東方普通人録 (シュガー@東方好き)
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第1話 普通人とか言ってるけど、タイトル詐欺かもしんない(^_^;)

【東方普通人録】

 

「あるぇ〜?ここさっきも通った気がするんだよなぁ〜。」

 

森の中を歩き続けてどれくらい経っただろうか、西の方角には真っ赤な夕日が沈んで行く。

(森の中からだと見えないとかそんなこと言わないで)

 

「しゃーない、今日はここいらで野宿すっか。」

 

俺の名前は…あれっ?何だっけ?

 

まぁいっか!

 

なんてよくある展開にはならない。

 

名前は…そうだな…龍(りゅう)とでも名乗っておこう。

(決して思いつかなかったとかじゃないからね!)

 

A大学に通う3年生だ。

 

今日は帰り道を変えてみようと、路地裏の道を通ってみたところ、このざまだ。こんなことなら普通に帰ればよかった。

 

「とりあえず所持品の確認をしておこう。」

 

通学用のリュックサックをひっくり返す。

 

「タオル、ポケットティッシュ、筆箱、あと教科書…おっ、チャッカマンも入ってるじゃないか。」

 

このチャッカマンは週末のバーベキューのために買っておいたものだ。

(ほんとはライターとかがちょうどいいんだけど、タバコ以外にいい理由が思いつかなかったからチャッカマンにした。)

 

「あとは…使えそうなものはないな。ケータイは電波入んないし。とりあえず、暗くなる前に木の枝を集めとこう。」

 

所持品の確認や木を集めるのはマイ○ラの基本だ。現実では木を4つ並べても便利な作業台は出来たりしない。

 

「…よしっ!こんなもんかな。あとはここをこうして、こうやってと、焚き火の完成〜!食料は幸いソイ○ョイが2本ある。今晩は大丈夫かな?それよりどうやって帰るかな、まあそれは明日にでも考えよう。」

 

俺はかなり冷静だった、というよりも、この状況に危機感を全く持ってないだけだが。

 

大学の友だちには

 

「お前危機感なさすぎ。冷静なのかアホなのかわかんねーよ。」

 

と、言われていた。

 

まあアホなのだが、ゲームの知識は多少あった。

 

その頃上空では…

 

「ありゃなんだ?あそこだけ明るいな。誰か居んのかな?」

 

箒に乗った白黒の服装の少女は言った。

 

「ちょっと行ってみっか!」

 

______________________________

 

その頃、龍が迷い込んだ原因だと思われる紫はというと…

 

紫「あれっ?この境界閉めてなかったかしら?あっ、そういえば、この前東京に買い物に行ったまま閉め忘れてたわ。」

 

藍「も〜、紫様しっかりしてくださいよ。誰かが迷い込んだりでもしたらどうするんですか。」

 

八雲藍は飽きれ気味で言った。

 

紫「大丈夫でしょ、裏通りの奥の方繋げてたんだから誰も来ないでしょ。もし迷い込んでるやつがいたら、そいつはかなりの変わり者だわww」

 

______________________________

 

龍「はっくしょーーん‼誰か噂でもしてんのかな?」

 

龍は焚き火にあたっていた。

 

つづくかも…




初投稿で小説初挑戦ですがよろしくね!



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第2話 普通人とか言ってるけど、幻想入りする系の主人公は大抵普通じゃないよね(^_^;)

前回までのラブラ…おっと、これ以上はいけない

 

そんなことより、前回の話をまとめると

 

俺、道に迷って、世界を超える

 

今回もゆっくりしていってね

 

龍「あれ…空から何か近づいてくるな…。何だろう…って!どわーーーー!!」

 

ドゴーーーーーーーン!!

 

「いててて、ちょっと着地失敗しちまったぜ。おい、あんた大丈夫か?」

 

頭領!空から女の子がーー‼

 

このセリフ現実で使える日が来るとはおもってなかったよw

 

龍「あれ?どっかで見たことあるな、って!もしかして、魔理沙ぁぁぁーーーー!?」

 

魔「なんで私の名前知ってるんだ?それにあんたどっから来たんだ?」

 

龍「あれが魔理沙だとするとここは魔法の森か?どうりで道に迷うわけだ、ということはここは幻想郷か?でもそんなことあるのか?いや、ブツブツ……。」

 

魔「お、おい、私の話聞いてるか?」

 

空から降りて来た…いや、落ちて来た少女は確実に魔理沙だ。

 

本当に俺は幻想郷に迷い込んでしまったのか。

 

龍「ごめんごめん、ちょっと考え事してた。それで何だっけ?」

 

魔「はぁ、あんたは何者だ?どっから来た?そして、なんで私の名前をしってるんだ?」

 

一気に質問して来たな、魔理沙らしいな。

 

龍「俺は龍、大学生だ。というより20才と言った方がいいか。どこから来たかは、魔理沙の分かるように言うと外の世界かな。なんで魔理沙の名前を知ってたかは、(どう言い訳すっかな、とりあえず能力ってことにしとくか)俺の能力で分かったんだよ(棒)」

 

本当は東方もやった事あるから、少しは東方の知識あるんだよね。

 

魔「ふーん、まぁ事情はよくわかんないけど、よろしくな。」

 

龍「夜露死苦!」

 

魔「?、まぁいいや。とりあえず今日は私の家に泊まりなよ。」

 

龍「えっ、いいのか?」

 

魔「妖怪に襲われるかもしれないからな。さぁ、乗りなよ。」

 

龍「乗りなよってこの箒に?でもこの箒2人乗れ…」

 

乗れるのか?って言おうとした途端、いきなり!

 

魔「乗ったな?よし、行くぜーーー‼」

 

箒はすごいスピードで地面を離れて空を飛んでいく!

 

魔「ははは!いきなり空を飛んだからってチビるなよ!って、あれ?」

 

龍「おーーー!すげーーー!本当に飛んでるよーー!」

 

魔「なんで余裕そうなんだ?空飛ぶのは初めてだろ?」

 

俺も不思議に思った。初めて空を飛ぶのに、しかも超高速で、それなのに恐怖はなかった。

 

龍「何でだろうね、俺にもわかんね。」

 

魔「まあいいや、とにかく私の家まで直行するぜ‼」

 

〜数分後〜

 

魔「よし、今度はうまく着地出来たぜ。龍、ついたぞ、ここが私の家だぜ。」

 

玄関には【霧雨道具店】と書かれた看板があった。

 

龍「おー、ここが魔理沙の家か、おじゃましまーす!」

 

 

〜少年説明中〜

〜少女食事中〜

 

 

龍「とまあ、こんな訳なんだ。」

 

魔「そうか、じゃあ明日霊夢の所に行ってみるか!帰る方法がわかるかもしれないしな。」

 

龍「わかった!じゃあ、今日は森を歩き回って疲れたし、お先に寝させてもらうよ、おやすみ。」

 

そう言って俺は魔理沙に借りた屋根裏部屋へ行った。

 

魔「おやすみ。(あいつ、面白いやつだな。普通ならパニックになるような状況を楽しんでるぜ。しかも、幻想郷のことを知ってるみたいだしな。まぁ、今日はもう寝るか。)」

 

魔理沙は自分のベッドへと向かった。

 

つづくかも



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第3話 主人公ってチートである事が多いよね

とりあえず主人公の能力は思いついたけど、チートにはならないように努力します(^_^;)


翌朝、俺はいつもと同じ時間に目が覚めた。

 

龍「あんなに歩き回って疲れてたはずなのに、習慣って怖いなぁ。」

 

魔理沙は…まだ寝ているようだ。

 

龍「ちょっと外の空気でも吸って来るか。」

 

そう言って俺は家の外に出た。

 

のんびりしていると、1人の男が通りかかった。

 

龍「すみません。あなたは森近霖之助さんですよね?」

 

霖「ああ、そうだが。君は?見ない顔だけど。」

 

龍「俺の名前は龍。かくかくしかじかダイハ…ゲフンゲフン。まぁそんな事があって、今魔理沙の家に泊めてもらってたって訳だ。」

 

俺は霖之助に幻想郷に来てから今までの事を簡単に説明した。

 

霖「なるほど、そんな事があったのか。大変だったな。あっ、そうだ!うちの店に来ないか?外の世界から来た君なら外の世界の道具に詳しいだろうし。」

 

急な誘いだな…時間はまだあるし、魔理沙には先に博麗神社に行っといてもらおう。

 

龍「ちょっと待っててくれ、魔理沙に置き手紙をして来る。」

 

魔理沙のいる部屋に行くと、魔理沙がちょうど起きたようだ。

 

龍「おはよう、魔理沙。ちょうどいいや、ちょっと香霖堂に行ってから博麗神社には先に行っといてくれ。」

 

魔「こーりんが来てるのか?あいつと一緒なら大丈夫だな。」

 

そう言って魔理沙は外にいる霖之助を呼んだ。

 

魔「久しぶりだな。しばらくこいつの事頼むな。妖怪が出ると危ないから一応こいつに何か武器を渡してくれ。」

 

霖「わかったよ。香霖堂での用事が済んだら、僕が神社まで連れて行くから心配するな。」

 

魔「よろしく頼むぜ。」

 

龍「じゃあ、行って来るよ。」

 

魔「またあとでな。」

 

そう言って俺は家を出た。

 

龍「なあ、霖之助。」

 

霖「ん?なんだ?」

 

龍「俺もこーりんって呼んでもいいか?」

 

霖「なんだそんな事か、かまわないよ。」

 

龍「ありがとう、こーりん!」

 

香霖堂まで行く間に幻想郷の事をこーりんからいろいろと聞いた。

どうやら、まだ紅霧異変が起こる前らしい。紅魔館の事や守矢神社の事を聞いてみたが、そんな建物はないそうだ。

 

そして…

 

霖「ついたぞ、ここが僕の店、香霖堂だ。さあ、中に入ってくれ。」

 

目の前には香霖堂と書かれた看板のある一軒家があった。

 

入り口にはタヌキの置物やら公衆電話やら、外の世界であまり見なくなったものが置いてあった。

 

まぁそんな物はスルーしてと。

 

龍「おじゃましまーす!いろんな物が置いてあるな〜。あっそうだ、コンパスとか置いてるか?」

 

霖「確かこの棚にあったはずだが…ガチャガチャ…おっ、あったよ。これがいるのか?」

 

龍「方角がわかった方が何かと便利だしな。」

 

霖「タダではちょっと無理だな、これは1つしかないし。この世界のお金は持ってないだろうし、何かと交換はどうかな?」

 

龍「んーっと、何かちょうどいいものはあったかな?」

 

リュックサックの中に筆箱が入っていたのを思い出した。

 

龍「針なしホッチキスはどうかな、まだ幻想郷にはないはずだし。」

 

霖「これは、挟むだけで紙を数枚まとめる事が出来るのか。これはいいな。よし!これと交換しよう。」

 

これがこーりんの能力か、見ただけで道具の使い方がわかる能力だったかな?

 

とにかくコンパスが貰えてよかった、これで道には迷わないだろう。

 

霖「そういえば、武器を渡さないとな。何がいいかな?」

 

武器か…使いやすい物がいいな。

 

つづくかも…

 



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第4話 如意棒って使い勝手よさそうだよね(^_^)

霖「龍、ちょっと来てくれ。」

 

どうやら武器が決まったようだ。

 

霖「これなんかどうかな?」

 

こーりんが俺に見せたのはどっかで見た事ある棒だった。

 

龍「如意棒?一度使って見たかったんだよなー!こーりん、これ伸びたりする?」

 

霖「そうだよ。よく知ってるね。これでいいかい?」

 

龍「十分だ。ありがとう。」

 

霖「今ならこのホルダーも付けて19800円!」

 

龍「金取るのかよ!」

 

霖「冗談だよwあげるよ。」

 

龍「あ、ありがとう…。ちょっと試しに使ってみるね。」

 

そう言って俺は表に出て、その辺の木を狙ってみた。

 

龍「一回言って見たかったんだよな。伸びろ如意棒!!」

 

バシューーーーーーン‼

 

如意棒はすごい勢いで伸びて木を貫通した。

 

龍「おー!これはすごい!しかも、あんまり重たくないし使いやすいし最高だ。」

 

そこにこーりんがやって来た。

 

霖「気に入ってくれたみたいだね。よかったよ。そうだ!見て欲しい道具があるんだけど、いいかな?」

 

龍「わかった、すぐ行くよ。」

 

そう言って俺は如意棒を戻した。長さはだいたい交通整理で使うあの棒くらいにした。そして、さっきこーりんに貰ったホルダーにしまった。

 

俺はまた香霖堂に戻った。

 

霖「これなんだが、使い方はわかったんだが、全然動かないんだ。」

 

見た所、ガラケーのようだった。最近はスマホが普及してきてるから幻想入りしたのか。

 

龍「多分、充電が切れてるだけだろう。まぁ、動いたとしても電波が無いから繋がらないだろ。」

 

霖「デンパ?よくわからんが、これはガラクタって事か。はぁー、どうしよっかな、一応置いておくか。」

 

捨てるってことはしないのか、だからこんなにガラクタだらけなのか。

 

霖「そろそろ博麗神社に行こうか。」

 

龍「もう聞きたい道具とかないのか?」

 

霖「今はもういいよ、またわからないことがあったら聞くよ。さて、神社はここから北にしばらく行った所にある。ちょっと時間かかるよ。」

 

龍「んー、飛んで行ったり出来ないのかな?」

 

霖「すまないが、俺は飛べないんだ。飛ぶほどの妖力は無いからね。」

 

龍「○ラゴンボールみたいに飛べたりしないかな?」

 

そう思って俺はアニメのように体に力を入れてみた。

 

ハァーーーーーーーーー‼

 

地面の草が少しなびく。

 

やっぱ無理かと思ったその時!

 

フワッと体が浮いた。

 

龍「うぉーーー!飛べたーーーー!やっぱり常識に囚われてはいけないのですね。やったぜ!」

 

霖「おー、飛べるようになったのか。君はすごいな。そのまま神社に行けるか?空を飛ぶ妖怪はあまりいないし、いたとしても妖精とかだし。今の君には如意棒もあるから大丈夫だろう。」

 

龍「神社は北だったな、いろいろとありがとうな、こーりん!またね!」

 

霖「じゃあな、元気で!と言ってもそんなに遠くはないからいつでも来てくれて構わないよ。」

 

龍「あぁ、また来るよ。」

 

こーりんに別れを告げた俺は、博麗神社に向かって飛んだ。

 

つづくかも…

 

 



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第5話 居候になるともれなくパシリになる。特に主人公。

少し高度をあげると山の頂上に鳥居らしき物が見えた。

 

龍「あれが博麗神社かな?よし!行ってみよう!」

 

そして、何事もなく神社についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて上手く行くはずはなかった。

 

俺はまだ飛ぶのにあまり慣れていない。少し動きが不安定ですぐにはつきそうにない。

 

そんな中、1人の妖精が俺の前に現れた。

 

「おい、おまえ!あたいと勝負しろ!」

 

…チルノだ。

 

めんどくさいやつに出会っちまったな。

 

そういえば、前に求聞史紀を読んだ時に、

 

『チルノが攻撃を仕掛けてきた場合、なぞなぞの1つでも出してやると良い。問題がどんなに簡単でも、きっと答えられない筈である。』

 

って書いてあったはずだ。

 

…ちょっと試してみるか!

 

龍「おまえ、俺と戦いたいのか?」

 

チルノ「おまえじゃない!あたいの名前はチルノだ!」

 

龍「すまない。じゃあ、チルノが俺の出す問題に答えられたら、戦ってあげるよ。」

 

チルノ「本当か!?どんな問題だ?はやくはやく!」

 

興味を持ってくれたようだ。

 

龍「それじゃあ問題だ。この世界に上り坂と下り坂、どっちが多いと思う?」

 

チルノはう〜んう〜ん、と悩み始めた。

 

求聞史紀に書いてあることは本当だったのか。

 

これで神社に行ける。

 

俺はチルノが悩んでいる間に神社へと向かった。

 

ごめんね、チルノ。

 

〜数分後〜

 

龍「飛ぶのもだいぶ慣れてきたな。おっ!あの鳥居『博麗』って書いてる!やっぱりあれが博麗神社か。というか今は博麗神社以外に神社はないんだった。」

 

そして、俺は神社の前に着地した。成功したとは言ってない。盛大にずっこけた。

 

龍「いってー、次はちゃんと着地出来るようにがんばろ。魔理沙はもう来てるかな?」

 

神社の縁側から聞き覚えのある声が俺を呼んだ。

 

魔「おーい!こっちだ!」

 

そこには、魔理沙と霊夢と、あと紫がいた。

 

魔「驚いたよ!もう空を飛べるようになったのか!」

 

龍「あぁ、頑張ったら飛べた。この人が霊夢だな。あとは…」

 

霊「あんたが龍か。龍が幻想郷に迷い込んでしまったのはこいつが原因よ。」

 

紫「ごめんなさいね。私が境界を閉め忘れたばっかりに。」

 

やっぱりか、何と無くはわかってたが。

 

龍「いいんだよ。こうしてみんなに会えたわけだし。結構楽しんでるよ。」

 

紫「そう、それならよかった。今すぐにでも外の世界に送れるわよ。」

 

魔「よかったな、龍!やっと家に帰れるな!」

 

しかし、俺は迷った。

 

帰るか、帰らないか。

 

だが答えはすぐに決まった。

 

龍「いや、いいや。」

 

紫「えっ?帰らなくていいの?両親とか心配してるんじゃないの?」

 

龍「実は、俺の両親は俺が小さい頃に亡くなっててな。その点は大丈夫だよ。」

 

紫「…ごめんなさい。両親の事思い出させちゃった?」

 

龍「大丈夫だよ。」

 

俺は笑顔で答えた。

 

紫「ありがとう。そういえば、あなたには能力があるわね。」

 

幻想郷に来て目覚めたのかな?

 

強い能力だといいけどな。

 

龍「まじで?どんな能力?」

 

紫「適応する程度の能力よ。」

 

龍「適応する程度の能力か。どんな能力なのかな?」

 

適応するって何にでも適応出来るのかな?

 

その時、魔理沙が言った。

 

魔「だからか!」

 

俺は何の事かわからなかった。

 

魔「おまえが幻想郷に迷い込んだのに、パニックにならなかったのは、その状況に“適応”したからだったんだ!冷静なのもすぐに適応

出来るからだろう。」

 

俺は1つ疑問に思った。

 

龍「空をとべたのも能力のおかげだとして、何に適応したんだろう?」

 

飛ぶというのは動作であって、パニックにならないとか冷静とかいう気持ちの適応とは、物が違う。

 

その時霊夢が一言。

 

霊「この世界、幻想郷に適応したんじゃないかしら?」

 

幻想郷で空を飛べるのは、特別珍しい訳ではない。

 

だから俺も人が飛べるこの世界に適応して、飛べるようになったんだろう。

 

龍「なるほど、世界にも適応出来るのか。」

 

アメリカとかにいったら英語ペラペラになったりするのかな?今は関係ないけど。

 

紫「もしかしたら、弾幕も打てるんじゃないの?」

 

幻想郷に適応したのなら、弾幕が打てても不思議ではない。

 

どうやって打てばいいんだ?

 

とりあえず手のひらに力を集中してみよう。

 

ハァーーーーーーーーー‼

 

ポッ!

 

ソフトボールサイズの光の弾が出来た。それを打ち出すとしばらく飛んで消えてしまった。

 

霊「弾幕は打てるみたいだけど、まだまだ霊力がすくないからそんなに威力が出ないわね。」

 

龍「霊力?○ラゴンボールで言うところの気みたいなものか。それで、どうすれば霊力は増えるんだ?」

 

霊「霊力は人間誰にでもあるの。それを増やすためには修行するしかないわね。霊力は体力や精神力に比例して増えるからね。魔力や妖力は知らないけど。」

 

魔「魔力はその人の持つ魔力の器の大きさによるんだ。私はまだまだってとこだがな。」

 

紫「妖力はその妖怪の力の強さによって大きくなるわ。強い妖怪ほど妖力も大きいわ。」

 

龍「なるほどね。それで、修行ってどんな事をすればいいんだ?」

 

俺は霊夢に尋ねた。

 

霊「じゃあ、うちに来なさい。修行をつけてあげる。」

 

龍「本当に!?ありがとう!」

 

霊「部屋は奥に空いてる部屋があるからそこを使いなさい。ただし!」

 

龍「ただし?」

 

嫌な予感がするな〜…

 

霊「掃除、洗濯はあんたがやりなさいよ。修行してあげるんだからそれくらいはしなさいよ。」

 

やっぱりか…

 

結構神社広いし、庭もまあまああるし、これは大変そうだ。でも修行してもらえるなら仕方ないか。

 

龍「わかった。これからよろしくね!」

 

霊「よろしく。」

 

紫「話も済んだみたいだし、私は帰らせてもらうわね。」

 

龍「じゃあね、また今度。」

 

そう言って、紫はスキマで帰って行った。

 

魔「じゃあ、私もやる事あるからそろそろかえるよ。また来るね。」

 

龍「じゃあね。いろいろとありがとうね。」

 

魔「おう!時々、練習相手になってやるよ。」

 

龍「ありがとう!」

 

魔理沙は箒に乗って帰っていった。

 

霊「さてと、じゃあ掃除はお願いね、龍。」

 

龍「はぁ…。これから大変そうだ。」

 

霊「なんか言った?」

 

すごい威圧感を感じた。

 

龍「いえ、何でもないです!」

 

こうして博麗神社での修行の日々が始まった。

 

つづくかも…

 

 

 




能力作っといてあれだけど、適応する程度の能力ってちょっと地味だな(^_^;)

簡単にいうと、あらゆる事に慣れるのが超早い人って事になる。

世界に適応するのは無理があったかな(ー ー;)


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第6話 身につけた技はだいたいパクリである事が多い

俺の1日は、毎朝のランニングから始まる。基礎体力をつけるためにやっている。

 

霊「龍〜、朝ごはん出来てるよ。」

 

龍「はーい!すぐに行くよ!」

 

今日の朝ごはんはご飯、豆腐の味噌汁、アジの開き、ほうれん草のおひたしと、かなりバランスの良い食事だ。しかも、かなり美味しい。

 

龍「やっぱり、霊夢の作った料理は美味いや。」

 

霊「そりゃ、ずっと1人で暮らしてたら料理もうまくなるわよ。」

 

龍・霊「ごちそうさま。」

 

霊「さて、あとは頼んだわね。」

 

龍「わかったよ。」

 

今からは、洗濯や掃除をする。

 

だいたい2時間くらいかかる。

 

あぁ、洗濯機や掃除機が恋しいよ…

 

霊夢は縁側でお茶を飲んでいる。

 

家事が済むと、やっと修行を始める。

 

まずは弾幕を打ったり避けたりする練習だ。これは霊夢に陰陽玉を借りてやってる。陰陽玉が打ってくる弾幕を避けつつ、陰陽玉に弾幕を当てるという感じでやってる。

 

これがなかなか難しい。最初は動きが速すぎて目で追うのがやっとだった。

 

しかし適応する程度の能力のおかげで、1時間程度で弾幕を避けられるようにはなった。

 

霊夢はせんべいを食べながらお茶を飲んでいる。

 

さらに1時間後には陰陽玉に弾幕を当てられるようにもなった。

 

霊夢は…もうわかるよね。

 

龍「よし!こんなもんかな!はぁーー、疲れた!」

 

体力は能力でどうにかなるものではないから、2時間ずっと飛んでいると流石に疲れる。

 

霊「あんたすごいわね。私がそれを出来るようになるのに1週間かかったのよ。」

 

龍「まぁ、能力のおかげだけどね。」

 

と、こんな感じで能力を使いつつ、修行を続けて1ヶ月が経った。

 

龍「はぁーーー!」

 

俺は球状の弾幕を魔理沙に放つ。

 

魔「あぶねっ!やるなー、こっちもいくぜ!」

 

魔理沙は俺の周りを回りながら星型の弾幕を放つ。

 

龍「(くっ、これは避けられそうにないな。仕方ないあれを使うか。)」

 

俺は如意棒を5メートル程度伸ばして、如意棒に霊力をまとい大きな剣のようにした。

 

龍「霊撃回転斬‼」

 

俺は回転しながら魔理沙の弾幕を打ち消した。さらにそのまま如意棒にまとった霊力を衝撃波のように打ち出した。

 

魔「うわーーーー!!」

 

魔理沙は吹っ飛んで行ったが、すぐに帰ってきた。

 

龍「大丈夫か、魔理沙?」

 

魔「あぁ、大丈夫だ。しっかし、龍は本当に強いな!また負けちまったぜ。」

 

魔理沙に勝てるほどに成長した。

 

全力ではなさそうだが…

 

魔「にしてもさっきの技すごかったな!」

 

龍「霊撃回転斬か?あれは結構霊力を消費するからあんまり使いたくなかったんだけどね。」

 

俺に霊撃回転斬を使わせるなんて、やっぱり魔理沙はすごいや。

 

龍「なあ霊夢、俺もそろそろ妖怪退治に連れてってくれよ。」

 

霊「そうね、あんたの霊力もだいぶ増えたみたいだし、今度からついて来てもいいわよ。」

 

龍「やったー!ありがとう!」

 

これでいつ紅霧異変が来ても行けるぞ。

 

魔「なあ、龍。おまえがまだ使ってない、とっておきの技とかあるのか?」

 

龍「あぁ、1つだけ使ってない俺の使える最強技がある。」

 

魔「見せてくれよ!」

 

龍「いいよ!じゃあ見てろよ!」

 

そう言っておれは両手を腰の右側に構えて、

 

かーーめーー○ーーめーー

 

波ーーーーーーー!!

 

空に向かって放った!

 

魔理沙のマスタースパークとまではいかないが、威力はそうとうなものだ。

 

魔「おーー!すっげーーー!これなら強い妖怪にもかてるよ!」

 

龍「でもこの技は霊力の消費量がハンパじゃないから、撃てるのは5発までだ。本当にとっておきだよ。」

 

今日は魔理沙と闘ったのもあって、もう霊力が残ってない。

 

霊「龍、大丈夫?だいぶ疲れている見たいだけど。」

 

龍「大丈夫だ、問題ない。

けど今日はもう休ませてもらうよ。」

 

魔「お疲れさん!ゆっくり休めよ!」

 

龍「あぁ、今日はありがとな。また頼むよ。」

 

そう言って俺は自分の部屋へと戻った。

 

霊「どう?あいつ強いでしょ?」

 

魔「あぁ、私や霊夢と同じくらい強いかもな。いつかは超えられるかもしれないぜ。」

 

霊「そうね、たまには修行するかな。」

 

俺が修行していた1ヶ月間、霊夢が修行しているのを一度も見ていない。ずっとお茶を飲んでごろごろしていた。

 

それでも霊夢は強かった。

 

一度だけ勝負したが、手も足も出なかった。今なら互角に闘えるかもしれない。

 

でも、今は休もう。

 

つづくかも…




戦闘スタイルは弾幕STGというよりも緋想天とかそっちの方。


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第7話 通常弾はゲームシステム的に魔力とか霊力とか関係なしに無限に撃てる

俺は相変わらず修行を続けていた。通常弾はほぼ無限に撃てるようになった。霊撃回転斬やかめ○め波の威力もかなり上がった。

 

かめ○め波は霊撃波って名前に変わったけどね。(わざわざ○を入力するのがめんどかっただけだけどね。)

 

新技も出来た。霊撃斬っていうんだけど、まぁ、衝撃波を手から撃てるようになっただけだ。でも、これが結構便利で、霊撃回転斬とは違って手軽に撃てる割に、弾幕も切れるし威力もそこそこある。

 

わかりやすく言うと、パ○キアと亜空切断みたいな感じだ。

 

でも霊撃技が霊力を多く消費するのに変わりはなく、使用回数は制限してある。

 

最近は、霊夢も時々修行している。今では互角に闘えるほどに俺は成長している。

 

そんな夏のある日、

 

霊「あーー!暑い!こんな中修行なんてやってらんないわ。」

 

今年の夏はいつもよりも暑いらしい。

 

霊夢はこの暑さでやる気をなくしていた。

 

俺は構わず修行を続ける。

 

霊「なんであんたは暑そうじゃないのよ。」

 

龍「そりゃ、この暑さに適応してるからね。能力を解除しない限り、暑さは感じないよ。」

 

適応する程度の能力のおかげでクーラーいらずだ。でも霊夢がかわいそうだ。

 

何かいい方法はないもんかな?

 

あっ!あいつがいるじゃないか!

 

龍「霊夢、暑いならちょっと湖までいこう!ちょうどいいやつがいるじゃないか!」

 

霊「?」

 

俺と霊夢は湖のほとりへと向かった。

 

龍「おーーい!チルノいるかーー?」

 

霊「そっか、チルノを神社に拉致すればいいのね。」

 

龍「拉致言うな。ちょっと神社の冷房がわりになってもらうだけだ。」

 

俺が霊夢と話していると、

 

チルノ「あっ!おまえあの時の!今度はなんだよ!また問題か?」

 

チルノが出てきた。

 

龍「今日はお願いに来たんだよ。しばらく博麗神社にいてくれないか?」

 

チルノ「あたいと勝負してる勝てたら行ってあげてもいいわよ!」

 

龍「よし!決まり!じゃあ勝負だ!あっ、そういや俺の名前教えてなかったな。俺は龍、よろしく。」

 

チルノ「よろしく、龍!」

 

自己紹介も済んだし、勝負開始だ。

 

霊「…私は待ってればいいのかしら?」

 

チルノ「行くよーー!」

 

チルノが弾幕を撃ってきた。流石はチルノだ、氷の弾幕だ。

 

龍「せっかく涼しめるんだし、能力解除しとくか。」

 

俺は能力を解除しつつ、チルノの弾幕を避ける。

 

龍「おー、涼しい!俺もそろそろ弾幕撃つか。」

 

俺は通常弾を撃って撃って撃ちまくる。ホーミングは出来ないので、撃ちまくるしかないのだ。

 

何発かチルノに当たったようだ。チルノの弾幕が止まった。

 

チルノ「強いな!それじゃあちょっと本気だすよ!」

 

そう言うと、チルノはスペル宣言をした。

 

チルノ「アイシクルフォール‼」

 

しまった!正面安置だったのにタイミング逃した!

 

仕方ない、普通にやろう。

 

龍「じゃあ俺もスペル撃ってみるか。霊撃斬‼」

 

俺はアイシクルフォールを避けつつ霊撃斬を放った。

 

霊撃斬はチルノの弾幕を切りつつチルノへ向かっていった。

 

チルノ「弾幕を切るなんて、そんなのありなのか⁉うわーーー!」

 

霊撃斬があたった。チルノのは湖に落っこちた。

 

龍「大丈夫かな?」

 

俺が心配していると水面から球状の弾幕が飛んできた。

 

龍「今さら通常弾幕か?」

 

俺はヒョイと弾幕を避ける。

 

チルノ「ただの弾幕じゃないぞ!」

 

チルノが湖から上がってきた。

 

そして

 

チルノ「スペル!パーフェクトフリーーーズ!!」

 

弾幕が凍りつき、俺に向かって飛んできた。

 

龍「くっ!避けられない!」

 

ドカーーーーーーー‼

 

チルノ「やったか!!」

 

龍「残念、やったかはやってないだ。」

 

俺はパーフェクトフリーズを食らう前に霊撃回転斬で守っていた。

 

龍「やるなチルノ!だが、これで終わりだ!霊・撃・波ーー!!」

 

チルノ「ギャーーーーー!」

 

ドカーーーーーン‼

 

チルノはまた湖に落っこちた。

 

俺はチルノを湖から引き上げて言った。

 

龍「これで俺の勝ちだな!」

 

チルノ「うぅ…あたいの負けだ…強すぎだよーーー!」

 

龍「そりゃ、修行ばっかりしてるからね。さて、これで神社に来てくれるか?」

 

チルノ「約束しちゃったし、ついていくよ…」

 

霊「これで涼しくなりそうね。」

 

そして俺たち3人は神社へと戻った。

 

つづくかも…




季節が夏になったことだし、そろそろ紅霧異変入ってもよさそう。


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紅霧異変
第8話 主人公の決め技はだいたい一緒


今回から紅霧異変です(^_^)


チルノの能力のおかげで、神社周辺はすごく涼しい。魔理沙もよく神社に涼みに来ている。

 

チルノを神社に拉…いや、連れて来て1週間くらい経ったある朝、

 

霊「あーーー!なにこれーー!」

 

俺とチルノは霊夢の叫び声で目が覚めた。

 

龍「どうしたんだ?朝からそんな大声出して。」

 

チルノも庭に出て叫びはじめた。

 

チルノ「なんだこれーー!空が紅いぞーー!」

 

空が紅い?もしかしてもう紅霧異変が始まったのかな?

 

一応驚いたふりをしておこう。

 

龍「ウワーー、ナンダアレ、オドロイタナー。」

 

霊「これは異変ね。ちょっと行って来るわ。」

 

俺は飛び立とうとした霊夢を呼び止めた。

 

龍「あの紅い霧は湖の向こうから出てるみたいだ。俺も家事が済んだらすぐに行くよ。」

 

霊「わかった、頼んだわよ。」

 

霊夢は湖の方へと飛んで行った。

 

よし、すぐに掃除を済ませよう。

 

俺は布団を畳んで、部屋の掃除をしていた。最近はチルノも手伝ってくれるからすぐに終わる。

 

掃除をしていると、魔理沙が飛んで来た。

 

龍「おぉ、魔理沙。どうした?ってこの紅い空の事だろ?」

 

魔「あぁ、それで、霊夢はもう異変解決に行ったのか?」

 

龍「さっき飛んでいったばかりだ。俺も後で行く。」

 

魔「そうか、それじゃあ先に行かせてもらうぜ。」

 

そう言って魔理沙は飛んでいった。

 

が、すぐに戻ってきて、

 

魔「で、どこに行けばいいんだ?」

 

知らないで行こうとしたのか。

 

龍「湖に館があるはずだ、その館が原因だと思うよ。」

 

魔「ありがとな!じゃあ今度こそ行ってくる。」

 

魔理沙も湖に向かって飛んで行った。

 

そして俺と霊夢チルノは掃除に戻った。

 

龍「ふー、やっと終わった。じゃあチルノ、俺も行って来るから留守番頼むな。」

 

チルノ「えー、あたいも行きたかったなー。でも、龍の頼みなら仕方ない。神社の留守はまかせろ!」

 

龍「ありがとう、じゃあ行ってくるよ。」

 

俺も湖の方へ飛んだ。

 

紅魔館に向かう途中、黒い塊が飛んできた。

 

龍「あれはルーミアか?」

 

ルーミアは闇を消して姿を現した。

 

ルーミア「あれー?何で名前知ってるのだー?」

 

龍「人喰い妖怪がいるって聞いた事あってな。」

 

ルーミア「霊夢に怒られてからは食べてないよー!そんな事よりどこに行くのかー?」

 

龍「ちょっとな、通してくれないか?」

 

ルーミア「じゃあ弾幕勝負してくれたらいいよー。最近暇でさー。」

 

めんどいなぁ、でもやらないと食べられそうだしなぁ。

 

龍「しょうがない、やるか!」

 

ルーミア「やったー!じゃあ行くよー!」

 

俺とルーミアは同時に弾幕を撃ち始めた。

 

互いの弾幕が打ち消し合う。

 

龍「霊撃斬!」

 

霊撃斬がルーミアのほほをかすめる。

 

ルーミア「今のは危なかった。ならこれはどうかな?」

 

ルーミアは両手からレーザーを撃ってきた。

 

俺はレーザーを避けた、だが、ルーミアはそれを読んでいた。

 

ルーミア「そう来ると思ったよ!

もう一発喰らえーー!」

 

俺はルーミアが撃ってきた2本目のレーザーに当たってしまった。

 

しかし、すぐに体制を立て直した。

 

龍「らちがあかないな。喰らえ!如意棒!」

 

俺は如意棒でルーミアを吹っ飛ばした。

 

ルーミア「やるねー!これならどうかな?スペル!ダークワールド!」

 

龍「うわっ!なんだ、いきなり視界が暗くなったぞ!」

 

俺は暗闇に包まれていた。

 

ルーミア「ふっふっふ、これで攻撃出来ないだろ。そして、これで終わりよ!スペル!ナイトバード!」

 

ルーミアは帯状に弾幕を撃ってくる。もちろん俺からは見えない。

これじゃあ避けられない!

 

 

 

 

 

 

 

とでも思っていたのか!

 

龍「こっちは能力のおかげで、おまえのいる位置ははっきりわかる!喰らえ!霊撃回転斬!」

 

俺は闇と弾幕を払いつつ、ルーミアに衝撃波を放った。

 

ルーミアはとっさに衝撃波を避けた。

 

だが、これで隙が出来た!

 

龍「霊撃波ぁぁぁぁーーーー!」

 

ルーミアがバランスを崩したところに霊撃波を放った。ルーミアは避けられなかった。

 

ルーミア「やられたのかーー!」

 

ルーミアは森へ落ちて行った。

 

龍「楽しかったぜ、またやろうな!」

 

俺は紅魔館へと向かった。

 

ルーミア「次は負けないよ。」

 

ルーミアは倒れたまま、笑顔で言った。

 

龍「さて、次はみす…じゃなかった、美鈴かな。」

 

俺は湖の上を飛びながら言った。

 

つづくかも…

 




戦闘シーン考えるのもきついけど、表現するのもきつい(^_^;)


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第9話 中国さんは体術なら最強だと思う。

そろそろペース落とす。

ペース速いのは最初だけ、これはあるある。


時間は戻って龍が神社をでた頃。

 

その頃、霊夢は紅魔館の前まできていた。

 

霊「やっぱりこの紅い霧はここから出てるみたいね。さて、入らせてもらおうかしら。」

 

そこに中国人みたいな人…そんなこと言っちゃいけないね。1人の妖怪が立ちはだかった。

 

「おっと、ここから先は通しませんよ。」

 

霊「…あんた誰?」

 

紅「私は紅美鈴といいます。ここ紅魔館の門番をしております。それゆえ、ここを通す訳にはいかないです。」

 

霊「どうもご丁寧に、私は博麗の巫女。異変解決が仕事なの。この霧迷惑だからやめて欲しいのよ。どうしても通さないっていうなら、力づくでもどうしてもらうわ!」

 

霊夢は陰陽玉とお祓い棒を構えた。

 

紅「そうですか。なら全力で止めさせていただきます!」

 

美鈴は地面を蹴ってすごいスピードで霊夢の懐に飛び込んできた。

 

霊「(は、速い!)」

 

霊夢はとっさに美鈴の正拳突きをガードした。しかし美鈴の攻撃は止まない。

 

霊夢は美鈴の回し蹴りをかわしたかと思うと、美鈴はアッパーのモーションに入っていた。

 

霊「(っ!避けられない!)」

 

アッパーをもろに喰らってしまった。しかし霊夢はそのまま空中にとどまってお札を放った。

 

しかし美鈴はバク転で避ける。

 

それを読んでいたのか、霊夢は美鈴の後ろに陰陽玉を置いていた。

 

紅「まだまだですn、おわっ!」

 

バタン!

 

美鈴は陰陽玉につまづいた。

 

霊「今だ!スペル!夢想封印!」

 

霊夢の周りに4色の光の玉が現れ、美鈴に向かって放たれた。

 

ドーーーーーーーン!

 

夢想封印は美鈴に命中した。

 

霊「よし、通らせてもらうよ。」

 

しかし、煙の中から人影が現れた。

 

紅「まだまだ!はぁっ‼」

 

美鈴は霊夢に気弾を喰らわせた。

 

霊「ぐはっ‼」

 

霊夢は宙を舞った。

 

ちょうどその時

 

魔「ここが異変の原因か。ん?何か飛んで…」

 

ドシーーン‼

 

魔理沙と霊夢が衝突した。

 

霊「いたたた…。あいつやるわね。」

 

魔「いってーー!何だよいきなり!」

 

霊「あっ、魔理沙。ちょうどいい所に来たわね。」

 

魔「どうしたんだ?珍しくやられてるじゃないか。」

 

霊「あいつすごいタフなのよ。私が隙を作るから、あいつにマスパを撃ってくれない?」

 

霊「あぁ、わかったぜ!うまくやれよ!」

 

霊「私を誰だと思ってんのよ。」

 

そう言って霊夢は美鈴に向かって行った。

 

霊「くらいなさい!」

 

霊夢はお札を放った。

 

紅「くっ!」

 

美鈴はお札を少しくらったが、すぐに霊夢に迫って来た。

 

霊「はあっ!」

 

霊夢は陰陽玉を美鈴に放った。

 

美鈴は気弾ではじき返す。

 

紅「なにっ!同じ軌道で2発目だと!ぐはっ!」

 

霊「今よ!魔理沙!」

 

魔「おう!スペル!マスターーースパーーーーク!!!!!」

 

魔理沙のミニ八卦炉から魔法陣が現れ、そこから極太レーザーが放たれた。

 

紅「しまっ…!」

 

ドガーーーーーーーン!

 

魔「ふう、こんなもんでいいか?」

 

霊「ありがとね。」

 

美鈴は紅魔館の門とともに吹っ飛んでいた。

 

紅「油断した…」

 

美鈴はそのまま気絶した。

 

霊「さて、せっかく門を開けてくれたんだし、正面から入らせてもらいましょうか。」

 

魔「そうだな!」

 

そう言って、霊夢と魔理沙は紅魔館の中に入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

そして、龍が紅魔館へと到着した。

 

龍「なんじゃこりゃ!霊夢と魔理沙がやったのかな?まあ、美鈴と戦う手間が省けてよかったかな。」

 

俺も紅魔館に入った。

 

つづくかも…

 



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第10話 魔法の本は魔法を使っても強いが、普通に殴るだけでも強い。

戦闘シーンが短い(ー ー;)


霊夢と魔理沙は紅魔館にはいって、とりあえず見つけた階段を登っていた。

 

魔「この異変の主犯は私が倒すからな。」

 

霊「は?何言ってんのよ、異変解決は巫女の仕事よ。私がやるわ。魔理沙は休んでていいわよ。」

 

魔「最近お前ばっかりずるいんだよーー!!私だって異変解決したいんだよ!」

 

霊「文句言わないでよ!仕事なんだから!」

 

霊夢と魔理沙はけんかしていた。

 

階段を登り終わると、そこには大きな図書館があった。

 

魔「おー!すごい本の量だ!帰りに借りて帰ろう!」

 

霊「じゃあ、あんたはすぐに本を持って帰っていいわよ。残りは私がやっとくから。」

 

魔「はぁ!それはおかしいだろ!だいたい、お前はいっつも神社でごろごろして、たまに出て来て異変解決してずるいんだぜ!」

 

そこに小悪魔が飛んで来た。

 

こあ「あなたたち誰ですか!いきなり入って来て!」

 

霊夢と魔理沙は小悪魔を睨みつけて、

 

霊「邪魔よ!」

 

魔「うっさい!」

 

霊夢と魔理沙は小悪魔を吹っ飛ばした。

 

こあ「なんで〜…ガクッ」

 

小悪魔は気絶した。

 

「騒がしいわね。図書館では私語をしないのがマナーよ。」

 

そこにはジト目の少女がいた。

 

霊「あんた誰よ?」

 

パ「私はパチュリー・ノーレッジ。ここの図書館の所有者よ。」

 

魔「お前がこの異変の主犯か?」

 

パ「異変?ああ、紅い霧のこと?それは私じゃないわ。」

 

霊「じゃあ紅い霧を出してるやつはどこにいるの?」

 

パ「そう簡単に教えるはずないでしょ。」

 

パチュリーは不吉な笑みを浮かべながら言った。

 

霊「じゃあ力づくでも、」

 

魔「吐かせるしかないようだぜ!」

 

霊夢と魔理沙はパチュリーに弾幕を撃ち出した。

 

パチュリーは魔法陣からバリアを出した。

 

パ「そんな攻撃効かないわよ。」

 

霊「魔理沙、あいつ魔法使いなの?」

 

魔「あぁ、そうだな。あいつからはすごい魔力を感じるぜ。」

 

パチュリーは本を開き、そこから魔法陣を展開した。

 

パ「そっちが来ないならこちらから行くわよ。スペル、サイレントセレナ。」

 

霊夢と魔理沙の上に無数の光の刃が現れた。

 

霊「っ!」

 

魔「くそっ!」

 

2人は光の刃を避けつつも、パチュリーに弾幕を放った。

 

しかし、パチュリーはまた魔法陣で弾幕を防いだ。

 

魔「あいつ!魔法陣の2重展開もできるのか!」

 

霊「よくわかんないけど、やばいわね、このままじゃ。」

 

サイレントセレナが止んだ。

 

パ「よく耐えたわね。じゃあこれならどうかしら?スペル、ロイヤルフレア。」

 

パチュリーは別のページから魔法陣を展開した。

 

すると、そこに紅い光が集まり始めた。

 

霊「今なら、魔理沙!スペル!夢想封印!」

 

魔「わかったぜ!マスターーースパーーーーク!!」

 

2人のスペルが融合してパチュリーへ向かう。

 

パ「もう遅いわ。」

 

魔法陣から巨大な火の玉が現れてマスタースパークと夢想封印を押し返す。

 

魔「持ちこたえろ!」

 

霊「わかってるわよ!はぁーーー!」

 

しかし、ロイヤルフレアの方が威力が強く、霊夢も魔理沙も吹き飛ばされてしまった。

 

霊「ぐっ!まだまだ!」

 

魔「あれで押し返せないのか…」

 

2人はよろけながらも立ち上がった。

 

パ「まだ戦えるの?でも、次でおしまいよ!」

 

パチュリーが手を突き出すと、今までで1番大きな魔法陣が展開された。

 

パ「喰らいなさい!スペル、賢者のい…!ゴホッ!ゲホッ!こんな時に喘息が!」

 

パチュリーは喘息持ちで実は病弱だった。

 

魔「霊夢!もっかい行くぞ!マスターーースパーーーーク!」

 

霊「夢想封印!」

 

2人のスペルがパチュリーに放たれた。

 

パチュリーは魔法陣を展開する時間がなかった。

 

ドーーーーーーーン!!!!

 

図書館の壁が吹き飛んだ。

 

パ「むきゅーー…」

 

2人はパチュリーの所に向かった。

 

霊「さて、主犯はどこかしら?」

 

パ「…この館の1番上の部屋よ…」

 

霊「最初から素直に言えばいいのよ。痛い目見ずに済んだのに。」

 

魔「おい、パチュリー!この本借りてくぜ!死ぬまでな!」

 

パ「…勝手にしなさい!」

 

魔「やったぜ!」

 

霊「魔理沙、そろそろいいかしら?上に行くわよ。」

 

魔「すぐ行くぜ!」

 

2人は階段を登っていった。

 

つづくかも…




パチュリーはすごく強いはず…


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第11話 時止め出来たら負ける気しないけどそれを覆されると一気に負ける

霊夢と魔理沙は最上階へたどり着いた。

 

そこには王座に座った1人の幼女、レミリアスカーレットとそのメイドの十六夜咲夜がいた。

 

霊「あんたがこの異変の主犯ね。迷惑だからやめてちょうだい。」

 

レミ「それは無理なお願いね。吸血鬼である私にとって、太陽の光は天敵の1つ。私がこの幻想郷を支配するには邪魔なものなのよ。」

 

魔「そうか、それなら力づくでやめさせるまでだ!」

 

魔理沙は弾幕を放った。

 

しかしその弾幕はレミリアには当たらなかった。

 

咲夜が瞬間移動して防いでいた。

 

魔「なにっ!おい霊夢!今の動き見えたか?」

 

霊「いいえ、全くもって見えなかったわ。何なのあいつ!」

 

咲夜は自己紹介を始めた。

 

咲「私は主人であるレミリアスカーレット様に仕えているメイド、十六夜咲夜でございます。以後お見知り置きを。」

 

霊「レミリアとかいったわね。さっさとやるわよ。」

 

咲「いえ、あなたたちの相手はこの私です。」

 

魔「2対1でやるつもりか?」

 

咲「そうですけどそれが何か?」

 

霊「こいつ舐めてるわね。」

 

龍「咲夜、お前はおれが相手をする。霊夢と魔理沙はレミリアを頼む。」

 

一部始終を聞いていた龍が言った。

 

レミ「いいわ。こいつら2人の相手は私がするわ。」

 

咲「しかしお嬢様!」

 

レミ「問題ないわ、咲夜。それに、私が負けるとでも?」

 

咲「いえ…そのようなはずはありません。」

 

龍「じゃあ決まりだな。」

 

レミ「お二人さん、ここじゃ戦うには狭すぎるわ。外に行きましょうか。」

 

霊「いいわ。そうしてあげましょう。」

 

魔「龍、負けんなよ!」

 

霊夢と魔理沙とレミリアは外へと出て行った。

 

龍「さて、こちらも始めようか。」

 

咲「そうね。でも、あなたは私に勝てない。」

 

龍「どうしてだ?」

 

咲「もう勝負は決まっているのよ。スペル、ザ・ワールド。」

 

その瞬間、咲夜以外の時が止まった。

 

咲夜は龍にナイフを1本投げた。

 

そのナイフは龍の額の20cm程手前で止まった。

 

咲「あっけないものね。これで終わりよ。そして時は動き出す。」

 

しかし、龍は時が動き出した瞬間しゃがみ込んでナイフを避けた。

 

咲「なんだと!き、貴様何をした?」

 

龍「そりゃ、ナイフが飛んで来たらよけるだろ、フツー。」

 

咲「(ただ瞬発力が速いだけよ。でも、今度こそ終わりよ!)ザ・ワールド!」

 

再び時が止まった。

 

咲「今度は避けられないわよ!」

 

咲夜は数十本のナイフを投げた。

 

咲「今度こそ終わりね。そして時は動き出す。」

 

ナイフは龍に向かって飛び始めた。

 

龍「くそっ!霊撃回転斬!!」

 

龍はギリギリでナイフをはじき返し、衝撃波を放った。

 

咲夜はそれをかわして言った。

 

咲「バ、バカな!なぜあの攻撃が当たらないんだ!」

 

龍「ふぅ、今のはちょっと危なかったな。」

 

咲夜は驚いてひるんでいた。

 

龍「そっちが来ないならこちらから行くぞ!」

 

龍は強く地面を蹴って咲夜へ向かって行った。

 

咲「くっ!ザ・ワールド!」

 

龍は咲夜の目の前で止まった。

 

咲「なぜここまで攻撃が避けられたのかはわからない。でも、これで私の勝ちよ!」

 

咲夜は龍にナイフを振り上げた。

 

龍「お前、なにか勘違いしてないか?」

 

咲「な、なぜ貴様話せるんだ!この私の世界で!」

 

龍は咲夜に腹パンを喰らわせた。

 

咲「ぐはっ!」

 

龍「言ってなかったが、おれの能力は適応する程度の能力だ。1回目は意識があったからナイフを避けることができた。2回目は少しだけ動けたから霊撃回転斬の初動に一瞬早く入れた。だからナイフを払うことができた。そして3回目、おれは止まった時の世界に完全に適応できた。だから動けた。」

 

咲「くそっ!こうなったら、スペル!殺人ドール!」

 

多くのナイフが咲夜の周りを舞って龍に飛んで来た。

 

龍はバク転でナイフを避けた。

 

龍「お前の敗因はな、」

 

龍は咲夜向かって飛び、咲夜の腹に手のひらを叩き込んだ。

 

龍「自分の力を過信しすぎたことだ!霊撃波!」

 

咲夜に叩き込んだ手から霊撃波を放った。

 

咲「すみません…お嬢様…」

 

龍「はぁーーーーーーー!!」

 

龍は咲夜を吹き飛ばした。

 

咲夜はそのまま気絶し、時が動き始めた。

 

龍「なんとか勝てた。正直、3回目で完全に適応できるか不安だったが、適応できてよかった。さて、霊夢と魔理沙は大丈夫かな?」

 

龍は外に飛び出した。

 

つづくかも…



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第12話 ラスボスはだいたい団結して倒す。ドンサウザントの時とかね。

霊夢と魔理沙はレミリアと向かい合っていた。

 

レミ「さあ、始めましょうか。かかって来なさい。」

 

レミリアは余裕の表情で言った。

 

魔「あいつめ!余裕ぶって!」

 

霊「魔理沙、ここは協力するわよ。」

 

魔「仕方ないぜ。行くぞ!」

 

魔理沙は魔法陣を、霊夢は陰陽玉を展開した。

 

霊・魔「はぁーーーーーーー!」

 

2人はレミリアに向かって弾幕を放った。

 

レミリアは腕をクロスして、2人の弾幕を受け止めた。

 

レミ「効かないわね。じゃあこちらも行くわよ!」

 

レミリアは魔法陣を展開し、大玉やレーザーなど様々な弾幕を繰り出してきた。

 

魔「そんなのありかよ!」

 

魔理沙は驚くが、霊夢は冷静に回避していた。

 

霊「あいつ硬いわね。攻撃は当たってるんだけどダメージを受けてる感じはしないのよ。」

 

魔「あぁ、私もだ。私があいつに攻撃する隙を作るから、その隙に一発かましてやれ!!」

 

霊「頼んだわよ。」

 

魔理沙はミニ八卦炉を箒に付けた。

 

魔「ブレイジングスターーー!」

 

ミニ八卦炉からブーストのように光が放たれると魔理沙は箒に乗ったまま、すごいスピードでレミリアに向かって飛んで行った。

 

魔「うぉぉぉーーーーー!!」

 

しかしレミリアはブレイジングスターを両手で受け止めた。

 

魔「なにっ!これを素手で止めるなんて!!」

 

レミ「この程度の攻撃が私に喰らうとでも思った?」

 

しかし魔理沙はニヤリと笑って、

 

魔「知ってたぜ。今だ!霊夢!!」

 

レミリアが上を見上げるとそこには霊夢がいた。

 

レミ「なにっ!この攻撃は囮だったのか!」

 

霊夢の周りに4色の光が舞う。

 

霊「これが全力よ!夢想封印!」

 

魔理沙はレミリアから離れた。

 

レミ「うわーーー!」

 

光がレミリアを包む。

 

魔「やったか?」

 

ばか!それはやってないフラグだ!

 

レミ「っ!今のは少し効いたわね。でも私を倒すには不十分よ。」

 

ほーら、いわんこっちゃない。

 

霊「今のでダメなら流石に打つ手がないわ。」

 

魔「マスタースパーク!!」

 

魔理沙は霊夢の話を聞かずにマスパを放った。

 

レミ「ぐっ!」

 

魔「少しはダメージの足しになったかな?」

 

しかしレミリアはピンピンしていた。

 

レミ「残念ね。吸血鬼は回復力が早いのよ。じゃあちょっと本気だすかな。」

 

レミリアが右手を天にかざすと紫色の光が集まり、大きな槍が出来た。

 

レミ「喰らいなさい。スピア・ザ・グングニル!」

 

レミリアは槍を投げた。

 

霊「あれはまずい!避けるわよ!」

 

魔「くっそーー!全然ダメじゃねーか!」

 

2人はギリギリで回避した。

 

レミ「うまく避けたようね。じゃあもう一回。スピア・ザ…」

 

その時1本のナイフが飛んできてレミリアの肩に刺さった。

 

レミ「ぐぁ!なにこのナイフ!」

 

龍「効くだろ?ちょっと咲夜から拝借した銀のナイフだ。」

 

吸血鬼に銀のナイフが効くというのはよくある話である。

 

霊「龍!あのメイドを倒したのね。」

 

魔「流石にやられるとは思ってなかったけどな。」

 

龍「時間を止める手ごわいやつだったけど、なんとか勝てたよ。」

 

龍は霊夢と魔理沙の所に行った。

 

龍「ここからはおれも参加させてもらうよ。」

 

つづくかも…



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第13話 主人公は主人公パワーがあるから負けない。

レミ「くっ!」

 

レミリアは刺さったナイフを抜いて投げ捨てた。

 

レミ「ちょっとムカついたわ。」

 

龍「おぉ、こわいこわい。」

 

レミリアは再び弾幕を放ち始めた。

 

霊「また来たわ、避けるわよ!」

 

龍「いや、大丈夫だ。霊撃連斬‼」

 

俺は衝撃波を大量に放ち、レミリアの弾幕を打ち消した。

 

魔「やるな!」

 

レミ「でもこれで最後よ!」

 

レミリアはグングニルを再び作り出した。しかもさっきとは比べ物にならないほど大きい。喰らってはひとたまりもない。

 

レミ「喰らいなさい!フルパワーのスピア・ザ・グングニル‼」

 

グングニルはすごいスピードで飛んで来た。

 

龍「魔理沙!霊夢!なんとかあれを減速させるぞ!霊撃斬ーー‼」

 

霊「弾幕二重結界‼」

 

魔「マスターーースパーーーク!」

 

レミリアのグングニルと3人の攻撃がぶつかり合う。

 

龍「くっ、ギリギリかっ!」

 

しかし押し返すことはできないが、確実に減速して来ている。

 

霊「今よ!」

 

3人はなんとかグングニルを避けた。

 

レミ「くそっ!もう一回よ!」

 

しかしフルパワーを撃ったばかりなのですぐには動けない。

 

龍「よし!今なら!さっき咲夜のをみて覚えた。偽:殺人ドール!」

 

俺は咲夜からパクったナイフを宙にばら撒き、霊力で固定する。

 

そしてナイフをレミリアに向かって放った。

 

レミ「ぐぁーーーー‼」

 

龍「2人共、今だ!」

 

霊「わかったわ。全力よ!夢想封印!」

 

魔「私も全力で行くぜ!マスターーーースパーーーーク!!!」

 

龍「俺も残りの霊力をすべて使う!霊撃波ぁぁぁーーーー!!!」

 

レミ「今回は負けを認めるわ…」

 

ドーーーーーーン!!!

 

レミリアは3人の攻撃を喰らって紅魔館へ落ちて行った。

 

それと同時に紅い霧が消えて行く。

 

霊「あっ、紅い霧が晴れていくわ。」

 

魔「これで異変解決だな!」

 

龍「いやー、疲れた。早く帰って宴会やろうぜ!」

 

3人は神社へ戻って行った。

 

それを影から見ている1人の少女がいた。

 

レミリアの妹のフランドール・スカーレットだ。

 

フラン「今度来た時は、私も遊んでもらおうっと!」

 

紅霧異変はもうちょっと続くかもしんない。

 

〜その日の夜〜

 

一同「カンパーイ!!!」

 

そこには霊夢、魔理沙、龍、チルノ、そして咲夜、レミリアがいた。

 

龍「何で紅魔館で宴会してんだ?」

 

そう、俺たちは紅魔館にいた。

 

霊「そりゃあこいつらが悪いんだから、宴会くらいやらせてもらうわよ。もちろん全部そっち持ちでね。」

 

魔「本も貸りたいしな。」

 

レミ「博麗の巫女には敵わないわね。咲夜ー、料理もって来てー。」

 

龍「…カリスマが薄れてる気が…」

 

俺はボソッとつぶやいた。

 

パ「本は貸すけどちゃんと返しなさいよ。」

 

魔「私が死んだら回収しといてくれ。お前は私よりもはるかに寿命が長いんだからな。」

 

パ「勝手なこと言わないでよ、貸し出し期間は1ヶ月にするわ。」

 

魔「ちっ、わかったよ。」

 

魔理沙はしぶしぶ承諾したようだ。(守るとは言ってない)

 

咲「お待たせしました。これは外の世界の料理ですよ。」

 

見た所、フランス料理のようだった。とは言っても俺は食べたこのないんだけどね。

 

霊「美味しそうね。」

 

魔「いただくぜ!」

 

俺が料理に手をつけようとしたその時、壁が爆発した。

 

龍「何だ?」

 

といいつつも俺はローストビーフを一口食べた。

 

フラン「もう来たのね。私と遊びなさい!」

 

つづくかも…

 



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第14話 EXステージの方がイベント的には重要

先頭シーンの描写がクソすぎて泣ける


フラン「それで…結局どうするの?」

 

フランが何か言っていたようだか、俺はほとんど聞いてなかった。咲夜さんの料理が美味すぎて。

 

龍「ん?あぁ、俺と戦うんだっけ?」

 

フラン「そうだってさっきから言ってるじゃない!!」

 

フランは起こっているようだが、めっちゃ可愛い‼

 

龍「わかったよ。そろそろ体力も回復したし、やろうか。あっ、でも能力で俺を破壊したりするなよ?」

 

レミ「何であんたがフランの能力知ってるのよ?」

 

龍「あ〜それは〜(やっべー、またやっちまったー!魔理沙の時は誤魔化せたけど)…」

 

そこのところは魔理沙が説明してくれた。

 

魔「それはこいつの能力のおかげらしいぜ。私も初めて会ったとき、名前知ってたみたいだし。」

 

ナイス!魔理沙!

 

龍「そうゆうこと。」

 

レミ「ふーん、便利な能力ね。あっ、館を壊さないでよね、2人とも。直すの大変なんだから。」

 

龍・フラン「はーい。」

 

龍「じゃあ今は夜だし、外にでようか。」

 

フラン「うん!楽しみだなー!」

 

2人は外に出て一定距離をとった。

 

霊「あんたの妹さん強いの?」

 

霊夢はレミリアに聞いた。

 

レミ「能力なら多分私よりも上よ。龍が勝てるかしらね。」

 

チルノ「龍ー!そんなやつに負けるなよー!」

 

フラン「あんなやつなんて失礼ね。それじゃあ初めましょうか。」

 

龍「おう!」

 

まずはフランが自分を中心に球状に弾幕を放ち始めた。

 

俺は霊撃斬を放ちつつなんとか避けていた。

 

龍「ゲームだと簡単な通常弾なのになぁ。立体だとこんなにも大変なのか。」

 

そうはいいつつもだんだん慣れて来た。

 

俺は弾幕を避けてフランへと向かった。

 

フラン「ここまで近づくなんてやるわね。これならどうかしら。」

 

フランの手から光の剣が出現した。

 

フラン「レーヴァテイン!!」

 

俺はとっさに如意棒でガードした。

 

龍「あっぶね!俺も真似させてもらうよ。偽:レーヴァテイン!!」

 

如意棒に霊力を流し込み、フランのレーヴァテインのようにした。

 

フラン「真似しないでよ!!」

 

フランはレーヴァテインで斬りつけてきた。

 

俺も偽レヴァでガードし、攻撃を仕掛ける。

 

龍「いいじゃん!楽しいんだからさ!」

 

俺は少し間をとった。

 

龍「霊撃回転斬!!」

 

如意棒にまとっていた霊力をフランに放った。

 

フラン「うわーーー!痛いなぁ。もぅ!怒るわよ!」

 

怒るわよっていう時はもう怒ってるよね。

 

フラン「フォーオブアカインド!」

 

フランがそう言うと、フランが4人になった。

 

龍「増えたーーー!?しゃーない、1人1人消していくしかないか。」

 

4人のフランはそれぞれ弾幕を放ち始めた。

 

最初の通常弾やレーザー、大玉や、レーヴァテインで攻撃してくるフランもいる。

 

龍「まずはこのフランからだ!」

 

俺はフランのレーヴァテインをはじいてカウンターを喰らわせる。

 

フラン「あじゃぱーー!」

 

あー、はずれか。まあ知ってたけど。

 

ゲームと同じように本物の背後には魔法陣が展開されている。

 

だが、ちゃんと全員倒すのが礼儀だろう!

 

次は大玉フランだ!

 

龍「おわっ!」

 

ドーーーーーーン!!!

 

龍「痛ってーー!レーザー喰らっちまった。」

 

ちょっとこのスピードじゃ避けられなそうかな?

 

さっきは近くに来たからいけたけど…

 

フラン「そんなものなの?まだまだね。」

 

龍「それじゃあちょっと本気だしてみるか!!!」

 

つづくかも…



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第15話 限界突破って疲れるよね、界王拳とか血壊とか

元気しとーや


俺は霊力のリミットを外した。

 

これで一時的にパワーやスピードが数倍になった。しかし、この技はリミットを外す代わりに、体力をすごい消費する。ノゲ○ラ的にいうと『血壊』みたいなかんじ。

 

フラン「何!?さっきとは違う感じがする!」

 

龍「いくぞ!」

 

俺は高速移動をして大玉フランに向かった。

 

大フラ「速い!これでも喰らいなさい!」

 

大玉フランは大玉を連続で放ってきた。

 

龍「無駄だー!」

 

俺は手に霊力をまとい、大玉を弾き飛ばした。

 

ついでにフランも殴り飛ばした。

 

大フラ「ぐはっ!」

 

大フラは消え、あと2人。

 

フラン「なかなかやるわね。私もそろそろ本気出そうかしら。」

 

フランの後ろの魔法陣が消え、レーザーを撃っていたフランも消えた。

 

龍「分身消して良かったのか?」

 

フラン「あなたにはとっておきを使ってあげるわ。」

 

巨大な魔法陣が展開された。

 

フラン「いくわよ!スペル!

『幻月』!」

 

龍「えっ?幻月ってたしか紅魔郷ウルトラエクストラで使うんであって、本家では使わなかったはずだが。」

 

フランはめちゃくちゃに弾幕を放ってきた。

 

龍「これはやばい!血壊(仮)もあと数十秒しかもたねぇ!切れる前になんとかしねぇと!」

 

フラン「あっはっは!どう?避けられるかしら?」

 

俺はなんとか避けてはいたが、このままじゃ勝てない!

 

龍「くそっ!霊撃…!」

 

俺はフランの背後に高速移動した。

 

龍「波ぁぁぁーーーー!」

 

これならどうだ‼

 

フラン「甘いわ!」

 

フランは弾幕を止め、霊撃波を避け、俺の背後に回り込んだ。

 

フラン「惜しかったわね。あと一瞬速ければ勝てたのに。あなたももう限界みたいね。」

 

血壊(仮)は切れ、俺の体力は限界だった。

 

龍「そうだな、もう動けないや。でも、これでいいんだ。」

 

フランの周りを魔法陣が覆う!

 

フラン「なっ!」

 

龍「さっきの移動の時に設置しておいたんだ。魔法陣の原理はさんざん見て、もう覚えたしな。」

 

フラン「でもなんでここに私が来るってわかったの?」

 

龍「そりゃ、俺に背後に回り込まれたお前は、あえて俺と同じことをすると思ったんだ。だってお前、負けず嫌いだろ?」

 

フラン「こりゃあ、まいったね。」

 

魔法陣から光があふれる。

 

龍「チェックメイトだ!

魔霊撃陣!!」

 

魔法陣から大量のレーザーが放たれた。

 

ドーーーーーーン!!!

 

〜1時間後〜

フラン「いやー!負けちゃったけど、楽しかった!」

 

フランはピンピンしていた。

 

龍「何でそんなに元気なんだよ。俺動けないのに…」

 

俺はベッドの上にいた。血壊(仮)を使うと体が痛くなるからすぐには動けないんだよね。

 

龍「吸血鬼の回復力すげーな。」

 

霊「じゃあそろそろ帰るわね。」

 

えっ?

 

魔「私も。」

 

ちょ!

 

チルノ「待ってくれよ霊夢〜!」

 

誰も俺を連れて帰ってくれないのか、悲しい…

 

レミ「今日は泊まったらいいじゃない。」

 

龍「いいのか?」

 

レミ「咲夜、空いてる部屋に運んであげて。」

 

咲「かしこまりました。時間止めるから、能力使わないでよ。」

 

龍「わかったよ。能力使わなければ一瞬だしな。あっ、ナイフ返しとくよ。」

 

咲「ありがとう。じゃあいくわよ。ザ・ワールド!」

 

そして時は動き出す。

 

俺は別の部屋のベッドの上にいた。頭にナイフ刺さってたけど…

 

止まった時間に入った罰か?

 

俺はナイフを抜いて、用意されていた包帯で止血した。

 

龍「次やったら許さねえ!」

 

咲夜の前で能力を切るのはやめようと誓った龍であった。

 




これで紅霧異変は終わりだな

次からまた日常パート


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とある日常
第16話 ランダムってうまくいかないことの方が多い


実はストックがあったりなかったり…


〜次の日〜

 

龍「ただいま〜。」

 

チルノ「おかえり〜!」

 

俺が帰ってきた時、神社は綺麗に片付いていた。

 

龍「チルノが掃除してくれたのか?」

 

チルノ「いや、霊夢が。」

 

龍「そうか、ありがとな!」

 

俺は修行をしている霊夢に言った。

 

霊「昨日あんなにボロボロになってたから、今日は帰ってこないと思っただけよ。」

 

昨日は俺をおいて帰ったけど、心配してくれてたんだな。

 

そこに魔理沙が飛んできた。

 

魔「おっ、龍!帰ってきてたのか。」

 

龍「ああ、さっき帰ってきたところだ。」

 

魔「そうか。そんなことより、お前昨日魔法陣使っただろ?」

 

龍「霊力を圧縮して空間に固定するのには魔法陣しかなかったからな。なんで?」

 

昨日のフランとの戦いで使ったが、見ただけで使えるとは思ってなかったんだよね。

 

魔「もしかしたら、お前に魔力があるかもしれない。っていうかある。」

 

龍「まじで?」

 

魔「ああ、そんなに多くはないが、魔力を感じる。」

 

龍「じゃあ、魔法を教えてくれ!」

 

魔「じゃあ、しばらくうちに来い!基本くらいは教えてやるよ。」

 

龍「ありがとう、魔理沙!」

 

霊夢が修行を終えて、空中からおりてきた。

 

龍「じゃあ、そういうわけで、しばらく魔理沙の家に行ってくるよ。」

 

霊「わかった。すぐに終わらせなさいよ。」

 

厳しいなぁ…

 

まあ能力使えばいいか!

 

〜少年少女移動中〜

 

龍「ここに来るのも久しぶりだな。2ヶ月ぶりかな?」

 

魔「じゃあまずは、魔力の器を大きくしないとな。」

 

魔力の器っていったらMPみたいなもんか。

 

龍「どうすりゃいいんだ?」

 

魔「魔力草やキノコとかから得るんだ。魔力草はかなり苦いから、私はキノコを食べてるぜ。お前はどうする?」

 

龍「んー、霊夢に早よ帰って来いって言われたし、はやく魔力を増やせる方で。」

 

魔「そうか、なら魔力草だな。」

 

魔理沙は棚から葉っぱの入った瓶を持ってきた。

 

魔「これが魔力草だ。魔法の森に生えてるから、たくさん摘んできてくれ。」

 

龍「わかった。」

 

そういって俺は魔理沙の家を出た。

 

〜1時間後〜

 

龍「ふい〜、結構採れたな。」

 

持ってきた袋いっぱいの魔力草が採れたな。

 

龍「そうだ!近くまで来たし、久しぶりに香霖堂によって行こう!」

 

〜少年移動中〜

 

霖「おっ、龍じゃないか。久しぶり。」

 

龍「久しぶりだな、こーりん。何か新しいものは仕入れてるか?」

 

霖「いろいろあるよ。それより、それは魔力草だろ?魔理沙のお使いか?」

 

霖「ん〜、まあそんなとこだな。俺にも少しばかり魔力があるみたいなんでね。魔理沙に魔法のことを教えてもらおうと思ってね。」

 

霖「ふーん。それで魔力をつけるためにそれを。」

 

龍「本当にこんなんで魔力増えんのかな?」

 

俺はそう言いながら、香霖堂を物色していた。

 

霖「魔法か…。あっそういえば、この前仕入れたやつに魔法っぽいやつあったな。」

 

こーりんはそういって奥の部屋へ入って行った。

 

その頃俺は便利なものを見つけた。

 

龍「これは、ひと昔前に流行ったスムージーを作るやつじゃないか。最近はこういうのもミキサー1つあれば要らないもんな。幻想入りしてたんだな。まだ使えそうだし、もらって帰ろう。」

 

こーりんが奥の部屋から出てきた。

 

霖「この前こんな本を仕入れたんだ。よくわかんないけど、なんか呪文とか載ってるし、使えるかな?」

 

龍「これは…ドラクエの本だ。」

 

幻想郷ではドラクエの呪文も使えるのかな?

 

霖「ドラクエ?それも外の世界の物か?」

 

龍「あぁ、外の世界のゲームだ。これはその設定をまとめた本のようだ。まあありがたくもらっていくよ。ついでにこれも買いたいんだか。」

 

俺はスムージーメーカーをこーりんに見せた。

 

霖「それか。僕は使ってないし、いいよ。あげるよ。」

 

龍「えっ!タダでいいのか?」

 

霖「ああ、その代わり、その魔力草を少し分けてくれ。それは薬にもなるんだ。ちょうど切れててね。」

 

龍「わかった。」

 

俺は集めたうちの2割ほどをこーりんにあげた。

 

霖「まいどあり。」

 

龍「じゃあそろそろ帰るか。またな。」

 

霖「またいつか。」

 

俺は香霖堂を出た。

 

そして、ドラクエの本を少し見てみた。

 

龍「ん?パルプンテか。何が起こるかわからない呪文か。ちょっと面白そうだな。使ってみるか!

パルプンテ!」

 

ピルピルピル

 

テレレッテッテッテー

 

レベルアップ音だ。

 

でもそんなに体力や力に変化はないな。

 

テレレッテッテッテー

 

テレレッテッテッテー

 

いつまで上がるんだ?

 

〜2分後〜

 

龍「20レベくらい上がったかな。MPだけ…。あといくつか呪文を覚えたな。」

 

MPの最大値は200まで上がり、メラ、ヒャド、イオ、バギ、デインの5つの呪文を覚えていた。

 

初めからパルプンテが使えたのは何でだろう?

 

あっ、でもパルプンテが消えてる!これはパルプンテの効果でパルプンテが消えたのか…

チート防止かな?

 

まあこれでいろんな属性の技が使えそうだ。早く魔理沙の家に帰ろう。

 

つづくかも…




俺も魔法使いたい…


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第17話 ベホマは甘え、ポーションはオーケー

魔法習得編とでもしとこう


龍「採って来たよー!」

 

魔「あれ?魔力増えてる?」

 

龍「ん?あぁ、いろいろあってな。あっ、これお土産。」

 

俺は魔理沙にスムージーメーカーとドラクエの本を見せた。

 

龍「これがあれば、魔力草も楽に摂れると思ってね。」

 

魔「そりゃいいな!こっちはなんだ?」

 

魔理沙は本をパラパラとめくった。

 

魔「見たところ呪文がいろいろ載ってるみたいだな。」

 

龍「その中のパルプンテってのを使ってみたら、魔力が増えていくつか呪文を覚えたんだよ。」

 

魔「へー、便利だな。私も使ってみよっかな。」

 

龍「あー、俺は運が良かったけど、その呪文はリスクが高すぎるんだ。やめといた方がいいよ。」

 

龍がうまいこといったのは主人公補正ってやつだね。

 

魔「ふーん、パルプンテ!」

 

えっ?

 

ドカーーーーーーン!!!

 

魔理沙の家の前に雷が落ちて来た。

 

龍「あっぶねぇ!もうちょいで直撃だったんじゃないか?」

 

魔「あー、2度と使わないようにするよ…」

 

パルプンテは誰でも使えるんだな、俺は使えなくなっちゃったけど…

 

魔「そういやどんな呪文を使えるようになったんだ?」

 

龍「じゃあ今からちょっと試してみようか。」

 

俺たちは外に出て呪文を試すことにした。

 

龍「じゃあいくぞ!メラ!」

 

俺の手から魔法陣が展開され、火の玉が放たれた。

 

魔「おお!炎系の呪文か!汎用性高いな。」

 

龍「そうだな。じゃあ次!ヒャド!」

 

今度は地面から魔法陣が展開され、氷の柱が現れた。

 

魔「今度は氷系か。」

 

龍「次!バギ!」

 

手から魔法陣が展開され、風の玉が放たれた。

 

龍「次!イオ!」

 

今度は魔法陣は展開されず、光の塊が現れ、それが爆発した。

 

魔「うわーー!びっくりした!」

 

龍「あっ、ごめん!次で最後だ。デイン!」

 

空中に魔法陣が展開され、小さな雷が放たれた。

 

魔「いろんな属性の魔法が使えるんだな。応用すれば、今までの技と組み合わせて使えそうだな。」

 

龍「例えば、火属性の霊撃波が打てたりとか?」

 

魔「そんな感じだな。」

 

上手く使えるようになれば戦術の幅が広がるな。

 

龍「じゃあコツコツと魔力を増やして行こう。」

 

魔「魔力草は苦いけど大丈夫か?」

 

龍「んー、スムージーにすれば大丈夫でしょ。」

 

魔「スムージー?何だそれ?」

 

幻想郷にはスムージーないんだった。

 

龍「じゃあ作ってみるか。」

 

俺は魔理沙に果物を用意してもらった。

 

龍「あっ!電源がねぇ!」

 

コンセントを探したが見つからなかった。

 

龍「あっ、デイン使えばいいか。

たしか電圧は100ボルトだから…」

 

魔「おーい、持ってきたぜ!」

 

魔理沙が戻ってきた。

 

龍「ありがとう。じゃあ果物と魔力草と、最後に水と氷を入れてと、デイン(弱)!」

 

ガガガガガ!

 

あーやっぱうるさいな。

 

〜1分後〜

 

龍「よし、こんなもんかな。」

 

俺はスムージーをコップに注いだ。

 

龍「どんな感じだろ?」

 

ゴクゴク

 

龍「普通にうまいな。魔理沙も飲むか?」

 

魔「いただくぜ。」

 

ゴクゴク

 

魔「うまい!これなら楽に魔力草を摂れるな。」

 

龍「電力があれば、これあげるんだか…」

 

魔「電力ならこいつでいいんだせ!」

 

魔理沙はミニ八卦炉を出した。

 

龍「これ電気も出せるんだ。便利だな。でも弱めにしろよ、壊れるから。」

 

魔「わかったぜ。」

 

龍「じゃあある程度の魔力がつくまでは、またいさせてもらうね。」

 

魔「おう!」

 

〜1週間後〜

 

魔「だいぶ魔力もついてきたな。多分もう不自由なく魔法をつかいこなせるだろ。」

 

この1週間で、いろいろ教えてもらった。ちゃんとした魔法陣の展開の仕方や呪文と技との応用技、魔力を使った空の飛び方も一応教わった。(多分使わないけどね)

 

あと、呪文はメラゾーマ、マヒャド、バギクロス、イオナズン、ライデインまで使えるようになったし、べホイミも覚えた。(ベホマだとチートになりかねんからね、あとべホイミも使用制限一日5回までとなっている。)

 

龍「ありがとな、魔理沙!あっ、スムージーメーカーはあげるよ。じゃあまたな!」

 

魔「ありがとな!」

 

俺は博麗神社に戻った。

 

つづくかも…

 




聖なるバリアミラーフォースとか使えたら便利だろうな


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第18話 お小遣いゲッター始めました

誰か感想書いてくれたりしないかなー(チラッ



龍「ただいま。」

 

霊「あら?もう終わったの?さすがね。」

 

龍「基本はな。あれ、チルノは?」

 

霊「なんか大ちゃんが心配してるからって言って帰ったわ。」

 

そういや大妖精にはまだ会ってないな

 

龍「そろそろ夏も終わりだし、ちょうど良かったな。ちょっとさみしいけど。」

 

霊「まあ、静かになって良かったじゃない。」

 

龍「冷房がわりなら俺もできるようになったし、来年の夏はチルノを連れてこなくても大丈夫だ。」

 

霊「そりゃ便利ね。」

 

ヒャドとバギを組み合わせれば冷たい風を出せるからな

 

霊「そろそろ食糧が底を尽きそうだから、人里にお使いに行ってくれない?」

 

そういや人里にはまだ言ったことないな。ちょうどいい機会だし行ってみるか!

 

龍「わかった。」

 

〜少年移動中〜

 

龍「空飛んで行ったら驚かれそうだし、この辺で降りとくか。」

 

俺は人里手前の森で降りた

 

ん?何か聞こえるな

 

慧音「…というわけで、答えは26だ。わかったか?」

 

子供たち「はーい!」

 

あれは寺子屋か

 

慧音「それじゃあ今日はここまで!寄り道しないでかえるんだぞ。」

 

子供たち「先生さようなら!」

 

今授業が終わったところか

 

ちょっと慧音に会ってこようかな

 

龍「どうも、上白沢慧音さん。」

 

慧音「あなたは?どこかでお会いしましたか?」

 

龍「最近幻想入りして来たんです。龍って言います。」

 

慧音「よろしく。幻想入りして来たのか、そりゃいろいろ大変だったでしょう。今はどこに住んでるんですか?」

 

龍「今は博麗神社に居候してます。今日はお使いで。」

 

慧音「大変ですね。人里には市場がありますから、そこに行けばいいでしょう。」

 

霊夢から貰ったメモには、米、魚、野菜、塩、砂糖、醤油、あとは酒と書かれていた。その市場に行けば全部揃いそうだ。

 

龍「ありがとう!じゃあまた。」

 

慧音「では。」

 

慧音は仕事の続きに戻り、俺は市場へ向かった。

 

龍「よし、市場行ってみるか!」

 

俺は道沿いに歩いていくと、町が見えてきた。見た目は京都にある映画村みたいな感じだな。行ったことないけど。

 

龍「ん?これは?」

 

俺は腕相撲大会と書かれた張り紙を見つけた

 

龍「腕相撲大会?」

 

村人A「兄ちゃん知らないのかい?力自慢が集まるみたいだぜ。賞金も出るみたいだしな。」

 

よくみると優勝者には賞金1万円って書いてるな

 

龍「面白そうだな、俺も参加しようかね。」

 

村人A「出るのか、頑張れよ!」

 

村人Aはそう言って去って行った

 

そして大会は始まった

 

一回戦

 

強村人α(強そうな村人ってことね)「そんな細い腕で俺に勝てるのか?これは賞金いただきだな。」

 

龍「お前こそ、腕で折るなよ。」

 

審判「用意、始め!!」

 

龍「おらぁ!!」

 

こっちはいつも修行してんだよ、そう簡単には負けんよ

 

強村人A「痛ってーーー!」

 

龍「大丈夫か?だから言っただろ?」

 

強村人A「兄ちゃん見かけによらず強いな。」

 

龍「いつも鍛えてるからね。この調子で、がんばろ。」

 

二回戦

 

龍「おらぁ!」

 

三回戦

 

龍「おらぁ!」

 

いろいろあって決勝戦

 

龍「さぁて、決勝の相手は誰だ?」

 

美鈴「私です。」

 

龍「美鈴か、久しぶりだな。戦うのは初めてだな。」

 

やべぇーー!絶対強いだろ!これはちょっと力を解放するか

 

審判「二人とも準備は?」

 

龍「いつでも。」

 

美鈴「同じく。」

 

審判「よし、用意、始め!!!」

 

龍「うおりゃーー!!!」

 

美鈴「ぐっ!なかなかやりますね、ですが…」

 

龍「まじかよ!!」

 

腕が押し返される!どんだけ力強いんだよ!

 

もうちょっと力を解放しないと勝てないかもな

 

龍「うおおおおおお!!」

 

美鈴「!!力が増した?!でも負けませんよ!はああああ!!」

 

〜1分後〜

 

龍「そろそろ諦めたらどうだ?」

 

美鈴「そちらこそ!!」

 

そろそろ限界だな

 

一瞬だけすべての力を解放だ!

 

龍「おらぁぁぁぁーー!!」

 

ダン!!!

 

美鈴の手が机についた

 

龍「しゃーーーー!!」

 

美鈴「負けた…。やっぱり強いですね。」

 

龍「美鈴もすげーよ。力を解放しないと勝てないんだから。今度修行してもらおうかな。」

 

美鈴「いつでもいいですよ。」

 

美鈴は紅魔館へ帰って行った

 

審判「優勝者に賞金1万円です。」

 

龍「ありがとう!」

 

賞金も貰ったし、お使いに戻ろう

 

つづくかも…

 

 

 




めーりんはサボリです。


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第19話 理系だからって地理を選択するとは限らない

でもうぷ主は地理選択者です


市場を回ってメモの通りのものを買った。米が俵だとは思わなかったけど…

 

龍「流石に重たいな。どっかで休憩するか。」

 

俺は団子屋に寄った。

 

店員「みたらし団子とお茶ね。」

 

龍「ありがとう。」

 

やっぱ、団子といえばみたらし団子に限るね。

 

龍「あっ、店員さん、この辺で暇つぶしできそうな所ない?」

 

店員「暇つぶしですか…、鈴奈庵に行ってみては?あそこには本がたくさんありますし。」

 

鈴奈庵か、忘れてた。それじゃあ小鈴ちゃんにも会えるのか。

 

龍「ありがとね。お代ここにおいとくよ。」

 

店員「毎度あり。」

 

毎度ありって始めて行った時にも言われるよね。

 

俺は米俵を背負って出発した。

 

他の荷物は幻想入りした時にそのまま持ってきたリュックサックに入れている。もちろんビニール袋に入れてね。

 

しばらく歩くと、

 

龍「あっ、あれかな?」

 

鈴奈庵についた。

 

龍「やってるかい?」

 

小鈴「やってますけど…、ここは居酒屋じゃないんですけど。」

 

あれが小鈴ちゃんか。

 

まだ原作の鈴奈庵から3,4年前だから、まだちょっと幼い感じだな。原作でも幼いけど。

 

龍「わかってるよ。のれんを掛けてたから一回やってみたかったんだよ。」

 

小鈴「はぁ、そうですか。それで用件はなんですか?」

 

用件っていっても特にないんだよな。外の世界の本って置いてるのかな?

 

龍「外の世界の本とか置いてる?」

 

小鈴「外の世界に興味あるんですか!?」

 

龍「興味あるもなにも、俺は外の世界から来たんだけど。」

 

……

 

何だこの間は。

 

小鈴「えーーーー!?外の世界の人ーーーー!?」

 

龍「そんな驚くことか?」

 

小鈴「外の世界の本は読んだことあるけど、外の世界の人に会うのは初めてだから!」

 

龍「俺が小鈴ちゃんの初めて貰っちゃった?」

 

 

小鈴「意味深なこと言わないでください。そんなことより、聞きたいことが沢山あるんです!」

 

龍「俺も何でも知ってる訳じゃないから、知ってる範囲なら答えよう。」

 

小鈴「じゃあ何から聞こうかなー!」

 

あー、何か嫌な予感がするなー。

 

〜3時間後〜

 

龍「…もういい?」

 

まさか3時間も話し続けるとは思ってなかった…

 

小鈴「はい!いろいろと外の世界のことがわかりました!でも何でも知ってる訳じゃないんですね。」

 

龍「みんなそんなもんだって。」

 

って早苗さんが言ってた。

 

龍「あ、そうだ。外の世界の歴史が書かれた本があるけど欲しい?」

 

小鈴「えっ!本当ですか!ぜひお願いします。」

 

龍「ちょっと待ってて、すぐ持ってくるから。」

 

まあ世界史の教科書なんだけどね。こう見えても、理系のくせに世界史とってたんだよ。ついでに買ったものも持って帰ろう。

 

俺は空を飛んだ。

 

小鈴「飛んだ〜〜!?人間だと思ってんだけどなぁ…」

 

〜数分後〜

 

霊「おかえり。ありがとね、って聞いてんの?」

 

俺は自分の部屋の引き出しを探した。

 

龍「ああ、ただいま。確かこの辺に…、あった!」

 

霊「何してんの?」

 

龍「ちょっと鈴奈庵に本を寄付しようと思ってね。」

 

霊「小鈴ちゃんのところに行ったの?あの子も変わってるわね。」

 

龍「どういうことだよ!俺が変な人ってことか!」

 

霊「まあ、そうだね。」

 

龍「そこは否定してよ!…まあいいや、行ってくる。」

 

霊「夕飯までには帰ってきてよ。」

 

つづくかも…

 




小鈴ちゃん登場です!



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第20話 湯気さん仕事してないです、って文字だけならなんとでも言える

おっふろおっふろ


龍「アイルビーバーック!!持ってきたよ。」

 

俺は教科書を小鈴ちゃんに渡した

 

小鈴「ありがとうございます!それはそうと、お兄さん、本当に人間?」

 

えっ?何か疑われるようなことしたっけ?

 

龍「人間だけど…、何で?」

 

小鈴「空飛んでたから。」

 

見られたか、仕方ないか。

 

龍「それは俺の能力のおかげだね。」

 

小鈴「能力?」

 

龍「適応する程度の能力だ。この世界には空を飛べる人がいないわけじゃないだろ?俺は人が空を飛べるこの世界に適応したんだ。」

 

小鈴「面白い能力ですね。私も何か能力欲しいなぁ。」

 

まだ能力は目覚めてないのか。

 

龍「いつか能力が目覚めるといいね。」

 

小鈴「そうですね。いろんな言葉がわかる能力とか私に合いそうですけどね。」

 

この子勘が鋭いな、確か原作ではそんな能力だった気がする

 

龍「じゃあ俺は帰るね。またいつか。」

 

小鈴「また来てくださいね。」

 

俺は神社にもどった。

 

霊「おかえり。小鈴ちゃん喜んでた?」

 

龍「すげー笑顔だったよ。」

 

霊「そりゃよかった。ご飯出来てるから、さっさと食べなさい。」

 

今日のご飯は、買って来たばかりのサンマの塩焼きだ。うまそう。

 

龍「いっただっきまーす!」

 

サンマの骨を綺麗に取る方法ってあるじゃん?

 

なぜか覚えてんだよね。

 

俺はサンマの骨をするっと取った。

 

霊「なにそれ!すごっ!」

 

龍「へっへっへ〜、すごいだろ。」

 

霊「私にも教えてよ。」

 

龍「まずは、全体を箸で挟んでほぐす。」

 

霊「こんな感じ?」

 

龍「そうそう。で、次に尻尾を取る。」

 

霊「取ったわ。」

 

龍「で、頭からゆっくり引っこ抜けばオーケーだ。」

 

霊「お〜、出来たわ。これは気持ちいいわね。」

 

龍「じゃあ改めていただきます!」

 

俺はサンマを一口食べた。

 

龍「うまい!!」

 

米が進む!でもおろしポン酢がないのが残念だな。

 

〜数分後〜

 

龍「ごちそうさま!」

 

霊「はやっ!」

 

龍「霊夢のご飯は美味しいからね。」

 

霊「照れるわね。」

 

龍「じゃあ先に風呂入ってくるね。」

 

霊「わかった。」

 

そういや一回も風呂の説明してなかったな。

 

神社の風呂はヒノキの桶みたいなやつだね。わかる人にはわかるけど、波平さんがぶっ壊した、磯野家初代の風呂に似てて、それを少し幅広くした感じ。

 

もちろん焚き火で沸かすタイプだ。

 

龍「メラ!そしてバギ!よし、沸いた!これで入れるかな!」

 

俺は脱衣所で服を脱いだ。

 

龍「霊夢も待ってるし、はよ入ろっと。」

 

ガラガラ

 

龍「……」

 

霊「……」

 

霊夢が入っていた…

 

龍「何で俺が先に入るっつったのに霊夢が入ってんだよーーー!!!!」

 

と言いつつとっさにタオルで前を隠した。

 

霊「いやね、たまには一緒に入ってあげようかしらと思ってね。嫌だった?」

 

龍「ありがとうございます!!」

 

俺が無意識の間に取っていたのは、土下座のポーズだった。

 

龍「じゃあ早速!」

 

2人くらいなら余裕で入れるので、肌と肌が触れ合う的なエロ…乙女ゲー的な展開にはならなかった。

 

龍「あ、流石にタオル巻いてんだね。」

 

おっぱい見れると思ったのに…

 

霊「そりゃそうでしょ!いくら龍が相手でも恥ずかしいわよ!そういうあんたもちゃんと隠してるじゃない。」

 

龍「だって俺の小さいし…」

 

同情してくれてもいいのよ…

 

霊「あ、ごめん。」

 

俺は風呂から上がった。

 

龍「先に洗うね。」

 

霊「背中洗ってあげようか?」

 

龍「ありがとうございます!」

 

俺が無意(ry

 

カコーーン(お風呂シーンの切り替えとかでよく聞く音だけど、何の音なんだろ?風呂桶を置く音かな?)

 

ゴシゴシ

 

龍「何で今日はそんなに優しいんだ?」

 

霊「ん〜、今日は買い物行ってくれたからかな。」

 

龍「えっ、そんだけ?」

 

霊「あと、日頃の感謝かな。」

 

龍「ふーん、もしかして、俺のこと好きなの?」

 

霊「そうね、嫌いじゃないわ。」

 

龍「まじで!じゃあ今夜寝込みを襲いに行ってもいい?」

 

パシーーン!!

 

霊「ばか、友達としてよ。」

 

龍「ラブじゃなくてライクですか…。」

 

霊「まあ、添い寝くらいならいいわよ。」

 

龍「やった!」

 

これで寝込みを襲え…

 

霊「結界張るけどね。」

 

龍「畜生…」

 

霊「声に出てるわよ。」

 

龍「いつか霊夢とにゃんにゃんするような展開にならないかな?」

 

霊「ないでしょうね、作者の表現力の問題上。」

 

龍「もっと頑張れよシュガー!」

 

あっ、すみません。…何で名前知ってんだよ!

 

龍「そりゃ、お前が書いてんだからな。」

 

メタいこというなよ!

 

龍「いいじゃん、メタ発言くらい!」

 

じゃあ罰として、お風呂(サービス)シーンおしまい!

 

龍「えっ!ちょっ、待っ…」

 

〜1時間後〜

 

龍「くそー、余計なこと言わなきゃ、俺も霊夢のおっぱいとか洗えたのに…」

 

霊「いや、その考えはおかしい。」

 

龍「なんか疲れたし、寝るか。」

 

霊「そうね、お休み。」

 

龍「おう、お休み。」

 

霊「そうだ、シュガー。」

 

あっ、何でしょうか?

 

霊「念のため龍が襲ってこないように、私の寝室に龍だけ入れない壁を作っといて。」

 

了解しました。はい、出来た。

 

龍「はや!本当に余計なこと言わなきゃよかった…」

 

こうして龍は一生童貞なのでした。ちゃんちゃん。

 

龍「変なナレーション付けんな!」

 

つづくかも…

 

 

 




作者がストーリーに関わることもあるよね


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第21話 他人にも干渉出来る能力ってつおい

受験近いんだよ。


いろんなイベントがあり月日は流れ、冬。

 

霊「寒くなってきたわね。」

 

龍「ソーダネー。」

 

霊「あんた能力使ってるわね。」

 

龍「あ、ばれた?俺寒いの苦手だったんだよ。こっちに来て能力に目覚めたおかげで寒さを気にしないで良くなったからね。」

 

霊「その能力、他の人には使えないの?」

 

龍「出来るよ。」

 

霊「…え?」

 

龍「出来るよ。」

 

霊「…もっと早く言えよーーー!!!」

 

龍「ごめんね。でも他の人に使うの結構疲れるんだよ。それに大した効力もないし。」

 

温度に適応するくらいなら10時間くらいならいけそうだな、でも全開となると1時間程度かな。

 

霊「じゃあ寒いのだけでも何とかしてよ。」

 

龍「わかったよ…。」

 

俺は霊夢に手のひらを向けた。

 

龍「これでどう?」

 

霊「おーー!すごい!寒くない!あんたいつもこんな風に感じてるんだね。」

 

龍「一応言っとくけど、夜になったら切れるから、覚えといてね。」

 

霊「わかったわ。じゃあ家事頼むわね。ちょっと出かけてくる。」

 

龍「いってらー。はぁ、大丈夫かね。さてと、洗濯から始めるか。」

 

ピンポンパンポーン

 

ここからは、霊夢視点で話が進みます。テキオー灯…じゃなくて、龍の能力を使った霊夢は何をするんでしょうね。

 

魔理沙の家に向かってるみたいだね。自慢でもしに行くのかな?のび太思考だなぁ。

 

霊「そんなんじゃないわよ。」

 

あ、聞こえてました?

 

霊「聞こえてるわよ、それに魔理沙の家に行くんじゃなくて、里の人にいたずら妖精の退治を頼まれたのよ。」

 

なるほど、頑張ってね!

 

霊「結構遠いから、その妖精のアジトまで進めてくれる?」

 

わかりました。

 

いきますよ?

 

そんなこんなで、霊夢は三妖精が住んでいる、大木の前にたどり着いた。

 

そこに住んでいるのは、サニーミルク、ルナチャイルド、スターサファイアの3人(匹?)だ。

 

スター「誰か来たみたいよ。気配がするわ。」

 

サニー「誰だろ?ちょっと見てくる。」

 

ルナ「音は消しとくから、ちゃんと姿を隠しなよ。」

 

この妖精達は光の三妖精と呼ばれていて、たびたびいたずらをしているのらしい。

 

それでしびれを切らした人里の人達が霊夢に退治を依頼したってわけだね。

 

サニー「あれかな?」

 

サニーミルクは大木に近づいて来る人影を見つけた。

 

サニー「あっ!博麗の巫女だ!いたずらしてたのがばれたんだ!」

 

サニーミルクは急いで部屋に戻った。

 

ルナ「誰だった?」

 

サニー「博麗の巫女だった!捕まる前に逃げないと!」

 

スター「こういう時こそ、2人の能力の見せ所ね。」

 

サニー「2人とも、私の近くにいてよ。」

 

サニーミルクの能力は光を屈折させることで姿を隠すことができるのだ。

 

サニー「2人ともいるわね。よし、いくよ!」

 

三妖精が大木から飛び出した瞬間

 

霊「あんたら待ちなさいよ!」

 

霊夢の投げたお札が三妖精に命中した!

 

それと同時にサニーミルクの能力も切れ、丸見えになった。

 

サニー「なんで見えるの!?」

 

スター「それはわからないけど、早く逃げるわよ!」

 

霊夢は三妖精の前に回り込んだ。

 

霊「またいたずらしたでしょ!」

 

ゲンコツを一発ずつ食らわせた。

 

三妖精「ごめんなさい…」

 

霊「もう、次は無いと思いなさいよ。」

 

三妖精はとぼとぼアジトに帰って行った。

 

龍に感謝しないとね。

 

霊「そうね、あいつの能力のおかげで妖精達が見えたわけだし。」

 

適応する程度の能力のおかげで、目が慣れて光の歪みが見えたみたいだ。

 

霊「さてと、仕事も終わったし、帰ろうかな。」

 

霊夢は神社に帰ったら。

 

霊「ただいま…、ん?コタツが出してある。しかも寝てるし。」

 

龍「ふぁ〜〜…、あ、おかえり。寒かったからコタツだしといたよ。コタツもいいもんだね。」

 

霊「いや、あんたは大丈夫でしょ。」

 

龍「俺は大丈夫だけど、霊夢が寒そうだったからさ。」

 

霊「…ありがと。」

 

龍「いえいえ、じゃあまた寝るから…。」

 

霊「ご飯出来たら起こすわね。」

 

龍「お願い…。zzz。」

 

霊「はやっ!まあいいや。さてと、今日は何にしよっかな。」

 

今日の霊夢はなんだか嬉しそうだった。

 

しばらくして…

 

霊「さむっ!」

 

いつもならコートを着ている霊夢だが、龍の能力で寒さを感じなかったから、忘れてたみたいだ。

 

霊「ふー、コタツってやっぱりいいわね。」

 

龍「もうご飯出来た?」

 

霊「出来てるわよ、私コタツから出たくないから持ってきて。」

 

龍「はいはい。今日のご飯はなんだろう?」

 

とある冬の1日でした。

 

つづくかも…

 

 

 

 




コタツ is GOD


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第22話 クリスマスパーティにくるやつににろくなやつはいない

そろそろクリスマスだね。

私はクリボッチです。


龍「なあ、霊夢。」

 

霊「なに?」

 

龍「クリスマスって知ってる?」

 

霊「何それ?」

 

龍「いや、外の世界のイベントみたいなもんなんだけどね、こっちにもあるのかな〜、って思ってねら。」

 

霊「ふーん、そういえば、紅魔館のやつらがパーティするから来てねって言ってたわ。」

 

龍「多分それ、クリスマスパーティだよ。」

 

霊「そうなの?よくわかんないけど。夜からって言ってたけど、行く?」

 

龍「そりゃあ、もちろん行くよ。咲夜の洋食美味いしね。」

 

と言うわけで、龍と霊夢は紅魔館のクリスマスパーティに行くことにした。

 

龍「シュガー!」

 

ん?

 

龍「そこまで、時間進めて。」

 

わかったよ。

 

そして夜になった。

 

龍「おじゃましまーす!」

 

レミ「あら、龍も来てくれたのね。」

 

フラン「わーい、龍だー!また遊ぼうよー!」

 

龍「それはまた今度な。今日はパーティなんだから。」

 

みんなは席についた。

 

魔「で、料理はどこなんだ?」

 

魔理沙も誘われてたみたいだ。

 

レミ「今咲夜が作ってるわ。」

 

咲夜さんもたいへんだな。

 

カチッ!

 

龍「あれっ?みんなが止まってる。そっか、咲夜が時間を止めたのか。ちょっと様子をみてこようかな。」

 

俺は厨房に向かった。

 

龍「よう!元気にしてたか?」

 

咲「誰かと思ったら、龍か。能力使ってたのね。」

 

咲夜さんは時間を止めて、料理の時間を短縮してるみたいだ。

 

龍「何か手伝おうか?」

 

咲「いや、あとは盛り付けだけだから、それが終わったら運ぶの手伝ってくれる?」

 

龍「お安い御用だ!」

 

咲「ついでに頼みたいんだけど…。」

 

龍「なんだ?」

 

〜少女説明中〜

 

龍「わかった。じゃあそれはパーティが終わってからだな。あとでお前の部屋に行ったらいいか?」

 

咲「それでいいわ。じゃあこの事はまた後で。」

 

俺と咲夜で料理を運んだ。

 

咲「あとはテーブルのキャンドルに火をつけるだけね。」

 

龍「あ、それは俺がやるよ。」

 

咲「ありがとう。はい、マッチ。」

 

龍「いや、大丈夫だ。メラ!」

 

すべてのキャンドルに火がついた。

 

龍「よし!うまく出来た。」

 

咲「あなた、魔法も使えるようになったのね。」

 

龍「まあね。」

 

咲「そろそろ時間を動かすわよ。」

 

龍「わかった。席に戻るよ。」

 

そして時は動き出す。

 

みんなが動き始めた。

 

魔「おっ!いつの間にか料理が出来てるぜ!」

 

レミ「じゃあそろそろ始めましょうかね。」

 

龍「クラッカーとかないの?」

 

霊「何それ?」

 

咲「ちゃんと用意してますよ。」

 

よく幻想郷にあったな。元々紅魔館においてたのかな?

 

俺は霊夢と魔理沙に使い方を説明した。

 

龍「それじゃあ、メリークリスマース!!!」

 

一同「メリークリスマース!!」

 

パーーーン!

 

レミ「さあ、好きに食べていいわよ。」

 

魔「それじゃあ何から食べよっかなー。」

 

龍「俺、鳥の丸焼きって初めて食べるな。」

 

霊「あんたらは何食べてるの?」

 

フラン「そりゃあ、『ピー』よ。」

 

龍「吸血鬼ってやっぱり『ピー』食べるんだな。」

 

霊「さっきから何ピーピー言ってんのよ。」

 

フラン「いや、人にk…」

 

霊「もういい、わかったわ。」

 

魔「そうだ、パチュリー、クリスマスプレゼントだぜ。」

 

魔理沙は大きな包みをパチュリーに渡した。

 

パ「あ、ありがとう…。って、これ、私の本じゃない!」

 

ちゃんと期限守ってるみたいだ。

 

しばらくディナーを楽しんだ。

 

そして、お待ちかねのデザートタイム!

 

咲「はい、いちごのショートケーキでございます。」

 

龍「おー!美味しそう!」

 

霊「ケーキなんて、ほとんど食べないから嬉しいわね。」

 

ちなみに、俺(作者)は、チーズケーキが好きです。

 

咲「みんな紅茶でよろしいですか?」

 

龍「あ、俺ミルクティーで。」

 

魔「私はアップルティーにするぜ。」

 

フラン「私、レモンティー!」

 

咲「お待たせしました。」

 

はやっ!時間停止って、やっぱり便利だな。

 

龍「んじゃ、いただきます!」

 

俺はショートケーキをほおばった。

 

龍「うまっしゃーー!!!」

 

霊「なかなかいけるわね。」

 

魔「今度レシピ教えてくれ!」

 

咲「いいわよ。」

 

そんなこんなで、パーティも終わりを迎えた。

 

レミ「そろそろお開きにしましょうか。」

 

魔「そうだな。もう子供は寝る時間だしな。」

 

魔理沙はフランの方を見て言った。

 

フラン「私子供じゃないもん!こう見えても495才よ!」

 

龍「でも、早く寝ないとサンタさん来ないかもよ?」

 

フラン「えっ!じゃあもう寝る!」

 

フランは走って自分の部屋に戻った。

 

まだこの辺は子供なんだな。

 

霊「じゃあ私達は帰るわね。」

 

魔「じゃあな!」

 

龍「俺はちょっと用があるから先に帰っててくれ。」

 

霊「わかった。」

 

そして、二人は帰って行った。

 

つづくかも…

 

 

 




パーティとか呼ばれてみたいよ


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第23話 クリスマスプレゼントでぬいぐるみが許されるのは7才まで

年明けてもーた。

ストック作ってたらクリスマス終わってた。

あ、大学受かったぜ。やったね(^_^)


俺は今、咲夜さんの部屋にいる。

 

サンタ服で…

 

龍「いやー、サイズぴったりだわ。いつ測ったんだろ?」

 

咲「2分前。」

 

龍「そ、そーなんだ…」

 

何でサンタ服かっていうと、料理を準備してる時に約束したんだよね。

 

紅魔館では、毎年咲夜さんがサンタ役をしてるらしいが、今回は俺が引き受けたってわけだ。

 

咲夜さんのサンタコスもみたかったけどなぁー。

 

咲「そんなこと考えてないで、話を聞きなさい!」

 

龍「読心術だと…、貴様、やりおるな。」

 

咲「うるさい。」

 

ボカッ!

 

龍「グーはないだろ!グーは!攻めてパーで…」

 

咲「じゃあはい。」

 

パシーン!

 

龍「ビンタじゃないよ!もういいよ!で、フランちゃんの部屋にこのプレゼント箱を置いてくればいいんだね。」

 

咲「そう。絶対に起こさないようにね。」

 

龍「わかってる。能力で空間に溶け込んでみるよ。」

 

咲「そんなことできるの?」

 

龍「空間に適応すれば、ほら。」

 

咲「本当だ!気配が消えた!」

 

便利な能力だよね。

 

適応する程度の能力だからいろいろと、こじつけが…じゃなくて、応用が聞きやすいんだよ!

 

龍「じゃあそろそろ行ってくるよ。」

 

咲「頼んだわよ。死なない程度にね(小声)。」

 

龍「最後ちょっと聞こえなかったんだけど。」

 

咲「いや、何でもないわ。」

 

龍「じゃあ今度こそ行ってくる。」

 

龍は気配を消した。

 

 

龍「さてと、この階段だっけな?起こさないように、静かに降りよう。」

 

気配は消せても、音まではきえないからね。

 

階段を降りて行くと、扉が見えてきた。

 

龍「あれがフランちゃんの部屋かな?ずいぶんと厳重な扉だな。」

 

フランは能力のせいで、495年間ずっと部屋に閉じこもっていたらしい。

 

でも、最近は少しずつだが、外に出るようになってきたみたいだ。

 

ガチャリ

 

龍「お邪魔しま〜す。」

 

フランちゃんの寝息が聞こえる。

 

ちゃんと寝てるみたいだ。

 

龍「ここにプレゼント箱を置いてっと。メリースリスm…」

 

龍はとっさにしゃがんだ!

 

弾幕が飛んで来たのだ!

 

龍「えっ!起きてる⁉」

 

フラン「ふっふっふ、今年こそサンタさんを捕まえてやるわ!」

 

龍「ちょっと待てよ!そんなの聞いてないぞ!?」

 

龍はとりあえず逃げた!

 

フラン「あっ!逃げるなー!」

 

フランは龍を追いかけた。

 

龍「なんで気配を消してたのに、ばれたんだよ!察知能力ハンパねー!そんなことより、何かいいアイデアはないか!?」

 

龍は逃げながら考えた。

 

ここは俺が教えてあげよう!

 

龍「なんだよシュガー!なんかあんのかよ!」

 

現実ならできないが、この世界なら出来ること、首トンだ!!

 

龍「なるほど!ってそんなの出来るか!」

 

フラン「あはははー!待てー!」

 

龍「ちょ!レヴァ剣かまえてんだけどー!」

 

よし、じゃあ展開的に首トンが成功するようにしてあげるから、高速移動で後ろに回り込め!

 

龍「しゃーない!やってやるよ!」

 

龍は逃げて来た道を戻ってフランと対面した。

 

フラン「そろそろ捕まる気になったの?」

 

龍「いや、そろそろ眠る時間だ…ろ!」

 

龍は高速移動でフランの後ろに回り込んだ!

 

龍「くらえ!」

 

龍は手刀でうなじを狙った!

 

だがしかし!

 

フラン「甘いわ!それは分身よ!」

 

フランはレーヴァティンを振り下ろした!

 

しかし、龍の姿は消えてしまった。

 

フラン「なに!?消えた!?」

 

龍「ふっ、それは残像だ。」

 

とん!

 

フラン「ふにゃあ。」

 

フランは気絶した。

 

龍「なんとか上手くいったな。」

 

展開的にな。

 

龍はフランをベッドに運んだ。

 

龍「ふいー。なんか疲れたな。プレゼントも置いたし、フランちゃんも寝たし、咲夜の所に戻ろう。」

 

龍は咲夜さんの部屋に戻った。

 

咲「置いてきてくれた?」

 

龍「置いてきたけど…、死ぬかと思ったよ!!」

 

咲「気配消してたんじゃなかったの?」

 

龍「そうなんだけど、なんかばれた。」

 

咲「まあ、生きてて良かったね。」

 

龍「軽いな…。まあいいや、疲れたからもう帰るね。」

 

咲「ちょっと待って。」

 

咲夜さんは龍を呼び止めると、プレゼント箱を持ってきた。

 

咲「はい、プレゼント、今日のお礼よ。」

 

龍「ありがとう!開けていい?」

 

咲「いいわよ。」

 

龍が箱をあけると、マフラーと手袋が入っていた。

 

龍「おー!これ手編み!?すげー嬉しい!ありがとう!」

 

咲「どういたしまして。」

 

龍は早速マフラーと手袋をつけてみた。

 

龍「あったけーな。」

 

咲「似合ってるわよ。」

 

龍「ありがとう!じゃあそろそろ帰るね。」

 

咲「うん、今日は楽しかったわ。ありがとう。」

 

龍は神社へと飛んで行った。

 

つづくかも…

 




あ、クリスマスプレゼントは1諭吉でした。


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第24話 幻想入りもいいけど、現代入りも好きだ

まだ、妖々夢にならねぇ(ー ー;)

適当に話を考えるからちゃんと収めるために時間がかかる


クリスマスも終わり、そろそろ大晦日だね。

 

大晦日と神社といえば、初詣!

 

龍「初詣の準備とかしなくていいの?」

 

龍は霊夢に言った。

 

霊「しないわよ、誰も来ないし。里の神社にみんな行くのよ。」

 

龍「ふーん、そうなんだ。参拝客を呼び込めば、屋台とか賽銭とかで稼げるんだけどなぁ。」

 

霊「何から始めましょうか!」

 

目がしいたけになってる!

 

お金が絡むとやる気になるんだから。

 

龍「んーっと、そうだね…、紫見てるか?」

 

紫「呼んだかしら?」

 

龍「本当に見てたんかい!…まあいいや、ちょっと外の世界に帰ってくるから、スキマを借りたいんだけど。」

 

霊「えっ!帰るの?」

 

龍「うん、ちょっと屋台のための食材とか買ってくるよ。」

 

霊「ああ、そういうことね。」

 

紫「わかったわ。これでいいかしら?」

 

紫がくれたのは指輪だった。

 

龍「何これ?結婚指輪?」

 

紫「ちがうわよ!その指輪に霊力でも魔力でもいいから込めて縦に降ると、スキマを展開出来るわ。あと展開する先を思い浮かべないと、展開できないから。」

 

龍「すごいな!どこでもドア的なやつだね!」

 

紫「ちょっとよくわかんないけど、それで外の世界に行けるわ。見つからないように使ってね。」

 

龍「わかってるって!」

 

龍は少し興奮気味だった。

 

紫「じゃあ、私は帰るわね。」

 

龍「おう、ありがとう!」

 

紫はスキマの中に消えた。

 

霊「いつ頃帰ってくるの?」

 

龍「そうだね…、30日までには帰るよ。あ、それまでに屋台の手伝いをしてくれる人を探しといて。あと、人里にチラシを貼っておいてくれる?チラシは作ったらスキマで送るから。」

 

霊「わかったわ。じゃあ気を付けてね。」

 

龍「おう、行ってくるよ。」

 

龍は指輪を人差し指につけて、自分のマンションの部屋を思い浮かべて腕を振り下ろした。

 

すると、ファスナーを開けるようにスキマが開いた。

 

龍はスキマの中に入った。

 

龍「すげー!ちゃんと俺の部屋についた!」

 

龍は大学に近いマンションに暮らしていた。

 

龍「さてと、まずはマンションの解約をして、あと、大学もやめよう。」

 

龍はまず、家具を神社に送ることにした。

 

といっても、家具家電付きのマンションだったので、大きいものはタンスと食器棚と机ぐらいなもんだった。

 

龍「テレビは売るか。幻想郷じゃ見れないし。」

 

龍はいらない家具や道具を質屋に持って行った。

 

あと、退学届も出しておいた。遠くの国に行くってことで。

 

そして家に戻ってきた。

 

龍「うし!スキマを開いてっと、机を入れて、タンスを入れてっと。」

 

ほとんどの家具は神社に運んだが、割れやすい物が入った食器棚がのこった。

 

龍「食器棚は1人じゃ厳しいな、食器が割れるかもしんないし。そうだ!霊夢を呼ぼう!」

 

龍は事情を説明して、霊夢に来てもらった。

 

霊「へー。ここが外の世界か。幻想郷とは全然違うわね。」

 

霊夢は窓の外を見ながら言った。

 

龍「あとで買い物にでも行く?」

 

霊「えっ!いいの?」

 

龍「これを運び終わったらな。そっち側持って。」

 

霊「ていうか、私がこれを持って浮けばいいんじゃないの?」

 

龍「それもそうだね!霊夢の能力を忘れてたよ。」

 

霊夢の能力は【ありとあらゆるものから浮く程度の能力】だ。

 

食器棚ごと浮かべばいいだけの話だ。

 

そんなこんなで家具や道具を運び終わった。

 

龍「買い物に行くけど、その前に服を着替えようか。」

 

霊「なんで?」

 

龍「いや、街中で巫女服とか目立つから。ていうか、それは巫女服なのか?」

 

霊「でも私、これしか服持ってないわよ。」

 

龍「じゃあ俺のパーカーとジーパンでいいか?」

 

霊「よくわかんないけど、それでいいわ。」

 

霊夢には神社で着替えてもらった。

 

龍「ん?これってスキマで覗けるんじゃないか?」

 

その時、紫が背後から肩をつかんで来た。

 

紫「そんなことに使っちゃダメよ。」

 

龍「はいぃ!すいませんでしたぁ!」

 

まさにThis is Japanese DOGEZA.の状態だった。

 

龍「終わった?」

 

霊「ちょっと大きいわね。」

 

龍「まあ、俺の方が背が高いからね。じゃあ行こうか。」

 

俺と霊夢はショッピングモールに向かった。

 

つづくかも…




パーカーの霊夢とか絶対かわいい


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第25話 小銭って微妙に足りない時あるよね。

逆に小銭すら入ってない時もある

その時に5000円札を出すのってすげー申し訳ない


ショッピングモールについた。

 

道中いろんなことがあって大変だったよ。

 

霊夢が空を飛びそうになったりとか、霊夢の見たことない物ばかりだから騒ぎまくったりとか、信号無視しかけたりとか…

 

龍「まずは、屋台の食材を買いに行くか。」

 

お金は貯金と、さっき質屋でもらったお金がある。

 

霊「そういえば、屋台はなにをするの?」

 

龍「そうだね、焼きそばとか、焼き鳥とか、たこ焼きとか?あと、たい焼きとか良さそうじゃない?」

 

霊「そうね、焼き鳥なら妹紅に頼めばいいし、って、龍は妹紅には会ったことないわね。(たこ焼きってなんだろ?)」

 

龍「そうだね、今度紹介してね。」

 

霊「わかったわ。」

 

龍「焼きそばをするなら、まずは麺からだな。」

 

2人は食品売り場に向かった。

 

龍「とりあえず、この中華麺1箱買っとくか、あとソースも10本くらい。」

 

龍はカートに中華麺の箱とソースを乗せた。

 

霊「買いすぎじゃない?そんなに神社に人が来るかしら?」

 

龍「大は小を兼ねるって言うしね。余ったら、うちのご飯になるし。あとはベーコン、玉ねぎ、キャベツ、かつお節とかかな。あ、マヨネーズ忘れてたわ。」

 

いろんな具材をカートに乗せた。

 

龍「次は、たこ焼き用の粉とかかな。」

 

粉物売り場に向かった。

 

霊「そういえばたこ焼きって何?」

 

龍「幻想郷にはたこ焼きないの?」

 

霊「たい焼きならあるけど。タコの形してるの?」

 

龍「いや、タコが入ってるだけ。けど、すげー美味しいよ。」

 

霊「楽しみね。」

 

とりあえず10袋買っておいた。

 

ついでにタコとネギと紅ショウガとかも買った。

 

龍「次はたい焼きか。幻想郷のたい焼きの中身はあんこ?」

 

霊「そうよ。こっちじゃ違うの?」

 

龍「クリームとかあるよ。」

 

霊「クリーム?何それ?」

 

龍「なんていうんだろ、ちょっと口では説明しづらいな。今度作る時におしえるよ。」

 

霊「外の世界は知らないことだらけだわ。」

 

ちょうどホットケーキミックスみたいな、たい焼きミックスが売っていたので、それをいくつか買った。

 

あんこは作るのめんどいから買った。クリームは粉状のカスタードクリームを買った。

 

店員「24836円になります。」

 

龍「25000円と、ちょっと待ってください、36円あります。」

 

店員「レシートと200円になります。ありがとうございました。」

 

ようやく食材は買い終わった。

 

スキマで神社に運んでおいた。

 

龍「鉄板とたこ焼き機とたい焼きの型を買わないとな。ドンキにでもいってみるか!」

 

霊「鈍器?物騒な名前ね。」

 

龍「ドン・キホーテって言う店の名前だよ。」

 

霊「ああ、略して『ドンキ』」

 

そうこうしてる間にドンキの前まで来た。

 

龍「そゆこと。ついたよ。」

 

2人は店に入った。

 

霊「料理のコーナーに行けばいいの?」

 

龍「もしかしたら家電のコーナーかもよ。」

 

てことで、家電コーナーに向かった。

 

さすがドンキだ、鉄板も業務用のたこ焼き機もたい焼きの型もあった。あと油を塗るやつと、ひっくり返すやつと、液を流し込むやつもあった。

 

店員「58650円になります。」

 

龍「6万からで。」

 

店員「お釣りの1350円になります。ありがとうございました。」

 

霊「これでだいたい揃ったのかしら?」

 

龍「そうだね。あ、チラシも作っといたから、配っといてくれる?」

 

霊「わかった。」

 

2人はマンションに戻った。

 

マンションに戻ってから、霊夢を神社に送り返した。

 

龍「さて、残りの準備が終わったら、俺も帰ろ。」

 

幻想郷で鉄板とかを温めるために、バッテリーとかを買わないといけないな。あとは、小型のソーラー発電機とかも買わないとな。

 

それはまた明日にしよう。

 

ベッドしかない自分の部屋で眠りについた。

 

つづくかも…

 

 

 

 

 

 

 

 




妹紅は竹林にいる健康マン…、いや、女性だから健康ウーマンか。

そんな扱いだ。

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第26話 もこたんインしたお

タイトル考えるのめんどくなった(ー ー;)


グッドモーニング!

 

いや、バッドモーニングかな?

 

なぜかって?

 

強盗「おらぁー!お前ら、うごくなよ!」

 

銀行強盗の現場に居合わせたからだ。

 

今朝、ベッドをスキマで神社に送って、マンションを解約したまでは良かったんだけど…。

 

口座の残金を全部引き出そうと思ったらこのざまだよ!

 

なんて日だ!!

 

強盗「そこのお前!」

 

龍「え、俺?」

 

強盗「そうだ、お前だ。さっきから何ダルそうな顔してんだ、ぶっ殺すぞ!」

 

今更ただの強盗なんて怖くも何ともないんだよなぁ…。こちとら幻想郷で鍛えられてるからな。

 

龍「ちっ、めんどくせーな(小声)」

 

強盗「なんか言ったか?」

 

龍「帰っていい?」

 

強盗「ダメに決まってんだろ!何ならお前が人質になるか?」

 

龍「別にいいけど、他の人は全員解放してやれよ?」

 

強盗「それは出来ない相談だな。」

 

龍「そうか、残念だ。」

 

俺は高速で、強盗の後ろに回り込んで金を詰めたバッグを奪い取った。

 

龍「これは返しとくよ。」

 

バッグをカウンターに放り込んだ。

 

強盗「てめぇ!なにしやがる!」

 

龍「人様のものは盗んじゃダメだって、教わらなかったのか?」

 

強盗「クソ野郎がぁ!ぶっ殺してやる!」

 

強盗はナイフを構えた。

 

キャーーー!

 

周りの人達は叫びながら、銀行の外に出た。

 

計画どうり(ゲス顔)

 

龍「さて、人質も俺だけになったし、どうする?大人しく警察に捕まるか?」

 

俺は強盗を煽った。

 

強盗は逆上してナイフを振り下ろした。

 

強盗「死ねーーー!!!」

 

俺は霊力を込めた手刀で、ナイフの刀身を折った。

 

龍「大人しく捕まってれば良かったのにな。鎌鼬!」

 

説明しよう!

 

鎌鼬(かまいたち)とは、霊撃斬に風属性の魔力を込めた、切れ味抜群の技だ!

 

俺は鎌鼬で強盗の服を切り刻んだ。

 

パンツ?そんなものを残すほど、俺は慈悲深くない!

 

そのまま全裸の強盗を銀行の外に蹴り出した。

 

ポリス「か、確保ーーー!」

 

強盗はちゃんと捕まったみたいだ。

 

面倒なことになる前に、スキマで逃げておこう。

 

ポリス「あれ?さっき強盗に襲われそうになった人は?」

 

こうして、この出来事は都市伝説の1つになったのでした。

 

龍「まあ、都市伝説になったってのは嘘だけど。さて、買うもん買ったし、神社に帰ろう!」

 

数分後

 

龍「たっだいまーー!」

 

霊「あ、おかえり。屋台の土台の準備はすませてあるからね。」

 

龍「おう、ありがとう!」

 

屋台の方を見ると、見たことのない知ってる人がいた。

 

龍「君が藤原妹紅だね。よろしくね。」

 

妹紅「お前が龍か、噂には聞いてるぞ。かなり強いらしいじゃないか。今度手合わせしたいもんだね。」

 

龍「別にいいけど、正月が終わったらね。いきなり屋台なんて頼んでごめんね。」

 

妹紅「いいんだよ、暇だし。」

 

龍「そうか、不死身ってのも大変だな。することがなさそうで。」

 

妹紅「!!なんでそのことを!?霊夢にも言ってないのに!」

 

龍「(やべっ!適当に言い訳しないと!)ああ、俺の能力は状況を読み取ることができるんだよ(大嘘)それで、妹紅の状況がわかるんだよ。」

 

妹紅「そ、そうなのか。この事は他のやつには絶対に言うなよ。しゃべったらこうだからな。」

 

妹紅が持っていた木材が一瞬で炭になった!

 

龍「ヒィ!誰にも言わないから、許して!」

 

とは言っても、永夜抄の時にはバレるんだけどね。

 

霊「あ、そこにいたのね、龍。焼き鳥のことは、もう妹紅に頼んであるからね。」

 

龍「さっき妹紅に聞いたよ。」

 

霊「あとの屋台も誰かに頼まないといけないわね。」

 

龍「たこ焼きは俺が作るけど、たい焼きと焼きそばは誰かに頼まないとな。」

 

料理できる人に頼まないといけないな。

 

龍「ちょっと行ってくる。」

 

霊「どこに?」

 

龍「紅魔館で咲夜さんに頼んで見るよ。」

 

霊「そう、よろしくね。屋台はこっちで建てとくわ。」

 

龍「妹紅もよろしくね。」

 

妹紅「任せとけ。」

 

この間にソーラーでバッテリーを充電しとこう。

 

俺は紅魔館に飛んだ。

 

つづくかも…

 

 




ゆっくり実況でも始めようかな


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第27話 能力って解釈次第でなんとでもなるよね。

センター試験お疲れした。


とーちゃーく!

 

龍は紅魔館の門の前に着地した。

 

美鈴「zzz…」

 

龍「また寝てる…。咲夜さんに怒られても知らねえぞ。」

 

俺は普通に門を通った。

 

そのまま、紅魔館の扉を開けた。

 

龍「おじゃましまーす。」

 

入るとすぐに咲夜さんが現れた。

 

咲夜「あら、龍じゃない。何か用?」

 

龍「咲夜さんに頼みたいことがあってね。」

 

咲夜「そう。ちょっと待ってて。」

 

あ(察し)能力は切っておこう。

 

咲夜「お待たせ。で、用ってなに?」

 

ぎゃーー!

 

向こうの方で悲鳴が聞こえた気がするが…。

 

まあいいや。

 

龍「実は、大晦日に博麗神社で屋台を出すんだけど、人手が足りなくてね。手伝ってくれないかなって思ってね。」

 

咲夜「んー、手伝ってあげたいのはやまやまなんだけど、年末はうちも忙しいからね。」

 

その時、レミリアが階段を降りて…くるはずもなく、当然のように飛んできた。

 

レミ「あら、いいじゃない。手伝ってあげれば。」

 

咲夜「しかし、お嬢様…」

 

レミ「私もその屋台っていうのに興味があるわ。」

 

龍「レミリアが来るなら、なんの問題もないな。」

 

咲夜「お嬢様が良いとおっしゃるなら。」

 

フラン「あっ!ずるい!私も行きたい!」

 

フランも飛んできた。

 

レミ「あなたはダメよ。能力が里人に及ぶといけないから。」

 

フラン「きゅってしないようにするから!」

 

きゅっとしてドカーンするやつか。

 

龍「それなら俺がなんとかしてみよう。」

 

フラン「えっ!本当!?」

 

レミ「なんとかって、どうするのよ?」

 

龍はフランの頭に手をかざした。

 

龍「フラン、きゅっとしても能力が発動しないってイメージしてみて。」

 

フラン「わかった!」

 

フランは目をつむった。

 

龍は能力をフランに発動した。

 

俺の能力は前に霊夢にしたみたいに、短期間だか、他人に干渉出来る。

 

龍「よし!上手く行ったかな?」

 

フラン「…?何も変わってないよ?」

 

龍「ちょっとあそこの花瓶をきゅっとしてみて。」

 

レミ「ちょっと、なにさせるのよ!」

 

龍「まあ見てなって。咲夜さん、失敗してたら掃除よろしくね。」

 

咲夜「いや、それは自分でしなさいよ。」

 

と、そんなことを話していると

 

フラン「えい!あれ!?花瓶が壊れない!」

 

フランが左手を握っても花瓶は割れなかった。

 

レミ「どういうこと!?」

 

龍「フランのイメージを俺の能力で適応してみた。短期間だが、初詣の間くらいなら、なんとかなるだろ。」

 

フラン「すごい!ありがとう、龍!」

 

フランが飛びついてきた。

 

龍「ぐへぇ!力強すぎ!」

 

ってな訳で、咲夜さんが手伝ってくれることになりましたとさ。

 

霊「そりゃ助かるわね。これで人手は足りそうね。」

 

龍「あと1日だから、張り切って行こう!」

 

おーーー!

 

って言ったのは龍だけだった。

 

ん?いつから回想だったのかって?

 

それは私にもわかんないね。

 

この作品は作者の気分と適当で出来てるからね。

 

龍「そんなわけで、準備もほとんど終わった。」

 

それ私のセリフ!

 

龍「まあ、いいじゃん。」

 

別にいいけど。

 

龍「バッテリーもしっかり溜まってるね。これをたこ焼き機に繋いでっと。ちゃんと電源入るね。」

 

霊「たこ焼きは大丈夫そうね。焼き鳥は?」

 

妹紅「こっちも大丈夫だ。炭火でいいよな?」

 

龍「いいよ。鉄板もあとは薪を焼くだけだ。咲夜さんよろしくね。」

 

咲夜「まかせて。」

 

咲夜さんは焼きそば担当になった。

 

たこ焼きとたい焼きは龍が担当することになった。

 

霊夢は神社の巫女だからね。お札とか御守りとかを売るみたいだ。

 

これで準備は整った!

 

あともう少しで1月1日だ。

 

誰か来てくれるかな?

 

つづくかも…

 

 

 

 

 




もう、能力むちゃくちゃだな。

ん?チートにはしない?

あれは嘘だ


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第28話 初詣の屋台ってなんか憧れるわ〜

一回くらい行ってみたい


龍「霊夢?」

 

霊「ん?なに?」

 

龍「除夜の鐘とか鳴らさないの?」

 

妹紅「そういや昔は鳴ってたけど、最近は聞かないな。」

 

霊「昔って、あんた何才よ。」

 

妹紅「え!?ん!?あ、まあ、霊夢よりは長生きだよ!」

 

霊「そうなの?まあいいや。」

 

なんとか誤魔化したみたいだ。

 

龍「で、除夜の鐘は?」

 

霊「めんどくさいから鳴らしてないわよ。」

 

それでいいのか?

 

龍「じゃあ俺がやるよ。」

 

霊「え?いいの?」

 

龍「準備は終わってるし。108回だっけ?」

 

霊「そうよ。頼むわね。」

 

俺は鐘の方へ移動した。

 

神社の裏にあった。

 

龍「これか。どのくらいの間隔なんだろう?まあ、適当でいいや。」

 

ゴーン、ゴーン、ゴーン、以下略

 

鐘を叩いてるうちに参拝客が来たみたいだ。

 

龍「ちょっ、まだ51回なんだけど!」

 

カチッ!

 

龍「あ、咲夜さん屋台の方やってくれる?」

 

咲夜「それが終わるまではやっといてあげるわ。」

 

龍「ありがとう!」

 

そして時は動き出す。

 

里人「博麗神社にお参りなんていつぶりだろう。」

 

里人「そうだね、道が整備されてなくて、来るのに一苦労だったからね。」

 

整備は俺がやっといた。ゴーン

 

里人「お賽銭入れてから何か食べようか。」

 

里人「私、あのたこ焼きってやつ食べたい!」

 

カップルで来てる人もいる。

 

里人「健康の御守りと、妖怪除けのお札ください。」

 

霊「妖怪除けは強めのでいい?」

 

里人「お願いします。」

 

霊夢の方は、結構売れてるみたいだ。

 

里人「焼きそば2つ。」

 

咲夜「はい、どうぞ。」

 

龍「よし!終わった!急いで戻ろう!」

 

俺は走って屋台に戻った。

 

咲夜「遅いわよ!早く代わって!」

 

だいぶ売れてるみたいだ。

 

里人「たこ焼きの6個入り2つと、たい焼き2つください。」

 

龍「たい焼きはあんことクリームどっちにする?」

 

里人「どうする?」

 

里人「どっちも食べてみたい!」

 

あ、さっきのカップルか。

 

里人「じゃあ1つずつください。」

 

龍「あいよ!どうぞ!」

 

里人「ありがとう。」

 

そういやレミリアとフランはあとから来るって言ってたな。

 

参拝客が減った頃に来るらしい。

 

吸血鬼が神社に来てるって知られたらちょっと面倒だからね。

 

里人「帰ったら一杯やりますか?」

 

里人「そうだな。じゃあ焼き鳥でも買って帰るか。ねーちゃん、焼き鳥を適当に詰めてくれる?」

 

妹紅「こんなもんでいいか?」

 

里人「おー、ありがとう。」

 

ん?お金払ってるのかって?

 

いちいち考えるの面倒だったから書いてないけど、ちゃんと払ってるよ。

 

そうこうしてる内に参拝客もだいぶおさまってきた。

 

フラン「龍〜!来たよ〜!」

 

龍「おっ!やっと来たか。」

 

フランにはすでに能力を適応してある。

 

レミ「へー、これが屋台ね。」

 

2人とも着物を着ていた。

 

龍「あの着物は咲夜さんが作ったの?」

 

咲夜「そうよ。ちょうどいい反物が手に入ってね。」

 

咲夜さんって本当になんでも出来るな。

 

咲夜さんマジ瀟洒

 

龍「何が食べたい?」

 

フラン「うーんとねー、全部!」

 

龍「じゃあ持っていくから縁側で待っててくれる?」

 

フラン「うん!わかった!」

 

レミ「じゃあ私も同じのを貰おうかしら。」

 

龍「あいよ。」

 

フランとレミリアが神社の裏に向かおうとした時

 

霊「ちゃんとお賽銭はいれて行きなさいよ!」

 

そこんとこやっぱ霊夢だよな。

 

ん?なんか飛んで来た?

 

ズザーーーー!!

 

勢いよく着地した。

 

魔「私も呼んでくれよ!」

 

あっ、完璧に忘れてたよ。

 

霊「あんたを呼んだら、絶対何かやらかしかねないからね。」

 

魔「なんだそれ!ひどいぜ!まあ、それはいいとして、私も何か食べようかな。」

 

龍「終わったらみんなで飲もうと思ってるんだけど、それまで待っててくれ。フランとレミリアもその時でもいいか?」

 

魔「ちぇっ、しかたないぜ。」

 

レミ「私は構わないわ。」

 

フラン「じゃあたい焼きだけ食べてもいい?」

 

龍「いいよ。」

 

俺は3人分のたい焼きを持って行った。

 

フラン「おいしいー!」

 

魔「これは里のたい焼きとは違うな。」

 

龍「中にカスタードクリームが入ってるんだよ。」

 

魔「そーなのかー!」

 

そこに妹紅がやって来た。

 

妹紅「客もみんな帰ったし、そろそろ片付けようか。」

 

龍「そうか、それは俺と咲夜さんでやろう。」

 

咲夜「えー、私も手伝うの?」

 

龍「時間止めた方が早いじゃん。」

 

咲夜「龍も時間止めれたらいいのにね。」

 

そういえば、フランのイメージを適応出来たんだから、自分のイメージも適応出来るんじゃないか?

 

龍「ちょっとやってみよう。」

 

咲夜「え?出来るの?」

 

龍「やってみなきゃわかんないね。時間停止の原理ってどうなってんの?」

 

咲夜「ん〜、なんというか、身体から力を放出する感じ?」

 

龍「アバウトだな。まあやってみるね。」

 

龍はイメージした。

 

自分がザ・ワールドであるイメージを。

 

龍「ザ・ワールド!」

 

(効果音はアニメ版じゃなくてゲーム版の方)

 

龍が周りを見ると咲夜さん以外の全てが止まっていた。

 

それと同時にとてつもない疲労感が龍を襲った。

 

咲夜「おぉ!すごいじゃない!ちゃんと時間停止出来てる!」

 

龍「きっつぅ!!これ何回も出来ないな。」

 

そして時は動き出した。

 

龍「しかも10秒程度か。やっぱ咲夜さんお願いします。」

 

咲夜「はいはい。」

 

そんなこんなで屋台を片付けて、屋台の残りを神社へ運んだ。

 

つづくかも…

 




能力のチート化が止まらねぇ


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29話 ラッキースケベでも嬉しいものは嬉しい

一同「カンパーーイ!!」

 

龍「いやー、みんなお疲れ!」

 

なんとか無事におわり、売れ残りをつまみに宴会が始まった。

 

霊「お賽銭も結構集まったし、やって良かったわね。」

 

龍「そういや、妹紅と咲夜さんには手伝いの給料を払わないとな。」

 

妹紅「私はいいよ。もらっても使わないし。」

 

咲夜「私も遠慮しとくわ。」

 

龍「あ、そう?じゃあ俺がもら…」

 

霊「いや、私が貰うから。」

 

お金のことになるとすぐこうだ。

 

霊「誰がお金にうるさいですって!!」

 

ごめんなさーい!!

 

フラン「このたこ焼きって食べ物おいしい!」

 

魔「たしかに、こりゃうまいぜ!焼き鳥もうまい!」

 

レミ「まあまあいけるじゃない。」

 

龍「ったく、素直じゃないんだから。もう、かわいいなぁ。」

 

レミ「なっ…、なによ!うるさいわね!」

 

レミリアは赤面で言い返した。

 

霊「はぁー、働いた後のお酒はおいしいねぇ。」

 

龍「そうだな。俺はあんまりお酒は飲まないからなぁ。どれくらい飲めるかな?」

 

妹紅「じゃあ私はそろそろ帰るな。」

 

龍「え?飲まないの?」

 

妹紅「ちょっと用があってな。」

 

龍「輝夜か?なんだかんだ仲いいな。殺しあうほど仲がいいってか?」

 

妹紅「う…、そこまで知ってんのか、ってか仲良くねぇよ!」

 

そこに霊夢がやって来た。

 

霊「なんの話してんの?」

 

妹紅「いや、何でもないよ!」

 

霊「なに焦ってんの?私に何か隠し事でもあるの?」

 

巫女の勘ってすごいな。

 

妹紅「いや、本当に何もないんだってば!じゃあ帰るね!」

 

妹紅は走って帰って行った。

 

霊「不老不死だって、ばれてないと思ってんのかしら?」

 

龍「え!霊夢知ってたの!?」

 

霊「知ってたわよ。前に竹林で誰かと殺りあってたのを見てね。」

 

龍「そーなんだ。今度あった時に伝えとかないとな。」

 

俺と霊夢はみんなの所に戻った。

 

魔「お前らどこ行ってたんだ?早く来いよ!」

 

龍「何してんの?」

 

レミ「ちょっと運命を見てあげてたのよ。」

 

魔「私は、図書館に居たらしいぜ。」

 

霊「どうせ本でも盗みに行ったんでしょ。」

 

魔「だから、あれは借りてるだけだって!」

 

龍「じゃあ俺も見てもらおうかな。」

 

レミ「わかったわ。ちょっと待ってね。…おかしいわね、疲れてるせいか、龍の運命が見えないわ。」

 

魔「もしかして、死んでたりしてな!」

 

龍「そんな不吉な事言うなよ!」

 

まさか、あんな事が起きるなんて誰も知る由もなかった。

 

まあ、俺は知ってるけどね。

(作者)

 

フラン「お姉様、私眠くなってきちゃった。」

 

龍「もうすぐ4時だしな。」

 

咲夜「じゃあそろそろ帰りましょうか。」

 

レミ「そうね。(今まで運命が見えなかった事なんてなかったのに…、何も起こらなければいいんだけど…。)」

 

魔「おう、じゃあな!」

 

フラン「また今度遊んでね、龍。」

 

龍「ああ、いつでもいいぞ。」

 

紅魔組は帰って行った。

 

霊「魔理沙はどうすんの?」

 

魔「ん〜、もうちょい飲むよ。」

 

霊「じゃあ私も。」

 

龍「俺はもう寝させてもらうよ。」

 

魔「そうか、おやすみ。」

 

龍「おやすみ〜。」

 

霊「おやすみ。」

 

俺は自分の部屋に行き、布団を敷いて寝た。

 

霊「さてと、残りの食べ物の処理もかねて飲みますか。」

 

魔「そうだな。ねぎまもらうぜ。」

 

霊「私はたこ焼きにしよう。」

 

魔「そういや、最近さぁ、」

 

霊「うん?」

 

霊夢と魔理沙は世間話を続けた。

 

そして翌朝。

 

おはよ…

 

ん?何かぷにぷにしたものが…

 

龍「(なんで霊夢が俺の布団で寝てんだよ〜!)」

 

後ろみてみ。

 

龍「(魔理沙もかよ〜!)」

 

昨晩はお楽しみでしたね(にやにや)

 

龍「(えっ、え?何もなかったよね?嘘だと言ってよ!)」

 

まあ、何もなかったんだけど。

 

龍「どうしてこうなった…」

 

〜午前5時〜

 

霊「いやー!今日はほんと、儲かった!こんなに儲かるなら毎年すれば良かったわ〜!」

 

魔「今度は私も呼べよ〜?」

 

2人ともベロンベロンじゃねえか!

 

魔「今日泊まっていい?」

 

霊「だめにきまってんでしょー」

 

魔「じゃあーいいもーん、龍の所でねさせてもらうからー!」

 

霊「いーや!私が龍と寝るわ!」

 

…なんて事があったんだよ。

 

龍「起きたらどうせ忘れてんだろうな。」

 

霊「うーん。」

 

龍「やべぇ、殺される!

時符ザ・ワールド!」

 

龍は恐怖のせいか、昨日より長く時間を止めていられた。

 

霊夢と魔理沙を別の部屋に移し、布団をかぶせておいた。

 

霊「あ〜、よく寝た。」

 

魔「んっ、もう朝か…。」

 

龍「お…おはよう…。」

 

霊「なんでそんなに疲れてんの?」

 

龍「ちょっと、走ってきただけだよ。」

 

まあ、長く時間を止めたらその分余計に疲れるよね。

 

魔「じゃあ私は帰るとするか。」

 

龍「またな。」

 

魔「おう。」

 

魔理沙は箒に乗って帰って行った。

 

龍「あ、霊夢。」

 

霊「ん?」

 

龍「あけましておめでとう。今年もよろしくね。」

 

霊「こちらこそ。」

 

新年の挨拶もすんだことだし、

 

龍「じゃあ昨日の宴会の片付けしないとな。」

 

霊「私は朝ごはん作るから片付けはお願いね。」

 

龍「はいはい。」

 

こうして、今年も普通に日常が始まるのでした。

 

つづくかも…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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30話 アウェーでも知り合いが居ると心強いよね

お散歩編スタート(すぐ終わる)です


龍「妖怪の山か地霊殿に行きたいんだけど、どっちがいいかな?」

 

なんでいきなり?

 

龍「異変が起こった時に、少しでも面識があれば話がはやく進むじゃん?」

 

そーゆーことね。

 

じゃあ冥界には行かないの?

 

龍「それが冥界の扉が開いてないんだよ。スキマで行こうにも向こうの場所知らないから展開出来なかったんだよ。」

 

じゃあ春冬異変は一発勝負だね。

 

まあ、異変が近い妖怪の山に行くのがいいんじゃない?

 

龍「そうだな。射命丸や椛にもあってみたいし。」

 

というわけで、龍は妖怪の山に散歩に行くことにした。

 

龍「霊夢〜。ちょっと出かけて来る。」

 

霊「夕飯までには帰ってきなさいよ。」

 

龍「はーい!」

 

母親か!

 

龍は妖怪の山の麓の滝に来ていた。

 

龍「確かこの滝の裏に椛が居るはずなんだけど。ん?」

 

龍は大きなリュックを背負った青髪の少女を見つけた。

 

にとり「おや?盟友がこんな所になんの用だい?」

 

あ、本当に人間のこと盟友って言うんだ。

 

龍「ただの散歩だよ。」

 

にとり「そうかい。この辺には妖怪がよく出るから気を付けなよ。」

 

龍「ありがとう。でも君も妖怪でしょ?」

 

にとり「よくわかったね。おまえ、ただ者じゃないね。私は河城にとり。河童だ。」

 

龍「俺は龍っていうんだ。ちょっと修行っていうか、博麗神社で鍛えてもらってるんだ。よろしく。」

 

にとり「そうだったのか。どうりで妖力を察知できるわけだ。じゃあ私は行くから。」

 

龍「そうか。またいつかな。」

 

にとり「じゃあね。あ、私は機械いじりが得意なんだ。よくここに居るから何か用があったらまた来なよ。」

 

龍「うん。じゃあな。」

 

にとりは川を下って行った。

 

龍「ちょっと滝の裏を見てみよう。」

 

龍が如意棒を伸ばし霊力をまとうと、冷気が出始めた。

 

龍「氷結斬り!」

 

あ?名前が地味?気にするな!

 

龍が滝を斬りつけると、滝が凍りついた。

 

すると、滝の裏には空洞があった。

 

龍「ここに椛が居るのかな?」

 

一通りみてみたが、椛はいなかった。

 

龍「いねえな。まあいいか、また今度来よう。」

 

龍は空洞をでた。

 

龍「メラゾーマ!」

 

メラゾーマはそのまま使っている。

 

滝が溶け、再び流れ始めた。

 

龍「さてと、もうちょい奥までいってみるか。」

 

龍はとりあえず頂上を目指して歩くことにした。

 

龍「いいところだなぁ。」

 

森林浴みたいな感じで心地よかった。

 

龍「何か視線を感じるな…。おい!椛!見てんならさっさと出て来い!」

 

俺は椛が千里眼を持っていることを知っていたので、ブラフのつもりで言ってみた。

 

椛「なぜわかった?侵入者には帰ってもらおうか。」

 

龍「お前の上司に会いたいんだけど。」

 

椛「文様にか?」

 

龍「そう。まあ、どうせすぐに…」

 

文がすごい速度で空から降りて来た。

 

文「私に会いたいそうで。」

 

ほらな。

 

文「誰かと思えば、最近外から来た龍さんじゃないですか。今日は何のご用で?」

 

龍「俺のこと知ってんのか。流石だな。まあ、用ってほどじゃないんだけど、ちょっと挨拶程度にな。もしかしたら、お前の情報網が必要になるかもしれないからな。」

 

文「そういうことですか。こちらこそ、以後お見知り置きを。それはそうと、文々。新聞の購読を」

 

龍「しない!」

 

文「えー!いいじゃないですかー!」

 

龍「まあ、窓掃除くらいには使えそうだな。」

 

文「ひどい!私がせっかく作った新聞を!」

 

龍「ほぼ捏造だから読んでも意味ないだろ。」

 

文「捏造とはなんですか!事件を面白おかしくすこし誇張してるだけじゃないですか!」

 

龍「それを捏造って言うんだよ!とにかく、購読はしないからな。」

 

文「今日のところは諦めましょう。」

 

思ってた以上にしつこかったな…

 

龍「じゃあ、俺もそろそろ帰るから、何か大きな変化があったら知らせてくれ。」

 

文「はいはい。わかりましたよ。」

 

これでいつ守矢が来てもすぐに対処出来そうだ。

 

龍「ああ、そうだ。椛、後で将棋でもするか?」

 

椛「え!いいんですか!」

 

本当に将棋に目がないんだな。

 

まあ、これで椛とも仲良くなれるだろ。

 

椛「今すぐ行きましょう!」

 

龍「お、おう。じゃあな、射命丸!」

 

文「では。何かあったらお伝えしますね。」

 

俺は椛に着いて行き、滝までもどり、文は飛んで行った。

 

文「…あれ?私名乗ったっけ?」

 

文は飛びながら思った。

 

椛「よし!じゃあ始めましょう!」

 

椛の家というか、滝の空洞にある大将棋をすることになった。

 

龍「ゲームをするならこれ言わないとな。アッシェンテ!」

 

その将棋は夕方まで続いた。

 

実は、将棋やチェスなどの読み合いは得意なのだ。

 

そんなこんなで龍が勝った。

 

椛「悔しい!もう一回やりましょう!」

 

龍「今日は遅いからまた今度な。」

 

椛「いつでも来てくださいね!」

 

龍「おう!じゃあな。」

 

龍は勢いよく滝を抜けて、そのまま神社に帰った。

 

龍「ふう。結構楽しかったな。守矢が来ても文が教えてくれるだろうし、これで風神録クリアだな。」

 

すげえゲーム感覚で過ごしてるな。

 

龍は家に帰り着いた。

 

龍「ただいま。」

 

霊「おかえり。ちょうどご飯出来たわよ。」

 

龍「そうか、それじゃあいただくとするか。」

 

つづくかも…

 

 

 

 

 




次は地霊殿かな


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31話 冬といえば温泉だよね。でも俺は夏のキャンプで温泉に行く。

最近スマホを買ったので、ゲームばっかりしてる


霊「寒い!ねぇ、この前みたいに寒くないようにしてよ。」

 

龍「えー、面倒だなぁ。そうだ!ちょっと旧地獄にでも行かない?」

 

霊「ああ、さとり妖怪が住んでるところね。確かに、あそこはあったかいわね。」

 

龍「よし!じゃあ決まり!」

 

ってことで、地霊殿の下見に行くことにした。

 

あ、一応霊夢には能力を使ってあげた。

 

龍「荷物持った?」

 

霊「ちゃんと持ったわよ。」

 

荷物が何かって?

 

石鹸とタオルだよ。

 

文が地霊殿には温泉があるって聞いたからついでに入ろうと思ってね。

 

と、そこに魔理沙がやってきた。

 

魔「よう!2人揃ってどこに行くんだ?」

 

龍「ちょっと旧地獄で温泉に入りに。」

 

魔「じゃあ私もついていっていいか?」

 

霊「別にいいんじゃない?」

 

龍「じゃあ魔理沙の分のタオルも持ってくるからちょっと待ってて。」

 

龍は神社に戻った。

 

魔「旧地獄なんていって大丈夫なのか?」

 

霊「昔はとても行けるようなところじゃなかったけど、今はさとり妖怪が管理してるらしいからね。多分大丈夫でしょ。」

 

魔「多分て…、ずいぶんと適当だな。」

 

そこに龍が戻ってきた。

 

龍「お待たせ!じゃあ行こうか。」

 

3人は旧地獄の入り口へ向かった。

 

旧地獄の入り口は大きな縦穴になっていて、その先にある橋を渡ると鬼が大昔に築いた旧都、そして地霊殿があるのだ。

 

以上wikiより。

 

龍「てな感じらしい。」

 

魔「じゃあ飛び降りるしかなさそうだな。誰からいく?」

 

龍「じゃあ俺から。」

 

龍は数歩後ろに下がり、走り出しそのまま飛び込んだ!

 

龍「アイキャンフラーーーーイ!!!」

 

霊「何言ってんのあいつ?」

 

魔「さあな。」

 

龍は落ち続けていた。

 

霊「もう見えなくなったわね。」

 

魔「かなり深いんだな。」

 

龍はまだ落ち続けていた。

 

霊「そろそろ私たちも行こうかしら。」

 

魔「そうだな。」

 

2人も縦穴に飛び込んだが、誰かさんとは違ってゆっくりと降りていった。

 

その頃龍は…

 

龍「おっ!やっと地面が見えた!そろそろ飛ばないとやばいな。」

 

龍はだんだん減速していった…が、ちょーっと遅かったみたい。

 

そのまま地面に激突した。

 

龍「くそー…、アイアンマンみたいな着地したかったのに。」

 

そこに誰かやってきた。

 

「あなた何しに来たの?」

 

さっきのwikiの情報にあった橋の番人の水橋パルスィだ。

 

龍「ちょっと温泉にな。」

 

立ち上がりつつ言った。

 

パル「ふーん、温泉ねぇ。」

 

今ならあれできそうだな。

 

龍「お前の次のセリフは…」

 

龍・パル「温泉なんて妬ましい。」

 

パル「はっ!」

 

あ、そこまでやってくれるんだ。

 

パルスィはちょっと驚いた表情を見せたが、せきばらいをして話を続けた。

 

パル「温泉って旧都にあるやつよね。」

 

龍「多分そう。聞いただけだからわかんないけど。」

 

パル「まあ、悪い人じゃなさそうだし通っていいわ。」

 

龍「え、そんなのわかるの?」

 

パル「あなたから、ほとんど妬み嫉みオーラを感じないから。」

 

龍「なんだそれ?俺が純粋ってことか?」

 

パル「ちょっと違うけど、そんな感じ。」

 

龍「そーなのか。ありがとう。あ、自己紹介してなかったな。俺は龍。あとで俺の連れが来ると思うから通してあげて。」

 

パル「私は水橋パルスィよ。あなたのお仲間はあとで通しとくわ。」

 

龍「ほいじゃ、よろしく。」

 

龍は地霊殿の方へ向かった。

 

しばらくして、霊夢と魔理沙が降りてきた。

 

魔「あー、やっとついた。」

 

霊「本当長かったわね。」

 

パル「あなたたちが龍の仲間かしら?」

 

魔「そうだぜ。龍はもう先に行ったのか?」

 

パル「ええ、多分地霊殿の方に向かったと思うわ。」

 

霊「地霊殿って、さとり妖怪が住んでる?」

 

パル「そう。あそこに看板があるから、それに沿って行けばつくわ。」

 

霊「親切にありがとう。じゃあ行こうか。」

 

魔「そうだな。龍と合流しないとな。」

 

2人は地霊殿へ向かった。

 

つづくかも…

 

 



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32話 地獄の温泉って超熱そう

2人は地霊殿の前まで来た。

 

魔「おー、これが地霊殿か。紅魔館ほどじゃないが、結構大きいな。」

 

霊「そうね。もう龍はきてるかしら。」

 

霊夢が扉を開けると、orzみたいな格好の古明地さとりと龍がいた。

 

龍「おー、2人とも遅かったな。この屋敷に温泉があるみたいだから、借りることにしたよ。」

 

魔「ただで貸してくれたのか?」

 

龍「いや、ちょっとした勝負をしてね。」

 

霊「ていうか、なんでこのさとり妖怪はこんな感じになってんの?」

 

龍「ああ、この子は古明地さとり。この地霊殿の主だって。こうなったのはちょっと前のことなんだけど…」

 

それは霊夢と魔理沙が地霊殿に来る10分ほど前のこと。

 

龍「ここが地霊殿か。お邪魔しまーす!」

 

龍は扉を、開けた。

 

さとり「あら、あなた誰?」

 

龍「俺の名前は龍。温泉に入りたいんだけどここにあるんだっけ?

 

さとり「私は地霊殿の主、古明地さとり。温泉はここにあるけど、ただでってわけにはいかないわね。」

 

龍「えー!何も持ってきてないぞ!」

 

さとり「じゃあ今日は帰ってもらおうかしら。」

 

龍「じゃあ、じゃんけんで勝ったらいれてよ!ってか、じゃんけんってわかる?」

 

さとり「そのくらいわかりますよ。(私にじゃんけんで勝てると思ってるのかしら。)いいでしょう。あなたが私に勝てたら貸してもいいわ。負けたらさっさと帰りなさいよ。」

 

龍「よっしゃ!わかった!じゃあいくぞ。」

 

さとり「(あなたがなにを出そうとしてるかなんて、お見通し…、えっ!…あっ…)」

 

龍「じゃーんけーん」

 

さとり「えっ!ちょっと!」

 

龍「ぽん!」

 

龍はパーを出した。

 

さとりはというと、動揺してそのままグーを出した。

 

龍「はい、俺の勝ちね。」

 

さとり「そんな…、私が負けるなんて。というか、あなた!なに想像してんのよ!」

 

龍「いやー、心を読める相手にはエロい事想像して、動揺させるか、妨害するか、その両方かって決まってるだろ。」

 

さとり「私がさとり妖怪だと知ってたのね。それを逆手に取って…」

 

さとりはショックか俺の想像が強すぎたのか、その場にしゃがみ込んだ。

 

龍「って事があったんだ。」

 

霊「最低ね。」

 

魔「最低だな。」

 

龍「えー!温泉入れるんだからいいじゃん!」

 

2人は龍を無視してさとりの方へ向かった。

 

霊「うちのが迷惑かけたわね。ほら、元気出して。」

 

さとり「あ、ありがとうございます。もう大丈夫です。」

 

魔「にしても、ここって動物園か何かか?動物がいっぱいいるな。」

 

さとり「全部私のペットです。心が読めるので、動物達が寄ってくるんです。たまに妖怪になったりしますけどね。」

 

さとりは隣の部屋を指差しながら言った。

 

その部屋を覗くと、火焔猫燐、通称お燐と、まだ地獄鴉の霊烏路空、通称お空がいた。

 

龍「まだ、八咫烏の力は得てないんだな。」

 

さとり「なんの事です?」

 

龍「いや、なんでもない。」

 

さとり「というか、さっきから妨害するのやめてもらえます?覗かれるとまずい記憶でもあるんですか?」

 

龍はこの先、幻想郷でなにが起こるかは原作を知っているので大体わかる。

 

だからそれを覗かれると少し面倒くさいのでさっきと同じ方法で読心の妨害をしていたのだ。

 

龍「人にはな、覗かれたくない記憶の1つや2つがあるんだよ。」

 

霊「そうなの?」

 

龍「大体そうじゃない?」

 

霊「私は特にないけどね。」

 

魔「私も特にないな。」

 

さとり「私はありますね。妹の事とか。」

 

霊「妹いるの?」

 

さとり「はい、心を閉ざしてしまったせいで、無意識を操る程度の能力になってしまって。存在が無意識になっていて、見えませんけどね。」

 

龍「ああ、今魔理沙の後ろにいるぞ。」

 

魔「えっ!」

 

魔理沙は勢いよく振り返った。

 

が、そこには何もいない。

 

魔「なんだ、誰もいないじゃないか。」

 

さとり「…あなた、こいしが見えるんですか?」

 

龍「まあ、能力でな。」

 

無意識を操る能力のこいしは普通は認識出来ないが、適応する程度の能力を持ってすれば、基本見えない物も見える。

 

これを他人に適応する事もできる。

 

さとり「こいしは何か言ってますか?」

 

龍「『わー、見たことない人達がいるー。』って言ってる。」

 

さとり「こいしらしいわね。」

 

と言いつつも、近くにいることがわかって嬉しかったのだろう。さとりは少し微笑んだ。

 

龍「さて、そろそろ温泉入りたいんだけど。」

 

さとり「案内しますね。」

 

さとりについていくと、そこには露天風呂があった。

 

さとり「更衣室はここです。」

 

龍「じゃあ俺はこっちか。」

 

俺は男用の更衣室に入った。

 

霊「えっ、混浴?」

 

さとり「そうですよ。」

 

魔「まあ、いいじゃないか。」

 

霊「んー…そうね、龍だし。」

 

龍「それ、どういう意味だ!?」

 

魔「気にすんなよ。」

 

龍「まあいいや、先に入るからな。」

 

魔「そうか、私たちもあとでいくぜ。」

 

3人は女子更衣室に入った。

 

つづくかも…

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第33話 温泉回はアニメには必須だよね、特に深夜アニメは。

超越久しぶりの投稿な気がします。


入浴シーンはばっさりカット!!

 

龍「気持ちよかったんだけど…」

 

霊「いや、あれはあんたが悪いんでしょ。」

 

龍はあざだらけだった。

 

入浴中に何があったかというと

 

こいしが龍のタオルを取ったことから始まった。

 

こいしを追いかけた龍が霊夢にラッキースケベしちゃって、霊夢にボッコボコにされたってわけ。

 

魔「いやー、面白かったぜ。」

 

龍「すっげー痛かったんだぞ!」

 

今までの痛みの中で1番痛かったかもしんない。

 

霊「あれは忘れなさいよ。」

 

龍「えっ?なにを?」

 

龍は両手でモミモミしながら言った。

 

龍「少しはあるんだな…、あ、すいませんでしたぁぁぁぁ!」

 

霊夢はブチギ霊夢に進化していた。

 

魔「おい!やばいぞ、龍!女の子がしちゃいけない顔してるぞ!」

 

龍「まずい!早くにげ…」

 

数分後…

 

魔「何もそこまでしなくても…」

 

霊「まだ気は済まないけど、これくらいにしといてあげるわ。」

 

そこには拳に血のついた霊夢と、包帯グルグル巻きの龍がいた。

 

龍「うぅっ…、多分あばら骨折れた…。」

 

あとで永遠亭に行こう…。

 

さとり「みなさん温泉はいかがでいたか?」

 

魔「サイコーだったぜ!あとはお酒さえあれば完璧だったかな。」

 

霊「そうね。今度来る時には持ってこようかしら。」

 

龍「……d('∀'*)」

 

さとり「それは良かったです。また来てくださいね。」

 

霊「また気が向いたら来るわ。」

 

魔「そいじゃ、帰りますか。」

 

霊夢と魔理沙は地霊殿をあとにした。

 

龍「(また置いていかれた…)」

 

さとり「…大丈夫ですか?」

 

龍「大丈夫…、これくらいなら飛んで帰れるから…。ごめんね、突然押しかけたりして。」

 

さとり「いえいえ、私もこいしも楽しかったですから。」

 

相変わらずこいしはまたどっかに行ってしまったが、俺達といるあいだは終始笑顔だった。俺が殴られてる時も含めて…。

 

龍「それは良かった。それじゃあ、俺もそろそろお暇しますか。また今度来るね。」

 

さとり「はい、楽しみにしてますね。今度は事前に連絡しといてくださいね。」

 

龍「あぁ、そうするよ。じゃあな。」

 

龍はよろよろと飛び立った。

 

このあとどうすんの?

 

龍「ん?ああ、そうだな、とりあえず永遠亭に行ってこの怪我治してもらいたいんだけど。」

 

でも、まだあの異変は起きてないんだぞ?

 

龍「あ、そうだった!それじゃあ永遠亭はまだ病院的なことしてないの?」

 

おそらく。

 

永遠亭の永遠を解いて人里の病人を受け入れるようになったのはあの異変のあとのはずだからね。

 

龍「じゃあ、この怪我、自然回復で治さないといけないのか…。ん?これ小説な訳だから、次の話までには治るよな。」

 

それは作者の気分次第だから。

 

次の投稿だって何時になることやら。

 

今回だって何ヶ月空いたと思ってんだよ。約半年だぞ?大学の夏休み終わっちゃったぞ?

 

龍「お前適当すぎんだろ。」

 

仕方ないね。

 

てなわけで、しばらく龍は安静にしなければならなかった。

 

龍「春雪異変までに間に合うかなぁ…。」

 

つづくかも…

 



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第34話 おっと、心は硝子だぞ…

龍「ちょっと外の世界に行ってくる。」

 

霊「急にどうしたの?」

 

龍「病院だよ、病院。誰かさんのせいでこんなことに…、あっ、なんもないっす。」

 

何か殺気を感じた。

 

龍「じゃ、行ってくる!」

 

龍は指輪でスキマを開いた。

 

霊「気を付けなさいよ。」

 

龍「わかってるよ、夜には戻るよ。」

 

そんで病院に着いた。

 

とりあえずレントゲン撮影させられた。

 

Dr「左腕の骨折と、全身打撲ですね。階段から転げ落ちたんですよね?頭部に何もなくて良かったですね。不幸中の幸いってやつですね。」

 

龍「そうですか、そりゃ良かったです。どれくらいで治りますかね?」

 

Dr「そうですね…、スポーツかなにかやってますか?」

 

龍「はい、一応やってます。(まぁ、戦闘はスポーツみたいなもんだしな。)」

 

Dr「じゃあ2ヵ月くらいですかね。左腕が変にくっつくといけないので、それくらいは安静にしないとダメですね。」

 

龍「2ヵ月ですか…、まぁ仕方ないですね。」

 

Dr「じゃあ、今日はもう帰って大丈夫ですよ。左腕は極力動かさないで下さいね。あと、打撲で特に痛むところには湿布を貼っておいてください。」

 

龍「はい、ありがとうございました。」

 

龍は病院を出た。

 

2ヵ月も空いて大丈夫か?

 

龍「異変のことか?それなら少し考えがあるんだよ。」

 

考え?

 

龍「修行ができないなら、魔法を磨けばいいじゃない。」

 

なにか使いたい魔法でも?

 

龍「そうだな…、あ、Fateに出てくる投影魔術なんてどうかな?」

 

ああ、衛宮士郎とかアーチャーとかが使ってたやつか。

 

龍「パチュリーに教えてもらおうかな。」

 

それはグッドアイデアだな。

 

龍は幻想郷に戻り、早速紅魔館に向かった。

 

龍「…美鈴はいつも寝てんな。まあいいや、おじゃましまーす。」

 

龍は紅魔館の入口を開けた。

 

咲「いらっしゃ…、その怪我どうしたの?」

 

龍「あぁ、いろいろあってな。」

 

咲「どうせ龍のことだから、霊夢か魔理沙にでもイタズラして、ボコボコにされたんでしょ?」

 

龍「うん…、まあだいたいあってるよ。」

 

咲「で?今日は何の用で?」

 

龍「パチュリーに用があってな図書館ってどこにあるんだ?」

 

咲「じゃあ、案内しましょうか?」

 

龍「それは助かるよ。」

 

咲「こっちよ。」

 

龍は咲夜について行った。

 

数分後、図書館に着いた。

 

前来た時にはあんま気にしなかったけど、紅魔館ってめちゃくちゃ広いな。

 

咲「それじゃあごゆっくり。」

 

龍「あとで紅茶お願い、砂糖とミルク多めで。」

 

咲「そうね、気が向いたら持ってくるわ。」

 

龍「すまんな。」

 

パ「私に用なんて珍しいわね。」

 

龍「ああ、それもそうだな。」

 

パ「なんで私のところに?」

 

龍「まぁ、見てわかるとおり今怪我しててな、体を鍛えられないんだよ。だから、魔法のうでをもっと磨いておこうと思ってな。」

 

パ「そう。それで私に魔法を教えてもらいに来たのね。いいわ、どんな魔法がいいの?」

 

龍「投影魔術って知ってるか?剣とかを作り出すような魔法。」

 

パ「投影魔術ね…、知ってる事は知ってるけど、私あまり使えないのよね。」

 

龍「え、そうなの!?てっきりパチュリーならどんな魔法でも使えるもんだと。」

 

パ「私が使えるのは5属性と月と日の7属性を組み合わせた魔法しか使えないのよ。まあ、それだけあればほとんどの魔法は使えるんだけど、投影魔術は属性を持たないのよ。」

 

龍「使えない事はないの?」

 

パ「できなくはないわ、すぐに消えてしまうけど。」

 

パチュリーの右手に光があつまって、鉄のスプーンが出来た。

 

龍「おー、すごい!」

 

しかし、そのスプーンはすぐに消えてしまった。

 

パ「ダメね。構造の単純なものでも少ししか持たないわ。やっぱり、私にはあってなかったのね。」

 

龍「なんとか覚えらないもんかな?」

 

パ「教える事は出来るわ。」

 

龍「あ、そうなの?」

 

パ「自分で言うのもあれだけど、一応優れた魔法使いなのよ、私。コツくらいなら教えられると思うわ。」

 

龍「そうか、それじゃあしばらくお世話になるぜ。まずは何からすればいいんだ?」

 

龍が聞くと、パチュリーは小悪魔を呼び寄せた。

 

パ「無属性魔法関連の本をあるだけ持ってきて。」

 

こあ「わかりました〜。この方は?」

 

龍「あ、初対面だっけ?はじめまして、俺は龍っていうんだ。しばらくここに通うと思うから、よろしくな。」

 

こあ「どうもご丁寧に、パチュリー様の使い魔の小悪魔です。名前は特にないので、好きにください。」

 

この小悪魔の外見は胸なしロングヘアーだ。

 

作品によっては巨乳の小悪魔もいるけど、俺はAカップくらいの方が好きです。

 

龍「じゃあよろしくな、こあ!」

 

こあ「はい!どうぞよろしくお願いします!」

 

小悪魔は本を集めに行った。

 

しばらくして…。

 

こあ「だいたいこれで全部ですかね。」

 

パ「ありがとう。疲れたでしょう、少し休んでていいわよ。」

 

こあ「では、お言葉に甘えてお茶にしてきます。」

 

小悪魔が扉を開けると咲夜が来ていた。

 

こあ「あっ、咲夜さんお疲れ様です。」

 

咲「お疲れ様、龍はまだいる?」

 

こあ「はい、パチュリー様と投影魔術の勉強をなさってますよ。」

 

咲「投影魔術?あんな使い勝手の悪い魔法を?」

 

こあ「そうですよね。投影魔術で作り出したものはすぐに世界に修正されて消えてしまうのに、なんでそんな魔法を。」

 

咲「まあ、本人に聞いてみるとするわ。ありがとね。」

 

こあ「いえいえ、じゃあ失礼します。」

 

パチュリーは1冊の本を渡してきた。

 

パ「まずは、トレースからやりましょうか。」

 

龍「トレース?」

 

パ「投影魔術の基礎になる魔術よ。物体に魔力を流し込んで、その物体の構造と構成物質を読み取るのよ。トレースについてはその本にかいてあるから一通り読んだら言ってね。」

 

龍「わかった。」

 

この本かなり分厚いな。あ、でもトレースについては第5章だけか。

 

咲「パチュリー様、お茶が入りました。」

 

パ「ありがとう。」

 

咲「龍はミルクティーだっけ?」

 

龍「うん…、ミルクと砂糖多めで…。」

 

咲「投影魔術ですか。」

 

パ「ええ、なかなか扱いの難しい魔法なんだけどね。」

 

龍「よし、だいたいわかったぞ。」

 

パ「え、もう読んだの?」

 

龍「要点だけまとめてな。」

 

パ「これなら結構早くに習得できるんじゃない?」

 

咲「あなたの能力があればなれるのも早いでしょうし。」

 

パ「そういえばあなたの能力を聞いてなかったわね。」

 

龍「そういえばそうだな。俺の能力は適応する程度の能力だ。適応させることもできるけどね。」

 

パ「あ〜、それで投影魔術をね。」

 

龍「さすが、わかってるね。」

 

パチュリーはすぐに察したようだが、咲夜はよくわかっていなかった。

 

つづくかも…

 



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第35話 久々すぎてストーリー忘れた

書いてたことすら忘れかけてた

考えてたはずの話も何も覚えてないなぁ


咲「龍の能力と投影魔術に何の関係が?」

 

パ「投影魔術で作り出したものは本来この世界にはないもの。だから世界はそれを修正するの。つまり、すぐに消えるってことね。」

 

龍「そこで俺の能力を使うんだよ。投影したものを世界に適応させることでしばらくは修正されないだろうって考えだ。」

 

咲「確証は?」

 

龍「ない!」

 

咲「ないのね…、まぁ、頑張りなさいよ。」

 

龍「うん!あ、紅茶ありがとう!」

 

咲「ちゃんとミルクと砂糖多めにしてるわよ。」

 

そう言って咲夜は図書館から出た。

 

龍「さて、で、トレースの練習からだっけ?やっぱうまいや。」

 

龍はミルクティーを飲みながら言った。

 

パ「そうね、ちょうど今手に持ってるスプーンでやってみましょうか。」

 

龍「どうすればいいの?」

 

パ「魔力の放出は出来る?」

 

龍「こんな感じ?」

 

右手にオーラのようなものをまとった。

 

パ「それでいいわ。それをスプーンに流し込んで解析するんだけど、まあ、あとは本に書いてあった通りにすればいいわ。」

 

龍「わかった。トレース!」

 

スプーンに魔力を流すと、頭のなかでスプーンの形状が構築された。

 

そして、構築したイメージに読み取った構成材質が埋まっていく。

 

龍「よし、多分出来てると思う。」

 

パ「そのスプーン、何で出来てた?」

 

龍「ほとんど鉄だけど、ステンレスがメッキされてるね。」

 

パ「正解ね。トレースは大丈夫そうね。」

 

龍はもう一口ミルクティーを飲んだ。

 

パ「次は本題の投影ね。トレースでイメージが固まったら、それを魔力で編んで構築すればいいんだけど、いけそう?」

 

龍の手に光が集まりはしたが、すぐに破裂した。

 

龍「だめだー、どうも出力がうまくいかない。」

 

パ「一気に魔力を放出しすぎなのよ。」

 

龍「一気に放出した方が早く構築できるんじゃないの?」

 

パ「一気に放出すると、イメージの器をオーバーして、失敗するわよ。あなたが今やったのは、バケツをひっくり返してコップに水をいれてるようなものよ。」

 

龍「あー、波紋みたいな感じか。」

 

パ「波紋?」

 

龍「いや、なんでもない。」

 

龍はもう1度スプーンを投影してみた。

 

今度はなんとか形になった。

 

パ「飲み込みが早いわね。能力のおかげかしら。」

 

龍「そうだね、こっちに来てからはある程度のことは1回やればできるようになったね。あ、消えちゃった。」

 

投影したスプーンはさらさらと消えてしまった。

 

パ「まあ、普通こんなもんよね。」

 

龍「じゃあ次は適応させてみるか。」

 

パ「それが出来たら戦略の幅が結構広がりそうね。」

 

龍「武器が無限に作れるってのは大きいよな。投影!」

 

龍は再びスプーンを投影した。

 

龍「出来たらすぐに能力を使ってと…。」

 

龍はそのスプーンをテーブルに置いた。

 

パ「すごいわね。消えてないわ。」

 

龍「強度は大丈夫かな?」

 

投影したスプーンで机を叩いた。

 

パキン!

 

龍「割れちゃったかぁ、まあでも形だけは出来てたし、消えもしなかったね。」

 

パ「そうね、基礎は出来てたし、能力も効いてたみたいね。あとは投影の構築の質を上げていくだけね。」

 

龍「質?あー、氷に空気を含みすぎると脆くなる見たいな?」

 

パ「どっちかっていうと、単純に魔力の密度が薄いのよね。不純物が入っているってわけでも無さそうだし。初めはもっとじっくりと投影していくのがいいわね。素早く投影するのはその後ね。」

 

龍「そっかー、こんなんじゃ武器として使えないもんな。あと2ヵ月くらいあるし、もうちょい練習してみるよ。ありがとね。」

 

パ「どういたしまして。正直一日でここまで出来るとは思ってなかったわ。まあ、まだ基礎だけしか教えてないし、分からないことがあったら、またここに来るといいわ。」

 

龍「ありがとう、じゃあ今日はもう帰ることにするよ。」

 

パ「お疲れ様、頑張りなさいね。」

 

龍「うん。」

 

こうして、投影魔術を覚えた龍は紅魔館を後にした。

 

この後、めちゃくちゃ練習たり、紅魔館に通ったり、紅茶飲んだり、なんだかんだあってある程度は身につけたようだ。

 

龍「怪我も治ったし、そろそろ異変が起きる頃かな。」

 

まだ雪が降り積もる3月後半である。

 

霊「寒い!」

 

龍「ていうか異変起きてるな、これ。」

 

つづくかも



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