ポケットモンスター NEW Crystal version (イーストン)
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マサラタウン

『事件です!
今から30分前、サンヨウシティにあるマコモ博士の研究所が爆発しました、マコモ博士の研究所が爆発しました。
原因はまだ不明ですが、目撃者の話によると爆発直後に研究所からポケモンの『ルギア』『ホウオウ』が飛び去ったという事です。
ルギアとホウオウについても含め警察では事件の関連を調べると思われーーーー』



引用元 マコモ博士研究所爆発事件のニュースを一部抜粋


あぁ、ついにこの日がきた。

 

今日は、俺の10歳の誕生日だ。

 

そして、このマサラタウンでポケモンを持つことが許されるようになる日。

 

そう考えると自分の部屋の中のベットの中で興奮する。

 

だが一つ納得いかない事がある。

それは俺の兄が俺の旅についてこようとする事が納得いかない!

 

兄はカントーでレッドとグリーンと共にロケット団と戦い壊滅させた。

 

その上、カント―で行われたポケモンの大会、カントーリーグで優勝争いした上にこの三人は、カントーから飛び出し、ジョウト地方、ホウエン地方、シンオウ地方、イシュ地方、カロス地方のジムを攻略した上、各地のリーグで優勝争いをした三人、カントーではもう伝説扱いだ……。

 

その兄が俺の旅についてくる…絶対周りに注目される…。

 

兄はとてつもなく綺麗で整った顔立ち。腹立たしい。

兄の服の下は腹筋が割れ体力もありちからもある。悔しい。

そして高いコミュ力。うらやましい。

しかも高いコミュ力で様々な地方の女性に次から次へ口説いているとか……。

 

そして当然の結果だがイケメンで女性にモテモテの兄の周りに女性が、女性がぁ!憎い!悔しい!腹立たしい!

 

ルチアたん!ワイを癒して!抱きしめて!

 

…………起きたらルチアたんのポスターにキスしとこ…。

 

 

 

……女性のおこぼれもらえ無いかなぁ……。

 

 

あれ、そうえば兄は、イシュリーグには出てなかったなぁ……。

 

そんなこと考えていると自分の部屋の外から声がする。

 

「トミー!そろそろ起きなさい!いつまで寝てんの!」

 

母親の声が聞こえる。

 

あぁ、起きなきゃ。

 

 

俺は、ベットから起き上がり着替える。

 

 

やばい、また太ったせいかズボンが入らない………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は今、オーキド第1研究所に預けたポケモンと久々の再会を楽しんでる。

レッドにグリーンと私が預けたポケモン達がまるで巨大な牧場の様な場所に放し飼いの様になっている。

 

後ろから声が聞こえる。

 

「どうもお久しぶりです。

オーキド博士……失礼、今はオーキド『教授』でしたね。」

 

私は、オーキド第1研究所に久々の帰還を果たした人物に挨拶をする。

 

「おぉ、オリー君久しぶりじゃのう。

君がマサラにかえってくると聞いてな、はるばるイシュの大学から飛んできたぞ。」

 

「はい、オーキド教授。

イシュとは…中々遠い所から…お疲れ様です。」

 

「ふーむ、オリー君は相変わらず堅いのー。

オリー君達がいろんな地方に行って沢山のポケモンを捕まえてここに送ってくれてデータを沢山取れたからワシは大助かり!

それのおかげで大学で講義をしてワシは今は教授!

毎日大忙しじゃわい!

それとカロスからのお客さんもいるんじゃ、紹介しよう。おーい」

 

カロスから?

その言葉に引っかかりながらもオーキド教授が声をかけた方向に目を向ける。

 

(ゲッ!)

 

思わずその言葉が出そうになる。

目の前に現れた女性は一言で言い表せば美しい女性だ。

彼女は、黒いカノチェに飾りに赤い羽根をつけ、黒いトレンチコートに身を包み黒と白のオーバーニーソックスを履き、パールホワイトのバッグを持っている彼女、白い肌と美しい金髪をした彼女の名前を私は知っている。

 

「オリー君は、この子を覚えてーーーーー』

 

『セレナ』

 

私の言葉に彼女は綺麗な笑顔を見せた。

 

 

 

 

私達は研究所の中に戻り、オーキド教授からポケモンを貰う新人トレーナーを待つ、その間セレナにある質問をする。

「何故ここに?」私の質問にセレナは笑顔を私に向けながら質問に答える。

 

「私がこっちに来た理由は2つあるわ。

ひとつは研究所用にこのメガリングを届けるためよ。」

 

「?届けるのは、宅急便とかに頼んだらいいじゃないのか?」

 

「そうしたいんだけどね、けどこのメガリングが奪われそうになったことがあるの。

フレア団の残党だと思うんだけど、一応狙われたからね、それに数も少ないから、念のため私がオーキド教授に直接届ける事にしたの。」

 

「……他の理由は?」

 

「こっちの地方のポケモンも見たいからよ。

オーキド教授にそれを話したら今回選ばれなかったポケモンをあげるって言ってくれたもの。行かないわけが無いわ。」

 

私の記憶が正しければ今日トレーナーになる資格を貰う子供は3人のはずだが…セレナも貰うならポケモンは4匹必要だが…数は足りるのだろうか?と考えていると。

 

「ちなみに貴方は何故ここにーーーーーー」

 

「すいませーん!」

 

おや、来たようだまず来たのは二人、弟のトミーとレッドの妹のリーフちゃんだな。

彼は、やはり『アニメ』と同じく遅れてくるようだな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、オーキド教授の研究所に辿り着いて中に入る。

俺の隣には幼馴染みのリーフがいる。

 

「ついに私達のポケモンが貰える!

楽しみね!」

 

「おぉ、そうだーーーーーー」

 

俺は、研究所の扉を開けた。

中には、兄貴とオーキド教授と女神がいた。

 

やっベーーー!やっべーーー!

兄貴の隣にいる女の人ちょー綺麗!

やべーよこの人に童●捧げてぇ…。

 

「私は、セレナ。

私もポケモンを貰いにきたの、まぁ貰うといっても君達見たく新人トレーナーじゃ無いけどね。

よろしくね。」

 

セレナちゃんって言うのか……そうやぁカロス地方のカロスリーグで兄貴と戦ってた人かな?

 

「はい!私はリーフで、こっちが幼馴染みのトミーです!

よろしくお願いしますね!」

 

「あっ、、はい、トミーです…ょろしくぅ……。」

 

やばい、リーフとナナミさんと親以外の女性と話すの久しぶりすぎて緊張する……。

 

やばい、セレナちゃん超綺麗。

女神や……。

 

「ーーーーーで、君達にポケモンを渡したいと思うぞ。

二人とも、パートナーを1匹選ぶのじゃ。」

 

あっやべえ、何も聞いてなかった。

 

「私はもちろんフシギダネです!」

 

「ほぅ、私が最初に選んだポケモンと同じだな。」

 

「えっそうなんですか!?」

 

おっ?兄貴、今度はリーフちゃんをマーキングする気か?

レッドさんがいらっしゃらないからって……させるか!

 

「俺は、ヒトカゲだ!

さてっ!初バトルにオリーをぶっ潰してやろうかなー?」

 

「ほぅ、ならば少し待っていろ。

研究所の敷地にいる私のポケモンを選んでくるよ、HAHA〜!」

 

えっ、冗談で言ったんですよ。

兄貴にいきなり勝てるわけないじゃん。

 

「私が育てたポケモンは何百種類もいるからなー。

さて、誰にすべきか。

ジガルデにしようか?それともフリーザーとかで相手をしようか?」ニヤニヤ

 

「すいませんでしたー!!!」

 

勝てるわけないでしょう!

あんた、伝説の一部除いてほとんどのポケモンの最終進化持ってるでしょう!

しかもリーグに何度も入賞してるのに勝てるわけないでしょう!

 

「さて、冗談はともかく!

残ったゼニガメはセレナの物になるという事か。」

 

ほう、彼女の名前はセレナって言うのか。

覚えておこう。

 

「うむ、ではセレナちゃん、君にはゼニガメを託そう。」

 

「はい!ありがとうございます!(ブロスターとヤらせて卵見つけたら、こいつリストラマジ決定〜。)

私、この子を大事に育てます!(なんてな笑)」

 

うおぉ!セレナちゃんちょーかわいい!

年が近い人なんてリーフちゃんと…強いて言えば、ナナミさん?

あれ、あの人何歳だろう?

まあいいや。

 

「えっ!?ゼニガメは、彼に渡すんじゃないんですか?」

 

あぁ、忘れてたわ。

リーフちゃんが言わなきゃ忘れてたわ、あいつも今日か。

 

「彼?おぉ…しまったわい。

彼の事を忘れとったわい……どうしよ。」

 

「「「「………………」」」」

 

そうやぁ、兄貴が言ってたな。

オーキド博士は、グリーンの名前をマジで忘れる事があるって。

 

ボケ始め……もうボケてるか。

 

『すいませーん!オーキド博士!ポケモン貰いに来ましたー!』

 

出たよ遅刻常習犯。

 

「おー、来たか。

待っとったぞ、サトシ。」

 

忘れてた癖に…。

 

「やあ、久しぶりだねサトシ君。」

 

「オリーさん!お久しぶりです!

お!トミーにリーフじゃないか!お前らもポケモンを貰いにきたのか!?」

 

「あ?もう貰ったよ!

俺はヒトカゲにした。」

 

「サトシ、貴方相変わらず遅すぎよ。

私は、最初から決めてたフシギダネよ。」

 

「あら、貴方は?」

 

「?俺はサトシ!君もポケモンを貰いにきたのか?」

 

「私はセレナ、私もポケモンを貰いにきたの。

まぁ…新人トレーナーではないけどね。」

 

「あっオーキド博士!俺のポケモンは?誰が残ってるんですか?やっぱゼニガメですか?」

 

「ポケモンは……そうじゃな。

いや、ゼニガメはセレナちゃんが持って行くことになったわい。」

 

「えっ!?他には誰がいるんですか?」

 

「うむ、安心せい。

あー…君には特別なポケモンを用意した。

奥の部屋について来なさい。」

 

ん?奥の部屋に…モンスターボールがひとつあるな。

あれの中にあるのか。

 

「この中にポケモンがいるんですか?」

 

「そうじゃサトシ。

この中にいるのは…………まあ出してみろ。」

 

「はい!誰が出るかな?

出てこい俺のポケモン!」

 

出てくるのは……やっぱり。

 

「ピッカー!」

 

「博士、このポケモンは?」

 

「このポケモンは…………。」

 

「サトシ君、このポケモンはピカチュウ。

電気タイプのポケモンだよ。」

 

オーキド教授のボケはだいぶ進んでるらしい……。

 

「へー、よろしくなピカチュウ。」

 

「ピー……」プイッ!

 

「えっ、ピカチュウ?」

 

「あはは、まあ電気タイプはなつきづらいから。

まあ、ゆっくり中良きなるしかないな。」

 

「さて!皆んなポケモンはもらったね!

これは、私からのプレゼントだ。」

 

兄貴が大きな箱を持ってくる。

中身は……タマゴ?

 

「オリーさん、これは?」

 

「リーフちゃん、私は呼び捨てで良いのに。

あぁ、これはポケモンのタマゴだよ、たまに研究所で見つかるんだ。

誰かがあのー……ちょっと一仕事したらしくてね、中身は誰かはわからないんだ。

ここでは違う地方のウツギ博士と言う方がタマゴについて研究してるからね、そのデータ取りも兼ねてここでポケモンを貰う人にタマゴを渡してるんだ。

君達にも受け取ってほしい。」

 

そして一人、一人、タマゴを貰ったが誰が出るか楽しみだ。

 

「さて、皆んなはいつ旅に出発するんだい?」

 

「んー、私はすぐに出発する予定です。

トミーは?」

 

「あっ?兄貴どうする?」

 

「えっ?オリーさんもトミーの旅に同行するんですか?」

 

「あぁ、私の弟だからね。

徹底的に鍛えようと…ね。

もしよければリーフちゃんとサトシ君もどうかな?」

 

「えっ鍛えてくれるんですか!?

はい!私、強くなりたいです!

ついてきます!」

 

わお、リーフ凄い食いつき。

 

「俺も行きます!

ポケモンマスターになるために強くなりたいです!」

 

サトシも負けじと食いつくな。

 

俺個人的にはセレナちゃんが気になるんだが………。

 

「(トミーの奴、セレナを見てるな。私の方から一応聞いておくか?)」

 

「セレナさんは、どうするんですか?」

 

あっリーフが聞いてくれた。

ナイス!

 

「えっ、オリーが私を置いてくわけ無いじゃない。」

 

………あぁ、セレナさんの笑顔が眩しい。

何故だろう、目から汗が。

 

あれ?そうやぁ何か忘れてる気がする。

 

「あっ、そうだオーキド教授。

ポケモン図鑑はよろしいんですか?」

 

「……………おぉ、そうじゃった。

このポケモン図鑑も君達に託そう。」

 

…………マジで研究者から引退した方がいいんじゃ……。

 

 

 

 

 

そうして、俺とサトシとセレナさんとリーフと残念ながら兄貴がついてくる旅が始まった……。

 

本当兄貴は、ついてこないでナナミさんとにゃん!にゃん!してりゃあ良かっ…………いや、それはシスコンのグリーンが許さないか。

 




オリー 男性 13歳
手持ち
???

トミー 男性 10歳
手持ち
ヒトカゲ Lv5 親トミー

ひっかく
なきごえ

リーフ 女性 10歳
手持ち
フシギダネ Lv5 親リーフ

たいあたり
なきごえ

サトシ 男性 10歳
手持ち
ピカチュウ Lv100 親オリー

ボルテッカー
10万ボルト
電光石火
ほっぺすりすり

セレナ 女性 12歳
手持ち
???


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