ロザリオとバンパイア〜その先に〜 (2047masaru)
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こんなはずではなかった・・・

どもども!2047masaruでーす!
これで三作品目です!
まさか三作品目を描くとは自分でも思わなかったです!
それでも見てくれる方がいるならこれからもよろしくお願いします!
後、この作品は非ログインの方でもメッセージ頂けるのでよろしくお願いします!

それではどうぞ!!


転生者の青野つくねって言います・・・この世界に来てからもう15年は立つのかな?そうそう一応この世界が何なのかって知ってるからロザリオとバンパイアでしょ?うーん何故かいきなり俺は死んだらしくそしたら自称神に転生してくれって頼まれてココにいるんだ〜!だけど俺は原作介入するつもりなんてこれっぽっちもない!!その為に俺は勉強を頑張って違う高校に行こうとしたが全てダメだった・・・なぜなら

 

「・・・おーい、つくねー!

起きてこのチラシを見てみろ!」

 

うるさいな〜

 

「つくねってば起きなさい!」

 

「んーはいはい、起きましたよ父さん」

 

「まぁ一先ずこのチラシを見なさい」

 

そう言って父さんはそのチラシを俺に渡して

 

「な・・・なんなのこれ?」

 

そしたら父さんが

 

「私立陽海学園、この学校なら書類審査で入学出来るらしいぞ?!受験しようとしたら毎回必ず前の日に風邪を引いて受けられなかったからなぁ〜、つくねでも今から入れる!」

 

と言うことです・・・

 

そしたら母さんも

 

「本当あなた〜〜〜!

うちの息子15歳で浪人しなくていいのね!」

 

「そうともーーーー」

 

待て待て待て

 

「このチラシ何処で見つけてきたの?」

 

父さんが

 

「あぁそれなら少しコワ〜〜〜いかんじの神父さんがくれた物だよ」

 

えっ?それってもう原作通りになるって事だよね?!陽海学園に行かないためにも勉強を頑張っていい成績取ってたのにこれじゃ無駄だったのかな、俺は本当は普通の学校に行きたかったのに・・・それなのに必ず前日に風邪は引くわで受験出来なかったりとか散々だなぁ・・・・ここは駄々をこねて

 

「嫌だよ!!俺はこんな怪しい学校に行きたくないよ!」

 

「そんな事を言ったってしょうがないだろ?もう他の学校はダメなんだからココしか無いんだよ・・・じゃないと来年に受験しなくてはいけなくなるぞ?」

 

「うっ・・・・・分かったよ父さん」

 

結局は無駄でした・・・はぁ最悪だなぁ

 

 

とこの日は終わって

 

 

 

月日が経ち

 

 

 

 

▪️▫️▪️▫️▪️▫️

 

〜陽海学園行きのバス〜

 

「はぁ〜本当に入学しちゃったよ・・・」

 

これから俺どうなるんだろ?原作一応知ってるけどそれでも心配だなぁ・・・そうだ!!

 

「学園ではひっそり生活してれば問題ないな!真面目にやってれば大丈夫でしょ・・・はぁやっぱ無理かなぁ」

 

そう原作を知ってればこれからどのような事が大体分かる・・・だけど父さんに渡したってのが違った気がする・・・確か落とした奴を拾ってきたはずなんだけどやっぱりこれってイレギュラーなのかな?

 

そしたらバスの運転手が

 

「・・・あんた・・陽海学園に入学する生徒さん?」

 

「ん、はい」

 

「ヒヒ、だったら覚悟しておく事だ・・・」

 

「はい・・・」

 

「ヒヒヒ、この長〜いトンネルを抜けるとすぐに学校だ」

 

やっぱりこの笑い方って

 

「陽海学園は、恐ろしい学校だぞ〜〜〜!!」

 

「・・・知ってますよ・・・そして俺を試してるってのも」

 

俺はボソッと呟いた

 

「・・・ヒヒ少年何か言ったかね?」

 

「いえ・・・何も言っていませんよ?ぬらりさん?」

 

「・・・ヒヒヒ、はて何の事やら・・・」

 

そう言ってバスの中は最初のように静かになった




一応、主人公原作知ってます。
と、こんな感じでこの作品はやっていきたいと思います!
誤字脱字あったら教えて下さい!
これからもよろしくお願いします!


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関わりたく無かったよ・・・

早速2話目です!
お気に入り登録をしてくれた方ありがとうございます!

それではどうぞ!


 

 

「ヒヒ・・・着いたぞ少年・・・気をつけてな・・・ヒヒ」

 

そう言って俺はバスを降りたらすぐにバスは行ってしまった

 

「・・・って!待って!流石にここまで予想して無かったよ!!何ここ?!トンネル入る前と入った後では全然違うじゃん!・・・何か家に帰りたいよ〜・・・ん?何か忘れてるような・・・」

 

チャリリン

 

「きゃあーーー危ないっ!」

 

キキーーーーーッ

 

「ん?」

 

「どいてーーー!!!」

 

女の子が自転車で突っ込んで来た・・・って

 

「!!!うわーーーーー!!」

 

ガシャーーーーン

 

「危なかった・・・」

 

そう言って俺は女の子を抱っこしていた・・・何故かって?それは引かれそうになった時に横に回避して女の子を無理やり自転車から離したからさ・・・怪我が無くて良かったって!この子まさか!

 

「・・・う・・・ごめんなさい・・・貧血で目まいがしちゃって・・・」

 

「大丈夫ですか?」

 

やっぱりこの子は赤夜萌香だ!・・・最悪だ最初っから原作に入ってますよ・・・

 

そう言ってモカさんは顔を上げて

 

「・・・って何で私は貴方に抱っこされてるんですか?!」

 

「・・・何でってそりゃ俺にぶつかりそうになったから・・・・じゃなきゃ怪我してたかもよ?」

 

そう言って俺は自転車が木にぶつかった奴を指指した

 

「あっ!・・・本当ですね、ありがとうございました!」

 

そう言ってモカさんが俺から降りようとしたらいきなり俺の匂いを嗅ぎ始めて

 

「あ・・・・貴方・・・いい匂いがする・・・いっ・・・いけない私・・・」

 

そう言って俺の首筋に近付き・・・

 

「バンパイアなんだもん」

 

カプリ・・・ちうううううう

 

忘れてたぁぁぁぁぁぁ!!!

バンパイアの事はすっかり忘れてたよ!!てか

 

「イッテーーーーーッ?!!」

 

そう言って俺は赤夜を離した

 

「嘘だろ?!マジで?!会ったばかりなのにいきなり血を吸われたよ?!」

 

「ごっごめんなさい!私は赤夜萌香、こう見えてもバンパイアなんです」

 

「そっか〜バンパイア何だ・・・だけど人の許可も取らずに吸うのはどうかと思うよ?」

 

「うっ・・・すみません・・・」

 

「まぁもう過ぎた事だから良いけどさ」

 

「そうですか、良かった〜」

 

そして俺ら2人は学園に向かって歩きながら話をし始めた

 

「あ・・・あの・・・やっぱり嫌いですか?バンパイアなんて」

 

「ん?いいんじゃないかな?俺は好きだよ?」

 

「良かったー!!こんな私でよかったら友達になって下さい!

知り合いとかいなくて心細かったんです!」

 

関わらないって決めてたのに・・・その笑顔は反則でしょ・・・

 

「俺は青野つくね、よろしく」

 

「よろしくお願いします!入学式が終わったらまたお話して下さいね♡」

 

はぁこれから俺どうなるんだろ?

このまま原作通りに進むのかなぁ?

 

俺の心境はそんな感じだった・・・

 

 

 

 

▫️▪️▫️▪️▫️▪️

 

そして俺はあの後別れて自分のクラスで話を聞いていた

 

「えーみなさん陽海学園にようこそっ!私はこのクラスの担任になった猫目 静です!みなさんはもう知ってると思いますが・・・」

 

そうなんだよな〜もう現実を見るしかないね

 

「うちは、妖怪が通うための学校でーーーす!」

 

はぁ・・・そんな簡単に言わないで下さいよ猫目先生よ・・・俺は人間ですよ?

 

「現在!もはや地球は人間の支配下にあります!私たち妖怪が生きのびていかには、人間と共存していくしかありません。この学園では、その『人間との共存のしかた』を学んでいしまーす!」

 

・・・はぁ、ため息しか出ないよ、

 

「その為にルールとして、みなさんこの学園では人間の姿で生活してもらいます!

いいですか?上手く人間に化けられること!これが共存の基本です。

自分の正体を他の人に知られたりしちゃダメですよ〜〜〜?」

 

そんなルールがあったって誰も守らないんだけどね・・・ほら早速あいつが

 

「センセェ〜〜〜人間なんてみんな喰っちまえばいいだろ、美女なら襲えばいいし」

 

砕蔵だっけ?んな事言ったってな〜ここは

 

「あ!ちなみにうちは先生も生徒もみ〜〜んな妖怪ですヨ、純粋な人間はいません!」

 

まぁ確かに純粋な人間はいないだろうけどさ・・・俺は人間だよ?

・・・まだね

 

「ここは秘密の結界の中の学園ですからね!ここの存在を知った人間には死んでもらってます!なーんて」

 

みんなは笑ってるけど俺はバレたらシャレにならないから笑えないよ・・・

 

そしたらいきなり扉が開いて・・・

 

「すっ・・・すいませんっ!入学式の後、校舎に迷ってしまって・・・遅れました!」

 

「あら大丈夫よ、空いてる席に座って」

 

ヤバイ!ここでバレたら俺の平穏が・・・

 

そして俺はすぐに顔を伏せたが少し遅かった・・・

 

「あれ?つくね・・・?」

 

・・・嘘だろ

 

そしてモカさんが俺に近づいてきて

 

「つくねだぁーーーー!」

 

抱きついてきた・・・俺の平穏もやっぱりここまでか

 

「同じクラスだったの?!うれしいーー!」

 

はぁ〜周りの人がうるさいけど俺は今はそれどころじゃないんだよね・・・って俺とモカさんのことです騒いでんのか・・・もう諦めて頑張って行こう!←開き直った

 

 

 

少し離れた席で

 

「・・・・・・・へぇ〜〜〜」

 

砕蔵が嫌な目でこっちを見ていた

 




どうでしょうか?
何か結局はこうなってしまったって感じがありますねw

次もなるべく早く投稿したいと思います!(他の作品も)
感想・評価待ってます!


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覚悟&拒否

こちらでもね・・・かなり遅れてしまい申し訳ありませんでした!!
3月以降全然投稿せずに・・・申し訳ないです!



「つくね!早く行こ!」

 

モカさんがそう言いながら俺の手を掴みながら歩き始めた。

 

「ねぇねぇ!すごい廊下だねー!」

 

「う、うん。そうだね・・・」

 

「あっちも見てみよーよ!」

 

・・・って普通に手をつなぎながら会話してるけど後ろからの殺気が凄いな・・・俺の日常を返してくれぇ〜

 

そしたら

 

「へぇ〜やっぱかわいいな〜〜

あんた赤夜萌香っていうんだってた。

オレ同じクラスの小宮砕蔵!よろしく!」

 

砕蔵が出てきやがった・・・周りの空気が少し変わったな

 

「ところで何であんたみたいな美人がこんな男と仲良くしてんだ?」

 

そしていきなり俺の首を掴もうとしたけど俺はとっさに避けた

 

「チッ・・・まぁいい、それよりこんなクズみてェな男よりオレの方がずっとマシっしょ?

今から二人で遊び行かない?」

 

モカさんに近づき

 

「な?ちょっとつきあってよ?」

 

何故かわからないが俺はムカッとしたのでモカさんの手を掴み

 

「悪りぃな砕蔵くん、今は俺と学校探索してっからまた今度なぁー!」

 

と言い一階に向けて逃げた

 

▪️▫️▪️▫️▪️▫️

 

砕蔵side

 

「・・・・・フン、まぁいい。

見てろよ?俺はてめェみてェないい女逃しはしねェ・・・それとあの男・・・俺に楯突いただと?ぶっ殺してやる!!」

 

手に添えていた手すりを握りつぶしながらつくね達が走って行った方を睨んでいた

 

▪️▫️▪️▫️▪️▫️

 

つくねside

 

「ハァ・・・」

 

何とか砕蔵から逃げ出し階段の隅で休んで

 

「まぁ何とか逃げ切れたね・・・モカさん大丈夫だった?」

 

「ビックリしたねー、ちょっと怖かったけどつくねがすぐに引っ張って逃げてくれたから大丈夫だよ!」

 

「ツッ!!」

 

そんな笑顔でこっちを見ないでくれよ・・・

 

「そんな事よりモカさん・・・何で俺なんかと仲良くしてくれるの?

友達って言っても初日からこんなに話すなんて・・・」

 

前世では会ったばかりの人とは余り話せなかったのモカさんはすぐに話をしてくる

 

「えっ?・・・何で俺なんかって言うの?!

私にとっては大事な"友達"なんだから!」

 

モカさんが怒り気味で言ってきて少し後ずさった

 

「・・・ッ、ごめん」

 

「ううん、そんな事ないよ・・・そ、それに・・・」

 

ん?何でモカさん少しずつ照れてだ?

 

「血を吸わせてもらった仲だしね♡」

 

お、おぉう・・・そうきましたか

 

「大丈夫!自信を持ってつくね!

つくねの血は一級品だヨ!

今まで私が飲んだどの輸血パックの血より美味しいもん!!

甘さもコクもミネラルバランスも完璧!!」

 

「・・・モカさん、それって友達と言うより食料じゃね?俺は・・・」

 

俺が冷静に言ってみたが聞いてもらえずあまつさえ

 

「じ・・・実はねその・・・・・・は・・・・初めてだったんだよつくねが・・・」

 

「・・・へ?」

 

は?イヤイヤ!!いきなり何でそんな事を言うんですかい?!!

 

「つくねが初めてだったの・・・直に血を吸ったの、あの感じ・・・忘れられないよ♡」

 

「モ・・・モカさん・・・」

 

何でこんなにいい雰囲気になってしまったんだ?

そしたら

 

「やだっ・・・何か恥ずかしい」

 

パシッ

 

モカさんが俺の身体を思いっ切り押してきたがその腕を掴み

 

「モカさん・・・こんないい雰囲気で悪いけど結局は吸血はダメだからね?」

 

「・・・うっ、まぁまぁそんな事より遊ぼうよ!学園探検しよーー!!」

 

あっ逃げた

 

腕を押さえながら

・・・さっき押された時何気痛かったな

 

▫️▪️▫️▪️▫️▪️

モカさんと何だかんだで学園内を見て回って少し幸せだと思うのは悪いことでは無いよね?・・・だってこんなに可愛い子と回れるんだよ?!幸せ意外何と表現したらいいのやら・・・

 

そしたら

 

「見てつくね!

ここがこれから生活する学生寮だって!!」

 

モカさんが指を指している方向に目を向けたら

 

「・・・寮?」

 

えっ?・・・ここは寮っていえるのか?

墓地もあふし不気味すぎるよ!

ある程度はわかってたけど、ここまでとはね・・・

 

「・・・三年間ここで生活か・・・モカさんはどう思・・・」

 

「素敵・・・♡

威厳と風格のある建物・・・」

 

「えっ?!そんな風に見えるの?!」

 

「あれ?

つくねってこーゆーの苦手?妖怪のくせに」

 

あっ!

 

「あ、そう言えばつくねって何の妖怪?」

 

やっちまった・・・まぁ

 

「モカさん・・・正体バラすのは校則違反だよ?・・・猫目先生に言われたの忘れたの?」

 

「あ・・・ごめんね!

今の質問ナシ!」

 

「んーん、大丈夫だよ!

ただ前までは普通の家に暮らしてたから・・・慣れてないだけだよ」

 

「ふーんそうなんだ・・・私はこういうの好きだけどね」

 

それよりもさっきから気になってるのが

 

「モカさん・・・その十字架は?」

 

モカさんがロザリオを持ち

 

「あぁ!このロザリオは私の【力】を封印する効果があるの!

私がもともと争いとか嫌いだから、自分から着けて封印してるんだ」

 

ふーん、やっぱり原作と一緒なんだよな・・・見た目は凄く人間なのに・・・

 

「あっ!それでも【血】は欲しくなっちゃうんだけどね」

 

そう言いつつ俺に近づいてきて血を吸おうとして来たので

 

「はいー残念」

 

モカさんの口を手で塞ぎガードした

 

「もーーー!!!つくねのケチ!!」

 




どうでした?
久々に書いたので自分的には色々とゴッチャになってしまい申し訳ないと思います


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解放

本当に申し訳ございませんでした!!
詳しくは活動報告の方に書きましたのでそちらを読んでください。



つくねside

 

はぁ・・・結局はあの寮で1日過ごしちゃったよ・・・まぁ野宿よりはマシだなぁ

 

と考えてたら

 

「・・・よう・・・待てよ色男」

 

ガシッ

 

登校道に待っていたかのように砕蔵がいて俺のネクタイを掴んできた

 

「・・・何かな?」

 

俺の態度に怒ったのか

 

「テメェ!昨日は赤夜萌香と遊び惚けてたらしいなッ!」

 

俺を持ち上げて壁に寄せて

 

「許せねェッ!何だテメェは?!

テメェの正体は何なんだ!!アァ?!」

 

・・・人間って言ったらもちろんマズイよな・・・他にも登校してる生徒がいるし

 

「正体?・・・さぁ?んじゃバンパイアって事にしといてくれるかな?」

 

まぁそれはこのまま原作が滞りなく進んだらなる予定だけどね

 

言った瞬間に砕蔵の顔が変わり

 

ガコーーーン

 

「うおっと!」

 

俺は顔を少し左にずらし拳を避けた

 

・・・おぉ、パンチで壁が粉々だ・・・ん!この状況は!

 

「テメェ!ふざけた事言ってんじゃねぇぞ?!」

 

「砕蔵くん・・・これって壁ドン?・・・あっ!だけど壁が無いね・・・エア壁ドン?ごめん、俺そういう趣味持ってないからさ・・・」

 

と言った瞬間、周りにいた野次馬たちが爆笑した

 

「チッ!テメェ!まぁいい!

とにかく2度とモカに近づくんじゃねぇ!

次にあいつと話しただけでも殺すぞ?」

 

そう言って彼は立ち去って行ったけど

 

「・・・それは無理かな?」

 

彼が去っていった方向を見ながら言って自分も学校に行こうとしたら

 

「あっ!筆箱忘れた!・・・走って寮まで取りに行けば間に合うかな・・・?よし!取りにいこう!」

 

元来た道を引き返した

 

▪️▫️▪️▫️▪️▫️

 

「はぁ!良かったこれで間に合うかな?」

 

時計を見ながら寮を出たら

 

「あれ?つくね?」

 

後ろから・・・この声は!

 

「おっはよー!急がないと遅刻だよーっ!」

 

抱きついてきた・・・って!何故後ろから抱きつく!?

 

「モ、モカさん?抱きつくのはやめようか?」

 

「・・・あっ!ごめん!つくね!私ってばつい・・・」

 

「"つい"で抱きつくのはどうかと思うよ?」

 

「・・・うん、ごめんね!」

 

・・・そんな笑顔で言われたら何とも言えないじゃ無いか

 

「まぁいいか、んじゃモカさん行こうか?」

 

「うん!」

 

そう言って俺らは通学路を歩き始めたが

 

「この学校もいいけど人間の学校に行きたかったなぁ」

 

ボソッと言った俺が行けなかった

「えっ?人間の・・・?」

 

あっやばい

 

「どうしたのモカさん?」

モカさんが慌てたように

 

「ダメよッ!」

 

・・・そうだった!モカさんは人間界の学校で

 

「人間の学校なんて行っちゃだめ!

私、人間なんて嫌いだもん!!」

 

「うっ・・・」

 

原作で知ってたけど思ったよりこんな事言われるのキツイなぁ・・・

 

「私・・・ね実は中学まで人間の学校に通ってたんだ。

孤独だった・・・

ずっと辛かったの・・・」

 

このまま俺は本当に人間だという事を黙ったままでいいのか・・・?

 

「でも、つくねがバンパイアを好きだって言ってくれたから私、初めて一人ぼっちじゃないっておもえたんだよ?」

 

・・・・・

 

「行っちゃダメだよ?つくね・・・

この学園で一緒にがんばろ・・・」

 

「いやいや!モカさん!単に俺は人間界の学校に行ってたらいまとは違う平和な生活をしてたんじゃ無いかなって思って・・それに」

 

「それに?」

 

「俺がもしだよ?・・・もし俺がモカさんの嫌いな人間だって言ったらどうする?」

 

「え?」

 

「人間なんだ・・・人間なんだよ俺は・・・」

 

「・・・!嘘だよつくねったら・・・嘘だよね?」

 

「人間だよ・・・」

 

いきなり気が重くなったなぁ

 

「うそ・・・!人間がこの学校に入れるわけ・・・」

 

モカさんが俺から少し離れていく・・・だよなぁ

 

はぁぁあ

 

「だよね・・・人間だってわかるとそういった反応は当たり前か・・・俺はそれでもモカさんと友達になりたかったけど・・・」

 

そう言って俺は立ち去ろうとすると

 

ドドドドドドドドッッ

 

「カスがァァァ!!!モカに近づくなって忠告したはずだぞッ!」

 

「「えっ?」」

 

砕蔵が正面から向かってきた・・・って!姿変わってね?!

 

「うわっ!何だお前!気持ち悪っ!」

 

そして砕蔵が俺の目の前に立ち

 

「ん?」

 

腕を振りかぶって

 

ドコーーーーン

 

「つくねーーーーー!!!」

 

「ハハハハハハハハハハ!!

どうした自称バンパイア君よッ!

はぐれ妖しの俺でも最強と呼ばれるバンパイアとは力比べしてみたかったんだゼ!もろすぎだろカスがッ!」

 

・・・余裕こきすぎたな、やべ頭から血が出てる

 

「ひ・・・ひどい!つくね大丈夫?!・・・ゴメンね、やっぱり人間と妖怪はこんなにも違うんだね・・・」

 

モカさんが俺の手を取りながら言ってきたけど

 

「・・・違う・・・違うんだよモカさん。人間だとか妖怪って関係ないんだよ・・・オレは!モカさんと友達になりたいだけなんだ!!」

 

そのままモカさんの肩を借り立ち上がった

 

「えっ?」

 

「アァ?カスが何で立ち上がってるんだ?」

 

オレは・・・

 

「俺は!たとえバンパイアでもモカさんの事、好きだ!!だから見ててくれ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解放!!!」

 

そう言い放った瞬間に全ての傷が治り俺の髪が真っ白に視界がモノクロになった

 

「・・・テメェ、まさか本当にバンパイアだったとはな・・・」

 

何か勘違いしてるな

 

「・・・それがどうした?良いからかかって来い」

 

俺が指でクイっと挑発したら

 

「テメェ!調子に乗ってんじゃねぇゾォ!うおおおおお!!!!」

 

突進しなごらパンチを放ってきたが

 

「つ、つくねーーーーー!!!」

 

メキメキメキ

 

「な、何故避けない!・・・手が動かない!?」

 

片手で砕蔵の手を掴みながら折っていき

 

「はっ!この程度かよ!お前の力はよ!!!」

 

ゴキゴキゴキッ

 

あっ完全に腕の骨折ってしまった

 

「ギャァァァァ!!!」

 

「ウルセェな・・・さっさと終わらせる」

 

左手で砕蔵の手を掴みながら右手で拳を作り

 

「"空射"」

 

ズドォォォォン

 

空気の弾丸を放って砕蔵の顔面に当たって吹っ飛んでいった

 

「ギャァァァァあ!!」

 

おーおー木が折れてくな・・・

 

「相手の実力もわからないならかかってくるなよ」

 

「つくねーー!!」

 

あっ!モカさん!

 

「あっ!モカさん・・・アレ?」

 

モカさんが走りながら俺に抱きついてきたけどそのまま倒れてしまった

 

ガッバキン

 

えっ?

 

「うそ、ロザリオが外れ・・・た?」

 

ズン…ビリビリビリビリ

 

ヤバいヤバいヤバい!!!ロザリオを外しちゃった!!モカさんの髪が銀色に・・・この威圧感ッ!全然違うな、これが本当のバンパイア!

 

「・・・どうした?恐ろしいか?この私が・・・」

 

そしてモカさんが周りを見回しながら

 

「・・・これは私が出てきた意味があったのか?」

 

ですよねぇ・・・ってそろそろやばいかな?

 

「モカさんそれについては申し訳ない・・・それよりも俺限界だから後のことお願いできる・・・か・・・な?」

 

そして俺はそのまま倒れてしまった

 

「・・・おい!」

 

モカさんの声が聞こえる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▫️▪️▫️▪️▫️▪️

 

【次の日】

 

はぁ、あれから大変だったな・・・てかどうやって部屋で寝てたんだろ?モカさんが俺を連れてってくれたのかな?

そんなことを思っていると

 

「つくねー!おっはよー何してんの?」

 

後ろからモカさんが抱きついてきた

 

「ん、モカさんおはよう!」

 

「うん!・・・昨日はありがとうね?やっぱりつくねといるとドキドキするよ」

 

ん?この流れはまさか

 

「つくねって良い匂い・・・」

 

俺は全速力で逃げた

 

「だって血が吸いたくなるんだもん♡」

 

「だよねー!貧血になるから勘弁してくれ!!!」




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