遊戯王GX 霊使いのデュエリスト (AMs)
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キャラ紹介

とりあえず初期設定を書きました。

もしかしたら変更などがあるかもしれませんがそれでもよろしくお願いします。


橘 集 たちばな しゅう

 

この作品の主人公で6人の霊使いの精霊を持っている。昔から家族同然に暮らしている。親はどちらも共働きで霊使いたちのほうが付き合いが長い。

 

見た目は特に目立ったところは無い。

 

 

 

デッキは霊使いで敵のモンスターを奪ったり利用したりするトリッキーな戦術から憑依装着を攻撃力を上げてのビートダウンなどさまざまな戦術を得意としている。

 

 

 

 

 

 

霊使い

 

・橘の精霊たちでみんな実体化が可能。それぞれの属性の魔法が使える。

・またそれぞれデッキを持っていて集がそのデッキを使ってデュエルすることもある。

・霊使い達は集の体の中に入り込む事ができる。そうする事で集は精霊の力を強める事ができる。またそのままデュエルする事も可能でその場合は普段よりも強くなる。

 

 

 

ウィン

 

性格は甘えん坊で集のことは大好きでよく集に抱きついたりとスキンシップを取ったりする。

朝には弱くよく目覚ましを勝手に止めるから遅刻原因になっている。

いつもは温厚だけど一度怒ると冷徹なほど冷たくなる。このときのウィンは皆から恐れられている。

デュエルの方は強いほうだが怒った時は霊使い達の中でも1番最強。

実は隠れ居乳の持ち主だ

 

使用デッキ:爆風ライザー、???

 

主な使用カード:風帝ライザー 強制脱出装置 鳳翼の爆風 振り出し 強烈な叩き落とし マインドクラッシュ

 

 

切り札:烈風帝ライザー 

 

 

エリア

丁寧口調でみんなに優しい。お姉さんポジションの子

集のことは好きだけど緊張してウィンみたいになかなかスキンシップを取れない。

集の事を思う時よくてんぱってしまう。

また集の事を馬鹿にする人を許さない。その時はウィンの次に怖い。

 

使用デッキ:水属性と爬虫類族を中心としたデッキ、???

 

主な使用カード:ガガギゴ、爬虫類

 

切り札:???

 

 

 

アウス

 

性格は冷静で読書が趣味であまり表情を表さなく基本無口だ。(しゃべる時は普通に話す)

そのため知識が豊富で集の家庭教師代わりになっている。

またデュエルの知識も豊富でよくアドバイスをしてくれる。(アウストラルとか言うなよ)

 

実はグロカワ好き

 

集とは上の二人ほどのスキンシップは取らないが集の事をよく考えていておりサポートなどを取ったりとちゃっかりしている。

 

デュエルの腕も霊使いの中でもかなり強い。

 

言わなくてもわかると思うけど霊使いの中で1番の巨乳の持ち主だ。

 

使用デッキ:ファーニマル、???

 

切り札:???

 

 

ヒータ

 

性格は姉御肌で男勝り

一人称はアタイ(公式は僕っこだけどやっぱりこっちがしっくりくるから)

集との関係は家族としてしか思っていず恋愛面はない。

十代といい勝負なほどデュエル馬鹿で十代が精霊を認識してからはよくデュエルをしている

 

少し後先考えない所もあるがそこは集が押さえて戦う

 

胸に関しては気にしていないけど少しは欲しいと思っている。

 

使用デッキ:バーンデッキ、??

 

主な使用カード:プロミネンス・ドラゴン ラヴァーゴーレム 魔法の筒 

 

切り札:???

 

 

ダルク

みんなの突っ込みやストッパーと苦労人

集とは唯一の男性同士なので他のみんなとは違って接しやすい

またライナの面倒をよく見ている

 

使用デッキ:幻想機皇

 

切り札:幻想召喚師、地天の騎士ガイアドレイク、ナチュル・エクストリオ

 

 

ライナ

性格はおっとりしていて言葉がひらがなに聞こえる

いつもダルクとともにくっついている

霊使いの中で一番年下の存在

 

デッキ:???

 

切り札:???

 

 

使い魔

 

エリアたちは彼らを別の次元で飼っていてめったのことがない限りデュエル以外で出すことはない。

 

 

 

 

 



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オリカ紹介

●魔法

 

 

・装備魔法

 

霊使いの術式 装備魔法

自分フィールドに存在する「霊使い」または「憑依装着」モンスターと同じ属性の相手モンスターに装備できる。

①:装備モンスターのコントロールを得る。

②:装備モンスターと同じ属性の「霊使い」モンスターの攻撃力はこの効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。

③:装備モンスターと同じ属性の「憑依装着」モンスターの攻撃力はこの効果で装備したモンスターの攻撃力の半分の数値分アップする。 

④:自分フィールドに装備モンスターと同じ属性の「霊使い」または「憑依装着」モンスターが存在しない時このカードは破壊される。

 

 

 

・速攻魔法

 

憑依合体 速攻魔法

①:自分フィールドの「霊使い」モンスターがいる時発動できる。自分フィールドの同じ属性の「霊使い」モンスターと霊使い以外のモンスターを1体ずつ生贄にして生贄にしたモンスターと同じ属性の「憑依装着」モンスター1体をデッキ・墓地から1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは以下の効果を得る。

●このモンスターは「憑依装着」モンスターの効果で特殊召喚したとして扱いとする。

●このモンスターの攻撃力はこの効果で生贄にした「霊使い」以外のモンスターの攻撃力の半分の数値分アップする。

 

・フィールド魔法

 

霊使いの修業場 フィールド魔法

「霊使いの修業場」の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールド上に「霊使い」モンスターと同じ属性にモンスターがいる時、その「霊使い」モンスターは相手の攻撃対象にならず、相手のカード効果の対象にならない。

②:自分フィールドにモンスターが存在しない時、自分の手札・墓地から「霊使い」モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したカードはこのターンに反転召喚できる。

③:相手フィールド上のモンスター1体を対象に発動。そのモンスターの属性を変更できる。この効果は相手ターンにも発動できる。

 

 

 

●罠

 

・通常罠

 

真・火霊術ー烈火ー 通常罠

①:自分フィールドに「ヒータ」モンスターがいる時発動できる。相手モンスターを1体破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

 

 

真・風霊術ー烈風ー 通常罠

①:自分フィールドに「ウィン」モンスターがいる時発動できる。相手フィールド上に存在するカードを2枚選択してデッキの一番上に置く。

 

 

真・水霊術ー激流ー 通常罠

①:自分フィールドに「エリア」モンスターがいる時発動できる。相手の手札を確認し、相手の手札を2枚選んで墓地に送る。

 

 

真・闇霊術ー強欲ー 通常罠 (未)

①:自分フィールドに「ダルク」モンスターがいる時発動できる。デッキからカードを3枚ドローする。

 

 

憑依蘇生 通常罠

①:自分の墓地の「霊使い」または「憑依装着」モンスター1体を対象に発動。そのモンスターを攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。

②:墓地のこのカードを除外して発動。このターンの間、「霊使い」、「憑依装着」モンスターは1度だけ戦闘・効果では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 



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第1話 霊使い 前編

最初はデュエルはありません。


「ああ!遅刻だ!」

 

俺の名前は橘 洲(たちばな しゅう)今俺はデュエルアカデミアの受験に遅刻していて全速力で走っているところだ。

 

「こうなったのもウィンのせいだぞ!」

 

『ふわぁ~だって目覚ましうるさかったんだもん。』

 

『そうよ!ウィンちゃんが目覚ましを止めたせいで集君遅刻しているのよ!もし受験に落ちたら・・・・』ゴゴゴゴ

 

『エリア。気持ちはわかるが落ち着きたまえ。まだ間に合う。』

 

『そうそう!アウス言うとうおりだぜ!それに少し遅刻したくらい大丈夫だよ!』

 

『いや、試験に遅刻しちゃいけないだろ』

 

『そうだね~』

 

上から俺、ウィン、エリア、アウス、ヒータ、ダルク、ライナが走りながら(俺だけで残りは浮いている)話していた。

 

こいつら6人は俺の精霊だ。小さいころからずっと一緒に行動している仲間だ。少しうるさいけどみんないいやつらだ。

 

さて話を戻そう。なぜ遅刻をしたかというと、簡単に言うと、朝に弱いウィンが目覚まし時計を勝手に止めらせいだ。

 

『それより今は走ることに優先したほうがいいのではないかい?』

 

「ああ、そうだな!ウィン!罰として今日のおやつ抜きだからね!」

 

『ええ!そんな~』

 

『まあ、自業自得だな。』

 

 

 

 

 

 

「まにあった~」

 

『よかったね!』

 

「といっても本当はアウトなんだけどな。」

 

俺がついたときには受付を終えるところだった。ちょうど草むらから俺と同じで遅刻していた奴が現れた。(どこを通ってきているんだよ)とりあえず何とか受験を受けることはできるので一安心した。

 

そして受験相手はアカデミア実技担当のクロノス先生だ。

 

まずは俺と同じで遅刻した遊城十代が相手になった。たった1ターンで押収に大嵐、さらには攻撃力3000+貫通+攻撃時魔法罠を使えない古代の機械巨人を出したときは終わったかなって思ったが

 

「いけえ!フレイム・ウィングマン!スカイスクレイパー・シュート!」

 

見事な逆転勝利を収めていた。

 

『へえ~HEROデッキか面白い奴だな!なあ集!いつか会いつどデュエルしようぜ!』

 

『はあ!またヒータの悪い病気が・・・』

 

『まあまあダル君~いつものことだし~』

 

≪受験番号111番デュエルフィールドまできてください≫

 

ちなみに本当は成績はいいほうなんだけど筆記のときはウィンとエリアの喧嘩を止めるの時に水と風をもろい受けて見事に風邪を引いて本調子ではなかったからだ。あの後エリア何度も謝っていたな。

 

「俺たちの番だ。行くぞお前ら!」

 

『ふぁあ~い』

『わかりました』

『おうよ』

『了解した』

『わかった』

『は~い』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「このクロノス・デ・メディチが相手ナノーネ」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

「よろしい、では」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

 

 




クロノス先生の話し口調が難しい!誰かこつ教えてください。

それと霊使いたちのキャラ設定はいつか書きます。

次回はデュエルだけで短いと思います。


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第2話 霊使い 後編

今回はデュエルパートです。


「俺のターン!ドロー!俺はモンスターをセット!カードを3枚伏せてターンエンド」

 

 

集 LP4000 手札2

場 

セット1

伏せ 3

VS

クロノス LP2400 手札5

場 0

伏せ 0

 

「ワタシのターン!ワタシはマジックカード大嵐を発動!このカードはフィールドのマジック・トラップをすべて破壊スルーノデス!」

 

いきなり大嵐かだが!

 

「先生!何の対策も考えずに3枚も伏せていませんよ!カウンタートラップ!大革命返し!フィールド上のカードを2枚以上破壊する魔法・罠・モンスター効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にしゲームから除外する!」

 

「先ほどのドロップアウトボーイよりは少し話やるようでスーネ!ワタシはトロイホースを召喚!さらにマジックカード二重召喚を発動!これによりワタクシはもう一度通常召喚できるノーネ!」

 

『トロイホースは地属性モンスターを生け贄召喚する場合、1体で2体分の生け贄とする事ができる。来るぞ集!』

 

わかっている!

 

「トロイホースを生贄に!現れるノーネ!古代の機械巨人!」

 

古代の機械巨人 攻撃力3000

 

モンスターを召喚された時、周りの連中が「終わったな」、「これでライバルが1人減る」とかもう俺が負けることが確定なことを言い出した。

 

『何よあいつら!まだ始まったばかりなのに勝手に集くんの負けたみたいに!!』

 

『落ち着けエリア。集、外野なんか勝手に言わせておけばいい。お前はデュエルに集中していればいい。』

 

「(それもそうだなありがとうアウス)」

 

「行くノーネ!バトル!」

 

「バトルフェイズに入る前に永続トラップ憑依解放を発動!確か古代の機械巨人が攻撃する時、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できないでしたよね!なら先に発動すれば問題ないでしょ!さあどうしますか?」

 

「ウム、確かにその通りナノーネ。私はこのままバトルフェイズを続行するノーネ!古代の機械巨人で裏守備モンスターに攻撃!アルティメット・パウンド!」

 

「セットモンスターは地霊使いアウス!このカードがリバースしたとき相手フィールドの地属性モンスター1体のコントロールを得る!」

 

「シノール集!あなたは少し勉強不足のようなノーネ!その効果はそのモンスターがフィールドに残っていないと意味がないノーネ!このバトルでシノールのモンスターは破壊される!よってその効果は無意味ナノーネ!」

 

確かに普通ならそうだが

 

「先生こそ勉強不足ではないですか!俺のフィールドにある憑依解放がある限り俺の場の霊使いモンスターは戦闘では破壊されない!よって効果を発動ができるのですよ!」

 

「うぐっ!ならば速効魔法リミッター解除発動!このカードはワタシのフィールドの機械族モンスターの攻撃力を倍にするノーネ!」

 

古代の機械巨人 攻撃力3000→6000

 

「古代の機械巨人は守備モンスターを攻撃した時、相手に貫通ダメージを与えるノーネ!いくらモンスターのコントロールを奪われよーとも、ライフが残ってなければ意味がありませんーノ!これで終わりでスーノ!」

 

アウスの守備力は1500。貫通ダメージで4500のダメージを受けてワンキルとか試験でやるものではないだろ!先生本気だしすぎだろ!

 

「くっ!わあああああ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

LP4000→1000

 

「どうしてライフが残っているノーネ!?」

 

「先生、アウスの守備力をよく見てみるんだな。」

 

地霊使いアウス 守備力1500→3000

 

「バカな!?守備力が上がっているノーネ!?」

 

「俺は先生のリミッター解除に対して手札の牙城のガーディアンの効果を発動していたのさ!このカードは自分フィールド上に守備表示で存在するモンスターが攻撃された時、ダメージステップ時にこのカードを手札から墓地へ送る事で、その戦闘を行う自分のモンスターの守備力をエンドフェイズ時まで1500ポイントアップする。これにより俺が受けるダメージが減ったわけだ!そして!アウスのリバース効果で先生の場の古代の機械巨人のコントロールを得る!」

 

「ワタシの古代の機械巨人が!?・・・ワタシはこれでターンエンドナノーネ!しかしリミッター解除を受けたモンスターはエンドフェイズに破壊されるノーネ!」

 

先生は奪われた後のこともちゃんと考えていたようだ。だが・・・

 

「古代の機械巨人が破壊されたこの瞬間!憑依解放の効果を発動!自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された時、そのモンスター1体の元々の属性と異なる属性を持つ守備力1500の魔法使い族モンスター1体を、デッキから表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する!俺は憑依装着エリアを特殊召喚!」

 

『私の出番ですね!』

 

「(ああ今日も頼んだよ)」!

 

『はい!』

 

集 LP1000 手札2

場 

地霊使いアウス 守備力1500

憑依装着エリア 攻撃力1850

伏せ 3

VS

クロノス LP2400 手札1

場 0

伏せ 0

 

 

「俺のターン!俺は憑依装着ダルクを召喚!」

 

憑依装着ダルク 攻撃力1850

 

『俺の出番か一気に決めるぞ』

 

「(ああもちろんだ!)アウスを攻撃表示にしてバトル!3体のモンスターでダイレクトアタック!」

 

『集君をバカにしたお返しだ!!』

 

『エリア、バカにしたのはどっちかというと外野のほうだけど・・・まっいいか。』

 

『はあ・・・』

 

LP4000→0

 

こうして俺は無事に試験に合格したのであった。

 

 

もっともオシリスレットだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?

次回は霊使いたちのキャラ設定を書いた後にします。


感想・コメントなどがあったらじゃんじゃん書いてください。ではまた。


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第3話 火霊使いヒータ

今回からオリカが登場します。


試験から数日が経ち俺はアカデミアに入学することになった。

 

そして今、入学式を行っている。

 

『ねえ、エリア?校長先生の話ってどうしてどこも長いのかね?』

 

『ウィンちゃん、気持ちはわかるけどそれは言わないお約束だよ。』

 

『ぐがああああ』

 

『ヒータ寝るのはかまわないけどいびきがうるさくて読書に集中できないのだけど。』

 

『言っても無駄だと思うぞ。それとアウス、俺にも何か面白い本を貸してくれ。俺も退屈で仕方がないんだ。』

 

『わたしも~』

 

「(お前ら、姿が見えないからって自由すぎるだろ!こっちは眠くて仕方が無いのに!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして入学式が終わった後俺たちはこれから暮らすレット寮に向かったのだが・・・

 

 

『なあ、これはいくら何でもひどくないか?』

 

ぼろアパートだった。

 

「でも同居人がいないだけまだましじゃないか?」

 

『そうですね。これなら私たちがいても問題ないね。』

 

『でもあまり騒ぐと絶対隣りに聞こえるぞこれ。』

 

「まあ一様無駄に実体化しないようにしろよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これからどうするか・・・」

 

荷物を整理を終えて俺は俺たちは本校の見学をすることにした。

 

『しかしいろんな施設があるねえ』

 

『本当ですね。迷ったら大変ですね。』

 

いろいろ見たところで

 

「おーい!」

 

「ん?お前は確か遊城十代だっけ?」

 

俺を呼んだのは俺と同じ遅刻してクロノス先生とデュエルした遊城十代だった

 

「十代でいいぜ。確かお前の名前は・・・」

 

「橘集だ。好きに呼んでくれ。」

 

「そうか。なあ俺とデュエルしようぜ!」

 

「ずいぶんといきなりだな。」

 

「アニキィ~っ!」待ってくれよ!」

 

十代が来た方向から背の低いオシリスレットの制服を着た生徒が走ってきた。

 

「ひどいっすよ!勝手に走って言ってしまうんだから。」

 

「悪い悪い!あこいつは翔だ!」

 

「丸藤翔すっ!」

 

「おれは橘集だ!よろしくな丸藤。」

 

俺たちはそれぞれ自己紹介をした。

 

「それよりデュエルしようぜ!」

 

「それは別にいいけどどこでデュエルするつもりだ?」

 

「確かこの近くにデュエル場があったすよ」

 

「おおいいね!行こうぜ橘、翔!」

 

「あ!待ってよ~アニキィ~!」

 

そう言って二人が走り出した。

 

『ずいぶんと騒がしい奴らだな。』

 

『なあ集。このデュエル、アタイがやっていいか?さっきからデュエルしたくてウズウズしていてしょうがないんだ!』

 

『もうヒータちゃんはそればっかりだね。』

 

『まあまあそれがヒータなんだし~』

 

『どーでもいいけど早く追いかけなくていいのか?』

 

「それもそうだな」

 

俺達は十代達の後を追うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺がデュエル場についた時、十代はオベルスクブルーの生徒と何かもめていた。

 

「どうしたの?」

 

「あっ橘君。実は・・・」

 

どうやらオシリスレットの生徒がデュエル場を使う事でもめているようだ。

 

『何よ!自分たちのほうが上だからと言って調子にのって!』

 

『気持ちはわかるが少し落ち着け。』

 

「はぁ・・・十代!」

 

「橘?」

 

「こいつらの事は無視して別の場所でやろうぜ!」

 

「ああ、そうだな。」

 

俺たちがその場を去ろうとすると

 

「おいお前!いきなりあらわれて何勝手なこと言ってやがる!」

 

「なんだ?大人しく身を引こうとしているのに!」

 

「なんだと!・・・ん?お前!もしかしてクロノス教諭を倒した橘ってやつか?」

 

「ああそうだが?」

 

俺がそう答えると

 

「ふん!あんな雑魚カードと運だけで勝ったような奴があまり調子乗ってんじゃねーよ!」

 

その発言に

 

『なんですって!!!確かに私たちの攻撃力は低いけど!集君はちゃんと実力で勝ったんだからね!』

 

『アタイもあー言うのはあまり好きではないな。』

 

『あまり調子に乗ってると・・・ツブスヨ・・・』

 

『今とんでもない言葉が聞こえたのだけど!?』

 

と一部反応がおかしいがみんなよく思ってないようだ。

 

「(とりあえずみんな落ち着け!今はへたに揉め事を起こしたくないから。)」

 

『集君がそう言うなら・・・』

 

『ワタシはまだ納得いかないけど・・・』

 

「(はあ・・・)言いたいことはそれだけか?十代行くぞ。ここじゃなくても別にデュエルできるし。」

 

「あっああ、そうだな。」

 

「貴様!尻尾を巻いて逃げる気か!」

 

「悪いな。あまり問題を起こしたくないから。行くぞ!」

 

俺たちはデュエル場を後にした。しかしこの夜また会うことになるとはこのときは思ってなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いま俺達は校舎から出てすぐの場所にいた。

 

「それでどこでやる?」

 

「あーもう我慢できない!もうここでやるぞ!」

 

「ここでって・・・まあいいけど。」

 

俺達がデュエルをしようとした時、

 

「そのデュエル、俺も見学しても構わないか?」

 

そこにラーイエローの制服を着た生徒が現れた。

 

「あんたは?」

 

「俺は三沢大地だ。よろしく橘集。」

 

「なんで俺の名前を?」

 

「この前のデュエルを見ていたからな。」

 

こいつもかよ。あのデュエルって結構目立っていたのかな?

 

「なら、私もいいかしら?」

 

今度はブルーの制服を着た女子が現れた。

 

「私は天上院明日香よ。よろしく。」

 

「あっああ、よろしく。」

 

はあ、次から次と・・・

 

「改めて始めるぞ!(行くぞ!ヒータ!)」

 

『おうよ!』

 

『「「デュエル!!」」』

 

 

※このデュエルでは橘と十代が戦いますがヒータがデュエルしているように書きます。(他の人からは普通にデュエルに見えてます。)

 

 

 

『アタイのターン!アタイはプロミネンス・ドラゴンを召喚!』

 

 

プロミネンス・ドラゴン A1500

 

『アタイはカードを1枚伏せてエンドフェイズ!プロミネンス・ドラゴンの効果を発動!相手プレイヤーに500ポイントのダメージを与える!』

 

LP4000→3500

 

「いきなりかよ!」

 

『アタイはこれでターンエンドだ!』

 

 

集(ヒータ) LP4000 手札4

場 

プロミネンス・ドラゴン A1500

伏せ 0

VS

十代 LP3500 手札5

場 0

伏せ 0

 

 

「妙だな。」

 

「え?どういうことっすか?」

 

「彼のデッキは霊使いデッキだったはず。しかし、彼が使ったモンスターは霊使いとはそこまで相性がいいわけないではない。」

 

「確かに変だね。まるで違うデッキを使ってるみたい。」

 

「そのとおりだ!このデッキは試験のときに使ったデッキとは違うのだ。俺は複数のデッキを持っていてこいつはそのデッキのうちの1つなんだ!」

 

正確には霊使いたちに1つずつデッキを持っているのだけどな。

 

「一様言っておくけど、どのデッキも同じくらい強いぜ!」

 

「へえ、じゃあお前とはさまざまなデッキと戦えるってわけか!くぅ!全部のデッキと戦ってみてー!」

 

「機会があればな。」

 

「ああ、そうさせてもらうぜ!俺のターンドロー!いくぜ!マジックカード融合を発動!手札のフェザーマンとバーストレディーを融合!現れろ!マイフェイバリットカード!E・HEROフレイム・ウィングマン!」

 

E・HEROフレイム・ウィングマン A2100

 

「バトル!フレイム・ウィングマンでプロミネンス・ドラゴンに攻撃!フレイム・シュート!」

 

LP4000→3300

 

「フレイム・ウィングマンの効果を発動!破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える!」

 

LP3400→1900

 

「カード1枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

集(ヒータ) LP1900 手札4

場 0

伏せ 0

VS

十代 LP3500 手札2

場 

E・HEROフレイム・ウィングマン A2100

伏せ 1

 

 

『くうう!やっぱり炎属性の攻撃は効くぜ!アタイの炎とどっちが上か勝負だ!』

 

ヒータが燃えているのはいいけど・・・

 

『ヒータよ、水を差すようで悪いが、フレイム・ウィングマンは炎属性ではなく風属性だ!』

 

そう、攻撃法が右手から火を吐くから間違いやすいけど実は風属性なんだよな。あれで・・・

 

『なに!? フレイムとつくのだから炎属性ではないのか!?』

 

『まあ中には見た目がハンバーガーなのに戦士族なんて意味不明なカードもあるんだしこれぐらいの間違いどうってこと無いぞ。』

 

『大丈夫だよヒータちゃん!私も最初は間違えたから!』

 

『私は同じ風属性だから知っていたよ!』

 

『うっ!なんか恥ずかしくなってきた//』

 

「(ヒータよ。恥ずかしがってるところ悪いけど、そろそろデュエルに戻ってくれないかな?十代を待たせるわけにはいかないから)」

 

『え?あ!ああ、そうだな。いくぜぇ!アタイのターン!アタイはモンスターをセット!カードを2枚伏せてターンエンドだ!』

 

 

集(ヒータ) LP1900 手札2

場 

セット 1

伏せ 2 

VS

十代 LP3500 手札2

場 

E・HEROフレイム・ウィングマン A2100

伏せ 1

 

 

「俺のターン!ドロー!こい!E・HERO スパークマン!」

 

E・HERO スパークマン A1600

 

「バトル!フレイム・ウィングマンで攻撃!行け!フレイム・シュート!」

 

セットモンスター UFOタートル D1200

 

「フレイム・ウィングマンの効果で破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える!」

 

LP1900→500

 

『くっ!だがこっちもUFOタートルの効果を発動!デッキから2体目のUFOタートルを特殊召喚!』

 

UFOタートル A1400

 

「スパークマンでUFOタートルに攻撃!スパークフラッシュ!」

 

LP500→200

 

『UFOタートルの効果でデッキからアタイ自身を特殊召喚!』

 

火霊使いヒータ A500

 

「なに!?ここで霊使いだと!?」

 

「え?何か問題でもあるっすか?」

 

「霊使いはリバースすることで効果を発動するモンスター。普通はセット状態で出すのがセオリーのはずなのよ。」

 

「あ!じゃあ橘君のプレイングミスですかね?」

 

「いや、彼のプレイングからして何かあるはずだ。(さあどうくる橘集!)」

 

「俺はこれでターンエンドだ!」

 

 

集(ヒータ) LP200 手札2

場 

火霊使いヒータ A500

伏せ 2 

VS

十代 LP3500 手札3

場 

E・HEROフレイム・ウィングマン A2100

E・HERO スパークマン A1600

伏せ 1

 

 

『さあ!反撃といくぜ!アタイのターン!いくぜ!これがアタイの切り札!トラップカード!真・火霊術ー烈火ーを発動!』

 

「真・火霊術?」

 

「確か火霊術ー紅ーてカードはあるが・・・あれはいったい?」

 

『このカードは自分フィールドにアタイがいる時のみ発動できる!相手モンスターを1体破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える!アタイはフレイム・ウィングマンを破壊するぜ!くらえ!』

 

「何!?」

 

LP3500→1400

 

 

真・火霊術ー烈火ー 通常罠

①:自分フィールドに「ヒータ」モンスターがいる時発動できる。相手モンスターを1体破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

 

 

「なんて効果だ・・・このために橘はヒータを召喚してのか!?」

 

「へへへ・・・今のは効いたぜ!さあ次は何がくる!」

 

『アタイのフィールドに魔法使い族がいる時特殊召喚できる!こい!稲荷火!』

 

稲荷火 A1500

 

『さらにフィールド魔法バーニングブラッドを発動!このカードがフィールドにいる限りフィールドの炎属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップし、守備力は400ポイントダウンする!』

 

火霊使いヒータ A500 D1500 → A1000 D1100

 

稲荷火 A1500 D200 → A2000 D0

 

 

『バトル!稲荷火でスパークマンに攻撃!』

 

「リバースカードオープン!ヒーローバリア!相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする!」

 

「やった!これで橘君のフィールドにアニキのモンスターを倒せるモンスターがいない!」

 

「俺もそう簡単には負けられないからな!さあどうする?」

 

『まだアタイのバトルフェイズは終了してないぜ!リバースカードオープン!速攻魔法!憑依合体!』

 

「今度は何だ?」

 

『このカードは自分フィールドの「霊使い」モンスターがいる時発動!自分フィールドの同じ属性の「霊使い」モンスターと霊使い以外のモンスターを1体ずつ生贄にして生贄にしたモンスターと同じ属性の「憑依装着」モンスター1体をデッキ・墓地から1体を特殊召喚する!アタイはアタイ自身と稲荷火を生贄にして、デッキから憑依装着-ヒータを特殊召喚!』

 

憑依装着-ヒータ A1850

 

『さらに!この効果で特殊召喚したモンスターは「憑依装着」モンスターの効果で特殊召喚したとして扱い、このモンスターの攻撃力は憑依合体の効果で生贄にした「霊使い」以外のモンスターの攻撃力の半分の数値分アップする!』

 

「何!?」

 

『稲荷火の攻撃力は1500!よってその半分の750がプラスされる!さらにフィールド魔法の効果も合わせてアタイの攻撃力は3100だ!!』

 

憑依装着-ヒータ A1850 D1500 → A3100 D1000

 

 

憑依合体 速攻魔法

①自分フィールドの「霊使い」モンスターがいる時発動できる。自分フィールドの同じ属性の「霊使い」モンスターと霊使い以外のモンスターを1体ずつ生贄にして生贄にしたモンスターと同じ属性の「憑依装着」モンスター1体をデッキ・墓地から1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは以下の効果を得る。

・このモンスターは「憑依装着」モンスターの効果で特殊召喚したとして扱いとする。

・このモンスターの攻撃力はこの効果で生贄にした「霊使い」以外のモンスターの攻撃力の半分の数値分アップする。

 

 

 

「攻撃力3100!?」

 

『アタイでスパークマンに攻撃!これで終わりだ!』

 

 

「うぁあああああ!!」

 

LP1400→0

 

 

 

『いやあ、久しぶりに燃えるデュエルしたぜ!』

 

どうやらヒータは満足しているみたいだ。よかった。

 

 

「うあああ!負けた!でも楽しいデュエルだったぜ!ガッチャ!」

 

 

「ああ、俺も楽しかったぜ。」

 

本当はヒータがデュエルしたけど俺も楽しかったしいいか。

 

「そうだ!なあ橘はデッキをいくつ持っているんだ?」

 

「ん?ああ、一様7つはあるぞ!」

 

俺がそう答えるとみんなが驚いた。

 

「そっ!そんなに持っているんすっか!?」

 

「驚いたな、俺よりデッキの数が多いとは・・・」

 

「そんな強力なデッキがまだ6つもあるなんて!くぅうう!なあ!もう一度デュエルしようぜ!今度は別のデッキで!」

 

「悪いけど、今日はやめてくれ。さすがに疲れた。それに一気にデュエルしてしまうより何回かに分けた方が後の楽しみになるじゃないか!」

 

「それもそうだな!じゃあいつかまたデュエルしてくれよ!」

 

「ああ、気が向いたらな。じゃあ俺は先に帰ってるから。」

 

こうして俺はレット寮に帰り、明らかにご馳走とは呼べないような食事での歓迎会をしてデュエルアカデミアの最初の1日が終わるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

1通のメールがくるまでは・・・

 

 




オリカ紹介

真・火霊術ー烈火ー 通常罠
①自分フィールドに「ヒータ」モンスターがいる時発動できる。相手モンスターを1体破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


火霊術の強化版!自分の場にヒータがいれば相手ターンでもマグマックスを撃てると強力なカードだ!

ちなみにほかの霊術の効果の方は完成しているが1つある問題があり、ちょうどいい名前が浮かばないのです。火、風、闇の3つは名前はできているのですが、水、土、光のちょうどいい名前が浮かびません。水は候補があるのですけど、土と光はまったく浮かびません。二字熟語で縛っているのですが、何か言い名前があったら教えてください。
名前は
真・〇霊術ー〇〇ー (カッコに文字が生える)
で統一しています。


憑依合体 速攻魔法
①自分フィールドの「霊使い」モンスターがいる時発動できる。自分フィールドの同じ属性の「霊使い」モンスターと霊使い以外のモンスターを1体ずつ生贄にして生贄にしたモンスターと同じ属性の「憑依装着」モンスター1体をデッキ・墓地から1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは以下の効果を得る。
・このモンスターは「憑依装着」モンスターの効果で特殊召喚したとして扱いとする。
・このモンスターの攻撃力はこの効果で生贄にした「霊使い」以外のモンスターの攻撃力の半分の数値分アップする。


憑依装着の打点の低さを補えるカードです。今回みたいにバトルフェイズでも使えるから攻撃した後に使って追加攻撃などもできます。
また、この効果で出した憑依装着は貫通も持つし、ダルクを出せばサーチも可能です。


ヒータのデッキ

デッキはバーンデッキですね。やっぱり炎属性=バーンてのが俺の中で定着してしますね。
今回は登場しなかったけど、ほかには魔法の筒やラヴァーゴーレムなども入っています。


ちなみにほかの霊使い達のデッキもヒータ、ウィン、ダルク、アウスは考えてますが、エリアとライナがまだ決まっていません。ライナは最悪ダルクのデッキと混合になるかもしれません。
こっちも何かありましたらよろしくお願いします。




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第4話 風霊使いウィン

早く憑依装着ライナOCG貸してくれないかなとずっと考えている。AMsです。

それはそうとマスターオブペンデュラムに霊使いたちの使い魔たちが入っていたことに少し違和感があります。

しかしもしかしたら次のパックにプチリュウの強化体が出るというフラグなんだと信じています。




「はあ・・・疲れた・・・」

 

俺達は十代とのデュエルの後寮に戻りゆっくりしていた。

 

『まったくこれぐらいで疲れてどうするの』

 

ヒータはデュエルができて満足しているのか少し上機嫌だ

 

「あのね、いくら”あれ”をしなかったとは言え、実際にデュエルしたのは俺なんだからね!」

 

俺が突っ込みをした

 

『分ってるよ!だからお前に指示を出しながらのデュエルをするなんてめんどくさい方法をとっているのだろ!』

 

『確かに”あれ”は私たちに負荷が大きいですからね。』

 

俺達がそんな雑談をしていたら

 

prprprprprpr

 

『ん?おい集!電話が鳴っているぞ。』

 

「ん?あ、本当だ!ありがとうアウス。」

 

『それぐらい礼には及ばない。』

 

そういって俺は学校指定の端末を開くと

 

『それで、何が掛かれていたんだ?』

 

「ん?ああ、昼間に会ったブルー生徒からアンティーデュエルで勝負だとよ。」

 

アンティーデュエルとはいわゆる賭けデュエルで負けた人は勝った人からカードをもらうと言うものだ。

 

『なによそれ!賭けデュエルなんて最低だよ!』

 

『ああ、同感だ!集、そんなメール無視しようぜ!』

 

「まあそうするつもりだが・・・」

 

俺もみんなの意見に賛成したが

 

『私は行きたいな・・・』

 

その中でウィンだけは行くことに賛成していた。

 

『どうしてなのウィンちゃん?』

 

エリアが質問をすると

 

『だって、あの人達私たちや集のことを雑魚呼ばわりしたのよ・・・スコシイタイメニアワセナクチャキガオサマラナイジャナイカ?』ゴゴゴゴゴゴ

 

『『『『「!!」』』』』

 

やばい!今のウィンに逆らっちゃまずい!ウィンは普段は温厚で俺やみんなに対して人懐っこいが一度怒らせると誰にも止められないのだ。昔ヒータがウィンが楽しみにしていた限定ケーキを勝手に食べたときは大変な目にあったものだ。あの後しばらくヒータがおびえて生活していて今でもトラウマだそうだ。

 

『ねえみんなもそうオモウヨネ?』

 

一部変に聞こえるがここで下手に逆らうとまたトラウマが増える可能性があるので

 

「あ!ああそうだな!」

 

『確かに私も彼らには痛い目にあったほうがいいと思います!』

 

『ア、アタイも思うぜ!』

 

『右に同じく・・・』

 

『以下同文』

 

『そうおもうよ』

 

とりあえず逆らわずにいた。

 

『みんなもそう思うよね!じゃあみんなで行こうよ!』

 

ウィンがそう提案すると

 

 

『わっ悪いがウィン。俺とライナは残るよ。ライナが眠そうだし誰か見てないといけないから。』

 

『ん~ねむい・・・』

 

ダルクめ!ライナを理由に逃げやがったな!

 

『私もパスさせてもらうわ。今いいところだから。』

 

アウスも読書を理由に逃げやがった。アウスは一度読書にのめりこむとそっちを優先してなかなか動こうとしないからな。ウィンもそのことを知っているから

 

『仕方がないね。じゃあ行こっか!ヒータ、エリア!』

 

『ちょ!ちょっと待ってよウィン!まだアタイは行くと言ってないぞ!』

 

ヒータが反論すると

 

『だってヒータちゃんまだ元気いっぱいだから!』

 

『それだけで!?おいエリアいいのかよお前は!』

 

ヒータは仲間を増やそうとしたが

 

『え?私はウィンちゃんの味方だけど?』

 

味方はいなかった

 

「あきらめろ。行くぞ!」

 

『・・・ああそうだな・・』

 

ヒータはあきらめて俺達は昼間のデュエル上に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーデュエル場ー

 

「よくも逃げずにこれたな!!」

 

そこには偉そうにしている万条目と取り巻き2人がいた。後どうやら十代も呼ばれたらしく。ここにいた。

 

そして十代は万条目を俺達は取り巻きと戦うことになった。

 

「それでアンティールールって言っているけどお前たちは何を賭けるんだ?」

 

俺は普通に気になることを聞いたら

 

「はっはは!こいつは傑作だ!こいつ俺達に本気で勝つ気でいるよ!お前が勝つなんて万に一つも無いがもしお前が勝ったらこいつをくれてやる!」

 

そういって取り巻きは6枚のカードをばら撒いた。その6枚は

 

プチリュウ、ギゴバイト、きつね火、デーモン・ビーバー、D・ナポレオン、ハッピー・ラヴァーの6枚だった。

一見何の法則性もないように見える6枚だが実はこのカードは霊使いたちが所持しているモンスター達なのだ。

 

 

「お前霊使い使っているんだよな!wwwだったらそのクズをやるよwww最も俺様に勝てればなwwww」

 

その時!突然後ろから強い風が吹いた。俺は恐る恐る後ろを見ると・・・

 

 

「・・・・・・・・・・」

 

そこには悪魔がいた!

 

いつものウィンから目の輝きは消えていてとてつもない威圧感があり何より笑っていた。それはいつもの太陽ような笑顔じゃなく見るものすべてをおびえさせるような笑顔だった。

 

『フフフ・・・まさか私たちだけでなくプチリュウ達までバカにするなんて・・・・ねえ集”あれ”やっていい?』ゴゴゴゴゴゴ

 

『ウッウィンちゃん!?気持ちは分かるけどそれは・・・』

 

『エリアには聞いてないよ。・・・ねえイイヨネ?』

 

「(あっああ!!いいぜ!!)」

 

俺はあまりにも恐怖のせいで反対できなかった。

 

『そう・・・よかった!じゃあしばらく体借りるね!』

 

そういってウィンは俺の中に入り込んだ。

 

そう、これが俺と霊使いたちの力だ。霊使いたちが俺の中に入ることで霊使いたちと完全にシンクロして彼女達の力を最大限に発揮するのだ。ただしめったな事がなければ使用しない。

 

そして霊使い達が俺の中に入っている間霊使い達が主人格となるのだ。つまり今俺の体はウィンが操っているのだ。もちろん俺の意識もちゃんとあるが基本心の中で話す程度だけだ

 

「・・・・ねえ?」

 

「あん?」

 

「言いたいことはソレダケカナ?」

 

今の俺は見た目は俺でも中身はウィンだ。つまり話し方が違ってしまうのもこれの問題点だ。

 

「いい加減にしてくれるかな。私も我慢の限界だから・・・ツブスヨ」ゴゴゴゴゴゴ

 

「!!?なっ何だよいきなり!!」

 

さすがの取り巻きもウィンの怖さに感じたようだ

 

『(ウィン、今は俺の体だっていうことこと忘れているなよ。)』

 

「(わかっているよ。)」

 

「そっそんなのたただのこけおどしだ!やっちまえ!!」

 

「あ、ああそうだな!」

 

「じゃあ始めるよ・・・」

 

「「デュエル!!」」

 

「先行は貰うよ。ドロー。憑依装着ウィンを召喚。カードを2枚伏せてターンエンド・・・」

 

 

ウィン(集) LP4000 手札3

場 

憑依装着ウィン A1850

伏せ 2

VS

取り巻き LP4000 手札5

場 0

伏せ 0

 

 

「威勢の割にはそんな雑魚カードを出しただけか!俺のターンドロー!ふっはっはっは!この手札じゃあ俺様の勝利は確定だな!俺はロード・オブ・ドラゴンードラゴンの支配者-を召喚!さらにドラゴンを呼ぶ笛を発動!その効果で手札のドラゴン族モンスターを2体まで特殊召喚する!こい!エメラル・ドドラゴン!ダイアモンド・ドラゴン!」

 

そして、ドラゴンを呼ぶ笛が墓地に置かれたのでカードをドローしたりはしない。

 

「どうだ!俺のドラゴン軍団は!バトル!やれ!俺のモンスターたちの総攻撃だ!」

 

取り巻きが攻撃を宣言したがモンスター達は何かにおびえて攻撃をしなかった。

 

「どうした!なぜ攻撃しない!?」

 

「無駄よ。あなたがバトルフェイズに入った瞬間、トラップカード威嚇する咆哮を発動していたから。このカードの発動したターン相手は攻撃宣言をする事ができない。これはプレイヤーに対するトラップだからロード・オブ・ドラゴンの効果では防げないよ。」

 

俺には咆哮はしてないがフィールドにいるウィンが威圧(笑顔で)をしているように見えて怖かった。

 

「ちっ!1ターンしのいだか。カードを2枚伏せてターンエンドだ!次の俺のターンで俺のドラゴン軍団の総攻撃で倒してやる!(さらに俺の伏せカードは竜の逆鱗とミラーフォース。たとえ攻撃しようと守備で守ろうと無意味だ!)さあお前のターンだ!」

 

 

ウィン(集) LP4000 手札3

場 

憑依装着ウィン A1850

伏せ1 

VS

取り巻き LP4000 手札0

場 

ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者- A1200

エメラルド・ドラゴン A2400

ダイアモンド・ドラゴン A2100

伏せ 2

 

 

「・・・それだけ?」

 

「何?」

 

「それだけって聞いたの?だとしたら、たいしたことないね。」

 

「何だと!?この状況を見て何言いやがる!」

 

「そう、だったら・・・今から君のフィールドからカードを無くなるよ。」

 

「はぁ?お前何言いてるんだ!やれるもんならやってみろ!」

 

「じゃあそうさせてもらうよ。ドロー・・・まずは邪魔な伏せカードから、トラップ発動。真・風霊術ー烈風ー。このカードはフィールドにウィンがいる時発動ができ、その効果で相手フィールド上に存在するカード2枚をデッキの一番上に置く。もちろん2枚の伏せカードを選択・・・」

 

 

真・風霊術ー烈風ー 通常罠

①自分フィールドに「ウィン」モンスターがいる時発動できる。相手フィールド上に存在するカードを2枚選択してデッキの一番上に置く。

 

 

「何!?だが俺の場にはまだドラゴンたちが」

 

「魔法カード帝王の烈旋を発動。このターン、生贄召喚のためにモンスターを生贄する場合に1度だけ、相手フィールドのモンスター1体を生贄にできる・・・」

 

「なっ!?俺のモンスターを生贄にだと!?」

 

「その効果でロード・オブ・ドラゴンとウィンを生贄にして現れろ、烈風帝ライザー。この瞬間、烈風帝ライザーの効果を発動。このカードが生贄召喚に成功した時、フィールドのカード1枚と自分または相手の墓地のカード1枚を対象として発動する。そのカードを好きな順番で持ち主のデッキの一番上に戻す。私はあなたのフィールドのエメラル・ドドラゴンと墓地にあるロード・オブ・ドラゴンをデッキの1番上に戻す。さらにこのカードが風属性モンスターを生贄にして召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚を対象として持ち主の手札に戻す。その効果でダイヤモンド・ドラゴンを手札に戻す。」

 

『でったーウィンちゃんのデッキトップロックコンボだ!』

 

『あれはまじでやばいよ!あれにアタイが何度やられたことやら。』

 

そういえば、昔ヒータがウィンが楽しみにしていたケーキを勝手に食べたときとかこのコンボでボコボコされていたな。

 

「お望み通りフィールドからカードを無くしたよ♪」

 

「バッバカな・・・!?」

 

「じゃあバトル!烈風帝ライザーでダイレクトアタック!」

 

LP4000→1200

 

「私はカードを1枚伏せてターンエンド。」

 

 

ウィン(集) LP4000 手札2

場 

烈風帝ライザー A2800

伏せ 1

VS

取り巻き LP1200 手札1 (ダイアモンド・ドラゴン)

場 0

伏せ 0

 

デッキトップ 上から エメラルド・ドラゴン、ロード・オブ・ドラゴン、竜の逆鱗、ミラーフォース

 

 

「お、おれのターン・・・」

 

「そういえばこのターンで倒すんだよね。で、その手札のドラゴン2体でどうする倒すの?あ、でも2体ともレベル5以上だから生贄が必要ね♪いくら強くてもフィールドに出せなかったら意味がないか♪」

 

『ウィンちゃんかなり生き生きしているね。』

 

『ああなったウィンはアタイ達には止めることができないな・・・』

 

『(ウィン、それぐらいにしておけ)』

 

「(エー、まだやり足りないよ!本当はハンデスもしたかったのに!)」

 

本当にウィンを怒らせると怖いな。

 

「タッターンエンドだ・・・」

 

「あれ?何もしないの?本当にたいしたことないね。じゃあ・・・キエロ!」ゴゴゴゴゴゴ

 

「ひぃ!!」

 

「烈風帝ライザーでダイレクトアタック!」

 

LP1200→-1400

 

「ひっひいいいいいいいい!!」

 

取り巻きは恐怖のあまりデュエル場から逃げ出した。まああんな負け方をしたらそりゃ逃げたくなるよな。

 

「ふう・・すっきりした。」

 

どうやらいつのもウィンに戻ったみたいだ。

 

『(それならそろそろ出て行ってもらえないかな。)』

 

「(うん、わかった。)」

 

そう言うとウィンはおれの体から出て行った。

 

「(ふう、やっぱり慣れないな。あれは・・)」

 

『ごめんね。私のわがままに付き合ってもらって・・・』

 

「(気にするな。実は俺もあいつらにはムカついていたからな。)」

 

『うん!ありがとう!』

 

その後、おれたちのデュエルを見ていた明日香から警備員が来ると言われ急いで外に逃げた。

 

十代のほうは決着は付かなかったそうだがあのまま続けていたら十代のが勝っていたらろう。

 

 

「ただいまー」

 

『おかえり。どうだったの?』

 

アウスが質問をしてきた。

 

「ん?ウィンがキレてぼこぼこにしてきたけど。」

 

おれが答えると

 

『そう、相手も運がないね。』

 

「運がないというか自業自得だけどな。」

 

『それで、そのウィンは?』

 

「ああ、ウィンなら今はカードの中で寝ているよ。」

 

『そうか。私もそろそろ寝るね。』

 

「そうか、お休みな。」

 

『ええ、お休み。』

 

こうして俺達は長い1日が本当に終わるのであった。

 

 

 

 

 

 

 




今日の最強カードは

烈風帝ライザー
効果モンスター
星8/風属性/鳥獣族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
①このカードがアドバンス召喚に成功した場合、
フィールドのカード1枚と自分または相手の墓地のカード1枚を対象として発動する。
そのカードを好きな順番で持ち主のデッキの一番上に戻す。
このカードが風属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した場合、
その時の効果に以下の効果を加える。
●フィールドのカード1枚を対象として持ち主の手札に戻す事ができる。


ウィンの切り札の1枚!アドバンス召喚に成功すればフィールドと墓地のカードをデッキトップに戻せるこーかを持っている。ちなみにこの効果は自分の場と墓地のカードも戻せるから初手にきてしまった七皇の剣をデッキトップに戻して次のターンに発動ってことも可能だぞ!さらに!風属性をリリースしていたらフィールドのカードを1枚バウンスとかなり強力だぞ!


真・風霊術ー烈風ー 通常罠
①自分フィールドに「ウィン」モンスターがいる時発動できる。相手フィールド上に存在するカードを2枚選択してデッキの一番上に置く。

そしてもう1枚はウィンの専用カード。場にウィンがいれば相手のカードを2枚デッキトップに戻せるぞ!もちろん融合・シンクロ・エクシーズなどにも強力だ!
ちなみに元になった方の風霊術はデッキの上ではなく下に置くだ。こっちは再利用に時間が掛かると言う点でメリットがあるぞ。


ウィンのデッキは爆風ライザー。
鳳翼の爆風やライザーたちを使い相手のカードをデッキトップに置く戦法。一度決まるとサーチなどでデッキをシャッフルしない限りきついデッキだ。またほかにも強烈な叩き落としやマインドクラッシュなどのハンデスカードも多数入っている。

ちなみにウィンが最後に伏せていたカードはマインドクラッシュであった。




いかがでしたでしょうか。

しばらくはもう一つの作品のほうを更新しようと思うのでもしかしたら次回は遅くなるかもしれません。(しかし、うP主は結構気まぐれなのでもしかしたら更新するかもしれませんけどね。)

ではまた。


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第5話 水霊使いエリア

テストやもう一個の方の投稿などで遅れてしまいました。

こっちのほうは気長に待ってくれると助かります。

そういえば結局プチリュウの進化版はでませんでしたね。

それと今少しアンケートをとっていますのでよろしければそちらもどうぞ。




取り巻きとのデュエルからしばらくが経過した。あの日から特に問題は起きず平和に暮らしていた。ちなみにあの時戦った取り巻きはまだあのときのことがトラウマのようだしい。まあどうでもいいけど。

 

 

 

 

「ふあ、眠い。ん・・・なんだこのやわらかいのは?」

 

いつものように朝起きてふと隣を見ると

 

『すぅ・・・すぅ・・・』

 

隣でのウィンが寝ていた。

 

「ウィン・・・これで何度目だよ・・」

 

ウィンは朝に弱く昔からよく俺の隣に寝ることがある。ちなみに普段はカードの中で寝ている。

 

ウィンの寝顔はとても可愛いく、俺にしがみついているから、二つほど柔らかいものが当たっている。

 

本当は俺ももう少し寝ていたいが授業があるので

 

「そろそろ起きなくちゃダメだな・・・おいウィン!起きろ!もう朝だぞ!」

 

俺がウィンを揺さぶると

 

『うん・・・あと、5じかん・・・』

 

「うん、さすがに5時間は無理だからせめて腕から離れてくれないかな?」

 

『やだ・・・・』

 

これのせいで試験にも遅れたんだよな。仕方ないいつものあれを使うか

 

「いい加減にしないと今日のおやつ抜きにするぞ!」

 

『っ!!起きる!起きるからそれだけはやめて!』

 

そういってあわてて起きようとしたが

 

『きゅあ!』

 

「ちょ!」

 

ベットから急に起きようとしたからバランスを崩してしまった。

 

そのため俺の上にウィンが乗っかる形になってしまった。

 

『集君。早く起きないと遅刻す・・る・・・よ・・』

 

タイミング悪くエリアがカードから出てきてしまった。

 

『なっ!朝っぱらからなにやってるの2人とも! 』

 

「おっ落ち着けエリア!これは事故なんだ!なあウィン!」

 

『え?うんそうだね。私が集のベットに入ったから』

 

『へえ・・・また勝手に集君のベットの中に入ったんだ・・・』

 

そりゃ怒るよな。異性が一緒のベットで寝るなんて・・・

 

『どうして私も誘ってくれなかったの!?』

 

「そっちかよ!」

 

『え・・・はっ!ちがっ!うウィンちゃん!毎回言っているけど勝手に集君のベットに入っちゃいけないって言っているでしょ!』

 

「(いいなおした)」

 

『(いいなおしたよ)』

 

このとき俺達は同じことを思った。

 

結局エリアの説教は遅刻するという理由から何とか逃れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今日の授業はカードの種類についてだった。正直アウスからデュエルの基礎は教えてもらってるから退屈だ。

 

「ではこの問題・・・シノール丸藤、答えるノーネ!」

 

「え!?えーと・・・」

 

おいおい魔法の種類の数ぐらい知っておけよ。

 

そう思いながら授業を受けていた。

 

 

 

 

 

 

 

「はあ・・・正直体育だるい・・・」

 

そして今日は体育もあった。

 

正直なんでお昼後に体育があるのか分からない。眠いし腹いたいし

 

「(なあ、誰かかわってくれないか?)」

 

俺はみんなに言った。

 

『いやだめだろ!そんな理由で憑依させるな!第一あれを使ったらどっちみち疲れることに変わりないだろ!』

 

ダルクが的確に突っ込みを入れた

 

「(それはそうだけど・・・仕方がない)」

 

そう言って俺は体育を受けるのだった。

 

 

 

 

 

 

「はあ・・・疲れた・・・」

 

『お疲れさん。』

 

体育の授業が終わりまた授業って少しは時間割を考えて欲しいものだよ

 

「今日はもう寝よう」

 

そう思いベットに寝ようとしたが

 

「橘!翔が大変だ!」

 

「・・・」

 

どうやらまだ眠れないようだ・・・

 

 

 

 

 

 

 

「なあ帰っていいか?」

 

簡単にまとめると翔のやつはラブレターに誘われて女子寮に来たのはいいけど偶然にも女子風呂を覗いてしまったらしい。

 

俺と十代はわざわざボートで湖の真ん中に来たのだった。正直漕ぐのも疲れた。

 

挙句の果てに天上院明日香は

 

「もし翔君を助けたかったら私とデュエルしなさい!」だ

 

「(なあ、これって用は俺と十代とただデュエルがしたいんじゃないのかな?)」

 

『私もそう思う。私なら覗きなんかされたらデュエルぐらいでは許さないわ!』

 

まあとうぜんだな。

 

「と言う訳だ翔、どんな理由であれ覗きをしたのならちゃんと罪を償いな。じゃあな!」

 

そう言って俺はボートを漕いで帰ることにした

 

「えー!そりゃないっすよ!」

 

翔が色々言っているが関係ない。

 

「なあ橘。俺からも頼むよ。今度の俺と翔のエビフライやるから」

 

「俺エビフライそんなに好きじゃないから・・・」

 

ちなみにレット寮ではエビフライは月1のご馳走らしい。どんだけ貧しいんだよ。

 

「じゃ、じゃあ!」

 

「十代。少し昔話をしよう。」

 

「なんだよいきなり?」

 

「俺はな昔、やってもないことを俺のせいにされたことがあるんだ。あれは確か体育の時、クラスでも人気者の女の子の服を俺の机に隠されるなんてことがあったんだ。」

 

「もちろん俺はやってない。だが俺が服を隠しているところを見たとか言う証言する奴が現れたんだ。結局俺のせいにされてクラスからいじめにあい孤立したんだったよな。」

 

「その後で解かった事だがあの時証言したやつらが犯人で理由がその女の子に振られた腹いせだったそうだ。俺にいたっては特に理由は無かったそうだ。いい迷惑だ!」

 

「・・・」

 

「しかもそれのせいで転校させられちまうし、散々だったな、あの時は・・・まあそいつはその後俺が(デュエルで)ボコボコニしたけどな。その時思ったんだ・・・悪いことをした人はちゃんと罪を償わなくちゃいけないなと。」

 

「・・・・」

 

俺の昔話にみんなが沈黙した。

 

『そういえばあったなそんなこと。』

 

『あんときゃアタイら全員でボコボコニしたな。』

 

『本当だよ!あれのせいで集君しばらくぐれちゃって大変だったんだから。』

 

『あのときの集は怒った時のウィンと同じくらいに怖かったな。』

 

『私そんなに怖いかな?』

 

そんなことを霊使い達は話していたが話を続けよう。

 

「それはそれとして、天上院さん。こんな回りくどい事しなくてもデュエルぐらいしてやるよ。」

 

「!?どうして解かったのかしら?」

 

「普通の女子ならデュエルで勝ったくらいじゃ覗かれた事を許すとは思わないからな。」

 

 

実際、俺があいつらを間違えて覗いてしまった時は・・・

 

ダルク→男同士だから問題ない

ヒータ→顔を真っ赤にする

アウス→無反応

ライナ→精神が子供

ウィン→むしろ一緒に入ろうと誘われた

エリア→顔を赤くしながらもどこかうれしそう

 

あれおかしいな?ヒータとダルク以外反応がおかしい。特に後者の2人にいたってはむしろ一緒に入りたがってる

 

 

「え?どういうことだよ?」

 

どうやら十代はまだ理解できてないようだ

 

「つまり天上院は翔が女子風呂を覗いたことはどうでもいいと思っていて、俺と十代とデュエルはあくまで口実だってわけだ。」

 

俺は十代にかいつまんで説明した。

 

「何だそんなことか!だったら普通に誘えばいいじゃないか!」

 

「あのな十代。これは天上院1人の問題じゃないし、ブルーの生がレットにデュエルに挑むのにそれなりの理由がいるしな。」

 

「そういうものなのか?」

 

「そういうものだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「サンダー・ジャイアントでダイレクトアタック!」

 

「きゃああああ!!」

 

結局俺達は天上院とデュエルをすることになり最初に十代がデュエルすることになった。天上院は融合モンスターのサイバー・ブレーダー(アニメではレベル6)にフュージョン・ウェポンを装備して十代を苦しめていたがサンダー・ジャイアントを融合召喚してその効果をうまく使いサイバー・ブレーダーを破壊し見事に勝利した。

 

「ガチャ!楽しいデュエルだったぜ!次は橘の番だぜ!」

 

「ああ、わかった!」

 

そういって俺は十代と交代した。

 

「(それで今回は誰でいく?)」

 

『じゃあ私でいい?』

 

「(エリアか、わかった!)」

 

そう言って俺はエリアのデッキをデュエルディスクにセットした。

 

「(じゃあいつものようにいくぞ!)」

 

『任せなさい!』

 

「こっちは準備はできたぜ!さあ始めようぜ!」

 

「ええ、いくわよ!」

 

「「デュエル!!」」

 

 

「俺の先行ドロー!」

 

『まずは様子を見るよ!』

 

「(分かった)俺は豪雨の結界像を守備表示で召喚!こいつが場にいる限りお互いに水属性以外のモンスターを特殊召喚できない!」

 

豪雨の結界像 D1000

 

「カードを2枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

集(エリア) LP4000 手札3

豪雨の結界像 D1000

伏せ 2

VS

天上院明日香 LP4000 手札5

場 0

伏せ 0

 

 

「行くわよ私のターン!ドロー!いきなり特殊召喚を封じても所詮守備力がたったの1000。ならたいしたこと無いわ!私はブレード・スケーターを召喚!」

 

『今よ!トラップを』

 

「(分かってるって!)リバースカードオープン!アイスバーン!」

 

カードの発動とともに湖は一瞬で凍りスケート場になった。それにより天上院のが呼んだモンスターは滑って転んでしまった。(スケーターなのに転ぶってどういうことだよという突っ込みは無しで)

 

ブレード・スケーター A1400→D1500

 

「ブレード・スケーターが守備表示に!?」

 

「このカードは自分フィールド上に水属性モンスターが表側表示で存在し、水属性以外のモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、そのモンスターは守備表示にする!いくら攻撃力が高かろうと守備表示なら意味が無い!」

 

「さらに豪雨の結界像の効果で私はモンスターの特殊召喚を封じるってわけね。なかなかいいコンボじゃない!(それに守備表示じじゃドゥーブルパッセも使えない!)私はカードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

集(エリア) LP4000 手札3

豪雨の結界像 D1000

伏せ 1

アイスバーン

VS

天上院明日香 LP4000 手札3

場 

ブレード・スケーター D1500

伏せ 2

 

 

「俺のターン!ドロー!俺はガガギゴを召喚!」

 

現れたのはエリアが飼っている人型ワニだった(ちなみに普段はギゴバイト状態でいる)それとアイスバーンが発動している時は何故かスケート靴をはき温かそうな上着とレッグウォーマーをつけている。

 

ガガギゴ A1850

 

「この状況で攻撃力1850!?しかも水属性だからアイスバーンには引っかからない!」

 

「そういうことだ!バトルガガギゴでブレード・スケーターに攻撃!」

 

『イッケェ!ギコちゃん!』

 

「くっ!?」

 

「俺はこれでターンエンドだ!」

 

 

集(エリア) LP4000 手札3

ガガギゴ A1850

豪雨の結界像 D1000

伏せ 1

アイスバーン

VS

天上院明日香 LP4000 手札3

場 0

伏せ 2

 

 

「私のターン!ドロー!いいカードを引いたわ!サイクロンを発動!その効果でアイスバーンを破壊!」

 

アイスバーンの破壊とともに湖は元に戻りガガギゴも元の全裸の姿になった。

 

「さらにエトワール・サイバーを召喚してそのまま豪雨の結界像に攻撃!」

 

「くっ!?もうロックが解けるなんて!」

 

『さすがにそう簡単にはいきませんね!』

 

『いやいや!アタイは毎回それくらって負けているんだぞ!ラヴァゴを引いても・・・・』

 

「私はこのままターンエンドよ!」

 

 

集(エリア) LP4000 手札3

ガガギゴ A1850

伏せ 1

VS

天上院明日香 LP4000 手2

場 

エトワール・サイバー A1200

伏せ 2

 

 

「俺のターン!フィールド魔法!伝説の都 アトランティスを発動!さらにギガ・ガガギゴを召喚!」

 

「レベル5のモンスターを生贄無し召喚ですて!?」

 

「伝説の都 アトランティスが場にある限りお互いの手札・フィールド上の水属性モンスターのレベルは1つ下がる!よってレベル5のギガ・ガガギゴはレベル4となったわけだ!さらに伝説の都 アトランティスのもうひとつの効果でフィールド上の水属性モンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップする!」

 

ギガ・ガガギゴ A2450→2650 D1500→1700

 

ガガギゴ A1850→2050 D1000→1200

 

「バトル!ギガ・ガガギゴでエトワール・サイバーに攻撃!」

 

「そうはいかないわ!トラップ発動!ドゥーブルパッセ!相手モンスターの攻撃をダイレクトアタックにして攻撃されたモンスターは相手に直接攻撃する!」

 

「何!?だがそれだとそっちの受けるダメージが大きいじゃないか!」

 

「それぐらい計算のうち!さらにトラップ発動!和睦の使者!このターン、相手モンスターから受ける全ての戦闘ダメージは0になり、自分のモンスターは戦闘では破壊されない!よってあなただけがダメージを受けるってわけよ!」

 

「(このコンボを決めるために前のターンには使わなかったのか!)」

 

「さらにエトワール・サイバーがダイレクトアタックするとき攻撃力を500アップするわ!」

 

LP4000→2300

 

 

ドゥーブルパッセ 通常罠 アニメ版

 

①:相手モンスターが自分フィールドの表側攻撃表示モンスターに攻撃宣言した時に発動できる。

相手モンスターの攻撃を自分への直接攻撃にし、攻撃対象モンスターは相手に直接攻撃する。

 

 

「くっ!(これはやられた!)」

 

『これ以上攻撃しても意味がないしここは様子を見ましょう。』

 

「(ああ、そうだな)俺はこれでターンエンドだ!」

 

 

集(エリア) LP2300 手札2

ギガ・ガガギゴ A2650 LV4

ガガギゴ A2050 LV3

伏せ 1

伝説の都 アトランティス

VS

天上院明日香 LP4000 手2

場 

エトワール・サイバー A1200

伏せ 0

 

 

「私のターン!ドロー!マジックカード戦士の生還を発動!墓地のブレード・スケーターを手札に加え、融合を発動!手札のブレード・スケーターと場のエトワール・サイバーで融合召喚!現れなさい!サイバー・ブレイダー!」

 

「攻撃力2100。その攻撃力じゃガガギゴは倒せてもギガ・ガガギゴには足りないぜ!」

 

「それはどうかな?サイバー・ブレイダーは相手の場のモンスターの数によって効果が変わる。2体の場合はこのカードの攻撃力は倍になる!パ・ド・トロワ!」

 

サイバー・ブレイダー A2100→4200

 

「『攻撃力4200!?』」

 

「サイバー・ブレーダーでギガ・ガガギゴに攻撃!グリッサード・スラッシュ!」

 

LP2300→750

 

「ぐっあああああああ!!」

 

「この瞬間!相手のモンスターの数が変化したことでサイバー・ブレーダーの効果も変化する!1体の場合このカードは戦闘によっては破壊されない!パ・ド・ドゥ!」

 

サイバー・ブレイダー A4200→2100

 

「(今度は戦闘態勢か。なかなか厄介だ!)」

 

『しかもモンスターを増やしたらまた攻撃力が倍になるし、おそらくまだ効果があるかもしれないよ!』

 

「私はこれでターンエンドよ!」

 

 

エリア) LP750 手札2

ガガギゴ A2050 LV3

伏せ 1

伝説の都 アトランティス

VS

天上院明日香 LP4000 手1

場 

サイバー・ブレイダー A2100

伏せ 0

 

 

「(ここで逆転のカードを引かなければ負ける!)俺のターン!ドロー!・・・!?きたぜ!この状況を逆転するカードを!」

 

「何ですって!?」

 

「さあ出番だぞ!エリア!」

 

『やっと私の登場だ!』

 

「何かと思えばそんなモンスターじゃ私のサイバー・ブレイダーを倒すどころか逆に攻撃力を上げちゃってるよ!」

 

「あわてるな!これこそが逆転のカード!マジックカード!憑依合体!」

 

「!?そのカードは!」

 

「このカードの効果で俺はエリアとガガギゴを生贄ささげ!現れろ!憑依装着エリア!」

 

『私の本気とくと見よ!』

 

「この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は生贄にした「霊使い」以外のモンスターの攻撃力の半分の数値分アップする!ガガギゴの攻撃は1850!その半分の925アップする!さらにアトランティスの効果も加わり、攻撃力は・・・」

 

憑依装着エリア A1850→2775→2975

 

「攻撃力2975!?」二重の意味で驚いている

 

『これやると計算が毎回面倒になるんだよな・・・』

 

『まあ、1の位が5なだけまだましだろ』

 

『あなたたち、それぐらいの計算ができなくてどうするの・・・』

 

「(正直俺も計算がめんどくさいと思う)バトル!エリアでサイバー・ブレイダーに攻撃!」

 

「でもサイバー・ブレイダーは戦闘では破壊されないわ!」

 

「だがダメージは受けてもらう!」

 

LP4000→3125

 

「くっ!?」

 

「(やっとダメージが通ったか)俺はこれでターンエンドだ!」

 

 

エリア) LP750 手札1

憑依装着エリア A2975 LV3

伏せ 1

伝説の都 アトランティス

VS

天上院明日香 LP3125 手1

場 

サイバー・ブレイダー A2100

伏せ 0

 

 

「私のターン!(きた!フュージョン・ウェポン!これを装備すれば攻撃力を逆転できる!)」※アニメではサイバー・ブレイダーのレベル6です

 

「悪いがそのカードは使わせない!トラップ発動!真・水霊術ー激流ー!」

 

「!?」

 

「このカードは自分フィールドに「エリア」がいる時に発動!相手の手札を確認し、その中から2枚選んで墓地に送る!」

 

 

真・水霊術ー激流ー 通常罠

①自分フィールドに「エリア」モンスターがいる時発動できる。相手の手札を確認し、相手の手札を2枚選んで墓地に送る。

 

 

「何ですって!?」

 

「今あんたの手札は2枚だけ!どっちも捨ててもらおうか!」

 

「くっ!(フュージョン・ウェポンとサイバー・ジムナティクスが・・・確か憑依合体で呼び出したモンスターは貫通効果を持っていたはず!下手に守備表示にしないでこのままにしたほうがよさそうだね)私はこれでターンエンドよ・・・」

 

 

エリア) LP750 手札1

憑依装着エリア A2975 LV3

伏せ 0

伝説の都 アトランティス

VS

天上院明日香 LP3125 手0

場 

サイバー・ブレイダー A2100

伏せ 0

 

 

「俺のターン!」

 

『このターンに決めるよ!』

 

「(ああ!)ライオ・アリゲーターを召喚!」

 

ライオ・アリゲーター A1900→2100

 

「モンスターの数が変化したためサイバー・ブレイダー攻撃力が倍になる!」

 

サイバー・ブレイダー A2100→4200

 

「わざわざモンスターを増やすなんてどういうつもりかしら?」

 

「もちろん勝つためさ!手札から速攻魔法発動!エネミーコントローラー!」

 

「エネミーコントローラーですって!?」

 

「このカードはコマンド入力により効果が決まる!」

 

『いや別に必要ないから!』

 

『そういうところは空気読もうよダルク。』

 

『そうだそうだー』

 

『何で俺が悪いみたいになってるんだ・・・』

 

「↑↑↓↓←→←→BA」

 

『それ別のコマンド!?』

 

「この効果によりサイバー・ブレイダーを守備表示にする!」

 

サイバー・ブレイダー A4200→D800

 

「しまった!?サイバー・ブレイダーの効果で上がるのは攻撃力だけ!守備力までは影響が無い!」

 

「そういうことだ!バトル!エリアでサイバー・ブレイダーに攻撃!エリアの効果!守備モンスターを攻撃した時守備力が攻撃力を上回っていた場合、相手に貫通ダメージを与える!」

 

『私の本気をくらいなさい!』

 

LP3125→925

 

「ライオ・アリゲーターでダイレクトアタック!」

 

「きゃあああああああ!!」

 

LP925→0

 

 

 

 

 

「さてと、一様約束とおり翔は返して貰うぞ。」

 

「ええ、約束だし。」

 

「アニキー!ごめんっす!僕のせいで・・・」

 

「あっそうだ翔、俺はタダで働く気は無いから今月の俺の昼飯毎日おごれよな!」

 

「えー!?」

 

「お前さ・・・俺達が助けなきゃお前は退学ではすまなかったかもしれないんだぞ!」

 

「そっ!それはそうっすけど・・・・」

 

「まあ、翔ドンマイ!」

 

「言っとくけど十代、お前の約束どおり今度のエビフライはお前と翔の分を貰うからな。」

 

「はあ!?お前エビフライ好きじゃないって言ったじゃないか?!」

 

「それとこれは話は別だ!」

 

「ちょっと待ったす!今僕の分もって言いったすか?」

 

「ああ、十代がそうい言ったからな。」

 

「アニキひどいっすよ!僕の楽しみを~」

 

「その・・・悪かったって翔!」

 

『そこまでしなくてもいいと思うけど・・・』

 

『まあ集君はもらえるものはとりあえず貰っとく癖があるからね』

 

『駅前のティッシュや割引券とかな、で結局使わないほうが多いけどね』

 

「ほらもう遅いんだから帰るぞ!」

 

「まっまってよ!橘君!せめてエビフライだけでも・・・・」

 

「だめだ!」

 

「そんな~!」

 

ちなみに約束どおり今月の昼飯とエビフライを奢ってもらう事になった。ゴチになります。

 

 

 




今日の最強カードは

アイスバーン 永続罠
①:自分フィールド上に水属性モンスターが表側表示で存在し、水属性以外のモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、そのモンスターは守備表示になる。

今では一回休みなどがあるけどこっちは通常召喚にも反応するぞ!

そしてもう1枚!

真・水霊術ー激流ー 通常罠
①自分フィールドに「エリア」モンスターがいる時発動できる。相手の手札を確認し、相手の手札を2枚選んで墓地に送る。

水霊術の強化版!場にエリアがいるだけで相手の手札を2枚ハンデスできる強力なカードだ!


エリアのデッキは水属性と爬虫類族を中心としたデッキです。
ガガギゴを採用するためにこういうデッキにしたのですがOCGでちょうど条件にあったカードが出たのでおそらくそれを採用さるでしょう。


次はいつになるか分かりませんが今後ともよろしくお願いします。


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第6話 闇霊使いダルク&ライナ

夏休みで暇なので少し早く書きました。

今回のデュエルにシンクロ関連のカードが出てきますが特に気にしないでください。


デュエルアカデミアには普通の学校同様にテストがある。ただし通常のテストに加えデュエルの実技があり、成績がよければオシリスからラーにラーからオベリスクに昇格することができる。

 

俺はそのテストに向けて勉強をしていた。十代と翔も誘うかと思ったけど翔は神頼み、十代は筆記は諦めていて実技だけがんばろうとしていたからやめた。

 

「なあアウス。この問題はどう解くんだ?」

 

『どれどれ?この問題は・・・』

 

アウスは俺の家庭教師として今まで勉強を教えてくれた。正直先生より分かりやすい。

 

「なるほど!ありがとう。」

 

『どういたしまして。また解らないところがあったらいってね。』

 

『ああ!ぜんぜん解らない!』

 

突然ヒータが叫びだした。ちなみに勉強はいつもみんなでやっている。アウス曰く1人を教えるより複数でやった方がいいからだって。

 

ちなみに勉強を教えるのはエリア、アウス、ダルクの3人がそれぞれ、基礎学力、デュエルに関する問題、実戦を教えてくれている。

 

今はデュエルに関する問題をやっているところだ。

 

『だいたいよ”する”とか”できる”とか”タイミングを逃す”とかややこしいんだよ!』

 

『ヒータ。気持ちは解るけどそういうのは慣れるしかないよ。』

 

『ウィンは解るのかよ!』

 

『うん!解るよ!』

 

『くそぉ!何で解るんだよ!』

 

『何でって言われても?』

 

「まあまあヒータ落ち着いて!俺もよく解ってないから一緒に覚えようよ!なあ!」

 

『集・・・解ったよ。』

 

喧嘩を抑えて俺達は勉強の続きをすることにした。

 

ちなみにライナはまだ幼いから勉強はダルクが簡単なところを教えている。

 

そしてエリアは

 

『みんな!夜食ができたよ!』

 

エリアには今回は夜食を作ってもらっていた。

 

『おお!飯だ飯だ!』

 

真っ先にヒータがエリアが作ったおにぎりに食いてきた。

 

『もぐもぐうめー!やっぱもぐもぐエリアの料理はもぐもぐ最高だぜ!』

 

『こら!ヒータちゃん行儀が悪いよ!』

 

「まあまあ、おいしいのは本当だし、いいじゃないか。」

 

『集君がそういうなら・・・それで勉強のほうはどうですか?』

 

「まあ授業にはついてこれてるし問題ないかな。」

 

『それもそうね。集君は成績はいい方ですからね。』

 

『そもそも、集が筆記試験をちゃんと受けられていたらラーイエローだったのに誰かさん達のせいで本調子でなかったからな!』

 

ダルクは皮肉を交えながらウィンとエリアにむかって言った。

 

『うっ!それは・・・』

 

「ダルク、それはもうすんだ事だからいいだろ。」

 

『はあ・・・解ったよ。だがウィン!』

 

『え!?何?』

 

『試験前日はお前は1人で寝ろよな!』

 

『それには私も賛成です。』

 

『えーなんで!?』

 

『お前のせいで集は毎回遅刻してるんだぞ!少しは反省しろ!』

 

『は-い・・・』

 

こうやって俺達の勉強会が進んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてテスト当日

 

今回はウィンが目覚ましを切らなかったから問題なく間に合った。ただし十代と翔の姿だ見えないことから寝坊したんだなと思った。

 

「それでははじめ!」

 

そうこうしている内にテストが始まった。

 

ちなみにデュエルのテストには以下のがあった。

 

 

・”タイミングを逃す”が生まれたのは何故ですか?

 

 

・以下の中で「ポット」なのはどれ?

 

1.カオス 2.メタモル 3.サイバー 4.ファイバー

 

 

・フィールド魔法「ブラック・ガーデン」がある状態でデュアルモンスターを再度召喚した場合どうなりますか?

 

 

・以下のテキストを持つカード名をそれぞれ答えなさい

 

1.ウマとサカナの体を持つモンスター。海中を風のように駆け巡る。

 

2.非常に頼りない姿をしているが、実はとてつもない潜在能力を隠し持っているらしい。

 

3.空間をゆがませ、次元のはざまから腕をのばし攻撃をしかける。

 

4.ほそっちょとでぶっちょの、仲良しガイコツ二人組。歩きにくそう。

 

5.糸をはき攻撃する。どんなムシに成長するか分からない。

 

 

・以下の効果も持つカード名を答えよ

 

1.自分フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。

その後、破壊したカードの数だけ相手フィールド上の魔法・罠カードを破壊する。

 

2.1ターンに1度、カードの種類(魔法・罠)を1つ宣言し、相手の魔法&罠カードゾーンにセットされているカード1枚を選択して発動できる。選択したカードを確認し、宣言した種類のカードだった場合、このターン、選択したカードは発動できない。

 

3.相手ターンのメインフェイズ1に自分フィールド上モンスター1体を選択して発動する。 選択したモンスターがフィールド上に存在する限り、このターン相手がモンスターで攻撃を行う場合、選択したモンスターを攻撃対象に選択しなければならない。

 

4.相手が表側表示で2体以上のモンスターの特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。そのモンスターを全て墓地へ送る。さらにそのモンスターと同名モンスターを相手の手札・デッキから墓地へ送る。

 

5.相手のドローフェイズ時に、相手が通常のドローをした時に発動する事ができる。相手はドローしたカード1枚をそのまま墓地へ捨てる。

 

 

など簡単なのからマニアックすぎてわからないのもあった。

 

テストを受けていると十代達が途中参加してきた。正直この時間からではそこまでいい成績は望めないだろ。

 

 

 

 

 

 

 

そうこうしている内にテストが終わった。

 

テストが終わると同時にほとんどの生徒が走り出した。そういえば新しいパックが出るみたいだし、みんなそれでデッキを強化するつもりだろう。正直付け焼刃でデッキに入れても意味がないと思うけどな。

 

俺はまだ教室に残っていた十代と翔に2人と話していた三沢のところに向かった。

 

「よう3人ともテストはどうだったか?」

 

「橘か。俺は問題いなかったぞ。」

 

三沢は自信たっぷりに答えたのに対して

 

「うう、終わりっす・・・」

 

「まあまあ翔。実技で取り戻せばいいだけの話じゃないか。」

 

「そんな~アニキじゃないんだから僕なんて・・・」

 

翔はあきらめモードで十代は気にしてないようだ。

 

「それより酷いっすよ橘君!僕達を置いていくなんて!」

 

「寝坊するお前達が悪い!」

 

「そんな~」

 

「それよりお昼にするぞ!さてと今日は何を奢ってもらおうかな?」

 

「げっ!忘れてた!」

 

前回の明日香とのデュエルの時の約束で1ヶ月間の昼ごはんを奢ることになっている。おかげで食事代が浮いて助かっている。

 

「ほら行くぞ!」

 

「は~い。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達が売店に来ると他の生徒達が愚痴っていた。何でも新しいパックを速攻で買い占めた奴がいてそのせいで誰も買えなかったそうだ。

 

だが十代と翔はトメさんを助けたお礼にパックを貰ったようだ。

 

そして俺は昼飯を食べた後デュエッル場に向かった。

 

「で、何で相手がオベリスクブルーなんだ?」

 

本来なら同じレット同士でやるはずなのだが、何故か俺の相手は俺が前に倒した取り巻きのもう一人の奴だった。

 

何でも数が合わなかったのと俺のレベルが高いからだそうだ。後このデュエルに勝てばラーイエローに昇格できるだしい。

 

「まさかテメーが相手とはな!あいつの仇だ!」

 

『ねえ、私がいっていい?』

 

『ウィンちゃんやめとこう。またトラウマ埋めつけさせるつもりなの?』

 

「(そうだな・・・今回はダルク達に頼もうかな。)」

 

『そうかわかった。いくぞライナ。』

 

『は~い』

 

俺はダルクのデッキをデュエルディスクにセットした。ちなみにライナはまだ幼いからダルクのデッキに入っている。

 

『これより実技試験を開始するノーネ!』

 

「「デュエル!!」」

 

「俺のターン!ドロー!モンスターをセット!カードを3枚伏せてターンエンド!」

 

 

集(ダルク&ライナ) LP4000 手札2

裏守備1

伏せ 3

VS

取り巻きB LP4000 手5

場 0

伏せ 0

 

 

「俺のターン!俺はジェネティック・ワーウルフを召喚!そのまま裏守備モンスターに攻撃!」

 

「トラップ発動!憑依開放!」

 

「それがどうした!」

 

ジェネティック・ワーウルフ A2000 VS カオスポット D700

 

「カオスポットのリバース効果を発動!フィールド上のモンスターをすべてデッキに戻す!」

 

「何!?」

 

「その後、デッキに加えた数と同じ数のモンスターが出るまでデッキをめくり、その中からレベル4以下のモンスターを全て裏側守備表示で特殊召喚する!それ以外のめくったカードは全て墓地へ捨てる。さあデッキをめくりな!」

 

「くっ!」

 

デッキの上から

ミラフォ、ブラック・ホール、サイクロン、スキドレ、禁じられた聖杯、ゴブリン突撃部隊

 

「ゴブリン突撃部隊を裏守備で特殊召喚。」

 

「俺は憑依解放の効果を発動!デッキから闇霊使いダルクをデッキから裏守備で特殊召喚!」

 

「これはカードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

集(ダルク&ライナ) LP4000 手札2

裏守備 1(闇霊使いダルク D1500)

伏せ 2

VS

取り巻きB LP4000 手3

場 

裏守備 1(ゴブリン突撃部隊 D0)

伏せ 0

 

 

 

「俺のターン!相手フィールド上のモンスターの数が自分フィールド上のモンスターの数より多い場合、手札からヴェルズ・マンドラゴを特殊召喚する!そしてフィールド上のダルクとマンドラゴを墓地に送りデッキから憑依装着ダルクを特殊召喚!」

 

「はっ!何かと思えばたかが攻撃力1850のモンスターを出すためにずいぶん手の込んだことをするな!」

 

「それはどうかな?」

 

「何!?」

 

「この瞬間!ダルクの効果を発動!このカードが自身の効果で特殊召喚に成功した時、デッキから幻想召喚師を手札に加える!そしてモンスターをセット!」

 

『準備は整った。勝つぞ!』

 

「(ああ行くぞ!)トラップ発動!カオス・インフィニティー!このカードは発動時フィールド上の守備表示モンスターをすべて攻撃表示にする!」

 

「何をする気だ?」

 

「その後デッキから機皇兵ワイゼル・アインを特殊召喚する!」

 

「だがおかげで俺のモンスターも攻撃表示になった!しかもお前のモンスターでは俺のモンスターでは俺のモンスターは倒せないぜ!」

 

「お前はいったい何を見ていたんだ?」

 

「何だと!?」

 

「俺のフィールドをよく見な!」

 

「ん?あれはさっき手札に加えたモンスター!」

 

「この瞬間!幻想召喚師のリバース効果を発動!このカード以外のモンスターを生贄にして融合モンスターを1体特殊召喚する!」

 

「何!?融合無しで融合モンスターを特殊召喚するだと!?」

 

「俺はワイゼル・アインを生贄にナチュル・エクストリオを特殊召喚!」

 

「攻撃力2800!?だが残念だがそのモンスターには退場してもらうぞ!トラップ発動!奈落の落とし穴!こいつでテメーのモンスターを破壊する!」

 

「いいカードだ。感動的だな、だが無意味だ!」

 

「何!?」

 

「ナチュル・エクストリオの効果発動!魔法・罠が発動した時、墓地のカードを1枚ゲームから除外し、デッキの上からカードを墓地に送ることでその発動を無効にして破壊する!」

 

「何だそのインチキ効果は!?(これじゃあ伏せてある炸裂装甲も使えないじゃないか!7)」

 

「悪いがまだ続けるぞ!手札から月の書を発動!幻想召喚師を裏守備に変更する!」

 

「まさか・・・」

 

「そのまさかだ!俺は2枚目のカオス・インフィニティーを発動!幻想召喚師を攻撃表示にしてデッキから2枚目のワイゼル・アインを特殊召喚!さらにリバース効果発動!ワイゼルアインを生贄に地天の騎士ガイアドレイクを特殊召喚!」

 

「攻撃力・・3500!?」

 

「バトルだ!ナチュル・エクストリオでゴブリン突撃部隊に攻撃!」

 

LP4000→3500

 

「ぐああああ!!」

 

「ガイアドレイクでダイレクトアタック!」

 

LP3500→0

 

 

 

「バカな!この俺がオシリスレットごときに負けるなんて!?」

 

「そうやって馬鹿にしているのが貴様の敗因だ!」

 

そう言い残すと俺は試験会場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それじゃあ集君のラーイエロー昇格を祝って乾杯!』

 

『『『『『「乾杯(かんぱ~い)!!」』』』』』

 

試験の後、俺は筆記・実技どちらとも優秀だの事で見事にラーイエローに昇格した。まあ元々ちゃんと受けていたらラーイエローだったけどな。

 

本当は十代も昇格するはずだったが何でも制服の色が好きだとか理由でレットに残ったそうだ。

 

まあ俺も黄色より赤のほうがいいけどそれぐらい先生に頼んでそのままにすればいいだけの話なんだけどな。

 

『それにしても広いですね!』

 

『いやいや!これが普通であってあそこが以上だろ!』

 

『でもそう考えるとブルー寮はいったいどうなっているのかな?』

 

『それはアタイも気になるぜ!何せ外から見てもありゃお城にしか見えないからな!』

 

『私としてはこれくらいがちょうどいいけど・・・』

 

「確かにな。あまり広すぎると落ち着かないからな。」

 

こうして俺のデュエルアカデミアでの最初の試験は終わった。

 




今日の最強カードは

幻想召喚師 レベル3 光属性
魔法使い族/リバース/効果 A800/D900
①:このカードがリバースした場合に発動できる。このカード以外のモンスター1体をリリースし、融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。この効果で特殊召喚した融合モンスターはエンドフェイズ時に破壊される。


リバースしたとき、他のモンスターをリリースすれば融合モンスターを特殊召喚できる!

デビル・フランケンと違ってライフを払わなくていい代わりに1ターンしかフィールドに留まれないがガイアドレイクなら問題ないぞ!


というわけでダルクのデッキは幻想機皇です。(シンクロないのに機皇とか気にするな!)

理由はダルクの効果でサーチもできるカードであるので相性がいいからです。

前回のアンケートの中間発表なのですが

1票 1.見た目はかわいいが実は・・・ 

1票 2.モンスターの召喚、効果、魔法、罠それぞれを無効にするカードで戦うデッキ。

0票 3.伝説デュエリストが使用したカードのデッキ。

でした。あまり活動報告を見ないのか興味がないかはわかりませんが票が割れてしまったのでアウスのデッキがまだ未定な状況です。

もしよかったら活動報告のほうに投票してください。(でないと続きを書けない)

それでは次回がいつになるかわかりませんがこれからもよろしくお願いします。



※おまけ
今回登場しなかった新霊術を乗せます。

真・闇霊術ー強欲ー 通常罠
①自分フィールドに「ダルク」モンスターがいる時発動できる。デッキからカードを3枚ドローする。

正直3枚は多いから2枚にするかどうか今でも悩んでいます。










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第7話 地霊使いアウス

投稿遅れてしまってすいませんでした。
言い訳を言わせるともう1つの作品の方に集中していたためこっちの方にまったく手をつけてませんでした。
こんな亀投稿ですがこれからもよろしくお願いします。

それとただいまクロウクルワッハさんの”遊☆戯★王GX二色の眼を持つ可能性の竜”とコラボをしています。こっちの時間軸はもっと後ですがもしよかったらそちらも見ていってください。(そっちの方が有名かもしれないけど)


ラー・イエローになってからしばらくが経ち俺達は部屋でデッキの改造していた。と言うのも前回の試験の時に買えなかったパックを大量にゲットしたためだ。そこにはシンクロという新しいカードが入っていた。

 

えっ?前回ナチュル・エクストリオやガイアドレイクなどを使っていたじゃないかって?あれはダルクが元々持っていたカードだから

 

『うーん・・・これをこうして・・・』

 

『このカードは強いけどカードのバランスを考えるとこっちがいいな。』

 

このようにみんな自分のデッキの新しい可能性を試していた。俺は皆の様子を見る事にした。

 

 

・エリアの場合

 

『やっぱり1からデッキを組み直そうかな?』

 

どうやらデッキを作り直すみたいだ。

 

「新しいデッキにするのか?」

 

『そうね、私のデッキってみんなと比べるとデッキのシナジーが薄いから。』

 

それでも俺たちの中ではかなりの実力者なのだけどな。

 

『それにちょうどいいカードを見つけたからこの子達を使おうと思うの。』

 

「そうか、がんばれよ。」

 

 

・ウィンの場合

 

『やっぱりこのカードかな?』

 

「ウィンはどんな感じだ?」

 

『えーとね、このカードを入れようと思うの?』

 

そう言ってウィンは何枚かのカードを見せた。

 

「なるほどな確かにそのカードを使えばシンクロにも使えるから相性がいいな。」

 

『うん!後は・・・』

 

その後もウィンは相性のいいカードをデッキに入れるのであった。

 

 

・ヒータの場合

 

『お!こいつら強いな!』

 

「ん?どれどれ?場に出るだけでモンスターを全滅だと!?確かに強力だな。」

 

『だろ!やっぱバーンもだけど効果破壊もいいな!後はこのカード!これ1枚で大量展開できるのだぞ!』

 

「これは!条件が限定的だがそれでも強力な事に変わりないな。」

 

これじゃあライフだけで無く場も焼け野原になりそうで怖いな。

 

 

・ダルク&ライナの場合

 

『まいったな・・・』

 

皆の中でダルクは一番に悩んでいた。

 

「かなり悩んでいるようだな?」

 

『しょうがないだろ!おれのデッキは元々融合モンスターを踏み倒して出すデッキだったからな今のままじゃそれ以外の勝ち方が無いからな。』

 

『からな~』

 

「確かにそうだな。ならこれなんてどうだ?」

 

俺は1枚のカードをダルクに見せた。

 

『このカードは・・・なるほどその手があったか!ありがとうな。』

 

「どういたしまして。もしかしたら他にもあるかも知れないからよく探すといいぞ」

 

 

・アウスの場合

 

『とりあえずこんな感じかな。』

 

アウスは一足早くデッキの調整が終わったようだ。

 

「あれ?アウスはもうデッキの改造は終わったの?」

 

『私のデッキは特に変えるところは無かったから少し変えるだけですんだのよ。』

 

「なるほどな。」

 

そうやって俺達がデッキの改造をいた時

 

コンコン「橘いるか?」

 

誰かが俺の部屋の扉をノックしてきた。

 

「とりあえずお前達は一旦隠れていろ!どうぞ。」

 

みんなが姿を隠した後、入ってきたのは俺と同じラー・イエローの三沢大地だった。

 

「何だ三沢か。俺に何かようか?」

 

「いや、新しいデッキを作ったから相手してくれないかなと思ってな。」

 

「なるほどな。実は俺もデッキの調整をしていた所だからいいぞ。悪いが先に外で待っていてくれないか。こっちは最後の調整を済ませせたいから。」

 

「わかった。」

 

そう言うと三沢は部屋を出て行くのであった。

 

「ふう。さてと今日は誰が行く?」

 

俺は霊使い達に聞いた。

 

『私はまだデッキができていないので遠慮しておきます。』

 

『アタイもかな。』

 

『私も。』

 

『俺もだ。』

 

『むりだ~』

 

『となると今回は私が出る事にするか。』

 

「そうだな。よろしくアウス。」

 

俺達は三沢のもとに向かった。

 

 

 

 

「悪い待たせた。」

 

「いやこっちから誘ったのだからそれぐらい問題ない。早速だが始めるか。」

 

そういってお互いにデュエルディスクを構えた

 

「「デュエル!!」」

 

「先攻は俺か。俺のターン。」

 

『集まずはこのカードからだ』

 

「(わかった)俺はファーニマル・ドックを召喚!」

 

現れたのは背中に羽を生やした犬のぬいぐるみだった。

 

ファーニマル・ドック A1700

 

「このカードの召喚に成功した時デッキからファーニマル・ベアを手札に加える!さらに自分フィールドにファーニマル・シープ以外のファーニマルがいるなら手札から特殊召喚できる!よってファーニマル・シープを守備表示で特殊召喚!」

 

ファーニマル・シープ D800

 

「今回はずいぶんと可愛らしいカードを使うのだな。」

 

三沢は俺が出したモンスターを見てそういった。

 

『そうね。確かに可愛いよね・・・』

 

『そうだね・・・なのにどうして・・・』

 

そう俺達は知っている。このデッキの真の恐ろしさを

 

『どうしたの?』

 

アウスは俺達を見て首をかしげた。

 

「(いやっ、なんでもないよ。)手札のファーニマル・ベアの効果!このカードを墓地に送りデッキからトイポットをセットする。そしてそのまま発動!」

 

現れたのはおもちゃ屋にあるようなガチャガチャが現れた。

 

「トイポットの効果を発動!手札を1枚捨てて、デッキから1枚ドローする。そのカードがファーニマルモンスターなら手札からモンスターを特殊召喚できる。違った場合は墓地に送られる。ドローしたカードはスキル・サクセサー。このカードを墓地に送られる。」

 

『外したか。だが悪くないカードが落ちたな。次はシープの効果だ!』

 

「おう!”ファーニマル・シープ”の効果を発動!ファーニマル・ドックを手札に戻して、墓地からエッジインプ・シザーを守備表示で特殊召喚!」

 

現れたのはハサミがいくつも重なっていて持ち手の所に赤い目を持つ少し不気味なモンスターだった。

 

エッジインプ・シザー D800

 

「今度は随分と印象が真逆のモンスターだな。」

 

「そうだな・・・」

 

俺はなんとも言えない気持ちで答えた。

 

「カードを1枚伏せてターンエンドだ。」

 

 

集(アウス) LP4000 手札3(ファーニマル・ドック)

場 

ファーニマル・シープ D800

エッジインプ・シザー D800

伏せ 1

トイポット

VS

三沢大地 LP4000 手札5

場 0

伏せ 0

 

 

「いくぞ!俺のターン!俺はハイドロゲドンを召喚。」

 

ハイドロゲドン A1600

 

『まずいぞ。あのカードは相手モンスターを倒すたびにデッキから同名カードを特殊召喚する効果を持っている。ファーニマル・ドックを戻したのが仇となったか。』

 

「(こればっかりはしょうがないな。)」

 

「バトル!ハイドロゲドンでエッジインプ・シザーに攻撃!ハイドロ・ブレス!」

 

「くっ!」

 

「この瞬間”ハイドロゲドン”の効果を発動!このカードが相手モンスターを破壊した時、デッキからハイドロゲドンを特殊召喚する!」

 

ハイドロゲドン A1600

 

「今特殊召喚したハイドロゲドンでファーニマル・シープに攻撃!ハイドロ・ブレス!」

 

「こっちもただでは倒れないぞ!トラップ発動!ファーニマル・クレーン!戦闘効果で破壊されたファーニマル・シープを手札に加える!さらにデッキから1枚ドローする!」

 

「手札を補充してきたか。だがモンスターを破壊した事に変わりない。俺は2対目のハイドロゲドンの効果でデッキから3体目のハイドロゲドンを特殊召喚する!」

 

ハイドロゲドン A1600

 

「お前の場にモンスターはいない!いけ!ハイドロゲドン!ハイドロ・ブレス!」

 

集 4000→2400

 

「ぐっ!」

 

「俺はリバースカードを1枚伏せてターンエンドだ。」

 

 

集(アウス) LP2400 手札5(ファーニマル・ドック、ファーニマル・シープ)

場 0

伏せ 0

トイポット

VS

三沢大地 LP4000 手札4

場 

ハイドロゲドン A1600

ハイドロゲドン A1600

ハイドロゲドン A1600

伏せ 1

 

 

 

「俺のターン!俺は再びファーニマル・ドックを召喚!」

 

ファーニマル・ドック A1700

 

「召喚時効果で・・・」

 

「悪いがそれは通さない!手札の”エフェクトヴェーラー”の効果を発動!このカードを墓地に送り、モンスター1体の効果をターン終了時まで無効にする!」

 

「くっ止められたか!ならこっちだ!墓地の”エッジインプ・シザー”の効果を発動!」

 

「何!?墓地からモンスター効果だと!?」

 

「手札1枚をデッキの1番上に置く事で墓地のこのカードを特殊召喚する!」

 

エッジインプ・シザー D800

 

「さらに”トイポット”の効果を発動!手札を1枚捨てて、1ドローする!ドローしたカードはファーニマル・シープだ!」

 

「本来なら運任せの効果だがさっきエッジインプ・シザーの効果でファーニマル・シープをデッキトップに置く事で確実に成功させたわけか。」

 

「そのとおりだ!そしてトイポットの効果で手札から憑依装着アウスを特殊召喚!」

 

『どうやら私の出番のようだな。』

 

憑依装着アウス A1850

 

「バトル!ファーニマル・ドックとアウスでハイドロゲドン2体に攻撃!」

 

『くらえ!』

 

三沢 LP4000→3900→3650

 

「くっ!」

 

「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ。」

 

 

集(アウス) LP2400 手札2(ファーニマル・シープ)

場 

憑依装着アウス A1850

ファーニマル・ドック A1700

エッジインプ・シザー D800

伏せ 1

トイポット

VS

三沢大地 LP3650 手札3

場 

ハイドロゲドン A1600

伏せ 1

 

 

「俺のターン!リバースカードオープン!”リビングデットの呼び声”墓地からハイドロゲドンを特殊召喚!」

 

ハイドロゲドン A1600

 

「さらにオキシゲドンを召喚!」

 

オキシゲドン A1800

 

「これで条件は揃った!マジックカード!ボンディング-H2Oを発動!このカードは水素2と酸素1を化合する事で水を生成する!いでよ!ウォーター・ドラゴン!」

 

ウォーター・ドラゴン A2800

 

三沢の場にいた3体のモンスターが1つになり水でできたドラゴンが現れた。

 

『えっ?ドウイウコト?』

 

ヒータは三沢の言っている意味が理解できないようだ。

 

『ヒータちゃん・・・化学式ぐらい知っておこうよ。』

 

『なっ!!べっ別にいいじゃねーか!知らなくても困らないのだから!!』

 

『少なくともこの化学式は覚えておかないと笑われるぞ。』

 

『うっ!』

 

さすがのヒータも言い返せないようだ。

 

「さらにマジックカードダブルアタックを発動!手札の禁忌の壺を墓地に送りこのターン、ウォーター・ドラゴンは2回攻撃できる!」

 

「なんだと!?」

 

「ウォーター・ドラゴンで憑依装着アウスに攻撃!アクア・パニッシャー!」

 

LP2400→1450

 

「2回目のバトル!ファーニマル・ドックに攻撃!」

 

LP1450→350

 

「俺はこれでターエンドだ。」

 

 

集(アウス) LP350 手札2(ファーニマル・シープ)

場 

エッジインプ・シザー D800

伏せ 1

トイポット

VS

三沢大地 LP3650 手札0

場 

ウォーター・ドラゴン A2800

伏せ 0

リビングデットの呼び声(対象なし)

 

 

「俺のターン!俺はもう1度”トイポット”の効果を発動!手札のファーニマル・シープを捨てて1枚ドローする!」

 

『これで逆転のカードを引かないと負けるな。』

 

「(引いてやる)ドローーーーーー!!」

 

俺はドローしたカードを確認した。

 

「・・・ドローしたカードはエッジインプ・チェーン・・・ファーニマルモンスターじゃないから墓地に送られる・・・」

 

「どうやら逆転のカードは引けなかったようだな。」

 

「いいや!これで勝利へのピースは揃った!」

 

「何!?」

 

「俺は墓地に送られた”エッジインプ・チェーン”の効果発動!このカードが墓地に送られた時デッキから魔玩具融合を手札に加える!さらにトラップカード融合準備!デッキからファーニマル・ベアを手札に加えて、そのまま効果発動!手札から捨ててデッキからトイポットをセットする!」

 

『集!いくぞ!』

 

「おう!そして魔玩具融合を発動!」

 

『ついに来たか・・・』

 

『ライナ、今のうちに隠れた方がいいぞ!』

 

『わっわかった』

 

俺が発動したカードにアウス以外の皆はおびえて始めてきた。

 

「このカードはフィールドと墓地のカードを除外して融合召喚をおこなう!」

 

「墓地のカードで融合召喚だと!?」

 

「俺はフィールドのエッジインプ・シザーと墓地のファーニマル・ベア2体、ドック、シープを除外する!」

 

「5体も素材に融合召喚だと!?」

 

「融合召喚!現れろ!デストーイ・シザー・ウルフ!!」

 

現れたのは、胴体が切れいていて糸で縫い直されていて前足はハサミの刃の部分で繋がっていて、口の中に赤い目が見えているモンスターだった。さっきまで使っていた可愛らしいファーニマルとはあまりにも違いすぎていた。

 

デストーイ・シザー・ウルフ A2000

 

「なっ!?何だこのモンスターは!?」

 

三沢も今までの可愛らしいモンスターとはまったく異なるモンスターが現れて驚いていた。

 

『いつ見てもグロいよなあれは。』

 

『私も爬虫類とか好きですけどこれはさすがにあれは・・・』

 

『どしてあんなに可愛いのにああなちゃうのよ!!』

 

皆もこの悲劇的ビフォーアフターに悲しんでいた。

 

ちなみにアウスはこのモンスターの事は

 

『これはこれで可愛げがあると思うけどな。ほらよく言うじゃいグロカワってやつよ。』

 

と思っているようだ。いやたしかにグロカワはあるけど俺には理解できないな。

 

『ん?どうしたの集?』

 

「(えっ!?いや何でもないぞ)さらに装備魔法団結の力をシザー・ウルフに装備!装備モンスターの攻撃力は俺の場のモンスター1体につき800ポイントアップする!」

 

デストーイ・シザー・ウルフ A2000→2800

 

「バトル!シザー・ウルフでウォーター・ドラゴンに攻撃!」

 

「だがそれでもウォーター・ドラゴンとの攻撃力は互角!それにウォーター・ドラゴンが破壊された時、墓地からハイドロゲドン2体とオキシゲドン1体を特殊召喚する!たとえ破壊されようが水は原子となり残るだけだ!」

 

「それはどうかな!俺は墓地からトラップカード”スキル・サクセサー”を発動!」

 

「墓地からトラップだと!?」

 

「このカードを除外する事で攻撃力をシザーウルフの攻撃力を800アップさせる!」

 

デストーイ・シザー・ウルフ A2800→3600

 

「攻撃力3600!?」

 

「これで攻撃力は逆転した!いけえシザー・ウルフ!!」

 

LP3650→2850

 

「くっ!!だがウォーター・ドラゴンが破壊された時、墓地からハイドロゲドン2体とオキシゲドン1体を特殊召喚する!」

 

ハイドロゲドン D1000

ハイドロゲドン D1000

オキシゲドン D800

 

「これで次のターンに逆転のカードを引くまで時間を稼げる。」

 

「悪いがそうはいかない!シザー・ウルフは融合素材にしたカードの数だけ攻撃できる!融合素材にしたカードの数の合計は5体。よって合計5階の攻撃が可能だ!」

 

「という事は後4階の攻撃が残っているか!?」

 

「そういう事だ!シザー・ウルフで残り全てのモンスターに攻撃だ!」

 

 

                     ハイドロゲドン D1000

デストーイ・シザー・ウルフ A3600 VS ハイドロゲドン D1000

                     オキシゲドン D800

 

 

「5回目の攻撃でトドメだ!」

 

 

LP2850→0

 

 

デュエルが終わると三沢がこっちに向かってきた。

 

「いい勝負だった。まさかあの状況を逆転されるとは思ってなかった。」

 

「まあ今回は引きの強さが勝負を決めたからな。」

 

「そうだな。俺はこれからデッキの調整してくる。また俺とデュエルしてくれるか?」

 

「何時でもかかってきな!」

 

そう言うと三沢は寮に帰ってきた。

 

「さてと、俺達もデッキの調整の続きをするか。」

 

『そうだな。私もデッキの改善をしなくちゃいけないからな。』

 

そして俺達も自分の部屋に戻るのであった。

 




今日の最強カードは


デストーイ・シザー・ウルフ レベル6 闇属性
「エッジインプ・シザー」+「ファーニマル」モンスター1体以上
このカードは上記のカードを融合素材にした融合召喚でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードは、このカードの融合素材としたモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。


融合素材にした数だけ攻撃ができると言うシンプルかつ強力なカードだ。攻撃力は少し低いが他のカードで攻撃力を上げれば1キルも夢じゃないぞ!


というわけでアウスのデッキはファーニマルです。アンケートを取っておきながら発表が遅れてしまってすいませんでした。

ちなみに未だに真・地霊術だけが名前が決まっていません。なので今回出そうと思っても出せませんでした。本当にネーミングセンスは無いので苦労します。

次回はいつになるかわかりませんが気長に待っていてください。


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第8話 廃寮で闇のデュエル!? 前編

今回は早く更新したぞ。(と言うのも、もう1つの方がうまく書けないからこっちの筆記がスムーズになっただけですけど)




今俺は十代達に誘われてレッド寮で引いたレベル分の怖い話をすると言う怪談をしていた。

 

で今翔の話が終わったところだ。

 

「よし、次は俺の番だな!」

 

十代が俺達の前に置かれたデッキからカードを引いた。

 

「お、レベル1か。」

 

さすが十代の引きはこんなところでも発揮されるのか。

 

「うーん、そうだなあ・・・昔はさ、夜中になるとカードの精霊の声が聞こえたんだよ。俺が寝てる間に精霊たちがカードから出てきて騒いでるんじゃないかって・・・それでカードケースを開けてみるわけだよ。」

 

「・・・それで、なにかあったんですか?」

 

「なんもないんだなー、これが。」

 

「なんすかそれ。全然怖くないっすよ。」

 

「レベル1の話だからな。」

 

「でも最近、また聞こえるんだよなあ・・・」

 

「案外本当にいたりしてな。(俺がいい例だ)」

 

ちなみに霊使い達のみんなは今デッキの中にいる。狭い寮の中にさらに6人も増えると色々窮屈だから俺が出て来ないように頼んでいたからだ。

 

「次は俺だな。」

 

そういって俺はカードを引いた。

 

「俺が引いたのはレベル6だな。」

 

なんとも微妙なレベルだな。そうだな・・・あれがいいかもな

 

「では、俺が経験した怖い話を・・・」

 

そして俺は話を始めた。

 

「その日、朝起きたら、とてもいい天気で、俺は散歩にでた。街をいく人達は、みんな、にこやかな顔で歩いていた。途中で十代達にあったけど、十代達も、うれしそうな様子だった。」

 

「え、俺?」

 

いきなり十代が話の中に現れたので少し驚いていた。

 

「特に事件もなくみんな平和で、とてもいい一日だった。」

 

「満足した気持ちで俺はソファーに寝ころび、眠りについた。そして、そこで目が覚めたんだ。」

 

「え?じゃあさっきまでの話は全部夢だったんすか!?」

 

「でもそれのどこが怖いのだ?たしかに目が覚めたら世界が平和な世界じゃないってのは怖いかもしれないけど・・・」

 

「俺が怖かったのはそんな事じゃないよ。」

 

俺は話を続けた。

 

「俺が平和な街を散歩している夢を見ていた時、それがまったく夢だとは思えなかったという事だ。本当にリアルで、現実と少しも違わなかった・・・」

 

みんな俺の言っている意味が分からないようだ。

 

「分からないかい?俺が怖かったのは、現実よ夢をどうやって見分ければいいか分からない事なんだ。」

 

「夢と現実を見分けるって・・・簡単じゃないか?」

 

「本当にそうかい?」

 

「だって今が現実でしょ?」

 

「自信を持って断言できるかい?」

 

「え?」

 

「もしこれが誰かの夢の中の世界だったらどうだい?俺達は誰かの夢の中に出てくる登場人物にすぎない。そして登場人物は自分が他人の夢の中の住人だとは思わない。つまりそいつらにとってはここが現実なんだ。」

 

「なんだかこんがらがってきたんだな。」

 

「そう考えるとなんだか怖いっす。」

 

「君たち、なにしてるのかにゃ~」

 

そんな時、十代の後ろから大徳寺先生が現れた。

 

「だっ!大徳寺先生!驚かせないでくれよ。」

 

「ごめんだにゃ。ところで、君たちこんな時間に何をしているんですかにゃ?集君も一緒になって?」

 

「いまカードを引いて、引いたモンスターのレベル分の怖い話をしてたんだ。先生もやってみるか?」

 

「それは面白そうですにゃあ。」

 

そう言うと大徳寺先生はデッキからカードをドローした。引いたカードはレベル12の「F・G・D」だった。何でこんなレアカードを持っているのだろう?

 

「おぉ! 最高レベル!」

 

「先生、最高に怖いのをお願いしますよ!」

 

「ではとっておきの話を披露しますにゃ。」

 

そう言うと先生は語りだした。

 

「レッド寮の近くに森があるのはみなさん知っていますにゃ。」

 

というよりこの島の周りのほとんどが森じゃないか?

 

「その森の奥、森のはずれにはいまは使われていない元特別寮があるのですにゃあ。元々は成績優秀な生徒たち専用の寮として使われていたらしいのですが、生徒が大勢失踪して閉鎖されてしまったという話ですにゃ。噂では、闇のゲームに関する研究をしていたとかなんとか・・・」

 

「闇のゲームか・・・」

 

「以上で、私の話は終わりですにゃ。君たちもあまり遅くならないうちに部屋に戻ってくださいにゃあ。あぁ、それと・・・廃寮は立ち入り禁止だからくれぐれも近づいたりしないように。」

 

そういい残すと大徳寺先生は部屋を後にした。

 

「なあ・・・その廃寮、探検に行こうぜ!」

 

「十代、先生の話を聞いてなかったのか?廃寮は立ち入り禁止になっているのだぞ!」

 

「ばれなきゃ問題ないだろ!それに、夜中にこっそりいって帰ってくれば大丈夫だって!」

 

俺の説得も意味をなさず、俺達は廃寮に行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「おお!すげー雰囲気でているな!」

 

「はぁ・・・」

 

俺は深くため息をついた。

 

『集君どうして断らなかったの?』

 

外にでた事でエリア達が外に出てきた。

 

「(まあ少し見て行くぐらいだから問題ないだろ。)」

 

『本当にいいのかな?』

 

そんな事を話していると

 

「そこにいるのは誰!」

 

俺達に向かってライトを当てながら誰かの声がした。

 

俺はライトの方を見るとそこには天上院明日香がいた。

 

「明日香か? オベリスクブルーのお前が、なんでここにいるんだ?」

 

「それはこっちの台詞よ。あなた達こそここで何をしているの?」

 

「俺達は大徳寺先生にここの噂を聞いたから、肝試しにきたのさ!」

 

十代が天上院に説明をした

 

「この廃寮で何人も生徒が消えてるのよ!? すぐに帰りなさい!」

 

それに対して天上院は怒っていた

 

「何か知っているのか?」

 

俺は天上院に質問をした。

 

「この寮で消えた生徒の中には私の兄がいたのよ・・・だからここは危険だから早く帰りなさい。」

 

そう言い残すと天上院はその場から離れていった。

 

「十代そういう事ならここに入るのはあきらめ・・・」

 

「せっかくここまで来たんだし少し覗いていくぞ!」

 

俺が帰えろうと言う前に十代は廃寮に向かうのであった。

 

「待ってよアニキ~」

 

それにつられて翔と隼人も後を追った。

 

そして俺も3人の後を追うのであった。

 

「はぁ・・・やれやれだぜ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・逸れた。」

 

廃寮に入ったのはいいが何故か十代達と逸れてしまった。

 

『どうします?』

 

「まあそのうち合流できるだろうし、せっかくだし色々見て回ろうか。」

 

そう思った俺は近くの部屋に入り込んだ。

 

そこには闇のアイテム関する資料が多数存在した。

 

『ウム、実に興味深い』

 

アウスはそこにあった資料を隅々まで確認していた。

 

「何か解ったか?」

 

『どうやらこの本は闇のアイテムについて書かれているようだ。』

 

「闇のアイテムと言ったら千年アイテムとかの?」

 

『そのとおりだ。だがここには闇のアイテム以外に関する事も書いているようだ。』

 

「たとえば?」

 

『この世界の裏側の世界について書かれているが文字がかすれてよく読めないな。』

 

「そうか。他のエリアとダルクの方はどうだ?」

 

『私の方も同じようなものですね。』

 

『こっちはこの部屋を使っていた奴の私物などがあったぞ。』

 

ちなみに残りの3人はあまり興味が無くデッキの中にいる。

 

「とりあえず人通り調べたし部屋を出るか。」

 

俺は部屋を出て十代達を探そうとしたその時、

 

「きゃあああああああああああああああ!!!」

 

どこからとも無く悲鳴が聞こえてきた。

 

「今の悲鳴は!?」

 

『こっちから聞こえてきました!』

 

俺達は悲鳴が聞こえてきた方角に走っていった。

 

その矢先十代達と合流できた。

 

「十代!今の悲鳴は!」

 

「橘か!実はこれが廊下に落ちていたんだ!」

 

そう言うと十代は1枚のカードを見せた。

 

「”エトワール・サイバー”って事は・・・まさか!?」

 

「ああ!明日香が危ない!」

 

「とにかく急ぐぞ!」

 

俺達は廃寮のさらに奥に向かうのであった。

 

奥に行くとそこは広い空間に出てきた。

 

そこには天上院が棺桶みたいなのに寝かされていた。そしてもう1人、黒いコートに仮面をつけた男が立っていた。

 

「来たなぁ、遊城十代。」

 

「誰だ!?」

 

「我が名はタイタン。千年アイテムの力を持つ闇のデュエリストだぁ」

 

そう言うとタイタンは金色で逆三角形の千年アイテムを前に出した。

 

「闇のデュエリストだと!?」

 

「その通り。そこの女を返して欲しくば、私をデュエルで倒すのだな!」

 

「いいぜ!相手になって・・」

 

「いやここは俺が相手だ!」

 

「橘!?」

 

「ほう、貴様が相手か?」

 

「俺が相手で悪いか?」

 

「まあいいだろ。まずはお前を闇のゲームの餌食にしてやる!」

 

そう言うとお互いにデュエルディスクを構えた。

 

「「デュエル!!」」

 

「俺のターン!俺は憑依装着エリアを召喚!」

 

憑依装着エリア A1850

 

「自分フィールドに魔法使い族がいる時、手札からジゴバイトを特殊召喚する!」

 

ジゴバイト A1500

 

「カードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

集 LP4000 手札3

場 

憑依装着エリア A1850

ジゴバイト A1500

伏せ 1

VS

タイタン LP4000 手5

場 0

伏せ 0

 

 

「ワタシのターン。私はフィールド魔法!伏魔殿-悪魔の迷宮を発動!」

 

「さらに私は装備魔法、堕落を貴様のエリアに装備させる!」

 

『え?私に?!』

 

「装備したモンスターのコントロールを得る。その小娘は私がいただこう!」

 

『きゃああ・・・ア・ア・・・・・』

 

装備されたエリアは苦しみだしたが途中から精神を操られてタイタンの場に移動した。

 

「貴様よくもエリアを!!」

 

「さらに私はトリック・デーモンを召喚。そして伏魔殿の効果で攻撃力は500アップする!」

 

トリック・デーモン A1000→1500

 

「バトル!まずは貴様のモンスター同士で潰し合うがいい!エリアでジゴバイトに攻撃!」

 

「だったらと永続ラップ!憑依解放を発動!その攻撃はそのまま通す!」

 

LP4000→3650

 

「橘くんの体が!?」

 

翔の叫びに俺は自分の体を見ると右ひじの部分が消えていた。

 

「これは!?」

 

「これぞ闇のゲーム。ライフが減るたびに体は消失していきライフがゼロになった物は闇に葬られる!」

 

「マジかよ・・・」

 

これが闇のゲームなんだと思っていたら

 

『惑わされるな!これはただの催眠術だ。』

 

「(ダルクどういう事だ?)」

 

『(おそらく、彼の持つ千年パズルから放たれる光が集や十代達を催眠術にかけているのだ。もっとも私たち精霊には聞かないけどな)』

 

そうアウスが説明してくれた。

 

『集、今から私が言う事をあいつに言ってやれ。それであいつの化けの皮ははがれるはずだ。』

 

「(分かった!そうとわかったら遠慮は要らない!)なるほどな、催眠術とはせこいマネをしやがる!」

 

「キサマ!何を言っている!?」

 

「何もかもないにだろ!貴様がやっているのはただのインチキだといってるんだよ!どうせその千年アイテムから俺達を催眠術にかけるアイテムなんだろ!」

 

「何を証拠に・・・」

 

「こう見えても催眠術についての知識があってな、催眠術の解き方も独学で学んでいてな、すでに俺の目からは体は消えたりなんてしてないぜ!」

 

実際はまだ消えて見えているがそんな事は関係ない。

 

「つまり貴様は催眠術で闇のゲームだと錯覚させて相手を動揺させるだけのただのペテン師って訳だ!」

 

「ぐっ!」

 

俺が闇のゲームのインチキを見破ったその直後、周りが黒い霧みたいなのが出てきてフィールドを包みだした。

 

「これは!?あいつまた何か小細工を!」

 

『違う!これは本当の闇のゲームだ!』

 

「何だって!?」

 

『ここは元々闇のゲームに関する研究をしていたみたいだからな、もしかしたら何らかの拍子に闇のゲームが起こったかもしれないな。』

 

俺達がこの現象について考えていると

 

「なっ!何だこれは!?」

 

タイタンと名乗った男の周りにも黒い霧のようなものがタイタンの中に入り込んだ

 

「これは!?」

 

『まずいな、あいつ完全に闇に取り込まれたようだ。とにかくここを脱出するにはこの闇のゲームに勝つしかない!』

 

「でもそれは!」

 

闇のゲームに勝つという事は負けた相手が死ぬって事だ

 

『お前に言いたい事は解る。だがこのままじゃみんな死ぬぞ!』

 

「・・・やるしかないようだな!」

 

俺は覚悟を決めてデュエルを続行することにした。




今回はここはまで

ちなみに橘の怪談の時に話しは俺が好きだった本の怪談回で出てきた話です。
もしよかったら探してみてください。ヒントは”〇〇〇の住人”です。

後編はもう少ししたら載せます。では次回で


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第9話 廃寮で闇のデュエル!? 後編

遅くなりましたが後編です。

ちなみに前回のヒントの答えは”赤い夢の住人”でした。


「俺のモンスターが破壊された事で憑依解放の効果を発動!デッキから憑依装着ヒータを特殊召喚!」

 

憑依装着ヒータ A1850

 

「さらに破壊されたジゴバイトの効果でデッキからデーモン・イーターを守備表示で特殊召喚だ!」

 

デーモン・イーター D200

 

「トリック・デーモンでデーモン・イーターに攻撃!」

 

「くっ!」

 

「ワタシはカードを2伏せてターンエンドだ。」

 

 

集 LP3650 手札3

場 

憑依装着ヒータ A1850

伏せ 0

憑依解放

VS

タイタン LP4000 手1

場 

憑依装着エリア A1850

トリック・デーモン A1500

伏せ 2

伏魔殿-悪魔の迷宮(フィールド)

堕落(エリア)

 

 

「俺のターン!自分フィールドに魔法使い族がいる時、手札から稲荷火を特種召喚できる!」

 

稲荷火 A1500

 

「バトル!稲荷火でトリック・デーモンに攻撃!」

 

「相打ちか。この瞬間トリック・デーモンの効果を発動。デッキから”真紅眼の凶雷皇・-エビル・デーモン”を手札に加える。」

 

「だがこっちも憑依解放の効果を発動!デッキから憑依装着ウィンを特殊召喚する!」

 

憑依装着ウィン A1850

 

「ウィンでエリアに攻撃!」

 

「相打ち狙いか!」

 

「憑依解放の更なる効果!憑依装着モンスターが相手モンスターに攻撃する時攻撃力を800アップする!」

 

「なにぃ!?」

 

憑依装着ウィン A1850→2650

 

『エリアごめん・・・』

 

ウィンはエリアに誤りエリアに攻撃した。

 

「ヒータでダイレクトアタックだ!」

 

『これは操られたエリアのぶんだ!!』

 

ヒータの杖から放たれた怒りの炎がタイタンを襲い掛かった

 

LP4000→2150

 

「ぐあああ!!」

 

「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

集 LP3650 手札2

場 

憑依装着ヒータ A1850

憑依装着ウィン A1850

伏せ 1

憑依解放

VS

タイタン LP2150 手2(真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン)

場 0

伏せ 2

伏魔殿-悪魔の迷宮(フィールド)

 

 

「ドロー!!キサマにはそろそろこの場から退場してもらおうか。」

 

「何だと!?」

 

「まずはサイクロンを発動。その目障りなカードを破壊する。」

 

「憑依解放が・・・」

 

「永続トラップ!悪魔の憑代を発動。この効果でワタシはレベル5以上の悪魔族モンスターの召喚に生贄が不要になる。よってレベル6の真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモンを生贄なしで召喚する。」

 

真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン A2500→3000

 

「上級モンスターをこうも簡単に召喚するなんて!」

 

「さらに装備魔法スーペルヴィスをエビル・デーモンに装備。装備モンスターをデュアル状態にする。これによりエビル・デーモンの真の力が使える!」

 

「真の力?」

 

「今に分かるさ。エビル・デーモンの効果を発動!このカードの攻撃力以下の守備力を持つ相手モンスターをすべて破壊する!」

 

「何だって!?」

 

エビル・デーモンが放つ電撃がエリアとヒータを襲い掛かった。

 

「みんな!!」

 

「さらにトラップカード、デーモンの雄叫びを発動。ライフを500支払い墓地からトリック・デーモンを特殊召喚」

 

LP2150→1650

 

トリック・デーモン A1000→1500

 

「伏魔殿-悪魔の迷宮の効果を発動!エビル・デーモンを指定して、トリック・デーモンを除外、そしてエビル・デーモンと同レベルの迅雷の魔王-スカル・デーモンをデッキから特殊召喚!」

 

迅雷の魔王-スカル・デーモン A2500→3000

 

「このタイミングで攻撃力3000のモンスター2体だと!?」

 

「バトル!スカル・デーモンでダイレクトアタック!怒髪天昇撃!!」

 

LP3650→650

 

「ぐあああああああああああああ!!!!」

 

俺は闇のゲームで実態化した電撃をくらった。

 

「エビル・デーモンでトドメだ!」

 

「・・・まだだ!トラップ発動!憑依蘇生!墓地から憑依装着エリアを裏側守備表示で特殊召喚する!」

 

憑依装着エリア(裏守備) D1500

 

「とっさに壁モンスターを出したか。ならその小娘に攻撃!」

 

「墓地の憑依蘇生のもう一つの効果を発動!」

 

「墓地からトラップだと!?」

 

「このカードを除外する事でこのターンの間、霊使い、憑依装着モンスターは1度だけ戦闘・効果では破壊されない!」

 

 

憑依蘇生 通常罠

①自分の墓地の「霊使い」または「憑依装着」モンスター1体を対象に発動。そのモンスターを攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。

②墓地のこのカードを除外して発動。このターンの間、「霊使い」、「憑依装着」モンスターは1度だけ戦闘・効果では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

「しぶといな。ワタシはこれでターンエンドだ。」

 

 

集 LP650 手札2

場 

憑依装着エリア D1500

伏せ 0

VS

タイタン LP1650 手0

場 

迅雷の魔王-スカル・デーモン A3000

真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン(デュアル) A3000

伏せ 0

スーペルヴィス(エビル・デーモン)

悪魔の憑代

伏魔殿-悪魔の迷宮(フィールド)

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・(これが闇のゲームか。何とか意識を保っているけどこのままじゃまずいな。)」

 

『集くん大丈夫なの!?』

 

「(エリア・・・何とか意識を保っているっているがな・・・)」

 

『ごめんなさい。私が操られたばかりに・・・』

 

「(気にするな。ここから逆転するぞ!)俺のターン!!来たぜ!フィールド魔法!霊使いの修業場を発動!新たなフィールド魔法の発動でキサマの伏魔殿は破壊される!そしてお前のモンスターの攻撃力もダウンする!」

 

迅雷の魔王-スカル・デーモン A3000→2500

真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン A3000→2500

 

「だがそのモンスターでは私のモンスターは倒せない!」

 

「それはどうかな!霊使いの修業場の効果を発動!1ターンに1度、相手モンスター1体の属性を変更できる!俺はエビル・デーモンの属性を闇属性から水属性に変更する!」

 

真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン 闇→水

 

 

霊使いの修業場 フィールド魔法

「霊使いの修業場」の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールド上に「霊使い」モンスターと同じ属性にモンスターがいる時、その「霊使い」モンスターは相手の攻撃対象にならず、相手のカード効果の対象にならない。

②:自分フィールドにモンスターが存在しない時、自分の手札・墓地から「霊使い」モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したカードはこのターンに反転召喚できる。

③:相手フィールド上のモンスター1体を対象に発動。そのモンスターの属性を変更できる。この効果は相手ターンにも発動できる。

 

 

「属性を変更したところで何になる!!」

 

「それはどうかな?」

 

「なにっ!」

 

「これで条件は揃った!俺は装備魔法!霊使いの術式を発動!このカードは自分フィールドに存在する「霊使い」または「憑依装着」モンスターと同じ属性の相手モンスター1体のコントロールを得る。俺は水属性となったエビル・デーモンのコントロールを得る!」

 

「なぁにいいい!?」

 

「さらに装備モンスター攻撃力の半分を同じ属性の「憑依装着」モンスターの攻撃力に加える!」

 

憑依装着エリア A1850→3100

 

 

霊使いの術式 装備魔法

自分フィールドに存在する「霊使い」または「憑依装着」モンスターと同じ属性の相手モンスターに装備できる。

①:装備モンスターのコントロールを得る。

②:装備モンスターと同じ属性の「霊使い」モンスターの攻撃力はこの効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。

③:装備モンスターと同じ属性の「憑依装着」モンスターの攻撃力はこの効果で装備したモンスターの攻撃力の半分の数値分アップする。 

④:自分フィールドに装備モンスターと同じ属性の「霊使い」または「憑依装着」モンスターが存在しない時このカードは破壊される。

 

 

「攻撃力3100だと!?」

 

「エビル・デーモンの効果を発動!このカードの攻撃力以下の守備力を持つ相手モンスターをすべて破壊する!」

 

「くそおおおおおお!!!」

 

「バトル!エリアでダイレクトアタックだ!!」

 

『いけええええええ!!!』

 

「ぶらあああああああああ!!!!」

 

LP1650→0

 

 

 

「はあ・・・はあ・・・何とか勝てた・・」

 

俺は闇のゲームで受けたダメージを絶えながら立っていた。

 

「やっやめろ!くるなあああああ」

 

俺は声の方を見るとそこにはタイタンが闇に呑み込まれているところだった

 

そして闇が完全に覆い被さるとその闇は小さくなり最後にはその場に何も無くなった。

 

「これが闇のゲームの末路か・・・」

 

もし俺が負けていたら俺がああなっていたのかと考えるとゾッとした。

 

「おーい!橘!大丈夫か!?」

 

そんな事を考えていると十代達が俺の元にやってきた。

 

「何とかな・・・正直もうだるいから早く帰って寝たいよ・・・」

 

「そうだな。明日香の事は俺達に任せさ。」

 

「悪いなそうさせてもらう・・・」

 

そう言って俺は十代達より先に寮に帰った。

 

その後、俺は自分の部屋に帰ると着替えもせずにすぐにベットにダイブして深い眠りにおちるのであった。

 




今日の最強カードは

真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン レベル6 闇
効果/デュアル/悪魔族 攻2500/守1200
(1)::このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカードの攻撃力より低い守備力を持つ、
相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。


デーモンの召喚のリメイクモンスター!デュアルする事で大抵のモンスターを破壊できるぞ!真紅眼、デーモン、デュアルと様々なデッキに使えるぞ!


さらに今回はオリカも紹介!


霊使いの修業場 フィールド魔法
「霊使いの修業場」の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールド上に「霊使い」モンスターと同じ属性にモンスターがいる時、その「霊使い」モンスターは相手の攻撃対象にならず、相手のカード効果の対象にならない。
②:自分フィールドにモンスターが存在しない時、自分の手札・墓地から「霊使い」モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したカードはこのターンに反転召喚できる。
③:相手フィールド上のモンスター1体を対象に発動。そのモンスターの属性を変更できる。この効果は相手ターンにも発動できる。


霊使いのフィールド魔法。霊使いのサポートと体制をつけるぞ。さらに③の効果は相手の属性に対する効果の妨害もできるぞ。


霊使いの術式 装備魔法
自分フィールドに存在する「霊使い」または「憑依装着」モンスターと同じ属性の相手モンスターに装備できる。
①:装備モンスターのコントロールを得る。
②:装備モンスターと同じ属性の「霊使い」モンスターの攻撃力はこの効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
③:装備モンスターと同じ属性の「憑依装着」モンスターの攻撃力はこの効果で装備したモンスターの攻撃力の半分の数値分アップする。 
④:自分フィールドに装備モンスターと同じ属性の「霊使い」または「憑依装着」モンスターが存在しない時このカードは破壊される。


イメージとしてはコミックハンドみたいなものを思ってくれべはいいでしょう。また霊使いと憑依装着の攻撃力も上がるから一気に勝負を決める事もできるぞ!


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