バカと天才と召喚獣 (愛澄)
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第一問~木下家の日常~

お風呂に入っていた時に、「秀吉と優子ちゃんに妹がいたらどうなるかな・・・」とか思ってノリで書いちゃったモノです。
にじファンでは投稿していませんでした。


「優子姉さん、秀吉兄さんおはよー」

 

キッチンでお皿を取り出している優子姉さんと、

リビングでテレビを見てくつろいで居る秀吉兄さんに挨拶をした。

 

優子・秀吉「「おはよう。」」

 

秀「今日は自分で起きれたんじゃな。」

 

優「秀吉の言うとおりね。いつもお昼まで寝てるのに何か用事でもあるの?」

 

「うん。今日は翔ちゃん達と遊ぶの♪」

 

”翔ちゃん”っていうのは”霧島翔子ちゃん”の事。

あたしは友達の事をニックネームで呼ぶのが好きなの。

 

優「翔子と?”達”ってことは他にも誰かいるの?」

 

お皿をテーブルに置きながら姉さんが話しかけてきた。

 

「愛ちゃんとミンちゃんが居るよ。」

 

秀「相変わらず色んなやつと一緒に遊ぶのぅ。」

 

「だって、皆面白くて良い人たちだから。それに、今日は翔ちゃん家でお勉強会なの。」

 

優「翔子と愛子とミンクなら夢衣(めい)を任せられるし良いんじゃない?あまり遅くならないようにね。」

 

夢衣「うん♪」

 

秀「夢衣、何時に出かけるのじゃ?11時頃なら一緒に付いて行こうかと思うんじゃが。」

 

夢「えぇ~と…11時半だから丁度いい時間だね。良いよ一緒に行こう♪」

 

優「あたしはちょっとやることがあるから二人で行ってきなさいよ。

勿論、皆に迷惑は掛けない事。いいわね?」

 

夢「うん」秀吉「勿論じゃ」

 

あたしと兄さんの返事を聞いて、姉さんは微笑みながら

あたしの頭を撫でた。気持ちいいんだけど、ちょっと恥ずかしい///

 

優「それじゃ、朝ごはん食べようか。」

 

「「「いただきます」」」

 

今日の朝ごはんはご飯、スクランブルエッグ、サラダ・お味噌汁。

 

夢「あ。美味しい…姉さん料理また上手になったんじゃない?」

 

秀「本当じゃな。前よりも美味いのぅ。」

 

前までは焦がしちゃったり指を切っちゃったりして、凄く危ないから

あたしと秀吉兄さんで作ってたんだけど、姉さんが普通に料理を作れるように兄さんとあたしがお手伝いしたりしてようやく美味しい料理が作れるようになってきたんだよね。

 

優「そ、そう?//ありがとう。そう言ってもらえると嬉しいわね。」

 

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

夢「それじゃ、行ってきまーす!」

 

秀「薬は持ったかの?」

 

夢「うん、もったよ。」

 

優「何かあったらメールとかしなさいね。秀吉、携帯持ったわよね?」

 

秀「ああ。持ったぞい」

 

夢「ほら、早く行かないと約束の時間に遅れちゃう!」

 

[早く行こう]と、秀吉兄さんの腕を引っ張る。兄さんって腕細い・・・

本当に男の子?

 

秀「そんじゃ姉上、行ってきます」

 

優「行ってらっしゃい。気をつけてね。」

 

姉さんと玄関でお別れし、あたしと兄さんは自転車で翔ちゃんの家まで行った。やっぱ翔ちゃんの家っていつ見ても大きいなぁ・・・

 

秀「夢衣、聞こえておるぞ。まあ、デカイというのはわしも思っていたがの。」

 

あら、聞こえちゃってたんだ

 

夢「あはは…じゃ、入ろうか」

 

秀「そうじゃな。」

 

兄さんとお喋りをしながら、あたしはインターホンを押した。




はい。どうだったでしょうか?何か直してほしい文章とかあれば
言ってくれると嬉しいです。(自分でも後でまとめて直しますが)


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第二問~お勉強会 その1~

今回は翔子ちゃんお家でお勉強会です。


ピンポーン…

 

インターホンを押すと、一分もしないうちに翔ちゃんが出てきてくれた。

相変わらず綺麗・・・

 

翔子「……夢衣、いらっしゃい。秀吉君も。」

 

夢「翔ちゃんこんにちは♪兄さんも一緒に勉強してもいいかな?」

 

翔「…大丈夫。皆で勉強した方が楽しいと思うから。」

 

秀「いきなりですまんの。」

 

翔「…いい。上がって。皆もう来てる。」

 

夢「じゃ、お邪魔しまーす」

 

秀「お邪魔します」

 

翔ちゃんの家の中に入ると、皆もう勉強していた。

 

愛子「あ。夢衣来たんだ…って、あれ?秀吉君も来たんだ」

 

ミンク「人が増えた方が楽しいし、良いじゃない♪」

 

夢「愛ちゃんもミンちゃんもこんにちは♪」

 

秀「ワシも一緒に勉強してもいいかの?」

 

愛「いいに決まってるじゃん♪夢衣と秀吉君はここね。」

 

愛ちゃんはそう言ってあたしが座りやすいように椅子を引いてくれた。

 

ミン「今日は翔子と夢衣が先生になって勉強するってことで

いいんだよね?」

 

一応言っておくとあたしが学年トップで、二番目が翔ちゃん。

振り分け試験の時、凄い僅差だったみたいなんだけど

私の点数のほうがよかったらしい。

だから、実力は翔ちゃんと変わらないの。

 

愛「うん。それでいいと思うよ。あ、秀吉君って何の教科が得意なんだっけ?」

 

秀「英語と物理・化学が得意じゃよ。」

 

翔「…皆が自分の得意な教科を先生になってやればいいと思う。」

 

ミン「あ、あたしは英語ね、一応アメリカにいたし。

英語は翔子より点数取れる教科だからね。」

 

愛「じゃ、僕はほけn「…保健体育は今日勉強しない」…翔子ヒドイ…」

 

夢「あはは・・・愛ちゃんは数学をお願い。兄さんは物理。

翔ちゃんは世界史をお願いできる?

他の教科はあたしが教えるから。それでいい?」

 

そういうと、皆は頷いてくれた。ええと・・・あたしが教えるのは

現代国語、古典、科学、日本史、現代社会…かな?

多い…苦手な所をちょっとやり方を教えてあげるだけだから、

そんなに難しくは無いけどね。

 

ミン「さて、勉強しようか♪」

 

秀「最初は物理でもいいかの?ワシの教え方は下手かもしれんが…」

 

まずは物理の勉強かぁ・・・頑張ろう♪




次回はみんなの紹介です。

何かキャラ紹介してないから「コイツ誰?」って思うキャラいますよね。
ミンクとか。


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オリキャラ設定

すいません。いきなりですが【ヘタリア】という漫画のキャラを入れて行きたいと思います。【ヘタリア】を知らなくてもバカテス優先で進めていくので、特に支障は無いと思いますが嫌な方は戻ってくださっても大丈夫です。


木下夢衣(きのしためい)

 

・女性

・文月学園の二年生(16歳)

・Aクラスに所属

・部活はやっていない

・優子と秀吉の妹(三つ子)

・心臓に病気を患っている

・霧島翔子と同等の学力を持っている

・ミンクやミンクの兄とは幼馴染

・明るい性格でとても優しい

・ドジっ子だけど自覚がない

・容姿は優子が髪を長くしたみたいな感じ

 

 

◎ミンク=ヴァルガス

 

・女性

・文月学園の二年生(16歳)

・Aクラスに所属

・部活はやっていないが、秀吉の所属する演劇部によく手伝いに行っている

・出身はアメリカで、日本人とイタリア人のハーフ

イタリア語・日本語・英語・ドイツ語の4ヶ国語が話せる

・霧島翔子ほどではないが、結構お金持ち

・優子・秀吉・夢衣とは幼馴染

・英語は霧島翔子よりも点数がいい

・明るい性格で男女問わず皆から好かれている

・髪の色は黒色で、瞳の色は茶色

・容姿は女体化したフェリシアーノが髪を腰位まで伸ばしたような感じ

・美人で告白された回数、数知れず

・兄が2人いる




ミンクは、【ヘタリア】の『北イタリア(フェリシアーノ=ヴァルガス)』
と『南イタリア(ロヴィーノ=ヴァルガス)』の妹という設定になります。


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第三問~お勉強会 その2~

第一問 ~物理~

次の問題の()に当てはまる答えを書きなさい

振動が次々伝わっていく現象を( )といい、振動を伝えるものを( )という。

霧島翔子

「振動が次々伝わっていく現象を( 波 )といい、振動を伝えるものを( 媒質 )という。」

秀吉

「正解じゃ。まあ、簡単な問題じゃからの、出来て当然じゃな。」

工藤愛子

「振動が次々伝わっていく現象を( 波 )といい、振動を伝えるものを(  )という。

秀吉

「?媒質の所書き忘れたのかの?」



秀「流石Aクラスじゃな。飲み込みが早くて助かる。そろそろ違う教科でもいいんじゃないかの?」

 

ミン「あ。」

 

翔「…どうしたの?」

 

ミン「今メールがきて、フェリ兄とロヴィ兄がこっちに来たいって。来ても大丈夫?」

 

愛「ボクは良いと思うよ。フェリシアーノさん達面白いし♪」

 

翔「大丈夫」

 

夢「あたしもいいと思うよ~」

 

秀「来てもかまわないと思うぞい」

 

ミン「オッケー。今伝えるね。」

 

10分後・・・・

 

ピンポーン…

 

 

ミン「はやっ!?」

 

秀「近くに居たんじゃな。」

 

翔「…見てくる」

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

フェリ「チャオ~♪あ、夢衣と秀君久しぶり~!」

 

ロヴィ「たまたま仕事で近くを通りかかったからな、ミンクが今日行くって言ったたから来てみた。」

 

ミン「たまたまじゃないでしょ。菊さんに会いに行ってたんだよね?フェリ兄達が日本にいるなんてめずらしいもん。」

 

フェリ「当たり~♪菊に仕事の内容を聞きに来たんだよ」

 

ロヴィ「日本はやっぱりいいな。凄く平和だ。」

 

翔「…フェリシアーノさん、ロヴィーノさんこんにちは。」

 

愛「こんにちは♪」

 

夢「お久しぶりですフェリさん、ロヴィさん♪」

 

秀「久しぶりじゃな。フェリさんその呼び方止めてくれと言った筈じが…」

 

皆それぞれ挨拶をした。秀吉兄さんはフェリさんに『秀君』と呼ばれているけど、そう呼ばれるのは恥ずかしいらしい。小さい頃からそうよんでるんだから今更変えるほうが変な感じがすると思うんだけどなぁ

 

フェリ「え~?いいじゃんか。秀君♪」

 

秀「じゃからその呼び方は・・・」

 

ロヴィ「お。もう12時過ぎてんのか…お前ら、昼飯まだだろ?イタリア料理作ってやるよ。」

 

夢「え?ホント!?」

 

フェリさん達は料理が上手で、イタリア料理の腕はプロ級。

今まで食べてきた中でフェリさん達のイタリア料理が

一番美味しいんだよね♪

 

フェリ「うん♪良いよ~」

 

ロヴィ「翔子、厨房借りるけどいいか?」

 

翔「大丈夫。」

 

ミン「お兄ちゃんのイタリア料理は本格的で美味しいんだよね~♪」

 

夢「前にも食べさせてもらったけど凄く美味しかったよ。」

 

愛「ボクは食べた事無いから分からないけどそんなに美味しいんだ。」

 

翔「…私も食べた事無い。」

 

秀「まあ、美味しいのは当たり前じゃろ、イタリアって国はあのh「あ~!!」…口が滑ってしまった。すまぬ。」

 

ちょ、兄さん今の発言アウト寸前だよ・・・

あぶなかったぁ~!

 

フェリ「パスタ出来たよ~。皆運ぶの手伝ってくれない?」

 

「勿論(です)(じゃ)(だよ)!」

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

夢「美味しい~!」

 

翔「…美味しい。」

 

愛「みんなの言ってたとおり本当に美味しいね。いくらでも食べれそう。」

 

秀「いつ食べても美味いのぅ。」

 

フェリ「よかったぁ!けど、食べ過ぎるのはダメだよ?」

 

ロヴィ「一応カロリー控えめのパスタにしてあるけどな。

ところで、さっきまで勉強してたんだろ?まだ勉強するのか?」

 

ミン「まだ30分くらいいか勉強して無いから、まだやるけど・・・それがどうかした?」

 

フェリ「俺達も混ざっていい?」

 

ロヴィ「今日はこのあと仕事入ってないんだ。大体の教科は

ミンクに宿題つき合わされてるからある程度は分かるぞ。」

 

ミン「ちょ、ロヴィ兄ちゃんそれ言わないでよ!///」

 

夢「大歓迎です!世界史とか、科学をお願いできる?」

 

フェリ「うん!じゃあ、俺は世界史で、兄ちゃんは科学で良い?」

 

ロヴィ「ああ。それじゃ全員食べ終わったら勉強するか。」

 




次話でこのお勉強会は終わらせて、次に行きたいと思います。


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第四問~お勉強会 その3~

お勉強会も今回で終わりです。


ロヴィ「あ。ここは…こういう答えになるんだ。」

 

夢「なるほどぉ・・・ロヴィさん教えるの上手だね。」

 

フェリ「一応兄ちゃん教員免許持ってるから。」

 

ミン「フェリ兄も持ってるじゃない。」

 

フェリ「俺はこの仕事をやるのには免許が必要だって言われたからとっただけだよ。兄ちゃんは普通に最初は先生目指してたからだしね。」

 

フェリさんとロヴィさんは画家でとても絵が上手。

だけど画家としてだけじゃ収入が少ないから外国に働きに行ってたりするの。教師の仕事もしたことがあるみたい。

 

ロヴィ「んなことどうでもいいだろ。お前らちゃんと集中しろ。特にミンク、お前科学ダメダメだったろ?」

 

ミン「う゛。それは…」

 

夢「ミンちゃんは科学だけはCクラス並なんだっけ?」

 

秀「英語の点数が科学の点数ををカバーしているんじゃな。」

 

ミン「あ、あたしの事はどうでも良いじゃない!早く勉強の続きしよ!!」

 

ミンちゃんが顔をリンゴみたいに赤くしてそう言うとその場に居た皆が笑った。

皆が笑ったからか、ミンちゃんはもっと顔を赤くして俯いていた。

 

夢「あーおなか痛いwそろそろ違う教科にする?」

 

ロヴィ「そうだなw違う教科にするかwwミンクの得意な英語なんてどうだ?」

 

翔「…賛成」

 

愛「ボクも賛成かな♪」

 

皆が賛成したので科学の勉強に使ったものを仕舞い英語の勉強道具を出して勉強する事になった。

 

ミン「そ、それじゃ勉強始めようか!」

 

それから皆で先生になって分からない所を教え合っていたら6時になっちゃったので、

今日はもう家に帰ろうということになった。

 

愛ちゃんは『ボクこれから用事があるんだ。だから早めに帰るね♪』と言って5時半くらいには帰っちゃった。

 

ミンちゃんはフェリさんとロヴィさんと手を繋いで帰ったんだけど

ロヴィさんは恥ずかしがって手を放そうとしていて、フェリさんは凄く嬉しそうに手を繋いでいた。

 

そしてあたしと秀吉兄さんは最後まで残っていた。

 

秀「それじゃ今日は世話になったの。」

 

夢「今日は楽しかった。またね♪」

 

翔「…また学校で。」

 

翔ちゃんとお別れの挨拶をしてあたし達は家に帰った。

 

そういえば、フェリさんが『しばらく仕事でこっちに居る事になったから会う機会が凄く増えるよ~』っていってたけど、今回の仕事って何なのかな?今度会った時にきいてみよう。

 

明日は学校だし早く寝ないとね。




次はやっと学校での話になります。
あ。私の書く小説って無駄に一つの話が長くなる傾向があるみたいなので
そこの所ご注意ください。


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第五問~新しい先生~

今回は短いです。


~文月学園Aクラス~

 

愛「ねえ、今日新しい先生が来るって噂聞いた?」

 

優「え?聞いてないわよ。」

 

愛「噂ではこのクラスの副担任になるんだって。」

 

夢「へぇ~。その副担任さんは高橋先生と同じくらい頭いいってことかな?」

 

愛「多分だけどね。」

 

そんな話をしていると担任の高橋洋子先生が教室に入ってきた。

HR(ホームルーム)が始まるのであたし達は自分の席に着いた。

 

「起立」「礼」

 

高橋「では、ホームルームを始める前に、新しくこのクラスの副担任になる先生の紹介をします。」

 

高橋先生がそういうと、副担任になるという先生が教室に入ってきた。

皆が新しい副担任に注目している中、一人の生徒が声を上げた。

 

ミン「ロヴィ兄とフェリ兄…?」

 

そう。ミンクのお兄さんであるロヴィーノさんと、フェリシアーノさんだった。



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第六問

更新遅くなってすみません!会話文ばっかりです。


「ちょ、ロヴィ兄達の次の仕事ってここの先生だったの!?」

 

「ミンクさん。色々聞きたいことがあるようですが今はホームルーム中ですので静かにしていただけますか。」

 

「…はい。」

 

「では先生。知っている生徒も多少いる様ですが自己紹介をお願いします。」

 

「「分かりました。」」

 

「じゃ、俺から。ロヴィーノ=ヴァルガスです。そこのミンク=ヴァルガスの兄で

ここの学園長にお声を掛けて頂いてこのAクラスの副担任を任せられました。

大体半年ほどの付き合いになると思いますが、よろしくお願いします。」

 

「次は俺だね。フェリシアーノ=ヴァルガスです!ミンクの兄で、ロヴィーノ兄ちゃんの弟です。

大体のことは兄ちゃんが言ったからあまり言う事が無いけど、皆仲良くしてね~♪」

 

自己紹介が終わると歓迎の拍手が鳴り、ロヴィーノとフェリシアーノは一礼した。

 

「では、自己紹介も住んだのでHRの続きをします。

今日は私が出張なのでロヴィーノ先生とフェリシアーノ先生に全教科を任せる事になります。

先週の続きになるので――――」

 

 

―HR終了後―

 

「ロヴィ兄、フェリ兄!!!」

 

ミンクが女子に囲まれているロヴィーノとフェリシアーノの所に歩いていく

フェリシアーノとロヴィーノは女子に「いつでも話せるからまた後でもいいかな?ごめんね~」

的な事を言って女子を自分の席に戻らせた。

 

「んだよミンク。」

 

「ミンクおはよ~。制服似合ってるね!」

 

「あ。ありがと……じゃなくて!どういう事なの説明して!」

 

「さっき説明したろ?学園長からの依頼だよ。菊から聞いてみたら良い仕事だったから依頼を受けた。

それだけだ。」

 

「菊がこんな良い仕事貰ってきてくれるなんて思わなかったよね~。」

 

「だな。俺は教師の仕事がしたかったから結構嬉しいんだけどな。」

 

「あ、そういえばルートもここに来るんだって。」

 

ルート、というのは「ルートヴィッヒ」というドイツ人で、日本語がとても上手い。

 

「え、そうなの?…フェリ兄達はAクラスの副担任だけど、ルートさんはFクラスの担任になりそうw」

 

確かになりそうだ。

 

「お。当たりだ。」

 

「ウソw冗談で言ったつもりが本当に当たっちゃってたよ。」

 

「ルートはFクラスの担任を任されるんだって。凄いよね~。」

 

「ルートさんならFクラスの勉強意識を高められそうだよね。」

 

「ジャガイモは真面目だからな。」

 

「あ、またルートさんの事ジャガイモ呼ばわりして!ダメだよ?ちゃんと名前呼ばないと!」

 

「お、おう…(呼びたくねぇんだけどな…)」

 

「あ、もうそろそろ授業始まるからミンクは席に戻って~。」

 

時計を見ると授業が始まる5分前。この学校は一応5分前着席という事になっている為、

もう殆どの生徒が自分の席に座っている。

 

「んじゃ、席に戻るね。あ、授業中に絶対シエスタはしないでね?」

 

「わかってるよ。ほら、席戻れ。」

 

「はーい。んじゃまた後でね。」

 

ミンクが席に着き、授業のチャイムが鳴るとフェリシアーノとロヴィーノが教壇に立った。

Aクラスの今日の一時間目は総合。いつもは自習に当てられているのだが、今回はどうなるのだろう。

とクラスの皆が思っていたとき、

 

「一時間目は皆に自己紹介をして貰いたいと思いま~す♪」

 

フェリシアーノが笑顔でそう言った。

 




サブタイトルを「第○問~○○~」という感じに変更しました。
思いつかない場合は”~○○~”の部分は無くなります。
フェリシアーノ達の設定もあとちょっとしたら投稿しますね。


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第七問~自己紹介~

更新久し振りですね。ごめんなさい。
受験とかでバタバタしてたので......。
なるべく更新頑張ります!


「自己紹介をしてもらいまーす♪」

 

そう楽しそうに皆に言った私の兄。

 

絶対何かやらかす時の笑みなんだけど。メチャクチャ不安なんだけど!

 

チラリ、と夢衣の方を見るとやっぱり少し苦笑いをしていた。

フェリ兄達を知っているとやっぱりそうなるよね。うん。

前は確か...あ、菊さんにイタズラして、ルートさんに怒られてたっけ。

今回は何をやるんだろう、不安なんだけど。

 

「とりあえず名前と好きなもの、後は.....」

 

「恥ずかしいエピソードを言ってもらう。もちろん、“ありません“は無しだからな。」

 

最悪だ....

 

「フェリ兄、ロヴィ兄...何考えてんのよ」

 

「こうした方が早く仲よくなれるでしょ?」

 

ああ、もうっ! その満面の笑みはとても可愛いけれど!

クラスの皆がめちゃくちゃビックリしてっるんだって!

流石に初対面の人に自己紹介で

「恥ずかしいエピソードを話せ」なんて言われたことないわよ!

 

「じゃ、出席番号一番の方からどうぞ♪」

 

「俺からかよ…ええと、僕は――――………。」

 

兄達のバカなお願いに恥ずかしがりながらも答えてくれたクラスメイト。

本当に...本当にごめんなさいっ!

あとでしっかり説教しておくから...

「実は同性がすきなんです」なんて告白してる子もいるし....

......あとで、兄の扱い方ルートさんに相談してみよう。

 

何だかんだ皆の恥ずかしいエピソードを聞いていたら

いつの間にか授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響いたのでそのまま休み時間になり、

安心したのか溜め息をついている人が多いように感じた。

やっぱり、後でしっかり怒っておこうかな。

 

そのよく分からない自己紹介の授業以外はフェリ兄もロヴィ兄も

ちゃんと真面目に授業をしていて、すごく分かりやすくて良かったんだけど

たまにフェリ兄とロヴィ兄が気を抜いてイタリア語で話をしちゃって、

止めるのは面倒くさかったな。

 

頭は良いのに何処か抜けてるんだよね......

ま、そういう所が好きなんだけれど。

 

そういえばルートさん、Fクラスの担任になるって言ってたよね......

確実にあのFクラスの人達でも少し勉強が出来るようになるわね。

ルートさん真面目だから一生懸命Fクラスの事を考えてくれるだろうし。

 

......アキ君ももう少し勉強が出来れば良いけど。



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第八問

ホント、更新遅くてごめんなさいっ!


「……ねえ、ロヴィ兄?」

 

「あ?何だよ」

 

「これは、一体どういうこと?」

 

登校してきたあたしが教室に入ってすぐに思ったことは、

 

それだけだった。まわりの友達が挨拶をしてくれたけど、

 

それに応えるよりも先にこの状況をつくり出したであろう

 

兄たちに一刻も早く教えてもらいたかった。

 

「何でFクラスのみんながAクラスに集まってんの?」

 

「じゃ…いや、ルート先生が提案してきたんだよ。

『Aクラスと合同で授業をやらないか』ってな」

 

なるほど。ルートさんが、ね。

 

「Aクラスのみんなからの許可は?」

 

「貰ってる。一応な」

 

あくびをしながら答える兄。

絶対面倒だとか思ってるでしょ。

 

「どうせ、すぐに返事してくれなかっただろうから

図書券あたり用意するとでも言ったんでしょ?」

 

ロヴィ兄たちの立場上、図書券ぐらいならいくらでも用意できるもんね

学園長もきっとそういうことでこんな無茶なことを了承したんだろうし。

 

「そういうことだ。

……ほら、お前の友達が手招きしてんぞ。

さっさと行って来い。」

 

まだ言いたいことはあったけど仕方ない。諦めて、

ロヴィ兄の視線をたどると、愛子が笑顔で手招きをしていた。

 

きっと、アキ君のことだろうなぁ……

 

そんなことを思いながら愛子たちのもとへ向かうと、

やっぱり、アキ君の事だった。

 

「よかったねぇ、愛しのアキ君と一緒に授業が受けられるみたいで♪」

 

「そういう愛子も、康ちゃんと一緒に授業受けられて良かったね」

 

「いやいや、夢衣?べ、別にあたしはムッツリーニ君のこと

なんてなんとも思ってないよ」

 

そんなに必死だと逆に怪しいと思うって。

というか、愛子がムッツリーニ君のことが好きなのはみんな知ってるわよ

 

この子、そのこと知らないのかしら?

 

まあ、こんな感じでいつものメンバーで喋っていると、

HRの始まりを知らせるチャイムが鳴り響いた。

 

どうやら、HRは自分たちのクラスでやるらしく

Fクラスのみんなは渋々自分の教室に帰っていった。

 

アキ君、お願いだからせめて変な発言だけはしないでよね……

 

この前の国語のテストで

 

”焼け石に(  )”

 

何が入るか問われた問題で(  )の中に“タコ”って……

 

(  )に入るのは水だよ……。

 

これの理由を聞いたら、

『最近塩水だけだから、タコが食べたいなと思って……』って言われたし

 

流石にヒドイ答えが返ってきたから家でご飯食べて行けって言って、

一ヶ月ぐらいウチに泊まらせてご飯食べさせたんだっけ。

 

それ以来最低でも一日一食は食べてるみたいだし。

よかった……のかな?

 

「じゃ、ホームルーム始めるぞ~」

 

まあ、大丈夫……だよね。

アキ君もちゃんと一般常識は分かってるはずだから



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