コードギアス初音島のルルーシュ (嵐の中輝きたい)
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ルルーシュ・ランペルージ

久しぶりにD.CⅡをやって書きたくなりました。ルルーシュを選んだのは亡国のアキトを見たからです。


初音島、日本本島から橋一本で繋がれている離島である。そんな初音島には多くの観光客が訪れる。その大きな要因はあれしかないだろう。

 

 

この初音島には枯れない桜が存在するからだ、いつの頃からかは知らないがこの初音島には枯れない桜が存在している。この枯れない桜の謎を解明しようと多くの学者が研究を続けているそうだが未だに解明できていないそうだ。

 

 

しかし、この枯れない桜は過去に2度枯れた事があるそうた。その当時はかなりの騒動になったそうだ。学者たちも枯れた原因は50年経つ今でもわかっていないらしく咲き続ける理由も不明で枯れた原因も不明。

 

 

更にその枯れない桜にはもう一つこんな噂がある、願いを叶える魔法の桜だと。なんでも桜の木にお願い事をした子の願いが叶ったことから広まったそうだ。

 

 

当然中には偶然だと言い張る者たちもいる、当然と言えば当然だろう。昨今ではロボット技術が発達しているこの現代社会において非科学的と言えるだろう、普通の人ならば。

 

 

そう、普通ならそう言うだろう。だが、俺は普通ではない。俺は前世の記憶がある。そしてそこで不老不死の魔女、C.Cと出会いギアスという人知を超えた力を手に入れ大国に挑み敗れ勝利しそして無二の親友に殺させ死んだ。

 

 

前世の記憶が蘇ったのは俺が5歳のころだった、突然の頭痛に俺は意識を失い次に目が覚めた時は水越総合病院だった。目覚めた俺に両親は安堵の表情を浮かべていた。

 

 

しかし、当の俺は体験した事のない記憶に柄にもなく困惑しっぱなしでいた。落ち着いた頃にようやく気持ちの整理がついた。

 

 

最初は困惑するほかなかったが、考え方を変えるとありとあらゆる知識を一気に手にする事ができたことに感謝するべきだろう。知識を披露した時両親には「天才だ」や「天はこの子に二物を与えたのね!」やら終始興奮しっぱなしだった。

 

 

ただ俺の前世の記憶にはブリタニアという巨大国家があったが此方には存在しないといゆうことが判明し以前とは違う世界、つまり今の自分は平行世界にいることになる。

 

 

真実は小説より奇なり、まさにその通りだと感じた瞬間であった。たが一つ、嫌二つほど文句がある。

 

 

まず一つ目は今も前世と同じで体力、スタミナ面が脆いといゆう点だ。小学生の頃の持久走は正に散々な結果になっていた。同級生の女子と幼馴染の女子からは。

 

 

「走り終わったルルの姿は産まれたての子鹿みたいで滑稽だったわ」

 

 

「あ、あははルルーシュ君毎年死にそうになってるけど大丈夫?」

 

 

とのことだ、そして二つ目のやつが俺にとっては一番重要なことだ。

 

 

ギアスがあったのだ、しかもギアス能力者末期の状態つまりは両目にギアスがあるのだ。ギアスの存在に気付いたのは些細なきっかけであった。まあ、それはどうでもいいので割愛する。

 

 

記憶を思い出したとき以上に焦ったのは致し方のないことだろう、何故この力が今の俺に宿っているかは分からないが、この力はもう必要のない力だ、なので存在に気付いてから俺はギアスを自分の為に使用したことはない。

 

 

さて、そんなことはさておきそろそろ時間のようだ。俺は腕時計の時間を確認し細い笑みを浮かべる。そして制服のポケットにしまっていたトランシーバーから。

 

 

『ルルーシュよ、此方の準備は整ったぞ』

 

 

「杉並か。」

 

 

トランシーバーから聴こえる悪友の声を聴き笑みを浮かべた、気の所為か杉並の声も弾んでいるようだった。

 

 

『同志ルルーシュの作戦通りに生徒会はダミーの仕掛けに手間取っているようだ。』

 

 

「ふふっ、流石だな。朝倉音姫【あさくらおとめ】あの仕掛けもなかなか本命同様に手塩にかけたものだったのだがそれに気付くとは流石と言うほかない・・・だが。」

 

 

『賢いがゆえに落とし穴にかかるか・・・流石同志ルルーシュの策だこの俺でさえも計画を聞かねば気付かなかっただろうな。』

 

 

「賛辞は素直に受け取っておこう、さてそろそろだな。派手にやってしまおうか杉並よ」

 

 

『ああ、俺たち非公式新聞部が卒業してゆく者たちの門出を祝ってやろうというのだからな。ではゆくぞ』

 

 

「俺は違うがな、カウンドダウンに入るぞ」

 

 

『3』

 

 

「2」

 

 

『1』

 

 

俺は手元にあるスイッチに指をかける。そして。

 

 

「『0』」

 

 

スイッチを押した、その瞬間空に花火が咲き誇った。

 

 

ここ、風見学園は何かとイベントが多い杉並たち非公式新聞部はイベントがあれば騒動を起こす。風見学園の生徒会や教師陣からはブラックリストに載るほどの問題児集団だ。その筆頭と言える人物が先程トランシーバー越しで会話していた人物杉並である。

 

 

ちなみに俺も杉並に協力しているためブラックリストに載ってはいないが注意人物とされている。まあ、楽しんでやっているため言い訳はできないのだがな。

 

 

『ハーハッハー!!たぁまぁぁぁやぁぁぁーー!!』

 

 

トランシーバー越しから杉並の声を聞きながら俺はその場を後にしたのだった、何時までも同じ場所に留まっていれば捕まってしまう可能性が出てくる。なので俺は早々に学園を後にしたのだった。

 

 

今回のこの騒動の所為で晴れて俺もブラックリスト入りすることになった、俺が付属一年の卒業パーティーのことだった。

 

 

これが今の俺、ルルーシュ・ランペルージの日常である。




こんな感じでいかがでしょうか?意見感想待っています。


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アルティメットシリーズ
春風のアルティメットバトル前編


風邪をひいてダウンしてしまい更新が遅れました。


卒業パーティ、通称卒パ。卒業式の後に行われるパーティである。無論俺の所属する非公式新聞部も当日に向けて準備の真っ最中なのであるが誠に残念なことに俺、ルルーシュ・ランペルージは季節外れの風邪のせいで学園を休んでいるのだ。

 

 

熱も下がり始めているので明日、つまりは卒パ前日には復帰できそうだが1日での準備となると中々に厳しいものがある、まあ、出来ないことは無いだろうが。

 

 

熱を出してからというもの俺の1日は非公式新聞部が入手してきた生徒会の動きについての報告書や非公式新聞部の活動についてのこと、などなど書類ばかりを見ていただけであった。

 

 

茜や杏に小恋。そして渉や義之に杉並などが見舞いには来たりもして退屈はしなかったが、今も俺は先程見舞いやって来た杉並から書類を渡されそれを確認している最中である。

 

 

普段とほぼ変わらない書類に目を通してゆくとある一部分に俺の目が止まる。それは。

 

 

(生徒会の予算についての書類か、んっ?これは書類が改竄されている?何故だ?確か今の生徒会長は磯鷲涼芽『いそわしすずめ』だったか?)

 

 

磯鷲涼芽、俺たち同様お祭り騒ぎが好きな人物であり俺たちが騒ぎを起こそうとも我関せずの姿勢で俺たちを取り締まるどころか生徒会の仕事を放り出して騒ぎに便乗する人物である。

 

 

良くそんな人物が生徒会長になれたなと思う、イベント好きといゆう点ではミレイ会長に似ているかも知らないな。ミレイ会長程優秀とは言えないが。なんやかんや言っても生徒会長としての責務は果たしていたしな。

 

 

(ん、待てよ・・・もしやこの予算の改竄は・・・!!)

 

 

そこで俺は一気に思考を巡らせる、俺の予想が正しければ磯鷲涼芽は必ず当日にやらかす。ここまで書類を改竄するのだ他の生徒会役員もこの事には気付いていない。ならば当日の彼奴らが取る行動は・・・!!

 

 

(いける、いけるぞ!!フフフッ、感謝するぞ磯鷲涼芽卒パ当日は存分に稼がせて貰うぞ!!)

 

 

俺は細く笑みを浮かべると携帯を手に取り奴に連絡を入れる、数回の呼び出し音が鳴った後相手が出る。

 

 

『もしもし、杉並だが』

 

 

「杉並か、俺だルルー・・・」

 

 

『現在多忙のため、この回線に繋げるためには国防長長官の許可が必要だ。繰り返す。現在多忙のため・・・』

 

 

いつも通りの杉並の留守電に繋がると俺はそのまま携帯をきる、基本的に杉並は此方から連絡を入れても出ない。俺や義之に渉も杉並に連絡を入れても出ることは一度たりともなかった。

 

 

あったとしても杉並のほうから俺たちに連絡をしてくる時だけであった。まあ、しばらくしたら杉並のほうから連絡が来るだろうから気長に待つとしよう。

 

 

しばらくして杉並から折り返し連絡がかかってきた、俺は自分の考えた策を杉並に話す。そして予想通り杉並から良い返事をもらった。

 

 

『くっふふ、流石我が非公式新聞部が誇るハイパーブレインルルーシュ・ランペルージだ。フフフッ、明日は忙しくなりそうだな。』

 

 

杉並はそう言いながら電話をきった、これで後は当日のクラスの出店の調査だけで俺の策は完成する。今年の卒パは例年の様に派手なことはしないが盛り上がることは間違いないだろう。

 

 

そして翌日俺は普通に登校し他クラスの出店を調べあげ目星を付けておいた、今回は自身のクラスの出し物は渉に任してあるから不安ではあるがまあ、大丈夫だろう。渉の提案する物は殆どが女子からの反感を買ってき却下されてきていたからな。

 

 

まあ、やるべきことは全てやり終えた後は当日を待つだけだ。俺は当日に起こるであろう出来事を思い浮かべながら笑った。

 

 

そして、迎えた当日卒業パーティ。俺は普段通りの時間に家を出る。バス停に向かおうとすると。

 

 

「ルルーシュ君〜おっはよー」

 

 

「んっ、茜か珍しいな。お前がこの時間にいるとは」

 

 

「えへへ、卒パが楽しみで目が覚めちゃったんだぁ。」

 

 

彼女の名前は花咲 茜(はなさき あかね)子供の頃からの付き合いがある、俗に幼馴染といゆうやつだ。薄桃色の髪に中学生離れしたプロポーションを持っている。幼い頃からの付き合いがある俺でもその育ちようには驚かさせれた。折角なので一緒にバス停に向かいそのままバスに乗る。

 

 

バスがしばらく走るりある停留所に止まると数人の風見学園の生徒が乗ってくる、その中に。

 

 

「あっ、杏ちゃんだ。杏ちゃん〜こっちこっちー」

 

 

茜の声に反応した一人の女子生徒が此方にやって来る、白髪に茜とは正反対の身体で毒舌家の雪村 杏(ゆきむら あんず)である。

 

 

「茜、そんな大声出さなくでも聴こえてるわよ。」

 

 

「あはは、そっかそっかこの席は最早私たちの定位置になってるからねぇ。」

 

 

「それ以前にこの席は窓際だからな、バス停から窓越しの俺たちが見えていただろう」

 

 

「ふふっ、流石ルルーシュ大正解よ」

 

 

「なぁ〜んだ、そうだったんだ。」

 

 

杏も合流して、バスは風見学園のバス停に到着した。この時間ならばゆっくり歩いても間に合う。ゆったりとした足取りで俺たちは学園を目指した。

 

 

二人とはクラスが違うので途中で別れると俺は自分のクラスへと向かう、するとそこには珍しいやつがいた。

 

 

「おーっす!ルルーシュ!」

 

 

「渉か、珍しいなお前がこの時間にいるのは。普段ならもう少し遅い時間に来るのにな」

 

 

俺が、クラスに入ると真っ先に話しかけてきたのが板橋 渉(いたばし わたる)。俺、杉並、義之と同じく問題児とされている一人である。陽動に使えるやつなので俺も囮として重宝している。

 

 

生徒会では俺たち四人を総称して悪童四人組などと呼んでいる、渉自身も弄られキャラが板についてきているため良く茜や杏にオモチャにされている。中々に不憫な奴だ。

 

 

「今回はどんなことをしでかすつもりだよルルーシュ」

 

 

「ふっ、今回はまあ、楽しみにしておくがいい期待は裏切らん」

 

 

「そうか、なら楽しみにさせて貰うぜ。お前らが派手にやってくれるからな毎年毎年何やんのか楽しみにしてんだよな行事があるとさ」

 

 

そんな感じで渉と他愛ない話をしていると、突然の全校集会のアナウンスがスピーカーから流れ始める。周りの生徒たちは何だろうと、困惑気味であったが俺は理解した。

 

 

そして俺の読み通りに会長からサプサイズが発表された。

 

 

『卒パで売り上げトップのクラスには豪華商品が贈られます、皆さん張り切って稼いでくださいねぇ。』

 

 

その後磯鷲会長は朝倉姉と高坂まゆきによって壇上より退場させられた、が、俺はこれからのことを考えながらも笑みを浮かべていた。

 

 

「計画通りだな」

 

 

俺は一人小さくそう呟きながら計画の成功を確信するのであった。




豪華商品の発表のくだりは時期を少し変えさせて貰いました。そっちのほうがインパクトが強いと思ったから。


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春風のアルティメットバトル中編

クーラーがかかせない季節となりましたね。作者は部屋のクーラーをガンガンかけて過ごしてます。


磯鷲生徒会長の宣言後生徒たちは沸き立った、最初は困惑していたが元々イベント好きの奴等の集まりであるここ風見学園の生徒たちは直ぐさま作業に取り掛かる為各教室に移動を始めている。

 

 

めぼしい店にはすでにチェック済みなので後は簡単な工作で済む、しかし、俺も表向きは豪華商品を狙っているということを周りに印象付けなければならない。なので俺も早速動くとしようか。

 

 

まずは自分のクラスを優勝候補の一角を担ってもらわなければならない、なのでまずはこのクラスの出店の要と言っても過言では無い人物に接触することにした。まぁ、クラスメイトなんだがな。

 

 

教室の一角、男子生徒が集まっている中。その中央で無邪気な笑顔で男子生徒と接している女子生徒がいた。さて、手早く済ますとしようか。

 

 

「白河少し良いか?」

 

 

「あっ、ルルーシュ君。どうしたの?私に用事かな?」

 

 

「用がなければ話しかけないさ、なに、時間はあまり取らせない。すぐに済む話だ。」

 

 

彼女は白河(しらかわ)ななか、付属の一年の頃から絶大な人気を博している女生徒だ。毎年ミスコンに参加させるために手芸部が躍起になって白河を追い回す光景はある意味この風見学園の名物となりつつあった。学園のアイドルとまで言われている。まあ、そんなことはさておくとしてようか。

 

 

「うーん、わかった。ルルーシュ君の話だし変なことじゃ無いだろうしね。」

 

 

「すまないな、付いてきてもらっても良いか?ここで話せる内容では無いのでな。」

 

 

「はいはい、それじゃあ、エスコートお願いねルルーシュ君」

 

 

そう言って白河は俺の腕に抱きついて来た、やれやれ。こういった過剰なボディータッチは控えろと渉や小恋から言われているのだが何故やめないのだろうか。困ったものだな。過剰なボディータッチは要らぬ勘違いや面倒事を招くものなんだがな。

 

 

俺が白河と知り合ったのは2年になってからであり、渉と同じクラスになったため、中間テストや期末テストの度に泣きついてきたのだ。

 

 

そんな時、渉が連れてきたのが白河であった。白河も渉と負けず劣らずの成績でどうすかと悩んでいたところに世話になってる、という理由で渉が連れて来たとゆうのがきっかけであった。

 

 

それからというものななかとも交流を持つようになった、交流を持つようになってからはその自由奔放さに少し振り回されたりもした。更に不思議なことに白河は相手の考えを読み取るのに長けているのか俺の考えをズバリ当ててきたことも多々あった。

 

 

前世のこともありポーカーフェイスなどには自信があったのだが、俺もまだまだなのかそれとも白河の勘が鋭いのか謎である。

 

 

さて、そうこうしている間に目的地である人気の無い階段踊り場までやってくるとななかと向かい合う形をとる。

 

 

「さて、白河すまないがお前に頼みがある。」

 

 

「うーん。ルルーシュ君のことだから今朝の豪華商品の事絡みなんだろうけど。私そんなに豪華商品に興味とかないんだけど・・・。」

 

 

白河が困った表情を見せる、だがしかし、俺の目的は違う。なので。

 

 

「安心しろ白河、俺も豪華商品に興味は無い。」

 

 

「えっ?」

 

 

予想外の言葉に固まる白河、俺もこのイベントが学園主催のイベントならば狙いに行っただろうが今回の主催は生徒会なのだ。まぁ、詳しい事は後ほどにして今はななかの説得である。

 

 

「豪華商品を狙ってないならルルーシュ君はなにを考えてるの?」

 

 

「まぁ、色々な。だが白河が協力してくれる言うのならば話すのも構わないがな。無論手を貸してくれるならばそれ相応の謝礼も出す」

 

 

俺の言葉を聞き、少し悩む仕草を見せるななか。正直言えばこの作戦は別に実行する人物は誰でも良いんだが学園のアイドルという肩書きを持った白河に頼むほうがより俺の策の成功率が格段に跳ね上がるのだ。

 

 

妥協は一切しない、打てる手は打ち最善を尽くし成功率を可能な限り上げる。それが俺のポリシーである。

 

 

「うーん、それじゃあ。先ずは内容を聞いてから協力するなしないかにしようかな」

 

 

よし、白河の興味を引くことは出来たようだ。さて。後は俺の作戦内容を話しななかが了承するかどうかであるがこの話はハッキリ言ってしまうとななかには何の損もない。ほぼノーリスク、ハイリターンの結果だけがある。

 

 

なので断わられる可能性は限りなくゼロであろう。

 

 

「さて、白河に頼みたい事があるんだが・・・白河はクラスの出し物では裏方か?」

 

 

「違うよ、板橋君がどうしてもって頼んできたんだ。クラスの出し物でちょっと出てほしんだって」

 

 

「ふむ、そうか。」

 

 

渉のことだ肝心なのことは伏せて当日になって本当のことを話して相手から批判をくらうのだろう、その光景が目に浮かぶ。

 

 

「だったら、その手伝いは前半だけで良い。残りの時間は卒パを楽しんでくれて構わない」

 

 

「えっ、いいの?あっ、でもそれってルルーシュ君の独断でしょ?」

 

 

「ああ、そうだ。だが、心配はいらない。その辺りは抜かりはないからな。」

 

 

「まあ、ルルーシュ君がそう言うなら楽しませてもらうけど。それが頼み?」

 

 

「いや、俺の頼みはーーーーーーーーだ。」

 

 

「えっ?そんなことなの?でもそれだと豪華商品が」

 

 

俺の頼みの内容を聞い白河が困惑していた、まあ、無理もないだろうな。まあ、何故そんなことをするのかちゃんと目的もあるわけだしな問題ない。

 

 

「先程も言っただろう豪華商品に興味無い、とな」

 

 

「ま、まあ。そうだけと。だったらルルーシュ君は何を企んでるの?」

 

 

「ん、それはこの紙を見たら分かる。」

 

 

俺は懐から一枚の紙を取り出しそれを白河に差し出す、差し出された紙を受け取った白河はその紙を見る。

 

 

「あー、そういうことだったんだ。」

 

 

納得したように笑みを浮かべる。

 

 

「さて、協力してくれるか白河?」

 

 

「うん、良いよ。偶にはこういうのもやってみてもいいかなって思ったし」

 

 

「交渉成立だな、ああ。その紙は持っていてくれ。その紙が報酬だ」

 

 

「了解〜。」

 

 

そう言って白河は悪戯っ子みたいな笑顔を見せる。

 

 

「では、教室に戻るとしよう。」

 

 

協力者も得た、さて、どうなるのか今から楽しみだ。俺は

頬が緩んでいるのを感じながら教室に戻るであった。



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