狩人がイケメンでもモテていてもいいじゃない! 凍結中 (銀色の空)
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狩人さんとたくさんの仲間たち
俺の始まり1


ただ、ただオオカミさんシリーズが好きだったんだ!!!!!

亮士くんといろんな子を絡ませてあげたかったんだ!!!!!


だから、書いた。

異論は認めん!


 

今から何年も前、親父とお袋が死んだ。

 

交通事故に遭って死んでいった。

 

周りの人は可哀そうにだとかなんて不幸な事故なんだろうって思ったかもしれない。

 

だが、このお話にはまだ続きがある―――――

 

 

 

 

 

 

 

なんで、俺は両親が交通事故で死んだと知ってるんだと思う?

 

それはな――――――――

 

 

 

 

 

 

俺もその車に乗ってたからだよ。

 

真正面から、激突したおかげで後ろに乗っていた俺は何とか助かったけど、親父とお袋は即死だった。

 

今にも夢を見る、あのときの光景を―――――

 

何度、見たかもわからなくなるぐらいに何度も何度も――――

 

あの事件から俺の中にある、感情が全て消え去った。

 

そのことに一番最初に気付いたのは姉さんだった。

 

姉さんはあの手この手で俺を元に戻そうとしたけど、どれもが無駄に終わった。

 

それからの俺は、姉さんに引き取られ一緒に暮らすことになったんだが、いろいろ問題のあった俺の為に高校卒業と同時に小説家になり何時でも俺から目を離さない環境を作ってくれた。

 

それでも、俺は感情が戻らなかった。

 

姉さんは、このままじゃだめだと思ったのか、とりあえず同じ年代の友達を作ってこいと言い、小学校に放りこまれた。

 

そこから俺は2回、転校を繰り返した。

 

1回目の転校先では何でもかんでも御世話を焼きたがる少女に出会い、俺は喜びを知った。

 

2回目の転校では、亀子と苛められていた少女に出会い、興味と驚きを知った。

ああ、ついでにあのスカした野郎とも出会い、友情と期待を知った。

 

そして、中学に入りある少女と出会い、愛情を知った。

 

その中学にいた、一人の男に怒りを知った。

 

いろんな奴を救ってきたつもりだったけど、たった1人だけ救えなかった少女がいる。

 

俺は、その中学で問題を起こし、学校に居られなくなった。

姉さんには『何度めだ、この馬鹿が!!』と頭に重い一撃をいれられたが、ワケを話すと今度は頭を撫でられつつ『お前は正しいことをした、だがものには限度があるだろうが!』と言われ、もう一発拳骨を頭に落とされた。

 

そうして、何度も転校を繰り返しているうちに辿りついたのがこの御伽市。

その少女も俺に付いてきてくれて御伽市が運営する中学に転校した。

 

そうしてその少女にも、ようやく心から信頼できる親友が出来た。その親友にも悩みがあり、今もその悩みで助けを求めている。

その悩みを聞いた俺は、自分なりの方法でやっているがなかなかうまくいかずに今もまだ解決はしていない。

 

俺は、自分一人では不可能と思い、高校に入学したと同時に姉さんから聞いていた場所に向かった。

 

それは御伽学園の学生相互扶助協会

 

通称“御伽銀行”。

そこで俺は見知った顔の奴らと再会し、いつの間にか自身もそのメンバーに加わっていた。

 

 

 

そう、ここからが俺の物語の始まり、俺を救ってくれた人たちに恩を返すために動く

 

 

 

一人の狩人の物語――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

なんだけど、なんだか最近周りの、主に女子達が殺伐としているんだがどうしたんだろうか?

 




次回は、申し訳ありませんが、主人公設定を書きます。

これが一番、作者は楽しい。


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いい女

主人公設定といったな、あれは嘘だ。





カーテンの隙間から朝日が入り込む。

どうやら、朝になってしまったようだ。

 

昨日はある依頼の為、夜中まで張り込みをしていてあまり眠れなかった。

 

「んだよ、もう朝かぁ?」

 

目を薄く開き、時計に目を向けてみると6時10分

少々早いかもしれないが、家で飼っている犬たちを散歩に連れていかないといけないためいつもこの時間に目が覚めている。

 

「ふぁ~あ、習慣とはいえここまでくると嫌気がさしてくんなぁ。」

 

欠伸を噛み殺しながら、ベットから上半身を起こし『んー!』と体を伸ばす。

 

「んじゃ、いきますか・・・・・と、その前に」

 

いつの間にか、俺の隣で眠っているこいつをどうにかしねぇとな。

        ・・

「おい、起きろ。乙姫」

 

「すぅ」

 

「まったく、何時の間に入り込んでんだよ。ほら、起きろって」

 

埒が明かず、体を揺すりながら声をかけると眼を少しずつ開き、俺を見つめるとしならかに起き上がった。

 

「おはようございます、亮士様」

 

「ああ、おはよう。いろいろ言いたいことがあるんだが、なぜ何も着ていない」

 

こいつは、竜宮乙姫といい俺の部屋の隣に住んでいる。

左目の泣きボクロが特徴的な美少女である。

 

乙姫とは、小学校で知り合い中学では別々になったが御伽学園で再開し同じ下宿に住んでいる仲であり、週に5、6日は必ずこうしてベットに潜り込んでくる。

そのときは、必ず裸でだ。

 

「まさか、昨夜のことをお忘れになられたと!」

 

「そうだな、覚えていない。というよりも俺が帰ってきたのは、朝方の4時だ。それまで居なかったお前が何でここに居る。」

 

「愛のなせる技です」

 

「わかった、聞いた俺が馬鹿だった。また、お前扉の鍵を変えやがったな?」

 

そう、俺の部屋の壁には扉が付いていた。

この扉は、隣の乙姫の部屋に通じており自由に出入りが出来るようになっていた。

 

この扉は、最初からついていたんじゃない。

ある日、学校から帰ってみると扉が壁に取り付いていた。

この一見は、すぐに姉さんに知れ渡り『もとに戻せ!』とお叱りを受けたが、そこは乙姫の説得(もとい賄賂)ですぐさま解決。

 

だが、俺はそれではプライバシーの侵害だと言い、扉に鍵を付けたのだがそれさえも越えてくる乙姫。

鍵を何度も代えているのだが、10回を越えてからはもうどうでも良くなっていた。

 

「もういいから乙姫、自分の部屋に戻れ。これから犬の散歩だからな」

 

「まだ、おはようのキスがまだですが?」

 

「いいから帰れ!」

 

仕方ありませんねと言いながらベットから降り近くにあったタオルケットを体に巻きつけ扉の前まで行き急に立ち止まると振り返りながらこう言った。

 

「あ、そうです。聞き忘れていました。」

 

 

 

 

 

 

 

―――――ドキドキしましたか?―――――

 

 

 

 

「・・・・・しねぇわけねえだろ、お前みたいないい女ならなおさらな」

 

「それならよかったです」

 

満面の笑顔で乙姫は私室に戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・ほんと、いい女だよ。お前は」

 

俺があの夢を見ているときには必ずそばに居てくれる乙姫。

俺に感情を取り戻させてくれた1人である。

 

 

 

 

 

 

 

「いい女だよ、とびっきりのな」

 

 

 

 

 

 

こうして俺の日常が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

「亮士様?起きられておりますでしょうか?」

         ・・・

「ああ、今行くよ。おつう」

 

 

 

さぁ、今日の依頼はなんだろうな?




私は、数々のラノベを読んできたがオオカミさんシリーズを越えるものには出会ってはいない。



それほどまでに、好きなのです!



ちなみに私は、桃ちゃん先輩と白雪先輩が好き。


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メイドさんの黒い笑み

次回こそ、主人公設定を書く!!

ついでに、話も載せる!!






・・・・たぶん!


玄関を開けたらメイドがいた。

 

「どうしました?」

 

「・・・・いや、なんでもねぇ」

 

こいつの名前は鶴ヶ谷 おつう

黒髪のロングヘアーで服装はブレザーを改造したメイド服を着ておりパッと見は、一端のメイドその物だった。

 

おつうとは小学校で出会った仲だ。

俺は、とある事故に遭い転校を余儀なくされたんだが、その一件でかなり懐かれてしまい高校で再開した今もこうしてこのおかし荘に下宿し住民の家事、洗濯、掃除などを進んでやってくれている。

 

「亮士様、エリザベスとフランソワもすでに準備はできておりますよ」

 

「ああ、すぐに行くよ」

 

「ご帰宅は何時頃でしょうか?」

 

「んー、何時も道理かな。ジョギングがてら町内を一周するだけだからそんなに掛らんと思うけど。

ああ、制服は出しといてくれ」

 

「かしこまりました」

 

そう言い、おつうは礼儀正しく腰を90度におり頭を下げる。

この会話が俺の一日の始まりの合図でもあった。

 

なのだが、今日は少しばかりおつうの様子が違っていた。

いつもなら、頭を下げ本館の方に戻っていくのだが今日に限っては頭の上げなんというか仮初の笑顔を顔に貼りつけながら、俺に顔を向けた。

 

「ところで亮士様、お一つお聞きしたい件が」

 

「な、なんだよ」

 

「何時の間に、シャンプーを変えられたのですか?」

 

「え?」

 

「この匂いのシャンプーを使っているのは乙姫様ただ一人のはずですが、なぜ亮士様からこの香りがするのでしょうか?」

 

「いや、違うんだ。これはなにかの誤解で――――」

 

「誤解?誤解ですか、そうですか。でしたらどのような誤解が生まれたのでしょう。お聞かせ願いますか?」

 

おつうの背後から黒いオーラが見える。

顔は笑っているのだが目が笑っていなかった。

口元も若干引き攣っており爆発寸前の状態だった。

 

 

こうなったおつうを落ち着かせるにはかなりの忍耐と体力を要する。

はっきり言って、今の俺にそのような元気はない。

 

 

 

 

 

 

なので――――――

 

 

「あー、散歩に行かなきゃー。エリザベスとフランソワが俺を待ってるからなー」

 

 

 

 

 

 

 

逃げました。

 

 

 

ダッシュでおつうの横を通り過ぎ階段を駆け降りて、エリザベスとフランソワのリードを片手に持ちダッシュで散歩に出かけた。

後ろのジトッとした視線に耐えながら―――――

 

 

そして、散歩中に気付いたんだが、

 

「これ、帰ったらこってり絞られるよな?」

 

ぽつりと零した一言に2匹の犬は『ワン!』と大きく吼えた。

 

その鳴き声はなんと言ったのか、俺はその意味を知りたいとは思わなかった。

 

 

 

 

散歩を終え、二匹を犬小屋へと戻した俺は自室に戻り汗を流すためにシャワーに入った。

 

部屋には言っておいた通り、制服が出されていた。

制服に着替え、テーブルの上に置いていたある物を左手に装着する。

 

「ふっ!」

 

左手を前に出し、手首を裏返し外側へ向けると中心にある金属が両脇へと開く。

 

「うし、動きは問題なさそうだな。」

 

これは、マジョ特製の俺用スプリングショットだ。

ある、ゲームをやっていた時に出てきた武器で『これかっけぇな~』と言葉をこぼしたとたん次の日にはマジョが『できたヨー、つかえヨー!!』といい急遽作ってくれたものだ。

 

「うし、準備万端」

 

動作を確認し、制服にも着替えた俺は鞄を担ぎ部屋を後に本館に向かった。

この、おかし荘は少々変わった建築であり、この下宿所であるおかし荘と隣の一軒家は繋がっている。

飯の時は、必ずここ本館で食べるのがルールになっている。

 

「遅せぇぞ、亮士。お前が最後だ」

 

不機嫌そうに俺を睨む姉さん。

どうやら、俺が最後の一人だったらしい。

皆が席につき食卓には、朝食が置かれていた。

 

「あれ?俺の分は?」

 

「お前のは分はほれ、そこだ。」

 

姉さんが指を指した方向には、まるで日本昔話に出てくるような茶碗から明らかにはみ出しているの山盛りの白米だけ。

 

「え?」

 

「よし!そんじゃ、全員そろったことだし頂くか!」

 

「いや、ちょっと待とうか」

 

「せーの!!」

 

「「「「「「いただきまーす!」」」」」」

 

「だから、待てって!!」

 

 

 

 

 

味方はいなかった。

 




思ったんだが桃ちゃん先輩って何年生になるんだ?

頭取と親しそうに喋っているしやっぱ3年か?


・・・・まあ、だとしてもこの小説では変えればいいか。


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少女達のルール

やっぱ、主人公設定は載せないことにした。

どうやったって文字数が足らないから。


あとがきにちょっとした説明は書いてますんで、読みたかったらどうぞ。


あの馬鹿みたいな米を何とか食べきった俺は、乙姫と一緒に学校に向かっていた。

 

「おぇ、ぎもじわりぃ」

 

「朝からあんな量を食べればそうなります。」

 

「事の発端はオメェだろうがっ」

 

『まあ、そうなりますね』と言い俺に笑顔を見せてくる乙姫

 

やっぱ、女ってのはずりぃよな笑顔を見せられたら何も言えなくなっちまうんだからよ。

これが計算なんだとしたらもっと怖いけど。

 

そんなことを思っていると、乙姫はあたかも自然に俺に腕を絡ませ歩調を合わせてきた。

 

「何してんだよ」

 

「ふふっ、たまにはいいじゃありませんか。」

 

「・・・・まぁ、いいけど」

 

それから、2人の会話はなくなり静かに学校へと続く歩道を歩く。

1人少女は満面の笑みを浮かべもう一人の少年は薄くだが顔に笑みを浮かべながら。

 

 

 

 

「でもまぁ、おつうもよくやるよな毎日」

 

「・・・・・・」

 

この一言で少女から笑顔が消えた。

 

「毎朝誰よりも一番に行って校門の掃除とか花壇の水やりとかさぁ。大変だろうにって俺の腕がメキメキとぉ!!!!」

 

「・・・・」

 

「乙姫さん!なんか、人体からなっちゃいけない音がしてるんですけどぉぉぉ!!!!!」

 

「何故、私が隣にいるのに他の女性の話などっ!!」

 

「ぎゃああああ!!!!」

 

「なんですか!どれだけ鈍感なんですか!あの時間を返してくださいっ!!」

 

「ごめ!ごめんなさいって!!だから、離してぇ!!」

 

「いいえ!今日という今日は許しません!!ちょっと、こちらに来てください。たっぷりと調きょ、もといお説教をいたします!!」

 

「ねえ今、調教って言ったよね!!それにそっちは公衆トイレじゃねえか!そこで何するつもりだ!」

 

「もちろんナニを!」

 

「決め顔で言うんじゃねぇ!!!」

 

「大丈夫です!痛いのは私だけなのですから!ほら、先っちょだけですから」

 

「いやぁぁぁああああ!!!!!」

 

「・・・何してますの?お二方」

 

「はっ!林檎、涼子助けてくれ!!く、喰われちまう!!!」

 

こんな絶望的瞬間を助けてくれたのは、偶然その場を通り掛った大神涼子と赤井林檎だった。

林檎はこの状況にため息を溢し涼子は眼つきを鋭く尖らせ乙姫が組んでいる腕に視線を向けた。

 

「はぁ~、仕方ありませんの。貸し一つですのよ?」

 

「鬼か貴様は!!」

 

「じゃあいいですの?」

 

「ぐぅ、お、お願いします」

 

この瞬間にも少しずつ俺を引きずる乙姫。

なんで、こんなに力があんだよ!

ほんな、細い腕の何処にこんな力が!!

 

「た、頼む!何でもするから!!」

 

「しょうがありませんの。乙姫さ――――」

 

「いつまで、いちゃついてんだ!この変態がぁ!!」

 

「何ぢぇ!!!」

 

突如、拳を振りぬいてきた涼子。

急なことだったので、俺は防御もままならずおもいっきりふっ飛ばされた。

 

「何すんだ!いきなり!!」

 

「ふん!」

 

「あらあらですの」

 

「チッ!もう少しで既成事実ができましたのに」

 

殴られた頬を擦りながら起き上がり、言葉を投げかける。

すると帰ってきたのは、顔を背ける涼子、あきれ返っている林檎、何やら恐ろしいことを計画していた乙姫だった。

 

「大体な!むやみに人を殴るなって言ってんだろうが!」

 

「オメェが鼻の下を伸ばしてるのがいけないんだろうが!!」

 

「伸ばしてねぇよ!それに殴る理由がなってねぇだろうが!」

 

「う、うるせぇ!!」

 

「あぶねぇ!おもいっきり振り切るんじゃねぇよ!!」

 

俺と涼子が言い合いをしている中で林檎と乙姫が言葉を交わしていた。

           ・・・・

「乙姫さんだめですの、抜け駆けはルール違反ですのよ?」

 

「これは失礼を、ですが亮士様もいけないんです」

 

「ですが、乙姫さんは亮士さんとほぼ同居していますの。私や涼子ちゃんの気持ちも考えてほしいですの」

 

「・・・・」

 

「決めた筈ですの、そういうことは亮士さんからの返事があるまで何もしないと」

 

「・・・・そう、でしたね」

 

「はい、こればかりは仕方ありませんの。まあ優柔不断ダメ男が早く返事を寄こせばいいんですけど」

 

林檎が黒い笑みを浮かべながら、未だじゃれあっている2人に目を移す。

 

「はい、それに亮士様は歩くフラグメーカーですからね。はぁ~」

 

「まだまだ、増えていきそうですしねぇ。はぁ~、ですの」

 

2人は亮士に目を向け同じくため息を漏らした。

 

 

 

「ほんと、ずるい男ですの」

 

「本当に、ずるい人」

 

わずかに口元を緩め孤を描いた。

 

 

二人の目に映っているのは自分が愛すと心から決めたある男の姿が鮮明に写っていた。

 

 

 

 

「死ねぇぇぇえええええ!!!!!!」

 

「死ねるかぁぁぁあああああ!!!!!!」

 

 

 

ヘビーな一日が始まった。

 




森野亮士 17歳(原作より1歳年上設定)

特殊武器 ファントムブレイド連発改良2式(マジョーリカ作成)

武器資料 アサシンクリードユニティ様

クラス名簿 

1年F組

大神涼子 赤井林檎 下桐すずめ 火村真知子 白鳥真昼

2年F組

森野亮士 桐木リスト 桐木アリス 鶴ヶ谷おつう マジョーリカ・ル・フェイ
浦島太郎 竜宮乙姫 宇佐美美々 地蔵亜美 花咲仁 豚田三兄弟 ヘンゼル 
グレーテル 田貫まこと

3年A組

白雪姫乃 木崎まとい 猫宮三郎

3年P組

吉備津桃子 ジャック


はい、こんな感じです。若干、原作とはかけ離れています。

それにしても、こんな設定にしたのは私だが―――――


2年F組はやってしまった感が半端ねぇっす。





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ザ・カオス!


いつになれば、オオカミさんの新刊がでるのか・・・





 

「あざっした~」

 

頬に湿布を貼り保健室を後にする。

 

あのあと何とか涼子を鎮め、一緒に登校しクラスに分かれたんだけど殴られた頬がボンボンと腫れあがり鞄を乙姫に渡して保健室に向かった。

まさか朝から保健室の世話になるとは思わなかったよ。

保険医の先生も『朝から何してんだコイツ』みたいな目で見てくるし。

 

「ふぁあ~!寝みぃし痛てぇし最悪な一日の始まりだな」

 

ホント最悪な一日だ、今日もほとんど寝てねぇし朝から山盛りの米を食べさせられるし涼子に殴られるしさぁ。

 

「ま、こんだけ不幸なことが立て続けに起きたんだ、少しぐらいはいいことがあればいいんだけどな」

 

そんな希望を持ち、俺はクラスへと足を進めた。

そしてクラスに着いた俺は扉に手をかけた途端に――――――――

 

 

 

 

 

ドガァァァァアアアアアアアアン!!!!!!!

 

 

教室内から爆発音が聞こえた。

中からは悲鳴や怒声などが扉を越えて聞こえてくる。

 

「目が!目がぁー!」

 

「な、なんだこれ!煙が目に沁みるっ!!」

 

「ちょっと!早く窓を開きなさいよ!って亜美!大丈夫!!」

 

「だ、大丈夫だ。あ、あれ?宇佐美、いつから分身できるようになったんだ?」

 

「大丈夫じゃありませんわ!みなさん落ち着いてください!こんな時こそタイムマシンでっ!」

 

「いいから田貫、あんたは黙ってなさい!ほかに、怪我してる人はいる?いたら手を上げなさい!」

 

「ヨォ~」

 

「あんたは自業自得でしょうが!!」

 

流石、奇跡の世代?が敷き詰められたクラス。

毎度のことながら酷い。

 

 

簡単になにが起こったか説明するとしたら―――

 

 

マジョが教室で実験を始める

 

周りはやめるように言ったが止められる人がいない(亮士・おつう不在)

 

実験続行

 

実験失敗

 

爆破☆

 

 

こんな感じだろ、たぶん。

想像できてしまう自分が怖いわ。

 

てか、こんなカオスな空間に入んなきゃいけねぇのか?

 

「・・・よし、行くか」

 

そして、覚悟を決めた俺は扉をスライドさせ教室内に入った。

すると、壁際に避難していたと思われる、リストとアリスが俺に気付き近づいてきた。

 

「おはよ、森野君?いやいや、ナイスタイミングだね?」

 

「ん、そうらしいな」

 

「もう少し早く来ていれば巻き込まれていましたよ」

 

さっき、想ったいいことがあればいいってこれか?これのことなのか?

そうなんだとしたら神様よ、怨むよホントに。

 

教室内は未だに煙が充満しており、周りの光景が見えてこない。

そんな中で、リストは思い出したように言葉をかけてきた。

 

「あ、そうだ。あの一件はどう?なんか進展はあったかな?」

 

「ん?ああ、証拠はなんとか手に入れたよ。これで何とかなるとは思うけど後はお前の判断に任せるよ。」

 

ズボンのポケットからUSBを取り出しアリスに差し出す。

 

「はい、たしかに」

 

「いいんだったら、今日にでも涼子と林檎とで行こうと思ってるんだけど?」

 

「んー・・・・・アリス君任せたよ?」

 

「仕事をしてください。」

 

「でも、アリス君の方が仕事早いし、正確じゃない?」

 

「それでもです。」

 

「えー、でも―――――」

 

リストとアリスの会話に耳を傾けながら少しずつ煙が晴れてきた教室を見わたすと未だに騒ぎが絶えない光景が広がっていた。

 

 

 

その光景を一言で表すとすれば―――――

 

 

 

 

 

「カオスだなぁ」

 

 

 

この一言に尽きた。

 

 

 

 

 

 

「あ、そうそう森野君の机なんだけど、たぶんダメになってるよ?」

 

「は?」

 

「マジョさんが実験時に森野さんの机も使ってましたのでたぶん手遅れかと」

 

「――――」

 

「森野君?」

 

「ッ!マジョォォオオオ!!!!!!!!」

 

「ヨー!!!」

 

 

こうして、俺の物語のほんの一ページがめくられた。

 

これから始まる、俺の物語。

 

その、プロローグが終わり本編が始まろうとしていた。

 

 

 

 

狩人がイケメンでもモテていてもいいじゃない!のはじまりはじまり。

 





うーん、キャラが足らん気がする。


原作もうろ覚えだし、また最初から読みなおします。



やっぱ、原作が完結してると書きやすいよね。


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愛の戦士またの名をストーカー

小説片手に文を打つ。

ところどころ、小説の文を打ち込んでいる。


・・・・パクりって言わんといて


「くそがっ!ふざけやがって!」

 

そんな品性のかけらもない感じられない叫び声が路地裏に響いた。

 

「はぁはぁ、どんだけ逃げんだよお前」

 

「ったく、体力ねぇな」

 

「そうですの、私と涼子ちゃんを見習うですの」

 

「じゃあ、まずお前が背中から降りろやッ」

 

「えーですの」

 

「えー、じゃないッ!」

 

放課後になり、調査の結果に対してリストからのGOサインがでた俺達はある人物を追っていた。

そしてようやく、この路地裏に追いつめることができた。

 

まず俺達がなぜこの男を追っていたかというと、数日前に受けたある依頼が関係していた。

受けた依頼とは、ストーカー被害。

数週間前から自分のことを付けまわしている男がいるというもの。

 

その依頼を承諾した俺達は、その男を徹底的に調べ上げ追い詰めたんだが最後の最後で逃げられたけど、まんまとこっちの誘導に引っ掛かり路地裏に誘い込んだ。

 

「えーと、中田一郎だったか?お前」

 

「っ!?」

 

「驚かなくていいぜ?なんせテメェのことはかなり調べたんだからな」

 

「な、なんのことだよ」

 

「あら、ここにきて言い逃れですの?じゃあ、この写真はどうしましょうか?ゴミを漁ったり、郵便受けを漁ったり、彼女の部屋の窓を凝視したりしている写真。それにこの長―い棒で洗濯物を取ろうとしている動画もありますのよ?」

 

「そ、それは!!」

 

「昨日、眠らずに彼女の家近くで張り込んでたんだよ。おかげで寝みぃのなんの」

 

「女の敵だなテメェは」

 

「サイテーですの」

 

「う、うるせぇんだよ!オメェらに俺の気持ちがわかってたまるか!そ、そこをどけぇぇ!!!」

 

中田一郎こと愛の戦士(ストーカー)(命名林檎)は叫び声とともに大きく拳を振り上げた。

 

「涼子」

 

「ああ!遅ぇ!!」

 

振りぬかれた拳を簡単に避けた涼子がカウンターで顔面を殴り付ける。

 

「フュ~♪やるねぇ」

 

「ナイスパンチですの」

 

「ぐ・・・くそがぁ」

 

殴られた箇所を押さえてうずくまる。

どうやら、鼻にクリーンヒットしたらしく鼻を押さえた手の隙間からは血が滴り落ちていた。

 

「テメェ!女のくせにしゃしゃり出てんじゃねぇよ!」

 

「女のくせにか。悪ぃな可愛げがなくて。もっと優しく殴ればよかったか?」

 

「ぐぅ・・・そんな凶器まで使いやがってぇ」

           ・・・・

「いいじゃねぇか、俺はかよわい女なんだから使っても」

 

「かよわい(笑)」

 

「・・・テメェはあとでぜってぇシバく」

 

クスリと笑ってしまった俺に鋭い目つきで睨みながら宣言をする涼子。

拳に付いているメリケンサック、通称ねこねこナックルをガチガチと打ち合せる。

 

「ハハハハ、冗談ですがな」

 

「・・・自業自得ですの」

 

冷や汗をかきながら何とか殴られないように誤魔化す俺と、それを冷ややかな目で見つめる林檎。

何で一日に2度も殴られなきゃならんのだ。

 

そんな俺達を、鼻を押さえながら立ち上がり両頬にネコ型の痣を歪め涼子のある一部分を見て下卑た表情を浮かべた。

 

「かよわいだぁ?はっ!そんなことは自分の胸に言いやがぶべっ!」

 

言葉を遮るように拳に着いたネコが頬へとめり込む。

明らかに、今日一番の会心の一撃だった。

 

殴られた男は、先ほどよりも派手に吹っ飛び、地面を転がりながら壁に衝突し、大の字になって倒れこんだ。

 

そんな中で、涼子は拳を振りぬいた格好のまま、ぶつぶつと小さな声で文句を言う。

 

「黙れ、ふざけんな、大きい胸がなんだってんだ。・・・・・・やっぱ、亮士さんも大きいほうが―――――」

 

「ん?なんか言ったか?」

 

「う、うるせっ!」

 

「なんでだっ!!」

 

顔を真っ赤に染め上げ、唸るように振り出された拳を何とか避ける。

 

「あ、あぶねぇだろうがっ!いきなり何すん―――」

 

「うるせぇ!あんたがどっちつかずな状態がいけねぇんだろうがっ!」

 

右、左と次々に打ってくる拳を何とか避け続けていると愛の戦士(ストーカー)である中田さんは叫びながら立ち上がり憎悪にまみれた顔でこちらを睨みつける。

 

あ、拳が止んだ。

 

「くそくそくそくそ、くそがっ!!どいつもこいつも俺と彼女の恋路を邪魔しやがってっ」

 

中田さんはポケットから折りたたみ式のナイフを取り出しこちらに刃を向ける。

 

「いやいや、恋路って」

 

「ガチじゃねぇか、真正の変態だな」

 

「キてますのね~」

 

そんな俺達の言葉も聞かずに中田さんはナイフを振り回し始めた。

目が泳ぎ、口元は笑みを浮かべており興奮状態なのが見て取れた。

 

――――まぁ、だからと言って。

 

「こ、殺してやるよ、テメェ等全員殺して――――」

 

シュン!

 

聞きなれぬ音が路地裏に響き渡る。

その音が消えたと同時に手に持つナイフがはじけ飛ぶ。

音の根源に目を向けると腕をまくり格納式クロスボウ通称ファントムブレードが展開されていた。

 

「―――――女相手に刃物むけんじゃねぇよ」

 

「へ?」

 

「女ってのは、傷つけるもんじゃねぇ、愛でるもんだ。」

 

照準を、中田の眉間を捉えたまま次弾を装填する。

この武器は元々単発式だったんだがマジョの手によって改良され今では自動的に装填出来るように改良されている。

 

「愛だ、恋路だとかいろいろ言ってるけど女に武器出すなんてテメェそれでも男かよ?」

 

「ひっひぃいぃ!」

 

「まぁ、いろいろ言いてぇことがあるけど取りあえず歯食いしばっとけ」

 

「は?」

 

男が気づいた時にはもう涼子が懐に潜り込み拳を固め、上半身を下げひねりを加えながら下から上に拳を振りぬいた!

 

「吹っ飛べっ!!」

 

「がぶっ!」

 

渾身のアッパーカットが炸裂!

うわっ、えげつねぇ。けどこれで当分は起き上がれねぇだろ。

 

今の隙を利用し男を拘束する。

 

「よーし、一件落着なんだがどうするんだ、こいつ?」

 

「んー、今回は警告だけのつもりだったしなぁ」

 

「依頼者の方も大事にしたくないと言ってますし」

 

「あぁ、そうだったな・・・取りあえずほれ、証拠品」

 

「はいですの」

 

落ちていたナイフを林檎に渡す。

そのナイフをビニール袋に入れ腕にかけているバスケットに入れた。

 

「後はリスト達に任せるか」

 

「そうですね、証拠も手に入れましたし何かあったらこれを出せばいいでしょうし、ビデオもありますし」

 

「じゃあ帰るか」

 

「そうだな林檎、リストいやアリスに電話しといてくれ」

 

「はいですの」

 

3人は並んで歩き出す。

 

「あ~、腹減った」

 

「なんか食ってくか?」

 

「甘いものが食べたい気分ですの。もちろん奢りですよね。亮士さん?」

 

「・・・・金欠なんだが」

 

「よーし!財布をからにすっぞぉ!!」

 

「おー!ですの!」

 

「ねえ、君達話し聞いてた?お金がないのよ。おーい無視か~?」

 

ワイワイと騒ぎながら路地裏から3人が消えていく。

物語はまだまだ終わらない。

 

 

 

「食うぞー!」

 

「おー!」

 

「・・・もう好きにしてくれ」

 

ほんと、笑えねぇぐらい最悪な一日だったなぁ。

 



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