機動戦士ガンダムSEED THE DESTINY WAR (桐生 昭雄)
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人物設定(最初だけ)
ちなみに原作キャラは基本原作に沿って登場させます。
人物設定
ミケル・グラード
第2世代コーディネーター
16歳 男
出身地 不明
乗機 GAT-X105R3 ストライクE3rd
明日の生活のためやむなく戦争に身を投じた少年。何のためかこの世に欺瞞を感じ、人の言うことにも嘘がわかってしまう。それゆえ誰も信用できない。今傭兵として戦っているが、信用できなかったら雇い主でさえ殺すという行為にも出ている。
「著者」(作品内では私)
ナチュラル
年齢不詳 男
出身地 日本
戦場でいつも取材しているフリージャーナリスト。ジャーナリストだが、今のマスコミを自分含みで全面的に批判している。事実を事実として伝えることが信条である。今はフリーだが、たまに仕事上の提携の催促が来ている。ミケルの最初の理解者。
《ZAFT正規兵》
リチャード・マックイーン
コーディネーター
17歳 男
出身地 ユニウス市
乗機 ザクウォーリア
成績21位の惜しい優秀生徒。それゆえ負け犬意識がいつも頭にある。アーモリーワン事件の後、ミケルと良く絡むが、年齢に合わない傲慢な性格のため、生理的に受け付けられない。ミネルバとは別の隊の所属。
芹那
コーディネーター
17歳 女
出身地 マイウス市
乗機 ザクウォーリア
自称ミケルの理解者かつ恋人。リチャードと同じ隊の所属だが、ミケル同様生理的に受け付けていない。彼女もなぜか感受性が高く、ミケルと「著者」以外誰も信用できない。たまに取る独断行動もそのためである。
ミッチャー
コーディネーター
22歳 女
出身地 アーモリーワン
乗機 ザクファントム
リチャード達の隊の隊長。穏やかな性格で、いつも見守る的な役割。ミケルに関して、すこし知っていることがあるらしい。
メイザー隊
メイザー・バックナー
戦闘用コーディネーター
19歳 男
乗機 ゲイツR
アーモリーワン警備の任務を負った隊長。だが事件において、脱出したカオスガンダムの攻撃を受け戦死(した感じがしたが)。
マシュー
コーディネーター
16歳 男
乗機 ゲイツR
メイザーの部下。出撃前にアウルに射殺される。
サキヤマ隊
サキヤマ
コーディネーター
30歳 男
乗機 ガズウート
アーモリーワン警備の任務を負った隊長。ガイアガンダムに倒されたが脱出し別のガズウートに乗り込んだがプロトカオスとともに撃破される。
ナスカ級ガンザス
セルフィード
コーディネーター
47歳 男
ガンザス艦長。天空の宣言以降ミケルを付け狙うようになる。
カイン・アベル(双子、男)
戦闘用コーディネーター
乗機 カイン:ザクファントム アベル:ZGMF-X222イカロス
コーディネーターきっての双子。「石火のカイン」 「業火のアベル」という二つ名がある。天空の宣言以降ミケルを付け狙うとともに、ジャンク屋組合への攻撃も行う。
ペリー
ナチュラルクローン 男
出身地 メンデル
乗機 ザクウォーリアオリジナルカラー
誰も知らないが、スーのクローンである。攻撃的性格を除いて本人に似せられているため、戦闘は強いが、血に飢えるということは一切ない。あまり感情がない感じ。
《地球連合》
第18独立作戦群(ファントムペイン) 部隊名ミドガルド
マッギネス
ナチュラル
47歳 男
階級 中佐
乗艦 ガーティ・ルー級オネイロス
ファントムペイン部隊の隊長。主に傭兵狩りを行っている。かなりのセクハラ魔人。
部下のことを何とも思っていない。
白井 久作
ナチュラル(ブーステッドマン)
推定18歳 男
階級 中尉
乗機 GAT-X107ストライクシリウス
ミドガルドMS隊リーダー。かなりの戦闘訓練施されていたので、白兵戦は当然強い。
仲間思い。
奈津美・シュナイダー
ナチュラル(自然発生天才型)
17歳 女
階級 少尉
乗機 ウィンダム
ミドガルドMS隊エース。コーディネーターにたいして特に恨みとかはない。誰かのために戦っているという。
ドラス
ナチュラル(ブーステッドマン)
24歳 男
階級 少尉
乗機 ウィンダム
ミドガルド隊先鋒。傭兵に家族を殺された恨みがある。
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序章 著者の前書き
ちなみに著者の前書きというタイトルですが、「著者」はあくまで本作品の登場人物です。
お読み頂く前の注意
物語を読む前に、まず前書きを読んで頂きたい。これは伝記の類の物なので、はっきり言って著者の主観が入っている。まずこのことを先にお詫びしたい。さらにもう一つ、これは特定個人を称賛、卑下するものではないことを言っておく。これらの注意をよく意識してお読み頂ければありがたい。
前書き
ファーストコーディネーター、ジョージ・グレン(以降GG)の登場以来、この70年間大きな変化が現れた。例えば遺伝子学の急激な進化、これによるコーディネーターの増加、それにともなう反コーディネーター組織ブルーコスモスの暗躍、GGの暗殺、コーディネーター達の国家建設、地球連合の誕生など、挙げるだけできりがない。それだけですめばよいが、反コーディネーターネガティブキャンペーン、経済制裁、そして、コーディネーター国家いわゆる「プラント」が政治結社黄道同盟を改新した国軍に近い義勇軍「ZAFT」を結成。連合はそれに対して、プラントのコロニー「ユニウスセブン」への核ミサイル発射で答えた。
その結果皆様ご承知の通りだが、CE.70、オペレーションウロボロスの発動にともない、前代未聞の戦いが幕を開けた。連合の行いへの報復として、ZAFTは地球中を蹂躙し続けた。その原因として、ZAFTが新兵器「モビルスーツ」を採用したことや、核エネルギーを遮断するニュートロンジャマー(以降NJ)の開発、使用等が挙げられた。
1年後、本来ならありえない変化が発生した。オニール型コロニー「ヘリオポリス」にて、ZAFTが「GAT-X」シリーズを強奪しようとした時、当地に居住していたコーディネーター「キラ・ヤマト」の活躍により、GAT-X105ストライクの強奪に失敗したばかりか、黄昏の魔弾ミゲル・アイマンの戦死、もう一人のキーパーソン「ラクス・クライン」との逢瀬、「アスラン・ザラ」との確執、そして連合軍本部アラスカ基地「JOSH-A」の陥落、オーブ連合首長国への連合軍、ZAFT両軍の侵攻、など挙げれば数限りない。
さらに影響はこれだけにあらず。ジャンク屋組合メンバー「ロウ・ギュール」が「アストレイ」と呼ばれるMSを発見したことにより、ジャンク屋組合の国際的知名度が上昇した。
また傭兵部隊「サーペントテール」のアストレイ所有も、傭兵の雇用条件改善など、大きな影響を与え、喜んだ傭兵達がいないはずがない。
そして締めくくりとして、「第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦」において、ラクス・クラインを中心とする三隻同盟の介入、ブルーコスモス盟主ムルタ・アズラエル、プラント最高評議会議長パトリック・ザラ、そしてこの戦いを私欲のために利用したラウ・ル・クルーゼの戦死により、この波乱の戦いは連合とプラントの停戦条約「ユニウス条約」の締結で幕を閉じた。
この戦いにおいて、人的、経済的、政治的、軍事的、全面において多大なる損害を払ったのみならず、様々な改善と対策が諮られた。
まず軍事、ユニウス条約では、ミラージュコロイドステルス、ニュートロンジャマーキャンセラー(以降NJC)、核兵器、核動力の禁止が盛り込まれたので、プラントは「ニューミレニアムシリーズ」と銘打って、量産機ザクシリーズと「グフ」を開発、前主力のジンを大きく超えるスペックである。さらに「2ndStage」と銘打って、いわゆる「ガンダム」を5機開発、ハイエンドエース専用機として使われるはずであった。一方で連合は、ストライカーパッケージ使用機の開発、量産を進めたり、モビルアーマーの新機開発を推し進めて質量共にプラントを圧倒している。
政治的変化では、連合は早急に赤道連合と汎ムスリム会議、そしてオーブ含む中立国取り込み、世界条約的枠組みで反プラント国家連合を立ち上げてしまった。プラントでは臨時議会が総辞職、代わりにギルバート・デュランダルを中心とする新評議会が発足された。
それだけでなく、この戦いですでに人口の半分が消えてなくなってしまっている。著者の私は、取材の中でエル・アラメインやカオシュンを見てきたが、その被害は尋常ではなかった。さらに南アメリカにも取材にいったが、そのころには独立戦争が発生しており、小さな村でも都市圏でも壊滅的被害があり、思わず見たくなくなってしまう程であった。
さてこの書に書かれていることは、まさにこのあとに起きた残念な戦いである。皆が皆信念という欲望に駆られて戦っている悲しい戦いである。
その中で私は一人の少年に出会った。彼は、生活のためにやむなく傭兵として戦っている。そんな彼と関わっているうちに、私はまさに、信念の浅はかさ、脆さ、嘘、偽りを知ってしまう。しかし、少年とともに、わずかな希望を追って生きていく、そして本当に伝えたいことを知るのだ。
この書はそんな内容である。できれば最後まで読んで頂きたい。そして、すこしでも、こんな戦争があったのか、二度と起こさない、そういうことを思って頂きたい。そう思って書いた。こんな傲慢な感じですまないが、よろしくお願いしたい。
パウルス・グラード
いつも通り駄文ですみませんが、よろしくお願いします。
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