異能学園【天月】!! (初枝沖兎)
しおりを挟む

まずはプロローグ的な感じ……
始典【手紙】


 

超能力(ちょうのうりょく)異能(いのう)魔法(まほう)

 

 

皆さんはこのような言葉を

 

聞いたことがないだろうか?

 

 

呼び方は様々だが、これらには全て共通する

 

事柄がある、それは不思議(・・・)である。

 

 

 

 

 

超能力は一体どうやって起こっているのか?(不思議)

 

 

 

異能とは、一体なんなのか?(不思議)

 

 

魔法は、誰がもたらしたのだろうか?(不思議)

 

 

 

共通する事柄はまだ沢山あるだろうが、

今は、あえてコレ(不思議)を挙げておこう。

 

 

それを踏まえて皆さんに一つ質問しよう、

 

なぁに、難しいことは聞かない、

 

私が聞くのは至極簡単、

 

 

 

 

君の世界は劇的か(いま、退屈じゃないか?)

 

 

君の世界に超能力者はいるか?

 

君の世界に異能力者はいるか?

 

君の世界に魔法使いは存在するか?

 

 

 

 

 

魔獣はいるか?魔物はいるか?怪物はいるか?

 

天使は?悪魔は?鬼や羅刹、女神に神様、

 

仏に人神、改造人間に自動人形(オートマタ)

 

聖獣、幻獣、合成獣……

 

 

君達の世界にそのようなものは存在するか?

 

 

 

否、断じて否、

 

そのような存在は所詮、架空の長物でしかない

 

会いたいのに逢えず、見たいのに見れない

 

ならばどうするか?

 

 

 

そ・こ・で・だ、

 

君は運がいい、

 

この、(ふみ)を見ている君には

 

招待状を私から贈らせてもらおう

 

別に深い意味はない

 

君は、この(ふみ)を見つけた

 

ただそれだけ、

 

私は君が気に入った、

 

だから、招待状を贈れせてもらった。

 

 

おっと、長話もこの辺で切り上げよう、

 

それでは、ここはテンプレなるモノに

 

のっとっていうとしようか、

 

 

 

『これより始まりますは、

神喜劇(しんきげき)

 

役者はコチラ(私達)、観客は君達(そちら)

 

舞台措置等、一切不要、

役者は一流、全てがノンフィクション

 

さぁ、始めよう

 

世にも不思議な

 

非現実に満ちた世界の物語(おはなし)を!!』

 

 

 

それでは…………えっ?

 

 

私は誰かですって?

 

 

私は……………いえ、まだ私の名は明かせません

 

私も役者の一人ですので、

 

仮名として挙げるのであれば、

 

物語の案内人(せんどうしゃ)とお呼びください。

 

 

もしかすると、向こうで会うことがあるかも

 

しれませんね、それでは御機嫌よう……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【天月への招待状

 

 

name〝 〟様

 

 

本日、貴方様は天月への招待状を

獲得なされました

 

よって、貴方様には、class《観客》を

 

贈呈させていただきました。

 

貴方様のこれから行く先へ

 

幸運と幸福がありますことを

 

心よりお祈りしております…

 

 

 

物語の案内人(せんどうしゃ)より】

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 




はい、まずはプロローグ的な何かです♪

次回はこの作品の主人公が出ます♪


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Ⅰ典【彩葉血鮫と言う少年】

ハッハッハ、清々しい程の駄文になってしまいました。

すいませんm(_ _)m


 

チュン………チュン……

 

小鳥が囀り、春の麗らかな陽光が射す

 

桜の花は舞いちり、新学期を迎えたのだろう、

 

学生鞄、ランドセル等をかるった学生達が

 

和気藹々と話しながら行き交う……

 

 

タッ…タッ……タッ………タッ……タッ……タッ……

 

 

と、足早に何やら駆けていく一人の

少年がいた。

 

髪は黒曜石の如く黒く肩まで伸び、

 

瞳は日本人特有の宝石の如し漆黒

 

容姿はパッと見、少女と見まごう如き

 

整った顔立ち、

 

身体の方も華奢な身体をしているが

 

この軽快な走りを見るところ、

 

一般の男子達と変わらないだろう。

 

 

 

「わぁァァァァァ!?やばいやばい!

まさか、目覚ましが電池切れだったなんて!?」

 

 

一つわかったことがある、

彼は………この少年はうっかり屋なようだ…

 

 

pillrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr…………ピッ

 

 

少年の携帯が鳴り響くと走りながら

少年は電話に若干顔を引き攣りながら出る…

 

 

 

「はい、もしもs「ちょっと、血鮫!!

今どこいるの!!」ッ〜〜〜〜〜〜!?」

 

 

電話越しのがなり声に、耳を押さえながら

蹲る少年、

 

名を、【彩葉血鮫(いろはちさめ)

 

少年は若干、電話を耳から少し離し

電話向こうの少女の話しに耳を傾ける

 

 

「えっと…………天月並木通り……「はあっ!?

なんでまだ家の近くなのよ!?………

あんた、まさか寝過ごしたとか言わないわよね?」

(ビクッ!?」

 

少年は顔から冷や汗を流しながら

電話向こうの少女に言葉を紡ぐ

 

 

「あっ、あのですね哀俚さんこれにはわk「5分……」

…へっ?」

 

 

血鮫は電話向こうの少女、

 

名を【綿縫哀俚(わたぬいあいり)

 

の言葉に素っ頓狂な声を上げる

 

 

「私が5分時間延ばすから、

後15分で学校に来なさい…「いや、

30分はかかる距離なんだけd」わかった?

「(σ_σ)ゞ イエッサー!!」よろしい……じゃっ…(ピッ…ツーツー」

 

 

少女、哀俚の一方的対話術o☆ha☆na☆siに

血鮫は顔を青ざめさすぐさま行動を起こすために

頭を切り替える

 

「学園まで正規のルートだと30分………

最大の難関は、この河、橋はここから2キロ先の

一本と後方3キロの一本……

渡るしかないか(・・・・・・・)

 

 

血鮫はそう呟くとそのまま

川幅約1キロあるであろう川に向かって

柵を越え川に飛び降りた(・・・・・)………

 

 

此処で皆様に一つ説明をしておこう、

この都市(まち)は、正式名称

天川(あまかわ)天月(あまつき)市】

 

と呼ばれ、面積40万平方キロメートルと言う

北海道を軽く凌駕するデカさである

 

今、血鮫がいる場所は対岸まで1キロも

ある大河、通称《天の川(あまのがわ)》と

呼ばれる川でありさきに血鮫が述べたように

向こう岸に行く為には血鮫のいる場所から

約二キロ離れた所に架けられた橋と、

血鮫の後方3キロの位置にある橋の

2本だけなのだ、

 

更に今現在血鮫がいる場所のちょうど対岸が

血鮫の目的地、【国立異能学区天月学園】なのだ

 

 

 

まぁ、何が言いたいかというと、今からバスに

乗ったとしても確実に始業式に間に合わないと

言う事だ………

 

 

しかし、それは一般人(ふつうの人)の場合だ

 

血鮫は川に飛び降り…………

 

 

 

 

両の足で水面に立った(・・・・・・・・・)

 

 

まるで、そこが地面の如く

流れる川の水面に立ったのだ…

 

 

「さっ!急がないとね!」

 

血鮫はそう言うと、水面を

走り対岸まで1キロの距離を走っていく

 

血鮫の足を踏んだ場所には、

何やら薄く膜のような物があったという……

 

 

 

 

 

閑話休題

 

 

「ほっ、ほっ、ほっ、セーフ「なわけないでしょ」

ですよね~………」

 

血鮫は裏手門から学園に入ると

すぐさま、事前に教えられていた

講堂に向かったのだが、

そこには、薄水色の髪をツインテールに

した幼女…………みたいな身長の、

少女()がいた…

 

 

「えっとデスネ、哀俚サン、コレニハ

深い訳が「終わったら聞こう」……はい………」

 

有無を言わせない哀俚の笑顔(威圧)

血鮫は自らの死地を悟った…

 

と、講堂の方から何やら駆けてくる

男性が一人、身長は血鮫と哀俚よりも

高く、紅色の瞳に黒髪白メッシュと言う

何処ぞのテンプレ踏み台みたいな容姿だが

顔立ちは、どことなく優しい顔つきをした

好青年だ。

 

「君が、彩葉血鮫くんかい?」

 

「あっ、はい!僕が彩葉血鮫です。

遅くなってすいません!」

 

「いや気にしなくていいよ、哀俚くんが

なんとか時間を延ばしてくれたから。

まぁ、方法はアレだけど………」

 

「あぁ…………」

 

血鮫は何か察したのか、哀俚を

ちらっと見ると若干ため息をつく

 

「あぁ、自己紹介がまだだったね、

僕の名前は【白神乃阿(しらがみのあ)

この学園の生徒会長をやらしてもらってる

学年は3年、よろしくね♪」

 

青年、白神乃阿は軽快に

自己紹介をすると血鮫と握手を交わす

 

「と言うか、乃阿さん、時間時間…」

 

「あっ!?そうだった!

彩葉くん、君には直ぐに壇上に上がって

貰うけど、スピーチの内容は大丈夫かい?」

 

「あっ、はい、問題ありません」

 

「良し、じゃあついて来てくれ」

 

 

乃阿に連れられて血鮫と哀俚は

講堂裏手の入口から壇上に向かった………

 

 

 

 

 

side―out

 

 

 




キャラ紹介

【彩葉血鮫】今作品の要となる人物、
容姿は、ソードアート・オンラインの
女キリト君を参考に。

【綿縫哀俚】現在まだ設定は出していませんので
詳しくは書けませんが、血鮫とは
かなり親しい少女です♪
容姿はモデルがいませんが、薄水色のツインテールに
愛らしい顔、身長は135と言う低さ、
常に、傍らには熊なんかのぬいぐるみを
携えている。

【白神乃阿】こちらも今作品では
結構な立ち位置にいる青年、
天月学園の生徒会長を務める好青年
容姿だが、良く二次に登場するような
踏み台テンプレみたいだが、
本人は真面目一貫を貫く青年であり
学園の皆から好かれている存在
学年は3年。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Ⅱ典【波乱の始業式】

――――以上で、学園長による

スピーチを終了します。

 

次に、新入生代表、彩葉血鮫さんによる、

スピーチになります。

 

 

放送により血鮫の名が呼ばれる

血鮫は壇上に上がり

生徒達の方を見ながら言葉を紡ぎ出す

 

 

『皆さんこんにちは、

新入生代表挨拶をさせていただきます

彩葉血鮫です。

桜の花が咲き誇り、

春の息吹が感じらr「ズガァァァァァアン!!」』

 

 

と、突然講堂の正面玄関が乱暴に

はじき飛ばされ一匹の獅子が姿を見せる

 

獅子の姿は全長2mはあり、

腹を空かしているのだろう、口からは

獰猛な牙をつたい唾液を滴らせている

 

 

獅子の姿を見た新入生達がパニックになるのは

時間の問題だった。

 

混乱は忽ちに生徒達に波紋のように伝播する

しかし、獅子にとってはそんなものお構いなし

 

獅子はその力強い双脚で地を蹴り

慌てる生徒達の一角に飛び掛った

 

生徒達から悲鳴が上がる、

飛びかかられた生徒は目をつぶり

自らの死を覚悟した…………

 

 

 

 

 

バギッ………!

 

 

しかし、獅子の飛びかかりに合わせ

白い鞘を纏った片刃直剣が獅子の顳顬に

当たり、獅子はきりもみ回転しながら

講堂の壁に叩きつけられた…

 

 

白メッシュを揺らし全く慌てずに

佇む生徒会長(白神乃阿)の姿が

そこにあった。

 

そして、獅子が入って来た正面玄関から

藍色の髪を膝まで伸ばした少女が

自らの体躯の二倍はある巨槌を抱えて

乃阿の元に来た。

 

 

「シノくん、大丈夫だった?」

 

「あぁ、大丈夫、って言うか

学園でその呼び方はやめてって、華音!」

 

乃阿は顔を若干赤くしながら、

少女、【瀬川華音(せがわかのん)

 

に向かって言う

 

「あはは、いいじゃん、いいじゃん

幼馴染みの仲ってことで♪」

 

華音はひょうひょうと笑いながら

乃阿に言う、

 

かく言う乃阿は頭を抱えながら

華音(手のかかる幼馴染み)に質問する

 

 

「はぁ…………それで、状況は?」

 

「あっ、うん。まずは初めにあの獅子は

第一アリーナ地下の、《生物研究会》が

研究対象として保管してたモノなの」

 

「ふむ………それで?」

 

「保管には、タングステン製の

特別格子を使ってたんだけど………」

 

 

そこで、華音は制服の懐から

一枚の写真を見せる

 

「!…………これは…」

 

「そっ、誰かによってロック自体(・・・・・)

破壊されてるの。」

 

 

「なるほどね、逃げ出したのは、獅子

一匹だけかい?」

 

「ううん、逃げ出したのは、獅子を合わせて

20匹、大蛇、虎、熊、etc………」

 

 

「勝冴くんは、動いてるの?」

 

「あぁ、うん。今、勝くんには、

他の執行部と一緒に捕獲に当たってもらってる」

 

「わかった、なら華音はこのまま獅子を

連れてってもらっていいかい?

僕は、とりあえず先に新入生達を

誘導するから」

 

「ん、わかったシノくんも気おつけてね」

 

と、二人が口早に会話をしていると

倒れた獅子に興味を惹かれたのか

数人の新入生達が獅子に近寄っていた

 

 

「こら、君達!まだ安全だとわかった訳

ではないのだから、離れなさい!」

 

新入生達を纏めていた先生の一人が

近寄っていた数人に気づき一喝する……

 

 

 

パキリ…………………

 

 

その音に、ハッとなる新入生達

なぜなら、倒れ伏して動かないと思っていた

獅子がその巨躯を動かしたからだ

 

 

「gyilyalalalalalalalalalalala!!」

 

 

咆哮一発、

近寄っていた新入生達は走り

すぐさま離れようと走った、しかし

数人のうちの一人の女子が腰を抜かして

ヘタリこんでしまった。

 

獅子はゆっくりと女子生徒に

唾液を滴らせながら歩み寄る

 

 

 

「(っ!間に合わない!!)」

 

 

すぐさま異変に気づいた乃阿だったが

乃阿と獅子との距離は講堂の端と端、

少なく見ても、50mいくら身体能力が

馬鹿高い乃阿でも、4~5秒はかかる

 

 

「(迷ってる場合じゃない!)」

 

 

乃阿は走りながら片刃直剣の柄に

手を掛ける………

 

 

 

freeze(凍結)…」

 

 

と、どこからか冷気を帯びた

細身の剣が飛来し獅子の身体に突き刺さった

瞬間、獅子の身体を一瞬で物言わぬ氷像

へと変えた。

 

 

「!………血鮫くんか!」

 

 

乃阿は氷像の前でヘタリこんだ女生徒を

一旦、先生へと頼むと、壇上の上にて

少女(哀俚)と何やら話している

少年(血鮫)へと向かう

 

 

「血鮫くん、今のは君が?」

 

「あっ、はい。とりあえず、

細胞のみを凍らしたので、

死んではないと思います。」

 

 

血鮫は凍結された獅子を

見ながら乃阿に説明をする。

 

 

「わぁ〜、凄い

カチンコチンだね…」

 

と、氷像を見ながら華音が

三人の下へとやってきた

 

「おい、華音、さっさと

この、氷像(獅子)運んでくれ」

 

「うん。………と、その前に♪」

 

 

華音は乃阿の後ろにいる

血鮫に顔を見ながら言う

 

「へぇ、君が噂の()かぁ…」

 

「へっ?蛇?」

 

「はぁ…血鮫、入学書類ちゃんと読んだ?」

 

「いっ、いや、多すぎてまだ途中で…」

「はぁ………いい!蛇って言うのは………と、

まずは、classの説明からか………」

 

 

哀俚はこの学園のシステムについて

説明を行う。

 

 

曰く、この学園には、

優秀な能力者なのに学園に通えない

という、生徒を通わせれないかということで

【classシステム】と呼ばれるものが

採用されている。

 

【classシステム】は主に、

3つの階級(class)から成り立っている。

 

 

《classRabbit()

 

主に、能力検査でBより下を

基準とした生徒達。

 

学費等は、全体の3分の1免除される。

 

 

《classTIGER()

 

主に、能力検査でAからBの間を

基準とした生徒達。

 

学費等は、全体の3分の2免除され、

給金と称し、ある程度の金銭が用意される。

 

 

《classEAGLES()

 

主に、能力検査でAより上を出した

ものが例外無くこれに値する。

 

このclassを獲得した者は学費の全免除

更には、多額の金銭が用意され、

当学園内においてのランキング戦に参加

することが可能。

 

 

 

※尚、このclassは、在学中に置ける

能力値の上げ下げによって変動する。

 

 

と、哀俚は血鮫に

classシステムの説明を行った

 

 

ふと、血鮫は疑問を浮かべる

 

 

「あれ?でも、classに《蛇》なんて

無いけど?」

 

「あぁ、それはね…

蛇って言うのはこの学園で

《EAGLES》以上の数値を出した者、

つまり、《OVER》を出した者に与えられる

classさ」

 

「ほぇー……《EAGLES》と何か違うんですか?」

 

「うん、基本は《EAGLES》と一緒だね、

強いて言えば、名誉………ってことかな♪」

 

華音は血鮫の問に、

何やら含みのある返答を返す

 

「副部長ーー!脱走した獣の捕獲

無事終了しました!」

 

「ん〜、了解♪

それじゃあ、血鮫くん、またね(・・・)♪」

 

華音は、血鮫にヒラヒラと手を振って

自分を呼びに来た部員について講堂から

出ていった

 

 

「てか、コレ(氷像の獅子)どうすんだよ…

はぁ……すまない血鮫くん、哀俚さん、

ちょっと僕は、あの馬鹿(華音)にコレ

押し付けてくるから、二人は教室に向かってね」

 

と、二人に言うと乃阿は幼馴染みの

後を走って追いかけて行った

 

 

 

「はぁ………僕達も行こっか…」

 

「だね………なんか初日から色々有り過ぎて

疲れたわ………」

 

そう言って、明らかに年齢不相応の

ため息を尽きながら血鮫と哀俚は

歩き出す………

 

ふと、血鮫が顔をあげ辺りを見渡す

 

 

「どうしたの?」

「ううん、なんか

視線を感じたから……まぁ、気の所為でしょ、

行こ行こ♪」

 

血鮫は哀俚の手を引っ張りながら

一年の校舎への道を走り出した…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side―???in旧校舎屋上

 

 

 

血鮫達が、講堂を出たちょうど同刻、

旧校舎屋上にて、和風な兎の図が書かれた

敷物を敷き、湯呑で茶を啜る男が

血鮫達の姿を見ていた

 

 

××「ふぅ〜、やっぱ、茶は和むなぁ〜♪」

 

××××「…良かったのか?手を出さなくて…」

 

××「ん〜、まぁ今回はえぇでしょ♪

むしろ、こんくらいじゃあ奴さん(・・・)

姿見せへんどころか、逆に気づかれてまうから」

 

××××「ふむ…なるほどな……」

 

屋上にはこの男一人しかいないのに

どこからともなく声が聞こえる

 

 

そして、男は湯呑と敷物を

手際よく片すと、ゆらりと立ち上がり言う

 

 

××「それに、成果がなかった訳やない」

 

××××「と言うと?」

 

そして、男は紙袋から一本の煙草を

取り出す

 

 

××「コレが檻の前に落ちとった、

この、銘柄は奴さん自らが

作っとるやつや」

 

××××「!…なるほど、奴は此処に

帰ってきていると……」

 

 

××「そう言う事や……

さてと、わてもそろそろ行くさかい

集まりサボったから、乃阿の奴が

怒っとるからなぁ(笑)」

 

ケラケラ笑いながら、男は

着崩した制服を揺らしながら屋上を

後にする…

 

 

その制服には、《蛇》の

図が描かれていた………………………………

 

 

 

 

 

side―out

 




ふぅ……難産だった………
さぁ、2話目にして、要約出てきました
血鮫くんの能力!
そして、謎の男の正体は如何に!?
次回もお楽しみに♪


キャラ紹介

【瀬川華音】身長、140cm、藍色の綺麗な髪を
膝のあたりまで伸ばした少女。
本作では、2年にして、生徒会長の幼馴染み設定だが
皆来いの方では、一年生。
容姿に関しては、灼眼のシャナのシャナの黒髪
バージョンを思い浮かべたら幸いです。


没ネタ【彩葉血鮫の乱心】

獅子が扉を壊し講堂へと入ってくる

乃「ふぅ………一体どういうこt「エラぁぁぁぁぁぁぁ!」
血鮫くん!?」


乃阿が獅子を止めようと歩み出た瞬間、獅子に
無数の氷の剣が刺さりたちまち獅子を
串刺しにする

血「よくも………よくもスピーチの邪魔したな!」

乃「血鮫くん………そんなにも、スピーチを楽しm「あれ書くのに、休日一日潰したんだぞぉぉぉ!」あれー!?」


(完)



目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。