世界創生を宿す者 (斗真)
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原作前
運命の日と運命の女の子


初めての投稿ですがよろしくお願いします。



今私は死にかけている。

 

世界を創り壊してきた私は自分の創ったものに殺されるのだ。

まさか自分が死ぬとは思いもしなかった。

 

まぁいいだろ自分が居なくともこの世界は廻っていく私の子達が廻していく、今は聖書の神とか崇められてる息子も居るし、魔王と呼ばれる者達になった者もいる。

 

そういえばドラゴンとかいうのも居たな。

 

私の存在は忘れられるだろう。

 

私が創ったこの世界を俺が壊すはずのこの世界の行く末を見れない、それは少し嫌だな。

 

ならこの残った力で少し、息子の創ったシステムに細工をすることにしよう。

 

フッ…これで良いだろう。

 

あぁ楽しみだ。

 

私が新たに生まれこの世界を見守る事が出来るのだからな。

 

それまで私達は静かに眠るとしよう…

 

そして誰も知らない中世界を創り壊す者は静かに息絶えた。

・・

・・・

・・・・

・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数千年後…一人の人間が世界に生まれ落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の名前は、神城 創世

ありふれた人生を送るごく一般な小年だ!

 

そんな僕は今友達と遊ぶため一人神社に向かっているのだ。

「フーーフーン♪」と鼻歌を歌っている僕はふと思い出す、これから遊ぶ友達とはどんな風に出会ったかについてだ。

 

確かあの子との出会いは、、、

 

 

 

 

 

 

僕はお母さんのおつかいで夕ご飯のお買い物に行っていた。

 

今日のご飯は何かかな-?って考えながら歩いていると丁度よく遊んでいる公園が目に入った。

 

そこには僕とそう年の変わらない子がブランコをして遊んでいた。

 

その子は黒の髪に艶やかな肌をした大和撫子と表現したくなるような女の子だった。

 

僕はそんな彼女に見とれてしまいお買い物事など忘れてしまい公園前の道で足を止めてジッとその子を見つめてしまった。

 

そんな僕にその子は気づいてこっちを見た。

ジーっと僕とその子は互いを見合っていた。

するとその子は僕に対してニコッと天使のような笑顔を僕に向けてきた。

 

そんな笑顔を見た僕はみるみると顔が赤くなり、恥ずかしくてその公園から逃げ出して家に帰った。

 

もちろん家に帰った僕はお母さんに怒られてしまった。

 

その次の日、僕は昨日の子が気になりその公園に昨日と同じ時間に行くことにした。

 

あの子はいるかなー?と考えながら行くとブランコで遊ぶ昨日の子を見つけた。

 

僕は意を決してその子に話しかけることにした。

 

「あ、あのー」

 

その言葉にその子はこちらを見てニコッと微笑むと

 

「あなたは、昨日の」

 

と言葉を返してきた。

 

はっきり言って嬉しかった。

 

やったねと思っていると

その子は僕に

 

「よかったら私と遊ばない?」

と聞いてきた。

 

もちろん僕は

 

「うん!」

と元気よく答えた。

 

そしてその子とブランコを揺らしながら互いの自己紹介をした。

 

「私の名前は姫島 朱乃っていうのあなたは?」

 

「僕の名前は神城 創世っていうんだ!よろしくね」

 

と自己紹介が終了し、好きな名前で呼んで良いというので朱乃ちゃんと呼ぶことにした。

 

朱乃ちゃんは僕を創くんて呼ぶことにしたみたい少し照れちゃう。

 

そんな事を思ってると朱乃ちゃんは昨日の事を質問してきた。

 

「そういえば創くんはなんで昨日逃げたの?」

 

「うっ…それはその…昨日の朱乃ちゃんのえ、、笑顔がその…か、か、かわいかっ…たから…」

 

と僕は顔を赤くしながら彼女に言った。

 

それを言うと彼女は顔を赤くしながら

「そ、そう…その面と言っていわれると困るわ…」

 

と言いながら嬉しそうに笑っていた。

 

これが僕と朱乃ちゃんの出会いだった。

 

その後、僕たちはどんな趣味があるのか?とか

 

どんなことを普段しているのか?とか

 

お互いの事を質問しあった。

 

しばらくすると

朱乃ちゃんのお母さんらしき人とお父さんらしき人が朱乃ちゃんを迎えに来た。

 

「あ!お母さん!お父さん!」

 

やっぱり朱乃ちゃんよお父さんとお母さんだったようだ。

 

「あら?朱乃?この子は?」

朱乃ちゃんのお母さんが聞いてくる。

 

「今日お友達になった創くんです!」

と朱乃ちゃんが答える。

 

「あらあら!朱乃のボーイフレンドができちゃたわよ!あなた!」

と朱乃ちゃんのお父さんに言う

 

「な、なんだと!?朱乃!?ほ、、ほ、ほんとか?」

とお父さんが慌てながら言う

 

「ボーイフレンドでは……ボーイフレンドです!お父さん!」

意地悪そうな顔をして朱乃ちゃんは笑っていた。

 

「この年で……朱乃にボーイフレンドがー!」

と泣き始める朱乃ちゃんのお父さん

 

「あらあら!やっぱり朱乃のボーイフレンドだったのね!」

とさらに言葉を続け笑顔でした朱乃ちゃんのお父さんを追い詰める朱乃ちゃんのお母さんの様は少し怖かった。

 

「で、ボーイフレンドさんの名前は?」

と朱乃ちゃんのお母さんが聞いてきたので

 

「僕は神城 創世といいます!」

と僕が答えると

 

「私の名前は姫島 朱璃よ。よろしくね!創世くん

あとそこの私の夫は姫島 木原よ」

 

その日は少し朱璃さんと朱乃ちゃんと少し会話をしてまだ泣いている木原さんを引きずりながら帰って行った。

 

色んな事があって僕たち家族と朱乃ちゃんたち家族は家族ぐるみの付き合いとなったのであった。

 

夏休みを朱乃ちゃんの家族と僕の家族で一緒に旅行したり、クリスマスも朱乃ちゃん一家と過ごしたり、バレンタインデーに朱乃ちゃんにハートの形のチョコを貰ったり朱乃ちゃんとはここ1年よく遊んだ。

 

朱乃ちゃんの家の神社にもよく遊びに行ったり泊まりに行ったりしていた。

 

そこでよく朱乃ちゃんのお母さんの朱璃さんに

「朱乃は将来安泰ね!こんな良い子の創世くんが居るんだから!」とかよく言われた。

 

それも朱乃ちゃんの前で言うから僕はとても恥ずかしかった。

 

それもそのばす僕はこの1年間で朱乃ちゃんを好きになっていたからだ。

 

 

 

 

 

 

 

そして現在に戻る。

 

今まで朱乃ちゃんと入れて楽しかったな!

 

これからも朱乃ちゃんといっぱい遊んでいつか朱乃ちゃんをお嫁さんにしたいな!

 

と考えながら僕は今日も朱乃ちゃんの家の神社に向かって歩いていた。

 

神社の階段に差し合った時に

ドン!と物凄い音がなった。

 

それは朱乃ちゃんの家がある上の方からなっていた。

 

僕は急いで階段を登っていく。

 

「ハァ、ハァ、」

 

息を切らせながら僕は

 

階段を登っていく。

 

そして僕は

 

頂上の朱乃ちゃんの神社の前についた

 

そこで僕は見てしまった。

 

今にも黒ずくめの男達に刀で斬られそうになっている朱乃ちゃんと朱璃さんの姿を

 

僕はその光景を見て全速力で走った。

 

朱乃ちゃんと朱璃さんを守るために

 

ひたすら走った。

 

そして赤い鮮血が飛び散った。

 

 

好きな朱乃ちゃんの顔に

 

 

朱乃ちゃんのお母さんの顔に

 

 

部屋の壁に

 

 

 

窓に

 

 

 

床に

 

 

 

「イヤーーーーーーーーー!」

朱乃ちゃんの声が部屋に、神社に響く。

 

血を出して居たのは朱乃ちゃんと朱璃さんの前に立ちふさがる僕だった。

 

「なんだ?このガキは?」

と朱乃ちゃんの声を無視して黒ずくめの男の一人が仲間に話しかける。

 

「人払いの結界は張ったんですがね」

と仲間の黒ずくめの男が答える。

 

「こんなガキに構ってる暇はない!あの忌まわしきカラスが帰ってくる前にこいつらを殺すぞ!」

僕を斬った男が言う。

 

そして僕の体を部屋の隅の方に蹴り飛ばそうとした、その時。

 

黒ずくめの男達は強い光のあと消し飛んでいた。

 

 

「朱乃!朱璃!大丈夫か!?」

と木原さんが言う。

 

 

 

「お父さん!創くんが、お母さんと私を守るために…早く助けてあげて!」

と朱乃ちゃんは言う。

 

 

 

「あなた!はやく!」

朱璃さんも続いて言う。

 

 

 

「なんだと!?創世くんが!?」

木原さんは慌てて僕によって来て何か唱え始めるが

 

「くっ…なんだ!?この傷は全然塞がらない!」

 

「あなた!早くしないと創世くんが!」

 

「嫌だよ……創くん死んじゃ、いや…」

泣きながら朱乃ちゃんが言ってきた。

 

 

意識が遠のいていく中

 

僕は最後の力を振り絞り

 

朱乃ちゃんに

 

 

「朱乃ちゃん………ぼ…く………は………もう………朱……乃…ち……ゃ……ん…す……き…………だ………よ……」

 

「私も創くんが好き!だから!創くん死んじゃダメ!もっと私は創くんといたい!もっと一緒に笑っていたい!だから…死んじゃダメ!」

 

朱乃ちゃんは涙で顔を濡らし顔をクシャクシャにしながら僕に言ってきた。

 

 

 

僕はその言葉が聞けて満足だった。

 

そして最後に僕は朱乃ちゃんに笑顔を見せながら

 

 

 

 

息を引き取った。

 

 

・・・朱乃said・・・

私の大好きな創くんが死んでしまった。

お父さんのせいだ。

お父さんが家をあけなければ

お父さんが堕天使と言われる者じゃなければ

 

私の心の中にはお父さんを恨む気持ちで一杯になっていた。

 

それは自分の弱さへの恨みをお父さんに押しつけているだけと気づいていたが

 

私は創くんを殺してしまう理由になったお父さんを自分自身をそして堕天使を恨んだ。

 

私が創くんと出会わなければ

 

堕天使の力を持っていなければ

 

と思いながら

 

 

・・・朱乃said out・・・

 

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神城 創世が息を引き取った時に

 

聖書の神が創ったとされるシステムの奥深くで

 

「遂に私が目覚めるときがきたようですね。久しぶりに外に出るときが」

 

嬉しそうに微笑む者がいた。

 

 

 

そして神城 創世は死んだ今

 

 

世界を創り破壊した者によって

 

 

事件に巻き込まれる事となる。

 




どうだったでしょうか。
他にも作品を書こうと思うので感想やアドバイスをどんどん送って頂けると嬉しいです。
では皆様また!


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創世くんの色々な出来事!

それではどうぞ!


あの日死んだ僕は

 

なぜか

 

真っ白な世界にいる

 

そんな世界を僕は歩き回る

 

どこに行けども出口のない世界を僕は

 

歩き回る

 

そんな僕の前に

 

真っ白い人が現れた。

 

「ふっ。ここがどこだかわからないようだな」

 

いきなり声をかけられて僕は驚いた。

 

さっきまで誰もいなかった空間に突如現れたのだ。

 

驚いて腰を抜かしている僕にその真っ白い人は僕に語りかけてきた。

 

「少々驚きすぎではないか?」

とその人は聞いてくる。

 

「いやいや!普通驚きますって!いきなりなにもない場所から人が現れるなんて…それにここは何処なんですか!?」

この状況を理解できない僕は少し大きめな声でその真っ白い人に言う。

 

「ここは死んだ者が通る。あの世への道だ。」

 

「そ、そんなわけ!だって僕はこうやってあなたと会話できてるんですよ!?生きてる人と」

僕は言う。

 

「まず、先に言っておく。私は既に死んでいる…いや?死んでいるとは言えないか?うーん……でもー?」

 

僕をそっちのけで自分は死んでいるのか死んでいないのかについて真剣に悩み始める真っ白い人。

 

えっ?なにこれ?僕の存在忘れてない?

死とは何かという哲学の考えに真っ白い人が入りそうになったので僕は声を掛ける。

 

「あ、あのー?もしもし?」

 

「うん?何かね?私に何かようか?」

 

は?え?今なんて言った!?さすがに心は海より広いって言われてる僕でも怒るよ!?

 

「なんなんですか!?いきなり私は既に死んでいる(キリッ)とか言ってきたと思ったら。あれ?私死んでなくない?とか言い始めて一人で死ぬとは何か?という定義に入り浸って…てか僕の存在完全に忘れてましたよね!?全く僕は何が何かさっぱりなのに!!」

とさっきまで感じていた緊張や驚きの感情は何処のその、僕は真っ白い人に対して怒鳴った。

 

「あ、あのー」

真っ白い人は聞いてくる。

 

「何ですか!?!?」

 

「そんな怒らなくても…」

 

「………」

無言で睨みつける僕。

 

「き、聞こえてますか?」

 

「………」

 

「無視してすいませんでした!!!!!」

真っ白い人がDOGEZAをして謝ってくる。

 

傍からみたら嫁に浮気がばれた夫のような感じだった。

 

「まぁ、許してあげます。次無視したら怒りますからね!?」

僕は言う。

 

「あ、ありがとうございます。」

皆さん忘れてはいけない。創生君はまだ小学生だということに。

 

「気を取り直して…ここは何処なんですか?」

と僕は聞く

 

「ここは死んだ者しか来れない場所でね?」

 

「嘘ですよね?」

 

「いやこれはホントだから怖い目しないで!うーん…じゃあ君はさっきまで何してた?」

真っ白い人は聞いてくる。

 

「えっ?さっきまで?えーと…」

僕は少し考える。

えーと確か朱乃ちゃんの家に向かっていて、大きな音が聞こえて朱乃ちゃんと朱璃さんが剣みたいので斬られそうになってたから助けようと思って必死に走った後背中に鋭い痛みがあったような?

 

あれ?上手く思い出せない。

 

でもあんな鋭そうな剣で斬られたら普通……

 

「何か思い当たるのじゃろ?」

真っ白い人は言ってくる。

 

「はい…もしかして僕…ほんとに死んじゃったんでしょうか?」

僕は涙目になりながら聞く。

 

「まぁ、ここにいるからそうじゃろうな。」

 

その言葉に僕は我慢できず泣いてしまう。

 

普通に考えて泣くのは当たり前であると言えよう。

それも小学生だ。自分が死んだなんて事実を突きつけられたら誰でも泣く、または驚いて腰を抜かす。

 

 

 

数分後泣き止んで冷静なった僕はふと思う。あの後朱乃ちゃん達はどうなってしまったのだろうか?

まさか…殺されてしまってはないだろうか?

 

そんな不安な感情を顔に出していたのか

真っ白い人は僕に向かってこう言う。

 

「君が庇った者は、ちゃんと生きているよ。」

嬉しかった

最後に自分は大切な人を守れた。

それがとてつもなく嬉しかった。

 

 

 

・・・真っ白い人said・・・

 

私の本体が死の間際に創った空間に死んだ子供の魂が迷い込んできた。

 

初めてのことだった。私の空間に入ってこれる者がいようとは、この空間には誰よりも純粋な心で誰かを守りたいと思った者にしか来れないのだ。

 

だから彼が起きるまで彼のことを調べた。

 

もちろん!私の息子が創ったシステムでね!

あれホント便利!なんでも調べたいことがすぐに出てくるしね!

 

話がそれたね!

 

でその子が死んだ理由を調べてみたわけ。

そしたらこの子の死因は他人を守るために身を挺して庇った時に受けた斬撃だった。それも斬られた者は生まれ変わっても呪われ続ける妖刀だった。

 

能力は18歳までしか生きられないというものだ。

 

あまりにも惨過ぎる。

 

彼は私と同じように自分の生死を決められてしまったのだ。

 

私は時間で死ねない。病気でも死ねない。世界が壊れるか他人に命を無くすまでの力を使うまで死ねない。

そんな呪いを私は掛けられていた。死ぬ間際の私自身によって。

 

世界が壊れるなんてまずあり得ない。だって私はあの世界に存在しないし。

それに私は他の者に力を使わない。私の力は世界を変えかねないから。

 

彼が起きたので少し話しをしてみた。

 

彼は案の定自分の死に悲しんでいた。

 

そして数分後彼は自分の今後ではなく朱乃という少女の心配をし始めたのだ。

 

自分の今後より。

 

そんな彼の姿を見て私はあることを決めた。

 

この彼なら私の力を悪用しないのでは?それに彼は私の空間に入ってこれたのだ。純粋に誰かを強く守りたいと思わないと入れない場所に。

 

だから私は私の力を預けることにした。

朱乃という少女が生きていることに喜んでいる彼に。

 

 

・・・真っ白い人said out・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朱乃ちゃんが生きていることに喜んでいる僕に真っ白い人が話しかけてきた。

 

「君はあの世界でもう一度生きたいか?」

 

え?

 

「君にはもう一度あの世界で生きる価値が君にはあると思う。もしあの世界でもう一度生きたいと言うならば私は君を生き返させよう。」

 

「僕を生き返させてくれるの?」

と僕は聞く。

 

「君が望むならな。」

 

「ほんとに?」

 

「うむ。」

 

「あの世界で生きて良いというなら僕は生きたいです。あの世界で」

 

「だが制限を付けさせてもらおう。君には今から神をも超える力を渡してしまうことになる。だからそれに制限を掛けさせて貰おう。」

 

「まず、私の力は1日5回までしか使えない。それ以上使おうとすると君の生命力を奪うようにした。」

「18歳を超えた後私の力を使う度に少しずつ君の生命力を奪い君を殺すようにした。」

「世界の危機を救わなかった場合、君を殺すようにした。」

 

「分かったかね?」

 

「な、なんか物騒ですね!?で、でもがんばります。」

 

「ならいいじゃろ。」

そう言いながら真っ白い人は僕に手をかざし何かを唱え始めた。

 

((汝、我の、器とし、汝、世界の、理を、創る、者とし、汝、世界の、理を、破壊する、者とし、汝を、世界創生とする。))

 

なにかが僕を包み込んでいく

 

「あっ!それと私君の中で世界を観察させてもうから!」

と言いながら今にも気を失いそうな僕の中に光となって入ってきた。

 

 




少し内容を変えさせて貰いました。

これからも少しずつ変えていくつもりです。

ではでは
皆様また今度!


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第1章 旧校舎のディアボロス
変な場所に飛ばされまして


今回もよろしくお願いします!


(おーい?起きろー!創世!)

 

誰かが僕に語りかけてくる。

 

「う、うーん?」

僕は目をぱちくりさせながら言う。

 

「さっきまで変な人と変なところにいたんだよな?やっぱり夢だったか?」

そんなことを呟く。

 

すると僕の中から

(変な人で悪かったな!?ふん!)

拗ねたような声がしてきた。

「な、なに!?」

 

(君の中で世界を観察するって言っただろう?それにさっきまでのは夢ではないぞ。)

 

それは僕の夢に出てきた真っ白い人の声と瓜二つだった。

 

「え?夢じゃなかったの?」

 

(うん。そうだ。君は1度死んでいる。)

 

「本当の事だったのか…」

 

そう言いながら周りを見回すが木ばっかでここが何処だか分からなかった。

信じられないが自分が生き返ったという事実を受け入れ、僕の中の人に聞いてみた。

 

「あのー?ここどこですか?」

 

(ここ?北欧の森だけど?)

 

え?北欧?

 

ヨーロッパって事?

 

えーーーーー!?

何でそんなところに?

早く森から出て大人の人に事情話して日本に帰らなきゃ!

 

(いやその言いづらいんだけどね?ここからは出れないんだよねーとか?)

 

はい?

 

(ここはそのー過去でね?)

 

過去?

 

(手違いで…過去に連れてきちゃって…)

 

なら元の時間に戻してくださいよ!

 

(その制限の内容で世界の危機を救えって半強制的に誓わせでしょ?)

 

まさか…

 

(そのまさかで明日…世界が壊れちゃうかも知れないんだよねー。この危機に遭遇しちゃった以上救わないと創世死んじゃうんだよねーあはは…)

 

ソウナンデスカー。タイヘンデスネー。アハハ。

 

って力の使い方を知らない僕に世界を救えと!?

 

(うん。)

 

いやいや無理ですから!僕死んじゃいますから!

 

(まぁ…その今回は私の手違いと言うこともあるし今回だけ私が力をかしてあげるからさ!)

 

ほ、本当ですか!?

 

(うん。だからその戦いになったとき創世の体を少し貸して貰うね。)

 

お願いします。

 

(まぁ、まだ戦いまでに時間があるから、少し創世の力の説明をしよう。)

 

うん。

 

(創世の力はどんな力も自分で創れて自分の力にする能力だよ。)

 

それって最強じゃない?

 

(だから5回という制限を付けたんだ。あとその能力の名前は創生《クリエイト》っていう名前だから。)

 

なんでも創れるのか…

 

(まぁ、今の創世にはまだ能力は使えないだろうけどねー。それにいつまでも私の能力に頼ってはダメだよ?18歳になったら私の能力を使うと少しずつだけど君の生命力を奪っちゃうんだよ?)

 

そうだった。でも18歳を超えたあとどうやって戦えばいいの?

 

(創世には元々魔法力があるみたい少しだけね。朱乃を助けようとしたとき実は瞬時加速っていう足に魔法力溜めて一気に放出する技を使ってたみたい。)

 

確かに僕の足の速さじゃ守れなかったかも。

 

(魔法力は特訓でどうにか出来るとして、体術とかは修行しなきゃね!)

 

僕頑張る!

 

(うん!頑張ろう!私も出来るだけ手伝うよ!)

 

ふあー…少し眠くなってきた。

 

木の下に移動する。

 

僕が寝ている間に戦いが起きたら僕の体勝手に使って良いからね。

 

そう言いながら僕は目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・サーゼクスsaid・・・

 

 

 

 

 

今僕の目の前では有り得ないことが起きている。

 

堕天使、天使、悪魔の戦いの最中に突如現れた二天龍は、魔王、聖書の神をも圧倒する力で戦場を混沌とさせた。

 

純血の上級悪魔達は赤子の手をひねるかのように二天龍の戦いのオーラで消滅させられた。

 

上級天使達も同じようだった。

 

魔王と聖書の神は一時共闘しこれ以上の被害が出ないように二天龍を止めようとしていた。

 

だが二天龍には魔王と聖書の神の力さえも通用していなかった。

それ程までに二天龍の力は凄かった。

 

その戦いを見ている天使、悪魔、堕天使の中にはこの世の終わりだと叫ぶ者までいる。

 

空間さえも壊れ始めていた。

二天龍の戦いの余波によって。

 

その光景はまさに世界の終わり。

 

二天龍を抑えていた聖書の神と魔王は既にボロボロであった。

 

絶望の雰囲気の中、一人の仮面をつけた子供が二天龍の方に飛んでいった。

 

その場に居た者達は目を疑った。

 

聖書の神や魔王が苦戦していた二天龍を圧倒していた。

それも二天龍のオーラを宿しながら。

 

このままいけば仮面の少年は二天龍を倒してしまうだろう。

救われた…と思うと同時に恐怖も湧いてきた。

 

聖書の神さえも魔王さえも二天龍さえも退ける力だ。

 

それが私たちに向いたらとてもじゃないが抗える暇さえないだろう。

 

だから私たちは仮面の少年の力に恐怖を抱きながら二天龍を倒しているじっと見る。

 

勝負はすぐについた。

二天龍が気を失った。

 

その隙に聖書の神は命の力を掛けて二天龍を封印した。

 

それを見届けると私たちはすぐに仮面の少年を包囲した。

もし敵対したら勝てるとは思わないがそうしなければならなかった。

 

これから世界に仇なす者かも知れないからだ。

 

私は問う

「あなたは何者ですか?」

 

 

「私は人間ですよ?それと私はあなたたちと敵対するつもりは今はありませんよ。」

とオーラを弱めながら仮面の少年は言う。

 

その行動に少し安心しながらも警戒したまま問う。

 

「あなたは世界を救った英雄です。私たちについてきてくれますか?」

 

「嫌です。」

仮面の少年は答える。

 

「何故です?」

 

「……」

仮面の少年は私の問いに答えることなく。

 

両手を広げたかと思うと彼は体から強烈な目眩ましの光をだした。

 

目が普通に戻った時。

仮面の少年の姿はなかった。

 

すぐさま仮面の少年の探索を行ったが彼の痕跡は1つも無く私たちの前から完全に消えていた。

 

また彼とは会うような気がする。

 

次会った時世界を救った英雄は

この世界を破壊する者になっているかも知れない。

 

だが今はその用な事は忘れ

世界を救った英雄に感謝しよう。

 

 

・・・サーゼクスsaid out・・・

 

 




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