機動戦士ガンダムSEED Urd 外伝 (めーりん)
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PHASE-08まで
スバル・クロムハーツ 人物像


PHASE-08までの主人公"スバル・クロムハーツ"の人物像になります


[名前]

スバル・クロムハーツ

 

[誕生日]

C.E.54 3月7日

 

[年齢]

17歳(C.E.71 3月23日時)

 

[血液型]

AB型

 

[星座]

うお座

 

[人種]

(自称)コーディネーター(第一世代)

 

[身長]

187cm

 

[体重]

69.6kg

 

[趣味]

読書・料理・プログラミング

 

[好物]

ドネル・ケバブ(ヨーグルトソース)

(これは隊長の影響)

 

[家族]

不明 

‡‡‡‡

 

ザフト軍地上部隊バルトフェルド隊に所属する青年。やや女顔ではあるが、容姿や声がストライクのパイロット"キラ・ヤマト"と似ている。理由は現在不明。髪の色はかの人物と異なり金で、後ろ髪がかなり長い(大体背中の真ん中くらいまであり、それを三つ編みにしている。手入れなどはアイシャに教わった)。

 

また、常に長袖のジャケットを羽織り、両手にオープンフィンガータイプのグローブを装着しており、外すのを酷く嫌っているなど、やや人とは違う印象を与える。

実は右目がアメジスト、左目が琥珀色のオッドアイで、普段は両目ともカラーコンタクトを入れてマゼンタに見えるようにしている。本人はこの瞳こそ親に捨てられた理由だと思っており、深く憎んでいる。あらゆる経歴を持たないが、唯一生年月日と血液型、そして"スバル"という名のみは知っていた。

 

アスラン達の先輩に当たる卒業生。総合成績1位で卒業した。成績は(当時)ナイフ戦1位、射撃・爆薬処理で1位、モビルスーツ戦1位、情報処理2位と言う具合で、非常に優秀な結果を残す。

 

しかし両親に関しての経歴を持たないために、何時死んでも問題がないだろうと(一部の)軍上層部から判断され、幼くしてモビルスーツのテストパイロットとしてZAFT軍に入隊する。

 

本当の意味で最初期の段階から常にテストパイロットとして様々な参加。ZAFT軍の初期のモビルスーツ運用データに携わってきた、文字通り影の英雄。しかし、優秀な結果を残しすぎてしまい、上層部に疎まれた結果、地上部隊のバルトフェルド隊にこの時初めて正式に隊へ配属される。(それまではテストパイロットとして出撃していた為、仲間を持たなかった。母艦に関しても間借りという扱い)

 

バルトフェルド隊の名が上がる事となったスエズ攻防戦では、バルトフェルド率いるバクゥ隊の奇襲補佐とリニアガン・タンクにより被害が出ていたザウート中心の部隊援護の両方を同時に行うため、単身でモーガン・シュバリエ指揮下のリニアガン・タンク部隊の目を引きつける囮役を引き受ける。これは生きても死んでも関係ないと考えていた部分があるため半ば捨て身の行動でもあった(この頃はかなり死に急いでいた部分がある)。

結果、作戦は成功、運良く(悪く?)スバル機は中破で済んだ。当然というべきか、軍上層部にプロパガンダも兼ねて評価されたのは隊長のバルトフェルドのみ。

隊長であるアンドリュー・バルトフェルドからは"スバル君"。彼のパートナーのアイシャからは"スバルちゃん"と呼ばれ、特にアイシャからは実の息子の様に可愛がられている。

バルトフェルド隊に配属された当時、彼だけは四足獣型のバクゥの配備が間に合わなかった。そのため、やむを得ずバルトフェルドが上層部に申請。結果として悪環境下での稼働データ入手も兼ねて当時新型であったシグーが配備された。

アサルトシュラウドに関してはスエズ攻防戦での結果を鑑みてバルトフェルドが配備を即座に申請。これのデータ入手の必要も考えられたため、即座に配備された。

しかし砂漠の環境下での使用には問題があったため、スバルは整備士達の力を借りて独自にカスタマイズを実行。その結果、追加装甲や重装備化にも関わらず、バクゥに追従可能なだけの機動性を有する化け物じみた機体になった。(これには後押しをしたバルトフェルドも笑うしかなかったとか)

 

それにより、彼はバルトフェルド隊の中でも重要な任務に就くことが多くなり、結果としてバルトフェルド隊の名声は上昇する。

いつの間にか整備士達が彼のイメージを図案化したマークを左肩に描き、それが地球軍やザフト地上部隊の間で名前共々有名になる(マークに関してはバルトフェルドにも許可を得ていた模様)

テストパイロットとして行動してきては居たが、プラント本国ではさほど有名にはならなかった。(これは政治的な理由もある)

しかし地球では彼の功績は確かに評価されており、彼もまたバルトフェルドの期待に答えていた。

 

バルトフェルド隊配属以前は死に急いでいた彼ではあるが、それでも戦闘時には冷静に物事を判断しつつ一撃離脱等を中心として機動戦を好んで展開する、極めてオールラウンドに戦局に対応できるマルチタイプの人物。(これはテストパイロットとしての経験からくるもの)

特に夜間戦闘では機体色になっている夜間迷彩も相まって圧倒的実力を見せつける。そのため、パーソナルマークと機体カラーから付けられた"闇夜の銀狼"という異名が皮肉にも地上で敵味方問わず有名になった。

普段は自由奔放なバルトフェルドにあちらこちらに振り回されつつ、アイシャに可愛がられているなど、基本的に愛される人物。また、バルトフェルドと行動を共にする内に、思考や好物は彼の影響を多大に受けている。

女性の扱いに関しても、アイシャに非常に厳しく教えられていたため、かなり紳士的に接する。

‡‡‡

 

アークエンジェル隊との最終決戦ではアークエンジェルとスカイグラスパーの両方を完璧に抑えるという化け物じみた活躍を見せる。

 

しかしキラ・ヤマトの活躍、合流したディアッカ・エルスマンの失態、カガリ・ユラ・アスハのスカイグラスパー2号機参戦などにより作戦が崩壊。

カガリの操るスカイグラスパー2号機を退け、母艦レセップスの指揮を採っていたマーチン・ダコスタの指示でバルトフェルドの支援に向かおうとするも、1号機を操るムウ・ラ・フラガの足止めを受け、射撃武装をすべて損耗。スカイグラスパーのエネルギー切れによる撃退には成功するも、合流した彼の目の前でバルトフェルドのラゴゥが撃破される。

自責の念も相まってその場では彼の死を受け入れられず激昂し、フェイズシフトダウンを起こしていたストライクに襲いかかる。しかしアークエンジェルに帰還していたムウ・ラ・フラガの機転などもあり、機体は中破。バルトフェルド隊は壊滅する。

 

バナディーヤで部隊の再編成が行われ、副官のダコスタと別れた彼はジブラルタルに出向し、機体の修復と改装が急ピッチで行われる。そこでスピットブレイク準備の為、ジブラルタルに来ていたクルーゼ隊の隊長、ラウ・ル・クルーゼに要請され、結成されたザラ隊に出向する事になる。

‡‡‡‡‡

オーブ近海でザラ隊と共にアークエンジェルを攻撃する際には、イザーク・ジュールやニコル・アマルフィらのカバーを行いながらフラガの操るスカイグラスパーを抑え込むという離れ業を見せつける。

しかしオーブ領海にアークエンジェルが近付いてしまったために出撃してきたオーブ護衛艦群とそれによりもたらされるであろう問題を一人理解、ディアッカ・エルスマン二度目の失態等が重なり、プラント側とオーブ側の問題を避けるために、護衛艦をバスターの砲撃から守った結果、偶然放たれていたアークエンジェルのミサイルも受け、機体は大破してしまう。

オーブに保護された彼だったが、墜ちる切っ掛けとなったディアッカや、彼を"ザラ隊"のメンバーではないと認識していたイザークにあっさりとMIA扱いされ、プラント本国からも(元々軍上層部からは使い捨ての認識だった為)あっさりとMIAと認定されてしまう。

こうしてオーブ内で検査を受けている間に彼は、プラント本国からの発表もあって"死人"扱いとされてしまう。

‡‡‡‡‡

エリート部隊を率いるラウ・ル・クルーゼは彼を"同じ機体条件下であれば、自分の隊の面々、自分ですら分が悪い"と評価。事実イザーク・ジュールらがシュミレータで対戦した結果、対等ではない条件下ですら彼らを撃破するという、化け物じみた実力を見せつけられた。

実力があり、なおかつアスラン達よりも地上での経験はあるため、終始アスランやニコルからは頼りにされていた。しかしイザークやディアッカの両名からすれば"実力はあっても親族や経歴のない男"という認識でしかなく、これが彼ら二人があっさりと彼を見捨てた理由だったりする。

‡‡‡‡‡

性格は冷静で戦闘とそれ以外とをハッキリと割り切れ、テストパイロットだった経験から、応用力も非常に高い人物。

またサバイバル技術等も高く、女性に優しいなどの好青年。事実、彼に常時女性扱いされ、優しく接されたカガリ・ユラ・アスハも終始調子を狂わされ続けていた。

また、戦局や情勢を見極める確かな目をもち、Nジャマーがなかった場合、どうなっていたか?等も見抜き、戦争の根元も理解していた。

 

カガリやアスランの各々の戦う理由等も察しており、それを諭すなど大人な対応ができる。

 

ちなみに年齢にしてはかなりの高身長。そして左利き。常に身に纏う長袖のジャケットや掌を隠すオープンフィンガータイプのグローブ等、秘密が多い人物である。

 




補足として

所謂"最強"ではありません。あくまでも経験と作戦や戦術、努力で得た技術等を利用する人物です。



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PHASE-08までの経歴一覧

少々やりすぎ感はありますが、捨て駒前提で扱われていた子なので問題はないはず。


[経歴]

C.E.69年 8月以前

記録なし。(ただし、ZAFT軍士官学校での記録から察するに、別組織で鍛えられていた可能性が濃厚)

 

C.E.69年 8月20日

ZAFT軍士官学校を主席で卒業。しかし名前などの情報は伏せられた

 

C.E.69年 10月1日

理事国側の威嚇行動にZAFT軍のテストパイロットとして地球軍のモビルアーマー排除行動に参加。ジンの追加装甲"アサルトシュラウド"のテストに携わる

 

C.E.70年 2月14日

後の"血のバレンタインの悲劇"ことユニウス・セブン防衛に参加。所謂D型装備の試験運用に携わる。

 

C.E.70年 2月22日

"世界樹"攻防戦に参加。引き続きD型装備のテストパイロットとして参加。MA10機 戦艦6隻を撃破するも評価されず。

 

C.E.70年 2月25日

ハインライン局にてシグー、ディン、バクゥの最終調整にテストパイロットとして携わる。

 

C.E.70年 5月3日

グリマルディ戦線の報を受け、MMI-M729エンジンのモビルスーツ転用試験に携わる。

 

C.E.70年 5月18日

軍上層部の疑心暗鬼から、地上のバルトフェルド隊に配属。新型機シグーとアサルトシュラウドを受領し、砂漠戦仕様に改修を開始。

 

C.E.70年 5月30日

モーガン・シュバリエ指揮下のリニアガン・タンク大隊と交戦。囮の役割を果たし、結果バルトフェルド隊が大戦果を上げる。彼の評価はなし。砂漠仕様への改修がほぼ完了。

 

C.E.70年 6月から

アフリカ戦線にてバルトフェルド隊の一番槍として毎回戦闘に出撃。何時しか"闇夜の銀狼"と地上で渾名されるようになる。

 

C.E.71年 2月14日

アークエンジェル、クルーゼ隊の追撃を受けてリビア砂漠に降下。

 

C.E.71年 2月15日深夜

バルトフェルド隊、アークエンジェルを攻撃。レジスタンス"明けの砂漠"の介入により戦闘に参加したバクゥを全損する。

 

C.E.71年 2月16日

バルトフェルド隊、警告の後にレジスタンス"明けの砂漠"の本拠地"タッシル"を襲撃。弾薬や燃料等を焼き払うが、その帰路にてバクゥ1機を損失、一機が中破する。

 

C.E.71年 2月20日

キラ・ヤマト、カガリ・ユラ・アスハの両名、バナディーヤにてバルトフェルドらと対面。

 

C.E.71年 2月26日

イザーク・ジュール、ディアッカ・エルスマンの両名、ジブラルタル基地よりバルトフェルド隊に出向。

 

C.E.71年 2月28日

バルトフェルド隊、アークエンジェルを追撃。しかし様々な要因によりラゴゥは撃破、レセップスは大破し、バルトフェルド隊は壊滅。

 

C.E.71年 3月5日

ジブラルタル基地に出向していたスバル・クロムハーツ、クルーゼ隊隊長"ラウ・ル・クルーゼ"に頼まれアークエンジェル追撃部隊として結成されたザラ隊に出向。

 

C.E.71年 3月6日

ボスゴロフ級貸与のためにザラ隊、カーペンタリアへ移動開始。途中マシントラブルにより出発の遅れたザラ隊隊長"アスラン・ザラ"とスバル、行方不明になる。

 

C.E.71年 3月7日

インド洋沖の無人島で一夜を明かしたアスラン、スバル、カガリの三名、各々の陣営へ。

 

C.E.71年 3月23日

アークエンジェル、ザラ隊の追撃によりオーブ近海に近付いてしまう。スバル専用シグーアサルト、プラントとオーブとの間に確執が生まれぬようにオーブ護衛艦をミサイルより防御。機体は大破し、オーブに密かに機体と共に回収される




2017/7/19 記録の追記


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PHASE-08までの機体設定

シグーアサルトの情報が少ないのでオリジナル要素満載。

しかしアニメでスピットブレイクの時に出てきていたシグーが何故ビームライフルを撃てていたんだろうか。


[機体名]

スバル専用シグーアサルト

 

[形式番号]

ZGMF-515AS/HMC

 

[全高]

21.43m

 

[重量]

不明

 

[装甲材質]

発泡金属

 

[動力]

バッテリー

 

[武装(任務に応じて選択する物もあり)]

MMI-M7S 76mm重突撃機銃 

M68 キャットゥス500mm無反動砲 

MMI-M1001 90mm対空散弾銃 

MA-M4 重斬刀 

M68 パルデュス3連装短距離誘導弾発射筒 

M7070C 短砲身28mmバルカン砲内蔵防盾改 

バインダーシールド搭載型ガトリング砲 

 

[詳細]

スバル・クロムハーツ専用のシグーであり、その追加装甲"アサルトシュラウド"を装備している。

 

機体出力や機体各所の耐久力等の強化の他、砂漠地帯での運用を前提としたカスタマイズが施されており、アサルトシュラウドを装備するにあたって機体本体は徹底的な軽量措置を行っている他、アサルトシュラウドも軽量措置を行ってあるために防御性能は追加装甲を装備している割には案外低い機体となっている。

 

砂漠地帯での高機動戦闘を行うために脚部にはサンドスキー、踵部分にバクゥの無限機動を装備可能にし、腰部には姿勢制御用の補助ウィングを装備、メインスラスターの出力も強化しているなどの改造がなされた結果、砂漠地帯の王者と名高いバクゥ、その発展型のラゴゥに追従可能なまでの機動性を得ることに成功した。 

武装は作戦に応じて76mm重突撃機銃と90mm対空散弾銃を選択して運用するが、スバルは毎回キャットゥスとパルデュスだけは運用から外すことはない。これは敵対勢力が大抵バギーやリニアガン・タンクだったりする場合が多かったためである。

 

アサルトシュラウドには両肩にバインダーシールドを装備、ガトリング砲を搭載しており、本機の火力底上げに役立っている。

 

両腕にはシグーと同じバルカンシステム内蔵防盾を装備。しかし砲身を切り詰め、盾の部分も小型化したカスタム版であり、取り回しを良くしようと試みてある。普段はバインダーシールドに取り付けてあり、使用時に腕の装甲に装着する。

 

アークエンジェルとの最終決戦で一度大破した本機は、その後砂漠仕様からある程度手を加えた結果、極短時間ながら水上でのホバリングをする事が可能となった。これはバクゥに追従可能なだけの機体推進力による強引なもので、基本的には補助飛行ユニット"グゥル"の運用が前提となっている。

 

機体カラーは夜間迷彩となっているが、これはバルトフェルド隊の整備士達が彼のイメージを固めたきっかけとなった作戦が夜間であり、その時のカラーがいつしかパーソナルカラーに設定されてしまったというどうしようもない理由からだったりする。

 

左肩には彼をイメージした"白銀の狼"が描かれており、実はバルトフェルド隊所属機唯一のパーソナルマーク保持機となっている。

 

形式番号のHMCとは

High-Mobility Custom

の頭文字の事であり、高機動改造機を意味している。

 

ザラ隊に出向し、共にアークエンジェルを追撃した本機だったが、オーブとプラントで問題が発生しないようにとバスターのミサイルからオーブ護衛艦を守ろうとした結果、アークエンジェルから放たれていたミサイルも受けることになり機体は大破、パイロットと共にオーブに密かに回収される事となった。

 



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PHASE-14まで
スバル・クロガネ


[名前]

スバル・クロガネ

(スバル・クロムハーツ)

 

[年齢]

17歳

 

[性別]

 

[誕生日/星座]

C.E.54 3月7日/うお座

 

[血液型]

AB型

 

[人種]

コーディネーター(第一世代)

 

[身長]

187cm

 

[体重]

65.2kg

 

[趣味/好物]

読書・料理・プログラミング・設計/ドネル・ケバブ(ヨーグルトソース)

 

[家族]

キラ・ヤマト(弟)

 

‡‡‡‡‡

 

プラントよりMIA認定を行われ(実際にはKIA扱い)た為、オーブに亡命、ウズミ前代表の要請もありオーブ軍に入隊した青年。それに伴い名前も新たに与えられた。

 

また、極めて優れた機体設計能力や作戦立案、指揮能力がある事が判明、これにより異例のオーブ軍三佐(少佐相当)の階級をウズミの働きもあり与えられた。これは彼の過去を詮索されないための措置も含まれている。

 

遺伝子を調べた結果、ストライクのパイロット"キラ・ヤマト"の血縁者であることが判明した。が、キラとは家族ではなく一人の友人として接する事にしている。(これはお互いにまだそういう意識が薄いため)

 

アラスカ防空圏ギリギリまでアークエンジェルを護送する為、改修され生まれ変わった愛機と共に艦に同乗、追撃するザラ隊と交戦する。その際、かつてザラ隊に出向していた時に色々と気遣ってくれたニコル・アマルフィをかなり分が悪かった"賭け"とはいえ、助けることに成功する。助けたニコルに対し"友人だと思っている"と語りつつも、軍人としては甘すぎると苦笑する事に。

 

ザラ隊二度目の追撃時には"弟"のキラ・ヤマトと彼の友人だと判明した知人、アスラン・ザラを交戦させまいと自らに負担が来るような無茶な作戦を立案する。しかし当のキラにより作戦が崩壊、イージスの砲撃によりマーシャル諸島の島に不時着したアークエンジェルに、バスターが向かうのを見た瞬間、彼の中で"友人"や自分を気遣う"仲間"達を、"また失いたくない"という気持ちから、キラと同じく"SEED"を発現、この危機を脱する。

 

行方不明となったキラやトールを心配しつつも"軍人"としての意識を強めてマリューに越権行為だと理解しつつもこの場を離脱するように進言、その際にオーブに緊急の救援要請を出すなど、戻れば叱責は免れない事を行っているが、それは彼自身が一番理解していたりする。

 

また、志願兵のトール・ケーニヒのMIA認定を誰よりも悔いており、戦闘直後にミリアリア・ハウからどの様な事をされても文句は言わない(それこそ殺されても良い)とまで彼女に言い切った。

 

そのままオーブへの帰還ができないままアラスカにアークエンジェルと共に入港、地球軍の上層部からの悪意ある対応に(その時は)我慢した。(その後クルーらが怯えるまでの行動が見受けられたが)

 

ZAFTのオペレーション・スピットブレイクによりアラスカが強襲を受けた時には更なる叱責を(それこそ軍籍剥奪も)覚悟してアークエンジェルの防衛の為に参戦。途中、MIA認定されていたキラ・ヤマトの参戦などもあったが、無事にこの危機を脱した。

 

その後地球軍から離脱することになったアークエンジェルにひとまずオーブに向かうように進言した(これは自分の機体がオーブへ帰還するのが困難だと判断したためでもある)

 

‡‡‡‡‡‡‡

 

アラスカではナタル・バジルールに様々なアドバイスをしたり、相談をした。これはオーブでフレイ・アルスターに撃たれた際、古傷に関して何も詮索せずに手当してくれた彼女への恩返しのつもりである(なおそう思っているのは本人だけ)

 

‡‡‡‡‡

 

冷静沈着で意識の切り替えができる人物ではあるが、バルトフェルドやアイシャの死や、ウズミらから受けた恩などから、知人や友人、恩人に対しては過剰なまでに死を避けさせようとするようになった。その為になら自分が傷つくのは躊躇わないなど、少し歪みをみせる。

 

また"弟"だと判明したキラ・ヤマトや彼の友人達への細かな気遣いなども行うなど、年上らしい対応もする。

 

しかし自分の事を一切省みないため、彼等からは心配されている。

 

自分自身が甘い事は自覚しているが、一方で現実を見据える部分もあり、周囲からの信頼(特に作戦指揮や立案能力)は厚い。

 

‡‡‡‡‡

 

モルゲンレーテ社でM1アストレイの調整に協力した為に機体設計の才能があることが判明した。(オーブからアラスカに向かう直前にいくつもの設計データを主任の"エリカ・シモンズ"に渡している)

 

また、無自覚なタラしの才もある事がまことしなやかに噂されているらしい

 




2017/7/19 階級の勘違いを修正


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ニコル・アマルフィ

[名前]

ニコル・アマルフィ

 

[生年月日/星座]

C.E.56年 3月1日/うお座

 

[年齢]

15才

 

[血液型]

B型

 

[特技]

ピアノ演奏 作曲

 

[身長]

165cm

 

[体重]

59.8kg

 

‡‡‡‡‡

 

ZAFT軍クルーゼ隊に所属、後にザラ隊に在籍してアークエンジェル追撃の任に参加していた少年。ブリッツの専属パイロット

 

ザラ隊に出向していたスバル・クロムハーツにも先輩として接しており、上官を失っていた彼を気遣っており、スバルからも短期間で友人として認識されていた。

 

オーブ近海での戦闘では唯一スバルの撃墜に心を痛めており、イザークやディアッカらの言葉には涙ながらに激昂した。

 

‡‡‡‡‡‡

 

オーブからアラスカに向かうアークエンジェルを追撃した際には生存し、名前を変えたスバルの言葉に酷く動揺し、全く攻撃が行えなかった。

 

アスランのイージスがフェイズシフトダウンした際に、スバルの静止を振り切り武装をほとんど失ったブリッツでストライクに立ち向かおうとする。その時にスバルが咄嗟に大博打に挑んだ結果、蜘蛛の糸を掴んだのか無事に生存することに成功する。スバルとアークエンジェルの医務室で再開した時には彼の優しさに涙を流した。

 

スバルがオーブに戻る機会を逃してしまった為、ニコルもそのままアークエンジェルと共に行動する。その際、彼の友人とマリュー達からは認識されており、彼の抑え役を任されていた。捕虜となったディアッカには"死人扱いされているだろう"と会うことを拒否していた。

 

オペレーション・スピットブレイク時におけるアークエンジェルの戦闘時には、居てもたっても居られずに彼の軍服の上着を羽織ってブリッジに乱入するという彼らしからぬ行動を見せ、管制の手伝いをした。

 

‡‡‡‡‡‡

 

スバルと初めて出会った時、彼の雰囲気から自分らよりも実力があるエースだとザラ隊の面々の中では真っ先に気づいていた。そのため彼とのシュミレーションで完敗した際に彼を"頼れる先輩"として認識していたが、話している内に友人のような関係になっていた。(これはニコル本人の気質によるものが大きい) 

スバルからも友人と認識されていたが、"スバル・クロムハーツは死んだ"発言には一番動揺するなど少々軍人としては甘さが目立つ。

 

‡‡‡‡‡‡

 

性格は穏やかで冷静沈着、戦いには不向きだと思われる人物だが、ユニウス・セブンの悲劇を知り、それを繰り返させないためにZAFTに入隊を決意した事を語ったため"誰かを守るために武器を取った人物"だとスバルからは分析されていた。

 

彼からはオーブに到着後はニコルの意思を優先し、それを手助けすると伝えられているが、両親の事もあり、今後どうするかは未だに悩んでいる節がある。(状況が状況だけに直情型のイザークらが早まった報告(つまりKIA 認定)をしたかも知れない、という不安もあるため)

 



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シグーアサルト・ゼロフレーム改修型

[機体正式名称]

シグーアサルト・ゼロフレーム改修型

 

[通称]

ランスロット

 

[形式番号]

MBF-P00/HMCC

 

[全高]

20.59m

 

[重量]

不明

 

[動力]

試作型パワーエクステンダー

 

[装甲]

発泡金属

 

[武装]

・対装甲コンバットナイフ"アーマーシュナイダー"

・57mm高エネルギービームライフル

└175mmグレネードランチャー

・M68キャットゥス 500mm無反動砲 

・グレネードランチャー搭載型防盾 

 

・高エネルギービームサーベル

・スモーク・ディスチャージャー投射装置

・腰部マルチランチャー

・MMI-M1001 90mm対空散弾銃

・75mmアサルトガンポッド"ツララ"

・多目的サブアーム装置

[アサルトシュラウド形態追加装備]

・シールドバインダー搭載型2連装ガトリング砲

└115mmレールガン"シヴァ"

 

[詳細]

オーブ軍に亡命し、紆余曲折を経て三佐の階級を得ることになったスバル・クロガネに与えられた専用機。とはいえオーブ軍に回収されたかつての愛機"シグーアサルト"にモルゲンレーテ社で開発されていたプロトアストレイのデータを組み合わせた試作急造機、所謂"繋ぎ"扱いの機体。試作技術のテストヘッドも兼ねている。

 

形式番号こそオーブ軍のプロトアストレイの番号を急遽与えられたが、頭部、胴体、両肩はシグーの部位をそのまま使用している。(これはパーツが足りていなかったため)

 

モルゲンレーテ社が開発した動力"パワーエクステンダー"の試作型を搭載し、地球軍のGAT計画の技術を盗用して作られたプロトアストレイのデータを使用しているため、ビーム兵器の運用が可能となっている。

 

試作型のフライトユニット"ハヤブサ"を基本装備とする事でC.E.71年時点では数少ないサブフライトシステムを必要としない飛行能力を本機に与えることが可能となった。追加装甲システム"アサルトシュラウド"もそれに適応するように最適化されたが、思いの外"ハヤブサ"に与える負荷が大きい事が判明したため、アラスカ脱出作戦時まで装備はされなかった。(それだけ高性能な機体となった、ともいう)

 

機体の正式名称となっている"ゼロフレーム"とは、プロトアストレイの基礎設計データを流用したために便宜上付けられた名前。いわば全てのプロトアストレイのベースになったデータが使われており、そのあちらこちらにプロトアストレイの特徴を見いだすことが可能となっている。(両手のプラグや各種武装への適応性など)

 

試作型フライトユニット"ハヤブサ"はエールストライカーを強化、発展させた物であり、2本のサブアームが搭載されているのが特徴である。これは胴体両脇から突き出すように武器を展開させる事が可能なほか、背面への射撃も可能にするなど、武装ラッチ以外の扱いを可能としている。また、ウィング部には複数のハードポイントを持つため、武装を豊富に搭載可能となっている。

 

 

長距離移動の際には脚部にジェットスキー、ハヤブサの翼部ハードポイントに複数のプロペラントタンクを装備し、海面をホバリングさせることで移動を行わせる事が可能。その状態での航続距離は凄まじく、アラスカ防空圏ギリギリからオーブ付近までの移動を可能にする、と理論上では考えられていた。(実際にはマーシャル諸島までだとスバルは考えていた)

 

75mmアサルトガンポッド"ツララ"は弾丸貫通力、弾丸の初速に秀でているガンポッドであり、装弾数や連射性、射程の全てのバランスが良いのが特長。しかし試作兵装でもあるため、少々大型化してしまった

 

両腕に装備するグレネードランチャー搭載型防盾は、シグーアサルトのMMI-M7070C 28mm短砲身バルカン内蔵防盾改の銃身が吹き飛んでいたために急遽取り付けられた急造兵装。しかし、腰部に取り付けられた多種多様な弾頭を使えるマルチランチャー、デュエルと同型のグレネードランチャー搭載型ビームライフルと異なり、射程を短射程に限定し、そのために開発された、極めて衝撃力の高い炸薬を用いている。

 

 

このため、実弾を無力化可能なPS装甲相手にも充分過ぎる衝撃力を与えることが可能となった。その衝撃力はキャットゥスやマルチランチャーのグレネードと同時に着弾させたとはいえ、ブリッツを"僅かながら"浮かせる事が可能だったほど。

 

アークエンジェルがアラスカから脱出する時にはハヤブサが壊れるのを覚悟してアサルトシュラウドを装備、さらにアークエンジェルに持ち込んでいた予備武装を(撃ち切れば捨てる予定だったとはいえ)無理やり積んだ状態で襲い来るZAFT機を相手に獅子奮迅の活躍を見せつけた。

 

機体の通称となっている"ランスロット"とは彼が付けた皮肉混じりの通称で、裏切りの騎士を意味している。

 

 

形式番号に入っているHMCCとは"High-Mobility Custom Command"の意味で、高機動指揮官用改造機の意である。

 

武装の搭載箇所は以下の通り

 

・対装甲コンバットナイフ"アーマーシュナイダー"

└機体両脚部格納(脹ら脛部分)

 

・175mmグレネードランチャー搭載型57mm高エネルギービームライフル

└左手保持

 

・高エネルギービームサーベル

└両腰部左右マウントラッチ(フリーダムと同じ)

 

・M68キャットゥス 500mm無反動砲

└腰部後方マウントラッチ、"ハヤブサ"ウィング部ハードポイント

 

・グレネードランチャー搭載型防盾

└両腕装着

 

・スモーク・ディスチャージャー投射装置

└両肩外付け。アサルトシュラウド装着時使用不可

 

・腰部マルチランチャー

└腰部外付け。パージ可

 

・MMI-M1001 90mm対空散弾銃

└"ハヤブサ"多目的サブアーム保持

 

・75mmアサルトガンポッド"ツララ"

└"ハヤブサ"ウィング部左右ハードポイント

 




2017/7/19 文章の添削


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バルトフェルド隊特別遊撃隊"ムーンウルブス"

原作キャラも色々と改変があります


名前:ミハイル・スミルノフ

年齢:28歳

種族:コーディネーター(第1世代)

性別:男性

生年月日:C.E.43 7月21日

血液型:A

身長:187cm

体重:85kg

 

元バルトフェルド隊において、スバル・クロムハーツを隊長に据えた特別遊撃隊"ムーンウルブス"に所属していた男性。愛称は"ミーシャ"。背が高く筋肉質ではあるが穏やかな笑みが似合う人物。

スバルが地上において戦果を挙げていたのを危惧した一部のタカ派(血統主義者)の手によってプラント本国の新兵の教官としてムーンウルブスの面々諸共引き離される。そして教官業務の傍ら、遺伝子工学の権威と名高いデュランダル博士を訪ね、スバルが冷遇されていた理由やコーディネーターに込められた意味を知るとデュランダルを説得、離れ離れになったムーンウルブスのメンバーに連絡を密かにとってオーブへの亡命を進めるなど、チームの支柱的な役割を担った。

ムーンウルブスに配属されていた際は、死に急ぎにしか見えなかった部隊長のスバルを見て、カウンセリングなどを自主的に担当していたなど、スバルにとっては大恩人。当時バルトフェルドから部隊長を勧められるが、それを辞退し副部隊長となると業務ではスバルを補佐し、戦闘ではカスタマイズされたザウートを巧みに操り部隊の支援砲撃を行なっていた。本業はコズミックイラ以前における文学作品の研究者。既婚者であったが、妻とナチュラルの両親、息子を血のバレンタインで失っている。

 

††††

 

名前:リコ・カーマイン

年齢21歳

性別:女性

種族:コーディネーター(第1世代)

生年月日:C.E.50 6月24日

血液型:O型

身長:157cm

体重:49kg

 

元バルトフェルド隊の"ムーンウルブス"に配属されていた女性。現地改修がなされたジンオーカーを操り、スバルの相方を担当していた。コーディネーターではあるが目の色のコーデネートミスで視力が低下、眼鏡を必要とせざるを得なくなった人物。機体に乗る際には手作りの電子デバイスを装着する。やや目付きが悪いが、人の本質を見抜けるだけの観察眼を持つ。

ミハイルと同じくしてプラント本国に招聘され、新兵の教官業務に携わっていたが、ミハイルの呼びかけにいの一番に答えると、タカ派のパソコンからデータをハッキングしてオペレーション・スピットブレイクの全容を引き抜いた。本業は機械工学における補助器具の開発者。

 

†††††

 

名前:アカネ・ジングウジ

性別:女性

年齢:17歳

種族:コーディネーター(第1世代)

生年月日:C.E.54 8月4日

血液型:B型

身長:163cm

体重:52kg

 

元バルトフェルド隊の特別遊撃隊"ムーンウルブス"に配属されていた女性パイロット。現地改修がなされたザウートを操り、直接狙撃支援を担当していた。愛称は"姫"

コーディネーターとしての資質があまり現れなかったタイプの少女ではあるが、それを血の滲むような努力で補った努力の天才。スバルの同期卒業生ではあるが、バルトフェルド隊には彼女の方が先に配属されていた。元はアジアから移住してきた一族の娘で、愛称はその名残。

プラント本国にテストパイロットとして招聘されたが、ミハイルの呼びかけに応え合流。その際にニュートロンジャマーキャンセラーの開発者であるユーリ・アマルフィを言い負かして亡命を促した。美人でスタイル抜群だが性格は猫を被っており、戦闘時の口の悪さは部隊一。心理学を専攻している。彼女もまた、血のバレンタインで一族全員を失っており、その当時にその場所にいた、と告白したスバルに怒りに身を任せて発砲、右肩を撃ち抜くという事件を起こしている。

 

††††

 

名前:ヒルダ・ハーケン

性別:女性

生年月日:C.E.51 6月19日

種族:コーディネーター(第1世代)

年齢:20歳

身長:168cm

体重:59kg

血液型:B型

 

元バルトフェルド隊で"ムーンウルブス"に配属されていた女性。ラクス・クラインの大ファンで、新曲は必ず入手するほど。

戦闘においては、スバルと同じく前衛を現地改修型のジンオーカーで担当。スバル同様に戦果を挙げており"月影の群狼"と現地では呼ばれていた。

プラント本国にテストパイロットとして招聘されたが、自分だけが招聘されるという決定を不服に思っており、独自に当時議長を務めていたシーゲル・クラインに情報を求めて接触。口を閉ざす彼から話を聞くべく成り行きで護衛をしていたところ、ミハイルから声を掛けられ呼応、シーゲルとラクスを連れてエターナルに合流した。

非常に勝気ではあるものの、配属されたばかりのスバルが自傷行為をしている事に最初に気付き、ミハイルに相談した人物。当時のコールサインの番号を機体にペイントしている。

 

††††

 

名前:ヘルベルト・フォン・ラインハルト

性別:男性

生年月日:C.E.47 10月5日

種族:コーディネーター(第1世代)

年齢:24

身長:176cm

体重:65kg

血液型:A型

 

元バルトフェルド隊の"ムーンウルブス"に配属されていた男性。部隊の作戦参謀であり特に相手の心理をデータを元に予測する術に長けている。ラクスの隠れファン。

戦闘ではヒルダの補佐役を担当、現地改修型のジンオーカーを操っていた。

ヒルダ共々プラント本国に招聘され、その不自然さに気付いてシーゲルを探そうと言い出した人物で、ヒルダとマーズの二人にシーゲルの護衛を任せ、タカ派でありながら軟禁されたエザリア・ジュールに接触、協力を求めた。

冷静沈着な人物であり、ミハイルと共にスバルのカウンセリングを担当、スバルのトラウマの原因となった核弾頭を搭載したメビウスの母艦の艦長への憎悪を持つ。心理学を専攻しており(本人は嫌々だが)アカネの師となっている。元は喫煙者であったが、バルトフェルドのコーヒーの試飲に付き合ううちに禁煙、口の寂しさを補う為に棒付き飴を舐めている。

 

†††††

 

名前:マーズ・シメオン

性別:男性

生年月日:C.E.47 9月25日

種族:コーディネーター(第1世代)

年齢:24歳

身長:177cm

体重:62kg

血液型:O型

 

元バルトフェルド隊"ムーンウルブス"に配属されていた男性。部隊における斬り込み隊長であり、作戦立案を担当していた。ラクスの隠れファン。

戦闘では現地改修型のジンオーカーの簡易型アサルトシュラウド装備を操り、文字通り戦線に風穴を開ける斬り込み隊長を担当していた。

ヒルダやマーズ共々プラント本国に招聘され、その扱いに違和感を覚えてヘルベルトと共にシーゲルに接触。ヒルダと共にシーゲルを護衛しながらバルトフェルドと密かに連絡を取り合っていた。

口は悪いが、スバルのシグーアサルトの改修プランを整備士と一緒になって考えたり、スバルのパーソナルマークを考えてみたり、スバルを会話の輪に引き込んだりと、スバルとチームを繋ぐムードメーカーだった。電子工学を専攻している。



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M1アストレイ

[機体正式名]

M1.5アストレイ

 

[形式番号]

MBF-M1.5

 

[全高]

17.53m

[重量]

本体:約53.5t

(装備によって変化)

 

[装甲材]

発泡金属

 

[武装]

・20mm 自動対空防御火器×2

・71式甲零型ビームライフル(選択式)

・71式甲一型ビームアサルトライフル(選択式)

・71式甲弐型ビームスナイパーライフル(選択式)

・70式ビームサーベル×2

・試製55mmアサルトライフル(選択式)

・試製型ビームショットガン(選択式)

・360mmロケットランチャー(選択式)

・大型シールド(選択式)

・小型シールド(選択式)

・拠点・艦艇防御用大型ラミネートライオットシールド(選択式)

•シールド用サブアーム×2

•武装用サブアーム×2

 

[追加パッケージ"水守(みなかみ)"]

・六連装スーパーキャピテーティング魚雷発射ポッド×2

・対艦機雷投射コンテナ

・対艦ミサイル発射コンテナ×2

 

[追加パッケージ"遠雷(えんらい)"]

・94mm高エネルギー収束火線ライフル

・350mmガンランチャー

・超高インパルス超射程狙撃ライフル(94mm前・ガンランチャー後)

・対空・対装甲散弾砲(ガンランチャー前・94mm後)

•多目的用サブアーム×4

 

‡‡‡‡‡‡‡‡

 

オーブが大西洋連邦の技術を盗用し極秘裏に開発していたプロトアストレイの制式量産機。本機はテスト用に開発していたM1をスバル・クロガネのプランを参考にマイナーチェンジした仕様。結果として量産性は低下したものの、機体性能はプロトアストレイに近い数値を叩き出している。

 

頭部に搭載された自動対空防御火器は、威力自体は75mmイーゲルシュテルンより低下しているが、その分装弾数を増加、射程距離を長く設定されている。これはミサイルの迎撃に多く用いる事を前提にしているためである

 

また、二種の追加パッケージの運用も想定されている。これが機体の量産性低下に繋がっているが、それを外度視しても得られる恩恵は大きくなっていると判断された。

 

追加パッケージ"水守(みなかみ)"は、島国であるオーブにとっては不可避となる水上戦闘をアストレイで行うためのパッケージである。この開発背景には、ZAFTのように専用機を開発する時間的余裕がないため、緊急措置的な意味合いが強い。

 

両脚部に水上移動用の大出力ホバークラフトを装備、バックパックも高出力のものに換装しており、これを用いて水上を滑るように移動する。ただし緊急措置的な意味合いで開発されたパッケージであるために移動可能距離はあまり長くなく、また数回の出撃毎に精密検査が必要であるなど、改善点は多く残されている。攻撃オプションとして、脚部ホバークラフトに6連装スーパーキャピテーティング魚雷発射ポッドを、バックパックに対艦機雷投射コンテナを装備可能とする他、両肩に対艦ミサイル発射コンテナを装備可能とする。これらの武装は、母艦との連携を最重要視しての一撃離脱を前提にした、水上での対艦戦闘や時間稼ぎを主な任務として設定されている。これは大西洋連合からの圧力を受け急遽考案されたものである。

 

もう片方の追加パッケージ"遠雷(えんらい)"は、バスターのコンセプトを純粋に継承したパッケージであり、奇しくも連合が開発したバスターダガーと似通った点が存在する。ただしこちらはバックパックの換装によるものであり、対艦・対空•射撃戦を有利に行うために開発された。また頭部に狙撃用バイザーが装備され、さらには通信機能の向上が行われたため、便宜上指揮官機として位置付けられる事になった。

 

バックパックもテスト機と異なり固定式ではなく、ストライクと同系列の換装式が改めて選択されている。これはストライクのコンセプトを見て採用されたものであり、一つの機体で複数の仕事を可能にするため。

 

また、通常のバックパックには武装用のサブアームとシールド用のサブアームがそれぞれ左右一本ずつ装備されている。シールド用のサブアームはビームライフル程度の威力であればシールドで受け止める事ができるだけの強度があり、武装用のサブアームは試製55mmアサルトライフルや各ビームライフルであればフルオートで使えるだけの強度を有しているなど、C.E.71の時点ではMSに慣れたパイロットが少なく、それでいて少数で多数の敵を相手にしなければならないオーブ軍にとっては有難い機能を持つ。これらサブアームはオート、またはマニュアルで制御されており、マニュアル操作では敵の攻撃を受け流させる事も可能。オート制御の場合は攻撃よりも防御・迎撃に比重を置いて制御される。

 

(当初は政府も難色を示したが、スバル・クロガネが提出した戦術案を満たすために採用された。皮肉にも亡命者である彼が提出した戦術案は、オーブに合った戦い方であった)

 

また、武装も複数用意されており、様々な任務に対応が可能になっている。

 

三種のビームライフルは零型はトータルバランスが良く、壱型は命中精度をやや犠牲に連射性を向上、弐型は連射性を抑え、精度と射程距離を大幅に向上させてある。

 

 

基本的に本機は四機で一小隊編成を組むことを推奨されている。その際は1機が遠雷を装備し、残りの三機が前、中衛を勤める事を推奨されている。その際、遠雷を装備するM1が小隊長を勤める。

 

本機は開発期間が短いため、頭部アンテナの形状変更とバックパック以外はベースとなったM1と大差がない。そのため、皮肉にも連合に改修が察知されなかったという背景がある。

 

また、アメノミハシラにて開発している、宇宙用のMS、M1Aは更なる改修が施される予定となっている。

(なお、本M1はあくまで地上試験用として運用される事が決まっており、後継機のプランが既に立ち上がっている)



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ゲイツ[カスタムモデル]

スバルの過去と縁がここで活きる。
あとゲイツに対しての辛辣な意見も。


[機体通称]

ゲイツ・ウルブズカスタム(ムーンウルブス)

ゲイツ・シュペルフォイヤー(シホ機)

 

[型式番号]

ZGMF-600

 

[全高]

20.24m

 

[重量]

不明

 

[動力]

内蔵バッテリー+追加バッテリー

 

[装甲]

不明

 

[武装(共通)]

• MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲×2(頭部)

 

•対ビームシールド(右腕装着)

 

•NOL-Y941 レーザー重斬刀(腰部右側マウント)

 

•MA-M21G ビームライフル(腰部後方マウント)

 

•MMI-M7S 76mm重突撃機銃(右肩マウント)

 

•MMI-Y1201 90mm試製対MS散弾銃(腰部左側マウント)

 

[武装(ミハイル&アカネ機)]

•120mmレールガン"インドラ"(腰部)

•400mm試作型対艦キャノン"ジークフリート"(バックパック搭載)

 

[武装(リコ機)]

•M68キャットゥス 500mm無反動砲(バックパックマウント)

•多目的ランチャー(両肩装備)

 

[武装(ヒルダ機)]

• Y-M71 550mmロケットランチャー"ティグリス"(バックパックマウント)

•試作型対MS用特殊ロケットアンカー"アラクネ"(左腕部追加装甲内蔵)

 

[武装(ヘルベルト機)]

•M68キャットゥス 500mm無反動砲(ラミネートシールド搭載)

•右腕部試作型対装甲電磁射出式打突パイルバンカー"ベオウルフ"

•可動式ラミネートシールド(左肩搭載)

 

[武装(マーズ機)]

•MMI-YX-701大型試製レーザー斬艦刀"マルミアドワーズ"(バックパックマウント)

•試作型アサルトシュラウド"ペティグリー"

•可動式ラミネートシールド(両肩装備)

 

[武装(シホ機)]

• MA-M21G ビームライフル(左手保持)

• M7070C 短銃身28mmバルカンシステム(左腕搭載)

• MMI-Y1201 90mm試製対MS散弾銃(バックパックマウント)

 

†††††

 

ザフト軍が開発、満を辞してロールアウトしたビーム兵器を標準搭載する最新鋭量産機。その先行配備機を受領した各パイロットが各々の戦闘スタイルに合うよう、かつてスバルがテストパイロットをしていた際の縁を頼りマイウス・ミリタリー・インダストリー社にカスタマイズを依頼し、完成した機体。

ベースとなったゲイツのビームクローはメンバー全員の満場一致で扱いにくい、の一言で撤廃され、代わりにシグーディープアームズと並行して開発されたレーザー重斬刀を搭載、さらにムーンウルブズ全員から奇襲するにも使いにくかった、と不評だったエクステンショナル・アレスターEEQ7Rも撤廃されている。また、スラスターはMMI-M729エンジンに換装されており、数自体も増設されている。また稼働時間増加のために専用の追加プロペラントタンクが必ず追加される事となっている。

 

部隊において狙撃•砲撃支援を担当していたミハイル機、アカネ機にはエクステンショナル・アレスターEEQ7Rの代わりに115mmレールガン"シヴァ"の改良型であるレールガン"インドラ"が代わりに搭載され、バックパックはスラスターの強化と増設がされた専用のものに換装された。そしてバックパックにはレセップス級の主砲を流用して開発された400mm試作型対艦キャノン"ジークフリート"を装備する。機体左右に一門ずつ搭載されるこの武装はラミネート装甲を有する戦艦や、アンチ•ビーム爆雷に対応するために試作された武装であり、文字通り桁違いの火力を有する。また専用のバックパックにはジン•ハイマニューバにも採用されているMMI-M729エンジンを追加しているため、機動力の低下や(宇宙空間での)反動はごく僅かとなっている。

 

部隊においてスバルの相方を勤めていたリコ機は武装自体はテコ入れされていないが、機体の機動力の向上の為にスラスターはMMI-M729エンジンを採用したものを追加装備しており、機動性はフリーダムに匹敵するレベルにまで引き上げられているのが最大の特徴となっている。

 

部隊において機動戦や遊撃戦を担当していたヒルダ機にはキャットゥスから強化発展させたロケットランチャー"ティグリス"と、対MS戦を意識して撃ち込んだ対象に高電磁パルスを流し込む試作兵装"アラクネ"が左腕の装甲内部に搭載されている。アラクネはブリッツのグレイプニールからヒントを経て試作された小型の楔形ロケットアンカーであり、強襲戦を得意とするヒルダにテストを依頼する為に開発•装備された。また、ヒルダ機は彼女が格闘戦で"蹴り"を多用する事から脚部装甲は重装甲化されている。

 

部隊において機動戦や遊撃戦を担当しており、なおかつ索敵や通信手も担当していたヘルベルト機は通信手段の強化として、長距離偵察型ジンのレーダーレドームを右肩に搭載、バランスと防御の兼ね合いから左肩に可動式のラミネートシールドを装備している。また、死角となる箇所には追加のカメラが増設され、さらには右腕が重装甲化されるなど、左右非対称の機体と化している。重装甲化した右腕には対装甲用に特化した電磁射出式の打突用パイルバンカーが搭載され、攻撃能力の底上げがなされている。彼の機体のMMI-M7S 76mm重突撃機銃はシールド裏に搭載されている。

 

ヒルダやヘルベルトと組んで機動戦や遊撃戦を担当するマーズ機は他二機と比べるとかなりの重装甲化がなされている。コレは彼の役目が文字通り敵陣への斬り込みが担当であるからである。その為、彼の機体には対ビームコーティングが施された専用のアサルトシュラウド"ペティグリー"と両肩に可動式のラミネートシールドが装備されており、バックパックもスラスター数を増やし、スラスター自体はMMI-M729エンジンを採用した高出力なものに換装されている。武装はソードストライクのシュベルトゲベールをベースに開発された大型試製レーザー斬艦刀"マルミアドワーズ"を主武装とする。シュベルトゲベールを大型化しただけに見える武装ではあるが、最大の特徴として峰に値する部分にスラスターを内蔵し、攻撃時のスイングスピードの強化や斬り返し補助やインパクトの強化が可能となっている。マーズ機は稼働時間を確保する為に本機はビームライフルとレーザー重斬刀を搭載しておらず、またOSも専用のものを採用している。MMI-M7S 76mm重突撃機銃とMMI-Y1201 90mm試製対MS散弾銃は左右のシールド裏にそれぞれ搭載している。

 

シホ•ハーネンフースの専用機はゲイツの開発コンセプトである近接戦よりも自身が得意とする機動射撃戦に適応するカスタマイズがなされている。特に対多数の敵やミサイルに対応するために継戦能力の向上を目指して実弾兵器が多数装備されているのが最大の特徴となっている。また、シホ自身が開発に携わっていたシグーディープアームズのレーザー重斬刀を搭載しており、さらにシグーのシールドバルカン砲を追加で搭載するなど、ゲイツには見えない機体と化している。そのためか、ドイツ語で"弾幕"を意味するシュペルフォイヤーのあだ名が開発チームによって付けられていた。

 

何の因果か、ムーンウルブスのカスタマイズはシホの戦闘スタイルにも合っており、マイウス社のスタッフ達はゲイツの改修案の一つに中距離戦仕様の武装案を盛り込む事にしたのだとか。

 

また、MMI-Y1201 90mm試製対MS散弾銃はムーンウルブスの面々から対多数戦やミサイル迎撃用に、との要請を受けてマイウス・ミリタリー・インダストリー社が試作した兵装となっている。ベースになったのはディンの空対空散弾銃で、主に射程距離の向上と弾倉容量の増加がなされており、弾頭も対装甲性の高いものを採用している。



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