ミラ・アイリン・クルスのホグワーツ生活 (伊豆三)
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ミラ・アイリン・クルスとは

初投稿です。

至らぬ点ございますが、よろしくお願いします。


 この世は摩訶不思議である

 という言葉が常日頃出てくる。

 

 

 

 

 ◼︎◼︎(前世の名前)として30年、仕事に明け暮れても楽しく暮らしていた。友人や同僚と楽しく過ごし、恋人はいたものの考えの違いという名目で別れてしまった。故郷の両親にいい人見つけろと偶に言われながらも、ある日を境に事故に遭い死んでしまった。

 

 

 

 飲酒運転が原因だったと思うが、死んでしまっては分からないままだ。しかし私の精神は終わってなかった、終わらなかったというべきか。

 

 

 転生したのだ、関東地方のある病院で10月10日に生まれた。

 

 

 

 

「ミラ・アイリン・クルス」として生を受けたのだ。

 

 

 

 

 日英人の母と婿入りの日本人の父との間で生まれ、前世の記憶を持ってる時点で奇妙なものだがそれだけでは止まらない、8歳まで日本で「来須美羅」として暮らしていたが、父親の浮気が発覚して離婚し、母の故郷のイギリスへ移住し名前を外国人風に改名した。

 

 

 

 

 

 しかし母親はイギリス移住する際に打ち明けた。自分は魔女だと、言うことを。そして私の祖父母であり母の父母も魔法使い

 

 

 お前も少なからず魔法使いになる。という重ねてとんでもないことを言われたが確かに見覚えがある。壊れたはずの食器が直っていたり、いつの間にか母が帰って来たりと摩訶不思議な現象はあり納得はできた。

 

 

 

 

 それに、だ。これよりも驚く事と言うと…やはり

 

 

 

「ミラ?どうした?しんどいか?」

 

 

 

 

 

「ごめん兄さん。少し考えたごとしてたんだ」

 

 

 

 

 

 私の二つ上の兄 「イアン・ヒューズ・クルス」。ホグワーツに通っている、今年度でレイブンクロー三年生だ。

 さて皆さん、おわかりいただけただろうか?

 

 

 

 そう、ホグワーツ。私が転生したのは魔法の世界、ハリー・ポッターの世界であったのだ。あの眼鏡の少年の学校生活と闇の魔法使いとの戦いを描いた物語。実写映画を見た為多少の知識はあるから理解は

出来た、信じられないかもしれんが身内が魔法使いの事と、魔法の呪文が酷似してる時点で信じるしかないのだ。

 

 

 そのまた身内である私も今年度からホグワーツ生だ。この前ホグワーツから入学案内の手紙が来た。母が当たり前やんと言いたげなドヤ顔で兄が知ってたと言う顔をしてた。

 

 

 

 

 来るのは分かっていたが、一番心配なのは組み分けだ。そうだ組み分けだ、ちなみに大事なことだから二回言ったのだ、察しろよ。

 

 

 

 

 兄はさっき言った通りレイブンクローだ、確かに賢いし冷静だ、それは納得。母はスリザリンだったらしい…まあなんか納得できる。

 

 祖父はグリフィンドール、祖母はハッフルパフ。

 

 

 

 

 バラバラにも程があるぞこの野郎。どうなってんだうちの家系は、少しは気にしようぜ。祖父母は祖父母でミラちゃんのやりたいことやればええんやでという言動だ。

うちの家族は威厳があまり無いと言うべきなのか、子どもにはてんで甘い。

 

 

 

組み分け帽子に自分に前世の記憶、この物語の多少の流れと結末を知ってるのを知られたら面倒だ。あと校長にも知られたくないな。

 

 

 

 

 

 

「ミラ、まだ気にしているのかい?組み分けのこと」

 

 

 

 

 

「ほんとどこになるのか分からないけども、ハッフルパフが調度いいかな私には」

 

 

 

 

 

「よく言うよ、ミラはなんでも出来るし大人っぽい。どこの寮でもいけるに違いないさ、グリフィンドールなんてどうだい?」

 

 

 

 

 

「んーあんまし乗り気じゃないな、なんか面倒くさそうな人が多そうだし。スリザリンは純血うるさい、レイブンクローが合言葉じゃないとか死んだ。」

 

 

 

 

 

 

「…ミラ、あんま僕や母さん以外にそういうこと(批判)を言ってはいけないよ」

 

 

 

 

 

「こんなとこで日本語で話しても分からないよ、ホグワーツに日本人なんて片手で数え足りる程度だよ…早く来ないかな母さん」

 

 

 

 

 

「もうすぐじゃないかな、仕事終わったら銀行にお金を下ろしてから来るって」

 

 

 

 

「そう、でも結構遅れてるからアイスクリームを買って貰わないと気がすまないな、勿論ピスタチオの味と兄さんの大好きなレモン味と」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1991年 ダイアゴン横丁

 

 

私は(ハリー・ポッター)と原作の現場に出逢うのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




短い文章ですが以上です。


未熟な文章で申し訳ないですが、何かご指摘ありましたらなんでも行ってください。


日本のクディッチチームがあるなら日本人生徒おるだろうという見解。

次回 ダイアゴン横丁でお買い物



待て次回。


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ユタカ・シノハラシリーズ


遅くなってしまい申し訳ございません。


ホラバイトイソガシイカラ



ダイアゴン横丁での買い物。


 

 

 

「いやー遅れてごめんね!ギリギリになってクレーム来たんだよね!ほんとごめんね!」

 

 

 

「母さん、アイス」

 

 

「アイス」

 

 

 

「わかってるって!トリプルでもなんでも買ってあげるよ!」

 

 

 

 

ニーナ・クルス

 

今の私の母親でホグワーツの卒業生

 

街で魔法多国籍料理店の日本料理の担当シェフだ

 

 

 

 

「で?これからどうするの?僕は教科書ぐらいしか買わないし」

 

 

 

 

「先に教科書買って、マダム・マルキンの店行ってからオリバンダーの店かな…鍋は知り合いにもらうし、ペットはタマエの子供いるしね」

 

 

 

 

「そうだね、じゃあ行こうかミラ」

 

 

 

 

「うん、兄さん」

 

 

さりげなく両脇で母さんと兄さんが手を繋いでいるあたりうちの家族は過保護だと思う。

そりゃあ人混みで逸れるのは嫌だが、もう私11歳ぞ?我11歳ぞ?

 

 

 

今いってもしょうがないか、さてダイアゴン横丁で誰かに会えるかな

 

 

フォイフォイがいいな、何気に噛ませ犬キャラが好きだし

 

 

まぁめんどくさいから会わないほうがいいんだろうね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局会いませんでした。しくしく

 

 

残念ながらハリー・ポッターはまだ来られていないようだ。

 

 

で、だ。今教科書買って、制服買って、オリバンダーの店に来ているが

 

 

 

 

ガッシャアアアアアアアアアン!!!

 

 

 

三枚目の窓ガラスが割れた。

 

 

 

絶賛今10本目の杖を試してみたところ、割れた。

 

 

これ弁償しなきゃいけないのかな…

 

 

 

 

今までに窓ガラスだけじゃなく花瓶や本棚や照明やら壊している。

 

 

 

母さんが器用に魔法で直してくれてありがたいが

 

 

「ごめんなさい、本当ごめんなさい。後日菓子折りを贈らせていただけないでしょうか」

 

 

「子供が何言ってんの、これ(現象)は仕方ないのよ!貴女たちのおばあちゃんが日本のシャーマン系の血を引いているせいで合わないの、オリ爺さん。この店にまだ『ユタカ・シノハラ』シリーズがまだある筈よ」

 

 

 

「はて?なんのことかな?あのシリーズは君の息子で最後だと言った筈ですが」

 

 

 

「とぼけるんじゃないよ、魔法省の友人に言って店の中をお宝探し(家宅捜査)させるわよ?」

 

 

 

「むむ、しかしだなぁ」

 

 

うわあ汚い。母さんスリザリン生だったから何気にお金持ちや偉い人の友人多いんだよね

毎年誕生日プレゼントもクリスマスプレゼントも豪華だし

 

 

 

「見てごらん、ミラ。あれが汚い大人の恐喝だよ」

 

 

 

「何言ってんの兄さん。うちじゃ日常茶飯事じゃないか

ていうかユタカ・シノハラシリーズってなに?」

 

 

 

「えっとねー。確か」

 

 

 

 

一一一一一一一一一一一一一一一一一一一

 

 

 

ユタカ・シノハラもとい篠原豊

 

 

ホグワーツのハッフルパフに属していた日本人で、陰陽師の家系に生まれた。

 

 

入学当初は魔法がまともに扱えないが、筆記試験は優秀。

 

 

一部はスクイブ擬きと罵っていたが、魔法が扱えないのは彼自身の問題ではなかった。

 

 

 

その問題を解決したのは、三年に進級するまでの長期休暇の間。

 

 

彼は自宅にあった御神木を使い、妖怪の一部を使い、オリジナルの杖を作った。

 

 

もともと器用だった彼には造作もない事で、見事な杖を作り上げた。

 

 

 

自身作の杖で魔法を扱えるようになり、ハッフルパフの監督生ならびに首席という名誉で卒業できた。

 

 

 

 

卒業後は物作りの職人となり、杖も作っていた。

 

 

結婚をし、子供が出来、順風満帆に過ごしていたそうだ。

 

 

何十年か後に、彼は老人となり世界中の魔法杖店に自分の杖を無償で渡しこう言った。

 

 

 

『今後自分と同じような悩みを持ち、苦しむ未来の若者がいるかもしれない。そんな人の為に是非これ使ってくれ。それが最後の願いなんだ』

 

 

 

オリバンダーの店を最後に一週間後彼は亡くなった。

 

 

 

これがユタカ・シノハラシリーズに纏わる話である。

 

 

 

 

 

一一一一一一一一一一一一一一一一一一

 

 

 

 

「へー」

 

 

 

「因みに僕が使ってあるやつもユタカ・シノハラシリーズのやつで、ケヤキの木に天狗の羽らしいよ

かっこいいでしょ?翼の木彫りがあるんだ」

 

 

 

「…そうだね」

 

 

 

えらい厨二だな、これは『私』がいるせいなのか?そうなのか?

 

 

 

この事(ユタカ・シノハラシリーズ)は原作を大きく変えるのか

 

 

 

私自身原作をどうしたいのかわからない。映画だけ見て小説なんて知人に少しだけ聞いただけだ

 

 

 

救いたい?ヒーローになりたい?

 

 

 

「ミラ!」

 

 

 

「あ、…なに」

 

 

 

今、考えるのはやめようか…

 

 

 

「やっぱりあった!この爺さん売り物なのに隠すし!」

 

 

 

「わかったから、一旦オリバンダーさんに返してあげなよ」

 

 

 

「ゴホン、この杖はユタカ・シノハラシリーズNo.13の山桜の木に芯は東洋の龍の髭の29センチ、良質で華やか」

 

 

掴むところに桜の木彫り

 

 

 

ああん厨二じゃね?厨二じゃね?なんだろこの杖使ったら俺TUEEEEになりそうだわ

 

 

「さあ、振ってみなさい」

 

 

 

「……えい」

 

 

 

ふわっと壁の裂け目から花が咲いてきた

 

 

 

「ブラボー!おおブラボー!手放すのは惜しいが扱えるならよかろう」

 

 

 

「そうだね、で値段は?」

 

 

 

「15ガリオン」

 

 

 

「レダク「すまんすまん!8ガリオンですぞ!」わかりゃいいんだわかりゃ」

 

 

 

 

「よかったね、杖があって」

 

 

 

「うん…」

 

 

 

 

幸先不安であるのは秘密である

 

 

 

 

 






オチって難しいですね

『ユタカ・シノハラシリーズ』
ホグワーツの卒業生。ハッフルパフ寮出身
勤勉であったが変人
彼の作った杖は世界に30本あるとかないとか

ダイアゴン横丁出会うとはいってない(棒)


次の話では出会うでしょうね

なるべく早く書きます


では次はホグワーツ特急


待て次回


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ホグワーツ特急

大学で資格の話聞いて頭の中痛くなりました。
あとやっと明日ユニバに行きます。ハリポタエリア楽しみです。



 

 

キングズビル・クロス駅に着いたのは9時半だ

 

 

10時過ぎから母が仕事がある為なのと、コンパートメントを早く取るためである。

 

 

 

「ハンカチ持った?チリ紙は?あと一応おにぎりとお茶とお菓子だよ。食べ過ぎないようにね。組み分けが終わればすぐにご飯だから

あとちゃんと勉強しなさい、苦手な教科は兄さんに聞きなさい。あと毎週でいいから手紙ちょうだい、それと暇があったら鍛錬をね」

 

 

 

「母さん、もうそろそろ行かないと仕事遅れるよ。今日は団体予約あるんだろ?途中まで僕と一緒だから大丈夫さ」

 

 

 

「そう?じゃあ、元気でね。何かあったら手紙に書いてすぐに飛んでくるわ、元気でね!」

 

 

 

 

そう言って母さんはウチの赤い車に乗って仕事場に向かっていった。

 

 

なんか寂しいな、母さんの手料理もこれをきりに暫く無いし。

 

 

 

「またすぐ会える。あっという間に学校が終わるし、さぁ行こう。」

 

 

 

 

カートを引き、歩き出す。 九と四分の三番線を探しに行く。

 

 

プラットホームの「9」と「10」に向かって進んでいくのはわかっているが、実際行ってみるとなるとワクワクするものだ。

 

 

 

「ミラが先に行ってみなさい、僕は後から行くから」

 

 

 

カートを勢いよく押して、プラットホームの向こう側に向かって小走りで走る。

少しの暗い道が終わり、目の前には紅色の大きな蒸気機関車があった。

 

ホームの上に『ホグワーツ行特急11時発』と書いてある。

 

 

 

感動そのもの、高ぶる感情。ああこれはニヤニヤしてしまいますわ、うん。

 

 

 

「ミラ、どうだい?」

 

 

「すっごいね、ここには魔法使いばかりいるんだね」

 

 

 

「そうだよ、中に入ろう。」

 

 

 

「うん、行こう。」

 

 

 

先頭車両はいっぱいで中間地点のあたりにコンパートメントは空いていた。

 

 

「僕はこの向かい側にするよ、ミラ荷物貸してごらん」

 

 

 

「え、一緒じゃないの?」

 

 

「今の内にお友達作らないとね、例え寮が違ってもね」

 

 

 

 

「ニャーーーーーーー!!!ニャー!!!」

 

 

 

「あ、ごめんアズキ忘れてた。兄さん出してあげて」

 

 

籠から出したのはホグワーツに連れて行く私のペットの三毛猫のアズキ。兄さんも三毛猫のヨモギだ、両方雌で母さんの猫の子供なんだけどね。

 

 

「何かあったらすぐ駆けつけるよ、変なこと言われたら言いなさい。僕特性の魔法薬のテストを特別にさせてあげよう」

 

 

 

 

目が笑ってないんですけど、そしてその小瓶なんか変な匂いするし

 

 

「今の内に入っておきなさい、あとで制服に着替えておくこと」

 

 

 

「じゃあ後でね、組み分け応援してるよ」

 

 

そうして兄さんは向かい側のコンパートメントに入っていった。

 

 

ぽつーんと1人と一匹で窓側の隅で座るだけだ、何もすることがないから兄さんに貰った本を読もうと「ギュルルル」

 

 

 

「お前だろ」

 

 

「ヴニャ」

 

 

 

「あと一時間したらご飯あげるから、我慢しな。朝食べたばっかだろ」

 

 

「ニャー!」

 

 

 

「ちなみに母さん特製のマグロの猫ご飯だ」

 

 

 

「ニャ」

 

 

 

急に大人しくなり、私の膝の上に乗り寝始めた。それでいいんだそれで

ただでさえ太ってきたんだ、定期的に餌やらないと。

 

兄さんから貰った日本人魔法使いが書いた「東洋の魔術との併合法」か「呪文の前に腹パンはJKだろ」どちらから読もうか、後者だろ。

 

 

ほう、杖を奪っても無言呪文を場合があるので、その場合は無言呪文が出来なくなるくらい集中を反らせることと

 

 

作者自身はタコ殴りして罵詈雑言するのが最適かと

 

 

イイベンキョウニナルナー

 

 

コンコン

 

 

「はい」

 

 

「ごめんなさい、こちら相席してもいいかしら?みんな知り合いと一緒にいて」

 

 

栗色のふわふわの髪に少し前歯が大きいかわいい女の子だった

 

 

「猫が大丈夫ならどうぞ」

 

 

 

サッと本を変えて、向かい側の席に指を指す。

 

 

 

「ありがとう、失礼するわ」

 

 

 

女の子は自分で荷物を上げて、向かい側の席に堂々と座る。顔小さい自分で目が大きいな。歯が気になるが

 

 

 

「私ハーマイオニー・グレンジャー。あなたは?」

 

 

 

 

「…ミラ・クルス。よろしく」

 

 

 

 

アイエエエエ!?ハーマイオニー!? ハーマイオニーナンデ!?

 

 

 

びっくりするほどユートピアとはこういうことか、まさか列車で会うとは思わないし、先ずホグワーツで会えるのかはわからなかった。それかすれ違い程度かもしれないと

 

 

 

「あなた中国人?それとも韓国人かしら?」

 

 

 

「残念だけど日本人とのハーフなんだ、国籍はイギリスだけど。顔はアジア寄りだからね」

 

 

 

「そうなのね、私両親がマグルなの、ホグワーツから手紙を貰って嬉しかったわ。ホグワーツは最高の魔法学校だから私教科書を全部暗記したの。組み分けがテスト言っているけど本当かしら?レイブンクローは頭のいい人が入るって聞いたけど、でもグリフィンドールも捨て難いわ。だってダンブルドア校長が入っていたというしね。あなたは?」

 

 

 

 

「アッハイ」

 

 

 

マシンガントーク…興奮してるのか大変饒舌に喋っていらっしゃる。

 

 

「祖父母と母と兄が魔法使いさ、兄もホグワーツに通っていて今年でレイブンクローの三年生だ。兄さんはこの向かい側のコンパートメントにいる、後で時間あれば紹介するね。組み分けについては知らないな」

 

 

 

 

ごめんなさい嘘つきました。思いっきり組み分け帽子と二者面談です。

 

 

 

「そうなのね、念の為に覚えている呪文を言ったほうがいいのかしら。いえそれとも頭の中でのほうが」

 

 

 

 

「難しく考えなくても君はどこにいっても上手くいけそうな気がするよ」

 

 

 

 

「そうかしら?」

 

 

 

 

「なんとなく、勘かな?」

 

 

 

「ナーゴ、ナーゴ」

 

 

 

「この子あなたのペット?」

 

 

 

「うん、アズキって言うの。君はフクロウかな?」

 

 

 

 

「中々いいのがいなかったの、学校のフクロウを借りるの。触っていいかしら?」

 

 

 

 

「どうぞ」

 

 

 

やっぱりハーマイオニーかわいいな。よくある本では散々な目に遭っているけど

頭いいしかわいいし強いしほんといい嫁さんなるな。ロンもげろ

 

 

 

 

コンコン

 

 

 

「はい」

 

 

 

 

「すまない、他がいっぱいでな。男二人いいだろうか?」

 

 

 

アジア系の凛とした男の子と後ろに可愛らしいポッチャリした男の子がいた

 

 

 

「あら、いいわよ」

 

 

「ありがとう。俺はジュン・アンドウ、後ろはネビル・ロングボトム」

 

 

 

「よ、よろしく」

 

 

 

 

「私はハーマイオニー・グレンジャーよ」

 

 

 

 

「君は?」

 

 

 

 

 

「ミラ・クルス」

 

 

 

 

 

 

 

 

『私』がいる時点で何か小さな波乱が起こるのは分かりっているのはなぜだろうかか




オチってほんと難しいですね
あともっと早く書けるよう頑張ります

端的な文章のこの小説って誰か見てんのか?と思います。



次は特急発車
オリキャラとの話が中心となると思いますが
待て、次回


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ジュン・アンドウ

この前ユニバいったらすっごい人でした。
ハリポタエリアでオリバンダーで40分、ホグワーツのアトラクションでも270分待ち
ローブ買おうか迷いましたが人多くて買えませんでしたまた次回に
あとオリバンダーの杖で選ばれた人がとてもいい発音で自分が当たっていたなら噛んでたろうな
あとバタービール美味しかったです


 

 

10分くらいしたら列車は発車し賑やかになってきた。

廊下には新入生 下級生 上級生やら。

 

 

「すごいんだよジュンは、僕のペットのヒキガエルのトレバーを一瞬で捕まえてくれたんだよ!」

 

 

「大袈裟だよ、ちゃんと動きみれば捉えられるもんさ。」

 

 

「運動神経がいいのね、クディッチでも入るの?」

 

 

「まぁいけたらな、一年生でなれるとは限らないけどな。そういえば噂の『生き残った男の子』がいるらしいぞ」

 

 

「『ハリー・ポッター』が?それは見てみたいわね。散策ついでに見に行ってみようかしら」

 

 

「ぼ、僕も見てみたいな」

 

 

子供ってこういうの見たがるよね。私は人は多いから遠慮したいし、アズキがどっか行かれたら困るしな。ていうか元気だな本当

 

 

「私はいいや、みんな行っておいで。」

 

 

「俺も。疲れたから休んでおく」

 

 

一人にはなれないようだ。なんかこの子ありそうというか子供だけど子供らしくないハーマイオニーとは別の意味でしっかりしてると言ったほうがいいか

 

 

「じゃあ着替えてから行きましょう。先に着替えさせて頂戴」

 

 

「はいはいわかったよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

制服に着替えたが少し大きく感じる。一応肌寒いので黒タイツを履いているがほとんど室内だからいらないかもしれないが念の為だ

ハーマイオニーとネビルは噂の彼を見る為に出ていった。

 

 

「どうだい、似合うかい?」

 

 

ホグワーツの制服をうまく着こなすジュン・アンドウこと安堂潤

漢字も教えてもらったが名前もかっこいいな

くっそ私よりサラサラの黒髪で羨ましいわ

にしても制服の隙間に薄っすらだけど打撲痕とかあるな。本当何者なんだ

 

 

「車内販売よ、何かいりますか?」

 

 

もうそんな時間か。私は母さんからのご飯とおやつあるから大丈夫だし

そういやホグワーツはイギリス料理しか出ないのかな、日本食も食べたいがな

 

 

「カボチャパイ4つとカエルチョコ2つと百味ビーンズ一つくれ」

 

 

 

「よく食べるねえ、流石男の子だわ」

 

 

 

「ちょっと友人がな、食べ損なうと可哀想だからな」

 

 

なるほどこれがイケメンか、顔もイケメンだよな

やっば私でもそこまで考えてなかったわ

 

 

 

「おばちゃんこれで足りるかい?」

 

 

彼が少し多い小銭を車内販売のおばさんに渡そうとするがタイミングが合わなかったのか少しばかりの小銭が手から溢れてしまう

 

 

「あ…」

 

 

 

どうせ落ちてしまうと思い席から立ち上がったが

 

 

「おばちゃん、大丈夫かい?」

 

 

「おや、すまないね」

 

 

 

彼が『落ちる前』に全ての小銭を拾い上げたのだ。もう一度言おう『落ちる前』だ

今のは人間技じゃないし、早さにも申し分ない

 

 

「ありがとうね、しっかり勉強頑張るんだよ」

 

 

 

そうして車内販売のおばさんは前へ進んだ。なんでおばさんツッコまないんだ。絶対今の見ただろ?ねぇ?見えてないの?

 

 

 

「いやー、美味しそうだな」

 

 

「ねぇ、君さ…一体何者?」

 

 

「………今の見えたのか」

 

 

 

お互い真剣な顔で見つめ合う。自分は兎も角彼は十一歳とは思えないほど冷静である

同じ十一歳なのにこんなに緊張感が出るんだ、何かおかしい

やはり自分のせいでこの『ジュン・アンドウ』は特殊なのか?それとも自分と同じ転生者なんだろうか?

 

「実は俺…………忍者の家系なんだ」

 

 

 

「……………は?」

 

 

 

「ミラは日本住んでたから忍者わかるよな?先祖は無名だったが伊賀流忍者の末裔でね、生まれた時から昔から忍者として鍛えられたんだ。

今の日本じゃ物騒だから、俺の家系は忍者というより特殊部隊の兵士やSPになる為に政府に使えてんだ

その、まぁ俺は兄弟で4番目、男で次男だから魔法使いなるのを許されたんだなこれが」

 

 

 

 

アイエエエエ!?ニンジャ!? ニンジャナンデ!?ってデジャヴだがこれは驚きが隠せない

 

 

「別に隠すつもりなかったし、この身体能力は魔法界じゃ隠し通すのはできないしな

親父も昔魔法使いの護衛してからな、一般人じゃなきゃ隠さなくてもいいってよ」

 

 

 

「…なんというか予想を上回る結果だったわ」

 

 

 

「ていうか今の動き見えたお前さんがすげえよ、一族以外で見えたのすげえよ」

 

 

 

「母さんに空手とか剣道とか色々教えて貰ってるんだよね」

 

 

 

「ほう、そりゃすげぇな。今度手合わせしたいもんだ」

 

 

「勘弁したいわ」

 

 

「つれないねぇ」

 

いやあんな動きできる人と手合わせしたら一発KOだわ例えイケメンだとしても駄目だわ、イケメン忍者でも

まさか忍者とは、忍者魔法使い?魔法忍者?なんかアニメできそうな設定だな

 

 

「同じ寮になれたら嬉しいな、お前さんとなら楽しくやっていけそうだな」

 

 

 

「仲良くやれるけど、変なことには巻き込れないようお願いするよ」

 

 

 

「ハハッ気をつけておくよ」

 

 

 

ガチャ

 

 

 

「ただいま」

 

ハーマイオニーとネビルが帰ってきた。ネビルの方はなんだか疲れた感じであった

大丈夫かこの子

 

 

「おかえり、少し遅かったね」

 

 

「またネビルがヒキガエルを逃しちゃったのよ、探したけど見つからなくて

ヒキガエルの事は監督生と車掌の人に話したわ」

 

 

「ごめん、ハーマイオニー…」

 

 

 

「そのうち見つかるさ、適当にお菓子買ったから食えよ

ミラも食うか?」

 

 

「私母さんからご飯貰ったんだ、おにぎりと…あとお萩が入ってるわ」

 

 

また変なチョイスだな、おにぎりの中身はわからんが

お萩とはまた古風だな、好きだけど羊羹が良かったな

おにぎり二つにお萩が二つ

 

 

「お、おにぎりじゃん!いいなー」

 

 

 

「食べる?中身がわからないけど」

 

 

 

「いいのか?ありがとな」

 

 

おにぎりを一つ渡すとジュンはすぐにかぶりつく

なんということでしょう、まるで猛獣のようだ

 

 

 

「貴方達随分仲良くなったのね、何かあったの?あとそのおにぎりって日本食よね?ライスを固めて、えっとノリ?をくっつけるもの?」

 

 

「そうだよ、このおにぎりは中身はサーモンだね」

 

 

「俺は梅干しだな」

 

艶が綺麗な白米の中にピンク色に輝く鮭が入ってある

一口食べてみるといい塩加減だわこれは

 

 

 

「日本食って不思議ね、いつか食べてみたいわ」

 

 

兄さんが3日目で日本食が恋しくなると言ってたな

ホグワーツはイギリスの学校だからイギリス料理しか出ないのかな

 

日替わりで色んな国の料理が出ないものか

 

 

 

『あと五分でホグワーツに到着します。荷物は別に学校に届けますので車内に置いていってください』

 

 

アナウンスが響き、慌ただしくお菓子を仕舞う

余ったお菓子をハーマイオニーとネビルに渡し余ったお萩をカバンに直す。一応の為に冷却の魔法を掛けておこう

 

 

そしてホグワーツに到着し、列車に到着するとハグリッドが立っていた。

めっちゃデカイしめっちゃ毛が凄いな

多分ハリー・ポッターがハグリッドと抱擁した。

少し険しい道を新入生だけで歩くと川が見えた。

 

向こう側にデカイ城、ホグワーツ

 

このホグワーツは私にどんな影響をもたらすのか、どんな展開待っているのか

私は自分なりに動こうと思う

詳しい展開もうろ覚えだが全てというわけではない、自分というイレギュラーな存在がどれだけ影響を与えるのか

 

救いたいけど全て救いたいわけでない、私は今度こそ長生きしたいし家族と生きたい

自分のエゴだとしても

 

 

ハリー・ポッター。君とは違うが、私は私なりに人を救おうと思うよ

 

例え君と仲良くなれなくても




はいジュンくんは忍者です
あくまで彼もイレギュラーですが転生者ではありません、オリジナルキャラです
イメージとしては今やってる刀剣乱舞の薬研藤四郎くんですね
彼がある意味チートかもしれません ブレイカーかもしれません
少なくとも彼はミラの味方でしょう
あと恋愛タグ入れときます
では待て、次回


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組み分けの儀式


寒かったり暖かいやら雨やら花粉やで辛いものです
あと色々な事情でマネー様が飛んで辛いです
でもアニメや漫画見ると元気でます
あとホグワーツの入学許可証まだですか


 

 

私達四人はボートに乗り、ハグリッドの合図で一斉に動き出した。

 

「頭、下げぇー!」

 

 

ハグリッドの掛け声に一斉に頭を下げ、蔦の集団をくぐり崖の入り口に進入した。

 

 

城の真下にある暗いトンネルを潜ると、地下の船着き場に着いた。

 

 

「ホイ、おまえさん!これ、おまえのヒキガエルかい?」

 

 

皆が船から降りると、ボートを調べたハグリッドがネビルに差し出した

 

 

「トレバー!」

 

 

大喜びで手を差し出したネビルはすぐさま胸元で大事そうに包み込んだ

 

 

「よかったなネビル」

 

 

ランプを持つハグリッドに従い、険しい岩道と湿った草むらを通り抜け、石階段を登り扉の前で止まった。

 

 

「みんないるか?おまえさん、ちゃんとヒキガエル持っとるな?」

 

 

ハグリッドが城の扉を三回叩くと、扉が開きエメラルドのローブを着た黒髪の女性、マクゴナガル先生が立っていた。

 

ハグリッドからマクゴナガル先生へ預け、玄関ホールの扉を開けると高い天井と大きな大理石の階段が連なっていた。

 

 

 

ホールの脇にある小部屋に一年生を詰め、マクゴナガル先生が口を開いた。

 

「ホグワーツ入学おめでとう、新入生の歓迎会がまもなく始まりますが、大広間の席に着く前に、皆さんが入る寮を決めなくてはなりません。寮の組み分けはとても大事な儀式です。

ホグワーツにいる間、寮生が学校での皆さんの家族のようなものです。教室でも寮生といっに勉強し、寝るのも寮、自由時間は寮の談話室で過ごすことになります。

寮は四つあります。グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンです。それぞれ輝かしい歴史があって、偉大な魔女や魔法使いが卒業しまたした。

ホグワーツにいる間、皆さんの良い行いは、自分の属する寮の得点になりますし、反対に規則に違反した時は寮の減点になります。

学年末には、最高得点の寮に大変名誉ある寮杯が与えられます。どの寮に入るにしても、皆さん一人ひとりが寮にとって誇りとなるよう望みます。

まもなく全校列席の前で組み分けの儀式が始まります。待っている間もなく、できるだけ身なりを整えておきなさい。」

 

 

さっすがマクゴナガル女史様、一字一句噛まずにスラスラと言えるのは教師の鑑だ。

マクゴナガル先生はネビルのマントの結び目を直してあげる。私もタイツのズレや服のシワを直す。

 

 

みんなソワソワしているな、私も人のこと言えないけど

 

ゴーストが現れなにやら議論しており、新入生に気付き、新入生に微笑みかけ挨拶をした。

 

「さあ行きますよ。組み分け儀式がまもなく始まりますら。さあ一列になってください」

 

 

私の前にハーマイオニー、後ろにジュンが並び大広間に入る。

 

 

天井には何千もの蝋燭が空中に浮かび、四つの長いテーブルを照らしおり、真ん中の方で兄のイアンが小さく手を振っている。

 

 

「本当の空を見えるよう魔法かけられているのよ。『ホグワーツの歴史』に書いてあったわ」

 

ハーマイオニーが生き生きと言い出した。

マクゴナガル先生が椅子の上にある帽子の組み分け帽子の隣に立つと組み分け帽子が歌い出した

 

 

 

 

 

私はきれいじゃないけれど

私を凌ぐ賢い帽子

あるなら私は身を引こう

山高帽子は真っ黒だ

シルクハットはすらりと高い

私は彼らの上を行く

私はホグワーツ組分け帽子

かぶれば君に教えよう

君が行くべき寮の名を

 

グリフィンドールに入るなら

勇気ある者が住まう寮

勇猛果敢な騎士道で

ほかとは違うグリフィンドール

 

ハッフルパフに入るなら

君は正しく忠実で

忍耐強く真実で

苦労を苦労と思わない

 

古き賢きレインブンクロー

君に意欲があるならば

機知と学びの友人を

必ずここで得るだろう

 

スリザリンではもしかして

君はまことの友を得る?

どんな手段を使っても

目的遂げる狡猾さ

 

かぶってごらん!恐れずに!

興奮せずに、お任せを!

君を私の手にゆだね(私に手なんかないけれど)

だって私は考える帽子!

 

 

 

 

歌が終わると広間にいた生徒全員が拍手をした。マクゴナガル先生が長い羊皮紙を開き前に出た。

 

「ABC順に名前を呼ばれたら、帽子を被って椅子に座り、組み分けを受けてください。アボット・ハンナ!」

 

 

金髪の可愛らしいおさげの女の子が前に出て、椅子に座り組み分け帽子を被る

 

 

「ハッフルパフ!」

 

 

「アンドウ・ジュン」

 

 

ジュンは小さく私の肩を叩き、微笑みかけ前に出る。

 

 

 

 

周りにいる女子がざわついている。幼いながら見目が大変よろしいためだな。

 

多分グリフィンドールかスリザリンあたりに入りそうなイメージ。まあどこの寮でもやっていけそうな感じだわ、世渡り上手というべきか。

 

 

 

「ハッフルパフ!」

 

 

 

うっわ意外!一番意外だわ!

思いの外ハッフルパフ生のテーブルが盛り上がっている。

その後はスーザン・ボーンズがハッフルパフ、テリー・ブートはレイブンクロー、とBの人が終わり、ついにCだ

 

 

「クラッブ・ビンセント!」

 

 

こいつはフォイフォイの子分だよね?

 

 

「スリザリン!」

 

 

はえーよ!ちょっとくらい焦らしてやれよ!

 

 

 

「クルス・ミラ!」

 

 

ハーマイオニーに頑張ってと小声で言われながら背中を押されて目の前の椅子に座り、組み分け帽子を被せられる。

 

 

「フーム、レイブンクローのミスタークルスの妹さんか、君は兄に似て聡明であってレイブンクローにも向いているし、大人びておりさ努力家でもあるからしてハッフルパフにもでもやっいけるだろう。君のお母さんのように達観しておりスリザリンにも向いている、君自身はどう思う?」

 

 

見事にグリフィンドール以外はおすすめされているな

 

 

「帽子さん、私はね問題を解決できるほど頭が良いと言えない。差別社会に耐えるとは思えないな、かといって大人びているとはいえない、ただここで学んで楽しく生きたいしやりたいことをやりたい

それだけじゃいけないのかな?」

 

 

前は30で死んでしまった。親より先に死ぬなんて情けない話さ

 

 

「そうかそうか、ならば私なりに君には君らしい道が開ける寮を選ぶとしよう。

ハッフルパフ!」

 

 

 

ハッフルパフか、自分にはしっくりくるかもしれない

 

 

ハッフルパフ生のテーブルに集まり、監督生の二人と握手する。

ジュンの隣が空いており、返事も聞かずに座る。

 

「よう、ミラ。待ってたぜ」

 

 

「そんな分かってた風に言わないでよ。私はジュンがハッフルパフで意外なんだよ」

 

 

「そうかい?ハッフルパフならやりたいことやれる気がしてさ」

 

 

「ねぇねぇ、私ハンナ・アボット!」

 

 

「私はスーザン・ボーンズよ」

 

 

 

二人とも可愛らしいおさげの女の子だ。ハンナ・アボットは少しぽっちゃりしているが包容力がありそうな印象だ。

 

 

 

「よろしく、ミラ・クルスよ」

 

 

 

「ミラ、もうすぐハーマイオニーだぜ。どこに来るかね」

 

 

「少なくとも気が強いあの子はスリザリン以外は似合うよ。おおかたレイブンクローかグリフィンドールか」

 

 

レイブンクローのハーマイオニーか、それもいいが今後ハリーと関わるのは難しいだろう

やはりハーマイオニーはグリフィンドールしかないだろう

 

 

「グリフィンドール!」

 

 

 

「おおミラの予想が当たったな。ネビルはなんだと思う?」

 

 

「私は占い師じゃないよ。ネビルがどこの寮行っても私は気にしないよ」

 

 

 

「……あなたたちって本当に一年生?なんだか大人っぽいわ」

 

 

「そりゃ酷いなハンナ。れっきとした11歳だ」

 

 

 

私はともかくジュンに関しては大人びてを通り越している気がするが、今は気にしないでおこう

そのうちにネビルが呼ばれた。ああ、転んでしまったなぁ、大丈夫かな?

五分くらいすると組み分け帽子がグリフィンドールの名前を呼

同じコンパートメントのよしみとして他寮でも仲良くやりたいものだけど

 

 

 

 

少しすると赤毛のポニーテールのオリヴィア・ペインがハッフルパフに選ばれ、走りながらこちらの方へ向かって来た。

 

 

「私オリヴィア・ペイン!貴方達ジャパニーズかしら!?私すっっっっっごくジャパン好きなの!是非とも仲良くしてちょうだい!いえしてください!リヴィって呼んでちょうだい!」

 

 

 

「お、おっけー、一応国籍はイギリスだけど日本人とのハーフです」

 

 

 

「ははっ元気だなぁ」

 

 

 

「ああ嬉しい!列車で日本人がいるって聞いて嬉しかったの!同じハッフルパフでよかったわぁ!!!よければサムライとかニンジャとかニホンショクとか教えてちょうだい!!」

 

 

 

「とりあえずリヴィ、みんな見てるから静かにしようか」

 

 

 

「あっ」

 

 

 

オリヴィア・ペインは恥ずかしくなったのか隣に座り顔を俯く。可愛いなこの野郎

 

 

「ポッター・ハリー!」

 

 

 

さていよいよ大本命のハリー・ポッター。というかフォイフォイ見逃した、これもジュンのせいだ

心なしか皆が狙っている。『生き残った男の子』が来ると少しでも名声が上がるし、友達となれば優越感を得る可能性がある。

緊張するなか、彼の顔も緊迫とした表情だ。

 

 

「グリフィンドール!」

 

 

 

 

うわあああああああああああああああああああ!!!

 

 

 

グリフィンドールの席は大喜びだ。期待の星であって、ドラフト一位の彼を獲れたのだ

 

 

「彼の死んだ両親はグリフィンドールだから大喜びだろうね」

 

 

「何言ってるのミラ、ハリー・ポッターの親は死んでないわ」

 

 

「は?」

 

 

 

「夫妻ともに仮死状態、もしくは植物人間状態らしい。ある魔法使いが渡した護符のおかげでなんとか生きてる。今は聖マンゴ魔法疾患傷害病院で入院中だそうだ」

 

 

 

しまった情報不足だ。兄さんに魔法界のこと詳しく聞けば良かった

 

 

 

「そうなの、それは知らなかった」

 

 

 

「結構魔法界では有名な話なのにね」

 

 

 

まだ声変わりしていない男の子がして後ろを振り向くと背の高いプラチナブロンドの男の子がいた

 

 

 

「ぱ、パティ脅かさないでちょうだい!」

 

 

 

「そりゃごめんね、影が薄くて」

 

 

 

「君もハッフルパフか?」

 

 

「パトリクス、パトリクス・サンダース、この度ハッフルパフに決定。よろしくね」

 

 

お互い握手をし、パトリクスは席に着く

 

 

「私の幼なじみなの、びっくりしたわ。貴方スリザリンだと思ったのに」

 

 

 

「家系がスリザリンが多くてもそれはないよ、うちの両親は気にしないし、ヴィーアはおおかた組み分け帽子に日本人いるからってハッフルパフにしてもらったんだろうね」

 

 

「違うわ、全然違うわ。自分の素質よ

ていうかそのヴィーアはやめてちょうだい」

 

 

「スリザリン家系が多い?お貴族様かい?」

 

 

 

「ある意味没落貴族さ、組み分けが終わったみたいだ」

 

 

 

ダンブルドアが出てきて微笑みながら腕を大きく広げる

 

 

「ホグワーツ入学おめでとう!これから歓迎会を始めるが二言、三言言わせておくれ!わっしょい!!!こらっしょい!!!どっこらしょい!!!」

 

 

 

目の前にチキンやポテト、プティングやキャンディが大量に出てきた。

脂っこいものばっかりだな、耐えられるかな。朝はヨーグルトだけにしよう

 

 

何はともあれミラ・クルスはハッフルパフ生になりました。





いつもより長くなりましたが、ミラはハッフルパフ生にしました。
最初はレイブンクローも候補にありましたが、ねーなと思い消去。
今回タグにハッフルパフ生を追加しました。
次からはハッフルパフ生の日常みたいになります
基本的にミラ ジュン オリヴィア パトリクスと時々イアンと原作組です

この四人組がどうするかはお楽しみください

最後に感想とお気に入り登録ありがとうございます。いただけるのは感謝の極みです

では待て、次回


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ハッフルパフ寮





それから油物を避けて、なるべくヘルシーなものを選んだ。

これからの食生活が不安である。これ太るんじゃないか

クディッチでもしない限り考えないと

 

 

食べ終わり校歌を歌って解散。各寮の監督生についていく。男女別れて女子はミランダ・アーキンについていく

 

ハッフルパフの談話室ってどこだ、こんなこと言うのもなんだが作中では陰が薄いからあんまり言われてなかったような気がする。

 

ハッフルパフ生はぞろぞろと地下方面に向かう

 

 

 

着いたのは厨房だ。まさかこことか言わないでくれよ、お願いだからね。

 

 

監督生は厨房の廊下の右手の陰にある樽の山、二つ目の列の真ん中の樽の底を2回程叩く、寮への扉が現れる。

 

「このノックのリズム忘れちゃダメよ?ヘルガ・ハッフルパフの名前の言うようなリズムよ

合言葉がないからって油断しちゃダメ」

 

 

 

や、ややこしい。樽の場所覚えておかないとな

新入生がぞろぞろと入っていく、少しの道のりを歩くと明かりが見える

 

「わぁ、すご」

 

 

広い空間に黄色と黒のインテリアが施されたソファやテーブルに棚に絨毯、壁には絵画や植物が飾られている暖炉があり温かな雰囲気の部屋で、樽底のような戸が一つ一つの部屋に繋がっている。

 

 

「感動してるとこ申し訳ないが、説明を聞いて欲しい

ハッフルパフへようこそ新入生諸君、改めて紹介しよう。僕は監督生のケイン・コールフィールドだ。こちらの美人はもう一人の監督生のミランダ・アーキンだ。

ちなみにミランダにはボーイフレンドがいるが僕はいない。ガールフレンド募集中だ」

 

 

 

中々のイケメンの監督生が新入生の前に立ち手を広げる。ケイン・コールフィールドの話に笑い声が上がった

 

 

「みんな疲れてるからね手短にいこう。そこらじゅうに穴があるがこれは皆の部屋の談話室だ。左側男、右側が女性だ。今から渡すカードの押し花が部屋の番号みたいなものだ。洞窟の周りに花が飾ってあるのが証拠だよ。ちなみに部屋割りは2〜5人辺りだよ。あと女の子は男の子部屋行けても男の子は女の子に行けないぞ!ほら!カードを取りたまえ!」

 

 

「ケイン!!!!!!!!!」

 

 

コールフィールド監督生は赤と青のカードをそこらじゅうにばら撒く。予想外の出来事にアーキン監督生は怒鳴る。

 

 

 

新入生も突発的な展開に唖然としながらも我に返りカードを取ろうとする。

カードを取った者は親しくなった者を誘ってる。

 

 

「ミラ!ミラ!ミラ!ミラ!もしよかったら私と同室者になってくれないかしら?ママンから聞いたのだけれどここの部屋はとてもいいらしいの!お願い!お願いします!」

 

 

 

「リヴィ?お、落ち着いて、私で良ければよろしくお願いします。」

 

 

 

鼻息を荒らしながら喋るリヴィは可憐な姿ながらも周りは少し引いている。生まれてこのかたこんな熱烈な子は初めてだ。

ジャパンが好きな子は見たことはあるがこれはまた激しい

 

 

「なら行きましょ!」

 

 

リヴィに手を引かれるがまま連れて行かれ紫の花があしらわれた洞窟の中に入る

 

 

 

洞窟は魔法なのか小さい炎がいくつも天井に並んでいる。扉が見えると茶色の丸扉に

ドアノブにぶら下がったカードには

 

 

英語でようこそハッフルパフへ

あなたの名前をあなた自身の声で言ってください。

さすればこの部屋の主と認めましょう

 

 

 

「オリヴィア・ペイン!!」

 

 

 

「…ミラ・クルス」

 

 

 

『ようこそミスペイン、ミスクルス

歓迎致します。あなた達がこのバルーンフラワーのように誠実さを身につけ清楚な心を育て永遠の愛を得るようにこのヘルガ・ハッフルパフはあなたたちを見守り助けましょう

さぁ中に入って今日はもうお休みなさい』

 

 

 

 

「今のヘルガ・ハッフルパフのメッセージだったのね、なんだか少しオカルトだわ」

 

 

 

「…そうですね」

 

 

 

ガチャと自動的に扉が開き、まるで蜂蜜のような甘い匂いが漂う

 

 

黄色と白と茶色の天蓋付きのベッドにふわふわの茶色のカーッペットに勉強机、タンスにドレッサーにランタンが多数。実に落ち着きやすい雰囲気の部屋だ

 

 

「あら、とてもいい雰囲気の部屋だわ!ドレッサーがあるんなんてね

乙女心がわかってるわー」

 

 

 

「そうだね…本当にいいセンスだ」

 

 

 

 

ふおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおなんて柔らかいベッドなんだ!!!これは正に気軽に寝てしまい( ˘ω˘ ) スヤァ…

 

 

 

 

「ミラ?」

 

 

 

「ごめん!どうしたの?」

 

 

 

だめだ気持ちよくてこれは兵器だわ、これはテスト勉強や宿題をやるときにはここでは勉強できないな気を付けたい

 

 

 

「見て!風呂場が猫足のバスタブなのよ!お風呂が共同じゃなくてよかったわ」

 

 

 

「そうだね」

 

 

 

女子力高いなこの部屋、一体おいくら万円するんだろうが

ホグワーツの経済事情がしりたいくらいだわ

 

 

 

「ミラ、これから7年間よろしくね。

もしかしたらこれから迷惑掛けるかもしれないわ、でもね出来ることはなんでもするわ!だからね、こんな私でも仲良くしてくれないかしら?」

 

 

 

え、ええ子や…なんてええ子なんや。

ていうか眩しいくらいの笑顔でなんか胸が痛いわ

 

 

 

「ミラが危険な目にあったら私守るわ!これでもフェンシングは得意なの!フルーレ持ってきたの、魔法で収納できるようにしたの!」

 

 

 

 

ん?

 

 

 

「そこらへんの男の子よりは強いと思うわ!これでもフェンシングの地方のジュニア大会優勝したの、なにかあったら言ってね!」

 

 

 

 

 

やっぱりこの子も普通じゃない!!!かわいいのに!!!

 

 

 

ホグワーツ怖い







遅くなってしまい申し訳ありません。
次からは授業ですが今回と同じオリジナル要素が多いと思います
頑張って一週間に1回くらい更新できるよう頑張ります


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