東方紅焔伝 (タンベント)
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第一炎

作者の妄想が爆発した結果の作品なので、なまぬる~い目で見てやってください。

それでは、どうぞご覧ください。


          

 

 

帝から勅命を受けた岩笠が富士山の火口で蓬莱の薬を燃やすために山を登っている途中

その岩笠の後ろの岩陰に隠れているきれいな黒髪をなびかせている少女がいた。

 

「あの薬を盗んでやれば輝夜困るはず!!」

 

だが少女の身ではこの山はきびしく力尽きてしまった。

 

 

「うっ…ううん…私は倒れてしまったはず…..」

 

「おお  気がついたか!  よかった。急に後ろで物音がしたから振り返ってみたら

おまえさんが倒れていたんだよ。」

 

「えっ…!?  あっあの薬はあの薬はもう捨ててしまったの!?」

気がついた少女はあわてて起き上がり、焦燥感にかられている顔で岩笠の胸倉をつかんで問い詰めていた。

 

「おっおいおい 落ちつけよ 急になんだってんだ? まだ捨ててないぞ。

そもそも捨てられなかったんだ。」

 

「捨てられなかった? なぜ? 投げ入れればいいんじゃないの?」

 

「それをしようと思ったんだが、富士の噴火を鎮める女神様にとめられちまってよ。

なんでも姉の不死と不変の女神様がいる八ヶ岳に行くようにいわれちまってそっちにいまから行こうと思ったわけだ。そこで、あんたがいま目が覚めたってところかな。」

 

「そう、それはありがとう それでは先を急ぎましょう。」

 

「それもそうだな じゃー行くかおまえさんも付いてきな。」

そう言うと岩笠は下山を始めた。

その途中・・・・

 

ガツン!!

「うっ!!?? うわああああああぁぁぁ・・!!」

岩笠が頭から坂へ転げ落ちていった。その後ろには無表情な顔の少女が立っていた。

 

「ごめんなさい、その薬がどうしても必要なの。」

動かぬ体へと歩みより、その持物をあさり始めた。

少女は目的の蓬莱の薬を見つけたようで満足そうにほほ笑んだ。

 

 

そして、その少女は蓬莱の薬を口にした。

 




どうだったでしょうか? 


作者は東方の詳しい設定がよくわかりません。

なので原作は無視していきます。

それでも良い方はこれからもよろしくお願いします。


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第二炎

前の話が少し短いと友人からアドバイスをいただいたので
少し長くしてみました。

まー大体の人が前の話でどのキャラかわかったと思いますが
この話でその名前が出てきます。


 

 

「あら?  不老不死の身になるのだからそれ相応の副作用があると思ったのに

意外と痛みのなっ・・・!!??」

 

突如、彼女の身に異変が起きた。

 

 

「うぐっ!?  ぁぁあああ!!  ぁがあぁあ!!」

 

彼女はその場にうずくまって痛みのために空気吸うことが困難になってきた。

必死に呼吸するために口をあけるが、体が痛みにより口すらろくに動かない。

 

「い・・息が・・・・でき・・ない・・・」

 

体が今まさに不老不死の存在に変わろうと組み換わっている。

普通の少女が到底耐えられる痛みではないが彼女のその身に宿る

復讐心が今の彼女の精神を支えている。

 

 

「まだ、死ぬわけにはいかないのよ。私はあいつに!!」

 

徐々に痛みがひいてきて、先ほどよりは多少は楽になってきたようであった。

 

「これで私は不老不死の体を手に・・いれ・・た・・・」

 

緊張の糸が切れたのか、彼女は気絶してしまった。

 

 

 

 

 

そして、次に彼女が目を覚ましたのは夜であった。

 

 

「ここは?  あぁ  私は薬を飲んで痛みで気絶してしまったのね。」

 

 

副作用があると思ったけどこれほどまでとは・・・・

二回目飲めと言われても絶対にいやだな。

でも、本当にこの身は不老不死になったのであろうか?

 

 

 

そう考えていた矢先である。なにかの気配を感じ周りを見渡してみると、オオカミの群れが少女の周りを囲んでいたのである。

 

 

しまった!?  これでは、殺されてエサにされてしまう。

この石で多少オオカミのすきを作れるだろう。

 

 

少女はすぐさま起き上がり手に石ころを持った。

そして、近くにいたオオカミめがけて思いっきり石を投げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあはあ・・・  なんでっ!? 」

 

 

石を投げ隙を突いたところまでは成功していた。

だか、オオカミにとってそれは些細なハンデにしならなかった。

オオカミの走力は人間の走力より当然すぐれている。

少女は懸命に逃げいていた。服が破れところどころ切り傷ができていた。

 

 

 

少女の逃走むなしくオオカミに追い詰められてしまった。少女の後ろは崖

普通の人ならばほぼ助からない高さである。

 

 

「なんで・・・ここまで来て結局私は死んでしまうのか。」

 

オオカミたちが私のことをみている。きっと私をどう食べようとか考えてるに違いない。

どうすればいい  どうすれば生き残れる。

 

 

しびれを切らしたのか。オオカミたちの一匹が彼女に向って飛び込んできた。

彼女は、とっさに手を前に出しその牙から体を守ろうとした。

 

 

ザクッ!!

 

「ぐっ!   ぁぁぁ」

 

痛い!! このオオカミ私の腕にかみついて

早くなんとかしないと食いちぎられてしまう。

 

 

 

その腕から滴る血に周りのオオカミたちが反応して一斉に襲い掛かってきた。

 

 

「しまった!! うぐっああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! 」

 

オオカミたちの攻撃になすすべなく腕を食いちぎられ、よろめき崖から足をふみはずしそのままオオカミたと谷底に落ちていく少女。

 

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その崖に落ちた少女はなんの外傷もなくただ疲れて眠っているだけのように見えた。

これが、不老不死の効果もとい永遠の呪い生きているとも死んでいるともいえない存在

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから、彼女  藤原 妹紅の運命の針がわずかに動いたのであった。

 

 




どうだったでしょうか?

実際不老不死ってほしいと思うんですけど
永遠に生き続けるのも辛いものがありますよね。


あまり叫び声や痛がっている声を文字にしてみるのは難しいです。


誤字や脱字などありましたら暇なら報告してください。


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第三炎

なんか評価とかお気に入りとかとってもうれしいです。

いまだに主人公が出ない・・・

まぁ、気ままに待っていただければうれしいです。


 

 

「あれ? 私はたしか・・・・」

 

 

オオカミに襲われ崖の下に落ちてしまったはず

それなのに―

 

 

 

 

生きている

 

 

 

 

これが   ―蓬莱の薬―

本当に私は不老不死の存在になってしまったのね。

体の傷もないし、腕も生えている。

さすがに服は治っているわけがないわね

オオカミのせいで水も食料もなくしてしまった。

 

 

「さて、とりあえず水を探しましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

「あったわ!   喉が渇いてしょうがなかったのよ。」

 

 

川に急いで駆け付ける妹紅は自分の姿を見て絶句した。

 

 

「なっ! 何よ、これ私の髪と目の色が!!」

 

 

妹紅の艶のある黒髪は色素が抜け落ちたかのような真っ白で

眼も黒からウサギのような赤い目になってしまっていた。

 

 

「私の髪と目が・・・」

 

 

呆然とする妹紅、絶えず流れる川は何事もなかったかのように

ただただ流れるだけであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そのあと、妹紅はなんとか立ち直り歩き続けた。

歩いている途中で煙が上がっているのを見つけそこに歩みを進めた。

歩いている中徐々にその場所が見えてきた。

だが、歩いている妹紅の足取りがおぼつかない・・・

 

 

「あっあれは村ね・・・よかった。

早く行かないとおなかが減って目の前がか・・・す・・む・・・」

 

 

倒れた  妹紅は空腹により倒れてしまった。

 

 

 

そこにちょうど通りかかる一人の影があった。

 

 

「おやぁ?  こんなところに娘っ子がたおれておる。

外傷がないところをみると空腹かね~。とにかく村まで運んでやらないと」

 

 

 

 

 

妹紅が目覚めたのはどこかの家の天井だった。

すぐに鼻に食欲をわかせるにおいが立ち込めてきた。

そのにおいに誘われるように妹紅は立ち上がりにおいの元に歩いて行った。

 

 

「何だい?もうおきてもだいじょうぶなのかい?」

 

 

突然、後ろから声をかけられ振り向く妹紅

そこにいたのは、30代ぐらいの女性であった。

 

 

「さっさとそこをどいてくれないかね娘っ子」

 

「ごっごめんなさい!」

 

「謝らなくていいから早くどきな後、ついてきなよ。」

 

 

いかにも興味なさそうに妹紅を抜き去りにおいのもとに歩って行く。

その後ろをもうは唖然とし、すぐに後ろについて言った。

 

 

その部屋に入るとさっきまでのにおいの原因は

ご飯と大量に肉が焼いてあったのだった。

 

 

「あんた腹減って倒れていたんだろ。ここにあるやつ全部食べていいから。」

 

 

妹紅は、その言葉を聞くなりさっきまで思案していたことを

忘れ目の前にあるごちそうにかぶりついた。

 

 

 

 

 

「ごちそうさまでした。」

 

 

おなかいっぱいになった妹紅は、食べ終わったちゃぶ台をみて

顔が赤くなるのを感じた。

ちゃぶ台の上は肉の汁やご飯粒などがとびっておりすさまじい有様であった。

 

 

今まで食べている光景を黙ってみていた。女性が口を開いた。

 

 

「あんた最初は、丁寧に食べようとがんばっていたようだけど

後半はもう手づかみなってたね~

最初の食べ方をみるにいい感じの貴族かい?」

 

「そっそれはその・・・・」

 

 

その質問に妹紅は、口ごもってしまう。

 

 

「まぁ 言いたくないなら言わなくてもいい。

無理に聞こうとは思わない。それより、もう外は真っ暗になる

今日は家に泊って行きな。」

 

「なにも私のこときかないの?泥棒かもしれないよ。」

 

「なんだい? 聞いてほしいのかい?道端で空腹で倒れる泥棒は

私のものはとれないからね。」

 

「そんなこと! ・・・いいえなんでもない  お言葉に甘えるわ。」

 

「そうかい、とにかくもう暗くなるから布団は向こうの部屋だよ。」

 

 

そう言うと、女性はちゃぶ台にあった食器をかたずけ始める。

妹紅はその部屋に入り布団に入り眼をつぶる。

これからのことを考え始めた。

 

 

私はこのままではまた空腹で倒れてしまう。

なにかいい方法はないのかな

そう言えば、ここの家には狩りの道具がたくさんあったわ

ここで狩りのやり方を学べば私も一人で生きていける。

それまでここに置いてもらえるように頼もう。

とにかくもう寝ましょう。

 

 

 

 

そして、妹紅は夢の世界へ旅立った。

 

 

 




今回まさかの新キャラ主人公より先に出てしまったが

妹紅の人とあまり接触しない理由を作るのに重要な話です。(自分の頭の中では)

とりあえず誤字脱字報告よろしくお願いします。

ではまた今度


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第四炎

今回はほのぼのとした感じで書いたつもりです。


ちょっと会話形式が多い気がするけど頑張りました。


 

 

あれから私はこの家でお世話になることになった。

その代わりに家事全般と狩りの手伝いをすること

私には貴族暮らしでなにもかも初めてで失敗の連続だった。

そのほかは、この村の人たちに認めてもらえたこと

やっぱり最初はこの髪と目のせいでどこかみんな私のことを避けていた。

けれど、私の居候させてくれる家の女性がみんなに言ってくれたのだ。

 

 

「こいつはいいやつだから仲良くしてやってくれ。」

 

 

そんなことがあり私は、この村では暮らしていけるようになった。

 

 

 

 

「おーい!  妹紅 休憩中悪いけどちょっとこっちに来てくれ」

 

「はい!  今行きます。」

 

 

ちょうど休憩も終わったところだしちょうどよかった。

いったいなんだろうか?

 

 

「なにかすることありますか?」

 

「いや、最近あんたずっと働いてばかりだからね。

これから自由に遊んできていいよ。」

 

「でも・・・」「でもはなし!!  子供は遊んできなさい!」

 

 

 

そんなこんなで、私は休むことになったのだが

いままで遊んだことがない私はどうすればいいかわからなかった。

 

 

 

「こんにちはー おじいちゃん。」

 

「おお 妹紅ちゃん ちょうどよかった。

さっきお菓子を買ってね。お茶をいれるから上がって行きなさい。」

 

「いや、わるいですよ。」

 

「まあまあ上がっていきなさい。」

 

 

ぶらぶらと歩いていてなにか手伝えることはないかと村を歩いていたところ

おじいさんにつかまってしまった。でも、たまにはこうのんびりと

話しながらゆっくりしてみよう。

 

 

 

 

 

 

 

「じゃーおじいさん もう私帰りますね。」

 

「おや、こんなに暗くなってきてしまったね。今日は楽しかったよ。

またきてくれ 妹紅や。」

 

「はい  また来ますね。」

 

 

そう言って私は家へ帰り始めた。

帰り道に私は妙な噂を聞いた。

 

 

 

「おお、妹紅じゃないか こんな時間にどうしたんだ。」

 

「さっきまでおじいさんとお茶を飲みながらくつろいでいたんです。

それで、この時間なので帰ろうかと・・・」

 

「そうか、あまり子供一人だけで出歩くな お前はほかの子供と比べて物わかりもいい。

だが、最近妙な噂が流れているからな。」

 

「妙な噂?」

 

「あぁ、なんでも妖怪が出たそうなんだ。その妖怪は炎を操り人々をたちどころに

真っ黒に焼いてしまうようなんだ。 」

 

「そんなにすごい妖怪なんですか!?  ここも危ないじゃないですか?」

 

「まぁ、噂だからあまり気にすることでもないと思うがな。あの人の家、お前たちだけだろ、女と子供だけではなにかと不安だろう。用心しておくことにこしたことはあるまい。」

 

「わかりました。帰ったらあの人にも伝えておきます。」

 

 

 

 

この噂を聞いたときに私はもう少し用心しておくべきだったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

「―という噂があるようなので気をつけましょうね。」

 

「わかったよ。 でもそれは噂なんだろ。あんまり気にすることないと思うけどね。」

「一応ですよ。私だってあんまり信じていませんよ。」

 

「そうかいじゃー 午後は休んだようだから明日は川へ水くみに行ってもらうよ。」

 

「わかりました。では 私はもう寝ますね。 あーそれと早く寝てくださいね。

もう年なんだから。」

 

「うるさいよ! さっさと寝な!」

 

「はいはい、 おやすみなさい。」

 

 

まったく私のことを年だなんて言ってくれるじゃないか。

でも、もうほんとに年かね~ 最近体が重く感じてきたからね。

妹紅が来てから私はほんとに楽しかった。

娘ができたかのような感じだった。

最近は、ちょっと生意気になってきた気がするが・・・

これからもこんな暮らしが続けばいいと私は思うよ。

 




やっと主人公が現れそうです。

でも、まだまだ これだ!っというイメージがわかないです。


この小説を読んでいただきありがとうございます。


最後に、誤字脱字などがありましたら報告お願いします。


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