第2次世界大戦は枢軸と連合の引き分けに終わった。
ヨーロッパでは、オーバーロード作戦が失敗におわり、ドイツでは、ベルリンでクーデターが発生し、ヒトラーの殺害には失敗したが、建物の下敷きになり、脊髄が損傷して寝たきりの生活となった。もはや独裁者ではなく、たんなる国のお飾りになった。
ドイツはヒトラーが失脚したことにより、議会制が復活し、ドイツの初代首相にデーニッツが就任した。
イタリアでは、軍部が離反し、ムッソリーニは、国外に逃げようとしたが、ゲリラに捕まりローマで処刑された。
フランスは、まだドイツの占領下にあり、フランスの各地で、抵抗運動が発生し、ドイツは、それを抑えられなくなり、ドイツは、フランスの復活を約束し、自由フランス軍がパリを解放した。そして、フランスは、5年の時を得て、復活した。
イギリスは、戦費返済のため、軍縮の動きが活発化し、戦艦はキングジョージ5世級2隻と、ヴァンガード級1隻以外は、オーストラリアに売却された。また、空母は、イラストリアス、ユニコーン、コロッサス、グローリー以外は、南米や、東南アジアの国々に売却された。代わりに建造費が安く、維持費があまり掛からない、潜水艦が大量に生産された。
東南アジアでは、インド、インドシナ、フィリピン、インドネシアが独立した。独立後に、日本は、技術支援と、軍事支援を行い、東南アジア諸国と中華民国、オーストラリアで西太平洋相互共同体を作った。この条約は、アメリカに対抗するため、アジア諸国で協力し合うという条約で、経済や軍事の面でお互い協力し合うというための組織だ。
日本は、第2次世界大戦終結後、軍拡が始まった。陸軍では、部隊の機械化また、歩兵銃を、ボルト式ライフルを、半自動小銃して、
旧式化した武器や兵器を東南アジア諸国に売却した。戦車は、ドイツから防衛用として、
ヤークトティーガーや、ヤークトパンターなどといった、駆逐戦車のライセンス権を購入し、生産した。海軍ては、旧式化した扶桑、山城は、中華民国に売却した。また長門は、記念艦として、横須賀に係留されることになった。大和、武蔵は、近代化改修のため、現在は、ドック入り、している。ちなみに、朝鮮半島は、2分され、北はソ連、南は、アメリカが統治している。
アメリカは、原爆を、完成させたが、前線に輸送中に、日本の4式長距離誘導噴進弾により、飛行機が墜落し、ハワイで核爆発をおこした。それにより、ハワイ沖に出ていたアメリカ太平洋艦隊の艦船が9割が沈没したため、アメリカでは、反戦デモが起きたため、日本と、講和した。またアメリカは、戦争によって、余った兵器を世界各国に売りさばいている。
アフリカでは、南北でわかれ、北はアメリカや欧州諸国が支援する北アフリカ諸国連合、
南は、ソ連が支援する南アフリカ人民共和国が建国された。イギリスの統治下にあった南アフリカ共和国は、北アフリカ諸国連合に組み込まれている。
世界にまた戦争の火種がばら撒かれた。
これから、また世界を巻き込んだ戦争が始まると誰が考えただろうか?
こくこくと、戦争への足音が近ずいている、
人々は、しるよしもないだろう。
世界を巻き込んだ悲惨な戦いが始まる。
どうだったでしょうか。コメントがあればお願いします。
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