生存競争 (来夏)
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プロローグ

目を付けていただきありがとうございます!
出来る限りおもしろくしようと思いますので、どんどんご指摘下さい。
また、応援して下さると私の士気も盛り上がります!!


--ピピッ、ピピッ

 

「何だよ、うるせぇな・・」

 

音源を手探りで探し手元に引き寄せる・・・9時?

 

「きっとまだ夢の中だ、そう夢だ」

 

目を瞑りもういいか、と思い目を開ける・・・時間は非常にもほとんど同じ時刻を表していた。

 

・・・こんな時は深呼吸して・・

 

「遅刻したぁ!!」

 

一階へ全力の階段ダッシュを敢行する。

 

「あら、おはよう。どうしたの?」

 

「どうしたの?じゃないでしょ!どうして起こしてくれなかったの!?おかげで学校に遅刻する~!」

 

「何言ってんの、今日は休日でしょ?」

 

「へ?」

 

・・・休日?

 

カレンダーを確認すると確かに今日を表す数字が真っ赤に染まっていた。

 

「いつも休みは全部覚えていたのにどうしたの?」

 

「しゃーねーだろ、まさかあの休みが今日だとは思って無かったんだから」

 

あの休み・・・オリンピア週間を説明するには現在の世界の状況から説明しなくてはならない。

 

現在日本を含め世界は人口過剰で貧困に陥っている。その改善策としてとある国の首相が「殺し合わせて数を減らせばいい」等と言い、できたのが生存競争だ。各国から適当に選ばれた選手(中学生以上)は己の生存と莫大な賞金を懸け、二週間殺しあう。

その人の最期の瞬間になるかも、ということでせめて見届けようと作られたのがオリンピア週間である。

 

「今回はどんな対戦が見られるのだろう・・・」

 

俺はテレビのリモコンを操作する。

 

 

カレンダーの数字は血を思わせるほど赤かった・・・



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戦いの始まり

やっと更新・・・待ってくれた人には感謝を、初めての人には挨拶をば

初めまして、はたまたお久しぶりです。
今回もがんばった(つもり)なので感想お願いします!


「あー、暇だ」

 

「うー、暇だ」

 

ぼそっ、と呟いた言葉に応えてきたのは親友であり、クラスでは双子だろ?と言われるくらい似ている(らしい)亜紀 亮(あき りょう)だ。

 

「でも今年はいつあるんだろうな?オリンピア週間。くぅ~、今年は誰が優勝するんだろうな?去年は確か・・・」

 

「ブラジルのマッチョだったろ?覚えてるぜ」

 

「おお、そうだった。蓮もやっぱ印象深かったりするのか?」

 

「ああ、勝ち残るとは思ってたけど、まさか優勝するとまでは・・・」

 

ここいらで自己紹介。

俺の名前は樫ヶ谷 広斗(かしがや ひろと)、黒髪細身の一般日本人で普通の県立高校に通っている普通の高校二年だ。

今は一月後半、後一週間で修学旅行ということもあり、クラスは騒いでいた・・・まぁ、俺達も今の今まで騒いでたんだから人の事は言えない・・・

 

「今度の修学旅行ロシアだろ?ホントよくそんな金があるよな、県立高校なのに・・・これに使うなら設備良くしろよ」

 

「行けるんだから良いじゃねぇか。折角なんだ、楽しもうぜ」

 

ホントこいつは・・・能天気なのは偶にはいいんだが・・・

 

 

 

 

 

 

そして迎えた修学旅行初日、朝九時くらいの空港に俺たちは集まっていた。その光景はいつものそれとは変わらない・・・

 

___だが___

 

何かとてつもない違和感に襲われる・・・まるで死神に鎌を突き付けられた様な悪寒、この通常であることがすでに異常ともとれる様な___

 

「どうかしたか?蓮?」

 

・・・まぁ何も起こる訳が無いか、一般高校生である俺がそんなラノベの主人公の様に巻き込まれはしまい・・・

 

「いや、気のせいだ」

 

そうして俺はクラスの連中の中に紛れた・・・

 

 

 

・・・ただ、翌日は平日にも関わらず真っ赤に染まっていた・・・



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予選開始

早く気がつけばあんな目には合わなかっれはたかもしれない、これは後の談である。

 

 

俺達はロシアに着くとすぐに観光すっとばしえらくでかい遊園地に連れて行かれた。俺達はロシアのディズニーランドのような場所だと勝手に理解した。

 

・・・後から考えてみればおかしかった。

___なぜその位大きい遊園地をだれもしらなかったのか?

 

<皆さん、おそろいでしょうか?>

 

___女性の声が聞こえた、しかしそれはひどく無感情な声だった。機械でさえももっと感情的な声を出せるだろうと思わせる声で

 

<さて、では今ここより>

 

はっきりと・・・

 

 

 

 

 

<生存競争を開始します>

 

地獄の始まりを告げた・・・

 

 

 

 

 

 

 

予備選公開

生存者 250000/250000

題目 嘘と誠

 

 

 

 

<この競技では遊園地内にいるスタッフがゴールのヒントを終始口にしています。しかしながら全てが本当の事ではもちろんありません。嘘をつく者もいれば誠を話すスタッフもいます。制限時間は・・・あなたがた全員がゴールするか、それとも死ぬかのどちらかになれば終了です。この競技では殺人は一切認めてはおりません。もし殺した場合スタッフが殺しに行きますので覚悟して下さい。後・・・>

 

もう聞きたくはない・・・やめろ、やめてくれ!!

 

<遊園地には毒が散布してあります。毒自体はそこまで強い毒ではありませんので人が死ぬにはおおよそ一時間ほどかかります。それまでにゴールして下さい。なお、そこに解毒剤がございます>

 

 

 

 

 

<それでは、始めて下さい>

 

 

 

 

 

 

 

地獄は君たちを飲み込んだ。

さぁ、選びたまえ

生を取るか、それとも・・・

 

 

死を取るか




はい、気のまま更新ですいません!!
何と言えばいいか・・・

出来るだけ飛ばないようにするので読者の皆様は温かく見守って下さるとうれしいです。

感想お待ちしています!


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予選;嘘と誠

前回から軽く二カ月、三ヶ月ですね、すいません。

言い訳すると、家族のパソコンなんであまりほいほい使えないというか・・・
はい!始めさせていただきます!


走る---ただひたすらに走る。

 

 

「ゴールはいつでも空の上」

 

「ゴールはいつでも空の下」

 

「ゴールは外さ、いつだって」

 

「ゴールは建物さ、どんなときだって」

 

「君は嘘つきさ」

 

「君が嘘つきさ」

 

「空の上のさらに上、ゴールはそこさ、僕正直」

 

「そんな所どこにあるのさ、ゴールは違うよ、君嘘つき」

 

 

「じゃあ答えはどこだい?」

 

 

「「このお空の下の上、ゲームの主が待ってるよ」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

---------------------------------------------------------------------------

 

 

--お空の下の上

 

こういった遊園地では余りない。

 

観覧車、ジェットコースター、グレイトフォール、此処から見える大きなお城・・・

 

 

 

 

--残り時間はあと僅か

 

さぁ、選びたまえ

自分の命を掛けるべき時は近い

 

君は生きるか、それとも

 

 

 

 

 

             死ぬか



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