ブラック・ブレット しかしその銃弾は青い (水妖精)
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序章
東京エリアへの道中


初めまして、水妖精という者です。
なかなか他のネット小説投稿者のようにうまく書けないでしょうが、少しでも私の妄想が皆さんを楽しませることが出来れば嬉しいです。


「ねえ、まだ着かないのー?」

 

「もうすぐだ。後10kmで目的地だ。」

 

「えー、日が暮れちゃうよー。」

 

「…いや、そんなすぐに日は暮れない。」

 

今は、昼下がり。まだ昼飯は食べてないが、安全を考えて目的地に着くことを優先した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちは現在、東京エリアにむかって『未踏査領域』を歩いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未踏査領域の森の中を4人の少女達があるいている。

 

「あまり話さないで。一応隠密行動中なのだから。」

 

「ならクラウディア、隠密行動をするならどうして日暮れに出なかったの?」

 

そう声をかけられたクラウディアと呼ばれた少女は「はぁ」とため息をつく。するとその隣を歩く少女が「まあいいじゃん」となだめてから代わりに答える。

 

「まず第1に初めて行くところに夜に行くのはそれだけで危険だろ。あとは夜中に東京エリアに着いて都市部をうろついてたら怪しいし。」

 

「なるほど」

 

それで質問した子は納得したようだ。

 

「じゃあさーー「止まってください」ーー⁉︎」

 

突然会話に割り込んできた4人目最後の少女は前を見たまま続ける。

 

「前方に複数の熱源を見つけました。」

 

そこに先程の会話で説明をしていた少女が情報を付け加える。

 

「俺も前方約300mに5体の4足歩行型生命体を確認。あれは犬かな?」

 

「こんなところにいるってことは…」と質問していた少女の言葉にうなづく。

 

「ああ、ガストレアだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここまで一度も遭遇しなかったのになー。」

 

「愚痴っても仕方ないわ、マーシャ。幸いこちらが風下だから近づいても大丈夫ね。ユリ、ガストレアの周りはどうなってるの?」

 

「半径10mぐらいの広場になっていてこちら側の森から5mぐらい離れたところで固まってくつろいでいる。奇襲をかけたらすくに殲滅出来るぞ。」

 

ユリと呼ばれた、先程まで説明をしていた少女はそう答えた。そして説明を受けていた少女はマーシャというらしい。報告を受けたクラウディアはすぐに決断する。

 

「ガストレアから100mのところまで移動しましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「あそこか。」

 

ガストレアがいる広場から100m、ユリたちは木々に身を隠しながら様子をうかがっていた。

 

彼女らが見ているガストレアはステージ1の犬型だった。色はガストレアに共通して毒毒しい黄色の体に赤い目だ。大きさは一般的なオオカミよりひとまわり大きいぐらい、その体が持つ大きなアギトは獲物を容易く噛み砕くだろう。

 

それを見たクラウディアは全員に指示する。

 

「私、ユリ、マーシャがガストレアの手前50mまで移動するわ。タニアはここで周囲の警戒をお願い。」

 

どうやら4人目の少女の名前はタニアというようだ。

 

「私たちがガストレアの50m手前まで移動したら、私が合図を出すわ。そうしたらユリ、マーシャ、私の順に肉迫。ユリが真ん中の2体、マーシャが右の2体攻撃、私が左に少し離れた1体をやるわ。」

 

クラウディアは全員が作戦を理解したのを確認して告げる。

 

「では、作戦開始!」

 

 




1000文字の壁がなかなか高い…。

結構頑張ったのにすぐ読み終わってしまいますね。もっと精進しなければ。





それでは、見てくださった方々には感謝を。


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