IS 死にたがりの絶望日誌 (凡飛鳥)
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生と死と

主人公が不思議キャラってだめでしょ、設定とか主人公しか知らないとか余計駄目なのに何故かやってしまった


浮遊、世界、記憶、魂、微笑みは偽り、解け合う心、壊れる自分

 

世界は螺旋、希望は皆無

 

救済は無 慈悲は蔑み

 

赤は破壊、紅は創造

 

命は偽り、知恵は絶望

 

神は希望 神は悪魔

 

悪魔は開く、魔は閉じる、

 

天使は19、17番目は静かに笑う

 

欠番となった19番、もう一度だけ世界を渡る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!?」

 

薄い空色の髪に紅い瞳をした幼児が病室のベッドで目覚める。

 

「見続けた・・・天井だな、そうか、戻ってきたのか、また永遠に続く、この世界に」

 

『不服なようだね、君はまたチャンスを逃すのかい?』

 

彼の着用する紅い螺旋を描く指輪から音声が発せられる。

 

「終わらないさ、何度やっても、また戻るだけでも、繰り返す、何度でも、あいつらを救ってやる」

 

『やれやれ、それが君の答えなら、僕は何も言わないよ、そろそろ僕は寝させてもらう、君が救うまであの螺旋は停止したままだ、彼女に会いたいなら、この世界を救済するんだね』

 

「ああ、わかっている、あいつに会うためなら、何度でもやり直す、じゃあお休み、カヲル」

 

『そう・・・だね、お休み、またあとで会おう』

 

やりなれた会話、紅い指輪に嵌め込まれた赤と灰の入り混じる宝石は次第に光を失い、やがて砕けた。

 

「98回目か、今度こそ、救って見せるよ、束、千冬」

 

知りもしない二人の名前を、少年はなぞる様に語った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼稚園、どうでもいいのだ、今すぐ死んでやり直したい、この世界では意味がない、この世界ではくだらない。

 

廊下を通ると幼児が馬鹿でかい声で喋っている、煩いやつらだ

 

聞いてみれば

 

おとこかおんなかわからないよ

 

とか

 

へんなかみとおめめー

 

とか!

 

へんなのつけてる

 

とか!!

 

ぼくはせいぎのひーろだ!

 

  と   か   !  !

 

約一名関係ないやつはいっているけど別にどうでもいいや!

 

もうどうにでもなーれ!

 

どうせ俺は女か男かわかりにくい顔ですよ!

 

ついでにいうと髪は青に近い銀髪だし眼も赤いし!!

 

幼稚園児の癖に無線イヤホンつけてますし!

 

どうせおれは悪のてきですよ!悪かったですね!

 

ていうかそろそろ着くと思うんだが。

 

途端

 

 

 

 

思考停止

 

 

 

 

 

ピンクの髪の人がいました

 

はいいっせーのーで

 

いn・・・おっとだれかきたようだ

 

誰かと思えばおじいさん、ではなくどこにでもいるようなようちえん()の先生であった

 

「はーい、はやくはいりましょうねー」

 

周りの幼児どもははーいと幼稚な声を出しながらクラスに入っていく、まったく嫌なことであるが、ここが俺の行くべきクラスであり、行くべきところであるため、かなしいかな、おれも周りの園児の後ろに付いて行くしかやるべき手段はなかったのである。

 

 

 

思考回路が破綻しそうである、周りにいる幼稚園児は一人だけ心当たりがある。

 

篠ノ之束、前回のラスボスにして最強の科学者、そして天災

 

彼女の作るISは無人機、展開装甲、全てにおいて無敵、勝てるはずがなかった、「」も使えない状態で内臓を抉られ、そんな俺を眼を細めながら見ていた恐ろしい女、彼女の最後は全ての防御機能を切り、基地内にいる全てのものと一緒に死ぬことだった。

 

この世界ではそんなことはさせない、絶対にさせないのだ。

 

そうかんがえていると俺の自己紹介がきたようで、取りあえず当たり触りのない言葉で俺は自己紹介をした

 

「矢神卓人、趣味は教えるほどでもない、きらいなものは夢見がちな人たち、好きなものはない、僕には話しかけないでください」

 

災いが、そっと僕に眼を向けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寒気が走った、ノートパソコンでキーボードを打ち、あるプログラムを組んでいた、そんな災いの塊が俺のほうを見てニヤリと笑ったのだ

 

「ねぇねぇたっくん」

 

そちらを見たくない心があるが、なぜか判らないがそちらに引かれていく瞳があった

 

「エヴァンゲリオン」

 

驚愕

 

「なんでそれを!・・・あ」

 

歓喜する気配

 

「やっぱりたっくんなんだぁ・・・ふぅん、ってことはたっくんは私といっしょにしんだたっくんかな?」

 

恐怖

 

恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖

 

錆び付いた歯車が動くような音をならしながら、首を動かす。

 

突如、その顔が俺の目の前に出現、にっこりと笑っている、一瞬きれいだと思ってしまった。

 

「やっぱりだね、私は基地を壊したんじゃなくてあの部屋だけを壊したんだよ、みんないきてるんだ、二人だけの理想郷をつくろうよ!」

 

やはりこの女は狂っている、だが、だからこそおもしろいのだ

 

「・・・おもしろいね、やっぱり」




こんかいの おはなし 恐怖が ゲシュタルト他意


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