」」

 

ラン「キャ!?」

 

ハンク「させん!!」

 

ガキッン!!

 

ゾーディアスは反撃しようとランに向けて、モン○ンでお馴染みのサマーソルト(尻尾攻撃)を放とうとしたが、その前にそれをハンクは自分の両手剣を両手剣ソードスキル、テンペストで向かい打つ!!

 

ゾーディアス「「ギャアアア!!!」」

 

ハンク「こっ……のお!!」

 

だが、力の差があり、ジリジリと後ろに引きづられるハンク……そこを!

 

ガキキッン!!

 

キリト「手を貸すぞハンク!!」

 

ハンク「キリトか!助かる!!」

 

キリトの二振りの剣でゾーディアスの剣尾を押していく!!更に!!

 

ユウキ「姉ちゃんに……何をするんだぁ!!」

 

フィリア「やっあああ!!!」

 

ゾーディアスの剣尾と尻尾の間をユウキの片手剣とフィリアの短剣の剣撃叩き込まれる!!そして!!

 

ラン「喰らい突きなさい!『蛇牙突』!!」

 

ランの片手剣、黒鱗蛇剣が紫色に輝きながらゾーディアスの首に目掛けて勢いよく伸び、そして突き刺さった!!

 

コウキ「ナイスだお嬢!オラオラオラオラァ!!!」シュシュシュシュ!!

 

ゾーディアス「「ギャアアア!!?ギャアアア!!?」」

 

シューーン、ドッスン!!!

 

コウキはゾーディアスに目掛けてクナイを間髪いれずに頭に目掛けて連続で投げつける!!

 

コウキ達の猛攻にゾーディアスは耐えきれず、落ちてきた!!

 

ハンク「よぉし!!それぞれ奴の左右の翼にフルアタック!!!」

 

コウキ「うっおおおりゃあああ!!!」

 

ゾーディアスの右翼にはコウキ・キリト・フィリアが、左翼にはハンク・ユウキ・ランが様々なライトエフェクトを撒き散らしながら翼にソードスキルを叩き込む!!

 

ゾーディアス「「ギャアアア!!?ガッアアア!!!」」

 

しかし翼が壊れる前に立ち上がり、そのまま飛び立つ、だがゾーディアスのHPは半分ちょっとまで減らせた!!

 

ゾーディアス「「ガッアアア!!!ガッアアア!!!」」

 

ハンク「……なんだあれ?」

 

コウキ「これは……気を付けろ!!」

 

ゾーディアスは怒りの咆哮をあげるとその体の一部が禍々しい色に変色した!!

 

ユウキ「コウキ……あれって……」

 

コウキ「あぁ……たぶんだが樹海のフロアボス、シャドウファンタムズのときの封印の楔解放のときみたいに強くなるんだろう、みんな気を付けていけよ!!」

 

フィリア「うん!!」

 

ラン「はい!!」

 

キリト「おう!!」

 

ユウキ「コウキも気を付けてね!」

 

ハンク「誰に言っているんだ?」

 

コウキ「……だろうな、さぁ行くぞ!!」

 

ゾーディアス「「ガッアアア!!!」」

 

…………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから刃竜ゾーディアスとの戦いは激しくなる一方だった……

 

ゾーディアスは下手に近接するのは危険だと学習したのか昔のモン○ンをやっている人なら知っている、ヘタレウスのするワールドツアーのように周囲を旋回しながら迫って来て剣尾で斬りつけて来たり、様々なデバフ効果のある広範囲ブレスをしてきたりとコウキたちにダメージを与えてくる。

 

しかしコウキたちも周囲を動き回るゾーディアスの姿を見逃さないように、辺りを見回し続け、攻撃してきたところを紙一重で避けながらもすれ違いさまに斬ったり、飛び道具のあるコウキやハンクたちは攻撃したことによりスピードが落ちたところで投げつけたりとダメージを与えているなど上手くやっている……

 

だがどちらも決定打がなく、お互いに体力とアイテムを減らしながら、時間はだらだらと過ぎていた……

 

コウキ「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……クソ!らちがあかない!!」

 

ハンク「……おい、愚弟」

 

コウキ「なんだこんなときに」

 

ハンク「この状況を打破する案がある」

 

コウキ「……なんだ」

 

ハンク「それは……カクカクシカジカ……」

 

コウキ「…………………………えっ?マジでやらなきゃいけない?」

 

ハンク「お前が適任だ」

 

コウキ「……はぁ……貧乏クジ引くなぁ……」

 

ハンク「よし……みんな聞け!!」

 

ハンクは大声でみんなに呼び掛ける!みんなはこちらを見て、戦いながらも耳を傾ける。

 

ハンク「この状況を打破するための作戦がある!それにはまず、お前らを囮にしないといけない!奴の注意をそちらに向けてくれればいい!あとは俺達がやる!!」

 

ハンクはそう言うとみんなは頷いた。

 

ハンク「よし……じゃあいくぞコウキ」

 

コウキ「……泣けるぜ」

 

コウキはそうぼやきながらもハンクのあとをついていく……

 

……………………

 

キリト「よし、奴の気を引くぞ!」

 

コウキたちとは別に残りの者は一度集まっていた!

 

キリト「簡単な作戦だ、まず俺がピックで奴の注意を引く、奴が来たらユウキとフィリアは左右で奴を挟撃、ランは二人のサポートを、あとはヒットアンドアウェイで対応、いいな?」

 

ユウキ「うん!」

 

フィリア「わかった!」

 

ラン「はい!」

 

キリト「……行くぞ!」

 

キリトはゾーディアスに向かっていった!!

 

キリト「こっち来い!!」シュシュ!!

 

ゾーディアス「「ギャアアア!!!」」

 

スカッ!

 

キリトの放ったピックは避けられたものの、ゾーディアスの注意は引けた!

 

ゾーディアス「「ガッアアア!!!」」

 

バサッ!!バサッ!!

 

キリト「きたきた……」

 

ゾーディアスが追ってくるのを確認したキリトはさっきの場所へと走り、戻っていった!

 

ゾーディアス「「ガッアアア!!!ガッアアア!!!」」

 

「逃すか!!」っと言わんばかりに更に翼をはためかせスピードを上げていくゾーディアス、それをキリトは!

 

キリト「そこだ!」

 

シュ!ブスッ!!

 

ゾーディアス「「ギャアアア!!?」」

 

振り返ったキリトが投げたピックがゾーディアスの右目に突き刺さる!思わず体勢を崩しそうになるもなんとか体勢を立て直す……がそこを!!

 

ユウキ「やっあああ!!!」

 

フィリア「はっあああ!!!」

 

タッン!ズバッズバッ!!

 

ゾーディアス「「ギャアアア!!?」」

 

ユウキとフィリアは飛び上がりってそれぞれの手に持つ剣でゾーディアスを斬りつけた!!

 

キリト「まだかハンク!?」

 

ハンク「いい位置だキリト!!」

 

キリト「……………………えっ?」

 

ハンクの声がする方へ向くとそこには両手剣を後ろに下ろして、いわゆる貯め切り体勢で力を貯めているハンクの姿が、そこまでいい、問題はその両手剣だ、何故ならその両手剣は縦向きではなく、横向きになっており、さらに両手剣の真ん中に何故か

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキがいるのだから

 

ハンク「さて準備は出来たぞコウキ?」

 

コウキ「あのよ兄貴、もう少し考えてみない?もっといい案あるだ(ryハ「発射10秒前!!」聞けぇ!!?」

 

ギャアギャア騒ぎ出すコウキを無視してカウントをしだすハンク……

 

ハンク「8……7……6……以下省略!!」

 

コウキ「ちょ」

 

ハンク「逝って来い!!」

 

ブン!!

 

コウキ「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!??」

 

まるで投石機みたいに打ち上げられるコウキ……

 

ゾーディアス「「ガッア?」」

 

それを「なんだ?」という感じで見るゾーディアス……

 

コウキ「お前の首をキャアアアッチイイィ!!!」

 

コウキは両手を広げてゾーディアスの首をキャッチしようとする……が

 

ゾーディアス「「ガッアアア!!!」」

 

ヒョイ、スカッ!

 

コウキ「……えっ?」

 

みんな「「「「「あっ」」」」」

 

ゾーディアスはただ首をひねっただけでコウキを避けた、避けられたコウキの行き先には……青空が広がっていた……つまり

 

コウキ「俺、死ぬ…………………………………………イッヤアアア!!?」

 

ハンク「やべぇ!!?やっちまった!?」

 

みんな「「「「ハンク(さん)のバカァ!!?」」」」

 

コウキ「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!?」

 

そんなコウキに救世主が!!

 

クル「グル!」

 

コウキ「クル!?」

 

なんと行き先に影みたいな羽根を背中に生やしたクルが飛んでいた!!

 

コウキ「よし!クル、ちょっとスマない!!」

 

クル「グル!」

 

ガッ!ドッン!!

 

コウキ「いっけえええ!!!」

 

クルの背中の飛びうつり、そのままジャンプした!その先にはもちろん!!

 

ゾーディアス「「ガッア!?」」

 

コウキ「舞い戻ってきたぞおおお!!!」

 

ガッ!!

 

ゾーディアス「「ギャアアア!!?」」

 

コウキはゾーディアスの頭に飛び乗った!!ゾーディアスはそれを頭を振って暴れた!!

 

コウキ「くっ……!この……大人しくしやがれ!!」

 

ザスッ!!

 

ゾーディアス「「ギャアアア!!!?」」

 

ドッシィーーン!!!

 

コウキは剣を抜き放って、ゾーディアスの額に思いっきりぶっ刺した!!ゾーディアスは悲鳴をあげながら墜落した!!

 

ハンク「よぉおおおくやったあああ!!!」

 

ハンクは鬼神化しながらゾーディアスの剣尾に近づく!そして!!

 

ハンク「その尻尾!貰ったぁ!!チェェストォォォォォッ!! 」

 

ガキッ!バッキィイイイーーン!!!

 

ゾーディアス「「ギャアアア!!!??」」

 

剣尾を切られたゾーディアスは悲鳴をあげた!さらにハンクは切った剣尾を持ち上げて……!

 

ハンク「こいつで……トドメだあああ!!!」

 

ザスッ!!!

 

剣尾を勢いつけてゾーディアスの体の急所に目掛けて振り下ろす!!

 

ゾーディアス「「ギャアア!?……ア……」」

 

ピキッ!パッリィイイイーーン!!

 

ゾーディアスは断末魔をあげて……ポリゴンとなって消え去った……

 

ハンク「……勝った」

 

ガシャーン!!

 

ハンクは持っていたゾーディアスの剣尾を離した……ゾーディアスの剣尾は派手な音をたてながら地面に落ちた……

 

コウキ「兄貴ィーー!!!」

 

ハンク「おっ」

 

するとコウキを先頭に他のみんながこちらに集まってきた!

 

コウキ「兄貴ィーー!!!」

 

ハンク「おうおつか(ry」

 

コウキ→( #°Д°)⊃☆))Д´)グハッ!?←ハンク

 

突然コウキに殴られたハンク、そのままズサッーっと地面を滑る!

 

ハンク「な、なにすんだあテメェ!!」

 

コウキ「じゃかましいわボケェ!!バカ兄貴のせいで危うくあの世にホールインワンするところだったろうがボケェ!!!」

 

ハンク「あぁん!?結果的には首より最適な頭に着いたろうがぁ!!」

 

コウキ「これもそれもクルのおかげだろうがあああ!!」

 

みんな「「「「……はぁ……」」」」

 

……戦いのあとだというのにそのまま殴りあいを敢行する二人に他は呆れながら見守っていたのであった……




絶対に真似しないように(白目)

次回をお楽しみに!!


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忍び寄る悪意の闇

今回、コウキの過去が少し明かされる……では、心してどうぞ……


前回のあらすじ、ハンク「愚弟をゾーディアスに向けてシュウウウ!!!」

 

コウキ「ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!?」

 

 

パステアゲート遺跡塔・外壁

 

ラン「まったく、この人たちときたら……」

 

コウキ→( #ω#)キュウ……(#ω# )←ハンク

 

コウキたちがしばらく殴りあいが続き……いつまでも続きそうなのでランが拳で止めたのであった……

 

ユウキ「((((;゜Д゜)))アワワワ」

 

キリト「……(汗)」

 

フィリア「に、にしても、やったね!またボスを撃破したね!」

 

この空気に耐えきれなくて話をふるフィリア……

 

キリト「あ、ああ……手強かったな……」

 

ユウキ「う、うん……ボクらも傷だらけ……ってその世界なら傷は残らないか」

 

コウキ「そうだよユウキ、ボケたか?」

 

ユウキ「ボ、ボケてないよ!……って」

 

キリト「うおっ!?コウキ!?いつの間に!!?」!!(゜ロ゜;ノ)ノ

 

ハンク「俺もいるぞ」

 

いつ復活したのか、ユウキの横にいつの間にか立っていた、それを驚くキリトの横にハンクが立っていた。

 

コウキ「いつものことなので復活は早い」

 

キリト「そ、そうか……」

 

コウキ「にしても……前もそうだったけど……死ぬかと思った……今回は兄貴のせいだし」

 

ハンク「'`,、('∀`) '`,、」

 

コウキ「笑ってんじゃあねぇ!!」

 

ピッカァ!!

 

するとまた、虚光の燈る首飾りが光だした!

 

コウキ「おっ!これでまた次のエリアに行けるぞ」

 

ラン「やりましたね!」

 

ハンク「よし!今日は帰って疲れを癒して、明日には新しく行ける場所に向かうとするか」

 

ユウキ「賛成~~」

 

ラン「ですね」

 

キリト「だな」

 

ハンク「よし!撤収だ!!」

 

そう言ってみんなは外壁にある階段で下りていった……

 

…………………………………………

 

フィリア「ねぇコウキ」

 

コウキ「なんだ?」

 

帰り道、みんなの一番後ろで歩いていたらフィリアが前にいるコウキに声をかけた。

 

フィリア「今まで……今回の戦いもそうだけど何度もヤバイなって思ったなぁ……」

 

コウキ「……だな、けどそう言いながらフィリアだってかなり戦えてたじゃないか」

 

フィリア「うん……でもそれは、みんな……特にコウキの力があってこそ……かな」

 

コウキ「俺か?」

 

フィリア「うん、戦闘に関してはコウキを信頼してるから、本当にやばかったらコウキが「逃げろ」って言うでしょう?」

 

コウキ「まぁ……な、そんなに信頼してもらってるとはな」

 

フィリア「コウキやみんなはオレンジのわたしに普通に接してくれる、だからわたしもコウキとみんなを信頼するよ」

 

コウキ「……そっか……なんだか、面と向かって言われると照れるな……///」

 

フィリア「……もう、赤くならないで、こっちまで恥ずかしくなるじゃない!///」

 

ユウキ「おっーい!!遅いよぉ!置いて行くよぉ!!」

 

ユウキの声に振り向き、そしてお互いを見て、小さく笑いあう。

 

コウキ「……じゃあ、戻るか?」

 

フィリア「うん!」

 

二人はみんなの元へ戻っていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理区

 

コウキ「それじゃ、俺らはアインクラッドに戻るな」

 

フィリア「うん……なんか、ちょっと寂しいよね、こういう時って」

 

ユウキ「またすぐに会うって!」

 

フィリア「うん、待ってる」

 

ラン「今日はお疲れ様でした」

 

ハンク「また次から頼むな」

 

コウキ「……またな」

 

シュイイーーン!!

 

コウキたちはアークソフィアへと戻っていった……

 

フィリア「……行っちゃった、か……やっぱりコウキたちは……向こうの人たちなのか」

 

そのとき、誰もいない……答える人がいないはずのフィリアのつぶやきに『答える者』がいた。

 

PoH「よくわかってるじゃねぇか」

 

フィリア「!!!誰っ!?」

 

フィリアは声がしたほう、PoHに向けて短剣・メタルソードブレイカーを抜き放った!

 

PoH「おっと、危ねぇ、そんなモン突きつけるなよ、怖くて膝がブルっちまうじゃねぇ」

 

フィリア「どうやってここに……」

 

PoH「そんなことはどうだっていいだろう?世の中、不思議な事だらけだしなぁ」

 

フィリア「お前は……コウキが言ってた……《ラフィン・コフィン》とかいう……」

 

PoH「おーおー、俺らも有名になったな、こっちの世界でも知られているとは」

 

フィリア「わたしを殺しに来たの?そう簡単にやられると思って……」

 

PoH「おーいおいおい、まぁ落ち着けよ、別にお前ぇ殺しに来たわけじゃねぇ」

 

フィリア「……じゃあ、何の用 ?」

 

PoH「そんな怖ぇ顔するなよ、同じオレンジ同士だろぉ?」

 

フィリア「……だったらなんだって言うの?」

 

PoH「オレンジ、オレンジ、オレンジ、オレンジ、肩身の狭いオレンジ同士、仲良くやろうぜ」

 

フィリア「ハッ、よくいう……」

 

PoH「知ってるぜ、俺は、お前が何をしたか」

 

フィリア「それは……どういう意味?」

 

PoH「言えないよなぁ……言えないよなぁ……あの『狂残光の銀目』にはな」

 

フィリア「……?『狂残光の銀目』?誰のことよ?」

 

PoH「ありゃ知らない?……そっかぁ……やっぱりなぁ……」

 

フィリア「な、なによアンタ!!」

 

フィリアの疑問にPoHは驚くそぶりを見せ、今度は腕を組んで納得したように頷く、そんなPoHを見てフィリアは怒った!

 

PoH「だよなぁ……アイツのあの二つ名を知っていれば誰も寄りつかないよなぁ……」

 

フィリア「だからなによ、『狂残光の銀目』って!!」

 

PoH「オゥケィ、オゥケィ、落ち着けよ、今教えてやるからよ」

 

フィリア「……」

 

PoHは胡座をかいて語りだした……

 

…………………………………………

 

『狂残光の銀目』ってのは人々に恐れられ、特に俺たち、オレンジプレイヤーが恐れられた一人のプレイヤーの二つ名だ。

 

その二つ名の由来はまず『狂』はまさに『狂(くる)ってる』って意味だ、なんせソイツはオレンジや人殺しのレッドって言われてる奴はもちろん、そうゆう奴らに協力しているグリーンプレイヤー、そいつらをなんの躊躇い無し切り捨てる、これ以上に『狂』ってないよな?人として?普通の人なら躊躇うよな?けどソイツにはそれがないんだ……

 

そして『残光』、これは『残光』とも言うし『斬光』とも言う、これらの由来はソイツの斬る前と斬った後の光が一瞬だけ残る、それほどの太刀筋なのさソイツは。

 

そして最後に『銀目』、ソイツは銀色の装備を着けていた、武器も防具もだ、顔もフルフェイスの頭の防具を着けていて容姿は分からない、だが一つだけ、一つだけ知っていることがある、『目』だ、ソイツの目は銀色に輝いていた、その目にうつる感情は……『無』だ。

 

そう、奴は人を斬るのを何も思わない!!俺みたいに人を斬るのを、人を殺すのを快感だと思っている俺みたいにじゃなくな!!だから……ソイツの恐怖を……二つ名として覚えた……『狂残光の銀目』とな……

 

…………………………………………

 

フィリア「……そんな……そんな奴の正体、なんでアンタが知っているのよ!!?それに……いったい誰のことよ!!」

 

PoH「んっ?なんで知っているかって?それはよぉ……本当に偶然だったんだけどよぉ……奴が兜を外したところを見たんだよ……いやぁ驚いたぜぇあのときはよぉ……」

 

フィリア「だから誰って!」

 

PoH「誰って?……そりゃなぁ……いつもお前とつるんでる男で……」

 

フィリア(……まさか……)

 

PoH「『蒼の竜剣士』なんて名のってる……」

 

フィリア(まさか……まさか……嘘でしょ……)

 

PoH「……ギルド『シャドーナイツ』副団長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『コウキ』って奴のことだよぉ」

 

フィリア「!!?……」

 

フィリアはあまりの衝撃に表情を硬くしていた……そんなフィリアの表情にPoHは笑いを堪えていた……

 

フィリア「う、嘘だ……コウキが……コウキがそんなぁ……『狂残光の銀目』だなんて……!」

 

PoH「っ~~……!けど本当なのよさ、コイツはよぉ……さて今日は満足したし、帰るとするかぁ」

 

そう言ってPoHは立ち上がり、立ち去ろうとする……

 

PoH「あっ、そうそう、また話をしような?俺たち、話が合うと思うぜ、オレンジ同士……なっ?」

 

フィリア「……用がないなら消えろ」

 

フィリアはそれしか言えなかった……

 

PoH「OK、わかったわかった……お前ぇ……あいつらと一緒にいたら死ぬぜ……」

 

フィリア「!?ちょっとそれどういう意味!?」

 

PoH「おお~怖い怖い、じゃあ、帰るぜ、また来るからよぉ」

 

そう言ってPoHは転移して、何処かへ去っていた……

 

フィリア「……みんなといると……わたしが死ぬ……?……それにコウキが……なんで……なんで」

 

フィリアはその場にうずくまった……

 

そんなフィリアがうずくまっている頃、コウキは……

 

エギルの店

 

コウキ「……?」

 

ユウキ「どうしたのコウキ?」

 

コウキ「いや……なんか胸騒ぎがして……」

 

ユウキ「胸騒ぎ?」

 

コウキ「……いや気にするな、さっ、ご飯食べようぜ?」

 

ユウキ「……うん!」

 

コウキたちは食べるのを再開した……




はい……コウキの過去が1部、明かされました……これからの物語……どうなるのか?

次回をお楽しみに!!


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オレとボクとワタシとワイ

投稿遅くなり、大変申し訳ありません!!

休日に限って急用が出てしまい、それに加えちょっとスランプ気味になっていました……すみません……

では今回はあの男が登場!!ではどうぞ!!


前回のあらすじ、コウキの過去の1ページ……

 

グレスリーフの砂浜

 

フィリア「うわぁ、綺麗な砂浜だね!」

 

コウキ「……だな」

 

ユウキ「う~ん、いい波風だねぇ~」

 

刃竜ゾーディアスの討伐から翌日、コウキたちは新エリア、グレスリーフ入り江に辿り着いていた。

 

そこはまるで南国のビーチみたいに白い砂浜、その先には蒼色の海で広がっていた……

 

キリト「今度のエリアは入り江か、魚とか両生類型の敵が多そうだな」

 

フィリア「あっ、見て見て!あんな所に怪しげな洞窟かがあるよ」

 

コウキ「さすがトレジャーハンター、怪しいところをすぐ見つける、今度は海賊の秘宝でも探すのか?」

 

フィリア「むっ、笑わないでよ、それを言うならキリトは新エリアに入ったのに敵のことばっかりだし、コウキは目が釣り竿マークになっているじゃない」

 

コウキ「そんなわけないじゃないか」(釣ω釣)

 

ユウキ「そんな顔で言われたって信用ならないよ」

 

ラン「ですね……ハンクさんもサーフィンしたそうな顔しないでください」

 

ハンク「いつそんな顔した?」(サДサ)

 

ラン「今現在からです」

 

ハンク「なん……だと……?」

 

フィリア「……まったく」

 

フィリア(……昨日の奴の話……やっぱり信じられない……けどコウキのあのとき、奴を見ていたときの『銀色の目』になっていたこと……もしかしたら本当に……)

 

コウキ「おい」

 

フィリア「ひゃ!?な、なに!?」

 

考えごとしていたときに後ろから声をかけられてビクッ!と体を震わせるフィリアに軽く笑うコウキ……

 

コウキ「www……ひゃ!?じゃねぇよ、今回のエリア探索担当が決まったから早速行くぞ」

 

フィリア「わ、わかった……」

 

ユウキ「……」

 

コウキが歩きだすその後ろでユウキはフィリアと話し出す。

 

ユウキ「……ねぇ」

 

フィリア「な、なにユウキ?」

 

ユウキ「……大丈夫?」

 

フィリア「な、なにが?」

 

ユウキ「……今日のフィリア、なんかおかしい」

 

フィリア「!?……な、なんでもないよ」

 

ユウキ「……そう、けどなにかあったら相談してね」

 

フィリア「……うん、ありがとう」

 

コウキ「どうしたぁ?置いていくぞ」

 

ユウキ「ちょ!待ってよぉ~!」

 

少し先へと行っているコウキを追いかける二人……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらく経ち……珍しく今回はユウキとランで探索していたところ……

 

落ちた庭園

 

コウキ「なんだここ?」

 

ラン「どうしましたか?」

 

コウキ「いやぁ……マッピングどころかマップすら映らないぞ、ここ」

 

ユウキ「それって……今いるところが分からないってこと?」

 

コウキ「いや、一応ワールドマップでいる場所は分かるんだが、細かい道とかが分からなくなっているんだ」

 

ラン「……引き返しましょうか?」

 

コウキ「……いや、進もう、ここらが探索担当の最終地点だからな、調べておかないと、それにこういった場所にはレアアイテムとか隠れているからな」

 

ユウキ「……そっちが本命でしょ……」

 

コウキ「うるさいよユウキ、まぁ一応目印は付けとくか」

 

コウキは鉄球とクナイを取り出す。

 

コウキ「鉄球で来た道に落としていき、クナイで通って何もなかったら❌印の切れ込みを木や壁に入れる、って感じで行くぞ」

 

ユウキ「わかった!」

 

ラン「はい」

 

コウキ「それとお互い、見失わないように気をつけろよ……じゃあ行くぞ」

 

コウキたちは未知の場所へと足を踏み入れて行く……

 

………………………………………………

 

それから約一時間、コウキたちは一つ一つ、道の先へと調べていき、そして奥へと進んで行くと……

 

コウキ「うん?」

 

ユウキ「どうしたの?」

 

コウキ「……誰かいる」

 

ユウキ「えっ?」

 

ラン「……人数は?」

 

コウキ「……一人のようだ、けど用心しろよ」

 

壁| ・ω・´)ソ~……←コウキ

壁|;・⊿・)ソ~……←ラン

壁|・ω・)ソ~……←ユウキ

 

コウキたちは壁から覗きこむように奥へ見る……するとそこには一人の男が立っていた……その男は背中を向けていて顔は見えない、しかしその男は成人男性にしては小柄で、髪型が茶色の……マンガとかでたまに見る、トゲトゲボクサーグローブみたいな髪型をしている……すると突然コウキが!!

 

壁| Д) ゜゜←コウキ

壁|;・⊿・)ナニアレ……

壁|;・ω・)サァ……

 

コウキ「!!?……!?!?」

 

ユウキ「コ、コウキ!?」

 

ラン「ど、どうしたんですか!?」

 

キュキュ(´⊃ω⊂`)←コウキ

 

パッ(・ω・)

 

コウキ「い、いやぁなんか幻覚を見てたようだ……いるはずのない奴を見たなんて……」

 

ラン「……幻覚なんて、この世界ではないでしょうに……」

 

コウキ「と、とにかくまた見てみよう」

 

ユウキ「う、うん……」

 

壁| ;´・ω・)ソ~……←コウキ

壁| ・⊿・)ソ~……←ラン

壁|・ω・)ソ~……←ユウキ

 

コウキたちはまた壁から覗きこむように奥へ見る……そこには一人の男が立っていた……その男は背中を向けていて顔は見えない、しかしその男は成人男性にしては小柄で、髪型が茶色の……マンガとかでたまに見る、トゲトゲボクサーグローブみたいな髪型をして(ry

 

壁| Д) ゜゜

壁|;・⊿・)……トゲトゲネ……

壁|;・ω・)ダネ……

 

コウキ「!!?……!?!?」

 

ラン「……認めましょうよ」

 

コウキ「な、なにか、がな?」

 

ユウキ「そもそもいったいなにを知って」

 

???「オイ!そこでナニしてんねん!!」

 

壁|´・ω・) ←コウキ

壁|・⊿・)←ラン?→(゜Д゜#)ア"ア"ア"?

壁|・ω・)←ユウキ

 

壁|Д) ゜゜ギャー!!?

壁|Д) ゜゜ギャー!!?―∑(゜Д゜)

壁|Д) ゜゜ギャー!!?

 

ラン「で、で、で!」

 

ユウキ「栗のオバケ……!」

 

コウキ「出たあああ!!?」

 

???「な、なんやねーーーん!!?」

 

…………………………

 

……謎の男の目の前で正座させられているコウキたち三人……男は顔に怒りのマークを浮かべて仁王立ちして佇んでいる……

 

???「……なんやら後ろが騒がしいと思ったら……壁に隠れてこそこそと覗きこんで騒いでいて、声をかけてみたら「栗のオバケ」……失礼たらありゃあせんわ!!」

 

三人「「「ご、ごめんなさい……」」」

 

コウキ「……あのぉ」

 

???「なんや」

 

コウキ「聞きたいんですが、なんでここにいるんですか、『キバオウ』さん」

 

ラン「えっ!?」

 

ユウキ「?」

 

キバオウ「なんやジブン、ワイのこと知っているんや?」

 

謎の男……キバオウは首をかしげた。

 

コウキ「なに言っているんですか?忘れたの?もうトシなの?」

 

キバオウ「なんでぇや!!ワイはまだまだ現役バリバリや!!」

 

ラン「(あのコウキさん、キバオウってあの……)」

 

コウキ「(「ああ……元「アインクラッド解放隊」のリーダーで(後の「ALF」……現「アインクラッド解放軍」のサブリーダー……けど74層のフロアボス攻略からその後も色々とやらかしてついには除名されたんだが……)」

 

ユウキ「(……やけに詳しいね……)」

 

コウキ「(俺達……シャドーナイツもその件も調査してたし……兄貴は昔、「アインクラッド解放隊」の4番隊隊長だったからな……25層の件で止めたけど……)」

 

ユウキ「(そうなんだ……あれ?コウキは?)」

 

コウキ「(俺はその頃は……「ドラゴンナイツ・ブリゲード」……後の「聖竜連合」に入っていた……兄貴とはそれでお互いのギルドの情報をやり取りしてたしな)」

 

ユウキ「(そうなんだ~)」

 

キバオウ「オイ!ナニこそこそ話てんネン!!」

 

コウキ「ああすまない、どうやら覚えてないようなので自己紹介を、俺はコウキ、左にいるのがランで右にいるのがその妹のユウキ」

 

ラン「ランです」

 

ユウキ「ユウキです!よろしくねキバ……ゴンさん!!」

 

キバオウ「あ、どうもおおきに……ってちゃうわボケ!!?ワイはキバオウや!!」

 

ユウキ「ご、ごめんなさい……」

 

ラン「……そ、それでキバオウさん、なんでここにいるんですか?」

 

コウキ(ナイスお嬢)

 

キバオウ「ワイは、ここで……」

 

コウキ「?どうした?」

 

するとキバオウの様子がおかしいのに気づいた。

 

キバオウ「ワイはなんでここにおるんや……第1層のボス部屋でディアベルはんと……」

 

コウキ「!!?キバオウさん、あんた記憶が……」

 

キバオウ「ど、どうゆうことや、その先の記憶が思い出せへん」

 

コウキ「…………とりあえずお互いに話しあおう。」

 

…………………………………………

 

約1時間……お互いに、いやコウキがメイン(キバオウ関連の話は所々はぐらかしたり)に話しあった……結果……

 

キバオウ「…………じゃあワイは記憶喪失で、それで今じゃあ第84層まで攻略は進んでいるやな……」

 

コウキ「そうゆうことになりますね」

 

キバオウ「……にわかに信じがたいワナ……」

 

コウキ「まぁそうでしょうが今のキバオウさんのレベルや装備を見る限り第1層ボス攻略のときとは全く違うですし」

 

キバオウ「いや、信じがたいとは言ったがぁ、別にオノレの言っていることが嘘とは思っちゃおらんわ」

 

コウキ「では?」

 

キバオウ「とりあえず、お前らの協力はする」

 

ラン「ありがとうございます。」

 

キバオウ「礼には及ばん、ここの、ホロウエリアが謎だらけなの前から感じていたし、そのホロウエリアにPKなんかやる連中がいるのはみすみす見逃すのは危険や、だからオノレらはとはひとまず手を貸す、それだけや」

 

コウキ「……それでもありがとうございます、それでなんですがここらへんでなんか変わった人物か建物とか見てないですか?」

 

キバオウ「……あっ」

 

ユウキ「何かあるの?」

 

キバオウ「そういえば前、暇潰しにここらを散策していたときになにやらデッカイ建物で……教会みたいな建物を見たで」

 

ラン「みたいな……ですか?」

 

ユウキ「その建物、調べようとはしなかったの?」

 

キバオウ「調べようにもその建物の前にはモンスターがうようよいたんや、だからそこは調べられなかったんや」

 

コウキ(……もしかしたらカルマ回復クエストがあるかも知れない、行ってみる価値はあるな)

 

コウキ「キバオウさん、ありがとうございました。これからもお互いに情報のやり取りをやっていきましょう」

 

キバオウ「おう!何かわかったらすぐに報せるんやで!」

 

コウキ「はい、では」

 

ユウキ「バイバイ!」

 

三人はキバオウの元から去っていった……

 

……………………………………

 

ラン「……あの」

 

コウキ「ん?」

 

歩いている途中、後ろに歩いていたランから声をかけられた。

 

ラン「キバオウさん……信用していいんでしょうか?」

 

コウキ「……疑うのも無理はない、けどどうゆうわけかキバオウの記憶が第1層ボス攻略開始する辺りのキバオウになっている……なんとかなるとは思う」

 

ラン「……」

 

コウキ「……大丈夫だって、もしものときは兄貴に任せればいいって、キバオウの弱みのひとつは二つ、持っているからな、兄貴は」

 

ラン「……そうですね」

 

ユウキ「だね、ハンクさんならなんとかしてくれそう」

 

コウキ「だろ?今キバオウにしてやることは信頼を得る、だな……それに今回の話でフィリアをグリーンプレイヤーに戻してやれるかも知れない」

 

ユウキ「本当!?」

 

コウキ「まだ確証はない、だからひとまずこのエリアのボスを攻略してから後日、教会へと向かおう」

 

ユウキ「うん!」

 

ラン「はい!」

 

そして三人は帰路へと向かって行った……




また一つ、コウキたちの過去が明かされましたね……

次はあのボスが登場!!次回をお楽しみに


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つかの間の休息(前編)

次、あのボス登場とか言っていたな?あれは嘘だキリッ!(オイ)

まぁそんなことより!今回の話でこの作品が100話到達しました!!ヒャッハー!!!\(^o^)/

ですので……その記念になにかイベントをやりたいなとと思いました……ですので……







人気投票、ヤらないか?(アッー!!!

人気投票表としては4つ!

原作キャラ枠(ホロフラキャラも含め)

オリキャラ枠(クルも含めて)

オリジナルアイテム枠(武器・防具も含め)

そしてそれらの総合投票結果の4つ!!

詳しいことは活動報告で書きます!

ではひとまずこれぐらいにして、今回の話をどうぞ!!


前回のあらすじ、マキバオウ(ダレガヤ!?

 

キバオウとの出会いから数十日、コウキたちは担当エリアの攻略後はハンクたちと合流しホロウエリアの攻略を次々と進めた。

 

結果としては海が増水してて通れなかった道を通れるようにするためにネームドモンスター、《アルファルド》をハンク・ラン・キリト・クラインの4人が討伐した。

 

その後はコウキたちと合流したハンクたちと一緒に攻略を進め、《グレスリーフ大灯台・最上階灯室》にいたネームドモンスター、《タワーキーパー》を倒したらドロップウェポンの片手棍《岩砕きのマトック》を手に入れた!

 

どうやらそれはハンクたちが攻略中、所々で岩が道を塞いでたところがあり、その武器はそれを突破できるかも知れない、とのこと、そしてそれは片手棍スキルを持つコウキが受け取った。

 

その後の攻略はコウキはそれを使い、道を塞いでた岩を破壊してゆき……ついにはキーアイテムらしい「錆びた鍵」を手に入れた!

 

そしてコウキたちは今……

 

エギルの店

 

エギル「よし、ちょっと待っててくれ、これらのアイテムの売却額を纏めるから」

 

コウキ「わかった」

 

ユウキ「そこで待ってるね」

 

エギルに余った素材や使わない武器や防具を売るコウキとユウキ、待っているときように座れるベンチに二人で座る……するとコウキが

 

コウキ「…………」コクン…コクン……

 

ユウキ「……?コウキ?」

 

コウキ(ヤバ……疲れで……頭がぼうっと……寝む……)

 

ドサッ!!

 

ユウキ「わっ!?コ、コウキ!!?」

 

コウキ「……zzz……zzz」

 

キリト「どうした!?……えっ?」

 

ユウキの声に聞きつけたキリトがみた先には……ベンチの上でユウキに膝枕された(ユウキにとってされている)コウキの姿が……

 

リズ「どうしたのよ?……ってあらあら」

 

リーファ「わぁ……」

 

シノン「…………」

 

するとキリトの後ろからぞろぞろといつもの面子が集まってきた!

 

アスナ「ユウキ、コウキ君どうしたの?」

 

ユウキ「ア、アスナ……突然コウキがふらっと倒れてきて……」

 

キリト「……過労かな」

 

ラン「過労ですか?」

 

エギル「こいつ、一日のスケジュールが凄いからな、自分のことは勿論、他人の事も手伝っているしな」

 

シリカ「あ、あたし、前にコウキさんからテイムモンスターの情報を持ってきてくれてました……」

 

ピナ「キュルルルルルルルル、クルル、キュルルクルル」

 

リズ「私も……前に「鍛冶に使いたい鉱石素材が不足気味なのよね~」って呟いたときに後日、何処からかき集めてきたのか沢山の鉱石素材を渡してきたのよねぇ……お金を払おうとしたら「いいよ、余っていたから」……まぁ流石になにもしてあげられないのはいやだったから「武器・防具作成2割引き回数券」と「修理代無料回数券」を渡してやったけど」

 

リーファ「……あ、あたしも料理スキルのことでは相談のってくれたり料理教室を開いて、やりながら教えてくれたし……ソードスキルのこととかも教わってました……」

 

シノン「……私は前から戦闘や料理のことに関しては何度も付き合ってくれたし……そのたんびにお昼の弁当は勿論、そのあとのデザートとお茶を淹れてくれてたわね」

 

ユイ「私もパパやママがいないときに相談してくれたり、たまに何処か連れ出して遊んでくれてました」

 

ストレア「あたしも、あたしが突然買い物とか付き合って、って誘ってきたときも何だかんだで付き合ってくれてたっけ……」

 

エギル「……そういや、店ん中の整理とかやろうとしたらコウキの奴がやってくれてたり、店が忙しいときなんか手伝ってくれていたな……」

 

クライン「俺も話してるときちゃんと聞いて……ボロクソ言ってくるけど、話には付き合ってくれてるなぁ……」

 

アスナ「私も料理のことは勿論、血盟騎士団のこととか相談のってくれたり、書類整理とか手伝ってくれてたなぁ……」

 

ラン「色々と相談にのってくれました……(主にハンクさんやユウキのことで……)」

 

ユウキ「ボクも……だね……(色んなことに付き合ってくれてたな)」

 

ハンク「…………」

 

キリト「俺もだな……(アイテムのトレードとかで)……」

 

アルゴ「オイラも情報を売ってくれてたりしてたナ」

 

キリト「あ、アルゴ!?いたのか!?」

 

すると突然!先ほどまでいなかったはずのアルゴがキリトの後ろで立っていた!

 

アルゴ「面白そうな話題をしていたからナ、話に入れて貰ったのサ」

 

キリト「そ、そうか……」

 

アルゴ「それでなんだガ、コー坊に対して、他のプレイヤーの評価の情報、買ってみるカイ?」

 

ユウキ「えっと……」

 

ハンク「買おう」

 

ラン「ちょっとハンクさん!?」

 

ハンク「俺も知りたいところだったところだ」

 

そう言うとハンクはアルゴにお金を送った……

 

チャリン!

 

アルゴ「毎度アリ~」

 

ハンク「それでどんな話なんだ?」

 

アルゴ「ちょっと待っテ……これだこれダ……えっーとダナ」

 

…………………………………………

 

助けられた男性プレイヤーさん

「だいぶ前のことなんだが……あるダンジョンに一人で潜っていたときに……トラップを踏んでしまい、モンスターがぞろぞろと集まってきて……レベルはそんなでもなかったんで迎撃してたんだが……モンスターに後ろをとられ攻撃を喰らってしまい……「(ああ……これで自分は死んでしまうんだ……)」っと思ってたとき、たまたま近くに来ていた彼が、私がいるモンスターの群れの中から助け出してくれたんです。今私がいるのは、彼がいてくれたからなんです」

 

相談をしてもらった女性プレイヤーさん

「些細なことで彼と喧嘩をして別れたとき、たまたま近くを通りかかって、それを見ていた彼が一人で泣いていた私を「大丈夫ですか?」っと声を掛けてくれました……そのとき私は「ほっといてよ!!」っと怒りました……けど彼は怒られたのを気にせず「まぁまぁ……それよりほら、その涙を拭いてください」っとハンカチを渡してくれました……それからは喫茶店で何故喧嘩をしていたのか話を聞き、それから彼は、彼氏が悪かったところ、私が悪かったところを指摘しました……それで彼はこう言いました。「相手の良いところばっか見ないで、相手の良いところ、悪いところを見て、それに対して打ち解けることこそが本当の意味で「付き合う」ってことなんですよ」っと言いました……それからは彼の言葉を信じて、彼氏とまた話をしました……そしたら彼が「俺も……ごめん」っと謝ってきました……それからは仲直りしてまた付き合いだしました!本当に彼には感謝です!」

 

冒険話大好きな少年プレイヤー

「コウキ兄ちゃんには色んな話を聞かせて貰った!!「亡霊になった騎士団VSシャドーナイツ」の話や「卵を守る夫婦竜から卵を奪取する」の話、それに「緊急脱出!!ガチホモ集団から逃走せよ!!」とか!それで俺、「俺に戦い方を教えてくれ!」って言ったんだ!そしたらコウキ兄ちゃんが「なんの為に武器を取る?」って聞いてきたんだ……それで俺は「もうこんなところでうじうじしているのはもう嫌なんだ!!」と「お世話になっているシスターに恩返ししたいんだ……」って言ったんだ……そしたらコウキ兄ちゃんが「そっか……」と言ってあるところに連れてきたんだ……そこは兄ちゃんのギルドが保有してる訓練場でそこには俺と同じような年の子がいっぱいいたんだ!そしたらコウキ兄ちゃんは「ここにいるのは誰かの為に武器を握ることを決意した子らだ」って……俺だけじゃあないだ……ってそんなこと思っていたとき「おっ、自己連やってんな」っとハンクアニキが出てきて……それから俺らは地獄の訓練(?)をして……あれからの今の俺は「俺TUEEE!!!」って言えるぐらい強くなり、シスターにお金を送りながらも毎日冒険してる!本当にありがとうな!コウキ兄ちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………

 

アルゴ「っとまぁそのほか十数件あって老若男女、分け隔て無く人気者ダナ~コー坊は、ニャハハハ!!」

 

シノン「…………えっ?コウキってなにもの?」

 

みんな「「「「…………」」」」コクン……

 

コウキの完璧超人ぷりに唖然しながらもシノンの一言に皆心底同意した……

 

クライン「……と、とりあえずだなぁ……明日、なんとしてもあの超お人好しバカを休めさせるぞ(真顔)」

 

エギル「そうだな」

 

キリト「だな」

 

アスナ「そうね」

 

ユイ「はい!」

 

リズ「そうね!……まったくこいつは……」

 

シリカ「……ですね!」

 

リーファ「うん!」

 

シノン「……そうね」

 

ラン「いつもお世話になってますしね……たまには……」

 

ハンク「致し方あるまい……」

 

ストレア「なんか疲れとかとれる茶葉でも持ってこようかな?」

 

アルゴ「そうしたほうがいいだろうナ」

 

ユウキ「うん……」チラッ

 

コウキ「……zzz……zzz」

 

未だにユウキの膝の上で寝ているコウキを見るユウキ……

 

ユウキ(頑張りすぎだよコウキ……)

 

ナデナデ……

 

そう想いながらユウキはコウキの髪を優しく撫でる……するとコウキが……

 

コウキ「う~ん……じ」

 

ユウキ「ん?」

 

コウキ「じょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじ……と○ろじょうじ……」スヤスヤ……

 

みんな「「「「…………」」」」

 

……突然火星ゴキブリの言葉を寝言で言い出すコウキにそのときのみんなの目は「こいつ……大丈夫か?」っと言いたげな目をしていた……ただひとりだけちがうのだが……

 

ハンク(こいつ……まだそんなことしてたのか……倒れるまでやるとはバカか……)ハァ……

 

コウキを見つめながら小さく溜め息をつくハンクだった……




後編に続く!


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つかの間の休息(後編)

眠すぎて色々と話おかしいかも……ではどうぞ!


前回のあらすじ、じょうじ(●言●)

 

翌日……

 

コウキの部屋

 

チュンチュン……

 

コウキ「う~ん……」ガバッ……

 

掛け布団を退けて起き上がるコウキ……

 

コウキ「……あれ?俺、確かユウキといっしょにエギルにアイテムの売却を頼んで……それでベンチで待ってて……あれ?その先の記憶が……」

 

クル「クルクル」

 

?マークを浮かべるコウキにいっしょに寝ていたクルがこちらに歩み寄った……

 

コウキ「あっクル、おはよう……なぁクル、俺どうしてここで寝ているんだ?」

 

クル「クルクル……」

 

クルに問いかけるとクルは困った(様な気がする……)顔をして首を傾けるだけだった……

 

きゅ~……

 

コウキ・クル「「…………」」

 

するとコウキのお腹から音が漏れた……

 

コウキ「……まずは飯だな」

 

クル「クル!」

 

コウキ「よし、いっしょに下で飯を食うかクル?」

 

クル「クルクル!」

 

コウキは部屋から出ていき……エギルのいる場所へ向かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

ガヤガヤガヤ……

 

コウキ「オッスエギル!朝から生がありますな~」

 

エギル「おおコウキ、てかもう昼前だぞ」

 

コウキ「マジか」

 

エギル「マジだ、ほら」

 

カウンター席に座るコウキに話をしながら紅茶をカップに淹れてコウキに渡す。

 

コウキ「あれ?俺頼んでないぞ?」

 

エギル「前にウチの店の整理をしてくれた礼だ、もちろん昼飯代もタダだ」

 

コウキ「…………」

 

エギル「?どうした?」

 

コウキ「いや……あのぼったくりで有名なエギルがタダだと?今日は槍でも降ってくるのか?」

 

エギル「ぶん殴るぞてめぇ」

 

コウキ「ヤメロ、そんなムキムキ筋肉で殴られたらシャレんならん」

 

そんな軽口をたたきながらもエギルが出してくれた昼食を食べるコウキ、ちなみにクルは焼きウィンナーをハフハフしながらもかじりついてる。

 

コウキ「それでよぉエギル、昨日アイテムの売却を頼んだんだけどよ、その後のこと覚えていないんだが……なにがあったんだ、俺」

 

エギル「おめぇ……突然ぶっ倒れて爆睡してたんだよ、それで、お前をハンクが部屋まで寝かせにいったんだよ」

 

コウキ「そうだったのか……あとで謝っておかないとな」

 

エギル「それでよぉコウキ、お前今日一日、なにもするな」

 

コウキ「………………………………はっ?」

 

エギル「おめぇよぉ、ほぼ毎日、休みも無しに、それもぶっ倒れるまで……働き過ぎなんだよ」

 

コウキ「……」

 

エギル「だから今日くらいゆっくり休め」

 

コウキ「…………け(ry」

 

エギル「ちなみに無理矢理攻略出た場合はリーファの試作料理フルコ(ry」

 

コウキ「わかったから止めてくれマジで死ぬから」

 

ガックシとうなだられるコウキ……

 

コウキ「それでみんなは?」

 

エギル「キリト・クライン・ハンク・ユウキ・ランはホロウエリアで攻略、アスナの奴は血盟騎士団の会議の集まり、ユイはお前の畑の水やりに、その他の面子はクエストに行くとか……」

 

シノン「あっ、コウキ居たのね」

 

コウキ「ん?」

 

後ろに振り向くとランチボックスを持つシノンがいた。

 

コウキ「あっ、シノンおはよう……いやもうこんにちはか」

 

シノン「そうよ……ん」

 

コウキ「ん?」

 

シノンが手に持つランチボックスをコウキに向けてつきだした。

 

シノン「……受け取りなさいよ」

 

コウキ「?わかった」

 

コウキはランチボックスを受け取り、中を見るとそこには様々なサンドイッチが入っていた。

 

コウキ「これは?」

 

シノン「……どこか出ていったとき途中、小腹が空いたときにそれを食べなさい」

 

コウキ「……シノン……これ手作りか?」

 

シノン「そうよ……なによ?」

 

コウキ「……いや、ありがたくいただくよ」

 

シノン「……そう、じゃあ私、リズたちとクエスト行く約束があるから」

 

コウキ「ああ、またな」

 

シノン「ええ」

 

そう言ってシノンはエギルの店から出ていった……

 

コウキ「……シノンの奴がこんなことやってくれるなんて……真面目に休まないといけないな(真顔)」

 

エギル「本人が聞いたら怒られるぞ、で?今日はどうするんだ?」

 

コウキ「う~ん……久しぶりに釣りでもしてくるかな?ここしばらくご無沙汰だったしな」

 

エギル「そうだな、のんびり釣りでも楽しんでればいい」

 

コウキ「へいへい、じゃあ行ってくるか、メシごちそうさん、クル行くぞ」

 

クル「クル!」

 

エギル「あいよ、またな」

 

コウキは1度自室に戻って釣り用の道具一式取りだしてからそのままエギルの店から出ていった……

 

……………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキがまっすぐ向かった場所はそこは……

 

グレスリーフの砂浜

 

コウキ「前からここで釣りしたかったんだよなぁ~」

 

クル「クルクル」

 

コウキがいるところは海の近くにある大岩の上で、その大岩の影に隠れるように釣りの準備をしていた……

 

コウキ「まずは大型の釣り竿を出して……今回はいつものウキ釣りじゃなくてルアー釣りにするか……ならルアーを出して……どれにするか……赤にするか、この海なら目立つし、あっあと撒き餌も出さないと」

 

フィリア「あっ、こんなところにいた……って」

 

コウキ「んっ?」

 

振り向くとそこには……やや疲れ気味でこちらを見てくるフィリアがいた……

 

コウキ「なんでフィリアがここにいるんだ?攻略は?」

 

フィリア「コウキが昨日ぶっ倒れたって聞いて……それでハンクが「今日一日あのバカ無理矢理休ませるから、ついでにフィリアも休んでおけ、あと、もしあいつが攻略でもしようとしていたら首根っこ捕まえてでも追い出せ」てさ」

 

コウキ「……フィリアまで巻き込むなよバカ兄貴……」

 

フィリア「……それでコウキは……てかその格好なに?」

 

コウキ「えっ?」

 

そう言われ自分の格好を見る、上に着ているのは白の半袖シャツにポーチが幾つもついている蒼色のベストを着け、下はグレーブラックのジーパンに軍用ブーツみたいな靴を履いていた、更に言えば手には指貫グローブ、頭には青・黒・青のラインのはいった帽子、極めつけには黒サングラスを描けている……つまり

 

コウキ「釣り用のユニフォームですが、なにか?」

 

フィリア「………………はぁ」

 

コウキ「答えたのにため息つかれるとか解せぬ」

 

フィリア「……それで大丈夫なの?」

 

コウキ「あっ?なにがだ?」

 

フィリア「その……昨日倒れたんでしょ?体調は?」

 

コウキ「ん~……ただの精神疲労だから大丈夫だ、ここ最近忙しすぎて自分の時間が取れてなかったからな」

 

フィリア「……無理するのは駄目よ?」

 

コウキ(……どの口で言っているんだか……)

 

フィリア「ちょっと聞いている?」

 

コウキ「へいへい気をつけますよ~」

 

フィリア「もう……」

 

コウキ「……そうだ」

 

フィリア「?」

 

コウキはもう一つ、中型の釣り竿を取りだし、ウキ釣りのセッティングし、それをフィリアに渡す。

 

フィリア「……な、なによ?」

 

コウキ「俺はしばらくここにいるから暇なら一緒に釣ろうぜ?」

 

フィリア「わ、私釣りスキル持ってないよ?」

 

コウキ「釣りスキルはあくまで魚が釣れやすくしたり、色々な種類の魚が釣れやすくするスキルだから別に持ってなくとも釣りは出来るよ」

 

フィリア「……けど」

 

コウキ「なんだよ?」

 

フィリア「……私……釣りしたことない……///(カァ!)」

 

コウキ「……それぐらい教えてやるよ……」

 

コウキはフィリアに近づき、釣り竿や釣り方を教える。

 

コウキ「やることは簡単、まず釣り針にこの餌となる……今回はフィリア用にこの「釣り団子」を着けます。」

 

フィリア「私用って……なんで?」

 

コウキ「ほう?じゃあこのミミズとか、虫とか触れるかね?」

 

コウキはポーチから餌箱を取りだし……半透明の蓋から見えるミミズやら様々な虫が蠢いているのをフィリアに見せる。

 

フィリア「団子でいいです」

 

コウキ「よろしい、じゃあこの釣り団子の固まりから……団子一玉分くらいの量をその釣り針につけてくれ」

 

フィリア「……なんか臭くてねちょねちょしてる……」

 

コウキ「……まぁ俺も最初はそれが嫌だったよ、つけ終わったか?」

 

フィリア「うん」

 

コウキ「よし、じゃあそれを海にむけてポーン、と投げ込め」

 

フィリア「わかった……それ!」

 

シュ!……チャポン!

 

コウキ「よしよし、それであのウキが見えなくなり、釣り竿が引っ張られてきたら竿を引っ張れ」

 

フィリア「わかった……」

 

それから数分後待っているとフィリアの竿が引っ張られた!

 

フィリア「!来たよってわっ!?」

 

コウキ「よぉしよぉし落ち着け、魚は逃げる為に口に針をつけたまま逃げる、つまり針は引っ張られる……けど魚だって疲れるからそこを見計らっておもいっきり釣り上げればいい、いいな?」

 

フィリア「わ、わかった」

 

フィリアは釣り竿を引っ張られるのを耐え、そして魚が動きを止めたところで!

 

フィリア「えい!」

 

ざぱぁ!

 

見事、魚を釣り上げた!

 

フィリア「やった!釣れた!……ってちっちゃい……」

 

フィリアが見た先には自分の手のひらサイズの赤い魚がピチピチ跳ねていた……

 

コウキ「まぁ初めてとしては上々だろ、やり方はわかったろ?」

 

フィリア「うん!割りと楽しいね!」

 

コウキ「だろ?」ニコッ

 

フィリア「!」

 

コウキ「?どうした?」

 

フィリア「な、なんでもない!」

 

コウキ「そ、そうか……あっクルも釣れたようだ」

 

フィリア「えっ?」

 

クル「クル!」

 

フィリアがクルのほうを見ると……クルの尻尾……の先にについている釣糸と釣糸に巻き付いてある餌らしいものが岩場の隙間に入っており、クルが尻尾を持ち上げると餌に食いついている少し大きめの蟹が取れた!

 

フィリア「……えぇ……」

 

コウキ「よしよし、クルよくやったぞ」

 

クル「クルクルゥ♪」

 

コウキはクルの頭を撫でてやり、クルはそれを気持ち良さそうに目を細めた……

 

フィリア「……どうしてあんなことができるのよ?」

 

コウキ「えっ?あー……だいぶ前に俺がクルと一緒に釣りしに行ったときに、クルが興味津々な目で見てきて「やりたいのか?」とか言ったら「クル!」って言われ……さてどうすればいいか……っと考えていたら……」

 

フィリア「いたら?」

 

コウキ「ディ○ニーのピノキオで出てきた子猫が尻尾で釣りをしていたのを思い出した」

 

フィリア「……あぁ……確かにいたね……そういえば毛の色白と黒だし」

 

コウキ「狼だけどな……さて俺も釣りするか……よっと!」

 

シュ!……チャポン!

 

コウキは釣り竿を振りかぶり、おもいっきり前へと振り抜いた……釣り針は遠くへと飛び、チャポンっと音を発てて海に沈んだ。

 

コウキ「さぁ、そこの椅子に座って釣りを楽しもう?」

 

フィリア「うん」

 

クル「クル!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………

 

しばらくコウキたちは釣りを楽しんだ、コウキはさすが釣りスキルMAX、と言ったところで中型の魚を何十匹も釣り上げた!

 

フィリアは中型の魚を二匹と小型の魚を何匹も釣りあげるが……たまにワカメなど海藻類が引っ掛かり、それを見るたんびにコウキは「プギャーw!ハズレwww」m9(^Д^)っとバカにしてきて、フィリアはそれをコウキに向けてかならず

 

フィリア→( #°Д°)⊃海草))Д´)グハッ!?←コウキ

 

叩きつけています……

 

クルはその後、10匹ほど釣れたところで飽きて、今はフィリアの膝の上で丸まって寝ている……

 

コウキ「……そろそろ戻ろうかな?」

 

フィリア「もういいの?」

 

コウキ「いや……あのよ……散々海藻を投げてきて俺の頭、見てみ?」(草川Д川草)

 

フィリア「からかうコウキが悪い」

 

コウキ「ひでぇ……そういやぁ腹減んない?」

 

フィリア「……そういえば……」

 

コウキ「じゃあなんか食べるか、っとそうだ」

 

コウキはストレージを弄り、シノンが渡してくれたランチボックスを出した。

 

フィリア「それは?」

 

コウキ「シノンの奴が持たせてくれたランチボックス、中身はサンドイッチだ、ほら」

 

コウキはランチボックスの中の一つ、タマゴサンドをフィリアに渡す。

 

フィリア「いいの?」

 

コウキ「いいよ、小腹が空いたぐらいだからこんなにいらないからな」

 

フィリア「……そう、じゃあ頂きます」

 

フィリアはタマゴサンドにかぶりつく、コウキはそれを見ながら自分も、カツサンドをかぶりつく

 

フィリア「おいしい……」

 

コウキ「だな、シノンの奴も腕をあげたな……そうだ、フィリア」

 

フィリア「なに?」

 

コウキ「あのよ、もしかしたらだけど……そのオレンジ表示、直せるかもしれない」

 

フィリア「!?ど、どうゆうこと!?」

 

コウキ「ちょ!近い近い、まずは落ち着け」

 

フィリア「あっ……ご、ごめん」

 

コウキ「……こほん、で、話なんだがな、前に俺とユウキとお嬢とで攻略中にあるプレイヤーに会って、それでそのプレイヤーが言うには、このエリアにどこかに教会があってだな、もしかしたらその教会はカルマ回復クエストがあるかもしれない」

 

フィリア「そうなんだ……」

 

コウキ「まだ確証はないからとりあえずここのエリアボスを討伐後、そこに行ってみようと思うんだ」

 

フィリア「そうか……ありがとうね」

 

コウキ「いいってことさ」

 

フィリア「……ねぇ」

 

コウキ「んっ?」

 

コウキはフィリアを見るとフィリアは少し顔を俯いて、そして顔を上げる。

 

フィリア「コウキってさ、なんでそんなボロボロになるまでみんなの為に頑張るの?」

 

コウキ「……ゴクン、そうだな……昔にもこんなことがあったんだけど……そのときの俺ははじめの頃はそれは「みんなの為に頑張れてる」って自己満足に浸ってた……けどやがてそれはただ「利用」されているんだって思うようになってたんだ……」

 

フィリア「………………」

 

コウキ「けど、このデスゲームが始まる少し前からそれは、「違うんだ、みんなも同じ苦労してるんだ」って気づけた、それからはみんなの苦労を少しでも減らせるなら俺は頑張らないと、てな?」

 

フィリア「……コウキが倒れちゃみんな苦労するでしょ?」

 

コウキ「うぐっ……」

 

フィリア「……だから」

 

コウキ「?」

 

フィリア「コウキも、私を、みんなを頼りなさい」

 

コウキ「……うん、ありがとう」

 

フィリア「よろしい、今度私のサバイバル料理、ご馳走してあげるから」

 

コウキ「そいつは楽しみだ、期待してるよ」

 

フィリア「うっ……なんかハードルが上がったような……」

 

コウキ「……じゃあ片付けしますか」

 

フィリア「うん」

 

コウキは釣り道具など片付けたあと、フィリアとは別れてそのままエギルの店へと帰って行った……ついた瞬間にお説教されたが……コウキは笑顔は絶やさなかった……

 

コウキ(やっぱ、こいつらといるのは楽しいな)




次こそはあのボス登場……次回をお楽しみに!!


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VSデトネイター・ザ・コボルドロード(前編)

皆さんご報告です!なんとこの小説、8万UA、つまりは8万回も閲覧されたんです!マジか……

いや本当にこんな小説が8万回も読んでくれているなんて驚きなのだが……だってこの小説、コウキがユウキにアッー!されたり、フィリアにアッー!されたり、あげくの果てにはシノンにもアッー!される小説やで?

誰が予想できた?……?(´・ω・` )

それに自分のリアルの後輩が言うにはまだそのとき自分が書いた小説だと知らず、後輩の妹さんが「なんか変態的な小説あるよ!」って言っていたらしい……

あ、あれ?なんでだろ?目から汗が(泣)(TДT )

それに言い返せねぇ……チキショー!!゜゜(´O`)°゜

ま、まぁそんなこと言われてもき、気にしねぇから(震え声)

さて、あとなんでですが現時点の人気投票ですが、こちらです!

原作キャラ枠
ユウキ・ラン・フィリア・シノン・キバオウが1票ずつ

オリキャラ枠
クルに1票

.……なんでや!!?まさかのオリキャラでコウキとハンクが出てないだと!?いやそれよりもなんで一話しか出てないキバオウが1票入っているんだ!?

キバオウ「そりゃあワイは人気者やからな!」

ビキッ!

/7Г|ロロ 冂
`/ / | | [二 二]
/_/ |_| [二 二]
      凵 ロロ┐
ボギ ベギ   /_/
  \丶ハノ(/
   )"⌒ヾ( バギ
  / ̄ ̄ ̄\二二つ
 /ミ) ∧_∧(ミ丶
(A /##°ω°)\\
/VV∧   ノ \⊃
Lノ L)|  イ
   |  |
   ノ   丶
  / /⌒\ \
  ( イ   丶 )
  ||    | |
  亅|    | |_
 (_/    丶_)

キバオウ「なん……でや……」バタン!

お仕置きじゃボケ、さて今でも人気投票やっていますんで活動報告のほうにお願いします、では本編スタートです!


前回のあらすじ、釣りバカ○誌

 

コウキサイド

 

丸一日の休暇だった日、その日に兄貴たちは鍵のかかった扉を前に手に入れた「錆びた鍵」で扉を開け、その先へと進み、ついにはボス部屋の扉の前にたどり着いた、そしてその次の日、つまり今日はそのエリアボスを倒すとのこと、なので

 

ならず者の玉座

 

コウキ「着ましたボス部屋前」

 

ユウキ「いきなりなに言ってんの?」

 

フィリア「そうよ」

 

シノン「あら?いつもこんなでしょ?」

 

ユウキ・フィリア「「たしかに」」

 

コウキ→.……(・ω・`)

 

ブワッ!(´;ω;` )

 

コウキ「3人ともなにげに酷いぞ!!?」

 

ユウキ・フィリア・シノン「「「どこが?」」」

 

コウキ「orz」

 

ハンク「.……ボス部屋前でなにやっているんだお前らは……」

 

ちなみに今回、ボス攻略で来ているのは俺とユウキ・フィリア・キリト・兄貴・お嬢にここ最近連れて来ることが多くなったシノンである。

 

ハンク「.……まぁいい、さて今回はこのエリアのボス攻略だ、皆、ここでの戦いが慣れてきたとはいえ気を引き締めておけよ」

 

ラン「はい!」

 

ユウキ・フィリア「「うん!」」

 

キリト「おう!」

 

シノン「ええ」

 

コウキ「あいよ」

 

ハンク「.…………では行くぞ」

 

そう言って兄貴は扉を開いていく.……そしてそこには!

 

???「「「「ギッギッギッ!」」」」

 

???「「グルル.……」」

 

部屋の奥にコボルド種が5匹いるうちの1匹、他の4匹比べそいつ大きく、玉座の手すりで自分の顔を支えてこちらを見ていた……そいつはまさしく王の風格を漂せていた……だがそいつの姿はまるで……

 

キリト「『イルファング・ザ・コボルドロード』……」

 

シノン「キリト知っているの?」

 

キリト「あぁ……」

 

コウキ(そうか……確か第1層フロアボス攻略、キリトやアスナとか居たんだっけ……)

 

俺自身はそこにはいなかったものの、アルゴが書いている記事に詳細が書いてあった……キリトとアスナの頑張りにイルファング・ザ・コボルドロードを倒したものの一人のプレイヤー、攻略総指揮役をやっていたプレイヤーが亡くなった、その名は『ディアベル』、俺の入っていたギルド『ドラゴンナイツ・ブリゲード』は元々このプレイヤーの思想を受け継いだギルドだと話には当時入っていた頃に聞いたことがあった……

 

……話を戻すがそのディアベルを殺した原因がキリトだと言う、そしてそれが後にキリトを『ビーター』、『ブラッキー』など蔑まれる事になったのも……そしてそれを言い出したのが前に会ったあのサボテン頭(キバオウ)だとも……体のいい言い訳だなっと思った……

 

言いたいことはいくらでもあるがとにかく!キリトにとって因縁のあるモンスターに違いはなかった……けど

 

コウキ「大丈夫だキリト」

 

キリト「えっ?」

 

コウキ「今は俺たちがいるだろ?」

 

キリト「.…………」

 

ハンク「そうだ!それに、今回ヤツは武器を隠してないしな」

 

兄貴の言う通り、今ヤツが座って玉座の横、鋼鉄製の斧は左に、そして右にバックラーが置いてあり、そして床に突き刺さっている、兄貴の持つ両手剣とはまた違うタイプの両手剣があった……

 

それは兄貴の両手剣は「斬りつけ絶つ」ならヤツの両手剣は「削り斬る」といった感じの剣だった。

 

つまりは第1層のコボルドロードとは違い、騙し討ちするつもりは無し、故に自信の表れである……が

 

ラン「大丈夫ですよキリトさん」

 

ユウキ「……何だかわからないけどうん!ボクたちなら大丈夫だよ!」

 

シノン「いつもの調子はどうしたのよ」

 

フィリア「わたしたちならやれるよ!」

 

キリト「みんな……すまない……行こう!」

 

そう言ってキリトは二振りの剣を抜き放つ!

 

コウキ「おっしゃ!行くか!!」ジャキ!

 

ハンク「おう!」ガッ!

 

俺はクナイを二つ、左右の手に持つ、デトネイター・ザ・コボルドの配下、『レイジ・コボルド・センチネル』4匹相手に遊撃するためにだ、メイン武器は細剣にしてある、兄貴は両手剣を片手で握るが抜き放たない、今は距離が離れているため、走りやすく、それでいて何かあればすぐに両手剣で盾にできるようにしている、抜け目なしの戦闘体勢だ……

 

ラン「はい!」ジャキ!

 

ユウキ「うん!」ジャキ!

 

お嬢とユウキは二人とも剣を抜き放つが余計な力入れずにいて、すぐに前へ飛び出せるように体勢を低くしている。

 

シノン「ええ!」カチャ!

 

フィリア「うん!」ジャキ!

 

シノンは弓矢を構え、フィリアは短剣を逆手で持ち、シノンより少し前に立つ、それはお互いにフォロー出来るようにとの配慮だった。

 

ハンク「敵さんも準備が出来たようだな」

 

兄貴が言うように、レイジ・コボルド・センチネルは腰の金具に付けていた両手鎚を両手で握りしめ横並びになっている、そして親玉のデトネイター・ザ・コボルドロードは玉座から立ち上がり、まず自分の両手剣を腰の金具に引っ掛けてから片手斧とバックラーを握りしめて、そして振り向き……!

 

デトネイター・ザ・コボルドロード(以後コボルドロード)「「ガアアアアアアッッ!!!」」

 

バッ!ドッッスンン!!

 

コボルドロードは雄叫びをあげてから飛び上がり、レイジ・コボルド・センチネルの後ろに付く。

 

ハンク「お嬢!キリト!俺たちが親玉の相手する!残りは雑魚どもを始末しろ!できるな!!」

 

コウキ「当たり前だ!ユウキ!フィリア!センチネルは動きはノロマだ!俺たちの機動力で翻弄するぞ!!」

 

ユウキ「O~K~!」

 

フィリア「分かった!」

 

コウキ「シノンは兄貴達のサポート!余裕があればこちらのフォローを」

 

シノン「分かったわ」

 

コウキ「じゃあやりますか!!」カチャ!

 

シュシュシュシュ!カカカカン!!

 

レイジ・コボルド・センチネル(以後コボルド・センチネル)「「「「ギッ!」」」」

 

コウキ「行っけえええ!!!」

 

バッ!

 

コボルド・センチネルに向け、俺はクナイを投げつける、しかしそれは相手の鎧によって弾かれる、それによってコボルド・センチネルは俺に向かってくる……だがそれでいい!俺が引き寄せて、兄貴達がコボルドロードに向かえるようにするのが目的だから……そして兄貴達もそれに気づいて左右に回り込みながらコボルドロードへと向かって行く……

 

コボルド・センチネル「「「「ギッ!」」」」

 

コウキ「よっ!ほっ!はぁ!あらよっと!!」

 

ブン!スッ!ブン!ザッ!ブン!ザッ!ブン!スッ!

 

コボルド・センチネルの両手鎚での振り下ろし攻撃を身を屈めたり、横ステップやバックジャンプで避けていく!俺に攻撃するのに夢中になって隙だらけなコボルド・センチネルに!

 

ユウキ「隙だらけだよ!」

 

フィリア「はぁ!」

 

ズバッズバッズバッ!!!

 

コボルド・センチネル「「ギッギッ!!?」」

 

コボルド・センチネルの背後からそれぞれのソードスキルを叩き込むユウキとフィリア、それに驚いたように二人のほうに首だけ振りむくコボルド・センチネル、そこを

 

コウキ「俺が前にいるのによそ見とは余裕だな!!」

 

ザクッ!ザクッ!

 

コボルド・センチネル「「ギッギャ!?」」

 

俺は目の前の二匹のコボルド・センチネルの鎧の継ぎ目に向かってクナイで突き刺し、そのまま抉るように斬りつける。

 

コボルド・センチネル「「ギャ!ギャ!」」ブン!

 

コウキ「おっと!」バッ!

 

二匹のコボルド・センチネルは俺に目掛けて両手鎚を振り下ろす!俺はそれをクナイを手放してバク転で避ける!残りのコボルド・センチネルはユウキとフィリアのそれぞれで相手にしてる。

 

コウキ「お前らに遊撃戦っての見せてやるよ!」

 

俺はクナイを新たに取りだし、またコボルド・センチネルに向かって行く!

 

コウキサイドエンド

 

.………….………….…………

 

フィリアサイド

 

あらためて……コウキの動きはスゴい……わたしは目の前のコボルド・センチネルを相手にしながらコウキのほうへ盗み見るように見ている……なんせコウキは……

 

コウキ「ホイホイホイホイ!!」

 

コボルド・センチネル「「ギッギャアアア!!?」」

 

……………………なんか二匹のコボルド・センチネルとの間をなんかヌルヌル動きながらクナイで斬りつけて、二匹のコボルド・センチネルを完全に翻弄していた……それだけじゃない。

 

ユウキ「わっ!」

 

コウキ「!ソイヤ!」シュ!

 

ザクッ!

 

コボルド・センチネル「ギャ!?」

 

ユウキ「あっ、ありがとうコウキ!」

 

コウキ「どうもっておっと!」

 

自分の目の前にいる二匹のコボルド・センチネルを相手にしながらもユウキやわたしの隙をクナイで牽制している……更には

 

コボルド・センチネル「ギッギャ!!」ブン!

 

コウキ「!」

 

キン!ブスッ!

 

コボルド・センチネル「ギャア!?」

 

ユウキ「大丈夫コウキ?」

 

シノン「ちょっと隙だらけよ?」

 

コウキ「……シノン……助けてくれたのはありがたいが……何故にセンチネルのケツを?」

 

シノン「他意はないわよ」

 

コウキ「……本当かよ」

 

シノン「撃ち込むわよ?」

 

コウキ「勘弁して!?」

 

ユウキ「ちょっとお!?話してないでこっちを手伝って!?」

 

……ああやって自分が危険になっても、他がフォローしてくれるのを知ってわざとそれを防がないでいる……それは仲間のことを本当に信頼しているから他ならない……けどコウキ、シノンとなにがあったの?ケツになにかあったの?

 

そ、それはともかく……そんなコウキの信頼にわたしは……

 

コウキ「!?フィリア危ねぇ!!」

 

フィリア「えっ?あっ!」

 

コボルド・センチネル「ギッ!」ブン!

 

コウキ「このぉ!!」

 

ガチン!

 

コウキ「うぐっ……!」

 

フィリア「!コウキ!?」

 

コボルド・センチネルが跳び跳ね、手に持った両手鎚でわたしに向かって振り下ろしてきたところをコウキがわたしの間をわりこみ、腕につけた盾で真っ正面から受ける!

 

コウキ「ッ!オラァ!!」

 

ドゴン!

 

コボルド・センチネル「ギッギャア!?」

 

ピキッ!パリーン!!…………

 

コウキがコボルド・センチネルが力を抜いたところを狙って、体術スキル、閃打をコボルド・センチネルに叩き込む!!コボルド・センチネルはそれをもろに受け、その身を音を立てて砕け散った……

 

コウキ「っ……ふぅ……」

 

フィリア「ご、ごめんコウキ……」

 

コウキ「……気にすんな、さて他も片付けたし、兄貴たちの援護に向かうぞ」

 

フィリア「えっ?あっ……」

 

回りを見渡すと残りのコボルド・センチネルが消えていた……どうやらユウキとシノンとでそれぞれ倒したようだ……

 

コウキ「……いつまで尻餅ついてんだよ……」

 

フィリア「えっ?あっ……」

 

先と同じこと言いながらも今改めて自分の状況を見てみた……

 

コウキ「……ほら」スッ……

 

フィリア「あっ……ありがとう……」ガッ

 

コウキから手を差し伸ばされ、わたしはそれを掴み、そして立ち上げった。

 

コウキ「ほら行くぞ」

 

そしてコウキはハンク達の元へと向かって行った……ユウキ達も既に向かって行ったようだ……

 

フィリア「…………よし!」

 

今は悩むのは止めた!今はとにかくこの攻略に集中しなきゃ!

 

そしてわたしはコウキの後を追いかけていった……

 

フィリアサイドエンド




次回に続く!


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VSデトネイター・ザ・コボルドロード(後編)

前回のあらすじ、コボルド王再び

 

ハンクサイド

 

コウキの奴の合図にコボルド王へと向かって行く俺たち

 

ハンク「さあって、お前らのダチが俺の友人がお世話になったな?」

 

コボルドロード「「グルル……」」

 

コボルドロードに向かってそう言う俺、コボルドロードはそんな俺に構わず武器を構え迎え撃とうとする!

 

ハンク「そのお礼だ……受け取れ!!」ブンッ!!

 

ザシュ!!

 

コボルドロード「「グオオ!!?」」

 

俺の抜刀切りを盾で防ごうとしたがそれより速くヤツの腹を切り裂いた!

 

コボルドロード「「ガアア!!」」ブン!

 

ハンク「ふん!」

 

ガキン!!

 

コボルドロードはお返しだ!っと言わんばかりに片手斧を俺に目掛け振り下ろしてくるが素早く俺は両手剣で防ぐ、そしてコボルドロードの攻撃したあとの隙を。

 

キリト「ハアアッ!」

 

ラン「ヤアアッ!」

 

ズバッズバッズバッ!!

 

コボルドロード「「ガアア!!?」」

 

キリトとランがコボルドロードの左右それぞれの足を剣で斬る!

 

ハンク「ちょっと離れな!」

 

二人にそう指示しながら、俺はポーチから投げナイフを数本取りだしてコボルドロードの顔に目掛けて投げつける!

 

ハンク「キリト!ラン!俺がコイツを真っ正面から打ち合うからお前らは左右から攻撃しろ!!」

 

ラン「危険ですよ!?」

 

ハンク「大丈夫だ!」

 

キリト「……わかった、あまり無理するなよ?」

 

ハンク「わかってる!」

 

そう言ってから俺は両手剣を握りしめ、またコボルドロードと斬りあう。

 

コボルドロード「「ガアアッ!!」」

 

ハンク「オッルアアア!!!」

 

ガキン!!ガキン!!ガキン!!

 

斬りつけては弾かれ、斬りつけては弾かれ、俺の両手剣とコボルドロードの片手斧を打ち付けあっている。

 

パワーこそ相手の方が上手だが、相手は片手斧、こちらは両手剣だから力を籠めるなら両手剣の方が上なのでなんとかなっているこの状況、だがじり貧になっていない、何故ならば……

 

キリト「フッ!ハッ!ヤッアア!!」ズバッズバッズバッ!

 

ラン「ヤッアアア!!」ズバッズバッ!

 

二人が猛烈にコボルドロードの両足を斬りつけているからだ。

 

コボルドロード「グウウ……ガアア!!」ブン!

 

ハンク「ちょっと待ちな!!」ブン!

 

ガキン!!

 

そんな二人をコボルドロードの持つ片手斧が振り下ろしにくるがそれは俺が両手剣を下から掬い上げるように振り上げて邪魔をする。

 

コボルドロード「「グルル……」」

 

ハンク「…………」

 

コボルドロードは煩わしいっと言わんばかりに喉を鳴らす……俺はただ黙ってヤツを睨み返している……

 

ハンク(さぁ…………俺にだけかかってこいよ……何度でも相手になってやる……)ジャキ!

 

両手剣を握り直してまた向かって行く俺だった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのから数十分、その後俺たちに合流したコウキたちはコボルドロードに回り込みながらヒットアンドアウェイで相手を撹乱させて、俺の必殺の一撃を与えるための隙を作ってくれていた……やっと一本目のHPバーを消しとばしたら第二波のコボルド・センチネルが現れ、コウキたちはまたその相手をするため俺たちと離れた……そして今、コボルドロードは……

 

コボルドロード「「ガアア!!」」

 

ブンッ!ガランカラン!!ジャキ!

 

コボルドロードのHPが半分になった瞬間、コボルドロードはその身を赤く輝かせて、自分の持っていた片手斧と盾を手放して腰に付けていた両手剣を抜き放った!

 

コボルドロード「「グルル……グアアア!!!」」

 

グッ……バッ!

 

ハンク「なっ!?はや!!?」

 

ガキン!!

 

ハンク「ぐっ……!」

 

ラン「ハンクさん!?」

 

キリト「ハンク!大丈夫か!?」

 

コボルドロードが足に力を入れたと思った瞬間!ヤツは間合いを詰め、俺に向かって袈裟斬りしてきたがギリギリ両手剣を盾にして防いだ……

 

ハンク「あっ……ああもちろんだ……しかし」

 

コボルドロード「「グルル……」」

 

ハンク(こいつ……両手剣を使いだした瞬間にさっきより速く……!)

 

ハンク「コウキ!ソイツらの相手が終わるのはいつだ!?」

 

コウキ「もう少し……!シノン!俺達より兄貴達の援護を!!」

 

シノン「分かったわ!」

 

ユウキ「ボクらのが片付いたらすぐに向かうから!」

 

ラン「ええ、けどそっちも気をつけて」

 

フィリア「わかってる!」

 

コウキ「よし、片づけるぞ!!」

 

コウキたちは残り僅かのコボルド・センチネルに向かって行った……

 

ハンク「……よし、キリト!ラン!ヤツの攻撃をこちらに誘うようにしてくれ!!」

 

ラン「はい!」

 

キリト「わかった!」

 

ハンク(……さて)

 

ガチャ

 

俺は両手剣を握り、そのまま後ろに力を溜めように構える。

 

ハンク(ヤツは俺より力も速さは上……だが!)

 

キリト「くるぞ!!」

 

コボルドロード「「ガアア!!」」ブンッ!!

 

シュシュシュン!!ブッスン!!

 

コボルドロード「「ギャア!?」」

 

ハンク「オッラアアア!!!」ブンッ!!

 

ズバッア!!

 

コボルドロード「「ガッアアア!!?」」

 

コボルドロードが振り下ろしてくる直前!幾つもの矢がコボルドロード胸板に突き刺さり、そして更に俺の両手剣がヤツの腹を切り裂いた!!

 

ハンク「ナイスショットだ、シノン!!」

 

シノン「どうも!」

 

ハンク(よし!……先ほどヤツの剣を振るスピード見た感じ、シノンの援護が無くても力を溜めてからのカウンターならヤツより勝る!……じゃあ今度は……)

 

コボルドロード「「ガアア!ガッアアア!!」」

 

ハンク「……おいおい、ちゃんと相手してやるからキレんなよ」

 

俺は両手剣を担ぎ、コボルドロードへと向かって行った!

 

ハンク「ウオオッ!ラッアアア!!」

 

コボルドロード「「グルル……」」

 

このとき……コボルドロードのHPバーの二つ目は消失していた……

 

ハンクサイドエンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのとき、コウキたちは……

 

コウキ「こいつで!!」ビッシュ!

 

コボルド・センチネル「「ギッ……ギィ……」」

 

ピキッ!パリィーン!!

 

コウキは最後のコボルド・センチネルを細剣ソードスキル・リニアーでコボルド・センチネルの急所を貫き、コボルド・センチネルはポリゴンとなって砕け散った!

 

コウキ「よし、兄貴達のもと(ry」

 

その次の瞬間!!

 

バシュバシュバシュバシュ!!

 

コボルド・センチネル「「「「ギッギッギッ!」」」」

 

コウキ「なっ!?」

 

またコボルド・センチネル4体、コウキ達の前に現れた!

 

コウキ(兄貴達、もう二本目のHPバーを!?)

 

ドカン!!

 

コウキ「今度はなんだ!?」

 

ハンク・キリト「「どわあああ!!?」」

 

ラン「きゃあああ!!?」

 

コウキ「はっ!?」

 

ユウキ「えっ!?」

 

フィリア「なっなに!?」

 

音がするほうへ向くと、全速力でこちらに走ってくるハンク・キリト・ランの姿が!そしてその後ろを追いかけているのは……!

 

シノン「う、うそでしょ!?」

 

コボルドロード「「ガッアアア!!!」」

 

ドカン!ドカン!ドカン!!

 

……両手剣を持ち……その身をまるでスーパーボールみたいに跳ねてこちらに追いかけてくるコボルドロードの姿が!

 

コウキ「てか兄貴!まえ!まえ!?」

 

ハンク「ぬっ!」

 

……元々奥にいたハンクたちはコウキたちのもとへ行くには4体のコボルド・センチネルのところへ通らないといけなかった……

 

ハンク「……よし!」

 

コウキ「えっ?」

 

コボルド・センチネル「ギッ?」

 

するとハンクはグン!っとスピードをあげて1体のコボルド・センチネルに向かって行く!

 

ハンク「オッラァ!!」ブンッ!!

 

コボルド・センチネル「ギッ!?」

 

ガッチャン!!

 

ハンクは体術スキル・閃打をコボルド・センチネルの腕に叩き込む!コボルド・センチネルをそれを諸に受け、鎚を落とした!そしてハンクは!!

 

ハンク「オラ!」ガッシ!!

 

コボルド・センチネル「ギッギッ!!?」

 

ハンク「オッルアアア!!!」ブンッ!!

 

コウキ「……ええ?」

 

みんな「「「「「(;Д) ゜゜」」」」」

 

……コボルド・センチネルを掴んだっと思いきやそのまま持ち上げ、コボルドロードに向かって投げつけた……そんな光景にコウキは思わず言った感じに、その他は思わず動きを止めた!!

 

コボルド・センチネル「「ギッギャアアア!!?」」

 

コボルドロード「「グルル……!」」

 

ドカン!ズバッ!!

 

コウキ「……うわぁえげつない……」

 

自分に向かって飛んでくるコボルド・センチネルにコボルドロードは飛び跳ねて、両手剣で両断した!!

 

ハンク「味方でもお構い無しか……」

 

コボルドロード「「グルル……ガッアア!!」」ドカン!

 

コウキ「ってこっちに来たあああ!!?」

 

……………………………………………………

 

その後も飛び跳ねてくるコボルドロードを相手になんとか攻撃与えていっているものの……コボルドロードの攻撃はまともに喰らえばHPをイエローゾーンにまで減らしてきて、その次そのまま、また喰らえば死は免れないほどの威力だった……

 

そんな状況でもコウキたちはコボルドロードの三本目のHPバーを半分にまで減らし、コボルド・センチネルも一匹を残して倒し終えた、そんなときだった……

 

コボルドロード「「グルル……」」

 

コウキ(……?どこ見てる?)

 

コウキはみんなとは少し離れ、ポーションで自身を回復していたとき、コボルドロードが何処を見てるか見てみてると……

 

コウキ(ユウキとフィリア?なぜヤツはユウキたちを見て?)

 

そこには最後のコボルド・センチネルと戦っている二人の姿があった……そしてコボルドロードほうへ見ると丁度コボルドロードもコウキを見て……

 

コボルドロード「「グルル……」」ニヤリ……グッ!

 

コウキ「!?まっまさか!!?」

 

コボルドロードは両手剣を腰だめに構えた……それはコウキがよく見てきた……そしてハンクもよく使っている両手剣全方位範囲技ソードスキル……『ブラスト』

 

コウキ「ユウキ!フィリア!にげろおおおおおお!!!」

 

ユウキ・フィリア「「えっ!?」」

 

コボルドロード「「グオオッ!!」」

 

ブンブンッ!!

 

コボルド・センチネル「ギッギャア!!?」ピキッパリィーン!!

 

ユウキ「わっあああ!!?」

 

フィリア「キャアアア!!?」

 

ハンク「ぬっぐ!?」

 

ラン「うっ!」

 

キリト「しま……った!」

 

シノン「みんな!!?」

 

コウキ「クッソ……!」

 

コボルドロードのブラストの攻撃範囲に入っていたコウキとシノンを以外を除く全員が攻撃に当たっていた!

 

コボルド・センチネルは背後からまともに入り、その身を散らした。

 

ユウキとフィリアはコボルド・センチネルの身体が影となっていて不意打ちの形でまともに喰らい、壁へと叩きつけられた!そしてユウキとフィリアのHPバーはレッドゾーンに入っていた!

 

その他はまともに喰らわなかったものの、それでも完全には防ぎきれずにいてそれぞれHPバーはイエローゾーンに入っていた!

 

コボルドロード「「グルル……」」

 

コウキ「まずい!シノン!!」

 

シノン「やっているわ!!」

 

シュシュシュン!!

 

ユウキたちへと向かって行くコボルドロードの背中に向けて矢を放つシノンだが、それを気にせずにそのままユウキたちへと向かって行くコボルドロード……

 

コウキ「この……間に合え……!」

 

コウキもクイックチェンジで片手剣に持ち変え、コボルドロードの後を追いかける!

 

コボルドロード「「グオオ……!」」グッ!

 

フィリア「くっ……!」

 

ユウキ「フィリア……!」

 

コボルドロードは二人の前に立ちふさがり、両手で振り下ろそうっと腕を動かす、フィリアは逃げようっとするが力が入らないのか少しずつしか動かない……ユウキはそんなフィリアを守ろうと剣を杖代わりに立ち上がろうとする……そんな光景にコウキは……

 

コウキ(……やめろ)

 

コボルドロード「「グオオ」」

 

コウキ(……やめろ)

 

このとき、コウキは昔の『過去』をゆらゆらと思い出していた……

 

???『ギヒッ、ギヒッヒッヒッ、ヒャッハッハッハッ!!!』

 

零崋『コーちゃん……逃げて……!』

 

光輝『……ぁ………ぁ………』

 

……………………………………………………

 

???『コ、コウキ!た、たすけ』

 

コウキ『待ってろ!いま助け!!』

 

ズバッ!

 

???『ギャア!?』

 

ピキッパリィーン!!

 

コウキ『あっ……あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!』

 

…………………………………………

 

コウキ(また……繰り返すのか……過去の……守れたはずの者を守れず……ここに来て……助けようとして……助けられずに……また……繰り返すのか……また?……させるか……させるか……もうこれ以上!!)

 

コウキ「させて……たまるかあああ!!!」

 

カッ!シュン!!

 

シノン「えっ!?コウキが消え(ry」

 

ザクッ!!

 

コボルドロード「「ガッアアア!!?」」

 

シノン「い、いつの間に!?」

 

シノンが見た先には、コボルドロードの肩に立ち、その手に持った片手剣でコボルドロードの左目に突き刺すコウキの姿が!

 

コウキ「……喚くな、駄犬が……」

 

………………………………………………

 

フィリアサイド

 

もう駄目かと思った……目の前にコボルドロードの剣でユウキ共々トドメを刺されるかと思った……そんなときだった……

 

コウキ「させて……たまるかあああ!!!」

 

フィリア(コウキ……)

 

ザクッ!

 

コボルドロード「「ガッアアア!!?」」

 

フィリア「えっ?」

 

突然のコボルドロードの悲鳴に驚いてコボルドロードを再度見るとそこには……

 

コウキ「……喚くな、駄犬が……」

 

コボルドロードの肩の上に立ち、片手剣をコボルドロードの左目に突き刺す、『銀色』の瞳のしたコウキがそこにいた……

 

フィリア(あのときと同じ……銀色に……)

 

ユウキ「コウ……キ?」

 

ユウキはそんな状態になっているコウキに声をかける……

 

コウキ「……二人とも……早く回復を……あとは……」

 

コウキは片手剣を引き抜き……そしてそこを体術スキル・幻月をコボルドロードの顔面に叩き込む!!

 

コボルドロード「「グガアアア!!?」」

 

コウキ「『俺だけ』で充分だ」

 

ユウキ「えっ?」

 

シュン!ズバッバッバッバッバッバッバッバッバッ!!!

 

コボルドロード「「グオオ!!?グガアアア!!?」」

 

次の瞬間には、コウキは目の前から消え、コボルドロードはその身をダメージエフェクトで赤く染まっていく……

 

フィリア「……速い……目が追いきれないぐらいに……」

 

ユウキ「……コウキ……」

 

コボルドロード「「グオオ……」」

 

コボルドロードはもう……満身創痍だった……身に纏った防具は所々欠けて、防具として機能をはたしていない……そしてその身体も痛々しいくらいにダメージエフェクトで輝いていた……

 

コウキ「こいつで……終わりだ」

 

ズバッン!!

 

フィリア「ッ!」

 

ピキッパリィーン!!

 

コウキは最後の一太刀、コボルドロードの首を切り裂き、頭を飛ばした……地面に落ちる前にコボルドロードの身体も頭もポリゴンとなり砕け散った……

 

コウキ「………………」カチャ!

 

フィリア「コウ……キ?」

 

コウキは剣を鞘にしまい、そして私はコウキに声をかけた……すると!

 

コウキ「……うっ!」ガシャ!バタン!!

 

ユウキ「!?コウキ!!」

 

キリト「コウキ!!」

 

ラン「コウキさん!!」

 

ハンク「……たくあのバカ……!」

 

突然コウキが倒れた!みんなはコウキに駆け寄る、そして私もコウキに駆け寄る。

 

キリト「……気を失ってる」

 

ラン「……ここは危険です、1度管理区へ戻りましょう」

 

ハンク「……だな、よし!俺とキリトが前へ、フィリアとユウキはそのバカの身体をも持ち上げて、シノンとランはしんがりを頼む!」

 

みんなは頷き、ここから撤収した……

 

フィリアサイドエンド




何がしたいんだって自分で思う今回の話(´・ω・` )

次回をお楽しみに!!


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いざ、教会へ……

マンガ版マザーズロザリオ三巻(ランも出ているよ!)発売中!見逃すな!!ではどうぞ!!


前回のあらすじ、よみがえりし銀光……

 

???

 

そこには……二人の少年と少女がいて……少女はベットの上で上半身だけを起こしていて……そんな少女のとなりで少年は立ってそばにいた……

 

光輝『…………』

 

零崋『……今度こそ、約束……ちゃんと守ってね……『どんなこともあろうと、自分が守りたいものの為にその力を使う』って』

 

光輝は下へと俯くも返事を返した……

 

光輝『……ああ……今度こそ……この力をちゃんと扱えるようになって……今度こそ守ってみせる……お前を……』

 

零崋『……うん!それまでわたし、待ってるから……だからもうひとつ約束!!』

 

光輝『……?』

 

零崋『……『必ず、○○○○○○○○』』

 

光輝『……?レイ?今なんて……えっ?』

 

光輝は顔を上げるもそこには少女も、ベットも消えていた……

 

光輝『レイ?レイ!?どこだ!?』

 

PoH『おめぇは、なんにも守れない』

 

コウキ『!!?』

 

振り返るとそこにはPoHが立っていた……その顔には、人をあざけ笑うような表情を浮かべていた……

 

PoH『大体にして、おめぇは人を守るなんて向いてない』

 

コウキ『……黙れ』

 

PoH『おめぇはハンクの奴には到底敵わない』

 

コウキ『……黙れ』

 

PoH『おめぇは誰一人として守れない、おめぇはただの人斬りさ、いや『ただ』のじゃないな、『天才的』な人斬りだな』

 

コウキ『……黙れって言っている』

 

PoH『なにを否定していやがる、「人を守るためだ」って言っておきながら守れず、ただただ人を斬り捨てているだけじゃあないのか?』

 

コウキ『黙れ黙れ黙れ黙れ!!』

 

PoH『……おめぇは一生涯、誰一人として守れりゃあしねぇんだよ!!!』

 

コウキ『(ブチッ)黙りやがれぇぇぇ!!!』

 

ズバッズバッズバッズバッ!!ドサッ!

 

コウキはPoHに片手剣ソードスキル・ホリゾンタル・スクエアを叩き込む!PoHはそれをもろに喰らい、そのまま床に倒れこんだ……

 

コウキ『ハァ……ハァ……ハァ……えっ?』

 

コウキが見た先には……仰向けで倒れこむユウキとフィリアの姿が……

 

PoH『おやまぁ、やっちまったなぁ』

 

コウキ『……ちっ、違う!!俺じゃあ……俺じゃあない!!』

 

PoH『ほう?じゃあその手はなんだ?』

 

コウキ『はっ?』

 

コウキは自分の手を見てみると……血で染まって真っ赤になっていた……

 

コウキ『……あっ……あっ……あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!』

 

PoH『ヒャッハッハッハッ!!ヒイィ!ヒャッハッハッハッ!!』

 

そのとき……コウキは見た、ユウキたちの血溜まりに写る自分の目が……『銀色』に輝いていたのを……

 

………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理区

 

???「……き……ぅ……こ……こ……き」

 

コウキ「うっ……うう……」

 

ユウキ「……ウキ……コウキ!!」

 

コウキ「はっ!……こ、ここは?」

 

目が覚めたコウキは辺りを見るとユウキたちが心配そうな目でコウキを見ていた……

 

ユウキ「よ、よかった~……目が覚めた……」

 

シノン「大丈夫……コウキ?」

 

ラン「大丈夫ですか?コウキさん」

 

コウキ「あ、ああ……大丈夫……戦いは?」

 

ハンク「勝った、コボルドロードの玉座の裏に転移石があったからそれを使って管理区に戻ってきた」

 

キリト「倒れたお前をフィリアとユウキが肩を貸して連れてきたんだ」

 

コウキ「そう……か……ユウキ……フィリア……すまない」

 

フィリア「あ、謝らないでよ……そもそも私たち二人がピンチになっちゃったからコウキに無理させてしまったんだから……」

 

ユウキ「そうだよ!……だから……謝らないで……」

 

コウキ「……そっか……ありがとう」

 

フィリア「……うん」

 

ユウキ「うん!」

 

ハンク「さて、では帰るか?」

 

コウキ「あ、兄貴!」

 

ハンク「なんだ?」

 

コウキ「前に話した話、明日行おうっと思う」

 

ハンク「……あれか?」

 

コウキ「ああ」

 

ユウキ「?あれ?」

 

コウキ「……キバゴン」

 

ユウキ「ああ!」

 

ラン「……ああ……」

 

フィリア「???」

 

キリト・シノン「「……?キバゴン?」」

 

ハンク「……わかった、じゃあ俺達は先に帰ってるからお前らはここで明日のことを軽く話し合ってから帰ってこい、行くぞ」

 

ラン「はい」

 

キリト「えっと……またな」

 

シノン「……またね」

 

そう言ってハンクたちはアークソフィアへ帰って行った……

 

コウキ「よし、じゃあ明日の予定のこと話すぞ」

 

フィリア「あの……明日の予定って?」

 

コウキ「ほら、前に釣りしてたときに言ってた、このエリアにどこかに教会があって、もしかしたらその教会はカルマ回復クエストがあるかもしれない、って」

 

フィリア「あっ……」

 

コウキ「それに言ったろ、ここのエリアボスを討伐後、そこに行こうって」

 

フィリア「うん……ありがとう」

 

ユウキ「……ふ~ん……」

 

コウキ「なっ、なんだよユウキ……」

 

コウキが見た先には……「何か……面白くない……」っと言いたげな表情をするユウキの姿が……

 

ユウキ「べっつに~……ただね、二人っきりで楽しんでたんだねぇ~……って」

 

フィリア「っ///ユ、ユウキ///!!」

 

コウキ「ええっ……いやいや、楽しんでたって、俺が攻略に出ないようにフィリアを残してユウキたちは攻略出たんだろ?俺達はそのあいだ暇潰しに釣りをしてただけだぞ!?そもそもあのときクルもいたし!?」

 

ユウキ「ふ~ん……そう」

 

コウキ「信じてねぇ……orz」

 

フィリア「……ふっふふ」

 

……………………………………………………

 

数分後……

 

コウキ「……えーですので、今現在知り得ている情報を元にこのポイントエリアに向かうとします、異論は?」

 

フィリア「ないわ」

 

ユウキ「ボクも異論はないよ」

 

コウキ「よし、じゃあ今日はこれで解散するか」

 

フィリア「そうね、明日に備えて今日は早く休みましょう。」

 

ユウキ「そうだね、じゃあフィリア、バイバイ!」

 

フィリア「うん……バイバイ」

 

コウキ「またあしたな」

 

シュイイーン!!

 

コウキ達はアークソフィアへと帰っていった……

 

フィリア「……いったか」

 

フィリアは床に座りこみ……思考の海に入った……

 

フィリア(……起きたときのコウキ……まだ銀目になってた……けどすぐにいつもの蒼目になってた……眠っているあいだハンクに聞いてみたところあの目は昔からある状態になると銀目になるらしく、それは体や精神のリミッターを外して桁違いに強くなるとのこと……そしてなぜ銀目になるかは本人も知らない……っか……)

 

フィリアは立ち上がり、トコトコっと管理区の中で歩いている。

 

フィリア(あのときの目……まるで怯えて……悪い夢でも見たような……そんな感じが……コウキ……あなたの過去にいったいなにが?)

 

そしてフィリアは転移石を使い、セーフハウスへと帰っていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日……バステアゲートの落とし物

 

ガサガサ……ガサガサ……

 

コウキ「……キバオウの情報じゃあここらへんのはずだが……」

 

ユウキ「いまのところなにも見当たらないね……」

 

フィリア「……」

 

翌日、コウキとユウキはフィリアと合流し、教会があるとする、ここ「バステアゲートの落とし物」に来ていた……

 

コウキ「あの野郎……やっぱり嘘か?よし、あの野郎の弱味を……って?」

 

フィリア「どうしたのコウキ?」

 

コウキ「あそこ……あそこに建物があるぞ、もしかしたらあれが……」

 

ユウキ「……本当だ……すぐに行ってみよう!」

 

コウキ「だな」

 

コウキたちは建物へと向かっていく……

 

………………………………………………………………

 

教会

 

神父「……そこの貴方、何か悩みがあるのですね?」

 

フィリア「え、ええと……はい!」

 

神父「しかし、残念ながら懺悔室が壊れてしまっており……」

 

コウキ「むむっ!これはカルマ回復クエストの予感!」

 

フィリア「本当に!?」

 

コウキ「ああ、話の流れで考えてみて、教会を修理する材料を集めてくるクエストだろうな」

 

フィリア「それで修理した後に、懺悔をするのね?」

 

コウキ「たぶんな、オレンジを解消するクエストにしてはちょっとヌルい気もするがな……」

 

ユウキ「う~ん……とりあえずクエスト受けてみて試してみようよ」

 

コウキ「……それもそうだな」

 

ユウキ「では早速……ねぇ神父さん、懺悔室を直す為の資材、ボクたちが集めてくるよ!」

 

神父「おお!ありがとうございます親切な方々、では「上質な木材」を五つほどこちらに届けてくれませんか?」

 

コウキ「ん?」

 

ユウキ「わかった!任せて!」

 

ユウキたちは一度、教会から出ていった……

 

……………………………………………………

 

教会前

 

ユウキ「さて、じゃあ、資材探しを始めようか!」

 

フィリア「うん!この辺りにいる敵からドロップしそうだし……ってコウキ?なにさっきからストレージを開いて……なにか探し物?」

 

コウキ「まぁな……あっ!あった!!」

 

コウキストレージからある物をオブジェクト化した、それは……

 

ユウキ「……木材?……ってそれってまさか?」

 

コウキ「「上質な木材」だ、ここらのマッピング中に何度か敵と遭遇してたからその中に上質な木材がドロップしてるかもって思ってさ」

 

フィリア「ナイスコウキ!」

 

ユウキ「まさか、ここでコウキが縁の下の力持ちを発生させるなんて……」

 

コウキ「ほらほらぼさっとしてないでさっさと神父に渡しに行くぞ」

 

……………………………………………………

 

教会

 

ユウキ「神父さん!資材持ってきたよ!」

 

神父「おお!これで教会を再建できる……」

 

フィリア「………………」

 

コウキ「これでしばらく待てば教会が直って……」

 

フィリア「うん」

 

シュイイーン!!

 

音がなると懺悔室の壊れた箇所がキレイに直った!

 

神父「ありがとう!貴方たちのおかげで教会が再建できました!」

 

コウキ「それで?悩みの相談は……」

 

神父「これは、些少ですが……心ばかりのお礼です」

 

神父はコウキたちのそれぞれに「聖職者の十字架」を渡した……

 

フィリア「………………」

 

ユウキ「嘘……でしょ?」

 

コウキ「………………」

 

神父「また何か悩みがありましたら、こちらにお運びください」

 

そう言って神父は部屋の奥へと消えていった……

 

フィリア「……やっぱり、違うみたい」

 

ユウキ「フィリア……」

 

コウキ「……すまないフィリア……期待させておいて……」

 

フィリア「どうしてコウキが謝るの、わたしのために協力してくれて……すごくうれしかった」

 

コウキ「……次のときは、もう少し探してみる」

 

ユウキ「手伝うよコウキ」

 

フィリア「けど二人とも、向こうの攻略とかやることがあるし、悪いよ……」

 

コウキ「それもやるさ、でも、これも俺にとっても大事な事なんだ……」

 

フィリア「コウキ……」

 

ユウキ「それはボクもそうだよ」

 

フィリア「ユウキ……」

 

コウキ「……ダメ元だがアルゴにも聞いてみるか……そうだ二人とも」

 

ユウキ「なに?」

 

コウキ「こんなときになんだけどよ……前からここのエリアが一段落したらさ、ちょっとここの海で兄貴達とも一緒に、パッ~と!エンジョイしようと思ってたんだ」

 

フィリア「えっ?」

 

ユウキ「あっ!それいいね!!」

 

コウキ「だろ?」

 

フィリア「け、けど……」

 

コウキ「ここ最近ろくなことしか起きてないし、ここらで気持ちをリフレッシュしないとな!!」

 

フィリア「…………だね」

 

コウキ「よっしゃ!じゃあ今日は早めに帰って、明日のバカンスの準備しないとな!!」

 

フィリア「……うん!」

 

ユウキ「手伝うよコウキ!!」

 

コウキ「助かる、じゃあ帰るか!」

 

フィリア・ユウキ「「うん!」」

 

そうしてコウキたちは教会から出ていった……




次回、大波乱に満ちた水着回!!

次回をお楽しみに!!


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コウキ「ドッキドキ!ホロウビーチ!!~美少女たちのポロリもあるよ!!~前編!!」

恋愛紳士「(ポロリ)ねぇよ」


前回のあらすじ、性職者の十字架

 

午前7時・グレスリーフの砂浜

 

コウキ「ほら!早く9時までには作業を終わらせるぞ!!」

 

ハンク「なんで俺がこんなことを……」

 

キリト「まぁ、たまにいいじゃあないか」

 

今、コウキたちはここ、グレスリーフの砂浜である組み立て作業をしていた……

 

コウキ「フィリアたちが来る前にここを南国ビーチみたいにするんだから急げよ!」

 

そう、コウキたちはこのグレスリーフの砂浜で今日、遊び尽くすために色々と作業をしていた……

 

………………………………………………………………………………

 

二時間後……

 

コウキ「ぜぇぜぇぜぇ……や、やっと終わった……」

 

ハンク「……暑い……キンキンに冷えたビールを飲みたい……」

 

今、二人はヤシの木の下で休んでいた……キリトはユウキたちの迎えに行った……

 

ユウキ「お~い!コウキィ~~!ハンクゥ~~!」

 

コウキ「おっ、来たか……」

 

コウキが見た先にはこちらへと歩いて来る……ユウキ・ラン・フィリア・キリト・シノン・クルの姿が。

 

ユウキ「うわ、なんかゾンビみたいになっているよ?大丈夫?」

 

コウキ「かゆ」

 

ハンク「うま」

 

ユウキ「……大丈夫そうだね」

 

コウキ(なわけあるかい)(´・ω・` )

 

フィリア「……これ……全部3人で作ったの?」

 

フィリアが言っているのは、コウキたちの後ろにある、木で作られたカウンターと棚、棚には色々な飲み物が入っている。

 

今コウキたちが休んでいるヤシの木のところには寝そべられるようにビニールシートを設置してある。

 

ビニールシートから少し離れたところには大きなパラソルが二つ砂浜に突き刺さって置いてあり、一つにつき二つのビーチチェアが置いてあった。

 

ビーチチェアから少し離れているところには小さなヤシの木に引っ掛けてある浮き輪に砂浜に突き刺さって置いてある3つのサーフィンボードがあった。

 

極めつけにはビーチバレーのコートまであった!

 

コウキ「もちのろん」

 

ラン「スゴい……」

 

シノン「……本格的ね……」

 

キリト「まぁ頑張って作ったからな」

 

ハンク「それよりお嬢、頼んだ弁当や飲み物はあるか?」

 

ラン「ちゃんと用意しましたよ、ほら!」

 

ランはストレージからご飯の入った重箱と飲み物がたくさん入っているクーラーBOXを出した!

 

ハンク「おお!サンキュー!!さてさてビールビール♪」

 

コウキ「兄貴、それよりさっさと着替えて泳ごうぜ!!ほら、ユウキたちには一応水着も用意したから」

 

そう言ってコウキはストレージから水着が入った衣装BOXをユウキに手渡した。

 

ユウキ「えっ?ボクが水着を持っているの知っているよね?」

 

コウキ「一応だ、元々フィリア用に用意したけど念のためお嬢やシノンのも用意した。」

 

ラン「私たちのもですか?」

 

シノン「……なんか嫌な予感しかしないんだけど……」

 

コウキ「気のせいだ、ほらあそこの洞穴で着替えてこいよ」

 

ユウキ「うん!じゃあ着替えてくるね!」

 

そう言ってユウキたちは洞穴へと水着に着替えて行った……

 

キリト「……なんの水着を用意したんだ?」

 

コウキ「まぁすぐにわかるって」

 

すると洞穴からシノンが衣装BOXを持って、コウキに向かって走って来る……そして!!

 

シノン→( #°Д°)⊃==箱))Д´)タワバッ!?←コウキ

 

箱をぶつけられたコウキはそのまま砂浜に沈み、衣装ボックスはぶつかった衝撃で止め金が外れ中身が出てきた、それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゆうき』と書かれたスクール水着や『ふぃりあ』と書かれたスクール水着や『らん』と書かれたスクール水着や『しのん』と書かれたスクール水着が(ry

 

シノン「バッカじゃあないの!!?バッカじゃあないのアンタ!!?」

 

コウキ「し、しかたないだろお!?付与パラメータ付きの水着を探してたらこれしかないんだもん!!」

 

フィリア「……アンタ、まさかスクール水着が大好きなの?」

 

シノンの後ろからフィリアたちも来た……ただ瞳から視線がひどく冷たかった……

 

コウキ「(最初にあったみたいにアンタって言われてる……)ちゃうわ!!だからそれしかなかったんや!!」

 

ラン「……どんびきです」

 

コウキ「引かないで!?引かないでお嬢!?」

 

ユウキ「………………」(●=●)

 

コウキ「ユ、ユウキが汚物でも見るかのような残酷な目だ……!」

 

ハンク「wwwWWWWWWwww!!!」ゴロゴロ

 

キリト「……ハァ……ハンク、笑いすぎだぞ」

 

ユウキたちの冷たい視線に悶えるコウキに腹を抱えて砂浜に転がるハンクに溜め息をつくキリト……

 

クル「……クアァ……zzz……」

 

そしてクルはビニールシートの上で寝だす……

 

………………………………………………………………

 

ラン「……はぁ……もういいです、自分たちで持ってきた水着を着ます……」

 

コウキ「へーい……(これで各種の色を作っておいたビキニアーマーとか水に着けると危ない(なにがとは言わない……)水着なんか渡してたらオーバーキルされてたわ……)」

 

シノン「……今なんか考えてたでしょ?」

 

コウキ「別に」

 

フィリア「……けどどうしよう……私水着持ってない……」

 

コウキ「……まともな水着ならあるぞ?」

 

ラン「なんでそれを先に渡さないんですか……」

 

コウキ「いやみんなのスクール水着の姿がちょっと見てみたか(ryジャキ!)ハイマコトニスミマセンデシタ、ダカラソノケンヲオロシテクダサイユウキサン」ガクガクブルブル……(((´д`|||)))

 

ユウキ「(●言●)」

 

フィリア「……とりあえずどんな水着か見せて貰うわ……あまり期待してないけど」

 

コウキ「酷い……一応自分のセンスに信じて選んでみたけどな……」

 

ユウキ「……じゃあ着替えてくる」

 

コウキ「いってらしゃ~い」

 

そう言ってまたユウキたちは洞穴へ戻っていった……

 

キリト「……さて、じゃあ俺らも着替えてくるか」

 

コウキ「いや、俺はもうすでに着けてるから」

 

キリト「はっ?」

 

コウキ「いやぁ今回の海が楽しみで前もって着ておいた……抜かりなどないわ!!」

 

そう言ってコウキは服を解除して、前に着ていた蒼生地に白と黒のラインの入ったボクサーパンツタイプの水着を装備をしていた。

 

キリト「お前はプールが待ちきれない小学生か」

 

コウキ「うるさいなぁ、さっさとキリトも兄貴と一緒に水着に着替えてこいよ」

 

キリト「……それもそうだな行くぞハンク」

 

ハンク「えっ?今ビールの3缶目の封を開けて」

 

コウキ・キリト「「はえぇわ!!?」」

 

………………………………………………………………………………

 

数分後……

 

ラン「お待たせ致しました」

 

コウキ「やっと来たか……って」

 

コウキが見た先には……それぞれ水着を着たユウキたちの姿が……

 

ユウキは前に着ていたフリルつきの黒と紫のビキニを着けていた……やっぱり似合ってる……

 

ランは上が白で下が水色のワンピース型の水着でおしとやかなランにはよく似合ってた。

 

シノンは上下が真ん中が黒でサイドが緑色で上はスポーツブラ型の水着で下はショートパンツ型の水着で普段のシノンの防具を水着にしたかのような、シノンらしい水着だった……

 

そしてフィリアは……

 

フィリア「…………」

 

コウキ「……似合ってんじゃん」

 

フィリアは上下ともに明るい青色のビキニだが腰には白のパレオを巻いている。

 

シノン「……コウキのわりにはセンスいいじゃあない」

 

コウキ「わりにはは、余計だ」

 

ラン「よくお似合いですよ、フィリアさん」

 

ユウキ「うん!似合ってるよフィリア!!」

 

フィリア「……ありがとう」

 

キリト「待たせたな、お!みんなそれぞれに似合ってるじゃないか」

 

ユウキ「あっ、キリト」

 

するとコウキの後ろから黒いトランクス型の水着を着たキリトが来た。

 

ラン「……?ハンクさんは?」

 

キリト「……ああ、あそこに……」

 

ユウキ「?なんでキリトげんなりして…………って」

 

コウキ「……なんかいやな予感が……」スッ

 

キリトが指差したところを見たら……確かにハンクは居た……ちょっとした崖の上で風に吹かれている……問題はその格好だ……なぜ問題かって?そりゃあ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白い文字で『漢』って書かれ、真っ赤な『ふんどし』を履いてますから

 

ハンク「(`・ω・´)」

 

女性陣「「「「((((´°Д°`))))」」」」

 

キリト「(-_-;)」

 

コウキ「……アノバカ(#●益●#)」

 

ただ一人、コウキは動いてストレージから鉄球を取りだし、そして……!!

 

コウキ「……ふん!!」シュ!!

 

ヒューー…………チーン!!(自己規制)

 

ハンク「アッー!!?」

 

ヒューー……ジャパーン!!!

 

……コウキの投げた鉄球はハンクの股間に直撃し、ハンクは股間を押さえて、うぎゃあぁぁぁぁあああと悲痛な叫び声を上げながら崖から落ちてそのまま海へ音を立てて沈んだ……

 

………………………………………………………………

 

ハンク「いきなり何してくれてんだお前はあああ!!?」

 

(⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃ ###º言º)⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞

 

コウキ「それはこっちのセリフだバカたれえええ!!!」

 

=⊂=⊂=⊂=⊂(●益●###=⊂=⊂=⊂)

 

その後、波にうちあげられたハンクはバッ!と起き上がったと思いきや、コウキに殴りかかり、コウキはそれを受けてたち……そして今現在、ボクサーパンツの水着の男とふんどしの男が殴り合う、世にも奇妙な光景が出来上がっていた……

 

ハンク「俺がなにをしたんてんだ!!?」

 

コウキ「なんで10代ばかり男女の中にふんどしで来るバカがいるか!!?」

 

ハンク「ふんどしのなにが悪い!!?」

 

コウキ「絵面的に悪いわ!!」

 

ハンク「なん……だと?」

 

………………………………………………………………………………

 

女性たち「「「「キャキャキャ!」」」」

 

コウキ→( #ω#)キュウ……(#Δ# )←ハンク

 

キリト「~♪」

 

クル「クルル……クルル……」

 

その後、二人をランの鉄拳制裁(それぞれワンパンで沈めた)で黙らせたあと、女性メンバーは海で海水のかけっこしたり、ビーチボールで遊んでいた……

 

キリトはビーチチェアに寝っ転がり、呑気に寝ていた、クルも未だにビニールシートの上で寝ていた……

 

コウキ・ハンク「「……熱っつん!?」」

 

二人はいきなり飛び上がってそのまま海へと入っていった……そりゃ太陽に焼かれた砂なのだから熱いにきまってる……

 

ハンク「ああ~火傷するところだった……」

 

コウキ「それな、なぁ兄貴……せめて別の水着に着替えろよ……」

 

ハンク「……わかったよ、またお嬢の鉄拳を喰らいたくないからな、また後でな」

 

コウキ「おう、またあとでな」

 

そう言ってハンクは海から出ていった、コウキは暇になったのでユウキたちの元へ歩いていった……

 

………………………………………………………………………………

 

ユウキ「それ!」ポン!

 

シノン「ふっ!」ポン!

 

フィリア「よっと!」ポン!

 

ラン「はっ!」ポン!

 

コウキ「オッス!やってるな」

 

ユウキたちはビーチボールで遊んでいるところをコウキは声をかけた。

 

ユウキ「あっ!コウキやっときた」

 

シノン「遅いわよ」

 

コウキ「いやぁ、お嬢の鉄拳が効いて……」

 

ラン「あら?そんなに力を入れてないんですが?」

 

コウキ「嘘つけ」

 

フィリア「まぁまぁ、それよりもコウキもビーチボールやろ?」

 

コウキ「O~K~」

 

そう言ってコウキはフィリアたちの輪に入る。

 

フィリア「じゃあ……コウキ!」ポン!

 

コウキ「いきなりかよ!?えっと鬼嬢!」ポン!

 

ラン「今なんて言いましたか?シノンさん!」ポン!

 

シノン「バカね……ユウキ!」ポン!

 

ユウキ「鬼嬢って……(笑)コウキ!」ポン!

 

その後もビーチボールで遊んでいると突然ユウキが!

 

ラン「ユウキ!」ポン!

 

ユウキ「アッターク!!」バシン!!

 

コウキ「へっ?アベシ!?」=○)))Д´)!?

 

バッシャーーン!!

 

ランのビーチボールをユウキは飛び上がってそれを手で思いっきり叩いてコウキに向けものすごい速さで迫り、突然のことに反応できずにもろに顔にぶつかり、コウキはそのまま海へ沈んだ……

 

ザッパァァン!!

 

コウキ「ぶっほ!ゲホッゲッホ、な、なにをするだあああ!?」

 

ユウキ「いやぁつい本気に」

 

コウキ「……ほほぅ?ならこれも……」

 

ユウキ「んっ?」

 

コウキ「ついやってしまうな!!」バシャ!!

 

ユウキ「ほっ!」シュ!

 

フィリア「えっ?ぶっ!?」バシャン!

 

コウキ・ユウキ「「あっ」」

 

コウキは海水を掬い上げてユウキに掛けようとしたがユウキはそれを避けたらその先にいたフィリアの顔に海水が掛かってしまった!

 

フィリア「……」

 

コウキ「す、すまないフィリア」

 

ユウキ「や~いへたくそ~」

 

コウキ「こ、こんちきしょ~」

 

フィリア「……ふっ、ふっふっふっ……」

 

ラン「フィ、フィリアさん?」

 

フィリア「お返し!!」バシャ!!

 

ユウキ「わっ!?……やったなぁー♪」

 

コウキ「撃ち返せぇ!!」バシャ!バシャ!!

 

シノン「……なにやってんだか……」

 

ラン「……えいっ!」バシャ!

 

シノン「キャ!?……やったわね!!」

 

バシャ!バシャバシャバシャ!!

 

それからはお互いに海水の掛け合いの乱戦となり、お互いに笑顔で楽しんでいた……

 

コウキ「おうりゃあああ!!手作り水鉄砲!!」

 

女性たち「「「「一斉射撃!!!」」」」

 

コウキ「ちょ!?数の暴力はひきょ(ryケッペペペ!!?」((( ´゚Д。`)))




オマケ

その頃、ふんどしからブーメランパンツ水着に着替えたハンクは……

ハンク「……………………」( °ω°)

バッ!

⊂二二二( °ω°)二⊃シューー‼
    |  /
     ( 丶ノ
    ノ>ノ
海板板板板板板板板海海海海

ハンク「イイイヤッホッーー!!!」

……サーフィンを楽しんでいた……

後編に続く……


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コウキ「ドッキドキ!ホロウビーチ!!~美少女たちのポロリもあるよ!!~中編!!」

恋愛紳士「だから(ポロリ)ねぇよ」


前回回のあらすじ?コウキ「ちょ!?口や鼻に海水がアッー!!?」

 

あれからコウキたちは海で遊んでいたあと、ユウキとラン(シノンも手伝った)の特製弁当を食べたあとは……

 

コウキ「さて、場も盛り上がったところだし……そろそろイベントを開始するか」

 

フィリア「イベント?」

 

コウキ「そう、ただ遊ぶだけじゃあつまらないからな、色々催しを用意した」

 

キリト「そういえばコウキ一人でなんかこそこそしてたな」

 

ラン「おもしろそうですね!」

 

ハンク「イベントって言うのだからなんか優勝賞品とかあるのか?」

 

コウキ「もちろん、イベント一つ一つに1位になったら賞品が貰えるぞ」

 

ユウキ「これは……負けられない!」

 

コウキ「じゃあ早速……っていいたいがその前に……」

 

コウキは木で作られたカウンターのところから木の棒とタオル、そしてスイカを取りだした、つまり……

 

ユウキ「うわぁ!スイカ割りかぁ!!」

 

コウキ「やはりこれは欠かさないでしょ」

 

シノン「……なんかこのスイカ大きくない?」

 

シノンが言うように、目の前にあるスイカは通常のスイカよりも一回り、二回りも大きかった!

 

例えると桃○郎の大きな桃ぐらいの大きさだった!

 

コウキ「流石に人数が多いからこれぐらいの物じゃあないと、それにこれモンスタードロップだし」

 

フィリア「えっ?」

 

キリト「……ああ、どこかで見たことあるなと思ったらあれか……?」

 

ハンク「確かこれ、モンスタードロップの中でレアドロップの物じゃあなかったか?」

 

コウキ「エギルに今回のイベントのことを話したらタダでくれた」

 

キリト「あのエギルが?……明日は槍が降るな……ぐへっ!?」

 

するとヤシの木からヤシの実が一つ、キリトの頭に落ちてきた!

 

コウキ・ハンク「「プギャーWWW」」m9(^Д^)

 

シノン「余計なことを言ったからバチが当たったのね」

 

フィリア「だ、大丈夫?」

 

ラン「……ちょっとツボってしまいました……」

 

ユウキ「ボ、ボクも……」

 

クル「クルル!」

 

キリト「お、お前らなぁ……」

 

コウキ「まぁそんな奴はほっといてスイカ割りしようぜ!」

 

キリト「ひでぇ!?」

 

………………………………………………………………

 

コウキ「じゃあ一番手、フィリア!」

 

フィリア「よーし!当ててみせるわ!」

 

ユウキ「頑張って!」

 

フィリア「ファイトです!!」

 

フィリアは棒に頭を乗せ、その場を10回ほど回って……!

 

コウキ「その場を右右右」

 

ユウキ「そのまままっすぐ~」

 

ラン「ちょっと左へ……はいその場で」

 

キリト「振り下ろせ!!」

 

フィリア「やああ!」

 

パコン!

 

フィリア「?……あれ?割れてない……てか跳ね返った!?」

 

コウキ「……やはり大きい分、耐久性も上がってるのか?」

 

キリト「だろうな」

 

ハンク「なら俺が」

 

コウキ・キリト「「むしろ破裂して食べられなくなるから止めろ」」

 

ハンク「解せぬ」

 

ユウキ「じゃあ次はボクだね!」

 

そう言ってユウキは棒に頭を乗せて、その場を10回ほど回って……!

 

ラン「右になってるから左へ」

 

ハンク「真っ直ぐ、真っ直ぐだ!」

 

シノン「左に行き過ぎたから右へ」

 

コウキ「よーしそこでストップ、今目の前にあるからな!」

 

ユウキ「なら……「ホリゾンタル」!!」

 

ズバッ!ずりぃ……

 

コウキ「……スイカをソードスキルで斬る……だと?」

 

ユウキ「わあっい!割れたぁ!!」

 

ラン「……ユウキ、これスイカ割りじゃない、スイカ「斬り」よ」

 

ハンク「うまい」

 

半分に割れた(斬れた?)スイカを仕方ないので包丁で切ってみんなで食べた。

 

コウキ「ぶっほ!?しょ、しょぺえ!?誰だよこれ!?塩かけすぎだろ!?」

 

ハンク「WWW」

 

ラン「こら!ハンクさん!」

 

フィリア「……コウキ、半分でよければ食べる?」

 

そう言ってフィリアはスイカを半分に割ってコウキに渡す。

 

コウキ「いいのか?」

 

フィリア「うん」

 

コウキ「そうか、じゃあ頂くな……うん、旨い」

 

フィリア「よかった」

 

ユウキ「…………ぷっ!ぷっ!ぷっ!ぷっ!」

 

シノン「……よく飛ぶわね……たね」

 

……………………………………………………………………

 

コウキ「え~、ではホロウビーチ・イベント、第一回目は『ビーチフラッグラン』です!」

 

コウキが指さした先には小さい砂山の上に赤い小さなフラッグが風に揺れていた。

 

ラン「確か……誰よりも速くあのフラッグを取ったものが勝ちですよね?」

 

コウキ「そう、『無事に』あのフラッグを先に取ったものには『特製ミックスジュース』をゲットできるぞ」

 

ハンク「なんだ、ただのジュースか……俺はやら(ry」

 

ユウキ「?『無事に』?」

 

コウキ「ちなみに兄貴には特別に最高級のお酒一口分を」

 

ハンク「ヒャッハー!!!あのフラッグは俺のものだあ!!」

 

ラン「ハンクさん……(汗)」

 

シノン「ほっときなさい、いつものことでしょう?」

 

コウキ「ちなみにこれは男女、分かれてやるので……どっちからやる?」

 

フィリア「じゃあ私達からやるわね」

 

コウキ「ラジャス!ふふふ……」

 

ユウキ(なんか企んでるな……)

 

……………………………………………………………………

 

コウキ「じゃあ位置について……よーい……ドン!」

 

バッ!

 

コウキ「先に進んだのはフィリアだ!」

 

順位では一番はフィリア、二番はラン、三番はユウキで最後尾にはシノンだ。

 

フィリア「特製ジュースは頂くわ!」

 

ラン「流石に速い……!」

 

ユウキ「…………」

 

シノン「くっ……!」

 

そうして今、フラッグまで、すぐ目の前にまでに辿り着いた!

 

フィリア「よし!フラッグゲッ(ry」

 

ズボッ!

 

フィリア「えっ?キャア!?」

 

ラン「なっ!?」

 

ユウキ「……やっぱり、なんか仕掛けてたなコウキ……」

 

シノン「ちょ!?なに!?」

 

突如としてフィリアが偽装してあった『落とし穴』に落ちた!

 

そしてフィリアは……

 

フィリア「ちょ、ヌルヌルする……ちょっと何処に入って!?」

 

……大量のウナギにヌルヌルされてました、そしてフィリアのいる落とし穴にコウキは。

 

コウキ「……『こういったイベントにトラップはつきものなんだZO☆』」( ^ω^)b☆

 

フィリア「『ZO☆』じゃあないわよ!!!」

 

ユウキ「フラッグゲッチュ!!」

 

女達・コウキ「「「「あっ」」」」

 

こちらが話し込んでいるうちにユウキはフラッグをゲットした……ズル!?

 

ユウキ「えっとなんだっけ……そうだそうだ!『勝てばよかろうなのだぁ!!』」

 

コウキ「カ○ズ!?」Σ(゜Д゜)

 

フィリア「今はそんなことより助けてよ!!」

 

めっちゃドヤ顔で言うユウキはさておき、縄を使って助けだすコウキ、そのあとはフィリアはウナギのヌルヌルをとるため海へと向かっていった……

 

そのあと殴られたのは言うまでもない……

 

フィリア→( #°Д°)⊃鰻))Д´)ヒツマブシ!?←コウキ

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「えーでは、男子ビーチフラッグランを開始します……まだヌルヌルする……」

 

フィリア「…………」

 

シノン「…………」

 

キリト「いよいよか……落とし穴には注意しないと」

 

ハンク「最高級酒……絶対に頂くぞ……」

 

ラン「頑張ってください!」

 

ユウキ「では、よーい……ドン!」

 

バッ!

 

キリト「……慎重に行かないとな」

 

バッ!

 

コウキ「おっさき~!」

 

キリト「なっ!?」

 

キリトは腰を屈めて落とし穴があるかどうか調べながら進んで行くが、コウキはそれをキリトの横を走り抜いた!!

 

コウキ「ふははははは!!誰がこの落とし穴を作ったと思ってる!当然落とし穴がある場所など知っているわ!!」

 

キリト「おいズルイぞコウキ!?」

 

コウキ「さっきユウキが言っていたことと同じことを言ってやろう『勝てばよかろうなの(ry』」

 

すると突然後ろから!?

 

ゲシッ!!

 

コウキ「「え"っ」」

 

コウキの背中をヤクザ蹴りをしたハンク、そしてそこには!

 

ハンク「落とし穴がある場所は、なにもお前だけじゃあない」

 

ズボッ!ザックッ!!

 

コウキが仕掛けた落とし穴が、そしてその落とし穴には沢山のウニが蠢いていた、そしてそんなウニの落とし穴に落ちたコウキは…………

 

コウキ「ギィニュア"ア"ア"ア"!!?ウ、ウニが足やらケツやらに突き刺さって!!?兄貴!!キサマァア"ア"ア"!!!」

 

ハンク「これぞゲス道!プギャーWWW!!!」

 

パッシ!

 

ユウキ「しょ、勝者、ハンク……」

 

ハンク「ヒャッハー!!!最高級酒ゲットォ!!」

 

キリト「さすがハンク、えげつない、そしてゲスい」

 

コウキ「……………………」チーン……

 

ラン「ちょ!?海坊主ならぬウニ坊主になっているコウキさんの救助を!?」

 

シノン「これ……持つところにまでウニの棘が……」

 

フィリア「自分の落とし穴に落ちて……自業自得ね」

 

ユウキ「そ、そんなこと言わないで助けないと!?」

 

ハンク「ぷっはぁ!こいつは旨い!!」

 

みんな「「「「「「飲んどる場合か!?」」」」」」

 

………………………………………………………………

 

コウキ「えぇ……お次は射撃スキル系を持つ人への挑戦、『海上的当て』です!……あっ、まだこんなところに棘が……」

 

サボテン男みたいになっていたコウキをみんなで抜いてもらって、今は海の前に集まっていた。

 

コウキ「ルールは簡単、あの海に浮かんでいる的を制限時間以内に各自の飛び道具で当てる、勝敗は的に当てた数とする。」

 

ラン「あのぉ、私達は飛び道具がないのですが……」

 

コウキ「お嬢は蛇剣で斬ればいいじゃないすか?伸びるし」

 

ラン「……………………」グッ!

 

コウキ「じょ、冗談、冗談だからその拳を引き絞らないで!?」

 

ラン「……まったく……」

 

コウキ「ふぅ……お嬢たちには別の用意してるんで、さぁ参加者は……兄貴・キリト・シノン、そして俺だ」

 

キリト「さっきは負けたしな、ここで勝利をしないとな」

 

ハンク「むろん、連勝だ、次の賞品はなんだ~」

 

シノン「……これなら私も……」

 

コウキ「それじゃあ順番を決めるじゃんけん、せ~の!」

 

…………………………………………

 

キリト「よっし、まずは俺からだな」

 

ユウキ「キリト~がんばれ~」チュー

 

フィリア(……美味しそうだなぁ……特製ミックスジュース……)

 

ちなみに順番はキリト・コウキ・ハンク・シノンの順である。

 

キリト「(波で揺られて狙いが……)……せいっ!」

 

シュ!……ポチャ!

 

コウキ「ハズレ~w」

 

キリト「くっ!この」

 

シュシュシュ!……ポチャチャチャ!

 

ハンク「全弾ハズレ~w」

 

キリト「チキショー!!」

 

その後もキリトは工夫しながらも投げつけるが飛び道具がピックな為、軽いピックはソードスキルでも使わないと届かず、距離的には届いても波に避けられたり、波風の影響で明後日の方向に飛んでいったりとで散々、結果は……

 

コウキ「制限時間全部使って……10個の的のうち……2個とか(爆笑)」

 

ハンク「まぁ、ピックにしてはよくやったじゃあないか?」

 

シノン「ま、ドンマイね」

 

キリト「orz」

 

コウキたちの散々な言われように砂浜の上で崩れるキリト……

 

コウキ「さて、次は俺だな」

 

そう言ってコウキはいつも使っているクナイを取りだし、狙いを定める。

 

コウキ「最初の一投目で風を掴む」

 

ハンク「どこのワ○ウだw」

 

シュ!……ポチャ!

 

コウキは的に向かって投げつけたがクナイは的から少し外れて当たらなかった。

 

コウキ「……よし、次は!」

 

シュ!……カツン!!

 

次に投げたクナイは見事!的に当たった!

 

コウキ「よっしゃ!!どんどん行くぜ!!」

 

シノン「……………………」

 

………………………………………………………………………………

 

ハンク「クソ!あともうちょいだったのに……!」orz

 

コウキ「あと少し……届かなかった……!」orz

 

キリト「orz」

 

シノン「私の勝ちね」

 

その後の総結果はコウキは9個、ハンクはその下の8個、そしてシノンは見事10個の的を全部当てた!

 

コウキ「やっぱり、弓のほうが狙いやすいか……」

 

シノン「……投擲で9個も当てるほうが凄いと思うけど?」

 

コウキ「慰めるな!余計に惨めになるわ!」

 

シノン「そう……よかった」

 

コウキ「ほ!め!て!ね!え!わ!!」

 

ユウキ「あっ、あはははは……」

 

シノンの言葉に憤慨するコウキに苦笑するユウキだった……




遅れてすまぬ、そして前編と後編で終わらそうとしたのに長くなってしもうた(・ω・`;)

次回もお楽しみに!(´・ω・`)


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コウキ「ドッキドキ!ホロウビーチ!!~美少女たちのポロリもあるよ!!~後編!!」

読者の皆様……大変お待たせ致しました……

このところ作者は夏バテ×スランプ×スケジュール詰みの三つで大変な目に遭いました…………申しわけありません……

さて、今回の回でなんと!祝!お気に入り登録300人突破です!!ありがとうございます!!

あとなんですがまだまだ、色々と募集を今でもお待ちしております!

振り替えって三つ!

1・「Re.ホロフラ編」・「ロストソング編」のアンケート

2・「次回作の描写投稿者募集」

3・「各人気投票の募集」など!随時募集してますのでお気軽にお願い致します!!

では、どうぞ!!




前回のあらすじ?コウキ「シノンの場合、的当てつうより射的だよね?」

 

その後もコウキたちは色々なイベントを楽しんだ……

 

………………………………………………………………………………

 

『海上・叩き落としゲーム』

 

ユウキ「やっあああ!!」

 

バシッ!

 

ラン「甘いわよユウキ!!」

 

バシッ!バシッ!バシバシッ!!

 

コウキ「……おおぅ、あんな波で揺れて不安定なのにめっちゃ凄い戦いをしてる……」

 

ハンク「さすがお嬢とその妹」

 

フィリア「orz」

 

キリト「……一瞬とはいえ、頑張ったと思うぞフィリア」

 

フィリア「ブワッ!(´;ω;` )」

 

シノン「キリトキリト、追い討ちをかけてる」

 

………………………………………………………………………………

 

『キリト棒倒し』

 

キリト「おいこら待て、なんだこのイベントの名前、そしてなぜ俺を丸太にくくりつけて砂山に突き刺そうとしてんだ!!?」

 

シノン・フィリア「「…………(汗)」」

 

ハンク「よいしょ」

 

ザクッ!

 

コウキ「いやぁすまないキリト、本当はシノンが来なかったらかわりにクラインにこれをやらせるつもりだったんだが……来てしまったのでかわりにお前なのだよ(笑)」

 

キリト「ふざけんな!!?」

 

コウキ「あっちなみにこのイベントのルールは先にキリト棒を倒した人が勝ちな?w」

 

キリト「ちょっと待ってえええ!!それってつまりは通常ルールより早く倒れるだろそれ!?」

 

コウキ「そうですがなにか?www(ゲス顔)」

 

キリト「『なにか?』じゃあねぇ!!!助けてくれよみんな!?」

 

ラン「……さすがに可哀想なのでは?」

 

コウキ「あっ、ちなみに賞品は負けた人になにかアイテムなどのプレゼントを買って貰うとゆう、つまり」

 

ラン「つまり?」

 

コウキ「(小声)つまり、ここでお嬢が勝てば兄貴に結婚指輪が貰えることになるぞ? 」

 

ラン「ビクッ」

 

キリト「ラ、ラン?」

 

ラン「キリトさん……すみません、私の願いの為に、犠牲になってください」キリッ

 

キリト「うそーーん!!?」

 

ユウキ「ね、姉ちゃん?」

 

コウキ「wwwwwwwww」

 

ハンク(……なんか寒気がする……)

 

コウキ「では、開始!!www」

 

ハンク「では、俺から……でえやあああ!!!」

 

キリト「ギャアアア!!?」((( ;°д°)))

 

その後の結果は、ハンクの全力蹴りにより、キリト棒は前のめりに倒れていった……

 

ランがそれでorzになったのは言うまでもない……

 

………………………………………………………………………………

 

『クルルガボード・耐久レース』

 

ズバババッ!!

 

フィリア「ちょ!?これ速すぎない!!?」

 

コウキ「ヒャッホー!!!もっとスピードをあげろクル!!」

 

クル「グルルル!!!」

 

ズバババッ!!!

 

ラン「キャアアア!!?」

 

ガシッ!!

 

ハンク「ちょまっ!?俺に抱きつくな!海に落ちるの巻き添えになるだろ!?それにあまりやわらくな(ry」

 

バキッ!

 

ハンク「ぐへぇ!?」

 

ラン「……」

 

バシャーーン!!!

 

コウキ「バカな奴め」(`・ω・´)ゞサッ

 

キリト「ドンマイハンク……」(`#ω・´)ゞサッ

 

ユウキ「ね、姉ちゃん……」

 

フィリア「…………(汗)」

 

シノン「……最低ね」

 

クル「グルルル……」

 

………………………………………………………………………………

 

『ビーチバレー』

 

ピッー!!(ホイッスルの音)

 

ラン「いきます!」

 

ポッン!!

 

ハンク「チェェストォォォォォッ!!」

 

バシン!!

 

コウキ「ヤバッ、キリトガード!!」ガッ!

 

キリト「え"っ?」

 

コウキ→( ´・ω・`)(((( ´・ω・`)←キリト○三

 

(;´・ω・`)(( ´#○三メメタァ‼

 

ヒュン!!

 

コウキ「よし!上に飛んだ!フィリア!!」

 

フィリア「う、うん……(大丈夫かな?)」

 

バシン!!ガッ!

 

シノン「(審判役)コウキチーム、一ポイント先取!」

 

キリト→(´###`)

 

コウキ「……キリト……いったい……誰がこんなことを!!」

 

みんな「「「「いやお前だろ!!?」」」」

 

………………………………………………………………………………

 

その後も他のイベントを楽しみ、そして今は夜を向かえ……

 

コウキ「最後はやっぱりこれだよなぁ~」

 

そう言ってコウキはストレージからある物を具現化した。

 

シュイイーン!!

 

フィリア「!これって、もしかして」

 

ユウキ「花火!?」

 

コウキ「そうそう」

 

シノン「なんでこんなの持ってんのよ?」

 

コウキ「……そこの兄貴に、「この花火の火薬を取り出して、爆弾作れないかやってみてくれ」って言われ、結局駄目で、これその余りとエギルから買ったやつ」

 

ラン「ハンクさん……」

 

ハンク「そんな目で見るな」

 

キリト「……まぁでも、海辺で花火なんていいじゃないか」

 

コウキ「だろ?じゃあユウキ、このバケツに海水入れてきてくれるか?」

 

ユウキ「わかった!」

 

コウキ「兄貴はこのローソクに火をつけてくれ」

 

ハンク「了解だ」

 

コウキ「他はこの花火の開封を、結構な種類と量があるからな!じゃあやるか!!」

 

みんな「「「「うん!(はい!)」」」」

 

………………………………………………………………………………

 

ユウキ「綺麗だねぇ~」

 

ラン「ほんとね……」

 

フィリア「本当にね……」

 

シノン「…………」

 

ユウキたちは線香花火でゆっくりと楽しんでいた……

 

そしてその頃、コウキたちは……

 

コウキ・キリト「「おわぁあ"あ"あ"!!?」」

 

ハンク「オラオラ!逃げ惑え!!」

 

……ハンクが持つ手持ち花火一種、『ススキ』を持って、火をつけてから追いかけ回している……シュババババ!!っと音をあげながら勢いよく燃える花火から逃げ惑っているコウキとキリト……すると!

 

シュババ……

 

ハンク「あっ、消えた……」

 

コウキ「!今だやり返せ!!」

 

キリト「お返しだああ!!」

 

シュババババ!!!

 

ハンク「あちちちち!!?」

 

今度はコウキたちが手持ち花火を持ってハンクを追いかけ回す……そんな光景にユウキたちは……

 

フィリア「……楽しそうだね」

 

シノン「夏休みに海ではしゃぐ高校生か」

 

ラン「確かに……」

 

ユウキ「あっ、あははは……」

 

クル「クルクル」シューー……

 

と苦笑い……クルはへび花火を珍しそうに見ている……そしてそんなこと露知らず、コウキたちは……

 

キリト「ロケット花火発射!!」ピシュンピシュン!

 

コウキ「喰らえ!ホーミングねずみ花火!!」シュ!

 

ハンク「ちょ!?あぶ!危なって!?おおおい!!?なんだこのねずみ花火!?めちゃ追いかけてくるぞ!?」

 

コウキ「そのねずみ花火、狙った相手に爆発するまで追いかけてくるぞ?」

 

ハンク「そんな!?ちょ、来るなあああ!!」

 

シューー…………ボカン!ギャアアア‼?

 

コウキ「ぎゃはははははははははははWWWWWWWWWWWWWWWWWWW」m9(^Д^)

 

キリト「あ~……やりすぎだろ?」

 

コウキ「人に向けてロケット花火も大概だと思うけどなw」

 

ズボッ!

 

すると、地面に沈んでいたハンクがバッ!と起き上がった!けどハンクの頭が……

 

ハンク「てめぇら!!なにしてくれちゃんてるんだ!!!」

 

キリト「ぶっほっ!?ちょ、ちょっとハンク、その頭でこ、こっちに来ないでくれ……!」

 

コウキ「ぎゃはははは!あ、兄貴の髪型がカーシャさんみたいになってるwww」

 

ユウキ・ラン・フィリア・シノン「「「「…………ぶっふ!」」」」

 

ハンク「…………よし!てめぇら地獄送りだ!!」

 

コウキ・キリト「「ギャアアア!!?」」

 

ハンク→ΞΞΞΞΞΞ(#°益°)マチヤガレェェェ!!!キリト→ΞΞΞヘ(゚A゚;)シΞΞ⊂二二(;°ω°)二⊃←コウキ

 

………………………………………………………………………………

 

つんつん

 

フィリア「オーイ、大丈夫?」

 

コウキ「…………………………」

 

コウキ→⊥⊥ピクッ、ピクピクッ!(・ω・`;)←フィリア

 

あのあと、コウキたちはハンクのジャーマンスープレックスにより上半身が砂浜に埋まった……まずはキリトが捕まり即ジャーマン、コウキは粘ったものの自分の作った落とし穴にまた嵌まり、そして捕まってジャーマンされた……今も少し離れたところにキリトが犬神家状態で埋まっていた……クルが頑張ってキリトの水着の端を噛んで引き抜こうとしてるがなかなか抜けないでいた……

 

ちなみにユウキたちは打ち上げ花火の準備している……

 

コウキ「……!……!……!!(ryズボッ!ぶへっ!?」

 

するとコウキは両足を地面に着け、自力で自分の上半身を引っこ抜き、そのまま尻餅ついた……

 

コウキ「はぁ……はぁ……はぁ……し、死ぬかとおもった……」

 

フィリア「自業自得でしょ」

 

コウキ「ひ、ひど……(先程までの自分の行いを思いだし)くないか……?」

 

フィリア「自分で認めちゃあ世話ないわね……」

 

コウキ「ぬぐ……」

 

フィリア「……ほら、頭や顔についた砂を払わないと……動かないで」

 

コウキ「えっ?ちょ!?」

 

そう言ってフィリアは手拭いでコウキの顔についた砂を拭いている……

 

フィリア「あっ、髪にも……よっと」

 

コウキ「ブッ!?」

 

すると、髪についた砂を払おうとコウキの肩をつかんでから砂を払うフィリア……

 

ここで優秀な紳士読者にクエスション、コウキの髪についた砂を払おうとするフィリア、肩をつかんでまで髪についた砂を払おうとするってことはだ、必然的にフィリアの頭はコウキより頭ひとつ上の高さにまであり、そしてコウキの目の前に来るってことだ……そして今のフィリアはビキニの水着であり、コウキの目の前になにがあるか……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q、男性(コウキ)目の前に露出度の高めの水着女性(フィリア)が尻餅のついた男性(コウキ)に腰を下ろして髪についた砂を目の前で払うっていう端から見ての体勢……

(ちなみにフィリアは10代女性の中では中々に発育のいいほうである)

 

A、 ……OH

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「フィリアさん……」

 

フィリア「さん?なに?」パッパッ!

 

コウキ「……あのお……色々とご馳走さまッス///」

 

フィリア「?…………はっ!?///」

 

フィリアはコウキが言わんとすることを察っし、すぐにコウキから離れ、自分の胸を両手で隠す……みるみるに顔を羞恥心で赤くなっていくのをコウキはみるみるに顔を青ざめていく……

 

フィリア「この……!」

 

コウキ「ちょ!?俺がやったんじゃ!?」

 

  ∩

(//⊿//)彡ω゚)・:;'゚!!?

  ⊂彡

 

………………………………………………………………………………

 

 

フィリア「エッチ……変態……ド変態……!」ゲシゲシ!

 

コウキ「…………」ピクッ、ピクッピクッ!

 

今現在、コウキはフィリアの蹴りをいれられていた……すると!

 

ヒュ~~……パァーン!!

 

フィリア「あっ」

 

上空にひとつ、打ち上げ花火があがった……それは赤い花を夜空に咲かせた……

 

コウキ「ああ!?初発見逃した!?」

 

フィリア「あっ、起きた」

 

コウキはがばっ!っと体を起こした……それからも花火はどんどん打ち上げられた!

 

フィリア「……綺麗だね……」

 

コウキ「……ああ」

 

二人はどんどん打ち上げられていく花火を見ていた……

 

フィリア「……コウキ」

 

コウキ「なんだ?」

 

フィリア「今日は……まぁ、色々あったけども……楽しかった」

 

コウキ「……そう、よかった 」

 

フィリア「だから……ね……その……あ、ありがとう 」ニコッ

 

コウキ「!……///お、おう……またこうやってみんなと一緒に遊ぼうな」

 

フィリア「うん!」

 

コウキ「…………」

 

フィリア「…………」ギュ!

 

コウキ「!?…………」ギュ!

 

それから二人は手を繋ぎ、花火を見ていた……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理区

 

あれからコウキたちは花火大会を終えたあと、片付けをしてから管理区へと戻ってきた……

 

ハンク「それじゃあな」

 

ラン「今日はお疲れ様でした」

 

シノン「……楽しかったわ……またいつか一緒に遊びましょ」

 

クル「クルル♪」

 

キリト「……今日は一段と疲れた……主にコウキのせいで」

 

ユウキ「あ、あははは……またねフィリア」

 

フィリア「…………」

 

コウキ「……フィリア」

 

フィリア「ん?」

 

コウキ「……また明日な」

 

フィリア「……うん!また明日!!」

 

シューイイン!!

 

そしてコウキたちはアークソフィアへ帰っていった……

 

フィリア「……んっ……ふぅ……よし!」

 

フィリアはその場で深呼吸し……いざ帰ろうとしたら……

 

PoH「よう、お楽しみだったなぁ」

 

フィリア「!!?」

 

いつのまにか、管理区のコンソールの前にアイツがいた……!

 

PoH「またあったな」




そろそろ「ホロウエリアでの出来事編」が終わりになります……次回もお楽しみに!!


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別ルート・もしシノンではなくクラインを連れて来ていたら?

出番の少なく、出てきてもなにかと酷い目にあってるクライン……そんなクラインをこの回で出番を増やす!ってつもりの今回、さてどんな物語なるのか?

(注意)
大筋はホロウビーチ編と同じなので飛ばし飛ばしでお送りしますので、ホロウビーチ編を見てからのほうがいいです、ではどうぞ!!


前回のあらすじ、一夏(?)の思い出

 

ホロウビーチ建設編

 

……………………………………………………

 

コウキ「ほら!早く9時までには作業を終わらせるぞ!!」

 

ハンク「なんで俺がこんなことを……」

 

クライン「そんなこと言ったらよぉ、俺なんかコウキに「ホロウエリアへ女の子たちと海へ遊びに行くからクラインもどうだ」って誘われて来てみりゃ建設に駆り出されるなんて、おかしくね?」

 

キリト「……お前、「女の子たちと」のところで行く気になったな?」

 

コウキ「ほらそこ!フィリアたちが来る前にここを南国ビーチみたいにするんだから急げよ!」

 

クライン「ちきしょー!!こうなったら、水着の女の子たちを見る為にもやってやるよ!!」トンテンカンカン!!

 

ハンク「おお……はやい……」

 

二時間後……

 

コウキ「ぜぇぜぇぜぇ……や、やっと終わった……」

 

クライン「……燃え尽きたぜ……」

 

ハンク「……暑い……キンキンに冷えたビールを飲みたい……」

 

今、三人はヤシの木の下で休んでいた……キリトはユウキたちの迎えに行った……

 

コウキ、女性水着渡しにて編

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「兄貴、それよりさっさと着替えて泳ごうぜ!!ほら、ユウキたちには一応水着も用意したから」

 

そう言ってコウキはストレージから水着が入った衣装BOXをユウキに手渡した。

 

ユウキ「えっ?ボクが水着を持っているの知っているよね?」

 

コウキ「一応だ、元々フィリア用に用意したけど念のためお嬢やユウキのも用意した。」

 

ラン「私たちのもですか?」

 

フィリア「……なんか嫌な予感しかしないんだけど……」

 

コウキ「気のせいだ、ほらあそこの洞穴で着替えてこいよ」

 

ユウキ「うん!じゃあ着替えてくるね!」

 

そう言ってユウキたちは洞穴へと水着に着替えて行った……

 

クライン「……ところでよぉコウキ、あいつらになんの水着を用意したんだ?」

 

コウキ「まぁすぐにわかるって」

 

すると洞穴からフィリアが衣装BOXを持って、コウキに向かって走って来る……そして!!

 

フィリア→( #°Д°)⊃==箱))Д´)タワバッ!?←コウキ

 

箱をぶつけられたコウキはそのまま砂浜に沈み、衣装ボックスはぶつかった衝撃で止め金が外れ中身が出てきた、それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゆうき』と書かれたスクール水着や『ふぃりあ』と書かれたスクール水着や『らん』と書かれたスクール水着が(ry

 

フィリア「バッカじゃあないの!!?バッカじゃあないのアンタ!!?」

 

コウキ「し、しかたないだろお!?付与パラメータ付きの水着を探してたらこれしかないんだもん!!」

 

ユウキ「……コウキ、まさかスクール水着が大好きなの?」

 

後ろからユウキたちも来た……ただ瞳から視線がひどく冷たかった……

 

コウキ「(最初にあったみたいにアンタって言われてる……)ちゃうわ!!だからそれしかなかったんや!!」

 

ラン「……どんびきです」

 

コウキ「引かないで!?引かないでお嬢!?」

 

ハンク「wwwWWWWWWwww!!!」ゴロゴロ

 

キリト「……ハァ……ハンク、笑いすぎだぞ」

 

ユウキたちの冷たい視線に悶えるコウキに腹を抱えて砂浜に転がるハンクに溜め息をつくキリト……するとクラインが

 

クライン「コウキ……」

 

コウキ「……なんだよ?」

 

クライン「……いい趣味してんな!!」(´^∀^)bグッ!

 

コウキ→ヤカマシイワ!!( #°Д°)⊃))Д´)タワバッ!?←クライン

 

それぞれ水着着用編

 

数分後……

 

ラン「お待たせ致しました」

 

コウキ「やっと来たか……って」

 

コウキが見た先には……それぞれ水着を着たユウキたちの姿が……

 

ユウキは前に着ていたフリルつきの黒と紫のビキニを着けていた……やっぱり似合ってる……

 

ランは上が白で下が水色のワンピース型の水着でおしとやかなランにはよく似合ってた。

 

そしてフィリアは……

 

フィリア「…………」

 

コウキ「……似合ってんじゃん」

 

フィリアは上下ともに明るい青色のビキニだが腰には白のパレオを巻いている。

 

フィリア「……コウキのわりにはセンスいいじゃあない?」

 

コウキ「わりにはは、余計だ」

 

ラン「よくお似合いですよ、フィリアさん」

 

ユウキ「うん!似合ってるよフィリア!!」

 

フィリア「……ありがとう」

 

キリト「待たせたな、お!みんなそれぞれに似合ってるじゃないか」

 

クライン「だな……ハァハァ……」((´ °ω°`))

 

ユウキ「あっ、キリトにクライン」

 

コウキ「クライン、キモいぞ……」

 

するとコウキの後ろから黒いトランクス型の水着を着たキリトと赤を基調に黒のラインの入ったボクサーパンツ型の水着を着たクラインが来た。

 

ラン「……?ハンクさんは?」

 

キリト「……ああ、あそこに……」

 

ユウキ「?なんでキリトげんなりして…………って」

 

コウキ「……なんかいやな予感が……」スッ

 

キリトが指差したところを見たら……確かにハンクは居た……ちょっとした崖の上で風に吹かれている……問題はその格好だ……なぜ問題かって?そりゃあ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白い文字で『漢』って書かれ、真っ赤な『ふんどし』を履いてますから

 

ハンク「(`・ω・´)」

 

女性陣「「「「((((´°Д°`))))」」」」

 

キリト「(-_-;)」

 

クライン「ぎゃはははははははははははWWWWWWWWWWWWWWWWWWW」m9(^Д^)

 

コウキ「……アノバカ(#●益●#)」

 

海でのお遊び編①

 

………………………………………………………………………………

 

その頃、クラインはとゆうと…………

 

クライン「…………」(*´°ω°`)∋[ ●]

 

海辺で遊んでいるフィリアたちをカメラ(記録結晶)で盗さ(ry……撮影してた……

 

スイカ割り編

 

……………………………………………………

 

コウキ「じゃあスイカ割りしようぜ!!クライン!お前スイカな!!」

 

クライン「へっ?なっ!?なんで俺を埋め(ry」

 

………………………………………………………………………………

 

数分後

 

コウキ「よし……これでよし!!」

 

↓クライン

(;°Д°)

砂砂砂砂砂

 

クライン「おい!!コウキてめぇ!!!これはどうゆうことだ!!?」

 

コウキ「おいおいおい、スイカはしゃべっちゃダメだろ?(笑)」

 

女性陣・キリト「「「「…………(汗)」」」」

 

ハンク「ぎゃはははははははははははWWWWWWWWWWWWWWWWWWW」m9(^Д^)

 

クライン「ハンクこの……!爆笑してねぇで助けろ!?」

 

砂に生き埋めになっているクライン、その前で仁王立ちしているコウキ、そして離れたところで見ているユウキたちとキリト……そして生き埋めになっているクラインを指さして爆笑するハンク……

 

コウキ「あっ、そうそう、スイカなんだから緑と黒の縞模様にしないと」カキカキφ(^ー^ )

 

クライン「ちょ、くっ、くすぐって……!」

 

………………………………………………………………………………

 

数分後……

 

コウキ「出来た!!……ギャハハハwww」

 

クライン「…………………………」デン!

 

ハンク「WWW~……!WWWWWW!!!」( #~#)

 

ユウキ・ラン・フィリア・キリト「「「「…………ぶっふ!」」」」

 

そこには……顔を黒と緑の縞模様で塗られて……更には髪もスイカの葉みたいに形を調え、髪色も緑色に染められていた……!

 

クライン「……コロス……あとでコウキ、コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロ(ry」

 

キリト「……おい、なんかクラインがダークサイドに堕ちてるぞ」

コウキ「大丈夫だ、いざってときは奴は俺が魔○波で封印するから」

 

キリト「お前は亀○人か!?でクラインはピ○コロか!?」

 

コウキ「緑だしな(笑)」

 

クライン「ならお前を魔○光殺砲してやる(怒)」

 

コウキ「おー怖い怖い……さて誰が先にやる?」

 

ハンク「俺がやる」

 

コウキ「じゃあはい(金)棒」

 

ガン!!

 

クライン→( ; Д) ゜゜

砂砂砂砂砂

 

コウキがストレージから出したものは……まるで鬼が持つ金棒、それをハンクに渡した!!

 

クライン「ちょっと待ってぇ!!!棒は棒でも金棒じゃねぇかあ!!?」

 

コウキ「えっ?wなにか?www」

 

クライン「死ぬぅ!!俺死んじまうって!!?」

 

コウキ「よし、じゃあ回ってー?www」

 

クライン「聞けぇ!!!キリトヘルプ!!ヘルプミー!!?」

 

キリト「…………」スッ

 

クライン「キリトーー!!?」

 

コウキ「はい、その場を右右右……そのまままっすぐ~ちょっと左へ……はいその場で……」

 

クライン「や、やめ……!」

 

コウキ「振り下ろせ!!」

 

ハンク「チェェストォォォォォッ!!!」

 

クライン「ギャアアア!!!」((( ;°д°)))

 

………………………………………………………………………………

 

ハンク「いやぁ、スイカ旨いな!!」

 

ユウキ「う、うん……」チラッ……

 

ラン「そ、そうですね……」チラッ……

 

フィリア「…………」チラッ……

 

クライン→チ───( Д )───ン

 

コウキ「wwwwww」

 

クラインは……こんな顔をして意識を失っていた……

 

その後、気づいたクラインだが、余りの恐怖にそのときの記憶が飛んでいたのであった……

 

ちなみにだが、クラインの顔についた塗料や髪型はコウキが証拠隠滅ですでに直していた……

 

ビーチフラッグラン編

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「じゃあ俺達から先にやるな」

 

………………………………………………………………………………

 

ユウキ「じゃあ、よ~いどん!!」

 

パン!!

 

クライン「よっしゃあ!!先に俺が取(ry」

 

……言った先にクラインはコウキが作ったウニの落とし穴に落ちた!

 

クライン「なんでこんなところにウニがあ"あ"あ"!!?」

 

コウキ「プギャーwww落ちてやんのwwwさて、それじゃお先に(ryガシッえ"っ?」

 

するとクラインがコウキの水着を掴んだ……そして!!

 

クライン「てめぇもみじずれだぁ!!!」

 

ズボッ!ザックッ!!

 

クラインがコウキを仕掛けた落とし穴がに引きづりこんだ!そして引きづりこまれたコウキは…………

 

コウキ「ギィニュア"ア"ア"ア"!!?ウ、ウニが足やらケツやらに突き刺さって!?クライン!!キサマァア"ア"ア"!!!」

 

ハンク「……今のうちに」パシッ!

 

ユウキ「しょ、勝者ハンク……」

 

 

海上・叩き落としゲーム

 

………………………………………………………………………………

 

クライン「うおおお!!」

 

ラン「やっあああ!!!」バシン!!

 

クライン「ぐっえええ!!?」

 

ジャポーーン!!

 

コウキ「うわぁ……頬に思いっきり……痛そう……」

 

クライン棒倒し

 

………………………………………………………………………………

 

クライン「おいこら待て、なんだこのイベントの名前、そしてなぜ俺様を丸太にくくりつけて砂山に突き刺そうとしてんだ!!?」

 

キリト・フィリア「「…………(汗)」」

 

ハンク「よいしょ」

 

ザクッ!

 

コウキ「いやぁすまないクライン、実はもしシノンが来てたら、クラインじゃあなくてかわりにキリトにこれをやらせるつもりだったんだが……来てしまったからにはお前なのだよ(笑)」

 

クライン「ふざけんな!!?」

 

キリト(……助かった……)

 

コウキ「あっちなみにこのイベントのルールは先にクライン棒を倒した人が勝ちな?w」

 

クライン「ちょっと待ってえええ!!それってつまりは通常ルールより早く倒れるだろそれ!?ふざけんな!!」

 

コウキ「そうですがなにか?www(ゲス顔)」

 

クライン「『なにか?』じゃあねぇ!!!助けてくれよみんな!?」

 

ラン「……さすがに可哀想なのでは?」

 

コウキ「あっ、ちなみに賞品は負けた人になにかアイテムなどのプレゼントを買って貰うとゆう、つまり」

 

ラン「つまり?」

 

コウキ「(小声)つまり、ここでお嬢が勝てば兄貴に結婚指輪が貰えることになるぞ? 」

 

ラン「ビクッ」

 

キリト「ラ、ラン?」

 

ラン「クラインさん……すみません、私の願いの為に、犠牲になってください」キリッ

 

クライン「うそーーん!!?」

 

ユウキ「ね、姉ちゃん?」

 

コウキ「wwwwwwwww」

 

ハンク(……なんか寒気がする……)

 

コウキ「では、開始!!www」

 

ハンク「では、俺から……でえやあああ!!!」

 

クライン「ギャアアア!!?」((( ;°д°)))

 

クルルガボード・耐久レース

 

………………………………………………………………………………

 

クライン「ぶべべべべべ!!?」

 

コウキ「…………いいかげんに手を離せばいいだろ」

 

クライン「ぶべべべべべ!!?(誰が離すかぁ!!)」

 

……なにが起きているかというとクラインがクルルガボードに落ちそうなのを、両手で落ちるのを阻止してる……その姿はさながら西部劇ワンシーン、縄で両手を縛られ、馬によって引きづられ廻る町人みたいだった……

 

クライン「ふごおおお!!!(ぜってぇ離すかあああ!!!)」

 

その数十秒後に手離したのは言うまでもない……

 

花火編

 

………………………………………………………………………………

 

クライン「お~綺麗だなぁ……やっぱ浜辺で花火はいいもんだなぁ……」

 

ハンク「よいしょ」

 

ゴトン!!

 

クライン「…………なんだハンク、その大砲みたいなの」

 

ハンク「なんでもコウキが本場の花火みたいに花火大鼓をモデルに大砲で作ってみたんだと」

 

クライン「へぇ……」

 

ハンク「あとはこの大砲の中に『クライン』を入れて火をつければ(ry」

 

クライン「ちょっと待て」

 

ハンク「待たん」ガシッ!!

 

クライン「ちょ、なにをす、ふぐっ!?」

 

こうしてハンクはクラインを花火大砲に装填した!

 

ハンク「発射まで10……9……8……7……6……以下省略!!」

 

クライン「ちょ」

 

ハンク「逝って来い!!」

 

ブン!!

 

クライン「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!??」

 

そして空に向け、打ち上げられるクライン……そして……!

 

 

ドガァァァァァァァン!!クッライン!!!

 

   .  、 ′

  、′・. ; 、 、′.・゙

   、(ノ・ 、(・゙;

 ′・( (;^⌒)゙;、′・

、、・、⌒y⌒((;;ノ、゙ヽ

(⌒;;从;( ;:):))、ヽ

 (;ヾ⌒) 从⌒))⌒.・

`。:;゚+゚、::: 、⌒))ノ

 `::、:;_)::ノソ

 

みんな「「「「「「…………………………」」」」」」

 

ハンク「……殺っちゃった」

 

みんな「「「「「おっいいいい!!?」」」」」

 

……その後のクラインを捜索したところ、浜辺から少し離れたところの岩の上に打ち上げられたのでみんなはいそいでアークソフィアに戻っていったのであった……

 

終わり




なんだこの駄文(;´・ω・`)

次回はちゃんと本編書くので次回もお楽しみに

( ´・ω・`)ノシバイナラ!


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闇に包まれてゆく青の少女

さて、今回の話が終わればあとおふらいんを残すのみです。

では今章本編最後のお話、どうぞ!


前回のあらすじ?

 

コウキ「おーい!!何処だクライーン!!」

 

コウキたちは花火で打ち上げられたクラインの捜索をしていた……すると!!

 

ハンク「おい!見つけたぞ!!こっちだ!!」

 

コウキ「本当か!?今行く!!」

 

先にハンクが見つけたようで、途中キリトと合流しながらハンクの元に向かった。

 

キリト「クライン、無事……か?」

 

コウキ「……なんてこったい……」

 

ハンク「……………」

 

三人が見た先には……波で岩に打ち上げられて……白目を剥いていてうつ伏せなっている……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全裸のクラインの姿が!!!

 

三人「「「クライーーン!!?」」」

 

ユウキ「どうしたの!?クラインを見つけ(ry」

 

コウキ「来るんじゃあない!!」

 

するとコウキたちの元にユウキ・フィリア・ラン、そして上空で捜索していたクルが来た!!

 

ラン「ど、どうしたのですか!?」

 

コウキ「来るんじゃあない!!クラインの尊厳のためにも来ちゃダメだ!!」

 

フィリア「……尊厳?」

 

ハンク「キリト!早くクラインのナマコ……ゲフンゲフン、間違えた……クラインを助けるぞ!!」

 

キリト「わざとだろ」

 

そうして、クラインは無事に保護された……色々な物を失って……

 

………………………………………………………………………………

 

管理区

 

フィリア「…………」

 

今、フィリアの前にはPoHが立っていた……

 

PoH「それで?王子様とその御一行は行っちまったのか?」

 

フィリア「あ……あんたは!?」

 

PoH「だからさ、そう身構えるなって、別に取って食ったりしねぇからよ」

 

フィリア「……オレンジギルドが、わたしに何の用?」

 

PoH「お前ぇ、いつまであの狂残光の銀目やビーターどもと組んでるつもりだ?」

 

フィリア「あんたには関係無い」

 

PoH「俺の推測が当たってるとしたら、お前ぇはそろそろ『自分の正体』ってヤツに気づいているはずだ、違うか?『オレンジホロウ』のフィリアさんよぉ」

 

フィリア「…………だから、この前からなに?ホロウとかよくわからないことをいって」

 

PoH「はぁ~~~~だからさぁ~、お前ぇとあのあいつらとじゃ住む世界が違う、別に言葉の綾とかじゃなく、そのまんまの意味……でな」

 

そう、PoHは一度くぎってから、そして少し真剣気味話始めた……

 

PoH「お前ぇは所詮、影の世界……そう……《ホロウ・エリア》の住人なんだよ、俺たちは……そう、人じゃぁ……無い」

 

フィリア「わたしは……」

 

PoH「じゃぁ、なぜお前はあっちに帰れないんだ?」

 

フィリア「わたしは、お前らとはちがう……わたしは人間だって…… 」

 

PoH「ただ認めたくねぇだけだろ、自分が人じゃぁないって!俺らとな~~~んも変わらねぇよ……お前ぇは」

 

フィリア「くっ…………」

 

フィリアは悔しげに顔を歪めた……それをPoHは……

 

PoH「WoW!その表情……いいねぇいいねぇ!思わずよだれが出ちまうよ」

 

フィリア「だから……だから何だって言う!コウキは……他のみんなはわたしのために……」

 

PoH「お前ぇのため、ねぇ~?本当にそう思ってるのか?これは傑作だぜぇ」

 

フィリア「どういう意味!?」

 

PoH「あいつらは、《ホロウ・エリア》にある、新アイテムや新スキルに興味を持ってんだ、お前ぇは……そう便利な案内人ってとこか……わかる?」

 

フィリア「嘘……嘘よ、そんなこと……そんなことない!コウキは……ユウキは……」

 

PoH「会ったばかりのやつに命を張って助けるってかぁ?ナイナイナイナイ!!自分がしたことをもう一度振り返ってみな」

 

フィリア(…………そうだ、わたしは、コウキとユウキと初めて会ったとき、自分の身の安全を守るためにユウキを人質をとったことがあった……けど)

 

フィリア「……あんた、どこまで知ってるの?」

 

PoH「オォォル!ALL、ALL、ALL!!!残念ながら、全部知ってんだ、お前ぇがやったことは!」

 

フィリア「だから、どうして……なんであんたが知っている!?」

 

PoH「はぁ~~~~~~なんで知っているかって?んなこたぁどぉ~でもいい……大事なのは、『俺が知っている』っていう事実だ、経緯とか理由とか、そんなもんは……聞くのが野暮ってもんだろう?」

 

フィリア「…………」

 

PoH「で、本題だ……この前も忠告したじゃねぇか……お前ぇ、このままだと死ぬぜ?」

 

フィリア「……なんで?」

 

PoH「お前ぇだけじゃねぇ、俺も、ここにいる連中もみんな、み~~んな……ゲームオーバ~」

 

フィリア「意味がわかんないし、そんなこと、信じられるわけがないじゃない!」

 

PoH「あいつら……コウキのヤツが引き連れている連中はこの《ホロウ・エリア》で確実に強くなる……特にキリトやハンクのやつは腕は折り紙つきだぁ……更には他のやつらも片鱗を見せだしている……そしてコウキ、やつも昔の自分に戻りつつある……『狂残光の銀目』としてあいつが……」

 

そういいながらPoHはやれやれと首を振りながら言葉を続ける。

 

PoH「むかっ腹が立つ事実だが、あいつらが100層をクリアする可能性はかなり高い……そうなったら……《ホロウ・エリア》にいる俺たちはどうなると思う?」

 

フィリア「知らないわ……」

 

PoH「少しは考えろよなぁ、その足りない頭でよぉ!SAOの世界がなくなった時、『俺たち』がどうなるか想像くらいつかねぇか?」

 

フィリア「………………まさか……」

 

PoH「そうだ、お前ぇの思った通り、ザッツライト!SAOがクリアされればデータである俺たちは消える……さっき言ったとおりのことがおきるじゃねぇか、だからさぁ~俺たちはあいつらに殺されるってことだ」

 

フィリア「違う!コウキたちがそんな……わたしたちを殺すなんて……」

 

PoH「さっきも言ったろぉ~に?理由や過程はどーでもいいんだ、結果!結果がどうなるかなんだよ!あいつらがやったことで俺たちが死ぬ、俺はそれを止める、だってよぉ……死にたくねぇしなぁ」

 

フィリア「…………」

 

PoH「だから……お前ぇの力を借りに来たんだぜ」

 

フィリア「わたしに……コウキたちを裏切れって言うの?」

 

PoH「NON、NON、NON……なぁにちょいと、分けてから誘い出してくれればいいのさ……お前ぇは何もしない、なにも知らない、まぁ~ちょいっと事が終わるまで邪魔しないでもらうってことだけだぜ?別に殺すわけじゃぁない」

 

そう言ってニヤリと笑うPoH……

 

PoH「あとは勝手に物事が進むだけだ」

 

フィリア「そんなこと……出来るわけないでしょ……」

 

PoH「あいつらの……特にコウキの強さは知ってんだろォ?大丈夫、あいつらならきっと生き延びる、死なずに、俺たちと同じ世界の住人になるだけなんだから」

 

フィリア「わたしたちと、同じ世界……」

 

PoH「そうだぜぇ~、よーく考えてみろよ、このままあいつらと別々の世界で誰にも知られずに死ぬか、あいつらと同じ世界の住人になって永遠に存在し続けるか」

 

そう言ってPoHはフィリアに近づく……

 

PoH「次にあった時に、返事をくれ」

 

そしてPoHは何処かへ転移していった……

 

フィリア「……コウキ、コウキ……ユウキ……わたし、どうすればいいかわからない……」

 

そのとき、フィリアの瞳から一雫の涙がこぼれた……

 

………………………………………………………………………………

 

エギルの店

 

コウキ「!」

 

ユウキ「どうしたのコウキ?」

 

コウキ「……いや、なんでもない」

 

コウキ(なんだ?この胸騒ぎ……いつかに感じたものと同じようなこの胸騒ぎ……いったい?)

 

そう、コウキは自分の姿がうつる、グラスを見ていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ならず者の玉座

 

翌日、コウキたちはデトネイター・ザ・コボルドロードがいた玉座の裏、その先にある、大きな門の前に来ていた。

 

ハンク「さて、ここから先は新エリアへの道、お前ら気を引き締めろよ!」

 

みんな「「「「おう!(はい!)(うん!)」」」」

 

フィリア「…………」

 

みんなが気合いを入れてるなか、フィリアはうつむいて黙っていた……

 

フィリア「…………」

 

ユウキ「……?どうしたの?」

 

フィリア「……うぅん、なんでもない」

 

コウキ(……?どうしたんだフィリアのやつ、元気がないが……)

 

ハンク「どうしたフィリア?昨日の海でのお遊びの疲れが残っているのか?」

 

フィリア「……大丈夫、そんなんじゃあないよ」

 

ラン「そうですか……余り無理はせずに」

 

フィリア「大丈夫だって、ほら行こう?」

 

ハンク「おっ、おい!」

 

キリト「ちょっと待てよフィリア!」

 

そう言ってフィリアはハンクが開けた扉の先へと歩いて行った……他はフィリアのあとを追いかけて行った……コウキとユウキをおいて……

 

ユウキ「……大丈夫かな、フィリア……昨日まであんなに楽しんで……笑顔だったのに……」

 

コウキ「……さぁな、まっ!フィリアことは、俺たちがフォローすればいいだろ?」

 

ユウキ「うん!そうだね!!」

 

コウキ「ほら、兄貴達を追いかけんぞ!」

 

ユウキ「うん!」

 

そう言って二人はハンク達を追いかけて行った……

 

コウキ(……また胸騒ぎがする……なんなんだこれ、この不安を煽るかのようなこの胸騒ぎは?)

 

コウキは知らなかった……その不安は的中し、そしてそれは自分の『過去』と対峙するとは、このとき、コウキは知らない……




次章ではコウキの中でくすぶる、リアル(現実)とこっちらでの暗き過去

ハンクの掲げる信念……そして覚悟……

ユウキとランのそれぞれの決意……

そして謎多き少女、『零華』とコウキの関係……

それらがどんどん明かされていきます……

次章、『絶望を纏いし銀の闇・希望への光を灯す蒼き光』をお楽しみに!!

さて、次回はおふらいんなので次回もお楽しみに!!


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第四回そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんと

えー……長らくお待たせしまいまして申し訳ありませんでした……けどね、こちらも大変でした……

やれ投稿が間にあんわ、やれフィリピン(ハードスケジュール)になってたわ、やれフィリピンから帰った次の日には病気で死にかけるわ、やれ病気から脱出して、仕事に出たら次の日、別の病気かかって休むはめになるわ、そして今も口の中が痛すぎて満足に飯が喰えないわで……






なんか恨みでもあんのかチキショー!!(泣)

……えー……ではどうぞ……(なげやり)


アスナ「ニュースヘッドラインです。今回はコウキさんたちはグレスリーフ入り江のボス『デトネイター・ザ・コボルドロード』に挑み、苦戦を強いられるも最後はコウキさんの高速攻撃により撃破!!新たなエリアの道へ切り開いたコウキさんたちは今日も新エリアに向け、頑張っているようです。」

 

スタッフ「はい!OKです!では次、本番行きます!…………どうぞ~!!」

 

 

デレレレッテッテーデレレレッテッテ~♪

 

アスナ「皆さんこんにちは!そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんとにようこそ!司会のアスナです!」

 

ユウキ「同じく司会のユウキです!」

 

キリト「解説のキリトです」

 

コウキ「同じく解説のコウキだ」

 

アスナ「この番組は、アインクラッドのあらゆる出来事をお伝えする情報バラエティ番組です、今回もフィリアはお休みです。」

 

キリト「うーん……本当にどうしたんだろ……前回も出ていなかったし……コウキはなにか知らないか?」

 

コウキ「……いや、知らない……本当にどうしたんだろうな……」

 

ユウキ「……それとなく聞いてみる?」

 

コウキ「……いや、フィリアから話してくれるかフィリア自身が解決するまで待ってやろう、へたに聞いてみてもたぶんうち解けないだろうから……」

 

キリト「まぁ……たぶんな……」

 

ユウキ「……」

 

コウキ「……けど、もしフィリアが悩みをうち明けたときに、もし俺たちの力が必要って言うのあれば、そのときは俺たちでフィリアを支えてやればいい」

 

ユウキ「……うん!ありがとうコウキ」

 

コウキ「いいってことよ」

 

アスナ「(ナイスフォローコウキ君)では今回のゲストをお呼びします、今回はゲスト二人、それも久々のここでの登場です!」

 

コウキ「……まさか」

 

シュイイーン!!

 

ハンク「スタジオよ……私は帰ってきた!!」

 

ラン「お久しぶりです!」

 

ユウキ「あっ、姉ちゃん!」

 

コウキ「……またか」

 

アスナ「あっははは……今回のゲストのハンクさんとランさんです」

 

ハンク「どうも」

 

ラン「今回もよろしくお願いいたします」

 

キリト「……なんでまたハンクとランが(ryヒューン……グサッ!!)ぐはっ!? 」

 

ラン「キ、キリトさんの頭に矢が!?」

 

ハンク「……なんか久しぶりに見たな……」

 

コウキ(……前の俺にデジャブを感じる……)

 

アスナ「……えい!」ぶち!(矢を抜く音)

 

キリト「ああっ!?」

 

ユウキ「そしてうむも言わずに抜いた!?Σ(゜Д゜)」

 

アスナ「なになに……「ほんとはクラインでも出そうと思ってたけど……特に出番がなかったしいいか(笑)っと流した」だって……」

 

みんな「「「「「「……ドンマイクライン(さん)(www)」」」」」」

 

フザケルナァア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!

 

ユウキ「……?なんか聞こえたけど?」

 

男たち「「「気のせいだ(キリッ」」」

 

ラン「ちょっと……」

 

アスナ「……えーそれでは次へどうぞ!!」

 

ナガスナヨオ"オ"オ"オ"オ"(泣)

 

トリビアコーナー!

 

ユイ「今回はシャドーナイツについて解説していきます!」

 

恋愛紳士「シャドーナイツはコウキとハンクが25層での件の後、コウキの発案で生まれたギルド、主な活動は同盟のち、攻略組を目指している中層プレイヤー・ギルドの支援に生産系プレイヤーの支援、それにオレンジやレッドのプレイヤーから他のプレイヤーを守ることも、どうやって守るかと言うと中層・生産系プレイヤーに情報屋からの情報を元にオレンジ・レッドプレイヤーからに守るのである。ギルドはコウキたち以外にも数人いるがそれらは中層プレイヤーほどでしかなく、今も中層で頑張っている。」

 

ユイ「はい!ありがとうございました!では次のコーナーに入ります!どうぞ!」

 

プレイバックコーナー

 

アスナ「はい!プレイバックの時間です!」

 

コウキ「……………………」

 

ユウキ「どうしたの?」

 

コウキ「イ、イイエ、ナンデモナイヨ?」:(´◦ω◦`):

 

ユウキ「?」

 

ラン(コウキさん、何かあったんですか?)コソコソ…

 

アスナ(えっ……と……)

 

キリト(まぁ、簡単に言うとだな……カクカクシカジカ……)

 

ラン(コウキさん……)

 

ハンク(プギャーwww)m9(^Д^)

 

アスナ「えっと、では、プレイバック、どうぞ!!」

 

…………………………………………………………………………

 

バステアゲートの浮遊遺跡

 

???「片付けてきましたぜぇ、ヘッド」

 

コウキ(ヘッド?……リーダーか、いったい誰?)

 

???「遅ぇじゃねぇか、何手間取ってやがったんだぁ?」

 

???「いやー、案外手強かったんスよ」

 

???「言い訳はいいんだよぉ!」

 

コウキ(!!?こ、この声は……!)

 

ユウキ「コウキ?」

 

コウキ「うそ……だろ……?」

 

ユウキ「ど、どうしたの、ねぇ?」

 

???「次はしっかりやれよぉ?」

 

コウキ(間違いねぇ……アイツは……あの野郎は……!)

 

フィリア「!?」

 

フィリア(な、なに?コウキの瞳がチロチロと銀色に変わって!?)

 

ユウキ(いったい……コウキの身に何が?)

 

フィリアやユウキから見て、コウキの蒼色の瞳が時おり……それこそコウキの怒りに反応するように蒼色から銀色にドクン!ドクン!っとテンポで交互に変わっていた!

 

コウキ(……PoH(プー)……あの胸くその悪い、オレンジギルド、《ラフィン・コフィン》のリーダー……なぜあの野郎がここに……!)

 

PoH「それで、NEXT・TARGET(ネクスト・ターゲット)は……んん?」

 

コウキ(ヤバッ!?……気づかれたか?)

 

PoH「ふぅん?」

 

ラフィン・コフィンメンバー「なんかあったんスか、ヘッド?」

 

PoH「……いいや、何でもねぇ」

 

コウキ(よかった、気づかれてない……)

 

PoH「少し場所を変えるぞ、ここは人が来るかもしれん」

 

ラフィン・コフィンメンバー「うぃッス」

 

スタ、スタ、スタ……

 

PoHたちはそのまま何処かへと歩き去った……

 

ハンク「こいつは……PoHの奴らを見つけたときのか……?」

 

コウキ「……ああ」

 

ユウキ「コウキ……」

 

ユウキ(コウキ……また……チラッとだけど、また銀目になっていた……)

 

キリト「コウキ、大丈夫か?」

 

コウキ「……ああ」

 

アスナ「コウキ君……」

 

ラン「あれがPoH……画像データでしか観たことしかありませんでしたが……」

 

ハンク「……本当は二度と見なくなるようにしたかったがな……」

 

みんな「「「「「「……」」」」」」

 

アスナ「……では、次へどうぞ!」

 

……………………………………………………………………………………

 

事態悪化

 

その頃コウキは何してるかとゆうと……

 

クライン「(´◉◞౪◟◉)」チーン……

 

コウキ「えっ?どうしたその顔?クライン?ねぇクラインなんで、返事しないのねぇ!?」

 

キリト「(´°ω°)」チーン……

 

コウキ「キリトも違う感じで死んでる!?」

 

ユウキ「アビホラヒィ~~」\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/››\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/››\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/››\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/››\(´ω` )/››‹ ぐる…(´ж`;)ウップ

 

コウキ「ユウキは元々変なのに変なこと言いながら回っていて、あげくのはてには吐きそうになってやがる!!?」

 

リーファ「ご、ごめんなさい……」

 

コウキ「ま!た!お!ま!え!か!」

 

ラン「えっ~とですね、リーファさんの試作料理を3人が食べたら……それぞれあんなふうに……(汗)」

 

コウキ「メディーーークゥウウ!!?」

 

……どんちゃん騒ぎになっていた

 

みんな「「「「「「ぶっほぉ!!?」」」」」」

 

キリト「…………っっっ!……こ、これあんときの……!」

 

コウキ「wwwwwwふ、不意打ち過ぎる……!w」

 

アスナ・ラン「「っ~~~!!」」

 

ユウキ「ク、クライン……っ!アハハ!!(爆笑)」

 

ハンク「ギャハハハwwwwwwあ、あんとき俺が真剣に考えていたのにお前らこんな面白いこと起きていたのかよ……!」

 

コウキ「ま、まぁな……!……ブッハ!w」

 

アスナ「そ、それでは次へ(ry」

 

コウキ→( ^ω^)つ===口

 

するとコウキはクラインの(´◉◞౪◟◉)の顔画像だけ切り取った画像をアスナの顔の目の前に止まるように投げた!そして!

 

アスナ「どう(ryブッハ!?」

 

コウキ「www、では次へどうぞ!!」

 

…………………………………………………………………………

 

VS刃竜ゾーディアス

 

キリト「まだかハンク!?」

 

ハンク「いい位置だキリト!!」

 

キリト「……………………えっ?」

 

ハンクの声がする方へ向くとそこには両手剣を後ろに下ろして、いわゆる貯め切り体勢で力を貯めているハンクの姿が、そこまでいい、問題はその両手剣だ、何故ならその両手剣は縦向きではなく、横向きになっており、さらに両手剣の真ん中に何故か

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキがいるのだから

 

ハンク「さて準備は出来たぞコウキ?」

 

コウキ「あのよ兄貴、もう少し考えてみない?もっといい案あるだ(ryハ「発射10秒前!!」聞けぇ!!?」

 

ギャアギャア騒ぎ出すコウキを無視してカウントをしだすハンク……

 

ハンク「8……7……6……以下省略!!」

 

コウキ「ちょ」

 

ハンク「逝って来い!!」

 

ブン!!

 

コウキ「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!??」

 

まるで投石機みたいに打ち上げられるコウキ……

 

ゾーディアス「「ガッア?」」

 

それを「なんだ?」という感じで見るゾーディアス……

 

コウキ「お前の首をキャアアアッチイイィ!!!」

 

コウキは両手を広げてゾーディアスの首をキャッチしようとする……が

 

ゾーディアス「「ガッアアア!!!」」

 

ヒョイ、スカッ!

 

コウキ「……えっ?」

 

みんな「「「「「あっ」」」」」

 

ゾーディアスはただ首をひねっただけでコウキを避けた、避けられたコウキの行き先には……青空が広がっていた……つまり

 

コウキ「俺、死ぬ…………………………………………イッヤアアア!!?」

 

ハンク「やべぇ!!?やっちまった!?」

 

みんな「「「「ハンク(さん)のバカァ!!?」」」」

 

コウキ「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!?」

 

みんな(ハンク以外)「「「「「…………(ジッー……)」」」」」

 

ハンク「……………………(知らんぷり)」(^。^;)

 

ハンク以外の全員がハンクを見ている中、ハンクは全力で知らんぷりをしている……

 

コウキ「……えー……このあとはクルに助けて貰い、なんとか無事に生き残りましたとさ」

 

ユウキ「えー……次へどうぞ!」

 

…………………………………………………………………………

 

オレとボクとワタシとワイ

 

それから約一時間、コウキたちは一つ一つ、道の先へと調べていき、そして奥へと進んで行くと……

 

コウキ「うん?」

 

ユウキ「どうしたの?」

 

コウキ「……誰かいる」

 

ユウキ「えっ?」

 

ラン「……人数は?」

 

コウキ「……一人のようだ、けど用心しろよ」

 

壁| ・ω・´)ソ~……←コウキ

壁|;・⊿・)ソ~……←ラン

壁|・ω・)ソ~……←ユウキ

 

コウキたちは壁から覗きこむように奥へ見る……するとそこには一人の男が立っていた……その男は背中を向けていて顔は見えない、しかしその男は成人男性にしては小柄で、髪型が茶色の……マンガとかでたまに見る、トゲトゲボクサーグローブみたいな髪型をしている……すると突然コウキが!!

 

壁| Д) ゜゜←コウキ

壁|;・⊿・)ナニアレ……

壁|;・ω・)サァ……

 

コウキ「!!?……!?!?」

 

ユウキ「コ、コウキ!?」

 

ラン「ど、どうしたんですか!?」

 

キュキュ(´⊃ω⊂`)←コウキ

 

パッ(・ω・)

 

コウキ「い、いやぁなんか幻覚を見てたようだ……いるはずのない奴を見たなんて……」

 

ラン「……幻覚なんて、この世界ではないでしょうに……」

 

コウキ「と、とにかくまた見てみよう」

 

ユウキ「う、うん……」

 

壁| ;´・ω・)ソ~……←コウキ

壁| ・⊿・)ソ~……←ラン

壁|・ω・)ソ~……←ユウキ

 

コウキたちはまた壁から覗きこむように奥へ見る……そこには一人の男が立っていた……その男は背中を向けていて顔は見えない、しかしその男は成人男性にしては小柄で、髪型が茶色の……マンガとかでたまに見る、トゲトゲボクサーグローブみたいな髪型をして(ry

 

壁| Д) ゜゜

壁|;・⊿・)……トゲトゲネ……

壁|;・ω・)ダネ……

 

コウキ「!!?……!?!?」

 

ラン「……認めましょうよ」

 

コウキ「な、なにか、がな?」

 

ユウキ「そもそもいったいなにを知って」

 

???「オイ!そこでナニしてんねん!!」

 

壁|´・ω・) ←コウキ

壁|・⊿・)←ラン?→(゜Д゜#)ア"ア"ア"?

壁|・ω・)←ユウキ

 

壁|Д) ゜゜ギャー!!?

壁|Д) ゜゜ギャー!!?―∑(゜Д゜)

壁|Д) ゜゜ギャー!!?

 

ラン「で、で、で!」

 

ユウキ「栗のオバケ……!」

 

コウキ「出たあああ!!?」

 

???「な、なんやねーーーん!!?」

 

キリト・アスナ・ハンク「「「で、で、で、で!出たぁーー!!?」」」

 

コウキ・ユウキ・ラン「「「……(汗)」」」

 

キリト「話には聞いていたけど……本当にいたのか……?」

 

アスナ「う、嘘だよね?」

 

ハンク「…………」

 

ラン「……残念ですけど本当です……」

 

ユウキ「三人で見たもの、嘘じゃあないよ……」

 

コウキ「……その気持ちわかるけどな……」

 

キリト・アスナ「「orz」」

 

コウキ「ま、まぁでも!いざってときは兄貴による、キバオウの弱みがあるから……!(震え声)」

 

ハンク「いや、アイツは第一層のボス部屋前までほ記憶しかないんだろ?つまりは弱みも忘れてるってことだろ?」

 

コウキ「オワタ」\(^o^)/

 

ハンク「まぁどうせあまり会わないだろうし大丈夫だろ」

 

コウキ「……それもそうだな……ハァ……」

 

ユウキ「そ、それでは次へどうぞ!!」

 

…………………………………………………………………………

 

つかの間の休息(前編)

 

コウキ「……zzz……zzz」

 

未だにユウキの膝の上で寝ているコウキを見るユウキ……

 

ユウキ(頑張りすぎだよコウキ……)

 

ナデナデ……

 

そう想いながらユウキはコウキの髪を優しく撫でる……するとコウキが……

 

コウキ「う~ん……じ」

 

ユウキ「ん?」

 

コウキ「じょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじじょうじ……と○ろじょうじ……」スヤスヤ……

 

みんな「「「「…………」」」」

 

……突然火星ゴキブリの言葉を寝言で言い出すコウキにそのときのみんなの目は「こいつ……大丈夫か?」っと言いたげな目をしていた……ただひとりだけちがうのだが……

 

コウキ「ヘッヤアアア!!?俺!あんときユウキに膝枕してもらってたのか!?」

 

ユウキ「…………もらってたってよりコウキが倒れかかって、ボクの膝を膝枕にされていたんだけどね」

 

コウキ「………………………………」

 

ユウキ「ど、どうしたの?」

 

コウキ「せ、せっかく……リア充イベントの一つ、『膝枕』したのに……その感触を覚えてないなんて!!俺のバカっあああ!!!」ダンダンダン!!!

 

ヒュー~……

 

ユウキ・アスナ・ラン「「「…………」」」

 

コウキが床に拳を叩きつける中、ユウキたちは冷たい目でコウキを見ていた……

 

キリト「え、えっと……つ、次へどうぞ!!」

 

ハンク「m9(^Д^)」

 

コウキ「orz」

 

………………………………………………………………………………

 

つかの間の休息(後編)

 

コウキはフィリアに近づき、釣り竿や釣り方を教える。

 

コウキ「やることは簡単、まず釣り針にこの餌となる……今回はフィリア用にこの「釣り団子」を着けます。」

 

フィリア「私用って……なんで?」

 

コウキ「ほう?じゃあこのミミズとか、虫とか触れるかね?」

 

コウキはポーチから餌箱を取りだし……半透明の蓋から見えるミミズやら様々な虫が蠢いているのをフィリアに見せる。

 

フィリア「団子でいいです」

 

コウキ「これは……強制的に休まされたときに、フィリアに釣り方を教えたときのだ」

 

キリト「お前……釣りをレクチャー出来るほど上手いのか?」

 

コウキ「元々リアルでもじい様と一緒に釣りしてたしニシダさんの組合とも同盟結んでいるからな、少なくとも中の上ぐらいの腕はあるぜ?」

 

キリト「…………」

 

アスナ「ふふっ……!」

 

キリト「な、なんだよ?」

 

アスナ「だってキリト君、前に「俺が魚釣ってくるからな!」って言って、結局釣れなかったし」

 

コウキ・ハンク・ユウキ「「「キリト、ダサッwww(ダサイよ?)」」」

 

キリト「ぬぐ……そ、そうゆうアスナだって!ヌシ釣りのとき、ヌシ釣り餌を見たとき「ヒッ!?」って驚いたじゃあないか!!」

 

アスナ「だ、だってあんなホットドックみたいな大きさなんだから驚ろくに決まっているでしょ!?」

 

ユウキ「まぁ~そりゃあ驚くよね?」

 

ラン「お、お二人とも落ち着いて!?」

 

コウキ「そうだそうだwww夫婦喧嘩はあとにしろよwww」

 

キリト・アスナ「「うっ!///」」

 

ユウキ「では、次へどうぞ!」

 

…………………………………………………………………………

 

VSデトネイター・ザ・コボルドロード(前編)

 

フィリアサイド

 

あらためて……コウキの動きはスゴい……わたしは目の前のコボルド・センチネルを相手にしながらコウキのほうへ盗み見るように見ている……なんせコウキは……

 

コウキ「ホイホイホイホイ!!」

 

コボルド・センチネル「「ギッギャアアア!!?」」

 

……………………なんか二匹のコボルド・センチネルとの間をなんかヌルヌル動きながらクナイで斬りつけて、二匹のコボルド・センチネルを完全に翻弄していた……それだけじゃない。

 

ユウキ「わっ!」

 

コウキ「!ソイヤ!」シュ!

 

ザクッ!

 

コボルド・センチネル「ギャ!?」

 

ユウキ「あっ、ありがとうコウキ!」

 

コウキ「どうもっておっと!」

 

自分の目の前にいる二匹のコボルド・センチネルを相手にしながらもユウキやわたしの隙をクナイで牽制している……更には

 

コボルド・センチネル「ギッギャ!!」ブン!

 

コウキ「!」

 

キン!ブスッ!

 

コボルド・センチネル「ギャア!?」

 

ユウキ「大丈夫コウキ?」

 

シノン「ちょっと隙だらけよ?」

 

コウキ「……シノン……助けてくれたのはありがたいが……何故にセンチネルのケツを?」

 

シノン「他意はないわよ」

 

コウキ「……本当かよ」

 

シノン「撃ち込むわよ?」

 

コウキ「勘弁して!?」

 

ユウキ「ちょっとお!?話してないでこっちを手伝って!?」

 

ユウキ「うわっ、改めて見ると本当にヌルヌル動いてる」

 

コウキ「今日もヌルヌル動きますwww」ヌルヌルヌル!

 

ハンク→ヤメロ( #・Д・)⊃))Д´)グボラッ!?←コウキ

 

コウキ「」ピク!ピクピクン!!

 

アスナ「え、ええと、一発KOしたコウキ君は置いときまして、次へどうぞ!!」

 

…………………………………………………………………………

 

VSデトネイター・ザ・コボルドロード(後編)

 

コウキ「てか兄貴!まえ!まえ!?」

 

ハンク「ぬっ!」

 

……元々奥にいたハンクたちはコウキたちのもとへ行くには4体のコボルド・センチネルのところへ通らないといけなかった……

 

ハンク「……よし!」

 

コウキ「えっ?」

 

コボルド・センチネル「ギッ?」

 

するとハンクはグン!っとスピードをあげて1体のコボルド・センチネルに向かって行く!

 

ハンク「オッラァ!!」ブンッ!!

 

コボルド・センチネル「ギッ!?」

 

ガッチャン!!

 

ハンクは体術スキル・閃打をコボルド・センチネルの腕に叩き込む!コボルド・センチネルをそれを諸に受け、鎚を落とした!そしてハンクは!!

 

ハンク「オラ!」ガッシ!!

 

コボルド・センチネル「ギッギッ!!?」

 

ハンク「オッルアアア!!!」ブンッ!!

 

コウキ「……ええ?」

 

みんな「「「「「(;Д) ゜゜」」」」」

 

……コボルド・センチネルを掴んだっと思いきやそのまま持ち上げ、コボルドロードに向かって投げつけた……そんな光景にコウキは思わず言った感じに、その他は思わず動きを止めた!!

 

アスナ「(;Д) ゜゜」

 

ユウキ「まぁ……驚くよね?」

 

キリト「普通はどうにかすり抜けて進むところを、強行突破だもんな」

 

ハンク「普通?何それ美味しいの?w」

 

ラン「もう、ハンクさんは」

 

コウキ「さすが兄貴!俺たちができないことを平然とやってのける!!そこにシビれる!!憧れるぅ!!」

 

ユウキ「はい、じゃあ次へどうぞ!!」

 

コウキ「スルー……だと?」Σ(゜Д゜)

 

……………………………………………………………………

 

コウキ「ドッキドキ!ホロウビーチ!!~美少女たちのポロリもあるよ!!~前編!!」

 

ラン「……?ハンクさんは?」

 

キリト「……ああ、あそこに……」

 

ユウキ「?なんでキリトげんなりして…………って」

 

コウキ「……なんかいやな予感が……」スッ

 

キリトが指差したところを見たら……確かにハンクは居た……ちょっとした崖の上で風に吹かれている……問題はその格好だ……なぜ問題かって?そりゃあ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白い文字で『漢』って書かれ、真っ赤な『ふんどし』を履いてますから

 

ハンク「(`・ω・´)」

 

女性陣「「「「((((´°Д°`))))」」」」

 

キリト「(-_-;)」

 

コウキ「……アノバカ(#●益●#)」

 

ただ一人、コウキは動いてストレージから鉄球を取りだし、そして……!!

 

コウキ「……ふん!!」シュ!!

 

ヒューー…………チーン!!(自己規制)

 

ハンク「アッー!!?」

 

ヒューー……ジャパーン!!!

 

……コウキの投げた鉄球はハンクの股間に直撃し、ハンクは股間を押さえて、うぎゃあぁぁぁぁあああと悲痛な叫び声を上げながら崖から落ちてそのまま海へ音を立てて沈んだ……

 

アスナ「……なんでふんどしなんですか!?」

 

コウキ「……たまに出す、兄貴のセンスの悪さじゃ、すまんの 」

 

ハンク「ふんどしのなにが悪い!!」

 

みんな「「「「「全体的にだ(です)」」」」」

 

ハンク「ナニガ……ナニガワルインダ?orz」

 

アスナ「……では、次へどうぞ!!」

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「ドッキドキ!ホロウビーチ!!~美少女たちのポロリもあるよ!!~中編!!」

 

コウキ「ふははははは!!誰がこの落とし穴を作ったと思ってる!当然落とし穴がある場所など知っているわ!!」

 

キリト「おいズルイぞコウキ!?」

 

コウキ「さっきユウキが言っていたことと同じことを言ってやろう『勝てばよかろうなの(ry』」

 

すると突然後ろから!?

 

ゲシッ!!

 

コウキ「「え"っ」」

 

コウキの背中をヤクザ蹴りをしたハンク、そしてそこには!

 

ハンク「落とし穴がある場所は、なにもお前だけじゃあない」

 

ズボッ!ザックッ!!

 

コウキが仕掛けた落とし穴が、そしてその落とし穴には沢山のウニが蠢いていた、そしてそんなウニの落とし穴に落ちたコウキは…………

 

コウキ「ギィニュア"ア"ア"ア"!!?ウ、ウニが足やらケツやらに突き刺さって!!?兄貴!!キサマァア"ア"ア"!!!」

 

ハンク「これぞゲス道!プギャーWWW!!!」

 

ユウキ「ああ……これはあのときの……」

 

コウキ「……やべぇ……あのときの思い出してなんか身体中がちくちくする……」

 

ラン「ハンクさん、あれは流石にやりすぎでは?」

 

ハンク「高級酒のためなら手段は選ばん」ドヤァ

 

キリト「……セリフがセリフだからカッコ悪い……」

 

アスナ「あっ、あはは……つ、次へどうぞ!」

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「ドッキドキ!ホロウビーチ!!~美少女たちのポロリもあるよ!!~後編!!」

 

『ビーチバレー』

 

ピッー!!(ホイッスルの音)

 

ラン「いきます!」

 

ポッン!!

 

ハンク「チェェストォォォォォッ!!」

 

バシン!!

 

コウキ「ヤバッ、キリトガード!!」ガッ!

 

キリト「え"っ?」

 

コウキ→( ´・ω・`)(((( ´・ω・`)←キリト○三

 

(;´・ω・`)(( ´#○三メメタァ‼

 

ヒュン!!

 

コウキ「よし!上に飛んだ!フィリア!!」

 

フィリア「う、うん……(大丈夫かな?)」

 

バシン!!ガッ!

 

シノン「(審判役)コウキチーム、一ポイント先取!」

 

キリト→(´###`)

 

コウキ「……キリト……いったい……誰がこんなことを!!」

 

みんな「「「「いやお前だろ!!?」」」」

 

アスナ「…………」

 

キリト「…………」

 

コウキ「…………(汗)」

 

キリト「コウキよぉ……あのとき俺の腕を後ろに拘束して、そのままハンクのボールの前に盾として使ったよな?」

 

コウキ「……せやね(汗)」

 

キリト「あれは本当に怖かった……逃げたくても逃げられないし、当たったときなんか顔面外れたかっと思った……ホントニコワカッタンダカラナ!!?」

 

コウキ「ヒ、ヒィ!?」

 

アスナ「コウキ君、ちょっとお話があります」

 

コウキ「あっ、オワタ\(^o^)/」

 

ユウキ「えー……お話が長くなりそうなので次へどうぞ!!」

 

コウキ「イ,イヤァァァァァァァァァァ!!?」

 

………………………………………………………………………………

 

闇に包まれてゆく青の少女

 

ならず者の玉座

 

翌日、コウキたちはデトネイター・ザ・コボルドロードがいた玉座の裏、その先にある、大きな門の前に来ていた。

 

ハンク「さて、ここから先は新エリアへの道、お前ら気を引き締めろよ!」

 

みんな「「「「おう!(はい!)(うん!)」」」」

 

フィリア「…………」

 

みんなが気合いを入れてるなか、フィリアはうつむいて黙っていた……

 

フィリア「…………」

 

ユウキ「……?どうしたの?」

 

フィリア「……うぅん、なんでもない」

 

コウキ(……?どうしたんだフィリアのやつ、元気がないが……)

 

ハンク「どうしたフィリア?昨日の海でのお遊びの疲れが残っているのか?」

 

フィリア「……大丈夫、そんなんじゃあないよ」

 

ラン「そうですか……余り無理はせずに」

 

フィリア「大丈夫だって、ほら行こう?」

 

ハンク「おっ、おい!」

 

キリト「ちょっと待てよフィリア!」

 

そう言ってフィリアはハンクが開けた扉の先へと歩いて行った……他はフィリアのあとを追いかけて行った……コウキとユウキをおいて……

 

ユウキ「……大丈夫かな、フィリア……昨日まであんなに楽しんで……笑顔だったのに……」

 

コウキ「……さぁな、まっ!フィリアことは、俺たちがフォローすればいいだろ?」

 

ユウキ「うん!そうだね!!」

 

コウキ「ほら、兄貴達を追いかけんぞ!」

 

ユウキ「うん!」

 

そう言って二人はハンク達を追いかけて行った……

 

コウキ(……また胸騒ぎがする……なんなんだこれ、この不安を煽るかのようなこの胸騒ぎは?)

 

ハンク「このときに既にフィリアの奴は暗かったよな……」

 

キリト「ああ……」

 

アスナ「フィリア……心配ね……」

 

ラン「……ですね」

 

ユウキ「……いや、コウキのこと放置?」

 

コウキ→⊥⊥ピクッ、ピクピクッ!(・ω・`;)←ユウキ

 

アスナ「……では、これにてプレイバックのコーナーは終了です!次のコーナーへどうぞ!」

 

ユウキ「あっ、放置なのね……」

 

ヒドッ!!?

 

トリビアコーナー!!

 

ユイ「今回はカーシャさんの経営する、カーシャ小物店の紹介です!」

 

恋愛紳士「カーシャ小物店は小物作りに関して右に出るものがいないほどの職人芸を持つオ○マ、店員たちには「ママン」と親しまれている、カーシャの経営している店、店自体は目立たなくも可愛い小物を求めてる女性プレイヤーの数多くは見つけてそこで購入してる、中にはステータスアップの装備もある、店長はもちろんカーシャさんで、副店長はカーシャさんと同じ髪色をしたおかっぱ頭のアゴコ(ry」

 

アゴコ?「誰がアゴコよ!?私はカーシャ小物店、副店長!アナゴよ!!」

 

カーシャ「ちょっとアゴコ、いきなり出てこないの」

 

アナゴ「いやだからママン、私はアナゴ(ry」

 

恋愛紳士「えー……ではこちらが、店長のカーシャさんに、副店長のアゴコもといアナゴさんです」

 

アナゴ「おい、またアゴコなんて言ってみろ……○るぞ?」

 

恋愛紳士「ひっ!?」

 

カーシャ「こらこら、脅さないの!これからもカーシャ小物をよろしくお願いいたします!以上、トリビアコーナーでした!」

 

ユイ「わ、わたしのセリフをとられました!?」

 

お別れの時間(´・ω・`)ショボーン

 

アスナ「さて、お別れのお時間ですが……今回はどうでしたか?」

 

ハンク「まぁまぁ楽しめたな……まぁ前回天井に突き刺さっていたがな……」

 

ラン「私も楽しめました!ここまで本当に大変だったのが改めて知りました……」

 

ユウキ「だね……けど次は新エリアなんだからもっと頑張らないと!!」

 

ラン「……そうね!」

 

アスナ「……うん!」

 

キリト「だな」

 

ハンク「……フッ」

 

アスナ「……では明日に向けてへの締めくくりが終わったところで、次回は第五回そーどあーと・おふらいん・ほろうふらぐめんとにてお会いしましょう」

 

全員「バイバイ!!」

 

コウキ「えー、番組後半辺りから姿が途絶えたコウキがお送りしました。」



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お互いの評価・1(階層87層到達後の生活した後の時点とホロウエリア・グレスリーフの砂浜のボスクリア後時点)

今回は書き忘れを途中に入れました!

それではどうぞ!!


作者が聞いた、原作キャラやオリキャラ達から見てのコウキの印象と評価

 

『ユウキ』

 

この世界から初めて会った人であり、空から落ちてきた自分を助けてくれた恩人であり、姉ちゃんを危機から救ってくれていた人の一人であり、……自分の大切な好きな人///(作者:ゲボァ!!?(口から砂糖))

 

その後の生活でも色々と助かっている、けど誰にでも親切なのでちょっとヤキモチ妬いている……

 

……もう少し積極的でもいいのに……(作者:ゲボァ!!?(二度目の口から砂糖))

 

『フィリア』

 

あの世界で会った中で仲良くなった一人、何かと気にかけてくれていたり、日用品アイテムや消耗品アイテムなどの支援してくれている……その優しさが最近辛くもある……

 

最近彼の異変や過去を気になっているが、そのことは触れないようにしている。

 

……彼のことを思い浮かべていると何故か顔が赤くなる……何故だろう?

 

(作者:青春だなぁ(白目))

 

『ハンク』

 

リアルの家族であり、便利屋、以上

 

(作者:家族を何だと思ってやがる!?)

 

『ラン』

 

ある出来事を切っ掛けにハンクさんのギルドに入っている。ハンクさんの弟で、色々と助かっている。

 

コウキのことを兄がいたらこんな感じかなと思う反面、ユウキと同じてのかかる弟とも思っている。

 

『クルルガ(クル)』

 

クル!クルルル!ク、クルルクルクルクル!!クルルルルルルル、クル!クル(ryクルルガ語

 

(作者:……いや話なげぇし、分からん!!(言葉が!!))

 

『キリト』

 

良い方で親友かライバル、悪い方だと悪友

 

色んな意味で興味のある人ではある。

 

数少ない(ましてや同年代?の)男友達ではある、だがことあるごとに二次被害(からかいや女装にされたり)があるため、それは止めて欲しい、更にはまるで親の仇でも見つけたかのように「リア充死ねぇえええ!!!」っと叫びながら追いかけてくるのを本当に止めて欲しい。

 

(作者:自業自得である。)

 

作者情報・因みにコウキとキリトとのデュエルの勝敗は(なお片手剣同士での戦い)コウキが勝ち越してる。

 

『アスナ』

 

男の相談役(キリト以外)としてコウキ君が断トツ一位、攻略のことは勿論、同じ副団長の責務の相談・料理相談アンド研究・開発協力・キリト君の裏情報提供など何かとお世話になっている。

 

(作者:主婦仲間か(笑))

 

『ユイ』

 

暇なときにはよく話をしてくれたりあそんでくれる人No.1、何でも知っており、更には珍しい体験させてくれる、兄というものはこんな感じかなと最近思っている。

 

『シリカ』

 

ある出来事をきっかけに仲良くなった。同じビーストテイマー同士、テイマー関連の話はよくする、キリトさんがお兄ちゃんとするなら、コウキさんは親戚のお兄さんポジションだと思ってる。

 

『ピナ』

 

キュルル、キュルルルルルルルル、キュルル(ryピナ語(作者:誰か翻訳して!?)

 

『リズベット』

 

第二層時代から古株の常連、一時期は来てなかったがまた来るようになってよかった。

 

男友達の中では気が合う方である、但し時には理解できないことをする為困る。

 

コウキが設計図作成スキルを使うようになってから中々に珍しい考え方の武器や防具を書いて見せてくるので鍛冶職人としてありがたかった。

 

コウキは変人かと聞かれれば悩むことなく変人(もしくは変態)であると答える。

 

(作者:ひでぇ(笑))

 

作者情報・実はリズベット武具店(1号店)開店の協力者でもある。(投資などで)

 

『リーファ』

 

お兄ちゃんの親友であり、あたしの戦闘・料理教官である。

 

どれもちゃんと分かりやすく教えてくれる為、早くも攻略組入りした。

 

戦闘訓練や料理教室をするときにはコウキのことを「コウキ教官!」「コウキ先生!」と呼んでいる。

 

そして実は、コウキが女の可能性が……!と考えている。(作者:うなわけない)

 

『シノン』

 

度が過ぎるほどのお人好しバカ、そして弓矢を軽々しく避けるのがムカツク。

 

 

だが攻略組入りする前から色んな方面からお世話になっている。

 

特に戦闘訓練などは真面目に教えてるのでそれは感謝してる。

 

そしてコウキの過去に色々あると知り、彼の背中を支えてやろうとは思ってる。

 

えっ?コウキのことが好きかって?違います(真顔)

 

『ストレア』

 

キリトの次に気になる子

 

話してると面白いし楽しい

 

危機的な状況を何度も助けて貰ってる、いつか借りを返したい。

 

髪は触ってて気持ちが良い

 

『アルゴ』

 

第一層からのお得意様の一人、主に買ってくる情報は生産系のお得情報や裏技情報やキリト近辺で起きている珍出来事情報である。

 

たまに彼の料理を食べながら情報のやり取りするのが、楽しい……特に食後のデザートのときは特に(大事な事だがら二度言った。)

 

『クライン』

 

面白い奴、そして同士(非リア充同盟)である、しかしここ最近裏切られている。

 

たまに予想外な行動をするところが更に面白い!リアルに帰ってコウキが成人したら一緒に酒を飲み明かしたいと思っている。勿論その時はキリトも含めてハンクやエギルも一緒の男だけで飲みたい!とも思ってる。

 

(作者:で、最終的にやけ酒になるんですね?分かります(笑))

 

作者情報・キリトの次にコウキからの被害者(試作アイテムの使用実験など)

 

『エギル』

 

キリトと同じでワルガキとして見てるものの、たまに店の手伝いしてくれて助かっている、実のところキリトより役にたっている、店のメニューの中にはコウキが作ったメニューが幾つかある。

 

リアルに戻ったらコウキをウチで雇い入れようか迷っている。

 

『カーシャ』

 

自分の親友兼ライバルであるアシュレイの弟子、一緒に来るユウキと同じくらい気にかけている。

 

たまに髪飾りのデザインなども頼んでいる。

 

作者情報・実はハンクたちとは酒の席友達である。

 

『アゴコ』

 

誰よ!?この標識間違えわ!?誰がアゴコよ!!?アゴコではない、アナゴよ!!

 

……まぁ、ちょっとくやしいけどママンに気に入られるだけあって彼の髪止めの設計図……素晴らしい造形だったわ、私も副店長としてもっと腕を磨かなきゃ!

 

(作者:オカマとしても……だろ(笑))

 

『アベコウ(阿部さん)』

 

飲み仲間であるハンクの弟、飲むさいにつまみを作ってくれる。

 

たまにウチの店に来るのだが何故か入るとき、なにかに恐れてる……なぜだろう?(作者は目をそらした……)

 

『部下B』

 

ウホッ!イイ男!!(作者は逃走した!)

 

以上が彼らのコウキに対する印象と評価である、次はコウキの彼らに対する印象と評価

 

『ユウキ』

 

ホロウエリアで初めに……ある意味で運命的な出会いかたをした存在

 

やはりお嬢の妹であって剣の腕前は上々、それでいてまだ腕前が上がりそうで教えがいがある。

 

お互いになにかとトラブルに巻き込まれるがなんとか乗り越えている……

 

……ここ最近なにかとユウキが積極的な気がする……

 

(作者:爆発しろ)

 

『フィリア』

 

最初こそ最悪な出会いしたものの、根はいい子だと思う。

 

オレンジプレイヤーだけどそれだけで他は他の女の子と大差なし。

 

少しは関係の距離は縮まりつづあったが、何故か暗くなっている。

 

少しでも元気を取り戻す為にもしてやれることは全部やろうと思っている。

 

『ハンク』

 

ド鬼畜酒バカ兄貴!!

 

尊敬するところはあるが酒乱なところもあるので尊敬心はブレイクさせれている。

 

……正直お嬢が何故あのバカ兄貴を惚れているのか正直ワカラン。

 

『ラン』

 

我がギルドの秘書的存在であるそして兄貴のことを惚れている存在である(白目)

 

彼女とはある出来事があって以来ギルドを加入してからギルド同士の話し合いギルドの仕事がスムーズである

 

ちなみにお嬢とは畏敬の念でそう呼んでいる……つまり怒こらせると恐い(((震え)))

 

『クルルガ』

 

あの日、クルと出会ってからずっと一緒にいる。

 

自分の相棒兼癒し担当、その尻尾は高級枕など目じゃない!!

 

クルが擬人化したらなぁ……とも若干思っている(オイ

 

『キリト』

 

我がライバルであり宿敵(リア充代表)(怒)以上!!

 

(作者:それだけかよ!?)

 

『アスナ』

 

キリトのせいで(色々と)大変だろうに、頑張って欲しいと思っている。色々と趣味や仕事が合っている為お互いになにかとお世話になっている。

 

でもランと同様ら怒らせると恐い(((震え)))

 

『ユイ』

 

キリトやアスナが攻略で忙しく、また自分が暇な時にはできるだけ一緒に自分の畑とかどこかへ連れていこうと思っている。

 

自分にこんな妹がいたらなぁ……とも思っている。

 

『シリカ』

 

ある出来事を切っ掛けにビーストテイマーになったばかりのシリカとピナに出会った。

 

本当はその場かぎりの出会いにするつもりがシリカの「お詫びにあたしのお気に入りチーズケーキを奢らせて下さい!」っと言われ、ケーキの中でチーズケーキが大好きな自分にとっては断れず、以後ビーストテイマー仲間になった。

 

作者情報・実はコウキは他にもシリカとは○○友としても関係してる。

 

『ピナ』

 

シリカのテイムモンスターでクルとは仲良し、ピナがお留守番してるときはこちらが預かっている。

 

クルがツルツルの触り心地ならピナのふかふわの触り心地、触ってて癒される。

 

『リズベット』

 

第2層の頃からの付き合い……とゆうか腐れ縁。

 

武器関連のことなら昔から彼女を信頼している。

 

彼女もシャドーナイツのギルド同盟に入っている。

 

『リーファ』

 

キリトの従妹であって兄妹揃って剣に関することはどんどん上達する……恐ろしい娘……!リアルでも剣道の大会ベストエイトならしい……恐ろしい娘……!

 

今の姿とリアルの姿とはだいぶ違うらしくてリアルで会うのを楽しみにしてる。

 

若干抜けているところもあるので見ていて面白い。

 

だが注意する点は料理、今では彼女は普通の料理は出来る物の……オリジナルや試作料理すると必ずダークマターレベルの料理が出来上がる……

 

……正直トラウマものである……(((震え)))

 

『シノン』

 

初の『遠距離ユニークスキル』の保持者であり、数少ない『外(リアル)』から来訪者。

 

前々までは色々と心配していたが今では自立していて安心している。

 

料理も最初は拒んでいたものの今では趣味の一つとして皆と楽しんでいる。

 

密かにシノンのことを内心で『クーデレアーチャー』・『毒舌突っ込みマスター』と呼んでいる。

 

……昔どこかで会ったような気がするが……思い出せない……

 

『ストレア』

 

最初に初めて会ったときから何処からともなく現れる、つまり神出鬼没。

 

甘いスイーツやかわいい小物、そして意外にも辛いものも好きならしいのでそう言った情報をストレアと話すときに言うようにしている。

 

見た目より幼く感じ……大学生な見た目なのになんか残念。

 

ストレアを一言で表すなら『ザ・フリーダムガール』

 

『アルゴ』

 

なにかあったらドラ○もん!っと言った具合に昔から頼む人。

 

キリトの恥ずかしいネタ・話を提供してくれる凄い人。

 

悪い意味で尊敬の念を抱いている。

 

『クライン』

 

兄貴の飲み仲間であり、同士(非リア充同盟)である。だがドスケベ(真顔)

 

話せばいい奴なのだがすぐ女を胸が大きい奴だのスタイルがいい奴だのというのが彼の彼女が出来ない理由だと思う……(残念な目)

 

『エギル』

 

攻略組でも、お店の店長でも、そして兄貴の飲み仲間としてもいい大人である。……ぼったくるのがたまに傷だけど。

 

お店のほうでは店の手伝いをするかわりに色々と奢ってくれる。

 

実はエギルはリアルで妻持ちらしい……爆発しろ(悪笑み)

 

『カーシャ』

 

デザインなどの師匠であるアシュレイの親友。

 

見た目はアレだけどわりと仲がいい、たまに髪止めなどのデザインの設計を頼まれるので腕試しも含めやっている。

 

ここ最近のカーシャさん関連の驚きはお嬢が常連客なのと兄貴とは飲み仲間であること。

 

『アナゴ』

 

カーシャさんのお店で働く、カーシャさんと同じ髪の色のしたおかっぱヘアーの副店長。

 

カーシャさんが店にいないときは必ずこの人がいる。

 

まさにカーシャさんの右腕的存在。

 

アゴが長い、そしてたまにアゴですりすりしてくるのがヤダ(割りと真面目に)

 

『アベコウ(阿部さん)』

 

兄貴の飲み仲間であり、職人プレイヤーを探すときは頼りにしてる。

 

しかし部下を少し自重させて欲しい(懇願)

 

『部下B』

 

危険人物(別の意味で)なので要注意(((震え)))

 

以上がみんなのそれぞれの評価でした!!



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絶望を纏いし銀の闇・希望への光を灯す蒼き光(改稿前)
無謀なる冒険者


新章とつにゅ~う!!……長かった(笑)今までもこの章のことを仕事中でも(ちゃんと手は動かしてる(笑))考えていました!

この章ではオリジナルとバトルシーンを多めでお送りしたいと思います!

……これからコウキたちは苦難に満ちた道を進んでいく……では新章一話、どうぞ!!


前々回のあらすじ、嘲笑う闇人

 

……とこれまでの話が俺達が階層とホロウエリアでの起きた出来事の数々だ……ほんとに驚きに満ちた出来事ばかりだ……

 

……そして俺達はあの玉座の後ろにあった道を進んで行き、次のエリアへの封印を解いて、ここ、ジリオギア大空洞・展望上部に来ていた……

 

ジリオギア大空洞・展望上部

 

ユウキ「ふぇへ~、底が見えないや」

 

コウキ「落っこちるなよ」

 

ハンク「……確かに底のほうは見えないが……なんか底から光の柱みたいのが出ているな」

 

ラン「ですね」

 

ハンクたちが見た先には、暗い底から伸びている、蒼色の光を放つ、光の柱があった。

 

キリト「一番下に行くまで骨が折れそうだな、だけど、こういう場所にこそお宝ってのは眠ってるもんだよな!なぁフィリア?」

 

フィリア「うん……そうだね……」

 

コウキ「……」

 

キリト「……フィリア、大丈夫か?気が向かないだったら今日は俺達だけで……」

 

フィリア「あっ、ごめん……なんでもないの、ちょっと考え事してただけだから、はやく行きましょう」

 

キリト「だけど」

 

コウキ「いいだろキリト、フィリアはああ言ってんだ、先へ行こうぜ」

 

キリト「……コウキが言うなら」

 

フィリア「……ありがとうコウキ」

 

コウキ「いいってことさ……だけど、本当に調子を崩してるなら、俺は迷わずに退くからな」

 

フィリア「……うん」

 

コウキ「ユウキもそれでいいな?」

 

ユウキ「うん!いいよ」

 

コウキ「じゃあ行くか!」

 

その後はハンクたちと別れ、ジリオギア大空洞エリアを探索を開始した。

 

それから数日後……今日もまた探索しているときに……

 

フィリア「……」

 

ユウキ「……」

 

コウキ「……フィリア、調子が悪いならちょっと休むか?」

 

ユウキ「そ、そうだね!ボクもちょっと疲れてたし、少し休もう?」

 

フィリア「……うん、ごめんね、迷惑かけちゃって」

 

ユウキ「迷惑だなんて思ってないよ、気にしないでよ」

 

コウキ「そうだぞ、それにこの前だって俺が倒れて皆に迷惑かけてしまったし、おあいこだ」

 

フィリア「……ありがとう」

 

コウキ「……ハァ、フィリア……お前やっぱり少しおかしいぞ?」

 

ユウキ「コウキ?」

 

コウキ「何か、悩み事があるんじゃないのか?」

 

ユウキ「……うん、フィリア……何か悩みがあるなら話してみてよ」

 

フィリア「……ううん……何でもない」

 

コウキ「……ならいいが、もし俺で力になれることがあればなんでも言ってくれ」

 

ユウキ「コウキ、『俺』じゃなくて『俺ら』ね」

 

コウキ「……そうだな」

 

フィリア「コウキ……ユウキ……二人は優しいよ」

 

ユウキ「そんな……当たり前だよ」

 

コウキ「そうだ、普通のことだろ?」

 

フィリア「……ううん、わたし、実は……」

 

すると突然!

 

男性斧使い「はあ、はあ、はあ……」

 

コウキ「……すまない二人とも、ちょっと待ってて

くれ」

 

フィリア「えっ!?」

 

ユウキ「うっうん……」

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「おい!そこのアンタ!」

 

男性斧使い「もう少し、もう少し先へ……」

 

コウキ「ずいぶん消耗してるようだが……大丈夫か?」

 

男性斧使い「ん?ああ……大丈夫だとも、とにかく、先に進まなくては」

 

コウキ「だが、HPがずいぶんと減っているぞ、イエローゲージになってるじゃないか」

 

男性斧使い「…………」

 

コウキ「おいこら待て!人の話を……!」

 

フィリア「コウキ!危ないよひとりで……」

 

コウキ「放っておけるかよ!あのままじゃああいつ……死ぬぞ!!」

 

フィリア「いいんだよ、どうせわたしたちは……」

 

ユウキ「……フィリア?」

 

コウキ「……いいわけあるか!!……ユウキとフィリアはここにいろ、俺はあいつを連れ戻しに!」

 

フィリア「どうしてそこまで頑張れるの!?オレンジギルドの罠かもしれないじゃない!」

 

コウキ「その時はその時だ、それにもし罠じゃなかったら、あの人は死ぬだろうが!……見過ごすわけにはいかないんだ……何にもしなかったらアイツとの約束を守れないし……俺がPKしたのと同じ事になる……」

 

ユウキ(「アイツ」……零華さんのことだね……)

 

フィリア「PK……」

 

コウキ「とにかく行ってくる!」

 

タッタッタッタッ!

 

コウキは男性斧使いの向かっていた先へと走って行った……

 

フィリア「……どうして、どうしてなのコウキ……」

 

ユウキ「……フィリア、コウキはね」

 

フィリア「えっ?」

 

ユウキはフィリアに86層の隠し部屋でコウキがユウキとシノンに話をした内容をフィリアに話した……

 

ユウキ「……だからその約束はどんな約束かは厳密には分からないけど、その約束のためにコウキが誰かを見捨てることはないよ」

 

フィリア「……そうなんだ……」

 

フィリア(コウキの過去にそんな事が……だからコウキは……)

 

すると、男性斧使いを追ったコウキが帰って来た……

 

コウキ「ふう、ただいま」

 

ユウキ「おかえり」

 

フィリア「……おかえり」

 

コウキ「こっちには何もなかったか?」

 

フィリア「うん……」

 

ユウキ「コウキ、あの人は?」

 

コウキ「人の話を聞きゃあしないからポーションを口に突っ込んできた」

 

ユウキ「ちょ、殺す気!?」

 

コウキ「反省はする、だが後悔はしてない、それに大丈夫だろ」

 

ユウキ「……」

 

コウキ「……だが、ダンジョンを出るように言ったが……全然聞かないんだ」

 

フィリア「そう……やっぱりすごいね、コウキは……」

 

コウキ「いや、当たり前のことだろ?にしてもここにいるプレイヤーたちはなんであんなにも無鉄砲なんだ?危険に鈍感すぎる……」

 

フィリア「…………」

 

コウキ「フィリアとユウキは気にならないか?」

 

ユウキ「ボクも気になるね」

 

そうユウキと話してるとフィリアが……!

 

フィリア「…………気にならないよ」

 

コウキ「フィリア?」

 

フィリア「だって……ここにいるプレイヤーはみんな、ホロウ……影の存在だから」

 

コウキ「……」

 

フィリア「あの人も……ここからは出られない、わたしもずっと……ずっとこうしてずっと……」

 

コウキ「フィリア」

 

フィリア「な(ry」

 

ベチン!!

 

ユウキ「あっ」

 

すると突然!コウキはフィリアのおでこにデコピンを叩き込んだ!!

 

フィリア「っ~~……!なっ、なにするの!?」

 

コウキ「……どんどん勝手に暗くなっていくお前がうざかったからデコピンした」

 

フィリア「なっ!?」

 

コウキ「いいかフィリア!俺はどんなことがあろうとお前をここから救い出す!俺はその覚悟でお前と一緒にいる!!」

 

フィリア「コウキ……」

 

ユウキ「……」

 

コウキ「だからフィリア、そんな俺を信じろ!……無理に信じろとは言わないが俺にはその覚悟を持っているってことを忘れるな」

 

フィリア「……うん」

 

コウキ「……よし、今日の探索はこれまでにするぞ」

 

ユウキ「わかった!」

 

フィリア「うん」

 

そう言ってコウキたちは近くの転移石へと向かって行った……

 

ユウキ「コウキ」

 

コウキ「ん?なんだ?」

 

ユウキ「さっきのはカッコよかったよ、見直した」

 

コウキ「そうかい」

 

ユウキ「うん!」

 

コウキ(それ……わざわざ言うことなのか?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキたちは転移石へと戻る途中、転移装置を見つけたが……

 

ユウキ「あれ?この転移装置、動かないよ?」

 

コウキ「……稼働してないようだな、どうすれば稼働するのか皆目見当つかないな」

 

ユウキ「どうする?」

 

コウキ「今日は帰る途中だし、どうすれば稼働するかは後々に分かるさ、今日は大人しく転移石へ向かおう」

 

ユウキ「そうだね」

 

コウキ(まぁあとでマップに目印つけておかないとな)

 

………………………………………………………………………………

 

管理区

 

フィリア「今日は色々とごめんね……お詫びにコウキたちがいない間にわたしが大空洞のこと調べておくよ」

 

コウキ「いや、そんな気にしなくても……けどありがとう、助かる」

 

ユウキ「でもフィリア、一人で無茶はしないでね?」

 

フィリア「うん……それで……お願いがあるんだけど、今度コウキたちがこっちに来たとき、一緒にまわってもらえないかな……」

 

コウキ「別に構わないぞ?変に気を使うなって」

 

ユウキ「そうだよフィリア、水くさいよ」

 

フィリア「うん、ありがとう……よろしくね」

 

コウキ「ああ、じゃあまたな」

 

ユウキ「またね!」

 

フィリア「うん、またね……」

 

シュイイーン!!

 

コウキたちはアークソフィアへ帰って行った……

 

フィリア(……ありがとう、コウキ……ユウキ……けどわたしは……わたしは……)

 

フィリアはそのままその場を立ち尽くしていた……




新章第一話、少し少ないですね……すみません

次回もお楽しみに!!


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二人で銭湯に行くようです。(前編)

今回の話の元はキリトがアスナと銭湯へ行く話を元に作ったのですが……これだけ言っておこう……コウキ爆発しろ!!

コウキ「なんでぇ!?」

なんでもじゃ、ではどうぞ!!


前回のあらすじ、自滅志願者

 

エギルの店・午後2時頃

 

コウキ「はぁ……」

 

フィリアと別れ次の日……コウキは珍しく一人で遅めの昼食を取っていた……何故かとゆうと……

 

今朝

 

コウキ『はっ?兄貴が二日酔い?』

 

ラン『はい……』

 

コウキ『いやいやいや、ここは酒で酔うことはないだろ……って待てよ……まさか』

 

ラン『はい……昨日の夜、エギルさんのお店で久々にハンクさん・エギルさん・クラインさん・阿部さん・そしてこちらに遊びに来たカーシャさんと店員さん数名で飲み会して……何を思ったのか『バッカスジュース』を使って……後は案の定……』

 

コウキ『……馬鹿か』

 

ラン『無事なのは飲まなかったエギルさんと飲んでもぴんぴんしてるカーシャさんぐらいで……あとのかたはそれぞれ自室で苦しんでいます……』

 

コウキ『……それで今回の攻略とかは?』

 

ラン『今日は中止とのことです』

 

コウキ『…………』

 

ラン『私も今回はハンクさんの看病してます、クラインさんの方はエギルさんがやってくれるようですし……』

 

コウキ『……兄貴に伝言頼む』

 

ラン『はい?なんでしょう?』

 

コウキ『『今後、バッカスジュース使用禁止な』とな』

 

ラン『……わかりました、伝えときます。』

 

コウキ『頼むな』

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「酒飲んで動かなくなるって……完全に仕事終わったあとの飲んだくれじゃねぇか……」

 

エギル「まぁそういうな、昨日は久々に集まったんだ、それにアイツは攻略のあともデスクワークもしてて……色々とたまってたんだろ、ほらおかわりのレモネード」

 

コウキ「……サンキュ…………はぁ」

 

コウキ(……まぁ俺もフィリアのことで悩んでるし……色々たまるのはお互い様か……)

 

コウキはおかわりのレモネードを飲んだあともため息をついた……そんなときだ。

 

ユウキ「あっ、コウキにエギルさん」

 

シノン「遅めの昼食?」

 

コウキ「ああ……ユウキにシノンか……まぁな」

 

階段からユウキとシノンが下りてきて、コウキが座っているテーブル席に座った。

 

ユウキ「……コウキ、なんか元気ないね」

 

シノン「そうね……なんか覇気がないとゆうか……」

 

コウキ「……ちょっとな、フィリアのことでな」

 

ユウキ「……そっか……コウキもやっぱり心配なんだ……」

 

シノン「そういえば、フィリアはあそこからこちらに転移できないのよね?」

 

コウキ「ああ……だからホロウエリアの攻略の合間を縫って原因を調べているんだが……手がかりがなにも……」

 

ユウキ「……ずっと……こっちに来られず……一人であそこにいるんだもんね……やっぱり辛いんだろうね……」

 

コウキ「前の元気づけの為にホロウビーチで騒いだけど……その次の日から元気が一段となくて……心配なんだよな……」

 

ユウキ「うん、ボクも……」

 

コウキ・ユウキ「「はぁ……」」

 

シノン「……(汗)」

 

コウキたちの周りの空気がどんどん暗くなっていくのをシノンは……

 

シノン「で、で?これからフィリアとはどうするの?」

 

コウキ「……昨日帰るときにフィリアが今度来るときに一緒に探索する約束したから……そんときに元気づけるつもりだ……」

 

シノン「……そうね、辛い時に誰かが支えくれるととっても助けになると思うし」

 

ユウキ「……だね」

 

シノン「私達でやれることをしてあげましょう」

 

シノン(コウキが私にしてくれたように……)

 

コウキ「やれること……か、そうだな!まずは俺らが出来ることからどんどんやっていこう!」

 

ユウキ「……うん!」

 

シノン「……そういえば今日は暇なの?」

 

コウキ「あっ?ああ、バカ兄貴が昨日の夜にバカやったせいで今日は探索は無しになったんだ」

 

シノン「ふ~ん……ねぇ、面白そうな話があるんだけど」

 

コウキ・ユウキ「「面白そうな話?」」

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

コウキたちは今、あるダンジョンにいた。

 

コウキ「ここらだったか……例の場所は……」

 

ユウキ「~♪~~♪~♪♪」

 

コウキ「……はぁ」

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ・ユウキ『『銭湯?』』

 

コウキ『温泉じゃなくてか?』

 

シノン『そうよ、私もアスナから聞いたんだけど、そのアスナもエギルから……あっ!ちょっと!』

 

シノンはちょうど通りかかったエギルを呼び止めた。

 

エギル『なんだ?注文か?』

 

シノン『いえちょっとね、アスナが言ってた『銭湯』のことで話を聞きたいの』

 

エギル『ああ、その話か、俺もその場に立ち会ってないが、ある攻略チームがな、なんでもあるダンジョンの入り口のそばにあった木にトラップが仕掛けられていたが、それを解除したら地下への階段が現れたらしいんだ』

 

コウキ『……それで?その先には?』

 

エギル『地下への階段の先へ歩いて行ったら一枚の看板に『入湯料50コル』と書かれていて、それを払ってさらに先に行ったら銭湯のようなものがあったらしいんだ』

 

ユウキ『ふむふむ』

 

エギル『まぁ、俺からしたら余り確証のない話だがな、話はそれだけか?』

 

シノン『ええ、ありがとうエギル』

 

エギル『そうか、じゃあな』

 

そう言ってエギルはカウンターへと戻って行った……

 

シノン『……で、二人でその銭湯に行ってみたら?』

 

コウキ『ふむ……ん?シノンは行かないのか?』

 

ユウキ『それはどうゆう意味なのかなコウキ?』

 

コウキ『どうゆう意味もなにも、シノンがこの話を持ちかけたのにシノン自身はいかないのか?と疑問だが?決してユウキが思っていることじゃねぇから』

 

シノン『そうゆう意味ね、私は今日は別の用事があるのよ、銭湯はまた別の機会に行くわ、だから二人で行ってきなさい』

 

コウキ『……わかった、ありがとうなシノン』

 

シノン『どういたしまして』

 

そうしてシノンと別れ、コウキたちは銭湯へ行く準備を整えてから向かって行った……

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「……にしてもなんで銭湯がダンジョンにあるんだ?普通は街のどこかにあるもんだろ……」

 

ユウキ「あっ、見つけたよ!例の看板!」

 

コウキ「……『入湯料50コル』……ここだな、ここでコルを払った先に銭湯が」

 

チャリン!チャリン!

 

コウキたちはそれぞれお金を払い、その先へと歩いた……だが

 

コウキ「……なぁ」

 

ユウキ「……なに」

 

コウキ「入り口が一つしかないんだけど……」

 

ユウキ「だ、大丈夫、入り口を開ければきっと『男湯』・『女湯』と別れてるはずだよ……」

 

コウキ「……じゃあ開けてみるか」

 

ガラッ!

 

コウキ・ユウキ「「…………」」

 

……今、コウキたちの目の前には、二つの垂れ幕があり、一つ目は○の中に混・男と書かれており、二つ目には○の中に混・女と書かれていた……そしてその間の柱には木の壁掛けに堂々と『混浴』と書かれていた……つまりは。

 

コウキ・ユウキ((これ、更衣室は別なだけで、ここ混浴だぁーー!!?))

 

二人は内心叫んだ!

 

コウキ「ど、どないする?」

 

ユウキ「う、うーん……」

 

コウキは焦りのあまりに口調が変わってるがユウキはユウキで考えに夢中でそれにつっこまない……

 

ユウキ「と、とりあえず中に誰か入ってないか見て来てくれる?」

 

コウキ「わ、わかった……」

 

そう言ってコウキは男の更衣室へ入っていき、お風呂へと見に行く……すると!

 

コウキ「えっ?露天風呂!?……いやよく見ると絵になってる……つまりは露天風呂気分を味わえる銭湯ってことか……ご丁寧に天井にまで空の絵まで……どうやら他にはいなそうだな」

 

コウキは1度お風呂から出て、ユウキと合流する……

 

コウキ「お風呂には誰もいなかった……いるのは俺達ぐらいだ、まだ噂がそこまで出回ってないんだろうな」

 

ユウキ「そっか……うーん……」

 

コウキ「誰もいない内に入るのなら今のうちだけど……なんなら交代制で(ry」

 

コウキが提案しようとしたらユウキが……

 

ユウキ「……よし……コウキ、一緒に入ろ?」

 

コウキ「

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ?」(゜Д゜;)?……

 

ユウキ「先に入ってるからね」

 

たったったったったったっ…………

 

ユウキは先に女の更衣室へと入って行った……コウキは一人、ポツンっと取り残された……

 

コウキ「

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ?」(゜Д゜;)

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「………………」

 

コウキは今、銭湯へと扉の前で腰巻きタオル一つの状態で立っていた……

 

コウキ(待て待て待て!いやいやいや!?何でユウキがあんなこと言ったんだ?前にストレアも一緒に入ったときと鎖でのことは仕方なしと水着着用で入ったけど、今回は違う……ワケガワカラナイヨ)

 

コウキは髪をかきむしり、頭を抱えて座り込んだ……そして。

 

コウキ(モウナルヨウニナレ、ドウニデモナレ)

 

ガラッ!

 

考えるの止めた……そして扉を開けた……

 

ユウキ「あっ、来た、遅かったね?」

 

コウキ「……ダレノセイダコノヤロ!?」

 

ユウキ「?」

 

ユウキは身体にタオルを巻いて、肘をついて湯船に入っていた。

 

ユウキ「そうだ!ねぇコウキ、髪を洗ってくれない?」ザバァ!

 

コウキ「ハッ?」

 

ユウキは湯船から出て洗い場に向かった……コウキはまたも固まっていたのであった……

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ(……どうしてこうなった?)

 

ユウキ「ねぇ~はやくやってよ~」

 

ユウキはコウキの目の前で木の椅子に座り、コウキはシャンプーを片手に突っ立っていた。

 

コウキ(……もう自棄だ、とことんやってやるわ!!)

 

コウキ「……じゃあやるぞ?」

 

ユウキ「……うん!」

 

コウキはシャンプーを自分の手にかけ、少し動かして泡たたせるとそのままユウキの髪を洗った。

 

ユウキ「んっ……上手だね?」

 

コウキ「……まぁクルで洗うの慣れているからな、かゆいところないか?」

 

ユウキ「ふっふっ、ないよ。むしろ気持ちいいよ」

 

コウキ「そっか……」

 

コウキも木の椅子に座り、ユウキの後ろの長髪を丁寧に洗い出した。

 

ユウキ「……なんか、昔よく姉ちゃんやお母さんに洗って貰ったのを思い出した……」

 

コウキ「……俺、昔兄貴と一緒に入ったとき、石鹸水を顔にかけられて、某ム○カの如く悲鳴をあげながらのたうち回った……」

 

ユウキ「……あ、あははは……昔からなんだね……」

 

コウキ「……流すぞ、次はリンスだ」

 

ユウキ「わかった」

 

コウキはお湯で泡を落とし、今度はリンスをつけて洗い出した……

 

コウキ「……なぁ」

 

ユウキ「なに?」

 

コウキ「……なんで一緒に入ろうと、言った……言えたんだ?」

 

ユウキ「う~ん……そうだね……ヘタレのコウキがボクに何かしようだなんて思わないもん」

 

コウキ「ヘボルス!?」( ω )・:;'゚!?

 

ユウキの言葉にショックを受けてorzになるコウキ……

 

ユウキ「あはは、半分冗談だよ?」

 

コウキ(それでも半分なのか……)(;´Д`)

 

ユウキ「前にも言ったことがあるけど、コウキがそんなことをしない人だと知っているから、だから一緒に入ろうと言えたんだよ?」

 

コウキ「……それって確かユウキが鎖のやつで言ったことだよな?」

 

ユウキ「うっ……その節はゴメン……」

 

コウキ「……もういいさ、過ぎたことだ……流すぞ」

 

ユウキ「うん……」

 

ザバァ!

 

髪をお湯で流して貰ったユウキはコウキのほうへ振り向く。

 

ユウキ「……ありがとうね?身体はあとで自分で洗うから」

 

コウキ「えっ?」

 

ユウキ「コウキ?」

 

コウキ「冗談だから真に受けるな」

 

ユウキ「……今度はボクがコウキを洗ってあげるね?」

 

コウキ「……はっ?」

 

このとき、コウキの顔は間抜けな顔をしていたと言う……




後編へ続く!!


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二人で銭湯に行くようです。(後編)

今回の一言、コウキマジドンマイ(笑)

ではどうぞ!!


前回のあらすじ、いい湯かぁな?♪

 

コウキはなぜかユウキに「今度はボクがコウキを洗ってあげるね?」と言われた……

 

コウキ「はっ?いやいや、いいぞ別に?」

 

コウキは手をふりながら断ると。

 

ユウキ「ふ~ん……ボクはコウキにやってくれたのにボクがコウキにやってあげないなんて、不公平でボクはやだな……」

 

コウキ「……はぁ……勝手にしろ」

 

ユウキ「うん、勝手にする」

 

コウキ「……」

 

コウキとユウキは席を交換し、コウキが前へ、ユウキがコウキの後ろに座った……

 

ユウキ「じゃあやるね?」

 

コウキ「……おう」

 

ユウキはコウキがやったように、シャンプーを手に着けて少し動かして泡たたせてからコウキの髪を洗い出した。

 

ユウキ「お~……触って気持ちいい……まるで毛並みのいい猫を触っているみたい……」

 

コウキ「……なんか、だいぶ前に言われた気がする」

 

ユウキ「そうなんだ?」

 

そうしてさっさとコウキの髪洗いを終えると……

 

ユウキ「さて、あとは身体だね」

 

コウキ「へっ?いやいや今度は本当にいいぞ」

 

ユウキ「サービスだよ♪」

 

コウキ(なんのサービスだよ……)

 

コウキは頭を抱えるもそんなコウキをほっといて、ユウキはスポンジに石鹸をつけて、コウキの身体を洗い出した……

 

ユウキ「よいしょ、よいしょ、よいしょ……」

 

コウキ(……時おり、ユウキの柔肌が……)

 

ユウキ「……コウキの背中……思ったより大きいんだね……」

 

コウキ「……そうか……ん?」

 

ぴとっ!

 

コウキ「!!?」

 

突然!コウキの背中にユウキの頭が!手が!腕が!そしてタオル越しのユウキの胸が!!

 

コウキ(ちょ!?やわらか、くぁwせdrftgyふじこlp!?)

 

ユウキ「……この背中が……色んな人たちを安心させてくれていたんだ……」

 

コウキ「!……」

 

ユウキ「そして……この手が……悪い人たちから皆を守っていたんだ……」

 

コウキ「……」

 

ユウキ「けどねコウキ……ボクね……前からコウキが時々銀色の目になるとき、ボク……怖いんだ……」

 

コウキ「ユウキ……」

 

ユウキ「まるで、別人になっていくコウキが怖いんだ、ボク……あのコウキが……どんどん変わっていく……もう……あの笑顔が見れないんじゃあないかと……思うぐらいに……」

 

このとき、コウキはユウキが震えているのを感じた……それは寒さで震えているのではなく、怯えや哀しみによる震えだと……

 

コウキ「ユウキ……俺は……」

 

ユウキ「……分かってる、こんなこと言ってコウキが止めるはずがないって……だけど言わせて……どんなことがあっても……コウキ、自分の命を大切にして?」

 

コウキ「!」

 

零華『必ず、どんなことがあっても、自分の命を大切にしてね?』

 

コウキ(レイ……)

 

コウキは昔、零華に言われたこととユウキの言葉が記憶の中に重なった。

 

コウキ「ユウキ……ごめんな、心配させて」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ「約束する、どんなことがあっても、自分の命を大切にする……約束する」

 

ユウキ「……うん」

 

コウキ「……さて、このままじゃあ湯冷めしちゃうな、今日は銭湯を楽しもう!!」

 

ユウキ「!うん!!……?」

 

そしてコウキは自身の身体についた泡を落として、湯船へと向かっていた、そのときユウキは見た、コウキの右手の甲に二つの傷あとが。

 

ユウキ(あれは……刀傷のあと?けど傷の形……まるで十字架……)

 

コウキ「どうした?早く来いよ!」

 

ユウキ「う、うん。待ってよ!」

 

ユウキ(……とりあえず今はいいか)

 

ユウキはコウキのあとを追いかけた……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薬湯

 

コウキ「お~これは……疲れが身体から抜けていく感じが……」

 

ユウキ「たまらないねぇ~……」

 

コウキ「あぁ……きもちえぇ……」

 

ユウキ「……いや、力を抜いて浮かばないでよ……」

 

コウキ「きもちえぇ……きもちえぇわぁ……」

 

ユウキ「なんかとろけているんですけどこの人!?」

 

………………………………………………………………………………

 

打たせ湯

 

コウキ「打たせ湯かぁ……そういや親父が昔は打たせ湯がもっとあったらしいけど、ある日に使用禁止と各温泉宿なんかに通告されてしまって、打たせ湯が好きな親父は嘆いていたな……」

 

ユウキ「そうなんだ?それよりもはやくやってみよ?」

 

コウキ「だな」

 

コウキたちはそれぞれで打たせ湯に入っていく……

 

ユウキ「おっ!おっ!おっ!」

 

コウキ「あぁきくぅ……気持ちいいところに勢いのあるお湯が当たって……親父が気に入っていたわけだ……」

 

ユウキ「なんか……滝打たれ修行みたいだね?」

 

コウキ「たぶんそれが元なんだろうな、打たせ湯の……にしてもこれは……んんんん気持ちぃぃいい!!」

 

ユウキ「いや……コウキ、奇声あげないでよ……」

 

………………………………………………………………………………

 

寝湯

 

コウキ「これは……背中につけるぐらいのお湯で暖まりながら寝る場所のようだな」

 

ユウキ「……あっぬるい……けど不愉快なぬるさじゃないや」

 

コウキ「じゃあ寝てみるか」

 

ユウキ「えっ?」

 

コウキ「ほんじゃあお休み……zzz……zzz……zzz……」

 

ユウキ「はやっ!?の○太君並みにはやっ!?」

 

コウキ「zzz……zzz……zzz……」

 

ユウキ「お~い、コウキ~?」

 

コウキ「zzz……zzz……zzz……」

 

ユウキ「むっ~……!にやり(悪い笑顔)」

 

ユウキは寝湯から離れ、水風呂から桶で水を汲み、また戻ってきた……そして!

 

ユウキ「ふぅ……おっきろおおお!!!」バシャー!!

 

コウキ「だぶりゅしゅスプラァーシュ!!?」

 

キンキンに冷えた水を顔面にかけられ、コウキは顔面を押さえて跳ね起きた!

 

コウキ「な、なにするんだよ!!?」

 

ユウキ「まだ全部まわっていないのに勝手に寝出すコウキが悪いんだよ!」

 

コウキ「……にしてももう少しマシなお起しかたがあるだろ!?」

 

ユウキ「いやぁ……ちょっといきなり水をかけられる芸人みたいなのを見たいとか、そんな理由じゃあないからね?」

 

コウキ「ちょ待て、それが本音だろ!?」

 

ユウキ「……さぁて、他もまわってこぉよっと!」

 

コウキ「逃げるなぁ!!」

 

…………………………………………………………………………

 

サウナ

 

ユウキ「ふぅ……暑いね……」

 

コウキ「…………」( ˘•ω•˘)

 

ユウキ「……ふぅ」

 

コウキ(……ユウキの身体からどんどん汗が……なんかぁ……)(;˘•ω•˘)

 

黒コウキ(エロス、を感じるんだろ?俺よ?)

 

コウキ(……また出た……ってことは)(;˘•ω•˘)

 

白コウキ(いけませんよ!そんな不埒な考えなど!)

 

コウキ(やっぱり……)(˘•ω•˘;)

 

黒コウキ(成長途中の幼きバスタオル姿の少女……そんな彼女からサウナからの熱で身体から次々と出ている汗……顔や……腕や……足からも……それらは男から見たら妖艶さ、つまりはエロスを生み出す!!)

 

コウキ(うわぁ……(ドン引き))

 

白コウキ(うわぁ……(ドン引き))

 

ユウキ「…………?」

 

コウキ(お前……本当に俺か?流石にそれはドン引きだわ)

 

黒コウキ(なんだと!?)

 

白コウキ(そうですよ、私よ、あんな変態とゆう文字を具現化したような奴は否定しなさい、私達は私達でサウナを楽しんでればいいのです)

 

黒コウキ(んだとコラ!?白!てめぇ……やっぱりぶっ潰す!!)カチャ!

 

白コウキ(おやおや、今回は否定されたからって八つ当たりを……いいでしょう、望み通りにお相手いたしましょう!)カチャ!

 

コウキ(……またこの展開か……)

 

白コウキは自分と同じ色のレイピアを黒コウキは自分と同じ色の片手剣を抜き放った……そして!!

 

白コウキ・黒コウキ((ウオオオオオオオオ!!))

 

ユウキ「も、もうダメ!!先に出るね!!」

 

コウキ「えっ?」

 

白コウキ・黒コウキ((えっ?))

 

バタバタ、ガチャン!!

 

……突然ユウキが立ち上がり、足早にサウナ室から出た……残されたのは反対側に座っていたコウキとコウキの頭の中で戦い始めようとした白コウキと黒コウキのみだった……

 

コウキ「…………」

 

白コウキ(…………)

 

黒コウキ(…………)

 

コウキ「……俺も出るか」

 

白コウキ(……ですね)

 

黒コウキ(……だな)

 

そうしてコウキはサウナ室から出ていったのであった……

 

………………………………………………………………………………

 

その後もコウキたちは銭湯の施設を全部回り、銭湯を満喫していたその後……

 

コウキ「さて……銭湯は充分楽しんだし、帰るか?」

 

ユウキ「そうだね」

 

そう言って出入り口に手をかけると……

 

ガタッ!

 

コウキ「あれ?開かない……ふん!ふ~ん!!」

 

ユウキ「大丈夫?一緒に開けて(ry」

 

すると突然!!

 

バシャーーン!!

 

ユウキ「な、なに!?」

 

コウキ「風呂の上から、なんか変なのが落ちてきた!?」

 

それが風呂から出てくるとそれは……

 

ユウキ「スライムタイプのモンスター!?」

 

そう、風呂から出てきたのは4体の透明感のある、スライムだった!

 

コウキ「なんでこんなのが風呂の天井から落ちてくるんだ!?ちぃ……ユウキ、武器あるか!?」

 

ユウキ「ス、スロットに入ってるよ」

 

コウキ「……防具を着ける暇はないか、時間がないから武器だけで行くぞ!」

 

コウキは片手剣と盾を装備し、スライムへと向かっていった!

 

ユウキ「ええ!?こ、この格好で戦うの!?…………もうっ!?」

 

ユウキも片手剣を装備してスライムへと向かっていった……

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「おうりゃあああ!!!」

 

ユウキ「やっあああ!!!」

 

ズバッズバッズバッ!!ピキッ、パリィーン!パリィーン!

 

コウキとユウキはそれぞれでスライムを一体ずつ倒した……

 

ユウキ「それほどレベルは高くないようだね、このまま!」

 

するとスライムが!

 

スライム「「……!」」

 

ブシャー!!

 

コウキ「あぶね!?」

 

ユウキ「わっ!?」

 

スライムの口(?)から液体のようなものを吐き出した、コウキたちはそれぞれギリギリで避けるが……

 

ユウキ「なっ!?タ、タオルが!?」

 

コウキ「えっ?」

 

ユウキ「こ、こっちを見ないでよコウキ!!」

 

コウキ「わっ!?俺のタオルまで!?」

 

スライムの吐き出した液体は飛沫だけがコウキたちのそれぞれのタオルを『溶かして』いった。

 

ユウキは左横腹にかかり、今では左横腹からヘソの辺りまでタオルを溶かされてしまった。

 

コウキは一滴しか、かからなかったが、腰巻きぐらいのタオルしか着けてないコウキにとってはヤバく、少ない布面積をさらに減らした……

 

コウキ(装備品の耐久地を下げるのか!?)

 

コウキ「ユウキ!お前は下がれ!!こいつはお前にとってヤバイ!!(別の意味で)」

 

ユウキ「ご、ごめん……」

 

スライム「「……!」」

 

ブシャー!

 

コウキ「ま、まず(ry」

 

ユウキは後ろへ下がろうとするとスライムたちはユウキに向けてブレスを放つ!後ろへ向いて走りだそうとしたユウキは隙だらけで、気づくのが遅れた……そしてコウキはそれを……

 

コウキ(助けないと!)

 

黒コウキ(ちょっと待てよ、このままスライムの攻撃を見逃せば、ユウキにそれが当たり……そこには桃源郷が見れるぞ?)

 

コウキ(なっ!?)

 

白コウキ(ちょっと!?こんなときになに言ってるんですか!?)

 

黒コウキ(これがラストチャンスだぞ?)

 

コウキ(……俺は)

 

白コウキ(…………)

 

コウキ(俺は……桃源郷を見るよりも、その桃源郷を守る!!だから!!)

 

コウキ「させるかあああ!!!」

 

バッ!ボシャ!!

 

コウキはブレスとユウキの間を割って入り、盾でブレスを防いだあと!

 

コウキ「オラッアアア!!!」

 

シュ!ズバッ!!ピキッ、パリィーン!!パリィーン!!……パサッ

 

コウキは片手剣ソードスキル・ホリゾンタルで二体のスライムを切り裂き、スライムをポリゴンへと変えた……

 

コウキ「……ふぅ……ユウキ、無事か?」

 

ユウキ「う、うん……あり……がと…………!!?///」

 

コウキ「んっ?」

 

コウキが剣を鞘にしまい、ユウキの無事を確認すると突然、ユウキが顔を真っ赤になっていた……

 

コウキ(?いったいどうしたんだユウキは?顔を真っ赤にして?……んっ?なんか腰当たりがスッースッーする…………!?)

 

コウキはこのとき、気づいた!なぜユウキが顔を真っ赤にしていたか……そして今気づいたがユウキが見る視線が、コウキの顔をよりずっと下を向いていると。

 

そしてコウキ自身にも異変があった、コウキは自身の腰をギギギッと、油の切れたロボットのような動作で見る、そこには着けていたはずの腰巻きのタオルが無く、少し辺りを見渡すと……元腰巻きタオルらしき布きれが落ちていた……そしてまた自身の腰を見る、そしてそこには見慣れた自身の『息子』が見えていた……

 

状況を瞬時把握したコウキはまず、手に持つ盾で自身の『息子』を隠す……そしてコウキはユウキを見ると、ユウキと目が合う……

 

コウキ「…………………………………………」

 

ユウキ「……………………………………………………キャ///」

 

コウキ「」

 

ユウキが自分の両目を両手で隠すと、コウキは。

 

コウキ「…………わあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!?///」

 

バッバッバッバッバッ!!バタン!!

 

コウキはすぐ様に自身の更衣室へと走り、そして隠れた……残されたのは……

 

ユウキ「…………父さんのより大きかった///」

 

ユウキと。

 

白→(`・ω・´)ゞドンマイ…サッ黒→(`・ω・´)ゞドンマイ…サッ

 

白と黒のコウキが更衣室に隠れていると思われようコウキに向けて敬礼していた……

 

……………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銭湯前……

 

コウキ「…………」

 

銭湯の出入り口の前には、やつれた顔のしたコウキが体育座りをしていた……すると。

 

ユウキ「あ、あのぉ……」

 

コウキ「ビクッ」

 

更衣室から出てきたユウキがコウキに声をかけた。

 

ユウキ「き、気にしないでよコウキ……あれは……事故……そう!事故なんだから!!ねっ?」

 

コウキ「……そうだ」

 

ユウキ「えっ?」

 

コウキ「飲んで忘れよう、バッカスジュースは兄貴が持っている、奪いとってでもあれを……!」

 

ユウキ「コ、コウキ?」

 

コウキ「ナントトシテモアレヲノマネバ!!」

 

バッバッバッバッバッバッバッバッ!!!

 

ユウキ「ちょ、ちょっとコウキ!?どこいくの!?ねぇ!?」

 

コウキはハンクの元へと走りだし、ユウキは置いて行ってしまったコウキの後を追いかけた……

 

その後は……ハンクの看病をしていたランに止められ(鉄拳制裁)、その次の日には殴られた影響なのか、昨日の出来事を忘れたようだった……




マジドンマイ(笑)

次回をお楽しみに!!


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墜ちてゆく青と蒼……

)))□←ダンボール

  コウキ
  ↓  ジーー
(¬_¬)   )))□

コウキ「……」

    ヒョイ   
    □ 
(ノ゚_゚)ノ ))  ( ー_ー)←恋愛紳士


恋愛紳士「!?」

          
( #°Д°)   Σ(゚Д゚; )!?

コウキ「てめぇ!作者!!いったいいつまで失踪してた!?てかそれ俺のダンボール!!」

恋愛紳士「す、すまない……なにぶん家庭事情が相次いで起こって……書けなかったんだ……あと借りた」

コウキ「ほう……それで?(怒)」

恋愛紳士「……誠にすみませんでした」orz

コウキ「……よし、許してやる」

恋愛紳士「あ、アザーッス!!」

コウキ「それよりも、なんか発表があるらしいな?」

恋愛紳士「あ、あるんだよ!!……まぁ余りたいしたことじゃあないと思うけど……」

コウキ「ほう……どんなだよ?」

恋愛紳士「で、では順次発表するから……ではまずひとつ目は……UA 、101,000台到達!!」

コウキ「普通だな」

恋愛紳士「ぬぐ……二つ目は……お気に入り登録、350人台到達!!先月なんか25人ものの人がお気に入り登録してくれたから……ありがとうございます!!……てかある日なんか1日に5人も入ったのが驚きだわ……」

コウキ「ほぅ……凄いな……でもこれも普通だな」

恋愛紳士「ぬぐぐ……三つ目は……先月で私こと恋愛紳士は21になりました!!いぇ~い!!」

コウキ「……春は?」

恋愛紳士「なかったよちくしょう!!(大泣き)」

コウキ「……ごめん」

恋愛紳士「ま、まぁ本命はこれじゃないから(震え声)……最後は……」

コウキ「最後は……」

恋愛紳士「……紫傘さんから、コウキたち・カーシャたち・阿部さんたちのそれぞれのギルドマークを描いてくれました!!紫傘さん、本当にありがとうございます!!」

まずひとつ目、シャドーナイツから


【挿絵表示】


二つ目、カーシャ小物店


【挿絵表示】


最後はうほっ!イイ人相談・紹介所


【挿絵表示】


恋愛紳士「紫傘さん、個性的で、カッコイイ挿絵ありがとうございました!!これからもこの作品ともどもよろしくお願いいたします!!では、長らくお待たせ致しました本編……どうぞ!!」


前回のあらすじ、恋愛紳士→(`・ω・´)ゞドンマイ…サッ

 

温泉局部露出狂事件から二日後の翌日……

 

昨日は何故か自室のベットの上で目が覚めたコウキは頭の上に?マークを浮かべるも今日こそはホロウエリアへ攻略しようとしたらハンクが「ユウキが、今日コウキを休ませろとのこと、だから休んでろ」とのこと……ワケわからないと思いつもとりあえずその日は習慣の農業と今までたまっていた書類を片付けていた……

 

余談ではあるが、その日ユウキと会おうとしたらぎこちない挨拶したらそのまま「用事があるから」と言って、何処かへ行ってしまった……何故か顔赤らめていたが……

 

そして今日は……

 

コウキの部屋

 

コウキ「……よし、今日こそは攻略に出れるからな、準備を済ませて行くか」

 

そう言ってコウキはてきぱきと武器と防具の点検と装備、そしてすぐに使えるようにポーチやポケットにいれておく用のアイテムとあとから補充できるように予備のアイテムをストレージに入れたら……

 

コウキ「これでよし、じゃあ行こうかクル」

 

クル「クル!」

 

ベットの上で待っていたクルはコウキの肩に飛び乗った。

 

コウキ(兄貴達は転移門広場にいるはずだからそこに向かわないとな)

 

コウキはそのまま部屋から出ていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転移門前広場

 

ラン「あっ、来ましたよ!」

 

コウキ「悪い、遅れた」

 

キリト「いや、待ち合わせの時間には間に合ってるぞ」

 

コウキ「そっか」

 

ハンク「だがビリだ……プギャーw」m9(^Д^)

 

コウキ「やかましいわ!」

 

ユウキ「……」

 

コウキ「……?ユウキ?」

 

ユウキ「な、なに?」

 

コウキ「いや、顔が赤いのだが……昨日もそうだがどうした?」

 

ユウキ「な、なんでもないよ……」

 

コウキ「……そっか」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「…………」

 

コウキ(なぜこうなった?)

 

ラン「……さぁ、そんなことよりも今日こそは行きますよ!」

 

ハンク「まぁ……だな」

 

キリト「そうだな」

 

ユウキ「う、うん」

 

コウキ「……フィリアの奴も心配だからな、行くか」

 

そう言ってコウキ達は管理区へと転移して行った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理区

 

シュイイーン!!

 

フィリア「あっ……来た」

 

コウキ「すまない、数日空けてて」

 

フィリア「うぅん、いいよ……それよりもなにかあったの?」

 

コウキ「それがな……俺もよくわからない……」

 

フィリア「はっ?」

 

ユウキ「そ、それよりも!フィリアは大空洞のこと、調べていたんだよね?なにかわかった?」

 

フィリア「う、うん……(なに話を逸らそうとしてるんだろ?)えっと『追跡者に捕らえられた祭事場』ってダンジョンで隠し扉を見つけたんだ」

 

ユウキ「そ、そうなんだ!じゃ、じゃあさっそくそのダンジョンへ行こう!?」

 

フィリア「う、うん……」

 

ハンク「……じゃあチーム分けは隠し扉ダンジョンへ行くチーム、コウキ・ユウキ・フィリア、で他のルートへ行くチーム、俺・お嬢・キリト、でいいな?」

 

キリト「ああ」

 

ラン「はい」

 

コウキ「わかった」

 

ユウキ「う、うん!」

 

フィリア「……ところでハンク達は何処へ向かうの?」

 

ハンク「……そうだな……このルートを通って……ここへ……」

 

フィリア「……わかった、気をつけてね」

 

ハンク「ああ、そっちもな」

 

そう言ってハンク達は先に転移して行った……

 

フィリア「……じゃあ私たちも行きましょう」

 

コウキ「ああ」

 

ユウキ「そ、そうだね!」

 

フィリア「…………」

 

コウキ達も目的地へ向かうため、転移していった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追跡者に捕らえられた祭事場

 

管理区から転移したあとのコウキ達は、目的地へと向かいながらも遭遇するモンスターは倒し、宝箱を見つけては開けて、時おりミミックに噛まれるコウキ(その都度オラオラを叩き込む)など起きるも、目的地へと着いた。

 

フィリア「……ここの壁、よく見て」

 

ユウキ「……?……!」

 

コウキ「隠し扉だな……こんなところに、パッと見では気づかないな、さすが凄腕トレジャーハンター」

 

フィリア「……まぁ…ね……ほら、あそこに……」

 

ユウキ「あっ!宝箱だ!こういうの、やっぱりワクワクするよね!!」

 

フィリア「私が開けてくるから二人はその入り口で見張っててくれる?」

 

コウキ「わかった」

 

ユウキ「任せて!」

 

そう言ってコウキとユウキは扉を見張り、フィリアは宝箱の解除をする……するとフィリアは鍵穴を弄りながらコウキ達に話かける……

 

フィリア「……ねぇ」

 

コウキ「?呼んだか?」

 

フィリア「うん……二人ともさ、私が……人を殺した理由、オレンジになった理由を聞いてこなかったね」

 

ユウキ「あっ……」

 

コウキ(……そういえば、ただ故意じゃあないって知っただけで、具体的にどうしてそうなったか知らなかったな……)

 

フィリア「なんで……なのかな?」

 

コウキ「…………」

 

ユウキ「……ボクは……初めてフィリアと会って……捕らわれていたとき……そのときのフィリアの手……震えてた…… 」

 

フィリア「えっ……」

 

ユウキ「その後……フィリアが人を殺したって言ったときも……驚きはしたけど……そのときフィリアを見たときも手が震えてた……」

 

フィリア「……」

 

ユウキ「だからね……殺すのに躊躇いのない人ならそんな手が震えてるなんておかしい……っと思ったし、その前にもボクのことをあのリーパーから助けようとしてくれていたから……だから信用して、そのことは聞かないようにしてたんだ……」

 

フィリア「……そう……」

 

コウキ「(……流石だな……ユウキ)……俺はな、カーソルの色と人格は必ずも一致しない……現に緑がオレンジやレッドに協力してた現場を見てきた……」

 

フィリア「……」

 

コウキ「それでも、好きでオレンジになったわけじゃないって無理矢理協力させられていた奴もいた……」

 

フィリア「……」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ「人それぞれ、言いたくない過去……それぞれに背負っているんだ……フィリア、お前にもそれがあるだろうから聴かなかった」

 

フィリア「コウキ……」

 

コウキ「それによ、今まで一緒に戦い、助け合った仲間だろ?信頼しなくてどうするんだよ?」ニヤリ

 

ユウキ「……ふふ、やっぱりコウキはコウキだね♪」

 

コウキ「なんだよそれ?」

 

フィリア「……」

 

ユウキ「フィリア?」

 

フィリア「……私は……二人にそんなこと言ってもらえるような……人……ううん、性格じゃあないよ」

 

コウキ「……どうしたんだフィリア?」

 

フィリア「私は……私は……」

 

フィリアはコウキ達に振り向き、自身の身体を抱き締め……大きく震えだしながら、こう言った。

 

フィリア「私は……人を殺したの……ううん、それよりひどい……私は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私を殺したんだ」

 

ユウキ「!!?」

 

コウキ「……フィリア、いったい何を言って……」

 

ユウキは驚きに満ち、コウキは驚きつつも冷静に話す……

 

フィリア「私もコウキ達と同じように、気がついたらこっちの世界にいたって言ったよね?実はその話には続きがあって……そのまま森の中を彷徨っていたら突然、誰かが目の前に現れたの……その人は、私だった」

 

コウキ「……その人と戦ったっていうのか……?」

 

ユウキ「で、でも特殊なイベントとか、そういう可能性だって……」

 

フィリア「違う!NPCとプレイヤーを間違えたりしない!あれは……絶対に私……信じられる?その時の事……無我夢中で……必死だった……我に返った時、目の前の私は消えていたんだ」

 

ユウキ「……」

 

コウキ「……フィリア」

 

フィリア「そのあと、私のカーソルはオレンジになっていた、私が……私を殺したからかなって」

 

コウキ「フィリア!自分自身が二人いるなんてあるはずがない!!」

 

ユウキ「そ、そうだよ!」

 

フィリア「……コウキ……ユウキ……だから私の罪はカーソルの色を戻しても決して消えない、ずっと……ずっとこよ影の世界で生き抜かなきゃいけない……」

 

フィリア(そうだ……私はコウキのことが……けど!)

 

フィリア「私……あなた達と出会わなければよかった……それに、こんな……気持ちにならなくてよかったのに……」

 

ユウキ「いられるよ!!」

 

コウキ「ああ!!いられるさ!絶対に方法を見つけてやる!!俺が……俺達が絶対に見つけてやる!!」

 

フィリア「……コウキ……ユウキ……ありがとう……でも……少し我慢してて」

 

ユウキ「えっ!?」

 

コウキ「!?ユウキ危ない!!」

 

バン!!

 

ユウキ「わあっ!!?」

 

コウキ「ユウキィ!!」

 

ガシィ!!

 

突如、コウキ達が立っていた床が抜け、咄嗟にコウキは落ちようとしたユウキの手と、落とし穴の一角を掴んだ!

 

ユウキ「コ、コウキ……」

 

コウキ「ふぬ……くっく……」

 

???「oH……流石だな……咄嗟に人を助け、それでいて壁に掴まるなんてな」

 

コウキ(!!?こ、この声は!?)

 

コウキはしがみつきながらもその声がした方向へと見るとそこには……!

 

PoH「流石は『蒼の竜剣士』様ってわけか?」

 

コウキ「PoH……キサマァ!!!」

 

このとき、コウキの目は『銀目』になっていた!

 

PoH「おぉう!!そうだ!その目だ!!俺様の求めていたお前だぁ!!」

 

ユウキ「……!」

 

コウキ「てめぇ……!!」

 

PoH「けどぉ……けどぉ!久しぶりこうしての再会なんだけどもぉ……今は俺様も忙しくてよぉ……だからよ」

 

ガッ!

 

PoHはまるで小石でも蹴っ飛ばすかのように、コウキの手を蹴っ飛ばした!

 

コウキ「なっ!?」

 

PoH「あばよ……『蒼の竜剣士』……いやぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『狂残光の銀目……よ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「PoHゥウ"ウ"ウ"ウ"ウ"ウ"!!!!」

 

フィリア「ごめん……コウキ……ユウキ……」

 

このとき、コウキにはフィリアの声が聴こえていた……酷く……悲しみを感じて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………………………………

 

ユウキ「コ、コウキ……!」

 

コウキ「掴まれ!!」

 

コウキはユウキを掴み、そのまま壁の衝突から守るように、ユウキの身体を抱き包んだ!

 

ガンガンガン!!!

 

コウキは左右に壁にぶつかるもユウキを決して離さなかった!

 

コウキ「くっ……くっ……!」

 

ユウキ「コウキ!コウキ!!」

 

ユウキがコウキを呼ぶ声も次第に薄れていった……

 

コウキ(もう……ダメか……)

 

そして……コウキの意識は……暗転した……




次回、コウキの衝撃過去が明かされる……次回もお楽しみに!!


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過去の出来事……レイとの出会い

……はい、前話、誰にも感想が来なくて心が挫折しそうになった恋愛紳士です(泣)

……えぇっと今回はコウキと深い繋がりである……話にも出てきた謎の多い少女・零華。

そんな彼女とコウキはどんな出会いかたをしたのかってのがこの話……ではどうぞ


前回のあらすじ、落ちたコウキとユウキ……

 

光輝サイド

 

俺は優等生だった……

 

どんなことも人並み以上のことは出来ていた。

 

勉強も運動も上から探せば見つかるほどの優秀だった、本来はそれが原因で疎まれるような目に逢うがそれは俺にはなかった……人との関係は良好だった。

 

クラスメートも先生からも、頼られる存在だった……それは親の仕事の関係で転校を繰り返し、新たな学校生活を送ってもそれはかわらなかった……

 

だが俺は劣等生だった……

 

どんなことも人並み以上出来ても完璧には出来てない。

 

勉強は全教科で一位を取ろうもそれぞれの一教科では満点は取れず、その教科が得意な人には勝てなかった……

 

運動もそれらと同じで、全競技で総合一位でも、各競技には必ず上がいた……

 

つまりは俺は万能人間であって、完璧超人ではない……

 

俺はそれを抗うも、その道の天才には勝てない……

 

特に家族には。

 

親父は色々な自衛隊基地を廻り、そこで教官をし、優秀な自衛隊員を育てて行き、歴代の基地司令の中で最短で基地司令として着任し、そして各自衛隊員の仲にも人望があった。

 

母は今は看護師兼医者として働いているが、昔親父と結婚する前は某ブラ○ク・ジャックばりの名医で、大震災時にも貢献し日本中を駆け回っていた……

 

……そして兄貴は学生時代、かつてない偉業を成した男である。(ちなみにその頃は自分は引っ越しを繰り返していたが、兄貴はその学生時代、独り暮らしをしていた。)

 

高校生にして名大学にまで飛び級できるほど頭脳と体力があるはずなのに、何故か有名な不良高校に入り……そこで誰も入ってない風紀委員として入り、その後その学校全体……不良生徒と先生も含め『更生』させた……

 

不良生徒たちにはその人の持つ個性やスキルを生かせる勉強させ、第一志望の候補の就職や有名な大学を受けられるほどの才能を持たせた。

 

先生たちにもそれぞれ、生徒たちの接し方や、生徒たちにどうゆう勉強方法のほうが勉強しやすいかを覚えさせ、学びへの心構えを変えた。

 

そして自分もその学校の勉強しながらも有名大学の勉強を進め……その学校の勉強も運動も各第一位を取っていた……

 

その不良たちも後に兄貴のことを『雅樹の兄貴!!』と付き従っていた……挙げ句には俺のことを『光輝の坊っちゃん!』っと言うようになった……

 

ここまで言うように……俺は家族には特に劣等感を感じた……家族にはそれぞれ名声があるが俺にはなかった……そうしているうちに俺は自分で今いる友達だと想っている友達は『俺とゆう能力』を友達として仲良くしているだけで『俺とゆう人間』を友達としてみてない……そうゆうふうに感じていた……そしてそれが俺の中で常に燻っていた……

 

だから、俺は(普通の人としては)優等生で、(天才としては)劣等生だった……そしてそれは自分の中で心の闇がどんどん大きくなるのを感じていた……

 

だが、そんな俺でもの心の闇を忘れさせてくれる存在がいた……

 

早乙女・零華(さおとめ・れいか)、小学一年生のときに家の近所に引っ越して来て……後に幼馴染みとなった少女……そんな零華との出逢いは些細なことから始まった……

 

舞台は実家の田舎にある小学校……

 

俺は実家のしきたりで幼少の頃から、ある修行を毎日早朝から始めている……そんな毎日を送っているからいつも学校が始まる頃や休み時間にはいつも大きな木の上、枝の上で寝ていた……そんなときだった……

 

ワッーワッーワッー‼

 

光輝『……うぅん……うるさいなぁ……なんだよ、人が寝ている木の下で騒ぎやがって……』チラッ

 

下を見てみるとそこには木のそばに……純白色の髪色のした一人の少女が立っており、その前には三人の男子が少女を囲むように立っていた……完全にいじめですねわかります(白目)

 

光輝(あの子は確か……最近うちのクラスに転校してきた……確か早乙女・零華って子だっけ?)

 

そう考えながら見ている男子達がこう言いだした。

 

男子A『や~い!変なかみ~!』

 

男子B『外人は外人の国に帰れ~!』

 

男子C『てか目の色、どっちも違うなんてキモいんだよ!!』

 

零華『うっ、ひっく、ひっく、うぇえっえぇん!!』

 

光輝『…………』

 

光輝(くだらねぇ……男が三人で囲んで少女一人をいじめて……ちょっと普通の人とは違うからっていじめて……)

 

その光景に段々イライラし出す俺……そして我慢の限界に達した俺は……!

 

光輝『さっきからうるせぇわてめぇらあああ!!!』

 

零華・男子三人『『『『!!?』』』』

 

少女と男子三人は辺りを見渡して声の主を捜し……そして木の上にいる俺を見つけた。

 

光輝『……ギャーギャーうるせぇんだよ!発情期か、てめぇらあ!!!』

 

男子A『あ、あんなところに……』

 

男子B『それも枝の上で仁王立ちしてる……』

 

男子C『てかめっちゃ怒っているだけど……』

 

零華『…………』

 

光輝『ふんっ!』バッ!

 

ガシッ!バッ!ガシッ!バッ!ガシッ!バッ!(ry

 

俺は枝の上から飛び降り、降りる途中にある枝を掴まえては離しての繰り返して降りてきた……そして少女の少し前に降り立つ!

 

光輝『……』

 

男子A『な、なんだよ光輝!』

 

光輝『なんだよもなにも、人が寝ていた木の下でギャーギャー騒げば怒りもするわ!!』

 

男子B『いや、普通木の上で寝るか?』

 

光輝『……大体にして、男が揃いに揃ってたかが女の子一人に……それも三人も……恥ずかしくねぇのか!?』

 

男子C『だっ、だってよぉ……こいつ変なんだぜ!?』

 

男子B『そ、そうだ!こいつ日本人の癖に白毛で、こいつの目の色なんか左右別々なんだぜ!』

 

男子A『うん!うん!』

 

光輝『…………』チラッ

 

零華『うっ……!』

 

俺は後ろの少女をチラ見する……その少女は確かに白……純白色の髪色をしており、髪で片目を隠しているがもう片方の目は……コバルトブルー……明るくて深みのある色の青色をしていた……

 

光輝『……だからどうした?』

 

零華『!』

 

男子A『えっ?』

 

光輝『母さんが言うには稀にそこの子みたいに髪や肌が真っ白の人が産まれたり、そうなっていく人もいるらしい……』

 

男子A(そういえば、光輝の母親医者とかだったな……)

 

男子B『だ、だけど!』

 

光輝『それに、髪の色が変なら俺もなんだぞ?蒼髪なんて元から茶髪の人より珍しいし』

 

男子C『じゃ、じゃあその目の別々わよ!?』

 

光輝『これも日本人として珍しいがそれでもいるにはいるぞ、一部の外人なんかは子供が成長するにつれ、目の色が変わるらしいし……』

 

男子三人『『『…………』』』

 

光輝『とにかくだ、髪だとか、目の色だとか……ただ珍しい産まれかたをした……そんなことでいじめている時点でお前らがおかしいんだよ』

 

男子A『な、なんだと!?』

 

光輝『お前らが言っていることは、日本の有名な野球やサッカーチームに外人がいるのがおかしいっと言っているのと同じだ』

 

男子B『ぐっ……』

 

零華『…………』

 

光輝『……ほら、そろそろ授業始まるから戻れよ……このことは先生には黙ってておくから 』

 

男子C『こ、光輝!覚えてろ!!』

 

そして男子達は教室へと走って戻って行く……俺は後ろに振り向き、零華を見る……

 

光輝『…………』

 

零華『あ、あの……ありが(ry』

 

光輝『お前もよ……言われるがままさ……悔しくないのか?』

 

零華『うっ!……ひっく、ひっく……ご、ごめんなさい……』

 

光輝『……はぁ……もういい……さっさと教室に戻るぞ』

 

零華『……うん』

 

歩き出す俺の後ろについてく零華……今もしくしくと泣きながらも後ろについてく……そんな惨めに見える姿にまた俺はため息をつく……

 

光輝『……はぁ……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……その日の夜、俺は珍しく寝つけが悪く……あれこれしたがそれでも眠れなく仕方ないので外へ散歩していたときだった……

 

テケテケ……

 

光輝『……ん?』

 

ヒック、ヒック……ウゥ……

 

光輝『な、なんだ?幽霊か!?……勘弁してくれ……』

 

大のオバケ(幽霊系のみ)嫌いである俺……懐中電灯があるとはいえ、真っ暗な森のなかで(実家は山の麓、奥まったところにある屋敷)一人でいるのはいささか心細かった……しかし俺は……

 

光輝『……ゆ、幽霊なんかいるはずがない……い、行って確かめてやる……!』

 

自分でも謎な使命感をもって確かめにいった……

 

光輝『……場所はどうやら小川近くの野原のほうだな……い、行くぞ!!』

 

………………………………………………………………………………

 

野原

 

……ヒック、ヒック、ウゥン……

 

光輝『こ、声が聞こえる……近くにいるな……!』

 

小木をかき分け、声が聞こえるほうを見る……そこには……

 

幽霊?『……ひっく、ひっく、ううっん……』

 

…………野原の真ん中で、白いワンピースを着た少女がうずくまって泣いていた……

 

光輝『…………ッッッ!!!!!??』((((;;; °д°))))

 

ピクン!

 

その白いワンピースの幽霊?がこちらの気づき……そして振り向き……その顔は……

 

幽霊『だぁ……れぇ……?』三(川Д ; )

 

……ぼろぼろに泣き崩れた片目しかない少女の顔だった……

 

光輝『

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひぃぃぃぃィィィィィいいいいイイッッッ!!!??お邪魔してごめんなさぁぁぁああアアアアあああああ嗚呼嗚呼嗚呼ぁッッッ!!!!???』Σ(;; Д )ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙

 

そして俺はあまりの恐怖に……

 

光輝→チ───( ° Д ° )───ン…………

 

そのまま後ろに倒れこみ、白目むいたまま気絶した……

 

幽霊?『えっ?ちょ、えっ?』

 

……………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.…………………………………………………………………………

 

……キ.…ン……コ…キ…ン……コウ…ク……

 

光輝(ん……?誰か呼んで……る……?)

 

光輝『ん、んん……?』

 

幽霊?『あのぉ……大丈夫?』

 

光輝→(´・ω・) ヨカッタ……メガサメタ……(川Д ・ )←幽霊?

 

(;´Д) ゜゜ギャー!!?―∑(川Д ° )

 

光輝『キィヤァー!!?また俺の目の前に出たぁー!!?』

 

幽霊?『も、もう!さっきから幽霊ってなに!?いい加減気づいてよ!?』

 

光輝『え、あっ、えっ?』

 

俺は幽霊?をよく見る……丁度月の光で幽霊?の顔もよく見えて……

 

光輝『……れい……か……さん?』

 

零華『そ、そうだよ……』

 

光輝(……あっ、片目しかないと思ったらただ髪で隠れていただけか……あっけどちょっと目の回りが赤くなってる……ってん?)

 

俺はここで気づく……俺は零華に介抱してもらってる……それでいて俺は恐怖のあまりに倒れた……それでいて今は零華との顔の距離が近く、俺の後頭部が何やら柔らかい……つまり……膝枕だぁ……えっ?

 

光輝『えっえっとぉ……今さらだけどごめん、今どく』

 

零華『あっ、うん』

 

光輝(さらば、膝枕よ)

 

俺は起き上がり、零華の前に胡座かく……

 

零華『……あの』

 

光輝『ん?』

 

零華『……光輝くんはどうしてここに?』

 

光輝『あぁ……たいしたことじゃあない、ちょっと寝つけなくて……ちょっと外へ散歩してたら……どこからかすすり泣く声が聞こえて……そしてここにたどり着いたんだが……』

 

零華『……そう』

 

光輝『……なぁ、なんでまた泣いていたんだ?』

 

零華『えっ?』

 

光輝『それに今日とは違う理由で泣いてんだろ?……聞いてやるからさ』

 

光輝(いい機会だから、零華がどんなやつか知りたいな……)

 

そのとき俺は零華の悲しい過去をしった。

 

零華『……私ね……半年前にお母さんが亡くなったんだ……』

 

光輝『……えっ?』

 

零華『お母さんは病弱だったけど……強くて……優しくて……どんなに辛くても笑顔でいた……そんなお母さんだった……』

 

光輝『…………』

 

零華『そんな優しいお母さんのこと思い出して……毎日泣いちゃうんだ……』

 

光輝『…………』

 

零華『ここに来たのは……都会じゃあこの髪とか目とかでいじめられたからこの田舎の町に引っ越して来たのと、お母さんの最後の遺言でお母さんの産まれ故郷であるこの町の墓場に、埋めてほしい……っとお願いされたから……』

 

光輝『……そっか……じゃあ泣きやむまで一緒にいてやるよ』

 

零華『えっ……?』

 

光輝『そして泣きやんだらよ、前向いて歩き出そうぜ?……だってよ』

 

俺はそのまま上を向く、それにつられて零華も上を向く……そしてそこには……

 

零華『あっ……』

 

光輝『こんな綺麗な星空が涙で曇って見れないんなんて勿体ないじゃねぇか』

 

俺達の上は明るく照らす月の回りには数々の星が光輝いていた……それは幻想的でありながらも……美しく輝いていた……

 

零華『……綺麗……』

 

光輝『都会じゃあ見れないだろ?』

 

零華『……うん……ありがとう……光輝くん』ニコッ

 

光輝『!』

 

すると零華の顔が……俺は……初めて見たであろう……感謝の気持ちを含めた優しさの感じる笑顔を見た……

 

光輝『……』ポカーン……

 

零華『……?どうしたの?』

 

光輝『あっ……いや、その初めて見たなって』

 

零華『?なにが?』

 

光輝『その……笑顔がさ……』

 

零華『えっ?……あっ……』

 

光輝『いつも、泣きっ面ぐらいしか見てなかったからな……』

 

零華『!……そうだね……けど光輝くんのおかげで吹っ切れた気がする……だからありがとうね』

 

光輝『べ、別にいいさ……そんなの……』

 

零華『ううん……本当にありがとう……あっそうだ!』

 

光輝『?』

 

零華『今日、いじめっ子から庇ってくれて……ありがとう』

 

光輝『そ、そんなことか……俺もさ、あいつらが言っていたことにはムカついていたんだ……ただ髪とか目の色が違うだけでよ……俺の兄貴なんか前に素手で熊を倒してたぞ?』

 

零華『えっ!?それ本当!?』

 

光輝『ああ、偶然兄貴が遭遇して闘うはめになって……熊の間接を巧く外して倒したんだって、その熊は何処か遠くへ運んだって言ってた……そのときの写真も兄貴が撮っていたし』

 

零華『……お兄さん何者?』

 

光輝『人間の皮を被ったナニカ』

 

零華『…………(唖然)』( 川 Д ° ; )

 

光輝『……だから零華さんの髪の色とか目の色なんかは俺には些細なことなんだよ、うちに人外がいるから』

 

零華『……ありがとう、私ね……この髪とか目が嫌いだったんだ……なんでみんなと違うだけでこんなにもいじめられるんだろう……なんで私だけがみんなとは違うんだろって……』

 

光輝『…………』

 

また表情を暗くする零華を見て、俺は思いきって聞いてみた……

 

光輝『なぁ零華さん』

 

零華『なに?』

 

光輝『その、隠してるほうの目さ……見せてくれないか?』

 

零華『……えっ?』

 

光輝『俺はまだもう1つの目の色がどんなか知らない、だから……さ?』

 

零華『……けど』

 

光輝『大丈夫、俺はあいつらみたいにはしない……約束する』

 

真剣に頼む俺の姿に、零華は徐々に勇気が出たのか、零華は。

 

零華『……わかった、見せる代わりに約束して……見せたあと……嫌わないで……?』

 

光輝『……うん、嫌わない……約束だ』

 

零華『……うん、ありがとう……じゃあ』

 

光輝『おう』

 

零華は目を隠してるほうの髪を上げる……そしてそこには……

 

光輝『…………』

 

零華『どう……変でしょ?』

 

光輝『…………』

 

俺が見たのは……まるでエメラルドグリーンみたいな深みのある翠色のした綺麗な目だった……その綺麗な目に俺は見とれていた……気づくと俺はこんなことを言っていた……

 

光輝『いや……綺麗だよ……』

 

零華『……えっ?///』

 

光輝『あっ、いや、その……なんだこの羞恥心わ!?///』

 

零華『……ありがとう』

 

光輝『ん?』

 

零華『それ言われたの……家族以外いなかった……だから』

 

光輝『……いいって、無理して頼んだんだから……さてそろそろ帰るか?』

 

零華『あっ……うん!』

 

光輝『家まで送るぞ?確か近所だったはずだから』

 

零華『うん、ありがとう……』

 

光輝『……今日で何回目のありがとうだよ?』ケラケラ

 

零華『あっ……そうだね……何回目なんだろ?』

 

光輝『さぁて行こうぜ?』

 

俺は左手にさっき落としてた懐中電灯を持ち、右手を零華に差し出す。

 

零華『……うん!』

 

零華は俺の右手を握り、そのまま手を繋いで帰り道を歩いて行った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早乙女家・玄関前

 

零華『じゃあ私ここで』

 

光輝『おう、それじゃあまた学校でな』

 

そう言って家へと歩き出そうとしたら……

 

零華『光輝くん!』

 

光輝『ん?』

 

零華『今日は本当にありがとう!!それと私のこと、さんづけしなくていいから!!』

 

光輝『……おう!じゃあ俺もくんづけしなくていい!』

 

零華『うん!またあした!!』

 

光輝『またあしたな!』

 

…………これが、俺と零華が幼馴染みと親友になる最初の一歩だった……

 

光輝サイドエンド




やっと書けた……次回はシリアスもりもり積んだ話……ウツだ……けど頑張ります!!

次回もお楽しみに!!


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覚醒の『銀目』、蘇りし光輝の悪夢

遅くなってすみません、なにぶん書くことが多くなり……リアルも色々ありました……

さて、今回はシリアス全開話、この話を書くのは……ツラかったです……ではどうぞ!!


前回のあらすじ、零華との出会い

 

光輝サイド

 

零華との出会いからは……大切な思い出だ……それからは零華の目のことや髪の色とかの問題は早くも消えた……

 

それは俺の発案で、零華をみんなと仲良くできるように零華自ら積極的にみんなと関わっていく、とゆう単純なものだった……

 

俺自身もフォローはしてたが、零華も今までのことで引っ込み思案になっていたけど、むしろそのおかげで人より一歩下がった考え方をしており、それでいて頭もよかった……どんな事も落ち着いて正確な答えを導くとゆう……それが人気を呼んだ、その考え方がきっかけにどんどん人と仲良くなっていった。

 

もちろんいじめようとするやからもいるがそれは俺が影から粛せ(ryゲフンゲフン……洗の(ryゲフンゲフン‼……説得により食い止めた……

 

……年を重ねるにつれ……零華は学校の人気者となっていた、責任感がありながらもまるで優しく包まれるかのような母性のある少女になり、男子や女子にもそれでいて学校の先生たちにも信頼されていた。

 

零華自身もどんどん自分に自信がついたのかいつも表情は明るかった……

 

それに比べて俺は家の修業を繰り返す度に兄との差が開くのを感じていた……

 

空き時間で外で遊ぶことも減り、図書室にいることが多くなった……

 

学校が終わっても必ず家の修業をしていた……

 

俺と零華とはまるで真逆な人生を送るようになっていた……が俺はそれでも明るくなっていく零華のことを嫌いにならなかった……そして零華もそれを分かってくれて、俺にはいつもと変わらない関係でいてくれた……

 

零華『おはよう!コーちゃん』

 

光輝『……ああ、おはようレイ』

 

それと、お互いの呼び名も変わった、俺は零華のことを『レイ』と、そして零華は俺のことを『コーちゃん』と呼ぶようになった……今でも最初にコーちゃんと呼ばれることに不満を感じたの思いだす……(なぜちゃんづけ?)といった具合に……

 

そんな俺自身も、家族への劣等感、心の隙間を埋めるために趣味となりそうなことを色々とやったり、零華や同じ年代や年下の子供たちと遊んだりした……

 

そして俺は四年生の修業式が終わったあと、転校することになった……理由は親父と母さんがどちらも他の県へと転々と仕事しなくてはいかなくなったからだ、いつもはどちらかだけいないのはいつものことである。

 

唯一マシだったのは移動する県は親父と母さんも同じだってこと(その後の場所も同じだった)

 

そのことを零華に打ち明けたら……泣かれた。

 

零華『ふぇぇん!ふぇぇん!!』

 

光輝『おいおい(汗)また『泣き虫レイ』になってんぞ?』

 

零華『ひっく、ひっく……だっ……てぇ……』

 

光輝『もう二度と会えないってわけじゃあないんだからよ、夏休みとか冬休みとかは実家に帰ってくるんだからさ、そのときは遊びに来るからさ』

 

零華『……約束だよ?』

 

光輝『男に二言はない』キリッ

 

零華『……似合わないよ?』

 

光輝『そげふ!?』

 

零華『……ふふ』

 

光輝『……ははは……じい様とばあ様を頼むな?』

 

零華『うん!任せて!』

 

こうして俺は二週間後に転校をし、その後も数ヵ月したら転校を繰り返した……

 

でも俺は約束を守り、どんなに遠くても夏休みなどには実家に帰り、零華に会いに行った……

 

修業は引っ越しを気に辞めた……そもそも修業内容が実家でないと出来ないからだ……

 

そんな日々を三年間繰り返した……そして『あの事件』が起きた……そしてそれはのちの『SAO事件』の最初の日から約三ヶ月前のことだった……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その事件があった当日、夏休みが始まったばかりの頃、珍しく零華のほうからこっちに遊びに来るとのことだった。

 

その頃には俺はもう既に人のことを本当の意味で信じられなくなっていた……ただ、本当に心を許していたのは他ではない、零華だけだった……

 

そしてその日は町の案内兼ショッピングへ行くことになっていた……

 

零華とは駅で待ち合わせて、そのまま今住んでいる町の案内をしながらお喋りしていた……

 

零華『なかなかに住みやすそうだね』

 

光輝『……まぁな』

 

零華『そういえば前にニュースでコーちゃん出てたね?『弱小校の剣道部の助っ人として出た少年が優勝候補の学校の大将に勝利した』って』

 

光輝『……そんなの、実際は大会に出るはずだった奴が無理して怪我をして、小さいときに剣を握ってたって話をどこかで聞かれたのか、俺を助っ人として頼みに来て、仕方ないから捨て将として出たら……相手は俺が捨て将だって油断してたから、そのまま相手を翻弄して勝っただけだ』

 

零華『……でも凄いと思うよ?』

 

光輝『どうだか?こんなの勝利とは言えない……』

 

零華『…………』

 

光輝『……ごめん、責めてるようで』

 

零華『ううん、気にしてないよ』

 

光輝『……ありがとう』

 

歩いてるとテレビにあるニュースがやっていた。

 

アナウンサー『○○県○○町にてまた男女が惨殺される事件が起こりました。遺体にはそれぞれ刀で斬られたような傷跡が数十箇所あり、これで8人ものの犠牲者が出てしまいました……』

 

零華『……○○町って確かこの町のすぐとなりだよね?』

 

光輝『ああ、だからこの町もアナウンスで警戒を呼び掛けてる……それに人気も少ないだろ?』

 

零華『……言われてみれば……』

 

光輝『……すまないな、こんなときにうちに遊びに来てくれて……』

 

零華『う、ううん!自分から望んで来たんだから、気にしないで?』

 

光輝『……ありがとうな』

 

零華『いえいえ』

 

光輝『……昔さ……じい様に『お前には未知なる力の可能性がある』って言われててさ』

 

零華『ど、どうしたの?』

 

光輝『まぁ聞けって……それでじい様は俺にある約束をさせたんだ』

 

零華『約束?』

 

光輝『『どんなこともあろうと、自分が守りたいものの為にその力を使う』ってさ』

 

零華『『どんなこともあろうと、自分が守りたいものの為にその力を使う』……』

 

光輝『正直、それがどんなものか知らない……だけど』

 

零華『だけど?』

 

光輝『この『自分が守りたいものの為にその力を使う』、ってところが気にいってさ、だからレイ』

 

零華『?』

 

光輝『どんなこともあろうと、俺はレイを守る為に、その力を使う……約束する』

 

零華『!!ふふっ……』

 

光輝『な、なんだよ……』

 

零華『……コーちゃん、それまるで告白みたいだよ?』

 

光輝『なっ///!?あっいやその……うぅ///』

 

零華『……冗談だよ』

 

光輝『おっ、オイ!?』

 

零華『……なら私と約束、もう1つして?』

 

光輝『なに?』

 

零華『『必ず、生きて帰ってきて』』

 

光輝『……はっ?』

 

零華『だって……今さっき言っていた約束、その次には『例え俺が死んでも、○○を助けて見せる!!』と死亡フラグ丸出しのキャラみたいだよ?そうともとれない?』

 

光輝『あっ……いやだからって』

 

零華『念のためだよ』

 

光輝『……わかったよ』

 

零華『うん!約束だよ!!』

 

光輝『……じゃあ、次行こうかレイ』

 

零華『うん、コーちゃん!』

 

そのときの『時間』は……真っ暗な心になっていた俺を零華の純粋な心の光が明るく……照らしてくれた……大切な『時間』だった……けど

 

その日は最悪……いや『最厄』な日だった。

 

そしてその大切な『時間』が最悪な『時間』に変わっていた……

 

それが起きたのは昼飯後に零華が『何処かへ一休みできる場所ない?』っと聞かれたので行くあてのある俺はそこへと二人で向かって行った……そしてそれは『悪夢の始まり』だった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零華『ここを通るの?』

 

光輝『ああ、ここが近道なんだ』

 

俺達は人気のない路地裏を通ろうとした。

 

零華『ちょっと怖いね……』

 

光輝『まぁ暗いし……この路地裏、だいぶ長いしな……』

 

零華『……でもコーちゃんがいるから頑張る』

 

光輝『……ま、任せておけ!さっ、行くぞ!』

 

そう言って俺達は路地裏を歩いていく……そして歩いて半分まで進んだところで……『奴』が現れた……

 

光輝『……!』

 

零華『どうしたの?』

 

光輝『……誰かいる』

 

零華『えっ?……あっ……』

 

道の先から一人の男が出てきた……その男はオリーブのフード付きジャケット、黒いジーパン、そしてスニーカーを着けており、そのジャケットは所々赤黒い染みが着いていた……男の顔はフードで見えず、体がゆらゆらと左右に揺れていた……そしてその男の背中には……竹刀などを入れておく細長いタイプのスポーツバッグを背負っていた……

 

そして俺は気がついた……その男から『血生臭い』臭いが漂っていた……!

 

光輝『(こいつ、まさか!?)レイ!逃げろ!!』

 

零華『えっ!?』

 

???『ヒャハ!!』ブン

 

光輝『くっ!』

 

零華『きゃ!』

 

ガシャン!!

 

その瞬間!男はこちらに走りながら素早くバッグからなにかを取り出して俺に向けて振った!俺は咄嗟に上半身を仰け反って避けた!零華は俺の咄嗟の仰け反りに避けられずに体がぶつかり、尻餅をついた。

 

俺は俺に向けて振ってパイプにめり込んだなにかを見た……それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錆だらけだが、紛れもない『刀』だった。

 

光輝(こいつ、ニュースでやっていた殺人鬼!?)

 

殺人鬼『おお?避けた?』

 

フードが外れ、その男の素顔を見た……そいつは髪もボサボサで髭も無精髭で延び放題……しかし口から涎が流れ、前髪から覗くその目は……歪んでイっていた……

 

殺人鬼『いいねぇ……!その抵抗しようとするその目!!ただなぶり殺すより楽しめそうだ……!』ガッ!

 

殺人鬼はパイプから刀を引き抜く……

 

光輝『てめぇ……あの男女八人殺しか?』

 

殺人鬼『おっ?俺も有名になったもんだなぁ……そうだ、男女合わせて八人殺した殺人鬼様よ!!』

 

光輝(やはり……)チラッ

 

俺は後ろを見た……そこにいたのは

 

零華『…………』カタカタカタカタ……

 

恐怖に動けず、尻餅ついたまま震える零華の姿だった……

 

光輝(逃げるのは……無理か……なら)

 

俺は棄てられていた鉄パイプを掴み、殺人鬼に向けた。

 

光輝『てめぇを倒して……ここから逃げさせて貰う!!』

 

殺人鬼『あん?……倒すだって……この俺様を?……やってみろガキが!!』

 

ブン!ガキン!!

 

今、鉄パイプと刀がぶつかりあった!!

 

……………………………………………………………………………………

 

光輝『ハアア!!』ブンブンブン!!

 

殺人鬼『ぐっ!?こいつ間接を狙って!?』

 

俺鉄パイプを使って殺人鬼の間接を狙って突き、攻撃がきても鉄パイプの腹で防ぐ、の繰り返した!

 

光輝(こんな狭いところで刀なんかろくに振れない、槍みたいに突くのがセオリー……このまま押しきって!!)

 

殺人鬼『調子にのんなガキが!!』

 

ブン!!ズバッ!!

 

光輝『なっ!?』

 

殺人鬼『オラッ!!』

 

ドガッ!!

 

光輝『ぐあっ!?』ドサッ!

 

零華『コーちゃん!?』

 

殺人鬼が袈裟斬りで俺の持つ鉄パイプを切断した!殺人鬼はそのまま俺の腹に蹴りを入れ、俺はそのまま倒れた……それに零華は悲鳴をあげた……

 

殺人鬼『よくもやってくれたなぁ……?……この借りは』

 

殺人鬼は先と同じように袈裟斬りの構えをとり……そして。

 

殺人鬼『テメェのいのちだあああ!!!』

 

ブン!!

 

光輝(くっ!?)

 

殺人鬼が刀を振り抜こうとするのを俺は目をつぶった……だが。

 

ーコーちゃんは……私が守る!!ー

 

ドン!ズバッ!!

 

零華『うっ!!』

 

光輝『うがっ!?』

 

零華が俺を押し倒すようにぶつかり、お互いに後ろに滑っていった……そして俺の胸の上に零華がいた……

 

光輝『お、おいレイ!!大丈夫か!?……あ』

 

グチュ……

 

俺は零華の背中に手をかける……すると思いがけない感触に思わず手を放し、自分の手が赤く染まっていた……それは紛れもない……血であった……

 

光輝『っ……!!レイ!!レイ!!れいかぁ!!!』

 

殺人鬼『あらあら?男を庇いやがった……』

 

光輝『!なぜ……なぜなんだ零華……なぜ俺を……庇ったんだ……!!』

 

零華『コー……ちゃん……』

 

光輝『!零華!!』

 

零華『私……ね……いつも……コーちゃんに守られて……コーちゃんの……背中に……隠れてばかりで……』

 

光輝『零華!喋るな!!今止血を!!』

 

どんどん零華の服が赤く染まっていくのを止めようと母親が念のためといつも渡してくる医療用品が入ったポーチの中から止血用道具で止血する!

 

光輝(傷は浅い……けどほっとけば失血で死ぬ……!!)

 

零華『だから……ね……今度は……私が……コーちゃんを守るんだ……ってね?』

 

光輝『零華!喋るな!!お願いだから……!!』

 

零華『……コーちゃん……いき……て』カク……

 

光輝『……零華?零華!?れいかぁ!!?』

 

……このとき、零華は気絶しただけなのだが……そのときの俺と殺人鬼は零華が死んだと思っていた……

 

殺人鬼『あ~あ……折角の上物だったのに……死んじまったか……残念……』

 

光輝『…………』

 

光輝(……なぜ……なぜ……零華が死んだんだ?……俺があのとき諦めたから……死ぬって自分で諦めたから零華は庇って死んだ……俺の……せいで……俺のせいで……死んでしまえ……大切な人ですら守れない俺なんて……死んでしまえ……)

 

このとき、俺の心は……『コワレタ』……

 

殺人鬼『しょうがない……お前は俺を楽しめさせろよ?』

 

光輝(シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キヒッ)

 

光輝サイドエンド

 

……………………………………………………………………………………

 

バッ……

 

殺人鬼『あぁん?』

 

光輝は抱き抱えていた零華を下ろし……立ち上がった……

 

殺人鬼『なんだよ……立ち上がるだけの気力はあるのかよ……逃げるじゃあねぇよ!!!』

 

ブン!!ズバッ!!

 

殺人鬼『なっ!?』

 

殺人鬼は目の前の光景に驚いた!

 

殺人鬼は痛みで動けなくする為、光輝の肩口を刀で貫こうとしたら……光輝は見もせずに手を出し、自分の右手のひらで刀の突きを『刺し防いだ』のだ……!

 

殺人鬼『こいつ……自ら!!?』

 

光輝『……キヒッ』

 

ガシ!ドガッ!!

 

殺人鬼『うがっ!?』

 

光輝は右手を刀が刺し貫いた状態のまま殺人鬼の拳を掴み、左手の拳をほぼノーモーションで殺人鬼の顔面にめり込む……!

 

殺人鬼はそのまま刀を手放して吹っ飛んだ!!

 

光輝『……アッハァ?』

 

ズッ……シュ!

 

殺人鬼『なっ!?こいつ正気か!?』

 

光輝は突き刺さったままの刀を右手から『引き抜いた』!!

 

光輝の足元に、ドバッドバッと血が流れていく。

 

光輝『アッハァ?……アハ!!』

 

しばらくその刀を見た光輝はそのまま出血している右手で持つ……そして……殺人鬼の元へ歩いて行く……

 

殺人鬼『ひ、ひい!!?』

 

今、殺人鬼の目の前にいるのは、愛する女を失って絶望に満ちた男ではなく、口を三日月のように歪ませて、爛々と光る『銀色』の目をした、狂気に満ちた男だった……!

 

殺人鬼『く、来るなぁ!来るなぁ!!』

 

殺人鬼は腰を抜かすも後ろへと下がっていく……だがそれでも差が詰まり……そして……!

 

光輝『アハァ?……アヒャア"ア"ア"!!!』

 

ザグッ!!

 

殺人鬼『ぎぃやあ"あ"あ"あ"あ"あ"!?!?!!?』

 

光輝はなんの躊躇もなく、殺人鬼の左足の太股に刀を突き刺した!!

 

殺人鬼『痛い!イタイ"イ"イ"イ"!!?』

 

光輝『イタイ?イタイ?』

 

殺人鬼『あ、ああ……痛い、痛いからもう許してくれ!!もうこんなことしねぇから!!だから……!!』

 

光輝『ソウ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨカッタァ』ニッコリ

 

グリッ!

 

殺人鬼『ぎぃやあ"あ"あ"あ"あ"!!?』

 

光輝は笑みを深めながら、刀をそのまま殺人鬼の足を抉る。

 

光輝『モット、モットヒメイヲキカセテ?モット、モットモットモットッオ!!』

 

ズッ……ザグッ!!

 

殺人鬼『ひぎぃあ"あ"あ"あ"あ"あ"!!?』

 

今度は右足を突き刺す光輝……悶える殺人鬼に笑みを浮かべながらそのまま抉りだす……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光輝サイド

 

その後の記憶は……思い出せない……その後の話では一連の騒動に駆けつけた人達が見たものは大の字で、血まみれで白目を向いて失神した殺人鬼と虚ろな目で座り尽くす血で染まった俺、そんな俺の背中に抱きついて……泣き崩れていた零華の姿だった……

 

俺達と殺人鬼は母さんのいる病院に搬送され……俺は右手の重傷全治一ヶ月、後は血が足りてないので輸血をしたぐらいだった……

 

零華は背中は重傷だったもの、幸い当たりどころが良かったのか……歩けなくなるとかの致命的な傷は負わずに済んだ……それと俺と同じように輸血をしていた……

 

そして殺人鬼は……身体中深手の傷を負い……意識不明の重体……血も足りなくなっておりショック状態に陥いっていたも、母さんの神業医療により奇跡的に命をとりとめ……今も警察病院のベットの上にいる……

 

三週間……診察や警察の取り調べなどで忙しくなり……零華の見舞いに行けなかった……けど三週間後、やっと……零華の面会に行けた……そして……

 

光輝サイドエンド




次回でコウキの過去編終了、そして現在に戻ります……では次をお楽しみに!!


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誓いの十字架傷

一ヶ月ほどお待たせしまして……申し訳ありませんでした!!(土下座)

……スランプもありましたが……何故か休日に限って予定が入っていたり、急用ができたりと……小説を書く時間がありませんでした……なぜだ?

投稿出来たこの日も兄が昨日突然帰ってきてパソコンを持ってかれたので少しスピードダウンしてしまいました……

まぁなにかとトラブルが起きるもどうにか投稿出来ました!!では待望の今話……どうぞ!!


前回のあらすじ、壮絶な過去、覚醒せし銀目

 

光輝サイド

 

零華の病室

 

コンコン!

 

俺は零華のいる病室のドアをノックした……そして中から声が聞こえた。

 

零華『はい?』

 

光輝『……俺だ』

 

零華『……コーちゃん?いいよ、入って』

 

カシャ!

 

自動ドアが動き、部屋へと足を入れる……そこにはベットに半身を出してこちらを見る零華……

 

零華『……久しぶりだね……』

 

光輝『……そうだな……これお見舞いな……』

 

そういって俺は色々な果物が入ったかごをテーブルに置く……母さんに頼んでおいたものだ。

 

零華『ありがとう……けどコーちゃんもケガ人でしょ?ちゃんと休まないと』

 

光輝『大丈夫だ、包帯こそ巻いているが……母さん特製塗り薬が効いていて痛みはあまり感じていない』

 

零華『そう……』

 

光輝『…………』

 

零華『…………』

 

……お互いに気まずけに黙る……

 

光輝『……そうだ、りんご剥いてやるよ』

 

零華『えっ?けど……大丈夫?』

 

光輝『問題ない』

 

そう言って果物かごと一緒に持ってきておいた果物ナイフでりんごの皮を剥いてく……左手でりんごを持ち、包帯で巻かれている右手でナイフで剥いてく……

 

光輝『…………』

 

零華『…………』

 

光輝『……なぁ』

 

俺はりんごの皮を剥くのをいったん止め……それらをテーブルに置く……

 

零華『なに?』

 

光輝『……あのとき……俺はどうなっていたんだ?』

 

零華『っ!……』

 

光輝『俺が……最後に見たのは……目の前に血に染まって倒れた殺人鬼、後ろで背中に抱きついてすすり泣くレイ……そして……血で染まった俺の両手……』

 

零華『…………』

 

光輝『記憶もうろ覚えなんだ……あのとき……レイが死んだと思ったとき、俺の心が絶望に染まって……自分に対して……奴に対しての殺意が出てきてそれから……』

 

零華『コーちゃん!』

 

光輝『俺は……怖いんだ……!今までに感じたことがないくらいに……あれが……あのときの俺が……俺の本性なんじゃあないかと……!』

 

零華「コーちゃん……」

 

光輝『ごめん……零華……こんな俺が……お前を守るだなんて言った為に……結局守れず……それどころか護られて……ごめん……ごめんなぁ……』

 

零華『…………』

 

スッ……ギュ

 

俺は……あの日のことを思いだしながら……零華を守れきれなかったことへの悔しさと悲しみ……そしてそんな自分への怒りに体を震わせた……そんな俺を前に零華は……ベットから出て……そして優しく抱いた……

 

光輝『レ……イ……?』

 

零華『うぅん……光輝……あなたはちゃんと守れたよ?あのとき……光輝があの人を倒さなければ……そのあとたぶん私が生きていること気がついて今度こそ殺されて……私たちは生きてないよ……?』

 

光輝『……けど』

 

零華『この傷一つぐらい……死んじゃうのと比べたらマシだよ……だから……自分を責めないで……』

 

光輝『…………』

 

零華『あと一つ……言わせて?……私をあの人から救ってくれて……ありがとう』

 

光輝『……やめて……くれ……!』

 

光輝(俺に……感謝なんて……!)

 

零華『ありがとう……ありがとう……痛かったでしょう……?ごめんね……ありがとう……』

 

零華は泣きながら……俺の……包帯で巻かれた右手を握った……そして俺は……

 

光輝『……っ……!……っう……!……ぅう!!』

 

零華に抱かれたまま……泣いた……今まで……どんなことが起きても……人前で泣くことがなかった俺が……だらしなく泣いた……

 

その時の俺は……母親の胸の中で泣く子供のように……泣いていた……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光輝『……零華』

 

零華『……なに?』

 

俺は体を起こし、零華の顔をジッと見る……そして。

 

光輝『今度こそ……今度こそ俺は、あの約束を守る……約束を守れるように強くなる……だから』

 

零華『……うん、あと一つの約束も』

 

光輝『ああ』

 

光輝・零華『『必ず、生きて帰ってくる』』

 

零華『よろしい』

 

光輝『……はは』

 

光輝(すっかり……零華に追い越されたな……今じゃあ俺が泣き虫か……けどこのままでいられない……いちゃいけない……この約束を守る為にも……俺は……)

 

その後は零華と話を少ししてから自分の病室に戻った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………………………………

 

光輝の病室

 

シュル……シュル……

 

光輝『……』

 

このとき、俺は右手の包帯を外して……あのとき……殺人鬼の持つ刀を受けたときの傷を現にした……そして次に俺は右手をテーブルに手を下ろし……左手で果物ナイフを持つ……そしてそれを俺は……

 

グサッ!!

 

光輝『うぐっ……!くっ……!!』

 

縦についた傷の上部……真ん中より上の方に……横にナイフを入れていく……それによりどんどん手から血が出ていく……が俺は手を切るのを止めなかった……そして。

 

光輝『ハァ……ハァ……ハァ……』

 

カチャン!

 

果物ナイフをテーブルに置き、手拭いで血を拭く……拭いてから自分の右手を見ると刀を受けたときの傷と今つけた傷……今も血はどんどん流れているが……その傷はまるで十字架のような傷跡になっていた……

 

光輝『この……傷と……痛みは……約束への決意と覚悟、そして……あのときの己が生み出してしまったの業、そしてそれへの戒め……それらを決して忘れない為の……証だ……』

 

コンコン!ガラッ!!

 

看護師『失礼します……ちょ、光輝君!?何をしてるの!?先生!!先生!!』

 

……その後は入院期間が増えるも約1週間後には退院、そして退院まで間、俺は母さんに頼んで今通学している学校を休学し、一人実家に帰った……

 

そこで俺はまた実家のしきたりであった修業をやり直した……今でも修業を止めなければあの惨劇は変えられたかもしれないと後悔するときはあった……

 

それからは実家で修業を積む毎日を繰り返して約2ヶ月……あるとき、自衛隊の訓練所にいるはずの兄貴からスマホに電話がかかってきた。

 

ニャーニャーニャー!(呼び出し音)ポチッ!

 

光輝『もしもし?どうしたんだ兄貴?珍しいな電話をかけてくるなんて?』

 

雅樹『光輝、用件だけ言う、明日に今のお家に来い』

 

光輝『はっ?おいどうゆうことだよ?』

 

雅樹『来れば分かる』

 

ピッ!ツッー!ツッー!

 

光輝『なっ!?おい!?……切りやがった』

 

ふっと、俺はカレンダーを見る……

 

光輝『明日で『11月6日の日曜日』か……』

 

この日、俺……いや人々は知らない……今日が明日に行われる、前代未聞の大事件『SAO事件』が起きる前日であると……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣崎家・雅樹の部屋

 

コン!コン!

 

光輝『兄貴、入るぞ』

 

雅樹『ああ』

 

ガチャ!

 

部屋に入るとそこには椅子に座ってこちらを見る、白のタンクトップに黒のミリタリーズボンを履いた兄貴の姿であった……

 

光輝『それで?わざわざこっちに呼び出して……いったい何のようだ?』

 

雅樹『なに、お前にいいものをやろうと思ってな……ほら』

 

すると兄貴は机のそばにあった小包、大小一つずつ渡した……

 

光輝『……なんだこれ?』

 

雅樹『開けてみな?』ニヤニヤ

 

光輝『……ああ』

 

……兄貴のニヤケ顔にイライラするも我慢して大きいほうを開けるとそこには……

 

光輝『これって……『ナーヴギア』?』

 

そう、約半年前に発売されたばかりの『完全なる仮想現実』を実現させ、そこへ……VR空間への接続……メーカーが言うには『フル(完全)ダイブ』が可能になった新型ゲームマシーンであった……しかし俺は。

 

光輝『けどこれ自体の値段が凄い高いし、そしてそのわりには入荷しているゲームソフトもパズルゲーだとか完成度が低いソフトしかなかったよな?』

 

雅樹『それは……ほらもう一つの箱を開けな?』

 

光輝『これか?』

 

俺は言われたほう……小さいほうの小包を開けるとそこには……

 

光輝『S…A…O……SAO(ソードアート・オンライン)!?』

 

このとき、俺は驚いた……なんだってそれはニュースで何度も取り上げられた、初のVRMMORPGで、更にたった一万本の限定販売のソフトなのだから、そのうちの一つがこうして自分の手の上にある……

 

雅樹『ちなみに俺の分もある』

 

光輝『はい!?』

 

なんと兄貴も俺と同じ大小一つずつの小包を見せながら言う……てか何処から入手したんだよ……ナーヴギアだってどこもSAOのおかげ(せいで?)で品切れで、更にはソフトもあるところには3日も列に並んだりと……入手は更に困難なのに……それをそれぞれ二つもだなんて……

 

雅樹『なに、友人のつてでな、色々と手伝って貰ってな』

 

光輝『心読むな』

 

雅樹『まぁそれはおいといて……久しぶりに一緒にゲームをしないか?』

 

光輝『!……いつ以来だろ……兄貴とゲームだなんて……』

 

光輝(……昔、親父の持ち込んでいたテレビゲーム……ほとんどがFPSだったけどそれでもよく対戦して……ボロ負けしたな……けど)

 

光輝『兄貴……俺は』

 

雅樹『光輝、このゲームには決闘スタイルのPvP……プレイヤー同士対戦が出きる……これなら相手に怪我をさせずに戦いが出きる……強くなるにはうってつけだろ?』

 

光輝『!まさか兄貴……その為にわざわざ?』

 

雅樹『……強くなるんだろ?』

 

光輝『…………』

 

俺は悩みつつも……俺はそれを受けとることにした……自分の修業で得た知識、技術を相手に怪我をさせずに試せるのがよかったし、それに未知なる世界に心なしか期待に胸を踊らせていた!

 

光輝『……分かった、ありがたく受け取る』

 

雅樹『そうこなくっちゃな、俺も明日には戻らないといけないしな』

 

光輝『そうか』

 

雅樹『このゲームの正式サービスは午後一時だ、それまでに色々と準備を済ませよう』

 

光輝『分かった』

 

そうして俺達は早めの昼食を取り、ナーヴギアの起動方法やパソコンでSAOの情報を調べたりなどやるべきことをどんどん終わらせていた……そして……

 

光輝の部屋

 

光輝『電源よし、無線LANよし、ソフトよし、これでよし……時間ももうすぐだ……』

 

俺はナーヴギアの起動の最終確認をし、いよい仮想現実へとフルダイブしようとした。

 

俺は流線型のヘッドギア……ナーヴギアを被り、体をベットに寝かす……今頃兄貴のほうもそうしてるだろ……

 

そして時間になり、俺は起動コマンドを言った。

 

光輝『『リンク・スタート』!!』

 

そして俺は……このとき、デスゲームの出入り口を閉ざされていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………………………………

 

第一層・はじまりの街・転移門前広場

 

……初の仮想現実へのフルダイブから数時間後……

 

今は……この仮想現実を作り出した創造主、茅場晶彦からデスゲームの通告をされたあと……今広場は阿鼻叫喚の渦となっていた……俺はそのなかにいた……

 

俺はただ茅場GMアバターのいた空を見ていた……そして俺はこう呟いた……

 

コウキ『これもまた試練……いや運命か……』

 

ハンク『おい……おいコウキ!!』

 

するとそこにさっきまでは某グルメ漫画で四天王をしていた、ゼ○ラ似のアバターだった兄貴が今ではリアルと同じ坊主頭の兄貴がいた……

 

コウキ『兄貴……』

 

ハンク『……まずはここから出るぞ』

 

コウキ『……分かった』

 

そう言って俺達は広場から出て路地に入ってく……路地に入るまで所々で広場から出てくプレイヤーが何人かいた……たぶんベータテスターだろう……

 

コウキ『……これからどうする?』

 

ハンク『まずは情報収集だな……パソコンである程度調べたとはいえ、まだ知らない情報があるだろう……けどここにはあまり長居はしない……理由はわかるな?』

 

コウキ『……ああ』

 

このデスゲームとはいえ、基本的にはほかのMMOと同じだろう……こんな大勢のプレイヤーがいれば近場のモンスターやアイテムなどあっという間に無くなるたろう……

 

ハンク『とりあえず今のところは生活が出きる分のお金とあとはこの街の情報を色々と集めないとな』

 

コウキ『……なぁ兄貴……』

 

ハンク『なんだ?』

 

コウキ『外から救援……望みあるか?』

 

ハンク『……あまりないな……こんなことを仕出かす奴だ……専門家が集まろうがたぶん無理だろう……それほどの自信が、あの野郎……茅場晶彦にはあった』

 

コウキ『……だな』

 

ハンク『今はこの世界で強くなって……生き残るのが今のベストだ』

 

コウキ『……ああ』

 

ハンク『……さぁ行くぞ』

 

俺は兄貴のあとに着いてく……そして俺は、零華との約束を思い出していた……そして胸の中で俺は……

 

コウキ(約束を守るぞ……レイ……必ず生きて戻ってくるからな……!)

 

覚悟を……改めて胸の中に刻んだ……!

 

光輝サイドエンド




次回は夢から冷め、今に戻ります……次回もお楽しみに!!


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堕ちゆく先には……

遅くなってすみませんでした!想定外なことが起きまして遅くなりました!すみません!!

ではどうぞ!!


前回のあらすじ、刻まれし二つ目の傷

 

???「……ゥ……キ……コ…キ……コウ……キ…!!」

 

コウキ(……?誰かが……俺を呼んでいる……?……これは……)

 

コウキ「ユウ……キ?」

 

ユウキ「!コウキ!」

 

するとユウキがコウキに抱きついた!

 

コウキ「!?ユ、ユウキ!?いったいどうしたんだよ?いきなり抱きついて……?」

 

ユウキ「だって……だって……穴に落ちたあと……ここに叩きつけられたとき既にコウキ、ぐったりしてて……なかなか起きてないし……心配してたんだよ!?」

 

コウキ「そ、そうなのかすまない……」

 

ユウキ「……それにコウキが気絶してるとき……なにかうなされてて……それに顔色だって……」

 

コウキ「……そうか」

 

コウキ(……ここしばらく見てなかった悪夢を見たから……か……!そうだフィリア!?)ガバッ!

 

コウキ「ユウキ、フィリアは!?」

 

ユウキ「……ボク達が落ちてきてからなにも……それにフィリアは……」

 

コウキ「……そうだ!あそこに……あの野郎が……PoHの野郎がいた……!!」

 

ユウキ「お、落ち着いて!」

 

ユウキ(また、銀色に……)

 

ユウキは見た、コウキが起きる瞬間、一瞬だけコウキの目が銀色になっていたのを……そして今もコウキの怒りに反応して銀色になっていた……

 

ユウキ「それに……今はそれよりもここから抜け出さないと……」

 

コウキ「そう……だな……すまない」

 

コウキ(……そうだ、今はここから脱出するのが先決だ……それに今頃クルがPoHを追跡してるだろう……)

 

ユウキ「うぅん……いいよ」

 

コウキはポーチからポーションを取り出して飲む、落下時に受けたダメージを回復するために……

 

コウキ「……ユウキ、ここが何処だかわかるか?」

 

ユウキ「わからない……マップもマッピングのされてなくてボクたちの今いるところでしかわからない……」

 

コウキ「……まぁ、だろうな」

 

コウキ(あのクソ野郎のことだ、こんなのは常套手段、この先はトラップや強敵揃いのモンスターがわんさかいるだろうな……)

 

コウキは慌ててはいなかった……なんせコウキは『こういった状況』を何度もくぐり抜けたからだ。

 

コウキ「……ユウキ、俺の後についてこい」

 

ユウキ「えっ、でも……道わかるの?」

 

コウキ「……まぁな」

 

そう言ってコウキは歩きだす、ユウキもコウキの後を追いかける……すると!

 

モンスター「ガアアアッッ!!!」

 

扉を開けると目の前からモンスターが一体現れた!

 

ユウキ「まずい!」

 

ユウキ(よりによってコウキの苦手なトーラスタイプ!ボクがやらないと!!)

 

と次の瞬間!!

 

ザシュ!!ドサッ!

 

ユウキ「えっ……ひっ!?」

 

突然、目の前のモンスターの……頭が消えたと思ったらユウキの足元にモンスターの頭が落ちてきた!

 

ピキ、パリィーン!!

 

そしていつもの破砕音をたてて消えた……そしてそのモンスターのいた場所より奥に……コウキはいた……

 

ユウキ「い、今の……コウキが?」

 

コウキ「……行くぞ」

 

ユウキの問いに答えず、コウキは先へと進んだ……

 

ユウキ(やっぱり、いつものコウキじゃない……それにこれはあのときの……)

 

すると、コウキは目の前の扉を開けた、するとそこには……色々なモンスターでひきしめあっていた……!

 

獣人タイプ・アラストルタイプ・昆虫タイプ・鳥人タイプ・ゴーレムタイプ……など色々な種族のモンスターがいた……その光景にユウキは顔を青ざめた……

 

コウキ「……ユウキ、お前の剣を貸してくれ」

 

ユウキ「……えっ?なんで」

 

コウキ「いいから!!」

 

ユウキ「!?」ビクッ!

 

コウキの怒声にビクリとして、それからユウキは自分の剣をコウキにトレードで送る……そしてコウキは自身の盾をストレージに戻し、変わりにユウキの剣・アメジストクリスタルソードを取り出す……

 

ユウキ「コウキ……けどそれは」

 

ユウキは知っていた、プレイヤーがキリトみたいに片手剣で二刀流にしようとするとエラーが発生してソードスキルが使えなくなることを……けどコウキは……

 

コウキ「ユウキ、俺の本当の実力を見せてやる……だからお前は……『そこで見てればいい』」

 

ユウキ「えっ、ちょっと!」

 

そう言ってコウキは二振りの剣を抜き放ってモンスターの群に突っ込んでいく!

 

ユウキ(なにを考えて!?)

 

ユウキは急いでドロップ品である片手剣を装備してコウキの援護に向かおうとする……が

 

ユウキ「う……そ……」

 

ユウキが見た先には……モンスターの大群を相手に……相手を蹂躙するコウキの姿が!

 

コウキはアラストルタイプ……骸骨剣士に左右の剣で交互に切り裂く、すると後ろから迫る獣人タイプ……オーガリーダーの持つ両手斧がコウキに目掛けて振り下ろそうとする……がコウキは左手に持つ自分の剣を手離し、ユウキの剣で片手剣ソードスキル・スラントをオーガリーダーの両手を斬り飛ばす!そしてそのまま落ちているコウキの剣を拾い、剣を両方逆手に持ち、そのままオーガリーダーの首に挟み込み、そのまま力を込めオーガリーダーの首を跳ねる……そのとき、コウキの表情は……感情などないとばかりに無表情だった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからはもう……戦闘ではなかった……このときのコウキはただ『作業』をしているに過ぎなかった……

 

この部屋のモンスターを倒し終えても……次の部屋でもその次の部屋も皆……モンスターが出るたんびに……皆殺しだった……ただいるのは目を銀色に光らせるコウキだけだった……

 

ユウキはただ見ていた……見ていることでしかできなかった……

 

そして落ちてきてから数時間後……

 

ジリオギア大空洞・中部外縁

 

コウキ「外……か」

 

ユウキ「……やったね、コウキ……」

 

外は既に夜になっていた……

 

コウキ「ああ……ぐっ!?」

 

ガシャ!!

 

突然、コウキはガクッと力が抜けたように体勢を崩した!

 

ユウキ「コウキ!?」

 

コウキ「……すまない……疲労が……」

 

ユウキ「……」

 

ユウキは無理もないと思った……さっきまで人間の限界を超えた戦いを何十回も繰り返したのだ……肉体的疲労はなくとも精神的疲労は絶大だったであろう……と

 

ユウキ「……コウキ、腕を貸して」

 

コウキ「……すまない」

 

ユウキはコウキの腕を自分の肩にかけ、コウキの体を起こした……

 

ユウキ「あともう少し……あともう少しだから……」

 

コウキ「……ああ」

 

コウキ達は少しずつ、少しずつとアークソフィアへの帰路を向かっていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アークソフィア・転移門前広場

 

シュイイーン!!

 

ユウキ「ついた……やっと……」

 

コウキ「……すまないユウキ……」

 

ユウキ「いいよ、気にしないで」

 

アスナ「ユウキ!!」

 

キリト「コウキ!!」

 

すると向こうから……キリトとアスナがこちらに向かって来た……!

 

ユウキ「アスナ……」

 

アスナ「ユウキ……よかった……無事でよかった……」

 

コウキ「……よう……キリト……遅くなってすまん」

 

キリト「バカ野郎!心配かけやがって……!いやそれよりも今ハンクがエギルの店で暴れているだ!!」

 

コウキ「……何だって!?なんで!?」

 

キリト「……コウキ、落ち着いて聞いてくれ……あのとき……コウキ達と別れたあと……俺達はその後……ラフィン・コフィンの奇襲を受けたんだ」

 

コウキ「……本当か!?」

 

キリト「ああ……そのときは攻撃を凌ぎつつ……追撃を受けながらもなんとか逃げ延びたんだ……帰ってきたのはついさっきだ……」

 

コウキ「……そうだったのか……」

 

アスナ「それで帰ってきたキリト君達がエギルさんの店にいた皆にコウキ君達は帰ってきたかと聞かれて……まだ帰ってきてないと答えたらハンクさん、すぐにコウキ君達を助けに行こうとしたの」

 

キリト「けどエギルとクラインで止めた……装備もボロボロで、アイテムもなく、それでいてコウキ達の居場所もわからずに行くのは自殺行為だ……」

 

コウキ「……ごもっともだ」

 

ユウキ「……姉ちゃんは?」

 

アスナ「今はユウキ達の帰りを店で待っているわ……部屋で休むのを拒んでユウキ達が帰ってくる待つと言って……」

 

ユウキ「……そっか」

 

キリト「なぁコウキ」

 

コウキ「……なんだ」

 

キリト「こんなにも遅くなったんだ……コウキ達のほうにもなにかあったんだろ?それにクルとフィリアは?」

 

コウキ「……あとで話す……今はエギルの店に行こう」

 

キリト「……わかった」

 

そう言ってコウキ達はエギルの店へと向かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

コウキ達はエギルの店につくと中から大声で言い争っているのが聞こえた……

 

ハンク「離せぇ!!エギル!クライン!!俺はコウキ達を助けに行くんだ!!行かなくてはならないだ!!」

 

エギル「落ち着けハンク!」

 

クライン「今出てたってすれ違いになるだろ!それにこの中で最もダメージを受けているはお前だろ!!」

 

このとき、ハンクはエギルに左腕を、クラインに右腕を押さえられ、羽交い締めにされていた……するとエギルの店の扉が開かれた!

ガチャ!カランカラン!!

 

コウキ「兄貴……」

 

ハンク「コウキ!」ガツン!!

 

クライン「ぐへぇ!?」

 

ハンクはコウキを見るとエギルの腕を振りほどき、クラインの顔を裏拳入れて、クラインは思わず手放した!

 

ラン「ユウキ!」

 

ランもコウキ達に気づき、そしてユウキを抱き締めた!

 

ラン「もう……心配したのよ……!」

 

ユウキ「えへへ……ごめん姉ちゃん……」

 

ハンク「コウキ……無事でよかった」

 

コウキ「ああ……兄貴達もな……キリト達から話を聞いた……兄貴達のほうでも大変だったな……」

 

ハンク「まぁな……いたのが腕選りばかりで小数だったのが項をそうした……コウキ、お前達のほうでは何があった?」

 

コウキ「……すまない兄貴……少しばかり部屋で休ませてくれ……」

 

ハンク「……わかった」

 

コウキ「ユウキ、説明のほうを頼んでいいか?」

 

ユウキ「あっ、うん」

 

コウキ「……すまない」

 

そう言ってコウキは部屋へと向かっていった……




今回少し少ないでこの辺で……次回をお楽しみに!!


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蘇りし銀目の断罪者

遅くなり、すみませんでした!!

なんせ親父の風邪が家族全員にかかって、お互いに風邪の交換っこしてて中々治らず……今も喉と鼻が治りきってないです……真にすみません……ではどうぞ!!


前回のあらすじ、傷だらけの蒼剣士

 

コウキサイド

 

コウキの部屋

 

ガチャ!

 

俺は部屋に入り、そのままお風呂場に向かった……

 

ジャー……

 

コウキ「…………」

 

今はただ体にシャワーを浴びて……目を閉じ、考えを募らせていた。

 

コウキ(フィリアの様子の変化……PoHの登場、そして今日のフィリアのホロウエリアに来たときの……『もう一人のフィリア』との死闘の話……、最後にPoHが出てきたとき……フィリアは事前にPoHが現れることを知っていた……?……裏でフィリアとPoHは繋がっていた?……けどなんだ?この……なにか腑に落ちないみたいな感じ……)

 

ふっと俺は自分の右手……昔やられた傷と自分でつけた傷で合わさった傷……十字架状の傷を見る……

 

コウキ(……また、繰り返すのか……あの……人の欲望と絶望に染まった闇の日々を……)

 

俺はまた目を瞑り、かつて自分が『表舞台』から去り、『裏の舞台』に入ったあの頃……後に『狂残光の銀目』と言われるようになったあの頃の自分を……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狂残光の銀目コウキ(以後銀目コウキ)『…………』

 

オレンジプレイヤーA『あん?なんだてめぇ?なに睨みつけてんだゴラァ!』

 

オレンジプレイヤーB『ひゃははは!新しいカモみっけ……!』

 

オレンジプレイヤーC『へへへ……てめぇも運がわ(ry)』

 

シュ!……ボトン!!ピキ、パリィーン!!

 

オレンジプレイヤーC『……あ?……ああ?……ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!?』

 

銀目コウキ『…………』

 

片手斧を向けながらこっちに歩いてきたオレンジプレイヤー、次の瞬間には右手首から先から消えた……!すると上から片手斧を手に持ったまま落ちてきた右手……次は右手は音をたててポリゴンに変わった……!オレンジプレイヤーは茫然とするも次第に自分の身に起きたことを気づき叫び声を上げた!!

 

オレンジプレイヤーB『て、てめぇ!!!』

 

オレンジプレイヤーA『調子のんな!!!』

 

今度はそれぞれ短剣と刀を抜き放ってこっちに迫ってくる……が!

 

ゴスッ!

 

オレンジプレイヤーA『がっ!?』

 

オレンジプレイヤーB『うげっ!?』

 

ズサッ!!

 

俺は先頭に走ってくる刀使いに体術スキル・閃打を体に叩き込む!鎧で貫けなかったが体には鎧の隙間からダメージエフェクトの赤い光が見える、更に閃打の衝撃で刀使いの体はくの字に曲がり、そのまま後ろにいた短剣使いを巻き添えに地面に転がる。

 

オレンジプレイヤーA『あ、あの野郎……あじな真似を!?』

 

このときすでに俺は剣を二人のオレンジプレイヤーの足に向けて振り抜こうとしていた!……そして!!

 

ザシュ!!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!!

 

オレンジプレイヤーA・B『『ぎぃやあああ!!?』』

 

銀目コウキ『…………』

 

二人のオレンジプレイヤーの両足を一息に切り飛ばし、更に俺は二人のオレンジプレイヤーの肩から先の両腕を切り飛ばした!

 

オレンジプレイヤーC『てめぇえええ!!!』

 

すると手首を切り飛ばされたオレンジプレイヤーが左手で片手斧を振り上げて後ろから襲ってきた!が

 

ザクッ!ドサッ!

 

オレンジプレイヤーC『な……に?』

 

俺は右腰の鞘に仕舞ったままの二本目の片手剣を抜刀し、そのまま脇の間に後ろに突き出す!すると後ろにいたオレンジプレイヤーの腕に突き……そのまま腕を切り落とす!

 

銀目コウキ『…………』スッ

 

ズバッ!!

 

オレンジプレイヤーC『がっ!?』

 

俺は腕を切り落としたままの体勢で反す刃でそのままオレンジプレイヤーの両足を切り飛ばし、更に右手首を切り飛ばした腕も切り飛ばす……これでここにいるのは俺とダルマ状になったオレンジプレイヤーが三人いるだけ……

 

銀目コウキ『……おい』

 

オレンジプレイヤーC『ひっ!?』

 

銀目コウキ『……貴様らのボス……PoHの居所をはけ』

 

オレンジプレイヤーC『な、なんのことだ?PoH?だ、誰のこ(ry』

 

銀目コウキ『とぼけるんじゃねぇてめぇと他の奴らの腕にしかとラフィン・コフィンの紋章があった……無駄な抵抗はよせ、じゃねえと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殺すぞ』

 

オレンジプレイヤーA・B・C『『『!!?』』』

 

このとき、オレンジプレイヤーはわかった、この男が言っていることは本当に……殺す気で言っていることを……冗談などではないとゆう……『凄み』があった!

 

オレンジプレイヤーB『な、なんだよう……俺達がなにしたんでんだ!?』

 

銀目コウキ『……なにした……だと?』

 

俺は今言ってきたオレンジプレイヤーの方へと向かった……そこで俺はこう言った。

 

銀目コウキ『貴様ら……先週のある日、ある小さなギルドのメンバー全員を惨殺した……だが生き残りが一人……一人の女性プレイヤーは死ぬ寸前でどうにか助かった……その女性が証言には胸くそのわりぃ話を聞いた……』

 

オレンジプレイヤーB『…………』

 

銀目コウキ『やれ家畜みたいに体の関節を一つ一つを切り落として殺したり……やれ一人が生き残るためにギルドメンバー同士を戦わせて……一人生き残っても結局そいつもを殺しやがった……』

 

オレンジプレイヤーB『…………』

 

銀目コウキ『どうだ?てめぇら、腐れ外道がやったことを思い出したか?』

 

オレンジプレイヤーB『だ、だから何だって言うんだ!?てめぇには関係ねぇだろうが!!!』

 

銀目コウキ『ああ……確かにそうだな……けど、てめぇらみてぇのが何も関係のねぇ人を殺すのはぜってぇ許せねぇ……!何より、もしそれが俺の仲間に手を出す可能性……それがあるのなら!そんなものは俺がぶっ潰す!!!』

 

オレンジプレイヤーB『て、てめぇ……その為に今度はてめぇが人に手をかけるのか!?』

 

銀目コウキ『ああ……それが俺が決めた道……仲間を守る為に俺はあえて……外道の道に進む……それが俺の覚悟だ!!さぁはけ!親玉の居所を教えろ!!』

 

オレンジプレイヤーB『し、知らねぇんだ!?お、俺らはギルドの中でも最底辺!ギルドの場所すら知らさねぇ下っぱ!先週の殺しだって暇潰しのようなものだ!?』

 

銀目コウキ『……そうか……なら仕方ない』チャキ!

 

俺は剣をそのオレンジプレイヤーの頭に向ける……

 

オレンジプレイヤーB『な、何でだよ!!?お、俺はちゃんと答えたぞ!?』

 

銀目コウキ『ああ……答えたな……だが殺さないとは言ってない……』

 

オレンジプレイヤーB『て、てめぇ!!!』

 

銀目コウキ『さぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てめぇの罪を命で償え』

 

オレンジプレイヤーB『ひっ!?』

 

ギィヤア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!???

 

…………………………………………………………………………

 

……そうやって俺はそんな日をほぼ毎日……繰り返していた……あるときは……

 

オレンジ女プレイヤー『な、何よ!?私はレアアイテムを』

 

銀目コウキ『そんな物の為にギルド仲間を罠に嵌めてアイテムや金をむしりとろうと?ふざけんなビッチが!』

 

ザシュ!

 

……外道に堕ちた女に手をかけ……あるときは……

 

オレンジ子供プレイヤー『離せよ!!何で止めんだよ!?止めるなよ……僕は……僕はもっと殺りたいんだよ!!』

 

銀目コウキ『…………』スッ……

 

……人に手をかけるのを……人殺しを楽しむ子供を手をかけ……

 

そんな人の欲望を塗りたくったような暗く……そして深い闇の世界にその身を置いていた……けど俺は逃げだそうとは思わなかった……それは。

 

銀目コウキ『…………』

 

アスナ『フフフ……!』

 

銀目コウキ『…………』

 

……俺は遠くでキリトがアスナと楽しくやっているのを見ていた……そして俺はいつも見てこう思う……

 

……あいつらの笑顔を守る為に俺は戦うんだ……と

 

そして後にラフィン・コフィンの壊滅後……俺は定期的に裏の情報を取りつつもまた『表舞台』に戻ってきたのだ……が

 

コウキ(まだ終わりではなかった……そして今度はフィリアまでも……!)

 

ガン!!

 

俺は壁に強く拳を叩きつけた……現実だと拳から血が出てるほどの力で叩きつけたがゲームの世界では血すら出ない……

 

コウキ(また……『戻る』のか……仕方ない……か)

 

そう言って俺はお風呂場から出る……このときすでに俺は銀目となっていたのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ!

 

コウキ「ふぅ……」

 

クル「クル」

 

ドアを開けると部屋の真ん中にPoH達を追跡していたはずのクルがいた。

 

コウキ「クル!無事だったか!PoH達の居場所がわかったか?」

 

クル「クルゥ……」フリフリ……

 

俺はクルに聞いたがクルは首をふった……PoH達の居場所まで追跡出来なかったらしい……

 

コウキ「そう……か……けど手がかりはつかんだろ?」

 

クル「クル!」フリ!

 

するとクルは首を縦に振った。

 

コウキ「そうか……クル、今日はもう休め……」

 

クル「クル……」

 

そう言うとクルは俺のベットに乗り……そのまま体を丸めて寝だした……

 

コウキ「…………」

 

俺はそのまま本棚の前へまで歩き……そこでいくつかその本棚の本を『引く』、すると

 

ギッギッギッギッ……

 

本棚は一度前に出たあと、左右横にスライドした……そしてそこには……!

 

コウキ「……『また』……着ることになるとはな……」

 

そこにはかつて……自分が『狂残光の銀目』と言われていた頃の数々の武具が楔に引っ掻けて飾られている……

 

まず見るのは……額の部分に肉厚な短剣が角のように伸び……口元も装甲で覆われた銀色の兜……

 

胴体部分は銀色のマントの中に隠れてよく見えないが、最低限の装甲で、あとは幾つもの色々な武器が仕舞える鞘やホルダーが沢山、前や後ろに着いている……

 

両腕部分は肩にはマントを止めるようの金具謙装甲が、そして肩から下は胴体部分と同じように投擲武器用のホルダーが着いており、両腕にはガントレット……それも装甲→隠しダガー・衝撃吸収布防具の三重構造で作られている……

 

両足部分は前の足関節と足先部分だけ装甲が着いており、足の裏も踏ん張りが着くようにゴム性で出来ており、太股部分にはまた投擲用ダガーのホルダーが両太股側面に三つずつ、下斜めに並んで着いている。

 

この防具はまさに多対一でも……『人を分解出来る』……そうゆう設計の元に作られていた……

 

そして今使っている防具……『ブルーリザードシリーズ』も元はこの防具で、通常戦闘用に設計を作り替えたものである……

 

そして武器もこれまた『変わり種ばかり』である……

 

先ずはメインである片手剣……片刃タイプの剣でクラインの持つ太刀と似たタイプの剣であるが……ただ違うのはそれ『ら』が短長様々で普通の片手剣としての普通のサイズもあれば小太刀のサイズもある……そしてもう1つ違うのはそれらには『刀身』のみで『持ち手』がなかった……

 

それは元からそういう設計だった、これ自体の設計元となったのは進○の巨人で主人公達が持つ剣と同じで、切れ味が損なったらすぐに取り換える……悪くいえば使え捨てである……なので持ち手は持ち手であり、鞘に差し込んである刀身に持ち手を差し込めば一つの剣となる、それが予備を含めて四つある。

 

なぜそんなことをするかと言うと多対一で戦う場合どうしても剣の切れ味が損なってしまうからである、それに剣はどれも切れ味を特化してて耐久性がほとんどない代物であったから……そして剣の短長も間合いによって使い分けているからだ……

 

他には鞭……『スピアアンカー・ウィップ』、これは逃げ出すプレイヤーを捕らえて引き寄せる為の武器で……先端が槍状になっており、突き刺したあとは船とか着いているアンカーのように割れて、楔となって突き刺されたプレイヤーは引き抜けなくなって逃げられなくなる、とゆう設計で作られている……

 

あとは……副武器で投げナイフ(麻痺毒付き)に手投げとしても使えて、指弾としても使えるペアリング弾、そして小振りだが切れ味抜群のチャクラム(円月輪)でそれらそれぞれホルダーの中に収納されている……

 

これら全部『狂残光の銀目』として動いて頃の武具である……

 

コウキ「これで……すべてを終わらせる……」

 

コウキ(この血生臭い……人同士の殺し合いを……)

 

ふっと俺は……キリト達の顔を脳裏に浮かべた……そして。

 

コウキ(アイツらとは……もう会えなくなるな……前みたいに正体を隠して会っていたが……PoHの野郎に正体をバラされた……はぐらかそうとしても後に知られるだろう……こんな奴が友達面でいたなんて……どんな反応するんだろうか……失望か?……蔑みか?どちらにしろもう友達としていられないだろう……な……けど)

 

俺はギュ!っと……右手に握りこぶしをつくる……そして月の光で浮かび上がる十字架状の傷を見て心の中で叫ぶ!

 

コウキ(もう二度と……あの『過去』を!繰り返すようなことは起こさせない……!!だから!!)

 

目の前にあるかつての防具に拳を当てる!

 

コウキ「また……力を貸せ!!」

 

そのとき、兜の目のところからキラリと銀色の光が光った……

 

コウキサイドエンド




銀目コウキの設定元になったのはスター・ウォーズの暗黒面へと堕ちて行くルーク(後のダースベイダー)をモデルになっております……(なお容姿などは関係ない)

防具の設定の殆んど、SFよりの暗殺兵をモデルにしてますが頭の防具はスパロボOGのアルトアイゼン(角の短剣はアーマリオンが元になっている)の頭をモデルにして。

腕の防具はGガンのシャイニングガンダムを元になっている。(あれも三重構造ような物)

次回もお楽しみに!!


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罪の告白……

皆さん……明けましておめでとうございます!!(遅い)

えー今回の言い訳(そうとしか言えない……)は若干スランプもありますが……一番の理由は…………休日必ず大掃除(白目)

あんまりだぁ!!!。+゚(゚´Д`゚)゚+。

……えーでは改めまして、新年第一話……だいぶ暗めです……申し訳ありませんがどうぞ!!


前回のあらすじ、蘇りし純銀色の武具

 

コウキが部屋へと戻って数十分後……

 

ユウキ「……とゆうことでどうにか抜け出せたんだ……」

 

ユウキとキリトたちはそれぞれの身に起きた……ラフィン・コフィンとの出来事を話していた……

 

アスナ「本当に、無事に帰ってきてくれてよかったよ」

 

リーファ「まったく……キリト君もそうだけどコウキさんもいっつもトラブルに巻き込まれるんだから」

 

ラン「ですね……」

 

リズ「いやあ、これは巻き込まれたっていうより自分で突っ込んでいった、でしょ?キリトたちに関しては大人数による奇襲なのにうまく逃げ出せるのが……特にキリトとハンクらしいし、コウキたちはまんまと騙されて罠にははまって……それでも抜けて来れちゃうのがコウキらしいけどさ」

 

シリカ「その……フィリアさんは本当にキリトさん達を騙したんでしょうか?フィリアさん自身も、騙されていたとか……」

 

リズ「それはないんじゃない?ごめんねって言葉が聞こえたんだから」

 

ハンク「それには同意する、コウキ達と別れる前に今回の攻略予定の場所を聞かれたから答えた……いくら人数がいたとしてもあんな人数が一つのエリアに留まってるのはおかしい……事前にフィリアから伝えられたんだろう……」

 

キリト「けど、たぶん何らかの事情があったんだ」

 

ユウキ「ボクもそう思う……そうじゃなければ……」

 

リズ「どんな事情よ!死ぬかもしれないダンジョンに人を落としておいて、これって立派なPKだよね!?事情も何もあるもんですか!」

 

ユウキ(けど……けど……フィリアがあんなことをするなんて……とても思えないよ……)

 

ラン「リズさん……お気持ちは分かりますが……少し落ち着いて下さい」

 

リズ「……ごめんユウキ……」

 

ユウキ「うぅん……」

 

シノン「……私もリズに賛成、キリト達はしばらく《ホロウ・エリア》には行かない方がいいわ、よくは知らないけど、オレンジギルドの連中もいるんでしょう?」

 

ラン「……こちらも全員で行けるならともかく、あちらに行けるのは私とユウキ・コウキさん・ハンクさん・キリトさんにキリトさんに同伴のもう一人……六人……1パーティーにも満たしていません……」

 

シリカ「……そうですよね」

 

リーファ「あたしもあんまり行ってほしくないかなあ……今回の話を聞いたら……危なすぎるよ」

 

ユイ「パパ……おでこにシワが寄っています」

 

キリト「…………」

 

ユウキ「……ねぇ」

 

皆「「「「?」」」」

 

ユウキがなにか言いだそうとして……中々言いだそうとしないので全員ユウキに振り向く……

 

ユウキ「……『狂残光の銀目』って……なに?」

 

ハンク「…………!」ピクッ!

 

何人かがユウキの言葉に反応した!他は頭に?マークを浮かべていた……

 

シノン「『狂残光の銀目』?」

 

リーファ「何ですかそれ?二つ名かなにかですか?」

 

シリカ「あたしも……聞き覚えはあるんですが……何でしたっけ?」

 

っと以下三人……が他は……特にハンクが深刻な顔をしていた。

 

リズ「えっと……それは……そういえば私も……客の噂話くらいの話しか知らないわ……」

 

クライン「そりゃあそうだ、そいつの存在自体男なのか女なのか……それすら謎に包まれている」

 

エギル「噂も……良くない話ばかり出てくるからな……女だろうが子供だろうがオレンジなら殺す、PKを殺すPK……PKK(プレイヤーキラーキラー)との噂だ……」

 

ラン「…………」

 

クライン「『狂残光の銀目』ってのは一番言われてる二つ名で……他には『純銀色の断罪者』仮想世界の切り裂きジャック、『ホロウ・ザ・リッパー』なんて言われてて……まぁあることないこと言われてるわな」

 

キリト「実際に見たって人がいないから架空の人物か、伝説のプレイヤーとして語られているからな……」

 

アスナ「けどその人って前から噂されることがなくなったよね?」

 

キリト「ああ……死んだのかあるいわ……何であれそいつは姿を消した……けどユウキ、何でその名前を知っているんだ?」

 

そしてまた皆がユウキのほうへと向く……そしてユウキは……

 

ユウキ「PoH……PoHって人が言ってたんだ……」

 

キリト「PoHが?……確かにPoHの奴なら知ってても可笑しくないな……けど誰に向かって言ったんだ?」

 

ハンク「…………」

 

ユウキ「あのとき……落とし穴に落ちそうになってたとき……コウキに向かって言ったんだ……」

 

ハンク「……!」

 

シノン「……あっ!?」

 

シノン(まさか……そんなことって……!)

 

ユウキ「『あばよ……『蒼の竜剣士』……いやぁ……『狂残光の銀目……よ』』……って」

 

リーファ「……えっ?蒼の竜剣士って……確かコウキさんの二つ名だよね……?」

 

シリカ「は、はい……けどそれって……」

 

リズ「……つまりコウキは……狂残光の銀目……」

 

クライン「嘘だろおい……」

 

キリト「……っ!」

 

ユウキ「…………」プルプルプル……

 

シノン(……あのとき……コボルド・ロードとの戦いのとき……コウキは銀目になってた……人違いとかじゃない……)

 

シノン「……ハンク……ラン……あなたたちは知ってたわね?」

 

シノンは二人に探りを入れた……ハンクは目をつぶり……ランは体をピクンっ跳ねた……

 

ラン「そ、それは……」

 

ハンク「いや、ランは詳しくは知らない……ただそうゆうことを……コウキがしている……それぐらいだ」

 

シノン「っ!なら!アンタは!!」

 

ガタッ!

 

みんな「「「「!!?」」」」

 

皆が音がした方へ見た!そこには階段を下りようとしているコウキとクルの姿が……そして今もコウキの目が銀目になっていた……

 

コウキ「…………」

 

ラン「コ、コウキさん……」

 

シリカ(リ、リズさん……)

 

リズ(ええ……気づいてる……)

 

リーファ(コウキさんの目……銀色に……)

 

エギル「も、もう起きて大丈夫なのか?」

 

コウキ「……知ったんだな……?」

 

エギルの返事を答えず、コウキは聞いた……皆は目を背ける……がそれが答えだった……!

 

ハンク「コウキ……これは……」

 

コウキ「いいんだ……むしろ手間が省けた……」

 

ハンク「…………」

 

コウキ「……俺は最後らへんのほうしか聞いてなかった、誰が言い出した……?」

 

ユウキ「ボ、ボクが……」

 

コウキ「……やっぱり……か……あのとき聞こえてたか……」

 

クライン「な、なぁ……本当なのか?本当にお前があの『狂残光の銀目』なのか?」

 

コウキ「……ああ、俺が……あの『狂残光の銀目』だ」

 

ハンク「…………」

 

クライン「マ、マジか……」

 

アスナ「け、けど本当なの?コウキ君が……人を……」

 

コウキ「アスナ……すまない……けど……これが証明だ」

 

ポッ!ポッ!シュイイーン!!

 

コウキは装備ウィンドウを操作し、設定してたの一括装備した……そしてそれは……全身が銀色に染まっている武具を身に纏っていた……

 

みんな「「「「…………」」」」

 

コウキ「…………」

 

皆が驚きを隠せない表情のまま、コウキは兜を外して脇に挟んでから話を続けた。

 

コウキ「これが俺の本当の姿……狂残光の銀目と言われていた俺の姿だ……」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ「…………」

 

キリト「……なぁ、なぜ……そんなことをしていたんだ?」

 

コウキ「……PKによる被害を食い止めるのと同時に抑止力の為にだ」

 

アスナ「抑止力?」

 

コウキ「……人が恐怖する中で何が怖いと思う?」

 

リーファ「コ、コウキさん?」

 

コウキ「それは……『見えない恐怖』だ……」

 

リズ「見えない……恐怖……?」

 

コウキ「……見える恐怖は……ある程度その驚異がわかったうえで人は無意識で避けようとするかそれに抗おうとする……が見えない恐怖は体をすくませ、考えをおぼつかせなくする……」

 

アスナ「それって……どうゆう?」

 

コウキ「わからないか?俺の銀目としての存在は見えない恐怖!つまりはいつ襲ってくるかわからない恐怖の存在!!PK行為をしようとするものなら俺とゆう恐怖の存在がついて回る!!それが恐怖による抑止力となる!!」

 

シリカ「そ、んなことって……」

 

コウキ「事実オレンジやレッドプレイヤーによる被害は減っている、俺とゆう虚ろな恐怖がいつもの……日々送っている平和に一役買っている……」

 

キリト「けど……何故……何故なんだ?何でお前なんだ!?別にお前じゃなくったって出来たことだろう!?何でお前一人がそんなことをしてなきゃいけないんだ!?」

 

コウキ「お前じゃなくったって?むしろ俺が適任なんだよ」

 

キリト「なに?」

 

コウキ「俺は幼少の頃から……人の心の闇を見てきた……色々な形として表れる様々な悪意を……憎悪!残虐性を!!そんなものを真っ正面からぶつかり続けば正気ではいられない……けど俺はそれを見続けて……最終的には俺は……人を斬るのを……躊躇いなどなくなった……」

 

ユウキ「コウ……キ……」

 

ラン「コウキさん……」

 

コウキ「分かるか?俺はお前らと違って善人じゃない……狂人だ……ほんと……アイツらがつけた二つ名に……相応しいな……皮肉なくらいに……はははっ……」

 

コウキは乾いた笑い声をあげた……他は何を言えば分からないでいた……

 

コウキ「……フィリアの件……俺に任せろ」

 

キリト「なに?」

 

コウキ「それだけじゃない、もうお前らはホロウエリアには来るな」

 

ユウキ「な、なんで!?」

 

コウキ「なんでか?足手まといだ」

 

ユウキ「っ!?」

 

コウキは声質を変えて言った、それはデトネイター・ザ・コボルドロードと戦っているとき、ユウキとフィリアの窮地を助け……最後にデトネイター・ザ・コボルドロードを一人で倒したときの……冷血めいた声質だった。

 

クライン「け、けどよ!!」

 

コウキ「その人の命を断とうとするとき、一瞬躊躇えば殺されると、あの戦いで思い知らなかったかクライン?」

 

クライン「うっ……」

 

その言葉にそれ以上言えなくなったクライン……他にもキリト・アスナ・エギル・ハンクも同じように感じていた……

 

コウキ「……こんな奴が……仲間……いや友達づらでいたのは謝る……がこれでさよならだ」

 

ユウキ「えっ……?」

 

コウキ「当たり前だろ?どの面さげて今まで通りに友達としていられるんだ?それに……これが俺なりのけじめだ」

 

ユウキ「けじめって……そんなぁ!」

 

コウキ「……兄貴はフィリアの件を俺に信頼して任せてくれと……が、それなのにお前らに危険な目に合わせた……俺の責任だ……」

 

ハンク「コウキ……それは」

 

コウキ「言うな兄貴……分かっているから……」

 

ハンク「…………」

 

コウキ「……だから……俺のことは忘れて……いつも通りに過ごしてくれ」ニコッ

 

ユウキ「っ……!」

 

パシン!!

 

皆「「「「!!?」」」」

 

コウキ「…………」

 

……コウキが笑顔を向けた瞬間……ユウキがコウキの頬を強くはたいた……コウキは叩かれた頬を触れながらユウキを見ていると……

 

ユウキ「……でよ」

 

コウキ「ユウキ……」

 

ユウキ「ふざけないでよ!!!」

 

ユウキは下にうつむきながらも叫んだ……!その瞳から涙を流しながらも……ユウキは……

 

ユウキ「何が……忘れてだ……何がいつも通りにだ……」

 

コウキ「……ユウキ……けど俺は……」

 

ユウキ「っ!コウキの馬鹿!!わからずやぁ!!」

 

タッタッタッタッ……!

 

ラン「ユウキ!!」

 

ユウキは階段へ上がり……自分の部屋へと走っていった……

 

シノン「コウキ……あんた……!」

 

コウキ「……何とでも言ってくれ……」タッタッ……

 

リズ「ど、何処へ行くのよ!?」

 

コウキ「……少し体を動かしに行く、この装備での戦いは久しぶりだから型の確認などしておかないと……今の鈍りきった剣じゃ……奴には勝てない……」

 

ハンク「……今の奴はそこまでなのか?」

 

コウキ「ああ……前に会ったときより動きが洗練されていた……明日にはこの鈍りきった剣を鍛え直さないと……」

 

ハンク「そうか……」

 

コウキ「……兄貴、いつもの頼む……後で受け取りに行く……」

 

ハンク「……わかった」

 

コウキ「……それじゃあ皆……達者で……さようなら」

 

タッタッ……ガチャ!

 

キリト「……!待てっ!!」

 

コウキが店から出たあと……キリトは後を追いかけるが……もう既にコウキはいなくなっていた……

 

キリト「…………くっ」

 

クライン「……っ!」

 

ダン!!

 

すると突然、クラインはハンクの胸ぐらを掴み、そのまま壁へと叩きつけた!!

 

ラン「クラインさん!?」

 

クライン「……なんで」

 

ハンク「…………」

 

クライン「なんで止めねぇんだ!!なんでそんなに冷静でいられんだ!?お前の弟だろ!?なんで……お前が止めようとしねぇんだ……」

 

エギル「クライン……」

 

ラン「っ……!」

 

ハンク「…………」

 

クラインは徐々に声をおとした……それはクラインが猛烈な悔しさを……自身に責めていたからだ。

 

「なんで気づかなかった……」「なんで頼ってくれなかった……」「なんでアイツが……そんな目に合わなきゃいけなかった……」っと……

 

シリカ「これから……どうすれば……」

 

リーファ「……今日は色々とあってもう……なにがなんだかもう……」

 

リズ「そうね……本当……あの馬鹿……っ!」

 

シノン「…………」

 

アスナ「コウキ君……これからどうするんだろう……」

 

キリト「……少なくとも……コウキはPoHとの決着をつけるつもりだろう……そしてフィリアとも……」

 

アスナ「そんなぁ……!」

 

キリト「…………」

 

ユイ「あの……パパ」

 

キリト「……ん?あ、ああ……なにユイ?」

 

今まで口を閉じていたユイがキリトに声をかけた……

 

ユイ「そのですね……コウキさんが言っていた話……おかしいんです」

 

キリト「なに?」

 

ハンク(……まさか)

 

ユイ「私がパパとママと会う前……私がまだ《メンタルヘルス・カウセリングプログラム》として皆さんを見ていたとき……皆さんの暮らしの日々を見ているなか、コウキさんの日々も見てました……」

 

ハンク「ちょっと待ってくれユイ」

 

するとハンクはユイを止める。

 

ユイ「はい?」

 

ハンク「ちょっとそのことを皆に伝える前に、俺と二人で聞かせてくれ……大事なことだ……キリトいいか?」

 

ユイ「パパ……」

 

キリト「わかった……後で話してくれるな?」

 

ハンク「……内容次第だ……行こう」

 

そう言ってハンクはユイを連れて自室へと向かう……

 

………………………………………………………………………………

 

数十分後……

 

キリト「…………」

 

アスナ「……あっ!戻ってきた!」

 

ユイ「…………」

 

ハンク「はぁ……」

 

皆がハンクとユイを見ると……ユイはどこか明るい表情を浮かべ、ハンクはため息をあげていた……

 

リーファ「な、なにかあったのかな?」

 

シリカ「さ、さぁ……」

 

リズ「なんか……ハンクがお疲れ顔してるし……」

 

ハンク「色々とバレてるし……」

 

キリト「それでいったいなにを?」

 

ハンク「少し待て、その前にユウキを呼んできてくれ……この話は全員に……この面子のみで話しておくべきの話だ……」

 

ラン「あ、じゃあ私が」

 

シノン「私も行くわ」

 

そう言って二人はユウキの部屋へと向かっていった……

 

ハンク「……ついに話すことになったか」

 

するとハンクは誰にも聞こえない声量で一人、愚痴た……




次回、『『真』の真実』……次回もお楽しみに!!


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『真』の真実

今日でやっとホロウ・リアリゼーションをクリア出来た……(何せやりだしたら小説が必ず滞るから……)

今でも信じられない……なんでジェネシスの中の人がジョ○サンと同じ中の人なんだよおおお!!?性格が真逆すぎるだろ!?(声優すげぇ……)

そしてホロウ・リアリゼーションが終わっても次の大型アップデートが残ってる……先が長いなぁ……

この話は本当ならPoH戦のときに書こうかなと思ってましたがこっちを先にしました!

では……コウキの「本当の真実を」どうぞ!!……ちょっと意外な人物が出ます!!


前回のあらすじ、闇へと消えたコウキ……

 

ユウキの部屋……

 

ユウキ「うっ……うっ……」

 

ユウキは一人……布団にくるまり……頬を涙で濡らし……それが布団にまでかかっていた……

 

ユウキ「なんで……頼ってくれないの……なんで……一人で苦しみに耐えてないといけないの……」

 

ユウキが悲しみにくれていると……

 

コンコン!

 

ラン「ユウキ?」

 

シノン「ユウキ……いる?」

 

ユウキ「…………」

 

ユウキを呼びに来たランとシノンが呼びかけた……が

 

ユウキ「帰って……今は……一人になりたい……」

 

ラン「ユウキ……」

 

シノン「…………」

 

ユウキの拒絶の言葉に二人はなにも言えなくなるが……シノンは。

 

シノン「ユウキ……聞いて、今さっきハンクがコウキのことで話があるって言ってたの……それでユウキにも来てほしいって……」

 

ユウキ「…………」

 

ラン「ユウキ……聞くだけ聞いて見ましょう……?」

 

ユウキ「…………」

 

ガチャ!

 

すると、扉が開き……ユウキが顔を出した。

 

ユウキ「…………」

 

ラン「ユウキ……」

 

シノン「…………」

 

ユウキ「わかった……話だけ聞いてみる……」

 

ラン「ユウキ……!行きましょう!」

 

シノン「……ええ」

 

ユウキ「…………」

 

そして三人はハンク達の元へと戻ってゆく……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

ハンク「……来たな」

 

ラン「お待たせ致しました」

 

ユウキ「…………」

 

シノン「それで、話は?」

 

ハンク「分かっている、まずは席についてくれ」

 

そう言うとさっきまで通常のお店の机並びが会議室など縦一列の並びになっていた、そしてその一番前にハンクは座っていた。

 

三人は空いている席に座る。

 

ハンク「……話をする前に一つ伝えておく……これからする話は、話を漏らせば……シャドーナイツにとって……特にコウキにとって……アイツにとって今まで決死の行いを無駄になる……聞きたくないってなら部屋に戻れ」

 

ハンクがそう言うが誰も席を立ち上がろうとしない……

 

ハンク「では話す……この話を知っている当事者であるコウキにそれに協力していた俺とごく少数の……各有力ギルド・商業ギルドのギルドリーダー、アルゴを含めた信頼出来る情報屋、それにこの件で一番に協力してくれたのが……ヒースクリフだ」

 

キリト「なんだって!?」

 

アスナ「団長が!?なんで!?」

 

 

ハンク「待てまて、その前にこれを見てくれ……」

 

ハンクはストレージから書類アイテムを幾つか出し……それをユイに渡して配った……そしてそれは……

 

アスナ「これって……」

 

キリト「プレイヤーリスト?これがなんだ?」

 

それぞれ書類を見て……それでも分からずに?マークを浮かべる……そしてハンクは。

 

ハンク「それに載っているのはオレンジ……それにレッド、更にそれらを協力していたプレイヤーのリストだ」

 

皆「「「「えっ!?」」」」

 

ハンクの言葉に皆は改めて書類を見る。

 

リズ「これが……全員?」

 

エギル「……幾つか名前の上に横線、斜め線が入っているな」

 

ハンク「横線の奴は……亡くなったプレイヤーを示して……斜めのプレイヤーは今も牢獄に入られている奴らだ……そのリストに載っている奴全員コウキが関わっている」

 

皆「「「「?……はぁあああ!!?」」」」

 

ハンクの言ったことに最初は分からず……後に皆は叫んだ!ハンクとユイはうるさそうに耳を塞ぐ……

 

ユウキ「えっちょどうゆうこと!!?」

 

クライン「ちょ、ちょっと待て!?と言うことはこの横線も斜め線も入ってない奴は今も生きてるってことだよな!?それにコウキの奴が関わってるって銀目のほうのコウキだよな!?一体どうゆうことだ!?」

 

ハンク→オチツケ‼( #°Д°)⊃))Д´)タワバッ!?←クライン

 

キリト(あっ……久々に見たな……)

 

ハンク「よく思い出してみろ、コウキが言っていた話の中に一つでも『殺した』とアイツ自身言ったか?」

 

ハンクが言ったことに皆は考えて……それで。

 

ラン「そういえばコウキさん……斬ったとは言いましたが殺したとは言ってませんし……それに言われるがままで自分から何か言おうとはあまりしてませんね……」

 

シリカ「……つまり……コウキさんは……誰も殺してない?ってことですか……?」

 

ハンク「……それを言うためのこのリストだ」

 

ハンクは書類をふりながら続ける……

 

ハンク「このリストは……オレンジやレッドにさせられたプレイヤー……それにオレンジやレッドに協力させられたグリーンプレイヤーのリストだ」

 

リズ「させられた……?」

 

ハンク「……全員が全員に自分からオレンジになったわけじゃないってことだ」

 

エギル「……つまりは」

 

ハンク「そうだ、コウキはオレンジやレッドから皆を守るのと同時にオレンジとレッドにさせられた人を助け出していたんだ」

 

リーファ「け、けど……それをどうやって……」

 

ハンク「まずは敵の無力化……先にオレンジにさせられた奴を真っ先に手足を切り飛ばして戦闘不能状態にして……後の奴らも同様に切り飛ばして、そして尋問してから……殺気を出しての剣で切りにかかり……目の前にすんどめで相手を気絶させて、後はそいつらを回廊結晶で黒鉄宮の牢獄送り、させられたほうには事情を話して助け出す……」

 

キリト「……けどそれだといくつか問題があるんじゃないか?助け出したあとの住みかとか……それこそ生きてるってことは《生命の碑》に名前が横線入れられてない、結局生きてることバレんじゃないか?……ってまさか」

 

ハンク「……まぁなんだ……それをバレないようにしてくれたのは……ヒースクリフなんだ……」

 

ハンクを髪をかきむしり、ため息をつきながらも続けた。

 

ハンク「……俺がコウキがこれからすることを知り、後々に起こりえることに頭を悩ませていたとき……まだ血盟騎士団がなかった頃のヒースクリフに声をかけられた……」

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンクサイド

 

ある酒場……

 

ハンク『はぁ……』

 

俺は酒場の片隅で一人……酒をちびちび飲んではため息をついていた……ため息をつく原因は勿論。

 

ハンク(……コウキがすることは悪いことじゃないが……が数人ならばまだしも、助け出せば助け出すほどにバレるリスクが増える……他にも問題が……はぁ……どうすれば)

 

ハンク『はぁ……』

 

俺は……コウキのやろうとしていることに頭を悩まして……どんなに考えてもそれは無謀としか言えないことだった……コウキにそれを止めることに決めた俺は席を立とうとしたときだ……

 

???『おや?こんなところで一人酒かい?珍しいこたもあるもんだね』

 

ハンク『ん?』

 

振り向くとそこには当時はたまに会う、ただの飲み仲間で俺の中では『物知り博士』と内心勝手に名付けていた……ヒースクリフだった……

 

ハンク『……あんたか……そっちこそあまり酒など飲まないあんたがここに来るなんて……珍しいじゃねぇか』

 

ヒースクリフ『まぁね、今日はちょっと飲みたい気分なんだ』

 

ハンク『……そうか、まぁ一杯奢ってやる』

 

ヒースクリフ『いいのかい?』

 

ハンク『……何ちょっと気分を変えたくてな……ちょっと付き合ってくれ』

 

ヒースクリフ『……ならお言葉に甘えて……』

 

そう言って俺とヒースクリフはちょっと情報交換してから酒と肴をつまみながら世間話していた……そんなときだ。

 

ヒースクリフ『……それでハンクよ』

 

ハンク『ん?』

 

ヒースクリフ『君は何を悩んでいるんだい?』

 

ハンク『……何のことだ?』

 

ヒースクリフ『嘘をつくんじゃない……君は何か悩んでるとき、一人で酒を飲んで……考えを募らせている……君にはそうゆうところがある……』

 

ハンク『…………』

 

俺は……このとき悩んだ……この件をヒースクリフに話すべきか否か……だがこのときの俺は何より……ひとすじの希望にすがりをつきたかった……そして。

 

ハンク『あのなヒースクリフ……』

 

ヒースクリフ『何だね?』

 

ハンク『……第一層にある《生命の碑》……あれの生存表示……死亡表示に偽造出来ないか?』

 

ヒースクリフ『……詳しく教えてくれないかね?』

 

俺はこれからコウキがすることを嘘を言わずにヒースクリフに言った……ヒースクリフならあるいは……そんな希望を抱いて……そしてヒースクリフは。

 

ヒースクリフ『……そうゆうことか……ハンクよ、これから話すことは私と君と……そしてコウキ君以外には話さないでくれ』

 

ハンク『……じゃあ!』

 

ヒースクリフ『ああ……ある、《生命の碑》の生存表示から死亡表示への変更、偽造することは……それに後々に必要となる情報もね……』

 

このときのヒースクリフは不敵な笑みを浮かべていた……

 

後日……ヒースクリフが住んでいる宿でヒースクリフに教えて貰ったのは……生命の碑がある隠し部屋、そこにあるコンソールであるパスワードを入力すると生存表示から死亡表示への偽造が出来た……

 

ヒースクリフが言うには生命の碑以外に何かあるじゃないかと調べていたら、隠し部屋を見つけてそこでコンソールを弄っていたら生存表示から死亡表示への変更……逆に死亡表示から生存表示への変更が出来た……パスワードによっては他にも出来ることがあるのでないかと思われたがヒースクリフは「下手に弄くって全員が死亡することになったら洒落にならんからね」っとはっはっはっ!っと笑っていたが正直笑えなかった……

 

それ以外にもいくつかの各層にあるマップ不表示であり、モンスターも出こない安全地帯の情報だったり、必要資材……アイテムが出るドロップ場所やら資材を加工に必要な人材、商業ギルドから見つけ出したプレイヤーの紹介などなど……これからするのに必要なことは全部ヒースクリフが用意していた……さすがに俺もこんな情報屋顔負けの情報に怪しんだが……ヒースクリフは「これは地道な探究と情報集めと運の結果だよ」っとドヤ顔で言った……このとき俺は「流石ヒースクリフ!普通のプレイヤーじゃ出来ない事を平然とやってのける!!そこに痺れる!憧れるぅぅぅっ!!!」っと某モブキャラが言ったことをそのまま真似して言ったら……ヒースクリフからジト目された……(解せぬ)

 

……後に考えてみればゲームマスターだから知っていて当然だ……皮肉なものだこのことが起きた原因から助けを得ていたのだから……それが助けになったのも事実だ……

 

それはともかくこうして俺とコウキはヒースクリフ以下他のプレイヤーにも助力を得ながらも表(俺)裏(コウキ)で協力の強要をさせられていたプレイヤーの救出を続けた……

 

ハンクサイドエンド

 

……………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンク「……と言うわけで、コウキのプレイヤー救出にヒースクリフが大きく関わっていた……」

 

アスナ「団長……」

 

キリト「……きっと茅場はこの世界のクリアに頑張っているプレイヤーの邪魔となるPKには困っていたんだろう……だからコウキの活動を願ったり叶ったりなんだろう……」

 

ハンク「だろうな……」

 

キリト(変なところで律儀な奴だな……けど茅場らしいな……)

 

ハンク「……ともかく、ヒースクリフの助力によりプレイヤー救出活動が可能となった俺達はコウキが助け出したのを俺はそのプレイヤー達の世話役など……色々としていたわけだ……正直コウキと一緒に救助活動が出来ないほどの忙しかった……攻略もあったしな」

 

キリト「……色々と納得した、けどこれほどのことを……教えてくれてよかったのか?」

 

ハンク「お前が一番ユイから聞き出そうとするだろうが、それでユイに迷惑などかけられんからな」

 

キリト「……ごもっとも」

 

ハンク「……が何も良いことばかりではなかった」

 

シノン「……この線が引かれてる人達ね」

 

ハンク「ああ……斜め線の奴はもう手遅れで……殺人に快楽を感じ……殺しに染まってしまった奴を牢獄送りに……横線に入っている奴は……既に殺された奴か……もしくは……」

 

リズ「もしくは……って何よ……」

 

ハンク「……助けられた奴の中には仲間を……恋人や兄弟が殺された奴が大抵いて……助けられて自分だけが生き残って罪悪感に押し潰されて……後に自殺するにまで陥る奴もいた……」

 

シリカ「それって……」

 

ハンク「そうだ、コウキはモンスターや罠で殺される人以外の死んだ奴をあいつが一番見てる……!あいつがいる場所は死んだ奴らの血に染まった……屍の山の上に立っているんだ」

 

皆「「「「………………」」」」

 

ハンク「……これがコウキの……本当の……真実だ……」

 

皆は……コウキのあまりにも壮絶で、過酷な真実に……言葉に何も言えなくなっていた……

 

このとき……外は満月で暗闇を明るく照らしていた……




ちなみにこの話はガールズオプスのルクスの話(三巻目)をモデルとなってます……普通に考えてみてもPoHなら無理矢理協力させている……のでコウキはそれを助けています……

では次回もお楽しみに!!


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三人のそれぞれ……

完全本気回前編……どうぞ!


前回のあらすじ、ヒースクリフのファインプレイ!

 

コウキサイド

 

フィリアの隠れ家

 

俺は皆から去ったあと、真っ直ぐフィリアの隠れ家に来ていた、手がかりを探す為に……がそこには何も手がかりはなかった……あったのは。

 

コウキ「フィリア……」

 

俺の手にはフィリアの短剣……メタルソードブレイカーを持っている……焚き火近くに突き刺さっていて耐久値もあともう少しで無くなる寸前だった……

 

コウキ「フィリア……お前は今何処にいる……?」

 

俺は上を向き、木々の隙間から見える星空を見る……綺麗な星空も今日は心なしか寂しく見えた……

 

コウキサイドエンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィリアサイド

 

???

 

フィリア「…………」

 

……私はコウキとユウキを落とし穴へ落としたあと、PoHに連れられ、何処か分からないところで軟禁された……

 

フィリア『ちょっと!ここまで連れてきて……なによここ!?』

 

PoH『oH,oH……おれぁ……信じたいのだが何か余計なことをするかも知れねぇから数日ばかしここで大人しくしててくれ、じゃあな』

 

そのあとは食事と水分をPoHのいるギルドメンバーが渡してくるだけで何もしてこない……

 

あとはただ何もないところでただ壁に寄りかかって座っているだけだ……

 

フィリア「……早く終わらないかな……」

 

私はこれから後に起きてしまう運命を抗う為にPoHの策略に乗った……これからもコウキと一緒になれる為に……だから私はコウキ達を……

 

フィリア「…………」

 

私はふっと自分の左腰を見た……そこはコウキが作るのを手伝ってくれたメタルソードブレイカーが差さっている場所である。

 

けど私は隠れ家に置いてきた、これから自分がすることに対してこれは相応しくないと思ったからだ……

 

フィリア「早く……会って……謝らないと……」

 

今でも思い出してしまう……落とし穴に落ちてくコウキとユウキの顔を……それを思い出すと胸が痛む……

 

フィリア「コウキ……ユウキ……早く……会いたいよう……!」

 

また私の瞳から涙が零れた……

 

フィリアサイドエンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキサイド

 

訓練場

 

ザッ!ズバッ!ザッ!ズバッ!ザッ!ズバッ!

 

コウキ「……!……っ!」

 

俺はあれからアークソフィアに戻り、訓練場で……かつての自分の動きを取り戻す為に敵(かかし)を斬っていた……

 

訓練内容としては手足のあるかかしを50用意し、それを適度な感覚で置く。

 

そして俺はそれをかかしの手足を(無論身体をぶつけずに)全部斬りながら規定時間までに目標地点に着くという訓練……言うだけは簡単だがこの訓練を細かく言うなら。

 

かかしの手足はそれぞれ赤・青・緑・黄・銀とあって、赤は長剣(太刀)、青は中剣(片手剣)、緑は短剣、黄は投擲武器、銀はソードスキル、などで攻撃をしなければならない、更に言えばそれぞれに向かうルートもある、つまり。

 

『規定時間』までに全50のかかしの手足を『決められた場所』と『決められた武器』で『全部』斬ってなおかつそれらに『身体をぶつけず』に『目標地点』に辿り着くという……素人ならまず無理と言わざるを得ないの事である……が、俺は……

 

コウキ「……規定時間オーバーか……前なら数十秒余したが……」

 

俺は今それを規定時間こそオーバーしたがかかしにぶつからずに全手足を決められた武器で斬って、目標地点まで辿り着いた。

 

俺は剣の感触を確かめながら今のできばえを評価する……

 

コウキ(……まだだな……まだ取り戻しきれてない……があと少しまで近づいている……あと少しで……)

 

そう結論付けてまたやろうとすると。

 

???「こんな夜遅くに練習?」

 

コウキ「!?」

 

コウキ(馬鹿な!?普段ならともかく今の俺が気が付かなかった!?)

 

俺は声がしたほうへ向くと……!

 

ストレア「やっほ!久しぶり!」

 

コウキ「……ストレアか」

 

そこにはしばらく会ってなかったストレアがいた……

 

コウキ(……そういえばストレアはあの場にいなかった……)

 

とりあえず俺は兜を外し、ストレアと面を向かえあった。

 

コウキ「……どうしてここに?」

 

ストレア「なんか寝つけなくて……散歩してたらね……コウキは?」

 

コウキ「……似たようなものだ、ここで訓練してた」

 

ストレア「そう……コウキ」

 

コウキ「……なんだ」

 

ストレア「ずいぶんと変わったね」

 

コウキ「……まぁな」

 

ストレア「うぅん、違うよ?」

 

コウキ「えっ?」

 

ストレア「たぶんコウキが思っているのは装備だと思う、けどあたしが言っているのは雰囲気のことだよ」

 

コウキ「…………」

 

図星だった……ストレアは俺に何があったか感づいていた……!

 

コウキ「……なんのことだ?」

 

ストレア「嘘ついたって分かるよ、前に会ったときとは雰囲気まるで違うもん……なんか……らしくないよ」

 

ピクッ!

 

コウキ「らしくない……だと?」

 

ストレアの言葉に気にさわった俺はストレアに睨み付ける。

 

コウキ「何がらしくないだ?お前に俺の何が分かる!?」

 

カチッ!

 

そう言って俺は剣を掴む……がストレアは怯えはしなかった……むしろストレアは続けて言った。

 

ストレア「……確かにコウキの過去は知らないよ?……けど今までのコウキは知ってるよ」

 

コウキ「……今までの俺……」

 

ストレア「……初めてここで会ったコウキ、その後に再会したコウキ、それからは会うたびに何かと何かしら起きて……そして助けてくれるコウキ……」

 

コウキ「…………」

 

ストレア「……今の君は今までの明るかった自分?それとも暗かった頃の過去の自分?」

 

コウキ「……俺は……俺は……」

 

ストレア「それを答えられるのはあたしじゃない、結局はコウキ、君が答えないといけない、けどヒントなら君の近くに沢山あるよ?」

 

コウキ「ヒント?」

 

ストレア「うん、けどそれも自分で見つけないとね?」

 

コウキ「自分で……か」

 

ストレア「……コウキ、ちょっと目を閉じて?」

 

コウキ「?何でだ?」

 

ストレア「いいから!」

 

コウキ「まったく……いきなり何を……」

 

そう言って俺は目を閉じる……そして次の瞬間!

 

グイッ!ギュ!!

 

コウキ「ムグッ!?」

 

突然腕を引っ張られ、前のめりに倒れて、そして顔面に何か凄く柔らかい物が当たる!

 

コウキ「ムグッ!?ムグッグッ!?(ちょ!?なんだぁ!?)」

 

ストレア「ちょっと!そんな動かないでよ!」

 

コウキ「ムグッ……(えぇ……)」

 

黒コウキ(うほっ!)

 

コウキ・白コウキ((帰れ))

 

……しばらくストレアに抱きつかれ(無理矢理(これ重要)に)、顔面に柔らかい感触を感じつつ……そしてやっと離れてくれた……

 

それからしばらく……俺はストレアに抱きつかれ(無理矢理(ここ重要))……やっとストレアが俺から離れてくれた……

 

ストレア「ふぅ~……」

 

コウキ「し、死ぬところだった……(精神的に)」

 

ストレア「それで?」

 

コウキ「はっ?」

 

ストレア「元気になった?」

 

コウキ「……?……!なるほどな……」

 

さっきの奇行はストレアの励まし方のようだ……だが

 

コウキ「余計に疲れたわ」

 

ストレア「あれぇ?」

 

コウキ「……プッ!ハッハッ!!」

 

ストレア「ちょ、ちょっと!笑わないでよ!!?」

 

俺はいつのまにか笑っていた……さっきまで笑顔なんて忘れたみたいに心を暗くしていた俺がいつのまにか忘れていた……そしてストレアは。

 

ストレア「……やっと笑ったね」

 

コウキ「……ああ、お前のおかげでな……けどストレア、俺は……」

 

ストレア「うん、わかってる、あとはコウキが考えて決めて?」

 

コウキ「……ああ」

 

ストレア「……じゃあ私帰るね?」

 

コウキ「ああ……ストレア」

 

ストレア「ん?」

 

コウキ「ありがとうな」

 

ストレア「…………」

 

ストレアはニッコリと笑ったあとそのまま帰路へと歩いて行った……

 

コウキ「……ありがとうストレア」

 

コウキ(俺に元気をくれて……けど)

 

ストレアのおかげで心の中は軽くなった……が俺は……

 

コウキ「すまない……ストレア」

 

コウキ(俺は……過去で散った人達の為にも……そしてあいつとの約束の為にも……あいつらが俺の世界に巻き込む訳にはいかない……だから)

 

俺は目を閉じて……開くといつもの蒼目ではなく、銀目になっている。

 

コウキ「答えは……今の自分は、過去の……『狂残光の銀目』としての自分だ」

 

そして俺は兜を被り直す、それは自分の決意を固める意味を込めて。

 

コウキ(さぁ……戻ろう……あの暗く……負の感情に染まった闇の場所へ……希望の光を照らし……後にその人の心が希望の光を灯せる為に……)

 

コウキサイドエンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキサイド

 

エギルの店

 

ユウキ「……だけど」

 

皆がコウキのことで黙る中……ボクが口を開くと皆がこっちに向く……

 

ユウキ「だけど……だからってコウキこのままにはしておけないよ!」

 

ラン「ユウキ……」

 

ユウキ「だって……ここでコウキのことを忘れようなんて……今まで一緒だったコウキとの思い出を否定するってことじゃないか……そんなのヤダよ!!……それに」

 

そこまで言ってから……ボクは涙を出しながらも言い続ける。

 

ユウキ「コウキのことを……忘れるわけ……ないじゃないか……」

 

泣き崩れそうになりそうになりながらも足に力を入れて踏み留まる……すると今まで黙っていたキリトが……

 

キリト「……俺も同感だ、今までアイツが抱え込んでいたことを聞いた以上、俺が忘れて何もしないってのはまずない」

 

ユウキ「キリト……」

 

アスナ「キリト君……うん!私も手伝うよ!」

 

ユイ「パパ、ママ!私も出来ることがあればおてつだい致します!」

 

シリカ「あたしも……今までコウキさんにお世話になりぱなしですから……これで恩返しします!」

 

ピナ「キュルキュル!」

 

リズ「……まっ、私もアイツには借りがあるし……それにここで引き下がっちゃったら女が廃るってもんよ!私も協力するわ!」

 

リーファ「アタシも!コウキさんにはここに来てからお世話になってた……だから今度はアタシが力になるだ!」

 

シノン「私も……ここに来て……ここで生きるすべを……アイツに教えて貰った……それに助けにも来てくれた……だから今度は私がアイツを助ける番!」

 

クライン「……へっへっ……俺だってな……アイツには色々とあったがな……それでもよ、いつか現実に帰ったらアイツと飲みに行くと決めてんだ!勿論キリトたちも連れてな、だからここで引き下がれるかってんだ!!」

 

ハンク(あっ、蘇った……今まで気絶してたが……気を伺ってたのか?)

 

エギル「……オレも店のことで世話になってるし……それにこいつらのストッパーもしないとな」

 

ラン「私も……ハンクさん達に助けられて……ギルドに入ってからも助けられてばっかでした……けどこれで今まで恩を返します!」

 

ユウキ「姉ちゃん……皆……ありがとう」

 

皆が……コウキの為に頑張ろうとしてくれてる……ボクは……何だか涙が止まらなくなっていた……

 

ハンク(……ヒースクリフ……見てるか?今までアイツが本心では孤独だった奴が今ではこんなにも仲間に恵まれているんだぜ……アイツは『本当の勇者』なのかもな……けど今は……)

 

ハンク「盛り上がってるところすまないが……何にしてもまずはコウキのこと何とかしないと」

 

キリト「そうだな……」

 

ハンク「今のアイツになに言っても無駄だろ……何か他のことでアイツをどうにかしないと……」

 

ユウキ「……(グシグシ)……ハンク、そのこと何だけど」

 

ハンク「……なんだ?」

 

ユウキ「この件……ボクに任せてくれない」

 

ボクは覚悟を決めた目でハンクを見た。

 

ユウキサイドエンド




次回……『銀目コウキVSユウキ……純銀色の絶望と黒紫色の希望』お楽しみに


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『銀目コウキVSユウキ……純銀色の絶望と黒紫色の希望』

……『蒼空の闘士』未だにプレイ出来ない(他にもやりたいことがあるから(絶望))







そしてギャグも書けない(シリアスがまだ続く(絶望))

誰かオラに元気(感想と評価と人気投票)をわけてくれ……!!

ではどうぞ!!


前回のあらすじ、悲しみを抱えた青色の乙女・孤独に絶望を抱え込む純銀色の青年・一筋の希望の光を秘めた黒紫色の少女

 

……二日後・午前0時・訓練場

 

……真っ暗な夜の中……月の光で照らされている訓練場の真ん中で……一人の青年がマントを風でなびかせながらも立っていた……そんな青年の前に一人の少女が現れた……

 

ユウキ「……来てくれたんだね……」

 

コウキ「……どうゆうつもりだ……ユウキ」

 

昨日コウキ宛にメールが送られてきた……

 

内容は『明日午前0時に訓練場に来て』と短い文章のみだった。

 

ユウキ「……コウキ……ボク達の元に帰ってきて」

 

コウキ「……何かと思えば……下らん……俺は帰らな(ry」

 

ユウキ「ボク達……ハンクから聞いたよ……ユウキはオレンジプレイヤーを殺すふりをして助けていたって」

 

コウキ「!……そうか……兄貴が……」

 

ユウキ「コウキ……たぶんこの話を聞いても素直に帰るとは思わない……だから……」

 

チャキ!

 

ユウキは……昨日リズに直して貰った片手剣……アメジストクリスタルソードを鞘から引き抜く。

 

ユウキ「剣で片をつけよう」

 

コウキ「……なるほどな……そっちのほうがシンプルだ」

 

そう言ってコウキはいつものデュエルの前準備をした……

 

コウキ「ルールは?」

 

ユウキ「……初撃決着モード」

 

コウキ「それでいいのか?」

 

ユウキ「うん」

 

そう言ってデュエルの申込みにOKを押す。

 

ユウキ「コウキ……手加減無しだよ」

 

コウキ「手加減?そんなもんは端から無い、この戦いはもう二度と俺を連れて帰ろうとする気持ちを断つ戦い……だからそんな気持ちなど微塵もない」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「さぁ来い……本気でな!!」

 

そう言ってコウキは左の腰のホルダーから持ち手……『トリガーユニット』を取り出して右手で持つ!

 

ユウキ「……うん……往くよ……コウキ!!」

 

ピピィー‼

 

今、デュエル開始の合図が鳴り響いた!!

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキサイド

 

デュエル開始の合図が鳴り響いた瞬間、コウキに向かっていく中……少し前……コウキと戦うと決めたときのことを思い出していた……

 

………………………………………………………………………………

 

エギルの店

 

ハンク『任せるって……何をするつもりだ?』

 

ユウキ『……デュエルで話をつける』

 

アスナ『デュエルで?』

 

ユウキ『うん……うまく言えないけどボクね……剣と剣のぶつかり合いは想いのぶつかり合いだと思うんだ……だから、ボクの想いをコウキにぶつけて……コウキの想いをボクが受けとめるんだ……』

 

キリト『……俺はいいと思うぞ』

 

リズ『キリト!?』

 

キリト『俺もユウキが言ったことに同感だ……それにコウキは口で言ったってすぐに引き下がるような奴じゃない、ならコウキを倒して言うことを訊かせるほうが可能性は高い』

 

シノン『……そうね、そのほうがいいと思う』

 

ハンク『……確かに今ある中でまだ可能性がある……が』

 

クライン『が?なんだよハンク?』

 

ハンク『アイツの……銀目としてのコウキは桁外れに強いぞ?……お前らは知っているはずだろ?』

 

それを言ってユウキ・ラン・キリト・シノンは顔を俯かせる……四人共、デトネイター・ザ・コボルドロードとの最後の戦いの時のコウキを思い出していた……

 

リーファ『そんなに凄いんですか?』

 

ハンク『リーファの想像の二倍……いや三倍の速さで剣が迫っていると思え』

 

リーファ『そ、そんなに!?』

 

ハンク『……この中でコウキとまともに闘える可能性があるのは……最低でもアスナであとは俺とランとキリトとユウキだな……』

 

クライン『なっ!?なんだよ!?なんで俺が入ってねぇんだよ!?』

 

ハンク『クライン……お前は情が深い……お前にコウキを斬れるか?』

 

クライン『そ、それは……』

 

ハンク『その反応ではもう駄目だ……他の奴等もシリカとリズベットは経験不足、リーファはまだソードスキルを完全に使いこなせていない、シノンとエギルは相性が最悪だ……』

 

クライン『な、ならお前だって!』

 

ハンク『コウキとは訓練として何度かデュエル形式で闘ってる……だからアイツの動きのクセなんかも熟知している……何とか闘えるだろう』

 

クライン『…………』

 

ハンク『アスナは何とかアイツのスピードについてこれるだろう』

 

アスナ『……確実じゃあないのね』

 

ハンク『……アイツのスピードについてこられてもアイツの技の豊富さと変則的な動きに対応出来るか……これはアスナ次第だな』

 

アスナ『…………』

 

ハンク『これについては自由型であるユウキに分がある、最初こそやられるが後々慣れるだろう……ユウキには少し劣るがランも同じく対応出来るしランのユニークスキルがアイツの動きを制限させる能力がある』

 

ユウキ・ラン『『…………』』

 

ハンク『キリトは戦う能力が全体的にバランスが出来ている、それにキリトのユニークスキルならアイツを真っ正面からぶつかれる……』

 

キリト『そうか……』

 

ユウキ『…………』

 

ハンク『っとここまでが戦いで勝てると思う算段の話だ』

 

ユウキ『えっ?』

 

ハンク『次に話すのは……勝った後で……アイツが納得がするかだ』

 

シリカ『納得……ですか?』

 

ハンク『ああ……アイツに勝ったとして……それが卑怯な勝ち方をしたりとかで勝ったなら……アイツは納得せず後に去るだろう』

 

シノン『つまりそれって……アイツが……コウキが納得出来るような戦いをしろってこと?』

 

ハンク『そうだ』

 

リズ『な、なによそれ!?』

 

ハンク『……それが一番で……出来そうなのは……』

 

そう言ってハンクはユウキを指さす。

 

ユウキ『……ボク?』

 

ハンク『そうだ……家族としてではない……戦友としてではない……友達としてではない……ここに来てコウキとずっといた……親友としてのお前ならきっと想いが剣に宿り……それがコウキを救ってやれると思う……』

 

ユウキ『ハンク……』

 

ハンク『だから……ギルドのリーダーとしての俺ではない……一人の兄としての俺から頼む、……コウキを……コウキの心を……救ってやってくれ……!』

 

ユウキ『……うん!任せて!!』

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキ(それからは皆が特訓してくれた……皆の想いを……何よりハンクの……そしてボクの今の想いに応える為にも!!)

 

ユウキ「倒すよ、コウキ!!」

 

ユウキサイドエンド

 

……………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキ「倒すよ、コウキ!!」

 

コウキ「……ふん!」

 

すると突然、コウキは左手でマントを剥ぎ取り、それをユウキに目掛けて投げつけた!!

 

ユウキ(マントの目眩まし!攻撃来る!!)

 

ユウキは右にステップで迂回する、するとマントを突き破って小型の銀色のチャクラム……「サイレントチャクラム」が三つ、縦に並んで飛んできた!

 

ユウキ(あのままマントを斬ろうとしたら喰らってた……!)

 

コウキ「余所見」

 

ユウキ「っ!?しまっ(ry」

 

ガキン!!

 

ユウキ「くっ!」

 

声がしたと思ったら既にコウキは剣で……小太刀サイズの剣で斬りかかっていて、ユウキは咄嗟に剣を片手で防ぐ……も大きく体勢を崩してしまう!するとコウキは。

 

コウキ「後ろ不注意」

 

ユウキ「なっ!?」

 

ズバッ!

 

ユウキ「あうっ!」

 

後ろから先程コウキが投げたチャクラムが三つの内一つはユウキの防具の装甲で弾くが他は衝撃吸収布地、腹と左足の部分少し切った!

 

そしてそれをコウキは簡単に片手で掴む。

 

コウキ「……兄貴が何か吹き込んだらしいが、それを簡単に突破出来ると思うな」

 

ユウキ「くっ……!」

 

ユウキ(一度の行動で多方向から攻撃が……それもどれも簡単にはかわせない攻撃ばかり……一度でもまともに喰らえば……!)

 

コウキ「どうした、この程度か?」

 

ユウキ「っ!うおおお!!」

 

ユウキは勢いをつけてコウキに斬りかかるが、コウキは右手に持つ剣を戻し(トリガーユニットは持っている)、右の腰のホルダーからトリガーユニットを左手に持ち、それを右側の背中にある鞘に差し込んである片手剣サイズの剣に差し込み、そしてそれを逆手で引き抜き、ユウキの剣を剣の腹で受けとめ……そして流す!

 

コウキ「遅い!!」

 

ドス!ドガッ!!

 

ユウキ「ぐっ!あ"っ!!」

 

ズサッァァ……!

 

コウキは左膝を体勢を崩したユウキの腹に叩き込み、更に右足で回し蹴りをユウキの腹にまた叩き込み……ユウキは吹き飛んでいく……!

 

ユウキ(つ、強すぎる……まともに闘ったら勝てない……!ハンクの言う通りに戦わないと……!)

 

ユウキ「くっ……!うおおお!!」

 

ユウキはまたコウキに斬りかかるが距離は一歩手前で止まり、近距離で戦いに挑む。

 

コウキは左手に持つ剣を鞘に戻し、左右のトリガーユニットを小太刀サイズの剣に差し込んでユウキに立ち向かう!

 

キン!キン!キン!!

 

ユウキ「ヤッアアア!!!」

 

コウキ「……!」

 

いくつもの剣撃がお互いの剣にぶつかり合う!

 

ユウキ(この距離、この距離だ!離れすぎてもダメ、近すぎてもダメ、この距離……ボクの得意レンジで闘うんだ!!)

 

コウキ(……ユウキめ……俺が下手なことが出来ないように付かず離れずの戦い方をしてるな……大方兄貴の入れ知恵だな)

 

コウキはユウキの剣を左手の剣で受け流しながらも右手の剣で隙間を縫うように突きを放つがユウキは首を振って紙一重で避ける……

 

コウキ(ユウキの奴……まだ力を出しきってないな……それに攻撃こそしてるが防戦一方だな……ユウキの狙いは……)

 

ユウキ(こうしている内に……コウキのスピードに慣れるんだ……イケると思ったら攻撃に出る……これがハンクの戦術……そしてコウキの二刀流とコウキの剣のスピードに慣れる為にキリトが軽量系の片手剣を使っての二刀流の相手……そしてコウキの剣のスピードを慣れる為に攻略組きっての最速の剣使い、アスナに特訓して貰った……やれる……!これならコウキとやれる!!)

 

ユウキに希望が芽生える中、コウキは……

 

コウキ「ふん、なら」

 

ガキン!!

 

コウキは剣を勢いつけてユウキの剣にぶつけ、無理矢理後方に下がらせる!

 

ユウキ「(何かしようとしている?)させないよ!」

 

ユウキはすぐさまコウキに向かって行く……が一足遅く、コウキは自分の足元に何か叩きつける!するとそこから白い煙が沢山出てきた!

 

ユウキ「煙玉!?くっ!」

 

ユウキはやむを得ず後方に下がる……が!

 

ユウキ「コウキ……こんなものまで作って……」

 

ヒュンヒュンヒュン!

 

ユウキ「?何の(ry」

 

音っと言い終わる前に煙から突き破って……チャクラムがいくつも飛んできた!

 

ユウキ「ヤアッ!!」

 

キンキンキン!!

 

ユウキはそれを距離があった為、それらを剣で叩き落とした!がこれは序ノ口だった……!

 

チャクラムを叩き落とす中、次々と今度はペアリング弾・投げナイフ……そして左右からチャクラムが襲いかかってくる!

 

ユウキは持ち前の反射神経を総動員して、それらをときには避け、ときには剣で叩き落とす……がそれでも次々と体にカスっていき……どんどん小さくもダメージを重ねてしまう……

 

そして煙が止み、そこにいるのは投擲武器を投げ終えたコウキと体の至るところにダメージエフェクトで光る満身創痍のユウキがいた……

 

ユウキ「ハッ……ハッ……ハッ……」

 

コウキ「……あれだけの攻撃を喰らってもまだイエローにすらならないか……大した物だな……だが」

 

コウキはウィンドウを出して、トリガーユニットとスピアアンカー・ウィップ以外の全武装を外す、そしてコウキはアイテムをオブジェクトした……それは。

 

ユウキ「……ゴルフバック?」

 

ユウキが見たのは一見ゴルフバックにしか見えない物だった……だがユウキは嫌な予感がし、すぐさまポケットから回復結晶を出して回復する……そしてそれは『正解』だった!

 

コウキ「現れろ……我が剣たちよ!!」

 

スダダダダッ!!!

 

コウキが言った瞬間!そのゴルフバック?から次々と先程まで使っていた刀身と同じ物が大小様々勢いよく上に飛び出てきて……そしてそれらは下へと落ちてゆく!!

 

ユウキ「くっうう……!」

 

ユウキにとってそれは二回目の投擲武器総攻撃に等しい……だがこれは最悪なほど先程とは違い、上から際限なく更に広範囲に広がっていて避けにくくなっている……!

 

ユウキはそれを下手に動かずに剣で弾く……が先より被弾が多くなる……

 

けどそれはコウキにとっても攻撃をうけることになるのだが……コウキはそれを人混みの中を避けて通るかのように自然に避けていく……!

 

そしてまたさっきと同じように体の至るところにダメージエフェクトで輝いているユウキと何もなかったかのように立っているコウキだった……

 

ユウキ「ハァハァハァ……これでハァ……攻撃はハァ……全部ハァ……避けたよ……!」

 

コウキ「攻撃?何のことだ?俺はただ剣を出しただけだ」

 

ユウキ「な……に……!?」

 

コウキ「見せてやるよ……俺の奥義……『ホロウズ・ソードワールド(虚ろなる剣達の世界)』……それによるアサルトコンバット(突撃戦闘機動)を!」

 

今……コウキの兜から……目のところから純銀色の二つ光 が不気味に揺らいで光っていた……

 

そんな中……ユウキは……

 

ユウキ(……出すしかない……あの技を……コウキを助ける為にも……どうか……もって……ボクの剣……!)

 

ギュ!

 

そう念じてユウキは片手剣・アメジストクリスタルソードを握り直した……!




次回予告、コウキの猛攻の中……ユウキはあの技を出す!!勝つのは絶望か希望か……

次回『リミデット・ソードワールド(限りある剣の世界)VSマザーズ・ロザリオ(母達の十字架)』

お楽しみに!!


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ホロウズ・ソードワールド(虚ろなる剣達の世界)VSマザーズ・ロザリオ(母達の十字架)

皆様……お待たせしてすみませんでした……

今回はその……スランプもありますが……一番はうつ病です……それも死に対するうつ病です……

作者の回りが今年の1月に……飼い猫が病気で亡くなり……ニュースで大好きなスター・ウォーズの女優が亡くなるニュースをたまたま見てしまったり……ばあ様が倒れたり(今は体調は良くなっている)など死に対する思いが敏感になり……ニュースでも比較的に若い人が死に対する思いが敏感になっていくらしく(憶測だがたぶん20~30代で親などが亡くなったりするから)自分もそれに該当しており……自分に今後起きてしまうであろう未来を想像をしてしまい……以後うつ病とゆう形で残りました……

ですがそれでも前向いて生きたいと思う自分もいてこの数週間、自分の好きなこと(勿論小説を書きながら)していたから元気が出てきました……

そして思いました……ユウキはこの気持ちを毎日感じながらも……絶望に負けず、アスナや他の皆を元気づけていたんだと……やっぱりユウキは凄いなと……思いました……

皆さん……皆さんもユウキみたいに死への絶望に負けず……元気出して頑張って下さい!!

死への絶望に勝つには家族や友人との暮らしを大事に……その人との楽しい思い出と暮らしを作ることです!

ユウキみたいに……絶望に負けず、笑顔を向けて頑張りましょう!!

……話が長くなりました……ではコウキVSユウキの後編を……どうぞ!!


前回のあらすじ、コウキの猛攻……ユウキの諦めない希望

 

ユウキサイド

 

ホロウズ・ソードワールド(虚ろなる剣達の世界)……そう言ったコウキの言葉とは裏腹にそれは氷のように冷たい殺気に近いものを感じた……けどこれで本当の意味で本気になったのだと……ボクは思った……

 

ユウキ(コウキ……恐いくらいに本気になっている……けど)

 

 

ボクはギュっと剣を握り締める……!

 

ユウキ(……ボクには……コウキの剣はそれが強がりと悲しみに帯びているようにも見える……)

 

自分自身、なんでもないかのように振る舞う……そんな強がり染みたのコウキと悲しみを堪えようとして俯く……そんな悲しみを帯びたコウキ ……そんな姿をユウキは幻視する……が、ユウキは……!

 

ユウキ(だからって……そんなまでになっても……ボクらの為にと想って戦っていた……ずっと一人で……だから、だからこそ!そんな思いしなくてもいいと……ボクらがいると!そう、剣で伝えるんだ!だから!!ボクの剣……!もう少し……もう少し耐えて……たった一瞬のチャンスを掴む為に!!)

 

バッ!

 

ユウキはコウキに向かって走り出す!途中またさっきと同じように回復結晶を取り出して回復する……コウキはそんなユウキを見るも、気にせずゆらりと動きだしながらも地面に突き刺さっている刀身……片手剣サイズの刀身をトリガーユニット(右)に突き刺す。

 

ユウキ「行くよ!」

 

ユウキはコウキに向かって近づく際、ジグザグに動いて斬りかかる!……が

 

シュン!

 

ユウキ(消えっ!?違う左!!)

 

ガキン!

 

……ユウキの視界から消えるように高速で動いたコウキは右手に持つ剣で斬りかかるが咄嗟にユウキは剣で受け止める……がコウキはそれを上を往く!

 

シュ!カン!ズバッ!

 

ユウキ「なっ!?」

 

……ユウキに何が起きたかと言うと。

 

ユウキ(剣を蹴り飛ばした!?)

 

……コウキは斬りかかったあと少し後ろに下がった、そして床に突き刺さっている刀身(小太刀)の峰のところを蹴り飛ばす!するとそれは回転しながらユウキの肩を斬る!

 

ユウキが驚愕してる中、コウキは手に持つ剣を振りかぶり、振り抜く!するとそこから刀身(片手剣)が回転しながらユウキに向かっていく!ユウキはそれを斬り『裂く』!

 

ユウキ(なにこれ!?脆い!?……もしかしてこれって……)

 

ユウキは周りを見渡す……よく見ると幾つもの刀身がひび割れていて、なかには次第に壊れ……ポリゴンとなって消えていく物もある……さっきコウキが蹴り飛ばした刀身も消えていた……

 

ユウキ(これは……よく見ると透けて見える……さっき使っていた奴とは違う……?)

 

 

 

ミラージュソード(蜃気楼の剣)シリーズ……今コウキが使っている刀身達の名前である、これはユウキが言っていた通りさっきほどまで刀身……ジャッジメントシルバーソード(審判の銀剣)とは違い、低コストでありながらも高水準の切れ味を誇る……がその為に最低現の耐久力しか無く……両手剣どころか短剣でも割れることもある……しかしコウキはそれを大量に作り、30対1でも戦えるようにあえて『使い捨て』前提で使う。

 

 

 

ユウキ(そんな……武器を大切に使っていたコウキが……こんな……)

 

ユウキが今まで見ていたコウキは主武器は勿論のこと、飛ばした投擲武器は可能な限り回収し、それを直して使っていたコウキだが……そんなコウキを銀目になったコウキの変貌ぶりにユウキは……

 

ユウキ(もう……やめて……もうやめてよ……コウキ……なんでそこまで変わってまで……なんでなんだよ……!)

 

どんどん悲しみに包まれていくなか……ユウキは小さくも……怒りをつのらせていた……

 

ユウキサイドエンド

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキサイド

 

コウキ(まだ……終わらないのか……)

 

ユウキが動きを止めた中、コウキもまた動きを止めていた……

 

コウキ(もう……終わってくれよ……いつまでこんなことを続けないといけないだよ……)

 

カチャン!

 

コウキ「……?」

 

一歩踏み出すと何かが足にぶつかる……見てみるとそれは剣……ひび割れたミラージュソードが丁度コウキの足が丁度落ちていたのをぶつかったのだ……そしてそのミラージュソードはポリゴンとなって消えていった……

 

コウキ(俺もこれらと同じだ……人のためだとか言って……本当は逃げ出して……自分が仲間が死んでいく姿を見ていれなくなって……そして一人になりたくて……敢えて孤独になる道に自分で選んだ……けどそんな俺でも……残っていた約束……レイとの約束は忘れられなかった俺は……こんな自分でも何か出来るんじゃないかと……けどいつかは砕け散って消えていく……この剣は俺の心……弱い自分の心そのものだ……)

 

けど……っと呟く……

 

コウキ(そんな俺だから……そんな俺だからこそ強くいたい……いたかった……けどそれも限界だ……だからいつ消えるかも知れないこの強い自分が消えない内に終わらせる……終わらせて消える……みんなには兄貴やお嬢がいる大丈夫だ……だから……終わらせる!どうせアイツらのことだ、忘れろって言っても忘れようとはしないだろう……だからみんなには強い俺だけを覚えて貰って……ユウキにはそれを見届けて……そして俺は消えよう……ロウソクの火のように……消えるんだ……)

 

チャキ……カチャ!

 

俺はトリガーユニットを一つ戻し、もう一つは刀身(太刀)に突き刺す、そしてそれを両手で構える……!

 

コウキ「これで終わらす……!」

 

バッ!

 

ユウキに向かって俺は駆け出す……自分に後悔の念を振り切る為に駆け出していく……!

 

コウキサイドエンド

 

……………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキはこっちに向かって……太刀を携えて向かってくるコウキに気づき、やるせない気持ち胸の奥に押し込み剣を構える!

 

ユウキ「やっ!」

 

コウキ「ふっ……!」

 

コウキは右手でユウキに上から切り払おうと剣を振り上げ、そしてソードスキルの光が灯る!

 

ユウキはそれを片手剣ソードスキル・バーチカルで迎え撃とうとする……が!

 

シュ!ズバッ!!

 

ユウキ「……えっ?」

 

ユウキは……斬られていた……バーチカルで迎え撃とうとしたユウキだがコウキは上から切り払おうとしたのを見せかけて下から切り払った!

 

太刀ソードスキル・『幻月』、それがコウキが使ったソードスキル……このソードスキルの一番の特徴は上から下へ、下から上へモーションが変えられる点……過去にキリトも第一層フロアボス戦で引っ掛かったソードスキルでもある……

 

ユウキ(わ、忘れてた……!あまり使ってなかったからコウキがユニークスキル持ちだったのを忘れてた……!)

 

ビキッ!パリーン!!

 

するとコウキの持っていた太刀の刀身が砕けた!

 

コウキ「……何故俺が他と比べてユニークスキルがショボいかわかった……」

 

がコウキは次にもう一つトリガーユニットを取りだし、両方を落ちている刀身(小太刀)に突き刺す!

 

コウキ「……例え刀身を変えても根本的には片手剣のコイツを……100パーセント、引き出し……」

 

シュシュシュ!キン!!

 

ユウキ「くっ!」

 

コウキは小太刀の二刀流としてユウキに切りかかり、ユウキはそれを紙一重で避けたり剣で防いだりする!

 

コウキ「銀目としての俺をも100パーセントに引き出す!!」

 

ザシュ!バリン!!

 

ユウキ「うっ!」

 

小太刀の一刺しがユウキの身を斬る、だがその斬った左手の小太刀は砕ける……がコウキは右手の小太刀をライトエフェクトを纏わせて!!

 

コウキ「これが!俺の……銀目の俺専用のユニークスキルだ!!」

 

ガキッ!ピキッ!バキン!!

 

ユウキ「しまっ!?」

 

短剣ソードスキル・アーマー・ピアスの一撃がユウキの剣にヒビが入る!同時にコウキの小太刀も砕ける!

 

コウキ「せいりゃあ!!」

 

ガッ!

 

ユウキ「くっ……!」

 

コウキはそのまま回し蹴りを叩き込むがユウキは剣を庇うように腕をクロスして蹴りを受ける! がユウキは後ろへ追いやられる……そしてコウキはスピアアンカー・ウィップを抜き放ち、ユウキに目掛けて放つ!!

 

ビュン!!

 

ユウキ「わっ!?」

 

ユウキは咄嗟に手を上げる、ユウキの腕に目掛けて飛んで来た鞭は紙一重で避けられた!

 

ユウキ(これに当たったら追い打ちされていた……けど今がチャンス!)

 

ダッ!

 

コウキ「……甘いな」

 

ユウキはコウキに向かっていく……がコウキは鞭をグイッっと吹き戻す……すると!!

 

ズバッ!!

 

ユウキ「……なっ!?」

 

……ユウキの肩が斬られていた!何故斬られたかコウキを見ると……!

 

コウキ「……この鞭はこういう使い方も出来る!」

 

ユウキ(鞭が刀身を掴んでる……!?)

 

鞭の先端部分が開いて、刀身(片手剣)に食いついているように挟まれていた!

 

そしてそれが勢いよく引っ張られ、後ろからユウキを斬ったのだ!

 

コウキはその鞭を巻き戻し、鞭についている刀身をトリガーユニットに突き刺す。

 

コウキ「おぅりゃあああ!!」

 

そしてコウキは止まってるユウキに向け、片手剣ソードスキル・ホリゾンタルを叩き込む!!

 

ガキン!ピキキッ!

 

ユウキ「くぅ……!あ!?」

 

ユウキは片手剣のまだヒビのはいってないところで受けるが、剣は更にヒビが入り……ユウキは後ろに吹き飛ぶ……!

 

コウキ「……もう終わりにしよう」

 

ユウキ「ハァ……ハァ……ハァ……」

 

コウキ「HPはあと数撃入れば負けるぐらいしかなく……また回復しようとすればその前に終わらす……それに剣は形を保ってるのが不思議なくらいに損傷してる……お前に勝ち目などない……」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「もう……充分闘った……ここまで持った奴はお前が初めてだ……もう終わりにしよう……」

 

コウキはそう言って地面に突き刺さっている太刀サイズの刀身をトリガーユニットに突き刺し、ユウキに向け振りかぶる……!

 

コウキ「さようなら、ユウキ」

 

ブン!!

 

そう言ってコウキは太刀を降り下ろす……が!

 

ユウキ「(小声)クイックチェンジ!」

 

ガキン!!

 

コウキ「なっ!?」

 

止められた……ユウキがクイックチェンジを使い、アメジストクリスタルソードから新たな剣を呼び出し、それで受け止めたからだ……それ事態は驚かなかった……それはコウキ自身もよく使っているからだ……しかしコウキが驚いたのは……!

 

コウキ「なんでお前がそれを持っている!?」

 

ユウキ「…………」

 

ユウキが握っているものは……使い続けてすっかり輝きが薄れているものの……それでもずっと人を守る為に使い続けた剣……間違えようがない……何せそれはコウキが今まで『相棒』として使っていたものだったのだから……!

 

コウキ(それは部屋に置いてきたはず!?)

 

ユウキ「……クルがボクに届けたんだよ……」

 

ビキッ!ビキッビキッ!!

 

ユウキは剣に……メタルリザードマンソード+10に力を入れる……!それに連なって太刀にヒビが入っていく……

 

ユウキ「クルも……思っているだよ……!いつものコウキに戻ってきて欲しいって……」

 

コウキ「クルが……」

 

ユウキ「コウキ……コウキはいつだってボクらのことを考えて……思ってくれてる……だから……だから今!ボクらから離れようとしている……けど!」

 

バキン!!

 

ユウキは更に力を剣に入れて……コウキの太刀を砕く!

 

コウキはそれを気に後ろに飛び下がる……ユウキは剣をコウキに向ける……!

 

ユウキ「みんなの……ボクの気持ちをなんに一つもわかってない!!そんなコウキにボクらのことを本当の意味で守れてなんかない!ただの自己満足だ!!」

 

コウキ「なん……だと……!!」

 

ギロッ!っとユウキに睨み付ける!がユウキはそれがどうした!その思いを込めて一歩踏み締める!が……そのあとは……

 

ユウキ「ボクは……ボクらは弱くなんかない!!ボクらはコウキになんかに守られるほど弱くなんかない!!大体にして普段でもドジをやらかしてるコウキがなに!?何が『狂残光の銀目』だ!!『これが本当の俺だ……』だ!!なにそれ中二!?コウキはもうそんな歳じゃないだろう!?この中二病オカンが!!」

 

……そう言われたコウキはと言うと……

 

コウキ「……んだとゴラァア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!(大激怒)」(((゜Д゜##)))

 

バシン!!

 

……兜を叩きつけてぶちギレていた……

 

コウキ「誰が中二病オカンだゴラァ!!こっちがどれだけお前らの為に頑張っていたか知ってて言っているのかゴラァ!!」

 

ユウキ「ああ知ってるよ!!だから何!?自分の秘密が知られたからってあとは他の人に任せて自分ははいさよなら?バカじゃないの!?自分で決めたことなら最後までやりとおしてよ!!男でしょ!?あ、ごめん男じゃなかったねオカンだったねごめんごめん(笑)」

 

コウキ「だからオカン言うなぁあああ!!!」

 

……もうただの痴話喧嘩になっていた……

 

この場にキリト達がいたら大半は苦笑い……そして一部は爆笑しているだろう……

 

そしてその痴話喧嘩は更にヒートアップする……

 

コウキ「……人が黙ってりゃ好き勝手言いやがって!!お前だって見た目通りガキ臭い癖に!!やれ自分が嫌いな食べ物が入っていたからって俺が余所見してるときにこっそり入れやがって!だから低身長なんだよ!!あとお前、前にふっとベンチで寝ててよぉ……睡眠PKの危険があったから横で本読んで起きるの待ってたら人の腕に噛みつきやがって!!なにが『う~ん……大きなおにく~……』だ!!離れようとしたら手に噛みついたまま離れられないし!そんでガジガジ噛んでるし!どんだけ食欲旺盛なんだよ!?」

 

ユウキ「うっ!?(ボクそんなことを……てかバレてた……)」

 

コウキ「極めつけにはお前、鏡の前で「やっぱり胸が大きいほうがいいのかな……」とか「ボクって一人称……やっぱり女の子ぽくないのかな……」とか一人悩んでてよ……やっぱりユウキも女の子なんだなとワロタわ!!……ってあっ……」

 

ユウキ「き、聞いてたの……?」

 

コウキ「えっ……と……その……あの……」

 

ユウキ「っ///!!!コウキの!!バカ!アホ!!へ!ん!た!い!!」

 

……今度は修羅場になっていたのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……その後もお互いの言いあいが続き……そして今は……

 

ユウキ「もうだったらこのデュエル!一つ約束追加!!勝ったら負けた人になんでも言うことを一つ聞くこと!!いい!?」

 

コウキ「ああいいだろう!条件は圧倒的俺が有利だ!!ウェヘヘヘwさてどんな願いにしてやろうか!!」

 

ユウキ「っ!!ど、どんなことさせるつもりなんだよ!?コウキの変態!ド変態!!ゲス野郎!!!」

 

コウキ「変態と言う名の紳士だ!!(真顔)ゲス野郎?元々だ!!(真顔)」

 

そしてすぅ……っと深呼吸する二人……言うべきことは言い終わり……気持ちを切り替えるように深く息を吸い……そして深く吐く……!そして二人は……!

 

ユウキ「行くよ!コウキ!!」

 

コウキ「来い!ユウキ!!」

 

バッ!!

 

そして二人はお互いに向かって行く!!

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず最初に先手を取ったのは……コウキだ!

 

コウキ「ハアァ!!」

 

コウキは地面に突き刺さっている片手剣サイズの刀身をすれ違い様にトリガーユニットに突き刺す!走るスピードを緩めない為にその場で左回転、回転の勢いを活かして更にスピードを上げる!!そしてユウキに向け袈裟斬りを仕掛ける!……が!

 

ユウキ「ヤッアア!!」

 

ガキン!!バキン!!

 

コウキ「っ!?」

 

それより速く、ユウキの横斬りがコウキの剣に当たり、そのまま砕いてコウキの胸を掠めた……!

 

コウキは驚きつつも後ろに下がり……刀身が密集してる場所にまで下がった!

 

ユウキは果敢にもコウキに向かって行く!!

 

コウキ「まだまだぁ!!」

 

ユウキ「ハアァ!!」

 

コウキは左右のトリガーユニットで次々と……挿し込み→斬る→排出の三つの繰り返して次々と斬撃を放ち、ヒビが入ったものから外してまた新たな刀身に突き刺すを繰り返す!!

 

ユウキはそれを気にせず、ただ剣を早く!速く!!疾く!!!っと剣を振るう!!

 

そしてそれはユウキにとって最善の対抗手段だった!

 

ハンクの言っていたことは……ユウキには向いてなかった……ハンクの言うことはユウキの攻撃には向いてなく、しかし守りには向いていたので効果は半々だった……がそれは無駄にはならなく、守りに入っていたからすっかりコウキの動きに馴れ……そして今のユウキの精神状態が研ぎ澄まされていて……今のコウキの剣のスピードを凌駕していた!!

 

そして今、コウキとユウキは……

 

コウキ「ふっ……ふっ……ふっ……」

 

ユウキ「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

コウキはHPを四分の一を減らし……奥義級のソードスキルをまともに受ければ負けるほどで……ユウキはあと一撃を喰らえば負け……とまで減らしていた……

 

が状況は五分五分だった……コウキのミラージュソードはコウキの今持つ片手剣の刀身一つのみだった……!

 

コウキ「……ここまでユウキが強くなるとはな……思わなかった……けど、次で終わりだ……!」

 

ユウキ「……うん!次で……終わらせるよ!!」

 

お互いに剣を構える!……そして!!

 

バッ!!

 

二人はお互いに向かって行く!それぞれのソードスキルのモーションに入り……剣はライトエフェクトで輝く!!

 

コウキは水色の光……コウキが一番得意とする片手剣ソードスキル・ホリゾンタル・スクエアを……そしてユウキは……剣に紫色の光を放っていた!!

 

コウキ(あれは突き技のモーション?けどあんな光り方をする突き技系ソードスキルはあったか?)

 

ユウキ(ここしかない!ここで使わなきゃコウキに勝てない……!これで決める!!)

 

そうして二人はそれぞれの剣のレンジに入る!最初に動いたのは……コウキ!

 

コウキ(例え俺の知らないソードスキルでも先に攻撃さえすれば関係ない!)

 

コウキ「俺の勝ちだあああ!!!」

 

ユウキ(応えてボクの……ボクのオリジナルソードスキル……!!)

 

ユウキ「行っけえええ!!!」

 

シュン!

 

コウキ(!?剣先が見えな(ry))

 

ズン!!

 

……ユウキの身にソードスキルで斬られるより先に……コウキの身を貫くユウキのソードスキル……!そしてソードスキルを喰らい、コウキはソードスキル中断による硬直で動けなくなり更に力を続けて十連撃喰らい……どんどんHPを減らしていく……!そしてユウキは……!

 

ユウキ「これがボクのオリジナルソードスキル!」

 

コウキ(俺は……負けるのか……ふっ……本当に)

 

コウキ「強くなったな……ユウキ」

 

ユウキ「『マザーズ・ロザリオ』!!」

 

ズドン!!

 

……最後の一突き……計十一連撃を喰らい……大の字に地面に滑りながら倒れ……そしてコウキは自身のHPグラフを見て……イエローラインになっており……そして告知が出てきた……

 

勝者:ユウキ……っと




な、長かった……やっとこの闘いが終わった……

ではまた次回をお楽しみに!!


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バレンタイン特別企画!!バレンタイン?……よし、ならば戦争(リア充との)だ!!!

注意警報!!この小説見る際に食べ物や飲み物をとる際には必ずタオルを用意しましょう!!

そして途中からブラックコーヒーが必要となるかも知れませんのでご注意を!!

前半ギャグ、後半ブラックコーヒー警報……最後に爆弾警報……ではどうぞ!!

……ちなみに作者は家族チョコと仕事先の女上司から貰ったチョコの二つです……特に女上司から貰ったチョコは色々と違う種類があって美味しかったです!……だが本命チョコなんてないのだよ主君……(泣)


???

 

ガチャガチャガチャ!しゅ~……

 

その場所は幾つもの作業音たてながらもそれを作業をしている者はひたすら無口である……

 

作業しているのは二人、一人はギルド『シャドーナイツ』副団長……『蒼の竜剣士』の二つ名を持つ少年……コウキ……そしてもう一人はギルド『風林火山』団長……センスのない(余計だ!!)赤いバンダナが特徴の男性……クライン……

 

コウキ「……終わったぞ」

 

クライン「……遂にやるんだな」

 

作業を終えた二人はお互いに向かい合い……ふっふっふっ!っと気味の悪い笑いを浮かべていた……

 

コウキ「ああ……この日の為に作ったこれがやっと使うんだからなぁ」ポン!

 

そう言ってコウキはその作った物に手で叩く……それはリュックサックみたいに背負えるタンクにそれにホースを繋げ……水鉄砲についている物……簡単に言えばスプラでトゥーンな物である……そしてタンクには茶色い液体が入っていた!

 

コウキ「爆弾は持ったか?」

 

クライン「ちゃんとポーチの中に入ってる」

 

コウキ「ふっ……では逝くか?」

 

クライン「応!!」

 

そして二人はタンクをそれぞれで背負い……ガチャ!っと扉を開け放った!!

 

コウキ・クライン「「このクソ甘たらしいこの日をビターチョコで苦い日にしてくれるわー!!!」」

 

アスナ・ラン「「やめなさい!!」」

 

ラン→( #°Д°)⊃))Д´)タワバッ!?←コウキ

 

アスナ→( #°Д°)⊃))Д´)ヒデブッ!?←クライン

 

そして二人の視界は暗転した……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

コウキ「なんてことをしてくれたんだ!!」

 

ドン!!

 

テーブルに拳を叩きつけるコウキ……隣にはクラインが虚ろな目でうつむき……向かいにはアスナとランが座っていた……

 

アスナ「なんてことを……って」

 

ラン「まず何をしようとしたんですか?」

 

コウキ・クライン「「カップルどもにビターチョコを(ry」」

 

アスナ・ラン「「まずその時点で駄目でしょ!?(ですよ!?)」」

 

コウキ「くっ!」

 

クライン「チキショー!!」

 

コウキとクラインは悔しさのあまりに顔を歪ませる……アスナとランの二人はそれにため息をつく……

 

アスナ「とりあえずこれらは没収です」

 

ラン「ですね……」

 

コウキ「ひどい……」

 

そしてタンクとビターチョコ爆弾はアスナとランによってドナドナっと持って行かれたのであった……

 

クライン「……どうする?」

 

コウキ「……解散だ」

 

クライン「……だな」

 

そう言ってクラインはエギルの店から出ていく……コウキも続いて出ていこうとするが……

 

シノン「あっ、コウキここにいたんだ」

 

コウキ「……シノンか」

 

すると階段のほうからシノンがこっちに来た……

 

シノン「どうしたのよ?そんな辛気くさい顔して?」

 

コウキ「……ほら今日はバレンタインじゃん?」

 

シノン「まぁ……そうね」

 

コウキ「それで男女イチャコラしているのを所々で見かけるじゃん?」

 

シノン「……そうね」

 

コウキ「それで殺意湧くじゃん?」

 

シノン「えっ?」

 

コウキ「それでこの日のためように作った秘密兵器を背負ってリア充共をビターチョコまみれにしてやろうとしたらアスナたちに阻止された……ちくしょう……!」

 

シノン「……あんた……暇人ね……ん」

 

コウキ「暇人言うな!ってなんだ?」

 

シノンがコウキに突きだしたのは……緑色のリボンで結ばれた小さな赤い箱だった……

 

シノン「……普段色々とお世話になっているから……一応ね……言っておくけど義理だからね?」

 

コウキ「お、おう……(シノンが俺にチョコを……?けど)義理かぁ……まぁ……デスヨネ(白目)」

 

シノン「……なによその疑心暗鬼目は?」

 

コウキ「いや……その……何でもない……ありがとうなシノン」ニコリ

 

シノン「っ///べ、別に!どうせチョコが貰えないだろうから日頃の礼のついでに作ってあげただけよ!!」

 

コウキ「酷い言われよう!?……俺だってチョコは貰えるさ……」

 

シノン「……へー」

 

コウキ「……(な、なんで冷めた目で俺を見るんだ?)」

 

シノンにジト目されるコウキ……コウキはその訳を話す……

 

コウキ「一応言っておくが全部義理チョコだぞ……俺のお陰でお付き合いできたって女子がいくつもいてな?それのお礼として貰えることがあるんだよ……分かるか?貰えるのは義理チョコばかりで本命チョコなんて一つもない空しい気持ちが……」

 

シノン「……頑張ったのね」ポン

 

コウキ→ウッ…ウッ…(;ω; )\(゜ω゜;)←シノン

 

……その空しさを察してか……肩を叩いてやるシノン……そんなシノンに軽く泣いてしまうコウキ……

 

コウキ「……ともかく、そういうことだ……気持ちはともかくチョコはありがたく貰うよ……」

 

シノン「……そう……それを食べて元気出して……ね?」

 

コウキ「うん……ありがとう」

 

シノン「……それじゃあ私行くから……あとで感想よろしく」

 

コウキ「おう……またな」

 

そう言ってシノンは店から出ていった……

 

コウキ(……てかシノンにチョコを渡させるほどにチョコに飢えた男に見えたのか俺……)

 

コウキ「……俺も外に出るか……」

 

そう言ってコウキも外に出る……シノンのチョコは後で食べるためストレージにしまう……そんなコウキを見る者が……

 

???「…………」

 

……………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商業区

 

イチャコライチャコラ……

 

コウキ「…………」

 

イチャコライチャコラ……

 

コウキ「…………」

 

コウキ(リア充なんか滅びろおおお!!!)

 

そんな気持ちを抱きながら頭を抱えるコウキ……ちなみにクルはお散歩でいない……そしてコウキに元に……

 

シリカ「あっ、コウキさん!こんにちは!」

 

ピナ「きゅるきゅる!」

 

コウキ「ん?シリカとピナにリーファ?」

 

リーファ「こんにちはコウキさん!」

 

するとコウキが来た道の反対側からシリカ・ピナ・リーファの三人がこっちに来た!

 

コウキ「こんにちは……皆は何してるんだ?」

 

リーファ「今お世話になっている人にチョコを渡してるんです!」

 

シリカ「チョコはリズさんと三人で作ったチョコクッキーなんです」

 

コウキ「ほう……あっピナの形のクッキーか!良くできてるなぁ~……で、味大丈夫?」

 

シリカ「えっ?何でですか?」

 

リーファ「だ、大丈夫ですよ!!ちゃんと味見しましたから!!」

 

コウキ「そ、そうか……ならいいんだ……ハハ」

 

リーファ「ア、アハハハ……」

 

シリカ「???」

 

……シリカは知らない……コウキは過去に何度もリーファの料理を食らい……そして酷い目にあっていることを……そして今日、バレンタインチョコって名のリーファ料理爆弾はクラインの元に届いたという……

 

ゲボァ!!?

 

コウキ「そ、それでリズは?」

 

シリカ「リズさんはお店のほうでチョコを渡してます」

 

コウキ「そうか……じゃあこれ一つ、いただくな?」

 

リーファ「はい!どうぞ!」

 

ザクッ!

 

コウキ「……うん!おいしいな!!」

 

リーファ「!よかったぁ……!」

 

コウキ「程よいチョコの甘さがクッキーの味と食感を殺さずにサクサクとしてて、おいしいよ」

 

シリカ「ありがとうございます!では他の人にもチョコを渡しに行きますので……」

 

コウキ「ああ、じゃあな」

 

リーファ「失礼します」

 

そう言って二人はコウキから離れていった……コウキはその二人を見送る……すると!

 

コウキ「……いい奴らだな……」

 

???「おやぁ?こんなところで何をしてるんですか?」

 

コウキ「んっ?っ!?」

 

コウキ(げっ!?)

 

後ろから現れたのは……アルベリヒ……とその部下の二人がこちらを見つけてこっちに近寄ってくる……

 

コウキ「アルベリヒ……さん……」

 

アルベリヒ「君一人ですか?『黒の剣士』殿や『紅の魔戦士』殿は?」

 

コウキ「キリトは……どうせアスナとかユイちゃんとチョコの食べさせあっているだろうな、兄貴は書類仕事があって今日は部屋だな」

 

アルベリヒ「ほうほうなるほど……で君は?ずいぶんと暇そうですね?全く攻略組は暇そうでいいですね?」

 

コウキ「……」ムカッ!

 

アルベリヒはそう言うと後ろの部下二人も下品な笑いをしてくる……!

 

コウキ(……!イイことを思いついた(ゲス顔))

 

コウキ「……俺はとっくに自分の仕事を終わらせているんで、そっちこそ全く攻略に貢献してたい堂々と歩いてて……恥ずかしくないんですか?あっ、ごめんなさいね?兄貴に二度も……二度も!!(大事なところなので二度言いました!)決闘(デュエル)で負けて……アスナには言葉で負けて……そして部下も俺達兄弟にケンカで惨敗して……恥ずかしいの今更でしたね!!ごめんなさいね!!(ゲスマイル)」ニッコリ……!

 

アルベリヒ「」ビクッ!ビクッビクッ‼

 

コウキ(プギャーwww激おこプンプン丸なんですけどwwwイケメンの不幸メシ旨っすわwwwだがまだだ!!)

 

コウキ「あっ!そうそう!アスナからもしアルベリヒさんに会ったら渡して欲しいとの物が……」

 

アルベリヒ「!ほう……」

 

コウキ「え~と……」ニヤリ

 

そう言ってストレージからあるものをオブジェクト化する……それは……赤いリボンに結ばれた小さな白い箱……

 

コウキ「今日はバレンタインデーなので前のお詫びを含めてのプレゼントとのことです……どうぞ!」

 

アルベリヒ「ほ、ほほう……そういえば今日はバレンタインデーでしたね……では今日は攻略活動停止してても仕方ないですね……ではこれは喜んで頂きますね?……では私はこれで……」

 

コウキ「はい!では……w」

 

そう言ってアルベリヒと部下二人は去っていった……見えなくなるとコウキは路地裏に移動しそして……

 

コウキ「ギャハハハハハ!!!wwwwww」ゴロゴロ

 

……腹を抱えて笑い転がっていた……!

 

コウキ「まんまとひっかかりやがったぜアイツwwwアスナのプレゼント?残念でした!!ワタスのアンハッピープレゼントですおwww」

 

……その時のコウキの顔はまるで人の不幸を嘲笑うサタンのようであった……

 

そしてコウキがアルベリヒに渡したのはコウキがキリト用に作った……トラップバレンタインチョコBOXである……それも蓋を開けると爆発する仕様の……それを開けたときのアルベリヒの反応を想像して笑っていたコウキ……

 

コウキ「ふぅ……wふぅ……wあー笑った……けど箱を開ける場面を見れないのは残念だなw」

 

???「何が残念なの?」

 

コウキ「どわっ!?」

 

自分一人しかいないと思っていたコウキは突然の声を掛けられてびくる……そして声を掛けた本人は……

 

ストレア「こんにちは!」

 

コウキ「ス、ストレア?なんでこっちに……?」

 

ストレア「いやぁ……あんなデカイ笑い声を聞けば、なにかと確認しに来ると思うよ?」

 

コウキ「そ、そうか……」

 

コウキ(そんなに大声だったのか……気をつけないと……)

 

ストレア「それでなにかあったの?」

 

コウキ「んっ?あぁ……ちょっと目論見が上手くいったのでそれで笑いが止まらなくてな」

 

ストレア「ふ~ん……そうなんだ……あっ!そうだ!」

 

コウキ「?」

 

ストレア「え~と……あっ!あったあった!はいこれ!」

 

いきなり目の前でストレージを開くストレア……そして探し物を見つけたのか、それをオブジェクト化しそれをコウキに渡す……それは。

 

コウキ「……もしかしてチョコか?」

 

ストレア「うん!今日はバレンタインデーだからね!コウキにもあげようと思って!中には今一番美味しいチョコの店って評判のお店のチョコなんだぁ!」

 

コウキ(……メインチョコはキリトにですねワカリマス)

 

コウキ「サンキューな」

 

ストレア「うん!それじゃあね!!」

 

そう言ってストレアは去っていく……

 

コウキ「……とりあえずこれはシノンの奴と同じように夜に食べるか……」

 

そう言ってストレージにしまうコウキ……

 

コウキ「……畑にいってくるか……そこのほうが静かになるだろう……」

 

そうしてコウキは畑に向かう……その後を追いかける者が……

 

???「……畑……そこなら……!」

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「……うん、やっぱり静かだなぁ……」

 

いつものそこでの食事を取る大きな木の下でのんびりすることに決めたコウキ……そしてそれを岩の後ろから見ている者……

 

???「……よし今なら……!」

 

???「おーい!」

 

コウキ「?」

 

???「!?」

 

その者は岩から身をのりだそうとしたら別のところからコウキに声をかける者が……慌ててまた岩の後ろに隠れる……そして声をかけてきたのは……

 

コウキ「フィリア……?」

 

フィリア「こんなところにいたんだね?探したよ」

 

コウキ「探した?なんか用か?」

 

フィリア「うん……えっとね……」

 

コウキ「……?」

 

???「…………」

 

フィリアの歯切れの悪い会話に頭の上に?マーク浮かべるコウキ……そしてフィリアは覚悟を決めた用にある物をつき出す!言わずもながら……

 

フィリア「……今日バレンタインだからね……どうしてもコウキに渡したかったんだ……///う、受け取ってくれる?」

 

バレンタインチョコの詰まった箱を渡すフィリア……それをコウキは……

 

コウキ「……俺の為にわざわざ……?」

 

フィリア「っ……!嫌だった……?」

 

コウキ「い、いや違うんだ!!……そのありがとうな?……開けていいか?」

 

フィリア「っ!うん!!」

 

コウキはフィリアに渡された箱を開ける……!

 

コウキ「……これはナッツチョコか?」

 

フィリア「うん、私ナッツ系好きだからコウキにも食べて欲しいなって……駄目だった?」

 

コウキ「いいや、俺もナッツチョコは好きなんだ……じゃあいただきます」

 

コウキはチョコを一つ口の中に放り込む……ガリボリっと音をたてながら食べるコウキをジッ……っと見るフィリア……コウキは……

 

コウキ「……スゴく美味しいな!」

 

フィリア「!!よかったぁ……!」

 

コウキ「これってナッツの種類、一つじゃあないよな?」

 

フィリア「うん!チョコ用に厳選したミックスナッツを作ったんだ」

 

コウキ「うん旨い旨い……ほいよ」

 

するとコウキはチョコの箱から一つのチョコをフィリアに渡す。

 

フィリア「えっ?」

 

コウキ「どうせ試行錯誤で作ったんだろ?疲れた顔を見てばわかるぞ……」

 

フィリア「うっ……」

 

コウキ「今は甘いの食べて少しでも疲れをとれ」

 

フィリア「でも……」

 

コウキ「……それに」

 

フィリア「?」

 

コウキ「……一緒に食べたほうがもっと美味しくなるだろ?」

 

フィリア「!」

 

そう言ってそっぽむくコウキを見てフィリアは……そのままコウキの隣に腰を下ろす……そして。

 

フィリア「じゃあいただきます」

 

コウキ「……おう」

 

フィリア「あむ……美味しい!」

 

コウキ「……よかったな」

 

フィリア「うん!」

 

???「…………」タッ……

 

……何処からかピンク色のオーラが見えそうな雰囲気を醸し出している中……コウキを見ている者がその後去っていく……そしてコウキはその背中を見る……

 

コウキ「あれは……」

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキの部屋

 

???「はぁ……」

 

椅子の上に座ってため息をつく……今日一日中……コウキの後を追いかけていた者……ユウキがいた。

 

ユウキ「結局……渡せなかったなぁ……」

 

ユウキは机の上にのっている……ピンク色のリボンで結ばれている薄紫色の小さな箱を見る……

 

ユウキ「……コウキにはあんなにもチョコを渡して貰える人達がいる……今更ボクのをあげたって……」

 

そう言って膝の上に顔を埋めるユウキ……泣きたくなる気持ちを押し殺していると……!

 

コンコン!

 

ユウキ「……?誰……?」

 

突然扉をノックする音が聞こえ声をかけるも返事しないのでユウキは机の上の箱を引き出しにしまい、椅子からおりて扉を開けに行く……

 

ガチャ!

 

ユウキ「どちら様?」

 

コウキ「よう」

 

ユウキ「っ!?コ、コウキ!?」

 

コウキ「……ちょっと中へ入らせてくれないか?」

 

ユウキ「う、うん……」

 

コウキ「お邪魔します……」

 

そう言ってユウキの部屋の中に入っていくコウキ……そんなコウキの突然の訪問に疑問を持ちながら扉を閉める……

 

ユウキ「……で?どうしたのこんな夜中に……?」

 

ユウキは今日のことで少し不機嫌な態度をとってしまう……そんなユウキを見て少し汗をかくコウキ……そして口を開く。

 

コウキ「今日……ずっと俺の後を追いかけていたろ?」

 

ユウキ「っ!?な、なんのこと?」

 

コウキ「しらばっくれんな……ずっと後ろからの視線を感じてたんだが……フィリアと会っていたときにユウキを見つけたんだ……そして思った、もしかしてユウキはずっと俺の後を追いかけてたんじゃあないかっとね?で今のユウキの動揺で確信した」

 

ユウキ「ど、動揺なんか……」

 

コウキ「……まったく……素直じゃあないな……」

 

ユウキ「……コウキに言われたくない」

 

コウキ「ごもっとも」

 

そう言ったらお互いに黙ってしまう……が少し時間が立つとユウキが……

 

ユウキ「……どうせ」

 

コウキ「?」

 

ユウキ「どうせ今更ボクのを貰ったって嬉しくないだろ……」

 

コウキ「……バカタレ」ビシッ!

 

ユウキ「イタッ!?」

 

するとユウキのおでこにむけてデコピンを叩き込むコウキ……おでこを押さえるユウキに向けてこう言うコウキ……

 

コウキ「男なら女の子の贈り物は嬉しい物だ……それがいつも一緒にいてくれている……大切な奴なら尚更な……」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ「ユウキ……どうかこの俺に……チョコをくれないか?……お願いします……」

 

そう言ってコウキは頭を下げる……そんなコウキの姿に驚きながらも……ユウキは引き出しから箱を取り出す……

 

ユウキ「……顔をあげて」

 

コウキ「…………」

 

ユウキ「ずっと……ずっと渡したかった……」

 

コウキ「ユウキ……気づかなくてごめんな?」

 

ユウキ「ううん……ボクも早く渡せなくてごめんね?……コウキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッピーバレンタイン!!」

 

そこでコウキが見たのは……涙目になりながらも……満面な笑顔を浮かべて両手の上に小さな箱を渡そうとするユウキの姿だった……

 

終わり……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ①・ハンクのバレンタイン……

 

ハンクの部屋

 

カキカキカキカキ……

 

ハンク「……ふぅ……終わった……」

 

今までホロウエリア攻略で溜まっていた書類を今日も含めて二日間費やして……やっと終えたハンク……

 

ハンク「……もう夜中か……まだエギルいるか?」

 

ハンクはだいぶ遅い夜食を取りに行く前に、机の上に載っている書類や仕事道具を片付けていると……

 

コンコン!

 

ハンク「……来客?入れ」

 

ガチャ!

 

ラン「失礼します、お疲れさまです」

 

ハンク「……お嬢か……何かようか?」

 

来客であるランを見るもハンクは片付けを続ける……

 

ラン「……あの……ハンクさん……」

 

ハンク「?」

 

中々話し出さないランに片付けの手を止めるハンク……そしてランは……!

 

ラン「……ハンクさん……ハッピーバレンタインです!」バッ!

 

そう言ってハンクに赤いリボンで結ばれた小さな紫色の箱を渡すラン……そしてハンクは……

 

ハンク「……そうか、今日はバレンタイデーだったか……すっかり貰う機会がなかったから忘れてなかった……」

 

ラン「ハンクさん……」

 

ハンク「……がこれはありがたく頂こう……ありがとうなラン」ニッコリ!

 

ラン「///!……はい!!」

 

そうしてここにいるのは満面の笑顔浮かべるランと優しい笑顔浮かべるハンクがいたのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ②・アルベリヒのバレンタイン……(笑)

 

アルベリヒの部屋

 

暗い部屋の中……椅子の上に座り……箱のリボンを解こうとするアルベリヒの姿があった……

 

アルベリヒ「フフフ……まさかアスナ嬢からバレンタインチョコを貰えるとは今日はなんていい日なのだろう……さて中身はどんなチョコが……」

 

そしてアルベリヒはリボンをほどき、蓋を開ける……が!!

 

ピン!

 

アルベリヒ「ん?なんのお(ry」

 

ボン!!

 

アルベリヒ「ゲロパア!!?」

 

……次の瞬間には箱の中から爆発が起き……そしてそこから赤色の液体や茶色い液体が撒き散らした!!それをマトモに喰らったアルベリヒは……

 

アルベリヒ「ぎぃあ"あ"あ"あ"あ!!?な、なんだこれはがあ"あ!!?苦い!!辛い!!痛いあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!?」

 

そんな顔を抑えて転げ回るアルベリヒの目の前に一枚の用紙がヒラヒラと落ちてきた……それをアルベリヒは見てみるとそこに書いてあったのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アンハッピーバレンタイン(笑)dyコウキ』っと書かれていた……するとアルベリヒは……

 

アルベリヒ「………………………………………………………………きぃえああああああ!!!?!?!?」

 

ブン!!

 

怒り狂い……部屋に置いておいたコウキ(の人形)の顔面に目掛けて……




その後コウキ(の人形)がどんなになったかは……皆さんの想像にお任せします(笑)

次回からは本編に戻ります……次回もお楽しみに!!


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おかえりなさい

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおあおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおあおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおあおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおあおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおあおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(劇場版見てテンションアップした男の叫び)


前回のあらすじ、決着

 

ユウキ「はぁ……はぁ……はぁ……つ、疲れたぁ~」

 

バタン!!

 

技を放ったあと、ユウキはコウキの元に剣を杖代わりにして近づき……コウキの近くでコウキと同じように大の字で寝転がる……

 

コウキ「……あ~負けた負けた、ユウキの最後の爆発力に負けたわ~」

 

ユウキ「……けど本当のところ……ボクが負けていたけどね……」

 

コウキ「あん?」

 

ユウキ「だって……最初のとき……コウキが声かけなかったら攻撃を避けられなかった場面が幾つかあったし……それに全然ソードスキル使わなかった……そして最後にひとつ……」

 

コウキ「…………」

 

ユウキ「コウキの剣に……迷いがあった……」

 

コウキ「迷い……」

 

ユウキ「コウキが剣を振るとき……何度かね……少し躊躇っている感じの少しの隙があるんだ」

 

コウキ「……それは」

 

ユウキ「ううん……それでもボクは押されていたけど……でもほんの小さな隙がボクが勝てた要因のひとつなんだ……コウキ……本当は……」

 

コウキ「待ってくれ」

 

コウキはユウキの言葉を遮る……

 

コウキ「そこからは……俺に言わせてくれ……」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ「……確かにあのとき……ユウキに剣を……拳を振るうのを躊躇っていた……心のどこかで……振りたくない……殴りたくない……って思っていた……けど俺は自分の使命を……理性でその気持ちを押し殺していた……」

 

ユウキ「………」

 

コウキ「けど……ユウキに負けてわかった……俺はユウキ……ユウキ達と一緒にいたい……と」

 

ユウキ「コウキ……!」

 

コウキ「……ユウキ……こんな……血にまみれた俺だけど……皆と一緒にいていいか……?」

 

ユウキ「……うん!もちろん!!」

 

コウキ「……っ!ユウキ!!」

 

コウキはユウキの手を握り、そのまま引き寄せる……そしてユウキの身体を……抱いた……!

 

ユウキ「コ、コウキ!?」

 

コウキ「ありがとう……!俺……救われた……!俺の心……救われた……よ!」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ(心の奥底で……願っていた……誰か……俺の心を……救ってほしいと……やっと……やっと出会えた……!)

 

……コウキの頬に……涙流れる……けどそれは……悲しみで流れる涙ではない……嬉しさから生まれる涙だった……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキ「すぅ……すぅ……すぅ……」

 

ユウキ「寝ちゃったか……」

 

泣きつかれたのか……コウキはユウキの胸の中で寝ている……そんなコウキをユウキはコウキの髪を撫でる……

 

ユウキ(本当に……あどけない顔……年上に見えないなぁ……けどこれが本当のコウキなんだ……どこにでもいる男の子……けど誰にでも優しくも嫉妬深い……ちょっと変わった男の子……けど)

 

ギュ!

 

ユウキは少し強くコウキを抱く……

 

ユウキ(けど……ボクはそんなコウキが好き……大好き……けど)

 

ユウキは少し悲しそうな……そんな笑みを浮かべる……

 

ユウキ(まだ……この気持ちを言わない……言えない……けどいつか……このデスゲームが終わったら……伝えよう……現実世界で再会して……伝えよう……だから今は……この傷だらけの男の子の心を癒してあげよう……だから)

 

ユウキ「おやすみ……コウキ……大好きだよ……」

 

そう言ってユウキは目を閉じる……その身に大事な人の体温を感じながら……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

ラン「……で?何か言うことありますか?」

 

クル「グルルルル……!」

 

コウキ・ユウキ「「あ、あい……」」

 

今現在……キリト達面々の中……真ん中で正座で座っているコウキとユウキ……その前に仁王立ちをしているラン……額には#があった……その隣にはクル(バトルモード)がお座りしてるが……牙を見せて怒っている……

 

その状況にキリトとアスナ、リーファにエギルは苦笑いし……シリカとユイはあわあわとし……リズベットとシノンはランとクルほど怒ってはいないが怒ってはいる……いやシノンも額に#がついている……クラインに至ってわ壁にドス!ドス!っと音を立ててなぐっている……

 

ちなみにハンクは部屋にいる……

 

ラン「……わかっているんですか?ユウキがコウキさんとの闘いに行ってから……夜だった外が明るくなっても帰ってこず……何かあったのではと思い……皆さんと手分けして探したら……コウキさん?説明してください?」

 

コウキ「あ、あい……訓練場にてユウキと寝てました……」

 

ラン「違うでしょ」

 

コウキ「えっ?」

 

ラン「訓練場の!ど真ん中で!か弱い!妹の!胸の中に!顔を埋めて!よだれ!たらして!!寝てたんでしょうが!!!」

 

コウキ「ちょっとまてぇえええ!!?何脚色入れてるの!?そもそもお互いに鎧来てたから柔らかい感触なんかそんなもん一切ないわ!!てかそんなんじゃあ俺性犯罪者じゃねえか!!?」

 

ラン「発言権ありません!!」ゴスッ!!

 

ラン→( #°Д°)⊃))Д´)←コウキ

 

コウキ「ぐべっ!?」

 

リズ「まぁ落ち着きなさいってラン」

 

そう言って肩をポンっと叩くリズベット……

 

ラン「リズさん……」

 

リズ「これまでコウキは皆の為に頑張ってたし……それにこの件も何か勘違いで生まれたものなんじゃない?」

 

コウキ「リ、リズベット~……」

 

このときコウキはリズベットのことを女神に見えた……が、しかし……

 

リズ「けどそれより……皆に迷惑かけたんだから……それに対する筋を通さないとね」ニッコリ

 

コウキ「えっ?」(゜Д゜;)?

 

それは……間違い……何故ならリズベットは……

 

リズ「さてここにキルデスボールとハリセンがあります、ここにいる一人にどちらか選んで貰い……それでコウキをお仕置きしましょう!!」

 

コウキ「ちょっとまてぇえええ!!?なんでそれがある!?てかそのハリセン!俺のツッコミダマシイ!?なんで!?なんであるん!?」

 

クル「グル!」

 

コウキ「クルゥウウウ!!?」

 

悪魔である……それも邪悪が付く位に……そしてクルはほの使い魔である……

 

キリト「おいおい……それはやり過ぎじゃないか?」

 

コウキ「キリト……」

 

そう言って助け船を出すキリト……が、それは……

 

キリト「ここは一思いにこの服着せて写真を撮るのがいいと思う!」ヒラリ!

 

目の前でメイド服を揺らす邪神だった……

 

コウキ「ちょっとまてぇえええ!!?(今日で三回目)それいつかのキリトが着ていたメイド服じゃねえか!!?てか俺が着たって誰得!?」

 

シノン「別にいいんじゃない?あんた顔は悪くないんだから似合うんじゃない?」

 

コウキ「それ遠回しに「あんたフツメンね」って言っているよね!?悪かったねフツメンで!!どうせイケメンじゃねぇよ!!クソォー!!!世界中のイケメンなんか滅びればいいんだぁ!!!」

 

みんな「「「「……………」」」」

 

チクショー!!!っと血涙流しそうな勢いでorzになるコウキ……そんなコウキを生暖かい目で見るみんな……

 

ラン「……どうやらいつものコウキさんのようですね……」

 

コウキ「……えっ?……あっ」

 

コウキ(そっか……みんなとはあのとき会ったきりになってたな……)

 

コウキ「……みんな……俺は……」

 

キリト「なんにも言わなくてもいいぞ」

 

コウキ「えっ?」

 

アスナ「コウキ君は皆の為に悩んで……悩んで……苦しんだ……」

 

リズ「けど……こうして私達の元に戻ってきた……」

 

シリカ「それだけでアタシ達は充分です!」

 

リーファ「アタシ達はここに来たばっかでコウキさんの過去はよくわからない……けど」

 

シノン「今まで会ってきたコウキのことは……知っている……」

 

ユイ「私のことも……いつもパパやママがいないとき、気にかけてくれて……優しいお兄さんでいてくれた……」

 

エギル「無駄に人のことで頭いっぱいで……自分も苦しみ……倒れても……それでも人のことを一生懸命に頑張る……お人好し馬鹿……」

 

クライン「けど悪ふざけが過ぎるガキぽっさがありながらも……いつも隣にいる奴……毎日のこんなうんざりとしたこの世界を忘れてくれる悪友……」

 

クル「グルゥ!!」

 

ラン「あの日……コウキさん達に助けられてからひとりぼっちだった私に居場所をくれた恩人……」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ「…………」

 

ユウキ「誰一人……コウキのことを忘れたくない……離れたくない……だからね……別れようとしないで……コウキの居場所は……ここなんだから……」

 

コウキ「……っ……!」

 

……コウキは皆の心から出てくる言葉に……静かに涙を流す……

 

コウキ「……ああ……ちきしょー……今日は何度も涙でちまうなぁ……」

 

ユウキ「……泣いたっていいじゃないか……誰もそれに笑わないよ……」

 

コウキ「ユウキ……みんな……ありがとう……ただいま……」

 

みんな「「「「おかえりなさい!!」」」」

 

コウキは泣きながらも……笑顔を向けて感謝の言葉を言った……かつての銀目の面影は……消えていた……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分後……

 

コウキは泣き止み……今皆はそれぞれテーブルにあるイスに座っている……これから行われるのは……

 

キリト「それでコウキ……今一度PoHのことやフィリアのこと……これからどうするんだ?」

 

コウキ「……………」

 

そう……フィリアとPoHのことを話そうとしていた……

 

コウキ「……変わりない……PoHとフィリアの件は俺が片付けてる」

 

リズ「アンタ!まだそんなことを!!」

 

コウキ「ちょっと待ってくれリズ……話の続きがある……俺は一人でこの件を終わらせようとしたが……けど今はフィリアを助け出す為に皆に協力して貰いたいと思ってる……」

 

ラン「…………」

 

コウキ「もう俺は……『狂残光の銀目』としての自分じゃない……『蒼の竜剣士』としての自分じゃない……『真』の……本当の自分として本心で思っている……だから」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「俺がPoHを倒すのは……今までの自分のけじめをつける為の……戦いだ……奴を倒し……そしてフィリアを助け出すことで過去の自分のけじめをつく……その為にもフィリアを助けるまでの……その過程を……皆に協力して貰いたい」

 

アスナ「過程……具体的には?」

 

コウキ「……今のところはホロウエリアで探索と情報収集だな……奴らの居場所や……フィリアが俺らを裏切ることになった理由をだ……」

 

シノン「ちょっと待って……裏切る理由って?」

 

コウキ「それはな……俺はどうしてもフィリアが最初から俺らを騙していたとは……思えないんだ」

 

ユウキ「それは……ボクも思うよ……けど」

 

コウキ「……それに少し前からフィリアの様子がおかしいかったろ?」

 

ラン「……ですね……元気がないような……そんな顔をしてましたね……」

 

コウキ「たぶんそこからフィリアに……なにか……それもPoHの奴に協力しなければいけないようなことが……フィリアの身に起きたんだと……俺は予測してる……」

 

キリト「……けど、どんなことをPoHに持ちかけられたんだ……」

 

コウキ「……その答えは……あのホロウエリアに隠れている……」

 

キリト「……あ、答えといえば昨日……」

 

ハンク「皆いるようだな」

 

コウキ「兄貴……!」

 

すると先程まで部屋にいたハンクが階段を下りていた……

 

コウキ「さっきまでなにしてたんだ?」

 

ハンク「報告書を作ってた……ホロウエリアについてのな……昨日キリト達のおかげであの場所……ホロウエリアの謎の一端を見つけたんだ……」

 

コウキ「キリトが?」

 

キリト「……厳密にはユイのおかげだけどな」

 

コウキ「ユイちゃん?」

 

ユイ「はい、昨日パパと一緒にホロウエリアの管理区へ行ったんです」

 

コウキ「……」

 

そこから話されたのは……ホロウエリア……その場所の存在理由が分かることになった……!




次回……「ホロウエリアの謎と真実」お楽しみに!


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ホワイトバレンタイン特別企画!!チョコを渡す男は少数である……前編

今週でこの作品は二周年目です!これからも頑張ります!!……てかそういえば今日はホワイトデーなので急遽作成しました!本編をお待ちしておりました読者様……すみません……本編の方なのですが……先月からパソコンが壊れていて今までオリジナルで書いていたので大丈夫だったのですが……これからはパソコンを見ないといけないのでパソコン購入予定の三月末まで休みます……ですが今日新しく新規投稿しました。

『ソードアート・オンライン・恋愛紳士作・外伝集』の方をしばらく書きますので笑いは大丈夫です(笑)ちゃんとコウキ弄りありますので(笑)

それとあっちにも書いておりますが、活動報告にてネタ募集しておりますので皆様の御協力、お願い致します!では特別企画、ホワイトデー編前編をどうぞ!


エギルの店・厨房

 

ゴリゴリゴリ……カチャチャチャ

 

……朝早くから一人の少年が自前のエプロンを身に付け、ある作業をしていた……すると!

 

キリト「ふわぁ……ん?ああコウキか……こんな朝早くからなにやってんだ?」

 

厨房に顔だしたキリトが作業していたコウキに声をかける……

 

コウキ「ん?キリトか……おはよう、キリトこそ何かこっちにようか?」

 

キリト「ちょっと早く起きちゃって……何か飲もうかなっと……」

 

コウキ「ならちょっと待ってろ……ドリンク作ってやる」

 

キリト「おっ!サンキュ……コウキの手作りドリンクを飲めるとはラッキーだな」

 

数分後……コウキ特製バナナシェイクを飲むキリト……ちなみにコウキはストロベリー・クランベリー・ブルーベリーにヨーグルトを入れたミックスベリーヨーグルトシェイクを飲んでいる……

 

キリト「そういえば結局なにやっていたんだ?」

 

コウキ「ん?ああ……今日はホワイトデーだろ?世話になっている奴らにチョコを作っているんだよ」

 

キリト「へー、そうなのか」

 

コウキ「おまえなぁ……アスナやユイちゃんにチョコ、貰ったんだろ?他人事じゃあないだろ?」

 

キリト「そ、そうゆうものなのか?」

 

コウキ「はぁ……お前、ちょっと床に座れ」

 

キリト「えっ?なにを」

 

コウキ「座れ」

 

キリト「はい……」

 

そう言って床に正座で座るキリト……そしてその前には仁王立ちで立つコウキ……

 

コウキ「……キリト、お前がそういう「ホワイトデーでチョコを渡さなくてもいいだろ」って奴はわからないでもない……てか大抵の男はそう思うだろう……けどな、お前みたいに彼女……妻持ちの奴までそんなことしてみ?最初はいいだろうが後々までそれが続いてみ?まるでチョコみたいに彼氏……夫を思う気持ちまで冷めるわ……いいのかキリト?いつも手作りチョコを渡してくれる相手が次にはそこらで買ったような安いチョコを渡してくるのを……我慢できるか?」

 

キリト「……出来ないな」

 

コウキ「だろ?だから日頃世話になった礼ついでに渡してやれよ……」

 

キリト「けど俺……料理スキル持ってないぞ?」

 

コウキ「無理に作ろうとしなくてもそれなりに高いチョコでも渡してやればいいさ……けどちょうどいいな……俺の手伝いをしろ」

 

キリト「手伝いって?」

 

コウキ「主にチョコの溶かしなどは料理スキルの持つ俺がやるとして……チョコのトッピングやチョコを入れる包装だな」

 

キリト「……後者はいいとして……前者は俺にできるのか?」

 

コウキ「問題ない、チョコに掛けるトッピング食材アイテムをタップして、次にどうゆうふうにトッピングするかメニューセレクトしてから……次にトッピング食材アイテムをチョコに向けてタップすれば完成するから」

 

キリト「なるほど……それなら俺もできるな」

 

コウキ「今回結構渡す人がいるから沢山食材アイテム用意したから……それを全部使うつもりで……もしこうゆうのを作りたい、ってのがあれば言ってくれ……あとはキリトのセンスにかかってる……頑張れ」

 

キリト「プ、プレッシャーかけるなよ……やるだけやってみるよ」

 

コウキ「それでよし……じゃあやるぞ!」バッ!

 

キリトに予備の黒いエプロンを投げ渡して、自分がやっていた作業を続けるコウキ……その後も注意が何度か飛ぶも話をしながら作業をする二人……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後……

 

キリト「お、終わった……これならまだモンスターを狩っていたほうが楽だ……」

 

コウキ「お前のほうが楽だろ……こっちは食材を斬ったり砕いたり……チョコによっては配合など色々と細かい仕事をしたりとしていたんだが……」

 

キリト「うっ……そう言われると……言い返せない……」

 

コウキ「……とりあえず軽く睡眠とって……あとで皆に渡しに行こう……そっちの分……頼むぞ……」

 

キリト「おう……それじゃあ……ふわぁ……あ、お休み……」

 

コウキ「おう……お休み……はぁ……あ……俺も道具を片付けて寝るか……」

 

そう言ってエプロンをコウキに返し……自分の部屋に戻っていくキリト……コウキも今回で使った道具を片付けてから部屋に寝にいく……

 

 




後編に続く!


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番外編・もしコウキがFGOの世界に跳ばされたら?複数①編

えー大変長らくお待たせしてすみませんでした……!(全力土下座)理由としては全くとして書く時間が取れなかった……!特に休日関しては何かと用事出てきて書けなくなって……それと同時に小説も書けなくなってしまった……!

今回の話とて小説作成のブランクを……書く感覚を取り戻す為なのと気分転換です……いえ別にFGOにハマったから書いたわけじゃないからね?ホントウダヨ?

ホワイトデーの話は気が向いたら続きを書きます……やはり書き終わりたいですから

……それとですね……このようなことがしばしば起きるかも知れません(今更)こんな小説で良ければ気長にお願いします……!

さて、暗い話はこれぐらいにして今日はユウキとランの誕生日です!

お誕生日おめでとう!ユウキ!ラン!!

これからもよろしくお願いします!!


※注意警報※

 

これは作者の妄想劇である、「たぶんコウキがこっちの世界に跳ばされて、その後そこで暮らすようにしていたらこうなっていただろう」って妄想です……FGOで英霊と関わっていくコウキの姿を描いたものです。

 

跳ばされる時期は100層にて決着後となります。

 

ちなみにコウキはこの作品シリーズ(アニメ・コミックのみ)でステイナイト・ゼロのみ、ゲーム動画にて少しだけホロウアタラクシアを見てるだけでほぼほぼ知らない(SAOでの二年間で更に記憶が薄れてる)

 

独自設定としてコウキはデミ・サーヴァント(ルーラー)で女主人公のサーヴァントとしています。(サーヴァント時はもちろんSAOでの姿)

 

ちなみに男主人公もいてそっちにはマシュがいる、女主人公は立香、男主人公は藤丸とそれぞれあります。

 

前置きはこれぐらいにして……ではどうぞ!

 

 

 

 

マシュ・キリエライトの場合

 

廊下

 

マシュ「あっ、光輝先輩」

 

コウキ「ん?ああマシュか、どうしたんだ?」

 

トコトコっとこちらに歩いてくるマシュに声をかけられて振り向く光輝

 

マシュ「あのですね、久しぶりに稽古をつけてくれませんか?」

 

マシュとは冬木の件から一時期盾での戦闘法を教えていたが、だいぶ前から自分も数々の英霊との試合や教えを受けたり、日常でも忙しかった(主に大食い騎士王達の料理作りなど)のでしばらく出来なかったのだ……

 

光輝「……あぁ、いいぞ?俺もマシュが何処までやれるようになったか見たいし」

 

マシュ「よろしくお願いします!」

 

光輝「じゃあ早速訓練室に行くか」

 

マシュ「はい!」

 

そう言って光輝とマシュは訓練室へと向かった……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

訓練室

 

マシュ「やっあああ!!」

 

ドゴン!!

 

コウキ「踏み込みが甘いぞ!もっと腰に力を入れろ!!」ドン!

 

マシュ「っ……!はい!!」

 

コウキはマシュの大楯による突きをしゃがんで避け、そのまま潜り込んでタックルする!

 

コウキ「素早い相手には自分が動くのではなく相手から誘い込め!攻撃が来たら受け流して弾くかカウンターを叩き込め!!」

 

マシュ「はい!」

 

コウキ「その盾の特性を使いこなせ!ただ防ぐのではない、盾の後ろから相手を見て観察しろ!見てから動くんじゃあない、相手の動きを先読みするんだ!!先読みすれば何時如何なる攻撃も防げる!!」

 

マシュ「はい!!」

 

……………………………………………………………………………………

 

数時間後……

 

マシュ「コウキ先輩、お疲れ様です……これどうぞ」

 

そう言ってコウキにスポーツドリンクを渡すマシュ……がコウキは

 

コウキ「あ"っー……」( Д)⊃口

 

……うつ伏せの状態でゾンビみたいな声を出しながらスポーツドリンクを受けとるコウキ……

 

マシュ「だ、大丈夫ですか?」

 

コウキ「だ、大丈夫大丈夫……ちょっと動きすぎた……」

 

マシュ「途中からジャンプなんかも取り入れていましたもんね」

 

コウキ「……(小声)だってなぁ……マシュが攻撃してこなくなってから同時に徐々に攻撃が入らなくてなって……もう防御に関してはあの厨二剣のラーメン馬鹿より上じゃないの……」

 

マシュ「???」

 

なんで俺の回りの女どもはどれもこれも強いんだよ……っとぼやくコウキに頭の上に?マークを浮かべるマシュ……

 

マシュ「それでは、次の探索の準備をしてきますので……今日はありがとうございました」

 

コウキ「……おぉ……後始末はやっておくから」

 

マシュ「ありがとうございます……では」

 

コウキ「…………マシュ!」

 

そう言って部屋からマシュに……コウキは声をかける!

 

マシュ「はい?」

 

コウキ「……またな」

 

マシュ「……はい、また!」

 

そう言って今度こそ部屋に出ていくマシュ……そして一人になったコウキは呟く……

 

コウキ「……やっぱりちらつくな……あいつと」

 

思い浮かべるは……結局向こうの現実世界に置いてきてしまった一人の幼馴染みの少女だった……

 

コウキ「……元気にしてるだろうか……」

 

そう寂しそうに目を瞑った……

 

 

 

作者コメント

コウキとマシュは一応同僚扱いなのだが戦闘経験などは皆無に等しいマシュとSAOでの戦いを経たコウキとは戦闘経験が段違いなのでカルデアのテロ事件後にコウキはマシュの先生となっている。

 

……しかしコウキはマシュを幼馴染みである零華の面影を幻視するようになる……

 

今思えば細かな色合いこそ違うけどまんま零華、マシュ似じゃないですかやだー(汗)(零華を作った当初はFGO知らんかった)

 

 

 

エミヤ(アーチャー)の場合

 

調理場

 

光輝「…………」

 

エミヤ「…………」

 

今現在……調理場には二人の男が相対している……一人は髪も眼も服(板前スーツ)も蒼い十代後半の少年、もう一人は髪は白いが肌は褐色の紅いエプロンを身につけた二十代後半から三十代前半の成年男性が立っている……

 

そんな二人にカウンター席に座っていた……女マスター……立香はこう言う……!

 

立香「第54回料理対決……お題「肉野菜炒め」の勝者は……」デデデ(ry

 

光輝「…………(ゴクリ)」

 

エミヤ「…………」

 

デデデ……デデン!!

 

立香「……勝者!エミヤ~!!」

 

光輝「ちくしょうがあああ!!!」orz

 

エミヤ「ふっ……」

 

崩れるコウキに対してまるで自分が勝つことを予想していたかのように余裕を見せているエミヤ……!

 

立香「また負けちゃったね光輝……これで何敗目?」

 

光輝「……48敗目……」

 

立香「うわぁ~……圧倒的だね……」

 

エミヤ「光輝」

 

光輝「うっ……」

 

うちひがれる光輝にエミヤは近づいてくる……

 

エミヤ「確かに今回の肉野菜炒めはよかった……だが今回の君の料理は男性向きのガッツリ系に対して今回の審査員である……女性向きではなかった」

 

そう言ってエミヤは今回の料理審査員である、いつも料理作りを手伝ってくれる、ブーディカ・タマモキャット・両儀式(アサシン)(両儀式に関しては忙しいときにたまに手伝ってくれる)を見る。

 

ブーディカ「ごめんねー光輝……美味しかったんだけど……ちょっと油が多めなのがちょっと……ね?」

 

タマモキャット「個人的にエミヤの肉野菜炒めがにんじん多めだったのが良かったです!!」

 

光輝「ちょっと待て、タマモキャットに関して味関係無くねぇか!?」

 

両儀式「……まぁ、今回も負けちゃったが……お前の肉野菜炒め……悪くなった……」

 

光輝「両さん……」

 

両儀式「誰が繋がり眉毛の警察官だ!!」ガス!

 

光輝「へぶ!?」

 

両儀式に足で頭を踏まれて潰される光輝……速い……さすがアサシン速い……

 

エミヤ「……ではまた腕を磨いて再度挑んでくるがいい」

 

そう言ってエミヤは食堂から出ていき……他の面子も解散した……ぽつり……食堂に残された光輝(残っているのは立香とフォウぐらい)は……

 

光輝「……僕は……あの人に勝ちたい……(切実)!……ガクッ」

 

そう言って光輝は力尽きた……

 

立香「……毎度思うけどこれなんて料理勝負マンガ?」

 

フォウ「フォウフォウ……」

 

 

 

作者コメント

エミヤとの絡みはこれぐらいしか思い付かない(笑)何だかんだでエミヤとは料理師匠兼ライバルである……

 

あっ!二人ともオカン系男子だったわ!(爆笑)

 

エミヤ・光輝「「誰がオカン系男子だ!!」」

 

ひぇ!w

 

ジャック・ザ・リッパーの場合

 

廊下

 

ジャック「お兄ちゃん!お兄ちゃん!!」バッ!

 

光輝「ん?ジャックっておっとっと!」トスン

 

光輝の後ろからジャックが走ってきて……そのまま光輝に向かって跳びかかる!光輝はそれを優しく受け止める。

 

光輝「こらこら、廊下を走ったり、跳びかかったりしない」

 

ジャック「ごめんなさ~い」

 

光輝「やれやれ……」なでなで……

 

ジャック「えっへへ……」スリスリ……

 

注意するも反省の色もないジャックに呆れながらも頭を撫でてやる光輝……それを気持ち良さそうに目を細めて……光輝の胸を顔をスリスリする……さながらご主人に甘える子猫のように……

 

ジャック「ねぇ……お兄ちゃん」

 

光輝「んぅ~?」

 

光輝に声をかけるジャックに顔を向ける光輝……が次にジャックが言ったのは……!

 

ジャック「あのねぇ……久しぶりにぃ……解体鬼ごっこしよぉ?」

 

光輝「」

 

ピシィ!!っと音を立てて固まる光輝……

 

それもそのはず……『解体鬼ごっこ』とはルールは通常の鬼ごっこと変わらないのだが……一つだけ違うのは……逃げる人をタッチすれば勝ちなのを解体鬼ごっこは『タッチ』イコール『解体(物理)』なのである……それを10分間逃げ続けなくてはならないのである……

 

ああ……愚かな光輝……ジャックの為とはいえこんな遊びを作ったのがいけない……ちなみにこの遊びの犠牲者は黒ひげだったりする(合法で幼女を触れると思い参加して、真っ先に捕まりに行ったら真っ先に解体された……バカだ)

 

てな訳で軽くトラウマになっている光輝だが……

 

ジャック「いや?」うるうる……

 

光輝「かふっ」

 

ジャックの粒らな瞳が光輝を貫く……そして

 

光輝「……わかった、じゃあいつもの場所へ行こうか?」

 

ジャック「!うん!!行こ!行こ!!」

 

ジャックは光輝の手を引っ張り、嬉しそうにしていた……が対照的に光輝は何処か遠くを見るような目をしていたそうな……

 

………………………………………………………………………………

 

ジャック「解体☆解体☆」(ナイフを持って光輝を追いかけてるジャック)

 

コウキ「ぬおおおっ!!!」(壁などを利用しながら縦横無尽に逃げまくるコウキ……)

 

 

 

 

作者コメント

このジャック、光輝のオカンスキルによりお兄ちゃんと言うようになった、服装もビキニパンツみたいのからミニズボンになっている、最初ジャックとあったとき、そのときの光輝の言葉「女の子がそんな格好しちゃいけないでしょうがあああ!!!」っと強く叫んだ(回りはドン引きしている)

 

その後は光輝の元で一般知識(強制)を身に付けていたら……今では光輝とジャックの関係はキリトとユイみたいな関係となっている……(父と兄違い)光輝にコメントを聞くと「かわいいものジャスティス!ジャスティス!!」……とのこと、ちなみにお父さんは藤丸でお母さんは立香である。

 

スカサハの場合

 

コウキ「……なぁ兄貴」

 

クー・フーリン(ランサー)「……なんだ?」

 

コウキ「……俺ってば……スカサハさんに鍛練つけてほしいって頼んだんだ……」

 

クー・フーリン「……それで?」

 

コウキ「……頼んだんだ……それはいい……けど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんで魔猪に追いかけられているんだ?(泣)」

 

今現在……コウキとクー・フーリンは約300匹近くの魔猪に追いかけられていた……

 

クー・フーリン「そりゃお前……お師匠が鍛練の一環で一人つき100匹の魔猪を倒すことになったんだろ?」

 

コウキ「……ですよね……けどね……後ろの魔猪……兄貴の分足しても200匹以上いると思うんだよ……てか一緒に鍛練することになっていたディルムッドは何処へいったんだ?」

 

スカサハ『ふむ、あやつならとっくのとおに魔猪に呑み込まれ死んだぞ?』

 

コウキ「ランサー(ディルムッド)が死んだ!!」

 

クー・フーリン「この人でなしぃ!!!」

 

念話でスカサハの話を聞いて、二人して定番迷セリフを叫ぶ!

 

コウキ「ならディルムッドの分の魔猪を消してくださいよ!!」

 

スカサハ『ふむ……がしかし面倒だ……それらはおぬしらで片付けろ……一人150匹じゃ』

 

コウキ「馬鹿なの!?兄貴、あの人キチガイなの!?一対一でも少し面倒なのに一気に一対百で戦わせて!?キチよ!!あの人キチガイよおおお!!?」

 

クー・フーリン「いつものことだ……諦めろ……(目に光を閉ざしながら言う)」

 

スカサハ『……どうやらまだ元気そうじゃな、もう100匹追加してやろう』

 

コウキ・クー・フーリン「「この人でなしぃ!!!」」

 

……その後はお互いに囮とアタッカーとして……100匹ずつ魔猪を狩ってローテーションすることで乗り越えたのであった……

 

 

 

作者コメント

スカサハに鍛練を頼んだらこうなると思う(真顔)




これでとりあえずブランクを取り戻せる……はず、次回をお楽しみに!!


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番外編・もしコウキがFGOの世界に跳ばされたら?ジャンヌ・ダルク・オルタ編

えー……大変お待たせしました……理由としては……







あかん……ジャンヌ・オルタのヒロイン力が高過ぎる……!それもコウキとの相性が良すぎた……!それせいで書く量が増えてしまった……アンデルセンの気持ちがよくわかったよ……(中の人繋がりがゲス野郎とオナジ(白目)

あとですね……このFGO番外編、まだ他にも書きたいものがありますから……またスランプに陥ったら書くかも……?まぁもういい加減本編書きますけど!!

では……どうぞ!!


前回のあらすじ、ランサーが死んだ!!この人でなしぃ!!!

 

ジャンヌ・ダルク・オルタの場合

 

ジャンヌ・ダルク・オルタサイド

 

光輝の部屋前

 

アイツと相対して何日……何ヵ月経っただろうか……それにこの部屋に訪れるのも何度目だろうか……?

 

なぜ来るかって?決まっている……アイツに『奪い取られた物』を取り返す為だ……今度こそ……今度こそアイツに勝って、私の『奪い取られた物』を取り返す!!

 

練習もした、奴が取るだろう手段も予想し、それによる予習もした……あとは勝つだけ……いざ!!

 

バサッー!(自動ドアが開く音)

 

ジャンヌ・オルタ「勝負しなさい光輝!!」

 

光輝「……いや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たかだかゲームの連敗したぐらいで何その回想?厨二なの?エドモンなの?」

 

ぐふぅ!

 

ジャンヌ・ダルク・オルタサイドエンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光輝「で?今度は何で勝負する気だ?トランプ?ボードゲーム?それともテレゲーでマ○カーか?」

 

ジャンヌ・オルタ「…………」

 

一応来客なのでお茶と茶菓子を出してやる光輝……目の前にはこたつに潜り込んでいる……俺に何かを奪われたと言う……若干顔を赤くしてる聖黒処女(笑)……ジャンヌダルク・オルタ……通称、黒ジャンヌ……

 

光輝「あのよぉ……今日は他にも予定があるからあまり相手してやれねぇぞ?」

 

ジャンヌ・オルタ「……何よ?今日は出動もないからゆったりできるでしょ?」

 

光輝「いや今日は……」

 

ピンポーン!!

 

すると部屋の呼び鈴が鳴り響く!

 

光輝「あれ?やけに早いな……はいはい!」

 

そういってドアを開けにいく……開くとそこには……!

 

???「(トナカイ)二号さん!こんにちは!!」

 

???「光輝さん、おはようございます……今日もお願い致します」

 

ジャンヌ・オルタ「……げっ」

 

するとジャンヌ・オルタは苦虫を噛んだような顔をする……それもその筈……その来た来客は自身のオリジナルであり……最も嫌悪している……彼女……ジャンヌ・ダルク本人と自身の黒歴史(笑)っと言ってもいい……幼い自分……ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ、略してジャンヌ・リリィが来たのだから……

 

ジャンヌ「……いたんですか」

 

ジャンヌ・リリィ「あっ!未来の私!こんなところにいたんですね!!」

 

ジャンヌ・オルタ「…………」

 

光輝「……(汗)」

 

お互いがお互いをにらみあう……そんな中……黒ジャンヌがこたつに入りながらにらんでいる為、若干シュールだけど……

 

光輝「あの~……白い方のジャンヌとリリィ?予定の時間より一時間早くないか?」

 

ジャンヌ「えっ?あっ!そ、そうですね……今日はいつもの日課が早く終わりましたので少しお早めに勉強しようかと」

 

ジャンヌ・リリィ「私も以下同文です!」

 

ジャンヌ・オルタ「……勉強?」

 

光輝「ん?ああ、時おり時間があるときにだけ二人に勉強を教えてるんだ、まぁ漢字などの読み書きとか計算の仕方とかたいしたことないことけど……あっ、リリィのだけはサンタの歴史の勉強がついてるけど」

 

ジャンヌ・オルタ「ふーん……あっそ……」

 

光輝「……そうゆうわけだから黒ジャンヌ、来てもらって悪いが……」

 

ジャンヌ・オルタ「別にいいじゃない」

 

光輝「えっ?何が?」

 

ジャンヌ・オルタ「察しが悪いわね……だから二人を勉強を教えながら、私と遊べばいいじゃない」ニヤリ

 

光輝「……えぇ?」(´・ω・`;)

 

意地の悪い笑みを浮かべながら言うオルタ……それに対して何故そうなるっと困惑する光輝……するとジャンヌは……

 

ジャンヌ「なんでそうなるんですか……そちらかこちらがまた時間を改めて来ればいいじゃないですか?」

 

光輝「ジャンヌ……」

 

ジャンヌの正論に目を向ける光輝……が!

 

ジャンヌ・オルタ「……なに?今私は光輝と喋っているの、話しかけてこないでよ」

 

ピキッ!

 

光輝(ひぃ!?)

 

そのとき!光輝は恐怖した!!光輝が見た先には……顔は笑顔……顔は笑顔だが後ろに般若面を被ったマル(ryゲフンゲフン!……何かがいた……!

 

ジャンヌ・オルタ「……何よ?その笑みは」ゴゴゴゴ!!

 

対するオルタは……復讐の怨念でも纏っているように見えるエドモ(ryゲフンゲフン!……何かがいた……!

 

光輝(ヘルプ!リリィヘルプ!!)

 

っとジャンヌ・リリィを見るが……

 

ジャンヌ・リリィ「(((°Д°;;;)))」

 

光輝(ダメだ!?まるで生まれたての小鹿になってる!?)

 

出入り口のドアの片隅にて恐怖に震えている白い幼女……今にも泣きそうだ……

 

光輝「あーもう!はいはいそこまで!!」ビシィ!

 

ジャンヌ「………………」

 

ジャンヌ・オルタ「チッ……」

 

光輝は諦めて二人の仲裁に入る……とりあえず二人は矛を納める……

 

光輝「……とりあえず……黒ジャンヌの相手しながらジャンヌ達の勉強を見るよ……とりあえず……今は仲良くしてくれ……(疲労)」

 

そう言って疲れたように顔に右手を押さえる光輝……が!しかし!!

 

ジャンヌ・オルタ「仲良く?仲良くなんか出来るわけないじゃない?バカじゃない?」

 

ブチッ!!

 

まだ開戦しようとするオルタにプツンした光輝は……

 

光輝「……黒ジャンヌ」

 

ジャンヌ・オルタ「(ふ、雰囲気が変わった……?)な、なによ?」

 

光輝「……いい加減にしないと……そのカールなアホ毛引き抜く」

 

ジャンヌ・オルタ「な、なんでよ!?アンタにそんなことされる言われは(ry)」

 

光輝「あ"ん"?」(よいこには見せられない表情)

 

ジャンヌ・オルタ「ひぃ!!?(サッ!)」(アホ毛を隠す!)

 

光輝「…………(ジロリ)」(ジャンヌとジャンヌ・リリィの方を見る)

 

ジャンヌ・ジャンヌ・リリィ「「ひっ!!?」」

 

光輝「……二人共……もし事を荒立てるようなことをしたら……わかってるな?」

 

ジャンヌ「し、しません!!(アホ毛……無くて良かった……!)」

 

ジャンヌ・リリィ「絶対にしません!!(サッ!)(なんで私にまで……!?)」(アホ毛を隠す!)

 

光輝「……よし、それじゃあ始めようか……あっ、追加の茶と茶菓子……それとボードゲームを持ってくるから先に入っててくれ、あっボードゲーム……オセロでいいか?」

 

ジャンヌ・オルタ「えっ!?えっ、ええ……」

 

光輝「それじゃあ用意してくる」

 

そう言って茶の準備しに行く光輝……それを見届けてから三人のジャンヌは同じような事を考えていた……

 

三人(((光輝(さん)(二号さん)を怒らせると恐い……!)))

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カキカキ……パチンパチン……カキカキパチン……パチンパチンカキカキ……

 

ジャンヌ「………………」

 

光輝「……よしと……これで宿題の採点は終わりだな……前まで勉強出来なかったことに比べれば……まぁまぁか……あっ、そこ間違えてる」

 

ジャンヌ「あっ……すみません、ありがとうございます」

 

ジャンヌ・オルタ「グヌヌヌ……!」

 

光輝「ねぇねぇ大丈夫ですか黒ジャンヌゥ~?www角取りされまくってるけど大丈夫?wwwほとんど白で埋め尽くされてるけど大丈夫www」

 

ジャンヌ・オルタ(この顔……!突き刺して焼いてやりたい……!)スッ!

 

光輝「あっ、ジャンヌルール禁止な?最も……やったところで勝てるけど」

 

ジャンヌ・オルタ「くっ!?(見抜かれた!?)」

 

ジャンヌ・リリィ「えーと……この方は……まる……ひ……しゃ……しん……しゅう?」

 

光輝「ちょっと待て、それ誰からだ?」

 

ジャンヌ・リリィ「えーと……『世界一の黒船長』さん?」

 

光輝(あいつ(黒髭)かぁ!!!)

 

ジャンヌ・リリィ「あの……これってどんなのですか?」

 

光輝「聞かないでくれ、あとコイツのは送らんでいい……」

 

ジャンヌ・リリィ「はぁ……?」

 

光輝(藤丸に頼んで自害されたろうかあの野郎……!)

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後……

 

光輝「……よぉし……今日のノルマは達成だな……二人共、お疲れ様」

 

ジャンヌ「はい!ありがとうございました光輝さん!」

 

ジャンヌ・リリィ「二号さん!ありがとうございました!」

 

ジャンヌ・オルタ「まだよ……まだ……終わって……ない……!」(; Д)ノ"

 

光輝「いや、諦めろよ……この数時間……一度も勝ててないじゃないか……」

 

今までの時間、光輝はジャンヌには中学一年の数学を、リリィは今年のクリスマスプレゼントをする人の願い事を見ていたり、サンタの歴史などの勉強していた(読めないところは光輝が翻訳してあげている)、オルタは……この数時間の間……オセロの他チェスやポーカーなどボードゲームやトランプなどのゲームを興じていたが……一度も勝ててないのである……!

 

光輝「はぁ……しょうがない……二人共、ちょっと今度はこっちに付き合ってくれ……」

 

ジャンヌ「はい……?」

 

ジャンヌ・リリィ「何ですか二号さん?」

 

光輝「あのな……」

 

……………………………………………………………………………………

 

今光輝達はそれぞれで炬燵を座り直している……左に光輝……上にジャンヌ……右にリリィ……下にオルタといった具合に……

 

光輝「え~……お題目は『ババ抜き』!さぁやらないか?」

 

ジャンヌ・オルタ「ちょっと待ちなさい、何でこの二人まで一緒にやるのよ?」

 

光輝「いやお前……お前ばっか遊んでいて……悪いだろ?それにこんなでもないとこのメンツで遊ばないだろう?」

 

ジャンヌ・オルタ「むぅ……(言い返せない……)」

 

ジャンヌ「あの……別に私は気にしてませんが……」

 

光輝「(小声)黒ジャンヌに勝たせてお帰り願うために……少しの間頼むわ……」

 

ジャンヌ「(小声)はぁ……わかりました……貸し一つ取り消しですからね?」

 

光輝「(小声)おう」

 

ジャンヌ・オルタ「ちょっと……なにそこで内緒話してんのよ」

 

光輝「いや別に……リリィはいいか?」

 

ジャンヌ・リリィ「あっ、はい私はいいですよ!」

 

光輝「そんじゃあカードを配るぞ~」

 

………………………………………………………………………………

 

その後……ババ抜きは一番に勝っているのは光輝だが……3~4回の内の1回にジャンヌが勝ち……他は……

 

ジャンヌ・オルタ「いい加減に……(ジョーカーを)引きなさいよ!!」

 

ジャンヌ・リリィ「絶対に嫌です!!」

 

……三位と最下位の争いを二人で繰り返していた……何故この二人が残るかと言うと……

 

光輝・ジャンヌ((顔に出過ぎだろ……(です……)))

 

そう……オルタとリリィはジョーカーを掴むと喜びがこぼれ……逆だと絶望する……そのお陰で光輝とジャンヌは勝ち抜いているのだ……終わりにしようもオルタは「光輝に勝つまでやる!!」と言う……それもわざと負けようとするも感づいてやり直しになるのだ……

 

そのせいで晩飯後にまでもつれ込み……そして今……

 

光輝「オーイ……起きろ~……」

 

ジャンヌ・オルタ「……zzz……zzz」( -ω-)zzz……

 

……炬燵にて寝落ちしたジャンヌ・オルタが……

 

光輝「……駄目だ……熟睡してる……」

 

ジャンヌ「全く……しょうがない人(私)ですね……」

 

ジャンヌ・リリィ「……zzz……zzz」( -ω-)zzz……

 

同じく寝ているリリィを背中におぶっているジャンヌ……その顔には呆れながらも優しい笑みを浮かべている……

 

ジャンヌ「これからどうするんですか?」

 

光輝「う~ん……無理に起こすのは嫌だからせめてベットに寝かしておくさ……青髭の旦那を呼ぶよりかはマシだろ?」

 

ジャンヌ「……ですね……ご迷惑おかけします……」

 

光輝「別にいいさ……そんじゃ今日はありがとうな?」

 

ジャンヌ「はい、こちらこそありがとうございました……また……今度はマリーとも一緒に」

 

光輝「ああ……いいなそれ……それじゃあおやすみ」

 

ジャンヌ「ええ……おやすみなさい、光輝さん」

 

そう言って部屋から出ていくジャンヌ達……さてとっと炬燵にいるオルタを見る光輝……

 

光輝「……ベットに寝かすか……よっと……!……案外軽いな……」

 

そう言いながらオルタを炬燵から引きずり出してからお姫様だっこでベットに寝かす……

 

光輝「……寝にくいだろうから上着だけは脱がしておくか」

 

そして光輝はオルタが身に付けている上着を脱がす……ちなみにオルタは新宿のときの服装をしている……

 

光輝「これでよし……ふわぁ……眠くなってきた……シャワー入ってから炬燵で寝るか……」

 

それから光輝は手早くシャワーに入り……自分の使っていた座布団を枕がわりにして横に寝だす……

 

光輝「…………」(チラッ)

 

ジャンヌ・オルタ「……zzz……zzz……zzz」

 

光輝「……おやすみ……オルタ」

 

そして光輝は……眠りについた……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンヌ・ダルク・オルタサイド

 

数時間後……

 

むくっ!

 

ジャンヌ・オルタ「……あぁ……寝ちゃったのか……」

 

まだ暗い時間の中……私は目を覚ます……自分がどこで寝てしまったか思いだし……そして自分の上着が脱がされて、それをハンガーに吊るされているのに気づく……そしてそれを誰がやったのかも……

 

ジャンヌ・オルタ「……またアンタか……」

 

光輝「……zzz……zzz……zzz」

 

そう言いながら……炬燵で寝ている光輝を見る……

 

ジャンヌ・オルタ「…………」(スッ……)

 

それから私は光輝の横に座る……

 

ジャンヌ・オルタ「……全く……気持ち良さそうな寝顔をして……むかつく……」(スッ……)

 

私は気持ち良さそうな寝顔をしている光輝に向けてほっぺでも引っ張ってやろうかと手を伸ばす……が

 

さわさわ……

 

ジャンヌ・オルタ「……案外触り心地がいいのね……」

 

ほっぺを引っ張ろうとするのを止めて光輝の髪を撫でる……

 

ジャンヌ・オルタ「…………」(スッ……)

 

ぴとっ!

 

光輝「んっ……」ビクッ!

 

次には光輝の頬を手を当てる……光輝は少し、体を震わせるが……直ぐにまた寝だす……

 

ジャンヌ・オルタ「……ふふっ……全く……この竜の魔女に対して……無防備じゃあ、ありませんか……?」

 

そして私は目を閉じ……光輝との今までの……それこそ霊基にまで刻まれた……記憶を思い起こした……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に会ったのは……フランスでのことだった、そのときは力が弱まっているオリジナル(ジャンヌ)と当時はまだまだ未熟だったカルデアのマスターの二人とまだ成り立てでサーヴァントとしては未熟であるデミ・サーヴァントである二人(マシュとコウキ)のたったの五人……それに対してそのとき滅ぼした街の人のアンデットに無数のワイバーンに加え……私含めて五人のサーヴァントそれも他の四人のサーヴァントには狂化を施した……勝てる……勝てる戦いだった……結果だって既に当初の目的果たしていたからとっくに勝利していた……が、アイツはサーヴァントを仲間に任せてアイツはアンデットを斬り倒しながら、時には崩壊した塔や家の壁や屋根を足場にして飛び上がり、ワイバーンの首を剣で切断したり……ワイバーンに向けて特殊な武器や宝具(後に聞いた話であるが総称ソードスキルと言うらしい) を用いてワイバーンの群れの中を縦横無尽に立ち回りそれでいて……仲間が相手にしているサーヴァントに向けて飛び道具で牽制もしていた……明らかに異常……デミ・サーヴァントり立ての動きじゃない……明らかに並以上のサーヴァントの動きだった……

 

その後は私達は退くのだが……あろうことかアイツはワイバーンの体に取り付いていた……あり得ない……

 

アジトに着いたあと直ぐにサーヴァントどもにアイツを捕まえさせ、ジルにアイツを拷問させるように言った……余裕ぶっていたアイツが赦しをこいて泣き叫ぶの心待ちしていた……していたのだが!

 

あろうことかアイツはジルと肩を組んで牢屋に戻って……それも何かジルはいつも以上に嬉しそうな顔をして!?(このときコウキはキャスジルのことはゼロで知っていたのでジャンヌのことを称えたり、予防策としてジャンヌのとうさ(ゲフンゲフン‼)……隠し撮り写真を裏取引した)

 

その後も……アイツは牢屋から脱け出して普通はあり得ないことを何度もした……まるでここはアイツの家みたいに……!

 

やれご飯が不味すぎるから調理場を案内しろ!(実際にやらせたら今まで食べたものの中で一番美味しかった……)だの、やれそれぞれの部屋が散らかっているから清掃用具を貸せ!(暗かったアジトが見違えるほど明るくなった……)だの……それはいい……それはまだ寛容な私なら我慢は出来る……だが!!

 

何他のサーヴァントと仲良くなっているのアイツ!?例えばランサーに裁縫を教わってるし!?アサシンに最新の美容法を教えているし!?ライダーなんかは一緒に正拳突きの練習してるし!?セイバーとは剣の打ち合いをしてるし!?何なの!?何なのあれ!?コミュ力の化け物なのアイツ!?挙げ句の果てに私にまでカードのお遊びを誘ってくる馬鹿以上の大馬鹿ですよアイツ!?……そしてそんなアイツの誘いに乗る私は疲れ果てていたのだ……余談ではあるがそれが最初のコウキに(ゲームの)敗退した日でもあった……

 

……その後は手下のサーヴァントが減る中……いつもの晩飯後のトランプをしていたとき……私はアイツに聞いてみた……

 

ジャンヌ・オルタ『……ねぇ』

 

コウキ『なんだ?』

 

ジャンヌ・オルタ『……なんでアンタは私達のことを……その……』

 

何故かその先を言い出せなくなってしまう私……がコウキは……

 

コウキ『……俺さ、旦那から聞いたんだ』

 

ジャンヌ・オルタ『えっ?』

 

コウキ『……君(ジャンヌ・ダルク・オルタ)とゆう存在がどうゆうなのかをな……』

 

ジャンヌ・オルタ『っ!!』

 

私は多大な怒りを感じた……ふつふつと沸き起こる怒りを抑えて……聞く……

 

ジャンヌ・オルタ『……それで何?私を否定する?』

 

私を腰に着けている剣を手に忍ばせながら……聞いた……けどコウキが続けた言葉は……

 

コウキ『いや?』

 

ジャンヌ・オルタ『……えっ?』

 

コウキ『いやえっ?って……生憎、俺はその復讐を止めろとは言わない……言えるような奴じゃないんでな……まぁ幾つか言わせて貰えば……その復讐を駆り立てる相手のみだけ復讐を果たせ……無駄に関係のない国民を殺すんじゃない』

 

ジャンヌ・オルタ『っ……!!関係ない?関係なくない!!奴等は私を見捨てた!!国のためにこの身を捧げたのに……誰も助けようとしなかった!!どいつもこいつも……一人の少女が燃やされるのを罵倒するかただ見ているだけ!これで関係がないと!?』

 

コウキ『……でもその後に真実を伝えようお頑張っている奴等もいる……その証拠に後にジャンヌ・ダルクは聖人認定されているしな……』

 

ジャンヌ・オルタ『……だからって……だからって……!』

 

コウキ『ああ……だからって君が復讐を止める理由にはならない……けどな……これで本当にいいのか?』

 

ジャンヌ・オルタ『……何がよ』

 

コウキ『……君さ、このままフランスを滅ぼして……その先はどうするんだ?』

 

ジャンヌ・オルタ『その先……?』

 

……考えたこともなかった……私はフランスに復讐する……ただそれだけを考えて……今まで動いて来た……いや……『そうゆうふうに生まれた』だと……薄々気づいていた……どっちにしろ……フランスを滅ぼそうが滅ばまいがどっちにしろ私は……正式なサーヴァントでもない私は……消える……存在理由も……その存在自体も……このとき、コウキはそのことを数少ない手がかりで気づいた……

 

ジャンヌ・オルタ『私は……けど、私は……っ!!』

 

コウキ『……復讐を遂げるのはいい……けどな……復讐を遂げた先には……何もない……ただ空しさしかないんだ……俺はそんな奴等を沢山見てきた……』

 

ジャンヌ・オルタ『っ!!たかだかデミ・サーヴァント(現代人)のくせに!私のなにが分かる!?』

 

コウキ『分かるさ』

 

このとき……私はあるものを幻視した……目の前のコウキが純銀色の防具を身につけ……その瞳にはいつもの蒼色の瞳ではなく……銀色に輝いていた……!

 

コウキ『『俺はそういう世界で戦ってきた』』

 

ジャンヌ・オルタ『っ……!』

 

……目の前にいるコウキが嘘を言っているようには見えない……それは本当に実体験したかのように……けどそれは私が今いる世界でも……この世界に来る前の世界でもない……まるで『別の世界』から来たでも言うような……

 

コウキ『……俺はな……ジャンヌ……君を救いたいと思っている』

 

……今何を言ったコイツは?救いたい?この私を?散々人々を殺し……コイツの仲間をも傷つけた私をコイツは……

 

ジャンヌ・オルタ『……救いたい?『竜の魔女』を救いたいとか……馬鹿ですねあなた?呪われますよ?』

 

コウキ『一人の少女を救うためなら呪いの一つや二つ何のその……それに俺だって『蒼の竜剣士』……竜の二つ名を持っているんだ、同類さ』

 

ジャンヌ・オルタ『……あなたは……全く……一緒に地獄に行く気ですか?炎で焼かれますよ?』

 

コウキ『上等だね、それに元から天国に行けるような小綺麗な魂でもねぇよ』ニヤリ

 

コイツは……自分でも似合わないと思っているのか頬を少し赤く染めながらもそう言い切る……コイツにとって何てことないことなんだ……けど……私は……

 

ジャンヌ・オルタ『っ……!……あなたって人は……(小声で)でも……ありがとう』

 

コウキ『ん?なにか言ったか?』

 

ジャンヌ・オルタ『何も言ってません!』

 

話してみて分かった……コイツは元からこうゆう奴なんだ……例え100人の内99人が悪者と言ってようと100人の内の1人として手を差しだして来るような……そんなお人好しだ……例えそれが本当に悪者で、何度も裏切られてもそれでも懲りずに手を差し伸ばす……そんな男……

 

コウキ『さて、暗い話は止めてトランプ続けようぜ?』

 

ジャンヌ・オルタ『……ふん!いいでしょう……とことん付き合って貰いますからね?』

 

コウキ『そう言って連敗記録を更新させるのであった……』

 

ジャンヌ・オルタ『余計なこと言うんじゃあありません!?』

 

……信じるのを止めた神様へ……今だけ……今だけは……私がただの少女のように……戻ることをお許しください……

 

そう胸の中で願いながら……私達は遊び続けた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジル(キャスター)『(扉からそっと)愉しそうですなジャンヌ……』扉´◉◞Д◟◉)

 

コウキ(……旦那……なんか扉から顔を出してこっち見てんだが……なに?トランプに混ざりたいの?)(;・ω・)?

 

……その光景をジルはこっそり扉から見ていたそうな……

 

……こうして楽しい日々を送っていた……けれどそれもすぐに終わる……カルデアのマスターたちがアジトのすぐそこまで来ていたのだ……そして私達は……

 

コウキ『……どうしても戦わないといけないのか……?』

 

ジャンヌ・オルタ『……何を今更……元々私達は敵同士……こうなるのは必然です』

 

コウキ『……そうか』

 

そう言ってコウキは剣を片手で構える……私は……例えこの戦いに勝ててもすぐに他のサーヴァント達に倒されるだろう……なら後悔しないように……この戦いに全力を出し尽くす!

 

コウキ『……なぁ、ジャンヌ』

 

ジャンヌ・オルタ『……なんですか?』

 

コウキ『……俺との日々は……楽しかったか?』

 

ジャンヌ・オルタ『……えぇ……とっても……』

 

その問いに……私は素直に答えられた……最も嘘を言ったところでコウキは見抜くだろう……コウキはそれを悲しげに笑う……

 

コウキ『……そうか……良かった……』

 

コウキは悲しみを消して、覚悟を決めた……!

 

コウキ『では……(デミ)サーヴァント・ルーラー!シャドーナイツ副団長!二つ名『蒼の竜剣士』!!』

 

ジャンヌ・オルタ『……同じくサーヴァント・ルーラー!二つ名は『竜の魔女』!!』

 

コウキ『我が真名(まな)は!剣崎・光輝!!』

 

ジャンヌ・オルタ『我(われ)!真名(しんめい)ジャンヌ・ダルク・オルタ!!』

 

私は槍としても使える旗を構え……コウキは腰を低くして構える……!

 

コウキ『いざ尋常に……!』

 

ジャンヌ・オルタ『勝負!!』

 

ダンッ!!

 

今、蒼色の剣士と漆黒の魔女との始まった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………………………

 

その後戦いは私は旗を用いた近距離攻撃、魔術による炎術や魔力で出来た魔力剣を飛ばすなど中距離攻撃も用いて近~中距離を保った……剣での接近戦ではあっちのほうが上手だと分かっているからだ……

 

それをコウキは回避しながらも片手剣による接近戦を仕掛ける……炎で焼かれようと……体を斬られようと……それでも前へと……!そして私は宝具を発動させる……!

 

ジャンヌ・オルタ『これは憎悪によって磨かれた、我が魂の咆哮!『吠え立てよ、我が憤怒(ラ・グロントメント・デュ・ヘイン)』!!』

 

コウキ『っ!』

 

辺りを容赦なく燃やし尽くす憤怒の炎がコウキを呑み込む……勝った!っと次の瞬間!

 

コウキ『ウオオオオオッ!!!』

 

ザンッ!!

 

ジャンヌ・オルタ『なっ!?』

 

コウキは私の炎を切り裂いて……その身を私の憎悪の炎で焼かれながらもこっちへと飛び込んで来る!!

 

コウキ『これで……!終わりだっあああ!!!』

 

ジャンヌ・オルタ(……ああ……そうか……)

 

何故宝具を食らっても動いてられるかわかった……それは私の炎は憎悪の炎……嫌悪するものであれぱ……その思いが強ければ強いほどその者を焼き尽くす……逆にいえば、嫌悪しない者に対してその能力は半減する……そう言うことだった……

 

ズバッ!!

 

ジャンヌ・オルタ『……かふっ』

 

……コウキの剣が私の体を切り裂く……私はそれによって血を吐き出し……体が後ろへと倒れる……がそれを。

 

ガシッ!

 

コウキ『…………』

 

倒れる体を受け止めるコウキ……

 

ジャンヌ・オルタ『……私の負けね』

 

コウキ『ああ……』

 

……コウキの顔は私を看取る為か……その顔は慈愛で満ちていた……

 

コウキ『……ごめんな……君を救うって言っておいて……君を助けられなくて……ごめんな……』

 

ピトン!

 

ジャンヌ・オルタ『…………』

 

コウキの……『銀目』から……一筋の涙がこぼれた……コイツは本気で救おうとしていたんだなって……本当に……

 

ジャンヌ・オルタ『……全く……本当に……呆れますね……もう……救っているじゃあないですか……?』

 

コウキ『えっ……?』

 

ジャンヌ・オルタ『……こんな……救いようもない……堕ちた私を……あなたは救おうとしてくれた……悪の側面を持ったジャンヌ・ダルクという竜の魔女として見ているんじゃなく……ただのひねくれた少女としてしか見てくれている……私はそれだけでも救われています……』

 

コウキ『……けど』

 

ジャンヌ・オルタ『……なら一つ……お願いきいてください』

 

コウキ『……なに?』

 

ジャンヌ・オルタ『……手を握ってくれませんか?』

 

……さっきまで殺し合いをしていた相手に……手を握って欲しいだなんて……私も頭が可笑しいですね……

 

コウキ『……ああ』

 

カチャカチャ……ギュ!

 

……その相手のお願いを聞くコイツも変わり者だ……自分と私の右手の手甲を外してぎゅっと掴む……

 

ジャンヌ・オルタ『……温かいですね』

 

コウキ『……そうか』

 

……いつも私の体はうちなる憤怒の炎でいつも熱い……けどコウキの手はそれを温かく包む……ああ……ここで消えてしまうのか……また会えるのだったら……コイツとは別の出会いかたをしたかった……

 

コウキ『また……会えるさ……きっと……俺が君という存在を忘れないかぎりきっと……また出会えるさ』

 

ジャンヌ・オルタ『……忘れたら……炎で焼いてから……地獄に落としますよ?』

 

コウキ『……わかった』

 

……そろそろ限界だった……体が光になって消えていく……けど恐怖はなかった……だって私の中には……絶望の中には希望を宿しているから……

 

ジャンヌ・オルタ『……約束よ……また……ね』

 

コウキ『……ああ……約束する……またな』

 

シュイン!

 

…こうして私は光となって消えていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてそれから時が経ち……色々あったが私達はカルデアにて共に肩を並べるようになった……

 

ジャンヌ・オルタ「…………」サワサワ……

 

コウキ「…………」

 

コイツは自分より年下のクセに……どこか似た者同士なのに……私より前に行っている……私はそんな彼に……『大事なもの』……『心』を奪われた……だから私はそのために彼に向かって言う……

 

ジャンヌ・オルタ「一緒に地獄を行かないと……赦さないんだから……」

 

ジャンヌ・ダルク・オルタサイドエンド

 

オマケ・翌朝……

 

ジル(キャスター)「光輝どのおおお!!!我が聖処女と一夜共にしたとはどうゆうことですかぁあああ!!?(血涙)」≡≡≡海(##◉◞益◟◉)海

 

光輝「ぎゃあああ!!?俺はベットで寝かしたぐらいで何もしてねぇ!!?」ΞΞΞΞΞ⊂二二(;°Д°)二⊃

 

……左右に海魔をうねらせながらも……血涙流しながら光輝を追いかけるジル(キャスター)……光輝はそれから全速力で逃げていた!!……が!

 

ジル(セイバー)「だからと言って……貴方がしたことは……ジャンヌ・ダルク・ファンクラブの立派な条約違反ですぞおおお!!!」≡≡≡(##◉◞益◟◉)

 

光輝「増えたぁあああ!!?」Σ(゜Д゜;;;)

 

すると通りすぎた横通路から剣を持って追いかけるジル(セイバー)が出てきた!!

 

……その後光輝はジャンヌ・ダルクの元へたどり着き……ジルたち二人は仲良く目潰しされたのであった……

 

ジャンヌ・ダルク「いい加減になさい二人共!!」ブスッ!!

 

ジル(キャスター・セイバー)「「おおお!!!ジャンヌゥゥゥ!!?」」

 

光輝「し、死ぬかと思った……(海魔の相手していた……)」

 

作者コメント・まさかの一万字越え……やはりコウキと銀目コウキとの併せでジャンヌ・オルタとは相性がいいんですよね……もうなんかメインヒロインじゃねぇか!?てか銀目コウキとジャンヌ・オルタとジャックとジャンヌ・リリィで家族絵図を思い浮かんでしまった……!

 

ちなみに光輝のジャンヌ達との関係は……

 

ジャンヌ・ダルク

お互いに同年代で田舎生まれなのでよくそれに関して話をする……親しい友って感じ

 

ジャンヌ・オルタ

どこか昔の自分と重なっていたからほっとけないってのが強い……今ではリズやアルゴみたいな悪友

 

ジャンヌ・(略)リリィ

ほぼほぼジャックと同じ関係である……けど真面目な分いじりがいのある子である




次こそは本編を……!次回もお楽しみに!!


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ホロウエリアの謎と真実

皆さん、お待たせ致しました……本編です!

ではどうぞ!!


前々々々回のあらすじ、コウキ帰還

 

コウキの部屋

 

サラサラサラ……

 

コウキ「…………」

 

……コウキは今……机にある紙にペンを走らせていた……

 

あれからコウキはキリトたちの話を聞いて……ホロウ・エリアの謎の一旦を知った……それは……

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ『開発テスト用の秘匿エリア?』

 

ハンク『ああ』

 

ユイ『簡単に説明すると、開発中の新しい要素を実装するために様々な実験をする場所……です』

 

ハンク『どんなゲームでもアイテムも武器もある程度設定してから実装前に試験的にテストする物だ……あの場所もそれと同じだ』

 

コウキ『……なるほど……そんな場所なら今までこの手の紋章を持つ俺ら以外は入れなかった……つまりこれは出入り許可証みたいなものか?』

 

キリト『そうだ……それからも調べていたら……コウキ、今までホロウ・エリアで出会ったプレイヤーで何か変なことあったか?』

 

コウキ『……ああ幾つかあったな』

 

コウキがまず思い浮かんだのはあの大幅な記憶喪失のしたキバオウだった、他にも前にハンク達が話していた変な女プレイヤーや前にユウキとフィリアと一緒にいたとき、瀕死状態にも関わらず死に急ぐように何かに向かおうとしていた男プレイヤーのこと思い出した。

 

キリト『あのホロウ・エリアにいるプレイヤーの大体は……俺達プレイヤーの登録情報をコピーしたAI……云わば『コピープレイヤー』なんだ』

 

コウキ『『コピープレイヤー』……けど何でそんなことを……』

 

ユイ『よく分かりませんが……プレイヤーの深層心理を探り、効率よくテストすることが目的だと思われます』

 

コウキ『……つまり機械にはそれの使い方は分かっていてもプレイヤーがそれの使い方は分かるかどうかのテストする為に人間レベルでテストをする……ってことか?』

 

ハンク『まぁそうゆうことだ』

 

キリト『ちなみに俺とコウキ達が持つ紋章の違いだけど……俺のは高位のテストプレイヤー……コウキ達のは通常のテストプレイヤーだ』

 

コウキ『どう違うんだ?』

 

キリト『まぁ出きることはほとんど同じで……コウキも知っての通り俺のは俺ともう一人連れていくことが出来て……コウキ達のはそれが出来ないってこと位しか差違はない』

 

コウキ『そっか……』

 

ユイ『話を戻しますね……パパ達テストプレイヤー達はAIでは判別できないイレギュラーな行動、高いプレイヤースキルを要求されるテストを行う為にパパ達が招かれたと考えられます』

 

コウキ『……確かにそれぞれの分野のエキスパートだからな……けどユウキは完全にイレギュラーだろうな、真っ直ぐあの世界に来たのだから』

 

ユウキ『あ、あっはは……(汗)』

 

ユイ『それでなんですか……テストプレイヤーのリストにはフィリアさんの名前が登録されていませんでした……今までの情報を照らし合わせて、フィリアさんもまた特別な境遇のプレイヤーだと思われます』

 

ハンク『……とりあえず管理区でわかったことはそれだけだ……あとはまた調べていないところを捜索するだけだ』

 

コウキ『そうか……そういえばユウキ、前にフィリアと一緒に見つけたあの動かない転移装置……あれあやしくないか?』

 

ユウキ『……あっ!あったねそれ!』

 

ハンク『前に報告していた奴か……そこも捜索予定地に入れておくか』

 

コウキ『なら明日にでも向かおう!』

 

ハンク『いや、お前は当分お留守番だ』

 

コウキ『!?なんでだ兄貴!?』

 

ハンク『お前な……そんなボロボロの装備で行けると思っているのか?それに武器だってほとんどぶっ壊れてるだろうが……』

 

コウキ『……けど』

 

ハンク『それにな……コウキ、今は気持ち落ち着けろ……今の今までろくに休息とっていないだろう?』

 

コウキ『兄貴……』

 

ユウキ『大丈夫だよコウキ、ちゃんと守るからさ!』

 

ラン『もうユウキったら……けどコウキさん、ここは私達にお任せください』

 

キリト『俺も手伝うんだ安心してくれよコウキ』

 

コウキ『皆……わかった……頼んだ……』

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「……今は兄貴達を信じるしかない……」

 

お留守番をしているコウキはそう言いながら更にペンの書くスピードを上げる……今書き上げようとしているのは……

 

コウキ「……これからの自分に合う装備……どうするか……」チラッ

 

コウキが見た先には……二つの装備……厳密には防具の一式が二つ……一つは今まで着ていて……先の戦いのあと修繕もしなかった為に全体的にボロボロになっている、ブルーリザードシリーズ……もう一つは前にユウキとの戦いで特に胴体部分の防具が半壊しているシルバージャッジメントシリーズ……

 

直すことは可能なのだが、コウキはこれを気に新装に変えようと思っているのだが……

 

コウキ「……駄目だな、イメージが浮かばない……」

 

ギシッ……!

 

コウキはイスの背もたれに体重をかけてイスを軋ませる……

 

コウキの頭の中は……迷いと不安でいっぱいであった……自分の過去を受け入れてくれたユウキたちと共に生きると決めた……がコウキはそれをどのように生きていくか……今の自分に相応しい装備がどうゆうのか……それが頭を悩ませた……

 

コウキ(……そういや、ここ(SAO)に来てから……暫くやってなかったな……『あれ』……よし)

 

コウキは部屋から出て……外へと出ていった……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

訓練場・畑近くの川・上流

 

ザアアアッ……

 

コウキ「…………」

 

コウキは今……いつもの畑の近くの川……その川の上流にある滝にその身を冷水に打たれていた……

 

コウキ(これをするのも……随分と久しぶりだ……)

 

コウキが今着ている服も先と違う……今着ている服は剣道で着る胴着と似ている物を着ていた……コウキにとってそれはここ(SAO)に来る前から……それこそ幼少の頃から着ていた物をこっちでも再現し……作った物……

 

コウキ(そういえば……これを教えてくれたの……じい様だったっけ……)

 

昔……コウキが幼少の修行時代……毎日の修行の厳しさのつらさと自分より先へと進んでいる兄に対しての焦りで心が荒んでいたとき……そのじい様は孫であるコウキにこれを教えた。

 

剣崎爺『光輝よ、そうゆうときは滝に打たれにいくじゃ……』

 

光輝『……どうして?』

 

剣崎爺『滝に打たれてるとじゃな……心が落ち着いてゆき……研ぎ澄まされていくんじゃ……するとな……自ずと自分が悩んでいたことが自分で答えを見つけることができるんじゃ……これ即ち『明鏡止水』って奴じゃな』

 

光輝『明鏡止水……』

 

そのときは半信半疑だったものの……光輝は次第に打たれていた自身の身体への水の衝撃も……水に当たる音も消え……そして……!

 

光輝(……えっ?誰だお前ら?)

 

白光輝(私は純心な優しさの心を持つ白き善の貴方です)

 

黒光輝(俺は欲望に忠実な心を持つ黒き悪のお前だ)

 

光輝の目の前には白髪で眼も服装も白く……優しさに満ちた表情を浮かべた……自分とよく似た人と、その対である黒髪黒目で服も漆黒で……不敵な笑みを浮かべた自分とよく似た人だ……光輝がまず思ったことは……

 

光輝(……なぁにこぅれ?)

 

これが白光輝(白コウキ)と黒光輝(黒コウキ)との出会いだった……そして今も……

 

黒コウキ(よっ!先日ぶり!)

 

……この修行をしているといつもだと頭の中のイメージでは幽霊みたいにうっすらとしているが……はっきりと見えるようになる。

 

コウキ(……いやまぁ確かに先日ぶりだけどよ……)

 

白コウキ(……あのとき、ただ「うほっ!」としか言ってないですよね?)

 

黒コウキ(なんだと?お前だってもう一人の俺と一緒に「帰れ」と言ったぐらいじゃねぇか)

 

白コウキ(……なんですか)

 

黒コウキ(やんのか?)

 

コウキ(お前ら……いや今はそんなことよりだな)

 

黒コウキ(新装備のイメージ作りだろ?けどその前に心の整理だろ?)

 

白コウキ(……黒がまともなことを言っている……)

 

黒コウキ(ぶっころす!!)

 

コウキ(やめろ!……けどそうだな……心の整理か……うん)

 

白コウキ(では……これからの貴方(私)は……どうするんですか?)

 

コウキ(……一番悩んでることを……)

 

黒コウキ(……なぁ)

 

コウキ(なんだ黒の俺?)

 

黒コウキ(あのさ……前に皆の前でこんなこと言ってただろ?真の自分だとか……本当の自分だとか……)

 

コウキ(……言ってたな)

 

黒コウキ(……お前(俺)よ、それがどうゆう意味か分かって言ってたか?)

 

コウキ(…………)

 

黒コウキ(……やはり明確な意味が分かってないな……言わせて貰うぜ)

 

ビシッ!っとコウキを指差す黒コウキ!

 

黒コウキ(真の自分とか本当の自分だとか……そんなの投げ捨てろ!お前(俺)はお前(俺)だ、この白いのだってこの俺だって『蒼の竜剣士』としてのお前(俺)だって『狂残光の銀目』としてのお前(俺)だって……全部ひっくるめて俺(お前)だ!!個別に考えんじゃあねぇ!!)

 

コウキ(……全部が俺……か……確かにな……うん)

 

白コウキ(…………)

 

コウキ(そうだな……過去(銀目)の俺も今の(蒼)俺も……全部俺だ……)

 

コウキは過去を思い返していた……その過去で出会ったことは……今の自分を支えていた……決していい思い出ばかりではなかった……あのとき……殺人鬼に襲われてから……より強く思った……誰かを助けたいってこの思い……殺人鬼に出会わなければ俺はこの世界(SAO)に来ることもなかった……キリトたちと出会わなければ……この世界で悪意に呑まれた人々を助けようとは思わなかっただろう……助けなければ……助けられた人たちの顔すら見れなかっただろう……過去の自分がいなければ……ユウキとも……会えなかっただろう……!

 

コウキは新装備のイメージが浮かび上がった!今の……これからの自分に相応しい装備を……!

 

コウキ(……ありがとうな、黒の俺……)

 

黒コウキ(……ふん、何か思いつい……いや分かった……確かに『俺ら』らしい装備だな)

 

コウキ(だろ?……じゃあ戻って書いてくる!)

 

黒コウキ(おお……またな)

 

コウキ(うん、また!)

 

……そうしてコウキは目覚め、頭に染みた水を振り払う……そして目を開く……その瞳にはもう……迷いなどなかった……

 

コウキ「……さて……帰るか……着替えてからだけど」

 

コウキは置いておいたタオルで頭を拭いていると頭の中では……

 

白コウキ(……黒よ)

 

黒コウキ(なんだよ?)

 

白コウキ(あなたは何か悪いものでも食べたんですか?ド変態が座右銘みたいなあなたが?)

 

黒コウキ(よし!首を差し出せ!ぶったぎってやる!!)

 

……剣を打ちつけ合う白黒コウキたちがいたそうな……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキの部屋

 

コウキは部屋に戻ってから……二つの装備の間に立っていた……

 

コウキ「…………」スッ!

 

ピッピッピン!シュイイーン!!

 

コウキにアイテムウィンドウを操作して目の前の装備を収納する……

 

コウキ「……今までありがとう……お前らの力……使わせて貰うぜ……さて」

 

コウキはイスに座り……ペンを取り出す!

 

コウキ「……やるか!」

 

……それから数日後……ある戦いが巻き起こる!




次回をお楽しみに!!


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希望の蒼光、現わる

お待たせいたしました!ちょっとやむを得ない事情で書くのが難しくなりまして……当分こうなりますはい……ではどうぞ!


前回のあらすじ、コウキ・新たなる決意と新装備作成

 

ジリオギア大空洞エリア・細菌の回廊

 

今……このエリアにて……二人の男女が向かい合っていた……そしてその二人は……

 

フィリア「…………」

 

少女……フィリアはもう一人の男を睨みつけ……

 

PoH「Yeah!ご苦労だったなぁ、フィリア」

 

男……PoHはそんなことを気にせず話しかける。

 

フィリア「……あんたがここに来たってことは、もう計画の準備っていうのは出来たのよね、だったら早くここから出しなさいよ!用が済んだら解放してくれるって約束だったでしょ!早く……コウキとユウキを助けに行かないと……」

 

PoH「ああ、お前ぇは十分に役割を果たしてくれた……」

 

そしてPoHは笑みを深めながら……こう言った……!

 

PoH「きっと今頃……あの野郎も……あのお嬢ちゃんもくたばってることだろうからなぁ」

 

フィリア「!?なにいってるの!?」

 

PoH「どうしたんだよぉ?まるでSurprise(サプライズ)なプレゼント貰ったような顔して」

 

フィリア「話が……違う!ユウキは……コウキは別に死ぬ訳じゃないって!」

 

そんなフィリアにとぼけるような声で答える。

 

PoH「あぁ?俺ぁそんなこと言ったっけなあ?……あ~~~悪い悪い、あのトラップに何人も落としたけどよぉ~誰ひとり戻ってこなかった事伝え忘れたわぁ」

 

フィリア「この嘘つきやろう!」

 

PoH「だからよぉ~、悪いと思って今ちゃんと伝えたじゃね~か」

 

フィリア「っ……!」

 

PoH「っ~~~!!いいねぇいいねぇいいよぉ!その泣きそうな顔、最高だぜぇ」

 

フィリア「……コウキ……ユウキ……今行くから!!」

 

フィリアは扉に向かって走りだそうとしたが、PoHが立ち塞がる!

 

PoH「あ~~~~~~~~ちょっと待ってって、焦るなよ、少なくとも《蒼の竜剣士》……いや《狂残光の銀目》様はお強いからねぇ~大丈夫なんだろ?だから最高ついでにもう少し聞いてけよ」

 

フィリア「クッ………………」

 

PoH「あとなぁ……ここに来ていた……お前のお仲間三人な……お前が分断してくれたおかけで……こっちで始末させて貰った……ありがとうなぁ?」

 

フィリア「そんな……!?キリト……ラン……ハンク……っ!!」

 

PoH(……っても本当は奴らは逃げられたんだけどな……まぁ言う義理なんてねぇけど……!追い詰める分、こっちのほうがおもしれぇしなぁあ?)

 

PoH「お前ぇがいてくれたおかげで邪魔するやつがいなくなって助かったぜぇ~……おかけで、最高のPartyがずいぶん早く開けるようになったからな」

 

フィリア「あんたの目的って……なに?」

 

PoH「SAOをクリアされたら《ホロウ》は消える、もうテストは必要ない……が、でもでもでも~~お前ぇのおかけで永遠に殺しを楽しめるようになったんだよなぁ……感謝してるぜぇ?」

 

フィリア「永遠に……殺しを楽しむ?言っている意味がわからない!」

 

PoH「全部お前ぇと俺で選んだんだ!愛しのコウキ君と仲良しのユウキちゃんを罠にはめて殺したのも、人殺しを永遠に楽しめる世界にするのも!」

 

PoH(あとついでにあの気に入らねぇ奴らもなぁ!)

 

そしてPoHはバッ!と両手を上げ……さながら劇場で踊るかのように……クルクルと回り……満面な笑顔を浮かべながら叫ぶ!!

 

PoH「全部!全部!!ぜぇぇぇぇぇんぶ!!!俺と!……お前ぇで決めたんだよ!!」

 

フィリア「違う!違う違う違う違う……」

 

そう言いながら……頭を抑えてうずくまるフィリア……

 

PoH「歓迎するぜ、ラフィン・コフィンはお前ぇのような性根の腐った腐った……殺人者をよ……さぁ!オレンジ同士!仲良く人殺し続けようじゃねぇか!!」

 

フィリア「……お前とは違う!……違う……わたしは……わたしは…………」

 

PoH「あぁ?ど~~~~~~~した?殺すの楽しくないのか?なんで楽しそうじゃないんだよ」

 

フィリアの様子にPoHは……大きく息を吸い……

 

PoH「……はぁ~~~~~~~~~~~~~……」

 

つまらなそうに……ため息をつく……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィリアサイド

 

コウキが……死んだ……ユウキが……死んだ……キリトが……死んだ……ハンクが……死んだ……ランが……死んだ……私のせいで……

 

フィリア「そんなこと……してないよ……」

 

口では否定してても……心は……否定できなかった……

 

PoH「……殺すかぁ」

 

……そう奴が呟いた瞬間……私は足で蹴っ飛ばされた……

 

フィリア「うっ……!うぅ……!」

 

PoH「お~悪いな、思わず蹴っちまった痛かったか?そんなわけないよなここはSAOの中だもんなぁ」

 

フィリア「……ただ……コウキたちと生きたいだけなのに……」

 

そう思い……けどそれはもう叶えられないと……わたしは……涙が止まらなかった……

 

ガシッ!

 

PoH「よくねぇよ、そう言うのよくねぇ、てめぇが始めたことを途中でほうり出して自分を関係ないとか一番よくねぇ、そうゆうの駄目だって親とか学校で習たろ?習わなかったか?(ズン!ズン!ズン!ズン!)習ったよな!!(ゲシッ!)」

 

フィリア「うっ……!」

 

……PoHはわたしの頭を掴み……何度も床に叩きつけた……最後にはまた蹴っ飛ばされた……

 

フィリア「ごめん……みんな……コウキ……!」

 

謝りたかった……謝りたかった……けど……それもできない……たぶん……これからコイツに殺されるからだ……

 

PoH「あぁ~あ……つまらねぇなお前ぇ……もっと女の子らしく可愛く泣きわめくとかリアクションを期待していたのに残念、お前ぇ使えねぇからもういいわ……」

 

そう言いながらわたしの首もとを引っ張って吊るして……もう1つの手で腰につけた……中華包丁みたいな剣……メイトチョッパー《友切包丁》を引き抜いた……そしてそのままわたしの首に向けて……徐々に切っていく……

 

フィリア(あぁ……これは罰なんだ……友達を……好きだった人を裏切った……神様の罰なんだ……)

 

抵抗などしなかった……むしろその罰を受け入れていた……けど……どんどんその死が近づくなか……わたしは……自分が言う資格などない……願いを……小さく……呟いた……

 

フィリア「助けて……コウキ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「その願い、確かに聴き遂げた」

 

フィリア「えっ?」

 

PoH「なに!?ぐぼぁ!!?」

 

フィリア「きゃ!?」

 

何処からか声が聞こえた瞬間、目の前にいたPoHが何者かに顔を殴り飛ばされ、壁にまで吹き飛ばされた!そしてわたしもPoHが殴られた拍子に手を離した為、体が落ちる……が!

 

ガシッ!

 

フィリア「えっ?……あっ……」

 

……わたしの体を……今PoHを殴り飛ばした人に受け止められた……その人は今も殴り飛ばした体勢のまま……殴り飛ばしたほうとは別の手でわたしの体を受け止めていた……

 

フィリア(どうして……なんで……?)

 

???「……待たせてすまない……けど」

 

わたしは……知っている……この人を……だってさっきまで謝りたかった人物本人だったからだ……

 

???「もう大丈夫……何故なら」

 

わたしは知っている……その明るい蒼色の髪を……その力強さもありながらも優しさに満ちた蒼色の瞳を……見た目よりも……引き締まった……鍛え抜かれたこの体を……そしてその名は……

 

フィリア「コウ……キ……!」

 

コウキ「俺が(希望)……来たからだ!」

 

フィリアサイドエンド




少なくてすみません……次回もお楽しみに!!


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その剣の名は『輝光剣シャイニングキャリバー』

お待たせしました……!またも期間を空けてしまい……申し訳ありませんでした……!では本編どうぞ!!


前回のあらすじ、フィリアの窮地にコウキ救出

 

コウキの腕に抱かれて中、フィリアは慌ててコウキに問いだたす!

 

フィリア「コウキ……どうしてここが……?」

 

コウキ「……あのとき、落とし穴に落とされたとき、咄嗟にクルに指示を出して尾行させた……」

 

フィリア「クルが……」

 

コウキ「……フィリア……無事でよかった」

 

フィリア「けどコウキ……でも、わたしは……あなたやユウキを……そして皆を裏切って……殺そうとした……」

 

コウキ「……俺はこうして生きてるし、ユウキや兄貴達も生きてる……それに、お前が苦しんでいることがわかった……それに言っただろ?『俺が力になってやる』って」ニコッ

 

フィリア「……っ!コウキ……コウキ!!」ギュ!

 

コウキは安心させるように笑顔を浮かべる、フィリアはそれをコウキの体に強く抱きついて……!

 

フィリア「ごめんなさい……!ごめんなさい……!!」

 

コウキ「大丈夫、もう大丈夫だからな……」

 

そう言って泣きじゃくるフィリアの頭をなでてやるコウキ……

 

コウキ「……よし……フィリア、まだお前が謝りたい奴らがいるだろ?」

 

フィリア「……うん、ユウキや……皆にも謝りたい……」

 

コウキ「だろ……そのためにもここから生きて帰るぞ」

 

フィリア「……うん!」

 

コウキ「……さて、じゃあ後ろに下がってろ」

 

フィリア「……?……!わかった……」

 

そう言ってフィリアを後ろに下がらせるコウキ……

 

コウキ「……とっとと起きろよPoH、とっくのとうに回復してんだろ?」

 

コウキがそう言うとさっきまでピクリとも動いてなかったPoHの体が何事もなかったように立ち上がる。

 

PoH「あぁ〜〜〜~~~なんだよこれ?感動の再会とか……吐き気がする」

 

コウキ「言ってろ悪趣味野郎が……」

 

PoH「いや本当にさぁ……『もうすぐ死んじまう』とは、とてもとても思えねぇな……」

 

コウキ「……何が言いたいんだ?」

 

PoH「くっくっくっ、もう間に合わねぇよ、もうすぐPartyが始まるんだぜぇ?」

 

コウキ「早く内容だけを言えよ、お前自身……誰かに聞いてもらいたいんだろ?」

 

PoH「まあな、やっぱPartyにはお客様がいないと、つまらなさねぇだろ?俺は……天啓を受けたんだよぉ……そんときビビっときたんだ」

 

コウキ(なにこいつ?電波でも受信でもしたのか?そうゆう頭が痛い奴だったか?……痛い奴だったわ……)

 

「……なんか馬鹿にされた気がするがまぁいい……な〜〜〜〜〜んもなく殺してた《ホロウ》の俺様の心にビビっとなぁ」

 

PoHは大げさに両手を広げ天を仰いでみせる……!

 

PoH「……それからは、そりゃあ~そりゃあ~楽しかったぜぇ……!」

 

コウキ「…………」

 

今までのことを思い出しているのか、深い笑みを浮かべていた……

 

PoH「あの世界が歪んだ瞬間……あの時、わかったんだよ、俺が殺したいのは人間だってなぁ!!」

 

コウキ「っ……!」

 

PoH「……人を殺すのって快感だよなぁ……?《ホロウ》だって死ぬ間際はちゃんとイイ表情するんだぜぇ?しかもよ、あいつらを狩りまくったらSurpriseなプレゼントがきたんだ」

 

そう言いながらPoHは自分の手の甲をコウキたちに見せる、そしてそこにあったのは……!

 

コウキ(……!あれは高位者テストプレイヤー権限……それもキリトと同じ紋章……!よりによってあいつなんかに……!)

 

PoH「でだ、管理区にあったコンソールを調べてたらよぉ、この世界がなんなのか知っちまったわけ、ついでにそこのフィリアちゃんのこともなぁ~」

 

コウキ「っ!!」ギリィ……!

 

PoH「まぁ~俺が誰で《ホロウ》がどうだとか正直誰か殺せればどうでも良かったんだけどよぉ……」

 

ギロリとコウキを睨み付ける。

 

PoH「お前らが来た」

 

コウキ「ざまぁ!!」m9(^Д^)

 

PoH「っ!!相変わらず『そっち』のお前はムカつくガキだなぁ!まぁいい……このままゲームクリアなんかしたら俺が消えちまうじゃねぇかぁ?だからさぁ……永遠の楽園を作ることにしたんだよぉ」

 

コウキ「永遠の楽園?……!まさかテメェ!?」

 

 

PoH「気づいたようだなぁ!そうさ!俺はな、この権限を使ってお前らの世界をこの世界の《ホロウ・データ》を使ってアップデートしちまえばいいってなぁ!!」

 

フィリア「コウキ……あいつ……」

 

PoH「《ホロウ》だけの世界になれば俺は永遠に人殺しを楽しめるじゃねぇかぁ!最高ぅにCoolじゃねぇ?」

 

コウキ「……そんな事したらお前……どうなるのかわかって言ってるのか?」

 

PoH「わかってねぇなぁ~、本当の俺って俺のことだろぉ?なんでアインクラッドの俺を生かしてこの俺が消えなきゃいけねぇんだよ……そうだろ?」

 

コウキ「……アインクラッドのテメェも、同じことを言うだろうな……」

 

PoH「……そこでだ……コウキ……いや『銀目』よぉ」

 

コウキ「……あっ?」

 

PoH「お前……こっちに来い」

 

コウキ「……何を言ってんだ?正気か?」

 

PoH「正気さぁ!……お前はそもそも『こちら側』の人間だ!……PKKってもお前は俺らと同じ人殺しじゃねぇか!お前も人殺しを楽しんでたんだろぅ!兜の中で笑みを浮かべていたんだろぅ?なぁよぉ……お前がこっち来ればお前だけアップデートから外してやる……何ならその女も一緒に来ればいい……今度こそ歓迎するぜぇ?」

 

そう言いながら、コウキに向けて手を差し出すPoH……それをフィリアは!

 

フィリア「っ!!お前と!コウキと一緒に(ry」

 

今にもPoHに向けて殴り掛かろうとするフィリアを手で抑えるコウキ……

 

フィリア「コウキ……?」

 

コウキ「……悪くない話だ」

 

PoH「おっ?」

 

フィリア「なっ!?コウキ!?」

 

コウキはそう言ってPoHの元へと歩いていく……そしてコウキはPoHと……握手する……!

 

フィリア「コ、コウキ!?何で……どうして!!?」

 

PoH「へへへ……理解が早くて助かったぜ?」

 

コウキ「そうか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが断る」

 

ゴスッ!

 

PoH「うげっ!?」

 

ドカン!!

 

フィリア「……えっ?」

 

……突然コウキはPoHの顔を殴り飛ばした!そしてPoHはさっきみたいにまた壁にまで吹っ飛んでいった……!フィリアは突然のことで固まり……そして殴り飛ばした本人はというと……

 

コウキ「ふぅ~……スッキリした~」スッキリ‼

 

……清々しいっといった具合に笑みを浮かべていた……

 

PoH「な、なぜだコウキィ!?」

 

コウキ「……PoH……根本的な話をしよう……そもそもな……俺は人殺しなんてしてねぇ」

 

PoH「!?なにぃ……!」

 

フィリア「えっ?」

 

コウキ「あの頃の俺は……お前らみたいな人殺しを楽しむ奴らから無理矢理仲間にして、利用された奴らを秘密利に助けてたんだよ」

 

PoH「なっなに!!?」

 

フィリア「!」

 

コウキ「だからなぁ……テメェが思っているような『狂残光の銀目』なんて最初からいねぇよ」

 

PoH「くっ……テメェ……!」

 

コウキ「PoH……俺はな……お前が思っているような……強さなんてない……むしろ弱いんだ……大切な……仲間を……友達を……守りたいと思った奴らの為とかいって一人……逃げ出すような男だ……だがな」

 

コウキは息を吸い込んでは……吐いて……そしてPoHを睨み付ける!

 

コウキ「そんな弱い俺を知って、それでも助けてくれた……仲間たちがいた!PoH……お前は俺の仲間を騙し……傷つけた……絶対に……絶対に許さねぇ!!」

 

そう言ったコウキの両目は銀色に染まっていた……!

 

フィリア「コウキ……それは……!」

 

フィリアはそれを見てあのときの……デトネイター・ザ・コボルドロードの最後を思い出した……がコウキは……

 

コウキ「大丈夫……もうあのときのようにはならないから……」

 

そう言ってコウキはPoHに向き直る……がPoHはそんなコウキを見て……失望でもしたかのような表情を浮かべる……!

 

PoH「……あぁ~あ……失望したぜコウキ……もうあの頃の(銀目の頃の)お前はいないんだな……あぁもう……うん死ね、せめてあの頃の……輝しい頃のお前の記憶のまま……死んでくれや」

 

チャキ!

 

そう言ってPoHは……メイト・チョッパーをコウキに向ける……!

 

コウキ「……PoH、こいつを見ろ」

 

シャキン!

 

コウキは腰に差していた剣を引き抜く……引き抜いたのは前までのコウキの剣でもなく、ましてや銀目としてのコウキの剣でもなかった……

 

それは……蒼と純銀色の剣だった……サファイアのように蒼く輝く刀身に純銀色に輝いた装飾と刃を持った……何処か神秘的なオーラを放っていた……そんな剣をフィリアは……

 

フィリア「綺麗……」

 

PoH「……その剣がどうした?」

 

コウキ「……なぁPoH……可笑しいと思わないか?……銀目として今まで人を斬っていた男が……お前のその魔剣と同じようなのを持ってないのは……?」

 

PoH「……!まさかそれは……!」

 

コウキ「そうさ、俺も持っていたんだよ……!キリトの『エリュシデータ』やテメェの『メイト・チョッパー』と同じ……『魔剣』をな……どちらかと言えばテメェと同じような入手方法だがな……」

 

PoH「……へっ!それで?ただ武器の性能が同じになっただけの話だ」

 

コウキ「せっかちが……まだ続きがあるんだよ」

 

PoH「ちっ!早くしろよ……」

 

コウキ「……そしてこの剣はその魔剣を溶かして、創り直したのがこの剣だ……名は……『輝光剣・シャイニングキャリバー』……前の魔剣……『呪血剣・ブラッティキャリバー』と同じ名を持つ剣だ!!」

 

PoH「…………」

 

コウキ「PoH……この剣は……貴様らとの因縁を断ち、仲間たちと明日を迎える剣!来いよPoH……お望み通り『本気』でやってやる……!」

 

PoH「……!」

 

PoHは悟った、コウキの言う『本気』とは文字通り『殺し合い』なのだと……その事にPoHは……!笑みを浮かべていた……!

 

PoH「へっへへへ……!イイぜぇ!イイぜぇイイぜぇイイぜぇ!!!最高じゃねぇか!!さぁ殺ろうぜぇ!!最高の殺し合いをよぉ!!!」

 

コウキ「……来い!」

 

ガチン!!

 

……そしてメイト・チョッパーを振りかぶりながらPoHを向かい打つコウキ……今、最強と最凶がぶつかり合う……!

 

コウキVSPoH……戦闘開始




なお輝光剣・シャイニングキャリバーと呪血剣・ブラッティキャリバーのイメージはfateシリーズの『エクスカリバー・ガラティーン』(色は逆になっている)と『エクスカリバー・モルガン』となっております!

ちなみにこの剣はSAOの『エクスキャリバー』となっております!


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その裏での血戦……

また忙しくなりそうなので……早めに書けるうちに……!

では本編をどうぞ!!


フィリアと再会したコウキ……その頃……別の場所では……

 

ラフィン・コフィン秘密アジト

 

そこでは……三十数人のオレンジプレイヤーがそれぞれ料理や飲み物を飲んでは食っては……バカ笑いしていた……

 

ラフコフメンバーA「ヒャッハハハ!!!ほぅら!飲めや食えや!!」

 

ラフコフメンバーB「今日は俺達が望んだ『新世界』への前祝いだぁ!!飲め飲めぇ!!!」

 

???「ホラよ、追加の酒だ」

 

ラフコフメンバーC「おぅ、すまねぇな」

 

???「それで……新世界ってなんだ?」

 

ラフコフメンバーC「あん?お前知らねぇのか?ヘッドが俺らの為の楽園……『永遠に人殺しを楽しめる世界』だよ!!」

 

???「……ほぅ」

 

ラフコフメンバーB「その為に他のオレンジギルドの連中は犠牲になっちまったが……まぁどうせ甦っているだろうし別にいいがな」

 

ラフコフメンバーA「そういえばジョーのアニキやザザのアニキは?」

 

ラフコフメンバーB「ああ、それなら例の女をお楽しみに行って(ry」

 

ラフコフメンバーD「た、大変だぁ!!」

 

すると入り口から一人のプレイヤーが大声をあげながら走ってきた!

 

???「…………」

 

ラフコフメンバーA「どうしたんだ?そんなに慌てて?」

 

ラフコフメンバーD「そ、それが外にいるはずの見張りが『全員』いねぇんだ!?」

 

ラフコフメンバーB「はぁ?全員だぁ?十人はいたはずだろ?そんなつまらなぇ嘘つくんじゃあねぇよ!!」

 

ラフコフメンバーD「誰が嘘なもんか!ほらこれを見ろ!!」

 

そう言いながら腰に差していた物を見せる……とそれは!

 

ラフコフメンバーC「おい!そりゃあバギの奴の手斧じゃねぇか!?」

 

ラフコフメンバーD「他にも見張りの奴らの武器が散らばってた!!」

 

ラフコフメンバーA「て、敵襲!?」

 

ラフコフメンバーB「てめぇら!武器を抜けぇ!!」

 

ラフコフメンバーC「ヤバイな……お前も武器を……ってそういえばお前、見馴れないやつ(ry」

 

そう言って振り返ると……そこで見たのは……!

 

???「……!」

 

ブン!!

 

ラフコフメンバーC「……えっ?」

 

自分の首に目掛けて両手剣で斬りかかってくる、先程のフードを被った男だった

 

ラフコフメンバーC「な、ん、で?」

 

ズバッ!……ドサッ!ピキッ、パリィーン!!

 

ラフコフメンバーD「ひぃ!?」

 

首を斬り飛ばされ、胴体が倒れるのと頭が落ちてくるのが同時におき、そしてその身をポリゴンとなって消えた……

 

???「よお……この前は俺とその仲間が世話になったなぁ……」

 

そう言いながらフードを外していく男……その男の素顔を晒すと……!

 

ラフコフメンバーA「て、てめぇ!あんときの!!」

 

???「……あのときの……借りを返しに来たぜ……」

 

ラフコフメンバーB「……シャドーナイツ団長……いや……『紅の魔戦士』……ハンク!」

 

ハンク「…………」ガッ!

 

まわりをオレンジプレイヤーに取り囲まれながらも……忽然と立ち……振り払った両手剣を肩に担ぎ直すハンク……

 

ラフコフメンバーA「テメェ……何故この場所がわかった?」

 

ハンク「……テメェらがいるって話を聴いてから……俺はフィールドの隅々まで独自調査を続けた……」

 

ラフコフメンバーA「なるほど……それでこの場所を見つけたわけか……」

 

ラフコフメンバーB「けどよぉ……お前一人で殺されに来てヒッヒッヒッ!バッカじゃねぇの!?」

 

ハンク「……一人を相手に多人数で追い詰めて愉悦感に浸り……殺しって名の快楽に溺れるような馬鹿共と比べたら……俺は馬鹿じゃねぇよ」

 

ラフコフメンバーB「(ピクッ)……んだとテメェ……?」

 

ハンク「……テメェらは俺の仲間を傷つけた……テメェらのせいで家族が、一人で抱えこまないでいいことを仲間や家族の為に一人で抱えていた……」

 

ラフコフメンバーD「何をごちゃごちゃと言ってんだぁクソが!!」

 

そう言ってナイフを振りかぶりながらハンクに向かっていく……が!

 

ズバッ!

 

ラフコフメンバーD「なっ!?がっあ"あ"あ"!?」ガシッ!!

 

ハンクの両手剣による一閃がナイフを持つ右手を手首ごと切り裂き、そのままその男の頭を左手で掴み、宙吊りにした!

 

ハンク「……だがな……何より一番に怒りを感じてんのは……俺自身にだ」

 

ラフコフメンバーB「……?」

 

ハンク「……あのとき……あの馬鹿(コウキ)を……混沌に満ちた闇に見送ってしまったあのときの自分に怒りを覚えた!!」ボッ!

 

ラフコフメンバーD「ぐぎゃ!?」

 

グシャ!!ドサッ!ピキッ、パリィーン!!

 

ラフコフメンバーE「ひぃぃ!?」

 

ハンクの身に炎のように揺らめく紅いオーラが出たと思ったらハンクはそのまま男の頭を握りつぶした!!そしてその頭の無くなった男の体はポリゴンとなって消えた……!

 

ハンク「……テメェら……テメェらが人を殺すってことは、テメェら自身、殺される覚悟もあるんだろうな?」

 

ラフコフメンバーA「なっ……くっ!」

 

ハンク「さぁ……死にてぇ奴から、かかってこい!!」

 

ラフコフメンバーB「っ……!かかれぇ!!!」

 

様々な武器を持ってハンクに向かっていく中、ハンクは自身愛剣、斬魔刀を構える……そして!

 

ハンク「往くぞ……覇ッア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!」

 

数多の敵に突貫するハンク……今、最低最悪ギルド対少数精鋭ギルド、その団長一人の死闘が始まる……!

 

ラフィン・コフィンVSハンク……戦闘開始

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンクがラフィン・コフィンのメンバー全員と戦闘を開始したその頃……

 

情報集積遺跡内部・秘匿エリア

 

シュイイーン!!

 

このエリアの中央に転移エリアから二人の男が現れた……一人は頭に黒い頭陀袋を被ぶった小柄な男……もう一人は髑髏を模したマスク……眼のところは赤く、不気味に光っていた……

 

その男らは毒ダガー使いの『ジョニー・ブラック』と棘剣(エストック)使いの『赤眼のザザ』……最大最凶ギルド、ラフィン・コフィンの幹部の中でもPoHに最も信頼する二人である……

 

ジョニー・ブラック(以後ジョニー)「あぁ~あ……まったくヘッドは……俺達とのPartyをほったらかして……」

 

赤眼のザザ(以後ザザ)「仕方、ない、例の、アイツら、と、関わって、いた女、ヘッドは、殺すのを、楽しみに、して、いた……」

 

ジョニー「それなぁ~、あんな上物中々見ねぇもんなぁ~……今からでも急いで殺し、ご一緒させてくれねぇかなぁ~」

 

ザザ「……それは……むっ!?」ガッ!

 

ジョニー「がはっ!?テメェなにす!?」

 

ヒュン!

 

すると突然ザザはジョニーの頭を掴み、自身も含めて伏せた、そしてジョニーの胴体があった場所に何かが飛んできた!そしてそれは途中で止まり……そのまま飛んできた方へと戻っていった……

 

ジョニー「攻撃!?どこから!!?」

 

ザザ「……そこ、か!」

 

ヒュン!……カキン!

 

ザザは投げナイフを取り出して、何もないところへ投げつける!……が、投げたナイフは何かによって弾かれる

 

ジョニー「そこかぁ!出てきやがれ!!」チャキ!

 

ザザ「…………」チャキ!

 

二人はそれぞれの得物であるダガーとエストックを構える……すると先程ナイフを弾かれた場所から二人のプレイヤーが現れた……

 

???「「…………」」

 

ジョニー「テメェは……そしてもう一人は?」

 

ザザ「シャドーナイツ、の、メンバー……ラン、もう一人は、ヘッド、の、お気に入り、と、一緒に、いた……確か……ユウキ、とか、いったか?」

 

ジョニー「あぁ~それそれ!その女は逃げられたが……おめぇ生きてたのか?」

 

ユウキ「……コウキのお陰でね……」

 

ジョニー「……へっ!それで?死に損ないのテメェらがここで俺達を待って……何かようなの……か!」

 

ヒュン!カキン!

 

突然ジョニーは得意である猛毒が付与された投げナイフをユウキに向け投げつける!がそれはランの持つ……黒紫鱗蛇剣で叩き落とす!そしてその剣をジョニーたちに向ける

 

ラン「……ここから先は、一歩たりとも行かせません!」

 

ザザ「なに……!まさか」

 

ジョニー「……そうか!この先にはヘッドが……!」

 

ザザ「……ああ……それに、さっき、から、応援を、頼んでるが、応答、しない……あっちでも、何かが、起きてる……!」

 

ジョニー「んだと!?……ちっ、ならもったいねぇがとっとと終わらせて、援護しに行くぞ」

 

ザザ「なら……オレは、あの、小さいのを、殺る……!」

 

ジョニー「じゃあ、こっちは俺のな!」

 

ラン「構えてユウキ!来るわよ!!」

 

ユウキ「……うん!」チャキ!

 

ユウキ(コウキと……そしてフィリアの帰る場所を、こんな奴らに邪魔なんてさせるか!)

 

ユウキ「往くよ!ヤッアアア!!」

 

ラン「ハッアアア!!」

 

そして、それぞれの敵に向かって……戦いが始まった!

 

ラン&ユウキVSジョニー&ザザ……戦闘開始




少し少ないですがこのへんで……次回をお楽しみに!!


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絶体絶命に漢女参上!!

先週分遅れてしまいすみませんでした……

ではどうぞ!!


前回のあらすじ、ハンク&ラン&ユウキVSラフィン・コフィン本隊

 

ハンクサイド

 

ハンク「はぁ……はぁ……はぁ……!」

 

……戦闘始めてから一時間を経とうとするなか……俺は……満身創痍になっていた……

 

相棒(両手剣)は刀身が半分に割れて破損一歩手前にまでなり……ナイフ類も尽き……片手剣も既に消え去っていた……

 

鬼神化もとうにタイムオーバー……アイテムも殆んどが尽き……それ以前にストレージから出そうにも連中が邪魔してくる……

 

体力もレッドゾーン一歩手前のイエローで、防具も全身ボロボロとなっていて防具としての機能も失っていた……

 

それでも……俺は戦い続けた……

 

ラフコフメンバー「うらぁあああ!!」ブン!!

 

ハンク「くっ!ハッアアア!!」

 

ガシッ!ブン!ドン!!ゴキッ!!ズバッ!

 

ラフコフメンバー「がっあああ!?」

 

ピキッ、パリィーン!!

 

片手斧を振りかぶってくるのをその相手の手首を掴んで、背負い投げで地面に叩きつけてからそいつの手首を折る、手を離したところで片手斧を奪い、そいつの首を断った……!頭とその体はポリゴンとなって消え去った……が

 

ラフコフメンバー「死ねや!!」

 

すると後ろから太刀を振り落とそうとする奴が……それを俺は……!

 

ハンク「オラァ!」

 

ブン!

 

持っていた片手斧を投げつける……が

 

ラフコフメンバー「当たるか!」シュ!

 

ハンク「オゥルァアア!!」

 

ドン!!

 

ラフコフメンバー「ぐはっ!?」

 

ガシッ!

 

ハンク「セイヤァ!!」ブン!!

 

ズバッ!!

 

相手が避けたところをタックルを喰らわせた!そして俺は相手が手放した太刀を掴んで、袈裟斬りする!……そいつは他の奴らが引っ張って下がり……楯持ちが立ち塞がる……戦闘が始まり……20分たった辺りからアイツらはフロアボスにでも相手してかのように油断なく……確実に封殺してきた……今もせっかくのダメージも回復されていた……

 

ラフコフメンバー「……なんて奴だ……手負いの癖にまた一人殺りやがった……」

 

ラフコフメンバー「こいつ一人でもう十数人殺られた……」

 

ハンク「はぁ……はぁ……はぁ……!」

 

……まったく……俺ときたら……歳をとったな……たかだか数十人……満身創痍になってよ……これだからレベル制の理不尽が嫌いになる……!

 

……いや……アイツらと一緒にいたから……俺は甘くなってしまったんだろうな……

 

……何にしても『あの頃』の自分が見たら何て言われるだろうか……情けないとか言うだろうか……

 

ハンク「はぁ……はぁ……はぁ……ふっ」

 

そう自嘲してると……何故か笑みが零れた……とすると。

 

???「おやおやおやぁ?どうしたのかなぁ?笑みなんか浮かべてぇ?疲れで頭が可笑しくなったのかなぁー!!?」

 

ハンク「!?……おいおい嘘だろ……」

 

イラつく言葉を吐きながら俺の前に出て来た奴は……他と似た装備を着けているがワンランク上の装備で……頭には黒い額当てを着けており……ノコギリ状の赤黒い……悪趣味な刀を肩に載せて……その顔は見下し笑いを浮かべていた……そしてそいつを俺は『知っていた』……何故なら……

 

???「久しぶりだなぁ……!ハンクゥ?『あのとき』(ラフィン・コフィン討伐作戦)以来だなぁ?」

 

ハンク「……『凶骨のムクロ』……」

 

凶骨のムクロ……ラフィンコフィンの幹部の一人であり……あの作戦でコウキを助けようとしたとき、最後に立ち塞がったレッドプレイヤー……!黒鉄宮にぶちこんだが……やっぱりここにもいたか……!

 

凶骨のムクロ(以後ムクロ)「覚えていたかぁ!いやぁよかった!!この俺様もずっと忘れてなんかいなかったぜぇ?……てめぇに俺の右目をぶった斬ったあのときの怨みをなぁ?」トントン!カチャ!

 

そう言いながら右手でトントンと自分の右目を指し示したながら刀をこっちにぎらつかせるムクロ……俺も奪った刀を向ける……

 

ハンク「……はっ、自業自得だろうが……」

 

ムクロ「おやぁおやぁ?いつもの覇気がないんじゃあないのかなぁハンクゥ?……ゼィヤア"!!」ブン!!

 

ハンク「くっ!!」

 

ガキン!!

 

いきなり斬りかかってくるのを俺は刀を横にして防ぐ……が!

 

ムクロ「ヒッヒヒ……オラァ!」

 

ビキッ!バキン!!ズバッ!!

 

ハンク「ぐっあああ!!?」

 

奴は刀を振り抜くと……一気に刀にヒビが入り、砕かれ……そのまま俺の体を 斬り裂いた!

 

ムクロ「ひぃやっはあああ!!スカッとするぜえええ!!!」

 

ハンク「うぐっ……ぐっああ……!……」

 

忘れてた……奴の持つ刀の特性を……!

 

奴の刀……『骨血千切(コッケツチギリ)』には斬りつけた箇所……相手の武器や防具の耐久値を下げる効果がある『装備殺し』……かわりに受けるダメージは半減するデメリット持ちだが……だがアイツはそんなこと気にしてなく……ただアイツが使い続けるのはその刀で相手の体を削り……千切り飛ばすのが快感とゆうくだらない理由で使い続ける……とは言え……

 

ハンク(流石に……これは……死ぬ……か……?)

 

ムクロ「さて……そろそろ仕上げと逝くか?」ジャキ!

 

ハンク(……ここまでか……)

 

俺の目の前で刀を振り上げるムクロ……だが目を背けない……!自分の死に目を背けることは……俺の今まで人生……生き様を否定することになる!!それに!!

 

ハンク(只では死なん!!)

 

ムクロ「死ねぇ!!」

 

ハンク「オラァ!」ブン!!

 

俺は半分に折れてしまった相棒を奴の首に目掛けて振り上げようとした……そのとき!

 

ドコン!!

 

ラフコフメンバー「キィエヤアア!!?」

 

ムクロ「なん!?ぐはっ!?」

 

ハンク「なっ?」

 

一人のラフコフメンバーが何かに吹っ飛ばされたのか、凄い勢いでムクロにぶつかり、ムクロはそのままゴロゴロと転がっていった……

 

俺はその吹き飛ばした何者かを見た……そこにいたのは……フルメタルで出来た骸骨だった……!

 

よく見れた骸骨状の防具で、体の左側はまるで骨で出来た棺桶みたいな、長大なプレートアーマー……そしてラフコフメンバーを吹き飛ばしたのは……持ち手付きの棒に突き刺さった……強大な鋼鉄製の頭骨だった……!

 

ハンク(……誰だ?)

 

そう思っていると……!

 

???「ハンク無事か!?」

 

するとその鋼鉄骸骨の横から飛び出し、俺の横に来た……見知った顔が……

 

ハンク「キリト!?なぜここに!?」

 

エギルの店にいるはずのキリトが今いつもの二振りの剣を抜き放ちながら俺を守るように背中合わせになった……

 

キリト「お前らなぁ……コウキたちが見当たらないなと思ってフレンドリストを見たらハンクのHPだけがヤバイことになってたから慌ててフレンド追跡使ってここまで来たんだよ……」

 

ハンク「そうか……それでそいつは?」

 

キリト「あぁ~~~……その人は……」

 

ハンク「??」

 

何故か言い淀むキリトに?浮かべてると……

 

ガシャン!ガシャン!ガシャン!!

 

???「…………」

 

ハンク「な、なんだ?」

 

すると先程の鋼鉄骸骨がこちらを見下ろして……俺を見る……と

 

???「大丈夫だったんダーリィィィンン!!!」ギューウ!!

 

ハンク「ギャーッス!!?」

 

いきなり抱きつかれた!?ちょ、死ぬ死ぬ死ぬ!?ただでさえ奴(ムクロ)に斬られてライフがレッドゾーンなのに死ぬ!?てかこの声って!?

 

ハンク「お前、カーシャか!?」

 

そう言うと目の前のいた鋼鉄骸骨……カーシャは俺を手放し……骸骨の兜を取り外す……するとボン!っと音をたてて……ピンク色のアフロが飛び出す……そしてその顔は満面の笑顔を浮かべていた……!

 

カーシャ「当ったりぃ!!」

 

ハンク「……なぁキリト」

 

キリト「……なんだ?」

 

ハンク「なぜ助っ人がこいつなんだ?」

 

キリト「いやぁ……その……本当は俺一人で助けに行こうとしたんだけど……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アークソフィア・商業区

 

ダッダッダッ!!

 

キリト『すいません!!通らして下さい!!』

 

キリト(たく!兄弟揃って無茶するんだよ!!)

 

転移門に向かって人混みの中を走り抜こうとするキリト……が!

 

ドン!

 

キリト『うわっ!?』

 

???『いやん❤』

 

ドサッ!

 

目の前の人にぶつかってしまい、お互いにしりもちをついてしまう……

 

???『もう!何すんのよ!』

 

キリト『す、すいません!』

 

???『あれ?キリトちゃんじゃない?』

 

キリト『えっ?』

 

キリトは改めて自分がぶつかった相手を見ると……

 

キリト『あっ……カーシャさん?』

 

そう、シリカとコウキたちと一緒に街で受けられるクエスト探しに行ったときに知り合い……その後にもたまにハンクたちと一緒に見かける……ピンクのアフロが目印のカーシャだった……

 

だが今の姿はいつものダンサー服みたいのではなく、全身鋼鉄でできた骸骨のような防具を着ていた……

 

キリト『その格好は?』

 

カーシャ『よいしょ……これ?これから商品を作る為の素材を取りに行こうと思って……これはそれようの装備よ……ほら』

 

キリト『あっ、ありがとう……』

 

カーシャの手を掴んで立ち上がるキリト……

 

カーシャ『それで?いったいどうしたのよ?そんなに慌ててん?』

 

キリト『あっ!そうだ!?こんなことしている場合じゃあ!』バッ!

 

カーシャ『待ちなさい』ぐっ!

 

キリト『ぐえっ!?』

 

また走りだそうとするキリトを首根っこを掴んで止めるカーシャ……

 

カーシャ『とりあえず落ち着きなさい、それでどうしたのよ?』

 

キリト『……実は』

 

キリトは色々と省きながらもハンクの身が危ないってことを伝えた……するとカーシャは……!

 

カーシャ『なるほどね……よし、私も付いてくわ!』

 

キリト『ええっ!?けどそれは……』

 

カーシャ『大丈夫よ、こう見えて強いんだから……それに『ダーリン』のピンチに駆けつけないで何が漢女よ』

 

キリト『ダ、ダーリン?』

 

いつものことならハンクのことを『ハンちゃん』とか言うカーシャが『ダーリン』と言うのが違和感を感じた……

 

キリト『……わかったじゃあ付いてきてくれ』

 

カーシャ『わかったわ、急ぎましょ!』

 

そうして二人はハンクの元へと向かっていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリト「と言う訳なんだ……」

 

ハンク「……どうしてこうなった」(白目)

 

カーシャ「ちょっと~……助けに来た私のことむし~~?」

 

キリトの話に白目を剥ける俺だったが

 

ハンク「それに……ダーリンってなんだ?」

 

カーシャ「……はぁ……」

 

そういうと何故かため息つかれた……解せぬ

 

カーシャ「まったく……何時までも気づかないんだから……」

 

ハンク「気づかない……?」

 

カーシャ「それに……こんな奴らにボロボロになって……それでも昔は『一鬼当千』と言われていた男なの?」

 

ハンク「!!?」

 

キリト「?『一鬼当千』?」

 

こいつ……今なんつった……?何でこいつが俺の……リアルでの……昔の『二つ名』を知って……ん?

 

ハンク「カーシャとドクロ……カーシャドクロ」

 

キリト「おっ、おい?」

 

おい、おい、おい、おい、おい!?嘘だろ!?

 

ハンク「お、お前……『ガシャドクロ』か!?」

 

カーシャ「…………」にぃ……!

 

俺の答えに会心の笑みを深めたカーシャだった……!

 

ハンクサイドアウト




次回、ハンクとカーシャの過去が分かる!?次回もお楽しみに!!


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最強にして最凶の漢たち

はい!短いです!すみません!!(土下座)

ではハンクとカーシャとの過去話!どうぞ!!


前回のあらすじ、カーシャ「変❤身❤カーシャ!!メタルエンジェル☆スタイル!!メタルエンジェルの私を見て生きて帰ったもの(仲間以外)はいない!!」

 

ムクロ「なんだぁこの化け物はあああ!!?」

 

ハンク・キリト((……早く帰りたい))

 

 

 

今から8年ほど前……ある高校にて……一人の男が入学した……その男は並々ならぬ才能を持っているのにも関わらず……その県にて一番有名な不良高校に入学した……

 

その学校の名は我無者裸高校(がむしゃらこうこう)……その学校は廃校寸前にまで破損しており……そこの不良の勢力は他の高校にまで伸びており……その不良の頭領として君臨する者がいた……その通り名は『我者独骸(ガシャドクロ)』

 

その不良の世界では絶対的なルールが一つあった、『最も力ある者に、必ず従う』という……弱肉強食の世界であった……

 

だがその長きに渡るそれは……その男が来てわずか半年で終わり迎えた……!

 

その男の名は剣崎・雅樹(ケンザキ・マサキ)……ただ一人の風紀委員長として……数多の不良を(物理で)黙らせ、ついには最後……総勢一万人を越える我者独骸たちとの『一鬼当千の大血戦』にて雅樹の勝利により……恐怖の学校生活が終わりを迎えた……!

 

そしてそれは……一人の男……雅樹の戦闘時に真っ白だった風紀委員長専用の制服を血で染めながらも戦い抜いた姿から『一鬼当千』と名付けられ……不良界からは『伝説の風紀委員長』・『一鬼当千』として畏怖と共に怖れられた……

 

そしてそれと同時に恐怖の象徴であった我者独骸は消え……それから後に不良の国と化した学校は今では色々な得意分野を伸ばせる有名な高校へと変えていった……

 

っと……ここまでが一般的に語られた話であり……この話にはアフターストーリー(外伝)があった……その始まりは雅樹が我者独骸を倒したあとのことだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我無者裸高校・屋上

 

ドガッ!!

 

我者独骸『ぐはっ!!』ドサァ……!

 

雅樹『はぁ……!はぁ……!はぁ……!ぐっ……!』ガクッ!

 

雅樹の最後の右手の一撃が決まり、我者独骸が倒れるなか……雅樹も限界を迎えて膝をつく……ここまで校庭から屋上までの階段を椅子や机で柵にされ、遠ざけられたところを殴り抜けて……最後には我者独骸との殴りあい(殴られたら殴り返すの漢の意地対決)を制した……流石の雅樹も疲れはてた……

 

我者独骸『……まさか……ここまでの……漢だとは……見事だ……』

 

雅樹『…………』

 

我者独骸『……『最も力ある者に、必ず従う』……その頂点にいた俺様が倒された……お前は……何を望む?』

 

雅樹『……改革だ』

 

我者独骸『……?』ムクッ

 

雅樹の言葉に理解出来ず……体起き上がらせる

 

雅樹『……この国は……未来がない……大人のエゴや偏見……勝手な思い込みで子の未来を曲げていく……ここにいる奴らだって親や大人の下手な教育方針のせいで性格がねじまがって……そしてそれが普通だと……それはしょうがないことだと諦めてしまってている……悲しいことだ……』

 

我者独骸『…………』

 

雅樹『だが……だからこそ!諦めて駄目だ!!俺は日本の未来の為に!まずこの学校を手始めに改革……いや『変革』をもたらす!!』

 

我者独骸『……本気か?』

 

雅樹『勿論!不良がなんだ、環境がなんだ!そんなもん……金と確かな教えを教えてくれる師……そしてドン底に落ちたからこその……執念を……お前らなら変えられるはずだ!!』

 

我者独骸『……普通それが難しいと思うのだが……』

 

雅樹『金などは俺の資金・資産さえあれば造作もないし……勉強はこの学校から去った先生達……今日までにお前ら向けな勉強法を学ばせたから大丈夫……あとはお前ら次第だ……』

 

我者独骸『……だが……俺らは……』

 

雅樹『……にしてもここの奴らはお前のことを慕っているんだな……俺を行かせんと何度も立ち塞がった奴もいたな……』

 

我者独骸『……ただ……ここのルールに従っていただけだ……俺なんて……』

 

雅樹『そうか?なら何故(ry』

 

ガチャ!!

 

突然屋上への階段扉が開かれた!!そしてそこから出てきたのは……!

 

不良『兄貴!?無事ですか!!?』

 

……雅樹に倒された不良数十人……そして前に出てきたのは二人の不良に肩を貸して貰っている……一際ボロボロな……顎の長い男だった……

 

雅樹『……わざわざボロボロな体を推してお前を助けに来るんだ?』

 

我者独骸『お前ら……』

 

不良(以後アゴ男)『兄貴!?こんなボロボロになって……!お前!!生きて返さねぇぞ!!』

 

雅樹『ちょ!?流石に第二ラウンドは勘弁しろよ!?』

 

我者独骸『止めろお前ら!!』

 

すると今にも雅樹に殴りかかろうとする不良たちに一喝する我者独骸……

 

アゴ男『あ、兄貴……?』

 

我者独骸『俺は……この男に負けた……つまりもう俺らのトップはこの男だ……』

 

アゴ男『あ、兄貴!?けど……俺らコイツに!?』

 

我者独骸『……コイツ一人に対し……千と数百いたのにも関わらず……そしてコイツとのタイマンにも負けたのだ……これ以上の大敗に……文句言うのなら……俺が相手なる!』

 

アゴ男『あ、兄貴!!?』

 

雅樹『お前……』

 

我者独骸『改革を成すんだろ?……なら俺はお前の元へ下ろう……』

 

雅樹『……ああ、よろしく頼む』

 

ギュ!(握手)

 

こうして二人はこの学校の改革を二人揃って成していくのだが……一つ、雅樹に計算外が起きた……それは……!

 

我者独骸『これから……よろしくねダーリン❤』

 

雅樹『……はっ?ダーリン?』

 

我者独骸『もう!ここまでの漢なんて惚れたわん!一目惚れだわん❤』

 

雅樹『えっちょなっ!?なんだこれちょ!?そこのお前ら!!?』

 

アゴ男『あ~あ……兄貴の悪いクセ(本性)が……では雅樹の兄貴……あとは頼んます……』スタスタ……

 

雅樹『うおいいい!!?』

 

我者独骸『さぁさぁダーリン❤ちょっと来てくださらない❤』ジリジリ……

 

雅樹『や、やめろ……!来るな!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!???

 

……こうして雅樹は恐怖の象徴(白目)を味方に引き込んで……学校の改革を成し遂げたのであった……

 

その後……雅樹が学校卒業後自衛隊に入隊後……互いに音信不通となった……




本筋から逸れて……何故コウナッタ?(白目)

次回をお楽しみに!!


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この一撃は、神をも殺す

はい、書くのにあたって、書きすぎて投稿を遅れるマヌケ、それが俺さ!!(直せや)

ではハンク戦終幕、どうぞ!!


前回のあらすじ、我者独骸「うぅん❤たくましい筋肉❤」

 

雅樹「ひぃやあああ!!?」

 

ラフィン・コフィン秘密アジト

 

ハンク「な、なんで今まで黙って……てかどうしてお前がここに……?」

 

カーシャ「あーら?そもそも私の仲間にナーヴギアとソフトを頼んだんでしょ?元トップである私の耳に入ったって可笑しくないんだからね❤」

 

ハンク「……それで黙ってたのは?」

 

カーシャ「いやぁそれがねぇ……ダーリンがこのゲームをプレイするのを知って私も揃えてプレイしたのはよかったのだけれど……ダーリンのアバターネーム知らなくて……それがあの子……コウキちゃんの名前をリアルで貴方から……そしてこっちでアシュレイやコウキちゃん本人から知ってまさかと思った……ダーリンとアークソフィアで再会するまで確信できなかったのよ……それでアークソフィアで再会したあとはダーリン……私のこと気づかないじゃない!!」

 

ハンク「いや……あんなハゲゴリラみたいな見た目からそんなに変わってちゃわからんわ……」

 

カーシャ「誰がハゲゴリラよ!!?」

 

キリト(……俺……空気だな……)

 

何故かどんどん二人だけの空気になってゆき……キリトは持ち前のエアースキルでどんどん存在感が薄れていく……が

 

カーシャ「……さて話はこれぐらいにしましょうか?」

 

ハンク「……だな」

 

キリト「えっ?ってあっ!!」

 

もう気づいたときにはハンク達の周りはラフコフのメンバーが周りを囲み……退路を絶っていた……おまけに全回復にステータスアップポーションも飲んであった……

 

ムクロ「先ほどはよくもやってくれたなぁ!!ぜったいに生きて帰さんぞ!!」

 

ハンク「くっ……!」

 

カーシャ「……キリトちゃん、ダーリンに『あれ』を」

 

キリト「あれ?……あれか!わかった!」

 

キリトはアイテムウィンドウを出して何か探し始める

 

ハンク「なんだ?」

 

カーシャ「コウキちゃんがダーリンの為の新しい『防具』よ!!」

 

ハンク「なに?」

 

キリト「ハンク!送るぞ!!」

 

ハンク「……きた!……む?これは……!」

 

ムクロ「これ以上何もさせるなぁ!!殺せぇ!!」

 

ラフコフメンバー「「「「うおおお!!!」」」」

 

ムクロの合図に一斉に向かってくる!!

 

カーシャ「キリトちゃん、ダーリンをちゃんと護ってよ!!」

 

ダッ!

 

キリト「カーシャ!?」

 

そう言ってカーシャは自分に向かってくるラフコフメンバーに自ら向かっていく!!

 

ラフコフメンバー「くたばれぇ!!」

 

ラフコフメンバー「死ねぇ!!」

 

カーシャ「おおおらっあああ!!!」

 

ブオン!!ドッコン!!

 

ラフコフメンバー「けぱぁ!?」

 

ラフコフメンバー「うげっ!!?」

 

ズサッアアア……!

 

飛びかかってくるラフコフメンバー二人をカーシャの武器……『メタル・スカルカイザー・ハンマー』で二人纏めて横殴りで吹き飛ばす!!

 

ラフコフメンバー「せやぁ!!」ブン!!

 

カーシャ「ふん!!」クル!

 

ラフコフメンバー「なっ!?」

 

カーシャ「どっせい!」ドン!!

 

ラフコフメンバー「ぐあっ!?」ドサッ!

 

片手剣を振り下ろしたラフコフメンバーを……カーシャ横殴りした勢いを生かしてそのまま自身も一回転して避け、その勢いを前へと左肩でのショルダータックルを叩き込む!!そして……!

 

ブオン!!

 

カーシャ「ぶっ潰れろおおおお!!!」

 

ラフコフメンバー「けっ(ry」

 

ドッコン!!ピキッ!パリィーン!!

 

上段振り下ろし両手棍ソードスキル・『メガトン・ハンマー』……その赤く輝くハンマーを振り下ろし……ラフコフメンバーの頭は容易く砕け散った……頭を失った体もすぐにポリゴンとなって砕け散った……!

 

ムクロ「なっ!?」

 

カーシャ「オカマを……なめんじゃあないわよ!!」

 

キリト「つ、強い……!」

 

ハンク「……戦い方は前と違うが……それでもやはり強いな……お前は……!」

 

ムクロ「っ……!な、何をしてる!!そいつにばかり構っていないで死にぞこないと黒の剣士を殺れ!!」

 

カーシャ「……そう来るのなら……!」

 

するとカーシャは自身左半身を前に出して……左側に着いていたプレートアーマーに……『ハンマーを突き刺す』

 

ガシャン!!

 

キリト「……えっ?」

 

何を?っと思ってると……!

 

カーシャ「ぬぅん!!」

 

ブオン!!ドコン!!ガチャン!!

 

カーシャはハンマーを上へと引き抜くと『プレートアーマーごと』ハンマーを取り出した!

 

そしてそれを見れば……両手盾のようなアームガードがついた大鎚だった……

 

カーシャ「ドッキング完了!『モード防衛大戦』!!オラァ逝くぜぇぇぇ!!!」

 

そう言ってラフコフメンバー三人に向かって行く!

 

ドドドドン!!

 

ラフコフメンバー「なっ!?俺達三人を纏めて受け止めやがった!?」

 

カーシャ「ぬぅ……!ぬおっりゃあああ!!!」

 

ドン!!

 

ラフコフメンバー「げふ!?」「なっ!?」「ごっぱ!?」

 

ドシャア!!

 

カーシャはそのまま三人をまるでロードローラーで押し潰されたかように倒れた!

 

ハンク「……戦車かアイツは……」

 

カーシャ「ダーリン!まだなの!?」

 

キリト「早く……しろ!ハンク!!」

 

ハンク「あともう少しだ……よし!設定完了……!」

 

キリト「!?ハンク後ろ!!」

 

ハンク「っ!?」

 

ラフコフメンバー「死ねぇぇぇ!!」ブン!!

 

するとハンクの後ろからナイフを振り下ろそうとするラフコフメンバー……が!

 

シュイイーン!!ガシッ!!

 

ラフコフメンバー「ひっ!!?」

 

ハンク?「…………」

 

振り下ろそうとしたナイフが……途中でナイフ自体を受け止められた……!

 

そして振り下ろした本人は今までにない困惑と恐怖を感じた……!自分が殺そうとしたのはボロボロになった

死に損ないであって……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前にいる『鬼』なのではなかったのだから……!

 

ハンク?「……フン!!」

 

バキン!!

 

ラフコフメンバー「なっ!?ぶべっ!!?」

 

目の前でナイフを握り潰され、そのまま殴り飛ばされ……壁に激突した……!

 

キリト「ハ、ハンク……?」

 

キリトが見たのは……深紅と黄金色で彩られた鬼武者かのように見えた……!

 

全体的にはロングコート(襟は上に飛び出してる)の上からアーマーを着けているみたいで、色はルビーのように赤く輝きつつも……肩や肘、膝関節など要所要所には黄金に輝く鬼面型の装甲が……その背には炎をイメージなのか燃え盛る炎のような様々な明るい赤いマントが……風に揺れる炎のように揺らめいていた……!

 

そしてハンクの顔には……先ほどまでの頭に着いていた角ではなく……鎧に着いている鬼面型装甲似てるも半分に割れてハンクの口は見えており……その角は黄金色に輝いていた……!

 

ハンク「……力が奥底から……沸き上がってくるようだ……」

 

カーシャ「ダーリン!そっちに二人抜ける!!」

 

キリト「させな!?」

 

ラフコフメンバー「ヒャハ!!」ガキン!!

 

ラフコフメンバー「死にさらせぇ!!」ブン!!

 

ハンクを向かってくるのを止めようとしたものの一人がキリトに斬りかかって足止めをし、もう一人ハンクに両手剣を振り下ろす……が!

 

ガシッ!ガキン!!

 

ラフコフメンバー「ひゃ!!?」

 

キリト「……えっ?」

 

今日で何度目の驚きなのか……武器も何も持ってないはずなのに……振り下ろした両手剣を防いでいるハンクの姿が……!

 

よく見れば……ハンクの両肩に着いていた装甲が外れており……ハンクの手に覆うように……さながらボクシンググローブのように握られていた……!

 

ハンク「……全く……人が久々にいい気分で浸っているときによ……どうしてくれんだ……あ"っ?」

 

ラフコフメンバー「ひっ!?」

 

ハンク「フン!!」

 

ガキッ!!

 

ハンクは防いでいた両手剣を上へ打ち上げて、その相手の無防備な腹に目掛けて……!

 

ハンク「オラァ!!」

 

ドスッ!!

 

ラフコフメンバー「うげっ!? 」

 

ハンクの鬼拳がめり込む……そして更にハンクは次々と腹に拳を叩き込んだ!!

 

ハンク「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ(ry」

 

ズドドドドドドドドドドドドドドドド!!!

 

ハンクの拳の弾幕に相手は徐々に上へと浮き上がっていき……そして更にハンクは……!

 

ハンク「オ」

 

体を少し屈み……右腕を弧を描くように後ろへと引き延ばし……!

 

ハンク「ラァァァ!!!」

 

ズドン!!

 

そのまま勢いよく……相手の顎に拳を叩き込む……!言わばそれはフルスイングアッパーなのだが……!その威力は……!

 

ヒュー…………ズドン!!

 

ラフコフメンバー「…………!」

 

ピクピクピク……!ピキッ!パリィーン!!

 

……勢いよく天井に頭をめり込み……体をぶらんぶらんしてからその身を音をたてながらポリゴンへと変えた……!

 

ムクロ「……えっ?」(;°Д°)?

 

ラフコフメンバー「「「((( ; ゜Д゜)))」」」

 

キリト「うそーん……」( ; ゜口゜)……

 

カーシャ「流石ダーリンね!!」\("⌒∇⌒")/

 

誰しも唖然と困惑するなか……一人……カーシャだけは喜びに体をくねくね揺らしていた……!

 

ハンク「……ふっ……流石はアイツの設計だな……俺好みの設計、セッティングしてある……!さて、カーシャ!!」

 

カーシャ「なに?」

 

ハンク「久々に二人でやるか!!」

 

カーシャ「!オーケー!!」

 

そうして二人はお互いに肩を並べあう……!

 

ハンク「久しぶりだな……こうやって肩を並べて戦うのは……!」

 

カーシャ「そうね……!まるで他の高校の不良どもがうちに攻めてきたときに共に戦った『あの頃』のようだわ!!」

 

ハンク「だな!それじゃあ……!!」ニッ

 

カーシャ「ええ……逝くぜぇぇぇ!!!」

 

ドッ!!

 

ハンクとカーシャはラフコフメンバーたちに向かって突っ込んでいく!!

 

ムクロ「む、迎え撃て!!」

 

カーシャ「オオオッラアアア!!!」

 

ドスン!!

 

ハンク「オラァ!!」

 

ゴスッ!ゴスッ!ゴスッ!!

 

カーシャが一撃必殺の一撃を次々と喰らわせ、ハンクはその隙を狙ってくる相手を拳を振るい、ときには足払いにて相手の動きを止め……更に拳を振るう……!そしてラフコフメンバーの数は次々と減っていった……!

 

キリト「凄い……なんて息のあったコンビネーションなんだ……」

 

普段見ないような戦いに……キリトは心の昂りを感じていた……!

 

キリト「……よし!俺も負けてられるか!」

 

そう言ってキリトも自身の二振りの剣を振るう!

 

ムクロ「ど、どうしてだ……何故……何故こんなにも一方的に……!」

 

そしてムクロは恐怖で染まっていた……!圧倒的だった戦力がたった一人に半数近くを殺られ……あの二人が来てからハンクは息を吹き返し……今もなおラフコフメンバーは消えていった……!

 

ムクロ(俺はただ……人が怯え、恐怖する顔を……じわじわ味あわせることを楽しみたかっただけなのに……!)

 

ムクロ「に、逃げなくてわ……!ここから……!」

 

ハンク「何処へ行く気だ?」

 

ムクロ「ひっ!?」

 

ムクロの目の前で……仁王立ちで立ち塞がるハンク……!その目は冷やかなものの……その瞳の奧は燃え盛る炎のように揺らめいていた……!

 

ムクロ「ほ、他の奴らは!?」

 

ハンク「まだいるがそれも時間の問題だ……それで?貴様一人、逃げ出すのか?」

 

ムクロ「……っ!」

 

ハンク「所詮お前らは……人殺しの快楽しか望まず、その為には仲間ですら平気で見捨てる……!」

 

ムクロ「く、そぉ……!見るな……その目で……!」

 

ハンク「そんなお前らを……これ以上……家族を……仲間を……!」

 

ムクロ「その見下した目で!!俺を見るなァアアア!!!」

 

ハンク「やらせてたまるかあああ!!!」

 

シュ!ズダン!!

 

ムクロ「おっげ……!?」

 

ハンク「……まだだ!!」

 

ムクロの刀による突きより早くハンクの拳がムクロの腹に叩き込まれ、吹き飛ばされる!!ハンクはそれを追いかける!!

 

ハンク「魅せてやるぜ…………鍛えあげた……この俺の闘技を!!」

 

そう言ってハンクは再度自身に鬼神化を発動させ、ムクロの足を掴み……そのまま……!

 

ハンク「フン!ハッ!フン!ハッ!!」

 

ベシン!!ベシン!!ベシン!!ベシン!!

 

左、右と床に全身を叩きつける!!そして次には……!

 

ハンク「セイヤッ!!」

 

ドスッ!!

 

ムクロ「ほごっ!?」

 

ハンクは手を離し、床に叩きつかれ……ムクロの体が浮け上がったところをハンクは上へ飛ぶように蹴り抜く!!そしてハンクは……ムクロが落ちてくるの見計らって……!

 

ハンク(一発一発……全身の力と殺意を込めて……!)

 

ドゴッ!!

 

ハンク(殴り抜く!!)

 

ハンク「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ(ry」

 

ズガガガガガガガガガガガ(ry

 

拳の弾幕がムクロの体を包みこむ……その拳は先程より更に早く……強く叩きこむ……!!

 

そしてハンクは一度手を止め……ムクロの体が落ちてくるのを見定め……自身の過去最高の一撃を放つ……!!

 

ハンク(イメージしろ……この一撃……例え、相手が神であろうと邪神であろう……仲間……そして家族を傷つけるものなら……!)

 

すると鬼神化によるオーラがハンクの右腕に集中し……炎のように大きく揺らめく!

 

ハンク(神をも殺す)

 

ハンク「チェェストォォォォォッ!!!」

 

ドゴッン!!

 

ムクロ「」

 

ドゴッ!!ドガッ!!ドスッ!!……ピキッ!パリィーン……!

 

ハンクの一撃に……ムクロは胸を貫かれながら……アジトの外へ吹き飛び……いくつもの木を薙ぎ倒して最後は空中でポリゴンとなって……その身を散らせた……!

 

ハンク「……『炎怒拳・神殺し(えんどけん・かみごろし)』……うぐ……!」

 

鬼神化のデメリットが出て……ハンクは倒れこもうとするが……!

 

ガシッ!!

 

ハンク「……?」

 

カーシャ「お疲れ……ダーリン」

 

戦いが終わったのか、自分の肩をハンクの腕を通すカーシャの姿が……

 

ハンク「……カーシャか……すまない」

 

カーシャ「いいってことよ❤」

 

ハンク「…………」

 

キリト「ハンク無事か?ほらフルポ」

 

キリトもこっちに向かって来ながら、フルポーションをハンクに渡す

 

ハンク「助かる」

 

そう言ってハンクはそれを受け取り……イッキ飲みをして、一息をつける……

 

ハンク「ふぅ……まずい……」

 

キリト「……それでどうする?このままユウキ達のほうへ助けに行くか?」

 

カーシャ「そうね……ユウキちゃん達が心配だわ……」

 

ハンク「……そうだな……よし、このデバフが切れるまで、各自移動準備を済ませて応援に向かうぞ」

 

キリト「ああ」

 

カーシャ「わかったわ」

 

二人はそれぞれの移動準備をする中……ハンクは一人、考えに耽っていた……

 

ハンク(まぁ……大丈夫だろ……ユウキはあのコウキに勝った奴だし……それに……ランの奴は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『俺』より強いのだから)

 

ハンク・カーシャ・キリトVSラフィン・コフィン本隊……ハンク・カーシャ・キリト達の勝利!




今回のハンクの装備の元は幾つかありまして……防具は天元突破グレンラガンの鬼ぽさを元にして……色合いは仮面ライダーキバのエンペラーフォームという赤と金色の色使いをイメージにしました……

そして肩のアーマーをボクシンググローブにするっていう元はGガンのガンダムマックスターが元になっております……

そしてカーシャの防具のイメージはモンハンのデスギアシリーズを元に、それを金属鎧にチェンジした感じで……頭だけはスカルフェイスにチェンジしました……ってあれ?骸骨頭って何処かで見覚えが……気のせいですね(白目)

次回はユウキ&ランパート……次回をお楽しみに!!


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ランとハンクたちとの出会い前編

二ヶ月以上の投稿出来ず、すみませんでした……

理由としては……小説書けるほどの自分の時間不足と……精神状態ではありませんでした……

祖母が九月に亡くなり……自分の誕生日に通夜なり……今度は小さい時にお世話になっていた親の知り合いが病気の痛みのツラさに自殺してしまったりと……とても書けるような精神状態ではありませんでした……

更には自分の日々生活で追い打ちかけられました……今までの小説で話してた散々破損しては修理した自転車が初日の通勤の朝に盗まれたことを発覚してその日初めて遅刻なりました……

その後もやることなすことの大半が裏目に出て……もう何もかも嫌になりました……

……けど今ではそれらも回復して、こうして書けるようになりました……!

これが今年最後の投稿となり、本当にすみませんでした……!

それと、自分のことをメッセージで心配してくださった、吉昭様……ありがとうございました!

最後に皆様へ、よい年越しを!!ではどうぞ!!


前回のあらすじ、蘇りし伝説

 

時を遡り……キリト達がハンクの救出しに来たその頃……ユウキとランは……

 

情報集積遺跡内部・秘匿エリア

 

ユウキ「おうりゃあああ!!」

 

ガキン!!

 

ザザ「ぐっ……!」

 

ザザはユウキの剣撃に押されていた……!

 

ザザのHPはイエローゾーンにまで下がり……それもいくつもの回復系を半分以上減らしての結果で……ユウキは今だグリーンゾーンを保っており……回復もポーション系を幾つか使ったぐらいだった……!

 

ザザ「なぜ……だ、なぜ、この俺が……こんな、小娘を、相手に、押されている……!?」

 

ユウキ「……当たり前だよ……そんなの」

 

ザッ!

 

ユウキは剣を構えながらもザザを見据えながらこう言った……!

 

ユウキ「君とボクとでは……剣に懸ける想いが違うんだ!!」

 

ザザ「な、に!?」

 

ユウキ(コウキは……今まで……この無慈悲な世界を……たった一人……なにも知らないはずの人達の為に……助けたくて……けど、ただ助け出すことも出来なくて……だからやりたくないのに……それでもその人達を斬り……そしてその人達の悪夢のような日々から救い出した……けどコウキには心の傷を残り続けた……それでもそれを今まで……キリト達には見せなかった……!)

 

ユウキはギュ!っと剣を握りしめた!

 

ユウキ(本当は……辛かったんだろうに……本当は……自分が誰かに助けてもらいたかっただろうに……けど、自分と同じ思いを味あわせたくなくて……だからコウキは一人で戦い続けた……けど今は……!ボクらがいる……この戦いはフィリアを助ける為にも……!何より、今までの、心を犠牲にしていたコウキの為にも……!!)

 

ユウキ「負けちゃダメなんだ……!負けられないんだ!!」バッ!

 

そう言ってユウキはまだザザに挑みかかった……!

 

 

 

対してランは……

 

ジョニー「シャ!!」シュン!!

 

ラン「はぁ!!」カキン!!

 

ジョニーの投げる毒投げナイフをランの蛇剣を伸ばしてそのまま打ち払い、毒投げナイフを叩き落としていく!そして!

 

ラン「はっあああ!!」ダッ!

 

ジョニー「っ……!?」

 

ガキン!

 

ランはすぐさまジョニーに向け飛び込み……片手剣ソードスキル・バーチカルをジョニーに向け斬りかかる!……がそれをジョニーはそれを毒ナイフで受け止める!

 

ジョニー「こっんのおおお……!アマが!!」シュン!!

 

ラン「っ……!やっ!!」ヒュ、ゴロン!シュバ!!

 

ジョニー「くっこの!!」シュ!ガキン!

 

ジョニーは受け止めていた毒ナイフをそのままランの蛇剣を受け流し、体勢を崩したランに向け隠していた毒投げナイフをそのまま背中を斬りつけようとする……が!ランは足を使って地面を蹴り、前へと前転することにより避け、そのまま返しに蛇剣を伸ばしてジョニーへと斬りかかる……がそれもジョニーは毒投げナイフをランの蛇剣に当て、スピードが落ちたところを横に転がり避けた……!

 

ジョニー「ちくしょおおお!!何でだよ!何でなんだよ!?この俺が!!こんなアマに!!押されているんだ!?」ガシガシガシガシ!!

 

ラン「…………」

 

ジョニーが頭に着けているずだ袋ごと髪かきむしり、血走った目でランを見る……がランはそれをただ冷静に見据えるだけ……それが更にジョニーの怒りをかった!

 

ジョニー「何だよ……!何なんだよ……!?お前は!?この俺が押しきれないような相手が今まで無名だと!?ありえない……!てめぇ!!只の腰巾着じゃねぇのか!?ありえねぇ……!何なんだよその力量は!?」

 

ラン(腰……巾着ですか……)

 

ランはふっと自分の剣……黒紫鱗蛇剣を見て自身の過去……ハンク達との出会いを思い出した……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランサイド

 

2023年11月……あの日……この世界(アインクラッド)に閉じ込められてから約一年……その時の最前線は48層で、その頃の私は40層で……中層プレイヤーとして活動していた……

 

その頃の私はプレイヤークエスト……プレイヤーが発注するクエストで、そしてそれ用の建物……クエストハウスがあった……

 

内容は欲しがってる素材アイテム届けたり……他のプレイヤーと協力してクエストを挑むなどで……そしてそれを受ける私は傭兵プレイヤーとして勤しんでいた……

 

私はその中層プレイヤーの中では上位に入っており、中層プレイヤーの中では少しばかり有名だったりする……そしてその気になれば攻略予備軍・攻略組にも入れたりするのだが……その頃の私はそんな事はせず……困ってるプレイヤーを助ける為に……私はただ剣を振るう……そんな毎日だった……そんなある日だった……

 

その日はいつも通りプレイヤークエストを受けようとしたのですが……!

 

ドン!ゴロゴロ!!

 

プレイヤー『た、助けてくれ!!』

 

突然、クエストハウスに転がりこむように、ボロボロのプレイヤーが入ってきた……!

 

ラン『ど、どうしました!?』

 

事情を聞いたところ、35層……通称『迷いの森』で三人で攻略してたところ……35層最強クラスモンスター『ドランクエイプ』が帰り道先々で出会ってしまい……帰り道の為、アイテムや武器が消耗してしまい……ついには他の二人とははぐれてしまったらしく……

 

それもこの迷いの森は広大な広さで、まるで蟻の巣のように複雑で通り道はランダムで入れ替わってしまい……転移結晶も使って何処かの森に移動するだけで、実質使用不能で……道具屋にて高価な地図アイテムを見ながら出ないと無事に帰ってこれないのだ……そしてその地図アイテムは目の前のプレイヤーが持っており、他の二人は持っていないとのことだった……!

 

今は安全地帯に逃げ込んだらしく……そこから動いてないのだが……それも時間の問題だった……助けに行こうにも目の前のプレイヤーは消耗しててすぐには動けず……クエストハウスにいるプレイヤーは運悪くもレベルの低いプレイヤーしかいなかった……なので私は……

 

ラン『……わかりました、私が救出しに行きます!』

 

そうして私は逃げ遅れたプレイヤー二人の救出しに単身、向かいました……

 

結果としてはプレイヤー二人とは出会えました……がどうやらこの層は安全地帯に近づけば近づくほどにモンスターが増加していくようで……その為に私はプレイヤー二人に預かった地図アイテムと回復系のアイテムを半分渡し、そして私自身を囮としてその場を残りました……

 

そこまではよかった……

 

がしかし……4~6体のドランクエイプを相手しながら隙を突いて撤退しようにも……あと少しのところで道が入れ替わってしまい……中々元のへと戻れずにいました……

 

……次第に装備やアイテムよりも先に……精神的に疲労 が増えていき……そしてついには……

 

ドランクエイプA『ゴアアアッ!!』

 

ブン!ガキン!!

 

ドランクエイプの棍棒が私の右手に当たり、持っていた剣が遠くへ飛ばされてしまった!

 

ラン『しまっ!?』

 

ドランクエイプB『ガアアアッ!!』ブン!

 

ラン『きゃあ!?』

 

ドスッ!!ザッアアア……ガン!!

 

ラン『がっ……!』

 

2体目のドランクエイプがスイッチで入れ替わり、そのまま棍棒を横にスウィングして、それをまともに喰らってしまい……地面に転がり……そのまま木に叩き込まれてしまいました……!

 

ラン『うっ……!くっ……!』

 

ラン(体に……力が……入らない……!)

 

そして運悪くスタンしてしまい、立ち上がることもできませんでした……

 

ドランクエイプABC『『『ガアアアッ……!』』』

 

そして他のドランクエイプが続々と集まってきました……その時の私は自分の死を悟りました……!

 

ラン(こんな……ところで……!……母さん……父さん……ユウキ……)

 

ドランクエイプA『ゴアアアッ!!』ブン!!

 

このとき、あまりの怖さに目をつぶりました……!

 

ラン(ごめんなさい!)

 

けど次の瞬間!!

 

ズバッ!!

 

ラン(……………………?)

 

謎の切断音と……何時までもこない衝撃に……おかしくおもい……そっと見ると……

 

ドランクエイプA『……ガッ!?』

 

パリパリパリィーン!!

 

ラン『……えっ?』

 

突然ドランクエイプたちがその身をポリゴンとなって消え去った……!そしてドランクエイプたちがいた場所の後ろに一人のプレイヤーが立っていた……!

 

そのプレイヤーは……ツンツンとした蒼色の髪をしてて……後ろ髪は赤色の髪止めで止めてて、それは背中にまで伸びていた……

 

目は青みがかかった黒目で……力強い眼差しでこちらを見ていた……体は赤色を基調にし、所々が黒が入った……威圧的な鎧を着ていた……そしてその右手には紅と黄金で彩られた……巨大な両手剣を握られていた……

 

???『やぁれやれ……探してる奴がこの森へ救助しに行ったっと言っていて探してみたら案の定ピンチになっているじゃねぇか……』

 

ラン(だ……れ……?)

 

???『お前が救助しに行った二人……無事保護した……お前に感謝してたぞ……それでお前を助けてくれと頼まれた……こっちとしても願ったり叶ったりだがな……』

 

ラン(そう……か、あの二人……助かっ……たんです……ね……)

 

ラン『よか……った……!』

 

???『お前の勇敢な行動が二人を救った……よくやったな』

 

ラン(……お礼を……言わない……と……!)

 

ラン『あな……た……は?』

 

???『俺か?俺は……ハンクだ』

 

ラン(ハンク……さん)

 

ラン『ありがとう……ございます……!』ガクッ!

 

ハンク『ん?なっおい!?……気を失ってる……やれやれだ……』

 

そこで私は意識を失ってしまいました……

 

それが……ハンクさんと私の……初めての出会いでした……

 

ランサイドエンド



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ランとハンクたちとの出会い後編

遅くなり、申し訳ありません!理由として新しく変えたスマホが前より高性能な分、前のより操作しづらさが......それと点などが前のスマホとは違ったりと見辛くなったりとスマホ関連だったり、ある場所で話をどう続けるか詰んだりと大変でした......実力不足です......

それでは......どうぞ!!(投げやり)


ランサイド

 

???

 

ラン『うぅん……?』パチッ

 

???『おっ?目が覚めたか?』

 

私は気がつき……目をあけたら……明るい蒼色の目とあった……そして思わず……!

 

ラン『いぃやあああ!!?』

 

バシィイイン!!

 

???『ぬるぽっ!?』

 

ドシャン!!

 

過去最速のデコピンが目のあったプレイヤーのオデコに叩き込み、そのプレイヤーはもんどりうって後ろに倒れこんだ……!

 

ラン『だ、誰ですかあなたは!?』

 

???『ぬおおおっ……!オデコが!オデコが打ち抜かれた!?』ゴロゴロ!!

 

ハンク『……何をやってんだお前ら……』

 

すると扉から入ってきた……上半身の鎧を外したハンクさんが……!

 

ラン『ハンク……さん……!そ、そうだ私……どうして……ここは……?』

 

ハンク『……ここは最前線48層……『リンダース』にある……俺達のギルド……『シャドーナイツ』のギルドハウスだ……今日引っ越してきたばっかだがな……』

 

ラン『最前線……!……そういえば私は……どうしてここに?』

 

???『兄貴がここまであんたをおぶってきたんだよ……気を失ったらしいからな』

 

するとさっきまでオデコを抑えて転がっていた……蒼色の目のした……年上ぽい少年がこちらにきた……

 

ラン『この人は……?』

 

ハンク『こいつは俺の弟で……一応このギルドの副団長の『コウキ』だ』

 

コウキ『一応は余計だ余計……!』

 

そして、これがコウキさんとの出会いだった……今思い出しても酷い出会いの仕方でしたね……

 

ラン『……!た、助けてくれて、あ、ありがとうございます!そしてごめんなさい!特にデコピンに関しては……!心配して下さったのに……!』

 

コウキ『……あーうん、こちらこそごめんな?容態を見る為とはいえ寝ている女の子の顔を覗きこんだりして……』

 

ラン『いえ、ほんと……すみませんでした……』フカブカ……

 

コウキ『いや……そこまで深くまで謝られてもこっちも困るのだが……』

 

ラン『…………』

 

コウキ『…………』

 

何故かお互いに押し黙ってる私とコウキさんにハンクさんは……

 

ハンク『……コホン、あっ~……本題入っていいか?』

 

ラン『あっ、はいどうぞ』

 

ハンク『……あそこで……35層の迷いの森で君を助けたのは偶然じゃあない……元々君を探していた』

 

ラン『私……ですか……?いったいなぜ……』

 

ラン(この最前線にいるようなプレイヤーなら……腕のいいプレイヤーなんて他にもいるはずなのに……?)

 

コウキ『……うちのギルドは迷宮区攻略・ボス攻略とかの……攻略目的のギルドじゃなくてどちらかと言えば後方支援よりのギルドなんだ』

 

ラン『はぁ……』

 

ハンク『うちで主にやっているのは……攻略予備軍・中層・下層の戦闘訓練や生活支援などの育成支援、各ギルドの物流などの情報収拾・交換……などなど手広くやっている……』

 

ラン『…………』

 

コウキ『まぁぶちゃけた話、手広くやっているが……うちのギルドの実動部隊は俺と兄貴ぐらいで…………他の少ないギルド員は技術系ばかりでな……今日もそれぞれの同盟ギルドに行っちゃっていなくてさ......手が足りてないんだ……そこで!』

 

ビシッ!っと私に向けて指を指すコウキさん……

 

コウキ『近い将来、有望なプレイヤーをスカウトすることに決めたんだ!』

 

ラン『……それで私を……ですか?……ですが私はあなた方が言うほど有望では……』

 

ハンク『……前から……ある情報屋にうちの方針に合ったプレイヤーを探して貰ってるんだが……その中で君に着目した』

 

ラン『……?』

 

ハンク『君はプレイヤークエストの中からたいして難易度が高いわりにはたいして報酬の貰えないクエストばかりを受けている……少し調べてみたら……生活や戦闘能力の向上などに困っているプレイヤーたちに手を貸している』

 

ラン『……それが?』

 

コウキ『……俺達は君みたいな『誰かの為に助けてやれる』そんなプレイヤーを探してるんだ……俺達は君がやっていることの上位互換みたいなものなんだ……どうかな?うちのギルドに入ってみないか?』

 

ラン『…………』

 

……このときの私は断ろうと思った……今までもギルド加入に声をかけられたことは何度もあった……けど……何となく嫌だからと、断ってきた……助けてもらって断りづらかったけど……それを言おうとした……そんなときだ……!

 

ガシャン!!(勢いよく扉を開けた音)

 

???『こんちわー!!』

 

ハンク『なん、どわっ!?』

 

すると扉から小さな影が勢いよく入ってきて、そのままハンクさんの背中に飛び乗った……!

 

よく見てみるとそれは……

 

ラン『……男の子?』

 

見た先にいるのは青色の麻シャツに短パンを着けた……小学高学年くらいの男の子だった……!

 

ハンク『ギン……!いきなり飛び乗ってくんな……!危ないだろ?』

 

ギン『へっへっへっ、ごめんハンクのおじさん!』

 

ハンク『おじさんって言うな!俺はまだ若い!!』

 

コウキ『まぁまぁ怒るなよ、ハンクおじさん(笑)』

 

ハンク『ピキッ! 』

 

ハンク→オジパンチ‼( #°Д°)⊃))Д´)タワバッ!?←コウキ

 

ドンガラガシャーン!!!

 

ラン・ギン『((( ; ゜Д゜)))』

 

……次の瞬間にはコウキは隣の部屋の奥までに吹き飛ばされていった……!

 

ラン『……ハッ!(゜ロ゜)あの……ハンクさん……大丈夫ですかあの人……?』

 

ハンク『問題ない、いつものことだ』

 

ラン『(いつものことって……)そ、そうですか……それと……この子は……?』

 

ハンク『あぁ、こいつはだな』

 

???『すみませ~ん!』

 

するとまた扉から……今度は20代ぐらいの……メガネを着けた女性に、その後ろからぞろぞろと……十数人の男女の子供が入ってきた……!

 

ギン『先生!』

 

ハンク『サーシャか……』

 

サーシャ『こらギン!さっさとハンクさんの背中から下りなさい!

 

ギン『はーい……』

 

サーシャ『もう……すみませんハンクさん……この子先に突っ走りまして……』

 

ハンク『なに、こいつらぐらいの年ならしょうがないことさ……』

 

ギン『なぁハンクのおじさん!ちょっとこの家探険していい?』

 

ハンク『だからおじさん言うな……別にいいがその部屋の奥ででのびてるコウキを起こしてから一緒に行動しろよ』

 

ギン『そうか!おい行こうぜ!』

 

少女プレイヤー『うん!』

 

少年プレイヤー『コウキ兄ちゃん!探険する前にプロレスごっこしようぜぇ!!兄ちゃんやられ役な!!』

 

コウキ『なんでさ!?』

 

ラン『…………(ポカーン)』

 

サーシャ『すみませんハンクさん……子供たちが引っ越し祝い……もとい遊びに行きたいと聞かなくて……』

 

ハンク『いいさ……子供たちの面倒はコウキに任せればいいし……それに子供たちが笑顔で過ごせるなら尚更……な?』

 

サーシャ『……はい!』

 

……あっという間に幼稚園とかした部屋に呆然としてしまった私はコウキさんの悲鳴を合図に正気を取り戻す……!

 

ギャース!!?

 

ラン『……はっ!あ、あのハンクさん……この子たちは……?』

 

ハンク『あっ……あぁ……コイツらは……年齢制限があるはずなのに……それを破ってプレイしてしまい……そのままこのゲームの中での孤児になってしまった子供達だ……』

 

ラン『そんな……この子たち全員が……』

 

サーシャ『……私がこのことを最初に知ったのはゲーム開始から一ヶ月後からで……それからは各層の中を走り回っては保護して……今ではここまでの規模に……そういえばハンクさん、この方は……?』

 

ハンク『あぁ……客人だ』

 

サーシャ『あっそうなんですか……!すみませんお客さんが来ているのに押し掛けてきて……申し遅れました!第1層の教会にて子供達のお世話しています、サーシャといいます!』

 

ラン『あ、あのどうも……ランと言います……』

 

サーシャ『ランさんですね!よろしくです!』

 

ラン『はい……!あのハンクさん、サーシャさんたちと出会ったのは……?』

 

ハンク『……ん?あぁ……俺らがサーシャたちと初めて会い……子供達の事情を知ったのが……このギルドを発足したばかりで……各層でギルドやフリーのプレイヤーに同盟要請したりギルドへと勧誘していたところを……だな』

 

サーシャ『事情を知ったハンクさん達の支援のおかげで以前は毎日ギリギリの生活だったのが今では子供達も少しずつ……笑顔を取り戻してきているんです!』

 

ハンク『……これを思い付いたのはコウキの奴だがな……』

 

ツンツン!

 

ハンク『ん?』

 

ラン『?』

 

突然ハンクさんが誰かに突っつかれ、見てみると先程までギンと一緒に遊んでいた少女がハンクさんを見上げていた……!するとハンクさんは腰を下ろして、その子目線に合わせた。

 

ハンク『なんかようか?』

 

少女プレイヤー『あ、あのね……これ……』スッ……

 

少女は上着に着いている大きなポケットから……黄色い果実を取り出した……

 

ラン『なんですかそれ?』

 

ハンク『これは……確か1層に生えてる街路樹の実じゃないか……たまにしか落ちてこない地味にレアな奴……』

 

少女プレイヤー『……あげる』

 

ハンク『えっ?』

 

少女プレイヤー『……いつもお世話なってるから……ね?』

 

ハンク『うーん……しかしだな』

 

サーシャ『受け取ってあげてください』

 

ハンク『サーシャ?』

 

サーシャ『その子……ミナちゃんはハンクさんにあげる為に競争率の高いその実を必死に採ったんです……だから……』

 

ハンク『……そうか……よし』

 

シュリリン!ピ、ピ、シュイイーン!!スパッ!

 

ミナ『あっ』

 

するとハンクさんはその果実を受け取り、それからアイテムストレージから果物ナイフを取り出して……その果実を半分に切った……

 

ハンク『ほれ』

 

そして半分に切った果実をミナちゃんに渡す……!

 

ミナ『えっ?』

 

ハンク『俺が半分食うから、お前も半分食え』

 

ミナ『でも……それは……』

 

ハンク『……これは俺の為に頑張った褒美だ……それに一緒に食べたほうが美味しいだろ?』

 

ミナ『!……ありがとう、ハンクお兄ちゃん!』

 

ハンク『おう』にこり

 

ラン『!』ドキン‼

 

コウキ『...?...!』

 

そのとき、私は胸がときめいた……!そのときのハンクさんの少女に向けた……慈愛に満ちた笑顔に……いつしかそれに惹かれ……惚れたのだ……!

 

サーシャ『……ランさん』チョイチョイ

 

ラン『は、はい!?』

 

するとサーシャさんがこちらにこいと手を振っていたので……サーシャさんの元へと歩み寄った。

 

サーシャ『実はハンクさんって……子供達にとって……一人のヒーローであって……父親がわりなんです』

 

ラン『そうなんですか……』

 

サーシャ『本人は子供相手は疲れるとか言ってますがね……?でも嫌がってもいないんですよね……』

 

ラン『……そうですね……今見ているかぎりは……』

 

サーシャ『コウキさんは子供達の兄貴分として子供達の面倒を見ているんですが……彼のおかげで影を差していた子供達が笑顔を取り戻しているんです……!』

 

ラン『へー……』チラリ

 

そう聞きながらコウキさんのほう見てみると……

 

コウキ『うご、うごごごっ……!?』

 

……三人の子供達にそれぞれ首と左右の腕を極められて……床に倒れふしているコウキさんの姿が……!

 

ラン『あれ……大丈夫なんですか……?』

 

サーシャ『えっ?ってああ!!コウキさん大丈夫ですか!?』

 

コウキ→チ───(◎д◎ )───ン

 

ラン『......ふふっ』

 

コウキさんがグッテェ……と伸びているのをサーシャさんが体を揺らして起こそうとしてるがむしろどんどん顔を青くしてるコウキさん……

 

その光景を見ながら……自分の今後を考えた……

 

ラン(……うん、私はこのギルドに入りたくなりました……このギルドには他にない……暖かい……人の温もりのある場所なんだ……!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

..................................................

 

ギン『またなー!コウキ兄ちゃん!!』

 

少年プレイヤー『またプロレスごっこしようねー!』

 

コウキ『もう二度と来るな!!』キシャー!!

 

サーシャ『ハンクさんランさん、今日はありがとうございました、それではまた!』

 

少女プレイヤー『......またね』

 

ハンク『おう......またな』

 

ラン『......はい、また』

 

そうしてサーシャさん達が去っていき......ハンクさん一息つき......こちらに向き直る。

 

ハンク『......悪いな、こちらから誘っている側なのにたうちの事を巻き込むことになって』

 

ラン『あっいいえ、私も子供達と遊べて楽しかったですし......』

 

ハンク『そうか......ああそうだ、うちのギルドの件だが、返事はまた今度でい(ry』

 

ラン『あ、あのその件なのですが......』

 

ハンク『ん?』

 

ラン『私......このギルドに入ります......いえ、入らせてください!!』バッ!

 

私はそう言ってから頭を下げた......

 

ハンク『......理由』

 

ラン『えっ?』

 

ハンク『......うちに入る理由の決め手......何なんだ?』

 

ラン『決め手......』

 

コウキ『ええとだな......俺達が誘ったとはいえ......俺達のギルドの存在理由自体が他から見たら『胡散臭い』そのものだ......だから今うちにいる奴らの大半も最初は見学を理由に色々と何日かかけて一緒に行動してから入るかどうか決めるのが大半なんだ......だから』

 

ハンク『だから......そんな胡散臭いに等しいうちのギルドを最初から入りますって奴は......中々いないな......』チラリ

 

コウキ『......なぜ俺を見る?』

 

ハンク『さてな』

 

ラン『なるほど......理解しました......決め手ですか......』

 

そう言ってからハンクさんの目を見て、言いました。

 

ラン『あの子供達の笑顔です』

 

コウキ『えっ?』

 

ハンク『あいつらの......?』

 

ラン『私......今まで、困っている人達の為に......剣を振り続けました......けどそれはその場しのぎみたいで......本当に助けになれたのか......そう疑問に感じるときがあります......今日だってハンクさんに迷惑かけてしまいましたし......』

 

ハンク『それは』

 

ラン『けど、今日......あの子供達のハンクさん達に向けた笑顔は......彼らにとって本当に救いになっていたと思います......だから』

 

コウキ『......』

 

ラン『私はまだまだ未熟者ですが......私も彼らの笑顔の為に手伝わせてください!!』

 

ハンク『......』

 

ラン『......』

 

ハンク『......なるほど、わかった』スッ

 

するとハンクさんはこちらに手を伸ばした。

 

ラン『えっ?』

 

ハンク『元々こちらに断る理由などないんだ......これからよろしく頼む、ラン』

 

ラン『......!ハイ!!』ギュ!!

 

私はハンクさんの手を握り......ハンクさんはそれを強く握った......!

 

ハンク『よし!今日は祝杯だ!!他の奴らに帰り途中に買い出しを頼むか!!』

 

コウキ『......やれやれ、まだアジトの片付け終わってないんだがな......ところでラン』

 

ラン『はい?』

 

ハンクさんがメッセージを書き込んでいる中、コウキさんがこちらに話しかけてくる......そしてそれは私の耳の側で小声で話しかける......!

 

コウキ『(小声で)本当にそれだけなのかな?』チラリ

 

ラン『(小声で)えっ?』チラリ

 

コウキさんがチラリと見た方へ見ると......未だにメッセージを書き込み、それを飛ばしてるハンクさんの姿が......それを見て、コウキさんが何を言いたいのか察してしまった私......!!

 

ラン『なっ!?///』

 

コウキ『......なるほど、分かりやすい』

 

ラン『コ、コウキさん!!?///』

 

コウキ『これならこれからの毎日、退屈しなさそうだな』ニヤリ

 

ラン『~~~っ......!』

 

コウキ『......とりあえず兄貴』

 

ハンク『なんだ?今買い物リストを他の奴らに向けてリストアップをだな......』

 

コウキ『この無自覚タラシ野郎が!!!』

 

ハンク『何でだ!?』

 

ラン『......ふふ』

 

こうして私は彼ら......シャドーナイツの皆との生活が始まったのだった......

 

ランサイドエンド




おまけ・お嬢誕生秘話

ランがギルドに入ってその後......

ハンク「オラオラオラオラァ!!」ズバババババババ!!

コウキ『今日という今日は許さんぞクソ兄貴ィィ!!』ズバババババババ!!

シャドーナイツ団員A「またやってんぞ......」

シャドーナイツ団員B「今日は団長がやらかしたか...やれやれ......またコウキが吹っ飛ばされるのが目に見えるな」

コウキ「聞こえてんぞゴラァ!!」

ラン「ああもう、何をやっているですか二人は!?」

シャドーナイツ団員A「お、ランのお嬢ちゃんか」

ラン「団長!コウキさん!!これから同盟ギルドとの共同で探索ですよ!!聞いてますか!?」

コウキ「オラオラオラオラ(ry」

ハンク「無駄無駄無駄(ry」

ラン「ああもう!止めなさい!!」

ドカン!!ボカン!!

ハンク「はがっ!?」

コウキ「ふげっ!?」

ドサッ!!

シャドーナイツ団員A「Σ(  Д )ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙」

シャドーナイツ団員「あの二人を一撃......だと......!?」(゜ロ゜;

ハンク「こ、これは......もう......お嬢様じゃあ......なくて......」

コウキ「お(鬼)嬢......」

ラン「何か言いましたか?」

四人「「「「イイエナニモ」」」」ガグガクブルブル...!!

......こうしてランはギルド仲間からはお(鬼)嬢って言われるようになった......!


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覚悟の双炎

すみません、前回の話で書き忘れてたことが......あの頃には既にクルがいたんですが登場し忘れてしまいました......クルごめんよ?

クル『グル!!』ガブシュ!!(全力で頭に噛みつき!!)

ぎにゃー!!?ごめんなさい!!?







という訳なのでクルはランが来たときにはコウキの部屋のベッドで寝ていたことにしておいて下さい!(頭から血がだらだら......!)

コウキ「......頭血拭えよ」

いや、反省の形としてね......それとこの話が遅れたのは......FB(フェイタル・バレット)が楽しすぎんだよ!!

コウキ「よし殺れクル」

クル「グル!!」ガブシュ!!

ギニャー!!?しょうがないだろ!?これでやっとこさコウキやハンクにレイの容姿が出来上がったんだぞほら!!


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コウキ「おお!やっと俺の姿が!!」

ハンク「まあまあだな」

零華「私のまで......作者さんありがとうございます!」

どうも、これでどうか許してくれ......ではどう......ぞ(バタリ)

コウキ「作者が(出血多量で)死んだ!?」(コ○エース感)

零華「この人でなし!!」(コ○エース感)

ユウキ「てかこの人だれ!?」

ラン「いやそもそも私の回で死亡事件起こさないでえええ!!?」(コ○エース感)


前回のあらすじ、ランの初恋

 

ランサイド

 

あれからはシャドーナイツの皆と一緒に色々なことに手を貸し......学ぶべきことは沢山あって......そしてキリトさんやアスナさんなどの......友達が出来た......今までは所謂仕事仲間って感じで他とは話をするだけ知り合いなだけが多かったから......毎日がワクワクで止まらなかった......けど、ツラいことや悲しいこともあった......特に辛かったのは......ラフィン・コフィンの討伐作戦で他の団員と一緒にギルドに取り残されたときだ

 

ラン『何故ですか団長!?何故私を連れていってくれないんですか!?もう私はあのときのように力がない私ではありません!!』

 

ハンク『......ラン、何故お前を連れていかないか......本当にわからないのか?』

 

ラン『......なぜですか?』

 

ハンク『......確かにお前は強くなった......だが、これからいく場所は強さが必要なんじゃない......ラン......お前に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『人を殺す覚悟があるか?』』

 

ラン『!......っ!!』

 

ハンク『......今回は相手を捕らえるのが目的とはいえ、そこで起きるは人同士の殺し合いだ......仲間を助けるにしろ相手を捕らえるにしろ、お前に人の命に手をかける『覚悟』があるか......?』

 

ラン『......私は......私は......っ!』

 

ハンク『それにな、ラン......俺はそんな世界に連れて行きたくないんだ......お前は『そのままでいて欲しいんだ』』

 

ラン『......?』

 

あのときのハンクさんの言葉にどこか重みがあった......その後それからはあの人が......あの二人が帰って来るまでの間が凄く怖かった......もしあの二人が帰ってこないのではないと......それが恐ろしくて堪らなかった......!そして自分の力のなさ...そして覚悟のなさに悔しかった......!けどなぜ年の近いコウキさんは一緒に行けるのか......と......今に思えばあのとき既に......私と会うずっと前から......コウキさんは『狂残光の銀目』としてこの世界の裏側で......プレイヤーたちにとっての、恐怖の象徴として......これ以上PKによる被害を出さないように皆を......それ以上に『自分の心まで偽ってまで』、皆の手を他人の血で汚さないように......自分の体を血だらけにした......

 

今ならわかる......今相手にしているのはプレイヤーのデータを元に出来上がったAI(偽者)とはいえ見るからにはプレイヤー(人間)そのもの......怖い......恐い......人殺しの狂気も......もしそれが本物で、相手の命を絶ってしまうのではないかと......その恐怖が......私を襲う......!......けどコウキさんはそれをずっと......それも自分の命絶とうとする者を......助け出す......その技量も......覚悟も足らない......けど

 

ラン「......確かに私は彼らの腰巾着なのかも知れません......けど」

 

ジョニー「あん?」

 

ラン「私は今......彼ら(コウキ達)の帰りを待つ為にも......戦うべき......女としてここに来ました!彼らが命を賭けて、あなた方によって闇に落とされてしまった人達を救うために......そしてそれらが繋がって......彼らが信じた......明るい未来へ到るたった一つの道の為に......私はここに立っています!!」

 

ラン(もう私は......彼らの背中を追いかけない......!彼らの隣に立つ!!その為にも......!)

 

ラン「だから、私はあなた達を......止めます!!」

 

ジョニー「なにごちゃごちゃ抜かしてんだこのアマァァァ!!」

 

ラン「......」スッ

 

相手がこちらへ向かって行くなか......私はそっと自分の剣......黒紫鱗蛇剣を手を添える......

 

ラン(私の剣......黒紫鱗蛇剣......あの日、このユニークスキルを手に入れてから、今までも私を助けてくれました......けどこれからは......彼らを守る為に......今一度力を貸して......!)

 

すると黒紫鱗蛇剣がキランと輝いた......!まるでランの想いに応えたかのように......!

 

ラン(ありがとう......それでは)

 

ラン「行きます!!」

 

シュバ!!ズバッ!!

 

ジョニー「なっ!?なにぃ!!?」

 

ジョニー自身、ランに向かって行ったのに......目を一瞬離しただけなのに、いつの間にか姿を消えており......自身の体を斬られていた......!が、しかしそれでも腐ってもラフィン・コフィンの上位幹部、斬られた直後ランの後ろ姿を捉えた!ジョニーはすぐさま振り返りランに向けてをダガーを振ろうとする......が!

 

バシン!!

 

ジョニー「ガッ!?がっあ"あ"あ"!!?」

 

ガキンガキン!!ガッガガガ!!

 

ジョニーの持つダガーが伸びた蛇剣により打ち落とされ、そのままジョニー自身の体を削り斬られていく......!

 

ジョニーはどうにかランを捉えようも次々と通常の斬撃と伸ばした蛇剣による削り斬りにより見えづらく、ラン自身も相手の死角を突くように跳ねているかのような高速移動を繰り返している!

 

ラン「何処を見ているんですか?そっちじゃなくてこっちですよ?私はここにいますよ?」シュンシュンシュン!!

 

ジョニー「クソがあ"あ"あ"!!?」

 

ラン(コウキさんに銀目での戦い方を見せてくれたおかげでこの戦い方を思い付いた......相手を翻弄し一方的に斬りつけるコウキさんの戦闘機動を合わせて......私のユニークスキルも合わせた......名付けて)

 

ラン「幻影の蛇舞(ファントム・スネークダンス)

......貴方にこれが見切れますか?」

 

ザザ「!?ジョニー......!」

 

ユウキ「行かせないよ!!」

 

シュイイーン!!

 

ユウキはザザへと飛び込み……片手剣ソードスキル・ソニック・リープをザザに向け振りかぶる!

 

ザザ「ちっ……!ハッ!」

 

ガキン!シュン!!

 

ザザはそれを受け流し、ユウキの背中に向け……細剣ソードスキル・リニアーを放つ……が!

 

ユウキ「ううっ……!やああああああ!!」

 

ユウキはそれを無理矢理背中を逸らして、剣が腰を少しかすらせるに留めた!そしてそのまま!!

 

ユウキ(アスナ、借りるよ!)

 

剣を持たない左手を握りしめ、そのままザザの顎に目掛けて......!

 

ユウキ「『鉄拳正妻』!!」

 

ドスン!!

 

ザザ「がっあ"!!?」

 

ユウキはその拳を......アッパーのようにザザの顎に叩きこみ、ザザの体を浮き上がらせた!!

 

ユウキ(前にアスナがキリトに使ってたのを見よう見まねでやってみたけど案外使えるものなんだね......)

 

ユウキはそう思いつつもザザのHPゲージを見るも微々たるものだった、それもそのはず......アスナは体術スキルを持ってるので威力があるのであって、体術スキルを持ってないユウキとでは威力は違いがあるのだ......がしかしユウキの狙いは別にあった!

 

ユウキ(腹ががら空き!!)

 

ユウキはすぐさまソードスキルを発動する!剣は紫色の光を放ち!!

 

ユウキ(ここが勝負時!!)

 

ザザ「...!?なん、だ!?」

 

ユウキ「これが、ボクのオリジナルソードスキル!!」

 

ズガガガッ!!

 

ザザ(!!?速い!?俺の剣撃よりも!!?)

 

ユウキはコウキに使ったOSSをザザに使い、次々とザザの身体を突き貫いていく!その突きを見ようにもその剣先を視認出来なかった!

 

同じ刺突系の使い手として、何より今まで黒の剣士(キリト)を倒す為に地獄の底(黒鉄宮)で腕を磨いてきたザザにとって、容認出来なかった!

 

ザザ「クソがあ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」

 

シュン!!

 

ザザは悪あがきと知ろうにもユウキの剣撃を喰らいながらもエストックをユウキの頭に向けて放つ!......が!

 

シュ!

 

ユウキ「っ......!」

 

ザザ「なっ!?」

 

エストックの突きをユウキは身体を反転させ、その突きを頬を掠めるのみになり、ユウキはそのまま突きを放ち続けた!!そして!!

 

ユウキ「マザーズ......!ロザリオ!!!」

 

ズドン!!

 

......ユウキの最後の突きがザザの体を打ち上げられ......ザザ自身はそのまま道を外れ......谷底へと墜ちていった......!

 

ザザ(俺が......破れた......アイツ(黒の剣士)と会わずままたかが小娘に......!)

 

ザザ「......っ!ち"く"しょお"お"お"お"......」

 

......パッリィーン......!

 

......ザザの断末魔が響き......ザザの姿を見えなくなったあと......遠くで割れたような音が聞こえた......

 

ジョニー「!?ザザが殺られた!!?」

 

ラン(!今です!!)シュン、ガチン!!

 

「あんな小娘に!」とユウキの方を見て毒づくジョニーにランは剣撃を止め、次に放つ技の準備をする!

 

バシィン!ギッギッギッ!!

 

ジョニー「!?今度は何だ!!?」

 

ラン「......燃えよ、鱗蛇剣!!」

 

ボッ!!

 

ランは後ろに剣を伸ばし、勢い良く剣を戻す......!それにつれ剣が地面に引きずられ火花を散らし、次には刀身に火がつく!!

 

ラン「これで決めます!!」

 

ジョニー「たかが剣に火がついたところで!!」

 

シュシュシュ!!

 

ラン「ハッアア!!」ダン!!

 

ザザはランに向けて毒投げナイフを投げつけた!がそれよりも早くにランはその場から飛び上がった!!

 

ラン(ハンクさん......あなたの型、借ります!!)

 

グルン、バッ!!

 

ランは飛び上がったあと、空中で一回転しそのまま剣を振り下ろす構えを取る!そしてその身体を落ち始めるのの同時に燃えさかる剣の炎がよりいっそう燃え上がり刀身の紫色と紅色のソードスキルの光が入れ混じる!!

 

ラン「燃えさかれ!!『紅紫炎蛇剣・炎の蛇神(こうしえんじゃけん・サラマンドラ)』!!」

 

ジョニー「っ!!」バッ!!

 

ジョニーは自身は避けられないと察し、ダガーを二つを抜いて頭上に重ねて防御の体勢を取る!!

 

ラン「チェェストォォォォォッ!!」ブン!!

 

ガキン!!

 

ランの蛇剣がジョニーのダガーにぶつかる!!

 

ラン「うううっ......!」

 

ジョニー「こんのおおお......!調子にノンな!!」

 

ユウキ「姉ちゃん!!」

 

互いの剣が火花を散らす中......ジョニーのダガーに異変が起きる!!

 

ジョニー「!!?剣が溶け......!?」

 

ダガーの刀身が赤くなっていき......形状が保てなくなり......そしてそのまま......!

 

ラン「っ!ハッアアア!!!」

 

ジョニー「!!?」

 

ズッバ!!ゴロンゴロンバッ!

 

ジョニー「おっ......ごっ......!!?」

 

ドッササ!ピキッ!パッリィーン!!

 

ランの蛇剣はダガーごとジョニーを真っ二つに切り裂き、自身は地面に転がるもどうにか下り立った!そしてジョニーはそのまま左右に別れたまま倒れ......その身をポリゴンとなって消えさった......

 

ラン「ハァ...!ハァ...!ハァ......!や、やりました......!」

 

ラン(こちらは勝ちましたよ......ハンクさん......!)

 

ユウキ「姉ちゃん!!」バッ!

 

ラン「ちょユウキぶっ!?」ダキッ!!

 

するとユウキがランに向けて飛び付いてきてランはそれをもろに喰らう!

 

ラン「もう......ユウキは......」

 

ユウキ「......姉ちゃんが勝つのは信じてたけど......最後心配したんだからね?」

 

ラン「......うん、ありがとう」

 

ユウキ「......勝てたんだよね、ボクたち......」

 

ラン「ええ......けどまだやることが残っている」

 

ユウキ「......うん、そうだね」

 

ユウキとランは立ち上がる。

 

ラン「......こっちの戦いは終わったけどまだハンクさんは戦ってるでしょう、このまま救援に行きましょう」

 

ユウキ「......うん」チラッ

 

ラン「......」

 

......ユウキは今も戦っているであろうコウキのいる場所への扉を見た......するとランは

 

ラン「......ユウキ」

 

ユウキ「えっ?な、なに?」

 

ラン「あなたはここでコウキさん達の帰りを待ちなさい」

 

ユウキ「えっ!?でも!!」

 

ラン「大丈夫......私もハンクさんも強いのは知ってるでしょ?だから今はユウキ、彼らのこと待っててあげなさい......いいわね?」

 

ユウキ「......うん、分かった......姉ちゃん、代わりにこれ持ってて」

 

ユウキは自分の残った回復系のアイテムをランに渡した。

 

ラン「ありがとう......じゃあ行ってくる」

 

ユウキ「うん......ちゃんと二人で無事に帰ってきてね?」

 

ラン「......うん、勿論よ!じゃあ!!」

 

シュイイーン!!

 

そしてランは転移門で飛んでいった......そして一人......ユウキはその場を座り込み......コウキ達の帰りを待った......

 

ユウキ(コウキ......フィリア......みんな......無事に戻ってきてね......)

 

皆が帰ってくるのを......ただ一人で......願い続けた......!

 

ユウキ&ランVSザザ&ジョニー......勝者ユウキ&ラン!




備考・ランはOSS・『紅紫炎蛇剣・炎の蛇神(こうしえんじゃけん・サラマンドラ)』を獲得した!

ちなみに上で上げたコウキ・ハンク・零華の作り方がこちら↓


【挿絵表示】

コウキ見た目イメージ(SAO時点のフェイタルバレット版)

体型詳細

性別・男
体型・3
頭サイズ・2
首の長さ・2
首の太さ・2
肩幅・2
腕の長さ2
腕の太さ2
手サイズ・2
胴の長さ・2
胴の太さ・マイナス2
腰サイズ・2
脚の長さ・10
脚の太さ・4

フェイスタイプ

顔1

髪型

髪型1



眉3

デカール無し

カラー設定
肌・左から3番目
左目・二段目左から5番目を両目の色に合わせる
髪の毛・二段目右から3番目
メッシュ・二段目右から3番目
眉・二段目右から3番目
唇・一段目左から1番目
メイク・左から1番目

ボイス設定(注釈(ボイスあくまで戦闘時声イメージである)本来のイメージCVとは異なります)

ボイス4



【挿絵表示】

ハンク見た目イメージ(SAO時点のフェイタルバレット版)

体型詳細

性別・男
体型・4
頭サイズ・6
首の長さ・10
首の太さ・8
肩幅・10
腕の長さ・6
腕の太さ・6
手サイズ・10
胴の長さ・10
胴の太さ・6
腰サイズ・8
脚の長さ・8
脚の太さ・10

フェイスタイプ

顔11

髪型

髪型13(後ろは髪型9みたいに髪を下ろしてる)



眉34

デカール無し

カラー設定
肌・真ん中
左目・二段目左から6番目を両目の色に合わせる
髪の毛・二段目右から2番目
メッシュ・二段目右から2番目
眉・二段目右から2番目
唇・一段目左から1番目
メイク・左から1番目

ボイス設定(注釈(ボイスあくまで戦闘時声イメージである)本来のイメージCVとは異なります)

ボイス8



【挿絵表示】

零華(レイ)見た目イメージ(SAO事件前の容姿イメージ・フェイタルバレット版)

体型詳細

性別・女
体型・2
頭サイズ・2
首の長さ・2
首の太さ・0
肩幅・マイナス4
胸サイズ4
腕の長さ2
腕の太さマイナス8
手サイズ・0
胴の長さ・4
胴の太さ・マイナス8
腰サイズ・マイナス6
脚の長さ・4
脚の太さ・0

フェイスタイプ

顔3

髪型

髪型14(左髪は左目が隠れるくらい長め)



眉11

デカール無し

カラー設定
肌・左から1番目(本来はFGOのマシュくらい白い)
左目・一段目右から1番目
右目・二段目左から4番目
髪の毛・三段目右から6番目
メッシュ・三段目右から6番目
眉・三段目右から6番目
唇・一段目左から1番目
メイク・左から1番目

ボイス設定(注釈(ボイスあくまで戦闘時声イメージである)本来のイメージCVとは異なります)

ボイス4

イメージとしてはコウキはメインはマシンガンでサブはハンドガンの2丁拳銃、ハンクはメインはスナイパーライフル(対物理ライフル)かバズーカでサブはマシンガン(軽機関銃)かガトリングで零華はメインはスナイパーライフル(セミオート)でサブはサブマシンガンのイメージです!

是非ともコウキ達を作って遊んで見て下さい!ありがとうございました!!次回はついにコウキVSPoH戦を予定してます!お楽しみに!!


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狂気との戦い・PoH戦前編

遅くなり申し訳ありません!話の構成に悩んでしまったり仕事先が仕事する人が減ってしまい、自分の負担が増えてしまって休日の日は寝てばっかりになってしまい......気付けばこの小説の三周年を過ぎてしまった......本当にすみません!!

ではPoH戦、どうぞ!!


前回のあらすじ、紅紫色の輝き

 

ユウキとランのラフィン・コフィン上位幹部、ザザとジョニーの勝負に勝利、そして時はコウキとPoHとの戦いに戻る!

 

ガキン!!

 

コウキ「っ!!」

 

PoH「フッハァ!!」

 

それぞれの一撃がぶつかり、その衝撃がお互いを身体を後退させた......!

 

コウキ(俺の剣と奴の中華包丁との威力が互角......やはり奴のレベルはこっちより上......後はあの剣自体も性能が底上げされてるな......!それならそれで戦い方はある!)

 

コウキ「セィ!セィヤ!ハァ!!」シュンシュンシュン!!

 

PoH「チッ......!」

 

コウキは次々とPoHに向けて斬撃を繰り返し、PoHの戦闘力を推し測る中、PoHも避けたり防いだりしながらコウキ自身を観察していた。

 

PoH(まず武装は......奴の持っている片手剣が一つ、首回り左右に例のトリガーユニット付きの......長さを見るにサバイバルナイフサイズの鞘が二つ......胴回りには幾つも大小様々なホルダーが着いてんな......たぶん前と同じで鉄球とクナイでも入ってんだろ......んで後ろに着いてるのは......サイズ的にチャクラムか?背中には片手剣と太刀位の鞘が翼状に背部の鎧板に計4つ着いている......腰には......あれは確か昔使ってた先端で貫いてから捕まえる厄介な鞭だったか?そして両腕は前と同じ......首回りのナイフと同等のサイズのナイフ......だがこっちは持ち手があるな......鎧全体はあのガキ......ユウキとかいったガキの防具と所々似ているな......大方色は蒼と銀目の混合で鎧はガキの防具をベースに銀目の鎧を混ぜたが......武装自体ほぼ銀目のをそのままバージョンアップ......ってところか......なら問題ねぇ!)ニヤリ

 

ガチン!ガキン!!

 

PoHは笑みを浮かべながら、コウキの剣を弾き!そのままコウキに向けて振り下ろすもコウキは剣を横にして防ぐ!!

 

PoH「安心したぜ!!」

 

コウキ「っ......!なにが......だ!!」ガキィン!!

 

コウキはそのまま力を入れてPoHの身体ごと弾き返す!

 

PoH「お前のその装備!さっきの剣の講釈たれていたがぁ......お前自身、銀目としての自分を忘れてないんだな......!そのことで安心したんだよぉ!!」

 

コウキ「......そんなことか、下らねぇ......な!!」

 

シュン!ガキン!!

 

PoH「ぬっ!?」

 

コウキはPoHに向かって斬りかかり、つばぜり合いにさせた!

 

コウキ「俺は、銀目として自分を忘れてなんかいない!俺は俺自身、銀目としての自分も受け入れて......これからの自分の為に......この装備を使う!!お前が考えているようなことではない!!断じてな!」

 

フィリア「コウキ......」

 

ガチン!!

 

PoH「ぐっ!?」

 

コウキはそのまま力を入れてPoHを弾く!

 

コウキ「......ふぅ」カチン!

 

コウキは自分の余分な力を抜きながら......一度剣を鞘に戻し......そのままPoHに向けて構えを取る......!

 

コウキ「......全力だPoH......ついてこいよ!」

 

シュン!!

 

フィリア「はっ!?(速い!?)」

 

PoH「っ!!?」

 

コウキ「ハッアア!!」

 

ガチン!!

 

コウキはほぼノーモーションでPoHに差し迫り!首回りのトリガーユニット・ナイフでクロスにして斬りかかる!がPoHはそれを咄嗟にメイト・チョッパーを横にして防ぐ!......が!

 

コウキ「ハッ!」

 

バッ!ガチン!!

 

PoH「なっ!?」

 

コウキはすぐさま手に持つナイフを逆手に持ち替え、先とは違うクロスにして斬りかかり、それがPoHの腕を跳ね上げた!そしてPoHの剥き出しの腹に目掛けて!

 

コウキ「そこだ!!」

 

ズン!!

 

PoH「ぐおっ!!?」ズザザザッ!!

 

コウキの回し蹴りを叩き込まれる!PoHはそれをもろに喰らう......が、なんとか滑りながらも踏みとどまり、転倒するのを防ぐ!

 

PoH「っ!!やっろう!なっ!?」

 

蹴りを喰らわされたコウキを見ようと顔を上げたら、回転しながらこちらへと飛んでくる......ナイフの刀身が!

 

PoH「ぐうっ!?」ズバッズバッ!

 

PoHは咄嗟に首を反らしてその刀身を肩を少し切るに留まった......が!

 

コウキ「......せいっ!」

 

ドスッ!!

 

PoH「ぐがっ!!?」

 

コウキの左腕がPoHの腹に突き刺さる!そしてそこから!

 

コウキ「うおりゃあ!!」ゴスッ!

 

PoH「ぐえっ!!?」

 

ズドン!!

 

PoH「ぐっ!!?」バッ!

 

本日三度目の顔面パンチを喰らい、そのまま壁に叩きつけられるPoH!が叩きつけられたあとすぐさまメイト・チョッパーを構える!『あの』コウキがこのまま何もしないはずがないと思っているからだ!

 

コウキ「ステルス!奴を切り裂け!!」

 

シュン!!

 

コウキは腰に着いたホルダーからステルス・リッパーを取り出しそれを左右の指に挟んで、計八枚のリッパーをPoHに向けて投げつける!!

 

PoH「......オラッ!!」

 

バキン!!

 

が、PoHはそれらが重なる場所を見切り、そこを一閃し、ステルス・リッパーを全て砕いた!!が!

 

ズバッ!!

 

PoH「ぐっ!?」

 

PoHの左腕に楔......改良された、スピアアンカー・ウィップmarkⅡが貫いていた!!

 

コウキ「こっちへ......来い!!」グイッ!!

 

コウキはそれを......スピアアンカー・ウィップmarkⅡの持ち手とは別の手である右手で鞭を掴んで引っ張る!......が!

 

PoH「調子に......のんな!!」ガッ!!

 

PoHは一度引っ張られるも、すぐさま立て直し......メイト・チョッパーを一度腰に戻してから右手で逆にコウキを引きずりだそうとする!!

 

コウキ(っち、やはり力比べではアイツが上手か......だが!!)

 

コウキ「それがどうした!!」ダッ!

 

コウキは鞭を掴んだまま、PoHに向け走り出した!!

 

PoH「ちっ」カチン!

 

それをPoHは迎え撃てるようにメイト・チョッパーの持ち手を掴んで迎え撃つ準備する!

 

コウキ「そらっ!」

 

ジャリン!バシィン!!

 

PoH「なっ!?」

 

コウキはPoHに近づく中で、近づくことによってゆるんだスピアアンカー・ウィップmarkⅡを引っ張り、それをPoHのメイト・チョッパーを持つ右手に巻き付けて拘束する!

 

コウキ「っ!ハッアア!!」シュン!!

 

PoH「思い通りに行くかよ!!」ガキン!!

 

コウキはそのままシャイニングキャリバーで斬りかかるもそれをPoHは無理やり拘束された腕ごと持ち上げてメイト・チョッパーで防ぐ!

 

コウキ「こんのおおお......!」

 

PoH「っ......!ウザってんだよ!!」ドガ!!

 

コウキ「ぐおっ!?」

 

PoH「っ!......ふん!!」

 

ズリュ、ズバッ!!ガシャン!!

 

PoHは足でコウキを蹴り飛ばしてからスピアアンカーウィップmarkⅡの楔の部分を予備のダガーで切り取ってから拘束を自力で解いた!コウキはその間に体勢を立て直して、再度剣を構える!

 

PoH「......へへへ」

 

コウキ「......何を笑ってやがる」

 

PoH「いやぁ、なに......やはり殺し合いはこうでなくちゃいけねぇな、っと思っただけよ」

 

コウキ「......そうかよ」

 

PoH「無防備な奴から死んだことにも気づかず殺すのも、抵抗出来ない奴から一方的になぶり殺しするのも愉しいけどよ......やはりたまにはこうやってお互いに、どっちかが死ぬまで殺し合うのも、すごーくすごーく楽しいのよ」

 

コウキ「......」

 

PoH「その点に置いては、お前はナンバーワンだ!!本当に......楽しいぜ?コウキィ?」

 

コウキ「......こっちは楽しくなんてない」

 

PoH「......へっ!けどまぁ俺様が一番楽しいのは何もかも希望を根こそぎ無くして、絶望に瀕した奴の顔を見ながら殺すのがいいんだが......さっきまでのその女みたいにな」

 

フィリア「っ......!」

 

コウキ「PoH......てめぇ!!」

 

PoH「だけどよ、それを一番してぇのは、お前じゃねぇんだコウキ、お前じゃあ......おめぇは二番目だな」

 

コウキ「......っ!?まさかてめぇ!!」

 

PoH「ほほぅ?気づいたか!?」

 

コウキ「......このクソ野郎......!てめぇ......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリトを狙っているのかぁ!!?」

 

フィリア「!?」

 

PoH「......!」(ニヤリ)

 

コウキの答えにPoHは満面な笑みを浮かべる!

 

PoH「そうさ!その為にもあの世界にホロウエリアをダウンロードしてから、アイツの仲間ら全員殺して!!絶望に歪むであろう顔をみながら殺してやるんだ......!想像するだけでもエキサイティング!!......それがおめぇの仲間でもあるんだからなぁ!!一度で二度おいしいって奴だな!!」

 

コウキ「っ!!テメェェェ!!!」シュバ!!

 

ガキン!!

 

PoH「ハッ!」

 

コウキは物凄い勢いでPoHに斬りかかる!!PoHはそれを予測出来ていたのか、余裕で受け止める!!

 

コウキ「そんなことさせるかぁ!てめぇは俺が!!止めてやる!!キリト達に手を出させてたまるか!!」

 

コウキはPoHの考えることが理解した!PoHがしようとすることは、コウキが今までキリト達にしていることの反対、コウキがキリト達や他の人達に希望に向けて歩き始めるようにしていたに対してPoHはその逆、キリト達を含めたこの世界(アインクラッド)全員を絶望に貶めようとしていることを!

 

コウキとPoHとは正にコインの裏表、分かり合うはずもなかったのだ!!

 

コウキ(コイツが十層到達する前からキリトを襲ってたのは、知っていたが......その頃から執着していたのか......!?これ以上PoHの奴に好きにさせるか!!)

 

PoH「あぁ......心地がいい......その殺気!実に気持ちがいいぜコウキィ......?」

 

コウキ「......さっきからコウキコウキと......!馴れ馴れしいんだよ!クソ野郎がああ!!」

 

バシン!!

 

PoH「っ......!」ズザザザッ......!

 

コウキはそのままPoHを押し返す!!PoHはそのまま滑るように後ろへ下がる......!

 

PoH「ハッ!やはり一筋縄ではいかねぇな......だけど、そろそろ飽きてきたな......そこでだ」

 

PoHはウィンドウを出して操作する。

 

PoH「俺がここで手に入れた......コイツ自身の本来の『力』を見せてやるよ!!」

 

コウキ「っ!?何をする気だPoHゥ!!」

 

PoH「さぁ......新しいショウタイムの始まりだ!!」

 

ポチッ!!

 

PoH「くぅ......!あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」

 

ドクン!!

 

フィリア「なに......あれ?」

 

コウキ「メイト・チョッパーが大きく......!?」

 

今、コウキ達の目の前でメイト・チョッパーが大きくなっていき、今ではメイト・チョッパーは『中華包丁の形をした片手剣』といったまでに巨大化していた......!

 

PoH「ふぅふぅふぅ......さぁ、再開と行こうじゃねぇか!!」

 

コウキ「くっ!」

 

コウキ(奴の剣から禍々しいオーラが......何なんだあの剣は......!?......ん?あれは......?)

 

するとコウキはPoHの太もも辺りから何かが見えだした......それは......あの日、キリト達攻略組が失踪して、消えたキリト達のいたボスフロアの調査で初めでそれからも何度か見た......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの『歪み』だった。




PoH超強化、果たしてコウキはPoHに勝てるのか?時間をお楽しみに!!


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狂気との戦い・PoH戦中編

遅くなり、申し訳ありません!!(いつものように土下座!!)

超難産でした......何度も書いては消しては書き直して......今も納得出来るかって言われれば「微妙」っと言うしかないレベル......(汗)

それでもいいなら......どうぞ~......

注意、前半は説明回です。


前回のあらすじ、狂気の始まり

 

同じ時......現実にて......

 

???病室

 

コンコン!

 

???「......失礼します」

 

ガラッ!

 

病院の一室に一人の少女が入って来た、少女の手には『二つ』の花束を持っており、それぞれの花瓶に花と水を入れた......そして少女はその部屋にある二つのジェルベッドの内の一つのジェルベッドに寝ている......ナーヴギアを被った......痩せ細った蒼髪の少年を見た。

 

???「......今日も来たよ......『光輝』」

 

光輝「......」

 

少女に声を掛けられるも、身動き一つもしない少年......剣崎・光輝(けんざき・こうき)......無理もない、今もこの少年の魂は『電脳世界に囚われている』に等しいのだから......

 

???「......」

 

そしてそれを少女は『二年以上』見ていた......見ていることしか出来なかった......そのやるせない気持ちにそれぞれの色が違う瞳を揺らす......すると!

 

コンコン!

 

???「検診よ、入るわよ」

 

ガラッ!

 

扉を開いて入って来たのは......茶色のポニーテールの髪で鼻には小さい鼻眼鏡を掛けており、瞳は灰色、そして服装は軽装の黒のビジネススーツの上に白衣を着ており、服越しでも分かるほどの引き締まった体の女性だった。

 

???「あら?今日も来てたのね『零華(れいか)』ちゃん」

 

零華「こんにちは薬子(やっこ)さん」

 

少女......零華はこの部屋の担当医である薬子に挨拶をする。

 

本名は『剣崎・薬子(けんざき・やくこ)』......この部屋にいる光輝の実の『母親』である......因みにやっこさんとは本人が余り自分の名前が好きではないのでアダ名染みた『やっこ』で通している......

 

薬子「今日も来てくれてありがとうね零華ちゃん......あら?お花も差してくれたのね」

 

零華「いえ......私にはこれぐらいしか出来ないから......」

 

薬子「それでもいいわよ......光輝だって嬉しいだろうしね......」

 

零華「......そうだといいんですけど......」

 

薬子「......それに比べてこっちの『長男』は」

 

???「......」

 

そう言ってもう1つのジェルベッド......そこで同じくナーヴギアを被って寝ている大柄の蒼髪の青年......剣崎・雅樹(けんざき・まさき)を見た......

 

薬子「昔の学友だった人たちがたまに来るぐらいだからね......まぁ仕事の合間に来てくれているんだから文句なんか言えないんだけど......ね!」

 

薬子はテキパキと検診に栄養材の交換を進める......ひとまず一通り終えると零華に向き直る......

 

薬子「......そういえば例の仮想課の菊岡さんから報告があったわ」

 

零華「なんですか?」

 

薬子「......今まで前線から一歩退いていた光輝達がまた前線で戦い始めたわ......今も攻略組として頑張ってるわ」

 

零華「......そうですか......また無理しているんだね、コーちゃん......」サワサワ...

 

そう言いながら零華はほんのわずか

 

薬子(......本当はそれだけじゃないんだけどね......)

 

薬子は光輝達の現状を色々と知っていた......先の攻略組が75層攻略中にアインクラッドに異変が起き......75層のボスフロアで光輝達の反応が消えた、その異変に気づき原因を探し出す前に76層にて光輝達の反応が戻っていた...いくつかの反応が増えていたが......

 

そして薬子の昔の伝手や雅樹の昔の連れ(そっちへの道に進んだ人)からの情報では新たに意識不明者が増えた......一人は回収対象のナーヴギアが何処かで入手した少女・桐ヶ谷・直葉(きりがや・すぐは)......情報だとその少女の兄(厳密には従兄)桐ヶ谷・和人(きりがや・かずと)は光輝達と同じSAOに囚われて......アバター名『キリト』として活動中......大方SAOに囚われた兄を救う為に危険なナーヴギアを使用したのであろう......今はアバター名『リーファ』として活動していて......本人の体は兄と同じ病院に搬送された......

 

二人目三人目は特殊なケースで......初の医療用のVR機器......『メディキュボイド』にてテスターとして試験運用中に事故により、その二人はSAOの中に囚われてしまった......

 

二人目の名は朝田・詩乃(あさだ・しの)......カウンセリングテスト中の事故によりSAOへとダイブ、っとその後の調査で確認済み......アバター名・『シノン』として活動中......今もメディキュボイドが置かれてる病院にて保護とのこと......

 

三人目の名は紺野・木綿季(こんの・ゆうき)......同じく『カウンセリングテスト中の事故』によりSAOへとダイブ......これに関しては本当かどうか怪しいものだが......二人目同様保護済み......そして一人目の桐ヶ谷・直葉と同じく双子の姉の紺野・藍子(こんの・あいこ)はSAOに囚われ、アバター名『ラン』として活動中......

 

そしてこの三人は後にどういうわけか『光輝達』と一緒に行動していた......

 

薬子(意識不明者の三人が光輝達と......キリトってプレイヤーと中心となって......『何かが』起きようとしているの......?)

 

......ともかく、それからも75層に入ってからの日から層攻略しつつ何度か光輝達含めて他のプレイヤー反応が消えたりしては戻ったりしているのだ......

 

零華にそれを伝えようか迷う......が

 

薬子(......こんな不確定な情報を教えたら余計に零華ちゃんに心配するわ......最悪の場合一人目のように何処からかナーヴギアを見つけ出して使用するかもしれないしね......)

 

零華「......?どうかしたんですか薬子さん?」

 

薬子「ああいえ......それよりも零華ちゃん......余り無理しないでいいのよ?二年以上家や学校からも遠いここを......それも面会時間の限界にまで......」

 

零華「......いえ、好きでやっていることなんで......大丈夫ですよやっこさん、私は......無理なんか......していません......!」

 

薬子「......零華ちゃん」

 

明らかに無理しているだろう零華の姿だが......零華の気持ちを察しており、何も言えずにいる薬子......すると!

 

トントン!

 

看護師「失礼します!先生いますか?」

 

薬子「ええ、いるわよ?」

 

ガラッ!

 

看護師「先生、このあと、手術の予定がありますので手術の準備を」

 

薬子「......わかったわ、すまないわね......あとのことは任せていい?」

 

零華「はい、大丈夫ですよ......」

 

薬子「じゃあ...あとは頼んだわ......またね」

 

零華「はい......また」

 

ガラッ!トン!

 

薬子達が部屋から出ていくのを見送る......

 

零華「......薬子さん......何か言いたそうだったけど......ん?」

 

そう呟いてから光輝に向き直ると......

 

光輝「ハァ...ハァ...ハァ...ハァ...!」

 

光輝の呼吸が乱れ、体からは大量の冷や汗が流れていた......!

 

零華「光輝!?」

 

零華(これって......前にも合った......)

 

零華に記憶にある

 

『十字架状の傷痕のついた右手』を握った......

 

零華「大丈夫だよ......」

 

零華(......私はただこうして光輝達の無事を祈るしか出来ないけど......それでも......私は......!)

 

ギュ!

 

零華は両手で光輝の右手を握り......目を閉じて......

 

零華「光輝......私はあなたの心と共に在ります」

 

祈り続けた......今も誰かの為に戦い続けているであろう光輝を想って......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃薬子は手術の為の自身の準備をしていた......

 

手術準備室

 

薬子「......」ギュ!

 

薬子は先ほどの服装から手術服に着替えていた......

 

薬子(にしても......朝田......紺野......か......)

 

シュ!

 

薬子(『また』、その名を聞くなんてね......これも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『運命』なのかしらね)

 

ガチャ!

 

医師「先生、患者が到着しました」

 

薬子「わかったわ......今行くわ」

 

そうして薬子は気持ちを切り替えて、これからするオペに集中するのであった......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.........................................

 

場所を戻して......コウキは今......!

 

PoH「アッ......ハァァ......!」

 

コウキ「あのときの歪み......どんどん増えて......!?」

 

過去に見た歪みを見てコウキは驚きながらも警戒を強めた......が!

 

PoH「アッヒャヒャ......!コロスゥ......ブチコロシテヤルゾォ......ブチブチ......ブチブチブチブチコロコロコロコロ......ブチコロォ!!」

 

バッ!!

 

コウキ(はやっ!?)

 

ガキィーン!!

 

コウキ「うわぁ!!?」

 

PoHの速攻にどうにか反応し、剣で防ぐも先ほどまでの威力とは桁違いで、その一撃はソードスキルとほぼ同等のものだった!!その衝撃で僅かにHPを減らす!

 

コウキ「っ...!こんのお!!」シュ!!

 

PoH「ハァ!」

 

ゴン!ザシュ!!

 

コウキ「なっ!!?」

 

コウキはすぐさま切り返すもPoHはコウキの剣を拳の甲で叩きつけた!スピードが出ない内に叩きつけられたせいで手の甲を少し斬るだけに留まった!

 

PoH「オカエシダァァァ!!」

 

ガキッ!ドゴッ!!

 

コウキ「がはっ!?」

 

ドゴン!!

 

コウキ「ぐっ!?」

 

PoHは剣を受け止めた拳をそのまま弾き返してからそのままコウキの顔に殴り抜いた!コウキはそのまま壁に叩きつけられた!!

 

コウキ「がっ...!はっ......!」

 

コウキ(ばけ...もの...が......!)

 

コウキはPoHを見る......そこには歪みがどんどん増えていき、禍々しさで満ちたPoHの姿が......!

 

コウキ「ちく......しょお......!」

 

PoH「モウオワリカ?ナラ......」

 

ジャキ!シュイイーン!!

 

PoHが巨大化したメイト・チョッパーを振り上げる!するとメイト・チョッパーから禍々しい赤色の光が灯る!

 

コウキ(見たことがないモーション!?まさかOSSか!!?)

 

コウキ「クソが!!」バッ!

 

PoH「コロス!」

 

ガキン!!

 

コウキは剣でPoHの振り下ろしを防ぐ!がPoHは次々とメイト・チョッパーを振り下ろす!!

 

PoH「コロスコロスコロスコロスコロス(ry」

 

コウキ「ぐおおおおおっ!!?」

 

PoHはまるで呪語を唱えるかのように「コロス」を連呼する......!コウキはそれを既視感を覚えた......!

 

コウキ(この感じ......何処かで......うっ!)

 

光輝『シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ』

 

脳裏に過ったのは、かつての......殺人鬼に襲われた頃の自分だった!

 

コウキ(思い出した......!これはあのときの......レイが死んだと思ったあのときの......俺自身だ......!)

 

ガキィン!!

 

コウキ「しまっ!?」

 

コウキは記憶(トラウマ)を思い出してしまい、思わず力を緩めてしまい、剣を弾かれてしまった!

 

PoH「コロスゥ!!」『シネェ!!』ブン!!

 

コウキ「っ!?」

 

PoHの最後の一撃がコウキに向けて振り下ろしてくるのが、コウキにはあのときの......殺人鬼に向けて血まみれの刀を振り下ろすかつて自分を幻視した!......がっ!

 

『コウキ!』『光輝!』

 

コウキ「!」

 

ガシッ!

 

PoH「なっ!?なにぃ!!?」

 

殺ったっと思ったPoHだが......PoHが反応出来ないほどのスピードでPoHの手首を掴んで止めたコウキ......

 

コウキ「っ......!オラァ!!」ブン!

 

PoH「グオッ!?」ズサァ...!

 

コウキはそのまま片足を使ってPoHを投げ飛ばした!PoHは空中で体勢を立て直してから着地した......!

 

コウキ(今の......フィリアか?けど......もう一人......誰かが......?)

 

すると、コウキの右手に......『見えない誰かの熱』に包まれる......

 

コウキ(何故だ......この右手に感じる熱さ......この温かさ......何処かで......?)

 

フィリア「コウキ大丈夫!?」

 

っとコウキに向かってフィリアが駆け寄ってくる!

 

コウキ「フィリア......」

 

フィリア「ごめんね......私を助ける為に......ここまで来てくれて......それでこんなに傷ついて......!」

 

コウキ「フィリア......俺は......」

 

フィリア「わかってる......けどだからこそ一緒に戦わせて......私もコウキ一緒に生きたいから!」

 

コウキ「......フィリア」

 

コウキとフィリアが見つめ合うなか突然!!

 

PoH「ウルセェナ」

 

ゲシッ!!

 

フィリア「うっ!?」

 

ドン!

 

コウキ「!?フィリア!!?」

 

PoHの蹴りがフィリアを蹴り飛ばし、壁にまで叩きつけられた!!

 

PoH「イマ......イイトコロナンダヨ?ジャマスンナヨ......ナァ!!」

 

フィリア「うぅ......」

 

コウキ「っ......PoHゥゥゥ!!」

 

PoH「オオッ!イイゼイイゼ!!コンドコソコロシテヤルゾォ!!」

 

コウキ「くっ......!」

 

コウキ(......怒るのはいい......だけどこのままじゃあさっきの二の舞だ......どうする、どうすれば奴に勝てる......俺に何ができる......?)

 

???(大丈夫だよ......)

 

コウキ(っ!?またこの声?......!そうか......君か......『レイ』)

 

コウキは今を感じる右手の熱に手を握りしめた......それとは相反してコウキの頭の熱が冷えてきた......!

 

コウキ(そうだよな......俺はあのときレイを守りきれなかった自分への怒りに呑まれて......レイをその事で傷ついて......!なら......これからどうすればいいか......わかってるよな......俺!)

 

PoH「オイィ?ナニシテヤガル?サッサトカカッテコイヤ!!」

 

コウキ(俺はもう一人じゃない......大切な人達を守るために......そして今フィリアを助ける為に......今までの自分の全てを......出しきる!!)

 

零華(光輝......私はあなたの心と共に在ります)

 

コウキ(レイ......ありがとう......俺は最初の希望をくれた君や......こんな残酷な世界に一筋の希望を見いだしたキリト達......そして......こんな血まみれた俺を命を懸けて助け出してくれたユウキ......!俺は!!)

 

コウキ「......皆の心と共に在る」

 

すると突然!

 

ピコーン!!

 

コウキ「これは......?」

 

コウキの元にホロウィンドウが現れた!

 

システムアナウンス「ユニークスキル『小太刀』から『真ユニークスキル・輝光龍神ノ小太刀(きこうりゅうじんのこだち)』への『熟練値』・『精神値』の必要値到達致しました。ユニークスキル『小太刀』を失う代わりに『真ユニークスキル・輝光龍神ノ小太刀』を獲得出来ます。OKしますか?」

 

コウキ「......」

 

ポチっ!

 

コウキは迷わずOKを押した、すると!

 

ブオン!!

 

PoH「!!?ナンダ!?」

 

コウキ「......」

 

突然コウキの身体から蒼と銀色の光の粒子が吹き乱れる!そしてコウキの目は......!

 

フィリア「蒼と銀色の目......?」

 

フィリアの言っていた通り、コウキの両目の内、左目は先ほどまでの輝きのある銀色のまま......だが右目はいつものコウキの蒼色なのだが輝きが銀色の左目と同じくらいまでに輝やいていた......!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

同じ頃......ある場所では......その場所は狭い部屋でその場所はいくつものの画面とホロキーボードが並んでおり......その中の1つの画面に釘付けになっている『男』がいた......

 

???「やれやれ、ホロウエリアの異常を見てみたらこのようなことに出くわすとは......だがようやくその域まで到達したかコウキ君......君の『本来のユニークスキル』を......調整を続けたかいがあったものだ......君になら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世界への『覚醒者』になれるやも知れないな......」




コウキの身に何が起きたのか?そして最後に出てきた謎の男は......?

次回、決着......次回もお楽しみに!!

オマケ


【挿絵表示】



【挿絵表示】


零華(現在の容姿)(FB版)の全体図
零華(レイ)見た目イメージ(現在の容姿バージョン・フェイタルバレット版)

体型詳細

性別・女
体型・3
頭サイズ・2
首の長さ・2
首の太さ・0
肩幅・マイナス2
胸サイズ・6
腕の長さ・4
腕の太さ・マイナス4
手サイズ・0
胴の長さ・6
胴の太さ・マイナス6
腰サイズ・マイナス2
脚の長さ・2
脚の太さ・0

フェイスタイプ

顔3

髪型

髪型28



眉11

デカール無し

カラー設定
肌・左から1番目(本来はFGOのマシュくらい白い)
左目・一段目右から1番目
右目・二段目左から4番目
髪の毛・三段目右から6番目
メッシュ・三段目右から6番目
眉・三段目右から6番目
唇・一段目左から2番目
メイク・左から1番目

ボイス設定(注釈(ボイスあくまで戦闘時声イメージである)本来のイメージCVとは異なります)

ボイス4

以上がフェイタルバレットでの零華(レイ)(現在の容姿版)の作り方でした!


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狂気との戦い・PoH戦後編

な、長かったPoH編がやっと終わった......(約一年ぐらい)

ではPoHとの決着......ご覧ください!!


前回のあらすじ、重なる想いの信念

 

コウキサイド

 

......なぜだろうか、この光に包まれてから頭が......思考が鮮明になっていく......余計な雑念が消えさった......

 

PoH「ナンダカシラネェガ、スカシテンジャネェゾ!!」ブン

 

そう言いながらPoHはメイト・チョッパーを振り下ろしてくる......が!

 

コウキ「......?」

 

シュ!

 

PoH「ナッ!?クッ!」ブンブンブン!!

 

俺はそれを紙一重で避けていく、PoHはそれに驚きながらも次々と振り続ける!

 

コウキ(......なんだ?さっきまで避けたり防いだりで精一杯だったのに......今じゃあPoHの野郎が遅い......?こんなんじゃあ逆にやり返せるな)シュ!

 

ビシッ!

 

PoH「グッ!?コノヤロ!!」

 

コウキ「......」

 

ブンビシッブンビシッブンビシッブンビシッ!

 

PoHの切りつけの合間に手の突きが次々とPoHの顔に当たる......

 

PoH「チョウシニノルナ!!」ブン!!

 

コウキ「......」タン!

 

PoHは俺に向けて回し蹴りを放つも俺はそれより早く後ろにバク転で下がる......!

 

コウキ(......頭が冴えてる......これなら『活かしきれるか』?)ガッ!

 

俺はPoHに弾かれ、床に突き刺さっていたシャイニングキャリバーを引き抜いた、すると!

 

ブオン!!

 

コウキ「!」

 

PoH「ナンダ!?」

 

引き抜いた次の瞬間、シャイニングキャリバーが俺の身体が放っている光と同じ光が灯る!それに対し身体の方の光は心なしか少なくなっている......

 

コウキ「......よくわからない......が!」バッ!

 

俺はPoHに向かって片手剣ソードスキル・シャープネイルを放つ......が!

 

コウキ「!?」シュン!

 

PoH「ヌオッ!?」シュ!

 

剣を振るうもPoHは紙一重で避ける......が、それよりも......

 

コウキ(ソードスキルが発動していない!?)

 

俺はいつものようにソードスキル発動時のモーションに入った......だがソードスキル発動時の......シャープネイル用のライトエフェクトが出ない変わりに剣の光が刃に集まり、通常時のライトエフェクトに似ているものの違う光かたをした......けど問題はそれではなく、そのソードスキルの発動時のモーション入ってからの『身体が勝手に動く』ような......あの引っ張られる感覚が出てないのだ......!

 

だから咄嗟に今までの経験を生かしてソードスキルのモーションを自分の力のみで真似して斬りかかる......

 

するとどうだろうか、いつも出している......いやそれ以上のスピードと力のかかり方......パワーを感じた。

 

勿論ソードスキルが発動している訳ではないからソードスキル発動時の硬直時間もないから直ぐ様後ろに下がる......!

 

コウキ(まさかこの新しいユニークスキル......ソードスキル発動出来ない代わりに通常攻撃がソードスキル発動時以上の速さと力が得られるのか......?)

 

PoH「ナニカンガエコンデンダオラッ!」ブン!

 

するとPoHがいきなり斬りかかってくるも俺はそれを余裕をもって、紙一重で避け続ける......!

 

コウキ(......なら、これなら......このユニークスキルなら俺の......銀目じゃあない、今の俺の全てを出しきれる!)

 

俺はPoHに一撃を入れて、回り込んでから後ろへと下がった......そして。

 

コウキ「......」スッ...

 

PoH「アン?」

 

フィリア「あれは......?」

 

俺は左手を前に出し......、剣を持つ右手を後ろに構える......そうこの構えは。

 

フィリア「キリトの......」

 

PoH「オイ......コンドハサルマネカ?」

 

コウキ「......メモリーイメージ(記憶想像)......モーショントレース(動作追走)......パターン......『キリト』!」

 

コウキ(キリト......お前の力......借りるぞ!)

 

コウキサイドアウト

 

..........................................

 

その頃ハンク達は......

 

ハンク「オイ急げ!!」

 

キリト「もっと急いで!!」

 

カーシャ「そう言われても!これでもAGIフルで走っているのよ!!」ガシャガシャガシャ!!

 

深い森のなかを走る三人......その中で一人......カーシャは遅れていた......

 

ハンク「クソッ!早くラン達の救援しにいかねぇてのに!」

 

カーシャ「だから私を置いて先にランちゃん達のところへ行きなさいって!」

 

ハンク「バカヤロウ!!俺を助けてくれたというのに、その恩人であるお前を置いていく案なんて最初からないわ!!」

 

カーシャ「!もう惚れちゃうじゃないダーリン!!まぁ元から惚れてるけど!!」

 

ハンク「よしアフロ出せ、跡形もなく燃やしてやる!!」

 

カーシャ「それはらめぇええええ!?」Σ(Д゚;/)/

 

キリト「いや黙って走れえええ!?」

 

......こんな感じで進んでいる為に遅かったりする......

 

そして走っている中、この中で一番速いキリトが後ろにいるハンクと並走する......

 

キリト「......なぁハンク」

 

ハンク「なんだ?」

 

キリト「コウキのこと何だが......本当に助けに行かなくていいのか?」

 

ハンク「......どういうことだ?」

 

キリト「......アイツ......あくまで一人で決着しに行っているけど......いやコウキが強いのは分かってる......特訓に付き合っていたからそれは分かる......けどPoHは実力は折り紙付きだし......それに奴自身何をしてくるか分からない部分もある......奴とは何度も対峙したことがあるから......」

 

ハンク「......なぁキリト、愚弟の強みとはなんだと思う?」

 

キリト「愚弟って......コウキの強み?......普段でも戦闘でも何でも出来るところか?」

 

ハンク「器用貧乏っと言いたいんだろ?」

 

キリト「そこまで言うつもりはないけど......」

 

ハンク「......キリト、テニスとバドミントンの違いは分かるか?」

 

キリト「えっ?」

 

ハンク「なら漢方と香辛料の違いは?弓道とアーチェリーの違いは?」

 

キリト「ハンク、何が言いたいんだよ?」

 

ハンク「それらは似ているようで全然違う、『似て非なる』っと言うやつだ......だがコウキは似ている部分を見抜き、更にそれらの知識を正しく覚えて、自身の身体に順応させる......『最適化』だな」

 

キリト「つまり......」

 

ハンク「アイツの強みは確かな観察眼と分析眼、それらを自身の身体に適応......順応性......そして爆発的なまでの溜め込んだ知識力と毎日欠かさない努力......それらを簡単に纏めると『コピー』だな」

 

キリト「コピー......」

 

ハンク「だがあくまでそれは相手の動きだ、相手と自身は違う......だからコウキはやっていることは相手の『紛い物』だ......」

 

キリト「紛い物......か」

 

ハンク「身体の真似事がそれなのだから知識だって多過ぎてそれを生かしきれずにいる......要は『考え過ぎ』なんだよ」

 

キリト「......」

 

ハンク「だけどな......常人がそれらできるようになるまで数週間、数ヶ月になるのをアイツはたった『数日、数週間で適応できる』......未完成だがな」

 

キリト「そ、それって!?」

 

ハンク「あの馬鹿......自分のことを『天才になれない凡人』『天才の劣等生......凡人の優等生(笑)』なんて言っているが......全く皮肉だぜ、その『天才』に差し迫るほどの才能を持っているくせによ......」

 

キリト「ハンク......」

 

ハンク「だから俺はアイツのことをこう思う......『万能の天才』だと......な」

 

キリト「......」

 

ハンク「だからよ、もしもだ......あの愚弟が考え過ぎを無くして、それらの技術と知識を全てを合わせてと出せるようになるなら......頭のスペックが全てを決めるこの世界なら......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奴は『最強だ』」

 

..........................................

 

コウキ「ハッアアア!!」

 

シュシュシュ!!

 

コウキはPoHの向けて剣に光を纏いながら、剣撃をフェイクで織り混ぜながら振り続けた!PoHはそれを避けたりメイト・チョッパーで防いだりして凌いでいた!

 

PoH「クッ!」

 

PoH(ナ、ナンダ?タダノマネゴトジャネェ......!マルデ、アノヤロウガココニイルヨウダ......!?......ダガナ)

 

PoH「イイネイイネェ!!タノシイゾウコウキィ!!」ブン!!

 

ガキン!!

 

コウキ「っ......!」

 

PoHの切り上げに剣を手離してしまった!......PoHはその隙を狙ってメイト・チョッパーをソードスキルを使って振り下ろそうっとする......が!

 

コウキ「フン!」

 

ドゴッ!

 

PoH「ウゴッ!?」

 

コウキはPoHの鳩尾に目掛けてタックルを喰らわせた!ダメージこそ微小なものの、その反動でPoHは後ろに下がるもソードスキル中断による硬直で動けなくなっていた!

 

コウキ(あれ今......肩に光が......?)

 

タックルしたあとに気づいた......タックルするときに光が一ヶ所......肩に集まってきた......!

 

コウキ(もしかしたら......!)

 

コウキ「ふっ!」ビシュン!

 

コウキは一度考えを打ちきり、PoHの身体の硬直の、その隙にその場から飛び上がった!飛び上がった先には空中で回りながら落ちているシャイニングキャリバーをコウキは右手で掴み......一瞬にして光を剣に纏わせてそのまま!

 

コウキ「セェェエイ!!」ズバッ!!

 

そのままPoHの身体を袈裟斬りする!

 

PoH「ガアアアッ!!?」

 

コウキ「......」タッ!

 

コウキはそのまま後ろに下がり、構える。

 

コウキ(やっぱり......この光......意識を向けるとそこに集まってくる......そしてこの光は......意識を向けたところの動きとかをブーストしている......なら)

 

フィリア「今のは......?」

 

コウキが自身の真ユニークスキルの特性を解明していく中で、フィリアはコウキのキリトの真似したはずの攻撃に疑問を浮かべていた......、それもそのはず、今のは片手剣と体術の複合ソードスキル「メテオブレイク」、キリトが二刀流を使う前の頃に使っていたソードスキルで、キリトと共に戦い、自身も使ったことのあるソードスキル......しかしこのソードスキルの使用条件が特殊な為、フィリアは勿論PoHも余り見たことが無いため虚を突かれた......

 

コウキ「......こんなものじゃない」

 

フィリア「えっ?」

 

コウキ「キリトの......『みんな』の力は、こんなものじゃない......!」

 

バッ!

 

するとコウキはまたPoHに向かっていく!

 

コウキ「......メモリーイメージアップ......モーショントレース......パターン......『最適化』!!」

 

そしてコウキはシャイニングキャリバーを『両手持ち』に構え......!

 

コウキ(『リーファ+(プラス)俺(コウキ)ぇ』!!)

 

コウキ「でええい!!」

 

PoH「チィ!」

 

ガキン!!

 

コウキの上段から振り下ろしをPoHはメイト・チョッパーで防ぐ......が!

 

コウキ「真技・シルフィード・ハリケーン!!」

 

ズババッッ!!

 

PoH「グボァ!!?」

 

コウキは振り下ろしたシャイニングキャリバーをそのまま自身ごと回転させ、三回......PoHの身体を切り裂いた!

 

フィリア「今のはリーファの構え......でも今のは......?」

 

フィリアの記憶にあるリーファと今のコウキの動きとは何処か違った......先ほどまでのキリトとの動きを真似してた......それこそ『瓜二つ』なように......けど今のはリーファにこそ似ているもの、まるでそれは『無駄を省かれた、先(未来の)のリーファの動き』と思わせた。

 

今の『真技・シルフィード・ハリケーン』もフィリアは見たことがなかった、これもリーファ自身、キリトと共にこの世界(ホロウ・エリア)で手に入れた『リーファだけの』新しいソードスキル、『シルフィード・ハリケーン』だった、それをコウキはリーファとの訓練にて『一度だけ』見にしていた......

 

だがそれだけでコウキは新ソードスキルの補助無しでリーファの動きの一つ、二つ先へいった......!

 

コウキはそのまま追撃をかけた!

 

コウキ「メモリーイメージアップ......!モーショントレース......!パターン......最適化ァ......!!」

 

コウキ(力を借りるぜ、お嬢......兄貴!!)

 

PoH「クォンノオオオ!!!」

 

PoHは攻撃を喰らうもそれを構わずに攻撃を仕掛ける!

 

コウキ(まずはラン+俺ぇ!!)

 

コウキはPoHの攻撃を上体反らしで避け、そして攻撃で隙だらけのPoHの額に目掛けて......!

 

コウキ「真技・お嬢直伝デコピン!!」ズドン!!

 

PoH「グハッ!?」

 

およそデコピンの音ではない衝撃がPoHの額に喰らう!

 

PoH「コノォ......!フザケテンジャア!?」

 

PoHは倒れていた上半身に力を入れてコウキを見据えようとする......が!そこにいたのは!

 

コウキ「ニィ......!」

 

笑顔を浮かべて蒼銀の光を纏った右こぶしを構えるコウキの姿が!

 

コウキ「お前も喰らっとけよ......!」

 

コウキ(兄貴+俺!!)

 

コウキ自身、幼少の頃から喰らい続けた......文字通りその身体に刻みつけた一撃......!!『絶対強者』の一撃!!

 

コウキ「真技・滅鬼正拳!!」

 

ズッ

 

PoH「ウッ」

 

ゴォ!!

 

PoH「ゴッオオオォ!!?」

 

ズドン!!

 

コウキの拳を喰らったPoHはそのまま錐もみ回転しながら壁に顔面から激突した!!

 

......壁から崩れ落ちたPoHは次第に自身の身体を覆っていたバグが消えていった......

 

コウキ「......」カチャン!

 

コウキはシャイニングキャリバーを鞘に戻し、PoHに問いかける

 

コウキ「......立てよ、もっと楽しみたいんだろ?どうだ、おもちゃと思ってた奴に......先ほどまで自身の奥の手を使って相手をいたぶって、愉悦に浸っていたところを今度は逆にいいようにやられるのは?どうだ?楽しいか?」

 

PoH「......なんなんだ」

 

コウキ「......」

 

PoH「なんなんだその力は......?俺は最強の力を手に入れたはずだ!この世界を血で染まった、殺戮の世界に変えられるほどに......!なのに!!なんなんだその力はよ!!?テメェの方がインチキ......チートしてんじゃねぇか!!?」

 

コウキ「......知るか」

 

PoH「っ!!?なんなんだよテメェはよ!?テメェはただの死にたがりで死に損ないだったはずだろうが!!テメェはいったい、何者なんだぁ!!?」

 

コウキ(何者......か、そりゃ決まっている、な?)

 

コウキ「......戦う前に言っただろうがPoH......だけどもう一度俺が何者か、答えてやる......」

 

ズン!

 

コウキはPoHの問いに答えながら一歩一歩PoHに近づいて行く......!

 

コウキ「狂残光の銀目とか、蒼の竜剣士とか、そんな肩書き、もうどうでもいい......俺は」

 

ズン!

 

コウキ「かけがえのない親友との約束......『自分が守りたい者の為にこの力を使う』そう言っておいて......むしろ傷つけていた大馬鹿者で」

 

ズン!

 

コウキ「そんな俺を命を懸けてくれた仲間がいる......そんな、一番幸せ者で......だからこそ......俺はこの世界において一番の大馬鹿者で一番の幸せ者さ......」

 

PoH「......だらだら、甘くせぇことを!そんな答えを聞いてぇんじゃあねぇ!!」ブン!!

 

するとPoHは未だに巨大化したままのメイト・チョッパーをコウキの首に目掛けて振り上げる、が!!

 

ガキン!!

 

PoH「なっ!?」

 

コウキはその一撃を片手だけで防いだ、そしてPoHはコウキの持っている物を見た!

 

フィリア「あっ!」

 

PoH「ソイツは、あの女の!」

 

そう、コウキはフィリアの短剣......メタルソードブレイカーでPoHのメイト・チョッパーを防いだ!

 

コウキ「......そうだ、お前が散々利用して、馬鹿な女と蔑み......そして殺そうとした、フィリアの剣だ」

 

フィリア「コウキ......」

 

PoH「ハッ!それがどうし......たぁ!!」

 

ガキン!!

 

コウキ「っ!」

 

PoHははそのまま力を加えてコウキを後ろに押しやる!

 

PoH「騙されるほうが悪い!!悪いことだと思ってもそれを許容する相手のほうが悪いに決まってんだろぉ!!」

 

コウキ「......あくまでてめえは、自身の罪に向き合おうとはしないんだな?」

 

PoH「当たり前だろうが!!」

 

コウキ「......なら、決議を言い渡す、俺の意思で貴様を断罪する!」

 

シュィン!

 

コウキはで複数ある鞘の中から左手に短剣を引き抜く......

 

コウキ「これで......狂残光の銀目としての『最後』の自分の務めを果たす」グッ!

 

コウキは左手の自身の短剣と右手のフィリアの短剣を持って構える......

 

PoH「......」

 

コウキ「......」

 

フィリア「......」

 

一時の緊張が走る......

 

PoH「......ゼッア!!」シュイーン!!

 

PoHはまたコウキを追い詰めたOSS......自身の短剣と同じ名前......『メイト・チョッパー』に目掛けて放つ!!

 

コウキ(終わらせよう......メモリーイメージアップ......モーショントレース......パターン......最適化......『俺(銀目)+俺(蒼)』)

 

コウキ「我が悪の正義を持って、邪悪を滅する」

 

トン!!

 

PoH(ナニ!!?)

 

PoHの目の前でコウキの姿が消える......いや見失った......!

 

トン!

 

PoH「っ!!?」

 

PoH(そこか!?)

 

するとPoHの背後から何かが降り立つ音が聞こえた!が振り向こうにも自身のOSSの反動で動けなくなっていた......いや

 

コウキ「......虚ろな切り裂き魔が全ての罪を断罪しよう......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『真技・ホロウ・ザ・リッパー(虚ろな切り裂き魔)』」

 

ブシャア!!

 

PoHの身体から赤い光が噴き出した




次回・『青と蒼銀......帰るべき場所』

お楽しみに!!


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青と蒼銀......帰るべき場所

……さすがに忘れられてるよな……?

(´・ω・)つ『投稿』

お待たせしました(土下座)


前回のあらすじ・覚醒の蒼銀……そして決着

 

PoH(何が起きた?)

 

PoHはそう思いながら自身の四肢の節々が『切り崩されていく』のを見た……!

 

PoH(……何が起きた?)

 

PoHは確かに相手を……コウキを視界に捕らえていた……だが次の瞬間、コウキが目の前から消え、自分の後ろに何かが降り立ったと思ったら、自身の四肢が斬られて消失した……!

 

PoH「うぐっ!?」

 

バタン!

 

PoHはそのまま前のめりに倒れた……体を起こそうにも手も足もない……が、首を後ろの方に向けて……こちらに背を向けた状態で手に持つ短剣をそれぞれ鞘にしまうコウキの姿を視界に捕らえる。

 

PoH「ク、クソォ……!」

 

コウキ「……捕らえろ『グレイプニル・チェーン』」

 

バッ!ギャリギャリギャリ!!

 

PoH「なっ!なんだ、ぐっ!?」

 

コウキはストレージから……純銀色の鎖を取り出すとPoHに向けて放り、するとそれはまるでそれは生き物のように動き……PoHの身体に縛りあげる!

 

PoH「ぐっ!この……こいつは!?」

 

コウキ「無駄だ……『グレイプニル・チェーン』……こいつは茅……ヒースクリフお手製の物で、こいつに縛られた者は動きを封じ、なおかつアイテム・スキル……それと時間経過による身体欠損の回復を封じる……捕縛時HPをレッドゾーンにまで下げないと捕縛機能が発動しないのが難点だが……な!」

 

ガチャ!

 

コウキはそう言いながらPoHの短剣……『メイト・チョッパー』を拾い上げる……そしてそれを……!

 

コウキ「フン!」

 

ブン!

 

メイト・チョッパーを上へと大きく投げ……コウキはシャイニングキャリバーを両手で構え、その場で力を溜め……そしてそれはシャイニングキャリバーの刀身に光が灯り……徐々に光が強くなっていく!!

 

コウキ(もう一度借りるぜ、兄貴……!メモリーイメージアップ......!モーショントレース......!パターン......最適化!)

 

コウキ「チェェストォォォォォッ!!」

 

ガキッン!!

 

PoH「なっ!?」

 

コウキはハンクの斬馬刀ソードスキル・「溜め切り」を自身で最適化させてから「真技・溜め切り」としてPoHのメイト・チョッパーに叩き込む!そして……!

 

ビキッ!ビキッビキッ!!バッキン!!

 

メイト・チョッパーの刀身にコウキのシャイニングキャリバーを叩き込み、そしてそれは徐々にメイト・チョッパー自身に罅が入り……そのまま刀身半ばを絶ち切られた……!

 

ガキン!ピキッ、パリーン……!

 

PoH「あ…ああ……っ!」

 

コウキ「……」

 

半分に絶ち切られたメイト・チョッパーがPoHの目の前に突き刺さるもすぐにそれはポリゴンとなって砕け散った……!

 

コウキもそれを最後に自身の身体から光が消えていった……

 

この時……PoHの……アインクラッドから生まれ、そしてホロウ・エリアでも恐怖の象徴として有り続けた物の消失を意味した……!

 

コウキ「……皮肉だな……数えきれないほどの人を殺した武器も……消えかたは他と同じなんだな……」

 

さて、とコウキはPoHに向かって歩み寄り……PoHの胸ぐらを掴み、上半身を起こさせる!

 

PoH「テメェ……!」

 

コウキ「……次はお前の番だ……PoH」

 

PoH「コウキィ……」

 

PoHはコウキに睨みつけるもこの後に起きる己の末路に察し……諦めつつあった……

 

PoH(……チクショウ……これは流石にダメカァ……だがマァ……久しぶりに殺し殺されるの戦いを楽しめた……あとはコウキを殺し……その仲間を殺し……そして仇討ち来るであろう黒の剣士とその御一行を殺し……このホロウ・エリアをアインクラッドへのアップデートして……殺し殺される世界を満喫する……はずだったんダガナァ……)

 

けどな、っと胸中で呟いて、コウキに睨みつけながら笑み浮かべた!

 

PoH(タダで殺される訳にはいかねぇナァ?俺は殺される……だがナァ?俺は狂残光の銀目……コウキに初めて!まともに!殺された者として!コウキの記憶に残り続け苦しみ続ける!!そしてそれはいずれまた狂残光の銀目として復活するだろう!!アァ……タノシミダナァ……?)

 

PoHは内心で絶頂を迎えていた……!

 

PoH「……いいさ、さぁ殺せよコウキィ?どう殺すんだぁ?ナイフでなぶり殺しか?それともその剣でバッサリと一息で殺すかぁ?なぁ焦らさないでほら?殺せよ狂残光の銀目様よぉ?ふっHAHAHAHAHA!!」

 

フィリア「コウキ……」

 

だがそれも……

 

コウキ「……何を勘違いしているんだPoH?」

 

PoH「HAHAHAHA……あっ?」

 

コウキの一声で止まった。

 

PoH「オイ、今何て言った?」

 

コウキ「……何を勘違いしているんだ、っと言ったんだPoH……」

 

PoH「勘違い……だと?」

 

コウキ「俺はお前を殺さない」

 

PoH「なっ!?」

 

フィリア「えっ!?コ、コウキ!?」

 

PoH「……オイテメェ……じゃあ何か?テメェは俺を生かす気か?まさかテメェの下らねぇ目標を俺にまでするつもりかぁ!?ふざけんなぁ!!」

 

コウキ「……また勘違いしているなPoH」

 

PoH「あ"あ"っ?」

 

コウキ「俺はお前を殺さない……だが生かすつもりもない……」

 

フィリア「コウキ?いったい何を……?」

 

コウキ「……その答えはこれにある」

 

ピッピッ……シュイイーン!

 

コウキはストレージからはある物も取り出す……!それは……

 

PoH「あぁ……?」

 

フィリア「……『回廊結晶』?けど……?」

 

コウキが取り出したのは事前に指定の場所の登録すると使用時その場所へと転移する『回廊結晶』に似たブレスレット状の物だった。

 

コウキ「こいつは簡単に言えば何度でも使える回廊結晶だ……一度指定の場所に登録したら変更出来ないがな……だが今そこは重要ではない……なぁPoH、今バグなので不安定になっているアインクラッドで……このホロウ・エリアから出れないお前に使ったら……『どうなるんだろうナァ?』」ニヤァ……!

 

PoH「ッ!?」ゾクッッ!!

 

コウキが浮かべる笑顔にPoHはかつてない恐怖を覚えた……!

 

PoH「テ、テメェ!?」

 

コウキ「あぁ……安心しろよ?そもそも使えないってことはないからなぁ?試したから……まぁそれが正常に作動したか分からないからな……だから」

 

PoHはこの世界のプレイヤーに悪魔と恐れられた者だが……違うとPoHは思った……

 

コウキ「もしかしたら全く別の場所に行くかも知れない……もしかしたらバグとして消失するかも知れない……なぁPoH」

 

何せPoHには目の前の奴の……コウキの背後には……!

 

コウキ「お前はいったい……『どうなる』んだろうなぁ……!」

 

ピッ!シュイイーン!

 

『命を弄ぶ悪魔』を幻視したのだから……!

 

コウキが回廊結晶を起動させる中、PoHは激昂する!

 

PoH「ふざけんじゃあねぇ!!そんなの認められるかぁ!!オイ!?殺せよ!?この俺様を殺せよ!!?」

 

コウキ「誰がお前なんかの言うとおりにしなければいけない?……散々人の人生を歪めさせたお前に!!」

 

ガッ!

 

コウキは再度PoHの胸ぐらを掴み、回廊結晶が造り出したワープゲートへと引きずる!

 

PoH「人生を歪めた、だぁ?それはテメェが言えたことかぁ!?全てのプレイヤーに恐怖の抑止力として有り続けたテメェがなぁ!!『狂残光の銀目』!?」

 

フィリア「コウキ……」

 

コウキ「……」グッ!

 

コウキはワープゲートの前で止まり、腕に力を込めてPoHと目線を一度合わせてから……コウキは自身の右手を通して、十字架状の傷痕を……そして一人の少女を見ていた……

 

コウキ(最初はただ……アイツの……レイとの一度破れてしまった約束とあの時の俺の決意を守りたかったが為に始まったこと……だけどそれは……俺自身を……他人の人生まで歪めてしまった……)

 

コウキ「ああそうだ……確かに人でなしって意味では俺とお前は同じだ……」

 

PoH「なら!」

 

コウキ「……だけどただ欲望赴くままに殺したお前とただどうしようもない絶望に……少しでも良くしようとあがき続けた俺とは内に秘めた『意思』……そして『覚悟』がお前とは違う!」

 

コウキ(それが……それだけが今までの自分に『間違いじゃあない』って言える!)

 

PoH「はっ!綺麗事を抜かしてるんじゃあねぇ!!」

 

コウキ「そうさ、綺麗事さ!……でもな……それでも、真実を知って尚……血にまみれたこんな俺をアイツは……アイツらは真っ正面から受け止めてくれた……!」

 

コウキの脳裏にはユウキと……そしてキリト達が思い浮かんだ!

 

コウキ「だから、俺は!この十字架をこれからも背負い続ける!そして前へと進む、アイツらがいる場所まで!」

 

そう言いながら再度PoHを見据える。

 

コウキ「さようならだ……PoH、虚無へと帰れ」

 

バッ!

 

PoH「ッ!!?」

 

コウキはPoHをワープゲートへと押し出すように手放す

 

PoH「コウキィィィーー…………!!」

 

PoHはまるで奈落に突き落とされたかのように、漆黒の中に消えていった……

 

それから数秒もしたらワープゲートも消え去った……

 

フィリア「終わ……ったの?」

 

フィリアは実感が湧かないのか今も消えたワープゲートのところを見ていた……

 

コウキ「……うっ!」ズキッ!

 

ふらぁ……!

 

フィリア「!?」

 

バッ!ガシッ!

 

突然の頭痛にコウキの身体がふらつき、それをフィリアは抱き支えた……!

 

コウキ「すまないフィリア……どうやら疲れがどっと出たようだ」

 

フィリア「ううん……お疲れコウキ」

 

コウキはフィリアの支えられながら今後のこと考えていた……

 

コウキ(PoH自身との決着は終わった……けど奴が言い残したアップデート……ろくなことじゃあないってことはわかるが……実際何が起こるかわからない……けど今は……)

 

コウキ「……さぁ、戻ろうフィリア……たぶん管理区でみんな待ってる」

 

フィリア「……うん」

 

そうしてコウキはフィリアに肩を貸して貰いながらも……少しずつ前へと歩んでいった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

シュ!ドサッ!!

 

PoH「ぐっ!?」

 

ワープゲートから投げ出せれたPoH……辺りを見渡すも薄暗く……うつ伏せのせいで見えづらかった……

 

PoH「……どうやら生きてるようだな……チクショウ!!」

 

PoHは怒った……コウキ自身の詰めの甘さで結果的にこうして生存したが……思い浮かぶは自身の醜さ知るも綺麗事を言い続けるコウキの姿にPoHは怒りを買った!

 

PoH「……だがやはりバカな奴だ……自分の手で始末すればよかったもの……結果的にこうしてまた奴へのリベンジへのチャンス出来たんだからなぁ……!」

 

PoHはそう言いながら今の現状(拘束)から抜け出し……コウキ達の計画阻止をどうするか考える……が!

 

???「グアアアー……!!」

 

PoH「!?」ゴロッ

 

突如PoHの背後から唸り声が聞こえ、PoHは身体を動かして自身の後ろに振り返る、するとそこにいたのは4つの大きな鎌状の腕を持った……骸骨の死神だった……!

 

PoH「なっ!!?こいつは!?」

 

PoH自身、それとは一度遭遇し……団員を何人も犠牲になるもどうにか倒した……それがまたPoHの前に現れた……!

 

PoH(何故『ホロウリーパー』がここに……っ!?)

 

PoHは気づいた、『何故ここがこんなにも薄暗いのか』……そして『何故ここにホロウリーパーがいるのか』を……その答えは……!

 

PoH(ここは奴のボスエリア!?よりにもよって何てところに!?「グアアアッ!!」ッ!?)

 

ホロウリーパーはPoHを敵と認識したのか、叫び声を上げ……その鎌をPoHに向ける!

 

PoH「……オイ」

 

PoHはそれを見てこれから訪れる未来を……

 

PoH「ふざけんな……こんな結末……!」

 

口で否定するも己の末路を察した……!

 

ホロウリーパー「グアアアッ!!」

 

ジャキン!!

 

ホロウリーパーは鎌を振りあげる……!PoHはホロウリーパーの鎌を見上げながら……

 

PoH「……クソがあ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」

 

ザシュ!!ピキッ!パッリィーン!!

 

PoHの叫びはホロウリーパーの鎌によってその首は切り飛ばされ……高く飛ばされたそれは地面に落ちる前に砕け散った……

 

こうしてPoHはホロウ・エリアから人知れず消え去り……ここでのコウキとPoHとの決着はとりあえず決したのであった……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情報集積遺跡内部・秘匿エリア

 

ユウキ「…………」

 

ランと別れて暫く経ち……ユウキは膝を抱え座って待っていた……コウキと……そしてコウキに助け出されているであろうフィリア達の帰りを待っていた……

 

ユウキ「……!」バッ!

 

するとユウキは索敵スキルが反応するより早く顔を上げ、3つある出入口の一つを見た……!そしてそこから出てきた二人を見て……駆け出した!

 

ユウキ「……っ!コウキ!フィリア!」

 

フィリア「!……ユウキ」

 

コウキ「よぉ……戻ってきたぞ」

 

コウキはフィリアの肩を離し、よろけながらも立つ……そんな危なげなコウキを腕を掴んで支えるユウキ

 

ユウキ「大丈夫コウキ!?」

 

コウキ「大丈夫だよユウキ……俺は何とか無事だ……ユウキも無事か?それとお嬢は?」

 

ユウキ「うん、ボクも平気……姉ちゃんも今ハンクの元へ向かってるよ……」

 

コウキ「そうか……」

 

ユウキ「うん……フィリア」

 

フィリア「……!」ビクッ!

 

ユウキに声をかけられ、フィリアは身体を震わせた……自分がコウキ達にしたことへの罪悪感に……が!

 

ユウキ「お帰りなさい」

 

ギュ!

 

フィリア「えっ?……あっ……」

 

するとユウキはフィリアに優しく抱きついた……!フィリアはそれを呆気にとられていると

 

ユウキ「一人で……つらかったよね」

 

フィリア「!」

 

ユウキ「誰にも打ち明けられないで……ずっとつらかったよね……不安だったよね……苦しかったよね……ごめんね……気づいてあげられなくて……本当に……ごめんね……!」

 

ユウキは泣いていた……自分がフィリアに何もしてあげられなかったことに……そしてフィリアはそれを見て涙を流した……!

 

フィリア「わ、わたしこそごめんなさい……わたしはユウキ達を……騙して……一歩間違えればわたしはユウキ達を……殺して……いっ……た!」

 

罪悪感に押し潰されそうになるフィリアを……コウキはフィリアの頭を撫でた……!

 

フィリア「コウ……キ……?」

 

コウキ「いいんだフィリア……もう済んだことだ……さっきもいったが……俺達はこうして生きている、それでいいじゃあないか」

 

フィリア「けど……わたしは……わたしは……!」

 

コウキ「フィリア」

 

コウキは優しい声音でこう言った。

 

コウキ「『君が生きてて良かった……ありがとう、生きててありがとう』」

 

フィリア「っ!……コウキ……ユウキ!」

 

ユウキ「フィリア……!」

 

コウキ「……」

 

ギュ!

 

三人はそれぞれ抱き寄せて……フィリアとユウキはお互いに謝りながら泣き……コウキはそれぞれの頭を撫でたりしながら慰めていた……

 

コウキ「……さぁ戻ろうか、兄貴達が心配しているだろうしな?」

 

フィリア「……そうだね、他にも迷惑かけた皆にも謝らないと……」

 

ユウキ「うん!戻ろう!!みんなのいる場所へ!!」

 

そして三人は並んで歩きだした……向かうはハンク達がいるであろう管理区へと歩んでいった……!




読者の皆様へ

今までの約一年半、お待たせ致しまして申し訳ありませんでした……!

どうにか難産だったこれを出せてよかった(書いては書き直したりしていた)です!

気づけばすっかり平成は終わり、令和となり……どうにか令和最期に投稿できてよかったです!

これからも遅くなるでしょうがこれからもこの作品共々、よろしくお願いいたします!!







やっとガチシリアス(少しの間だけ)から解放だぁ!!早くギャグを書きたい(意訳:満足したい)!!

コウキ「最後まで真面目にやれや!?」


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