召喚したサーヴァントがカオス過ぎて私はもうダメかもしれない (パトラッシュS)
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サーヴァントとは何だったのか…

むしゃむしゃしてやった、聖杯ならなんでも良かった、今はアンリマユになってる





聖杯戦争

 

 

マスターはサーヴァントを使役し、願いを叶える願望器である聖杯を巡り繰り広げられた戦い。とかなんとか?とかいう戦争がかつてあったらしい。

 

 

まぁ、今の自分的にはそれは知らない出来事であって聞いただけのただのおとぎ話。

 

 

体験した訳でもない私にとってみればどうでも良い事、そういった戦争がかつてあったかどうかはなんか知らないけど、私ことブエナビスタは今、かつてその戦争に使われたというサーヴァントと呼ばれる者を召喚している真っ最中である。

 

 

え?すんごい牝馬みたいな名前しやがって?

 

 

仕方ないじゃないの、だって!だって!親が両方とも牧場生まれで付けた名前なんですよ!

 

 

足が速くて良い名牝になりますようにって付けたみたいだけれど…名牝って何?

 

 

みたいな感じで大人になりつつある私は年を重ねるごとに名前に対して違和感を覚えてきてます。有◯記念はよ出馬しろ?無茶言わないで!無理だから!

 

 

そんでもって今回が召喚10回目になります。なんかたくさん失うものがありました。本当にありがとうございます。

 

 

しかも今回は破格の10連続召喚ですよ!10連続召喚!

 

 

グッバイ!礼装!私は今日から礼装を卒業します!ざまぁみろ!

 

 

さぁ!来い!私のサーヴァント!カモン!

 

 

1人の少女が様々な思惑を抱きながら魔法陣を凝視し、血眼で自分が出るであろうサーヴァントを迎える。

 

 

お茶菓子とかケーキとかたくさんあるよー!良いサーヴァントちゃんおいでおいでー!。

 

 

光が収束し、サーヴァントが露わになってゆく、はぁ!やっぱり名のあるサーヴァントなんだろうなぁ!楽しみだなぁ!。

 

 

だんだんと清々しい魔法陣の光が晴れてゆき露わになるその姿、これは強いサーヴァントに違いない!。

 

 

「問おう、お前が私の住職か」

 

 

ん?住職?住職ってあの住職?お坊さんのことかな?

 

 

ん、んん?なに?どういう事?あれ?あれれ?私のサーヴァントは英雄はどこにいるの?おかしいなぁ疲れてるのかな?私。

 

そして、次々と他の魔法陣もまた光が続くように収束して召喚しただろうサーヴァントが少女の前に現れはじめる。

 

だ、だ、だ大丈夫、落ちつけ、まだ、あわてるよよよようなじじじ時間じゃない(動揺)

 

 

「(´・ω・`)壁殴り代行、はじめました」

 

 

え?壁殴り代行?壁殴り代行って何?壁を殴るお仕事か何かでしょうか?

 

なるほど、これが流行りの壁ドン…な訳あるか!。

 

 

「ごっつぁんです」

 

 

力士?何?どう見ても東洋人だよね?おかしいなぁ、あれー?私はサーヴァント呼んだよねぇ?

 

しかもなんか力士がサーヴァントってなんか意味不明っぽい?あれ?んー?

 

 

「コックのライバックだ…ここはどこかわかるか?俺に教えてくれお嬢さん」

 

 

挙句にコックか…コック、もう何が来ても驚かないな、うん

 

なんか私は今ものすごい状況にいると思う、あのーえっと、これ一応、英雄召喚してるんですよね?

 

おかしいなぁ、どこで間違えたのかなぁ召喚に触媒とかいらないはずなんだけどなぁ

 

 

 

「…と、とりあえず、自己紹介をお願いしてもいいでしょうか?」

 

 

そ、そうだ!見た目に騙されてはいけない!もしかしたらすんごい英雄かもしれないじゃない!一般人っぽい人ばかりだけど!イスカンダルとか!呂布とか!諸葛亮孔明とか!李信とか!クーフーリンとか!

 

 

コックっぽい人は…ノーコメントで…

 

 

あれ?でもみんなどっかで見たことあるっぽい?

 

 

た、多分気のせいだ!

 

 

そして、自己紹介を促した英雄達はそれぞれ口を開いて自分の真名を次々と明かしはじめる。

 

 

「強い霊感に釣られ参上した。俺の名は寺生まれのT」

 

「(´・ω・`)壁殴り代行だ、またの名をらんらん、しょぼーん、チャーハン、マスター、色んな名前はあるが今は壁殴り代行と呼んでくれ」

 

「ケイシー・ライバックだ、コックをやっている、まぁ気軽にライバックと呼んでくれ」

 

「日下開山でごわす!SUMOUならまかせるでごわす!どすこーい!」

 

 

「…………………」

 

 

そんなことはなかったぜ

 

あーそっかそっか、聖杯だけに、かんぱーい(完敗)ってやかましいわ!

 

なんでぇ!どうしてこうなるの!?私の!私のサーヴァントはどこなの!そもそも呼んだこやつらは一体なんなの!

 

 

 

「何でぇ!ゲテモノばかりなのぉ!よりによってぇぇぇ!確かに!なんか召喚したけれどぉ!」

 

「えっと…その、マ、マスターでよろしかったでしょうか?」

 

「次は誰よォォ!何?何なの!馬鹿なの?死ぬの?もうイヤぁ!」

 

「あ…と…い、いえ、私はルーラーのサーヴァント、ジャンヌ・ダルクといいます」

 

「え?」

 

「だからジャンヌ・ダルクです…」

 

 

 

マジで!最後の最後で大逆転!?

 

聖処女来た!本当に来たよ!え!?嘘!本当に!?

 

ルーラーのサーヴァントだって!あんまり聞いたことないけど!なんかしらないが!やったー!はじめてのまともなサーヴァントだ!

 

 

「道端で倒れたところ、ご飯の匂いに釣られて呼ばれました」

 

「コックだ!コックがいるからか!!誰か教えて!」

 

 

でも良かった、まともに戦えるサーヴァントが来てくれたよ

 

これで少しはマシになるかも!戦えるし!戦力になるなら!なんとかなる!マシュにも報告してあげないと!

 

 

あの娘、なんかどことなく、艦こ◯に居そうな雰囲気あるんだよね、なんとなく似てるんだよ…主に駆逐艦で胸がおっきい娘。もちろん提督じゃないよ?私はマスターだからね!

 

なんにせよ無事に、いや、無事じゃないな、召喚事故だな。

 

とりあえず終わったからよしとしよう。これから先の事は後で考えればいいや、てかこの人達の宝具ってなんだろう?

 

英霊なんだし多分、なんかすんごい宝具なんだろうなぁ(諦め)。

 

 

「…うん、まぁまずは」

 

 

そうだよね、一応、英雄の人達だよね

 

各部門ではさ、ジャンヌダルク限っては有名人もいいところ、ある種とんでもない英霊みたいな人だし

 

 

「私は、ブエナビスタ、みんなよろしく…ね?」

 

 

とりあえず挨拶はしておこう

 

 

べ、別に礼儀だから!ジャンヌダルクが来てちょっと嬉しいからとかそんなんじゃないんだからね!勘違いしないでよね!

 

大丈夫かなぁ、私死なないよね?

 

そんな事を思いながら私の召喚はまともなサーヴァントが一人だけという展開を迎えてこうして一区切りついたのでした。

 

うん、サーヴァントを呼んだらとんでもないのがたくさん来た件について

 

 

 



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召喚があれだけと言ったな…あれは嘘だ

なんでか知らないけどカレイドスコープがたくさん出るよ!楽しいなぁ(白目)





皆さん、こんばんは

 

 

私はブエナビスタ、馬の名前ではありません。いいね? まだ、マスターをしはじめたばかりの未熟者です。

 

さて、皆さんにちょっとしたご報告があります。

 

先日、行った召喚に加えて新たに仲間が増えました。

 

そう…仲間が…

 

 

「ハルトォォォォォォォォ!」

 

「ここはどこだ、答えろ!!さもないとこの手を離すぞ、支えてんのは左手だ、利き腕じゃないんだぜ?」

 

「こらこらやめなさい!何やってんのあんたは!こんなの英霊じゃないわ!ただの筋肉がついた暴漢よ!」

 

「だったら漕げばいいだろ!」

 

「漕げるか馬鹿!」

 

 

とんでもない問題児が2人に増えました。

 

 

先ほどから悲鳴を上げてるのは通称、『決闘者』とかいうサーヴァント、そして、その決闘者に脅しをかける様にして崖から手放そうとしている身長は190cm髪は茶、筋肉モリモリマッチョマンの変態が『コマンドー』と名乗るサーヴァントです。

 

 

そう、私はまたしても意味不明な者を召喚したみたいなのです。何?何なの?聖杯は私に恨みでもあるの?

 

 

前回、中途半端に余った分と教会から頂いた聖晶石を使って2回ほど召喚をね?サーヴァントが出たと思ったらこれだよ!

 

 

それで、この状況はと言うと、突然、召喚されたばかりの『コマンドー』が状況がわからないまま『決闘者』に脅しをかけているのです。

 

呼ばれたばかりの彼は状況を把握する為に女の私より男性である『決闘者』のサーヴァントに対して筋肉式交渉術に臨んでいる訳ですね。

 

 

収拾つけるサーヴァントはどうした?そこに星5のジャンヌダルクがいるじゃろ?ですって?

 

ジャンヌダルクちゃんならコックにご飯を頂いてる最中じゃないでしょうか?

 

 

「と、とりあえず状況を説明するから、ね?ね?落ち着こう?OK?」

 

「OK(ズドン」

 

「あぁ!?何やってんの!腹パンって」

 

「この手に限る」

 

「ハルト、見てごらんお腹がへこんだよ」

 

「腹パンされる兄さんは嫌いだ…」

 

 

なんだこの状況、前よりカオスになってる気がする。

 

普通にセイバーでモードレッドとかさ、アサシンで佐々木小次郎とかさ、そんな英霊がさ来てもさ、良いと思うんだよ私。

 

そんなこんなで晴れて私は新しいサーヴァントを2人陣営に加えることになりました。

 

 

そして、設けられてるマイルームに行きマシュにも先日と今回の私が行った召喚について改めて報告。

 

 

「…え?…え?…英霊…の召喚をしたんですよね?マスター」

 

「そうだよ、仲間が増えたよ、これで戦えるねマシュ(白目)」

 

「…ちょっと待ってください、あのですね、…ん…?英…霊…?」

 

「貴女は何も見なかった、いいね?」

 

「アッハイ」

 

 

とりあえず、説明はしたもののやはり目の前に広がる奇妙奇天烈なサーヴァント軍団を目の当たりにして常に冷静なマシュも戸惑いが隠せない様子だ。

 

 

当たり前だ、誰だってそうなる、現に私もそうなった。

 

 

大丈夫、戦闘になればジャンヌダルクちゃんがいるしどうにかなるって!(震え声)

 

 

でも、だからといって私はマシュとジャンヌを含めた編成だけで私は戦うことはしたくない。確かにみんな癖が強すぎてキャラが濃いサーヴァントばかりだけど私の呼び掛けに応えてくれたのは確かなんだし。

 

マスターとして私はみんな戦闘能力を一度完全に把握しておく必要がある。

 

自分の知ってる英霊だから使うとか知らない英霊だから使わないとか、使い勝手が悪い英霊だから戦闘に出さないとか私は基本的にそんなことはしたくない。

 

 

そう、そんなこんなで早速、私は召喚に応じてくれたサーヴァント達を編成する事にした。

 

 

「それじゃ…まずは…うーん、壁殴り代行とマシュ…、それにジャンヌに、ライバック、Tさんはキャスター枠になるから今回はお休みしてもらって、決闘者と日下さんでいいかな?コマンドーは決闘者を腹パンしたから罰でお休みってことで」

 

 

そんな感じで私は拭いきれない不安の中、サーヴァントの編成を行った。

 

だって…まだ、マスターになってそんなに日が経ってないからステータスとかは戦闘になってからじゃないと把握できないしね。

 

一応、ライバックはコックだけどアサシンのサーヴァント。決闘者はアーチャー。日下さんと壁殴り代行はバーサーカーって事は把握している。

 

キャスターであるTさんを今回外したのは私の中で後衛が必要ないと感じたからだ。

 

まぁ、力試しみたいなものだしね?。

 

 

「さて…どうなることやら…」

 

「大丈夫ですよ、マスター、私が居ますしね? そんなに気負わないでください」

 

「うぅ…ジャンヌちゃん!貴女が来てくれて本当に良かったよぉ」

 

 

そう言って編成で試行錯誤している私に慰めの言葉を掛けてくるジャンヌを涙ながらにぎゅっと抱きしめる。

 

ジャンヌちゃん!本当に天使!結婚しよう!女同士だけど!

 

 

不安だ…本当に不安しかない…

 

 

無事に初陣が終わればいいなぁ。

 

 



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戦いは数だよ兄貴!



私まーつわ、いつまでもまーつわ♪(ギル) ワカメいい加減にしてくださいませ…(血涙


やっほーブエナビスタだよ

 

 

前回の編成から引き続き今日は私のサーヴァントが初バトルだよ!楽しみだな!どんな力を見せてくれるんだろ?(白目)

 

 

そんなこんなで来ました冬木市、なんか焼け野原になってて歩く屍がいるよ!やったね!ジャンヌ!

 

 

…ってなんじゃこりゃああああ!

 

 

いきなり来たところが既に世紀末なんですがそれは…。

 

え?聖杯戦争の舞台だから仕方ない?おちつきたまえ?

 

 

すごくおちついた^ ^

 

 

んなわけあるか!ちょっとオルガマリー呼んで来て!早く!え?出張中?ふざけんなー!

 

もういいや…なんか、Dr.の話だとキャスターの協力者がいるし、しかもなんかイケメンだったから許そう。

 

とりあえずそういう訳で私は編成したサーヴァント達を引き連れて焼け野原が広がる冬木市にやってきました。

 

それでもって早速、協力してくれるサーヴァントことキャスターさんと合流したわけんだけれど…

 

 

「なぁ…嬢ちゃん、一つ聞きたいことがあるんだが」

 

「うん、いいよ、何?キャスターさん?」

 

「そいつらはなんだ?」

 

「…………………」

 

「おい、黙ったまま目を逸らすんじゃねぇよ!ふざけんなコラ!」

 

 

だってさ、私だってなんて答えたらいいかわかんないんだもん。

 

サーヴァントと答えたところで信じてもらえないだろうしね?

 

はぁ、マイルームに帰って早くジャンヌちゃんモフモフしたい、聖女分が足りなくなって来た気がする。

 

 

「(´・ω・`)やきうのお兄ちゃんはかえってよ」

 

「誰がやきうのお兄ちゃんだ!俺はキャスターのサーヴァント!ちゃんとしたサーヴァントだっての!」

 

「(´・ω・`)知らんがな」

 

 

うちの壁殴り代行こと原住民もとい知らんがな、がなんかやたらキャスターを煽ってる。

 

もう身内で早速揉め事ですか、やめてください死んでしまいます、主に私が

 

顔が可愛い癖になんかすごくキャラが濃いよね、戦闘時には壁殴り代行になるらしいけどその顔で筋肉モリモリなんだもん。どんな奇天烈な変異なんだろうね?

 

 

「(´・ω・`)さて、お遊びはこれまでなのー、らんらんは早く敵を倒したいのー」

 

「わかったわかったから落ち着こう?まだ来て歩きだしてから数分しか経ってないし」

 

「どすこい!」

 

「うん…、やる気がすごくあるのは伝わったわ」

 

 

そう言って、気合いを入れて足を上げて四股を踏む日下開山に私は苦笑いをしながらそう告げる。

 

それに対して、ジャンヌはどうやらこの状況には対して驚いていない様子だ動揺をするような素振りもない。

 

まぁ、そうだよね?場慣れしてるって事なのかな?

 

 

「…酷いですね…これ…」

 

「ん?マシュ、それはうちのサーヴァント達?それともこの街の状態?」

 

「両方ですマスター」

 

「ですよねー」

 

 

なんの躊躇なく言いやがったよこの娘。

 

 

まぁそうなんだけどね?否定できないから私も顔を引きつらせてそう答えるしかない。このサーヴァント達ほんとに戦えるのかな?不安がさらに加速します。

 

暫し、徒歩で辺りを見渡しながら歩く私達、こんな風に街がなっちゃったら復興なんてもっと大変だろうねぇ。

 

 

「もっと腕にシルバー巻くとかさ!」

 

「うるせー!離れやがれ!巻かねえよ!」

 

「ヒャハハハァァーでゅ↑えるだぁ↓」

 

「なんだこいつら!」

 

 

なんか後ろでキャスターの声と決闘者の声がいろいろ聞こえてくるけど無視無視。

 

先は長いんだ、このサーヴァント達にいちいち構ってたら先進まないしね?

 

っていうか私が連れてきたサーヴァント、ジャンヌとライバックさんとマシュ以外全部バーサーカーの間違いなんじゃなかろうか…ほんとにクラスあってるのかなぁ?

 

唯一あの中でまともなのってライバックさんくらいだしね?落ち着いてるし、なんか風格あるし。

 

 

「おい、マスター」

 

「(´・ω・`)呼んだかい?」

 

「お前じゃない座ってろ。」

 

「ん?何?ライバックさん?どうしたの?」

 

 

そう言って顔を険しくするライバックさんに私は訊ねた。隣では壁殴り代行をキャスターがどこから取り出したのかハリセンでツッコミを入れてる。

 

何やらジャンヌの方へと私が目を向けてみると彼女もまた顔が少しだけ緊張感があるものに変わっていた。

 

なるほどついにお出ましですか。

 

 

「グォォ…」

 

 

屍の兵士…ね。

 

なるほどなるほど、確かに街の状況もあって不気味に見えるわね、さほど強そうな敵には見えないんだけど数は4体くらいか。

 

さっそく、私のサーヴァント達の出番ね

 

すると、何を思ったのか壁殴り代行が私達の前を遮るように出てきた。身体はいつの間にか通常通り可愛い顔と筋肉モリモリの状態になっている。

 

いつの間にそうなったし、どうしてそうなったし!。

 

そして、筋肉モリモリマッチョになった壁殴り代行は腕を組んだまま、屍達にこう告げ始める

 

 

「/ ´・ω・)<ねぇねぇ、屍さん♪屍さん♪あそこにゲルバナがあるでしょー?」

 

「グァァ…?」

 

「/´・ω・ )<数分後の貴様の姿だ」

 

 

そう言ったのと同時に壁殴り代行の姿が私達の目の前から消えた。

 

え?姿が消えた?ど、どういうことなの?ってかゲルバナ!?ゲルバナって何!?

 

 

そして、次の瞬間…。

 

 

壁殴り代行の姿が見えたと同時に屍の一体の身体がものすごい勢いで吹っ飛び星になって消えていった。

 

そして、私達の目の前には拳を突き上げたままですごい筋肉モリモリの壁殴り代行が屍の兵士がさっきまでいたであろう場所に立っている。

 

隣にいたキャスター、そして、マシュとジャンヌもこの光景には唖然としているようだった。私も含めて

 

 

「は…はぁ…っ!?何それ!どういう事なんですか!星になりました!なりましたよ!マスター!」

 

「…マジかよ…嘘だろ、おい」

 

「神様、どうか迷える私をお救いくださ…」

 

「ダメだから!私とマシュを残して消えようとしないでジャンヌ!」

 

 

やばい、あまりの出来事にみんな動揺を隠せないようだ。

 

だって!あれ!敵が遥か遠くにぶっ飛ばされて星になったんだよ!どうやったらそうなるの!

 

 

「SUMOUでは負けんでごわす!」

 

 

って驚いてる間に今度は日下さんが屍の兵士に突っ込んでったー!

地面がなんかものすごく地響き上げて揺れてる気がするけど、気のせいだよね?。

 

 

「どすこーい!」

 

 

そして、日下さんから繰り出される張り手。

 

私のサーヴァント、日下開山の張り手は屍の兵士の身体部分に直撃する。

 

張り手が屍の兵士に触れるその瞬間、大気が弾けるように一気に私達の背中から駆け抜けていった。

 

屍の兵士は跡形無く吹き飛び、そして、その兵士の後ろにはその日下開山のHARITEを物語る様に巨大なエネルギーが籠った何かが屍兵士を巻き込んだまま、冬木市の街を飲み込むような勢いで巨大なクレーターを作り上げて行く。

 

 

「……………(白目」

 

「マスター!マスター!お気を確かに!」

 

「あんなの対城宝具並みの威力じゃねーか!ふざけんな!」

 

「…聖女って…なんですかね?」

 

 

もうだめぽ

 

私達は目の前に広がる非現実的な光景を次々と目の当たりにしてもはや冷静ではいられずにいた。

 

当たり前でしょ!聞いてないから!なんであいつら化け物みたいな事平然とやってるの!

 

そんな時、後ろからコックの声が聞こえてくる。

 

 

「おいおい、あんまり声をあげるんじゃない冷静さを失えば戦いには勝てないぞ?」

 

「戦いになってない件について」

 

「信じられない事を受け入れて冷静な判断が下せるのが最高の指揮官だろうに」

 

 

ライバックさんはそう言って戸惑いを隠せないでいる私達にそう諭すように言い聞かせてくる。

 

なんでこの人こんなに冷静なんだろう…。

 

 

「そ、そうだよね!こんなこと宝具を使えば他のサーヴァントもできるわよね!」

 

「あぁ、そうだマスター」

 

「ところで、ライバックさん手に持って来ているのはなんでしょう?」

 

 

よく見るとライバックさんの両手に見慣れない人影が見える。なんなんだろう?

 

私達はそれをよく目を凝らして見てみると、それはどっかで見たような姿をしたものだ。そうまるでサーヴァントみたいな…。

 

 

「…丁度、気配を感じたんで少しばかり単独で行動したらこいつらを見つけてね、少しばかり組手をしたら勢いあまってな」

 

 

これ…黒いシルエットで覆われてるけれどランスロットじゃないかな…?それに武蔵坊弁慶?っぽい何かを両手に携えてるようにも見える。

 

…ん?おかしいな、私、寝ぼけてるのかしら?

 

多分、気のせいだわ、私はきっと疲れてるんだと思うの。

 

 

「…マシュ…マシュ…」

 

「言いたいことはわかります、冷静に現実ですから受け止めましょう、もう私は諦めましたから…ね?」

 

「うん…うん…」

 

「大丈夫です、マスター、ね?だから頑張りましょう?」

 

「うん…私、頑張る」

 

 

思わずしゃがみこんでいる私を慰めるようにマシュとジャンヌが私の背中を優しくさすってくれる。

 

そして、まともなサーヴァント達の中にどうやら、はちゃめちゃするあいつらを誰も止めるつもりもないようで私は途中から考えるのをやめた。

 

 

「粉砕☆玉砕☆大喝采!」

 

 

決闘者のサーヴァントはあれはあれで頭が三つある白い龍に乗ってなんか社長みたいな姿をして屍の兵士を吹き飛ばす始末。

 

もう収拾がつきそうに無いし、考えてはいけない気がした。まともに考えて理論的に結論付けなんてこんなのできないでしょうが!

 

 

とりあえず、ジャンヌ、マシュ慰めてくれてありがとう

 

 

私は強く生きるよ、生きれたらいいなぁ…

 

 

 



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お前なぁ!英霊がなぁ!ゆるさーん!


※BGMはウルトラソウッでお楽しみください





 

さて、変わらず実況は冬木市からお伝え致します。

 

 

マスターことこの私、ブエナビスタは現実逃避を終えて奇妙奇天烈怪奇なサーヴァント軍団を引き連れて街を歩いています。

 

 

前回何やら信じられないことがあった気がしましたがもはや見なかったことにすることにしました。

 

 

「(´・ω・`)ウルトラソウッ!」

 

「「「ハァイ!」」」

 

 

なんか私の後ろで壁殴り代行がボディビルダーみたいにポーズを取ってますけど気にしないでください

 

おい!BGMとめろ!やらないから!私は叫ばないからね!絶対!

 

 

「しょぼーん(´・ω・`)」

 

「元気出してください壁殴りさん♪ナイスポーズでした!b」

 

「そうだぜ、男として肉体美を自慢し見せるのは悪いことじゃねぇよ!」

 

「…まぁ待て、女の子としてはやはり男性の肉体には耐性がないんだろう、紳士になる事も時には大切。コックをしている俺からのアドバイスだ」

 

「どすこい」

 

 

あぁ、どうしよう、まともだった私のサーヴァントがだんだんとゲテモノサーヴァント軍団に毒されてきている気がするよ

 

ジャンヌちゃん、聖女だけれどそこまで聖女じゃなくていいのよ?お願いこっちに戻ってきて三百円あげるから。

 

キャスターにジャンヌちゃん貴女達はなんでそんなに順応能力が高いのかな?やっぱりサーヴァントだから?

 

私の心はバラバラになりそうですよ、ハイ。

 

 

「(´・ω・`)知らんがな」

 

「豚は出荷よー」

 

「(´・ω・`)そんなー知らんがなよー」

 

 

ちょっと人の脳内を覗いてきた豚さんこと壁殴り代行をとりあえずイラッとしたので出荷しておく。

 

なぜか、こう言うとどこからともなく業者さんが出てきて(´・ω・`)こいつを出荷してゆくのだ。マスター特権ってやつなのかな?

 

とりあえず、とっとと残りの敵を倒して戻ろう。

 

ボス戦?いえ知らない子ですね?(ライバックさんが倒してしまった模様。

 

 

「はーいじゃあ、決闘者さんとジャンヌちゃんよろしくお願いねー?」

 

「ふぅん、小娘わかっているな!ついてこい!行くぞ!全速前進DA!!」

 

「あ、まってくださーい」

 

 

そう言って全速力で駆けて行く決闘者の後をテクテクとついて行く様に走り出すジャンヌちゃん

 

なんというかものすごくシュールだ。

 

決闘者は屍の兵士と対峙しながら何やら腕からディスクの様なものを出す。前回でも目の当たりにしたけどおそらくあれが武器なんだろう。

 

しばらくして決闘者はなんかバイクっぽい乗り物を召喚してそれに乗り込み始めた。

 

ん…?バイク?…あれ?あのサーヴァントあんなのも持ってるんだ。

 

そして、バイクに乗り込んだ決闘者は声を張り上げてこう宣言しはじめる。

 

 

「奴をデュエルで拘束せよ!」

 

「いやいやいや!拘束しなくていいから普通に戦いなさいよ!」

 

「はい!承知しました!」

 

「えぇ!まって今の意味わかったの!?ジャンヌちゃん!?ちょっと待って!」

 

 

しかもデュエルで拘束って何!?

 

ジャンヌちゃんもなんか納得したように頷いて後ろからついて行っちゃダメだからね!っていうか意味わかったの!?私でも意味がわからないのに!

 

 

「すごい…なんて順応力なんでしょう、これが一流のサーヴァントというものなんですね!マスター!」

 

「待って!マシュ!貴女がそっちに行っちゃダメだからね!?私が過労死しちゃうの!やめて!」

 

 

ちょっと待とうか、一流ってなんだっけ?

 

訂正するしかない、だいたいこいつら、ゲテモノサーヴァント達のせいでまともなサーヴァント達が完全に毒されてきてるわ…。

 

誰か…ツッコミ…ツッコミ役を増やして…。

 

 

そんなこんなで、残りの敵を殲滅して私はサーヴァントを引き連れていったんマイルームに引き返すことにした。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

さてさてこうして私達は無事に戻ってきました。人理継続保障機関(カルデア)に、まず、することはわかってる。

 

そう人理継続保障機関(カルデア)の所長、オルガマリーに一度こいつらを見せようと思ってたのだ。

 

だってさ…!私もさ…!うぅ…涙が…!

 

いけない、いけない、ようやく私の苦労も分散されると思うと涙が込み上げてきてしまったわ。

 

 

「所長!今戻りましたよー!」

 

「お帰りなさ………ん?…」

 

「どうしました?所長?何か問題でも?」

 

「…え?…い、いや…」

 

「ほら言いたいことがあるんでしょう?言った方が良いですよ♪…ね?」

 

「…えっと…その…ね?…貴女のその後ろにいるのは…」

 

「サーヴァントです♪」

 

「いやどう見ても…」

 

「サーヴァントです♪」

 

「…なるほど、なるほど、そうきたか…」

 

 

所長も私の後ろに控えているサーヴァント軍団を見て頭を抑えている。

 

ハハァ!ざまぁみろ!そして私と分かち合え!このゲテモノサーヴァント軍団を!見ろ!我が軍は圧倒的ではないか!(涙)

 

しばらくして、オルガマリーは何かを察したのかものすごく優しい顔を私に向けてゆっくりと歩いてきた。

 

そして、私の頭を抱き締めると撫でてこう告げ始める。

 

 

「…これから大変だろうけど…がんばって…」

 

「させるかぁ!同情するならこの説明を求めますよ!どういうことなんですか!」

 

「絶対許さねぇ!ドンサウザントォォォ!」

 

「はいはい、ワシのせいワシのせい」

 

 

状況からして同情に見せかけて逃げようとしたオルガマリーを逃さない様に肩をがっちり掴んでそう問い詰める私。

 

そして、背後では決闘者が何かを叫んでいるようだが、これは完全にスルーするスタイルで受け流す。

 

 

「所長…えっと一応、彼らと戦闘を共にしたのですがかなりの戦闘力といいますか…戦えるみたいなんですよ。しかも相当強いです…」

 

「んー…、そんなこともあるわよ、英霊でしょう?」

 

「今さっきまで英霊かどうか疑ってましたよね?ね?」

 

「………いや、そんなことはないわよ?」

 

「なぜ、目を逸らすのですかー?んー?」

 

 

マシュの報告に対して目を逸らしながら告げてくる所長に苦笑いを浮かべそう迫るように告げる私。

 

だってさ、おかしいでしょ?英霊ってだって英雄だよね!私が召喚した彼らは果たして英雄なんでしょうか!

 

 

「まぁ待て、そこまでだ。俺もこう見えて元コマンドーだ。英雄といえば英雄だろう」

 

「あなた…所長からいくら貰ったの?」

 

「十万ドルポンッとくれたよ」

 

「だと思ったわよ…」

 

「いや、あげてないわよ?」

 

 

そう言って、所長をフォローするように話すサーヴァント、コマンドーに私は思わず頭を抱えてそう告げる。

 

まぁ…この様子だと所長も原因はわからないんでしょうね。こんな事になったのも多分純粋な事故なんでしょうし

 

これ以上問いただしたところで時間の無駄か…仕方ない、まぁ、戦う内に何か原因がわかるかもしれないしね。

 

 

「ところで、冬木市に行ってきたのよね?どうだった?マスターとしての初戦闘は」

 

「戦闘になりませんでした」

 

「…え?…あ、…そ、そうなの?…まぁ、でもこれからたくさん戦う事になるだろうから経験を積むことが大事よ?」

 

「面白い奴だな気に入った、殺すのは最後にしてやる」

 

「とりあえずあんたは黙ってなさい」

 

 

そう言って、所長のオルガマリーに失礼な暴言を吐く筋肉モリモリマッチョマンの後頭部をハリセンでぶっ叩いておく。

 

だいたい、なんで身内を殺そうとしてるのかこのサーヴァントは…、何故かうちのジャンヌちゃんはコックさんと仲良くなってるし。

 

 

「マスター!マスター!ライバックさんが今日ステーキ作ってくれるそうなんです!」

 

「肉か!いいな!俺も好きだぜ!」

 

「一番気に入っているのは…?」

 

「値段だ…」

 

 

ライバックの今日の料理に目を輝かせて喜んでいるジャンヌちゃんと、意思疎通できて嬉しいのか何やらお互い互いに手でビシガシグッグッとやっているキャスターとコマンドーのサーヴァント。

 

随分と仲良くなってるわね、どうなってるのかしらサーヴァントってほんと…。

 

はぁ、…新しいまともなサーヴァント誰かこないかなぁ…。

 

 

とりあえずその後、私達は戦いの疲れを癒すために食事を取ることにした。あれ?良く考えたらサーヴァントって食事しなくてもいいんじゃなかったけ?、ま、いっか。

 

 



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ハルト、見てごらん?大聖杯だよ?

相変わらずひどい、しかし後悔は…以下略

でないよーでないよーはやくきてーはやくきてー(レアサーヴァント





あれから暫くして

 

 

私ことブエナビスタはサーヴァント達を引き連れて冬木の街にある特異点とかいうのをどうにかするためにがんばって戦いまくりました。大半は戦いになってないけど。

 

 

「アクセルシンクロォォォォォォ!!」

 

「破ァァァァァ!!」

 

「どすこーい!」

 

我が神はここにありて!!(リュミノジテ・エテルネッル)

 

「ゲイ…!…あ、間違ったウィッカーマンだったウィッカーマン」

 

 

なんだろうね?叫びながらみんな宝具ブッパしてるけど多分、私は大丈夫だよね!?

 

魔力全部持っていかれたりしない?なんか不安がマッハなんですがそれは…。

 

そして今回初戦闘に加わるキャスターこと寺生まれのTさん、屍兵士を見た瞬間にすぐさま除霊に走るあたりプロ意識が高い。

 

 

「こいよ!屍野郎!武器なんか捨ててかかってこい!」

 

「野郎ぶっ殺してやらぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

そう言って、筋肉モリモリマッチョマンの変態は屍兵士と取っ組み合いしてドンドン倒して行く、相変わらずでなんかもはや慣れてきたわね。

 

決闘者は決闘者でバイクを乗り回しながら敵をドラゴンでなぎ倒していってるし、もうあんまり心配することはないか。

 

 

「マスター、こいつらなんだが…」

 

「ライバックさん、大丈夫、もうわかってるから」

 

 

そして、このコックさんは本当にいつの間にか消えて敵の大将首を何事無く持ちかえってくる。

 

散歩したついでみたいに敵の大将を狩るのはやめてください。てか、本当にライバックさんって何者なんだろうね?

 

 

「えい!やぁ!」

 

 

マシュもなんやかんやで戦闘でがんばっている様子だ。頑張れ!マシュ!貴女の頑張る姿が最近私にとっての癒しだわ!

 

そして、私は頑張るマシュの姿から視線を外し壁殴り代行の方へと視線を向ける。っていうか最近、(´・ω・`)は壁殴り代行じゃないキャラになりすぎな気もするけど…。

 

 

「(´・ω・`)じゅわじゅわくるー」

 

「グァァァ…!!」

 

 

あそこにいる焼き豚は何故か炎に包まれながら屍兵士を巻き添いにしているし…。なんか香ばしい香りがこっちまで漂ってきた。

 

 

と言った感じに大まかに説明するとめちゃくちゃやってますこいつら。

 

人が止めないからってなんでもありなんじゃないんだぞ!だいたいあなた達!神秘のしの字もないくせになんでそんなに強いわけ?

 

 

「(´・ω・`)人生というなの神秘に包まれてるからよー」

 

「うまく言ったつもりなんだろうけど全然うまくないから出荷よー」

 

「(´・ω・`)そんなー、ブエナビスタちゃんペロペロ」

 

「(無言の腹パン)」

 

「(´・ω・`)ひでぶっ…!」

 

 

この豚、油断してるとこれだから困るわ…。

 

 

業者さんこんな焼け野原までいつもご苦労様です。オルガマリーさんも労災も降りるからなんかあってもきっと大丈夫だよ?

 

え?巻き込まないで?それはお断りします!(ポーズ)

 

 

私のライフポイントは晴れ時々大荒れ、いいね!いい人生だよ!(白目

 

 

さて、私がこうしてアホみたいな現実逃避を何度も繰り広げている間にも巡り巡って、こいつらの快進撃は続く。

 

もうこいつらだけでいいんじゃないかな?

 

話を戻そう。そして、私達はついに冬木にある特異点。大聖杯の前までついにやって来たのだ。

 

 

「ほぅ…よくここまでこれたな…」

 

 

そこにいたのは黒いセイバーちゃんだった。あれ?アホ毛がついてるんじゃなかったっけ?無くなってる?

 

でも相変わらず可愛い顔してるなー、うん美人だよね凛々しい。

 

ジャンヌ、私はどうですか?みたいな表情してこちらを見ないで、大丈夫、貴女も可愛いわ、うん、周りにいる奇天烈サーヴァントに毒されてなければなお良かったけどね。

 

 

「(´・ω・`)…胸が…無念」

 

「貴様、死にたいのか?」

 

「(´・ω・`)へっ…冗談だよ」

 

 

壁殴り代行さん、会った途端に初対面の女性にその一言は失礼だと思うの、あとむせる。

 

た、確かに!胸は無いかもだけれど!い、いや黒いセイバーちゃんだったら意外と胸もあるかもしれないだろ!いい加減にしろ!

 

そんなこんなで私達は黒いセイバーちゃんと戦う事になりました。

 

 

「どういう事だ!まるで意味がわからんぞ!」

 

「むしろ、私が言いたいわ!」

 

 

 



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ふ れ ん ど し 隊

相変わらずカオスですがご了承ください


 

 

さぁ、みなさんおなじみブエナビスタちゃんです。前回、黒セイバーちゃんと戦うことになりましてみんな張り切ってます。

 

もう、ゴールしてもいいよね?

 

黒セイバーちゃんは流石ボスと言ったところでしょうか、やはり手強いみたいですね、ハイ。

 

しかし、それなのにあいつらときたら…

 

 

「あれれー?セイバーちゅわん?ちょっとイケてないんじゃなぁい?」

 

「おのれ、雑魚風情が…!」

 

「(´・ω・`)精神攻撃は基本」

 

 

やばいね、相当煽ってる。

 

そんなことしてぶっ飛ばされて消滅しても絶対復活なんてさせてあげないわよ?まぁ、死んでも蘇って来そうなんだけどさ…。

 

ジャンヌちゃんもなんかおとなしいわねどうしたのかしら?

 

ん?よく耳をすますとジャンヌちゃんの口から何か聞こえてくる?

 

 

「…ば…バカな…、セイバー戦隊ゴレンジャイのブラックさんが…何故こんなところに…」

 

「何!その色がめっちゃ被ってそうな戦隊名は!?」

 

「ん…!、よく見たら貴様…!セイバー戦隊ゴレンジャイ紫か!」

 

「えー!?仲間!?仲間だったの!?」

 

 

なんか、以前から知り合いだったようです。

 

しかし、なんだろう。この二人の妙な繋がりは…あれ?おかしいな?まさかこんなところに伏兵がいたのかな?

 

ブルータスさんもびっくりな展開だよ!

 

だめだ、私はどうしたらいいのでしょう。教えて!所長!

 

って目を逸らしてらっしゃるぅ!見て!お願いいたします!目の前の現実から逃げないで!諦めたら試合終了ですよ!

 

 

「うん、なんかごめん」

 

「なんでそこで謝るんですか!」

 

 

まともなサーヴァントが完全にカーニバルファン◯ズムなノリについて、私の精神削るのもうやめたげてよぉ!

 

しかし、このノリだと別に戦闘が避けれそうな気が…

 

 

「そういえば!紫!貴様!私がとっておいた冷蔵庫のプリン勝手に食べただろう!」

 

「…あ…、あれは、えっと…布教に使いました」

 

「布教!?なんの布教に使ったの!ジャンヌちゃん!?」

 

「(´・ω・`)布教なら仕方ない、OK?」

 

「OK(ズドン」

 

「(´・ω・`)ふぎゃあ」

 

 

なんか、豚さんがコマンドーさんに腹パンされているけどもはやそれはどうでもいい事で、とりあえずこの聖女とオルタちゃんの固執のせいでとりあえず戦闘が避けられそうに無さそうだ。

 

そりゃそうだよね?腹ペコちゃんにとってみればプリン一個で国が一つ滅んでもいいレベルだろうし。

 

それってどんな価値観?ワタシニハコレガワカラナイ。

 

食べ物の恨みは怖いとはよく言ったものである。仕方ない、これは最終手段を使うしかないな

 

 

「…うちの子になれば毎日シュークリームが食べれるよー」

 

「失望しました、私、聖杯の守護者やめます」

 

「即決!?え?特異点がそんなんでいいの!?」

 

「シュークリームがお好き?結構、ではますます好きになりますよ、以下略」

 

「…だが、奴は弾けた」

 

 

うん、そうだね、黒セイバーちゃん弾けてるね、的確な解説ありがとう決闘者さん。交渉がうまくいって良かったよ。

 

 

所長はなんか特異点が裏切るとは予想外みたいでなんか声をあげてるみたいだけど多分大丈夫だよ、なんの問題はない、みんな、いいね?

 

 

まぁ例え断られたとしても次の瞬間、後ろに控えているTさんと日下さんが黒セイバーちゃん目掛けて宝具ブッパする予定だったからね? え?汚い?汚いブエナビスタ?

 

勝てばよかろうなのだァァ!

 

まぁ、そんな訳で黒セイバーちゃんが仲間になりました。エンゲル係数さんがアップをはじめたようです。

 

そして、私は所長を見てとりあえず任務完了の旨を伝えた。

 

所長は所長でなんか納得がいってないような微妙な顔を浮かべている様子。そりゃそうだよね?だって特異点が味方になってお家に帰ろうなんて言われたらもうね…予定が総崩れだろうし。

 

で、でも良かったじゃないですか!被害は出てないし!ね!ね!

 

 

「ふふふ…特異点が裏切るとは予想外だったが…」

 

 

ん?何やら大聖杯のところらへんから声が聞こえてくる。

 

私が後ろを振り返ると緑のシルクハットを被った人物がこちらを見下ろす様に見ていた。なんかラスボス的な雰囲気醸し出してるけど先日なんか会った様な気がする。

 

たしか…レ…レ…。だめだ思い出せない。レは合ってるはずなんだよ。

 

 

「あ!思い出した!プラギガス!」

 

「誰がプラギガスだ!一文字もあってないぞ!」

 

「(´・ω・`)バーサークフューラーだ」

 

「あ、それじゃ俺はライガーゼロな!」

 

「あ!ずるいです!ライガーゼロは私が良かった!」

 

「ならば!出でよ!我が魂!レッドデーモンズドラゴ…!」

 

「(´・ω・`)三百円乙」

 

「いったい何がはじまるんです?」

 

「大惨事大戦だ」

 

 

こうして何故か緑のシルクハットの人物について誰も覚えておらず名前が出てこないので適当に言い当てるようなカオスな状況に陥っております。

 

あれ?本当に誰だっけ?

 

何故か隣を見てみると所長が驚いた表情で緑のシルクハットの男を見つめている。お、これはもしかして、所長が名前を覚えているパターンなのではないでしょうか?

 

 

「…まさか、生きていたなんて…」

 

「ふふ…君なら覚えてくれていると思ったよ…」

 

 

おぉ、これはなんというか感動の再会というやつではないでしょうか? 所長と仲が良さげみたいだけれど、えっと緑のシルクハットさんは一体誰なんだ…!

 

なんか特別な雰囲気というか、二人だけの思い出に浸っているというかそんな感じだ。

 

 

 

「会いたかったわ!えっと…その…レ…レズン・シュナイダー専用ギラ・ドーガ」

 

「せ、せめて人間の名前を言えよ!モビルスーツでしょうが!?」

 

 

どうやら所長も忘れていたようです。

 

 



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破ァとして除霊

 

 

 

チョリース!みんなのアイドル!ブエナビスタちゃんだよー!よっろしくぅ!

 

あ、ちょっと待って解体しないで!馬刺しにならないから!絶対ならないから!

 

あぁと、そう、私達は前回、レ、ミゼラブルさんと相対した訳なんですが、みんな名前を覚えていなかったという惨事が起きて現在、なんかカオスな状況に陥っています。

 

 

「…それで、レ……レ…レレレのおじさん」

 

「バカボンじゃねーか!、いい加減覚えて!レフ!私の名前はレフだ!二度と間違えるな!」

 

「(´・ω・`)わかったよ、レバニラ炒め」

 

「ヤメロォ!」

 

 

うん、多分、このサーヴァント達に掛かれば多分精神攻撃EXくらいあるんじゃないかな?

 

光と闇が備わるとこいつらの場合最強に見えるが、逆にラスボスっぽいシリアスなラスボスになると風格が無くなりただのギャグキャラになり死ぬ。

 

なんかそんな風なんだろうねぇ、え?私?私は胃痛が増えて死にます。

 

 

「貴様ら!全員殺してやる!覚悟しろ!この大聖杯を投げつけて消滅させてやるぞぉ!」

 

「(´・ω・`)…だったらいいなと思ったサブレなのだった」

 

「貴様ァ!」

 

 

もはや覚える気がない模様。

 

レフェリーさんもなんか顔が真っ赤だし、いよいよ持って私達ピンチかも!てか、なんで最初からラスボスとクライマックスになるわけ?え、コレガワカラナイ。

 

と、とりあえずやばそう!なんとかしないと!どうしよう!どうしよう!

 

 

「このままじゃ…大聖杯が暴走してしまう!」

 

「…ふ…、仕方ない、マスター」

 

「…Tさん?…」

 

 

私は隣で声をかけて来たTさんに目をやる。

 

彼は札を構えたまま、何かを悟ったような表情を浮かべていた。

 

私がキャスターのサーヴァントで呼び出された彼、彼は札を構えたまま、レ…なんとかさんがいる大聖杯に向かい駆け出してゆく。

 

 

「…あれの除霊は承った。…お前達はいけ!」

 

「て…Tさんは…!」

 

「俺はここまでだ!…マスター!後は頼んだぞ!」

 

 

そう言って、Tさんは大聖杯に向かい、レバニラ炒めに向かい、持っていたすべての札を展開し…そして…。

 

 

「破ァ!」

 

「…ちょ…!札は…ゲフッ!」

 

 

レズン専用ギラドーガさんに掛け声と共にラリアットして、そのまま一緒に大聖杯に突っ込んでいく

 

あれ?寺生まれだよね?ラスボスにラリアットかます寺生まれなんて知らないよ!?私!

 

寺生まれってすごい、私はそう思いました。

 

 

そうして、レ………なんとかさんにラリアットをかました寺生まれのTさんは共に大聖杯の中に突っ込んでいった。

 

 

そして、数分後…。

 

 

「ふぅ…ただい前田のクラッカー」

 

 

何事も無かったかのように帰ってきました。

 

いや、帰ってくんなし、今、今生の別れみたいなノリでしたよね?あれ?私達が帰る前に何普通に大聖杯から出てきてるんだろう…。

 

Tさんは何やら一仕事終えたようなすがすがしい顔をしている。

 

まるで意味がわからんぞ!(混乱)

 

 

「どうやら除霊には少し時間が掛かるようだなこの大聖杯というやつは…」

 

「(´・ω・`)そんな事よりクワガタの話しようぜ!俺!ノコギリクワガタな!」

 

「じゃ、じゃあ!私はインペラトールホソアカクワガタで!」

 

「あ!ずりーぞ!じゃあ俺はギラファノコギリクワガタな!」

 

「何を言っている、ダイオウヒラタクワガタ

だろう」

 

「それじゃ俺はコマンドー式コルト・ファイアーアームズだ、わかったな?」

 

「じゃあ!俺はこのギロチン・クワガタを選ぶぜ!」

 

「ちょっと待って!なんであんたたちそんなマイナーなクワガタの名前たくさん知ってんの!?なんか二人違うのがいるけど」

 

 

そう言って私はなんかワイワイと戻って来たTさんになんの驚きを示さないどころかクワガタの話をし始めるサーヴァント共にツッコミを入れる。

 

てか、レ…、なんとかさんどうなったの!?一体何が起こってるの!説明してちょうだい!

 

 

「ダメだ」

 

「人の心を勝手に読むな!いや、コマンドー…貴方ねぇ…今日は厄日だわ」

 

 

あぁ、ダメだ…この筋肉モリモリマッチョマンの変態なんとかないと…。どうにもなんないけどさ。

 

そして、なんやかんやしている間に所長とマシューが話をしている様子。

 

しばらくして、所長とマシュが話を終えると何かを悟ったように私のところにやってきた。

 

いや、そんな生暖かい眼差しで来られましてもね…もうね…。

 

そして、所長は私の方にポンと手を置くとこれで全てを悟れと言わんばかり一言だけ、私に向かいこう言い放った。

 

 

「どうせ みんな いなくなる」

 

「どうしてそんな事言った!言え!なんでだ!」

 

 

はい、なんでそこでなぜそれが出たし

 

どうやら、詳しく詳細を要約すると特異点の反応が消えたので帰還するようです。

 

いや、だからってそれで済ませようってどうなのよ、待って、わかる人にしかわからないからね!

 

私が特殊なだけだから!

 

 

「さぁ帰ってマリカーするぞー」

 

「いや、所長、現実逃避したいのはわかりますが後処理と詳細報告の仕事をですね…」

 

「そんなものはない、いいね?」

 

「アッハイ」

 

 

どうやら、所長はこの現実から早く逃げたいそうです。

 

いや、所長仕事はしなきゃ…いいねって…。

 

マシュも見なかったみたいに所長に便乗してるし、もうツッコミ役を私は強いられているんだ!状態です。

 

こうして、私の初任務、冬木の大聖杯の騒動はこうして終わりました。帰ったら報告書燃やさなきゃ(白目)

 

 



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帰宅なう

 

 

 

はい!みなさん!こんにちは!

 

職業マスターをしていますブエナビスタです。

 

前回、冬木の特異点である黒セイバーちゃんを引き入れることに成功しまして、現在本拠地である理継続保障機関(カルデア)に帰って来ました!

 

 

そして、冬木から帰った私達が今、何をしているのかというと…。

 

 

「もうマヂ無理…マリカしょ…ブォォォォォォォォォンwwwwwwwイイィィィイイヤッヒィィィィイイイwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

 

「クッソ…!所長早すぎですよ!ちょっと!」

 

「あ、私が勝ったら報告書はビスタちゃん持ちだかんねー」

 

「汚い!それは汚い!」

 

「…あ、キラーとりました」

 

「えっ…!ちょ…!待って!使っちゃダメよ!ダメだからね!ジャンヌちゃん!」

 

「えい!」

 

「▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂うわあああああああ」

 

「所長が膝から崩れ落ちた!」

 

 

そして、私達は今、積もり積もった報告書を賭けてマリカーで勝負している最中という意味不明な渦中の中にいる。

 

コマンドー達はというと壁殴り代行、決闘者とともにスマブ◯をやっているようです。リアルスマブ◯じゃないよ?ほんとだよ?

 

 

「おい、ランサー、お前またコースアウトだぞ」

 

「ランサーが落ちた!」

 

「この人でなし!」

 

「なんでだ!おかしいだろ!今、落ちるとこ無かったよね!ね!」

 

 

最下位はもちろん、ランサーのクーフーリンこと元キャスター。

 

先日、別れた後に私が召喚し直してランサーにしてあげたんですが…運のことを考えたらキャスターの方が良かったんじゃないかと今更になって思います。本人はランサーがいいみたいなんだけどね?

 

あれ?あんまり変わらない?あはははナンノコトカナー

 

てな感じで私は元気ですお母さん。久々にお母さんの味噌汁が食べたいです。

 

話が逸れたね?そう言うわけで私達は少しの間、休暇を頂いたと言うわけです!はい!

 

報告書は残ってるんだけどねー(目そらし

 

一方、スマ◯ラをやっている奴らはというと。

 

 

「そうだ!らん豚野郎!ボム兵なんて捨ててかかってこい!どうした?怖いのか?」

 

「(´・ω・`)…へへへ…ボム兵なんて必要ねえや…誰がてめぇなんか…、てめぇなんか怖くねぇ!」

 

「おら掛かってこい!」

 

「(´・ω・`)野郎ぶっころしてやあああああある!」

 

「(無言のホームランバット)」

 

「(´・ω・`)そんなー」

 

「皆に聞きたいんだが、お札はアイテムに無いのか?…このゲームから友情を破壊する怨念を感じる」

 

 

こんな感じにらん豚がス◯ブラで決闘者とコマンドーにリンチにあっていた。

 

いや、Tさん…そんな事を言いはじめるとですね、桃太郎さんが出る鉄道ゲームなんかからは魔王が出てきますよ。

 

それはもう…キングな貧乏神様が…。

 

いやいや、そうじゃない、そうじゃない。

 

そう、私達は次の特異点をどうにかしなきゃいけないとか博士が言ってたようなきがするんですよ!

 

 

「マシュ、ねぇ、次の特異点なんだけどさ…一応聞きたいんだけど場所は…」

 

 

私は報告書を賭けたマリカーにジャンヌちゃんの協力もあって勝利するとコントローラーを地面に置いて後ろで座って見ていたマシュにそう訪ねる。

 

いやさ、だって、特異点だからやっぱりその…人類の危機とか世界の崩壊がー、とかあるわけじゃない?ほっとくわけにはいかないでしょう。

 

するとマシュは冷静な口調で私にこう言葉を話しはじめた。

 

 

「あぁ、次の特異点ですか、博士から聞いてないので?…次はペルシャとマケドニアの間らしいですよ?」

 

「え?」

 

「だから、ペルシャとマケドニアの間です。時系列的にはちょうどアレクサンダー大王がペルシャに攻め込む時期ですね」

 

「いやいやいや、待て、待って、戦場のど真ん中って事!?」

 

「はい、ちょうど元コマンドーさんとコックさんがいるから大丈夫だろうと言ってました」

 

「なわけあるかぁ!ちょっとぉ!戦場のど真ん中なんて私達、航空師団じゃないですかーやだー!」

 

 

私は予想外のマシュの言葉に頭を抱える。

 

何?私、どこのランボー?場所はベトナムですらないじゃないのよ。

 

あの博士、マジでいつか腹パンしてやる。

 

どこをどうしたら戦場のど真ん中に行くなんて展開になるのか…。待って、コマンドーとコックさんがいるから大丈夫って何なの!?なんの核心!?

 

だが、そんな話を聞いていたコマンドーはというと何やらやる気を出すかのように立ち上がり

 

 

「…ほう、面白いな、何がいるか…とりあえずランチャーと手榴弾はいるな」

 

「…ほう戦場かなら俺はこのゲイボルグを持ってくぜ!」

 

「…(´・ω・`)ほうなら俺は座れるようにこのでかい風呂敷を持っていくぜ!」

 

「なら私は神の導きに従いこの大量のお弁当箱を持って行きましょう!」

 

「なら大量の遊戯王カードだな、ふ…、俺はレアだぜ」

 

「コックの俺としては調理道具とバーベキューセットだな」

 

「それじゃ私はこの水筒と…大量のおやつをだな!せんせー!おやつは三百円までですか!」

 

「ちゃんこ鍋セットでごわす!」

 

「遠足か!遠足に行くつもりかお前らは!」

 

 

緊張感なく次々と自分の好きなものとか風呂敷とか弁当とかおやつとかバーベキューセットを持って行こうとする奴らに私は思わず叫ぶ。

 

何しに行くつもりだ!バーベキューセットってもうバーベキューしに行くだけじゃないのよ!それは!

 

戦場のど真ん中でバーベキューとか何考えてんの!?

 

というか!日下さん!ちゃんこ鍋って!鍋やるの!火はどうするんですか!

 

 

「肉は…やはり外で食べる方が美味しい」

 

「違う、そうじゃない」

 

 

どうやら次の特異点もひと嵐ありそうな予感がする。

 

とりあえず。博士に胃薬追加して貰おう。

 

うっ…私は一体どうなるのかしら…。多分私に共感できるのは、しまじろう声の路地裏にいる女の子くらいかな…。

 

英霊で召喚できたらきっといい友人になれるきがするんだ。

 

はぁ…、新しい英霊でも後で召喚してみようかな…。

 

 



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楽しい仲間が〜ぽぽぽぽーん

 

 

はぁい、みなさんお馴染みのブエナビスタちゃんですよー。

 

さてさて、前回、仲間を増やそうととりあえず召喚を行うことにしました。何が出るだろうねー?

 

いやー楽しみかも!冬木の街で稼いだ石もたくさんあるし!10連行っちゃう?行っちゃう?

 

よっしゃあ!なら50連ガチャいっちゃうよー!

 

…うん…わかってるんだ、その大半は大体なんか意味がわかんない礼装になるんじゃないかって…。

 

でも!これしか私の癒しがないの!いいね!

 

 

「さてぶん回すぞー!お見舞いするぞー!」

 

 

いえーい!うへへーさぁまわれまわれ〜(白目

 

いつもの召喚のように光が周りに広がってゆく、よーし!期待大だよ!!もしサーヴァント出なかったら腹いせにジャンヌちゃんのおっぱいを揉みしだく!

 

 

光が収束し、以下略。

 

 

とりあえず、何だろう?サーヴァントっぽいけれど。ワクワクドキドキとはこの事だよ!

 

そして、光が晴れてサーヴァントの姿が露わになる。しかし、あからさまに女子高生の制服が見えて私は瞬時に悟った。あぁ、またかと。

 

 

 

「…えっと…そのぉ…すいません?ここはどこでしょう?」

 

「アイエエエエエエ!?さっちゃん!さっちゃん!ナンデ!」

 

 

この間、話をしたばかりの路地裏に居そうな幸薄そうな子がついにでましたよ!やったね!さっちゃん!(血涙

 

え?サーヴァントだよね?英雄だよね?路地裏同盟?あれ?もしかしなくても私いつの間にか加入してた?。

 

 

「あれー?、私ゴールドヒロインと壮絶なバトルを繰り広げてた筈なんだけどなぁ?お姉さん?誰?」

 

「本日付で路地裏同盟に加入しました、ブエナビスタです、なんでこの路地裏同盟に入ろうかと思ったのかと言うと、私の中のリトルブエナビスタが囁いたんですよ、お前はこのポジションだろうと…。だからこそツッコミの練習を行う、あえてね。」

 

「ちょ、ちょっとォ!お姉さん!錯乱してるのはわかるんだけどなんでそこで某サッカー選手みたいなインタビューみたいな事言ってるの!!正気に!正気に戻ってください!!」

 

 

錯乱してるブエナビスタに思わずフォローに回る路地裏同盟の吸血鬼ことさっちゃん。

 

あれ?もしかして私、ツッコミ役的な意味では当たりを引いてるんじゃ…。いや、ダメだ。どうあがいても奴等のボケにツッコミのスピードは光速を求められる。明らかにタリナカッタ…。

 

で、でも一応サーヴァントだから大丈夫だよね?ね?

 

さ、さて、ま、まだあわわてる様な時間じゃななななない(動揺

 

残りは誰がくるんだろう…。

 

 

「奏者よ!我が名は皇帝ネロ(以下略」

 

「あー、マジだるー、はっ!初めましてマスター!私の名前は聖女マルタ…(以下略」

 

「うーす!ここでいいのか?俺の名前はモードレッド(以下略」

 

「……Ar……thur……」

 

「アッハイ、呼びました?」

 

 

うっそーん。

 

なんか偏り酷くない!?えぇ!レアサーヴァントの大盤振る舞いじゃない!でも何だろう?セイバータイプばかりの中にバーサーカーのランスロットをぶっこんでくる辺り嫌がらせを感じる。

 

は、発狂待った無しじゃないのよ!ちょっと!?

 

それと、腹ペコ多すぎてエンゲル係数さんが消し飛んじゃいそうなんだけど!?

 

ん?あれ?まだ2人いる?誰だろう?

 

私は50連ガチャで出てきたサーヴァントを確認しながら残り2人のサーヴァントが出てきたのを端末で確認し首を傾げる。

 

すると虹が何やら出現し、髭を生やした黄色い不思議な生物が姿を現した。

 

 

「やっほー!!天界からイタズラ天使が舞い降りたイメージでもってぇ〜、虹を滑ってカワユク登場ー!そう、ワシが!!ワシが!!頭領じゃー!!」

 

「おっと皆さんお揃いですにゃ、ペットボトルですがお茶でもどうぞ」

 

「あんぎゃああああああ!!」

 

 

黄色い不思議な生物が虹で滑り降りた股間の先にあったのはネコっぽい生物がおいたペットボトルでした。

 

そう、黄色い生物の股間にペットボトルがモロに突き刺さってるっぽいですあれは痛い。

 

 

「お前狙ったな?狙ったろ?正直にいえばぁ殺してやるからぁ!」

 

「いえいえ、滅相も無いにゃ、めちゃ偶然にゃ」

 

「ぬぅ〜力が抜けてゆく〜、頑張れ俺の宝物〜」

 

 

股間を抑えて涙を流す頭領こと黄色い生物。なんかサーヴァント図鑑では鷹に分類されてるけど…ネコっぽい生物も図鑑に載ってる…。

 

えっと、ネコアルクに…音速丸?。

 

なんか名前からしてまたサーヴァントとは遠く離れてるような…てか、これって登場しても大丈夫なの!?

 

 

「ま、どっちでもよかってぇ、なんかあればこの頭領にまかせんし。大御所的な意味で」

 

「いや、かなりメタ発言なんですが頭領…」

 

 

頼もしいけれど大丈夫なのだろうか、最高に不安になってきました。

 

あぁ、金ぴかのギルガメッシュが忍姿になって黄色い音速丸の傍らに控える羽目になりそうですね…これは…。

 

何だろう、私がガチャ回すとなんかとんでも無いことばかり起きるわね…どうしよう。私、呪われてるからお祓いしなきゃね…。Tさんに頼もう。

 

と、とりあえず収穫はあったし!問題ないよね!うん!(吐血

 

さて、次は特異点退治に行かなきゃ…。

 

 

「カーニバルファンタズム始まるにゃ!」

 

「おい!やめろ!」

 

 

君と〜♪一緒が〜♪(以下略

 

 

唐突に始まるカーニバルファンタズムのOPそして、踊り出す私のサーヴァント達。

 

そして、いつの間にか私が出してないサーヴァントまでが加わり出す始末。(しかしながらOPが終わり次第帰宅するそうです)

 

召喚したサーヴァントがカオス過ぎて私はもうダメかもしれない。

 



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いったい何がはじまるんです?

 

ハローエブリワン。

 

はい、毎度お馴染み私ブエナビスタです。

 

前回、幸運な事に50連ガチャでたくさんサーヴァントを出した私ですが…。

 

今回、そのツケが全てかえってまいりました。なぜかと言いますと状況を見てもらえれば分かると思います。

 

そう、私達は現在。ペルシアとマケドニアの境にあるかないかわかんない、戦地のど真ん中に来ました。やったね!

 

 

「やったねじゃない!死ぬから!ちょっ!矢が飛んできた矢が!!」

 

「(´・ω・`)敵の潜水艦を発見!」

 

「ダメだ!」

 

「ダメだ!」

 

「(´・ω・`)ダメか…」

 

「ちょっと!ダメかじゃない!刺さってるわよ矢が!」

 

 

そう言って、頭に弓矢が突き刺さってる壁殴り代行に突っ込みを入れる私。

 

あのね、お姉ちゃんはね?もう突っ込み切れないわマジで。

 

あ、今回のサーヴァントはちなみにコマンドーと壁殴り代行。そして、ランスロットにマルタちゃん、さっちんです。

 

ランスロットさんは現在霊体化中。なぜならコストが高すぎてオーバーしちゃうからです。

 

ベンチ要員ってやつだね。だけど、今はそんなことよりひとりでも戦力が欲しかった…。なんでレベリング(自分)してなかったんだろ私。

 

そんでもってあそこで素手で敵兵を殴ってる聖女がマルタちゃんですね、ハイ。

 

おい、武器はどうした武器は。

 

 

「で!どうすんの!次に逃げる先は!何処に向かえば……!」

 

「カービー将軍に伝令。こちらコマンドー、繰り返す。こちらコマンドー」

 

「通信機使ってる場合じゃないでしょうが!」

 

 

そう言って、通信機を持つコマンドーに突っ込みを入れる私。

 

どうやら、私達はペルシア兵から攻撃を受けてます。マケドニアの兵隊と勘違いされてるみたいだね。

 

そんな、悠長な事は言ってられないのだけど…。現在、絶賛逃走中です。

 

あ、やばいさっちんがやられそうだ。

 

 

「ひーん!ヒロインバトルからなんで殺伐とした戦場にいるんだろう私!」

 

「敵兵が逃げたぞ!」

 

「追え!」

 

「いや、どう見ても敵兵じゃなくて女子高生だよね!何!この制服あの人達には鎧に見えてるの!?ねぇ!?」

 

 

そう言いながら槍を構えて追い回してくる敵兵に背を向けて逃走を試みるさっちん。

 

いや、すまぬ、本当にすまぬ。

 

幸薄いばかりに不幸な目に…。大丈夫だよさっちん、私も死にかけてるから。

 

そんな時だ。

 

私達にさらなる追い討ちをかける事態が起きる。

 

 

「続け!マケドニアの兵士たちよ!ペルシアの兵どもを蹴散らすぞ!」

 

「「「うぉおおおおおお!」」」

 

「な、何!」

 

「チッ…いえ、マスターどうやら追加みたいですね」

 

「いや、今更取り繕わなくても…って事はあれは…」

 

 

あーあ、なるほどきちゃったよ。

 

アレキサンダー大王ことイスカンダルさんのところの軍隊が…。

 

いや、このタイミングで来なくていいのよ…?救いの兆しは無かった。繰り返す。救いの兆しは無かったです。

 

なぜなら、この先、戦争に巻き込まれて完全に逃げ場を失っているわけですからそうなりますよねー。

 

てか、逃げようとした先にマケドニア軍が出てくるって完全に狙ってたでしょう!ザッケンナオラー!

 

しかし、これで確定的で明らかになった事がある。

 

それは私達の命運だ。

 

 

「これまでか…辞世の句を詠む準備しなきゃ」

 

「いや!マスター待って!諦めるのはやっ!」

 

「みてごらん?さっちん?…これから私達はあそこにいるマケドニア軍と今いるペルシアの大軍からサンドイッチにされてグッバイになるんだよ?」

 

「えー!知りたくなかったです!そんな未来!?」

 

 

マケドニア軍隊を見た途端。ペルシア軍達は武器を構えてマケドニア軍に突っ込んで行く。

 

ちなみに私達はそのちょうど真ん中。なぜなら逃げながら戦っていたからです。

 

容赦ないね?もうだめぽ。

 

先日、路地裏同盟に加入して即昇天だよ。何コレホント。

 

お母さん、お父さん、私は今まで幸せでした。短い間でしたが可愛がってくれてありがとう。

 

心残りといえば、先日残しておいた冷蔵庫のプリンを食べれ無かったことかなぁ(遠い目)。

 

 

「仕方ない、ここは俺の宝具を使うしかなかろうな」

 

「え?コマンドーさん宝具とか持ってたの?」

 

「当たり前だ。今度余計な事抜かすとその口を縫い合わせるぞ」

 

「アッハイ」

 

 

どうやら宝具があるようです。

 

それならなんで今まで使わなかったの!?私の死にかけた状況は何!?。

 

いや、まぁ、それはこの際どうでもいいや!宝具を使ってもらえるなら!私的には命が助かるからオールオッケーよ!。

 

するとコマンドーは呪文を唱えるかのように宝具の詠唱を通信機を通して始める。

 

 

 

「弾ける筋肉、飛び散る汗。CGや3Dなんぞ敵ではない漢なら肉体一つで十分」

 

「……………」

 

 

突っ込みたい、かなりいろいろ突っ込みたいけど詠唱だから今は口は挟まない。どうやらこれがコマンドーの詠唱のようです。

 

本人は至って真面目です。もう一度言います。本人は至って真面目です。

 

大事なことなので二回言いました。

 

コマンドーは続けるように詠唱を唱える。

 

 

「漢達の賛歌。史上最強の漢達が集うアクション核弾頭。」

 

「自らを消耗品軍団と名乗る世界最強傭兵軍団!」

 

 

そう言いながら立ち上がるコマンドー。気がつけば周りの景色が変わっている。これはもしかして…。

 

 

「固有結界!?うそぉ!?」

 

 

まさか、こんなゲテモノが固有結界使えるなんて思っていなかった私は思わず素の声を溢す。

 

先ほどまで草原だったものが辺りは紛争地域をメインとした廃ビルや瓦礫のある地形に変わっている。

 

マケドニアの兵隊達もペルシアの兵隊達もみんな見慣れない景色に変わっていく事に動揺が隠せないのかあちらこちらで声が上がっている。

 

そして、コマンドーは詠唱を終えてその宝具を発動させる。

 

 

地獄の使者達(エクスペンダブルズ)!」

 

 

その瞬間。コマンドーの周りに見知らぬ軍服を着た人達が一斉に出現した。

 

全員が黒い軍服を身に纏い、指には髑髏のリングを嵌めている。そして、極め付けに音楽。ワルキューレの騎行まで流れてくる始末だ。

 

彼らの周りにはロケットランチャーをはじめとしたあらゆる武器弾薬がこれでもかと言わんばかりに並べられている。

 

そして、背後には戦車に対空ミサイルといったもはや、あらゆる近代兵器のお祭りさわぎだった。

 

 

「よぉ、メイトリクス、仕事だって?」

 

「あぁ、奴らのケツにRPGをぶち込もうかと思ってね?ランボー」

 

「よぉ勘弁してくれよぉ、おらぁようやく休暇で娘とのんびり過ごすつもりだったんだぜぇ、この間のクリスマスにまたドンパチやったばっかだってぇのに」

 

「そういうなマクレーン、これが終わればこいつの奢りでパァッとパーティーだ。」

 

「ちげぇねぇ」

 

 

そう言いながらタバコを吹かし、コマンドーの横にズラリと並ぶ傭兵軍団。

 

その中に何やら私が知ってる顔ぶれもあった。そう、みんなどこかで見たことある人たちばかりだ。確か記憶が正しければ娯楽で見たDVDとかで…。

 

確か、みんな一人でたくさんいる悪党たちを全員倒してしまうような人達のような…。

 

 

「やぁ、マスター元気みたいだな」

 

「コ、コックさん!なんでここに!」

 

「なんでって…俺もこいつの宝具の一部だからさ」

 

「え?…そ、そうなの!?」

 

 

その言葉に驚きを隠せずにいる私。

 

どうやら、コックさんはコマンドーの宝具の一部らしいことがこの時ようやく判明した。

 

なんかいろいろ聞きたいことがあるんですが…それは…。

 

 

「ま、そう驚く事はない、俺は今までマスターの前に現界していたのはコックの英霊としてだが。奴が今回宝具を発動した事で俺は元の宝具の一部の位置に戻った事になる」

 

「ほ、宝具としてですか?」

 

「そうだ……」

 

「おぃ、ライバックお前も早く準備しろ」

 

「わかってる、今行くさ、それじゃあとでな?」

 

 

そう言って、ライバックさんは私に軽くウインクをすると黒い傭兵軍団の中へと入ってゆく、髑髏のリングを嵌めて。

 

ま、まさか、ジャンヌちゃんたちに美味しいご飯を提供する為にそんな裏話があったとは…。

 

そして、筋肉モリモリマッチョマンの変態は彼らについて語り始める。

 

 

「ここにいる奴らは一人一人が軍隊一つを丸ごと潰せる奴ら」

 

「己の肉体一つでテロリストでも国の軍隊ともやりあえるスペシャリストだ」

 

 

そう言って、戦場のド真ん中に突如出現した彼らの存在にマケドニア軍もペルシア軍も戸惑いを隠せないのか後ろに僅かに後退する。

 

そして、コマンドーが片手を挙げると全員があらゆる近代武器を手に構えて双方へと銃口を向ける。

 

しかしながら、こんな状況であっても私はコマンドーにこう訪ねたくて仕方なかった。

 

 

「い、一体何がはじまるんです?」

 

「大惨事大戦だ」

 

 

これが開戦の火蓋だった。

 



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第3次大戦だ!

今回はカオス風味が強力ゆえお気をつけください





こんにちはブエナビスタだよ!

 

私達は今!戦場にいるよ!

 

今の状況を簡潔に説明しますと筋肉祭り。前回を見てもらえれば大体の検討はつくと思います、まる。

 

 

「うおおおおおおお!」

 

「ぐぁ!」

 

「がぁ!」

 

 

という訳で、ランボーさんからの機関銃が火を噴き無事に開戦致しました。やばいです、はい。

 

それに続くようにライバックさんにコマンドーはショットガンやら合気道やらでバッタバッタと敵兵をなぎ倒していってます。

 

 

「そら!」

 

「グハァ!」

 

「OK(ズドン)」

 

「グフゥ!」

 

 

これはひどい。

 

だが、私にとってはこれはほんの序の口どころか前菜にもなっていない出来事だ。だって日常的に見てる光景だしね?…あれ?日常ってなんだろう?

 

そして、次に勢いよく飛び出した二人組の黒い傭兵軍団のメンバーがマケドニアとペルシア兵へと向かってゆく。

 

それから華麗なカンフーキックを決めた二人は敵陣において見事な大立ち回りを演じた。

 

あ、あれ?あの特徴的な鼻ってあれだよね?私、見たことあるよ!

 

 

「リー大佐、腕は鈍ってないようだな」

 

「チェン刑事も香港警察の時からお変わりないようで」

 

「よしてくれ、大したことはないよ」

 

「クソ!貴様らァ!」

 

「うわ!危なっ!」

 

「ゲフォ!」

 

「危ないじゃないか!…そんなことよりクワガタの話をしないか!きっと僕らは分かり合え…」

 

「誰がするか!死ね!」

 

「おっと!…危ない危ない」

 

「アバァ!」

 

 

そう言いながら特徴的な鼻をしたチェン刑事は見事なカンフーキックを敵兵の顔面にお見舞いする。

 

絶対そうだ!元祖クワガタの話をしようの人だ!

 

私、密かなファンなんだよね!後でサイン貰おう!酔拳見れるかなぁ?

 

あ、いやそうじゃない?もう、ツッコミは諦めてますハイ。

 

そして、そんな中、二人のスキンヘッドをしたナイスでダンディな傭兵二人は互いに背中をカバーしながら、チェン刑事とリー大佐が切り開いた道を駆け、敵兵のど真ん中で拳銃をぶっ放しはじめている。

 

 

「なぁ、マクレーン、一つ聞きたいんだがこれ労災は降りるのか?」

 

「バカ言っちゃいけねぇよフランク、俺なんかクリスマスでドンパチした時なんかただ働きだぜぇ?」

 

「全く…それならまだ運び屋の仕事をした方がまだ儲かるな」

 

 

そう互いに軽口を叩きながら背中合わせの二人は同時に振り返ると互いの背後から迫る敵兵をそれぞれ撃ち抜く。

 

そして、マクレーンは苦笑いを浮かべながら拳銃を構えたままのフランクにこう告げた。

 

 

「…全くだ、むしろそれに俺もあやかりたいもんだぜぇ」

 

「2.5秒ほど遅れたぞ?」

 

「ま、そんなこともあるわな、つけといてくれぇ」

 

 

そのマクレーンの言葉にふと笑みを浮かべたフランクは二人で再び拳銃をぶっ放しながら敵兵をどんどんとなぎ倒してゆく。

 

やだ…あの人達髪の毛無いのにカッコイイ…。

 

ダンディと言うか、渋いと言うか、なんとなくわかる。あの二人のかっこよさが。

 

…はっ!いけない、ときめいてる場合じゃ無かった!。

 

ま、マルタちゃんたちはどうなって…。

 

 

 

「そこで右!」

 

「こ、こうかしら?」

 

「そうだ!そこからワンツー!」

 

「てい!やぁ!」

 

「よぉし!筋が良いぞ!相手が来るぞ!そこでカウンターだ!」

 

「わかったわ!…どりゃあ!」

 

「がはぁ!」

 

 

何故かマルタちゃんはランボーからボクシングの指導を受けていました。

 

というよりか、BGMが完全にあれだよ?もうなんかテテーテーって奴が流れてるよ?本格的なあれだよね?

 

そして、敵兵を殴り倒したマルタちゃんは両手を広げ空を仰ぐとこう叫び声を上げた。

 

 

「エイドリアァァァァァァァン!」

 

「えぇ!?誰、誰なの!?」

 

「俺の妻の名前だ」

 

「初耳だよ!?なんでマルタちゃんは知ってるの!?」

 

「ん、んん、じ、実は密かなファンでして」

 

「聖女がボクシングファンってどうなの!?」

 

 

咳払いするマルタのカミングアウトの言葉にあんぐりとする私ことブエナビスタ。

 

だめだ、突っ込みが追いつかない。

 

次にあちらこちらから爆発が起きるとマケドニアとペルシアの兵達が次々と吹き飛んでゆく。

 

 

「…こちら諜報部隊、ボンドだ。爆破に成功した」

 

「同じくハント、プラスチック爆弾を両敵軍兵糧内に設置」

 

「こちらボーンだ。敵の将と思われる人間をスナイパーライフルで狙撃完了」

 

「こちらコマンドー、了解した。さすがMI6やCIAの最強エージェント軍団だ」

 

 

なにやら、いつの間にか最強諜報部隊が両敵軍内でたくさん暴れまわっているようなのですが…それは。

 

そんなこんなで、私が突っ込みを入れていると敵兵の一人が私に斬りかかろうと武器を構えて襲いかかってくる。

 

えぇ!?まさかの私!?

 

 

「死ねえ!魔女め!」

 

「えぇ!?なんで私なの!」

 

「が…はぁ…」

 

「え?…って…あれ?」

 

 

敵軍の兵は私に斬りかかる前に力なく倒れる。背中にはでっかい風穴が空いていた。

 

おそらくはスナイパーライフルで撃ち抜かれたものだろう。するとそれを見ていたコマンドーは私に近づき安心させるようにこう話をしはじめた。

 

 

「安心しろマスター、うちの狙撃手はエミヤキリツグにシモヘイヘ、クリス・カイルをはじめとした歴代最強狙撃手をそろえておいたからな」

 

「いや、待って、なんで一人だけ日本人、しかも第4次のマスターが混ざってるの?」

 

「ほらあそこでサムズアップしている日本人がそうだ」

 

「…いや…もういいや…」

 

 

なんだか、こちらに満面の笑みを浮かべサムズアップをしているキリツグを見た瞬間、私はがっくりと項垂れ諦めた。

 

衛宮切嗣さん…楽しそうで何よりです…。

 

そして、コマンドーは私に付け加えるようにこう話もしてくれた。

 

 

「ちなみに奴のコードネームは今はジャックバウアーだから気をつけろ」

 

「なんで日本人なのに外国人っぽい名前に!?完全に偽名だよね!」

 

「こんなことに巻き込んで…、本当に済まないと思っているッ!」

 

「切嗣さん!何やってんですか!貴方!」

 

 

通信機でそれらしい事を言ってくる衛宮切嗣さんに突っ込みを入れる私。いや、確かにあの人も傭兵だったけれども…。

 

それからしばらくして、存在を忘れていた壁殴り代行の事を私は思い出した。

 

 

「あ!そうだ…壁殴り代行は!」

 

 

そう言ってしばらくキョロキョロと辺りを見渡す私。

 

すると、居たよ。何故かコマンドーの宝具の発動によって紛れこんてきたのであろう日本軍みたいな言葉を発している近代的なFPS軍団を率いて敵陣に攻撃を仕掛けていた。

 

 

「(´・ω・`)天皇バンザァァァァァイ!」

 

「我々は大日本帝国の軍人だ」

 

「お国のためぇー!」

 

「よし、日本の土を踏んだことを後悔させてやれ!」

 

「逃げれるうちに逃げるんや! このアメ公めぇ!」

 

「大和魂を見せてやる」

 

「陛下は我々にこの御土地を死守する事を期待されておる」

 

「鶴翼の陣形!」

 

「キツツキ(機関銃)でなぎ倒せぇー!」

 

「これはワシの兄弟への仕返しじゃぁ」

 

「くたばれアメ公ぉ!!」

 

 

うん、ここは日本ではないし、敵兵もアメリカ兵じゃないね。

 

そして、彼らはおそらくは大日本帝国軍人でもない(キッパリ

 

けれど彼らは武器を構えて進撃をはじめる。なんだろうね、あれか、多分ノリとかそういう感じなんだろうね。

 

 

「(´・ω・`)俺は索敵を行う!」

 

「了解!」

 

「了解!」

 

「了解!」

 

 

そう言って、部隊を率いる壁殴り代行。前々から思ってたんだけど!だいぶフリーダムだよ!あのサーヴァント!

 

壁殴り代行は通信機を使い敵兵を見つけたのかこう声を上げる。

 

 

「(´・ω・`)敵の潜水艦を発見!」

 

「駄目だ!」

 

「駄目だ!」

 

「駄目だ!」

 

「(´・ω・`)…駄目か…」

 

 

そりゃ潜水艦はいないから駄目でしょう…。

 

彼らはダメとか言いつつも銃をぶっ放しているしなんだろうね?これ?

 

えっと。楽しそうで何よりです。

 

 

「(´・ω・`)敵地を攻撃せよ!」

 

「了解!砲撃を頼むぅ!」

 

「良くやった!上出来だ!」

 

「奴等は必ず近くにいるはずだ」

 

「目標地点に向かい、周辺を偵察しろ!」

 

「報告します!敵艦を捕捉しました!」

 

「これを撃沈すれば、米海軍に深刻な打撃となるだろう」

 

「(^q^)ハイ、ワカリマシタ」

 

 

なんだこれ、そして、最後のやつ、ハイワカリマシタとか言ってるけどその様子だと絶対わかってないでしょう。

 

そして、彼らは敵兵を次々と撃破していく。

 

あれ?思いのほかめちゃめちゃ強かった!?

 

 

「(´・ω・`)まずいな、油圧を確認しろ…!」

 

「皆殺しだァァァァァァ!」

 

「いいか!貴様ら!一歩も引くな!」

 

「タイヘイヨーノアラシ!」

 

「(^q^)…コロセ」

 

 

なんだこの軍団。変態すぎる。あと煩い。

 

しかしながら腕は確かなようで敵兵が後退しているのも事実だから、否定のしようがないんだよね。

 

てか毎度毎度、本当にこいつはもう…!

 

 

「(´・ω・`)お陀仏ダナァ!化けて出てくんなよ!」

 

「お前は戦いから逃げようとしている」

 

「逃亡者は銃殺される」

 

「(´・ω・`)それだけはご勘弁を」

 

 

壁殴り代行は逃げられない!

 

あーあ、軍団長になんかなるから…。かわいそうに…。

 

ん?さっちゃんはどうしたって?安心してください。こちらでちゃんと保護しておきました。

 

しばらくすると航空隊が来たのか、通信機を通して声が聞こえてきた。

 

 

<<こちらメビウス1、これより敵陣に爆撃を行う。退避されたし>>

 

<<こちらガルム1、了解した>>

 

「こちらコマンドー、了解、軍を指定の位置まで後退させる」

 

<<ご協力感謝する>>

 

<<こちらガルーダ1、敵影が近づいてきた模様>>

 

<<こちらブレイズ、了解>>

 

 

爆撃機が到着し、次々と爆撃をマケドニアとペルシア軍に降り注いでゆく。

 

両軍の兵達は次々と爆撃を受けてあちらこちらへと吹き飛んでいく。そんな光景を私はコマンドーから連れられ遠くで見ていた。

 

そして、航空隊は数多くの戦闘機を引き連れていた。あの腕を見るに全員がおそらくはエース級の人たちなんだろうね。

 

 

「これにより米国は深刻な打撃を受けることになるだろう。日本の勝利である(大本営発表)」

 

「バンザァァァァァァイ!」

 

 

…日本じゃないけどねここ。

 

こうして、私達は無事に戦闘を終えることができました。

 

一言だけ言わせてください。

 

ダレイオスさん、イスカンダルさん、本当にうちの馬鹿どもがご迷惑をおかけしましたごめんなさい。

 

よし!もうとりあえず心の中で謝っといたから大丈夫だね!(白目)

 



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貧乳はステータスだよ!


はい、今回登場した英霊の一部の宝具やらの適当な表記です。

とは言え、威力とかあんまり考えてないのでだいたいこんな感じだろうくらいです。名前と宝具表記だけですw

私にもわからない、本当に申し訳ないと思う(メタルマン感)


英霊名:マクレーン

 

 

かつて、隕石から地球を救った伝説を持つ英雄として永遠に語り継がれる存在。なお、クリスマスにはダイハードなミッションをこなしテロリストや犯罪者と戦った逸話も数多く存在する。

 

 

宝具:地球最後の日(アルマゲドン)

 

隕石を破壊するために立ち上がった熱き男たちの神話に基づいた宝具。この宝具の使用後、地球を滅亡させる威力を誇る惑星を、破壊するほどの核爆発を起こす。(クライマックスにはあの曲が…)

 

 

 

英霊名:チェン

 

香港の有名な英霊。様々な組織と巧みなカンフーを使い戦い抜いてきた特徴的な鼻なあの人。有名なところで言うならば元祖クワガタの話をしようの名言をうちだした方。

 

 

宝具:酔拳

 

不規則な攻撃は見切る事を許されない。アルコールが入った彼の拳には龍が宿り近接戦闘では無類の力を発揮する。

 

 

 

英霊名:ボンド

 

世界的に有名な英国のスパイ、数々のミッションをこなした彼の逸話はもはや語り継がれる伝説となり今もなお愛され続けている。隠密行動、破壊工作、格闘戦となんでもござれ。

 

 

宝具:007

 

彼が今まで使用した不思議な乗り物に武器が様々登場。そのそれぞれに殺傷能力があり、破壊力は類を見ないほど多彩。

 

 

 

英霊名:ケイシー・ライバック

 

言わずと知れた戦うコックさん。ただただ強く日本の武道を修めた彼の技にいくつもの悪党たちが沈黙させられた。しかしながらコックである。これは彼には最も重要な事らしい。

 

 

宝具:沈黙の厨房

 

固有結界であるこの技はライバックと二人で厨房で戦う事を強いられる宝具。格闘で無敗を誇るライバックの能力値補正に加え、固有結界内は敵の宝具使用不可。及び、武器使用不可となり結界内ではライバックと二人で格闘で強制的に戦う事を強いられる。

 

 

 

英霊名:ランボー

 

ベトナム戦争の伝説。圧倒的な敵兵の数にも臆せず相手に立ち回り生き残った彼は今もなお人々に愛される存在となった。また、世界ヘビー級ボクシング王者だとか、伝説の傭兵軍団の総指揮とも言われている。

 

 

宝具:伝説の男(レジェンドアクション)

 

数々の逸話で生き残ってきた彼の不死身さを体現化した宝具。宝具の発動中はどのようなことがあろうと生き残り決して死ぬことはない。その間、彼の身体能力値が向上し続け、派手なドンパチをかまして敵を殺し尽くすまでは宝具が収まることはない。

 

 

 

英霊名:コマンドー

 

かの有名な髪は茶、筋肉モリモリマッチョマンの変態。彼の逸話には身体が不死身の機械であるという逸話やエイリアンと殺し合いをしたという逸話も数々存在する。

 

 

宝具:地獄からの使者達(エクスペンダブルズ)

 

固有結界。ありとあらゆる逸話の持つ伝説の傭兵軍団を召喚する宝具。中には段ボール好きな傭兵だとか、不吉な13の数字を持つ男だとか、ジャックバウアーだとか、シティーなハンターさんが居るが気にしてはいけない。元傭兵や世界的な格闘家というだけで伝説を持つ存在を英霊として、伝説の傭兵軍団の一員に召喚する事が出来る。なお、結界内の紛争地域は元々撮影の為に全て用意されたものである。なお、ギャラはノーギャラ。(余談)

 

 



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休戦する事を!強いられているんだ!

はい、今回は休戦協定です!仲間がふえます!やったね!ブエナちゃん!


いつもニコニコ現金払い。

 

はい!こんにちは!みんな!元気かな?ブエナビスタだよ!

 

私は元気です。

 

さて、前回、散々暴れたサーヴァント軍団ですが、その後、講話の為にイスカンダルさんとダレイオスさんから使者が来ました。

 

ショットガンを構えたコマンドーがその使者を撃ち殺そうとしたりしかけたけれどなんとか抑えて現在は講話を締結。

 

 

「テロリストに屈するのか!大佐!」

 

「誰が大佐ですか、誰が…。良いから黙っててお願いだから」

 

 

こんな感じで敵殲滅をできずに不満満載なコマンドーを私は宥めるのに苦労しました。

 

なんでテロリストになってるのかな?ちゃんとした国の王様だよ?イスカンダルさん達。

 

はい、そんな理屈は通用しませんね?わかります。

 

そんなこんなで宝具のとんでも傭兵軍団はコマンドーと一緒に楽しい楽しい宴を行なった。

 

ちなみに、講話の話をしていたイスカンダルさんやダレイオスさんは講話の最中に私にこう訪ねてきた。

 

 

「…なぁ…小娘よ、あの戦場に残っている者は居ないのか?」

 

「ソウダ、ソレヲキキタイ」

 

「死体だけです」

 

 

うん、死体だけだからね、仕方ないね。

 

コマンドーの言葉なんだろうけど、もはやそれしか言うことができないから私が代わりに彼らに伝えておく。

 

ちなみに彼らから是非我が軍に!…とか、契約金は弾むとか云々という話が上がってきたがコマンドーは全て断った。

 

そりゃそうだよ、だって私のサーヴァントだし。えっと…サーヴァントかな?サーヴァント……(白目)

 

そんでもって一番驚いたのはこれだ。

 

 

「そなたを我が妻に迎えたい!」

 

「待てい!なんでそうなるの!」

 

「ダシヌケハサセンゾ!」

 

「だから何故私の争奪戦になるの!?ちょっと!?」

 

 

っと…マスターである私に対しての求婚だ。

 

本当に勘弁願いたい。待って?私達は特異点を潰しに来ただけだからね?路地裏同盟に加入したと思ってたらいつの間にか妃候補になってたでござるの巻。

 

しかし、これを聞いた。我がサーヴァント軍団が激怒。

 

後の第四次世界大戦になるのだった。まる。

 

いや、もちろんそうなる前に丁重にお断りしましたけどね?だって、私はマスターだし。

 

まぁ、それでもイスカンダルさんとダレイオスさんは納得できない様子だったので…。

 

 

「なら俺が相手になってやろう」

 

「ほう!面白い!相手に不足はないな!」

 

「フン、シュンサツシテヤロウ」

 

 

コマンドーさんがサシでそれぞれ相手になることになりました。

 

コマンドーさんは『地獄からの使者達』以外にも実はもう一つ宝具がありまして、その名も…。

 

 

「貴様らに教えといてやろう。準備はいいか?ベイビー」

 

無敵の機械兵(ターミネーター)

 

 

はい、なんとコマンドーの身体の組織自体が不死身の機械兵の身体になるというとんでも宝具(スキル)です。

 

普通の機械兵ならばさほど強くは無いんでしょうがコマンドーがなる機械兵となれば話は別らしいです。

 

壁をぶち壊したりするのはもちろんのこと。イスカンダルさんの愛馬のブケファラスちゃんなんて片手で掴んでポイしたりします。

 

何トンになるかわからないくらい破壊力があるパンチにスピード出す車に走って追いつける脚力。

 

しかも、BGMのおまけ付きです。コマンドーの背後からデデンデンデデン♪とか流れているのは仕様ですので悪しからず。

 

まぁ…この時代のイスカンダルさんやダレイオスさんはまだサーヴァントではないからね…。とはいえ、王の軍勢とかの宝具を使えば、コマンドーの地獄からの使者達が現れて、文字通り第四次世界大戦になるのは明らかだし。

 

それぞれ、イスカンダルさんとダレイオスさんが王としてコマンドーと一対一で戦うなら…うん、私も安心かな…。

 

 

「ちょ!ちょっと待て!本当に人間か!お主!」

 

「なんだ降参か?」

 

「いや待って!降参うんぬん以前の問題だよね!ちょっと!ブエナビスタさん!ついにあの人、人間辞めましたよ!顔の皮膚のメッキ剥がれて機械の目が出てますよ!ねぇ!」

 

「いや…本当ごめんなさい」

 

「白目向きながら気絶してる!ブエナビスタさん!こんなところで私を一人にしないで!」

 

「アイルビーバック」

 

 

そう言って必死な形相で気絶してる私の肩を身体を必死に揺らす路地裏同盟さつきこと、私のサーヴァント、さっちゃん。

 

さっちゃん、これが現実なんだよ。

 

そりゃ白目剥いて気絶したくもなるさ、私はもう突っ込み切れないからね…あはは…あれは彗星かな?…点いたり消えたりしてるよ…。

 

まぁなんやかんやでその後、とりあえず二人を退ける事に成功しました。

 

王様と結婚か…棚ぼたなんだろうけどね?

 

そして、私はイスカンダルさんとダレイオスさんを仲間に加えて特異点を探すことになりました。

 

この時代の特異点。…一体誰なんだろう?

 

そして、事態が落ち着いたところで私は一旦理継続保障機関(カルデア)に帰還致しました。

 

 

「所長帰りましたよー」

 

「あ!そこの土地は私のだったのに!」

 

「甘いですね!これで主な食料物件は全て私が抑えました!むしゃむしゃしてやった、後悔はしていない!」(キリッ

 

「頑張れー!エンジェルー!神のご加護を貴方に!そして私に現金を!」

 

「…ボンビラス星から出れねぇ…」

 

「お前ら仕事しろ!ゴラァ!」

 

 

死地から帰って来て早々、私はそう突っ込む以外無かった。

 

なんで私達が死に物狂いで戦ってたのにこいつら桃太郎さんの鉄道ゲームやってるの!?

 

相変わらずランサーは予想通りに最下位だね…。ボンビラス星から出れない…誰か徳政令使ってあげれば良いのに…。

 

そんでもって、他のメンバーはというと…。

 

 

「なぁなぁ、俺っち思うのよぉ〜、ランスロットってなんでも宝具に変えれるんだよなぁあ? 」

 

「ほう、確かににゃ、ランスロットの宝具はそんなんでしたにゃ、それでそれで?」

 

「ならさぁちょっちオイラ頼みがあるんだってばよぉ〜、ここにブエナビスタちゃんやら他の女性サーヴァントのパンティがあるのだが、これをあいつに持たせると宝具に…」

 

「ふん!」

 

「ブルァァァ!」

 

 

私の鋭い右ストレート(ランボー仕様)が綺麗にネコアルクと話していた音速丸の右頬に突き刺さる。

 

この黄色い鷹やろういつの間に私の下着をパクってやがった!

 

てか!ランスロットに女物の下着を持たせて宝具にするとかとんでもないわ!

 

相手に投げつけた自分のパンツが爆破されるとこなんか見たかないわよ!

 

気がつけばそう口に出して突っ込みを入れる私。

 

だが、音速丸は逆に鼻血を垂らしながら逆にこう反論してきた。

 

 

「馬鹿野郎!男の子ならなぁ!誰だっていつかは女の子のパンティを爆破したいと思ってんだよ!この馬娘!」

 

「どんな理屈なの!?いやいやおかしいからね!」

 

「エロいのは男の罪。それを許さないのは女の罪ィ」

 

 

そう言って全く反省の色を見せない黄色い鷹の音速丸。

 

私はパチンと指を鳴らすと他のメンバーたちに静かな声色でこう告げた。

 

 

「…コックさん、セイバーズ、良かったわね、今夜は鷹の丸焼きよ」

 

「了解だ、マスター。」

 

「胡椒!」

 

「奏者よ!塩だ!」

 

「火もあります!」

 

「極め付けにバーベキューセットだ!」

 

「あれ?なんで僕ちん縛りつけられてるの?アイドルの僕にこんな格好させてぇ〜事務所が黙っちゃいないわよ〜」

 

 

そのままバーベキューセットを設置されて火をつけられクルクルと塩胡椒で味付けをされていく棒に括り付けられた音速丸。

 

しかしながら、腹ペコーズと戦うコックさん。見事な手際である。

 

とりあえずひと段落ついた事だし、良かった良かった。

 

 

「あ、待って!熱い!あびゃあ!」

 

 

その後、音速丸の悲鳴が施設内に響き渡ったのは言うまでもない。

 

てか、ほんと、マスターとか女性サーヴァントのパンツをランスロットの宝具にするとか全く何を考えて…。

 

 

「(´・ω・`)みんな!マルタは持ったな!いくぞ!」

 

「「「オォー!」」」

 

「…脇に抱えられてるんだけど…何これ」

 

「ちょっと待て!貴様らァ!」

 

 

なんと、予想外な事にサーヴァント自体を武器にしようとかする輩がいました。

 

待て、ちょっと待て、その抱えてるマルタちゃんで何をするつもりなの!?聖女を武器とか恐れ多いわ!!

 

そんなこんなで無事に帰還した私達一行。

 

世界の明日はどっちだ!

 

…しかしながら、どちらにしろ私の胃痛は増えそうだ。



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我が心、明鏡止水…いや、それどころの騒ぎではない件について

 

 

 

やっほー!みんな大好き!ブエナビスタだよ!

 

良い子のみんな!元気にしてたかな?

 

さて、皆さんお待ちかねの英霊召喚(礼装召喚)の時間がやって参りました!

 

また胃痛が増えそうなのでドクターに胃薬を大量にいただいてきたのは内緒です…。

 

でもね、私もねこれしか楽しみがないからね…例え、ゲテモノサーヴァントが来てもさ…。

 

 

「さぁて回すぞー!…今日は何が出やがるかな?」(白目

 

 

私はそんなことを呟きながら、聖石を大量につぎ込み、英霊召喚を行う。

 

いつも思うけど、礼装多いよね…サーヴァントの比率どうなってるんだろ…(吐血。

 

そして、いつものように光が広がっていき、魔法陣に収束しはじめる。

 

その時だ。なんか、BGMが変わった。

 

そりゃあもう明鏡止水的な、アレだ。

 

あっ…(察し)

 

そして、やがて光が収束し、サーヴァントが姿を現わす。

 

 

「問おう、貴様がワシのマスターとやらか?ワシの名はマスターアジア。またの名を東方不敗という」

 

「………………」

 

 

来ちゃいました。

 

いや、マジですか、貴方が来ちゃいますか、人外でしょうよ貴方。

 

私もこれにはあんぐりと開いた口がふさがらない。この人大概やばいジッちゃんだからね!!いや冗談抜きで!

 

 

「あっばばばばばばばば!」

 

「あぁ!ま、マスター!しっかりしてください!」

 

「ブエナちゃああああん!」

 

 

流石に取り乱した私を見て保険として連れてきたさっちゃんとマシュの2人が駆け寄ってくる。

 

いや、だって!だって!東方不敗って!もうアレじゃない!もうこの人一人でいいじゃないのよ!

 

しかしながらまだ召喚は終わってはいない。

 

次なるサーヴァントが姿を現した。

 

 

「…おい、我を呼んだのは貴様か…雑種」

 

 

うぎゃあああああ!このタイミングでよりにもよってギル様が来ちゃったよ!

 

待って!タイミング最悪だからね!やばい!

 

私はすぐさま意識を取り戻して、召喚されたギル様にすぐさまこう告げた。

 

 

「うぎゃああああ!!?逃げて!超逃げてギル様!」

 

「…逃げるだと?何を言っている雑種?召喚して早々不敬ではない…」

 

「ドモオオオオオン!貴様ァ!何をしておるかァ!」

 

「…は?」

 

 

その瞬間、ギル様こと召喚されたギルガメッシュの動きがぴたりと止まった。

 

そして、暫くして次の瞬間…。

 

なんと、マスターアジアこと東方不敗師匠の熱い拳がギルガメッシュの顔面を捉え吹き飛ばしたのだ。

 

そして、殴り飛ばされたギルガメッシュは壁を突き破り、召喚室からなんと私のマイルームまで進入しやがりました。

 

だが、そんな事を東方不敗師匠が知るわけもなく。

 

 

「軟弱な金ぴかの衣装などに身を包みよって!馬鹿者が!貴様ァ!それでも我が弟子か!」

 

「ぎゃああああああ!私の部屋の壁がァああ!!」

 

「い、いや、あの人違い…」

 

 

だが、さっちゃんの制止も虚しく東方不敗師匠は止まらない。

 

すぐさま、倒れたギルガメッシュが立ち上がると共に追撃を浴びせかける。

 

 

「あ!いや!我…あ、あの!今は慢心キャラでやってまして!」

 

「問答無用!」

 

 

ギルガメッシュの弁解虚しく、東方不敗師匠は止まらない。

 

その時には背後に掛かっていただろうBGMさんは既にお亡くなりになり、なんと、心明鏡止水な処刑用なアレに完全に変わっていた。

 

連撃を目にも留まらぬ速さでギルガメッシュに叩き込んでいく。

 

 

「未熟!未熟!未熟千万! だ か ら 貴 様 は ア ホ な の だ !」

 

「うぎゃああああああ!」

 

 

連続攻撃を受けていたギルガメッシュは思わず悲鳴をあげる。

 

いや、確かに召喚してそうそう、これは悲鳴を上げたくもなるよ、私もね、部屋の壁が破壊されて泣きたくらいだし。

 

そして、ギルガメッシュの頭部を掴んだ瞬間。東方不敗師匠は技を叩き込んだ。

 

もうやめたげてよぉ!

 

 

「ダ ー ク ネ ス ! ゴ ッ ド フ ィ ン ガー !」

 

「あぎゃああああああ!」

 

 

そして、ドサリと地面に伏せるギルガメッシュ。

 

それを見た私達は蒼白のまま、目の前で起こった事が理解できずに唖然としていた。

 

東方不敗師匠は暫くして、倒れたギルガメッシュを難なく担ぎ上げると私達の方に振り返りこう告げる。

 

 

「暫くの間!ワシはこやつを連れて修行に出る!良いな!」

 

「アッハイ」

 

 

東方不敗師匠の気圧に押されそう頷くしかない私。

 

だが、騒ぎを聞きつけてやって来たのか、はたまた東方不敗師匠の話を聞いてやってきたのかは定かではないが…。

 

余計な人物が2人ほどギルガメッシュを担いでいた東方不敗師匠の前に姿を現した。

 

 

「おんやぁ?サスケェ久々だな〜?修行?なるほど、頭領であるワシの出番だなぁ!」

 

「修行か、俺も加勢しよう」

 

「お前らいつの間に来やがった!」

 

 

そう、音速丸とコマンドーである。

 

だめだ、こいつらが修行となると余計な事にしかならない気がする。

 

ぎ、ギル様!本当にごめんなさい!

 

だが、東方不敗師匠はというと…。

 

 

「師匠はたくさん居るに限る!では2ヶ月後また会おう!マスター!」

 

「え……あの…あっはい…」

 

 

なんと、何事なく2人が師匠になることを許しました。

 

もう知らない、どうなっても知らない。ギルガメッシュ様が召喚してなんと数秒でゲテモノサーヴァント軍団に連れ去られたでござるの巻。(修行)

 

ま、まぁ、でも2ヶ月だけだしね、そんなにあんな我が強いサーヴァントが早々性格が変わるわけ無いし!大丈夫だよね!

 

そう…私は安心しきっていた。

 

この時までは。

 

 

 

それから2ヶ月の月日が経ち…。

 

 

東方不敗師匠と修行をしに旅に出ていたギルガメッシュはどうなったかというと…。

 

 

「流派東方不敗は!」(拳を突きつける)

 

「王者の風よ!」(鉢巻を締める)

 

「全新!!」(猛烈なラッシュ)

 

「系裂!!」(それを裁く)

 

「天破侠乱!!」(ラッシュの打ち合い→拳が激突)

 

「見よ!東方は紅く燃えている!!!!」(背景が燃える)

 

「うおおおお!師匠ォォォォォォォ!」

 

 

「……なんだこれ」

 

 

見事に変化してました。

 

大改造!悲劇的ビフォーアフターだよ!なんていう事をしてくれたのでしょうだよ!

 

完全にあれだよね!もはや別人だよね!

 

ギルガメッシュ様!待って!それでいいの!

 

 

「だそうだが、軍曹」

 

「肯定だ、なんの問題はない」

 

「この2ヶ月間で一体何があったの!?」

 

「心配は要らない、マスター殿。何かあれば俺に任せろ。俺はこう見えて爆破のプロフェッショナルだからな。」

 

「貴方、英雄王だよね!2ヶ月でなんで爆破のプロフェッショナルになってるの!?」

 

「ゲリラ戦も得意だ、マスター殿。ちなみに殲滅戦ならコマンドー大佐に教わった」

 

「あんたほんと何やってんの!?」

 

「ついでにラムダドライバというものについても友人を通してこいつに教えておいた感謝しろよベイビー」

 

「もはや何を目指しているのかわからない」(白目

 

 

あーだめだこれは完全にギル様が2ヶ月でこいつらに毒されてる。

 

しかし、音速丸は一体何を教えたんだろ?

 

 

「なぁ〜サスケ!今度屁にライターを近づけて爆破する方法をおしえてやろう」

 

「えー!ほんとっすか師匠!新しい忍術ですよね!!」

 

「あたぼうよぉ!この頭領にまかせんし!お姉ちゃんのおっぱいからセイバー達のスリーサイズまでなんでもござれよぉ、おっぱいいっぱい夢いっぱい、屁甘酸っぱい。そういう事だ」

 

「流石です頭領!どこまでもついてきます!」

 

 

あぁ…頭が痛い。

 

ギルガメッシュ様は一体…うごごご…。

 

悲劇的ビフォーアフターどころの騒ぎじゃ無かったよ、大変動だよ、もう天変地異のレベルの話になってくるよ。

 

私は目の前の現実に顔を引きつらせながらハイライトが無くなった眼差しを隣にいるさっちゃんに向けてこう話をしはじめる。

 

 

「さっちゃん…」

 

「…はい…」

 

「私達は強く生きよう…」

 

「…はい…そうですね…」

 

 

顔を見合わせたさっちゃんの目のハイライトも消えていた。

 

そうだよね、そうなるよね、気持ちはわかるよすっごくわかる。

 

こうして2ヶ月の月日が経ち、私達は新たに2人のサーヴァントを仲間に加えることになった。

 

どうしてこうなった。(白目

 

 

 




みなさんのおかげでランキングに載りました!ありがとうございます!

いや、見た途端びっくりしました。まさかこんな事になるなんて…。

感謝ですそして本当にすまない(ジークさん感)

みなさん、いつもご愛読ありがとうございます(土下座


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あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~

 

 

みなさん、おはようございます。

 

毎度お馴染み、わたしことブエナビスタです。

 

昨晩はコマンドー達の打ち上げに全員参加し、浴びるほどお酒で呑ま呑まイェイ!しました。

 

そして翌日の今日。眼を覚ました私はゆっくりとベットから身体を起こす。

 

 

「…うー…頭痛い…昨日は呑みすぎた…」

 

 

私は頭を抑え、二日酔いでガンガンと響く頭痛に嘆く。

 

だいぶ呑んでたから途中から記憶無いんだよね…。

 

 

「う…っ、寒っ……ってあれ?なんで私服着てないんだろう?」

 

 

そして、気がついたように私は自分の身体を改めて見渡してみるとなんと布団の中で裸で寝ていた。

 

ま、まぁ、お酒呑んでたし、そんなこともあるわよね?

 

よし!二度寝しよっと!今日は休日にするか!

 

私はそう心の中で決めて布団に手をかけ、それを羽織ろうとした。

 

だが、その時だ。

 

 

「ん…んぅ…」

 

「…すぅーすぅー…」

 

「……は?」

 

 

私はある事に気付いた。

 

周りを見てみると私のベットにはセイバーズにマルタちゃんが入っている。

 

いや、それだけならまだいい、まだいいのだ。

 

昨日はお酒で盛り上がってたし、楽しみ半分で女の子達だけでパジャマパーティーとかならまだわかる。

 

だが、今の状況を見て欲しい。

 

全員、服も着ていない裸に近い状態なのだ。

 

 

「…は…はははは…」

 

 

私は流石に笑うしか無かった。

 

いや、それはないでしょう。ないない、だって女の子同士ですよ?

 

でも見渡せばそこには女性物の下着が散乱していて、昨晩の惨状が明らかになっている。

 

…あばばばばばば!

 

ど、どうしよう!何も覚えてないや!

 

ごめんなさい!お母さん!私お嫁にいけなくなったかもわからない!

 

 

「…なぁにこれ…」

 

「ん…んん…あ…おはようございます…マスター…ふぁぁ…」

 

「…もう起きたのかしら?…んぁ…」

 

 

私の声を聞いてか、隣で寝ていたマルタちゃんとジャンヌちゃんが目を覚ましてくる。

 

二人とも色っぽい声を上げてるもんだから、思わず起きてる私もドキリとかした。いや、確かに美人だしね、二人とも…。

 

だけどそんなことより、私は今の状況が掴めずに頭ん中真っ白だよ!

 

 

「…あ、あの…き、昨日は…」

 

「…ん?…あぁ…昨日は激しかったわね、マスター♪」

 

「は?」

 

「あんなに強引に私の胸を揉むなんて…責任とってくださいね?」

 

 

ダウトォ!

 

何をやらかしたんだ!私!やばい!何にも覚えて無いよ!

 

お酒呑んでから本当に記憶がないの!!えぇ!?激しかったわねって貴女!女同士だよね!?

 

ちょ、ちょっと待とうか、こんな展開は初めてだ。突っ込みどころの騒ぎじゃないよ最早事案の域だよ。

 

 

「……あ…あのですね?…き、昨日の記憶が無いのですがそれは…」

 

「大丈夫だ!奏者よ!」

 

 

その時だ。話を聞きつけてきたのか眼を覚ました赤セイバーさんことネロがベットの上で震えた声で弁解する私に飛びついてきた。

 

ブエナビスタは逃げられない!

 

そして、ネロさんは誇らしげにフフン!と豊満な胸を私の頭に押し付けて抱きしめながらこう話をしはじめる。

 

 

「余は両刀ゆえ心配いらぬ!さぁ!昨夜のように薔薇の花を散らそうぞ!」

 

「ちょっと待て!なんで今の状況でカミングアウト!?いや!絶対こんなのおかしいよ!」

 

「…あ、マスターお腹減りました」

 

「青セイバーさん!?貴女は目を覚まして一発目からブレないね!?」

 

 

私はそう言って、朝から腹が減ったと訴えてくる青セイバーさんことアーサーさんに突っ込む。

 

いやいや、貴女もなんで服着てないんですかね?可笑しいよね?

 

しかし、私は暫くして冷静になり、改めて確かめるように布団を見ると汚れた形跡はない。

 

という事は事実は絶対に私は女の子同士で口では言えないピーな事はしてないと断言出来る。

 

 

「…聖女である私を散々弄んでおいて…そんな…」

 

「マルタさん、あのですね、確かにおっぱいぐらいは酔った勢いで揉んだかもわかりませんが流石に私はやってないでしょう?」

 

「おっぱいぐらいは揉んだのですか…?」

 

「はい、おっぱいぐらいは揉んだかと思います」

 

「では、私の…ピー(自主規制)は」

 

「それ以上はいけない!待って!貴女の口からそんな事を聞いたら私がなんか罪の重さで圧死しちゃうの!」

 

 

私は冷静に純粋に訪ねてくるジャンヌちゃんに丁寧な口調でそう答える。

 

いや、揉んだかもしれない…お酒で記憶ないし、普段からジャンヌちゃんの胸を悪戯がてら触ったりした事あるし。

 

で、でも、私は無実だよ?やってないと思うよ?

 

アルコールって怖いね…。

 

 

「女々しいぞ!貴様!マスターなら男らしく責任を取るくらい言わんか!」

 

「いや、私、女の子ですし」

 

「…ぐぬぬ、…ふ…ふん!知っているぞ!そんなことくらい!」

 

 

冷静に黒セイバーちゃんに突っ込みを入れる私に黒セイバーちゃんはフン!と鼻を鳴らすと間違えたのが恥ずかしいのか視線を逸らして強がりを述べる。

 

いや、本当、私、女の子ですし。

 

だから女の子同士でまさか間違いがあってもピー(自主規制)な事はないと思うんだ。

 

赤セイバーちゃんは例外みたいだけどね?

 

え?両刀使いのブエナビスタ?

 

やめて!そんなことないから!絶対ないからね!

 

 

「あ、そうだ!昨日はそう言えば酔った勢いでみんな服を脱ぎ始めたぜ!多分そんまま寝ちゃったんだよ!きっとそうだ!」

 

「お酒で体温が上がった事で脱いだって事ね。流石、モルちゃん…貴女は出来る娘って信じてた」

 

「えへへ♪」

 

 

そう言って私の言葉に照れ臭そうに無邪気に笑みを浮かべるモードレッド。

 

そうか、それなら確かに辻褄が合う。

 

なるほど!そういう訳だったのか!

 

よし!ならこれで誤解も解けて…。

 

 

「でも、お酒が入った時のマスターってエロオヤジみたいだったわよね?」

 

「アイエエエエエエ!?ちょ!ちょっと待って!エロオヤジって何!」

 

「確かに、『ぐへへ〜、ジャンヌちゃん、いい胸してるわねー』とか言ってましたし」

 

「えぇ!?」

 

 

予想外過ぎるわ!

 

 

何!お酒入った時の私ってそんなんだったの!?酒癖悪いにも程があるでしょう!何やってんだ昨晩の私!

 

う…二日酔いで頭が痛い。

 

いや、しかしながら私はそんな事を…。な、なんということでしょう…。

 

聖女二人が服着ないで自分のベットの両隣で寝ている時点で最早取り返しがつかないというのはわかるけれど。

 

 

「いや…あの…ですね?…ずびばぜんでじだ」

 

 

半ば涙を流しながら私は裸でとりあえずベットの上でみんなに土下座した。

 

とりあえずわかんないけど謝っておこう。記憶ないからなおさらたちがわるいよ!これ!

 

そんなこんなでとりあえずベットから起きた私を含めた全員は定かではない真実に目を背けながらとりあえず服を着る事にした。

 

最後に一言だけ、みなさん、お酒はほどほどにしましょう(震え声

 

 

 

それから数時間後。

 

 

私達は朝食を取り終え。私達女性組は全員とりあえず、コマンドーやら日下さんやら決闘者達やらと合流した。

 

マシュと所長はどうやら貯まってる仕事を処理しなくてはいけないためあとで合流するらしい。

 

ゲームばっかしてるからだよほんと。

 

昨日のコマンドーの打ち上げにも彼女達は来ていなかったところを見るとおそらくは寝ないで今も仕事をしてるんだろうけれども。

 

所長はゲームばっかしてるから自業自得なんだろうけど、それに付き合うマシュ…本当に貴女いい娘だよ!(血涙。

 

そして、そんな中、黄色い鷹やろうがわざとらしく私に近づくとこう囁さやいてくる。

 

 

「昨晩は…お楽しみでしたねぇ、貴女の背後にいる聖女やセイバー達はなぁに?淫ら体験アンビリバボーなの?聖女で性女なんて!なんて破廉恥!!」

 

「ふん!」

 

「ブルァァ!?あ、朝一発目からしどい!」

 

 

なので朝から一発、ランボーさんから教えて頂いた直伝アッパーをとりあえず黄色い鷹やろうこと音速丸にお見舞いしておく。

 

この黄色い鷹。なんで知ってるんだろ。

 

いや、むしろこいつには知られたくなかったわね…一番。

 

しばらくすると、音速丸は泣きながら忍者服を着たギル様のとこへと飛んで行く。

 

 

「サスケやーい、あの馬女、手が飛んでくるぞい!いや確かにSMプレイは紳士の嗜みだが右ストレートがいかせん世界チャンプ並みに鋭いのがタチ悪いぜ」

 

「頭領、ヒズメではないので?馬なのに?」

 

「ばっかおめぇ、性欲だけは馬並みなんだろ!」

 

「上手い!馬だけに!なんちって!」

 

「おいこらぁ!お前らぁ!」

 

 

あいつら私がいる前でぺらぺらと…。

 

いや、確かに今回は私が悪かったよ?だって酔った勢いに任せ同化してたからさ、そりゃ世紀末な医者さんもびっくりな出来事が盛りだくさんだったよ。

 

激流に身を任せどうかしている(白目

 

そして、次に血相を変えた決闘者が私の肩を掴むとグワングワンと揺らしながらこんな事を叫び始める。

 

 

「瑠璃!瑠璃が何故ここに!…まさか!自力で脱出を!瑠璃!」

 

(無言の腹パン)

 

「ごは!」

 

 

とりあえず、私の肩を掴んで叫んでくる決闘者がやかましいので隣にいたマルタが無言で決闘者に腹パンをめり込ませていた。

 

あれ、ランボーから鍛えられたガチもののボディブローだよ!ボコッって言ったもの!ボコッって!

 

そして、崩れ落ちた決闘者に向かい、マルタちゃんは一言だけこう告げた。

 

 

「彼女は瑠璃ではない」

 

「いや!そうだけど!腹パンする必要あった!?」

 

 

こうして、騒がしい1日が今日も幕を開ける。

 

朝から突っ込みが追いつかないのも仕様です。朝から叫んでばっかで私は疲労困憊だよ!!



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ぶるぁぁぁぁぁ!

 

はい、みなさん、お元気ですか?

 

私、ブエナビスタはいつも元気です。元気の意味合いが違うけどね(血涙。

 

今回は引き続き、特異点を倒しにマケドニアとペルシアらへんに来ました。いえーい。

 

サーヴァントの編成は音速丸、東方不敗師匠。ギル様。そして、さっちゃんです。

 

何故この編成かって?修業の成果を見せたいかららしいです。(半ば無理やりねじ込まれた)。

 

マシュは引き続き所長の仕事手伝ってるみたいですね、大変だ。

 

こっちもこっちで違う意味で大変だけどさ。

 

 

「心配しなさんな、このスーパーハンサムボーイ音速丸さんに任せんしゃい。今、メル友の凶暴神父に英雄殺しと人造人間に助っ人に来るように交渉中じゃってぇ、報酬はお前さんの脱ぎたてパンツで手を打ってやるからよぉ」

 

「ちょ!脱ぎたてというか!それ昨日洗濯に出してた分だから!」

 

「ん〜マンダム、エッチな匂いがプンプンしやがる、オークションに出せば100万以上の値打ちになるだろうなぁ…」

 

「人のパンツをオークションに出すな!」

 

「あんぎゃあああ!め、目潰しはよしてぇ!」

 

 

グサッと二本の指を眼に突っ込み黄色い鷹やろうを黙らせる私。

 

なんで転移先でこんなことやんなきゃいけないんですかねぇ。

 

目潰しを終えた私は持ってきたアルコール除菌ティッシュで手を拭くと音速丸から自分のパンツを回収しポケットにしまった。

 

目が潰れた音速丸はすぐさま回復するとギル様にこう話をしはじめる。

 

 

「最近の女は乱暴でいけねーや、私にランボーするつもりでしょう!ベトナム戦争みたいに!ベトナム戦争みたいに!…。いかんモリモリマッチョな変態を想像しちまった…おえ」

 

「頭領、女の子はデリケートな生き物なんですから気を使わないと…」

 

「ばっかやろう!酒飲んだ勢いで朝起きたら裸の聖女を傍に侍らすとんでも馬娘だぞ!デリケートどころの騒ぎじゃねぇよ!ありゃネジが二三本ぶっ飛んだバズーカ娘だ!」

 

 

うん、全部聞こえてるからね。

 

いやしかし、バズーカ娘って…。いや、確かにあれは私の落ち度ゆえ言うことはないのだけど…。(苦笑い)。

 

おめでとう!ブエナビスタは新しくバズーカ娘の称号を手に入れた!

 

って!全然嬉しくないわ!

 

 

「昨夜のセクハラ見たか?エロ天使な僕ちんでもドン引きするレベルの事やってたんだぜ?…人は見かけによらねぇよ」

 

「本当に何やったんだ昨晩の私!?」

 

 

そう言って音速丸の言葉に私は頭を抱える。

 

いや、だって、私、昨日の記憶が無いからね。

 

お酒の勢いってほんと怖いわ。

 

こうして、なにはともあれ、私達一行は前回仲間になったイスカンダルさん達のところへと向かうのであった。

 

 

 

それから数時間後…。

 

 

私達は無事にイスカンダルさんとダレイオスさんに合流した。しかし、合流した場所を見て欲しい。

 

なんと戦場だった。

 

あっれー?先日も戦場だったよね?てか戦場のど真ん中だったよね?あれー?

 

だが、満面の笑みを浮かべるイスカンダルは私達の姿を見た途端にこう言葉をかけてくる。

 

 

「おう!よく来たなブエ娘!」

 

「よく来たじゃなあああい!また戦場じゃないのよ!ちょっとー!」

 

「イヤ、ナゾノグンゼイガアラワレテナ、ワレワレハ、ドウメイヲクンデゲキハシテイルトコダ」

 

「…なんだそれ…」

 

 

どうやら謎の軍勢さんが現れたようです。

 

早い話がそんでもって同盟を結んだイスカンダルさんとダレイオスさんが頑張って対抗しているとかなんとか。

 

あー、なるほど、レ…なんだっけ?…レンコンさんの差し金かな?

 

大聖杯から何事なく帰ってきた寺生まれのTさんの話だとまだ生きてるみたいな事を言っていた気がするし。

 

ただ、Tさんのラリアットの際にレントンさんの首の骨をボキリといったとは聞いてたからまさかこんなに回復が早いとは思わなかった。

 

 

「クソ!なんてこと!レ……レーズン将軍の差し金がこんなとこまで!」

 

「…え?誰ですか?ブエナビスタさん?」

 

「干しぶどう将軍よ」

 

「…常に干からびてそうな将軍さんですね」

 

 

そう言って、私の言葉に苦笑いを浮かべるさっちん。

 

ごめんなさい、嘘つきました。本当は名前を覚えてないんです。レは覚えてるんだけどね?

 

そんでもって思いのほか劣勢だとか、お二人は私に助力願いたいそうだ。

 

だが、そんなイスカンダルとダレイオスさんに黄色い鷹野郎はこう告げ始める。

 

 

「ほほぅ、なるほど事情はわかった。ならば俺様の股間にあるリーサルウェポンの出番だな!おら!ち◯ちんのでけぇやつからどんどんかかってこい! 」

 

「この下品な鷹はいったいどうしてやろうか」

 

「ちょ!やめろぉ!その物騒なRPGの銃口しまえ!俺の鍛え抜かれたマッチョな肉体だけ残してハンサムプリチーな顔がなくなっちまう!」

 

「お主、全部顔だろう」

 

 

そう言って冷静な突っ込みを入れるイスカンダルさん。

 

そうだね、ほぼ顔面だね、てか身体あるの?この鷹?いや、そもそも鷹なんだろうか?

 

私はとりあえず、コマンドーからここに来る前に頂いたRPGを音速丸の顔面にクリーンヒットさせた後。気を取り直して改めてイスカンダルとダレイオスさんに話を続ける。

 

 

「えっと、それで?今どんな状況なの?」

 

「おう、そうだな、まずここなんだが」

 

「サスケ……このバズーカ娘…ガチでバズーカ撃って来やがったぞ、最下位の自動雀卓で追い討ちに国士無双を直撃させられた気分だ」

 

「まさに焼き鳥ですね」

 

 

アホな会話をしている二人は無視無視。

 

私はイスカンダルさんの出した地図を見つめて考える。どうやら戦力は割と拮抗しているようだ。

 

この二人の軍勢に対抗する戦力を用意するなんてレアメタルさんもなかなかやるね。

 

 

「なるほど、状況はわかったわ」

 

「理解が早くて助かるぞ」

 

 

とりあえず私達はイスカンダルさんから見せてもらった地図を頼りにそこから戦力的に押され気味な軍勢が小競り合いをしている場所に行く事にした。

 

ここを崩せば、こちらが優勢になるみたいだしね?

 

総大将はお二人だし、二人は歴史に残る英雄だ。

 

まぁ、安心して任せておけるよね?。

 

それからさらに…数時間後。

 

 

戦場を移動した私達であるのだが、なんとそこには先客が居た。しかもだいぶやばそうな人達である。

 

敵兵の数といえば数千やら数万単位なのにも関わらず彼らは暴れていた。それはもう豪快に…。

 

どうやら話を聞くと彼らが音速丸が話していたメル友の人達の様だ。

 

 

 

「我らは神の代理人 神罰の地上代行者 我らが使命は 我が神に逆らう愚者を その肉の最後の一片までも絶滅すること――― エ゛ェェイ゛ィメン゛ッッ!!」

 

「今日の俺は紳士的だ…運が良かったな…。安心しろお前らの死に場所はここだぁ…」

 

「死ぬか!消えるかァ!土下座してでも生き延びるのかァ!…ジェノサイドブレイブルァァァァァ!」

 

「つい最近、究極完全体になった私を相手にするとはァ…貴様らも運が悪いな…。今の私には地球どころか太陽系すべてが吹き飛ぶ程の気力が溜まっているぞ…」

 

「ねぇ…あれ?もしかしてあれかな?頭領のメル友って…」

 

「…思いのほか冗談半分で送ったんだがな…よほど暇人だったんだなあいつら…」

 

「…いや…もはやそういう問題じゃない気が…」

 

「大丈夫だ!ブエ娘!見てみろぉ!あんな、いかしたダンディボイスした奴なら誰でも気さくな良い奴らばかりだ!…ちょっと頭のネジが富士山の樹海あたりまで飛んで行って行方知れずになってはいるがなんの問題はない!…多分な…」

 

「……大問題なんですが…それは…」

 

 

そんなこんなで音速丸が呼んだダンディな優しい叔父様達は私達が着く頃には敵兵をほぼ掃討しており。

 

地図に載っていたであろう地形が壊滅的に崩壊して敵兵らしき死骸が転がっていた。うん、なんの問題もないね(白目

 

そして、生き残った兵隊達はというと…。

 

 

「俺の乖離剣が真っ赤に燃える! 勝利を掴めと轟き叫ぶぅぅぅぅ!」

 

「そうだ!ドモンよ!修行の成果を見せてみよ!」

 

「も…もうやめたげてよぉ!」

 

 

なんと、手を真っ赤に燃やしたの東方不敗師弟コンビからカイシャクを受けていた。

 

それでは見てみましょう!いつの間にかBGMが処刑用の明鏡止水に早変わり!奥様方もビックリなスピード対応!

 

暑すぎる師弟コンビは最早止まることを知りません!ペルシアとマケドニアあたりのお近くにお住いの方は今すぐ御避難ください。

 

あの化け物みたいな人達の次はこれか!こんなの心折れてしまうわ!。

 

地球の環境破壊加速を推進するのは本当におやめください。(真顔

 

だが、こんな話を当然、彼らが聞く訳が無く。

 

 

「ばあああああああああくぬぇつぅ・・ゴッド・・エアアアアアアアアアアアアアッ!」

 

 

なんとまぁ、見事に天地を割ってみせました。

 

敵兵なんてものはですね。跡形もなくそりゃもう吹き飛びましたよ。

 

手が燃えた我らが英雄王様は燃え盛る手と乖離剣を握りしめて決まったとばかりにキリッ!っとした表情を浮かべている。

 

 

「・・・ヒイイイト・エンドッ! 」

 

 

そして、最後の掛け声が終わると共に謎の爆破が起きる。

 

残ったのは抉れた大地とダンディボイスな音速丸のメル友。そして私達だけだ。

 

多分、あの様子だと、マケドニア軍とペルシア軍の人達、絶対この巻き添えに吹き飛ばしたわね…。

 

あ…あとで総大将の二人にはちゃんと謝っておこう…(吐血。

 

こうして、私達は無事?にマケドニアとペルシアに攻めてきた謎の敵兵を掃討することに成功した!

 

なお、味方も含む模様(掃討)。

 



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ボールは友達!

 

 

カーニバルファンタズムはじまるよ!。

 

 

はい、違います。始まりません。

 

こんばんはみなさん、今回もまた世にも奇妙なFGOの時間がやってまいりました。

 

進行は私、ブエナビスタがお送りします(サングラス装備。

 

 

「あ、ジャンヌちゃん、髪切った?」

 

「?…いえ?切ってませんが…」

 

「ジャンヌさん、いいんですよ?真面目に答えなくても」

 

 

そう言って、私のボケに対して冷静な口調で告げるデミサーヴァントのマシュ。

 

いやね、そりゃ突っ込んでばかりだからたまには悪ふざけもしたくなりますよ、何が楽しくてあんなとんでもサーヴァント軍団を抱えなきゃいけないんだか…。

 

 

「(´・ω・`)まぁ、これでも飲んで元気だしなよ (´・ω・`)つオロ◯ミンC」

 

「元気ハツラツぅ?ってやかましいわ!」

 

 

この間、どんだけイスカンダルさんとダレイオスさんに謝った事か…本当に元気どころの騒ぎじゃないよ!

 

すんなり許してくれたけどね!我が許婚の謝罪なら仕方ないとかなんとか。

 

何故か許婚候補に挙げられている事にビックリだったんですけどね、はい。

 

諦め悪い話じゃないよ全く。

 

 

あ、音速丸さんのメル友さん達ですか?丁重にお帰り願いましたよ?いやだってこれ以上あんなの増やしたら死んじゃうし、主に私が。

 

 

そんなこんなで帰宅した私ですが、ここで問題です。帰って来て早々問題が起きていました。果たしてなんの問題でしょうか?

 

 

A、マルタちゃんが水着姿に変わっていきなり襲いかかってきた。

 

B、ジャンヌちゃんがフランスパンで甲子園を目指し始めた。

 

C、アルトリアが空腹に耐えかねて自分のエクスカリバーを食べた。

 

D、ついに私とマルタちゃんとセイバーズのパ◯ツとブ◯ジャーを頭領がランスロットの宝具にした。

 

 

Aのマルタちゃんが水着姿で襲いかかってきたにファイナ◯アンサー?。

 

残念!?それはつい一週間以上前の出来事でした!。深夜の時間帯の出来事だよ!心臓に悪いよ!ほんと!。

 

まぁ、犯人は音速丸さん何だけれどね?なんかおかしな薬を試しに使ったら成功しちゃったみたいです。

 

後で血祭りに挙げた上に薬はしっかり没収して焼却炉に捨てておいたので安心してください。

 

…騒動が終わった後、マルタちゃんが満更でもなかったような事を口走っていたのは内緒だ。背筋が凍りつきそうになったよ…。

 

おっと話がそれたね。

 

はい、正解はございません。いや、まぁ全部あった事なんだけれど、今は違いました。なんと帰ってきたら仲間割れが起きていました。

 

しかも、仲間割れを起こしたのはセイバーズのみなさんです。まぁ、いつものことなんだけどね。

 

その原因はというと…。

 

 

「フットボールはイングランドが最強です!はい論破ー!」

 

「そうだそうだー!父様の言うとおりだー!」

 

「スリーライオンズは永遠に不滅!」

 

「はぁー?何を言っておるか!我がイタリアのカテナチオ軍団が最強に決まっておるだろうが!」

 

「まぁまぁ、落ち着いて、ここはルーラーである私が神のお告げを…。ふむ、どうやら我がフランスが最強という事みたいですね♪」

 

「「「ふざけんなー!」」」

 

 

こんな感じです。

 

確かに欧州はフットボール、もとい、サッカーの聖地なんだけれど、まさか、ここまでセイバーズが熱くなるとは思わなかった。

 

まぁ、ここでの娯楽がテレビを通してのフットボール観戦だったり、テレビゲームだったりだったからね。

 

ん?誰だ?こいつらにサッカーなんて教えたのは?

 

はい、すいません私です。だってかっこいいじゃないサッカー選手…イケメンばっかりだし…。

 

まぁ、やきうはやきうで(´・ω・`)←これがみんなにいろいろ吹き込んでるみたいだけどね?。

 

さて、そんな話題を挙げたのですけれど本題はこちらです。

 

なんとその後、聖石を使っての召喚の際。誰かの仕業か知らないけれどあるものが召喚の魔法陣の上に置かれていました。

 

その結果がこちらです。

 

 

「君が僕のマスターかい!僕は大空翼!さぁ!サッカーで世界と戦おうマスター!」

 

「…oh…」

 

 

なんとビックリ15頭身のサーヴァントが召喚されました。

 

しかも、サッカーをしようなんて言う始末です。何言ってるかわかりません。

 

私は酷く混乱していました。いや、だって、サッカーだよ?どうやって戦うの?馬鹿なの?死ぬの?。

 

だが、しかし、みなさんもそう思われた事でしょう。だけれどご安心ください。

 

この人はとんでもないサッカー選手です。そりゃもう世界に知れ渡る程の…なんたってギャグ漫画の金字塔ですからね…。

 

そんでもって、召喚した後の事なのですが…。

 

 

「「「すいませんでした!日本が最強です!サインください!」」」

 

「え?う、うんいいよ?」

 

「翼さん…すいません…ほんと…」

 

 

なんとセイバーズ全員による手のひら返しクルーでした。

 

まぁ…翼さんがいる日本代表は…その…うん、あれ、日本代表なんかじゃないから、日本代表の皮被った何かだから…。

 

ちなみ犯人はマシュらしいです。

 

どうやら事を丸く収めたかったらしいので荒技に出たとか…。

 

いや!荒技にも程があるよ!

 

ちなみに大空翼さんのライバルである日向小次郎さん。彼の雷獣シュートの時速は2100kmらしいです。翼さんのドライブシュートの威力も少し落ちますがだいたいそんくらいだとか。

 

人に当たったらバラバラに吹き飛んでしまうわ!

 

サッカーボールで殺人事件が起きるわ!

 

 

「大丈夫!ボールは友達さ!」

 

「…うん、友達…ね…」

 

 

私は満面の笑みでサムズアップしながらセイバーズ達にサインを書いている翼さんに何も言えなかった。

 

いや、友達か…友達ね…。

 

貴方、確か、いつかは覚えていませんが、ドライブシュートでサッカーボール破裂させましたよね?。

 

友達破裂させるなんてとんでもない人だな、この人は…。

 

私はこうして新たにとんでもないサーヴァントを自陣に加えた。

 

ものすごく嫌な予感しかしないのですが、それは…。

 

もう、しばらく英霊召喚するのはやめとこう…。

 



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閑話休題

 

 

やぁ!みなさんこんにちは!ブエナビスタだよ!

 

今回はなんと!休暇を頂いたのでみんなでお出かけしたよ!行き先は海だ!。

 

…え?季節的には冬だって?

 

いえ…知らない季節ですね…。(震え声

 

 

そんなわけで海に来た私達は早速水着に着替え海へゴーという訳です。いいね?寒中水泳とかじゃないからね?東方師匠ならやりかねないけどさ。

 

 

「マスターって意外と胸あったのですね」

 

「お主、私がいままで貧乳と申したか?」

 

「着痩せするタイプなんでしょう?この娘」

 

 

そう言って、マルタはガルルルとマシュに威嚇する私をフォローするようにそう言ってくれた。

 

うるさい!周りにおっぱいがデカイ娘が多すぎんのよ!マシュとかジャンヌちゃんとかマルタとか!赤セイバーとか!

 

…、うん…ごめん…青ちゃんとモルちゃんと黒ちゃんは…。

 

 

「…まぁ…ね?成長期になればおっきくなるから…」

 

「…慰めなど騎士には必要ありません!」

 

「胸はないほうが動きやすいしな!」

 

「貧乳とかじゃない!慎ましい胸だ!いいな!」

 

「アッハイ」

 

「胸が無念か…胸が熱くなるな」

 

「神は言っています…ここでおっきくなる定めではないと…」

 

「「「やましい!このおっぱいセイバーズ!」」」

 

 

と言った感じに赤セイバーとジャンヌちゃんに煽られた三人は涙目になりながらそう叫ぶ。

 

やばい、先日、フットボールの話題で仲間割れ仕掛けたのに次はおっぱいで仲間割れしそうだよ…このセイバーズ。

 

もちろん、所長もさっちんもバッチリ水着に着替えてます。

 

さっちんの水着は可愛くてですね…ぐへへへ。

 

あ、まずいまずい、内なる私が目覚めるところだった。いかんいかん。

 

では行かん!大海原へ!

 

 

 

そして、それから数分後。

 

私達は海へと繰り出した訳だが、素晴らしい程のカオスな出来事が巻き起こっていた。

 

 

「拙者の名は黒ひげ!さぁおとなしく女と金品をおいてゆくのだ!」

 

「軍曹」

 

「はっ!大佐殿!既にC4の爆破の準備はできております!」

 

「よろしい、やれ」

 

「ちょ…!まっ…!アバァー!」

 

 

簡単に言えばどこかの海からやって来た海賊こと黒ひげさんがコマンドーとギルから船を爆破されていた。

 

な…何を言っているかわからねーと思うが(以下略。

 

まぁ、私の場合はいつも頭がどうにかなりそうなんだけどねー(白目。

 

私達はとりあえず後ろで凄い爆発が起きているのを放置して海のバカンスを楽しむことにした。

 

はいはいいつもの事。いつもの事。

 

浜辺ではライバックさんが日下さんとTさんでBBQの用意をしているようだ。

 

え?壁殴り代行?。

 

 

「(´・ω・`)じゅわじゅわくるー」

 

 

浜辺で身体を焼いています。

 

そんでもって、翼さんとランサー、そしてダレイオスさんとイスカンダルさんですが、五人はどうやらビーチサッカーをやっているようだ。

 

いや…ビーチサッカーって…翼さんにサッカーは不味いですよ。

 

まぁ、そんな言葉をかける間もなく…。

 

 

「行け!これが僕のドライブシュートだ!」

 

「ぬぉ!我が英霊が集う軍のディフェンスをかいくぐるとは!」

 

「ワガ、イ…イチマンノディフェンスヲ…!」

 

「え!?ちょ…!?やっぱキーパーの人選間違ってねーか!これ!?」

 

「いや、お主が適任だ!止めろ!ワンコ!」

 

「犬と呼ぶんじゃねー!」

 

 

おーと!ランサー横っ飛びで翼くんのシュートに飛び込んだァー!

 

しかし!シュートの威力は落ちない!

 

あ…これ…大体オチが読めたかも…。

 

翼くんの放ったマッハを超えるであろうドライブシュートは威力を増してキーパーであるランサーの腹に直撃した。

 

あれは痛い。

 

 

「ぐへぇ!…だ、だが止め…」

 

「ランサーくんシュートを止めたァー!だがボールの威力は落ちない!回転が上がるゥー!」

 

「ちょお!おかしいだろー!」

 

「いけー!」

 

「どぶぁあああああああ!?」

 

 

ランサーの悲鳴がビーチに木霊する。

 

というよりよくあのシュートに飛び込んだよ…ランサー。流石は聖杯戦争を生き残って来た英霊な事はある。

 

だけどね…。うん…。そりゃそうなるよ。

 

 

「ランサー君ふっ飛んだー!」

 

「ランサーが死んだ!」

 

「この人でなし!」

 

 

はい、死にました。

 

当然だよね、マッハ超えるであろうあんなシュート腹に入ればそうなるよ。

 

とりあえず、戦闘続行のスキル発動させておいて良かった。

 

え?それじゃまたキーパーになるんじゃないかって?。

 

HAHAHA!大丈夫だよ!多分(目そらし。

 

では!気を取り直して!みなさんお待ちかね!みんなの水着はなんでショー!はじまるよー!

 

まず、ジャンヌちゃん!なんと白布地のビキニです!かわいいよね!

 

マルタちゃんは同じく白なんだけれどこちらはハイレグです!え?霊基の最終段階の格好と変わらないじゃないかって?細かいことは気にしない!(目そらし。

 

所長と黒セイバーは黒のビキニだねー大人だねー。胸に差があるとか言ってはいけません。いいね?。

 

青セイバーちゃんは青ジャージに青柄のビキニ姿です。現在、謎のヒロインXと自称していますのでアルトリアさんと呼ばないように。何故上がジャージなのかって?…お察しください。

 

赤セイバーちゃんはもう赤の薔薇の柄が付いたビキニ姿ですねー、似合うねー身長的にもちっさいから小動物のようだ。

 

それで、マシュですが、なんと驚きの紐!…とか言ったらぶん殴られそうなので止めておきました。私がやってみたら?と言ったらビンタされたので二度と言いません。

 

はい、マシュは薄い紫掛かった生地のフリルが付いたビキニですねー、似合うなー。

 

さっちゃんも可愛いフリルが付いたワンピースタイプの水着だね!ナニカニメザメル…うごごご。

 

モルさんはジーンズの短パンに赤の白のストライプの水着だ。いやぁ、なんというか、元気なおてんば娘みたいだよ!。

 

なお、モルさんに2丁拳銃とラッキーストライクのタバコを持たせるのは禁止。ロアナプラじゃないからここ。

 

 

さてさて、最後は私ですね!私はなんと!ピンク色の可愛いフリルが付いたビキニです!いぇい!

 

おい、そこ今、私の頭の中もピンク色だろとか言ったらミキサーでミンチだからね。

 

さて、そんな訳で私以外の女の子達は本当に水着が似合ってます。え?私も似合ってる?やだなぁお世辞が上手いんだから。

 

さて、音速丸頭領ですが、私達の水着を見つけるなりギル様に近寄るといつものように話を振ってくる。

 

 

「見てみろォ!サスケ!女子達の水着だ!あんなのは中々お目にかかれまい!今のうちに拝んとくぞ!有難や!有難や!…」

 

「ほぁー!最高の眼福ー!」

 

「今からポロリも期待大だ、カメラは持ったな!おっぱいいっぱい!夢いっぱい!…3名ほどあまり無い娘っ子もいるがそれはそれで需要はあるぞい」

 

「目潰し」(グサッ

 

「あんぎゃああああああ!バ◯スゥゥゥ!」

 

 

なんか今、スケベな鷹が居たので護身のためにとっさに目潰ししちゃったけど多分大丈夫だよね。

 

音速丸頭領は海水で目をゴシゴシすると息を切らしながら私に声を上げる。

 

 

「くっそ〜あんのクルピラ馬娘〜。ワシの目をなんだと思ってんだ〜、過激なスキンシップに僕ちんのガラスハートは粉々。これじゃエロ本を必死で隠してた嬉し恥ずかしい少年時代の様だな」

 

「頭領鏡はこちらです」

 

「おや、鏡に写るこのイケメンはだぁれ?」

 

「魑魅魍魎の類と思うが…」

 

「Tさんが言うなら間違いないね、後でデコに札貼っときましょうか」

 

 

そう言って、にこりと音速丸に笑みを浮かべる私。

 

その後、音速丸にはTさんからキョンシーとかが良く貼るであろう札をデコに貼り付けてあげた。

 

 

「…なんちゅうか中華…!?マーボーマンボウ!?…チャイナ娘の太もも撫でチャイナ!?」

 

 

お札貼り付けた音速丸の様子がおかしな気もしなくはないがこれでしばらく大人しくなると思う。

 

さて、そんでもってカオスな感じではあったものの、その後はBBQをしたり海で泳いだり海賊退治したり、超次元砂浜サッカーしたり、宝探しに出掛けたりと私達は休暇の海を満喫した。

 

場所が場所だしね?カリブ海だしここ。

 

適度の休息はやはり必要だね(うん。

 

ただし、所長、オメーはだめだ。

 



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IFストーリー ※fate/zeroにこいつらがいた場合

※本編とは全く関係ないカオスです。


※もしfate/zeroのあのシーンにこいつらがいたら。

 

 

 

間桐の家の暗い地下、そこに蔓延る無数の蟲。

 

昔々、あるところに薄気味悪いその空間に養子にもらった少女を連れ込もうとする魔術師の成れの果てのおじいさんがおったそうな。

 

 

「桜よ、お前は今から我が養子となり、間桐桜となる…よって蟲共に貴様の身体を馴染ませないとな…クックック」

 

「い、いやぁ!お父さん!お姉ちゃん!助けてー!」

 

「無駄じゃ助けはこ…」

 

「キックオーフ!試合が開始されました!」

 

「なんじゃ!これは!」

 

 

しかしながら、地下に入るとおじいさんはビックリ仰天。

 

なんと一晩おいておいた蟲が蔓延る筈の地下倉庫ににはなんと。

 

 

「こ、これはどういう…」

 

 

あたり一面に綺麗な芝が生えているではありませんか。

 

おまけにその芝の上でなんとサッカー選手がサッカーをしています。

 

おじいさんは呆気にとられていますがそんなことはお構いなしに試合は始ます。

 

 

「行くぞ!翼!」

 

「わかったよ!日向くん!」

 

「おっと翼くん!これは日向くんとのシュート!タイガーショットとドライブシュートの連携シュート!ツインタイガードライブシュートだァ、ボールは物凄い回転を伴ってゴール(老人の顔面)に向かうぅ!!」

 

 

するとなんということでしょう、おじいさんの顔面に向かいマッハを軽く越えるツインタイガードライブシュートが飛んでくるではないですか!

 

これにはおじいさんもビックリ仰天。

 

腰を抜かすかと思われました。

 

 

 

「甘いわァ!」

 

「「な、何ィ!」」

 

「おーと!桜選手これを片手で止めたァー!ツインタイガードライブシュート破れたりィ!」

 

「ヒロイン枠のSGGK(スーパーグレートゴールキーパー)と呼ばれた私にはスローに見えますよ」

 

 

 

なんとおじいさんの横にいた幼女が片手でマッハを軽く越えるであろうシュートを止めました。

 

いや、おかしいよね?マッハを越えるシュートを片手で止めるって幼女桜とはいったい何者なんだろうか…。

 

何故か流暢に話す幼げなSGGKに戦慄を覚える翼と日向。

 

だが、しかし、そんな彼等の流れを変える交代が告げられる!

 

 

「おっと!ここでディフェンスのイスカンダル選手に変わり路地裏同盟さつき選手がメンバーチェンジ!」

 

「ふ…ついに私の出番ですか…」

 

「日本の裏ヒロイン!今年は正ヒロインに輝けるか見ものです!」

 

「がんばれ♡がんばれ♡」

 

「チアガールのジャンヌが綺麗な足を振り上げ応援する中、試合は再開です!」

 

「どういうことだ!まるで意味がわからんぞ!」

 

 

何百歳を越えるであろうおじいさんのいう事は間違いありません。そうカオス過ぎてまるで意味がわからない状態でした。

 

しかし、試合は再開されます。

 

次に守護神、桜に迫って来たのはなんと日本のユニホームを着たアルトリアペンドラゴンでした。

 

 

「いくぞ!我がイングランドが誇る最大のシュートだ!」

 

 

早速、イングランドとがっつり言っています。なんで日本代表ユニホーム着てるんでしょうね?謎です。

 

アルトリアさんは何処からともなく剣を取り出すとその柄に向けて思いっきり右足を振り抜いて蹴り上げました。

 

おい、聖剣を蹴るな。ボールを蹴りなさい。

 

 

「エクスカリバーシュート!」

 

 

なんと、宝具の剣を思いっきりおじいさん(ゴール)に向けて蹴りました。

 

いや、そもそもおじいさんはゴールですらありません。

 

だが、そのシュートをもってしてもSGGK桜のゴールを割ることはできませんでした。

 

 

「こんなもの片手で止めれますよ」

 

「な、何ィ!」

 

「おっと!アルトリア選手!エクスカリバーを止められたァー!」

 

 

宝具を止める桜選手とは人間でしょうか?

 

謎が謎を呼ぶこの試合、だが、試合はまだ終了ではありません。

 

 

 

「ええい!奴め!化け物か!」

 

「行くぞ!日向くん!」

 

「おう!」

 

 

BGMには蝶々なサンバ。

 

当然チャンバも走ります。ところでチャンバってなんだろ?。

 

そんなこんなでこの後もいろんなシュートが飛び交うがなかなかゴールは破れません。

 

 

「いけー!ランサーシュート!」

 

「ちょ!俺を蹴るなァ!ウボァ!」

 

「おっと桜選手!翼くんのドライブランサーシュートを片手でパンチング!」

 

 

時にはゴールを割るために犠牲もあり。

 

 

「師匠!」

 

「行くぞドモン!」

 

「「ツイン!ゴットフィンガー!シュート!」」

 

 

思いっきり手を使う反則シュートを打ったり。

 

 

「桜ちゃんのパンツシュート!」

 

 

セクハラを兼ねて事案を発生させる鷹がシュートを打ったり。(後で粛清しました)。

 

 

「破ァ!シュート!」

 

 

除霊をしたり。

 

 

「ゴールキーパーとは貴様!それでもデュエリストか!」

 

「違いますね、リアリストです」

 

 

適当もいいところな文句を言ったり。

 

 

「軍曹、爆破だ」

 

「はっ!大佐殿!」

 

「甘いですね」(爆弾解体)

 

 

爆破しようとしたりと、まぁ、それはありとあらゆる手を尽くして反則シュートをしましたがゴールは割れませんでした。

 

審判は寝てると思います。思いっきり全員レッドカードです。

 

しかし、後半のアディショナルタイムここで待望の決定機が生まれた。

 

 

「おっと!路地裏同盟さつき!奇妙な構えをとりはじめる!」

 

「燃えろ!私の小宇宙よー!」

 

「な!こ、この技は!」

 

「路地裏流星拳シュート!」

 

 

どっちだよ。

 

シュートが拳かどっちかにしなさいよ!なんなの!これ!昔話風な解説なのに私なんで突っ込みやってんの!?馬鹿なの!?

 

だけれど、幼女桜ちゃんはどうやらこのシュートも見切ったみたいです。

 

 

「 S G G K !」

 

「な、何ィ!?」

 

「おーと!なんとゴールに向かったボールは桜選手が変わり身にした森崎君に直撃ィ!森崎君ふっとんだー!」

 

「「も、森崎ィー!」」

 

 

なんでや!森崎君関係ないやろ!

 

てか桜ちゃん容赦なさすぎる!いや、森崎君がいったい何したというんだ!

 

残り時間も残り僅か、するとこの時ある豚が立ち上がった。

 

 

「(´・ω・`)みんな!俺に力を貸せー!」

 

「おーと!!ここで壁殴り代行!ボールを腹に抱え桜選手に突っ込むー!これはー!自分ごとボールをゴールに突っ込ませる戦法だァー!」

 

「な、なんですって!?」

 

「これには!桜選手反応が遅れた!しかし!強い!遅れながらも片手で壁殴り代行を止めるゥー!」

 

 

いや…そうじゃない。幼女桜選手って何者なんだろほんと…。

 

それに呼応したのか、ピッチに立つサーヴァント逹は互いに頷きあうと一斉に桜選手に突っ込む壁殴り代行に向かい駆ける。

 

そして、次の瞬間。

 

 

「おーと!!これはー!!壁殴り代行に向けてサーヴァント全員がドロップキックだー!」

 

 

容赦ないドロップキックを幼女桜が止める壁殴り代行に目掛けてぶちかましました。

 

壁殴り代行の身体がくの字に折れる。あ…あれは背骨が逝きましたね。

 

 

「「「「うおおおおおおおおお」」」」

 

「(´・ω・`)ぐあー!」

 

「何ィ!」

 

「ちょ!まっ…!」

 

「おーと!ついにゴールが割れたァー!サーヴァント全員が一気に老人1人に全員で雪崩れ込む!!老人!下敷きです!」

 

「ここで試合終了!なんと勝ったのはサムライ!日本代表です!」

 

 

試合が終了した模様です。

 

いや、試合というよりおじいさんが終了しました。

 

のちにこの試合はドーハの歓喜と呼ばれるようになり、これによりサーヴァント日本代表はワールドカップでの快進撃の火蓋となる。

 

そして、それは後世に伝説となりのちに語り継がれるのだった。

 

 

「…と、第四次聖杯戦争はこんな感じだったんだ…士郎…」

 

「なんでさ!?」

 

 

月夜の下、屋敷の外で一人の青年にそう語るとあるジャックバウアー。

 

彼は昔を懐かしむ様に月を見上げると彼にこう話を続ける。

 

 

「…サッカー選手の寿命は短い、そう僕もその一人だった…」

 

「…じいさんも?」

 

「あぁ、そうだ」

 

 

そう言ってにこやかに笑うピッチの魔術師殺し。彼はそう言うと青年にこう告げる。

 

 

「僕はね…士郎…日本代表になりたかったんだ…」

 

「だったら代わりに俺が成ってやるよ!」

 

 

これがのちにキャプテン翼の再来と呼ばれたゴンエミヤの誕生秘話である。

 

この話はのちに神話となり世界のサッカー少年達を魅了する語り話となるのだった。

 

 

完。

 

 



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IFの続編。第五次聖杯戦争編

 

IFもしゴンエミヤが第五次聖杯戦争にいたら。

 

 

 

聖杯戦争。

 

むかしむかしあるところに、1人の魔術師の少女がいました。

 

彼女の名前は遠坂凛。その遠坂凛は召喚の儀式を行う為儀式の準備をしていました。

 

 

「絶対聖杯戦争を勝ち抜いてやるんだから!」

 

 

彼女は自分の父である遠坂時臣が叶えられなかった聖杯を手に入れる為、聖杯戦争に参加する事を決意し、この日を待ち焦がれていたのです。

 

ちなみに時臣氏の死因は後ろから来た神父が放った無回転フリーキックのボールが後頭部に当たりそのままポックリと逝ったそうな。

 

そして、召喚の儀を終えて召喚されたサーヴァントは…。

 

 

「問おう。お前が私の監督か」

 

 

なんと褐色の肌をしたエースストライカーでした。

 

彼は未来で世界を相手に戦ったと言うではありませんか。しかし、召喚の際大事な記憶が抜けており自分の名前を覚えていませんでした。

 

 

「え…?何その格好?」

 

「あぁ、これか、安心したまえ日本代表のユニフォームだ。」

 

「なんで!?」

 

 

こうして、凛と奇妙なサーヴァントによる聖杯戦争が幕を開けました。

 

日本代表のユニフォームを着た彼は自分の事をゴンと呼ぶ様にと彼女に告げます。意味がわからないまま凛はとりあえず彼をゴンと呼ぶ事にしました

 

さて、聖杯戦争の初戦はランサーとの仕合い(試合)です。

 

激しい戦いが予想されると凛は思っていました。しかし…。

 

 

「まさかそのユニフォーム!おめぇさん日本代表か!」

 

「!?まさか!貴様も!」

 

「奇遇だな、よし、ワールドカップ目指すんだろ?俺も仲間に入れろよ!」

 

「それは心強い!」

 

「なんで!?どうしてそうなるの!?」

 

 

なんと、ランサーが仲間に加わりました。

 

しかもランサーは青タイツから日本代表のユニフォームに早着替え。なんと、前回のワールドカップの立役者だったようです。

 

それからしばらくして、次はセイバーとの邂逅です。

 

 

「!?そのユニフォーム!貴方まさか!」

 

「あぁ、そうだ、日本代表だ」

 

「くっ…!世界と戦えるチャンス!士郎!こうしてはいられません!走り込みに行きますよ!」

 

「え?ちょ!話が見えないんだけど!」

 

「衛宮士郎!貴様も日本代表ならば早くこのユニフォームを着て練習参加だ!」

 

「なんでさ!聞いてた話と違うんだけど!」

 

「ですよね!監督!」

 

「えーと…。うん、もう好きにして」

 

 

こうして次々と増える仲間たち。

 

しかし、日本代表としてワールドカップ開催にこのままではメンバーが足りません。

 

そんな時、彼等の前にある人物が現れます。

 

 

「ふ…っ。5年ぶりですか。」

 

「お、お前は!」

 

「さ、桜!?ドイツに行ったと聞いてたけどなんで急に!」

 

「ドイツの名門で鍛え抜かれたSGGKの私抜きでワールドカップが目指せるとでも?」

 

「すごいオーラだ。一体どんな修行を…。」

 

「ふっ…。安心してくださいメンバーも連れてきました。」

 

「さ、桜…。あのさ、やっぱり僕が日本代表だなんて」

 

「安心してください。兄さんのワカメディフェンスは鉄壁です。」

 

「なにそれ!どんなディフェンス!?」

 

「海藻のようにねっとりとしたディフェンスですよ」

 

「妙に生々しいんだけど。」

 

「桜、私は桜の為なら!」

 

 

そう、メンバーに加わったのはドイツから帰国したSGGK桜とそのサーヴァント。そして、彼女の兄であるディフェンダーワカメこと慎二でした。

 

しかし、まだメンバーは足りません。日本代表メンバーを集めるべく凛達は奔走します。

 

 

「よーし!お兄ちゃんの為に一肌脱いじゃうぞ!」

 

「ぐぉぉ!」

 

 

時にはアインツベルンの城までスカウティングしに出かけ。

 

 

「え?日本代表?宗一郎様。」

 

「日の丸を背負う時が来たか。」

 

 

ある時は神社のお参りにしに行ったついでに日本代表にスカウティング。

 

そして、ある程度メンバーが集まって来たかと思われたその時。前回のワールドカップを制したメンバーの1人が彼等の前に立ち塞がります。

 

 

「貴様が日本代表…。ふ…面白い。10番を俺から奪えるか!フェイカー!」

 

「ならば!フリーキック勝負だ!」

 

「いいだろう!もし我が負ければ神父共々日本代表入りしてやる!」

 

「え?なんでそんな風にいつの間に話が進んでんの?いつの間に私、巻き込まれてるの?」

 

「まぁ、仕方ないわよ。言峰。」

 

 

こうして、前回の10番、ギルガメッシュとのフリーキック対決が始まりました。

 

割と苦戦を強いられましたがSGGK桜の活躍もあり、なんとか勝利を収めた凛達。

 

そして、ギルガメッシュと神父さんは日本代表入りを表明しました

 

 

「フェイカーよ、ともにワールドカップを勝ち抜き聖杯を手に入れようぞ。」

 

「ああ!もちろんだ!ギルガメッシュ!」

 

 

こうして日本代表メンバーが揃い。彼等は世界へと挑戦する権利を得ました。

 

アジア予選を勝ち抜き。そして、数々の苦難を乗り越える中で、凛のサーヴァントはその真名を彼女に告げます。

 

 

「凛、私の本当の名前はゴンエミヤ。未来から来たエースストライカーだ。」

 

「…う、うん。そうなの?」

 

「あぁ、そうだ。今の私はストライカーとして未熟だ。このワールドカップを通して奴には伝説になってほしい。」

 

「…アーチャー…。」

 

「ゴンだ。アーチャーと呼ぶんじゃない。」

 

 

そうして、舞台は世界へ。

 

ワールドカップは目前に迫り彼等は練習に勤しみます。

 

そうして、ゴンエミヤ率いるエミヤジャパンは世界の強豪を相手に奮闘。

 

そして、日本代表は優勝を果たしました。

 

後に凛は監督としての手腕が認められ時計塔にあるフットボールクラブの監督に就任。

 

ワールドカップMVPに輝いた衛宮士郎は紛争地域に赴き、貧しい子供達にサッカーを教える日々を送りながら日本代表として戦い伝説となりました。

 

 

「君、いい身体しているね、サッカー選手にならないか?」

 

「あ、いや…僕は…貴方は?」

 

「私の名前はゴンエミヤ。日本代表のサッカー選手さ。」

 

 

完。



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忍者死すべし、慈悲は無い

 

 

わぁいみんなー久しぶりー。

 

ブエナビスタだよー。私は今なんかとりあえず取り込み中だよ!

 

ペルシャとマケドニアの国境らへんだけどね。

 

なんでって?そりゃ状況を見て欲しい、なんとレ……なんだっけ?

 

レなんとかさんと対面している状況です。なんか、うちのサーヴァントと知り合いが暴れすぎて運営から文句が飛んできたようでこうして赴いたそうな。

 

そりゃそうなるよ、正攻法で攻略なんてしてないもの。

 

涙目のレ…なんとかさんは取り乱しながら私達にこう話をしてくる。ちなみに私達は正座させられています。

 

 

「お前なぁ! 俺がなぁ! あの軍隊をなぁ! 作るのになぁ! 貯金がなぁ! ゆるさーん!」

 

「はい、はい、おっしゃる通りです」

 

「ところでマスターこの人誰でしたっけ?」

 

「ミスター変態仮面よ」

 

「おぉ!これがかの有名な…」

 

「あのさ? 名前覚えよう? 私出てきたのこれで何話目? ねぇ?」

 

 

そう言って隣で納得しているマシュの言葉に涙目のレ…なんとかさん。

 

いや、本当に申し訳ない、あ行なら多分覚えれたと思う。え? そういう問題じゃない? アッハイ。

 

私はとりあえずご迷惑を掛けたレなんとかさんにひたすら謝った。

 

途中から音速丸がそこは裸土下座だろうとか言って来たので目潰しをした。のたうちまわってたけど大丈夫、死なないから。

 

とりあえず、正座させられている私は隣にいるギル様にこう語りかけた。

 

 

「多分、私達のせいだよね?」

 

「少佐殿、爆破の準備はできております」

 

「都合悪くなったら爆破するのやめよう? この間ランサーが巻き添えになったよね? それで」

 

「肯定だ」

 

「こいつ全く反省してないぞ!おい!」

 

 

そう言って爆破の許可を貰おうとするギル様に切れるランサーさん。うん、それは怒ってもいいと思う。

 

ひとまず、こうして私はレなんとかさんに対してサーヴァント達と一緒に謝罪をして許してもらった。

 

いや? でも敵に謝罪するっておかしくないかな? 自業自得だって? うん、そうだね(白目。

 

そして、気を取り直して私達はこのミスター変態仮面さんに対面して、戦いに臨む羽目になった。

 

なんと早くもボス戦だよ! やったね! みんな!

 

 

「よし! 仕切り直しだ!ブエナビスタ!さぁ!どこからでも掛かって…!」

 

「爆破」

 

「アバァー!」

 

「レ…!レ…なんとかさーん!」

 

「レなんとかさんが死んだ!」

 

「この人でなし!」

 

 

なんと戦闘開始、1分足らず。

 

ギル様が爆破してレなんとかさんは爆発四散!ナムアミダブツ! おぉブッタよ! まだ寝ているのですか!

 

寝ているどころか多分、ベガスでバカンスしてるんだろうけどね。

 

そして、吹っ飛んだレなんとかさんを確認した私達は顔を見合わせた。

 

とりあえずペルシャとマケドニアの脅威はこうして去ったのだ。地形は多少変わってるかもだけど歴史は変わらない…筈。

 

 

「よし、帰ってピザでも頼もうか」

 

「異議なし!」

 

「具は大盛り! 大盛りですよ! マスター!」

 

「ま、まてぇい!」

 

「あ…まだ生きてたのか」

 

 

なんと、あの爆破からレなんとかさんは生きていた。

 

ボロボロになったシルクハットを拾いながら地を這いずってこちらに向かってくる。うわ気持ち悪。

 

おっと、いかんいかん本音が…。

 

というわけで、レなんとかさんとの最終決戦の幕が上がった。ちなみにみなさん体力ゲージをここでご覧ください。レなんとかさんの体力ゲージは真っ赤です。

 

あまりに無慈悲。悲しいけどこれ…戦争なのよね。

 

ここからは壁殴り代行さんのダイジェストでお送りいたします。

 

 

「(´・ω・`)ドーモ、レなんとか=サン、ウォールスレイヤーデス」

 

「ドーモ、壁殴り=サン。レ…」

 

「(´・ω・`)ハイクを詠め、カイシャクしてやる」

 

 

いや、せめて挨拶させてあげようよ。名前名乗る前にそれはあんまりすぎる。

 

挨拶はちゃんとしなきゃ、古事記にも書いてあるんじゃないの? あれ? 古事記にそんなこと書いてたっけ?

 

しかしながら、既に姿を消した壁殴り代行さんのパンチがなんとレなんとかさんの腹部に!ワザマエ!

 

まさにタイガーの如き動き!レ…なんとかさんは動けない!壁殴り代行の殺人カラテはレなんとかさんを吹き飛ばす!

 

ゴウランガ!体力ゲージが1に!

 

 

「(´・ω・`)イヤーッ!」

 

「グワーッ!」

 

「(´・ω・`)イヤーッ!」

 

「グワーッ!」

 

「(´・ω・`)イヤーッ!」

 

「グワーッ! サヨナラッ!」

 

 

レなんとかさんは爆発四散!

 

その場でその光景を見ている私達一同は何故か悲しみのアトモスフィアに包まれた。レなんとかさんと過ごした日々。それを鮮明に思い出す。

 

黙祷。

 

だが、何にも特に思いつかないのでその場にいたサーヴァント全員は黙祷を0.1秒足らずでやめた。早い話が瞬きだけである。

 

 

「(´・ω・`)インガオホーね」

 

「そうね、業者さん回収お願いします」

 

「かしこまり!」

 

「(´・ω・`)そんなー!」

 

 

そう言ってドナドナが流れながら回収されていく壁殴り代行さんを見送る私達。

 

壁殴り代行さんの事。私達、絶対忘れないよ!

 

きっと! きっと! いいハムになって帰って来るって信じてるからね!

 

 

「さて、帰りますか」

 

「そうですね、帰ってマリカーしましょう」

 

「特異点も無くなったし、これでひと段落ね!」

 

「所長、残業がありますよ」

 

「アイエエエエエ!? ザンギョウ!ザンギョウナンデ!?」

 

 

こうして私達は無事にペルシャとマケドニアの平和を守り、カルデアへと帰っていった。

 

特異点って良く考えたらマスターたちじゃないですかね? と帰って来て早々さっちゃんに突っ込まれたが本当にそんな気がしてきたので。

 

私は途中で考えるのをやめた。

 

後で歴史は正常か確認するとマケドニアとペルシャの人々も案の定。私達の事を厄災という事で石版に記していたらしい。

 

その後、しばらく落ち込んだ私の背中に哀愁めいたアトモスフィアが渦巻いていたのは言うまでもない。

 

 

 



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いざ!オルレアンへ!

FGO復帰記念という事で投下します!


 

さぁ、皆さん! お久しぶり!ブエナビスタです!

 

前回、レ…なんとかさんと戦ったような気がしますが、無事にこうしてカルデアに帰って来れました! 豚さんの出荷という犠牲もありましたが致し方ない犠牲です。

 

馬みたいな名前の私ですが、無事に日々を過ごしています。セクハラされたり、同性サーヴァントからから何故か好かれたりと大変な日々を過ごしていましたが、もはやいろいろな意味で耐性がついてしまいました。

 

カルデアに帰ってきて早速ですが、私達はすぐに次の特異点へと行く任務を言い渡されました。

 

次の特異点はなんと、フランスらしいです! ヴィヴ・ラ・フラーンス♪

 

 

「ビザは持ったね!みんな! ビザ切れたら大使館行かなきゃだからね!」

 

「はい、ピザはしっかり持ってます! シーフードです!」

 

「そっちのピザじゃないわ!」

 

「あの…礼装はつけたほうがいいですよアルトリアさん」

 

 

アルトリアちゃんがモグモグとピザを頬張る中、私のツッコミとマシュの冷静な言葉が冴え渡る。

 

お腹が空いたからって出前でピザ頼むのやめてくれないかな…! 強化に使うお金無くなるんだけど…!

 

というかこのカルデア、豪雪地帯の中にあってピザの出前どう取ってるんだろうね…。ここ以外、人類死滅したとか言ってたような気がするんですけど。

 

 

「ん? これですか? ライバックさんに作ってもらいました」

 

「その発想は無かった」

 

 

どうやらライバックさんにピザを作ってもらっているらしい。

 

ライバックさん! あまり甘やかしてもらっては困るんですけどっ!

 

そんなこんなで私達はフラーンスに行く事になりました! オルレアンです! リヨンとか行けるとか胸が高鳴りまくりですな! わはは。

 

だが、忘れてはいけない…。そう私達にはゲテモノサーヴァントがいる事を…。

 

聞こえてくるでしょ? あのハーモニカの音が…。…え? ハーモニカの音?

 

すると、私達の目の前に現れたのは長髪の不満足そうな姿をした決闘者が見知らぬ子供を引き連れて立っていた。

 

 

「…忘れちまったよ…満足なんて言葉…」

 

「流石、チームサティスファクションのリーダーだぜ!」

 

「や め ろ」

 

 

なんだこいつ…。みたいな視線を浴びせる私とマシュ。

 

まぁ、なんだと言われても見ての通りなんですけどね、どうやら、決闘者はこのスタイルで今回はオルレアンに行くらしい。ミスマッチにも程があるよっ!

 

ちなみに編成は、アルトリアちゃんから始まり、ネロたま、ジャンヌちゃんにマシュ、そして、この決闘者…。そして…。

 

パッパーパーパーパパーパパパ♪ という音楽と共に拳にグローブを引っさげた聖女。

 

シャドーボクシングをしているところを見る限りリングインするくらいやる気満々だ。

 

 

「シッ…! シッ…! …、マスター、それでは参りましょうか」

 

「まずはそのグローブを置いて来なさい、後、杖はどうしたの杖は! マルタちゃん!」

 

「杖なんて飾りです。物理で殴ったほうが早いですから」

 

「いやそうだけどっ!? 聖女なんだよねっ!? ロッキーに影響されすぎだから!」

 

 

杖なんて知らねぇ! 拳で語り合おうぜ!

 

と意気込むこちらがあのかの有名な聖女マルタちゃんです。どうしてこうなった。しかも、魔法使う気皆無ですよこの娘。

 

確かにWBCのしかも伝説のヘビー級ボクサーにボクシングを伝授されたらこうなることも致し方ない気はするけれど…。

 

元から血の気は多そうだったからね。なんだかそう考えたらどうでもよくなって来た。

 

 

「行こう…。俺の街、サティスファクションタウンを取り戻しにっ!」

 

「サティスファクションタウンなんて行かないっつーの! フランスだって言ってんでしょうが!」

 

「俺たちの満足はこれからだ!」

 

 

全く話を聞いていない中、決闘者が連れているモブの子供がノリノリでそう言いながら追撃を仕掛けてくる。

 

やめろー! 私のツッコミにも限界があるんだよ!

 

まぁ、最近は諦めることも多々ありますが…。もうやだ、このカルデア、転職したい、実家の牧場に帰りたい…。

 

お馬さんとキャッキャウフフな生活を送りたいわ…、お母さん、貴女のお味噌汁が久々に食べたいです。

 

 

「さぁ、それじゃ準備はいいね! 転送するよ!」

 

「ちょっ! 博士! この状況見て準備出来たわけな……」

 

「転送」

 

「てめー帰ったらブッ殺…」

 

 

私が物騒な事を言う前に問答無用で博士から転送される。

 

オルレアンに厄介払いみたいに転送される私を笑ってください、ははは、笑いも出てこなくなってきた。

 

というより被害者的には私なんですけどね、あの召喚装置やっぱりぶっ壊れてると思うんだ。

 

そんなこんなで私達はオルレアンの地へ赴く事になったのだった。

 

 

 

 

オルレアン。

 

フランスの中部に位置する都市で、サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏。パリの約130km南西に位置する都市である。

 

中世ヨーロッパのイングランド王とフランス王の間で起こった百年戦戦争。

 

西暦1337年から1453年のおよそ百年間の間に数度の休戦期間を挟みながら1世紀以上に渡り続いたこの戦争は長きに渡りフランスの民を苦しめていた。

 

そんな戦争真っ只中の時代、このオルレアンではかの有名な聖処女が民のために立ち上がった。

 

ジャンヌ・ダルク。

 

イングランド軍がオルレアンの包囲をする中、神の啓示を受けたジャンヌの軍勢が僅か7日間という驚異的なスピードで包囲する砦を落とし、イングランド軍を撤退させた逸話は有名である。

 

彼女の登場により人々は彼女を聖女、救世主と呼び歓喜した。

 

そう、この私の隣にいる…。

 

 

「ははは、アルトリアさん降りた方が無難ですよ」

 

「騎士に退くという言葉はありません」

 

「ぐぬぬ…」

 

「うむむ…!」

 

 

旗の代わりに頭にトランプのカードをおデコにくっつけるように掲げてインディアンポーカーしてるこのアホな娘がそれです。

 

おい! キャンプしに来たわけじゃないんだよ! 特異点を潰しに来たんだよ! 何! この緊張感のなさ! ふざけんなー!

 

 

「あと3秒! あと3秒だけ待ってください!」

 

「ほら! アルトリアさん! 敵が来ましたよ! 敵が!」

 

「降り…降り…っ! 降りない!」

 

「あー!? そこで出しますか!普通! うわーん!負けたー!」

 

「はよ戦いなさいよ! 私がぶっ殺されるから! 私が!…ひぃ!?」

 

 

神回避でフランス兵から飛んで来た弓矢をイナバウワーして躱す私。腰が抜けそうになったがなんとか持ち堪えてみせた。

 

そのフランス兵は現在、聖女マルタちゃんと決闘者、マシュが応戦中で、マルタちゃんは一切杖を使わずグローブで殴り倒してる始末です。

 

てか、敵がすぐそばに来てるのにこの王様と聖処女ちゃんはなんで平気でインディアンポーカーなんてしてるの!?

 

 

「ふぅ…ギリギリの戦いでした」

 

「このスリルがたまらないな」

 

「やかましい! てか戦いまだ始まったばっかだよ! なんで来て早々いつもバトルになるわけー! もうー!」

 

「マスターはランサーさんより幸運値が低いのかもしれませんね、幸運を」

 

「今さっきインディアンポーカーで負けた聖処女の幸運に対する祈りとか神様に届くのか不明なんですけど…。ちょっと、なんで目を逸らすのかな? ジャンヌちゃん?」

 

 

不名誉な事に私の幸運値はランサーさんのそれよりも低いらしい、ハードラックとダンスっちまってばっかりだから否定のしようが無いのだけれど。

 

あと、盛大に敵兵を殴り飛ばすマルタちゃんのあの満面の笑み。ヤバイよ、なんだかあっちが本業なんじゃないかな…。

 

杖どこいったんだろ、返り血浴びての満面の笑みなんて聖女にあるまじきスタイルだよ、タラスクさん怯えてるんじゃないかな…。

 

 

「先輩、ファイトですっ!」

 

「マシュ、しばらく貴女の背後に引き篭もるわね」

 

「それは困ります。不幸にも流れ弾が当たったらどうするんですか」

 

「シールダーだよねっ! マスター守ってよ! ちょっと!」

 

 

満面の笑みを浮かべてそう告げるマシュに仰天する私。

 

最近、マシュがドSになって来てる気がする。確かに幸運値が低いかもだけど、その扱いはあんまりだと思うの…。

 

しかし、なんやかんや言ってもマシュは私を庇うように戦ってくれた。まぁ、冗談の範疇だってわかってるんだけどね。

 

マシュとは付き合い長いから、いろんな意味で苦労を分かち合う仲になってるからとても信頼しています。

 

おっとノロケ話になってしまった…。

 

さぁ、私達のオルレアンでの戦いはまだ始まったばかりだ!

 

 



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