焼き肉店は今日も繁盛しています。  (キムチ豆腐)
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カシラはどこの部分なの?

 もう一つのを書いてる時にふっと思い浮かんだものを書いてみました。

 皆様の暇つぶしにでもなれれば幸いです。


 ○月×日 晴れ。

 

 高校入学を機に、今日から日記をつけて行きたいと思う。

 

 3日坊主にならなければいいな。

 

 日記ってこんな書き方でいいのだろうか。

 

 まぁ、いいや。 誰に見せるわけでもなし。

 

 学校もそうだけど、アルバイトもしてみたい。

 

 どこか募集している所があったら電話してみよう。

 

 

 

 ○月●日 晴れ。

 

 今日、近所の焼き肉店がバイトを募集しているのを見て応募した。

 

 明日面接に来て欲しいとの事だった。

 

 繁盛しているお店だから、早めに行ったほうがいいのだろうか…。

 

 とりあえず、さっき言われた時間より15分近く早めに行こうと思う。

 

 受かればいいな。

 

 

 

 

 

 

 

 ○月△日 晴れ。

 

 バイト受かった。

 

 滅茶苦茶緊張して行ったけど、5分くらいで終わって少し拍子抜け。

 

 

 店長が面接をしてくれて、その場で採用してもらった。

 

 とても気さくな方で、繁盛している理由が分かった気がする。

 

 来週から入らせてもらえることになったけど、正直、不安しかない。

 

 初めてのバイトだから、精一杯頑張っていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 □月●日 曇り。

 

 疲れた。

 

 今日が初日だという事もあるんだろうけど、本当に疲れた。

 

 カシラとハツの区別がつかない…

 

 ハラミって何? どの部位なの?

 

 どうしよう。 続けていけるか早速不安なんだが…。

 

 まぁ、でも。

 

 先輩もパートの人も皆やさしい人たちで良かった、とりあえず半年は続けてみようと思う。

 

 

 

 

 

 □月■日 雨。

 

 今日はあまりお客さんが来なかった。

 

 暇だったので、ずっと掃除をしていたら、

 

 常連らしいお客さんが「頑張ってな!」と言ってくれて、とても嬉しかった。

 

 でも、次のシフトが来週だから、仕事を忘れてしまいそうな気がして不安だ。

 

 家で、教わったことを何かに書いておこうか。

 

 あ、これでいいじゃん。

 

 早速書いていく。

 

 

 カシラは頭の部分のお肉、ハツ心臓らしい。

 

 

 まぁ、部位が分かっても見分けにくいのだけれど…。

 

 

 

******************************************

 

 

 

 

 

 □月▲日 曇り。

 

 案外忘れていなかった。

 

 今日は初日とあまり変わらない量のお客さんだったけど、

 

 初日よりかは動けていたと思う。

 

 でも、先輩に効いたら土日は今日の比じゃないくらいの忙しさらしい。

 

 いつか僕も土日に入ることになるのだろうか?

 

 それと今日は先輩から小技、というか何というか。

 

 生ビールを2つ同時に注ぐ方法を教えてもらった。

 

 正直、無理です。 出来る気がしません。

 

 なんであんなに綺麗に注げるんだろう? 僕がやると泡が凄く出てくるのに…。

 

 まぁ、要練習だな、頑張ろう。

 

 

 

 

 

 ▲月●日 晴天。

 

 今日は人生初の給料日だ。

 

 まぁ、あんまり入ってなかったからそこまでの金額じゃなかったけど。

 

 すごく嬉しい。

 

 何に使おうかな?

 

 

 

 

 ▲月◇日 晴れ

 

 考えた結果、親に焼き肉をご馳走することにした。

 

 てか、今日行ってきた。

 

 給料の大半吹っ飛んだけどまあいいや。

 

 牛タンうめえ。

 

 

 

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 ×月●日 曇り。

 

 今日で日記をつけ始めてから2か月になる。

 

 改めてみてみるとバイトの事ばっか書いてるな。

 

 もうこれバイト専用でいいや。 今日のバイトの出来事も書いていく。

 

 ああ、そうだ。 今日はすごい美人さんが食べに来た。

 

 金髪の人と、2人の子供だった、兄弟だろうか?

 

 見たことが無かったから初めて来たのかな?

 

 3人とも美味しいね、と言いながら食べてくれて、すごく嬉しかった。

 

 

 それと、生を2つ同時に注げるようになった。

 

 コツをつかめば意外と簡単に注げるんだな。

 

 今日はこのあたりで終わりにしよう。

 

 

 

 

 

 

 ×月□日 晴れ。

 

 

 

 今日またあの美人さんが食べに来た。

 

 今日は5人で来ていて、前の2人のお子さんと、長い茶髪の女の人と、短い茶髪の女の人が新しく増えていた。

 

 

 短い茶髪の人は、関西の人なのか独特な口調だったのを覚えてる。

 

 

 なんだろう、類は友を呼ぶってやつかな?

 

 全員美人さんだった。 

 

 周りの男のお客さんがちらちらと見ていたから食べづらかったんじゃないだろうか?

 

 

 

 

 あ、そうそう。

 

 シフトが週3から週4になった。

 

 稼げるのはいいけど、学校と両立させないといけないからもっと頑張らないとな。

 

 

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 ◆月●日 雨。

 

 今日はすごい雨が降っていた。

 

 お客さんは少ないかな? と思っていたら案の定少なかった。

 

 まぁ、それでも常連さんは天気関係なしに来るのだけど。

 

 あ、それと今日あの美人さん達の名前が分かった。

 

 今日も5人でやってきて、雨で濡れていたのでお店のタオルを渡したらなんか自己紹介された。

 

 金髪の人はフェイトさん。

 

 茶髪の長い方はなのはさん。

 

 もう一人の茶髪ははやてさん。

 

 お子さんはエリオ君とキャロちゃん。

 

 向こうも僕の事を覚えてもらっていたらしい、いつも頑張ってるねと言われた。

 

 今月で半年になるけどこう言われるのが本当に嬉しいんだ。

 

 この3人どうやら同じ職場の方らしく、

 

 管理局という所に努めているらしい。

 

 でも、何の管理をしているのかは謎だ。

 

 

 

 

 あ、それと今日常連の大安さんのお孫さんが誕生日だったので、バニラアイスをあげた。

 

 大安さんはしきりにありがとうと言ってくれた。

 

 お孫さんもまだ5歳なのにしっかりお礼が言えていい子だな。

 

 

 

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◆月☆日 曇り。

 

 

 明日、新しくバイトが増えるらしい。

 

 後輩が出来る! と喜んだのだけど、歳が23と年上らしい。

 

 年上の後輩… なんだろう、すごい嫌だ。

 

 ああ、そうだ。

 

 フェイトさん達は17歳、と一つ年上だった。

 

 その年で職に就いてるんですか!? と驚いたのだけど。

 

 なんでも、管理局から直々にお願いされたらしく。

 

 中学卒業後すぐに働き出したらしい。

 

 で、結局なんの管理をしてるんだろう?

 

 

 

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◆月×日

 

 やばいかもしれない。

 

 あの3人、フェイトさん、なのはさん、はやてさん。

 

 あの人たちちょっとアレなのかもしれない。

 

 

 

 

 今日は3人で食べに来て、何事もなく帰っていったのだが。

 

 僕が帰るときに僕の自転車の横に3人が立っていて、少し話があると言われた。

 

 なんだろう? と思って話を聞くと、

 

 私たちは魔法使いなんだ、 とか、 君は高い魔力を持っている、だとか、管理局に入らない? とか。

 

 電波発言をしだしたのだ。

 

 今まですごい人たちだな、と思っていたために少しショックだった。

 

 とりあえず、急いで逃げてきたけど。

 

 後ろの方で「逃げたで! 追うんや!」 って聞こえた時は本気で心臓が止まるんじゃないかってくらいにビビった。

 

 なんとか振り切って逃げてきたけど…

 

 はぁ… 明日からのバイトが怖い。

 

 

 

 ◆月◎日 雨

 

 やばいよ、絶対おかしいよあの人たち。

 

 今日も追いかけてきた、「お願い!話を聞いて!」って言ってたけど、止まったら終わりな気しかしない。

 

 それに、後輩が気が付いたら止めていた。

 

 畜生、根性ないな。1か月しか来なかったじゃないか。

 

 最近なんだかついてない気がする。

 

 今日は早めに寝ようかな。

 

 

 

 ◆月□日 土砂降り。

 

 風邪をひいた。

 

 駄目だ、頭がぼーっとする。

 

 なんとか今日のバイトは大丈夫だったけど、店長に明日は休みなって言われたから、明日はゆっくりしていよう。

 

 もう無理、今日は寝る。

 

 と、思ったのだけど外がなんだか騒がしくて寝れない。

 

 なんなんだよ… と思って外を見たら。

 

 

 フェイトさんと目があった。

 

 

 

 

 ◆月◇日 嵐。

 

 家がばれていた。

 

 昨日はそのままスルーして眠ったけど、顔が言っていた。

 

 明日も来るよ、と。

 

 ああ、どうしよう。

 

 風邪ひいてるからか震えが止まらない。

 

 

 

 うん、明らかに風邪とは別のせいだね。

 

 どうしよう、本当に。

 

 警察っていう手もあるのだけど… 正直騒ぎになるのは嫌だしなあ。

 

 

 本当に今日も来ているのだろうか?

 

 少し気になったけどやめておこう、誰も幸せにならない気がするよ。

 

 

 

 

 ◆月※日 雨

 

 

 

 熱は引いた、学校に行って帰ったらなのはさんがいた。

 

 逃げようと思って後ろを見たらフェイトさんとはやてさんもいた。

 

 はやてさんが、「お願いやから、話をきいて…」と、言ってきたけど、僕は何とかその場から逃げだした。

 

 やっぱり後ろから「また逃げた! 追うで! なのはちゃん! フェイトちゃん!」

 

 「うん! 絶対にお話しするの!」「分かった! はやて!」なんて聞こえた。

 

 

 不思議と周りに誰もいなくて助けを呼べなかったけど、何とか逃げ切れた。

 

 今日はもう外に出たくない。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 投稿させていただきました。

 感想 気になった点 書いていただけると幸いです。

 

 ところどころ修正しました。

 少しでも良くなってればなぁと一人心配です。


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ハラミはどこの部分なの?

 ◆月○日 晴れ。

 

 今日はすごいイケメン達が来た。

 

 爆ぜろって思っていたら、そのイケメン達に呼ばれた。

 

 なんでも、このイケメンはフェイトさんのお兄さんと、なのはさんの友達らしい。

 

 お兄さん、いやクロノさんは「妹が迷惑をかけてすまない…」と、どこか哀愁を感じる姿でそう言った。

 

 クロノさんはハラミが好きなようだ、ハラミばかり頼んできた。

 

 

 

 クロノさんはまともだった。でも、もう一人、ユーノさんは駄目だ。

 

 帰りに話がある、と言われてほいほいついて行ったら壁ドンをされた。

 

 どうもユーノさんはそっちの方のご趣味だったようだ。

 

 

 取り敢えず思い切り突き飛ばして、ユーノさんから距離をとったんだけど…

 

 ユーノさん曰く、ただ単純に足を滑らしてしまっただけらしい。

 

 ………でも、男のシンボルが大きくなっていたのには正直引くわ。

 

 

 なんか鼻息荒かったし…。

 

 

 その場は最近よく見る金髪に助けられた。

 

 

 

 うん、まぁフェイトさんだ。

 

 その場で僕がまったく分からない電波な会話をしだしたのでその隙に帰った。

 

 

 あ、ハラミは横隔膜らしい。

 

 今日店長から教わった。

 

 

 

 

 ▽月◇日 雨。

 

 朝、家を出たらクロノさんがいた。

 

 この間の謝罪がしたい、と言われたが、

 

 面倒だったので断らせてもらった。

 

「なっなぜだ!」 っ言ってたけど、あの3人が乗ってるのが見えたんですよ。

 

 それに学校に遅刻しそうだったし。

 

 まぁ、そのまま放置して自転車で学校に行った。

 

 たまには学校の事も書いた方がいいのかな?

 

 気が向いたら書くことにしよう。

 

 

 

 

 ▽月★日 曇り。

 

 

 もうすぐで期末テストだ、勉強は… うん、三日前からやればいいや。

 

 最近は学校とバイト以外安らぎがない気がするな。

 

 

 はぁ… でも、テスト嫌だなぁ。

 

 なんであんなもん受けなきゃいけないんだろう。

 

 まぁ受けなかったら大変なんだろうけれども、この焦りは何度経験しても慣れないな。

 

 

 そういえば、バイトの先輩の友達が今日食べに来ていた。

 

 

 確か、月村先輩と、バ二ン、あれ?

 

 バ、バ、バーニングだっけな? うん確かそうだ。

 

 バーニング先輩、二人ともすごい美人さんだった。

 

 先輩も美人さんだったけど、本当に類は友を呼ぶってやつを実感した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ▽月●日 晴れ。

 

 

 

 今日は学校の創立記念日だったので、バイトの時間まで外で友達と遊んでいた。

 

 そいつのお勧めのシュークリームを買いに、隣町の翠屋ってお店まで行ってきた。

 

 なんだか、店員さんの顔に見覚えがある気がしたんだけど…

 

 どうにも思い出せない。

 

 と、いうよりなんだか思い出したくない気がする…。

 

 シュークリームの味は最高だったからまた行こうと思う。

 

 

 

 

  ▽月*日 晴れ。

 

 

 

 

 今日は大安さんとお孫さんが食べに来た。

 

 はぁ~、やっぱり癒されるよバイト中は。

 

 

 でも、今日でお世話になっていた先輩がここをやめてしまった。

 

 就職が決まったそうなのだ、大変めでたい。

 

 最後だから、ということでみんなでお客さんが帰った後に焼き肉をした。

 

 

 先輩 今までありがとうございました。 お仕事の方頑張ってください、陰ながら応援させてもらいます。

 

 

 

 

 

 *月●日 晴れ。

 

 今日はあの人たちが久しぶりに食べに来た。

 

 最近はこの3人なら見るけど、エリオ君とキャロちゃんは久しぶりに見た。

 

 今日エリオ君の誕生日だったらしいのでバニラアイスをあげてみた。

 

 うん、子供はかわいいね。

 

 

 

 でも、帰りにはやてさんに追いかけられた。

 

 「ええ加減に観念しいやっ!」って言っていたけど、正直諦めてほしい。

 

 

 

 

 *月×日 雨。

 

 今日も追いかけられた。

 

 なんだか最近はやてさんが泣きそうになっている。

 

 これで泣かれたら僕が悪いのだろうか?

 

 まぁ、逃げることに変わりはないんだけどね。

 

 

 あ、そうだ。 今日は初めてお肉のつけだれを作った。

 

 りんご、たまねぎ、バナナ、あと…なんだっけ?

 

 まぁいいや、醤油とかそのあたりを入れた気がする。

 

 自分が作ったタレをつけて出すってなんだか嬉しいような、怖いような、とにかく心臓がドキドキしてる。

 

 

 

 

 *月▽日 曇り。

 

 

 

 最悪だ、明日からテストだ。

 

 どうしよう、全然勉強してない。

 

 今から徹夜で勉強しなきゃ…  あ~憂鬱だ。

 

 

 

 

 

 *月△日 雨。

 

 死んだ 以上。

 

 

 

 

 

 

 *月◎日 晴れ。

 

 今日から冬休みだ。

 

 でも僕はバイトあるんだけどね。

 

 最近あの3人が本気で僕を捕まえようとしてくる。

 

 しかも何故か追われてるとき周りに誰もいないから助け呼べないんだよね。

 

 

 ああ、そうだ。

 

 今日はバーニング先輩と、月村先輩が食べに来た。

 

 僕の作ったタレを美味しいと言ってくれた、あの人たちはいい人だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 投稿しましたー。

 感想、気になった点 書いていただけると幸いです。

 

 6/11修正しました。


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はやてさん17歳。 彼氏募集中

 

 今回の話ははやてさんの日記になります。


 

 ×月◎日 曇り。

 

 

 

 

 今日も覚える事だらけやった。

 

 毎日毎日新しい事を覚えていく事にも、ようやく慣れてきた。

 

 もう、あんな事件を起こさないためにももっと頑張らなあかんな。

 

 

 あぁ、でもそろそろ有給消化せんと。

 

 皆でご飯でも食べにいきたいなぁ…

 

 そういえばこの間フェイトちゃんが行った焼き肉屋さんが美味しいって言ってたなあ。

 

 よっしゃ、近いうちに皆で食べに行こう。

 

 

 

 

 ×月□日 晴れ。

 

 今日久しぶりに皆で食事ができた。

 

 残念ながらシグナム達は来れなかったけど、また後日皆で行きたいわ。

 

 ああ、そうや。

 

 今日行ったお店は前にフェイトちゃんが言ってた焼き肉屋だったんやけど。

 

 そこの店員さん、私たちと同じくらいの魔力を持っていた。

 

 アルバイトなんかな?

 

 まだ初めてそこまで経ってないのか分からんのやけども、一生懸命に働いている姿には好感が持てたし、人柄も良さそうやった。

 

 はぁ~… ああいう人が管理局に来てくればもう少し楽になるんかなぁ?

 

 美味しかったし、今度は本当に皆で行きたいわぁ。

 

 

 

 ×月●日 雨。

 

 今日、カリムに昨日のアルバイトの人の話をしたらすごい食付きよった。

 

 ぜひ聖王教会に入って欲しいんやって。

 

 私は反対したんやけど、結局押し切られてスカウトだけでもして来い、と言われてしまった。

 

 

 はぁ… たまに暴走するのがカリムの駄目なところやな。

 

 取り敢えずはまた食べに行ってみよう、普通に美味しかったから、また行こうと思っていたし、ちょうどええわ。

 

 

 

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◆月●日 晴れ。

 

 

 今日またあの焼き肉店に行ってきたんやけど…

 

 やばい、あの人めっちゃいい人や。

 

 ミッドは晴れやったんやけど、地球は雨が降ってて傘を買っていったんやけど、お店に着いたときには結構濡れてたんや。

 

 そうしたらあの人! 名前は分からんのやけどあのアルバイト君がタオルを持ってきてくれたんや!

 

 気が利くわぁ、私が言うのもアレやけど。最近の若者も捨てたもんじゃないなと思ったわ。

 

 その時になのはちゃんが簡単に自己紹介してて、流れで全員が自己紹介した。

 

 うん、今思うとなのはちゃん凄いな、戸惑いなく自分の名前と管理局の事言いおったで…

 

 

 まぁええわ。 管理局、としか言ってないから分からんやろうし。

 

 問題はその後や! その後!

 

 私たちの隣に座っていたお爺さんとお婆さんと多分お孫さんやな、なんかアルバイト君と話をしてて、会話の内容が聞こえてしまったんや。

 

 

 

「いつも頑張ってるねぇ お兄ちゃん頑張ってね」

 

「あっ、ありがとうございます、大安さん。 皆さんもお元気そうで」

 

「お兄ちゃん! 今日僕5歳になったんだよ!」

 

「そうなの! おめでとう!」

 

「はは、ありがとうねお兄ちゃん。 最近はますます元気が良くなってねぇ、儂らの体力が持たんよ」

 

「あはは… あっ! ちょっと待っててね」

 

 そう言ってあの人は一度厨房まで戻るとアイスを持って戻ってきたんや。

 

 

「どうぞ、誕生日プレゼントだよ」って言いながら、アイスを渡してた。

 

 

「ええっ!? いいんですよ! お兄ちゃん。 そんな気をつかって貰わんで」

 

「いえいえ、いつも来て頂いてますし、是非貰ってください」

 

「でもねぇ「お兄ちゃん? これ貰っていいの?」こらっ!」

 

「あはは、どうぞ召し上がれ」

 

「ありがとう! お兄ちゃん!」

 

 

 この部分の会話はきっと私はしばらく忘れられない気がするわ。

 

 なんや? あの人、見た感じ私たちとそう変わらないのに、気が利きすぎやろ!

 

 

 やばい、カリム関係なしに普通に欲しくなってきたわ。

 

 

 

 

 

 

 

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 ◆月☆日 晴れ。

 

 

 

 今日も食べに行ってきた。

 

 こんなに短い期間で行って変に思われへんやろうか?

 

 今日もあの人は働いてた。

 

 

 なんでか知らんけど、私はお店に着くまでめっちゃ緊張してたんや。

 

「私たちの事覚えてるかな?」とか「今日はあの人いるのだろうか…」って。

 

 そんなことがぐるぐると頭を巡ってた。

 

 

 まぁお店に入ってあの人が私たちの事を覚えてくれていたって分かった瞬間にどっか飛んで行ってしまったんやけどね。

 

 ああ、彼の歳は16歳やった。

 

 私が一つ下か~ って何気なく呟いたら驚いていた。

 

 なんでも、自分より1つ上でもう働いている事に驚いたそうや。

 

 

 ………私たちってそんなに老けてるんやろうか?

 

 

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◆月★日 雨。

 

 

 

 今日は驚いた。

 

 なんと、なのはちゃん、フェイトちゃんまで彼が欲しいと言い出したんや。

 

 フェイトちゃんの理由は私と大体同じで、彼の人柄と魔力の高さからだと。

 

 なのはちゃんはそれと違っていた。

 

 

 正直なのはちゃんが言い出してくるとは想像外やったけど、理由を聞いたら納得した。

 

『私と同じ目にあって欲しくない』だそうだ。

 

 なのはちゃんは何年か前に大けがをして魔法が使えなくなってもおかしくない状態になっていたから、もし、彼が魔法に関わることになったときに正しい使い方を教えたいのだそうだ。

 

 

 

 よしっ! この二人が一緒なら怖いもん無しや!

 

 

 近いうちにまた食べに行って本格的にスカウトしてみよう。

 

 

 

 

 ◆月×日 雨。

 

 

 どないしよう。

 

 彼に逃げられてもうた… やっぱり行き成り魔法なんて言っても信じてもらえへんのかったかなぁ。

 

 でも! 私は諦めへんで!

 

 絶対に彼を勧誘してみせる!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 投稿させていただきました。

 いや~難しい。

 はやてさんの口調これであってますかね? 

 

 感想 気になった点ありましたら書いていただけると幸いです。




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フェイトさん。 17歳の苦悩。

 

 今回はフェイトさんの日記となります。

 

 


 ○日×日 晴れ。

 

 

 最近疲れが溜まってきている気がする。

 

 仕事と子育ての両立がこんなにキツイなんて…

 

 やっぱりリンディさん、ううん。

 

 母さんは、すごいな…

 

 

 でも、エリオとキャロのためにももっと頑張らないと。

 

 

 大丈夫、私は大丈夫。

 

 だって、あの二人を見ているだけで力がわき出てくるんだから。

 

 

 うん、明日も頑張ろう。

 

 

 

 

 ○月▽日 晴れ。

 

 

 

 今日は偶然任務で地球に行ってきた。

 

 仕事自体は早く終わったから買い物をしてから帰った。

 

 まだ、あのお肉屋さんやってて良かった…

 

 変わらない物ってなんだかすごく癒される。

 

 

 今日は家で焼き肉を食べたんだけど、その時にエリオが「また今度、焼き肉屋さんに行ってみたいっ!!」って言っていた。

 

 そうだね、家でやると匂いとか気にしないとだし、近いうちに皆で行きたいな。

 

 

 

 

 ○日▼日 曇り。

 

 

 

 今日は久しぶりの休みだった。

 

 だから二人が行きたがっていた遊園地に連れて行ってあげた。

 

 ああ、可愛かったなぁ、二人とも。

 

 私も随分前に、なのはとはやてとアリサとすずかのメンバーで一度だけ来たことあったけど、すごく楽しかった。

 

 でも、普段あんなに飛び回ってるのに…

 

 ジェットコースター、私はあれが苦手だ。

 

 なんでだろう? 自分で飛ぶ方がずっとずっと速いんだけどな?

 

 どうもあの急降下の感覚が慣れない、つい隣に座っていたキャロに抱き着いてしまった。

 

 なんでエリオとキャロは平気なんだろう?

 

 

 あ、そうだ。

 

 帰りにエリオが焼き肉に行きたいって言ってたっけ。

 

 次の休みには皆で行こうかな。

 

 

 

 

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×月●日 曇り。

 

 やっと休みが取れた。

 

 二人に行きたいところはあるか聞いたら、エリオが元気な声で「焼き肉!」って言ってた。

 

 キャロも遠慮がちに「私も… 行ってみたい」だって。

 

 

 ふふっ、駄目だこの二人に頼まれたら何でもやってしまいそうだ。

 

 本当にかわいい子達だよ。

 

 

 

 それで、焼き肉に行こうってなったんだけど…

 

 どこに行こうか悩んでいたんだ、でも昔キャロが「フェイトさんの故郷に行ってみたい」って言っていたのを覚えていたから、地球まで食べに行くことにした。

 

 

 

 でも、失敗した、いや?結果は成功、かな?

 

 

 海鳴市にあった焼き肉店が潰れてしまっていた。

 

 しょうがないから隣の町の焼き肉店に行ったんだけど、そこのお店は大当たりだった。

 

 

 プレートじゃなくて七輪? っていうのに網乗っけて焼いて食べるんだ。

 

 

 はやてが言っていた昔ながらのってやつなのかな? こういうのって。

 

 

 

 エリオとキャロ、もちろん私も「美味しいね」って言いながら食べていた。

 

 また今度なのは達も誘って来よう。

 

 

 

 

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×日□日 晴れ。

 

 この前の焼き肉屋に行ってきた。

 

 今日はなのはとはやても一緒だった。

 

 最近は電話ばかりで会えていなかったから凄く楽しかった。

 

 

 お店に入ってからはやてが「あの店員さん、すごい魔力持ってるで」と言い出して、私も見てみたら、確かに凄い。

 

 私… いやなのはと同じくらいの魔力なんじゃないかな?

 

 鍛えたら凄いことになりそうな人だった。

 

 それに、お客さんに対してすごく一生懸命接客していて、ああいう人が結婚したらきっといい夫になるんだろうなって思った。

 

 

 

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 ◆月●日 晴れ。

 

 

 また、あのお店に行ってきた。

 

 今日は雨が降っていて、お店に入ったときは結構濡れちゃってたんだけど、あの店員さんがタオルを貸してくれたんだ。

 

 いい人だなぁって思っていたらなのはが行き成り自己紹介しだした。

 

 なのは、行き成り管理局っていうのはどうかと思うよ…

 

 エリオとキャロもしっかりお礼が言えていて、二人の成長を実感できた。

 

 

 でも、その後の彼の行動になんだかすごくドキドキしたんだ。

 

 

 私たちの隣に座っていた子供にアイスをあげていたんだ。

 

 その時の会話はちゃんとは聞こえなかったんだけど、その子の誕生日プレゼントらしい。

 

 

 なんだか、うん。

 

 

 

 

 なんだかすごく、いいなって思ったんだ。

 

 

 

 なっ、 何書いてるんだろう。 私。

 

 

 …今日はもう寝よう。 

 

 

 

 

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◆月☆日 晴れ。

 

 

 今日もあのお店に行ってきた。

 

 今日も彼は働いていた。

 

 私たちがお店に入ったら大きな声で「いらっしゃいませ!」って言ってくれた。

 

 なんでもない、ただの挨拶のはずなのに心臓がドキドキしてた。

 

 なんだろう? 疲れでも溜まってるのかな?

 

 あ、彼はちゃんと私たちの事覚えていてくれたんだ。

 

 

 私たちが17歳っていったらすごく驚いていたんだけど。

 

 やっぱりおかしいのかな? はやても何だか苦い顔してるし。

 

 

 

 

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 ◆月★日 雨。

 

 

 

 今日は電話で、なのはが彼の事を管理局に勧誘しようと言い出した。

 

 はやてが戸惑っていたようだけど、私は自然と口を開いていた。

 

 

「うん、私も彼が来てくれると嬉しい…かな。 気が利いてるし、いい人そうだし」

 

 

 なのはは昔の自分と彼を照らし合わせていたみたいだ。

 

 

 どうなるかなって思ってたんだけど、意外にはやてもノリノリだった。

 

 

 近いうちにもう一回彼のお店に行くことになって、終わったんだけど…

 

 

 なんでだろう? 彼の事を考えると心臓がドキドキする。

 

 駄目だ、今日も寝られる気がしないよ。

 

 

 

 

 ◆月×日 雨。

 

 

 今日食べに行った帰りに彼に話をした。

 

 

 結果は大失敗だった、彼はすぐに逃げてしまって、「逃げたで! 追うんや!」と、はやての言葉がなければ動けなかったから。

 

 

 

 ううう、どうしよう。

 

 変な女って思われたかなぁ… なんだか胸がジクジク痛むよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 投稿させていただきました!

 はやてさんもそうだけど、フェイトさんも口調が難しい。

 他の方の小説を読ませていただくときは頭の中にしっかりとイメージがついてくるんだけど、自分で書くとどうにもしっくりこない。


 まぁいいや。

 えー次回はなのはさんの日記になる予定です。


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なのはさん。 魔法少女で17歳。

 今回はなのはさんお日記となります。



 ※ユーノ君のキャラが崩壊します、原作のユーノ君がお好きな方は見ない方がいいかもしれません。



 それでも良い方はどうぞ!

 
 ※さっそく修正入りました(笑)


 ●月●日 雨。

 

 

 今日、管理局のある人に告白をされた。

 

 何度か面識がある人だったんだけど、断らせてもらった。

 

 申し訳ないけど彼に、というか私はいまだに男の人を好きになったことが無い。

 

 

 かといって女の子が好きなわけでもないんだけどなぁ。

 

 断った後に彼が、「やっぱりなのはさんはフェイトさんと…」なんて言い出したの。

 

 うん、私がソッチの人だと言う噂が立っているのは知ってたけど、

 

 目の前で言うのは流石に駄目だと思うの。

 

 

 

 だからちょっとお話しして誤解を解いておいたんだけど…

 

 何故だか途中から首がカクン、カクンって音を立ててたのはなんでだろう?

 

 

 

 

 

***************************************

 

 

 ●月☆日 雨。

 

 

 今日もお仕事だった。

 

 周りの女の子は皆「彼氏が~」とか「昨日のデートで…」言っているけど、私には分からないや。

 

 この年で恋愛したことが無いってやっぱりおかしいのかなぁ…

 

 

 でも、近くに仲のいい男の人って言えば、ガチホモか、クロノ君しかいないの…

 

 

 ガチホモ、ああ、ユーノ君がまともな人だったらそういう関係になっていたりしたのかな?

 

 

 

 

 でも、やっぱり想像できないや。

 

 

 ガチホモ、いやユーノ君はありえないよね。 正直ユーノ君の見た目は嫌いじゃないんだけどね。

 

 中身が駄目だよ…

 

 

 だってこの前ユーノ君に告白した女の子がいたんだけど、ユーノ君「ごめんね、僕、言いにくいんだけど同性愛者なんだ」って普通に言ったらしいの。

 

 

 信じられないよ、断るにしてももう少しオブラートに包めるでしょ!?

 

 しかもその後に「本当にごめんね、今日×●小学校の運動会があるからもう行かなくちゃいけないんだ…」って言いながらアソコ…

 

 

 その… 男の人の男というか…

 

 

 アレを大きくして走って行ってしまったらしい。

 

 

 ユーノ君… まだ小学生狙ってるの?

 

 

 なんだか疲れた、もう寝よう。

 

 

 

 

 

 

 ●日◆日 曇り。

 

 

 今日は久しぶりにお休みだった。

 

 

 でも、何にもやることが無かった。

 

 

 他の人たちは何しているのかな?

 

  

 取り敢えず、今日は録画していた映画を消化することにしたんだけど…

 

 最近はラブストーリーの映画が多いなぁ、いつか私にも恋人できるのかなぁ…

 

 

 

 

 

**********************************

 

×月◎日 曇り。

 

 

 今日もお仕事。

 

 なんだろう、最近すごく一人が嫌になってきた。

 

 いや、別に友達がいないわけじゃないけれど、何だか寂しいっていうか、苦しいっていうか…

 

 とにかく何か心に隙間が空いているようなそんな感覚。

 

 フェイトちゃんが皆でご飯に行こうっていってたから、その時に相談してみようかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ×月□日 晴れ。

 

 

 どうしよう。

 

 今日皆で食事に行ったんだけど、そこの店員さんの事が忘れられない。

 

 彼を見た瞬間からなんか体の奥からビビビッてきたの! 私はずっと彼の事を見ていた。

 

 

 多分、これがきっと一目惚れってやつだと思うの。

 

 

 一度そう思ってしまうと駄目だ、私の空いていた隙間に彼がすっぽりと入ってきて隅々にまで広がっちゃった。

 

 

 ああ、でもきっと彼女とかいるんだろうな…

 

 

 きっといるよね…  ああ… こんなの初めてだよ。

 

 

 胸の中からあったかいのがドクドク流れてきて、私を真っ赤にさせる。

 

 

 気持ちが溢れて止まらない、これが恋、なのかな?

 

 

 

 … また食べに行ってもいいよね?

 

 

 

 

 

**********************************************

 

 

 

  ◆月●日 晴れ。

 

 

 今日また彼のお店に行ってきた。

 

 

 彼は隣に座っていた子供にアイスをあげていた、誕生日だったみたい。

 

 

 その時の彼の顔に、完全にやられた。

 

 

 多分、私たちとあんまり変わらない歳だと思うけど、無邪気そうな顔と大人の雰囲気を両方混ぜこぜにしたような、そんな顔。

 

 うん、もう駄目だよ、あんなの反則だって。

 

 私の事、彼はどう思っているのかな?

 

 名前は覚えていてくれたけど、多分、というか絶対にソッチの感情は持っていないだろうし…

 

 

 

 どうしよう、気持ちが抑えられないよ…

 

 

 完全に彼の事が好きになってしまったみたい。

 

 

 またお店に行こう絶対に。

 

 

 

**********************************************

 

 

 ◆月*日 晴れ。

 

 

 

 最近は彼の事しか考えていない。

 

 仕事でも何度かミスしちゃったし… 何とかしないと。

 

 

 でも、解決案が出てこないなぁ、いっそ彼が管理局に入ってくれれば、少しはマシになる気がするよ。

 

 

 ん? 彼を管理局に…

 

 

 でも、それはさすがに…  でも、でも。

 

 とりあえず、明日にでもフェイトちゃんとはやてちゃんに言ってみるだけ言ってみよう。

 

 

 

 

 

 

 ◆月★日 雨。

 

 

 

 やったの!

 

 今日思わずフェイトちゃんとはやてちゃんに、彼を管理局に入れたいって言ってみたら、二人とも協力してくれるみたいなの!

 

 

 でも、そのときにはやてちゃんに理由を聞かれて思わず、前の私の失敗と彼を照らし合わせた、って言っちゃったんだけど… 

 

 なんだか2人を騙したみたいで自分が嫌になった。

 

 

 でも、結果は良かった。

 

 

 近いうちにもう一度彼のお店に行こう。

 

 

 

 

 

 

 ◆月×日 雨。

 

 

 駄目だった。

 

 彼はすぐに逃げてしまって、お話を聞いてもらえなかった。

 

 急激に胸が冷たくなっていく。

 

 

 うう… どうしよう? どうにかして彼とお話ししたい。

 

 

 また行こう、絶対に彼とお話ししてみせる!

 

 

 

 

 ◆月◎日 雨。

 

 

 今日も駄目だった。

 

 相変わらず彼はすぐに逃げてしまって、私はお話しするどころか嫌われてしまったんだろうか?

 

 

 

 

 嫌だ。 嫌だ。

 

 嫌だ嫌だ。

 

 嫌われたくない。 彼に嫌われたくない。

 

 

 もうあんな気持ち味わいたくないよ…

 

 

 

 

 まずは誤解を解きたい。

 

 

 

 どうしたら彼に逃げられずにお話しできるのかなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 投稿させていただきました。

 えぇ~初めに言っておきますが、恐らくこの話は今後ちょくちょく修正が入ると思われます。

 理由は、なんだかしっくりこないんですよね、書いているときに初めて1時間近く手が止まりました。

 修正に関しては、細部の追加、変更。

 もしかしたら一度削除して書き直しになるかもしれません。

 
 ※6/10 18:55 修正しました。もしかしたらまだ修正するかもです。


 感想、気になった点 書いていただけると幸いです。


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ホルモンは塩派? 味噌派?

 申し訳ありません、本日の朝に投稿しました第六話なのですが、

 私の勝手な事情なのですがどうにもしっくりとこなかったので一旦削除させていただきました。

  
 もう一度構想から考え直していく事と、その関係で1~5話も修正が入るかと思われます。

 
 とりあえず先に主人公君目線の話を投稿させていただきます。


 ▲月×日 晴れ。

 

 

 明日からまた新人が増えるのだそうだ。

 

 店長曰く、「結構騒がしい奴」らしい。

 

 

 騒がしい奴、か。

 

 別に皆で盛り上がる方の騒がしいならいいけど、自己中心的な騒がしさを持っている奴だったらいやだな。

 

 

 ああ、それと僕の冬休みはバイトと補習で終わりそうだ。

 

 

 ちゃんと勉強しとけば良かったなぁ。

 

 そういえばここ何日かあの3人を見ていない。

 

 いないに越したことはないんだけど、逆に少し怖い。

 

 

 

 

 ▲月○日 晴れ。

 

 

 

 入ってきた新人君、正直不安が大きい…

 

 彼は、うん。 アグレッシブな馬鹿だ。

 

 どうして牛タンとホルモンを間違えるのだろう、それも4度も。

 

 

 

 でも、僕も最初は動けなかったし、しょうがないのかな?

 

 まぁ気長に頑張ってほしい。

 

 

 あ、歳は僕と同い年だった。

 

 中々気の合う奴だったから仲良くやっていけそうだ。

 

 

 

 

 ▲月▲日 曇り。

 

 

 昨日の日記を訂正したいな。

 

 新人君… あいつはヤバい。

 

 

 信じられない、彼は片仮名が書けなかった。

 

 シとツの区別がつかないとかそういうのじゃなくて、本当に分からないらしいのだ。

 

 

 今日いきなり、「そーせーじってどう書くんでしたっけ?」と真顔で聞かれたときは心底驚いた。

 

 彼は大丈夫なのだろうか? 高校には通っているみたいだけど…

 

 とりあえず、メニュー全部の書き取りをさせてみたが、どうやら彼はサ行が書けないようだった。

 

 

 よく高校受かったな… 彼の将来が心配になったよ。

 

 

 

 それから、今月から時給がアップするそうだ。

 

 うん、何だか働くっていいな。

 

 

 

 

 

 

 

*****************************************

 

 

 ▲月※日 晴れ。

 

 

 今日は久しぶりにあの5人が食べに来た。

 

 どうやら今日はキャロちゃんの誕生日だったらしいので、ゆずアイスをあげてみた。

 

 

 うんうん、しっかりとお礼が言えるいい子だな。

 

 フェイトさんもお礼を言ってくれたんだけど、

 

 うん、ヤバいね。

 

 美人さんの「ありがとう」がこんなにガツンと来るとは思わなかった。

 

 

 多分僕は顔が真っ赤になっていたと思う。

 

 

 というより、今また思い出してしまった。

 

 

 普段がまともだったら最高にタイプの人なんだけどな…

 

 

 

 

 あ、そうだ、今日の新人君はまた凄かった。

 

 何を思ったかカルビ、カルビと言いながら、牛タンをお客さんに持っていき、「お待た致しました、ホルモンになります」と言いおった。

 

 思わず頭を引っ剥いたけど、僕は悪くないよな。

 

 

 でも、最近はバイトに来るたび新人君の奇行を見るのが1つの楽しみになってきている。

 

 

 

 あ、そういえば今日も追いかけられなかったな。

 

 ようやく諦めてくれたのかな?

 

 

 

 

**********************************************

 

 ↑月●日 晴れ。

 

 

 今日から宿題に手を付け始めた。

 

 

 てか、この歳で書初めの宿題ってなにさ。

 

 書初め用の筆とか昔あったけど捨てた気がする。

 

 

 

 はぁ… 最近はめっきり冷え込んできたな、炬燵でも買おうかなぁ。

 

 

 

 この時期はバイトでもあまりお客さんが来ない日が多くなるそうで、今日も売り上げはあまり伸びなかった。

 

 なんだか暇なのにバイト先にいると、時給が発生する分申し訳なく思う。

 

 新人君もようやく慣れてきたのか、最初の頃のような失敗は少なくなった。

 

 

 まぁあるにはあるんだけどね。

 

 

 はぁ… 寒い。

 

 本当に炬燵買おうかな。

 

 

 

 

 

 ↑月×日 雪。

 

 

 

 今日は一日中雪が降っていた。

 

 昨日までの僕だったら、布団で丸まってたんだろうけど、今日からは違うぞ。

 

 

 炬燵、買ってきたぜ。

 

 

 やっぱあったかいね、炬燵って。

 

 

 今炬燵に入りながら書いてるけど、眠気がヤバい。

 

 今日はこれで終わりでいいや。

 

 

 

 ↑月▲日 雨。

 

 

 風邪を引いた。

 

 炬燵め、裏切りおったな春になったら押し入れにぶち込んでやる。

 

 

 まぁ自業自得なんだけどね、しかし炬燵で寝ると体中が痛いな。

 

 

 やっぱり寝るなら布団が一番だ、明日までバイト休みだし、ゆっくりしてよう。

 

 

 

 

 

 

 ↑月★日 晴れ。

 

 

 ああ、やばいな。

 

 熱が引かない、さっきバイトには電話したから明日もお休みになった。

 

 

 駄目だ、気持ち悪いもう寝る。

 

 

 

 

 ①月▼日 晴れ。

 

 

 今日はなんだかすごく濃い一日だった。

 

 

 怠かったからずっと寝てたら下の方から母さんの声と、お邪魔しますと誰かの声が聞こえた。

 

 

 まぁうん、フェイトさんだった。

 

 

 なんでもお見舞いに来てくれたらしい。

 

 2時間ほどで帰っていった。

 

 ああ、やっぱりフェイトさんって優しい人だったな。

 

 

 

 ってさっきまで思ってたんだけど。

 

 

 なんで僕が風邪引いたって知ってたんですか? 

 

 ねぇ、教えてくださいよ、フェイトさん…

 

 

 

 

 

 

********************************************

 

 

↑月○日 雨。

 

 

 

 今日はクリスマス、だってのに…

 

 僕は一人悲しくアルバイトだった。

 

 畜生新人の野郎… 彼女いやがったのかよ。

 

 

『二人で性なる夜を過ごすのでお休みください』だと?

 

 畜生今度会ったらグーパンしてやる。

 

 

 しかも、今日来たお客の半分近くはカップルだった。

 

 

 はぁ… 俺も彼女欲しいなぁ。

 

 

 

 

 ↑月○日 晴れ。

 

 現在時刻 23:45分。

 

 あと15分で今年も終わるのか…

 

 

 なんだかんだでこの日記続けているな、絶対飽きると思っていたのに。

 

 

 

 今、ちらっと最初の方見たけど、懐かしいな。

 

 てか、結局バイト以外の事も書いてるし。

 

 まぁいいか、あと10分だ。

 

 

 

 

  

 

 

 さて、寝るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




投稿させていただきました。

 改めまして、大変申し訳ないです。

 
 恐らく今日か明日中に1~5話の修正が入ると思われます。

 なるべく話の本筋は変えずに修正いたしますので、また見てくださると幸いです。

 

 ああ、ユーノ君はどうあがいてもホモです。 そこの変更はございません。


 感想 気になった点書いていただけると幸いです。


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はやてさん。 家族が恋しい17歳。

 今回ははやてさん視点となります。

 
 この次は恐らくフェイトさん、そしてなのはさんとなる予定です。


 
 デイリーランキングにこの作品が載っていたようです。

 えー、本当に頭にふっと浮かんだものを書いているだけのこんな作品ですが、皆様に評価していただけて本当に嬉しいです。

 今後も皆様のお暇つぶしになれればいいなと思っております。

 


 ◆月×日 晴れ。

 

 

 駄目や…

 

 彼と話すことができへん。

 

 毎回バイトの帰りに待っているんやけど、彼は私たちを見るなり直ぐに逃げてまう。

 

 

 

 はぁ~、もっとゆっくり話しておけば良かったわ…

 

 

 

 でも、彼も彼や!

 

 

 そんな毎回毎回、鬼が追って来とるような顔で逃げる事ないやんか!

 

 私だって女の子やし、あんな顔で逃げられたら自信無くなってまうわ!

 

 なんや? 考えたらなんか腹立ってきたわ。

 

 

 絶対に捕まえて話を聞いてもらうで!

 

 

 

 

 ◆月□日 晴れ。

 

 

 ふっふっふ。

 

 今日は彼の家を突き止めた!

 

 

 いつも通りにバイトの帰り道にフェイトちゃんと張っておいた甲斐あったわ。

 

 でも、これはストーカーやな…

 

 

 いいんや! ばれなきゃ犯罪やないんや!

 

 

 

 でも… 犯罪やなぁ…

 

 

 ま、まぁ一先ずおいとこ。

 

 

 こうでもせんと、彼は私たちの話聞いてくれなそうやし…

 

 

 

 

 

 そろそろ私の精神が持ちそうにないんや…

 

 

 

 

 

 ◆月※日 雨

 

 

 彼は人間なんやろか?

 

 

 今日、彼の学校帰りを狙って話にいったんやけど…

 

 

 私たちが本気を出して、つまり魔法を使って追いかけたのに捕まえられへんかった。

 

 

 なんでやろう。

 

 なのはちゃんが結界を張った直後から魔法が使いにくくなったんや。

 

 

 私の気のせいかもしれんけど… 彼の周りが少し光っていた気もする。

 

 

 とまぁ、なんやかんや書いてるけど、結局は今日も話せんかった。

 

 

 

 

 

 どないしよう、私泣きそうになってきたわ。

 

 

 

 

 ◆月★日 晴れ。

 

 

 最近仕事に身が入らんわ…

 

 

 どうしたら、彼と話せるか? その事ばかり考えてしまう。

 

 

 

 でも、なんでやろう。 彼の事を考えていると、胸がポカポカするんや。

 

 

 なんだか、シグナム達が初めて私の前に現れた時みたいな…

 

 ドキドキと、嬉しさが混じったようなそんな感覚。

 

 

 

 ………これって、やっぱり…アレ、なんやろか。

 

 

 えーっと、つまり、つまり私が、

 

 

 私がやな、か…彼の事を す、好きってこと… なんかな。

 

 

 

 

 ううう、だ、駄目や。 なんか恥ずかしいわ。

 

 

 取り敢えずは何とかして彼と話そう。

 

 

 一度、彼と管理局の事とか全部無しにしてゆっくり話したい。

 

 

 

 全てはそこからや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽月◎日 曇り。

 

  

 あかん、昨日の覚悟が吹っ飛んでもうた。

 

 うう、クロノ君にばれてもうた…

 

 確かに自覚がないことは無かったけど、あんなに怒る事…

 

 

 

 いや、駄目やな。

 

 

 誰が何と言おうが今回の事は私たちが悪い。

 

 

 明日、ちょうど三人共休みやし、彼に謝りに行こう。

 

 

 

 許してもらえるやろか…

 

 

 

 

 ▽月◇日 晴れ。

 

 

 

 

 彼は優しすぎる。

 

 

 

 

 今日、朝に彼の家の前まで行ってきたんや。

 

 私、なのはちゃん、フェイトちゃん。

 

 皆、顔が蒼くなっとった。

 

 多分やけど、皆彼に嫌われたくない。 その気持ちが大きかったんやと思う。

 

 車の中から彼に謝るタイミングを伺ってたんやけど、彼はクロノ君と少し話すと自転車で行ってしまった。

 

 

 クロノ君から聞いた話だと、彼はこう言ったらしい。

 

 

 

「僕は気にしていませんよ? そんな、わざわざ来ていただかなくても大丈夫ですよ、クロノさんもお忙しいでしょう? 

 

 あ、ごめんなさい。 もう学校に行かなくちゃなので失礼します。 お仕事頑張ってくださいね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 気にしていないはずがない。

 

 あんな、毎回毎回追いかけていたんや、気にしないわけがない。

 

 

 でも、彼はそう言わなかった。

 

 

 

 

 

 

 反則や…  いっそのこと罵ってくれれば、今まで私たちがしてきた事を大声で怒鳴ってくれれば、この気持ちも。

 

 

 

 彼の事が好きだというこの気持ちも、少しは落ち着いてくれたかもしれへん…

 

 

 

 でも、もう駄目や、無理や。

 

 

 

 一度知ってしまったから、失いたくないんや。

 

 

 

 

 ふっふっふ、私を惚れさせた事後悔させたるで。

 

 

 

『僕は気にしてません』  …そう言ったんやな?

 

 

 

 だったら気にさせたる。

 

 

 気にするまで追いかけたる。

 

 管理局に勧誘するとか、そんなの関係なしに彼がほしい。

 

 

 私が、八神はやてが、彼の事が欲しいんや。

 

 

 

 

 

 

 *月●日 晴れ。

 

 

 

 今日は久しぶりに5人で食べに行った。

 

 なんだか、お客としていくのは久しぶりやったから、変に緊張したわ。

 

 

 やっぱり今日も彼は働いていて、私たちにも普段通りに接してくれた。

 

 

 まぁ、今日もいつも通り逃げられたんやけど。

 

 

 ええ加減に観念して私の話を聞いてほしいわ。

 

 

 

 自分勝手なのはわかってるけど、この気持ちは抑えられんわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、やっぱり逃げられると目が潤うのは慣れへんな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 えーいつもより短いのですが、投稿させていただきました。


 次回はフェイトさん視点ですね、正直、一番書きにくい子です。


 なんとか早いうちに書き上げたいですね… その後には彼女もいますから…


 感想 気になった点。 書いていただけると幸いです。


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フェイトさん。 17歳は考えた。

 投稿が遅くなってしまって申し訳ないです。

 学校やらバイトやらで全然時間が取れなくて…

 
 それと、何人かの作者さんからこの焼き肉店を小説に登場させたい、とメッセージをいただいたのですが…

 ぜひ使ってやってください。

 私自身、自分以外の方が書いたこの焼き肉店を見てみたいですし。

 
 ああ、でも一応はメッセージを送っていただけると助かります。



 今回はフェイトさん視点となります。


 ◆月◎日 雨

 

 今日も彼は私たちから逃げて行く。

 

 うう… どうしよぅ… 絶対に変な女たちだと思われてるよ…

 

 なのはとはやては何でかどんどんやる気が出てきてるみたいだけど、私はもうやめた方がいいんじゃないか? って思い始めてきたよ。

 

 

 

 

 ◆月□日 晴れ。

 

 今日は彼の家までついて行ってしまった。

 

 完全にストーカーだよね…私。

 

 はやては 「ばれなきゃ… ばれなきゃきっとセーフ… やと思うんや…」なんて言っていたけど、後半が聞こえないくらいの声量だったから同じこと考えていたと思う。

 

 ただ、なんだか彼の調子が悪そうだったな、エリオが風邪引いた時とそっくりだったし、多分風邪ひいてる。 心配だな。

 

 

 

 あぁ、でもはやてと外で話していたら彼の家のカーテンが開いて私と目があったんだ。

 

 若干顔が赤くなっていて、熱がある時のエリオそっくりの顔になっていたから、『お大事に』って気持ちを込めて彼を見てから帰ってきた。

 

 

 

 

 

 ◆月〇日 晴れ

 

 

 最近エリオとキャロも彼の事を話すようになってきた。

 

「フェイトさん、あのお兄さんいい人ですよね」 とか、

「早くしないと彼女つくっちゃうかもしれないよ」とか。

 

 

 やっぱり二人から見てもいい人に見えるよね。

 

「うん、凄い優しい人だし、彼女くらいきっとすぐに出来るよね」

 

 ってそんな感じのやり取りが良くあるんだけど、その度に二人からため息を吐かれる。

 

 どうしたんだろう? 何か変なのかな?

 

 アルフにも前話した時もため息吐かれたし… 何だろう?

 

 

 明日はまた彼のところに行ってくるつもりだ。

 

 

 

 

 ◆月※日 雨

 

 

 すごい

 

 それしか言えない。

 

 彼は私たちが魔法を使って追いかけても捕まえられなかった。

 

 

 何故かいつもより魔法が使いにくかったというのもあるかもしれない、でも、それでも自惚れてるわけじゃないけど、私は速さに関しては相当の自信があるし、実際管理局の中でも私より速い人は数えられる程度しかいない。

 

 だけど、捕まえられなかった。

 

 

 う~ん… どうしてだろう?

 

 

 彼にも魔力があるのは知っていたけど、もしかしたら魔法が使えるのかな?

 

 だけど… それだと私達から逃げる理由が分からない。

 

 

 

 ……もしかしたら、管理局に何か嫌な思い出とかあるのかな。

 

 お兄ちゃんに相談してみようかな。

 

 

 

 

 ◆月○日 晴れ。

 

 

 

 

 今日、お兄ちゃんに彼のお店に食べに行ってもらった。

 

 ただ、ユーノも一緒に連れて行かせたのは失敗だったな…

 

 

 お兄ちゃんには何も言わずに私もお店付近にいたんだけど、彼がユーノに押し倒されてた。

 

 うん、なのはがユーノの事を悪く言う理由が分かったよ。

 

 ユーノは彼に突き飛ばされていたけど、なんだか少し嬉しそうだった。

 

 

 うん、  すっごく気持ちが悪かったよ。

 

 すぐに彼の所へ行ってユーノを彼から引き離したんだけど、ユーノから「なんで邪魔するんだよ! フェイト! せっかくいいムードだったのに!」と念話が飛んできたんだ。

 

 ユーノの中でムードって何なんだろう…

 

 その後ユーノと口論になって、気が付いたら彼もいなくなっていた。

 

 駄目押しみたいにユーノから「ああっ! 僕のお嫁さんがぁっ!! ほらっ! フェイトのせいで照れて帰っちゃったじゃないか!」って言われた。

 

 

 …お兄ちゃん、なんでユーノを置いて帰っちゃうの…

 

 今日だけで、凄く疲れが溜まった気がするよ。

 

 

 

 ▽月◎日 曇り。

 

 

 

 お兄ちゃんと母さんに凄く怒られた。

 

 私たちが彼の彼の事を追い回しているのが知られちゃって、初めて2人から怒鳴られた…

 

 仕方がない事だよね… 明らかに私たちが悪いのだから。

 

 

 彼には謝らないといけないな、3人で謝りに行こう。

 

 でも、怖い。

 

 彼に許してもらえなかったら… そう考えると胸が張り裂けそうなんだ。

 

 

 

 

 ▽月◇日 晴れ。

 

 

 許してもらえたのだろうか?

 

 彼は気にしていないと言ってくれたらしい。

 

 良かった… 本当に良かった。

 

 

 車の中でただひたすらに怖くて怖くて堪らなかった。

 

 なのはもはやても、ずっと無言で車に乗っていて、空気がズンッと重かった。

 

 

 その後も、お兄ちゃんと母さんから怒られたけど、私は彼に嫌われていないことが、嫌われていなかったことに凄くホッとしていた。

 

 

 今度、もう一度謝りに行こう。

 

 今度は私だけで、誠心誠意謝罪の意を込めて。

 

 

 

 

 ▽月●日 晴れ。

 

 

 まだ、彼に謝りに行けていない…

 

 うう… 仕事が終わらないよぉ…

 

 もうすぐでエリオの誕生日だし、その日は是が非でも休みたいな

 

 

 

 *月◎日 曇り。

 

 

 

 明日はエリオの誕生日だ。

 

 良かった… なんとか休みが取れたよ。

 

 

 どこか行きたい所はある? って聞いたら。

 

「焼き肉! あのお兄さんが働いているお店に行きたいな!」

 

 と言ったんだ。

 

 

 

 うん! 行こう!

 

 私も謝りたかったし、彼の顔を最近見ていなかったから。

 

 

 

 エリオもキャロとハイタッチまでしてたし、そんなに行きたかったんだね。

 

 

 うう、なんだかドキドキしてきた。

 

 

 

 *月●日 晴れ。

 

 

 今日、彼がアイスをくれた。

 

 あっ私にじゃなくてエリオになんだけど、やっぱり彼は優しいや。

 

 

 偶然にも、なのはとはやてもお休みだったから5人で行ってきたんだけど、

 

 

 私は、彼に謝れなかった…

 

 

 いざ目の前に彼がいると頭が真っ白になって何も言えなくなっちゃう…

 

 

 どうしよう… 何かの病気だろうか…。

 

 はやてに相談したら、「じゃあフェイトちゃんはライバルやな! 負けへんで!」なんて言われたし…

 

 はやては何か勘違いしてるんじゃないかな?

 

 

 あ、でも母さんにも相談したらため息吐かれたな…

 

 なんなんだろう?

 

 もっ、もしかして何か新種の病気なのかな…

 

 駄目、エリオとキャロを残して死ねないよ。

 

 シャマルだったら何か分かるかな… 相談してみよう。

 

 

 

 

 *月△日 雨。

 

 

 シャマルに相談してきた。

 

 だけど、これは病気じゃなかったみたい。

 

 シャマル曰く、相手の事を想っていると、そういう事が起こるらしい。

 

 

 なるほど、じゃあ彼に謝ることができればこの症状はなくなるんだね。

 

 シャマルにそう聞いたら苦笑いしてたけど、どうしてかな。

 

 

 

 

 でも、分かった。

 

 彼に謝らなくちゃ。

 

 とにかく一度私自身の口から謝罪しないと。

 

 

 

 

 *月◎日 晴れ。

 

 

 今日久しぶりに三人で彼を追いかけた。

 

「どうしても、彼に謝りたいんだ」って、母さんとお兄ちゃんにいったら、お兄ちゃんは反対していたけど、母さんはにっこり笑って「分かったわ、しっかり捕まえてきなさい」と言ってくれた。

 

 

 よしっ! 絶対に彼に謝ろう。

 

 なのはも、はやても、彼を追いかけている。

 

 ふふふ、二人とも私と同じ気持ちだったんだね。

 

 はやてが言っていたライバルの意味がようやく分かったよ。

 

 

 

 だけど、最初に彼に謝るのは私だ、そこは絶対に譲らない。

 

 

 

 

 

 




 前書きにも書かせていただいたのですが、もう一度。

 投稿が遅れ申し訳ありませんでした。

 いやー、しかし一週間以上かかるとは思っていませんでしたよ…

 
 さて、次はいよいよなのはさんです。

 ……どうしよう。


 あっ、それと感想でフェイトさんが彼の家に行った理由を今回書く、と返信させていただいたのですが…

 申し訳ないです。 この次のフェイトさん視点の時になりそうです。

 
 感想、気になった点 書いていただけると幸いです。


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なのはさん17歳。 ライバルは多し

 え~ なのはさん視点の2話目です。


 何日か前に一度投稿したなのはさんの話に比べてかなり病み度はかなり減っていると思います。

 
 


 ◆月□日 晴れ。

 

 今日もお仕事だった。

 

 結局まだ、彼とお話ができていない…

 

 今日はフェイトちゃんとはやてちゃんが彼の所に行っているみたい。

 

 

 いいなぁ… 私も彼の顔が見たいよ…。

 

 近いうちにお休み貰って今度こそ彼とお話がしたいな。

 

 

 ◆月〇日 晴れ。

 

 

 あぁ、明日が待ち遠しいの!

 

 この前、フェイトちゃんとはやてちゃんが彼の家を調べてくれて、明日は彼の家の前で彼を待ってお話ししようって事になったの。

 

 久しぶりだなぁ、ここ何日か忙しくて全然彼の所に行けてなかったもんね…

 

 ああ、本当に楽しみ!

 

 

 

 ◆月※日 雨。

 

 

 駄目、だった。

 

 彼はやっぱり逃げてしまった。

 

 ううう、なんで逃げちゃうの… なんで追いつけないの。

 

 今日は結界まで張って、魔法を使って彼を追いかけたのに彼を捕まえられなかったの。

 

 どうして逃げ切れるんだろう?

 

 

 フェイトちゃんも魔法を使っていたのに…

 

 フェイトちゃんのスピードから魔法なしで逃げ切れるなんて、ありえない。

 

 

 …… 実は彼も魔法使ってる、とか?

 

 

 いやいやいやいや、ないよね。

 

 だって彼には魔力はあるけど、デバイスも持っているはずはないし、魔法を知っているなら私たちの話を聞かずに逃げる、なんてことはないと思うの。

 

 あれ? じゃあやっぱり彼の純粋な身体能力なの?

 

 お、恐ろしいの。

 

 素でその身体能力なら、魔法で底上げすればどうなるか想像もできないの…

 

 

 でも、恰好よくて、優しくて、運動神経が良くて、……

 

 完璧超人なの… やっぱり彼女とかいるのかなぁ…

 

 

 

  ◆月○日 晴れ。

 

 今日はフェイトちゃんからユーノ君が彼に手を出していたと聞いた。

 

 

 

 ……あんの淫獣(ユーノ君)め、どうにか未遂で済んだみたいだけど、一度お話ししないと駄目みたいだね。

 

 明日にでも会いに行こう。

 

 

 ◆月!日 曇り。

 

 

 ガチホモ(ユーノ君)とお話ししてきた。

 

 淫獣(ユーノ君)に直接会うのは凄く久しぶりだったけど、会ってそうそうに「酷いよ!なのは! どうしてあんな僕の理想の男性をいままで紹介してくれなかったのさ!」って言われたの。

 

 思わずガチホモ(淫獣)のアソコを思いっきり蹴り上げてしまった。

 

「いひぃや!」って声を出してぴょんぴょん飛び跳ねてたの。

 

 ……ちょっとやりすぎたかな?

 

 蹴り上げた時の、ぐにゃりとした感触が足に残って気持ちが悪い…

 

 

 身体が勝手に動いちゃって、昔お兄ちゃんに頼まれていた時みたいに手加減なしでやっちゃったからなぁ… つ、潰れていないよね?

 

 …その後すぐに復活してありがとうって言ってきたから大丈夫だと思うけど…

 

 大丈夫… だよね? 私が彼の家系に終止符をうってしまったかもしれない。

 

 ごめんなさい、将来ユーノ君と結婚される方。

 

 もしかしたら私のせいで子供ができないかもしれません。

 

 

 

 …でも、 ユーノ君はアッチの人、だから…

 

 子供が生まれるわけ… なかったの。

 

 

 

 

 ▽月◎日 曇り。

 

 今日、フェイトちゃんからクロノ君とリンディさんに私たちが彼を追いかけまわしていることがばれてしまったと連絡があった。

 

 

 明日にでも彼に謝りに行こうという話になった。

 

 

 ど、どうしよう…

 

 もし、これで彼に接触できなくなったら私、私…

 

 私は… どうなっちゃうんだろう。

 

 駄目、考えたくないよ…

 

 彼に嫌われたくない、それだけは絶対に嫌だ!

 

 どうしよう… どうしよう…

 

 

 

 

 ▽月◇日 晴れ。

 

 

 良かった~~

 

 彼には嫌われていなかったみたいなの!

 

 

 気にしていないって、嫌じゃないって言ってくれたの!

 

 … じゃあ、なんで逃げてるんだろう?

 

 

 ▽月★日 曇り。

 

 

 今日、久しぶりに家に帰ってきた。

 

 やっぱりみんな変わってなかったの。

 

 

 相変わらずお父さんとお母さんはラブラブで、お兄ちゃん、お姉ちゃんもいつも通りに私を出迎えてくれた。

 

 

 はぁ、お兄ちゃん。 私が帰るたびに抱き着いてくるのはやめてほしいの。

 

 昔はあんまり気にしていなかったけど、シスコン + ドM ってユーノ君並みにひどいんじゃ…

 

 

 駄目駄目、身内にアレ(ユーノ君)と同格の異常者がいるなんて考えたくない。

 

 

 

 

 

 ま、まぁ気を取り直して。

 

 やっぱり、お母さんのご飯はおいしいな。

 

 久しぶりに家族みんなでご飯を食べることができてすごく嬉しい。

 

 …いつか、ここに彼も混じってくれたらいいな。

 

 今日はこのままここで寝ることにしよう。

 

 後何日かお休みだし、久しぶりにアリサちゃんたちとも会いたいな。

 

 

 ▽月●日 晴れ。

 

 

 なんだかんだで一日が終わってしまったの…

 

 アリサちゃんたちとは都合が合わなくて、会うことはできなかった。

 

 残念だな… 三人で彼のお店に行こうかなって思っていたんだけど…

 

 まぁ、それは今度にとっておこう。

 

 明日の今頃はミッドにいるんだよね…

 

 そう思うとやっぱり、寂しいな…

 

 

 あ、明日はフェイトちゃん、はやてちゃん二人ともお休みみたいだから、久しぶりに彼のお店に食べに行くことになった。

 

 あ~楽しみだなぁ、早く彼に会いたいよ。

 

 

 

 *月●日 晴れ。

 

 

 はぁ~やっぱりかっこいいな~

 

 本当に見ているだけで癒されたよ。

 

 今日はエリオ君の誕生日だったみたいで彼からアイスをもらってたの。

 

 

 正直、エリオ君に少し嫉妬してしまった。

 

 

 私も誕生日の時に来ればアイス、貰えるかな?

 

 彼から貰えるのだったら何でも嬉しいな。

 

 

 

 

 久しぶりに彼を見ることができて、気分が上がってたのだけど、一つ気がかりなことが増えた…

 

 帰りにフェイトちゃんとはやてちゃんが何か話していて、はやてちゃんが「じゃあフェイトちゃんはライバルやな! 負けへんで!」と言っていたの。

 

 

 もしかして… 2人とも彼の事を…

 

 もし、そうだとしたらどうなるんだろう。

 

 

 彼の事は大好きだ。

 

 この気持ちが恋という事にも気付いているし、大切にしたい。

 

 

 だけど、この二人も私の大切な親友たちだ。

 

 

 もし、本当にフェイトちゃんとはやてちゃんが彼の事が好きだったら…

 

 

 

 私は、どっちを取るんだろう。

 

 

 

 

 

 *月◎日 晴れ。

 

 

 やっぱり… はやてちゃんは彼の事が好きなんだと思う。

 

 

 フェイトちゃんは分からないけど、多分彼に惹かれているとは思うの。

 

 ただの勘って言っちゃえばそれまでなんだけど、

 

 彼を追いかけているときのはやてちゃんの顔が完全に恋する乙女の顔だったの。

 

 

 だけど、私も負けたくない。

 

 フェイトちゃんもはやてちゃんも大事。

 

 大事な大事な親友だ。

 

 だけど、彼に関しては譲れない、譲りたくない。

 

「はやてちゃん、ライバルはフェイトちゃんだけじゃあないよ」

 

 そうはやてちゃんに言った後、私は彼めがけて全力で走っていった。

 

 

 

 後ろから「負けへんで」って聞こえてきたけど、私だって負けない。

 

 絶対に負けられない!

 

 

 

 




 投稿させていただきました。

 深夜のテンションって恐ろしい…

 かなりの睡魔の中で書いておりますので、誤字、脱字があるかもしれません。

 もしあったら教えていただけると幸いです。


 感想、気になった点書いていただけると幸いです。


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酒は飲んでも飲まれるな。


 お久しぶりです。
 
 もし、待っていた方がいたら申し訳ありませんでした!

 ただ、今回の話も例によって修正入る可能性が大です。


 まー取り敢えず投稿させていただきました!



 今回は主人公目線です。


 

 %月$日 晴れ。

 

 早いもので、もう年が明けてから5日が経った。

 新学期ももうすぐだ、ああ…面倒くさいな。

 

 明日は補習もあるし、その後バイトにも行かなきゃならないし…

 なんなんだろう、この異様な怠さは。

 

 三が日グダグダ過ごしていたからなのかな、本当に動きたくない。

 ああ、せめてお年玉がもう少し多ければなぁ・・・

 

 欲しいものが多すぎてお金が足りない。

 お金欲しいなぁ…

 

 

 

 %月?日 晴れ。

 

 ダンタイキャク、キライ。

 

 シンネンカイ、キライ。

 

 アライモノ、オワンナイ。

 

 オキャクサマ、カミサマジャナイ。

 

 何? 飲み物一気に「生ビール32個ね!」って。

 まあ楽しそうだったからそこはいいだろう、許してやる。

 

 でも、お店の中でリバースするほど飲まないでよ…

 片づけるの大変なんだから。

 

 もう寝よう、疲れたよ。

 

 

 

 %月?日 曇り

 

 今日から新学期が始まってしまった。

 面倒だ、実に面倒くさい。

 

 あ、何だか最近「面倒くさい」が口癖になってきてる気がする。

 直した方がいいかな、なんかやる気ない人だと思われそうだしね。

 

 

 ああ、久しぶりに早起きしたから眠いや。

 最近は思いっきり昼夜逆転生活をしていたし、生活リズムも直さなきゃ。

 面倒くさいな。

 

 あっそうだ。

 明日バイトないし、このまま起きてようかな。

 学校も午前で終わるし、今寝て寝不足になるより明日ゆっくり眠ったほうがいいんじゃないかな。

 

 うん、そうしよう。 とりあえずコーヒーでも飲んでこようかな。

 

 

 %月”日 多分曇り。

 

 やっちまったなぁ… 今午前3時だよ。

 

 徹夜なんてするもんじゃないわ、本当に。

 昨日の自分を殴りに行きたいよ。

 

 でも、どうしようかな? 完全に覚醒しちゃってるからもう一回眠るのは多分無理だよなぁ。

 

 今日から普通に授業あるし、バイトもある…  やっちまったなぁ…

 バイト… 予約あったけな?

 

 最近は新年会が多いから洗い物大量に出るし、終わるの遅くなるだろうなぁ。

 あっ、そういえば明日… じゃあなくて今日か。

 

 バーニング先輩達が食べにくるって言ってたな。

 確か… 月村先輩とあと二人か三人連れてくるって言っていた気がする。

 

 席取っといたほうがいいよね。

 多くても五人だから、座敷の方がいいのかな、いや、テーブルか?

 今日確認取っとこう。

 

 誰連れてくるんだろう?

 

 友達? 家族? 彼氏?

 

 まぁ友達だよね、多分。

 で、多分全員美人さんだと思う。 てか、確信に近い。

 類は友を呼ぶってやつだね、きっと皆いい人なんだろう。

 

 そういえば最近あの人たち見ていないな、フェイトさんは前に家に来たけど。

 はやてさんとなのはさんはもう二か月近く見ていない。

 確か最後にあったときも追いかけて来なかったし、ようやく真面になってくれたんだろう。

 

 少し電波が入ってること以外は完璧な人たちだったから、年下の僕が言うのもなんだけど幸せになってほしいよね。

 

 あ、なんか外明るくなってきた。 なんだもう5時半じゃないか。

 よっしゃ今日も1日頑張りますかね。

 

 

 

 %月=日 雨。

 

 

 もう…  駄目だ。

 類は友を呼ぶって、この言葉大嫌いになりそうだ。

 

 バーニング先輩も、月村先輩も… 電波入ってんじゃねえか!

 てか、なんなの? 連れてくる友達があの3人って!

 しかも、あの人たち全然電波抜けてなかったよ!

 

 とうとう別の世界の事件解決してたとか言い出したし、それに対してバーニング先輩達も普通に会話していたし…

 

 もう僕がおかしいのかって思い始めてきちゃったよ!

 はやてさんは「管理局が無理だったら聖王教会でもええ! 君が必要なんや!」とかなんとか言っちゃってたし。

 聖王教会ってなんだよ! ここにきて知らない単語のオンパレードだよ!

 何? 宗教かなんかなの? 聖王って何祀ってんの!? キリストじゃないの!?

 

 

 あと、一番月村先輩がヤバい。 あれはもう電波じゃすまない。

 

 月村先輩は行き成り僕の指を噛んできて、血を吸ったんだ。

 

 本当に… 言いたくないけどキ○ガイだろ!

 

 その後カラコンつけて「私… 吸血鬼なんだ」とか言い出すし、バーニング先輩は「私は普通の人間よ、魔法使いでも吸血鬼でもないわ」とか言ってたけど、その後に「だから… 私にはなのは達を守れないの…」とかすっごい悲しそうに言ってる。

 

 バーニング先輩は電波っていうよりかは中二病っぽい感じがしたけど。

 で、その後久しぶりに追いかけられた。

 

 怖かった。 今までで一番怖かった。

 特に月村先輩… あの人動き人間じゃない、なんで自転車で、しかも立ちこぎの全力で走ってるのに追いつけるの!?

 

 逃げ切れたのは偶然としか思えない、5人で追いかけられるとは思っていなかった。

 

 分かるかな? 夜に周りに誰もいない状況で追いかけられる恐怖。

 なんだろう、こう追いつかれたら僕が僕じゃなくなる気がするこの感じ。

 

 ……… まさか、また毎回追いかけられるってことは無いよな。

 

 

 大丈夫。 きっと大丈夫。

 そう信じよう。

 

 

 

 %月*日 晴れ。

 

 神様なんてきっといない。

 

 今日もバイト帰り3人に追いかけられました。

 ただ、月村先輩がいなかったことが救いだと思う。

 

 

 バイトが無い日も、家ばれてるから学校終わって帰ると大抵家の前に誰かがいる。

 あっ、フェイトさんは除外、あの人は僕の部屋で待っている。

 

 母さんがえらくフェイトさんを気に入ったそうで、家に入れてしまうんだ…

 まぁ帰ってくださいっていえばすぐに帰るんだけども。

 

 あっでも今日はユーノさんに助けてもらった。

 

 バイト終わって、まぁ追いかけられてたんだけど、途中にある公園にユーノさんがいて、匿ってくれたんだ。

 すいませんでしたユーノさん、正直この前の事があったから少し警戒していました。

 

 ユーノさん普通にいい人だった。

 まぁ、匿ってもらった場所が男子トイレっていう事もあって、あんまり話したりはできなかったんだけど、なんていうんだろう?

 

 所作が僕の事を心配してくれているってことが分かるっていうか、すごく安心できたんだよね。

 

 電話番号も交換して、「いつでも相談してね」って言ってくれたし。

 

 うん、本当にいい人だ。

 

 

 

  





 やっぱり深夜のテンションって異常ですね。
 
 書いてる時にふと我に返って「あ~ 絶対に後で後悔して悶えるな」と思うんですよね。
 
 まぁ直ぐにまたテンションあがっていくんですけどね。

 
 感想 気になった点 書いていただけるとありがたいです。


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私は私は吸血鬼。

 ▽月★日 晴れのち曇り。

 

 今日は久しぶりにテルナちゃんの顔を見ることが出来た。

 と、言っても私はお客で、テルナちゃんは店員さんだからちゃんとお話は出来なかったけど。

 

 お店も賑やかな雰囲気で、テルナちゃんに似合ってたな。 それに凄く美味しかった。

 

 アリサちゃんが今度なのはちゃん達を誘ってこようと言っていた。

 

 お仕事が忙しいみたいだけど、誘っていいのかな? とは思うけど、だからこそ皆で集まってお話がしたいな。

 

 

 

 

 ▽月●日 晴天。

 

 久しぶりになのはちゃん達とお話をした。

 直接会いたかったけれど、タイミングが悪かったな。

 

 3人とも明日には帰っちゃうらしいから尚更勿体ない気持ちが疼く。

 

 もう会えないわけじゃないし、また機会はあるよね。

 

 ああ、そういえば明日は3人で焼き肉に行くって言ってた。

 あの焼き肉屋さんをオススメして上げれば良かったかな?

 

 まあ、それは皆が集まれるときで良いかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 *月△日 雨。

 

 最近天気の悪い日が続いてる。

 

 嫌いじゃ無いけど、やっぱり晴れている方が私は好きだな。

 なんて、吸血鬼らしくないのかもしれないけど。

 

 明日またテルナちゃんの焼き肉屋さんに行く事になってるし、予報通りに晴れてほしいな。

 

 相変わらずお仕事が忙しいみたいでなのはちゃん達は来れないみたいだけど、近いうちに一緒に行きたい。

 

 

 

 

 

 *月◎日 晴れ。

 

 今日から冬休み。 宿題の計画を立てる。 

 

 相変わらずあの焼き肉屋さんは美味しかったな。 特にレバーが。

 

 今度お姉ちゃんとも行ってみようかな?

 

 

 

 

__________

 

 

 ▲月▲日 曇り。

 

 久しぶりにフェイトちゃん達と会うことが出来た。

 キャロちゃんの誕生日プレゼントを買いに来たんだ。 って言っていたから、私とアリサちゃんも一緒になってプレゼントを選んだ。 

 

 私のチョイスは可愛くデフォルメされたネコの縫いぐるみ。 喜んでくれるかな?

 

 皆で楽しく買い物をしていたけど、3人の顔が少し疲れていたのが気がかり。

 何かあったのかな?

 

 

 

 ▲月※日 曇りのち晴れ。

 

 ちょうど今フェイトちゃんからメールが届いた。

 良かった。 キャロちゃん喜んでくれたみたい。

 

 それとなく昨日気になった体調の事を聞いてみたら、お仕事が少々厄介な事になっているとの事。

 

 心配しなくても大丈夫だよなんて返ってきたけど、絶対にウソだ。

 

 あの3人は困ったことを限界まで抱え込んじゃうなんて事、とうの昔に知っているから。

 

 取りあえず『何か私に出来る事があれば何でも相談して?』と送信しておいたけど、効果は無いと思う。

 

 

 魔法を使えない自分が少し、嫌になった。

 

 

 

 

__________

 

 

 %月”日 曇り。

 

 

 久しぶりに明日皆で集まれることになった。 なので、例の焼き肉屋さんに予約を入れておいた。

 

 もちろん嬉しい気持ちが大きいけど、なのはちゃん達の元気があんまり無かったのが気になる。

 何かあったのかな? 凄く心配。

 

 お仕事の事だったなら、私やアリサちゃんはどうすることも出来ない。 

 

 私も吸血鬼、普通の人とは違うけど、なのはちゃん達はそもそも世界が違う。 魔法が使えない私達には解決できない事だ。

 

 もし私達に協力できる事があれば何でもするつもり。 絶対に。

 

 取りあえずは明日、直接アリサちゃんと聞いてみることにしよう。

 

 

 

 月 日  。

 

 

 どうしよう。 

 お姉ちゃんに相談しようか。

 

 

 

 

 %月*日 晴れ。

 

 

 お姉ちゃんにこっぴどく怒られた。

 当たり前だよね、いくら何でも軽率な行動だ。

 

 いきなり『吸血鬼がいるんだから魔法も信じて』なんて言っても意味分かんないよ。

 

 なのはちゃん達の話しを聞いたら自然と体が動いてしまった。 本当に、無意識に。

 

 これからどうしようか。

 まずはもう一度彼に会って話をしないと。 私達のためにも、なのはちゃん達の為にも。

 

 でもどうしてだろう?

『どうしようか』と焦る気持ちはあるけど、不思議と後悔はしていない。

 

 むしろ、私でも役に立つことが出来るかも知れないって喜びがある。

 そう、役に立てるかも知れない。

 

 魔法が使えない私でも、親友達の役に立てるかも知れない。

 

 

 うん。 そう。 何だってする。 やってみせる。

 

 親友達の役に立てるなら、私はどんなことだってやってみせるよ。

 

 

 大丈夫。 私は、きっと人より少しは強いから。

 

 





 リハビリにメチャクチャ短いのこっそり投稿。 書き方なんて(覚えて)ないです。

 お久しぶりなんてレベル超えてるけど、まだ見てくれる人はいるのだろうか。

 
 感想、気になった点 書いていただけると幸いです。


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番外
 番外編。 店員さんとある学校


 え~ 今回は深夜のテンションに身を任せてあずまんが大王とのコラボを書かせていただきました!

 完全息抜きで書いたので、焼き肉成分、あずまんが成分共にあまり出せていない感が否めません。

 それに加え、作者はアニメしか見たことがないので、所々おかしいところがあるかと思われますが、暖かい目で見てもらえると幸いです。

 本編との関わりは特にありませんので、本当に暇つぶし程度に読んでいただけると幸いです。


 ××月○日 晴れ。

 

 

 明日から2年生だ。

 

 はぁ… クラス替えかぁ。

 嫌だなぁ… 知ってる奴いなかったらどうしよう…

 

 

 凄く不安だ。

 

 

 ××月◇日 晴れ。

 

 

 良かった~、何人か仲良い奴と同じクラスになれた!

 

 てか、新しい担任が若干、いやかなり頭のネジが外れてんじゃねえかと思うようなことを言っていたな。

 

 

 何でも、覚えるのが面倒だから去年と席順とクラス委員は同じにしろだと。

 

 まぁ、僕はなんの委員会にも入ってなかったし、楽っちゃ楽なんだけどね。

 

 

 それと、去年よりずっとメンバーが濃いクラスになった。

 

 

 すげー騒がしい女二人と、飛び級して来た小学生。

 

 それと、榊さん… だっけな?

 

 男女問わず人気がある女生徒。

 

 

 後は…  俺の隣の席の女…

 

 春日さん。

 

 

 … 彼女、関西弁を話すんだよ。

 

 

 僕が最近すっかりトラウマになってしまった関西弁を…

 

 

 

 あ、それと今日のバイトは凄く楽だった。

 

 でも、明後日めっちゃ予約入ってたからキツイだろうな…

 

 

 

 

 

 ××月▽日 曇り。

 

 

 今日は昨日書いた騒がしい女の片割れが、教室でカレーを食ったせいで、早弁をしてしまった。

 

 くそ、3時間目でカレーの匂いとか、反則だろ。

 

 古典の木村もなんか勘違いして一回帰って行っちゃったし…

 

 まぁいいか、そのおかげで弁当全部食えたし。

 

 

 ああ、そうだ。

 

 隣の春日さんは、全然普通の人だった。

 

 あ、でも、若干天然入ってるのかな? なんか授業中明後日の方見ていたし、なんかぽやぽやしてる人だった。

 

 

 さて、明日のバイトは忙しいだろうな…

 

 今日さらに増えて、10人以上の宴会さんが3つ、それと4~6人が何組か入ってたから。

 

 さて、寝るか。

 

 

 ××月◎日 晴れ。

 

 

 疲れた…

 

 目が回る忙しさってのはああいうことを言うのかな。

 

 なんだよ、いきなり生ビール10って… その後も直ぐに頼まれたし。

 

 もっとゆっくり飲めばいいのにな…

 

 

 まぁ、それはいい。

 

 宴会みたいだったし、いっぱいお金を使ってくれたから。

 

 

 問題はあの人だ! あの人!

 

 ゆかり先生!

 

 

 

 我らが担任のゆかり先生と、体育教師の黒沢先生。

 

 黒沢先生はまともな人だ、だけどゆかり先生あんたは駄目だ。

 

 いい大人が、しかも教師が酒に飲まれんでくださいよ…

 

 お店の中、外両方で吐瀉物撒き散らすし、僕を見つけて「おらー! 私はあんたの担任なんだから! しっかり割引きしなさいよー!」なんて言ってきおる。

 

 …あのひと、本当に教師なんだろうか?

 

 黒沢先生。 頑張ってください。

 

 あの人はあなたしか制御できません…

 

 

 

 ××月 ×日 雨。

 

 

 ゆかり先生… あの人は本当、色々な意味で凄いわ。

 

 教師より生徒に近い、てか生徒でもあんなのはなかなかいないんじゃないか?

 

 昨日の記憶は残っていたらしく、またいくから今度は値引きしろ、と言われた。

 

 

 正直もう来んなと思ってる。

 

 

 あと、春日さん、いや大阪さんもやっぱり変な人だった。

 

 あれは… 天然という言葉で片付けられない気がする。

 

 もっと別のナニカ… うん、別のナニカだ。

 

 なんだか、新人君の最初の頃を思い出すな。

 

 最近はもう普通に仕事できてるから、少し寂しいんだよね。

 

  

 大阪さん、頼みますから行き成り良く分からない疑問をこっちにぶつけてくるのやめてください…

 

 かたつむりが虫かどうか、僕も授業中気になってしょうがなかったじゃないか。

 

 

 あ、それと昨日から大阪さんを通じて彼女達のグループにちょくちょく入るようになった。

 

 ○○月 □日 雨。

 

 

 あと、2週間でテストだ。

 

 …… どうしよう。

 

 流石に勉強しないとやばいよな… はぁっ頑張ろう。

 

 バイトも休み頂けたし、しっかりしないとね。

 

 ああ、そうだ。

 

 ちよちゃん、あの子ヤバい。

 

 普通に僕より頭いい。 てか、クラスで一番頭いいんじゃ…

 

 くそぅ、若干プライドが傷ついたぜ。

 

 まぁいい。 頑張ろう。

 

 

 ○○月 ?日 晴れ。

 

 

 ふ、ふふふ… あはははは。

 

 だ、駄目だ、思い出すだけで腹が痛いわ。

 

 やっぱ大阪さん達アホだわ。

 

 大阪さんと、後あのうるさい二人、滝野と神楽。

 

 この三人と水原さんとのやり取りが馬鹿すぎた。

 

 

 ふっふふふ、ボンクラーズって… すげーぴったりだ。

 

 大体なんでテスト範囲聞くだけであんな事になってんだよ。

 

 やっぱ、このクラスおもろいや。

 

 

 ○○月 ▲日 曇り。

 

 

 今日、久方ぶりに焼き肉食べてきた。

 

 … 自分のバイトしてるお店に客としていくって何だか変な気分だな。

 

 

 カルビと白米ってやっぱ最強だと思う。

 

 最近あの3人を見ないから、凄く気が楽だな。

 

 

 ○○月 △日 晴れ。

 

 

 明日から、テストだ…

 

 はぁっ憂鬱だぁ。 滝野がヤマを教えるとか言っていたけど、当たる気がしないんだが…

 

 …… 一応、やっておこうかなぁ。

 

 

 

 ○○月 ××日 晴れ。

 

 

 ちくしょう! やっぱり出なかったじゃないか!

 

 信じた僕が馬鹿だった。

 

 

 何点取れてるかな… 多分70近くは言ってると思うんだけどな。

 

 あ、でも滝野の顔が死んだ金魚みたいになってたからそれ見れただけでもういいや。

 

 人の不幸って、よっぽどの事じゃない限り見てて楽しいよね。

 

 

 ○○月 △×日 雨。

 

 

 取り敢えず一つ目のテストが帰ってきた。

 

 78点、平均点が72点だったからまぁ良しとしよう。

 

 ちなみにちよちゃんは100点だった。

 

 … うん。 もう、凄いね。 それしか言えんわ。

 

 

 あっ、ちなみにボンクラーズの方々は、

 

 

 神楽 30点   滝野 31点  大阪さん 42点

 

 … 流石だぜ。

 

 

 てか、その後ちよちゃんに「三人合わせて103点! ボンクラーズの勝ち!」とか言ってた。

 

 あいつら、言ってて悲しくならないのかな?

 

 

 その後も、滝野がなんか騒いでいたし。

 

 ふふ、なんだよ、「そこの答えは爽やかなそよ風です」って、やっぱりアホだ。

 

 

 

 △△月 ×日 雨。

 

 

 今日から夏休みだったんだけど、ちよちゃんから旅行のお誘いがあった。

 

 …… 僕以外のメンバー、全員女性じゃないか…

 

 取り敢えず考えるって言ったけど、やめとこうかな。

 

 流石に行きずらいよ。

 

 

 △△月 ◎日 雨。

 

 

 どうしてこうなったんだ。

 

 

 

 △△月 □日 晴れ。

 

 

 … 来てしまった。

 

 これというのもゆかり先生のせいだ!

 

 何が「あんたは食材持ってきなさい。 焼肉屋で働いてんだから、いっぱいお肉持ってこれんでしょ~」だ!

 

 断ったら「あア! 何言ってんのあんた! もし来なかったらあんたの成績どうなるか分かんないわよ!」とか言われたし…

 

 

 あれ? 今気付いたけどこれ脅迫じゃん。

 

 

 やっぱりあの人頭のネジ外れてるよ、ぶっ飛んでるよ。

 

 流石に寝室は別にしてもらったけど、気が重いよ。

 

 

 しかも、なんで僕だけ海に行けずに寝てなきゃならんのだ。

 

 まぁこれもゆかり先生のせいなんだけどね。

 

 … よく免許とれたな、本当に。

 

 

 

 

 

 

 △△月 ○○日 晴れ。

 

 

 昨日は結局あのまま眠ってしまった。

 

 なんでか知らないけど、皆黒沢先生にいつもより丁寧に挨拶してたな…

 

 今日は近くで縁日があったから皆で行ってきた。

 

 榊さんがなんかずっと「死んでない」って言いながらぬいぐるみ見てたけど、虫でも着いていたんだろうか?

 

 僕は、焼きそばとか食べてるだけだったけど、楽しかったから良しとしよう。

 

 

 帰ってきた後に僕が持ってきたお肉で焼き肉もやった。

 

 明日、帰れる。

 

 楽しかったけど、やっぱり女性の中に男一人は居心地は良くなかったから嬉しいな。

 

 

 

 △△月 △日 晴れ。

 

 

 もうすぐ夏休みも終わりだ。

 

 なんだかんだで楽しかったな。

 

 夏休みおわったら体育祭もあるし、気合入れていこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 は~ なんかすっきりした。

 うん、読み返してみたら全然あずまんが成分入ってない気がする…

 まぁいいや! すいません、深夜のテンションってことで一つ大目に見て頂けると幸いです。

 

 感想、気になった点書いていただけると幸いです。


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