Fate/buro (這い寄る劣等感)
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ブロントさんのステータス

ここはブロントさんのステータスを公開する場なんだが関心はするがどこもおかしくはないな。

順次更新することが稀によくあるらしいぞ?


クラス:ナイト

 

真名:ブロントさん

 

属性:秩序・中庸

 

ステータス

筋力:B 耐久:A+ 敏捷:D+ 魔力:C 幸運:B 宝具:A+

 

保有スキル

 

黄金の鉄の塊でできたナイト:A+

 

黄金の鉄の塊でできたナイトが皮装備のジョブに遅れをとるはずがない。

同ランクの守護騎士、被虐体質、情報隠匿、騎乗、心眼(真)、戦闘続行を得る。

直感も得るがCランクである。

 

※守護騎士……他者を守る時に防御力が一時的に上昇する。

ブロントさんは唯一ぬにのメイン盾のため、常に「守ってくれること」を期待される。その最強の期待が最強のプレッシャーとなり、ブロントさんをナイトたらしめる。

 

※被虐体質……集団戦闘において、敵の標的になる確率が上がる。決してドMというわけではない。

ナイトにとっては神の贈り物だが防御が貧弱なサーヴァントにとっては地獄の宴。決してドMというわけじゃない(大事なことなのでry)

若干の防御値プラスの他、A+ともなるともうブロントさんに敵対行動を取るだけでブロントさんに釘付けになっちぇしまう。

パッションリップが持っているのはAランクである。

 

※情報隠匿……ブロントさんが下段ガードを固めつつブロントさんの山脈にいる極級のハッカーがブロントさんの国家機密にも等しい個人情報を隠してくれる。

マスターがブロントさんを見てもステータス及びスキルは一切わからない。

ただし、目の前でスキルを使えば少しはわかる。

 

※騎乗……乗り物を乗りこなす能力。

A+ともなると竜種を除く全ての乗り物を乗りこなせる。

ブロントさんが基本的に乗りこなすのは野獣ランクであるチョコボ。

キングベヒんもスにも騎乗してしまう。

 

※心眼(真)……修行、鍛錬及び数多の死闘を潜り抜けたことによって培った洞察力。

相手との実力差を即座に把握し、どのようにすれば勝てるのかを導き出す。

セイバーよりも高いランクである。

 

※直感……戦闘時、常に自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。

視覚・聴覚への妨害を半減させる効果を持つ。

ブロントさんは守ることと敵か否かの判断のために使われる。

 

※戦闘続行……名称通り戦闘を続行するための能力。致命的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。

ブロントさんは持ち前の生存能力の高さによるものからこのスキルを得ている。

 

リアルではモンクタイプ:C

 

リアルではモンクタイプだから素手で怪力だから強い。

同ランクの格闘術、勇猛、怪力を得る。

 

※格闘術……素手や足などを用いた戦い方。

ブロントさんが用いるのは喧嘩殺法である。

 

※勇猛……威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。また、格闘ダメージを増加させる。

 

怪力……魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性で、一時的に筋力を増幅させる。

ブロントさんはエルだがそんなの関係ないとばかりに使えてしまう。ナイトはスキルを選ばない。

 

とんずら:C

 

移動するスピードを上げる技法。

敏捷にプラス補正がつく。

 

ダークパワー:A+

 

相手に闇の魔力の塊をぶつける技。

魔力を直接ぶつけているため、対魔力による威力の減衰は起きない。

相手が暗黒に分類されるならば頭をおかしくさせ、死なせることがある。

 

カリスマ:E(A)

 

軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘において自軍の戦闘力を向上させる稀有な才能。

ブロントさんの場合、指揮能力はないがただそこにいるだけで自軍の士気はムクムクと沸いてきて、ナイトが守っているため後衛も本気を出せる。

だがそれは団体戦闘におけるカリスマで平時の際なら何故かブロントさんに心惹かれてしまう。べ、別に惚れているわけじゃないんだからね!ナイトがカッコいいタル〜と思ってるだけなんだからね!

 

アイテム作成:B

 

「○○をおごってやろう」の言葉とともにアイテムを作り出す技術。

基本的にはジュースである。

 

神倒しの偉業:-

プロマんしアを倒したことにより得たスキル。

神性を持つ相手に特攻ダメージを与えられる。

相手の神性スキルが高いほど効果あり。

 

言語汚染:A+

 

ブロントさんの言語があもりにも高尚過ぐるので、初めて聞いた者には何を言っているのか理解不能状態になってしまう。

だが聞いているうちに段々と慣れていき最終的には「素晴らしいナイトだすばらしい」と潔い賞賛の言葉が出てしまう。尚、段階をすっ飛ばすこともある模様。

ブロントさんの言葉は他人にも感染する傾向がある。

呪いのようなものだが呪いではないため対魔力などでは防げない。本人のダイヤモンド・パワーの精神力がもしかしたら言語汚染を防いでくれるかもしれにい。

 

俺の怒りが有頂天になった:-

ブロントさんの怒りが有頂天に達することで発動する準パッシブスキル。

幸運、魔力を除いたステータスがかなり強化される。

怒りの度合いによって強化され具合も変わってくる。

 

 

宝具

 

『大喰らいの魔剣(グラットンソード)』

ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1〜5 最大捕捉:1り

 

ブロントさんが持つ間隔が長いから遠くまで届きギザギザが多いので相手に致命的な致命傷を与えられる剣。

これにより斬られ傷がつけられた相手は治療が困難となる。

これ以外にも神秘のベールに隠された能力があるらしいぞ?

 

 

『全てを喰らい尽くす暴食の魔剣(グラットンソード)』

ランク:A+++ 種別:対人〜対界宝具 レンジ:1〜999 最大捕捉:1000り

 

グラットンソードの真の姿。普段はブロントさんが別の真名をつけることで力を抑えている状態。

刀身がより黒く染まり、それを振ることによりエクスカリバーみたいにビームめいた何かを放てる。

それはグラットンの底抜けの食欲の現れであり、ダメージはないが、名前通り何もかもを喰らい尽くす。ただし規模が大きくなるほどに喰らい尽くすまでの時間も長くなるため、威力が大きい宝具などは喰らい尽くすのに時間がかかりすぎて押し負ける場合もある。

 

 

『血煙咽ぶ九連撃(グラットンスウィフト)』

ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1〜5 最大捕捉:1り

グラットンソードで相手を九回連続で斬りつけるという単純且つ強力な技。

これを喰らった相手はバラバラに引き裂かれる。

元々は忍者の蝉を剥がすために開発した技らしいぞ。

 

 

『後より喰らい付く炎蛇の顎(追撃のグランドヴァイパ)』

ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1〜5 最大捕捉:1り

炎を纏いながら相手に突進し斬り上げる技。

これの発どぅん中は魔力放出(炎)を会得する。

追撃の、とあるように相手が何らかの傷を負っている際に使いダメージを与えラバ更にダメージは加速する。

 

 

 

 

『昨日の敵に今日の友(キングベヒんもス)』

ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:1000り

ブロントさんが倒し手懐けたキングベヒんもスを召喚する。

キングベヒんもスは魔獣ランクなので騎乗が高くないと乗れにいがブロントさんは高かった。やっぱナイトじゃないとダメかー。

メテオなどの広範囲殲滅魔術を使い、キングベヒんもス自体もかなりのサイズなので街中で出してしまうと被害が甚大なものとなり、神秘の秘匿的にも好ましくないためブロントさんはこれを使うことを自粛している。

 

 

 

 

 

『金剛不壊のメイン盾(インビンシブル)』

ランク:C+ 種別:対己宝具 レンジ:1 最大捕捉:1り

物理攻撃に限り30秒間だけ無敵になれる。ただそれだけだ!

 

 

 

 

『我下スハ熾天ノ裁キ(ウリエルブレード)』

ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1〜999 最大捕捉:1り

ブロントの背中から翼が生え、対象をどこまでも追い剣を振り下ろす宝具。

この宝具はあらゆるものを無視して相手を一撃のもと倒す。例えば不死身だとか複数の命のストックだとか空蝉だとか追いかけてくる鎖だとか。

ただし使うためには条件があり、ブロントさんのマスターが純度100%混じりっ気なしにブロントさんのことだけを想って令呪を使わないといけない。

ブロントさんはこの宝具に関する情報だけはマスターにも話さない。話してしまったら使えなくなるというわけではないが、令呪一画で絶対に勝てるとなるとどうしてもちょとわずかに邪念が入り込むため。

ゼロとステイナイトメンバーで使える可能性があるのはウェイバー、士郎ぐらいなもの。




これがブロントさんのステータス。

英霊としてはまあまあかもしれにいがスキルがえごいからよ大英霊だって打ち倒せる。

神倒しの偉業はブロントさんならプロマんしアは倒しただろうなという勝手な推測の元のスキルだから突っ込むのはやめちくりー。

宝具の数が多いのは技的なのも宝具になるせい。

それじゃら闇系のゲームがあるからこれで。


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ブロローグ

勢いに任せて書いてみたんだが?

東方有頂天モノを診ていたらブロントさん主人公の作品を書いてみたいって気持ちがむくむくとわいてきたこの気持ちはしばらく収まることを知らない


今日もまた悪夢のような一日が始まる。

身体の髪の毛一本から爪の一枚まで余すことなく蟲に這いずられ、犯される日が。

お父様は私を間桐の家に養子として出した。

お父様なりに考えた結果この家の娘としたんだろうけど、結果はご覧の有様だ。

恐らくお父様はこの事を知らない。

私の髪が黒から紫に変わったのも、私の身体が内側から変えられているのも。

お母様や姉さんだって知らないんだろうな。

こんな時でも考えてしまうことがある。

物語に出てくるような騎士様が、私を助けてくれるんじゃないかって。

けど現実はそう甘くはない。

そんなことは絶対に起こり得なーーーー

 

 

ーーーーいいぞ。

 

 

……えっ?

私の耳に声が聞こえてきた。

いや、私の耳と言うよりは、私の頭の中に直接語りかけてきているかのような感じだった。

 

 

ーーーーナイトに助けを求めてしまうのは本能的に長寿タイプ。お前全力で俺に助けられていいぞ。

 

 

また頭の中で声がした。

けどこの珍妙な喋り方初めて聞いた。どこ出身の人なんだろう。

 

 

ーーーーどこだっていいだろ、言語学者なのかよ。俺はお前の「はやくきてー;;」「はやくきてー;;」と助けを求むる声を聞いて、とんずらをつかって普通じゃ絶対着かないような時間できょうきょおもえの心太にカカッっと来たんだが?

 

 

助けてくれるのなら早く助けてくださいますか^^;

 

 

ーーーーおっとと一本取られてしまった感。「」確かに口で説明するくらいなら動いた方がいいという事実。じゃあそこを動くなよ。

 

 

動いたらどうなるの?

 

 

ーーーー死ぬよ。

 

 

えっ。

 

 

ーーーー俺が出てくる時の笑撃に巻き込まれて死ぬ。

 

 

何それ怖い。

まあ私は蟲が身体中を這いずっているのでそもそも最初から動ける確率は0%だったので、そのままじっと待つことにした。

それから10秒と経たない内に蟲蔵に魔方陣が形成され、それが光と共に衝撃を放ち、私の身体を這っていた蟲を全て吹き飛ばした。

 

 

「うむ。どうやら性交したようだな。ここはサんヴァーんとらしく名乗りを上げるべきだろうな」

 

 

魔方陣から出てきた人物が私の方を見て、こう言った。

その人は全体的に白い鎧を身に纏い、左腕には鮮やかは紫色が印象的で、異性を口説くのが好きで少し勝気な人に見えた。

腰に吊り下げた剣はギザギザがあり致命的な致命傷を与えられそうで、間隔が長いから遠くまで届きそうな剣だった。

 

 

「おいィ?お前が俺のマスターなんですかねぇ……?」

 

 

これが私、間桐桜と黄金の鉄の塊でできたナイトとの初めての出会いでした。




作者は貧弱一般ブロンティストとすら呼べないあるさまらしく、このブロローグを書くのにすら半日使ったらしいぞ?
ブロント語はた丹後はたもかく文として書き起こすと熟知していないと使えない!使いにくい!

作者は最初、東方聖杯鉄というモノを作ろうとしていたらしい。が、配役はともかくストーリーがぽこじゃか沸いてこなかったのでサんヴァーんととしてFate/zeroにきょうきょ参戦させたんだが?

それじゃあ闇系の仕事があるからこれで


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さらば翁!悲しみの向こうへレディーゴー!

感想をいきなり6りからもらって喜びが有頂天になった結果がこれ。
お前らのおかげだよ?


間桐臓硯ーーーーマキリ・ゾォルケンは蟲蔵へと向かっていた。

其処にサーヴァントが現れた反応があったからだ。

しかし、従来の聖杯戦争ならこんなことはあり得ないはずである。

聖杯戦争において召喚される英霊ーーーーセイバー、ランサー、アーチャー、ライダー、キャスター、バーサーカー、アサシンーーーーは既に揃っているのだ。

だが蟲蔵に現れた反応は間違いなくサーヴァントのもの。

それ即ち、八騎目のサーヴァントが現れたということに他ならない。

臓硯は蟲蔵に向かいながら考える。一体誰が召喚したのかと。

とは言っても大体の目星はついている。それでも敢えて考えるのだ。

名目上の間桐の当主である間桐鶴野か。

絶対に違う。

アレは自分に怯えているし、それでなくとも気の弱い男だ。

自分に隠れて召喚なんて真似が出来るはずもない。

では鶴野の息子である慎二か。

そもそも魔術回路が無い。仮に召喚したところでサーヴァントがアーチャーでもなければすぐに魔力不足に陥って勝手にドロップアウトするだろう。

ならば残る答えはただ一つ。

遠坂から養子としてもらった母胎ーーーー旧姓遠坂、現間桐桜しかいない。

魔力回路、場所ともに一番召喚したのに辻褄が合う。

今回の聖杯戦争は見送る気だったが、鶴夜の弟の雁夜が何を思ったか母胎の解放を願って自分を頼ってきたので、手伝ってやることにした。

お陰で今の雁夜は髪の毛は白くなり、顔には血管が浮かんでバーサーカーを使役するのに血反吐を吐いている。

見ていて中々面白い。

そんな中での間桐陣営の二体目のサーヴァント。

聖杯戦争をより混乱させられるかと思うと愉悦の極みである。

そんなこんなで蟲蔵に入るとーーーー

 

 

「メガトンパンチ!」

 

 

グシャッ、と肉が潰れる音が耳朶に響く。

何かに受けた衝撃を殺しきれないまま臓硯は壁まで吹き飛ぶ。

壁に叩きつけられて、ズルズルと床に落ち、物言わぬただの肉塊と成り果てた。

さて、ここでカカッっと時間を巻き戻すんだが?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの、貴方は……?」

 

 

私、間桐桜は私の身体を這っていた蟲を全て吹き飛ばした目の前の人物に誰なのかを訊いた。

サんヴァーんととか言っていたけどなんのことだか理解不能状態なのでまずは誰なのかを知りたいからだ。

 

 

「俺はおもえのサーヴァントでクラスはナイトなんだがどこもおかしくはないな。真名はブロントで謙虚だからさん付けでいいぞ」

 

「私は間桐桜です。サんヴァーんとってサーヴァントのことだったんだ。あと、真名って?」

 

「ほむ、そこから絶命しないといけにいのか。サーヴァントってのは、営々、昔居たauとか異人を物凄い使い魔にさせたやつのことだぬ。真名はその英雄とかのなあmえのことだ。けどこの真名は他人に走られてはいけにい。それが例えマスターであってもだ」

 

 

私はブロントさんと名乗るナイトの話を聞いたけどそれでも理解不能状態だった。

取り敢えずサーヴァントっていうのはわかったけど、なんで名前を隠す比喩用があるのだろうか?

それにそんなことを言っているブロントさんは正正堂堂と名乗っているし……。

そう思っていたらブロントさんは私がそう感がえてたのをわかっていたのか、そのことについて話し始めた。

やはりナイトの理解力はやはりA+といったところですね、今回のことでそれがよくわかりました≫ブロントさん感謝。

 

 

「なんで名前を隠すのかと言うとだな。名前を知られることによって弱点がスレに晒されるのを防ぐためだ。あsくらが嫌いなものは何だ?」

 

「えっ、急になんですか。えーっと、蟲と爺ですね。ワカメは、まあ、普通です」

 

「そう言えばお前スッポンポンじゃにいか。しかもこの部屋ちょとわずかに芋が多すぐる不具合。取り合えず服をおごってやろう」

 

 

そう言うとブロントさんはどこからか私でも着れそうな小さめの服を取り出して、私にくれた。

 

 

「これは……?」

 

「うむ、そるはタルタルの初期装備なのだよ。俺はエルヴァーンなんだが、エルヴァーンだからと言ってタルタルの服を持っていないと思う浅はかさは愚かしい」

 

「タルタル?エルヴァーン?何それ?外人?生肉のステーキ?まあ、後でいいですね。それで、嫌いなものが何だと言うんですか?」

 

「お前相手に名前を知られたら自分の嫌なものばかり見せつけられたり押しつけられたりする人の気持ち考えたことありますか?俺はマジでぶん殴りたくなるほどムカつくんで止めてもらえませんかねぇ……」

 

「おk、把握しました。「」確かにムカつきますし、名前を隠す理由もわかりました」

 

 

ブロントさんの説明で名前を隠す理由がわかった。

名前を知られるだけで自分の嫌なもの、爺とか蟲とか爺とか蟲とかを持ってこられたら溜まったもんじゃないですよ。

私はブロントさんに渡された服を着ながら次の質問をした。

 

 

「それで、サーヴァントというのは何のために呼び出すのですか?」

 

「そるは正妻戦争のためなのだよ。聖杯に選ばれた魔術師……マスターがサーヴァントを召喚して互いに戦わせ最後まで残った一りが願いを叶えることができるのだよ」

 

「マジで?」

 

「マジで」

 

 

これには私も驚きが鬼なった。

願いを叶えられるなんてそんなメルヘンやファンタジーじゃあるまいし、あり得ないと思っていたからだ。

 

 

「そいやしゃくらは爺と蟲が嫌いって言ってたが、それはこの部屋と関係があるんですかねぇ……?」

 

 

ブロントさんがその長い首を回して部屋を見る。

色と相まってどことなくアルパカに見えてしまう。パカントさんであるか^^。

私は別に隠すほどのことでもないと思い、ブロントさんに全て話した。

すると、ブロントさんは驚きが鬼なっていた。

 

 

「育児放棄とかちょとsYれならんしょ……?ネットポリスはおろかBBAにも激しい粘着行為を受けてしまう。しかも養子に預けた先で虐待まで受けているというあるさま!あもりにも舐めた行為をしたことによって俺の怒りが有頂天になった!この怒りはしばらく収まることを知らない」

 

 

ブロントさんが拳を固く握り締め、怒りの炎を上げていた。

いや、多分実際に上がってるんだと思う。近づいたら吹き飛ばされそうだし(MUGEN話)

 

 

「桜。俺はもう結構結構ウデとか血管血走ってるから騒ぐと危険なんだがお前はどうしたいだよ?」

 

「どうしたいって……何をですか?」

 

「その父親や爺のことに決まっているサル!俺は不良だからよ、親だからと言って殴るのを手加減したりしない。けど今の俺はお前のサーヴァントであるという事実。お前の遺構には沿うべきと思った(ここら辺の心配りが人気の秘訣)」

 

「はあ……」

 

 

急に言われてもちょとわずかに困りますね……。

だけど思い直してみて、お父様はともかく爺には腹が立ってきました、那珂ちゃんのファン辞めます。

 

 

「……ブロントさん」

 

「何かようかな?」

 

「……爺を倒してくだしあ;;」

 

「いいぞ」

 

「早い!もう許しが出たのか!これで私達の勝利は確定的に明らかなものとなった!」

 

 

殺ったぜ。

 

 

「黙ってようかとおもたがこの部屋に近づいてくる奴がいる。これはサフランの爺なのではないかな?まあ一般論でね?」

 

「わざわざこんなクソッタレな場所に近づくといったら彼奴しかいませんね、殺っちゃってください」

 

「おk把握」

 

 

そう言うとブロントさんは蟲蔵の扉の前まで行き、そこに着くと右拳に力を込め始めた。

こうしてみるとなんだがゴンさんみたいに見えなくもないという事実。

さんと言えばブロントさんとミストさん。一体この二人の差は何なのだろうか。

慢心、環境、性格、言葉遣いの差。

 

 

「メガトンパンチ!」

 

 

臓硯くん吹っ飛ばされたー!

っしゃ、殺れた殺れた^^

私はとてとてと爺の屍体に近付いて確認しようとしたが、ブロントさんに押し止められた。

 

 

「ブロントさん?」

 

「下がってろ、昨夜。こいつはまだ死んでにい」

 

 

ブロントさんが言うなら紛うことのない事実だと私は信じ、素直に後ろに下がる。

すると、頭がザクロみたいに弾けた爺から声が響く。

 

 

『何故まだ儂が生きておるとわかった……?』

 

 

どこかで聞いた感じだなと思ったらこれブロントさんが出てくる時の感じだ。

頭の那珂に直接響く感じ。

ブロントさんなら圧倒的に圧倒的な安心感が得られるけど、爺のならふるかいになる。

 

 

「普通なら騙されるのがぜいいんだろうが俺は騙されなかった。上の方のログを見るべきそうすべき。誰も屍体になったとは書いてないんだが?物言わぬ肉塊に成り果てたとは記録されてるがな」

 

『何のことを言っている……?まあ、よい。儂は如何に強力なサーヴァントであろうと殺し切れんよ』

 

「お前自分の状況が理解できないバカですか?それならお前の脳は意味ないな後ろから破壊してやろうか」

 

『何じゃと……?』

 

 

ブロントさんは徐に右手を前に持っていき、そこから光が鼻たれた。

それを見てーーーーどうやって見てるんだろうこの爺ーーーー爺が声音に明白に明瞭な童謡の色を見せる。

 

 

「まさか、それはーーーー!」

 

「なんとなくだがお前はゴーストと同じ感じがひゅんひゅんする。まあ経験論でね?つまりそるはだ」

 

 

放たれた光を肉塊にぶつけるブロントさん。

すると何が起こったのか、こう、なんていうか浄化している感じ、うん、知らないけどきっとそう。

 

 

『貴様ァ……!霊体に直接ダメージを与えるだと……⁉︎そんなデタラメが罷り通ってなるものか!」

 

「お前頭悪ぃな。生半可なナイトには真似できないホーリーは光属性だからゴーストに特攻ダメージを与えらるる」

 

「クソォ……勝ったと思うなよぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

「もう勝負ついてるから」

 

 

あわれ爺は雲散霧消。

いやはや、実にめでたいですね。

これで私は蟲に犯されることがなくなりました。

さて、これ以上は次の話とすることでこの話にミステリーを残し私達は曹操と去りましょう。

多分不良界で伝説になってますし。




俺は不良だからよ、今がテスト期間中でも話は作るし宿題はやらない。

前回からそうだったが佐倉ちゃん大分吹っ切れてる感。
まあナイトがいるからなしょうがないな。

タルタルの初期装備の桜ちゃんの姿を想像してもいいんじゃよ?

では闇系の勉強があるからこれで


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あんこくw登場

作者はバカだからよ。この話を投稿したら暫くはこの話を書かない系の話があるらしいぞ?
暫くといっても一ヶ月か二ヶ月かは作者にもわかっていないあるさま!

というわけでおもえらには早く書くためのパワーを作者に注ぎ込んでほしいんだが?


間桐雁夜は臓硯により変化させられた身体を酷使して、間桐家に急いで向かっていた。

己の身体に起こった変化。それを確かめるためだ。

魔術的な素養は兄よりは優れていた。

だが、自分自身間桐の魔術を嫌悪することもあり、家を出奔しフリーのルポライターとして生計を立てていた。

この聖杯戦争が始まる一年前。

想いを寄せていた女性と久しぶりに会い、そこで彼女の子供の一人が間桐に養子に出されたことを知った。

自分が出奔してしまったせいで彼女の子供が身代わりとなってしまったのだ。

僕はそれを知り、間桐の家に戻る決意を固めた。

間桐の悍ましい魔術から桜ちゃんを救うために。

そのために実質間桐の当主である間桐臓硯と交渉し、自らが聖杯戦争で勝利することを条件に桜ちゃんの解放を確約させた。

俺はマスターとなるために嫌悪していた間桐の魔術に手を染めた。

刻印蟲で魔力回路を補強し、翅刃蟲の大群使役を出来るようになった。

尤も大群使役をすると刻印蟲が身体の中で過剰に反応し、文字通り血を吐く想いでやっているわけだが。

その刻印蟲の反応がなくなり、翅刃蟲が使えなくなったのだ。

考えられることとしては、臓硯が自分を見限ったということ。

この聖杯戦争で勝ち残ることができないと早々に判断して蟲を使えなくさせたということ。

あとは低い確率だと思うが、臓硯の身に何かが起きたということ。

自分が使役する蟲も元はと言えば臓硯の物だ。自分は間借りしているにすぎない。

その臓硯の身に何かあったら、蟲も機能を失うのではないか?

ふとそんな考えが頭を過ぎったが、まずあり得ないと捨て置いた。

そんなことを考えていたらいつの間にやら間桐家に着いていた。

そしてまず向かったのは蟲蔵。

別にそこに臓硯がいるという確証は無かったのだが、自然に足は蟲蔵へと進んでいた。

蟲蔵の扉の前に着き、恐る恐る扉を開く。

そこで見たのは間桐桜が蟲に犯されている酷い光景ではなくーーーー

 

 

「王手です、ブロントさん」

 

「ちょ、ちょと待つべき。死にたくないならそうすべき」

 

「何回待ったと思ってるんですか。そもそも金銀飛車角抜きで尚小1に負けるナイトとか聞いたことないので抜けますね^^;」

 

「こ、この将棋は早くも終了ですね」

 

 

見たことのない長身の男と自分の姪が将棋をしている一見長閑な風景だった。

盛大にこけた。

 

 

「何いきなりこけているわけ?事前にこけるとわかっていれば対処も出来ますがわからない場合手の打ち様が遅れるんですわ?お?」

 

「いやいやいやいや、お前は誰だよ⁉︎」

 

「俺が誰とか言っている時点で相手にならないことは証明されたなだが俺は優しいから教えてやる他の奴らにも伝えるべき。俺はブロント、謙虚だからさん付けでいいぞ」

 

「はあ?ブロント?いや名前だけ教えられても困る……」

 

「さんを付けなさいデコ助野郎!」

 

「桜ちゃん⁉︎その口の利き方どうしたのっていうか、すっごい元気になったね⁉︎」

 

 

一体全体何が起こったと言うのだ。

まあ今は気にしないでおこう。

取り敢えずここに来た目的を果たそうと俺は蟲蔵から出ようとする。

 

 

「おいィ……。名前名乗らないで出て行くとかお前絶対忍者だろ……。汚いなさすが忍者きたない」

 

「あ、ああ。それは済まなかった。俺の名前は間桐雁夜。桜ちゃんの義理の叔父だよ」

 

「で、何をしにここに来たわけ?名倉の様子を見に来たのなら何も心配することはにいぞ。ナイトが護っているのだからな」

 

「いや、それもあるにはあるけど……俺は臓硯に用があって来たんだ」

 

「双剣?それならもう死んだぞ」

 

「えっ」

 

「俺が殺した」

 

「……マジで?」

 

「マジで」

 

 

俺は耳を疑った。

あの臓硯が死ぬだなんて万に一つもあり得ないと思っていたからだ。

だが死んだと言う。

目の前の男が殺したと言う。

嘘の可能性もある。だけど俺にはブロント「さんを付けなさいデコ助野郎!」……さんと名乗った男が嘘を吐いているようには思えない。

いや、例え嘘を吐いたとしてもすぐにバレる嘘しか吐けないように思える。

なんでこう思ったかは定かではないけども。

 

 

「だから急に魔術が使えなくなったのか……。ありがとう、それだけ聞けたら十分だ」

 

 

俺は必要な情報を手に入れたから蟲蔵から出ようとする。

しかしそこをブロントさんに止められた。

 

 

「ちょと待つべき。お前なんで桜の様子見に来たわけ?お前らは桜に酷いことしてたじゃにいのかよ」

 

「それは違う!俺に原因の一端がない、と言ったら嘘になるが俺自身は桜ちゃんにそんなことはしていない!」

 

「じゃあお前は桜を助けようとしていたということでFA?」

 

「その通りだ」

 

「そうか、ならよーーーー」

 

 

ブロントさんはここで一拍間を置いた。

 

 

「ーーーーなんですぐにでもここから桜を連れ出さなかったわけ?」

 

「ーーーー……え?」

 

 

俺はブロントさんから発された言葉に一瞬惚けてしまった。

何故すぐにこの家から連れ出さなかったって、そんなのーーーー。

 

 

「俺が知る限り桜は少なくとも1年以上芋にのりこめー^^されてたんですがねぇ……?お前その間黙ってそれを見てたわけ?」

 

「ち、違う!俺もその事実を知ったのは1年前だ!だから、桜ちゃんを解放しようと臓硯と交渉して、聖杯戦争で勝利すれば解放すると約束させてーーーー」

 

「だからなんで知ってすぐに行動しなかっただよ。月極お前は1年も桜を放置プレイしていたじゃにいか。お前奨学生のメンタルの強さがそこまで強いと思っていたのかよ。実際強かったんだが」

 

「そ、れは……」

 

 

言い返せない。

如何に言葉を言い繕っても、自分がそうしていたと言うのは紛れもない事実だった。

 

 

「そ、そうだ。臓硯、臓硯がいたから俺は迂闊に動けなかったんだ。奴が生きている中でそんな行動をしたら、桜ちゃんの身の安全がーーーー」

 

「けど今のおもえはマスターなんだろう?サーヴァントを手に入れた瞬間不意打ちをすればよかったのではないかな?まあ一般論でね?」

 

「なっ、どうしてそれを⁉︎」

 

「そるは俺もサーヴァントという実績があるからなのだよ。だからお前の右手にある令呪を見て「あ、こいつマスターだな……」とわかった感」

 

 

しまった、油断していた。

そもそも何故こんなところにいるのかを疑問に思うべきだったのだ。

ブロントさんの珍妙な口調と桜ちゃんが元気になったことでそんな些事は頭の隅に追いやられていた。

ブロントさんは自分のことをサーヴァントと言った。

だが自分はマスターだ。

サーヴァントならばマスターである自分が見ればある程度のステータスがわかる。

が、そのステータスが一切見えなかった。

恐らくは情報隠蔽系のスキルか宝具が発動しているのだろう。

それに見た目もそれとわからない一因となっていた。

ブロントさんは黒い作務衣を着ていたため、褐色であることとか耳が尖っているとか日本人にしてはあり得ない長身だとかは置いといて普通の人間に見えていた。……うん、なんで気にしてなかったんだろう、俺。

 

 

「そるにだ。聖杯戦争に参加するってことは桜の父親を殺すのとほぼ同義なんだが?桜にはリアル姉がいるらしいがお前そいつから父親を奪う気ですか?」

 

「だ、黙れ……」

 

「お前は確かに桜のことがキッカケで精米戦争に参加したのかもしれないが今は目的すらも変わっているあるさま!これが証拠ログ」

 

 

Buront>こんにちわKariyaさん

Kariya>何かようかな?

Buront>桜を助ける気はありますか?

Kariya>ある

Buront>そうですかありがとう。さっき部屋から出ようとしたのすごいですね

Kariya>それほどでもない

 

 

「やはり変わっていた!しかも部屋を出ようとしたのに謙虚にもそれほどでもないと言った!」

 

「黙れ」

 

「目的が変わった奴の助けなんか【せっかくだけど遠慮します】」

 

「黙れぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

「■■■■■■■■■!」

 

 

俺の叫びに呼応してバーサーカーが姿を現し、ブロントさんを攻撃しにいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだ急に牙抜いてきた>あんこくw。全く、口で勝てないとわかったら実力行使ですか。そんなだから私に最期「馬鹿な人……」とか言われるんですよ。まあでもなんか黒い霧なのか靄なのか知りませんが出してるからと言ってブロントさんが勝ちますからね、まあ見てなw」

 

 

私はブロントさんに絶対の信頼を寄せているため、ブロントさんが勝つことは確定的に明らかな事実と認識していた。

駄菓子菓子……

 

 

「ブロントさんが……押されている……だと……⁉︎」

 

 

あんこくwの最初の攻撃を見事なバックステッポで回避したブロントさんがお返しとばかりにメガトンパンチをおごろうとするとそれを手の甲で打ち払い、右足をコメカミに向けて振り抜きそれをブロントさんが左腕で受けてあまりの威力にちょと僅かばかり飛ばされてしまった。

 

 

「バんサーカーが武術使えるのはずるい。バーサーカーの凶化されたステータスに武術が組み合わさることで最強に見えるがやめてもらえませんかねぇ……?」

 

 

さしものブロントさんもあのあんこくwには手を焼いているようだ。

それでもブロントさんなら……我々のブロントさんならなんとかしてくれる……!

 

 

「■■■■■■■■■■■!」

 

 

ブロントさんの事情など知ったことではないとばかりにまた凸撃するあんこくw。

それに対しブロントさんもまた勇猛果敢に立ち向かっていく。

二つの重戦車がぶつかり、その場で鬩ぎ合う。

 

 

「おいィィィィィィィィィ!」

 

「■■■■■■■■■■!」

 

 

お互いに咆哮を上げて、ガッシリと手を組み合って押し合う。

だがやはりブロントさんがジリープアーだ。

単純な筋力ではブロントさんが若干負けているらしい。

 

 

「ブロントさん!」

 

「心配するんじゃにい、桜!俺はリアルではモンクタイプで武器を持たなくても素手で怪力だから強い!」

 

 

ブロントさんがそう叫ぶと同時に押されていたはずのブロントさんが逆に押し返す。

その勢いも徐々に増していき、遂には壁に叩きつける。

 

 

「■■■ーーーー!」

 

「追撃のダークパワー!」

 

 

ブロントさんは叩きつけるやいなや、黒い爆発的に何かをあんこくwにぶつける。

あんこくwはそれをモロに受けてなんでなのは知らないが頭をブンブン振っていた。

 

 

「ダークパワーはナイトが持つと光と闇が備わり最強に見えるが、逆に暗黒が持つと頭がおかしくなって死ぬ」

 

 

なるほど、あんこくwの頭がおかしくなってるからあんなに激しくシェイクしてたのか。

そうしているうちにあんこくwが纏っていた黒い霧が腫れていき、よくわからなかった全貌がわかった。

傷だらけの黒い甲冑。

ブロントさんと対をなしそうな感じの見た目だった。

だがブロントさんはそれに反応した。

 

 

「おいィ……まさか、サー・ランスロット……?」




俺はアニメしか見てないからよ。
叔父さんがヒーローに見えてたんですわ、お?
けと叔父さんの妄想シーンでおいィ?となった感。

桜が叔父さんに「バカな人」って言ったから俺は

「叔父さんの努力を認める気はないのか;」と聞くと
「おいィ?あなたたちは今の言葉が聞こえましたか?」
「聞こえない」
「何か言ったの?」
「儂のログにはなにもないな」
と言われたので
「認めてくだしあ;;」と言ってしまった。

そんなだから叔父さんがただの人妻スキーと知った時には目ん玉がひゅんひゅん飛んだ。

じゃあ闇系の書き溜めがあるからこれで。


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改心せよ暗黒

一ヶ月は書けないかと思っちぇいたのだが書きたいという意欲がムクムクと沸いてきたから書いた。
次回以降は流石にわかんね。fate/zeroの話の流れを俺が理解不能状態だからな


「おいィ……。まさか、サー・ランスロット……?」

 

 

ブロントさんは霧が晴れた黒い甲冑の……男?のことを驚きが鬼なって見ていた。

一体あのあんこくwとブロントさんにどんな関係があるのか【興味があります。】

 

 

「何故、私の真名を……。いや、今はそんなことはどうでもいい。重要なことじゃない」

 

 

なんだ急に濃くなった>霧

あの纏っていた黒い霧はそういうことだったのか。

と言うかさっきまでマトモに発声してなかったのに急に流暢喋りだしましたね。

 

 

「貴様、何故私を正気に戻したんだ!言え!」

 

 

ブロントさんにランスロットと呼ばれたあんこくwがブロントさんの胸倉を掴み上げる。

ブロントさんは黙って掴み上げられていたが、数秒経った後に口を開く。

 

 

「おいィ?俺は寧ろおまえを しょうきに もどした!ので褒められるのならわかりますが貶される謂れはないんですわ?お?何故暗黒は人の厚意を素直に受け取れないのか。コレガワカラナイ」

 

「私は狂えるからこの聖杯戦争に参加したのだ!それが正気に戻ってしまっては意味がないではないか!」

 

 

やだ、狂えるから参加したってこの人頭おかC。

でもその言葉からするとさっきまでは狂ってたってことですね。

つまり狂ってた(−)にあんこくwの頭がおかしくなるダークパワー(−)をかけたことで正気(+)になったというわけですか。なるほどなー。

ブロントさんの我慢に限界がきたのかアームロックを極める。

 

 

「があああああああああ!」

 

 

おお、痛そう痛そう。

 

 

「お前こっちが大人しくしていればつけ上がりやがって!仏の顔を三度までという名ゼリフを知らないのかよ!」

 

「そ、それ以上いけない」

 

「あ、叔父さんいたんですね」

 

 

叔父さんの制止の言葉を聞いて拘束を緩めるブロントさん。

ランスロットと呼ばれたあんこくwは暫く腕を振っていたが、落ち着きを取り戻したらしく改めて訊いた。

 

 

「……先程は重要ではないと捨て置いたが、しかし、何故貴様は私の真名を知っている?私は貴様みたいなのは見た記憶がないぞ」

 

 

「」確かにな。

ブロントさんみたいな唯一ぬにの至高のナイトを見てしまったら忘れたくても忘れられないという事実。

となるとこのあんこくwはブロントさんを知らないということになりますね。

 

 

「……別に知っててもいいだろ真名学者なのかよ。そんなことよりもお前狂えるからきょうきょ参戦したって言ってたが参戦した理由はもしかすて鰤天崩壊を招いたことを言ってるんですかねえ……?」

 

「な、何故それを……!」

 

「俺の山脈には極級のハッカーがいるからこれくらいチョロいもん。お前がアんサー王の妻・ギネヴィアと【コリブリ】な関係になってそるが原因の一つとなりブリテンが崩壊した。……後悔しているわけ?」

 

 

ブロントさんがランスロットに訊く。

後悔……狂える……それってただの現実逃避の気が……。

 

 

「……ああ。それだけではない。私は後悔していると同時に憎悪している。だから、そんな感情を狂えば忘れられるとーーーー」

 

「お前、それでいいのか?」

 

 

ブロントさんの一言に場の空気が凍りつく。

特にブロントさんとランスロットとの間の空気が険悪になっている。いや、ランスロットからの一方的な粘着かな?

 

 

「……何が言いたい?」

 

「確かに逃げるのは勝手だがそれなりの逃げ方があるでしょう?お前は過去にしでかしたことにいつまでたっても鬼の首みたいに粘着してるが時代は進んでる。お前がやらかしたことは「」確かに褒められたことではないのかもしれにいがいつまでも気にするのは女々しいぞ」

 

「気にするなだと……?私の行動が円卓の、ブリテンの崩壊を招いたのだぞ!気にしない方がおかしいだろう!」

 

「原因の一つだと言ったでしょう?そもももお前は中途半端なだよ。騎士として国を平和にすべき存在が不和を招き惚れた女も守れないあるさま!騎士をやめた方がいいぞまあ一般論でね?」

 

「き、さまーーーー!」

 

 

ついにランスロットが実力行使に出る。

でも流石に今回はブロントさんが悪いかな。

踏み入れられたくない領域は誰にでもあると思うし。

そう、私は考えていたらーーーー

 

 

「代わりにお前はナイトになるべきそうすべき。お前全力でナイトになっていいぞ」

 

「……は?」

 

 

顔面にパンチが叩き込まれそうになった瞬間に放たれたブロントさんの一言に一同ポカンとした。

騎士をやめてナイトになるって……。どういうことなの?

 

 

「騎士とナイトは同じだろうとおもてるのならその浅はかさは愚かしい。

ナイトになる→国に縛られないから自由に行動できる→人を助けまくる→キャーナイトサマー→彼女ができる

騎士のままでいる→国に縛られるから自由に行動できない→彼女ができても「仕事と私どっちが大切なの⁉︎」と言われる→仕事にも恋愛にも身が入らなくなる→彼女と別れる→いくえ不明

ほらこんなもん」

 

「ま、待て。つまり何が言いたいのだ?」

 

「お前頭悪ぃな。お前は騎士だったから苦しんだ。なら騎士じゃなくなればいい。これがお前が狂った理由。けどそこで狂うという選択はどちかというと大反対だな。騎士であるという最強の義務が最強のプレッシャーとなり襲いカカッっただろうだからこそのナイト。ナイトはジョブでもあるが同時に心の有り様でもあるという事実。褒められたくて助けるのではなく助けてしまうのがナイト。お前がそういう行動をするようになればナイトの存在は大きいからよアーサー王の耳にも届くんじゃないかな?まあ風の噂でね?」

 

 

か、かっこいいタル〜。

つまり自分の犯した罪から逃げるんじゃなくそれからの行動で謝意を示すというわけですねわかります。

その道を提示するとはさすがナイトは格が違った!(手の平くるー)

 

 

「……己が栄光のためではなく、か。どうして私はそのことを忘れていたのだろうな」

 

 

ブロントさんの言葉に感銘を受けたのか、ランスロットの顔は憑き物が取れたかのように晴れ晴れとしたものとなっていた。

やっぱりナイトがいないとダメですね。今回のことでそれがよくわかりました≫ナイト感謝

 

 

「俺はああバーサーカーもナイト派閥に飲み込まれたと思うと今後の展開に希望が持てた。これで聖hai!戦争の勝利は確実なものとなったな」

 

「えっ」

 

「えっ」

 

「参加するんですか?聖杯戦争に?」

 

「……しないのか?」

 

「だって私爺が死んだ時点でもう特に何かしようとは思わないし、ぶっちゅけ願いが叶えられるとか言われてもその、なんだ、困ります」

 

「俺も途中から目的がすり替わっていたけど桜ちゃんの救出という目標は達成できたし、積極的に聖杯戦争に参加する理由はないな」

 

 

私と叔父さんのマスター2り組は聖杯戦争にこれ以上参加する理由がない。

私は爺が死んだから実質的に自由の身ですしね。

嫌いな争い事に首を突っ込む理由がありません。

 

 

「むむむ」

 

「何がむむむですか」

 

「じゃあ俺の目的に協力する気はないのか;」

 

「おいィ?あなたたちは今の言葉聞こえましたか?」

 

「聞こえない」

 

「何か言ったのか?」

 

「私のログには何もないですね」

 

「協力してくだしあ;;」

 

「いいですよ」

 

「封印が解けられた!」

 

 

まあ協力するとは言ったけど協力する日時までは指定していない……!

つまり私がその気になれば協力するのは十年後でも二十年後でもいいというわけだ……!

流石にそんなことはしませんけどね。ブロントさんたっての願いですから。

 

 

「それで、目的が何か教えてくれないと協力したくても協力できる確率は最初から0%だった。ブロントさんの目的が何か【興味があります。】」

 

「うむ、俺の目的だがよ……聖杯戦争を元の形に戻すことなのだよ」

 

 

元の形に戻す?

つまり今の聖杯戦争はその形を歪めているってことですかね。

おのれ、ディケイドォォォォォ!

お前のせいでこの聖杯戦争も破壊された!

 

 

「それは一体どういうことだ?」

 

 

ランスロットがブロントさんに訊く。

 

 

「今の聖杯は汚染されているだよ。だ胃酸じ聖杯戦争においてアイソシベルンが『この世全ての悪』というのを召喚してしまったせいでな。だから今の聖杯に願いを叶える機能はあってもそれなりの叶え方をしないという事実」

 

「それなりの叶え方をしないってどういう感じなんだ?」

 

「例えばこの世で一番頭が良くなりたいと願うとするとだな。自分より頭が良い人間を 完 全 撃 破 することでそるを叶えるのだよ」

 

「え?それって……」

 

「うむ。願いにもよるがだいた依存な感じで願いを叶える。もし人間がこれ以上争いをしないようになんて願う奴がいたらそれは人間という種を絶滅させるというものになっちぇしまう」

 

 

私達は唖然とした。

そんなことが起こってしまうのか。

もし、もしも仮にそうななったとしたら姉さんや母さんも死んでしまう。

それは流石に看過できない。

 

 

「しかし、どうすればいいんだ?そんなことを聞いたら俺としては協力したいが、俺も桜ちゃんも魔力の供給源としてなら兎も角として、魔術師としてなら雑魚……そもそも魔術を一つも使えないぞ?俺は魔力量なんて桜ちゃんに比べれば微々たるものだしな」

 

 

そういや私爺に調整はされていたけど魔術の手解きは受けてませんでしたね。

聖杯『戦争』なんてつくぐらいだから自衛手段程度は持ってないといけないのかな?

 

 

「俺やランスロットに任せろ……と言いたいところだがおもえたちにも魔術を覚えてもらうぞ。俺黒魔のレベルも高いし今まで神秘のベールに隠されてきたがついにブロントズブートキャンプのカーテンが開く時が来たようだぬ」

 

 

ブロントさん指導の鍛錬の封印が解けられた!

これで私はナイトに守られて全力を出せる黒魔になれるかと思うと今後に期待が鬼なった。




普通エルならINTは低いがブロントさんは例外でINT500くらいある。
え?小学生に金銀飛車角抜きで負けてた?
俺のログには何もないな。

次はブロントさんのステをこ羽化いしようと思った。

じゃあ闇系の睡眠があるからこれで


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これを本編と言ってもいいのだろうかどちかといえば幕間なのではないかな?まあ一般論でね?けどまあ本編ということにしておこう俺は優しいからな他の奴らにも伝えるべき

我慢できなかった


「けど、ブロントさん。魔術の修行と言っても何をするんですか?そももも一朝一夕で身につくものではないと思いますが」

 

 

私はブロントさんに質問をする。

これでも一応は魔術師の名家の出身だったのである程度はわかるつもりだ。

よほど才能がなければ魔術なんて身につかないし、ついたところで付け焼刃より更に脆い何か程度にしかならないだろう。

現に叔父さんも一年も使っておきながら得られた魔術は臓硯から間借りした蟲魔術だけ。

いや、あれはあの爺の趣味ですね。叔父さんは悪くない……はず。

 

 

「普通ならぜいいんがそう言うところを俺は言わなかった。桜ならわかると思うが魔術師には属性があるんだが?間桐は水だった感」

 

「その属性に合わせてブロントさんが魔術を教えると言うことですか?「」確かに当てずっぽうでやるよりかは効率的ですが……」

 

 

叔父さんは水属性として私な自分自身の属性がわからない。

いや、一つわかっているのは無理矢理水属性を入れられたことだ。

だから水属性と相性がいい魔術なら多分使えるはず。

 

 

「カリー屋は水属性と言うのがわかってるからよ。桜の属性を確かめるべきそうすべき。スクロールをおごってやろう。これを読んでいいぞ」

 

「はあ、それじゃあ……」

 

 

まずは私の属性確認から始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほむ。あsくらの属性は何かはわからにいが水と闇の魔術が使えるらしいな。これで方針は定まったな」

 

 

私がスクロールを読んだらウォーターと書かれたスクロールとバイオと書かれたスクロールが反応した。

どうやらそれが私が使える魔術らしい。

 

 

「まずはおもえら一緒に水属性から教えるべきだな。自慢じゃないが「ヴァナの金八先生ですね」と言われたこともある。スクロールをおごってやろう」

 

「え?またですか?」

 

「む?ああそういえば言ってなかった感。ヴァナだと習得レベルにまで達していた時にスクロールを読むとそれだけで魔術が使えるようになる」

 

「そういうのって経験値とかいるのではないですかな?まあゲーム論でですね?」

 

「本来ならそうなだろうがどうもこっちでは魔術師の才能=レベルとなっているらしい。更に属性を限定することで覚えやすさは更に加速した!」

 

 

まあ、なんてお手軽でしょう。

こっちの魔術師が聞いたら卒倒しそうですね。

 

 

「しかし、ブロントさん。さっきは教えるとか言っていたがその話を聞く限りだと教える必要性がないように感じるぞ」

 

 

「」確かにそうですね。

スクロールを読むだけで魔術が覚えられるなら教えなんていらないという事実。

一体ブロントさんは何を教えてくれるのか【興味があります。】

 

 

「お前頭悪ぃな。魔術を覚えてもそれを使わなかったら意味がないでしょう?宝を持ち腐れという名ゼリフを知らないのかよ」

 

「つまり、ブロント「さんをつけなさいデコ助野郎!」お前が魔術を受ける、と?」

 

 

くそ、あのあんこくw改心したと思ったらブロントさんをさん付けしないとかマジぶっころしょ?

 

 

「その通りだ。ひゃ区分は一見にしかずという名ゼリフもあるからな。やるだけやってみるべき」

 

 

この後めちゃくちゃスクロール読んでブロントさんに魔術を放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁっ!」

 

 

ギィン!

甲高い金属音が蟲蔵に鳴り響く。

私がブロントから借りた剣とブロントが持つ恐らくは宝具である剣がぶつかり合い出た音だ。

私のマスターとブロントのマスターの魔術の修行が始まって二日経っていた。

桜は才能は凄いらしく、ブロントが渡したスクロールをほぼ読破してその魔術を身につけていた。

対して雁夜、私のマスターは明らかに才能が桜より劣っており、例としてあげればウォーターという魔術もⅡまでしか覚えられなかった。

で、現在私はブロントと模擬戦(ただし刃は潰さない)をしている。

いくら私に無窮の武練があるとして、それにかまけて日頃の鍛錬を怠る怠るのは合理的ではないと思い、こうして戦っているわけだ。

現状私はバーサーカーでありながら狂化の影響を受けていない。

いや、正確には狂化による肉体強化は為されているのだが、思考は極めてクリアであり、マトモに喋れている。

流石に魔力消費までは減らせなかったが充分であろう。

こうしている最中にもマスターの魔力はガンガン減っているのだがブロントが渡したジュース(エーテル)を適宜飲んでどうにかしている。

 

 

「ハイスラァ!」

 

 

ブロントが大きく踏み込み上段からの斬撃を放つ。

私はそれを一旦剣で受け止め、そこから滑らすようにして鍔元まで持っていき、鍔迫り合いに持ち込もうとする。

そこをブロントが左手に持つ盾で殴りかかってくる。

私が微妙に前に進もうとしているためカウンターの形となっていた。

私は顔を仰け反らせ避ける。が、やや遅れたために頬にかすってしまった。

 

 

「おらっ!」

 

 

刹那の後ブロントが私に蹴りを入れる。

流石に体勢が崩れていたため、甘んじて受けるほかなかった。

鎧を着てはいるが、衝撃を完全に吸収できるわけではないので蹴られた勢いのまま後方にズザーッと音を立てながら下がる。

 

 

「……この模擬戦ははやくも終了ですね」

 

「む?何故だ、私はまだ余力を残しているが」

 

「いあ、かいrやを見てみろよ。頭が大きくなって眼が四つになって足は蹄になって背中に羽が生えているあるさま。これどう考えてもエーテル病だろ……」

 

 

実際にそのようなことにはなっていないのだがそれでもマスターはグロッキーな状態にはなっていた。

流石に模擬戦を長引かせすぎたか?

 

 

「それで、ブロント。聖杯戦争をお前はどう展開するつもりだ?」

 

「うむ。まず俺という存在が他の奴らに認可されていないというのが重要だぬ。つ宇治ょう聖杯戦争だと七騎しかサーヴァントは呼ばれにいが俺という唯一ぬにの存在がいることでその根底は覆された。本当は正正堂堂としていたいのだがワガママ言っていられる状況ではないからな我慢してやる」

 

「ああ、確かにお前はこの聖杯戦争におけるイレギュラーだよ」

 

 

そう、私の言葉通りだ。

通常存在し得ない八騎目のサーヴァント。

それも私自身はブロントを今の今まで知らなかったのに私の真名をすぐに判明した者。

先程、模擬戦をした時に感じたことは荒々しくも洗練された戦い方だったということだ。

明らかに実戦により培われた技術だ。寧ろ実戦だけしかしていないようにも感じられる。

他には、こちらの方が重要なのだがーーーーブロントは私の戦い方を知っていた。

真名だけならば少々疑問に残るが、知識が豊富で判ったものと思えた。

だが戦い方まで知っていたとなるとそうは言えない。

確実にブロントは私を知っている。

私がまだ生きていた時代。あの時に私はブロントと戦場か、或いは試合会場かどこかで遭っている。

私のことを知っているとなると我が王や円卓の騎士たち、BANZOKUに部下と大量にいる。

一体このうちのどれだと言うのだ?

 

 

「……何を考えてるのかは知らにいがあもり深く考えすぎると頭にきてハゲるぞ。ちなみに俺はハゲてない」

 

「誰がハゲるか」

 

「他にもおもえという存在もどちかといえばイレんぎュラーだな。お前を見たら相手はバーサーカーなのにバーサーカーじゃなかったというか鬼なるからな。だがお前はバーサーカーらしく振舞うべきそうすべき」

 

「何故そのような真似を?……いや、相手を油断させるためか。私がダゴネットのように振舞うのか。ふっ、なんの因果だろうな」

 

「ほう、経験が生きたな。ジュースをおごってやろう。……そろろろ始まるな、聖杯戦争が」

 

 

ブロントはそう言いながら天井を見透かして空を見ているかのように、上を向いた。




次回から本格的に聖杯戦争が始動するんだが?
どんな結末を迎えるかはすでに固まってるからよお前ら全力で待ちわびていいぞ。

作中で言った魔術師の才能=レベルで属性を限定することでさらに覚えやすさは加速したっていうのは極端に言えばウォーターⅥとかでもヴァナでの習得可能レベルの半分くらいで習得できる。まあ才能があればの話だがよ。

俺はこの話が完結したら次の作品も作ろうと思ってる。まあ時系列的のね?
更にそれが終わったら東方有頂天モノを作ろうと思った。
俺の妄想は収まることを知らない。

そいやステータスを一応作ったのだがそれに関するコメがなかったな。別にコメをくれてもいいんじゃよ?(チラッ)

では闇系のコスプレがあるからこれで


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また会える日まで

最近は話の内容よりもサブタイトルを考える方が難しくなってきてるんだが?
因みに今回のサブタイトルはなんとなくそうつけただけで実際その通りなのかは俺にはわからにい


またまた二日後。

具体的には聖杯問答でセイバーがフルボッコにされる前。

ブロントさんは蟲蔵でーーーー蟲が一匹たりとていないから果たして蟲蔵と呼べるかどうかは甚だ疑問ではあるがーーーーランスロットから話を聞いていた。

原作で言うならセイバーとランサーが戦っているところに隣のイスカと金ぴかが乱入してーのあんこくw突撃というカオスなあるさまになってしまった場面の話だ。

違う点といえばあんこくwがあんこくwではないところだろうか。

 

 

「私が確認できたのはセイバー、ランサー、イスカンダルと名乗るライダー、空間の歪みから無数の宝具を射出するアーチャーであろうと思われるサーヴァントだ。キャスター、アサシンの姿は確認できなかったな。そしてセイバーだがーーーー我が王だ」

 

「アーサー王、か」

 

「その通りだ。いずれ戦うにして生半な相手ではないということは事実だぞ。バーサーカーらしく、と言うべきか。アーチャーと一戦交えた後に我が王とも戦ってきた。その剣技は依然冴え渡り……とはいかなかったな。左手の挙動がおかしかった。恐らくはランサーの宝具の影響だろう。そう考えたからランサーには手を出さなかった。そこでライダーの介入があって止むを得ず撤退という体裁を装ったわけだ。……しかし、声だけしか聞いてないが、ランサーのマスターは騎士同士の戦いを何だと思っているのだ!」

 

「流石に心が広大な俺もこれには怒りが鬼なった。タイマンを邪魔するとかちょとsYれならんしょ……?」

 

「タイマンって一対一の喧嘩のことじゃないんですか?なら一番最初に邪魔したのはとなりのイスカですよね?」

 

「いあタイマンは真剣な喧嘩のことなんだが?そういう意味で邪魔したのはランサーのマスターでFA。以下レスひ不要です」

 

 

なるほどなー。

ランサーのマスターは見たことないけどきっと生え際が後退してますね。知らないけどきっとそう。

 

 

「しかし双槍……左手の挙動……まさかとは思うが……」

 

 

ブロントさんが何かブツブツと呟いている。

ランサーの正体に心当たりでもあるのだろうか。

と思った次の瞬間にブロントさんの表情が険しいものとなる。

 

 

「誰かが助けを求むる声が聞こえた。行くぞ、桜!」

 

「hai!」

 

 

ブロントさんの言葉に何の疑問を覚えることもなく了承する。

ブロントさんはホイッスルを吹き鳴らすと軽快な音楽とともに黒い鳥が走ってきた。

 

 

「なんだ、この生物は?鳥のようではあるが……」

 

「暢気に喋ってる暇なんかにい!駆けろハイウィンド!」

 

「クエーッ!」

 

 

ハイウィンドと呼ばれた黒い鳥は一声甲高く鳴くと、一気に駆け出した。

その速さたるやブロントさんにしっかり掴まっていないと振り落とされそうになるくらいだ。

 

 

「俺たちも後を追うぞ、バーサーカー!」

 

「承知した!」

 

 

私達が蟲蔵から勢いよく飛び出た後に叔父さん達も蟲蔵から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあっ……!はあっ……!」

 

 

私、遠坂凛は走っている。

いや、正確には逃げている、が正しいだろう。

友達のコトネちゃんがいなくなったからそれを探してやろうとお父様の言い付けを破って冬木市に来た結果がこれだ。

自業自得すぎて何も言えない。

私の後を追いかけてくるのは毒々しい色をした刺々しいヒトデのような何か。

そいつはヘアッ!ヘアッ!とか言いながらゆったりと追いかけてくる。

どこかで聞いたことあるけどそんなの今思い出せる状況じゃない。

 

 

「あっ……」

 

 

私はずっと走り続けていたことから足が限界だったらしく、もつれて転んでしまった。

痛い。擦り傷ができたかな?

暢気にもそんな感想を抱いてしまった。

このまま死んでしまうのだろうか?

そんなのは嫌だ。

助けて、お父様。

誰か、助けてーーーー。

 

 

「ウォータ!」

 

 

その時、聞き覚えのある声が聞こえた。

その声が言った何かによって水が発生し、それがヒトデのような何かに当たりその動きを止める。

 

 

「チッ……効きが悪いですね。ブロントさん!」

 

「任せろ!ヒトデマン風情が唯一ぬにの思考のナイトである俺に敵うはずがにい!ハイスラァ!」

 

 

水で動きが止まった後に誰かがヒトデのような何かを真っ二つにする。

ボヤける視界の中で見えたのは白い騎士と、私の妹の姿だった。

そこで、私の意識は途切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「姉さん!」

 

「心配するな桜。緊張が切れてしまったんだろうな。気絶しているだけだ」

 

 

私は倒れている姉さんに近付き、容態を確認する。

ブロントさんの言う通り、気絶しているだけのようだった。

 

 

「む?足を擦りむいてるな。ケアル!」

 

 

ブロントさんが魔術を唱えると、姉さんの足にできていた擦り傷が治った。

これが前衛の回復力なのか!

 

 

「取り敢えずどこか安静できる場所に連れてくぞ。どこかいい場所を知ってたら教えるべき。はやくwはやくwはやくw」

 

「それならこの近くに公園があったはずです。そこのベンチに寝かせましょう」

 

 

私が言ったことに従って姉さんを公園まで連れて行き、ベンチに寝かせる。

寝かせたところで思わぬ闖入者が現れた。

 

 

「桜……?」

 

「お母……様……?」

 

 

そこに現れたのは私の母親である遠坂葵だった。

 

 

「そうか。こいつがさくあrのカーチャンか」

 

 

ブロントさんが私の呟きを聞き、ズンズンとお母様に近付き、その拳を振りかぶった。

 

 

「止めろブロント!如何様な理由で貴婦人に手をあげようとする⁉︎」

 

「離せランスロット!こいつは桜を捨てたクソ親の一人だ!桜が受けた苦しみを少しでも理解可能状態にさせない限り俺の怒りが収まることを知らない!」

 

 

振り上げた拳をランスロットが受け止め、そのままブロントさんを羽交い締めにする。

それでも尚ブロントさんはお母様を殴ろうともがく。

 

 

「落ち着け!怒るのは解るが、彼女はほぼ一般人だ!それをサーヴァントである私達が軽く撫でるつもりでやった行為でも大怪我を負うかもしれないのに、本気で殴ればそれこそ死んでしまう!お前は桜の目の前で彼女の親を殺すつもりか!」

 

「っ……!……俺は言い返そうと必死に回転させたが言葉が出なかった。すまにい頭がヒットしてしまってたようだ。冷やしてくる」

 

 

ランスロットに正論を言われ、ブロントさんはその場から離れた。

代わりに叔父さんがエントリーしてきた。

 

 

「雁夜くん……貴方……その姿は……。それに、桜も……」

 

「……葵さん。桜ちゃんがこうなってしまったのは俺が原因だ。いくらでも怨んでくれていい。詰ってくれていい。だけど、忘れないでほしい。桜ちゃんがこうなる判断を下した、下してしまったのは時臣で、それを引き止めきれなかったのは葵さん、貴女だと言うことを。……せめて、凛ちゃんだけでもしっかりと育ててくれ。俺は貴女の前に現れることは二度とないだろう」

 

 

ギップリャァァァァァァァ!

うっわ、くっさ!

「俺は二度と貴女の前に現れることはないだろう(キリッ)」だっておwwwwwww

はー、はー、ほんま叔父さんは私をわろわせてくれますわぁ……。

 

 

「さ、桜……」

 

 

おっといけない。

私も反応しなければ。

 

「何か用ですか?」

 

「貴女のその髪と瞳……。私が、時臣さんが原因なの?」

 

「……まあ、そうとも言えるかもしれませんね。「」確かに私は「望んでこうなったわけではない」という意見。その原因を作ってしまったのは叔父さんで、助長させてしまったのがお父様にお母様という事実。けど、間接的には、です。直接こういう風にしたのは間桐のとこにいたクソジジイです。お母様が気に病む必要はありません」

 

「で、でも……」

 

「気に病んでいるのなら、まずは姉さんをこの場から、冬木市から連れ戻してください。そして叔父さんの言ったように姉さんだけでもしっかりと育ててください。それが私の望みです」

 

「そんな、でも、貴女は……!」

 

「お母様」

 

 

私は語気を強めて呼んだ。

ビクッ、と肩を震わせお母様は口を止める。

 

 

「……もう、私の体は穢れているんです。とてもじゃないけど、お母様や、姉さん達と一緒に暮らすことなんてできない。いえ、私は気にしませんよ?けど、絶対にお母様達が気にします。それは本意ではありません」

 

「そ、そんなことは……」

 

「ない、と言い切れますか?私はお母様も姉さんもとても優しい人だと思っています。そんな人達が変わり果てたーーーー言うほど変わってはないんですけどーーーーこの姿を見て罪悪感を感じずにいられますか?私は、多分できないだろうと勝手に考えています。ですからーーーー」

 

 

私はブロントさんが出て行った方に歩いて行く。

 

 

「叔父さんみたいに二度と会わない、なんてことはないですけど、少なくともこの聖杯戦争中はサヨナラです。それじゃあ、また」

 

 

そのまま私は公園を出て行った。

出て行った先にはブロントさんが腕組みして待っていた。

ヒットした頭は冷やせたのだろうか。

 

 

「……お前、それでいいのか?」

 

「……いいんです。私は、大丈夫。ブロントさんや叔父さん、ランスロットがいますから」

 

「そうか。おもえがそう決めたのなら何も言うことはないな。だがよーーーー」

 

 

ブロントさんは私の頭を手で優しく掴み、自分の胸に押し付ける。

ワシャワシャと少し手荒く頭を撫でながら。

 

 

「桜はまだ子供だからよ。泣きたい時に泣いて笑いたい時に笑っているのが一番じゃないかな?まあ一般論でね?」

 

「……胸、お借りします」

 

 

私は、泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ふーっ。スッとしました。やっぱり出す物出せばスッキリするんですね」

 

「うむ。俺も激昂してトチ狂いそうになると泣き喚いて頭を冷静にすることにしているのだよ」

 

 

現在、ブロントさん、叔父さん、ランスロットと共に間桐の屋敷に帰還中。

大人三人は徒歩で、私はハイウィンドに乗っていた。

 

 

「それはそうと、ブロントさんよくも人の親を目の前で殺人未遂しようとしてくれやがりましたね。これはもうOSHIOKIやろなあ……」

 

「おいバカやめろ!そんなことされたら俺の寿命がストレスでマッハなんだが……」

 

「だが断る。そういえば令呪ってサーヴァントに対する絶対命令権でしたっけ?」

 

「その通りだ。ただ恒久的なものだったり、勝てだのといったものは効力を十全に発揮しない場合がある。出来る限り、飛べ、や自害しろ、といった分かりやすいのが望ましいな」

 

「そうですか。なら令呪使ってどんなことしよっかにゃ〜?」

 

「hai!!他の人も早く謝ってください!

まだ僕は死にたくないんです!!経験値ロストが怖いんです!僕の頑張った時間を奪わないで下さい!僕がロストしたらここで謝らなかった人達のせいですね?」

 

「そもももブロントさんがまだ謝ってないだろ。見ろ、見事なカウンターで返した」

 

「よーし、それじゃあいってみましょー☆」

 

「おいバカやめ……ウボァー」

 

 

今日という日はこれで終わった。

とあるコンビがバカげたことをしでかそうとしているのを私達はまだ知らない。




因みに令呪は使ってないぞ?

桜ちゃんはまだ小学生。母親が恋しいのはバレバレで。
それでも気丈に振る舞おうとするからブロントさんは黙って胸を貸した。

ここからはこの話に関係ないのだがブロントさんはキングダムハーツに出た方がいいのは確定的に明らか。
ブロントさんならキーブレードを使い手でもおかしくはないな。

じゃあ闇系の拡散があるからこれで


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末遠川決戦

この調子だったらあと2ヶ月で終わるだろうな(慢心)


姉さん救出から数日後。

原作における何日目かもうわからなくなってきた頃(作者)

今日も今日とて魔術の修行に励んでいます。

 

 

「威力が強くなるごとに詠唱時間も長くなるって面倒ですね。無詠唱で撃てないんですか?これ」

 

「俺は無詠唱で撃てる奴を一人ぐらいしか知らないな。けどその一人はれ伊賀いちゅウの例外だから気にすることはにい」

 

「例外ってどの程度の?」

 

「古代魔法……魔法といってもこっちの魔術みたいなもんだがよそれを無詠唱且つ連続で相手にぶちまける奴だ。「」確かにタルタルという黒魔に向いている種族ではありますがそれでもおかしいのは確定的に明らか」

 

 

うわ、なんだその人。

無詠唱且つ連続ってことはつまり、私で言えばウォータ→バイオまでの繋ぎがほぼゼロってことですよね?

それを連続で?

……凄いお方だ。

 

 

「それに世界から別SEGAいへ行ける奴でもある。仮にせいは伊勢んそうに呼ばれるとしたらキャスターだろうな。最弱最弱呼ばれてますがそいつが呼ばれたら他のサーヴァントは裏世界でひっそりと幕を閉じてそのまま骨になる」

 

 

ブロントさんにここまで言わせるってことはブロントさんでも敵わないのかな?

 

 

「まあ練習あるのみだぬ……ん?」

 

 

ブロントさんが私の頭をポンポンと叩くと、怪訝そうなか鬼なる。

 

 

「ブロントさん」

 

「何かようかな?」

 

「何かあったのですか?」

 

「こっちの方向で何かが出た希ガス。こっちの方向に何かあるわけ?」

 

「何かってそんな漠然と言われましても……川がありますね。末遠川って名前の川が」

 

「そうですかありがとう。地理すごいですね」

 

「それほどでもありません」

 

 

一頻り茶番を済ませたところで叔父さんらも蟲蔵に入ってくる。

いやーしかしもうすっかり蟲蔵が私達のシマになってますね。

それなりに広いからっていうのが理由でしょうけどね。

 

 

「ブロント。今のを感じたか?」

 

「感じた」

 

「巨大な魔力反応だ。サーヴァントの誰かが何か大きいことをやらかしたのかもしれない」

 

「おいィ?「」確かに今は夜ですが深夜ではないという事実。まだそれなりに人はいるでしょう?しんpino秘匿はどうしただよ」

 

「……もしかしたら、そういうのに疎いサーヴァントとマスターのコンビがこの聖杯戦争にいたのかもしれん。確認すべきだと思うがどうだ?」

 

「どちかというと大賛成だな。口で説明するくらいなら俺は向かうだろうな。俺100m走で9秒出すし」

 

「ではお前はあのチョコボという鳥で先行しておいてくれ。此方は後を追おう」

 

「おk把握」

 

 

こうして私達は末遠川の方向で感じ取った反応を調べるために向かったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クソッ、何なのだコレは⁉︎」

 

 

私、セイバーはキャスターが召喚した大海魔を相手取っている。

だが斬れども斬れども即座に再生されて、キャスターの姿を一向に拝む事が出来ないでいた。

ランサーの宝具があれば宝具を破壊する事が可能らしいが、こうも再生されては意味が無いというものだ。

……私の宝具ならば、あの大海魔ごと一撃の元葬ることが出来るだろうが、現状それは不可能であった。

ランサーに付けられた傷。それは決して癒えぬ傷。

この傷が癒えぬ限り、私が宝具を使えることはない。

だが戦場でついた傷は戦士の誇りと私は考えていた。

故に、ランサーには、ましてやライダーにもそのことを言わずこうして戦っているというわけだ。

しかし、このままでは只々ジリ貧になっていくのは目に見える事実。

何か現状を打開する手段をーーーー。

その時、何かが此方にやってくる。

今が夜なのでよくはわからなかったが、それは黒い大きな鳥に乗っている白い鎧を纏った男だった。

 

 

「おいィ?これは一体何がどうなっているわけ?詳しく教えるべきそうすべき。早く教えテ!」

 

 

珍妙な口調でまくし立てる男は鳥から降りる気配を見せない。

いや、それ以前にこの男は何なのだ。

間違いなくこの男はサーヴァントだ。

だがそれはおかしい。

セイバーは私、ランサーにライダーはこの場にいて、アーチャーは黄金の船で高みの見物。

キャスターは見ての通り大海魔で暴れ回って、バーサーカーは姿はわからなかったが、白い色ではなかった。

アサシンは既にこの聖杯戦争から敗退している。

ではこの男は何だ。

 

 

「貴様、何者だ」

 

 

ランサーが短く問い質す。

その問に白い鎧を纏った男は顰め面になり、

 

 

「質問に質問で返すのはやめてくださいませんかストレスたまるので(苦笑)。だが俺は優しいからな答えてやる。他の奴らにも伝えるべき。

俺の名前はブロントで唯一ぬにのメイン盾。クラス名で言うならナイトだな。謙虚だからさん付けでいいぞ」

 

 

ナイト……?謙虚だからさん付け……?

この男は一体何を言っているのだ。

 

 

「ほう、ではブロントとやらよ。お前はあの化け物をどうにかできるか?」

 

 

ライダーが笑いながら大海魔を指差す。

ブロントと名乗った男はそちらを一瞥し、剣を抜き放つ。

 

 

「ほむ……アレがどんなものか知らないけどよどうにかするんじゃないどうにかなってしまうのがナイト。別に倒してしまっても構わんのだろう?」

 

 

ナイトは手綱を繰り、黒い鳥を動かし、そのまま大海魔に向かって突撃する。

鳥は川に足がついても水面を走っていた。

 

 

「私達も行くぞ、ライダー」

 

「いいなあ、実にいい。あのナイトと名乗る者、中々の豪傑ではないか。是非とも余の門下に加えたいものだ。Aaaaalalalalalalalai!!」

 

 

私とライダーも大海魔に向かう。

ライダーは空から、私はナイトと同じように川の上を走り、斬りつける。

が、結果は変わらずすぐに再生されてしまう。

それでも諦めずに斬り続けるが、依然変わらずだ。

ライダーの方も同様で、成果が見えてこない。

だがナイトは違った。

彼の剣は大海魔の肉を捉え斬り取る。

しかし、斬られた傷が再生していなかった。いや、再生はしているが、眼に見えて遅くなっている。

数値で表すならば、私やライダーが10のダメージを与えたら大海魔が10回復するが、ナイトの剣は10のダメージを与えたら1しか回復できない。そんな具合だ。

勿論、相手が1しか回復しないわけではない。時が経つにつれ1ずつ回復する。

が、その回復の合間に何度も斬撃を叩き込んでいるため、自然ダメージは蓄積される一方だった。

もう一つ、あることに気がついた。

 

 

「攻撃が全てあの男に流れている……?」

 

 

私とライダーで攻撃した時には両方を狙っていた触手だったが、ナイトが参加した途端にナイトしか狙わなくなった。

何らかのスキルが働いているのだろうが、アレではナイトの負担が大きすぎだ。

ナイトはそんなことは意にも介さず、触手による攻撃をいなし、躱し、防ぎ、その手に持つ剣で斬り、突き、薙ぐ。

 

 

「チッ、このままじゃあもりにも時間がかかりすぎて俺のイライラで寿命がマッハにぬる。しゃあねえな(ソルボイス)。宝具を使うんだが?」

 

 

一体誰に弁明してるのやら、ナイトは宝具の使用を宣言する。

手綱をピシリと黒い鳥に叩きつけると、猛スピードで大海魔に突っ込んで行く。

そのスピードたるや、無数の触手がナイトを攻撃しようと迫り来るが、それら全てを掻い潜るかのように動けているのが証左と言えよう。

 

 

「『血煙咽ぶ九連撃(グラットンスウィフト)』でバラバラに引き裂いてやろうか!」

 

 

ナイトが大海魔の懐に潜り込み、縦横斜めと大海魔を斬りつける。

派手さはない。

だがそれ故か強力な一撃であった。

それが九つ。

大海魔に大きな傷が入り、駄目押しとばかりにナイトが追撃を仕掛ける。

 

 

「『後より喰らい付く炎蛇の顎(追撃のグランドヴァイパ)』‼︎ダメージは更に加速した」

 

 

ナイトが炎を纏い低姿勢で突進し、大海魔にぶつかった後に斬り上げる。

その宝具は先ほどの『血煙咽ぶ九連撃』で入った傷を抉るかのように叩き込まれ、その傷を縦に大きく広げる。

その結果、キャスターの姿が露見した。

 

 

「ーーーーッ!ジル・ド・レェ元帥までいるのかよ……!」

 

 

ナイトが何かを呟くが、遠いため私の耳には届かなかった。

 

 

「ーーーー!今だ、『破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)』‼︎」

 

 

その瞬間、ランサーが槍を投擲する。

紅い一閃がキャスターの元に迫る。

だがその一閃はキャスターを貫くこと能わなかった。

 

 

「ーーーー何だと⁉︎」

 

 

なんと、槍が中る直前に一気に再生したのだ。

ナイトが与えた攻撃は確かに再生が遅れていた。

あの再生スピードならば確実に槍は宝具を捉え、殺していただろう。

ナイトが槍を回収し、ランサーの元まで戻ってくる。

 

 

「一体どういうわけだ?お前の宝具の効果か、傷の再生が遅れていたのが急に元に戻ったようだが」

 

「肉を捨てただよ。傷付いている部分の肉を捨てて傷付いてない肉から一気に再生した感。「」確かに治癒を遅らせることは出来ますがあくまで傷付いた部分だけという事実。あんな荒技をされたせいで想像を絶する悲しみがブロントを襲った」

 

 

これで私達は万事休すとなった。

ナイトの攻撃もこれ以降は通じないだろうし、ライダーの宝具じゃ決定力に欠ける。

私の宝具が使えたのならばーーーー。

 

 

「おいィ、ディルムッド。おもえモラルタは持ってないわけ?」

 

「何故私の真名を⁉︎それに剣の名前まで……!」

 

「その様子じゃ持ってないみたいだな。だったらよーーーー」

 

 

ナイトがこちらを見る。

 

 

「騎士王よ。常勝の王よ。貴女が持たれる聖なる剣。今こそその輝きを見せん時です」




ブロントさんが知っているのはセイバー、ランサー、キャスター、バーサーカーだぬ。
聖杯戦争に参加しているサーヴァントの過半数を知っているとはブロントさんの山脈がえごいことがわかる。
上記の四人には明白かつ明瞭な共通点があるらしいぞ?

おもたがシャントット様はディシディアでは人形で参戦しただよな?それで歴代主人公はおろかラスボスやラスボスクラスの相手を倒せるとか恐ろしいなさすがシャントットおそろしい。
ん、なんか光が見えてギャアアアアアアアアアム!

そ、それじゃあ……闇系の帰宅があるから……こ、これで……オウフ。


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一方その頃の叔父さん

最近東方月光鉄という作品を見始めますた。中々面白いんだが?


一方その頃、場所は同じくして、哨戒任務中だった仰木一等空尉と部下の小林三等空尉の元に、冬木市からの災害派遣要請が届き、それに応じこの場にいた。

そこで目の当たりにした光景は、怪獣映画にでも紛れ込んだかと錯覚を起こすかのようなものだった。

空には黄金に光り輝く謎の飛行物体。

末遠川には生物的なグロテスクさを醸し出す巨大な何か。

それらを目にした仰木は思考能力が落ち、状況報告を求める通信への返答を迷っていた。

バカ正直にこのことを話すべきか、それとも否か。

それを考えていたこともあり、小林が状況を間近で確認しようとすることを制止するのが遅れてしまった。

小林は制止を振り切り、怪物に近付き、怪物から出た触手に絡み取られて喰われた。

 

 

「小林ぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

 

 

仰木は叫ぶ。

だがその叫びも夜の闇に虚しく吸い込まれるだけだった。

仰木は理解する。

次は自分の番であると。

そう考えると途轍もない恐怖が襲い掛かるが、それを怒りに転化し、仰木は本部の制止も聞かず、武器のセーフティを解除し、怪物に立ち向かわんとする。

その時だ。

ガコンッ、と何かが機体の背面に着地した音が聞こえた。

恐る恐る上を見上げると、そこには黒い霧を纏った甲冑がいた。

そこで、仰木の理性は途絶える。

それ故なのか、コクピットにいたからなのか、甲冑を着込んだ男の声が仰木の耳には入らなかった。

 

 

「我らと同じ、護国の輩よ。ここから先は私のような神秘の世界に携わる者の領分だ。誠に申し訳ないが、お引き取り願おう」

 

 

そう言った男はコクピットのガラスを壊し、中からパイロットを引き摺り出して、放り投げた。

仰木は突然のことに困惑していたが、自分が空にいることだけはわかっため、パラシュートを開いて減速した上で着地した。

そこから先のことは覚えていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、バーサーカー。そのままあの飛行物体に近付いてくれ。きっとアレは時臣のサーヴァントの宝具だ」

 

「承知した。飛ばすぞ!」

 

 

バーサーカーの背中には雁夜こと俺が負ぶさられていた。

そしてバーサーカーの宣言通り加速し、ヴィマーナに近付く。

ヴィマーナの上を通り過ぎる瞬間に俺が飛び降り、遠坂時臣と対面する。

 

 

「時臣ぃ!どうして桜ちゃんを間桐なんかに預けた!」

 

「我が子、凛に桜は二人とも魔術師としての才がある。それこそ私よりもな。故にあの子らには魔術師としてしか生きる道が残されていなかった。いずれか一人の未来のために、もう一人が秘め持つ可能性を摘み取ってしまうなどーーーー親として、そんな悲劇を望む者がいるか」

 

「……桜ちゃんを間桐に養子に出したのは、あくまで桜ちゃん自身のためだと言うのか?」

 

「その通りだ。桜の属性は架空元素・虚数。魔術協会から封印指定をくらっている希少な属性だ。その属性を扱う魔導の家門は私の伝手にはいない。魔導の家門の庇護がなければ、桜は魔術協会によってホルマリン漬けにされるであろう。そんなことは認めてはならない。一人の親として、一人の魔術師としてだ。

それ故、間桐の翁の申し出はまさしく天恵だったのだ。聖杯の存在を知る一族であれば、それだけ『根源』に至る可能性も高くなる。

私が果たせなくても凛が、そして凛ですら至らなかったら桜が、遠坂の悲願を継いでくれることだろう」

 

 

俺は時臣の言葉に理解はできなかった。

だが、魔術師としての価値観ながらも一人の親として桜をどうにかしたいと思っていたことだけはわかった。

その結果がアレだったのが皮肉ではあるが。

ブロントさんに諭されなかったら、時臣を憎悪の対象としてしか見れなかっただろう。

 

 

「……それはそれとしてお前には腹がたっているから殺せないけど一発当てますね^^」

 

「血の責任から逃げた軟弱さ、そのことに何の負い目も懐かぬ卑劣さ。間桐雁夜は魔導の恥であると言うのに、まだそんな戯言を言うのか」

 

「時臣、お前頭悪ぃな。背水のJINという名ゼリフを知らないのかよ」

 

 

あ、意外と楽しいなこの喋り方。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(さて、けどどうしたものか)

 

 

俺は時臣と対峙し、考えていた。

まずそもそも俺の魔術師としての力量は時臣より遥かに劣る。

今覚えているブロントさんがくれたスクロールで覚えた魔術も己の才能の無さからウォータはⅡ、ウォタガはⅠまでしか覚えてない。

蟲魔術の時だったらもっと悲惨であったが、今も大して変わりはない。

 

 

「ええい、ままよ!ウォータⅡ!」

 

 

俺はウォータⅡを行使。時臣に向けて放つ。

迸る水弾が時臣を向かうが、それを見ても時臣は眉一つ動かさずに冷静に炎の壁を目前に出すことで対処した。

炎の壁に水弾が当たり、そのまま水蒸気となる。

文字通り火力が違うのだ。

如何に水が火に対して相性が良いとは言え、まさしく焼け石に水と言ったところかな。

 

 

「どうした?私に一発当てるのではなかったのか?この程度の威力では、何発撃ったところで私に当てることは叶わんよ」

 

 

ですよねー。

実際俺は確実に相手に当てられる手は用意してあるが、今はその時ではない。

その手を温存し、次なる手を行使する。

 

 

「ウォタガ!」

 

 

今度は水弾が弾けて複数の小さな水弾となって時臣に向けて放たれる。

だが今度もまた意味はなかった。

炎の壁の前にウォタガも水蒸気となる。

 

 

「やはりこの程度か。魔導から背いた割に水魔術を覚えていたから少しはやるものかと期待したが、所詮はただの魔術師の面汚しというだけであったか。お前の顔をこれ以上見ていたら私の髭のキューティクルが失われる。一思いにトドメをさしてやろう」

 

「髭のキューティクルが失われるとか聞いたことがないんでこれで抜けますね^^;。ーーーーポイズン!」

 

 

時臣が俺に対し魔術を行使しようとした瞬間に、俺はポイズンを行使。

ポイズンは対象を毒状態にする魔術。

確実に相手に当てられる俺の温存していた手。

……まあ、その程度しか魔術を覚えられなかったんだけどな。

 

 

「ガフッ……⁉︎」

 

 

時臣は吐血し、魔術の詠唱がキャンセルされる。

俺がその隙を見逃そうとするわけもなく

 

 

「バーサーカー!とんずらこくぞ!」

 

 

戦闘機を己の宝具としたバーサーカーを呼び出し、戦闘機がこの黄金の船の下を通り過ぎる前に飛び降り、バーサーカーに受け止められて戦場から離脱する。

マトモにやる必要なんて一切ないからな、こっちは。

 

 

「一発当ててやったぞ、ザマァ見やがれ!」

 

 

捨て台詞のようなことを俺は言ってバーサーカーと共に逃げる。

俺は一発当てられてだいぶ満足したから、あとはブロントさんの目的を積極的にサポートするとしよう。




オススメでは本来魔法は相手に直接当たるものですが、こっちではキングダムハんつ方式に変更。
手の平からなのか杖からなのかは知らにいがそこから相手に向けて放たれるという感。
そうじゃないと叔父さんでもマスターを一方的に嬲れちぇしまう(戦慄)
ただしポイズンとかの状態異常を引き起こすものは直接当てられるということにするんだが?

じゃあ闇系のデュエルがあるからこれで


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放て常勝の輝き

フレとキャラおけしている間に書きためてたんだが?


「……ランサーの真名を知っているのも驚きではあったが、どうやって私が騎士王だと判ったのだ」

 

 

ナイトが私のことを騎士王と呼び、私の宝具を使う時と言ってきた。

私はてっきり、ナイトの正体はランサーに関係のある者だと思っていたが、どうにも違うらしい。

では、この者は一体誰なんだ。

どうやって、私やランサーの真名を把握したのか。

 

 

「今はそんなことはどうでもいいだろ重要なことじゃにい。ZUN要なのはこのままareを放置していたら被害が拡大してしまうという事実。俺の宝具も通用しなくなっちぇしまった以上アレを倒すには一気に倒しきるほどの圧倒的にさすがな超パワーが必要ひ可欠。けどんも俺もおもえらもそんな高火力宝具を持ってないのはバレバレで俺たちはこのままあのばか物に喰われてアワレにも骨になる」

 

「余の宝具を見ていないのによくもまあそんなことが言えるな?え?」

 

 

ナイトの発言にライダーが噛み付く。

だがライダーの顔には笑みが浮かんでいるから、別にそういう感情で言ったわけではないのだろう。

 

 

「自分の真名を隠そうともせずぶちまける奴が今更宝具の情報を隠すなんてちっさい真似はしないだろ。カリに持ってるとしてなんで今まで使わなかっただよ。見ろ、見事なカウンターで返した」

 

 

通常ならば宝具の情報は自らの正体にも繋がるから隠すべき情報なのだが、確かにライダーは真名を普通に言っていた。

成る程、ナイトがライダーは高火力宝具を持っていないと判断したのはこのためか。

 

 

「セイバん……いや、騎士の中の騎士たるアーサー王よ。ナイトが持つと高確率で最強に見えるエクスカリバを抜くべきそうすべき」

 

「……今は何故お前が私の真名を知っているかは訊かないでおこう。だが、今の私はあの剣を抜くことは出来ない」

 

「知っているんだが?ランナーの『必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)』の効果だろうな。宝具の魔力がかもし出すエネルギー量がオーラとなって見えそうになっている」

 

「……セイバー。その宝具で、あの化け物を一撃の元葬り去れるのか?」

 

「ええ、それは確かなことです。ですが、戦場でつけられた傷は、対峙した相手の勲章です。この傷を消すことは、貴方が残した功績を消す行為に等し……」

 

 

私が全てを言い切る前に、ランサーは言葉をかぶせてくる。

 

 

「セイバー。あまり私を侮ってくれるな。その程度の傷ならば、後からいくらでもつけられる。

だが今勝たなければならないのはセイバーか?ランサーか?否、どちらでもない。ここで勝利するべきは、我らが奉じた『騎士の道』ーーーーそうだろう?英霊アルトリアよ」

 

「ーーーーッ!」

 

「我が勝利の悲願を、騎士王の一刀に託す。頼んだぞ、セイバー」

 

 

ランサーはそう言うと、己の宝具である『必滅の黄薔薇』を破壊する。

それと同時に、私の左腕の傷が癒える。

これならば、あの剣が抜ける。

だが宝具が使えたとして、別の問題点が浮上する。

 

 

「しかし、私の宝具は被害が大きすぎます。このままでは、使いたくとも使えない」

 

「なんだそんなことならナイトの出番だぬ。じゃあまずは隙を作ってやるからよすぐにでも撃てる準備をするべきこの先生きのこるためにそうすべき」

 

 

ナイトが黒い鳥に跨り、再び大海魔に向かって駆け出す。

しかし、一体どのように被害を無くすつもりなのか。

その様な疑問を懐きながらも私はナイトの言う通りに準備を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は割と古代からいるナイトなんだがセイバーやランサーにライダーが「はやくきてー;;」「はやくきてー;;」と言っていたのでチョコボをカカッっと使って普通じゃ着かないような時間できょうきょ参戦すると「きた!盾きた!」「メイン盾きた!」「これで勝つる!」と大歓迎状態だった。

「俺はこのままタイムアップでもいいんだが?」と挑発すると相手は多分本気でビビったんだろうな俺だけを執拗に狙ってきた。

俺は相手の触手の攻撃を「男の触手責めとか誰得ですか^^;」と言って受け流すとそのままグラットンスウィフトでバラバラに引き裂き追撃のグランドヴァイパでダメージは更に加速した。

だが相手が傷ついた部分を捨てて一気にリフレシュしたので「ほう、経験が生きたな。ジュースをおごってやろう」と褒めてやった。

このままじゃ裏世界でひっそりと幕を閉じそうになった時にセバにゃんが「私にいい宝具がある」と言ったのでそれをサポしてやっているとこ。ナイトはサポートに回ってもその廃テクさを見せつけてしまうあるさま。

 

 

「お前マジで親のダイヤの結婚指輪のネックレスを指にはめてぶん殴るぞ!」

 

 

俺はチョコボを駆りカカカカッっと元帥が出した化けもにょを上っていき頭っぽいところに着くと

 

 

「右手はメガトンパンチ!左手はギガトンパンチ!」

 

 

右手に力を込めて左手には電気をま永遠せる

 

 

「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいあいおいおいおいおいおいおいおいおい‼︎」

 

 

そのままボコボコにしてやった。

このまま殴り続けたら元帥は病院で栄養食を食べるハメになるかもしれにいが今回はそれを狙わねえ。

あもりの猛攻に化けポニョは攻勢に回れずぐらつきはじむる。

 

 

「おぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎おいィィィィィィィィィ‼︎」

 

 

とどめのメガトンパンチを叩き込むとえgんすいは自分の体重を支え切れずに倒れこんどぅえしまう。

一足先に減らすべきだったな。お前ダイエットしなかった結果だよ?

 

 

「今だ!セイバー!」

 

「しかし、まだ貴方が……!それに被害も……!」

 

「大丈夫だ問題にい!お前メイン盾は砕けないという名ゼリフを知らないのかよ!」

 

「それでもーーーー!」

 

 

セイバんはまだちょうちょしているらしくまごまごしていた。

早くしてくれないとこいつが立ち上がってしまうんですがねぇ……?

 

 

「騎士王よ!我らの騎士王よ!このままアレを放置なされて無辜の民に被害が及ぶのを良しとされるのか!」

 

「ーーーーッ!」

 

 

ナイトの必死の説得に納得が鬼なったのか青娥ーは剣を大上段に構える。

するとみるみるうちに刀身に光が集まっていく。

ああ、あの輝き。

まさしく我らがこの方のためならば命を捨ててもいいと思わせてくれた常勝の輝き。

其はーーーー。

 

 

「『約束されたーーーー勝利の剣(エクスカリバー)』‼︎」」

 

 

セイバーが振り下ろした剣から光の奔流が巻き起こり元帥が出した化け物と俺を一緒に呑み込もうと迫る。

 

 

「シェルⅢ!ランパート!」

 

 

その前に衣玖らか魔法的ダメージを軽減する魔術とアビを使っておく。

そして右手に持ったグラットンを見る。

 

 

「頼んだぞグラットン」

 

 

俺の声に呼応するようにグラットンは黒光りした。

そして俺は光の奔流に呑み込まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕、衛宮切嗣はスコープ越しに今までの光景を見ていた。

黒い鳥に跨り現れた正体不明のサーヴァント。

一応確認できる範囲で周囲を見てみたが、マスターらしき人物の姿はなかった。

いた人物と言えば、僕が撃ち殺したキャスターのマスターくらいなものだ。

謎のサーヴァントが戦闘に介入、一時優勢だったが、すぐにキャスターに形成を立て直される。

これはセイバーの対城宝具が必要と考え、アイリに持たせた携帯を通じて連絡しようとしたら、いつの間にやらランサーが己の宝具を壊していた。

これもあのサーヴァントの仕業か?手間が省けたから良しとする。

その後謎のサーヴァントが化け物を殴り倒し、そこをセイバーがサーヴァントごと対城宝具で撃ち抜く。

そのままサーヴァントも退場したかと思ったが、僕が見た光景は俄かには信じ難いものだった。

 

 

「多少の傷はあれど、致命傷には到らない、か」

 

 

なんとそのサーヴァントは被害を抑えたばかりでなく、己もあの規模の宝具をぶつけられたにしてはほぼ無傷の状態だったのだ。

アレは危険なサーヴァントだ。

マトモに当たれば確実に他のサーヴァントも打ち倒せるあの宝具をマトモに受けてなお平気でいられるサーヴァント。

何かカラクリがあるのだろうが、それでも聖杯を手に入れて、僕の願いを叶えなくてはいけない。

人間ではアサシンのマスターだった言峰綺礼。サーヴァントではあの白い鎧を着込んだサーヴァント。

この二人が、僕の障害となり得るだろう。

今は思考を洗浄しよう。

いつでも引き鉄が引けるように。




実際ケリィは桜を見つけられなかったのかは誰にもわからにい。
まあこんな夜中をうろつくロリがいたら怪しいのは明白に明瞭で。

ブロントさんがエクスカリバを受けてあの規模の宝具にしては無傷に近かったのにはちゃんと理由があるぞ?

それじゃあ闇系の(*´ω`*)ハヤラセル‼︎仕事があるからこれで


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ブロントさんの正体

うぉあああああああああああああ!


おいおいおいおい、なんだよあのサーヴァントは⁉︎

僕、ウェイバー・ベルベットは聖杯戦争に参加しているマスターの一人だ。

同じく聖杯戦争に参加しているケイネス・エルメロイ・アーチボルト先生が手配していた聖遺物を奪って冬木市に来て、召喚を行ったところあのライダーが召喚されたわけだ。

けどこのサーヴァント、とんでもないやつだった!

サーヴァントが集まっているところに突進して名乗り出すわ、勧誘するわって、バカなんじゃないのか⁉︎

でも実力はあるしなあ、とか思っていたらもっととんでもないサーヴァントがいやがった。

 

 

「なんで、あんな威力の宝具を受けてピンピンしてるんだ……⁉︎」

 

 

僕たちがキャスター討伐の依頼を受けて、キャスターが出した化け物と対峙していたらそこにナイトとか名乗るサーヴァントが現れた。

ナイトは特徴的な喋り方をしてライダーと同じく自分の真名を名乗るバカだった。

ブロント「さんを付けなさいデコ助野郎!」待て、今の声どこから聞こえた⁉︎

ブロントさんと名乗るサーヴァントも戦闘に参戦し、一時優勢になったが、キャスターは持ち前の馬鹿げた再生力を発揮してまた元通りになってしまった。

そこからの展開は目まぐるしく、取り敢えずセイバーの宝具でキャスターを化け物ごと倒せるというのをナイトは自分が被害を出さないようにすると言い出した。

放たれた宝具。

それはどう考えてもライダーの宝具より威力が高い代物だった。

それをマトモに受けたはずなのに、有言実行。マジで被害を少なくして、その上で本人はあんな宝具を喰らったにしてはほぼ無傷と言ってもいいような状態だった。

なんだよ彼奴は⁉︎不死身なのか⁉︎

 

 

「気をしっかり持たんか小僧」

 

「痛っ!」

 

 

ライダーに叩かれてようやく冷静になれた。

でも、現実問題としてあの耐久力はおかしい。

如何に堅固なサーヴァントとはいえ、あの威力を普通の状態で受けたのならまずやられる。よくて致命傷だ。

絶対に何かカラクリがあるはずだ。

 

 

「ふむ……。やはり欲しいな。ちょっと勧誘してくるぞ^^」

 

「おう、わかった。…………いや、ちょっと待て!」

 

 

あのバカ!

いい笑顔でナイトのところに行きやがった!

つーか、僕も何普通に行かせてんだよ!

 

 

「おーい、ナイトー」

 

「何いきなり話しかけてきてるわけ?」

 

「まあまあそうつれないことを言うでない。お前に言ってみたいことがあってだな。聞いてくれるか」

 

「ほう……どんな内容か【興味があります。】。言ってみたいこと【はい、お願いします。】」

 

 

ナイト興味ありですかそうですか。

セイバーとランサーを知っているらしいのに、その二人とは違った反応を示すのな。

いや、アレはライダーが戦闘中に乱入したのが原因か。

 

 

「うむ、余の軍に入らぬか?待遇は応相談だ」

 

「ほむ、つまり部下になれってことでFA?」

 

「うむ、そういうことだ。そこな暗君よりはマシに扱えるぞ」

 

「……おいィ?お前今なんて言ったんですかねぇ……?」

 

 

おーっと、雲行きが怪しくなってきましたー。

 

 

「ん?マシに扱えるぞ、と言ったな」

 

「その前田のクラッカーだ」

 

「そこな暗君より、だな。余とて無闇に他の王を貶すなどはしたくないが、彼奴だけは別だ。見ていて憐憫の感情しか浮かんでこん」

 

「お前アーサー王を暗君とかマジぶっ殺しょ⁉︎ギガトンパンチ!」

 

 

ナイトがライダーの発言にキレて、ライダーの顎に先程化け物に使っていた左拳に電撃を纏わせたパンチを喰らわせた。

突然のことにライダーはマトモに喰らってしまい、頭をフラつかせながら後ずさる。

 

 

「『後より喰らい付くーーーー』」

 

「令呪をもってお願いします。止まってください、ブロントさんっ!」

 

 

ナイトが続け様に宝具を使おうとした時に、少女の声が響く。

するとナイトの動きがその場に縫い付けられたように止まる。

僕にライダー、セイバーにそのマスター、ランサーがいる場に一人の見た目6〜7歳といったところの少女が姿を現す。

……いや、待て。

少女、だって……?

 

 

「私のサーヴァントがご迷惑をおかけしました。貴方がライダーのマスターですか?」

 

「あ、ああ」

 

「……ブロントさんは「」確かにすぐに頭がヒットしてしまうタチですが怒るのにもちゃんと理由があるという事実。一応形式上は誤りますが貴方のサーヴァントの言動がブロントさんをふるかいにさせたのです。そのことを忘れないでください」

 

 

ちょっと待って。

形式上って言っちゃってるし、このセリフ見た目6〜7歳が言うにしてはなんか賢くないか⁉︎

 

 

「ブロントさん、帰りますよ。それとも帰るのにも令呪一画使いますか?」

 

「す、すいまえんでした;;」

 

 

あんな小さい子なのにナイトは文句を言わず付き従っている。

そのままこの場から立ち去っていく二人を僕達は呆然と見送ることしかできなかった。

 

 

「お〜いてて。まったく本気で殴りおってからに」

 

「ライダー!お前の不躾な発言がナイトを怒らせたんだぞ!」

 

「ん?そりゃあそうだろう。ワザと怒らせたのだからな」

 

 

……なん……だと……?

 

 

「どうもナイトはセイバーに敬意を抱いているようだったのでな。それを少し刺激したまでよ。お陰で奴の正体に一歩は近付いたな」

 

「はあっ⁉︎」

 

「うむ、余の予測ではーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ、ブロント。そろそろお前の正体を話してもいいのではないか?確かに私も目の前で我が王を暗君とか貶されたら殴りかからない自信はないが、だが、お前が怒る理由はなんだ」

 

「その前にこの重石どかしてくださいませんか^^;

下のギザギザが食い込んでこのままじゃ俺の足が痛みでマッハなんだが……」

 

「ダメです」

 

「えっ」

 

「ブロントさんは早く自分の正体を明かすことですね。そ牛ナイト、重石をどんどん増やします」

 

「マジ震えてきやがった……怖いです……」

 

「おら、早く自分のことを言うんだあくしろよ」

 

 

私はブロントさんを足蹴にする。

ブロントさんは私程度の蹴りではダメージをもらってないはずだが、それでも痛そうに顔を顰めるところは気遣いスキルがA+といったところかな。

 

 

「お前の正体、私なりに少しばかり考えてみたが、お前は騎士の概念ではないのか?それならば私や王、それにあのランサー、ディルムッドと言ったか。それら全員を知っていてもおかしくはない」

 

 

ランスロットの発言にブロントさんの顔がちょとわずかに驚きが鬼なる。

あれ、もしかして正解?

 

 

「賢いなさすがサー・ランスロットかしこい。ぶっちゅけそれでほぼ合ってるんですわ。

違うところと言えば騎士の概念だとレベルが高すぎるところかな」

 

 

その言葉を皮切りに、ブロントさんは語り出す。

 

 

「まず俺は俺であって俺でないという事実。

俺の正aちは数万数十万といる貧弱一般騎士の集合体だ。英語で言うとレギオン。だがそれだけではサんヴァーンととしては現界できにい。何故だかわかるか?」

 

「……いや、わからないな。何か理由があるのか?」

 

 

叔父さんが考え込むがお手上げ状態になる。

かく言う私も、ランスロットでさえわかってないようだった。

 

 

「そるはな、骨が無いからだよ。別に幽霊だから骨が無いとかいうジョーズを言ってるわけじゃにい。

概念にしろ幽霊にしろあやふやな存在なのはバレバレでどんだけ数が集まっても支えきれないのは明白に明瞭。だから外骨格を用意しないといけない確率は最初から100%だった。

そこで外骨格に選ぶれたのがこの俺なのだよ」

 

「もっと簡単に教えてくださいますか^^;」

 

「概念やタマCの集合体は無数のぱチンコ球外骨格は棒磁石と考えればいいらしいぞ」

 

「すごくよくわかった^^

ブロントさん頭いいですねINT500くらいあるんじゃないですか?」

 

「900でいい」

 

 

こんな時でも茶番を忘れない。

それが私達だ!

 

 

「俺はブロンティストと呼ばれる者たちが『ブロントさん』というキャラクターを作り上げてできた思考のナイト。潜在的ブロンティストも含めればこの国には結構な数ナイト派閥に組み込まれている。俺ラノベとかにも普通にセリフ使われるし」

 

「すごいなーあこがれちゃうなー」

 

「で『ブロントさん』が外骨格としては選ぶれた理由はなんてことはにい。

貧弱一般騎士の魂の守りたいのにマモレナカッタ……無念が今度こそは絶対に守るという強い信念に変わって至高のナイトで唯一ぬにのメイン盾である『ブロントさん』が最も外骨格に相応あっただけなのだよ」

 

「長い。産業で」

 

「マモレナカッタ……

今度こそ守る!

やっぱりブロントさんが最高じゃないか!←今ここ」

 

「すごくよくわかった^^」

 

 

はー、なるほどなるほど。

ソウイウコトダタノカ。

 

 

「じゃあブロントさんがブロントさんでないって言うのはあくまで『ブロントさん』というキャラクターを模したものだからということですか?」

 

「そゆことだぬ。まあ俺は別に気にしてないけどよ。落ち込んでいる暇があるなら俺はレベリングするだろうな」

 

 

そう言ったブロントさんの顔には一切苦悶だとかそういったネガネガした感情は浮かんでなかった。

どこぞのブロントさんはそれで悩んでましたけどね。あの作品も名有頂天であることは確定的に明らか。

 

 

「では、お前は例えば私の部下だったものだとかの記憶を有しているというわけか?ならば、何故私とこうして同じ場にいれる?私は結果として王を裏切ったのだぞ」

 

「お前頭悪ぃな。「」確かに貧弱一般騎士の中にはお前のことを裏切り者と言う奴はいますが同時にお前のことを慕っている奴もいるという事実。そんな奴らがお前のことを見ていないと思っているその浅はかさは愚かしい。実は割とギネヴィア様との不貞はしょうがないなと解っている系の話があるらしいぞ?」

 

「そう、か……」

 

 

円卓の騎士を追われた身であるランスロット。

しかし貧弱一般騎士は割と解っていたという事実がこう皮肉みたいに思えてきますね。

 

 

「ブロントさん」

 

「何かようかな?」

 

「ランスロットの評価は?」

 

「やはり特筆すべきはその圧倒的鍛錬からつちか晴れた超パワーだろうな。

サー・ランスロットにとっては神の贈り物だが相手にとっては地獄の宴」

 

「ランサーの評価は?」

 

「イケメンは氏ね」

 

「キャスターの評価は?」

 

「その軍隊を指揮する能力はA+といったところかな。

それだけに醬ぬが処刑されてしまっちぇあんなインスマスが鬼なってしまったかと思うと夜も9時間しか眠れにい」

 

「セイバーの評価は?」

 

「騎士王は光と闇を両方備えてはいないがそれでも最強に見えるナイトだぬ。エクスカリバを持つことによって更に最強さは加速した。

ただ理想の王であろうとして人心まで読むゆゆうがなかったのが玉に瑕かな」

 

「ランサーの評価は?」

 

「イケメンは死ね。氏ねじゃなくて死ね」

 

 

チョコなのにヘルシー!私、満足!

 

 

「もう顔見せしてしまったからこれからは俺も石器ょく的に聖杯戦争に介入しようと思うんだが?

まあ俺が全てのサーヴァントをアッサリと倒すからよ。まあ見てなw」

 

 

あ、これ苦戦するフラグだな……。




ブロントさんはいってしまえばアポ栗のジャックと同じ。
数万数十万の貧弱一般騎士の魂にブロントさんという外骨格を纏った結果がこれ。

それじゃあ闇系の塾があるからこれで


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ナイト活躍してくださいますか^^;

実は三日前くらいには話は出来てたんだが間違ってデータを消してしまったというアホみたいな話があるらしいぞ?


ブロントさんが自らの正体を明かしたその日、私は夢を見た。

それは貧弱一般騎士の視点から見たかつての英霊となれるほどの強い騎士達だった。

セイバーにランサーにバーサーカー。

あとブロントさんみたく白い甲冑を身に纏った見た感じロリコンっぽいのとか、ローランと名乗る騎士とか色々だ。

後アストルフォとかいう騎士も出たけどアレどう見ても女の子ですよね。アレで男ですって。……ふう。

え、他にも有名な騎士がいるだろう?

無茶言わないでください。作者がそんな知識持ってるわけないじゃないですか。

その夢を見終わって私はベッドから起きるとすぐさまブロントさんのところへ向かう。

ブロントさんは相変わらず蟲蔵で直立不動の体勢だ。……凄いバランス感覚だ。

 

 

「ブロントさーん」

 

「おいィ……おいィ……」

 

「あ、これ寝てますね。それじゃあおっはようございまーす。ウォータ‼︎」

 

 

パシャア、と少々間抜けな音を響かせて、ブロントさんの顔面に水の弾をシューッ!超!エキサイティング‼︎

 

 

「ななななななんだ⁉︎敵か?敵なんだな⁉︎」

 

「それは私だ」

 

「お前だたのか」

 

「暇を持て余した」

 

「ナイトと幼女の」

 

「「遊び」」

 

「「……」」

 

「「イェア!」ピシガシグッグッ

 

 

ノリのいいブロントさん、私は大好きです。

 

 

「で、なんでウォータで起こしたわけ?」

 

「いえ、そう言えばなんで私のところにサーヴァントとして来たのかなーと思ったらつい」

 

「おいィ……。普段は謙虚で優しいと評判のナイトもこれには怒りが有頂天になりそうなんだが?」

 

「許して♡」

 

「許すます!」

 

 

ふっ、ナイトチョロいぜ。

 

 

「そうだぬ……。ぶっちゅけマスターは誰でも良かったんですわ。俺は聖杯が最後の足掻きで出したようなもんだからよ。

ただおもえは助けを求めていた。ならそれに応えなかったらそれはナイトじゃなくて内藤。

言わせんなや恥ずかしい」

 

 

やだ……ナイトチョロいとか言ってたのに今の言葉にかっこいいタル〜と思ってしまった私がいる……。

お、おちけつ。私がいずれ好きになる人はきっと料理上手な先輩だ。

 

 

「それで、今日はどうします?夜まで時間がありますが」

 

「うみゅ。今日はカカッっと魔術の修行を終わらせて体捌きだとか剣の振り方とかを教えるんだが?

もし黒魔なのに体術いらなくね?と考えているのらその浅はかさは愚かしい。

黒魔の破壊力ばつ牛ンな黒魔術に体捌きによって身についた回避力が合わさることで最強に見える」

 

「なるほどなー」

 

 

この後めちゃくちゃ修行した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ、ランサーを自害させろ」

 

 

僕はランサーのマスター、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの頭に銃を突きつけていた。

僕の後ろには舞弥が彼の妻であるソラウとかいう女の頭に銃を突きつけている。

 

 

「くっ……!この魔術師の面汚しめが……!」

 

「生憎、僕は魔術師とかいう人種じゃないんでね」

 

 

僕は舞弥に目配せし、銃が完全に頭に密着するようにさせる。

これはアピールだ。

殺すだけならあの距離でも充分に殺せるが、ケイネスに対するある種の見せしめとしては効果はあるだろう。

 

 

「や、止めろ!わかった、言うことを聞く!」

 

 

初めから素直にそうしておけばいいものを。

尤も、言うことを聞いたからといって僕は彼らの命の保障まではしていない。

この聖杯戦争で流れる血の中に含まれる者になるだけだ。

 

 

「れ、令呪をもって命じる。ランサーよ、じが----」

 

「ハイスラァ!」

 

 

ケイネスの声を遮るようにあげられる声。

それと同時に斬り飛ばされるケイネスの手。

それらをやったのは----あの時のサーヴァント。

 

 

「ああやはりヒーローは常に偶然ピンチのもとにやはり駆けつけてくるものだな」

 

 

ヒーロー、ね。

ヒーロー。つまりは英雄。

僕が嫌う人種の一つだ。

彼らのような英雄がいるからこそ、無駄に多くの血が流れるんだ。

 

 

「おいィ?無視しないでいただけますかストレスたまるんで(苦笑)」

 

 

しかし、この状況はマズイな。

この女はケイネスにとっての人質とはなっても、このサーヴァントの人質とはならない。

大体のサーヴァントは特殊な奴でもない限り、僕より弱いというのはないだろう。

歴戦の経験から言っても、単純な身体能力から言ってもだ。

どうにかしてこの場を上手く対処する必要がある。

すぐに思いついたのは三つ。

一つ目、逃げること。

煙幕を使うなり、スタングレネードを使うなりでこの場から逃げ出す。

二つ目、戦うこと。

令呪を使い下らない戦いをしているセイバーを呼び出し、目の前のサーヴァントと戦わせる。

あのサーヴァントのステータスは何らかのスキル、或いは宝具で隠されているのか全く見えないが、セイバーは最優の名に違わずステータスは軒並み高い。

少なくとも無様に負けることはないだろう。

問題はセイバーの対城宝具を耐え切ったバカげた耐久力だ。

三つ目、あのサーヴァントのマスターを捕縛、或いは殺害すること。

安易な推測かもしれないが、あのサーヴァントはアーチャーではないだろう。

その証拠として、あのサーヴァントの後ろにはマスターと思わしき少女がいた。

その少女は僕の娘であるイリヤよりも幼く見えるが、そんなことは関係ない。

ただ銃の引き鉄を引くだけだ。

とは言え、三つ目は現実的でない。

それは何故か。

相手は盾を持っている。

まず飾りということはないだろう。

それの腕に絶対の自信があるか、宝具の可能性がある。

それを僕の銃で撃ち抜けるかと言ったら答はNo。

僕が持つ起源弾は魔術師じゃなくとも高威力を発揮するが、本領を発揮するのは魔術師においてのみだ。

だが如何に威力があるとは言え、あのサーヴァントに起源弾が通用するビジョンが見えない。

それなのに無駄弾を撃つのはバカらしい。

僕は舞弥に目配せし、選択肢1を選ぶ。

舞弥が僕のサインを読み取り、スモークグレネードを投擲する。

あのサーヴァントは一瞬攻撃かと身構え、その直後に煙幕が噴出される。

僕らはそれに紛れ、逃走することに成功した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゲホゲホゲホオエッ!」

 

「噎せないでくださいますか^^;」

 

 

とか言う私もだいぶ咳き込んでしまった。

煙幕張るとかあいつ絶対忍者だろ汚いなさすが忍者きたない。

これで私は忍者のことが嫌いになりましたあもりにも汚すぐるでしょう⁉︎

 

 

「それでこれどうします?」

 

 

私がこれと言って指差したのは額が後退している噛ませ犬な男となんか恐ろしいイメージの顔が浮かんでくる女だ。

二人とも片方の手を斬り落とされている奇妙な共通点を持つ。

 

 

「そうだな……取り敢えず騎士王とディルムッドのリアルバリスタのけっちゃこがつくまで待つべき。つうかディルのマスターはマジでズダズタにされた金髪の雑魚だな」

 

「しっかし積極的に参加しようと思った矢先にコレって凄いですねー」

 

「まあ俺は本能的に主人公タイプだからよイベントが巻き起こるのは自明に理。俺が歩くだけでヒュム♀は俺にフレ登録要求してきて忍者は勝手に部下になる。こう忙しくては1りの時間もつくれない(リアル話)」

 

「今も実際に2りですしねー。

で、なんでセイバーとランサーのリアルバリスタに介入しないんですか?」

 

 

私はブロントさんがどうしてリアルバリスタに介入しないのか疑問に思ったので訊いてみた。

昨日積極的に参加するって言ってたからてっきり不意だまスウィフトでバラバラに引き裂くと思ったからだ。

 

 

「お前タイマンを邪魔するのはいけないことなんですわ?お?

タイマンは真剣な喧嘩という意味で誰でも真剣な喧嘩を邪魔されたら怒りが有頂天になるのは明白に明瞭。もしも邪魔したら親とか呼ばれて一巻の終わり。早く謝るべき。死にたくないなら謝るべき。早く謝っテ!」

 

「す、すいまえんでした;;」

 

 

怒られてしまった。

 

 

「……「」確かに戦争だから不意打ち騙し討ち上等かもしれませんが「そんなことは望んでいない」という意見。

俺は俺はナイトだから正正堂堂と戦うことが決定している(勇敢)

それに俺はディルの願いを叶えてやりたいんですわ」

 

「ランサーの願い?」

 

 

そういやブロントさんは貧弱一般騎士の集合体みたいなものだからある程度願いに推測をつけるのは可能なのかもしれない。

 

 

「勝手な推測かもしれませんがディルの願いは多分おそらくきっと戦士としての生き様を完遂すること。

なら騎士王であるアーサー王と戦うことでそれが叶うと思われ。まあディルは勝つことは出来ないけどよ」

 

「あらま。負けること前提なんですか」

 

「そもももディルは『必滅の黄薔薇』に『破魔の赤薔薇』だけでなく『大いなる激情(モラルタ)』に『小なる激情(ベガルタ)』の二剣二槍を使い手。セイバんクラスで呼ばれなかったせいか『大いなる激情』も『小なる激情』も所持してないのに『必滅の黄薔薇』も壊してしまったことで更に弱体化は加速した。

さすがにその状態ではディルが騎士王に敵わにいのは確定的に明らか」

 

 

きっとGM(聖杯)に弱体化させられたんやな。悲劇やな。

 

 

「……どうやら決着がついてしまった感。さうkら、ちょとわずかに眼を閉じていてほしいんだが?」

 

「そのお願いは了解されました〜(CV:沢城みゆき)」

 

 

私が眼を閉じると、肉を斬る生々しい音が二回聞こえてビチャビチャという水音かーらーのー鉄のにほひがプンプンですよ猿渡さん!

これ絶対にあの2りを斬り殺した音でしょ……。

 

 

「もう開けてもいいぞ」

 

「ほーい。……って、あら?どこにやったんです?」

 

 

私が眼を開けるとそこに屍体は見当たらなかった。

いやまあ血痕とかはあるけども。

 

 

「剥製にした」

 

「えっ」

 

「剥製にして俺の荷物になるやうにした」

 

「東方鉄挽肉であるか^^」

 

 

あの動画は面白いから皆さんも見てみましょう(ステマ)

いやしかし殺すんですねー。そこら辺はしっかりしてるんですねブロントさん。

それとも中の人たちが原因なんですかね?まあどうでもいいです。

 

 

「それじゃ今日はこのぐらいにして間桐邸に帰るぞー^^」

 

「わぁい^^」

 

 

そういうことになった。

この時の私たちは帰り着く前に起こる出来事を知らなかった……。




ランサーの自害しか止めてねえ!
だだだだだ大丈夫だ次こそはブロントさんが活躍するからよまあ見てなw

それじゃ闇系の視聴があるからこれで


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ブロントさんvsとなりのイスカ

リアルで病院で栄養食を食べるハメになりそうな作者がいる系の話があるらしいぞ?
いあ流石にそこまではいかにいけど病院には確実に行かないとダメだろうな。
近況報告 完 全 終 了


「てれれ〜てれれ〜てれれ〜れ〜れ〜れ〜れ〜」

 

「カカカカッ」

 

 

私はハイウィンドの後ろの方に座りながら鼻歌を歌っていた。

歌っているのはもちろん我らがブロントさんのテーマソングのようなものである。

だけどこの曲が流れてもブロントさんが関係ないところで「カカカカッ」と書き込むのはやめよう(しきたり)

あの時のすごく……大きいです……な化け物と戦ってた時とか姉さんのピンチに殺傷と駆け付けた時はとてとて速いスピードを出していたけど今は自転車よりちょとわずかに速いくらいだ。

 

 

「ん〜。ところでブロントさん」

 

「何かようかな?」

 

「ハイウィンドちゃんって結局なんですか?」

 

「おっととそう言えばハイウィンドのことを話してなかった感。

ハイウィンドは今じゃ殆ど見かけなくなった野生のチョコボで更に黒チョコボという珍しいチョコボ。英語で言うとスーパーレア。

飼い慣らされた貧弱一般チョコボが大体35km/hでは知るならハイウィンドは200km/hで走ることがゆゆうでできる超パワーを持ち手。

俺も思わず素晴らしいチョコボだすばらしいと潔い賞賛の心が出てしまう。

あとチョコボのことを馬鳥と言うのはやめよう(しきたり)」

 

「はーい。……って、何か近づいてきますよ、ブロントさん」

 

 

私は空から何かが近づいてくるのを視認した。

見つけられたのは、私とブロントさんに頭5個以上ありそうな身長差があったからだろう。

お陰で首が痛い。

 

 

「む?アレは……」

 

 

ブロントさんがその何かを確認しようとする前に、何かが急にスピードを上げてブロントさんの横に止まる。

 

 

「なんだ急にこっちに来た≫ライダー」

 

「久しいな、ナイトよ。昨日殴られて以来だ」

 

 

ブロントさんとタメを張れるくらいの身長を持ち手の筋骨隆々な大男、ライダーがそこにはいた。

あとついでになよっとしたマスターも。

 

 

「ナイトよ、今回もまたお前に言いたいことがあってだな。聞いてくれるよなあ?」

 

「お前ナイトを挑発してるつもりなら意味ないからやめた方がいいぞ。

最高の武器と最強の防御力を持っている俺にはサポ戦の挑発すら効きにくい(頑固)」

 

「そうか、なら率直に言わせてもらうぞ」

 

 

ライダーは両手を広げ、大きく息を吸い込みこう言ってのけた。

 

 

「この余の物となれ、ナイトよ!」

 

「断る!」

 

 

この余の物となれ。

ほう……つまりDRAK♂主従関係。

 

 

「何やらかすと思ったらまた勧誘かよ!お前あの時にナイトを怒らせてたじゃないか!」

 

 

ライダーのマスターはどうやら何をやるのかは知らされてなかったらしい。

ダメダメですね。やはり私たちのようにやはり仲の良い関係でないと。

そうじゃなかったら後ろから刺されて悲しみの向こうに旅立つか令呪によって自害させられるかというハメになる。

 

 

「うぅむ。また振られてしまったか。残念でならんわ」

 

「冗談は顔とPスキルの低さだけにしろよカス猿。お前本気でナイトを勧誘するつもりなんかなかっただろ」

 

「いやそれなりにはあったぞ?

まあ断られるだろうなあ、と考えていたのは事実だかな」

 

 

いっsYく即発の空気がブロントさんとライダーの間に流れる。

私はそれを余裕をもって、ライダーのマスターは焦りをもってそれを見つめる。

 

 

「ところで、だ。余はお前さんのことを少し調べてみたのだ」

 

 

ライダーが唐突に語り出す。

 

 

「本を略奪して読んでみたがどの神話にも、歴史にも、童話にも、民俗伝承にも、お前の名前は載っておらなんだ。さてこれはどうしたものかとそこの小僧に言って“ぱそこん”なる文明の利器で検索してみたら一発で出おったわ!

お前さんは余や騎士王、英雄王などとは違って架空の存在なのだな?そしてお前はその『ブロント』「さんをつけなさいデコ助野郎!」という架空の存在をガワにまとった騎士というものの概念、或いは英霊として座に召し抱えられる高名な騎士を除いた騎士の魂、その集まり――――違うか?」

 

 

ブロントさんにさん付けしないとか……!

ブロントさんなめてたらギガトンパンチ食らったら即死で瞬殺されますよ?

というか見た目脳筋なのに的確に当ててきてるじゃないですかヤダー!

 

 

「ほ、ほう、経験が生きたな。ジュースをおごってやろう」

 

「おお、くれると言うのならもらうぞ」

 

「何呑気に敵が渡したもの飲んでるんだ!」

 

「まあまあライダーのマスターさんあまり細かいこと気にしてたらハゲますよ?」

 

「ハゲてない!」

 

 

怖いわー。最近の若者はキレやすくて怖いわー。

 

 

「言いたいことはそれだけだ。さて、それでは戦おうか」

 

「うみゅ」

 

「はあっ⁉︎」

 

「ライダーのマスターうるさいですよ。今は聖杯戦争中なんですから当然の結果だと関心はするがどこもおかしくありませんね」

 

 

さっきからライダーのマスターは何を騒いでるんですかね。

まさかこのまま何もなしに帰れるとでも思ったんでしょうか。

そうだとしたらその浅はかさは愚かしいですね。

 

 

「ブロントさーん、頑張ってくださーい。私の援護いりますかー?」

 

「いあ今回入らないぞ。そちのマスターがどうも黒魔としての実力が不足している感。

まあ俺としては五十人いようが瞬殺で勝ってしまうがな」

 

「おっ、それは勇ましいな。それを聞いて安心したぞ」

 

「えっ」

 

「お前さん相手に『遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)』じゃあ少々相性が悪いからなあ。

では教育してやろう。これが余の――――『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)』だ‼︎」

 

 

ライダーが何かを言うと、二人の姿はいきなり消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ、ちょ、おいィィィィィィィィィ⁉︎」

 

 

俺は目を開けたらそこには見渡す限りの荒野と大砂漠が広がっちぇいた。

何を言ってるかわからにいと思いますが俺だってわからないんです!

一体全体何なんですかねぇコレは⁉︎

ライダーが固有結界使えるのはずるい!

 

 

「どうだ、ナイト!これこそが余と余の軍が共有した原初の風景!これこそが『王の軍勢』‼︎

ここにいるのは全てが世界に召し抱えられながらも余の呼び掛けに応じ馳せ参じる勇者たちだ!

中には余よりも武勇に優れる者、一国の王として相応しいカリスマを持つ者もいる!

さあ、これだけの軍を、貴様一人で対処できるか!」

 

「ほ、ほう。いい軍勢だ。感動的だな。だが無意味なんだが?(^U^;)」

 

「冷や汗かいとるぞ」

 

「これはこの場所が暑すぎるから出た汗であってひややせとは無関係!以下レスひ不要です!」

 

 

いやでもこれちょとsYれならんしょ……⁉︎

見渡す限りの荒野に一人(ぼっちで)立っているのは俺だけでそりゃ身震いもするかもしれませんがざっと見ただけでこれ万は軽く超えてるだろ……。

俺がアんかードだったら俺の中にある貧弱一般騎士を解放できますがそれだとしても数だけでしちが足りにい;

だけど対処するんじゃないしてしまうのがナイト。

『王の軍勢』なんか怖くぬぇ!野郎オブクラッシャー!

 

 

「覚悟を決めたか、ナイト。ならば我が軍の猛攻、その盾で受け止めて見せよ!」

 

 

ライダんの声に従い数万の軍勢が突えgきしてくる。

だがこれは俺にとってもチャンスって証拠だよ?

相手がどんだけ多くても俺を囲めるのは四人ずつ(刃牙話)

かるに相手を五万人としても俺は四人ずつを1250回するだけの簡単な話。

……多いんだよクソァ!

 

 

「オォオオオオオオオ!」

 

 

一級王は兵士が兵士を呼ぶ(暴風)

だがナイトは圧倒的な防御力に加えて絶望的な破壊力を誇る破壊力を持ち手。

こんなの朝飯のおかわり9杯前なんだが⁉︎

 

 

「ハイスラァ!」

 

 

まず1り!

返す刀で2り!

盾で殴り飛ばして3り!

敵が攻撃してくるが「なんだこれは?」と避けまくってたまにくる危ない攻撃も「ほう……」て刀で受け流す!

けどまだ士気がおととろえてないのはミエミエで兵士がぽこじゃかわいてくる。

『血煙咽ぶ九連撃』は使ったとして1りを⑨回繰り返す宝具だから結局9人しかころころできない不具合。

だから俺はこれを使うだろうな。

 

 

「『後より喰らい付く炎蛇の顎』‼︎」

 

 

特需効果は発生しにいがそれでもこるは炎を纏いながら突進して斬り上げる宝具だからやりようによっては数十人をぶっ飛ばせる超パワー!

最後の斬り上げのsYうげきはもあわさって30人くらいは吹っ飛ばしたかな。

俺を囲んで槍で突こうとするので俺はバックステッポで後ろに跳びながらダークパワーを放って吹っ飛ばす。

それでもまだおいsよせてくる軍勢に俺は今まで笑顔だったがふるかいになってきたので生半可なナイトには真似できないホーリーを唱えてぶっ飛ばしてやった(極楽)

でもここで思い違いをしていたという事実。

「」確かに人なら4りずつでしか俺を囲めませんが槍なら8りでも16りでも囲めてしまう不具合。

おかげでちょとわずかに傷を負ってしまった。

まあナイトの生存能力は鬼の力と言ったところだからな。この程度の傷なら無視して戦えてしまう。

と思ってた時期が僕にもあったんです!

 

 

「なんでお前自ら乗り込んで来てるわけ⁉︎」

 

「何を言う!本来であれば余は先駆けがしたかったのを抑えて今頃来たのだ!おとなしいものではないか!」

 

 

ありえにい、もし化してこいつ状況が読めないバカですか?

この宝具はぶっちゅけアーサー王ですら敗北に陥れる可能性がある宝具。

「」確かに『約束された勝利の剣』とか『突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルグ)』みたいな高威力広範囲攻撃ではありませんが「数の暴力で相手をジワジワと削り殺せる」という事実。

これをどうにかするなら固有結界に対して相性がグンバツな宝具をぶっぱするかふ地味とかじゃなければこれを防ぐことはできないできにくい!

『約束された勝利の剣』でもいいとこ1万くらいしか殺せない不具合。

放った後に押し寄せられたらもう二度と『約束された勝利の剣』を放てないでそのまま固有結界で骨になる。

……はっ、そうかわかったぞ!(コナンボイス)

ライダんは攻撃を最大の防御というあまりにも有名な名ゼリフを実行しているということなんですかねぇ。

ならいわゆる点でノーリスクのノーリスクハイリターンジョブであるナイトもこの意気込みに応えなきゃならないという意見。

 

 

「おいィィィィィィィィィ‼︎」

 

 

俺はゆうあkんに立ち向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……オウフ」

 

 

ナイトはついに剣をその手に携えることができなくなった。

だがそんな時でも盾を離そうとしないのはナイトとしての考え故か、或いは別の何かか。

 

 

「ナイトよ。対人宝具と持ち前の技術だけでまさか我が精強たる軍を数千人も倒すとは実に天晴れだ。更にその中に将軍クラスも入ってるとなると、やはりお前もまた一騎当千の兵よ。

それだけに余はお前のことがわからん。

余は王であるからして人を見る目にそれなりの自負を持っている。

だがお前という人物がお前が起こした行動のおかげで何なのかがわからなくなっておるのだ。

――――何故お前は騎士王を貶されて怒りの感情を抱いたのだ?」

 

「……そんなの自分が仕え敬愛していた王を貶さるれば誰でも怒りが鬼なるのは火を煮るよりも明らかで――――」

 

「だから何故『お前は』と問うたのだ。

お前の中身は騎士王のことを直接知っていれど、お前自身は騎士王とは赤の他人でしかない。

何故、赤の他人が貶されて怒るのだ?」

 

 

その一点のせいでブロントという人物評に翳りが生じる。

見ず知らずの人を助けるだけならただのお人好しだ。

だが見ず知らずの奴が貶され、それをした奴に対し怒るという行為はまず出来るわけがない。

何故ならば、怒るという行為自体が少なからずの理解を要すると余は考えているからである。

その点で言えばブロントはやはりおかしいと言わざるを得ない。

借り物の記憶、感情でどうして騎士王のために真に怒れたのか。

ブロントは本気で余が騎士王を貶したことを怒っていた。

ブロント自身は騎士王とはあの時が初対面であるというのに。

 

 

「なんだそんなことかよ。

「」確かに俺自身とアーサー、いあアルトリア・ペンドラゴンは赤の他人ではありますが「だから怒れないというわけではない」という意見。

お前痴漢してないのに痴漢冤罪された人の気持ち考えたことありますか?」

 

「ふむ?つまりセイバーは謂れのない中傷を受けたと?」

 

「まあそういうことだぬ。

お前が貶したのは冤罪の結果であって原因ではないという事実。

そもももそういう悪口は名誉既存で犯罪行為だからお前は死ぬ。

ちなみに冤罪の原因の一つはこいつらな」

 

 

そう言ってブロントは己の胸を指し示す。

それが意味するところはつまり――――。

 

 

「こいつらは自分より幼い少女に国や理想などというあもりにも大きすぎる荷物を押し付けたアワレな貧弱一般騎士ども。

この行為にはさすがの謙虚で心を広いナイトも怒りが有頂天。

更にタチが悪ぃのがこいつらは自分らが1りの女の子に押し付けているバカだって自覚があったことだ。

その上でこいつらは逃げ道を自分で作った。

あの子は選定の件を抜いた特別な存在。自分らのような人間とは違う。あの子は人間であって人間ではない。こんな具合にな。

んでその逃げ道で自分で自分にブラインかけて時間がすぐるころには御立派様なアーサー王を敬愛してやまない騎士どもの完成ってわけだ。

円卓の騎士にもそういう奴がそれなりにいたから一概にこいつらが悪いとは言えにいが間違いなく原因の一つであるという事実。

俺自身はあの子を初めて見たのがあのバケモンの時ですが一目見ただけであの子の責任感の強さがうかかいしれるって相当なことだと思うんだが?

だから民は、貧弱一般騎士は、円卓の騎士ですらあの子を理想の体現者だとした。

お前が暗君といったあの子は俺の素材の俺が一部であるアワレな貧弱一般騎士とかがアーサー王バンジャーイ\(・ω・)/ってした結果だよ?

貶すべきは俺の中の一部の奴らでFA。以下レスひ不要です」

 

 

こいつ満身創痍なのによくもまあここまで長く喋れるな、途切れることなく。

だがこれでわかった。

お人好しといった評価では甘かった。

ブロントは度を超えたお人好しだ。

たった一目で理解できる表層の部分と借り物の記憶だけでここまでずけずけと人の領域まで踏み込んでくるとはな。

 

 

「ナイト、いやブロント!」

 

「何かようかな?」

 

「かの騎士王の願いは選定の剣を自らが引くことがなければよいと言っていた!

この願いについてどう思う!」

 

「いいんじゃないか

「」確かにその願いを叶えることでブリテンの歴史そのものが変わるかもしれませんが「アルトリアが望んでいる」という意見。

それにアルトリア個人のしわわせを求めてもいいだろうよ」

 

「騎士とは民を守るのが仕事ではないのか?」

 

「ああその通りだ。

だけどだからと言って騎士に理想像を押し付けるのダメだろうが。

騎士だって1りの人間だから個人のしわわせを追求してもいいという意見。

個人のしわあせを犠牲にしてまで成り立つ平和に何の意味があるだよ。

まあ俺なら自分の幸せを追求しつつ他人を救ってしまうだろうな」

 

 

ナイトの言葉に余は打ち震える。

ナイトは決して冗談を言っているわけではない。

あくまで本気でそれが出来ると思うておる。

だとしたらそれは王たるこの身に勝るとも劣らぬ傲慢よ。

やはりナイトが欲しいな……。

 

 

「おお、そうだ。これを聞き忘れておったわ。

ナイト、お前は聖杯の何を望む?」

 

「いやあの聖杯に望めってそれ間接的に自殺と同様だろ……。

まあそももも俺は俺は自分の力で成し遂げてこそ願いというのは意味があるものと思っちぇいるからな。仮に願うとしたら受肉だろ。いやぜってー願わねえけど」

 

「ここでお前を失うのが実に惜しい。

お前なら我が軍門にあっても八面六臂の活躍をしてくれるだろうに」

 

 

余は心底残念に思う。

これ程の勇者であるならば是非とも余の軍門に入ってほしい。

だがアレはそれをそのまま受け入れる柄ではないだろう。

ならばせめて最期は勇者らしく死なせてやろうではないか。

 

 

「何勘違いしているわけ?」

 

「何?」

 

「まだ俺のバトルフェイズは終了していないんだが⁉︎」

 

 

ナイトがそう叫ぶと、ナイトの後方に魔法陣が浮かび、そこから巨大な物体が現れる。

それは二本の湾曲した角を頭部から生やし、筋骨隆々な肉体をしていた。

どれが近いかと言われれば牛が一番近いような気がする生物だった。

 

 

「まだこれ程の宝具を使えるだけの魔力を残していたか----!」

 

「お前頭悪ぃな。

ナイトは時間が経てば経つほど魔力が徐々に回復することはあまりにも有名。

そしてこれがお前を倒す『昨日の敵に今日の友(キングベヒんもス)』だ!」




ライダんが理想背負わされて痛々しいみたいなことを言ってた気がするからブロントさんはアルトリアの願い肯定派ということにしてみた。
んで己の一部となっている貧弱一般騎士の中でもアーサー王あたりの騎士はそこまで好きなわけではないという設定。
同じように好きじゃないのは十字軍の貧弱一般騎士ども。

ライダーの『王の軍勢』はぶっちゅけセイバんの『約束された勝利の剣』ブッパしても人が密集してるとこ狙ってよくて10,000削れる程度じゃね?という個人的な意見。
この宝具が出されてなお勝てる鯖は兄貴ランサー、縦セタが似合いそうなライダー、バサクレスじゃないかな。まあ相性的にね?

それじゃ闇系の診察があるからこれで


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まただよ(呆れ)

遅れてすまにい;;


「な、なあ……」

 

「何か用ですか?」

 

 

ライダー達が固有結界の中に消えてから数分ほど経ってから僕は隣にいる少女に声をかける。

ぶっちゃければ静寂に耐えきれなくなって声をかけたんだけども。

 

 

「お前はなんで聖杯戦争に参加してるんだ?」

 

「理由、ですか。

それならブロントさんに恩返しするためですかね。

私はブロントさんに救われました。ならブロントさんが望む聖杯戦争の終結までのサポート……とは言っても私の方が弱いのでサポートできているかはわかりませんが、それをするため、聖杯戦争に参加することを決意したんです」

 

「あのなあ、これは命の奪い合いなんだぞ?

下手したら命を落とすかもしれないのに、そんな軽々しく決意だなんて----」

 

 

僕は善意の忠告を隣にいる少女に向けようとするが、その瞳を覗き込んで僕はギョッとする。

その瞳には確かな光が見てとれた。

僕の方が年上であるだなんて、そんなのを無視するかのように強い光。

この女の子は間違いなくあのサーヴァントのために死ぬことができる。

前にも思ったけど、どうしてこんな子供がこんな眼になれるんだ?

 

 

「私は答えましたよ。

今度は貴方の参加する理由を教えて欲しいですね」

 

「ぼ、僕のか?

それを知って一体どうしようって……」

 

「子供にどうにかされると思って嫌ならやめてもいいんですよ?(チラッ)」

 

 

むっ。

僕はカチンときたのでこの聖杯戦争に参加した理由を話すことにした。

まあ簡単に言ってしまえばこの聖杯戦争に参加しているケイネス先生に意趣返ししたかっただけという話になるけどな。

 

 

「……ええ〜。

こう、誰かを蘇らせたいとか、金銀財宝が欲しいとかそんなんじゃなくほぼほぼ成り行きですか?

いやまあそれはそれでいいんですけど、なんかこう釈然としませんね」

 

「悪かったな、大層な理由がなくて」

 

「いえむしろ良かったかもしれませんよ?

ブロントさん曰く、聖杯に最も頭が良くなりたいと願えば、自分より頭が良い人間を全てコロコロすることでその願いを叶えるようですよ」

 

「……はぁ⁉︎」

 

 

僕はこの少女が何を言っているのか理解できずに、間抜けな声を出してしまった。

え、つまりさっきの例だと、願いを叶えた自分より頭の良い人間はいない。すると相対的に一番頭が良くなるってことか?

なんだソレ⁉︎やってることが頭おかしいぞ!

 

 

「あと他の願いにしろ大体同じ感じになるらしいです。

お金持ちになりたい、だったら自分と同等以上の資産を持つ人間をコロコロ。

トップアスリートになりたい、だったら自分より能力が高いアスリートをコロコロ。

で、これ以降の争いを無くしたい、とかだったらブロントさんの言葉を信じるならば、人間全てをコロコロしてその願いを叶えるでしょうね。

だって、人間がいないのなら争いは起きるわけありませんし」

 

 

僕はあんぐりと口を開けて、暫くは塞ぐことができなかった。

この子にとっては淡々と事実を述べているだけなのだろう。

だけど僕にとってはスケールが大きすぎる話を聞かされて頭がフリーズしてしまいそうになる。

物的証拠も状況証拠も何もあったもんじゃないが、この子の態度がそれが事実だと僕に告げてくる。

 

 

「ぼ、くは----」

 

「しゃんとせんか、小僧」

 

「いてっ⁉︎」

 

 

僕は背中を思い切りはたかれて前のめりになる。

 

 

「いって〜……って何でお前がここにいるんだよ、ライダー!」

 

「まあざっくり言うとだな----」

 

「この俺がライダんを打ち負かしたからだろうな」

 

 

ライダーの後ろから一人の男が現れる。

その男はライダーと同じくらいの身長で、耳が物語だとかによく出てくるエルフみたいになっており、白い鎧を身に纏っており褐色の肌をしていた。

この子のサーヴァントである自称クラス名・ナイト。

 

 

「さすがナイトは格が違った!とてとて強そうなライダーを倒してしまうなんてすごいなーあこがれちゃうなー」

 

「当たり前田のクラッカー。

俺の手にかかるばライダーなんてチョチョイのチョイだったな」

 

「へー……。

ブロントさん」

 

「何か用かな?」

 

「苦戦しましたか?」

 

「していない」

 

「そうですかありがとう。

満身創痍凄いですね」

 

「それほどでもない」

 

「やはり苦戦していた!しかも満身創痍なのに謙虚にもそれほどでもないと言った!

ブロントさんが死んでしまったら元も子もないですよ?」

 

「う、うみゅ。わかっているんだが?」

 

 

なんか急に漫才が始まったし。

 

 

「いやー負けた負けた!

こりゃあ余のミスだな。長話なんかしないでとっとと倒しておけばよかった」

 

「お前頭悪ぃな。

取らぬ狸が皮算用って名ゼリフを知らないのかよ。

お前がナイトに勝とうなんざ90年早いって話だよ?」

 

「100年じゃないなんて謙虚ですね」

 

「いいからとっとと話を進めろぉ!」

 

 

僕の叫び声が夜の闇に吸い込まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つまり、なんだ?

ナイトが化け物を召喚する宝具を開帳、結果その化け物を倒すこともできずに軍の半数以上削られたから維持する魔力の負担が大きくなりすぎて強制解除されたと?」

 

「まあそういうことだな。

『王の軍勢』はサーヴァントにならよほど相性が悪くない限りは無類の強さを発揮するのだが、化け物相手には少々重荷にすぎるのでな。

あの大海魔相手だとダメージを通らせることは出来るが、尋常じゃない再生力の前には無意味となっていただろう」

 

 

ライダーから話を聞いて化け物を召喚出来るナイトも大概化け物じゃないかと思う。

と言うかだ。

『血煙咽ぶ九連撃』に、『後より喰らい付く炎蛇の顎』に、どんなカラクリかはわからないけど、あのセイバーの超高威力の一撃を防ぎ切ったのも恐らく宝具だろう。

で、ライダーの話で判明した化け物を召喚する宝具である『昨日の敵に今日の友』……。

わかる限りで4つも宝具を所持しているんだけどこいつ。流石に持ちすぎだろうが。

 

 

「で、ナイトはライダーを倒さないのか?」

 

「別に倒しても構わんのだがぶっちゅけ痛み分けみたいなもんですわ。

だが次に出会ったら俺が相手に何もさせずに倒してしまうだろうな」

 

 

このサーヴァントは一々自分の強さをアッピルしないといけない病気か何かにでも罹っているのだろうか。

 

 

「じゃあ私達はこれで失礼します。再び相見える機会があるかはわかりませんが、その時まではさようなら」

 

 

少女はナイトが呼び出した黒い大きな鳥に乗って、そのままこの場から駆けていった。

彼女達の姿が見えなくなってから、ライダーを見ると負けたと言うのにすっげえ満足そうな表情を浮かべている。

 

 

「なんで、そんなに満足気なんだよ」

 

「そりゃあそうだろうて。

この余が惚れ惚れするくらいに屈強な戦士がいたのだ。

例え余や英雄王、騎士王などとは違って架空の存在でも、その身に宿した意志、力は紛れもなく本物よ。

それに負けたならば、間違いなくいい経験だと断言できる。

だが負けっぱなしというのも悔しいからな。

あの化け物を倒すには……うん、やっぱり英雄王のあの宝具と余の軍勢を組み合わせて最強のファランクスをつくるのが良さそうだな。

そうとなれば早めに会うのが良さ気だな……」

 

 

ライダーは早速あのサーヴァントを倒す手段を考えているようだ。

ただその考えの中にあの金ぴかの単語が聞こえてきたのは気のせいだと信じたい。

 

 

「なあ、ライダー」

 

「どうした、小僧」

 

「僕はお前のマスターでいいのか?」

 

「小僧、お前はそんなちっぽけなことで悩んでいたのか。

余はお前の実力を認めておる。

この言葉だけで充分であろう?」

 

 

絶対的な王者からの言葉。

確かにこれだけで充分だな。

僕は悩みを払拭し、

ライダーの、いや王が操縦するチャリオットに乗って帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうか、アーサー王の願いはそのようなものであったか……」

 

 

ブロントからアーサー王の願いについて聞いた私は腕組みをして深く考え込む。

私や他の円卓の騎士、下級騎士もあの方に荷物を背負わせすぎたのかもしれない。

いや、かもではなく実際にそうだったのだろう。

 

 

「あらたまて俺の考えを言っておくが俺はあの子の願いそのものは叶えらるてもいい願いだと思っているぞ。

だけどそれをしてしまったらおもえを含めてアーサん王に関わった奴らがどうなるかはわからにい。

存在そのものがなくなるのかそこにいたのにいなかったというか鬼なるのかはな。

で、この話を聞いてお前はどうするわけ?」

 

「どうする、とは……?」

 

「アルトリアのことに決まっているサル!

言っとくが俺はあの子と出会ったら容赦なく倒すぞ。俺自身の目的を果たすためにな。

だが幾ら記憶があってどんな立ち回りをするのかわかってたとしても負けるときは負けるという事実。

そしたらあの子は聖杯に王手をかけてるも同然であることは確定的に明らか。

さっきも言ったが願いが叶えられたらお前らがどうなるのかはわからにい。

と言うかだ。

今の聖杯はとにかく殺すことばかり考えて頭がヒットしてるからその願いを叶えるとしたらあの子も死ぬぞ?」

 

 

ブロントが何気なく言い放った一言に、私は言葉を失う。

アーサー王が……死ぬ?

何をバカなことを……。

 

 

「俺は何話か前に言ったはずだぞ。

その霊に当てはめれば選定の剣の引き直しならアーサー王その人をこの世から完 全 消 滅 させて次の選定の剣を引き抜ける資格があるやつがくるのを待てばいい。

それが現れるのにどれくらいかかるかは神の味噌汁ってとこかな」

 

「そんな……!

ブロント、お前の力で何とか出来ないのか……!

王をお救いするために……!」

 

 

私はブロントの肩を掴み、詰め寄る。

ブロントならばどうにかこの問題も解決してくれるはずと思ったからだ。

 

 

「……何とかするんじゃないしてしまうのがナイト。

だがお前それでいいのか?」

 

「……どういう、意味だ?」

 

「お前は赤の他人に問題を解決されてもいいのかと聞いている。早く答えテ!」

 

 

何を言っているのだ……?

ブロントが自身で話していたのではないか。

下級騎士の魂、それの集合体だと----。

 

 

「言っとくがな。

俺の中には「」確かに貧弱一般騎士の魂が入ってますが「だからと言って俺自身はアーサー王とは何の関わりもない」という事実。

接点があの化けもにょの時しかないんですわ?お?

どうにかしてほしいのならどうにかしてしまうけどよ。

常識的に言ってここは身内が解決すべき問題でしょう?」

 

「それは……いや、王を裏切った私ではそのようなことなど到底----」

 

「メガトンパンチ!」

 

 

私は突然ブロントから殴られ、思い切り吹き飛ばされた。

頭が追いついていなかったこともあり、マトモに受け身も取れずに地面に落下する。

 

 

「お前ふざけんなよ!仏の顔を三度までという名ゼリフを知らないのかよ!

お前はただ恐れているだけだ!あの子の前に出ることを!

王に断罪されたいだかなんだか言ってたが狂わないと前に立てないならお前の足は意味ないな後ろから破壊してやろうか⁉︎

俺はお前にナイトとして生きればいいと言ったんですがねぇ⁉︎ナイトは敵の攻撃を前で受け止めるのが仕事なんだよ!

それなのにナイトが逃げていたら意味がねえだろうが!

いいか!お前は運がいいだよ!

他の円卓の騎士も!俺の中にいる貧弱一般騎士でさえあの子と直に話すことはできにい!

お前だけだ!お前だけがあの子とのコミュの封印が解けられてんだよ!

お前だけが!ありのままの感情を言葉と一緒に伝えられるんだ!」

 

 

私はブロントの言葉にハッとさせられる。

そうだ、確かにその通りだ。

今、王と直接会話できるのはこの私を置いて他にいないではないか。

ブロントはこの聖杯戦争における戦友と言ってはいいだろうが、それだけでしかない。この男の言う通り、中身の一部に我等の関係者がいるとはいえ、それら本人ではない。

ブロントに解決させるのは筋違いと言うものだ。

どうやら払拭していたつもりだったが、私は臆病風に吹かれていたらしい。

 

 

「……すまない、お陰で目が覚めた。

私が直接王に会い、考えを改めてくれるようこの命を賭してでもやってみせよう。

お前としては不服なのかもしれないが、私は王と関わった者の生までを否定させたくはない」

 

「別にいいのではないかな?

人それぞれ考えがあって当然というのはメガテ○ではあもりにも有名。

アルトリアの願いを俺は否定しないがお前の想いも否定することはしない。

明日だ。お前は明日でけっちゃこをつけるべきそうすべき。

俺も明日にでも決着をつけるとするか」

 

 

私とブロントはそれぞれ決意を固めて明日に備えた。

明日で全てを終わらせる。

その気概を持って。




あくまで個人的な考えでランスロットをこういう感じにしたが案外間違いでもないんじゃないかな?まあ公式(だと思う)の資料的にね?
聖杯戦争に参加した理由が狂えるからってのはマトモなままだと良心の呵責か罪の重さに耐え切れにいのかのどっちがだろうけど断罪されたいのに狂ったってのがちょとわずかにわからなかったからこうしてみたんだが?

そろそろ物語も終わりに近づいてきてるから俺は闇系の調整があるからこれで


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騎士王vs湖の騎士

サブタイトルは詐欺前提


私、セイバーことアーサー・ペンドラゴンは突然の襲撃にあっている。

下手人は黒い靄に包まれて正体がわからないバーサーカー。

アレが突然現れて攻撃を仕掛け、暫く暴れてから何処かへ逃げ去っていた。

まるで嵐が過ぎ去ったかのようにボロボロになった室内で、私のマスターに従っていた女性が死んでいた。

 

 

「アイリスフィール。

ここはあのバーサーカーを追いかけて討つべきです。

このような被害を今後は出さないためにも」

 

「……ええ、そうね。

セイバー、バーサーカーを追いかけるわよ!」

 

「わかりました!」

 

 

私はバイクに跨り、後ろにアイリスフィールを乗せて、バーサーカーを追いかけていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは……」

 

 

バーサーカーが逃げ込んだのは、地下に作られた駐車場であった。

所々に柱があるため、意外と死角が多い。

私は、緊張感を高めて、バーサーカーの攻撃に備える。

だが、予想を反してバーサーカーは普通に私の前に出てきた。

 

 

「…………」

 

 

……?

何かがおかしい。

無言で私の前に出てきたところもそうだと言えるが、何故すぐに襲いかかってこない?

前に私が会った時は、それこそ叫びながら襲いかかってきたと言うのに。

 

 

「……王よ」

 

 

私が訝しがっていたら、バーサーカーが声を出した。

まさか、バーサーカーに理性があるとでも言うのか?

いや、それ以前にくぐもってはいたが、私のことを、確かに王と……。

バーサーカーは、身体を包んでいた靄を消し去り、徐に兜を外した。

 

 

「何故……何故貴方がここにいるのです……サー・ランスロット……!」

 

 

バーサーカーの正体は私がよく知る人物。

円卓の騎士最強と謳われた、ランスロット卿その人であった。

 

 

「王よ、今は剣を交えましょう。

共に聖杯戦争に呼び出された身。

なれば、闘う以外に他に道はありますまい」

 

 

ランスロットはそう言い、その手に剣を喚び出す。

それの銘は『無毀なる湖光(アロンダイト)』。

湖の騎士の異名を持つランスロット卿が持つ宝具だ。

だがその剣は、刀身も柄も全てが黒く染まっている。

 

 

「くっ……!」

 

 

ランスロット卿は本気だ。

私はそう感じたからこそ、彼と同じように剣を喚び出す。

 

 

「……行きます!」

 

 

私は先手必勝とばかりに、ランスロット目掛けて勢い良く突っ込んでいく。

ランスロットは円卓最強。

主導権を握られてしまっては、私ごときでは勝ち目がない。

ならば握られる前に握ってしまい、そのまま手放さなければいい。

 

 

「はあっ----!」

 

 

裂帛の気合いと共に剣を袈裟懸けに振り下ろす。

ギィィン!

私の剣は弾かれ、思い描いた軌道から大きく横に逸れる。

だが私は諦めずに何度も何度も斬りかかる。

しかし、

 

 

「……どうしたのです?

貴女の願いにかける信念とはこの程度のものなのですか?」

 

 

その全てをまるで息をするかのように弾かれてしまう。

技量に隔たりがあることはわかっていたが、ここまでのものだっただろうか?

 

 

「王よ、もし私が強いと感じるのなら、それは願いにかける想いの差です。

私は、貴女の願いを成就させるわけにはいかない……!」

 

「何故、私の願いを知っているのですか!

それに、何故バーサーカーのふりを……舞弥を殺したのですか!」

 

「武器を持っている相手を殺すのは至極当然のことでしょう。

それに、そうしたら貴女がやってくるとわかっていましたからやらせてもらいました」

 

「何故です!

貴方は高潔な騎士であった筈!

それなのにどうして----!」

 

「騎士道に悖る行為をしてでも!貴女の願いは私に、いや、我等にとっては否定すべきものだからだ!」

 

「……ッ!」

 

 

ランスロット卿が語気を荒げて言う。

私は彼の気迫にのまれて、思わず後ずさる。

 

 

「騎士王よ、我等が王よ。

私はこの聖杯戦争においてバーサーカーのクラスで呼び出されました。

参加した理由は狂えるから、という今にして思えば逃げでしかないものです。

私は、貴女が言ったように高潔な騎士であったが故に、愛した女を救うことも貴女を裏切ることも出来ないジレンマに陥ってしまい、結果は貴女が知っている通りです。

私は、ブリテン崩壊の一端を担ってしまった男だ。その罪の重さに耐え切れなくなり、貴女やギネヴィア様に対する決して答は出ない愛憎の念に囚われてしまい、それらを一時的にも忘れたいがために、バーサーカーに成り果てた身だ。

バーサーカーとなったなら、本来なら狂化の影響で理性がなくなり、狂気に突き動かされるだけの獣となっていたのですが、そこを今のようにしてくれたのはブロントという男です」

「ブロント……ナイトのことですか?」

 

「ええ、あいつは私と貴女にとって関係があると同時に、全くの無関係な男です」

 

 

 

 

 

 

 

 

「マズイわね……」

 

 

私、アイリスフィール・フォン・アインツベルンは、セイバーとバーサーカーの戦いを見ていた。

一見セイバーが優勢に見えるが、その実バーサーカーはセイバーの攻撃を難なく弾いたり、逸らしたり、受け止めたりしている。

幸いなのは、何故かは知らないけどバーサーカーに攻撃する気がないことでしょうね。

けど、いつその気が変わるかはわからないし、このまま意味ない攻撃をし続けていてはセイバーのスタミナが切れてしまう。

ここは相手の気を一瞬でもそらせるのなら御の字ってことで攻撃を……。

 

 

「そうは……コヒュー、コヒュー……させ……ない、ぞ……ゴクッ」

 

 

なんか出た。

いや多分バーサーカーのマスターなのだろうけれども、なんで最初っからあんなに息切れしてるの?喘息持ちなの?

 

 

「バーサーカーから聞かされてたけど……予想以上に魔力消費がキッツい……!

ブロントさんから大量にジュースもらってなかったら危なかったな」

 

「……取り敢えず、貴方は何がしたいのかしら?」

 

「そりゃバーサーカーの願いを邪魔させないためにあんたの前に立ち塞がるんだよ。

バーサーカーにも助けられているから、今度は俺の番だよなって感じで」

 

「……そう、ならこういう時は日本の文化に則ってこう言えばいいのね。

----アイリスフィール・フォン・アインツベルン、推して参る!」

 

「いやそれ日本の文化かもしれないけど何かが違う!……って、アインツベルン?それって聖杯を汚染させたってブロントさんが言っていたとこか?」

 

「……え?」

 

 

聖杯を……汚染させた……?

アインツベルン家が……?

 

 

「ち、ちょっと!それは一体どういうことなの⁉︎」

 

「どういうことも何もあんたらがやったことだろ?

前回の聖杯戦争の時に『この世全ての悪』ってのを召喚して結果として聖杯を汚染した。

お陰で今の聖杯で願いを叶えようとすると、確実に人が死ぬことになるってブロントさんが言ってたんだけどな。

……まさか知らなかったのか?やらかしたところの出身なのに」

 

 

知らない、そんなこと知っているわけがない。

私達を騙すための嘘っぱちという可能性は大いにある、と言うかその可能性の方が高いだろう。

けど騙すとして明らかに嘘と捉えられそうな大きい嘘を吐くだろうか?

ある程度真実を織り交ぜた、現実味のある嘘の方が騙すとして効果的であるはずなのに。

 

 

「……じ、じゃあ、もしも、人と人の争いがこれ以降起こらないようにと願ったら、どうなるの……?」

 

 

信じたわけではない。信じたわけではないけど、それでも一抹の不安を覚えた私は目の前のバーサーカーのマスターに訊く。

 

 

「えーっと、確かブロントさんが言うには……ああ、そうそう。

人間という種を絶滅させるって感じだったな。

そうしたら、人間同士の争いなんて起こりようもないし」

 

 

私は鈍器か何かで頭をガツンと叩かれたような衝撃を受けた。実際に叩かれたわけではないのに、目の前が真っ暗になり、マトモに立つこともままならなくなる。

そんな……。

もし仮にそうだとしたら、切嗣の願いは意味の無いものとなってしまうじゃない……。

 

 

「……よくわからないけど、足止めになってるのら、まあ、いいか」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナイトの中に、私達に仕えた下級騎士の魂があるですって……⁉︎」

 

 

私は未だにランスロット卿に斬りかかりながら、彼と会話をする。

彼が語ったのは、ナイトと語る者の中に私達に仕えた下級騎士もいるということ。そして、彼らもまた、ランスロット卿と同じく私の願いを阻止したいと思っていることだった。

 

 

「ええ、その通りです。

ここまで言っても、まだ考え直す気はないのですか?

まだ、貴女の願いを何としてでも叶えたいと思っているのですか」

 

「……っ、当たり前です!

私が王にならなければ、ブリテンが滅ぶことはなかった!

民も、騎士も、貴方達円卓の騎士にも不幸な思いはさせずに済んだのです!」

 

 

私は自分の思いを吐露する。

そうだ、私があの剣を引き抜きさえしなければ、ブリテンは、民達は滅びを味わうことなどなかったのだ。

こんな情けない王についてこなければ……。

 

 

「……そうですか。ならば!」

 

 

ランスロット卿は私が振り下ろした剣を大きく弾き、私の腹を狙って蹴りを放ってきた。

私はどうにか腕で彼の蹴りを受け止め、衝撃を殺しきれずに柱にぶつかる。

 

 

「かはっ……!」

 

 

柱に背中から強打したせいか、肺の中から空気が抜け出る。

こんな大きな隙を彼が見逃してくれるわけがなく、此方に肉薄してきて何ら迷いなく剣を振り下ろす。

私は痛みを我慢しながら横に大きく跳びのき、柱が真っ二つにされるところを見ながら剣を構える。

 

 

「王よ、貴女は人の心がわからない!」

 

「……ッ!」

 

「確かに貴女は剣を引き抜く前はただの少女だった。そんな貴女に全てをわかれとするのは酷でしょう。

ですが!それでも我等に仕えてきた彼らの、他の円卓の騎士の人生を否定させるわけにはいかないのです!他ならぬ貴女には!」

 

 

ランスロット卿は何を言っている……?

私が、彼らの人生を否定している……だと……?

 

 

「裏切ってしまった手前、私が言うのも何ですが、私を含め円卓の騎士も、下級騎士も皆貴女を慕っています。

そして貴女を慕い、貴女に仕え、貴女に尽くした日々を程度はあれ皆幸せと感じているのです。

アーサー王という存在に惚れ込み、アーサー王の下に集い、アーサー王の為に戦う。

我等は貴女と過ごした日々にとても充実感を感じておりました。それなのに、当の本人が我等の為だと吐かし、何をしようとしているとお思いか!

貴女を唯一無二の主君として剣を捧げたのに、その剣を目の前で放り投げるのと同等の行為だ!」

 

「ち、ちがっ……!私には決してそのようなつもりは……!」

 

 

ランスロット卿の言葉を私は否定する。

騎士にとって剣を捧げると言うのは、その主君に絶対の忠誠を誓うということ。

それを放り投げると言うことは、その忠誠が信じられない、どうせ裏切るつもりだろ?と言っているようなもの。

無論、私にそんなつもりは毛頭ない。

ただ、彼らの幸せを思って----。

 

 

「もう一度言います。

我等騎士は『貴女』を王として定め、『貴女』に仕えてきたんです。決して他の『誰か』を王としたわけではない!

貴女が願いを叶えてしまえば!我等が仕えたいと思わせてくれたアーサー王の記憶がなくなってしまう!

我等にとっての幸せとは!貴女と共にあった、それだけで充分なのです!

我等から貴女の記憶を奪わせはしない!他ならぬ、貴女からは!」

 

 

ランスロット卿が剣を構え、突進してくる。

私も剣を構えるが、その時には既に彼の間合に私が入っていた。

 

 

「ぐうっ……!」

 

 

彼の一撃をどうにか受け止めて、その衝撃を利用し、後ろに下がろうとする。が、彼がそれを許してくれるわけもなく、怒涛の猛攻にただただ私は防戦一方にならざるを得なかった。

既にわかりきっていたことだが、やはりランスロット卿は強い。その上、私の願いを否定する、その想いの強さが更に彼に力を与えているように思えてくる。

私は一向に攻勢に転じれないまま、ランスロット卿の攻撃を受け止めるだけとなっていた。

ずっと受けっぱなしだったせいか、腕に痺れがきて、結果大きく剣を弾かれてしまう。

 

 

「覚悟!」

 

 

私の剣が弾かれたと同時に彼は大上段から私を真っ二つにしようとする。

私は剣が間に合うことはないと、死を覚悟しつつ、苦し紛れに剣を前に突き出した。

ああ、私もこれでおしまいか。

だけど、ランスロット卿にやられるのであるならば、それはそれでいいのかもしれない。

そう、考えていたのに----。

 

 

「何故……なのです。何故貴方に私の剣が刺さっているのですか!」

 

 

彼の剣は振り下ろされておらず、私が苦し紛れに放った一撃が彼を貫いていた。

彼は口の端から血を垂れ流しながら、私にこう言った。

 

 

「お見事、です……王よ……。

一瞬だけできてしまった私の隙をよくぞ突いてみせました……」

 

「おかしいでしょう⁉︎貴方の攻撃は、間違いなく私を殺せたはずだ!

もしかして、手を抜いたのではないのですか!」

 

「勘違い……しないでいただきたい。

我がクラスは……バーサーカー……。魔力消費が増えてしまう……クラスです……。

我がマスターは……お世辞……にも、魔力量が多いとは……言い難い……。

故に……私がマスターの魔力を喰らいすぎた……ただ、それだけなのです……。ゴボッ」

 

 

ランスロットが口から大量の血を吐き出す。

彼の命は風前の灯だった。

 

 

「王よ、最後に一つだけ、貴女に言いたいことがあります……。

貴女は、我等に縛られなくともよいのです……。貴女は貴女の幸せを、求めてください……。我等のことなど一切合切放り捨てて……」

 

 

どうして、どうして死の間際にそんなことを言うのですか⁉︎

貴方は私にどうしろというのですか⁉︎

もう、わからなくなってきた……。

私が困惑していると、後ろからドサッと何かが倒れる音がした。

見れば、アイリスフィールが倒れている。

……今は、彼女を安全な場所まで連れ戻そう。私が何をすべきか、それから考えても、遅くはないでしょう……。

 

 

 

 

 

 

 

 

(結局、口ではなんだかんだ言いながら、王を手にかけることを躊躇うとはな……。最期の最期くらいはそれでも騎士でいたかった、というわけか……。

すまんな、ブロント……。

楔は打ち込んだ。

やるかどうかはともかくとして、お前に、託すぞ……)




なんだかんだで結局は手を出せないランスロット。

アルトリアprpr(^ω^)し隊である騎士どもがprprするための記憶がなくなるとわかっちぇしまったら絶対に止めようとする俺だってそうする。

まあブロントさんはなんだかんだやってくれるからよ。

そんじゃ闇系のデュエルがあるからこれで


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黄金の鉄の塊でできたナイトvs黄金の塊のアチャー

大学入試とかマジでメンドクセェ!


「ブロントさん」

 

「何かようかな?」

 

「これから戦いに行きますか?」

 

「行く」

 

「そうですかありがとう。……私も連れて行ってください」

 

「何度でも言うがダメなものはダメだ」

 

 

むぅ……。頑なですねぇ、ブロントさんは。

私は蟲蔵で……って今更だけど蟲いないから蟲蔵という名称は相応しくないんじゃないかな?まあ一般論でね?でもまあ蟲蔵の方が読者にわかりやすいだろうしこのままでもいいか。

兎に角、蟲蔵でブロントさんに同行願いを出していた。結果ご覧の通りですが。

でも私としてはついていきたいところだ。

「」確かに私が同行する意味は薄いだろう。本来アーチャー以外のクラスのサーヴァントはマスターが遠く離れてしまうと魔力供給が途切れてしまう。

それをどうにかする方法はあるのだが、ブロントさんはそれを持っている。だけど自分だけ安全な場所でぬくぬくとしていてブロントさんにだけ戦わせるっていうのはちょっと考えられないかなって。

 

 

「俺が今から戦いに行くのはあの金ピカのアチャーになるだろうなまあ話の展開的にね?

俺自身はアイツをジル元帥の時の一回こっきりにちょろっとしか見ていないがランスロットが言うにはアイツは無数の武器を空間の歪みから射出するらしいぞ。

俺の勘だがこの宝具は相手の背後にもえtんかい出来るだろうからそうだった場合流石の俺でもお前を守り切れるかどうかからないという意見。いや守り切れるけどね?」

 

 

……ああ、成る程。

やはりブロントさんはやはり優しいですね。

率直に私が足手纏いだって言ってしまえば話はそれだけで済むのに、優しいから自分の能力不足のせいにしてしまう。まあ嘘が下手くそだからすぐにわかるんですけどね。

 

 

「……わかりました。この話は平行線のようですし、ブロントさんについていくことは諦めます」

 

「ほう、経験が生きたな、ジュースをおごってやろう」

 

「ありがとうございます。だけど、これくらいはさせてもらいますね。

----令呪をもってお願いします」

 

「えっ、ちょ、おいィィィィィィィィィ⁉︎」

 

「----必ず、無事に帰ってきてください、ブロントさん」

 

 

ランスロットが言っていたようにこの使い方は令呪をゴミ箱に捨てるかのような行為なのだろう。だけどそれでブロントさんためになるのなら、私は喜んで一画でも二画でも令呪を使おう。

ブロントさんは少しの間驚いていたが、すぐに優しそうな微笑みを浮かべて、私の頭をワシャワシャと手荒く撫でてから

 

 

「うみゅ、お前の気持ちしっかりと受け取ったんだが?これさえあれば俺は最高の騎士からBAして至高の騎士になることができる」

 

 

そう言ってから蟲蔵から颯爽と出て行った。

私はブロントさんの無事を祈るように瞳を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ライダんを倒したのはお前なわけ?アーチャー」

 

「そうだ、と言ったらどうすると言うのだ、雑種」

 

 

俺は古代からいるナイトなんだが話の展開から「そこに行けー」「そこに行けー」と作sYから言われたので普通じゃつかないような時間できょうきょ参戦するとそこには金ピカのアチャーしかいなかった。

銭湯の跡があるから誰かと戦ってたらしいがランスロットが今あの子と戦っているから戦っていた相手がライダーであることは明白に明瞭。

 

 

「いあ、ライダーじゃなくてライダーのマスターの方が気になっただけだ。お前そいつをどうしたのか教えるべき。死にたくないなら教えるべき。早く教えテ!」

 

「何時もならこの我に対して無礼な口をきいた貴様のような雑種は殺すところだが、今は気分が良い。特別に教えてやろう。

ライダーの従者であるあの雑種には我が認めた男の功績を語り継ぐ義務がある。故、見逃したまでよ」

 

 

ふむ、うえxイバーは無事なようだぬ。

あいつは黒魔の才能こそ貧弱一般黒魔にしかなれないほどしかなかったが一級廃教師になれるだけの才能は秘めているからな。

ま、あいつの不死が確認できたのならあとはこいつを倒すだけだな。

 

 

「それで貴様は……ナイト、とか言ったか」

 

「俺はお前に名乗った記憶はさっぱりぽんと無いんですがねえ……?」

 

「先程征服王と語らっていた時に貴様の名が奴の口から出たから覚えていたまでだ。目下のところ最大の脅威はお前である、とな」

 

 

ほう、経験が生きたな。ジュースを……おごってやりたいところだが既にいないからおごれない不具合。

 

 

「だが実際見てみたらどうだ。

図体が大きいばかりか、その身は驕慢に塗れている。

まさか貴様程度の雑種がこの我、最古の英雄ギルガメッシュを本気で打ち倒せるとでも思うたか」

 

「ギルガメッシュ?何それ?外人?バッツのライバル?ほらこんなもん。

それにさっきから雑種雑種って言ってますがお前はそれしか言えねーのかっよ日本語のポキャブラチリーがあもりにもなさすぐるぞ。

更に俺は俺は父ちゃんも母ちゃんも姉ちゃんも弟もエルヴァーンな純エルヴァーンな道民だべ。この戸籍盗本にもそう書いてある。

俺は雑種じゃない証拠を出したがお前は出していないということでお前こそが雑種なのではないかな?」

 

 

俺がよく知るギルガメッシュも普段は人間だけど本気を出したら腕がたくさん生えてくるし雑種と言ってもどこもおかしくはないな。

 

 

「貴様ァ……!雑種の分際で、言うに事欠いてこの我を雑種呼ばわりだと?天に向かって吐いた唾、飲み込めぬものと知れ!」

 

「俺は本能的にヒーロータイプだからよ。周囲からは期待をかけられてその最強の期待は最強のプレッシャーとなって俺に襲いかかってくる。

だけどその期待をかけてくるのが子供伴ったら俺はヒーローとして大人として子供の期待に応えるために思わず本気の封印が解けられてしまうだろうな。

今の俺がまさにその状態だから最初からお前の勝率は0%だった」

 

「死ねぃ!雑種!」

 

 

なんだ急に空間歪ませてきた≫アチャー

歪ませた空間から無数の武器を乱射されて俺はそれに呑み込まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふんっ、口ほどにもなかったか。所詮貴様はその程度の雑種というわけだ」

 

 

この我が本気を出さずして死ぬとは、やはり大口を叩いていただけか。

土煙が舞い上がっているせいで奴の無惨な姿は確認できぬが、流石にあれ程の宝具を受けて無事であるはずがあるまい(ピコン)

む?何だ今の音は。

 

 

「人を勝手に殺さないでくれますか^^;ストレス溜まるんで」

 

「……何故生きている?普通あれ程のの宝具を受ければタダでは済まないはずだが」

 

「そんなの『金剛不壊のメイン盾(インビンシブル)』を使ったからに決まってるだろ。

一足先に本気を出しておくべしだったな。お前慢心してた結果だよ?」

 

 

チッ、奴の口ぶりから察するに、『金剛不壊のメイン盾』とはダメージを無効化する類の宝具だろう。だが得てしてそんな宝具は何らかの制約があるものだ。

奴の宝具の場合は恐らく時間制限。ならばその時間が来るまで縛っておくのが吉と言えよう。

 

 

「行け、我が友よ!」

 

 

我は『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』から鎖を奴目掛けて射出する。

この宝具は我が財の中でも取り分け信を置いている宝具。この宝具で奴を1分程度縛っておけば宝具の効果もなくなるだろう。

この勝負、我の勝ち(ピコン)

ええい、だから何なのだこの音は⁉︎

 

 

「もし化してお前人の話が聞けないバカですか?それならお前の耳は意味ないな後ろから破壊してやろうか。俺は一足先にと言ったんだが?もう終わりなんだよお前は。

----『我下スハ熾天ノ裁キ(ウリエルブレード)』‼︎」

 

 

友が奴を縛り上げようとしたところで奴の背中から翼が生え、スルリと鎖を躱し、我の元に飛翔せんとす。

我は友を操り、奴を捉えようとするが、そもそも届かない。

 

 

「何故だ、何故貴様如き雑種にこの我が!」

 

「黄金の鉄の塊でできたナイトは黄金の輝きと鉄の硬さを併せ持ち最強に見えるが逆に黄金の塊のアチャーであるお前は輝いてはいるが柔っこくて死ぬ。ただそれだけの話だ!」

 

 

奴の剣が振り下ろされ、我はやられてしまった。スイーツ(笑)

 

 

「完 全 撃 破 」




今回出た宝具の解説は後でブロントさんのステータスに追加しておくんだが?

うみゅ、今回は考えた没ネタをここ埋葬しよう。

ブロントさんin流星のロックマン2

ブロントさんの髪の色とか肌の色とかから考えてブロントさんは間違いなくムー人。ソロがムー人の末裔ならブロントさんはコールドスリープで現代に蘇ったムー人そももの。
ベルセルク族の取り分け強い奴が使ってたとされるオーパーツ『グラットンソード』を用いてグラトニー・ナイトという電波人間になることができてしまう。
もちろん汚い忍者も参戦。AM星人かFM星人か別の何かかは知らにいが電波人間になったらダーティ・ニンジャになるだろうな。本名は笠松ノブオ。
他にもプリッシュとかそこらへん出してワチャワチャしたい。けどストーリーイマイチ覚えてないからゴミ箱に没シュート

満足したからそれじゃあ闇系の飲まれよがあるからこれで


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終結

また一ヶ月近くかかってしまった……


「今帰ったぞ〜」

 

「おかえりなさい、ブロントさん。ご飯にします?お米にします?それともラ・イ・ス?」

 

「全部同じじゃねえか!」

 

 

うん、やはりこの空気がやはり最良ですね。作者だってシリアスはシリアルか尻assにしたがってますし。

 

 

「……む?なんであkりやがいるのに鬼畜騎士ランスロットがいないわけ?」

 

「ああ、それのことなんだが……バーサーカーはセイバーに倒されてしまったんだ」

 

 

あんこくw……。貴方のことは忘れません……3分くらいは。

 

 

「ほむ……ちゃんと魔力回復はしていたわけ?」

 

「ああ、それはちゃんとしていた。お陰で腹がタプタプだ。……けど、やっぱり消費と供給が釣り合わなかったのか、猛攻していた途中で急に止まってしまってそこを上手くつかれてやられたんだ」

 

「……あ成る程な。ランスロットは最後くらいは騎士であろうとしたわけだぬ。ま、それはそれでいいんじゃねえかな」

 

 

ブロントさんが何か一人で納得してますね。興味がないこともないですが、今じゃなくてもいいでしょう。

さて、後残っているのはセイバーただ一人ということになりますね。

バーサーカーであったランスロットはやられて、アサシンはいつの間にやら退場していて、ライダーはアーチャーにやられたんでしょうかね。キャスターはセイバーがとどめをさして、ランサーもセイバーが殺って、アチャーはブロントさんがぶち殺がした、と。

 

 

「まあ今日のところは寝ようや。桜もこんな遅い時間まで起きていたら俺みたいに大きくなれないぞ」

 

「そももも人種が違うし将来の私は大きくなっていますよ。一部分が」

 

「お前は何を言ってるんだ」

 

 

いや絶対私は姉さんと違ってきょぬーの悩殺ぼでーを手に入れるのは確定的に明らかなのが明白に明瞭(ボイン)

あともう少しで聖杯戦争が終わるかと思うとなんだか感慨深いものがありますねー……って、終わってしまったらブロントさんいなくなってしまうじゃないですかー!やだー!

ああでも本来ブロントさんは聖杯の悪足搔きで生まれた存在である以上、聖杯の問題を取り除いたらもうここにいる意味が薄くなって……。

 

 

「なに渋い面しているだよ。何か悩みがあるならこの俺に訊くのがいいぞ」

 

「ブロントさんは聖杯の問題を取り除いたら、帰ってしまうんですよね?」

 

「いあ別に?聖杯に単くった『この世全ての悪』が取り除けたら普通に使える聖杯になるから受肉でもしようかなと思ってたところだ。そして何でも屋DRAKを開業して人助けに勤しみつつジャガイモとかトウモロコシでも作ろうかなと」

 

「作れるんですか?」

 

「道民なめんな」

 

 

良かった……。聖杯戦争が終わってしまっていなくなってしまうブロントさんはおらんかったんや!

一安心したところで眠気がきましたし、素直にオフトゥンの魔力に誘われませう。

おやすみなさーい……。

 

 

「……すまにい桜。終わった後がどうなるかは俺にもわからぬぇ。多分用済みだから消えてしまう確率の方が高いんだろうな。だが、それでも、俺が消える時まではお前の片腹にい続けるんだが?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……来ましたね、ナイト」

 

「こんなことしている場合じゃねえのはわかってるはずじゃないんですかねぇ……?おもえのマスターのふりをしていたあの聖杯の殻が融解されたんじゃないのかよ」

 

「重々承知しています。ですが、現状サーヴァントは私と貴方の二人だけ。ここで貴方を私が食い止めるのが、最善なのです」

 

 

私はナイトを食い止めるために、剣を地面に突き立て待っていた。

ランスロット卿の言葉が真実なら、彼の中には生前私に仕えてくれていた下級騎士の魂が入っているらしい。だとすれば、彼は私の戦い方を知っているということになる。そうであるならば、苦戦は免れないでしょうね。

 

 

「……聞きたいことがあります。

ランスロット卿が私に対し、自分達に縛られるな、と言っていました。

しかし私にはこの意図が全くわかりません。いくら考えても果たして答えと呼べるものかどうか……。

貴方なら、もしかしたらわかるんじゃないんでしょうか。英霊としてのランスロット卿と今まで共にいた、貴方なら」

 

「意図も何もそのままの意味なんじゃないんですかねえ……?

おもえは「」確かに王ではあるがそれ以前に「一人の少女である」という意見。貧弱一般騎士に円卓の騎士は本来なら自分らが守るべき少女に民を国を理想を背負わせて少女アルトリアを騎士王アーサー・ペンドラゴンに仕立て上げた。

まだ自分らが生きていた時はその事実から目を逸らして生きていけたがさすがに死んだ後には両親のかsYくが出たんだろうなお前にマトモな人生を歩ませてやりたいと親心が出てきてしまった。この親心はしばらく収まることを知らない」

 

「それは違う!私は自ら望んでそれを背負ったのだ!決して背負わされたわけではない!」

 

「ほう?ならお前剣を引き抜いてお前こそ王って言われた時にならやらなくちゃ(使命感)って思わなかったのかよ。絶対に思ったはずだぞアルトリア。周りに王様王様って持ち上げられたら自分にしか出来ないんだと錯覚してしまうからぬ。それが背負わされたじゃなくて何て言うんだよ。

もう一度言うがお前はあいつらに民で騎士で国で理想で王というものに縛り付けられたんだ。だがもうお前を縛り付ける存在はいない。既に死んでしまっているからな。それなのにお前はまだ縛られている。芋しなければ何かを言っているでもない幻影に。そうだな強迫観念って言葉が一番しっくりくるのではないかな?」

 

 

言い返そうと思っても、矢継ぎ早にナイトの言葉が出てくるので反論が出来ない。……いや、出来ないのではなく、言葉が出てこないのだ。

確かに私は使命感を感じていた。待望の王が来たと、民に期待され、私はそれに応えようと必死に頑張った。

だがその結果がブリテンの滅亡。きっと民は、騎士は私に失望したことだろう。だから、私は私が剣を引き抜かなかったことにしようと----。

 

 

「だがランスロットが言ってたはずだと思うんだが?俺の中にいる貧弱一般騎士も『お前』を唯一絶対無二の王として剣を捧げたってうるさい困る。

「」確かにあいつらはお前を縛りつけましたが同時に王として忠誠を誓っていたという意見。他の誰でもないお前という存在を追うとして認めていたんだ。だからあいつらにとってお前こそが王であり他の誰でもないだよ。お前は賢王ではなかったかもしれないが愚王でもにい。お前はあいつらにとって良王であったという事実。皆お前を慕っているから最初からお前はお前の幸せを追求するべきアメリカの独立宣言にもそう書いてある。

俺の言葉が信じられなくてもランスロットの言葉は信じられるだろう?」

 

「民も……騎士も、私を責めていないと言うのですか?

私に……失望していないと言うのですか?」

 

「誰もそんなことハナから思っちゃいねーよ。思ってるとすれば自分らのレベリングが足りないせいでお前に余計な考えを植え付けてしまったと悲しみが鬼なる。

……それで今までの話を聞いてお前はどうするだよ。このまま俺とバトるかそれとも俺を通すか。ま、聞くまでもないみたいだがな」

 

 

そうだったのですか……。彼らは私のことをそれほどまでに王と慕ってくれていたのですか……。

それならば、私は彼らの願いを、私の道を歩むべきなのでしょうね。

 

 

「……ありがとうございました、ナイト。目の前にかかった霧が晴れた気分です。

それに、よくよく考えれば、私が叶えようとしていた願いは責任放棄みたいなものでした。貴方はそれを解っていながら私にその事実を指摘しなかったのでしょう?」

 

「何のことだか理解不能状態。ただ言えることは理解するんじゃなく理解させてしまうのがナイトってことかな」

 

「ふふ……、実に謙虚ですね。

では言います。

私は、貴方に決闘を挑む。

騎士王という大層な肩書きはいらない。ただ一人の騎士アルトリアとして、貴方に決闘を申し込みます!」

 

「いいぞ。俺は俺は売られた喧嘩は買う主義だからな。まあ不良的にね?」

 

 

私は剣を構える。

ナイトもそれに応じて剣と盾を構える。

私たちは睨み合い、その場から一歩たりとも動かなかった。

睨み合うこと時間にして数秒程度。だが私には、より長いものに感じられた。

私とナイトの間にある静寂。それを打ち破ったのは、ナイトからだった。

 

 

「……む、すまにいアルトリア。決闘はまた今度ということにしてくれ。時間がないらしい」

 

「は?それはどういう……」

 

 

こと、と私が言い切る前にナイトは目の前で消えた。恐らくは令呪で呼び出されたのだろうが、高まっていた緊張感が一気に途切れてしまい、思わず吹き出してしまう。

 

 

「まったく……貴方はズルい人ですね、ナイト」

 

 

私もまた令呪による召喚に応じ、その場から消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

えーおはこんばにちわー。こちら間桐桜でーす……。

私は今……ブロントさんの指示で聖杯があるとされる場所に来ておりまーす……。で、なんか物凄い格闘戦が展開されていまーす……。インス二なかったらこんなとこ来るだけでか弱い少女である私はフルボッコにされてたでしょうねー……。

できれば二人が相打ちになればそれがベストなんですけどー……それは厳しいでしょうしどちらか片っぽを援護しますかー……。

援護する方はー……っと。

あっちの銃構えている目が死んでいる系おっさんでいいですね。そう言えばあの人イケメンは氏ねさんのマスターに自害を命じさせようとした人だ。まあどうでもいいですね。

場所が割れるのはご愛嬌ってことでさーてと……。

 

 

「ブライン(小声)」

 

 

私は相手の目の前が真っ暗になる弱体魔術を孔子。ターゲットはなんか黒い十字架みたいなのを手に持っているの。胸に十字架付いているから凝灰岩けいしゃかな?

いきなり暗闇に閉ざされたから驚いたんでしょうね一瞬だけ動きが止まってその隙を見逃さず頭と心臓に弾を撃ち込まれて死んだ。

 

 

「……君はナイトとかいうサーヴァントのマスターか。サーヴァントはどうした?」

 

「しらばっくれないでくれますぅ?貴方のサーヴァントに足止め食らってるんですよ。私はブロントさんに言われたから一人先行したわけです」

 

「……君と僕とでは、戦闘能力がかけ離れている。僕は、君のような幼い少女を殺したくない」

 

 

ハァ↑?

大人は殺そうとして子供は殺したくないって何言っちゃってんですかこの人ダダ甘もいいところですね。

それに戦闘能力がかけ離れているって……よく考えたらその通りですね、詠唱唱え切る前に撃たれておしまいですわこれ。

でもだからって退くわけにはいかないんです。私が死んでもそれはブロントさんが消えることにはつながらない。

何よりこの人の願いが何かわからない以上、私が足止めするしかないじゃない!(マミさん)

と、そんな事を考えていたらオッサンの後ろから謎の発光。オッサンもそれに気付いたのか後ろを振り向く。

……アタックチャンス?いや、でもあの発光なんだかイヤーな予感しかしない……。

ならここはこの手しかないですよね!

 

 

「令呪をもってお願いします!来てください!ブロントさん!」

 

 

私は最後の令呪を切る。ここが冬木の聖杯戦争で良かったですねムーンセルなら敗北が決定していたところです。

 

 

「俺はさくあrの願いに応じてカカッっと参戦したんだがそこではなんか謎の発光現象が起きていた。……うーほーでも降りてきたのか?」

 

「流石にふざけないでくれませんか^^;

アレって聖杯が発光してるんじゃないんですか?まさか、もう顕現する感じですか?」

 

「……確かに俺がイレんぎュラーなだけで既に6人の魂Cが焚べられているから今顕現するのはどこもおかしくはないな。いやでもその程度で桜が俺を呼ぶはずがにい。何があったわけ?」

 

「あったと言えば発光現象くらいですが、なんだか嫌な予感がしたので相手の気が逸れた隙に呼び出しました」

 

「女の感ってやつだぬ。俺の山脈にいる巫女も勘が物凄かったからな」

 

 

ブロントさんの知り合いに巫女さんがいるんですねー。まあ見事な世界観だと関心しますがどこもおかしくはありませんね。

と、そんなこんなやっているうちに相手もセイバーを呼び出して相対する私達。そんな中でも収まることを知らない発光現象。

 

 

「ナイト?これは一体どういった事態です?」

 

「かくかくしかじか」

 

「四角いムーブっと。成る程、そういうことだったのですね。それにしてもこの言葉便利ですね」

 

「それほどでもない」

 

 

セイバーの顔が張り詰めていない……さすがブロントさん!略してさすブロ!

とと、今はそんなこと言うてる場合とちゃいまんがな。

この発光現象が一体全体何なのかがわからない以上迂闊には動けなんか光が黒くなってきましたよ?

 

 

「……!ハイウィンド!桜を連れて此処から逃げろ!」

 

「ブロントさん⁉︎一体何を……!」

 

 

私はブロントさんに呼び出されたハイウィンドの嘴に咥えられてこの場を脱出させられてしまった。

どうして、なんで、私は----!

この後何が起こったかは知らないが、ブロントさんは帰ってこなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「メガトンパンチ(峰打ち)!」

 

「ぐっ……!」

 

 

俺は俺は腐った魚のような瞳をしたオッサンをワンパンで気絶させるとセイバんに目配せして担がせた。

 

 

「今度は一体何が起ころうとしているのです?」

 

「第三次大戦だ。いあ本当はこれから聖杯の真実がスレに晒されてしまうだけだ」

 

「聖杯の真実……?」

 

「ああ。----来るぞ」

 

 

一際強い黒光りを放つと同時になんか泥を出してきた≫聖杯

俺はこの時のために生み出されたし本能的に主人公タイプだからよ。こんな時でも常に頭はKOOLなんだが?

 

 

「アルトリアもそいつを連れて此処から逃げろ!アレに巻き込まれればどうなるかわかったもんじゃねえぞ!」

 

「貴方はどうするのですか!」

 

「俺はこいつをこの場で完膚なきまでに消滅させる!

すまにい歯垢のナイトともあろう俺が約束を破っちまったな」

 

「そんなことはどうでもいいのです!

……ご武運を!」

 

 

アルトリア素直だなさすがアルトリアすなお。

さてこれでようやく俺の役割も果たせるという意見。実際にこの後何回暗い聖杯戦争が行われるかはわからにいがマトモに願いを叶えられるだろうな。

泥が周りに広がろうと体積を傍聴させる。

 

 

「来いよ泥!怖いのか?」

 

 

そこで俺は挑発スキルを使って泥が俺に向かうやうに調整する。ナイトは敵のタゲを一身に集められなければそれは盾としての役割を果たせていないからこれくらいは当然。

それに泥の正体は『この世全ての悪』であるからそれ自体に意識があるのは明白に明瞭でそれなら挑発に引っかかるのも確定的に明らか。

 

 

「黄金の鉄の塊でできたナイトが泥装備の聖杯に遅れをとるはずがない!

喰らい尽くせ!『全てを喰らい尽くす暴食の魔剣(グラットンソード)』‼︎俺をどうにかしたけりゃこれの9倍でいい‼︎」




これで終わりかと思ったか?まだ続くぞ!
と言ってもエピローグと後日談的な何かをとっつけるだけだけどぬ。
いつぞやこの調子なら2ヶ月とかほざいていた時があったがやはり終わらせることはできなかった!まあわかってた(予知夢)


遅れた理由はまあ超ポケダンだろうな。相棒のケロマツにノブオって名前つけて今では立派な忍者になってしまった。汚いなさすがケロマツきたない。

それじゃあ闇系のテスト勉強があるからこれで


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工ピ口一グ

ハゲのように舞い!


ブロントさんがいなくなった日からちょうど一年が過ぎた。

義理の父親である間桐鶴野の実の息子である間桐慎二、通称ワカメが海外から帰ってきて妹想いの良いお兄ちゃんやってたが私の心には響かない。

叔父さんもまだくたばってなかったが、私を気遣ってか、それとも触らぬ神に何とやらなのか、積極的に私に構おうとする姿勢は見せなかった。

私は小学校に通っている。まあ当然のことでしょう。ですがそこの立場はまあいわゆるいじめられっ子?

そりゃあ何かと交流したい小学生の時分で話しかけても反応なし少し小突いても反応なしじゃあこうなるものまあしょうがないとは思う。あいつなら大丈夫ってことでしょう。

……何の為に強さを隠しているんでしょうか?いえ、考えるまでもありません。

私が弱者なら、ブロントさんが助けに来てくれるはず。ブロントさんは助けを求める声に必ず応える人だから。

……浅ましいですね。

今日もひとりぼっち帰り道。いじめっ子たちは多分姉さんがどうにかしてるんじゃないんでしょうか。

ふと空を見上げれば、空は深紅の炎によって燃え立っているかのようだ。

空はこんなにも明るいのに、私の明日は暗闇に満ちている。それというのも、私が目指していた光を見失ってしまったから。

こんなにも、ブロントさんとの出会いで私の生きる意味が変わっていったんですね。

 

 

「ただいまー……」

 

 

叔父さんもワカメも義理の親父ィ……もいないので、「お帰り」なんて言う人は誰もいない。いたとしても、言ってくれるのは叔父さんとワカメだけですけどね。頑張りますねあのワカメ。

 

 

「うむ、お帰りなんだが?」

 

「あ、ブロントさん。ただいまー……………………ってちょっと待って一瞬スルーしたけどこっち来てください、いいやこっち来い」

 

「ちょとわずかに会ってないだけでここまで荒むとか……ここの驚異うkなってなさすぎだろ……」

 

 

私はブロントさんを蟲蔵に連行し、石抱きの刑を執行。本当は駿河問いくらいはやりたいところですが、すぐにはマスター出来ないのでまあ一先ずはこれで良しとしましょう。

 

 

「ブロントさん」

 

「何かようかな?」

 

「何処にいましたか?」

 

「すまにいが該当地が多すぐる不具合。一番最初っつったらドイツだろうな」

 

「そこで何をしてきたんですか?」

 

「そりゃあ助けを求むる声に応えていただけだ。

衛宮切嗣ってわかるか?あの腐った魚のような眼をしたオッサン。あいつの娘がアイソシベノレソに監禁されていると聞いたからカカッっと行ってバラバラに引き裂いてきたところから始まるな」

 

「その娘を?」

 

「アインツベルンを」

 

 

なんだいつものブロントさんすぎで草も生えませんね。……うん、私が求めていたブロントさんだ。

因みにアインツベルン家はマジでズタズタにされたらしい。終わってみればズタズタにされた白髪の雑魚がいた!

その話から端を発する数々の話でわかったことは、ブロントさんの言語能力と社交力はA+といったところということですね。

 

 

「そういや受肉したってさっきの話でアッサリ言ってましたけど実際なんでです?」

 

「うみゅ、恐らくだが『この世全ての悪』を喰らい尽くしたのがげいいんではないかと考えているという意見。

貧弱一般騎士の魂に『この世全ての悪』が合わさり受肉したように見えるって寸法だぬ。まあナイト以外だとあの泥にもみくちゃにされてどうにかなってしまうだろうな」

 

「か、かっこいいタル〜。やっぱナイトじゃないとダメかー。

……帰ってきてくれたのは素直に嬉しいですけど、どうしてですか?

聖杯戦争も終わって、令呪も使い切って、私とブロントさんを結ぶものなんて何もありませんよ?」

 

「お前は人と入の繋がりに何かがないと信じられないんですかねぇ……?

だとしても俺とお前には明白に明瞭な繋ぐものがあるから最初から反論できる確率は100%だった」

 

 

私とブロントさんを繋ぐもの……?一体なんなのか私、気になります!

私とブロントさんを繋ぐもの【はい、お願いします。】

 

 

「お前は記憶力パワーを鍛えるべき。死にたくなければそうすべき。

お前が二つ目の令呪を何に使ったのかを覚えてないんですかねぇ……?

さうkら、お前は二つ目の令呪で俺に『必ず、無事に帰ってきてください』ってな。俺のログにはしっかり残っているぞ」

 

「あ……」

 

 

言った。「」確かに言いましたが、だからと言って覚えているとは思っていなかったという意見。それにそれ自体は私はあの金ピカアチャーに対して言ったつもりだったんですが……。

一年前の口約束に等しい令呪で帰ってきてくれたなんて……。

 

 

「俺はお前のサーヴァントであり至高のナイトだからよ。一度交わした約束はどれだけ時間をかけてもまもるのが当たり前田のクラッカーなんだが?」

 

 

……ああ、そうでした。

ブロントさんはこういう人でした。

愚かですねさすが私おろか。

信じる強さが私には足りなかっただけなんですね。

 

「……ふふっ。

さすがナイトは格が違いますね!」

 

「そ れ ほ ど で も な い 」




抜け毛のように散る!


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後日談的なキャラ紹介

テスト期間中に投稿する学生のクズ


ブロントさん

 

帰ってきた後は冬木市をシマとし、犯罪を未然に防いだり、トウモロコシなどを作ったりで大忙し。

宣言通り何でも屋『DRAK』を開業。

初年度から割と盛況でその評判は収まることを知らず、冬木市と隣接している市やもっと遠い場所からも依頼がくる始末。

正式な職員はブロントさん一人だけだが、バイトとして間桐桜、間桐慎二、衛宮士郎、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンを雇っている。

役所にはブリリアント・アンルリー・レーザー・オブ・ノーブル・テザーでしっかりと通した模様

 

 

間桐桜

ブロントさんが帰ってきた後は普通に学校生活に馴染んでいき、特に大きな問題は起こしたことがない。

原作通り衛宮士郎が好きになる。特に劇的な理由はないが。

ブロントさんは命の恩人であり、敬意を払うべき人物。

 

 

間桐慎二

家に帰ってきたら耳が尖っていて白髪で褐色の肌の大男がいた。普通なら警察を呼ぶ場面だが残念ながらこのワカメ、俺は天才なんでもできるんだー!(魔術以外はガチ)ということで自らどうにかしてやろうと画策。実際ホーム・アローンのあの子供程度のことなら造作もなくやってのけれる。

だが相手がブロントさんなのが悪く、経験と世界の違いから鉄拳制裁される。

そこからはCCCワカメとなり、次期間桐当主として見聞を広めるだとか使える技能を増やすだとかの名目で何でも屋『DRAK』でバイトをする。

ブロントさんは思い上がっていた自分を叩き直してくれて感謝してるがいつか見返してやろうと思っている。

 

 

間桐雁夜

聖杯戦争が終わっても蟲爺にズタズタにされた体が治るわけはなく、余命幾ばくもないと思っていたが気合いで桜の小学校卒業、中学校入学まで見届け眠るように息をひきとる。

なお、ブロントさんが帰ってくるという事実を外国にいてたまたまブロントさんと会った知人から知らされており、本人としてはドッキリのつもりで言わなかった。

そのことが知られた後はブロントさんと同じく石抱きの刑に処された。

ブロントさんはなんやかんやでいい奴。色々と助けられた。

 

 

間桐鶴野

あの蟲爺が死んだんですかやったー!

けど桜が生きているじゃないですかやだー!

しかもなんか大男も現れたじゃないですかやだー!

 

 

衛宮切嗣

実は気絶する直前に聖杯から泥が溢れ出すシーンを見て、アレがマトモに願いを叶えてくれるものではないと確信。

イリヤ救出の際に遭遇したブロントさんからも真実を聞かされて、アインツベルン絶対ゆぐさねぇ!とばかりにブロントさんと一緒になってズタズタにした。

泥に飲まれていないのでしっかりと存命中。まだ9を助け1を捨てる考えではあるが、本当に全てを救う方法はないのか考えるようになった。あとプリヤケリィの性格になった。

最近の悩みは実の娘の義理の弟を見る視線がなんか狩人みたいになってきたこと。

ブロントさんはイリヤを助けるのに協力してくれたことで恩義を感じている。英雄は未だに好きにはなれないが、ブロントさんはそれら英雄とはまた違うと考え、信頼はともかく信用はしている。

 

 

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 

 

ブロントさんと切嗣に救出された後、日本の衛宮邸で暮らすことになる。なおちゃっかりセラとリズもついてきた模様。

暫く経って弟が欲しいとケリィにワガママを言い、プリヤケリィになってきているケリィはその願いを叶えるべく、施設から士郎くんを引き取った。

以来弟ラブだったがそのあとにチュッチュがつくことになるとはこの海のリハクの眼をもってしても気付かなかった……!

幼女の状態のままにして言うことを聞かせやすくするんだ!計画の実行前だったのでちゃんと成長して見た目はアチャ子を想像してくんねえ。

何度も言うがケリィがプリヤ性格になってきているため、ケリィがイリヤを想うあまり、イリヤの体に『全て遠き理想郷(アヴァロン)』を突っ込んでいる。

投影魔術に強化魔術、錬金術を使い手。

ブロントさんは自分を助けてくれた恩人。その思想に大いに共感し、人助けを積極的に行っている。

 

 

衛宮士郎

ブロントさんの手によって泥が街を飲み込んで冬木大火災の発生とはならなかったので両親は生きている。

が、なんらかの理由で施設に送られてボヘーっとしていたところでケリィに引き取られる。

ケリィからしっかりと魔術を教わり、投影魔術と強化魔術を使い手。原作士郎よりもちゃんとした魔術修行を受けているため、魔術使いとしての実力は原作より上。全体的な戦闘能力は原作より下。更に魔術回路を作っては消し作っては消しとバカみたいなこともやっていないので身長も伸びている。

ケリィの起源弾も投影でき、士郎はトンプソン・コンテンダーだけでなく他の銃でも起源弾を撃てるように投影するため、絶対魔術師殺すマンになってしまった。

当たり前だが原作と違い、冬木大火災が起きた中一人だけ生き残ってないし、養父であるケリィは死んでいないし呪縛も残していないので正義の味方になろうとは思ったことがないため、アーチャーになる未来がにい。

ブロントさんのことは普通に尊敬している。

 

 

遠坂凛

暗黒マーボーが死んだため、後見人がおらず、如何に名門遠坂とはいえその他の魔術師の餌食にあるのは確定的に明らかだった。

だがそこを僕らのブロントさんが魔術協会に『グラットンソードの有効射程距離の証明』、『バーバリアンサイズとファルカストラの敵殲滅能力の比較』、『空蝉至上主義者の傾向と思想』など数々の論文を送りつけその有用性を示し、ついには遠坂凛の後見人としての地位を確立。

原作において杜撰な管理のせいでズタズタだった遠坂の財政はその原因が時すでに時間切れのため、いくらかマシになっている。そのためか凛ちゃんのお胸がextraになった。胸囲が増えたよやったね凛ちゃん!

マーボーからマジカル八極拳を習っていないため、ブロントさんからモンクの格闘術を学び日々精進している。

ブロントさんは格闘術の師匠であり、遠坂家を守ってくれた恩人。記憶に残っていないが命の恩人でもある。感謝してもし足りない。




他に紹介してほしいキャラがいたら書き足すかもしれないらしいぞ?

ま、これで半月かかったFate/buro半月完結したわけだが……。

お前ら覚悟はできているか?俺はできているんだが‼︎

次回作『Fate/supreme night』を書いてやるぜぇぇぇぇぇぇ!
それまでお前らは待つべき。早く読みたければ全力で待つべき!


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