[練習作品]立派な魔王になる物語 (喰理夢)
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邂逅と権能紹介

初めて書く作品です、いろいろとアドバイスをもらえると嬉しいです。

権能については増えたら更新していきます。


(あれ,ここどこだ?一日中幻想ノート[ただの妄想を書き留めるノート]書いてて眠くなったからベットに入ったはずなんだが・・・)

 

ひとまず落ち着いて状況を冷静に考えよう・・・見たことがない白い空間,そこにいる俺もしかしてこれ最近二次小説とかでテンプレといわれている転生か転生なのか‼

日頃からずっと漫画の世界とかに行ってみたいと神様に願ってたけどついについに叶うのかっ!

 

「あ,やっと起きたかいキミもしかして一回寝たらなかなか起きないタイプかい?」

 

「はぁ,すいません確かに一回眠ったらなかなか起きないことで俺は有名でしたが・・・」

 

(この空間にいる謎の人もしかして,この人が神様なのか?意外と普通だな)

 

「意外と普通ってのはひどいんじゃないかい?」

 

「心を読んだんですかっ!やっぱりあなたが神様ですか」

 

「ああ,僕は君たちの世界では一応神と呼ばれる存在さ」

 

やっぱりこの人は神様なんだな

 

「どうして俺をここに連れてきたんですか,転生ですか転生ですよね!」

 

「まあ,転生させるつもりで連れてきたんだけどさそんなにがっつかないでよ。あとなれない敬語は使わなくてもいいよ」

 

「あ,それはありがたい。日々あまり敬語使わないから苦手なんだよ俺。ところでなんで俺なんだ?確かに俺は憧れていたけどほかにも適任はいただろ?」

 

「いやぁ,ただ単に君が僕好みのこと考えてたからってだけさあまり意味はないよ」

 

「あまり意味はないのか,わかってはいたけど辛いな。まぁ転生できるなら何でもいいか」

 

「君には僕の暇つぶしに転生してもらうけどいいよね?」

 

「もちろん。転生なんて心躍るもの俺はいつも望んでいたぜ!あっだけどテンプレみたいに何かくれたら嬉しいなぁなんて思ったり」

 

「いいよ?何かあげないと僕の暇つぶしにもならないじゃないか」

 

「ホントか!それなら安心だ。なにをくれるんだ?」

 

「うーんなにがいいかな,あっそうだ君にはあれを上げよう君がいつも頑張って書いてるノート」

 

「ノート?あっもしかして幻想ノート[ただの妄想を書き留めるノート]⁉なんであれのこと知ってんだよ‼」

 

「だからいったじゃないか君の考えが僕好みだったからってさ。あれはとてもいいよいい暇つぶしになりそうだ」

 

「あーたしかにいってたね…。まぁでもあれのおかげで夢が叶うんだとしたら本望か。それであのノートからどんな能力をくれるんだ?」

 

「まぁ楽しむためだから全部あげるよ。でも,最初は一部かな体になじむようにすこしずつ増やしてあげるよ。だから一部選んでくれないか?」

 

「うーん一部か,ならネギまのあたりの能力くれないか」

 

「ネギま・・・あーあれかいいよあの世界のすべての技術と魔法あと魔法具をあげよう。もちろん十全に最大限使えるようにしてあげるよ」

 

「えっそれが一部でいいのか?それだけあればもう負けない気がするんだけど」

 

「だからいっただろう,僕が楽しむために君を転生させるのだと。楽しむためには君を強くしなくてはね」

 

「あーいや俺からしてみれば嬉しいことなんだけどさ」

うーむこれだけあればたぶんもう負けないけどなたぶん

 

「じゃあそろそろ僕が作った世界にいこっか」

 

「そういえばどんな世界なんだ?」

 

「ああいってなかったね,君に行ってもらうのはカンピオーネっていう世界さ神殺しとかがいるらしいから楽しそうだよ。あっもちろん,暇つぶしのために作った世界だから好きにしていいよ」

 

「カンピオーネの世界か下手したらすぐ死にそうだな。ま,そこは頑張るしかないな」

 

「あっ君にはその作品の主人公である草薙ってこに転生してもらうよ」

 

「あーやっぱ主人公に転生かまぁいいけどさ」

 

「じゃあそろそろ行ってもらうよ?」

 

「ああいいぜ」

 

「僕の暇つぶしのために頑張ってね。じゃあ,ていっ」(ピカッ

 

神が声を上げた瞬間に俺は閃光に包まれたそして意識を失った・・・

 

 

 

《権能紹介》

 

 幻想世界の神秘

・ネギま系統のすべての技術と魔法,魔法具

・アーティファクトの契約者への一時的譲渡

 

 東方の軍神

・十の化身(強風,雄牛,白馬,駱駝,猪,少年,鳳,雄羊,山羊,戦士)の能力を身に纏う

 

 城壁の破壊者

・神獣(オオカミ、イノシシ)を召喚

・狂乱と破壊を宿した二本の巨大な槍

 

 智慧ある守護者

・蛇に関わるものを眷属として召喚

・石化させる邪視

・アテナとの智慧の共有

 

 4臂弁才天

・天賦の才

・水を操る事が出来る




これからも頑張っていきます。


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一魔

初めて書く作品です駄作ですがよろしくお願いします。いろいろとアドバイスをもらえると嬉しいです。
ちなみに主人公は原作知識曖昧です。
戦闘描写は・・・(察してください


よう,みんな久しぶりもう転生してから結構経って中学卒業して一人で旅行に来てるんだが今まで特に問題はなかった,うんなかった今までは・・・

ちゃんと修業はしてきたから能力の使い方はだいたいわかるようになった。

なんか小学校に入ったてすぐのときに神からと自分の状況とかを見れるカードをもらって自分の能力確認したんだけど名前が何ともいえなかったよ。

えっ知りたい?もうしょうがないなぁ恥ずかしいから一回しか言わないぞ。

俺がもらった能力?権能?の名前はこれだ[幻想世界の神秘 Mystery of the fantasy world]だ相当恥ずかしいぞこの能力,確かに俺が書いてたあのノートはこんな感じだったけどさ・・・

まぁなんでこんなにしゃべってるのかっていうとじいちゃんの昔の知り合いに届け物をするためにイタリアに来てたんだけどさついて早々問題に巻き込まれちゃったからなんだ・・・

ウルスラグナっていう神(確かカンピオーネの原作の主人公が最初に倒してた神だったか?)に襲い掛かられて反撃したんだが弱いんだよなやっぱネギまの力は強すぎたか。

「くっまだ勝負は終わってはおらぬぞっ」

 

「そうはいってもあんたもうボロボロじゃないか。それでどうやって戦うんだ?」

 

「こんな傷一瞬で直してくれるわっ」(パァ

 

おっホントに傷が治った。

どんな能力使ったんだ?こんな時にはあれを使おう。

 

「アーティファクト発動[いどのえにっき]おいウルスラグナどんな能力を使った?」

 

《雄羊という豊穣や富を表す王権と関わりの深い化身の権能を使った》

 

 

「あーそういえば何個か能力持ってたなどうせだ全部聞いとくかアーティファクト発動[いどのえにっき]持ってる能力をすべて教えてくれ」

 

《強風,雄牛,白馬,駱駝,猪,少年,鳳,雄羊,山羊,戦士だ》(長いから詳細はカットだ)

10個もあるのかまぁ俺ほどではないが多いな。

 

「それで傷は治ったかもしれないけどまた戦ってもさっきと同じ結果になると思うんだけど「まだ負けてない最後まで戦い続けるそれが儂の生き様じゃ!」」

 

「かかってくるのなら全力で対応するよ」[闇の魔法 術式兵装]『雷天双壮』

『連弾・光の101矢』

俺が魔法を発動した瞬間ものすごい爆音がしてあまりに眩しかったので目を閉じた。

少し経ち,光が元に戻ったのを確認して目を開けた。そこには半身が燃えかすになったウルスラグナがいた。

 

「ゴフッ・・・・・お主その力は一体,いや負けた身でものを問うというのは興がそがれるのう、いいであろう我は敗北を認めよう!見事だ少年いや,戦士よッ!勝利の神である我に敗北を与えるとはな次に我が汝のもとに戻ってくるまで何人にも負けず,その力を発揮せよ!それまでわが権能を授けよう」

 

「ああ,俺もあんたと戦えていい経験になったよ。あんたに勝った者としてここに誓おう俺はどんなものにも負けはしないと」

言葉を発した瞬間空から光が降り注いだ

 

「よき戦いであった。また会う時が楽しみじゃ,敗者はそろそろ引こうさらばじゃ・・・」

 

これでよかったんだよな。それにしても基礎である魔法の連発で倒せるとはな,まぁ初めて戦った神だ心に刻んでおこう。《幻想世界の神秘に新着の通知が入っています。》

あれこんな感じで通知されるんだな。えーっとどうやって開くんだ?ステータス?むむむなにも起きないなあ・・・もしかしてあれか昔俺が考えてた痛いセリフ・・・なのかな勘弁してくれよホント。まぁやってみないとわかんないか,《我が道を示せ》おっ開いたやっぱりこれだったのか《新着:東方の軍神の権能が追加されました》増えていくのは嬉しいな。いつ使うかなと考えていたらいきなりまったく知らない空間にいた。

 

「ようこそ,新たなる私の息子よ。私は歓迎するわよ」

 

「誰だあんたは?」

そこにはピンク?色の髪をした幼そうな人?いや神か,がそこにいた

 

「私の名前はパンドラ災厄の魔女とも言われているわ」

 

「ふーんそれでどうしてここによんだんだ?」

 

「ここに呼んだ理由それはあなたにすべての災厄と一握りの希望を授けるためよ。だけどあなたもう誰かに権能をもらっているわね・・・私にもわからないようなひとに権能もらっているなんてあなた凄いわね。まぁそんなことはいいわあなたは勝利の神ウルスラグナを倒したことによりこれからカンピオーネになるわ」

 

「カンピオーネ・・・王者か,まあふさわしい称号なのかもな」

 

「話したかったことはこれだけよじゃあ向こうに戻すわよ」

 

「おっ戻ってきたか」

そろそろホテルに戻るとするかなじいちゃんの知り合いの家にも明日行かなきゃならんし,何よりもまずシャワーを浴びたい「あなたはいったい何者なの!」な・・・

 

「何者かといわれていもなまずあんたが名乗らないとなこれは常識だぞ」

いつの間にか俺の前には金髪の女が立っていた。きずかなかっ

 

「私の名前はエリカ・ブランデッリよ赤銅黒十字のものよ」

 

「赤銅黒十字?あー魔術結社があるんだったなそういえば(ボソッ),それでなんの用だ?」

 

「あなた今まつろわぬ神を殺したわね。それがどういう行為かわかっているの?」

 

「たしかカンピオーネってやつになるんだよな」

俺は気楽にそういった。

「それであなたの名前はなんていうの?」

 

「ああそういえば次は俺の番だな俺の名前は草薙 護堂だ」

 

「草薙王よ先ほどは無礼を働き,申し訳ございません」

 

「いやいいよ敬語なんて肩っくるしい」

 

「本当はこんな言葉にすぐ甘えてはいけないのだけど今回は甘えさせて貰うわ」

 

「俺はもうホテルに帰りたいんだが帰ってもいいか?」

 

「いいわ。詳しい話は後日聞きに行くけどいいかしら」

 

「もちろんかまわないよ」

 

「じゃあまたね」

そういうと二人はお互いに背を向けて歩き出した。

 

 

 

 




戦闘描写の書き方などのアドバイスなどくれたら嬉しいです。

アーティファクトというのは魔法具のようなものです。[いどのえにっき]は相手の思考を日記にして除くことができるものです。[闇の魔法 術式兵装]『雷天双壮』というのは簡単にいうと身体強化のようなものです。『連弾・光の101矢』というのは名前のままで光の追尾弾が101個目標に飛んでいく魔法です。ウルスラグナの能力は少し制限を変えますが大体そのまま出します。なにか質問があれば気軽にどうぞ。。
これからもよろしくお願いします。


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二魔

初めて書く作品です駄作ですがよろしくお願いします。いろいろとアドバイスをもらえると嬉しいです。


初めてまつろわぬ神を倒しカンピオーネとなった日の夜俺は夢を見た。

{我と同じ火星の象徴となるウルスラグナを倒すとはな,なかなかに骨があるやつではないか。我は貴様を気に入った後日我と戦い狂乱をこの地に巻き起こそうではないか!覚えておけ我あが名はアレス。戦の準備をしておけ・・・}(カバッ

とんでもない悪夢(宣戦布告)に驚き俺は飛び起きた。

 

「はぁ,これは夢なのか・・・」

 

「悪夢でも見たの?」

ベットの前にある椅子に腰を掛けている見覚えのある人物がそこにはいた。

 

「どうしてお前がそこにいるエリカ・ブランデッリ」

そう昨日クレーターだらけ(主に主人公のせい)となった平野で出会い後日会うことを約束し別れた少女だった。

 

「あら,フルネームなんてそっけないわよ。エリカでいいわ。それに会う約束をしていたじゃない」

 

「はぁ約束はしたけどなぜ今日なんだ連絡してから来いよ・・・それ以前になんでここがわかった」

 

「まずこのホテルにいるとわかった理由はその服についている糸のおかげよ。それと連絡はしたかったけど連絡方法を教えてくれなかったから私が直々に出向いたのよ」

 

「確かに連絡方法を教えていなかった俺が悪いな。それと糸?そんなものついてたのか・・・いつついたんだ?」

脱ぎっぱなしにしていた服の袖に銀の糸がついていた

 

「ちなみにそれついたんじゃなくて私がつけたのよ。あなたがどこで何をしてもすぐ場所がわかるようにね」

 

「それってストー「じゃないわよ」かーじゃないならなんだってんだよ」

いきなりエリカが声を上げた

「だってあなたはカンピオーネになったのよ。あなたがどんな行動をとるかわからない以上こうするしかなかったんだから」

 

「・・・それも一理あるが俺は危ないことはしないぞ」

危ないことをするわけないじゃないかこの俺が・・・

「昨日あんなに大きいクレーターとか作ってたくせによくそんなこと言えるわね」

 

「あっあれは俺じゃないウルスラグナが悪いんだ・・・」

 

「私見てたのよ?あなたが戦い始めるあたりから」

 

「えっいたのか・・・早く言えよ(ボソッ」

 

「ていうかあなたウルスラグナに一回も攻撃させなかったじゃない。なのにあの大きいクレーターがある言い逃れできるはずがないじゃない」

ここらへんで話を変えておかないと俺が不利になってしまう

 

「そっそれでエリカは俺に何の話が合ったんだ?」

 

「あなたが七人目のカンピオーネになったことであなたの行動は様々なものに影響することになったのよそこらへんをよく理解してる?」

 

「俺の行動が周りに影響を与える?そんなこと知るか・・・と言えたらいいんだがそんな無責任なことは流石に言えないよな。で,俺にどうしろと」

 

「あなたの名前はおそらく世界中に広まっているわ,そしてさまざまな人たちがあなたの権力にすがってくると思うわ」

 

「それはめんどうだな」

面倒事がどんどん増えていくな・・・

 

「それであなたに私たちの魔術結社 赤銅黒十字と結託・・・まぁ仲良くしましょうといいに来たのよ。あなたには人がすがり寄ってこない私たちは困った時にお願いすることができる人が増えるお互いにいいことしかないじゃない」

 

「たしかにお互いに利益があるな・・・だけどそれには気が進まないな」

 

「なぜ?もちろんあなたが困った時には全力で事にあたるし損はないはずよ?」

 

「そうなんだがなぜか気が向かない。まぁエリカが困ったときは力を貸すってことでいいいだろ?」

 

「あなたがそういうのであればまぁいいわ。なにかあれば助けを呼ぶわこれでいいわね?」

 

「ああ,それでいい。名前を呼んでくれたら一瞬で駆けつけるよ。」

 

「それがあなたの権能?」

 

「ああ,別に知られて困るものじゃないからいずれ全部教えるよ」

 

「それと一般人のあなたがどうして魔法を使えるのかは何も聞かないでおくわ」

 

「そうだなそれは聞かないでいてくれた方が嬉しい。説明しにくいからな」

 

「話もついたことだし私は帰るとするわ。あっそれと何かわからないことがあれば連絡して教えれる範囲でなら教えるわ」

 

「ああその時は頼むよ。あっそれとついさっきアレスって神に宣戦布告されたんだけど・・・」

 

「・・・どうしてそれをもっと早く言わないの!」

 

「いついうか迷ってたんだよ」

 

「あの戦神がくるなんて・・・急いで準備をしなくてはならないわね。いつくるとかいって・・・ないわよね。そんな丁寧な神様だったら戦いになんて来ないでしょうし」

 

「その通りだな」

 

「あなたなんでそんなに気楽なのよ」

 

「なんでって負ける気がしないからってのもあるな」

 

「どこからその自信が出てくるのかしらまぁいいわ。私はあなたたちの戦いに備えるための準備とかがあるからもういくわ。駆けよ『ヘルメスの長靴』」

そう言ってエリカは魔法を使いどこかえと飛んでいった。

 

「あーめんどうだなぁ」

当の主人公はめんどうだなといいながらもどう戦うかと顔に笑みを浮かべていた。

 

 




何か出して欲しい神様がいたら努力するのでコメントしていただけると嬉しいです。
アドバイスやコメントお待ちしております。


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三魔

いろいろとアドバイスをもらえると嬉しいです。
ホント戦闘描写をうまく書く方法を知りたい・・・


護堂はルクレチア・ゾラというじいちゃんの知り合いに,届け物をするためにサルデーニャ島を訪れていた。

 

「おっここかな」

ルクレチア・ゾラの家であろう豪邸に護道は圧倒されていた。

 

「こんなところに住んでるなんてすごいな・・・ホントじいちゃんはどこで出会ったんだ」

 

「なにものだ?」

なんだ・・・猫?憑依とかかな

 

「じいちゃん・・・草薙一郎から届け物を持ってきた」

 

「一郎?そして今じいちゃんと言ったが,もしかして孫か?」

 

「ああ,草薙一郎の孫だよ」

 

「おお,もうそんなに時間が経つのか。まぁ,入ってくれ」(ガガガガ

凄い音を立てながら大きな門が開いた。

これも魔法で開閉させているのかと思いながら豪邸の中へと入っていった。

 

 

 

「ほら,これが届け物だよ」

そういい護堂はルクレチアへと石板を渡しながらルクレチアをじろじろと見ていた。

 

「これはプロメテウス秘笈かそういえば一郎に預けておったな。どうしたそんなじろじろと私を見てもしかして惚れたか?」

 

「いやーじいちゃんの知り合いってわりに若く見えるんだけど魔法?」

護堂も年齢詐称薬という年齢を誤魔化すものを持っていたのでそういうものなのかと質問をした。

 

「ああ,確かに魔法だ。まぁ,魔法というよりも私は昔から呪力が豊富にあるからそのおまけのようなものだが」

 

「まぁ,とりあえず渡したから帰るよ」

そういいルクレチアに背を向けようとした。

 

「まぁそんなに急いで帰らなくてもいいでわないか」

そういいゆっくりしていかないかと提案した。

 

「あーゆっくりしていきたいんだが急いでここから離れないといつ来るかわからないからさ」

今現在の最大の問題がいつ来るかわからないため人がいない場所へと行かなくてはならないと思っている護堂であった。

 

「来る?何が来るというのだ?」

疑問におもったルクレチアは護堂にそう言った。

 

「アレスっていうはた迷惑な神様」

別にどうとも思っていない顔で護堂はそういった。

 

「・・・今なんといった。神が来る?護堂よなにをやらかしたんだ」

あまりの内容に顔を強張らせながらつぶやいた。

 

「ウルスラグナっていう勝利の神様を倒し「神を倒したのかっ!」たんだ」

 

「そうか。少年はカンピオーネになったのか・・・だが呪力がまったく感じられないが」

 

「ああ,隠ぺい系統の魔法で周囲に呪力とかを出さないようにしてるんだ」

 

「魔法・・・少年はどこで魔法を知ったのだ?」

 

「複雑な事情があるからそれは言えない」

 

「言えない・・・か。まぁ無理には問わない」

 

「感謝する。まあそういう理由があるからここから離れなきゃいけないんだけど」

 

「確かに,ここを荒れ地にされるというのも困ったものだな」

 

「というわけでもう行くよ」

そういい背を向けた。

 

「少年よ,若くして難題を背負ったな。頑張るんだぞ」

 

 

護堂は船に乗るために港へと歩いていた。

「道が長いな・・・こんな体になったから疲れたりはしないけど流石に気が滅入るな」

 

「もう夕方だからどこかで飯でも食べるかな」

そう考え港から少し離れたところにある街へと進路を変えようとした時,空が朱く光り次の瞬間爆音が響いた。

 

「神殺しよ時は来た。さぁ戦を始めようぞ!」

 

「ああいいだろう。お前を倒して俺は早く飯を食べるんだ」

そういいながら構えをとった。

 

「なにを言っているがわからんがとりあえず戦だ!」

こいつもしかしなくても戦闘狂か

 

「うおおおおおおお」

アレスは雄叫びをあげ朱いオーラを纏った。

 

「最初から本気か!なら俺も全力で行く」[闇の魔法 術式兵装]『獄炎煉我』

 

「フンッ」(ズバンッ

アレスは掛け声とともに拳を放った。

 

「グッ」

おいおいパンチ一発がこれかよ・・・

 

「おお!これを受け止めるとは流石,我が認めた者だ。だがまだまだ甘いッ」(ズドドドドドッ

言葉を放つと同時に連打を打ち込んできた。

 

「くそ」『風花旋風・風障壁』

一瞬にして護堂を竜巻が覆った。

 

「我が攻撃をこの程度で防げるとは思うなっ!」(ブンッ

竜巻が掌破を受け消えて無くなった・・・

 

「おいおいお前ウルスラグナより強くないか」

 

「強い弱いなど我は興味がない。戦うことさえ出きればそんな些細なことはどうでもいい!」

いや話に答えてくれよ・・・

 

「ふー・・・今から使うのは千の刃と称された英雄の技だ,心して受けろ!」

護堂はそういい術式兵装を解いた。

 

「千の刃かなかなかに良い名だ,ぜひ戦いたいものだ。だが放つ前に終わらせればいいだけのことではないかっ」

アレスは護堂を仕留めるために最速力で近づいてきた。

 

「オラァ」(ズドンッ

 

「今の俺には攻撃など無意味ッ『気合防御』」

溢れる呪力を体に纏い気合でアレスの攻撃を受け止めた。

 

「これを気合と呪力のみで受け止めるか・・・我は一撃を入れた次はお前の番だッさぁ己が一撃を放ってこい!」

「ゼロ距離・少し手加減『ラカン・インパクト‼ 』」(ドォォォォン

サルデーニャ島は光に包まれた。

 

 




アドバイスやコメントお待ちしております。
[闇の魔法 術式兵装]『獄炎煉我』という魔法は,体に黒い炎を纏い攻撃力に特化し相手の呪力を吸収するという効果がついているものです。
『風花旋風・風障壁』という魔法は,竜巻のような風の障壁を作るものです。
『気合防御』というのは全身に魔力・呪力を纏い気合でガードする防御です。
『ラカン・インパクト‼ 』というのは気や魔力・呪力を拳に纏わせ殴り衝撃はを出すようなものです。解説は以上です!


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四魔

いろいろとアドバイスをもらえると嬉しいです。


サルデーニャ島にできたとても大きなクレーターに一柱の神と一人の神殺しがいた。

 

「東方の軍神のみならず我をも負かすとは,さすがだ神殺しよ」

そこに佇む一柱の神・・・アレスはボロボロであった。

 

「今回はなかなかに接戦だったよ。少しでも気を抜いてかかると危ないということを学べてよかったよ」

 

「我と戦い自分の弱点を見つけ,それを無くし更に強くなれ神殺しよ」

 

「ああ,俺は誰にも負けないさウルスラグナとも誓ったからな。」

 

「ああ誰とも負けるなよ。我が復活しお前ともう一度戦うその日までな」

 

「ああ,あんたとも誓うよ俺はどんなものにも負けはしないとたとえ復活したあんたにもな」

 

「そういえば聞いてなかったなお前の名前は何というのだ?」

 

「俺の名前は草薙護堂だ。次ぎ合う次ぎ合う時まで忘れるんじゃないぞ」

そういいながら護堂は笑みを浮かべた。

 

「ああ,忘れないとも・・・」

アレスはこの一言を言い放つと同時に光となって消えていった。

《幻想世界の神秘に新着の通知が入っています。》

ああアレスを倒したことで新しい権能が増えたのか。《我が道を示せ》

《新着:城壁の破壊者の権能が追加されました》

それにしてもまたクレーター作ってしまったな・・・まぁアレスが悪いんだようんアレスが悪い俺関係ない。

 

「現実逃避はこれくらいにして腹が減ったなどこかに飯食べにいこう。その前にエリカに電話してどうにかしてもらおう」

責任を押し付けるために護堂はエリカに電話をした。

「あーエリカ,クレーターが出来上がっ「知ってるわ遠視の魔法で見ていたから」なんだ知ってたのか」

相変わらず魔法って便利だよな

 

「そのクレーター直せとか言わないわよね」

 

「ぐっ直してくれたら嬉しーなーなんて・・・」

苦し紛れのお願いをする護堂であった。

 

「まぁいいわ。まつろわぬ神と戦ってこの程度の損害と考えたら安いものよ」

 

「頼むよ。俺は日本に帰ろうと思うから」

 

「日本に帰るの?じゃあ飛行機をチャーターする?」

さらっと庶民の俺には聞きなれないことを言ったな・・・

 

「いや権能で帰ろうかなって思ってるとこだ」

権能で帰るなんて無駄遣いな気がするけどな。

 

「あなた権能で家に帰るだなんて・・・いや非常識な存在に常識を言っても意味ないわね」

 

「おいおいそれは聞き捨てならない。俺は常識を知ってるつもりぞ」

 

「へぇーでも少なくとも常識知ってたらこんなクレーター作んないわよねあと権能で家に帰ろうともね」

 

「返す言葉がない」

 

「で,どうする?」

 

「エコノミーでお願いします。」

専用機なんて恥ずかしくて乗ってられないエコノミーで十分だ。

 

「あら,エコノミーでいいの?」「エコノミーがいいの」

 

「まぁそこまで言うのならその通りにするわ」

 

「じゃあよろしく」(プチ

よし空港に向かおうそしてその道中で何か飯を食べよう。

 

 

 

 

「おっエリカどこにいるのかとおもったぞ」

道中で腹を膨らませてきた護堂は空港を20分ほど歩きやっとエリカを見つけた。

 

「護堂ここにいたのね探したわよ」

お互いに動いて探してたから中々見つからなかったのか

 

「こちらの人は?」

隣にいた年配の男性のことが気になった護堂はエリカに質問をした。

 

「初めまして,草薙王よ。お会いできて光栄ですよ」

 

「どうも?」

 

「紹介するわ。こちらの方は騎士団<百合の都>に所属しているプルコーンさん。彼はこの空港の最高責任者なの」

 

「はぁ最高責任者・・・」

カンピオーネになってからもうそこら辺驚かなくなったな。

 

「この度は,日本へと帰るということなので我が社最高のものを用意しようと思っていたのですが草薙王が通常機をお望みのようなのでそちらを用意させていただきました」

 

「ああ,どうも」

 

「これからも仲良くしていただけるととても嬉しいです」

 

「うん・・・そうだね仲良くできたらいいね。じゃあもう行くよ」

 

「ええまた会いましょう」

話を終え護堂は飛行機へと向かい,日本へと帰って行った。

 

 

 



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五魔

アドバイスやコメントお待ちしております。
何か出して欲しい神様がいたら努力するのでコメントしていただけると幸いです。


護堂は,数日ぶりに日本へと帰ってきた。

 

「やっぱり日本は落ち着くな」

長年住んでいたことにより慣れた気候に触れ護堂はそう呟いた。

 

「とりあえず家にでも帰ろうかな。バスと歩きどっちにしようかな。まぁ,歩きでいいか」

別に急いでもないのでゆっくりと歩いて帰ろうとしていた護堂に一人の不思議な気配を纏った男性が声をかけてきた。

 

「あなたが草薙護堂さんですね?」

 

「ああ,俺が草薙護堂だけど・・・どうかした初めまして?」

 

「これは失敬。申し遅れましたが私,甘粕とお申します。カンピオーネであるあなたにあえて光栄です」

 

「どこでそれを?」

 

「ああすみません。私,正史編纂委員会に所属していまして今現在はあなたの事でもちきりなんですよ。あと,どこでカンピオーネになったのかを知ったかは簡単ですよカンピオーネの存在は瞬く間に世界中に広がりますからこちら側の人でもうあなたの事を知らない人はいないと思われます」

 

「・・・で,あなたはどうして俺に会いに来たんですか?」

情報が回るのがあまりにも早く口止めをしておけばよかったなと後悔しながら護堂は甘粕にそう質問した。

 

「いえあなたに顔を覚えていただくために参上したんです」

 

「そうか,じゃあ俺は疲れてるからもう行くよ」

護堂は言い放ち甘粕に背を向けようとしたがまだ終わっていないとばかりに甘粕が声をかけてきた。

 

「草薙さん,どうせなら送っていきましょうか」

 

「いやいいです。一人になりたいんで」

 

「そうですか。では私もそろそろお暇しますね」

護堂は今度こそきっぱりと別れの言葉を言い帰っていった。

 

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「懐かしの我が家っ」

まぁ数日しか経ってないんだけどな・・・旅行に行って帰ってきただけなのにこんなに懐かしく感じるのはなんでなんだろうな。まあそれはいいか。

 

「ただいまー」

 

「えっおにいちゃん?いつ帰ってきたの。それよりなんで連絡くれなかったの!」

帰ったらいきなり妹の静花に叱られる護堂である。

本当のことを言ったらだめだろうなやっぱり

 

「ごめん電波が通じなくて連絡できなかった」

苦し紛れの言い訳をする護堂であった。

 

「それなら公衆電話とかがあったんじゃ・・・まあお兄ちゃんがぬけてるのは昔からだもんね」

ぐっ俺ってぬけてるのか・・・

 

「あっそういえばエリカっていう声がとてもきれいな人から電話があったよ?一体どこで知り合ったのよ。やっぱりおじいちゃんの血を継いでるんだね・・・」

エリカから電話?何の用だってかどこで家の電話番号を知った・・・

 

「おじいちゃんと俺は違うよ俺はあそこまではなりたくない」

 

「まぁいつまでそんなこと言えるかな。電話あとでまたかけるって言ってたからそろそろかかってくるかな(トゥルルルル)噂をすればってやつだね。じゃあご飯の準備してくるから」

 

(ガチャ

「もしもしエリカ?」

 

「そうよ」

 

「どこで家の電話番号を知ったんだ?」

 

「?電話番号は電話会社にいる組織の人に聞いたの」

個人情報だだもれだな・・・

 

「まぁいいやそれで用は?」

 

「あなたのもとにとあるものを送ったからそれを大事に持っておいてね。たぶん明日の朝には着くと思うから」

 

「エリカから贈り物?嫌な予感しかしないんだが・・・。」

 

「そんなこと言わずに受け取ってね」

 

「まぁ,受け取るけどさどんなものなんだ?」

 

「それは着いたらわかると思うわあなたならね」

 

「なんだその含みのある言い方は」

 

「まあよろしくね」

 

「わかった。用はそれだけか?」

 

「ええそれだけよ。」

 

「じゃあもう切るからな」

 

「きっとあなたは私に感謝するとおも(ガチャ)

あいつ最後何か言ってたか?

 

「おにいちゃーんご飯出来たよー」

 

「おう。今行く」

いくら考えても明日にならないとわからないからな。まあ,とりあえず今はご飯だ。

 

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次の日の朝

・・・エリカあいつ新しい問題を俺押し付けやがったのか!

朝一番で送られてきたものは神具ゴルゴネイオンというものであった。

 

「あのやろー問題をおしつけやがって」

これどうすっかな(トュルルルル

携帯が鳴ったそして不在着信・・・最近こんなのばっかだな

(ピッ

「もしもし護堂ですけど」

 

「草薙さん昨日お会いした甘粕というものですが」

何回も言うが個人情報だだもれだな

 

「甘粕さん・・・ああ空港であった」

 

「そうですその甘粕です。今日お電話したのは草薙さんにお願いがあっての事でして」

お願い?

 

「どうかしたんですか」

 

「実は正史編纂委員会のものが日本に神具が持ち込まれたとのことだったのでもしかしてと思いまして」

甘粕さんは確信があるような声音でそういった。

 

「神具・・・確かに今手元にありますねうん」

 

「やはり草薙さんでしたか。そしてお願いの方なんですがあなたの家の近くにある七雄神社というところに来ていただくことはできますか?」

 

「七雄神社ですか・・・まぁ今は時間もあるので構いませんよ」

 

「そうですか,ありがとうございます。ではお待ちしております」(プチっ

 

「まぁ約束もしたから着替えて行くとしようかな」

護堂は着替えるために自分の部屋へと戻っていった。

 

 

 

 

 



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六魔

甘粕さんと万理谷が混じりそうだったので甘粕のセリアには甘というマークを付けました。


甘粕side

 

甘「武蔵野の媛巫女であるあなたにはこの国のカンピオーネが持っている神具の鑑定をしてほしいのですが。」

 

「カンピオーネ・・・忌むべき羅刹王の化身である方ですか。私は未だに信じられずにいます。神を殺すほどの奇跡を起こせる人間がこの国にいただなんて」

 

甘「それは私たちも同感です。私たちも草薙護堂がカンピオーネになったなどとは信じたくはなかったんですが,イタリアでの騒ぎや様々な証拠が重なり信じるしかなくなったのです」

 

「草薙護堂という私と同年代の人が神を殺すことを成功させるだなんて・・・」

 

甘「で,その方がこの神社に神具を持ってくるのですがそれの鑑定をお願いしても?」

 

「はい,承りました。できる限りのことをやらせていただきます」

 

side out

 

 

護堂は甘粕との約束のため七雄神社に来ていた。

 

「ここって近所だけど来る機会があんまりなかったんだよなー」

 

甘「おや草薙さんお早いお着きですね」

 

「急いでたみたいだから少し早目に来たんだ」

 

「で,そっちの子は?」

護堂の前には甘粕だけでなくもう一人の女性がいた。

 

「よくいらしてくださいました。草薙様,カンピオーネであるあなたをお呼び立てして申しわけございません。私は万理谷祐理といいます」

 

「いや別にいいよこのくらい。あともう少し言葉を崩してくれないかな万理谷さんたぶん同い年くらいだよね。俺は好きに呼ばせてもらうからさ?」

 

「御身相手に言葉を崩すだなんてそんなことできません。歳は確かに同い年ですが・・・」

 

「まぁいいからさせめて様はよしてくれよ」

 

「では草薙さんと」

 

「まぁそれでいいよほんとはもう少し譲歩してほしかったけど」

 

甘「ではお互いの自己紹介が済んだところで本命に移りましょうか」

 

「ああ神具だっけ?これのことだよな」(ホイッ

 

「ああ!神具を投げるだなんてなんということをッ----」(パシッ

万理谷の動きが固まった。どうしたんだろ・・・

 

「万理谷どうかしたのか?」

 

甘「草薙様万理谷さんは霊眼というこの世の神秘を読み解く眼を持っているのです。そして今その眼を使った霊視というものをしているのですよ」

霊視?いどのえにっきのようなものか?

 

「草薙さん・・・これをどこで手に入れたのですかッ」

 

「これはイタリアの知り合いから送られてきたんだが」

 

甘「もしやその知り合いは赤銅黒十字のエリカ・ブランデッリというものですか?」

 

「ああその通りだが」

 

「この神具はゴルゴネイオンというアテナの剥奪された力を取り戻すためのカギなんですよッ」

 

「ああそれはもう権能を使って俺も知っている」

 

「力を取り戻すためのカギが日本にあるということはアテナが日本へと攻めてくるんですよッ!なにを考えているんですか!」

 

「ついさっきアテナが日本に入ったのも確認した「それは本当ですか?甘粕さん」・・・から」

 

甘「ええ本当のようですついさっき結界を張っていたものが確認したらしいです」

 

「もう受けて立った方が早いかなって思ったんだけど・・・あと持ってきたんじゃなくて送られてきたんだけどなぁ(ボソッ」

 

「あなたが神と戦った後は2度とも荒れ地と化しているではないですかッここらへんすべても荒れ地に帰るつもりですか!」

 

「でも倒さないとどうにもならないからさ」

 

甘「私も草薙さんに迎え撃ってもらった方がいいとは考えます思いますね」

 

「なるべく周りを壊さないように頑張るからさ」

 

「まぁそれなら・・・本当にお願いしますよ」

 

「ああ任せろよ」

 

甘「草薙さんアテナが20km圏内に入ったようです」

 

「それじゃあ行ってくる」

 

「はい,頑張ってきてくださいね。あと最小限に留めてくださいね!」

 

「ああ努力するそれじゃあ行ってくる」[闇の魔法 術式兵装]『雷天双壮』

「術式解放、完全雷化」(バチバチッ

護堂は魔法を発動し自らを雷に変え雷速でアテナのもとへと飛んでいった。

 

 




戦闘描写の書き方などのアドバイスなどくれたら嬉しいです・・・

「術式解放、完全雷化」という魔法は自らを雷に変え雷速で行動したり雷で攻撃をするものです。
自分の書き方が悪いせいで万理谷がヒスッてるように見える・・・


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七魔

よろしくお願いします!


護堂は雷速で移動しながら周囲を破壊することを最小限に抑えるすべを考えていた。

 

「あっそうだ。あのアーティファクトを使えば周辺に被害を出さずに思い切り戦える!」(バチバチッ)

とあるアーティファクトのことを思い出し,もっと早く思い出せばよかったと思う護堂であった。

 

「おっ見えてきたなあれがアテナか・・・幼女?」(バチバチッ)

目標地点にいるアテナを見て護堂はそう思った。

 

 

「よぉ,あんたがアテナか?」

間違いではないかと一応質問をした。

 

「いかにも妾がアテナだが?そなたがこの国の神殺しだな」

 

「ああそうだ。それでその姿は本当の姿ではないんだよな?」

 

「ああ,妾は力を封印され今はこの姿になっておる。だからその封印を解くためにそなたが持つゴルゴネイオンを貰い受けに来た」

 

「つまりゴルゴネイオンがあれば封印がとけて本気になれるってことだな」

 

「その通りだが・・・いったい何を考えておる?」

 

「まぁ,今はそれはいいとして少し移動するぞアーティファクト発動[無限抱擁]」(パァ)

アーティファクトを発動した瞬間,光を放ち周囲を視認できなくなったと思った次の瞬間にはブロックがいくつも積み重なったかのような地面や果てしない距離があろう空間へと移動していた。

 

「移動し終わったぜ」

 

「こんなところに移動して何がしたい・・・?」

 

「最近少し暴れすぎたせいで怒られたから暴れても問題ない空間に移動しただけだ。ああついでにほらこれやるから早く力の封印?解いてくれよ。じゃないと本気で戦えないじゃないか。ほらっ」(ポイッ

 

「そなたこんなことをなぜする?私を舐めているのか?」(パシッ

 

「いや,舐めてなんかないぞ。ただ単に今のあんたは楽しめる気がしないから,本気になってほしいだけだ」

 

「・・・それを舐めているというのではないのか。まぁいい,舐めてかかったことを後で後悔するがいい!」

余裕そうなオーラを出している護堂にアテナは怒り,呪文を唱え自らにかかっている封印を解いた。その瞬間周囲に死の風をまき散らした。

 

「おお,すまぬな。まだ力をうまく制御できておらぬようだ。ハハハッもしや今の風で死んではおるまいな?」

自らがまき散らした死の風で護堂がもう死んでしまったのではないかと笑った。

 

「死の風?ああこの風かこの風そんな効果があるのか常に状態異常とかに対応するやつ発動してるからそういうの意味ないんだ」

 

「そうだともその程度で倒れてもらっても困るのだよッ!」

言い放ったアテナは空間を歪めそこに手を入れ恐ろしいオーラを纏った鎌を取り出し,護堂へと向かってきた。

 

「そうそうっ楽しませてくれよっアテナ!『風楯』」(パシッ

護堂はアテナの攻撃を魔法を纏った腕で止めていた。

 

「遅いぞ!」(バチバチッ)

護堂は雷速でアテナの後ろへとまわっていた。

 

「そなたのその雷速はどこの神の権能なのじゃっ!智慧の女神である妾にさえもわからないとはッ」

数多の物事を知る智慧の女神の自分ですらわからない権能に違和感を感じるアテナ

 

「これは権能でもあるが元を辿るとただの魔法だぜただ最強の一角のだがな」

 

「魔法・・・たかが魔法でここまでの者を生み出すとは驚きを隠せぬよ。して作ったのは何というものだ?」

自分が知らぬこととなると気になって仕方がないアテナだった。

 

「仕方ない教えてやろう。この魔法を完成させたのは闇の福音と呼ばれた一人の少女さ」

 

「闇の福音か・・・智慧の女神である妾もまだ知らぬことがあるとはな」

 

「話は終わりだ。そろそろギアを上げていくぜッ『連弾・光の1001矢』」(ダダダダダッ

 

「妾の弱点の一つである光を撃ってくるか,だが己の弱点に対策をしていないわけがないだろう!アイギスよ我を守れッ」

護堂が放った光の弾からアテナを守るように大きな盾が現れた。

 

「それが対策ってやつか」

 

「いくら弱点があろうともその攻撃が当たらなければどうということはないッ!」

 

「ならその当たるまで撃ち続けてやるよッ」

 

「その前に動きを封じさせてもらう。今だ手足をつかめ我が眷属よ!」

 

「グッ注意散漫だったか、近づいてくる蛇にきずかないなんてな。だがこんなものじゃ俺を縛ることはできないぜ。すぐに引きちぎってやる!クッ千切っても千切っても増えるからキリがねぇ」(シュルルルル

 

「そう簡単に我が眷属の拘束から逃げることはできぬよ。さてこれで勝負は着いたなではさらばだ最後にそなたの名前を聞いておこう」

アテナは勝利確信したように言葉を言い放った。

 

「俺の名前は草薙護堂だ。俺もあんたは凄いと思うよ,この技を俺に使わせる位にはなっ!くらえっ[エターナルゥゥゥネギッフィーバぁぁぁぁぁ]」(ゴォォォォォォォ

 

「ッ⁉」

護堂は全身から光線を放出し拘束を解くとともにアテナへ攻撃を行った。

 

 

「この技は威力だけはあるけどなるべく使いたくなかったんだよな。てかもう使わねぇ」

護堂は今使った全身から光線を出すという技をもう使わないと心に決めた。

 

 

 

 

 

 




話数をずらし一話目を邂逅と権能紹介にしようと思っています。
アーティファクト[無限抱擁]は様々な形のブロックがいくつも積み重なったような広大な空間です。

『風楯』は腕を囲むように発動する対物・魔法障壁です。

『連弾・光の1001矢』は1001の光弾が飛んでいく魔法です。

『エターナル・ネギフィーバー』というのは全身から光線を出すものです。ちなみに威力は恐ろしいものです。


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八魔

よろしくお願いします!


「草薙護堂よ。妾にはもうなすすべがない,殺すがいい」

かろうじて生きているアテナは護堂にそう言った。

 

「中々にいい知略を張り巡らせてたな,流石は智慧の女神だ」

自分を苦戦させたことを褒め称える。

 

「智慧の女神であるこの妾が知らぬ魔法があるということを知り,その魔法を知り尽くしたいという気持ちはあるが,負けた妾はこの気持ちを抑え込むとしよう」

己が知らぬ事を知り尽くしたいという智慧の神らしい考えだ。

 

「まぁ,別に俺はお前を倒さないといけない理由もない。そこでだ,俺と主従の契約を結ばないか?神であるあんたが人間と結ぶのは嫌かもしれないがそこは負けた者としてまけてくれよ。それにあんたが知らない魔法を俺は教えることが出来るしな」

 

「主従の契約か・・・勝者がそれを望むのであれば敗者はその考えを飲むとしよう。妾が知らぬ魔法を知りたいがゆえに結ぶのではないそなたが望んだから結ぶんだぞ」

自分の欲求も契約する理由の一つか・・・

 

「あと契約するにあたってあんたの神の力は封印させてもらうぞ?」

 

「かまわない,どうせ使うこともなかろう」

 

「なら怪我もとかもやばそうだから先に怪我を直すかアーティファクト発動『コチノヒオウギ』 さて早目に契約結ぶか」

 

「あれほどの怪我が一瞬で治るとはな。そういえばどうやって契約を結ぶのだ?それも魔法なのだろう?」

 

「あー・・・キスをしたら契約完了だ。ついでに契約完了したらアーティファクトっていう魔法具が手に入るから」

 

「そなたは妾が知らぬことをたくさん知っておるな」

 

「・・・あんたになら言っても別にいいか。俺は本来はこの世界の人間じゃない,とある人から力をもらってこの世界に来たんだ」

 

「それならば説明がつく。この世界のことで知らぬことはないはずだからおかしいと思った」

 

「もうこの話は終わりださぁ契約しよう。[契約術式展開]」(パァ

 

「女神のキスだ嬉しく思え」

アテナがそう言った次の瞬間護堂とアテナがキスをし契約が完了した。

 

 

 

 

「ほら契約が完了したぞ。これがあんたのカードだ」

 

「ほう,これは契約書のようなものなのか?」

 

「ああ確かに契約書みたいなものだな。あとアテナのアーティファクトが収納されているはずだ」

 

「これがアーティファクトか?指輪が描かれているんだが」

 

「それは見たことないタイプだな。効果ってわからないのかな《幻想世界の神秘に新着の通知が入っています。》」

 

「これも通知されるのか《我が道を示せ》」

通知されたものにはこのアーティファクトの名前と効果が載っていた。

 

「アテナ,これは[契約の指輪]っていう俺と契約した奴がもらえるものらしい。ちなみにアテナ専用のアーティファクトはまだ発動できないんだってよ」

 

「[契約の指輪]か名前がそのままだな」

 

「あーそこは気にするな。ちなみに効果は,俺の持っているアーティファクトの一時譲渡らしい」

 

「つまりそなたの力の一端を借り受けることが出来るということか,それは心強い」

 

「っとそろそろアテナの力を封印しようかな。『術式封印』」

アテナの周りに様々な色をした術式が現れた。

 

「アテナの力を封印。依代はアテナのカードでいいか」

そういうとアテナのパクティオーカードが光りアテナを覆っていた術式が消えた。

 

「これで終わりだ。緊急時はカードを使えば力を引き出せるようにしとくからそれで身を守ってくれ」

 

「力がなくなると体が重くなった気がする・・・。だが体は前みたいに小さくはならないのだな」

体が重くなったことに対し不満を言いながら疑問を護堂に問う。

 

「まぁすぐに慣れるさ。体は小さくていいことなさそうだから大きいままにしといた。そろそろ元の場所に戻るぞ」

あーそういえばアテナのことなんて説明しようかな

 

「まぁ,どうにかなるだろ」

 

「なにか言ったか?」

護堂の言葉に軽く反応をするアテナ

 

「いや,アテナのことなんて説明しようかなってな」

 

「そこら辺はそなたに任せるぞ。そういえばそなたは妾になんて呼んでほしい?」

 

「・・・任せるよ」

 

「では主と呼ぶとしよう。それともご主人様がよいか?」

軽く笑いながら護堂にそういった。

 

「・・・主で頼む」

一瞬だけアテナからご主人様と呼ばれるのを想像してしまった護堂

 

「そうか,なら主と呼ぶとしよう」

 

「[アーティファクト解除]」

解除といった瞬間護堂とアテナは初めて会ったビルの屋上にいた。

 

「よし戻ったな。万理谷のところに戻るとするか,アテナ高速移動とかできるか?」

 

「その程度造作もないぞ主よ」

 

「じゃあ俺の後についてきてくれ『縮地无疆+虚空瞬動』」(ザンッ

護堂は呪力をたくさん纏わせた足で宙を蹴りものすごいスピードで万理谷がいる場所へ駆けて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 




契約者一人目デス

アーティファクト『コチノヒオウギ』は傷ついてから3分以内のケガを完全に治癒させるというものです。

[契約の指輪]は主とのアーティファクト共有するための回路のようなものです。

『術式封印』は一つの魔法などを封印するものです。今回は神性というものを一つに見立て封印しました。

縮地无疆は一瞬で70m位移動する瞬歩の強化版です。ちなみに距離は500m位です。

虚空瞬動は宙を蹴り方向を転換又は上へとジャンプするものです。二段ジャンプに近い気がする(独自解釈)


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九魔

よろしくお願いします!
感想待ってます!


お,そろそろ七雄神社が見えてきたなスピード緩めよう。

 

「アテナそろそろスピード落とすぞー」

後ろについてきているアテナへそう告げた

 

「ああわかった」

 

「おーい万理谷ー」

勢いを殺し護堂は万理谷の前に着地した。

 

 

 

 

万理谷side

草薙さん大丈夫でしょうか・・・いくら神を打倒したものであってもいつもそれが続くとは限らない今までの歴史がそれを示しています。

 

甘「万理谷さん草薙様がアテナのいる地点まで到着してすぐにアテナと共に何処かへと消えたようです」

 

「消えた⁉」

 

甘「ええ内の観測者が遠くから見ていたらいきなり消えたという報告をしてきました。これは草薙様の権能なのでしょうか?」

 

 

「確か草薙さんが倒したまつろわぬ神は二柱,勝利の軍神ウルスラグナとかの荒ぶる神と謳われたアレスですよね?その二柱から得られる権能では恐らく消えるというものはないと思うのですが」

 

甘「では草薙様が使われるという魔法でしょうか。アレスやウルスラグナを倒す際に使っていたのも魔法だったらしいですが,神を倒しうる魔法を個人で扱われるとは凄いものです」

 

「そういえば草薙さんはどこでそれほどの魔法を学んだんでしょうか・・・」

 

甘「草薙様がカンピオーネになった際に情報を集めたのですがそのようなことは記されていませんでした。お怒りを買ってはいけないと思いそれ以上の詮索はしていないのですが」

 

「確かにお怒りを買ってはいけないのでそのくらいにしといた方がいいかもしれませんね」

 

 

甘「連絡が来ました。草薙様とアテナが先ほどまでいた場所に現れこちらへと向かっているようです。それとアテナからは神性を感じることはないそうです。なぜでしょうか?」

 

「それは本人に聞かないとわかりませんね,ですが私の予想ですと封印?の類かと」

 

甘「では草薙様がここに戻ってくるまで待ちましょうか「待つ必要はないぞ,もう着いたからな」」

 

「よぉー万理谷ー」

side out

 

 

 

 

甘「草薙様お戻りが早いですね」

 

「ああ少し急いで戻ってきたからな」

 

甘「それでそちらの方がもしかしてまつろわぬ神のアテナ様でしょうか?」

 

「ああ,でもアテナは俺が力を封印したから大丈夫だ」

 

「神の力を封印・・・私の予想が当たっていましたか。ですが神の力を個人で封印するだなんてあなたの力量は図れませんね」

 

「封印なんて簡単な部類だぞ俺が持ってる魔法の中ではな,あとアテナと主従の契約を結んだから悪いことをしなければ誰にも危害は加えないはずだ」

 

「妾は主に悪意を抱くものには容赦はせぬがそれを持たぬのであればなにもせぬよ」

 

「神と主従の契約・・・小さい契約などは今までも何回はありましたが主従のですか草薙さんは本当に規格外ですね」

 

甘「お話のところ申し訳ありません。草薙様アテナ様と相対したところから消えたらしいですがそれは権能ですか?」

 

「ああ,まっ権能ってより魔法に近いけどなどっちでも正解だ。流石甘粕さん情報収集に余念がないね」

 

甘「どのようなものをお使いになるのかを知っておかなければ私たちは対処がしにくいので必死ですよ」

 

「そうか甘粕さんは仕事熱心だね。この前空港に来てたのもどんな人物かとか見るためだったんでしょ?」

 

甘「おや,きずいておられましたか。確かにその為に空港にて待っていましたが,悪い方ではないと私は感じたのでそう組織にも伝えさせていただきました」

 

「俺は悪いようにはしないよ悪意ある行動をされない限りは,ね」

 

甘「カンピオーネであるあなたに悪意ある行動などとるはずもありません」

 

「そうだといいんだけどね。ま,そんな話はいいとして今回は被害は出さなかったぞこれでいいだろ?万理谷」

 

「はい,ですがそのような権能があったのならなぜかのアレスとの戦いで使わなかったのですか?」

 

「万理谷に被害を出さないように言われてから思い出したんだ」

 

「それはつまり被害を出さないということを実は考えていなかったからなのではないのですか!」

 

「・・・なんとも言えない」

なんだかんだ言って戦いに夢中だ宝な・・・

俺も他のカンピオーネと変わんないのかもな(荒れ地を作成するカンピオーネは少ないはず)

「はぁ・・・これからはお願いしますよ」

 

「おー任せてくれよ方法はわかったからな」

 

「それとアテナ様はどうするのですか?」

 

「そうなんだよなぁどうするかなー俺の家に連れてくわけにもいかないからな」

 

「妾は主の家でも構わぬぞ?」

 

「アテナは構わなくても俺の家には家族がいるからだめなんだよ」

 

甘「なら我らが草薙様やアテナ様が住む家をご用意するというのはどうでしょう?」

 

「んー確かにそれ以外いい意見がないからなそれでお願い,あっできればマンションで」

 

甘「ではすぐに手配します」

 

「ちょっと待ってください。それはつまりアテナ様と護堂さんが一緒に住むということですよね?不純です!」

 

「まっ俺は普通に家族がいる家にいるつもりだからアテナの家には遊びに行くみたいな感じになるかな」

 

「それならまだ納得はできますが・・・」

 

甘「気になるのなら万理谷さんもいっしょに住んではどうですか?」

 

「それは「それは妾が許さんぞ」」

 

「主になんの気持ちも感じていない者を近づける気はない」

 

甘「アテナ様は結構嫉妬深いのですね」

 

「妾は愛情深いと謳われたメティスの娘ぞ。愛ゆえに意味のなきものを無為に近づけはさせん」

・・・アテナに尻に敷かれそうだ。

 

「まぁアテナはそこに住んでくれ時々は会いに行くからそれでいいだろう」

 

「主がそういうのであれば従うまでじゃ」

問題が起きる前に解散したい・・・。

 

「そういえば甘粕さんに些細なお礼をしよう。」

 

甘「王である方が望むことを叶えるの当然のことお礼なぞいりません」

 

「そう権能の情報知りたくない?」

少し意地悪なことをする護堂だ。

 

甘「・・・教えていただけると幸いです」

 

「じゃあ教えてあげよう!まっあんまり使ってないけどね」

 

「一つ目はウルスラグナから簒奪した権能が十の化身を身に纏うまたは召喚するってやつだ,これは東方の軍神って呼んでる。二つ目がアレスから簒奪した権能が神獣であるオオカミとイノシシを召喚するってやつと狂乱と破壊を宿した二本の巨大な槍を召喚するやつだあと今から手に入れるのがアテナちょっとこっちきてくれ」

少し離れていた場所にいたアテナを近くへと呼んだ。

 

「どうかしたのか主よ」

 

「今からアテナの権能手に入れるけどいいよな?」

 

「かまわない,喜んで主に献上しよう」

 

「じゃあ始めよう[闇の魔法 自己流太陰道]『掌握』」(ギュルルル

 

「うっ」

 

「《幻想世界の神秘に新着の通知が入っています。》ごめんなアテナもう終わったから大丈夫だ《我が道を示せ》《新着:智慧ある守護者の権能が追加されました》」

 

「今何を・・・いえ何でもないです」

 

「これで三つ目のアテナからもらった権能である蛇に関わるものを眷属として召喚できるってやつと石化させる邪視,アテナとの智慧の共有ってところだ」

 

甘「御身の権能拝見させていただきました」

 

「そんなにかしこまらなくていいよ。この国に災厄が訪れたら連絡してよすぐに払って見せるから」

 

甘「それは感謝します。それとマンションの準備が整いました」

 

 

「流石早いね。じゃあそこに行こうか,じゃあね万理谷」

 

「はい,では失礼します」

最後にそう告げアテナが済むマンションへと向かった。

 

 

 

 




次に戦うのはヴォバン侯爵にする予定です。ですが自分はあまり好きではないので希望などをあまり与える気はありません。

あと自分は蛇と竜は同じ出自だと思っているんですがこれであっていますかね?
質問に答えていただくととても嬉しいです。

[闇の魔法 自己流太陰道]『掌握』というのは相手の力を自分のものにするものです。自己流ということで,相手から能力を一時的に抜き取ったりもできる感じにしました。


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十魔

よろしくお願いします!


アテナとの戦いから幾日が経った。

 

「まさか万理谷と同じ高校だったとはなー」

 

「ええ偶然ってすごいですねー(仕組んだこととは言えない・・・)」

 

「楽しい学校生活が送れるといいなー」

 

「あなたがカンピオーネである限り平穏は訪れないと思いますが・・・」

 

「そう言わないでくれよ。俺にとっては戦うってことも平穏の一部さ」

 

「草薙さんは相変わらずですね。周囲に迷惑をかけないのならいいのですが」

 

「まっ明日も学校があるからまた明日会おうな」

 

「はい,では失礼しますね」

学校の帰り道にこんな些細な会話をして別れた。この後万理谷は大きな問題に巻き込まれる。

 

 

 

 

万理谷side

「今日も一日楽しかったです,明日も楽しみだなぁ」

一日の終わりをお風呂に入り感じている万理谷。

 

「護堂さんはイタリアでの戦い以来問題を起こさないようになったので他のカンピオーネの方々よりは言い方なのでしょうか」

 

「戦っている時の護堂さんと学校で会う護堂さんどちらが本当の護堂さんなのか・・・私としてはいつも学校で会う護堂さんが本当の護堂さんだと嬉しいなぁ」

淡い願いを抱く万理谷

 

「コホン,失礼する」

 

「ハッどなたですか!・・・あなたは四年前にあの儀式で会った確かリリアナさん?」

 

「そうだ,万里谷祐理ここに来たのはあなたを彼のカンピオーネの所へ連れていくためだ」

 

「彼のカンピオーネ?あなたが仕えているのは確か・・・ヴォバン侯爵⁉なぜあの方が日本ヘッ」

 

「今私が仕えているヴォバン侯爵はあの儀式をもう一度始める気だ」

 

「まさかあのまつろわぬ神招来の儀をもう一度するおつもりなのですかッ」

 

「ああその様だ。ヴォバン侯爵が今巫女たちを世界中から集めている,万里谷祐理あなたもその内の一人だ」

 

「あの方は日本を戦場にするおつもりなのですか!」

 

「だろうな」

 

「そんな・・・でしたら私をヴォバン侯爵の元へとお連れくださいッ」

万理谷はヴォバン侯爵へと抗議をするため連れて行くように叫んだ。

 

「それはよかったこちらとしても無理やり連れていくというのは気が引けたからな。準備をしてくれあの方を待たせるわけにはいかない急いでくれ」

数分後

 

 

「準備が出来ました。私をあの方の元へ連れて行ってください」

 

「わかった。跳ぶぞ」(ザザッ

 

side out

 

 

 

そのころ護堂は[いどのえにっき]を使いとうちょ(盗聴では決してない)観察を行っていた。

 

「そうかヴォバンっていう先輩が来たのか情報が足りないな・・・アテナ頼む」

 

「わかった,妾に任せておれ」

 

「[契約執行・知識共有]今名乗っている名前はサーシャ・デヤンスタール・ヴォバンでえっと,かなりあれだな・・・横暴なじいさんだな」

 

「確かにヴォバンという人物は最悪な魔王といわれているからな」

 

「ま,とりあえずどんな奴であろうと俺の日常を少しでも壊そうとしてるやつは許せないよなぁだろアテナ」

 

「その通りだ。いくら気に食わない女であろうとも主の日常の一部と化している者に危害を加えたらどうなるか教えてやらねば行かぬな」

 

「だな,じゃあじいさんのところに行くとするか,アテナはあとから呼ぶからその時に来てくれ」

 

「ああ,わかった」

どこに行ったのかを確認しヴォバン侯爵がいるホテルへと歩き出した。

ここから少し話が飛び。

 

 

 

 

「巫女よ,私は渇望しているのだよ強者との戦いを,だから私は四年前にも行った招来の秘儀に挑戦しようと思うその為には君たちの協力が必要なんだ。むろん君は四年前のあの義を行った時点で私の所有物なのだから私に力を貸してくれるだろう?」

 

「王よ私はあなたのいうことを聞くことはできません!」

 

「ほう,私にたてつくかなかなかに勇気があるな。だがヴォバンのいうことに逆らうことが許られるわけがなかろう。これは絶対的命令なのだよ,そなたが従わないというのであれば私はこの国を亡ぼすとしよう。どうする?巫女よ」

 

「この国を守護する姫巫女としてそれを行わせるわけにはいきません・・・」

 

「では私の願いを聞きいてくれるな?」

 

「は「いや,俺の国に来て何かってなことをしようとしてるんだよ。それに女の子を物扱いとは許せないな」護堂さん⁉」

 

「誰だ?いや聞かずともわかることだな。我が下僕たちをなぎ倒しここにこれるものといえば私と同等のものしかいない,君が七人目だな?」

 

「ああその通りだ,俺は草薙護堂七人目のカンピオーネだ」

 

「それで君はここに何の用かな?」

 

「いや俺の友達を攫おうとしていたから助けに来ただけさ」

 

「ほう勇ましいな。気に入った,いいだろうゲームをしよう」

 

「ゲーム?あとじいさんに気に入られてもな」

 

「ああゲームだ,30分後に私は動き出す。夜明けまで必死に逃げたまえ逃げ切ったら私は引いてやろう。せいぜい私を楽しませてくれよ?」

そうヴォバンは上から目線で護堂に言った。

 

「俺はあんた戦っても負ける気はしないけどな。まぁ今はその話に乗ってやるよ,じゃあなほら行くぞ万理谷」

 

「ちょっと草薙さんッ」

 

「いいからここから遠い場所に行こう」

護堂は万理谷の手を引きホテルから出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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十一魔

よろしくお願いします!

改稿しました。


んーどこに逃げよっかなまぁとりあえず足が欲しいな。

「手早く足を準備できる人といえば甘粕さんだよな電話するか」(トゥルルル

 

甘「はい,どうしましたか草薙様?」(ガチャ

 

「うわッ近くにいたなら言ってくれよ」

 

甘「すみません気配を隠すのはいつもの癖でして。それとそろそろ移動手段が欲しいかと思い車を準備いたしました」

 

「準備がいいね,それじゃあ行こうか。できれば広いところにあと三十分経ったら教えてよ」

 

甘「わかりました,ではここから近くて広い場所へと行きますね」

 

「お願いね」

 

「草薙さんあなたはどうして私を助けに来たんですか?」

 

「万理谷はさ,もう俺の友達・・・いや日常の一部なんだよ,だからどこかに行ったりされると困るんだ。だから助けに来たそれだけだよ。それにあのじいさんに一方的に負けることはないと思うし」

 

「日常の一部・・・草薙さんが私のことをそう思っていてくれただなんて」

 

「まぁ理由はそんだけさ,だけどそんだけのことだけど許さないよ俺の友達に手を出すなんてねたとえ神でも」

 

「草薙さん・・・」

 

甘「草薙様三十分が経ちました」

 

「おっともうそんな時間かそろそろ追手がくるかな」

 

「私は草薙さんいえ護堂さんを全力で手伝わせていただきます!」

 

「やっと名前で呼んでくれたか,じゃあ俺も名前で呼ぼう。祐理これからの戦闘は祐理の力を借りようと思う。そこで提案がある,俺と契約をしてくれないか?つまり俺の従者になるってことだけど受け入れてくれるか?」

 

「契約・・・わかりました。護堂さんよろしくお願いします!」

 

「じゃあさっそく[契約術式展開]」(パァ

 

「それと契約の仕方はキスだけだ」

 

「えっ⁉きっきすですか・・・いえもうあなたに身を委ねると決めましたお願いします!」

 

「じゃあ遠慮なく」

護堂と祐理がキスをした瞬間術式が強く光り契約が完了した。

 

 

「《幻想世界の神秘に新着の通知が入っています。》祐理これが祐理のカードだこの中にアーティファクトっていう祐理専用の魔法具がはいっているあと俺との契約者みんなに与えられる[契約の指輪]ってのがあるからいつもつけておいてくれ。それをつけていたら俺が転移したり祐理を読んだりできるからあと特典として俺の力を一部譲渡が出来る」

 

「私専用の魔法具ですか」

 

「ああカードに絵がかいてないかな?」

 

「描かれていますね,この着物と長い弓の事でしょうか?」

 

「たぶんそうだろうえっと詳細は《我が道を示せ》名前は[頑固なる守り手]だそうだ」

うわまた凄い名前が付いたな・・・。

「頑固っ!護堂さんは私のことをそんな風に思っていたのですか⁉」

 

「いや違うってこれに関しては俺が付けるんじゃなくて勝手につくんだからしょうがないだろ。それで効果は,雷情動っていう雷を操る事のできる弓が召喚できるらしい。ちなみにアテナと俺の加護で大抵の攻撃ははじくから防御面は安心だ」

 

「雷情動ですか・・・私専用の魔法具,それと護堂さんのはわかりますがなぜアテナ様の加護までも付加されているんですか?」

 

「あいつも祐理のことを認めたってことだろ,よかったじゃないか。「グゥルルルル」おっと敵さんが来たぞ。甘粕さん止めて」

 

「わかりました」(キィィィ

 

「じゃあ行ってくるね」

 

「お気負つけて草薙様」

 

「あと甘粕さん様じゃなくていいよ」

 

「わかりました,草薙さん」

 

「じゃあ始めようかな[契約執行・従者召喚]アテナ」

護堂の隣に魔方陣が現れ光を放った次の瞬間にはそこにアテナがいた。

 

「やっと出番か主よ,それと万理谷一応おぬしのことは認めたが一番の座は譲らんぞ」

 

「護堂さんは順位をつけたりする人ではありませんっ」

 

「まぁその話は置いといてアテナは祐理を頼むこの狼たちには俺の権能を使う」

 

「任せろ」

 

「頑張ってください!」

 

「さぁこいよじいさんの猟犬たち」

護堂の前にはのヴォパンが召喚した50を超えるオオカミがいた。

 

「神から簒奪した権能を使うのは初めてだな[我が眷属たるオオカミよ,たとえ我に歯向かったものだとしてもその罪を許そう,我が汝らを愛しているがゆえに!]」

護堂はアレスの権能を発動するために聖句を唱えた。

次の瞬間ヴォパンの召喚した狼たちの半数の体毛が濃い鼠色から艶のある赤へと染まり近くにいる鼠色のオオカミへと噛みついた。

 

「我が猟犬を権能で奪い取ったか!」

 

「じいさんに従っている狼たちが可哀想だったから解放してやっただけさ」

 

「だが我が権能もこれだけではないわっ従僕たちよあの小僧を殺せ」

 

「死せる従僕かゾンビは苦手だ,そこでおとなしくしていてくれアーティファクト発動[千の顔を持つ英雄]」(オラッ

掛け声をあげ様々な形の剣を投げ死せる従僕たちを地面へと縫い付けていく()。

 

「退魔の気を纏わせてあるから死せる従僕たちはもう動けないぜ」

 

「良いではないか!このくらいの抵抗がないとつまらんからなあ」

そう雄たけびを上げヴォパン自身がとても大きなオオカミになった。

 

「お前自身もオオカミになるのか,だが的が大きくなっただけじゃないか?斬艦剣 斬魔剣二ノ太刀」(ブォン

斬艦剣という艦を斬るための巨大な剣に神性を傷つける術を纏わせヴォパンへと薙ぎ払った。

 

「何だ貴様その剣はそれは神魔を斬るためのものか!だがその程度のものに負けんぞっ」

大きな爪を立て斬艦剣へと対抗しようとするが対抗虚しく爪は断たれ胸が大きく切り開かれた。

 

「あら結構簡単に斬れたな」

 

「貴様ぁ私にここまでの傷を負わせるとは!だがこの程度の傷すぐに治る,貴様との戦い中々に楽しいではないかだがそろそろ終わりにしようではないか雷よ」

 

「今のところ俺が優勢な気がするけどなッ」

ヴォパンが放った雷を斬艦剣で防ぎながら言った。

 

「ヴォバン侯爵!」

 

「何だ巫女よっ王同士の戦いを邪魔するとは無粋な」

 

「見てくださいもう夜が明けますゲームは終わりです!」

 

「確かに夜明けだな,約束は守ろう」

 

「あんたにしてはすぐに認めたな」

 

「貴様との戦いは何より楽しかった。楽しませてくれたのだこちらも約束を守らなくてはいかぬからな」

 

「ならとっととバルカン半島に帰ってくれ」

 

「ああ帰るとしよう此度は我が武勲を慰めてくれたな,感謝しよう」

まだ上から目線か・・・

 

「キミのことは気に入った何か問題があれば力を貸してやらんこともない,その代りそれなりの代償はもらうがな。ではまた会おう」

その言葉を最後にヴォバン侯爵は姿を消した。

「騒がしい爺さんだったなまったく・・・」

 

「横暴で有名なヴォバン侯爵に気に入られるとはやはり護堂さんもそちら側なんですね・・・」

 

「妾と戦った時のようにあのアーティファクトを使わなかったからあちこちボロボロになっておるな」

 

「まぁとりあえずここの修復をするために甘粕さんを呼ぶとしよう。まぁ今回の問題も落ち着いたことだし俺も帰るよ。祐理家まで送るよアテナも行くぞ」

 

「ありがとうございます」

 

「ああ行くとしよう」

 

こうしてヴォバン侯爵との戦闘は幕を閉じた。

 

 

 

 




契約者二人目デス

雷情動という祐理専用のアーティファクトは雷を操り,感情の隆起により威力が上がります。あと普通に弓としても使えます。

今回アレスの権能を出しました,オオカミを自分の眷属として相手から簒奪するという形にしました。

アーティファクト[千の顔を持つ英雄]というのはジャック・ラカンという生けるバグキャラ等と呼ばれている人のものです。能力は如何なる形にも(複数可)自在に姿を変えられるというものです,剣をたくさん作り相手へと投げたりすることにも使います(ネギまの)斬艦剣というのもこれから作られたものです

斬魔剣二ノ太刀という剣術は魔法等を斬るためのものですがこの作品では神魔等の神性を斬るものとしました。

ちなみにヴォパンから奪い取った狼たちは消えてはいません。


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十二魔

よろしくお願いします!

改稿しました。


ヴォバン侯爵を撃退してから普通の日常が続いていたが,またもやその日常にひびが入りかけていた。

 

「まつろわぬ神がインド洋から日本のほうに近づいてきている?」

 

甘「はい,草薙さん。今組織のものにどこの出自の神か確認させているところです」

 

「どこの神なんだろ?祐理はわかるか?」

護堂は霊視を持っている祐理へと質問をした。

 

「すいません,霊視にはいろいろ制限があるので・・・」

 

「そうか,なら直接見て確認するとしようか」

 

甘「難しいことだとわかっているのですが,草薙さんにはこちらの神を日本の陸に上がる前に撃退または倒してほしいのです」

 

「陸に上がる前にってことは今回は海戦になるのか・・・まあいいよそんなに難しくはないし引き受けるよ,けどその代わりに準備とか手伝いはしてもらうよ」

 

甘「もちろんです草薙さん」

 

「戦うとなれば情報だなアテナその時は頼むぞ」

 

「妾は構わないが,祐理でもいいのではないか?」

 

「外面的な魔法はカンピオーネには通じないだからキスなどをしないと駄目じゃないか,情報が欲しいからと言ってそのたんびにキスしてちゃだめだろ流石に」

キスは時々するのがいいのであっていつもするというのは流石にという見識を持つ護堂。

 

「私は構いませんが」(ボソッ

 

「祐理きこえてるぞ,構う構わないという問題じゃないんだよ。アテナ」

 

「わかった」

 

「まぁおそらく海をわたってきてるから水関係の神か?それなら,少し面倒だな・・・その場すべてが武器ってことだもんな」

敵の得意なところで戦うということに護堂は少し苦戦するかと考えたが

 

「いや主なら大丈夫だろう」

 

「護堂さんなら大丈夫です」

 

「それは信頼の言葉だと受け取ってもいいんだよな・・・」

 

「「もちろんじゃ/です」」

二人の言葉に少しの疑惑を持ちながらも護堂は流すことにした。

 

「ま.海の上なら周りに被害はあまり出ないかな,あでも津波が出来るかもな」

 

甘「そこら辺はこちらがカバーを頑張ります」

 

「ああ,お願いするよ」

 

「それにしてももうアテナ合わせると四柱目か」

 

「今となれば主に戦いを挑むのがばかばかしいと思うくらい差があるがの」

 

「アテナもそこそこは強くなったじゃないか,俺が使ってる魔法も少しずつ覚えてるし」

 

「護堂さん,アテナ様に魔法を教えているのですか?」

 

「まぁ教えるってのも契約内容だしな」

 

「護堂さん私にも身を守る程度の魔法を教えてくれませんか?」

 

「俺は構わないけど」

 

「妾も構わんぞ,祐理そなたには負けぬぞ」

 

「私も負けませんっ」

 

「何の勝負をしてるんだ。ああそれと祐理には護衛をつけておこうかヴォバンのじいさんみたいに襲ってくる人もいるかもしれないからな」

 

「護衛ですか?」

 

「この前ヴォバンのじいさんから権能で奪い取った狼だよ,今は俺の影の中にいるからそいつらを祐理の護衛にするよ。とりあえず5体くらい」

 

甘「万理谷さんに神獣ともいえる存在を5体ですか,大事にされていますね万理谷さん」

 

「確かに嬉しいですが・・・もうそれは怖いですよ」

 

「危害を加えることはないし怖がることはないあと大体影の中で寝てるし何なら小さくもできる」

 

「それならまぁ・・・」

 

「じゃあその話は終わりとして,戦う前に少し先手を取るとしようかな。アーティファクト発動[空とび猫] よしこれで設置完了っと」

 

「なにかをしたみたいですが何をしたんですか?」

 

「ああ今したのは兵器の設置だ」

 

「兵器?どこにですか?」

 

「ああ確かにここからじゃ見えないな,宇宙にさ」

 

「・・・もう驚きません。宇宙に兵器を設置する魔王がいてももう驚きません」

 

「最初驚いてた頃が懐かしいな.まぁ慣れてくれてうれしいよ」

 

「主は相変わらず様々な手を持っておるな。流石じゃ」

 

「おおあんがとなアテナ,それじゃ設置も終わったしそろそろ行こうか甘粕さん」

 

甘「用意はできていますよ草薙さん」

 

「じゃあ行こうか」

 

「はい」

 

「うむ」

 

三人は車に乗りまつろわぬ神が向かってきている海の方へと向かった。

 




アーティファクト[空とび猫]はまだ効果を発揮していないので次の話で詳細を説明します。

いきなり衛星が現れて事により各国が驚いたがそれを世界中の結社が黙らせたという事実はあったりなかったり・・・



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十三魔

今回は護堂さんが少し怒る回です。

少しの本気を出しただけでこうなる・・・


護堂はアテナや祐理,甘粕を連れまつろわぬ神と戦うために鹿児島へと訪れていた。

 

「波が凄いな,もうそんな近くまで来てるのか?」

 

「いえまだ日本の領域には入り切っていないので近くにいるとは言えませんね。」

 

「まだそんなに離れているのにこの波か,隣国は大変そうだな」

 

「自分の国の事じゃ自分たちで何とかするべきじゃろ」

 

「護堂さん達は自分たちに関係のないことには無関心なんですね・・・」

護堂たちの言葉に肩を落としながらそう言った。

 

「そっそんなことはないぞ,助けさえ求められれば助けるよ求められれば」

重要なことは二回言う

 

「ここ一帯にはこれから私たち組織のものが結界を張りますので存分に戦ってくださって結構なんですが,やはり時間的問題があるので急ぎ目でお願いしますね」

 

「つまり荒らしてもいいが急げってことだな,わかった善処しよう。あれを出しておいてよかったな」

 

「あれ?・・・あの兵器の事ですか?」

 

「ん?ああそうだよ。そういえばどんな能力か言ってなかったな,簡潔にいうと破壊光線撃つ兵器だ」

 

「なんてものを宇宙に放っているんですか⁉」

 

「まぁ大丈夫だって発動してなければそこまで危険じゃないはずだ」

この世界のものには落とすこともできないと思うからな。

「もういいです安全なら諦めますよ」

 

「ところでまだいかんでよいのか?」

 

「じゃあそろそろ行こうかな」

 

「では直ぐに船を用意しますね」

働き者だな甘粕さん・・・

 

「いや船はいいよ急いでいくから」

 

「わかりました。では草薙さんが出たら結界を張りますね」

 

「ああお願いする,あとアテナ達はここで待機な今回はたぶん出番ない」

 

「・・・わかったぞ」

 

「わかりました。護堂さん,御武運を!」

 

「海を行くのは大変だから空かなアーティファクト発動[千の顔を持つ英雄]オラァ」(ブォン

長さ6m幅が2mの大剣を複数投げ,それを踏み台にして空を駆けていった。

 

 

 

 

「あっそういえば虚空瞬動でいいんじゃね・・・まぁ今更か」

瞬動を使えばよかったという考えが浮かんだがもう数十キロほど進んだ今となっては今更かと思いその考えを飲み込んだ。

 

「ここまで来ると一つ一つの波の大きさが津波レベルだな」

 

「この気配・・・神殺しか」

水中からなにかが上がってくる音がして反応をした。

 

「うわッそんなところにいたのかよ」

今護堂がいる所のちょうど真下に4本の手を持つ女神がいた。

 

「貴様は何をしにここへ来たのだ・・・もしや私を倒しにではなかろうな」

 

「そうだけどどうかしたか」

 

「貴様が私を?笑わせる」

 

「あんたは俺が嫌いなタイプかもしれない」

 

「下等な貴様らに嫌われておっても好かれておっても私にとってはどうでもいいことだ」

 

「下等かー俺からしたら見下すあんたのほうがそうなんじゃないかって思うけどな。それに少なくとも今まで戦ってきた神たちはそんなやつらじゃなかったよ」

 

「貴様に負けたやつらの気がしれんな」

 

「もういいや,あんたの力は全て簒奪してやるそうすりゃあんたも人と変わりないだろ」

 

「貴様の生意気な口をふさいでやるわッ」

その神が自分の周りの水を矛や斧のようにし護堂へと攻撃を放ってきた。

 

「動きが遅いぞ神殺しッ」

 

「やっぱり空中じゃ動きにくいな,足場でも・・・いやいっそのことここら一帯凍らせるとするか」

 

「我が一部たる水を凍らせるだとッさせるものか!」

刀を呼び出し護堂を斬ろうとしたがその行為は虚しく魔法は発動した。

 

「[闇の魔法 術式兵装]『氷帝』どうしたもう?凍ったぞ」(パキパキッ

護堂が魔法を発動した瞬間護堂の姿が氷を纏った姿になり周囲数キロの海が凍った。

 

「たとえ・・・たとえ凍らせたとしても氷も水よッ」

凍ったとしてもそれは水だっと水を再び支配下に置こうとしたがそれはかなわず,そこには護堂に支配されている神を滅するだけの氷があった。

 

「どうした支配してみろよ,しないならこっちから行くぞ!『凍てつく氷柩』」

巨大な氷の塊に神は包まれた。

 

「なっなんだこの氷は壊れぬぞッ」

氷を手に持っている刀で壊そうとするがヒビすら入らず思わず神は叫んだ。

 

「安心しろまだ終わりじゃない,まずはその性根を砕くからな。アーティファクト発動 最大展開 [空とび猫]照準をこいつに合わせてっと。喰らえこれは人が生み出した科学?の結晶だ」(ドッ

宇宙より極太の破壊光線が降りてきた。

氷塊は一瞬で溶け崩れ,神の体は胴体と右腕以外消滅していた。

 

「流石科学?の力!この攻撃には神とか人間とか関係ないよなー」

 

「なんだというんだ,今のこの世のものとは思えぬ攻撃は・・・」

体の殆どが消し飛ばされた神は護堂に向かって叫んだ。

 

「あんたが俺らを馬鹿にしすぎるから少し本気になっちゃった。一応謝っとくよ,ごめんな。魔,あんたのことは許さないけどね」

 

「許してくれもううんざりなんだ,何でもする私のものなら全部やるからッ!」

 

「そうかじゃあ,あんたの力を貰うよ[闇の魔法 自己流太陰道]『掌握』」(ギュルルル

《幻想世界の神秘に新着の通知が入っています。》

 

「これで私は助かるんだなっ」

 

「ああ,あんたは殺さない誰にも殺されないよ絶対に『終わりなく白き九天』じゃあな」

神は巨大な雷をまとった氷の竜巻に飲み込まれその身を氷漬けにされた。

 

「助けてくれると言ったではないかッ嫌だこんなところで・・・」

氷漬けとなった神は海へと沈んでいった。

 

護堂は神が沈みきった後,自分にかけていた魔法を解き凍っていた水を元に戻し,アテナ達がいる場所へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

「あー少し怒りすぎたかなーまっいっか使ってなかった魔法の実験にもなったし」

帰りこそは,と虚空瞬動で宙を駆けながら護堂はつぶやいていた。

 

 

 

 

 

 




アーティファクト[空とび猫]は宇宙にある支援衛星から破壊光線を放つものです。撃つ前に照準を合わさなくちゃいけないのが少しあれですが,それをカバーするほどの威力です。

[闇の魔法 術式兵装]『氷帝』の元は『氷の女王』というものですが主人公は男なので名前を変えました。

『凍てつく氷柩』という魔法は,巨大な氷塊に相手を閉じ込める魔法です。効果は使用者次第。

『終わりなく白き九天』という魔法は,巨大な雷をまとった氷の竜巻からたくさんの茨が出てきてそれに触れたら一瞬で氷漬けにされるというものです。結界を張っていても結界ごと凍らせる威力を持っています。悪い点といえば一度凍らせたら術者でも解くことは出来ないというところです。




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十四魔

よろしくお願いします。

今更思ったんですが甘粕さんが原作より仕事熱心です。


甘粕side

おかしいですね,あの草薙さんが戦っているのにその衝撃が来ない?それに先ほどから激しさを増していた波がいきなりなくなった?

 

甘「草薙んはどうなってるのでしょうか?」

 

「さっきからお主もきずいているだろうが主が戦っているのに衝撃がまったく来ない,それにさっきまで激しかった波もなくなった。更に先ほどから肌を刺すような寒さがここまで伝わってくる所から予測して主が海を凍らせたのじゃろう」

 

甘「それなら確かに波がなくなった理由はわかりますが・・・あの人はどれだけの力を持っているのでしょうか?」

 

「別にお主に言うことでもないのだが,主が使う魔法はどれも一撃で神を屠るレベルのものだ,受けた私だからこそ言えることだがな」

 

「そんなものを護堂さんは軽々しく使っておられるのですか?」

疑念を抱いた祐里がそういった。

 

「そう言ってやるなあれでも主は一応手加減をしておる」

 

甘「草薙さんは手加減をして神を倒しておられるのですか・・・もし本気になったりしたらどうなるんでしょうか」

 

「本気か・・・どこまで行くかわからないが主を本気にさせたらいけないな。最悪世界が滅ぶ」

 

甘「草薙さんに危害を加えないように今まで以上に徹底しなければなりませんね・・・」

 

「きおつけるんじゃな。  ハッ何かが来るぞ!」

アテナがそう叫んだ瞬間遠方に大きな光が落ちてきた。

 

「くっ祐里は守らねばならんからな感謝しろよ!アーティファクト発動『アイギス』」(とてつもない爆風が一瞬にしてアテナ達のところまで来て襲い掛かった。

 

「この爆風はどこからだっ」

 

「アテナ様おそらくこれは護堂さんが先ほどおっしゃっていた宇宙の兵器ではありませんか!」

 

「確かにそれならば空から降ってきたことも説明が聞くな」

爆風が止み落ち着いた後,各自被害の確認をしたらアテナ達の立っているところ以外は吹き飛んでいた。

 

「私のアイギスが半分以上消し飛んでおる・・・なんてものを主は使ったんだッ」

 

甘「私たちが張った結界もすべて消し飛んでいますね。それに海辺が広がりましたね・・・事後処理が大変だ」

どんよりした空気を甘粕は纏っていた。

 

「あの方はーあれほど被害を出さないようにと・・・」

 

「いや祐里よあの攻撃でこれだけの被害はましな方ではないか」

 

甘「あの兵器一撃分は核兵器いくつ分なんでしょうかね・・・」

 

「恐らく今ので敵は倒したであろうからそろそろ戻ってくるのではないか」

 

甘「確かにそうでしょうね撤収の準備をしましょうか」

 

「噂をすれば帰ってきましたよ」

 

side out

 

 

 

 

 

「うわ・・・被害ここまで出てるのかまた祐里に怒られるかな,嫌だなぁ」

宙を蹴りながら移動している護堂はそんなことを言っていた。

近づくに連れてスピードを落とし祐里たちのところへ着地した。

 

「ただいまー」

 

「おかえ・・・ってそれよりもなんですかこの被害はッ」

 

「今回の攻撃も凄かったぞ主よ」

 

「いや頑張って被害が出らないようにしてたんだよ魔法で包んだりして。まぁちょっと威力が予想外だったけどな」

 

「ご自分の力を完璧に制御してこその王ですよッどうにかしてください」

 

「いやそんな無茶な・・・頑張ります」

祐里の顔が鬼のような形相になっていたので護堂は思わずそんな言葉を言った。

 

「そういえば神から力を奪ってきたんだけどさなんて名前の神なのかおしえてくんないかな?」

 

「それを確認せずに倒したのか主よ・・・」

 

「今回のやつは少しむかつくやつだったから直ぐに倒しちゃったから確認はしなかった」

 

「それでどんな力なんだ?」

 

「あーえっと《我が道を示せ》《新着:4臂弁才天の力が追加されました》4臂弁才天ってやつが新しいやつだ」

 

「4臂弁才天・・・サラスヴァティーか?」

 

「サラスヴァティー日本における弁財天と同一視される神です,様々な武器を使い全ての才を司るとされ音楽神とも言われています」

霊視でサラスヴァティーにかかわることを見た祐里は内容を告げた。

 

「弁財天か俺でも知ってる奴だったんだな,今は深海だろうけど(ボソッ」

 

「なにか言ったか主よ?」

 

「いや何でもない,明日も学校あるからそろそろ帰るか。甘粕さん」

 

甘「準備はできていますが事後処理があるので私はしばらくここで作業をします。草薙さん達は部下に送らせますね」

 

「あーごめん・・・」

 

甘「いえいえ,逆にこの程度の被害ですんでよかったですよ」

 

「ならいいんだけどさ・・・」

 

「じゃあそろそろ行きましょう護堂さん」

 

「わかった行こうか」

 

 

護堂達は家へと帰って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アーティファクト『アイギス』は護堂がカードに封印したアテナの力をアーティファクトとして出したものです。形態は大体盾です。能力は攻撃の遮断等です。



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十五魔

時間がかかってしまいすいませんでした。テストなどがあったので遅れてしまいました,いいわけですねはい・・・


よろしくお願いします。


「こちらのお呼びに応じていただきありがとうございます。私は沙耶宮と申します。この度は,我らの願いを受け入れていただきありがとうございます」

護堂は先日サラスヴァティーを倒した件について甘粕に凄く高そうなホテルへと呼ばれて行ったらそこには数十人の偉そうな人たちがいてその中の代表なのだろう歳が近そうな女性が感謝の言葉を述べてきた。

 

「今回のことや俺に関わることは引き受けるから気にしなくていいよ」

 

「ですが,こちらも体裁というものがあるので草薙様へとお礼をしたいんですが」

護堂は構わないのにと思ったが大きな組織としての体裁があるのだろうと何がいいかと考えた。

 

「何か欲しいもの?特にほしいものはないからな・・・ああそういえば権能とかを練習する場所が欲しかったんだ」

と護堂は言った。

 

「権能・・・ですか。それだと広い土地を用意する必要がありますね。被害が出ないようにするためにはどうすれば・・・草薙様はどのくらいの広さが欲しいのですか?」

カンピオーネの権能の発動による被害をどうすればいいかと沙耶宮は深く考える。

 

「ああ土地は何処かの島をもらえたらいいな」

 

「島?ですか。それだとどこかの無人島を探してみますが,島だと小さくて周りへの被害が出るのですが・・・」

やはり被害を考える沙耶宮。

 

「被害を抑えろとはいつも裕里に言われてるからそこら辺はわかってるつもりだよ。島を貰ってそれを空に飛ばそうと思ってるんだ,そうすれば地上への被害が減るかなって」

島を空へと飛ばすことを簡単に言う護堂である。

 

「えっ島を・・・空へですか?」

 

「うん,物体を浮かす魔法があるからそれで空に飛ばそうと思ってるんだ」

 

「・・・島を浮かすほどの大魔法いやそれはもう魔法というレベルを超えている魔法使いがカンピオーネになったらこれほどの魔法を使えるようになるのでしょうか(ボソッ」

島を飛ばすほどの魔法に畏怖を抱く皆。

 

「それでその島には俺の練習場としてとまたまつろわぬ神が出てきた時のための防衛にも使おうかと思ってる簡単にいえば要塞?空中要塞かっこいいからな(ボソッ」

神が出てくるたんびにそこへと向かわなくてはいけない大変さを考慮して護堂は日本を守る要塞を作ろうとしていた。

 

「要塞ですか確かにそれは我らとしてもありがたいことですが私たちは何を手伝えばいいのでしょうか」

 

「島をくれれば後は俺がするから手伝いはいいよ,まぁそこにいることが増えるだろうから家具とかかな」

 

「ではこちらで最高のものを用意させていただきます」

 

「じゃあそういうことでこの話はおしまい。」

 

「わかりました。甘粕草薙さんを送って差し上げてください,ああすいません草薙さん言い忘れていたことが」

 

「言い忘れていたこと?」

 

「草薙様はたしかもう少ししたら学校の旅行で京都に行くと聞きました。その時は関西呪術協会のものがあなたに最高のおもてなしをすると思いますので」

 

「まぁ確かにカンピオーネである俺を京都に放し飼いはできないよね」

 

「いえそういうわけではないのですが・・・」

 

「まぁいいや,わかったよそれじゃ帰るよ」

 

「はいありがとうございました」

こうしてこの日は終わった。

 

 

 

 

それからまた数日たった後甘粕から島の手配が出来たと連絡が来て今はその島の近くに船を寄せてそこにアテナ達といた

 

「結構大きな島を用意できたね甘粕さん」

予想していたより大きな島を用意していたので護堂は驚いた。

 

「草薙さんの願いだったので組織全体で力を入れましたから」

 

「そうなのかせっかく予想以上のものを用意してくれたんだ頑張っていこう」

気合を入れて行こうと護堂は決めた。

 

「島を飛ばすとはな・・・神でもそんなこと考えないぞ主よ」

まぁ主だからと割り切るアテナ。

 

「確かに空にあれば地上への被害はないと思いますがこの大きさを飛ばしていたら目立ちすぎますよ」

 

「もちろん知覚できないようにはするつもりだよ一般人には」

 

「それならいいのですが」

 

「じゃあそろそろやろうかな『物体操作魔法発動』」(ゴゴゴゴゴゴッ

護堂が魔法を発動すると大きな島一つとその周りにあったいくつかの島が海面から離れ始めた。

 

「本当に島が・・・」

と三人とも言った。

 

「じゃあ船ごとあの島に行こうか『物体操作魔法発動』」(ザザァー

船が浮き始め500mほど空に上がった島へと飛んで行った。

 

「「もうなんでもあり,ですね/だな」」

もう護堂がすることに対して適応してきた二人。

 

「あとは俺が考えたやつ使ってと『知覚阻害魔法発動』これで一般人には見えなくなったとあとは島の改造かな『物質強化魔法発動』」

 

「甘粕さんどうする?帰るんなら送ってくよ,後はもう家造ったりするくらいだから見てなくてもいいと思うし。それに試運転したいしね」

さっそくこの島を使い甘粕を送っていこうとした。

 

「そうですねこれがどんなものかも見たいのでお願いますね」

 

「じゃあ行こうか『移動魔法発動』あと島を覆うように『防御魔法発動』これで風とかの影響を受けなくなったな。甘粕さん10分くらいで着くと思うから待っててよ俺たちはどんな感じに作り直すか話し合ってくるから」

 

「私も参加してもいいですか?」

 

「んっああいいよ,じゃあこっちに来てよ」

 

島をどんな感じに改造するかとわいわい話しながら東京へと戻っていった。

 

 




『物体操作魔法』という魔法は本来小物を浮かすものですが,今回は魔力を大量に注ぐことにより大きな物体も浮かせれるようにしました。

『知覚阻害魔法』は自分が考えたオリジナルのもので一定の力を持っていない人には見えないようにするものです。結界のようなものです。

『物質強化魔法』は物体が壊れたりしないようにするものです。例えば島だと崩れたりするのでそれを防ぐためです。

『移動魔法』は物体を移動させるものです。スピードは速いですが操作できます。

『防御魔法』は敵からの攻撃や雨風からその魔法をかけたものを守るものです。



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十六魔

お願いします


護堂は空島の練習場で使い魔として召喚した雷の精霊と戦っていた。

 

「なんで当たらないんだよッ俺のほうが速いはずなのに!ダァァ」(バチバチッ

護堂の『雷天双壮』を纏った攻撃がかすりもせず護堂はやけくそになっていた。

 

「拙者よりもスピードが速くとも攻撃がそんな大振りでは躱すのもたやすい」

護堂の攻撃を躱しながら雷の精霊が言った。

 

「そういうことか攻撃をコンパクトに,そしてもっと鋭くッ!」(バチッ

先ほどのようにやけくそに拳を振るうのではなく動きに無駄が出ないように体を動かす護堂。

 

「(たった少しの練習と助言でここまで・・・拙者を召喚しただけはあるということか)攻撃を意識し過ぎで胴が開いてるでござる」

右手で護堂の拳をいなし左手に持っていた雷で出来ている剣を護堂の胴体に刺そうとした。

 

「『雷化』おいイカヅチ剣使うなよせこいぞッ」

体を精霊(以降はイカヅチ)の持つ剣と同じ属性の雷にし攻撃をよける護堂。

 

「どうせ当たらないであろう」

どうせ当たることはないと思っていたイカヅチは悪気もなくそういった。

 

「まぁいいやそろそろやめるとするか」

 

「主と同等に戦える精霊か・・・つまり私よりも強いということか?」

 

「俺はまだ本気じゃなかったから同等じゃないと思うけどアテナとは確かに同等位の力は持ってるよ」

 

「今回は護堂の新しいの権能とやらをどこまで使えるようになったかの練習だから本気を出せば護堂のほうが強いでござる。アテナ殿とはたぶん同等だと思うでござるよ」

 

「護堂さんは,こちらの精霊をこの島の守護精霊として召喚したんですよね。神と同じ力を持つ守護者・・・オーバースペックすぎではありませんか?」

島を守るために神と同じ力を持つ上位精霊を召喚したのはおかしいのではという裕里。

 

「この島って結構広いし壊されたりはされないと思うけど侵入してくる人とかいるかもしれないからな例えばほかのカンピオーネとか」

 

「この島は拙者が命に代えても守るでござるよというか護堂がこの島を依代に召喚してしまったからこの島が壊れたら拙者も消えるから結構必死でござるよ・・・」

 

「島を依代に召喚される精霊が妾と同等の力を持っているとは自信を失くすな」

 

「どうもこんにちは草薙さん」

昨日甘粕を送ったときに設置した護堂が術式を書いた紙を持っていると自由に使えるという魔方陣を使い甘粕と沙耶宮が地上から転移してきた。

 

「おっ甘粕さん達も来たことだから改造が大体終わったところを案内するよ。甘粕さんは昨日途中で帰ったから全部見れてないだろから」

と伝えながら歩き始める護堂達。

 

「まずここは練習場だじゃあ次行こうか」

 

5,6分歩いて護堂達は移動して島の地下へと来ていた。

 

「ここは武器庫ってことにしてある最近献上品としていくつか送られてきたものしかまだないけどな」

護堂が武器庫と説明した場所には,禍々しいほどの呪力が込められた剣や槍,弓などが無造作に置かれていた。

 

「・・・なぜその献上されたものがここに無造作に転がっているんですか草薙様」

沙耶宮が護堂に真っ当な質問をした。

 

「俺は武器は自分で作れるから特に必要ないかなーってとりあえず武器庫に放り込んでるだけだよ」

必要ないからの一言でバッサリ切る護堂である。

 

「こちらの聖なる力を溢れさせている武器なんてかの有名なキリスト教の聖ジョージが持っていたとされるアスカロンではないですか・・・罰が当たりますよ,いや草薙さんはもう神を殺すという偉業を成し遂げてましたね」

そういった甘粕の前にはドラゴンスレイヤーとして有名な槍のようにも見える剣が無残に転がっていた。

 

「私はもう気にしないことにしてます,甘粕さんこの程度で驚いていたらこの先持ちませんよ・・・」

かなり凄いものを見てきたのだろう裕里は遠くを見つめていた。

 

「じゃあ次行こうか」

 

 

武器庫から2分ほど歩いて護堂達は中心部へ来ていた。

 

「ここがこの島の中枢だ。真ん中にある珠が,こいつ雷の精霊の依代だ」

簡単にこの島の守りの中枢の本体を晒す護堂である・・・。

 

「簡単に拙者の本体を喋らないでほしいでござる」

至極当然のことをいうイカヅチであるが相手が護堂だからしょうがない。

 

「つまりあれが壊れるとこちらの上位精霊様は消えると?」

疑問に思ったことを早めに解決したいのか質問する沙耶宮。

 

「その通りだあの珠が壊れたらイカヅチは消えるな,でも誰かが壊すようなことがあったら『千の雷』っていう雷魔法最大の魔法が3回発動して島が自壊するようになってるから気を付けてくれよ」

 

「なんでそんなトラップ仕掛けているんですか・・・」

まだ4箇所のうち2箇所しか説明していないのに膝を床につく甘粕さん・・・。

 

「自壊した時の地上への被害は気にしないでいいよ,魔法で蒸発するから」

相変わらず恐ろしいことを言う護堂。

 

「そんなこと心配していませんよ」

 

「そうか?ならいいんだけどさ。よし次だ」

 

 

更に中枢から7分ほど歩いたところに来ていた。

 

「ここは格納庫だ,非常事態に動く魔導ロボットがしまってある」

格納庫といわれる場所には,イカヅチを模した人型魔導ロボットが100体以上しまわれていた。その様子はラピュ○のあのロボットを思い出す光景である。

 

「・・・ちなみにここにあるロボットの戦闘能力はどのくらいですか」

もう驚くのはやめ冷静に詳細を護堂に聞く一組織のリーダーの顔となった沙耶宮。

 

「そうだなオリジナルであるイカヅチの10分の1位かな。一応下位精霊宿してるからその位だ」

聞かれたことを普通に返す護堂である。

 

「イカヅチ様はどのくらいの強さなんですか?」

 

「妾と同等と言っておこう」

 

「それはつまりアテナ様の十分の一の力を持つということですよね・・・何ですかこの過剰戦力草薙様だけでも過剰戦力なのに・・・」

 

「はいっもう次に行きましょう次・・・」

早くこの空間から出たい甘粕は最後の場所への移動を護堂に急かした。

 

「じゃあ次で最後だ行こうか」

 

 

15分ほど歩いたところに護堂達はやってきたがそこは様々な術式を刻まれていた床が広がっており歪な空間が広がっていた。

 

「ここが・・・なんて言えばいいかな管理室?様々な術式装置がおかれているところだ。例えばあの白い術式は日本領土全体を覆うことのできる索敵魔法のやつだな。あとあの赤いやつはまだ試作中だけど敵性を持った敵を攻撃するやつだ,まぁ今の状態だと足止めくらいしかできないけどな」

日本を守るためとはいえ相変わらずの過剰戦力である・・・

 

「完成すれば日本を守るものとしては嬉しいものが出来そうですね」

どこか遠くを見ながら沙耶宮が言った。

ちなみに甘粕はもう床に突っ伏している・・・

 

「まぁ説明も終わったし練習場に戻ろう・・・大丈夫?甘粕さんと沙耶宮さん」

床に突っ伏している甘粕と沙耶宮を心配する護堂であったが原因は護堂である。

 

 

 

 

 

 




献上されていた武器に関しては後々出していきます。

『千の雷』という魔法はとてつもない広範囲(目標を絞ることはできます)に無数の強力な雷撃を行う対軍勢用魔法です。

魔導ロボットというのは鬼神兵というものを小さくしたようなものです。

術式に関しては色々あります。探知や索敵,攻撃防御などです。


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