チート救済者が来るそうですよ? (史上最強の弟子ケンイチのファン)
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そして介入...
暗鶚の闇


衝動書き。


「こっちだ、まだ1人いるぞ! 」

 

「いたぞ静羽だ!」

「逃がすな!」

 

 

「私のかわいい娘...守り抜いてみせるわ」

彼女は自分の子を雪に隠した。

そして反転して敵の2人組を無力化した。

 

「無事か、静羽!?」

 

「あ...あなた!!」

彼女が彼に抱き着こうとしたとき、第三者に遮られた。

 

「危ない! 風林寺 静羽!!」

彼女は第三者に吹き飛ばされてしまった。

そいつは男だった。

 

男は彼の腹に一撃を入れていた。

彼は吐血して、その場に蹲ってしまった。

そして顔を掴まれて剥がされた。

 

「私の変装がバレていただと...」

彼は自分の変装は完璧だと自負していた。

途中までは良かったのだ。静羽を騙せていたのだから。

しかしこの男にはバレていた。

さっきまで気配を感じられなかった。突然目の前に現れたのだ。

 

「砕牙じゃ...ない! なぜ穿彗が砕牙の変装を...そう貴方が解放派の裏切り者! 」

彼女は驚きを隠せなかった。

自分の幼馴染で同じ仲間が裏切り者だったのかと。

それよりもこの男が救ってくれたことに驚いていた。

突然目の前に現れた男。上半身は裸で見事に鍛えられた肉体だった。

 

 

「私の目の前では人殺しはさせませんよ。私を倒さない限り、風林寺 静羽には指一本触れさせません」

男の気迫が増した。男は穿彗に向かっていった。

 

静羽はその戦いに魅入っていた。

男が穿彗と互角以上に渡り合えているのだから。

男はひたすらに穿彗を攻め立てていた。

 

穿彗は焦っていた。砕牙以上の者がこの里にいるとは思いもしなかったのだ。

彼の攻撃は男には全て通じないのだ。この男の攻撃は変則で的確すぎて読めないのだ。

 

穿彗は初めて勝てないと悟った時でもあった。

 

「穿彗。ここのもうすぐ無敵超人が来ます。逃げた方が身のためですよ?」

穿彗は一旦距離を取って考えていた。

この男が嘘をついているかどうかを。何故敵に逃げろと言うのかを。

考えていた矢先に、そう遠くない距離から威圧感を感じた。

 

「この気配...風林寺 隼人か」

穿彗は逃げるしかなかった。

この男にも勝てない。

さらに無敵超人と言われる生きた伝説がここに向かってきているのだ。

選択肢は1つしかなかった。

継続派との約束は果たせそうにない。後ろを振り向くと男は追ってこなかった。

 

あんな男がいるなんて知りもしなかった。俺では勝てない。

そして風林字 隼人もこの戦いに参加するだろう。継続派の敗北避けられない。

 

「助けてくれたことには礼を言います。ですが貴方、いったい何者ですか?」

 

「八神 護です。確かそう呼ばれていた気がします」

その男な表情はどこか悲しそうな顔をしていた。

すると、ここに飛んでくる大きな影があった。

 

「静羽殿。大丈夫かな? 」

ここに来たのは無敵超人と呼ばれる達人だった。

 

「ええ、大丈夫ですお義父様。そこの彼が助けてくれましたから」

彼女が彼を紹介した。

 

「お主が静羽殿の恩人か。礼を言うぞ 」

風林寺 隼人は男の眼を見て感じた。できると。

全てを悟った眼。男の眼には一切の光が無かった。

まさしく眼が死んでいるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

裏切り者、暗鶚最強と呼ばれた男が穿彗は行方を眩ました。

謎の男と無敵超人 風林寺 隼人が開放派の前線に加わり

3日後には暗鶚の乱は終結した。

 




どうしても風林寺静羽さんを助けたかった。

気まぐれで更新していきます。


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天地無真流


話をどんどんと進めていきます。


 

 

私がこの世界に来て変わったことがある。

風林寺 美羽が母である風林寺 静羽が死ななかったことと

風林寺 砕牙が闇を抜けたことだ。

 

あの暗鶚の乱が終わった後、風林寺 隼人と壮絶な親子喧嘩をした。

範馬家の親子喧嘩とは別の意味出凄まじい戦いだった。

 

彼自身も彼女の傍を離れていたことにより、彼女が殺されかけたことで

ずっと傍にいることを決めたらしい。

今では最強の夫婦で武術の世界に名が売れている。

そして、風林寺 隼人と一緒に世直しをしながら美羽を育てているようだ。

しかし家族に手を出すものは一切の容赦なく殺すらしい。そこだけは譲れないようだ。

 

穿彗はあの後に行方不明となった。

しかし砕牙が闇を抜けた後に、新しい一影が入ったらしく多分穿彗だろう。

 

私はあの戦いの後に風林寺 隼人と親睦を深めた。

最初は怪しまれていたが、活人拳であることを彼に証明して一応梁山泊に連ならせてもらっている。

 

この世界での仕事は医者。表には出ないが一応有名らしい。

私は金さえ払ってもらえれば、どんなに難しい手術や難病を治すBJのような医者をしている。たとえ1円だとしてもだ。

しかし悪党には大金を貢がれようが、絶対に医療行為をしないと決めている。

そのせいで闇の一部の勢力から狙われているが、暗鶚の乱の活躍が裏の世界に広まっているため手出しされない。

しかし物好きも多く、闇に懸賞金が掛けられており命知らずの馬鹿共が群がってくることがある。この世界では活人拳で生きていくので殺しはしない。

 

今、私が向かっているのはとある田舎にある古武術の道場だ。

その道場は活人拳の特A級の達人が開いている場所だ。

弟子が数人程で一人娘がいる。まだ小さい娘だ。

 

歩いて数十分後に道場についた。

走ればもっと早く着いたのだが、まぁいいだろう。

 

「御堂 戒さんはいらっしゃいますか? 」

すると中にいる門下生の一人が奥に向かい、御堂 戒と思われる人を連れてきてくれた。このころは数人程の弟子が居た。

 

「これはこれは、先生。遠慮なさらず入ってください」

彼に案内され、道場に上がった。ここに来るのは3ヶ月ぶりだった。

 

「身体の調子はどうですか? もしおかしなところがあれば...」

言葉が途中で遮られた。

 

「先生の薬のお陰で、見ての通りですよ!」

弟子達にひと声かけ、目の前で組手を見してくれた。

達人級と弟子級では話にならないが、それでも前の彼では呼吸が乱れていたのだが、今では呼吸一つ乱さず弟子達を戦闘不能にしていった。

 

「大丈夫そうですね。念のため3ヶ月分の薬を渡しておきますね」

バッグから薬を出し、彼に渡した。

 

「それでは私は行きますね。診ないといけない患者まだいるので」

 

「先生達者で。風林寺殿によろしくと伝えてほしい」

彼は頷き道場を去った。

 



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