超次元kurosu (天龍神)
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流星の絆~ メンバー紹介
鳴流神龍姫(なるかみたつき)
イメージCV:水樹奈々
流星の絆を姉の龍美に変わって率いている十六歳の来禅高校に所属している少女で、美しい黒髪を腰まで伸ばして、フェイトからもらった黒いリボンでポニーテールに結っており、スタイルは着痩せするほど(レイヴン曰く、反則の領域)のスレンダーな体躯に豊満な胸に両目の瞳は黒だったが龍女神に覚醒したことで黒紫に変化した、地球では一般人は銃刀法のことがあるが、精霊との平和的解決をモットーに掲げているラタトスクに所属している次元武偵の資格を所持しており、得物は基本的に、二尺三寸の「蒼虎」と「絆龍」の二振りと匕首造りの小太刀二振りと全六属性の魔術を巧みに操る、治癒術まで操る、猫妖怪と龍神のハーフ、一度龍神化すると、フェイトと同じくツインテールになり、右眼が空色に、左眼が翠に変わり、髪色が前髪が黒いメッシュが入り青紫に変化し、バリアジャケットがフェイトのバリアジャケットモデルにしており、下は長ズボンと言う格好でこの姿の時だけ、槍と弓と斧が装備可能になる。紫はプラネテューヌの龍神と言う名目である(シェアを必要としない)
そしてボクっ子でメンバーからの信頼は厚い
思っていることはすぐに言ってしまうが、機密を暴露することない。
軍師の才があるのか、元軍師だったローエンからは一目置かれている
獅子神星龍(ししがみせいりゅう)
イメージCV:田村ゆかり
龍姫の幼馴染み達の一人で、天真爛漫でボクっ子で龍姫とは幼い頃から一緒にいるほど仲が良く、天下五剣「大典太光世」を用いた一刀流と体術に、六属性の魔術と治癒術を操る、来禅高校に所属している十六歳の次元武偵で、龍神化では、金髪のメッシュが入った前髪に青味掛かった銀色のツインテールのままで、バリアジャケットはなのはが着ていたバリアジャケットがモデルにしているが下は長ズボンである。なのはに憧れていた影響で無表情で術技を放つ、そのため、龍姫ですらはじめは凍りついた
神楽堂輝龍&飛龍
イメージCV:輝龍(黒川奈美)飛龍(西沢広香)
龍姫の幼馴染みで双子の姉妹でボクっ子で薄い青い髪を左右対称に結って、来禅高校に所属して、得物は、真田幸村と同じ形の千鳥十字槍で、龍神化では、輝龍が関羽雲長の青龍偃月刀に変化し、飛龍が張飛翼徳の蛇矛に変わる。
龍神化では、「ですわ」と言っていたが、母の瑞樹から変えろと言われたので、輝龍が男言葉で話し、飛龍が「なのだ」口調に変わった
輝龍が右紫左紅、飛龍が右紅左紫でポニーテールに結っている
御子神武龍(みこがみたける)
イメージCV:植田佳奈
大阪から引っ越してきた龍姫の幼馴染み達の一人で来禅高校に所属している少女、クリーム色のショートカットでスタイルも悪くないのだが、龍姫のような体つきを見るとスケベ心が出てしまう体質、得物は、片刃片手斧と脇差を巧みに投げてブーメランのように戻すと言う戦闘スタイルを修得し、龍神化では、八神はやてとリィンフォースⅡがユニゾンした姿丸出しだが、両目が、右金左紅と言うオッドアイに変わる
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龍美&龍月
イメージCV:悠木 碧
武器:日本刀(二刀)
鳴流神家の長女で龍姫のことが第一優先するほどのシスコンではあるが幼馴染みの瑠美奈のことは幼い頃から両思いだったのだが瑠美奈とは十五歳の時に飛び級で医師免許を取った時にはもう瑠美奈はミッドチルダに時空管理局の職員として配属されたので再会した時に瑠美奈からのプロポーズを承諾したことでのであった。
現在は真龍婭(ネプテューヌ)➠刀夜から超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの教祖を継いでいるのだが、龍美と瑠美奈の手際の良さが災いしたことで執務仕事が本来ならば一ヶ月とか掛かるのだがそれをたった1~3日で片付けてしまうので職員達からは人なのかと疑われたことがあるが、カリスマ性は相まって信頼は厚いのだが、イストワールからは小言を言われるが、そんなことに構っている龍美ではないく、小言を言い続けているイストワールをその場で放置している
龍神化すると天真爛漫な性格がさらに拍車を掛けて天真爛漫になりスタイルは元からいいのだが更に良くなり、小説の「絶剣」と呼ばれている登場人物の格好をモチーフにしたバリアジャケットを装着して髪を紫色に変化して左腰に差している二振りの日本刀で戦う
イメージCV:川澄綾子
武器:日本刀(一刀)
獅子神家の長女で金髪碧眼でスタイルは抜群で髪をいつも一本結びに結って、王道の女主人公更ながら見た目に反して、龍美の嫁兼瑠美奈の愛人と自称することがある(もちろん本気)
龍美とは幼馴染みでありよき理解者で切磋琢磨した親友である。
超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの教祖に就任しているが次元武偵としても活躍している。
国の交友関係は龍月が就任して以来、プラネテューヌとの争いが無くなった。(これは勇龍(ノワール)がイストワールにまんまと乗せられた所為でだったことが判明したので)
龍神化すると龍美同様にスタイルが良くなるが、とある騎士王をモデルにしたことで白銀の胴丸及び鎧を身に纏い下に着ている服を青と黒にして日本刀を騎士王が得物にしている不可視の剣「エクスカリバー」と同じ模様を刀身に刻んでいるが日本刀の形はそのままで左腰に差している(もちろん片刃)と言うバリアジャケットを装着し、髪色もそれに近い白金髪に銀のメッシュと言う色合いに変化して、騎士王と同じ口調で喋り 髪型をお団子ではなくポニーテールに結い直している騎士王姿で戦う。
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大龍&恋龍
イメージCV:巽 悠衣子
武器:斧系統
御子神家の長女で幼い頃から病弱だった妹の武龍共に龍美達の住む街に小学二年の時に引っ越していた男勝りの関西弁で喋るボクっ子で性格は明るく何事にもめげないのだが唐突にいきなりとんでもない発言をしては周囲の人間が怖じ気ついてしまうが芽龍(ブラン)から引き継ぐ形でルウィー領を管理しているのだが、じっとしていることがエステル並に出来ないので、魔物退治に勝手に行ってはルウィー領だけには飽き足らず(もちろん龍美が誘う)四ヶ国魔物退治や、テルカ・リュミレースのノードポリカの闘技場で行われているザ・二百人斬りとザ・団体戦に出たりと異世界との自主的な(❓)活動を行っているのだが、ユーリが認めるほどで、教祖に就任したことで本格的に退魔師としての活動行ってしまうほどの戦闘バカだが、スタイルは龍美には敵わないが悪くない
龍神化すると更に行動的になり得物の斧の刃が金色に変わり、スタイルも良くなるが基本は八神はやての騎士服型のバリアジャケットを装着しているの露出を失くしている。
性格が元から明るいのでそれほど変わらないが髪が白銀色のロングヘアーに変化する。
イメージCV:萩原えみこ
武器:槍
神楽堂家の長女でスタイル抜群の青髪の水色交じりの黒い瞳のボクっ子だが幼い頃から瑠美奈が根暗だったこともあり、その所為で男前な女性になってしまったので女子からのラブレターの束が絶えなかった。
神子龍(ベール)から引き継ぐ形でリーンボックスを管理しているのだが、普段着が青いライダージャケットに白いTシャツに頭にゴーグルを付けて、下は白の長ズボンと言う、どこぞの飛空艇技師の服装で過ごしているのである。
豪快な性格なのだが庶民から慕われているあたりカリスマ性を持っていることがわかる。
一応、瑠美奈の愛人に立候補しているので女の子らしいくいたいと言う願望がある
戦闘では槍(日本号)を好んで使い、鳴流神兄妹の祖父、龍造から手ほどきを受けた槍術で魔物を一掃したり、魔術を用いて戦ったりできるほど
龍神化すると髪が明るい緑に変化するが前髪は赤いメッシュのアホ毛が生えてスタイルも良くなり、得物が呂布の方天画戟(恋姫無想の恋の方天画戟)に変形する。
だが男前のしゃべり方が一変して、一気に口数が減り、感情表現が少なくなるが戦闘力は申し分はない。
龍神化時に装着するバリアジャケットは黒と白を混ぜたノースリーブだが上半身を守るために軽鎧を装備している。
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龍音&天龍
イメージCV:戸松遥
鳴神家の末っ子で黒髪の長い髪をポニーテールに結っているボクっ子で同い年の女子より背が高い、中学二年生で天龍と春龍とは幼馴染みでリーダ格。
非戦闘時は季節に合わせた動きやすい服装を好むので大半が姉達と同様に男物の衣類を着ていることが多いのである。
もちろんスタイルは抜群で(服を着ると着痩せする体質なのでぱっと見てわからないほど)天龍と春龍とはクラスでは高嶺の花と評されているが、和真のラッキースケベ事件で和真とは幼い頃交わしていた、親同士の許婚と言う間柄だったのが、龍音の方はまんざらではなく寧ろ、龍音の方が和真に惚れていたので、結局、和真とは両想いになったのである。
二人の愛を(特にエステル等)には応援されているのである。
一度龍神化すると、リオン・マグナスと同じ服装に変わりスタイルが良くなるが、口が悪くなるが、年上には敬語でしゃべれる。
もう一つの龍神化では白と水色か赤と白の胸の部分にミネルヴァから報酬でもらった胴丸(薄金)を装備した状態で女の子らしい口調で喋るが年下には「君」「ちゃん」を付けて呼ぶ。
髪色は黒紫か青紫か茶髪の三種類に変化する
戦闘時は両方とも、右に打刀、左に小太刀か片刃のナイフ又はソードブレイカを装備し、リオン・マグナス同様、機動力を生かした戦い方をするが、龍音は体術も扱えるので、蹴りなどを織り交ぜて戦う
名前が漢字で龍音と書いてリオンと読むので、リオン・マグナスとの区別するために自ら龍神化のモデルにしていたヒロインの剣士の「アスナ」をそのまま拝借したことでアドリビトムのメンバー全員からそう呼ばれることになった。
属性は六属性に治癒術が扱えるが、闇属性がお気入りなようで、攻撃魔術は耐性がいない時以外はデモンズランス系は飛びあがって槍投げである
イメージcv:水橋かおり
獅子神家の末っ子で、天真爛漫、自由奔放な性格で金髪碧眼であるが、これは母、明の母がイギリス出身の容姿端麗で良妻賢母でイギリス人で金髪碧眼のツインテールなので姉妹揃って金髪を受け継いでしまったのであった。
学校では龍音と春龍と御子神姉妹とは同じクラスに在籍しているのである。
学校の成績は悪くなくあえて言うなら良い方で、姉達と同様に相手の立場、及び、気持ちを読んだり、咄嗟に作戦を思いつく位頭の回転は速い。
中学二年生とは思えないほどスタイル抜群の肉体を持っているのだが、龍音が和真にラッキースケベをしてしまったので天界の法律には一夫多妻制並びに同性婚が許されている地区があるのでそのまま和真の愛人を悪気はないが宣言してしまい、その場にいた次元武偵のメンバー全員が大合唱をさせてしまった。
龍音とは女としての自覚が(姉達もだが)ない所が出てしまうことがあり、平気で男風呂か混浴風呂に行ってしまうなど。
龍神化では高町ヴィヴィオのバリアジャケットを黒色に塗り替えて物を装着しているが上半身はミネルバから報酬でもらった胴丸で覆われているのでスタイル抜群の肉体が隠されているのである。
髪は金色のメッシュが入った銀髪のポニーテールに変化する
戦闘では打刀の日本刀の一刀流と体術を足した戦闘術を扱う
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瑠美奈&和真
式神瑠美奈(しきがみ るみな)
イメージCV:島崎信長
武器:日本刀・斧・斧槍
身長:180cm
龍美達とは保育園からの幼馴染みで、幸成達とも今でも連絡取り合っているほど仲が良い。
元は時空管理局の事務職員として働いていたが、時空管理局の不正行為並びにテロ組織の贈賄などの悪行が龍美達によって公にさらされたことで、時空管理局は崩壊し、事実上の時空管理局の落日によって、職を失った瑠美奈は偶然、幼馴染みの龍美の下でエージェントとして働いているルドガー・ウィル・クルスニクに保護されて、龍美と再会し、婚約者になったのである。
戦闘では、龍美と同じく幼い頃に、龍美の祖父、龍造から教わっていた天然理心流を駆使した戦闘術である
テトラハート
イメージCV:上坂すみれ
身長:165㎝
瑠美奈が、不老不死に近い龍神である龍美と共に生きることを選び、龍神デバイスで覚醒した姿。
身長は低くなる上に、肉体も正真正銘の女になってしまった瑠美奈のもう一つの姿で、得物は変わらないが、半龍のテトラハートガードの姿を思い描てしまったらしく、髪色が茶髪から夕焼け色に変化し、肉体も女性らしいナイスバディになり、性格も元の頼りなさそうな雰囲気が一変して180度変わって、天真爛漫な性格に変わっているのである。
テトラ本人と、その弟分の翼竜ペンタには驚かれ、テトラの親戚のお嬢様、アンナ・セイグリットには驚かれて気絶してしまったので、幸いにも、瑠美奈であることは気付いてなかったのであった。
神崎和真
イメージCV:松岡禎丞
身長:163㎝
龍音達とは保育園からの幼馴染みでいつも和真が龍音に守ってばかりという生活を送りっていた。
中学に上がるまでは鳴流神家の武術道場の門下生だったが、学業に専念したいということでやめていたのである。
休日のとある日に街のベンチで休んでいたら、次元震によって街で魔物の襲撃事件に遭遇してしまった上に、避難場所に行けないという状況に置かれてしまったが、神格化中で仮面を被っている龍音を助けよとしたが、ラブコメお約束のラッキースケベで神格化で、元から大きかった胸が大きくなっているとも知らずに、龍音にマントポジションで押し倒してしまい、しまいには、龍琥に助けられ、義姉の美龍飛達に得物持参で町中をフルマラソンさせられるという事故に見舞われるたのである。
キリト
イメージCV:水瀬いのり
和真が龍音にラッキースケベを働いた代償で龍神デバイスで覚醒させられた神格化での名前である
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咲耶&刀夜
御神咲耶(みかみさくや)
(小太刀二刀)
イメージCV:日高里菜
朱色の髪をツインテールに結い、普段着はボーイッシュな感じで、龍姫達同様、男物を好む。
龍姫とは赤ん坊の時に知り合ったのだが、認識したのが3歳の時だった。
いつも天然ボケをかます龍姫達のよきツッコミ役であり、産まれ持ち人間ではなく、「龍神」と「猫妖怪(女神)」のハーフである龍姫達のよき理解者の一人で、気が強いのか、幼馴染みの士道が決断にためらっていたら背中を押したりする。
一度だけ超次元(後に超神次元)ゲイムギョウ界の学校に通っていたが、マジェコンヌの企みで退学処分にされてしまったことがあったが、無事に今は天界の手回しで都立来禅高校に復学した。
性格に似合わず龍姫達とエステルとティアと同じく、可愛い物好きで、飛行島に行った際は、狼の少女、コヨミなどに抱きついたりしているのであった。
シリカ
御神咲耶が神格化した姿の名前で、これは剣の物語の小説の登場人物がかわいかったという理由だけで、この姿になったのだが、性格が180度変わってしまい、男勝りな性格が、気弱な性格になってしまうが、スタイルは良くなる。
バリアジャケットも、その登場人物に合わせて、赤を基調にしたものと、青を基調にしたジャケットに上からミネルヴァの加護を受けた白銀の軽鎧(リヴァイバルプレート)を装着している。
天界から念願のあの小さいドラゴン「ピナ」を贈呈されて、エクセリアとはドラゴン中間で意気投合している。
戦闘では、最初は龍姫達と同じ長さの打刀だったが、合わなかったので、龍姫から小太刀を二振りとも譲り受けて、小太刀二刀流のルドガーや忍者であるフランと同じく速さを生かした連撃を得意としているが、龍姫達には、足元に及ばないことは自覚している
もちろん龍姫達と同じく、手裏剣など投擲武器も扱える
幻想郷の十六夜咲夜と呼び合う時はシリカで通している(これは龍姫達も同様)
龍宮寺刀夜(りゅうぐじとうや)
日本刀(大太刀)(二刀)
イメージCV:日笠陽子
菫色の髪を二本結びにした清楚な感じの少女でスタイルはなかなかいい方である。
幼い頃から、引っ込み思案で人見知りでシャイな性格だが、龍姫達とは平気で話すことが出来るが、初対面の相手が年下でも怖がる性格である。
家は、月村財閥の株を持っている大株主のお嬢様。
両親とも仲が良く、幼馴染みの龍姫達のことは幼い頃から知っているので娘の刀夜のことを安心して任している一方、刀夜の兄、正刀と、妹の理刀がシスコンと言うこともあって、龍姫達を敵意している(特に、士道とユーリなど)
ダルキアン(姫奈)
刀夜の神格化の姿で、最初から茶色の狼娘になり、シャイな性格が180度変わり、積極的になり、侍言葉を話し、背も伸びる、得物は、龍姫達の日本刀より刀身が長い大太刀(一般的な打刀の刀身は二尺二寸(約60㎝以上)で大太刀(野太刀)はそれより長い物を指す)(別名野太刀)を軽々と振るう。
篠ノ之 箒と同じく、というよりかは、龍姫達の二刀流を見様見真似で打刀の二刀流で戦える
同じ大太刀使いのアーストも一目置いているが、これでやっと、前衛に立って戦えるレベルで、元の姿で戦うこともできるのだが、龍姫達いないと慌て出す。
例 通常 神格化
わたし➡拙者
丁寧語➡侍言葉
咲耶の名字は最初は、御剣だったんですが、それだととあるR‐18のPCゲームのヒロインと被った為です
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第一章~ 自由の灯
龍と勝利の女神の加護
転換期を迎えたゲイムギョウ界で猛争オーラで復活したセフィロスを打つ倒して一ヶ月が過ぎようとしていたのであった。
「揃ったようね」
「はい‼」
「転換期を迎えたゲイムギョウ界での出来事は忘れてはならないでしょう、それだけではない、いつまた、事件が起きないとは限りません、ですから、わたしから、ささやかな報酬をお送りしましょう、龍女神一同は変身しなさい‼」
「それじゃあ、セットアップ‼」
「ねぇ、ユーリ、何が始まるんだろうね? エステルを含む女の人だけなんて」
「とりあえず、見届けようぜ‼」
龍姫達は光龍が守護女神をしていた次元のゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に凛々の明星を含む仲間達が招集されていたのであった。
その理由は龍姫達がこれまで解決してきた事件などの功績を称えて、この次元のゲイムギョウ界のプラネテューヌを治めている教祖でありながら工芸と知恵の女神でもある下界での名は「
男性陣は後ろの方でその光景を見届くことにしたのであった。
「龍姫、コートを脱いで頂戴‼」
「はい‼」
「エロコンビがいる前で何させてるのよ‼」
「リタ、龍姫、下は鎧と黒いインナーを着てるんですよ」
「これでいいですか?」
「もう、一超え‼」
ミネルヴァは龍姫のバリアジャケットの上着を脱ぐように指示を出したことにリタが慌て出したが、エステルが龍姫達はいつもバリアジャケットを身に付ける際には皮膚を保護するために胴丸か軽鎧と黒いインナーとサラシ型の下着を身に着けていることを教えたことでリタは安堵したのだが、レイヴンとアルヴィンが興奮していたのであった。
そして、ミネルヴァが右手を掲げて、指パッチンをした瞬間、
「鎧が変わった‼」
「ジュディちゃん ミラちゃん ミュゼちゃん・・・バタンΣ(゚Д゚)」
「レイヴン、しっかりしろ‼」
「流石に男共には装備できないわけね、アタシは腕輪魔導師の都合上、腕輪だけど」
「見た目に反して動きやすわね」
龍姫達は上半身を守るために胴丸を装備していたことで胴丸に龍の模様が刻まれて、リタとエリーゼは魔導師と言うことだったので腕輪型の防具だったのだが、やはりジュディスをはじめとするスタイルいい女性陣は下着に近い要するに以前真龍婭達が守護女神だった頃に来ていたレオタードに近い鎧になってしまったのだが、一応、人前に出ることを考慮したのであろう、露出している部分が太ももだけであった。
全員が胸の辺りは露出してない作りであった。
レイヴンは見た瞬間、卒倒してしまったのであった。
「天照大御神様の娘とその友人たちを簡単には死なすわけにはいかないから、一応、渡している武醒魔導器で切り替え出来るようになってるから、そして、地水火風の基本の四属性の攻撃は吸収することが可能よ‼ わたしの力は女性として生を受けたものしか効果がないの、男性の皆様には」
「気にすんな‼ オレ達はそんなに軟じゃねえよ‼」
「ありがとうございました‼」
なんとミネルヴァが鎧と腕輪に与えた効果は「地」「水」「火」「風」の属性を吸収し、「闇」「光」は半減と言う破格の効果であった。
流石にこれを着て地球を探索するには不味いのでミラ達には自分の意思で脱着機能を搭載したというのである。
男性陣はミネルヴァの力が機能しないことをミネルヴァは謝罪したがユーリを筆頭に気にするなとミネルヴァを励まして、龍姫達はミネルヴァに土下座でお礼を言ったのであった。
その時だった、
「マスター‼ 大変です‼ アドリビトムと言う、ギルドが、ジャッジ達に襲われています‼ すぐに救援を‼」
「早速、仕事だよ‼」
「龍姫達の新しい鎧も見れたことだし、派手の行きますか‼」
「ユーリ‼ 真面目にやれ‼」
「大将、気軽に行かないと‼」
「レイヴンさん・・・」
龍姫達のインテリジェントデバイスにアドリビトムと言うギルドがジャッジ・ザ・ハードに襲われていると言う連絡が入ったのであった。
流石に見捨てることが出来るはずもなく、龍姫達はラタトスクが所有する戦艦「フラクシナス」に乗り込んでアドリビトムと言うギルドがある空域に向かったのであった。
ミラ達が装備しているのは、FFのミネルヴァビスチェの胸の部分の露出を失くした者を各自のイメージカラーにしている者を装備していると考えて下さいね
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アドリビトム
ミネルヴァから加護を施された防具を受け取った龍姫達はアドリビトムと言うギルドがあの四天王の一角のジャッジ・ザ・ハードに襲われて、応戦しているというので、急いでアドリビトムと言うギルドがある世界にフラクシナスで飛んだのであった。
その世界は、
「この世界、テルカ・リュミレースだね」
「あいつらとは少しだけ、手伝ってやったことがあってな」
「急がないと‼」
「ボク、今だに此処から飛び降りるの慣れないな~」
「さてと、復帰してからの初めての現場、気合が入るよ‼」
「真面目にやれ‼ 取り敢えず、出撃する者以外は、ここで待機‼」
「はい‼」
なんとテルカ・リュミレースの上空だったのであった。
取り敢えずフラクシナスをアドリビトムの拠点の船「バンエルティア号」の真上に着けて、救援に向かうのは、龍姫・星龍・真龍婭・勇龍・美龍飛・龍華が先行して、テレプールと呼ばれる装置で現場に急行しながら竜騎士の兜を被りながら龍神化して先行したのであった。
その続くようにアンジールに指名されたパーティーメンバーがテレプールに飛び込んだのであった。
残ったパーティーメンバーはフラクシナスで待機することになったのであった。
「いけねぇえぇぇだろうがぁぁぁぁ‼」
「何だよ、こいつは、見た目のわりに弱いぞ‼」
「スタン‼ 集中して‼」
「ルーティ、馬鹿に行っても無駄だ‼」
「あれは何でしょうか?」
どうやらライフストリームを利用して復活したハルバードを持った巨大なロボットのような風貌の元四天王だったが、蒼破刃か魔神剣一発で装甲が壊れて最後は覇王龍神に覚醒した恵龍寿に一刀両断にされたが、またアレクセイ達が復活させて時間稼ぎの捨て駒にしたのだが、あっさりと神子龍に二槍で滅多切りにされて光になった、ジャッジ・ザ・ハードはアドリビトムの面々に戦いを挑んでいたのだが、今いる世界がゲイムギョウ界とはかけ離れた世界であることに気が付いておらず、ギルドのメンバーの金髪碧眼で髪をぼさぼさにしている、熱血漢の青年、スタン・エルロンと、黒髪の短髪の女性で盗賊風の服を身に纏っている、ルーティ・カトレットと、同じく黒髪の短髪の少年で、龍音と同じ型の剣術を操る剣士、リオン・マグナスにコテンパンにされていたのであった。
そこにピンクの髪で、雪の結晶がモチーフにした服を身に纏っている真龍婭達と同じ年頃であろう水色の長髪の少女、カノンノ・クリスタルは上を指さしたのであった。
そして、
「生きてるか?」
「ユーリ‼ それに凛々の明星のみんな‼」
「それとあの子達、空飛んでるの‼」
「救援に来た、流星の絆の者です‼」
「待っていた‼ 俺はこれを待っていたんだあっぁぁ‼」
「どうやら、話は後にした方がよろしいようで」
ジャッジ・ザ・ハードの目の前の甲板に颯爽とユーリが着地して、それに続くように龍姫達も到着したのであった。
自己紹介を後にして、ジャッジ・ザ・ハードを討伐することにしたのであった。
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素手でも
アドリビトムと言うギルドがマジェコンヌ四天王だったジャッジ・ザ・ハードに襲われていると言う知らせを受けた凛々の明星を含む次元武偵の資格を所持しているメンバーが運良く全員いたので、龍姫達が先行した後、アンジールが選んだメンバーがフラクシナスで新しく開発された転送装置「テレプール」でアドリビトムの拠点に降り立ったのだが、助太刀するほど戦局は悪くなく、寧ろ優勢になっていたのだが、もしものことがあったらいけないので、
「ジャッジはオレが引き受けます‼ みなさんはアドリビトムの人の保護を優先して下さい‼」
「あの子の言う通りね、空を飛んでるあいつとは分が悪いかも、スタン‼ リオン‼ みんなのとこへ戻るわよ‼」
「たけど、このままほっとくわけには‼」
「いや、もう終わると思うぜ」
龍姫達は龍をモチーフにした口元が開いている黒い兜を被って顔を隠して敢て正体を隠しているのであった。
どうやらジャッジ・ザ・ハードの源になっている人の怨念による暴走だったので、龍華が一騎打ちにしている間にアドリビトムの乗組員を助けることにしたが、スタンが龍華に助太刀すると言って聞かなかったが、この時点で勝負は決していたのだから。
「飛ばして行くぜ‼」
「それだ、その光、オレはそれを待ちわびたんだぜ‼ でねぇと、いけねえぇぇからな‼」
「おまえにこいつを使うのは勿体無いからな、鳳凰天駆‼」
「何あの子、あのバカデカい剣背負ったまま、蹴り入れちゃったわよ‼」
「スゴイ(☆_☆)‼」
龍華はバスターソード形態にしていた合体神機「蛍丸」を袈裟懸けに背負いオーバーリミッツLv3を発動し、そのまま飛びあがってジャッジ・ザ・ハードに向かって鳳凰の闘気を身に纏いライダーキックを繰り出して見事命中させたのであった。
そして、
「ジュード先生直伝‼ 天覇‼ 地砕‼ これで終わりだ‼ 殺劇舞荒拳‼」
「俺が消えると言うのかあぁぁあ‼」
「ジュード、龍華達が爆発できるんだから、ジュードも爆発させよう‼」
「無理だよ‼」
「剣いらないんじゃない」
後回し蹴りから入り、その勢いで、三散華➡連牙弾➡爆竜拳➡天月閃という連携を叩き込み最後はジュードと同じく渾身の力を込めた拳を叩きつけるのだが、龍華達の場合は勢いが強いので突き抜けて通ってきたところから緋凰絶炎衝のような火柱を発生させると言うアレンジを編み出したジュードから沙織に伝授され、そして龍華達も修得した秘奥義「殺劇舞荒拳 Ver.L」をジャッジ・ザ・ハードを安らかに眠らせたのであった。
これを見ていたレイアはジュードに真似させようとしていたのであった。
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機械兵
龍華がジャッジ・ザ・ハードをオーバーリミッツLv3を発動し、両腕に装備している左右対称の漆黒の手甲「タイラントナックル」でバスターソード形態の合体神機「蛍丸」を背負ったまま、素手による乱舞でジャッジ・ザ・ハードはまた光になって消えて逝ってしまったのであった。
それは良かったのだが、
「助かった~」
「魔神剣‼」
「ボカ~ン‼」
「わぁ~‼」
「今度は時空管理局の置き土産か‼」
スタンがお礼を言いに龍姫達の所に来たのだがなんと蜘蛛型の機械兵が景色に擬態していたのを龍姫達が嗅覚で嗅ぎ分けた瞬間に龍姫が斬撃を放ってスタンは無事だったが一瞬で機械兵に囲まれていたのであった。
「立てますか?」
「ああ、大丈夫、君たちは何者なんだ?」
「スタン‼ こんな時に何呑気なこと言ってる場合‼」
「ごめん‼」
「馬鹿はほっといて‼ 来るぞ‼」
「龍華、機械兵の出所、分かる?」
龍姫はスタンに日本刀を持っていない左手を差し出したのであった。
スタンは差し出された龍姫の左手を握って起き上がって再び両刃の片手剣を構えた瞬間戦闘中であるのだが龍姫達に向かって何者だと質問し始めたのでルーティとリオンが同時に突っ込みを入れたのであった。
龍姫は龍華に敵の本体の居場所を探すように指示を出したのであった。
「右斜め上方です。オレが撃ち抜きますけど」
「お願い‼」
「何‼ あの剣、分裂したと思ったら銃に変形した‼」
「美龍飛、オレの背中預けた‼」
「承知した‼」
龍神化している間は男勝りの金髪碧眼のツンツン頭のツインテールの龍華は特殊能力の「直覚」を用いて敵の本体の居場所を発見したので、合体神機「蛍丸」を分解して、二つ折りの盾が防御する際開き、反対側に先代の魔王でエース・オブ・エースと謳われた高町なのはのレイジングハートの先端部を模った銃身が装着されており、日本刀の刀身が嵌め込んである片手剣神機を左で持って一瞬の早業で敵本体がいるであろうコースに向けながら銃形態に変形させて片腕で構えたのであった。
残りのメンバーが乗組員の保護並びに襲い掛かってくる機械兵の討伐に向かったのであった。
そして、
「恒久なる彼方より出でよ‼ 闇を滅する光‼ ディヴァインバスター‼」
「見事、命中だ‼」
「残りを倒す‼」
龍姫に会うまでは剣術では姉と比べられていた所為で銃を使っていたことで射撃に関することは流星の絆並びに海精の牙の現首領のパティですら太鼓判を押す腕前を持っている龍華達にとっては数キロ先ですら百発百中させるのであった。
見事命中させたので、蜘蛛型とマンタ型の機械兵は機能停止したのだが、球体型の機械兵だけは独立して動くので倒して行ったのであった。
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エンジンが・・・
ジャッジ・ザ・ハードと蜘蛛型&マンタ型&球体型機械兵による襲撃にあったがアドリビトムの拠点の飛空艇「バンエルティア号」に乗っていた乗り組み員ことギルド構成員は依頼を受けて仕事に出向いている者以外は無事に保護したのであった。
「あれ、わたし・・・」
「クリス‼」
「‼」
「ちょっと、聞きたいことが‼」
ピンク色のロングヘアーで背丈は芽龍位で先ほど戦闘では龍華より軽い雪の結晶の模様が刻まれている透き通った刀身の大剣を使っていたクリスと呼ばれた女の子は急に意識が無くなって飛行艇から落ちて行ってしまったのであった。
それに気付いた龍姫は龍神化中だったので一瞬でクリスを追って飛んで行ったのであった。
「ねぇ、大丈夫?」
「え? ボク‼ バンエルティア号から落ちちゃったのΣ(゚Д゚)‼」
「取り敢えず、バンエルティア号に帰ったらいいんだよね、あと、無理して、一人称、変えなくてもいいよ」
「うん、ありがとう、ボクの名前は、カノンノ・クリスタル、けど、後三人「カノンノ」って言う同じ名前の子がいるから、みんなはクリスって呼んでるの」
「そうなんだ、もう着くよ」
龍神化してバリアジャケットを装着している龍姫にとっては一秒もあれば落ちていった人間の速度に到達するのでいとも簡単にクリスをお姫様抱っこで受け止めたのであった。
龍姫はクリスの額に手を当てると少しだが熱があるようで詳しいことはフラクシナスで待機している実姉の龍美と、医者でもある医学者のジュードに診てもらうことにして落ちていった飛行艇「バンエルティア号」にクリスをお姫様抱っこの状態で運んだのだが、
「大変だ、艇内に侵入した機械兵を倒したのはいいんだが」
「もうわかってるから、その飛空艇、フラクシナスに搬送して、搬入出来次第、すぐに整備班に連絡して‼」
「ボクのバンエルティア号が~‼」
「チャット、しっかりして‼」
「搬入準備は完了している」
バンエルティア号の甲板にクリスをお姫様抱っこした状態で降りたった龍姫に血相を変えて覇王龍神化している美龍飛が先ほどの機械兵が案の定艇内にも侵入していたので美龍飛とユーリ達が破壊したのだが、どうやらエンジン部が破損したことで飛空艇「バンエルティア号」の高度が下がって急降下をし始めていたのであった。
龍姫は一瞬でフラクシナスに連絡して飛空艇ごと保護するように要請したら、艦長室からミラが応答して、目の前にラタトスクの拠点の戦艦「フラクシナス」のハッチが開いて格納庫に搬入されたのであった。
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アドリビトムのリーダー
ジャッジ・ザ・ハードを倒したのも束の間にどうやら以前内部で裏金や横領していた者達の残党であろう、蜘蛛型・マンタ型・球体型の機械兵に囲まれた上に襲われたしまったので、龍華に本体の機械兵を狙撃させて、破壊して、残った機械兵を破壊したのであった。
度ほど疲労がたまったのか龍姫と同い年くらいのピンク色の髪に雪の結晶の髪留めをした少女が救出した飛空艇「バンエルティア号」から落ちてしまったので、黒紫路の竜騎士の目元が隠れているアイガードが付いている兜を被っている龍神化中の龍姫が猛スピードで落下した少女をいとも簡単に下に回り込みお姫様抱っこで受け止めたのであった。
戻ろうとしたが、どうやら機械兵が内部に侵入してエンジン部を侵食し一部を破壊してしまったらしく、飛空艇「バンエルティア号」の高度が下がり出したのであった。
下は海とはいえ中に乗っている人は無事では済まないと判断し龍姫はラタトスクにバンエルティア号の修理並びに搬入の許可を要請したところ問題なく受理されて、拠点にしている戦艦「フラクシナス」に到着したのであった。
「さてと、乗組員はこれで全員か?」
「それが、依頼で出てる人がいるようで」
「要するに無事ってことですね」
「アドリビトムのリーダーは艦長室に案内します」
「じゃあ、わたし行ってくるけど、大人しく待っててね」
アドリビトムのギルド構成員は何人かは依頼を受けて仕事に向かっていたので此処に居るメンバーで全員が無事だったのであった。
これからのことを話さないといけないのでアドリビトムのリーダーの水色の髪の聖職者の服を着ている女性、アンジェが艦長室に案内されてたのであった。
残ったメンバーはそれぞれ目の前にいる龍姫達のことが気になって目が泳いでいたのであった。
バンエルティア号の内部のエンジン部では、
「これはしばらくは動きそうにないね」
「流石、機械好きだな」
「お願いします‼ これはボクのご先祖様の形見なんです‼」
「チャット、落ち着け‼」
「此処は整備班に任せて、危ないから、出ててね」
大きなキャプテンハットを被って肩掛けかばんをしょっているボクっ娘で飛空艇「バンルティア号」が先祖の形見だと言うので出て行こうとしなかったので、赤髪の青年、リッドと幼馴染みと言う緑の髪の少女、ファラに両脇を抱えられてラタトスクの整備班に言われるがまま外に連れ出したのであった。
「この度は、助けていただいて感謝します。わたくしアドリビトムのリーダー、アンジェと言います」
「あたしはこの戦艦の艦長代理のミラ、気軽にミラでいいわよ」
「あの~?」
「済まない、わたしもミラと言う、そうだな、わたしのことは、ここでは、「シノン」と呼ばせている」
「では、改め、シノン、ミラ、よろしくね」
艦長室に事情を話すことになったアンジェの見た光景は同じ顔で服装は片方が軍服で、もう一人が白のドレス型のミネルバビスチェに上着として白いロングジャケットに龍姫にもらったカーゴパンツを履いているミラと名乗った瓜二つの顔をしているミラがいたのでアンジェは鳩が豆鉄砲を食ったようになってしまったのであった。
すぐさま精霊の王のミラは戦艦内では、偽名「シノン」と名乗っているとアンジェに説明したのであった。
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アドリビトムの面々
アドリビトムのリーダー、アンジェが艦長代理のミラと話をしている頃、ほかのアドリビトムのメンバーはと言うと事情聴取を受けていたのであった。
「あのへんな機会は一体なんなんですか(;_;)/~~~」
「アンタはもうどうして、そう泣きそうになってるのよ‼」
「だって‼ 怖かったんだもん‼ 女の子がボクと一緒で大剣を振りましているとこ見たんだから」
「まぁ、女の子があんなバカデカいの振りましてたら腰抜かすのはしかないよね、え~と、名前はルカ・ミルダ、そして」
「イリア・アミーニ。アタシたちはこれからどうなるの?」
「しばらくは此処に保護されて、アドリビトムの飛空艇が治り次第、元の世界に返してあげるからね、それまではここの宿泊部屋で寝泊まりしてね」
銀髪でジュード並の幼い印象の顔立ちだが身長は龍姫達位あり紺色の服に大剣を背負うためのベルトして茶色のブーツを履いた少年、ルカ・ミルダは、二丁拳銃使いの赤髪のウエスタン調の服を身に纏っている口は悪い少女、イリア・アミーニ共に、大龍に事情聴取を受けていたのだが、途中でルカが泣きそうになってしまったのでイリアが叱ったのであった。
余程、自分より背が低い女の子である龍華が軽々と身の丈くらいのバスターソード形態の神機を片腕で振り回していたことを思いだして今になって泣きそうになったというのである。
イリアは大龍にこれから自分達の処遇はどうなるかと聞いていたのであった。
大龍はしばらくはこの戦艦で、アドリビトムの飛空艇「バンエルティア号」の修理が完了次第、元の世界に返すと説明したのであった。
一方その頃、
「う~ん、此処は?」
「よかった、気が付いたんだね」
「グラス、イア、パスカ、どこかわかる?」
「お目覚めだね、此処は戦艦「フラクシナス」の医療機関の病室、キミは熱を出して運び込まれたんだよ」
「そうだったんですか、どうしよう、お金」
「いらないよ、しばらくは飛空艇が直り次第、元の世界に返してあげるからね」
バンエルティア号から海に向かって落ちてしまったクリスは龍姫にお姫様に抱っこされて自己紹介した後、過労からくる熱で気を失ってフラクシナスの医療機関の病室に運び込まれたのであった。
そこには自分と似た顔をした三人がいたのであった。
そこに白衣に身を包んだ龍美が入って来て今置かれている状況を説明したのであった。
四人は所持金がガルドしか持ってなかったのに気づき治療費をどうしようかと考えていたら、龍美はお金のために助けた訳じゃ無いと言ったのであった。
「あ、言いそびれるとこだった、ボクの名前は、鳴流神龍美、ユーリさん達とはちょっとした縁で知り合った仲だよ、それと、クリス、左手首と、右足首が疲労骨折してたから、しばらくは安静だよ、ボクは艦長室に行かないといけないから、しばらくしたらほかの先生が来るから」
「どうも、ありがとうございました。それで、クリスの足と腕に何か巻かれていたんだ。治癒術で治せるけど、掛けて巻かれている」
龍美は本名を名乗り、これからのことで艦長室に行かないのと、クリスが疲労骨折している事を告げて病室から出て行ったのであった。
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龍神の素顔
アドリビトムの面々はラタトスクのメンバーのことが気になっていたのであった。
艦長室からアドリビトムのリーダー、のアンジェが戻ってきたのであった。
「みんな、しばらくは、此処でお世話になることにしたから、意見がある人はいる?」
アドリビトムの面々「別に構いません」
「よかった、そう言えば、どうして、凛々の明星もいるの? それにジュディスの鎧みたいな、服は何?」
「みんな、いい加減に変身解いて上げなさい」
流星の絆「はい‼」
「え、どう言うこと(;゚Д゚)‼」
「凛々の明星はみんな、知ってたのかよ(゚Д゚)ノ‼」
どうやらしばらくは一緒に仕事をすることになったとアンジェが今いるアドリビトムの面々に説明したのだが、どうやらアンジェは内心は黒かったのであった。
いきなり、大型のスクリーンが表示されて、鳴流神兄妹の母の剣心が流星の絆に龍神化を解くように指示を出して、一斉に解いたらアドリビトムの面々は開いた口が塞がらないのであった。
それものはず、クリスが助けてもらった人物こそ次元武偵「流星の絆」の大将の鳴流神龍姫なのだから。
龍姫達は竜騎士の兜を脱いだのである。
「初めまして、流星の絆の大将で、次元武偵並びにラタトスク構成員の鳴流神龍姫です。凛々の明星を含む人達は、協力してもらっている次元武偵なんです」
「全くの別人だ‼」
「あれ、鳴流神って、さっき、クリスさんを治療してくれた人と同じ名前」
「なんだ、龍美にあったのか、龍美は、龍姫の実の姉だ」
「え、女の人だったんですか(゚Д゚)ノ‼」
「アニ~‼ ダメだ、完全に気失っているわ」
やはり龍神化していた姿と同一人物だと言うことを受け入れないようで、龍姫がフルネームで本名を名乗ったのだが、茶髪のピンクのローブを着ている少女、アニー・バースは医務室にクリスの様子を見に行った際に龍姫と同じ名字の龍美に遭遇したことを思い出したのであった。
ソルジャー1Stの制服に直刀の大剣「バスターソード」を背負った長身の男でレイヴンより年上に見えるがこれでも25歳と言うアンジールはアニーに龍姫と龍美が実の姉妹であると明かしたら、アニーは龍美が男性に見えたことで惚れたのだろか、龍美が女だと聞いてその場で気絶してしまったので、ルーティが受け止めていたのであった。
スキット:龍神との出会い
アニー「あの、ユーリさん、聞いてもいいですか?」
ユーリ「何をだ?」
アニー「龍美さん達と知り合った経緯なんですが」
ユーリ「街の外で行き倒れてたんだよ」
アニー「そうだったんですね」
リタ「猫を拾ったと思ったら、龍を拾うなんてね」
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客員剣士と客員女神
アドリビトムの面々が信頼に置ける存在であると言うことがわかったので剣心の指示で一斉に龍神化を解いて竜騎士の兜を脱いだ龍姫達に驚いていたアドリビトムのメンバーだったが、スタンだけは、
「俺、スタン・エルロンって言うんだ、よろしく」
アドリビトム御一行様「ミ(ノ_ _)ノ=3 ドテッ!」
「スタンさんはマイペースなんですね」
「いや、こいつの場合、能天気なだけよ、アタシは、ルーティ・カトレット。お宝の話がるなら真っ先に言いなさい‼」
「ボクの名はリオン・マグナス」
「よろしくお願いします。ボクの名前は、
どうやら真龍婭達と同じくマイペースだったようで握手求めて来たのであった。
ほかのアドリビトムの面々が驚いているのにも関わらずにである。
それに続いて、ルーティが自己紹介がてら龍姫達にもうけ話はないのかと詰め寄ってきたのであった。
どうやら、ルーティは龍姫達の身分が独特の感でわかるのであった。
同じく軍服のようなマントが付いた服を着ている十四歳の龍音より背が低い少年剣士、リオン・マグナスも自己紹介をしたのであった。
龍音も本名を名乗ったのであった。
スキット:リオンと
リオン「貴様、歳はいくつだ?」
スタン「リオン、いきなり、そんな利き方はないだろ‼ あ、こっちも
龍音「十四歳の中学二年です。所謂遅生まれです‼ それにスタンさんが謝ることではないですよ」
ルーティ「え‼ その身長で十四歳‼」
ユーリ「ま、地球のガキは発育に個人差があるけど、龍姫達は育ちがいいんだよ」
リオン「この僕が、十四歳の、それも、女に・・・」
天龍「まさかと思うんですが、マグナスさんの歳って?」
リオン「十六だ」
龍音&天龍&スタン「龍姫お姉ちゃん達と同い年‼」
ルーティ「ありゃま、落ち込んだわね」
「どうしようか、二人も「リオン」だし」
「紛らわしいわね‼」
「そう言えば、龍音ちゃん、「アスナ」って名乗ればいいじゃない‼」
「あ‼ 天龍ありがとう、それじゃあ、アスナと呼んでください」
「あれ、こっちは素直なのね」
二人の「リオン」がいるので呼び方に困っていたら、天龍が龍音に偽名で考えていた「アスナ」と言う名を名乗るように諭したら龍音は一つ返事でリオンに「アスナ」と呼んでほしいと言ったのであった。
そのおかげでルーティをはじめとする一行が呼びやすくなったのであった。
スキット:アスナの由来
アニー「あの~龍音、よろしいですか?」
龍音「はい、なんでしょう?」
アニー「さっき、リオンさんに、自分と同じ名前だから「アスナ」ていう偽名で呼んでほしいと言ってたのを聞いたんですけど、よろしければ、その由来を教えて欲しんです」
龍音「実は、ボクが知っている小説に出てくる登場人物の名前が「アスナ」って言うんです」
アニー「そうだったんですね、その小説はどのような内容なんですか?」
龍音「簡単に説明しますと、剣の物語ですね」
エステル「アニー、仰ってくれれば、読み終わったその小説の巻数をお貸ししますよ‼」
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アドリビトムの初めてのゲイムギョウ界
二人の「リオン」とご対面を果たしたのは良かったのだが、同じ名前なので呼び方に困っていたら、龍音が天龍に「閃光龍神」のバリアジャケットのモデルの登場人物の名前を名乗ればいいと提案されて、即決でフラクシナスにいる間は龍音は双方から「アスナ」と呼ばれることになったのであった。
一行は解散して、
「さてと、ボクは戻るけど、無茶しないでね‼」
「このメンツに、無理無茶禁止は意味ないだろう‼」
「そうだった」
「龍美さん達はどこへ行かれるんですか?」
宿泊部屋に案内したり、保護した世界で仕事を受けていたアドリビトムの面々を連れ帰ることにしたラタトスクのメンバーは凛々の明星を含む一行と別れて捜索することにしたのであった。
超神次元ゲイムギョウ界に戻ることにした龍美達は無茶をしないでくれと言ったのだが、瑠美奈がユーリの言葉を代弁し突っ込みを入れたのであった。
そのやり取りを見ていた眼鏡を掛けた緑色の髪を二つの三つ編みに結っている聖職者の服を着た女性、フィリア・フィリスは龍美は何をしている人物なのかと尋ね来たのであった。
「そうですね、百閒は一見に如かずです‼ 一緒に行きますか?」
「フィリア、外出の許可はですわ‼」
「ありがとうございます‼」
「わたしも行きます‼ 申し遅れました、わたしはアンジェさんが働いていた教会で神官をしていた、ミント・アドネードと申します」
「それでは、ボクについて来て下さい‼」
龍姫は百閒は一見に如かずまたは論より証拠だと言ってフィリアを超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に連れて行くことにしたのであった。
アンジェは快くフィリアに外出許可をだして、金髪碧眼で白いローブに身を包んだ女性、ミント・アドネード共にテレプールがある場所まで向かったのであった。
「あの~、まさか」
「そのまさかです‼」
「龍姫さん‼ 待ってください(;゚Д゚)‼」
フィリアとミントは初めて見る今から転送する超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会の景色が写っているプールのような場所だがこれはちゃんとした転送装置で惑星間でも転送可能になった代物「テレプール」を見た二人は今からやることが想像出来てしまったようで、そんなのおかまいなしに龍姫は勢いよくテレプールに飛び込んだのであった。
引くに引けなくなったフィリアとミントは先にテレプールに飛び込んだ龍姫を追うようにテレプールに飛び込んだのであった。
「転送完了‼ 大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です、フィリアさんは大丈夫ですか?」
「大丈夫です」
テレプールで超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会の屋外展望台に着地した三人はお互いいることを確認したので中に入ることにしたのであった。
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龍美の現場
学校が休みの土曜日なので、アドリビトムのメンバーで教会で司祭を勤めていた眼鏡を掛けていないととんでもない視力を発揮する得物は龍華達が使用している合体神機と同じく見た目は重量感ある外見なのだが、特殊な金属で作られた大剣「クレメンテ」を用いてあらゆる魔術を操るフィリア・フィリスと、同じく教会で働いていたと言う白い露出がないローブに身を包んでいる、ミント・アドネードに龍美達の本職が気になることを告げられて、龍姫の動向のもと超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会の屋外展望台にラタトスクの戦艦に新しく付けられた転送装置「テレプール」で降り立ったのであった。
「龍姫さん、此処はどこなんでしょうか?」
「この世界の名は、ゲイムギョウ界と言う世界です」
「ゲイムギョウ界?」
「もうすぐ、姉の仕事場に着きますよ‼」
「龍姫‼ 入っていいよ‼」
「失礼します‼」
やはり初めて見る建物が立ち並ぶゲイムギョウ界の雰囲気に呆気にとられていたが龍姫の案内で教会の廊下を進んで、龍美が仕事をしているであろう執務室に到着したので、龍姫が扉をノックし、龍美が入るように指示を出して中に入ったのであった。
「まさかと思うのですが?」
「そっか、フィリアとミントは神官だったな、此処は教会で、二人の世界で例えるなら、城だな」
「ごめんね、さっき言っとけばよかったね、此処、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌを治める、絶剣龍神にして、教祖、鳴流神龍美、お見知りおきを~(^_-)-☆↗」
フィリア&ミント「国王様だったんですか(;゚Д゚)‼ ご無礼申します‼」
「別に大したことはやってないよ、それに、国を統治するって言っても、実際は、天界の管轄下に置かれている、龍女神の支部みたいなものだし」
見慣れている龍姫は大丈夫だが、初めて見る龍美の仕事場を見たフィリアとミントは己の視覚を疑ったのであった。
それもそのはず、数分前に別れたのも関わらず、束になった書類を秘書の瑠美奈共に人海戦術であっという間に片付けてしまうと言う神技を披露し、何事もなかったのように椅子から立ち上った龍美は、自分が真龍婭から椅子を譲り受けた、教祖だと明かしたのであった。
瑠美奈は二人にゲイムギョウ界の教会は簡単に言えば城に当たると答えたのであった。
今現在の実権は天界と精霊界が持っているために龍美の権力は無きに等しいと告げたのであった。
「女神とは?」
「それは以前のゲイムギョウ界の統治していた、所謂市長のようなものだね、流石に天界も女神が国を統治することに違和感を覚えた人が多かったから、女神の地位が廃止されて、教祖が、天界の監視下のもと、国民主体の国政を行っているんだよ‼」
ミントは龍美の言った言葉の中に女神という単語が出てきたので龍美に質問したら、龍美は天界が人間の手で歴史は紡がれるとして、守護女神制度を廃止したことを明かしたのであった。
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フラクシナス観光
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会の執務室で龍美が教祖であると言うことを知ったフィリアとミントは跪いたのだが、交友的な龍美は顔を上げるように言い、龍姫は二人を龍美に任せて、ラタトスクの戦艦「フラクシナス」に戻ったのであった。
「クリス、大丈夫?」
「その白いのは何だ?」
「これはギプスと言うもで、骨折した際に、骨が引っ付くまでの間巻かれる物なのよ。本来なら回復魔法などで治すんだけど、それだと、自己治癒力が低下しちゃうのよ」
「へぇ~怪我したら癒しの術とかで治すのは良くないんだ」
「シング、そうじゃないよ‼」
疲労骨折して療養中のクリスの見舞いに、茶髪に赤いライダースーツに左腕に盾を装備した少年、シング・メテオライトと、龍姫と同じく黒髪をロングヘアーにして、白を基調とした服を身に纏っている少女、コハク・ハーツが訪れていたのであった。
シングはクリスの左腕と右足に巻かれているギプスが気になっているようで、金髪碧眼の湖の騎士と言う称号を持った、八神はやてのヴァルゲンリッターである、シャマル先生がシングにわかりやすく説明していたのであった。
「クリス、車椅子、借りてきたよ‼」
「そうね、気分転換に艦内でも案内してあげたどうかしら?」
「でも、どうやって、車椅子って言う乗り物に乗せるんだ?」
「ちょっと、我慢してね、よっこいしょと」
「わたしも手伝うよ‼ ほら、シングも‼」
「うん‼」
「それじゃあ、行ってきます‼」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会にフィリアとミントを送り届けた龍姫が美龍飛達がいつの間にか作成していた電動車椅子を押してクリスの病室に入ってきたのであった。
シャマルが気分転換がてらフラクシナス内を案内するように龍姫に指示を出して、クリスの外出許可を出したのである。
ベッドからクリスを電動車椅子に乗せるために龍姫は手慣れた様子でクリスの右側に腕を回してお姫様抱っこのように抱きかかえたので、コハクとシングが手伝い、艦内を見て回ることになったのであった。
「此処が、バーチャルシステムを使った実戦形式ができるトレーニングルームだよ」
「もう早速、クレスがやってる」
「負ける者か~‼」
「余程、このトレーニングルームが気にいったらしくてな、怪我は全治三日だそうだ」
「骨折ってそんなに早く治るんだっけ?」
「治癒術でクリスの治癒力を底上げしたからだよ」
電動車椅子にクリスを乗せてフラクシナスを案内することにした龍姫はコハクとシング共にトレーニングルームに案内したのであった。
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フラクシナス案内Ⅱ
電動車椅子に負傷したクリスを乗せてラタトスクの戦艦「フラクシナス」内部を案内することした龍姫は、アドリビトムのメンバーのシング・メテオライトと、自分と同じ黒い髪の少女、コハク・ハーツ共に廊下を歩いていたのであった。
その道中でアンジールがクレスにバーチャルシステムで実体化した立体映像の魔物を用いた実戦訓練を行っている所を見学した後、次に向かったのは、
「此処が艦長室だよ‼」
「そういや、龍姫って、誰に剣術教えてもらったんだ?」
「もう、シング‼ すいません‼」
「あの~ボクこれでもまだ高校二年生の早生まれの十六歳なんだけど」
「そうなの~(;゚Д゚)‼」
一応電動車椅子にはレバーが取りつけてあるのだが操作に慣れてないクリスにもしものことがあってからでは遅いので、龍姫が押しながら廊下を歩きながら案内していたのであった。
途中で食堂で食券の買い方を教えて、龍姫が日本円を持ってない三人に自分の財布から小銭を取り出して、隣の自販機でジュースをご馳走して、椅子に座って、シングが龍姫達の剣術に興味を示したのであった。
龍姫が自分がまだ二人とさほど歳が変わらないと告げたらシングとコハクは驚いてしまったのである。
「それじゃあ、オレと同年代何だ」
「だから、敬語はいらないから」
「うん、これからよろしくね‼」
「龍姫ちゃん‼ ボクも混ぜてよ‼」
「え~と、確か、龍姫の幼馴染みの」
「そう、ボクの名前は、獅子神星龍、よろしくね、シング君、コハクちゃん」
シングは自分と歳が近いのでほっとしたのでコハク共に龍姫とは友達でいたいと思っていたのである。
そこに龍姫の幼馴染みの星龍がやって来て、一緒にフラクシナス内を見て回ることにしたのである。
「此処が転送装置のテレプール、他にも転送装置があるけど、その場所にフラクシナスを移動させないと使えないから」
「へぇ~オレ達を助けに此処に飛び込んできたのか‼ 楽しそうだな」
「ボクも早くテレプールで異世界で仕事して見たいな」
「クリスは怪我が治ってからだね」
次にやってきたのはアドリビトムの面々を救出する際に飛び込んだ惑星間でも転送可能になった装置「テレプール」を見に来たのである。
シングは興味津々な様子でテレプールを眺めていたのであった。
「此処は見ての通り、甲板だね」
「アドリビトムより広い‼」
「ねぇ、龍姫ちゃん、流れ星だよね?」
「そうだね」
今度はフラクシナスの甲板にやって来ていつの間にか夕焼けが広がっていたのであった。
「ありがとう、それじゃあ、一緒に仕事できること、楽しみにしてるよ‼」
「どういたしまして」
全てのフラクシナスの施設を案内が終わったので龍姫と星龍はシングとコハクに電動車椅子に乗せたクリスを任せて、各自自宅に帰ったのであった。
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流れ星に乗って
フラクシナス内を龍姫の権限で案内できる範囲は一通りできたので龍姫はシングとコハクに電動車椅子に乗せたクリスを任せて自宅に帰ることにしたのであった。
「シング、コハク、もうちょっとだけ、星空見てていいかな?」
「わかったよ、けど、あまり長くいると風邪引くよ」
「うん、綺麗だな、龍姫達はこんな綺麗な夜空を空から見てたんだ」
「クリスったら」
「パスカ・イア・グラス、いたんだね」
クリスは余程気にいったのか初めて見る異世界の夜空の星を見ていたのかシングとコハクに少しだけ星空を見ていたいとお願いし、フラクシナスの屋外デッキに残ったのであった。
もちろん電動車椅子にはフラクシナス内にいるアンジールをはじめとするラタトスクのメンバーが応答する念話で通信するデバイスが備え付けてあるので安心して星空を見ることにしたのであった。
ちょうどそこに、自分と同じ色の髪に、四季をモチーフにした髪飾りを着けているカノンノ達がクリスを呼び来ていたのであった。
そのまましばらく、夜空を見ていたら、
「あ、流れ星 ‼」
「違う、こっちに落ちてくるよ‼」
「ヒュ~ドン‼」
「人だよね、取り敢えず、これで」
「どうした‼ 直ちに医務室へ‼」
「わたし達も行こう‼」
なんと人間が流星の光を纏いながらフラクシナスの屋外デッキに落ちてきたのであった。
もちろん物音を聞いてソルジャー1Stの証である黒いハイネックの服に両肩には白銀の肩当てが付いており背中にはあの直刀を巨大化させた片刃大剣「バスターソード」を背負った黒髪に魔晄を浴びた証の青い瞳が印象のアンジールが駆けつけて落ちてきた人を軽々と担いで医務室に運んで行ってしまったのであった。
後を追うようにカノンノ四天王も医務室に向かったのであった。
「ん~ん、ここはどこ?」
「気が付いたみたいだね、どこか痛いとことかある?」
「大丈夫です」
「名前言える? ボクはラタトスクで武偵兼医者をしてる、鳴流神龍美って言うんだけど、それとこっちが」
「カノンノ・クリスタル、クリスって呼んで」
「ボクは、
アンジールは医務室に至急龍美に来るように連絡したようでシャマルも駆けつけたのであった。
しばらくすると、気が付いたようで、白衣姿の龍美は自己紹介を交えながら名前を聞いたのである。
カノンノ四天王も名乗ったのであった。
星也と名乗った黒髪に銀と金のメッシュが入った腰の長さまであり背丈はカノンノ四天王で一番背が高い163㎝のクリスと同じくらいあり、黒いノースリーブに灰色の短パンと言う中性的な顔立ちの人物であった。
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アドリビトムの初めての異世界での朝
いきなり流れ星に紛れてフラクシナスの屋外デッキに落ちてきた中性的な顔立ちをした人物は星也と名乗ったのであった。
そして事情を聞こうとしたのだが、
「あれ? ボク、思いだせない」
「脳には異常はなかったけど、記憶喪失なんじゃ?」
「多分そうです」
「レントゲン写真でも、骨折は見受けられなかったし、今日は休んで、また明日にみんなに紹介してね」
「しばらくは隣同士だね」
「怪我してるの?」
どうやら名前以外思いだせないようでこのままにする訳にはいかないのでしばらくラタトスクで身元を預かることになったのであった。
龍美はそのままの勢いで実家に帰ったのであった。
クリスはギブスが巻かれていない利き手の右手を差し出して握手を求めたのである。
星也はクリスの怪我に驚いたが、落ち着いて右手で握手したのである。
そして翌日の朝を迎えたのであった。
鳴流神家は実家の庭に建てられた道場で稽古に勤しんでいるのであった。
フラクシナスのバーチャルシステムを用いているトレーニングルームでは、
「今日もよろしくお願いします‼」
「ふむ、それでは特訓を開始する‼」
「クレス・アルベイン‼ 行きます‼」
「ふぁ~、クレス、気合い入っているね」
「ああ、こんな施設で鍛錬が出来るのが余程うれしいのだろう」
実家がアルベイン流の剣術道場を構えている嫡男坊で茶髪に赤い鉢巻きに鉄色の鎧に赤いマントに銀色の脛当てと言う装いの若き剣士、クレス・アルベインは、元ソルジャー1Stの黒いノースリーブのハイネックの服に黒い長ズボンに黒いワークブーツとユーリとは違う黒一色と言う装いで黒い髪に魔晄を浴びた印の青い瞳に強面だが実年齢はレイヴンより年下と言う片刃大剣「バスターソード」を背負った男、アンジールの立ち合いの下、準備運動を行った後、実戦形式での特訓を開始したのであった。
その様子を緑色の髪にオレンジ色のドレスに身を包んだ見た目に反してジュードと同じく徒手空拳を用いた格闘術で敵を倒す少女、ファラ・エルステッドと、茶髪の短い髪に紺色の燕尾のマントを装備した自称、傭兵と名乗っている、クラトス・アウリオンは特訓を見学していたのであった。
「今日の特訓はここまで、クレス、おまえの剣技は筋が通っている。この調子で、夢を持って、励め‼ 以上、各自、ギルドの依頼を遂行せよ‼」
「はい‼ ありがとうございました‼」
ちょうどいい頃合だったのでアンジールはバーチャルシステムを解除し、クレスが装着していた黒いゴーグルを外し、クレスに夢を持てと言ってトレーニングルームを出て行ったのであった。
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商売魂
隕石のように落ちてきた中性的な顔立ちで夜空のような黒髪に金と青味掛かった銀髪のメッシュが入った両目の瞳は真龍婭達と右眼が薄紫で左眼は金色のオッドアイにノースリーブの服に白い短パンと言う服装の星也は名前以外の記憶を失っていたようでラタトスクで保護することになったのであった。
「この部屋が星也が生活する部屋だよ」
「ありがとうございます」
「それにしても、剣の腕には自身があるの?」
「わからない」
「そうだったね、そうだ、武術とかで困ってことがあるなら言ってね」
龍美はアドリビトムの飛行艇「バンエルティア号」が整備班によって修理中なのでバンエルティア号の部屋が使えないので、急遽、超神次元ゲイムギョウ界の使われていない教会の部屋に案内したのであった。
初めての異世界に困惑していたが、すぐに慣れたらしく、声を掛けてきた人には笑顔で対応するまで回復したのであった。
龍美は徐に星也に剣術の心得があるのかと聞いたのである。
記憶がない星也が知っているはずもなく、龍美は申し訳なそうに謝って執務仕事に向かったのであった。
一方その頃、
「きゅきゅ‼」
「この剣はどうでキュー‼」
「ダメだね、これじゃ、畳表も斬れない」
「龍姫達って、武器も詳しんだね」
「ボクはおじいちゃんに天然理心流を叩き込まれて来たから、刀剣類にはうるさいんだ」
「さっき、俺も試しに特訓で実体化した魔物をその剣で斬ったがすぐに折れた」
アドリビトムで武器や道具を販売していたラッコのキュッポー達は愛刀を持っているのにも関わらず龍姫達に自分達が販売している刀剣類を売りつけて来たのだが、龍姫のお眼鏡に叶うはずもなく、日本刀を好んで使う龍姫達にとっては両刃剣は必要としないのである。
アンジールはソルジャー時代に使用していた片手半剣を使っていたのである。
先ほどアンジールはキュッポから受け取った両刃剣を試し斬りしたのだが、やはりソルジャー1Stの力では剣が耐えきらずに刀身が中ほどから真っ二つに折れたと言うのであった。
「防具も揃っているでキュー」
「ごめんね、この前、支給されてばかりでいらないんだ」
「すまんな、俺も間に合っている」
「仕方ないよね」
「そんなのあんまりでキュ‼」
今度は鎧や籠手などを売りつけてきたがミネルヴァこと輝龍華から新しい胴丸と籠手などの防具を一式授与されたばかりだった上に龍姫達には自分達が使っていた鎧があるので買う必要がなかったのであった。
「星也に売るきゅ‼」
「まだ諦めないんだ」
キュッポ達はまだ諦めてなかったようで今度は星也に売りつけることに切り替えたのであった。
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アドリビトムと日本刀
アドリビトムでアイテムなどを販売していたラッコのキュッポだったが龍姫達は剣は間に合っていたので今度は新しく仲間になった星也に売りつけようとしていたのであった。
キュッポは失念するとは知る由もなかったのだから
「みんな、どうしたの?」
「ちょうどよかったできゅ、って星也、その剣どうしたんできゅ(゚Д゚)ノ?」
「ボクが使っていた剣が折れちゃったから、代わりに龍美さんが打った日本刀と言う剣をくれたんだ」
「え~いいな、ん? 日本刀って何?」
「そうだってね、日本刀というのは、ボクが生まれた地球にある小さな島国「日本」の固有の製法で打たれた片刃剣なんだけど、斬ることに特化したサーベルと刺突に特化したレイピアの性能を合体した刀で、美術品としても価値がある刀剣のことを言うんだよ‼ 日本刀は折り返し製法で打ってるから軽くて丈夫なんだよ。日本刀は大きく分けて、「太刀」と「打刀」の二種類があるからね」
「セフィロスも正宗と言う日本刀を使っている」
部屋の掃除が終わったようでギルドの仕事を受けようとラタトクスの戦艦「フラクシナス」に戻ってきた星也は龍美に教会に案内さている最中に魔物に遭遇し、持っていた木刀で応戦したが案の定真っ二つに折れてしまったので、結局、龍美が抜刀術で倒したのである。
教会に辿り着いた星也は部屋の内装を確認していたら、龍美から空色の柄巻に六芒星型の鍔に藍色の鞘には龍が刻まれていた無銘刀を渡されたようで、一応、二刀流も出来ることはカノンノ四天王にも教えていたのである。
それをみたキュッポは開いた口が塞がらないのであった。
そこにカノンノ四天王がやって来て、龍姫に日本刀とは何かと質問していたのであった。
龍姫は自分が知っている範囲で日本古来から受け継がれている折り返し鍛錬法を交えて日本刀の説明を行ったのであった。
「ありがとう、それにしても、龍美って医者なのになんで日本刀なんか打っているんだ?」
「使い慣れている日本刀が異世界じゃ手に入りずらいからって」
「確かに言われてみれば」
「商売上がったりだきゅ‼」
「アイテム売ってほしいな」
「わかったきゅ」
カノンノ四天王は龍姫にお礼を言い、龍美が何故日本刀を打っているなのかと疑問を抱いていたのだが、異世界ではあまり日本刀は知られていないと星龍が答えたのであった。
キュッポは落ち込んでしまったのだが、アイテムを売ってくれることは一々テルカ・リュミレースなどの異世界に赴かなくても済むのでキュッポにアイテムを売って欲しいと頼んだらキュッポはやる気を出したのであった。
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捜索願
ギルド「自由の灯」を保護して自分の名前以外覚えていない中性的な顔立ちの印象を与える刀剣類の扱いには秀でている星也という新しい仲間を加えたラタトクスの次元対策武偵特殊部隊「流星の絆」との合同での仕事が待っていたのであった。
「つまり、依頼を受けて仕事に行った人を迎いに行けばいいんですね」
「あ、その通り、アンジェからの依頼で、残りのアドリビトムメンバーを連れ帰るのが今回の任務だ‼」
「すいませんが報酬の方が・・・」
「だったら、アドリビトムメンバーから次元武偵に何人か推薦しよう」
「わかりました‼ こちらから次元武偵の資格を持った人がいれば、仕事がしやすると言うことですね。わかりました、報酬の方は、働いて返します‼」
「一応、ゲイムギョウ界からも魔物退治の依頼が出来るように許可は出てますので」
今回はアドリビトムのリーダーのアンジェ・セレーナからの依頼で保護されて際に迎えに行かないといけなかったメンバーを迎えに行くのに護衛をして欲しいと依頼してきたのである。
今のアドリビトムには報酬が払えない状況だったので、アンジェが困り果てていたら、アンジールはアドリビトムのメンバーの何人かを推薦することでアンジェは合意したのであった。
「それじゃあ、此方から出向くメンバーは、和真・志澄琥・士道・龍姫の四名だ」
「はい‼」
「ボクが行きます‼ クレス・アルベイン、よろしくお願いします‼」
「同じく、シング・メテオライト‼」
「お願いね」
「何を言っている、アンジェ、おまえも行くんだ‼」
「心して任務に当たってくれ‼」
ラタトクスからは、流星の絆の大将の龍姫・士道・和真・志澄琥の四名を次元武偵に相応しいかを見定めるためにアドリビトムのメンバーと同行させることにしたのである。
アドリビトムのメンバーからは、クレス・シングが名乗りを上げたのである。
アンジェは見送ろうとしたがアンジールはアンジェが逃げる気満々だったことを見抜き、強制的にアンジェを次元武偵に推薦したことで一緒に迎えに行くことになったのである。
「俺‼ 此処から行きたかったんだ‼」
「シング~‼ 待ってよ~‼」
「コハク‼」
「わたしも一緒に行くことを申し出たんだから、アンジールさん、遅れてすいませんでした‼」
「まぁ、おまえも俺が推薦する予定だったからな」
「それじゃあ、行ってきます‼」
現場に向かうためテレプール前に集合した龍姫達は各自武器などの確認をしていたのであった。
シングはテレプールから余程転送したかったようではしゃいでいたら遅れてコハクと星也も合流し、一斉にテレプールに飛び込んだのであった。
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姫奈太の宅配便
アドリビトムのアンジェの依頼で仕事に向かっていたメンバーを保護することになった龍姫達はラタトクスの戦艦「フラクシナス」のテレプールから現場の世界に転送したのであった。
残ったメンバーも例外ではなく、
「村にこれを届けて欲しいんです。もうそろそろ、薬など送らないと思っていたので」
「必ず届けます‼ 行こう、あづみ」
「俺も行くよ‼ 女の子だけじゃ危ないよ‼」
「スタンさん、ありがとう」
「リッドも行ってあげなよ‼ わたしも行くよ‼」
「俺が行かないと、おまえは何するか溜まったもんじゃないからな」
アドリビトムのメンバーで非戦闘員の金髪碧眼に赤いドレスの少女のクレア・ベネットは故郷の村に日常品の運送を依頼してきたので、現在、アドリビトムはラタトクスの保護観察下に置かれているので、艦長のミラに許可を得た上で、アンジールの下に依頼のメールが送られて、姫奈太とあづみが行くともう出て、スタンが女だけで行くのは危ないと言って同行を申し出たのでファラも一緒に行くことになったのだが、ファラの幼馴染みの猟師のリッドはファラの監視のために同行することになったのであった。
「あづみ、行くよ」
「ええ‼」
「リッド‼ 早く‼」
「それじゃ行ってきます‼」
「どうしてこうなるんだ‼」
クレアから届け物の日常品一式を受け取った姫奈太はポーチ型のアイテムパックに詰め込んでテレプールに向かい、青と白のロングジャケットを羽織り、体型を隠すためにサラシ型の下着で胸の隆起を潰してぺったんこ状態にして、敢て、言い慣れていない、「ボク」で一人称を名乗ってる黒いTシャツに紺色のカーゴパンツに安全靴にアルテマウェポンから作られた透き通った青い刀身の日本刀を二振り左腰に差し、ビームライフルで遠距離も攻撃できる、神無月姉妹の双子の姉となっている、旧名、リゲルこと、あづみは姫奈太共にテレプールに飛び込んだのであった。
それに続くように何の躊躇もしないでスタンも飛びこんで行き、ファラもそれに続いたので、リッドも自棄でテレプールに飛び込んだのであった。
「あの、村がクレアとヴェイグの故郷の村?」
「そうだよ‼ サレがいないといいけど」
「サレ?」
「おまえら知らなかったな、国に使える騎士でありながら、無抵抗なことを良いことに強奪の限りを尽くしている奴なんだよ」
「うん、わたしとあづみで、ボコボコにしよう」
「姫奈太、みんな、引いてるわよ(*´ω`*)」
「見かけによらず、大胆だな」
問題なくクレアとヴェイグの故郷の村に近くに転送した姫奈太達は道なりに歩きながらスタン達に村の事を質問していたのであった。
以前、サレと言う騎士が村で悪行の限りを尽くしていたことを知った姫奈太は、笑顔なのだが、内面は姉の芽龍達と一緒でドSだったようで、サレをボコボコにすると言い出したのである。
しばらくスタン以外が凍り付いたのは言うまでもなかったのであった。
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合流成功
龍姫達は現在、アドリビトムのメンバー共にアンジェから依頼されたアドリビトムのメンバーの保護でクオイの森にアンジールが推薦することになっていた者達共に捜索をしていたのであった。
スキット:龍姫達の武術
クレス「龍姫達の剣は、まるで踊っているみたいだな」
コハク「うん、わたしでも見惚れるくらい美しい剣術だね」
龍姫「いつも通りにしているだけなんだけど」
シング「おまけに二刀流までできるんだし」
コハク「お兄ちゃんとは大違い‼」
「マルタ、ボクたちどうなるのかな?」
「男ならしゃっきとしなさい‼」
「エミル、大丈夫、まさか、バンエルティア号が襲われるとは」
紺色のチュープトップに黒いマフラーを巻いて後腰に剣を帯刀している金髪の翠眼でアホ毛がある少年と、白い花飾りをしているクリーム色の長髪を後ろで二つに分けている小柄な少女と黒い人の言葉をしゃべる犬と一緒にあの開けた場所で暖を取っていたのであった。
そこにちょうど、
「お~い、エミル‼ マルタ‼」
「クレス‼ それに、アンジェまで、良かったみんな、無事だったんだ~‼」
「うん、俺達、今、ラタトスクってとこで保護されたんだ」
「そうだったの、あれキミ、誰? わたし、マルタ・ルアルディ」
「ボクは、先ほど紹介に上がった、ラタトスクに所属している次元武偵、流星の絆の大将、鳴流神龍姫、よろしく」
「ボクは、エミル・キャスタニエって言うんだ、エミルでいいです」
捜索に来た龍姫達と合流することに成功したので、再会の喜びに浸った後に、お互い自己紹介をしたのであった。
「取り敢えず、これで此処でやることはないよね」
「エミル達も無事みたいだし」
「それじゃあ、テレパイプで帰還するよ‼」
「何‼?」
「これであのカッコイイ船に帰るんだ‼」
クオイの森でやれることはもうないので龍姫はアイテムパックから小さい円盤型の転送装置「テレパイプ」を取り出して、地面に置いた瞬間、起動して、緑色の輪っかが出現したのであった。
初めて見るテレパイプに腰を抜かしてしまったがアンジェ達も龍姫達に続いたのであった。
「ただいま、戻りました‼」
「ご苦労様です、しばらく各自で休息を取ってください。次元武偵に推薦された方々は直ちに艦長室に向かってください」
「それじゃあ、後でね」
「ほら、アンジェさんも」
「次元武偵って、なんだろう?」
「後で流星の絆の人に聞いたらいいじゃないのかな」
無事にエミル達を保護に成功した一行は転送ルームから出てロビーに向かっていたらアナウンスが流れて、アンジールに推薦された者達は急いで艦長室に向かったのであった。
保護されたばかりのエミル達は後で次元武偵のことを聞くことにしたのであった。
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新たな次元武偵
無事にアドリビトムのメンバーの、エミルとマルタを保護した龍姫達は、クレス達を艦長室に案内していたのであった。
保護されたエミル達はほかのアドリビトムのメンバーと合流を果たしていたのであった。
「よかった‼ みんなも、無事だったんだね」
「うん、ほかの人たちは、依頼を受けて出てたから」
「襲ってきた奴は、人間の怨念が具現化した存在らしいのよ‼ 多分、ろくな死に方してないわね‼」
「あれでも、犯罪組織の四天王らしいよ」
「どこがよ‼ あたし達の攻撃受けて、ボロボロだったじゃない‼」
エミルは仲間達と再会できたことを心から喜んでいたのであった。
ルーティがジャッジ・ザ・ハードが犯罪組織の幹部だったことを流星の絆に聞いていたらしく、ジャッジ・ザ・ハードが人間の怨念が具現化したものだとその場にいた仲間達に教えたのであった。
それを聞いたイリアはジャッジ・ザ・ハードが弱かったことを思い出したのであった。
「これで、歩けるよ」
「ありがとうございます」
「どういたしまして、それと、あの大剣、クリスには合ってないよ」
「ですよね、なかなか、自分に合った剣がなかったので、仕方なく」
「だったら、ボクと一緒に剣を選びに行こう‼ まだ、戦闘には参加できないんだから‼」
ちょうど医療機関でクリスのギプスが取れたのであった。
まだ、本格的な運動並びに戦闘は参加できないが、軽い運動なら問題ないと白衣姿の龍美に言われたのであった。
龍美はクリスの力量では大剣は難しいと刀剣を扱う者としてのアドバイスをしたのである。
クリスは申し訳なさそうにアドリビトムのメンバーに入る際にキュッポから買った物だと龍美に明かしたのであった。
それを聞いた龍美は後で合流することになっている龍姫共に天河家の実家の武器蔵にクリス達を連れて行くことにしたのであった。
クリスが使っていた大剣はしばらくラタトスクの倉庫で保管されるのであった。
一方その頃、
「クレス・アルベイン、シング・メテオライト、アンジェ・セレーナ、コハク・ハーツ、天河星也、以上の六名が、次元武偵と任命する。これからも精進するように、天界総括、天照大御神」
「今日から、おまえ達は、次元をまたにかける、次元武偵だ」
「ありがとうございます‼」
「アンジールさん‼」
「どうした? シング?」
フラクシナスの艦長室に呼ばれたクレス達は晴れて龍姫達と同じ次元武偵に成ったのであった。
呼ばれた六名は緊張していたようで、書状を読み上げられている間冷や汗を掻いていたのである。
そして各自解散となったが、シングは、アンジールに真剣な表情で歩み寄ったのである。
アンジールはシングの真剣な表情をするのでどういたのかと質問したところ、
「俺もその服着てみたいです‼」
「どてん‼」
「いいだろう、これはソルジャー1Stの制服だ、おまえの実力だと、3rdの制服が打倒だろ、と言っても、もうソルジャーはいないけどな」
「それじゃあ、あとでね‼」
「ウフフ、シングらしいね」
「実は、ボクもソルジャー1Stの黒い制服もらったんだった」
ソルジャーの制服を着てみたかったようでそれを聞いたメンバーはその場でこけたのであった。
アンジールは笑い飛ばした後、シングに3rdの紫系統のソルジャーの制服を贈呈したのである。
クレスは黒色の1Stの制服を貰ったのであった。
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ミドガルズオルム
新たな次元武偵が誕生していた頃、クレアに荷物の配達を依頼された姫奈太達はテレプールからクレアとヴェイグの故郷の村の近くに転送されたのであった。
その道中でサレと言う、血も涙もなく、以前、シングが住んでいた村でも暴虐の限りを尽くしてたと言うのであった。
スキット:姫奈太の戦闘術
スタン「それにしてもすごいよな、凛々の明星はわかるけど、流星の絆のほとんどは女の子なんだ、そして、みんな、剣が出来るなんて」
姫奈太「前は魔法だけで、剣術が出来るようになったのは・・・ほんの数カ月前なんです」
ファラ「そうなんだ‼ それでも、それだけできれば上出来だよ、龍姫にでも習ったの?」
姫奈太「初めは、ユーリさんに基本は教わって、後は龍音ちゃんの家の道場で」
リッド「?」
あづみ「姫奈太、この人達には、アスナでしょ」
姫奈太「そうだった」
「すいません、アドリビトムの者です」
「これはいつもすまないね」
「どういたしまして」
道中に出現する魔物はさほど強くなく姫奈太でも素手で倒せるほどで、無事に依頼された目的地の村に到着し、村長らしく老人にクレアからの荷物を渡したのでテレパイプで帰ろうとしたのだが、
「村長‼ 大変だ‼ 魔物が、ミドガルズオルムが村の側まで来てる‼」
「何じゃと(;゚Д゚)<‼ あの魔物が‼」
「姫奈太、聞くまでもなかったね」
「スタンさん、わたしの背中、預けました・・・」
「スタンだけじゃないよ、わたし達もいるんだからね‼」
村の若者が大声で叫びながら血相を変えてやってきたのであった。
なんと、村の側まで巨大な大蛇の魔物「ミドガルズオルム」が迫ってきたと言うのであった。
村長曰く、村を襲っては焼き野原にするほどの魔術も操るという大蛇だったのであった。
姫奈太はもう決めていた、以前の姫奈太なら決めることはできなかった、だが、今の姫奈太にはあづみと言う最高のパートナーがいる、そして、新たな仲間達も増えた姫奈太には恐れる者はなかったのである。
そして、アルテマウェポンが残した水色の刀身が光る二尺三寸の水色の拵えの愛刀「雪兎」の柄に手を掛けてスタンに背中を預けると言ったのであった。
それに便乗し、ファラ達も助太刀に入ったのであった。
「大変です、姫奈太達が、大蛇型の魔物と戦闘を開始しました‼」
「大丈夫だろ」
「アンジールさんは姫奈太を信頼しているんですね」
「その通りだ、出ないと、やってられないからな」
姫奈太達がミドガルズオルムと戦闘を開始したこと言う報告がフラクシナスにも入ってきたのであった。
アンジールは姫奈太を信用し、待機を命じて、ルカに稽古を就けていたのであった。
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近寄らないで‼
クレアの依頼で荷物の配達を依頼された姫奈太は志澄琥の次に信頼が置ける、あづみともに目的地に向かおうとしたら、心配だったのか、スタンが保護者に立候補し、ファラもリッド共に同行することになり、テレプールから目的の村の付近に転送したのであった。
道中で魔物を倒しながら、サレと言う極悪非道の騎士の話を聞いて、姫奈太は悪気はないのだが、笑顔でボコボコにすると宣言してしまったので、スタン以外が苦笑いをしていたのであった。
無事に目的の村に到着し、荷物を渡して、帰還しようと村の外に出ようとしたら、村人が大声で血相を変えて慌てて走ってきたのである。
どうやら、ミドガルズオルムと言う大蛇が村の近くまで来ていると言うのであった。
それを聞いた姫奈太は緊急依頼にして、現場に向かったのであった。
それに続くようにスタン達も現場に急行したのである。
「しゃ~‼」
「デカい蛇だな‼」
「イケる‼ イケる‼ みんなで力を合わせれば、大丈夫だよ‼」
「そうだな、さっさと片付けて、こいつを食おうぜ‼」
「毒抜きはちゃんとしろ‼」
ミドガルズオルムが巨体をくねくねと捻りながら村に向かって移動していたのである。
このままでは村が廃墟になってしまうので、姫奈太は抜刀し、正眼に構えたのであった。
あづみも右に日本刀、左にビームライフルと言う二刀流で戦闘態勢に入ったのであった。
スタン達も身構えたのであった。
「虎牙破斬‼」
「光よ・・・フォトン‼」
「魔神剣‼」
「掌底破‼」
「しゃ~‼」
ミドガルズオルムの尻尾の攻撃に注意しながらミドガルズオルムに見事な連携で攻撃を繰り出し、ミドガルズオルムを翻弄したのであった。
セフィロスとの一戦から一ヶ月はいつのように武術の稽古に励んでいたのであった。
「飛ばして行きます‼」
「姫奈太‼」
「俺達も行くぞ‼」
姫奈太はオーバーリミッツLv3を発動し、ミドガルズオルムに攻撃を仕掛けたのであった。
スタンは火属性の攻撃魔術で援護し、回復はあづみが受け持って、ファラが得意の格闘術で、リッドは狩りで修得した剣技で姫奈太の援護に入ったのであった。
ミドガルズオルムは時折、首を上げている時に広範囲の火属性の攻撃「ベータ」を繰り出してくるのだが、姫奈太とあづみにはミネルヴァこと輝龍華からの加護を施されている外套(ミネルバコート)を装備しているので属性攻撃は吸収または半減できるので、スタン達には被害はなかったのである。
「穿衝破‼ 秋沙雨‼ 斬影裂昂刺‼ 腹括って・・・天狼滅牙‼」
「スゴイ、バーストアーツまで修得しているのか‼」
姫奈太は体術を織り交ぜながらミドガルズオルムに攻撃を叩き込んで行ったのであった。
そして、
「来ないで‼ 絞牙鳴衝斬‼」
「それじゃ、食おうぜ‼」
「ちゃんと毒は抜け‼」
「あづみ、無理にしないで、いつものしゃべり方で話しなよ」
刀を地面に突き刺して魔法陣を展開し、そのままミドガルズオルムを光の壁で攻撃する秘奥義で止めを刺して、リッドが手慣れて様子でミドガルズオルムを解体し始めたのであった。
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雪走
ミドガルズオルムに遭遇すると言うハプニングに見舞われたが姫奈太はクレアから依頼された荷物を無事に目的の村に届けられたので、テレパイプでフラクシナスに帰還したのであった。
「姫奈太、あづみ、今日はゆっくり休んだ方がいいだろう」
「はい、そうします」
「スタン・エルロン、ファラ・エルスデット、リッド・ハーシェル、この3名を次元武手の資格を授与する」
「これで仕事の幅も広がるね‼」
「おまえ達は、ギルドの形態のままで行動してくれ」
「失礼しました」
報告のため、姫奈太達はフラクシナスの艦長室に呼び出されて、ミドガルズオルムに遭遇したことを含めた経緯を説明したのであった。
シノンは姫奈太とあづみに休むように言い、姫奈太とあづみは艦長室を後にしたのであった。
そして、一緒に同行していたスタン達が次元武偵としての資格を手に入れたのである。
その証として、スタンは炎の模様が描かれた赤いアイテムパックを、リッドは茶色のアイテムパックを、ファラは緑色のアイテムパックを渡されたのであった。
アンジールからいつもの通りにギルドとして行動するように言われたスタン達は艦長室を後にしたのであった。
「サレはいなかったのね」
「うん、けど、油断は出来ないよ」
「あの野郎、平気で村の食糧とか強奪するからな」
「もう‼ 取り敢えず、村に荷物を届けられたんだから、気を取り直して‼」
艦長室から出て来たスタン達はクレアがいる生活区域のロビーでサレのことを話していたのであった。
何事にも前向きなクレアはスタン達を元気付けたのであった。
一方その頃、
「文さん‼」
「用意できてますよ、蔵に案内します、どうぞこちらへ」
「あれ、なんにも言ってないのに?」
「文さんは気が利くから」
「クリスに見合う日本刀があればいいんだけど」
クリスの新たな得物を探しに天河家のある野井原に転送していた龍姫達は従妹の関係である天河家の蔵にやってきたのであった。
現在天河家の当主は鳴流神兄妹の曽祖父に好意を持った女性達の子供の孫で剣心の実の兄の天河神夜には話が通っているので、文に案内されるがまま、蔵に入って行ったのであった。
「どうぞ、好きな剣をお選びになってください」
「これが、日本刀なんだ・・・ん? この刀は?」
「それは、雪走と言う、作者が不明な刀ですね」
「ボク、これがいいです」
「気にいったんだね‼」
蔵に入ったクリスは部屋中に飾らている日本刀の真剣に見惚れていたのであった。
龍姫達がクリスに合いそうな日本刀を探していたら、クリスは一振りの雪の結晶のような鍔が付いた真っ白な二尺三寸の日本刀を選んだのであった。
文がクリスが手に取った刀の名前「雪走」と言うことを明かして、クリスは気にいったようで、龍姫から教わった粒子化を行ない蔵の外に出たのであった。
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チャットの動物嫌い
クリスの新たなる得物の剣は、雪の結晶のような鍔が付いた真っ白の一振りの日本刀「雪走」を天河家の武器蔵で見つけたクリスは導かれるように手に取って、鞘から抜き刀身を見て、余程気にいったようで、文から持って行っても構わないと言われたので、龍姫に頼んで粒子化のやり方を教わり、粒子化で装備したのである。
そして、フラクシナスに帰還したのであった。
一方その頃、
「はぁ~ごめんなさい、おじいさま」
「チャット、整備班の邪魔だよ‼」
「ですが、他人にバンエルティア号を任せるには」
バンエルティア号の所有者のチャットはラタトスクの整備班に修理を任せられないと見学に毎日来ているのである。
そこにチャットを注意しにファラがやってきたのである。
それでも頑としてバンエルティア号のことが気になるようでチャットは動こうとしなかったのである。
そこに、
「ワン‼」
「キュ~ん‼」
「よう‼ 新入り‼」
「あれ? ラピードがいる? こっちは、可愛いドラゴンだよ‼」
勇龍達の式神のラピードの龍ラピと、咲耶のユニゾンデバイスの水色の小さな龍のピナと真龍婭の相棒、ムゲンがフラクシナスに来ていたのである。
ファラはいつも通りに接していたのだが、
「ぎゃあっぁあ(;゚Д゚)~‼」
「どうした? 何があった‼」
「もう、チャット、すいません、チャット、動物が苦手で」
「と言うよりかは、哺乳類が特に苦手に見えるが」
「こっち来るなぁぁ‼」
チャットは泣き叫びながら腰を抜かして壁に背を向けて怯え出したのである。
チャットの叫び声にアンジールが駆けつけて何があったかとファラに質問したところ、チャットが動物が苦手なことを明かしたのである。
チャットが怯えている様子を観察したアンジールは毛がふさふさな哺乳類が特に苦手なことに気が付いたのである。
しばらく、チャットは泣き叫んでいたのであった。
「ただいま戻りました‼」
「お帰りなさい、それがクリスの新しい剣なの?」
「龍姫達と同じ剣だよね」
「日本刀だよ、雪走って言うんだって」
一方その頃、地球の野井原から戻ってきた龍姫達は、グラスバレーとイアに出迎えられて、クリスの新たな得物に目がいっていたのであった。
「そうだ、ボクの使っていた剣、あげるよ‼」
「ありがとう、龍華達が大剣使いだから」
「あの大剣、分裂するなんて、すごいよね」
クリスが使っていた大剣は龍華達が使うことになり、星龍が責任を持って龍華達に渡すのであった。
カノンノ四天王は龍華達の合体神機がどう言った仕組みになっているのか気になっていたのであった。
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ヒスイ
チャットの動物嫌いが発覚して動物が好きなアンジールは仕方なくチャットをファラに任せて希望者の訓練に付き合いことにしたのであった。
クリスが使っていた雪の結晶のような両刃大剣「スノーサクリファイス」は龍華達が譲り受けたのである。
「臥竜が使えばいい」
「そうするよ、合体‼」
クリスが使っていた大剣は臥龍が合体神機の軸剣にして合体したのである。
もちろん八振り共に龍の模様が彫られているのである。
一方その頃、
「それにしても、コハク、ヒスイ迎えに行かなくてもいいのか?」
「あ、忘れてた‼ 龍姫達に、お兄ちゃんの捜索してもらわないと」
「それじゃあ、龍姫の所へ行こう‼」
次元武偵の資格を得たシングとコハクはシングのソルジャー3NDの制服を見て感想を述べていたら、シングがコハクに兄のヒスイを探しに行かなくてもいいのかと訊ねたら、コハクは忘れていたようで急いで兄のヒスイの居場所を見つけるため、龍姫の所に向かったのであった。
現在龍姫はと言うと、
「(^^♪~♪」
「龍姫お姉ちゃん、コハク達が頼みたいことがあるようですよ」
「わかった、服来てから、行くって、伝えて置いて」
「そう、伝えておきますので」
クオイの森に捜索した後、自宅に戻ってシャワーで汗を流していたのであった。
如何にもレイヴンが覗く満々なシュチュレーションなのだが一切そんなことはなく、汗を流し終わったので脱衣所で光龍が龍姫の着替えを持ってきてくれたのであった。
光龍のインテリジェントデバイスにラタトスクを通じてコハクから依頼したいことがると入ってきたので、龍姫は服を着てからフラクシナスに行くと伝えるように光龍に指示を出したのであった。
「え~と?」
「光龍ですよ、見分けを付けるためにわたし達は色違いのリボンで髪を結っているので、わたしの場合は黄色です。龍姫お姉ちゃんは数分後にはここに来ると言うことです」
「シング、コハク、ごめん、待った?」
「そんなには待ってないよ、実は、わたしのお兄ちゃんのヒスイ・ハーツを探して欲しんだけど?」
「わかった、その依頼受けてあげるよ」
「ありがとう‼」
シンク達は真龍婭達の見分けが付かなかったので目が点になってしまったので光龍が自分は黄色のリボンで髪を結っていると答えたのであった。
光龍は数分後には龍姫がロビーに到着すると告げたのであった。
その後数分後に、パーカジャージで体型を隠して長ズボンを履いた龍姫が姿を現したので早速本題に入ったのである。
龍姫はコハクの兄のヒスイを探す依頼を受けたのであった。
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シーブル村の
コハクから実の兄、ヒスイ・ハーツの捜索を依頼された龍姫はコハクに兄、ヒスイ・ハーツのことを詳しく聞いた後、コハクに同行してもらうことになり、美龍飛と龍華共にヒスイ・ハーツを探しにテレプールからテルカ・リュミレースの裏側のに位置するシングが育ったシーブル村の森に向かったのであった。
「この村の奥からお兄ちゃんのいる森に行けるけど、準備は大丈夫?」
「一応、お店でアップルグミは買っておこうかな?」
「シングはどうしたんだい?」
「お~い‼」
「シング、その服、何処で買ったんだ?」
シーブル村に到着した龍姫達はコハクにアイテムなどの確認は大丈夫かと聞かれたので、ふとアップルグミが少なかったことを思いだして、幸いにもガルドも持っているので村の道具屋でアップルグミを購入して、いざ森に入ろうとしたところで、村の若い男性にシングのことを聞かれた所に遅れてソルジャーの制服を来たシングが合流したのであった。
もちろん龍姫達は露出がないロングコートを羽織り、下には黒いTシャツにサラシ型の下着で胸を潰してぺったんこ状態の黒い長ズボンを履いた男装状態である。
村の人は物珍しそうに龍姫達を見ていたのは言うまでなかった。
そして、シーブル村の森に入って行ったのであった。
「コハクさんは、援護をお願いします‼ いらっしゃいませ‼」
「コハクは俺が守るから‼」
「大丈夫、何のために龍姫までついて来てくれているのかわからないの‼」
「取り敢えず、奥に行こうか」
シーブルの森は一本道で迷うことはなく強いて言えば分かれ道が一か所だけあるだけなので、ヒスイ・ハーツのソーマが反応があった地点に差し掛かろうとした瞬間、
「魔神剣‼」
「ぎゃぁぁぁ‼」
「お兄ちゃん‼」
「コハク‼ 逃げろ‼ こいつらの相手は俺がする‼」
「ヒスイ、大丈夫だ、俺達、龍姫達に保護されて、助けてもらったんだ‼」
茂見に人の気配がしたので龍姫はそのまま斬撃を放ったら、長身のスキーウェアーらしき服装にゴーグルを着けている男性がコハクの前に飛び出してきて、得物であるソーマを龍姫に向けたのであった。
そう、何を隠そう、コハクの実の兄、ヒスイ・ハーツご本人だったのである。
もちろん無殺傷で放っているので死ぬことはないのであった。
シングがヒスイを説得し始め、しばらくして、
「済まなかった‼ 俺の名はヒスイ、妹が世話になったらしいな」
「改めて、ボクはラタトスクに所属している流星の絆の大将、次元武偵、鳴流神龍姫です」
「妹の美龍飛です」
「同じくラタトスク、獅子神龍華です」
「コハクが世話になってるなら、俺も世話になるわ‼ よろしくな‼」
ヒスイは落ち着きを取り戻して、ソーマを納めて、龍姫に謝罪した後に自己紹介したのである。
龍姫達も自己紹介をし、ヒスイをフラクシナスに連れて行くために一旦村に戻ったんである。
「おばちゃん、行ってくる‼」
「気を付けていくんだよ‼ あの子の事頼んだよ‼」
「はい、転送‼」
「シング、いいところに保護されてよかったな」
シーブル村の人達に挨拶を交わし、テレパイプでフラクシナスに帰還したのであった。
「」
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ヒスイのフラクシナス
コハクから実の兄、ヒスイ・ハーツの捜索を依頼された龍姫達はシングとコハクが武器として使っている「ソーマ」と言う物の反応からヒスイ・ハーツのソーマの反応を割り出したら、どう言うわけか、シングが育ったシーブル村の森に反応が出たので、龍姫は真龍婭達に留守番を頼んで、美龍飛と龍華を連れてコハクと、遅れてシングが合流したので、森にヒスイ・ハーツの捜索に向かったのであった。
しばらく森の道を歩いていたら、茂みから殺気を感じた龍姫は無殺傷にした愛刀「絆龍」を抜刀し斬撃を放ったら、黒い髪にスキーのゴーグルに、スキーウェアーを着た如何にも場違いな格好の男性が飛び出してきたのであった。
その人こそコハクの実の兄のヒスイ・ハーツだったのであった。
流石に無殺傷とはいえ斬撃を放ったことは不味かったので龍姫は謝罪しようとしたら、ヒスイは両手首に装備しているダブルボウガンを向けてきたので、コハクが突っ込みを入れる代わりにヒスイにローキックをお見舞いして、ヒスイを黙らせて、龍姫は謝罪し、フラクシナスに帰還したのであった。
スキット:龍華の武器
ヒスイ「なんだってんだ‼ あんな剣振りましてるから、軽いと」
コハク「重かったんでしょ、あれは龍華達かアンジールさんにしか使えない、合体神機って言う武器なんだよ。鎌とかハンマーとか色々あるらしんだけど」
龍華「これは過去にケジメを付けた証ですから」
シング「そうなんだ~大事にしなきゃ」
龍華「はい‼」
「どうなってんだ‼」
「あら、ヒスイ君‼ しばらくは慣れないと思うけど我慢してね」
「おう、帰ったぜ‼ アンジェ、そういや、シングの奴、変な服着てたぞ‼」
「あれは、アンジールさんがソルジャー時代に来ていた制服なのよ、シング君は3NDだそうよ」
「ヒスイ、俺達、次元武偵の資格を取ったんだ‼ もちろんコハクも」
初めての異世界にヒスイは驚きを隠せなかったようでフラクシナスのモニターを眺めていたら、アンジェがやって来てしばらくお世話になることを告げたのであった。
ヒスイはふとシングがソルジャー3NDの青紫色の服を着ていたことを思いだしてアンジェに尋ねたら、ちょうどそこにソルジャーの制服を来たシングとコハクがやって来て、アンジェ共に次元武偵の資格が取れたことをヒスイに告げたのであった。
それを聞いて黙っているヒスイではなく、
「なんだと‼ 俺も次元武偵になってコハクを守ってやるからな‼」
「あれがおまえの兄か?」
「はい、わたしの兄のヒスイです」
自分も次元武偵になると言いだしてどこかへ行ってしまったのを見ていたアンジールとコハクは呆れていたのであった。
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就寝
ヒスイが自分も次元武偵になると言ってフラクシナスを叫びながら走ってどこかへ行ってしまったのであった。
その様子を見て呆れ果てていた、フラクシナス戦闘術指南役のアンジールと、ヒスイの実妹のコハクだったのであった。
「もうそろそろ、ボクはこれで」
「そうか、学校に遅れるなよ‼」
「ん? アンジールさん、さっき、学校って」
「おまえ達は学校に行ってないのか、龍姫達は来禅高校に所属している、高校生だ」
コハク&シング「と言うことは、龍姫達は学生だったの(゚Д゚)ノ<なんだと~‼」
龍姫達は明日は月曜日なので先に自宅に帰ることにしてアンジールに挨拶を交わして各自自宅に帰ったのであった。
それを見ていたコハクとシングはアンジールに質問したところ、アンジールは龍姫達が都立来禅高校に所属している高校生と言うことを明かしてのであった。
それを聞いたシングとコハクはその場で驚いてしまったのであった。
「驚きすぎだ‼ おまえ達と歳は変わらんぞ」
「そう言えば、自己紹介の時に歳が近かったんだった」
「おまえ達も今日はゆっくり休め、次元武偵になったとはいえ、大変なのはこれからだ‼」
「はい‼」
アンジールは二人のリアクションに冷静に突っ込みを入れて落ち着かせて敢て龍姫達が女であることは伏せて話したのであった。
二人は自己紹介の時に歳が近かったことを思いだして、アンジールは二人に今日は休めと指示を出して、二人は宿泊部屋に戻ったのであった。
「コハク、龍姫達が通っている学校てどんなとこかな?」
「エステルも通ってるしね、明日にでもフラクシナスの人に聞いて見たら」
「シング‼ てめぇは外で寝ろ‼」
「お兄ちゃん、うるさい‼」
「ぎゃぁぁあ‼」
宿泊部屋に戻ったシングとコハクは同室だったようで、一応部屋は二部屋だったので壁越しでベッドで寝ながら龍姫達が通っている学校が気になったようで、コハクは明日にでもフラクシナスの人に聞いたらどうかと言って、就寝しようとしたら、ヒスイが怒りながら入ってきて、シングを追いだそうとしていたので、隣の部屋で就寝しようとしていたコハクに蹴り飛ばされて、事なきを得たのであった。
もちろん、ヒスイが龍姫が女であることは知る由もなかった。
「チェスター、大丈夫かな?」
「大丈夫ですよ。龍美さん達がアドリビトムのメンバーの捜索に協力してくれてますし」
「うん、チェスターなら大丈夫だね、あ~ぁ、今日は休むとしよう」
「そうですね、昨日から大変でしたから」
クレスは、宿泊部屋の窓から外に広がる景色を見ながら幼馴染みの弓使いのチェスター・バークライトの無事を案じていたのであった。
そこに龍美にゲイムギョウ界について話を聞いていたミントが部屋に入って来て、チェスターは大丈夫だろうとクレスを励まして、就寝したのであった。
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学校とは
アドリビトムのメンバーはラタトスクでの生活にも慣れて行ったようでアンジールは大剣使いのルカと同じく青味かかった銀髪の寡黙な大剣使いヴェイグ・リュングベルや実家が道場を経営しており、自身も将来は自身のギルドを建てると言う目標を掲げているクレス・アルベインにソルジャー時代に培った剣術で稽古を付けていたのであった。
「今日の朝の訓練はここまで‼ 各自、ギルドの依頼をこなせ‼ 解散‼」
「ありがとうございました~」
「ルカ、しっかりするんだ」
「ボク、本当は医者になりたいだけなのに~(;_;)/~~~」
朝の訓練も終わったようで星也は龍美からもらった無銘刀を用いて素振りを行って各自解散となったが、ルカは訓練が余程効いたのらしくその場で泣きそうになってしまいアンジールは訳を尋ねたら医者になりたいだけなのにと言うことを打ち明けたのであった。
その後星也はと言うと龍美に案内された超神次元ゲイムギョウ界の次元統合した際に余ってしまった教会の部屋で服を脱いで教会のシャワーで汗を流していたのであった。
「キュっ‼ さっぱりした、これを着たら良いんだよね」
「星也、向かいに来たよ‼」
「はい、今行きます‼」
星也は龍美がくれたお古の黒いパーカと紺色の長ズボンを履いてフラクシナスに向かう準備をすることにしたのであった。
着替えが終わったので出ようとしたらちょうど龍美が迎えにきたのであった。
瑠美奈と龍月も一緒にフラクシナスに向かったのであった。
スキット:龍姫達が通っている学校
シング「龍美、龍姫達は学生なんだよな?」
龍美「そうだけど、学校に行きたいの?」
コハク「実は地球の学校てどんなところか気になって」
龍月「そうだよね、二人は星龍と同窓生だもんね」
大龍「なんや、学校に行きたいんかいな、二人どうしてもって言うんやったら」
アンジェ「ダメよと言いたいけど、さっきラタトスクとの協定を結ぶことしたわ、希望するなら学校に行ってもいいわよ、但し、ちゃんと行くのよ」
シング&コハク「はい‼」
ヒスイ「コハク‼」
イリア「うるさい‼」
「そうだ、龍姫達が通っている学校の下見に行ってくる‼」
「行ってらっしゃい」
「コハク、俺も行くぞ‼」
シングとコハクは龍姫達が通っている学校を見てみたいと言うので地球に行くことを許可したフラクシナス艦長のミラは気を付けていくように言い、地球に転送したのであった。
もちろんコハクのことが心配でしょうがないヒスイ二人の後を追ったのである。
ところ変わって鳴流神家では
「龍姫、新しい仲間とはうまくやってるみたいだね」
「フェイトさん、いや、フェイトお姉ちゃん、行ってきます」
「まだ、婚姻届け出してないし、式も一週間先なんだけど」
「もう、フェイトお母さんたら、ボクも行ってくるね‼」
「いってらっしゃい」
時空管理局を退職しまだ正式には席を入れていないが一週間後に正式に席を入れることにしたまだ怪我が治ったと言え療養中の身で顔をサングラスで隠しており、龍姫に自分が身に着けていたリボンを託した龍美達の憧れた女性、フェイト・テスタロッサは美龍飛達作の電動車椅子に乗った状態で龍姫達を見送ったのであった。
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学校での
龍姫達は現在所属している都立来禅高校に向かっていた所であった。
いつも通りに幼馴染みの士道達と合流しながら登校しているのである。
「アドリビトムの人達、龍姫ちゃんが女の子だって言ったらどうなるかな?」
「何人かは僻むか、腰抜かすか、落ち込むかのどれかだろう?」
「アドリビトムのメンバーが揃ってないからね、今日もお姉ちゃん達、捜索に向かっているよ」
「天界でもジャッジが復活した原因は、怨念が具現化したことらしいよ、アドリビトムのメンバーは戦争とかの犠牲者って言ってたし」
「その時に亡くなった人の思念で復活したんだし、マジック・ザ・ハードも復活してるよね」
龍姫はホームルームが始まるまでの時間で士道達とこの前のジャッジ・ザ・ハードの事を話していたのである。
復活した要因はどうやら戦場で志半ばでこの世を去った怨念が具現化したものだとセルシウスは述べていたのであった。
もちろんオーディンもその事実に驚きを隠せないでいたのである。
この事を踏まえて龍姫はある過程を立てていたようで、いつどこでマジック・ザ・ハードも復活しているのであれば、戦闘は回避できないのは目に見えていたのであった。
そしてホームルームが始まったのであった。
一方その頃、
「星也、学校に興味ない?」
「どうして?」
「あ、クリス達は地球で言う、中学三年か、高校一年生ですね」
「うん、実は龍美さんから妹達が通っている学校に通ってみないかって、戸籍まで用意してくれたんだけど」
「決めるのは星也さん自身です」
フラクシナスでも龍姫達が学生で次元武偵で武術で魔物などと戦えることに興味を持ったカノンノ四天王は星也に一緒に学校に通わないかと訊ねていたのであった。
二つに別れた尻尾で浮いている男言葉で話す猫の耳が生えている小さな体でアドリビトムのメンバーのお世話をしている、ユキノは両親を失くしたクリスをここまで育て上げたよき理解者の一人で、龍姫から教わった料理のレシピも含めた料理はアンジールの下を唸らせるほどの腕を持っているのである。
閑話休題
ユキノは決めるのは星也自身だと諭したのであった。
そして星也はしばらく考えて、出た答えは、
「うん、ボクも一緒に学校に通うよ、いいですよね、アンジェさん」
「いいわよ、但し、ちゃんと、勉学に励むこと」
「少しなら、俺も勉強は教えてやれる」
「ありがとうございました‼」
「取り敢えず、学校に通うってことは、学校の制服がいるんだよね?」
断る理由ないのは明らかなのだ、もちろん星也は笑顔でカノンノ四天王に一緒に学校に行くことを承諾したのであった。
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ゲイムギョウ界での初めての依頼
星也が自分の意志で龍姫達の通っている学校に通うことを決めたので、カノンノ四天王と星也はすぐに来禅高校の制服を用意してもらうために龍美達に相談したのであった。
「なんだ、いいよ、そんなのことはお安い御用‼」
「転入手続きには最低でも二日かかるから、それでまではアドリビトムのお仕事頑張ってね‼」
「頼んでみて正解だったね」
「よかったですね、クリス」
「うん‼」
流石、鳴流神兄妹の長女なだけはあるようで頼んですぐにカノンノ四天王と星也の都立来禅高校の制服を用意すると言って通信を切ったのであった。
カノンノ四天王は龍美の仕事の速さに驚いていたのであった。
手続きにかかる二日間はアドリビトムに寄せられた依頼を片付けることにしたのであった。
「ゲイムギョウ界のエンシェントドラゴンを一体討伐の依頼が来てるわ」
「ゲイムギョウ界ってミントとフィリアが行ったあの世界だっけ」
「それと凛々の明星もその世界に行っている世界らしいんだけど、もちろん龍美達の誰かが同行してくれる手筈になってるわ‼」
「だったら、ボクと星也が行きます‼」
「それじゃ、お願いね」
アンジェはアドリビトムに寄せられている依頼に超神次元ゲイムギョウ界に赴いてエンシェントドラゴン一体討伐依頼が寄せられており、その依頼を星也とクリスが現地で龍美達の誰かと一緒に討伐する依頼を受理して、
「行ってきます‼」
「気を付けていって来い‼」
「はい‼」
「ゲイムギョウ界か」
「いずれ行かないといけないからな」
エンシェントドラゴンの討伐依頼を受けた星也とクリスはフラクシナスの転送装置「テレプール」から超神次元ゲイムギョウ界に向かったのであった。
アンジェとイアとグラスバレーは見送って、アンジールは気を付けていくようにと言い、転送ルームを後にしたのであった。
「星也達がエンシェントドラゴン討伐に一緒に行くことになったのか」
「はい、ルドガーさん」
「それじゃあ、行こう‼」
「はい‼」
次元武偵の資格を得てからの初めての依頼で同行してくれることになったのはプラネテューヌ次元エージェントで骸殻と言う鎧のような物を身に纏って戦え、得物は「双剣」「二丁拳銃」「ハンマー」と言う戦闘方法を編み出したルドガー・ウィル・クルスニクが同行することになったのであった。
星也とクリスは頼もしい同行者と共にエンシェントドラゴンがいるあの洞窟に向かったのであった。
その洞窟は初めて龍姫が真龍婭が守護女神の影響で元の人格を失っていたころに初めて出会った場所でもあるのだから。
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エンシェントドラゴンとの対面
星也とクリスはラタトスクに保護されて星也が次元武偵に成ってからの初めての巨大魔物討伐依頼に張り切っていたのである。
龍美はルドガーを同行者に選択し、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌとラステイションのちょうど間にある洞窟の最深部に潜んでいるエンシェントドラゴンを討伐する依頼を受けていたのであった。
怪我から復帰したクリスはルドガーと星也の援護に回っていたのである。
スキット:大丈夫か?
ルドガー「クリス、怪我が完治したとはいえ、無理はするなよ」
クリス「はい、それにしても、あの程度の怪我がたった二~三日で完治するなんて」
ルドガー「確かにな、ラタトスクの医療技術はすごいからな、それよりこの依頼を終わらすぞ」
クリス「はい‼」
「魔神剣‼」
「星也、初めて一緒に戦うけど、戦い慣れてるよね、虎牙破斬‼」
「それで程でもないけど」
洞窟内を道なりに進みながら襲ってくる魔物を倒しながら進んでいたのである。
クリスは新たに手に入れた愛刀「雪走」を龍姫が見せてくれた剣裁きを思いだしながら魔物を斬り捨てながら星也の方を見ると星也は記憶がないと言っておきながらこの前の依頼でクオイの森に行った際に戦っただけなのだが、斬り捨てて行ったのである。
そして、魔物は大人しくなったのか、襲ってこなくなり、先を急ぐことにしたのである。
それほど道に迷うはずもない一本道なので最深部に到着した星也達は、
「装備の確認は済んだようだな」
「はい‼」
「大丈夫です・・・」
「それじゃあ、行くぞ‼」
「ぐぉぉお‼」
エンシェントドラゴンが待つ、龍姫が初めてシェアの副作用で昔の自分を見失った真龍婭と勇龍と初めて会ったあの開けた場所に到着して、ルドガーは自分の装備を確認した後、星也とクリスの装備を確認するように指示を出して二人は大丈夫と答えたので、エンシェントドラゴンとご対面することにしたのであった。
「これがエンシェントドラゴン」
「ドラゴンと言っても、弱いからな」
「けど、油断は禁物だよ‼」
「ああ、星也の言う通りだな‼」
「ぐぉぉ‼」
エンシェントドラゴンとご対面を果たした星也達は攻撃を繰り出しながらエンシェントドラゴンを分析していたのである。
初めての異世界でのアドリビトムの仕事に星也達は生き生きとした様子で、
「アクアエッジ‼」
「サッと吹いて、サッと斬って‼ ウィンドカッター‼」
「星也、魔術が使えるのか‼」
「うん、なぜ使えるのかわからない、だけど、みんなのために戦う‼」
クリスはエンシェントドラゴンが火属性に耐性が有ることを見抜き、自分が修得している水属性の魔術を詠唱し発動させ、魔術が使えないルドガーは二丁拳銃に切り替えて、星也はいきなりレイヴンの詠唱を真似て魔術を発動し、それが決定打になりエンシェントドラゴンが断末魔ともに光になって消えて逝ったのであった。
そして星也達は討伐完了したので洞窟を出てフラクシナスに帰還したのであった。
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星也のルームメイト
無事に超神次元ゲイムギョウ界の洞窟でエンシェントドラゴンを討伐に成功した星也とクリスはルドガーと別れて新たな拠点にしているラタトスクの戦艦「フラクシナス」に帰還したのであった。
「二人とも初めての異世界でのお仕事はどうだった? はい、これが今回の報酬よ‼」
「はい、ありがとうございます、新鮮な気持ちになりました」
「龍美達はいつも異世界を飛び回ってるんだね」
「そして、龍美達は国のお偉いさんか」
「はい、リオンさんがおしゃった通りです」
「ってことは、龍美達と仲良くなった方が良いってことね(¥_¥)」
「ルーティ、目がお金になってるぞ‼」
「スタン、許してやれ」
アドリビトムのリーダーで次元武偵に成ったアンジェは帰還した星也とクリスに初めての異世界での依頼の感想を聞いていたのであった。
二人とも問題なくエンシェントドラゴンを討伐することが出来て尚且つ、初めての異世界の体験で新たな発見をしてたのである。
クリスは龍美達がこうのようにしていたことに驚きを隠せないでおり、リオンがフィリアから聞いた龍美達が超神次元ゲイムギョウ界で地位が高い存在であることを言い、フィリアが頷いたところでルーティが両目がお金のマークになってしまいスタンが突っ込み、ルーティの相棒で褐色赤い髪の女性の戦士、マリーはスタンにこのままにしてやってくれと諭したのである。
「そう言えば、星也ってさっきのゲイムギョウ界の教会の部屋で一人何だよね?」
「うん、フラクシナスでも良かったんだけど、龍美さんから使ってない教会があるからって、その教会、綺麗に整備されたから」
「クリスと一緒でいいじゃない‼」
「イケません‼」
「フィリアは聖職者だったな」
クリスは星也が超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会本部から離れていない教会に一人で生活していることを思いだして、星也は龍美にフラクシナスの部屋を使わせてほしいと頼んだら、龍美はふと思いだして、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌは三つのプラネテューヌが統合されているので綺麗に整備されているが使う機会がないかった小さな教会があることを思いだして星也にそこを使うように言って、星也はその教会で生活を送ることにしたのである。
ルーティはクリス同室でいいだろうと言ったら、神官であるフィリアが物凄い剣幕で怒鳴ったのである。
「ボクは別に構わないよ」
「え、いいの‼」
「うん、よろしくね、クリス」
「けど、ちゃんとギルドのお仕事はしてね」
「クリス、龍美達に迷惑はかけるなよ」
「はい‼ それじゃあ、行ってきます‼」
星也は記憶がないのでことの重大さ理解しておらずクリスに同室でも構わないと答えたのでクリスは自分の荷物を持って、超神次元ゲイムギョウ界の星也が寝泊まりしている教会に向かったのであった。
ベルセリアはまだかな?
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学校とは
星也のルームメイトがクリスに決まり、クリスはフラクシナスに預けていた自分の荷物を運んでも貰い、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのこじんまりとした教会に向かっていたのであった。
一方その頃、龍姫達が通っている都立来禅高校に見学しに言っているシングとコハクはヒスイに尾行されているがお構いなしにシングはいつもの赤いライダースーツを着て、コハクはいつもの白いチャイナ服の様な服に身を包み、艦長のミラからもらった地図を頼りに都立来禅高校前に到着したのであった。
「ここが龍姫達の通っている学校か‼」
「ここにシングと一緒に通うんだ‼」
「今は授業中みたいだし、時間を置いて、来よう‼」
「そうだね、お兄ちゃん、いるのわかってるから一旦戻るよ」
「俺は認めねえからな‼」
「お巡りさんが来るからやめなよ‼」
シングとコハクは都立来禅高校の校舎内を見て授業中であることを察して、一旦戻って時間を置いてくることにして尾行していた隠れている電柱前でヒスイを拾って、仲間の所に戻ったのであった。
「ただいま」
「どうだった?」
「はい、男女一緒で、学年でクラスが分けられているようで、クラスで違う授業を受けていましたよ、先生もいっぱい」
「そうなのか、いい経験になるだろうな」
都立来禅高校に見学しに行ったシングとコハクがヒスイを拾ってフラクシナスに戻ってきたのでアドリビトムのリーダーのアンジェが出迎えて二人に感想を尋ねたら二人はいい経験だったと答えたのであった。
その場にいたアドリビトムのメンバーは頷いたのである。
ところ変わって、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌに来ていたリオンはと言うと、
「龍音様のコスプレしてる‼」
「ホントだ‼ けど、龍音様より、小さい‼」
「龍音ちゃんの方が大きいよ」
「シャル、どうすればいい?」
「坊ちゃん、落ち着いて‼」
街の人に龍音のことアスナの龍女神状態のあの客員女神姿の服装にそっくりなので子供からお年寄りにコスプレをしていることになっていたのであった。
リオン本人は我慢しているが内心が崩壊寸前でソーディアンのシャルティエにどうすればいいのかと聞いていたのである。
シャルティエは流石に街中で抜刀は不味いと言って宥めていたのである。
「ごめんね、マグナス、行くぞ‼」
「おい‼ ボクをどこに連れて行く気だ‼」
「またね、小さな龍音様‼」
「マグナス、我慢だ‼」
ちょうどそこに瑠美奈が通りかかって敢て名字でリオンを呼んで教会に連れ帰ることにしたのであった。
去り際に女の子に小さい龍音と呼ばれてしまったのであった。
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保護された客員剣士
都立来禅高校に見学しに来ていたシングとコハクは時間を置いてくることにし、リオンは超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの街でコスプレイヤー扱いされていた所を仕事帰りの瑠美奈に助けられて教会で保護されてしまったのであった。
「この世界の住民はどう言う教育を受けているんだ‼」
「まぁ、この世界はマグナスが住んでいる世界とは違うからな」
「まぁまぁ、坊ちゃん落ち着いて‼」
「あお帰り‼ マグナス、聞いたよ、アスナのコスプレしていると思われていたって」
「貴様もか‼」
教会に保護されたリオンは現在教会の客間に通されて瑠美奈から湯呑を受け取ってテーブルの上に置きソファーに座って龍美が来るのを待っていたのである。
そして龍美が客間に入って来て、リオンが街でコスプレしていると勘違いされていたことを悪気はないのだが、余程気にしていたようで、腰にぶら下げてるアームガードが逆についているサーベル型のソーディアン「シャルティエ」を抜刀してしまったのである。
「これがソーディアン、シャルティエさん、しゃべっていいよ、ボクと瑠美奈に聞こえてないと思った?」
「何‼」
「どうやら、この二人はソーディアンの素質があるようです」
「と言うことは、龍姫達もか」
「龍姫達も言ってないけど聞こえてるよ」
流石としか言えない洞察力に度肝を抜かれてしまったリオンとシャルティエはそのままの状態で話をすることになったのであった。
龍女神である流星の絆のメンバー全員がソーディアンの素質を持っていることにリオンとシャルティエはどうすることも出来ずに話をするしかなかったのである。
「悪いがシャルはボクのソーディアンだ‼」
「うん、ボクには龍姫がくれた天羽々斬と銀龍があるからいらない」
「坊ちゃん、流星の絆の皆さんは二刀流が標準装備なんすかね」
「そうだろうな・・・」
リオンはシャルティエは自分のソーディアンだと述べたら、龍美は相変わらずの表情で自身の愛刀二振りの日本刀を実体化させてリオンの目の前に見せたのである。
シャルティエは龍姫達が基本が二刀流と言うことにリオンに同意を求めてリオンも同意したのであった。
「世話になった」
「それじゃあ、みんなの所に戻りましょう」
「また来てね‼」
「絡まれるなよ‼」
リオンはフラクシナスで待っているアドリビトムのメンバーの下に戻ることにして、龍美達に礼を言って、転送していったのであった。
龍美と瑠美奈は見送った後、教会に戻ったのであった。
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三か所で
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの街中で老若男女にコスプレしていると勘違いされ身動きが取れなくなっていたリオンは通りかかった瑠美奈によって事なきを得て教会でお茶を貰い、流星の絆のメンバー全員がソーディアンの素質を持っている可能性が出たのでシャルティエは根負けして龍姫達前でもしゃべることにしたのであった。
一方その頃、龍姫達はと言うと、現在午前中の授業が終わって学食に集まっていたのであった。
士道の両脇は龍姫と星龍が陣取り十香と折紙は士道の正面に座って、八舞姉妹は熱い視線を送り、輝龍&飛龍はその様子を微笑ましく見守っていたが、神子龍達に応援されていたのであった。
その光景に周りの男子生徒は士道に敵意を剥き出しにしていたのであった。
「取り敢えずはこのままの調子で行こう」
「焦っても仕方ない」
「そうですわね、わたくしも力になりますわ‼」
「勇龍達も総合失調症が治って、お友達が出来て良かったですね、ですが、勇龍達の隣は、お姉ちゃん達でも譲りませんので」
「真龍婭達、お願いだから学校ではメイドと言うのを忘れてね」
アドリビトムのメンバーの受け入れは問題なく順調に行っているようで龍姫達が学校に通っている間はセルシウスとミラとシノン達が請け負ってくれているのであった。
もちろん超神次元ゲイムギョウ界の教祖である龍美達も国政の合間に次元武偵の仕事をしているのであった。
もちろん国の運営もこなしながら次元武偵としての仕事をこなしているのである。
その龍美達はと言うと、書類整理を整理しながら次元武偵の仕事をしているのだが、
「龍美さん‼ 今日と言う今日は<`~´>‼」
「今日は何?」
「ですから、女神としての自覚をですね・・・」
「井の中の蛙大海を知らず、いーすんはそうやって未来に背を向けて何か変わったの?」
「イストワール、もう女神が国を治める時代は終わったのだよ」
「固まった」
相変わらずのイストワールが小言を言い出して周りの迷惑を考えずに今だに自分が教祖であると思っており、龍美のやり方に異議を唱えたが、龍美と海男は落ち着いた態度でいつまで過去の栄光に縛られているのかと諭したらイストワールはそのまま固まってしまったのである。
そう龍姫がこの世界に転生された時点で女神の地位は無く、人間の時代が舞い降りていたことに今だに気が付いていないイストワールだったのである。
ところ変わって、フラクシナスに戻っていたリオンはと言うと、
「あの世界はどうなってるんだ‼」
「昔は女神と言う役職の人が国を治めていたそうですが、その源である人の心の取り合いのあり方に疑問に思った天界が女神と言う職を撤廃し人中心に国を運営する方式にしたそうです」
「今まで馬鹿をやっていたと言うことか、普通気が付くだろう」
相棒のソーディアンのシャルティエと超神次元ゲイムギョウ界で龍美から聞いた話を纏めていたのであった。
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紅き弓使い&奇天烈科学者
フラクシナスで保護されているアドリビトムのメンバーはもちろんギルドの仕事をこなしながら仲間を迎えに行っているのである。
もちろん龍美達もそのアドリビトムのメンバーの捜索に協力を惜しみないのであった。
「此処がフラクシナスなのか? いいところじゃないか」
「そうね、良い研究が出来る予感‼」
「たしか」
「ナナリー、コレル村のナナリー・フレッチ、アンタがアドリビトムのメンバーのリーダーさんだね、折り入って話があるんだけど」
「実は、村は現在報酬が払えないのよね、だから、働いて返したいってこと」
「わかったわ、これからよろしくね、そうだ、実はねこの船は、アドリビトムの所有物じゃないのよ、アンジールさん、二人を艦長室に案内して欲しんですけど?」
「わかった、俺はラタトスクで戦闘術を教えている、アンジール・ヒューレーだ、ついて来い」
どうやらクリスが以前助けたことのある村の住人で赤い髪をツインテールに結って露出が多い服に身を包んだ女性、ナナリー・フレッチと、赤紫色の髪に奇抜な服を纏っている、リタにも引けを取らない自称天才の科学者のハロルド・ベルセリオスがアドリビトムのリーダーのアンジェに報酬にことで話があるとラタトスクの職員に案内されてやってきたのであった。
話し合いの結果、ナナリーとハロルドがアドリビトムで働いて払うことになりアンジェからフラクシナスで生活するにあたって艦長に挨拶するように言われた二人はアンジールから自己紹介をされて艦長室に向かったのである。
現在は琴里が学校に通っているので実質的に分史世界つまり並列世界のミラがこの戦艦の艦長の座についているのである。
「新入りね、フラクシナス艦長代理のミラ、よろしくね、またの名を綾瀬ともよばれているけどね」
「アタシは、ナナリー・フレッチ、そっちが」
「ハロルドよ、代理ってことは」
「そうよ、実は本当のここの艦長は現在学生で学業に専念するためにアタシが代理を務めている」
「そうなのか、これからよろしく頼むよ」
「ええ、よろしくね」
艦長室に案内されたナナリーとハロルドは艦長室で分史ミラと自己紹介を交わして、フラクシナスでの新たな生活を始めるのであった。
「そう言えば、これでラタトスクのメンバー全員な訳ないわよね?」
「ああ、もちろん後のメンバー全員が学生だからな、言っておくが、あいつらはちょっとそっとじゃ敵わないと言うことは肝に銘じて置くことだな」
「ああ、もちろんさ‼ 弓と料理の腕には自身があるよ」
「そうか、期待しているぞ‼」
ハロルドは今いるフラクシナスに乗っているラタトスクが全員ではないことに気が付いていたようで、アンジールはもちろんハロルドに残りのメンバー全員が学生でそこいらの野武士とは比べ物にならないほどの実力があると諭したのであった。
ナナリーはそれでもやってやると答えたのであった。
学園都市アスタリスクもいいような気がする
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天才?
フラクシナスにアドリビトムに報酬を働いて返すことにしたナナリーとハロルドはメンバーとしての生活を始めたのであった。
「アンジェさん、戦艦での生活には慣れました?」
「ええ、はじめはどうなるかと思ったけど、今は大丈夫よ、これも龍美からの提案を受けて良かったわ」
「それはどういたしまして、新入りの人がいるんですね、初めましてボクはラタトスクの次元武偵、鳴流神龍美です」
「アタシは、ナナリー・フレッチ、弓と料理の腕には自身があるよ」
「そしてこの天才科学者、ハロルド・ベルセリオスよ」
超神次元ゲイムギョウ界での仕事が終えた龍美はフラクシナスに顔を出しに来てアドリビトムの新しい仲間のナナリーとハロルドに自己紹介をして、ナナリーとハロルドも自己紹介をしたのである。
龍美はハロルドが自分のことを天才と言っていたので、
「天才と言うのは大昔の負け犬の言葉ですよ」
「何ですって‼」
「くくく(*^▽^*)、流石、龍美だな」
「そう言うアンタは誰?」
「俺は龍美の幼馴染みの式神瑠美奈って言うんだ」
悪気はないのだが行ってあげないと気が済まない龍美はハロルドに面と向かって言ってしまったのである。
それを聞いたハロルド本人は激怒していたが、龍美は去った後だったのである。
瑠美奈がちょうどその現場に遭遇して幼馴染みの行動を面白がっていたらハロルドは瑠美奈に気が付いたので瑠美奈は名乗ったのであった。
それでハロルドはラタトスクの研究施設に向かったのであった。
「瑠美奈、ちょうどよかった、実はボクの親友を迎えに行きたいんだけど、一緒に来て欲しいだけど、いいかな?」
「行ってあげなよ、その方が安全だし、治癒術も瑠美奈は出来るし」
「では、わたしはクレスさん達の帰りをお待ちしてます、あとアーチェさんに出会いましたら、連れて来て欲しいんですけど?」
「わかったよ、行こうか、クレス、早速その服着てるんだな、鎧装備してるけど」
「ああ、この服、気にいったよ、それじゃあ行こうか」
瑠美奈はフラクシナスのロビーでクレスから親友を迎えに一緒について来て欲しいとお願いされたので、ミントの代わりに瑠美奈がクレスの同行者としてクレスの親友を迎えに行くことになったのである。
転送ルームに向かおうとした矢先に、ミントからアーチェと言う少女に会ったら連れて来て欲しいと頼まれて転送ルームに向かったのであった。
転送ルームに着いた瑠美奈はクレスがソルジャー1Stの黒い制服を着ていることに気が付いて褒めたのであった。
ソルジャー1Stの制服を褒められたクレスは照れながらテレプールに飛び込んだのであった。
その続くように瑠美奈もテレプールに飛び込んだのであった。
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弓使いの猟師
超神次元ゲイムギョウ界の教祖であるが実質的には人間による人間のための国営を掲げている天界の次元武偵の龍美の秘書である式神瑠美奈はクレスに親友で幼馴染みを迎えに行くのに同行してほしいと頼まれて一緒にコンフェイト大森林に向かったのであった。
「魔神剣‼」
「虎牙破斬‼」
「瑠美奈もやるね‼ 誰に剣を習ったんだ?」
「龍美のじっちゃん」
「ボクも会ってみたいな、龍美のお爺さんに」
森の道を魔物を倒しながら突き進み、クレスは瑠美奈の日本刀を用いた舞い踊るような剣技に見惚れていたのであった。
クレスは歩きながら瑠美奈に誰に剣術を教わったのかと質問したところ、鳴流神兄妹の祖父、龍造に教わったと答えたのであった。
それを聞いたクレスは実家が剣術道場と言うこともあって、ぜひ会ってみたいと言ってクレスの親友の待ち合わせ場所に向かったのであった。
「あ、お~い‼ チェスター‼」
「クレス‼ 無事だったか、なぁ、そっちは誰だ? 俺はクレスの親友のチェスター・バークライト」
「ラタトスクの次元武偵、式神瑠美奈だ」
「瑠美奈か、女みてぇ名前だな、よろしくな‼」
「あ、よろしく、チェスター」
なんとか無事にクレスの親友の弓使いで猟師のチェスター・バークライトと合流出来たので再会を喜んでいたのである。
すぐにチェスターは瑠美奈に気づき自己紹介をして、瑠美奈も自己紹介をしたのである。
瑠美奈と言う響きを聞いてチェスターは女みたいだと言い、瑠美奈は笑い飛ばしてラタトスクの拠点の戦艦「フラクシナス」に
「そうだ、アーチェって人は一緒でないのか?」
「あいつは自分で調べたいものがあるって言って、箒で飛んでい行っちまった」
「それなら大丈夫か、それじゃあ、帰ろう」
「その前にこれなんだよ‼」
「戻ってから話すよ」
帰還しようとしたがミントからアーチェと言う少女を連れ帰って来るように言われていたことを思い出したクレスはチェスターに尋ねたらアーチェは自分で調べたいものがると言って箒で飛んで行ってしまったと言うのでクレスはどうやらアーチェに信頼を置いているようだったので、瑠美奈が起動させた転送装置「テレパイプ」でフラクシナスに転送したのであった。
「此処がフラクシナスなのか?」
「チェスター君、お帰りなさい」
「おう‼ それにしても、クレス、その服どうしたんだ?」
「実は、次元武偵の資格を取った際に、アンジールさんが着てる服を着てみたくなったんだ、で、お願いしたら、ボクのサイズのこの服を用意してくれたんだ」
「そうだったのか、似合ってるぜ、その服」
フラクシナスに到着したチェスターはあたりを見まわしていたらアンジェが出迎えてくれて、言葉を交わし、クレスがソルジャー1Stの制服を着ていることに気が付いて似合っていると答えたのであった。
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龍神合流
無事にクレスと瑠美奈はチェスター・バークライトと合流することが出来て、チェスター・バークライトの実妹のアーミィ・バークライトもラタトスクで無事に保護されていたので、
「お兄ちゃん」
「アーミィ‼」
「よかったな」
「このおじさんが此処に連れて来てくれたんだよ」
「悪いがこれでも二十五なんだがな(一回死んでるが)」
兄妹の再会を傍から見ていたアンジールはアーミィから見たら十分のおじさんなのは自覚していたので気にはしなかったのであった。
一方その頃、龍姫達はと言うと今日の授業が全て終わったのでカバンを持って昇降口で安全靴に履きかえてフラクシナスの自室で戦闘服に着替えたのであった。
そうとは知らずに入れ違いになってしまったシングとコハクは
「俺達、龍姫に会いたいんだけど?」
「龍姫? あ、二年四組の鳴流神龍姫か、それならさっき帰ったぞ」
「ありがとうございました、シング、急いで戻ろう」
「急ごう‼」
「(何だよ、彼氏持ちか・・・)」
都立来禅高校の男子生徒に龍姫達はと質問したようで、男子生徒からは数分前に帰ったと言われたので急いでフラクシナスに戻ることにしてお礼を言い、その場を立ち去ったのであった。
男子生徒はコハクにアプローチを仕掛けようとしたがシングの事を恋人だと勘違いしていたのであった。
「今帰りました‼」
「別に学業を優先してくれてもいいのだが」
「なぁ、クレスが先言ってた龍姫って、奴か? 俺はチェスター・バークライト」
「流星の絆の大将、鳴流神龍姫、よろしく」
「そう言えば、クリスと星也の姿が見えないけど?」
黒いロングジャケットに露出がない服装で胸の隆起が着痩せする体質と身に着けている服で全くと言っていいほどないのとボクと言う一人称を聞いてチェスターは龍姫達が男だと思っていたが教える理由がない龍姫はそのまま自己紹介をしたのである。
もちろんあの白い十字キーの髪飾りは頭の両側面に着けているのである。
龍姫はクリスと星也の姿が見えないことに気が付いて尋ねたら、
「あ、クリスは星也のルームメイトになったから自分の荷物を持って行ったわ」
「星也って誰だ?」
「そうだったね、星也は、アドリビトムの新しい仲間だよ」
「サンキュー、あとであいさつしねぇと」
「それじゃあ、ボク達が様子を見に行ってきます‼」
アンジェが超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの小さな教会の星也ルームメイトになったので自分の荷物を持ってそこに向かったと教えたのである。
チェスターはあとで自己紹介をすることにしてクレスにフラクシナスを案内してもらうことにしたのであった。
龍姫は星也とクリスの様子を見に行くことにしたのであった。
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引っ越し蕎麦
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの使われていないが龍美が星也に提供した町からさほど離れていない所に建てられている教会に星也とクリスは荷物を運び入れていたのである。
アンジェからアドリビトムの飛空艇「バンエルティア号」の修理が完了するにはまだ掛かると言うので、しばらくは此処で生活することになったのであった。
「これで全部だね、それにしても、龍姫達はこんな便利なポーチになんでもかんでも入れていたんだよね」
「確かに、龍姫がそのポーチから刀を取り出した時は驚いたな~」
荷物の運搬が終了したのでクリスは星也のルームメイトとして隣の部屋で寝泊まりすることにしたのである。
二人は龍姫達がいつも使っているアイテムパックの機能に度肝抜かれていたのであった。
ちょうどそこに教会の扉を叩く音が聞こえてきたので、出迎えに行くと、
「星也‼ クリス、龍姫達が蕎麦を作ってくれるって」
「え、ありがとう、龍姫、みんな」
「引っ越し蕎麦まだなんでよね、台所借りるね」
「こっちだよ‼」
龍姫達とパスカ・イア・グラスバレーが道中の店で蕎麦の材料を龍姫が立て替えて持ってきてくれたのであった。
二人はお礼を言って龍姫を台所に案内して、蕎麦を作るのを手伝うことにしたのである。
「龍姫って、料理に、学業に、次元武偵に、武術、そしてなにより、あの人数の流星の絆の大将って、すごいね。龍美はダメだったの?」
「それが、満場一致でボクが大将に選出されちゃって、副将に星龍が就いてくれて今の現状を維持してるんだよ」
「それでもすごいよ‼」
「シング‼ コハク‼」
「龍姫達が通ってる学校に行ったら、入れ違いになちゃって」
「お兄ちゃんを忘れるな~<`~´>」
クリスは龍姫の大将としての力量に驚くしかなかったのであった。
兄と姉がいて、尚且つ妹がいる龍姫の性格は大将に向いているので、副将に星龍が就くのは納得である。
クリスと一緒に面を沸騰した鍋に入れて湯がいていたら、都立来禅高校を訪れたが入れ違いになってしまったシングとコハクがやってきたのだが、尾行をしていたようでコハクの実兄、ヒスイが来たのだがコハクに蹴り飛ばされて、シングが連れ出したのであった。
「ごめんね、お兄ちゃんが」
「シスコンだね、あれは」
「うん」
「ボクも慣れてるから気にしないでいいよ」
「龍美もブラコン何だ」
「まぁ、そうだね、これで完成だよ‼」
コハクはヒスイが大声でやってきたことを謝罪したのだが龍姫は姉の龍美がシスコンで、美龍飛達も筋金入りのシスコンと言う一家なので慣れているのでコハクに気にしないで欲しいと言っていたら蕎麦がゆで上がったので水で冷やしてざるに盛りつけて完成したのであった。
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画家
超神次元ゲイムギョウ界の星也が寝泊まりしている教会で龍姫達が星也達に引っ越し蕎麦を振る舞っていたのであった。
「それじゃあ、ボク達は、明日も学校あるから」
「助かったよ」
「おまえに妹はやらん‼ もちろんシングも‼」
「お兄ちゃん・・・」
龍姫達は明日も学校があるので自宅に帰ろうとしたら去り際にヒスイに女であることに気が付いてなかったようで龍姫に向かって妹は嫁にはやらんと言い出したのであった。
そして龍姫達は地球に戻り各自の自宅に戻ったのであった。
「それじゃあ、また明日、フラクシナスで」
「星也、おまえにも妹は・・・」
「帰るよ‼」
「うん、明日ね」
シング達もフラクシナスに戻って行ったのであった。
二人は食器の片づけをして、
「星也が先にお風呂入ってよ‼」
「うん」
クリスが後でお風呂に入ることになったので先に星也がお風呂に入ることにしたのである。
自室に戻った星也は着替えを持って脱衣所で着ていた服を籠に入れてお風呂に入ることにしたのであった。
お風呂の沸かし方は龍美が星也に事細かに教えたようでその日にはもう星也は教会にある電化製品を扱えるまでになっていたのである。
ところ変わって、フラクシナスでは、
「コハク‼ シング‼ あと、ヒスイ‼」
「なんだよ‼ あとって」
「いいじゃねぇか」
「よかった、ベリルも無事だったんだね」
「新入り? ボクはラタトスクで次元武偵で医者の鳴流神龍美って言うんだ」
「ボク、ベリル・ベニト、よろしく」
龍華達がスタン達と一緒にアドリビトムのメンバーの捜索に向かっていようでその途中絵本で魔法使いが被っているとんがり帽子に大きな絵筆を持った冬龍より背が低い少女で名前は自称天才画家「ベリル・ベニト」と言う少女がシング達の知り合いだと言ったそうでそのまま保護してフラクシナスに連れ帰ってきたのであった。
ちょうど龍美が実家に戻ろうとした所だったので自己紹介をして、ベリルも自己紹介をしたのであった。
「ボクはこれで」
「気を付けろよ」
「シング、アドリビトムのメンバーは大丈夫そうだね。安心したよ」
「うん、ジャッジ・ザ・ハードって奴がバンエルティア号に襲ってきたんだ」
「そこに凛々の明星を連れて龍姫達が助けに来てくれたんだけど、時空管理局って奴にエンジンやられて、ラタトスクに保護されたんだ」
龍美は実家に帰り、龍華達も解散したのである。
ベリルはシングに今まで遭ったことを尋ねたのである。
ジャッジ・ザ・ハードに襲われ、時空管理局の機械兵にも襲われてバンエルティア号の心臓部を損傷されて今に至ると答えたのであった。
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フラクシナスのお風呂事情
星也の仮住まいの超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌに位置する町はずれに建てられている小さいな教会だが一人では十分な広さあるので結局、クリスと同居することにしたので、龍姫達が引っ越し蕎麦を持ってきてくれて、龍姫達は明日も学校があるので帰って行ったのであった。
星也は先にお風呂に入って今日の戦いで掻いた汗を流していたのであった。
そしてお風呂から上がり脱衣所で用意した服に着替えて、
「お先にクリス、開いたよ‼」
「うん‼」
「みんな、どうしてるかな? 記憶喪失ってみんな言ってたし、医者の龍美ですらボクの記憶はわからない、まぁ、楽しいからいいかな‼ 学校か~」
クリスにお風呂に入るように言って自分は教会に元からあったソファーに腰掛けて思い返していたのであった。
何分星也は自分の過去の記憶が全くないのだが星也は龍姫達と同じく楽天的な性格が功を奏したので星也は気にしないで龍美が転入手続きをしている龍姫達が在学している都立来禅高校に早く通ってみたいと楽しみにしていたのであった。
一方その頃、
「ヴェイグ、お疲れ様、アンジールさんとの訓練に、アドリビトムの依頼で疲れたでしょ」
「なに、大丈夫だ、それしても龍華達の剣は何で出来ているんだ‼」
「そうね、あんな小柄な子が片腕で軽々と振りまして分離して二刀流で戦うのだから、明日にでも聞いて見たどうかしら?」
「ああ、そうしよう」
フラクシナスで青味掛かった銀髪を三つ編みに結っている瑠美奈とは同い年のだが老けて見られている歪な青い刀身の大剣「ファルステヴェルン」を用いた剣術で戦う寡黙な剣士ヴェイグ・リュングベルは、幼馴染みのクレア・ベネット共にロビーの窓から宇宙を見ていたのである。
ヴェイグは龍華達のバスターソード形態の合体神機を見て自分よりそれよりかルカより小柄な龍華達が軽々と片腕で振り回して、戦局に合わせて刀身を分離し両手に持って二刀流に変化するのでヴェイグはどんな素材で出来ているを知らないでいたのである。
仕方なく明日に龍華達に聞くことにして部屋に戻ったのであった。
「コハクの部屋の隣って、ノーテン菌達? 大丈夫なの?」
「大丈夫だよ、それにお風呂は各部屋についてるから」
「コハク‼ お兄ちゃんと一緒にお風呂に‼」
「入るか‼」
「お兄ちゃんたら」
新しく仲間になったベリルはコハクと相部屋になったので部屋の構造を把握していたらとなりがシングとヒスイだったので心配になっていたのだがコハクは大丈夫と答えた所にヒスイがシスコン全壊でコハクをお風呂に誘ってきたので、ベリルがぶっ飛ばしながら突っ込みを入れたのであった。
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スタンの弱点
各自就寝して翌日の朝を迎えた龍姫達・アドリビトムはいつものように起床して着替えて、訓練をする者や、朝食を仕込んでいる者と様々な人物がいるのである。
それでもただ一人深い眠りから起きそうにないあの男がいたことを忘れていたのであった。
「(-_-)zzz」
「スタン‼ 起きなさい‼」
「ルーティ、あれをする気か?」
「ええ、右手にお玉を、左手にフライパンを、横たわりし者に、エルロン家、秘技‼ 死者の目覚め‼」
「ガンガン‼」
「誰だ‼ <`~´>‼」
「おはよう、ルーティ、リオン」
そうスタンは寝坊助だったのでどんな時でも一度寝たら起きれないがこのように料理器具であるフライパンとお玉で爽快に叩いて奏でる音でならスタンはどう言うわけかスタン本人は元気に起床するのだが普通の人間は迷惑千万のは変わりないのでアンジールに怒られてるのであった。
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの街はずれの教会を仮住まいにしている星也も起床したのであった。
「ふぁぁ~さてと、明日は学校か、取り敢えずトイレに行こう」
「星也、おはよう;つД`)」
「クリス、おはよう;つД`)」
二人は洗面所に向かい用を足したり顔を洗ったりした後、自室に戻って仕事着に着替えて、フラクシナスで朝食を取ることにしたのであった。
「いただきます‼」
「星也もよく食べるね‼」
「そうかな?」
「それにしても、スタン、おまえは自力で起きれないのか?」
「はい‼」
「アンジール、無駄よ、こいつの寝坊助は龍美ですらお手上げよ」
フラクシナスの食堂で朝食を取ることにしたアドリビトムのメンバーとアンジールは今朝の騒音騒ぎがスタンが起きれないことが発覚したのでアンジールはスタンに自力で起床しろと注意しスタンは素直に元気よく返事したのであったのだが、ルーティはスタンの寝坊助は筋金入りだと説明したのであった。
「エミル、大丈夫?」
「うん、ボク、大丈夫だから」
エミルはフラクシナスの環境とアンジールの強面の人相に呆気に捕らえていたようでルカともに怯えていたのであった。
朝食も食べ終えた一行は各自依頼を受けることにしたのであった。
「それじゃあ、お願いね、クリスは昨日次元武偵に成ったばかりだから気を付けていきなさい‼」
「はい‼」
「それじゃあ、行ってきます‼」
「エミル(T_T)/~~~、大丈夫かな?」
「アンジールさんも一緒に行ってくれるから問題ないよ」
星也も依頼を受けて超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌでの魔物退治をすることにしたので向こうで龍美達の誰かが一人合流する手はずになっているので、クリス・エミルに保護者でアンジールが出向くことにしたのであった。
マルタはエミルのことが心配な様子で見送ったので、スタンが励ましたのであった。
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エミルの変貌
スタンの寝起きの悪さのおかげでフラクシナスでフライパンとお玉が奏でるメロディーが鳴りやまない日々送ることになったしまったが気を取りなして、保護者としてアンジールが同行者として星也・クレス・エミルと言う何とも言えないパーティーで魔物退治をすることになったのであった。
「今日、一緒に同行させてもらう、次元武偵、神楽堂恋龍だ、よろしく」
「よろしく、おねがいししします(>_<)‼」
「落ち着け、それじゃ、現場に行こうか」
今回は恋龍が同行してくれるようで愛槍「日本号」を粒子化して装備している紺色のライダースジャケットを羽織り黒いインナーで胸をぺったんこ状態にして上に白いTシャツを着て、下は灰色のカーゴパンツに茶色の安全靴という格好で現れたのであった。
恋龍は一緒に行くメンバーを見て現場に案内したのであった。
「此処でトリックて言う奴が、妹を監禁していたんだ、けど、すぐに龍姫に倒されて、無事に妹は解放されたんだ」
「なるほど、今日はここの場所を調査すればいいのか?」
「それと、ここに出る、っと、早速お出ましですよ‼」
「星也‼ エミル‼ 行くよ‼」
現場に着いたのだが、その場所は以前トリックが女神候補生だった龍琥と礼龍を監禁して龍姫が神子龍と合体秘奥義で倒した建物で置き去りにされている魔物の討伐にやってきたので、しばらくして、ターゲットの蠏型の機械兵「ヘビータンク」が一機現れたので早速倒すことにしたので、一斉に得物を構えた瞬間、エミルの様子がおかしくなり、そして、
「この鉄屑を倒せばいいんだな‼ おい、やるぞ‼」
「エミル‼ まさか、解離性同一性解離か?」
「話は後にした方が良さそうだな」
「そうですね、魔神剣‼」
「ウィーンガチャン‼」
いきなり大声を出しておどおどしていた性格が一変して好戦的になり口調が変わり、自分のことを「ボク」から「オレ」と言い出した上に物凄い速さでヘビータンクが放ってきた弾丸を避けながらアームガードが特殊なロングソードで斬りつけたのであった。
あまりにエミルの変わりように恋龍でさえ驚いてしまったが、気を取り直して、ヘビータンクを破壊することにしたのである。
アンジールは背負っているバスターソードではなく両刃のロングソードを得物にしながら魔術で攻撃を繰り出したり回復したりと保護者として忙しのであった。
「チュードン‼」
「終わったぜ‼ 助かった(T_T)/~~~」
「これで依頼は完了だ」
「エミル、おまえは龍美のカウンセリングを受けろ‼」
「はははい‼」
エミルの活躍もあって問題なくヘビータンクを破壊した一行はフラクシナスに帰還次第、エミルにはカウンセリングを受けるように言ったのであった。
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エミルのカウンセリング
依頼を無事に終えたのだが、戦闘が始まった瞬間、エミルがいきなり豹変して、おどおどしていたのが嘘のように好戦的になり討伐対象のヘビータンクを攻撃し出したのでアンジールはフラクシナスに戻り次第、エミルにカウンセリングを受けるように言ったのであった。
「あの~」
「来たか・・・」
「アンジールさんに行くように言われて来たんですけど?」
「ああ、解離性同一性障害の、しばらくしたら・・・・龍美は来るからそこに座って待っていればいい」
「ありがとうございます」
フラクシナスの医務室に入ったエミルは村雨ののほほんとした雰囲気に飲み込まれそうになったが、村雨が椅子に座って待つように言って医務室を出て行ってしまったのでエミルは言われるがまま椅子に座ったのであった。
「なるほど、そうことだったのか、ありがとう」
「わたしが知っているのはこれで全部です」
「いや、十分だ」
アンジールはエミルの症状がどうして起きたのかと気になったのでエミルの事をよく知っていそうなマルタに尋ねたところ、どうやら育った村で養父達にいじめられていたそうで、それを聞いたアンジールはエミルの解離性同一性障害の引き金の一因としていたのであった。
「ごめんね、早速始めようか」
「はい‼」
医務室に白衣を着た龍美が入ってきたので早速エミルのカウンセリングを始めることにしたのであった。
龍美は簡単な質問をしてエミルの解離性同一性障害の度合いを見定めて行ったのであった。
「しばらくは様子を見るけど、もし、我慢できなくなったら、いつでも来てね‼」
「ありがとうございました‼」
「なるほど、これはあの子の力が必要だね」
しばらくは様子を見ること言うことになりエミルは医務室を出てみんなの所に戻って行ったのである。
龍美はエミルの診断書を診ながらマルタの力が必要になるかも知れないと確信していたのであった。
「どうだったんだい?」
「大丈夫」
「そう、良かった‼」
「マルタ、痛いよ‼」
エミルはカウンセリングを終えてメンバーが集まっている部屋に入ってナナリーにどうだったのかと聞かれて大丈夫と答えたのであった。
マルタは居ても立っても居られないようでエミルに抱きついたのであった。
「それにしても、オレ達スゴイ所に保護されたんだな」
「どうしたの❓ カイウス、今頃になって」
「何って、リオン達から聞いたけど龍美達って、スゴイ立場の存在って聞いたから」
「確かにわたし達は貴族とかにひどい目に遭ったからね」
いきなり茶髪に前髪に銀のメッシュが入っている男の子の剣士カイウスは幼馴染みの神官見習いのルビアに龍美達のことを知って、貴族と言う存在を考え出したのであった。
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星晶
エミルのカウンセリングをした龍美はしばらく様子を見ることにしたのであった。
龍美は白衣の姿のままで医務室にやってくる患者達の治療を行っていたのであった。
現在、フラクシナスの食堂では
「出来ましたよ‼」
「ロックスとは大違い‼ これ大豆で出来てるなんて」
「アンジェがいくら食べても・・・」
「イリア(^^♪」
龍月がユキノ・クレアに大豆を使った料理を教えていたのである。
超神次元ゲイムギョウ界では漆黒騎士王龍神と呼ばれている龍月は女の子らしく幼馴染み達と同じく料理の腕には自身があり、教祖になって以来、合間に龍美達が食べに来てくれる以外は基本一人だったが、今は時空管理局を表向きは死亡扱いになっている元白き魔王として恐れられていたが今は肉体の再生が完全に終わっているが結婚を控えているので前線を退いている漆黒魔龍王に覚醒した、高町なのはがいるので寂しくないので、こうしてフラクシナスに来ては食堂で料理を振る舞っているのである。
グラスバレーは自分がいた次元ではロックスと言うユキノと同じ肉体を持った人物の事を語り出したのである。
どうやら、ロックスは高カロリーな食事を提供する癖があるようで女性陣の怒りを買っていたようで当の本人は自覚なしと言うので、龍月が作るものは低カロリー、高タンパクなので体にはいいのであるがイリアがアンジェのを茶化してアンジェから黒いオーラが放出されているのであった。
スキット:地球の料理
クリス「地球の料理ってすごいよね、大豆からあれだけのレパートリーがあるなんて」
龍月「まだ、いろいろあるから今度教えてあげる」
ユキノ「いいんですか?」
クレア「助かるわ」
ルビア「大豆だから体に良いし」
「クレス‼ ミント‼」
「お、アーチェ‼」
「うん、それにしても、みんな元気そうで」
「来たか」
「チェスター‼」
フラクシナスにピンク色の髪をポニーテールに結っている竹ぼうきを持った少女で人間とエルフの間に産まれた存在の魔術師、アーチェ・クラインがフラクシナスに無事に到着したのであった。
久しぶりに仲間達に再会できたので喜んでいたのであった。
「やっぱり、「星晶」の発掘が進んでいるのね」
「うん」
「済まない、「星晶」とは何だ?」
「アンタ誰?」
「コラ‼ すいません」
「別に構わない、申し遅れた、ラタトスクの戦術指南役のアンジール・ヒューレーだ‼」
アーチェは星晶と言う物体の発掘を強制しているのである。
アンジールは」星晶とは何かと質問したらアーチェに質問で返されてしまったが自己紹介をしたのであった。
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誇り
フラクシナスに辿り着いたアドリビトムのメンバーのアーチェから自分達が居た世界ではマナと言う物質の代わりに星晶と言うものを発掘していると言うのであった。
星晶は地球で言う石油のような物だと言うのであった。
イアは星晶の代わりになる物が星晶とマナの代わりになると言う資料を持っているので各地を回っていたが結局、ジャッジ・ザ・ハードの出現で乗っていたバンエルティア号が航行不能になったのでフラクシナスを拠点にその活動をしているのである。
「なるほど、魔晄のようなものか?」
「魔晄?」
「魔晄と言うのは星に蓄えられた精神エネルギー即ち、天寿を全うした者の命がそこで新たなる命に生まれ変わることをライフストリームと言う」
「それじゃあ」
「ああ、星晶は無くなるとその土地は衰退するが、ライフストリームは逆に衰退している土地を修復するが意図的に吸い上げるとその土地は荒廃する」
「はい、星晶もそのような現象が出ているので」
アンジールは星晶が自身が浴びた魔晄と言う物質に似ていたのでそれを用いて魔晄とライフストリームについて知っている限りでその場にいたアドリビトムのメンバーに教えることにしたのである。
やはり、アドリビトムのメンバーも魔晄に似ていると思っていたのであった。
「さっきから、ソルジャーって言っているけど、ソルジャーって兵士って意味じゃない?」
「確かにな、おまえ達で言うソルジャーはそうだろうな、ソルジャーは産まれ持ちの奴以外は魔晄を浴びると、青い瞳になり、身体能力が向上するが、一つ間違えば魔物化する」
「それじゃあ」
「ああ、魔物化した人間は龍美達ならなんとか出来る」
「よかった、もしわたしが魔晄を浴びるようなことになったらどうしようかと、だから、その大きな剣が使えるんですね」
アーチェはアンジールがソルジャーと言っているので気になっていたので質問したところ、魔晄を浴びると青い瞳に変化して、身体能力が向上した問題のない存在がソルジャーと呼ばれると言うと答えたのである。
クリスは魔晄を浴びると魔物化すると聞いて驚いてしまったがアンジールから龍美達なら治せると言ったので一安心していたのであった。
クリスはアンジールが背負っている直刀片刃の刀身の根元には何かを嵌める穴が開いている大剣「バスターソード」が使えることに納得していたのであった。
「そう言えば、さっき使ってないですよね」
「言ってなかったな、使うと汚れる、欠ける、磨り減る」
「剣なんて斬っているうちに汚れるのは当たり前でしょ‼」
「アンジールさんは、あの剣を大切にしたいから、オレ達が使っている長さの剣を使っているだよ」
「スタンの言う通りだ」
星也はさっき一緒に行って戦闘をした際にアンジールが背負っているバスターソードではなく態々、ロングソードで戦っていたことを思いだしたのであった。
アンジールは亡き父の誇りであるがザックスからクラウドに受け継がれた際には龍華達の合体神機になってしまったのでこれは天界で複製された剣なのだがアンジール取っては大切なものである以上はあまり使いたくないと言うのであった。
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第二章 新たな世界~
聖なる焔
アンジールが背負っているバスターソードを使わない理由を聞いたアドリビトムのメンバーは納得して依頼を受けるのであった。
しばらくして学校が終わった龍姫達が合流したのであった。
スキット:ルカと
ルカ「龍華って、書いてなって読むの?」
龍華「実は、ボクも「
イリア「ああ、もう‼ どうして、こうも同じ名前がいるのよ‼」
龍華「でしたら、ボクの事は、クラウドと呼んでください‼」
美龍飛「クラウドちゃん‼」
ルカ「うん、ボクもそうするよ、クラウド‼」
「ごめん、みんな」
「どこへ行くんだ?」
「ガイ‼」
「待て、オレも一緒に行く、おまえが一人行かせてたら面倒だ‼」
「それだと、ガイ」
「大丈夫だ‼ なんだろうと、オレはおまえの味方だろ‼」
キムラスカ・ランバルディア王国の首都「バチカル」から旅立とうした夕陽のように紅い長い髪に緑の瞳をした白い服にカーゴパンツにブーツを履いて、後腰には剣を帯刀している少年を、フレンと同じ金髪碧眼で左腰には日本刀を差している青年が立ちはだかったのであった。
紅い髪の少年は立ちはだかった男にガイと呼んだのであった。
ガイと呼ばれた青年はここまで来てしまったのならとことん一緒について行くと言うので赤い髪の少年はガイの身を案じたのだが本人は決めていたので仕方なく、
「これを使ったら、ゲイムギョウ界ってところに行ける」
「そうか、尚更行くしかねぇえよな‼」
「行こう‼」
紅い長い髪の少年が手に持っていたのは紛れもなくテレパイプでゲイムギョウ界に転送できる機種だったのである。
これを手に入れた経緯は数日前に遡る。
「退屈だ‼ 屋敷の外はどうなってるんだろうな?」
「おい、そこの坊主、済まんが道に迷ってしまったので、案内してくれんか?」
「道って、此処、人の屋敷だ‼ まぁ、爺さん、こっちだ‼」
「助かった、そうじゃ、御礼にこれをやろう、もし坊主が強くなりたいのなら、世界を知り、己の小ささを知ることじゃ、ほんじゃ、また会えることを楽しみにしてるぞ‼」
「なんだよ、あの爺さん、しかし、これを使えば屋敷から出られるのか、見つかったら没収されちまう‼」
屋敷で軟禁状態の生活を送っていたようで外の世界に憧れを抱いていたようで楽しみは師匠との剣術しかなかったのだが、いきなり入ってきた老人に屋敷の外に案内して欲しいと頼まれてしまったので渋々自分が動ける範囲で外まで案内したのであった。
老人を無事に屋敷の門まで案内した少年はお礼にテレパイプを貰って強くなりたないのなら外に出ろと諭されて、老人は街中に消えて行ったのを見届けた少年は貰ったテレパイプを道具袋にしまって部屋に戻ったのであった。
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絶剣と龍侍と焔の光と護衛剣士
屋敷に迷い込んでしまった老人を外まで案内したお礼にもらったテレパイプで超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのバーチャルフォレストのあの場所に転送された紅い長い髪に左利きであろう柄を左向きに後腰に差している少年と、保護者と言う名目で同行することになったフレンに似ている金髪碧眼の長身の侍ことガイは辺りを見渡して、
「ガイ、取り敢えず、街に行こうぜ」
「ああ、そうだな、此処に居ても仕方ないからな」
二人は取り敢えず街に向かったのであった。
そう簡単には行くはずもなく、
「ヌラ~」
「ガイ‼ 何だよこの魔物‼ 気持ちわりぃ~‼」
「知るかよ‼ 取り敢えず、片付けるぞ‼」
いきなりゲイムギョウ界特有の魔物のスライヌの群れに囲まれて剣を構えた瞬間、スライヌの群れが合体し始めて巨大なスライヌに変貌したので二人は片付けることにしたのである。
「双牙斬‼」
「魔神剣‼」
「ヌラ~‼」
「ふ、焦ったぜ、強そうなのは見かけだけかよ‼」
「道なりに進めば、街に出られるぞ‼」
二人は幼い頃から剣術をしていたようでゲイムギョウ界のスライヌ如きでは本気を出さずにスライヌが光になって行くのを見届けた二人は看板に書かれている通りに街を目指したのであった。
しばらくして、
「街に行きたいんだ、この道でいいのか?」
「はい、この道で合ってます、ちょうど街に戻るとこでしたのでご一緒に行きますか?」
「どうするガイ?」
「どうするって、オレ達この世界に来たばっかりだろ、お願いできるか? そうだ、オレの名は、ガイ、ガイ・セシルって言うんだ、よろしく」
「てっきり、フレンさんが変装してるのかと、ボクの名は鳴流神龍美って言います」
二人は街に続く街道に出た所で紺色の軍服をモチーフにしているジャケットに露出がなく下はカーゴパンツに安全靴の龍美と、茜色のロングコートに黒いTシャツを着て下は黒いカーゴパンツに安全靴の瑠美奈に運よく遭遇した二人は道を尋ねて送ってくれると言うので、ガイが自己紹介で龍美に握手を求めて龍美は握手したのであった。
龍美が握手した瞬間、
「ぶるぶる(T_T)/~~~」
「まさか、女だったのかΣ(゚Д゚)‼ ガイ、しっかりしろ‼」
「済まない、オレは女性恐怖症なんだ・・・」
「取り敢えず、話は教会に戻ってからしようか」
「そうしてくれた方が助かる・・・オレの名は、ルーク・フォン・ファブレ、よろしくな」
いきなり震え上がってしまい後ずさりをし始めたことで女性恐怖症と言うことがばれてしまったのでガイは龍美に謝罪したことで龍美が女であることが二人に知られてしまったが問題ないので二人を教会まで連れ還ることにしたのであった。
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龍美の仕事ぶり
超神次元ゲイムギョウ界の街道で紅い長い髪の少年、ルーク・フォン・ファブレと、護衛剣士のフレンに似ているが龍美と握手した瞬間悪寒が走ったようで女性恐怖症が発覚したガイ・セシルを保護して教会に戻ったのであった。
スキット:武器の粒子化
ルーク「な、さっきから、気になってたけど、どこから剣出してんだよ?」
ガイ「ルーク、どうせ便利だから教えて欲しいとか言うつもりだろ、ジェイドが危ないって言ってただろう」
龍美「ガイさん、ジェイドさんのやり方は間違ってます、ゲイムギョウ界では誰でも武器を持った瞬間、粒子化を修得できるんですよ‼ では、ルーク、剣鞘ごと持って、ボクの真似して」
ルーク「ああ」
龍美「使わないときは、頭の中でイメージして、こうするんだよ、出来たみたいだね」
ルーク「ガイ、オレにも出来た‼ 出すときは、良し‼」
ガイ「ジェイドの奴、悔しがるだろうな~」
瑠美奈「そうですね」
「ただいま~魔物退治は、肩慣らしだね‼」
「次元が違いすぎる・・・」
「どこ行ってたんですか<`~´>‼」
「魔物かよ‼」
「ルーク、あの魔物オレ達に興味はなさそうだ、ほっとけ」
ルーク達を保護して気分転換で恋人の瑠美奈を連れまわして超神次元ゲイムギョウ界中の魔物を退治していた龍美に鬼の形相で迫ってきたイストワールを魔物と勘違いしたルークは剣を実体化し抜こうとしたのをガイがイストワールが敵意がないと言ってルークを止めたのである。
龍美は執務仕事を終わらせて魔物退治に行ったり、ほかの教祖の手伝いに行ったりと瑠美奈を連れまわしているが
天界・テルカ・リュミレース・リーゼ・マクシアが掲げるのは「思想・良心の自由」「言論の自由」「表現の自由」「結社の自由」「参政権」と言う自由民主義を各次元のゲイムギョウ界に発令したことで気に入らないと判断されれば地位を剥奪する権利を国民にある以上お飾りに過ぎなかった女神はもう必要ないのは目に見えていたのだから。
「ルーク、ガイさん、ほっといていいですよ、これからの事を話さないと」
「おう」
「こっちです」
流石、ユーリとは違うが何事にも動じないが龍姫にはめっぽう弱い龍美はルークとガイと話さないといけなかったので奥の客間に瑠美奈共に案内することにしたのであった。
もちろんのことながらイストワールは一人でひたすらしゃべり続けていたのであった。
「龍美、まさかと思うけど、国王なのか?」
「ルークの世界の言葉で言うなら半分は合ってるけど、ボクの役目は人助け、ギルドとでも言っておこうかな?」
「なるほど、国を治めている人を陰から手助けするってことか?」
「はい、そうです」
客間で龍美はルーク達と対面でソファーに座り話をすることにしたのであった。
学園都市アスタリスクのキリンか
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バチカンでは
紅い長い髪の少年剣士、ルーク・フォン・ファブレと女性恐怖症の護衛剣士でフレンに似ている金髪碧眼のルークの保護者、ガイ・セシルを保護し龍美は取り敢えず、二人を客間に案内したのであった。
一方その頃、バチカルでは、
「ルーク様‼ ガイを探せ‼」
「ああ、何処へ行ったのかしら?」
「母上、あの野郎‼」
「アッシュ‼」
「久しぶりに来てみれば、どうせ、お義父さんの入れ知恵で超神次元ゲイムギョウ界にガイ君連れて行ったのね、この際だし、ルーク君、留学させてみない?」
「貴様‼」
ファブレ家の面々が総動員でルークとガイを探しており、しまいにはキムラスカの王女でルーク達の幼馴染みのナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディアこと通称ナタリアは慌てふためいており、ルークの双子の弟のアッシュに至っては怒りを表していたのであった。
偶然にもそこに鳴流神兄妹の母こと天界での名は天照大御神である鳴流神剣心が四人も子供を産んでいる母親に見えない容姿に若々しくライダージャケットに中に真っ白いTシャツを着て紺色のジーパンと言う格好でファブレ家の屋敷を訪れたのだがファブレ家の慌てぶりを見て舅の龍造がルークにテレパイプをいたずらで渡したのであろうと察し、ファブレ兄妹の母で剣心とは種族を超えた親友であるシュザンヌにルークの都立来禅高校への留学を薦めたのであった。
アッシュは剣心に向かって敵意を向きだしていたのであった。
「剣心がそう言うならいいわね、あの子、今までこの屋敷から出たことないから」
「シュザンヌ‼」
「クリ助くんは黙ってくれるかしら(^_-)-☆‼」
「なんですの、この逆らってはいけないような、そうですわ‼ アッシュ、あなたも留学しなさい‼」
「それは出来ん‼」
どうやらシュザンヌも剣心の子供達になら問題と思いルークの都立来禅高校への転入を許可したのであった。
周りにいた者は猛反対したのだが剣心が放つ気に呆気にとられてしまい手も足も出ないのであった。
ナタリアは目の前にいる人物が幼い頃一回会ったことがあるボクっ子侍だった人物と同一人物に見えなかったのだが気を取り直してアッシュにも留学を薦めたのだが、アッシュが嫌だと言ってどこかへ行ってしまったのであった。
超神次元ゲイムギョウ界では、
「瑠美奈‼ 剣術しようぜ‼」
「瑠美奈行ってあげなよ、竹刀‼」
「ああ、ありがとう、それじゃあ、行くか」
「瑠美奈の剣の腕前、見せてもらおうか‼」
「瑠美奈さんも‼」
ルークは師匠から教わった剣術のおさらいをしたいので瑠美奈に剣術の相手を頼んだのである。
鳴流神龍造から幼い頃、手解きされたのである程度の剣術は出来るので、龍美に竹刀を二人受け取って、外に出て行ったのだが、イストワールが吠えていたのであった。
「ヴァン先生直伝のアルバート流を見せてやる‼」
「ルーク、左利きか、ユーリさんと同じだな」
「さっさと始めようぜ‼」
「始め‼」
バーチャルフォレストの秘密の場所にやってきた瑠美奈とルーク達は竹刀での手合せをすることにしたのであった。
ガイが立会人として手合せの合図をした瞬間、勢いよくルークが、無構えの瑠美奈に突っ込んで行ったのであった。
「双牙斬‼」
「隙が大きい‼」
「痛て‼ クソ~決まったと思ったのにな~ありがとう、瑠美奈」
「どういたしまして、それにしてもハラヘッタし教会に帰るか」
ルークの剣術は力任せのようで隙が大きいので瑠美奈はルークの双牙斬を紙一重でかわして、軽くルークの脳天に竹刀を叩き込んだところでちょうど飯時だったので教会に戻ることにしたのであった。
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ユリアの始祖
瑠美奈はルークに剣術の相手を頼まれたので瑠美奈は快く引き受けて竹刀でルークの相手をすることにしたのであった。
ちょうどいい頃合だったので教会でご飯を食べることにしたのであった。
「どうしたの? ルーク?」
「どうやって、これ食うんだ?」
「箸使ったことないのか?」
「はいそうです」
「別に口調は崩してくれていいよ」
ルークは初めての日本独特の和食に苦戦していたので龍美が箸の持ち方と使い方を教えてルークはなんとか箸が使えるようになったのであった。
ルークはあまり慣れてない敬語でお礼を言ったのだが、フレンドリーな龍美はルークにいつもの通りにして欲しいと言ったのであった。
「ティア、済みませんが、あなたを軍から除名します‼」
「何故です‼」
「実は除名処分と言うのも、ティア、あなたを引き抜きたいと申している人がいるんですよ」
「あなたが、ティア・グランツちゃんね、それにしても、育ちがいいみたいね、ウチの子と良い勝負ね、冗談はさておき、獅子神明、よろしくね」
「ティア・グランツと申します、あとどこを見ていたんですか(゚Д゚)ノ」
ルークとガイが転送してきた世界の軍に所属している御子神家と同じく茶髪のロングヘアーに片目を前髪で隠しているが見えている龍姫達とは同い年の女の子のティア・グランツを天界から引き抜くことにしたツクヨミこと獅子神兄妹の母で見た目は同年代に見える、獅子神明はティアの容姿を目測で測り、我が子と良い勝負できると半ばスケベ発言しながら自己紹介したのであった。
ティアも自己紹介をしたのだが明の発言の撤回を求めたのであった。
「もう、いいじゃない、これ渡しておくわね」
「あの、この剣は一体?」
「隠してもダメよ、無理して杖と苦無を得物にしているようね、自分に合った得物を使いなさい、それはこの世界で売られている剣の重さの約半分の重さよ」
「わかりました、わたしはどうなるのでしょ?」
「どうなるって、都立来禅高校に転入してもらうのよ‼ ヴァン君はもう伝えているから‼」
明はティアに冗談で発言したのだがティアには通用しなかったようで仕方なく本題に入る前にティアに自分が使っている日本刀と同じ二尺三寸の黒石目の龍の刀身彫刻が彫られている日本刀を授けたのであった。
ティアはいらないと日本刀を明に返そうとしたが、明はティアに持っていて欲しいと説明したのであった。
ティアはこれから自分がどうなるかと明に質問したところ明は真顔でティアに都立来禅高校に転入してもらうと返したのであった。
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久しぶりの再会
ツクヨミの権限で軍の上層部と交渉した明は、ティアをヘッドハンティングで引き抜きて娘達が通っている都立来禅高校に転入させたのであった。
下宿先は獅子神家で龍月が超神次元ゲイムギョウ界のラステイション教会の姉妹達の世話と姪っ子になるヴィヴィオの面倒を見るために実家の自分の部屋はあまり使わないのでそこで寝泊まりすることになったのであった。
「杖の振り方が剣術の型に似てたからって、まさか、剣をもらうなんて、それにわたしに学校に通うのよね、大丈夫かしら?」
「コンコン(^O^)/‼」
「はい‼ どうぞ‼」
「ティアちゃん‼ 久しぶりだね‼ 大きくなったね‼」
「誰よ‼ って、何処触っってるのよ‼」
「女の子同志じゃない‼ もう軍人辞めたんだし、これからはボクと普通の高校生として頑張ろうよ、酷い‼ 小さい時、一緒に遊んだよ‼ はい、アルバム」
「まさか、この金髪碧眼の男の子が‼」
獅子神家に到着したティアは荷物を置いて、杖を振る時、袈裟斬り 逆袈裟に交互に振っていたのを明に見られていたようで、才能を宝の持ち腐れにするには惜しいと考えた明に刃渡り二尺三寸の黒石目の日本刀を貰ってしまったので扱いに困ってしまったのであった。
そこに幼い頃明に連れられて一緒に遊んだことある学校を終えてフラクシナスに向かう途中の星龍が部屋に入ってきたのだがティアは幼い頃に軍に入ったので覚えておらず、星龍はティアに幼い頃の写真が載ってあるアルバムをティアに渡したのである。
「うん、それがボクだよ、懐かしいな、この時、まだ男だと思っていたからね、と言うことだから、よろしくね、ティアちゃん‼」
「うん・・・」
どうやら星龍も龍姫と同じく幼い頃は自分が男だと思い込んでいたようで服も男の子の服をよく着ていたのでティアはてっきり男の子と遊んだと思い込んでいたのであった。
ティアは溜め息を吐いたのであった。
「それじゃあ、行こう、フラクシナスに」
「え、ちょっと‼」
「星龍、ティアちゃんを困らせるなよ‼」
「おじいちゃん行ってきます‼」
白いジャケットに黒いTシャツにサラシ型の下着でティアより大きな胸の隆起を抑えているので女であることに気づかないくらいぺったんこ状態で、黒のカーゴパンツに安全靴と言う男装でティアを連れて祖父、獅子神龍剣と挨拶を交わしてフラクシナスにテレパイプを使って向かったのであった。
「星龍、まさか、ティア‼」
「龍姫なのね」
フラクシナスに到着した二人は久しぶりにティアを龍姫達に再開させることにしたのであった。
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真龍婭の観光案内
軍隊から次元武偵として引き抜かれたティアは幼い頃一緒に遊んだことがある星龍に腕を引かれて軍隊時代のスリットが入った軍服姿でフラクシナスを訪れたのであった。
もちろん星龍から幼馴染み達のことを聞いていたので一目で龍姫だとわかったのであった。
「ティア、元気だった。ヴァンさんに負けないくらいには強くなった?」
「小さい頃に会った時以来なのよ‼」
「この方は、鳴流神家、鳴流神龍姫の妹の一人、鳴流神真龍婭と申します」
「ティア・グランツ、ティアでいいわ え、妹(;゚Д゚)‼」
「では、ティアさん、フラクシナスをご案内させていただきます」
龍姫は幼い頃から武術をやっていたので戦闘バカな一面が出てしまい久しぶりにあったティアに実力が付いたのかと質問してしまったのであった。
もちろん龍姫はティアに女であることを口止めしているので周りにいるアドリビトムのメンバーにはばれていないのであった。
そこに白と紫の燕尾服風の軍服を着てナイスバディな肉体を隠して男装している真龍婭がティアに龍姫の妹だと自己紹介をしたのだが、ティアは真龍婭の醸し出すオーラに龍姫の妹だと疑ったのだが、真龍婭はフラクシナスに初めて来たティアを連れて艦内を案内することになったのであった。
「此処がトレーニングルームです。バーチャルシステムを用いた実戦形式の訓練を受けることが出来ます」
「なるほど、良い訓練になるわね」
「バーチャルシステムを用いているとは言え、下手すると危ないのでご注してください」
「当たり前よ‼」
元軍人のティアに真龍婭は早速フラクシナスに設けられているトレーニングルームを見せたのである。
今現在はアンジールが希望者をバーチャルシステムを用いた実戦形式の訓練を行っていたのである。
ティアは所属していた軍の訓練よりも質の高い訓練が出来ると心なしか喜んでいたので、生真面目な真龍婭はティアに下手に訓練すると危ないことを教えてティアは当たり前だと返して、次の施設に向かったのであった。
「此処が医務室です。今日の担当医は龍美先生ですね」
「あれ、久しぶり‼ 大きくなってね、これで満足しちゃダメだよ‼」
「きゃぁぁ‼ 何処触ってるの‼」
「お姉ちゃん、ティアとじゃれ合いはその辺にしないと」
「え、お姉ちゃん、と言うことは」
「鳴流神家、長女、鳴流神龍美だよ‼ あの頃はカロルくらいしかなかったのに」
フラクシナスの医務室にやってきたので担当医の名前が龍美になっていたので真龍婭が紹介したのだが、流石、絶剣龍神と言わざるを得ないと言う速さでティアの背後に回り込みティアの隠している胸を鷲掴みにしていたのであった。
真龍婭は龍美にじゃれ合いはその辺にするように注意して龍美は久しぶりの妹分との再会を喜んでいたのであった。
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新たな道
白衣姿で見た目は完全無敵な医者の龍美は久しぶりに再会したティアに背後に回り込みティアの発育が良い胸を鷲掴みにし出したのである。
もちろん真龍婭に制止されて大人しく医務室に入って行ったのであった。
「お、新入りか、オレはラタトスクで戦術指南をしている、元ソルジャークラス1St、アンジール。ヒューレーだ。よろしく」
「元、ダアト、神託の盾所属、ティア・グランツです‼」
「そう固くなるな、肩の力を抜け、もうおまえは軍人でないのだろ、友を大事にしろ、そして、夢を持て‼」
「はい‼」
「ティアさん、行きましょう、そろそろ獅子神家に帰らないと」
龍美とのふれあいが終わりちょうどトレーニングルームから訓練を終えたアンジールとアドリビトムのメンバーの剣士達が出てきて、剣士達はそのまま自室に向かって歩いて行ったのでアンジールはティアに自己紹介をしてティアはいつもの癖で気を付けしてしてまいそのまま自己紹介をしてアンジールに肩の力を抜くように注意されてしまったのであった。
そろそろ獅子神家に戻らないといけなかったので真龍婭はティアを獅子神家に送り届けることにしたのであった。
一方その頃、
「しかし、教会て言う割には広いだろ‼」
「ルーク‼ なんだ、迷子か?」
「んなんじゃねえよっと言いたいとこだが、その通りなんだ、済まねえけど、部屋まで送って欲しいだ」
「まぁ、オレも初めてここに就職した時は毎回迷ったよ、そんなことはさて置き、ルークの下宿部屋はこっちだ」
「ありがとな‼」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会で下宿部屋に戻ろとしたルークは屋敷から出たことがなかったので土地勘が働かなかったので迷子になってしまったようでそこのちょうど瑠美奈が迷子のルークを発見したので下宿部屋まで案内することにしたのである。
瑠美奈も龍美の秘書になった当初は海男に何度も下宿部屋に連れて行ってもらったことを話し、無事にルークを下宿部屋に送り届けてルークに感謝されて自分の部屋に戻ったのであった。
その日の夜、
「はぁ、わたし、大丈夫かしら?」
「ティアちゃん‼ 一緒に入ろう‼」
「え(;゚Д゚)‼ ちょっと‼」
「初めまして‼ ボク、獅子神勇龍って言います、都立来禅高校一年一組なのでティアさんは先輩ですね、よろしくお願いします、ティア先輩‼」
「そうね、よろしくね、獅子神家のみんな」
ティアは下宿先の獅子神家のお風呂に入っていたのであった。
そこに獅子神姉妹の面々が入ってきたのでティアは驚いてしまったのであった。
勇龍はティアにこれからは先輩後輩として都立来禅高校で頑張ることを誓ったのであった。
「」
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心機一転
ラタトスクにキムラスカの王家の一族のルーク・フォン・ファブレとその保護者で女性恐怖症でフレンに似ている金髪碧眼の剣士、ガイ・セシルと、軍隊に所属してたが明が軍に駆け寄ってティアの身柄を貰い受けることになり獅子神家に居候になったティア・グランツを新たな仲間に迎えた龍姫達と各異世界に散らばっている次元武偵とアドリビトムのメンバーは心なしか喜んでいたのであった。
そして翌日の朝を迎えたのである。
ティアが居候することになった黒い真四角の二階立ての一戸建てで鳴流神家ほどではないが庭もある獅子神家では、
「ティアさん、おはようございます」
「おはよう、それにしても星龍って、兄妹多いのね」
「うん、血は繋がってなくても、ボクの可愛い妹達だよ」
「まさか、羨ましいの?」
「そんなんじゃ(゚Д゚)ノ」
「隠しても無駄じゃよ、目は口程に物を言う」
超神次元ゲイムギョウ界のラステイション教会で朝食を摂っている龍月と勇龍達を除く獅子神一家に交ざってティアも昨日至急された自動リライズ機能が搭載された都立来禅高校の女子制服を着て朝食を摂っていたのである。
やはりティアは末っ子なのか妹がいる龍姫達のことが羨ましかったのか顔に出てしまいそれを隠そうとしたが獅子神兄妹の祖父で龍造とは幼馴染みであり龍でもある龍剣に尾見通いであったのである。
ティアは髪をリボンでポニーテールに結い、視力はいいのだが敢て伊達眼鏡で変装しているのである。
一方その頃、
「今日から、オレも高校生だ‼」
「元気だな‼」
「シング‼ コハクに手出したら殺すか・・・」
「お兄ちゃん‼」
フラクシナスではシングが龍姫達が通っている都立来禅高校に通えることが余程うれしかったのか朝食を摂ってから自室で制服に着替えて龍姫達が迎えに来るまで部屋で待っていたのだがヒスイがいつものようにシスコン全開でシングに宣戦布告をしようとしたのだがあっさり女子制服をに着替えていたコハクに蹴りを入れられたのであった。
「星也、着替え終わった?」
「うん、これでいいかな?」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの小さな教会の建物で寝泊まりをすることになったクリスと星也は今日から龍姫達と同じ都立来禅高校に通うので二人とも龍美が支給してくれた都立来禅高校の制服に着替えていたのであった。
クリスは着替え終わったので星也の部屋を訪ねて、着替え終わったのかと質問したところ、ちょうど着替え終わったとこだったので部屋から都立来禅高校の制服に身を包んだ星也が出て来たのが、
「星也、女の子だったの(゚Д゚)ノ‼」
「誰も、男とは言ってないけど?」
「みんなには内緒にしようか(^_-)-☆」
「なるほど、わかった」
「それじゃあ、龍姫達との待ち合わせに遅刻するよ‼」
女顔の可愛いらしい男の子だと思っていた星也は実は龍姫達には敵わないがスタイル抜群の女の子だったことにクリスは目が点になったのである。
幸いにも女子制服のおかげで着痩せしているので抜群なスタイルは隠しせているのである。
クリスはほかのメンバーを驚かそうと星也が女の子であることを隠してフラクシナスに向かったのであった。
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都立来禅高校に
今日はアドリビトムのメンバーから希望者の数名の都立来禅高校の転入初日と言うこともあってシングとコハクは初めての学校にワクワクしていたのだが、ヒスイは龍姫がコハクを誘惑している男だと思っていたのだが龍音がお姉ちゃんと言ってたのだがアドリビトムのメンバー全員が聞き間違えだろうと気にしていなかったのだったは言うまでもない。
「それじゃあ、迎えに行ってから学校に行かないと」
「遅刻はダメよ‼」
「龍姫達、嬉しそうだったね」
「ああ、そうだな、フェイト」
龍姫達はシング達との合流をしてから学校に行くことになっていたのでいつもより早く家出ることにし、家族と挨拶を交わして龍姫達はフラクシナスに向かったのであった。
龍音達中学生組は先に学校に向かったのである。
「お~い、学校行くよ‼」
「龍姫‼ ・・・龍姫と星也って」
「もう転入初日に遅刻は恥ずかしいよ、それに星也も似合ってるよ」
アドリビトムのメンバー全員「女(の子)だったの(ですか)(;゚Д゚)‼」
「龍姫、行こうよ‼ コハク‼」
龍姫達はフラクシナスに転入者御一行を迎えに来たのだが、能天気なシングとスタン以外は龍姫と星也が着痩せしているとはいえ都立来禅高校の女子制服を着用してお揃いのポニーテールに結った戦闘服姿での印象が強かったようでルーティをはじめとするメンバー全員が開いた口が塞がらない上に目が点になったしまったのである。
クラトスは相変わらずの無表情でアンジールと話し合ってしたのであった。
流石に転入初日から遅刻は不味かったのでシングは能天気が功を奏したのでそのままコハクに声を掛けて、転入先の龍姫達が在学中の都立来禅高校に龍姫達共に向かったのであった。
「それじゃあ、一緒のクラスに慣れたら良いね、後でね‼」
「校長先生かぁ~」
「シング‼」
龍姫達は転入生のカノンノ四天王達を校長室に案内して龍姫達はそれぞれの所属している教室に向かって行ったのであった。
「なぁ、士道達ってさ、今日来る転校生のこと知ってるんでしょ?」
「どうなんだよ<`~´>‼」
「それは、お楽しみだ‼」
「みなさん‼ ホームルームですよ(>_<)‼」
「珠ちゃん、お願いだから、それは勘弁して‼」
二年四組ではもう転入生のことが知れ渡っていたようで龍姫達はクラスメイトに質問攻めにされてしまったところで担任教師の岡崎珠恵がお約束の猫耳が着いたフードが付いたマントの白魔導士姿の龍神化でホームルームの開始を宣言していたのであった。
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転入生
龍姫と星也が女であることに転入初日から驚いてしまった都立来禅高校に転入する御一行は、その女の子らしく都立来禅高校の黒いブレザーに紺色のミニスカート姿の龍姫達に校長室に案内されて龍姫達はそれぞれの教室に入り席に着いて担任教師のホームルームが始まったのであった。
そして、
「今日は、知っている人もいるかもしれないけどこのクラスに新しいく転入生が来るんですよ‼ それじゃあ、入って来て‼」
「はい‼」
龍姫達、二年四組の担任教師の岡崎珠恵が転入生が来ることを知らない生徒に告げて教室の外で待っているアドリビトムのメンバーの誰かに入ってくるように指示を出したのであった。
入ってきたのは、
「では、黒板に名前書いてくれるかな?」
二年四組の男子生徒一同「おおお‼」
「今日からこのクラスに転入してきた、エミル・キャスタニエです‼ みんな‼ よろしく‼」
「同じく、今日からお世話になる、マルタ・ルアルディです‼ 仲良くしたいから遠慮なく声掛けてね‼」
「同じく、ダアトから来ました、ティア・グランツです」
「あの三人は士道には危害を加える気はない」
「折紙ちゃんたら(´・ω・`)」
龍姫達のクラスにエミルとマルタとティアが転入してきたのであった。
折紙は士道に悪影響はないと言い出したのであった。
ティアはいつもの癖なのか軍人癖が出てしまったが結局のところ、龍姫達の前では普通の女の子になってしまうのであった。
「龍美の兄妹、学校に通ってるのか?」
「ルークもどうだ? おまえが行きたいって言うなら、こっちで転入手続きしてやるけど、決めるのはルークだ‼」
「わりぃ、夜まで待ってくれ、頼む」
「まぁ、いきなり学校に行けるって、言われたら考えるよな」
ルークは同じ年頃の知り合いがあまりいないことを昨日知った瑠美奈はルークに都立来禅高校に転入して見ないかと質問したのだが、ルークは不安があるようで夜まで待ってくれと瑠美奈に頼んで瑠美奈は考える時間が必要だと察し承諾したのであった。
真龍婭と勇龍が所属している一年一組では
「カノンノ・クリスタルです、クリスって呼んでください」
「神桜星也です‼ よろしくお願い申し上げます」
「それじゃあ、鳴流神さんと、獅子神さんの隣の席が空いてるからそこに座って」
「今日から、クラスメイトですね」
「よろしく‼」
クリスと星也と言う女子二人と言うこともあって真龍婭達以上に大盛り上がりだった男子はそのまま二人を席に着くまで瞬き一つせずに視線をそらさずにずっと見ていたのであった。
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サレ
星也達が都立来禅高校に転入し、シングとコハクとティアが龍姫達が所属している二年四組に配属されて、星也とクリスが真龍婭と勇龍と同じクラスになったのである。
もちろんのことながらパスカが芽龍とうずめのクラスで、イアがくろめと光龍のクラス、グラスバレーが陽龍達と同じクラスになったのである。
そんなこんなで授業が始まったのである。
一方その頃、
「わかった、この荷物を配達すればいいだね‼」
「ヴェイグ、行けるか?」
「ああ、大丈夫だ」
「それじゃあ、行ってくるぜ‼」
クレアが再び故郷の村に物資を配達してほしいと依頼をアドリビトムのリーダーのアンジェに持ちかけたのだが人手のことで困っていたのだが、龍美が一度行ってみたいと言い出したので龍美が引き受けることになり、それに伴い、道案内役にヴェイグが同行することになったのである。
今回は恋龍とリッドも一緒に行ってくれると言うのでクレアから配達する物資を受け取ってテレプールに飛び込んで早速目的地の村に向かったのである。
「ヴェイグ、村って、この道を真っ直ぐに行けばあるの?」
「ああ、その通りだ」
「そんじゃ、龍美達が乗ってたあれに乗せてくれよ」
「リッド、あれとは何だ?」
「バイクのことか、距離的にはさほど遠くないんだ、歩いて行かないか?」
「まぁ、いっか」
転送先から村までは一本道だったのでヴェイグにスクリーンを表示した龍美は指さして此処かと質問したところ、ヴェイグはそうだと答えたのでリッドが龍美達が乗り回しているあの前輪が1つで降臨が二つと言うあのバイクに乗ってみたかったのだが、もしもの事を考えて恋龍が歩いて行こうと言い出したのでリッドは承諾してヴェイグの案内で村に向かったのであった。
「此処がヴェイグとクレアの育った村か」
「ああ。オレはこの村で育った」
「おお、ヴェイグじゃないか」
「物資を持ってきました」
「ご苦労さん」
道中では魔物に襲われたがこのメンバーの力を合わせれば問題なく無事にクレアから受け取った物資を村に届けられたのでヴェイグは村の人達に呼び止めらていたのであった。
しばらくして、村の入り口から
「きゃ~‼」
「まさか‼」
「ヴェイグ‼」
「サレが来たんだ‼」
女性の悲鳴が聞こえてきたのでヴェイグは猛スピードで村の入り口に向かって走って行ってしまったのであった。
「サレ、確か、この国の騎士って、龍琥とあづみが教えてくれたな」
「キミたちは帰りなさい、酷い目に合う前に」
「それを聞いて、ますます帰れないです‼ 行くよ‼」
「フレンさんとどっちが強いかな? 行くぞ‼」
村の人がサレが来たと怯えながら逃げ惑っていたので、龍美達は以前龍琥がこの村に物資を配達して大蛇のミドガルズオルムと一戦交えて帰ってきた時にサレと言う極悪非道を繰り返しているガレキア国王の騎士と言うこともあって困り果てていたのだがヴェイグが反抗したことでますます目を付けられてしまったと言うのであった。
クレアの父は龍美達に帰るように警告したが、目の前の惨事を見てみぬふりが出来ない龍美達はヴェイグの助太刀に向かったのであった。
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嵐?
クレアから依頼で再び物資の配達にヴェイグとクレアの故郷の村にやってきた龍美達は問題なくクレアから渡された物資を渡してフラクシナスに帰ろうとしたのだが、村の出入り口で女性の悲鳴が聞こえてきたのでヴェイグが一目散に入り口に走って行ってしまったので龍美達も追いかけることにしたのであった。
「サレ‼」
「ヴェイグ、久しぶりだね、逃げ出した君がどうするのかな? アハハハは‼」
「ヴェイグ‼」
「人質を解放してもらおうか?」
「悪いけど、武器を捨てなよ、さもないと」
「捨てればいいんだね‼ ホイ‼」
村の入り口で紫の髪ので龍美達よりいや下手すれば中学生組にすら背が低いレイピアを人質にしている女性に突きつけているガレキア王国の騎士ことサレとヴェイグがご対面したいたのであった。
助太刀に駆けつけた龍美達は人質を解放しろとサレに言ったら、サレが武器を捨てろとどう見ても龍美達を殺す気満々だったのが龍美と恋龍にばれていたのでサレの要求を逆手に取った龍美と恋龍は得物を地面に投げる気はなく、
「ゴン‼ ガン‼」
「ヴェイグ、みなさん、ありがとうございます‼」
「ここはいいですから、逃げて下さい‼」
「うふうううあふ‼ どうやら君たちはボクを怒らせた‼」
「興味ないね‼」
もちろんのことながら龍美の二刀の愛刀の柄と恋龍の愛槍「日本号」の柄がサレの脳天にクリティカルヒットしその隙に村の住人の女性を逃がしたのだが、龍美にしてやられたサレは怒りの余り、思考回路が明後日の方向に逝ってしまったので龍美と恋龍は投げつけた得物を手元に呼び出して構えたのであった。
「サレ~‼」
「ごめんね、脇ががら空き‼」
「パタッ‼」
「龍美、まさか‼」
「リッド、龍美ちゃんはサレを襟で〆て落としただけだ」
「サレ、相手が悪い」
ヴェイグが背負っていた大剣でサレに斬りかったのだが、サレがヴェイグに気を取られている隙に龍美がサレの背後に回り込みサレの軍服の襟を使って送り襟締めで落としたのであった。
絞め技を初めて見たヴェイグとリッドは腰を抜かしていたのであった。
そして得物をしまった所に、
「ヴェイグ‼」
「ティトレイ‼ ユージーン‼」
「さっき、サレがまた襲ってきたって言うもんだからって、サレどうしたんだ?」
「龍美がサレが着ていた服の襟で絞め落とした」
「なるほど、俺の名はユージーン・ガラルドだ」
「鳴流神龍美です‼」
ヴェイグの知り合いの緑の髪をぼさぼさにしているティトレイと、黒豹の獣人の大柄の男性のユージーンが騒ぎを聞きつけて現場に駆けつけてくれたのだがもう龍美によってサレが絞め落とされた所だったのであった。
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学校で
サレを撃退した龍美達はヴェイグの顔見知りのティトレイとユージーンが騒ぎを聞いて駆けつけてくれたのだがサレは龍美によって絞め落とされていたのであった。
取り敢えずサレを村の外に運び意識を戻したのはよかったのだが、
「キミたちは気持ち悪いんだよ‼ おえ~(´艸`*)」
「おまえがそれを言えた立場か‼」
「さようなら‼」
「ありがとう、村を二度も助けてもらった」
「いえいえ、どういたしまして」
その場でリーバスしてしまい気持ち悪そうにそのまま去って行ってしまったのであった。
村の住人からお礼を言われたので龍美はお気になさらずにと返して村を後にしようとしたが、
「そうだ、オレ達も一緒に行くぜ‼」
「ああ、俺も行こう‼」
「それじゃあ、帰ろうぜ‼ 龍美、頼む‼」
「うん‼」
「何だ‼」
ティトレイとユージーンが仲間になってくれると言うのでそのままフラクシナスに帰ることにした龍美はアイテムパックからテレパイプを取り出してフラクシナスに転送したのだが、転送されている間ティトレイが騒がしかったのは言うまでもない。
「みんなお帰りなさい‼ あれ、此方の方は? アドリビトムのリーダー、アンジェです」
「オレはティトレイ」
「ユージーンだ、ここで世話になる」
フラクシナスに戻ってきた龍美達は依頼が無事に完了したことサレに遭遇したことをアンジェに説明して龍美と恋龍は超神次元ゲイムギョウ界に戻って行ったのであった。
新たな仲間の二人はフラクシナス内を物珍しそう見ていたのであった。
ところ変わって、都立来禅高校では、
「エミル、マルタ、ティア、学食行くよ‼」
「うん‼」
「昼餉に行こう、士道‼」
ちょうどお昼休みになったので龍姫達は学食にシング達を案内するついでに学食の仕組みを教えることにしたのである。
もちろん地球の日本円を持っていない転入組は龍姫からラタトスクから支給された資金を渡しているので安心なのである。
「此処が学食か‼」
「シング‼ コハク‼」
「エミル‼ マルタ‼」
武龍と輝龍達のクラスに転入したシングとコハクは意気揚々と学食にやってきたので席に着くことにしたのであった。
しばらくして真龍婭達も合流して、沙織の食欲の凄さに圧倒されていたアドリビトムのメンバーとティアであったとさ。
スキット:龍姫達の制服姿
シング「なんか、龍姫がその制服着てると落ち着かないな」
クリス「確かに、あの服が見慣れているからね、あの格好」
コハク「カッコイイもんね」
龍姫「学校だからこの制服を着てるからね」
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神喰いの名を持つ少女
サレを撃退して無事にクレアから受け取った物資を届けた龍美達は新たな仲間ともにフラクシナスに帰還したのち超神次元ゲイムギョウ界に戻って行ったのであった。
「龍美、お帰り、ルークとガイさんはこの世界の生活費を稼ぐからって教会で受けてた魔物退治をルドガーさんと一緒に行ったから、今はオレといーすんと職員だけだ」
「瑠美奈、留守中、大丈夫だった?」
「ルークがいーすんに説教していたくらいだな」
「へぇ~そうなんだ」
留守を頼んでいた瑠美奈が龍美を出迎えて龍美が留守中で困ったことはないかと質問したところ、言うべきことははっきり言う性分なのであろう、ルークはイストワールに国とはなんたるのかと小一時間ガイをほったらかして説教して、ルドガーとガイと一緒に教会で行き受けていた超神次元ゲイムギョウ界の魔物退治に向かったと龍美に明かしたのであった。
「それにしても、沙織ってよく食べるよね」
「ああ、腹が減ると動けないからな」
「じっちゃんが腹が減っては戦は出来んって話してくれた」
都立来禅高校では現在絶賛お昼休み中で龍姫達はエミル達と一緒にお昼を食べていたのであった。
沙織の食欲旺盛だったことに目が点になってしまったエミルは恐る恐る発言していたので沙織はエミルの方が先輩なのだから堂々とするように言い、自分が空腹だと動けない体質だと明かしたらシングが祖父から聞いたのであろうことわざを述べたのであった。
アドリビトムのメンバーはもちろん制約のためにフラクシナスもとい星也とクリスに至っては自分で作ったのである。
料理のレシピは龍姫達が教えてくれたものがあるのでそれを元に自分で作っていたのだが、コハクが味噌が大好物だったので、コハクの昼食は味噌尽くしだったのは言うまでもない。
流石の龍姫ですら引いてしまったのはむりはないのだから
一方その頃、
「行くぜ‼ 崩襲脚‼」
「ルーク、調子いいじゃねえか‼ 虎牙破斬‼」
「ゲイムギョウ界の初めての魔物との戦闘だが、大丈夫そうだが油断は出来ない」
超神次元ゲイムギョウ界のバーチャルフォレストで魔物退治を引き受けていたルドガー達は、ルークの剣術訓練を兼ねて引き受けた魔物を退治していたのである。
そんなこんなで引き受けた魔物を目標数討伐したので教会に帰ろうとしたルドガーたちであった。
「此処がわたしが配属されるところか、失礼します‼ 本日付で配属しました、ゴッドイーターです‼」
「待ってたよ、初めまして、ラステイションを治めている教祖、獅子神龍月、よろしくね、ゴッドイーター」
「あれ? 女神様は?」
「あ、そっか今日配属されたばかりだから知らなかったね、女神と言う地位は撤廃されて国は教祖が請け負うことになったよ」
「失礼しました‼ 龍月様‼ と言うことはノワール様は?」
「ノワールは死んだよ、と言うより、元から「ノワール」なんていないから」
超神次元ゲイムギョウ界のラステイションに新たな人物が龍月の下に配属されたようでクリーム色の髪を短いツインテールに結い、黒いノースリーブから程よい大きさの胸が見え隠れして右手首に赤い腕輪を嵌めている少女ことゴッドイーターがやってきたので龍月が出迎えたのである。
ゴッドイーターは龍月が教祖だと言ったので首を傾げたいたら、龍月からもう女神という存在はいないと告げられて、そしてノワールだった勇龍はもう死んだと明かしたのであった。
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ノワールの人格
龍月からノワールはもう死んだと告げられたゴッドイーターと言う少女は納得がいかなかったので龍月を問いただしたのだった。
「先代のブラックハートつまりノワールは上ばかり見ていたことで自分が犯した罪に背を向けたことを知った天界は」
「まさか‼」
「その通りよ、オーディン様も堪忍袋の緒が切れてしまったから、ノワールの魂は永久に蘇ることはないわ‼」
「あ、フレイさん、こんにちは」
「えええ(;゚Д゚)‼」
龍月は勇龍達が元はシェアを取り込みすぎたことで知らず知らずのうちにシェア中毒つまりアンジール曰く魔晄中毒と言う地球の病名にするならば「総合失調症」という精神病を患いそして本来の勇龍達の男の子らしい性格が真逆の傲慢な性格になりそれで無自覚で罪のない人々を無碍に扱ったことが災いして星龍が転生したことで、ノワールの人格がアンジールの友であった英雄と謳われたソルジャー1Stのブラックハートのモデルになった長身の銀髪に碧眼の龍月の愛刀「同田貫正国」の二倍の長さの名刀「正宗」を軽々と振り回すセフィロスがシェアに忍ばせたジェノバ細胞で精神を乗っ取られたが、龍姫の喚起もとい、いつまで人形を演じる気でいるのかとそして仕事のためにすべてを犠牲にするのがプロじゃない。そんなのはただのバカがすることだと、諭したことでノワールの人格とセフィロスの思念は完全に消滅しもう二度と目覚めないようになっているのだが、桜龍との一戦でセフィロスが去り際に言った、
「わたしは思い出にはならない」と言うことを桜龍から聞いた龍姫達だったのだが、流石にゴッドイーターには重すぎると思った龍月は敢てわかりやすくセフィロスとジェノバ細胞に関する事柄を抜いて説明した所に、天照大御神とは別の部署に所属しいる、以前一緒に戦った戦乙女ヴァルキリーの上司に当たる緑を基調にした服に身を包んでいる金髪碧眼の女性でゲイムギョウ界の女神は女神ではないと言ってのけた、フレイが天界からわざわざやってきたのであった。
もちろんのことながら勇龍達は守護女神だった頃の記憶は天界の上層部によって削除されたので元気娘になり体も姉達には劣るがスレンダーな体に似つかない豊満な胸に成長して、一人称が「わたし」から「ボク」にもどったので、敬語が出来るよう成り学校では真龍婭達以外で友達ができたのであった。
龍月はツクヨミの実の子であるがフレイは特別扱いはしない主義で上司のオーディンには素直に応じる出来た女性なので時には厳しくするのだが、相変わらずの龍月は慣れた様子で挨拶を交わしたが、ゴッドイーターは目が点になった挙句に腰を抜かして開いた口が塞がらないのであった。
「あ、ごめんなさい、わたしはフレイ、天界の女神、よろしくね」
「はい‼ ゴッドイーターと申します」
「ゲイムギョウ界はふざけた名前が多いのね」
「こればかりはどうしようもないですね」
フレイはゴッドイーターに自己紹介をしたのでゴッドイーターも自己紹介をしたのだが、フレイはゲイムギョウ界はふざけているのかと皮肉ったのであった。
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いざ、転換期の世界へ
超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの龍月の下に配属されたゴッドイーターと言う少女は本物の天界の女神のフレイに腰を抜かしてその場で開いた口が塞がらない状態で目が点になったのだが、気を取り直してお互い自己紹介を行ったのだ。
やはりフレイはゲイムギョウ界の存在意義に疑問を抱いていたが、龍姫達によってゲイムギョウ界のシェア即ち信仰心の奪い合いは頑なに天界によって禁じられて、真龍婭達は守護女神の地位を剥奪されるたのであった。
もとから真龍婭達は三龍神に認められたこともあり、シェア中毒もとい魔晄中毒または総合失調症にはならなかったのだ。
勇龍達はその影響でシェア中毒に陥ったのだが、龍姫達とユーリ達によって本来の人格を取り戻したことで現在に至るのであった。
だが桜龍はもと居た世界でユーリを庇ってノワールとしての死でライフストリームに肉体が溶けて行ったことで元々の人格が形成した魂を取り戻して自由奔放な性格になったのである。
「今日はどのようなことで此処に?」
「オーディン様からの依頼を受けて欲しいのだけど? いいかしら? もし忙しいのなら、ほかの人に回すわ?」
「大丈夫です。内容は?」
「簡単よ‼ 転換の影響で地表からライフストリームが吹きだしてしまったのは知ってるわよね」
「はい」
「話が早いわ、それでラステイションに調査に行ってほしいのよ」
「わかりました‼」
龍月はわざわざ地位が高いフレイが此処に来ると言うことは天界からの仕事が舞い込んだのと気が付いたので仕事内容が転換期を迎えてゲイムギョウ界つまり現在名前がない世界のラステイションだった所に調査に向かってほしいと言う依頼を龍月は受けることにしたのである。
早速龍月は、
「ゴッドイーター、お願いだけど、一緒についてく来てくれるかな?」
「はい、もちろんです‼ 龍月様‼」
「様はいらない‼ できれば、さん付にしてほしいよ」
「龍月さん‼」
「取り敢えず、フラクシナスに行こう、そこにいけば龍美ちゃん達が居ると思うから‼」
ゴッドイーター共に転換期の世界に行くためにメンバーとそれなりの準備は必要だと思いラタトスクを紹介するついでにフラクシナスで調査の準備とアドリビトムのメンバーにゴッドイーターを顔合わせをさせるために一旦フラクシナスに向かったのであった。
「龍月からだ。瑠美奈、一緒に来てくれる?」
「ああ、もちろんだ‼」
「どうして、わたしがルークさんに説教されないといけないんですか<`~´>‼」
「そんなんだから、おまえは無能何だよ‼」
龍月は幼馴染みの龍美に連絡を入れたようでちょうど超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に戻っていたようで瑠美奈共にフラクシナスにルークに怒られているイストワールを尻目に向かったのであった。
ベルセリアの武器は良さそうだな
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調査隊編制
フレイからの依頼で転換期の世界でライフストリームこと猛争オーラの調査に向かう前に龍月はゴッドイーターをラタトスクとアドリビトムのメンバーに紹介するついでに準備と同行してもらうメンバーを集めに向かったのであった。
龍美と瑠美奈が確定しているので問題はないのであとはアドリビトムのメンバーの中から付いてくる人を募集するのとアップルグミなどのアイテム補充であった。
「初めて見るわね、わたしはアドリビトムのリーダーのアンジェよ、よろしく」
「こちらこそ、本日付で龍月様直々の防衛隊員のゴッドイーターと申します‼」
「ゲイムギョウ界の人は名前まで変わってるのか、わたしはアドリビトムのメンバーのお世話をしている、ユキノ、よろしく」
「ラタトクスで戦闘技術を教えている、アンジールだ」
龍月はゴッドイーターを現在フラクシナスに残っているメンバーとの顔合わせをした後、アイテム等の確認をして、龍美と瑠美奈が到着したのでアドリビトムのメンバーの中から同行してくれるのは、
「ボクが行こう」
「俺も行くぜ‼ シングの野郎に先越されたからには、オレも次元武偵に‼」
「龍月、いって来い‼」
「はい、それじゃあ、行ってきます‼」
「クレス、こっから行くの?」
「アーチェは知らなかったね、このテレプールに飛び込んで行くんだ」
リオンとヒスイが同行することになり、テレプールに飛び込んで転換期の世界に向かったのである。
初めてテレプールを見るアーチェはクレスに説明を求めていたのでクレスは簡単に説明したのであった。
「到着‼ みんな、いる?」
「うん、全員いるみたい」
「此処が転換期を終えた世界なのか?」
「そうだ、良かった、街は大丈夫だな」
「そらりゃ、人間はよ‼ 死ぬ気で生きてる生き物だぜ‼ 女神なんかにたよんなかくてもいきていけるっての‼」
龍月達は問題なく転換期の影響で復活したセフィロスの出現によって改心した人間達が寄り添って新たな世界を築き上げている世界に到着したのであった。
龍月は今回の調査隊のメンバーが全員いることを確認した後に目的地のラステイションに入ったのであった。
その道中でリオンとヒスイは女神よって管理された世界では人間は成長しないと肯定的な物言いをしたのであった。
「みんな、頑張ってるね」
「女神が管理している頃より、良い方だな」
「さてと、現場に向かうよ、確か、元ラステイション教会だったところだね」
「ん? どうしたの? ゴッド?」
「女神様がいない世界ってこんなにも眩しいなと、すいません‼」
「これからいっぱい学ばないと」
街に入った龍月達は街の人たちがそれぞれ新たな時代の幕開けに取り掛かっていた現場を見て、リオンは女神という存在はいらないと答えて、ヒスイに至っては人間を「なめるなよ」と宣言して、ゴッドイーターは人間の底力に圧倒されてしまったのであった。
龍月が空中に大学ノート位の大きさのスクリーンを表示し、調査の目的地である、元ラステイション教会に向かったのであった。
この時、ゴッドイーターは自分に降りかかる運命に巻き込まれるとは知る由もなかったのだから。
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乱れ雪月花
転換期の世界にフレイの依頼で訪れた龍月達はアドリビトムのメンバーとの合同で行うので新たな仲間のゴッドイーターともに元ラステイション教会に向かったのであった。
そこはネクストフォームのブラックハートつまりセフィロスが擬態した姿であったそうブラックハートと言うのはセフィロスコピーを元に創りだされた様はクローンであったそしてそのクローンにジェノバ細胞を埋め込んで作られたのが陽龍と戦龍と直龍と姫奈太と志澄琥以外の三女神で、そこで重症だったのが桜龍だったのであった。
そうこうしている内に目的地の教会に到着したのであった。
「此処が目的地だね、見た感じは以上はないね、確か、祭壇の下に地下遺跡があるんだっけ」
「そうなのかよ‼」
「フレイさんから渡された依頼書にはそこを調べて欲しいんだって」
「行きましょう‼」
「わかってるのだろうな? おい‼」
「マグナス、行くよ‼」
現在は神官が管理している普通の教会になっているので誰でも入ることが出来るようになっているのでフレイが話を付けていたので祭壇のある部屋で祭壇を隠しスイッチで動かして地下遺跡に潜入することにしたのであった。
「此処が最深部何だよね、みんな、なんか来る‼」
「ドラゴンさんだ(>_<)‼」
「そう行きますか‼」
「やってやるぜ‼」
「シャル‼」
地下遺跡は前に陽龍達が来た時のままで仕掛けが解除されていたままで放置されていたので問題なく遺跡の最深部に魔物を討伐しながら到着した龍月達を待っていましたと言わんばかりにドラゴンが咆哮をし始めたので龍月達は得物を構えたのであった。
「ぐぉぉ~ン」
「きゃ~‼」
「ファーストエイド‼」
「え、魔法‼」
「ゲイムギョウ界の人間は擬似晶術も出来ないようだな、月閃光‼」
「そうですね、坊ちゃん‼」
龍月と龍美と瑠美奈による連携を軸に攻撃を叩き込んでいるリオンと両手首に装備しているダブルボウガンから放たれる矢で攻撃しながら治癒術で援護すると言う高度な戦い方をするヒスイに大太刀型の神機を用いて攻撃しているゴッドイーターはドラゴンが吐いた火炎放射の余波に触れて傷を負ったのでヒスイが治癒術で治したのがまだドラゴンは倒れそうになかったのだったのであった。。
「それじゃあ、飛ばすよ‼」
「え、捕食してないのにバーストを発動した‼」
「いい加減に覚えろ‼」
龍月は一気にケリを付けるためにオーバーリミッツLv3を発動して橙色の闘気を纏った状態でドラゴンに愛刀の日本刀の同田貫正国で斬りかかったのだが、初めてオーバーリミッツを目にしたゴッドイーターは目が点になってしまいリオンに注意されてしまったのであった。
「虎牙破斬‼ 秋沙雨‼ 殺劇舞荒剣‼ 舞い上がって‼ 光翔戦滅陣‼」
「流石、獅子神家の長女だな」
「これがオーバーリミッツで出来ることなんですね」
「龍月決めろ‼」
龍月は自分が得意な連携の攻撃を叩き込み、それを喰らったドラゴンはのけぞったのでこれがオーバーリミッツの力なのかとゴッドイーターは目が点になってしまったのである。
そして、
「乱れ舞え‼ 吹雪の如く‼ 咲き乱れろ月光花‼ 奥義‼ 桜華‼ 龍天斬‼ どうかな、きれいでしょ‼」
「これは」
「秘奥義だよ」
「帰ろうぜ‼」
ドラゴンを氷漬けにした龍月は斬り刻みながら月を描くように斬り上げて、そして斬り抜けて桜の花びら舞った瞬間、ドラゴンは光となって消えて逝ったのを見届けたゴッドイーターは見惚れていたので龍美が秘奥義だと説明した後、ドラゴンを倒す前に龍美がローバーアイテムで手に入れた腕輪を持って遺跡から脱出することにしたのであった。
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暴走した遺産
転換期の世界の地下遺跡でドラゴンを倒して脱出した龍月は調査内容を纏めていたのであった。
フレイが言っていたのはこれではないのかと思っていたのだが少し違うようで、ドラゴンがいた場所で見つけた物を持って出ていたのであった。
スキット:召喚獣
龍美「これ、まさかと思うけど、召喚獣のカードだね」
ヒスイ「何だよ‼ 召喚獣って」
龍月「簡単に言えば、これを使うと召喚獣を呼んで一緒に戦ってくれるんだよ‼ 真龍婭達は三龍神を召喚できるんだ‼」
リオン「そうなのか」
ゴッド「それって危ないのではないでしょうか?」
瑠美奈「確かに、これを悪用しようとしてきた人達をオレは知っている、けど、召喚獣は使う者次第で世界だって壊れてしまうからな」
リオン「ボク達が持っている以上は大丈夫だろ」
龍美「三龍神は心を許したものにしか召喚できないから」
「さてと、召喚獣のカードがあったと言うことは」
「大変だ‼」
「どうしたんだよ?」
「はぁ、はぁ、廃工場に放置されている兵器がなぜか暴走し始めたんだ‼」
「まさか‼ 大変だよ‼ これ見て‼」
「なんだ、この惨状は‼」
龍月達は教会を出ようとしたの所に血相を変えて息を切らしながら駆け込んできた男性がいきなり神殺が対女神兵器を放置したままだったので何らかの拍子で暴走していると知らせて来たのでそれが真かどうか知るために龍美はインテリジェントデバイス「バゼル」を起動させて空中に大学ノートサイズのスクリーンを表示し現場の映像を映したのだが本当に兵器が暴走していたのであった。
もちろん防衛隊員はいるのだがリオン曰くゲイムギョウ界の戦闘術ではろくに戦えないと評価していたので、このまま、放って置く龍月達ではなく結局リオンも付いて行くことになり現場の神殺の本社後に向かったのであった。
「マジック様が復活した‼ もっとやれ‼」
「あ‼ インカだ‼」
「誰がインカだ‼ 犯罪組織・・・・」
「くだらん‼ 魔神剣‼」
「にぎゃぁぁぁ‼ 自己紹介くらいさせろ‼」
現場に到着した龍月達が見たのは犯罪組織に所属していたがユーリ一人に計画がおじゃんになり、上司の四天王に至ってはエリーゼ一人にすら敵わないと言う、有様なのにいまだに犯罪行為を繰り返す下っ端のリンダに出会ったのだが合って早々に時間の無駄だと言ってリオンがシャルティエを抜いて魔神剣を放ってリンダを黙らせたのであった。
「はやへぇ話がマジック・ザ・ハードが復活したんだろ‼ オレ達の敵じゃねえ‼ このへっぽこ野郎‼」
「くそ~‼ やっちまえ‼ って‼ なんでこっちに来るんだよ‼ 覚えてろよ‼」
「若い時の辛労は買うてもせよっておじいちゃんか、おばあちゃんにでも襲わらなかったのかな?」
「一機、こっちに来ます‼」
ヒスイはリンダを煽ってリンダが自棄になったのだが、肝心の機械兵がリンダを敵とみなしてリンダを追いかけ回してリンダは逃走したのだがもう一機暴走していたので龍月達は破壊を試みることにしたのであった。
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〆タルギア、再戦
犯罪組織のリンダに出会った龍月達はリンダが発言したマジック・ザ・ハードが復活したと言うのを聞いたところでリンダが起動させた機械兵の〆タルギアの内の一機が龍月達の方へ向かって来たので破壊することにしたのであった。
訓練を受けていたとはいえ異世界人である龍月達に付いて行くのがやっとなゴッドイーターは格の違いを見せられたのであった。
ヒスイに至っては故郷で弓で狩猟をしていた程度の戦闘経験だけでもゲイムギョウ界の兵士以上の能力がある上にヒスイは高度な治癒術を扱えると言う支援型のダブルボウガン使いでそこから放たれる矢は本人曰く百発百中だと言うのであった。
リオンはソーディアン「シャルティエ」と「ダガー」のアスナと一緒の二刀流の魔法双剣士である以上はゲイムギョウ界では出来ない剣と魔術による攻撃を可能にしているのである。
「一応、毒の対策は出来てるよね? トライン‼」
「毒になったら治してやるぜ‼ 乱千鳥‼」
「当たり前のことを聞くな‼ 幻影刃‼」
「キュいーん‼」
「これが異世界の戦闘力・・・」
やはり〆タルギアでは龍月達の相手を出来るはずもなく、ファイナルアタックで毒のウイルスを巻き散らすことをリオンとヒスイに教えたヒスイが治してやるぜと引き受けて見事〆タルギアを破壊したのであった。
「ぎゃははは、死ね‼」
「残念でした(>_<)‼ 状態異常を防ぐお守りと」
「穢れを消し去れ‼ リカバー‼」
「何の対策もしないのは貴様の方だ‼」
「てめぇらはあいつらと一緒かよ‼」
「待て‼ 龍月さん‼」
「深追いはダメだよ」
戦闘経験が豊富なリオンとヒスイのことを頭数に入れていなかったリンダは何も考えもなしに〆タルギアから振り切って持っていたスイッチを押して毒の粒子をばら撒いたのだが、龍月と龍美と瑠美奈はテルカ・リュミレースで状態異常を全て無効にするアミュレットを合成していたので毒に侵されずに済み、治癒術が出来るヒスいがゴッドイーターの毒を浄化したことでリンダは恐れをなして逃走してしまったのでゴッドイーターが追跡しようとしたが、龍月は敢て泳がすことにしてゴッドイーターに深追いはするなと言って追跡を止めたのであった。
「マジック・ザ・ハードか、確か、以前、ユーリから聞いた話だと、犯罪組織の四天王だったはずだが?」
「そうだよ、そして、アレクセイ達と手を組んだ」
「要するに反乱軍の頭じゃねぇか‼ どんだけ恨まれてたんだ女神はよ‼」
「取り敢えず、まだ残ってる機械兵を破壊しないと‼」
リオンは以前ユーリに話を聞いていたようでマジック・ザ・ハードは封印されていた犯罪神つまりジェノバを復活させて一度無に返して新たな世界を築こうとしたことを知っていたので、龍月は頷き、ヒスイは女神が恨みを買いすぎた罰が当たったと言ったのだが、もう一機の〆タルギアを破壊することにしたのであった。
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ゴッドイーターの最期
リンダが放った機械兵を全て破壊した龍月達はフラクシナスに帰還しようと現場を駆けつけてくれた天界の治安部隊に任せてフラクシナスから帰還用のテレパイプが出現したのでそれで帰還しようとしたのである。
だが、
「マグナスさん、危ない‼ きゃ~‼」
「ガッシャン‼」
「おい、ヒスイ‼ 手伝え‼」
「おう‼」
「よかった・・・」
なんとリオンの頭上から鉄パイプの束が降ってきたので油断したリオンは反応に遅れてしまいゴッドイーターがリオンを突き飛ばして鉄パイプの束の下敷きになってしまったので龍月達は急いで鉄パイプの除去を急いだのであった。
もちろん天界の治安部隊も救助に参加したのであった。
鉄パイプの束を落としたのは、
「ぎゃはははは‼ アタイたちに逆らったのが悪いんだぜ‼」
「貴様‼」
「至急、オペの準備‼ 意識不明の重体‼」
「はい‼」
そう紛れもなくリンダの逆恨みだったのである。
普段クールな印象が強いリオンが怒りを剥き出しにして二刀を構えて、ヒスイもダブルボウガンを構えたのだが、リンダは一目散に逃げて行ってしまったのであった。
ゴッドイーターを下敷きにした鉄パイプの束は見事にゴッドイーターの首から下に落下し、特に両脚と両腕の骨折が曲がってはいけない方向に曲がっていたので応急手当てで治癒術を行いながら、意識不明の重体のゴッドイーターを天界の病院に緊急搬送したのであった。
「これは酷いわね、もう助からない、鉄パイプがこの子の心臓を貫いている」
「それじゃあ、もう」
「しょうがない、この子を転生させましょう、だけどこのまま転生しても面白くないから」
「なんか、聞こえてくるぞ、転生だとか」
「じっとしてろ、今度は許さん‼」
天界の手術室ではゴッドイーターの緊急オペが行われていたのだが執刀医の剣心がゴッドイーターの心臓の部分には切断した鉄パイプが突き刺さっていたので助かったとしても何らかの後遺症が残ると判断した剣心と龍美はゴッドイーターを取り敢えず半転生、つまり無傷だったゴッドイーターの顔以外を新たな肉体に合体させて生き返らせると言う治療方法を提案したところ問題なくオーディンをはじめとする剣心が所属している部署が許可が下りたので早速培養槽で新たな肉体の製作が始まったのだが付き添いで手術室前にいたリオンはリンダに怒りをあらわにし、ヒスイはうろついていたのであった。
「わかった」
「龍姫、どうしたの?」
「転換期の世界にリンダが犯罪活動を開始して、マジック・ザ・ハードが復活したと言って、リオンの頭上に鉄パイプの束の落として、リオンを庇って龍月さんの所に配属された防衛隊の人が下敷きになったて、一応お姉ちゃんとお母さんが今オペしてる」
「リンダはどうしようもないのね」
「許すもんか‼」
もちろん龍姫達の所にもゴッドイーターの負傷の連絡が入ったのであった。
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再誕、ゴッドイーターちゃん
リンダが自棄になってことでリオンの頭上に問答無用に鉄パイプの束を落としてきたのを見たゴッドイーターは無意識に体が動いてリオンを突き飛ばして落下してきた鉄パイプの束の下敷きになってしまったのである。
それを鉄パイプの束を落下させた所から哄笑していたリンダはゴッドイーターの救助活動で動けないことを良いことにそのまま逃走してしまったのであった。
もしゴッドイーターが追っていたらリオンが鉄パイプの束の下敷きになっていたのだから。
天界の病院ではゴッドイーターの肉体が想像以上に損傷が激しく特に心臓と両手足が地球の人工骨を作っていれると返って後遺症が残る可能性が高ったので剣心はゴッドイーターのDNAと細胞で新しい体を作ることにしたのだが、
「これでいいわね」
「これなら、問題ないね、あとは意識が回復するまでは入院ね」
顔は無傷だったのでそのまま新しいく作った肉体と合体させたのだが、やはり剣心が末娘の龍音をモデルにしたので元の大きさより二回りも大ききな真ん丸な胸で作ってしまった上にそれに合わせて身長も伸ばしたのであった。
あとはゴッドイーターが目を覚ますだけになったので培養槽からゴッドイーターを出して患者衣を着せて、ストレッチャーに乗せて手術室から運び出したのであった。
「手術は成功したよ」
「よかった、ボクが油断した所為で」
「いや、それはこっちのセリフだ」
「あの野郎‼ 今度会った時はただじゃ済まねぇからな‼」
手術中のランプが消えて中ストレッチャーに乗せられて運ばれて来たゴッドイーターと執刀医の剣心と龍美が出てきて手術は成功したと告げたのであった。
龍月は自分の判断したことがこの事態を招いたと自虐的になりかけたが、リオンが自分が油断したんだと、龍美が励ましたのであった。
そのおかげで龍月は吹っ切れたのであった。
ヒスイは人の命をなんだと思っているのかとリンダに怒りを露わにしていたのであった。
そして龍月達はフレイの依頼を完了したことを報告したことで晴れてヒスイが次元武偵になったのであった。
今回の一件は龍月はお咎めなかったのであった。
「う、うう、此処は? どこですか? うっ‼」
「気が付いたのね、此処は病院よ」
「そう言えば、リオンさんを突き飛ばして」
「ええ、一度死んだのよ」
「けど、生きてる?」
病室で意識を取り戻したゴッドイーターは肉体が動かなかったので唯一動く頭を動かして辺りを見回し、自分が病室にいることがわかった所に白衣姿の剣心が現れて自分が一度死んだことを告げられたのであった。
だが自分には死んだことが実感できないゴッドイーターは不思議がっていたので、
「ごめんなさいね、実はあなたの元の肉体が修復するのが不可能だったから、新しい肉体を引っ付けたのよ‼ 三日もすれば自由に動かせるようになるわ」
「人形じゃないですよ‼ そう言えば、なんだか上半身が重い気がするのはその所為なんですね」
「その通りよ、それじゃあ」
剣心が新しいく肉体を創って引っ付けたと告げられたゴッドイーターは驚いてしまったのであった。
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ゴッドイーターちゃん改め神楽坂智龍、見参
リンダが落とした鉄パイプの束の下敷きになってしまったゴッドイーターちゃんは元の肉体で治すより一から創った方が早いと考えた剣心は培養槽で取り敢えずゴッドイーターちゃんの肉体を創ったのはいいのだが、前の肉体よりスレンダーな肉体に豊満な胸と言う剣心がスケベ丸出しで創りだされたのが丸出しなのだが、ゴッドイーターちゃんは問題なかったのであった。
右手首に嵌めていた腕輪は鉄パイプの束の下敷きになってしまった際に粉々に砕けてしまったので代わりに龍神デバイスを嵌めているのであった。
本来なら三日掛かるのだがゴッドイーターちゃんは経った一晩で大太刀型の神機を振り回すほど回復したのだが着ていた服のサイズが合わなくなったので仕方なく龍月が自分が着ている男性用の戦闘服を支給したのであった。
「ゴッドイーターちゃんは公式では殉職扱いになってるから、名前を変えないと」
「そうでした(´・ω・`)」
「困ったな、こんな時に龍姫かエステルがいてくれたらな」
「パチン‼ そうだ、
「いい名前です。今日から、わたしはゴッドイーター改め、神楽坂智龍です‼」
「それと、これ渡しておくね」
回復したとはいえいきなり実戦に出してまた死なれたら元子もないのでアンジールがしばらくはフラクシナスでオペレーションルームでの仕事を与えたのだが、公式では殉職つまり死んだことになっているので龍月から都立来禅高校の女子制服と生徒手帳を渡されたのだが、まだ戸籍を作るのに欠かせない名前が決まっていなかったのでアドリビトムのメンバーと一緒になって考えていたのだが、結局龍美が
もちろん、生活するに場所は超神次元ゲイムギョウ界のラステイション教会で療養中の
高町なのは共に教会で介護をしているのであった。
スキット:リンダとライフストリーム
スタン「リンダった奴‼ 人の命を物としか見てないのか‼」
ユージーン「全くだ、オレも軍にいた時でもそんなことはしなかった」
ヴェイグ「シェアなんて関係ない‼」
クレア「ええ、凛々の明星がゲイムギョウ界に行かなかったら人々は楽しく暮らせなかったのよね?」
アンジール「ああ、俺が知る限り、シェアは人が神を信仰する心、つまり精神エネルギーだ。それを奪い合ったことでライフストリームの循環が乱れたことで、ゲイムギョウ界に住む人間が暴動を起こしたと聞いている、この前、ヒスイとマグナスが向かったのは転換期と言う人間が新時代に前を向いて歩みを進めていたのだが、それを何を思ったのか、プラネテューヌ以外の三カ国が対策に踏み出したことでまたライフストリームの循環が乱れ、暴動が過激化した」
リオン「凛々の明星は奴らの尻拭いをさせられたわけか」
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ルークの一大決心
ゴッドイーターちゃんが公式では殉職扱いになってしまったので生きていることがばれたらラタトスクの組員とアドリビトムのメンバーと異世界の仲間達の身に危険が降りかかると考慮してゴッドイーターちゃん改め神楽坂智龍と戸籍を作り都立来禅高校一年二組つまり龍舞達と同じクラスに転入することになったのであった。
ゴッドイーターちゃん改め神楽坂智龍が誕生して遡ること、一日前の夜、
「ガイ、オレ、行くよ‼ 地球の学校に‼」
「そうか・・・何(;゚Д゚)‼」
「ガイさん、驚きすぎです‼」
「すまん、つい、ルークが決めたことだ、オレがどうこう言う資格はないからな」
「ありがとう、それでさ、お願いがあるんだけど、髪切る短剣って持ってないか?」
瑠美奈から来禅高校に転入して見たらどうかと薦められてたルークは決心が付いたようでちょうど晩御飯を食べていた時に来禅高校に転入することを告げたのであった。
それを聞いたガイは一旦は頷いたのだが、間を置いて驚いたのであった。
ルークは瑠美奈に髪を切る物を持っていないかと聞いたのであった。
そこにちょうど、
「ルーク君、だったら切ってあげるわよ‼」
「明さん‼ そのはさみはもしかして」
「この方が確実でしょ、それに切った髪はカツラにするから」
「お願いします」
明が散髪用のはさみと散髪ケープをどこからともなく取り出してルークに散髪してあげると言ったのであった。
もちろんルークは快く承諾して自慢の赤い髪を切るために切った髪を床に落とさないように散髪ケープを被って剣心がルークの髪にはさみを入れたのである。
「これでどうかしら?」
「ありがとうございます」
「どういたしまして、さてと、この髪で変装用にカツラを作らないと」
「なんか、すっきりしたな」
「そうだな」
明は慣れた手付きでルークの長い紅い髪を毛先を揃えて切ってそしてルークに鏡を見せて確認させたのであった。
襟足は少し跳ねて、前髪は少し逆立っていたのでルークはこれでいいと明に言い、明は切った髪を持って帰ったのであった。
ルークは都立来禅高校の制服が入った箱を持って下宿部屋に向かったのであった。
「ナタリア、それに、アッシュ、みんな怒ってるだろうな、勝手に異世界に来ちまったからな。さてと、寝るとするか」
下宿部屋に辿り着いたルークは来禅高校の男子制服が入った箱を取り敢えずテーブルの上に置いて、ベッドに寝ころんで置いて来てしまった家族と幼馴染みのことが心配だったのだが、ルークは気を取り直して寝ることにしたのであった。
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束の間
ルークとゴッドイーターちゃん改め神楽坂智龍が都立来禅高校に転入することになったので二人は都立来禅高校の制服を支給されて転入に備えていたのであった。
「そうか、やはり、復活していたか、この様子だと」
「ああ、セフィロスが復活するかもな」
「何、今のあいつらはもう女神という人形でも魔物でもない、れっきとした人だ」
「ははあは、そうだな」
アンジールとフレンとユーリの上司だったナイレンは二人で男同士の話をしていたのであった。
内容は犯罪組織の四天王が復活したと言うこと、そしてアンジールの同僚だったソルジャー1Stのセフィロスが復活するのであろうと言うこと、そして何より、精神エネルギーつまり魔晄の具現化した存在でしかなかった真龍婭達がもう不老長寿を引き継いだ龍神だが人であると言う話を飲みながら語り合っていたのであった。
そして夜が明けて行ったのであった。
「ティアちゃん、おはよう、良く寝れた?」
「ええ、おかげさまで(かわいかった)」
「ティアちゃんって、可愛い物、好きなんだから‼」
「そんなんじゃ、ないわよ(゚Д゚)ノアタフタ‼」
「素直にならないと」
獅子神家に居候しているティアはいつも通りに起床して星龍と挨拶を交わしたのだが、今下宿している部屋が龍月が使っていた部屋なので龍月が置いて行った猫のぬいぐるみを見てかわいいなと女の子らしいことを思っていたら顔に出ていたようで星龍に揶揄われたので、物凄い勢いで否定したがそれが返って逆効果になってしまったのであった。
鳴流神家出はと言うと、
「おお‼」
「勢いは認めるが、動きが短調だの、ほれ‼」
「うわ‼ くっそ‼」
「シング、楽しそう」
どうやらわざわざフラクシナスから鳴流神家の道場にシングが稽古にやって来て鳴流神兄妹の祖父の龍造と手合せをしていたのだが全くと言ってシングが敵うはずもなく、何度も倒されていたのであった。
一区切りつけてシングはフラクシナスに大急ぎで戻ったのであった。
龍姫達も朝ご飯を食べて、玄関で安全靴に履きかえて学校へと歩みを進めたのであった。
「おはよう‼ ほら、エミルも」
「おはよう・・・」
「元気ないよ、エミル君」
「しゃないやろ、なれへん学校に通ってるんや」
「時期になれますよ、エミルさん」
学校に通う道中で美龍飛達とは別れて都立来禅高校に向かう道中でまだ慣れない環境で今だに臆病なエミルと、その真逆のマルタが合流したのであった。
龍姫達の身長だとマルタが下級生に見えてしまうぐらい背が低いがこれでも同い年のなのは変わらないので今では親友も同然の間柄なのだが、エミルに至っては士道以外で友達が出来そうになかったのであった。
「ティアちゃん、変装で伊達眼鏡掛けなくても」
「これは一応」
なぜかティアは黒縁の伊達眼鏡を掛けていたのであった。
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転入生、再び
都立来禅高校に到着した龍姫達はいつも通りに各教室に入って自分の席に着いたのであった。
教室でクラスメイトでいつも三人で一緒にいることが多い、山吹亜衣、葉桜麻衣、藤袴美衣とは入学してから二年連続で同じクラスの仲良しで龍姫とは同じくいざとなったら強引な手段を取ることをいとわない性格で、士道には手厳しい態度を取っている三人と星龍と十香と折紙とエステルと狂三とティアとマルタまで一緒にガールズトークをしていたのであった。
「龍姫、今日、またこのクラスに転入生が来るんだって」
「手に入れた情報って言っても、龍姫達の身分なら手に入れて当然の情報だけど、イケメンで士道君くらいの身長なんだって」
「赤い髪に緑色の目だったな」
「ティア、どうしたの? 物凄い汗なんか掻いて?」
「いや別に・・・・」
「ティアさん、どうやら、転入生について何か御存知何ですね?」
またしても龍姫達のクラスに転入生がやってくるようでどこから仕入れたのかルークの容姿にぴったりと一致したので伊達眼鏡で変装している髪型を敢てポニーテールに結っているティアが冷や汗を掻きだしたので突っ込んだらなんにも知らないと慌て出した所に狂三が突っ込みを入れた所で担任教師であり白魔導士龍神の岡崎珠恵が入ってきたのですぐに自分の席に着いたのであった。
そしてホームルームが始まったのである。
「え、この前転入生が来たばかりだけど、またこのクラスに新しいお友達が来ますよ‼ 入って来て‼」
「失礼します‼」
「こっち見ないでよ・・・」
男子生徒「何だよ、男かよ‼」
「それじゃあ、黒板に名前を書いてくれるかな?」
岡崎珠恵の合図で教室に入ってきたのは前日の夜に髪を切って気持ちを新たにしたルークが都立来禅高校の男子制服に身を包んで入ってきたので、男子からは不評だったが珠恵に黒板に名前を書くように言われたルークは取り敢えず、龍美と瑠美奈に習ったカタカナで自分の名前をチョークで書いたのである。
「え~と、バチカルから来ました、ルーク・フォン・ファブレです‼ よろしく‼」
「それじゃ、ルーク君はティアさんの隣の席です」
「(ちょっと‼)」
「おまえ、なんでこんなとこにいんだよ(゚Д゚)ノ‼」
龍姫達以外「知り合いなの(;゚Д゚)‼」
間違えないで黒板に自分の名前をカタカナで書けたルークはこれは運命と言う名の悪戯なのであろうかティアの隣の席になってしまったので、伊達眼鏡で変装しているティアに珠恵が名前を言ってしまったことでティアもこの学校に通っていることがばれてしまったのである。
「みなさん、静かにしなさい‼」
「は~い‼」
「まぁ、よろしくな」
「どうしてこうなるのよ‼」
珠恵がいつ魔術を放つかと怯えた生徒は静まり返って大人しくなったのでルークはティアにこれからよろしくなと言って授業に臨むことにしたのであった。
一方その頃、
「今日から、このクラスに配属されました、神楽坂智龍です、よろしくお願いします‼(あの方がまさか、ノワール様の)」
「お母様達の仕業ですね、あの体は」
「いいじゃね、別に」
「新しく仲間が増えたんだからよ‼」
ゴッドイーターちゃん改め神楽坂智龍が一年二組に転入したことで龍舞と狼龍達と同じクラスになったのであった。
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瞬光&花の名&風の王
龍姫達のクラスに髪型を変えたルークが転入していたのだが、運命の悪戯で顔なじみのティアの隣の席になってしまったので二人は物凄く気まずい雰囲気になってしまったのであった。
何故、ティアと気まずい雰囲気になっているのは、ティアの実兄のヴァン・グランツがルークにアルバート流、つまりは日本で言うタイ捨流に当たる剣術の師匠でルークは師匠のヴァンから自分と歳が近い妹がいることを知っていたので以前たまたまルークの実家にティアを連れたヴァンが来たことあるのでそこで知り合ったのだが、御曹司に、かたや元軍人と言うこともあってなかなか進展がなかったのでお互い恥ずかしがっていたのであった。
龍舞達のクラスに転入したゴッドイーターちゃん改め神楽坂智龍はと言うと、
「ノワール様‼ しかとしないでください‼」
「智龍、そいつはノワールじゃねえよ、狼龍だ‼」
「そうでした、狼龍様‼」
「あのね、智龍、ボクの事は、狼龍でいいよ‼ それと、敬語もいらない‼」
「わかりました、狼龍ちゃん‼」
狼龍のことをノワールと呼んだのだが当の本人は全く気がついてなかったのでうずめが狼龍だと教えた所様付で呼んでしまったので狼龍は智龍に様付と敬語を辞めるように言った所智龍は軽く頷いて狼龍ちゃんと呼んだのであった。
狼龍はもう女神と言う存在でもなましてや人間でもない言うなれば龍神としてノワールと言う人格はもう死んだ以上は元の人格である、ボクっ子の黒髪で赤い瞳の元気いっぱいの女子高生に成長したのである。
真面目だった性格はどこへやら、今は龍舞の良き親友で自称本妻と言う称号を手に入れた黒衣の断罪者の一人で天真爛漫な明るい性格に変貌したことでイストワールが三日間寝込んだのであった。
一方その頃、
「う~ん‼ 気持ちいいな‼」
「マスター、いくら周りに魔物の気配がないからと言って、此処に居るのは無用心です」
「そうだね、さてと、超神次元ゲイムギョウ界のラステイションに帰りますか、ん?」
「いたぞ‼ 捕まえろ‼」
「リチャード、しっかりするんだ」
「どうしよう‼ アスベル‼」
「これは助けないと‼」
龍月は現在愛車のフロント二輪、リア一輪と言うバイク乗って異世界をツーリングしていたようで、ちょうどいい丘の上で伸びをしていたら、インテリジェントデバイスにちゅういされたので超神次元ゲイムギョウ界のラステイションに帰還しようとしたのだが、龍華達と同じく大剣を背負った騎士二人に赤い髪に白い衣服に左腰に刀を差している男性が、金髪の男性を肩を貸して、側に紫色の髪をツインテールに結っている格闘術を使う女の子が追われていたので龍月はバイクに跨るとヘルメットを被って、愛刀の「同田貫正国」を抜刀して、
「ぶ~ん‼」
「リチャード、此処はオレに任せて‼」
「違う、アスベル、わたし達の事助けてくれたみたい」
「う」
右手に同田貫正国を持った状態で大剣を背負っている騎士二人の間をバイクで駆け抜けて峰打ちで気絶させたのだが、アスベルと呼ばれた赤い髪剣士が抜刀術の構えをしたので、一緒にいた紫色の髪のツインテールの女の子が制止したのであった。
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九死に一生を得る
龍月が超神次元ゲイムギョウ界のラステイションに帰ろうとした矢先に大剣を背負った騎士達に追いかけられていた赤い髪の剣士と、金髪の剣士、紫の髪の少女を助けるために龍月はヘルメットを被って愛紗の前輪二輪で後輪が一輪で両脇に日本刀をしまえるようにスペースがある戦闘用に改造されたバイクに跨って殺す気満々で追いかけていた騎士達をバイクを運転しながら峰打ちで気絶させたのであった。
「ごめんね、ボクは、獅子神龍月、見ての通りの通りすがりの侍だよ。どうやら訳ありだね、一緒に来ない?」
「ありがとう、オレはアスベル・ラント」
「ソフィ」
「う、う」
「お友達、疲れてるみたいだから、ボクが働いている所に行こうか? 転送‼」
「何だ、これ‼」
龍月は被っていたヘルメットのサンバイザーを上げて素顔を見せて自己紹介をして、敵意がないことを言い、騎士達に追われていた赤い髪の剣士こと、アスベルと同行者のソフィも自己紹介をしたのだが龍月はアスベルが連れていた金髪の剣士の容態が良くないことに気が付いていたので、幼馴染みで医師免許を持っている龍美に診せるためと、追ってから完全に逃げるために拠点にしているラタトスクの戦艦「フラクシナス」の医務室に転送したのであった。
「龍美ちゃん、居る?」
「ごめんなさい、今日はわたしが担当なのよ、取り敢えず、そこに寝かせてくれる?」
「はい‼」
「うう、う」
「これで、大丈夫ね、余程疲れていたのね、わたしの名前はシャマル、ここで医者ををしてるのよ」
フラクシナスに帰還した龍月はバイクを車庫に入れて、医務室にアスベルが担いでいた男性を診てもらうために連れて入ったのだが今日は担当が龍美ではなかったが、シャマルが担当だったのですぐに治療が終わって寝てしまったのでシャマルも自己紹介をしたのである。
「どうして? 騎士達に追いかけられてたの?」
「実は、オレとソフィがウインドルに来た時に偶然に騎士に追かけられているリチャードに遭遇して、助けたんです、それでリチャードに事情を聞いたら、叔父に殺されかけたらしくて」
「なんで甥っ子を殺そうと、まさか、リチャード君、お偉いさん」
「うん‼」
「ソフィ‼ あ、すいません‼」
龍月はアスベルとソフィに事情を聞くことにしたので近くにあった椅子に座って事情を聞くと偶然、ウインドルと言う国を尋ねた時に騎士に追われているベッドで寝ている金髪の剣士ことリチャードを助けて命からがら逃げていたら運よく龍月が来たのだと説明を受けた瞬間、龍月が持ち前の洞察力でリチャードが貴族の高い地位を持った人物であると見抜いてしまったのであった。
もちろん無碍に掏る気はこれっぽっちもない龍月は匿うことにしたのであった。
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いざ‼ バロニア城へ‼
龍月は助けた赤い髪の剣士、アスベルから親友のリチャードが伯父のセルディクがリチャードの実父つまり自分の実兄を殺してその息子のリチャードまでも亡き者して国を我が物にしようとして現在の国王の座に着いたと言うのであった。
「う・・アスベル・・・ここは」
「リチャード、良かった、オレ達、ラタトスクに助けてもらったんだ、で、今いるのがフラクシナスと言う戦艦の医務室だ」
「何‼ あ、申し遅れた、自身はリチャードだ」
「ボクは、次元武偵、獅子神龍月、お見知りおきよ」
ちょうどリチャードが目を覚ましたのでアスベルが今いる場所を説明してリチャードと自己紹介をした龍月は笑顔から一変して、
「リチャード君、これからどうするのかな?」
「ボクは国を取り戻したい、けど、頼れるのがアスベルとソフィ、そして、ジュリアさんしか」
「だったら、ボクが国を取り戻す手助けをさせてよ‼」
「無関係な龍月を巻き込むわけには」
「いや、もう巻き込まれているけど、それに、もう、応援要請しちゃった‼」
リチャードに質問したところ、やはり伯父の魔の手から故郷を解放したいと述べたのは良かったが、殆どの戦力が伯父の手に墜ちてしまったので、アスベル達しか戦力としていないことを告げられたのであった。
龍月もほっとけない病なのでリチャードに故郷解放の手伝いをすると手を差し伸べたのだが、アスベルから龍月を巻き込むわけにはいかないと返されたが、そんなことで龍月が引き下がるはずがなく、龍月はフラクシナスに帰還した瞬間には龍美達に協力を要請してしまったので折れるしかなかったリチャードとアスベルだったのである。
「セルディクは剣の腕が立つ、龍月では相手には」
「悪いけど、ボクは負ける気はないよ、ね、龍美ちゃん‼」
「急いでるんだよね、行くよ‼」
「ええええ(;゚Д゚)‼」
「アスベル、行こう・・・」
リチャードからセルディクは剣術もなかなか物だと告げられた龍月だったがそんなことを気にするほど落ちぶれていない龍月はいつの間にかいた龍美に声を掛けて足早にバロニア城に向かうためにテレプールに向かったのだが、アスベルとリチャードはあまりの対応の速さに開いた口が塞がらないのであった。
ソフィはマイペースに龍美達について行ってしまったのアスベルとリチャードは元の世界に戻って龍美達の後を追ったのであった。
「なるほど、わかった、オレも一緒に行こう‼ 同行者を募ろう‼」
「アンジールさん、オレが行きます‼ オレ、スタン・エルロン、よろしく」
「リチャードだ」
「準備出来た? 転送先は、バロニア城中庭‼」
「アタシも行く‼」
テレプールに到着した龍美達にアンジールが駆けつけてくれた一緒に行くことになり同行者を募ったら、スタンと、報奨金目当て丸出しのルーティが一緒に行くことになり転送先はバロニア城の中庭に転送先を決めて、テレプールに飛び込んだのであった。
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セルディク‼ 覚悟の断
バロニア城奪還をすることになったリチャード率いる連合部隊はフラクシナスのテレプールからバロニア城の中庭に転送して、戦闘準備を事前にしていたので急いで玉座に向かったのであった。
「飛んで火にいる夏の虫‼ 覚悟‼」
「遅い‼」
「ぐわ‼」
「さすが、元ソルジャー1St‼」
「リチャード、オレ達置いてけぼりにされてないか?」
「いいじゃないか、ボク達にこんなにも心強い味方が付いてくれたんだ‼」
城内にはセルディクの手下の兵士が剣と槍を構えて龍美達に襲いかったのだが、あまりにも動きが遅いので攻撃をかわして、ボディーブローを叩き込んで兵士を気絶させて、急いで玉座に向かったのであった。
もちろん兵士達は問答無用に襲い掛かってきたので無殺傷にしている得物で気絶させながら玉座に向かったのだが、
「ここまでよ‼ アスベル‼」
「ビクトリア教官‼」
「お~い、ボク達を置いて行くな‼ 旋風槍‼」
「魔神拳‼」
「恋龍‼ 大龍‼」
やはり簡単には行きそうにはなくアスベルが騎士となるべく教えを受けていた教官ことビクトリアが扱いにくそうな槍を構えて立ちはだかったので一戦交える覚悟をしたのだが、ちょうど遅れて恋龍と大龍が同時に技を繰り出してビクトリアを足止めしてくれたので、
「こいつは任せな‼」
「急いどるんやろ、はよ行き‼」
「すいません‼」
「待て‼」
「悪いがボク達が相手だ‼」
恋龍はリチャード達に先に行けと言い、得物の日本号を構えて、大龍も両刃斧を構えて背中越しに手を振って、リチャード達は先を急いだのである。
そんなこんなで兵士達を気絶させながら目的地の謁見の間に到着したのである。
「来たか、死にぞこないが‼」
「セルディク‼ どうしてお兄さんを殺した‼」
「そうね、いくらなんでも実のお兄さんを殺すなって、どうかしてるわ‼」
「セルディク‼ 我が父を殺して、許されると思うな‼」
「ふん‼ もうこの国は我が、セルディクの物だ‼」
そして如何にも貴族の衣服を身に纏って右手には大剣を持っている五十代位の男、セルディクが待ち構えていたのであった。
スタンが兄を殺したセルディクに怒りをぶつけたのを皮切りに一斉に啖呵を切り出したのである。
そして刃を交えることになったのだ。
「リチャード‼ 今度こそ死ね‼」
「誰もいない所でしてくれる、聞いてて恥ずかしいよ‼」
「五十代の中二病は痛いだけ‼」
「言わせておけば‼」
「龍美達、楽しそう・・・」
やはりセルディクはリチャードの叔父だけあって剣術もなかなかの物なのだが、龍美達はセルディクに向かって挑発をし始めたのでそれに大の大人のセルディクが激怒していたのであった。
「虎牙破斬‼」
「何ぃいぃ‼ 剣を真っ二つに‼」
「さてと、セルディク、殺人並びに殺人未遂で来てもらおうか‼」
「ありがとう、おかげで故郷を取り戻すことが出来たよ‼」
「別に大したことじゃないよ、これ困ったことがあったら使って‼」
案の定、龍美と龍月と瑠美奈の虎牙破斬を同時に受けた剣が紙細工のようにきれいに真っ二つになってしまい、セルディクはアンジールの鉄拳で気絶して身柄を確保したのであった。
リチャードは国を取り戻せたことにお礼を言ったのだが、龍姫達は大したことではないと言って、去り際にリチャードにテレパイプを渡して、アスベル達とは別れたのであった。
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バロニア奪還
無事にセルディクの暴挙で墜ちたバロニア王国は龍美達との連合部隊によって奪還されたのであった。
一方その頃、騎士学校の教官のヴィクトリアを刃を交えていた恋龍達は、
「喰らいなさい‼」
「まるでイノシシだな‼ 足元がお留守だぜ‼」
「しまった‼」
「お~い、こっちは終わったから離してあげて‼」
「うん、わかった‼」
ヴィクトリアの槍術に苦戦することなく、持ち前の戦闘センスで連携を繰り出したいたのだが、ヴィクトリアが槍を構えた瞬間、そのまま突きだしながら槍で突進してきたのだが、あまりにも動作が大きい上に、隙が大きく、そのまま後ろ向きに歩いて後退したのですかさず恋龍がヴィクトリアの足目掛けて、足払いを繰り出してそのまま槍を粒子化して、ヴィクトリアの腕を取って、腕ひしぎ逆十字固めと言う関節技を決めてヴィクトリアに降参を求めたのだが、騎士が使えない寝技に抵抗していたヴィクトリアの腕は完全に伸びて極まっていた所に龍美達がやってきたことでヴィクトリアは負けを認めて、恋龍は関節技を解いたのであった。
「アスベル‼ リチャード‼ ソフィ‼」
「ジュリア‼ 無事だったのか‼」
「もう、みんな無事の用ね」
「うん、龍美達が協力してくれた」
「龍美達?」
「あれ? ジュリア、おまえが入ってきたところからだとすれ違ったはずだが?」
「急いでたから、気が付かなかったわ‼」
アスベル達はこれからの事を考えていた所にアスベルの幼馴染みの赤い髪の女性でスタイルが良いジュリアが駆けつけてくれたのである。
ジュリアはアスベル達の無事を確認した後に、ソフィが龍美達に協力してもらったと告げて、ジュリアは首をかしげるのであった。
アスベルはジュリアが入ってきた入り口からだと絶対にすれ違うはずだと述べただが、ジュリアは急いでいたこともあり、何より幼馴染み達がセルディクと戦うと言ってそれどころではなかったのである。
「取り敢えず、後日、就任式をしよう、手伝ってくれるよね?」
「ああ、もちろんだ‼」
「今日は城に泊まってくれ」
まずはバロニアの新しい王になったリチャードの就任式が先だとリチャード本人が述べて、これからの運営を手伝ってくれと、現ラント領、領主のアスベルに頼んだのである。
もちろん親友のリチャードの頼み事を断る気がないアスベルは二つ返事で承諾した後、バロニア城で泊まることになったのであった。
フラクシナスに帰還した龍美達はと言うと、
「みんな、お帰りなさい」
「アンジェさん、ただいま‼」
「アンジールさん、バロニアの騎士達はどうでした?」
「あんな実力では、神羅兵すら勝てん」
「みなさん、お茶が入りましたよ‼」
食堂に集まっておりバロニア城で戦った騎士達の実力を話し合っていたのであった。
そして、ユキノが淹れてくれたお茶を飲むことにしたのであった。
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マジック・ザ・ハードの所在
無事にバロニア奪還戦を制した一行は拠点にしているラタトスクの戦艦「フラクシナス」に帰還してお茶を楽しんでいたのであった。
龍姫達はいつも通りに学校で授業を受けていたのである。
ルークは初めての環境でおどおどしていたが士道とも仲良くなったこともあって同年代の男子生徒と仲良くなっていたのである。
女性陣は龍姫を筆頭に自分なりに学校を楽しんでいるのだが、ティアは冷静沈着な真面目な女子高生を演じているのだが、
「ティアちゃん、龍姫ちゃんの付けている髪飾りが気になるの?」
「べべべ別にかわいいとか、思ってないわよ‼」
「ティア、素直になれ‼ 別にかわいい物が好きと言うのは女としては普通だろ‼」
「う‼」
「なんか、ティア、転入してから変わったよね」
どうやらかわいい物には自分を取り戻した勇龍達と一緒で目が無く龍姫が頭に付けている二つの白い十字キーの髪飾りが物珍しそうに見ていたことを星龍に図星を指されたことにティアがいきなり慌てて出したので、十香が素直に言えばいいだろうと諭したことでティアはすんなりと白状したので、マルタはエミルにティアが此処に来たから変わったと話していたのであった。
「セルシウス、マジックは見つかりそう?」
「ああ、どうやらまた、あの次元に現れたようだ、龍神達に物凄い憎悪を抱いている、特に、ユーリに対しては強烈な恨みだな」
「なんせ、自分が見下していた人間に倒されたから?」
「ああ、マジック・ザ・ハードはユーリ達の実力を見誤ったの悪い‼」
龍美はお茶を楽しんだ後、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌに戻ってマジック・ザ・ハードの居場所を捜索させていた氷の精霊で氷龍神であるセルシウスがちょうど戻ってきたのでマジック・ザ・ハードの居場所を聞いたところ、またギョウカイ墓場をドン・ホワイトホースがいる次元に出現させてそこを拠点に犯罪行為を行っているのだがどれも天界から治安部隊が制圧していることもあり、マジック・ザ・ハードは現在は身を潜めていると言うのであった。
精霊であるセルシウスはマナの流れからマジック・ザ・ハードがユーリに対して強い憎悪を抱いていると判明したのだが、マジック・ザ・ハードがテルカ・リュミレースに行く術がないのでマジック・ザ・ハードが哀れに見えてきたのであった。
セルシウスに至っては人間の力を見誤ったのだと言われる始末で、マジック・ザ・ハードはもうアドリビトムとラタトクスの敵ではないのであった。
白猫プロジェクトでエスメラルダがユニの人ですね。
これで女神候補生が全員白猫プロジェクトに参戦したことになりますね、やっぱり二刀流が似合ってる(^_-)-☆
と思った
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第三章~魔女の騎士と龍神と自由の灯と凛々の明星
新たなる取り組み
マジック・ザ・ハードの居場所をセルシウスに探らせていた龍美はセルシウスからマジック・ザ・ハードが自分の作戦を悉く潰したユーリに対して物凄い憎悪を抱いていると言うのであった。
龍姫達も例外ではない。
「今は様子を見るしかないようだ、下手に動いては向こうの思うつぼだからな」
「そうだね、ありがとう」
「では、わたしはこれで、あ、そうだ、ディセンダーと言う存在が天界の転生の間から選ばれて地上に送ったそうだ、もう、来ているかもしれない」
「気づいてる」
「流石だな」
セルシウスは龍美に下手に動くとマジック・ザ・ハードの思うつぼだと諭したが龍美はマジック・ザ・ハードが陽動作戦が十八番だと気が付いてたので、セルシウスにお礼を言って、セルシウスは去り際に思い出したように、天界が転生する魂を選出して敢て女の子として地上に送った龍神と同じく不老長寿と言う特異体質を与えた人材で世界樹とと言う場所を通って送られたディセンダーの事を龍美に告げたのであった。
一手先を読むことにことに関しては兄妹の中でも兄の龍翔にも勝るとも言える直観の持ち主である龍美はもう気が付いていたのであった。
その様子を見たセルシウスは流石だと思い姿を消したのであった。
「そう言えば、バラムガーデンとガルバディアガーデンにテスト留学させる生徒を選ぶんだった、といっても転入先は龍姫達の都立来禅高校だけどね(^_-)-☆」
「お、龍美、執務か?」
「と言っても、これをある場所に送るだけなんだけどね(^_-)-☆ これでお終い‼」
「確か、傭兵以外でも生きて行けるようにと留学させて、異国文化を知ってもらうと言う取り組みだったな」
「何‼ 勝手にそんなことを決めているんですか<`~´>‼」
「瑠美奈、そっちは終わったよね?」
龍美は龍月をはじめとする教祖達と天界との取り組みで異国の文化を知ってもらうために、傭兵を育成している機関「ガーデン」に留学生の案内を送った龍美が一安心したところに瑠美奈が戻ってきたのだが、イストワールが自分がいない所で行われていた取り組みに小言を言い出したが龍美と瑠美奈は二人だけの世界に入っていたのでイストワールは一人、何もない場所で只々、しゃべっていたことに気が付くのはそれから数時間が経ってからのだったのであった。
「やはり、来ましたか、さて、留学させる生徒を選ばないといけませんね」
龍美が送った傭兵育成機関の「バラムガーデン」の学園長、シド・クライマーは送られて来たメールは日本語で書かれていたのだが慣れた様子で解読して留学させる生徒を選出することにしたのであった。
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留学‼
超神次元ゲイムギョウ界からの留学生の案内を受け取ったバラムガーデンの学園長、シド・クライマーは留学生を選出していたのであった。
魔女と戦いからそれほど経っていない上にシドは誰かを留学せて傭兵以外の道を歩めるようにと、妻のイデアが出したアイデアだと言うのであった。
それを聞いたシドは唐突に何を言い出すのかと思ったのだが自分も思うところがあってので留学と言う案を学園の教師達との話し合いで賛成多数で可決したので、留学に踏み切ったのであった。
「では、ああ、学園長のシドです。 これから呼ぶ生徒は直ちに学園長室に来てください。それでは、スコール、スコール・レオンハート‼ ゼル・ディン‼ セルフィ・ティルミット‼」
「スコール、行こうぜ‼」
「あ」
「もう、別に怒られるわけじゃないんだから‼」
シドはもう決めていたようでガンブレードと言う昔美龍飛達が女神候補生と言う地位があった頃に使っていたタイプではなく、トリガーを引いて装填されている銃弾が起こした振動で叩き斬ると言う接近戦用の武器を扱う額のどこぞの日本の時代劇に出てきそうな眉間にある天下御免の向こう傷がある黒いジャケットに白いTシャツに黒い長ズボンと言う出で立ちの青年で本人は知らないがテスタと言うゲイムギョウ界でいうなればプラネテューヌだろう発展国の大統領の一人息子でもある、スコール・レオンハートは同じく、校内放送で呼ばれた仲間達共に学園長室に向かったのであった。
「シド学園長、何か用ですか?」
「まぁまぁ、慌てないでください。わたしが説明するのもいいですけど、この方に説明してもらいましょう。お願いします」
「もう、シドったら、昔からそうやって逃げてばかりなんだから、初めまして、わたしは次元武偵を派遣しているラタトクスから来た、鳴流神剣心よ‼ よろしくね‼」
スコール達「はい、よろしくお願いします」
「(学園長と同年代なのか? どう見ても、オレ達と変わらない、もしかして‼)」
学園長室にやってきたスコール達は横並びに整列して待っていたらシドが見知らぬ女性と話していたので、誰なのかと思っていたのだが、シドが説明するのがめんどくさいと判断したようで、
イデアとは個人的な知り合いの剣心に留学について説明させることにしたのだが、スコール達は剣心の見た目を見て自分達と変わらないほどの容姿だったで取り敢えず、挨拶はしたのだがスコールは脳内で剣心が魔女なのかと考えていたのだが、
「スコール君、わたしが魔女だと思っているようね」
「(何‼)」
「それじゃあ、あなた達にとある学校に留学して欲しいのよ」
「留学!?(;゚Д゚)‼」
「実は君たちには戦場以外で生きる術を学んできた欲しいのですよ」
剣心がスコールが魔女だと思っていたことに気が付いたので、スコールに突っ込みを入れた所でスコール達に留学のことを切り出したのであった。
もちろん留学と言うことを聞いたスコール達は空いた口が塞がらなかったのだが、それを尻目にシドは戦場で以外で生きる術を身につけてきなさいと諭したのであった。
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スコール達の決意表明
留学を薦められたスコール達は開いた口が塞がらない状態になってしまったがシド学園長が留学について簡単に説明したのであった。
元の状態に戻ったスコール達は、
「わかりました、いつ此処を出ればよろしいのでしょうか?」
「お、留学を承諾してくれるのですか?」
「それは、自分の意志なのね?」
「(留学、確かに、オレ達はこのまま傭兵としか又は軍としての街がある、だが、俺オレは、また、知らないまま終わるのか、違う‼)もちろんです‼」
「よろしい、では転入手続きが終わり次第、また、校内放送で呼びます。では解散してください‼」
上からの命令には忠実に従うと言う軍人気質で答えてしまったのでイデアの代わりに剣心がスコールに自分の意志なのかと問いただした所スコールが自分の脳内発言を繰り広げた後にそうですと答えたのでこれでこの場にいた、セルフィ・ゼルも留学に志願したのであった。
転入手続きなどがあるのでシドはスコール達に解散を指示して、スコール達は各自の持ち場に帰ったのであった。
「ねぇ、留学先、どんな所かな?」
「(オレは不安だ、お姉ちゃんと離れ離れだからな、それと、リノア、しばらく、待っててくれ)さぁ、な」
「留学先に学食があるんだろうな‼」
「ゼル‼ うるさい‼」
自分の部屋に戻っていたスコール達は留学先が都立来禅高校とは知らされていないので、明るい性格のセルフィは居ても立っても居られないようで期待に胸を膨らませており、金髪の鳥のような逆立った前髪に、顔に模様を描いている青年、ゼルは留学先の都立来禅高校には学食があることを知らされてなかったので、お昼休みに学食での争奪戦に意欲を大声で表していた所にセルフィに注意されてしまったのであった。
そんなこんなでスコール達は留学の準備を始めるのであった。
一方その頃、
「沙織って、リッド並に食べるんだね‼」
「シング‼ 女の子にそんなこと言わないの‼」
「別に気にしてないので、シノンさん達もこのぐらいは食べるぞ」
「おい、どんだけ喰うんだよ‼ 女だけ(;゚Д゚)‼」
「普通はこんなには食べないしね(*´ω`*)」
昼休みになっていたので学食に集まって一緒に弁当などを食べていたのだが、シングがいつもの能天気ぶりを発揮してしまい、沙織が大食いなのを見て驚いていたのでコハクに注意されてしまったが、当の本人の沙織は気にしていないと答えて、ミラ二人もこれくらい食べると明かしたのだが、男のルークですら引いてしまうほどの量を食べることにエミルが呆れていたのであった。
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各自
スコール達は留学を決意して自分達の部屋で待機していたのであった。
龍姫達はお昼休みでお弁当を食べ終えて午後からの授業に向かっていたのであった。
シング達は初めの頃よりかは授業についていけなかったのだが、少しずつ授業の内容がわかるようになっていたのであった。
一方その頃、
「教官‼」
「もう教官ではないがな」
「それでもオレ達の教官です‼」
「そうだったな、アスベル」
バロニア城ではアスベルが騎士学校在学中の教官でセルディクの反乱では仕方なくセルディク側についていたのだが、バロニアに掛かる橋の塔に待機していたのだが、そこに着く前に龍月に保護されていたので自身は塔で部下と共に待ちぼうけを喰らってしまい、しばらくしてリチャードが龍美達の協力でバロニアを奪還したことをリチャードが寄越した兵士から聞かされてそのまま連行されて、騎士学校教官の地位を剥奪されてしまい現在絶賛ニート真っ最中のブーメランを用い、魔術も使う、男、マリク・シザーズはリチャードから使者としてアスベルと合流するように言われて、今に至るのであった。
アスベルの相変わらずの教官呼ばわりに呆れながらも認めていたのであった。
「アスベル、リチャード王子の就任式が終わったが、これからどうするんだ?」
「実は、一旦故郷に戻るつもりです」
「そうか、オレも久しぶりに行くか」
「はい‼」
マリクはアスベルにこれからのことを尋ねたら一旦故郷に帰ってみんなを安心させたいと申していたので、マリクはラント領に同行するのであった。
就任式典が終わったので、明日にでもラント領に向かってウインドル港から出る定期船に乗り込んでアスベルの故郷のラント領に向かって立つことにしたのであった。
フラクシナスでは、
「いつ、バンエルティア号の修理が終わるんですか?」
「軽く見積もっても、後三~四日位で修理が完了だ‼ 坊主‼」
「ボクは坊主ではありません‼」
チャットが先祖が残していくれた船バンエルティア号の修理が終わらないことに苛立ちを感じていたので、フラクシナスの整備士に訪ねていたのであった。
チャットは整備士の人に坊主と呼ばれてしまって、チャットは訂正を求めたのであった。
「今日はいろんなことがあったな」
「そうね、後で報奨金貰わないと‼」
「ルーティは変わらないな‼」
フラクシナスの食堂では先ほどバロニア奪還戦から帰還したスタン達がお茶を飲みながら話していたのであった。
ルーティは相変わらずのお金に執着していたので、マリーに変わらないないんだと思っていたのであった。
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瑠美奈の妹‼ 罷り通る‼
バラムガーデンからの留学生が決まり、龍美は幼馴染みであり、将来は最愛の夫の瑠美奈とバッカプルぶりを発揮しながら部屋の片付などをしていたのであった。
教会内は基本は職員が片付けてくれるが女神と地位があった頃はメイドなどの使用人が行っていたが今現在はもちろん¥メイド達が行っているが自分の部屋と言うかもう瑠美奈の寝室も同然の部屋は龍美と瑠美奈が自分で片付けるようになっていたのである。
その理由は長年の癖が抜けないようで瑠美奈は一応、四人兄妹の真ん中に当たる長男だが、時空管理局に在籍していた頃は一人暮らしだったので自分で掃除をしないと気が済まなかったのであった。
「これで次の燃えるごみは全部だな‼」
「あれ? 誰か忘れているような? まぁ、いっか‼」
「別に気にすることはないだろう、取り敢えず、台所でお茶にするか?」
「うん‼」
龍美と瑠美奈は燃えるゴミ袋に可燃ごみを入れて行き、ちりとりで取ったごみとごみ箱に入っていたごみが全てゴミ袋に全部入ったので、龍美は誰かを忘れていたが瑠美奈に気にすることはないと言われたのでそのまま二人で一緒にお茶にすることにしたのであった。
「はぁ~、お兄ちゃん、今頃、ちゃんと生活してるかな? 時空管理局が潰れたし、まぁ、悪運は強いし、大丈夫‼」
都立来禅高校に通う瑠美奈の実妹で龍姫達とは同窓生の二年五組に在籍している身長160㎝のスレンダーな体型に、龍姫に比べて一回り小さいが豊満な胸を持っているが学校の制服を着ている都合上、龍姫達と同じく和服を着る際に着ける下着で胸の膨らみを抑えている茶髪のロングヘアーに後ろ髪に大きな青いリボンを結んでいる女の子で一応これでも龍姫達と一緒に武術をしていたのである程度の相手なら素手で倒すことが出来る実力を持っている、式神紗耶香は姉と兄と妹がいる瑠美奈と同じく真ん中で学校の成績はクラスでもそれほど悪くなくいが、少しシスコンでブラコンなのか実兄の元職場こと時空管理局本部が裏で禁じられた人体実験を行っていた罪で責任者すべてが逮捕されてしまったことで瑠美奈の身を案じていたのであった。
もちろん、龍姫達とは幼馴染みでもあるので超神次元ゲイムギョウ界のことは知っていたのだが、兄の瑠美奈の再就職先が龍美の秘書とは知らないのである。
そして、瑠美奈が一度龍神化すると、可愛らしい容姿の夕焼け色の髪のツインテールの女の子になってしまう不老長寿と言うことも知らないのであった。
今現在は授業中なので今日の授業が終わり次第龍姫達に頼んで兄の再就職先に連れて行ってもらうことにしていたのである。
なので、アドリビトムのメンバーとも仲良くなり、フラクシナスに乗り込む決意を胸に秘めて授業に励むのであった。
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紗耶香のフラクシナス訪問
瑠美奈の実妹の紗耶香は今日の授業が全て終わり次第兄、瑠美奈の再就職先に行くためにラタトクス入りを決意して、龍姫達に同行を志願することにしたのであった。
そして、運命の時がやってきたのである。
「無事に家に帰ること、日直‼」
「起立‼ 礼‼」
「また明日‼」
「龍姫ちゃん達‼」
「紗耶香、行こうか、瑠美奈さんの再就職先に‼」
「うん‼」
学食で龍姫に校門前で待ち合わせしていた紗耶香はカバンに荷物を入れてその足で龍姫達が待っている校門に行くために昇降口で安全靴に履きかえて龍姫達と合流を果たして、龍姫達にフラクシナスに案内をしてもらうことにしたのであった。
龍姫達はいつもフラクシナスに行く際に使っている人気のない神社のある裏山に着いたので龍姫が慣れた様子でアイテムパックから直径10㎝位の円盤型転送装置「テレパイプ」を取り出して作動させて、ラタトスクの戦艦「フラクシナス」に乗り込んだのである。
「コハク~‼」
「ただいま‼」
「あら、初めて見る人ですね、わたしは、ユキノと言います」
「ぼぼぼ、ボクは‼ 式神瑠美奈の妹の紗耶香です‼」
「落ち着け‼ 誰も怒る訳ではないからな」
フラクシナスにやってきた紗耶香は初めて見る船内に目を輝かせていた所に転入初日から仲良くなったコハクの実兄のヒスイが物凄い勢いで出迎えて来たのだがそれをコハクが慣れていたのでそのまま蹴り飛ばしたので、呆然と立ちすくんでいたのであった。
そこに猫のような耳に透き通った半透明の翼が生えている小さなユキノが紗耶香を見て自己紹介をしたので紗耶香は驚いてしまい緊張しながら自己紹介をしたのだが、アンジールから落ち着くように言われてしまったのである。
「龍姫達は無理に平日に来なくてもいいと言っているのだがな」
「大丈夫です。テスト一週間前には来れないので」
「それと、紗耶香ちゃんを瑠美奈さんの所に案内しないといけないのでこれで失礼します‼」
「気を付けていくんだ‼」
「ついでに依頼を受けて行こう。これなら紗耶香も出来るよ」
「超神次元ゲイムギョウ界での魔物討伐十体。けどボク、武器なんか持ってない一般市民だけど?」
「キュキュ‼ それならキュッポ達の武器を・・・」
「向こうに着いたら、お姉ちゃんが用意してくれるから急ごう‼」
アンジールと黒豹の獣人のユージーンは学生が本業の龍姫達に無理に学校が終わってから来なくてもいいと注意していたのだが龍姫達は今日は紗耶香を超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に案内することにしていたのでアンジールとユージーンに説明して転送装置「テレプール」の場所に向かう前に、新たに設置されたスクリーンの電光掲示板に表示されている依頼でちょうど紗耶香に実戦を経験させるために超神次元ゲイムギョウ界の魔物すべてが該当する魔物討伐十体を選び、テレプールに向かったのだがその道中で紗耶香が銃刀法があるので一般市民であるので武器を持っていないと龍姫に相談したところにラッコ族のキュッポ達が武器を売りつけに来たのだが、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に行けば質の良い武器を手に入れることを知っている龍姫達は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会で用意してくれるように言うのでそのままテレプールに向かったのであった。
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紗耶香と瑠美奈
瑠美奈の二人いる妹の一人の紗耶香は下宿先に帰る星也とクリス共に龍姫達にお願いして超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会にテレプールにダイブしたのだが、転送中の空間では、
「たたた龍姫ちゃん‼ 落ちる‼」
「大丈夫、死なないから‼」
「転送地点に着いたら、そのままもう地上に降りてるから」
初めてテレプールにダイブした紗耶香は慌てていたのだが龍姫が大丈夫と励ましていたのであった。
そうこうしている内に目的地の超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会のプラネタワーの展望台に
「到着‼」
「紗耶香先輩、大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫」
「お姉ちゃんいるかな?」
「いるよ‼」
降り立ったのだが紗耶香は腰が抜けてしまいその場で座り込んでしまったが、龍姫は姉の龍美が気配を消していつ姿を現すのかと警戒していたのだが、もう降り立った瞬間に龍姫の背後に立っていたので、
「龍姫‼ あれ、紗耶香‼ 久しぶり‼ 瑠美奈‼」
「何だ? って‼ 紗耶香‼」
「お兄ちゃん‼ もう心配したよ‼ 時空管理局が崩壊したって言うから‼」
「ごめん、時空管理局が崩壊して、路頭に迷っていた所に、偶然に龍美に再会して、落ち着くまで連絡するの忘れていた、すまん‼」
「よかったね‼ 紗耶香」
龍姫はいつものスキンシップの被害に合っていたのだが龍美が紗耶香がいることに気が付いたのでそのまま瑠美奈を呼んだのである。
そして久しぶりの兄弟の再会に華を咲かしていたのであった。
「お兄ちゃん、ボク、次元武偵になることにした‼ 龍姫ちゃんと同じ部署に入ったから‼」
「紗耶香、おまえ‼ わかった」
「それと、お願いがあるんですけど、日本刀が出来れば欲しいんだけど?」
「この日本刀でいいかな? ボクのお古だけど」
「ありがとう、龍姫ちゃん‼」
紗耶香は兄、瑠美奈に自分も龍姫達と同じ部署で働く次元武偵になった証である五芒星型のペンダントの龍神デバイスを見せたことで瑠美奈は紗耶香の次元武偵入りを認めたのである。
そして龍姫は予め龍美に連絡していたようで、以前転生した際に使っていた無銘の丸型の鍔の付いた黒石目の日本刀を持ってきて貰っていたので龍姫が受け取ってそのまま紗耶香に譲ったのである。
「これが、龍姫ちゃんが使っていた真剣、使っていたわりに刃毀れしてないけど?」
「もちろん、手入れは怠っていないから、問題ないよ‼」
「粒子化すればいいんだよね、出来た‼」
「早速だけど、この付近の魔物討伐に行こう‼」
「おう‼」
龍姫から日本刀を受け取った紗耶香は鞘から半分ほど抜いて刃こぼれがないことに驚いていたのである。
龍姫が以前、これで数々の魔物を斬っていたはずなのに刃に掛けている所が見受けられないのだ、龍美が龍姫から譲り受けて、刃毀れを修繕するために鍛え直したと言うのであった。
日本刀を受け取った紗耶香は龍姫達から教わった粒子化で日本刀をしまい、教会近くのつまり星也とクリスが下宿している教会への道中の魔物を討伐することにしたのであった。
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迷宮都市
昨日、龍姫達と同じ龍神特務次元武偵に所属することになった紗耶香は実戦経験が全くない一般市民なのでゲイムギョウ界などを渡り歩くことになるので武器での戦闘は避けらないので、紗耶香には龍姫達のサポートに入ってもらっているのであった。
もちろん妹が心配なので龍美と瑠美奈も一緒について来たのであった。
「魔神剣‼ 紗耶香‼ 大丈夫?」
「うん‼ 大丈夫‼」
「心配だな(どうしようか、オレが女の子に変身できるって言ったら)」
「(大丈夫だよ、紗耶香は瑠美奈の、テトラの妹なんだから‼)」
「ああ、そうだな」
星也とクリスを送るついでにフラクシナスの電光掲示板で受けた依頼で超神次元ゲイムギョウ界全域の魔物討伐十体を行っていたのである。
襲ってくるのはフェンリスヴォルフなどの大型の魔物などでスライヌなどの小型魔物は龍姫達の実力を知っているので基本は襲ってこないのである。
もちろん実力試しに襲ってくる魔物もいるので用心したことに越したことはないので龍姫達はいつでも戦闘が出来る陣形で星也とクリスも戦闘態勢に入っているのである。
瑠美奈は一応女顔なので身長が少し低かったら女の子に見えるほどなので、龍神化した姿を妹の紗耶香に見られたらどうしようか考えていたので龍美が諭して星也とクリスの下宿先のこじんまりとした教会前に到着したのであった。
一方その頃、
「久しぶりだの、此処に来るのは、さて、鍛冶屋の連中は元気しているかな?」
鳴流神家の祖父の龍造は次元冒険者だった頃に訪れた街で、街の名は、「迷宮都市 おオラリオ」にある鍛冶屋に顔を出すために来ていたのであった。
もちろん一人ではなく、
「龍造さん、此処が迷宮都市何ですか?」
「その通り、昔、この近くの洞窟で魔物に襲われていた女の子を助けたが、生きていれば龍姫くらいの歳になっているかな?」
「どんな、女の子なんですか?」
「確か、金髪の長い髪に、金色の瞳だったかの、その時に、自分の予備の日本刀を上げた、その子は、いつか強い冒険者になると言っておったからの」
スタンと迷宮都市と聞いてお宝発掘に抜け目がないルーティと龍造の戦いの戦歴に興味あるようで、ユージーンと一緒に訪れていたのであった。
スタンは物珍しそうに辺りを見ていたので田舎者丸出しだったが、龍造が十年位前に訪れた際に助けた女の子の話を聞いて、どんな容姿の女の子なのかと質問したのであった。
龍造は覚えている限りで金髪の金色の瞳の女の子だと答えたのであった。
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剣姫
龍造はスタンとルーティとユージーンと一緒に迷宮都市「オラリオ」にある馴染みの鍛冶屋に向かっていたのであった。
「此処がやつの鍛冶屋だの、十年前と変わっておらん。さてと久しぶりに顔でも見るかの」
「オレ達も中に入ろう‼」
「あったりまえよ‼」
「オレも槍を見てみたいのでな」
龍造が言っていた鍛冶屋はわかりやすい大通りに店を構えていたので、龍造は懐かしむかのように店内に入って行ったので同行していたスタン達も中に入ることにしたのであった。
店内は両刃剣を始め、槍や斧、そして奥の方では鍛冶師が額に汗を掻きながらトンカチで鉄を打って剣を作っていたのである。
スタン達は店の品を見ていたのだが、スタンとルーティにはソーディアンがあるので剣を購入する必要はないので店内を見て回っていたのであった。
「お、お客さんか、今日はどう言った御用で?」
「済まんが、ここの大将に顔を見せに来たんじゃが」
「どうした‼ なんかあったか❓ げ‼」
「久しぶりじゃな、コブニュ」
「ルーティ、ユージーンさん、この状況は一体?」
しばらくして奥から受付に頭にバンダナを巻いた厳つい男性が出てきたので龍造が鍛冶屋の大将に用があると言うと鍛冶場から半裸の白髪のお爺さんが出てきて龍造の顔を見るなり腰が引け始めたので、能天気なスタンは状況を把握出ていなかったのである。
「まさか、単独で魔物を千体殺した、龍造か‼ また鍛冶屋に、え~と」
「日本刀じゃ」
「それだ‼ 打ちに来たのか?」
「いや、顔を見せに来ただけじゃ、それより、金髪の金色の瞳で、今生きているなら、わしの孫の龍姫くらいの女の子を知らんか?」
「ああ、知っている、名前は」
「アイズ・ヴァレンシュタインだ。おまえさんが十年前に助けた子は立派な剣姫になってるよ。そして、この日本刀をここで預かっている」
どうやらこの世界でも龍造は現役時代は魔物を討伐しながら生活費を稼いでいたようで一人で倒した魔物の数、およそ千体と言う伝説を作ったらしく、それを聞いたスタン達はそのまま話を行くことにしたのである。
鍛冶屋の大将、コブニュは龍造に日本刀を打ってもらっていたことがあったらしく、今だに日本刀を作成できないでいたのであった。
龍造は十年前助けた金髪の金色の瞳の女の子の名前を言おうとした瞬間、コブニュはアイズ・ヴァレンシュタインと言う女の子だと教えて、龍造が託した日本刀を預かっていると明かしたのであった。
「そうじゃのか、また来ると、言って置いて解いてくれかの?」
「ああ、言って置いてやる」
「失礼しました‼」
「龍造、良い孫がいるようだな」
龍造はアイズに店に来たことを教えて置いて欲しいと伝言を頼んで店を出て、自宅に帰ることにしたのであった。
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訪問完了
龍造が迷宮都市から鳴流神家に戻ってきて入れ違いであの金髪の金色の瞳の女の子がやってきたのであった。
「アイズ、一足遅かったな」
「あの、それはどう言うことですか?」
「おまえさんの命を救ってくれた恩人、千体殺しの龍造がこの店に若いもん引き連れてきたんだ」
「そうだったんですか」
「いい加減にこの刀を使ってやれ‼」
「まだ、この剣で戦います」
金髪の金色の瞳の女の子で剣姫、龍姫の
一方その頃、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの星也とクリスの下宿場所の教会についでに受けていた依頼で魔物討伐十体を討伐した龍姫達一行は教会で少し休憩を挟んで帰ることにしたのであった。
スキット:紗耶香の剣の腕前
瑠美奈「紗耶香、剣術出来るようになったんだな」
紗耶香「これでも、龍姫ちゃん達について行くのがやっとなんだから‼」
龍姫「初めての魔物との戦闘は良いと思うよ」
紗耶香「ありがとう、龍姫ちゃん‼」
「ティアちゃんまで、一緒について来て、大丈夫なの?」
「わたしもこの世界の事は全く知らない以上はこうして覚えて行くしかないから」
「ティア、わたしも軍に所属していた、もう軍のことは考えなくても、問題ない」
「折紙、あなた‼」
「ティアはもう軍人じゃないんだよ‼ 今は普通の高校生何だから‼」
星龍はティアについて来てもらったことを申し訳なさそうに言ったら、ティアは超神次元ゲイムギョウ界のことを知りためだと答えたのである。
同じく軍人だった経緯を持つ折紙はティアに今は軍の事を考えなくてもいいのではないかと諭したのである。
ティアは今も軍人の雰囲気を醸し出していたので、龍姫が学生生活を楽しまないとと、諭されたのであった。
「帰ろうか、お茶、美味しかったよ‼」
「また、明日学校で‼」
「はい‼」
「取り敢えず、片付けよう‼」
龍姫達はそろそろ自宅に帰ることにしたので、星也とクリスにお茶をご馳走になったのでお礼を言って教会を後にしたのであった。
星也とクリスはお茶を出す時に使ったティーカップなどを台所の流し台に持って行って、水を張った洗い桶に漬けて、汚れが取れるまで洗うことにしたのであった。
こうして、紗耶香の実の兄の働いている超神次元ゲイムギョウ界訪問は無事に終えたのであった。
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セドナとの会合
紗耶香は実の兄の瑠美奈が、幼馴染みで親友の龍姫の実姉の龍美の秘書で超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教祖代行も兼務している仕事に就いているが、もう一つの姿が夕焼け色の長い髪をツインテールに結い、龍の絵が描かれている赤い胴丸と具足を装備した龍女神侍、テトラハートと言う、妹にも引けを取らないほどの可愛らしい女の子に変身できるとはまだ知らないのであった。
「セドナもあっちで暮らしてるんだよね?」
「はい、そうですけど? どうかなさいました?」
「お兄ちゃんが迷惑かけてないか心配で」
「瑠美奈さんは、龍美さんの助手と言う立場を弁えてますよ。元時空管理局員と言うこともあって、お仕事の方は問題ないですね」
「それを聞いて安心した、ありがとう、セドナ、また明日、学校で‼」
フラクシナスに戻ってきた龍姫達は紗耶香にはこれから大変だと思うけど一緒にがんばろと励まして、学校では後輩に当たるが龍女神化すると海のように透き通った髪にまるで人魚のようなミネルヴァの加護を受けた胴丸とピンク色の着物ドレスと言う組みわせと言う装備で性格がまるで真反対の天真爛漫な性格になるオーシャンハートと言う名を持っているセドナに兄、瑠美奈が迷惑をかけていないかと質問したところそのようなことはないと答えたので、それを聞けてほっとした紗耶香はセドナにお礼を言って、龍姫達に家まで送ってもらうことにしたのであった。
「また、騒がしくなるな」
「いいじゃない、騒がしいのは今に始まったわけじゃないし」
「仲間が増えることは良いことだしね‼」
クラトスは騒がしくなると言い出したので、イリアは問題ないと言い、ルカとエミルは嬉しそうにしていたのであった。
「ありがとう、送ってくれて」
「友達なんだから、遠慮はしなくていいよ」
「そうだね、また、明日、学校で‼」
「また明日ね‼」
紗耶香を実家に送り届けた龍姫達は玄関前で良いと言われたのでまた明日学校でと約束して実家に帰ることにしたのであった。
鳴流神家からさほど遠くなく歩いてもいける距離に式神家があるので龍姫達は各自帰路についたのであった。
「お兄ちゃん、ちゃんと仕事見つかって、龍美さんの秘書か」
紗耶香は初めての魔物との戦いで披露していたので自室のベッドで横たわっていたのであった。
兄、瑠美奈が龍美の助手かと呟いていたのであった。
「さてと、お風呂に入って、晩御飯食べて、明日に備えないと」
と言って紗耶香は明日に備えて気持ちを新たにしたのであった。
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夜の時間
紗耶香が龍姫達と同じラタトスクの次元武偵の一団「流星の絆」に所属することになり、龍姫達の援護などを請け負ういわば龍姫と同じく中衛型などで基本属性の「地」「水」「火」「風」は中級まで修得済みで、治癒術もエステルなどに教わってなんとか全体に効果が出るまで習得してしまったのである。
その日の夜、
「お母さん‼ ボク、お兄ちゃんの所でお風呂入ってくるね‼」
「わかったわ、ついでに瑠美奈にこっちでご飯食べるか聞いて来てくれない?」
「は~い‼」
式神家は瑠美奈以外の一家が集結していたのである。
紗耶香は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に檜風呂があると兄の瑠美奈から聞いていたので早速檜風呂に入るために自分のお風呂の用意を持って超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会にインテリジェントデバイス「鳳華」を起動して転送したのであった。
母から瑠美奈に晩御飯を実家で食べるかどうかを聞いて来て欲しいと頼まれたのであった。
「龍美さん、お風呂空いてますか?」
「空いてるよ、ちゃんと札掛けて入ってね。ボクもこれから実家に戻ってお風呂に入るところだから」
「別にボクと一緒に入れば・・・」
「龍姫のことが心配だから‼」
「そうですか・・・(龍姫ちゃんから聞いてたけど、物凄いシスコン何だ(*´ω`*))」
無事に超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に辿り着いた紗耶香は龍美にお風呂が誰も入ってないことを尋ねたら入ってないと返事があったのでお風呂に向かおうとしたのだが、龍美がわざわざ教会にある檜風呂ではなく、実家のお風呂に入りに行くと言い出したので、同じ女同士で入らないかと誘ったら、龍美が妹達が心配だからと真顔で返してきたので、紗耶香はたじろいでしまうのであった。
そのまま龍美が実家に戻るのを見送った紗耶香はその足で檜風呂に向かったのである。
一方その頃、
「気持ちいい‼ コハク、ここのお風呂広いよね‼」
「確かにバンエルティア号より広いよね」
アドリビトムのメンバーは各自でお風呂に入っていたのである。
トレーニングルームで特訓を行う者、食堂で食事をする者、下宿部屋で趣味に没頭するものと様々な時間を過ごしていたのであった。
一方その頃、
「星也って、最初会った時は、女の子ような男の子見えたけど、いま一緒にお風呂に入っているから、女の子なんだね。胸も大きいのに制服着ても目立たないし」
「ボク、着痩せする体質みたい。龍姫達と同じ」
「そう言えば、龍姫も女の子って言う雰囲気を出さなかったしね」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの小さな教会で下宿している星也とクリスは一緒にお風呂に入っていたので、クリスは星也が女の子だと実感したのであった。
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式神家一
紗耶香は現在超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会の檜風呂に態々入りにいていたのである。
滅多に入れない檜風呂と言う理由なのだ。
「気持ちいい(*^▽^*)‼ 家でもいいけどこう言った檜風呂もいいよね‼」
リボンを解きロングヘアーにして、檜風呂の大浴場に入っている紗耶香はいつも入っている自宅のお風呂と比べても超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会の檜風呂が良いと述べていたのであった。
しばらく、檜風呂を堪能した紗耶香は体を洗ってもう一度檜風呂に浸かって、脱衣所で持ってきた服に着替えて兄の瑠美奈の下に向かったのであった。
「お兄ちゃん、いる?」
「ああ、入って来ても大丈夫だ‼」
「入るね‼」
二回目とは言え超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会にはもう慣れてしまったようで紗耶香は瑠美奈の自室を見つけてドアを三回ノックして部屋の中に瑠美奈がいるか確認したところ、中に瑠美奈がいたので、入って来ても良いと言われたのでドアを開けて瑠美奈の部屋に入ったのであった。
「此処がお兄ちゃんが生活してる部屋なんだ、そうだ、お母さんから晩御飯家で食べるのかって」
「そうだな、久しぶりに実家で食べるのもいいかもな」
「一緒に戻ろ‼」
「ああ」
紗耶香は母からのお使いで瑠美奈に晩御飯を家で食べないかと質問したところ、瑠美奈は久しぶりに実家に顔を出したいと思っていたようで、紗耶香に実家で食べると答えてそのまま兄妹仲良く実家に帰るのであった。
「ただいまー‼」
「おう、瑠美奈、久しぶりね、少しやせた?」
「そうかな?」
「小さい頃は龍美ちゃん達にいつも助けてもらってばかりだったけど、結局、龍美ちゃんの仕事のお手伝いなのね(^_-)-☆」
「瑠美奈、いつ、結婚するんだ?」
久しぶりに実家に帰ってきた瑠美奈は家族に暖かく出迎えられて、台所の椅子に座ってテーブルを囲んで晩御飯を食べていたのであった。
式神兄妹の母の小百合は幼い頃から龍美達が居ないとダメだったことを思いだしていたのだが、今も変わらない瑠美奈に将来、龍美の尻に引かれる未来が想像出来たようで笑っていたのであった。
式神家の大黒柱で式神兄妹の父の雄一郎は食事中と言うのを忘れて、息子に向かって、いつ龍美と結婚するのかと言い出したので、
「父さん‼‼」
「何をためらっているんだ、龍美ちゃんような才色兼備な子、そう、いないぞ‼」
「え~と、実は、オレ、龍美に一ヶ月前に告白したんだ」
「カタッ‼」
瑠美奈は突っ込みを入れたがお構いなしに才色兼備が揃っている龍美は瑠美奈にはもったいない位だとそのまま話を進めていたので、瑠美奈は一ヶ月前に告白したことを家族に明かしたのであった。
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瑠美奈、公表する
瑠美奈は久しぶりに実家に帰ってきたのだが食事中に父、雄一郎に龍美との結婚を急かされてしまって、一ヶ月前に告白したことを家族の前で公表したのであった。
もちろん、家族全員が目が点になってしまい、そして、
「えぇぇぇぇ(;゚Д゚)‼」
「あの奥手の瑠美奈が、あの才色兼備並びに良妻賢母の龍美ちゃんに(;゚Д゚)‼ お姉ちゃん、感激‼」
「それで龍美さんはなんて?」
「それが、龍美が一緒にいたいって言ってくれた」
「母さん‼ 瑠美奈があの高嶺の花の龍美ちゃんを落としていた‼」
大合唱の後、瑠美奈の二つ上の姉のスタイル抜群で茶髪のロングヘアーの由紀奈が昔から龍美のような才色兼備で、良妻賢母と言う鳴流神家の長女が瑠美奈に逆プロポーズされていたことを知ったので、その場で大喜びであった。
式神家の末っ子で龍音達とは同窓生で隣のクラスに在籍中のスタイルは龍音より少し少し低い155㎝の身長に胸は和服下着で隠しているが龍音ほどではないが大きく育っている髪を茶髪の髪は腰まで伸びてそれを龍音と同じくポニーテールにリボンで結って、護身術で武術を鳴流神家の道場で教わっている、彩夢は年頃の女の子であるようで恋の話には興味があるようで龍美が将来の義姉になることに胸躍らせていたのであった。
「ねぇ、お兄ちゃん、もし、ボクが龍音ちゃんと同じところで働くって言ったらどうする?」
「別に何も言わないさ、それは彩夢が決めたことだろ、オレが決めることじゃない」
「彩夢、いいだろ、彩夢なら、龍音ちゃんの力になれるだろ‼」
「お姉ちゃんも‼」
「あれ? 姉さん、仕事は?」
「瑠美奈と同じく、時空管理局が崩壊した影響で倒産したのよ‼ だから、現在再就職先を探してたのよ‼」
「龍美にオレから頼んでおくよ」
末っ子の彩夢も同じ考えだったようで幼馴染みの龍音のように誰かのために力になりたいと思っていたので瑠美奈にラタトクス入りを宣言したのであった。
それを聞いた瑠美奈は自分で決めたことに言えることなど何にもないと返したのであった。
もちろん、式神家の両親も同意したのだが、長女の由紀奈はどうやら時空管理局が崩壊したことでそこに出していた機械などの製品を作る会社に勤めていたのだが、龍姫達によって裏でその機械で違法な実験をしていたことが公のされされてしまったことで、天界の治安部隊によって勤めていた会社が倒産してしまったのであった。
幸いにも由紀奈は経理部だったので罪には問われることなかったのであった。
こうして式神家に春がやってきそうであったとさ。
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スコール達の留学
瑠美奈が実家で幼馴染みの龍美が自分のことが妹の次に大切な存在だと打ち明けて、末妹の彩夢と姉の由紀奈もラタトクス入りを宣言して一件落着したのであった。
そして翌日、
「スコール‼」
「何だ、大声出して?」
「何って、いよいよ今日から留学何だからよ‼」
「ゼル、自分がSEEDって明かさないこと」
「みなさん、集まりましたね、いよいよ今日から都立来禅高校に留学ですね。それと君達以外に希望者も募集したところ、後このガーデンから留学者が一緒に行くことになりまして、では、同行者に挨拶を‼」
「確か、ゼルのことをいていた子ね」
バラムガーデンから留学生として龍姫達と同じ学年に転入することになったスコール達はシド学園長から学園長室に呼び出されて、横並びに整列していたのである。
スコールは黒いジャケットに首元には白いファーが付いており、ズボンも黒に決めていたのであった。
もちろん下宿先で都立来禅高校の制服が用意されているので、あくまで私服である。
どうやらシド学園長から推薦と違い、留学希望者を募集したところ、一人一緒に行きたいと申し出があったらしく、シドは出てくるように指示を出したら、茶髪の三つ編みの女の子であった。
「いいい一緒に行く」
「落ち着いて」
「では、ゲート前に迎えが来ることになってますので、準備が出来次第、ゲート前に集合してください、では、解散‼」
「(留学か、オレはやっていけるだろうか?)」
どうやらゼルのことが気になるようで名乗ろうとしたが、勢い余って、噛んでしまったのセルフィに落ち着くように言われてしまったのであった。
そしてシドから準備が出来次第、ガーデンのゲート前に集合と指示を出されて一旦解散となったがスコールは自答自問していたのであった。
「楽しみ‼ ねぇ、龍姫ってどんな子なの?」
「性格は明るくて、素直な子だよ、リノアと仲良くできるよ、龍姫は誰とも仲良くできるし、人を変えることもできる子なんだ‼」
「そうなの、早く会いたいな‼ でしょ、アンジェロ」
「ワン‼」
「そうそう、獅子神家には龍ラピっているオスのワンちゃんを飼っているから、アンジェロと仲良くできると思うよ‼」
ラタトスクの戦艦「フラクシナス」からわざわざ紋章機と呼ばれるライトブルーの次元戦闘機の「トリックマイスター」をインテリジェントデバイスで自動操縦で運転中の龍美はカーウェイ大佐の一人娘のリノアを愛犬の雌犬のアンジェロ共にバラムガーデンに向かっていたのであった。
その道中でリノアは龍美に同級生になる、龍美の実妹の龍姫のことを質問していたのであった。
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スコール、絶剣に会うの段
都立来禅高校に留学するために各自の部屋で準備をしてだしたスコール達は取り敢えず得物と身分証明書などを持ってガーデンのゲート前に向かっていたのであった。
「みんなが都立来禅高校に留学する、メンバーだね、ボクは鳴流神龍美、よろしくね‼」
「こちらこそ、スコールって言います」
「スコール‼」
「リノア‼」
「ワン‼」
ゲート前には紋章機と言う宇宙空間も転送できる戦闘機が停まっており、中から龍美が戦闘服姿で降りてきたので留学生代表で前に居たスコールに自己紹介をしたのである。
スコールもぎこちないが自己紹介をして、紋章機に乗り込もうとし矢先、あの日からお互い惹かれあった仲であるリノアが勢いよく飛び出してきて、そのまま抱きついたのであった。
その側でリノアの愛剣のアンジェロがお座りをして待っていたのである。
「と言うことは、リノアも留学生になるんだ‼ よろしく‼」
「うん‼」
「大丈夫かしら?」
「そうそう、アーヴァイン・キニアスっていう子も合流することになってるけど」
「(あいつもか)」
セルフィは久しぶりの再会と新天地への希望に胸躍らせていた様子で、保護者で龍美とは同い年のキスティスは不安でいっぱい表情で見守っていた所に、幼馴染みの狙撃手でもあるガルヴァディアガーデンから留学生に立候補したアーヴァインも合流することを明かした龍美だったのだがスコールが脳内発言をし始めたのである。
「それと、下宿部屋に都立来禅高校の制服が用意してあるから」
「助かります」
「おっしゃ‼ 待ってろ‼ 学食のパン‼」
「え~と、残念ながら、都立来禅高校は一応、学食はあるんだけど、食券を買えば、必ず食べられる仕組みになってるから、ここみたいに争奪戦はないよ」
「ゼルさん・・・」
龍美が紋章機「トリックマイスター」の操縦席に座り、スコール達は席に着いたので離陸した瞬間、辺りが一面、外の風景になったので驚いたスコール達はしばらくして落ち着いたと思ったら、ゼルが学食に並々ならぬ熱意を掲げていたので、龍美が都立来禅高校が食券を購入するシステムだと教えたら、セルはその場で燃え尽きてしまったので、三つ編みの茶髪の女子生徒に励まされてしまったのであった。
そして紋章機「トリックマイスター」は一路、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌへと次元の狭間に転送していったのであった。
「イデア、行ってしまいましたね」
「そうですね、あの子達なら、大丈夫でしょう」
クレイマー夫妻がガーデンの展望台から紋章機「トリックマイスター」が飛び立つところを見送っていたのであった。
これがスコール達の運命を変えるとは思ってもいなかったのだから。
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ブライダルの打ち合わせ
紋章機「トリックマイスター」で超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌに都立来禅高校に留学するスコール達を乗せて向かっていたのであった。
一方その頃、
「式はこう言う風になりますけど? よろしいですか?」
「うん、これでいいよ‼」
「ああ、俺も構わない」
「どうしよう今からもう緊張してきたよ(>_<)‼」
「まさか、龍臣君とすずかちゃんが付き合っていたとは思わんかった‼」
瑠美奈がバラムガーデンに都立来禅高校に留学するスコール達を迎えに行っている間に超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会で四件の結婚式の打ち合わせを行っていたのであった。
そこで衝撃な事実が舞い込んできたのだ、それは、神楽堂兄妹の長男の龍臣が密かに幼馴染みでお嬢様でもある鈴村家の次女のすずかと一緒に超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に手をデート繫ぎで姿を現したので、今だに顔をサングラスで隠しているなのはとフェイトは思わず声を上げてしまい、はやてに至っては悪乗りをし始めたのである。
「確かに、言わなかったオレが悪いんだがな」
「もう、龍臣君たら‼」
「それでこそ、龍槍の龍臣だ‼」
「あの子達とはちゃんとお姉ちゃん出来るかな?」
「大丈夫、神子龍達はもう
「そうだね、いつもは龍臣君にわたしが慰めていたのにね」
龍臣は今まですずかと付き合っていたことを言うのを忘れていたことを幼馴染み達に謝罪したので、すずかは突っ込みを入れ、龍翔に至っては茶化してしまうのであった。
すずかは義理の妹達である、神子龍達と仲良くできるか心配でいたようで、もちろん龍臣から龍神としての魔力を分けてもらったので不老長寿の肉体になったが戦闘経験がないすずかは基本的に家で夫の帰りを待つ立場になるであるので、義妹達とは顔を合わせることが多いので心配になってしまったので、龍臣に逆に励まされてしまったのであった。
「と言いうことは、すずかちゃんも不老長寿になったの?」
「うん、けど、わたしには、龍臣君がいる、そして、みんながいるから、大丈夫‼」
「そうか、じゃあ、式当日に‼」
「龍翔、年上の嫁さんもらうだろう、頑張れよ‼」
「おまえこそ、気よ付けろよ‼」
式は取り敢えず予定通りに三日後に行われることになったので、龍翔達はそれぞれの自宅に帰るために解散したのだが、帰り際に空龍がいつもの軽口を叩いて言ったので、龍とも返して、無事に自宅に帰って行ったのであった。
「さてと、オレは、下宿部屋の確認でも行ってくるかな?」
「誰も話を聞いてくれないんですか‼」
「もう女神が国を治める時代は終わったんだ、これからは人が国を作る時代だからな」
瑠美奈は結婚式の書類を慣れた手付きでまとめて束ねて、執務室に運びに向かっている最中に廊下の隅で影が薄くなったイストワールがいたので、時代は変わるものだと諭してその場を立ち去ったのであった。
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下宿先に
バラムガーデンに都立来禅高校に留学するスコール達を迎えに言っていた紋章機「トリックマイスター」と言う、スコール達が知っている乗り物で言えば、飛空艇「ラグナロク」であろう、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会にある格納庫に帰ってきたのであった。
「ただいま~‼」
「お帰り、無事に留学生を連れてこれたみたいだな、オレは、式神瑠美奈、此処で働いている者だ」
「どうも、バラムガーデンから留学する、スコールです」
「スコールか、それじゃあ、下宿部屋に案内するよ。こっちだ」
「お願いします‼」
紋章機から降りてきた龍美を出迎えた瑠美奈はスコール達の方を向いて自己紹介をお互い行い、スコール達の下宿部屋に案内することにしたのであった。
「この国に都立来禅高校があるの?」
「リノア‼ すいません‼」
「いいよ別に、此処はゲイムギョウ界と言う世界で数カ月前までは女神と呼ばれる職が国を統治していたんだけど、結局、人間に愛想つかされちゃって」
「確かに、女神って言うのは響きは言いけど、人間にとっては怖い存在だしね」
「それと、シェアと呼ばれる、簡単に言えば、信仰心かな、それを奪い合いはするもんだから、人間にとっては溜まったもんじゃない問うことで、テルカ・リュミレース皇帝とリーゼ・マクシアの王との介入で人間主体の国営になったらな」
「(魔女と変わらないな)」
リノアは年上の龍美にタメ口で都立来禅高校が超神次元ゲイムギョウ界にあるのかと聞いてしまったので、スコールが注意していたのだが、お人好しの龍美はそんなことを気にするほど短気ではなく、お構いなしと返して、超神次元ゲイムギョウ界と言うことを教えたついでに以前女神と言う存在がいたとスコール達に話ながら下宿部屋に向かっていたのである。
セルフィはいつものように悪気がないが冗談交じりの発言をし、瑠美奈がもう女神が国を統治する時代は終わったことを話して、スコールは脳内発言をしていたのであった。
「此処が、今日から下宿してもらう部屋だよ。何かわからないことがあったら、ボクか職員に聞いてね」
「ありがとう‼」
「此処が今日から、オレが生活する部屋か‼」
「あ、みんな」
「アーヴァイン‼」
「みんなより先に着いちゃったからね」
龍美と瑠美奈が留学するスコール達を空いている下宿部屋に案内し終わったので何かわからないことがあったら自分達に聞いて欲しいと伝えて仕事に向かったのであった。
一人では広いくらいの部屋にゼルは落ち着くが無く、そこに先に到着していた茶髪の青年で狙撃手のアーヴァインがやってきたのであった。
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情報収集
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会からほど近い場所にある下宿部屋に案内された明日、都立来禅高校に留学することになったスコール達を案内した龍美と瑠美奈は教会に戻り、執務室に入って行ったのであった。
「けど、ガルヴァディアガーデンからボク一人しか留学希望者がいなかったからどうしようかと思ったよ‼」
「そうなのか、まぁいいじゃねか、こうしてみんな、集まったんだし」
「取り敢えず、各自解散‼」
「(さて、どうしたのものか?)」
「スコール、教会に行こうよ‼」
「ああ、そうだな(確かに情報を手に入れることは大事だ)」
スコール達は各自それぞれの留学理由を確認し合い、キスティスから集合時間まで自由行動になったので、スコールは知らない街に繰り出すわけにはいかずどうしたものかと考えていたのだが、リノアが龍美から情報を得ることにしたようでスコールを教会に一緒に同行してほしいと誘ったのでスコールは幼い頃から訓練を受けていたのだが、それがノーグの陰謀だったことが知らないなかったので少しでもゲイムギョウ界についての情報を得ようとリノアの誘いに乗ったのであった。
「そうだ、スコール、粒子化できるようになった?」
「何だ? それは?」
「ゼルは肉体が武器だから必要ないけど、わたし達のような武器を使う人は粒子化しないと逮捕されるのよ」
「やり方、教えるけど?」
「ああ、頼む(粒子化、便利すぎるだろ)」
リノアが左腕に装備しているブラスターエッジと言うヒスイとティトレイが装備している武器と同じタイプなのだが装備していないことに気が付いたスコールだったのだが、リノアから、ゲイムギョウ界の粒子化を龍美に教わっていたのでスコール達よりも早く修得してしまったので、リノアが教えると言う光景になってしまったのである。
スコールはガンブレードと言う剣を使うので、粒子化を覚えてしまえば持ち運びが便利だと思いリノアから教わって、見事、粒子化を成功させたのであった。
そして、龍美と瑠美奈が働いていると言う教会に向かったのであった。
「こんにちは‼」
「確か、都立来禅高校に留学するって言う子達やな、ボクは龍美ちゃんの幼馴染みの御子神大龍や‼ ルウィー教会で働いているんや‼ よろしくやで‼」
「スコールです」
「リノアです」
プラネテューヌ教会に到着したスコールとリノアは扉を開けて教会内に入った所でちょうど龍美か瑠美奈を誘いに来たのであろうルウィー教会の教祖、大龍が居たので、お互い自己紹介をしたのであった。
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獅子、白夜叉にであうの段
初めての超神次元ゲイムギョウ界の情報を得るためにスコールはリノアからの誘いを引き受けて龍美と瑠美奈が働いていると言っていたプラネテューヌ教会に到着し、中に入ったらちょうど運よく龍美と瑠美奈の幼馴染みの一人で関西弁で話す大龍が来ていたのでスコールとリノアは自己紹介をした後、超神次元ゲイムギョウ界の情報を得るために大龍に質問を投げかけることにしたのである。
「実は、この国の事を知りたいんですが?」
「なんや、そんな、天下御免の向こう傷残している割に礼儀正しいやんか、いいで、教えたる‼ と言っても、ボクもこっちに来てから間もないけど、わかる範囲ならいいで」
「それじゃあ、大龍も、龍美と瑠美奈と同じ職場なの?」
「此処から北にある、ルウィー教会で働いてるんや、これでも一応、次元武偵やかい」
「(ルウィー? 次元武偵? ますます知らないといけないことがあるようだな)」
幸いにも大龍は執務に関することは守護女神時代から改革したことによる人間に委ねると言うことになっているので、次元武偵としての依頼書の管理が龍美達の共通の執務なので現在は国営に関することは全て人間、スコール達の世界で言う大統領の事を言うのである。
大龍はソファーに座り、スコールとリノアの質問に嫌な顔することなく、それよりか、大龍も御子神家のお姉ちゃんなのだ、スコールがお姉ちゃんに弱いことを見抜いた大龍は質問を返しながら茶化して遊んでいたのであった。
またしてもスコールは自分の脳内会話をし始めたのであった。
「履歴書拝見したで、なんや、ボクの兄弟と同窓生かいな、安心しい、みんな、根は良い子やさかい、ほな、ボクはこれで、またなんか、わからんことあったら、支給した、Nギアとかで調べるのもできるさかい、ほなら」
「ありがとうございました。(あの機械、そんなことが出来るのか?)」
「スコール、お腹減った‼」
「ちょっと、待て、こっちの国はギルで売買できるのか?」
「龍美がこれ使ってて、わたしにくれた封筒にこの国のお金が入ってたよ」
「わかった、街に出よう(あの人、気が抜けない)」
大龍はキリのいいところで話を切上げて教会を去り際に超神次元ゲイムギョウ界の情報を得るための手段を教えてルウィーに帰って行ったのであった。
スコールはお礼をいたのだが、脳内発言をしていたのである。
それを見計らってリノアは空腹を訴え、何か食べに行かないかと言うのだがスコールは「ギル」は持っているのだが、ゲイムギョウ界の通貨の「クレジット」を持ってない音に気が付いたので、そうしようか言おうとしたところに、リノアが龍美から支給された封筒にゲイムギョウ界のお金が入っていることを告げて、スコールは龍美達も、剣心同様に、気が抜けない存在だと認識したのであった。
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腹ごしらえ
転入の日まで時間があるのでスコールとリノアは龍美達に超神次元ゲイムギョウ界のことを質問して、出来るだけ情報を得ることにしたのであった。
ほかの仲間達はそれぞれ趣味に勤しんだり、トレーニングしたりと有意義に時間を有効利用していたのである。
ちょうどお昼頃だったのでリノアが空腹をスコールに訴えたので、リノアは龍美から支給された封筒に入っているゲイムギョウ界のお金をスコールに封筒ごと渡して、プラネテューヌの街に繰り出していたのであった。
「此処でいいか?(しかし、封筒に入っていた額はオレ達には十分すぎる。龍美達は、何者、なんだ?)」
「此処でいい‼ アンジェロは待ってて」
「ワン‼」
街を道なりに歩いていたらちょうどファーストフードの店を見つけたスコールはリノアに此処で昼にするかと尋ねたら、リノアも即決して、愛犬のアンジェロに店前に待っているように指示を出して、店の中に入っていたのであった。
ファーストフードの店に入ったスコールはリノアは、見たことのない光景に度肝を抜かれてしまったのである。
取り敢えず、先客がレジで注文していたので、スコールとリノアも見様見真似でメニュー表を指さしながら品を注文したのであった。
「この席で、食べよう‼」
「ああ(バラムガーデンでもこういうことはしてたからな)」
スコールとリノアは問題なく、自分が注文したメニューが乗せてあるお盆を持って向かい合うようになっている席にカップル様に向かい合って座ることにしたのであった。
スコールはバンズとハンバーグとレタスを挟んだハンバーガーのセットを頼み、リノアはバンズとハンバーグに照り焼きソースを塗ったハンバーガーのセットを頼んだようで魔女との戦い以来、二人はまんざらでもなく、向かい合って仲良く注文したものを頂くことにしたのである。
「美味しい‼」
「うまい(セルに教えたら、飛んできそうだ)」
超神次元ゲイムギョウ界のファーストフードはスコールとリノアの口に合うようで、スコールはいつも学食で並ぶが目の前でパンが売り切れて悔しがっているゼルの事を思い出したたのであった。
「ごちそうさまでした❢ このごみはそこのごみ箱に捨てるみたい」
「そうなのか(なるほど、食事で出たごみは自己責任と言うわけか)」
昼食を食べ終えたスコールとリノアはほかの客がお盆に乗っている食事で出たごみを近くのごみ箱に捨てているのを見て自分でお盆に乗ったごみを捨てることに気が付いたのであった。
スコールとリノアは先ほどの客が行った通りにお盆に乗っていたごみをごみ箱に捨て、ごみ箱の上にお盆を乗せて店を後にしたのであった。
「アンジェロ‼」
「ワン‼」
「さてと、手に入れた情報を整理しに戻るぞ」
店を後にした二人は今からルウィーに行くには時間がないので一先ず下宿先に戻ることにしたようで、二人は下宿先に戻って行ったのであった。
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日常
スコールとリノアは下宿先に戻ってきたので自室に用意されている留学先の都立来禅高校の生徒手帳を拝見していたのであった。
「都立来禅高校、二年四組か(リノア達は何組だろう? それにしても、この手帳のオレの顔写真、良く撮れてるな。そう言えば、リノアが龍姫と会うのが楽しみだと言っていた。どんな奴だろう?)」
スコールは自分の生徒手帳を見ながら明日の留学先のクラスである二年四組だと言うことを確認し、リノア達が何処に配属されるのかと考えていたのである。
龍姫のことをリノアから聞かされていたが、スコール達は龍姫が女の子であると言うことを知らないので、リノア同様に合うのが楽しみにしていたようであった。
ところ変わって、留学先の都立来禅高校の龍姫達はと言うといつのように、
「士道、一緒に飯いかねぇ?」
「ま、いいけど、龍姫達も一緒で構わないか?」
「オレは別に構わないぜ」
「それじゃあ、行こうか。 バシッ‼」
「シドー‼ わたしを置いて行くな‼」
学食にお昼を食べに行くことになったのでルークは士道に一緒にお昼に行かないかと誘っていたようで、士道は龍姫達も一緒でもいいのかとルークに尋ねたら、別に構わないと返答したので、龍姫は士道の手を引いて十香達も一緒に学食に向かったのである。
「ルークはもう学校に慣れたか?」
「それが、今だに、構造が把握出来てねぇな」
「そうね、あなた、屋敷から出るのこれが初めてだったわね」
「まぁ、そのうち、慣れるよ」
席に着いた龍姫達は食堂テーブルを囲み、士道は転入して二日目のルークに学校は慣れたのかと質問したところ、ルークはどうやらまだ学校で迷っていたようだが時間までには授業が行われる教室には辿り着いているので方向音痴ではないのは確かである。
屋敷に軟禁生活を送っていたルークが自分から留学を決めて此処に居ることは実家のファブレ家には剣心から伝わっているので問題ないのだが、双子の弟のアッシュがひねくれているようで、そのことをわざわざ電話で母から報告されているのであった。
シングは兎も角、
「コハクちゃん、味噌好きなんだね」
「うん、これマイ味噌だよ(>_<)‼」
「いくらなんでも、マイ味噌は持ってないぞ(;一_一)」
「学校に味噌持ってくるのは、コハクくらいね」
コハクはどんなものにでも味噌を付けて食べることが好きなようで、龍姫からもらった合わせ味噌が入った容れ物を常に持ってきているようでほかの生徒からは驚かれている毎日を送っていたのであった。
その様子をエミルとマルタが見守ることにしたのであった。
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龍美の結婚?
コハクがマイ味噌を待ちこんで一緒にお昼を食べた龍姫達は午後からの授業のために一旦解散し、各自、授業が行われる場所に向かったのであった。
エミルもマルタも学校の授業には慣れたようで、マルタは龍姫と星龍を通じて山吹亜衣、葉桜麻衣、藤袴美衣との三人とはいつの間にか仲良くなってしまい、今ではティアまでも一緒にいることが多いのである。
マルタは龍姫達の発育の良さを羨ましいと思っていたのであった。
一方その頃、
「シュッ‼ シュ‼」
「ゼル、調子、良いみたいだね‼」
「オウよ‼ 明日は都立来禅高校に転入何だからな、これが落ち着いていられるか‼」
「もう、ゼルったら、調子に乗って」
下宿している建物の庭で格闘術の特訓をしているゼルを見張っていたアーヴァインはゼルに調子がいいのかと質問したところ、明日の転入先の都立来禅高校に行くのが楽しみで落ち着いていられないとゼルは堪えたので、一緒に見ていたセルフィはゼルに突っ込みを入れ、三つ編みの子はゼルを離れて見ていたのであった。
ジュードよりは身長はあるのだが、周りが180㎝近いのでより小さく見えるゼルの武器はジュードとセネルとソフィとファラと同じく拳などの肉体を武器に戦う武闘家なので、以前武器を盗られて身動きが取れなかったスコール達の危機を持ち前の根性と肉体で救ったことがあるだ。
その拳はジュードと同じく、ゴーレムだろうが、ガルーダだろうが、殴り倒す男なのだから。
「ふぅ~。このへんにして、部屋に戻るか?」
「そうだね、明日は楽しい留学先に行く日だしね」
「スコール達はもう準備、始めてるよ‼」
自主練を終えたゼルは自室に戻ることにしたのでアーヴァイン達も自分の下宿部屋に戻ることにしたのであった。
「瑠美奈、ちょっといいかな?」
「ん? まぁいいけど、どうしたんだ、龍美」
「そう言えば、瑠美奈がボクにプロポーズしたんだし」
「ああ、そうだった」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会では龍美と瑠美奈が仲良く仕事を終えてお昼を食べ終えて一時の時間を一緒に過ごしていたのである。
龍美は自分がスコール達を迎いに行っている間になのは達の挙式の打ち合わせを瑠美奈が行っていたことを聞いて、ふと瑠美奈と再会した時に瑠美奈からプロポーズされたことを思いだして、瑠美奈にそのことを言ったのであった。
瑠美奈本人はその事は覚えているので、将来的には龍美と結婚することは視野に入っているのであった。
龍美は瑠美奈との結婚を本気で考えていたのであった。
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経過
龍美と瑠美奈がお互い幼い頃から惹かれあっていたこともあり、なかなか瑠美奈と会うことが出来なかったのだが、二人は結婚が出来る年齢に達しているので本気で結婚を考えていたのであった。
「オレが、龍姫のお兄ちゃんになるってことか」
「瑠美奈なら、大丈夫‼ だって、ボクが認めた、最高の旦那様なんだから‼」
「ああ、取り敢えず、落ち着いてから、婚姻届けを出そうか」
「ボクが正妻だからね‼」
「当たり前だろ‼ 龍美が正妻じゃなかったら、あの三人纏められないだろう‼」
瑠美奈は龍美と結婚したら龍姫達の義理の兄になることだと自覚しており、瑠美奈なら大丈夫と龍美が励ましたのである。
今はアドリビトムなどのことが落ち着いたら婚姻届けを提出出すことにしたのであった。
そして二人は仲良く午後の仕事に取り掛ったのである。
「バンエルティア号は無事に修理が進んでいるみたいですね」
「そうだな、しかし、チャットは、本当に機械関係が好きなんだな」
「アンジールさんも、ボクが知らない機械を扱っているじゃないですか」
「これの事か?」
アドリビトムの飛空艇のバンエルティア号は順調に修理が進んでいるのでこのまま何もなければ転送装置を設けたバンエルティア号が誕生することになるのだ。
それを毎日、チャットは今かとご先祖が残してくれたバンエルティア号が新たな姿に生まれ変わるのが待ち遠しいくて落ち着いていられなかった所に偶然、通りかかったアンジールに話しかけられたのでそのままチャットは機会について熱弁し出したのであった。
チャットは以前から龍姫達が使っている機械に興味があったのでアンジールがいつも使っている黒いスマートフォンが気になっていたのである。
「悪いがこれはやれん」
「なに、当たり前のこと言っているんですか‼」
「早く、バンエルティア号が直ったらいいな」
「はい‼」
アンジールは流石にスマホは上げれないと返答し、チャットはそこまで馬鹿ではないと言ったのであった。
そしてアンジールはバンエルティア号の修理が直ることを述べて立ち去ったのである。
「星也達も学校には慣れたみたいね」
「そうだな、はい、お茶」
「ありがとう‼」
「ユキノさんもクリスさんが学校に通えるようになって、嬉しいんですね」
「ああ、クリスが学校に通える日が来るとは思ってなかったしな」
フラクシナスの食堂ではアンジェ達が寛いで居たのであった。
アンジェは星也が来てからと言うのもアドリビトムが順調に乗っている上に、龍姫率いる次元武偵もいるので安心しているのである。
ユキノは小さい頃からクリスのことを見ていたので学校に通っているクリス達を見て笑顔が絶えないのであった。
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アドリビトムのメンバー、隠密似合う
スコール達が下宿先の超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会の近くの宿泊するゲストハウスに来てから数時間後が経とうとしていたのである。
スコールは愛用のガンブレードの明星弐号と吉光と龍閻丸と同じく透き通った水色の刀身が付けられた物で、何よりスコールが大好きな動物で住んでいた所では幻の存在だと言うネコ科の大型種、ライオンで、ガンブレードの刀身には、オスのライオンの顔が刻まれているものを手入れを行っていたのであった。
その頃、龍姫達は、
「みなさん、真っ直ぐおうちに帰るんですよ‼」
「はい‼」
「起立‼ 礼‼」
「龍姫、ごめん、ボク、日直だから、アンジェに伝えてくれるかな?」
「わたしもエミルを手伝って帰るから、ついでに」
今日の授業が全て終えてホームルームが終わったのでカバンを持って今日は自宅に帰るまでに一旦精霊マンションに寄ってから帰ることになったのだが、エミルが日直だったので黒板を掃除しなければならないので、エミルはアンジェに帰るのが遅れると伝えて欲しいと言い、マルタもエミルを手伝うことにしたのでフラクシナスに帰還するのが遅れるのであった。
「さてと、ティア、精霊マンションに行こう‼」
「ちょっと、待って‼」
「待ってくれ~‼」
エミルとマルタと別れた龍姫達は十香達が暮らしている精霊マンションに向かうことにしたのである。
初めての異世界の文化に興味があるようでティアをはじめとするメンバー全員で精霊マンションへ案内することにしたのである。
「(さてと)」
「ザシュ‼」
「あぶねえだろうが‼」
「お兄ちゃん・・・」
「流石、真龍婭だね」
「ウフフ、これくらい、簡単ですよ」
真龍婭は学校から精霊マンションに向かっている道中で尾行しているヒスイに気が付いていたので、気配を感じた場所に向かって忍者が使う苦無を打ったのである。
もちろん見事にヒスイが隠れている場所の壁に突き刺さり、ヒスイが飛び出してきたので、妹のコハクが呆れてしまったのであった。
真龍婭の手裏剣裁きを見て目を輝かさせてしたシングとルークであった。
気を取り直して、精霊マンションに歩みを進めたのであった。
「この部屋だね」
「ピンポーン‼」
「おお、来たか‼」
「龍姫、十香、士道‼」
「四糸乃、今日はボクの友達も連れて来たよ‼」
ヒスイが尾行していたと言う出来事は遭ったものの、それからは何事も起きずに精霊マンションに到着し、龍姫達は四糸乃の部屋のドアについているインターホンを鳴らして、中から左腕には人形を嵌めたアマガエルのようなパーカーを着ている少女の四糸乃がドアを開けてくれたのであった。
龍姫達は新しい仲間を連れて来たと四糸乃に告げたのであった。
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神宮寺
精霊マンションに住んでいる四糸乃に会いに来た龍姫達はアドリビトムのメンバーを引き連れてやってきたので幼い四糸乃の代わりに四糸乃の左手に嵌められている眼帯が着いている人形「よしのん」が代弁して、取り敢えず、中に入ることにしたのであった。
「ねぇ、この建物って、精霊が住んでするの?」
「その通りだ」
「へぇ~、ミラもここで生活してるのか?」
「ミラさんは実家の精霊から行き来しているか、このマンションには入居してないよ」
「精霊って言っても、見て目は可愛い女の子だよね?」
「こっちの世界は女しか精霊になれないから」
シングが物珍しそうに精霊マンションを内装を見ており、龍姫に精霊がこのマンションに住んでいるのかと質問したので、龍姫は素直にその通りだと答えたのである。
精霊、マクスウェルであるミラもこのマンションの住人かとヒスイから質問された星龍はミラは天界の次元通路で人間界に出勤していると明かして、コハクは出会った精霊が女性が多いことに気が付き、恐る恐る、質問したので、飛龍が今いる世界は女性しか精霊になれないと明かしたのであった。
「と言っても、まだ男性の精霊が発見されてないんだけどね」
「いるよね、ミラさんのイフリートとか」
「国が認識している範囲内での話だよ」
「それにミラさんのイフリートは、国のお偉いさんが相手すると思う?」
「しない‼」
龍姫はラタトスクのメンバーなので精霊の認識levelが低いことを公表して、星也はイフリートがいるだろうと言ったのだが、国がミラのイフリートを認識するほどの力量がないことを告げたのである。
それに四糸乃が同意したのは言うまでもない。
しばらく四糸乃を含んだメンバーで楽しんだ後、
「それじゃあ、時間があるときにね‼」
「うん・・・」
「オレ達は此処で、また明日な‼」
「コハク‼ 帰るぞ‼」
「お兄ちゃん‼」
精霊マンションを出た龍姫達はまた明日にと言葉を交わして、解散したのだが、ヒスイがコハクにシスコン全開で一緒に帰ると言い出したのでコハクは顔を赤くして恥ずかしそうにアドリビトムの下へ帰って行ったのであった。
龍姫はそのまま、真っ直ぐ自宅に帰ることにしたのである。
そんなこんなで実家に戻ってきた龍姫と真龍婭達はいつも様に玄関の引き戸を開けて中に入ったのだが、
「こんにちは」
「珍しいですね、どうしたんです?」
「ひ孫の顔を見に来たのと、こっちで夕食を頂くことしたのですわ‼」
「おい、龍姫、おまえのひいばあさんなのか?」
「一応は」
「あら、見ないうちに、新しい子が居るのね、申し遅れたわ、わたくし、龍姫達のひいおばあさまの、神宮寺くえすですわ‼ お見知りおきよ」
「自分は、ルーク・フォン・ファブレです‼」
あの銀髪の魔女である、鬼斬り役の神宮寺くえすが出迎えてくれたのだが、妖怪に負わされた怪我で不老長寿の身になったので肉体が老いることが出来ないと言う体質になっているのでルークは自分と同年代に見えるので不思議がっていたので、龍姫が一応ひいおばあさまに当たる人だと説明したのであった。
そしてくえすはルークとは初対面なのでお互い自己紹介したのであった。
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くえすと会話
龍姫達は実家に戻ってきたのだが、鬼斬り役の一人で神宮寺くえすがひいおばちゃんと名乗り出したので初対面のルークは開いた口が塞がらない状態に陥ったのでくえすが自己紹介をしたので、ルークは我に帰り自己紹介をしたのであった。
「なるほど、双子の弟がおりますの?」
「はい‼」
「ルーク、緊張しなくても」
「(あのな、オレ達と変わらないのに、ばあさんだって言われたら、普通、驚くだろう‼)」
「正直なのですのね(^_-)-☆」
「すいませんでした(T_T)/~~~‼」
ルークはくえすから質問攻めに遭ってしまい慣れない人材に右往左往しながら話していたのだが、額には冷や汗が流れ出ており、龍姫は緊張するなと言ったのだが、ルークは小声でくえすと自分が見た目が変わらないのでどう見てもひいおばちゃんに見えないのだと言ったのだが、くえすには丸聞こえだったので不敵な笑みをしたのでルークはその場で平謝りしていたのであった。
「まぁ、いいですわ。龍姫には五河士道と言う婚約者がいるのですので、龍姫をたぶらかすのはおやめになることをおすすめしますわ‼」
「そのつもりです・・・ん!? おい、龍姫、士道と婚約者って(゚Д゚)ノ‼」
「気づいてなかったのね、龍姫と士道君は幼馴染み同士の婚約者よ‼」
「うん‼」
「(オレと、ナタリア見たいなことになってるぞ‼)」
「ルーク、あなたのように、親同士が決めた許婚ではないのですわ‼ 龍姫と士道が決めた、正真正銘の本物の愛のですから(>_<)‼」
くえすはルークが鼻を伸ばしていたので龍姫には士道と婚約していると教えたのだが、ルークは間を置いて返答したまでは良かったのだが、婚約者と言う単語を聞いて、慌て出したのであった。
龍姫は生真面目で明るい性格なのだが、流石、鳴流神姉妹と言うだけあって、天然なのか、馬鹿正直に士道の婚約者だと答えてしまったのである。
ルークは心の中で自分とナタリアと言う幼馴染みと同じことになっていると思っていたのであった。
くえすは補足として龍姫と士道は本物の愛で婚約したと述べたのであった。
「そろそろ、オレ下宿先に帰ります。失礼しました‼」
「また明日ね‼」
「ウフフ、あの子、楽しい子ですわね‼」
「龍姫、風呂が沸いてるぞ‼」
「は~い‼」
ルークは下宿先の超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に帰る時間になっていたのに気が付いたので、鳴流神家の一同に挨拶し、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に戻って行ったのであった。
くえすはルークを見て面白い子だと言い、龍造がお風呂が沸いたと龍姫に言って、龍姫はお風呂に入ることにしたのであった。
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双方の
龍造がお風呂が沸いたことを孫たちに告げた一番風呂を龍姫が入ることになったので、実家のお風呂ではもちろん、
「龍姫‼」
「お姉ちゃん・・・」
「龍美お姉ちゃんたら、(´∀`*)ウフフ」
「真龍婭も一緒に入ろうよ‼ 瑠美奈も一緒でもいいかな?」
姉の龍美が先に入っていたので龍姫は呆れていたのだが、その後ろで真龍婭がお風呂に入る状態で立っていたので笑みを浮かべていたのだが、突然龍美が瑠美奈も巻き込んでお風呂に入らないかと言い出したが、一応女の子であるのだが、幼い頃から龍姫は幼馴染みの士道と一緒に入っていたので、混浴には抵抗がないのである。
「いいよ、お兄ちゃんになる人だし」
「ええ、そうですね、兄妹水入らずですね(^_-)-☆」
「どうしてこう言うことになるかな(*´ω`*)」
「瑠美奈、なんで、龍神化してるの(≧▽≦)‼」
「あたしだって、こんなことでこの姿になりたくないんだけど(´・ω・`)」
湯気があるうちに瑠美奈が龍神化して夕焼け色の長いロングヘアーの髪に、碧眼のスタイル抜群の可愛らしい女の子の姿に変身していたので、龍姫達の中では混浴同然なのだが、瑠美奈からすれば、家族にばれたらとんでもないことになるので、なんとしても女の子ことしてお風呂に入らなければならなかったのである。
そんなことをお構いなしに鳴流神姉妹はそのままテトラハートの瑠美奈共に混浴(?)を楽しんだのであった。
「あの~、龍月様」
「智龍、どうしたの?」
「もう、女神様いなくても、ゲイムギョウ界が存在していることに不安になってしまうんです。ダメですよね、先輩から生きることから逃げるなと、言われたのに」
「確かに、ゲイムギョウ界は女神と言う、存在がいた、けど、それは、人間が間違って認識していた存在だったから、本物の天界は、龍姫達に争いを辞めさせた。そして、今、この世界があるんだから、智龍、これだけはさっきの言葉と一緒に覚えてほしい、この世に悪があるなら、それは、人の心。誰しも、すべて悪ではないんだから」
「はい‼ 龍月様‼」
「ねぇ、智龍、今時間ある?」
超神次元ゲイムギョウ界のラステイション教会ではゴッドイーターこと新しい肉体になって更にスタイル抜群になってちゃんと戦えるまでの間は慣れるまで、事務兼オペレータのバイトをしながら都立来禅高校に通うと言う毎日を送っていた智龍は自分はこのままでいいのかと思い悩んでいたのである。
そのことを上司である、龍月に打ち明け、龍姫達いやこれは凛々の明星、そしてアースト達も決して忘れてはいけない、「この世に悪があるのなら、それは人の心」と言うゲイムギョウ界になかった物を現した言葉である以上は、この言葉を忘れるなと智龍に言って、龍月は今現在、時間があるかと質問したのであった。
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智龍の突撃、隣の家
地球で学生生活を満喫している自分がいること、そして超神次元ゲイムギョウ界が女神達が居なくなったのにも拘らず、存在し続けていることに不安を抱いてしまったゴッドイーター改め、神楽坂智龍は思い悩んでいたことを上司でもあり、獅子神家の長女でもある、龍月に打ち明けたのである。
龍月はそのことを聞いて、以前、妹達共にある世界から新たな道を創り出すための戦いでアレクセイ達と対面で感じたこと、そう、アレクセイは世界をも作り変えてしまうほど、反逆する男ではなく、それは評議員による抹殺で部下を殺されたことによるものだと、元部下のシュヴァーン・オルトレインことレイヴンが教えてくれたことで、ふと、思い出したあの「この世に悪があるのなら、それは人の心であり、そしてこの世に生きている者達が全て悪ではない」と諭して、智龍は何かきっかけを持てたのである。
龍月は仕事もないので、智龍に今晩、時間が空いているかと尋ねたのである。
その問いに、智龍はもちろん、
「もちろんです‼ 神楽坂智龍、生き返らせてもらい、わたしのような、半人前に、龍神と言う地位を与えて下さった騎士龍神様のご命令なら、お引き受けします‼」
「そんなに堅くならないで、一緒にご飯食べない? ボクの実家で」
「承知しました・・・ええぇぇぇ(゚Д゚)ノ 騎士王様のご実家で‼」
「もう‼ 智龍は、防衛隊員じゃないんだよ‼ 今は妹の友達の神楽坂智龍なんだから(^O^)/‼」
「はい‼」
快く引きうけたのだがその内容が獅子神家に智龍を招待することだったので、生真面目な智龍は驚いてしまっていたので、龍月は智龍は現在は都立来禅高校に通う真龍婭達の同窓生で友達だと言い聞かせて智龍共に実家に帰ることにしたのである。
「なのはママ、大丈夫?」
「ごめんね、ヴィヴィオ、大丈夫、少し、三日後の結婚式のことで不安になちゃった」
「大丈夫、パパは絶対何があっても、ママを守るから」
「うん‼」
龍月が実家に帰っている頃、教会で生活を送っている今では戦闘出来るまで回復したなのはだが、恋人で幼馴染みの空龍との結婚式が無事に挙げられるかと不安になっていたので、ヴィヴィオに心配されてしまったのである。
空龍はあの時からもう決めていた、何があろうとなのはをもう失いたくない、だからユーリに勇気づけられたあの日から、決めたのだから。
「ただいま~お母さん、お風呂空いている?」
「空いてるわよ、あら、今日は智龍もいっしょなのね」
「すいませんが、やっぱり」
「折角なんだから、一緒にお風呂入ろうよ‼」
「わたしのようなものと一緒におおお風呂ですかΣ(゚Д゚)‼」
「あ、龍月お姉ちゃんお帰りなさい、智龍も一緒なんだ」
実家に戻ってきた龍月は明にお風呂に誰も入っていないことを尋ね、誰もお風呂には入っていないと言うので、智龍と一緒に入ることにしたのだが、智龍は生真面目な性格が災いして、帰ろうとしたのだが、明が智龍を捕まえて、そこにノワールとしての自分との決別を果たしたことで明と同じ金髪碧眼にスタイル抜群の肉体に転生し、真龍婭達には素直に話すことが出来るようになり、一人称が、「わたし」から「ボク」になったがやはり黒髪が落ち着くのか、黒に染めている勇龍が通りかかりこれからお風呂なのかと聞いて一緒に入ることになったのであった。
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智龍、お風呂
龍月は実家で過ごすことにして、智龍を実家に連れて帰ってきたの晩御飯が出来上がるまで龍月は妹達と一緒に智龍を連れてお風呂に入ることにしたのであった。
「どうしよう(゚Д゚)ノ‼」
「女の子同士なんだから、恥ずかしがることないよね‼」
「わたしは、一、龍月様の下で働くものとして・・・」
「もう‼ 智龍はボクと友達なんだから‼ それに兵士でもない‼ もう神楽坂智龍と一人の人なんだよ‼」
「智龍さん、もう自分の気持ちを受け入れてください」
獅子神家の浴槽は鳴流神家と同じくらいの広さの長方形で十人くらい入れるので智龍を含めて星龍と天龍と龍華も一緒に入ることになり、智龍は相変わらずの様子だったのだが、龍月が智龍に言い聞かせてお風呂に入ることになったのであった。
智龍は上司であり、超神次元ゲイムギョウ界のラステイションを管理している龍騎士王である、龍月をはじめとする獅子神家と一緒にお風呂に入っている訳にはいかないと言い出したので勇龍は友達でいて欲しいと言ったのである。
これは勇龍がブラックハートそうノワールの人格が宿ったことでなかなか友達と言う存在がいなかったそれを救ったのは龍姫で、その幼馴染みであり自身の姉の星龍によってもうノワールの人格と統一され本来の人格を取り戻したのだから。
天龍も智龍にもう兵士ではない一人の人としていてほしいと言ったのである。
「はい、わたし、神楽坂智龍は、ラステイション防衛隊を辞任し、勇龍様の友として、配属されることをお受けします‼」
「あのさ、いい加減に敬語辞めて‼ 同い年に敬語使われるのいやだから‼」
「それじゃ、勇龍‼」
智龍は自身の気持ちに整理が付いたようで、防衛隊員としてではなく、同じ都立来禅高校に通う学友で親友として勇龍達の側にいると宣言したのだが、勇龍から敬語はやめて欲しいと言われたので、智龍はこの日から勇龍達にも敬語で話すことはやめたのであった。
「それと、ティア、こっちに来なよ‼」
「ですから、わたしは大丈夫です‼」
「もう‼ 久しぶりに幼馴染みとの交流なんだから‼」
「って‼ さり気なく、胸を触ってるじゃない<`~´>‼」
「星龍お姉ちゃんで良かったですね、武龍さんか大龍さんだったら物凄い力で鷲掴みにしちゃうからね(^_-)-☆‼」
「何‼ 笑顔でさらっと、とんでもないこと言うのよ‼ あう~ん」
浴槽の端っこで恥ずがっていたティアを見た龍月はこっちに来るように言ったのだが、ティアは相変わらずの恥ずかしがり屋だったので、星龍が背後から羽交い締めにしてティアの胸を両手で触っていたのであった。
天龍は笑顔で武龍か大龍姉妹だったらこれ以上のスキンシップをすると本人は悪気がないのだが、ティアはそれを聞いて震えていたのであった。
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留学
智龍を含めた獅子神家の楽しいお風呂が終わっている頃、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのゲストハウスに下宿しているスコール達は各自で男女別れて大浴場で訓練で掻いた汗などを洗い流していたのであった。
「気持ちいい‼」
「ゼル、うるさい‼」
「(こいつら、楽しんでるな)」
男風呂ではゼルが大声で叫んでおり、アーヴァインが注意し、スコールは黙って浸かって疲れを癒していたのであった。
「学園にはないから、みんなに話したら、悔しがるよね」
「そうだぜ‼」
「はぁ~」
「スコール、折角、留学なんだぜ、楽しもうぜ‼」
学園にはこのような大浴場はないようでアーヴァインとゼルは堪能していたのだが、スコールは二人のテンションに付いて行けずに、溜め息を漏らしてしまったのであった。
女性陣は防音壁が隔ててあるのでゼルの大声も聞こえないのでゆっくりお風呂を堪能していたのであった。
そしてスコール達はお風呂を堪能した後、脱衣所で服を着て、
「スコール‼ 悪いな‼」
「ゼル、晩御飯は逃げないよ‼」
「ゼルったら、こっちに来ても変わらないね」
「ゼルさん、待ってください‼」
「スコール研究家の解析結果は、こいつら、なんでこんなに元気なんだ」
「(そうだな、飯に行こう)」
晩御飯を食べに向かっていたのだが、いつも学園でパンを買いそびれるゼルはいつものように走って行ってしまったのでアーヴァインとセルフィがゼルを追いかけることになり、三つ編みの女の子も一緒に後を追ったので、キスティスは自称スコール研究家と言い出して、スコールが脳内で考えていることを発言してスコールはリノアに引かれて晩御飯を食べに向かったのであった。
一方その頃、
「いただきます‼」
「今日は、龍美が教えてくれたレシピで作った物だ」
「美味しい‼」
アドリビトムの面々も晩御飯にしていたようで、ユキノが龍美が料理のレシピのノートを置いて行ってくれているので、それを見ながら作った料理は大豆のハンバーグだったのであった。
どうやらアドリビトムのメンバーに絶賛されたようで、ニンジンが嫌いなリオンが人参が入っているのにも関わらずにバグバク食べてるほどであった。
そんなこんなで夜が更けて行ったのであった。
翌日の朝を迎えた。
「スコール‼ おハロー‼」
「リノアか、その服‼」
「今日から都立来禅高校に留学だよ‼ 早くしないと遅刻しちゃうよ‼」
「リノア‼ (そうだな、オレも着替えるか)」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌでスコールが下宿している部屋に入ってきたリノアは寝ているスコールを叩き起こして、スコールは目を覚ましたのだが、スコールはリノアが都立来禅高校の女子制服を着ていたことに気が付き、リノアから早くするように注意されてしまったので、スコールも着替えて朝食を食べに向かったのであった。
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留学当日
今日から都立来禅高校に留学することになっているスコール達は保護者のキスティス以外が都立来禅高校の制服を着用して、朝食を食べ終えて、迎えが来るまで待っていたのであった。
一方その頃、
「星也、留学生を迎えに行こう‼」
「ああ、そうだったな、ボクも楽しみだよ‼」
スコール達が下宿している所から2㎞しか離れていない距離に建てられている小さな教会の建物に下宿している雪の結晶の髪飾りを着けて、カノンノ四天王中では一番背も高く、龍姫達ほどではないがそれに似合うスタイルを持っているピンクの髪のロングヘアーのクリスは、記憶喪失なのだが楽天的な性格でイストワールのことは気にしない体質なのだが、どこか間が抜けているのが玉に瑕と言う見た目はジュードと同じくらいの幼い印象の中性的な顔立ちで夜空のような,黒髪に銀髪と金のメッシュに、左翠右碧と言うオッドアイに、肉体はかなりの物を持っているのでスタイル抜群の星也とクリスは二人とも朝食を食べ終えて、都立来禅高校の制服に身を包み、龍美に頼まれていた留学生を迎えに行ったのであった。
星也の髪型は現在龍姫と同じポニーテールに結っているのである。
道中に出没する魔物には注意を払いながらスコール達が下宿している寮に向かったのである。
「ピンポ~ン~♫ 迎えに来ました‼」
「それじゃあ、行ってくる」
「みんな、向こうでは大人しくしてね、特にスコール‼」
「(なんで、俺なんだ?)」
星也とクリスは寮にあるインターホンでスコール達を迎えに来たことを知らせて、インターホンを聞いたスコール達はその足で寮の外へ出て都立来禅高校へ向かうことにしたのだが、いつも何かと騒動を起こすスコールにキスティスは釘を出したのだが、スコールは脳内でどうしてオレのかと自答自問しながら星也達について行ったのであった。
「そうだ、名前聞かないと、ボクの名前は、カノンノ・クリスタルです。みんなはクリスって呼んでます」
「同じく、都立来禅高校に通っている、天河星也です」
「オレはスコール、こっちが」
「リノアよ」
「セルフィ‼」
「オレはゼル‼ よろしくな‼」
「ボクはアーヴァインだよ」
スコール達と合流を果たした星也とクリスは龍美が居る教会に行く道中でお互いの自己紹介を行いながら教会に向かっていたのであった。
そうこうしている内に教会に到着したので、中に入り転送装置の上に立って、
「向こうに龍姫達が待ってるから、仲良くしてね‼」
「はい‼」
「(鳴流神龍姫、目の前にいる鳴流神龍美の兄弟だったな・・・)」
「龍姫か、どれだけ強いんだろうな?」
「ゼル、向こうでは喧嘩はダメだよ‼」
龍美と瑠美奈がお見送りに来てくれて、龍姫達が転送先のフラクシナスに待っていると告げて、転送装置が作動してスコール達と星也とクリスは転送されたのであった。
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スコール、二年四組とご対面
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会にある転送装置でフラクシナスに転送した星也とクリスは、留学生であるスコール達を連れて一緒に通う仲間達と合流したのであった。
「星也、クリス、おはよう‼」
「おはよう‼」
「オレ、シング・メテオライト、オレも龍姫達と同じ学校に通う二年生何だ。よろしくな‼」
「スコールだ‼ よろしく頼む」
「わたしは、コハク・ハーツ、あっちに居るのが」
「コハクの兄、ヒスイだ‼ 妹になんかあったら殺すからな‼」
まだ龍姫達は先に学校に向かったようで、一緒に通うシング達はこれから一緒に戦い学ぶ者同士、自己紹介をして、エミル達も合流したので、早速学校に向かったのであった。
スキット:龍姫と言う人物
リノア「ねぇ、龍姫ってどんな人?」
シング「一言で言えば、陽気な子かな」
エミル「それに、強いし、剣の腕も、クラトスさんから一目置かれてるしね」
コハク「剣術でも、素手でも、強いからね」
スコール「(一体、どんな人物何だ?)」
「此処がボク達が通ってる、都立来禅高校だよ。それじゃあ、行こう」
「もう‼ 男ならしゃきっとする‼ スコールはあんな人相だけど、根は良いから」
「エミル、怯えるなと言わない、オレも初めての場所だ、これからもよろしく」
「そうだぜ‼ この暴れん坊‼ ゼルが居るんだぜ‼ 大船に乗ったつもりでいろよな‼」
「沈没しそう・・・」
龍姫達の案内なしで無事にスコール達は留学先の都立来禅高校の校門前に到着したのだが、相変わらずのエミルの弱気な態度にマルタが一喝し、スコールが気軽にしてくれてと言いエミルは持ち直し、ゼルが任せておけと言ったのだが、女性陣からは大丈夫なのかと思われてしまったのであった。
「留学生が来るらしいよ‼ 龍姫‼」
「もう、龍姫達ならそう言う情報は昨日のうちに手に入れているから」
「そう言えば、龍姫達はそういうことは得意だったな」
「お姉ちゃんから聞いてる話だと、バラムガーデンって言う学校からの留学生って聞いてるけど」
先に学校に到着していた龍姫は教室の自分の席に着いてあの亜衣・麻衣・美衣の三人とエステル・ティアまで巻き込んで留学生について話していたのであった。
しばらくして、担任の岡崎珠恵が教室に入って来て、
「今日から留学生が来ることは知っている人がいるようですが、このクラスで留学生を請け負うことになりましたよ‼ それじゃあ、入って来て‼」
「失礼します‼」
「おお‼ イケ面(^^♪‼」
「龍姫と同じ、黒髪の女の子‼」
「それじゃあ、黒板に名前を書いてくれます」
留学生を請け負うことになったと報告した後、入ってくるように言い、入ってきたのは、スコールとリノアの二人で、女子からは熱いまなざしを送られて、男子はリノアに見惚れていたのである。
岡崎珠恵は黒板に名前を書いて欲しいと二人に言い、二人は黒板にチョークで名前を書いたのである。
「バラムガーデンから留学生として来ました、スコール・レオンハートです、よろしく」
「わたしは、ガルバディアから来ました、リノア・カーウェイです。気軽に話しかけてね」
「スコールくんは、あそこの席に、リノアさんはその隣の席です」
「ありがとうございます」
「(スコール、かなりの手練れよ、それとガンブレードの使い手)」
「(けど、ボク達と敵対することないみたい)」
二人はこれから一緒に勉学に励む仲間として扱ってほしいと言い、岡崎珠恵に席に着くように言われてその指定された席に着いたところで、龍姫と星龍が念話でスコールが戦闘慣れしていることを見抜いたのであった。
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龍神との接触
龍姫のクラスに留学生として、転入してきたスコールとリノアは龍美に聞いていた龍姫に会うことにして、現在教室での授業真っ最中なのである。
リノアは今まで家庭教師に教わっていたのだが、このような場所での授業は受けたことがないので、落ち着きがなく、スコールに至っては、黒板を睨みつけながら、龍美から支給された大学ノートに書き記していたのであった。
輝龍のクラスには、
「ゼル君、大丈夫そうやな」
「うん、仲良くできるかな?」
「大丈夫だろ、何とかなるさ」
「うん‼」
ゼルと三つ編みの女子が転入して来て、龍姫のクラスと同じく教室で席に着き、大学ノートを広げて黒板に書かれていることを書き記していたのだが、じっとしてられないゼルは堪えていたのであった。
その様子を自分を取り戻したことで昔のようにゲームで遊ぶことがあるが、顔立ちが輝龍・飛龍と似てきてしまったが言動が女性らしい口調から一変、男顔負けのシビアになり、金髪碧眼とスタイル抜群な肉体はそのままで、妹のためならなんだってできると言い出すくらいに強くなってしまった神子龍がゼルはほって置いても問題ないだろうと姉妹間で念話で会話をしていたのであった。
アーヴァインとセルフィは武龍と同じクラスになったのであった。
そして午前中の授業が終わり、
「さてと、スコール、龍姫を探そう」
「ああ(鳴流神龍姫、オレと同じクラスだったから、クラスの奴にでも聞いて見るか)」
龍姫達は学食に向かったのだが、スコールとリノアは龍姫本人の顔を知らされていないので、クラスメイトに聞いて回ることにしたのであった。
「龍姫? 鳴流神なら、学食に行ったぞ」
「ありがとう」
「(学食か)」
スコールとリノアは近くにいた男子生徒に龍姫達の行方を聞いて、学食に向かったと教えてもらったので、スコールとリノアは学食に向かったのであった。
初めての建物に四苦八苦しながらも学食に到着したスコールとリノアは
「バラムガーデンより、広い」
「スコール‼ あそこにいる子達って」
「(間違いない、オレのクラスメイト達だな、他は知らない)」
バラムガーデンの食堂よりも人だかりが出来ていたので、二人は思っていたことを述べて、リノアはクラスメイトのグループを発見したので、二人は近づくことにしたのであった。
「ちょっと、いいかな?」
「リノアちゃんに、スコール君、どうしたの?」
「鳴流神龍姫を知っているか?」
「鳴流神龍姫は、ボクだけど、同じクラスだよ‼」
「どう言うことだ? オレ達は鳴流神龍姫に会いたいんだが」
「スコール先輩、目の間に居る人こそ、鳴流神龍美の実妹の鳴流神龍姫先輩ですよ‼」
「えぇぇえΣ(゚Д゚)‼ てっきり、男なのかと思っちゃった‼」
近づいたグループこそ龍姫がいたのだが、龍姫のことを全く知らないスコールとリノアは龍姫を知らないかと聞いていたので、女子制服を着ている龍姫が名乗り出たのだが、スコールは龍姫と言う人物は男だろうと思い込んでいたので、龍菜がその人こそ鳴流神龍美の実妹の鳴流神龍姫なのだと言った瞬間、スコールとリノアは驚いていたのであった。
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龍神と黒獅子
都立来禅高校に留学生として転入してきたスコールとリノアは運よく龍姫達と同じ二年四組になったので、リノアから龍美から聞いていた龍姫に接触するべくクラスメイト達に聞き込みをして龍姫達が学食にいることを突き止めたので早速学食にほかの生徒に連れて行ってもらい、学食で仲良く集まっている集団が龍姫達だとその場にい学校の生徒に聞いてスコールとリノアは龍姫に接触することに成功したのだが、龍美から龍姫が女のであることを聞かされてなかったらしく、生徒手帳を見せた龍姫に開いた口が塞がらなかったスコールとリノアであった。
「ごめんね、てっきり、男かと思っちゃて」
「済まない」
「別に気にしないいでいいよ、特殊部隊、SEED所属、スコール・レオンハート」
「‼(何故だ、オレ達の身分は伏せてあるはず‼)」
「スコール、龍姫のお母さんに会ってるんでしょ‼」
「(そうだった・・・)」
スコールとリノアは龍姫に男だと思っていたことを謝ったが、龍姫は気にしないで良いと言い、スコールがSEEDと言う特殊部隊に所属していることを母、剣心からフラクシナスに送られてきた資料に記されていたので、その場でスコール達の身分を述べたのである。
スコールは何故自分達のことが龍姫達にばれているのか考えて出したので、リノアが剣心に会っていたことを思いださせてスコールは我に帰って、脳内発言をしていたのであった。
「別に、スコール君たちがどないことしていることは抜きにして、仲良くしたいんや、よろしゅうな、あ、そうや、自己紹介がまだやったな、ボクは、御子神武龍や、龍姫ちゃんとは幼馴染みやさかい」
「同じく、神楽堂輝龍と」
「飛龍だよ。よろしくね、リノアちゃん」
「そして、こいつらのお姉ちゃんである、神楽堂神子龍だ、よろしくな‼」
「え~と、よろしく、輝龍は六つ子なの(・・??」
武龍はスコール達がどのようなことをしていることは気にしないと言い、自己紹介がまだだったことに気が付いて自己紹介をして、続くように神楽堂家の面々も自己紹介をしたのだが、リノアがはてなを浮かべながら恐る恐る質問したのであった。
「確かにそうだが、まさか、双子も見たことないのか?」
「うん、知り合いに双子はいないから」
「オレも初めてだ」
「お~い‼ スコール‼ リノア‼」
朱龍はスコールとリノアの反応を見て、双子を見たことない顔をしている事に気が付いたので、聞いたところ、二人とも双子を見るのは初めてだと答えて、ゼルたちが大声で二人を呼んでいたのであった。
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交流を
スコールとリノアは初めての同い年の姉妹を見たことで自分達がいた所は狭かったと井の中の蛙大海を知らずと言うことを思い知らされたのであった。
そこにちょうどゼル達が大声で叫びながらやってきたのでスコールと、一緒にいたセルフィとアーヴァインは恥ずかしそうにしてしまったのであった。
もちろん、ゼルに好意を抱いている茶髪の女子も一緒にいたので、恥ずかしそうにしてしまったのは言うまでもない。
「で、スコール、鳴流神龍姫には接触できたのか?」
「ああ、目の前にいる」
「何処に?」
「ボクが、鳴流神龍姫だよ、これが証拠の生徒手帳‼」
「ナンダッテΣ(゚Д゚)‼」
「リノアと同じ髪の色だ、龍美も同じ色ってことは」
「スコール先輩達は、わたしの姉、鳴流神家、長女の龍美お姉ちゃんにお会いになれたんですよね?」
ゼルは目の前に張本人の龍姫がいるのにも関わらず、スコールに龍姫に接触できたのかと訊ねていたので、スコールは目の前にいる人物が鳴流神龍姫だと言ったのだがゼルは信じられないようだったのだが、アーヴァインとセルフィはいつもの調子で一緒にお昼を楽しでいたのである。
龍姫は生徒手帳をゼルに見せたことでゼルは龍姫が男ではなく、女であると今になって気が付いたのである。
そして、セルフィは龍姫がリノアと同じ色の黒髪であることに気が付いて龍美を思い出したのである。
龍舞は姉の龍美に出会ったことを思いださせたのである。
「みんな、なんで気が付かなかったの?」
「そう言うおまえは気が付いていたのかよ‼」
「普通、龍美と龍姫が姉妹だって、分かることだし」
「(オレ達は何をやっているだ)」
「ねぇ、一緒にお昼にしよう‼」
アーヴァインはどうやら気が付いていたようで敢て聞かれてなかったので言わなかったらしく、セルフィも同じ理由だったので、スコールは溜め息を吐いてしまったのであった。
折角なので芽龍から一緒にお昼にしないかと言われたのでスコールも一緒にお昼にすることにしたのであった。
「ゼル、ちゃんと、買えたんだ」
「おうよ‼」
「バラムガーデンでは買えなかったの?」
「うん、いつもゼルの直前で売り切れるんだよね」
「それは災難ですね(´・ω・`)」
「お姉ちゃんからお金は貰ったよね?」
「一応、必要経費は貰ってる‼」
バラムガーデンではいつも買いそびれているゼルは都立来禅高校の購入方法のおかげで問題なくお昼にありつけたのであった。
龍姫は姉からお金は貰っているのかと尋ねたところ、ちゃんと今日必要な分は貰ったと帰ってきたのであった。
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焔の光と黒獅子
スコールは慣れない都立来禅高校の学食で、次元武偵「流星の絆」の大将、大和撫子を地で行くが、性格は楽天的で、大胆不敵と言う兵にして、大小四刀、いざとなったら、斧・弓・槍を得物に戦う侍、都立来禅高校の女子制服を纏っている鳴流神龍姫に接触したのだが、龍姫が女と言うことに度肝を抜かれたスコールとゼルを尻目にほかのメンバーは和気藹々とお昼を楽しんでいたのであった。
「どうしたの? スコール」
「仕方ないよね、スコール、こう言った大人数で食事するのに慣れてないから」
「そう言えば、初めて会った時、柱の陰に隠れて、寂しく佇んでたよね」
「あ、思い出した」
「へぇ~」
大人数で食事をすることが苦手なスコールは落ち着くが無く、それを見たアーヴァインはからかい出して、リノアも初めて会ったことを思いだして述べて、スコールは思いだしてしまったのであった。
「スコール、おまえも留学生なんだ、留学生同士仲良くしようぜ‼」
「え~と?」
「あ、ごめん、オレはルーク、ルーク・フォン・ファブレだ‼」
「ああ、よろしく」
ルークはスコールに自分と近い物を感じたようで、勇気を出して手を差し伸べて、仲よくしようと言ったまでは良かったのだが、スコールはいきなりのルークの行動に固まってしまったので、ルークは名乗ってなかったことを思いだして、改めて名乗り、スコールと仲良くなるきっかけが出来そうであった。
「スコールも剣が出来るのか?」
「オレはガンブレードと言うものだ」
「ガンブレード、以前、妹が使ってました、ですが、お姉ちゃんから教わった技に耐えきれずに壊れてしまったので、今は日本刀を使ってますね」
「(どんな、技を教えたんだ?)」
「今度、一緒に、特訓しないか?」
「オレも混ぜろ‼」
ルークは幼い頃からティアの兄、ヴァンから剣術を教わっているので、スコールがガンブレードと言う武器を使うので一緒に特訓しないかと持ち掛けたのであった。
以前は美龍飛達もスコールと違う型のガンブレードを得物にしていたのだが、祖父や姉、アースト達との特訓にガンブレードが耐えきれるないと言うよりかは、ガンブレードが龍姫達の剣術に合わない上に、アーストが大太刀から極太のビームを放ったことでガンブレードの存在を薄くしてしまい、美龍飛達も覇王龍神に覚醒したことによる副作用でガンブレードが一瞬で塵になってしまうので、日本刀を得物にしていると光龍が説明したのであった。
ルークの持ちかけた特訓にゼルも一緒に混ぜて欲しいと名乗り出たので、
「今週の土曜日に迎えに行くからな‼」
「ああ、部屋で待ってるぜ‼」
「行こう、スコール、午後からの授業に遅刻しちゃう!」
今週の土曜日にルークがスコール達を迎えに行くことになり、ゼル達と別れて午後からの授業に向かったのであった。
もうすぐ、黒猫と白猫プロジェクトのコラボが来るそうです。
自分はランサー&武闘家以外を狙っています‼
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黒騎士王
昼休みが終わって龍姫達の午後の授業が始まっている頃、フラクシナスでは各自アドリビトムの仕事を片付けていたのであった。
アドリビトムのリーダーのアンジェはメンバーの選出を行っていたが、アンジールに選出しているメンバーがあまりにも偏っていたことに気づいて、注意されながら行っていたのであった。
「それじゃあ、お願いね」
「今日は、オラリオに行けばいいのか」
「ああ、向こうで龍美達の誰かと落ち合う手筈になっている」
「そんじゃ‼ ちょっくら、行ってくるぜ‼」
「ティトレイ‼」
今日は以前、龍造の付き添いで言った迷宮都市、オラリオの魔物を退治するために、同行するメンバーがアンジェとアンジールによって選ばれたのであった。
アドリビトム運営からは、ソーディアン「ディムロス」による火属性晶術と持ち前のタフな肉体を買われたスタン、そしてアドリビトム入りして間もないティトレイ、金目の物には目がないルーティ、そして、元軍人、ユージーン、氷のフォルスと大剣を使うヴェイグがメンバーに選出されて、一足先に龍美達の誰かが一人現地入りしたと言うので、そこで合流して、魔物を討伐することになっているのである。
メンバーが揃ったので、テレプールから迷宮都市オラリオに向かったのだが、ティトレイが相変わらずのテンションであった。
「此処が迷宮都市、オラリオか」
「今日は、バリバリ、稼ぐわよ‼」
「ルーティ、張り切ってるな」
「久しぶりに良い訓練になるな」
「確か、龍美達の誰かがこっちに来ているはずなんだけど?」
無事に迷宮都市に到着したスタン達は合流地点で一足先に現地入りしている龍美達の誰かを待っていたのであった。
しばらく待っていると、
「今日、一日、よろしくお願いします‼」
「龍月が、今日、オレ達と一緒に依頼を遂行するのか?」
「はい‼」
「よろしく、頼む」
白と黒のジャケットに紺色の長ズボンと言う格好の龍月が現れたので、スタン達と一緒に同行することを告げたのである。
スタン達は龍月と言う心強い味方の登場に一段と今回の依頼に対するモチベーションが昂ったのであった。
そして龍月の合流を果たしたので、オラリオの街に入ったのであった。
「此処が、オラリオか‼」
「ティトレイ、キョロキョロするな」
『おい、龍月と言ったか、おまえ、武器はどうしたのだ? 素手は、この先の魔物は困難を極めるぞ』
「ソーディアン、これがボクの同田貫正国です。それと、聞こえていないと思ってましたか? ディムロスさん」
『なんと‼ おまえ、我の声が聞こえる上に、一瞬で剣を出したのか、これは失礼した』
街に入った瞬間、物珍しそうに辺りを見ていたティトレイにユージーンが注意し、スタンのソーディアン「ディムロス」は聞こえているとは知らずに龍月に得物はと聞いたのである。
顔色一つ変えずに龍月は一瞬で粒子化していた愛刀「同田貫正国」を左腰に帯刀して見せたのであった。
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オラリオの魔物
迷宮都市「オラリオ」での依頼に龍月が助っ人に合流し、未知なる穴と言うダンジョンでの規定数の魔物退治に取り掛かる前にメンバー全員の持ち合わせを確認していたのであった。
「グミは全種あるな、ライフボトル各種、良し‼ おまえら、準備できたか?」
「ボクはいつでもいけます‼ ルーティちゃん、は準備出来てる?」
「もちろん‼ 龍月がいてくれるから、馬鹿の回復が間に合うわ、お願いできる?」
「ルーティ、いくら、龍月が回復晶術できるからって」
「どうやら、出来たようだな、行くぞ‼」
大いなる穴と言うダンジョン入り口前で元軍人である、ユージーンを今回のリーダーに据えて、各自準備が出来ているかの確認を行っていたのであった。
特に、攻撃魔術と治癒術、それと、鳴流神龍造と、祖父の龍剣に教わった剣術並びに格闘術を合わせた天然理心流を用いる龍月を起点にパーティーを組んだのであった。
もちろん龍月と同じくソーディアン「アトワイト」のおかげで回復晶術が可能で、水属性の晶術全般が出来るルーティも龍月のサポートに入ることになっているのが、相変わらずの物欲センサーを隠す気が全くなかったのであった。
ユージーンは準備が出来たことを確認できたので未知なる穴と言うダンジョンに入って行ったのであった。
「流石、洞窟ね、こんなに狭いと、戦いづらいわね」
「ああ、ティトレイの拳なら、小回りが利く」
「オウ‼ このティトレイに任せて置け‼」
「ティトレイ、どうやら、あちらさんから来たようだ、来るぞ‼」
「見て、あそこ、もう誰かが戦ってる‼」
「そうとなれば、やるぞ‼」
未知なる穴と言うダンジョンは洞窟になっており、道幅はさほど広いとは言えず、龍月達は隊列を崩さずに道なりに現場に向かって行ったのである。
しばらく進んでいると、開けた場所に出たのも束の間、もう既にサイのような角を持った魔物や、蜘蛛型の魔物が群れを成して龍月達を待ち構えていたのであった。
龍月達は一斉に得物を構えて、戦闘態勢を取った瞬間、スタンが先に誰かが魔物とやり合っているのに気づき、龍月達は依頼である規定数の魔物退治ついでに助太刀に入ることにしたのであった。
「魔神剣‼ 大丈夫?」
「え?」
「何‼ ぼさっとしてんの‼」
「はい‼」
「龍月‼ デカいの一発かませ‼」
「ティトレイ‼ この場所では無理だ‼ 絶氷刃‼」
「魔術以外で広範囲、これなら、スタンくん、熱波‼」
龍月&スタン「旋風陣‼」
「流石‼」
「スゴイ」
先に戦闘を行っていたパーティに襲い掛かってきた魔物に剣士達が一斉に斬撃を放って怯ませている間に龍月とルーティが援護に周り、前衛は槍を使うユージーンが指揮を取りながら、指示を出していたのであった。
ティトレイが龍月に一気に片付けてくれと無茶なお願いが来たのだが、龍月はふと思いついた天龍も取得している炎を纏いながら回転切りで舞い上がりながら、〆に地面に向かって攻撃する奥義をスタンも出来ることを思い出したので、タイミングを合わせて繰り出して、周りにいた魔物の群れを一掃したのであった。
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剣姫と騎士龍神
迷宮都市「オラリオ」の街に外れの洞窟、未知なる穴の規定数の魔物退治に龍月の協力の下、アドリビトムのメンバーがやってきたのだが、そこに金髪のロングヘアーに金色の瞳の背中が開いている白いノースリーブのミニスカートに青いロングブーツを履いた女の子が剣片手に戦闘を行っていたので、依頼である規定数の魔物退治を行うついでに女の子の加勢に入ったのである。
龍月が協力していることもあって、リーダーになっているユージーンの負担が軽くなり、連携もよく、大方、倒したのだが、一網打尽にするために、魔術では洞窟が壊れかねないので、スタンも修得している、奥義「熱波旋風陣」で一気に片付けたのであった。
そして、女の子に駆け寄ったのである。
「おい、大丈夫か、オレはアドリビトムのメンバー、ヴェイグだ」
「え~と、アイズ、わたしはアイズです」
「それがおまえの名前か、オレはユージーンだ。同じくアドリビトムのメンバーだ」
「ボクは、アドリビトムのスポンサーをしている、ラタトスクのメンバー、獅子神龍月、よろしく」
「それにしても、これだけの魔物を一人で倒してたのか? まるで龍月達みたいだな」
ヴェイグは大剣を背負い敵意がないことを見せて名乗り出て、自分がギルド「アドリビトム」のメンバーであることを説明し、女の子も剣を鞘に納めて、アイズと名乗った所に、ユージーンも名乗り、龍月はアドリビトムの協力者であると名乗って、
「ねぇ、手、怪我してる、じっとしててね、聖なる活力、此処に、ファーストエイド‼」
「魔法‼ 主神はいるんですね」
「主神? そんな奴はいないぜ。オレ達は主神と言うのがわからねぇけど」
「まさか、主神の加護なしであのようなことが出来るのですか?」
「オレは、これで火属性だけしか使えないけど、アイズが言う魔法が出来るんだ‼」
『我の声が聞こえていれば、良かったのだがな』
「その剣、しゃべれるんですかΣ(゚Д゚)‼」
「アンタ‼ ソーディアンの素質があるのね」
龍月はアイズの左手の擦り傷から血が出ていたので、修得している治癒術の中で最も魔力が消費しない物を選んで詠唱し、発動し、アイズの傷を癒したのだ。
アイズは我が目を疑った、なぜなら、龍月が主神の加護を必要しないでその場で魔法を使ったのだから。
ティトレイがアイズが言った主神はアドリビトムにはいないと言い、主神は何かとアイズに質問したのだが、アイズが聞き流してしまい、質問の的になってしまったスタンは素直にソーディアン「ディムロス」を見せて、ディムロスがアイズが聞こえているわけがないと思って、しゃべってしまい、アイズはまた驚いてしまったのであった。
「すいません、わたし、仲間の所へ、戻らないと」
「それじゃあ、オレ達が送るよ」
「そうね、死んでもらったら、アタシ達の気が済まないしね(¥_¥)」
「ルーティちゃん、目が銭マークになってるよ」
「確かにそうした方が良いだろう」
「ありがとうございます‼」
アイズは仲間の所へ戻る途中だったようで流石にここまで来たので一緒に仲間の下へ送るとスタンが言い出したので、ほかのメンバーも賛成したのだが、ルーティが目が銭マークになっていたので龍月がツッコミながらアイズの仲間の下へ向かったのであった。
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アイズのギルド
未知なる穴と言う洞窟で同行してもらうことになった金髪に金色の瞳をしたソーディアンマスターの素質を持っている少女剣士、アイズを仲間の下へ送り届けることになったのである。
「魔神剣‼」
「わたしも出来るかな? 魔神剣‼」
「アイズ、上手‼ 虎牙破斬からの、雷神剣‼」
「絶破龍影刃‼」
「オレも負けていられないな、旋風槍‼」
切り込み隊長のスタンを筆頭に道中の魔物を一掃しながらアイズの道案内で突き進んでいったのである。
アイズはどうやらスタンと龍月と同じく、本番で成長する体質のようで、スタンが放った魔神剣を見た瞬間に見様見真似で同じ動作で剣を振り抜き、みごと、魔神剣を修得してしまったので、龍月が褒めながら、斬り上げて、斬り下ろす、アンジールも絶賛した特技「虎牙破斬」を繰り出し、勢いを殺さずに、そのまま、突きを繰り出し、雷撃を浴びせる秘技「雷神剣」に連携して見せ、龍月達の援護に入っているヴェイグが愛用している大剣での連撃を叩き込み、ユージーンも負けじと軍隊仕込みの槍術を披露したのであった。
「アイズ‼」
「みんな、ごめん・・・」
「心配しましたよ‼ 後ろの方々は?」
「この人達は、ギルド「アドリビトム」のメンバーとラタトスクの龍月」
「初めまして‼ わたし、レフィーアです‼」
「先ほど、紹介にあった、ラタトスクの獅子神龍月だよ」
さほど、遠くない開けた場所でテントを広げている集団を見つけたので、近づいて見ると、アイズが所属しているギルドのメンバーが駆け寄ってきたのである。
茶髪の長い髪をポニーテールに結っている白とピンクの服を身に纏った少女がアイズに声を掛けて、アドリビトムのメンバーと龍月がいることに気が付いたので、アイズに尋ねていたのであった。
アイズはアドリビトムのメンバーと龍月を紹介して、エルフの少女はレフィーアと名乗り、龍月からも自己紹介をしたのである。
「アイズさん、団長が呼んでいます」
「うん」
「団長さんに挨拶して帰りましょうか?」
「そうした方が、アイズが逸れた経緯が説明できるからな」
「では、此方です(あの龍月さんは男の人なのでしょうか?)」
どうやら深刻そうな顔でアイズを呼びに来たようで、ギルドのリーダーに挨拶することにしたアドリビトムのメンバーと龍月は一緒にアイズ達に同行を申し出て一緒に団長が居るテントに向かったのであった。
レフィーアは龍月の陣羽織風の黒いジャケットに、白いTシャツを着ているがサラシ型の下着で妹星龍より大きな胸を仕舞い込んでぺったんこ状態にして、下は黒い長ズボンに動きやすいように安全靴と言う男装をしていたので男と思い込んでいたのであった。
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ロキ・ファミリアの団長
アイズの所属しているギルドのリーダーに挨拶してからフラクシナスに帰ることにした龍月達はアイズ達の案内で大きなテント前に到着したのである。
「みなさんは、ここで待っててください、団長に知らせてきますので」
「わかった」
レフィーヤが龍月達のことをアイズと一緒に伝えて行ってもらうことになり、しばらくテント前で待つこと、五分が経過したのである。
「おまえ達、話はアイズから聞いた、団長が直々に挨拶したいと言うことだ」
「ありがとうございます」
「団長か、どんな面してんだろうな? な、ヴェイグ」
「さぁ~な」
テントの中から髪の長い女性が出てきて、どうやら今回の一件で話がしたいらしく、謁見を許可されたので期待を胸にテントの中に入っていた龍月達の目に入ったのは、
「君たちか、アイズを助けてくれたというのは?」
「人に名前を聞くときは自分から名乗った方が良いですよ、ロキ・ファミリアの団長さん」
「こいつが‼ 団長‼」
「おまえ達‼」
「やめろ‼ こっちが束で掛かっても、アイズの話が本当なら、こっちが分が悪い、申し遅れた、ロキ・ファミリアの団長、フィン・ディムナだ」
「ラタトスクの構成員、獅子神龍月です」
なんと、金髪の少年がそこにはいたのだが、龍月はここに来るまでに下調べを済ませていたこともあって、見た瞬間に、ギルド「ロキ・ファミリア」の団長、フィン・ディムナだとわかったのである。
敬語が苦手なヴェイグとティトレイはいつも通りに驚いていたので先ほどの女性に注意された上に、得物である杖を構え出したので、フィンがアイズから龍月達のことを聞いていたようで、主神がいなくても、技や魔法が使える龍月達には分が悪いと判断し、女性を制止したことで、お互い自己紹介をすることになったのであった。
「では、ボク達はお暇します、失礼しました‼」
「アイズ、君から見て、龍月達は信頼が置けるかい?」
「はい、少なくても、今は」
「あの集団、顔色一つ変える所か、堂々と、物珍しそうに見ていたの~」
龍月達はフィンとの挨拶が済んだので拠点のフラクシナスに戻ることにしたので、龍月達はそのままテントを後にしたのである。
龍月達が出て行ったのを見とどけて、緊張の糸が切れたのか、椅子にその場に座り込んでしまったフィン達は、龍月達から放たれる闘気に圧倒されたらしいのであった。
フィンは徐にアイズに龍月は信頼に値するのかと質問し、アイズは今のところは信頼が置けると答えたのであった。
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龍月の仕事ぶり
未知なる穴と言う洞窟でギルド「ロキ・ファミリア」の団長、フィン・ディムナと接触することに成功した龍月達はお互い挨拶を交わして、拠点の戦艦「フラクシナス」に帰還したのであった。
「ただいま、戻りました」
「みんな、無事に戻ってきたようだな」
「はい、無事に全員です‼」
「疲れただろ、今日は報告が終わり次第、休め」
「では、お言葉に甘えて、そうします‼」
「ボクは、このまま、超神次元ゲイムギョウ界に戻ります。失礼します‼」
未知なる穴と言う洞窟から無事に戻ってきた龍月達をユキノが出迎えてくれて、アンジェに報告次第、今日はゆっくりと休めと言い、龍月は超神次元ゲイムギョウ界で今回の仕事の内容を天界の治安部隊に送るための書類を作成するため、アドリビトムのメンバーとはここで別れて、超神次元ゲイムギョウ界に戻って行ったのであった。
スキット:ロキ・ファミリアの団長&龍月
ユージーン「まさか、あいつが団長だったとは、この俺もまだまだ知らないことが多いな」
ヴェイグ「ああ」
ティトレイ「流星の絆に出会っていなかったら、知らずにいたんだな」
スタン「それにしても、龍月、大変そうだな」
ルーティ「ゲイムギョウ界での仕事があるのに、アタシ達に同行してくれたのよね。あっちは大丈夫なのかしら?」
アトワイト「今の龍月に仕事は、その国を統治している人間のお手伝いって言っていたわね」
スタン「オレ達も同じ人の手助けをしてるんだし、龍美達の仕事も手伝おう‼」
ヴェイグ「ああ、助けてもらった以上は、当たり前だ‼」
「なのはさん、お兄ちゃん、ヴィヴィオ、ただいま」
「お帰り、こっちは問題ない、龍月は大丈夫そうだが、今日は疲れたんだろ?」
「まぁ、そうだね、しばらく、お昼寝してるから、何かあったら呼びに来てね‼」
「ああ、わかった」
超神次元ゲイムギョウ界のラステイション教会に戻ってきた龍月を兄の空龍が出迎えてくれたのである。
空龍は現在、時空管理局ミッドチルダ支部の上層部と犯罪組織が裏で糸を引いていたことによって時空管理局が崩壊しているので、龍月がいない間は代理で教祖を請け負っているのである。
空龍は帰ってきた龍月に今日は休むように言い、龍月は教会の自室で昼寝をすると言って、廊下を歩いて行ったのであった。
妹の後姿を見た空龍は、
「龍月のやつ、すっかり、教祖様だな、けど、相変わらずのマイペースぶりだな」
と一人龍月を見送っていたのであった。
空龍は執務室の掃除をするために掃除道具を持って行ったのであった。
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結婚前日&アイズの魔神剣‼
龍月が超神次元ゲイムギョウ界に戻ってきている頃、プラネテューヌ教会ではイストワール以外が依頼をこなしながら仕事を終えていたのであった。
「明日の結婚式の打ち合わせ完了‼」
「だな、後は明日を待てばいいのか」
「二人とも‼<`~´>‼」
「おまえは、いつまで、いるつもりだ」
「ルドガーさんに言われたくないです‼」
「龍美、瑠美奈、今日の夕飯の食材を買い足しに行っていいか?」
「どうぞ‼」
どうやらなのは達の結婚披露宴は友好条約と同じ形で執り行われることになったので、テルカ・リュミレース・リーゼ・マクシア・バチカルに招待状を送って、後は明日の披露宴の時間まで待つだけになったのだが、相変わらず、龍美の存在が気に入らない、フレイから謹慎を命じられて、昨日、謹慎が解かれたイストワールは小言を言い出したので、エージェントのルドガーに叱咤されて、言い返したが、夕飯の食材を買いに行ってくると龍美と瑠美奈に伝えて、街に出かけて行ったのであった。
「ですから、女神という自覚が・・・・」
「カァ~カァ~」
その場で延々と小言を大声で一人で言い続けていたイストワールはカラスにも馬鹿にされていたことに気が付いていたのであった。
「アイズ、あの人達、強かった?」
「うん、主神の加護なしで、魔法を使ったり、剣や槍、素手で魔物を倒してた。わたしも、少し、技を教えてもらった」
「えぇぇ、いいな、どんな技?」
「こんなのとか」
「アイズさん‼ 何処に剣を閉まっていたんですかΣ(゚Д゚)‼」
「龍月がこうやって剣を閉まっていたから、教えて欲しいってお願いしたら、教えてくれた」
未知なる穴と言う洞窟で野宿をしているギルド「ロキ・ファミリア」のアイズに、龍月達は強かったのかと質問していたのである。
それもそのはず、剣姫と評されるアイズですら、龍月達の戦い方に付いて行くのがやっとだったようで、仲間の下送ってもらっている際に龍月からあらゆる技術を教わっていたのである。
料理・洗濯・武術、治癒術そして何より、粒子化を教わっていたので、愛剣を粒子化で閉まっていたので邪魔にならなくなったのであった。
その光景を目の当たりにしたレフィーヤ達は驚きを隠せないでいたのであった。
「技、教わったんですよね? 見せて下さい」
「剣士なら特訓したらできるからって、言うから、最初にできた技が、魔神剣‼」
「地面が抉れたΣ(゚Д゚)‼」
「威力は低いけど、遠くの魔物を牽制できる」
龍月に教わった技に興味津々になってしまったレフィーヤは目を輝かせながらアイズに迫っていたので、アイズは愛剣を抜刀して、龍月をはじめとする多くの剣士が修得している牽制斬撃「魔神剣」を龍月と同じ左薙ぎで繰り出し、見事、放った斬撃で地面が抉られて、アイズの目の前に轍が出来ていたので、レフィーヤ達は目が点になってしまったのであった。
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結婚式前日
明日に結婚を控えているなのは達は仮住まいの超神次元ゲイムギョウ界の四ヶ国の教会で落ち着きがなかったのである。
それは無理はない、一世一代の大舞台であり、何より、幼い頃から一緒に育った幼馴染みが将来のパートナーなのだ、龍臣が龍と言うことを受け入れたお嬢様育ちのすずかは今晩は実家ではなく、御子神家に泊まることにしたのである。
「龍臣君がわたしのお婿さん、けど、わたしの方が先に・・・」
「何、簡単に死ぬこと考えてるんや?」
「ほぇ(´・ω・`?」
「まぁ、明日のお楽しみや‼」
「もう‼ 龍臣君の意地悪<`~´>‼」
まだ昼間と言うのにいちゃついており、龍臣は敢て関西弁ですずかを茶化して、すずかは笑い飛ばしていたのであった。
兄達の結婚が着々と進んでいる頃、都立来禅高校の真龍婭組はと言うと午後の授業が始まって、今日予定している授業が終わったので、ホームルームが行われて、
「真龍婭、みんなの所に行こう‼」
「はい、行きましょうか」
「真龍婭、勇龍、わたしも一緒に行ってもいい?」
「智龍も行こう‼」
「はい‼ じゃなかった‼ うん‼」
日直の挨拶が終わり、カバンを持って真龍婭に勇龍が声を掛けて一緒にフラクシナスに顔を出しに行くことにしたので、一緒に行こうとしていたところに、ちょうど、智龍がやって来て、一緒に付いて行っていいかと聞いて来たので、勇龍が誘い、一緒に行くことになったのであった。
智龍は本来なら転換期を迎えていたゲイムギョウ界のラステイションと呼ばれた国で防衛隊に配属されることになっていたが、元プラネテューヌの諜報部員、アイエフのジャマダハルからユーリを庇って自らの死で女神国家を終わらせたノワールの最期で防衛隊は解散し、人の、人による、人のための世界に生まれかったので、郎党に迷っていた所を明が拾い、今に至るので、まだ、タメ口が慣れないが、少しずつだが、友達として真龍婭達と接することができるようになったのであった。
今ではアドリビトムのメンバーとも友好的に接することができるようになっていたのである。
「明日は、お兄ちゃん達の結婚式か~」
「わたしは、防衛の仕事がありますので」
「智龍も結婚式には来賓として出席してもらいますよ‼」
「それでは、職務怠慢じゃない‼」
「いやいや、いつから、防衛隊員になってたの(*´ω`*)」
フラクシナスに向かっている途中で姉達と合流したのでそのままフラクシナスに顔を出しに行くことになり、明日の兄達の結婚話をしていたのだが、智龍は警備の仕事がと言い出したので、光龍が結婚式には出てもらいますと釘を刺したのであった。
雷龍に至っては、溜め息を漏らしていたのであった。
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道中
真龍婭達は龍姫達と合流し、スコール達をフラクシナスに案内し、アドリビトムのメンバーとの顔合わせをすることになったのである。
今現在、その道中なのだが、
「シュン‼」
「いい加減に、俺を殺す気か<`~´>‼」
「ねぇ、あの人、誰?」
「わたしのお兄ちゃんなんだ(´・ω・`)」
「うわぁ‼ シスコン何だ(;一_一)」
龍姫達もヒスイが妹のコハクのことが心配で、居ても立っても居られない体質なことは百も承知しているのだが、流石にこのままではヒスイが警察に捕まってしまうので、龍姫がとうとう無言で折紙で出来た手裏剣でヒスイが隠れている付近に向かって撃ったのである。
案の定、ヒスイが鬼の形相で怒って姿を見せたので、リノアとセルフィはコハクに何者なんだと聞かれて、コハクは恥ずかしそうに実兄だと明かして、アーヴァインは引いてしまったのであった。
「さてと、家に帰るかな? ん? あれ、あいつ、確か、同じクラスの、龍姫先輩の義理の妹の真龍婭と、星龍先輩の義理の妹の勇龍だよな、何処へ行くんだ?」
街のコンビニから出て来た都立来禅高校の一年一組に在籍している、焦げ茶色の髪に中性的な顔立ちで黒い瞳なので女の子に間違えられることがあり、身長は170㎝の男子生徒、神城響輝は真龍婭達が姉達と一緒にどこか行くのを見かけたので、後を追うことにしたのであった。
それが響輝の運命を大きく帰ることになろうとは響輝自身、龍姫達も知る由もなかったのだから。
響輝はそのまま龍姫達の後を気付かれないように通行人を装って後を追って行ったのである。
だが、その時だった。
「ぐぉおお‼」
「どうやら、わたし達に喧嘩を売っているみたいですね、お姉ちゃん」
「おい‼ なんで、こんな、場所に魔物が居るんだ‼」
「話は後‼」
「(魔物‼ 次元震なんて起きてなかったよな‼)」
なんと魔物の群れが街中に突如出現したのである。
龍姫達はいつも通りに得物を構えたのだが、こう言った次元空間を超えて出現した魔物との戦闘経験がないSEEDのスコール達は目の前に突然起きた光景に驚いてしまったので、龍姫が大声で一喝し、スコール達達も得物を構えたのである。
その様子を物陰から見守ることしかできない響輝は身をひそめることにしたのであった。
「魔神剣‼」
「スコール、龍姫達、ドローしてない‼」
「何‼」
「ドローって何? 虎牙破斬‼」
「大将はどこだ‼」
「(これ、夢じゃないよな、痛て‼ やっぱり)」
結局、龍姫達が魔物を退治することになってしまい、巧みな武術で退治していたのだが、リノアがドローと言う行為をしないで魔術を行使していたので、星龍はスコール達に突っ込みを入れるくらいに余裕があったのである。
響輝は自分のほほを抓って現実だとわかったのであった。
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響輝‼
フラクシナスに顔を出しいついでにスコール達とアドリビトムのメンバーのとの顔合わせに向かっている最中に、いきなり空間の切れ目が発生し、そこからざっと見て三十体の色取り取りの魔物の群れが出現し、辺りが騒然して、街の人々は逃げ惑っていたので、すぐにASTが駆けつけたが、魔物の群れは龍姫達が引き受ける形になり、響輝は物陰で腰を抜かして動けないでいたのであった。
龍姫達は流石にスコール達の目の前でと言うよりかは変身している間なの度無く、霊装状態、つまり、龍姫達は、バリアジャケットを装着している状態で戦闘を行っているのである。
龍姫・星龍・武龍はなのは達から託されたインテリジェントデバイスは本人に返しているようで、元から持っているインテリジェントデバイスでの戦闘をしているのである。
「龍姫達、空飛んでる‼」
「スゴイ~‼」
「地上は、ボク達がやるしかないよ‼」
「ああ(この国では女子が空を飛べるのか?)」
「嘘だろ・・・」
陸海空を制している龍姫達には苦戦はしないが、ガルーダなどの鳥類種の魔物との本格的な戦闘に苦戦していたスコール達はストックしている魔法で攻撃を繰り出して、落ちてきたところでスコールとゼルのコンビネーション攻撃で倒して行ったのであった。
その様子を物陰から見ていた響輝は腰を抜かして、言葉を失っていたのである。
それは無理もない、自分と同世代が本格的な戦闘をしているわ、空まで飛んでいるのだから。
そんなこんなで大方、倒せたのである。
「これで、片付いたか?」
「ご協力、感謝する、後はこちらで任せてくれ」
「そうですか、では」
「どうしよう(゚Д゚)ノ ‼」
ちょうど避難誘導が完了したらしく手が空いたASTの隊員が駆けつけて来たので、後は任せてフラクシナスに向かおうとしたのだが、響輝はどうしようか考えていたが、ふと響輝は真龍婭の方へ目を向けると、
「‼ 鳴流神‼ 獅子神‼」
「え‼」
「ザシュッ‼」
「おい‼ しっかりしろ‼」
「あなたは、同じクラスの、神城君‼」
「何だ、オレのこと・・・」
なんと真龍婭達が魔物の群れを大方倒してほっとして、気が緩んでいる所を狙って、魔物の死骸から鋭利な金属性の刃が飛び出してきたのである。
真龍婭と勇龍は反応するのに一瞬遅れてしまい、龍姫達も遅れてしまった所に、間を割って、響輝が頭より先に体が動いてしまい、真龍婭と勇龍を突き飛ばして、その刃に心臓を貫かれてしまったのである。
治癒術が使える龍姫達でももう手遅れであるとは明白なのはわかりきっていた。
だが、真龍婭と勇龍は、ふとあることを思い出したのだった。
「試すしかないですね」
「そうだね、真龍婭」
「どうする気だ」
真龍婭&勇龍「こうするんです‼」
「え、血を飲ませたのか‼」
「とりあえず、フラクシナスに運びましょう」
「ああ、ゼル、手伝え‼」
「おう‼」
そう、以前、姫奈太と志澄琥が神無月姉妹に血を飲ませて龍神に転生させたことを思いだして、愛刀で自分の左手の人差し指をちょっと斬って真龍婭と勇龍は響輝に飲ませたのであった。
響輝の貫かれていた心臓部は修復したのだが、まだ意識が戻らないので、フラクシナスの医務室に運ぶことになってしまったので、スコールとゼルが響輝を運ぶことに志願し、フラクシナスに急いだのであった。
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響輝の龍神化
魔物の群れに紛れて死ぬとターゲットにしている相手を道連れにするための刃が仕込まれていた機械兵が擬態していたのである。
その刃は油断していた真龍婭と勇龍に襲い掛かった瞬間、間を割って、同じクラスの同窓生である、神城響輝が庇って心臓を貫かれて命尽きかけた瞬間に真龍婭と勇龍が血を飲ませて響輝は生き返ったのであった。
意識が戻るまで、フラクシナスの医務室にスコールとゼルが運んだのであった。
「お兄ちゃん‼ 起きて‼」
「う、どうしたの? 奏?」
「お兄ちゃん、鏡見て‼」
しばらくして、響輝は実の妹の奏にゆすり起こされたので目が覚めたのであった。
妹の奏はどうやら、龍音達とは同窓生だったようで、龍音のインテリジェントデバイスに響輝が深手を負ったと連絡が入ったので、龍音達が奏を連れて来てくれたのである。
フラクシナスの医務室のベッドで寝ていた兄の響輝を起こしたのだが、声に違和感があった奏はすぐに持っていた手鏡で響輝の顔を映したのであった。
「どうして、女の子になってるのΣ(゚Д゚)‼」
「ねぇ、目が覚めた、響輝君、いや、響輝ちゃんって言った方が良いかな」
「あの~兄はどうして、女の子になっているんですか?」
「実はね、真龍婭と勇龍が響輝を生き返らせるために、血を飲ませたことで、龍神になったことで、女の子に変身できる能力を手に入れちゃっただけだから 戻りたいなら、自分で戻りたいって思えば戻れるから(^_-)-☆」
「では、ふ、良かった、戻れた」
「響輝君‼」
お約束になって来てるが、響輝も龍神と化していたので、真龍婭と勇龍の龍神の能力を手に入れたことで、士道と和真と瑠美奈と同じく、龍神化するとスタイル抜群の水色の髪にピンクのメッシュが入ったツインテールの女の子に変身してしまう能力を手に入れてしまったのであった。
そこに白衣を着た龍美が入ってきたので此処に至る経緯を説明し、響輝が手に入れた能力について説明してのであった。
そして龍美に言われた通りに響輝は従ったところ、ちゃんと元の体に戻ったのであった。
もちろん、ちゃんと制服を着た状態で、タイミングを見計らって、真龍婭と勇龍が入ってきたのである。
「ごめんなさい、わたし達の所為で、響輝君を不老長寿にしちゃったの(^_-)-☆‼」
「え、不老長寿?」
「お兄さんが龍音ちゃん達と同じなんですかΣ(゚Д゚)‼」
「まさか、龍音から聞いていたのΣ(゚Д゚)」
「はい、龍音ちゃん達が変身している所を、見ちゃったんです‼ 誰にも言いませんから(T_T)/~~~」
真龍婭が響輝に自分達の血を飲ませたことで自分と同じ不老長寿にしてしまったと謝罪していたのであった。
奏はどうやら龍音達の龍神化を目撃していたのであった。
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奏、龍神になるの段
響輝は自分が真龍婭と勇龍が罪滅ぼしで生き返らせるために自分の血を飲ませて自分と同じく能力を持った龍神にしてしまったことを半ばウィンクをしながら謝罪したのだが、響輝本人は状況を飲み込めてないが、薄茶色のポニーテールで、スタイルは悪くない方で、しいて言うならば、龍音以下の芽龍並といったところで、背も和真位ある響輝の妹の奏は物分かりが良いようで、重い悩み所か、あっさりと受け入れたのであった。
「龍音達の同窓生って、物分かりがいいんですね」
「はい‼ これでも‼ 龍音ちゃんの愛人希望ですから、お姉さま(^_-)-☆」
「奏、それ、意味わかって行っているのか(*´ω`*)」
「こうなった以上、わたしは、神城家に嫁がなければいけません」
「ボクも‼」
「龍美お姉ちゃん、終わった?」
真龍婭は類が友を呼ぶとはこう言うことなのだと思い知らされた挙句、奏が龍音と言うより、和真の大奥入りを宣言し出して、響輝が呆れてしまい、龍美を含む、龍音の姉一同の事をお姉様と呼んだのであった。
そこに龍音が呼びに来たのである。
「あれ?彩夢ちゃんも一緒なの」
「うん、今日から此処でお手伝いすることにしたんだよ」
「奏、どうしたの? 顔が赤くなってるけど?」
「(もう、我慢出来ない‼)龍音ちゃん、ごめんなさい‼」
「カプッ‼‼」
「奏さんΣ(゚Д゚)‼ 龍音の血を飲んでしまったら‼」
今日は瑠美奈の妹の彩夢がラタトクス入りすることになったので艦内を龍音が案内していたようで、同窓生を送るために医務室に呼びに来たのだが、目の前に憧れている同窓生の龍音が現れたことで抑え込んでいた感情が爆発して、顔を真っ赤にしてそして欲求が抑えきれずにその勢いで側に寄って来た龍音の首筋に吸血鬼の如そのまま噛みついて龍音の血を吸ってしまったのである。
いきなりの奏の行動に出遅れた真龍婭と勇龍は急いで龍音から奏を引きはがして飲んでしまった血を吐かせたのだが、時すでに遅しであった。
「これで、龍音ちゃんと一緒にいれる~‼(>_<) お兄ちゃん‼ お姉様‼ 見てください‼ 胸だって大きくなりました(>_<)‼」
「どうしよう(゚Д゚)ノ‼ お姉ちゃん達‼」
「いや、謝るのはこっちだ、済まない妹がこんなことをするなんて」
「響輝さんは謝らないでください、いずれ、奏も自らの意志でボクの血を飲むことになると思っていたんですから」
奏は龍音の血を飲んでしまったことで龍神と化してしまったようで、龍音に憧れていた経緯もあってか、髪が黒紫色のツインテールに結い、バリアジャケットも同じ色の黒紫色の軍服姿で軽鎧(シルバーガード)を仕込んでいるので大きなった胸をぺったんこ状態にしており、両瞳が青紫色の龍の紋章が刻まれていた姿になっていたのであった。
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神城兄妹
奏が押し殺していた感情が暴走してしまい龍音の首に吸血鬼の如く噛みついて、傷から出血した血を飲んでしまったことで、性格は元から明るい女の子なので、ボクっ子になっただけだが、龍音をイメージしたことでバリアジャケットは軍服で、男装したツインテールの女の子と言う出で立ちになったのであった。
「龍音ちゃん‼ ごめん‼ 今すぐ治してあげる‼ ファーストエイド‼」
「本当にごめんね、妹がこんなことするとは思ってなかったから」
「気にしなくてもいいですよ、奏はいつもボクの事見てましたから」
「奏ちゃん、元に戻った方が」
「うん‼」
龍神化した奏はいきなり噛みついて血を飲んでしまったことを償うつもりで龍神となった瞬間に修得した治癒術で自分が噛みついて作ってしまった龍音の首筋の傷を跡形も無く治したのである。
響輝は謝罪しており、龍音は気にしなくてもいいと響輝に言い、以前から奏には惚れられていたことを明かしたのであった。
いきなりの出来事にも動じなかった彩夢は慌てる様子もなく、奏に元の姿に戻るように言って、奏はすぐに元の姿に戻れるまで龍神化を使いこなしてしまったのであった。
「今日から、ボクと一緒に戦ってくれるよね」
「もちろん‼ 龍音ちゃんのお嫁さんになるんだから‼」
「もう‼ 龍音ちゃんは、ボクの‼」
龍音は奏のラタトクス入りを心から喜んでおり、手を出して奏と握手したのであった。
その様子を見ていた春龍もやきもちを焼いてしまい、奏と龍音の取り合いをし始めたのであった。
「さてと、オレもラタトクス入りだな よろしくな、真龍婭、勇龍」
「はい‼」
「うん‼」
「終わったみたいだね」
「あ、龍姫お姉ちゃん達」
「みんな待ってるよ」
「そうだね‼」
響輝もようやく状況を飲み込めた様子で、自分も龍神になった以上はラタトスクの手伝いをすることを決めて、真龍婭と勇龍と握手をして、ラタトクス入りを決意したのである。
ちょうどそこに龍姫達が迎えに来たので、ほかのメンバーとの顔合わせをするために医務室を出ようとしたのだが、
「ありゃま」
「何だ、この柔らかいものは、(´・ω・`)」
「響輝君、退いてくれません‼」
「退いて<`~´>‼」
「ふへ(´・ω・`) ・・・これは態とじゃない(゚Д゚)ノ‼」
「わ~い、お姉様が増えた(≧▽≦)<ワーイ‼」
ベットから降りて一歩踏み出したのだが、響輝は勢い余って足がもつれてしまい、そのまま真龍婭と勇龍を押し倒す形で倒れこんでしまったのである。
そして、響輝はラッキースケベお約束で、真龍婭と勇龍の胸を鷲掴みにしてしまっていたのであった。
「少年‼ おっさんと変わって‼」
「アンタはどこから出ててんのよ‼ このエロおやじ<`~´>‼」
「gyぁぁ‼」
いつの間にかレイヴンが見ていたようで、結局、リタに制裁を加えられていたのであった。
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お約束の妹の制裁
神城兄妹が仲間になったのは良いが、響輝が和真同様にラブコメのお約束のラッキースケベ状態の一つ、真龍婭と勇龍の胸を鷲掴みにしてしまった挙句、そのまま馬乗りになってしまったのであった。
そこに運悪く、
「響輝さ~ん、お姉ちゃん達になんてことしてるんですか(^^♪?」
「え~と、一つ聞いていいか? 持っている日本刀とそのデカい剣は、本物?」
美龍飛達&龍華達「問答無用‼」
「オレの話を聞けΣ(゚Д゚)‼ 剣をしまってくれΣ(゚Д゚)‼」
「龍音ちゃんのお姉ちゃん達、面白いね(^_-)-☆ わたしも龍音ちゃんが教えてくれた剣術があるからいいけど」
美龍飛達と龍華達が黒い笑みを浮かべて一斉に得物を構え出したので、響輝は顔が青ざめており、腰が引けながら、持っている得物が本物なのか質問したところ、美龍飛達は問答無用と叫んで、響輝はフラクシナス内を追いかけ回されたのであった。
その様子を龍音達は微笑ましく観賞していたのである。
どうやら、奏は龍音に剣術を教わっていたこともあって、ある程度の剣術が出来ると明かしたのだが、肝心の兄の響輝はと言うと、
「許してください(T_T)/~~~」
「美龍飛達‼ わたしの夫なんですから、これくらいにしてらどうです?」
「うん‼」
「真龍婭がいっぱいいる(゚Д゚)ノ‼」
「しっかりしてください‼」
結局、美龍飛達に追いかけ回されること数分、捕まってこっぴどく扱かれたのであった。
そこに龍空翔がやって来て、それ続くように龍愛翔達もやって来てしまったので、響輝は真龍婭が戸籍上、六つ子と言うことを知らなかったのである。
ほっとしたのか響輝はそのまま寝てしまったので、真龍婭が介抱することになったのであった。
「響輝青少年、若いんだから、おっさん、応援するわよ‼」
「(この人、一体、どこから、現れたんだ?)」
「なんだ、新入りか、俺様は・・・」
「おっさん」
「レイヴン‼ レ・イ・ヴ・ン‼」
「レイヴンさんですか、オレはスコールと言います」
「スコールか、あんちゃん、礼儀正しいのね、そんじゃ」
ラッキースケベの現場を目の当たりにして、リタにドロップキックを喰らっていたレイヴンは何事もなかったかのように立ち上がり、その様子を見ていたスコールはレイヴンのポジティブな性格に付いて行けないでいたのである。
レイヴンはスコールがいたことに気づいたので名乗ろうとしたら、リタにおっさん呼ばわれされて茶化されたのでレイヴンと名乗ったのである。
スコールも自己紹介を行い、レイヴンはスコールが礼儀正しいことに驚き、テルカ・リュミレースに戻って行ってしまったのであった。
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艦長室へ
響輝がフラクシナス内で美龍飛達に追いかけ回されながらフルマラソンを走って結局疲れ果ててラッキースケベの代償を払って真龍婭達に介抱されながら膝枕をされている間、ロビーで待っていたスコール達を連れて、アドリビトムのメンバーに会いに行くことにしたのであった。
「待っていた、わたしは、このフラクシナス艦長代理、ミラ、同じ名前が多いらしいからな、綾瀬と呼ばせている、出て来い‼ 四大達よ‼」
「呼びましたか?」
「なんだ‼ ガーディアン・フォースが四体も‼」
「ガーディアン・フォース? 精霊を見るのは初めてか、君たちのように記憶を代償に使役するガーディアン・フォースとは違い、精霊は記憶を代償にしない、代わりにマナと言う物を使う」
「どうして‼ そのことを‼」
「ラタトスクにかかればそんなことはたやすいよ‼」
「誰だ‼」
「人に名前を聞くときは、自分から名乗る‼」
「(正論か)バラム・ガーデンから来ました、スコールです」
「はい、良くできました‼ ボクはラタトスクのメンバー、獅子神龍月、よろしく‼」
まず、艦長に挨拶しに行くのが先だと言うので、キスティスを含んだメンバーでフラクシナスの艦長室に龍姫達の案内で辿り着いたスコール達は艦長室に入り、椅子に座っていた特注の白い軍服を着たミラが自己紹介がてら使役している四大を呼び出したのであった。
初めて見る地水火風の精霊を目の当たりにしたスコール達は思わず自分達が使役しているガーディアン・フォースと言ってしまったので、ミラこと綾瀬は呼び出した四大はガーディアン・フォースと言う自らの記憶を使わない存在だと明かしたのであった。
ゼルはどうしてガーディアン・フォースの存在を知っているのかと声に出てしまい、後から龍月が部屋に入ってきたので、スコールは誰だと言ってしまったので、龍月は人に名前を聞くときは自分から名乗ると注意して、スコールは素直に自分から名乗って、龍月も名乗ったのであった。
「獅子神? と言うことは‼」
「(見たら、一目で星龍と天龍の身内だろ)」
「そう、同窓生の獅子神星龍は、ボクの妹だよ‼」
「わたし、リノア、よろしく‼」
スコール以外が龍月が獅子神と名乗ったので、その瞬間、星龍のと姉であると今更医気が付いたので、スコールがため息を吐いていたのであった。
リノアは相変わらずの様子で龍月に握手を求めていたのである。
「うん、よろしく、リノア、妹達とは仲良くしてね」
「もちろん‼」
龍月はリノアが握手を求めてきたので握手を交わして、妹の友達でいて欲しいと言ったのであった。
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スコール達の艦内
学園長のシドから都立来禅高校の生徒と一緒に学んで強くなってくるように言われ留学してきたスコール達は男だと思っていた龍姫が一人称がボクの大和撫子を絵に書いたリノアと同じくらいの長さの黒髪を明日、義理の姉であり、憧れていた女性からもらった黒リボンでポニーテールに結って、ちゃんと都立来禅高校の女子制服に身を包んでいたゼルと身長が変わらない女の子だったことに驚いたスコール達は今度はフラクシナスへ向かっている道中で龍姫達が霊装を纏いだした上に、日本刀などで戦いだし、SEEDである自分達よりも早く魔物を倒していたのも束の間、今度はフラクシナスで同じクラスのエミル達もラタトスクの戦艦「フラクシナス」の艦長室で、白い特注の軍服姿の艦長代理を引き受けている精霊の王、ミラ、だが、同じ名前を名乗っている人物が地球にはいると聞いたミラ二人は、あだ名もとい偽名で「綾瀬」と「シノン」と名乗ることにしたのである。
そこに獅子神家の長女であり、超神次元ゲイムギョウ界のラステイション教祖、騎士龍神と呼ばれる龍月がやってきたのだが、スコール以外が気が付かなかったが、龍月は妹の星龍とは仲良くしてねと言われたので、リノアは嬉しそうに喜んでいたのであった。
「ほら、ほかのみんなにも挨拶してこないと‼」
「ちょっと‼」
「こっちだよ‼」
「ありがとう」
龍月との対談の後、ほかのメンバーとの顔を合わせをするためにアドリビトムのメンバーであるエミル達と、ラタトスクの次元武偵「流星の絆」の大将である、龍姫達の案内でフラクシナス内を案内してもらうことになったのである。
「此処が食堂だよ」
「何だ、新入りだね、わたしはアドリビトムのメンバーの食事を世話している、ユキノだ、口は悪いがな」
「スコールです、よろしくお願いします」
「スコールか、気が向いたら、来な、なんか食わしてやるよ‼」
「では、また今度お願いします(何だ、この生物は?)」
スコール達がまず案内されたのは食堂で、そこいたイストワールくらいの大きさの小さな翼が生えた小動物で、口は悪いが、これでも人の立場と言う物を理解しているユキノがスコール達に気が付いて、名乗り、スコール達も名乗ったのであった。
スコールはまたユキノを見てこの世にはまだまだ自分が知らないことが多いのだと井の中の蛙大海を知らずを思い知らされたのであった。
ユキノに気が向いたらご飯でも食べに来ればいいと言われたスコールは今度食べにくると言って、龍姫達の案内の下、次の場所に向かったのであった。
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オペレーションルーム
龍姫達はスコール達にフラクシナス内を案内しているのである。
食堂で翼が生えた白い肉体を持ったイストワールくらいの小動物で人の言葉を話すことが出来るクリスの親代わりの存在であるユキノと話した後、次に向かったのは、
「此処はバーチャルシステムを利用した、実戦形式のトレーニングルームだよ」
「スゲー‼ まるで本物じゃねえかよ(゚Д゚)ノ‼」
「今はクレスがアンジールさんの監督の下、トレーニングしてるから、入室は今は出来ないよ、使用中はこの強化ガラス越しで見物できるから」
「(なるほど、本格的だな(^-^))」
「スコール、こんなところでトレーニングして見たいって思ってたでしょ」
「それじゃあ、次の場所行くよ‼」
戦闘バカが好んで入り浸るバーチャルシステムを利用したトレーニングルームにスコール達を案内したのである。
現在、クレス達がアンジールの監督の下、特訓真っ最中なので、使用できないので、強化ガラス越しでの見物が出来ることを説明したのであった。
それを聞いたスコールは頭の中で本格的だなと、バラム・ガーデンのような訓練施設と比べて、薄ら笑みを浮かべていた所を、自称スコール研究家と言うキスティスに図星を突かれたようで驚いていた所で、龍姫達は次の場所に案内することにしたのである。
「そして、此処がオペレーションルームだよ」
「ボク達も、ここでオペレーターだったんだよ」
「今じゃ、第一線で戦っているけどな」
「うん‼」
「(ガーデンにもこんな場所があればいいんだけどな)」
以前は輝龍・飛龍も椅子に座ってインカムを使って龍姫と星龍に指示を送っていた部屋で現在は彩夢と美緒がそのポジションで働いているオペレーションルームにやってきたのである。
今の二人は、槍を得物に戦う龍神なのでが、スコール達にはそのことは敢て教えていない、もちろん龍姫達もである。
またスコールの頭での独り言が始まったのであった。
「来たわね、あなた達がバラム・ガーデンからの留学生なのね? 初めまして、本来のフラクシナス艦長、五河琴里。よろしくね」
「おい、艦長ってあいつなのか?」
「今は、綾瀬さんと、シノンさんが艦長みたいなものだから」
「(そうだろうな)」
オペレーションルームの艦長席に座っている艦長モードの琴里に遭遇したゼルは思わず、琴里が艦長なのかと質問してしまったので、飛龍が今は精霊の王である綾瀬達が艦長のようなものだと説明していたのであった。
「あなた達ね、わたしはアドリビトムのリーダーのアンジェ・セレーナよ、よろしくね」
「スコールです、よろしくお願いします」
ちょうどそこにアドリビトムのメンバーを仕切っているリーダーのアンジェがやってきたのでお互い名乗ったのであった。
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ギルドとは
龍姫達の案内で、戦艦「フラクシナス」の内部で関係者以外で入れる範囲で案内をしていた所に、アドリビトムのリーダーのアンジェがスコール達に自己紹介を行ったので、スコール達も自己紹介をしたのである。
スキット:アドリビトムとSEED
アンジェ「あなた達、見た所、戦いの心得は有るみたいね。それもかなりの訓練を積んでいるみただし」
スコール「はい」
ゼル「オウよ‼」
龍姫「アンジェさん、スコール達に仕事を押し付ける気ですね(´・ω・`)」
「ただいま、戻りました‼」
「お帰りなさい、そちらは、わたしは、アドリビトムでみんなのお世話をしている、クレア・ベネット」
「オレは、ヴェイグ・リュングベルだ」
「これはどうも、オレは、バラム・ガーデンから来ました、スコールです」
「リノアです」
龍姫達はアドリビトムのメンバーが集まっている部屋に案内し、本来の目的であった、アドリビトムのメンバーとの顔合わせを行うことにしたのである。
ちょうど、アドリビトムのメンバーがほとんど集まっていたので、スコール達の目には、個性的な集団に見えていたようで、スコール達の存在に気が付いたクレアは自分から名乗って、幼馴染みのヴェイグも名乗ったのである。
スコール達も名乗り、
「そう言えば、スコール達は、ギルドには入っているのか?」
「(ギルド? 初めて聞くな)いや、入ってない」
「ねぇ、ギルドって何?」
「そっちの地域にはギルドは存在しないのか、ギルドは、早い話が、殺し以外で困っている人々から寄せられた依頼を受け、それを達成し、報酬を貰う存在だ」
「(これが、シド学園長が言いたかったことか)」
紫色の燕尾のマントを纏った剣士、クラトスからギルドには加盟しているのかと尋ねられたスコール達は正直に加盟していないと答えて、セルフィを筆頭にリノア達もギルドとは何かと質問したのである。
それもそのはず、スコール達が生活している地域では、スコールのような傭兵に仕事を依頼するのが一般なので、ギルドと言う形で行動することがないので、知らなくて当然なのである。
クラトスはスコール達の様子を見て半ば呆れながら、簡単にギルドと言うことについて説明したことで、スコールは留学前日に学園長室でシドに言われたことを思いだしていたのであった。
「なるほど、ありがとうございました、クラトスさん」
「また、何か知りたいのであれば、近くの者に聞くと言い」
「さてと、スコール達、送るよ」
「ああ」
スコールはクラトスにギルドについて教えてもらったのでお礼を言い、クラトスが今教えた事でもわからないことがあれば、アドリビトムのメンバーか龍姫達にでも聞いてみてはどうかと教えられて、龍姫達はスコール達を下宿先である、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌに送り届けるのであった。
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白猫の
フラクシナスでの顔合わせを無事に終えたスコール達を龍姫達が責任を持って下宿先の寮がある超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌに送り届けている最中である。
スキット:ギルド
龍姫「スコール、ギルドはどうだった?」
スコール「ああ、クラトスさんから、大体のことは教えてもらった」
セルフィ「シド先生って、この事をわたし達に教えるために、留学を薦めたのかな?」
キスティス「そうかもしれないわね、わたしは、アドリビトムのメンバーの臨時講師を引き受けることにしたわ」
星龍「一応、お姉ちゃん達もギルドの仲介を引き受けてるから、気が向いたら、引き受けて見たらどうかな?」
リノア「龍姫達も手伝って‼ わたし、一人だと、戦えない‼」
龍姫「もちろん‼」
スコール「どう言った、依頼が多いんだ?」
武龍「魔物退治や‼」
ゼル「よっしゃ‼」
「ごめんね、送ってもらって」
「気になさらないでください、同じクラスの仲間なんですから」
「それじゃあ、、また明日、ちゃんと起きて、教会前に集合だよ‼」
「特に、ゼル‼」
「わかったぜ‼」
無事に下宿先にスコール達を送り届けた龍姫達は、明日の兄達の結婚式に遅刻しないように釘を刺して、去り際に、神子龍が、ゼルに言い、明日、プラネテューヌ教会前の広場に集合することになっているのであった。
「ゲイムギョウ界?」
「ああ、女神が国を守護していたらしいが」
「その様子だと、」
「女神、いや、神が国を治めるなど、言語道断‼」
「ああ、おまえさん達の言う通り、女神達は、シェアと言う信仰心を巡って争いに終止符を討つべく、天界の神々が、ゲイムギョウ界にルーンを生み出した、だが、それを快く思ってない、者がいた」
「そいつは、イストワールって言う、野郎だったかな?」
「ああ、だが、今は人間が国を治めて、女神達はギルドのようなことをしていると、噂で聞いてな、そのルーンドライバーが指示した島だ‼」
ある空域を飛んでいる大きな島通称、「飛行島」と呼ばれるものでギルドから寄せられている依頼をこなしながら、様々な者達が今日存じて暮らしているのである。
ライオンの獣人で、冒険者の武器を鍛える鍛冶屋を営んでいる、バロン、バロンと同じ村に住んでいた、住人たちのお姉さん的存在のヘレナ、記憶がない銀髪の少女の魔導士のアイリス、そして、相棒の白猫、キャトラ、人の幸運か不運を奪う神である、ガリア、見た目はだらしないオーラをさらけ出している侍だが、時には、いいアドバイスを言う、コジローは、ルーンドライバーが指し示した場所が、超神次元ゲイムギョウ界を指し記したので、バロンは街で聞いた噂を話していたのである。
その話を椅子に座って聞いていた赤い髪の少年は物いるように耳を澄ませていたのであった。
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結婚式前夜
留学初日を終えたスコール達は、各々、お風呂に入るなり、得物の手入れをする等をして、時間を潰していたのであった。
「明日は、大事な日だから、寝よう‼」
明日はなのは達の結婚式なので、約束の時間に遅れては不味いので、スコール達は、食事をとった後、しばらく間を置いて、就寝したのであった。
「ママ、眠れないの?」
「うん、明日が結婚式って思うと、ちょっと緊張しちゃった、ヴィヴィオも寝ようか?」
「うん‼ お休み‼」
超神次元ゲイムギョウ界のラステイション教会に居候の身である、元白の魔王と謳われた時空管理局の魔導士だったが、婚約者で幼馴染みであり、明日、自身の夫になる、獅子神空龍から、魔力を分けてもらったことで生き返って龍神と化したことで、白の龍魔王に覚醒し、接近戦出来るようになり、失った左腕は再生されたが、基本は右利きなので、左腰にアルテマウェポンから創られた金の装飾が施された白銀の日本刀を新たな得物である、獅子神姉妹の憧れの存在、高町なのはは、緊張のあまり、なかなか寝付けなかった所に養女である、ヴィヴィオに心配されてしまったのである。
ヴィヴィオの一言で緊張の糸がほどけたようで、愛娘と一緒に寝ることが出来たのであった。
「フェイト、ごめんなさい」
「お母さん」
「あなたにお母さんなんて呼ばれる日が来るなんって」
「何言ってるの、これでも体は、龍翔の魔力で治してもらったし、後は、明日の結婚式が無事に終えること」
「そうね、母である、わたしがしっかりしないと‼」
「お母さん、おばあちゃん、むにゃ;つД`)」
プラネテューヌ教会で居候している鳴流神姉妹の憧れの存在で、姉のアリシアと、天界の治安部隊に逮捕されたが、龍姫達が懇願書を書いたことで罪は禁錮二週間と言う罰を受け、仲間だったジェイルの仕業で、肉体年齢が娘と同じくらいになってしまった、プレシア・テスタロッサは、フェイトの里親である、リンディとは仲たがいするかと思われたが、剣心が仲裁に入ったことで、今は仲良く家族ぐるみで仲良くなったようで、フェイトの娘、冬龍ともすぐに打ち解けたのであった。
結婚式を明日に備えている娘のフェイトに、今までの行いを恥じていたようで、プレシア・テスタロッサは謝罪していたのであった。
フェイトはそれでも自分の母であることは変わりないので、気にしていないと答えて、家族仲良く明日に備えて就寝することになっているのであった
「先生‼ ジーニアス‼」
どうやら超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会前に、赤い服に、両腰に、炎ような刀身の剣と、青い両刃剣を帯刀した茶髪の少年と金髪碧眼の少女ともにやってきたのであった。
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赤い双剣&金色の天使
明日に結婚式を迎えることになっている超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に双剣を携えた少年と、金髪碧眼のチャクラムと言う円月輪を二つ操る少女と、四足歩行の生物が辿り着いたようで、
「え~と、教会に、用かな?」
「実は、知り合いを探してるんですけど?」
「く~ん‼」
「わかった、けど、今日は遅いから、止まって行くといいよ」
「ありがとう、オレは、ロイド・アーヴィング、こっちはノイッシュ」
「わたしは、コレット・ブルーネルです」
扉を開けて中に入ってきたところに、ちょうど、龍美がいたので、龍美は下宿部屋に陽も落ちてきたので止まって行かないかと言った所、二人と一頭は喜んで一泊することにしたのであった。
紅き双剣士の少年の名は、ロイド・アーヴィングと言い、もう一人の金髪碧眼の小柄な少女の名は、コレット・ブルーネルと名乗り、ロイドの相棒の四足歩行の生物はノイッシュと言うようで、ノイッシュは外で寝ることになったのである。
スキット:教会
ロイド「助かったぜ‼ 危うく、のたれ死ぬ所だったな」
コレット「うん、さっきの、龍美って人、悪い人には見ないかったし」
ロイド「とりあえず、明日、みんなを探さないとな」
コレット「うん‼」
「ロイド、わたし・・・お風呂に入ってくるね」
「それ、オレに言ってどうすんだよ‼」
「そうだよね」
コレットは疲れを癒すために教会のお風呂を借りれることを龍美から聞いていたようで、仲間達を探して疲れていたので、ロイドに一言断ってお風呂に入ることにしたのだが、ロイドは何故、コレットが自分に断りを入れたのかと不思議そうに思っていたが、ロイドはそのまま、
「ふわぁ~;つД`)、疲れた、寝るとするか、お休み」
用意された部屋のベッドで寝てしまったのであった。
「瑠美奈、ボク、お風呂に入ってくるね(^_-)-☆」
「ああ、後で、オレも入るとするか」
龍美もちょうどお風呂に入ることにしたようで、瑠美奈にお風呂に入ることを告げてコレットが入っている教会のお風呂に入ることにしたのである。
もちろん、妹の龍姫にも先ほど連絡していたようで、
「お姉ちゃん、今日はこっちで一緒にお風呂に入ろうって、どう言った理由?」
「たまにはこっちで龍姫と一緒に入りたいなって(>_<)」
「ボクも一緒だけど」
ついでに龍音もついて来たようで、一緒に教会の檜風呂のお風呂に入ることになってしまったのであった。
これが、コレットの運命を左右するとは、誰も知る由もなかったのだから。
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鳴流神三姉妹&神託の神子
龍美はコレットに内緒で、妹達を紹介することで交流を深めることにしたのと、コレットの胸元に付けられた宝石が気になったようで、医者として、診察することにしたのである。
その、ターゲットのコレットはと言うと、
「此処で、服を脱いで、お風呂に入ればいいのかな?」
檜風呂に入るために、脱衣所で着ていた白い衣服を脱ぎ、バスタオルを巻いて、浴場に入って行ったのである。
「ここの教会のお風呂って、木で出来てて、大きい‼」
コレットは入るなり、驚きを隠せないでいた。
それも致し方ないのは明白、生まれ育ったのは辺境の村だったので、このような大きな大浴場で、檜風呂と言う物が無かった以上は、コレットが驚くのも無理はないのである。
「え~と、掛け湯をすればいいんだよね? これでいいのかな?」
コレットはとりあえず檜風呂に入ることにして、始めての大きな檜風呂を満喫することにしたのである。
「気持ちいい、あとで、ロイドに教えてあげよう‼ それより、みんな、どうしてるかな?」
やはり、龍姫と同じくのほほんとしたのんびり屋なようで、コレットは一度に十人位入れる檜風呂に浸かりながら、逸れてしまった仲間達の事を思いだしていたのであった。
その頃、脱衣所では、
「龍姫、龍音、そう言えば、真龍婭達は?」
「響輝の実家に押しかけに行ったけど」
「真龍婭お姉ちゃん達の婚約者何だからね‼」
久しぶりに三姉妹での会話で、真龍婭達が神城家に勇龍達と一緒にメイド服を着て押しかけて行ってしまったことを話しながら、檜風呂に入るために来ていた衣服を竹で編まれている籠に入れて、バスタオルを巻かずに、いつの通りに全裸でコレットが入っている檜風呂に入って行ったのであった。
「コレット‼ お姉ちゃん達と一緒に入ろう‼」
「え‼」
「ごめんね、驚かしちゃって、ボクは、鳴流神龍姫、こっちが」
「末っ子の、龍音です‼」
龍美はいつものようにコレットの背後に回り込み、自分の豊満な胸を押し付けながらコレットのぺったんこの胸を触りながら、胸の石に触れていたのである。
龍姫はコレットとは初対面なので、自己紹介し、龍音を紹介したのであった。
「わたし、コレット、よろしく(大きい・・・)」
「コレット、大丈夫、お姉ちゃんに任せて」
「あう‼」
「お姉ちゃん、コレットと話せないよ‼」
コレットは鳴流神姉妹の胸の大きさに絶句しながら名乗ったのであるが、医者でもある龍美がコレットが胸に悩みがあることに気が付き、また、コレットのぺったんこの胸を触っていたのであった。
これでは、話が進まないので龍姫が龍美を注意し、コレットから離れたのである。
スキット:龍姫とは
コレット「龍姫って、歳、いくつ?」
龍姫「今年の二月に十六歳になった、早生まれの高校二年生だけど? コレットは?」
コレット「わたしと同じだよ‼」
龍姫「よかった、仲よくしようね‼」
コレット「うん‼」
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コレットの決断
コレットと交流を深めた鳴流神三姉妹は久しぶりの教会での檜風呂を堪能していたのであった。
スキット:コレットの
龍美「コレット、もしかして、剣術、やってた?」
コレット「え? どうしてわかるの?」
龍美「コレットの手を見て、豆の出来具合がチャクラムで出来たものじゃないから」
龍音「龍美お姉ちゃん、こう見えて、外科専門の医者なんです」
コレット「なるほど、そう言うことなんだ。(よかった、羽根で飛べることばれたって思っちゃった)」
「ねぇ、三人は、どんな戦い方をするの?」
「ボクはおじいちゃんから教わっている武術で打刀二刀か一刀と魔術、たまに槍と弓と斧かな?」
「スゴイね(わたしも龍姫のような剣士になりたかったな)」
コレットは龍姫達にどのような戦い方をしているのかを質問していたのである。
龍姫は祖父から教わっ貰っている武術で編み出した打刀二刀流と小太刀二刀、今では斧に、弓に、槍と様々な武器を使えるようになったとコレットに答えたのであった。
龍姫の回答を聞いたコレットは自分も龍姫のような強さが欲しいと思っていたのである。
これは幼馴染みのロイドがいつも自分を守りために前で戦ってくれることで自分が足手まといになっていると思い込んでいたからである。
「もしかして、ロイドの足手まといって思ってる?」
「うん」
「だったら、今からでも、侍に転職すればいいんだよ‼」
「サムライ?」
「ボク達のような、剣に、槍とか使って戦う人の事を侍って言うんだよ」
どうやら、人が抱えている闇に敏感な龍姫にはばれていたようで、龍姫は自分と同じ侍にならないかとコレットを誘ってみたのである。
コレットは侍とはないかと龍姫に質問したので、龍姫はわかる範囲で侍とは何かと説いたのである。
「コレット位の体型なら、十分、ボクが使っている日本刀なら大丈夫だけど、どうするかは、コレットが決めることだよ」
「わたしが、決める・・・」
龍美はコレットの体型を目測で測って、自分が使っている日本刀の長さなら大丈夫だと判断し、コレットに自分で決めるように諭したのであった。
産まれて神子だと言われて来たコレットには自分で決めることはかなりの一大決心なのであった。
しばらく、龍美に抱かれながら考え込んで、そして導き出した答えは、
「わたし、龍姫達と同じ、侍になります‼ そして、いつか、ロイドと肩を並べて戦えるくらいな剣術が出来るようになりたい‼」
「それじゃあ、よろしくね」
「うん、よろしく‼」
コレットは龍姫とは友達である以上は自分も剣術でロイドと肩を並べるくらいになりたいと言ってのけてしまったので、龍姫は新しい仲間の誕生を心から喜んだのであった。
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コレット、鳴流神家へ
金髪碧眼の小柄な少女のコレットとのファーストコンタクトに成功した鳴流神三姉妹は、コレットと仲良くなり、コレットからの胸の悩みを聞かされていたのであった。
龍姫と歳が一緒のコレットは龍姫の豊満な胸とスレンダーな体型を見て、自分の体に自信を持てなくなってしまったのであった。
「そうだ、今日、ボクの部屋に来なよ」
「え?」
「お姉ちゃん、また、よからぬことを」
「なるほど、良い提案だよね」
「龍音、わかってる?」
コレットのあまりにもぺったんこな胸を見た龍美はまたよからぬことを思いついたようで、それに気が付いた龍姫が注意したのだが、龍音が頷いていたので、龍姫が龍音に突っ込みを入れていたのであった。
「龍美は、お医者さんだもん、いいよ」
「いいの‼」
「瑠美奈さんは?」
「大丈夫‼ 瑠美奈は別室だから‼」
「瑠美奈って?」
「お姉ちゃんの幼馴染みの一人で、お姉ちゃんの恋人なんだ(*´ω`*)」
龍美はコレットの肉体の成長は胸元についている水晶だと睨んだのであった。
流石に、今からフラクシナスの医療機関を使うには時間がなかったので、教会の自室でコレットを診察することにしたのである。
コレットは、龍美が医者であることを考慮して、龍美の申し出を受けることにしたのである。
龍姫は、瑠美奈の事はほっといてもいいのかと質問したところ、瑠美奈は基本的に自室で寝泊まりをしていると答えたのである。
コレットは、初めて聞く人物の名だったので、龍姫に質問し、龍姫は龍美の幼馴染みの一人で、姉の恋人だと答えたのであった。
「そうなの?」
「うん、早く、上がって、ご飯にしよ‼ 瑠美奈たちが来ちゃうから」
コレットは瑠美奈とは恋人同士である龍美に本当にそうなのかと質問した所、龍美は隠すことなく事実を認めて、男性陣が来る前に檜風呂から上がることにしたのであった。
脱衣所で、着替えていたのだが、
「龍姫達の胸、どうなってるの?」
「別に小さくしているとかじゃないから、着痩せしてるだけだよ」
「コレットも、今のうちに、今の胸を楽しんだ方が良いよ‼」
「お姉ちゃん、お願いだから、ボクの友達に何言ってるの(*´ω`*)」
コレットは鳴流神三姉妹の和服を着るために作られた下着を付けた瞬間、自分と同じくらいに小さくなったので、不思議がっていたので、龍姫は着痩せしているだけだと答えたのである。
着替え終わったので、教会の台所に向かうと思ったのだが、
「ねぇ、折角だし、コレットも、実家に食べに来ない?」
「え、でも、家の人に悪いよ‼」
「遠慮しないで‼」
「それじゃあ、お言葉に甘えて」
龍美はこれも縁だと思ったようで、実家にコレットを招待することを思いついたのである。
コレットは断ろうとしたが、龍姫に遠慮はいらないと後押しされて、コレットは鳴流神家に行くことになったのであった。
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コレットの正体
鳴流神三姉妹は仲良くなったコレットを家族に紹介することになり、転送装置で実家の鳴流神家に戻っていたのであった。
「ただいま‼」
「おう、帰ったか、そちらさんは、その子達の祖父、鳴流神龍造じゃ、よろしく」
「こちらこそ、わたしは、コレットと言います」
「それはご丁寧なこった、食べて行きなさい」
「はい、お言葉に甘えて、そうさせていただきます」
ちょうど晩御飯が出来た所に帰ってきたようで、鳴流神兄妹の祖父でこれでも見た目年齢はローエンより若い、龍神だが、歳はそれ相応の龍造が出迎えてくれ、コレットは自己紹介を行ったのであった。
コレットは鳴流神家の夕ご飯の食卓に招かれることになったのであった。
「コレットは、龍姫と同い年のなのかの」
「ダメですよ、お義父さん、ごめんなさいね」
「いいえ、お気になさらないでください、ねぇ、龍姫のお母様なの?」
「うん」
コレットは下宿人のエステルともすぐに仲良くなったようで、鳴流神兄妹の母の剣心の美貌にコレットは、龍姫達を産んだ人物なのかと龍姫に質問して、龍姫はその通りだと答えたのである。
やはりコレットは自分の胸と比べて落ち込んでいたのであった。
「コレット、やっぱり、胸が育ってないことが、コンプレックスになってるのね、そうだわ‼」
「お母さん、そのことなんだけど、ボクの教会の部屋でコレットとの問診をすることになったんだけど」
「それだったら、お母さんも、一緒にコレットの問診をしましょう‼」
「え、まさか」
「これでも、喫茶店の従業員であり、龍美と一緒でちゃんとした医師免許を持っている、お医者さんなのよ(^_-)-☆」
コレットが落ち込んでいる原因に気が付いた剣心は、やはり龍美と同じくコレットに起きている異変に気が付いていたようで、問診をすることを思いついたのだが、、先に龍美がコレットの問診をすることを明かしたので、剣心もコレットの問診を行うことになったのである。
コレットは剣心も医者であることに驚きを隠せないでいたのであった。
晩御飯をおいしく食べたコレットは、龍美と剣心に連れらて、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの龍美の部屋に戻ったのであった。
「明日は大事な日だから、手短にやるね」
「はい」
「どうやら、あなた、天使の血が混じってるのね」
「もしかして、龍姫も気が付いているんでしょうか、お願いします‼」
「安心しなさい、龍姫はそんなことでコレットを嫌う子に育てた覚えはないわよ」
龍美と剣心の親子はコレットに手をかざすと、コレットには天使の血が少しだが逃れていることに気が付いていたのであった。
コレットは龍姫に嫌われたくない一心で二人に黙っていて欲しいと言ったのだが、龍姫本人はもう既に気が付いていたので、コレットは困り果てていたので、剣心は龍姫がコレットが天使の血が混じっているだけで嫌うように育てた覚えはないとコレットを勇気づけたのであった。
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コレット、龍美の正体を知るの段
コレットがわずかながら天使の血が流れていることに気が付いていた鳴流神親子にコレット本人は泣きそうになっていたので、剣心は、コレットが龍姫に嫌われることはないと勇気付けたのであった。
それを聞いたコレットは顔を上げて、
「はい‼ そう言えば、明日は大事な日だって、言ってましたけど? なんですか?」
「お兄ちゃんの結婚式‼」
「えええぇぇえΣ(゚Д゚)‼ わたし」
「今日は泊まって行きなさい」
「あ、はい‼ そうさせていただきます」
コレットは龍美が明日が大事な日だと言っていたことを思いだして勇気を振り絞って質問したところ、龍美は嫌な顔を一つせずに、堂々とした振る舞いで、実兄の結婚式だと明かし、コレットは驚いてしまったのであった。
しかし、超神次元ゲイムギョウ界に頼る存在が鳴流神家以外今現在いないので、剣心に泊まって行くように言われたので、コレットはロイドともに一泊することになったのであった。
だが、コレットの今日一泊する部屋と言うのが、
「あの~どこで寝たらいいの?」
「どこって、ボクと一緒に寝るんだよ(^_-)-☆」
「わたし、床でいいです‼」
「遠慮しない‼」
「そんな~」
コレットは龍美の部屋に泊まることになったのだが、ベッドが一つしかないので、どうやって寝ようか考えていたら、結局、龍美は龍姫の代わりにコレットに抱きついて寝る魂胆をさらけ出したので、コレットは床で寝ると言ったのだが、龍美に羽交い絞めにされてしまい、小柄なコレットには、龍美の腕を振りほどくことはできずに、そのまま、龍美のベットに座らされたのであった。
「コレットって、同年代の女の子と、話したことあるの?」
「それが、わたしが生まれ育った村には同じ年頃の女の子はあまりいなかったので」
「ロイドといつも一緒にだったんだね。ねぇ、コレットがいいなら、龍姫達が通ってる、都立来禅高校に転入してみない?」
「けど、わたしにはm学費が・・・」
「それなら、ボクの仕事を手伝って」
「そう言えば、龍美って、お仕事って、何してるの?」
龍美はコレットに同じ年頃の女の子と話したことはあるのかと質問したのだが、コレットは、自分が生まれ育った村には自分と同じ年頃の女の子はいないようで、いつも幼馴染みのロイドと遊んでいたと言うのである。
龍美はいい機会だとおもい、妹達が通っている都立来禅高校に転入させることを思い付き、コレットに薦めたのである。
だが、コレットには学費を払えるほどの財産がないことは目に見えているので、龍美は自分の仕事を手伝って欲しいと頼んだのであった。
コレットは、龍美が医者であるとは聞いていたのだが、肝心な本職を知らなかったので、龍美にあえて、敬語ではない口調で尋ねたのであった。
「ここの管理者だよ、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会、簡単に言えば、ギルドの本社の会長かな~」
「それって、スゴイ、偉い人だよね・・・・」
「別に、そんなことないよ、ボクの幼馴染みも、同じ仕事に就いてるから、安心してね(^_-)-☆」
「うん」
龍美は素直に自身がプラネテューヌのギルドを総括している教祖であることを打ち明けたのだが、コレットは固まってしまったのであった。
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女の子の夜
龍美は自分が超神次元ゲイムギョウ界のギルドを統括している人物の一人であり、治安を自主的に次元をまたにかける現在のプラネテューヌ本社の会長であると同時に四ヶ国の大将だとコレットに暴露したことで、コレットが固まってしまい、こっちの世界に戻したのであった。
「コレット‼」
「あ、ごめんなさい」
「そう、畏まらなくても、学生やってみる? 決めるのはコレット自身だよ」
「もちろん‼ 学校来ます‼」
「それじゃあ、転入の手続き、してあげる。明日の結婚式が終わってからでも、ロイドに伝えて見たら」
「はい‼」
龍美に呼びかけられて、我に帰ったコレットは落ち着きを取り戻したので、龍美は改めて、都立来禅高校に転入の話を持ちかけた所、コレットは即決したのである。
明日の結婚式が終わり次第、ロイドを誘ってみたらどうかと言ったのであった。
「さてと、今日はこの辺にして、寝ようか」
「やっぱり、このお布団で一緒に寝ないと、ダメ?」
「うん、此処が一番安全な部屋だよ」
「やっぱり、床でいいよ‼」
「可愛い女の子を床で寝かせるわけないよ」
「わかりました・・・」
夜も更けて行ったので、明日の結婚式に備えて、龍美は就寝することにしたので、いつの間にか浴衣の寝間着に着替えて、コレットを敷布団に誘っていたのだが、コレットは女同士でも躊躇していたのであった。
今更、ほかの部屋を用意するには遅いこともあり、コレットは畳で寝ると言い出したのだが、今いる部屋には布団が一人分しかないので、それに女の子にそんなことをさせるほど龍美が承諾する気がないので、コレットは渋々、
「やっぱり、敷布団は嫌い?」
「ううん、あったかいから、大丈夫、けど、龍美の胸が、( *´艸`)」
「別に遠慮なく触っていてもいいんだよ」
「そう言う、龍美はわたしのぺったんこの胸、触ってるよね、龍姫達の方が大きいよね?」
「コレットの胸が大きくするためなんだから」
「あう‼」
龍美と一緒に敷布団に入り、寄り添って寝ることになったのであったが、結局、一応枠不を着るための下着を付けているのだが、豊満な胸の感覚はあるので、コレットは顔を赤らめており、龍美に龍姫の方胸が大きいことを言ったのだが、龍美はコレットの成長にはとあるホルモンの活動が必要だと述べて、そのままコレットのぺったんこの胸を鷲掴みのまま、
「朝まで、話さないよ(-_-)zzz」
「このまま、朝までなの、わたしも疲れたちゃったし、眠くなちゃった、おやすみなさい(-_-)zzz」
龍美はコレットのぺったんこの胸を鷲掴みにしたまま寝てしまったので、コレットも疲れて寝てしまったのであった。
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響輝のエスコート
龍美はコレットを部屋に呼んで添い寝で一夜を過ごすことになったので、コレットのぺったんこの胸を鷲掴みしたまま、寝てしまったので、コレットはそのまま寝る以外に道が無く、しばらくして、眠気が襲ってきたので、コレットも就寝してしまったのであった。
一方その頃、神城家では、
「ウチの響輝が、あの真龍婭ちゃん達と、恋人にだったなんてね~」
「これで、うちも将来、安定だな、母さん、アハハハ(≧▽≦)」
「母さんも、父さんも、他人事だと思って」
「何をおっしゃるのです、わたしの旦那様なのですから」
「そうですね、真龍婭お姉さま、勇龍お姉さま(^_-)-☆」
紺色のロングタイプのメイド服を着た真龍婭と、黒色のゴスロリ調のメイド服を着ている勇龍が、神城家に押しかけており、今晩の夕飯を作って、響輝の部屋をあっと言う間に片付けてしまい、ちょうど、実家に帰ることにしたので、神城家の正面玄関でお見送りを、響輝の家族にされていたのである。
どうやら、響輝の両親には、いつでも結婚してもいいと承認されていたのだが、肝心の響輝が自分の両親を見て、落ち込んでのをよそに、妹の奏はもう真龍婭の義妹として振る舞っていたのであった。
「ほら、響輝、送ってやりなさい」
「父さん、真龍婭達なら、大丈夫だ」
「何言ってるの、女の子を家に送るのは、男の役目よ‼ ほら、行きなさい‼」
「ちょっと‼」
「では、エスコート、お願いしますね」
「どうして、こうなるんだ(*´ω`*)」
響輝の両親は、真龍婭達を実家に送り届けてくるように、響輝に言ったが、響輝は、真龍婭達が、武術の達人であるとは知っているのだが、問答無用に、真龍婭達を家に送り届けることになったので、渋々、響輝は、真龍婭に、腕を掴まれて、響輝は、真龍婭と勇龍をエスコート(?)しながら、送り届けることになったのである。
「ただいま、帰りました」
「真龍婭、泊まって来ると、思ってけど、お帰りなさい、ごめんさいね、この子を、送ってくれて」
「いいえ、どういたしまして」
「次は、ボクの家だよ‼」
無事に何事もなく、鳴流神家に真龍婭は送り届けることが出来たので、真龍婭を剣心に任せて、響輝は、勇龍を、獅子神家に送り届けることにしたのである。
鳴流神家から、獅子神家は、今いる場所から、東に歩いて、三分の場所にあるご近所なので、すぐに獅子神家の黒い屋根で、外壁が白い家に到着したので、
「ごめんね、うちの子を、家まで送ってくれて」
「それじゃあ、明日、迎えに行くからね(^_-)-☆」
「うん、また明日」
響輝は勇龍を無事に家に届けたので、急いで家に戻って寝ることにしたのであった。
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結婚式前夜
響輝の両親からは実の娘のような扱いを受けて、響輝にエスコート(❓)をされながら、家に無事に帰ってきた真龍婭は姉達が、先に寝てたいこともあって、自分の部屋がある超神次元ゲイムギョウ界の第一プラネテューヌフラクシナス本社の自室に戻っていたのであった。
真龍婭は、美龍飛とは相部屋になってるが、先に美龍飛が寝ていたので、
「起こしちゃまずいですし、お風呂、入りに行きましょうか」
起こさないように着替えである寝間着を持って、檜風呂に向かったのであった。
今の時間は檜風呂はまだ湯が張ってあるので、真龍婭は、脱衣所でメイド服を脱いで、朝選択するために設置されている竹編みの洗濯籠に放り込んで檜風呂に入るのであった。
「明日は、フェイトさんとお兄ちゃんの結婚式ですし、将来の事を考えて、見本でもしましょうか」
明日の結婚式を手本に本格的に響輝との結婚を考えていたのであった。
見た目は女の子なのだが、性格が生真面目になったが、男子生徒からは好意を持たれているのだが、真龍婭の醸し出す雰囲気に近寄りがたいらしく、逆に、女の子達からの信頼は厚いのである。
今回の響輝のラッキースケベで、真龍婭は、響輝に自分が恋をしている事に気が付いた以上は、響輝の正妻としての意識が芽生えたのであった。
檜風呂を堪能した真龍婭は、檜風呂から上がり、脱衣所で、持ってきた、和服を着るために付ける可愛らしい猫がプリントされた下着で豊満な胸をぺったんこにして、浴衣の寝間着を着用し、自室に戻ったのであった。
「(-_-)zzz~ す~す~、お姉ちゃん、ずっと一緒だよね」
「出来れば、一緒にいたいのですが、響輝君と結婚した場合は出来ないですね」
「(-_-)zzz~二世帯住宅~(-_-)zzz」
「(´∀`*)ウフフ、おやすみなさい、わたしの可愛い妹」
自分の部屋に戻った真龍婭は先に寝ていた美龍飛の寝顔を見ていたのだが、美龍飛が寝言で、真龍婭との約束を呟いていたので、真龍婭は起こさない程度で小声でごめんなさいと言って、美龍飛がまたしても寝言で、二世帯住宅と言って、寝てしまったのである。
それを見届けた真龍婭は、寝ている美龍飛の頭を撫でて、自分のベッドで寝ることにしたのであった。
明日はいよいよ兄達の結婚式が行われる日がそこまで迫って来たのだが、この時、まだ龍姫達は、あの集団が動き出そうとしている事を知る由もなかったのである。
そして、飛行島からの訪問者もこの超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌに降りるための準備を行っていたのであった。
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コレットの成長
龍姫達は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのあの友好条約が結ばれた場所で行われることになっている兄達の結婚式前夜を無事に終えて、就寝していたのであった。
そして、その日を迎えたのであった。
「おはよう~」
「コレット、良く、寝れたみたいだし、胸、見てたら?」
「ずっと‼ 龍美が掴んでたんだよ、寝れたから言いけど? なんか、重いような?」
「そこに姿見鏡があるから見てみたら? ボクは基本的に使わないから」
「これ、わたしの胸のなんだよね? 大きくなってるΣ(゚Д゚)‼」
結局、龍美はコレットのぺったんこの胸を鷲掴みしたまま端見放さずに朝まで寝ていたようで、いつもの通りの時間に起きて、コレットも起きたので、良く寝れたのかと質問し、コレットは怒りながらも龍美と挨拶を交わし、今ではもうすっかり、敬語ではなく、龍姫と同じようなポジション、つまり、龍美の妹分見たいな間柄になっていたので、龍美とは姉妹のような会話を交わしていたのである。
どうやら、コレットは龍美に自分の胸をずっと鷲掴みにされたままだったので、少し寝苦しかったのだが、悪い知らせだけでなく、龍美に鷲掴みにされたことでコレットのぺったんこの胸の成長が促されたようで、自分でもわかるくらいの大きさになっていたのであった。
それでも、末っ子の龍音には届いてないが、コレットは龍美の部屋に立てかけられていた姿見鏡で自分の成長した胸を見て、喜んでいたのであった。
「コレット、それで、満足するのは、早いよ、まだまだ、大きくなるんだから(^_-)-☆ っと、朝ごはん食べて、用意しないと」
「そう言えば、龍美達のお兄さんの」
「結婚式だから、これ、着てね、ボクのお古だけど、我慢してね」
「うん‼ ありがとう‼」
龍美は今日が兄達の結婚式であることは覚えていたので、いつの間にか、いつもの紺色のパーカーに短パンと言う格好になっていたのだが、コレットは胸が大きなったので、来ていた服のサイズでは着れなくなってしまったので、龍美は昔着ていた、黒色の一回り小さいパーカーと短パンをコレットにあげて、コレットは喜んで黒のパーカーと短パンを着用したのであった。
「お~い、コレット‼」
「あ、ロイド、おはよう」
「どうしたんだよ、そんな服着て?」
「ちょっとね、朝ごはん食べよ‼」
「けど、みんなの所へ戻らねぇと」
「別に急ぐ必要は無いだろ」
龍美とコレットは朝ご飯を食べるために廊下を歩いていたら、ロイドがやって来て、コレットの服に気が付いたので、一緒に朝ご飯を食べることになったのだが、ロイドは仲間達を探さないといけないと言い出したが、瑠美奈もやって来て、急ぐ必要はないとロイドを諭して朝食を食べることになったのであった。
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結婚式当日
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌで行われる四家一斉の結婚式当日の朝を迎えて、新たに仲間になったロイドとコレット、そして、ロイドの相棒の犬(❓)のノイッシュは、初めての環境に戸惑っていたのであった。
「さてと、準備しないとね‼」
「ん? 準備って何だ?」
「あ、そっか、ロイドは昨日、此処に来たばかりだから、知らないんだったな、今日は、龍美の兄貴が今日、結婚するんだよ」
「それって、おめでたいことじゃねぇかよ‼」
「わたし達は、どうすればいいの?」
「あ、式に出席するなら、正装する服を貸すが?」
龍美と瑠美奈がバカップルぶりを発揮しながら作り上げた和食の朝食を食べていたのでが、箸で食べ物を食べることに慣れていないロイド達は、箸に使い方を龍美と瑠美奈に教わりながら、無事に朝食を食べ終えたので、食器を片付けて、結婚式の準備に入ったのだが、昨日、来たばかりで、下宿していた部屋ので爆睡してまい、何も知らされていないロイドは、頭の中が(・・?だらけになってしまったので、ルークがロイドに龍美達の兄達が結婚式を挙げることを教えたら、ロイドは驚いてしまったのである。
いきなりのことで計画を立ててなかったロイドとコレットに瑠美奈は結婚式に出席するなら、正装のためのスーツ類などを貸し出すと述べたのであった。
「いいのか? 助かるぜ‼」
「けど、何処で着替えれば?」
「ボクが案内してあげる‼ それに、後で、龍姫達も来るから」
「わ~い‼」
ロイドとコレットは正装するための服を持ってなかったので、瑠美奈からの申し出に快く承諾したのである。
龍美は龍姫達も結婚式には出席することをコレットに告げたら、コレットは大喜びで龍姫に付いて行ったので、ロイドとルークとガイは、瑠美奈に付いて行ったのであった。
「こんな、もんかな、久しぶりだな、正装になるのは」
「瑠美奈って、以前は、時空管理局に勤めてたんだっけ?」
「何だ、その時空管理局って?」
「表向きは、市民の安全と次元の治安を守ってた組織なんってよ、裏では、違法な実験の数々、それと、小さな子供を戦わせていたらしいからな、子供でも戦えるって言うけど、下手すりゃ、死んでるっての‼」
「どうして、そんな、組織にいたんだよ」
「オレもはじめは時空管理局に入ることはなかっただが、運悪く、強い魔力があるって、検査でわかってな」
「なるほど、野放しにできなかったのか」
「ああ、それに、今日、お兄さんたちが結婚する人は、そう言う人なんだ」
「マジでかよ‼ まぁ、良かったじゃねぇか」
瑠美奈は久しぶりにスーツを着たので、以前所属していた時空管理局の事を思いだし、ルークは瑠美奈が所属していたことは前に龍姫から聞かされていたので、知っていたのであった。
もちろん、ミッドチルダの時空管理局はと言うと、完全に崩壊し、今は天界の治安部隊の管轄になっているので、ヴィヴィオ達が通っている学校の運営は龍美達が裏で計らっているのである。
瑠美奈は、今日、行われる結婚式はなのは達が、結婚することを明かして、ロイド達は驚き、そして、結婚を祝ったのであった。
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結婚式の控室、高町家&テスタロッサ家
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌでは結婚式の準備に入っていたのであった。
今日の結婚式を挙げる四家の新婦は、用意された部屋でウェディングドレスに着替えていたのであった。
もちろん、四家ともにスタイル抜群なので、ウェディングドレスは勇龍達のデザインを元に作成された物で、例え胸が大きい女性でも着られるようになっていたのである。
「入って、いいか?」
「うん」
「どうかな?」
「似合ってるな、やっぱりフェイトには黒で、アリシアには、白が似合ってるな」
「龍翔だって、タクシードも似合ってるよ」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの教会に用意されている、テスタロッサ家の控室ではタクシードに着替えた龍翔がフェイトとアリシアのウェディングドレスを似合っていると褒めていたのである。
フェイトは黒を基調としたウェディングドレスで、アリシアは白を基調にしたウェディングドレスなのである。
フェイトはベールで顔を隠しているが、もちろん、誓いの口づけの際には外すことを決めていたのである。
その傍らには、
「龍翔お父さん‼」
「冬龍も、綺麗なドレスだな」
「うん‼」
「ウフフ、流石、わたしの孫ね‼」
「わたしの孫でもあるんですけど<`~´>」
「お母さん達が冬龍の取り合いを始めちゃったけど、どうしよう?」
「気が済むまでやらせてあげましょう」
「剣心おばあちゃん、助けて(T_T)/~~~」
血は繋がらないが実の子のように接している養子の冬龍はいつもと違う女の子のドレスに喜んでいたのであった。
初めての孫のドレス姿に祖母二人は顔には出していないが、闘争心を燃やしていたので、フェイトがアタフタしていたのだが、こんな時でも着物を着こなしている剣心は、ほっとくように言われて、係りの者が来るまで部屋で待つことにしたのであった。
「なのは、落ち着かないのね」
「ママ~」
「ごめんね、しっかりしないといけないのに」
「コンコン‼」
「空龍君‼?」
「失礼します‼」
高町家の控室では純白のウェディングドレスに身を包んだ新婦のなのはが椅子に座って呼ばれるのを待っていたのである。
なのははどうやら結婚式で緊張しているようで落ち着きがなく、母の桃子から注意されてしまい、愛娘のヴィヴィオに心配されてしまったのである。
そこに扉をノックした音が聞こえてきたので、返事をしたのであった。
入ってきたのは、
「パパ‼」
「空龍君、タクシードでも、似合ってるわ‼」
「だって、パパ、お侍さんのイメージがあったから」
「ウェディングドレスに、紋付袴は不味いだろ」
龍翔と同じ燕尾服風のタクシードを身に纏った空龍が部屋に入ってきたのである。
高町家の面々は空龍のタクシード姿を見て感想を述べてたのであった。
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八神家&月村家
今日行われる四家一斉の結婚式の八神家の控室では、両親を幼い頃に失くしたはやては、ヴォルゲンディッター一同が親代わりなのである。
「はやて(T_T)/~~~」
「どないししたんや、ウチの晴れ舞台なんやで」
「だって、こんな日を迎えられる主を見ることが出来るとは、思ってなかった」
「はやてちゃん(T_T)/~~~」
「入るぞ~、って‼ オイオイ、みんなして、ったく」
幼い頃に、主治医から死の宣告をされ、闇の書の事件でのことでは上から目の敵にされても、側にいてくれた仲間達の中で、一番、はやてが信頼を置ける幼馴染みであり、同じ大阪出身者である、御子神龍臣が、タクシード姿ではやての控室にノックして、入ってきたのだが、ヴォルゲンディッター一同が涙を流していたので、その光景に驚いてしまったのであった。
ハヤテのウェディングドレスは、夜天の王らしく、黒と白の混合色の露出を失くしているウェディングドレスを身に纏って、黒と白のヴェールを着けているいるのである。
「龍臣君もタクシード姿、似合ってるで」
「そうかい、まぁ、ウェディングドレスに、袴は、似合わんだろ」
「龍臣君、大阪弁が出とるで」
「はやては相変わらずのやな」
そう、二人は今日何事もなければ、愛を誓い、そして、晴れて、夫婦になるのだから。
「すずかお嬢様‼」
「もう‼ わたしは、そんな歳じゃないですよ」
「まさか、幼馴染みの龍牙君と、結婚するなんって」
「そうね」
龍我の結婚相手の月村家の控室では、新婦のすずかが純白のウェディングドレスに身を包んで、椅子に座って、待っていたのであった。
周りを家族一同に囲まれながら、娘の門出を待ち望んでいたのである。
両親を始め、幼い頃から側にいてくれた使用人達も、月村すずかの結婚式の成功を祈っていたのである。
「失礼します‼」
「お、待っていたぞ、龍牙君」
「龍牙君」
「オイオイ、君はないだろ」
控室に龍牙がノックし、タクシード姿で部屋に入ってきて、目に入ったのが、自身のパートナーのすずかの純白のウェディングドレス姿に顔を赤くしていたのであった。
結婚前でありながら、二人だけの世界を展開し始めたのである。
しばらく、話込んで、
「オレ、行くな」
「うん」
「娘のこと、よろしく頼んだぞ」
「はい、お義父さん」
龍牙は自分の控室に戻ることにして、部屋を出ようとしたところで、すずかの父親から娘を頼んでと言われて、龍牙は、お義父さんと言って、部屋を出て行ったのであった。
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龍神達と神託の神子
本日は学校が休みの土曜日と言うこともあって、学生組は各自、煌びやかな服を身に纏い、龍美達が設けさせた一般席の一番前にはアドリビトム内で都合がついていた者達が椅子に座って式の開始を待っていたのであった。
「あれ? 龍姫達は?」
「ほら、龍姫達は、特別席に居るよ」
「なんで?」
「おまえ達、龍姫達の身分を考えれば、分かるだろ」
「あ‼」
「おっさん、感激よ(^_-)-☆‼」
カノンノ四天王は龍姫達がいないことに気が付いたので、星也が著名人が座る特別席を指さして、カノンノ四天王が首をかしげていたので、聖騎士の服を着ているユーリは呆れてしまい、レイヴンはまだかまだかと、待ち望んでいたのであった。
星也はなるべく動きやすい露出が少ない戦闘服でもある紺色のエクエスティオーを着ているので、いざとなったら、このままの服装で戦闘に入ることが出来るように、選んだものである。
龍姫達はと言うと、
「やっぱり、和服ドレスだね(^_-)-☆」
「うん‼」
「流石、ボク達の妹達だね‼ 女の子の服装でも似合ってる(^_-)-☆‼」
「もう、お姉ちゃんも似合ってるよ‼ 真龍婭達は、メイド服を改造した、戦闘服なんだよね?」
「どうして? 別に、今日くらい、メイドの事は忘れていいのに」
「このような服の方が落ち着くので」
いつもと違う女物の服に着替えていたようで、スタイル抜群の龍姫達の着替えている光景を見ながらコレットは、大きくなったとはいえ、また龍姫達との差を目の当たりにして、呆然と立ち住んでいたのであった。
龍姫達は自分のイメージカラーの和服ドレスを選んでおり、着こなしていたのであった。
龍美は妹達の可愛らしい女の子の衣裳を身に纏っている姿を写真撮影を行っていたのであった。
真龍婭達はいつも着ているロングタイプのメイド服から動きやすい龍姫達と同じく太ももまである着物を着て、中には防刃素材の服を仕込んで、ハイソックスを履いていたのである。
龍姫に今日くらいメイドではなく、女の子でいたらと言ったのだが、こっちの方が落ち着くと言ったのであった。
「あれ、コレット、着方、わからないの?」
「違うの‼‼(みんな、大きい(゜.゜))」
「なるほど、コレット、ちょっと失礼しますね」
「あう‼ 何するの‼」
「これで、ちょっとは、大きく見るはずです」
「ホントだ‼ ありがとう真龍婭」
「どういたしまして」
龍姫達の大きさに愕然としていたコレットに気が付いた星龍は、コレットが手に持っている白い和服ドレスの着方がわからないものだと思っていたのだが、真龍婭が、コレットが、大きくなったとはいえ、自分の胸に自身がなかったことに気が付いたので、真龍婭は、コレットの胸を少しでも大きく見えるように、コレットを前かがみにさせて、胸の周りにある皮膚を胸に寄せて、自分が付けているサラシ型の下着を着けて、大きく見えるようにしたのであった。
コレットは自分の胸が大きく見えるようになったので、真龍婭にお礼を言って、真龍婭はお辞儀をして、会場に向かったのであった。
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結婚式、開始
四家一斉の結婚式の結婚式が行われる超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの広場では、多くの人々が席に着いて、式が行われるのを待っていたのであった。
このおめでたい日に偶然、やってきたのは、
「なんで、ござる?」
「今日は、何かあるんでしょうか?」
「どうやら、今日は結婚式が行われるそうよ」
「ウチの出番‼」
赤髪の少年と銀髪の少女と相棒の白猫とその愉快な仲間達が四家一斉の結婚式が行われる超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの会場にやって来てしまったのであった。
愉快な仲間達は各々に会場の盛り上がりを見て感想を述べていたのである。
「折角だし、見に行くわよ‼」
「もう、キャトラたら」
「(^^♪」
「布教よ‼」
「なのだー‼」
銀髪の少女の相棒の白猫の名はキャトラと言うようで、キャトラはどうやらその場のノリで行動する人の言葉をしゃべるがユーリと同じく口は悪いが、仲間思いな性格らしく、結婚式会場に乗り込む気、満々の仲間達共に行ってしまったので、赤髪の少年と一緒に追いかけることになったのであった。
「♪~♫」
「なのは達、綺麗です(>_<)」
「アンタね~(エステルが、あれを着るのよね?)」
「あなたも着るんでしょ?」
「なのは達、なんだか嬉しそうです(^_-)-☆」
エステル達も今日行われる結婚式を見に来ていたので、今ヴァージンロードをゆっくりと歩いているなのは達を見て、いつか自分も結婚する時の光景を想像していたのであった。
「では、誓いの儀式を」
「じゃあ、ヴェール、取るな」
なのは達「うん‼」
教会の神父の前で誓いのキスを行うために、四家の新婦のウェディングドレスのヴェールを上げたのである。
そう、ついに龍神としての転生したなのは達の素顔が公の場にお披露目されることになるのである。
その瞬間が訪れたのであった。
「わたしの顔・・・」
龍翔達「何言ってるんだよ‼ たかが、オッドアイになっただけだろ、嫌いになる理由がどこにあるんだよ」
「チュ(^ε^)-☆Chu!!」
「おおおお‼」
フェイトとなのはは自分の両目が龍神に転生してことで、両目とも視力は1.5以上あるのだが、龍翔達と違い、元から龍神ではなかったので、龍神の魔力と元の魔力が馴染んだことで、フェイトは右紅左碧に、なのはが右紫左紅と言う、オッドアイに変化してしまったのである。
はやては元の色のままなのである。
二人はそのことが怖くて人前で、顔を見せれなかったと打ち明けたのだが、龍翔達がそんなことで偏見を持つ訳がない、そう幼馴染みであり、今日を持って最高のパートナーなのだから。
そして、四家一斉に誓いのキスをしたのであった。
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ブーケトス
今現在、四家一斉の結婚式は誓いのキスを交わしたのであった。
もちろん龍翔はアリシアとフェイトの二人と時間差で誓いのキスを交わしたので、会場の雰囲気は最高潮に達して、最後に残るのは、もちろん、
「いっせいの~で‼」
「ブーケは」
「もらった‼」
そう結婚式の最期を飾るこう言った形式での結婚式ならではの、ブーケトスが四家一斉の結婚式に行われたのである。
もちろん四家が投げた場所は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのプラネタワーの展望台から投げられたので、下に待ち構えている龍姫達を始めとする民衆の女性達がブーケを受け止めるために我こそとブーケが落ちてくるであろう地点に集まっていたのである。
そのうち一つは風に煽られて、
「取っちゃった」
「龍姫ちゃん、流石、持ってるからね(^_-)-☆」
龍神専用の席にフェイトが投げたブーケが飛んできてそのまま龍姫の頭上から落ちてきたので、そのまま龍姫が受け取ってしまったのであった。
もちろん、
「そう言う、星龍も」
「星龍お姉ちゃんスゴイ‼」
星龍もなのはが投げたブーケを受け止めていたのである。
ほかのブーケはと言うと、
「リタ~、ブーケ‼」
「エステル、アンタ、落ち着きなさい‼」
「エステル、羨ましいです」
アリシアのブーケはエステルが受け止めたようで、エステルはブーケを手に持ってはしゃいでいたので、リタが落ち着くように言ったのであった。
「エミル、わたし達は結ばれる運命なのよ‼」
「マルタ‼ ブーケを取ったからって、必ずしもそう言うことじゃないよΣ(゚Д゚)」
「何、あのバカップルは」
「二人の幸があれ」
エミルがいつも悪運が災いしたのようで、その場にいただけで、ブーケをキャッチしてしまったのである。
マルタはエミルがブーケをキャッチしてしまったことでますますエミルに猛烈な好意をぶつけ出したので、その様子をルーティが呆れてしまい、フィリアは司祭らしく、二人の行く末を願ったのであった。
「アンタ、やったじゃない‼」
「‼」
「ザック‼ ブーケ、キャッチしたでござる‼」
「流石、忍者だぜ(≧▽≦)‼」
「(これでも、二人は恋人ではないってのが可笑しい(*´ω`*))」
赤髪の少年がブーケをキャッチして、最後の一つは、洋ナシの髪飾りをしている忍者の服を身に纏っている少女がキャッチして、銀髪の少年ことザックと呼ばれた少年の下へ走って行ってしまったので、その様子を見ていた白猫でありながら、人間の言葉を話せるキャトラは、二人の関係に呆れていたのであった。
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結婚式後
四家一斉の結婚式のブーケトスも終わり無事に何事もなく幕を閉じたのであった。
そして、
「はい、撮りますよ‼」
「パシャ‼」
「はい、OK‼」
四家とも記念写真を家族一同で撮ったのであった。
「お兄ちゃん、どうするの?」
「どうするも、いつも通りに暮らすだけだな」
「え~新婚旅行は~」
「そうだよ‼ お義父さん‼」
「そう言えば、まだ決めてなかったΣ(゚Д゚)」
鳴流神家の一同は新しく家族になったアリシアとフェイトを含めて、楽しいひと時を楽しんでいたのであった。
龍姫は龍翔にこれからのことについて尋ねたら、いつも通りに実家の喫茶店で働くと答えのだが、アリシアが、新婚旅行はと質問したのだが、すっかり龍翔は忘れていたようで、冬龍に怒られてしまったのであった。
「なのは、新婚旅行、何処へ行きたい?」
「いきなり、過ぎるよ‼」
「パパ(*´ω`*)」
「お兄ちゃん、お願いだから、日をあけてからでも」
「ウフフ、あなたに似たのね、空龍がおっちょこちょいなのは」
「そうだな、母さん」
獅子神家も新しく家族になったなのはと、高町家と一緒に話していたのだが、空龍が式を終えたばかりだと言うのに、いきなり、何の前触れもなく、新婚旅行の話をし出したので、なのはが慌て出して、ヴィヴィオは空龍に突っ込み、獅子神家の両親は、笑ってしまったのであった。
「空龍、大変なのはこれからだな」
「ああ、わかってるさ‼」
「大丈夫かな?」
「妻である、なのはがそんなことでそうするのよ‼」
空龍も今日から立派な父親になったのだが、相変わらずの性格が出てしまい、妻のなのはが困り果ててしまったので、なのはの母、桃子に励まされていたのであった。
「お兄ちゃん、どっちの世界で暮らすの?」
「そうだな、まだ、考えている最中だな、しばらくは、プラネテューヌの教会で世話にあると思う」
「ボクが探してあげようか?」
「いざっと、なったら、わたくしが、別荘の一つを差し上げますわ‼」
「くえすさん、規模が大きすぎます(*´ω`*)」
龍美に住む場所はどうすると聞かれた龍翔はしばらく考えて、出した答えは、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会でフェイトとアリシア達と暮らしながら、実家の喫茶店で働くと答えたので、くえすが鬼斬り役で稼いで建ててしまった、所有している別荘を一戸差し上げると言い出したので、龍姫がくえすの発言に付いて行けないのであった。
これにて、四家一斉の結婚式は成功と言う結果に終わったのだが、これが龍姫達にとってのある事件の幕開けの合図と知る由もなかったのだから。
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結婚式、後
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの友好条約が結ばれた会場とプラネタワーで行われた四家一斉の結婚式は無事に幕を閉じたのであった。
しばらくは、四家は、新しい家族との交流を深めていたのであった。
スキット:結婚式
クリス「綺麗だったね」
グラス「うん‼」
イア「わたし達も、あの綺麗な、ウェディングドレスを着て」
パスカ「結婚式を挙げるんだよね(^_-)-☆」
カノンノ四天王「憧れる‼」
「フェイト、アリシア、冬龍、よろしくな‼」
「もう、お義父さんたら‼」
「そうだよ~‼」
「おまえ達に、変な遠慮はいらないよな(^-^)‼」
結婚式を終えて、ウェディングドレスからいつもの動きやすい、私服に着替えていた龍翔と、妻のアリシアとフェイト、そして、最愛の娘の冬龍共に、お昼を食べていたのであった。
今食べている料理は、龍翔が作ったのである。
味は良いようで、大好評なのようで、特に、大豆作ったパンなども高評価だったのであった。
「スコール、結婚式、凄かったよね、パパもあんな感じだったのかな?」
「さぁ、オレは結婚式を初めて見るからな」
「そうよね、お腹空いたし、ご飯食べよう‼」
「ああ」
スコール達もSEEDの制服を着て結婚式をアドリビトムと同じ席で見ていたのである。
リノアはSEEDではないので、持っていた、スコールと初めて会った時のドレスで結婚式を見ていたのであった。
物心つく前に母を失くしたリノアとスコールは、今日の結婚式を見て、初めて、結婚式とはこのような物だと思っていたのであった。
気分転換を兼ねて、ちょうどお昼だったこともあって、お腹が空いたので、スコール達はお昼を食べることにしたのであった。
「なのは達の結婚式、凄かった‼」
「うん、豪華なウェディングドレスを着るんだよね」
「オレは、許しませんからね‼」
「ヒスイ、いい加減にしたらどうだ?」
フラクシナスに戻りいつも着ている私服に着替えていたアドリビトムのメンバーは四家一斉の結婚式を見て、感想を述べていたのである。
特に、シングとコハクは、初めて見る結婚式に影響されているようで、コハクに至っては、目が輝いていたので、ヒスイがシスコンを爆発させていたので、ユキノに注意されてのであった。
どうやら、アドリビトムのメンバーにも良い意味で今日の結婚式はいい経験になったのだが、特に年頃の女性陣は、胸躍らせていたのであった。
一人は、美しい純白のウェディングドレスに憧れる者や、玉の輿に乗ろうとするものまで出て来たのであった。
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神城家に押しかけ
結婚式が終わって、翌日の朝を迎えた一同のである。
今日はラタトスクの仕事もあるのでいつもの時間に起床し、いつ何時、戦闘になるかも知れないので、いつもの天界から支給されている瑠璃色のパーカワンピに長ズボンを履いて、髪をポニーテールに結って、一階に降りて行ったのである。
「おはよう‼」
「おはよう、龍姫お姉ちゃん、真龍婭お姉ちゃんは、響輝さんの家に行っちゃっていないよ」
「いつの間に(゚Д゚)ノ‼ 真龍婭達、もう妻の自覚が出たんだね(^_-)-☆」
「まだ、響輝さんは、十五歳だよ(゚Д゚)ノ‼」
一回に降りって美龍飛がいつもの色違いのお揃いの白のパーカーに長ズボンと言う姿で大好きな姉の真龍婭が起きた時にいなかったことを龍姫に明かしたのだが、相変わらずの義姉のマイペースに呆れてしまった美龍飛はそのまま二人で台所に向かったのであった。
「なんで、オレの家にいるんだ(゚Д゚)ノ‼」
「どうしてって、何を仰ってるんですか、忘れたのですか、あなた様の妻の一人、鳴流神真龍婭ですよ‼ 夫の実家で、家事をして何がいけないんです(゚Д゚)ノ‼」
「響輝、真龍婭ちゃん達って言う、美人が奥さんって、ご近所様が羨ましがっていたぞ(≧▽≦)‼」
「お姉さま‼」
「折角の朝食が冷めるわよ」
真龍婭達は響輝の実家である二階建ての外壁が茶色い一軒家に朝食を作りに来ていたので、響輝より先に台所にいたので、朝食を食べに来た響輝が真龍婭達が居たことに驚きの余り、ツッコミを入れてしまい、響輝の両親はもう真龍婭達の事を認めているようで、真龍婭達がメイド服を着て、作ってくれた和食の朝食を食べていたので、響輝はできたてのうちに真龍婭達が作ってくれた朝食を食べることにしたのであった。
「お兄ちゃん、今日は、わかってるよね?」
「?」
「まさか、もう、忘れたの‼」
「今日は、わたし達と一緒に出掛けるのですよ」
「あ‼」
「響輝、女の子との約束は、覚えておきなさい‼」
彩夢は今日から龍音とのチームでのラタトスクの研修なので、響輝も一緒に行うことになっているのだが、肝心の響輝は昨日、龍美から言われてたにも関わらず、一晩のうちに嫌な記憶として消去してしまったようで、光龍に怒られてしまったのである。
母からも一喝されて、思い出した響輝であった。
「ウチの息子を頼んだよ‼」
「はい、お任せください、では、失礼します」
「行ってきます~」
朝食を食べ終えて、食器の片づけを終えた真龍婭達は、響輝共に、玄関で靴を履いて、フラクシナスに向かったのであった。
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第四章 飛行島とISと神喰いと鬼神
飛行島へ
幼い頃からずっと憧れであったなのは達が兄と結婚したことで、義理の姉妹になったのである。
龍姫はラタトスクの次元武偵の仕事と友達になったコレットを星龍達と顔合わせをする日であった。
今日は、真龍婭達が作ってくれたのであろう、焼き魚の朝食を食べて、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に現在下宿しているロイド達を迎えに行くことにしたのだが、
「マスタ~‼ 龍美さんから、通信です‼」
「何だろう? どうしたの、お姉ちゃん?」
「龍姫、ちょっと、お仕事、頼んでいいかな?」
「別に構わないけど、どんな仕事内容を聞いてから、引き受けることにするからね」
「ありがとう‼ 仕事内容は、実は、超神次元ゲイムギョウ界の近くの空域に飛行島って呼ばれている場所が見つかったんだけど、お姉ちゃん達、飛行島から来たって言う子達と話をしなきゃいけないから」
「要するに、飛行島に行ってほしいんだね、いいよ、フラクシナスから行くから」
龍姫のインテリジェントデバイス「イルミナル」に龍美のインテリジェントデバイス「バゼル」からの通信が入ったので、空中にスクリーンを表示し、通信を繋いだのである。
結婚式の日に、教会に飛行島から来たと言う人の言葉をしゃべることが出来る白猫を連れた三人組が訪れたと言うのだが、龍美達はその三人組の話をすることになったので、代わりに、龍姫達で、三人が拠点にしている、飛行島と言う、空を飛んでいる島に行ってほしいと仕事を依頼してきたのであった。
内容を聞いた龍姫は、フラクシナスで準備をした後、転送装置「テレプール」から飛行島に向かうことにしたのである。
その前に、ロイド達を迎えに行くのが先決だったので、龍姫達は一旦、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に向かったのであった。
「コレット、迎えに来たよ‼」
「龍姫、ありがとう、こっちが」
「ロイドだ、こっちがノイッシュ、よろしくな‼」
「ウォン‼」
「ボクは、鳴流神龍姫、よろしくね」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に到着したが龍美達の邪魔をする訳にはいかないので、ロイド達を、コレットに頼んで、外に連れて来た貰って、お互い自己紹介をしてフラクシナスに向かったのであった。
コレットはどうやら、ロイドに龍姫が女であることを明かしていないのか、言い忘れているのか、ロイドは気が付いていないのであった。
スキット:双剣士 その壱
ロイド「龍姫って、侍なんだってな、コレットから聞いたんだけど、どんな武器使うんだ?」
龍姫「日本刀や槍、弓とかを主に武器に戦う人の事だよ」
ロイド「そんじゃ、二刀流も使うのか(≧▽≦)?」
龍姫「もちろん‼ 天然理心流は、二刀流も習うから、ボク達も使えるよ‼」
ロイド「これから、よろしくな、同じ、二刀流同士、仲よくしような‼」
龍姫「うん‼」
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ラタトスクとは
龍姫は飛行島から来たと言う、赤髪の少年と、銀髪の少女と、人の言葉を話す白猫の二人と一匹が超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会を訪ねてきたようで、龍美は話を龍月達と聞くことになったので、代わりに、飛行島に調査に行ってほしいと龍姫達に代行を頼んだのである。
もちろん、龍姫は、ちょうど友達になった自分より一回り背が低い金髪碧眼の少女、コレット、そのコレットの幼馴染みの赤い服を着た腰に二刀の剣を帯刀している少年剣士、ロイドと、スコール達と、ルーク達を連れて、ラタトスクの拠点の戦艦「フラクシナス」に到着したのであった。
「此処は?」
「すげ~‼ オレ見たことないぜ‼」
「それじゃ、艦長室に行こうか?」
「艦長?」
「うん、失礼します‼」
フラクシナスに到着した一行は顔合わせを済ませているルーク達は一足先にみんなが集まっている場所に行くため龍姫達とは別れて、ロイドとコレットを、フラクシナス艦長代理のミラ=マクスウェルことシノンと綾瀬の下に案内したのであった。
龍姫は艦長室のドアをノックし、ドアを開けて艦長室に入ったのである。
「ようこそ、ラタトスクへ、このフラクシナス艦長代理、ミラ=マクスウェルだ。此処では、綾瀬と名乗っている。よろしく」
「はい、わたし、コレットと言います」
「オレは、ロイド・アーヴィング」
「ロイドと、コレットか、龍姫、下がっていいぞ」
「はい‼」
艦長室にいたのはどうやら、ジュード達の世界のマクスウェルのミラで、天界で作られたフリーサイズの白い軍服姿に左腰に剣を帯刀している、綾瀬が席に着いていたので、ロイドとコレットに自己紹介するために立ち上がり、自己紹介をして、握手を求めて、ロイドとコレットも握手をしたのであった。
綾瀬は龍姫に下がるように指示を出して、龍姫は部屋を後にし、ロイドとコレットにラタトスクについて説明することにしたのである。
「なぁ、ラタトスクって、なんだよ?」
「ロイド‼ すいません‼」
「別に気軽にしてくれ、こっちも生憎、敬語と言うのには慣れないからな、そうだな、簡単に言うならば、ギルドのようなものだと思ってくれ」
「ギルド?」
「コンコン‼」
「入って来てもいいぞ‼」
綾瀬はロイドとコレットを設けらている黒いソファーに座らせて、対面することにして、ロイドは口頭一番に、先ほど言っていたラタトスクとは何だといつものしゃべりかたで質問してしまったので、コレットがロイドを注意したのだが、綾瀬は気軽に接してくれと頼んだのであった。
そして、ロイドの質問に出ていたラタトスクと言う組織は何をするのかとと言う問いに綾瀬は、ギルドのような物だと回答したところに誰かがドアをノックしたので、綾瀬は入るように言ったのであった。
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白の巫女
ロイドの質問にギルドのような物だと答えたジュード達の世界のミラ=マクスウェルである、艦内では、綾瀬は答えた所に、誰かが艦長室のドアをノックしてきたので、綾瀬は入って来てもいいと、言ったのである。
艦長室のドアが開き、入ってきたのは、
「クラトス‼」
「おまえ達か、龍姫が言ってきた、赤い剣士と言うのは」
「何だ、クラトス知り合いか?」
「ああ、以前、ロイドに剣を教えた事があってな」
「お久しぶりです、クラトスさん」
「わざわざ、そんなことで、ここに来た訳じゃないだろ?」
「その通りだ、バンエルティア号の修理が完了したことを伝えにな」
なんと、珍しく、クラトスが艦長室に入ってきたので、ロイドとコレットは驚いてしまったので、綾瀬は知り合いかと訊ねたのである。
クラトスはどうやら、龍姫に艦長室に赤い服の二刀流の剣士と金髪碧眼の少女が来ていると聞いて、ことの真相を確かめに来てと言うので、クラトスはロイドとコレットを見て、呆れながら、ロイドには剣を教えたと答えたのであった。
綾瀬にそんな理由できたのではないはずだと言われてしまったので、クラトスは整備班からの伝言を伝えに来たと言うのである。
「バンエルティア号?」
「ああ、わたしが雇われている、ギルド、アドリビトムの拠点の船だ、しかし、前の戦闘で壊れたのでな、運が良かったのか、このラタトスクに助けてもらったのだ」
「そうなんですか‼」
「ますます、龍姫達がスゲーってことだよな(^-^)」
「此処に居ても仕方ない、整備ドッグに行くぞ‼」
ロイドは首を傾げながら、バンエルティア号とは何かと言い出したので、クラトスがバンエルティア号と、ラタトスクに保護されるまでの経緯をロイドとコレットに説明し、綾瀬と一緒に、バンエルティア号が保管されている、整備ドッグに向かったのであった。
「すいません、わたしはアイリスっていいます、この子はキャトラ」
「アタシは、キャトラよろしく‼」
「もう、キャトラってば」
「ボクは、ここで働いている、鳴流神龍美だよ。なるほど、それじゃあ、飛行島って所から、あの飛行船に乗ってきたんだね」
「そうです、このルーンドライバーがこの島を差していたので」
「わかった、話を聞く限り、大丈夫そうだね、そうだ、ボクと一緒に来てくれる?」
「はい、わかりました‼」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会の客間では龍美達とアイリスと言う少女と赤髪の少年と人の言葉をしゃべる白猫のキャトラと対面していたのであった。
アイリスからルーンドライバーと言う板状の物を見せられて、この超神次元ゲイムギョウ界を指示していたと言うのである。
龍美はアイリス達の言葉に嘘偽りがないことを判断し、一緒に来るように言って、客間から出ることにしたのであった。
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白の巫女とラタトスク
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会を訪れた、飛行島から来たと言う、赤髪の少年と、銀髪の魔導師の少女、アイリス、そのアイリスの相棒の白猫で、口は悪いが、根は仲間思いのキャトラは、龍美達と自己紹介を行った後、ついてくるようにと、龍美達に言われたアイリス達、二人と一匹は言われるがまま、後をついって言ったのであった。
「今日は、日曜日で、学生はみんな基本的に休みを有効利用してるんだよ」
「それじゃ、龍美さん達は、学生なんですか?」
「アイリスには、ボク達がそう見えているんだね。残念、ボク達は、高校を卒業した、正真正銘の社会人だよ」
「まぁ、龍美ちゃんは飛び級で、大学の医学部を卒業した、高根の花だけどね(^_-)-☆」
「‼」
「って、アンタ達、何歳よ(゚Д゚)ノ‼」
龍美達に連れながら教会内の廊下を歩きながら、いつのように話をしていたので、その中に龍美が学生と言う単語を言ったので、アイリスが、龍美達に学生なのかと質問し、龍月から、今は社会人であり、龍美だけは、飛び級で、大学の医学部を卒業した秀才であると答えたのだが、キャトラが驚きながら、ツッコミを入れてしまったのであった。
「十八だよ、アイリスとは、龍音達と同い年だし、仲良くできると思うよ」
「はい、早く、会いたいな」
「もうそろそろ、飛行島に行くと思うから、一緒に行こうか、ボク達の仲間を紹介するよ‼」
「いいんですか? 行こう」
「カニカマ食べさせてくれる?」
「(^^♪‼」
包み隠さずに龍美達は幼馴染みで同い年の十八歳だと答えて、アイリスの見た目から年齢を推測した龍月は、末妹達か、美龍飛達が同い年くらいだと言い、仲良くしてやってくれと言って、アイリス達は会うのが楽しみでいられない様子だったこともあって、龍美達は、いい機会だと思い、ラタトスクの仲間達にアイリス達をフラクシナスに招待することにしたのである。
龍姫達が飛行島に行く頃だと言い、教会にあるフラクシナスに繋がる転送装置が設けられている転送ルームに入ったのであった。
「なんですか? あの機械は?」
「これに乗って、ボク達の仲間がいる場所に行くんだよ‼ さぁ、乗って‼」
「転送準備、開始」
「ななな何(゚Д゚)ノ‼」
「‼」
「キャ~‼」
「大龍、どさくさに紛れて、何してるの(≧▽≦)‼」
「アンタ達、ズレてるわよ(゚Д゚)ノ‼」
アイリス達は初めて見る転送ルームの転送装置を見て、目が泳いでいたので、龍美が早速、インテリジェントデバイス「バゼル」で転送装置を起動させて、アイリス達と一緒に乗ったのだが、アイリス達が慣れない光景に悲鳴を上げた瞬間に、スケベ丸出しの大龍が、アイリスの背後に回り込んで、アイリスとのスキンシップ(?)をし始めたので、キャトラがツッコミを入れたのだが、この時、龍美達が女であると言うことを知る由もなかったのであった。
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いざ、飛行島に‼
超神次元ゲイムギョウ界のラタトスクプラネテューヌ支部訪ねてきたアイリス達を妹達に会わすことにしたので、急遽予定を変更し、ラタトスクの戦艦のフラクシナスに転送装置で向かったのだが、やはり、血は争えないようで、大龍も武龍同様に女でありながら、アイリスに何の躊躇もなく、抱きついたのであった。
そんなことはさて置き、無事に(?)フラクシナスの転送ルームに到着したのであった。
「大龍さん‼ 何するんですか<`~´>‼」
「良いやん‼ 女同士なんやし(≧▽≦)」
「え・・・・・」
「あれ? お姉ちゃん、それに、みなさん、どうしたんですか?」
アイリスは大龍に怒っていたのだが、大龍が笑顔で堂々とした振る舞いで女であることを明かした瞬間、アイリスとキャトラは呆然としてしまい、そこに龍姫達がやってきたのである。
「お姉ちゃん、その子達は、ボクは鳴流神龍美の妹の龍姫、よろしくね」
「弟じゃないの(゚Д゚)ノ<ぎにゃ~‼」
「‼」
龍姫もアイリスに自己紹介をしたのだが、服装が瑠璃色の戦闘服だったこともあり、中性的な顔立ちも相まって、アイリスとキャトラはまたしても、男と思い込んでいたのだが、龍姫はいつも通りに自分が女であることを明かしたことで、アイリス達は大声で叫んで、ツッコミを入れたのであった。
「今日は、このメンバーで行くんだね」
「ああ、俺の名はスコールだ」
「アイリスです、よろしくお願いします」
「アタシはキャトラ、アンタ、顔に似合わず、礼儀正しいのね」
「よろしく(猫が、しゃべってる)」
龍美は、依頼していたとはいえ、アイリス達との対談が思いのほか早く終わったので、龍姫と一緒に行くメンバーを確認したのである。
アイリス達とは初対面のスコールはアイリス達に自己紹介をし、白猫のキャトラが普通にしゃべっているので不思議がっていたのである。
「ボク達、これから、飛行島に行くんだけど、案内お願いできる?」
「はい、喜んで‼」
「そんじゃあ、行くよ‼」
「え‼ 此処から行くの(゚Д゚)ノ<聞いてないよ~‼」
「オレ達も行くぞ‼」
「うん‼」
龍音達とも会った瞬間に気が合ったようで、ちょうど飛行島に向かうところだと言うので、飛行島内の案内をお願いされたアイリスは、一つ返事で承諾したので、龍美が問答無用にアイリスの手を引いて、もう一つの転送装置であるテレプールに飛び込んだので、アイリス達は驚きながら飛び込んで行ったので、それに続くように龍姫達もテレプールに飛び込んで行ったのであった。
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飛行島上陸
戦艦フラクシナスのテレプールに飛び込んだ龍姫達は目的地の飛行島上空付近に到達していたのである。
もちろんのことながら、今現在、龍姫達の状態は結界が張られているので、急降下で発生するGすら問題ないのだが、
「キャ~(゚Д゚)ノ‼」
「もう着くよ‼」
「シュン‼」
「空からのお客とは、驚いたものだな」
テレプール初体験のアイリス達は悲鳴を上げながら落下していたのだが、そんなことを気にする龍姫達ではなく、もうすぐで飛行島の地面に着くことを告げて、龍姫達は慣れた様子で着地したのである。
アイリス達も見事着地を決めたのである。
そこにライオンの獣人である大きなトンカチを持った鍛冶屋風の男が出迎えてくれたのであった。
「はじめまして、ボクの名前は、鳴流神龍姫です(流石に次元武偵って言っても信用でいてもらえるかな?)」
「俺の名は、バロン、見ての通り、鍛冶屋を経営している」
「わたしは、みんなのお世話をしている、ヘレナよ、よろしくね」
「はい、自分は、スコールといいます・・・・」
「どうしたのですか? スコール先輩? あ、なるほど、そう言うことですか(^-^)」
「わたし、リノアです、スコール、どうしちゃったのよ‼」
龍姫はいつも通りに自己紹介をして、ライオンの獣人で、飛行島で鍛冶屋を営んでいると言う、バロンと、アイリス達の姉のような存在の茶髪の穏やかな印象が漂うポニーテールの女性、ヘレナも自己紹介をして、スコールも自己紹介をしたのだが、一目バロンを見て、固まってしまったのである。
真龍婭達から代表で同行していた、龍愛翔は何故スコールがバロンを見て固まった理由がわかったのだが、リノアはその気が付いてなかったのであった。
「スコール、ライオン、見るの、初めてなの?」
「ああ(≧▽≦)‼」
「スコールが、見たことない笑顔で答えてる(゚Д゚)ノ<‼」
「そう言えば、ライオンが好きな動物だって、前に言ってたし、それに自分のガンブレードにも、ライオンが彫られているからライオンハートって付けちゃってるんだった」
「なるほど、スコールの住んでいる所ではオレのようなライオンの獣人はいないようだな、まぁ、いい」
「それで、この飛行島にはどのようなことで?」
そうスコールは無類のライオン好きで、以前スコールとのファーストコンタクトでの会話で、龍姫が動物園では、ライオンがいることを教えたら、嬉しそうにしていたことを思い出したのである。
その理由は、ガンブレードにライオンと付けたり、刀身にライオンが刻まれており、それを入れるケースにもライオンが描かれており、極めつけは、身に着けているアクセサリーがライオンと言う徹底ぶりなのである。
リノアはスコールが今まで見たことのない笑顔をしていたので、驚いてしまったのであった。
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飛行島に降りた武偵
無事に飛行島に到着と言うよりかはフラクシナスのテレプールを通ってきたので、空からそのまま上陸と言う行動に、ライオンの獣人の鍛冶屋を営んでいるバロンと、アイリス達の姉のような茶髪のポニーテールの女性、ヘレナに常識はずれな登場でも、龍姫達を出迎えてくれたのである。
だが、スコールがライオンの獣人であるバロンを見たことで、幼い頃大好きで、自分の得物である、ガンブレードの刀身彫刻がライオンで、名前もライオンハートと言いう徹底ぶりである以上、スコールは筋金入りのライオン好きが出てしまったようで、バロンにリノアもとい、ゼル達ですら見たことのない、笑顔をしていたのであった。
「この子達、迷惑かけてなかったかしら?」
「いいえ、問題なかったですから」
「そうだわ、ちょうど、パイが焼けたから、どうかしら?」
「お気持ちだけでいいですから」
「おまえさん達、遊びに来た訳じゃないだろ、別におまえさん達がどこの誰かなんか、何の偏見も持つ気はない」
ヘレナはアイリス達が迷惑をかけていないか心配そうに訊ねてきたので、龍姫はアイリス達が迷惑をかけていないことを明かして、それを聞いたヘレナはほっとしたようで、自信作のパイを進めてきたので、龍姫は気持ちだけ良いと言ったのである。
バロンには龍姫達がタダ者ではないを見抜いていたのだが、この飛行島にはアドリビトムのメンバー同様にお互い様々な事情で滞在している者達の集まりだと説明されて、龍姫達に本当の事を話すように言ったのである。
「わかりました、ラタトスク所属、次元武偵、流星の絆の大将の鳴流神龍姫です」
「同じく、次元武偵、流星の絆の副将、獅子神星龍です」
「‼」
「次元・・・」
「武偵?」
「次元武偵とはどうのようなことをするんだ?」
バロンに見抜かれてしまった以上、次元武偵であることを明かすことにした龍姫達に、次元武偵とは何かとアイリス達は首をかしげて、和服を着込んでいる日本刀を二本差しにしている侍の男性、コジローは次元武偵とは何をする仕事なのかと質問してきたのである。
「そうですね、簡単に言いますと、異世界に逃走した、犯罪などを取り締まったり、飛行島の人達と同じく、魔物退治を引き受けたり、精霊との平和的な解決を目指している組織です」
「ほう、そんな組織があるのか、龍姫と言ったか、おまえさん、剣士、
「いいえ、ボクは、日本刀と斧と槍と弓と魔法が出来る、侍です」
龍姫達は自分が様々な武器を用いて、魔物退治など、または、犯罪者などを捕まえる仕事を請け負っていると明かしたのであった。
ノア・メルと言うウォリアーが出ない‼
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飛行島での
バロンに次元武偵と言うことを明かした龍姫達は飛行島の人々に歓迎されていたのであった。
現在、龍姫達はヘレナの作った自信作のパイを頂いていたのであった。
「どうかしら?」
「美味しいです(^-^)」
「よかったわ‼」
「そう言えば、龍美さんもですけど、龍姫さん達も料理はするんですか?」
「料理するけど? それが、どうしたの?」
ヘレナは自信作であるアップルパイをおいしそうに食べている龍姫に味の事を質問したのである。
料理などが得意な龍姫にもヘレナの作ったアップルパイは好評で、その様子を見てヘレナは喜んでいたのである。
龍姫の様子を見たアイリスは龍姫に料理が出来るのかと質問したのである。
その問いに龍姫は正直に料理をすることを教えたのであった。
「龍姫達の武器、見せてくれないか?」
「いいですよ」
「‼」
「スゴイでござる(≧▽≦)‼」
「ぎにゃ~Σ(゚Д゚)‼」
アップルパイを食べ終えた龍姫達にバロンは得物を見せて欲しいと頼みにいたので、龍姫達はいつものように粒子化している得物を実体化させたのである。
その光景を目の当たりにした飛行島の面々は驚いてしまったのであった。
「どうやったかは聞かないことにしよう、なるほど、良い武器だな、済まんな」
「いいえ、どういたしまして」
「それにしても、次元武偵のみなさんはいろいろな武器を使うんですね」
「そうね、特に、龍姫は四本の剣を使うのに、まだ、槍と斧と弓まで使えるなんてね」
バロンは無駄な詮索をする気はないようで、敢て龍姫達が行った行為に突っ込まないで、受け取った龍姫達の武器を手に取って拝見していたのである。
そして見終わったので、武器を龍姫達に返したのである。
アイリスは龍姫達がいろいろな多種多様な武器を使えることに感銘をしており、キャトラも龍姫達に好印象を持っていたのであった。
「ボクより、臥龍の神機の方がスゴイと思うけど」
「そんなことないですよ、剣術なんて、龍姫さんほどじゃないですし」
「八本の剣が合わさった大剣を軽々と片腕で振り回しているのにか」
「ふむ、良い話がインストールできた」
「ボク、大丈夫かな?」
龍姫は龍華達から代表で同行してもらっている臥龍の方が自分より大きな八振りの刀剣が合わさって出来ているバスターソード型神機を軽々と振り回す臥龍がスゴイと言ったのだが、臥龍は剣の腕なら龍姫の方が上だと言ったのである。
その会話をMINMOTOのアンドロイドであるシャナオウと、相棒の大男、ベンケイと、インキュバスのゼロキスは思っていたことを述べていたのであった。
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飛行島での初めての戦闘
飛行島のレストランで、ヘレナの自信作だと言うアップルパイをおいしく頂いた龍姫達は、鍛冶屋の店主のバロンに武器を見せて欲しいとお願いされたので、龍姫達はバロンが悪意がないことを察し、粒子化していた得物をその場で実体化したのだが、鍛冶屋の店主でもあり、冒険者だったバロンでも臥龍のバスターソード型神機は持ち上がらなかったので、臥龍が軽々と片腕で持ち上げて、粒子化し、そんな光景を見ていたその場にいた男性陣一同は顔を青ざめていたのは言うまでもなかった。
「ちょうど、アイリス達も戻ってきてくれたことだし、魔物退治の依頼が寄せられてるのだけど、龍美達は今、大丈夫かしら?」
「もちろんです、パイご馳走になったし」
「そう言うことなら、見せてもらう、龍美達の実力を‼」
「リングードーの神髄、見せて上げるです‼」
「良いぜ、ちょうど、魔物退治したいと思ってた所だったからな‼」
ヘレナはギルドからの依頼で魔物退治が寄せられていたことをアイリス達が戻っていたこともあり、ちょうど、龍美達の実力を知るいい機会だと言って、アイリス達に同行して欲しいと頼んできたのである。
もちろん、アップルパイこともあり、断るのは失礼に当たるのと、ほっとけない病が発症し、一緒に現場に向かうことになったのである。
もちろん、アイリス達の実力を知るためでもある。
そこに、リングードーと言う(?)変わった武術を使うリスの獣人の少女のチャッピーと、MINAMOTOの武人と言うシャナオウも一緒に同行してもらうことになったのであった。
龍姫達はアイリス達に飛行船乗り場に案内されたのであった。
「アンタ達のあの飛行船には敵わないけど、出発‼」
飛行船乗り場に到着し、接岸されていた飛行船に乗り込んで、依頼されていた現場に急行していったのである。
「ふしゃ‼」
「見たことない、魔物が多いね、ハンマー持ったゴリラに、ミノタウロス、それに、あにあのスライヌに足生えた魔物?」
「アークアって言うのよ‼ 物理攻撃が効きにくいのよ‼」
「そうなんだ、ってことで、古に伝わりし、浄化の炎‼ 喰らえ‼ エンシェントノヴァ‼」
「ドカ~ン‼」
「ふぅ~、一丁う上がり‼」
「魔神剣‼」
現場に到着した龍姫達はこれまで見たことのない魔物の群れに得物を構えながら観察していたのである。
キャトラがアークアと言うスライヌに手足が生えた魔物には物理攻撃が効きにくいと言うので、龍美が、問答無用に、詠唱し始めて、天空から熱線が魔物の群れ目掛けて落ちてきて、粗方倒して、残った魔物を倒していったのであった。
「この者達、物凄い力を持っているようだ」
「まだまだ、世界は広いです」
「アンタ達、突っ込みなさいよ(´・ω・`)」
「(´・ω・`)」
「うん、龍美さん達には喧嘩しちゃ、いけないような気がする」
魔物の群れを倒し終えた龍姫達を見たアイリス達はあまりにも自分との実力の差を思い知らされたのだが、シャナオウとチャッピーはいつもの様子で会話を楽しんでいたので、キャトラが突っ込んでしまったのであった。
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星タヌキが
飛行島に寄せられた魔物退治を手伝うことになった龍姫達は念のためアイリス達の事を考えて、魔力を抑えてるのだが、相変わらずの高火力の低燃費で魔物の群れを一掃してしまったのであった。
依頼も完了したので、報酬を貰って飛行島に帰ろとした矢先、
「キュン‼」
「可愛い(>_<)‼」
「星タヌキよ‼ それでも魔物なのよ‼ って聞いてないしΣ(゚Д゚)」
「(^^♪(≧▽≦)」
「龍姫さん達、星タヌキを、仲間にしちゃったΣ(゚Д゚)」
「恐るべし、龍姫達だな」
「いや、龍姫達だけだと思うぞ、あんなことできるのは」
ピンクと白にお腹には白い星の模様がある可愛らしい星タヌキが姿を現したので、あまりにも龍姫達には可愛らしく見えたようで、丸腰同然で敵意を出さずに近づいて行ってしまったので、キャトラが注意したが、龍姫達に物凄く懐いてしまい、その様子を見ていたアイリス達は呆れるしかなかったのである。
星タヌキをこのままにする訳にはいかないので、森に返すことにしたのだが、
「‼」
「一緒に、連れてってくれって?」
「いいよ、行こう‼」
「(≧▽≦)‼」
「キャトラを通じず、星タヌキと言葉を交わすとは、また龍姫達には、感心させられることばかりだな」
「恐るべし、次元武偵‼」
「突っ込むの疲れたわ(*´ω`*)」
そのまま飛行船までついて来てしまったので、離陸してたこともあって、一匹の星タヌキはそのまま龍姫達と一緒に行くことになったのである。
シャナオウはキャトラしかわからないはずの星タヌキの言葉を理解し、会話を行っている龍姫達にアンドロイドであるシャナオウでさえ、驚くしかなく、キャトラはツッコミ疲れたのであった。
「キュ‼」
「あら、星タヌキを連れて帰って来るなんって、どうしたの?」
「ヘレナ、星タヌキが龍姫達に懐いちゃったみたいなのよ」
「無駄な戦いを避けるとは、龍姫達が言っていたことは本当の様だな」
「そうなのです、リングードーでも出来ない、技を使ったり、剣と斧を同時に持って、戦ってくれたなのです‼」
「わたしも龍姫さん達のようなことが出来る人がいることがうれしい」
「(^^♪」
何事もなく無事に飛行島に帰還した龍姫達をヘレナとバロンが出迎えてくれたのだが、龍姫達の背後から星タヌキが姿を見せたので、ヘレナはキャトラに質問したので、キャトラは、星タヌキを龍姫達に懐いてしまったのだと説明し、無駄な戦いを防いだ龍姫達の力量に只々、感心するシャナオウとチャッピーはそのまま仲間達が待っている所に戻って行ったのである。
アイリスは龍姫達の行動を見て、避けられる戦いがあるのだと赤髪の少年と一緒に学んだのであった。
「ぶぉおお‼」
「ぎにゃ~‼ クジラΣ(゚Д゚)‼」
「違うよ、バウルだよ、ってことは」
「あら、龍美達じゃない」
「なるほどな、おまえ達も、この島を調べに来たんだな」
「あれ? レイヴンは?」
「どうして逃げるの?」
「嫌~‼ 恥ずかしいです~(´艸`*)」
「何、龍姫達の知り合いなの?」
なんと、偶然に凛々の明星と、レイヴンが乗ったバウルが引いているフィエルティア号が飛行船乗り場に到着し、凛々の明星のメンバーとレイヴンが降りて来たのだが、レイヴンが早速、一目散に、アンドロイドとはいえ、魅惑的なスタイルの水色の髪のユイと、ゲイムギョウ界のリーンボックスの女神とされていたグリーンハートそっくりのミオを追いかけ回していたのであった。
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飛行島でのおっさん
飛行島の調査に訪れていた龍姫達はアイリス達の魔物退治を助太刀した後、飛行船で飛行島に戻っていた所に、しばらくして、凛々の明星のメンバーとギルドユニオンの幹部でありスケベ丸出しの自他ともに認めるおっさんであり、テルカ・リュミレース騎士団、隊長首席、シュヴァーン・オルトレインと言う顔を持ち、本名、ダミュロンと言うレイヴンはアンドロイドと言え、魅力的な肉体を持っている水色の髪のユイと、緑色の長い髪の緑色の装甲と、白の装甲を持っているミオを追いかけ回していたのであった。
もちろん、その後、
「おっさん、感激(≧▽≦)‼」
「どうしよう、レイヴンが止まらないよ(´・ω・`)」
「いつも通りなのだから、ほっときましょ」
「そうだね(´・ω・`)」
「アンタ達‼ 止めなさいよ<`~´>‼」
飛行島の美女を追いかけ回していたので、カロルがジト目でレイヴンの行動に呆れていたのだが、ジュディスは相変わらずの表情で見守っており、ユーリに至ってはどこかへ行ってしまい、龍姫達はいつものことだなとレイヴンの行く末を見ていたので、キャトラがレイヴンを止めるように言いながら龍姫達にツッコミを入れたのであった。
レイヴンの追いかけっこは終盤を迎えるのは時間の問題であるのは目に見えていたので、
「このエロおやじ<`~´>‼ 何してんの<`~´>‼」
「ぎゃぁぁぁΣ(゚Д゚)‼」
「リタ、もうちょっと、手加減を」
「レイヴンは、いつもあーなのか?」
「はい」
結局、リタが魔術でレイヴンをぶっ飛ばして、成敗し、エステルがリタに手加減をするようにまるで実の姉のように注意し、その光景をバロンが龍姫達にレイヴンと言う男はいつもこうなのかと質問していたので、龍姫達は日常茶判事だと答えたのであった。
そんなこんなでレイヴンを飛行島の宿屋に連行したのである。
「はぁ~(*´ω`*)」
「どうしたよ、そこの少年‼」
「わぁΣ(゚Д゚)‼ いきなりなんですか‼ 少年ではありません、ゼロキスって言う名前があるんです‼」
「そんなに、怒らなくても、おっさんに話してみたらどうだ?」
「さっきまで、女の子、追いかけ回していた人に話すことなんか、まぁいっか‼」
宿屋の凛々の明星のメンバーはジュディスとは別に部屋になったので、レイヴンを監視下に置いたのである。
その後レイヴンは、ピンクの髪のインキュバスの少年、ゼロキスに遭遇したので、話しかけて、ゼロキスは、いきなり、背後からレイヴンが話しかけてきたので、驚いてしまったのだが、レイヴンに今の心情を話すことにしたのであった。
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凛々の明星のメンバーと飛行島
レイヴンは女性陣からの(特に恥ずかしがり屋のユイと何も怖気づかないミオの代わりにリタから)のお仕置きが終わったので、気分転換で飛行島を散歩していたレイヴンは、インキュバスと言うゼロキスにばったり出くわしたので、二人は男同士で話を楽しむことにしたのであった。
「インキュバスなの、若いのに、苦労してるね。おっさんなんか」
「いいえ、レイヴンさんの事は聞いてませんから」
「そんなことは言わずに、黙って聞きなよ」
「ゼロキスの野郎、レイヴンと話してるな」
「ベンケイ、ゼロキスにもいい機会だ、そっとしてやれ」
レイヴンはゼロキスがインキュバスと言うことを聞いて、そして、ゼロキスはなかなか女性と面と向かうと、呂律が回らなくなる上がり症と言う欠点を抱えていることを女好きでスケベ丸出しのレイヴンに打ち明けたのである。
その様子を離れて見ていた、ベンケイと、シャナオウは二人だけにすることにして、後にしたのである。
一方その頃、
「セィヤ‼」
「やるじゃねぇか、流石、帝国軍の剣士だな」
「いいえ、これでもまだ己は未熟な剣ですから‼」
「そう堅くなるなって、ったく、融通が利かねぇんだな、円閃牙‼」
「くっ‼」
「ユーリの剣術、剣術って言うより、大道芸よね(´・ω・`)」
飛行島では帝国軍剣士、トモエが、ユーリとの剣術の訓練に励んでいたのである。
ユーリのような左利きの剣士を見たことないトモエはユーリに剣の訓練を申し込んだとこから始まって、ユーリに剣と言うものについて、竹刀を使って語り合っていたのである。
母が剣術の達人であるトモエは何やら剣にこだわりを持っていたことを感づいたユーリはお得意の剣を回転させて攻撃する「円閃牙」をトモエに繰り出し、それを見たキャトラはユーリの剣術は大道芸だと言ったのであった。
「蒼破ッ‼」
「何‼ 見たことがない‼」
「帝国軍は、そう言った技、教わらねぇの?」
「はい‼」
「後で、龍美達でも頼んでみたらどうだ? 龍美達も家が武術の道場やってるからな‼」
「ありがとうございます‼ ユーリ殿‼」
ユーリはそのまま、疾風の斬撃を振り上げて放って、トモエはユーリの放った斬撃を回避して、態勢を立て直したのである。
トモエは母からも、軍でも習わない、蒼破刃を見て、自分がいる世界がまだまだ狭いと思い知らされたようで、ユーリは龍美達に剣術の訓練を頼んでみたと、ユーリなりにアドバイスをしたのであった。
アドバイスをされたトモエはユーリにお礼を申したのであった。
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二人のレイヴン
帝国剣士の少女、トモエと剣術の稽古をしているユーリは龍姫達にでも剣術の手解きでもしてもらったらどうかと言ったのである。
そのトモエはユーリとの剣術の稽古を通して、ユーリ・ローウェルと言う男の性格を理解していたのであった。
竹刀から感じた、ユーリの本来のほっとけない病のお人好しであり、根は悪を許さなと言う真っ直ぐな性格を知ったのであった。
「よっしゃ‼」
「クッ‼」
「スゴイ、あのトモエさんが手も足も出ないなんて」
「‼」
「何、あの見えなかったわよ‼」
ユーリがフェイタルストライクを決めて、トモエは持っていた竹刀を弾き飛ばされたところで、剣術の稽古を切上げたのである。
初めてみるフェイタルストライクを見たアイリス達は目が点になったのである。
スキット:フェイタルストライク
トモエ「ユーリ殿‼」
ユーリ「? どうしたんだよ? そんなに大声で呼ばなくても聞えるっての」
トモエ「わたしを弟子にしてください‼」
ユーリ「はぁ? わりぃが、オレは弟子を取る気はねぇ」
龍姫「トモエ、どうして? 弟子になりたいの?」
トモエ「それは、先ほどの一閃を物にしたいのです」
ユーリ「そんなことかよ、フェイタルストライクってのは、コツさえつかめば、簡単にできるんだよ」
龍音「こんな風に、はぁぁ‼」
トモエ「こうでしょうか、はぁっぁ‼」
ジュディス「出来たじゃない」
エステル「トモエは、やればできるんですから」
トモエ「はい、日々精進です‼」
「へぇ~ユーリさんも騎士団の依頼でこの飛行島を」
「ああ、まさか、おまえ達に出会うとはな」
「おっさん、嬉しいわよ‼」
「オレと同じ名前か」
「そう言えば、アンタも今はレイブンだったわね」
剣術の稽古を終えて休憩がてらレストランでお茶をしながら凛々の明星のメンバーと今回のことで話していたのであった。
どうやら、凛々の明星のメンバーは騎士団直々の依頼でこの飛行島にやってきたようで、龍姫達と同じ内容だったことが判明したのだが、困ったことに黒い鎧を身に纏った男の名が、レイブンだったのである。
「そうね、しゃーね、この島に居る時だけ、おっさんのこと、シュヴァーンって呼んで~」
「それが本当の名前ですか?」
「違うよ~、これはあくまで偽名の一つよ‼」
「助かった、よろしく頼む、シュヴァーン」
「なに、この雰囲気は」
流石に二人も同じ名目と言うのは龍音も経験済みなので、困ったことにレイブンは記憶が薄れていることもあって、それを察したのか、レイヴンは飛行島に居る時だけ、騎士団隊長首席としている際に名乗っていた、シュヴァーン・オルトレインを名乗ることにしたのであった。
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飛行島案内
トモエを含む帝国剣士と交流を深めた龍姫達は、飛行島を仲間になった星タヌキと一緒に回ることになったのである。
「初めまして、わたくし、セイクリット公爵家のアンナと申します、お見知りおきよ」
「ボクは、鳴流神家、長女、鳴流神龍美、よろしく、アンナ‼」
「これは、ご丁寧に、では」
「何だろう、エステルと同じくらい、行動派な気がするのは」
「いや、その感は当たってるぞ」
飛行島を見て回っている所に金髪碧眼にエリーゼが好きそうなピンクのドレスを身に纏った日傘を差した女性は、セイクリット家と言う由緒ある貴族の家系のようで、貴族嫌いのユーリのことを察したのか、自ら自己紹介をしたアンナはそのまま飛行島のアジトに向かったのであった。
メンバー代表として龍美が自己紹介をし、アンナはエステルと同じく無茶をする体質なのだろうと述べていたのである。
「実は、アンナは、ランサーとウォリアーでギルドに登録しているのよ」
「力持ちなんですね」
「槍が出来るなら、わたしが相手をしてがえようかしら?」
「それ、本人の前で言っちゃダメだからね<`~´>‼」
キャトラがアンナがランサーを兼任するウォリアーであることを明かして、エステルは相変わらずの純粋にアンナを怪力と評し、ジュディスは勝負をしたがっていたので、龍姫が注意していたのである。
一行は、とある建物にやってきたのである。
「此処が剣術の特訓をする、剣術所です」
「結構、デカいね」
「鳴流神家の道場、何個分だろ?」
「アンタ、鳴流神家の道場と比べてどうするんの」
「あ、わたしは帝国軍、大尉、アヤメと申します」
「同じく、神城彩夢です」
剣術の稽古を行う建物で、トモエとユーリが特訓していた所に到着した一行を、ちょうど、剣術所にいた帝国軍剣士の女性、紺色の髪を鳴流神姉妹と同じくポニーテールに結っている日本刀を腰に差しているアヤメが出迎えてくれたので、同じ名前である、彩夢も自己紹介をしたのである。
「同じ名前なんですね」
「はい、ですから、飛行島では、レインって呼んでください」
「どっから、出て来たのよΣ(゚Д゚)‼」
「多分、小説からだと思うけど」
「ありがたいです、ではレインさん、よろしくお願いします」
お互い同じアヤメと言うこともあって、すぐに意気投合し、彩夢は、咄嗟に龍音が偽名を名乗るためにエステルが小説の参考がてら龍姫から借りて愛読している剣の物語のオリジナルの登場人物の名前を拝借し、レインと名乗ることにしたのであった。
キャトラは偽名の出所を聞いて、呆れかえっていたのであった。
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飛行島探索
飛行島の剣術所を訪れていた龍姫達を、帝国軍剣士、大尉の位を持っているジュディスと同じ青い長い髪を鳴流神姉妹と同じく、ポニーテールに結っている白い軍服を着用しているアヤメに出会ったのであった。
この瞬間に、「彩夢」&「アヤメ」と言う同じ名前の人物がいることになってごちゃ混ぜになってしまうので、ここも龍音が小説のヒロインの名前を拝借した要領で、レインと名乗ることにしたのであった。
こうして同姓同名問題は片付いたので、次に案内されたのは、
「此処はウォリアーのみなさんが訓練を行っている斧術所です」
「カロル、どうだ?」
「なんで、ボクに言うの? ユーリと龍姫達だって、斧使えるでしょ」
「アンタ、剣だけじゃなくって、斧も使えるの‼」
「オレより、武龍の方がすげぇだろうが」
ウォリアーが訓練を行っていると言う、斧術所と馴染みのない建物で、凛々の明星の他首領であり、斧とハンマーを得物にしているカロルをユーリが茶化し出し、カロルが龍姫達を巻き込んでユーリにツッコミを入れたのであった。
キャトラはユーリも斧が使えることに驚き、ユーリは脇差と斧の二刀流をする武龍の方がスゴイと返したのであった。
スキット:武龍の戦闘方法
アイリス「武龍さん、両手に、形の違う武器持って戦うって、どんな感じなんですか?」
キャトラ「そうね、普通、同じ武器持つわよね」
武龍「これが、斧と脇差見た瞬間に、ピーンと来てもうてんや‼」
キャトラ「そんな理由でか‼」
アイリス「武龍さん、ある意味ですごい人です」
「次行くわよ‼」
「あれ、おっさんは?」
「呼ばなくても出てくる人だからほっときましょ」
「ほっといたらダメでしょ<`~´>‼」
斧術所を後にして次の建物に向かうことにしたのだが、いつの間にかレイヴンがどっかに行ってしまったのだが、いつものように呼ばなくても出てくることもあって、ほったらかすことにしたのだが、キャトラはレイヴンがスケベ丸出しのおっさんと言うことを思いだしてツッコミを入れたのである。
「おまえ達、アイリス達の話で見たことのない技と魔法が出来ると聞いたのだが、それはルーンの力なのか?」
「ルーン? これのことか?」
「その腕輪がおまえが技が出来る源なのか、どうやらそれはルーンではないな」
「ルーン、力を持った特殊な石ですよね?」
「その通りだ、ルーンは、様々なことに用いることが出来るからな」
「それって、ホント‼」
道中でバロンと遭遇し、龍姫達が見たことのない戦い方をするがそれはルーンと呼ばれる特殊な石を用いてないことに気が付き、ユーリは自分の武醒魔導器を見せて、バロンを納得させたのであった。
バロンはルーンが様々なことに用いることが出来ることを明かしたことでリタが何かを閃いたのであった。
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ルーンで強化
ルーンと呼ばれる様々な色の石でいろいろなことが出来ることを明かしたバロンの話を聞いたリタは自身が以前魔導器と呼ばれる物が無くても生きて行ける研究を学校に通いながら続けていたようで、バロンに話を聞くために、
「これは大発見よ、こうしちゃいられない、帰って・・・」
「お~い、リタ‼」
「どうやら、何か、わたしの話を聞いて、思い付いたようだな、そうだ、おまえ達に、
ジュエルを奢ろう」
「ジュエル?」
「そう言えば、龍姫達が浸かっている武器はルーンの力が宿ってないから、すぐに来れちゃう可能性が高くなるのよ、今のうちに持っている武器をバロンさんに強化してもらったらどうかしら? ルーンはわたしが一回分出してあげる」
「そんな、いいですよ‼ さっき、魔物退治の報酬でもらった分がありますから」
「こう言う物は受け取った方が良いと思うぜ」
「わかった、お願いします‼」
その場で立ったまま考えを纏め出したので、周りの話が聞こえない状態になってしまったので、そのまま今いる鍛冶場から出て、ロビーでルーンの利用内容とジュエルについて説明を受けたのである。
ジュエルは新たな武器を作ったり、仲間を募ったりするもののようで、武器を強化するには必要数のルーンとお金がいるとバロンとヘレナに受けたのである。
これも縁だと言ってバロンが一回分の武器精製ジュエルと強化をしてやると言って、ヘレナから一回分の強化ルーンを奢ると申し出されたのだが、龍姫は申し訳なさそうにいいですと言ったのだが、ユーリに素直に受け取った方が相手の気が済むのだと諭されて龍姫が代表して、得物である次元断「蒼虎」と次元断「絆龍」をバロンに渡したのである。
「それじゃ、やるぞ‼」
「そのまま、入れちゃった」
「出来たぞ‼」
「スゴイ、これがボクの刀、ありがとうございます‼」
「龍姫の刀と言ったか、物凄い剣だった」
バロンは何も躊躇することなく鍛冶場の炉に龍姫の愛刀二刀を放り込んだのである。
そして、しばらくして、炉から、龍姫の愛刀が強化された証として刀身が淡い青と、空色の刀身に生まれ変わって出て来たのである。
龍姫の愛刀は強化されたことで元々から折れにくかったのだが、それが更に折れづらくなった証拠である。
自分の生まれ変わった愛刀を見た龍姫はバロンにお礼を言って、粒子化し、鍛冶場を後にしたのである。
龍姫達が出て行った後、バロンは、ヘレナに龍姫の愛刀が物凄い日本刀だと気が付いたのであった。
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ジュエルで武器精製
龍姫の愛刀が次元断「蒼虎」&「絆龍」がルーンの力とバロンの手によって、刀身が淡い光を放つルーンで強化したことによって刃こぼれがしなくなったのである。
龍姫はバロンにお礼を言って愛刀を鞘に納めて、いつのように粒子化して、鍛冶場を後にしたのであった。
鍛冶場を後にした龍姫達は、もらったジュエルを使うことにしたのだが、
「これ、どう使うんだろう?」
「龍姫、多分バロンさんの所で使うんだよ‼」
「そうだった、って‼ コレット‼」
「わたしも飛行島に行きたいって、アンジールさんに頼んだの、そしたら、許可が下りたから、ロイドと一緒に来たんだよ(≧▽≦)‼」
「なぁ、此処には二刀流の剣士はいるのか?」
バロンの鍛冶場で使えば、新しい武器になるのと、酒場で使うと新しい仲間を迎え入れることが出来るのだが、龍姫達には必要がなかったので忘れていたようで、そこにちょうどテレプールを通って飛行島に到着していロイドとコレットが龍姫にツッコミを入れていたが、相変わらずで二人ともマイペースを発揮していたのであった。
ロイドは自分以外の二刀流の剣士が龍姫達しか知らないので、飛行島には様々な剣士がいると思って、コレットがロイドの同行させるためにアンジールに直談判して、功を奏したようで、龍姫達を追うことを許可されたのである。
「それじゃあ、バロンさん、毎度すいません‼」
「すまん、ジュエルの使い方を教えるのを忘れていた、そこの炉の中に放り込んだらいい、そうすれば、新しい武器が生成できる」
「それじゃあ、行くよ‼」
「何が出てくるかな? 剣? 槍? 斧?」
「おっさん、弓がいいな~」
バロンの鍛冶場に再び訪れた龍姫達はバロンにジュエルで武器の生成方法を教えてもらって、言う通りに炉の中に奢ってもらったジュエルを放り込んだのである。
そして、ライオンの顔が彫られた炉が光り出して、点滅を繰り返して、
「これ、剣だ‼ 翼が付いてる」
「ほう、運がいいようだな、それはもう、おまえ達の剣だ、それに、その剣は、ルーンで進化させる必要は無いな」
「これ、エステルが使いなよ」
「けど、わたしにはこの剣がありますよ」
「エステル、アンタの剣と、その剣が共鳴してるわよ」
「まさか、こんな現象を見るのは産まれてこの方、初めて見るな」
炉が金色に光輝き、出てきたのはレイピアのような翼が付いた剣が生成されたのである。
バロン曰く、これはかなりの業物らしく、日本刀を使う龍姫達には扱えないので、エステルが使うことになったのだが、エステルには龍美が打ったアルテマウェポンで作られた剣があるので、どうしたものかと考えていた瞬間、エステルの剣と、先ほどの剣がいきなり共鳴し始めて、そして、宙に浮いたのであった。
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武器スキル?
バロンが奢ってくれたジュエルと言う特殊な水晶を炉に放り込んで精製できたのは白い翼が付いたエステルが使っているアームガードが付いた剣だったので、日本刀を扱う龍姫達にはその剣を使うことが出来ず、ユーリも振ってみたのだが、手に馴染まないようで、スコールにはガンブレードがあるので、エステルが使うことになったのが、龍美がアルテマウェポンの素材から精製した片刃剣をすでに持っていたので、仕方なく予備で持っておくことにしようとしたのだが、アルテマウェポンの剣と、翼の剣が共鳴して、
「合体した(≧▽≦)‼」
「これは一体?」
「あたしだって、初めて見るんだから‼」
「バロンさん」
「すまん、初めて見るな」
なんと合体してしまい、一振りの片刃の剣になってしまったのである。
ロイドはこう言った光景は好きなようで、はしゃいでいたが、ほっといて、アイリスはバロンにこう言った現象は見たことはあるのかと質問したのである。
流石のバロンでも初めて見ると答えたのであった。
「ねぇ、エステル、その剣で武器スキル使って見せてよ‼」
「武器武能?」
「もう、キャトラ、武器スキルと言うのは、武器を強化すると使えるスキルのことです、エステルさんで言うなら、技に当たるものですね」
「そうなんです? それじゃあ、早速」
キャトラはエステルに合体してしまった剣の武器スキルを使って見せて欲しいと言ったのだが、エステルを含むテルカ・リュミレース組は首をかしげてしまったのである。
それを見たアイリスは龍姫達に武器スキルについて説明し、キャトラに言われてエステルが言われるがまま、武器スキルを使うことにして、龍姫が一刀流で見せたあの半身で刀を突きだすように構える動作をしたのである。
「エステルから翼が生えてる(;゚Д゚)‼」
「リタ‼ スゴイです(^-^)‼ わたし飛んでるです(>_<)‼」
「お~い、降りて来いよ‼」
「は~い‼ どうやら、この剣が持っている技は、使用者に光の翼を与えるようです、と言っても、効果は時限式みたいです」
「おっさんにも、その剣、貸してくれない?」
「アンタは、その剣で、女風呂覗く気でしょうが<`~´>‼」
「なんで、分かるの(゚Д゚)ノ‼」
「なんでって、レイヴンさんがそう言ったことを思いつく人ですから」
すると、なんと、エステルの背中に光の翼が現れて、しばらくの間、エステルは龍姫達と同じく空中を飛んで、そして、地上に降り立ったのであった。
レイヴンは何か思いついたらしく、エステルに剣を貸して欲しいと言い出したので、リタに釘を刺されていたのであった。
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皇帝?
龍姫達は飛行島で初めて武器スキルつまりテルカ・リュミレースで言う「武能」のことではなく、武器を強化して解放される技のことだとアイリスから教わってエステルが合体してしまった剣の武器スキルを使ってみた所、なんと、背中に光の白い翼が生えて、空中を飛行出来るようになってしまったのである。
だが、龍姫達とは違い、半永久的ではなく、しばらくして、自動的に地上に着地したのである。
見た目からしてエステルが持っている方が一番似合うと言う適当な理由で満場一致でエステルが持つことになったのであった。
以前なら、勇龍達もレイピアのような剣を使えたのだが、今はアイリス達が「闇」と言う存在に侵された事で出来てたので、今は完全に日本刀を使う一端の侍なのだから。
スキット:翼の剣
エステル「これがわたしの新しい剣なんですね(^-^)‼」
リタ「この島で、作ってる武器は一体どうなってるのよ(゚Д゚)ノ‼」
キャトラ「リタって、アイリスと同じ魔導師なのよね?」
ユーリ「テルカ・リュミレースじゃ、見たことねぇからな、流石のモルディオ様も知らなかったみたいだな」
バロン「なるほど、ユーリ達の国ではこのような武器は見たことはないようだが?」
ユーリ「翼が生えて飛び回る武器なんかみたのは飛行島に来てからだな」
リタ「まだまだ、アタシ達は、飛行島で調べて、研究しないと‼」
龍姫「リタの探求心が暴走しちゃった(´・ω・`)」
「そう言えば、このルーンっていった石、貰っていいのか?」
「ああ、飛行島にいる者はみな持っている、それくらいの量なら持って行っても構わないからな」
「殿下に土産として持って行ってやるか」
「殿下?」
「ヨーデルは、今は皇帝ですよ‼」
ユーリはバロンがくれた六色のルーンを貰って行ってもいいのかと聞いて、バロンは持って行ってくれても構わないと言って、ユーリは依頼を寄越してきた雇い主である帝国現皇帝でエステルとは血縁関系のヨーデル・アギュロス・ヒュラッセインに手土産として持ち帰ることにことを提案していたので、キャトラは興味深々の様子だったのである。
エステルの純粋すぎる性格が災いしてしまい、ヨーデルが皇帝であることが今いる者達にばれてしまったのであった。
「エステル‼」
「はい?」
「あなた達、皇帝とは、知り合いなのね」
「オレ達、とんでもねぇ奴と、出会ったもんだぜ‼」
「こうなった以上は、アタシ達を、皇帝に会わせて‼」
「ダメだと思うけど、行こう‼」
ユーリがエステルを注意したが時すでに遅しだったこともあり、ちょんまげの侍コジロー達と一緒にアイリス達を連れてテルカ・リュミレースの帝都ザーフィアスに向かったのであった。
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白猫の帝都ザーフィアスに
ルーンと言う特殊な石を持ってテルカ・リュミレースの帝都ザーフィアスの現皇帝であり、エステルとは血縁関係に当たるヨーデル・アギュロス・ヒュラッセインに献上する名目で急遽、帝都ザーフィアスのザーフィアス城に乗り込むことになったのであった。
凛々の明星が乗って来たバウルが引いて来た木造船のフィンエルティア号にアイリス達を乗せて、向かっていたのである。
龍姫達はそのまま、ザーフィアスに一方通行だがないよりかは良い小型転送装置「テレパイプ」で一足先に転送していたのであった。
「見えてきたわよ、此処がテルカ・リュミレース、そして、あの街が、帝都ザーフィアスよ、バウル‼」
「あれが、ユーリさんと、エステルさんが育った街、帝都ザーフィアス」
「どうして、龍姫ちゃん達は先に行っちゃったのよ~」
「レイヴンが騒いでいても何も変わらないから」
しばらくして、テルカ・リュミレースが見えてきたので、ジュディスは帝都ザーフィアスの方に行く指示をクリティア族特有のナギークと言う物を通してバウルの角で指示を出して、進路を取ったのである。
アイリス達は初めて行く、帝都ザーフィアスについて、エステルから聞いていたのは、ユーリと、その幼馴染みである、フレン、そして自分自身が生まれ育った街であり、以前は貴族と平民の格差が酷かったのだが、龍美達のおかげで貴族だろがなんだろが人としての地位を持てるまでになったと言うを聞いていたのであった。
降りられる場所をバウルが見つけて着陸したのだが、龍姫達が先に行ってしまったことにショックを受けてしまったレイヴンは拗ねていたので、カロルが注意すると言う変な光景になってしまったが気を取り直して、帝都ザーフィアスの下町から入って行ったのである。
「ユーリ、仕事は終わったのか?」
「今から、殿下に会いにな」
「殿下には失礼のないようにな」
「ユーリに礼儀作法は無理でしょうね」
「では、これで」
下町の噴水広場で自治会長のハンスクに遭遇したのでユーリはいつものように会話をして、ザーフィアス城に向かったのである。
「此処が市民街だ、ほんじゃ、龍姫達を待たせるわけにはいかねぇからな」
「そうね、龍姫達が先にエステルとリタ連れて行っちゃったしね」
「待っててね、俺様が今行くからね‼」
「おっさん、急に元気になり上がった」
「いつもの事でしょ」
ザーフィアス城に向かう道中は市民街を通るので初めての景色を見ながらアイリス達はテルカ・リュミレースの街を堪能していたようで、龍姫達を待たせている手前、悠長にしてられないので、急いでザーフィアス城に向かったのであった。
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ザーフィアス城内
一足先に小型転送装置「テレパイプ」でテルカ・リュミレースの帝都ザーフィアスのザーフィアス城前に到着していた龍姫達はバウルで向かっている凛々の明星とアイリス達を待っていたのである。
飛行島でもらった六色の特殊な石で、アイリス達はこれを用いて様々な物に使用して、生活を送っていることを知ったリタは、自分が現在研究している課題に掲げているのが、魔核を用いなくても、魔導器を今まで通りに用意いることが出来るかもしれないと、興奮して、周りが見えなくなってしまったが、美龍飛に肩を叩かれて、我に帰ったのである。
しばらく、城門前で待つこと数分、
「遅いわよ‼ アンタ達‼」
「龍姫の転送装置で来たくせに」
「此処が、ザーフィアス城なのね」
「それじゃあ、行くとしようかね」
「え、ちょっと、レイヴンさん‼」
「(大丈夫なのか、勝手に入って行っても、いいのか、この人達は)」
凛々の明星のメンバーとアイリス達が到着したので、ザーフィアス城に入ることなったのだが、初めて見るザーフィアス城の外見にスコール達は見たことないと言う表情を浮かべながら、中に入って行ったである。
「おまえら‼」
「何だ、いつもの三人組かよ」
「ユーリ・ローウェル‼」
「あの~、何か、恨まれることでもしたんですか?」
「あったか?」
「ユーリさん、ボクが知る限り、星の数ほどありますけど(´・ω・`)」
ザーフィアス城内の廊下をヨーデルがいる部屋に向かって歩いていたら、毎度おなじみのルブラン達に遭遇したのだが、相変わらずのユーリにいちゃもんを付け始めていたので、スコールは何か恨まれることでもしたのかと質問したのだが、一緒に旅をしていた龍姫がユーリが自分に出会う前に星の数ほど騎士団に迷惑をかけていたことを暴露したのである。
「おっさん達、殿下に用があるんだけど」
「はい‼ 失礼しました‼ シュヴァーン隊長‼」
「シュヴァーンじゃない‼ ただのレイヴンよ‼」
「失礼しました、レイヴン殿‼」
「(レイヴンさんって、本当はすごい人なのか?)」
レイヴンがルブラン達に通してくれるように頼みこんでくれた瞬間、さっきの険悪なムードが一変して、ルブラン達は上司なのか、気前よく通してくれることになったのだが、まだ、シュヴァーン呼びが抜けていなかったのであった。
レイヴンの意外な素顔を見たスコールは脳内会話で、レイヴンと言う男は物凄い人物のではないかと思いながらザーフィアス城内の廊下を歩いてヨーデルがいる部屋に向かったのであった。
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次元武偵
ヨーデル・アギュロス・ヒュラッセインに献上品としてアイリス達の持っているルーンを知ってもらうべくザーフィアス城内を歩いていたのである。
道案内は、以前、アレクセイに攫われたエステルを助けるべく城内を把握していたので、そんなにも時間を掛けずにヨーデルがいる部屋に到着したのである。
「貴様ら‼ ヨーデル様に、謁見の者だな」
「ああ、そうだけど、殿下はいるのか?」
「ユーリさん‼」
「アイリスちゃん、もう手遅れよ、青年の口の悪さは筋金入りなのよ」
「しょうがないな、アイリス達は少し後ろ向いてて」
「はい?」
もちろんそんなに簡単に謁見できるはずもなく、部屋の前に立っていた兵士二人に止められてしまったのである。
元騎士のユーリはいつのようにヨーデルがいることを聞き出したので、真面目で目上には礼儀正しいアイリスはユーリを注意したのだが、レイヴンから注意した所で、ユーリの口の悪さは治らないと言って、龍美が何か閃いた様子で、アイリス達に後ろを向いて欲しいと指示を出したのであった。
「これでも、ヨーデル・アギュロス・ヒュラッセイン皇帝陛下に、会わせてくれないの?」
「わかりました、では、ヨーデル様に謁見の許可を貰ってきます」
「もういいよ」
「龍美、なにしたの?」
「何って、これ見せた」
「それって、冒険者ライセンスですか?」
「その手があったな」
龍美は徐に着ていたジャケットの内ポケットから、二つ折りの手帳のような物を取り出して、兵士二人に見せて、ヨーデルとの謁見の許可を貰いに行かせたのである。
龍美達は、後を向いていたアイリス達に振り返ってもいいと指示を出して、アイリス達は言われるがまま振り返って、キャトラは、龍美に、兵士に何をしたのだと質問して、龍美達は兵士に見せた黒い二つ折りの手帳のような物を見せたのである。
凛々の明星のメンバーはその手があったと今になって思い出したのであった。
アイリス達は冒険者のライセンスを持っているがそれはエルフの女性のラーレッタがとんでもない金額で脅した(?)ことでアイリス達に仕事を手伝わして取得させたものなので、テルカ・リュミレースではなんの効果もないのである。
そう、龍美達が兵士に見せたのは、何を隠そう、膨大な金額でも買えない、特別な試験を掻い潜る必要がなく、取得できる、天界から発行されている顔写真が張ってある、
「まさか‼」
「これがボク達が」
「次元武偵である」
「証だよ‼」
「おっさんも持ってるから、気軽に」
「誰が頼むか(゚Д゚)ノ‼」
次元武偵証を見せたのであった。
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ヨーデルとの謁見
ヨーデル・アギュロス・ヒュラッセインに謁見すべくザーフィアス城にやってきた一行は、見張りの兵士に門前払いにされてしまったので、龍美達は、ジャケットの内ポケットから次元武偵のライセンスを見せて、自分達がヨーデルを含む各国が認定してる次元武偵であることを証明して見せたので、あっさりとヨーデルとの謁見が出来ることになったのである。
「みなさん、お揃いで、話は聞いていますよ」
「へぇ~、話が早いな」
「はい、ヨーデル・アギュロス・ヒュラッセイン陛下、これを献上しに参りました、どうぞ」
「これが、ルーンと呼ばれる石ですね、まるで、魔核のような、それに、これは、エアルを使用しない」
「エアル?」
ヨーデルと謁見することになった龍美達はヨーデルに龍美があらかじめ話を通していてくれていたようで、ヨーデルには見透かされていたので、本題に入ることになったのである。
アイリスは、ヨーデルに持っているルーンを献上したのである。
アイリスから六色のルーンを受け取ったヨーデルは手に取ってそれがエアルを燃料にしていた魔導器に嵌められていた魔核ではないことに気づいたのである。
キャトラと赤髪の少年は初めて聞く言葉に首を傾げていたのである。
「つまり、アイリス、キミ達がこれを用いて生活していると言うことは」
「はい、このテルカ・リュミレースでもルーンは発見されているはずです‼」
「その通りだ、そして、テルカ・リュミレースの研究者は一日にでも速い活用方法を見いだそうとしているが」
「発見できなかったんだろ、龍美達はとっくに見つけて、有効活用してるってのに、研究者達は見向きもしねぇからな」
「なんで‼」
「いがみ合ってるのよ‼ 馬鹿馬鹿しいたら、ありゃしない‼」
もちろんテルカ・リュミレース全域でもアイリス達が持っているルーンは発見されているのだが、アスピオの研究者達は自分達のやり方が正しいと思っているようで、誰も龍美達の実力を認めようとしてないと言う現状に立たされているのである。
その事実を知ったアイリスは驚きを隠せないでいたのである。
「(ルーンはそんなことが出来るのか?)」
「どうした、君?」
「すいません、すこし考え事をしてました」
「そう言えば、まだ、君たちには名乗ってなかったね、テルカ・リュミレース現皇帝、ヨーデル・アギュロス・ヒュラッセイン、よろしく」
「失礼しました(゚Д゚)ノ‼」
「って、龍美達も‼」
「龍美達は、これでも、超神次元ゲイムギョウ界のお偉いさんなんだよ」
アイリス達「そうだったんですか(゚Д゚)ノ‼」
スコールは飛行島でいろいろな場所を見て回って、ルーンを用いて魔法や、機械を動かしている現場を目の当たりにしていたので、ルーンは使い方次第ではとんでもないことが出来てしまうと知ってしまったのであった。
そして、ヨーデルは自己紹介をしたのだが、アイリス達はヨーデルののほほんとした雰囲気に皇帝だと気が付かなかったので、大慌てでその場で跪いたがキャトラは、龍美達がしていないので、注意したのだが、ユーリが龍美達も超神次元ゲイムギョウ界ではとんでもない身分であると明かされて、その場で大声で驚いてしまったのであった。
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謁見を終えて
ルーンをテルカ・リュミレースの現皇帝、ヨーデル・アギュロス・ヒュラッセインに献上したアイリス達にもう一つのサプライで龍美達もヨーデルには敵わないがかなりの高い身分であることを明かされたので、ヨーデルの部屋と言うのに、外に聞こえるほどの大声で絶叫してしまったのである。
スコールとリノアは知っているはずなのだが、どうやら龍姫達にそのこと聞いていなかったようで
アイリス達と一緒に驚いてしまったのである。
スコールはその場で一人、溜め息をついていたのである。
「おい、スコール達に話てなかったのか?」
「言うの忘れてた(^-^)‼」
「ついてけねぇぜ‼」
ユーリは龍姫達に自分のことは話してなかったのかと聞かれたので、龍姫達はあの時、話すのを忘れていたと素直に言って、ロイドはズッコケたのであった。
「ロイド、しっかりしてよ‼」
「コレット、おまえは相変わらず何だな」
「うふふ、退屈しませんね(^^♪」
「ヨーデル様・・・」
エステルに負けじと劣らずの天然ぶりを見せているコレットはズッコケているロイドを起こして、ロイドは幼馴染みの天然ぶりを見て、凄いと思ったのである。
ヨーデルはまた退屈しのぎが増えたことを喜んでいたのであった。
「アイリス、このルーンはこちらで検討しておきます」
「ありがとうございます‼」
「では、失礼しました‼‼」
ことが済んだので、龍姫達は長居は無用と判断して、ヨーデルとの謁見を終えたのである。
スキット:ルーン
アイリス「テルカ・リュミレースのルーンの活用は」
ユーリ「殿下がやってくれるだろ」
レイヴン「そうね」
キャトラ「大丈夫よ、あの皇帝様なら」
エステル「その通りです‼」
「そう言えば、エステルさんと、ヨーデル様はどのような関係何ですか?」
「それが、わたしはテルカ・リュミレースの副帝なんです‼ 今は都立来高校二年生に在籍している留学生です‼」
「もう、驚くの疲れたわ(*´ω`*)」
「情けないわよ、若いもんが‼」
「みんな、レイヴンみたな体質じゃないんだから」
アイリスはエステルがヨーデルと親しく会話をしていたことを思いだして、思い切ってエステルに質問し、エステルは純粋で尚且つ、有のままの身分を明かして、アイリス達は驚くのに疲れ果ててしまったのであった。
「今日は、ありがとうございました」
「また、一緒に魔物退治、行こうね!」
「なんだよ、オレ達が来る前にそんなことしてたのかよ」
今日は各自解散することになったので、バウルが引いているフィエルティア号に乗り込んだアイリス達にまた一緒に依頼をこなすことを約束し、別れたのであった。
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解散し
ヨーデルとの謁見で、ルーンと言う意志を用いれば魔導器を用いていた頃と同じくらいの生活基準が得られることを訴え、龍美達の立ち合いのもと検討することを承諾してもらったのである。
龍姫達はアイリス達と凛々の明星のメンバーと別れて、フラクシナスに帰っていたのである。
スキット:双剣士 その壱
ロイド「飛行島にはいろんな剣士がいたよな‼」
龍姫「ロイド、嬉しそうだね」
コレット「仕方なよ、村で、二刀流の剣士って、ロイドしかいなかったから」
龍音「そうだったんですか?」
ロイド「ああ、龍姫達に出会って良かったぜ‼」
天龍「日本じゃ、二刀流は宮本武蔵って言う剣豪がいましたし」
ロイド「ってことは」
龍美「こっちじゃ二刀流は頑張ったらできるからね」
「ロイド、飛行島はいい経験になったようだな」
「おう‼」
「龍姫達、済まなかったな、ロイド達を任せて」
「いえいえ、別に大丈夫でしたよ」
「龍姫~そんなこというなよ‼」
「ロイド、これでも、龍姫は、次元武偵のチーム、流星の絆の大将だ」
フラクシナスに戻ってきた龍姫達をクラトスたちが出迎えてくれて、クラトスは龍姫にロイドとコレットの面倒を見てもらったことに礼を言ったので、龍姫は別に大丈夫だったと返して、ロイドはそんなこと言うなよと言ったのであった。
クラトスが龍姫が龍美達に変わって次元武偵チーム「流星の絆」を率いている地位に居る人物だと答えたのであった。
それを聞いたロイドはと言うと、
「龍美もなんかスゲー身分だって聞いてたからな、龍姫もそれくらいの身分なんだろ」
「なら、言うまでもなかったな」
「それじゃあ、またね」
「おう‼」
姉の龍美が地位が高い存在なことを聞いていたので、あたかも知っていた風に答えたのである。
ロイドの回答を聞いてクラトスは聞くまでもなかったことに気づき、立ち去ったので、そのあとをロイドは追いかけて行ったので、龍姫達は今日はこの辺し、解散することにしたのであった。
「しかし、あの集団、とんでもなかったわね」
「そうね」
「よかったじゃない、同年代で、そう言った身分の子と仲良くできたんだから」
「(^^♪」
「そうですね‼ 美龍飛達とはこれからも仲良くしていかないとね(^_-)-☆」
飛行島に戻ったアイリス達はレストランでお茶をしながら、ヘレナたちと龍姫達のことを話していたのであった。
ヘレナはこれも縁なのだからとアイリス達に言い、アイリス達は、これからも仲良くしたいと思っていたのであった。
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書類を
飛行島の調査を終えて、書類をアッと言うまにいつの間にか作成し、天界に提出した龍美と龍姫は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会にて、ある手続きを行っていたのであった。
「これで、あの二人の署名だけ」
「明日、学校が終わってから、二人に聞いてみるよ、お姉ちゃん」
「そろそろ、帰ろうか?」
「お姉ちゃんは瑠美奈さんはどうするの‼」
「忘れてた(^-^)、わかった、今日は大人しく、こっちで寝ます‼」
「お願いだから、それでお願いしますよ」
どうやら、ロイドとコレットの都立来禅高校への留学の書類の手続きをしていたようで、後は本人の自筆の署名で完了するのだが、明日、龍姫がこの書類を二人に見せて、留学の意志を聞くことになったのである。
龍美が部屋にある時計を見てちょうどいい頃居合だったことに気が付いたので、恋人の瑠美奈をほったらかす勢いで実家に帰ろうとしたので、流石の妹の龍姫も恋人をおろそかにする姉を叱咤し、龍美は大人しく今夜は教会で過ごすことにしたのであった。
そう言って、龍姫は姉がちゃんと恋人の瑠美奈と過ごすのかと気に掛けながら実家に帰ることにしたのであった。
「ただいま‼」
「お帰り、龍姫、お風呂湧いてるわよ‼ 入っちゃいなさい‼」
「うん、そうするよ」
そのまま、自宅帰った龍姫は母、剣心に出迎えられて、お風呂の湯が沸いていると言われて、お風呂に入ることにしたのであった。
「どこがいいかな?」
「あまり、長い期間は無理だよ‼」
「新婚旅行か~、ボクもいつか・・・」
「冬龍、まだ小学生だろ‼」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会から数分の場所に建てられている二階建ての一軒家に現在、四人で暮らしている龍翔達こと、鳴流神家は、どうやら新婚旅行の計画を練っていたようで、その傍らで、冬龍がいつもの男の子のような性格から一変して、恋夢見る少女らしいことを言っていたので、龍翔はツッコミを入れていたのであった。
冬龍は親友のヴィヴィオ達とはあれから仲良く切磋琢磨しながら己の力を付けているのである。
今になっては、オーバーリミッツLv2まで解放できると言う若干九歳にして、叔母たちと同じ二刀流まで修得してしまった上に、素手でも軽く魔物退治すらやってのけてしまうほどの実力者になっていたが、龍姫を目標にしているのであった。
得物は相変わらず竹刀だが、同年代には剣術では負けなしと言う快挙だったのであった。
期待の龍神が龍姫達と肩を並べる日はそんなにも遠くないのであろう。
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銀髪の姉弟
龍翔一家が新婚旅行を計画している中、もちろんほかの三家も計画していたのである。
特に、すずかと結婚した龍臥は、すずかの一家に急かされていたのは言うまでもない。
そんなこんなで翌日の朝を迎えたのであった。
龍姫達はいつものように起床し、道場での特訓を終えて、制服に着替えて、台所で朝食を取り、お弁当とカバンを持って学校に向かったのである。
道中で、スコール達と合流して、龍音達とは別れて、無事に都立来禅高校に到着したのであった。
もちろん、ヒスイの尾行はほったらかす勢いで教室の自分の席に着いてホームルームが始まるまでクラスメイト達との会話を楽しむことにしたのであった。
リノアとコハクは似た者同士で仲がいいようで、すぐに仲良くなったのだが、スコールとルークは徐々にだがクラスメイト達と仲良くなっていた様子で、ティアは伊達眼鏡で変装しているのだが、それが返って目立ってしまったので、
「ティアちゃん、気配消さなくても(*´ω`*)」
「わたしは・・・」
「元軍人だろ、いい加減に女子高生を楽しんだらどうだ」
「わたしだって、龍姫達みたいに素直に言いたいのよ‼」
「うん、可愛いものに、目が無いんだもんね(^_-)-☆」
「お~い、珠ちゃん来たぞ~」
席は左端の列の一番後ろでも放たれるオーラは消せなかったようで、いつもの冷静な女のしての化けの皮が龍姫達によってボロボロと剥がれて落ちて今は可愛い物が大好きな少女としての顔が露見している状態になっているのである。
そこに男子生徒が担任教師の岡崎珠恵が教室に向かっていると伝令を飛ばしてきたので、各自、自分の席に着いたのであった。
しばらくして、龍姫達のクラス担任教師の岡崎珠恵が教室に入ってきたので、ホームルームが始まったのであった。
一方その頃、
「助けてくれ~‼」
「キール、どうしたの?」
「何だ?」
「ボク一人で、こんだけの」
「来て、良かったわ、はい、授業、始めるわよ‼」
「は~い、キスティス先生‼」
フラクシナスでは、キールが残っているメンバー達に教鞭をとっていたのだが、どうやらうまくいかないようで幼馴染みのリッドとファラに助けを求めていた所に、キスティスがアドリビトムの様子を見て、呆れてしまい、キールの代わりに教鞭を取ることになったのである。
「ねえさ~ん‼」
「おおお、この遺跡はまだ調べてなくては‼」
此処は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ近郊に位置する場所にある小さな遺跡なに銀髪の姉弟が訪れていたのだが、姉の方が自分の世界に入っており、今だに遺跡から出ようとしなかったのであった。
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遺跡に
龍姫達が学校で授業に勤しんでいる頃、アドリビトムのメンバーは一応、ラタトスクの整備士の手によって改造を加えられ、転送装置が搭載されたバンエルティア号を拠点にギルドの依頼をこなしながら、希望者だけ、講習を受けていたのだが、キールの腕までは収集が付かなかった現場に運よくバンエルティア号を見学しに来たスコール達の保護者のキスティスがやってきたことで無事に授業が行われることになったのであった。
「ポン‼」
「お、ありがとうな」
「なんだ、このピンクは?」
「こいつは、星タヌキって言う、魔物何だが、敵意を示さなければ、仕事を手伝ってくれるみたいなんだよ。龍美本部長が連れて帰ってきたらしくてな」
「あ~、なるほど、龍美本部長なら、星タヌキに懐かれて当然だけど、あの無能教祖はダメだよな」
「ポン‼」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの現次元武偵所では、昨日、龍美が連れて帰ってきたピンクと白の星タヌキが所内の手伝いをしていたのである。
星タヌキが手伝ってくれることで所内の雰囲気はガラッと変わったようで、所内の所員達はイストワールより星タヌキの方が良いと本人がいない所で本音を言っていたのであった。
星タヌキは飛行島の大工タヌキ同様に人間に懐いてしまったので、所員達の仕事に慣れてしまったのであった。
「この依頼、ボクが行こうと‼」
「一人で大丈夫か?」
「一緒に行く? ルドガーさん、別の件で出てるし」
「わかった、行こう‼」
龍美はルドガーには別の一件を任せているので、今寄せられた依頼書を見て、プラネテューヌの遺跡で変な声を聞いたと、どう言うことか、警察から寄せられていたので、龍美が遺跡に向かうことになったので、瑠美奈が一緒にその現場の遺跡に向かったのであった。
龍月達もほかの依頼で龍美に協力出来ないと連絡してきたので、今日は瑠美奈と二人だけで依頼を片付けることにしたのである。
遺跡は武偵所から歩いて北に5~6分歩いて到着する位置にあるので、バイクは使わず、歩いて行くことにしたのである。
「遺跡か? ゲイムギョウ界にも遺跡があるんだな」
「遺跡って言っても、希少価値は雀の涙だからね」
「なんとなくわかるよ(*´ω`*) オレも遺跡は全くわからないしな」
「ボクも同じ(^-^)‼」
現場の遺跡に向かう道中は、整備された道を歩いていたので、魔物には遭遇することはないので、龍美と瑠美奈は話しながら遺跡に向かっていたのであった。
二人は遺跡には全くないので、さっさと依頼を片付けることを考えていたのであった。
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いざ、遺跡
事件性がないと言うので近隣の住民から警察に寄せらていた依頼と言うより、厄介ごとを押し付けられた形がもちろん、報酬は出されるので、龍美は面白がって瑠美奈と一緒に現場である遺跡に向かったのであった。
教会だがそれは建前で今は国営から解放されて、ギルドを合併し、設けられた超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌを本拠地にしている武偵所本部から出発して、五分後、
「此処が依頼にあった、遺跡だね」
「資料では、誰もいないのに、声がするから、気味悪いってことか、遺跡だからな」
「幽霊さん~‼」
「龍美、本当に、怖い物知らずだな(*´ω`*)」
依頼書に記された現場の遺跡に到着したので、二人は遺跡が目的であることを確認して、誰もいないはずの遺跡から声がすると言うので、これには警察も呆れて投げだしたいのもわかる気がした瑠美奈だったが、龍美は相変わらずの天真爛漫ぶりを見て、幽霊すら呆れるくらい溜め息をついて遺跡に向かったのである。
「あれ?」
「‼」
「え~と、龍美さん、どうしてここに?」
「何だ、龍美、知り合いなのか? オレは、龍美の幼馴染みの、式神瑠美奈だ、よろしくな」
「わたしは、アイリスです」
「キャトラ‼」
なんと、飛行島にも龍美達と同じ依頼が寄せられていたようで、アイリス達も同じ依頼を受けていたのであった。
瑠美奈とは初対面だったこともあってアイリス達は、瑠美奈と自己紹介をして、遺跡の調査に向かったのである。
スキット:遺跡
キャトラ「遺跡っていい思い出ないわね(*´ω`*)」
アイリス「そうね、遺跡から、わたし達の旅は始まったと言ってもいいかもしれないし」
龍美「確かに、遺跡は多くはお墓だしね」
瑠美奈「古墳もだな・・・」
「魔神剣‼」
「‼」
「虎牙破斬‼」
「アイリス‼ 魔法、放ってる隙は無いわね(*´ω`*)」
「けど、龍美さん達が強いからって、気は抜けない‼」
遺跡調査は危険と隣り合わせであるのは常識で、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの遺跡も例外ではなく、道中でゲイムギョウ界に生息している、スライヌをはじめとする魔物の群れを一掃しながら道を進んで行ったのである。
相変わらずの素早い二人の剣裁きに見惚れながらも赤髪の少年も片手両刃剣を用いて磨いた技を繰り出し、アイリスが援護に入ったのであった。
「お~‼ 素晴らしい~」
「姉さん‼」
「だれが居るわ‼」
遺跡を道なりに進んでいた龍美達は女性と、子供の声が聞こえて来たので、注意を払ったのであった。
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銀髪の姉弟
遺跡にブッキングしてしまったが、報酬は山分けと言うことになった龍美達とアイリス達は、現在、遺跡を調査及び、遺跡の魔物退治を同時にこなしていたのであった。
アイリス達は、自分達が出来るのだろうかと言う技の数々を繰り出す龍美達二人に圧倒されていたが、それでも魔法などで援護をしていたのであった。
そのまま、通路を陣形を整えながら道なりに真っ直ぐに進んでいたら、ちょうど広間に辿り着いたので、魔物が寄ってこないように、龍美が結界を張って一息つくことにしたのだが、自分達が入ってきた反対側から、女性の声と子供の声が今いる部屋に近づいて来たので、
「どうする?」
「こっち‼」
「この壁に隠れて様子を見ましょう」
龍美達は、自分達だけなら、キャトラと同じ大きさの猫に化けて物陰に隠れてやり過ごせるのだが、今回ばかりはアイリス達がいたこともあって、猫に化けるのは不味いと判断し、辺りを見まわして、ちょうどいい、大の大人が隠れられる瓦礫の山があったので、そこに全員が隠れてやり過ごすことにしたのである。
その声の主がやってきたのである。
「も~‼ 姉さん‼ アドリビトムの所に行かないと‼」
「素晴らしい‼」
「どうしようか、この人達が、依頼であった」
「うん、このまま、様子を見ましょう」
銀髪の姉弟で、姉の方が自分の世界に入ってしまったようで、弟がアドリビトムの所に向かわないといけないと注意しているのにも関わらず、遺跡に夢中になってしまっていたのであった。
遺跡荒らしだったら、捕縛するのだが、どう見ても遺跡好きの姉に振り回されている弟が同行させられていると言う光景になっていたので、このまま、ことの成り行きを見るしかできなかったのである。
「ジーニアス‼ 行くぞ‼」
「やっと、外に出れる‼」
「どうしようか?」
「盗掘者じゃないから、とりあえず、遺跡探索しに来た兄妹だって、報告するしかないな」
「疲れたわ、報酬貰いに行くわよ・・・・」
どうやら、遺跡を大方見て回ったらしく、弟の名を呼んで、アドリビトムのメンバーたちの下に向かって行ったのであった。
姉弟が立ち去るのを見届けて、物陰に隠れていた龍美達は銀髪の姉弟は盗掘者ではないことはわかったので、ギルドに報告しに向かったのである。
「よかった、報酬貰えて」
「此処、一応、龍美さんのギルドだしね」
「ギルドと言うより、武偵所だね」
「今日と言う今日は・・・」
「ぎにゃ~Σ(゚Д゚)<魔物~‼」
「‼」
無事にギルドと言うより、武偵所の受付で報告書を提出したメンバーに今回の調査の報酬を受け取り、山分けにした所に、雰囲気をぶち壊しに、現在停職処分中のイストワールが激怒しながら、現れたので、猫であるキャトラは絶叫しながら驚いてしまったのであった。
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白の巫女の次元武偵
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの武偵所で報酬をもらったアイリス達の前に、オーディン(スコール達が知っているオーディンとは違う)に停職処分を言い渡されたイストワールが怒鳴り込んできたので、アイリス達は驚いてしまったのであった。
本に乗って、飛行している生命体がいたら、初見の人物なら驚いて当然である。
イストワールにはそんな空気を読むと言う能力が無く、武偵所の空気を台無しにしていることに気が付いていないのであった。
もちろん、星タヌキ達も、
「ポン‼」
「ほら‼ 星タヌキ達だって、怒ってるよ‼」
「ポン<`~´>‼ ポン<`~´>‼」
「何ですか‼ わたしはまだまだ、言いたいことがΣ(゚Д゚)‼」
「これで、武偵所は大丈夫‼」
「何、あの生物は?」
イストワールの傍若無人ぶりに怒りを露見してしまい、星タヌキ達がイストワールを囲み、そのままどこかへ連れて行ってしまったことで武偵所のぎくしゃくしていた空気ががらりと変わって、武偵所員達は仕事に戻ったのであった。
キャトラはイストワールについて、龍美に話を行くことにしたのである。
「イストワールって言う、簡単に言えば、人工生命体なんだけど、あれでも教祖だったんだけど」
「見ればわかるわよ‼ あんなのが、上司じゃ、嫌になるわよ‼ 誰だって‼」
「だから‼ 龍美本部長が武偵所として、教会を機能させたからな」
「そうだったんですか、では、わたし達は、この辺で」
龍美はイストワールについて知っていることをアイリス達に教えて、キャトラはイストワールの性格には付いて行けるはずがないと豪語したのである。
瑠美奈が敢て、ほかの武偵所員が居る手前、龍美のことを敢て、本部長と呼んで、国を運営していた教会を、ギルドを合体させて、国の運営を、人間に任せて、人々の困った依頼に対応しながら、ほかの次元武偵との連携を取っていると話して、アイリス達はいつか武偵になることを決意して、武偵所を後にしようとしたので、
「そうだ、これ、渡しておくね」
「これは一体なんですか?」
「(´・ω・`)」
「それは、次元武偵の免許だよ、今日から同じ、次元武偵になったんだよ‼ 誰かさんみたいに、法外な料金は取らないから(^^♪ 冒険者ライセンスとは違って、ランク関係なしに、何処でも入れるよ、それに前にも言ったけど、逮捕権を持てるから、危険な依頼も来るから、気を付けて」
「はい‼ 失礼しました‼」
龍美は依頼を遂行しながらアイリス達に次元武偵としての試験を行っていたようで、合格点に到達したので、晴れてアイリス達は次元武偵になれたのであった。
「」
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茶熊学園からの入学招待
龍美達と依頼が被ってしまったのは、天界がアイリス達を次元武偵としての能力があるのかと言う実技試験を兼ねたもののようで、無事にアイリス達は以前冒険者ライセンスを取る際にとんでもない法外な料金を吹っ掛けたエルフの女性、ラーレッタとは違い、龍美がアイリス達に次元武偵のライセンスを授与したのである。
「この封筒、茶熊学園?」
「オレにも、茶熊学園からの入学の招待が届いてるが、どうする?」
「一応、いつもの仕事をしながらでも学校生活を送れるみたいだね、決めた‼ 一緒に茶熊学園に行こうよ‼」
「オレに拒否権は無いよな(*´ω`*)」
アイリス達が武偵所を後にして龍美達は執務室だった現在、本部長室になっているのだが、机の上に白い茶熊と書かれた刻印が押されている封筒が置かれており、所員に封筒について聞いたところ、魚の形をしている島に建てられている言われている通っている生徒は、最年長が10050歳と言う吸血の帝王が通っていると言う茶熊学園からの入学の招待状だと教えられた龍美と瑠美奈は席に着いて、封筒の封を解き、中に張っていた招待状のないように目を通し、次元武偵をしながら通えると書かれていたので、龍美は何も考えないで、即決し、瑠美奈も巻き込んで入学することにしたのである。
「龍月達にも来てるかな? 聞いて見よ、もしもし?」
「龍美ちゃん‼ 茶熊学園から招待状来た? ボクの所にも来てるんだけど?」
「龍月も来てるの? ボクと瑠美奈にも入学の招待状が届いてるよ‼」
「何だ、みんなにも茶熊学園から入学の招待状が来てたんだな」
「入学するんやんな、行くで‼ 茶熊学園‼」
龍美はもしかすると龍月達の下にも茶熊学園からの招待状が届いているかもしれないと思い、通信をしたところ、龍月達にも茶熊学園からの招待状が届いており、龍月達も入学する意志を見せていたのであった。
「これがユーリの部屋にか」
「何だよ、いい歳した、奴が制服着て、青春を満喫している所でも浮かんだか?」
「ごめん、茶熊学園か、もしかすると、凛々の明星のメンバーにも来てるんじゃないか?」
「間違いないだろな、折角の入学の招待だ、おまえに変わって、青春を満喫してきてやるぜ‼」
テルカ・リュミレースの帝都ザーフィアスのユーリの下にも茶熊学園からの入学の招待状が届いていたらしく、現騎士団長である、幼馴染みのフレンに報告をしていたのである。
フレンは親友の茶熊学園の制服姿を想像し、笑ってしまい、ユーリにツッコミを射られてしまったが、ユーリは同じギルドのメンバーにも招待状が届いているだろと察し、明日の入学式に間に合うように団長室を後にする寸前にフレンに青春を楽しんでくると言って、茶熊学園に向かったのであった。
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茶熊学園からの入学 Ⅱ
茶熊学園からの入学の招待状が選出された者達に送られているので、もちろん、この人物にも届いていたのである。
「茶熊学園か、一応、仕事しながら通えるから、行こうかな」
「何‼ ジュード君、もう一回、青春を送るって(゚Д゚)ノ‼」
「アルフレド、ジュードはまだ16歳だ、龍姫達と同い年だろ」
「それに、只、学園に通うわけじゃないんだから」
天界から研究の支援を受けながら
「そんな、ジュード、茶熊学園に行っちゃうんですかΣ(゚Д゚)」
「寂しいな~」
「エリーゼ、それにティポ‼」
「おほう、茶熊学園にジュードさんが、良い話を期待してますよ」
「ローエンも‼」
「いって来い、そして、そこで学んだものを弱き民のために使え」
「ジュード、取材に行くからね~」
「もう、それじゃあ、行ってきます‼」
茶熊学園にジュードが入学する知らせを聞いたレイア達が駆けつけて、入学を祝う者と、期待している者などと様々な声援を受けて、ジュードは茶熊学園の入学式に間に合うように出発したのであった。
「わたしも、入学できる学校があるとはな、この際だ、わたしも学校と言うものを学ぶとしよう‼」
「ミラも入学するのね、わたしも入学するわよ‼」
「大丈夫なのだろか(*´ω`*)」
フラクシナスを現在の拠点にしている綾瀬にも茶熊学園からの入学の招待状が届いており、以前から学校と言うものに一度は通ってみたいと思っていたと龍姫達に語ってのだが、自分が成人していることもあって、定時制の学校に通う勇気は出なかったのだが、招待状には年齢不問で、そこには10050歳の吸血鬼からの言葉が記されていたので、入学を決意したのであった。
シノンも入学することにした矢先に、ミュゼにも茶熊学園からの入学の招待状が届いたことを明かされて、結局、姉妹揃って明日の入学式に間に合うように出発したのであった。
双剣シャルロットが出ない‼
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茶熊学園の入学を
魚の形をしている島に建てられている冒険者を育成する養成学校からの招待状が届いていた龍美達は茶熊学園に入学することを決めている頃、テルカ・リュミレースの帝都ザーフィアスの騎士団長室でユーリも茶熊学園からの入学の招待状が届いたことを幼馴染みで現在、騎士団長のフレンに伝えて、入学することにしたを明かし、ジュードと綾瀬達も入学を決意したのであった。
その入学の招待状は龍美達だけではとどまらず、
「入りたまえ」
「失礼します‼ サカキ博士、ご用件とは?」
「実は、君当てに、これが送られて来た」
「開けてもよろしいでしょうか?」
「それは君宛に送りつけられた物なのだから、君の勝手だ」
「はい‼」
荒ぶる神、通称「アラガミ」を討伐するために神機と呼ばれる龍華達が得物にしている者と違い、接近武器と銃形態に移行する武器を使って戦う特殊部隊にも、茶熊学園からの入学の招待状がサカキ博士の下にある人物宛に送られていたのであった。
その人物がちょうど拠点にいたようで呼び出されて、茶熊学園からの入学の招待状が入っている封筒を受け取って、一言断って封を切ったのである。
「アリサ・イリーニチナ・アミエーラ、あなたの入学を許可する、茶熊学園、学長、シぺ・コロ・カムイ」
「なるほど、アリサ君はその学園の入学することが出来るようだ」
「わたしには、ゴッドイーターとしての」
「済まないが、アリサ君、キミはしばらく、ゴッドイーターの任から離れたらどうだ? いい機会だ、青春を満喫してくると良い」
「わかりました、茶熊学園への入学の任、承りました‼ 失礼します‼」
「ふぅ、茶熊学園、冒険者を育成する養成学校の学長に、あのカムイとはな」
銀髪のロングヘアーに赤いチェック柄のベレー帽を被り、龍美と比べると小さいが、大きく育った胸を無理矢理チャック式の服を着用し、ミニスカートを履いて、黒いロングブーツを履いている、野太刀型の神機使い、アリサ・イリーニチナ・アミエーラに茶熊学園の入学を許可すると記されていたのである。
もちろんアリサはゴッドイーターと言う特殊部隊に属する隊員ある以上は、茶熊学園の入学を受け入れられないと答えたのだが、サカキはアリサがゴッドイーターとして優秀であることはわかっているが、サカキは敢て、茶熊学園の入学を薦めたのである。
流石のアリサもサカキ博士の推薦を無駄にできないと認識して、茶熊学園の入学を決意し、サカキ博士の部屋を後にしたのであった。
アリサが部屋を出て行くのを見送ったサカキ博士は一人、カムイと呟いていたのであった。
茶熊学園2016 無事にシャルロットが来ました
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ブラッド
ロシアから配属されたゴッドイーターのアリサ・イリーニチナ・アミエーラは茶熊学園の入学を命令だと受け取ってしまったのだが、決意し、明日が入学式なので、部屋で大方荷物を纏めて終えて、
「コン‼ コン‼ コン‼」
「はい、どうぞ‼」
「失礼するわよ‼ 久しぶりね‼ 大きくなって‼」
「まさか、剣心さん‼」
「そうよ、明日の茶熊学園の入学に間に合うように迎えに来たのよ」
「わかりました、それでは行きましょう」
一息ついている所に部屋のドアをノックする音が聞こえてきたので、アリサは入ってくるように言い、入ってきた人物に驚いてしまったのである。
そう、何を隠そう、アリサが憧れている人物である一人で、鳴流神兄妹の母である、剣心自らアリサを迎えに来たのである。
茶熊学園には女子寮があるので、部屋には困らないのだが、今いる極東支部からはアラマキ島は遠いので、剣心がフラクシナスの転送装置で送るためにサカキ博士から頼まれていたのである。
募る話もあるのだが、剣心はフラクシナスに向かいながらでも話すことはできると言い、フラクシナスに手荷物を持って向かったのであった。
アリサだけは無くゴッドイーターに茶熊学園から招待状が届いていたのであった。
「シエルちゃん‼」
「ナナさん、明日に響きますよ‼」
「コン‼ コン‼」
「どうぞ、お入りください」
「迎えに来てあげたわ、わたしは、獅子神明、よろしくね、そろそろ行かないと間に合わないから」
「そうですね、行きましょう」
「どんなところところかな?」
ゴッドイーターの特殊部隊の一つ、ブラッドにも茶熊学園から招待状が二通届いており、封筒には二人の名前が二通に分けられた封筒があったので、呼び出された二人の名は、龍姫達と同い年くらいの女の子二人で、銀髪の髪をツインテールに結い、露出していないが、豊満な胸が隠しきれていない生真面目な性格の片手剣型の神機を使うゴッドイーターの女の子、シエル・アラソン、黒髪を猫耳のようにセットしているハンマー型神機を使うゴッドイーターの女の子、香月ナナは、茶熊学園から招待状に乗っ取り入学を決意したので、明日の入学式に間に合うように荷物を急いで纏めて、それが終わったので、一息入れていた所に、フラクシナスからの迎えでやってきた明が、来たので、はフラクシナスで話をした方が良いとなったので、二人は手荷物を持って、フラクシナスに向かったのであった。
こうして、アラマキ島に建設されている冒険者を育成する養成学校、茶熊学園に入学する精鋭達が出そろった、だが、これは、物語の幕開けに過ぎなかったのはいうまでもなかった。
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明日の入学を
ゴッドイーターから合計三人の女子が茶熊学園に入学を決意し、剣心達にフラクシナスまで送ってもらうことになって、ほかのゴッドイーター隊員から、
「アリサ、こっちは心配するな、楽しんで来いよ」
「アリサさん、学校生活を満喫してくださいね」
「みんな、行ってくるわ‼」
「茶熊学園か~、どうして、アリサがそこに入学できるんだ?」
「実は、各国の精鋭には、茶熊学園からの入学の招待状が届くことになっていんだ、かなりの倍率なんだよ」
「ありがとうございます、サカキ博士‼」
声援を送られて剣心に連れらてラタトスクの拠点の戦艦「フラクシナス」に転移したのである。
同じくゴッドイーターの隊員である、特に、同じゴッドイーターの隊員であり、アリサのよき理解者である、藤木コウタと、受付のヒバリには学生生活を思う存分楽しんできてほしいと背中を押されて、アリサは一言、行ってきますと告げて、剣心に付いて行ったのであった。
アリサを見送ったコウタは、茶熊学園からなんでアリサに入学の招待状が届いていたことが気になってしょうがなかったようで、そこにサカキ博士がやって来て、茶熊学園には各国から選ばれた精鋭に入学の招待状が送られてることをコウタ達に教えたのである。
「サカキ博士は、どうして、茶熊学園のこと、知ってるんですか?」
「実は、茶熊学園の学長とは、ちょっとした、知り合いなのですよ」
「なるほど、茶熊学園の学長は、オレ達の中からアリサを選出したんですね」
「そうの通り、もちろん、男性も選出されるから、君たちにも茶熊学園へ入学の機会が得らるよ」
「ありがとうございました‼」
コウタはサカキ博士が茶熊学園に詳しいので質問したところ、茶熊学園の学長、カムイとは知人であると明かして、茶熊学園には各国の優秀な人材が選出されていることも教えて、コウタはサカキ博士にお礼を申したのであった。
「ナナ、シエル、退学にはなるなよ‼」
「ギル、大丈夫‼」
「そうならないよう、頑張ります‼」
「そうか、青春を楽しんで来いよ‼」
ブラッド隊でもシエル達に声援が送るものや、浮かれていると言う者がいたが、同じブラッドの隊員である青年、槍型神機を使う、ギルバートは茶熊学園に入学する二人に、宣告ついで楽しんで来いと応援していたのである。
そして、二人は明に連れられて、フラクシナスに転移していったのであった。
「到着‼」
「此処がフラクシナスですか?」
「え、アリサさん‼」
「ナナ、シエル、あなた達も‼」
「どうやら、この子達が、選ばれたみたいね」
「それじゃあ、部屋に案内してあげる」
フラクシナスには明日の茶熊学園に入学式のために招待状が送られたメンバーが集まっていたので、アリサとシエル達はお互い茶熊学園の入学選考に選ばれたことに驚いていたのである。
剣心と明は宿泊部屋に案内したのであった。
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入学色前日
フラクシナスに明日、茶熊学園で行われる、入学式に間に間に合うように出迎えられたゴッドイーターの隊員のアリサ達は、剣心に一泊だけだが、今日宿泊する部屋に案内されていたのである。
「ちょっと狭いけど、大丈夫そうね」
「いいえ、わたし達だけでも、広すぎるくらいです、感謝します」
「よかったわ、それじゃあ、明日までゆっくりして行ってね(^-^)」
「ありがとうございます、アリサさん、さっきの、剣心さんとは、知り合い何ですか?」
「うん」
アリサ達が案内された部屋は大の大人が三人でも十分な広さのお風呂とトイレが別になっている部屋にシエルは剣心に感謝し、剣心は何かしら知っている笑みを浮かべて、部屋を後にしていったのを見送ったシエルとナナは、アリサと剣心が仲良く会話をしていたのを見て、アリサに剣心とは知り合いなのかと質問し、アリサは剣心との関係を打ち明けることにしたのである。
「わたしが、小さい頃に、一度、アラガミから助けてもらったことがあるの」
「その人が、剣心さんなんですね」
「そう、その時、わたし、こんな人みたいに強くなりたいって」
「それが、アリサさんが、ゴッドイーターになるきっかけになったんですね」
「ええ、それから、数日が経って、また、アラガミに襲われた、もう死ぬかと覚悟した、その時だった」
アリサは幼少期にアラガミに襲われて、その時に剣心に助けてもらったことがあると話、その話を聞いているナナはアリサがゴッドイーターになった理由がわかった気がしたのである。
話はまだ続き、またアラガミに襲われてしまい、絶体絶命の危機に立たされた時の話を切り出したのである。
「大丈夫?」
「え?」
「また、剣心さんに助けてもらったんですね」
「ううん、違うの、その時、わたしを助けてくれたのは、わたしと同じ歳くらいの、黒髪の男の子が手に見たことない、剣でアラガミを一掃したの」
「スゴイ‼ アリサさん、まさか、その子に会うために」
「ええ、ゴッドイーターに入ったらまた会えると思って、生きていたら、わたしと一緒位だと思う」
「では、名前は聞いたのですか?」
その時、助けてくれたのは黒い髪にアリサの故郷では見たことない日本刀でアラガミを一刀両断にしてしまった男の子だったと言うのである。
ナナは察した、アリサがゴッドイーターになった本当の理由はその男の子に再開するためだったのだと、シエルはアリサにその男の子に名前は聞いたのかと質問したのである。
「そう、忘れもしない、鳴流神龍美って、自己紹介してくれたから」
「会えるといいですね、その龍美さんに」
「そうね、それじゃあ、今日はこの辺にして、休まないと」
「はい‼」
アリサは龍美が幼かった時に会っただけだったのと、姉妹揃っての男装を好むので、中性的な顔立ちの男の子だと思い込んでいたのであった。
明日に備えて休むことにしたのであった。
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茶熊学園の入学式
フラクシナスの宿泊部屋でアリサ達は明日に備えてゆっくりと体を休めることにしたのであった。
アリサは、今だに龍美がボクっ子で自分以上のスタイル抜群の肉体の女であることは、龍美達が基本的に男物の服を好んでいるので体型がわからなかったのは言うまでもない。
そして、翌日の朝を迎えたのであった。
「おはよう」
「おはようございます、ナナさん、それじゃあ、着替えて、朝食を取った後、行きましょう」
「うん、楽しみだな、シエルちゃんと同じクラスに慣れたらいいな~」
フラクシナスに泊まっていたアリサ達は起床し、茶熊学園の女子制服に器用に右手首に嵌められている腕輪を外さずに着替えて、朝食を摂って、茶熊学園の女子寮に向かったのであった。
「よかった、この制服、サイズが合って」
「アリサさん、いつも前が開いてましたし、余計、セクシーに見えますよ」
「茶化さないで‼ ナナ‼」
「そろそろ、体育館に行きましょう、ほかの生徒達も体育館に向かっているので」
無事に茶熊学園の女子寮に到着したアリサ達は割り振られている自分の名前が記された札が掲げられている札を見つけて、手荷物を置いて、入学式が行われる茶熊学園の体育館に向かったのであった。
「龍美ちゃん‼ 久しぶりの制服の感想は?」
「なんか、落ち着かないな」
「なんだ、おまえ達も、ここの入学の招待状が届いていたのかよ」
「あ、ユーリさん」
「ボク達もいるよ‼」
「凛々の明星のメンバー全員とジュード達にも送られて来たんだ」
「うん、わたしも部屋に戻ったら、届いてたから‼」
アリサ達より先に茶熊学園の体育館に到着していた龍美達は、久しぶりの女子制服に袖を通して、各々に感想を述べていたのである。
瑠美奈は男子制服のブレザーを着ているそばから、同じくブレザーを来た凛々の明星のメンバーと、ジュード達もやってきたのであった。
どうやら、レイアも部屋に帰って郵便受けに茶熊学園の入学の招待状が届いていたらしく、女子制服に身を包んでいたのである。
綾瀬達もちゃんと制服に身を包んでいるのである。
そして、
「入学生のみなさん、茶熊学園、学長の、カムイです。今日から、皆さんは、此処、茶熊学園の生徒として、自覚を持って、勉学に励んでください」
「お母さんから聞いてたけど、本当に熊何だ」
「エッグベアと戦わせたら、どっちが強いんだろ?」
「学長だろうな」
茶熊学園の入学式が始まり、茶熊学園の学長のカムイが入学生に向けて挨拶を終えて、次に、在校生代表として、ソウマが代表挨拶を終えて、無事に入学式を終えたのであった。
龍美達は自分達の教室に向かう道中で、エッグベアと言う熊型の魔物と、熊のカムイを戦わせたらどっちが強いのだという会話を楽しみながら割り振られた教室に到着したのであった。
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カズノコ組
茶熊学園の入学式は学長が熊である以外は無事に何事もなく終えて、龍美達は、道中で自分達が配属される教室の表が張り出されていたので、確認していたのである。
「龍月と瑠美奈と同じクラスだ(≧▽≦)‼」
「小学校以来の同じくクラスだな、大龍とは」
「龍美ちゃんのクラス、可愛い子いっぱいやんか(=゚ω゚)ノ」
「ユーリとジュディスが一緒なんだね、ボクとは別みたいだし」
「ナンと一緒だろ、それにジュード達も一緒なんだ、大丈夫だろ」
龍美達とユーリ達はカズノコ組に配属され、恋龍達とジュード達はイクラ組に配属されたのであった。
カロルとは別のクラスにはなったのだが、なんと魔狩りの剣の少女、ナンも茶熊学園に入学していたので、ユーリはカロルを茶化して、教室に向かったのであった。
「よかった‼ 三人とも同じクラスだよ‼」
「アリサさん、龍美さんと同じクラスですし、久しぶりにお会いになられたらどうです?」
「いきなりは無理よ‼」
「お~い、早く教室に入ってくれよ‼」
「は~い‼」
女子制服を纏っているアリサ達も張り出されていた表を確認し、三人ともカズノコ組に配属されていることが班目したので、アリサは龍美との再会に期待を持っていたので、シエルが真顔でアリサを茶化してしまったので、アリサが顔を赤くして恥ずかしがっていたのだが、早く教室に入るように金髪碧眼の眼鏡を掛けている見た感じはフレンのような雰囲気を出している白銀の籠手を装着している男子生徒に注意されて教室に急いで入ったのである。
「はぁ、わたし、此処でやっていけるかな?」
「?」
茶髪のロングヘアーに眼鏡を掛けている一歩引いている女の子はこの茶熊学園に見学者として招かれたらしく、此処でちゃんとやっていけるかと思っていたのであった。
「オレは、茶熊学園の風紀委員、グライヴだ。よろしく‼」
「なんだ、担任の先生は来ないの?」
「冒険者を育成をするのは、冒険者が早いと言うことだ‼ 早速だが、学級員長を決めるぞ」
「(呼ばれているぞ、本部長)」
「その任は、わたくしが、学長から直々、任されています」
「(あの子、無理してるよ、龍美ちゃん)」
「(後で、話を聞いて上げないと)」
カズノコ組の教室に入って、名簿に決められた席に座って、在校生の風紀委員のグライヴからの自己紹介が終わって、冒険者を育成するには、冒険者が育成した方が早いと述べて、いきなり、学級院長を決めろと言い出したので、ユーリは小声で運よく隣の席になった龍美に冗談で呼ばれているぞと茶化していたら、金髪に、右紅左翠のオッドアイの少女が、学長のカムイから直々に学級院長を任されいるとグライヴに明かして、カズノコ組の学級院長に任命されたのだが、龍美達は、無理に虚空の仮面を被っていることに気が付いたのであった。
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イクラ組
カズノコ組の学級院長が元光焔の御子と名を馳せた少女で、剣士&ライダー&双剣士と言う顔を持ち合わせいるシャルロット・フィリエが立候補したことで早く終わったのだが、龍美達は、シャルロットが、ノワールの魂によって、自分と相手に素直に話せないのを隠すために偽りの自分と言う仮面を被っていた勇龍達と重なってしまい、シャルロットの本来の性格を見抜いてしまったのであった。
案の定、シャルロットは、しばらくして、気が抜けてしまったのか、同じクラスメイトである、少年のヨシュアに本性で話していたのであった。
「やっぱり、無理してたんだな、シャル公」
「何だ、おまえ知ってたのか?」
「ああ、以前、あいつが御子をしていた国と、やり合ったことがあってな、その時に、無理して、凛々しくしてやがったってわけだ」
「なるほど、ありがとさん」
「ヨシュ坊、肩揉んで」
「どうして、ボクなんですか(゚Д゚)ノ‼」
カズノコ組で如何にも学ランを改造した制服を着ている大柄の男こと、荒野の金獅子、オウガ・ザ・ドレッドレオンはシャルロットが本来、学級院長と言う役職に向いていないことは知っていたらしく、シャルロットが無理をしていたことには気がづいていたので、ユーリがシャルロットに関することを尋ねたのである。
オウガの話では以前、シャルロットが御子だった頃に、やり合ったらしく、その後、シャルロットが、御子を辞めてしばらくして、神鳥のトリ公がやってきたが、シャルロットがトリ公を調教してしまい、今に至ると言うのであった。
「では、学級院長を選出する‼ 誰か、引き受ける者はいるか?」
「(いきなりは、無理だろ)」
一方、イクラ組の恋龍達はソウマから学級院長を決めるように言われて、竜騎士団長のゲオルグが仕切り出して、学級院長を決めることになったのだが、それぞれ、部活が忙しいらしく、結局、
「ゲオルグがやればいいだろ」
「では、ゲオルグ、イクラ組の学級院長の任を仰せつかった‼」
「初めから、ゲオルグさんがやった方が早いねん‼」
「大龍のしゃべり方にはついていけん‼」
「イサミ、凛々の明星のメンバーの一人と一緒のクラスとは」
「ああ、あのテルカ・リュミレースの英雄のギルドの大将と同じクラスとは」
満場一致でゲオルグがイクラ組の学級院長をすることにしたので、恋龍達の中から学級院長をすることはなかったのだが、ゲオルグは関西弁で喋る大龍についていけないと言うよりは、どうやら、女性が苦手な感じだったのである。
鬼殺しの一族の、シズクとイサミはどこから入手したのか、カロルが凛々の明星のメンバーを率いているテルカ・リュミレースの危機を救ったギルドの首領であることを知っていたのであった。
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姉の入学
茶熊学園に新入生として入学していきなり学級委員長を決めることになったが、カズノコ組も、イクラ組も、双方で立候補者がいたので、すぐに決まったのだが、カズノコ組の学級委員長をすることになった、茶熊学園の学長のカムイから、生徒会長を兼任することになった、シャルロットは、どうやら、性格は、面倒ごとが嫌いだったので、龍美達は、もしかするとシャルロットは、今に至るまでに、何か起きてこうなったのであると察したのであった。
イクラ組では、ゲオルグが大龍の関西弁にチグハグして、その様子を天使マールが面白がっていたのであった。
「まさか、お姉ちゃん達が、学生生活を送るとは」
「ヴィヴィオ達の面倒は、アドリビトムのメンバーも協力してくれるから、大丈夫だけど」
「茶熊学園は寮生活らしいけど、お金持ってるのかな? 茶熊学園の購買部って、通貨は、ゴールドだし」
「大丈夫だろな(*´ω`*)」
「茶熊学園か、遊びに行きたてぇぜ‼」
「土日に訪問できるか、カムイ校長先生に聞いて見てあげるね」
「もう、ルーク、あなたは、バチカンの」
「ティア、いいじゃないですか、ここでは、一、都立来禅高校の生徒としているんです」
茶熊学園に姉達が入学した知らせは、もちろん、地球の都立来禅高校に通う妹達にも知らせが入ったらしく、自分達も卒業して、茶熊学園に入学する機会がある以上は、学生生活を送るということであると、龍姫達はお昼休みのお弁当と学食を食べながら集まって話していたのである。
姉達が通貨を間違えると言うことはないとは言いたいのだが、心なしか思っていた妹達に、士道が大丈夫だろうと、言い、スコール達は、黙っていたが、茶熊学園に一度は行ってみたいと思っていたのを、ルークがスコール達の思いを代弁する形で、行ってみたいと言い出したので、龍姫が茶熊学園の学長、都立来禅高校で言うなら、校長に当たる、カムイに一度、訪問の許可が下りるか訪ねてみると言って、ティアが変装用の伊達眼鏡がずれ落ちそうにしながら、ルークに自分の立場を弁えろと注意したのだが、テルカ・リュミレースの副帝のエステルが、都立来禅高校では、普通の生徒として、いた方が良いとティアを諭したのであった。
「ポン‼ ポン‼」
「もう、いい加減にしてください<`~´>‼」
職員一同「おまえが言えた立場か‼」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの龍美と瑠美奈が留守にしているが、通信を介して仕事は出来るので問題はなかったのだが、相変わらずのイストワールが星タヌキ達にお仕置きをされていたのであった。
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久しぶりの再会
茶熊学園に入学してしまった姉達の心配をしている龍姫達妹一同はいつも通りにお昼を楽しんだ後、各自、午後からの授業に向かったのであった。
「はぁ~、わたし、龍美に会えるのかしら」
「へぇ~、ボクにそんなんにも会いたかったの、アリサ」
「え?」
「久しぶり‼ 大きくなって‼ 特に此処が(≧▽≦)‼」
「キャ‼ 変態‼」
「むにゅ‼」
茶熊学園でもお昼休みだったので各自お昼を楽しんでおり、あるものは一文無しで昼食を食べれらない者がいたり、もう一人は家庭菜園で育てている作物を昼食にしている者がいたりと十人十色な学園でアリサは、シエル達から一人離れて、龍美を探していたのだが、龍美が女であることを知らなかったことが仇になったようで、シエル達に手伝ってもらえばよかったのだと、疲れて、広間のベンチに座って休んでいたのである。
そこに、背後から聞き覚えのある声で自分の名前を呼んだのが聞こえて来たので振り返ろうとしたのだが、ゴッドイーターの訓練を受けていたアリサが、反応できないほどの縮地でアリサの背後に回り込んでアリサの育ち盛りの胸を触っていた龍美にアリサは変態と罵倒したのであった。
「怒らなくても‼」
「ええ、龍美って・・・・」
「あ、あの時はまだ小さかったから、胸なかったからね、正真正銘の女の子で、医師免許を持っている茶熊学園の生徒だよ‼」
「そんな~、わたしはずっと、女に・・・(T_T)/~~~」
「もう、アリサ、久しぶりに親友に再会したのに、それと、これ外さしてもらったけど?」
「それ返して、それが無いと・・・あれ? わたし、平気、どうして?」
龍美はそのままアリサに振りほどかれてしまったが、それでも龍美はいつものマイペースぶりを発揮しているので、アリサは文句を言おうとしたのだが、龍美が茶熊学園のブレザーの女子制服を着ていたのと、先ほど龍美に抱きつかれた時に、龍美がサラシ型の下着でアリサ以上に大きな胸の隆起を隠していたのだが、感触がしっかりとした豊満な胸であったので、それを思い出したアリサはその場で手を地面についてひどく落ち込んでしまったのだが、龍美は抱きついた理由は、久しぶりの友の成長ぶりを確認するのと、右手首に嵌められている腕輪を外すと言う目的を果たすためだったのである。
アリサ、いや、ゴッドイーターはゴッドイーターの適性があるものは皆、アラガミの細胞を注入され、それを抑制するための腕輪なのである。
その腕輪が外れてしまった場合はもちろん魔物化、アラガミと化してしまうのだが、龍美はアリサに何か注入したのであった。
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茶熊
茶熊学園で数年ぶりに再会を果たした、アリサと龍美は、いきなりの龍美のスキンシップに驚いてしまったアリサは、龍美が自分と同じ、女であることを知って、今まで好意を抱いていたのが、まさかの女であることにその場で崩れ落ちてしまったのである。
龍美はアリサが右手首に嵌めていたゴッドイーターのアラガミ因子を抑えるための腕をどうやったのかアリサに勢いよく抱きついた瞬間に外しながら、忍ばせていた、注射器で何かを打ちこんでいたので、アリサのアラガミ因子が暴走せずにいたのであった。
「ゴッドイーターは、アラガミ因子を埋め込まれる適正がある人がゴッドイーターになるんだよね、もう大丈夫、ボクがアリサに注射したのは、アラガミ因子を殺す薬、安心して、神機はいつも通りに使えるから‼」
「こんなこと、ばれたら、龍美は」
「さっき、言ったよね、ボクはお医者さんでもあると」
「あ」
「学生生活を楽しまないと‼ 行こう‼」
龍美はサカキ博士から聞いていたようで、ゴッドイーターが毒を以て毒を制すと言う理念でアラガミ因子を埋め込まれてもアラガミ化を引き起こさない者が、ゴッドイーターになるのだが、それでは腕輪を一生嵌めたままなので日常生活などが不便らしく、困り果てていたので、医者でもある、龍美は、アラガミ因子を研究して、アラガミ因子を埋め込まなくてもアラガミに対抗できる神機を使えないかと依頼されていたらしく、龍美にとってはそんなことは魔物退治並に結果を出していたので、お手製のアラガミ因子に効く特効薬を早速アリサに注射したのである。
効果は見ての通り、アリサのアラガミ因子を殺して、神機を扱える肉体にしてしまったのであった。
アリサは龍美が再会した際に医者であることを言っていたことを今になって思い出したようで、気を取り直して、学食に向かったのであった。
「あ、アリサさん、その方は、それと、腕輪は?」
「まさか、その人が・・・」
「アリサの妹分、ボクは、アリサの友達の、鳴流神龍美、よろしく‼」
ナナ&シエル「え~(゚Д゚)ノ‼ 女(女性)だったんですかΣ(゚Д゚)<ナンダッテ‼」
「どうした‼ 何があった‼」
「ゲオルグ、おまえが来ても、意味ないから」
茶熊学園の学食にアリサの手を引いた龍美がやってきたので、先に学食でお昼を取っていたシエル達は、アリサの右手首に嵌められている腕輪がないことに気が付き、アリサの手を引いている茶熊学園の女子制服を着ている黒髪の腰まで伸びている髪をポニーテールに結っている龍美を見て、ナナは恐る恐る、アリサに質問して、恥ずかしがっているアリサに変わって、龍美が自己紹介をした瞬間に、シエル達はその場で大声でおどろいてしまったので、茶熊学園生徒副会長のゲオルグが飛んできたのだが、近くにいたユーリに来ても意味ないと言われてしまったのであった。
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お昼の時間
茶熊学園の学食で凛々の明星のメンバーと交流を深めていたシエル達は、アリサの思い人がまさか、正真正銘の女である、ボクっ子で、鳴流神兄妹の長女であり、飛び級するほどの頭脳を持っている絶剣龍神であり超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの次元武偵を率いる武偵所の本部長を兼任しながらラタトスクのエージェント妹達をサポートするちゃんと女子制服を着用している龍美が自己紹介をした瞬間に、シエル達は開いた口が塞がらない状態に陥ってしまい、その声を聞いた茶熊学園の生徒会副会長で竜騎士を率いる団長、ゲオルグが飛んできたのだが、ユーリに来なくても大丈夫だと言われて、ゲオルグはそのまま立ち去ったのであった。
「すいませんでした‼」
「龍美が、男だと思ってもしゃーねぇよな」
「ユーリさん、瑠美奈は何処にいますか?」
「此処‼」
「アリサ、紹介するね、ボクの幼馴染みで婚約者の」
「式神瑠美奈だ、よろしくな、アリサ」
「よろしく・・・え、婚約者Σ(゚Д゚)‼」
シエル達は突然驚いたことを謝り出したので龍美は水に流すと言った所に、ユーリが龍美が男だと思っても仕方ないとシエル達を茶化して、龍美はマイペースに幼馴染みの瑠美奈の居場所をユーリに尋ねたら、二つ隣のテーブルに瑠美奈達が居たので、アリサに瑠美奈を紹介したのは良かったのだが、龍美は純粋な部分が出てしまい、幼馴染みであり、婚約者だと瑠美奈を紹介してしまったので、またアリサを含む一行がその場で絶叫してしまったのであった。
「どうしたの? アリサ‼」
「龍美、普通、自分の婚約者を友達に紹介したら、知らない場合は、驚くわよ‼」
「これは良いスクープだ‼」
「バイパーさん、写真はいいですから」
龍美はアリサ達が絶叫してしまった理由が自分の所為だと言うのがわかっておらず、近くにいた黒髪の少女のカスミに注意されてしまった所を新聞部だと言う、元退魔士のバイパーがルーンカメラで写真を撮っていたのであった。
「シャル‼」
「ぎゃ~(;_;)/~~~」
「シャルさんが、大龍さんに‼」
「大丈夫だよ、大龍は、いつものことだから」
「大龍様(*´ω`*)」
「平和ね(^-^)‼」
「何だ、この集団は(*´ω`*)」
大龍は生徒会長で、元光焔の御子のシャルロットにスキンシップを働いていたので、ヨシュアの双子の妹のミレイユが止めて方が良いと、言いに来たのだが、カロルがいつものことだと言い、ジュディスは相変わらずのマイペースだったので、在校生のザックは付いて行けないと言う表情で立っていたのであった。
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お昼休み
茶熊学園に入学し、久しぶりの再会を果たしたアリサと龍美は、アリサが龍美を男だと思い込んでいたと言う結末で、その後は、大龍が片っ端から、茶熊学園の女子と言う女子に過激なスキンシップをし始め暴走していたのだが、ミレイユとナンが止めた方が良いと言っている中、やはり幾多の戦場(?)を潜り抜けて来た龍美達にはいつもの光景なので、大龍が気が済むまでやらしていたのであった。
女性が苦手な生徒会副会長のゲオルグは平然を保っていたのだが、内心ではジュードと同じく、後退りしていたのであった。
「いいな~、腕輪が無くても神機が使えるですか‼」
「そうみたいなの~」
「いいじゃねぇかよ、これから一緒に学ぶだからよ」
「そう言えば、何処の部活に入るんですか?」
大龍の気が済んだので、仲良くお昼を楽しむことになり、凛々の明星のメンバーと魔狩りの剣のナン、ゴッドイーターを交えたメンバーでフリートークを楽しんでおり、アイリスから、午後から行われる部活紹介を終えて、希望者は入部届けを提出することで入部することが出来るので、アイリスは自身が部長を務めている手芸部に勧誘するために、龍美達に、探りを入れて来たのである。
「部活ね、取りあえず、部活紹介を見てから、考えるよ」
「そうですか、良ければ、手芸部に‼」
「もう、勧誘か、頑張れよ‼」
「はい‼」
龍美は、午後から体育館で行われる対面式の部活紹介を見てから考えるとアイリスに応えて、ユーリは仕事が早いなとアイリスを茶化して、アイリスは良い返事を返したのである。
「それにしても、龍美さんのお弁当、美味しそうですね」
「これ、自分で瑠美奈の分ごと作っちゃった‼」
「龍美って、何でもできそうね(*´ω`*)」
「こう見えて、ボクと同じく、医者でもあるからね」
「何! 医者だと‼」
「どうしたんだよ、そんなに驚くことか?」
アイリスは、龍美のお弁当を見て、美味しそうだと感想を述べて、その感想に対し、龍美は、瑠美奈のお弁当と一緒に毎朝作っていると発言し、アリサはその場で龍美にはどう足掻いても勝てる気がしないと言い、ジュードは自身と同じく医師免許を持っていると紹介し、そこにいつの間にかいた、バイパーがルーンカメラ片手に驚いていたので、ユーリがツッコミを入れたのであった。
こうして、楽しいお昼休みを満喫した龍美達は、体育館で行われる部活紹介に向かったのであった。
「イサミ、感じたか?」
「ああ、龍美殿達は、物凄い力を持っている」
部活紹介に向かう道中でイサミとシズクが龍美達の力に薄々気が付いていたのであった。
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文化祭の出し物
いきなり、校内放送が流れて、文化祭を生徒達で盛り上げて欲しいと言う茶熊学園学長のカムイからの放送が入ったので、カズノコ組も、イクラ組も、文化祭で行う出し物なり、出店などの意見を出していたのである。
「シャル、居るだけでもいいからね」
「一つ聞いていいでしょうか(^-^)、龍美さん、あたしを拘束するとはどう言った、用件だ<`~´>‼」
「あの~龍美さん、やりすぎでは(;゚Д゚)?」
「そうだね、シャルも反省しているようだし」
「はぁ、はぁ・・・」
「これに懲りて、ちゃんと文化祭の出し物を考えなさい‼」
カズノコ組はシャルロットが逃走しないように龍美がバインドで拘束していたので、シャルロットがじたばたしていたので、ヨシュアに注意されたので、龍美はいい頃合だと思い、指パッチンをして、バインドしていた輪っかを解除したのである。
息を切らしているシャルロットに向かって、カスミがちゃんとしろと釘を刺したのであった。
「ダメダメだ‼ 仮想喫茶なってもってのっほかだ‼」
「メイド喫茶のどこがあかんのですか‼」
「大龍ちゃん、おまえの得意料理はどうだ? お祭りの定番だしな」
「あ、それや‼ あ~流石、ボクの幼馴染みだけはあるな~、粉もんやったらまかせとき‼」
「粉もんとはなんだ<`~´>‼」
「ゲオルグ、君がいると話が進まん、仕方ない」
「何だ‼ この魔物達は(;゚Д゚)‼」
「済まないが、主のためだ」
ゲオルグが文化祭と言う物を知らないので全く話が進まないので、大龍がついに関西弁丸出しで怒ってしまったのであった。
そんな時でも冷静沈着な槍使いであり、龍美達の幼馴染みであり、超神次元ゲイムギョウ界武偵所リーンボックス支部、支部長と言う肩書を持つ、リタと同じくゴーグルを嵌めずに額に掛けている、緑龍鬼神こと、神楽堂恋龍は、文化祭と聞いて、お祭りの定番の粉もんなら、自分達でもできると考えて、大龍に提案したところ、大龍はピンときたので、満場一致で粉もんになったのだが、ゲオルグが全く持って、粉もんと言う言葉に聞き覚えがなかったので、話が進まなかったので、綾瀬が四大精霊を召喚し、ゲオルグを教室からつまみ出してしまったのであった。
「ほんじゃ、早速、機材、持ってくるで~、大龍ちゃん、行くで‼‼」
「わかった、誰か荷物持ちに来て欲しいんですが?」
「オレが行こう」
「そんじゃ、行ってくるわ~、カムイ校長によろしゅう~」
「取りあえず、仕込みくらいは出来ないと不味いわね」
「ボクとバイパーとで教えてあげるよ」
大龍は思い立ったが吉日と言わんばかりに早速超神次元ゲイムギョウ界にお好み焼き等を焼く機材を取りに恋龍と一緒に向かうことになったので、恋龍が誰か一人、荷物を持ってくれる人材を要請したところ、バイパーが興味本位で付いてくれることになったのである。
そんなこんなで、大龍達が機材の調達に行ってしまったのを見届けた、茶熊学園の女女子制服を着ているミュゼたちが材料の仕込みくらいはできた方が良いと考えて、料理が得意なジュードがバイパーと一緒に教えることになったのであった。
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茶熊学園の武術
茶熊学園の体育館で行われる部活紹介に向かっている最中で、鬼退治の一族のイサミとシズクは薄々、龍美達の龍神の力に気づいていたのであった。
そして、茶熊学園の体育館で部活紹介が行われるのである。
次々に茶熊学園の部活紹介が行われて言ったのである。
その中で、ヴィルヒィリートの落語研究同好会通称、落研の部活紹介が行われているのだが、ヴィルヒィリートは茶熊学園に入学した理由は、笑いを学ぶためと言うことだったので、現在、落語研究同好会らしく、落語をし始めたのである。
もちろん、落語には一切合切興味を持ってない龍美達は黙ってヴィルヒィリートの落語を観賞していたのであった。
こうして、茶熊学園の部活紹介が終わったので、この時を持って、部活の入部届けが受理が行わることになっているのである。
そして、翌日
「アイリス‼」
「龍美‼」
「ボク達もいるで~」
「ぎにゃ~‼」
「‼」
「よかった、誰も入らないと思ってましたから」
授業が終わった放課後、凛々の明星とジュード達は帰宅部らしく、ほかの生徒はほかの部活に入部していたので、アイリスが部長を務めている手芸部に誰も入部しないと思っていた矢先に、龍美達が入部することになったのであった。
キャトラは大龍が初対面時にアイリスに抱きついていたことを思いだして、悲鳴を上げていたのであった。
「一応、掛け持ち出来るって聞いてるからね‼」
「どこの部?」
「軽音部、助っ人で」
「楽器は出来るんですか?」
「一応は、一通りは」
「流石、龍美達わね(*´ω`*)」
茶熊学園では部活を掛け持ちできることになっていたので、先ほど軽音部のザックから助っ人で入ってくれと言われていたらしく、楽器は一応超神次元ゲイムギョウ界の歌姫、5bp。とのデュエットをした経験があるのと、歌に乗せて魔術を発動させると言う能力を持っているので、助っ人して軽音部に入部しているのである。
キャトラは龍美達には敵わないと思ったのである。
それから一日が経った。
「はぁっぁ‼」
「エクセリア殿、このまま鍛錬し続ければ、いずれはシズクを超える腕になるでしょう」
「はい‼」
「イサミ‼ 今度、オレとやるか?」
「いずれ、お手わせをお願いしようと思っていた所でした、テルカ・リュミレースを襲った災厄から救った英雄、ユーリ・ローウェル殿」
「え、ユーリさんが英雄?」
「ったく、しゃねぇな、そんじゃ、行くぜ‼ 牙狼撃‼」
「何‼ 剣と拳の二段構えか‼」
茶熊学園の道場では剣術の授業を選んだ者が集まって各々の剣術を行っていたのである。
もちろん、龍美と龍月もこの剣術を選んでいるので、エクセリア達に剣術を上級生に変わって教えているのである。
そこに颯爽と、竹刀を担いで来たユーリはイサミと手合せをすることになったのだが、イサミはユーリのことを英雄と称えて一閃交えることになったのであった。
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剣道場での一幕
茶熊学園では現在剣道場でユーリとイサミが剣術の手合わせをしているので、物凄いギャラリーが集結していたのである。
「ユーリの旦那、頑張ってくだせぇ」
「スゴイ、あれが、テルカ・リュミレースを救った英雄の剣、全て、でたらめだ‼」
「やはり、己がまだ見えぬことが多い」
「オレもだぜ‼」
「済まない、会長を見なかったか?」
「見てないわね、そうだわ、ラピードに頼んでみたら、どうかしら? ウサギ小屋に居るはずよ」
「そうか、しばし、ラピードを借りるぞ‼」
やはり、茶熊学園では、ユーリの喧嘩殺法の剣術は物珍しいようで、茶熊学園に通う老若男女は興奮していたのである。
ユーリとイサミはお互いの事を認めあっていたのである。
そこに茶熊学園生徒会副会長のゲオルグが生徒会長のシャルロットを探しにやってきたので、ハルカに、恋龍と二人で槍術を教えているジュディスは見ていないと答えて、捜索するなら、ユーリの長年の相棒のラピードを連れて行ったらどうかと、提案したところ、ゲオルグはユーリとの連携をどこかで見ていたのであろ、ジュディスに一言言って、ツキミの相棒のうさぎ、ドロが飼育されているウサギ小屋と言うより、ドロが悪さをしないように見張っているラピードの下へ向かったゲオルグであった。
「ブー‼」
「ワン‼」
「何だ、この光景は、そんなことを言っている場合ではない、ラピード、生徒会長の捜索を手伝ってくれないか?」
「ワン‼」
「感謝する、まさか、オレもラピードが認めてくれるとは」
ラピードに現在、何処へ行ったのかわからない生徒会長、シャルロットを見つけるためにユーリの相棒のラピードに協力してもらうために、クラスメイトのツキミの相棒の大きなウサギ、ドロが飼育されているウサギ小屋にやってきたゲオルグは、大きなウサギと青い犬とのイレギュラーな光景に呆気にとられていたゲオルグは、我に帰り、ドロを見張っていたラピードにシャルロットの捜索協力を頼みに近づいた所、あの初対面の人物にはあまり、近寄らないラピードがゲオルグの事を認めたのか、ラピードがシャルロットの捜索に協力することになったのである。
剣道場では、
「てぁ‼」
「エクセリア、もっと、肩の力を抜いて‼」
「はい‼」
「龍美と龍月に直々に、剣術教えてもらってるからなのかな?」
「緊張してるわね、あの子」
女性陣が龍美と龍月が勝手に武術を教えると言う形になってしまったのだが、これはこれで良いらしく、エクセリアが、両手に持っている竹刀で、一刀流状態の龍美に打ちこんで行ったのだが、龍美の見えない闘気の前に緊張していたので、肩に力が入ってしまったのであった。
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アドリビトム、飛行島に
茶熊学園では各々が授業に勤しんでいる頃、龍姫達、都立来禅高校では、いつものように席に着いて、授業を受けていたのである。
ところ変わって、アドリビトムでは、ラタトスクと超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの技術者によって生まれ変わった、バンエルティア号を拠点にしながら、ラタトスクの拠点のフラクシナスとは、備え付けられた、転送装置で往復できるようになったので、ラタトスクとの連携が出来るようになったことで、協力関係を結ぶ運びになったのであった。
「みんな、嬉しそうに、ギルドのお仕事に励んでくれるから、料理の作り甲斐があるわね」
「そうだな」
アドリビトムの食堂では、アドリビトムメンバーが新装した拠点のバンエルティア号になったことで、ギルドに寄せられている依頼をこなしているので、疲れて帰ってきたメンバーは、全員が、食堂で、アーチェ以外が食堂の食事当番をしているときは、物凄い勢いで、クレアとユキノが作った、料理をバクバクと言い食いプリを見せながら食べてくれるので、クレアとユキノは作り甲斐があると言って、会話に花を咲かせていたのであった。
「此処が、飛行島か、いいところだな~」
「いらっしゃい」
「ヘレナさん、こんにちは」
「アドリビトムの、スタンと」
「リオンだ」
「リオン?」
「あの~すいません、アスナではないでしょうか?」
「アスナ?」
アドリビトムメンバーも飛行島にはアイリス達との出会いがきっかけで飛行島に寄せられた冒険者ギルド、アドリビトムとは違い依頼を冒険者に依頼し、依頼を達成した冒険に報酬を払うと言う、以前の超神次元ゲイムギョウ界と同じやり方なのだが、アドリビトムのやり方を聞いたバロンをはじめとする、飛行島の住人は、時々、アドリビトムのメンバーに依頼をお願いすることにいしているのである。
今回はアドリビトムのメンバーから、スタンとリオンが飛行島にやってきて、依頼を冒険者ギルドから受けているヘレナから、その依頼を受けて、話を聞きに来たのだが、やって来て早々に、金色の鎧を身に纏ったランサーのダンテが、リオンと龍音を間違いだしたので、スタンが、アスナと言う龍音と間違えていないのかと、ダンテに言ったのだが、どうやら、アスナと言う呼び方にピンと来なかったのであった。
「ダンテ、アスナと言うのは、龍音が偽名として使っている名前だ」
「そうだったのかよ、済まねぇな」
「物分かりがようだな、依頼の話を聞こう」
「そうだったわね(≧▽≦)」
バロンは龍音が、飛行島にリオンが訪れてきた時のためにアスナと言う偽名を教えたのだが、その場にダンテがいなかったので、バロンに説明されて、ダンテはリオンに謝罪したのである。
そして、リオンは、ヘレナに依頼した内容を聞くことにいしたのであった。
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ソーディアンマスターと飛行島の一行
飛行島にアドリビトムのメンバーからスタンとリオンがヘレナ達が冒険者ギルドから寄せられた依頼を手伝って欲しいと言うことだったので、取りあえず、飛行島のアジトで話を聞くことになったのであった。
「つまり、魔物退治を手伝って欲しいんですね」
「期待してるぜ‼」
「貴様こそ、遅れるなよ」
「スタン、リオン、よろしく頼むよ」
「やってやんぞ~‼」
今回も魔物退治の依頼を手伝うことになったので、スタンとリオンは、ダンテ達の実力を知るいい機会だと思っていたのである。
龍音ことアスナより小柄なリオンはダンテに茶化されていたのだが、リオンも言い返して、エルフの弓使いのエレサールと、元気ウサギ娘のダビィも一緒に行くことになったので、早速、現場に向かったのであった。
「ぐぉおおお‼」
「お手並み、拝見と行こうか?」
「へまするなよ」
「スタン、行くよ‼」
「はい‼ 行くぞ‼ ディムロス‼」
『我を困らすなよ‼』
現場は、ミノタウロスが斧を構えて、アークアと言う魔法生物や、巨大なハンマーを持っているゴリラのウッホ等、物凄い魔物の群れが荒していたので、スタン達は、魔物退治を始めることにしたのである。
ダンテはランス、エレサールは弓を、ダビィは己の肉体を武器に構えて、スタン達もソーディアンを構えたのである。
そして、一斉に、魔物の群れに突撃を仕掛けたのであった。
「爆炎剣‼」
「幻影刃‼」
「早い‼」
「やるじゃねぇか‼」
「流石、アイリス達が、認めたアドリビトムのメンバーだよ」
こう言った魔物の群れを一掃することに慣れている、スタンとリオンは、いつの間にか、背中合わせで陣形を取りながら、晶術を駆使しながら、スタンは祖父直伝の剣術で、リオンはシャルティエと、逆手に持った二刀を巧みに操りながら、魔物の群れを片付けて行ったのである。
ダンテ達も二人に負けじと魔物の群れを一掃していたのである。
もちろんスタンとリオンが繰り出す見たことのない技の数々に見惚れていたのは言うまでもなかった。
「どうした、もう限界か?」
「大丈夫だぞ~‼」
「ダビィは大丈夫そうだな、帰るぞ‼」
「リオン‼ 大丈夫ですか?」
「スタン、大丈夫だ、見事だったよ、それと、その剣には意志が宿っているのか?」
『我の声が聞こえるのか?』
大方、魔物の群れを一掃したのと魔物の群れが逃げて行ったので、スタンとリオンは武器を納めて、一息ついていたのだが、スタンと同じく元気印のダビィ以外は、その場で疲れ果ててしまい、リオンはそのまま、足早に帰って行ってしまったのである。
スタンは疲れ果てているダンテ達に声を掛けて、ダンテ達は大丈夫だと今にも倒れそうな声で返事をしたのであった。
エレサールはスタンのソーディアンには意志が宿っていることに気が付いていたのであった。
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ソーディアンについて
依頼で魔物の群れを一掃したスタン達だったのだが、ダンテ達がスタン達に付いて行けずに、疲れ果ててしまったのだが、ダビィだけは相変わらずで元気いっぱいに飛行島に戻ってきたのであった。
リオンは慣れた様子で、レストランで席に着いて、
「ミルクで、いいかしら?」
「ああ、それで構わない」
「それにしても、おまえ達は」
「情けねぇ」
「さっきの話の続きをしたいんだけど?」
「実は、この剣は、ソーディアンと言いまして、素質が無いと、晶術が使えないんです」
ヘレナはリオンが未成年であることはわかっていたので、今用意できる飲み物であるのは、牛乳だったので、それをガラス製のコップに入れて、リオンの座っている席があるテーブルの上に置いて、リオンはヘレナに無表情で礼を述べて、牛乳を飲んでいたのである。
ダンテ達は落ち着いたので、エレサールがソーディアンのことについて話しの続きをして欲しいと発言したので、スタンがわかる範囲でソーディアンについて説明をしたのである。
「なるほど、要するに、ソーディアンに宿っている魂の声が聞こえる者にしか使えないと言うことは」
「よからぬことに使う者ですら、その晶術と言うのが使えるってか」
「はい、そうです」
スタンが説明したないようでどうやらソーディアンについて理解したらしく、素質がある者ならば、誰にでもソーディアンが専門にプログラミングされている晶術が使えるようになることに気がづいたのであった。
一方その頃、
「アイズ、その瓶はなに?」
「瀕死になったら、使えって、アドリビトムからもらった薬」
「つまり、それって、エリクサー‼」
「アドリビトムでは、エリクサーは簡単に作ることが出来るからって、この前の依頼で同行してもらった、クレス達からもらった」
「そうか、使う時は見極めること」
「はい‼」
迷宮都市「オラリオ」からまたダンジョンに潜っていたロキ・ファミリアは剣姫のアイズが見慣れない液体が入った小瓶を十五本あのアイテムパックから出して確認していたので、団長のフィンはその液体は何だと訪ねてきたので、アイズは素直に以前、アドリビトムから助太刀にやってきたクレス達共に戦った際に、魔物の群れを一掃し終えて、その時に、もらったと答えたのである。
その答えを聞いたフィンは、アドリビトム、凛々の明星、そして、龍姫達、ラタトスクを敵に回したことを考えて、ぞっとしたらしく、アイズにライフボトルの使用は注意しろと言って、テントに戻って行ったのであった。
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茶熊学園での初めての武偵依頼
茶熊学園の生徒でも冒険者として、冒険者ギルドからの依頼を受けることが出来るので、申請すれば、茶熊学園から、現場に行けるのである。
もちろん、龍美もそれを利用し、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの武偵所に寄せられている依頼を片付けようとしたのだが、
「ねぇ、一緒に依頼、片付けない?」
「でも、わたし・・・」
「マリも、見学者だけど、ボク達の仕事を見るいい機会だし、それに」
「龍美‼ 報酬は山分けでいいの~(^^♪」
「シャルロットが、笑顔で、仕事をするなんて(;゚Д゚)‼」
「いいの? わたしで」
「大丈夫‼ アリサ達も来てくれるから‼」
「それじゃあ、付いて行ってあげる‼」
茶熊学園に見学者として訪問している赤いフレームの眼鏡を掛けている黒いロングヘアーの少女、マリを自分の仕事に同行するように誘ったのである。
どうやら、龍美は、茶熊学園でも次元武偵の人材を居抜きすると言う抜け目ないこともしていたのである。
今回の仕事は報酬がいいのか、生徒会の仕事をゲオルグに押し付けているシャルロットが笑顔で報酬は山分けと言いながらやってきたので、カズノコ組の一行は目が点になってしまったのである。
マリは本当に自分でいいのかと、龍美に質問したのだが、龍美にはそんなことは寒けなく、今回はゴッドイーターのアリサ達も一緒に行くことになっているので、マリはこれもいい機会だと思い、一緒に行くことを決心したのである。
「これは何?」
「テレパイプって言う、説明するより、使った方が早いから、行くよ‼」
「エシリアも一緒に行く‼」
「いいよ‼ それじゃあ、ついて来てね‼」
「どこ行ったの?」
「ナナさん、行きましょう」
先に茶熊学園の校門前に待っていた龍月達と合流した龍美達御一行は、そのまま開けた場所に到着し、龍美がいつも身に着けているアイテムパックから慣れた様子でいつも使っている小型転送装置「テレパイプ」を取り出して、マリが何と質問したのだが、百聞は一見に如かずと言うことを龍美はその場でテレパイプを作動させて、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの次元武偵所に行くための転送空間を作ったのである。
そこにエステルと同じピンク髪をツインテールに結い、リュックサックを背負っているカズノコ組の少女、エシリアが好奇心をさらけ出してやってきたので、龍美は一緒に来るかと尋ねたら、エシリアは笑顔で付いてくると言って、一緒に、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの次元武所に転送していったのであった。
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武偵所での着替え
茶熊学園の仲間達と共に武偵の仕事と、新たな次元武偵の人材を確保することにした龍美達は、一旦、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの次元武偵所に帰還したのである。
茶熊学園から転送してから三十秒が経とうとしていたのである。
そして、
「到着‼」
「ねぇ、此処どこ?」
「ついて来れば、分かるよ」
「エシリア、楽しみ(≧▽≦)‼」
「エシリアは元気ね」
無事に超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの次元武所の転送ルームに到着したので、転送ルームの職員に出迎えられた龍美は、報告を受けた後、エシリアが武偵所に興味津々だったので、
「入り口はどこ?」
「こっちだよ‼」
「ウィーン‼」
「此処、教会‼」
「一応、元は教会だったんだけど、今は武偵所になってるよ」
「それじゃあ、現場に行くよ‼」
転送ルームから外に出るためエシリアが扉のルーンを使う前に、龍美が入り口である、自動ドアの前に立ったことで出入り口が判明したので、シャルロット達が後に続いたのである。
そこは、懐かしさを感じさせる教会の聖堂に出たのであった。
龍姫が来るまでは此処が国を管理し、そして、女神と言う存在がいた場所、今では普通の教会として、ある時は、そう武偵所として、日々、あらゆる依頼をこなす者達が集う憩いの場所になっているのである。
龍美が早速、依頼に遭った現場に向かうと言ったので、現場に向かおうとしたのだが、
「その前に、着替えて行かんと‼」
「その必要、あるのか?」
「そうだったね、シャルロットとアリサ達も、ボクの部屋で着替えないと‼」
「エシリアも行く(≧▽≦)‼」
「そうやな、その格好やと、動きにくいやろうな(#☆.☆#)」
「大龍の様子がおかしいけど(´・ω・`)」
「いつものことだ、気にするな」
大龍がシャルロット達の服装を見て着替えをさせることを要求したのである。
その理由はシャルロット達が茶熊学園の制服のまま着ていたのと、シャルロットとアリサ達の発育の良い、胸を見て、大龍が興奮してしまっていたと言う、いい加減な理由であったので、アリサが大龍のとてつもないオーラを察したので、恋龍に頼んだのだが、やはり大龍とは幼い頃から一緒にいる、恋龍には慣れていたので、気にするなと言われてしまったので、言われるがまま、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの武偵所にある、龍美の部屋に向かったのであった。
「ティーン‼」
「此処が、ボクが此処で生活しているフロアだよ、ボクの部屋はこっち‼」
「エシリアは、ボクと、ここで待っていよう」
「うん‼」
武偵所のエレベーターに乗り込んだ一行は龍美と瑠美奈が生活しているフロアに到着し、着替えをするために、龍美の自室にシャルロット達を連れて行ったので、エシリアのサイズの服を取って戻って来るまで、恋龍とエシリアはリビングで待つことにしたのであった。
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着替えと言う名の
茶熊学園の制服のまま超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの武偵所に来てしまったシャルロット達を着替えさせるために、龍美の部屋にやってきたのであった。
ついでにエシリアにも龍美が着ていたお古の服を上げることも兼ねていたのである。
大龍はそれとは別の目的と言う名の計画を実行しようとしていたのであった。
「うへへへ(^^♪」
「大龍が可笑しいんだけど?」
「よっしゃ‼」
「ふぎゃ~Σ(゚Д゚)‼」
「キャ~Σ(゚Д゚)」
大龍は自分の好奇心を抑えきれずに爆発させてしまい、その勢いでシャルロット達を背後から襲ってしまったのである。
いつもの大龍の性癖を知っている龍美はそのまま、行く末を見ながら、プラチックのケースから、自分が幼い頃来ていたパーカーと半ズボンを取り出して、大龍の暴走が止まるまで待っていたのであった。
そして、気が済んだので、大龍がアリサとシャルロットにぶっ飛ばされたところで、いつの間にか、あるものを着用していたのであった。
「取りあえず、これ着けてみたけど、本当に胸が邪魔にならないんだな」
「その通りや‼」
「これなら、任務も遂行しやすいですね」
「気にいった、それあげるよ‼」
「いいんですか、ありがとうございます」
「リビングで二人が待ちくたびれているから、急ごう‼」
「もう、来てるよ‼」
それは、胸が大きな人が可愛い下着を着用したいと言う願望から勇龍達が考えたアンダーウェアーであった。
それぞれ、イメージカラーに遭った色に、猫が描かれた物を着用し、気にいっていたのである。
特に、アリサは自分が着ていた服が胸が大きくなるにつれて入らなくなってしまったので、困っていた所だったので、気にいった様子だったのであった。
気に入った様子を見た龍美はそのアンダーウェアーを上げることにしたのである。
シャルロット達は大喜びだったので、龍月が恋龍とエシリアと合流を急がしたのだが、本人達の方から、龍美の部屋の前にやってきたので、
「エシリア、これあげる」
「着て見たら、どうだ」
「うん、それじゃあ、急いで着替えるね‼」
「これを着ないとね」
「それ、ゴッドイーターの戦闘服‼」
「確か、アリサ達のとこの制服だっけ、なんで、龍美が持ってるの?」
「まぁまあ、早く依頼を片付けよう‼」
龍美は持っていたお古の衣服をエシリアにあげて、エシリアは喜んで着替えに入ったので、上着としてゴッドイーターの制服の上着と同じ素材で出来た戦闘服を手渡したのであった。
シャルロットはどうして、戦闘服が此処にあるのかと御子モードで質問したのだが、龍美はそのまま依頼を終わらせてから話すことにしていたのであった。
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光焔の御子とトモダチムードメイカーのゲイムギョウ界
龍美達は今から行く現場に行くためにシャルロット達を着替えさせて、武偵所の入り口で合流していたのである。
「それじゃあ、バーチャルフォレストに行くよ」
「聞いたことないね」
「此処は、ゲイムギョウ界のプラネテューヌだからな、茶熊学園の島とは違って広いからな、今から行くバーチャルフォレストはゲイムギョウ界のダンジョンの一つだ」
「もちろん、報酬は出るんだろうな?」
「シャルはせっかちやな、報酬は依頼を済ませてからや‼」
合流出来た龍美達はそれぞれ準備は怠っていないかを確認し、依頼の現場である、プラネテューヌのダンジョンの一つの森林、バーチャルフォレストに魔物退治に向かったのである。
シャルロットは報酬が先に頭に入っていたらしく、大龍が注意したのであった。
スキット:武器の出し方
エシリア「ねぇ、武器、どこから出してるの?」
シャル「そう言えば、学園でも、武器をなんもないとこから出してたよな」
龍美「あ、そっか、茶熊学園じゃ、粒子化は習わないか」
アリサ「粒子化?」
恋龍「ゲイムギョウ界では、武器は、こうして、粒子化して持つことになっているからな、アリサ達も出来るはずだが」
マリ「出来ました‼」
エシリア「エシリアも出来た‼」
「此処がバーチャルフォレストか」
「見た所、普通の森だよね?」
「ヌラ~」
「早速、お出ましか」
「グルルル~‼」
「こっちは、ジャガーかよ‼」
「シャル、そいつは、フェンリスヴォルフって言う、狼型の魔物だ‼」
依頼に遭ったバーチャルフォレストに到着した龍美達はその魔物の群れを一掃する依頼を片付けることにしたのである。
初めてのゲイムギョウ界での魔物との戦闘に好奇心を出しているエシリアも茶熊学園で使っている斧を実体化し、構えて、スライヌの後ろから、大型の狼型の魔物、フェンリスヴォルフが現れたので、シャルロットはジャガー種だと思い込んでいたので、恋龍が得物の槍の日本号を構えながら、フェンリスヴォルフだとシャルロットに説明して、ゴッドイーターである、アリサも野太刀型神機を構え、ナナはハンマー型、シエルは片手剣型の神機を構えて、龍美達の援護に入ったのである。
「捕食行きます‼」
「なんだ‼ あのハンマー‼ 変な口がΣ(゚Д゚)」
「シャルロットとエシリアは、初めて神機を見るだったよね」
「説明はこれが終わった後でね、魔神剣‼」
「わかったよ、滅せよ‼ 裂煌刹‼」
「大龍直伝‼ 爆砕斬‼」
ナナがフェンリスヴォルフの隙を突いて、ハンマー型を捕食形態に変形して、捕食をしたのを見たシャルロットは戦いながら、驚いていたので、龍美が依頼が終わったら、説明すると言って、斬撃を放ち、エシリアは、大龍から教わったらしく、見様見真似で斧を叩きつけて、石つぶてを飛ばして攻撃をして、なんとか、魔物退治を終えたのであった。
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龍美の奥の手
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのバーチャルフォレストに茶熊学園の仲間達で魔物退治にやってきた龍美達は、依頼に記されていた、ついでに良いので、退治して欲しと言う大型の狼型の魔物、フェンリスヴォルフに遭遇したのである。
初めての超神次元ゲイムギョウ界での戦闘だったが、ついて来た茶熊学園の仲間達はいずれも、精鋭揃いなので、自分が得意な方法で、魔物退治を行っていたのであった。
そろそろ、フェンリスヴォルフに攻撃を仕掛けることになったので、
「龍月、そろそろ、教えてもいいよね?」
「いいんじゃない、ボク達の戦闘術」
「龍美達の戦闘術?」
「ボク達のじゃないんだけど、説明は後でね、飛ばして、行きますか‼」
「え~、龍美が光り出しちゃったΣ(゚Д゚)‼」
龍美はあることを茶熊学園の仲間達に教えることにしたので、龍月とこんな状況の中で相談し、そして、龍月も同じことを考えていたのであった。
その話を聞いていたシャルロットとエシリアは戦いながら、?を浮かべて戦っていたので、論より証拠と考えた龍美は勢いに乗って、オーバーリミッツLv3を発動させ、フェンリスヴォルフに愛刀の天羽々斬を構えて攻撃を仕掛けに行ったのである。
龍美からいきなり光が放出されたので、シャルロットとエシリアは驚きが隠せないでいたのである。
アリサ達はバースト状態にでもなったのだと思い込んでいたので、さほど、驚く様子がなかったのであった。
「グルルル~‼」
「遅い、虎牙破斬‼」
「格好いい(≧▽≦)‼」
フェンリスヴォルフも負けじと龍美に襲い掛かったが、場数を踏んでいる龍美には、手に取るようにわかっていた動きだったので、フェンリスヴォルフの右前脚の爪での攻撃を、そのままフェンリスヴォルフの右側に避けて、隙を見逃さず、斬り上げながら、落下する勢いで、斬り下ろしたのである。
エシリアは、剣術の授業を取ってないのだが、龍美と同じく二刀流を使う者として、虎牙破斬と言う、上下二段構えに斬りつける攻撃は見様見真似で修得していたのだが、龍美の方がキレがあって、格好良いとはしゃいでいたのであった。
龍美の攻撃は留まることはなく、
「秋沙雨‼」
「早い‼」
「スゴイ、連続突き‼」
高速の連続突きを繰り出した後、〆に斬りつけるという型にした秋沙雨と言う技を立て続けに繰り出したのである。
その物凄い連続突きを見た仲間達は龍美の技に感想を述べていたのだが、
「牙連蒼破刃‼」
「まだ、続くの~‼」
「あれって、風属性の技だよね?」
「エシリア、おまえは相変わらずだな(*´ω`*)」
龍美はフェンリスヴォルフに攻撃する隙など与えるはずもなく、そのままの勢いで、華麗なる乱舞から〆に疾風の斬撃を叩き込んだのである。
エシリアは自分が得意としている属性である、雷が、龍美達で言う属性形式に当て嵌めると、火と風の複合属性になることを教えられたので、「地」「水」「火」「風」の基本の属性を使えるように現在、龍美達の下で教わっているのである。
奥義まで繋いだ龍美は
「舞い降りて‼ 光翔戦滅陣‼」
「バーストアーツだよ‼ エシリアも教えてもらった‼」
「あれが、バーストアーツ」
光の魔法陣を展開した後、フェンリスヴォルフに向かって斬撃を放ち、
「決める、聖天十字衝‼ 安らかに、眠って」
「何、あの物凄い、技は」
「秘奥義」
「さてと、片付いたし、本部に帰るよ」
「そうね」
龍美は二刀流になり、フェンリスヴォルフに乱舞を叩き込んだ後、最後に十文字になるように十字に斬り捨てたのであった。
そして、フェンリスヴォルフは光の粒子になって消えて逝ったのを見届けた龍美達は依頼を完了したことを報告しに戻ることにしたのであった。
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龍美が
茶熊学園の仲間達と初めての超神次元ゲイムギョウ界での依頼を片付けた龍美達は報酬の交渉をしに帰還したのであった。
スキット:秘奥義
シャル「あの技、何?」
龍美「ボクのオリジナルの秘奥義‼」
アリサ「秘奥義?」
ナナ「秘奥義って何ですか?」
龍月「秘奥義は、簡単に言えば、奥の手だよ、秘奥義は人それぞれだから」
エシリア「秘奥義、格好いいね~」
シエル「ブラッドアーツよりすごいかもしれないですね」
「今日の依頼の報酬です‼ まさか、本部長自ら、お受けになられるほどでは」
「いいの、はい、報酬‼」
「ありがとう、本部長?」
「うん、ボク、ここの武偵所の本部長何だ~」
シャルロット達御一行「えぇぇえ(゚Д゚)ノ<‼」
無事に依頼達成の手続きを終えた龍美達は受け付けで茶熊学園で使える通貨のゴールド通貨に両替をされた渡された報酬を約束通りにシャルロット達とで山分けをしたのである。
その時に受付の職員が龍美のことを本部長と呼んだので、シャルロット達が龍美に質問したので、龍美は素直に自分が超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの武偵所の本部長であることを明かしたのは良かったのだが、エシリア以外が大声で驚いていたのであった。
「そんなにも、驚くことかな?」
「驚くのが、普通でしょ」
「報酬も、もらったし、ハラヘッタ~」
「エシリアも~」
「そうだよね、茶熊学園で食べようか」
「はい‼」
龍美は何故驚いているのかわかっていないようで、シャルロット達がツッコミを入れたのである。
ちょうどいい時間だったのか、龍美達は茶熊学園に戻って、お昼を食べることにしたのであった。
「はい、今日付き合ってくれた、ボクからのお礼」
「サンキュー、うまい‼」
「よう‼ 今日は珍しく、ギルドの依頼に行ったんだろ」
「オウガか え~と、ユーリ」
「何だ、覚えていたのかよ」
「しかし、龍美達は、料理も出来るんだな」
茶熊学園に戻った龍美達は龍美が作っていたお弁当を囲みながら食べることにしたのである。
そこに、オーダーメイドの茶熊学園の制服を着た、オウガと、茶熊学園の制服を着用しているユーリがやってきたのである。
どうやら、二人は気が合うようで、趣味などを話す間柄になっていたのであった。
オウガは、いつも面倒事が嫌いなシャルロットがちゃんと依頼をこなしたと聞いていたので、シャルロットをからかっていたのであった。
ユーリは、龍美の作ったお弁当を見て、料理の腕前もスゴイことを評価したのであった。
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各場所
依頼を片付けて、報酬をもらった龍美達は、茶熊学園の仲間の、シャルロット達と、アリサ達と、オウガとユーリと言う、異色なメンバーでお昼を楽しんでいたのである。
「シャルロット達に、これ、渡しておかないと」
「何、これ?」
「何だ、冒険者ライセンスじゃなさそうだが?」
「次元武偵ライセンス、簡単に言うと、ボクと同じ仕事が出来るようになるんだよ」
「って、ことは、あたしも、アンタ達と見たいにいろんな場所に行けるってこと(゚Д゚)ノ」
「うん、それに、ユーリさんも次元武偵の一人だから」
「流石、テルカ・リュミレースを救った、英雄様ってことだな」
龍美は武偵所でシャルロット達の次元武偵ライセンスを全員分発行していたので、ちょうど先ほどのメンバーが全員いるので、アイテムパックから顔写真が貼られている、カード状の武偵ライセンスをテーブルの上に広げて渡したのである。
もちろん、エシリアにも武偵ライセンスが発行されているのであった。
オウガは自身が持っている冒険者ギルドから発行されている冒険者ライセンスとは違うので、首を傾げていたのである。
そう、今、この場を持って、シャルロット達が次元武偵として、天界から認められたのだから。
シャルロットが龍美達のようにいろいろなところに出向きながら一攫千金を狙えると夢見ていたのであった。
エシリアは相変わらずのマイペースなのであった。
龍美は、ユーリも次元武偵の一人だと説明し、オウガはユーリのことを英雄と言って茶化していたのであった。
一方、アドリビトムでは、
「ロイド‼」
「先生‼ ごめんなさい‼」
「ロイド・・・」
「(-_-)zzz」
「スタンは相変わらずなのね(*´ω`*)」
リフィルによる講習が行われていたのだが、ロイドが小学生がいとも簡単に解ける掛け算を暗算で解けなかったので、リフィルにチョーク投げでお仕置きを受けていたのである。
その光景を見慣れているリフィルの弟のジーニアスは呆れかえってしまい、それに引き換え、スタンはそのまま、居眠りをしたまま、起きようとしなかったのであった。
この後の、キスティスによる、授業でもスタンは起きなかったのは言うまでもなかったのであった。
龍姫達、都立来禅高校の御一行はと言うと、午後からの授業のためにその準備に取り掛かっていたのであった。
「お姉ちゃん達、大丈夫かな?」
「大丈夫だろ、あの姉に、おまえと言う、妹だしな」
「その通り‼」
「そうだよね、ボクより、強いし‼」
「(龍姫より強いのか)」
龍姫は午後からの授業が始まるまでの時間に、茶熊学園に入学している姉の龍美のことが気にかかっていたので、恋人の士道に励まされて、自分より姉方が強いと言って、午後の授業に集中することにしたのだが、スコールは脳内会話で龍姫より龍美の方が強いのかと、考えていたのであった。
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それぞれの授業
茶熊学園と都立来禅高校もお昼休みが終わり、午後の授業が行われようとしていたのである。
都立来禅高校では、いつもの授業が行われて、茶熊学園では、冒険者についての授業が展開されていたのである。
龍美達も午後からの授業を受けているのだが、
「応急手当ては速やかに、行うように、それと、二次被害が起きないように、周囲の安全を確保したのち、救助者の意識の確認」
「龍美さん、スゴイですね」
「うん、医者なのに、文武両道だしね」
「すごいわね、こんなにも詳しく」
入学したての龍美が上級生のクライブに変わって、応急手当ての講習を開講しているのである。
面倒なことが嫌いなシャルロットが素直に自分の席に着いて、居眠りもせずに龍美の講習を聞いていたのである。
エシリアは頷きながら龍美の講習を受けて、魔導師であり、アーチャーであるヨシュアの双子の妹のミレイユは、カティアに習っていた応急手当ての内容より、医者と言う顔を持つ龍美の応急手当ての講習は勉強になると双子の兄のヨシュアも、龍美達のような文武両道な女がいることに感心していたのであった。
もちろんイクラ組でも授業が行われているのだが、ゲオルグによる話し合いと言うよくわからない授業内容になっていたのであった。
それ相まって、バイパーの発言内容が飛び交っていたのである。
そんなこんなで、茶熊学園の午後からの授業が終了したのであった。
スキット:料理の腕前
ミレイユ「あの~龍美さん」
龍美「どうしたの?」
ミレイユ「龍美さんに、料理を教えてもらうと思って」
キャトラ「そう言えば、龍美って、いつもお弁当よね」
龍美「この方が安上がりだし、ついでに瑠美奈の分作っちゃうから」
瑠美奈「そのおかげで助かってるだけどな」
オウガ「かよ‼」
龍月「ミレイユ、いいよ、ボク達が料理を教えてあげる」
大龍「大阪名物、粉もんも教えたるさかい」
バイパー「オレと勝負だ‼ オレの料理の腕前は、パティシエ級だ‼」
ユーリ「パティシエって菓子作る職人だよな?」
龍美「はい、そうです」
アリサ「それ言うなら、シェフよ」
「真っ直ぐ家に帰るんですよ‼」
都立来禅高校二年四組「は~い‼」
「さてと、茶熊学園にいるお姉ちゃん達にメールを送らないと」
都立来禅高校も授業が全て終わったので、龍美は茶熊学園にいる姉の龍美にメールを送信することにしたのである。
「龍美お姉ちゃん達、元気にしてるかな? 武偵所の方は問題ないけど」
「龍音、大丈夫でしょ、アンタの姉なんだし」
龍音達も授業が終わったので龍美達にメールを送信していたのであった。
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IS学園に
茶熊学園も、地球に居る龍姫達も今日の授業が全て終わったので、茶熊学園に通っている姉達にメールを送信して、自宅に帰ることにしたのである。
その頃、茶熊学園に通っている龍美の下には、
「龍姫から、メールが着てる」
「あの~、メールは何ですか?」
「そっか、こっちの世界じゃ、スマホとかないよね、メールと言うのは、インターネットって言う物を利用して、電子端末に送られる文字が書かれている物だよ」
「龍姫って、確か、龍美の妹だっけ?」
「そうだよ‼ 元気にしてますと」
茶熊学園の寮の自分部屋にあるインテリジェントデバイスに龍姫からメールが届いていたので、空中にスクリーンを出現させたので、一緒に部屋に居た、マリとシャルロットがいきなりの出来事に驚いてしまったのだが、マリは龍美にメールとは何かと質問したので、龍美がメールに着いて理解している範囲でマリに説明して、シャルロットが以前、龍美には龍姫を入れた十四人姉妹だと聞かされていたのと、その中でも、龍姫のことが好きだと言うシスコン丸出しだった龍美の事実を知っていたので、シャルロットは龍姫と聞いて、すぐに龍美の実の妹であるとわかったのであった。
龍美は最愛なる妹からのメールを読み、メールを返信したのであった。
だが、龍姫にメールを送信して、シャルロットとマリに色々と教えていた所に、
「マスター‼ 大変です‼」
「どうした?」
「龍美、あら、お友達がいたの、そんなことより、すぐに、IS学園に魔物と無人兵器が暴走してると言う通報が入ったわ‼」
「シャルロット、マリ、ごめんね、ボク、これから出かけるから」
「待ちなさい、それは、報酬が出るお仕事何でしょうか?」
「取りあえず、一緒に行くってことで良い?」
シャルロット&マリ&エシリア「もちろん‼」
天界から母であるのだが、シャルロット達とは初対面だったので、姉妹に見えていた剣心から、至急、地球のIS学園と言う場所に出現した魔物と無人兵器の討伐に向かってほしいと言うIS学園に潜入している次元武偵から通報があったので、龍美はシャルロット達に一言言って、現場に向かおうとしたのだが、突然、シャルロットが猫かぶりで、御子時代の口調で、凛々しく喋りだして、報酬はちゃんと出るのかと龍美に質問してきたのだったので、龍美は報酬の話は後にすると言って、ちょうど、部屋を訪れたエシリアと一緒に、現場である、IS学園に向かうために、
「校長先生、ちょっと‼ 出かけてきます‼」
「ちゃんと、戻ってきてくださいね‼」
「はい‼」
「ふぅ、話は聞いてましたけど、龍美さん、あなたをこの学園に入学させたのは、良かった見たいです」
学長であるカムイに外出することを告げて、トリックマイスターにシャルロット達と一緒に乗り込んで、急いでIS学園に龍月達と一緒に向かったのである。
トリックマイスターが飛んで行った方角を見ながら、龍美達を学園に入学させたことは良かったのだと、カムイは悟っていたのであった。
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緊急‼ IS学園‼
茶熊学園に通っている龍美達の下に女性しか起動しない兵器、SIを学ぶ学校、IS学園に突如、何もない所から魔物が現れたのと、無人人型兵器が一機現れたので、討伐して欲しいと言う通報が入ったので、今の現状、時空管理局は崩壊している以上は、各世界にいる次元武偵が魔物退治を行っているのである。
もちろん、龍月達も専用の戦闘機に乗り込んで、現場である、IS学園に向かっているのであった。
龍美達だけではなく、もちろん、龍姫達の下にも、天界からの報告がインテリジェントデバイスに入ったのである。
龍姫達には姉のような戦闘機が無いので、拠点にしているフラクシナスを経由して、向かうことになったのであった。
「お姉ちゃん、此処が、IS学園だよね」
「そうだよ、けど、どうしようか?」
「?」
「あの~どうしたの?」
「実は・・・」
「きゃ~‼」
「仕方ない、行くよ‼」
「ああ‼」
現場のIS学園の闘技場に到着した龍姫達はアドリビトムのメンバーの次元武偵のスタンとクレスと合流し、姉達とも合流を果たしたのだが、IS学園は特別な事情が無いと男子禁制の学校なので、男性陣には外で待ってもらうことしてもらおうとしたのだが、案の定、IS学園の生徒の悲鳴が聞こえてきたので、そんなことを構えっている余裕がなくなったので、急いで現場に向かったのであった。
「ウィ~ン‼」
「ぐぉおお~ん‼」
「IS学園の生徒に告ぐ、直ちに、避難を優先しろ‼」
「どうやら、怪我人はいないけど、この騒ぎに乗じれば」
「そうね、行くわよ‼」
「なんで、アリサ達が居るの(゚Д゚)ノ‼」
「説明は後‼ 伏せて‼」
現場のIS学園の闘技場に到着した龍姫達は、避難誘導の指揮を取っている、IS学園の教師の織斑千冬の誘導に従っている生徒達でごった返しており、闘技場では、ISと言う武装を身に纏った数人の生徒が戦っていたので、龍姫達は騒ぎに乗じて、助太刀に入ることにしたのだが、そこにアリサ達が神機を携えていたので、龍美がツッコミを入れたので、アリサが説明は後にして欲しいと言い、持ってきた閃光弾を放り投げたのである。
そして、閃光弾は爆発し、強烈な光を放ったので、龍姫達はその光を利用し、龍神化を行なったのである。
「誰?」
「あなた達は、誰ですの?」
「助けに来た人に向かって言うことなの~」
「さてと、一気に片付けますか‼」
「久しぶりだな、骨の有りそうな奴とやるのは」
「真龍婭達が楽しそうな笑みを浮かべているよ~(゚Д゚)ノ‼」
「響輝、大丈夫‼」
無人人型兵器とマンティコアと言うライオンのような大きな獣の魔物と戦闘を繰り広げていたIS学園の生徒達だろうか、より取り見取りな武装を身に纏っていた所に、ゲオルグが装備していそうなフルフェイスの兜を被った龍神化している龍姫達が助太刀に入ったのであった。
シャルロット達はマンティコアの討伐に乗り込んでいったのであった。
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一夏達との共闘‼
現場である、IS学園の闘技場に到着した龍姫達は、無人人型兵器を破壊する組と、怪我人などいないか捜索する部隊、そして、地上でマンティコアなどの魔物と戦う部隊の三構成で、龍姫は、無人人型兵器討伐隊で、守護女神をしていた反動で、自分のことをオレと呼び、まるで海賊のような振る舞いになっている戦国武将の鎧とテルカ・リュミレース騎士団の隊長鎧を合わせたようなバリアジャケットを装着している真龍婭と、まだ戦い慣れていない現在、美少女に変身している響輝と、ユーリの影響なのだろうか、ユーリの黒い衣服をモチーフにしているが、胸にはちゃんと漆黒の胴丸が装着されているバリアジャケットを着ている勇龍共に、IS学園の生徒の五人と戦うことになったのである。
もちろん、アドリビトムのメンバーからはスタンとクレスが、そして一緒に下校していた星也達も地上でシャルロット達ともにマンティコアと戦っていたのである。
龍姫達は全員が龍のフルフェイスの兜で顔を隠しているのである。
「おまえ達は、誰だ‼」
「後で話をしてやるから、離れてろ‼ 魔神剣‼」
「ラウラ‼ 此処は、共闘した方がいい」
「一夏の言う通りだよ」
「そうね、取りあえず、この人を何とかして(゚Д゚)ノ‼」
「胸が大きくならへんのをコンプレックスに思ってると思って、お姉ちゃんがマッサージをしてあげてるんやで(^^♪」
いきなりの龍姫達の助太刀にドイツから来たと言う左眼を眼帯で隠している銀髪の少女は龍姫達に得物のライフルを向けて来たので、IS学園唯一の男子生徒で織斑千冬の実の弟である、織斑一夏はラウラに龍姫達と共闘前線を張ることを提案したので、一夏の幼馴染みである、中国から来た、茶髪の髪をツインテールに結っている凰鈴音が一夏の指示に従うことにしたのだが、いつの間にか、職務を放棄していた大龍と武龍が、姉妹揃って、鈴のぺったんこの胸を鷲掴みにしていたのである。
これにはレイヴン以上にスケベ丸出しの御子神姉妹には呆れるしかなかったのである。
芽龍達も呆れたのであった。
「シャルロット、やるな‼ どこで剣術学んだんだ?」
「そんなこと言ってる場合か‼」
「チクチクタク(^^♪ チクタク(^^♪」
「扉からトランプが」
「がう‼」
「さてと、美龍飛、おまえが決めて良いぞ」
「そうさせてもらう、飛ばして行くか‼」
二刀一対の双剣を巧みに使い、燃焼効果がある結界と自身に、攻撃を受けると自動的に二連続で反撃を行う結界を張っているシャルロットに、クレスがマンティコアの周りに居る、小型の魔物を倒しながら、何処で剣を学んだのだと質問していたので、シャルロットは、戦闘に集中するように注意し、エシリアは何も前触れもなく、巨大な金色の扉を出現させて、中から巨大なトランプが自動的に魔物を一掃し始めたのである。
そんな中、マンティコア共に出現した戦国武将の鎧に憑りついた怨霊が巨大化した魔物の武者と戦っていた龍華と美龍飛は、美龍飛が倒すことになったので、オーバーリミッツLv3を発動して、得物の数珠丸恒次を構え、特攻したのであった。
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久しぶりの覇王‼
IS学園の闘技場に突如出現した、無人人型兵器とマンティコアを含む魔物の討伐することになった龍姫達は、三部隊構成で編制してあるので、戦いに集中できるのであった。
地上ではマンティコアを討伐したのだが、今度は戦国武将の鎧に怨霊が憑りついた魔物の戦鬼武者が二体を纏めて倒すことになったので、赤みがかったピンクと薄紫色の髪をツインテールに結っている巫女服に胴丸と言う美龍飛が、金髪碧眼にアンジールからはチョコボ頭と命名されるほどのツンツン頭に、ツインテールに結って、服はジュードが服屋の店員が薦めてきて買った私服をモチーフにしたバリアジャケットを装着し、漆黒の龍のフルフェイスの兜を被っているバスターソード型の特殊な神機を得物に使う龍華の援護もあって、
「まずは一体‼ 虎牙破斬‼」
「ガラン‼」
「速いですわ‼」
「一太刀で、あの巨大な化け物を」
戦鬼武者の薙刀を掻い潜り、素早く斬り上げ、斬り下ろして、武者をまず一体を倒したのである。
武者は技を使うと、マンティコア同様に掴み技を使ってくるとアイリス達から聞いていたので、一撃で倒すか、離れて攻撃するかだったので、美龍飛は迷わなかった結果である。
初めて見る光景と技を見た篠ノ之箒とイギリスから来た金髪碧眼の少女、セシリアは自分達が苦戦していた戦鬼武者を一刀両断にしてしまった美龍飛に驚きを隠せなかったのであった。
まだまだ美龍飛の快進撃は止まることはない、
「閃空裂破‼ 鳳凰天駆‼ 舞い上がれ‼ 光翔戦滅陣‼」
「スゴイ、ISを持っていないのに」
「あの太刀筋、かなりの鍛錬を積んだらしい」
「あの動き、剣道とかそんな動きじゃない‼」
戦鬼武者は技を出すと掴み技で反撃してくるのだが、それは相手が地上に居る時と言う条件でしか、掴めず、只、平手で地面を叩くので、それを躱してしまえば、戦鬼武者は隙をさらすので、美龍飛はその好機を見逃すことなく、戦鬼武者に怒涛の連撃を叩き込み、バーストアーツに繋いだのである。
ISによる戦闘術を日々学んでいる、もう一人のシャルロットと一夏は剣道の動きではないことに気が付いたのであった。
そして、
「心得ろ‼ 我が刃は、龍の牙‼ 六道の悪行、浄滅させる‼ 闢・魔神王剣‼ 成敗‼」
「何だ‼ あの技は‼」
「流石、覇王だな‼」
戦鬼武者を打ち上げて、バインドして拘束し、刀を上段に構えて、兜割りの要領で一刀両断にする、秘奥義で、戦鬼武者を葬り去った美龍飛は、数珠丸恒次を鞘に納めたのであった。
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響輝‼ いざ、参る‼
地上でマンティコアと戦鬼武者二体を無事に倒し終えた頃、龍姫達と一夏達との連合軍は危なげなく、無人人型兵器と戦闘を繰り広げていたのである。
無人人型兵器は龍姫達の予想通りにレーザー光線や、ミサイル等による遠距離攻撃や、両手に装着されている金属製の巨大な爪による接近戦と、器用に思えるのだが、ISと言う武装を身に纏わず、バリアジャケットを身に纏って、フルフェイスの龍の兜を被っている龍姫達の方が優位に立っていたのであった。
「野郎ども‼ 邪魔すんなら‼ 引っ込んでろ‼」
「何ですって<`~´>‼」
「いや、どう見ても、おまえ達、二人が離脱した方が良い、済まないが、そこの二人、離脱してくれ‼」
大龍&武龍「まかせとき‼」
セシリア&鈴音「ちょっと‼」
真龍婭は自分を取り戻したのと、本来の性格の生真面目から一変し、フルフェイスの龍の兜を被っているのでわからないが、目つきが鋭くなってしまい、海賊のような口調で喋り、自分のことを「わたし」から「オレ」になってしまったのだが、根は本来持ってるほっとけない病のお人好しのままの真龍婭が、馬が合わないのだろか、セシリアと鈴音に前線から離脱しろと命令したのだが、真龍婭の指示に鈴音とセシリアは従わず、激怒していたので、ラウラは軍人らしく冷静に大龍と武龍に一緒に二人ともに前線を離脱してくれとお願いしたので、大喜びで、大龍と武龍はセシリアと鈴音を羽交い絞めにして、颯爽と前線を離脱したのであった。
「ウィ~ン‼」
「さてと、どうしようかな?」
「だったら、龍姫ちゃんが決めちゃったら?」
「そうだねと言いたいけど、響輝、やっていいよ‼」
「ちょっと‼ ボク、まだ剣習っているとこですけどΣ(゚Д゚)‼」
「大丈夫だ‼ 今までやってきたことをやればいいんだよ‼」
「スゴイ、無茶ぶりだよ‼」
漆黒のボディの無人人型兵器は神速で飛び回る龍姫達にターゲティングしたので、その間に一夏達は態勢を立て直してもらっていたのである。
星龍が龍姫に止めを刺すように言ったのだが、龍姫は一瞬乗る気だったのだが、龍姫は新規参入した龍神化しているので水色の髪にピンク色のメッシュが入っている髪をツインテールに結っているが一応、龍の兜を被っているので素顔を隠している響輝は男なのだが、今はスタイル抜群の女の子になってしまっているので、一夏達には男であることが、士道と瑠美奈と和真同様にばれていないのである。
そう、今、響輝の鍛錬の成果を見せる時が来てしまったのであった。
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見せろ‼ 響輝
漆黒のボディーの無人人型兵器は響輝が破壊することになったので、龍姫達はなるべく一夏達から無人人型兵器の攻撃が被弾しないように、するために無人人型兵器のターゲティングを自分達に向けて、一夏達は龍姫達の援護に回ることにしたのである。
ISには銃器類に、巨大な剣などが標準装備されているが、搭乗者の場所が丸見えで、装甲がないので、万が一のことがあっては元も子もないので、一夏達は龍姫達の邪魔にならないように援護に回っていたのである。
「わかりました‼ ボクでもやるんですから‼ 飛ばして行きますか‼」
「流石、オレが認めた奴だな」
「真龍婭~、こっちも行くよ~」
「おう‼」
「なんでだろう、物凄く、安心感があるのは?」
「一夏、仕方ないよ、あの人たちが、ボク達より、場数が多いんだから」
響輝はぶっつけ本番でオーバーリミッツLv3を発動できるようになってしまったので、響輝はその勢いのまま無人人型兵器に特攻していったのを、真龍婭と勇龍が褒めていたのである。
うずめ達も、避難誘導が完了したので、合流を果たしたのである。
一夏は龍姫達と共闘して、なぜか自分が安心感を感じていることに気が付いたので、ボクっ子シャルロットは龍姫達が物凄い場数を踏んでいたことに気が付いていたのであった。
響輝は、真龍婭からもらった紫色の柄巻の二尺三寸の日本刀をしっかりと持ち、構えて、
「虎牙破斬‼」
「あの技は、みんな使えるのか」
「単調な動きで、上下二段だから、隙が小さくて済むみたいだな」
アドリビトムのメンバーの剣士達が大抵基本として学ぶアルベイン流でも基本剣技の一つである、斬り上げて、斬り下ろす、二段構えになっている都合上、隙が小さい技なので、光焔の御子でもあったシャルロットも龍美と龍月に習ったことで修得した、「虎牙破斬」を繰り出して、剣道全国制覇した一夏の幼馴染みの一人、箒は、剣道ではない技に、見惚れていた、一夏は虎牙破斬が隙が小さくて済むと評価していたのである。
「まだまだ‼ 雷神剣‼」
「ぴ~‼」
「今度は、落雷を落としたのか‼」
「まだ、続くぞ‼」
響輝は自分が出来る剣技の中から連携できる剣技を振り絞って、鋭い突きで、そして、敵に落雷を浴びせると言う、技、「雷神剣」を無人人型兵器に叩き込んだのである。
「魔神、双破斬‼」
「今度は、合体技か‼」
奥義として最初に修得した、魔神剣を放ってから、虎牙連斬を叩き込むと言う複合奥義「魔神双破斬」を無人人型兵器に叩き込んで、
「水よ‼ 立ち昇れ‼ 天狼滅牙‼ 水蓮‼」
「今度は水が‼」
もちろんテルカ・リュミレース騎士団戦闘術、バーストアーツも修得済みで、日本刀を逆手に構えて下突きをして水柱をお見舞いすると言うバーストアーツを決めて、
「見切った‼ 龍虎滅牙斬‼」
「きゅ~‼ ボカン‼」
「何、あの技は‼」
響輝は取りあえず、自分が出来る秘奥義の中で、思いついたのが、斬撃を放って、すり抜けながら斬りつけて、飛びあがり、そのまま、日本刀を叩きつけて、魔法陣で捉えて成敗する秘奥義「龍虎滅牙斬」を無人人型兵器に叩き込み、見事、討伐に成功したのであった。
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討伐後
響輝が漆黒の無人人型兵器を見事、秘奥義で討伐完了したので、無人人型兵器の残骸の撤去をラタトスクの職員が変装して行っていたのである。
龍姫達は、龍神化したまま、何があったのかと言う事情聴取を取ることにしたのであった。
「なるほど、訓練中にね」
「はいそうです‼」
「わかった、もう、解散していいよ」
「では、此処はオレ達だけで大丈夫ですから、皆様も解散してもいいですよ」
「そう、それじゃあ、お願いしますね」
一夏達及び、事件現場に遭遇したIS学園の生徒達全員の調書が取れたので、龍姫達は、一夏達を解散させたのである。
大龍と武龍の姉妹に羽交い絞めされていたセシリアと鈴音は胸を鷲掴みにされていたのだが、今は大人しく部屋に戻って行ったのである。
その時だった、
「カキ~ン‼」
「ザクッ‼」
「何‼ わたしの一撃を受け止めただけでなく」
「姉さんの剣を」
「真っ二つにΣ(゚Д゚)‼」
「いきなり何するんですかΣ(゚Д゚)‼ 危ないですじゃないですか<`~´>‼」
龍姫の背後から一夏の実姉の千冬がバスターソード並の剣で、襲い掛かってしたのである。
龍神化してようが、しまいが、龍姫には背後から攻撃されるということには嫌と言うほどテルカ・リュミレースやリーゼ・マクシア、そして自分が転生した現超神次元ゲイムギョウ界などと体験していたのと、幼い頃から祖父、龍造から教わっていた武術と、野井原の秘剣と謳われた猫妖怪の孫であり母である、剣心譲りの戦闘感を持ってさえすれば、例え世界一のIS使いの攻撃などでは龍姫は怯むと言うことはない、そして、愛刀の次元断「蒼虎」を抜刀して、千冬のバスターソードを一刀両断にして、刀身を真っ二つにしてしまったのであった。
その場にいた一夏達、そして、千冬に憧れてIS学園に入学していた女子生徒達は開いた口が塞がらなかったのは言うまでもないのであった。
流石の龍の姫君と謳われ龍姫でも、千冬に注意していたのである。
「すごい、あの世界一の姉さんに勝つなんて」
「千冬様が‼」
「余程、尊敬していたみたいだね」
「それじゃあ、帰ろうか、それにお姉ちゃん達は、茶熊学園のみんなが心配してるんじゃないの」
「そうしよう、我が愛しき妹達よ、帰るぞ」
「まさか、お姉ちゃん、もう一つの龍神化が出来るようになっちゃったの(゚Д゚)ノ」
「募る話もあるのだが、急いで帰らなければならないからな」
「わかった」
落胆している千冬とIS学園の生徒達を尻目に龍姫達も解散することにしたのだが、いつの間にか、龍美が半妖モードの龍神化ではない、もう一つの龍神化を修得してしまったのであった。
そして、龍美達は茶熊学園に戻って行ったのであった。
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何故?
IS学園襲撃事件は、無人人型兵器と魔物の群れによるもので、魔物の群れはどうやら、何者かによって、IS学園に誰かが放ったと言うものだったのである。
星也達、アドリビトムのメンバーも心当たりがあるとすれば、リンダ達であろうと確信はなかったが一応可能性として入れていたのであった。
スキット:龍美のもう一つの龍神形態
龍姫「お姉ちゃん、もう一つの龍神化が出来るようになったんだね(^^♪」
龍美「その通り、どうやら今までの戦いで溜まった経験値と言えば分かるか、スタイルは変化しない代わりに、性格が女王様ぽっくなってしまったのだ、安心しろ、愛しきおまえ達妹とやり合う気はない、中身は鳴流神龍美だ」
龍月「そろそろ、元に戻った方が良いんじゃない? 疲れるよ」
龍美「うん‼」
「ちょっと、待ってくれ‼」
「ん? どうしたの?」
「千冬すら圧倒するおまえは、どうして、ISを使おうとしない‼」
「そんなもの使っても楽しくないから」
「ラウラ、学園に帰るぞ」
龍姫達は龍神化した状態でIS学園を出ていたのだが、そこに、銀髪の髪に軍人のような服装の眼帯をした少女が龍姫達を呼び止めたのであった。
その少女は、自分が憧れていた織斑千冬のISの剣を一刀両断にしてしまった龍姫が何故、ISを使わないのかと質問してきたのである。
龍姫はその問いに少女が抱えている闇の深さを察したのか、ISによる見せかけの強さなど今の龍姫達には必要なかったのである。
一夏達がその少女の名を呼んで、初めて少女の名前がラウラだとわかったのである。
一夏達に連れられてラウラは悲しそうな表情を一瞬浮かべて、学園内に戻って行ったのであった。
龍姫達はその場で解散し、各自の自宅に帰ることになったのであった。
「なるほど、わかったわ、そのラウラって子の事調べてみるわね、龍姫の今の立場だと、調べるには限界があるしね」
「ありがとう、お母さん」
「どういたしまして、そろそろ、龍翔達は新婚旅行先に着いたんじゃないかしら?」
「確か、ハワイだったよね?」
「お母さん達大丈夫かな?」
自宅に帰った龍姫は部屋に荷物を置いて、お風呂に入り、今は夕飯を家族で食べていたのである。
天界でもラウラの出生と、シャルロット・デュノア、もう一人のシャルロットのことも天界で調べることになったのである。
剣心は龍翔夫妻が無事に新婚旅行先に着いたのかと心配し始めたのであった。
婭龍紗は兄夫婦の旅行先が常夏の島のハワイ島だったので、自分もいつか行ってみたいと思っていたのである。
冬龍は折角の新婚旅行に自分が付いて行ったら水を差すので実家である鳴流神家の龍翔の部屋で寝泊まりしていたのであった。
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転入手続き
IS学園の事件は無事に解決し、自宅に戻っていた龍姫は、お風呂に入った後、出かけるために、いつもの瑠璃色のパーカに、下は短パンと言うボーイッシュな格好で、アドリビトムの拠点のバンエルティア号に転送し向かったのであった。
「龍姫じゃないか‼ どうしたんだい?」
「ナナリーさん、ロイドとコレットは、何処にいますか?」
「ロイドとコレットに話があるんだね、わかった、呼んでくるから、そこに座って、待ってな‼」
「はい‼ ありがとうございます‼」
龍姫を出迎えてくれたのは、ガーネットのような長い紅い髪をツインテールに結っている女性弓使いのナナリーだったのである。
龍姫は、ナナリーにロイドとコレットに話があることを説明すると、姉御肌で、面倒見がいいナナリーは快く龍姫の要件に応じてくれて、椅子に座って待っていて欲しいと告げて、ロイドとコレットと探しに行ってくれたのであった。
そして、しばらく待っていると、
「龍姫、どうしたんだよ?」
「ごめんね、二人とも、実は、二人に話があって来たんだ」
「どんな、話?」
ナナリーがロイドとコレットを連れて来てくれたのである。
ナナリーは話しやすいようにその場を後にしてくれたので、龍姫は二人にあの話を持ち掛けることにしたのである。
「実はね、二人に、ボクと一緒に都立来禅高校に通わない?」
「とりつらいでんこうこう?」
「ロイド、都立来禅高校だよ‼ 龍姫と一緒にそこに通えるの?」
「うん、書類はこっちで手続きするけど、本人達の同意が必要だからね」
「確か、コハク達も通ってるんだよな(^-^)‼ オレも行ってみたい‼」
「わたしも、龍姫と一緒に、通いたい‼」
「わかった、さっき話した通りに、こっちで二人の転入手続きをやっておくね‼」
龍姫は二人に、自分と同じ都立来禅高校に通わないかと転入の話を持ちかけたのだが、ロイドが聞き取れなかったらしく、言い間違いをしてしまったので、コレットがロイドに都立来禅高校だと教えて、ロイドがシング達も通っていることを教えてもらっていたので、その場で即決したのである。
コレットは少し間を開けて、考えた後、龍姫に面と向かって、都立来禅高校に転入することを告げたのであった。
これにより、本人の同意が確認できたので、龍姫は転入の手続きが行えると伝えて、自宅に帰ることにしたのであった。
そして自宅に帰ってきた龍姫は大急ぎで台所に向かったのである。
「龍姫、ご飯冷めちゃうわよ‼」
「ごめんなさい❢ いただきます‼」
台所に到着した龍姫は椅子に座って夕飯を食べることにしたのであった。
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晩御飯
ロイドとコレットが都立来禅高校に転入する意志を示したことで、また、新たな仲間が龍姫達共に勉学に励むことになったのである。
龍姫は龍美以外を含む家族全員で夕飯を食べており、真龍婭達は、神城家にいつものように押しかけ女房と言う生活を送っているのである。
もちろん、茶熊学園の学食でも夕飯を食べているのだが、出費を抑えたい生徒は、寮の自分の部屋で料理を作ることが出来る設備があるので、龍美達は寮で晩御飯をみんなで作っていたのであった。
「シャルロット、上手‼」
「これでも、チビどものご飯作ってたしね」
「そうなんですか?」
「エクセ、料理したことないみたいだし、これを機に、簡単な料理作ってみたらどうかな? 日本料理など教えられるし」
「粉もんはまかせとき‼」
「ねぇねぇ、大阪ってどんなとこ? エシリア、行ってみたい‼」
「わたしも大阪には一回行って見たいですし」
めんどくさがりなシャルロットも龍美のオーラには勝てないのと、龍美達の料理を食べてみたいと言う願望を叶えると言う野望のために、茶熊学園の女子生徒を集めて今日の夕飯を作ることにしたのである。
今日は手始めに、料理をしたことのないと言う、竜の国の王女、エクセリアのために、初心者でも簡単にできる、カレーライスを作ることになったのである。
シャルロットは刃物を扱う職なのと、孤児院で培った料理の腕が役に立ったので、ジャガイモの皮むきを担当していたのである。
料理をしたことのないエクセリアは、皮むきピーラで人参の皮むきを担当し、皮を剥いた人参を、元退魔士のメアがルーンチェーンソーではなく、普通の万能包丁で半月に切って、鍋に入れて、ジャガイモはエシリアとミレイユが切って鍋に入れていたのである。
一番問題の玉ねぎはツキミとハルカが何を恋龍の予備のゴーグルを嵌めて皮向いて、微塵切りにして同じく鍋に入れて行ったのである。
やはり年頃なのか、話に華を咲かせており、エシリアとミレイユは御子神兄妹の故郷の大阪に行ってみたいと言っていたのであった。
一方その頃、男子寮では
「ユーリ殿、慣れているのですね」
「すまない、これでいいのか?」
「それを鍋に入れてください」
「瑠美奈、飯は炊けたか?」
「はい、今炊けました‼」
「しかし、ユーリさんと瑠美奈さんは手際がいいですね」
こちらでもみんなで晩ご飯の仕度を行っていたのであった。
もちろん女子と同じくカレーライスを作ることになったが、ユーリと瑠美奈の発案でマーボーカレーにすることになったので、食べたことのないメンバーは様々な想像をしながら作って行ったのであった。
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男子と女子のお食事会
茶熊学園の生徒寮では楽しい夕飯を作っていたのであった。
龍美達はいつも実家でやっていたこともあり、ほかのメンバーよりも速く下ごしらえが終わっていたので、料理を始めてする龍の国の王女、エクセリアをはじめとするメンバーに丁寧に料理を教えていたのである。
男子寮でもユーリが筆頭にしたお料理教室が始まり、マーボーカレーを作ることになったのである。
瑠美奈はいつものことなので、見事なまでの包丁さばきで、材料を仕込んだのである。
ユーリと瑠美奈に負けじと、バイパーも鍋に自分が仕込んだ材料を入れていたのである。
マーボーカレーを初めて目にするゲオルグとイサミは各々、想像力を働かせていたのであった。
「はじめてにしては、上出来だよ」
「ありがとうございます‼」
茶熊学園の女子一同「いただきます‼」
「これが、ユーリが好きと言う」
「マーボーカレーですか、マーボ豆腐とカレーライスを合わせるとは」
「オレも初めて食べる」
「いただきましょう‼」
どうやら完成したので、男子も女子も夕飯にすることになったのであった。
特に男子はマーボ豆腐とカレーライスを合体させたマーボーカレーを作ったので、食べたことのないゲオルグ達は物珍しそうに眺めて、そして双方で夕飯をいただくことになったのである。
「うっめ‼~(^^♪‼」
「ラピュセルにも食べさせたいです(^-^)‼」
「キャトラはダメよ」
「わかってるわよ‼」
「それにしても、このおからのコロッケ、美味しい~」
「おからって何?」
「ミラ(自分の名前を言うのはやっぱり違和感だな)、君が大切に育てているもやしの種の大豆を砕いて、絞った、搾りかすだ‼」
「何ですって(゚Д゚)ノ<ナンだと‼」
シャルロットは恥じらいもなく男顔負けの喰いっぷりを発揮し、そのほかのメンバーはカレーライスだけは無く、付け合わせで作った、龍美が作った大豆の搾りかすことおからにパン粉を付けて揚げて作ったコロッケは大好評で、もやしとキャベツを栽培している茶熊学園では悪魔と言うことをひた隠している、三つ編みの黒髪の女子生徒、ミラ・フェンリエッタはおからの存在を知らなかったらしく、本名が同じ、綾瀬におからがもやしと同じく大豆で作れる物だと説明したのである。
大豆同じもので出来ること言う事実を知ったミラは、その場で絶叫してしまったのであった。
「マーボーカレー、美味しいです‼」
「ヨシュアも気にいった見たいだね」
「クジョウ島にはこのような料理は作りませんでしたから、ユーリ殿達には感謝せねば」
「ったく、大袈裟なんだよ、おまえらは」
「何を言っている、このような料理を教えてくれたことに、感謝するのは当然のことだ‼」
「今日から、兄さんって呼んでいいですか?」
「はぁ? どうしてそうなるんだ‼」
「同じ、ローウェルな上に、英雄と同じ名前に感激しているんですから‼」
ヨシュアはマーボーカレーを初めて食べたのだが、余程、気にいったので、大喜びであった。
イサミとゲオルグは初めて食べるマーボーカレーと瑠美奈が作ったおからハンバーグに高評価を付けて感謝していたのである。
ユーリは大げさだなと言い返したのだが、クライブが同じ名字と言うこともあって、ユーリのことを兄貴分と呼び出したのであった。
こうして、楽しい夕飯を終えたのであった。
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ラウラの出生
茶熊学園でも夕飯を食べている頃、IS学園では一夏達が集まっていたのである。
「何よ‼ あの人達は‼ セクハラで訴えてやる‼」
「訴えてどうする、わたし達は命を救われたのだからな‼」
「そうだけど・・・」
「ボクと同じ、名前の人、IS使ってないのに、ボク達より遥かに強かった」
「そうですわね、わたくし達がついていけてないと言うことに」
「ラウラ、何、ぼ~と、してるんだ?」
「あ、済まない、ちょっと、考え事をしていた」
一夏達は龍神化中の龍姫達と、茶熊学園の生徒である、シャルロット達に、ISと言う武装を用いても遅れを取ってしまったことに反省会を兼ねて話し合っていたのであった。
自分達の実力が龍神である龍姫達はおろか、光焔の御子のシャルロットは兎も角、年下である、エシリアにすら手も足も出ないと言うことに深く落ち込んでしまったらしく、途中で御子神姉妹に強制離脱させられたセシリアと鈴音は特に落ち込んでしまっていたのであった。
そんな中、軍人であるラウラは一夏達が話している間、途中から上の空になってしまったのである。
一夏に声を掛けられて、我に帰ったラウラは少し考え事をしていたと本当のことを言わずに、誤魔化したのであった。
一方その頃、鳴流神家では、
「あ、あの子こと、わかったわよ」
「ラウラだっけ」
「ええ、あの子、遺伝子バンクで産まれた、親なしの子だったのよ」
「それって」
「あの国の軍、確か、ドイツ軍は裏で、ラウラが産まれたの、それからはずっと軍人としての生活が待っていた」
「そんなの、ラウラさんは真龍婭お姉ちゃん達とわたし達みたいになっちゃうよ(゚Д゚)ノ‼」
天界の情報網を使って、ドイツ軍の機密情報を得ていた剣心の口からラウラの出生が語られていたのである。
ラウラがクローン技術で産み出されたつまり、真龍婭達と同じく、人工的に作られた人間と言うのである。
龍姫はラウラが左眼に眼帯を付けていたのは、ISに適応するための目だと気が付いていたのである。
美龍飛達はもう自分と真龍婭達のような生き方はもう見たくないと言ったのである。
「それで、お母さんは、瑞樹にある提案を持ちかけたのよ」
「まさか(*´ω`*)」
「そのまさか、ウチと明のとこは兄妹が多いし、瑞樹のとこだったら養子に迎えたいって」
「ありがとう、お母さん」
「後は、あの子を日本に亡命させないと」
剣心は幼馴染みでもある瑞樹にある提案を持ちかけていたらしく龍姫はそのワードを聞いた瞬間にわかってしまったのであった。
そう、ラウラを御子神家の養女として迎えることにしたのである。
瑞樹は大喜びだったらしく、すぐにド養子縁組の手続きを始めていたと言うのであった。
そのことを聞いてほっとした龍姫なのであった。
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翌日
IS学園の生徒の一人でドイツから留学しているラウラが遺伝子を組み合わせて産まれた存在だったことが天界での調べで判明したので、天界でこの事を会議した結果、ラウラは御子神家の養女として引き取られることになったことでラウラに家族が出来たのだが、IS学園は全寮制なので、明日、イズナである瑞樹と、夫で龍武者の龍秋共に、IS学園に向かうことになったのであった。
茶熊学園の寮でラウラが自分の妹になることを知らされた大龍はと言うと、
「ラウラ、お姉ちゃん達が、可愛がってあげるさかい(^^♪うへへへ‼」
「大龍さんが壊れたΣ(゚Д゚)」
「しっかりしてくださいΣ(゚Д゚)‼」
「ソフィ、大丈夫、いつものことだから(あの子も、ソフィだったよね)」
嬉しさの余り、シャルロット達の前でにやけだしてしまい、そのまま不敵の笑みをこぼしたまま、笑っていたので、メアとミレイユと、氷の国の王女、ソフィまでが大龍が暴走してしまったので、止めようとしていたのだが、流石、幼い頃から一緒にいた幼馴染みから来ている余裕なのか、龍美達はなれッ子なので、そっとしておいてやれと、諭したのであった。
その日の夜、IS学園の鈴音にある変化が起きていたのである。
「あう‼ 熱い、胸が、熱い、わたし、胸が無いのに、身体中が・・・特に胸が」
寮で就寝していた鈴音はベッドの上でもがき苦しんでおり、特に自他共に認めるぺったんこの自分の胸が熱を帯びていたのである。
そう、大龍と武龍が鈴音がコンプレックスを持っていたぺったんこの胸を揉んだ理由は、ラクトゲン受容体を活性化させるためだったようで、そのおかげで鈴音のぺったんこの胸が今成長を始め出したのであった。
「(これなら、大丈夫)」
鈴音を起こさないように部屋に忍び込んだ武龍は、鈴音に気付かれないように、化粧台の上に自分が着用している物と同じアンダーウェアーを包装紙に包み、ピンクのリボンでデコレーションを施して、自分の部屋に転送して、退散したのであった。
そして、翌日を迎えたのである。
この日はいつも通りの平日の火曜日なので龍姫達は学校に通う準備に追われていたのである。
龍姫達姉妹は朝食を食べ終えて、玄関で靴を履いて学校に向かったのであった。
「おはよう‼」
「シング、コハク、エミル、マルタ、おはよう」
「おはよう、龍姫、聞いたんだけど、昨日、放課後に魔物がIS学園を襲っただよね?」
「そうだよ、もちろん、アドリビトムと茶熊学園との合同で片付けたんだよ」
「IS学園って、確か、ISって言う兵器の学校よね? どうして、魔物を討伐できなかったの?」
「実は、避難を優先したんだって」
「なるほど」
龍姫達はいつものようにバンエルティア号から通っているエミル達と合流し、昨日のことを話していたのであった。
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鈴音の成長日記
IS学園魔物と無人人型兵器襲撃事件は龍姫達、ラタトスクと、現在、茶熊学園に在籍している龍美達と、アドリビトムのメンバーとIS学園からの勇気ある生徒達によって無事に怪我人も出さずに討伐完了したのであった。
天界からの調査の結果、何者かがエネミーディスクをIS学園に放り込んだと言うことのである。
その証拠にIS学園の闘技場に割れたエネミーディスクの破片が残っていたと言いのであった。
どうやら、マジック・ザ・ハードが復活していると言う可能性が出てきてしまった以上は、茶熊学園の生徒も用心しないといけないのだが、在籍しているのが、各国の精鋭が在籍しているので、マジック・ザ・ハード達がシェアと言う物がどこの世界もなくなってしまっているので、ギョウカイ墓場にいようが、いまいが、龍姫達には手が出せないのは明白であったのである。
そして今現在、龍姫達は学校に向かっていたのであった。
一方その頃、IS学園の鈴音の部屋では、
「ふぁ~(/_;)、なんだか、体が、重い、ん? 何、これは?」
「バサッ‼」
「これ、手紙?」
鈴音は変化に気が付いてないらしく、授業に向かうために、着替えようと、部屋に備え付けてあるクローゼットに入っているIS学園の制服を取ろうとした手を伸ばした際に、机の上に猫のシールで封がしてあるピンクのリボンで可愛らしくデコレーションしてある、包みが置いてあることに気が付いたので、鈴音はその包みを手に持った時に、手紙が床に落ちたので、拾って読むことにしたのである。
「え~と、拝啓、この度はあなた様に、これをお届けしましたので、着用してください、鈴音様、ホワイトドラゴンより‼ あの~変態姉妹か<`~´>‼ これって、下着よね、ちょうど、新しい下着が欲しいと思ってたし、着けて上げますか?」
床に落ちた手紙には、武龍が直筆で書いた文章に、包みの中身が三種類の龍姫達が愛用しているアンダーウェアーだと言うことが記されていたので、鈴音は手紙を読み終えて、ここにいない、御子神姉妹に怒っていたのだが、気を取り直して、折角なのだから、包みに入っているアンダーウェアーを着用することにしたのである。
「まさか、わたし、胸が、ウフフ(^_-)-☆ これは内緒にしておいた方がいいいわよね、これを着れば、元のぺったんこ、とこれでばれないと、急いでいかないと‼」
鈴音はやっと、自分の胸が昨日までペったんこから箒ほどの大きさまでに見違えるくらいに大きくなったことに気が付いたので、触って、自分の胸であると言うことを確認し、武龍からのプレゼントのアンダーウェアーを着用して、いつものペったんこにして、制服を着て教室に向かったのであった。
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グラウンド五十周‼
鈴音は自分のペったんこで、自他共に認めほどに大きくならないと言われ続けた下手すると、年下のエシリアよりもない胸が、大龍と武龍が羽交い絞めにして離脱させると見せかけて、鈴音の胸をレイヴンの生霊が憑りつかなくてもいいくらいに鷲掴みにしていたことで、鈴音のラクトゲン受容体が活性化させたことで、鈴音のペったんこの胸が、胸が今も成長していることをコンプレックスを抱いている箒に引けを取らないほどに成長したことで、鈴音はセシリアにもう貧相な胸だと言われなくなったが、敢て、鈴音はほかの生徒には胸が成長したことを隠すために、武龍がお詫びとして、プレゼントしてくれたアンダーウェアーを着用してペったんこにして自分の教室に向かったのであった。
一方その頃、都立来禅高校に到着して、自分の教室に入って、席に着いている龍姫達は、朝のホームルームが始まるまで伊達眼鏡で自分の気配を消しているティアを巻き込んで、あの三人組と天真爛漫なリノアと一緒に年頃の女の子らしく会話を楽しんで、担任教師で、白魔導士の格好をした岡崎珠恵がやってきたので、各自、自分の席に着いてホームルームが始まったのである。
「取りあえず、グラウンド、50周だ‼」
「ちょっと、聞いていいかな?」
「お、何だ、瑠美奈先輩?」
「今から、グラウンドを50周走ると、一日終わらないか?」
「・・・・・」
「おまえ、数字に弱いのかよ(゚Д゚)ノ‼」
ところ変わって、茶熊学園に入学して三日が経ち、今現在、学園の校庭に集まって、体育の授業を行うことになったのだが、肝心の担当のザックは数字に弱いことが発覚してしまった上に、瑠美奈とジュードに怒られてしまい、結局、瑠美奈が臨時に体育講師になってしまったのであった。
スキット:ザックの無茶ぶり
カロル「危うく、五十周走るとこだったね(*´ω`*)」
ユーリ「計算もろくにできねぇのか?」
フラン「そうなのでござる、ザック殿は、浪費癖があるでござる」
カロル「よく、そんなんで、今までやってこれたよね」
イサミ「ユーリ殿は兎も角、カロル、そなたも、手厳しいのですね」
カロル「これでも凛々の明星の首領だからね‼」
クライブ「何‼ 兄さんが首領じゃないのか‼」
オウガ「アハハハ(^-^)、これは良い」
スキット:オレ達の平均年齢は
ゲオルグ「龍美君達は、仲がいいのだな」
イサミ「ゲオルグ殿は知らなかったのでしたね、龍美殿達は幼い頃から共に育った、幼馴染みなのですよ」
ガレア「なるほどな」
ザック「何、年寄り臭い会話してるんですか?」
ガレア「オレ達三人の平均年齢は」
ゲオルグ「717歳だ‼」
ザック「げ‼」
ガレア「ほとんど、俺なのだがな」
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女子の合同体育編
男子は結局時空管理局で臨時だが教官を務めていた瑠美奈が、革命軍の一員なのだが、浪費癖が酷いザッグに変わって体育の授業を請け負うことになったのであった。
女子はと言うと、
「オーララ‼ 女子の合同体育は拙者が担当するでござる‼」
「よろしくお願いします、フラン様」
「様なんて呼ばれると、こそばゆいでござるよ~」
「シズクの癖だから気にしなくてもいいのよ」
くノ一のフランが請け負うことになり、シズクは生真面目なのか、癖でフランを様付で呼んでしまったが、取りあえず、ストレッチと言う名のわけのわからない話が始まって、準備運動内容がいまいちぱっとしなかったのであった。
「そう言えば、龍美は、医者だったわね」
「そうですけど?」
「まさかと、思うでござるが」
「そっか、龍美が体育の先生すればいいんだ(≧▽≦)」
「まぁ、一応、念のために体育の教員免許を持ってるけど」
「それを先に言って欲しいでござるΣ(゚Д゚)‼」
精霊であるミュゼも今回ばかりは地上で体育の授業を受けることになったので、翼をしまって、超神次元ゲイムギョウ界で購入した紺色のトレーニングウェアを着用して、真顔で龍美に医者と言うことを質問して、龍美は浮かばない表情で答えたのだが、いつの間にかバスケットボールのユニフォームに着替えていたマールは、感付いたらしく、龍美が女子の体育を請け負えばいいと発言したので、龍美は飛び級で医師免許と体育の教員免許を取得していることを明かしたのであった。
フランは先に言って欲しいと龍美にフランス語交じりでツッコミを入れたのであった。
手始めに準備運動を行った後、フランが言っていた予定通りに柔軟体操を行うことになったのであった。
スキット:龍美達の運動能力
ハルカ「龍美達は、何でもこなすわねえ」
龍美「ボクは実家が武術の道場だったし、ジュディス達は、ギルドの仕事とかで魔物退治やってたり」
エクセリア「そうだったんですか‼」
マール「だから、強いだ‼」
大龍「それなんやけど、一度も、龍美ちゃんのおじいちゃんに勝ったことないねん‼」
シャルロット「だよね~」
メア「正しく、文武両道を地で行っている感じね」
マリ「わたしには無理・・・」
「キンコ~ンカ~ン♪」
「お昼だ‼」
「よ~し‼ 飯にするぞ‼」
「もう、食い意地だけはすごいんだから」
「何、この大食い集団は(*´ω`*)」
授業の終了のチャイムが鳴った瞬間、一斉に更衣室に走って行ってしまったので、ミュゼ達は慣れていたのだが、フラン達は呆れるしかなかったのであった。
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お昼休み
茶熊学園ではザックの無茶ぶりが始まったのだが、結局、龍美とジュードの活躍によって無事にまともな体育の授業に切り替わり、楽しい体育の授業を終えたのであった。
そして、お昼休みになったので、
「龍姫‼ これ、作ってみたんだけど?」
「シャルロットが、お弁当を作って来た(゚Д゚)ノ‼」
「あたしが弁当作って何が悪いでしょうか(^-^)」
「お腹空いた‼」
龍美達はいつもの屋外の学食のテーブル席に次元武偵と自分と同じ黒髪の少女で図書委員と臨時で生徒会に入っているカスミを誘って、お昼にすることにしたのである。
どうやら、シャルロットが生徒会長だが、裏の生徒会長は、龍美と綾瀬とシノンが担っているので、生徒会副会長のゲオルグの仕事の約半分以上、武偵所本部長と支部長とフラクシナス艦長代理なのだ、生徒会の書類等を片付けることはいとも簡単にこなしてしまうので、シャルロットに出来る範囲の量の仕事は限られているので、イストワールのやり方では協調性が育たないので、龍美達はシャルロットを妹のように接しながら、生徒会の仕事と部活をこなしていたのである。
瑠美奈は手芸部と剣道部と軽音部の助っ人して日々忙しい毎日を送っているのである。
もちろんのことながら、幼馴染みと凛々の明星(特にユーリ)には振り回されていたのである。
茶熊学園での料理の腕前は、いつもお弁当を作っているクライブですら認めるほどの腕前で、男子生徒の中ではユーリの次に料理上手と言われていたのであった。
「お団子はいかがですか?」
「ツキミ、みたらし団子、ある?」
「毎度あり(^-^)‼」
「ツキミは商売上手だよな」
「ユーリさんも、わたしのお団子が好きなのは知っていますよ~」
「ユーリさん、まさか」
「うん、甘い物に目が無いんだよ」
「わりぃいかよ‼」
「別にいいじゃねぇか、オレは好きな方だしな」
茶熊学園の購買部で働いているツキミは自家製の色取り取りのお団子を売って回っていたので、龍美が、みたらし団子と三色団子を合計四本、ゴールド通貨で購入したので、ユーリもこの前の報酬からゴールド通貨で粒あんのあんこが乗っているヨモギ団子を二本購入したので、ナンはカロルにユーリが甘党と言う事実に驚いていたので、ユーリがツッコミを入れた所に、オウガがやって来て、同じく団子を購入し、一緒にお昼にすることになったのである。
スキット:料理 男子編
オウガ「瑠美奈も、ジュードも、ユーリも、料理ができるんだな」
ユーリ「当たり前だろ」
ジュード「ユーリは、身近に、料理が苦手な人がいたしね」
瑠美奈「オレは、中学出て、すぐに、時空管理局の寮生活で、一人暮らしだったからな」
イサミ「今では、あのお方の下での専業主夫と言うわけですか」
ゲオルグ「やはり、オレも料理が出来た方が、女性と問題なく接することが出来るのか?」
ヨシュア「それは、ゲオルグさん、次第かと」
カロル「ゲオルグ、女の人が苦手を克服するには、ゲオルグがありのままでいたら良いだよ」
ゲオルグ「カロル」
瑠美奈「そうですよ、いつでも相談に乗りますから」
ゲオルグ「ありがとう」
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夜天龍神の涎騒動
茶熊学園では楽しいお昼休みのランチタイムに入っており、女性陣は龍美達に料理を教わったらしく、めんどくさがりのシャルロットですら出来てしまうほどに腕前を手に入れてしまったので、シャルロットに偏見を持っていたゲオルグは主君のエクセリアに注意されていたのである。
男性陣も、瑠美奈とユーリが教えているので、食べれるレベルの料理は作れるようになったのだが、ザックの浪費癖が酷いので、ザックは全く上達する気配が全く見れそうになかったのであった。
園芸部のミラはいつも自分で栽培しているキャベツともやしだけしか食べてないというので、龍美が、ミラに、初心者でも簡単に育てられる葉物野菜とトウモロコシと根菜の種と、超神次元ゲイムギョウ界の農家も愛用している肥料もあげたのである。
そのおかげなのか、ミラが変な植物を栽培しなくなったので、以前、キャトラから聞いていた植物事件再発は免れたのであった。
スキット:料理女子編
ミレイユ「シャルロットさんも、お料理、上手になったんですね、お兄ちゃんは、瑠美奈さんとユーリさんに教わっているんですけど、なかなか、上手にならなくて」
龍美「ヨシュアもいつか、うまくなるよ」
ミレイユ「そうですね」
シャルロット「龍美達の料理って、変わってるけど、うまいよね~」
アイリス「そうですよね、大豆に、米粉とか、わたしも知らない食材がいっぱいあるんですから」
カスミ「わたしの故郷に料理が似てるし」
恋龍「クジョウ島とアオイ島と似てるところがあるな、ボク達の故郷、日本は」
シズク「そうだったんですか‼」
大龍「いつか、日本に遊びにいてくれてほしいや」
「此処ね、あの子に会いに行かんとな、あ、いけない、いけない、いつもの癖で関西弁で喋るとこだったわね」
御子神兄妹の産みの母の瑞樹はラウラを養子にするために昇り龍の刺繍が施されている着物を着こなして、自らIS学園前に到着したので、勢い余って、出身地で生まれ故郷の大阪弁で喋ってしまったので、流石にIS学園に通う生徒は各地方からの留学生がほとんどなので空気を呼んで瑞樹は意を決して、IS学園の門をくぐり、職員室に向かったのであった。
「《僕に、また新しい妹が出来るんやな~ぐへへへ(^^♪》」
「武龍ちゃん、涎が出てるよ(;゚Д゚)」
「大丈夫かよ、こいつは」
「ゼル、大丈夫だよ」
どうやら、母から聞いていたのか、武龍はまた自分に妹が出来ることに涎を垂らしながら笑みをこぼしてしまったので、飛龍が注意したのだが、武龍はそのまま自分の世界に入ってしまっていたのであった。
その光景を見ていたアーヴァインとゼルは見守るしかなかったのであった。
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ラウラと伊豆那姫命
ラウラを御子神家に養子として迎え入れることにした瑞樹は龍の刺繍が施されている水色の着物を着用して、IS学園にやってきたのである。
「すいません、この学園にどのようなご用件で?」
「この学園に、ラウラ・ボーデヴィッヒと言う子が通っているのだけど、その子に用があって来たのだけど、いいかしら?」
「はぁ? わかりました、それでは、応接室にご案内します(どこの学校の生徒なんでしょうか? もしかして、来年入学希望者でしょうか?)」
「ありがとう(この学校、一夏君以外、教師も、女性しかいないのね(≧▽≦))」
IS学園に到着した瑞樹は、一夏の副担任の山田に呼び止められたので、ラウラに話があると強引に話を通したのだが、山田は一旦間を置いて、考えた後、取りあえず、瑞樹を応接室に通すことにしたのであった。
見た目は学園に通う生徒と見間違えるほど若いのだが、これでも三人の実子を産んで、養子に六人もおり、自身は伊豆名命と言う神の依代なので十六歳の頃から歳を取ることが出来ないが、伊豆那姫命に圧倒してしまっているので、本来の自分を持てている御子神兄妹の母に見えないので仕方ないのであった。
「ラウラ、おまえに客が来てる」
「はぁ‼」
「応接室に待たせてある」
「行って来いよ」
「うむ‼」
「ラウラにお客さんて誰だろ?」
「一夏、見に行かない?」
「鈴とセシリアはもうとっくに行ってしまった」
応接室に瑞樹が待っていることを告げに一夏の実の姉であり一夏のクラス担任の織斑千冬がわざわざ伝えに来たのである。
ラウラは言われるがまま応接室に向かって行ったので、相部屋になっているボクっ子シャルロットが気になるようで、盗み聞きしに行かないかと一夏に持ちかけている隙に、鈴音とセシリアがその場から姿を晦ましており、箒が二人がとっくに応接室に向かって行ったことを明かして、一夏達も応接室に向かったのであった。
「コン‼ コン‼」
「どうぞ、入って頂戴‼」
「失礼します‼ わたしにどのようなご用件でしょうか?」
「あなたがラウラね、初めまして、わたしは御子神瑞樹と言うの」
「自分はラウラ・ボーデヴィッヒと申します‼」
「では、ラウラに話とは?」
「ごめんなさい、ラウラと二人きりにしてくれないかしら?」
「しかし」
「聞き分けの悪い子ね」
応接室前に到着したラウラはドアをノックし、中に居る瑞樹が入ってくるように言ったので、応接室に入ったラウラは目を疑ったのである。
それもそのはず、見た目は自分と同年代にしか見えないのである。
瑞樹から自己紹介を行ったので、ラウラも自己紹介をして、瑞樹に対面に座るように言われたので、瑞樹と対面する形になるように長椅子に座ったので、千冬が話とはと切り出したので、瑞樹がラウラと二人きりにして欲しいと言ったのだが、教師としては見知らぬ人物と二人きりにするのは不味いので、同席を要求したのだが、瑞樹は千冬にある妖術を掛けることにしたのであった。
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ラウラの冒険 1
IS学園にラウラを御子神家に養子に迎え入れるためにやってきた、仕事で忙しい夫で龍に依代にされているので不老不死になっている、龍雅に変わって一人でやってきた御子神兄妹の産みの母であり、ホワイトハートから芽龍達を解放した人物である、伊豆那姫の力で不老不死になっている龍の刺繍が施されている艶やかな着物着ているのにとても三人の子供を産んだ人物だと見えないので、ラウラは軍人として凛としていたのだが内心はどうしようかと考えていたのだが、瑞樹が千冬にラウラと二人っきりにして欲しいと言ったのだが、もちろん千冬は断ったので、瑞樹はもう一つ自分の体に流れている、猫妖怪の血の能力を千冬の目にある妖を掛けたのである。
「此処はどこだ‼」
「これで、あなたと二人っきりね」
「どう言う、つもりですか‼ ❕❓」
「ここでは、ISだったかしら、それは使えないわよ」
「く‼ だったら」
突然空間が歪み、そしてラウラは和風建築の建造物の中にいつの間に履いていた靴が土間に置かれており、そして声が聞こえてきたので振り返ると、そう瑞樹が座布団に座っていたのである。
ラウラは辺りを見まわし、自分がいる場所が学園ではないことに気づき、ISを起動させようとしたのだが、今いる場所ではISが起動できないことに気が付いたので、瑞樹がISが使えないことを明かしたのである。
ラウラは最終手段に出てしまい、軍人として、死ぬ覚悟で瑞樹に襲い掛かったのだが、ラウラの軍で修得した戦闘術では、瑞樹の実力に敵うはずもなく、
「元気いっぱいの子なのね、お話をしましょうか?」
「離せ‼ (こうなった以上は)」
「死なせないわよ」
「落ち着いたわね、今日はあなたに重要な話があって会いに来たの」
「内容次第では」
「もう、落ち着きなさい、そして、そこに隠れている、猫ちゃん達、出てきてくれないかしら」
「(ばれた‼)」
ラウラの攻撃を回避して、ラウラの右腕を取ってそのまま羽交い絞めにしたのだが、ラウラが自殺行為に走ると思い、瑞樹は予め、ラウラのIS以外の武装を取り上げていたので、ラウラは観念して、大人しく瑞樹の目の前に用意されている座布団の上に正座で座ったのである。
やっとラウラと話が出来ることになったので、敢て最初っから気が付いていたのだが、気づいていない振りをして襖の向こうに聞き耳を立てている一夏達に入ってくるように言ったのであった。
こうして、一夏達を含むメンバーとの対談が始まったのであった。
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ラウラの思い
IS学園にいたはずのラウラだったのだが、瑞樹が千冬に妖術を掛けた瞬間、目の前が真っ白になったと思ったら、気が付いたら、日本建築で建てられた建造物の畳の客間に履いていた靴がいつの間にか建造物の玄関の土間に置かれていたことすら忘れていた所に、座布団に座って、茶筅で茶碗に入っている抹茶をかき混ぜてる龍の刺繍が施されている着物を着ている瑞樹がいたのでラウラは勢いに身を任せて襲い掛かってしまったのだが、いとも簡単に羽交い絞めにされて、座布団の上に座らされたのであった。
もちろん、密かにラウラの後を付けていた一夏達は巻き込まれていたらしく、瑞樹の妖術で張った結界内に入ってしまったので、壁に聞き耳を立てている所もしっかりばれていたので、観念し、ラウラと一緒に横並びに置かれた座布団の上に正座で座ることを余儀なくされたのである。
「ラウラと二人っきりで話したかったんだけど、仕方ないわね、ラウラ、あなたを養子にもらいに来たの」
一夏達御一行様「ブ~Σ(゚Д゚)<‼‼ えぇぇぇΣ(゚Д゚)‼」
「もう、お行儀が悪い子達ね、まぁ、いいわ」
「わたしをどうして、養子になさるのですか?」
瑞樹は一夏達が巻き込まれてしまったので今更返すわけにはいかないので、一夏達にも抹茶を淹れた茶碗を差し出して、一夏達は一夏と箒が抹茶の飲み方を教えながら抹茶を飲んでいる時に瑞樹がラウラを御子神家に養子に貰い受けると言い出したので、一夏達は飲んでいた抹茶を勢いよく噴き出したのであった。
瑞樹は一夏達が吹いたことに自分が関わっていると言うことに自覚がないままラウラと養子縁組の話を進めたのである。
ラウラはどうしていいのかわからず自分でいいのかと質問したのである。
ラウラからすれば見知らぬ人物である瑞樹がいきなり自分を養子にしたいと言うことに戸惑っているのだから、
「あなたは、家族が欲しくのではないのかしら?」
「わたしは、軍人です‼」
「軍人だから、なんと言うんです、あなたは一人の人として、どういたいのかしら? 決めるのはあなたよ」
「ラウラ・・・」
瑞樹はラウラが家族と言う物を知らずに軍に使い捨て同然の存在であるを見抜いていたので、そのことを問いただした所、ラウラは軍人ですときっぱりと言い切ったはずだったが、瑞樹にヒトとしてどういたいのかと問われて黙ってしまったのであった。
「わたしは、わたしは、(´Д⊂グスン‼」
「ラウラ、おまえ、我慢するなよ、甘えたいんじゃないのか? 家族に」
「一夏・・・・うぁ~ん(;_;)/~~~‼」
「よし、よし、良い子ね」
「これで、良かったんだよな」
「そうね(この人、わたし達と変わらないってことはないわよね)」
ラウラは泣きたいのだが一夏に後押しされる形で瑞樹に抱きついて気が済むまで泣いていたのである。
一夏と鈴音はこれでよかったんだと思っていたのであった。
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瑞樹の・・・
ラウラに家族と言う物が必要だと、四家の面々は話し合い、代表で御子神家がラウラを養子に迎えることに決まったので、瑞樹が龍の刺繍が施されている着物を着用して、IS学園に赴いて、ラウラと二人っきりで話を進めようとしたのだが、鈴音とセシリアのコンビが野次馬根性で、瑞樹の妖術に一夏と箒とボクっ子シャルロットを巻き込んで一緒にとある和風建築の建物内の茶室に横並びに整列し座布団の上に正座で座って真剣な表情で立ち会うことになり、瑞樹が手慣れた様子で、茶碗に入れた抹茶を茶筅でかき混ぜて、全員分配って、一夏と箒が茶道を鈴音達に教えて、飲んでいたのだが、瑞樹はマイペースなのか、何の前触れもなく、単刀直入に本題である、ラウラを御子神家の養子として迎えることを堂々とした態度で言い切ったのだが、瑞樹の爆弾発言に一夏達は呑んでいた抹茶を吹いてしまったので、瑞樹は行儀が悪いと叱ったのだが、その原因を作った張本人が言うんかいとツッコミを入れたい一夏達だったが、瑞樹のオーラに圧倒されて、黙っていることにしたのであった。
ラウラはもちろん養子になることを一旦断ったのだが、瑞樹には本心を見抜かれていたのと、勝手に嫁と呼んでいる一夏の後押しもあって、泣きながら、御子神家の一員になったのであった。
これで一件落着だと思ったと思いきや、
「どうしたのだ、母上?」
「ちょっとね、一夏君、少し目隠ししててくれるかしら(^_-)-☆」
「でしたら、自分だけ学園に帰していただきたいのですが(´・ω・`)」
「その方が良いです‼」
「仕方ないわね、じゃあ、お姉さんによろしく、言っておいてね(^^♪」
女子一同「一夏だけ(;゚Д゚)」
やはり、血は争えないようで、瑞樹もまたレイヴンとアルヴィン以上にスケベなようで、唯一の男子である一夏に黒いアイマスクを差し出して着用するように指示したのだが、一夏は真面目な表情で自分をIS学園に帰して欲しいと真顔で申し出たので、瑞樹はラッキースケベを楽しみたいかったが見え見えだったことが一夏にばれてしまったので、観念し、素直に学園に帰してあげたのである。
取り残された女子一同は驚愕の余り、その場で絶叫ししてしまったのであった。
「何事ですか(゚Д゚)ノ‼」
「客人の前ですよ‼」
「あ、、失礼しました(;゚Д゚)‼」
「さてと、何処へ行くんや? 楽しんで行くで~(^^♪」
箒達「キャラ変わってる(;゚Д゚)‼」
天界の職員が飛んできてしまったので、瑞樹が客の前ではしたないと注意し、退室していったのを見届けて、瑞樹が関西弁丸出しになってしまったので、一目散に逃げようとしている箒達を逃がさないように前に立ちはだかり、お楽しみを開始し始めたのであった。
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月華
ラウラが御子神家の養子として迎え入れられて数分が経とうとしていたのである。
瑞樹はラウラの肉体をじろじろ見て、ラウラが実子の大龍達と、ラウラと同じ養子の芽龍達と比べてかわいそうになってしまい、一瞬で白衣に着替えており、スケベ丸出しでラウラを羽交い絞めにして、
「あう‼ なにを、母上‼」
「あなたの貧相な体やと、一夏君の妻として、認められないやで‼」
「どうしよう‼ ラウラが、ラウラが(;゚Д゚)‼」
「どうしようにも、この空気から脱出することが先決ですわ(゚Д゚)ノ‼」
「渇‼ 今のうちだ‼」
手当たり次第に触っていたのであった。
気持ちよかったのか、ラウラはそのまま寝てしまったのだが、まだ、瑞樹が触っていたのだが、箒達はどうやって逃げ出すかと考えていたのだが、箒が大声を出してその隙に逃げ出したのであった。
「母上、私には授業が」
「そうね、それじゃあ、これを渡して、おくわね(^^♪」
「これは?」
「いい、それは死ぬ寸前に飲みなさい、必ず、死ぬ寸前よ‼」
「ははい‼」
ラウラは自力で目を覚ましたので、瑞樹に授業があるので帰りたいと申し出たので、流石の瑞樹もこれには観念し、そして、ラウラにあるものを渡したのである。
小さなカプセル型の薬だったのである。
ラウラに死ぬ寸前にしか飲んではいけないと釘を刺して、学園に帰したのであった。
一方その頃、
「ツキミ、なにか、悩みでもあるの?」
「え、ないよ~」
「そう、わかった」
茶熊学園はいつも通りに平常運転で授業が行われ、今は授業間の移動時間で、イクラ組とカズノコ組との合同の授業に向かっていた道中で、龍美は気づいてしまったのである、ツキミが残りわずかの時間しか、生きられないことに、龍神である龍美が、血をツキミに飲ませてしまえば不老不死にすることが出来るが、ツキミの性格上、断るのは目に見えている以上、龍美はツキミとの時間を楽しむことにしたのであった。
そして、その日の夜、
「おやおや、目が覚めたら、みんなが勢揃い」
「ツキミさん・・・ツキミさんの・・・ソウルが・・・‼」
「ツキミ、何か、重い病気を・・」
「違うの。えっとね・・・寿命が来ちゃったみたい。わたしの一族には変わった力があってねぇ。」
「何?」
「自分の寿命をほかの人に分けてあげることが出来るんだよー」
やはり、ユーリを含む凛々の明星とジュード達も気が付いていたようで、龍美達と、妹達である、龍姫達まで飛行島に駆けつけて、もうすぐ命尽き果てるツキミを見つけたのである。
そう、ツキミは他人に寿命を分け与える代わりに自分の寿命が短くなると言う能力を明かしたのであった。
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月下の佳人と月の女神
ツキミの命の灯が今にも消えそうになっていたことに気づいた龍美達は月の近くで天寿を全うするに違いないと、飛行島にやってきて、ツキミがもう寿命が残り少ないと明かしたのである。
龍神四家はこのままツキミの最期を看取るか、もしくは、自らの血を飲ませてツキミを月下の龍神と化するかと、決断の時を迫られていたのであった。
一番先に動いたのは、
「何‼ 勝手に終わった気になってんじゃねぇ‼ 団子売っていただけだとしてもだ‼ 学園で過ごしたことは、全部なかったことにするきかよ‼ 寿命がどうとか‼ 最後までしゃんと生きやがれ‼」
「ユーリさん、でもね、わたし・・・みんなに会えてよかったです」
「嫌よ‼ おっさんより若いのに死ぬなって‼」
「レイヴン、オレも同意するぜ」
「我は不死の薬を守る神。だがそんな薬は持っていない。不死からの憧れから生まれた、それだけが神だ‼ だが‼ この光あれば、我が神徳、如何なく振るえる!」
「神様‼」
「悪いですが、この場を持って、ツキミ・ヨゾラを、新たな龍神として、転生させます、あなたの申し出は却下します‼」
「ぎにゃ~Σ(゚Д゚)‼」
龍神達でも精霊達でもなかったユーリが一目散にツキミに駆け寄り、肩を掴んで生きろと諭しが、寿命と言う壁には敵わないのはわかりきっていたのである。
ツキミは父親が捕らわれの身であった自分を助けに来た父が負傷した時に自らの寿命を分けたことで、その寿命が今を持って尽きかけていたのである。
そこにはそうそうたる面々が集まっていたのであった。
茶熊学園の面々には内緒なので、今集まっているのは龍美達ともに一緒に戦ってきた者たちなのであった。
レイヴンとアルヴィンは本心なのだろ、ツキミに死ぬなと泣きそうな声で言って、そこに月の神が球体で姿を現し、自らの力でツキミを助けると申し出た瞬間、日本刀を左腰に差した着物を着た黒髪の麗しき女性が舞い降りて、ツキミを龍神として転生すると宣言したのである。
キャトラはいきなりの出来事だったので、驚きを隠せないでいたのであった。
「ったく、出てくるなら、最初からいろよ‼」
「まさか、月の女神、ツクヨミ様‼」
「そうです、ツキミ、あなたは選ばれたのです、悪いですが、本来なら、本人の死亡を確認し、転生の間で執り行うのですが、即急に飛行島で転生の義を行う判断を下しました」
「ツキミさんが、光り出した(;゚Д゚)」
最後のおいしい所をかっさらう形に登場したのでユーリがツッコミを入れて、ツクヨミの姿の明を見て月の神がツクヨミだと様付で呼んで、至急、この場でツキミの転生を執り行うことになったのであった。
そしてツキミは光に包まれ出したのであった。
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月下の龍神‼ 降臨‼
天界から大急ぎで駆けつけてくれたツクヨミ事、獅子神兄妹の母で、イギリスと日本のハーフの普段の金髪碧眼の容姿から想像つかないほどの漆黒のロングヘアーに巫女服と言う出で立ちのまま、ツキミを龍神として転生することにしたのであった。
「月下の佳人よ、今この場を持って、月下の龍神と生まれ変われ賜え‼」
「ツキミ~‼」
「あの、わたしはどうなりました?」
「あの~ツキミさんですか?」
「はい、わたしは団子をお売りしております、ツキミですが? どうしました? アイリスちゃん?」
「ぎにゃ~Σ(゚Д゚)」
「アンタはそれしか言えないのΣ(゚Д゚)‼」
ツクヨミの力によって新たな龍神として転生することになったツキミは光を纏い出し、しばらくそのまま行く先を見守ることにしたのであった。
そしてツキミを包んでいた光が収まり、ツキミは張れて、龍神四家と同じ龍神として転生を果たしのだが、転生する前と同じく、ツキミはマイペースのままなのだが、いきなり堅苦しいしゃべり方し始めたのと、キャトラがツキミの龍神化を見て大声で驚いてしまったのであった。
驚くキャトラに、リタはツッコミを入れていたのである。
ツキミは、ピンクブロンドだった髪から、黒茶色のロングヘアーに変わっており、目がエメラルドグリーンに変化して、胸も一回り成長していたのだが、普段と同じくサラシを巻いている都合上、ぺったんこにしていたのと、露出を好まないので、緑の和服に、白い割烹着と言う、背も少しだけ伸びた、純和風の清楚な姿になっていたのであった。
本来のほんわかな雰囲気が打って変わって、生真面目さが出ていたである。
「ツキミ、あなたはもう歳を取れない、死ねない、それだけはわかってください、大丈夫です、あなたには、仲間がいるのですから」
「はい、ツキミ・ヨゾラ、またこの地に生きられることに、心から感謝しております」
「さてと、元の姿に戻ってください。では」
「ありがとう、ツクヨミ様‼」
「ツキミ~(;_;)/~~~」
「わたし、歳とれなくなっちゃったし、死ねなくなっちゃった」
「ツキミはどうなんだ?」
「今は実感ないですけど、わたしはこれでよかったと思います、ありがとうございました、ユーリさん」
ツクヨミモードになっている明は丁寧に龍神として転生したことをツキミに説明した瞬間にツキミは元の姿に戻れるようになっていたのであった。
飲み込みが早いので明は天界に戻って行ったのであった。
ツキミはこの先歳が取れない、死ねない不老不死になってしまったことに不安になるとこか楽しんでいたので、ユーリは励まし、ツキミはお礼を言ったのであった。
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月下の龍神‼ 後編
ツキミがツクヨミモードの明によって不老不死の肉体を手に入れて、龍神として転生したことで嫦娥の一族の忌まわしき輪廻から解放され、月下の龍神なったのであった。
「ツキミちゃ~ん‼ おっさんの胸に飛び込んでおいで~」
「いや、このアルフレド・ヴィント・・・」
「アンタ達はいい加減にしろ(; ・`д・´)‼」
レイヴン&アルヴィン「なんで、こうなるのΣ(゚Д゚)」
「リタさん、やりすぎですよ」
「いつものことですから」
「そう言う、アンタ達の神経はどう言う構造になっているのよ(´・ω・`)」
ツキミがもう死ねない不老不死になったのでレイヴンとアルヴィンが元のスケベ丸出しで迫ってしまったので折角の雰囲気をぶち壊した二人に、リタが怒りをさらけ出して、手当たり次第に魔術を発動し、二人を飛行島内で追いかけ回したのであった。
エシリアと同じくツインテールにピンクの髪を結っているエステルは笑顔でいつもの空間に戻れたことを喜んでいたので、キャトラは付いて行けないと答えを返したのであった。
「月が綺麗ね(^-^)」
「そうだな」
「ツキミさん。お団子をお一つください」
「は~い」
レイヴンとアルヴィンがリタに追いかけ回されているのをそっちのけでミュゼとアースト達はお月見を楽しんでいたのであった。
「そう言えば、わたしに会うのは初めてでしたね、わたしは、テルカ・リュミレース帝国副帝、エステリーゼ・シデス・ヒュラッセインって言います、気軽にエステルって呼んでください(^-^)」
「はい・・・えええ、副帝なんですか(゚Д゚)ノ‼」
「‼」
「おまえ達はとんでもない奴らと知り合ったようだな」
エステルは飛行島に初めて来たので、アイリス達を含む飛行島の住人に自己紹介をしたのだが、アイリスはエステルの身分を聞いて間を置いて、驚いてしまい、バロンはとんでもない集団と知り合ったのだと言ったのである。
そんなこんなで、夜が更けて行ったのであった。
スキット:ツキミ
カロル「よかったよ」
ツキミ「ごめんね、みんな」
ユーリ「まぁ、カムイの奴にツキミの死亡届出さずに済んだしな」
龍美「ツキミ、体大丈夫? どこか悪いなら、言ってね」
綾瀬「そうだな、ツキミ、龍美とジュードは医者だ、気軽に言え」
ローエン「この方々の言う通りです」
ティポ「けど、ツキミはもう歳取れなくなちゃった」
ツキミ「大丈夫、みんなと知り合えたから、わたし、生きれることがうれしいんだよ~」
龍月「(まさか、お母さんが来るとは)」
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トールズ士官学院
無事にツキミの転生が完了してしばらくの間、リタがレイヴンとアルヴィンを追いかけ回して、飛行島マラソン大会を行っていたのだが、そこに、緊急の知らせが龍姫の下に入ったのである。
「マスター‼ 至急、トールズ士官学院に茶熊学園への転入生一同を迎えに行くようにと、指示が出てますけど?」
「わかった、今すぐ、トールズ士官学院に向かうよ‼」
「龍姫、何だ?」
「トールズ士官学院に茶熊学園に転入する生徒が居るから、迎えに行ってほしいって」
「それだったら、お姉ちゃん達に任せて(^-^)‼」
「あ、そっか、お姉ちゃん達には、紋章機って言う物があるだっけ」
龍美達「それじゃあ、行ってきます‼」
龍姫達「いってらっしゃい‼」
トールズ士官学院と言う簡単に言えば軍学校から、茶熊学園への転入生がいるようで龍姫達に迎えに行ってほしいと言うことだったので、紋章機と言う戦闘機を持っている龍美達が適任者なので、龍美達は自分達の紋章機に乗り込んでトールズ士官学院に向かったのであった。
スキット:紋章機
ツキミ「紋章機って何なの?」
ユーリ「そう言えば、知らねぇ内に、あんな乗りもん、手に入れてたよな?」
龍姫「紋章機は、本来は戦闘機だけど、先ほどのように、運搬にも使えるんですよ」
ローエン「ほう、それは便利ですね」
エステル「格好いいです(^-^)」
ティポ「船酔いしないのかな?」
カロル「する人はするんじゃない」
星龍「人それぞれだからね、船酔いはね」
「コン‼ コン‼」
「入りたまえ!」
「はい‼ 失礼します‼」
「リィン君、君を呼びつけたのは他でない、単刀直入に言おう、君達、Ⅶ組を茶熊学園に全員、転入してもらいたいのだ」
「それは、どうしてですか‼」
「実は、茶熊学園の学園長とは知り合いなのだ、それに本校は軍学校であり、貴族と平民が分けられているのは知っているだろ、そして、試験的に設けられたのが、君達のⅦ組のだが、やはり、この度の戦いでのことで、Ⅶ組の存在に意見する者が出ていてしまった、わたしはどうにかして、君達に学びの場を設けようとしたのだ、やはり、上がうるさくてな」
「そうですか。オレ達は・・・」
「心配せんでよろしい、茶熊学園には、貴族と平民等の身分者達が同じ教室で学んでいると言う」
「それはつまり、自分達にそこでこれからの道を歩めと言うことですか?」
龍美達が紋章機で向かっている頃、トールズ士官学院の校長室に呼ばれていた、Ⅶ組のリーダーのような存在である、龍姫達と同じく日本刀を使う八葉一刀流と言う流派の剣術を使う侍、リィン・シュヴァルツァーはⅦ組のメンバー共に茶熊学園に転入するように命じていたのであった。
リィンは気が付いていた、茶熊学園で自分達の歩むべく道を探しべく
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トールズ士官学院生の自己紹介
トールズ士官学院で茶熊学園に転入することになったⅦ組のメンバーは各自、自分の部屋で荷物を纏めて、龍美達の到着を待っていたのであった。
「こんばんは~お迎えに参りました~」
「リィン・シュヴァルツァーです」
「おまえが、大将のリィン・シュヴァルツァーだな、話は聞いている、早速、ボク達の紋章機に各自乗り込んでくれ」
「はい、わかりました」
「エマ、茶熊学園ってどんなとこだろ?」
「わたしも、分かりません、これだけは言えます、向こうでは楽しいことが待っていると」
龍美達はⅦ組が下宿している建物に到着したので、夜なので、近所迷惑を考えながら訪問し、まるで夜逃げのようにⅦ組の荷物を各紋章機に積み込んで乗り込んで、茶熊学園に進路を決定し、急いで向かったのであった。
「ごめんね、自己紹介は明日にして、今日はゆっくり休んでね、制服は、部屋に用意しているから(アリサがもう一人増えちゃったけど、まぁ、いいよね(^_-)-☆)」
「ありがとうございます」
「それじゃあ、リィン、また明日‼」
紋章機で問題なく茶熊学園に到着した一行は各自の下宿部屋に荷物を運び入れて、自己紹介を明日にすることになったのだが、困ったことに同じ名前の人物がいたので、困っていたのだが、幸いにもファミリーネームが違うので、そっちで呼ぶことにして、部屋に茶熊学園の制服が用意されていることを告げて、その場で解散したのであった。
そして、翌日の朝を迎えたのである。
「初めまして、トールズ士官学院から転入してきました、リィン・シュヴァルツァーです‼」
「同じく、アリサ・ラインフォルトよ‼」
「ガイウスだ」
「フィー」
「ユーシスだ」
「このカズノコ組の学級委員長のシャルロット、ってことでよろしく~」
「よろしく(このクラス、どう言うクラスなんだ(´・ω・`))」
リィン達がクラス別に分けられて現在教室で自己紹介を行っていたのだが、リィン達は驚きを隠せないでいたのである。
なぜなら、元光焔の御子に、荒野の金獅子、元ルーンチェーンソーの退魔士に、2100歳の天使達と言う、異色のクラスに配属されてしまったので、リィンは先が思いやられると溜め息をついていたのである。
「マキアスだ‼」
「ラウラだ、よろしく頼む‼」
「ミリアム‼ あーちゃん‼」
「ダメですよ‼」
「イクラ組、学級委員長のゲオルグだ、よろしく頼む‼」
「げ‼」
イクラ組でも自己紹介が行われていたのだが同じく驚きを隠せないと言う表情であった。
竜の国の王女に、その騎士団長、鬼退治の一族の宗家に分家、幼い天使に、元ルーンシグクソーの元退魔士、そして月下の龍神という顔ぶれだったのだから
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バイパーのお料理教室
トールズ士官学院のⅦ組と言うクラスの廃止に伴い、カムイの計らいで茶熊学園に転入することになったリィン達は転入したクラスの同級生達の顔ぶれに驚くしかなかったのであった。
カムイの自分が築きあげたネットワークを駆使して入学を許された者達の集まりであり、貴族と平民と言う区分が無い、いい意味で言えば、十人十色、悪く言えば、奇人変人揃いと言うメンバー達なのだから。
「転入して早々で大変だが、茶熊学園は、文化祭に向けて、準備をしている、キミ達にも手伝ってもらう‼」
「え~と、いや」
「フィー‼」
「そう言うと思って、もう、出店出来るまで準備が終わってるから、後は食材の仕込みを手伝ってくれるだけだよ(^-^)‼」
カズノコ組の担任が在校生のクライブなので、茶熊学園の男子制服を着ていたのでリィンは目が点になってしまったので、隣に座っているエシリアに此処は冒険者を育成する学校と教わると言う珍事に発展してしまい、リィン達は恥ずかしそうに顔を赤くしていたのであった。
担任のクライブがリィン達に今現在、茶熊学園の文化祭のための準備期間だと公表されて、慌て出したのと、フィーがシャルロット以上に面倒事が嫌いなようで、単刀直入に嫌と言ってしまったので、リィンと金髪赤眼のアリサは大声でフィーを注意して、龍美が大方、準備が終わっていると告げたのであった。
「転入早々、申し訳ないが、茶熊学園の文化祭の出し物の準備を行っている。マキアス達も文化祭の準備に参加してもらう」
「OK‼」
「コラ‼」
「此処では身分は関係ない、貴族だろうが何だろうが」
「話が終わったやし、食材の仕込み手伝ってくれへん?」
マキアス達「ギクΣ(゚Д゚)‼」
「まさか、調理実習したことないと言う顔をしているみたいだな」
イクラ組でも担任のソウマをそっちのけで、茶熊学園生徒会副会長兼イクラ組学級委員長のゲオルグがマキアス達にも文化祭の準備に参加するように指示をだし、ミリアムがいつもも通りに元気よく返事をしたので、マキアスが注意したのだが、バイパーに本心を見抜かれてしまい、おどおどしていた所に、大龍が食材の仕込みを手伝って欲しいお願いしたら、ミリアムとエマ以外が冷や汗を掻きながら驚いてしまったのを見て、恋龍が料理経験が皆無だと見抜かれたのであった。
「簡単だ、キャベツとネギを刻んでくれたらええんやで」
「・・・・(゚Д゚)ノ」
「おまえ達、いい加減に、料理ぐらい出来るように、オレが教育してやる、ジュードより優しくないからな」
「バイパー、脅してどうするのΣ(゚Д゚)‼」
大龍が粉もんに必要なキャベツとネギを包丁で刻むと言うことを言った瞬間、またもや、ミリアムとエマ以外が固まってしまったので、バイパーによる元退魔士のお猟師教室が開講してしまったので、ジュードが脅すなと注意したのであった。
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様々な剣術
ツキミが寿命を他人に分け与える一族「嫦娥の一族」だったことが判明し、寿命が尽きかけて息絶えそうになった瞬間、ツクヨミモードの明によって不老不死になって朝を迎えたのであった。
「一本行くよ‼」
「わ~い‼」
「バスケか、中学以来か、やってみるか」
「いやいや、恋龍がボール持ったら、誰が取るのよ(;゚Д゚)‼」
現在、選択式の体育の授業が行われており、恋龍は槍術ではなく、久しぶりにマール相手にバスケをすることにしたのだが、170㎝の身長がある恋龍が小柄なマールの相手になるはずもないので、傍から見ていたハルカはツッコミを入れたのであった。
「やぁ~‼」
「エクセリア、腰引けてる」
「会長が自ら進んで、授業を受けているとは」
「いいえ、ゲオルグ殿、シャルロット殿は、龍美殿達と触れ合ったことで、何かを得たのでしょう」
「そろそろ、エクセリアに魔神剣、教えてもいい頃だね、ユーリさん‼」
「おう、イサミ、付き合え‼」
「承知‼」
「では、姫の事、任せたぞ」
剣術を選んだ生徒は剣道場で剣術の特訓を行っているのだが、龍美達はユーリとイサミくらいしか相手にならないほどの実力なので、元光焔の御子だったシャルロットですら足元に及ばないので、サボる気だったシャルロットですらこのように剣術の授業を受けていたので、副会長のゲオルグも感心していたのであった。
エクセリアは鳴流神家が修得している二刀流で一刀流の龍月に打ちこんだのだが、あっさり、かわされて、態勢を崩れてしまい、そのまま足払いでこかされたのであった。
ドラゴンライダーとして戦っていたので、地上での戦いに慣れていないが、龍美が大体の剣士が修得している初期牽制技「魔神剣」と「蒼破刃」を教えることになったので、シャルロットの相手をしていたユーリとイサミを集めて、エクセリアに色々と技を教えることになったのである。
「魔神剣、たしか、龍美さん達が良く、使うあの技ですよね?」
「そうだよ、こうやって、魔神剣‼」
「ふぎゃ~(;゚Д゚)」
「なるほど、分かりました‼ 魔神剣‼」
「やれば、出来るじゃん(^-^)‼」
「誰か、オレのこと気づけよ」
「たかが、魔神剣一発喰らって、泣きべそかいてんじゃねぇ」
「ザック、これはしょうがないよ(´・ω・`)」
エクセリアは魔神剣を龍美達がよく牽制で放っていたのを見ていたので、龍美は百聞は一見に如かずと言わんばかりに、悪気が無いのだが、放った魔神剣が、よそ見をしていたザックにものの見事にクリティカルヒットしてしまったのだが、そっちのけでエクセリアに魔神剣を教えて、見様見真似でエクセリアは見事、魔神剣を修得してしまったのだが、魔神剣をもろに喰らったザックは涙目でいたので、ユーリに怒られてしまい、カロルには自業自得と言われてしまったのであった。
「リィンの剣術とは違うみたい」
「ああ。わたしもあのように両手に剣を持って戦っている物を見るのは初めてだ」
エリオットとラウラは初めて見る光景に驚いていたのであった。
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竜の国のお姫様のお友達事情
竜の国の王女のエクセリアに、二刀流の型を教えている龍美は、実妹の龍姫と同じようにエクセリアに接しながら二刀流を教えていたのであった。
こうして、今日の日程が終了したのであった。
スキット:二刀流
シャルロット「ゲオの奴、いい顔してたよね~」
エクセリア「シャルロットさん、言いすぎですよ。今日はありがとうございます。それにしても、龍美さん達の剣術はスゴイですね」
龍美「そうかな?いつもの事でしょ」
イサミ「何を言っておらっしゃる、龍美殿」
瑠美奈「あのおじいさんの孫だし」
シャルロット「あの爺さんの孫?」
ユーリ「ああ、龍美の爺さん、オレとフレンが二人掛りでも、涼しい顔して、相手にするほどだからな」
エクセリア「わたし、ついて行けるでしょうか?」
綾瀬「それは君次第だ」
「ラピュセル‼」
「‼」
「はぁ~」
「もう、カグツチったら」
日程が終わったので竜舎にいる相棒の白龍のラピュセルに会いに来たエクセリアは嬉しそうにしていたのであった。
その様子を見て、ゲオルグの相棒のカグツチは呆れていたのであった。
エクセリアはほかのライダー達の相棒とコミュニケーションを取っていたのである。
「わたし達のことはいい、おまえは人の友達は出来たのか?」
「それは・・・」
カグツチはエクセリアに自分達のことは自分達でなんとかすると言い、エクセリアに茶熊学園に入学して、ちゃんとした人の友達は出来たのかと尋ねたら、エクセリアは黙り込んでしまったのであった。
「はぁ、お姉ちゃん達たら、夕飯を出前し欲しいって、茶熊学園の寮でも、料理できるよね(´・ω・`)」
「仕方ないよ、龍姫ちゃん」
放課後なので大抵の生徒は部活か寮の自室に帰っている頃だったので、姉達から実家の夕飯を持ってくるように頼まれた龍姫達が茶熊学園にやってきたのであった。
姉達は今日は、手芸部の部活で寮にいなかったので、姉達の部屋に自分が作った料理を机の上に置いて、置手紙を置いて、帰るついでに、姉達が通う茶熊学園はどのようなところなのかと言うことで、見学に来たのであった。
「此処が竜舎なんだ、茶熊学園は変わってるよね」
「ほ~」
「マールの保護者のポッポって言うんだ。ボク、鳴流神龍姫、よろしくね」
「そこに隠れてないで出てく来てくれない? 竜の国のお姫様」
「どどどど、カグツチ‼」
「自分でなんとかすればいい、いい機会だな」
茶熊学園の学長のカムイから見学の許可が下りていたので、都立来禅高校にない竜舎にやってきた龍姫達はカグツチをはじめとする生物と触れ合っていたのである。
エクセリアはどうしていいのかわからず、物陰に隠れてやり過ごすことにしたのだが、龍姫達の前には姿を隠せても匂いは隠せなかったので、すぐに出てくるように言われてしまい、エクセリアは観念して、物陰から出ることにしたのであった。
「わたし、竜の国の王女、エクセリアと言います」
「ボクは、鳴流神龍姫、ねぇ、ボク達と、友達になって」
「え、はい‼ 喜んで(^-^)‼ 龍姫さん」
「龍姫で良いよ」
「はい、龍姫」
エクセリアは恐る恐る、龍姫達に自己紹介を行い、龍姫も自己紹介をして、エクセリアが人と接することが苦手なこと、そして、真龍婭達と同じく狭い世界に軟禁されていたことを見抜き、自分が友達になってあげないと行けないと思った龍姫達は手を差し伸べて、エクセリアに友達にならないかと申し出て、エクセリアは大喜びで龍姫達と友達になる決意をして、握手を交わしたのであった。
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紫龍と龍の王女
茶熊学園の見学にやってきた、龍姫達は竜舎と言う、ドラゴンライダー達が相棒達を飼育しておく場所で、竜の国のお姫様である、茶熊学園の新体操部のエクセリアを見つけて、友達にならないかと声を掛けた所、余程、嬉しかったらしく、エクセリアは大喜びで龍姫達と友達になったのであった。
「もう、帰らないと、そうだ、これ」
「あの? これは」
「ボク達との友達の証だと思ってね、使い方は、お姉ちゃん達が知ってるから」
「はい、大切に家宝にします‼」
「別に敬語じゃなくても、それじゃあ、また今度、文化祭にでも」
「よかったな、友達が出来て」
「うん‼ あ~ん、龍姫‼」
龍姫達は夕飯を持ってきただけでまだ食べてなかったのと明日も学校があるので、帰らないと行けないので、エクセリアに地球で言うスマートフォンと同じく片手で持てる、次元連絡端末、通称「DCフォン」の白色をエクセリアに友達としての証としてあげたのである。
エクセリアは家宝にすると言うほど大事にする言い、龍姫は敬語で話さないで良いと言い、龍姫達はそれぞれの自宅に帰って行ったのであった。
龍姫達を見送ったエクセリアとカグツチ達はお姫様に良い友達が出来たと喜んでいたのであった。
「この辺かな?」
「明後日は文化祭ですもんね」
「龍美さん達のおかげでカズノコ組は文化祭の出し物の準備が終わってるですから」
「イクラ組も大龍のおかげで、お好み焼きとたこ焼き屋がいつでもできるからな」
「あの、会長をやる気にさせるとは」
今は学園内で明後日行われる文化祭の下準備が行われており、カズノコ組はシャルロット抜きでも龍美が勝手に文化祭の出し物は、日本の祭りでよく見かける、たい焼きと大判焼きを売ることになったのである。
反対意見に関しては全くなかったので、順調に準備が終わっていたのであった。
たい焼きと大判焼きに使用する粉は、小麦粉と米粉の二種を使うことになって、あんことカスタードとチョコの種類を作ることになっているので、龍美と龍月は超神次元ゲイムギョウから持ってきた、ラステイションの行きつけのパッセと言う町工場に依頼して作ってもらった電気式でいっぺんで合計十二匹分焼けるたい焼き機と大判焼き機のおかげで、いつでもたい焼きと大判焼き屋が出せるのであった。
スキット:たい焼き機と大判焼き機
エシリア「楽しみ(≧▽≦)」
ユーリ「流石、天下の超神次元ゲイムギョウ界、本部長と支部長様だな」
龍美「そうかな?」
シャルロット「よく、カムイの野郎、説得できたな」
メア「そう言えば、確かに」
カスミ「それに関しては、大丈夫そうよ」
龍月「さっき、文化祭で、たい焼きと大判焼き屋の許可を貰いに行った際に、本物のたい焼きと大判焼きを持って行ったら」
ジュディス「喜んで、食べてたわよ」
ガレア「あの済まないが、パーツは貰えないだろうか?」
龍月「良いですよ、頼んでみます」
パルメとパルメ餅が当たりました
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文化祭の仕込み
現在、茶熊学園では文化祭に向けて準備が行われており、各自試行錯誤をしながら、着々と準備を行っていたのであった。
カズノコ組はシャルロットが偽りの仮面を被っていたのだが、龍美達にはあっさりと割られてしまって元の性格に戻っており、龍美と龍月が仕切り出して、瑠美奈がシャルロットの面倒を見ていたのであった。
凛々の明星一行は各自得意分野を駆使して文化祭の準備を手伝っていたのであった。
「カロル、ごめんね」
「ヨシュア、別に気にしないで、ボク、手先は器用なんだ」
「ナンちゃんも、手伝ってくれるから、今日中には準備が終わりそうだよ」
「別に、おまえ達のためじゃない‼」
「ツンデレ~」
ヨシュアはカロルに文化祭の機材の組み立てを手伝ってもらって申し訳なさそうに言っていたので、カロルはギルドを転々とたらい回し並にしていたので、ユーリに出会う前にはもう職人レベルの手先の器用さを身に着けてしまったので、大工仕事はお手の物なので、あっという間に文化祭で使う机などができ上がってしまったのであった。
カロルの幼馴染みであるナンも手伝っていたのだが、カロルの手先の器用さには敵わずミレイユと一緒に裁縫仕事をしていたのであった。
まだ素直に慣れないナンを見て、エシリアは龍美達から聞いて覚えたのであろうツンデレと言う単語を口にしていたのであった。
「材料は、これで完了だな」
「流石、テルカ・リュミレースの英雄だな、料理の腕もかなりのものだな」
「オレよりも、龍美達の方が上だ」
「取りあえず、材料はこれでいい見たいです」
「そうやけど、ドロ介がキャベツ喰わへんと言う保証はないんやし」
「それだったら、ウサギ用のエサ食わしておいた」
「ごめんね~」
「いやいや、百均で買ってきた物だ」
カズノコ組とイクラ組も同じく出し物が粉もんだったこともあって材料の仕込みを料理が得意なメンバーで行っていたのであった。
たい焼きと大判焼きの材料になる小麦粉と米粉とあんこは、龍美と龍月が地球に帰還して、業務用品を取り扱っている業務スーパーに自腹で日本円を使って二日分仕入れたので、後はお好み焼きとたこ焼きなどのお祭りの定番の材料の仕込みを今終わったのであった。
カスタードクリームも業務スーパーで出来合の物を仕入れて来たので問題なかったのだが、超神次元ゲイムギョウ界の農家に出向いて、出荷できない割れてしまったキャベツを月ウサギのドロが全部食べてしまわないかと言っていた大龍だったが、恋龍が地球の百貨店の百円均一のお店で購入しいたウサギ用のペレット状のエサを与えたのでツキミはお礼を言ったのであった。
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茶熊魔王、ハルカ、見参‼
文化祭の準備でキャベツなどの食材の仕込みを行っていたメンバーは手際よく行っていたのだが、リィンとエマとアリサは兎も角、叔父がレストランの料理人と言うユーシスは見様見真似でネギを刻んでいたのだが、身の丈以上の青い刀身の龍華達が得物にしているバスターソード型神機より細い大剣を軽々と振り回すラウラはどうしてこうなったと言う有様になっていたのであった。
「ラウラ、おまえ、大剣以外の刃物を持ったことないのか?」
「・・・」
「済まない」
「此処はいいから、ゲオルグところでも手伝ってあげたら」
「ハルカの言う通りの様だ、では行ってくる」
料理をしたことがないラウラは包丁でまな板に置いた食材ごとプラチック製の抗菌まな板が一刀両断にされてしまったので、料理が得意な一行は驚きを通り越して、呆れるしかなく、カムイは頭を抱えてしまったのであった。
気を利かしてハルカがゲオルグところで手を貸してやればいいとラウラを送り出したのであった。
スキット:粉もん
フィー「粉もんって、何?」
大龍「粉もんっていうのはな、小麦粉とかつこうて、作る料理のことや」
ミリアム「そうなんだ‼ ボク楽しみ‼」
リィン「まだ、文化祭じゃないぞ‼」
「‼」
「ハルカ?」
「マスター‼ ハルカさんはどうやら時空管理局の残党と」
「わかってる、それと、そこで見てる、子猫ちゃん」
「お願いします、力を貸してください、このままでは、ハルカさんが‼」
文化祭の準備をしていたハルカが何かに気づいたらしく、急に走って家庭科室を飛び出してしまったのである。
龍美だけではなくリィン達以外のメンバー全員がハルカがある組織の者と戦っていることは陰ながら見守っているので知っているのであった。
だが、ハルカが戦っていると言う謎の組織と言うのがサロンと名乗っている、龍美達が壊滅させたあの時空管理局の残党だったのであることに気が付いていたので、龍美達はハルカの助太刀に向かうと見せかけて、窓から自分達を除いていた茶色の子猫に気が付いた龍美は念話で出てくるように言い、子猫からハルカを助けて欲しいと頼まれて、龍美はユーリとアイコンタクトを交わして、ハルカの助太刀に向かったのである。
シエル達はもちろんことながら、文化祭の準備を何食わぬ顔で行っていたので、ハルカのことは気づいていたのである。
「みつけたわ‼」
「ふん‼」
「きゃ‼」
バイザーが付いた仮面を付けたナンバーズのような格好をしている女性がハルカと戦闘を繰り広げていたのだが、ジュディスと恋龍とガイウスに槍を教わっているが使い慣れていないので、間合いが把握できてなかったので、窮地に陥ってしまったのであった。
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二代目、白い魔王 出陣‼
文化祭の準備中に何かに気づいたハルカは急に走ってどこかへ行ってしまったので、龍美達はハルカが時空管理局の残党と戦いを繰り広げていることに態と気づいていない振りをしていたのだが、ほっとけない病の龍美が黙って見過ごすことに限界を感じてしまったので、ハルカの助太刀にハルカにインテリジェントデバイスを託したメスの茶色の子猫に化けている少女と共に向かったのであった。
「ハルカは馬鹿か」
「仕方ないだろ」
「・・・うん」
「うへへへ(^^♪」
「大龍だけ目的をはき違えてるんだが?」
もちろん流石に元の姿で伊達眼鏡で変装しているのだが、用心をして越したことないので、龍美達は龍神化し、フルフェイスの龍の兜を被って顔を隠しているので、ハルカに気づかれずに助太刀に向かえるのであった。
その道中で大龍がよからぬことを考えていたようで、フルフェイス越しに笑い声が盛れていたのであった。
そうこうしている内にハルカが時空管理局の残党と戦闘を繰り広げている現場に到着したのだが、
「はじめとしては、上出来だったな、死ね‼」
「わたしはまだ、負けられないのに‼」
「魔神剣‼」
「‼ 誰だ‼」
「悪いが、おまえが名乗るのが普通だ」
「・・・・ファーストエイド‼」
「え、あなた、回復してくれたの、ありがとう」
バイザーが入った仮面を付けているナンバージャケットを着用している女性の実力は圧倒的で、槍術初心者で、尚且つ、後先考えないハルカには荷が重く、とうとう、止めを刺される寸前だった所に、龍月が斬撃を放って、見事ハルカに止めを刺そうとした女性に命中し、女性が名乗れと言い出したが、龍美に相手に名を聞くときは自分から名乗れと言って言い負かしている隙に、口数が少ない恋龍がハルカの傷を治癒術で治したのであった。
ハルカはお礼を言い、水色に光る刃先の槍を構えたのであった。
「チッ‼ 今日の所は見逃してやろう‼」
「待ちなさい‼」
「ダメ‼」
「離しなさい‼ 誰よ‼」
「わたし達は、龍神、また、近いうちに会える」
「って‼ も~う‼」
バイザーがついた仮面を着用した女性は龍姫達の加勢に恐れをなしたようで、一目散転送魔術で逃走してしまったのであった。
ハルカが追おうとしたが、深追いはダメだと言わんばかりに、龍神化している大龍がハルカの背後からハルカの胸の部分を羽交い絞めを装って鷲掴みにしてハルカを止めていたのであった。
ハルカは大龍の羽交い絞めを振りほどいて、龍神化しているのとフルフェイスの龍の兜を装着しているのと、話方が元の姿とまるで違うので龍美達だと気づいていなかったので、龍美達は龍神だと言い、近いうちに会えると言い残して、その場を茶色の子猫共に立ち去ったのであった。
ハルカは龍美達が飛んで行った方角を見ながら武装を解除し、佇んでいたのであった。
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漂流者の女
敵の攻撃によって窮地に立たされたハルカを無事に助け出した龍美達は何事もなかったように、みんなの下へ向かっていたのだが、
「あそこ‼ 誰か、流れついている」
「助けないと‼」
「・・・うん」
「ほな、行くで~(¥_¥)‼」
「大龍ちゃん、目がお金になってるぞ‼」
アラマキ島の砂浜に漂流者を見つけたらしく、急遽空から砂浜に行くことになったのだが、大龍は漂流者が女だとわかっていたらしく、両目がゼニマークになってしまったので、龍月がツッコミを入れ、漂流者の下に向かったのであった。
「う、う~‼」
「龍美ちゃん、どう?」
「下手に治癒術で治すのはやめた方がよさそうだね、特に、右腕と足に複雑骨折してるし すぐにジュードに連絡して、オペの準備を」
「わかった‼」
漂流者は左腕を包帯でグルグル巻きにしているようで、龍美が漂流者の女に近づいて、手慣れた様子で診察したところ、骨折が酷かったらしく、下手に治癒術で治療できないと判断し、茶熊学園の医務室での緊急オペをすることを決めて、サブにジュードに入ってもらうことになり、漂流者の女をお姫様抱っこで抱えて搬送することになったのであった。
龍神化しているので、人気のない場所である、校舎の裏側に着陸し、急いで医務室に搬送することにしたのであった。
「ジュード‼」
「オペの準備は出来てるよ‼」
「なんだなんだ‼ どうしたのだ‼」
「ゲオルグさんは退いて‼」
「わかった、オレ達で手伝えることは‼」
「ない‼」
「此処は医者の二人に任せて、オレ達はカムイのとこに行くぞ‼」
お姫様抱っこで抱えていた黒髪の女を医務室に運び入れた龍美は手術のために着替えていたら、ゲオルグが飛んできたのだが、医者ではないゲオルグにはやることが学長のカムイに報告することだけだったので、ユーリに連れられてカムイの居る校長室に向かったのであった。
「では、緊急オペをはじめます‼ では、メス‼」
「はい‼」
「ガレア、オペってなに?」
「手術の別称だ」
「お医者さんの龍美とジュードにしかやっちゃダメらしいから、あっちに行こう‼」
「うん‼」
医務室では漂流者の女の緊急オペが行われており、手術を知らないマールはガレアにオペとは何かと質問し、ガレアは丁寧にオペと言うのが手術の別の言い方だと説明し、エシリアはマールに龍美とジュードの邪魔にならないように二人で寮に戻って行ったのであった。
ガレアも男子寮に戻るために愛車のバイクに跨り、
「龍美達のバイク、格好いい、今度運転させてもらうことにしよう」
隣に停まっていた食用油の廃油で動くあの戦闘バイクを見て今度運転させてもらうことに決めて、男子寮にバイクで駆けて行ったのであった。
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ルーンバリスタ
アラマキ島の砂浜に打ち上げられていた漂流者の女性の緊急手術を龍美とジュードが行っている頃、ツキミの相棒の月ウサギのドロが飼育されている、ウサギ小屋にある人物がスコップを持って穴を掘っていたのであった。
「何やってんだ、ソウマ」
「‼ ユーリ」
「そんなことしなくて、ボク達、凛々の明星に行ってくれればいいのにね」
「確かに、さてと、ついて来いよ‼」
「?」
「論より証拠よ」
カムイに極秘に何か依頼されたソウマに凛々の明星の一行が声を掛けて、そんなことしなくてもいい方法があると言い、ジュディスが論より証拠だとソウマに言い、ソウマは穴を埋めて、言われるがまま、凛々の明星の一行に付いて行くことにしたのであった。
「ジュディ、ここか?」
「ええ、そうよ」
「おい、ただの壁だぞ」
「まぁ、見てなよ」
「行くわよ、解けよ‼ まやかし‼ 我選ばれし民、汝が待ちわびたし者成り‼」
「おい、これはどう言ことだよ」
「ごめんなさいね、わたしはクリティア族って言う、知恵の民の一族よ、この島には智の民って読んでいたみたいだけど」
そこは校舎からさほど離れていない所で、どっからどう見ても岩壁にしか見ないことにソウマが怒っていたので、ジュディスがクリティア族特有の能力「ナギーク」を使い、隠されていた扉を見つけ出したのであった。
あまりの出来事に言葉を失ったソウマにジュディスがクリティア族であることを明かして、中に入ることにしたのであった。
「これがルーンバリスタか」
「大砲ね」
「此処からは、オレがやって置く」
「わかったよ」
「ありがとうな」
扉を通って到着した場所にあったのは可動式の大砲で、ソウマ曰く、「ルーンバリスタ」と言うらしく、ソウマは後は任せておけと言い、凛々の明星の一行は寮に戻ることにしたのである。
凛々の明星の一行の去り際に、ソウマがお礼を言い、ルーンバリスタを運び出していたのであった。
「ソウマさん、どうでした?」
「例の物はこの通りだ」
「よかったです」
「凛々の明星の一行に助けてもらったがな」
「やはり、ユーリさんには隠せ通せないでしょう」
「ユーリだけじゃない、龍美達も気づいている」
「そうですよね、あの方々にはこのまま知らない振りをする方が良いでしょう」
学長のカムイに報告するべく校長室を訪れたソウマはルーンバリスタを無事に運び出したことを告げ、凛々の明星の一行に助けてもらったことを報告し、カムイは龍美達にはもうばれていると、ソウマに告げたのであった。
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文化祭初日
アラマキ島の砂浜に倒れていた黒髪の大人びた少女は現在、龍美とジュードの手術を受けていたのであった。
手術が始まって約一時間が経ったのであった。
そして、
「終わった?」
「うん、今は麻酔で寝てるから、しばらくは目が覚めないと思うから」
「取りあえず、こいつから事情を聞かねぇとな、今日は疲れた」
「そうだね、さてと、寮に戻ろう」
手術を行っていた医務室から龍美とジュードが出てきて、手術が無事に終わったことを告げて、その場で解散することになったのであった。
明日はいよいよ、文化祭初日なので、龍美は自分の寮の部屋に転送魔術で帰還して、ベッドに倒れ込むように就寝したのであった。
そして、文化祭初日の朝を迎えたのであった。
「う、う、はぁ~良く寝た、さてと、今日は大事な文化祭初日だし、頑張らないと‼ っ龍姫達も来てくれるって言ってたしね」
「龍美ちゃん‼ おはよう、一緒に朝ごはんにしようよ‼」
「うん‼」
手術を行っていた自分とは思えない変わりようで、スタンと違い寝起きが良いようで、昨日の手術の疲れは取れていたので、すぐに学園に行けるように、リライズで茶熊学園の女子制服と黒縁の伊達眼鏡を掛けて、そこに龍月達が一緒に朝ご飯を食べないかと誘ってきたので、一緒に食べることにしたのであった。
今日は地球でも休日の土日になっているので、最愛の妹達も遊びに二日間来てくれるので龍美は楽しみにしていたのであった。
龍美は朝ご飯を食べ終えて、茶熊学園に向かったのであった。
「龍月、覚えてるかな?」
「あ、お久しぶりです、幸成さん‼」
「え‼ 星龍なの?」
「はい、獅子神龍月の妹の星龍です‼」
茶熊学園にどうやら思わぬ来客がやってきたのであった。
髪は焦げ茶色の短髪に、女の子ような顔立ちの身長は175㎝位の痩せ型の、紺色のジャケットを着て、下は紺色のジーパンを履いた男性は茶熊学園の門前にやってきたのであった。
そこに見慣れていた、幼馴染みの妹、星龍がやってきたので、久しぶりの再会を喜んでいたのであった。
何せ、可愛い妹同然だったのだから
「星龍は、龍姫達と一緒なのか?」
「はい、今日はここで文化祭が行われるので、みんなで遊びに来ました‼」
「星龍お姉ちゃん‼」
「えーと、ボクは、神島、幸成、よろしく」
「初めまして、獅子神勇龍と言います」
「なんか、見ないうちに妹が増えたんだね(´・ω・`)」
「まぁ、いろいろとありまして」
龍月の幼馴染みのこと幸成は星龍に今日は龍姫達と一緒にいるのかと質問して、星龍は素直にその通りだと答えて、真龍婭達がやってきたので、お互いに自己紹介を行ったのであった。
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文化祭会場
茶熊学園文化祭、通称「熊祭」と勝手に学長のカムイが命名した催しが初日を迎えたのであった。
各クラスは各々、いろいろな出店や、出し物を展開しており、今回の文化祭は、カズノコ組とイクラ組も出店を出していたのであった。
「へぇ~、茶熊学園も文化祭、豪華だね、校舎も都立来禅高校より設備良いかも」
「そうですね、わたしどもは、こっちから回りますので、お姉ちゃん達は旦那様と楽しんでくださいね(≧▽≦)」
「真龍婭達も楽しんでね」
「美龍飛ちゃん‼ こっちに行こう‼」
「そうだね‼」
茶熊学園文化祭会場入りした、幸成を含んだメンバー全員は各自で回ることになったようで、アドリビトムの面々も文化祭を楽しんでいたのであった。
このまま、文化祭を穏便に回れるとは思ってなく、
「龍姫~‼」
「きゃ~((+_+))、もう‼ お姉ちゃん‼」
「あなたが龍美の弟の、わたしはカスミ、よろしく」
「お姉ちゃん達がお世話になってるみたいで、ボクは、鳴流神龍姫、よろしく、カスミ」
「こうしてみると、カスミちゃんも、龍姫ちゃん達と、兄妹に見えるよ」
「わかってるわよ」
茶熊学園に入学している実姉の龍美がいつのまにか修得しているステルス効果が付与される効果の技を龍姫に近づくまでに使用し、背後から思いっきり抱きついていたのであった。
龍美にとって、数日だけとはいえ、可愛い妹とのふれあいは欠かせないようで、龍姫に抱きついたまま、そこに自分同じ黒髪の女の子、カスミがやってきたのだが、龍美に聞いていなかったのか、自分の性格が災いして、聞けなかったらしく、龍姫のことを妹ではなく龍姫の私服が男物のジャケットに、下に紺色のTシャツに、下着はあの大きな胸がぺったんこ状態にできるあの下着を着用していたのと、下は動きやすいように短パンに安全靴を履いていたので、カスミに弟扱いされてしまったが、龍姫がそんなことを気にするほどではないので、龍姫は自己紹介をしたのであった。
星龍は、カスミと龍美を見てまるで姉弟に見えると茶化したのであった。
「カスミとは、良い友達になれそうだね」
「わたしは」
「そんじゃ行くぞ‼」
「ちょっと‼」
「さてと、ボク達は軽音部の出し物の準備に行こうか(^-^)‼」
「うん‼」
龍姫は相変わらずの無自覚のオーラでカスミが落ちてしまったのだが、気にせず、十香がカスミも巻き込んで茶熊学園文化祭を回ることになったのであった。
龍美達は手芸部と掛け持ちで所属している軽音部の舞台の準備に向かったのであった。
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目が覚めた少女
茶熊学園文化祭「熊祭」初日を迎えて、龍美達は講堂で行われる掛け持ちで入部している軽音部のライヴの準備に向かっていたのであった。
龍美は、その道中で医務室のベッドで寝ているアラマキ島の砂浜に打ち上げられていた黒髪の大人びた少女の容態を診に向かったのであった。
「う、此処は? 誰だ‼‼」
「気が付いたみたいだね、ボクはこの学園の生徒で医者の鳴流神龍美、よろしく」
「アタシは、ベルベットだ、悪いが クッ(>_<)‼」
「もう、左足以外、複雑骨折してるんだよ‼ 当分はここで療養してね、そうだ‼ ちょっと、待っててね‼」
「ああ、わかった(困った、これでは業魔も使えないか、何か、胸に違和感を感じる?)」
「車椅子、持ってきたよ(>_<)‼ よっこいしょと‼」
「キャ~‼」
「それじゃあ、行こうか、今日は文化祭だからね(^-^)」
「文化祭?」
ちょうど気が付いたらしく少女が上体を起こそうとしたのだが、両腕と右足がギプスで固定されているのと、上半身も包帯が痛々しく巻かれている状態で、龍美の私服でいつも着ている紺色ではなく、赤色のパーカーを着た状態だったことに気が付いた所に、龍美がやってきたのであった。
龍美か大龍であろう、少しでも女の子らしくするために髪型をリボンでツインテールに結っていたのであった。
大人びた少女はベルベットと名乗って、立ち去ろうにも複雑骨折している両腕と右足をギプスで固定されているので、少しでも動かそうとした瞬間、痛みが走ってしまったので、龍美にしばらくは療養するように注意されて、龍美が少し待っててほしいと言うのでベルベットは大人しくベッドで待っている間に、辺りを見まわしながら自分の状態を把握していたのであった。
しばらくして、どこから持ってきたのかわからないが龍美が金属製の一般的の車椅子を押して持ってきてくれたので、龍美は自分と同じくらいのベルベットを、武術で培ったノウハウで軽々とお姫様抱っこで抱えて車椅子にベルベットを乗せたのである。
ベルベットはまさか、自分と変わらない体型である龍美にいとも簡単にお姫様抱っこで抱えていることに驚きを隠せないでいたのであった。
折角の文化祭なのだからと龍美なりのベルベットに対する計らいなのだろう、ベルベットにも文化祭を楽しんでもらおうと思っていたなのであった。
ベルベットを乗せた車椅子を龍美が講堂まで押して行くことにしたのであった。
「龍美ちゃん、あ、起きてもいいの? ボクは、龍美ちゃんの親友で幼馴染みの獅子神龍月、よろしく」
「同じく、神楽堂恋龍だ」
「御子神
「オレは、式神瑠美奈だ、よろしく」
「アタシは、ベルベットだ」
講堂では各々のクラスがアトラクションなり、エシリアの出店があったりと色々とあり、龍美は先に軽音部の準備をしてもらっている龍月達の場所にベルベットを乗せた車椅子を押して向かったのであった。
龍月達と合流を果たした龍美はベルベットを紹介し、お互いに自己紹介をして、ベルベットを客席に向かったのであった。
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文化祭に忍び込んだ刺客
茶熊学園文化祭で軽音部として舞台に立った龍美達がサプライズゲストとしてとある人物を呼び寄せていたことに、軽音部部長のザックは知らなかったのであった。
一応、フランなどは知っていたのは、同じ女子生徒だからなので、寮で知らされていたので、知っていたのであった。
その人物こそ、超神次元ゲイムギョウ界が誇る、歌姫、
「みんな~文化祭‼ 楽しんでる~‼ 5pb.だよ(>_<)‼」
「うぉぉぉぉ(>_<)‼」
「お姉ちゃん達、やりすぎだよ(´・ω・`)」
「知ってるの?」
「うん、超神次元ゲイムギョウ界が誇る、一番有名な歌姫だよ」
「・・・・えぇぇっぇぇΣ(゚Д゚)‼」
青い長いロングヘアーにヘッドフォンをして、黒い衣裳を身に纏った5bp.その人であった。
茶熊学園文化祭に訪れていた観客は予想していなかったサプライズゲストの登場にまた歓喜を上げて、天高く拳を打ち上げたのであった。
赤髪一行は5bp.に会うのはこれが初めてなので、龍姫に誰だと質問し、龍姫は超神次元ゲイムギョウ界が誇る、最高の歌姫であると説明し、キャトラとアイリスはしばらく沈黙した後、その場で大声で驚いてしまったのであった。
幸いにも観客のテンションが最高潮に達したこともあって、二人の絶叫はかき消されたので、問題ないのであった。
そんなこんなで、超神次元ゲイムギョウ界が誇る、歌姫、5bp.のゲリラライブがスタートしたのであった。
「みんな~今日は楽しんでくれた~(>_<)‼」
「は~い(>_<)‼」
「これが、超神次元ゲイムギョウ界が誇る、歌姫の歌声なのですね」
こうして、5bp.の茶熊学園文化祭ゲリラライヴは無事に大成功のまま幕を閉じたのであった。
ライヴが終わったので、各自で出店を回ることになったのだが、
「‼」
『来たみたい、どうする?』
『いつも通りで行くよ』
ハルカはほかの生徒と一緒に文化祭を見ていた所、あのバイザーが入った仮面を付けた女性兵士を見つけて、見つけてしまったらしく、人気のない場所に向かったので、龍姫達一行はインテリジェントデバイスを介して、念話でハルカの助太刀に行くことを決意したのであった。
「それじゃあ、この子こと、任せて頂戴」
「お母さん、お父さん」
「早くしないと、見失うぞ」
「行って」
「ありがとう」
車椅子のベルベットとその同行者のラフィセットをどうしようか思っていた矢先にいつの間にか来ていた両親と姪っ子にベルベットとラフィセットを預けて、ほかの生徒にばれないように龍神化し、ハルカの下へ急いだのであった。
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サロン?
茶熊学園文化祭の日を選んで潜入してきた刺客はどうやら文化祭ならば仮装している生徒がいるので怪しまれないと踏んだようで、ハルカを人気のない場所に呼び出すことにした刺客の後を追って龍姫達、ラタトスク次元武偵「流星の絆」は茶熊学園のメンバー全員にばれないように人込みに紛れて、密かに龍神化して、フルフェイスの龍の兜を被って追いかけることにしたのであった。
「ふ、来たか」
「今度は負けないんだから‼」
「みなさん、此処は堪えて、あれ、龍美君達の姿が見えませんが?」
「そう言えば、あの集団、こういったことはお手の物だったわね(´・ω・`)」
バイザーが入った仮面を被っていた刺客はハルカと対峙しても何食わぬ様子で戦う構えを取っており、ハルカは武装して、槍を構えていたのであった。
刺客が何処に所属しているのか知らない茶熊学園の凛々の明星とジュード達以外は隠れていたのだが、龍姫達にとってこういったことはお手の物で、颯爽と人込みに紛れて龍神化し、美龍飛達はファントムフォームでステルス状態になっていたのであった。
カムイは知らなかった、龍姫達一行がラタトスク所属の次元武偵であると言うことに。
「いいだろ、冥土の土産に、教えてやろ、我らはサロン」
「そんなことは関係ない‼」
「もう‼ ハルカさん‼ 空気読んでください‼」
「さらばだ‼ 何‼」
「動くんじゃないわよ」
「・・・・うん」
「ぎにゃ~Σ(゚Д゚)」
バイザーが入った仮面を被った刺客がハルカに冥土の土産だと言い、自分の所属している組織を名乗ろうとした瞬間、ハルカがやらかしてしまったので、カムイが突っ込んでしまい、刺客が逃走を計ろうとしたので、レイヴンが首筋に短刀を突きつけて、龍神化している恋龍が逃げられないようにバインドで縛ったのであった。
やはり、龍姫達一行の前では赤子同然だったのであった。
いとも簡単に刺客を捕らえてしまった二人にキャトラは驚いてしまったのは言うまでもなかった。
「では、身柄はお引き受けします、何かわかったら、ご報告いたします、では、失礼しました‼」
「あいつ、今度はわたしが」
「おまえは、さてと、いい加減、その姿、疲れてんじゃねぇの、元時空管理局員」
「はい?」
「流石、黒衣の断罪者と呼ばれている人ですね」
「ええぇぇぇΣ(゚Д゚)<なんだって‼」
「どういうことΣ(゚Д゚)<‼」
天界から治安部隊がやって来て、刺客の身柄を渡して、ハルカが悔しそうにしていたので、ユーリが茶色の子猫に向かっていい加減に元の姿になれと言って、茶色の子猫は、ハルカと同じくらいの背丈に膨らみがわかるほどの胸を持っている茶髪のポニーテールの可愛らしい女の子に変身したので、こういったことには全く慣れていない茶熊学園の生徒一行は驚いてしまったのであった。
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演劇部の危機
龍美は自分が助けた自分とカスミとミラと同じ美しい大人びた少女、ベルベットを乗せた車椅子を押して、客席に到着したのであった。
そこには、
「あ、お姉ちゃん‼」
「龍姫‼ そうだ、この子のこと頼んで良い? お姉ちゃんはこれからライヴだから」
「いいよ、あ、ボクは鳴流神龍姫です、よろしくお願いします」
「ベルベットだ、姉弟だな」
「あれ、幸成‼ 久しぶり(>_<)‼ 龍月もこれから一緒にライヴだからね‼」
「わかってるよ‼」
龍姫達を含む妹達が席を取ってスリースターズのダンス公演が始まるまで待っていたので、龍美は車椅子に乗せたベルベットを紹介し、龍姫達も自己紹介をして、龍姫にベルベットを預けて、軽音部の公演の準備に向かったのであった。
「あ」
「見つけました」
「ラフィセット‼ おまえ生きていたのか」
「はい、あ、申し遅れました、ボクはラフィセットと言います」
「どうも」
「では、ご命令を」
「命令?」
龍姫達は茶熊学園文化祭のステージの演目の公演を待っていた所に、ヴィヴィオくらいの年頃のクリーム色の髪に白いローブを身に纏った小柄な少年がベルベットに近づいて来たのであった。
その少年にベルベットはラフィセットと呼んで、ラフィセットは自己紹介をして、命令を下すように、龍姫達に言い出したのである。
ラフィセットのその発言に龍姫はラフィセットの前にしゃがんで、
「良い? キミはもう命令はいらない、自分で考えていいんだよ、これからの事を」
「自分で考えるですか?」
「そうだよ、ボク達はこの世界に来ている、人なんだから、今日は、楽しんでいいんだよ」
「はい‼」
これからは自分で考えて行動して良いと諭し、茶熊学園文化祭を楽しんでいいのだと教えて、ラフィセットは怯えながらも笑みを浮かべたのであった。
「お兄ちゃん」
「ミレイユ、大丈夫‼」
講堂にある控室には演劇部の公演の準備でスタンバイ状態のヨシュアが演劇の衣裳に着替えて待っており、ミレイユはヨシュアの緊張をほぐしていたのであった。
だが、事態が急変してしまうとは誰も知る由もなかったのは言うまでもなかった。
「どうしよう(゚Д゚)ノ‼」
「大丈夫、龍美さんとジュードさんがあの子を診てくれてるから、けど、今日の演目には間に合いそうにないって」
演劇部の演目が始まる10分前に突然、ヨシュアの相手役の女子生徒が倒れてしまい、幸いにも軽音部の出番を待っていた龍美と、手が空いていたジュードが診察したのだが、公演に復帰は無理だと言われたので、公演直前にヒロイン不在と言う状況に陥ってしまったヨシュアは慌て出したのであった。
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靴磨きの男のラヴロマンす
演劇部の演目が始まる数分前にメインのヒロイン役の女子生徒が体調不良を訴えて倒れてしまったので、龍美とジュードが医務室で治療し、今日一日は安静と言うドクターストップを宣告されてしまい、ヨシュアは緊急事態に慌て出したの出してしまったのであった。
流石の演劇部員達もこの事態は想定していなかったので、助っ人を用意していなかったのであった。
「しゃあねぇな、‼」
「待てよ、女装が得意なおまえより、こいつの方が、適正だろ」
「え、アタシですか?」
「お願いだよ‼ ナン‼」
「わかったわ‼」
「オレが出る幕はなかったな」
オウガがお得意の女装をしようとしていたのだが、ユーリはオウガを止めて、ナンの方が無難だと、オウガを説得し、ナンが助っ人に舞台に立つことになったのであった。
「よかった、急いで、これ着て‼」
「わかった」
急遽、演劇部の舞台に立つことになってしまったナンは控室に居る演劇部の裏方として入部しているミレイユから、本来は別の女子生徒が着る予定だった衣裳をナンに渡して、受け取ったナンは急いで、衣装に着替えたのであった。
そして、演劇部の公演が始まったのであった。
どうやら、今回の演劇部の公演の内容は、靴磨きの男が主役の演目のようで、その靴磨きの男役がまさかのヨシュアが大役を任されていたのであった。
演劇部の公演が始まっているのにも関わらず、
「(-_-)zzz~」
大いびきで居眠りをしているキャトラであった。
「これが演劇なんですか?」
「その様だ」
「ヨシュア、入部したてなのに、スゴイですね」
「そうだな」
初めての演劇部の公演を客席で観賞していたベルベットとラフィセットは笑顔で観賞しており、エステルはヨシュアのわざとらしい演技が好評だったようで、リタは呆れていたのであった。
そろそろ演劇部の公演がクライマックスに差し掛かったのであった。
「わたしは・・・」
「ボクは、前を向いて生きて行きます、ですから」
「ええ、喜んで、お引き受けしましょう」
観客「おおお‼」
「大成功だな」
ラブシーンが決まって、演劇部の公演が無事に幕を閉じたのであった。
ヒロイン不在だと思っていた舞台に、魔狩りの剣と言う魔物退治専門だったナンが演劇と言う世界に足を踏み入れたこと言うのは良い経験だったと茶熊学園生徒は思っていたのであった。
「え~と、次は、確か、お姉ちゃん達だね」
「ザックが浮いてるでござる」
「いいじゃないかしら?」
「こればかりはしゃあねぇだろうな」
演劇部の公演が無事に終了し、次は龍美達が助っ人入部している軽音部のライヴが始まろうとしていたのだが、肝心のザッグが龍美達と言う龍神達の中で浮いてしまっていたことに気が付て、軽音部のライヴが始まるまで待つことにしたのであった。
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ライヴ、スタート!
無事にヒロイン不在を免れた演劇部の公演が無事に成功に終わり、次に控えるのは龍美達が助っ人で所属している軽音部のライヴが行われよとしていたのであった。
そして、イントロが流れて、
「おおお~ザック邪魔‼」
「みんな~文化祭、楽しんでる(>_<)‼」
「イエ~イ(>_<)‼」
「やっぱりこの定番は、おっさん好きなのよ(>_<)‼」
「我らも知らぬ歌だな、イサミ」
「ああ、ここに来て、我らが知らぬことが多い」
龍美が歌う前に観客席にエールを送り、合いの手を求めて、観客はザックが引っ込めとヤジを飛ばしながら、バンド演奏している、龍美達にエールを送り返していたのであった。
ギターヴォールカルは龍美が行い、ベースが龍月で、恋龍がギターで、ドラムがツキミと大龍の二人で行い、キーボードが瑠美奈と言うパートでライヴがスタートしたのだが、ザックが浮いてしまっていのは言うまでもなかったのであった。
「乾いた、心で駆け抜ける~♫」
「♫‼」
「わたし、ついて行くよ♪‼」
「スゴイ‼ 龍美さんは、武術に、お料理に、楽器を演奏しながら、歌うことが出来るんですね」
「まぁ、その様子だと、竜の姫様は初めてらしいな」
この曲は地球でもいまだに軽音部の楽曲に選ばれている定番の楽曲で、龍姫達も大好きな曲の一つである。
茶熊学園の生徒は初めての地球の楽曲を聴いて、スタンディングオーベーションつまり、観客が総立ちになったのであった。
エクセリアは龍美の器用さを目の当たりにして、目を輝かせていたので、ユーリはこのようなことは初めてなのかと茶化していたのであった。
それもそのはず、エクセリアは専属の家庭教師がいたこともあって、このような学校には一度も通っていなかったので、ライヴと言う物を知らなかったのは無理はないのである。
「GODknows~♪」
観客「イエ~イ(>_<)‼」
「わたくしもこのような曲は、初めて聴きました、いい曲ですね(^-^)♫」
「いい曲ね、あたしのテーマ曲にしたいくらいわね」
軽音部のライヴも無事に幕を閉じ、証明が消えて、講堂が真っ暗になったので、ライヴの興奮が治まらないのか、観客からのアンコールが響き渡っていたのであった。
学長のカムイは初めての曲だったらしく、ミラに至っては自分のテーマソングとして起用しようとしていたのであった。
「無事にライヴも成功したし、撤退するぞ‼」
「さてと、お願い‼」
「うん、任せて下さい‼」
「って、誰だよ(゚Д゚)ノ‼」
幕が下りてザックが撤退の指示をした瞬間、龍美達がある人物を呼び寄せていたのであった。
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文化祭初日を終えて
無事に茶熊学園文化祭初日を無事に終え、明日の準備に取り掛かったのであった。
カズノコ組は龍美達がシャルロットを連れ回しながら出店の準備を行っており、イクラ組は大龍が率先して行っていたので、逃げようにも(特に女子は)逃げられないので、恋龍共に一緒に出店の準備を行っていたのであった。
会計は超神次元ゲイムギョウ界で武偵所の書類整理より簡単なようで、本部長と支部長の四人と凛々の明星の首領でありながら若干12歳のカロルもギルドの資金をやりくりするほどの手腕を見せつけていたので、茶熊学園の副会長のゲオルグが真っ青になるほどのびた一文も許さない大龍とカロルの二人であった。
「お届け物です‼」
「サンキュー‼」
「え~と、誰?」
「おい‼ 社長に失礼だろ‼」
「待ちなさい‼ ごめんなさいね、いきなりお届け物を持って来た、こっちが悪いしね、わたしは、
「ユーリ達の知り合いは凄腕揃い何だな」
どうやら、龍美達が出店で使う食材をテルカ・リュミレースの商業ギルド「幸福の市場」に依頼していたようで、その女社長、カフウマンと側近達が荷物を届けてくれて、龍美が領収証にサインして、代金を支払っていると、幸福の市場を知らない生徒がカフウマンに誰と言ってしまったので、秘書だろう、眼鏡の男が注意したところで、カフウマンが止めて、自己紹介を行い、そのまま立ち去ったのであった。
翌日の文化祭最終日の準備が終わって、各自遅刻しないように、解散となったのであった。
そして、その日の夜、
「わたしは、どうすればいいの?」
「ハルカ・・・」
サロンから送られて来た刺客に手も足も出なかったハルカは自室で落ち込んでおり、そこに、あの茶色の子猫に変身していた女の子は自分がハルカに何か出来ないかと考えていたのだが、今はそっと見守ることしかできないのだと、思っていたのであった。
ハルカの傷は幸いにも龍神化して助太刀に入った龍姫達によって完治しているのだが、余程、自分との実力の差を知って思い悩んでいたのであった。
以前から、一番と言うことをこだわっていることに違和感を覚え始めている自分にいることに今だ気づいていないハルカは、龍姫達一行の正体に気づくまでには時間がまだまだ必要なのであった。
「ベルちゃん、痛かったら、言ってね」
「ああ、それにしても、おまえが女だとはな」
「良く言われるよ、ここではちゃんと女子制服だから」
龍月は現在、怪我で動けないベルベットと一緒にお風呂に入っていたのである。
ベルベットはギプスが巻かれている部分にビニール袋を被せられている状態で、龍月の抜群のスタイルを目の前に手ぬぐいで体を拭かれていたのであった。
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茶熊学園文化祭最終日
龍月は怪我で動けないベルベットの体を洗うために一緒に茶熊学園の女風呂に入っていたのであった。
ベルベットを椅子に座らせて、両腕と右足が動かせないベルベットの体をタオルなどで洗ってあげていたのだが、もちろんあの人物が此処にやってこないわけがないのである。
「ベルちゃん~(^-^)、体洗ってあげるで~‼」
「お~い、ベルベットは怪我人だ、手荒に扱うなよ」
「そのための龍美ちゃんやなかい‼」
「おい、この集団、大丈夫か?」
「大丈夫‼」
「一緒にお風呂入ろ(^-^)‼」
女でありながらレイヴン並のオープンスケベの大龍が一糸まとわず女風呂に入ってきたのと、恋龍がマイペースでやって来て、ツッコミを入れて、綾瀬達も一緒にお風呂に入ることになったのであった。
ベルベットは龍美達は信用していいのかと龍月に心配そうに質問してきたので、龍月は幼馴染みである龍美達は信頼に置けると笑顔で答えたのであった。
エシリアがシャルロットを連れて、乱入してきたのであった。
この後、ベルベットとシャルロットが大龍の餌食になったのは言うまでもなかったのであった。
そして、翌日の朝が来たのであった。
「はぁ~、良し‼ 今日もがんばるぞ(≧▽≦)‼」
「ドロ介のエサもっていくぞ‼」
「うん‼」
龍美はいつものように起床し、着替えて、学園に向かうことにし、恋龍が迎えに来てくれたので、ツキミの相棒、ドロ(恋龍は言いにくいらしく、ドロ介と呼ぶ)に朝ごはんとしてあげるペレット状のうさぎのエサを大袋で用意して、アイテムパックに詰め込んで、学園に向かったのであった。
「ドロ介‼ 朝飯、持ってきたぞ‼」
「プー‼」
「ごめんね、いつも持ってきてくれて」
「キャベツ喰われたら、溜まったもんじゃないからな」
学園に到着した一行は飼育小屋で飼われているツキミの相棒、ドロに持ってきた大袋のウサギ用のエサを容器に入れて、ドロは勢いよく食べ始めたのであった。
ツキミは毎度毎度ウサギ用のエサを持ってきてくれる龍美達にお礼を言ったので、恋龍が気にするなと言い、文化祭の各会場に向かったのであった。
「龍美‼ いつでもできるぜ」
「うん、それじゃあ、始めよう‼」
カズノコ組「おおお‼」
カズノコ組の会場に到着した龍美は先に来ていたメンバーがいつでもたい焼き屋と大判焼き屋とベビーカステラが焼ける用意が済んでいたので、早速、焼始めることにしたのであった。
「こっちは準備出来ている」
「ほいな‼」
「やるで‼ 浪速の粉もん、始めるで~」
「お~い、オレは何をすれば・・・」
「ない‼」
「マキアスはお金」
イクラ組もいつでもたこ焼き屋とお好み焼き屋を開店できる用意が出来ていたので、焼き始めることにしたのだが、お好み焼きなどを作ったことのないマキアス達は、お金のやりくりをすることになったのであった。
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いらっしゃい
茶熊学園文化祭はいよいよ残るとこ、今日だけになったのであった。
龍姫達はクラスで決めていた出店の仕込みなどを行っており、学長のカムイによる校内放送の開催の挨拶で始まったのであった。
「お~い、ルカ‼」
「スパーダ、来てたんだね」
「おうよ‼ こんな楽しい祭りごとに間に合わねぇわけにはいかないねぇからな‼」
アドリビトム組に緑の髪に両腰に日本刀を携えたベレー帽を被った態度が大きい少年がルカとイリアを見つけて近寄って来たのであった。
名は、スパーダ・ベルフォルマと言うらしく、ルカとは顔見知りだったらしく、一緒に茶熊学園文化祭「熊祭」を回ることにしたのであった。
「ザックがぼったくりし始めたらしいけど」
「ほっとけ」
「たい焼き、一つくれ‼」
「ありがとうございます、100ゴールドです‼」
龍姫達はいつものように出店を切り盛りしていたのだが、ザックが綿あめのぼったくりを始めたのだが、ほったらかして、ザックは痛い目に遭っていたのであった。
甘い物好きのユーリが認めるほどのたい焼きと大判焼きに、大判焼きとたい焼きの生地を鉄板の型に入れて焼くだけ出来るベビーカステラは好評だったらしく、飛ぶように売れていたのであった。
もちろん、大龍が筆頭に切り盛りしている粉もん屋も売れ行きは好調であった。
学長のカムイですら買いに来るほど、双方の店は人気だったのであった。
「龍美様達は、料理に、武術にと才色兼備なのですね」
「そうかな~」
「ザック殿、今回ばかりは、分が悪かったようでござる」
「ああ~」
「安物買いの銭失いだな」
シズクは龍姫達のハイスペックな能力に翻弄されて、龍姫達は照れていたのだが、綿あめの材料であるザラメを2ゴールドで仕入れて、50倍の100ゴールドで綿あめを売っていたザックは、客に感づかれて、客足が遠のいたことで、落ち込んでいたので、ザックの財布を管理している、フランに励まされながら、瑠美奈に自業自得だと言われてしまったのであった。
「さてと、ツキミ、これ」
「ありがとう、行ってくるね」
「あれは?」
「ドロ介の飯」
「用意周到なんですね(´・ω・`)」
恋龍はツキミに相棒のドロにエサである、大袋のウサギ用のエサを渡して、ツキミは相棒のドロがいる飼育小屋に恋龍がくれた市販のウサギ用のエサを受け取って、ドロの所に持っていたのであった。
「ドロちゃん、ご飯だよ」
「プー‼」
ツキミは恋龍から受け取ったウサギ用のエサを相棒のドロの目の前に用意されている容器に入れてドロは勢いよく食べたのであった。
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文化祭二日目 中編
茶熊学園文化祭「熊祭」最終日を迎えており、怪我人とはいえ、ベルベットは今できることを考えていたのだが、
「ベルちゃん、今日は無理しないで、休んでいても、いいんだよ」
「だが、アタシだけ、楽してるようで」
「ったく、怪我人は大人しく、見て回って来いよ‼ ラフィセットも行ってやれ‼」
「でも?」
「もう‼ ガキは大人しく言うこと聞けばいいんだよ‼」
「はい‼」
「シャルロット、きつく言いすぎじゃないの?」
「ちゃんと、いってやんないと、伝わらなねぇーの‼」
龍月から無理せずに療養していても構わないと告げられたのだが、ベルベットは自分も何かしていたいと言ったのだが、ユーリに文化祭を楽しんで来いと言われてしまい、ラフィセットも一緒に行くことになってしまい、ベルベットを乗せている車椅子をラフィセットが押して文化祭を回ることになったのであった。
「リィン君、久しぶりですね」
「あ、学院長‼」
「どうです、茶熊学園は? その様子だと」
「はい、今は楽しんでいます」
「それは、良かったです、では、わたしはこれで」
トールズ士官学院の学院長がリィン達を見つけて、出店にやって来て、たい焼きを一匹買って、ほかのブースを見に行ったのであった。
「ただいま~」
「ドロ介、どうだった?」
「うん、あのエサが気にいった見たいだから、今おいしく、食べてるよ~」
「たいやき、一匹、頂戴‼」
「紗龍‼ 100ゴールド」
「はい‼」
「毎度あり‼」
ツキミが飼育小屋から戻ってきて、恋龍がドロの様子を尋ねたので、今は恋龍が要ししてくれたウサギ用のエサを勢いよく食べていると言うので、ミラは自分が手塩に掛けている家庭菜園が被害が出ていないことにほっとしていたのであった。
今は龍神化すると、IS学園に居るもう一人のシャルロットと同じく髪色が変化するフォームを手に入れて、性格は天真爛漫に変わる、紗龍は一人称が「あたし」から「ボク」と姉と妹達と統一することにしたようで、予め、稼いでいたお小遣いのゴールド通貨で龍美達の屋台にやって来て、たい焼きのカスタードを代金の100ゴールドを支払一匹購入して、仲間の下に戻って行ったのであった。
「今、思ったのだけど、龍美って、何人、妹がいるの?」
「十五くらいかな?」
「よく、家が破たんしないわね(´・ω・`)」
「カスミ、黙ってると、姉妹に見えるね(^-^)」
「そうね、うちの子だって言っても、そん色ないわね(^-^)」
「どうして、この親子は‼」
カスミは龍美と一緒に大判焼きを焼いていたのだが、ふと、龍美に質問を持ちかけ、龍美に妹は何人いるのかと興味本位で聞いて、龍美は正直に十五くらいかなと返答し、カスミは呆然としてしまい、そこにいつの間にかいた鳴流神兄妹の実の母、剣心がカスミを見るなり、龍美と姉妹に見えると嬉しそうに言ったので、カスミが照れながら怒っていたのであった。
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文化祭を楽しんで行ってね‼
カズノコ組のたい焼き屋と大判焼き屋とベビーカステラ屋を兼ねているカズノコ組の出店で、艶やかな黒髪のロングヘアーにリボンをつけて、龍姫達には敵わないが(大龍曰く、少しずつ、育てているのこと、大龍談)スタイルが良く、龍姫達と同じく着痩せしやすい体質の、クジョウ島のカスミを鳴流神家一同でからかっていたのであった。
その後、四家一行は茶熊学園のテラス「銀鮭カフェテリア」で集まって井戸端会議をしていたのであった。
「済まないが、さっきの方は、龍美君の姉上か?」
「(≧▽≦)、ゲオルグさんは知らなかったですね、あの人は、ボクの実のお母さんですよ‼」
「ナンダとΣ(゚Д゚)‼」
「え、そうだったんですかΣ(゚Д゚)‼」
「Σ(゚Д゚)‼」
「揃いも揃って、驚きすぎなんだよ‼」
初めて四家の母親たちを見たゲオルグとエクセリアと相棒のドラゴン一行はたい焼きを焼いている龍美に姉かと、質問し、龍美に笑われてしまい、龍美の口から実の母だと聞いて、その場で大声で驚いて、開いた口が塞がらない状態になってしまい、鳩が豆鉄砲を食ったようになってしまったのであった。
その光景を見ていたユーリにツッコミを入れられたのであった。
「どう見ても、姉妹じゃねぇか‼」
「(オレも同じこと思ってた・・・)」
オウガも驚きの表情をしていた横で、リィンも頭を掻きながら、内心で姉妹だと思っていたのであった。
「マキアス達が材料を仕込んでくれるおかげで、売り上げ好調や‼」
「わたしも、この機会に、包丁さばきを修得しよう(´・ω・`) でないと、剣以外で何も出来なくなる」
「そんなに考えないくてもいいのではないのでしょうか(´・ω・`)」
イクラ組のお好み焼き屋とたこ焼き屋を兼ねているイクラ組の出店もカズノコ組と同様な話が上がっており、奥ではマキアス達がキャベツなどの食材相手に悪戦苦闘を繰り広げていたのであった。
ラウラはエプロン姿でまな板の上に置いたキャベツと紅ショウガ相手に愛用の空色の刀身の大剣ではなくセラミック製の文化包丁を片手に異種格闘を繰り広げていたのを見ていた、料理上手のエマとジュードは何故そうなるんだと内心ではツッコミを入れていたのであった。
どうやら実家では専属の料理人がいるらしく、料理と言うものはトールズ士官学院に入学してから初めてしたと言う炊事洗濯と言った、家事全般が全くできない上に、結局の所、ラインフォルト家のメイドである、もう一人のクレアが請け負っていたので、茶熊学園文化祭ではそんなことは言ってられないと克服しようとラウラなりに考えた結果なのだった。
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出現‼ 智の民の末路
茶熊学園文化祭は順調に行われており、ベルベットとラフィセットも茶熊学園の生徒として、カズノコ組に転入することになっており、文化祭が終わり次第、制服が支給されることになっているのであった。
「此処が茶熊学園か、待ってろよ、この前の借りを返させてもらうぜ‼」
「そう焦るな、フィー、その首、もらった」
現在、茶熊学園のある島、アラマキ島の上空付近を飛行してる巨大戦艦から二人の男が見下ろしていたのであった。
一人は大柄な男、そして、もう一人が金髪の中肉中背のサングラスを掛けた男が、中年男性の側でうすら笑っていたのであった。
その頃、茶熊学園の広場では文化祭が順調に執り行われているのであった。
「‼ 龍月、みんな」
「ああ、来る‼」
「‼」
「あれは何(゚Д゚)ノ‼?」
「あれが、智の民の末路ですか、嘆かわしい、って‼」
「もう、あの集団はいないわよ(´・ω・`)」
やはり、龍美達は何かがアラマキ島に来ることを察知して、誰にも気づかれずに転送魔術でラタトスクの戦艦「フラクシナス」に帰還したのであった。
カムイ学長があれがアラマキ島の先住民の智の民だった者の末路だと言おうとした瞬間にはもう龍美達が怪我で戦えないベルベットと、流石にこの戦闘にはラフィセットも避難させることに決めたのであった。
「アンジールさん‼ 今すぐ、出られますか‼」
「ああ、もちろんだ‼ それと」
「オレも行こう、祭りごとは好きだしな」
「ジェネシスさん‼」
「茶熊学園に、行くぞ‼」
「もう、遊びに行く気満々なんですけど(´・ω・`)」
ラタトスクの本山の戦艦「フラクシナス」に帰還していた龍美達は、戦闘責任者のアンジールに出撃できるかと質問したところ、いつでも出撃できると帰ってきたので、龍美達も出撃するために転送ルームに向かおうとした所、アンジールの背後から赤いジャケットを着た男性が入って来て、アンジールは嬉しそうに名を呼んだのであった。
その男の名は、アンジールの幼馴染みのジェネシスだったのであった。
元ソルジャー1Stであり、現在はフラクシナス内の副戦闘責任者と言う立場なのだが、硬派な外見とは裏腹に茶熊学園文化祭に行っていたようで、楽しんだ様子でもう一回茶熊学園に完全に遊びに行く気満々で出撃するジェネシスを見て、龍姫達はいつものことだなと思い、転送ルームに向かったのであった。
「マスター、あと、巨大戦艦がアラマキ島の上空付近を飛行しているとのことです」
「もちろん、そっちも手は打ってあるから‼」
龍姫のインテリジェントデバイスがアラマキ島の上空付近を飛行している巨大戦艦を察知していたのである。
龍姫がそのようなことに気が付かないほど馬鹿ではないのは龍姫が良く知っている、龍姫はもう手は打っていると念話で返して転送ルームに入ったのであった。
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頼もしい助っ人
智の民の末路とである巨大なクジラが突如出現し、龍姫達が龍神化で空中戦を繰り広げている中、地上では魔物の大群と一戦交えていたのである。
防衛戦である以上は、油断できない状況に置かれていることは変わらないのである。
リィン達はトールズ士官学院での授業での訓練などで実戦は経験していたのだが、
「クッ‼」
「ユーシス‼」
「おまえこそ‼」
「喧嘩してんじゃねぇ‼ 喧嘩すんなら‼ 帰りやがれ‼」
「邪魔‼」
ユーリ以上の貴族嫌いのマキアスと、名門貴族のユーシスが、リィン曰く、前の実習で仲良くなったのだが、相変わらずの関係を続けているので、今現在も、戦場真っ只中で喧嘩し始めたので、オウガが一喝して、フィーに邪魔者扱いされると言う失態をさらしていたのであった。
もちろん、そこには、
「アラガミです‼」
「んなことは、どうでもいいだよ‼ 蒼破‼」
「ですよね‼」
より取り見取りの小型のアラガミと言う物体なら何でも食べると言う魔物まで呼び寄せていたので、神機使いの三人を起点に陣形を整えていたのである。
相変わらずのバトルマニア丸出しのユーリとジュディスで斬り込んでいったのである。
「‼」
「ミレイユ‼ クソ‼ 間に合わねぇ‼」
「キャ~‼」
「しまった‼」
ミレイユが転倒したところ見計らったかのように、小型のアラガミの群れが一斉に襲いかかってしまったのだが、間に合わないと言う状況に追い込まれてしまい、万事休すだったのである。
「はぁぁぁ‼」
「嘘でしょ‼」
「大丈夫? 怪我ない?」
「大丈夫です‼ ありがとうございました」
「隊長‼」
「頼りになる、助っ人参上ってか、ますます、腕が鳴るぜ‼」
天は見放さなかったようで、クリームブロンドの長い髪をツインテールに結っている茶熊学園の女子制服を着ている、シエルと同じ片手剣型の神機で、ミレイユに襲い掛かったアラガミを一掃して、蹲っていたミレイユに手を差し出して、ミレイユが手を掴んで、立たせて、怪我がないのを確認し、戦闘に戻って行ったのである。
急いでミレイユの救出に向かっていたユーリは口笛を吹きながら頼もしい助太刀を喜んでいたのである。
「オレ達は何をしているんだ(=゚ω゚)ノ」
「わたしも・・・」
リィン達は、自分達の実力と掛け離れていることに気づき、燃え尽きていたのである。
二刀流で戦うシャルロットとエクセリアは、手裏剣と苦無を撃ちながら戦うと言う、くノ一のフラン顔負けの芸当を披露していたのである。
まだ、戦いは始まったばかりなのだから。
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決戦‼ 智の民の末路
突然、出現した、アラマキ島の先住民「智の民」が闇、テルカ・リュミレースで言うならば、エアルと言えば分かる者に蝕んで行った結果、始祖の隷長である、バウル以上の大きさを誇る、クジラ型の魔物が出現した上に、それの状況に参じて、機械兵器に乗り込んで襲撃を計ろうとしているテロ組織まで現れたのだが、茶熊学園の生徒はテロ組織の存在に気が付いてなかったのであった。
「行くよ‼」
「おう‼」
ラタトスクの戦艦「フラクシナス」の転送ルームに集合していた龍姫達は全員が戦闘ジャケットを着用し、テレプールに飛び込んで行ったのであった。
もちろん、地上に着くころには、口元が開いた龍の兜を被った状態で龍神化して、着陸したのであった。
「みなさん、大丈夫ですか?」
「おまえらは、何者だ‼」
「ゲオルグ、こんな時に何、疑ってるのよ<`~´>‼」
「しかしだな・・・」
「ゲオルグ‼」
「アンタ達も来たのかよ‼」
いきなりの空からの登場だったこともあり、ゲオルグが龍神化して、顔を龍の兜を被って隠している龍姫達を敵と勘違いし出して、斧を振りかぶってきたので、キャトラがゲオルグを制止していたのであった。
ゲオルグは納得がいかないと言う表情をしていたので、バスターソードを背負ったアンジールに檄を飛ばされて、我に帰った所で、防衛線に突入したのであった。
「久しぶりの戦いだ」
「悪ふざけで、剣を振るなよ‼」
「スゴイ、この二人、息がピッタリ」
「この二人、幼馴染みなのよ」
「えぇぇぇΣ(゚Д゚)‼」
「それと、アンジールはこう見て、ゲオルグより年下だしね」
流石、元ソルジャー1Stだけあって、並の魔物の群れ如きでは、アンジールとジェネシスは相手にならないようで、敵を捌いていたのを見ていた、ヨシュアは、あこがれの眼差しを向けていたので、ジュディスが二人が幼馴染みであることを明かした所、その場にいたメンバー全員が大空に向かって叫んで、カロルがアンジールの年齢がゲオルグより下だと明かした瞬間、ゲオルグは落ち込んでしまったのであった。
「お待たせしました~‼」
「行くぜ‼」
「今度は何‼」
「説明は後だ‼ 行くぜ‼ ハルカ‼ ドライブイグニッション‼」
「ハルカさんが、妖精と合体したΣ(゚Д゚)‼」
「さてと、カスミ、行きますよ」
「きゃ~、って、この服、それに弓まで、仕方ないわね‼」
「もう何がどうなってんだΣ(゚Д゚)‼」
「女性限定らしいですね」
防衛戦、真っ只中に、ユニゾンデバイス一行が転送完了したので、適合者達は一斉にユニゾンを完了し、空中に飛行している巨大戦艦と智の民の末路であるクジラを討伐に向かったのであった。
ハルカは現在主が新婚旅行でいないので、リィンフォースⅡとユニゾンし、龍姫達を追いかける形で現場に飛んで行ったのであった。
騎士龍神化している龍月はカスミにインテリジェントデバイスを向けて、リライズを起動させて、カスミが最も得意と言う弓での戦闘用の服に着替えさせて、カスミにその場を任せて、自身も龍姫達の所に向かったのであった。
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子供か‼
茶熊学園が建っている島「アラマキ島」上空に出現した、智の民が闇と言う存在に蝕まれてクジラ型のバウルより大きな魔物と変貌を遂げてしまった存在と、雲に紛れているが、巨大戦艦から人型の機械兵が投下され出したのであった。
「どうして、ここに‼」
「フィー、知り合いか‼」
「西の猟団の元仲間だよ‼」
「悪いですが‼」
「それと、直ちに武装を解除し、投降しなさい‼」
「出来ねぇ、相談だ‼」
人型機械兵に搭乗していたのは、フィーが所属していた猟団の元メンバーだったのである。
もちろん、大人げなく、乗って来た人型機械兵で、持っていた武器で攻撃を仕掛けてきたが、ここにいる者達は各国の選ばれて来た以上、このような機械兵如きに負ける要素は全くなかったのだから、あっさりと、ゲオルグが持っていた斧で、機械兵の持っていた剣を紅蓮の炎で溶かしてしまったので、どうやら、白兵戦でもやれることを証明しようと、巨大な神機のように銃と剣が合体した武器と、リボルバーが付いた籠手と言う、どう考えたら、こんな武器を選ぶのかと、思いたくなる武器を取り出して、茶熊学園の生徒一行に襲い掛かって来たのであった。
「大人げないわね、いい歳こいて」
「退け‼」
「聞き分けの悪い子には、お仕置きしましょう」
「カチッ‼」
「ガッチャン‼」
空中を龍姫達に任せて、茶熊学園文化祭を堂々と楽しんでいた四家の母親たちは、戦場真っ只中を何も警戒もせず、顔色を変えずにうろつていた上に、二人の男に向かって、大人げないと説教し始めて、堪忍袋の緒が切れた男二人は、装備していた武器で襲い掛かったのだが、もう、すでに装備していた武器は、剣心が日本刀を目にも止まらない速さで抜刀し、物凄い音を立てて、
「嘘だろ‼ あの小僧の刀ですら、斬れなかったんだぞ(゚Д゚)ノ‼」
「おまえら、馬鹿だろ(´・ω・`)」
「いやいや、ユーリ、オレ達、ついていけてないんだが(´・ω・`)」
「リィン、おまえ達、ソウルボードにルーンが嵌ってないからだろ‼」
リィン達一行「・・・・」
「ダメだ、後で学長に説明してもらう」
「いい加減に、そんな、おもちゃで遊んでる歳じゃないんだから」
地面に落ちって行った自分達の武器がタダの鉄の塊と化していくのを見て、以前、リィンとやり合った時に破壊されなかったことを自慢し出して、ユーリが呆れだして、リィンが全く話についていけてなったことに気が付いたゲオルグは、リィン達のソウルボードにルーンが一つも嵌められてなかったことが判明し、リィン達はその場で固まってしまったので、後で、カムイにリィン達に説明してもらうことになり、剣心に説教された男二人は、
「殺人未遂並びに、無許可の武装の容疑で逮捕する‼」
「離せ‼」
「執行妨害‼」
「静かになったわね(^-^)」
「後は、あの子達がやってくれるし、楽しみましょうか」
リィン達御一行「ついてけねぇΣ(゚Д゚)‼」
治安部隊に拘束されて、天界に連行されていったのを見届けた剣心達は文化祭を楽しみだしたので、リィン達一行はツッコミを入れてついていけなかったのであった。
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天に
茶熊学園を襲撃してきた男二人を含むテロ組織は呆気なく、剣心達に相手にもされずに、日本刀で、乗っていた人型機械兵が紙細工のように木端微塵に斬り刻まれて、白兵戦で襲ってきたが、天照大神である剣心に勝てるはずがなく、一秒も持たないで、戦闘不能にされて、治安部隊に抵抗しながら、連行されていったのであった。
一方その頃、
「此処が、敵の飛行船の内部か」
「行くのです‼」
「おまえ達は誰だ‼」
「この飛行船を侵略しに来た‼」
「なのです‼」
「助太刀はいらなかったかな?」
アラマキ島の上空に出現したクジラ型の魔物の出現に乗じて、茶熊学園に襲撃を仕掛けた張本人かまたは協力者だろうか、髭を生やした中年の男性が高みの見物をしていた所に、予め、助太刀に呼んでいた潜水艦の艦長、ネモと、同行者の少女、ノアが貴族らしい男性を追い詰めたのであった。
どうやって、空を飛んでいるこの戦艦に乗り込めたのは、前もって二人とも次元武偵として登録していたので、テレプールを使えるようになっていたので、直接、飛行船に乗り込めたのであった。
「このわたしに、逆らって、どうなっても・・・」
「貴族がどうしたのです?」
「この飛行船は、次元武偵が包囲しました、大人しく抵抗を辞めなさい‼」
「おまえらは、貴族に・・・・」
「馬鹿です‼」
どうやら、傲慢な貴族だったらしく、今だに貴族が罪にならないと思っていたのだろ、手錠をされてもジタバタとまるで駄々をこねる子供のようだったのであった。
「では、わたし達はこれでいくのです」
「報酬は後で」
「はい、ご協力、感謝します」
ネモとノアにお礼を言って、二人と別れて、龍姫達は闇と言う存在に蝕まれて魔物化してしまった、智の民の下へ向かったのであった。
「我は、智の民・・・」
「もう、苦しまないで、お願い、歩き~続けて~どこまで行くの~♫」
「おい、智の民の様子がおかしいぞ(゚Д゚)ノ‼」
「やったみたいだな、あいつら」
「そうね、こっちも早く片付きそうね」
智の民を安らかに成仏させるべく、龍姫は、智の民である、クジラ型の魔物の前に出て、ティア曰く、譜歌と呼ばれるのだが、龍姫は歌ったのであった。
そして、智の民だったクジラ型の魔物は光を放ちながら、天に召されて行ったのであった。
こうして、無事に、事件を解決した一行は、帰還した後、
「アンジール、たい焼きはうまいな」
「ああ」
「気持ち悪いわよ、アンタ達」
「リタ、文化祭を楽しまないと(^-^)‼」
「リタ一緒に行こう‼」
「我が聖女にして、妹よ‼」
正体がばれてないように振る舞い、文化祭を楽しんで行ったのであった。
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文化祭、閉幕
無事に襲撃事件と智の民の末路であった、クジラ型の魔物はこの世で今だに成仏できない智の民の魂である以上は、天界で転生の間に送ることにした龍姫達は譜歌とティアが言っていた物を成仏させることに成功したことで、天界から振り込みで報酬を受け取ることになった、龍姫達は茶熊学園文化祭を時間いっぱい楽しむことになったのであった。
「あんちゃん‼ キモイ‼」
「エシリア~‼」
「アミィー‼」
「コハク~‼」
「何、この弓使いのシスコン率は?」
エシリアの兄と言う青年、オズワルドは、久しぶりの妹の再会に大喜びで楽しんでいたのだが、当のエシリア本人は困り果てていたのであった。
エシリアをはじめとする、妹達は困り果てるか、コハクに至っては、兄、ヒスイを蹴り飛ばすと言う暴挙に出ており、レイヴンは紙コップに入ったウーロン茶片手に、女の物色をしていたのであった。
同じく、チェスターとヒスイまでシスコン全開で茶熊学園文化祭を楽しんでしまっていたので、リタが呆れていたのであった。
「はぁ、オレ達、これから先、大丈夫だろか?」
「何言ってんだ、おまえらは、たかが、ソウルボードにルーン嵌め忘れただけで」
「オウガさんみたいに強くないですから」
「リィン、おまえも男だろが‼ しゃあねぇな、今度、オレの修行に付き合え‼」
「はい‼」
リィン達はトールズ士官学院で学んでことが全く通用しないことに思い悩んでおり、特にリィンは何かを隠している雰囲気を醸しだしていたので、オウガが渇を入れて、時間があるときに自身の修行に付き合えとリィンに言って、リィンは返事を返したのであった。
こうして、茶熊学園文化祭が無事に閉幕し、片付けが終わり、龍美達は、
「お姉ちゃん、ボク達、帰るから」
「うん、土日には帰るから(>_<)‼」
「エシリアも地球に行ってみたい(^-^)‼」
「わたしも行って見たいです‼」
「姫‼」
「ゲオルグのあんちゃん、融通がいかないのかね?」
「おっさんに言われちゃ、竜騎士団、団長も形無しだな」
妹達が地球に帰るので、見送ることになり、茶熊学園のメンバーも地球には一度遊びに来たいようで、特にエシリアとマールの二人はまだ見ぬ地球に期待を膨らましていたのであった。
明日は龍姫達は通常の学校があるが、龍美達、茶熊学園の生徒は振り替え休日のため、各自で自由な時間を過ごすことになっていたので、
「校長先生‼ お出かけして良いですか?」
「ちゃんと、外出届け出してくだされば、いいですよ」
「ワーイ‼」
「わたし、ユーリの故郷に行ってみたい(^-^)」
「なんもねぇぞ」
龍美達は、超神次元ゲイムギョウ界に一旦戻ることにしたのであった。
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いざ‼ アスタリスク‼
文化祭が終わって翌日の朝を迎えて振り替え休日だったこともり、一旦超神次元ゲイムギョウ界に戻ることにした、龍美達は、自分達の武偵所の様子を見ていたのであった。
「今日と言う‼ 今日は‼」
「おい、このクズ野郎は何だ?」
「誰が‼ クズ野郎ですか‼ わたしは、由緒ある・・・」
「ほっといてもいいですよ、構ってるだけ無駄ですから」
「そうか、では、今日の仕事は、魔物退治か、行ってくる」
「ご武運を」
久しぶりと言うより全く所員及び星タヌキ達ですら相手にされなかったことが効果があったかに思えたのだが、全く自分を振り返る気が無いイストワールを見て、オウガが面と向かって、クズ野郎と龍美にイストワールのことを質問し、龍美から構っていたら時間の無駄と言われて、イストワールに構わず、電光掲示板に記されている依頼を受けて目的地に向かったオウガであった。
「何ですか‼ あの人は‼ 龍美さんも‼」
「本部長‼ 天界本部から、通信です‼ 今すぐ‼ ラタトスクに来て欲しいとのことです‼」
「わかった‼」
「ですから、毎度毎度・・・・」
イストワールはオウガに面と向かってクズ野郎と言われたことに今だに原因が自分にあることに気づいていないようで、龍美に八つ当たりをし始めたのだが、所員から天界本部から、今すぐにラタトスクの戦艦「フラクシナス」にいて欲しいと連絡が入ったので、龍美と瑠美奈は仕度し、ラタトスクの戦艦「フラクシナス」に向かったのであった。
イストワールはスコールが見たら真っ青になるくらいに壁にでも話してろを自分でやっていたので、放置されていたのであった。
「今日、来てもらったのは、この案件を、今度の土日に片付けて欲しいのよ」
「これは」
「水上都市、六花、別名、アスタリスク、そこで開催されている武星会と呼ばれる、武闘会が、現在行われるんだけど」
「何か、問題でも?」
「実は、刀藤 綺凛って言う子を次元武偵にスカウトして来て欲しいのだけど、実は、彼女の父親が、五年前に、ある事件に巻き込まれて、捕まっているのよ」
「事件って?」
「刀藤 綺凛は、五年前、父親と、一緒に外食をしていた所に、ナイフを持った男が乱入してきたのよ、で、人質になった、娘の、刀藤 綺凛を助け出したまでは良かったんだけど、どう言ったわけか、本来ならば、正当防衛が認めらる状況に置かれていたのにも関わらず、現行逮捕されちゃったのよ」
「知ってるんだろ、そうなった理由を」
「ええ、密かにわたしが男の血液を調べた所、幻覚を起こす禁止薬物が検出されたけど、何者かが、圧力があったアスタリスクの警察では」
「警察に圧力をかけられる組織と言えば」
「ああ、時空管理局‼」
「あとは、アスタリスクの権力者ども‼」
天界からの連絡でフラクシナスに集まった龍美達は、会議室のモニターを通して剣心から水上都市、六花、別名、アスタリスクで開催される星武祭と言う、武闘会が行われるいるのだが、そこに出場する、刀藤 綺凛という、日本刀を使う少女を次元武偵に推薦することになったのだが、困ったことに、父親が警察に、無理矢理に連行され、そのまま逮捕されてしまったらしく、その発端が、五年前に起きた襲撃事件らしく、龍姫達が休みになる土日に合流次第、アスタリスクに乗り込む手筈になったのであった。
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贖罪の双剣&聖女
土日に水上都市、六花、別名「アスタリスク」に龍姫達と合流次第、潜入することになった一行は、茶熊学園の修学旅行の日程を調べることにしたのであった。
「大丈夫、三週後だね」
「うん」
「時空管理局か、あいつら、まだ」
「若しくは、別の部隊かも」
「何に背よ、あっちから来ないとなると、こっちもうかつに動けないしな」
どうやら、茶熊学園の修学旅行は三週間後だったので、今週の土日は問題なく次元武偵の仕事をやれることになったのであった。
茶熊学園文化祭に潜入してきたバイザーが入った仮面を被っていた女性は予想通り、時空管理局の手の者だったようで、装備品を没収した瞬間、まるで別人のように大人しくなり、取り調べによってわかったのはここまでで、向こうが警戒している以上はこっちも下手に動けないのはわかりきっていたので、今はいつも通りに動くことにしたのであった。
「さてと、戻るね」
「そうだな」
作戦会議が終わったようなので、龍美達は解散することにして、各自、元の場所に帰ることにしたのであった。
「いたか‼」
「こっちには行ってない‼」
「どうしましょう、ん? ここから入れるようですね」
「おまえ‼ 仕方ないか」
とある雪国を銀髪青年が二刀の銀色の剣を構え、もう一人が銀髪の少女が我流で修得した格闘術で戦いながら現在、逃走していたらしく、物陰に隠れてやり過ごしていたのであった。
二人は追手がいなくなったことを確認した後、少女の方が地下へと続く通路を見つけたのでそこから逃走を図ることにしたのであった。
そして、薄暗い通路を、小型の魔物を倒しながら突き進んでいくと、
「此処は、どこかのお城の隠し通路だった見たいです(´・ω・`)」
「オレは何をしているんだ?(デュナミス)」
「そこにいるのは誰だ‼」
「しまった‼」
「君達、どうしてここへ? ‼ こっちだ‼」
「はい‼ 行きましょう‼」
「ああ(この男、何を思っているんだ、見知らぬオレ達を案内して)」
どうやら雪国の城の隠し通路に出てしまい、退き返すわけにはいかなかった二人はそのまま道なりに進んでしまい、地上に出たまでは良かったのだが、銀髪の青年に見つかってしまったのだが、何かに気づいた様子で城内を案内してくれることになったのであった。
二人は言われるがまま案内されることになったのだが、どうして見知らぬ自分達を信用するのだと考えていたのは言うまでもなかったのであった。
そう、これが、とんでもないことにならろうとは、誰も知る由もなかったのだから。
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雪国の王‼
とある雪国の城の隠し通路から潜入してしまった銀髪の二人の男女は城の主であろう人物に案内されるがまま廊下を歩いていたのであった。
そして、案内された場所は、
「ウッドロウ様‼ おまえ達は、何者だ‼」
「フレデリック、剣を納めてくれ、この者達はわたしの客人だ」
「そうですか、失礼しました‼」
「ウッドロウ? ‼」
「聞いたことがある、おまえがあのハイデルベルグの」
「おまえ‼」
「その通りだ、わたしは、ハイデルベルグの現国王、ウッドロウ・ケルヴィンだよ、神殿騎士、アシュレイ君、聖女、ルウシェ君」
「悪いが、オレ達は」
「追われているのだろ」
なんと玉座がある垂れ幕がある謁見の間に案内されたのであった。
銀髪の少女は世間知らずだったようで、ワクワクしながら同行者の青年と一緒に跪くことにしたのであった。
そして、案内してくれていた青い鎧を身に纏った銀髪の男性が、城の主で、雪国、ハイデルベルグの国王、ウッドロウ・ケルヴィンだったのであった。
そして、ウッドロウは自己紹介を行い、二人の名を言い当てて、銀髪の青年、アシュレイ、贖罪聖女であり、自由奔放の世間知らずの少女、ルウシェはすぐにこの場を立ち去ろうとしたのだが、ウッドロウに呼び止められてしまったのであった。
そう二人は教会から離反したことで逃走していることを、ウッドロウに見抜かれていたのであった。
「匿うつもりか‼」
「ああ、今日は、城に泊まってくれればいい、フレデリック、すぐに客室に案内してくれ」
「はい、畏まりました‼ 皆の者、客人をお通しせい‼」
「(何を考えているんだ、あの国王は・・・(´・ω・`))」
「初めての、お城でのお泊まりです(>_<)‼」
アシュレイはウッドロウに自分達を匿えば、おまえにも被害が及ぶと警告したのだが、ウッドロウがそのようなことでは動じないことはわかっているつもりだったアシュレイだったのだが、予想通りに、ウッドロウに匿う形で客室で一泊することになったのであった。
「では、ごゆっくりと」
「ああ」
「こんなお布団は初めてです(^-^)‼」
「どうした物やら(´・ω・`)」
使用人に客室に案内されたアシュレイとルウシェは部屋のベッドに座ってこれからの事を考えていたのであった。
アシュレイは冒険者ギルドにさえ辿り着けさえすれば、問題なかったのだが、ルウシェのことをどうするかを溜め息を吐きながら考えていたのだが、ルウシェのはしゃぎっぷりに呆れていたのであった。
アシュレイと、空気王と海男は同じ人でした‼
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ハイデルベルグ、敵襲の段
雪国のハイデルベルグの国王、ウッドロウ・ケルヴィンに偶然出会ってしまった、アシュレイとルウシェはウッドロウ・ケルヴィンのご好意に甘えて、一泊することにしたのであった。
そして、その日の夜、
「いたか‼」
「確かに、この街に居るはずなんだが?」
「まさか、ウッドロウ・ケルヴィンの城に匿われているのか‼」
「どうする?」
「何をしているのです‼ ウッドロウ・ケルヴィンだろうが、我らに反逆した者に罰を与えなさい‼」
「はい‼」
「さて、厄介なところにやって来てしまったようだな」
ハイデルベルグの城下町でアシュレイとルウシェを追っていた神殿兵は見失っており、一人の兵士がウッドロウ・ケルヴィンの城にアシュレイとルウシェが匿われているのかと気が付いたのだが、流石の神殿兵でも、一国の主の城に武力で乗り込んで行っても返り討ちにされるのは目に見えていたので、どうしようかと考えていたの所に、仮面で顔を隠している女性僧侶に罵倒されて、城に攻め込むことを余儀なくされてしまい、その場を立ち去ったのであった。
「ふぁ~;つД`)、良く寝た、アシュレイ?」
「いつまで寝ている、さっさと仕度しろ」
「でも」
「大変だ‼ 敵襲‼」
「しまった‼ 行くぞ‼」
「何処にですか‼」
翌日の朝を迎えたルウシェは寝ぼけながらも目を覚まし、同行者のアシュレイが来て、大声で眠気がぶっ飛び、旅立ちの準備をして、城から脱出することにしたのだが、城の兵士らしい声で、敵襲だと聞こえて来たので、アシュレイとルウシェは一目散に逃げることにしたのであった。
「緊急警報‼ 緊急警報‼」
「わぁΣ(゚Д゚)‼」
「どうしたの?」
「ハイデルベルグにて、テロ組織らしく集団による、暴動が、発生‼ 繰り返します、ハイデルベルグにて、テロ組織らしき、集団による、暴動が発生、次元武偵は直ちに現場に急行せよ‼」
「龍美さん、それにみなさん、くれぐれも無理をしないでください‼」
「はい、校長先生‼ 行くよ‼」
「ゲオルグ、後は任せた~(≧▽≦)‼」
「会長‼」
「ゲオルグさん、これは仕方ないですよ」
茶熊学園は現在振り替え休日最終日だったので、龍美達は各自で自分の時間を過ごしていたのであった。
各、次元武偵であることを証明する二つ折りの警察手帳と同じく二つ折りの黒い手帳で、外には蜷局を巻いた龍と桜田門があしらわれている次元武偵手帳と、龍美達はインテリジェントデバイスに緊急警報の知らせが入ったので、次元武偵茶熊部隊は出撃することになったのだが、生徒会長であるシャルロットも出撃することになっていたので、生徒会副会長のゲオルグは激怒しながらシャルロットを追いかけていたのだが、学長のカムイに止められて、シャルロットは出撃できることになったので、龍美達と一緒に現場である、ハイデルベルグへ、フラクシナス経由で向かったのであった。
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合流、贖罪聖女
龍姫達は地球で学業に励んでいるので、出動警報が入らなかったのは、茶熊学園に入学している、次元武偵達ならば問題ないと言う天界の判断だったのと、アドリビトム組なら勝手に、ルーティ辺りが報奨金目当てで誰かを連れだしているであろうことなので、現場に臨場した龍美達に合流したのは、もちろん、
「さぁ~男ども‼ 行くわよ‼」
「誰?」
「自己紹介は後‼ 急ぐわよ(G▽G)‼」
「ルーティちゃん、目がガルドになっとるで(´・ω・`)」
「ウッドロウさん達、助けるのが優先だぞ‼」
ルーティがスタンとロイドを問答無用に連れ出し、ロイドが心配なので、コレットも同行することになったのだが、ルーティが両目をガルドにしながら張り切って現在、兵士達と仮面集団との戦い真っ只中を意気揚々と突っ走って行ってしまったので、急いで追いかけることにしたのであった。
城内は深手を負った兵士などでごった返しており、とりあえず、本丸に向かって突っ走って行ってしまったルーティを追いかけることにしたのだが、お金と言うワードが絡むと、縮地を用いている龍美達ですら追いかけることはたやすいのだが、縮地を修得していないメンバーは魔物を倒しながら走って行くのがやっとだったのであった。
「!!!」
「あそこ‼」
「魔神剣‼ 大丈夫?」
「助かりました、わたし・・・」
「アンタ達、さっさと来る‼ 遅いのよ<`~´>‼」
「おまえが、突っ走ってきたのだろ(´・ω・`)」
本丸に行く道中の魔物はゾンビや蝙蝠やアークアなどの魔法生物が湧いており、片っ端倒しながら突き進んでいたら、先にガルド目になっていたルーティが、あの銀髪の二人と出てくる魔物の群れと戦っていたのであった。
一体のゾンビの魔物が銀髪の少女の背後から迫っていたので、龍月が斬撃を放って倒して、大丈夫なのかと声を掛け、少女が名乗ろうとしたのだが、現在、仮面集団との戦いの真っ最中であると言うこんな状況で自己紹介を行える少女に向かって、ルーティがツッコミ、銀髪の青年が呆れていたのであった。
そんなこんなで、無事にルーティと合流を果たした一行は、
「ウッドロウさんを探さないと‼」
『わかる?』
「はい、見つけました‼ こっちです‼」
「こっちだよ‼」
「流石、猫だけは有るわね‼」
「猫なんですか?」
「ボッサとするな‼」
スタンがウッドロウと顔見知りだったようで、名前を覚えていたので、龍美はインテリジェントデバイスにウッドロウの名前を念話で飛ばして、居場所を割り出させて、そこに向かったのであった。
相変わらずの天然ぶりを発揮するスタンと銀髪の少女とロイドのトリオに呆れていたリオンと青年がいたのは言うまでもなかったのであった。
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国王救出‼
ハイデルベルグにて、突然の襲撃事件の現場になってしまった王城では、兵士達と、鉄仮面集団との攻防が行われており、主、ウッドロウ・ケルヴィンの行方を追うことにした一行は、龍美達に案内されるがまま、ついて行ったのであった。
スキット:別に
リオン「そう言えば、どうして、おまえ達がついて来ている?」
ルウシェ「ウッドロウ様には恩がりますので」
アシュレイ「そう言ことだ、オレ達に関わると言いたいところだが」
ルーティ「さぁ~、行くわよ!(^^)!」
スタン「アシュレイ、ダメだと言ってもオレ達は付いて行くからな‼」
キャトラ「そう言うこと‼」
「ウッドロウ様、わたしが不覚を取ったばかりに」
「いや、チェルシー、君がいたから、助かったのだよ」
城から一緒に逃げ出したピンクの髪の少女は逃走していた道中で、走って逃げていたらしく、勢い余って、ピンク髪の少女は急勾配の坂から転げ落ちてしまい、到達点にあった、岩と切株に右足と左腕を強打してしまったようで、出血と骨折で動けなくなってしまったのであった。
少女は自分を置いて行くようにウッドロウに言ったのだが、流石のウッドロウでも、少女を置いてけぼりにする訳にはいかないので、少女を抱きかかえて逃げることにしたのであった。
そして、大木の陰に身を潜んんでいたのであった。
「こっち‼」
「わかった‼」
「龍美ちゃん‼」
「スタン君‼」
「なんや、知り合いかいなスタン君?」
龍美達の龍神の能力を持ってすれば、雪に紛れた匂いを追うのは容易かったのと、出血していたらしく、雪が上から積もっていたが、ちゃんと、流血の痕跡があったので、後を追うだけになって、龍美達はウッドロウを見つけることが出来たのであった。
そして、龍美とジュードは、応急処置に入る用意を行い、ウッドロウとスタンが顔見知りだったことが判明し、大龍がツッコミを入れたのであった。
「済まない、オレ達がおまえの城で泊まったばかりに」
「すいません_| ̄|○))」
「これは、キミ達が気にすることではないでくれ、それより、チェルシーは?」
「今、龍美とジュードが治療してる、安心しな」
「そうか」
アシュレイとルウシェは自分達を匿ったことで起きてしまったのだと謝罪したのだが、ウッドロウは二人に、気にすることではないと諭し、負傷したピンク髪の少女こと、チェルシーの容態を尋ねたのであった。
現在、龍美とジュードが応急処置を行っていると、ユーリが教えて、ウッドロウはほっとしていたのであった。
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作戦会議
なんとか、ハイデルベルグの現国王のウッドロウ・ケルヴィンと、負傷していたピンク髪の少女の弓使い、チェルシー・トーンの救出に成功した龍美達は、近くにあると言う、チェルシーの実家の小屋に避難していたのであった。
「先生、すいません、わたしが側にいたにも関わらず」
「おまえさんは気にすることではない、それに、スタン君たちが仲間を連れて来てくれた上に、医者が二人もついでに来てくれたんじゃ、それもかなりの腕を持った者たちじゃ」
「ですが」
「ウッドロウさんよ、アンタ、ちっと、肩の力抜いたらどうなんだい?」
「済まない、レイヴンさん」
「それに、龍美とジュードが手術してるんだ、大丈夫」
チェルシーの祖父、アルバ・トーンに自分の責任があると、自分を責めていたウッドロウに、国王でも弟子である以上は砕けた口調で話す弓の師の言葉と、いつものように砕けていたレイヴンの言葉で、我に帰ったウッドロウはレイヴンに礼を言って、オウガにチェルシーなら大丈夫だと励ましたのであった。
「勢いよく、いっちゃったねぇ、これ」
「けど、やるしかないしね」
「とりあえず、ボクの医療器具で、これくらいなら、あと二十分で出来る」
現在、小屋の奥の部屋で負傷したチェルシーの緊急手術を行っている医者の龍美とジュードが怪我の度合いを見て、思っていたことを述べていた。
坂で勢いよく転げ落ちたことで、勢いがついてしまったようで、岩と切株にぶつけた個所の骨が完全に折れていたのであった。
運が良かったのか、幸いにも靭帯に損傷が無く、切れてもいなかったので、龍美は器用に、持っていたアイテムパックから、医療器具を取り出し、手術を行い、サブで入っているジュードは龍姫のサポートを行っていたのであった。
「これで、完了‼」
「コン‼ コン‼」
「はい、手術完了しました‼」
「済まんの、孫の怪我を治療してもらって」
「ありがとう、二人とも、なんと言ったらいいのか」
「別に、ボク達は、自分が出来ることをしたまでですから」
無事に、手術を完了し、扉をノックする音が聞こえていたので、入って来てもいいと合図を送って、ウッドロウ達が治療が終わったチェルシーを見て、ほっとし、龍美とジュードにお礼を言ったのであった。
お礼を言われた二人は相変わらずの様子で返して、これからのことを話し合うことにしたのであった。
「行きましょう‼」
「ああ、城を奪還せねば‼」
「おう‼」
どうやら、王城を奪還することに決定し、二手に別れることになったのであった。
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作戦開始‼
負傷したピンク髪の少女、チェルシー・トーンの手術が終わったので、作戦会議の結果、明日、ハイデルベルグの王城奪還戦をすると言うことになったのであった。
龍美とジュードはハイデルベルグの王城で今も死闘を繰り広げている兵士達のためにも一刻も早く、駆けつけてあげたいと言う気持ちを抑えて、手術で披露した体を休めることにしたのであった。
そして、翌日の朝を迎えたのであった。
もちろん、本来ならば普通の学校は登校しているのだが、茶熊学園は冒険者ギルドなどの仕事があるなどの緊急時は、免除されることになっていたので、龍美達はハイデルベルグの王城の奪還の任務に専念できるのである。
「では、城に向かうとしよう、先生、チェルシーを頼みます」
「この者達の方が、チェルシーより役に立ちそうじゃ‼」
「では、行ってきます‼」
宿泊していた、トーン家の小屋を出て、ハイデルベルグの王城に向かうことになった一行は、陸路で王城に行くことになり、雪道を歩いて向かうことになったのであった。
と言うのは、嘘で、これではハイデルベルグの王城に居るであろう仮面集団の裏をかくために、ジュードの閃きと、龍月の采配による、
「此処なら、問題ないね、一旦、フラクシナスに戻るよ‼ 転送開始‼」
「これは‼」
「こういったことは初めてです(^-^)‼」
龍美達はウッドロウの案内で、大きなモミの木がある場所にやって来て、フラクシナスからハイデルベルグの王城の上空から攻め込むと言う、龍美達しか、と言うより、龍美達しか出来ないこの作戦で、城の兵士達に合流することにしたのであった。
一旦、フラクシナスに帰還することになったので、龍美はフラクシナスのオペレーションルームに連絡して、転送するように言い、すぐに転送魔法陣がメンバー全員の足元に展開されて、フラクシナス転送完了したのであった。
「此処が、フラクシナスなんですね?」
「うん、案内してあげたいのは山々なんだけど、ハイデルベルグ城を奪還してからね‼」
「行くぞ‼」
「アシュレイくん、それに君たちまで巻き込んでしまって、申し訳ない」
「ったく、そんなこと言う暇あるだったら、城、取り返してから、いいやがれ‼」
「済まない、オウガ」
世間知らずのルウシェは初めてのフラクシナス内に目を輝けせていたので、ことが済んだら案内してあげると言って、ウッドロウは巻き込んでしまったことに責任を感じてしまっていたので、オウガが喝を入れて、ウッドロウは気を取り直して、ハイデルベルグの王城に潜入することにしたのであった。
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奪還戦を
ハイデルベルグの王城奪還作戦を開始した龍美達はフラクシナスの転送ルームからハイデルベルグの王城に潜入することにしたのであった。
もちろん、紋章機を使って潜入することは可能だが、それは龍美達だけの時だけで、紋章機から飛び降りなけらば、ならないのと、龍神であることは、アドリビトム組でも明かされていないこともあって、余計に混乱を招いてしまう恐れがあるので、この方法を取ったのであった。
「ここまでか・・・」
「豪烈‼」
「ボクも、弓で、疾風‼」
「ウッドロウ様‼ それに」
「済まない、皆、ここまで持ち堪えてくれたことに感謝する」
「久しぶりだな、アシュレイ、裏切り者‼」
「裏切り者!?」
「オレは、おまえ達を裏切った覚えはない‼」
「いい加減にしねえと、怪我だけじゃすまねぇよ‼」
「チッ‼」
無事のハイデルベルグの王城の上空から潜入に成功した龍美達は死闘を繰り広げていたハイデルベルグの兵士達の助太刀に入り、龍美も今回ばかりは、可変式の弓を実体化し、三連射して、魔物を一掃したのであった。
そこにあの仮面集団の僧侶がやって来て、アシュレイを見つけるなり、裏切り呼ばわれし出したのだが、アシュレイは最初から教会のことは信用していなかったらしく、詳しいことはハイデルベルグの王城奪還戦を終わらせてからと言うことになり、仮面集団こと、狂言教会との戦いの火蓋が切って落とされたのであった。
「こういうのは、大将倒したらいいんだよ‼ 魔神剣‼」
「アルマの力、存分に味わうといいだろう‼」
「ねぇ、アルマって、そのスタンドのこと? 水属性で殺してくださいって‼ 氷月刃‼」
「何‼」
「スタン‼ って言わなくても、魔物を片付けてくれているのね」
「おりゃ‼」
長期戦に持ちこまれると厄介なので、短期決戦で終わらせたいので、敵将を捕まえることにしたのであった。
龍美は集団戦と言うこともあって、弓から、使い慣れている日本刀に持ちかえて、魔物を倒しながら、ソウルが形を成した物、アルマ、龍美達はスタンドと呼んでいる、物体と戦いながら敵将を見つけることにしたのであった。
敵のアルマはマグマジンの紫色バージョンなので、火属性では、スタンとオウガシャルロットには分が悪いこともあって、ほかの魔物を討伐して欲しいと指示を出そうとしたが、言わなくても火属性が有効な魔物を片っ端から討伐してくれていたのであった。
アルマ以外にもいろいろな魔物が出現してくるのは変わらなかったのであった。
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招かれてしまった、男
ハイデルベルグの王城奪還作戦を開始した、龍姫達次元武偵連合部隊は、自分の持ち味を生かした戦い方で、アシュレイとルウシェが所属していた教会のマグマジンの形をした、龍姫達曰く、スタンドと呼んでいるアルマと言う物を召喚し始めて、火属性は一応効くのだが、スタンのソーディアンディムロスと、シャルロット達は別の属性の技を繰り出しながら戦闘を繰り広げており、アシュレイとルウシェも自分のスタンドではなく、アルマを召喚し、大将部隊と一戦交えることになったのであった。
「何故だ‼」
「悪いけど、観念してくれないかな、魔神剣‼ 虎牙連斬‼」
「騎士様‼」
「あの者達、どうやら、タダ者ではないらしい」
「・・・・」
「これが、アルマの力、力を貸して欲しい‼」
「最初っから、やってるじゃねぇかよ‼」
やはり、仮面集団のアルマは実力不足のようで、龍美があまり使わない、飛行島で知り合った技師、ユッカ・エンデとお揃いのハンマーで攻撃しただけで消滅してしまうほど、耐久がなかったので、これを皮切りに仮面集団の陣形が崩れて行ったのであった。
ウッドロウは龍姫達に力を貸して欲しいと、協力を要請してきたので、オウガが最初から、していると言ったのであった。
ルーンと言うテルカ・リュミレースで言うなら魔核だろう、特殊な石を嵌めたソウルボードと呼ばれている物を用いている集団である以上は、このような魔物の群れなどに遅れを取ることはないのだが、油断は禁物なのはどこでも一緒なのである。
そう、転換期を迎えて、女神と言う傀儡と言う物にしがみ付ていた民衆を動かしてきた龍美達ですら、戦い出は気を抜くことは命取りなのは承知なのであった。
「此処は‼ どこだ‼」
どうやら、来客のようで、銀色の髪に、褐色の肌のガタイの良い、斧を片手に持って突然現れた、男は自分が何故ハイデルベルグの王城にいるのかと、わかっていなかったらしく、状況を把握したようで、
「なるほど、このオレに戦えと言うのだな‼」
「今度は何(゚Д゚)ノ‼」
「<`~´>‼」
「考えている暇ないよ‼ なんでもいいですから、この魔物の群れを一掃するの手伝ってください‼」
「おう、ちょうど、戦いたい所だったんだよ‼」
戦闘を好む性格だったようで、龍美達と一緒に仮面集団の大将を捕まえるために共闘することになったのであった。
その男は、かなりの実力者のようで、斧による強烈な薙ぎ払いに、拳によるボディーブロ、治癒術以外の攻撃魔術と言った、人は見かけによらないと言うのは表してくれていたのであった。
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アイテムなぞ、つかってんじゃねぇ‼
ハイデルベルグの王城にて、奪還戦を繰り広げている龍美達の下に、またも銀髪の斧を片手に持った男が乱入してきたので、龍美が魔物の群れを一掃してほしいと言ったところ、戦闘狂だったようで、片っ端から攻撃をしていたのであった。
そこに、戦いに乗じて、またあの人物がやってきたのであった。
「今度こそは、この手で‼」
「魔神剣‼」
「ギャァァΣ(゚Д゚)‼」
「何か、巻き込んじゃったけど、いっか(^-^)‼」
「良くねぇだろ<`~´>‼ コケにしやがって‼ これで・・・」
そう何を隠そう、あのマジック・ザ・ハードの手下で、ストーカー扱いを受けて、智龍が龍神化することになった原因を作った張本人、リンダはまたよからぬことを思いつて、現在、仮面狂言集団と龍美達との戦闘真っ最中に乱入して、鉄パイプでエシリアを背後から攻撃しようとしていた所、龍月が放った斬撃に反応したエシリアがわかして、リンダに直撃し、龍月に放置プレイされて、怒りが露見してしまったリンダは、あの円盤を取り出して、使ってしまったのであった。
それが、命取りになるとは、リンダがする由もなく、
「生かして返さん‼ ア イ テ ム な ぞ 使 っ て ん じ ゃ ね え !‼‼‼‼‼」
「ぎにギャァァぁぁΣ(゚Д゚)‼」
「あの方は何をしてこうなったんですか(´・ω・`)?」
「ルウシェ、良いから、戦闘に集中してね」
一瞬でリンダの間合いに入り、胸倉を掴んで、叩きつけて、そのまま、持っていた斧による、特大ホームランと言う、強烈な連続攻撃を喰らったリンダは、何をしに来たのかと言うくらいに、ハイデルベルグの王城の外まで吹っ飛ばされたのであった。
言っておくが、一応リンダも女のだが、ここは運が悪く男だろうが女だろうが関係ない合戦場である以上は、魔物を召喚するためのあの円盤を使ったリンダの自業自得なのは目に見えているので龍姫達は見なかったことにして、仮面狂言集団との戦いに戻ったのであった。
ルウシェは何故、リンダがぶっ飛ばされてしまったのか、わかっていなかったようで、龍月に注意されて、戦闘モードに移行したのであった。
「そうだ、シャル、あれ、出来るよね?」
「なんだ~? シャル公、龍美に教えてもらっていたのか?」
「しゃあねぇな、飛ばしてきますか‼」
「ぎにゃぁぁぁ(゚Д゚)ノ‼」
「あれは、たしか、龍美さんが見せたあの」
「オーバーリミッツ‼」
龍美は何食わぬ顔でシャルロットにあれと言って、シャルロットは理解したようで、オーバーリミッツLv3を発動したのであった。
快進撃の幕が上がったのであった。
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光焔の御子‼
ハイデルベルグ城にて、仮面狂言集団との奪還戦を繰り広げている、龍美達は、敵将を見つけたので、ケリをつけるために、龍美は、シャルロットに、オーバーリミッツ発動の機会を与えて、シャルロットはオーバーリミッツLv3を発動したのであった。
いつもは面倒なことはやりたがらないシャルロットに、面倒見がいい龍美達が優しく接していたことで、シャルロットの才能が開花したのである。
一刀流と二刀流の剣術を扱え、更に、トリ公に跨って馬上槍も扱えるシャルロットの天武の才を持っているので、鳴流神家で教わる、天然理心流はシャルロットに合っていたようで、すぐに持ち前の飲み込みの速さであらゆる天然理心流の技術を修得して見せたのであった。
そして、シャルロットは、この戦いに終止符を討つべく、
「何だ‼ まさか‼ 光焔の御子か(゚Д゚)ノ‼」
「気づくのが遅いんだよ‼」
「あやつ、我の声が聞こえていたら、とんでもない実力を発揮するだろ」
「乗り換えるなよ‼ ディムロス(´・ω・`)」
仮面狂言集団は、シャルロットのオーバーリミッツLv3のオーラと、右紅左金と言うオッドアイが、光焔の御子である証であると気が付いたが、時すでに遅しであった。
その様子を魔物を倒しながら見ていたスタンとソーディアン・ディムロスは実はシャルロットは聞こえているのだが、ディムロスは気付いてなかったので、ディムロスは上段のつもりで、乗り換えようと発言したので、スタンが呆れながらツッコミを入れたのであった。
「まさか、光焔の御子に、荒野の金獅子まで」
「知っていたのか、さて、逃げるじゃねぇぜ‼」
「騎士様、わたし達」
「ああ、どうやら、とんでもない、奴らに出会ったようだな」
「それじゃ、殺劇舞荒剣<`~´>‼」
「ぎゃぁっぁぁ(゚Д゚)ノ‼」
仮面狂言集団は今置かれている、状況には、超神次元ゲイムギョウ界の龍神、荒野の金獅子、テルカ・リュミレースの陰の英雄と様々な武芸達者が集まっていたことに気づいたのだが、もう、アルマは一掃されてしまい、ルーティと龍美達が救援を行っていられるくらい、次元武偵達は戦力に余裕があったのである。
そして、ルウシェとアシュレイは、とんでもない集団に出会ってしまったのだと発言し、シャルロットは両手に持っている、双剣と、龍美達に教わっていた、格闘術を合わせた乱舞奥義を叩き込み、
「滅せよ‼ 緋凰絶炎衝‼」
「にぎゃぁぁぁ(゚Д゚)ノ‼」
「すごい(≧▽≦)‼」
飛びあがって、鳳凰天駆をした後、燎焔斬で戦場を駆け抜けて、火柱を起こす秘奥義を繰り出して、見事仮面狂言集団との戦いに終止符を討ったのであった。
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奪還成功‼
仮面狂言集団(リンダ?)とのハイデルベルグの王城の戦いは、シャルロットの秘奥義によって、幕を閉じたのであった。
シャルロットの無殺傷秘奥義を喰らった仮面狂言集団は一斉に検挙されて、連行されていたのであった。
「ありがとう、君達のおかげだよ」
「いえいえ(^-^)」
「ルーティちゃん、涎出てるで(´・ω・`)」
「騎士様、この方は、どうして、涎を垂らしてるんですか(・・?」
「なに、気にしなくていい」
無事にハイデルベルグの王城を仮面狂言集団から奪還した主、ウッドロウは龍美達にお礼を申し出て、ルーティが報奨金目当て丸出しで、そんなわけではないと言い出したのだが、大龍から涎が出ていると注意されていたのを見ていた、ルウシェはアシュレイにルーティが何故、涎を垂れているのかを質問し、気にしたら負けだと、言ったのであった。
「とりあえず、負傷した兵士はこれで全部ですね」
「こっちも終わったよ‼」
「ありがとうございます、なんと、御礼を申せば」
「別に気にしないでください」
「龍美、ジュード、早く帰らないと、ゲオルグが火吹くぞ‼」
「綾瀬(´・ω・`)」
「テトラじゃないんだから(^_-)-☆」
「なんで、オレの方を見る<`~´>」
負傷していたハイデルベルグの王城の兵士達の治療が完了した龍美とジュードは仲間達の下に合流し、綾瀬がその場にいたメンバー全員が収集が付かないスタンとルウシェとロイド以上の天然ボケ発言をしてしまい、ジュードとレイアが呆れてしまい、龍美達は神姫化で、飛行島であった少女、テトラ・ハートガードと同じく、似た容姿の少女に変身できる、瑠美奈の方を見ながら、ウィンクで見たので、瑠美奈がツッコミを入れたのであった。
仲間達と喜びを分かち合っていても、龍美は抜け目ない策士ぶりを発揮することになる出来事が起きようとしていたのであった。
「ぎゃぁぁぁ‼」
「おまえは‼」
「知ってるのか‼」
「トリック・ザ・ハード、此処には好みの子はいないよ‼」
「どうして、おまえ達が居るんだ‼」
「この魔物、まるで、罪の塊です」
「どう言った経緯で具現化したのか、わからないけど、戦うって言うなら」
「戦う気はない‼」
「なんだったんでしょう、一体」
気配を感じた方向に苦無を撃って、隠れていた、犯罪組織の四天王だった人形型の魔物で10歳以上が熟女だと訳の分からないくらいに守備範囲が狭い、トリック・ザ・ハードが現れたのだが、今いる場所には、御眼鏡の叶う、好みの子がいないことに気づき、逃走していったのであった。
「行くのか?」
「はい、これでも学生の身分ですから」
「騎士様、飛行島に行きましょう‼」
「しばらくは、問題ないだろう、世話になった」
「いつでも、遊びに来ても構わない、わたしの友人として迎えよう‼」
「では、帰るよ‼」
無事に仕事を終えて、茶熊学園と飛行島に帰ることになった龍美達を見送りにやってきたウッドロウはまた頼みたいと言って、転送されていく、龍美達を見送ったのであった。
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特務エージェント
無事にハイデルベルグの王城を奪還し、龍美達が帰還している頃、トーン家で、療養中のチェルシーが目を覚ましたのであった。
「おじいちゃん、わたし・・・」
「これ、寝ておれ、傷が開くぞ」
「ウッドロウ様の所に、行かないと」
「失礼します、ハイデルベルグの王城、無事に奪還しました‼」
「ウッドロウ様は‼ ウッドロウ様は‼」
「これ‼」
「ウッドロウ様はご無事です‼ ウッドロウ様から、チェルシー・トーンにしばらくは療養するようにと、では失礼しました‼」
「ご苦労さん」
「よかった、よかった」
孫娘がベッドから起きようとしていたので、寝ているようにと言ったときだった、ハイデルベルグの王城から使いの兵士が訪ねてきたので、ハイデルベルグの王城は、無事に龍美達の協力で、仮面狂言集団から奪還することが出来た事と、ウッドロウが無事でいると、報告し、兵士は小屋を後にしたのであった。
ほっとしたのか、チェルシーは、その場で腰が抜けてしまっていたのであった。
一方その頃、
「ゲオルグさん、ただいま~」
「どこへ行っていたんだ<`~´>‼」
「ちょっと、新聞部の取材に言ってきた(^-^)‼」
「え~と、バイパーさん、いましたっけ(・・?」
「オレは最初からいた」
「誰も気が付かないって、すごいよね」
「わかった、今日はこの辺にしておこう」
茶熊学園に戻ってきた龍美達を堪忍袋の緒が切れてしまった生徒会副会長、ゲオルグが仁王立ちで出迎えてきて、叱咤し始め、何処に行っていたのだと、バイパーが新聞部の取材に行ってきたのだと、言ったので、龍美がいたのかと質問したところ、バイパーは密かに仮面狂言集団と龍美達が戦っている真っ最中の戦場を駆け抜けて、カメラで写真を撮っていたのであった。
龍神の龍美達と、犬のラピードが気が付なかったのであった。
龍美達とバイパーのやり取りを見ていたゲオルグは呆れるしかなかったのであった。
ゲオルグの説教が終わり、いつも通りに授業を受けることになった龍美達であったとさ。
ハイデルベルグの王城奪還から三日後、
「今日はルドガーさんと一緒に、ある依頼を受けることになったよ」
「ルドガーって、どんな人?」
「不運を招いている人」
「ガレア呼んできたほうがいいじゃ(´・ω・`)」
どうやら、ルドガーと一緒に、レノと言う男性の依頼を受けることになったので、ルドガーと会ったがないアイリス達は龍美達にルドガーとはどのような人物なのだと質問されたので、思いついたことを述べて、キャトラがガレアが必要なじゃないかと呆れていたのであった。
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辺境の村
レノと言う男性冒険者の依頼を受けることになった龍美達は、超神次元ゲイムギョウ界から同行してもらうことになった、ルドガーを待っていたのであった。
大龍と恋龍は、別件の依頼で来れないので、物は試しだと、ルドガーに応援を頼んだら、ちょうど、仕事を探していた所だったので、快く承諾してもらったのであった。
「待ったか?」
「初めまして、わたし、アイリスって言います、こっちが」
「キャトラよ」
「(^-^)」
「オレは、ルドガー・ウィル・クルスニクだ、ルドガーでいい」
ルドガーが到着したので、アイリス達は自己紹介をして、レノと男性ともにある場所に向かうことになったのであった。
スキット:不幸
キャトラ「龍美に聞いたけど、詐欺で、二千万も借金させられたんだって?」
ルドガー「ああ」
アイリス「もう‼ キャトラッたら、すいません(>_<)」
ルドガー「もう、終わったことだしな」
「此処が、目的地なんですか?」
「そうだ」
「旅の人? わたしはパルメ、よろしく」
「ボクは、鳴流神 龍美」
「ユーリ・ローウェル、こっちがラピード」
依頼者のレノと一緒に道を魔物を倒しながら道を歩ていたら、小さな村を見つけたので、依頼者のレノに確認した所、どうやら、目的地の村だったようで、早速、村に入ろうとしたら、ピンク髪に、まるで、バレリーナのような服を着て、胸元が開いていたので、大きな胸が露出していたので、この場に大龍とレイヴンがいなかったことに、ほっとした一行に、少女、パルメが名乗ったので、お互い名乗ることにしたのであった。
「なるほど、その人の依頼で此処に」
「ユーリさん」
「ああ、こいつ、何かやる気だ」
「お~い、行くわよ‼」
「ああ」
レノとパメラが話している様子を見ていた龍美とユーリはレノが何かを企んでいると気が付いていたのだが、敢て、此処は泳がすことにして、アイリス達と一緒に行くことにしたのであった。
「もう‼ エイジったら、何処に行ったのよ<`~´>‼」
「エイジ? パメラの幼馴染み?」
「そうよ」
「日本人みてぇな名前だな」
「日本人?」
「ああ、アイリス達は知らなかったな、龍美達は、日本と言う島国の産まれ育った日本人なんだよ」
「ほう、そうだったのか」
「エイジって、日本じゃ、男の人に付けることが多いし」
「ガサッ‼」
「何かいる‼」
村に入る前にパメラからエイジと言う少年を探すのを手伝って欲しいと言われたので、ユーリが相棒のラピードにパメラから借りたエイジの服の匂いをラピードに嗅がせてエイジが通った道を歩くことになったのであった。
その道中で、エイジと言う名前の響きが日本ぽいなと龍美が発言し、アイリス達は日本という島国があることを知ったのであった。
だが、道を進んでいたのも束の間、茂みから物音が聞こえて来たので、一行は、得物を構えたのであった。
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変身‼
エイジと言うパメラの腐れ縁と言う少年を探すことになった、龍美達は、道中、茂みから何かの気配を察知したので、得物を構えたののであった。
だが、それが必要なかったことに気付かされたのであった。
その理由は、
「キャァァァ(;゚Д゚)<キャァぁぁ‼」
「こんな、場所で、どうぞ、やってくださいって言う服装で歩いてるは」
「あの~」
「大龍、仕事は(´・ω・`)?」
「終わらせたに、決まってるやんか‼」
「あと、あそこに誰か倒れているが・・・」
「大丈夫、行こうぜ」
「酷い‼ 青年‼」
別件の仕事を片付けて駆けつけてくれた恋龍達だったのであった。
大龍は一目散にパメラの背後に回り込みいつものコミュニケーションを取り出したので、本人が気が済むまでほったらかすことにして、レノがパメラと大龍のコミュニケーションを見て卒倒していたレイヴンを指さしていたので、ユーリがほっといても大丈夫だと言った、瞬間、レイヴンは飛び起き、ツッコミを入れたのであった。
相変わらず、恋龍は、マイペースで合流していたのであった。
気が済んだので、大龍はパメラとのコミュニケーションを終えて、合流を果たしたのであった。
スキット:ジュディスとパメラ
パメラ「あの~わたしの服は・・・・」
龍月「大丈夫、リライズし直せるから、安心して」
ユーリ「ジュディに、綾瀬達に、パメラと言い、目のやり場に困るぜ」
ジュディス「そう言いながら、平気そうだけど?」
ユーリ「悪かったな、顔に出ない体質なんだよ<`~´>」
「あそこ‼」
「助けに行かなきゃ‼」
「こっちくんな‼」
「どうしてかな? いい加減、してもいいんだよ」
「魔神剣‼」
「こうなったら、やけくそだ‼」
今いる場所での行動を考えて、パメラにあの服を着させて、道を歩いていた所、魔物の群れに囲まれていた金髪の少年を見つけたので、加勢することにしたのだが、少年が、助太刀無用と拒否し出したのを見て、龍美は察したことでますます助けなければならない状況になったので、一斉に得物を構えたのである。
金髪の少年は、奥の手を使うことにしたようで、
「ったく、それがあるなら、さっさとやっとけよ‼」
「ワン‼」
「ルドガーさんも行っとく?」
「いや、別にやる必要は無い、オレはこのまま行く‼」
なんと、金色の狼に変身してしまったのであった。
そんなことでは驚くことに慣れない龍美達は、いつも通りに魔物の群れを一掃し始めたのであった。
金髪の少年が狼に変身して、協力して、囲んでいた魔物の群れを一掃したのであった。
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先祖返りとの葛藤
突然の幼馴染みとレイヴンが合流すると言うハプニングが起きようが、動じない龍美達は、現在、金色の狼に変身して戦う少年ともに、魔物の群れを一掃することになったのであった。
「魔神剣‼ 魔神剣・双牙‼ 魔神連牙斬‼」
「え‼ あれは?」
「ボッサとすんな‼」
「がルルル‼」
「ごめんなさい(;゚Д゚)‼」
龍美を含む剣士は斬撃を放ちながら、襲ってくる魔物の群れを片付け始めたので、避難していたパルメは見たことない技だったので、驚いてしまったので、ボッサとするなとユーリに怒られて、ラピードに吠えられて、岩陰に隠れたのであった。
レイヴンはパルメが前線離脱したので一緒に離脱しようとしたのだが、カロルに制止されてしまい、結局のところ、狼に変身している少年共に魔物の群れを片付けたのであった。
「・・・・」
「あのさ、一緒に行かない?」
「?」
「ったく、変身が出来るからってよ、何もオレ達を嫌う意味はねぇだろ」
「わかった、わたしが話す‼」
魔物の群れを片付けた一行は金髪の少年が元に戻ったので、話を聞くことにしたのだが、警戒しているようで、二人とも黙り込んでしまったので、気にしていないことを話して、パルメが話をしてくれることになったのであった。
「先祖返り?」
「なるほどね、あなた達は何か悪いことをしたのかしら?」
「ジュディスさん」
「そうだよな‼ あ、オレはエイジ、よろしくお願いします‼」
「ボクは、凛々の明星の首領で、茶熊学園生徒、カロル」
「ボクは、神楽堂恋龍だ」
どうやら、先祖返りと言うもので、エイジは先ほどの金色の狼に変身して、パメラは白鳥に変身できると言う、特異体質なのだと、説明されて、龍美達は、自分達も龍神化できるので、二人の秘密にしたがることはわからないでもないので、お人好し一行と言うこともあって、受け入れたのであった。
パルメの頼み事を終えた一行は村に戻ることになったのであった。
そして、その日の夜、
「さてと‼」
「隠密行動するとは、流石の黒衣の断罪者さんやな、けど、僕らを出し抜くには、少しうるさかったようやな」
「ったく、急ぐぞ‼」
レノがパルメに一人である場所に来て欲しいと話していたのを聞いていたユーリはお得意の単独行動でその場所に行くことにしたのだが、龍美達にはお見通しだったようで、村の入り口の門の前に先回りして待っていたので、ユーリは呆れてしまい、急ぐことにしたのであった。
もちろん、エイジも行くことになったのであった。
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レノの企み
レノに呼び出されたパルメが心配になってしまった龍美達は、パルメが向かったレノとの待ち合わせ場所に向かっていたのであった。
スキット:レノの企み
エイジ「あいつ‼」
ユーリ「予感的中ってのは、こういうことか」
龍美「何故、パルメだけに限定したのは」
ジュディス「あの子が、人を疑うことに慣れていないから」
大龍「あんな男に、パルメは寄越さへんで~<`~´>‼」
レイヴン「今回ばかりは、おっさんも本気で行くわよ‼」
カロル「この二人は何処に目をつけてるの?」
「来たか」
「来ましたけど?」
「では、始めようか‼」
「蒼破‼」
「‼」
「パルメ‼ 大丈夫か‼」
「エイジ‼ それにみんな‼」
「何故、わかった?」
レノに呼び出されたパルメは疑うこともしないで近づいてしまったのであった。
その瞬間、レノが翼を持った獣人に変身したのである。
その光景に驚いてしまったパルメは腰が抜けてしまったので、動くことが出来ずに襲われてしまったのであった。
間一髪の所で、ユーリが真空の斬撃を放って、隙を作って、エイジがパルメを救出したのである。
レノは自分が企んでいた計画がばれたことが信じられなかったのであった。
「ごめんなさい、あなたのこと、気になったの」
「調べさせてもらいました、レノさん、違法な研究していたんですね」
「逃げようなって考えなさんな」
「こうなった以上は」
「お決まりの筋書き通りだぜ‼ ルドガー、あれ、準備出来てるよな?」
「ああ」
「それは何ですか?」
「うぉおおぉおお‼」
ジュディスがお得意の皮肉った物言いから入り、龍美達が調べていたことを明かして、レイヴンが逃げても無駄と宣告し、レノが咆哮を上げたので、ユーリはルドガーに例の物は持っているかと確認を取り、ルドガーはあの銀色の懐中時計を取り出し、強く握ったのである。
エイジとパルメはルドガーの懐中時計が気になっていたのだが、その理由を知ることになるのであった。
「骸殻装着、完了‼」
「嘘‼ ルドガーさんも‼」
「どうしようかな?」
「どうせ、ばれることや、やっちゃった方が気が楽や‼」
「と言うことだから、みんなには秘密にしてね‼ セットアップ‼ さて、始めようか、楽しい宴よ‼」
「ぎにゃ~(;゚Д゚)<ぎにゃ~‼」
「嘘ですよね、みなさん‼ やってやるぜ‼」
懐中時計が光り出し、そして、漆黒の鎧を身に纏ったルドガーが現れて、龍美達も一斉に龍神と化したのであった。
初めて、龍美達の龍神化を目の当たりにしたアイリス達は目が点になってしまったのであった。
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レノとの一戦
レノが翼を生やした銀色の肉体を持った狼の魔物の姿に変身して、パルメを連れ去ろうとしたことがばれたことで、龍美達の龍神達と戦うことになったのであった。
もちろん、凛々の明星とも一戦交えることになったのであった。
「学校では、この姿は見せないからね‼」
「さっきと違うわよ(;゚Д゚)‼」
「龍美ちゃんは、何パターンかの龍神化が出来るのです‼」
「・・・うん」
「(;゚Д゚)」
「はしゃぎすたようやな、レノ、そろそろ、舞台から、降りてもらえへん?」
「大龍さんは、変わらないんですね(´・ω・`)」
「こうなった、以上は、生かして帰れん‼」
龍美は、あの女王様ようなしゃべり方は慣れてなかったので、いつもの、天真爛漫元気娘の絶剣龍神になっていたので、キャトラがツッコミの嵐をし始めて、漆黒騎士王龍神化している龍月が龍美が複数の龍神の力を使える能力者であることを説明され、元の姿より口数が減った、鬼神龍神化している、恋龍が頷き、髪色と服装以外変わっていない、夜天龍神化している、大龍はレノに啖呵を切って、アイリスはほっとしたのであった。
レノも引くに退けないこの状況だと気づき、龍美達の抹殺を計ることにしたのであった。
もちろん、龍美達が簡単に殺されるはずがなく、
「レノ、変身して、重くなったんじゃねぇ‼ 蒼破‼」
「そうみたいね、弧月閃‼」
「鬼さんこちら、手の鳴る方へ!(^^)!」
「・・・天雷槍‼」
「爆砕斬‼」
「パルメ、戦えるか?」
「ええ、もちろん‼」
龍神化している龍美達の速さはインテリジェントデバイスで武装している時空管理局員より速く、これでもリミッターをつけているので、本来の実力の10分の1しか出していないのだが、変身しているレノが全く追い着ておらず、凛々の明星にも出し抜かれていると言う現実を思い知ったのであった。
エイジはパルメに龍美達に加勢することを告げて、パルメも白鳥に変身して、助太刀に入ったのであった。
「まだ、終わる訳にはいかん‼」
「わぁ、分身した(;゚Д゚)‼」
「変身には、未知数の使い方があるのだよ、フアハハハ(^-^)‼」
「影分身だろうが、変形合体だろうが、問答無用‼」
「いい加減にした方が、貴様の身のためだ。そうまでして、死にたいのか‼」
「え‼」
「エイジちゃん達みたいに、生まれつきの能力じゃないから、人工的に変身できるようなったわね」
「尚更、止めなきゃ‼」
レノは龍美達に手も足も出ずに膝を付いたのだが、最後の手段に撃って出て来たのであった。
なんと、黒い分身を作り出したのであった。
これ以上は、レノの命に係わる以上は、なんとしても止めなければならないのであった。
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金色の狼と麗しの白鳥
レノが最終手段に撃って出てきたので、龍美達は戦って止めることにしたのであった。
黒と白に分身したレノの連携攻撃をかわしながら、此方も連携攻撃をお見舞いしていったのであった。
「クッ‼」
「ルドガー‼」
「ああ! うぉぉぉぉ~‼」
「あの光、あの時の‼」
「何‼?」
はやり、龍神化している龍美達に、漆黒の骸殻を身に纏ったルドガーに、凛々の明星、そして、テルカ・リュミレース騎士団隊長首席の顔を持つレイヴンと言う、戦闘では玄人揃いと言うメンバー全員を相手に一戦交えていたので、疲れが見え始めていたので、動きに斬れがなくなって来たので、ユーリがルドガーに合図をして、ルドガーが骸殻の力を解放したのであった。
「その光は‼」
「絶影‼」
「うぉおおお!」
「これが、ルドガーさんの骸殻の能力なの‼」
レノはルドガーが纏っているオーラに圧倒されて、ルドガーの攻撃を受けて、悲鳴を上げて、アイリス達は骸殻の力を見て驚くしかなかったのであった。
「うぉぉぉぉ‼ 継牙・双針乱舞‼」
「うぉぉおお‼」
「レノ、ご同行してもらえますね?」
「これで、良かったんだな」
「何、浮かない、顔してんの‼」
「はい‼」
ルドガーの奥の手の、光の槍を数本、投げつけて、最後は距離を詰めての双剣による、乱舞が炸裂し、レノは、元の姿に戻ったのであった。
レノは、龍美達に逮捕されて、己が犯した罪を償うことになったのであった。
エイジは、あまりの迫力に圧倒されたのか、変身を解き、元の姿に戻って、レイヴンに喝を入れられて、返事をしたのであった。
「ありがとうございます‼」
「なに、ボク達はやれることをしたまでだよ‼」
「なぁ、パルメ、オレ達も、行かないか?」
「そうね、行きましょう‼」
「そうと、決まれば、超神次元ゲイムギョウ界に行こうよ‼」
「超神次元ゲイムギョウ界?」
「そうだな、まずは、武偵所に登録しないとね‼」
レノが逮捕されて、翌日の朝を迎えた一行は、村を後にすることにしたのであった。
見送りに来たのか、エイジとパルメがやってきて、エイジが、パルメに、一緒に村から外の世界を見に行かないかと、誘ったのであった。
それを聞いた龍美は、エイジとパルメに次元武偵の資格を取らすことに決めて、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの次元武偵本部に連れて行くことにしたのであった。
エイジとパルメは聞きなれない場所に?を浮かべていたので、
「決めるのは、エイジとパルメだ‼」
「もちろん、行きます‼」
「そう来なくっちゃな‼」
「はい‼」
ユーリが選択するのはおまえだと言い、エイジとパルメは、超神次元ゲイムギョウ界に一緒に行くことにしたのであった。
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久しぶりの超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ武偵所
レノの悪巧みは夢とした、龍美達は、天界の治安部隊に身柄を引き渡して、エイジとパルメは、自分達でも出来ることしたいと言うことを思い、龍美達と同じ、次元武偵になるべく、龍美が本部長を務めている超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会だった建物にやってきたのであった。
「此処が、武偵所何ですか?」
「エイジちゃん、どうしたの? 急に、礼儀正しいくなって?」
「オレは一応これでも、礼儀を弁えますから‼」
「なるほど、ユーリのあんちゃんも見習ったら」
「おっさんが言うと、説得力ねぇよ」
「本部長、お戻りになられたんですね」
「みんな、ご苦労さん、早速だけど、この二人の手続きを」
「かしこまりました‼ では、此方にどうぞ‼」
「ははは、はい‼」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの次元武偵所本部にやってきたエイジとパルメは、初めての場所に目を輝かせていた所に、本部長である、龍美が帰還したので、所員が出迎えてくれて、龍美は、天真爛漫な表情から一変して、冷静沈着な雰囲気で、所員に、エイジとパルメの次元武偵証の手続きと、発行を命令し、エイジとパルメは所員に付いて行ったのであった。
「た~つ~みさ~ん~<`~´>~」
「キュー‼」
「元気にしてた?」
「キュ~(^-^)‼」
「聞いてるんですか<`~´>~‼」
「あの~此処が武偵所だと、聞いて来たんですが?」
「ルウシェ、それにアシュレイ、ここで合ってるよ、こっちに来て」
「ああ(あの、魔物は何だ?)」
イストワールはと言うと、また何も出ない自分に気が付いていないようで、今だに、女神が国を治めると言う、時代が終わっていることに乗り遅れているようで、武偵所を訪ねてくる人々に、女神国家復興を呼び掛けているが、もう、誰も女神と言う、単語には、立ち止まる者はもういないことを受けいれらない、イストワールは、現実を突きつけられていることに自覚がなかったのであった。
今は、もう、星タヌキより立場が無い、生き物扱いのである。
龍美を見つけるなり、言い寄ってきたが、運悪く、星タヌキ達がやって来て、龍美が撫で初めて、追い打ちを掛けるように、ルウシェとアシュレイが武偵所にやってきたので、本部長である、龍美が直々に対応することになり、イストワールは、またも、「壁にでも、話してろ」状態のまま、誰も見向きもしなかったのであった。
「これで、手続きは終わりです」
「エイジ、わたし達の」
「ああ、やってるぜ‼」
エイジとパルメは武偵所員に説明を受けながら、書類を書き、無事に続きが完了し、後日、武偵証を配布してもらうことになったのであった。
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女子寮の夕飯
新しく、金色の狼に変身することが出来る、礼儀正しい、少年、エイジ、同じく、白鳥に変身することが出来る、少女、パルメが、新しく次元武偵の仲間入りを果たしたのであった。
「わたし達は、飛行島を拠点に」
「それじゃ、ボク達は、茶熊学園に戻らないと」
「カムイの奴、心配しているだろうからな」
「あと、ゲオルグが痺れ切らしてる頃ね」
「また、一緒に」
「近いうちにね」
「パルメ、今度はちゃんとした服着ないと、襲われるで・・・!(^^)!」
「・・・・」
エイジとパルメは、飛行島を拠点にして、仕事をすることにしたようで、龍美達も、茶熊学園に戻ることにしたのであった。
相変わらずの大龍の暴走だったのであった。
そして、その日の夜、
「龍美‼ 飯‼」
「はい、はい、まだあるから‼」
「龍美さん達の料理は、ヘルシーなのに、美味しいですね」
「エクセリア、龍姫達とは仲良くしてる?」
「え~と・・・」
「大丈夫よ、龍姫達は、龍美達の」
「妹達なんですから‼」
茶熊学園の女子が一堂に会して、龍美達が作った、ヘルシーな料理を食べながら会話を楽しんでいたのであった。
もちろん、龍美が、龍姫に持ってこさせていた実家の夕飯のおかずも一緒に食卓に出されていたので、特に、牛肉が好きなシャルロットが、お代わりするほどらしく、肉は豚肉と鶏肉なのに、シャルロットは、二杯目をおかわりしていたのであった。
専属の料理人が就いていた竜の国の王女、エクセリアも大絶賛だったようで、龍美は徐に、エクセリアに、妹達とは仲良くしているのかと、質問したところ、エクセリアは、なぜか、顔を赤くしていたので、キャトラとアイリスは、龍姫達が、龍美達の実の姉妹であることを明かしたのである。
すると、
「・・・・」
「どうしたんです、みなさん?」
「おい、お代わりまだか?」
「もう、綾瀬、あなた、何倍目なのよ‼」
「と言うことは・・・」
しばらく、龍姫達の招待を知らなかったメンバー全員が固まっている中、相変わらずの大食いと天然ボケをかましている、綾瀬は、ミュゼに注意されていたのであった。
しばらくして、何かに気が付いた茶熊学園女子達は、
「うん、龍姫達は、そこいらの男より強い、女の子だよ‼」
「普通、気が付くと思うけどね」
「えぇえええええええ(;゚Д゚)‼」
女子寮に響く大音量で大声を出しながら驚いてしまったのであった。
こうして、楽しい女子会のお食事会は無事に(?)幕を閉じたのであった。
茶熊学園はまだ、始まったばかりなのだから
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エクセリアの憂鬱
茶熊学園女子会で、エクセリアの初恋がまさか、龍美の実の妹であり、実兄の妻、フェイト・T・鳴流神、旧姓、ハラウオンから、二代目、「疾風迅雷」の称号と、長柄鎌と斧槍と大剣と双剣に変形できる武器を生み出すインテリジェントデバイス「バルディッシュ」と自身の鈴型インテリジェントデバイス「イルミナル」の二つが合体したインテリジェントデバイス「神龍」の所有者であり、別名、「紫龍」と呼び声高い、大小四刀、槍、弓、斧を巧みに操り、時には、格闘術、地水火風の魔術及び、治癒術で傷を癒す能力を持った転生者でありながら、姉弟の中でも、一番の苦労人で、次元武偵であり、秘密結社「ラタトクス」特務エージェント部隊「流星の絆」の大将を務める誰もが憧れるプロポーションを持っている鳴流神龍姫にあの日以来、忘れることが出来ずにもらったあのスマホのような物をカバンに入れているのだが、実姉である、龍美の口から、龍姫が、自分と同じ女であることを聞かされたエクセリアは大声で、叫んでいたのであった。
「それじゃ、わたしは・・・あ~恥ずかしいい(>_<)‼」
「なんとなくでしたけど、確かに、龍美さん達に似てましたよ」
「いやいや、姉妹なんだから(=゚ω゚)ノ」
エクセリアは顔を赤くして、部屋の隅の方で頭を抱えて蹲ってしまい、エクセリアと同じ新体操部である、氷の国の王女、ソフィは、文化祭の時に、龍姫と龍美を見て、なんとなく似ていたと言い出したので、ミラがツッコミを入れたのであった。
「そう言えば、なんで、姉のアンタ達が此処に入学してるの?」
「だって、龍姫達は、現役の高校生だから」
「高校?」
「地球にある、義務教育が終わった人が任意で通う、学校で、入学には、試験に合格しないと行けないんだけど」
「え、アンタも、そこを出て此処に居るんでしょ?」
「龍美ちゃん以外はね」
「ボクは、分け合って、飛び級で、大学で医者になる勉強をして、医師免許を取って、医者になったんだ」
「アンタ、見かけによらず、凄いわね」
シャルロットは、どうして妹の龍姫達が茶熊学園に入学しないのかと聞かれた、龍姫達は、龍姫達が現役の高校生であることを明かして、高校とは何かという物を説明し、シャルロットは、龍美達もそこを出たから、茶熊学園に入学してきたのだと、言ったのだが、龍美は自身が飛び級で大学で医者になるべく、入学し、医師免許を取ったことを話したのであった。
キャトラは龍美が見かけによらずスゴイ人物であると実感したのであった。
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前略、茶熊温泉‼
龍美達が見かけによらず物凄い人物であるとわかった所で、食事が終わったので、学園の女風呂に行くことになったのであった。
「行くで~(^-^)‼」
「なんで、大龍はあんなに意気込んでるの?」
「エシリア、わかんない~(^-^)」
「まぁ、お風呂に入ろうか?」
「はい」
大龍は大喜びで、茶熊学園の女風呂にバスタオル一式持って、直行していったのを見て、マールは訳がわからないと言う表情で、エシリアに質問したところ、エシリアも相変わらずのやり取りをしていたのであった。
龍姫は一緒に入ろうかとマリ達に言い、学園の女風呂にバスタオル一式を持って、学園の女風呂に向かったのであった。
「ふぅ~‼」
「さて、ぐへへへ(^^♪」
「大龍さん、大丈夫ですか?」
「大丈夫、大龍は、いつもこうだから(^-^)」
「大丈夫じゃないと思うんですが(=゚ω゚)ノ」
茶熊学園の女風呂の脱衣所でお風呂に入るために、服を脱いでいたのだが、大龍から発せられるオーラを察した女子達は、大丈夫かと思っていたのだが、龍美達が幼馴染みの状態を見て、いつものことだと言って、何事もなかったかのように、お風呂に入って行ったのであった。
茶熊学園の浴場は、スーパー銭湯の大浴場位の広さなのであった。
「気持ちいい~(^-^)‼」
「シャルロットは・・・(=゚ω゚)ノ それに引き換え、あなた達は・・・」
「なんの事?」
お風呂に入ることにした龍美達は大浴場を満喫していたのだが、龍美達、地球生まれの日本人と、精霊の王である、綾瀬と、シノン、二人の姉である、ミュゼは全く何もしないで入っていたので、カスミが恥ずかしがっていたのであった。
「うぉおおお(≧▽≦)‼ 龍美達って、大きいんだね(^-^)‼」
「マールも大きなったら、これくらいになると思うよ、それ‼」
「気持ちいい‼」
「エシリアも~(^-^)‼」
「はい、はい‼ 慌てないの」
マールは、龍美達の豊満な胸を見て、目を輝かせていたのであった。
龍美は、マールも大きなったら、これくらいに大きな胸に育つと言い、マールを引き寄せて、マールの顔を、自分の胸に押し付けたのであった。
龍美の豊満な胸に顔を埋めていたマールはむくもりを堪能していたので、エシリアもしてほしいと言い出したので、龍月がエシリアにやってあげることにしたのであった。
「それにしても、龍美様達は大きいですね」
「そうね・・・キャァぁ(゚Д゚)ノ‼」
「なんや、ハルカも胸がコンプレックスかいな、お姉ちゃんが育ててあげるで~」
「大龍さんが、ハルカさんを襲ってます(=゚ω゚)ノ‼」
シズクは傍から見ており、ハルカも龍美達のプロポーションを見ながら自分の胸を見ていた所に、気配を消した、大龍がハルカの胸をマッサージし始めたのであった。
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祝い?
茶熊学園の女風呂で、バーサーカー状態及び、暴走状態に陥った大龍の大暴れによる楽しい?入浴時間は、カスミとハルカが問答無用に被害に遭っているのを、龍美達一行は幼馴染みの暴走を見物していたのであった。
一方で、新婚旅行から帰ってきたばかりの兄達はと言うと、
「フェイト、アリシア、大丈夫か?」
「うん、まさか(^-^)」
「赤飯よ~‼」
「もう、ひ孫が出来たのか?」
「龍翔とフェイトとアリシアの子供が一度にできるとは・・・・」
旅行先でやることはやってきたようで、龍翔は、妻二人の我が子を身籠ったことを、旅行から帰ってきて、三日後の検査で判明したことのであった。
そう、つまり、冬龍に、妹か、弟か、姉弟が産まれるのである。
もちろん、龍姫達も知っているので、産まれてくる姪っ子か甥っ子の誕生を心待ちにしていたのであった。
鳴流神家では、母、剣心が気が早いのに、赤飯を炊き出し、孫の誕生を人一倍心待ちにしていたのであった。
「どんな子が産まれるのかな?」
「お兄ちゃんとアリシアお姉さんとフェイトお姉さんの子供だから、いいとこ取りの子が産まれてきたりして」
「それにしても、もうこんなに大きくなるなって、普通は、長いよね?」
「龍翔にも、猫妖怪の血が流れてるから、生き返る際に、龍翔の血を口移しで飲んだことで、早いのよ」
「アリシアはそのあとに、わたしの細胞で肉体を作ったから?」
「ええ、そうよ」
「なるほど、それで、お姉さんの頭から、時折、猫耳が生えるのですね」
龍姫達、妹達は、どんな子が産まれるのだろうかと、今からワクワクしていたのであった。
フェイトとアリシアは、人間と違い、もう服の上からわかるくらいにお腹が大きくなって、胸も元から大きかったのが、更に大きなってしまったので、今の大きさはまるで、バレーボール位の大きさになってしまい張っていたのであった。
「こんなに、大きくなるなんて、持ってなかったよ(=゚ω゚)ノ~」
「フェイトとアリシアは、元が良かったし、仕方ないよ」
「流石‼ お義父さん‼」
「それと、産まれてくる子供の数は人間と一緒だからね(^_-)-☆」
「そうじゃきゃ、ボク達、同い年になっちゃうでしょ(゚Д゚)ノ‼」
フェイトとアリシアは自分の体の変わりように驚いており、現在は、専用の服を用意してもらっていたので、それを着用しているのであった。
剣心は相変わらずのマイペースで冗談を言って、我が子達を困らせて、面白がって遊んでいたのであった。
もちろん、ほかの三家も同じ内容で楽しく会話をしていたのであった。
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モデル
地球で新婚真っ只中の夫婦をからかってそんなこんなで次の日の朝を迎えたのであった。
龍姫達はいつも通りに起床し、剣道着に着替えて、武術の稽古に励み、茶熊学園の女子寮でも、龍美達は、竹刀と竹薙刀で素振りなど稽古を行い、朝食を摂って、各自、学校に登校していったのであった。
「おはよう~‼」
「おはようございます、みなさん‼」
「龍美達の乗っている、バイクはどうなってるんだ?」
「ガレアがバイクに夢中になっているよ」
「仕方ないわね、あのバイクがどうやってあの小さなポーチに入ってるしね」
「ガレアさん、これがどうかしました?」
「バイクが入る大きさではないのに、どうやって入れたのかが気になってな」
「これについては、昼休みにでも」
「わかった」
龍美達は登校する際は、愛車のフロント二輪、リア一輪で、両端には荷物を収納するスペースがあり、龍美達はいつもそこにカバンなどを入れてヘルメットを装着して、茶熊学園に登校し、アイテムパックに収納して、教室に向かっているのであった。
その光景を見ていた、バイク好きの天使、ガレアはアイテムパックの仕組みに興味があったので、龍美が気づいたので、カバンを背負いながら昼休みにでもアイテムパックについて説明すると言い教室に向かったのであった。
茶熊学園が地球と同じような授業があるはずがなく、今回は、
「シャルロット、それと、龍美達、学長が、パンフレットのモデルになって欲しいとらしい、もちろん報酬は出すと」
「で、報酬は?」
「アラマキ鮭一本」
「ビーフがいい‼」
「シャルには、松坂牛級じゃないとダメだよ‼ 後で、一緒にサイノックス狩りに、一狩り行こうか?」
「わかった、学長に言っておこう、先にユーリ達には行ってもらっている」
「それじゃ、コスプレしちゃえ‼」
「ちょっと‼」
「コスプレとは、何だ?」
学長のカムイから学園のパンフレットの戻るになって欲しいと言うことで新聞部のバイパーとレイアがシャルロットと龍美達に依頼してきたのであった。
シャルロットは、いつも通りに報酬に文句を言い出したので、龍美達が注意し、後で一緒にテルカ・リュミレースに魔物退治でもらう魔物の肉を手に入れることで手を打ち、バイパーからユーリ達にもモデルになって欲しいと依頼していたのであった。
折角のモデルなので、龍美達は、シャルロットにも、コスプレでモデルをすることを思いついてしまい、一緒にリライズ機能で、コスプレ衣裳に着替えたのであった。
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コスプレ着替え
茶熊学園学長のカムイから学園のパンフレットに載せる写真のモデルになって欲しいと言う依頼を受けることにした龍美達は、同じ依頼を受けることになったシャルロット共に、何を思ったのか、もしくは、勇龍達の影響か、コスプレをして、写真のモデルをすることを思い付き、シャルロットを強引に学園の女子更衣室に連れ込んで、
「シャルは元から、体つきは良いけど」
「さっさとしろ~(゚Д゚)ノ‼」
「やっぱり、これでしょ‼」
「流石‼ 勇龍のお姉ちゃんだけある‼」
「で、結局、アンタ達はアタシを弄ぶだけ遊んでる間に」
「着替えちゃった!(^^)!‼」
シャルロットを妹同然に、着せ替え人形にし始めて、恋龍も楽しみだったのか、終始笑顔で、シャルロット人形の着せ替えを楽しんでいたのであった。
当の本人のシャルロットとして大迷惑なのだが、もう慣れてしまったらしく、満更でもなくなっていたのであった。
もちろん、茶熊学園に在籍している女子達はもう、龍美達の手の中に居るのであった。
龍美達は、シャルロットの着せ替えを楽しんでいる間に、リライズ機能で、予め決めていたコスプレ衣裳に着替えていたのであった。
龍美は色合いが違う紫色のコスプレ衣裳にリボンを解き、赤色のヘアーバンドをして、愛刀の「天羽々斬」と「正宗」を二本差しに、絶剣の衣裳に身を包んでいたのでおり。
龍月は、持ち前の金髪碧眼と言う己の姿を利用した、あの騎士王のコスプレ衣裳に身を包み、
大龍は、はやてのバリアジャケットをコスプレ衣裳に改造した物を、
恋龍は、両肩が出ている服を身に着けて、胸には軽鎧を装備して、露出を減らした、鬼神のコスプレ衣裳に身を包んでいたのであった。
「この服は何?」
「自衛隊のコスプレ用の制服、似合ってるよ‼」
「バイパーさん達、待ってるから‼」
「さっさと、終わらせる‼」
シャルロットには、メイド服か、自衛隊か、ゴスロリ調のドレスかで迷ったのだが、学園と言うこともあって、迷彩柄の自衛隊の軍服にしたのであった。
シャルロットはスタイルは良い方なので、胸を強調しないように、胸にあの龍美からプレゼントされたインナーを着込んで、上から緑色のジャケットを着て、緑色のヘルメットを被っていると言う格好に落ち着いたのであった。
着替え終わったので、急いでバイパー達が待っている場所に向かったのであった。
スキット:コスプレ
シャルロット「なんで、アタシが」
龍美「似合ってるよ!(^^)!」
シャルロット「アンタ達ってこういった趣味があるの?」
龍月「ボク達より、妹達の方が」
シャルロット「もう、いいです(´・ω・`)」
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クライヴの本心
茶熊学園のパンフレットの写真のモデルの依頼を受けることになった龍美達はシャルロットにも、勇龍達が趣味の裁縫で作成したコスプレ衣裳に着替えさせることにしたのであった。
結局、龍美達の着せ替え人形状態になってしまったシャルロットは、自衛隊隊員のコスプレ衣裳に落ち着いたようで、バイパー達が待っている講堂に向かったのであった。
「お待たせしました‼」
「そう言った、面白いことは、オレの担当だ‼」
「おまえは、カメラで撮るだけだろ」
「あれ? クライヴは?」
バイパー達が待っている講堂に到着した龍美達の衣裳を見るなり、バイパーは面白いことは自分が担当すると、言い出して、いつもの黒い胸元が開いた服に着替えているユーリにツッコミを入れられていたのであった。
龍美達がコスプレ衣裳に着替えて終わっているのにも関わらず先に来ていたはずの風紀委員のクライヴがまだ来ていなかったのであった。
しばらく待っていると、
「待たせたな、着替えていた」
「なんか、フレンに見えなくもないね(´・ω・`)」
「鎧も色合いが似てるし」
「白銀の天使?」
「ブッ( *´艸`)」
「何故、笑う‼」
白銀の鎧を身に着けたクライヴがやって来て、カロルがフレンに見えなくもないと呆れながら言い、シャルロットがクライヴに向かって白銀の天使と発言したことで、龍美達が吹いてしまったのであった。
「確か、世界を救いますとか、言ってたっけ?」
「ああ」
「それは、建前だろな、本心は」
「女の子に」
「モテたい」
「と言うのが、おまえの企みだろう」
「・・・」
自衛隊の制服のコスプレ衣裳を無理矢理龍美達に着せられている、シャルロットは、以前、メンズナイツと言う、男性騎士専門雑誌にクライヴが世界を救うと発言していた記事を覚えていたので、クライヴが認めて、綾瀬達には、女にモテたいと言うことが見抜かれてしまい、どうしようもない空気が流れていたのであった。
「とりあえず、写真を撮るぞ‼」
「はい‼」
流石、一番茶熊学園で空気が読めない男、バイパーが写真を撮ると言って、気を取り直したのであった。
バイパーは自前のカメラでパンフレットに掲載する写真を撮って行ったのであった。
「シャッターチャンス‼」
「バイパーさん、このポーズでいいですか?」
「流石だな、龍美達は」
「シャルロットは、敬礼してくれ‼」
「は~い‼」
茶熊学園のパンフレットに掲載する写真のモデルになっている龍美達は慣れた様子で、刀を構えたりして、ポーズを取っていたのであった。
シャルロットは、自衛隊の制服が絵になっているようでバイパーに敬礼するように言われて、敬礼をして、写真を撮ったのであった。
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狂気のシャルロット
茶熊学園の学校案内のパンフレットに掲載する写真のモデルに龍美達が、コスプレ衣裳を身に纏い、シャルロットにも自衛隊の制服を着させるという格好にバイパーは興奮していた所に、白銀の鎧を身に着けたクライヴがやって来て、同じく、気にいったのか、綾瀬は、ゴスロリ調の黒いドレスに、シノンは、龍美と同じく、小説に出て来た、弓使いの少女のコスプレ衣裳を身に纏っていたので、鎧如きでは驚く気になれない一行に、バイパーは異世界の文化に興奮しながら、カメラのシャッターを切っていたのであった。
もちろんのことながら、
「なんで、わたし達まで」
「いいじゃないですか‼」
「そうですね、こんな経験は出来そうにないですから」
ゴッドイーター組とトールズ士官組の女子一行も、龍美達によって、コスプレ衣裳に着替えさせられたのであった。
無事に(?)パンフレットに掲載する写真が取れたので、カムイから報酬として、提示通り、アラマキ鮭を丸々一匹もらったのであった。
牛肉大好きシャルロットは不満を漏らしていたが、
「サイノックス狩りじゃ<`~´><一狩り行くぜ‼」
「怪我しないでくださいね~‼」
「会長‼」
「ゲオ、あのシャル公は止まらねえからな」
着替え終えて、どう言った理由か、龍美からもらったロングジャケットを身に纏い、シエル達まで巻き込んでテルカ・リュミレースの帝都ザーフィアス付近の平原に向かうことになって、転送ルームがあるフラクシナスに行くのであった。
生徒会をそっちのけにしていったので、茶熊学園生徒会副会長のゲオルグはかんかんで追いかけて来たのだが、もう時すでに遅しで、とっくにフラクシナスに行ってしまった所だったのであった。
「なんじゃ、龍美達かの」
「ハンクスさん、こんにちは」
「ところで、ユーリは元気にしておるか?」
「どうせ、大暴れしているでしょうね」
「授業はきちんと受けてますよ、では」
「あの、ユーリちゃんが、真面目に、勉強とはね~」
「ユーリだよ、居眠りしてるよ」
「肉~~~~~~~~~~~~~~レ(゚∀゚;)ヘ=З=З=З」
テルカ・リュミレースの下町に到着した龍美達一行は、顔見知りの自治会長のハンクス達にに遭遇し、ユーリは元気かと聞かれて、元気だと返し、街の外に向かったのであった。
態々、武偵所に寄せられていた帝都ザーフィアス付近の魔物退治を受けた状態と言うやる気満々のシャルロットは両手に、双剣を持ったまま、街の外に全力疾走していったのであった。
龍美達一行は追いかけることにして、立ち去った後、ハンクス達は本人がいないことを良いことにユーリのことをさんざん言っていたのであった。
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図書室では静かに
テルカ・リュミレースの帝都ザーフィアス付近の平原で魔物退治の依頼を行っている龍美達は、茶熊学園にサイノックスと言う名の通り、サイのような魔物を退治し、その肉を持って帰ることにしたのである。
肉と聞いてシャルロットが得物の双剣に炎を宿し、自身の周りに燃焼効果が発生する結界を張って、サイノックスの群れに特攻していっていたのであった。
「オレ達が出る幕じゃなさそうだな」
「そうかしら?」
「ユーリさん達も手伝ってください‼ 閃空裂破‼」
「よっしゃ‼」
「こっちの魔物は、食えるのか?」
遅れてユーリ達がやってきたのに気づいた龍月は技を出しながら手伝って欲しいとお願いし、戦闘好きのユーリとジュディスが先に走って行ってしまい、オウガも後を追いながらテルカ・リュミレースでの食文化に興味が湧いていたのであった。
「よっしゃ‼」
「これで、お仕事、完了‼ サイノックスのお肉持って帰るよ‼」
「帰ったら、お姉ちゃんが・・・」
「大龍ちゃん~‼」
「何やろうとしてんだ、おっさん‼」
武偵所の依頼のテルカ・リュミレースの帝都ザーフィアス付近の平原での魔物退治を終えて、無事にサイノックスの肉を手に入れたので、学園に帰ることにしたので、大龍が帰還次第、マッサージ(?)をしてあげると言って、レイヴンが悪乗りし出したので、リタが不在なので、ユーリが一喝し、学園に帰ることになったのであった。
それから数時間後、
「カスミ、この本返す」
「・・・・魔法のお嬢様メイク・・・(=゚ω゚)ノ」
「返すぞ」
「こっちは、子供でも出来る家庭料理(案外、ユーリって、家事が得意なのね)」
お昼ご飯を食べ終えて、午後からの授業を終えた学生がカスミが図書委員をしている学園の図書室「アラマキライブラリー」に借りていた本を返却しに来ていたのだが、カスミがオウガが返却した本を見て、言葉が出なくって、続いてユーリが返却してきた本が、家庭料理レシピの本だったので、ユーリのことを見直していたのである。
「ん? この本、あ、エステルの小説だ‼」
「エステル? けど、作者は、竜宮月渚よ」
「それ、龍姫達が考えて付けてあげた、エステルが小説を書く際に名乗る、所謂、ペンネームだよ」
「ってことは、あなた達は、エステルとは」
「友達だけど?」
「そう」
図書室に龍美達がやって来て、本を借りに来たようで、本棚を見ていたのだが、そこにエステルが書いた冒険小説を見つけたのである。
カスミは作者の名がエステルではないと言ったのだが、龍美達が龍姫達がエステルに作者として名乗るための与えたペンネームだと説明し、カスミは納得したのであった。
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ナイトハルトの偏見目録
茶熊学園図書室「サーモンライブラリー」に本を返しにやってきた学生の中に、龍美達が本を借りに来ていたのだが、そこにどう言った経緯で此処にやってきたのかわからないエステルが書いた冒険物語の小説が置かれていたのであった。
カスミは小説の筆者であるエステルと龍美達が友達であることに驚いていたのであった。
「これ、借りて行くね‼」
「ちゃんと、返しないさいよ‼ けど、エステルって、後で、ユーリ達にでも聞いて、見ようかしら」
龍美達はどうやら、エステルの書いた冒険小説ではなく、先ほどユーリが返却した料理レシピ本を借りて行ったのであった。
カスミは、ちゃんと借りた本を返すように言い、エステルのことを聞きそびれたことに気づいて、明日にでも、ユーリ達に出も尋ねることにしたのであった。
「これ、借りてく」
「フィ、まぁ、気にいったのね、小説が」
龍美達が去ってしばらくして、銀髪の小柄な少女でハルカとは歳が一緒である元猟団に所属していた、フィが先ほど、龍美が言っていたエステルが書いた冒険小説を手に、カスミに借りて行くと言い残して、女子寮に戻って行ったのであった。
カスミはフィの生い立ちをエマから聞いていたので、トールズ士官学院のある場所はとんでもない所だと痛感していたので、フィがこういったことに興味を持ってくれることにほっとしていたのである。
そんなこんなで、翌日
「本日の体育は、わたしが請け負う、ナイトハルトだ‼」
「えーと、確か、トールズ士官学院の戦闘教官の少佐だね」
「貴様‼ 無駄口を叩くとは、良い度胸だ‼ 前に出ろ‼」
「(龍美さん・・・)」
「(こりゃ、終わったな)」
「(どっちの意味でだ?)」
男女で体育でトールズ士官学院の教官であり、剣術(?)の達人と謳われる少佐、ナイトハルトが特別講師で茶熊学園にやってきたのだが、此処には各地の兵が在籍していることに全く無関心と言った感じに捉えていたナイトハルトは、茶熊学園のジャージで着痩せしている龍美に前に出るように言い、リィン達は顔を青ざめていたが、逆にシャルロットをはじめとする次元武偵達はナイトハルトの教官生命が終わりを告げたのだと、綾瀬に至っては、天然ボケ丸出しで(・・?を浮かべていたのであった。
「根性を叩き直してもらうぞ‼」
「あれ、龍美さんがいない?」
「ガタッ‼」
「根性がどうしたんですか?」
「喧嘩売った相手が悪すぎたな」
「剣を抜かずに、倒すとは」
「起きて下さい‼」
ナイトハルトが問答無用に真剣を抜いて龍美に兜割りを仕掛けてきたのだが、あまりにも遅いので、龍美は縮地で移動し、ナイトハルトの軍服の襟を掴んですぐに送り襟締めで締め上げたら、落ちてしまったので、リィン達は初めて見る絞め技に腰を抜かしながら顔を青ざめていた所で、イサミが感心していたのであった。
結局、ナイトハルトが教官として、講義をすることはもう二度となかったのであった。
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ナイトハルトの挫折
ナイトハルトが龍美に喝を入れるつもりが逆に服の襟を掴まれてmそのまま送り襟締めで絞め落とされると言う事態に発展してしまい、トールズ士官学院の学生だったリィン達は言葉がないまま、顔を青ざめており、逆に茶熊学園の生徒一同には好評だったのであった。
龍美に絞め落とされたナイトハルトが目を覚ましたのが、
「此処は・・・」
「おや、随分と寝ていたんですね。此処は保健室ですよ」
「何故、わたしが此処で寝ている?」
「何故って、あなたは、龍美さんにコテンパンにされて、運び込まれたんですよ‼ 龍美さんは医者ですからね」
「・・・・」
「どうしたんですか?」
「この・・・この・・・わたしがぁぁぁっぁ(゚Д゚)ノ<なんだとぉぉおお‼」
「相当、ショックだったんですね、井の中の蛙大海を知らずとは」
学長の熊のカムイが横に立っていたので、ナイトハルトが自分がどうして保健室のベッドで寝ているのかと質問したナイトハルトに、カムイは龍美に完膚無きまでに負けて、いとも簡単に絞め落とされて、挙句の果てに、龍美におんぶで運び込まれると言うとても教官として恥ずかしいことになっていたことを告げられて、ナイトハルトは保健室で大声で叫んだ後、酷く落ち込んでしまったのであった。
カムイはナイトハルトが井の中の蛙大海を知らずを身を持って知ってしまったことに気づいたのでそっとしておくことにしたのであった。
一方その頃、
「お姉ちゃん、トールズ士官学院の教官、倒しちゃった・・・」
「流石、お姉ちゃんですね」
「喧嘩売った、教官の顔を見てたい」
「それは良いね」
「そうですね、身の程知らずの御顔を拝見したいですわ‼」
「龍姫さんに喧嘩売った馬鹿か、面白そうだな‼」
地球の都立来禅高校ではお昼休みだったので、通信端末に入って来ていたメールを見て、龍美がトールズ士官学院のナイトハルトを絞め落としたと書かれていたのと、絞め落とされた、ナイトハルトの写真まで送られて来たので、一同は大笑いしていたのである。
もちろん、ルークもこういったことは大好きなようで、ゼルと一緒にナイトハルトを笑っていたのであった。
スコールはライオンの話ではないので、話題に入らず、黙々と、食堂で注文した料理を食べていたのであった。
アーヴァインはセルフィとナイトハルトの実力は本当に大丈夫なのだろうかと、笑いながら楽しく会話を楽しんでいたのであった。
「笑っちゃダメですよ(#^.^#)」
「そう言う、エステルも、笑ってるじゃない!(^^)!」
エステルとティアはいつの間にか仲良くなって今では、こうして笑いながら話せる間柄になっていたのであった。
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己の剣
ナイトハルトがいとも簡単に龍美にコテンパンにされて全く授業にならかったので、結局、合同で普通に体育の授業を行っていたのであった。
龍美に絞め落とされたナイトハルトは自分が龍美達の実力に遠く及ばないと言う現実を茶熊学園学長、カムイから宣告されてしまい、保健室のベッドの上で、燃え尽きてしまったのであった。
地球でも妹達の耳にも入っていたので、楽しんで会話をしていたのであった。
「ちょっと、いいか?」
「どうしたんですか?」
「少し、わたしに付き合ってくれないか?」
「いいですよ‼」
「済まない‼」
龍美達もお昼休みだったので、茶熊学園の食堂で自作したお弁当を持ち寄って食べていたのであった。
ゴッドイーター組も弁当を自作して持ってきたので、料理上手達が見て、良い評価だったで、シエルはぎこちないが喜んで、ナナもおでんパンと言う、何故、煮物とパンが合体してしまったのだと言う料理以外を作れるようになったらしく、今では、至って普通のお弁当を作れるようになったのであった。
アリサが茶熊学園に二人になってしまったので、お互い困っていたので、龍美が二人に、Gアリサに「雷翔」閃アリサに「真由」とニックネームを付けてあげたことで、茶熊学園での二人の愛称として、伝わったのであった。
そこに、ラウラが深刻そうな顔でアイリス達の下にやって来て、付き合って欲しいと言ってきたので、アイリス達は二つ返事で承諾し、お弁当を食べ終えて、同行していったのである。
どうやら、ラウラは自分でもソウルボードに関する事柄に疎い自分に気づいたようで、文化祭の襲撃事件での、龍美達をはじめとする生徒との実力の差を思い知らされたことで、自分が見て来た世界が迫ったのだと、実感していたのである。
それは、ラウラだけは無く、トールズ士官学院からやってきたメンバー全員が抱えている問題なのである。
あれから、ソウルボードにはルーンが嵌っていたのだが、まだ、ルーンの光を放つことが出来ないでいたのである。
「此処なら、問題ない、では、始めるぞ‼」
「ちょっと‼ いきなり、剣抜かないでよ‼」
「‼」
ラウラに連れて庫らた場所は、アラマキ島の浜辺で、何もないことを確認したラウラは、いきなり大剣を構えたので、キャトラが突っ込んだのであった。
ラウラは、己の剣に行き詰っていることに思い悩んでいるのであった。
赤髪の少年はラウラの行動を見て、
「‼」
「では、参る‼」
自身も剣を構えて、ラウラと手合せをすることにしたのであった。
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蒼き大剣
お昼休み終了まじかにいきなりラウラから剣の鍛錬に付き合って欲しいと言われた赤髪の少年一行は、アラマキ島の浜辺にやってきたのである。
到着していきなり、大剣を抜刀したラウラに驚いたが、赤髪の少年も剣を構えて、己の剣で語り合うことにしたのであった。
「行くぞ‼」
「‼」
「あの大きな剣を軽々と振り回すなんてすごいわね」
ラウラは勢いよく地面を蹴って、袈裟斬りに斬りかかったのだが、赤髪の少年には見抜かれていたようで、かわされて、赤髪の少年の剣がラウラの前で寸止めしていたのであった。
「どうして、真剣でやることないでしょ‼」
「済まない、実は、ここに来てからと言うのも、自分の剣術が通用しないことを思い知ったのだ」
「それは、ソウルボードにルーンが」
「わかっている、だが、わたしは」
「考えすぎなのよ‼」
「‼」
キャトラはラウラが真剣での手合せについて注意して、ラウラはトールズ士官学院から茶熊学園に転入してから、自分の剣術が通用しないことを思い知ったことで、行き詰っていたのである。
キャトラからは考えすぎだと、肩の力を抜くように注意されたのであった。
赤髪の少年はラウラに近付いたのである。
「何だ、この光は‼」
「ラウラさん、これは、ルーンの光です、トールズ士官学院では出来ない、ルーンの光なんですよ」
「これが、はぁぁぁ‼」
「どう? 気分は?」
「ああ、何か、つっかえていたことが一つ無くなったようだ、ありがとう」
「どういたしまして、それじゃあ、学園に帰りましょう」
「そうだな、学長に怒られるが」
そう、ルーンの光が発生し、ラウラの力が覚醒したことを示していたのである。
そして、ラウラは、自分の大剣を海に向かって構えて、龍美達と同じ、魔神剣と同じ、薙ぎ払って、斬撃を一発放ったのである。
こうして、ラウラの悩みが解決したので、大急ぎで学園に帰ることにしたのである。
ラウラは、魔神剣を修得できたのであった。
一方その頃、
「わかったよ」
「龍姫ちゃん」
「うん、やっぱり、アスタリスクに行かないと」
「土日に行くんでしょ?」
「うん、それにリノアの新しい武器が出来たって、バロンさんから連絡があったし」
「それを、今日、取りに行ってこればいいのね」
都立来禅高校一行の大将、龍姫の下にもアスタリスクのことについての情報が入ったので、週末に潜入することになったので、リノアの武器をバロンが改造してくれていたので、授業が終わり次第、取りに行くことになったのであった。
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翼武器 ボウガン編
龍姫達の下にも水上都市「アスタリスク」への任務の開始日が言い渡されて、調査機関の土日の二日間と言う限られた時間で行われることになることになるので、万全の状態でアスタリスクに乗り込むために、学校の授業が全て終わった都立来禅高校組一行は各自で準備を行うことになったのである。
龍姫達、流星の絆はいつでも乗り込める用意を前もってしてあるので、問題なく、傭兵部隊、SEEDのスコール達も得物の手入れを行っていたのであった。
「バロンさん‼」
「おう、来たか、例の物は出来ている、持ってけ‼」
「これが、わたしの新しい武器‼」
リノアは龍姫達や、スコール達のような戦闘術を覚える機会がスコール達との旅でしかなかったでの、心もとないと言うことで、バロンに相談したところ、ちょうど、嵐の天使、エクルの生え変わったことで抜け落ちた羽根があったので、リノアの愛用しているブラスターエッジと言う、ヒスイのソーマと同じタイプの手首に装着して放つもので、それをベースに、エクルの抜け落ちた羽根を合体させると言うことにしたのである。
それが、完成したと言うので、飛行島のバロンの鍛冶屋に取りに来たのである。
バロンはリノアの完成した武器を持ってきてくれたので、、早速、装備することにしたのである。
嵐の天使の羽根を使っていると言うだけあって、天使の翼のようなフォルムになっており、レイヴンの可変式弓と同じく、使用する際に開く仕組みになっていたのであった。
「そう言えば、エステルの剣と同じようなことが出来るの?」
「使ってみた方が早いよ‼」
「こっちだね、キャ((+_+))‼」
「リノア~‼」
リノアはふと、以前、エステルもエクルの羽根を用いた剣と龍姫が打った日本刀のような剣が合体して、武器の武能を引き出した際に、背中から天使の、白い翼が、生え、一定時間だけ、空中を飛行できたことを思いだしていたのである。
スコールの代わりにリノアの護衛と言う名目で付き添っている龍姫は、バロンがいつの間に建設した道場の案山子相手に試しに使ってみたらどうかと言い、リノアは愛犬のアンジェロ共に、バロン道場の案山子の下に向かったのである。
案山子の下に到着したので、リノアは早速、バロンが強化してくれた得物で案山子からある程度距離を取り、案山子相手に左手首に装着した得物を構えて、武能を引き出してみた瞬間、案の定、リノアの背中にも大きな真っ白い天使の翼が生えて、しばらく滑空して、リノアは着地したのであった。
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二か所同時
バロンが強化してくれたリノアの武器は、武能を引き出すと、純白の翼が出現し、しばらく、滑空し、火炎弾を数発放って、案山子に命中し、案山子は燃えずにそのままだが、命中した証拠である、燃え後は残っていたのである。
滑空していたリノアはゆっくりと地面に着陸したのである。
「わたしも、龍姫達みたいじゃないけど、空が飛べるようになったのね」
「マスター‼ 大変です‼ ゴッドイーター極東支部と、リトルガーデンと言う場所から、応援要請です‼」
「わかった、リトルガーデンには、星龍達を、ボクは、ゴッドイーター極東支部に‼」
「yes!」
「龍姫、出撃するの?」
「うん、リノアは任意だけど?」
「わたしも行く‼(怖いけど)」
「急がないとね行くよ‼ 転送‼」
リノアの武器武能を見届けたのも束の間、龍姫のインテリジェントデバイスに緊急での応援要請が入ったのだが、なんと、ゴッドイーター極東支部と、IS学園と同じ軍学校「リトルガーデン」だと言う、龍姫は、流星の絆、副将であり、幼馴染みの星龍達をリトルガーデンに向かわせる指示を出し、自身は、ゴッドイーター極東支部に向かうことを決めて、インテリジェントデバイスに通達を出すように指示を出して、リノアに声を掛けられたので、リノアに任意での出撃を求めて、リノアは内心怯えていたが、行くと言い、フラクシナスに転送したのである。
「みんな、準備出来てる?」
「ああ、いつでもいけるぜ‼」
「そうね、さっさと、終わらせましょう」
「ティア、これを」
「二本もいらないわよ‼」
「だったら、オレが」
「行くよ‼」
龍姫とリノアがフラクシナスに到着した頃にはもう出撃メンバーは決まっており、茶熊学園からはシャルロット達と龍美達が応援に駆けつけてくれて、ゴッドイーター極東支部に詳しい、雷翔が、同行してくれることになったのである。
出撃前に、ティアに、龍美から、以前渡された日本刀と同じ長さの日本刀を渡されて、ティアは困り果てていたので、ルークが使いたいと言い出した所で、龍姫が割って入り、出撃の号令を掛けて、
「飛びこんだら、ボクが指揮官です」
「良いぜ、どんな奴がいるんだろうな」
「そうね、わくわくするわ」
「行くぞ‼」
星龍が指揮を取るつもりだったが、龍月が合流出来たことで、指揮権が龍月に移ったので、龍月が同行するメンバー全員に出撃することを告げて、テレプールに飛び込んで、リトルガーデンに向かったのである。
転送途中の空間内で、ユーリとジュディスがバトルマニア丸出しの会話をし始めたのであった。
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防衛‼ リトルガーデン‼
明日はいよいよ、白猫プロジェクトの双剣入れ替えガチャですね、自分は、女性二人を狙いたいです‼
特に、水樹奈々様と、釘宮理恵のキャラが引けるまで‼
緊急の応援要請が、ゴッドイーター極東支部と、リトルガーデンと呼ばれる、所謂、IS学園のような軍学校に救援に二か所同時に向かわないといけない状況になっていたが、流石、幾多の戦場をまたにかけてきた、龍姫達には慣れたもので、二手に別れることにしたのであった。
リトルガーデンに向かったのは、龍月率いる舞台で、アドリビトム組から、ナナリー、アンジェ、リオン、チェスターが助っ人で同行してくれることになり、凛々の明星と、ゴッドイーターのナナ、茶熊学園組は、エシリアとガレアと言う異色コンビが助っ人で同行することになったのだが、
「我が聖女にして・・・」
「あんちゃん、キモイ‼」
「待つんだ‼」
「おい、お仲間が行ったぞ」
「何だと‼ わかったよ‼ 待てーオズワルド‼」
オズワルドがチェスター同等のシスコンぶりを発揮して、助っ人に(?)駆けつけてくれたのだが、相変わらず、妹のエシリアには嫌われているようで、エシリアは足早に立ち去って行ってしまったので、オズワルドも追いかけて行ってしまったので、リオンが、チェスターに向かって、お仲間が行ったと、茶化し出したのである。
チェスターはリオンに茶化されるがまま、オズワルドの後を追いかけて行ってしまったのであった。
「キャ~‼」
「それじゃあ、二班で」
「わかった、行くぞ‼」
チェスター達が向かった方角には、リトルガーデンの校舎があるので、そこの防衛に、ナナリーとアンジェ、恋龍達が向かうことになり、龍月達、凛々の明星とリオンとガレア、そして、ゴッドイーターのナナが同行することにしたのであった。
もちろん、獅子神家も聴覚は、人間以上に発達している状態になっていたので、悲鳴が聞こえた方角に急いで、
「これで行くのか・・・」
「リオン、待っていいんだよ、乗り物ダメなんだよね? 龍美ちゃんじゃなくても、顔に出てるよ、と言うよりもう乗り物酔いしてるみたいだけど」
「流石の、剣士様も、乗りもんには弱いってか(^-^)」
「残念ね、それじゃあ、行きましょうか‼」
「行くぞ‼」
「ボクが行かないと、何しに来たのか、示しが」
「でっぱつだ‼」
「ガレア、それを言うなら、出発でしょ・・・・」
流石にバイクだと全員が乗れないので、カード化していたアルティメット・サジット・アポロドラゴン を召喚し、現場に急行することにしたのだが、リオンが、此処に来て、乗り物に弱いことが発覚したので、龍月が待っているように指示を出したのだが、リオンは負けず嫌いな性格が災いしてしまい、アルティメット・サジット・アポロドラゴン に乗り、現場に向かうことになってしまったのであった。
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殲滅戦‼
リトルガーデン付近に到着した龍月達と恋龍達は、二手に別れて、行動することに決めて、学園側を恋龍率いる部隊が防衛に向かい、龍月率いる部隊が、悲鳴が聞こえて来た方角に、アルティメット・サジット・アポロドラゴンに乗り込んで向かっていたのだが、案の定、予想通りに、リオンの顔色が、
「ゲプッ‼」
「オイオイ、大丈夫か?」
「ボクのことより、救助が先だ・・・」
「早く、地上に降りたほうがいいようだな(´・ω・`)」
「もうすぐ、現場に着くぞ‼」
「武器の用意‼」
悪くなる一方で吐きかけていたので、ガレアが大丈夫かと質問したところ、リオンは大丈夫だと如何にも平常を装っていたのである。
流石に地上に降りた方がいいとユーリが着陸を申し出た所で、 アルティメット・サジット・アポロドラゴンがもうすぐ現場に着くと言ったので、全員、武器の用意をして、
「行くぞ‼ わたしが出来るのはここまでだ」
「ありがとう、行くよ‼」
「おう‼」
「あなた達‼ 逃げなさい‼」
「そう言う、おまえこそ、逃げた方がいい‼ 魔神剣‼」
「龍美さんもそうだけど、みんな、衝撃波を飛ばせる技できるんだね」
アルティメット・サジット・アポロドラゴンが自分が協力できるのはここまでだと言い、カードに戻って、龍月達が一斉に武器を構えて、助太刀に入って行ったのである。
それに気付いた金髪碧眼で髪がドリルテールと呼ばれている髪型に結っている抜群のプロポーションを調教するかのように、ピッチリとしている赤と黒のボディースーツを着用している女性に逃げろと言われたが、そんなことでは逃げるわけがない龍月達はそのまま助太刀に入り、リオンが斬撃を放ったことを皮切りに、怒涛の猛攻撃を始めたのである。
ナナはハンマー型の神機を愛用しているので、剣士達のような斬撃を放つ技が羨ましく思っていたのである。
「まるで、アラガミだよ‼ けど、このタイプなら、わたしが囮に‼」
「そんなことは行けませんわ‼」
「だったら、逃げな‼」
「どうしてですの‼」
流石、伊達にゴッドイーター精鋭部隊「ブラッド」に所属してるゴッドイーター、ナナは自身のブラッドアーツ「叫喚」を用いて、飛行島で出会った吸血鬼の少年、メルクリオと同じ、自分が囮になると言う作戦を提案してきたので、救助対象である金髪碧眼の女性が危険だと言い出したのである。
それは、ナナも百も承知で、ゴッドイーターと言う危険な任務をいくつもこなし、自らの能力で仲間を危険な目に遭わせていたこともあっただが、そこにはあの人物がいたからこそ、自分が此処に居るのだと、ナナは知っていたのである。
ユーリは金髪碧眼の女性に逃げればいいと指示を出したのである。
だが、金髪碧眼の女性は何故、武装している自分より何も武装してなく、武器と己の肉体のみで、武装している自分より襲ってくる魔物を倒していることが信じられないと言った感じだったので、
「誰かを助けるのに、理由いる?」
「・・・」
龍月が金髪碧眼の女性に誰かを助けるのに理由はいるのかと言い、金髪碧眼の女性は黙ってしまったのであった。
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黒龍騎士
リトルガーデンにの関係者だろう金髪碧眼の女性は肉体美を見せつけるように、ピッチリとした赤と黒のボディースーツを身に纏い、銃火器類を用いていたようだが、魔物の数が多いようで、対処しきれなかった所に、軽装の龍月達が助太刀に華麗に参上し、片っ端から蜘蛛型や蠍型の魔物を倒して行ったのだが、キリがないので、ゴッドイーターのナナがブラッドアーツ「叫喚」を発動し、戦場を巨大なハンマー型の神機を持ったまま、駆け抜けて行ったことで、魔物の群れがナナを標的に決めて一斉に襲ってきたので、金髪碧眼の女性は助太刀に入ろうとしたが、此処は龍月達の本領発揮である。
「見つけた‼ こいつが‼ 大将だね‼ ボクの、本気、見せてあげる‼」
「なんですの(=゚ω゚)ノ‼」
「まさか、オーバーリミッツを知らないのか?」
「そうみたいです‼」
「オーバーリミッツ・・・」
金髪碧眼の女性は我が目を疑った、自分より軽装である龍月が突拍子もなく、橙色のオーラを身に纏ったことに驚いたことで、動きが止まってしまったのである。
どうやら、リトルガーデンでもこういった戦闘術は学ばないようで、基本はISのような武装を主に使って戦うらしいのであった。
龍月は元の姿のまま、コンゴウと呼ばれている、見た目が巨大なカエルのようなアラガミに日本刀片手に、斬り込んでいったのである。
「‼‼‼」
「こっちだ‼ 虎牙破斬‼」
「会長‼」
「君達は何をしてるんだ‼」
「今頃来たのか、遅いぜ‼」
コンゴウは力任せの攻撃と、風の弾丸を発射してきたのだが、見切っていた龍月はあっさりかわし、懐に入って、斬り上げて、斬り下ろしていた所に、黒髪の男子と、銀髪の中性的な人物が現れ、注意を受けてしまったのだが、龍月のオーバーリミッツ状態を見るなり固まってしまったのである。
龍月の攻撃は留まることはなく、
「雷神剣‼」
「ハヤト‼ 今度は雷が」
「ありえない、エナジーを感じない」
「エナジー? ソウルじゃないのか?」
「マナだろ」
鋭い突きを繰り出し、雷を落としてコンゴウに攻撃させる隙を与えることなく連撃を叩き込んいる龍月を見て、銀髪の中性的な人物と、黒髪の男子はエナジーと呟いたので、ユーリとガレアが知っている物を呟いたのであった。
「守護‼ 方陣‼」
「わたくしの傷が」
「攻撃と防御と治癒を行う技・・・」
龍月はそのまま持っている愛刀「同田貫正国」を逆手に持ち変え、地面に突き刺して、魔法陣を展開して、範囲内の味方を回復させ、コンゴウにはダメージを与えたのである。
「舞い上がれ‼ 光翔戦滅陣‼」
「まだ、あったの(;゚Д゚)‼」
「あれは、バーストアーツって言う物らしい」
龍月は光の球体を作り出し、コンゴウを攻撃し、斬撃で追撃するバーストアーツをお見舞いし、金髪碧眼の女性一行は見惚れていたのである。
「お終いにするよ‼ 光龍‼ 滅牙槍‼」
「黒いんですけど(´・ω・`)」
「いいんだよ、龍月は」
「そうね(^-^)」
「あの剣、どうなってるのかな?」
龍月は同田貫正国に光を溜めて、放出する秘奥義をコンゴウにお見舞いして、ゴンゴウを討伐したのだが、龍月が放った龍の気が、黒龍だったので、呆然としていたのであった。
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極東支部‼
リトルガーデンの敷地内の戦場で、ゴンゴウと言う、ナナ曰く、カエルみたいなアラガミをヨシュアが放つ、龍美が勝手に、邪王炎殺黒龍波と如何にも、男受けがいいネーミングセンス名付けている技と同じ要領で放つ技をお見舞いし、ゴンゴウを貫き、形が無くなるまで戦闘態勢を維持して、生体反応が無くなったことを見届けたので、龍月は愛刀を鞘に納めて、金髪碧眼の女性達に事情を説明することにしたのである。
「ボクは、次元武偵、獅子神、龍月、よろしく」
「わたくしは、リトルガーデンの館長のクレアと言います」
「クレア?」
「どうなさいました?」
「いや、同じ名前の知人がいるので、とりあえず、聖なる活力此処に、ファーストエイドそれじゃあ、ボク達はこれで」
「今、あの人、クレアさんの傷を」
「ああ、一体、何者なんだ?」
龍月が皆を代表して、自分達が次元武偵であることを次元武偵手帳を見せながら証明し、金髪碧眼の女性はクレアと名乗ったので、ふとヴェイグの幼馴染みで同じく金髪碧眼である、クレア・ベネットを思いだしてしまったので、質問されてしまったので、同じ名前の知人いることを説明して、龍月はクレアと名乗った人物が至るとこに、擦り傷に打撲が見受けられたので、治癒術で手当てして、治して、さり気ない雰囲気を装って、帰還することにしたのであった。
銀髪の中性的な人物は龍月の治癒術を見て、驚いていたのである。
側にいた黒髪の男子も龍月の実力は自分達より、上を行っていることを目の当たりにしたのである。
「あれです‼」
「行くよ‼」
「応‼」
「シエル‼ 副隊長‼」
「来てくれたんだな‼」
シエルのブラッドアーツ「直覚」により龍美達は現場に到着することが出来たのである。
そこには、シエルの仲間達が先にアラガミと戦っていたので、全員が武器を構えて一斉に助太刀に入ったのである。
「シエル‼ ナナはどうした?」
「ナナさんは、別部隊です‼」
「そうかよ‼ こいつら何なんだ‼」
「魔神剣‼」
「神機じゃねぇないのに、あの攻撃力‼」
「雷翔‼」
「捕食行きます‼」
紫色の服の青年は、槍型神機を振り回しながら、仲間のナナのことを、同じ仲間のシエルに訪ねており、シエルは、正直に、ナナが別部隊に配属されていることを告げたのである。
極東支部のゴッドイーター、コウタが雷翔ことアリサとの華麗なる連携攻撃をしている龍美と大龍の二人が気になっているようで、龍姫が放った斬撃がアラガミに命中して、黒い何かとなって消えて逝ったので、物凄い威力だと驚いていたのであった。
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極東支部での
極東支部到着した龍美達は仲間達ともにゴッドイーターの加勢に入っていたのである。
アラガミ相手にも魔物と同じように、油断しないようにしながら、仲間達との連携を取りながら、大将格のアラガミである、ヤクシャと呼ばれている片腕が銃になっている人型のアラガミを討伐することにしたのである。
ゴッドイーターは神機を変形しながら捕食を行い、バースト状態になっていたりしていたのである。
もちろん、小型のアラガミもいるので、周りを警戒しながら戦うことにしたのである。
「纏めて、やっちゃていい‼ 狂気と強欲の水流。戦乱の如く逆巻く、タイダルウェイヴ‼」
「スゲ~(=゚ω゚)ノ‼ なんだ‼」
「オイオイ、やりすぎやしねえか?」
「消火、完了‼」
「いや、討伐完了です」
「シエル、ボケないで」
痺れを切らしたリタが纏めて倒すと言い出したので、龍美達はリタがこれから発動する魔術が予測できたので、リタの魔術の攻撃範囲から避難して、ほかの人達も気づいたので避難したのである。
龍美達の予想通り、火属性の攻撃を多用するラヴァーナにリタが発動した魔術は、通称「魔術洗濯機」と呼ばれる水属性魔術でラヴァーナと小型のアラガミを求めて討伐してしまったのであった。
龍美が火が消えていることを言って、シエルがツッコミを入れるつもりが、真顔でボケ出すと言う事態に陥ってしまったのであった。
「助かったよ、オレ、藤木コウタ、よろしくな」
「これはどうも、ボクはアリサの親友の、鳴流神、龍美、よろしくね」
「お姉ちゃん、サカキ博士に報告しなくていいの?」
「そうかな~」
「おい、なんだかわかんねぇけど、着いて来てもらうぞ」
「帰りて~‼」
ラヴァーナが消えて行くのを確認した龍美達は得物を粒子化して、ゴッドイーターでアリサの同僚のコウタがお礼を言いに来てくれたので、龍美もどういたしましてと言ったのである。
龍姫がサカキ博士に報告しに行かなくていいのかと、質問したところで、事情を説明するために、極東支部の建物に行くことになったのだが、シャルロットは口では悪態を言いながら、キッチリついて来てくれたのである。
「よく、来てくれたね、あれから何年ぶりかな?」
「え~と、三年くらいですかね。お久しぶりです、サカキ博士」
「龍美君も元気そうで何よりでよかったよ、それにしても、君が医師免許を修得しているとは」
「これでも、まだまだですから」
「そうか、報告もしてくれたし、積もる話があるが、また今度」
「はい‼ 失礼します‼」
龍美はサカキ博士の部屋に呼ばれてサカキ博士に先ほどの戦闘の報告を済ませて、部屋を後にしたのであった。
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行くぜ‼ 100億‼
ゴッドイーター極東支部での仕事を終えた龍姫達はいつも通りに自宅に帰り、姉達は、茶熊学園の女子寮に戻って行ったのであった。
スキット:リトルガーデンとゴッドイーター極東支部
龍姫「あそこが、ゴッドイーター極東支部なんだ」
龍美「龍姫も小さい頃に一回来てるよ」
恋龍「ゴッドイーター極東支部か、こっちはなんにもしてないな」
龍月「けど、リトルガーデンの人からは感謝されたんから、いいじゃない‼」
龍音「サカキ博士も良い人みたいだし」
天龍「うん‼」
大龍「そやけど、あの体つきは・・・」
武龍「お姉ちゃん、流石やな(^-^)」
「今度は、マフィアを捕まえろって‼」
「良いぜ‼ カロル‼ 行くぜ‼」
「その前に、作戦を‼」
「隊長、行きましょう‼」
「学校では、名前で」
リトルガーデンとゴッドイーター極東支部の仕事から二日後、今度は娯楽の島のマフィアが違法なお金のやり取りと、100億の少女の保護の依頼が天界から舞い込んできたので、バトルマニア達はやる気満々で、フラクシナスに飛んで行ったので、クリームブロンドのツインテールで茶熊学園の女子制服で着痩せしている、ゴッドイーター特殊部隊「ブラッド」の隊長代理「神星勇真」は作戦を建てることを言ったのだが、もう既にフラクシナスに乗り込んでいった後だったので、シエルが真顔でフラクシナスに連れていかれたのであった。
「あれ、アイリス達は?」
「それが、招待状をもらったとかで、どっかに行ってしまったぞ‼」
「綾瀬さん‼ そう言うことは、早く、言ってください‼」
「とりあえず、100億だろが‼ 100兆だろうが 100京のガキを保護しに行こうぜ‼」
「もう、とんでもない単位が出て来たけど」
「行こう‼」
「行くぜ‼」
フラクシナスの会議室で、作戦会議が行われており、次元武偵達の目の前に、立体映像の煌びやかなネオン街の島が浮かびあがったので作戦は大方決まったのだが、ふと、アイリス達がいないことに気づいたのだが、綾瀬が天然ぶりを発揮してしまい、アイリス達が招待状を貰って行ってしまったことを発言し、ナナに怒られていたのであった。
そんなことそっちのけで行く気満々のユーリ達は保護対象の少女のコードネームを勝手に変え始めたのである。
カロルが聞いたことがない単位が出て来たので、呆れていたのであった。
これでこそ、次元武偵達であるのだが、相変わらずのドタバタな出発でネオンの島に目的を忘れるほどの勢いで向かったのであった。
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ネオン島‼
ネオンの島のマフィアのボス、コステロと精霊ナーペルを逮捕するために乗り込むことにしたのであった。
アイリス達が招待状を貰ったことで先に乗り込んでいると言うよりかは、次元武偵達の作戦から外されている状態で行うことになっていたのだが、幸いにも、龍美達が全員揃っているので、さほど、問題ないのである。
「おまえら‼」
「恋龍さん‼ あれ? ほかの人たちは?」
「あ、二手に別れることにしたから、流石に窃盗はダメだ。そうだ、ちょっと、待ってろ‼」
「ねぇ、あの子、信用して大丈夫?」
「大丈夫よ、アタシ達の仲間なんだから‼」
「そうなのか‼」
ネオン島に到着して早々に、アイリス達を見つけたのだが、金髪のジュディス並のプロポーションを見せつけている美女と、アンジールとジェネシスがこの場にいたら、チョコボ頭と呼ぶであろう髪型にゴーグルをした青年が一緒にいたので、恋龍がこれから行われる行為を予測できたので、辞めさせて、急遽、フラクシナスに連絡して、ある物を転送してもらうことを思いついたのである。
金髪の二人組は龍美達とは初対面だったこともあり、信用に欠けていたが、キャトラが説明したことで、信用が出来たのである。
「完了・・・壊すなよ‼」
「はいよ‼ 乗れ‼」
「スゲ~‼」
「自衛隊が使っている車両と同じ物だ‼ シートベルトを着用しろ‼」
「OK‼」
「行くぜ‼」
フラクシナスの村雨から送ってもらったのは、自衛隊が使う緑色の乗用車であった。
流石に自家用車のあの戦闘バイクでは全員が乗れないので、こういうこともあらうかと、中古車販売でなぜか、型落ちと言う理由で安く購入できた車なので、後には軽く大の大人が十人くらい乗れるスペースがあるのでそこに全員が乗って、乗る必要がない、龍美達はあのバイクをアイテムパックから取り出して、目的地のビルに向かったのであった。
「到着‼」
「ありがとう‼」
「助かったわ‼」
「ブラッドちゃん~」
「うわぁ~アナゴ族の人ですか・・・?」
「よかった」
「ティナちゃん‼」
「この子が、初めまして、ボクは鳴流神、龍美って言うんだ、アイリス達の知り合いなんだ~」
「わたし、ティナって言います」
無事に目的地に到着したので、車から降りて、アイテムパックに閉まって、ある場所に来たのだが、そこには、ブラッドが兄と慕うアナゴ族のような雰囲気を出しているスーツの男と、保護対象の100億の少女、ティナが先に居たのである。
龍美はマイペースぶりを発揮して、ティナに自己紹介をしたのであった。
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100億集団
ネオン島のマフィアのコステロと精霊ナーペルを逮捕することになった龍美達は先に招待状でネオン島にやって来ていたアイリス達と合流し、協力者の隠れ家にやってきたのだが、ブラッドの兄貴分のヴィンセントが登場し、薄紫色の髪に、夫婦双剣と言われる双剣を腰に携えた少女、通称、100億の少女、ティナとご対面を果たしたのである。
ユーリ達とも合流が出来たので、一安心したのだろか、
「ぐ~」
「すいません((+_+))」
「何だ、腹が減ったのか? 待ってろ」
「そう言えば、名乗ってなかったな、オレはブラッド」
「わたしは、ファルファラよ、よろしくね」
「流石に、ファルファラさんの服は目立ちますし、何より、露出が多いです」
「そうかしら?」
「そうや!(^^)!」
「キャ~(=゚ω゚)ノ‼」
「ぎにゃ~(;゚Д゚)‼」
育ち盛りなのだろ、ティナのお腹が鳴ったので、ユーリと龍美がアイテムパックから地球で購入していた、カセットコンロと超神次元ゲイムギョウ界の農家から出荷できない野菜やテルカ・リュミレースで討伐して入手したサイノックスの肉を用いて、簡単な料理を作ることになったので、お互い、自己紹介をすることにしたのである。
アンジールとジェネシス曰く、チョコボ頭で神機のような武器を扱う青年、ブラッドと、100億の歌姫と呼び声高い、ジュディス並の抜群のプロポーションを持つエルフの美女で、シエルと同じ銃を得意とするファルファラとの交流を深めることにしたのである。
シエルは自身も抜群のプロポーションを持っているがいつでもどこでも、例えサイズが小さくてもきちんと露出しない服を着ていることもあって、ファルファラとジュディスの服装が気になって仕方なかったのである。
ジュディスは言われる前に、龍美達が着用している服に着替えていたの、シエルに注意されなかったのだが、ファルファラは注意されたので、気にしていないと言ったのだが、カロルがいるので、流石に不味いと言う結論に至った瞬間、大龍がまたよからぬことを思い付き、ファルファラの背後に音を立てずに回り込み、ファルファラを羽交い締めにして、どこかへ連れって行ってしまったのである。
幸いにも、カロルとジュードには回れ右をしていたので問題なかったのである。
しばらくして、
「これで完璧や!(^^)!‼」
「おお~カッコイイです‼」
「そうかしら、胸も苦しくないし、これ貰っていいの?」
「そのために用意しておいたんです(#^.^#)」
「・・・・」
「おっさん、気絶してやがる」
ファルファラが見せつけていた胸の膨らみをあのインナーで潰してぺったんこ状態にして、動きやすいように、シエルと同じゴッドイーターの戦闘服を着用し、下は短パンと言う格好で戻ってきたファルファラを見て、レイヴンは卒倒してしまったのであった。
ファルファラはこの服を貰い受けることになったのであった。
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いざ‼ マフィア
ネオン島の隠れ家でティナとブラッドの兄貴分、ヴィンセントと、保護対象の100億の少女、ティナと合流を果たしたのだが、ティナが育ち盛りなので、空腹を訴えたので、龍美とユーリと瑠美奈がが軽食を作ってあげることにして、生真面目なシエルがファルファラの服装がナナより露出が目立つと注意し出したので、大龍がよからぬことを思いついて、レイヴンが卒倒し、ファルファラは大龍の予備のゴッドイーターの戦闘服に着替えたのである。
「俺様は・・・」
「おっさんですよね」
「りゅ~げつ~ちゃん~、それ、リッタちの、レイヴン‼ レ・イ・ヴ・ン‼」
「変わった人だから、きにしないでね(^_-)-☆」
「はい、わかりました、おじさまですね‼」
意識を取り戻したレイヴンは自己紹介をしようとしたので、龍月が、リタの代わりに茶化して遊びだして、レイヴンが突っ込んで、ティナが笑っていたのである。
そして、
「こんなもんしか出来ねぇけど」
「いただきます!(^^)!」
「(´~`)モグモグ」
「どう?」
「美味しい(#^.^#)‼」
「よかった」
龍美とユーリと瑠美奈が作ってきたのは、有り合わせで作った焼きめしを皿に盛り合わせて、レンゲも添えて持ってきたをティナが食べて、美味しいと答えたのである。
もちろんファルファラ達も絶賛したのである。
焼きめしを食べ終えたので、
「さぁ、腹ごしらえできたし、行くか‼」
「ああ、待ちくたびれてるしね」
「?」
マフィア討伐作戦を実行することにしたのである。
レイヴンが先に待ち合わせている人物が待ちくたびれている頃だと言い、アイリス達は首をかしげていたのである。
マフィアたちが待つ拠点に向けて、出発したのであった。
「わかった」
「?」
「綾瀬?」
綾瀬は四大達に精霊ナーペルの動向を探らせていたようで、動きがあったので、綾瀬はpパーティーメンバーから離脱したのである。
それに気付いたユーリも離脱したのである。
「どうする?」
「正面突破は行っちゃったし、ボク達は無難に」
「上にから行くに決まっている」
「・・・うん‼」
本拠地に到着したのだが、ヴィンセントの息が掛かった者がいたのだが、結局、真っ正面から突入することになってしまったのである。
もちろん、ルドガーも行ってしまったのだが、龍美達は持ち前の戦闘術と兵法で思いついた行動はただ一つ、そう龍神化し、敵本丸の屋上から乗り込むと言う、人間では思いつかない方法で乗り込むことにしたのであった。
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コステロ覚悟
ネオン島のマフィアを逮捕もとい、殲滅しにやってきた龍美達だったのだが、アイリス達が真っ正面から行く正面突破を決行してしまったので、自分達は敢て、誰もいないことにを利用したのと、目立っているからこそ見えないと言う島特有の雰囲気を逆に利用することを思い付き、龍神化しても誰も気付かったので、屋上と言う普通の人間では考えない方法で最上階に突入したのであった。
「ドン‼」
「貴様ら‼ 誰だ‼」
「あなたのような、者に名乗る名など、生憎、持ち合わせたいない‼」
「はしゃぎすぎた・・・」
「コステロ‼」
「そろそろ、舞台から降りてもらいたいんだけど?」
「やっちまえ・・・?」
「さっき、おまえの子分達は就寝している、しばらくは寝たままだ‼」
やはり屋上は見張りを置いてなかったので、コステロがいる部屋にそのまま真っ直ぐ廊下を突き進んで行き、襲い掛かってくるマフィアの構成員達をものともせず、素手で気絶させながら、コステロのいる部屋のドアを愛刀で斬り捨て、コステロとご対面を果たしたのである。
コステロは龍の仮面を被っている龍神化している龍美達を見るなり平然とした態度を取っていたが、内心では冷や汗を掻き、失禁寸前だったのである。
もちろんお約束のユーリ直伝の殺し文句を行って、降伏を求めたが、コステロは奥の手を隠し持っていたのである。
「うぃ~い‼」
「あはははは(*^^*)‼」
「ガタッ‼」
「ガッチャン‼」
「何だと(=゚ω゚)ノ<なんだと~‼」
「本気出すまでもない‼」
ネオン島らしく金ぴかの巨大蠏型兵器が現れ、コステロは死亡フラグを建設し始めて、龍美達が出現と同時に攻撃し、解体ショーと化していることすらわかないほど、龍美達が一斉に指パッチンをした瞬間、タダの鉄の山と化していたのである。
コステロはその場で尻もちをついて、絶叫していたのである。
「なんだよ‼」
「これは一体? あなた達は」
「誰ですか?」
「さっき会ったばかりなのに、覚えていないのか、この姿で会うのも初めてだったな、お・じ・さ・ん‼」
「はぁ?」
「久しぶりに聞き覚えの声がすると思ったら、ブラッドとはね」
「げ‼ 姉ちゃん‼」
ちょうど片付け終えた所にアイリス達が到着したのだが、龍神化している龍美達が居たので、ティナが誰だと質問したので、騎士王黒龍神の姿の龍月が仮面を外し、自分が龍月であり、そして、ブラッドの姪であることを明かしたのだが、ブラッド本人が気づいていなかった所に龍月の実母、明が姿を現したことでブラッドは気が付いたのであった。
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ナーペル逮捕!
ネオン島のマフィア、コステロは龍神化している龍美達の殺し文句で失禁してその場に崩れ落ちて、逮捕したところに、アイリス達が到着したのだが、事情を知っているアイリス達は気が付いていたが、龍神を初めて見る、ブラッド達はきょとんとしていたので、龍月が敢て気づいていない振りを辞めて、ブラッドに叔父さんと呼んだのである。
そこに、ちょうど、ツクヨミこと龍月の実母、明が姿を見せたので、ブラッドは顔を青ざめていたのであった。
「久しぶりに、一番上のお姉ちゃんに会ったていうのに、相変わらずなのね」
「お母さん、明が本名だよね?」
「そうよ」
「伯母さん‼」
「久しぶりね、ティナ」
「なるほど、通りで剣術が出来るわけね(´・ω・`)」
久しぶりの姉弟の再会を果たしたのだが、龍月は、母の名が日本特有なことに気が付いたので、聞いてみたら、明が、本名で、ブラッドは正真正銘の弟だと答えたのである。
そう、龍月とティナの関係は従妹同士なのである。
カッコつけの弟を見て、呆れていた明は、久しぶりの姪っ子との再会を喜んでいた所を見ていたファルファラは、ティナが剣術の手ほどきを受けていた理由がわかったのである。
「そう言えば、ナーペルは?」
「ユーリさん達がボコボコにしてますよ‼」
「そうだわ‼ 久しぶりに会ったんだし、家に来ない?」
「やったぜ‼」
「助けて・・・」
ファルファラが追いかけていた精霊ナーペルはもう既に部屋にはいなかったことを教えた龍美は付け加えで、ユーリ達がとっつ構えている頃だと教えたのである。
久しぶりに姪っ子と弟に再会を果たした明は晩御飯をご馳走するとティナとブラッドに言い、黒い蝶々が飛んでいたが、誰も気が付ていなかったのである。
龍美達がコステロを捕まえる数分前~
「さて、あとは、コステロに任せてと」
「ナーペル」
「‼」
「誰だ‼」
「はしゃぎすぎたな、ナーペル、そろそろ舞台からおりてくんねぇかな?」
「ボクを殺す気か‼ やってみろよ‼」
「悪いが、精霊の王直々にやるしかないようだな」
「そんな、嘘だろ・・・此処に居るはずがない・・・」
精霊ナーペルはネオン島のマフィア、コステロ達を捨て駒にして逃走を計ろうとしていたのだが、精霊の王である、綾瀬とあの姉である、ミュゼにはもうとっくにばれていたこともあり、ユーリがニバンボシ片手に、ジト目で殺し文句を行って迫って、ナーペルは泣きじゃくりながら、ユーリ達の手によって逮捕されたのであった。
こうして、ネオン島の激闘?を終えたのであった。
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100億の少女の地球
ネオン島での大立ち回りを行って、見事、マフィアと精霊ナーペルを捕まえた龍美達は茶熊学園の学生寮に帰って行ったのである。
明も遅れて私服で現場に到着し、久しぶりの弟と姪っ子に再会を果たしたので、
「にいさんはどうするんだ?」
「後片付けを終えてから行く‼」
「わかったわ、それじゃあ、行きましょうか?」
「久しぶりに明姉ちゃんの料理が食える‼」
「あれ? ファルファラは?」
「ファルファラなら、次元武偵の資格の取得に行ったわよ」
スーツを着こなしている如何にもどこか間違った愛の取り方をしてしまっている、ヴィンセントがやって来て、後から行くと告げて、獅子神家に行くことになったのであった。
ファルファラが姿を見せないので、ティナが気にしていたので、明が次元武偵資格を取得しに行ったと説明し、地球に帰ることになったのであった。
「なんじゃ、おまえさん、まだ、剣山みたいな髪型にしとるのか?」
「久しぶりに会って、そりゃないだろ」
「おじいちゃんも、相変わらずだね」
「ブラッド、聞いたぞ、悠馬の奴が壊した代金を払おうとしてたんだろ」
「それなんだけど、龍月達が、コステロ達を捕まえたから、払わなくていいって」
ブラッドとティナは夕飯をご馳走になるために獅子神家にやってきたのである。
もちろん、明の結婚式で、義兄にあたる、明の夫、龍雅とは男同士で気が合うようで仲良く会話を楽しんでいるのである。
明の妹で、ブラッドの姉に当たる、悠馬はネオン島で大暴れしたらしく、破壊していた物を弁償させられていたブラッドだったが、姪っ子の龍月達によってマフィアとナーペルが逮捕されたことで、弁償しなくてもいいようになったので、ようやく気が楽になったのである。
「久しぶりに、ゆっくりできるぜ‼」
「ったく、風呂に入れるくらいで」
「こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際だったんだぜ、こっちとは訳が違う‼」
「悠馬に喧嘩を売った馬鹿が悪いんじゃ‼」
ブラッドは、久しぶりにゆっくりできることを喜んで風呂に入っていたところに、義父の龍吉が意気揚々と風呂に入ってきたので、大袈裟だと言われたブラッドは感情を出しながら説明したのだが、龍吉は、悠馬に喧嘩を売ったバカが悪いと言い切ったのである。
そんなこんなで、男二人は風呂から上がるのであった。
「久しぶりの日本のお風呂だ‼」
「ティナ‼」
「天龍‼」
「もう、天龍」
「え~と?」
「あ、ボクは、天龍の義姉の、勇龍、よろしく」
ティナは久しぶりの獅子神家のお風呂を従姉妹の天龍達と満喫して、養子になっている勇龍と初めて会うので、勇龍が名乗ったのであった。
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夜が更けて
ティナは従姉妹で自分より背が高い天龍と一緒にお風呂を楽しんでいたのである。
そこに、勇龍が入っていたので、初対面だったこともあり、お互い自己紹介を行い、勇龍が養子であることを明かしたが、ティナは従姉妹が増えたことが嬉しかったのである。
「そう言えば、龍月さんは?」
「茶熊学園は全寮制だから」
「そうなんですか‼」
「ティナも茶熊学園から誘いがくると思うよ‼」
「はい‼」
ティナは龍月がいないことに気が付いたので、星龍が茶熊学園が全寮制であることを説明し、いつかはティナも茶熊学園から誘いが来るだろうと言ったのである。
ティナは茶熊学園から誘いが来ることを心待ちにしていたのである。
こうして、楽しい従姉妹の入浴が終わり、
「此処で寝てね」
「ありがとう、そう言えば、ゲイムギョウ界って、どんなとこ?」
「そうだね~、話すと長くなるし、明日、話してあげるね」
「うん‼」
ティナを現在茶熊学園で寮生活をしている龍月の部屋に泊まらせることにしたのである。
龍月に部屋は茶熊学園入学前から変わっておらず、いつでも龍月が帰ってきてもいいように、妹達で掃除をして、いつも清潔にしているのである。
ティナはベッドに座り、天龍にゲイムギョウ界はどんな所なのかと質問したのである。
天龍はゲイムギョウ界について話すには今日は遅いと言って、明日、話すことを約束したのである。
ティナの両親はどう言った理由なのか、新婚二十年を迎えた記念で旅行中だと言うので、しばらく獅子神家に居候することを決めたのである。
叔父のブラッドは飛行島の宿屋に寝泊まりすることになったのである。
こうして、ネオン島での戦いは幕を下ろしたのである。
コステロとナーペルはと言うと、
「くっそ~‼」
「このまま、終わったと思わないでね、ふあはは(*^^*)」
取り調べ後、調書を作成されて、近々、天界の裁判で被疑者として出廷し、そこで判決を言い渡されることになったのである。
現在、コステロの一見達共に留置場で拘束されているのである。
それから、翌日を迎え、
「龍美さん達‼」
「どうした‼ 敵襲か‼」
「いえ、龍美さん達に、折り入って、お話をしたい人が」
「わかりました」
いつもの日常に戻っていた龍美達にまた、次元武偵の仕事が舞い込んできたのである。
ゲオルグがカムイに敵襲かと聞かれたので、龍美達に話があると言う人物が来校していると言うので、龍美はカムイのそう用件を飲み、学園の学長室に向かったのであった。
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三か所、同時‼
ネオン島での一件から一夜が明け、ティナはしばらく獅子神家に居候することになり、ブラッドは飛行島に宿を取って生活を送ることになったのである。
龍美達はいつものように妹達と連絡を取り合い、次元武偵と学生生活を満喫していたのである。
そこに、カムイが血相を変えて、龍美達の居る場所にやって来て、至急、学長室に来て欲しいと言うので、龍美達は茶熊学園在学中次元武偵代表として、学長室に向かったのである。
その理由は、次元武偵に仕事を頼みたいと言うことだったのである。
「失礼します‼」
「元気にやってるみたいね」
「お母さん、どうしたの、仕事の話だよね」
「ええ、今日は、また、ある学校に行ってほしいの、明日までに終わらせてくれないかしら?」
「わかった‼」
「では、課外授業として、行ってくださいね」
「は~い、失礼しました‼」
「頼んだわよ‼」
「お願いしますから、わざわざ言いに来なくても、ギルドを通す成り」
「ここ最近、ギルドと犯罪者と繋がっていると報告されているから、むやみにギルドを通せないのよね‼」
「なるほど、分かりました」
「あの子達、元の世界に帰ったかしら?」
学長室に入った龍美達は入る否や、剣心がソファーで座っていたので、拍子抜けしてしまったのだが、すぐさま剣心から新たな依頼を二件受けることになったのである。
依頼書と依頼内容が記された書類を貰い受けて、龍美達は学長室を後にしたのである。
カムイはギルドを通すようにと剣心に抗議したのだが、剣心はギルドと犯罪者達が手を組んでいると言う情報を手に入れたので、むやみやたらにギルドを通せば、逆に犯罪に利用されるとカムイに言い、カムイは片隅に入れておくことにしたのである。
「今回の依頼は、破軍学園と」
「特地て言う所に派遣された自衛隊のお手伝いか」
「こっちは王立士官学園や」
「今回の依頼は三か所か」
「はい、ユーリさんはどこに行きます?」
「オレは、こっちに行くぜ」
「わたしはこっちだ」
「ちょうど、医者が別々になったね」
「おっさん、どっちに行こうか、迷う‼」
「レイヴンさん、ハリーの仕事はいいんですか?」
「大丈夫よ(#^.^#)」
依頼内容が記された書類を持って、所属している手芸部の部室のテーブルに並べて、茶熊学園在籍している次元武偵達が何処に行くかと話し合った結果、医者である龍美とジュードをなるべく別のパーティーメンバーにすると言うことを前提にした結果、無事に依頼内容に沿ったパーティーメンバーに分けれたのであった。
「出発は今日の授業が終わってから‼」
「解散‼」
出発を放課後に決めて、各自、授業に戻ったのであった。
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茶熊学園での隊長首席
龍美達はまた次元武偵達共に新たな依頼が舞い込んできたので、授業が終わり、部活が終わり次第、フラクシナスに集合となったのであった。
依頼期限は、今日から二日間なのだが、龍美達の戦力を考えれば、三か所に向かうことなど造作でないのであった。
龍美が破軍学園と言う学校に、黒鉄一騎と言う生徒と手合せと言う至って簡単な依頼にだが、油断は出来ないのである
恋龍がジュード共に特地と言うエルフなどが生活を送っている所に派遣された自衛隊の手伝いと言う、国家の部隊の手伝いとあって気が引けないのであった。
大龍が、王立士官学園と言う、ちょっと変わった学校での依頼らしいのだが、大龍曰く、行ってみた方が早いと言うことは確かなようである。
余った龍月は破軍学園に龍美と一緒に行くことになったのであった。
破軍学園に行くパーティーメンバーに、ユーリ、オウガ、シャルロット、マリ、カロル、ラピード、赤髪の少年、アイリス、キャトラと言う如何にも仕事に行くと言うより、手合わせをしに行く気満々と言う男くさいパーティーメンバーになってしまったが、後で、ティナも一緒に行くことになったのであった。
特地に向かうパーティーメンバーは、綾瀬、ミュゼ、レイア、シノンと言ったどう見ても女性が多い所にジュードが一人で行くのはいかんせんと考えたレイヴンが一緒に行くと言い出したのである。
王立士官学園に向かうパーティーメンバーは、ジュディス、エシリア、ツキミ、雷翔、シエル、ナナおれと少ないが、レイヴン曰く、アルヴィンが合流すると言うので、瑠美奈は龍美のパーティーメンバーに入ったのである。
そして、今日は、剣道場では、
「きぇぇぇぇぇ~‼」
「誰~?‼ 鶏か、チョコボ連れてきたの~‼」
「あ、申し訳ありません」
「なんだよ‼ イサミかよ‼ へんな声出すなよ‼」
いきなり聞こえて来た奇声に部活帰りの龍美達が通りかかったので、剣道場に入った所、イサミが竹刀片手に素振りを行っていたのである。
知らない人が聞いたら、鶏が鳴いているように聞こえてうるさいのであった。
「・・・・」
「ったく、今日はその格好か」
「誰だ‼」
「龍姫に聞いてけど、本当だったんですね、レイヴンさん」
「犬に続き、猫の鼻も誤魔化せんか」
「レイヴン殿」
「リィン‼」
「テルカ・リュミレース騎士団、隊長首席、シュヴァーン・オルトレイン、参る‼」
剣道場の奥の方からイサミとリィンが見たことのない緋色の鎧を身に纏った男が入ってきたので、龍美が龍姫から聞いていた通りに雰囲気ががらりと変わる、いつもはお調子者のスケベなおっさん、もう一つの顔は、テルカ・リュミレース騎士団、隊長首席、シュヴァーン・オルトレインなのである。
イサミとリィン、そして、ラウラも合流し、三体一と言う状況での手合せを行うことになったのであった。
ファルファラが出ません
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うひょひょ
部活帰りの龍美達がイサミの鶏のような掛け声を聞いて剣道場に入っただったのだが、リィンと竹刀で手合せをしていたようで、、そこに、テルカ・リュミレース騎士団の緋色の鎧を身に纏い髪を下ろした、スケベ丸出し、女好き、神出鬼没とないかといい話題が上がらないおっさん、だが、その面影はあまりなく、そして、真剣では何かと不味いので、竹刀を拝借し、イサミ、リィン、ラウラの三体一と言う状況で手合せを行うことになったのである。
以前、凛々の明星と龍姫達五人とやり合って、汗一つ掻かないで、一人で全て相手をしていた実力を発揮したことも考えて手加減無用あることは確かなのである。
「明鏡止水‼」
「はぁぁ‼」
「はぁぁぁ‼」
「二人とも、遅い‼」
「く‼」
「リィン、おまえは、何故、本来の能力を、使おうとしない」
「‼」
イサミは納刀の構えを取った瞬間、オーバーリミッツのようなオーラを身に纏い、カウンターだと気付かれてしまい、リィンとラウラが二人同時に攻撃を仕掛けたが、あっさりと交わされて、リィンがひた隠しにしていたことを見抜いてしまったのである。
リィンは自分の能力で暴走することを恐れるがあまり、剣術の授業でも手を抜いてし待っていたのである。
能力の制御は出来るのだがそれは100%ではない。
そう、今、三人の目の前にいる男は、全力を出し切ることでしか勝つことが難しい相手である。
「リィン殿‼」
「けど‼」
「何故、ためらう、誰にでも、怖い物がある、男なら、暴走してこそだ‼」
「おっさんがそれ言っちゃ、ダメだろ(´・ω・`)」
イサミはリィンがオーバーリミッツを使わないのは自身の能力で制御できなくなり、誰かを傷つけてしまうことを恐れていることに今さっき、シュヴァーン・オルトレインの言葉で理解したのだが、リィンがそのことで迷っていたのであった。
シュヴァーン・オルトレインは、何故、自身の能力を恐れるのだと、問いかけたのである。
「今日は、ここまでだ‼」
「ありがとうございました‼」
「さてと、行かないと‼」
「ぎゃははっはあ(*^▽^*)」
「イサミさんの呪いが‼」
「シュゴウ、待って、果てしない空を行く~翼を~♫」
シュヴァーン・オルトレインことレイヴンはタイマーのアラームが鳴ったので、竹刀を納めて、立ち去ったので、イサミ達は立礼をしたのである。
その直後、酒呑童子に掛けられた呪いでイサミが酒を飲んでいないのにも関わらず、酔っ払い出したので、シズクの相棒のシュゴウがやってきたのだが、龍美がシュゴウを止めて、清めの歌を歌ったのである。
「また、情けない所を」
「別に気にしないでください、それと、酒呑童子に掛けられた呪いはもう大丈夫ですよ‼ それでは行ってきます‼」
「この恩義はいつか、返させていただきます、龍美殿」
イサミはあまりに恥ずかしい姿を見せたことを悔いていたので、龍美が気にしないでいいと言って、剣道場を出て行ったのであった。
そう、龍美が、今まで何をやっても解除できなかった酒呑童子に掛けられた呪いをいとも簡単に解除してしまったことで借りが出来てしまったイサミは借りを返すこと誓ったのであった。
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流石に、それは・・
イサミの酒呑童子に掛けられた呪いは片付いたが、リィンの問題はリィン自身が一番わかっていると思うと龍美は察し、集合場所であるフラクシナスにやってきたのだが、
「キャ~‼」
「大龍が、増殖したぁぁっぁ(;゚Д゚)‼」
「違う‼ 武龍お姉ちゃん‼」
「うるさいですよ‼」
「それじゃあ、行きましょう‼」
「ちょっと‼」
大龍の実妹、武龍が、明が組織からヘッドハンティングで次元武偵としてメンバーに入ることになったファルファラの、大龍が少しだが、あの時に魔力を分け与えたことで、少し大きなった胸を背後から鷲掴みにしていたのを見た、ブラッドが大龍が増殖したと騒ぎ出したので、礼龍が武龍だと言ったのである。
ティナ達にアドリビトム組も駆けつけてくれたので、テレプールに飛び込んで、各自、担当の現場に転送されていったのである。
「此処が、破軍学園の屋上か‼」
「嘘‼ 人が空から‼」
「驚かせちゃったみたいだね、ボクは、鳴流神、龍姫、よろしく」
「オレは黒鉄一騎、よろしく」
「ステラ・ヴァーミリオンよ、よろしくね」
「オレは凛々の明星のユーリ・ローウェルだ‼」
フラクシナスから、転送した龍美組は、目的地の破軍学園の屋上に転送すると言う、普通の人なら校門前に転送するのだが、今回は急ぎの依頼なので、屋上に転送してしまったので、屋上にいた破軍学園の生徒は驚いてしまったのであった。
確かに、空から人が、数人、転送されて来たら誰でも驚くは当たり前なのである。
龍姫がいきなりの登場で驚かせてしまったことを謝罪し、自己紹介をしたのである。
破軍学園の生徒、黒髪の短髪の男子生徒、黒鉄一騎が自己紹介をしたので、赤い髪をツーサイドアップに結っている制服でいくらか着痩せしているが、身体つきは良い、ステラ・ヴァーミリオンも名乗ったのであった。
その後、ユーリ達も自己紹介をしたのである。
「いきなりなんだが、手合わせをして欲しいらしいって聞いたんだが?」
「でしたら、こっちです‼」
「おう、ありがとな」
オウガが単刀直入で依頼のことを質問し、黒鉄一騎達はオウガが学生だが年上であることに気づいたので、とりあえず、依頼内容の確認のために理事長室に案内されることになったのであった。
スキット:出迎え
ユーリ「此処が破軍学園か、どんな野郎が出迎えてくれると思ったが」
龍美「まさか、好青年とこんな美少女なんってね、大龍、連れてこれば良かったかな」
一騎「大龍?」
龍姫「大龍さんは、お姉ちゃんの幼馴染みなんだ」
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模擬戦
破軍学園にやってきた龍美達一行は、理事長に依頼内容を聞くため、破軍学園の生徒、黒鉄一騎とステラ・ヴァーミリオンの二人に案内されてやってきたのである。
「入れ‼」
「失礼します‼」
「よく来てくれた、わたしはここ、破軍学園の理事長をしている」
「茶熊学園から来ました、鳴流神龍美です、今日は依頼が破軍学園から寄せられたので、ご挨拶をしに来ました」
「依頼と言っても、手合わせをしてもらう、黒鉄‼ 案内しろ」
「はい‼」
黒鉄一騎が理事長室の扉をノックし中から入るように言われたので、入ったのである。
中に入ると、理事長らしい女性がおり、龍美が依頼を受けることになったことを説明し、依頼書に記されている通りに、破軍学園の生徒と手合せを行うことになり、黒鉄一騎が理事長にある場所に案内するように指示を出して、黒鉄一騎が龍美達をある場所まで案内することになったのである。
「ここ、闘技場?」
「そうです」
「ここ、地球だよな」
「はい」
龍美達が案内された場所は、大きなドームに、真ん中に円形のバトルフィールドが設置されている場所に案内されたのである。
どうやらそこは破軍学園の生徒達が日々、ランクアップの戦いを繰り広げている場所であった。
龍美達がこの闘技場で手合せをすることになったので、誰が一番先に行くかと話していたら、
「知らねぇ、顔が居ると、思ったら、他校の連中かよ‼」
「誰だ?」
「悪いが、おまえ達に名乗る気はねぇ‼」
「今日の模擬戦の人?」
「そうだ‼ 良いぜ、アンタがオレとやるんだな」
「やばい奴に絡まれちゃったわよ‼」
「大丈夫だろ、龍姫のことだ」
サングラスを掛けた茶髪の男が姿を現したのであった。
出てくるなり、依頼でやってきた、龍姫達を見るなり、絡んできたのである。
龍姫が、模擬戦の相手をすることになったのである。
「さて、軽く遊んでやるぜ‼」
「お願いします‼」
「いいの‼」
「龍姫の剣技、あまり見たことねぇな」
「そうですね」
龍姫が、サングラスの生徒の相手をすることになったので、バトルフィールドに立って、愛刀「絆龍」と次元断「蒼虎」と匕首の脇差を実体化して、そのうちの一振りの柄に手を掛け、サングラスの男が背骨のような蛇腹剣を実体化させてきたのである。
ステラは龍姫に任せていいのかと、観戦する気満々の次元武偵一行を見て、怒鳴っていたのだが、オウガが龍姫の剣技を見てみたいと、興味津々だったのである。
「日本刀か、オレの得意分野だぜ‼」
「そうですか、始めましょうか」
試合開始のアラームが鳴って、模擬戦が始まったのであった。
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猫の皮を被った龍‼
急遽、サングラスを掛けた男と模擬戦をすることになった龍姫は、愛刀の大小四刀を装備し、抜刀術の構えに構えたのである。
サングラスの男は背骨のような歪な形の剣を取り出し、肩に担いだのであった。
そして、
「始め‼」
「さぁ‼ 侍はオレに・・・」
「へぇ~、なるほど、反射速度は申し分ない、けど、それは」
「ここでならばな」
「ガタッ‼」
「え・・・‼?」
模擬戦の開始の合図のアラームが鳴った瞬間にサングラスの男が、袈裟斬りに龍姫に斬りかかって来た瞬間に、サングラスの男の剣が変形したのであった。
そう、黒鉄一騎が苦戦したと言う相手だったのである。
だが、龍姫も、あらゆる世界をまたにかける侍の一人である以上、このような攻撃は見切れて当然であった。
サングラスの男は相手である龍姫のスピードと言うより、縮地と言う古流武術を見抜けなかったかったのか、持ち前の反射速度で龍姫の初撃である、テルカ・リュミレース騎士団、現団長、フレン、リーゼ・マクシアの覇王、アースト・アウトウェイことガイアス、そして、凛々の明星の黒衣の断罪者、ユーリの折り紙付きの神速の抜刀術を紙一重でかわし、カウンターを入れるつもりだったが、そこに龍姫はいなかった、はじめから抜刀術を囮にした、鞘による二段構えの攻撃、そう、龍姫は、母、剣心が使う、必ず人を斬る、普通の人間ならば奥義さえ修得出来ずに死んでいくと言われる流派、「飛天御剣流」も奥義までとはいかないが、修得していたのである。
サングラスの男は持っていた剣で、龍姫の鞘の二連撃目を防いだが、もちろんこれも会えて防がしたのである。
なんと、サングラスの男が持っていた方の剣が木端微塵に砕け散ってしまい、龍姫は納刀し、
「まだ、やりますか?」
「おい、嘘だろ・・・この天才のオレが・・・こんな・・・奴に・・・」
「いい加減にしろ、これがおまえが知らない現実ってもんだ」
「あの子、いくつ
「絶対、いかさまだ‼」
「そうですか、では、魔神剣‼ これでもいかさまだと思いますか?」
「しょしょ。勝者‼ 鳴流神、龍姫‼」
「ふぅ、相手が悪かったですね」
龍姫はいつの間にか、フェイトから譲り受けたインテリジェントデバイス「バルディッシュ」をハルバードの状態でサングラスの男に突きつけて、降伏を命じたのだが、男は自分の負けを認められないと言う態度を示したので、龍姫は、バルディッシュを一瞬で二刀の黒い日本刀に変形し、サングラスの男の背後の壁に向かって、斬撃を放ち、破壊したのであった。
そして、龍姫の勝利が決定したアナウンスが入って模擬戦を終えたのであった。
ステラ・ヴァーミリオンはとんでもない人物達に出会ってしまったことに驚くしかなかったのであった。
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最弱VS黒衣の断罪者
サングラスの男の自身の才能にうぬぼれたことを見抜いていた龍姫は、黒鉄一輝が苦戦したと言っていたのにも拘らず、数秒で片付けて、納刀し、バルディッシュをハルバードから二刀の日本刀に分離し、力の差を見せつけたのであった。
「何よ、あの強さは」
「さてと、オレと、模擬戦をやってください」
「良いぜ、ぶつけて来い‼」
「はい‼」
「あの~あの人、鞘捨ててますけど・・・」
龍姫の実力に到底届かないことを思い知ったサングラスの男はそのまま戦意喪失してしまい、気を失って、失禁してしまったのである。
龍姫はいつものマイペースぶりで武器を粒子化して、観客席戻るために、壁をジャンプで飛び越えてきたので、ステラ・ヴァーミリオンは驚くしかなかったのである。
龍姫の戦闘術を目の当たりにした黒鉄一騎は、ユーリに模擬戦を申し込み、ユーリもやる気満々でバトルフィールドに降り立ったのである。
黒鉄一輝が、漆黒の日本刀を実体化して正眼に構え、ユーリはいつのやっている柄を逆手に持って、横に薙いで、慣性の法則により、鞘はそのまま横に飛んで行き、しまいには、バトルフィールドの外に落ちてしまったのであった。
ユーリは何食わぬ顔で、愛刀「ニバンボシ」を軽く放り投げて、順手に持ちかえて、利き手である、左手で柄を持ち、肩に担ぐように半身に構えたのである。
ユーリの鞘飛ばしを初めてみたステラ・ヴァーミリオンは呆れるしかなかったのである。
「オレの
「男ならしゃんと構えろ‼」
「スゴイ、あの人の余裕な雰囲気は」
「ユーリはいつもあーなんだよ」
「試合、開始‼」
黒鉄一輝は最弱を以って相手をするとユーリに意気込みを語り、愛刀を構えたのである。
だが、ユーリに喝を入れられることになったのである。
ステラ・ヴァーミリオンはユーリの余裕の態度が崩れないと言うより、戦いを本気で楽しんでいる雰囲気が信じられないのである。
オウガはユーリが誰だろうとあの余裕の態度を崩さないと説明したのである。
ユーリに年功序列と言う概念が全くないので、ナイトハルト相手にタメ口で話すと言う言動で、ナイトハルトと刃を交えることなることがあるが、幾多の戦いを潜り抜けてきたユーリの足元にも及ばず、いつも、保健室行きにされると言うのであった。
そして、模擬戦開始のアラームと実況者の合図が鳴り響いたのであった。
「はっぁぁ‼」
「うそ、動かない‼」
「蒼破‼」
「え‼」
試合開始共に、先に仕掛けたのは黒鉄だったのだが、ユーリが微動だにしないでその場でニバンボシを振り上げた瞬間、放たれた疾風の斬撃をまともに受けてしまい、黒鉄は蹲ってしまったのであった。
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紅き少女の決意
破軍学園の生徒、黒鉄一輝と、黒衣の断罪者と言う二つ名を龍神から付けられた男で、茶熊学園の現在生徒である、ユーリが模擬戦を繰り広げたいたのである。
その模擬戦も、
「どうした、まだ、やれるだろ?」
「さっきの子と同じ・・・」
「ユーリさんも幾多の戦いを経験してる」
「勝者‼ ユーリ・ローウェル‼」
「いつでもリベンジは受けるぜ‼」
「はい」
ユーリが放った斬撃を受けて蹲ってしまった黒鉄一輝の戦闘不能とみなされて、実況席からのユーリの勝利が決まったことを告げる模擬戦終了のアラームが鳴り響いたのである。
自身の勝利が言い渡されたユーリは、黒鉄一輝の敬意を表して、手を差し伸べて、黒鉄一輝は差し出された手を掴んで立ったのである。
また再戦を約束してバトルフィールドから降りたのである。
「ありがとうございました‼」
「いつでも、オレは空いている」
「バイパーさんは、こう見えて、寂しがり屋さんだから」
「そうなんですか・・・」
黒鉄一輝達は依頼で模擬戦の相手をしてくれた龍美達にお礼を言い、双剣士であるバイパーはいつでも相手をしてやるとスケジュールは空いていることを黒鉄一輝に教えたのだが、黒鉄一輝が顔をこわばってしまったので、龍美がバイパーが寂しがり屋であると教えたのであった。
依頼が終わったので、龍美達は仲間達の応援に向かおうとした矢先、
「ちょっと‼」
「どうしたの? ステラ」
「わたしも、あなた達のように、強くなりたい、だから‼」
「よく、言ったわ‼」
「誰Σ(゚Д゚)!?」
「わたしは、鳴流神、剣心。この子達、龍美達のお母さんよ」
「お母さん・・・・えぇぇっぇえΣ(゚Д゚)‼」
ステラ・ヴァーミリオンは、龍美達を呼び止めてきたので、龍姫がどうしたのかと尋ねたら、ステラは、自分も、龍姫のように強くなりたいと言い出したのである。
そのまま、続けようとしたのだが、それを遮るように、鳴流神家の母、剣心が、いつものジーパンに白いシャツと言う、本当に天界の女神の最高官位の天照大御神なのだと言いたくなるくらいな、ラグナ顔負けのラフな服装に、姉妹に見間違えられるほどの、容姿と言う姿で観客席からゆっくりと歩いて現れて、龍姫達が居る場所にやってきたのである。
剣心が自己紹介をしたところ、黒鉄一輝一行は只々、剣心が鳴流神兄妹の母であると言う事実に、絶叫し、しばらく言葉が出なかったのである。
「もう、驚くことないじゃない、ステラ」
「はい」
「それじゃあ、一輝君だっけ、あなたも一緒に来なさい」
「はい」
「仲間が増えちゃった」
「歓迎するぜ‼」
こうして、また仲間が増えたことを喜んでいた龍姫達であった。
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ストーンハンター‼
破軍学園での依頼を終えた一行が仲間達の応援に赴こうとしたのだが、ステラ・ヴァーミリオンが龍姫達のような強さが欲しいと言ってきたので、それを、いつからいたのかと言うタイミングで剣心が現れて、黒鉄一輝一行は、目の前の人物が、とても、ユーリと同じ年頃の息子が居るとは思えず、剣心が鳴流神兄妹の母と名乗った瞬間、絶句して、何も言えなかったのである。
もちろん、黒鉄一輝も仲間に加わったのである。
「そうと決まれば、稽古ね、わたしが付きっ切りで付けてあげたいのは山々なんだけど」
「それだったら、あたしがやってあげるだわさ‼」
「あ、ビスケさん」
「え~と」
「いきなりの登場で、ごめんだわさ、アタシはビスケット・クルーガー。略して、ビスケだわさ、今日からアンタ達の師匠になるだわさ‼」
「こう見えて、おばあちゃん、なのよ」
「えぇぇぇΣ(゚Д゚)‼」
「ビスケ‼」
「あ、ちょうどいいところに、あの子達も一緒にアンタ達と一緒に修行する仲間だわさ‼」
黒鉄&ステラ「お願いします‼」
「それじゃあ、ボク達は、恋龍辺りに応援に行くよ‼」
「ボク達は、大龍のところへ」
剣心が都合が悪かったので、困っていたら、偶然、異世界から迷い込んでしまったパティとシャオフーと同じ見た目は金髪の女の子なのだが、中身ちゃんとした大人で、下手すると、ローエンより年上になる、念能力の使い手にして、宝石などを探す、ストーンハンター、ビスケット・クルーガーが颯爽と現れたので、ビスケがおばあちゃんくらいだとキャトラがばらして、黒鉄一輝一行は驚いてしまったのである。
黒鉄一輝一行の念能力の修行が幕を開け、そこに、幼いカロルくらいの少年二人も合流し、一緒に修行を行うことになり、龍姫達は、二手に別れて、応援に向かったのであった。
「此処が、特地か?」
「とりあえず、自衛隊の基地に向かおう」
「そうだな」
一方その頃、恋龍の部隊は無事に自衛隊の特地基地付近にとうちゃくしたので、目的の自衛隊の基地に向かうことになったのである。
アドリビトム組は星也・クリス・ヴェイグ・ティトレイが駆けつけてくれたのである。
スキット:自衛隊
ティトレイ「なぁ、自衛隊ってどんな奴らなんだよ?」
恋龍「簡単に言えば、国を守る軍隊だな、だが、自分から戦争は仕掛けない」
ヴェイグ「なぜ?」
ジュード「確か、日本には戦争法ってのがあって、それで自衛隊の仕事が決められてるんだよ」
綾瀬「なるほど、正当防衛がモットーなのだな‼」
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自衛隊の基地での亜神
龍美達が依頼を完了したので二手に別れて、応援に向かうことになったのである。
それから遡るって、龍美達が目的地である破軍学園の屋上に転送し終えたと同時に、特地の自衛隊の基地付近に降り立ったのである。
なぜ、自衛隊の基地に降り立たなかった理由は、いきなり転送した場合、敵とみなされると言う冷静な恋龍と推理力があるジュードの提案だったのである。
同行してくれているのは、飛行島で知り合った、
「あは~ん‼ 待ってなさい‼」
「カティア、お願いだから(=゚ω゚)ノ」
「おいおい、大丈夫なのかよ‼」
自称、天才科学者である、自らの肉体も定期的に薬を投与しないと保てないが、恋龍と変わらないほどの肉体を維持している、カティアも研究の一環として同行してもらうことになったのだが、アドリビトムにいるおなじ自称天才科学者、ハロルドの一件もあって、ヴェイグとティトレイは警戒を解く気にはなれなかったのである。
もちろんのことながら、ヴェイグは愛用している大剣を背負っているので当たり前で警戒されることになるので、徒歩での移動になっているのである。
「すいません‼」
「伊丹~‼ 誰か来たわよ~」
「あれ、たしか、ロウリィさん?」
「あなた、どこかで見たと思ったら、久しぶりね、お嬢ちゃん」
「どうした?」
「(ロウリィさんがいるし、此処は)天界の龍神、緑龍鬼神、御子神、恋龍と言います‼」
「龍神? ってことは」
「うふふ、そのとおりよ、この子はまだ龍神として覚醒したばかりの龍神、わたしの知り合いの子よ」
無事に何事もなくゲートと呼ばれる門前に陣取っている自衛隊の基地に到着したので、恋龍が近づくと、そこになんと、見慣れた人物がいたのである。
鳴流神家と同じ黒髪にゴスロリ調の服を着用し、身の丈以上のハルバードを片手に持って歩いて来たのである。
そう、恋龍がまだ幼い頃、会っていた母の知り合いで、亜神と言うロウリィだったのである。
ロウリィは恋龍の成長した姿を見て、すぐわかったらしく、自衛隊基地で頼れる人物をすぐ呼んでもらうことにしてもらったのである。
恋龍は久しぶりの先輩女神との再会に胸躍っていた所に緑の迷彩柄の如何にも自衛隊員とわかる制服とヘルメットを装備した、アーストと同じくらいの年頃の男性自衛官がやってきたので、恋龍は、ロウリィがいることもあって、自分が龍神であることを明かしながら、名乗ったのであった。
恋龍が龍神であることを聞いた男性自衛官は、ロウリィに思わず質問したのであった。
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いざ‼ イタリカへ‼
特地と呼ばれる異世界の自衛隊の基地に手伝いにやってきた恋龍一行は思わぬ出会いをしてしまったのである。
それは、黒髪の亜神、にして、大龍が振るう斧と同じくらいのハルバードを軽々と降ります見た目のロウリィ・マーキュリーに遭遇して、恋龍と綾瀬達が正体を隠す必要がなくなってしまったので、恋龍は、龍神であると、綾瀬姉妹は、精霊で、綾瀬が精霊の王であると言うことを証明するため、
「出て来い‼」
「なんです?」
「我が主、どうした?」
「綾瀬~」
「どうしたの~」
「何だ‼ この幽霊は‼」
「なるほどね、地水火風の四大精霊ね、間違いないわね」
「今日は、ここで手伝いをすることになったんですが?」
綾瀬が徐に命令を下すと、四体の精霊が周りを囲むように現れたのである。
自衛官、ロウリィが信頼をおいている、伊丹は、驚いてしまったのであった。
ロウリィは間違いなく、綾瀬が精霊の王であると証明したのである。
恋龍は基地での手伝いを天界から依頼されて来た者だと答えたのである。
「マスター‼」
「どうした‼」
「イタリカで、戦闘が、直ちに‼」
「どうした?」
「それが、イタリカで、どうやら救援要請が」
「わかった、行って‼ 恋龍‼」
「ああ、クロスキャリバー‼」
「うふ、いい乗り物ね、乗せてもらうわよ‼」
「ちょっと‼ 待ってくれ‼」
「こっちの大将は、わたしが請け負う‼」
恋龍が早速指揮を取り、指示を出しながら特地基地の自衛隊の手伝いを行っていたのである。
医者であるジュードは医療現場へ向かい、そこで自分より背の高い女性に遭遇し、軽くへこんでしまったのだが、気を取り直して、医務の仕事を手伝い、ほかの者達は、自分の得意分野で作業を行っていたのである。
そこに、恋龍のインテリジェントデバイス「奉先」に特地の国「イタリカ」と言う如何にも地球のヨーロッパのイタリアと読み違える国が、戦闘を強いられているようで、至急、向かってほしいと、連絡を受けた恋龍を察したジュードは行くように言い、恋龍は、綾瀬に代行をお願いし、紋章機「クロスキャリバー」と言う橙色と白の塗装が施された万能戦艦を呼び出し、飛び乗って、ロウリィも続けて乗り込んで行ってしまったので、自衛隊員たちは待ってくれと言ったが、もう既に、恋龍とロウリィを乗せた紋章機は、助けを求めている、イタリカに飛んで行ってしまったのであった。
「そう言えば、恋龍、あなた、龍神に変身すればよかったのでは?」
「そうしたのは山々なんですが、あまり力を使いたくないので」
「なるほど、わかった」
救援要請があったイタリカに向かっている紋章機の操縦席で操縦している恋龍に、後の座席に座っているロウリィは、何故龍神化で飛んで行かないのかと、聞かれた恋龍は、龍神化で飛んで行くと妖力を使うので、温存したいと言い、ロウリィは納得したのであった。
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イタリカ救援
恋龍はイタリカと言う如何にも、地球のヨーロッパのイタリアと言い間違えそうな国が何者かと戦闘を繰り広げていると救援要請が入ったので、ロウリィと一緒に紋章機に乗り込み、大急ぎで向かっていたのであった。
「さて、行きましょう‼」
「あなたの戦い方を見せてもらうわよ‼」
恋龍は、紋章機から降りて現場であるイタリカの王城付近に到着したのだが、目に入ってきた光景は、とても見れた物ではなく、地獄絵図と化していたのである。
近くに倒れていた者に声を掛けたが時すでに遅しで、返事がないまるで屍のようなと、飛行島で知り合った、機械龍の方がマスターであると言うアンドロイドお少女、アジルスが言うことが目の前で起きてしまったのである。
もう、やるべきことはわかった恋龍は、アイテムパックから、愛車の戦闘バイクを取り出し、戦場の真っ只中を走り抜けることにしたので、ロウリィも恋龍の背後に乗り込み、敵将が居るであろう本丸に向かったのである。
「何だ?‼」
「退け‼」
「なんだよ‼今度がへんな馬に乗った奴が」
「おまけに亜神まで‼」
「恋龍、殺しちゃダメなの?‼」
「お願いしますから、敵とはいえ殺さないでください‼」
恋龍の戦闘バイクが騒音を出しながら戦場を駆け抜けて行っており、それに気付いた反乱軍であろう一団は逃げ惑うので、戦いで快楽を得るロウリィは恋龍に怒っていたのである。
「此処が、本丸か?」
「やっとね」
「ほう、ふたりだけとは」
「一気に片付けた方がいいみたいですね‼ セットアップ‼」
「へぇ~それがあなたの龍神の姿なのね」
「結界展開完了、無殺傷地帯です‼」
「思う存分やらしてもらおうかしら(^_-)-☆」
「やっちまえ‼ 野郎ども‼」
なんとか敵将が陣取っている城の本丸前に辿り着いたのも束の間、そこには反乱軍の敵兵が両刃片手剣に、槍に、斧など各種武器を持って、殺す気満々と言う雰囲気だったので、恋龍は、いつも時空管理局が使っている無殺傷にする結界を城全体に張って、緑龍鬼神と化して、ロウリィも戦闘モードに入り、片っ端から斬り抜けて行くことになったのであった。
「ピニャ様‼」
「どうした‼」
「はい、亜神らしき人物二人が、城内で反乱軍と戦っているようで、この結界はその亜神が張った者とのことです‼」
「わかった、下がっていい」
「はは‼」
「緑の一団は門の所か」
恋龍とロウリィが戦っているイタリカの王女、ピニャと呼ばれた赤髪の女性に、部下であろう兵士が恋龍が結界を張ったことを告げて、部屋を後にしていったのであった。
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緑龍鬼神‼ 神楽堂恋龍‼ 爆参‼
特地の帝国と呼ばれている国、地球で言う、ヨーロッパのイタリアに一文字違いのイタリカから救援に向かうようにと連絡が入った恋龍は、小柄な体格にも関わらず、大龍と同じ大きさのハルバードを振るう黒髪の長髪に、ゴスロリ調の服と言う萌え要素ばかりの存在の亜神、ロウリィ・マーキュリー共に助太刀に参戦し、恋龍は、緑に、真紅のメッシュの一本結びの龍神に変身し、愛槍「日本号」が半月の刃が窪んでいる方が外向きについているハルバードに似た、「方天画戟」と言う物に変形し、無殺傷の結界を王城全域に張って、問答無用に反乱軍を倒して行ったのであった。
「旋風槍‼」
「あなた、一気に口数が減るのね(=゚ω゚)ノ」
「逃げるぞ(゚Д゚)ノ‼」
「逃がさない・・・」
「ぎゃぁぁぁぁ(゚Д゚)ノ‼」
たった二人の龍神と亜神が助太刀に加わっただけだと言うのに、反乱軍の軍勢がみるみる、気絶して行き、敵将がそこまで来ていると言う状況までやってきたのである。
龍神化すると変身前の男勝りの雰囲気が嘘のように、大人しい性格になり、まるで別人で、口数がいい気に減っているが、戦闘力が向上している恋龍にロウリィ・マーキュリーも驚きながら得物のハルバードを振るっていたのであった。
反乱軍は二人に恐れをなして逃げ出したが、龍神化している、恋龍から逃げれる訳がなく、一秒と持たずにとっ捕まり、気絶させられていたのであった。
降伏する者は手を出さず、その場でバインドし、拘束し、
「急ぐ」
「キャ‼ あなた、なるほど、空を飛べるのね」
「こっちに向かってくるぞ‼」
「空飛んでる~Σ(゚Д゚)‼」
大方周りの反乱軍を制圧した恋龍は、一気に片付けるために、ロウリィ・マーキュリーをお姫様抱っこして、敵将の下に向かったのである。
龍神化で一応、飛行能力を得ているのと、バリアジャケットを着用しているのだが、一応、ロウリィ・マーキュリーをお姫様抱っこしている状態なので、あまり速度を上げるわけにはいかないのだが、高台で見張りをしていた兵士が空を飛んでいる恋龍を見て、驚いてしまったのであった。
一方その頃、自衛隊基地では、
「ねぇ、ねぇ‼」
「押さないの‼」
「は~い‼」
「若いって、素晴らしいね!(^^)!‼」
「おいおい、アンタが言ったら、オレはどうなんだよ?」
避難民の子供たちの相手をレイアたちがしており、面倒を見ていたのを、レイヴンが呑気に見物しながら、若いって素晴らしいと言っていたら、自分よりも年上の自衛隊員にオレはどうなんだよと言われてしまったのであった。
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もしかして・・・
イタリカ奪還戦に赴ている恋龍とロウリィが戻って来るまでの間、特地基地で活動を行っていたジュード達は、一息ついていたのであった。
「済まないねぇ」
「いえいえ、別に気にしないでください」
「そうです‼」
「それにしても、君、ちっこいのに、医師免許持ってるとは、いくつだ?」
「十六です」
「え・・・・」
「どうして、黙っている?」
基地の一角で恋龍が前もって作り置きしてくれていたクッキーを食べながら緑茶などを飲んでのだが、そこに、若い男性自衛官とベテラン自衛官と、伊丹がやってきたので、一緒にお茶にしていたのである。
そこでジュードのことが話題になり、その中で、ジュードの実年齢のことが上がったので、ジュードは正直に、龍姫達と同じ十六であると答えたのだが、聞いた自衛隊員一同が固まってしまったので、綾瀬が天然ボケを炸裂させながら、恋龍が作ってくれたお菓子をバクバク食べて、烏龍茶が入っている2ℓのペットボトルを堂々と、ラッパ飲みで何食わぬ顔で、飲んで、何故、自衛隊員が固まっているのかと、気づいたのであった。
「まさか‼ キミの国では、飛び級が許されているのΣ(゚Д゚)‼」
「はい、ある程度成績があれば」
「と言うことは、今は研修医と言うことでいいのか?」
「え~と、今は医学者で、茶熊学園で医学の勉強をしています」
「なるほど、つまり、もう研修医の期間が終わって、今は学生をしながらの医学者と言うのでいいんだな」
ジュードの生まれ故郷である世界リーゼ・マクシアでは、優秀者は飛び級が求められていることに伊丹が驚き、ジュードは照れながら答えたのである。
一方その頃、
「おまえが・・・」
「一番上の人でいいの?」
「嘘だろ‼ あんだけいた兵が、たった二人に(=゚ω゚)ノ‼」
イタリカで反乱軍と戦っていた恋龍とロウリィは問題なく反乱軍が陣取っている場所に到着していたのである。
そこに椅子に座った男が剣を構えたのだが、恋龍とロウリィは放つ独特な雰囲気に飲まれていたのか、物凄い冷や汗を掻き始めて、腰が引けており、部下を呼ぼうとしたのだが、ここに来る際に恋龍とロウリィが片付けてしまったので、呼んでも、アジルスの言葉を借りるなら、返事がない、ただの屍の様だ、が当てはまるくらいに気絶させてきたので、目を覚まして此処に来てももう手遅れなのである。
「お願い‼ 殺さないでΣ(゚Д゚)‼」
「どうしようか・・・?」
「一思いに、槍ですか?」
恋龍&ロウリィ「NO‼ NO‼」
「斧ですか?」
恋龍&ロウリィ「NO‼ NO‼」
「もしかして、両方ですかΣ(゚Д゚)‼」
恋龍&ロウリィ「YES‼」
「ぎゃぁぁぁΣ(゚Д゚)」
反乱軍の敵将は命乞いをし始めて、一思いに槍かと質問し、恋龍&ロウリィは違うと答えて、次の質問でも違うと答えて、両方かと聞かれて、その通りだと言い、二人同時に自身の得物でぶっ飛ばして気絶させたのであった。
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イタリカの王女・・・
反乱軍の大将を倒した恋龍&ロウリィはイタリカを奪還して見せたのであった。
「恋龍、申し分ないくらいには強くなったみたいね(#^.^#)」
「うん・・・」
「おい‼ そこの亜神‼」
「ん?」
「少し、話がある‼」
「わかった・・・」
ちょうど、イタリカの兵士がやって来て、恋龍&ロウリィに話があるとことなので、恋龍&ロウリィは素直に付いて行くことにしたのである。
恋龍は元の姿に戻りたいのだが、流石に兵士の前ではまずいので、仕方なくそのまま連れていかれることにしたのである。
恋龍は得物の方天画戟を粒子化して、抵抗する意志がないことを示していたのである。
ロウリィは恋龍が得物をいとも簡単に粒子化して、してしまったことに興味を持ってしまったので、後でやり方を教えてもらうことにしたのである。
恋龍も、飛行島で知り合った、槍使い達に、敵の攻撃するタイミングで結界を張って防御するテクニック「ジャストガード」も出来るようになっていたので、魔力と妖力の回復だけではなく、恋龍のソウルボードで修得した能力でジャストガードが成功した際に、自身と味方も回復すると言うとんでもない能力を得てしまったのであった。
そんなことはさて置き、
「陛下‼ 亜神のお二人をお連れしました‼」
「うむ、ご苦労、あなた様のご活躍、しかと拝見さえていた抱きました‼ わたしはイタリカの王女、ピニャ・コ・ラーダと申します‼」
「わたしとは初めてじゃないしね」
「では、そちらの亜神の者の名は何と申す?」
「わたしは・・・ボクは、超神次元ゲイムギョウ界、リーンボックス次元武偵所支部、所長兼茶熊学園イクラ組所属、神楽堂、恋龍だ‼」
「どう言うことだぁぁっぁあΣ(゚Д゚)<全くの別人ではないかΣ(゚Д゚)‼ これはどう言ことだΣ(゚Д゚)‼」
イタリカの王女こと、ピニャ・コ・ラーダが初対面である恋龍に対して自己紹介をしたので、ロウリィとは以前、伊丹達自衛隊と一緒に防衛線で会っていたので、恋龍に自己紹介をするようにと指示を出したのである。
恋龍は龍神化の今の姿ではしゃべることがうまくできないので、元の水色の交じりのポニーテール姿に戻って、自己紹介をしたのだが、ピニャは先ほどの恋龍とまるで別人と言うくらいに性格が真逆なうえに、男勝りな性格に男言葉で名乗ったことでその場で大声で驚いてしまって、部下であろう女性兵士二人がすっ飛んできたのである。
「うふふ、恋龍はちょっと変わった亜神なの、許してあげてね」
「はい・・・」
ロゥリィは腰が抜けてしまっているピニャに恋龍が特殊な亜神ということで話を付けてくれたので、ピニャは受け入れることが出来たのであった。
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イタリカ~帰還
突然の恋龍の龍神化から元の姿に戻る所を見てしまったピニャは腰を抜かしながら大声で驚いてしまい、部下の女性兵士二人に、ベテランの使用人がすっ飛んでくると言う騒ぎに発展してしまったのが、ロゥリィが自分とは別系統の亜神と言うことで話を付けることで騒ぎを収集したのである。
恋龍はここに来るまでにずっとあの龍の仮面を被っていたので、右紫左碧のオッドアイは見られてないのであった。
「寿命が縮んだぞ‼」
「こんなことで、寿命が縮むか?」
「貴様‼ 陛下になんと言う口の利き方‼ 無礼だぞ‼」
「悪いが、ボクは態度をコロコロ変化させるのが苦手なんだ、済まない」
「聞いていれば‼」
「落ち着け‼ 手を出せば、死ぬぞ‼」
「それと、ボクに対して、敬語はいらない、見たところ、歳が近いみたいだし、それじゃあ、来い‼」
「それじゃあ、また会いましょう‼」
「何だ‼ あれはΣ(゚Д゚)‼」
ピニャはあまりにいきなりのことだったので、息を切らしながら恋龍に怒っていたので、恋龍はマイペースぶりを発揮し、敬語ではなく、いつもしゃべっている話し方でピニャに話しかけてしまったので、女性兵士二人と使用人に注意されてしまったので、恋龍は察して、自身の態度が悪いことを謝罪し、ピニャにいつもの通りにしゃべってくれて良いと言って、窓を開けて、自身の紋章機「クロスキャリバー」を呼び出し、そのままコックピットに乗り込んで、続けて、ロゥリィも乗り込んでハッチが閉まり、みんなが待っている「門」がある特地基地に帰還していったのであった。
「あれ、恋龍の」
「そうだよ‼」
「カッコイイの乗ってるんだ!(^^)!」
「シャルもこういうのが好きなのか?」
「うん‼」
「シャル、龍美達の前では猫被らないのね(=゚ω゚)ノ」
「猫がしゃべってる~‼」
「ぎにゃ~(;_;)/~~~‼」
ちょうど応援部隊としてアイリス達が駆けつけてくれていた所に、恋龍が愛機の紋章機「クロスキャリバー」で帰ってきたのであった。
紋章機「クロスキャリバー」から降り立った恋龍は、シャルロットがカッコイイデザインであろうと茶熊学園の特攻服を自慢してきたことを思いだして、シャルロットもカッコイイ物が好きな女の子なのだと言うことがわかったので、実の妹のように頭を撫でていたので、キャトラが、シャルロットが龍美達の前では猫を被る必要がなくなったことを知ってほっとしていたのだが、そこに避難民の子供達がキャトラが人語を話していたのでキャトラを追いかけ回していたのであった。
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王立士官学園
イタリカの窮地を救って何事もなかったかのように帰還してきた恋龍&ロウリィはそのまま自衛隊の基地のお手伝いをすることになったのである。
「本当なら、明日もお願いしたところだけど、思いのほか、早く、終わりそうだよ‼」
「そうですか、では、また何かありましたら」
「また、お願いするわ‼」
「はい‼」
どうやら、予定していた依頼内容がこの日のうちに終わったので、恋龍達は時間がかかりそうな大龍が依頼で赴いている、王立士官学院に向かうものと、そのまま学園に帰るものとなどと二手に別れることにしたのである。
「そうだ、シャルロット、孤児院に行ってみないか?」
「なんで?」
「早く仕事が片付いたことだし、行ってみるか」
「そうしよう」
恋龍がいきなりシャルロットが育った孤児院に行ってみたいと言い出したので、シャルロットが後ろめたさを出しながら、なんでと返したのである。
恋龍は仕事が早く片付けてしまったことで明日まで時間が出来てしまったので、シャルロットが育った孤児院に行ってみたいと前から思っていたので、シャルロットは仕方なく、顔を出すために孤児院に行くことになったのである。
一方その頃、
「うへへへへ(^^♪」
「ウフフ(^_-)-☆」
「ファルファラさん‼ お姉ちゃんが壊れたΣ(゚Д゚)‼ 何とかして~Σ(゚Д゚)」
「落ち着きなさい、二人とも‼ もう手遅れよ」
王立士官学園付近に転送完了した御子神家とファルファラと、アドリビトム組から選出された、ロイド、リオンは周りを見ていたのである。
特に、ロイドは初めて見る街の風景に目を輝かせており、まるでおもちゃを手に入れた子供の用にはしゃいでいたので、リオンは呆れてしまい、大龍と武龍の姉妹に至っては、街の住人からいつの間に仕入れたのかわからないが、王立士官学園には、高根の花と呼べるお嬢様が通っていることを知って、スケベ丸出しで涎を垂らしながら笑っていたので、お揃いの二本差しの日本刀を差している礼龍と志澄琥が、ファルファラに助けを求めていたのだが、ファルファラは以前、大龍との初対面の際に、大龍に魔力を注入されて、胸が大きくなったことを思いだして、とっくに手遅れと別に意味で呆れて返したのであった。
龍琥と姫奈太の二人は至って、姉二人の暴走は受け入れているようで、あづみ達も毎日のように、瑞樹に、武龍にとスキンシップをされているのが日課になってしまったので、今では、どうってことないと言うくらいにまでになっていたのであった。
こうして御子神家一行は目的地の王立士官学園へと歩みを進めるのであった。
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なんで王立士官学園で・・・
王立士官学園に依頼で赴くことになっていた大龍達は、肝心の大龍と武龍が姉妹揃って、欲望に忠実になってしまったので、礼龍と志澄琥はファルファラに助けを求めたが、もう手の施しようがなかったので、ほったらかして、目的地の王立士官学園に向かうことにしたのであった。
「到着や~!(^^)!‼」
「あ、待ちなさい‼ 行っちゃったわね(=゚ω゚)ノ」
「どうなっても知らんぞ‼」
「すっげ~、何人入れるんだろうな(#^.^#)」
「馬鹿しかいないのか‼」
「馬鹿じゃない・・・」
なんだかんだで、目的地である王立士官学園前に到着したのだが、着いて早々に大龍と武龍が待ちきれなかったのか、そのまま走って中に入ってしまい、目的をそっちのけで行ってしまった二人に、ファルファラとリオンは呆れるしかなく、龍琥と姫奈太は人見知りが始まり、ロイドに至っては物珍しそうに王立士官学園の外観を眺め出したので、リオンも呆れてしまったのであった。
「入りましょ、こんなところに居ても、依頼が終わらないわ」
「そんじゃ‼ 行くぜ‼」
「お姉ちゃん、襲ってないか心配・・・」
「では、わたしが先行しましょう‼」
「ああ、頼んだ」
「飛行島の忍者みたいね(=゚ω゚)ノ」
王立士官学園前で立ち往生していても埒が明かないので、ファルファラが中に入ることを提案して、一同は王立士官学園内に潜入することになったのだが、先にすっ飛んで行ってしまった、大龍と武龍が気が掛かりで落ち着かない龍琥と姫奈太の様子を察した、秋龍は、忍者であるすずからも一目置かれるほどの身体能力を生かして、王立士官学園内に気配を消しながら大龍と武龍を探しに行ったのであった。
スキット:大龍と武龍
ロイド「しかし、コレット達も連れてこればよかったぜ‼」
リオン「おまえはここに遠足しに来たのか‼」
ファルファラ「そんなことより、大龍と武龍の二人が騒動を起こす前に捕まえないと‼」
姫奈太「大龍お姉ちゃん達・・・」
礼龍「急ぐわよ‼」
「キャ~(>_<)‼」
「遅かったか‼」
「ったく、秋龍は何してんだよ<`~´>‼」
「これは、魔物です‼」
「キャ‼ いたなら言いなさいよ<`~´>‼」
大龍と武龍が王立士官学園の女子生徒に手を出したのかと思ってほどの悲鳴を聞いたファルファラ達は、先に忍び込んだ、秋龍に悪態を付いた瞬間、ファルファラの背後に現れて、そこから苦無を放って、出現した、カメレオン型の魔物の額に寸分狂わず、性格に命中させて、倒したのだが、いきなりの苦無打ちだったので、ファルファラが驚いてしまったのであった。
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王立士官学園の生徒と遭遇?
ガチャの結果、男四人と槍ウサギでした!
王立士官学園内に突然現れた魔物の群れを片付けることになってしまった大龍達は、一斉に得物を構えて、王立士官学園の生徒達に攻撃が当たらないように魔物退治を開始したのであった。
「崩襲撃‼」
「はぁ‼ 魔神剣‼」
「ガキのわりに、出来るようだな」
「ガキって、アンタもガキでしょう‼ 虎牙破斬‼」
「魔法、使えるけど、この状況じゃ‼」
戦えない物を守りながら戦う防衛戦を強いられている大龍達は、いつものように魔術を織り交ぜた戦い方が出来ないでいたのである。
武龍に至ってはお得意の斧を投擲しながら、少し短い日本刀、所謂脇差しで近寄ってくる魔物を倒すと言う戦い方が出来ないで、回復役に回ったりとぎこちなかったのであった。
「これは」
「片付けますわよ‼」
「真打参上ってとこね」
「お手並み拝見としましょうか」
「ってISやん(゚Д゚)ノベシ‼」
そこに王立士官学園の生徒であろう、剣を携えている数人の生徒が助太刀に入ってくれることになったので、いきなりISのような武装を纏いだしたので、IS学園がいかに出遅れているかと認識したのであった。
馬鹿なことを言っている場合ではないことは百も承知である以上は、大龍達は、この好機を逃すわけがなく、
「芽龍‼ 秋龍‼ 頼んだで‼」
芽龍&秋龍「承知‼ 煙玉‼」
「ゴホ‼ ゴホ‼ おい‼ オレ達も巻き込むなよ(゚Д゚)ノ‼」
「すまへんな、ほな、やるったるで‼」
「名乗りなさい‼」
「人に名前を聞くときは、自分から名乗るんが筋ってもんや‼」
「おまえ、真似されてるぞ‼」
「なんか、あの二人が言うと、ふ~いんきがちがうな・・・」
「雰囲気」
大龍と武龍が芽龍と秋龍に煙玉を使うように指示を出して、芽龍と秋龍は覆面を付けたまま、腰のアイテムパックから煙玉を取り出して、使用して、爆発させたことで、敵共に目くらましになったので、この隙に、ISのような武装を纏った集団に龍神化して、行ってしまったのだが、加勢早々に、王立士官学園の生徒の大将であろう女子生徒に名乗れと命令されたので、大龍が、人に名前を聞く際は自分から名乗れと、ロイドリスぺクトを当の本人の目の前で言ってのけたのである。
それを見ていたロイドは天然ぶりのおかげなのか、大龍と武龍が龍神化していることに気が付いていたのだが、それよりも自分の決め台詞を言われたことがショックだったのか、雰囲気と言おうとしたのだが、ふーいんきと発言してしまったことで、中学生である姫奈太に間違えていることを指摘されてしまったのであった。
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王立士官学園の所長
王立士官学園の生徒と共闘前線を張ることにした大龍と武龍が龍神化で空中を請け負って、残ったメンバー全員で地上での戦闘を請け負うことになったのであった。
いきなりの助っ人に驚いてしまった王立士官学園の生徒らしき人物に名乗れと、命令されたので、大龍が人に名前を聞くときはまずは自分から名乗るようにと注意した瞬間、黙り込んでしまったので、仕方なくこのまま戦闘を続けることにしたのであった。
「地上の方はどうや?」
「終わった‼」
「うん‼」
「さて、こっちも片付けますか‼」
「ほいな‼ 行くで、斬り裂け‼ サイクロン‼」
「何ですって(゚Д゚)ノ‼」
念話で地上との連携を組んで、地上は、大将格である、ウッホを倒したと、攻撃する音共に報告してきたので、空中でのガルーダの群れを一掃するべく、大龍と武龍が、魔術で竜巻を発生させて、一掃してしまったのである。
それを見た王立士官学園の生徒は驚きの余り、言葉が出なかったのは言うまでもない。
「片付いたし、地上に降りるで~(#^.^#)」
「はい・・・」
「なんだ、この人達は?」
大龍と武龍はガールダを一掃したので、仲間達が待っている地上に降りることにしたので、一緒に王立士官学園の生徒達も一緒に地上に降りることにしたのであった。
「話が聞ける状況は整いましたわ、わたしは、リーズシャルテ・アーティスマータと申しますわ‼」
「ボクは、茶熊学園、イクラ組所属、御子神、大龍‼ よろしゅうな‼ リシャ‼」
「フルネームで呼びなさい<`~´>‼」
「誰も、そんな、長い名前なんか、普通、呼ばないんやで~」
「あなたって人は、さっきから聞いてますけど、しゃべり方が可笑しいですわよ‼」
「なんや、関西弁も知らんのかいな(=゚ω゚)ノ‼」
王立士官学園の生徒達の大将であろう、如何にもお嬢様という雰囲気を醸しだしている、王立士官学園の装甲機竜と呼ばれる、一夏達が使うISのような物を製作している工房の所長を務めている少女で剣を帯刀している、リーズシャルテ・アティスマータとの対談をすることになり、自己紹介をしてもらったのである。
大龍も自己紹介をしたのだが、リーズシャルテ・アティスマータと言う名前が長くて呼びにくらしく、ユーリとシャルロットと同じく、リーズシャルテ・アティスマータをし略して、「リシャ」とあだ名を命名したのだが、当の本人がフルネームで呼ぶように強要したのだが、大龍がそんなことでも屈しないくらいなマイペースな性格なので、結局、リシャと呼ばれ続けることになったのであった。
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王立士官学園の所長
王立士官学園の生徒と共闘前線を張ることにした大龍と武龍が龍神化で空中を請け負って、残ったメンバー全員で地上での戦闘を請け負うことになったのであった。
いきなりの助っ人に驚いてしまった王立士官学園の生徒らしき人物に名乗れと、命令されたので、大龍が人に名前を聞くときはまずは自分から名乗るようにと注意した瞬間、黙り込んでしまったので、仕方なくこのまま戦闘を続けることにしたのであった。
「地上の方はどうや?」
「終わった‼」
「うん‼」
「さて、こっちも片付けますか‼」
「ほいな‼ 行くで、斬り裂け‼ サイクロン‼」
「何ですって(゚Д゚)ノ‼」
念話で地上との連携を組んで、地上は、大将格である、ウッホを倒したと、攻撃する音共に報告してきたので、空中でのガルーダの群れを一掃するべく、大龍と武龍が、魔術で竜巻を発生させて、一掃してしまったのである。
それを見た王立士官学園の生徒は驚きの余り、言葉が出なかったのは言うまでもない。
「片付いたし、地上に降りるで~(#^.^#)」
「はい・・・」
「なんだ、この人達は?」
大龍と武龍はガールダを一掃したので、仲間達が待っている地上に降りることにしたので、一緒に王立士官学園の生徒達も一緒に地上に降りることにしたのであった。
「話が聞ける状況は整いましたわ、わたしは、リーズシャルテ・アーティスマータと申しますわ‼」
「ボクは、茶熊学園、イクラ組所属、御子神、大龍‼ よろしゅうな‼ リシャ‼」
「フルネームで呼びなさい<`~´>‼」
「誰も、そんな、長い名前なんか、普通、呼ばないんやで~」
「あなたって人は、さっきから聞いてますけど、しゃべり方が可笑しいですわよ‼」
「なんや、関西弁も知らんのかいな(=゚ω゚)ノ‼」
王立士官学園の生徒達の大将であろう、如何にもお嬢様という雰囲気を醸しだしている、王立士官学園の装甲機竜と呼ばれる、一夏達が使うISのような物を製作している工房の所長を務めている少女で剣を帯刀している、リーズシャルテ・アティスマータとの対談をすることになり、自己紹介をしてもらったのである。
大龍も自己紹介をしたのだが、リーズシャルテ・アティスマータと言う名前が長くて呼びにくらしく、ユーリとシャルロットと同じく、リーズシャルテ・アティスマータをし略して、「リシャ」とあだ名を命名したのだが、当の本人がフルネームで呼ぶように強要したのだが、大龍がそんなことでも屈しないくらいなマイペースな性格なので、結局、リシャと呼ばれ続けることになったのであった。
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黒銀の襲撃者
王立士官学園の生徒の一人、リーズシャルテ・アティスマータとの話し合い場を設けていた大龍は、相変わらずの持ち前のマイペースと、大阪生まれの性なのか、リーズシャルテ・アティスマータのことを略して、リシャと呼び、そのまま、マシンガントークをし始めて、リーズシャルテ・アティスマータの話を聞いているのかわからない状況になっていたのであった。
一方その頃、
「さてと、仕事も終わったし、帰ろう」
「あれがお姉ちゃんだね? そして、黒衣の断罪者と、白騎士の天馬の故郷の街」
別件でテルカ・リュミレース帝国ザーフィアス付近の魔物を一掃する依頼を受けていた龍華はいつものように愛用の神機「龍閻丸」で斬り捨て、目標数片付けたので、武偵所に帰る途中だったのである。
その様子を、長さが違う銀髪に、黒を基調とした衣服を着用した少女三人が見ていたのであった。
そして、そのうち二人が、龍華に接触を試みたのである。
「‼」
「ねぇ、お母さん知らない?」
「何だ‼」
「お姉ちゃんなら知ってるはずだよ、隠した癖に」
「知らないっていっているだろ‼」
龍華はそのまま下町の入り口に向かって歩みを進めていた所に、あの銀髪の少女三人組の二人が得物を片手に襲い掛かってきたのである。
一人は、片手斧で、もう一人は、剣で攻撃を仕掛けてきたのだが、こんなことでは遅れを取るはずがない龍華は、いともたやすく、バスターソード型神機「龍閻丸」を実体化し、受け止めたのだが、いきなり、初対面なのに、「お姉ちゃん」と呼ばれたのである。
そして「お母さん」はどこと、まるで龍華が何かを隠した物言いをし始めたのであった。
「わかった」
「おい‼」
離れて龍華と銀髪の少女二人の戦いを見ていた、姉達と同じ長さの日本刀を腰に携えている黒いジャケットを着用していたリーダ格の少女が誰かと話して、龍華を襲っている二人に、合図を送って、撤退していったのであった。
「我が主、大丈夫か?」
「ああ、大丈夫だ、しかし・・・‼ まさか‼」
「気が付いたようだな‼、我が主‼」
銀髪の少女二人に襲われた龍華は静かにバスターソード型神機を粒子化し、インテリジェントデバイスに心配されて、大丈夫と返した時、何かに気が付いたので、急いでフラクシナスに帰還することを思いついたのであった。
「ここか、報告にあった場所は?」
「ああ。その通りだ」
龍華はフラクシナスに戻って束の間、天界から龍華指名の依頼が入ったことを告げられて、やってきた場所は、以前転換期を迎え、今は人間達の世界になったゲイムギョウ界のプラネテューヌの街はずれのこじんまりとしたウッドハウスで、依頼者と交渉しに来たのである。
依頼を受けるかどうかは、次元武偵の判断に任されているので、とんでもない依頼だった場合は断ることになっているのである。
そして、龍華はウッドハウスの玄関を開けることにしたのであった。
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黒龍魔王の依頼者
突然、テルカ・リュミレース帝国領の帝都ザーフィアス付近の平原で二人の銀髪碧眼の少女に襲われた龍華はなんとか、事なきを得て、無事にフラクシナス戻ってきたのも束の間、休む暇なく、指名依頼で、転換期を終えたゲイムギョウ界のプラネテューヌのはずれに位置する森に建てられているログハウスに依頼者が直接依頼を受けて欲しいと超神次元ゲイムギョウ界のラステイション支部から届いていた依頼書を受け取って、現在そのウッドハウスのロッヂにやってきたのであった。
龍華は扉のノブを掴んでドアを引いた瞬間、バスターソード型神機「龍閻丸」を抜きながら中に入って、
「カキン‼」
「うおりゃぁぁ、あれ‼」
「バタン‼」
「シャキ~ン‼」
「見事だな、自称元女神」
なんと、いきなりスバルがバリアジャケットを装着した状態で殴りかかって来たので、紙一重でかわして、スバルが外に出て行った瞬間に、ドアの鍵を閉めて、奥から、ティアナもバリアジャケットを装着した状態で構えた瞬間に、龍閻丸を突きつけたのである。
そして、奥の部屋から聞き覚えのある声がやってきたのである。
「腕は、上がっているようだな」
「単刀直入にお願いがある、力を貸して・・・」
「断る‼」
「お~い、まだ、用件を言ってないよ‼」
「ボクを襲った奴らは何だ‼」
「実は、過去の事件を再調査していた、そして、証拠を持ちかえろうとした、だが、邪魔された、そう、君を襲った、カナリア達だ、カナリア達は若くて、狂暴だ。それで、君達のようなボディーガードを雇うことにした」
「そうですか、では、依頼は破棄させていただきます。今の自分の本業は学生です」
「待ってくれ、元女神、龍華」
「女神候補生だ。母さんてなんだ?」
「ん? なんだカナリア達が何かいったのか? 気にしない方がいい」
「わかりました、失礼します」
そう、あのフェイトの義兄であるクロノが現れたのである。
時空管理局の悪行三昧が公になって時空管理局が崩落してしまったので、信頼を取り戻すために行動していたのであった。
そして、時空管理局で過去に違法な実験を行っていたのかと言う再調査中に、邪魔されたというのが、先ほど龍華を襲ってきた銀髪の少女達らしく、龍華をボディーガードとして雇いたいと申し出てきたのだが、龍華は本来の学生として生きることを言い、依頼を破棄したのであった。
扉越しにスバルが叫んでいたので、龍華は思いっ切り扉を踵で蹴って、黙らしたのであった。
そして、ウッドハウスを出て行ったのであった。
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白銀龍神の暴走エキビションマッチ 前編
龍華が元時空管理局のクロノから、カナリア達が調査の邪魔をするので、姉ではなく龍華をボディーガードに雇いたいと言い出したので、龍華はその場で依頼を断って、ウッドハウスから出て行ったのであった。
一方その頃、
「こうなったら、決闘ですわ‼」
「決闘‼ 決闘‼ (#^.^#)‼」
「志澄琥、礼龍、はしゃいでどうする」
「あづみちゃん‼」
「大丈夫でしょ、あなたの姉なんだし」
「ボクは一切、力は貸さんぞ‼」
「お~い、こっちに珍しい物あるぞ(#^.^#)‼」
「あのお方は大丈夫でしょうか?」
「一応、ロイドは十七歳だし、大丈夫よ」
リーズシャルテ・アティスマータの機嫌を損ねたらしく、王立士官学園の闘技場での一騎打ちでの決闘に発展してしまい、収集が付かなくなってしまい、大龍が相手をすることになってしまい、礼龍と志澄琥は大はしゃぎしており、それをあかねが注意して、リオンは呆れて苦労が絶えないようで、ロイドに至っては、空気を読まずにあちこち物珍しそうに王立士官学園内を探索していたので、ルクス・アーカディアがロイドのことを心配していたので、あづみがロイドが十七歳であることを言ったのであった。
で、結局、リーズシャルテ・アティスマータと大龍とのエキビションマッチが行わることになってしまい、王立士官学園の闘技場に場所を移したのである。
「リーズシャルテ・アティスマータ様に喧嘩を売った、お方が居るんですって」
「へぇ~ここ本当に、闘技場なんだな~(#^.^#)‼」
「いいかんげにしろ‼」
「リオンも楽しみな癖に‼」
一騎打ちでのエキビションマッチに王立士官学園の闘技場のバトルフィールドに対面し、決闘開始をまだかまだかと闘技場の観客席は、王立士官学園の生徒で満席になってしまい、リオンは肩身が狭く、ロイドは田舎者丸出しできょろきょろしており、礼龍と志澄琥は落ち着かないようで、武龍が面倒を見ており、芽龍と秋龍は電光掲示板の上での見物と言うなんでそこで見物するのかと言うとツッコミどころ満載だったのである。
「では、試合開始‼」
「ティアマト‼」
「なんや、赤いISかいな、ほな、セットアップ‼」
「なんですの、あの貧弱な武装は(#^.^#)」
「それで、わたくしとやり合うつもりですか?」
「どれどれ?」
「キャ~‼」
「なんですのあの鬼畜‼」
「ボクは知らない‼」
とうとう、リーズシャルテ・アティスマータと大龍とのエキビションマッチが始まってしまったのである。
リーズシャルテ・アティスマータは箒と同じ色の武装を身に纏ったので、大龍は分析し、いつものバリアジャケットを龍神化しないで装着し、空へと飛んで、観客席からはそれで戦う気かと言われており、大龍はそんなことはそっちのけで、リーズシャルテ・アティスマータの背後に回り込み、胸を触っていたのであった。
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白銀龍神と朱の戦姫の決闘‼ 後編
王立士官学園の生徒である、大龍より小柄でありながら、立派な物を持っているフェイトと同じく金髪紅眼の少女で、朱の戦姫と呼ばれているので、IS学園の生徒の篠ノ之箒と同じ色の機竜を装着した、アジルスとケイオスと御子神家が、トランジストグラマーだと評価する、リーズシャルテ・アティスマータに一方的に決闘を申し込まれてしまったのだ‼
それを好機と見た大龍は満面の笑みでリーズシャルテ・アティスマータことユーリがこの場にいたらこういうだろうと、リシャと渾名で呼んで、エキビションマッチと言う名目で受けて立つことになったのであった。
現在、二人はバリアジャケット対武装機竜の異種格闘技を繰り広げていと思われた王立士官学園の生徒だったのだが、一緒に合流していたアルヴィンとファルファラと御子神家一同は大龍が真面目にリーズシャルテ・アティスマータの背後に目にも止まらない速さで回り込み、エキビションマッチそっちのけで、
「いいぞ‼ もっとやれ~(*^▽^*)(おいおい、公衆の面前で・・・)」
「なんでこうなってるのですの‼」
「やっぱり、一足遅かったか・・・」
「まさかと思いますけど・・・」
「幼馴染みだよ‼」
「幼馴染みでしたら、どうにかしてください‼ これだとΣ(゚Д゚)‼」
「お~い、大龍さん、その辺にしておかないと、その人、落ちてますけど・・・」
「あ、つい、力み過ぎたわ(#^.^#)」
大龍の公衆の面前でのとんでもない行動にアルヴィンは本音と建前が真逆になってしまい、観客席で大はしゃぎしており、レイヴンは立ったまま卒倒したのである。
もちろん、幼馴染みと茶熊学園とアドリビトム組も合流したので、銀髪の少年、クルスがなるべく大龍を見ないようになんとして欲しいと、懇願してきたので、龍美がふと、リーズシャルテ・アティスマータの顔を見ると、気持ちよさそうになって、気を失っていたので、妹の龍姫に教えてあげるように言い、龍姫が大龍にリーズシャルテ・アティスマータが意識が落ちていることを告げて、大龍が気づき、地上に降りたのであった。
大龍も大満足だったのか、終始、満面の笑みで闘技場を後にしたのであった。
大龍によって意識を落とされたリーズシャルテ・アティスマータは、王立士官学園の医務室に搬送された後、龍美が一瞬でリライズで白衣に着替えて、
「う、う、此処は・・・」
「気が付いたみたいだね、どう、気分は?」
「はい、大丈夫ですけど、それより?」
「ごめんね、先生のお友達が迷惑かけちゃって、自己紹介まだ、だったね、名前は、鳴流神龍美、よろしくね」
「はい・・・」
「それじゃあ、これで」
医務室に搬送されてベッドの上で意識を取り戻したリーズシャルテ・アティスマータに龍美が敢て、先生と言い、自己紹介と、幼馴染みの行為を謝罪し、医務室を後にしたのであった。
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アホ神子
大龍と王立士官学園の生徒、リーズシャルテ・アティスマータとのエキビションマッチは大龍の勝利で幕を下ろしたのであった。
ところ変わって、アドリビトムでも依頼はあるので、
「済まないね、二人ともあんな馬鹿捕まえるの手伝ってもらって」
「ったく‼ 今度から鎖でつないどけ‼」
「全くだ」
行っているのだが、今回は飛行島組も一緒に行っているようで、くノ一でありながら落とし穴に縁がありすぎる、藤林しいなと、同じく忍者のダージと、霊鳥の獣人であり、姿だけなら老若男女に変化できる、ジェガルに協力を仰ぎ、とある人物を捕まえる依頼を実行していたのである。
その人物の名は、とある貴族の御曹司で、しいな曰く、歩くわいせつ物だと言うことから、レイヴンとアルヴィンと同じオープンスケベであることは確かなことだけは理解した二人は、その情報を頼りに、ルーブル連山にやってきたのである。
「よし、旦那、作戦開始‼」
「ああ」
「よう‼ しいな‼」
「この馬鹿神子‼」
「そう、怒んなって‼ おう、嬢ちゃん、こんなとこにいたら危ないぜ‼」
「(#^.^#)」
「一丁あがり‼」
「なんだ‼ これ‼」
「悪いが、恨まないでもらいたい‼」
「どうなってんだ(=゚ω゚)ノ」
「さぁ、帰るよ‼」
その目的の人物が赤い長い髪を見美かせている男の剣士のようで、ダージはジェガルに作戦開始と告げて、ジェガルに幼い女の子に変身してもらい、しいなに囮をやらせて、その男をおびき出し、女の子に変身したジェガルに気を取られている隙に、ダージが男に縄を掛けて縛り上げて、捕まえたのである。
捕まえた男を連れてアドリビトムのバンエルティア号に帰ることにしたのであった。
「この鬼女‼」
「うっさい‼ 殴るよ‼」
「殴ってから言うなよ‼」
「ほんじゃ、報酬を貰うおうか‼」
「はいよ‼」
「あ~めんどくせ~‼」
アドリビトム組の拠点の戦艦「バンエルティア号」に戻ってきたので、捕まえた男の縄を解き解放したので、しいなが一発、鉄拳で殴って、殴ると宣言したので、男はやってから言うなよと言い、ダージは二人のどつき漫才を見ながら、報酬を提示したので、強いなはダージとジェガルに報酬をしいなkら受け取って、飛行島に帰って行ったのであった。
男の名は、ゼロス・ワイルダーと言うらしく、年齢関係なしに、女性をナンパすると言うくらい、レイヴンとアルヴィン並に女好きな性格のようで、アドリビトム組の女性陣を口説き始めたのであった。
で結局、相手にされなかったのは言うまでもなかった。
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異世界からの
忍の里のくノ一の藤林しいなから、顔なじみで、歩くわいせつ物だと言う、貴族の御曹司で、女性は年齢問わず、口説きに掛かる漢だが、女性と妹のためにならやるときはやる、ゼロス・ワイルダーを見事、忍者傭兵ダージと、霊鳥の半獣、ジェガルの手によって、見事捕まえたのであった。
そして、アドリビトムの拠点「バンエルティア号」に着くなり、手当たり次第に、女性陣を口説きに走り、しいなに鉄拳制裁を喰らっていたのであった。
「ど~ん‼」
「いったい何(゚Д゚)ノ‼」
「ごめんなさい‼ ちょっと、実験で」
「ハロルド‼」
アドリビトム組も龍姫達のように気が抜けない日々を送っているようで、今回の騒音は、ハロルドが、龍姫達フラクシナス同じ物、つまり次元転送装置、を自分の手で作ってみたいと言う、科学者特有の性格が出てしまい、その装置を作製し、完成したので、作動したところ、何かが落ちてきた音がバンエルティア号の甲板から聞こえてきたのである。
「痛て~‼」
「大丈夫?」
「念のために、龍美呼んどく?」
「いえ、なんと言う出会いを・・・」
「アンジェ、龍美とジュードを至急」
「そうね」
音がした甲板の方に向かったアンジェ達が見たものは男女達だったのである。
医者志望のアニーが龍美に習った手順で、近くにいた銀髪の男性に近付いたのだが、初対面にも関わらず、堂々と、銀髪の男性が口説きだしたので、ナナリーとハロルドはジト目で、アンジェに龍姫とジュードを至急呼んでほしいと指示を出して、
「検査の結果、異常はないよ‼」
「流石、龍美‼」
「龍美?」
数分後に龍美がやって来て、男女を診察して、命に別状がないと言い、龍美はそのまま、帰って行ってしまったのであった。
「アンタ達、名前は? アタシはナナリー・フレッチ」
「オレ、カイル・ディナミス‼」
「リアラよ」
「ボクは、ジューダスと呼ばれている」
「オレは、ロニ・ディナミスだ‼」
「天神、龍瑠です」
「島神 幸龍です」
ナナリーに名前を聞かれたので順に金髪の少年から自己紹介を始めて行ったのであった。
「で、要するに、いきなり、光に吸い込まれて、ここに来たって言うのね」
「はい・・・」
「(ハロルドの所為ね)」
どうやら、いきなり光が現れて、吸い込まれて今にたると言うことを骸骨の仮面を被っている少年、ジューダスが説明して、その場に居合わせたメンバー全員がハロルドにジト目で視線を送ったのであった。
「へぇ、あの四人」
アドリビトム組に救出されたメンバーの中で気になる人物がいたようで、龍美はそのことに気が付いてたのであった。
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怪我の功名
次元の壁をハロルドが破壊して、そこに吸い込まれて、やって来てしまった、八人の男女はアドリビトム組に保護されたのであった。
龍美が保護された八人の内、四人をフラクシナスで保護することを申請したところ、二つ返事で、艦長代理のシノンが許可を出したのである。
スキット:どうしよう
龍瑠「どうしようか?」
幸龍「何が?」
紘龍「何って‼」
龍源「自分達のことだよ‼」
龍瑠「確かに・・・」
「さてと、自己紹介はいいよね」
「え~と、何でしょうか?」
「だって、龍流は、ボクと瑠美奈の子だし、幸龍は、龍月と幸成の子、紘龍は大龍と正信の子、龍源は、恋龍と義彦の子もんね(#^.^#)」
「(=゚ω゚)ノ‼」
「どうして、わかったって顔してるよね、さっき血液検査でDNAが見事に一致したんだから」
「(この人には敵わないよ~(=゚ω゚)ノ)」
龍美は、意味深に敢て自己紹介をしないで良いと言ったので、龍瑠はなんでと返して、龍美は、龍瑠が自分と瑠美奈の実の子だと、血液検査でわかったのである。
もちろん、ほかの三人も両親もわかっていたので、驚いていたのであった。
「あの時、態と偽名を名乗ったのは、この世界で自分達が産まれてこなくなるからでしょ‼」
「はい・・・」
「心配しないでいいよ、ボクは、茶熊学園を卒業したら、結婚するつもりだし」
「よかった‼」
「なんて、呼べば・・・」
「別にお母さんでいいよ」
「母さん‼」
「話は聞かせてもろたで~‼」
四人はパラレルワールドと言う現象でこの世界で本名を名乗ると自分達が産まれてこなくなると思ったのと、ハロルドが釘を刺していたので、敢て偽名を名乗ったのである。
龍美が瑠美奈のことを心底愛しているので、茶熊学園を卒業後に結婚する気だと、明かして、龍瑠達はほっとしていたのである。
どう呼んでいいのか、わからず、困っていた所に、龍美が普通にお母さんと呼んでほしいと言ったので、龍瑠は母さんと呼ぶことにしたのである。
そこに、大龍が戻ってきたのである。
「そう言えば、お母さんは?」
「あ、シャルと一緒に、シャルの故郷に行ってるよ」
「どこですか?」
「わかりました」
「念の為、武器は持ってるよね?」
「もちろん、この、槍があります」
「それじゃあ、いってらっしゃい‼」
龍源は母、恋龍の姿が見れないことに気づき、母の幼馴染みで親友である、龍美に所在を訪ねて、シャルロットと一緒に、シャルロットの故郷の孤児院に行っていると聞いて、龍源は母が行ったとされるシャルロットの故郷に行くと部屋を出て行こうとしたので、龍美が得物を持っているのかと質問して、龍源は、母から手ほどきを受けて修得していた槍術で戦えると、真田幸村と一緒に描かれている十字槍を実体化して見せて粒子化し、シャルロットの故郷に向かったのであった。
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第五章~アスタリスクと聖地聖戦~
緑龍鬼神に喧嘩を売った、狂焔の御子(笑)
恋龍が特地基地の仕事を終えて、シャルロットの故郷に顔を出している頃、龍華が銀髪の少女達に襲われて、元時空管理局のクロノ達に、ボディーガードを頼みたいと言われたが、断って、シャルロットの故郷に向かっていたのであった。
「着いたみたいだが」
「うん、襲われたって聞いてびっくりしたよ‼」
「済まない、心配かけた」
「ところで、誰?」
「ボクは、神気、龍源です」
「ボクは、っと言っても、龍源の叔母の親友だしな」
「はい、行きましょうか」
フラクシナスから転送してきたので、問題なく到着したのだが、恋龍の面影がある龍源を一目見て、恋龍の子だとわかり、自己紹介をしないで、シャルロットの故郷の村に向かったのである。
一足先に着いていた、恋龍とシャルロットはと言うと、
「あ、シャルお姉ちゃんだ‼」
「おう、元気だったか?」
「お帰り、ところで、ちゃんと、働いてるのか?」
「うん‼ ちゃんと、いい仕事に就いてるよ‼」
「ご心配なく、ボクは、シャルロットの同僚で、次元武偵、超神次元ゲイムギョウ界、リーンボックス支部、武偵本部長、神楽堂、恋龍です‼」
「お、これは、ウチのシャルが迷惑かけて、これからもビシビシ仕事をさせてあげて下さい‼」
「ええ、もちろん、此処んところ、基本的に本人が自分から依頼を受けるようになりましたので」
無事にシャルロットの故郷の村に到着し、孤児院に到着していたのである。
久しぶりのシャルロットの帰郷に、孤児院の子供達と院長は久しぶりの再会を喜んでいたのであった。
なんせ、シャルロットは、龍美達に会うまで、エリート教育と言う名目で、国に光焔の御子と祀り上げられてしまっていたので、反動で、ダメ人間まっしぐらだったことを知っているので、恋龍が自己紹介と同時に、シャルロットが元気に、自分と同じ次元武偵として、働いていると教えたのであった。
院長からこれからもよろしく頼むと言われたのであった。
だが、そこに、
「シャル‼」
「等々、ここに来たのか」
「それはどう言う意味です?」
「ぎにゃ‼」
「シャル‼」
シャルロットが何かに気づいて、剣を持って外に飛び出して行ってしまったので、院長が悲しそうな顔で、来たのかと言ったのを聞いた恋龍は質問しようとした時だった、外からシャルロットの悲鳴が聞こえてきたので、恋龍が大慌てで、外に向かって、苦無を打ったのである。
「痛て‼」
「寝てろ・・・」
「ギャァァぁ‼」
「ひえぇぇ(=゚ω゚)ノ‼」
「殺人未遂並びに誘拐未遂で現行犯逮捕!」
「ふざけるな‼」
「大丈夫か‼」
「ああ」
赤い髪の男の右肩に恋龍が打った苦無が刺さり、怯んだので、恋龍が、素手で、シャルロットの顔を踏みつけていた男の顔面に膝蹴りをお見舞いし、そのまま襟を掴んで、送り襟締めで落としたのである。
そこには男の部下であろう鎧の兵士が数十人いたのだが、恋龍の放つ気に恐れをなして、その場で腰を抜かしてしまったのであった。
恋龍は右眼から光を放っている男共々、誘拐未遂並びに殺人未遂で現行犯で逮捕したのであった。
「恋龍さん‼」
「一体何が‼」
「こいつらが、子供達を誘拐拉致しようとした挙句に、シャルロットを殺そうとしたのでな」
「さぁ‼ 立て‼」
「ふざけるな‼ オレは‼」
「御子なんだろ、くだらないな、そんな話するなら、刑務所で、やればいいだろ‼ ボク達は、おまえのわがままに付き合っているほど暇じゃないからな‼ 連れてけ‼」
リーンボックス支部武偵「はい‼」
「ありがとう、けど、また」
「だったら、超神次元ゲイムギョウ界に避難したらどうだ、武偵所に話はつけて置きました‼」
「なんと、それでじゃ、お言葉に甘えさせていただきますぞ‼」
たった一人の女の子相手にみっともない大人が寄ってたかった醜い騒動は、恋龍によって無事に解決したのだが、赤髪の男、ネルガルと言う男は、傲慢な性格で、地位を笠に着て、自らを「狂焔の御子」だと、地球で言うなら、中二病末期だったので、恋龍がくだらないと言い捨て、部下達に連行するように指示を出して、ネルガル達は現行犯逮捕と言うこともあり、そのまま天界の留置所に搬送されて、後日判決を言い渡されることになったのであった。
ネルガルにやられたシャルロットは、怪我は駆けつけて来た龍華達によって治癒術で回復したが、精神的に、ショックを受けたことで、気を失っているので、一晩、天界の病院で、入院することになったのである。
どうやら、院長の話だと、各地で人々が拉致される事件が相次いでいることを聞いた、恋龍は、自身が取締役をしているリーンボックス武偵本部に連絡して、シャルロットの孤児院の子供達を受け入れるように話を付けて、院長と孤児院の子供達を超神次元ゲイムギョウ界リーンボックス武偵所本部に転送したのであった。
シャルが出ない‼
ちょっと、話を変えてます
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光焔の御子、入院するの段
シャルロットの孤児院の子供達を拉致しようとした「狂焔の御子」と自ら名乗り、ユーリが必要なほどで、アジルスがいたなら、中二病末期だと言われてもおかしくない騎士、ネルガルはシャルロットに暴行を働き、恋龍に、右肩を苦無で負傷し、そのまま、送り襟締めで、落とされて、バインドで拘束されて、部下ともども、逮捕されて、孤児院の院長から、各地で征討軍が人さらいを働いていると言うことを聞かされて、自分が本部長を務めている超神次元ゲイムギョウ界リーンボックス武偵所に、保護するように話を付けて、避難させたのであった。
ネルガルに暴行を受けたシャルロットは恋龍達に治癒術で応急手当てを受けて、念の為に天界の病院で精密検査を受けてることで、搬送されて行ったのである。
「よかった、けど、今日は、入院してもらうわね」
「え、ちょっと、わたくしにはチビ達を助けにいかにと言う使命が」
「猫被ってもダメ、恋龍が孤児院襲った騎士達を逮捕して、孤児院のみんなを避難させたわ、それより、シャルロット、あなたの方が問題よ」
「さっき、異常ないって‼」
天界の病院でレントゲンなどを撮影して、骨折などの有無を確認した、明は、シャルロットに外傷はないと宣告したのだが、後遺症が出ては元も子もないので、シャルロットを検査入院させることにしたのである。
シャルロットが孤児院の子供達を助けに行くと聞かなかったのだが、明から、気を失っている間に、恋龍が自分に暴行を加えた騎士達全員を締め上げて、逮捕したのと、孤児院の子供達を避難させたことを聞かされて、シャルロットはほっとしたのである。
だが、明はシャルロットの、「光焔の御子」としての能力と、瞳の色を見て、何かに気づいたのであった。
「シャルロット、これは、あなたにとって、とても、重大なことよ、ちゃんと最後まで聞いてね」
「はい」
「あなた、このままだと、近い将来に、命を落とすわ‼」
「はぁ? 冗談言ってる場合‼ 先生‼」
「冗談じゃないわよ、あなたの魔力に、体がもう悲鳴を上げてる」
「う、わかった」
「素直でよろしい、部屋に案内してあげて‼」
「はい、では、此方にどうぞ‼」
明がいつもと違う真剣な表情で、シャルロットに、リンカーコアが放つ魔力がリミッターを用いても、肉体が悲鳴を上げており、このまま能力を使い続けたら、近いうちに命を落とすと宣告して、シャルロットは冗談だと言いのけたのだが、明が冗談ではないと言い、シャルロットは一晩の検査入院を受け入れたのであった。
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ウィンドル国王、初陣‼
シャルロットの肉体が光焔の御子の能力に悲鳴を上げているらしく、シャルロットは一晩、天界の病院で検査入院することになったのであった。
一方その頃、
「一秒で片付ける」
「しまった‼」
「させるか‼」
「カキ~ン‼」
「何‼?」
「キミは‼ その服は‼」
「チッ‼ 逃げ足が速いな、大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫だ、その服は、義兄さんと同じもの」
船に乗っていたクライヴに音を立てずに抜刀術で斬りかった侍だったが、周りの気配に気づいていなかったのか、勇龍が龍神化して、龍の仮面を被って、顔を隠して、侍の日本刀を、愛刀「ニバンボシ」で受け止めて、クライヴの危機は脱したのだが、結局、侍の男は逃走してしまったのである。
勇龍が名乗らずに、クライヴの安否確認を行ったので、クライヴは兄と慕う、ユーリが私服として着用しているあの黒い服を覚えていたので、驚いていたのであった。
「クライヴさんはこれから、何処に?」
「実は、氷の国へ行こうと」
「それじゃあ、手っ取り早く行きましょう‼」
「何だ、これは‼」
勇龍はクライヴに今から何処に行くのかと質問したところ、氷の国へと言うので、勇龍は手っ取り早い方法である、フラクシナスを経由していく経路でクライヴを送り届けることにしたのである。
「済まない、アスベル」
「何言ってるんだ、友達だろ」
「うん、ボクは、この前の騒動で、龍美達に大きな借りが出てしまった、借りを返しに」
「ああ、俺も借りを返さないと思っていた」
「わたしも行く・・」
「アタシも~‼」
ウィンドル王国ではこの前の騒動が一段落したらしく、現国王のリチャードは龍美達に借りを返すことを決意し、親友のアスベルに同行を要請したところ、アスベルも龍美達に借りを返したいと領地の仕事が一段落したので、紫のツインテールの少女、ソフィと、ハロルドといい勝負の科学者、パスカルも一緒にある場所に向かうことにしたのである。
「待って‼」
「ジュリア‼」
「一緒に行く?」
「もちろん‼」
「俺を置いて行くとは、おまえも捨てがたい奴だな」
「教官‼」
アスベル達が龍美達が教えてくれたとある場所に向かおうと城の廊下を歩いていたら、アスベル達の幼馴染みの女性、ジュリアと、アスベルに戦い方を教えていた元騎士学校教官、マリク・シザーズがやって来て、一緒に付いて行ってやると同行することになったのである。
「流石に、ヒューバードはいないか」
「仕方ないだろな、軍の少佐だ」
「行くぞ‼」
「オウ‼」
アスベルは、実の弟のヒューバードはいないことを残念がっていたが、気を取り直して、ある場所に向かったのであった。
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奪還せよ‼
レクサントでの征討軍、ネルガルの暴行事件の知らせは、アドリビトム組にも入っていたのである。
「女の顔を踏みつけるてのは、許せねぇな」
「ああ、俺も同感だぜ」
「同じく」
アドリビトム組の女好きがこぞって、征討軍に怒りを覚えていたのである。
特に、ゼロスが征討軍の討伐を決意するぐらいに怒りを露わにしていたのであった。
一方その頃、
「はぁ、一晩、入院とはいえ、暇、マリか、メアか来ないかな~」
「シャル、お見舞いに来たわよ‼」
「リス‼ 言っておくけど、一晩の入院なんだけど」
「それでも、入院なんですから、シャルさんは一晩安静ですよ‼」
「わかった、早速、なんか頂戴‼」
「アンタね、そう言うことは、正直なのね」
天界の病院で一晩検査入院することになったシャルロットは、病室のベッドで暇を持て余していたのであった。
そこに、アイリス達がお見舞いにやってきたので、暇つぶしをすることを決めたのである。
「入院だって、聞いて、みんな心配してましたよ」
「心配?」
「はい、特に、ツキミさん達は」
「ああ、一晩で退院できるからって言って置いて」
「わかりました」
アイリスが持ってきたリンゴの皮を剥きながらツキミ達がシャルロットのことを心配していたと告げたので、シャルロットは、大丈夫だと明日にでも言うと言って、アイリスにそう答えたのであった。
一方その頃、
「此処か」
「何にもないけど?」
「これを使うんだよ」
「なんだそれは?」
「こうやって」
「うわぁ‼」
アスベル達は龍美達に借りを返すためにとある場所に到着したのだが、そこは騎士学校で訪れる場所で人気がない開けた所だったのである。
リチャードが龍美にもらっていた、テレパイプを見せて、使用して、転送ゲートが開いたので、ゲートをくぐることにしたのであった。
「此処が、龍美が言っていた」
「フラクシナスだ、わたしは村雨」
「よろしく、オレはアスベルです」
無事にフラクシナスに到着して、村雨に出迎えられて、自己紹介を行い、村雨の案内で艦内を歩いくことになったのである。
「あ、リチャード‼」
「この前の一件は助かったよ」
「そう、けど、大変な時に来ちゃったね」
「一体、どうした?」
「各地で、征討軍の拉致事件が勃発して、連邦軍と帝国軍の戦争が始まったんだよ‼」
「場所は‼」
「聖地ディルムン、そこの大神殿に拉致された人たちが監禁されているわ」
「ありがとう」
「え~と、オレ、アスベルと言います」
「あ、ごめんなさいね、わたしは、鳴流神剣心、この子の母親よ」
村雨がアスベル達を案内した場所は会議室で、そこでは龍美達が集まって、征討軍の一斉検挙の作戦会議を行っていたのである。
アスベル達はそのことを聞いて、居ても立っても居られない状態になったのである。
もう連邦と帝国の戦争が始まっており、戦場がどこだかつかめなかったのだが、流石、天界の最高神、天照大御神がなせる技だろう、戦場になっている場所が、聖地ディルムンで、そこにある大神殿に、誘拐された人々が居ると情報を持ってきたのである。
いきなりの登場に、アスベルは自己紹介をして、剣心の自己紹介を聞いて、驚いていたのは言うまでもなかったのであった。
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明日、決行!
天界治安部隊も征討軍の誘拐事件を一か月前から行っており、被害は拡大して、連邦軍と帝国との戦争が勃発してしまったのである。
きっかけは、帝国が闇と手を結んでいるとの、全くのでたらめを、ゼノと言う男が連邦軍に話したことだったのである。
戦争を辞めさせるのは、主犯のゼノ、そして、ミューレア・ガランドを逮捕することである。
「では、作戦は明日、実行でいいですね。シャルロットさんも明日、合流だそうです」
「うむ、では、今日はゆっくり休め‼ 明日からの二日間が勝負だ‼」
全員「はい‼」
ローエンが明日、聖地ディルムンでアイリス達との合流を果たした後、大神殿に龍華達が乗り込む手筈になっているのである。
アーストが解散を宣言し、龍姫達は、解散して、各自、自室に戻って行ったのであった。
スキット:初めての仕事
龍瑠「緊張してきたよ」
龍源「そうか?」
幸龍「龍源ちゃんは、いつもマイペースなんだね!(^^)!」
紘龍「けど、カイル達だって、緊張してるよ、たぶん」
龍瑠「ロニは征討軍は許さないであろうな、女の子に片っ端から口説くし」
幸龍「納得」
「龍瑠達はこの部屋使ってね」
「うん、ありがとう」
「遠慮しないでいいんだよ」
「え~と、美龍飛・・・」
「叔母さんだもんね」
「明日、遅刻すっと、アーストに斬り捨てられるからな~」
龍瑠達は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会の別館に龍美が案内して、しばらくは此処で生活を送るように言い、茶熊学園の自室に帰って行ったのである。
一応、帰ろうと思えば龍瑠達は帰れるのだが、流石に目の前のことをほったらかして帰る訳にはいかず、片付けてから元の世界に帰ることにしたのである。
もちろん、カイル達も納得してくれたのである。
義理の叔母になる、髪型を以前はロングヘアーだったのだが、今は龍姫と同じくポニーテールに結っている、覇王龍神と名高い、美龍飛と、瞬光龍神、うずめとくろめを叔母と呼んでいいのかと困っていたら、叔母と呼んでいいと言うので、龍瑠は美龍飛達を叔母と呼ぶことにしたのである。
「ご飯まで時間あるし、お風呂行くか?」
「そうだな、行こうか」
「カイル達、ラッキースケベやらかしてないかな~」
「ロニはラッキースケベと言うより、本気で女風呂に覗きに行くよ」
龍瑠達は晩御飯まで暇を持て余していたので、別館にあるお風呂に入りに行くことにしたのである。
その道中でカイル達は無事でやっているのかと話して、ロニの暴走遍歴を語っていたのであった。
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光焔の御子と聖王
明日に聖地ディルムンでの戦いを控えている龍瑠達が超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会の別館でお風呂に入っている頃、征討軍の誘拐事件に遭遇し、ジンザンという侍に殺されそうになったクライヴは、勇龍がシンザンの日本刀を、受けながし、そのまま、日本刀を折って、フラクシナスの転送ルームにやってきたのである。
「ここは?」
「此処は、異世界への転送するための場所です、それじゃあ、行きましょうか‼」
「ちょっと‼」
フラクシナスの転送ルームに初めて踏み入ったクライヴは、兄と慕うユーリから話は聞いていたので大方は予想していたのだが、実物を前に驚くしかなかったのである。
勇龍は、明日、作戦実行とインテリジェントデバイスに連絡が入ったので、クライヴを送り届けた後、超神次元ゲイムギョウ界のラステイション教会の自室に戻ることにしたのである。
そして、転送装置「テレプール」にクライヴ共に飛び込んだのである。
「くくく、クライヴ様Σ(゚Д゚)‼ どうして空からΣ(゚Д゚)‼」
「え~と、それは話すと長くなるんだが」
「ぐぉおおお」
「白いドラゴン、よしよし」
「その子が初めて会う人に懐くなって、それより」
征討軍の誘拐事件の被害が拡大してます」
「氷の国の威信にかけて‼」
「では、明日」
無事にソフィの下に到着したのだが、当の本人がいきなりの空からクライヴと勇龍がテレプールを通ってきたとはいえ、いきなり人が空から現れたら驚くのは当たり前である。
クライヴはソフィにどう説明しようか困っていた所に白銀の翼竜が寄ってきたので、勇龍があやしていたのである。
認めた相手にしか懐かない翼竜が初対面の勇龍に懐いていることに驚いていたが、ソフィはドレス姿のまま、国の威信にかけて戦うと宣言し、勇龍は、帰還したのである。
「ちょっと、いいかしら?」
「はい?」
「あなたのことでちょっと、わかったことがあったの」
「何?」
天界の病院で検査入院することになったシャルロットの病室を訪れた明はシャルロットの血液検査をしてわかったことがあるとシャルロットに真剣な顔で話を持ちかけたのである。
「実は、あなたは、ヴィヴィオのお姉ちゃんなの」
「あの~ヴィヴィオって誰?」
「龍月から聞いてないのね、わたしの義理の孫なの、さっき血液検査で採取したあなたの血液で、DNA検査を行った結果、実の姉妹であることが証明されたのよ」
「つまり、あたしは、龍月の」
「姪っ子ね、嬉しいわ‼」
「親は何歳?」
「今年で22よ」
「えええΣ(゚Д゚)、アタシは22歳の子供ってことΣ(゚Д゚)」
「だから、少し、我慢してね」
そう、以前逮捕したジェイル達の取り調べを行っていた際に、ジェイルが、聖王のクローンはまだいると証言したので、まさかと思い、シャルロットの血液検査で血液を採取して、ヴィヴィオのDNAと照らし合わせて、見事に一致したので、シャルロットに打ち明けたのであった。
シャルロットは持ち前の性格で受け入れたのだが、義理の両親が、歳が近いので、驚いていたのであった。
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行くぜ‼ 聖地ディルムン大戦‼
シャルロットがヴィヴィオと同じジェイルが創り出したクローンで、ヴィヴィオとは八つ違いの肉体的に見れば姉妹にあたるので、龍月とは1歳違いの叔母と明と言うややこしい関係になってしまったのであった。
そして、ティナともややこしい血縁関係になってしまったのである。
その衝撃的な真実に、シャルロットは自身が両親の顔を知らないでクレサントの孤児院で育ったことを思いだして、なるほどと、受け入れたのである。
そして、明は、シャルロットにあることを施したのである。
「これで、少しは力が抑えられるわね」
「どう言うことだ‼」
「その能力で、ヴィヴィオは暴走したことがあって、なのはが暴走を止めたことがあったの、備えあれば憂いなしってことで」
「なんだよそれ、明日、合流しないとな‼」
そう、光焔の御子つまり聖王の能力が暴走しないようにリミッターを施したのである。
シャルロットは明からヴィヴィオがジェイルの企みで暴走して変身してしまって、なのはがスターライトブレイカーを無殺傷で叩き込んで止めたと説明されて、シャルロットは素直に明日のために休むことにしたのである。
そして、翌朝、
「うむ、予定通りに聖地ディルムンの大神殿に監禁されている人々の救出並びに、アイリス達の救出へむかう、以上‼」
「はい‼」
「シャルちゃん、別に加わらなくても、おっさん達が」
「はぁ、このまま、やられたままなって、性に合わねえよ‼」
「それじゃあ、これ渡すね」
「これ何?」
「時空管理局で使われている、インテリジェントデバイス、バリアジャケットを装着出来るようになって空が飛べるようになるよ」
「サンキュー‼ ありがたく、使わせてもらうぜ、行くぜ‼」
土曜日と言うこともあって、龍姫達、地球組も合流を果たして、アドリビトム組もやる気満々と言った感じで、レイヴンがシャルロットの体調を気にしていたので、シャルロットは、このまま見ているのは嫌だと言って、以前のダメ人間のがどこへ行ったのかと言うくらい、変わったのである。
昨日、自分に、妹がいると言う事実を知り、姉として頑張ろうとしているのだ、それを、叔母で、同年代の星龍から、猫の鈴が付いたチョーカーを付けてもらったのである。
それは、シャルロット専用のインテリジェントデバイスだったのである。
シャルロットは、星龍にお礼を言い、
「おっさん達は、アイリスの嬢ちゃん達を迎えに行くから、龍華ちゃん、少人数での行動だけど、頑張りなよ‼」
「ああ、このジロ吉が付いている!」
「では、武運を祈る‼」
テレプール前で最後の確認を行って、レイヴンが聖地ディルムンの大神殿の乗り込む龍華とジロ吉にエールを送り、各自、担当の聖地ディルムンの戦場に向かったのであった。
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聖地ディルムンの戦場にて
聖地ディルムンの大神殿に囚われている人々の救出作戦が決行されて、龍華とジロ吉だけで大神殿に乗り込むことになったのだが、それは大神殿の周りに配置されている征討軍の兵士の陣形を、各地に散っている仲間達に提供すると言う名目なのである。
「キース‼」
「ディーン‼ ったく」
「アンタ達ね‼」
聖地ディルムンに先に依頼で乗り込んでいたアイリス達は、ルークとガイのような二人組の、ディーンとキースの二人組ともに戦場を駆け抜けていたのだが、帝国軍に捕まってしまい、現在、戦場で戦っていたのである。
「ぐへへへ‼ ってなんで~、幼女が~」
「今度は何(゚Д゚)ノ‼」
「どれっぴーにしてやるぞ‼」
「サクッ‼」
「ん?」
「どっから矢が飛んできたんだ?」
帝国軍に捕まって戦っていたアイリス達は、あのマジェコンヌ四天王が一体、そして養女と言う物がこの世の何者より大好きだと言うあの魔物、トリック・ザ・ハードが聖地ディルムンの戦場に、ドレイクと言う斧を持った海賊と一緒に現れたのだが、どう見ても、戦場に幼女がいるはずもなく、いるのは男臭い集団しかいないので、暴れていたので、ディーンは手を焼いていたのである。
帝国軍は全く、戦場に何をしに来たのかと言う有様だったところに、二本の矢がどこからともなく飛んできて、トリック・ザ・ハードとドレイクの足元に刺さったのである。
ディーンは矢が飛んできたことに驚いていたのであるが、その矢はしばらくすると、
「ドカ~ン‼」
「ばばば爆発したΣ(゚Д゚)‼」
「ギャァァぁΣ(゚Д゚)」
「こんなことするのは、あのおっさんしか、いない‼」
「よ、ひさしぶりだね、おっさん会いたくなかったわよ~」
「レイヴンさん‼」
「よっしゃ~‼」
そうあの魔力によって、時限爆弾と化した、あのレイヴンが放った矢だったので、マジック・ザ・ハードとドレイクの目の前で爆発したので、初めてみる光景に、ディーンもアイリス達も驚くしかなく、颯爽と、レイヴンが姿を現し、スパーダが切り込んでいったのである。
「嬢ちゃん達、何してるのよ、もう作戦始まってるわよ‼」
「作戦を行いたいのも山々なんだけど」
「このままだと、オレが褒められない‼」
「あんちゃん、いくつ?」
「え~い、コケにしよって‼」
「ったく、帝国軍は、こんなんじゃ、ダメでしょうが‼」
レイヴンはアイリス達に作戦が決行されていると報告し、この状況を打破することにしたいと申し出てきたので、レイヴンはこの状況を打破することにしたのだが、ディーンが拗ねたので、レイヴンが注意し、帝国軍に喝を入れたのであった。
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カモメは?
聖地ディルムンを舞台に連邦軍と帝国のバカげた戦争を隠れ蓑にして誘拐事件を起こしている征討軍を一網打尽並びに誘拐された人々を救出する作戦が実行されて、十分が過ぎたのである。
トリック・ザ・ハードとドレイクと言う二人組は、レイヴンとスパーダに完膚無きまでに、
「ふぎゃぁぁぁぁ‼‼」
「オレに勝つには百万光年速いぜ‼」
「スパーダ少年‼ それ距離よ‼」
「一々、つっこんでる場合かい~」
「スゴイ、オレ達が束になって、掛かっても倒せなかった敵をいとも簡単に」
「レイヴンとスパーダと言ったかの、スマンが・・・」
「アンタら、何、こんなところでちんたらしてんのよ、もうとっくに、大神殿には、俺様達のお仲間が到着してるってのに」
「・・・・」
「だんまりか、アイリスちゃん、カモメちゃん達とは一緒じゃなかったの?」
コテンパンにされており、それを見ていた帝国軍一同は何していたんだと言う空気になっており、スパーダが「光年」という単位が距離とは知らず、レイヴンに突っ込まれてしまい、キャトラに怒ら、帝国軍の責任者らしき老兵が声を掛けようとしたが、レイヴンが説教し、アイリスに帝国軍のほかのメンバーはと質問したのである。
「すいません、どうやら、カモメさん達は、この戦争には加わっていないみたいなんです」
「ありがとさん、なるほど、海軍はこの戦争の事は知らされてないのね~急ぐわよ‼」
「待つんだ‼」
「おっさんは、そこで待ってろよ‼ じゃあな‼」
「行ってしまった・・・」
レイヴンとスパーダにコテンパンにされたトリック・ザ・ハードとドレイクの二人組は、ドレイクが闇の能力、綾瀬が言うには、瘴気と言うのだが、それを暴走して、自らを魔物化させたのだが、そんなことでやられるほどレイヴンとスパーダではなく、あっさりと片付けてしまい、トリック・ザ・ハードとドレイクは、龍姫達が待ちかまえている大神殿に逃げて行ってしまったのである。
そんなことはさておき、アイリスは、帝国軍の海軍部隊はこの戦争には介入していないと半信半疑で答えたのである。
レイヴンは納得して、目的地である大神殿に向かうことにしたので、帝国軍が待てと言ったが、スパーダにそこで待ってろと言われて、ただただ、その場で呆然と立ち尽くしていたのである。
「ミスタークライヴ‼」
「ミスターウォルターどうした?」
「少し、あなたの義兄、ミスターユーリについて」
雪原地帯をソフィから承っている銀龍の跨って、兄と慕うユーリ達と合流すべく、ビジネスマン、ウォルターと一緒に目的地である、大神殿に向かっているのだが、その道中で、ウォルターからユーリとはどのような人物なのかと聞かれたクライヴであった。
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砂漠地帯での逮捕劇
聖地ディルムンにて、トリック・ザ・ハードとドレイクの二人組を懲らしめて、まんまと次元武偵達が張り込んでいる大神殿に逃げて行ってしまったので、追い詰めることにしたアイリス達は、迎えに来たレイヴン達と一緒に、誘拐された人々が監禁されている大神殿に向かって行ったのであった。
「ネルガル様達の部隊、たった一人に壊滅されたらしいぞ‼」
「ああ、光焔の御子と一緒にいた野郎に完膚無きまでに、顔面蹴られて、落とされて、そのまま、死刑だって話だ‼」
「うそ、そんな人がいるんだ、わたしもそのひとに会わないと」
此処は、荒野が広がっている地帯で、ヒゴー・マグナスと言う、リオンとは全く関係のない人物の部隊が征討軍を掲げて、老若男女関係なく抹殺命令を下して、刃向って者たちを優先して殺させていたのであった。
ごく一部の兵士が、恋龍がシャルロットに暴行を働いたどう間違えたのか、中二病末期で、自らを狂焔の御子と、傍から見ると痛い人物にしか見えない騎士で、闇又はエアルを暴走させて魔物化つまりゴッドイーターのシエルが言うには、それはアラガミ化で、バフォメットと言う、簡単に言えば、日本絵巻に書かれている牛頭天王のような魔物になることが出来る、ネルガルは、堂々と、恋龍が打った苦無を避けないで喰らって、抜いている間に、見事に顔面に恋龍の左膝による、膝蹴りからの、送り襟締めで落とされて、そのまま、天界の治安部隊に逮捕されて、天界地検で数々の犯罪が立証されて、天界の裁判所にて、ネルガルを含む征討軍は死刑並びに無期懲役、軽くて、懲役十年という実刑判決が下って、ネルガルは天界で処刑台にて、処刑されて、二度と転生できない魂として、あの世に逝ったのである。
そのことをどこで知ったのか征討軍兵士が怯えながら、話していたのである。
「どうする?」
「どうすって、何が?」
「オレタチモ、このままじゃ‼」
「安心してください、大丈夫、更生の余地ある場合と判断されたら、研修を受けて、次元武偵として、社会復帰できますから!(^^)!」
「自首します‼」
「え~い、おまえ達‼」
「征討軍、ヒゴー・マグナス、殺人及び殺人教唆の容疑で逮捕します‼ 連行しろ‼」
「わかりました‼ さっさと歩け‼」
「貴様ら‼ わたしが誰と知っていやっていることか‼」
「ヒゴー・マグナス、哀れな殺人騎士だろ」
征討軍に居続けていればいずれ龍姫達に逮捕されて、刑務所送りになると話して矢先に、芽龍と秋龍とクリスが立っており、更生の余地があるならば次元武偵として社会復帰できると説明して、正当軍兵士は自首したことで、ヒゴー・マグナスは部下の手のひら返しに怒りを露わにしていたが、自業自得のは明白で、ヒゴー・マグナスも逮捕して、治安部隊に連行されていったのであった。
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復讐ウサギと忍龍
荒野が広がる地帯にて、ヒゴー・マグナスが率いる征討軍を逮捕した芽龍達は有る気配に気づいていたのである。
「動かないでくださいね!(^^)!」
「何もしてないんだお‼」
「大丈夫、わたしは、次元武偵、御子神、芽龍、話を聞いてから、あなたの処遇を考えさせていただきます」
「わたし、メグ、ゼノって野郎を探しているだお‼」
「早い、話が敵討ちですか、ダメです、早まっては‼」
「だけど‼」
「その手は、血で汚すためにあるんですか‼」
岩陰に隠れていた人物の背後に回り込むのはお手の物で、一瞬で腕を掴んで極めて、捕まえたのである。
とりあえず話を聞いてから処遇を考えることにしたのである。
岩陰に隠れていたのはピンクのウサギの半獣で、豊満な肉体を軽装と槍で武装しているだけと言う格好だったのであった。
メグと言うらしく、一目散に立ち去ろうとバギーと言う四輪バイクに跨ろうとしたので、芽龍はメグの腕を掴んで、メグが、今回のこの戦争を引き起こしたゼノと言う男に復讐を遂げるきだと見抜き、復讐を辞めさせるために、説得を試みたのである。
「わたしは、お父さんも、お母さんもゼノに」
「わかっています、ですから、これから一緒にゼノ達を捕まえに行きませんか?」
「捕まえて、どうするの?」
「簡単です、罪を償わすんです、行きましょうか‼」
「なに‼」
メグは涙ながら芽龍達に胸の内を話してくれたのである。
幼い頃に、ゼノに両親を殺されたと言う彼女はゼノに復讐を胸に今まで生きてきたのであった。
芽龍は、メグに、ゼノを逮捕しに行かないかとメグを委託次元武偵として仲間に誘ったのである。
そして、転送魔術を発動して、集合場所の大神殿に転送していったのである。
「義兄さんは、いつも困った人がいると何かと助けたがる、ほっとけない病だって」
「なるほど、人がいいんですね、ミスターユーリは、ミスタークライヴ、あなたは、いいお兄さんと出会えたようで」
「はい、オレも義兄さんのような男になって」
「その前に、大神殿に行かないと」
「うわぁΣ(゚Д゚)‼ びっくりさせないでくれ‼」
「遅いから、迎えに来たあげたのに、そんなことだから、ソフィに」
「お願いだ、それ以上は言わないでくれ・・・」
クライヴとウォルターは、ユーリについて話をしながら進んでいた所に、龍琥達が転送してきたので、クライヴハ驚いてしまったのである。
どうやら、大神殿にこないクライヴを迎えに来たようで、あづみが怒っていたのでクライヴは謝ったのであった。
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征討軍と時空管理局のつながり
白銀のドラゴン、ヴィエムを駆り、ネプチューンPLCと言う会社のビジネスマン、ウォルターと話していたクライヴを迎えにやってきた龍琥達は、なんとか合流を果たしたのである。
合流した場所と言うのが、
「ここ、研究所ね」
「この魔物、改造されてる」
「やっぱり、ここで時空管理局が裏で実験を行ってみたいね」
「時空管理局?」
「クライヴさん、ユーリさんから聞いてないんですか?」
「済まない」
「時空管理局ですか、後でご説明してもらってもいいですか? あっと、申し遅れました、わたくし、ネプチューンPLCのウォルターと申します」
「名刺、あ、わたし、都立来禅中学二年生の御子神龍琥です」
「これはどうも、では急ぎましょう‼」
研究所内だったので、ついでに中を調査することになったのだが、そこで目にしてのは、サイボーグと化した魔物が檻に入れられており、あづみとあかねは見ただけで時空管理局が裏で行っていた違法な実験だと見抜いたのである。
クライヴは龍美達に時空管理局について聞いていなかったようで、首を傾げていたので、龍琥に注意されると言う有様で、ウォルターはマイペースで自分の名刺を取り出したので、龍琥も名刺を取り出してウォルターと名刺交換をしたのである。
こんなところに長居は無用と急ぐことにしたのだが、
「おまえ達、ここで何をしている‼」
「通してと言っても、退いてはくれなさそうね」
「うん‼」
「あの~君達はなんでこんな状況で、笑っていられるんだ(´・ω・`)」
「簡単だよ、前門の虎後門の狼、だったら、行ける所は一つだけ‼」
「バイバイ(@^^)/~~~」
「追え‼」
一足遅かったようで、征討軍らしき漆黒の鎧に両手に盾と言う変わった武装の男が部隊を率いて龍琥達を取り囲んだのである。
だが、龍琥達はこの状況になることは予測していたこともあって、クライヴが表情を引きつるくらい、微笑んでいたのである。
そして、次の瞬間、足元に転送魔術の魔法陣が展開されて、龍琥達は大神殿に標準を合わして、転送していったのである。
漆黒の鎧の男、ヘクトルは部隊を率いて追いかけることになったのであった。
「ここが難攻不落と言われた場所か、とにかく、ソフィさんと合流しませんと」
「待て、おまえ達は、そこで何をしている‼」
「あれは、ザックさんのお友達の」
「ヘル・ブレイカー‼」
「あらま、派手に暴れてますね」
ソフィが難攻不落と言われた地域で戦っていると聞いた真龍婭と勇龍は、街中を一般市民を装って歩いていたのだが、赤髪で、漆黒の翼の鎧を身に纏った真紅の双剣を振り回しているザックの幼馴染みのリアムを見つけたので、征討軍に気付かれずに後を追うことにしたのであった。
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工場地帯での
ソフィと合流を果たすべく工場地帯を目指して、冒険者の振りをするために、愛刀を二本差しにして、武偵として行動している際に着用している、ロングジャケットと長ズボンを着用し、薄紫の長い髪を邪魔にならないようにポニーテールに結い、チャームポイントである十字キー型の髪飾りを結っている部分につけて、相棒で親友の勇龍は髪をロングヘアーにしたまま、下に黒いTシャツを着て、黒いロングジャケットを着用して、愛刀のニバンボシを差して、冒険者を装って歩いていたのである。
「あの方は」
「間違いない、ゼノと」
「どうやら、あれは自身の分身の様ですね」
「それに、あれは精霊の一種」
ソフィとの約束の場所である工場地帯に辿り着いた真龍婭と勇龍は、ゼノが創り出した分身と戦っているソフィとリアム、そして、カレンの三人が囲まれていたようで、真龍婭と勇龍は、隙を見て、三人を助けることにしたのである。
「どうした、もう鬼ごっこは終わりか?」
「クッ‼」
「それはどうでしょうか?」
「はぁ? どうしたんだ、氷の国のお姫様は? ギャハハハ(*^▽^*)」
「天光満ところに我があり、黄泉の門開くところに、汝あり、出でよ‼ 神の雷‼ インディグネイション‼」
「なんと言う、破壊力だ‼」
「へぇ~、姉さん、助けを呼んでいたんだな」
「はい、龍美さんの妹を使わせていただいたようですね」
ゼノ分身を倒したソフィ達の前にゼノが現れて、勝ち誇っていたのだが、これはソフィが考えていた作戦の一つ、そう、敢て自分を囮になって、ゼノと、この戦争の引き金になったカレンの実姉である、ミューレアをおびき出そうとしたのだが、ゼノ一人だったが、これでも次元武偵として好都合だったので、ソフィがゼノの注意を自分に向けている間に、真龍婭が詠唱し、ゼノを中心とした神の雷の魔術をお見舞いしたのであった。
もちろん、無殺傷にしてあるので問題ないのである。
「誰だ‼」
「ゼノ、ミューレアさんは、もう、わたし達の手に墜ちました」
「はぁ?」
「どう言うことだ‼」
「姉上が」
「おいおい、そりゃあ、どいうことだ‼」
「それと、これ自殺用に持っていたけど、こっちで証拠として・・・」
「ふん‼ 悪いが、ここは逃げさせてもらうぜ‼」
「おい、追いかけなくていいのかよ?」
「姉上が・・・」
ゼノは真龍婭が放った魔術を受けても蹲るどころか立っていたので、逮捕しようとしたのだが、ゼノはルーンを利用して、次元武偵達が待ちかまえている大神殿に逃げて行ってしまったのであった。
カレンは、姉が、この戦争を引き起こした一人だと聞いて、落胆していたのであった。
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カレン、真龍婭と
ソフィと合流するべく真龍婭と勇龍は約束の場所である工場地帯で、ソフィとゼノとの戦闘に神の雷をお見舞いしたのだが、大神殿に逃げて行ってしまったのであった。
カレンが姉、ミューレアが戦争を引き起こした主犯格であることを聞いて、落胆してしまったのであった。
「カレンさん、顔、貸していただきますか?」
「ああ」
「ユーリさんが言いそうですね」
「とりあえず、誰? オレは傭兵団の団長の、リアムだ」
「ボクは、獅子神勇龍です、ザックさんから、借金は待ってくれということです」
「はぁ~、あのやろう、このまま踏み倒す気か‼」
真龍婭は真剣な表情に切り替わって、カレンに話があると場所を変えるべく、フラクシナスに一旦移動して、ソフィと勇龍がこれからのことについて作戦を練っていた所に、リアムが自己紹介をしてきたので、勇龍も自己紹介をして、龍月を通して、ザックが幼馴染みのリアムに借金返済を待ってほしいと告げたのである。
「あなたは、何をしていたんですか‼」
「わたしは・・・」
「姉にまんまと利用されただけですよ‼ 各地で誘拐され、征討軍が襲って殺された人々はこんなことのために死んでいったと言うのですか‼ 側にいてどうして、辞めさせなかったのですか‼」
「・・・すまない」
「当事者でないわたしが言えるのはここまです、行きましょうか」
「どこへ?」
「大神殿に行くんですよ、先にわたしの仲間達が向かってますので」
フラクシナスの会議室で、カレンにどうして聖地ディルムンで帝国軍と連邦軍が戦争を引き起こしたミューレアを止めれなかったのかと真相を聞いたのだが、カレンはあまりの衝撃な事実に驚きを隠せなかったのである。
真龍婭は言いすぎたと謝罪して、ミューレアを逮捕すべく、カレンともに大神殿に転送ルームから向かったのである。
「ここが大神殿か?」
「その通りだな」
「トリック・ザ・ハードが復活しているとなると、あいつが」
「ブレイブ、お願いだ」
誘拐された人々が監禁されている大神殿に潜入した龍華こと次元武偵ネーム、クラウドは、元犯罪組織の忍者、ジロ吉共に大神殿内を探索していたのである。
通路は一本道だったので、そのまま本殿前に、道中、魔物を倒しながら進んでいたのである。
龍華は、臥龍達にから、トリック・ザ・ハードが復活して、この大神殿に向かったと報告されていたので、同じマジェコンヌ四天王だったブレイブのことを思いだしていたのであった。
「一秒で・・・」
「魔神剣‼」
「‼」
「何が、一秒だって‼」
大神殿内を歩いていた龍華を待ち構えて、腰を落として抜刀術の構えの男が龍華目掛けて抜刀術で斬りかかって来たので、龍華はバスターソード型神機を振り抜いて、斬撃を放って、男の攻撃を止めたのであった。
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伝説は・・・
聖地ディルムンでの大神殿にほかの仲間達より先に潜入した龍華とジロ吉は、流星の絆のメンバーと同じ、日本刀を用いて戦う侍、資料に記載されていた名前は、シンザンと言う男と、やり合っていたのであった。
「何故だ?」
「どうした? シンザン」
「龍華、どうすればいいのだ」
「斬る‼」
「やられるかよ‼ 虎牙破斬‼ (以前の僕なら、もう死んでいたな、これも師匠に出会ったのが良かった)」
一秒以上かかっていることに焦りを感じていた侍、シンザンは、目の前で身の丈ほどあるバスターソード型神機を軽々と振るう少女、龍華を相手にして、また、抜刀術の構えになって、抜刀してきたが、もう、龍華は散々、龍姫に抜刀術でやられているのと、幾多の戦いで見に付けた経験と、綾瀬に教わったマナの運用方法と数多の剣士達相手にしていた龍華には、シンザンの抜刀術程度では、倒されるはない、それに応えるために、龍華は斬り上げと斬り下ろす二段構えの技で迎え撃ったのである。
「‼」
「どう言うことだ、魔物化した!」
「やはり、これは、これしかないか」
シンザンは奥の手を出してきたのである。
シンザンの肉体から黒いオーラが現れて、しばらくして、シンザンは魔物化で阿修羅になったのである。
それを見た、龍華はふと、思い付き、バスターソード型神機を納めて、
「もう振り向かずに、歩いて行けるさ~♫」
「うぉおおお‼‼」
「ふぅ~収まったようだな、この男、ただ、己の剣のためだけに、此処に居たようだ」
「ジロ吉、急ぐぞ‼」
「おう、って、ユーリ達待たなくていいのか‼」
歌って、シンザンに憑依していた、黒いオーラを浄化することに成功したのである。
阿修羅から元の姿に戻ったシンザンは、気を失っており、龍華は通路の脇にシンザンを寝かして、ジロ吉と、共に、先を急ぐことにしたのであった。
ジロ吉は、ユーリ達を待たなくてもいいのかと言ったが、今回の仕事は誘拐された人々の救出が優先のためもあって、龍華も急いでいたのであった。
「こら~ベル‼」
「はい、女神様‼」
「お取込み中、ごめんなさい、ヘスティア、そして、ベル、協力をお願いしたのだけど、いいかしら?」
「報酬は?」
「そうね、こんなんでどうかしら?」
「乗った‼」
「これで、しばらく、アイテムに困らないですね、女神様‼」
「言っておくけど、剣姫も、参加してもらうことになったから」
「どう言うことだ‼」
「アイズはレベル5以上、つまり、飛行島の人々がレベル100を超えていることを話したら、大喜びで受けてくれたのよ‼」
「あの貧相なバカは?」
「あ、主神契約だったわね、破棄させてもらっちゃった‼」
迷宮都市オラリオの廃墟を拠点に構えているヘスティアファミリアに、依頼を持ってきた剣心だったが、ヘスティアが会って早々に、報酬の話を持ちかけてきたので、テルカ・リュミレースで手に入る薬品一式と換金できる鉱石と言うことで手を打ったのだが、別のファミリアに所属している、剣姫と謳われる、アイズに飛行島の冒険者はレベル100以上だと説明した所、協力を申し出てくれたが、主神が黙っているはずがないのだが、アイズは飛行島行きを決意したので、剣心が主神契約を解除して、先に、聖地ディルムンに向かったと、説明したのであった。
「こうしては」
「はい、行きましょう‼」
「ヘスティア、これを持って行きなさい‼」
「これ剣‼」
「刀くらい持ってないと危ないわよそれじゃあ、いってらっしゃい‼」
ヘスティアとベルはこうしてはいられないと先ほど出かけるために用意していた荷物を持って、剣心の転送魔術の範囲に入って、剣心は、丸腰で、薄着のヘスティアに、パーカワンピと日本刀を護身用に持たせて、聖地ディルムンの大神殿に転送させたのであった。
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大集結‼
聖地ディルムンの大神殿に潜入した龍華とジロ吉は、通路を進んでいたのである。
もちろん、ミューレアとゼノの気配は察知しているので、直覚の能力で居場所はわかっていたのである。
「さぁ、英雄さん」
「英雄、それは、過去の功績を称えられた者に与えられる称号ですよ、ミューレア・ガランドさん」
「嘘でしょ、カレンが此処に来るはずでは‼」
「あれ? そのルーンはこちら側の様子を盗撮できるはずですよね?」
「どうして、それを‼」
大神殿の最深部で堂々としていたカレンの実姉、ミューレアはルーンで各地の合戦場を盗撮していたのである。
自身の下に一番乗りは、妹のカレンだと思っていたミューレアは、完全に、龍華とジロ吉の存在をノーマークだったのである。
そして、
「逃げられんぞ‼ ミューレア‼」
「クソ‼」
「どう言うこと‼」
「野郎‼ テメ~、ぶっ殺す<`~´>‼」
「アニス、やめませんか、皆さんの前で‼」
「ジェイド‼」
「おや、これは家出同然のルークではありませんか‼」
「ネクロマンサーか」
各地に散っていた仲間達が終結したのである。
その中には、バチカンとは敵対していたマルクトの軍人で、ネクロマンサーと言う異名を持っている眼鏡の男、ジェイド・カーティス、両親の借金を返すべく軍に入隊したが、剣心に薦められた、軍を辞めて、次元武偵としてスタートを切った玉の輿希望の少女、アニスも駆けつけて、ミューレアとゼノを追い詰めることに成功したのであった。
そこには、帝国の棺と呼ばれる、ジェイドと同じ大佐の地位を持っているジュダも参戦していたのである。
「これは、ビジネスチャンスです‼」
「悪いですけど、終わってからお願いしますね‼」
「ええ、もちろんです」
「義兄さん、行くよ‼」
「ったく、行くぜ‼」
「クズが‼」
「アッシュ‼」
「わたくしも、いましてよ、ルーク‼」
「ナタリアまで‼」
「これは」
この戦力を前に敗北を目の当たりにしたミューレアとゼノは、二人して、自分が行った過ちの代償が大きかったことを思い知ったのである。
「ゼノ‼ どうして、お父さんと、お母さんを殺した‼」
「ふん‼ あいつらが悪いんだぜ‼ ガキを攫ってくる、簡単な仕事を断りやがった‼」
「間違っているのはあなたです‼」
「世のためだろうが‼」
「何だろうが‼」
ユーリ&クライヴ&勇龍達「てめぇらを倒す理由はこれで十分だ‼」
「ボク達もいるよ‼」
メグは両親の仇であるゼノに何故両親を殺したのかと問いただすと、誘拐を強要させていやがったと言う身勝手な理由を自供したゼノに、この場にいた全員が戦う構えを取ったのである。
そして、白とピンクのロングジャケットを着用しているエステルがいつもの右の人差し指で相手を差して、啖呵を切り、ユーリとクライヴと勇龍達も啖呵を切ったのであった。
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大いなる獣
そして、より取り見取りの面々が大集結し、エステルの啖呵を皮切りに、ユーリ達も啖呵を切ったのであった。
「どうしてです‼ 姉上‼」
「退屈なのよ」
「たったそれだけの理由で、どんだけの人が犠牲になったと思っている‼」
「わからないわね、わたしの今の立場になると」
「そうやって、人の運命を弄んで楽しいのかしら?」
「征討軍は何をやっているんだ‼」
「今頃、馬鹿やってるよ、戦場を荒探して、治安部隊に逮捕されてるよ」
「出でよ、大いなる獣よ‼」
「何‼」
「
「おい‼ オレを入れてくれ‼」
「悪いですが、ここで見ていて下さい、ディーン」
カレンが戦争を引き越した理由を、姉、ミューレアに問い出し、ミューレアの口から言葉は、「退屈」と言うくだらない理由だったのである。
早い話が、ミューレアのわがままと、ゼノの欲望が重なり合ったことによる、帝国に濡れ衣を着せ、自身が率いている征討軍を使っての誘拐及び暴行殺人をやらせて、帝国と連邦を戦争させて、自分達からうがいの目を外すつもりだったが、天界の武偵にもう証拠を握られていることに気づかなかったこと、そして、レクサント国王が、テロ組織との癒着並びに賄賂を渡していた容疑で逮捕されたこと、そして、何より、ミューレアとゼノの誤算が、緑龍鬼神であり、超神次元ゲイムギョウ界のリーンボックス武偵所長であり、神楽堂家、長女である恋龍が標的にしていたシャルロットが育った孤児院に遊びに来ていたことを知らなかったこと、そして、ネルガルの現行犯逮捕と言う、大誤算を今になって知ったミューレアとゼノは、奥の手として、ディーンの実父、ガヴェインが隠し持っていたルーンが祭壇に捧げられた瞬間、赤い竜とトリケラトプスのような二本の角を持った、上半身を合体させた魔物が出現してまったことで、周りにほかの魔物が出現してしまったので、龍姫達は被害を最小限に抑えるために、結界を張って、パーティーを二つに分けたのである。
「ぐぉおおん‼」
「ったく、これが大いなる獣、ただのまものじゃねえかよ‼」
「多分、三連戦ですね」
「ガイ‼」
「おう‼」
「みんな、準備は大丈夫そうね‼」
「はい‼」
「おう‼」
大いなる獣と呼ばれていた魔物と対峙することになってしまった、龍姫、ユーリ、ルーク、スコール、ガイ、ファルファラ、ティナ、ブラッドは全員が戦える意思表明を示したことで、討伐を開始したのであった。
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実力の差
ガヴェインが持っていたルーンで召喚されてしまった赤い竜とトリケラトプスの角を持った上半身が合体した魔物、「大いなる獣」と戦うことになった、龍姫・ユーリ・ガイ・ルーク・ファルファラ・ティナ・ブラッド・スコールは、これは三連戦であることを理解して、最終形態の際に、ルークが超振動で倒すと言う作戦を前提に討伐を開始したのである。
「オレ達は、こっちで」
「悪いが、いい加減に、して欲しいんだけど<`~´>」
「魔神剣‼」
「ぎゃぁぁあ‼」
「我に仇名す、敵を討て‼ ディバインセイバー‼」
「アニキ‼」
「おいおい、こいつら、どうなってんだ、剣に魔法って」
「これが、異世界の戦い方・・・」
「オラオラ‼ どうした‼」
ドレイクがクジャタと化して、トリック・ザ・ハードと二人の相手を志澄琥と姫奈太、そして、見た目は金髪碧眼の子供で、レイヴン並のスケベ丸出しの移動居酒屋「豚の帽子」亭の店主なのだが、料理が全く出来ないと言う料理の腕前なので、いつも、仲間の三節棍と言う、扱いが難しい、武器を操る銀髪、バンが料理を作っている、憤怒のメリオダスは、刃折れの剣を巧みに操るメリオダスですら呆れるのであった。
その様子を逃げながら、見ていた獣人はリアムに姫奈太達が魔法と剣術を同時に使えることに驚いていたのである。
完全に傍から知らない人が見たらどう見ても強盗か、ただのおやじ狩りにしか見えない状況に発展してしまったのである。
「うっ‼」
「ねぇ、お母さんどこ? お姉ちゃん、持ってなかったけど?」
「何が目的だ?」
「わたし達は思念体だから、細胞を分けてもらわないと、居場所もわからない」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの街はずれのログハウスを拠点に調査を行っていたクロノ達の下に、カタリアが単騎で乗り込んで、バリアジャケットを装着していたスバルとティアナを叩きのめして、クロノに言い寄っていたのであった。
一方その頃、
「オレの出番がぁぁぁl‼」
「知るか‼」
「認証‼ シャルロット・フェリエ」
「これ、何?」
「どうすんだよ‼ これ‼」
全くなんでいるのかわからない、キースとディーンはわめいていたので、ほかのパーティーメンバーが構ってくれるはず間もなく、様々な武器、並びに魔法を用いて、戦闘を行っていたので、完全に邪魔者扱いであったのである。
その時、出発前に渡されたシャルロットのインテリジェントデバイスが起動し、シャルロットをマスターとして認識したのであった。
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大いなる獣 第二陣
聖地ディルムンの大神殿にて、三つのパーティーメンバーで戦いを繰り広げている龍姫達は、このような状況でも、余裕がうかがえているのだが、
「ファフナー‼」
「‼」
「カレンさん‼」
「クッ‼」
「ゼノ‼」
「遅い‼遅い‼」
「古に伝わりし、浄化の炎‼ 落ちよ‼ エンシェントノヴァ‼」
「ぎにゃ~(゚Д゚)ノ‼」
カレンとメグは、場数が違うようで、思うように戦闘を運べないらしく、そこをゼノに漬けこまれていたことに気づいた、天龍が魔術を放って、二人を助けたのであった。
「おまえ、剣と、魔法か」
「へぇ~、魔法に弱いんだ!(^^)!」
「てめぇから‼」
「遅いよ‼」
「グッ‼」
「なぁ、キース」
「完全に干されてるな」
翼を持った狼に変身したゼノは、天龍の剣と魔法を合わせた戦闘術が厄介だと判断して、天龍を攻撃したが、もう既にゼノに連撃を叩き込んでいたのである。
天龍の連撃を受けたゼノは後退りし、ディーンとキースは置いてけぼりを実感していたのであった。
「ぐぉおお‼」
「虎牙破斬‼」
「今です‼ ファルファラさん‼」
「任せなさい‼」
「ぐお~ん‼」
「第二戦目行くぞ‼」
大いなる獣と呼ばれていた赤い竜とトリケラトプスの角を持った上半身同士が合体している魔物と戦いを繰り広げていた龍姫達は、第一形態が、斬撃を頭部に叩き込むとしばらく動かなくなると言う弱点を見つけて、剣士達の猛攻を受けて、龍姫の読み通り、しばらく動かなくなった所に、腹部の棘を、ガンナーのファルファラが攻撃し、破壊し、第二形態に移行したのである。
「ぐぉおおお‼」
「これが、こいつの本体‼」
「角は、これで」
「龍姫はいくつ武器持ってんだ?」
「あれ、一つで様々な武器に変形できるらしいわ」
「あれも、元はフェイトさんの武器なんですよ、天龍から聞きました」
「後で、見せてもらうとするか‼」
「ぐぉお‼」
第二形態に移行した魔物の名前は「闘争の神獣 プロエリウム」と言うらしく、今度は全体が現したので、龍姫は、角が斧と格闘で破壊可能であると見抜き、得物を、日本刀を鞘に納めて、フェイトから受け継いだインテリジェントデバイス「バルディッシュ」こと「雷鳴」と改名したものを起動させて、ハルバード状の武器を取り出したのである。
こういった物に目が無いようで、ガイは興味津々な眼差しで、戦いの姿勢を見せ、ティナが従姉妹の天龍から龍姫が持っている武器はフェイトから受け継いだ物だと説明し、夫婦剣を構えたのであった。
大いなる獣との第二戦が始まったのであった。
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光焔の
大いなる獣の第二形態「闘争の神獣 プロエリウム」が姿を現し、龍姫はいつもの日本刀を二刀とも鞘に納めて、フェイトから受け継いだバルディッシュを実体化させて、角を破壊することにしたのである。
「シャルちゃん‼ 星龍‼ これ一体‼」
「大丈夫、それはシャルちゃんのインテリジェントデバイスだから、答えてあげて」
「答えるって‼」
シャルロットに渡したインテリジェントデバイスがシャルロットのリンカーコアに反応を示したことで、マスターとして、認められたシャルロットは二刀のディランダルツヴァイを構えながら慌て出したのである。
それを魔物を片付けながら愛刀「大典太光世」を振るいながら、星龍がシャルロットを落ち着かせていたのである。
星龍は知らされてないが、自分とシャルロットの関係が叔母と姪と言う関係なのだが、歳が近いこともあって、友達感覚で接してたのである。
「大丈夫、セットアップって言うだけだよ‼」
「わかった~‼ セットアップ‼」
「シャル‼」
星龍に言われるがまま、シャルロットはフラクシナスで受け取ったインテリジェントデバイスを掲げて、バリアジャケットを装着することを決意し、光に包まれたのである。
「シャルちゃん、カッコイイ(^-^)‼」
「ぎにゃ~Σ(゚Д゚)‼」
「なんだこれΣ(゚Д゚)‼ ってなんで髪伸びてんだ(;゚Д゚)‼」
「なるほど、あの小説を読んでいたらしいな」
「小説って何だよ‼」
光が収まって、シャルロットのバリアジャケットが装着完了したのである。
上半身に白金の胴丸に、上に白色のジャケットを羽織り、腰に黒の後ろに金色の龍の刺繍がされており、髪が腰まで伸びて、星龍と天龍と同じ、ハイブリッドツインテールになっており、シャルロットは恥ずかしそうにしていたのである。
両足に金色の具足を装着し、両腕には、金色の籠手が装着されていたのである。
「で、これであたしにどうしろと?」
「大丈夫、バリアジャケットを装着すると、身体能力を上げられるから、それに、シャルちゃんの得物は、手を前に出したら、出てくるよ‼」
「こうか? 良し、やってやるぜ‼」
「へぇ~龍姫達は、まだ、あんなものをもってたのかよ‼」
「ありえない‼ こんなこと・・・・」
「辞書になってるわけないじゃない‼ 行くよ‼」
シャルロットは自身のバリアジャケットを見て、自分にどうしろと困っていたので、星龍が武器の出し方をレクチャーして、シャルロットは、自身が思い描いた剣を想像し、創り上げて、手に持って反撃を開始したのである。
リッド・キール・ファラはいつもの会話をしながら戦闘を行っていたのであった。
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哀れ
シャルロットは、星龍からもらったインテリジェントデバイスが起動し、マスターとして覚醒したのである。
その姿はまるで金色の龍のような出で立ちで、髪がカスミと同じ長さまで伸びて、レクサント時代に装備していた鎧より軽装だが、レクサント製の鎧より頑丈な軽鎧「バトルガード」を装着して、インテリジェントデバイスが勝手にツインテールに結い、言いなれば、光焔の御子改め、光焔の龍神と化したのであるが、不老長寿の能力は付与していないのである。
「さっさと、片付ける‼」
「すごい‼」
「ぼっさとしない(ああ、可愛いわね(^_-)-☆)」
「ティアちゃん、後で、勇龍達に頼んで例の部屋に案内してもらってあげるから」
「ちょっと‼ こんな時に、なにいっているのよ‼」
バリアジャケットを装着したシャルロットは、日本刀を構えて、敵陣に特攻していったのである。
それを見ていた、ラフィセットが驚き、ティアが注意していたが、星龍に、本心を見抜かれて、勇龍達に例の部屋に案内してもらってと言うと、ティアは顔を赤くして可愛い物に目がないことを否定し始めたのである。
「あいつを殴れないのは仕方ないから、おまえら殴らせろ‼」
「シャルちゃん‼ 刀持ってるのに、殴っちゃダメだよ」
「あ、剣術だからって、蹴り飛ばしていいんだろ‼ クレスみてぇに、飛燕連脚‼」
「‼‼‼‼」
「シャル、行ける‼ イケる‼ ネルガルいたら、わたし達が」
「ぼっこに」
「してやろう」
「ネルガルの野郎は、喧嘩売っちゃいけねぇ野郎に売っちまったらしいな」
シャルロットは、自信に暴行を加えたネルガルが一生この世に転生できないことを龍姫達にでも聞いていたのであろう、魔物の群れに特攻しながら殴らせろと言うので、こんな戦場真っ只中にも関わらず、マイペースで月ウサギのドロ跨って、どう見ても杵にしか見えない、槍を振ると言うよりか、問答無用に可変式ビームを放っているツキミはシャルロットを注意して、シャルロットは、龍美達にでも習っていたのであろう、剣を使わない武術を教わる中で、クレスとスタンが剣士でありながら剣を使わない攻撃技である二段蹴り「飛燕連脚」を魔物にお見舞いしていたのである。
もしネルガルがこの場にいたら、ファラ・コハク・綾瀬・ミュゼ・エステル・リタ・ジュディス達に完膚無きまでに、死んだ方がましと言う生き地獄を味合わさせることになると、レイヴンとアルヴィンは、喧嘩を売ってはいけない集団に売ってしまった征討軍に手を合わせていたのであった。
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超振動‼
シャルロットの怒涛の快進撃が始まった頃、大いなる獣と呼ばれていた「闘争の神獣 プロエリウム」との第二戦目を行っていた龍姫達は問題なく、息があった連携を取っていたのである。
スコールも龍姫達とは数えるほどしか、一緒に戦ったことがなかったのだが、リノア達が結界の外にいるのだが、流石傭兵と言ったところで、難なく、ガンブレードで連携を取っていたのであった。
「なぁ、スコール‼ おまえの剣、見せてくれ‼」
「ガイ‼ 後にしろ‼」
「爆砕斬‼ 翔月双閃‼」
「剣でも、鎌でも、やることは、相変わらずの威力だな‼ 蒼破‼」
「崩襲脚‼」
「バリ~ン‼」
「良し、角が折れた‼」
「次で最後か、気が抜けねぇ‼」
ガイが機械好きなので、スコールのガンブレードに興味を示していたので、ルークが注意し、龍姫が斧形態で地面を叩きつけて、流れるように鎌に変形し、プロエリウムの角に攻撃を加えて、ルークとユーリも拳と蹴りで、ブラッドも神機のような巨大な武器で応戦していた甲斐あって、見事、プロエリウムの角を破壊することが出来たのであった。
そして、いよいよ、最後の第三戦目に突入したのである。
「なるほど、今度はあの石で、ボク達の魔力を削るつもりなんだろうね」
「龍姫、ぶっ壊せねぇか?」
「お安い御用で、2~3秒、稼いでもらえますか?」
「わかった‼」
「早くしろよ‼」
「ルーク、超振動の準備は出来てるよな?」
「いつでも超振動はやれるぜ‼」
「ぐぉおお‼」
「敵さんも待ってくれないようね‼」
プロエリウムの角の破壊に成功したが、今度は相手の魔力及び妖力、譜素、マナを削り取る魔石が設置された状態での第三形態「調停の神竜獣 ヤーヌス」との最後の戦いが始まったのであった。
龍姫は魔石が魔術で破壊可能なことに気づき、ユーリ達に魔術の詠唱の時間稼ぎを頼み、とある魔術の詠唱に入ったので、残ったメンバー全員で龍姫の魔術の詠唱の時間稼ぎを行うことになったのである。
「おら‼」
「力が溢れる‼」
「魔神拳‼」
「はぁぁ‼」
「裁きの時‼ 来たり‼ 虚空の彼方‼」
「全員、下がれ‼」
「ああ‼」
「エクセキューション‼」
龍姫が魔術の詠唱に入った瞬間、残ったメンバー全員でヤーヌスとの戦いに挑み、魔石の覇道に注意しながら攻撃をし、詠唱の時間稼ぎを行って、龍姫が魔術の詠唱が完了したので、前衛は全員退避し、龍姫の魔術が発動し、闇の波動がヤーヌスごと魔石を破壊したのであった。
「ルーク‼」
「調子に乗んな‼ うぉおおおお‼ これで喰らえ‼」
「塵になったのΣ(゚Д゚)‼」
龍姫がルークに指示を出し、ルークはオーバーリミッツを発動し、ヤーヌスに接近し、超振動を発動し、ヤーヌスは再生が不可能なほどに塵と化したのであった。
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征討軍、敗戦
ガヴェインが隠し持っていたルーンで召喚された大いなる獣は、ルークの超振動によって、塵と化したのである。
結界を解除して、ほかのメンバーの下へ助太刀に入ることにしたのである。
「嘘よ!‼ 嘘よ‼ 嘘でしょ‼」
「いい加減にするんだな」
「ミューレア、はしゃぎすぎたね、そろそろ、舞台から、降りてくれないかな~?」
「どうやら、我々の負けを認めるしか、ないようだな」
「はい、そうして下さると、助かるので(#^.^#)」
「ルーク‼」
「オレはディーンだ‼」
「あ、ごめんなさいませ、ルーク、わたくしを置いて行くとはどう言った理由なのか、説明してくださいですわ‼ それとガイも‼」
ルークの超振動を用いた秘奥義によって塵と化してしまったヤーヌスを目の当たりにしたミューレは喧嘩を売ってはいけない集団に売ってしまったことに気づき、情状不安定に陥ってしまったのである。
ミュゼも一度経験したらしく、その際は、側にアーストがいたのだが、ミューレアの場合はそのような人物がいなく、実妹である、カレンですら、見限っている状況である以上は、もう後戻りできないことには変わりなのであった。
そして、鳴流神家一同がミューレアにお決まりの殺し文句を言って、震え上がらせて、ヘクトルが投降をする意志を見せて、キムラスカの王女、ナタリアは、髪色が出で立ちが似ているディーンとルークを間違えて、追いかけ回して、ディーンが人違いだと言うと、ナタリアは謝罪し、ルークとガイを問い詰め出したのであった。
「ふざけるな‼」
「ゼノ‼ ‼ 離せ‼」
「ごめんなさい、これでもこいつは今回の事件の被疑者である以上は死なれては困る」
「醜いぜ‼ おまえらは化けもんか‼」
「今のアンタが、一番醜いぜ‼」
「化けもんに化けもんと言われる筋合いはないね」
ゼノと一戦交えていた大龍達も片付いたようで、ゼノのリンカーコアを義姉のはやてから受け継いだ闇の書で蒐集して、魔力を蒐集して、元の人間の姿に戻し、バインドして、逮捕したのだが、両親の敵討ちに駆られている、メグをあかねが羽交い締めにして、ゼノからは化け物と言われて、武龍が、今のあんたが一番醜いと言い返して、連行されていったのである。
「魔神剣‼」
「野郎‼ てめぇ‼ ぶっ殺す‼」
「ぎゃぁっぁあ‼」
「天光満ところに我があり‼ 黄泉の門開く時に汝あり‼ 出でよ‼ 神の雷‼ インディグネイション‼」
「うぎゃぁっぁぁ‼」
「オレが褒められない~‼」
トリック・ザ・ハードと、クジャタになってしまったドレイクは龍琥達と巨大なぬいぐるみ、トクナガに乗ったアニスに完膚無きまでにされていたのであった。
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聖地ディルムンの大神殿の崩壊
聖地ディルムンの大神殿にて召喚された神獣はルークの超振動によって打倒されて、征討軍が降伏を宣言したのだが、ミューレアが情状不安定に陥り、ゼノは、完膚なきまでのリタ達に完膚無きまでにコテンパンにされていたのである。
もちろん、トリック・ザ・ハードとドレイクも同じくコテンパンにされて、トリック・ザ・ハードはと言うと、
「幼女バンザイ‼」
「もうくるな‼」
「うん‼」
「なんとなく、オレもあんな奴とは二度と会いたくない(´・ω・`)」
マジェコンヌ四天王時と同じくあのフレーズを言いながら光となって消えて逝ったので、礼龍達に散々な言いようで、ロイド達も二度と会いたくないと言わしめたのであった。
「いやぁぁぁ‼ 殺してあげる‼」
「ねぇ、ちょっと」
「少し、頭」
「冷やそうか・・・」
「あれ? みんな‼」
「
「きゃぁっぁぁぁ(;゚Д゚)‼」
自身が犯した現実を知って情状不安定になったミューレアは、とうとう、殺人衝動に駆られてしまったので、龍月・星龍・天龍三姉妹は無表情で、尚且つ、義姉直伝の秘奥義を、ミューレアが逃げないようにバインドまでして、「
もちろん、三姉妹がこの技を放つことを知っていた次元武偵達は一目散に避難していたのだが、ディーンだけ逃げ遅れて、そのまま、
「ぎゃぁぁっぁあ(;゚Д゚)‼」
巻き込まれていたのであった。
三姉妹が放った天翔星龍閃は、聖地ディルムンの大神殿ごとミューレアとディーンを巻き込んで、
「おおお、きたねぇ花火だお‼」
「これ、花火じゃないから(´・ω・`)」
「あ、あ、あ、姉上‼」
「大丈夫、あれ、無殺傷にしてあるから、死なないよ(^_-)-☆」
「平常心でいられるか(/・ω・)/‼」
聖地ディルムンの大神殿があった場所には、巨大なクレーターが出来て、中心に、ミューレアと巻き込まれたディーンが無傷で気を失っていたのであった。
アジルスが来たねぇ花火と例えて、カレンが大慌てで、ミューレアの下に駆け寄って行って、カロルがアジルスに突っ込んで、龍姫が何事もなかったかのように、天翔星龍閃が無殺傷だと説明したのだが、その場にいたこのことを知らないメンバー全員に突っ込まれたのであった。
「さてと、後は龍華だけか」
「そうか、龍華はカタリア達と」
龍華はカタリア達と一戦交えていたらしくあの騒動のごたごたに巻き込まれて逸れてしまったのであった。
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戦争終結‼
聖地ディルムンでの帝国軍と連邦軍のバカげた戦争は、ミューレアとゼノがデマを流し、さらに退屈と言う身勝手な理由で起きてしまったが、大神殿が跡形も無く、そこには巨大なクレーターが出来ているが、無事に戦争が終結したのであった。
「俺を殺す気か(/・ω・)/‼」
「死なないから(^_-)-☆」
「いやいや、幾ら、無殺傷とはいえ、大神殿が跡形も無く吹っ飛んだのよ」
「義兄さん、オレ、龍美達が味方で良かったよ(´・ω・`)」
「ああ、同感だ」
獅子神三姉妹の制裁に巻き込まれたディーンは無傷で生還したのだが、自分がいた大神殿が跡形も無くなっていたことに驚き、相棒のキースとガイを間違え出すと言う有様だったのだが、正気に戻り、ガヴェインが父親らしのだが、その話をそっちのけで、獅子神三姉妹に激怒していたのである。
獅子神三姉妹は笑顔で無殺傷だと説明したが、横でレイヴンが呆れながら、ツッコミ、クライヴがユーリに龍美達が味方でいてくれて良かったと同意を求めて、ユーリも同感だと言ったのである。
「そう言えば、あいつは‼」
「あ、そう言えば、なんか、剣持っていた変な格好をした人がディーン君と一緒に巻き込まれたような」
「オレは一体何をしてたんだ?」
「ギャレン‼ そこをどけ‼」
「何か、あったか知らないけど、落ち着なよ‼」
「ディーン、その者の言う通りだ」
「どうやら、あいつらに操られていたみたいだね」
ディーンがふと剣を鞘から抜いて、ある人物を探していたのだが、星龍が自分が放った秘奥義にディーンとミューレアと一緒に剣を持った人物ごと巻き込んでいたことを思いだして時だった、近くの岩陰に、気を失っていた人物がいたようで、ディーンが一目見た瞬間、剣を上段に構えて斬りかかったのであった。
流石に殺してしまったら元も子もないないので、龍姫が小太刀を抜刀して、ディーンの剣の刀身を斬り、話し合いの場を設けることに成功したのである。
「誘拐された人々は無事に全員が救出できたけど」
「龍華は、何処で」
「クッ‼」
「龍華‼」
「みんないるんだ、聞いてね、この人はわたし達のお姉ちゃんなんだ、けど、裏切り者なんだよ‼」
「裏切った覚えはない‼ その前に、おまえ達に会うのはこれで二回目だ‼」
「また今度ね、お姉ちゃん達‼」
「待て‼」
「とりあえず、治療が先だよ‼」
結界の天界ともに逸れていた龍華だったのだが、銀髪の少女達に一人で立ち向かっていたようで、吹っ飛ばされたのであった。
そして、銀髪の日本刀を帯刀している少女は龍華に裏切り者と言い捨てどこかへ行ってしまったのであった。
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出撃‼ 流星の絆‼
聖地ディルムンの戦争は無事に終戦して、征討軍は誘拐並びに殺人傷害公務執行妨害などの悪行の数々のため、全員が天界治安部隊に身柄を引き渡されたのである。
「龍華、あいつらは?」
「ああ、クロノさんに会ったんです。どうやら、ある物をボクが持っていると勘違いしているようで」
「もしかすると、ジェノバかな?」
「ボクはジェノバ細胞を持ってませんけど‼」
綾瀬は龍美の治療を受けていた龍華が戻ってきたので、カタリア達が襲ってきた理由を尋ねたら、どうやらカタリア達は龍華が何かを隠し持っていると勘違いしているようで、龍姫が少し考えて、ジェノバ細胞の事かもしれないと言ったのである。
龍華がジェノバ細胞を埋め込まれても、逆にジェノバ細胞を死滅させてしまう体質なので、ジェノバ細胞を持っているはずがないのであった。
「休んでいるとこ、ごめんなさい、今すぐ、アスタリスクに向かいなさい‼」
「まさか、やられた‼」
「なるほどな、征討軍を裏から動かしていた奴が」
「アスタリスクに居るのか、行くぞ‼」
「もう、アスタリスク上空飛んでますけど‼」
カタリア達の目的を話していた所に、天界から剣心からの緊急報告が入り、刀藤綺凛が住んでいる島、アスタリスクに向かってほしいと言われた龍姫達は、急いで転送ルームに向かうことにしたのだが、オペレーションルームの彩夢と美緒から今ちょうど、アスタリスクの上空に居ると報告が入ったのである。
「ありがとう、それじゃあ、ボク達は‼」
「先に行って来い‼ オレ達もすぐに後を追う‼」
「それじゃあ、行こうみんな‼」
飛行中の戦艦フラクシナスの屋外に出た龍姫達は、仲間達に自分達が先行すると言い、
「嘘‼ 飛び下りちゃったΣ(゚Д゚)‼」
「まさか、おまえら気が付いてなかったのか?」
「実は、龍美達は」
「話は後だ‼」
「はい‼」
何の躊躇もなく飛び降りたので、流星の絆のメンバー全員が龍神または精霊とインテリジェントデバイスを所持する者達の集まりであると言うことに気が付いてなかった茶熊学園メンバーにユーリが呆れてしまい、アーストが出撃命令を下し、転送ルームに向かったのであった。
「皆に言っておく、アスタリスクでは、警察と一戦交える可能性がある、心してかかれ‼」
「はい‼」
「行くぞ‼」
「おう‼」
フラクシナスの転送ルームにて、アンジールと、アーストが出撃前にアスタリスクで警察と戦う可能性があると告げて、出撃メンバーは異口同音に返事をして、テレプールに飛び込んで行ったのであった。
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決戦‼ アスタリスク‼
聖地ディルムンでの戦争を終わらせた龍姫達に緊急司令でなんと、離島アスタリスクに向かって欲しいとフラクシナスのオペレーションルームから彩夢が通達してきたのであった。
運がいいのか、幸いにもアスタリスク上空を飛行中だったので、龍姫達は、先にアスタリスクに上陸するため、そのままフラクシナスから飛び降りたので、龍姫達の正体を知らないメンバー全員は驚いてしまったのだが、すぐにアーストが指揮を取り、アスタリスクに上陸し、作戦を開始したのである。
スキット:アスタリスク
スレイ「アスタリスクってどんな遺跡があるんだろ(#^.^#)‼」
ミクリオ「スレイ、残念な知らせだ、アスタリスクには遺跡は存在しないらしい」
スレイ「そうなのか、早く終わらせて、遺跡探索に行こう‼」
リフィル「何‼ 遺跡がないというのか、アスタリスクは」
ジーニアス「姉さん、アスタリスクは隕石が落ちて、出来た島なんだから‼」
「はじめ‼」
「行くわよ‼ 綾斗‼」
「ああ‼ ユリス‼」
アスタリスクでは鳳凰星武祭と言う武術大会が行われているのであった。
バトルフィールドに、黒髪の青年、天霧綾斗と、エステルと同じピンク髪の少女、ユリス=アレクシア・フォン・リースフェルトこと、ユリスがダッグを組んで鳳凰星武祭に臨んでいたのである。
「何よ‼ あなた達は‼」
「お~と‼ 鳳凰星武祭、始まって以来の乱入者だ‼」
「ごめんね、大事な試合だったみたいだけど、こういうことだから‼」
「なんだ‼ 囲まれた‼」
「ごめんね」
「これは‼ 出しなさい‼」
「そこで大人しくしてください‼ (さて、綺凛はどこだろ?)」
二人と相手選手を裂くように龍神化し、龍の仮面を被った龍姫と星龍が降り立ち、ユリスは二人に何をすのかと怒って、実況は、鳳凰星武祭、始まって以来の初めての乱入者だと実況してしまう騒ぎになってしまったが、龍姫が一言謝罪し、ユリスと綾斗の背後にステルス機能で背景に紛れていた蜘蛛型ガチェットを目にも止まらない速さで、抜刀術で斬り捨て、破壊し、二人の安全を確保することを優先にするために、龍姫は結界を張って、二人の安全を確保したのだが、ユリスが出せと暴れ出したのである。
龍姫は刀藤綺凛を探すことにしたのである。
「皆さん‼ 避難してください‼」
「武龍‼ 綺凛見なかった?」
「見ひんかったで‼」
「ありがとう」
単独で刀藤綺凛の行方を追うことにした龍姫は、避難誘導していた武龍に刀藤綺凛のことを訪ねて、武龍は見ていないと答えたので、龍姫はそのまま刀藤綺凛の捜索を続けることにしたのであった。
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紫電と紫龍迅雷
アスタリスクに上陸早々に、蜘蛛型ガチェットの群れに遭遇し、一般市民である鳳凰星武祭を観戦しに来ていた人達の避難並びに安全の確保又は負傷者の救出を行っていたのである。
「マスター、ガチェットの殲滅が完了しました‼」
「わかった‼」
「ねぇ」
「ん? どうしたの?」
「綺凛と逸れた・・・探して」
「もちろん、そのつもりだよ‼」
「絶対に生きて連れてきて、さもないと」
「わかったから‼ ビームランチャしまってΣ(゚Д゚)‼」
どうやら鳳凰星武祭会場に出現したガチェットの殲滅完了したことをインテリジェントデバイス「黄龍」が教えてくれたので、龍姫はお礼を言った所に、自分より小柄で、ミレイユ位の背丈の少女が、刀藤綺凛と逸れたことを教えてくれて、連れてきてほしいと依頼していのだが、もし刀藤綺凛の命が脅かすのであれば、容赦しないと言う、意味で小柄な体型に不釣り合いなビームランチャーを実体化し、銃口を龍姫に向けてきたのである。
龍姫は慌てて、少女にビームランチャーをしまって欲しいと言い、少女はビームランチャーをしまって、龍姫が安全な場所に転送してあげたのである。
「どうしたらいいのでしょう? 完全に迷子です。 え、キャァァァァぁΣ(゚Д゚)‼」
「がっちゃん‼」
「ふへ?」
「ふぅ~、大丈夫? !(^^)!」
「あわわわ(/・ω・)/‼」
「落ち着いて、もう大丈夫、名前は? わたしは、鳴流神龍姫」
「刀藤綺凛です」
「よかった、あなたのことを探していたんだ~♫」
「それはどう言うことですか(?_?)」
ガチェットの襲撃で完全に迷子になってしまった薄紫色の髪をツーサイドアップ結ってる、年齢に似つかない、抜群なスタイルの持ち主の少女が日本刀片手に彷徨っていたのだが、そこに、少女目掛けて、岩盤が落下してきたのであった。
少女は目をつぶんでいた瞬間、岩盤が空中で浮遊していると言う光景に目を疑っており、そして、龍神化とフェイトから受け継いだ能力で金髪のメッシュが入った黒紫色のツインテールに龍の仮面を被った龍姫が立っていたのである。
流石にこの場にとどまる訳にはいかず、龍姫は、慣れた様子で、少女をお姫様抱っこで抱えてインテリジェントデバイスに脱出経路を調べさせて真上に飛んで会場上空に脱出したのである。
龍姫は、身元を知るために少女に敢て、龍神としての名ではなく、本名を名乗ったのである。
そして、少女の名は、そう、次元武偵としてスカウトする予定だった、刀藤綺凛だったのであった。
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刀藤綺凛、選択の時
アスタリスクに突如、ガチェットの襲撃が勃発して、鳳凰星武祭の試合会場周辺が被害に遭っていたのである。
いきなりの騒動に、観客等、試合に出場する選手達を避難し、逃げ遅れた人々は結界を張って、爆発と崩壊から守りながら救出活動を行っていたのである。
「そう言えば、綺凛は?」
「しまった‼」
「まだ中に‼」
試合会場から救出された天霧綾斗一行は無事に、龍美達に救出されて、超神次元ゲイムギョウ界の各教会兼武偵所に設けられている避難所に案内されていたのである。
金髪の生徒が刀藤綺凛がいないことに気づき、天霧綾斗が救出に向かおうとしたのである。
「コラ、君‼」
「行かせてください‼」
「お先‼」
「君‼ 待つんだ‼」
「ボク達が行ってくるよ‼」
「すいません、所長‼」
天霧綾斗達が武偵所員に制止されて、救出に向かわせてくれともめ出している隙に、小柄な少女が間を縫って、救出に向かってしまったのである。
どう言うことかフラクシナスへ通じる転送装置のことを覚えていたらしく、アスタリスクに転送してしまったのである。
天霧綾斗達もこの隙に転送装置向かって走って行ってしまったのである。
この騒動に気が付いた龍美達武偵所長一同が連れ戻してくると所員に持ち場を任せて、再びアスタリスクに向かったのである。
「此処なら、大丈夫みたいだね」
「あの~」
「ああ、ごめんね、これ今だけ、あなたに、貸してあげる」
「これは?」
【サードマスター認証、刀藤綺凛】
「ふへ(?_?)」
「そう言えば、あなたも日本刀を使うのんだね」
「あれ、ない、刀が‼」
「さっき脱出する時に、落としちゃったみたいだし、これ貸してあげるね」
「え」
「決めるのは、綺凛だよ」
「わたしはこのまま行くけど」
鳳凰星武祭試合会場から刀藤綺凛を無事に救出し、アスタリスクの安全な場所に出た龍姫は龍次化を解かずに、刀藤綺凛を次元武偵としてスカウトすることにして、そして、フェイトから受け継いだインテリジェントデバイス「バルディッシュ」を分離させて、自身のインテリジェントデバイス「イルミナル」のバリアジャケットを装着し、刀藤綺凛を三人目の「バルディッシュ」のマスターとして認証し、いつでも刀藤綺凛がバリアジャケットを装着して戦闘を行えるように完了したのである。
そして、龍姫は、刀藤綺凛が脱出した際に愛刀を失くしていたことに気づいたらしく、自身の愛刀の一振り「蒼虎」を貸し与えて、自分はこのまま行くが、着いてくるかどうかを、刀藤綺凛自身に選択を迫ったのであった。
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アスタリスクの現状
龍神化をイルミナルだけ解除せずに、バルディッシュだけ解除した龍姫は、刀藤綺凛を次元武偵としてスカウトすることにして、フェイトから受け継いだインテリジェントデバイス「バルディッシュ」を今どきだけ刀藤綺凛に貸し、自分はこのままアスタリスクの街に戻ると言い残して、龍姫は刀藤綺凛を安全な場所に残して飛んで行ったのである。
「あの時だって‼」
そう刀藤綺凛は以前にも同じように自身で決断を下し、此処に居る、そして、龍姫から、お守りとして、そして、未熟な自信を第三の主と認めてくれ、そして、龍姫から借りたインテリジェントデバイス「バルディッシュ」と龍姫の愛刀の一振り所持者の精神力に比例して切れ味が上がる不思議な二尺四寸の日本刀の次元断「蒼虎」を握り絞めて、無我夢中で、龍姫の後を追ったのである。
「ふははは(*^^*)‼」
「いい加減にしろ‼ カタリア‼」
「アンタが裏でやばいことしてたこと、全世界に配信してもいいのかしら?」
「くそ~‼」
「そこまでだ‼」
「あらあら、クロノさん」
「まさか‼ 時空管理局はわたしを」
「生憎、時空管理局はもう存在しない、わたし達は、次元武偵だ‼」
とあるビルで、高笑いをしている銀髪赤眼の少女こと三人組のリーダ格、カタリアに、激怒している四十~五十代くらいの男が焦っていたのである。
カタリアはこの男がこの島である事件の証拠を捏造し、そして、刀藤綺凛を道具として、今の地位を手に入れた、刀藤綺凛の伯父である刀藤鋼一郎であった。
そして、ついにクロノが到着し、騒動の一件が露見したのである。
「何が‼ 次元武偵だ‼」
「逃げるな‼」
「それより、クロノさん、お母さんはどこですか?」
「・・・・」
刀藤鋼一郎はくだらないと一目散に逃げてしまったのである。
クロノは後を追おうとしたのだが、カタリアに阻まれてしまったのである。
「アンタ達‼ そこで何してるのよ‼」
「ここにお母さんが居るんでしょ?」
「いるわけないでしょうが‼」
アスタリスクの鳳凰星武祭会場の前にやってきた銀髪赤眼の三人組の内の二人の、ガーナと背が高いシューミがスコップ持参でやってきたところに、スバルとティアナが到着して激突したのである。
「ったく‼ どうなってんだよ‼」
「街中に魔物の群れが居るってことは‼」
「ああ、カタリア達と今回の騒動の犯人がいる‼」
「はぁっぁ‼」
「お前ら‼」
「助太刀に来たぜ‼」
「キルア‼ 頑張ろう‼」
「ボクを楽しませてくれるかなぁ?」
龍姫達が救出活動している間街中で出現した魔物の群れを討伐していた茶熊学園一行とアドリビトム組に頼もしい助っ人が駆けつけてくれたのであった。
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巨大ガーゴイル召喚
アスタリスクの街中では逃げ惑う人々を魔物の群れが襲撃していた所に、ビスケの下で修業していた黒鉄一騎達が駆けつけてくれたのである。
それと、
「ったく‼ あの女神は‼」
「霊夢、いいじゃねぇか、弾幕やりたい放題だぜ‼」
「ちょっと、一般市民を巻き込まないでね‼ 魔理沙」
「了解‼」
「何考えてるんだか、あの天照大御神様は?」
「とりあえず、こっちに戦力を回してくれたようね」
なんと、幻想郷から強力な助っ人を剣心が呼んでくれたらく、幻想郷で神社の巫女をしている少女、博麗霊夢と、黒と白のゴスロリ調に三角帽子にアーチェと同じく箒で飛行する、金髪の魔導士の少女、霧雨魔理沙と、薄紫色の髪にメイド服を着用し、ローエンと同じく、ナイフを撃って攻撃する、十六夜咲夜などいろな面々が助太刀として駆けつけてくれたのである。
「ひぃいい‼」
「ったく、なにやってんの? 此処は遊び場じゃないわよ、さっさと行きな‼」
「ひぃい(/・ω・)/‼」
「なんなんだ、あいつらは?」
「此処は学生達が汚ねぇ奴らにこき使われているって聞いてるぜ」
「そうなの‼」
「ああ」
鳳凰星武祭会場前で腰が抜けた小太りの学生が悲鳴をを上げながら魔物に襲われそうになっていたので、レイヴンが弓で的確に魔物だけ狙い、矢を放ち、命中させて、見事、魔物を討ち取ったのである。
そして、レイヴンがいつもと違う口調で小太りのボウガンの少年に逃げろと言い、少年はさっきまで腰が抜けていたのが嘘のように、一目散に逃げて行ったのである。
ロイドは双剣を振るいながら、逃げ惑う人たちが、自分と同年代が多いことに気が付き、元傭兵と言う顔を持っているアルヴィンが、レイヴンと仕入れた情報を元に、ロイドでもわかるように、アスタリスクでは、国家ではなく一企業によって学生が戦わされて、成績によって、運営されていると説明して、コレットも驚いていたのである。
「さて、おいで‼」
「何を‼」
「カタリアが、何か呼んだみたいだよ」
「ぐぉおお‼」
「うそでしょ(゚Д゚)ノ‼」
「行くぞ‼」
クロノと二人で空きビルで対面していたカタリアが空に向けて、指パッチンをした瞬間、なんと、翼を持った街の四分の一ほどある大きさのガーゴイルのような魔物を召喚してしまったのであった。
その銀色のガーゴイルは、そのまま街の中心にそびえ立つ建物に飛んで行ったので、討伐に次元武偵達が向かったのであった。
もちろん、スバルとティアナが持ち場を離れるわけにもいかず、そのまま、二人の相手をすることになったのであった。
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死闘‼ ガーゴイル
アスタリスクの鳳凰星武祭会場付近に出現した巨大な金属のようなフォルムのガーゴイルを討伐することになり、ある程度、戦力を残して、現場となる、高層ビルに到着したのである。
「はぁ、はぁ、来ちゃったけど、これ、使い方、聞くの忘れてた(/・ω・)/‼」
「大丈夫です、今から言う通りに、従ってください‼」
「はい‼」
龍姫から貸し与えてもらったインテリジェントデバイス「バルディッシュ」と所有者の精神力に比例して切れ味が上がる次元断「蒼虎」を握りして無我夢中で現場の鳳凰星武祭会場付近の高層ビル近くまでやってきた刀藤綺凛は、ふと、インテリジェントデバイスの使い方を聞くのを忘れていたことを思い出した刀藤綺凛は今になって慌て出したのである。
インテリジェントデバイス「バルディッシュ」は、三代にわたって、おっこちょちょい主を持っていたこともあって、慣れてしまったえらしく、慌て出した刀藤綺凛を落ち着かせて、バリアジャケットの装着方法の手順を教えることにしたのである。
「ごぉおおお‼」
「<`~´>‼」
「さて、どうしたものか?」
「月牙‼」
「蒼破‼」
「硬いです((+_+))‼」
「はぁぁ」
直龍&戦龍&アースト「白鬼塵‼」
「ドカーン‼」
「ぐぉおおお~ん」
「えぇぇ(゚Д゚)ノ あの一撃まともに喰らって、傷一つない‼」
アスタリスクの高層ビルに陣取った巨大なガーゴイルと戦いを繰り広げていた凛々の明星と綾瀬達と、真龍婭達の連合軍で連携を取りながらあらゆる持っている戦術を用いてガーゴイルに攻撃を仕掛けていたのであった。
バスターソード型神機と日本刀と野太刀の威力が合わさった兜割りである特技「白鬼塵」をガーゴイルの脳天目掛けてお見舞いしたのだが、なんもなかったかのようにピンピンしており、そのまま空中に滞空し、暴れていたのである。
これを見た連合軍は退くに引けない戦いであると、確信したのである。
「お~い‼」
「おいおい、いくらんでも、こいつは骨が折れるぜ‼」
「ふふ、面白くなってきたね(^_-)-☆」
「わたし達がやるしかない‼」
「そうだわさ‼ 修行の成果をみせてもらうだわさ‼」
「オレの最弱はさらに最弱を行く‼」
「ええ、わたしも‼」
「最弱って」
「オレ達もいるぞ‼」
「ディアンヌは?」
手をこまねいた所に、ちょうど、ゴン達に、メリオダスたちが駆けつけてくれたのであった。
先ほどの強烈な攻撃を受けてもピンピンしているガーゴイルを見ていたこともあって気を引き締めていたのであった。
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覇王から戦神へ
アスタリスクの街中の高層ビルの建設現場で巨大なガーゴイルとの戦闘を強いられていた面々は、ガーゴイルの強靭な肉体を持ち、それを覆うように、白銀の外皮によって、並大抵の攻撃が通用しなかったのであった。
もちろん、
「はぁぁぁ‼」
「ディアンヌの攻撃受けたら、一溜りもないだろな」
「ぐぉおおお‼」
「あの巨人の攻撃を受けてもピンピンし手やがるのかよ(゚Д゚)ノ‼」
「これならどう? フレイムドラゴン‼」
「ごぉおお‼」
「魔術も効かない‼」
メリオダスの仲間の巨人族のディアンヌが巨大化し、鉄拳をガーゴイルにお見舞いしたのだが、これまた、傷一つ付かずに、また、暴れ出したのである。
「カキーン‼」
「何‼」
「大丈夫か‼」
「大丈夫です‼」
このままほって置いたら被害が拡大することは明白で、結界が一応張ってあるが、いつまで持つかわからない以上は攻撃を辞めるわけにはいかなかったのである。
龍華がバスターソード型神機の峰側から、片刃剣とバスターソードに分解して、二刀流でガーゴイルに斬りこんで行ったが、ガーゴイルが口で龍華の二刀流による攻撃を受け止めて、そのまま放り投げられてしまったが、龍華は受け身を取って、態勢を整えたのである。
「美龍飛‼」
「わたしのインテリジェントデバイスが」
「こっちもだ」
「わたしの力が必要なんですね‼ 受け取ってください‼」
美龍飛達「はい‼」
堅い鎧殻の隙間を狙って攻撃を仕掛けているが、ガーゴイルも素直に急所に攻撃を受けるほど馬鹿ではないようで、全て受け止めるか、避けられてしまっていた矢先に、ZXモフォームのバリアジャケットを装着していた美龍飛達のインテリジェントデバイスと、エステルの武醒魔導器が共鳴反応で光り出したので、エステルは美龍飛達に向かって、自分の武醒魔導器を向けて、光を飛ばしたのである。
そして、美龍飛達全員が光に包まれて、そして、
「これがボクの新しい力、って、みんな、金髪になってる(゚Д゚)ノ‼」
「その前に、武装が、フレンだよな(=゚ω゚)ノ」
「フレンって誰だよ(゚Д゚)ノ‼」
「そんな話は後‼」
「カッコイイです(/・ω・)/‼ 綺麗です(*^▽^*)‼」
「これは、好機だ‼」
光が収まって、美龍飛達のバリアジャケットが、レナスの鎧とフレンの鎧を合体させた物を装着し、で顔をフルフェイスで隠し、薄紫色の髪だったのが、金髪に変わって、全体的に白銀に纏まった、ヴァルキリーのような姿に変化し、一人称が、「わたし」から「ボク」に変わっていたのであった。
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光と希望の矢
満月の子の末裔であるエステルから光を受け取った美龍飛達はライブメタルの新しいフォームを手に入れたのである。
まるで、白銀の鎧を身に纏った、言うなれば、地上に舞い降りた、龍神の戦乙女であろう姿になったのであるが、どう言うわけか、一人称が、「わたし」だったのが「ボク」と龍姫達と同じようになっていたのである。
雰囲気が、男勝りだったのが、物腰が柔らかくなったのである。
だが、戦意が衰えるところか、
「これなら‼」
「行くぜ‼」
「ん?」
「綾瀬‼ ジュードのリリアルオーブが‼」
また、新たな能力が龍神達を覚醒の兆しを見せたのであった。
今度は、綾瀬とジュードの使えなくなってしまったが、ソウルボードの代わりに使用している使えると言うことが判明したので、大切にルーンを嵌めて込んでいた、リリアルオーブから光が、覚醒したばかりの美龍飛達と、龍華達に向かって、飛んで行き、
「これ、矢?」
「なるほど、光と希望」
「これが、ボクの力の具現紋章‼」
「何やってるんだよ‼」
「あいつら、受け止めて」
「やるか、姉として」
光の矢になって、美龍飛達と龍華達の手元にやってきたのである。
そうある異世界の伝承に記されていた言葉が美龍飛達と龍華達の脳裏に記されたのである。
そして、綾瀬とジュードのリリアルオーブが放った矢を受け取った美龍飛達は弓を、龍華達は、バスターソード型神機を分離させて、左手の剣を銃に変形し、光の矢を装填し、実姉である、真龍婭達と勇龍達向けて、光の矢を放ったのである。
「受け取って‼」
「お姉ちゃん、受け取ってくれ」
「ああ、確かに受け取った‼」
「行くぜ‼」
「今度は、真龍婭達と勇龍達か‼」
「お母さんが話してくれた昔話って」
「本当だったようね」
美龍飛達と龍華達が放った光の矢は真っ直ぐ寸分狂わず飛んで行き、真龍婭達と勇龍達の心臓を貫き、そしてまた光の柱が立ち昇ったのである。
そこに刀藤綺凛を安全な場所に避難させて、次元武偵としてスカウトし、インテリジェントデバイス「イルミナル」だけのバリアジャケットを装着した、龍姫が、幼い頃、よく母、剣心が話してくれたおとぎ話と同じことが目の前に起きていたことに驚きを隠せないでいたのである。
その内容は、
「邪悪な者が現れた時、天使達は、愛する者に、希望と光の矢を放ち、射貫き、射貫かれた者が新たな力を得るって」
「リンデ‼ 知ってたか?」
「知らなかった、そして、わたしは悪くない・・・」
「別にリンデを責めてねぇから」
と言うので、本当におとぎ話が現実が目の前に起きたことにユーリが天使である槍使いで、真面目なのだが、少し、融通が利かないことがある、天使、リンデに質問したのだが、リンデは知らなかったと、ついでに、自分は悪くないと言い出したのでユーリが呆れたのであった。
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無謀な
とある異世界の古の伝承として記されている言い伝えが脳裏に走った美龍飛達と龍華達は、綾瀬とジュードのリリアルオーブから放たれた光が、手元で、矢となったので、美龍飛達は、敢て、日本刀を鞘に納めて、弓を実体化し、龍華達はバスターソード型神機を分離させて、左手に持った身の丈ほどの直刀型の剣をビームライフルに変形させて、光の矢を装填し、そして、愛する者に光の矢を放つと言う言葉を信じ、実姉である、真龍婭達と勇龍達に向かって、光の矢を放ったのである。
光の矢で射貫かれた、真龍婭達と勇龍達の体が光り出して、
「これが、新しい能力・・・」
「さて、こっちもやるぞ‼」
「スコール‼」
「ああ、これより、ガーゴイル討伐最終作戦を決行する‼」
また、新たな力が覚醒したのであった。
真龍婭達が、薄紫色の髪だったのが、白金髪に変化し、白銀の龍のフルフェイスの兜を被り、金色に塗り替えられた胴丸を装着し、両足には白銀の脛当てを装着し、太陽を模った模様が彫られたテルカ・リュミレース騎士団のマントのように真ん中で別れているマントを装着した姿に、勇龍が、漆黒の胴丸にあの服をモチーフにした上着を着て、白銀の脛当てが付いたブーツを履き、髪型はツインテールのままで、髪色が黒から元の金髪に変化して、もちろん、フルフェイスの龍の兜を装備していたのであった。
そして、凛々の明星一行の特攻を皮切りにほかの仲間達もガーゴイル討伐に走ったのである。
「何処に居るんだ~‼」
「綺凛‼」
「どうしよう‼」
「行こう、まだ生きてるはずだ‼」
「そうね」
鳳凰星武祭会場から救出されたのだが、刀藤綺凛を探しに来天霧綾斗達は結界を張られている場所に知らずに迷い込んでしまったのである。
刀藤綺凛は今いる場所からそんなにも遠くない場所に居るのだが、高層ビルが建ち並ぶこの島で居場所を掴めていなかったのである。
「ぐぉおお‼」
「しまった‼」
「わたし達だけじゃ‼」
「え?」
「危ない‼」
「先輩‼」
『バリアジャケット、装着します‼』
一方ガーゴイル討伐を行っていた龍美達だったが、やはり白銀の鎧殻の隙間を攻撃を仕掛けるが、ガーゴイルの猛烈な攻撃に手をこまねいてしまったことでガーゴイルが暴れて、あろうことか、廃墟のビルを破壊し、瓦礫が天霧綾斗達の真上に落ちてきたのであった。
もちろん、龍美達が数秒で駆けつけて、刀藤綺凛に渡したインテリジェントデバイス「バルディッシュ」が作動したのであった。
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特地とアスタリスクでの異変
真龍婭達と勇龍達が新たな力に覚醒したのも束の間、ガーゴイルの猛攻で、ビルが崩れて、一般市民である天霧綾斗達の頭上目掛けて壊れたビルの瓦礫が落ちて行ってしまったのである。
戦力をガーゴイルに残すため、鳴流神家からは龍美・龍姫・龍音が、獅子神家からは、龍月・星龍・天龍が、神楽堂家からは恋龍・輝龍・飛龍が、御子神家からは大龍・武龍・芽龍が救出に向かったのである。
「え‼」
「ったく、死にたいのか‼」
「すいませんでした‼」
「あれ、もしかし?」
「いいえ、自分は(どうしよう、一応仮面被ってるからばれてないけど、先輩にはばれそうだよ、あ、そうだ‼)次元武偵の者です、では、安全な場所へ」
「待ってくれ‼ オレ達も戦う‼」
「ですが‼」
「いいだろう、オレが許可する‼」
「アンジールさん‼ ジェネシスさん‼」
「ありがとうございます‼ 行くぞ‼」
問題なく無事に無傷で救出に成功し、天霧綾斗は、漆黒の仮面を被ったツインテールの漆黒の軍服に左腰に龍姫が貸した愛刀、次元断「蒼虎」を帯刀した姿で、自分より大きい天霧綾斗を軽々と抱きかかえて、安全な場所に運んだのだが、天霧綾斗に正体を感づかれたのだが、刀藤綺凛は機転を利かして、バルディッシュからの念話で次元武偵と名乗れと言い、無事に天霧綾斗に正体がばれずに済み、天霧綾斗達の戦力への介入をアンジール達が許可したことで、天霧綾斗達の正式の戦力介入を認めたのであった。
一方その頃、
「なるほど、ここでは、こんなことが起きてたのね」
「さらば‼ 何を‼」
「ピニャ、おまえには」
「何だ?」
「げほ‼ げほ‼」
「誰だ‼」
「あなたは?」
「ごめんなさいね、今は、あの子達に知らせることが先決よ、行きましょうか、ピニャ様」
特地では戦争が起きてしまっていたらしく、そこで天界の治安部隊は特地での調査並びに暗殺者の逮捕を目的とした調査を行っていたのであった。
瑞樹は前陛下が何者かに毒を飲まされ倒れたことを聞き幼馴染みであり、医者である、明を伴ってイタリカの城にステルス能力で姿を消して城に潜入したのだが、ピニャが兄の謁見を終えて、立ち去ろうとした瞬間、兵士が槍で進路を塞ぎ、ピニャを捕らえようとしたので、瑞樹が機転を利かして、煙玉を投げ込んで、部屋全体を煙まみれにしたのである。
煙玉を使った理由は、そう、王となった側近の獣人の女性が裏から操っていたことに気づき、臭いで追えないようにするためである。
そして、無事にピニャを救出に成功した瑞樹は、このことを現在、アスタリスクでガーゴイル討伐を行っている我が子に知らせるために帰還したのであった。
前王は明の治療を受けて助かったのであった。
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四龍神の鉄鎚
特地のイタリカではどうやら何者かによって引き起こされた戦争が勃発しており、その渦中にいたイタリカの王女、ピニャを幽閉しようとした、兄であるゾルザルと仲間達から救出に成功した瑞樹は、明に、皇帝陛下を任せて、一旦ピニャを連れてある場所に逃げることにしたのである。
「着いたわよ、ここでなら、誰も特地から追ってれないわよ。あ、自己紹介がまだだったわね、わたしは、神楽堂瑞樹、よろしくね」
「あ、申し遅れた、わたしは、イタリカの王女、ピニャとい申します、ん? 神楽堂? もしや、神楽堂恋龍殿の姉上であられますか?」
「嬉しいけど、違うわね、正しくは、母よ」
「ええええぇぇ(゚Д゚)ノ‼」
「落ち着きなさい、大丈夫、まだこっちにはあの子達が」
「あの子達?」
「恋龍が別の場所で戦っている、けど、恋龍には、そうあなたと同じお兄ちゃんがいるのよ」
「その方は」
「もう、あなたのお兄さんは、逮捕されてるとこね」
「逮捕!?」
「ええ、ちゃんと、逮捕状を突きつけていんじゃないかしら」
そう辿り着いた場所は、超神次元ゲイムギョウ界のリーンボックス武偵所本部で、いつも恋龍が生活を送っている場所で、今は茶熊学園女子寮で寝泊まりしているので、今は定期的に恋龍が帰って来て掃除を行っているので、部屋は綺麗なままであった。
そして、瑞樹は自己紹介を行い、ピニャも自己紹介をし、恋龍と同じ名字であることを聞いて、恋龍の姉かと質問し、姉と言われた瑞樹は嬉しそうに、母であると答えて、ピニャは驚き、独裁政権を振るっているゾルザルは、神楽堂家、長男である龍臣達によって逮捕されている所だと説明したのである。
それを聞いたピニャは驚くしかなかった、イタリカには何万と言う兵待ち構えている上に、王族であるゾルザルを法で裁けるはずがないと思っていたからだった。
その独裁政権を行っていたゾルザル達はと言うと、
「我が誰だとおもっている‼」
「はしゃぎすぎたな、ゾルザル」
「そろそろ」
「舞台から」
「そこ、姉ちゃんと一緒に」
「降りろ」
「‼」
勝利の女神はどうやら、結婚して、初めての大仕事である、戦国武将をモチーフにした甲冑を着込んだ姿、そう、龍翔達は、男の姿でしか、龍神化できない変わった能力を持っているので、顔も素顔もばれずに済むことが出来るのである。
そして何より、自衛隊もやってきたこともあって、ことがスムーズに運び、そして、悪行三昧を行ってきたゾルザルと、側近のウサギの獣人に殺し文句を言って啖呵を切り、ご対面を果たしたのである。
龍翔と龍雅が、日本刀に鍔に指を掛けて、鯉口を切って、龍臣が斧を構えて、龍牙が槍を構えて、ゾルザルに年貢の納め時だと逮捕状を突きつけていたのであった。
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ゾルザルの三日天下
アスタリスクで妹達が戦っていることを知った龍翔達は妻に背中を押されて、今に至るのである。
「先客か」
「兄様、勘弁なさった方が身のためです」
「ピニャ‼」
「悪いが、おまえの部下達はもう来ない」
「喧嘩売った相手を間違えたな、それと、世のためだろが‼」
「何だろが」
「妹すら、殺すと言うってことは、戦う理由はこれで十分だ」
「え~い‼ オークを放て‼」
「ぐぉおお‼」
そこに自衛隊員、伊丹達がやってきたのである。
遅れること、ピニャも瑞樹が用意してくれた衣服と装備一式を携えて助太刀に加勢しに来たのである。
そして、ゾルザルは自棄を起こして巨大な魔族種である棍棒を持ったオークを放ち、龍翔達を襲わせたのである。
「カチッ‼」
「虎牙破斬‼」
「ドーン‼」
「冬龍ご苦労さん、はじめてにしては、上出来だな」
「うん‼」
「嘘だろ、あのオークが」
「こんなのに刀抜く、必要ない」
「もう、お縄に着くんだな」
「ええ、もう終わり!」
「大丈夫ですよ、これからボクは、叔母さん達の助太刀に行ってきま~す‼」
「晩御飯までに帰って来いよ‼」
「は~い‼」
「わたしも連れてって‼」
「あ、わたしも」
あっさり、愛刀より、近くで腰を抜けている兵士の剣を拝借して、オークをロウリィと魔導士の少女、大龍か武龍若しくは、リィンの先輩に当たる、己の肉体を武器に戦うジュードと同じ武闘家である、アンゼリカがいても真っ先に襲う対象にはいるレレイ・ラ・レレーナが戦い、冬龍も木刀で攻撃し、いつの間に倒したのかと言う表情になってしまったゾルザルにお縄につけと言い、そして、冬龍に踏みつけられて、冬龍は、親友のヴィヴィオ達を待たしているようで、叔母たちの助太刀に笑顔で出かけるので、龍翔は父親らしく晩御飯までには帰って来るように言い聞かせて、冬龍はまるで遊びに行くかのように転送して行ってしまったのである。
伊丹はオタクと言うこともあって何食わぬ顔で、
「正々堂々と」
「誰が、正々堂々だ‼ 妹すら殺す野郎が‼」
「う‼」
「我々は、いつでもあなたに鉄の球などを撃ちこめます‼」
「ゾルザル、その他もろもろ、暴行、殺人、殺人未遂の容疑で逮捕‼」
「さてと、オレ達も、あいつらのもとへ」
「あとは、任せとけ‼」
「ありがとうございます、伊丹さん‼」
ゾルザルに言いよって、龍翔が先ほど兵しから拝借した剣をゾルザルに突きつけて、身柄を確保して、部下にゾルザル達の身柄を受け渡し、妹達の助太刀に向かったのであった。
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ガーゴイル最終決戦 前編
特地イタリカの紛争の原因を作ったゾルザル達を逮捕し、天界の治安部隊と自衛隊員の伊丹達に任せて、妹達が戦っている戦場、アスタリスクに向かったのである。
「ぐぉおお‼」
「おやおや、今度は珍しい鎧ですね(@_@)」
「話は後だぜ、ネクロマンサーさん‼」
「ご協力感謝します(お兄ちゃん‼)」
「おせーよ‼」
「わりぃな‼」
戦場とかした島、アスタリスクに到着した龍翔達を、ジェイドが出迎えたので、龍翔が相変わらずの態度で皮肉って、妹達に加勢していたのである。
「御子と‼」
「鳥さん‼」
「もう、アンタは邪魔‼」
「何故‼」
もちろんヴィヴィオ達も合流を果たしたのだが、シャルロットの鳥、トリ公は、ヴィヴィオを見るなり、光焔の御子と同じ瞳を持っていることに驚いて、シャルロット自身も、インテリジェントデバイスで空をバリアジャケットを装着し自由自在に飛び回っている所を見て驚いていたのである。
「ぐぉおお‼」
「逃がすかよ‼」
「はぁぁぁ‼」
ガーゴイルはビルより高い場所から破壊光線を放とうとしていることに気づいたユーリと綾瀬は、今いる場所からガーゴイルを追いかけるために力強く、鉄骨の足場を蹴って、跳び上がって、追いかけることにしたのである。
綾瀬は四大達を避難誘導に向かわせていたこともあって空を飛ぶことが出来なかったのである。
「<`~´>‼」
「行ってくれ‼」
「青年‼ 行っておいで‼」
「いって来い‼」
「スコール‼」
もちろん、赤髪の少年もユーリと綾瀬達の行動を見て、一緒に鉄骨の足場を力強く蹴って、飛び上がり、上の階層にいた、エルフの男性、エレサールが赤髪の少年の腕を掴んで上に放り投げて、同じく、レイヴンもユーリの腕を掴んで、上に、アルヴィンも綾瀬の腕を掴んで、アーヴァインもスコールの腕を掴んで放り投げたのである。
「ウッ‼」
「ねぇ、お母さんは?」
「ジェノバの首かが欲しい? リユニオン、正気‼?」
「お母さん、返してくれれば、済むんですよ‼」
次元武偵達がガーゴイルと戦っている頃、スバルとティアナが、銀髪赤眼の少女、カリナと、カージュとやり合っていたのだが、実力は見ての通り、雲泥の差であった。
「ユーリ‼ 行って‼」
「綾瀬‼ 頼んだよ‼」
「行け‼」
「ユーリさん達も」
「スコール‼」
ガーゴイルを追いかけてるためのリレーはまだ続いており、今度は、カロルのハンマーを足場にしたユーリを上に向かって、レイアの棒を足場にしていた綾瀬も上に押し上げて、ヌンチャクを武器にしていた、セルフィはスコールの腕を掴んで上に放り投げたのであった。
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ガーゴイル最終決戦 中盤
巨大なガーゴイルは一気にかたを付けるべく、空高く舞い上がって行ったのである。
それを追いかけることにした、ユーリと綾瀬とスコールと赤髪の少年は力強く鉄骨の足場を蹴って上に跳んで、仲間達によるリレーが行われたのである。
もちろん、それに応じて龍神並びにバリアジャケットを装着している者達もガーゴイルの攻撃並びに討伐に空を目指したのである。
「うふん‼ はぁぁ‼」
「ジュディス‼」
「ごめんなさい、これはこの槍の能力よ」
「そう言えば、槍も同じ武能のやつあったね」
「行きなさい‼」
「行ってください‼」
「行け‼」
ジュディスが空中に飛んで、愛槍「ブリューナク」とエクルの自然に抜け落ちた羽根で作った槍が合体して出来た槍で、背中から光の翼を出現させて、一定時間だけ、空を飛ぶ能力を得たので、そのままユーリを槍の柄ではね上げて、赤髪の少年は、アンドロイドの少女、ハーティが得物の街灯ではね上げて、キスティスが鞭でスコールを上にはね上げたのである。
アーストも野太刀の峰で綾瀬を上へと跳ね上げたのである。
「もう‼」
「のわ~‼」
「ほらよ‼」
「みなさん、お願いしましたよ」
「おう‼」
「やったんだぞ‼」
「わぉお~‼」
まだまだ、ガーゴイルは上へと飛んで行き、まだ止まる気配がなく、リタがユーリをお得意の魔術でぶっ飛ばして、スコールはゼルに上へと放り投げられて、赤髪の少年はウサギの獣人の武闘家でもある、ナビィは赤髪の少年w上へと持ち上げて放り投げ、ユーリは相棒の青い犬、ラピードに上に放り投げられて、綾瀬は一応、風の魔術で浮いて、ローエンが全員分の風の魔術で作り上げた紙飛行機を浮かせて、それを足場にガーゴイルを追いかけて行ったのであった。
「ごごごご・・・」
「まさか‼」
「露と」
「消えてもらいましょうか‼」
「‼」
「何を驚いておらっしゃいますか、ユーリ殿」
「我らも」
「駆けつけて来てやったぞ‼ ユーリ‼」
「綾瀬さん‼ 行ってください‼」
「吠えろ‼」
「お兄ちゃん‼」
そしてついにガーゴイルが破壊光線の準備の動作をし始めた瞬間、そこに、なんと茶熊学園のメンバー全員が駆けつけてくれたのである。
ガーゴイルの破壊光線を間一髪、イサミとシズクが斬撃と矢を放って止めた、足止めに、一斉に攻撃を仕掛けて、カグツチに跨ったゲオルグと、ラピュセルに跨った、エクセリアが、斧槍で、上へと押し上げたのである。
「行ってくださいでござる‼」
「頼んだよ、義兄さん‼」
「此処は、アタシに任せなさい‼」
「これは良い話のネタになる‼」
クライヴ達も合流を果たし、地上は任せろと言って、ガーゴイル討伐へと向かったのである。
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ガーゴイル最終決戦 後編
ガーゴイルの破壊光線を一度、阻止し、ガーゴイルがもう一度、破壊光線を放つためにチャージを開始したのである。
「ユーリ‼ 行ってください‼」
「スコール‼ 届いて‼」
「お願い‼」
「綾瀬‼ 行って‼」
「お待たせ~‼」
「行け・・・」
「しっかりせんかい‼」
そして、エステルもあの飛行島で手に入れた剣で背中に光の翼を宿して、ユーリを上に放り上げて、リノアも光の翼を宿して、スコールを上に放り投げて、アイリスも翼の杖で光の翼を宿して、上へと赤髪の少年を放り投げて、ジュードも翼籠手とタイラントナックルを合体させた武器で光の翼を宿して、上に放り投げて、そこに、龍美達がバトンを繋いだのである。
「終わらせるよ‼」
「フレン‼」
「はぁっぁぁ‼ 光龍‼ 滅牙槍‼」
「どか~ん‼」
なんと建設中のビルの最上階で白銀の鎧を身に纏った金髪碧眼のあの男、そうユーリの幼馴染みにしてテルカ・リュミレース騎士団、現団長のフレンが秘奥義を放ち、光の龍がガーゴイルを攻撃し、また破壊光線を放つのを阻止し、
「はぁぁっぁ‼」
「え~い‼」
「うぉおぉぉ‼」
「よっしゃ‼」
「ガーゴイルを倒した‼」
そして、みんなが繋いだバトンを受け取っていたユーリ達はガーゴイルの肉体に刃を突き立てて、そのまま突き刺し、ガーゴイルの体を走り、切り裂いたのである。
同じく、龍華と美龍飛も刃をガーゴイルに突き刺し切り裂いたのであった。
ガーゴイルは元のマナに戻って行ったのであった。
一方でカタリアとご対面を果たしていたクロノの所は、
「楽しいな、クロノさん、今度は、何を呼んでほしい ‼」
「‼ お母さん‼」
「気づくのが遅かったね」
カタリアがガーゴイルを召喚して、倒されているの観てはしゃいでいるのを見て、クロノはもう隠す必要がなくなったので、龍華が持っていると嘘を言って、カタリア達が探していた、あのジェノバの細胞が入っているケースを実体化させて、十三階の高さから落としたのである。
それを追いかけるようにカタリアもそこから飛び降りて行ったので、クロノもバリアジャケットを装着して追いかけることにしたのである。
「わかった、来い‼」
「ぐぉおおお‼」
「黒いドラゴン‼」
「ごめんなさい‼ オレ、先に行きます‼」
「ああ、こっちは、こいつらを相手しなきゃ何ねからな‼」
「包囲されている、無駄な抵抗を辞めて‼」
龍華はカタリアがジェノバ細胞が入ったケースを手に入れたと言うので、後を追うために、敢て、龍華はバスターソード型神機を背負って、天に腕を伸ばして、空間から漆黒の翼竜を召喚し、カタリアの後を追うことにしたのだが、ユーリ達はアスタリスクの警察と一戦交えることになってしまったのであった。
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鋼一郎との終止符
巨大なガーゴイルを倒したのも束の間、アスタリスクの警察特殊部隊に包囲されてしまった、龍姫達は、ドラゴンライダー達がユーリ達を回収して、合流を果たした後、カタリア達がジェノバ細胞が入っている直方体のアタッシュケースを手に入れてしまったと情報を手に入れたので、代表して、龍華がバスターソード型神機を背負ったまま、漆黒の翼竜を召喚し、飛び乗り、カタリア達を敢てバリアジャケットw装着しいるが、なるべく周りに被害が出ない場所まで追い込むことにしたのである。
「大人しく、武器を捨て、投降しなさい‼」
「こいつら、一体、何なんだよ‼」
「早い話が、オレ達に濡れ衣着せて、捕まえる気だろ」
「それにしても、今になって此処に来たってことは」
「ああ、間違いないだろ」
地上では完全に逃げ場が無いようで、流石の念能力を持っても、ゴン達もこの包囲網を突破するのは骨が折れるらしく、メリオダス達は初めての警察相手にやる気満々と言った感じであった。
「マスター、見つけた‼」
「済まない、フェル」
「‼」
「お姉ちゃん、追い着いたよ‼」
「悪いが、おまえ達の相手をする暇はない‼」
一方で漆黒の翼竜「フェル」を召喚した龍華はバリアジャケットを装着して飛行して、ジェノバ細胞が入っているアタッシュケースを持って逃げているカタリアを尾行していたのである。
どうやら、ミッドチルダに向かっているようで、そのまま、後を追うようにフェルともに追いかけていたら、カリナ達の妨害を受けてしまったのである。
この二人に構っている暇がない龍華は背負っているバスターソード型神機を構えて、フェルで空を翔けながら、二対一と言う厳しい状況を強いられてしまったのである。
「はぁぁ‼」
「おまえ達と、遊んでる暇はない‼ 裂空斬‼」
翼竜に乗っているという状況下で戦っているにも関わらず、何も問題なく器用にバスターソード型神機を振るい、カリナ達の攻撃を捌いていたのである。
そして、二人の武器を破壊した龍華はそのままカタリアの後を追うことにしたのである。
「天界治安部隊だ‼」
「何だ‼」
「もう、おまえらは警察でも何でもない‼」
「誰の許可を得て、誰だと思っている‼」
「あれを見て、そんなこと言えるのかしら?」
「鋼一郎様、取引きは成立と言うことで」
「エピタフじゃない‼」
「アレクセイの野郎まで」
「わたしは知らない‼」
「ごめんなさい、これは事実よ」
アスタリスクの警察に包囲されてしまった龍姫達は、何とかしてこの状況を打破しようと策を練っていたら、刀藤綺凛の伯父の鋼一郎らしき人物が現れた瞬間、天界治安部隊が駆けつけてくれて、龍姫達はなんとか拮抗した状況を打破できた上に、なんと、剣心がかき集めた物証である映像が全世界に、絶賛好評放送中と言わんばかりに流されたのであった。
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アスタリスク戦争終結‼
アスタリスクでのガーゴイルとの戦いを終えて束の間に警察特殊部隊に包囲されて、下手に手が出せないと言う状況に陥っていたのだが、メリオダス達はやる気満々だったが、刀藤綺凛の伯父の鋼一郎の悪行三昧及び、警察上層部の闇取引が全世界に絶賛好評放送されたことで、龍姫達を包囲していた警察は総崩れを起こしたのである。
「嘘だろ、オレ達が」
「観念するんだな」
「ふざけるな~‼」
「バ~ン‼」
「何やってんだΣ(゚Д゚)‼」
自分達が行ってきた行為が全てとは言えないが罪に手を染めていたことで自棄を起こしたのか、制服警官が携帯していたリボルバー式の小型銃をあろうことか、ユリスに向かって銃弾が放たれたのである。
だが、銃弾より速く動ける者が此処に居ることを、
「キ~ン‼」
「え?」
「大丈夫?」
「何が?」
「もう、アンタってのは‼ 剣士なら少し周りを見なさい‼」
「ユリス、この方が、銃弾を真っ二つしてくれたおかげで、怪我しないですんだのよ」
「ありがとう‼」
そう何を隠そう、インテリジェントデバイス「イルミナル」だけだが、これでも「バルディッシュ」なしでも、瞬間移動は簡単で、ユリスと銃弾の間に割って入って、日本刀で、寸分狂わずに、狂気に走った制服警官が放った銃弾は真っ二つになって、誰もいない場所に落ち、金髪の女子学生がハンカチを被せて、これがユリスに向かって飛んできたことを説明し、リタも注意していたのである。
「ふざけるな‼」
「バ~ン‼」
「え‼」
「流石」
「ちゃんと、拳銃当てたわよ」
「どこから撃ってんだよΣ(゚Д゚)‼」
「こう見えて、スナイパーでもあるのよ(^_-)-☆」
今度は鋼一郎が拳銃を発砲しようと構えた瞬間、どこからともなく拳銃だけ撃ち抜き、拳銃は地面に落ちて、恋龍が踏みつけて破壊し、スクリーンが出現して、なんと次元の壁さえ超えて、元特殊アンドロイドにして兵器、今は完全な人間の肉体に龍神の力を宿すリゲルことあづみがオールレンジ能力を使って、ビームライフルで撃ち落としたのである。
アドリビトム組のツッコミの大合唱が行われたのであった。
「わたしは悪くな~いΣ(゚Д゚)‼」
「恥ずかしいですね、いい加減に認めたらどうです川□_ゝ□)☆」
「ジェイド、真顔でも怖いからやめてやれ(/・ω・)/‼」
刀藤鋼一郎は自分が拳銃を発砲しようとしていたのにも関わらず、自分は悪くないと言い出したので、ジェイドが近づいたのだが、余計怯え出したのである。
「何をする‼」
龍姫&綺凛「地獄の閻魔さんにでも聞くといいです<`~´>‼」
「ふぎゃぁぁっぁぁ(゚Д゚)ノ‼」
「認めたら、痛い思いをしなくて済んだものを川□_ゝ□)」
何も事もなかったかのように振る舞い出した刀藤鋼一郎に、龍姫と綺凛が日本刀を返して峰打ちで吹っ飛ばしたのであった。
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黒龍VS片翼の英雄
見事、アスタリスクの警察並びに刀藤鋼一郎を一網打尽にした龍姫達は、カタリア達を追いかけて行った龍華を追いかけることにしたのである。
「ユーリ‼ これは一体どう言うことか説明して欲しい‼」
「ゲオルグ、落ち着いて‼」
「我々をこのような目に遭わせたくないがために行ってくれたのですぞ‼」
「ったく、そんなんじゃねぇっての、仕事でこうなったんだよ」
「ユーリ、急がないと‼」
「おう‼」
「一緒に来てもらえますか?」
「ああ、もちろんだ‼」
次元武偵の資格を持っていないゲオルグはこの状況を説明してほしいとユーリに詰め寄っていたのだが、イサミが制止し、ゲオルグを叱咤し、ユーリが仕事だと言い、フレンがやって来て、急がないといけないのではと言ったので、ユーリは急いでフラクシナスに向かったので、龍姫達は、龍神化のままで顔をフルフェイスの龍の仮面を装備したままゲオルグ達を誘導して、フラクシナスに向かったのであった。
「ねぇ、これ使えるの?」
「目くらましにはなるんじゃない」
「そうだね」
「来るわよ‼」
龍華が相棒の漆黒の翼竜「フェル」に乗って、カリナとカテルを相手に退けて、いよいよトンネルを抜ける頃だと言うところに、スバルとティアナが、時限式の花火を片手に、トンネルからカリナとカテルが出てくるのを待っていたのである。
そして
「やるよ‼」
「派手にあげるわよ‼」
「チュ~ど~ン‼」
漆黒の翼竜「フェル」に乗った龍華が通り過ぎたので、スバルとティアナが持っていた時限式の花火をトンネル目掛けて投げ込んのである。
見事セットしていた時間通りに大きな花火が打ち上がったことでトンネル内が煙で充満したので、カリナ達の足止めに成功したのである。
「お母さん・・・」
「お願い、みんなに知らせてくれ」
「yes、マスター」
どうやら、次元トンネルを抜けてミッドチルダの訓練所になっている廃墟に到着したカタリアは瓦礫に座って、ジェノバ細胞が入っているアタッシュケースを抱えて、嘆いていた所に、龍華が追い着いて、相棒のフェルにみんなに知らせてほしいと告げて、フェルはみんながいるフラクシナスに帰還したのである。
「ふん‼」
「‼」
龍華がカタリアを見つけた場所はかつて教会だった建物だったらしく教卓など面影が残っていた場所と言うのは、元黒の女神候補生「ユニ」だった龍華には皮肉であろう、だが、カタリアにジェノバ細胞を好き勝手使わせるわけにはいかないのである。
龍華は、カタリアに魔術で先制されてしまったのであった。
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いざ、黒龍VS銀
ジェノバ細胞が入っているアタッシュケースを持ったカタリアを見つけた龍華はバスターソード型神機を構えて対峙したのだが、一瞬の隙を突かれて、カタリアが魔術で作り出した光の球体による先制攻撃を受けてしまったのである。
「オレとしたことが、ん? キャ‼」
「マスター‼」
「これ、水? 傷が治ってる」
「マスター、大丈夫そうですね。ですが、カタリアが今度はIS学園のコロシアムへと」
「ああ、急ぐぞ‼」
粉塵が舞ってしまったことで、カタリアに逃走を許してしまったのだが、カタリアが放った魔術が教会の床を捲り、地面が露出して、しばらくして、泉が湧いて出たのである。
勢いよく湧き出た水に触れた龍華は、先ほどのガーゴイルを含む連戦負った傷が癒えていたので、気を取り直して、インテリジェントデバイス「阿修羅」がカタリアがIS学園のコロシアムに逃げ込んだと反応を察知したので、龍華は急いでIS学園に飛んで行ったのである。
「こっちだ‼」
「きゃぁぁぁ‼」
「千冬様‼」
「姉さん‼」
「おまえ達も避難しろ‼」
「冗談じゃない‼」
「悪いが今回の相手は格が違いすぎる‼」
ジェノバ細胞が入っているアタッシュケースを持ったカタリアがIS学園のコロシアムに逃げ込んだと言う知らせはIS学園全体に広まっていたので、千冬達、教員が避難誘導を行っていたのである。
一夏達はカタリアと戦わせてくれと懇願したが、流石のラウラでさえ、避難した方がいいと、言い、避難することになったのである。
「やっとお母さんに会えたんだ」
「何が、始まる?」
「お母さんが、教えてくれるよ」
「そうか・・・」
「どうせ、わたしは操り人形、昔のアンタと同じだ‼」
「‼」
IS学園の生徒達が避難している頃、龍華はコロシアムに佇むカタリアを見つけて、バスターソード型神機を持って、対話をした後、カタリアが光の球体を放ってきたので、上に飛び、カタリアも日本刀を逆手に抜刀し、アタッシュケースを抱えたままバスターソード型神機を構えた龍華とやり合うことになったのである。
「龍華‼」
「義兄さん‼」
「クライヴ、これはあいつ自身の戦いだ‼ 邪魔すんじゃあねぇよ」
「カタリアは」
「セフィロスだろ」
「ああ、何故、女性型の思念体など」
「多分、ゲイムギョウ界の女神の思念を利用したんだろ、特に、黒の女神を」
なんとか、龍華とカタリアが戦っているIS学園のコロシアム上空に到着した次元武偵一行は、クライヴ達が助太刀に行くと言うので、ユーリが止めて、戦いの行方を見守ることになったのであった。
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黒龍魔王VS銀色の英雄
龍華は自分達に渦巻く因縁に終止符を討つべく、バスターソード型神機「閻龍」を正眼に構えて、カタリアが龍姫達が得物にしている二尺三寸の日本刀を逆手に左で抜刀し、龍華のバスターソード型神機による攻撃を受け止めたのである。
「魔神剣‼」
「これが・・・」
「ああ、オレ達が戦ってきた場所だ」
「ガクっ‼」
「エクセリア様‼」
「ソフィも‼」
「同じ名前・・・」
エクセリア&ソフィ「大丈夫です、離れてるのに」
「義兄さん‼」
「どうやら、この戦い、物凄い念能力を感じる」
龍華とカタリアはどちらも一歩も譲らない攻防を繰り広げており、その様子をラタトスクの戦艦「フラクシナス」のモニターで見ていたエクセリアとソフィがその場で膝を付いたのである。
どうやら、カタリアのソウルによって膝を付いたのである。
「く‼」
バスターソード型神機を弾き飛ばされたが、桜龍から受け継いだ日本刀「ニバンボシ」を抜刀し、バスターソード型神機が飛ばされた方向にバックステップで跳んで、逆上がりの要領でバスターソード型神機の柄で大車輪をしながらコロシアムの管制塔の壁に突き刺さっていたバスターソード型神機を抜き、ニバンボシを納刀し、そして、カタリアは持っていた日本刀を弾き飛ばして、カタリアを追い詰めたかに見たのだが、カタリアはジェノバ細胞が入っているアタッシュケースを放り投げたので、龍華が一刀両断にしたのだが、
「わたしのリユニオン、見せてあげる」
「白鬼塵‼」
そう、中に入っていたジェノバ細胞を使ってリユニオンを計ったのである。
龍華はリユニオンを許せば、またあの男が復活することに気づき、バスターソード型神機を上段に振りかぶって、カタリア目掛けて、兜割りで追撃したのだが、
「カキ~ン‼」
「久しぶりだな(ね)クラウド(ユニ)・・・」
「‼」
「嘘でしょ‼Σ(゚Д゚)‼」
「何が望みだ‼」
カタリアは両腕を掲げた瞬間あの、アーストの身長と同じ身の丈の日本刀が実体化し、そして、聞き覚えのある、あの男と女神の声で久しぶりだと言われた龍華は驚いたのである。
忘れもしない、銀髪の青き瞳の男、セフィロスに変身と思ったら、そう実姉に憑りついていた黒き女神「ノワール」になったする存在が復活してしまったのである。
龍華の兜割りをいとも簡単に受け止めたセフィロスはそのまま龍華を吹き飛ばしたのである。
セフィロスに吹き飛ばされた龍華は態勢を整えて、セフィロスであり、ノワールである存在に向かって、何が望みだと質問したのであった。
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おまえへの贈り物
ジェノバ細胞を使い龍華のバスターソード型神機による兜割りをいとも簡単に受け止めたのは、あの八尺はあるだろう長さの野太刀が出現し、カタリアの銀髪が伸びて、龍華に向かって、久しぶりだと、セフィロスであり、ゲイムギョウ界の黒の女神の思念体、「ノワール」である存在が復活したのであった。
「うわっ‼」
「残念だ」
「さっきから、何が望みだ‼」
「わたしは(ね)、またゲイムギョウ界の頂点に立って」
「世界をどうする気だ‼」
「もう、お姉ちゃんって呼んでくれないのね? おまえ(あなた)次第だ(よ)」
刃を交えながらセフィロスであり、ノワールである存在と対話を始めた龍華は此処で負けるわけにはいかないのである。
そして、もう目の前の人物から姉と呼んでくれないことを悔しがっていたノワールの人格である。
「さっき、お姉ちゃんって」
「そうか、知らない奴に説明しないとな」
「龍華、いや」
「ボク達の昔の名は、「ユニ」、ゲイムギョウ界の黒の女神候補生でした」
「おいおい、まさか‼」
「その通り、オレ達の昔の名前は、「ノワール」、黒の女神」
フラクシナスではゲイムギョウ界のことを知らないメンバー全員に、優華龍達が自分が以前、ゲイムギョウ界の黒の女神候補生「ユニ」と呼ばれていた存在だと明かして、そして、龍菜達も自分達がゲイムギョウ界の黒の女神「ノワール」と呼ばれた存在であると明かしたのである。
「そうだったのΣ(゚Д゚)‼」
「ああ」
「だが、こいつらは、オレ達の仲間だ‼」
一番驚いていたのは、黒の姫と呼ばれていたグローザに、ユーリは仲間だと言ったのである。
「勿論だぜ‼」
「ありがとう」
やはり此処に居るメンバー全員が目の前にいる龍菜達がノワールと言う「闇」に支配されただけだと受け入れたのである。
「ほう、おまえ(あなた)を強くした(かしら)? おまえ(あなた)への贈り物を考えていた(の)」
「おまえに言いたくないね‼」
「絶望を送ろうか(送りましょうか)?」
「コロシアムがΣ(゚Д゚)」
一方で今だに刃を交えていた龍華とセフィロスとノワールの思念体は、IS学園のコロシアムを舞台に物凄い攻防を繰り広げて、龍華がどんどん強くなって行くのを知りたがっていたセフィロスに、龍華は言いたくないと答えて、セフィロスはコロシアムの管制塔の目の前に立って、あろうことか、正宗で薙ぎ払って、管制塔を真っ二つにしてしまったのであった。
IS学園のメンバー全員が驚いていたのであった。
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魔王、絶体絶命
セフィロスはゲイムギョウ界の黒の女神とゲイムギョウ界で志半ばでこの世を去った怨霊を用いて復活を果たして、龍華はバスターソード型神機を持ち前の勇気を振り絞って刃を交えていたのである。
龍華の勝利を信じ待つことしかできない、フラクシナスで待機している仲間達そして異世界の人々が見守っている中、龍華は戦っているのであった。
「許しを請う、姿を見せてくれ(ないかしら)」
「はぁっぁ‼」
「嘘だろ(=゚ω゚)ノ‼」
「あの瓦礫が降って来る中を突き進む気か‼」
「あれが龍華の二刀流・・・」
セフィロスは龍華に絶望を送ると発言した瞬間、六尺ほどある野太刀である「正宗」を正面に構えて、横一線に薙ぎ払ってIS学園のコロシアムの管制塔の管制室がある部分を切り落としたのである。
龍華は避けるどころか、バスターソード型神機を分解し、二刀流に構えて、降ってくる瓦礫の中を突っ切ることにしたのである。
龍華のその行動を見ていたフラクシナスで待機していたロイド達は驚くしかなかったのである。
龍華は器用にバスターソード型神機と分解した麺切包丁の先端を尖らせて大きくした大剣を振るいながら降り注ぐ瓦礫の中を突き進んで行き、セフィロスと刃を交えていたのである。
瓦礫の雨を潜り抜けた龍華は元のバスターソード型神機に戻して、またセフィロスを迎え撃ったが、
「飛ばして行きますか‼ 崩龍無影剣‼」
「ふん‼」
やはり実力は、流石、ソルジャー1Stにして、英雄と評された者で、圧倒的に力の差を見せつけたのである。
龍華はオーバーリミッツLv3を発動して、冷気をもと居ながら特攻したのである。
「アンタ達はセフィロスの仲間だったんだろ? セフィロスを説得できないのかい?」
「済まない、それはもう無理だ」
「セフィロスはオレ達と一緒に戦った頃とはまるで別人だ‼」
フラクシナスで待機していたくノ一のしいなは、共に一緒に戦った仲間であるアンジールとジェネシスにセフィロスを説得するように頼んでいたが、もうセフィロスが自分達が知っているセフィロスではないとしいなに明かしたのである。
「終わりだ‼ 天を統べる魔王の剣‼ 魔王界滅刃‼」
「龍華の秘奥義‼」
龍華は隙を見せることなく、バスターソード型神機による炎を刀身に纏ませての連撃をお見舞いする秘奥義を繰り出したのだが、
「いやぁぁっぁぁ(>_<)‼」
「あの時の痛みを覚えているか(かしら)?クラウド(ユニ)」
「うっ‼」
全て捌き、最後の一撃の兜割りに合せ、そして、龍華は、クラウドと同じく正宗に串刺しにされてしまったのであった。
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希望の戦龍降臨
龍華はオーバーリミッツLv3を発動し、冷気を纏い通過した場所が氷漬けになる奥義を繰り出し、炎を纏った連撃を繰り出したが、セフィロスは全て正宗で龍華の連撃を全て捌き、そして、最後の一撃の兜割りを知っていたかのように、いとも簡単に龍華の腹を突き刺し、見事に串刺しにしたのである。
それを見た茶熊学園一行は目を瞑り、悲鳴を上げて、エシリアとマールの前に立って見せないようにしていたのである。
「あの時のを痛みを覚えているか(かしら)?今再び、忘れられない痛みを刻む(刻むわ)」
「うわぁぁ‼」
「オレ達は、何もできないのか‼」
「わたし達は無力でしかないのか‼」
「おまえの大切なものは何だ(何かしら?)? それを奪う喜びをくれないか(かしら)?」
セフィロスは正宗で串刺しにした龍華を軽々と上に放り投げて、片翼の翼を生やしたり、攻撃するたびに、ネクストフォームのノワールに変化して、龍華を滅多刺しにした後、地面に叩きつけて、意識が朦朧としながらバスターソード型神機を持ち立ち上がろうとしている龍華に、大切なものは何だ?と質問した後、それを奪う喜びをくれないかと発言し、正宗を袈裟斬りの構えで斬りかかってきたのである。
それを全異世界の人々は祈り、IS学園の一夏達は何もできない自分達の無力を嘆き、王立士官学院も同じこと気持ちでいたのである。
セフィロスが斬りつけてきた瞬間、龍華を守るように光に包まれ出したのである。
「オレならまだ、諦めないぜ、例え絶望的な状況でもな、夢を抱きしめろ、そして、どんな時でもソルジャーの誇りは手放すな、まぁ、ソルジャーないけどな、可愛いお嬢さん」
「ザックスさん・・・」
「手、貸してやろうか?」
「いいえ、大丈夫です」
「一度、倒した相手だろう? 楽勝じゃない‼」
「はい‼」
「もう、忘れるなよ‼」
「はい、決して」
「何が、龍華さんの身に」
「あいつ、また、強くなるだな」
光に包まれた龍華はなんと、バスターソードの前の持ち主で、黒髪のツンツン頭の長身の男、ザックスが語り掛けて、励まされた龍華はまたバスターソード型神機を正眼に構えて、ザックスとの会話を終えたのである。
「哀れだ、あなたは何もわかってない‼」
「ぎにゃ~(;_;)/~~~‼」
「あれは」
「ジュードのリリアルオーブが光ってる」
「オレ達のインテリジェントデバイスもだ」
「あれは紋章‼」
「希望を現してるのね」
セフィロスの袈裟斬りを受け止めた龍華は哀れだと言い、先ほどの男口調が一変し、女性口調に変化した瞬間、白い翼に包まれたのである。
フラクシナスで待機していた仲間達及びセフィロスが異世界配信した映像を見ていた全異世界の人々が、目を凝らして、龍華の勝利を信じていたのである。
そして、龍華ではなく、同じ優華龍達のインテリジェントデバイスが光り出し、ジュードのリリアルオーブが光出し、そして、
「あれが、龍華か?」
「まるで、レナスちゃんと同じみたいよ~」
「ああ、わたしと同じ戦乙女の鎧だな」
「大切じゃないものなんか、ないわよ‼」
美龍飛達と同じく白銀の鎧を身に纏った龍の仮面を被った金髪碧眼の戦乙女に覚醒したのである。
服装はエスメラルダのルーンナイトとしての服装に胸の隆起を抑えるために白銀の軽鎧(ミネルヴァビスチェ)を装備して、セフィロスに付けられた傷は完治していたのであった。
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龍華の全力全壊‼
龍華はザックスの亡霊と会話をしたことで、紋章が覚醒したのである。
その紋章は、ジュディス曰く、「希望」を表しているらしく、そして、龍華がセフィロスに大切じゃないのなんてないと言い切って、セフィロスの逆袈裟を受け止めて、弾き飛ばして、白い翼に包まれて、そして、金髪碧眼の龍巫女として覚醒したのである。
フラクシナスで待機していた茶熊学園メンバー及び龍姫達とは初対面全員が
「あの~」
「どうした?」
「龍華さんは」
「女性だったんですか?」
「今まで気が付いてなかったのかよ(/・ω・)/」
「と言うことは」
「オレ達、女です」
「「ナンダッテΣ(゚Д゚)‼」」
ローテーションでユーリに龍華が男ではなく女のであることを質問し始めた、女性陣は、ユーリの口から、龍華が女だと明かされて、現在放送されている異世界全土に、驚愕の声をお届けしてしまったのである。
「ロウリィ、知ってたか?」
「耀司、気が付かなかったの?」
「嘘でしょうΣ(゚Д゚)‼ あの子が‼」
「自分も驚きです‼」
もちろんのことながら、特地も絶賛好評放送中だったので、自衛隊基地でも、龍華が女であることに驚きを隠せないでいたようで、自衛隊員達も大騒ぎになっていたのである。
特に、伊丹達の周りが一番騒いでいたのである。
「飛ばして行きますか‼ 凍牙‼ 衝裂破‼ 舞い上がれ、光翔戦滅陣・旋迅‼」
希望の紋章を覚醒させた龍華はオーバーリミッツLv3を発動し、バスターソード型神機を振りかぶって、兜割りに斬りつけたがセフィロスに受け止められたのだが、一応、氷の破片で攻撃し、鎌鼬で攻撃したのである。
そして、
「お終いにしてあげる‼ 体は剣で出来ている
I am the bone of my sword.
血潮は鉄で心は硝子
Steel is my body,and fire is my blood.
幾たびの戦場を越えて不敗
I have created over a thousand blades.
ただ一度の敗走もなく、
Unaware of loss.
ただ一度の勝利もなし
Nor aware of gain.
担い手はここに独り
Withstood pain to create weapons,
剣の丘で鉄を鍛つ
waiting for one's arrival.
ならば我が生涯に意味は不要ず
I have no regrets.This is the only path.
この体は、
My whole life was
無限の剣で出来ていた
"unlimited blade works"
」
「アニキの剣が‼」
「これは、わたしが読んでいる本の」
「スゴイでござるΣ(゚Д゚)‼」
「やってくれるぜ」
龍華はユーリに一度だけ繰り出したあのバスターソード型神機を八振りの刀剣に分離させて、飛び回りながら斬りつけて、最後は兜割りにする秘奥義に、希望の紋章を覚醒したことで修得した能力で、自身の記憶にある、刀剣類を投影し始めて、結界を張ったのである。
「これが、わたしの全力全壊‼
「シングの秘奥義みたい」
「そうだね」
龍華は結界を張った瞬間にセフィロスをバインドして見動きを取れない状況に追い込み、
「思い出の中でじっとしていて‼」
「わたしは思い出にはならない(わ)」
着地し、手を伸ばして、バスターソード型神機を掴み、思い出の中でじっとしてくれとセフィロスに言い放ったが、やはりまたセフィロスは復活することを暗示させるためか、わたしは思い出にはならないと言ったのであった。
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龍華(クラウド)
龍華は見事セフィロスでありノワールである存在に希望の紋章を覚醒させて打ち勝ったのである。
「龍華ちゃん‼」
「オレ達、スゴイ物を見ちまったんだな」
「楽しませたもらったよ」
「おほほ、まだまだ、これからじゃ」
「爺さん、少しくらい褒めてやれよ」
「あははは(*^^*)、いつものフラクシナスだな」
フラクシナスで待機していたメンバー全員が龍華の勝利に敬意を払い、歓喜に湧いていたのである。
「みんな、セフィロスの様子が変だよ‼」
「‼」
フラクシナス内で歓喜に湧いていたメンバーに、モニターを見ていた、オペレーションルームのオペレータ達に言われて、モニターを見ることにしたのである。
なんと、
「う」
「嘘だろ、あいつ」
先ほどセフィロスでありノワールである存在になっていたカタリアが元の姿に戻り、いつの間にか龍華が弾き飛ばして紛失した日本刀を手に立ち上がったのである。
それを見たフラクシナスで待機していたメンバー全員が驚きを隠せないでいたのである。
「あう、お姉ちゃん・・・」
「カタリア・・・」
「雨?」
「頑張るのやめよ」
「お母さん・・・」
「頑張るのやめよう・・・」
「あいつ、逝っちまったな」
「ああ、また、セフィロスとして復活するかもな」
カタリアが日本刀を持って龍華に斬りかかってきたが、倒れ込んでしまい、龍華が受け止めて、声が聞こえてきた瞬間、カタリアは粒子となって、元素なって逝ってしまったのである。
だが、またセフィロスが復活する日が来るのはいずれ来るであろうと心にしまった一行であった。
「どきゅ~ン‼」
「おい‼」
「ウッ」
「お姉ちゃん、遊ぼう・・・」
「はぁぁぁぁ‼ 白鬼塵‼」
「ドカ~ン‼」
「龍華~‼クラウドぉおおおΣ(゚Д゚)‼」
狐の嫁入りなのか晴れているのにも関わらず雨が降ってきたので、空を見上げていた龍華目掛けて、銃弾が飛んできたが、龍華はバスターソード型神機で斬り捨て、カリナとカテルが元素になりかけながら攻撃を放ってきたのである。
龍華はバスターソード型神機を上段に振りかぶって、兜割りに斬りつけた瞬間、爆発が起こり、フラクシナスで待機していたメンバー全員ならび光の球体で見ていた異世界の人々が驚きを隠せないでいたのである。
「行かないと‼」
「待つんだ‼」
「置いてくぞ‼」
「何ぼさっとしてんのよ、副会長‼」
龍華は爆発に巻き込まれどこかに飛ばされたことに気が付いた美龍飛達は、龍華が何処に飛ばされたかわかったらしく、その場所に向かうことになったのである。
「オレ達も行こう‼」
「ああ」
「織斑君達‼」
一夏達も行かないといけないと思ったらしく、教師達の目を盗んで、箒達共に抜け出して、美龍飛達の後を追いかけて行ったのである。
「う、此処は?」
「お帰りなさい」
「ただいま」
「あははあ(*^▽^*)‼」
「ほらよ」
「お帰りなさいませ」
カリナとカテルの攻撃で熾きた爆発で吹き飛んだ龍華は、次元空間を通過して、超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの街はずれの古びた教会に落ちたようで、そこはミッドチルダの廃墟と化した教会と同じくあの泉が湧きでていたのである。
目を覚ました龍華は、周りに異世界の人々が集まっていることに驚きを隠せないでおり、美龍飛達に出迎えられて、ユーリとフレンに手を引かれ立ち上がったのであった。
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光焔の御子逝く
カリナとカテルの攻撃で熾きた爆発で吹き飛ばされた龍華は無意識で次元空間を転送してしまい、超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの街からさほど離れていない古びた教会に飛ばされてしまったようで、気が付いたら、ミッドチルダの廃墟になっている教会同様に泉が湧いて、龍華が負っていた傷が完治していたのである。
龍華は周りを見渡すと、世界各国の人々が龍華の生還を見届けていたのである。
龍華は、ユーリとフレンが差し伸べられた手を掴んで、引き上げられたのである。
だが、喜びも束の間、
「シャルちゃん‼」
「嘘でしょ‼」
「なんとか、ならないの龍美‼」
「これは、シャルロットの
「このマナの流出は止められない」
「アタシ、行くね、アンタ達に散々迷惑かけちゃった罰が当たったみたいだし」
光焔の御子の力にシャルロットの肉体が活動限界をリミッターでも耐えられないで粒子化が始まってしまったのである。
その場にいた茶熊学園メンバー全員がシャルロットのソウルが粒子化しているのを医者である龍美に言ったが、精霊の王である、綾瀬と、一晩あれば論文を書くほどの頭脳を持っているジェイドがこれはもう手の施しようが無いと言ったのである。
「お姉ちゃん‼」
「まさか、気づいてたのか‼」
「だって、わたしのお姉ちゃんだもん」
「そうか、大丈夫、帰って来るから」
「うん‼」
ヴィヴィオはいてもたってもいられなく、肉体の粒子化が始っている、シャルロットに抱きついて、お姉ちゃんと呼んだのである。
シャルロットはお姉ちゃんと言われて、ヴィヴィオが妹なのだと実感し、転生を誓って、逝ってしまったのである。
「もう大丈夫、だね」
「行きましょう」
「うん」
龍華は教会の入り口を見ると、花が咲いており、そこに、茶髪のポニーテールの赤いジャケットを羽織っている女性と、黒い髪のツンツン頭の男性、ザックスが生霊として現れて、大丈夫だねと呟くと、龍華は頷き、その女性こと、エアリスは、入り口にもたれ掛っているザックスと一緒に逝ってしまったのであった。
「わたしは、一人じゃない」
「?」
「さてと、龍華、検査入院だよ‼」
「わかってる」
龍華は一人ではないと呟き、龍美に検査入院だと言われて、天界の病院に向かったのである。
「すいません、みなさん」
「一週間、入院か?」
「念のための入院ですので」
「あ、それと、龍華ちゃんの剣、カモメちゃんと、メアちゃん達が拾いに行ってくれてるわよ」
「後でお礼言わないと」
天界の病院へ検査入院することになった龍華は一週間の検査で異常が出なかった場合、無事に退院することが決まっているのである。
カリナとカテルの攻撃による爆発に巻き込まれた際にバスターソード型神機を失くしてしまったのだが、どうやら、カモメ達が拾える場所に落ちていたらしく、後で受け取ることにした龍華であった。
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太陽
カタリアがジェノバ細胞でリユニオンで復活したセフィロスでありノワールである存在に一騎打ちで見事打ち勝った龍華は、念のために検査入院をすることになったのであった。
肉体の活動限界を超えてしまい、粒子化してしまったシャルロットは、
「来てくれると思ったわ」
「ふぎゃぁぁぁ‼」
「孫の胸、触ってもいいじゃない‼」
「このセクハラババア<`~´>‼」
無事に転生の間に到着したのだが、一応、父方の祖母に当たる明に転生の間に到着早々、背後に回り込まれて、成長し続けている胸を鷲掴みにされて、激怒したのであった。
本当に孫を転生させる気があるのかわからない明だったのである。
「それと、シャルロットとして転生できないから、後で、戸籍作ってあるので」
「って‼ いつの間に‼ 誰?」
「誰って、あなたのおばあちゃんの明ですよ~、これが転生者を転生させるための姿で、先ほどの姿が、地上で生活している姿ですよ~」
「あ~も‼」
明は神格化しながらシャルロットとしては書類上、死亡扱いになっているので、戸籍を作って置いたと言ったのだが、シャルロットは目の前にいた人物が先ほどの金髪碧眼の白衣を着た祖母とは思えないらしく、思わず誰と質問したのである。
明が神格化しているので黒髪のロングヘアーの着物を着ている姿で話し方が敬語なので、シャルロットは落ち着かなかったのである。
「あなたの新しい名前は、太陽、そして」
「よ‼」
「あたし~Σ(゚Д゚)<‼」
「あなたの魔力が一人では抑えきれないので、双子として、転生させることが決まりましたので、この子の名は、」
「月華、よろしく~お・ね・えちゃん‼」
「それと、英霊を連れて行ってもらいますね‼」
「ボクの名前は、ランスロット、マスター、よろしく‼」
「では、茶熊学園に転入生の手続きは済ませてありますので、ではご武運を」
シャルロットは新しい名前として
太陽と名乗ることになったのだが、転生させるついでに、双子の妹として、シャルロットに瓜二つに容姿を持つ月華と、英霊である、茶髪のポニーテールボクっ娘、アロンダイドを携えたスタイル抜群のランスロットを連れていけることになったのである。
もちろんソウルボードはシャルロット時にものを月華も引き継いでいるのである。
神格化した明はシャルロットこと太陽と月華に手紙をついでに渡して、ランスロットも一緒に地上に向かったのである。
「わ~い‼ お姉ちゃんが増えて帰ってきた(*^▽^*)‼」
「ヴィヴィオ、キミは、母さんが言ってた」
「初めまして、この度、太陽と月華の英霊をすることになった、ランスロットと申します‼」
無事に実家の超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの郊外にある場所の一軒家に到着した太陽達は家族に出迎えられたのであった。
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太陽と月華とヴィヴィオの夜
太陽と月華と言う双子に生まれ変わったシャルロットは、早速超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの街から歩いて、数分の場所に建てられている、実家の黒い屋根の二階建てに到着して、妹のヴィヴィオと、歳が近いが、父親にして、龍神武将の龍牙に、元時空管理局の官僚にして、良い意味の二つ名はエース・オブ・エース、またの名は、白き魔王、現在は、漆黒龍魔王と言う異名で近隣諸国に慕われている、実子を現在身籠っている身である、旧姓「高町」のなのはが電動車椅子に乗って二人と、英霊であるボクっ子少女にして、アロンタイドと言う両刃大剣を携えた龍月には敵わないが、スタイル抜群で、髪は太陽達と同じく金髪碧眼のボーイッシュな性格のランスロットを出迎えたのであった。
「お姉ちゃん~一緒にお風呂入ろうよ~(*^▽^*)‼」
「そうか、お姉ちゃんだったな、入るか(チビ達、怒ってないかな?)」
「マスター、孤児院の子供達は大丈夫ですよ、マスターがレクサントの王に拉致され、金儲けの象徴にされていたことは知っていたので、すぐにシャルロットは、死んだことは受け入れてくれましたと言うより、こっちの世界にいますけど?」
「それを先に言え‼」
太陽と月華は用意されていた自室に届いていた荷物から、祖母の明からの手紙を読んで痛のであった。
一応太陽と月華は金髪で、シャルロット時とは違い、髪が腰まで伸びて、光焔の御子だった証の、右紅左碧のオッドアイが、碧眼に統一されたのであった。
「太陽お姉ちゃんと月華お姉ちゃん、大きいんだね(^_-)-☆」
「どこ先に、洗ってるのよ~(>_<)‼」
「そして、なんで、デカくなってんだ(>_<)‼」
「マスター、幾ら、檜風呂で広いからって、ご近所に迷惑ですよ‼」
ヴィヴィオは姉とランスロットの四人で仲良く大浴場になっている檜風呂でお互い洗っていたのだが、ヴィヴィオがインテリジェントデバイスで大人化して背中からある部分を鷲掴みにしていたので、太陽はいつもの男口調が、なぜか、甲高い声で、風呂場で叫んでいたのであった。
その様子を見ていた、精霊である綾瀬とミュゼと同じく普通ならば風呂に入ると言うことは必要ないのであるのだが、ランスロットは、綾瀬達と同じく人間の生活になれるべく、一緒にお風呂に堂々とあの姿で楽しんでいたのであった。
「太陽、月華、茶熊学園への転入なんだが、三日後になったからな」
「え~」
「ヴィヴィオ、お姉ちゃん達も学校があるんだよ」
「うん、それじゃあ、これ貰ってもいい?」
「それって、マスターが生徒会長の時に身に着けていた、双剣」
「やるよ、もう光焔の御子はいないからな」
「うん‼ ありがとうお姉ちゃん」
お風呂から上がった姉妹は寝間着に着替えて、ランスロットは食事がいらない英霊だが、人間の料理に興味が出たのか、食卓に並べてられた料理をランスロットも頂くことにしたのである。
やはり太陽と月華は、新しい肉体になっても大食らいのは相変わらずな様子でランスロットも食べていたのであった。
食事が終わって、龍牙が太陽と月華の茶熊学園への転入日が三日後になったと説明し、ヴィヴィオが拗ねたが、なのはが注意して、ヴィヴィオは納得し、姉が光焔の御子と名乗っていた際に学園で使っていた双剣をヴィヴィオが受け継いだのであった。
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刀藤
無事に双子にはなったが転生が出来たシャルロットこと、太陽と月華は三日後に茶熊学園への転入が決まったのである。
一応、得物は、白の柄巻に金色の鍔の二尺三寸の日本刀二振りを主に使い、インテリジェントデバイス「陽魔」「月魔」もあるので問題ないのであるのであった。
「嘘でしょ、綺凛‼」
「あれ、紗夜も‼」
「拝啓、天霧綾斗様、わたくし、刀藤綺凛は、この度、茶熊学園への転入が決まり、そして、無事に父との生活に戻ることになりました、ですが、わたしは、このアスタリスクから引っ越すことになりましたので、どうか、ご無礼申し上げます、敬具、刀藤綺凛」
ガーゴイル討伐事件によるアスタリスクの警察組織の闇が公にさらされたことにより、警察上層部の隠蔽工作も発覚し、アスタリスク警察が崩壊して、アスタリスク全土は落ち着きを取り戻したのだが、刀藤綺凛は、無事に父が釈放されたのだが、この島では自分が学べないものがあると気づき、茶熊学園学長、カムイが刀藤綺凛に転入を薦められて、綺凛は茶熊学園への転入を決め、置手紙を残して、アスタリスクの部屋を引き払ったのであった。
天霧綾斗達が刀藤綺凛の置手紙に驚いていたのだが、ふと、小柄な銃器使いの少女、沙々宮紗夜の姿と荷物が見当たらないのであった。
「初めまして、ようこそ飛行島へ、わたしはアイリスって言います」
「!(^^)!」
「あたし~キャトラ」
「これはどうも、わたしは、綺凛の父です」
「同じく刀藤綺凛です」
「飛行島で鍛冶屋をやっている、バロンだ、おまえさんにある物を預かっている」
「この部屋を使ってください」
茶熊学園への転入を決めた刀藤綺凛は正当防衛から傷害致死で刑に服していた父を連れてアイリス達の住む飛行島に引っ越してきたのであった。
飛行島には、アンドロイドや、半獣や、悪魔に天使と言った面々が揃って生活を送っている場所に戸惑っていたのだが、アイリス達が出迎えてくれたのである。
エレナが刀藤家が生活を送る木造建築の二階建ての一軒家に案内したのである。
この家はリアム傭兵団と、建設王女のブランシュが設計建築したものであった。
「綺凛、五年間済まなかった」
「大丈夫だったよ、もう大丈夫、そうだ、バロンさんが渡したい物があるから行かないと」
「気を付けて行くんだぞ。あれから五年も経つのか」
刀藤家は荷物を置き、久しぶりの再会に華を咲かしていたのであった。
綺凛はバロンにある物を預かっていると言われたことを思いだして、飛行島の鍛冶屋に向っていたのであった。
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第六章~太陽と月と修学旅行と花咲く竜の島
飛行島アンサンブル
転生初日は無事に迎えた太陽と月華は、自室で三日後の転入の用意を行っていたのである。
いつもならば面倒くさいと投げ出すのだが、ヴィヴィオと義母のお腹に妹か弟を身籠っいるので、お姉ちゃんとしての自覚が芽生えたのであった。
「ラン、アンタ、どうすんの?」
「何っているんですか、ボクも一緒にお供しますよ‼」
「ってことは、アンタも茶熊学園に転入すんの~」
「英霊だし、大丈夫だよ、姿は消しておくから」
「綾瀬達は気付くけど」
転入の準備を行っている間に、英霊のランスロットにこれからどうするのかと太陽と月華に質問されたランスロットは、太陽と月華の英霊である以上は一緒に行くと答えたのである。
英霊ということなので、緊急時以外は姿を消しておくと説明したのである。
一方その頃、
「此処、ですかね? すいません、バロンさん‼」
「そろそろ、来るところだと、思っていた、これを預かっていた」
「開けて良いですか?」
「ああ、それはおまえの物だしな」
飛行島に引っ越してきた刀藤綺凛は鍛冶屋を営んでいるバロンからある物を預かっていると言われて、飛行島のバロンの鍛冶屋を訪れてきたのである。
そして、バロンは前もって預かっていた直方体の木製の箱を刀藤綺凛に渡したのである。
大きさは、日本刀が入れられるほどであった。
早速、綺凛はバロンから受け取った箱を開けることにしたのであった。
「これ、日本刀!」
「おまえ、以前、アスタリスクに居た頃、このような剣を使っていたらしいな」
「この刀は?」
「おまえさんが転入する茶熊学園のある人物からの選別らしい、自ら打ったようだ」
「そうですか、大切にします‼」
そう、箱の中に入っていたのは龍姫から借りた次元断「蒼虎」と同じ長さの日本刀が納められていたのであった。
綺凛はバロンにこの刀はどうしたのかと、質問し、とある人物からの選別と言うことだとしか答えられなかったバロンにお礼を言って、鍛冶屋を後にしたのであった。
龍姫から借りた次元断「蒼虎」とインテリジェントデバイス「バルディッシュ」は龍姫に返却したので、今は丸腰同然で、装備としては、武偵としての普段着としての衣服と、茶熊学園の制服だけで、愛刀をガーゴイル襲撃事件の際に落として紛失してしまい、後に次元武偵達が瓦礫に埋もれてしまった人がいないかを捜索していた際に見つけたが、刀身が鞘ごと折れて使いものにならなかったのである。
「がさごそ・・・がさごそ・・・」
「大将、この箱、何か変な物入ってるぜ」
「うむ、もし魔物ならば、このMINAMOTOの武人、シャナオウが直々に滅するまでだ‼」
綺凛がバロンから日本刀を受け取った頃、飛行島に冷蔵庫が入る大きさの段ボールが届けられたのだが、段ボールががさごそ・・・と動き出したので、シャナオウ達が臨戦態勢を取っていたのである。
「うはぁ~」
「ぎゃぁっぁ‼」
「ぎにゃぁぁぁ‼」
「貴様、何者だ‼ シャナオウが相手をするまでだ‼」
「綺凛は?」
「綺凛? 刀藤殿ことか?」
「うん」
「なんだ、密航みてぇなまねすんじゃねえよ<`~´>」
なんと段ボールから出てきたのは、アスタリスクで出会った小柄な銃器使いでこれでも龍姫達とは歳が近い少女、沙々宮沙夜が漫画の人物の如く、リュックを背負って飛び出してきたのであった。
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再会 前編
飛行島に刀藤綺凛に続き、また新しい仲間が増えたのである、その名は沙々宮沙夜と言う水色のショートカットに小柄な体格の龍姫達とメアと同年代の少女が段ボールに入っての密航と言う手段でやってきたのであった。
「今日からお世話になります、沙々宮、紗綾です」
「よろしくね、わたしはヘレナというの、部屋は空いてるから、案内するわね」
「一層、楽しくなるわね」
「そうね」
「(*^▽^*)」
飛行島では密航と言う概念が無いようで、革命軍の常套手段である以上、多くに知られている方法だったので、沙夜の密航は問題視されていなかったのである。
アイリス達は新たな仲間に心躍らせていたのであった。
それから三日の時が流れたのであった。
「ゲオルグ会長‼」
「代理を付けろ‼ まぁいい、なんだ‼」
茶熊学園でシャルロットのお葬式が行われたらしく、転生することを知らないゲオルグの先走った行動に目をつぶることにした茶熊学園生徒一同だったのである。
現在はゲオルグが茶熊学園生徒会長代理を務めているのである。
「戻ってきちゃった・・・」
「髪は金髪のままだし、ばれるって‼」
「大丈夫だよ、マスター、双子で転入だし、それに、男子制服だし~」
「はぁ、アンタが羨ましい~」
茶熊学園の校門前ではシャルロットこと太陽と月華がランスロットに茶熊学園に入るのをためらっていたことを打ち明けていたのだが、天真爛漫なランスロットは、英霊である身であるので、人間の生活に興味深々丸出しで学園に入ることを強引だが後押ししたのであった。
なぜか、髪をポニーテールに結い、男子制服での転入になっていたのである。
「沙夜先輩、なんで、茶熊学園に、綾斗先輩が心配してますよ」
「わたしは綾斗の隣に立てるくらいに、強く、そしてナイスバディーに・・・」
「あはぁぁ・・・・」
太陽と月華達が茶熊学園の門を潜って数分後、綺凛と沙夜が茶熊学園の制服を着用してやってきたのだが、本来ならば綺凛だけが茶熊学園に転入することになっていたのだが、急遽、沙夜も転入が許可されたので、一緒に転入してきたのである。
どうやら、沙夜は、年下の綺凛より小柄な体格にコンプレックスを抱いていたのであった。
それを聞いた綺凛は呆れながら茶熊学園の門を潜ったのである。
「え~と、みんな‼ 今日、転入生がこのクラスにやってくる」
「クライヴ‼ 早くしろ~」
「義兄さん、お願いだから、急かさないでくれないか」
太陽と月華と綺凛と沙夜が全員、カズノコ組に転入することに決まったので、担任生徒のクライヴが伊達眼鏡を掛けながら転入生が来ることを説明し、義兄であるユーリに急かされたのであった。
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再会、中編
太陽と月華姉妹と綺凛と沙夜が時同じくして茶熊学園に転入生として門を潜り、カズノコ組に揃いも揃って配属されたのであった。
「何故、イクラ組に二組に分けて転入生を配属するべきだ‼」
「ゲオルグ、うるさい‼」
「ばちゃ~ん‼」
「消火完了‼」
「流石、精霊の王ね」
「そして」
「綾瀬、ここは教室よ‼ やるんだったら、外で思いっきりやりなさい‼」
イクラ組では転入生の配属先がカズノコ組に一括されていたことにゲオルグが異論を掲げ出した上に絶叫したので、綾瀬が、水の精霊、ウンディーネを呼び出し、ゲオルグの激昂を鎮めたのであった。
その様子を見ていたハルカは呆れて、ツキミは和菓子のレシピを恋龍と話しており、大龍に至っては、自分のクラスに転入生が来なかったことにひどく落ち込んで机に倒れ込んしまったのである。
ミュゼは綾瀬に注意しながら、ゲオルグにお仕置きするなら、外でするようにと逆に折檻を薦めていたのである。
「そろそろ、だね」
「そうか、あいつら、茶熊学園に」
「大丈夫、お姉ちゃん達いるし」
同時刻、都立来禅高校の龍姫達は、太陽達が茶熊学園に転入生として戻っている頃だと思っていたのである。
星龍は歳が近いので、叔母と言うより、姉妹のような立場で嬉しそうに話していたのであった。
「それでは、入って来てくれ‼」
「え、嘘でしょ?」
「では、黒板に名前を書いてくれ」
「今日から、このクラスで一緒に学ぶことになりました、獅子神太陽です」
「同じく、獅子神月華です」
「アスタリスクから来ました、刀藤綺凛です」
「同じく、アスタリスクから来た、沙々宮沙夜、よろしく」
「それじゃ、席は・・・あそこだ」
「はい‼」
同時刻、茶熊学園に転入生の紹介が行って、担任生徒のクライヴが入ってくるように言い、教室の引き戸が開いて、入ってきたのであった。
そして、転生することを知っていた龍美達は入ってきた双子がシャルロットだと気が付いていたのだが、来ていた制服が男子制服で、胸の膨らみを、ガーゴイル討伐戦で共闘した、女でありながら男として在籍するために、センスエナジーと言うもので偽造していたことを龍美達が見抜いていたので、その時にセンスエナジーと言う特殊な魔力の使い方を教わったので、見返りに、変身魔術を龍美が伝授したことで、太陽と月華は、ぱっと見て中性的な男子生徒にしか見えてないのである。
黒板に名前を書いて自己紹介を行って、クライヴが席に座るように指示したのであった。
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お約束の
茶熊学園に転入生としてやってきた太陽と月華、そして綺凛と沙夜に先に席に着くように先に行かせたのである。
このまま何もないはずがなく、
「(いいこと思いついちった(*^▽^*))」
「おい、あいつ、何か企んでるぞ(´・ω・`)」
「このまま何もないのも味気ないですし(*^▽^*)」
「大龍ちゃんが知ったら飛んできそうだよね!(^^)!」
「何、この空気・・・」
太陽と月華は何か悪巧みを思いついたようで、それに気付いた龍美達はこのまま何もない転入生出迎えは面白くないと思っていたのである。
そんなことを企まなくても、綺凛は期待に添える形で、
「退いて(>_<)‼」
「えぇぇっぇ、ボク~(>_<)‼」
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「沙夜、銃を終いなさい(/・ω・)/」
戦闘時以外の綺凛は普通の女の子と言うより、おっこちょいらしくらしく、勢い余って、ヨシュア目掛けてどっこけてしまったのである。
ヨシュアの双子の妹のミレイユが近寄り回復魔法の準備をしていたのだが、一触即発の空気が流れており、沙夜は二丁拳銃を構え出して、カスミが止めていたのである。
埃が舞い上がって、収まったのだが、
「むにゅ‼ なんだ、この柔らかい物は・・・・」
「リィン、お仲間できたみたいね」
「やめてくれ・・・」
「うえ~ん( ノД`)シクシク…」
「ヨシュア美少年‼ ポジション変わって‼」
「ボクと変わって」
「くれないか?」
「誰か‼ どうにかしてくれΣ(゚Д゚)‼」
やはりお約束のあの定番の、ヨシュアが押し倒される形で、綺凛が覆いかぶさってしまい、ヨシュアが綺凛の胸を鷲掴みにしてしまうと言うラッキースケベイベントが発生してしまったのであった。
その光景と同じことをやらかしたリィンにアリサ(閃)が茶化して、何処で見ていたのかタイミングを見計らったかのように、レイヴンに、大龍がすっ飛んできたのである。
カズノコ組の担任生徒のクライヴ一人では収拾が付かない状況になってしまったのであった。
そして、綺凛は泣き出してしまい、レイヴンはいつの間にか修得していたアーマーバリアーまで展開するほどの対リタ用の準備で興奮していたのである。
大龍に至っては、先ほどの落ち込みようから、一変、此方も、いつ攻撃を受けてもいいように、アーマーバリアに、元の結界と言う三段構えの準備をしていたのである。
「ヨシュア・・・くんの・・・」
「え、ちょっと、ボクは悪くな~いΣ(゚Д゚)」
「エッチ‼ スケベ‼ 変態‼ (´Д⊂グスン‼」
「ギャァァぁぁ~Σ(゚Д゚)」
「おおお、お兄ちゃん、しっかりしてΣ(゚Д゚)‼」
「ヨシュア、君の犠牲は無駄にしない」
「勝手に殺さないでくださいΣ(゚Д゚)‼」
ヨシュアに不可抗力とはいえ、胸を鷲掴みにされてしまった綺凛は、泣きながら鉄拳をヨシュアの顔面に叩き込んでヨシュアは教室の後ろの壁に叩きつけられたのだが、幸いにも、魔龍のDNAを埋め込まれたことによる肉体強化が自動的に発動したので、掠り傷程度で済んだのだが、レイヴンが畏まって、勝手にヨシュアを殺し出したので、ヨシュアがミレイユに回復されながら突っ込んだのであった。
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ヨシュア、責任取るってよの段
ヨシュアのラッキースケベイベントが発生して、綺凛にヨシュアが顔面にジュード並の鉄拳を叩き込んで、教室の後ろの壁まで殴り飛ばされると言うヨシュアの痛い思い出に、また1ページが刻まれ、エシリアはヨシュアが叩きつけれた壁を笑顔で観察していたのであった。
「カムイのやつ、どうしたんだ?」
「いつもなら、とんできてもいい頃よね?」
「う・・・う( ノД`)シクシク…」
「ヨシュア、殺すΣ(゚Д゚)‼」
「お願いですから‼ 銃しまって‼」
「面白くなりそうだ‼」
学長のカムイが来ないので、レイヴンがいつもなら、大騒動が起こったら飛んでくるだろうと言い、今だ泣き止まない綺凛を見て、ヨシュアにハンドガンを二丁を向けて、殺すと宣戦布告をして、逃げ惑うヨシュア目掛けて教室内が銃弾が飛び交う戦場と化してまい、担任生徒のクライヴも、相棒の銀龍「ヴェイン」がいないのでプロテクションバリアが展開できないようで、教卓の下に身を隠しながら、沙夜に、銃をしまうように注意していると言う状況になってしまったのであった。
「ヨシュア君、責任取って( ノД`)シクシク…」
「取らせて‼ 取らせていただきます~Σ(゚Д゚)‼」
「なに‼ ヨシュアが結婚しただと・・・シャッターチャンス‼」
「バイパーさん、それ、何ですか?」
「龍美達が使っている物で、フィルムが要らないカメラ機能が搭載された連絡端末だ‼」
「バイパー、扱い速いな~」
綺凛は、自分の不可抗力とはいえ、ラッキースケベで自分の胸を鷲掴みされたことのショックでヨシュアに責任を取って欲しいと言い、現在、狂気に走って銃を乱射している沙夜から、絶賛逃走中のヨシュアは責任を取ると、命がけの宣言をしたのであった。
この決定的な瞬間を新聞部であり、元ルーンジグソーと言う、電動のこぎりのような双剣を得物にしていた退魔士だったが、今はルーンマグナムのパーツを使ってカメラで写真を撮影するカメラマンの茶熊学生だが、龍美達のスマホがフィルムが必要としないで写真を撮影できる代物と聞いて購入しようとしたが、通話代が掛かると言うことで、スマホを購入できなかったバイパーに、龍美達が本部長を務める武偵所に登録して、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの街で、スマホと違うが、内蔵メモリーが搭載されているデジタルカメラを購入して、それで写真を撮影していたのであった。
そんなこんなで、転入生のお出迎えのホームルームは幕を下ろした。
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模擬戦?
シャルロットがネルガル達の目を欺くために双子の姉妹だが、なぜか、茶熊学園の男子制服を着用して、転生前より大きなってしまった胸を、エミリア・ハーミットと共闘前線を行った際に、別れ際にセンスエナジーと言う特殊な魔力、茶熊学園の生徒及び飛行島の住人で言えば、ソウルに置きかえらる、マナのような物を用いて、龍美達同様にぺったんこ状態にしていたのであった。
綺凛はヨシュア目掛けて転んで胸をヨシュアにラッキースケベと言う形で鷲掴みにされて、思わず鉄拳をヨシュアの顔面に叩き込んでしまい、ヨシュアは綺凛と婚約を結ぶことになったのであった。
スキット:ヨシュアの婚約者 その一
ヨシュア「はぁ~どうすればいいんだ~Σ(゚Д゚)」
ミレイユ「お兄ちゃん、大丈夫だよ、カティア様にちゃんと事情説明すれば」
沙夜「婚約破棄した場合、ガチャ‼」
ヨシュア「わかりました‼ ですから銃を終ってください‼」
ミレイユ「まだ13歳なんだし、男の子は十八歳以上でしか結婚は出来ないんだよね」
ヨシュア「ミレイユ、わかってる、ボクが綺凛と結婚するってことは、ミレイユの義姉になっちゃうんだよ‼」
ミレイユ「別にいいよ‼ だって、家族が増えるんだし!(^^)!‼」
綺凛「ヨシュア君♡‼」
ユーリ「この夫婦、どんでもねぇ、ガキが産まれそうだな(*´ω`*)」
「では、実戦訓練を行う‼」
「はーい‼」
「おまえ達、士官学生である以上は」
「誰もここに軍人の勉強しに来てるわけじゃないぜ‼」
「では、わたしが相手をしてやろう‼ ユーリ‼ それと、なるるる・・・」
「噛んだ・・・」
「ダメだこりゃ(´・ω・`)」
どうやら校庭での男女混合の実戦形式の模擬戦を行うことになったのだが、茶熊学園の生徒は冒険者としての能力を伸ばすために通っているだけなので、ナイトハルトは冒険者を理解していなかったのであった。
基本、冒険者に必要な物は現地調達なので、ナイトハルトはそのことを知らなかったので、オウガの発言に頭に来たようで、オウガを含むメンバーとの模擬戦を行おうとしたのだが、ナイトハルトは龍美を呼ぼうとして噛んでしまったのであった。
「はじめ‼」
「どっちが勝つのか見ものだね!(^^)!」
ナイトハルトに名前を呼ばれた四人との模擬戦が始まったのであった。
アンゼリカはどっちが勝つのか楽しそうに観戦していたのである。
「魔神剣‼」
「何‼」
「どうした?」
「ナイトハルト教官って」
「ついていけてない様ですね」
ナイトハルトは結局、龍美達に惨敗してしまったのであった。
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ナイトハルト、再びの
ナイトハルトが龍美達に完膚無きまだで叩きのめされていたのであった。
「どうしたんだ? オレ達を〆るんじゃなかったのか?」
「これが帝国軍第四機甲師団少佐なのか?」
「なんだろう、場数を踏んでないみたいですね」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「オレ達は今まで何やってたんだ(/・ω・)/」
「そうね、わたし達、無駄なことしてたみたいね(´・ω・`)」
ナイトハルトは帝国軍第四機甲師団少佐と言う地位に位置しているので、クライヴの知り合いのライフォードと同じだが、全くと言っていいほど、龍美達を見下していただろう、全く持って、実力が雲泥の差であった。
伊達に、超神次元ゲイムギョウ界プラネテューヌ次元武偵所本部、所長の龍美に、元テルカ・リュミレース騎士団、ユーリ、荒野の金獅子、オウガと言う、幾多の戦場を潜り抜けており、いつ先日も聖地ディルムンの大神殿を舞台に大立ち回りをして、その日に、アスタリスクでの巨大ガーゴイル討伐戦及び、アスタリスク警察との押し問答などと数えてもキリがないのであった。
リィン達はナイトハルトに師事していたのだが、目の前で、帝国軍第四機甲師団少佐がまるで赤子の手をひねる現実に自分達は何を学んでいたんだと今になって気が付いたのであった。
「準備運動は、終わりだ‼」
「往生際が悪いですね」
「何‼ わたしが・・・・」
「井の中の蛙大海を知らず。国語辞典で意味くらい調べて下さい‼」
「まるで、人形だな」
「ナイトハルト教官は、相手を見誤ったでござる‼」
「そのようですね」
ナイトハルトは負け嫌いな性格なのか、はたまた、大人気ない性格なようで、とうとう、龍美達にコケにされたことに、頭に来たらしく、真剣を鞘から抜刀し、そのまま、兜割りに龍美目掛けて斬りかかったのだが、もう既に、龍美は兜割りに斬りつけた場所に居ず、ナイトハルトの腕を取って、そのまま両足でナイトハルトの首を絞めて、落として見せたのである。
どうやら、軍では寝技を教わらないようで、三角締めから抜け出す方法がわからなかったナイトハルトはまたしても龍美に絞め落とされて、医務室にタンカに乗せられて搬送されたのであった。
三角締めでナイトハルト落とされた光景を見たフランとソフィは、龍美を見誤ったナイトハルトの軍人としての実力に愛想つかしていたのであった。
「龍美、お願いだ‼ オレ達にあの技を教えてくれ‼」
「いいよ‼ けどここだと、危ないから、柔道場で教えてあげるから、道着に着替えてきて‼」
「道着って何?」
「わたしが教えましょう、リィン様達はこのイサミが道着の着方をお教えしましょう」
「助かります‼」
リィン達も寝技を修得することになったので、龍美達が教えることになったのだが、リィン達が道着を来たことがなかったらしく、男子はイサミが、女子は龍美達が道着の着方を教えることになったのであった。
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その後
ナイトハルトの何がしたかったのかわからない逆お仕置きが終わり、龍美達による、柔術の授業が行われていたのであった。
「行くぞ‼」
「来い‼ 柔術でも手加減しない‼」
「相変わらずのユーシスさんとマキアスさんですね」
「そうね(´・ω・`)」
「あたしの相手は誰がしてくれるんだ~(>_<)」
「ボクの相手は誰や~(>_<)」
「この二人の相手を誰かしてあげて~」
男子の方はリィンが片っ端から男子生徒と乱取り稽古を行っており、マキアスとユーシスは犬猿の仲丸出しに乱取り稽古を時間いっぱいまでやり出し、ガイアスは体型が似ているイサミ達に相手になってもらっていたのであった。
ラフィセットはカロルとヨシュアと同じ組での打ちこみを行っていたのであった。
女子は、女好きの大龍とアンゼリカが意気投合しており、この二人の相手にシエルとナナとエシリア達以外誰もしようとしなかったのであった。
一方その頃、
「ポン‼」
「今日からよろしくな、クルス」
「よろしく、一夏」
セフィロスでありノワールである存在との戦闘で崩壊していたIS学園のコロシアムも飛行島からの大工たぬきの派遣と、リアム傭兵団と、双子の建設王女による指揮で本当に数日で完成まであとわずかまで近づいていたのであった。
アスタリスクの巨大ガーゴイル討伐戦がカタリア達によって絶賛異世界放送中されてこともあって、クルス達が機竜、そして、リトルガーデンからの部隊もISのような武装を身に纏って戦っていたことが評価されたのか、王立士官学院とIS学園の合併が始まったので、男子寮を建設して、完成したのであった。
クルスと一夏は同じルームメイトになったのである。
「一夏‼」
「あ、みんな、どうしたんだ?」
「わたしの嫁であろう者が・・・・」
「嫁?旦那じゃなく?」
「ラウラはちょっとね(´・ω・`)」
一夏とクルスの荷物は既に運び込まれていたので、部屋に向かおうとした矢先、一夏の取り巻き達がやってきたのだが、ラウラの発言を聞いたクルスが苦笑いをし始めたので一夏も苦笑いするしかなかったのであった。
一方その頃、
「うは~(>_<)‼」
「やっぱ、うまいもんはうまいな、母さんの飯もくいてぇ~‼」
「なんだい、実家じゃ、母親の飯くってないのかい?」
「おばちゃんは知らなかったっけ、もうすぐ、弟か、妹が生まれるから」
「めでたいことじゃないか、お祝い考えないとね」
「気持ちだけでいいって」
茶熊学園の食堂で午前中の授業が終わった太陽と月華は龍美達と一緒にお昼を食堂で食べていたのであった。
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学食での一コマ
午前の授業が終わった茶熊学園メンバーは各自でお昼を取っており、龍美達は自作のお弁当を持ち寄っていたのであった。
もちろん茶熊学園の食堂「サーモンテラス」の食堂のおばちゃんにして、機械技師であるグリーズは太陽と月華がシャルロットの転生者であることに薄々気が付ていたが敢て言わなく、そして、側にボクっ子英霊、ランスロットがいることも気が付いていたのであった。
息子のテツヤと同年代の太陽と月華と歳の差の垣根を超えて話に花を咲かせていたのである。
話の中で、義母にして、元エースオブエースまたある時は、白き魔王にして、現在は黒龍魔王にして、育児休暇中の義母、なのはが、自身の弟か、妹を、身籠っていることをグリーズに話した太陽と月華はグリーズに笑顔で喜ばれたのである。
「無事に、産まれてきてからにしてよ」
「そうだったね、ちゃんと弟か、妹の面倒は見るんだよ」
「もう、妹いるし~」
「そうだったね」
太陽と月華は、龍美達に一応、料理などは教わっていたのだが、今回は急な転入だったので、お弁当を作り損ねたので、叔母の龍月が預かっていた自身の所持金の中から昼食代だけ渡されて、食堂でいつも頼んでいる定食を食べていたのであった。
「ベル、掛け過ぎだよ(/・ω・)/‼」
「そうなの?」
「ベル様・・・」
「シズク、お願いだから、普通に呼んで」
「人間の習慣が、そう変わる訳がないからな~」
「ねぇ、龍美ちゃん」
「うん、あの左腕が原因なんだけど、明さんがベルの左腕を作成しているって」
時同じくして、食堂できつねうどんにテーブルに置かれていた七味の瓶の蓋を開けてまではよかったのだが、ベルベットは何を思ったのか、更に、七味の網目の蓋まで取って、中の七味を全部、きつねうどんにぶちまけてしまい、真っ赤なきつねうどんに変貌しているのにも関わらず、顔色一つ変えずに黙々と、ギブスを巻かれていない利き手の右手に持っている箸でつかんで食べていたのである。
その様子を見ていた、シズクは注意して、流石の大食いの綾瀬でも言葉を失ってしまったのである。
龍月は龍美にベルベットの味覚障害なのかと訊ねて、ベルベットの左腕が原因らしく、新しい左腕を現在作成中のことだと明かしたのであった。
スキット:修学旅行
綾瀬「龍美、修学旅行とはなんだ?」
龍美「精霊には、学校が無いんでしたね、修学旅行とは、学校のみんな一緒に旅行に行くことです」
ミュゼ「楽しみね!(^^)!」
カロル「ボク達は、毎日、してるけど」
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来禅高校のお昼
茶熊学園の午前の授業が終わって、お昼休みで食堂で昼食を楽しんでいた頃、龍姫達、都立来禅高校もお昼休みで、昼食を取っていたのであった。
「んでさ・・・」
「アーチェの料理は、壊滅してるんだ~」
「(普通の食材を毒薬にどうやったらできるんだ(?_?))」
「食いたくねぇ~‼」
どうやら、アーチェがどんな食材を使おうが、誰が料理を教えようが、レシピを記したメモを置いて行こうが、計画性がないらしく、いつも自作しては、パナシーアボトルなどの薬が必要とするぐらい、シング曰く、毒物または劇薬が盛っているだろう言うくらいに、一口か匂いだけで卒倒し、吐き気が襲う料理が完成すると言う話題で話を咲かせていたのであった。
その話を聞いたスコールとゼルとアーヴァインはアーチェの料理は一生死んでも食べたくないと心に誓ったのであった。
もちろん、エミル達が持参しているのは、自作のお弁当で、マルタは龍姫に料理を教わったことで簡単な料理は自分で作れるようになったのである。
コハクは味噌好きなこともあって、和食全般が作れるほどの腕前になったが、基本、味噌を持参するは変わらなかったのである。
コレットもマルタと同じく龍姫達に料理を教わったので、簡単な料理は出来るようになったのである。
「しかし、ロイドが、小学生レベルとは驚いたな~」
「くっそ~‼ 言い返せねぇ(>_<)」
「(どう学んだら、あんな答えが出るんだ?)」
男子達はロイドの学力が話の話題に上がっていたのであった。
一応、転入できたのだが、遡ること数分前の午前の数学の授業で、
「え~と、ロイド、この数式、答えてみてくれ?」
「?????」
「どうした? さっきやったばかりだ」
「 ‼ 答えは3だ‼」
「・・・・」
簡単な方程式の答えを尋ねられたロイドの頭脳及び理論では到底たどり着けない答えがはじき出されてしまったらしく、数学の担任教師とその場にいた教室のクラスメイトがロイドの回答に、凍り付いてしまったのであった。
そのことをルークとゼルに大笑いされてしまい、ロイドは言い返せないことに落ち込んでしまったのであった。
「キンコ~ン♪ カンコ~ン♪」
「さてと、午後からも頑張ろう‼」
昼食を食べ終えて、話に華を咲かせていた龍姫達はお昼休みの終了のチャイムがなる前に、各自、午後からの授業の場所に到着していたのであった。
セフィロスでありノワールである存在並びに、巨大ガーゴイル討伐戦を終えた龍姫達にまた新たな騒動に巻き込まれるのであった。
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ご智龍
学生組が午後からの授業が始まって数時間後、今日一日の授業が全て終わったのであった。
特に、ロイドにとっては、座学全般が地獄と言っていたのは言うまでもなかったのである。
「今日はどうすんだよ?」
「ボクは実家のお手伝いかな~」
「ティアちゃんも、やっちゃう (^-^)」
「いいですね(^-^)‼」
「わたしは」
「へぇ~ティアのウェイトレスか~」
学校の授業が終わって下校していた龍姫達は歩きながらこれからの予定を話していたのであった。
ロイドが龍姫にこの後はどうするのかと、目の前に婚約者がいるのにも関わらず堂々と口説き間がないな質問をしたので、龍姫は今日が実家での仕事のシフトが入っていると明かしたので、武龍が笑顔でグッドサインをしながらティアも龍姫の実家の喫茶店の手伝いもといアルバイトをしてみたらどうかと薦めたのである。
ティアは表面上では恥ずかしいと言ったのだが、龍姫達には、本心のコスプレに興味があることを見抜かれていたので、エステルが何事も経験だと言い強引に喫茶店「葵屋」の従業員しか入れない入り口から入って行ったのである。
残ったメンバー全員が一般口から店内に入って行ったのであった。
「ティアはこれを着ればいいわ」
「ありがとうございます(よかった、龍姫と同じタイプの服で)」
「下はスカートだけど」
「そこは気にしないわよ」
喫茶店の制服に着替えることになった龍姫達は、龍姫はいつもの黒のウェーター姿に着替えており、ティアには、黒と白のロングスカートの露出が少ないエステルと同じ物を貰ったのである。
ティアはほっとした様子で早速もらった制服の袖を通したのである。
「どうかしら?」
「似合ってるです(>_<)」
「これで、髪を結った方がいいよ」
「ありがとう」
「準備出来たらホールに行くよ‼」
いつティアのサイズを計ったのかわからないが、もらった制服は見事ティアの体型に合わせていたのである。
無事に制服を着れたティアにヘアゴムを渡した龍姫は先にホールに出て行ったのであった。
「アッシュ、どれにしましょうか?」
「ナタリアの好きにすればいい、金はあっち持ちだしな」
「オレが持つのかよ(゚Д゚)ノ‼」
「この前の報酬があるだろう(/・ω・)/‼」
「注文いいでしょうか?」
「はい、どうぞ‼」
どうやら今日はナタリアが、ルークの双子の弟のアッシュを引き連れて喫茶店「葵屋」のメニューを開いて品定めをしていたのである。
アッシュがルークが支払いを持ってくれると言い出したので、ルークはたまらず突っ込んで、ロイドがこの前の報酬があるだろうと言ったのである。
そして、龍姫が注文を取りに向かったのであった。
喫茶店の制服はごちうさをイメージしてくれればよろしかと
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葵屋に行きたいか~‼
鳴神家の経営している喫茶店「葵屋」ではウェーター姿の龍姫がお客さんの注文を即座に手に持っている、電子手帳で記載そして、的確に厨房に注文を出して、テーブルにステンレス製のお盆に乗せて注文を取ったお客様のテーブルに運んでいたのであった。
「いらっしゃいませ‼」
「あら、新人さん、お願いできるかしら?」
「はい、ご注文をどうぞ((+_+))‼」
「ティアのやつ、ぎこちねぇな」
「今日初めてだし」
営業時間が終了するまでお客さんは来店するので、龍姫だけではなく、エステルとティアも同じくお客さんの注文を取っていたのである。
来店した女性はティアを見て新人さんと褒めて、注文を取って欲しいとティアに頼んだのだが、今日入ったばかりのティアはぎこちない愛想で対応していたのであった。
その様子を見ていたルーク達は心配そうに見ていたのである。
そんなこんなで、無事に喫茶店「葵屋」の営業時間が終了して、夜のバーになるので龍姫達は上がったのである。
「また来ますわ‼」
「ルーク、精々、落第するなよ」
「わかってるよ」
「ロイド、頑張ろ」
「また、明日ね‼」
夜の部、バーになるので、未成年である龍姫達は上がって、制服から着替えて、みんなとは別れたのである。
超神次元ゲイムギョウ界に下宿しているメンバーも下宿先に戻って行ったのである。
「龍姫達、お店、大丈夫かな?」
「お店?」
「言ってなかったけ、ボクの実家は武術道場と喫茶店を経営してるから」
「行ってみたいわね、アンタの家の喫茶店」
「まぁ、鳴海町の翠屋とは違って和風な感じな喫茶店だけど」
「って言いながら、制服はウェイトレスとウェーターと聞いてるぞ(゚Д゚)ノ‼」
茶熊学園も一日の授業が終わったらしく、龍美が実家の喫茶店は今頃何しているだろうと呟いていたら、アイリス達がお店について質問してきたので、龍美は実家が喫茶店を経営していると言うことを以前話したことを言ったのである。
それを聞いてアイリス達が思い出したらしく、一度行ってみたいと言うので、比較として、高町家の経営している喫茶店「翠屋」と違い、店内は和をモチーフにした内装になっていると説明した横で、アンゼリカが大龍にでも聞いたのであろ、制服がウェイトレスとウェーターであることに興味深々だったのである。
「アンゼリカ先輩、食いつくとこはそこですか(/・ω・)/‼」
「ツキミと同じことしてるのね(´・ω・`)」
リィンはアンゼリカに見る所が間違えているとツッコミ、ハルカはツキミと同じようなことをしていると呆れていたのであった。
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龍魔王の出産
茶熊学園でも鳴流神家の喫茶店「葵屋」の話は上がっていたのである。
もちろんのことながら、ツキミが得意とする和菓子などもメニューにあるので、老若男女と幅広い世代に愛されているのである。
「リィン達の故郷じゃ、小豆は珍しいんだね」
「はい、そうなんです」
「地球じゃ、珍しくないからね」
「食べたい・・・」
リィン達の生まれ故郷ではどうやら和菓子に使われる餡子の元になる小豆が栽培されていないと言うので、地球で餡子が販売されていることを、文化祭準備の際に知ったリィンは腰を抜かしていたのである。
閑話休題
フィーは涎を垂らしながら食欲をさらけ出していたのである。
「マスター‼」
「どうしたの‼ 敵襲‼」
「違います‼ なのはさんのお産が‼」
「わかった‼ 太陽‼ 月華‼」
「ってことで、行ってきます~‼」
「会長‼」
「会長はアンタだろ‼ オレは、シャルロットじゃねぇっての、太陽と」
「月華だ‼」
龍月のインテリジェントデバイス「ペンドラゴン」に連絡があったようで、龍月が用件を尋ねると、なんと義姉のなのはが産気づいたとのことだったのである。
それを聞いた龍美達はすぐに天界の産婦人科に向かったのである。
ゲオルグは今だに、太陽と月華に茶熊学園の生徒会長の任を任せようとしていたのだが、太陽と月華は軽くあしらって義母の下へ向かったのである。
「あう、はぁ・・・はぁ‼」
「なのは、しっかりしろ、オレが付いてる‼」
「ママ~‼」
「到着‼」
「バイタルは?」
「異常なし‼」
「それじゃあ、行ってくるか」
「恋龍?」
「そっか、忘れてた、恋龍ちゃん、助産師だったね」
分娩台に苦しそうな表情で龍也から魔力を分けてもらって転生した副作用で半妖半神の肉体になってしまったので、白猫耳と尻尾が生えてしまった状態で今にも産まれそうな雰囲気が表れていたのである。
恋龍がいつの間にか手術の服に着替えていたことにきょとんとしてしまったアイリス達だったが、いつもの男勝りで、機械技師のような青いフレームのゴーグルを付けている居眠りの常習犯だが、成績はイクラ組の中でも一番と言う位置に達している恋龍からイメージできない国家資格、助産師の死角を持っていることを幼馴染みの龍月が明かした瞬間、
「れれれれ、恋龍が、助産師Σ(゚Д゚)‼」
「悪いか、行ってくる‼」
「人は見かけじゃわかんねぇもんだな(*´ω`*)」
驚いていたのをよそに分娩室に何食わぬ顔で入って行った恋龍を見送った一行は人は見かけによらないことを思い知ったのであった。
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テニスの精霊王
なのはが一番先にお産が来たらしく、助産師である蓮龍が完全防備で分娩室に入って行ったのである。
「ひひふ~、ひひふ~‼」
「もうちょっとです、なのはさん」
「うう産まれる~Σ(゚Д゚)‼」
分娩室ではなのはが苦しそうに出産の苦しみに耐えていたのである。
助産師である恋龍は産まれてくる赤ん坊を受け止めるべく、なのはの前にしゃがんで待機していたのである。
「なのは、大丈夫よね」
「ああ、大丈夫さ」
「ママ(´・ω・`)」
高町家もなのはの出産に駆けつけて来たのである。
一家総出で、なのはと産まれてくる赤ん坊の無事を祈っていたのである。
「もう少しですよ‼」
「産まれるよ~Σ(゚Д゚)」
分娩室ではなのはがラストスパートを掛けていたようで恋龍の両腕には徐々に赤ん坊の足が見えてきたのである。
どうやら逆児ではないようで、ほっとしている暇がなく徐々に赤ん坊の姿が見えてきたのであった。
そして、ついに、
「おぎゃ~(>_<)‼ おぎゃ~(>_<)‼」
「ねぇ、わたし、お母さんになれたの?」
「もうとっくにお母さんだろ‼」
「おめでとうございます。元気な男の子です‼」
産まれたのである。
元気よく泣いている我が子を抱いている恋龍を見たなのはは、自分がとっくに母親になっていると言うのに思わず夫の空龍に訪ねてしまったのであった。
「大丈夫ですよ、母子ともに命に別状はないです」
「よかったです」
「男の子? 女の子?」
「どっち?」
「太陽と月華、ヴィヴィオ、弟だ」
「ヴィヴィオ、おまえは今日からお姉ちゃんだ」
「うん」
分娩室のドアが開き、なのはと産まれた赤ん坊が運ばれて、助産師である恋龍と産婦人科医が出てきて母子ともに命の別状はないと説明し、産まれた赤ん坊が男であることも告げたのであった。
ヴィヴィオは弟が産まれてお姉ちゃんとしての自覚が芽生えていたのであった。
空龍となのは夫妻に家族が増えている頃、
「もう一本行くぞ‼」
「綾瀬ったら、テニスが気に入ったのね」
「はぁっぁ‼」
茶熊学園では部活動が行われていたのであった。
綾瀬はメアにテニスをやらないかと誘われたらしく、初めて球技に触れることになったのである。
はじめの頃はラケットすら握ったことすらなかったので素振りをすれば、剣技を繰り出してしまったのだが、どうやらやればできる体質らしく、今ではラケットでサーブを打って、ラリーが続けられるほどの腕前になったのであった。
テニス部に正式に入部をして、テニスを楽しんでいる綾瀬であった。
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テニス部
無事に元気な弟が誕生した太陽と月華、そして、ヴィヴィオは大喜びだったのであった。
「そう言えば、名前は決めてるの?」
「決めてなかった(´・ω・`)」
「エステル、決めてあげたら?」
「リタ‼ では、龍陽はどうでしょう?」
「いい名前だね(^_-)-☆、龍陽」
「感謝しろよ、名付け親がテルカ・リュミレース副帝のお姫様なんだからよ」
「テルカ・リュミレースの姫?」
「クライヴいなくてよかった・・・」
産まれたばかりの我が子に名前を付けて出生届という戸籍を作るのだが、空龍は名前を考えていたかったので、名前付けがうまいエステルが実の親に変わって名付け親にリタが推薦してしまったのである。
リタに推薦されてしまったエステルはほんの数秒で、天体に由来する文字と、龍を組み合わせていい名前をひねり出して、龍陽と言う名前を授けたのである。
空龍&なのは夫妻は産まれた我が子に龍陽と言う名を気にいったのであった。
ユーリはエステルの身分を明かしながら感謝した方がいいと言った側で、カロルが、クライヴがいないことが幸いだったとほっとしていたのであった。
メンバー達は解散したのであった。
一方で部活真っ最中の綾瀬はと言うと、テニスコート外をグルグル軽く三周走った後、テニスコートでのラケットを持って素振りを百回してからの、スマッシュ・サーブなどの本格的なテニスの練習が行われるのである。
スキット:テニスの経験
メア「そう言えば、綾瀬さんは、テニスしたことあるんですか?」
綾瀬「やったことはない、魔術に瞑想が主にやっていたからな、と言うより、わたしの村にはスポーツと言う物が存在しない」
メア「物凄く、遠い田舎ですか?」
綾瀬「そうだな、普通の人間が歩いて行こうとは思わないだろうな」
メア「へぇ~、一回行ってみたい気持ちはあるんですけど」
綾瀬「そうか、歓迎してくれるだろう、イバル達が」
「今日はここまで‼」
「今日も、男子たちの目線を集めてたわね、センスエナジーを扱えるようになっても」
「別にいいじゃないか」
「綾瀬‼」
「ミュゼ(´・ω・`)」
テニス部の部活が終わったので、ジャージからいつもの制服に着替えて、女子寮に帰ることにしたのであった。
その道中で、センスエナジーで豊満なプロポーションを隠している綾瀬はテニス部レギュラーメンバーになったのであのユニフォームを着ていたので、茶熊学園の男子たちの目線を集めていたことをミュゼたちと話していたのであった。
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手違いで
テニス部の活動から帰ってきた綾瀬達は女子寮で荷物を置いて、カバンから洗濯物を取り出していたのであった。
「ただいま‼」
「戻ったか」
「龍月の義理のお姉さんは大丈夫なの?」
「何それ?」
「うん、もう大丈夫、母子ともに元気に退院できるって」
「まさか!?」
「うん、ボクに甥っ子が産まれました」
茶熊学園の女子寮に龍姫達が戻ってきたので、メアは以前龍月からもうすぐ義姉のなのはが出産を控えていることを教えてもらっていたので、興味を示していたのである。
龍月は義姉も甥っ子も無事に退院出来ること明かしたのであった。
それを聞いたカスミと綾瀬達はまさかと言う顔をしていたのである。
カスミはどうやら龍美と龍月に聞きそびれたらしく知らなかったのであった。
寮に居るメンバー全員に龍月が甥っ子が産まれたことを発表したのであった。
「甥っ子ってことは男の子かい」
「太陽と月華とは、離れた弟ってことね」
「って太陽と月華は?」
「なん、手違いで部屋が向こうの寮にしかないって」
「ようは、男子寮に放り込まれたってこと(/・ω・)/‼」
「どうしよう、またお兄ちゃん、やらかしちゃいますよ(>_<)‼」
「大丈夫でしょ、あの男みたいな双子」
カグラは龍月に甥っ子のことで質問しており、太陽と月華とは歳が離れた弟になることにカスミは驚いていたのであった。
ハルカがふと、太陽と月華がいないことに気が付いたのだが、龍美から、手違いで女子寮に部屋がなかったらしく、部屋が用意出来るまで、男子寮の一角に双子で仮住まいをすることになったことを今いる女子寮のメンバー全員に教えた所、驚きいていたのであった。
ミラは大丈夫だろういうのだが、
ミレイユは、ヨシュアがやらかさないか心配していたのであった。
「ツッコミ入れるのそこ(/・ω・)/」
「大丈夫だよ‼」
「そうですね」
龍美がミレイユにツッコミを入れて、龍月が大丈夫だと言い、ほっとしたミレイユであった。
「まさか」
「二人とも」
「男子寮に」
「マスター‼」
手違いで男子寮の部屋になってしまった太陽と月華は、結界を張って、英霊のランスロットと話していたのであった。
部屋にはランスロットを含んで三人しかいないのである。
「どう言うことか説明しろ‼」
「それが、マスター達は男の子と間違われたようだね」
「なるほどね、まぁいいか」
太陽はランスロットに男子寮の部屋にされたことを説明するように言うと、ランスロットは天真爛漫な様子で説明し、納得したのであった。
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太陽と月華のお風呂事情
何に因果かわからないが学長のカムイの手違いで男子寮の部屋になった太陽と月華と英霊ランスロットであったが、男勝りな性格とフレンドリーなこともあってすんなりと部屋で着ていた男子制服を脱いだのである。
もちろん下には白いTシャツにサラシ型の下着を着用しているので、全裸ではないのである。
「マスター達、もう、はしたないですよ~」
「別に結界張ってるんだし~」
「それでも、お姉ちゃんなんですか」
念のため結界を張って部屋には侵入できないようにしていたので、龍美達のような能力者でなければ、入れないほどの結界なのである。
ランスロットは太陽と月華にはたしないと注意していたのである。
産後で動けない義母なのはに変わって、母親と言うより姉のように接するランスロットには太陽と月華も素直になるようで、
「とりあえず、これでいいんだろ」
「はい、良くできました‼」
「おまえは、ママか‼」
「なのは様から言いつけられてますから!(^^)! あ、もちろん自分の意志で行動することもあるのでご了承ください」
「わかったよ、飯まで時間あるが、風呂はどうすんだ?」
「龍美さん達にでも、迎え来てもらえば」
太陽と月華は言われるがまま、上着を羽織ったのである。
ランスロットはまるで子供のように太陽と月華に接していたので、太陽と月華から、突っ込まれて、楽しんでいたのであった。
太陽と月華が、夕飯までにお風呂に入りたいが、男子寮なので、大浴場の利用時間がどうなってるのかわからないので、困っていたのだが、ランスロットが、龍美達に迎えに来てもらえばいいのではないかと言ったのであった。
「どうやって?」
「マスター、おばあさまから受け取ったスマホはどうしたんです?」
「これ?」
「充電はこの部屋でできからね」
「もしもし 」
太陽と月華がどうやって龍美達に迎えに来てもらうのかと言うとランスロットが明から受け取ったスマホはどうしたのだと言い、太陽と月華はカバンにマナーモードにしていたスマホを取り出して、龍美のスマホの番号に連絡したのであった。
「♫~」
「なんの音ですか(゚Д゚)ノ‼」
「あ、もしもし、今、太陽と月華の部屋に向かってるとこ」
「あの~」
「早く来て欲しいだって」
「その板から太陽殿の声が聞こえたでござるが?」
「スマホって言う物だよ、説明は後程してあげるからいこう‼」
太陽と月華を迎えに行く道中で龍美のスマホが鳴ったので、龍美がポケットからスマホを取り出して通話をしている様子を見ていたカスミ達は物珍しそうに見ていたので、龍美が後でスマホの説明をすると言って急ぐことにしたのであった。
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大浴場
太陽と月華が男子寮に送られてしまったので、お風呂に誘うために迎えに来ていた龍美とカスミとフランは、龍美のスマホに興味があるようで、物珍しい視線を送っていたのであった。
「太陽‼ 月華‼ 迎えに来たよ‼」
「龍美君、太陽と月華は男子の転入生のはずだが?」
「ゲオルグ殿、すっかり騙されておられるな」
「ゲオルグさんには無理だと思うけど」
男子寮に到着した龍美達を茶熊学園の鬼の生徒会長のゲオルグが出迎えてくれたのだが、ゲオルグは太陽と月華が男だと思っているようで、龍美とフランに見抜けなかったことを茶化されていたのであった。
「ゲオ、ちょっと行ってくるわ~」
「許さんぞ‼」
「いい加減に分かれ‼」
「待たんか‼」
太陽と月華がお風呂に入る用意を持って部屋から出てきたので、早速、大浴場に向かうことにしたのであった。
ゲオルグが追いかけてきてしまったのだが、ほったらかして大浴場に向って行ったのである。
そんなこんなで、無事に大浴場に到着した龍美達は大浴場に入って行ったのであった。
「太陽と月華は大丈夫かな?」
「大丈夫だろう、龍月がいるし」
「そうだね、龍陽も、元気に待ってるんだもんね」
太陽と月華達が無事に学園生活を送っているのかと心配していたなのはに、空龍が大丈夫と言うとなのはは頷いたのであった。
一方その頃茶熊学園の大浴場の脱衣所では、
「やっと、風呂に入れる」
「太陽と月華は、龍美達と同じ物を着用しているのね」
今日一日の疲れを取るために風呂に入ることにした茶熊学園の女子達だったが、太陽と月華の下着を見て、龍美達と同じサラシ型の下着にセンスエナジーを使っていたので胸がぺったんこ状態になっていたが、風呂に入ると言うので元の豊満な胸に戻ったのである。
それを見ていたメンバー全員は唖然としていたのであった。
「ふ~はぁ‼」
「(気持ちよさそうだね、マスター)」
太陽と月華は大浴場に入ると早速、掛け湯をして、入浴をしたのであった。
「修学旅行か、懐かしいな~」
「龍美様達は、修学旅行へ行って事があるのですか?」
「うん、地球の修学旅行で、沖縄に行ったし」
「沖縄ですか?」
「どんなところでござるか?」
「日本最南端の県で、飛行機で行ったんだよ」
「飛行船ではないのね」
「こっちは飛行船より速いしな」
大浴場では龍美達の修学旅行の話で盛り上がっていたのである。
特に、エシリア達は旅客機に興味があるようで、龍美達に旅客機について質問していたのであった。
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前略、茶熊風呂‼
茶熊学園の女子が大浴場にて入浴を楽しんでいるのであった。
やはり、あの人物が大人しくしているわけがなく、
「沙夜‼ お姉ちゃんが」
「お願いします」
「沙夜‼ あんたね‼ 大龍に襲わせたら、こうなるちゃうのよ(゚Д゚)ノ‼」
「ハルカ、キミは本当はその大きさになったことが嬉しいんだろ?」
「うっ‼」
「アンゼリカ先輩・・・」
「それに、楽しもうじゃないか‼ 子猫ちゃん達‼」
大龍が沙夜に近づいてきて、スキンシップをし始めたのであった。
その行為をハルカが大龍に以前スキンシップされて大きくなってしまった胸を見せたが、沙夜が元々、小柄な体型にコンプレックスを抱いていたので、沙夜本人が自ら進んで大龍にスキンシップをしてもらっているのであった。
綾瀬はハルカが本来は胸が成長したことが嬉しいと思っていることを見抜いてしまって、図星を指されたハルカは言い返せなかったのであった。
「ベルちゃん、気持ちいい?」
「大丈夫、一人で洗えるわよ‼」
「まだ、ギプス外せないの? もう骨折は治ってる頃だけど?」
「まだよ(ここみんなにこの腕は不味いわね)」
「ごめんね、ボクにはその腕が、本来あった腕に変わって、付けられた鬼の腕だってわかってるから」
「‼」
「大丈夫、ベルちゃんからみんなに話すまではその事は言わない、もちろん龍美ちゃん達も知ってる、そして、ユーリさんとジュディスちゃんも気づいてる」
「脅してる?」
「違う、いずれ、その腕がみんなにばれて怖がられることが、ベルちゃんが恐れているってとこ」
「まさか、あたしの心が読めるの?」
「違う、ベルちゃんは感づかれないように話さないけど、目は口程に物を言う、顔に出ちゃってるから」
「・・・・」
大龍が沙夜の肉体強化に勤しんでいる頃、左腕のギプスが濡れないようにビニール袋を被せているベルベットの肉体を洗って洗ってあげているのである。
ベルベットが弟を王族に殺されたこと、そして、三年前、左腕に業魔、つまり龍美達、鬼斬り役や、退魔士でいう鬼の妖力によって左腕が鬼の腕にされていることに龍月だけではなく龍美達は気が付ているのであった。
龍月自身いや、自分だけではない、自分と同じ猫妖怪であり神と龍神のハーフの幼馴染みにして親友、龍美達も、とっくに気づいていることをベルベットに明かし、ベルベットから脅しているのかと疑われたので、龍月は、ニコッと笑みを浮かべて、そんなつもりはないと答えて、ベルベットの体を洗っていたのであった。
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打刀と太刀
茶熊学園の女子達は大浴場で楽しく入浴をしているのであった。
「太陽と月華は、男子寮にしか、部屋が空いてなかったの?」
「知らねえよ‼ お・・じゃなかった、ボクが知るはずがない」
「あのね、無理に猫被らなくてもいいよ‼」
「そうだ、君らしくして見たらどうだ? キミのやり方で」
「いいの? それじゃあ、遠慮なく、オレは気にしてないっての‼」
「手違いは仕方ないわね」
太陽と月華が学長カムイの手違いで男子寮に部屋を設けられてしまったことを質問したハルカに、太陽と月華は、光焔の御子の口調で答えたのである。
叔母の龍月と精霊王の綾瀬に猫を被らないでいいと言われたので、太陽と月華は、転生したことで、一人称が「あたし」から「オレ」に変わっていたのである。
龍月に猫を被らないでいいと言われた太陽と月華は、元の口調に戻り、気にしていないと答えたのであった。
「ヴィヴィオは元気にしてるの?」
「もちろん、元気に二刀流をやってるよ」
「なるほど、それであの二本の剣なんですね‼」
「龍美達と同じ剣だけど、リィンが扱いが難しいって言ってたわよ?」
「それは、リィンの刀が、「太刀」だからであって、ボク達の刀は「打刀」って呼ばれている刀だよ‼」
「打刀?」
「簡単に言えば、太刀は、刃を下向きに帯刀するから、扱いづらいのであって、ボク達が使っている、打刀は、太刀に比べて軽いし、刃を上にして剣帯に差すから、抜刀術がしやすいから、特訓さえ積めば、誰にだって使えるようになるんだよ‼」
「なるほど、つまり、剣術をやったことのない、アリサ(閃)がその打刀を使える見込みがあるってことでいいのだな」
「ちょっと‼ なんでわたしが打刀を得物に使わないといけないのよ‼」
「弓を使う武士は、サブとして日本刀を帯刀してたんだよ」
「アリサ(閃)この際だ、龍美達に剣を習ったらどうだ?」
「はぁ~(´・ω・`)、そうね、お願いできるかしら?」
「問題ないよ、ボク達でいいなら」
「ありがとう、お願いね」
カスミは太陽と月華に妹のヴィヴィオは元気にしているのかと質問してきたので、元気に学校に冬龍と一緒に通っていることと、真・デュランダルツヴァイを用いての二刀流を冬龍共に特訓に励んでいると母、なのはから連絡で教えられていたことを明かしたのであった。
ラウラは、龍美達が使っている刀が、リィンの太刀に似ているので、どうして扱うことが難しい剣を使っているのかと問われた龍美は、打刀だと説明したのであった。
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閃弓剣士
龍美が槍と弓と斧とハンマーより愛用している日本刀は、馬上で使うことが多かった「太刀」と、徒戦と言われる歩兵戦で用いられ、刃を上向きに帯刀する「打刀」と言う二種類で区別されていることをラウラ達に教えて、アリサ(閃)が龍美達に剣術を教えてもらうことになったのであった。
そんなこんなで、入浴を終えて、夕飯を食べに行くことにしたのであった。
スキット:太刀と打刀
アリサ(閃)「それにしても、リィンったら、扱いが難しいって言ってたけど」
ラウラ「うむ、それは太刀が刃が下向きで、尚且つ、馬に乗って戦うように作られた物だったとは」
フィー「リィンより」
ミレアム「龍美達の方が八葉一刀流が出来るよね」
エマ「リィンさんの立場が」
ジュディス「丸つぶれね」
「それじゃあ、明日から、猛特訓だよ‼」
「やってやるわよ‼」
「もしかすると、リィン殿より強くなったりするでござるな!(^^)!」
「イサミさんだって、弓使ってるけど、剣道部だもんな」
「そうだ‼ お願いあるだけど、閃翔って言いづらいし、あだ名を名乗ったら」
「ナナ様、それは明暗です‼」
「ちょっと‼ 確かに、二人のアリサが居るからって」
「そうね、わたしもお願いしようかしら?」
茶熊学園の食堂「銀鮭カフェテリア」での夕飯をみんなで作って食べていたのである。
もちろん、ライフォルト家のメイドのシャロン・クルーガーも手伝っての夕食作りになったのである。
やはり剣術以外滅多に矢ってことのないラウラがアーチェといい勝負が出来るほどで、こんにゃくだけで、劇薬を作ってしまったのと、大剣を得物にしていたのだが、それ以外の刃物を扱うだけで、プラチック製の抗菌まな板が一刀両断されてしまったと言う惨状になってしまったので、ラウラに龍美達が料理を教えると言うことで、テーブルで、フィーたちの面倒を見てもらうことになったのであった。
そんなこんなで、出来上がった料理、アラマキ島に由来して、焼き鮭御前が完成したのであった。
男子達も料理を手伝ってくれていたのはいいのだが、マキアスの貴族嫌いが発症してしまったが、ゲオルグがマキアスを連れだしてくれたおかげで事なきを得て、出来た料理を堪能していたのであった。
アリサ(閃)に龍美がラクロス部の部活と並行しながらの、天然理心流の特訓を明日の朝から始めることになったのであった。
アリサ(閃)と同じラクロス部であるフランはアリサ(閃)が剣術を修得してしまったら、リィンより強くなってしまうのではないかと言い、ザックもイサミが弓と剣を使えることを思いだしていたのであった。
ナナが、唐突にアリサが二人いるので呼びやすい仇名を考えようかと提案したので、アリサ(G)がそれは良い提案だと言って仇名をもう一度決め直すことにしたのであった。
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写真
アリサ(閃)に龍美と龍月が天然理心流を教えることになったのであった。
ナナが二人のアリサを区別するために仇名をつけることになってしまったのであった。
「奈琉‼」
「龍美、考えるの速い」
「って、おまえのファミリーネームから取っただろ(´・ω・`)」
「うん‼」
「鳴門って呼んでやろうか?」
「嫌よ‼ え~と、この場に起きまして、わたくし、アリサ・ラインフォルトは」
「奈琉・ラインフォルトと改名させていただきます」
「シャロン‼」
そんなにも時間が掛からず龍美の鶴の一声によって「奈琉」と言う偽名に満場一致で決まったのだが、リィンが、龍美のフルネームを思い出して突っ込んでいたのである。
龍美の名字の「鳴流神」をもじっただけなのだが、本人が気に入ったので、アリサ(閃)から奈琉と名乗ることを決意表明を行おうとしたのだが、ラインフォルト家のメイド、シャロン・クルーガーが言ってしまったのであった。
そんなこんなで、楽しい夕食は終わったのであった。
スキット:奈琉の剣術~その1
リィン「奈琉、龍美達に剣を習うらしいけど、大丈夫なのか?」
奈琉「決めたのよ‼ 弓なら、カスミに、イサミさん、ソフィ、ミレイユだって使える、それにソフィとイサミさんは剣術が出来るから、それに、龍美達を見て、思ったのよ、出来ないんじゃない、やるか、やらないかと言う違い、それに気付いたから‼」
ガイウス「そうか、奈琉がそう言うなら、オレが止めることはできない」
リィン「わかった、それじゃあ、オレも八葉一刀流を・・・」
奈琉「大丈夫、わたしが龍美達に教わる流派は、天然理心流だから」
ラウラ「天然理心流? 聞いたことない。流派だな」
奈琉「龍美に聞いたんだけど、剣術・槍術・弓術などすべての武術を用いて戦う流派でらしいのよ」
フィー「何か、強そう」
「これ、落としましたよ‼」
「あ、ありがとう」
「あの時、撮った写真か?」
「写真? 見せて」
「いいよ」
綺凛とミレイユが龍美達の後ろを歩いていたのだが、龍美のポケットから一枚の写真が落ちたので、ミレイユが拾って、龍美に渡したのであった。
ミレイユが拾ってくれた写真を受け取った龍美はお礼を言い、ユーリにあの時に撮影した写真だと言っていたのであった。
マールとエシリアが写真を見せて欲しいと言うので、龍美は写真を見せてあげることにしたのである。
その写真はあの時撮った写真だったのである。
「ねぇ、ねぇ、この人」
「なんか、奈琉に似てる?」
「その人は、ボクの義姉、フェイトさん」
マールとエシリアが写真を見せてもらったののであった。
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漆黒龍魔王の決意
マールとエシリアは龍美が持っていた写真を見せてもらって、フェイトを指さして、奈琉に似ていると言うと、龍美が義姉のフェイトだと説明したのであった。
「お義姉さん?」
「あ、そっか、二人は結婚式に行ってないから、わからないよね、ボクの実兄と結婚したから、鳴流神・T・フェイトになったから」
「そうなんだ‼」
「あれ、なんで名前が変わるの?」
マールは龍美を見ながら写真に写っているフェイトを見て髪色が違うことに気づいたので、不思議がっていたので、龍美が、実兄、龍翔と結婚し、夫婦になって、フェイトが、鳴流神家に嫁いで来て、ハラウオンから、鳴流神に名前を変わったことを説明したのであった。
エシリアは結婚したら何故、名前が変わるのかと知らなかったので龍美に質問してきたのであった。
「そうだね、簡単に言えば、夫婦同姓って、どちらかの名字を名乗ることになっているんだよ。基本的に女の人が、旦那さんの名字を名乗るのが一般的かな」
「わかった‼ ありがとう、エシリアもいつか結婚したら名前が変わるってこと」
「そうだよ」
「早く、寮にもどろうよ‼」
「そうだね、明日も頑張ろうね‼」
流石に本格的な法律のことをマールとエシリアに説明するには早かったので、龍美は簡単にマールとエシリアに解るように説明して、女子寮に戻って行ったのであった。
「なのは、やっぱり、決めかねてるんだろ?」
「うん、この子を置いてなんって行けないから」
「決めるのは、なのはだ」
「自分で決める・・・」
出産を終えて、産まれた我が子、龍陽を連れて超神次元ゲイムギョウ界の自宅に帰っていた獅子神夫妻の下に二通の封筒が届いており中には、茶熊学園への転入書が封入されていたであった。
空龍は決まったが、なのはが迷っていたことに気づいた空龍は、なのは自身が決めるんだと言ったのであった。
「龍陽のことは、わたしに任せて、茶熊学園へ行ってください‼」
「そうだぜ、いって来いよ、学生生活もう一回楽しんで来いよ‼」
「わたし達が信用できないかしら?」
「ファルファラさん、それにティナ、ブラッドさん、ありがとう、わたし行ってくる」
「おぎゃ‼」
「それに、休校日はこっちに帰ってこれるらしいからな」
「うん、ありがとうございます‼」
なんと、ティナ達が龍陽の面倒を見ることに名乗りを上げたのである。
そして、なのはと空龍は茶熊学園への転入を決意したのであった。
その時だった、
「はい、え」
「どうしたの?」
「フェイトさんの陣痛が始まって、今分娩室に搬送されたそうです!」
「フェイトちゃん‼」
「おぎゃ~(T_T)/~~~」
「行きましょう、病院へ‼」
なのはのスマホに連絡が入ったので、代わりにティナが出ると、フェイトのお産が始まったらしく、分娩室に運び込まれたと言うので、なのはは、親友の出産に立ち会うことになったのであった。
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疾風迅雷
空龍となのは夫妻がティナ達に背中を押される形で、茶熊学園への転入を決意したのだが、フェイトのお産が始まったと言う知らせが入ったので、すぐに天界の病院の産婦人科に向かったのであった。
「なな、なのはさん‼」
「ダメですよ、走っちゃ‼」
「う、ごめん、けど・・・」
「おぎゃ~‼」
「もう‼」
「ったく、姉さんが言ってた通りだな」
「ティナちゃ~ん‼」
「ゲッ((+_+)) 兄さん、こんなとこで何やってんだよ‼」
「何って、オレ達もおまえと一緒だよ‼」
「おいおい、龍陽がへんな育ち方しちまうよ(゚Д゚)ノ‼」
天界の産婦人科に到着した空龍となのは夫妻は、先に着いていた龍姫達と合流したが、出産して間もないのに走っていたなのはを注意したのであった。
空龍がおんぶしていた龍陽が泣きだしたので、あやしていたら、ヴィンセントが部下を率いてやってきたので、ブラッドがヴィンセントに何しに来たのかと聞いたのだが、ヴィンセントもどうやらブラッドと同じことを考えていたようで、一緒に子供達の面倒を見ると申し出たのであった。
ブラッドは先行きを心配だと言ったのであった。
「ひひ~ふ~」
「フェイト、しっかりするんだ」
「アリシアも‼」
分娩室ではフェイトとアリシアが今にも出産すると言った苦しそうな表情で出産を行っていたのである。
分娩室に搬送されて、二時間が経ったのであった。
そして、ついに、
「おぎゃ~おぎゃ~」
「母子ともに命の別状はないわよ、それと、産まれたのは綺麗に、男の子と女の子ね」
「男の子方は、龍翔みたいな子になるじゃないかしら?」
「で、女の子の方が、フェイトみてぇ~な、おてんば娘ってか」
「そうね」
新たな命が誕生したのであった。
産まれたばかりなので、赤ん坊は新生児治療室に搬送されたのであった。
出産を終えたフェイトとアリシアは疲れたので、病室ですやすやといびきをかきながら寝てしまったのであった。
「お兄ちゃん、今日はこれで帰るけど」
「ああ、龍美達も元気でな」
「あう‼」
「龍陽も、元気でね」
出産を終えて疲れたので、後日会うことにして、解散することにしたのであった。
「将来、あの子達は仲良くできるよね」
「それはどうだろうか、あの子達次第だな、こればかりは」
空龍となのは夫妻は将来我が子達が仲良くしながら楽しく育ってくれることを話しながら超神次元ゲイムギョウ界への帰り道をフラクシナス内の通路を歩ていたのであった。
無事に、フェイトとアリシアの出産が終えたのであった。
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龍魔王の茶熊学園
フェイトとアリシアが無事に出産を終えて、翌日の朝を迎えたのであった。
フェイトとアリシアの夫の龍翔は、実家にして勤め先の喫茶店にしてバーになる「葵屋」からフェイトとアリシアの状態が落ち着くまで、休暇を与えられたのである。
冬龍はいつも通りにミッドチルダの学校に親友のヴィヴィオ共に登校していったのであった。
「フェイトちゃん達の分まで楽しんでこないと‼」
「ああ、龍翔達は落ち着いたら転入するってさ」
「うん、行こう」
「いってらっしゃい‼」
「ふぎゃ~‼」
空龍となのは夫妻は今日から茶熊学園への転入のためにしばらく自宅には休校日くらいにしか帰れないので、地球の獅子神家から、居候することになった従姉妹のティナが龍陽の子守を応接つかったのであった。
ティナだけでは心もとないと思ったので、なのはとは歳が離れていないが、一応義理の叔父になる、ブラッドと、ティナ命と言わんばかりにやってきたヴィンセントとあの部下達、以前はスパイだったが、今は次元武偵、ファルファラが仕事の合間に面倒を見ることになったのであった。
そして、ティナとブラッド達が、空龍となのは夫妻を送り出したのであった。
「なのは、制服、似合ってるな」
「うん、けど、産後太りかな、少しサイズが」
「あとで、勇龍達にでも、採寸してもらえばいいだろ」
「そうだね」
「(本当は胸がデカくなったからとか言えないな)」
茶熊学園の制服を着た空龍となのは夫妻は仲良くお互いの制服を褒めていたのであった。
なのはは、産後太りだと言い、少しサイズが小さいと言うのだが、空龍は、時間があるときにでも、勇龍達にでも作り直してもらったどうかと言ったのであった。
本当は、胸が出産したことで一回り成長していることを言えるはずがなかったのであった。
なのははもちろんのことながら、あのサラシ型の下着とエミリア・ハーミットから教わったセンスエナジーでなんとか胸をぺったんこ状態にしているのだが、時折くる張りに耐えていたのであった。
「お待ちしてましたよ、おや、お子さんは一緒じゃないんですか?」
「流石に、従姉妹たちが面倒見てくれてますけど」
「折角、わたくしが子守をして差し上げると、あ、申し遅れました、わたくしは、メイドのシャロン・クルーガーと申します」
「これはどうも」
「それに、なのはの胸が・・・」
「って、母さん((+_+))‼」
「大丈夫よ、カムイを説得したから、安心して、龍陽の子守をしなさい」
「何だろう、説得って」
茶熊学園の門を潜ってきた空龍となのは夫妻を学長カムイが出迎えてくれたのであった。
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龍魔王の教室
空龍となのは夫妻は無事に茶熊学園の転入を迎えて、学長カムイ直々に出迎えられたのであった。
そこには、どういうことか、獅子神兄妹の母にして医者でもあり、そして、ツキミと同じ流れを組む月の女神、ツクヨミの地位を得ている猫妖怪とイギリス人のハーフの明が白衣を着て、ラインフォルト家のメイドにして身喰らう蛇に属していた時は、明に完膚無きまでにやられてたが、命を取ることをしなかった剣心達に、人のために何かやってみたらどうかと言われたことがきっかけ、死線の二つ名を捨て今の居場所を手に入れた、シャロン・クルーガーが出迎えてくれたのであった。
「ここ、学校だろ‼」
「そうよ、ここは学校よ」
「はい、わたくしが命に変えましても、龍陽様をお守りします」
「って、ここ学校(/・ω・)/‼」
「おぎゃ~(T_T)/~~~」
「龍陽‼ それにブラッドさん‼」
「ラステイション行くのめんどくさいから、呼び寄せちゃった!(^^)!」
「大丈夫ですよ。我が校は、老若男女問わず通うことが出来ますので」
茶熊学園に転入早々、明とシャロン・クルーガーに安心して龍陽を連れてきてもいいと言ったのだが、言った手前、ブラッド達に龍陽のことを任せてきたので、空龍も困り果ててしまったのである。
明はそんなことはおかまいなしに、転送魔法陣を展開し、龍陽の子守をしていたブラッド達ごと呼び寄せたのである。
学長カムイは問題ないと答えたのであった。
「では、龍陽様はわたくしがお預かりします」
「アンタ、信用していいのか?」
「大丈夫よ、行きなさい」
「おぎゃ~(?_?)」
「行こうよ(^_-)-☆」
「なのは(゚Д゚)ノ‼」
「それじゃ、ブラッド達はお留守番願いね(^_-)-☆」
「って、ねえちゃ~ん(゚Д゚)ノ<ひでーよ‼‼」
「帰ったら何しようかな(?_?)」
シャロン・クルーガーに龍陽を預けたなのはは、空龍の腕を引っ張って学生気分を満喫する気満々でカムイに案内されていったのであった。
呼び出されたブラッド達はと言うと明が転送魔法陣を展開して超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの転送したのであった。
「修学旅行目前だが、今日このクラスに転入生がやってくる、入ってくれ‼」
太陽と月華「ふぎゃぁぁっぁ(゚Д゚)ノ‼」
「お兄ちゃん、よろしくね(^_-)-☆」
「ワーイ(^-^)‼」
「家族で転入してこなくても、、、(´・ω・`)」
空龍となのは夫妻はなんと太陽と月華が所属しているカズノコ組の教室に案内して、クライヴが入ってくるように言ってきたので教室に入った瞬間、生徒達が止まったのであった。
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茶熊学園大パニック
茶熊学園への転入を果たし空龍となのは夫妻は、まさか、娘と妹と同じカズノコ組に配属されてしまったのであった。
もちろん教室内はユーリとカスミとジュディス以外が大パニックに陥っており、エシリアは扉のルーンで瞬間移動してしまったりと、てんやわんやな状況になってしまい、担任生徒のクライヴは事態の収拾を行っていたのであった。
「こら~みんな~席に就いて、そして、エシリア」
「あれ~?」
「流石だな、龍美は」
「多分、フェイトさんとアリシアさんも来ると思うよ」
「だろうな(´・ω・`)」
クライヴがきりきり舞いになっていたので、龍美が超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ次元武偵本部長の手腕を発揮して、大パニックになっていたカズノコ組を大人しくさせてしまったのであった。
もちろんエシリアも転送させられてきて、無事にカズノコ組は全員出席したのであった。
大パニック真っ只中と言うのに全く動じなかったユーリとジュディスとカスミは立て続けにフェイトとアリシア達も来るだろうと呆れるしかなかったのであった。
「そういえば、龍陽は?」
「シャロン・クルーガーさんが見てくれてるって」
「シャロンが・・・」
「あの人なら問題ないよ」
「一応さぁ~、ランスの奴に見張らせてるから問題ねぇ」
「太陽」
「はい、お母さん‼」
「大丈夫かしら?」
「空龍、後でいいから、いいお付き合いができるのか、教えてくれΣ(゚Д゚)‼」
龍月は甥っ子の龍陽はと義姉のなのはに質問し、ラインフォルト家のメイドのシャロン・クルーガーが面倒を見てくれるというので、龍月は安心していいと言って、太陽が英霊ランスロットに陰ながら見守るように命令を出していたと義母なのはに明かして、なのはに注意されたことで、時空管理局官僚時代、エース・オブ・エースと白き魔王と称えられたことを叔母たちから聞いていたので、背筋が凍り付いてしまい、甲高い声で話してしまったのであった。
そんなこんなで、茶熊学園に、漆黒龍魔王と黒龍武将がやってきたのであった。
「出産後すぐはいきなりは激しいことは無理ですから、今日は水泳であります」
「なのはって泳げなかったんじゃなかったけ、綾瀬と一緒で」
「そうでありますか、大丈夫であります」
「水死させたら、命はないのは事実だけどね」
「ジュディス、あなたって人は」
体育の授業が行われているのだが女子は水泳を行うようで、大龍の目が異様な視線を送っていたのであった。
なのはが出産後と言うこともあって、水泳部のカモメが就くことになったのであった。
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空龍のとばっちり
空龍は他の男子達と一緒に、武道場での武術の授業を受けていたというよりかは、どうしてこうなったんだろうという状況に陥っていたのであった。
「獅子神空龍‼」
「はぁ~お~い、どうしてこうなるんだユーリ(/・ω・)/‼」
「そいつ、オレ達に倒されてばっかだからな」
「そうだったのか、要するに、龍月にコテンパンってことか」
「エシリアにも尻に履かれてたしね」
「少佐(笑)だよな!(^^)!」
空龍は転入早々の体育の授業でいきなりのナイトハルトとの実戦形式での模擬戦を行うことになったのだが、元時空管理局官僚だった空龍からすれば、空中戦を含めたことを指すのだが、リンカーコアを持っていないナイトハルトの場合、地上戦しか出来ないので、立体的に模擬戦ができないので、いつもソウルボードが使える飛行島の冒険者どころか、リアム傭兵団まで喧嘩まがいな言いがかりで戦いを仕掛けているようで、挙句の果てには、聖地ディルムンでの戦争が終結して仕事がなくなって、ジモ島のテーマパークでバイトで警備員をしている同じく連邦軍少佐の年下のライフォードにいじられて弄ばれてしまったので、空龍に対したは顔には出さないが、半ば八つ当たりでの模擬戦を仕掛けてきたのである。
「はじめ‼」
「ドカッ‼ ボコッ‼」
「はぁぁぁ ガタッ〓■●」
「やれやれだな、帝国軍の少佐ってこんなもんなのか?」
「ああ、そうです(/・ω・)/」
「今思うと、オレ達の味方でいてくれてよかったよ」
「そうだね」
模擬戦開始と同時に空龍が竹刀を構えて縮地でナイトハルトの視界から気配を消した瞬間、数発の打撃音の後、ナイトハルトの断末魔が響き渡り、倒れた音がした後、空龍がナイトハルトの方に顔を向けると、ナイトハルトが気絶して、愛剣が転がっていたのである。
空龍は帝国軍大佐のジェイドとジュダを比べて、帝国軍の少佐がこれでいいだろうかと思ってしまったので、リィン達が味方でいてくれたことを感謝していたのである。
「リィン、妹の方はいいの?」
「ああ、いつも通りに学校に通ってるよ」
「妹さんがいるのか?」
「空龍さんのような、妹じゃないので」
「ぜひ会ってみたいものだな」
「多分、近いうちに会えますよ(´・ω・`)」
エリオットはリィンに妹は大丈夫なのかと質問して、リィンはいつもと変わらぬ学校に通っていると答えて、空龍が妹達に会わせてやりたいなと言ったのであった。
リィンは龍月のような妹ではないことを答えて、近い将来会えると答えたのであった。
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ガチェット破壊
無事に空龍&なのは夫妻が茶熊学園へ転入して早々の体育の授業で男子代表で空龍がナイトハルトとの一騎討ちでの実戦形式の模擬戦をやると羽目になってしまい、茶熊学園の体育の授業内容をこなしていれば、簡単にできる内容でも、ナイトハルトは、自分より17も下のマールとカロルすら負けるという帝国軍少佐(笑)始まって以来の面目丸つぶれを味わったらしく、よりにもよって元時空管理局官僚にして、龍月の実兄で、二児の父親である、獅子神家、長男、獅子神空龍を相手に選んでしまい、自身の固定概念が招いた過ちに気付かなかったナイトハルトは、開始一秒で空龍のボディーブローで撃沈したのであった。
そして、茶熊学園の男子一同が合掌して、念仏を唱えていたのであった。
「空龍、時空管理局官僚だったんだろ?」
「そうだな、模擬戦用のガチェットでも召喚するか」
「ぴ~」
「なるほど、おりゃ‼」
「オウガの攻撃がかわされた‼」
「なるほど、このからくり人形を破壊するのですね」
「そうです、では、はじめ、あ、言っておくけど、そのガチェット、相手の動きを予測するからな~」
リィン達「そういうことは先に言ってください<`~´>‼」
「おまえら、無駄口叩けるんなら問題ないな!(^^)!」
「どうした? おまえら、まだいけるだろ‼」
ナイトハルトは、空龍に叩きのめされたことがショックで武道場の壁に向かって体育座りをして落ち込んでしまったので、時空管理局官僚にして教官だった経験がある空龍が燃え尽きてしまったナイトハルトの代役で、時空管理局時代に、訓練でやっていたリンカーコアがなくても行える、俵型のガチェットを呼び出して、備品が壊れないように結界を張って、空間を変えて、全員が戦う構えをし、オウガが拳で正拳突きを繰り出したがあっさり俵型のガチェットにかわされたので、空龍がネタばらしで、召喚した俵型のガチェットが相手の動きを予測して攻撃をかわすという機能が搭載していることをあかしたのだが、リィン達が一斉につっこんだが、そんなことお構いなしに、他の茶熊学園の男子はガチェットにいかに攻撃を当てるか模索していたのであった。
リィン達一行は他のメンバーに付いて行くのがやっとか、その場で倒れ込むんでしまうものまで出始めたので、ユーリが渇を入れたのだが、どうやらリィン達は己の限界を思い知って立ち直れない様子であったのである。
そんなこんなで、男子一同の体育の授業が終わりを告げるのであった。
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焼け石に水
茶熊学園の男子がリィン達以外が俵型のガチェットを攻撃を命中させて、ナイトハルトが燃え尽きて武道場の壁に向かって体育座りをしていること以外、無事に授業が終わったのであった。
スキット:そう言えば、
綾瀬「そういえば、ヴィヴィオはどうするんだ?」
空龍「それに関してだったら、ほら」
ヴィヴィオ「空龍パパ‼」
ユーリ「便利なもんがあるよな」
空龍「テルカ・リュミレースじゃ、手に入らないからな」
クライヴ「それと似て様なものを、ウォルターが持っていたな」
龍月「カンパニアって島じゃ、これは普通に流通してるからね」
ヴィヴィオ「なのはママは元気?」
「フェイトとアリシアさんは大丈夫かな?」
「大丈夫だろ?」
「フェイトとアリシアって、たしか」
「オレの幼馴染みで、龍美の実兄の龍翔の女房だよ‼」
「げ、重婚(´・ω・`)‼」
「龍月から聞いてなかったのか?」
「それはどういうことよ(?_?)‼」
女子も無事に体育の授業が終わったので、教室に戻ってきていたので、次の授業が始まるまで情報取集をすることになったのである。
なのはがフェイトとアリシアのことが気になったらしく、ハルカがふと、フェイトとアリシアと聞いて龍美から聞いていたことを思いだそうとしていたので、空龍が、親友にして幼馴染みの龍翔の妻だと説明したまでは良かったのだが、どうやら、天界の結婚に関しての取り決めを龍美達が教えてなかったらしく、異様な空気が流れてしまったのである。
「おぎゃ!(^^)!」
「(´∀`*)ウフフ、元気な子ね」
「スヤスヤ(~_~)zzz」
「この子は良くなるわね!(^^)!」
「お母さん、よく釈放されましたね(/・ω・)/」
「構成見込みがあるってことでね(^_-)-☆ これで、アリシアも学校に行けるわね(^_-)-☆」
「龍翔、お店は大丈夫?」
「ああ、父さんが行ってこいってな(*´ω`*)」
「お義父さんもボクと一緒なんだ(^_-)-☆」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌに一軒家を構える龍翔とフェイトとアリシア夫妻は産まれた我が子、名前は、男の子が「龍之介」で、女の子が「風龍」とエステルが名付け親になったのである。
もちろん、茶熊学園の転入の話も龍翔夫妻のもとにも届いていたのだが、それを持ってきたのだが、天界の刑務所に入っていたプレシア・テスタロッサが笑顔で持ってきたのである。
どうやら、天界の上層部の会議にて、プレシア・テスタロッサが次元武偵として更生の見込みが見受けられたことと、逮捕した際に神格化細胞をジェイルに埋め込まれたので、肉体年齢が龍美達と引けを取らないほどになってしまい死ねない不老不死になってしまったのであった。
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いざ、茶熊学園へ
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの鳴流神家では、釈放されたプレシア・テスタロッサとリンディ・ハラウオンが孫二人を目の前に顔がにやけていたのである。
そして、フェイトとアリシア、そして龍翔の茶熊学園への転入が決まったのであった。
「実は、茶熊学園は全寮制なんだけど」
プレシア&リンディ「大丈夫よ、問題ないわ‼ 行きなさい‼」
「うん、行ってきます」
「やれやれ、先が思いやられるわね(*´ω`*)」
「そうですわね(*´ω`*)」
「母さん(/・ω・)/‼ それとくえすさん(/・ω・)/‼」
フェイトが、精神年齢五才の五つ上なので実質二七歳の姉、アリシアが黙々と転入の準備をしているのをよそに、母二人に、茶熊学園が全寮制であることを説明したら、どや顔で、どこぞのゲームよろしく、「大丈夫、問題ない」と言って、孫三人の面倒を引き受けたのであった。
そこに、剣心と、龍翔からすればひいおばあちゃんになる肉体年齢は十代後半だが、実年齢は、とっくに、八十を超えている神宮寺くえすが立っており二人そろってため息を吐いていたのであった。
「それじゃあ、行ってきます!」
「休みの日はちゃんとお店を手伝いなさいよ‼」
「は~い‼」
「冬龍?」
「あの子なら、ヴィヴィオと一緒に行っちゃったわよ」
「流石、将来、鬼斬り役になる心構えが出来てる玄孫ですわ‼」
プレシア&リンディ「違うわよ‼‼ 冬龍は時空管理局(科学者)になるのよ(゚Д゚)ノ‼」
「そういえば、冬龍は、次元武偵の資格、取ったって言ってたわね」
プレシア&リンディ「何ですって(゚Д゚)ノ<なんだと~」
龍翔は恥ずかしながらも茶熊学園の男子制服をカバンに入れて、五才で一回死んでいたのでこれが初めての学校になるアリシアはやっぱり半分母親としての自覚はあるのだが、精神年齢が五才と相まってゲオルグと同い年とは思えないくらいにカバンに荷物を詰めていた顔が笑顔だったのに対し、フェイトは疾風迅雷とは思えないほどの恥ずかしがり屋だったのか、茶熊学園の女子制服を着ている自分を想像して顔を赤くしていたのであった。
それを母三人とひいおばあちゃんが送り出したのであった。
ふと、冬龍が居なかったことに気付いたリンディだったが、剣心がさっき、ヴィヴィオが冬龍を迎えに来て、遊びに行ったことを伝えて、くえすが鬼斬り役の使命を果たしに行ったのだと言い、プレシア&リンディが張り合っている所に、剣心が、冬龍は一週間前にとっくに次元武偵のライセンスを取得してしまったと告げるとプレシア&リンディの犬猿の仲コンビが仲良く叫んだのであった。
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修学旅行とは?
龍翔とフェイトとアリシア夫妻は茶熊学園への転入のために超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの自宅を出発して、冬龍達兄妹を、プレシア&リンディが面倒を見ることになったのだが、流石に心配なので、剣心とくえすが子守りを見に来ることになったのであった。
そして、翌日の茶熊学園では、
「今日から、このクラスで一緒に勉強をすることになった、鳴流神龍翔だ。よろしく」
「同じくフェイト・鳴流神・テスタロッサです」
「アリシア・鳴流神・テスタロッサで~す(>_<)‼」
「おいおい、あんたは歳考えろよ(´・ω・`)」
またしても、学長カムイがカズノコ組に空龍&フェイト&アリシア夫妻を転入させたらしく、龍翔とフェイトは至って普通に自己紹介をしたのだが、やはり、精神年齢五才のアリシアは本当に出産を終えた直後なのかと言うくらいにはちゃけていたので、ユーリが呆れて、何も言えない表情になったのであった。
「いきなりだが、修学旅行について話をしようと思う‼」
「は~い‼」
「え~と、修学旅行って、何(?_?)?」
茶熊学園カズノコ組一同「ドテン‼ 凹○コテッ‼」
「そういえば、アリシア、五才の時に一度死んでるだっけ(*´ω`*)」
「そうなの(=゚ω゚)ノ‼」
「教えて~(>_<)‼」
茶熊学園カズノコ組の担任生徒クライヴが眼鏡をかけ直して、予定していた修学旅行の計画を立てるための話し合いを行うことにしたのだが、学校に行ったことがないアリシアが修学旅行を知るはずがなく、妹フェイトから何も聞いてなかったようで、年下のクライヴ相手に敬語で修学旅行とは何かと質問してしまったので、カズノコ組のメンバーがズッコケてしまったのであった。
「行き先は京都か」
「大龍の生まれ故郷の近くだよな?」
「京都は関西だし、大阪とはそんなには離れてないけど、たぶん修学旅行期間内ではいけないと思いますよ」
「京都か、行ってみたかったしな」
「迷っても安心だな(^-^)」
「スマホ持ってるのかよ、全員」
「いや、持ってねぇ奴が多い」
修学旅行とはなにかとアリシアに龍美が教えながら修学旅行についての計画が話し合われていたのであった。
行き先は修学旅行の定番の京都らしいのだが、こっちの世界の京都と同じなのかわからないが、ユーリが以前日本地図を見せてもらった際に京都から大阪が近いので、大龍の生まれ故郷が近いのだと言ったので、龍月が流石に修学旅行で大阪まで足を延ばすのは無理だと話していたのであった。
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修学旅行計画
精神年齢五才の27歳児にして、フェイトの姉にして、龍翔の妻である、アリシアの無知によるエシリアといい勝負ができるほどの好奇心旺盛な行動に年下だがカズノコ組の担任生徒である、クライヴでは手に負えないので、夫の龍翔とその妹、龍美が修学旅行についてあれこれとアリシアに教えていたのであった。
「ありがとう、龍ちゃ~ん‼」
「オレは、ユーリだ、アンタの旦那はあっちだ(゚Д゚)ノ‼」
「ぶ~‼」
「済まない、ユーリ」
「仕方ないよね、龍翔とユーリって雰囲気が似てるし、髪色までそっくりだしね(*´ω`*)」
「フェイトちゃんも修学旅行、楽しもうね(^_-)-☆」
「カスミ、フローリアいないから、寂しいの?」
「違うわよ‼」
アリシアは修学旅行についてどうやらわかったのだが、運悪く同じ黒髪で背丈が似ているユーリと龍翔を間違え出したので、ユーリが龍翔は向こうだと言い、アリシアは拗ねていたのであった。
フェイトとなのはが幼馴染み同士で仲良くしている所を、カスミが羨ましそうに見ていたので、龍美が、フローリアがいないので寂しいのかと話しかけたのだが、カスミは否定したのであった。
どうやらカスミは所謂、ツンデレなご様子だったのである。
それもフレンドリーな性格の龍美にかかれば、
「カスミ‼」
「ちょっと‼」
「もう、素直じゃないんだから(^_-)-☆」
「うふふ、カスミちゃん、前より、丸くなったね(^_-)-☆」
「そうですね」
カスミのツンデレすら逆手に取ってしまうほどの力量も妹同様に持ち合わせてしまっているので、すぐにツンデレのカスミですら打ち解けるほどで、昔馴染みのアリサもすぐにカスミと読書のことで意気投合したりと気が合うようになったのである。
シエルとナナもすぐにカズノコ組の面々に打ち解けているので、転入したての、二組の夫婦とも仲良くなったのであった。
スキット:夫婦とは
ナナ「そういえば、龍翔さんて、いくつなんですか?」
龍翔「今年で22歳だな、ユーリと同窓生になるからな」
シエル「ということは」
アリサ「ギルと同い年にして」
カスミ「重婚してるのね(゚Д゚)ノ」
龍翔「まぁ、オレは簡単に言えば、ガレアと似てる種族だしな」
クライヴ「どうやったら、女性と仲良くできるんだ?」
龍翔「そんなの気づいたら、一緒になってたからな~、クライヴだと、ソフィ辺りがいいんじゃないか?」
クライヴ「それが、ソフィは何か思い詰めているようなんだ」
空龍「たしか、事故でお兄さん、亡くなったって記録があったな」
クライヴ「もしかして」
ユーリ「間違いねぇ、フレンに会った時、あいつ、驚いてたしな」
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大龍の幽体離脱
カズノコ組の修学旅行が計画している頃、イクラ組はと言うと、大龍が幽体離脱を引き起こしていること以外は平常運転を行っているのであった。
「おい、あの幽霊、大丈夫か?」
「あ、いつも通りだな、大龍は、言って日数、女子とじゃれないとしばらく幽体離脱する」
「ぐへへっへ(^-^)」
「あの~大丈夫ではないのでは?」
「エクセリア、ちょっと、大龍の魂を戻すの手伝ってくれ」
「あ、ハイ‼」
「貴様、姫をどうするつもりだ‼」
イクラ組のソウマが教室を浮遊してる幽体離脱してしまった大龍の魂を戻した方がいいのではないかと、エマも言ってきたので、恋龍は唯一の大龍の魂を肉体に戻す方法を知っているので、エクセリアが適正らしく、ゲオルグが恋龍に主をどうするのかと言い出したのである。
「こうすれば、大龍の魂を肉体に戻せる」
「え、キャ‼」
恋龍はエクセリアを大龍の肉体の側で連れて行き、恋龍はエクセリアの胸を大龍の手で触らせたのであった。
その瞬間、
「うへへへへ(>_<)‼」
「きゃ~(/・ω・)/‼」
「良し、これで一安心だな、修学旅行の計画でもするか」
ゲオルグ&ソウマ「どこが‼ 大丈夫だ~(゚Д゚)ノ‼」
「なるほど、恋龍は、エクセリアを生贄に捧げたのだな(^-^)」
「綾瀬、それは違うと思うわよ(゚Д゚)ノ」
幽体離脱していた大龍の魂は肉体に戻り、あんだけ意気消沈していたのが嘘のように元気になってエクセリアを抱き寄せていたのであった。
恋龍は何事もなかったかのように修学旅行の計画に取り掛かったので、ゲオルグとソウマが一緒に突っ込んだのであった。
「ベルベットとラフィセットは修学旅行どんなのにしたい?」
「どんなのって言われても、無事に生きて帰ることかしら?」
「自分もわかりません」
「ごめん、聞いたわたしが悪かったわ」
ハルカはベルベットとラフィセットにどのような修学旅行をしたいのかと質問したのだが、ベルベットは生きて帰ること、ラフィセットはまだ自分でどのような修学旅行をしたいのかと考えていなかったので、ハルカは逆に謝ってしまったのであった。
「ベル、その腕、言いたくないなら言わなくてもいいけど、もうとっくに治ってるわよね?」
「これか、確かに、本当ならば、とっくに治ってるわよ、どうかした?」
「なんとなく気になったのよ、わたし、龍美達ほどじゃないけど、白魔術が使えるから」
「白魔術? 治癒術のことね、無理ね、この腕は、ハルカの白魔術如きでは治らない」
「わかったわ、もしその腕が痛むなら、言いなさいよ」
「(そうね、いつまでもこの状態のままはおかしいわね)」
ハルカはベルベットのギプスが手先から肩までグルグル巻きにされている左腕を見て、とっくに完治していることに気付いたので尋ねてしまったのである。
ベルベットはためらうようにハルカに応えて、ハルカが立ち去ったのを見届けて、窓から空を見あげたのであった。
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夜天王
修学旅行の計画を立てている頃、龍臣夫妻は超神次元ゲイムギョウ界のルウィーの白い二階建ての一軒家で封筒の中身を見て驚いていたのであった。
「まさか、今更、制服着て、学校に行けるとはな」
「そうやな、高校いっとらんし、この際や!」
「主~」
「すまんな、つれていけへんのや」
「わかったよ、はやてが帰って来るまで、この家はアタシ達が守ってやる‼」
「例え、命が尽きようとも」
「お~い、オレのことはほったらかしか~い‼」
幸い妊娠はしていないのだが、もし身籠ったら(特にシグナム)どんな目に遭うのかわからない龍臣はいつでも龍神化できる身構えは出来ているのである。
時空管理局に所属していたために高校に進学できなかったので、二人とも急いで茶熊学園へ行く準備を進めて、今日中に到着するために自宅をヴォルゲンディッター一同に任せたのはよかったのだが、相変わらずの龍臣が干されてしまったのであった。
そんなこんなでフラクシナス経由で、茶熊学園があるアラマキ島に直通で向かったのであった。
「ウチの教室はどこや‼」
「はやて、落ち着いてくれ」
「二人はイクラ組ですよ~」
「どこや‼」
「明日の予定だったんですが(´・ω・`)」
「お~い、おまえらのお仲間が来たぞ(´・ω・`)」
「うん、わかってる」
茶熊学園に意気揚々と制服に身を包んだはやては少し遅れた学生生活を送ることになったのだが、今は修学旅行の計画を立てている所だったので、学長カムイが大慌てで学長室から飛んできたので、龍臣が明日到着予定だったのだが、三日後に修学旅行に行くと聞いて急いできてしまったことを謝罪していたのを、幼馴染みである龍翔達が呆れていたのであった。
そんなこんなで無事に龍臣夫妻が茶熊学園に転入してきたのであった。
一方その頃、
「お兄ちゃん達、学生生活ちゃんとできてるかな?」
「出来てるんじゃない?」
「うん、大龍お姉ちゃんもいるし」
「熊校長くらい、食べてる‼」
中学二年組は昼休みだったので、集まって茶熊学園に在学中の姉達がちゃんと学生としてやっているのかを話していたのであった。
龍音は、姉の龍美はいつも通りにやっているのはわかりきっているので、兄の龍翔もフェイトとアリシアに振り回されているのであろうと龍音が話しており、大龍も言っているので問題ないと龍琥達も安心しきっていたのであった。
春龍も養子にしてくれた神楽堂家の長女にして義姉の恋龍は相変わらずのマイペースぶりで学生生活を送っているだろうと嬉しそうに話してくれたのであった。
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緑龍神と緑碧龍神
茶熊学園に夜天王にして白龍夜王、旧姓八神、現在、御子神はやてとその夫にして、大龍の実兄である白龍武神、神楽堂龍臣が転入してきたのであった。
「わたし達にも、茶熊学園からお手紙が届くなんてね(^_-)-☆」
「嬉しそうだな、すずか」
「あなただって、こんなチャンスないんだし、それにちゃんと、みんなで学生生活をしたいの‼」
「そうだな、けど、会社はどうするんだ?」
「それについてなんだけど」
「わたしに任せなさい‼」
「母さん‼」
「すずかがいない間くらい、わたしが何とかしてあげるわよ、そのための次元武偵なんだから、楽しんでいってらっしゃい!」
「ありがとうございます。行こう‼」
「じゃあ、行ってきます‼」
もちろん、茶熊学園の転入届は超神次元ゲイムギョウ界のリーンボックスに所帯を構えている若草色の屋根の二階建ての一軒家に住んでいる龍牙とすずか夫妻は転入届を見ながら話し合っていたのであった。
「お嬢様、行かれるのですね?」
「はい、ですから」
「いつでもお戻りに慣れれてもいいようにこの屋敷を守って見せましょう」
「それじゃあ、行ってきます」
「待ってろよ、龍翔達‼」
もちろん龍牙&すずか夫妻も幼馴染みの待つ茶熊学園へ向かうための荷物を整理し始めたのである。
そこにすずかが幼い頃から多忙な両親に変わって面倒を見てきた使用人が出迎えにやってきたのであった。
そして、荷物が纏まった二人は使用人に送り出されて、超神次元ゲイムギョウ界のリーンボックスの自宅を後のして、フラクシナス経由で茶熊学園があるアラマキ島に向かったのであった。
「おまちしてました・・・‼」
「おう‼ 龍牙君やんけ~‼」
「はやて、なんだもう着いたのか、今日は、流石に無理だろ」
「明日の到着だと伺っていたのですが、当の本人がこの調子なので、寮に行ってもらうことになったのですが」
「そうですか、はやて、すずかのことよろしく頼むぞ‼」
「任せとき~‼」
「オレ達は先に男子寮に行きますか」
茶熊学園の学長カムイが出迎えてくれた早々に、はやてがハイテンションでカムイを蹴り倒して登場したので、何も言えないのであった。
茶熊学園は男女が別の全寮制なので、休校日くらいにしか自宅に帰れないので、元時空管理局機動六課、責任取締役であり現在は、武龍にインテリジェントデバイスを託した身であるので、得物は槍と斧を合体させた、ハルバードを使った槍術と神格化のデバイスを用いた戦闘術が使えるので、戦闘慣れしていないすずかを女子寮に連れ帰ることになったはやては意気揚々と茶熊学園の女子寮に向かったのであった。
男二人は戦闘面には問題ないので、そのまま男子寮に向かったのであった。
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アリシアの好奇心
無事に修学旅行の計画を終えて茶熊学園の一日が終わったのであるが、部活に所属している生徒は各自、部活の活動場所に向かったのであった。
龍美は幼馴染み達と一緒に、手芸部と軽音部を掛け持ちしているが、偶に運動部の助っ人に行ったりしているようで、特に剣道部に行っているのである。
「なのはさん、上手ですね」
「アイリス、これでもなのはは、お母さんよ」
「あ、そうだった」
「気にしないでいいよ」
なのはは手芸部に入部したらしく、龍美達と同じく両利きなので、器用に針と糸を使って次々と作品を作っていったのであった。
アイリスはなのはがれっきとした正真正銘の子を持つ親であることを忘れていたようで、なのはは、アイリスがフェイトと同じく少し天然があることを笑っていたのであった。
龍月は龍美達と一緒に軽音部の場活動の方へ今日は行っているようで、
「この学校、部活が掛け持ちできるんだ」
「はい、ですから、時間がある時に、手芸部の部活に参加してほしいと、部員になってくれてる龍美さん達に言ってあるんです」
「この前の文化祭、行けなくてごめんね」
「なんで、謝るの、なのは、出産前だったんだし、それにね、文化祭開催中にテロ組織に襲撃されたのよ‼」
「嘘(゚Д゚)ノ‼」
「まさか、龍月さんに聞いてなかったんですか?」
「うん、あの子、なんとなくわたしに、似て言わないところがあるし」
「確かに、龍月はアンタの金髪バージョンよね(^_-)-☆」
なのはは初めての部活に嬉しそうに取り組んでおり、文化祭に参加できなかったことを後悔していたことを告げたのである。
キャトラは文化祭開催中にテロ組織に襲われて、智の民の変わり果てた魔物と戦ったことを話したのである。
そのことを初めて知ったなのはの表情が一変して、義妹と自分が似ていることに気が付いたのである。
キャトラは龍月が少し強がっていることにとっくに気が付いていることを話したのである。
「こんな感じかな?」
「アンタさ、出産直後にこんなことさせているアタシが言うのはどうかと思うけど、別に無理しなくてもいいのよ」
「わたし、こういうのしてみたいから」
アリシアはミラが部長を務めている園芸部に入部して、早速、持参したタネを植木鉢に植えたのである。
持参したタネは、トウモロコシとミニトマトなどで、初めての栽培に嬉しそうに取り組んでいる横で部長のミラが後ろめたいようで、申し訳なさそうにアリシアに話していたのであった。
一応、アリシアは子を持つ母だが、何分、日常生活における知識が五才で止まっていたので、一応、ある程度は料理がなどが出来るようになったのだが、龍翔とフェイトと次元武偵のメンバー以外とは話したことがなかったのであった。
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部活の様子
なのは達が部活に入部し、楽しんでいるようで、男性陣は、部活に入っていないメンバーはそのまま寮に戻っていつ何時の緊急事態に備えていたのであった。
「フェイト様、あまり無理をなさらないでください」
「イサミさん、大丈夫です、なまった体を動かしたいので」
「まぁ、オレが付いてますから、大丈夫です」
「そうでございますか」
フェイトは龍翔達と一緒に剣道部に入部したようで、時空管理局時代はハルバードや大鎌や大剣や双剣に変形するバルディッシュを使っていたこともあって竹刀も義妹達相手にしていたことが良かったのか使いこなしていた様子であった。
フェイトも出産してなまったというので竹刀で素振りを行っていた所にイサミが無理はしないように注意し、龍翔が見ておくと言って、イサミは自身の鍛錬に戻って行ったのであった。
「龍翔、楽しいね(^_-)-☆」
「何がだ?」
「部活だよ‼」
「あ、中学も時空管理局の仕事で忙しかったっけ」
「うん、だから今は学生生活を楽しみたいな~」
フェイトも部活を楽しみたいようで龍翔達と同じ剣道部を選んだ理由は普通の学生生活を送りたいということだったらしく、二人は大いに楽しんでいたのであった。
「えい‼」
「すずか、まだまだ‼」
「わたしだって、いつも守ってばかりじゃいられない、それにもう守られてばかり」
「すずか、おまえ・・・」
「龍臣様、すずか様は自分があなた様達のような能力を持っていなかったことを悔やんでおらしゃったのですね」
「ああ、別にすずかはそんな能力を持たなくても、オレの妻には変わりないんだがな?」
すずかも何を思ったのか剣道部に入部したようで、本来は槍を得物に戦う龍臣相手に剣術を教わっていたのだが、どうやら幼い頃からいつも自分を守って無茶ばかりしていた幼馴染み達のことを見ていたすずかだからだろう、何もできなかったあの頃の自分と決別したいと思いの丈を夫の龍臣にぶつけていたのである。
それを聞いていたイサミは龍臣に自分の無能だからと思っていたのであろうと言い、立ち去ったのであった。
「すずか、確かにあの頃は、何もできなかったかもしれないけどな、苦しみから抜け出す方法はたった1つ。他の人を喜ばせることだ。「自分に何ができるか」を考え、それを実行すればよい」
「え?」
「まぁ、これアドラー心理学の受け入りなんだけどな、でも今のすずかは、オレの妻で、戦う能力を自ら望んで手に入れたじゃないか」
「ありがとう、わたしの龍神(^_-)-☆」
「ああ、すずか」
龍臣はすずかにアドラー心理学で説得してすずかを落ち着かせたのであった。
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修学旅行へ
なのは達が転入して、部活動に入部して、三日の時が経ったのであった。
「では、皆さん、準備はいいですか‼」
「バウル‼」
「わ~い、クジラだ~(^-^)」
「あの~ジュディスさん・・・」
「行くぞ‼」
「さっさと乗んねぇと、置いて行くぞ‼」
「いざとなったら、紋章機とかあるから問題ないけど~」
今日は茶熊学園の修学旅行当日で、飛行場に集合していたのであった。
学長カムイが全員いることを確認して、飛行船搭乗口に向かったので、ジュディスが予め読んでいた凛々の明星の一員の始祖の隷長、バウルがあの木製の帆船を引いてやってきたのであった。
カムイはジュディスを注意しようとしたが、全員乗り込んだので、カムイは危うく放置プレイされかけたのであった。
そんなこんなで、フェンエルディア号に乗り込んだ茶熊学園一行は目的地の京都へ向かったのであった。
スキット:バウル
エシリア「このクジラ、大きい(@_@)」
マール「うん‼」
ミレイユ「それにしても、バウルは大きいですね(^_-)-☆」
ユーリ「出会った頃は二人しか乗れなかったんだがな、ここまでデカくなっちまったんだよ」
ゲオルグ「なんと‼」
アリシア「ワーイ‼」
フェイト「もう‼ 恥ずかしいから(*ノωノ)‼」
ミュゼ「いいじゃない、始めての修学旅行なんだから(^_-)-☆」
ジュード「アルヴィンがはしゃいでるのと同じと思えばいいんだし‼」
「うぉおおお~ん‼」
「着いたみたいね」
「あの~勝手に進行しないでください‼」
「んじゃ、地上に降りたら、くじ引きでのバディを決めるぞ‼」
「とっくに権限なんってないようね」
バウルの引く帆船フェンエルティア号に乗り込んだ茶熊学園一行は無事に京都の飛行場に上空に到着したので、予定通りに地上に降りてからの班を決めるくじ引きをすることになったので、完全にカムイの権限なぞなかったのであった。
「全員、くじ引いたみたいだな、広げてくれ‼ 同じ番号になった者同士が班員になる‼」
「流石、元時空管理局官僚ね」
「ゲオルグの出番はないようです」
「その様ですね、エクセリア様、ユーリ、姫を頼んだぞ‼」
「わかってるよ、姫様の子守なんぞ、嫌ってほどやってたからな」
無事に全員地上に降り立ったので、時空管理局官僚だった龍翔達がメンバー全員にくじを引かせたのであった。
そして同じ数字になった者同士が班となって時間以内に目的地の旅館に向かいながらの観光を楽しむことになったのであった。
「はぁ~早く、退院したいなぁ~」
とセフィロス(ノワール)との一戦で負った傷を癒す名目で天界の病院で検査入院中の龍華は早く学校に通いたいと思っていたのであった。
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京都にて
茶熊学園は京都に修学旅行にやってきて、くじ引きによって班別に分かれて、目的地の旅館目指しながらの観光を楽しむことになったのであった。
「あの~龍美様、早く、わたしの服を元に戻してくださりませんか‼」
「別に、恥ずかしがることないんじゃないですか(^_-)-☆ それに、それで恥ずかしがるなら、フェイトお姉ちゃん達はどうなるんですか(゚Д゚)ノベシ‼」
「そういえば、シズクさんとは歳、変わりませんよね」
龍美は恋人の瑠美奈とは別の班になったらしく、班員が、生真面目な酒呑童子に呪いをかけられたが、龍美に解呪された生真面目なシズク・龍美の義姉にして、元時空管理局官僚の金色の閃光また疾風迅雷という異名を持っているフェイト・この班最年少のフェニックスと融合された少女、ミレイユと言う異色な組み合わせな女性陣なのだが、シズクが歳を気にしているので、いつものレディーススーツを着ていたので、学生には見えなかったので、龍美は予め、勇龍達に頼んでいつの間にか手に入れたシズクの服のサイズの情報を渡して作らせた茶熊学園の制服をシズクにインテリジェントデバイスを美けてリライズしてしまい、今はシズクもいつものリボンを付けた女子茶熊学園生の服装になっているのである。
シズクは体をくねくねしながら恥ずかしがっていたのだが、シズクと歳が近い綾瀬達や目の前にいるフェイトも同じ茶熊学園の高等部の女子制服を着用しているので、なぜはずがしがるのかわからなかった龍美は楽しんでいたのであった。
「カロルちゃん‼ ナンちゃん‼ ヨシュアちゃん 綺凛ちゃん‼」
「あのさ、エシリア、ちゃん付で呼ばないでいいよ‼」
カロルはなぜか年齢が近い者同士での班で行動することになってしまったらしく、凛々の明星の首領だが、こういったまとめ役には向いてなかったらしく、エシリアの好奇心旺盛な行動に付いて行くのがやっとであった。
「で、結局、姫様の面倒は見ることになるんだよな」
「ユーリ殿は、以前、自国の皇族、エステリーゼ様と旅をしていたとお聞きしましたが」
「わたしのことをエステリーゼ様だと思ってくれていいですよ」
「前から、そういうつもりでいるんだが?」
ユーリはどう言うわけかお姫様とは縁があるようで、エステルの次は竜の国の王女、エクセリアの面倒を見ることになったのであった。
イサミも同じ班になったので、護衛は問題なかったのだが、ユーリにとってお姫様と言うと、世間知らずのおてんば娘と言う印象があったのであった。
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京都観光中編
結局、ユーリはお姫様と言う人物にはとことん縁があるようで、茶熊学園に入学してからは、氷の国王女、ソフィに、ドラゴン大好き竜の国の王女、エクセリアに出会ってしまったユーリにとって、厄介なことに巻き込まれるのであろうと思っていたらしく、案の定、文化祭でテロ組織と巨大クジラの智の民の屍の襲撃事件、そして、連邦VS帝国の大人気ない聖地ディルムンでの戦争と大騒動に巻き込まれているのである。
そして、今回の班員が、竜の国の王女、エクセリアと、ユーリ曰く、デュークといい勝負のわからずやだというイサミと言う、龍翔が欲しくなるほどのメンバーだったが、イサミが協力的なこともあって、エクセリアの子守りはなんとかなるのであった。
「・・・・」
「・・・・」
カスミ&ガレア「気まずい・・・」
「どうしたんだ、二人とも」
「恋龍とシエルとガイウスでよかったわ」
カスミ班はなんと言うか、カスミとガレアが気まずい雰囲気を出していたのだが、幸いにも、基本的に何事も動じない恋龍が同じ班だったので、恋龍が班長のカスミに変わって、班を纏めてくれるので、問題なく京都観光をしているのである。
フローリアが側にいてくれたことが多かったカスミはこういった班行動がどうしても苦手らしく、コミュニケーション障害を患っていたのだが、フレンドリーな性格の龍美が妹に似ていると言うだけでカスミにコミュニケーションと称して背後から抱きつくという行動をされたのが功を奏したらしくと言うより、カスミが龍美の妹分的な存在になってしまったということで、龍美を介して歳が近いシエルにナナとも友達になれたのであった。
大龍は夏が待ち遠しらしく、インヘルミナとの対談でカスミの水着姿は最高だとインヘルミナが発言してしまったので、カスミは大龍とその妹、武龍、そして、その二人の義姉、はやてを敵視し始めてしまったのだが、そんなことお構いなしに、大龍とはやてはあの手この手でカスミにアプローチを仕掛けているのであった。
アリシア&マール「ワーイ(((o(*゚▽゚*)o)))」
「コラ‼」
「楽しいねぇ」
「ジュードもなんとかしないさいよ<`~´>‼」
「楽しそうで、いいじゃないですか」
「アンタ達は(´・ω・`)」
ハルカが班長を務める班は史上最強の精神年齢五才の27歳児のアリシアと同じくらい天真爛漫なマールを含めた班だったので、班長のハルカはきりきり舞いになってしまったのだが、ジュードはこういったことには慣れているようで、エマと一緒に見守っていたのであった。
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京都迷宮案内
修学旅行の班別行動をしながらの目的地の旅館目指して各地に散っている茶熊学園語御一行であった。
「まさか、リィンと同じ班になるなんてね」
「おいおい、他の奴らもだっているんだぞ」
「そうだね~」
「うん‼」
リィンはバイパー達と同じ班になったらしく、バイパーが記念撮影をしてくれるので、バイパーが写真に写る際は、タイマー機能を使って撮影する方法を利用しながら、古都京都を楽しんでいたのであった。
もちろん、
「シャロン、どうして、あなたがついて来てるのよ」
「お嬢様に何かあってからでは遅いので」
「もう、あなたには、龍陽の子守りがあるでしょう!」
「はい、そのことでしたら、明様が変わってくださったので」
「おばあちゃんならしかたないか」
成留専属の戦闘メイドのシャロンも修学旅行について来てしまったらしく、成留に龍陽の面倒を見てないのかと咎められたので、シャロンだったが、明直々に孫の面倒を見ると言ってやってきたらしく、シャロンは成留の護衛に就いて来たまでと答えて呆れるしかなかった成留とリィンであった。
元退魔士のバイパーに、不老不死になったツキミ、魅了の槍使い、ジュディス、綾瀬達の姉にして魔法特価だが物理もいける、ミュゼと言う顔ぶれに、そこにシャロンと言う組み合わせだったので、護衛の戦力には十分すぎるのであった。
「どこに行く?」
「そうね、このメンバーだし」
「カフェにでも行く?」
「お茶にしたいと思ってたし、行こうか」
龍月班は太陽と月華、そして元退魔士のメアそして、ラフィセットそして、綾瀬とシノンと言うメンバーだったので、金閣寺と銀閣寺を見物した後、スマホで近くの喫茶店に向かったのであった。
「さてと、ボクは、アイスコーヒーかな」
「ラフィセットは?」
「え~と」
「んなもん、自分で決めて良いだし、怒らないし」
「これで・・・」
「まだ、自分で選ぶのは難しかったか、わたしは抹茶パフェで‼」
スマホの道案内でやってきた喫茶店の内装は古の京都に合わせた和風な内装で、ツキミがいても何の不思議でもない喫茶店で、ラフィセットと一緒に入ってきたのだが、ここは地球の京都と違い、子供でもルーンとソウルボードがある以上は冒険者として認めらるので、問題なかったので、テーブルに備え付けれる椅子に座って各々にテーブルに備え付けられているお品書きを見ながら、メニューを各自決めて店員に注文を取ってもらったのであった。
ラフィセットはまだぎこちないが、自分で指さしながら、クリームソーダを注文したのであった。
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京都迷宮案内 Ⅱ
茶熊学園一行が修学旅行を満喫している頃、他のメンバー達は、自由気ままに過ごしていたのであった。
「へぇ~茶熊学園は修学旅行に行ったんですか」
「そうみたいね、わたしも戦えれば」
「クレアは別にそんな能力はいらないだろ」
「飛行島に行ったときにわたしのような人でも普通に戦えるって言いてたし(^-^)」
「ゲイムギョウ界の人間に見習ってほしいぜ‼ クレアをよ‼」
「そういう問題か(~_~)」
アドリビトムの拠点「バンエルティア号改」の食堂でクレア達が茶熊学園が修学旅行に言っていることを茶熊学園のパンフレットの行事予定の所に書かれていた時期を見て楽しそうに語っていたのであった。
クレア(L)は飛行島に行った際に自分と同じ無能力でも戦える術を持っている人物達に出会ったことで、少しでもヴェイグの役に立ちたいらしく、何か武術を習いたいと言い出したので、幼馴染みであるヴェイグが止めたのだが、ティトレイがゲイムギョウ界の人々に向けて、いざとなったら誰だって戦えるだとクレアを指さして、見習えと言い出したので、ヴェイグは手で顔を隠して親友の暴走に落胆していたのであった。
「お土産なんだろうな~(^-^)」
「冬龍ちゃん、ヴィヴィオちゃん、お土産って何?」
「茶熊学園の修学旅行にお母さん達が行ってるから、お土産買ってくるかな~って」
「あ、なのはさんとフェイトさんて、中卒だっけ」
「うん、別に、恥ずかしくないんだけど、折角、学生できるからって」
「まぁ、二人とも、とんでもない人に、面倒見てもらえていいな~」
ミッドチルダの以前は魔法専門だったが、今は龍姫達によって時空管理局の上層部が崩壊してしまったことで、現在は普通の学校として、アーストの援助によって運営されているようで、もちろんテルカ・リュミレース皇帝、ヨーデルも援助しているのである。
冬龍は相変わらずのマイペースぶりで女子制服ではなくいつも男子制服を来て学校にやってくるのと、身長が9歳にして、145cmと高いので、同い年のヴィヴィオより年上に見られがちだが、正真正銘の9歳なのである。
両親が茶熊学園に復学して、修学旅行に行っているのでお土産を楽しみにしていたのであった。
「おまえらとはいつもだな」
「確かに、腐れ縁とは」
「久しぶりに男同士ってわけにはいかないが、楽しもうぜ‼」
「うん‼」
「レイアさん、楽しみましょう‼」
龍翔班は幼馴染み同士に、レイアとシエルと言うメンツだったので、楽しそうな修学旅行になりそうであった。
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京都迷宮案内Ⅲ
修学旅行を楽しんでいる茶熊学園御一行は各地の名所を観光しているのであった。
「行くで‼」
「姉さん‼」
「ちょっと、困ります~Σ(゚Д゚)」
「イエーイ‼」
「君達‼」
シエル達の隊長にして、シエルとは親友のクリームブロンドの髪をツインテールにしている、城崎結人は御子神家の女性陣とフィーとミレアムと沙夜と一緒に、頑固で貴族大嫌い、マキアスと、貴族の御曹司、ユーシスに、竜の国の団長、ゲオルグ、荒野の金獅子、オウガと言う顔ぶれの班で観光していたのであった。
女性陣は仲良く暴走しながら観光していたのだが、ゲオルグはマキアスとユーシスの喧嘩の仲裁に入っていたのであった。
そんなこんなで茶熊学園御一行は無事に、目的地の旅館に到着したのであった。
「ワーイ‼」
「やっと、宿に着いたのね」
「龍美達はなんであんなに元気なんだ(~_~)」
「アンタね~ 歳変わらないでしょ‼」
無事に茶熊学園御一行は全員目的地の旅館に到着したのであった。
到着して、部屋割りが発表されたのだが、カムイはこの際と言わんばかりに、冒険者としてのコミュニケーション力を高めるとはいえ、絶賛好評、一触即発状態のマキアスとユーシスを一緒の部屋にしていたのであった。
男性陣は各自自分の部屋の鍵を持って宿泊部屋に向かったのであった。
スキット:いい加減
ユーリ「あいつら、まだ、やってんのかよ」
ゲオルグ「どうやら、オレが知る限り、貴族と言う物に物凄い固定概念をマキアスが持っているらしい」
龍翔「マキアスの実家って、帝国の下町だっけ」
ユーリ「差し詰め、貴族に散々な目に遭ったんだろな」
「あの二人は、いつになったら、仲良くできるのかな?」
「わからないよ」
「あれは完全に貴族を恨んでるって顔だったで~」
「やはり、そう思われますか」
なのは達は幼馴染みで集まってマキアスとユーシスの仲をなんとかしたいと考えていたのだが、はやて曰く、あれは根本な所にマキアスの貴族への勝手な固定概念があると考えていた所に、やっぱり口では恥ずかしがっていたのだが、本心では気にいったらしくというより、生真面目な性格が露わになってしまったので、来ているのが茶熊学園の制服であることすら忘れているシズクがマキアスの貴族嫌いの発端が故郷にあるに違いないと推理していたのであった。
リィン達が話すはずがないので、龍美達は独自の方法でマキアスの貴族嫌いの発端を突き止めることにいしていたのであった。
この時すでに、また騒動が起きようとは思ってなかったのであった。
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京都迷宮案内、外伝
聖地ディルムンからアスタリスクの巨大ガーゴイル討伐戦を得て、オラリオと言う世界から飛行島に引っ越してきた剣姫と言う二つ名を持つ剣士アイズは、所属ギルドの主神契約を剣心の立ち合いの下、解除して、ソウルボードと言う物にルーンを嵌めて、そして、各種の虹のルーンを使い限界突破を四回果たした剣士になったのであった。
しばらくして、ヘスティア・ファミリアから、ベル達が茶熊学園への転入を許可され、アイズも例にもれず、茶熊学園への転入を果たして、現在、ベル達共に、京都の古き良き街並みを楽しんでいたのである。
「迷子になる」
「はい」
「ぶ~‼」
アイズが班長のようで、ファミリアの主神のヘスティアは顔を膨らませて拗ねており、リリルカは、龍美にもらったお古のリュックを背負って、もしもの時に備えて、スマートフォンを持っていたので、慣れない土地で迷子にならないように班員をサポートしていたのであった。
リリルカは自分が冒険者としての才能に恵まれてないと思い込んでいたが、ユーリが普段、見せない、特訓風景を見たことで、自分にできる戦い方が出来ないかと模索していた所に、龍美達の古武術に出会い、今では、魔物退治に行けるほどの実力を得たのであった。
「みんな、どうしてるかな?」
「ファミリアのことですか?」
「うん、わたしのこと、怒ってないかなって」
「そりゃ、あのペったん野郎は許さないからな~」
「確かに、そうですよね、いきなり、ファミリアのエースを天照大御神様達がヘッドハンティングするとはね」
「ヘッドハンティングって何ですか?」
アイズは茶熊学園の制服を着こなしており、愛用している青い拵えの剣はファミリア脱退する際に、置き土産に置いて来て、鳴流神兄妹の祖父から、幼い頃、命を助けてもらった際に、別れ際に、龍造から天然理心流の手ほどきを受けていたこともあって、今の得物にしている二尺三寸の空色の柄巻の蜷局を巻いている龍の装飾が施されている四つ葉のクローバーのような形をしている鍔が付いている日本刀を軽々と使いこなしていたのであった。
ファミリアに在籍中、良く得物の剣を折っていたのだが、龍造から選別だと言われてもらった無銘の日本刀は一度も刃毀れはせず、折れず、そして、以前使っていた剣よりお軽く手に馴染むようで、アイズはいたく気にいったご様子で、毎日手入れは欠かさないでいたのであった。
ヘスティアはヘッドハンティングと言う言葉を使うリリルカに、ヘッドハンティングとは何かと質問していたのであった。
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京都迷宮案内4
旅館で羽を伸ばしていた茶熊学園の男性陣は各々で楽しんでいたのであった。
「ほう、リィンの故郷は温泉があるのか?」
「はい、ぜひ来てください」
「いずれ、ユミルに湯治に行かせてもらいましょう。後に主である、ジズクに伝えておきましょう」
「お~い、リィン青少年が、絶対ラッキースケベを・・・」
「ダミュロンさん‼」
どうやら、リィンの実家がある温泉郷ユミルの話で盛り上がっていたようで、イサミが近いうちに湯治に、幼馴染みであり宗主のシズクに学園に戻ってから伝えておくと言ったのであった。
付き添いでやってきた敢て茶熊学園の職員としての名が本名のダミュロンである、レイヴンはリィンをからかって遊んでいたのであった。
「(あの猫、何かやらかす気か?)」
ユーリは相変わらずで、窓際で佇んでいたのだが、キャトラが何かやらかす気満々きだったのだが、ユーリは何か面白いことが起きると楽しみにしていたのであった。
「なのはさん達はこのまま旅館に残って‼」
「でも‼」
「龍美の言う通りよ、まだ本調子じゃないんだし‼」
「はい、ハルカの言う通りです‼」
「うん、わかった、けど、無茶はするなとは言わないけど、気を付けて‼」
龍美達は、何かに気づいたようで、旅館に残るようになのは達に言ったのだが、なのは達は行くと聞かなかったのだが、ハルカとハルカに槍を託した現在、茶猫の姿になっている智の民の末裔の女性に諭されて、なのは達は旅館に残ることにしたのであった。
龍美達は、リライズして戦闘服に着替えて、戦う準備をして、窓から飛び降りたのであった。
普通の人間なら飛び下りない旅館の三階からだったが、
「さて、この舞子ロボ破壊しないとね‼」
「ほんじゃ行きますか‼」
「なんだ、みんなも来たのか」
「一ちょ‼ やってるか‼」
なんと舞子を模様した巨大ロボットが暴走しているようでこのままでは街に被害が出てしまう前に破壊することにした龍美達は、得物を構えたのだが、龍美達について来た茶熊学園の仲間達も舞子ロボットを破壊することにしたのであった。
「ツキミ‼」
「おいでませ~‼」
「ロボットだから、これはどうかしら!」
「この、結界、カロル‼」
「わかった‼」
「ボクだって、爆砕斬‼」
やはりロボットいうことだけあって電気を要領を超えるとショートして一時停止するのだが、またすぐに動き出し、特殊な結界を張り出したのだが、龍美が、ジュードの拳で壊れなかった結界を見て、まさかと思い、ユッカとお揃いのハンマーを実体化させて、カロルと一緒に一撃を叩き込んだのであった。
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京都にて、念仏
キャトラの悪巧みで用意されていた巨大な舞子ロボットが暴走してしまったので、街に被害が出る前に龍美達が結界を張って、空間を切り離しての戦闘になったのであった。
ロボットと言うことだけあって、電撃でショートしてしばらく動かないので、そのうちに弱点の脳天に攻撃をお見舞いしたのだが、また動き出して、結界を張った挙句に、星たぬきから滅鬼まで色取り取りの魔物を合計四体まで召喚してきたのであった。
結界は斧かハンマーの攻撃なら破壊できるらしく、龍美は愛刀「天羽々切」を鞘に納めて、ユッカとお揃いのハンマーを異空間から取り出して、カロルと同時に攻撃し、結界を破壊したのであった。
「やるしかないのね」
「ベルベット‼」
ベルベットは右腕のアサシンブレードを得物にしながらの体術を織り交ぜた戦闘術で戦っていたが、このままでは埒が開かないと思ったのか、ギプスが嵌められている左腕を思いっきり近くにあった石灯篭に叩きつけてギプスを破壊したのであった。
すると、
「ベルベット様、その腕は‼」
「何故、わたしどもに、相談してくださらなかったのですか‼」
「これは、アンタ達と違って、切り落とされて、代わりに引っ付けられた腕よ‼」
「いとしゃとせん‼」
「ぎにゃ~‼」
流石の歴戦の冒険者たちでも、ベルベットの左腕が鬼のような腕になっていることに呆然としてしまったのである。
キャトラがこの空気を破壊して、舞子ロボットとの戦闘に戻ったのである。
「さてと、今日は特別にボクの秘奥義を見せたあげるで~‼ おしおきや~‼」
「さぞや、あれはオーバーリミッツ‼」
「大龍も、出来るのか‼」
「コツさえできれば簡単‼」
大龍が秘奥義を披露することにしたようで、オーバーリミッツLv3を発動して舞子ロボットに、両刃斧を構えて特攻を仕掛けて行ったのである。
リィン達はまだオーバーリミッツのコツがつかめていないので秘奥義すらできない状態であった。
「とりゃ‼ 爆砕斬‼ 翔月双閃‼ 連牙‼ 爆砕迅‼ 喰らわんかい‼ 大地の牙‼ 天狼滅牙・砕覇‼」
「あれは、ユーリの‼」
「バーストアーツ‼」
大龍は斧とは思えない速度で舞子ロボットに凄まじい連撃をお見舞いし、バーストアーツで地面を叩きつけて、斬撃をお見舞いし、
「続けて行くで~! 震天‼ 裂空‼ 斬光‼ 旋風‼ 滅砕‼ 神罰‼ 割殺撃‼」
「うわ~、粉々」
「お経をあげたのね」
「・・・・」
「リィン‼」
斧と体術の乱舞で舞子ロボットを攻撃し、最後に飛びあがって、斧を叩きつけて爆発を熾す秘奥義なのだが、技名が長いので、カスミ曰く、念仏技と言う、秘奥義で舞子ロボットを破壊したのだが、あまりに目の前で起こったことについていけなかったのか、リィン達が固まってしまったのであった。
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ベルベットの左腕
大龍の型破りな秘奥義が舞子ロボットにお見舞いして、街に被害が出る前に破壊したのであった。
破壊した舞子ロボットの残骸は超神次元ゲイムギョウ界のラステイションに転送されたのであった。
そして、もう一つの問題を解決することにしたのであった。
「ベル、少しだけ、我慢してね、♫~」
「うぐっ‼」
「ベルベットの左腕がΣ(゚Д゚)」
「なくなってしまったじゃないΣ(゚Д゚)‼」
そう、ベルベットの左腕の治癒を龍美が歌い、鬼のような腕が煙の如く、実態がなくなってしまったのである。
ハルカは龍美に突っ込んだのであった。
「大丈夫‼」
「あのね~Σ(゚Д゚)‼」
「しばらくは片腕か」
「そうですね、学園に戻らないことには」
「いいわよ、片腕でも‼ 全てくらい尽くす‼」
「それと、足見せて、もう、怪我してる」
「グッΣ(゚Д゚)」
「完全に折れてるわね(^-^)」
「ジュディス、笑い事じゃないでしょ(゚Д゚)ノ」
相変わらずの龍美のマイペースぶりにハルカは突っ込んでしまい、龍美と同じく、医師免許を持っている龍月もとりあえず、学園に戻ってから本格的な治療を施す結論を出して、ベルベットをイサミが立たせたのだが、右足を引きずっていたので、龍美が診察すると、ナギークでジュディスが笑顔で骨折と判断したので、また、、ハルカが突っ込んだのであった。
「治癒術で直せばいいんじゃ?」
「それはそうなんだけど、肉体の自己治癒力が落ちるから」
「ボクが・・・」
「よっこいしょ‼」
「ちょっと‼ 自分で歩けるわよ‼」
「歩けるわけないやろ」
太陽は治癒術で治せばいいのではと言ったのだが、確かに治癒術を使えば早く治せるが、それでだと、本来持っている自己治癒力が落ちると説明し、大龍があからさまにお姫様抱っこでベルベットを抱きかかえて、旅館に帰るのであった。
キャトラはこっぴどく剣心達に叱られたのは言うまでもなかったのであった。
「修学旅行中はこの状態なんで」
「事情はわかった、ベルベットのことはわたし達に任せない‼」
「任せきい‼」
「おまえが心配だ‼」
舞子ロボットを無事に破壊して旅館に戻ってきて早々に、龍美が応急処置をベルベットに施すことにしたのであった。
と言っても完全に応急処置の域を超えた麻酔まで使った手術と言っていいほどのことを旅館で出来る範囲で施して、持っていた巻くだけで固まるギプスをベルベットの骨折している右足に巻いて、念のため、失った左腕の部分にガーゼと包帯を巻いたのであった。
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前略、温泉にて
なんとか、大龍の念仏を唱えながらの乱舞秘奥義によってキャトラがいつの間にか、超神次元ゲイムギョウ界のラステイションのパッセの工場にでも頼んだのであろう舞子ロボットを鉄クズと化したのであった。
大龍の秘奥義を初めて見た御一行は呆然と立ちすくんだり、大はしゃぎしていたりと様々な反応を示していたのだが、ベルベットの左腕の鬼のような腕、ベルベット曰く、業魔の腕らしいので、龍美が浄化したのであった。
だが、ベルベットの左腕が無くなってしまったのである。
そして、またベルベットは舞子ロボットに蹴りを見舞いしていたので、負荷がかかって、また骨折していたのである。
旅館に戻り、龍美の応急処置を施されて、後は夕飯まで各自で楽しむことになったのであった。
「さてと、ベルちゃん、お風呂行くで‼」
「良し、行くとしようか?」
「なんや、師匠のこのはやてを差し置こうなって考えてんやな」
「いや~Σ(゚Д゚)‼」
「楽しそうだね、ボク達も一緒に行こう‼」
「わ~い‼ お風呂‼」
ベルベットはまた負傷してしまったので、一人での入浴が困難を極めていたので、御子神一家と、アンゼリカの餌食になってしまったベルベットは悲鳴を上げながら旅館の大浴場に連行されて行ってしまったので、他の女性陣も旅館の大浴場に向かったのであった。
「ベルちゃんを洗いたいか~‼」
はやて&アンゼリカ「おおおおお‼」
「なんか、高校生クイズみたいなことになってるよ」
「違うだろ、アメリカ横断ウルトラクイズだろ‼」
「なんか、わたし達がついていけない話題になんだけど(´・ω・`)」
「地球の昔の番組らしいが、わたしも詳しくは知らないな」
旅館の女湯では、完全になす術がないギプスが濡れないようにビニールを巻かれている状態で、椅子に座らされているベルベットを囲むように大龍とはやてにアンゼリカが高らかとベルベットの背中流し隊を結成して、意気揚々と、ベルベットを洗い出したのを見ていた龍美達は、実家で見ていたテレビ番組を照らし合わせて話していたのであった。
ハルカは全く地球の文化についてこれてなかったのであった。
エシリアとマールは地球の文化に興味を持ち始めたのであった。
「それにしても、シズクは、制服似合ってたわよ‼」
「そうでしょうか?」
「こっちの「シズク」もいい体しとるやんけΣ(゚Д゚)‼」
「何を‼ あ、力が入らない・・・」
ハルカはシズクに制服が似合っていたと褒めたら、本人が恥ずそうにしていたのだが、シズクが背後から大龍達に羽交い絞めにされてしまったのであった。
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前略、とこ風呂に手
茶熊学園御一行女性陣は夕飯までの間に旅館の露天風呂完備の大浴場で舞子ロボットとの戦いの汗を流していたのであった。
ベルベットは御子神一家とアンゼリカのおもちゃにされてしまったのであった。
「綺凛も大きい‼」
「マール、エシリアもじろじろ見ないで‼ それにしても、紗々宮先輩、転入してまだ数日しか、経っていないのに、大きくなりすぎませんか?」
「スゴイ‼ 沙夜のお・・・大きい‼」
「これでも背も、155㎝に伸びてた、ルーンの能力と大龍のスキンシップのおかげ」
「沙夜、良いこと言ってくれるやん、ベルちゃん、沙夜が左腕になってくれるって‼」
「結構よ‼」
以前は下手すれば、9歳の冬龍より背が低かった沙夜だったが、毎日、欠かさず、大龍の部屋を毎晩訪れているようで、その甲斐もあって、今では、身長が155㎝と同い年の龍姫達に及ばないが、胸も大きくなってきたらしく、センスエナジーで抑えてながら、下着を買いに行くのが楽しみでしょうがないらしいのであった。
綺凛の護衛は欠かさないらしく、婚約者にされてしまったヨシュアが綺凛に相応しいかを見定めるため、実妹、ミレイユの許可の下、得物の拳銃片手に登校まで追いかけるという行動で特訓させているのであった。
大龍が、沙夜にベルベットの左腕としての役目を与えようとしたのだが、ベルベットがまだないも言っていないのにも関わらず、問答無世に断ったのであった。
大龍からすればお友達なんだからというコミュニケーションなんだろうが、ベルベットからすれば、初めての女同士のスキンシップにどうすればいいのかわからないと言った感じなのであろう、本心ではうれしいのだが、顔では嫌がっていたので、大龍にはツンデレといった感情表現は無意味なのであった。
一方、茶熊学園の男性陣はというと、
「ふ~う」
「一安心だね」
「ああ、けど、この男と何故一緒に入らないといけないんだ<`~´>‼」
「ここはそういう場所だ‼ あほが‼」
「ユーシスの言う通りだ‼ 此処は風呂場だぜ、裸の付き合いをするところだろ」
「如何にも、マキアス、今日くらい、我慢してみたらどうだ」
こちらも日頃の疲れを癒すために露天風呂完備の男風呂の大浴場に入っていたのであった。
みんなで入っていたので、マキアスは、結局、犬猿の仲であるユーシスと一緒になったことを拗ねていたので、ゲオルグが諭していたのであった。
オウガにも冒険者たるもの、老若男女と関わらないと注意していたのであった。
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夕飯
男女供の日頃の疲れをいやすというよりかは先ほどのキャトラのドエスハンと言う舞子ロボットとの戦闘の疲れを癒すと言った方が正しいであろう、女子はバラエティー番組状態になっていたが、男性陣は、ユーシスが相変わらずのマキアスを茶化して面白がっていたのだが、マキアスにとっては冗談交じりが受け入れられないという意思表示を示したが、茶熊学園生徒会副会長、ゲオルグが場を治めて、無事に露天風呂完備の大浴場を堪能していたのであった。
「ベルちゃん、あ~ん‼」
「一人で食べれるわよ(゚Д゚)ノ‼」
「言ってるそばから、はい‼」
「ベルベットさん、キャトラがご迷惑かけてしまって、ごめんなさい」
「気にしないでいいわよ」
「でも・・・・」
露天風呂完備の大浴場を堪能した茶熊学園御一行は、旅館の料理に舌鼓を打っていたのであった。
業魔所謂、失った鬼のような左腕の治療を受けるまでの間右腕一本で修学旅行の間過ごすことになったベルベットは龍美達(特に、大龍とはやて)の介護を受けていたのだが、意地っ張りな性格なのか、何か抱えているのかわからないが、一人で食べれると言っていたが、怪我による激痛が走ってしまったのか、箸でつまんだ食べ物をお膳の皿の上に落としてしまったので、結局、なのはが食べさせてあげることになったのであった。
「カティア様に相談しましょうか?」
「カティア?」
「それいいアイデアだよ‼ お兄ちゃん」
「あの奇天烈天才か、なんとか出来そうだな」
「もっと確実な方法があるだろ」
ヨシュアがベルベットに、自身の保護者であり上司にして、ハロルドと同じく自称天才という連邦から指名手配されている自身の肉体を不老不死の実験体までする科学者、カティアに相談すると述べると、ミレイユは信頼できると言ったが、ユーリは不安でいっぱいであった。
何せ、身近なところに天才魔導士の知り合い並びに目の前には、医者でありながらの侍と言う人物までいるのだ、不安になるなと言うのが無理な話である。
「そういえば、近いうちに、あれが飛行島に届くだっけ」
「あれってなんだ?」
「それは飛行島に届いてからの、お楽しみ(^_-)-☆」
「医者の龍美が言うんだ、良いもんだろうな」
「費用は?」
「この前の聖地ディルムンとアスタリスクでの仕事報酬ってとこかな?」
「十分おつりが来そうなものだろうなそれは」
龍美は近いうちにフラクシナスとバンエルティア号改にも搭載されているある物が飛行島にも搭載されることになったと言ってみんなに期待させたのであった。
「」
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茶熊学園の宴会
キャトラの悪ふざけで生み出されたロボット「ドヘスハン」を破壊し、エシリアの活躍によって、簪を見つけ出したことで、呪いが解けて、元の髪型に戻った街の住民を見て、旅館に戻ってベルベットの応急処置を施して、男女共々、露天風呂完備の大浴場を堪能して、豪勢な夕飯を食べながらの宴会を始めたのであった。
「シズク~‼」
「わわわわたし~」
「龍琥か姫奈太がいんと、しまらへん‼」
「それはどういう意味よ~‼」
どうやら、宴会場でのカラオケ大会がおこなれてしまったようで、カラオケの曲を入れる端末を使って各々、好きな曲を入れて、マイクを持ち、自慢の歌声を披露していたのであった。
綾瀬は以前からゲイムギョウ界のカラオケ店に興味が湧いていたが、一人で行くのは忍びないと四大に注意されたらしく、今回の宴会では、ノリノリで歌い出したのだが、一旦歌いだしたら、普段の男言葉が一変して、
「指切りしましょ‼ やぶっちゃイヤよ♪」
ジュード「(;゚Д゚)<ブッ~‼」
「ジュード、それにしても、綾瀬って歌うと、声変わるんだ(;゚Д゚)」
「意外な特技を発見したわね」
成人女性とは思えない美少女ボイスでノリノリで歌っていたので、一緒に旅をしていたジュードは呑んでいた水を勢いよく噴き出してしまい、レイアが布巾で拭きながら、綾瀬の意外な特技を発見できたことを嬉しそうにしていたのであった。
「シズクは、ぎこちないね~」
「こういったことはやってこなかったことを痛感しています」
「♫」
綾瀬のとんでもない歌声の次にシズクがマイクを渡された瞬間、我を忘れて、生真面目な性格が一変して、硬さがあるが、龍美に操作方法を教えてもらいながら、モニターの前に立って歌い出したのであった。
「お次は、カスミが歌うで~(>_<)‼ 録音準備はOKか~」
「待ってました‼ フローリアちゃんに捧げるくらいは行ってほしいな~」
「♫~」
「伸ばした手と~♫ 理想は遠く~♫」
「カスミの奴、さきっまで嫌がってたくせに、フローリアのことになると、のりのりじゃねぇか」
やっぱり、カスミも宴会でマイクを渡されて、どうすればいいのかわからなかったが、カスミは端末をいじりながら、曲を選曲しながら嫌がっていたが、口ではそう言っていたのだが、体が流れ出したメロディーを聞いた瞬間、笑顔で歌い出したのであった。
あまりのつっけんどんなカスミから想像できない歌声を聞いた茶熊学園御一行は酔いしれていたのであった。
いつの間にかレイヴンも一緒にお酒を飲みながら騒いでいたのであった。
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バトルロワイヤルの幕開け
茶熊学園の修学旅行で、意外な一面を見せた綾瀬とカスミとシズクに男性陣一同は驚いてしまったのであった。
そんなこんなで、就寝の時刻を迎えたのであった。
「ぐへへへへ~、いい体やな~」
「ちょっと‼」
どうやら部屋割りによってベルベットは運が悪く、大龍とはやてと一緒の部屋になってしまい、抱き枕にされてしまったのであった。
こうして夜が更けていったのであった。
この時、とある地区では事件が起きていたのであった。
「やはり、この事件、徹底的に調べる必要があるわね」
「剣ちゃんもそう思うか、そうだよね」
そう、剣心達の目の前には、歳は龍音達と同じくらいであろう少年の遺体が転がっていたのであった。
もう既に警察の鑑識が現場入りしていることもあって、詳しくは調べられないらしく、剣心達はこの事態を直ちに解決しないといけないと感づき、急いで天界本部に帰還していったのであった。
「此処は?」
「ようこそ、転生の間へ」
「‼」
「落ち着いて、聞いて欲しいです。あなたは」
「知っています、ボクは、幼馴染みを守ろうとして、死んだことくらい‼」
「自覚しているのですね。申し遅れました、わたしの名は、天照大御神と言います」
「アマテラス?」
やはり、先ほどの茶髪の少年は運が良かったらしく、天界の転生の間にやってきたのであった。
剣心は神格化し、天照大御神の姿で丁寧語で目の前の少年の顔を見て驚いたのだから、そう、龍音達とは幼馴染みであり、龍音達とはよく漫画などの話題で気が合っていた少年、岸辺颯太であった。
そう、ソーシャルゲームによって「魔法少女」になっていたのである。
だが、何者かによってルールがすり替えられたことによる生き残りをかけたバトルロワイヤルと化したデスゲームによって命を落としてしまったことを、そして一番守りたかった幼馴染みである存在をもう守ることが出来ないことを自覚していたのであった。
天照大御神の姿の剣心は自己紹介をして、岸辺颯太の身の振り方を話し合うことにしたのであった。
「さっき、転生の間って言いましたけど?」
「はい、ここは志半ばで散ってしまった善良な魂を転生させる場所です、あなたは選ばれてしまったのですから」
「わかりました、あ、自己紹介がまだった、ボク、岸辺颯太って言います」
「颯太さんですね、あなたを、転生させます、これを」
「なんだか、力が湧いてくる」
「はい、向こうに着きましたら、ヘレナと言う女性を尋ねなさい ではご武運を」
「‼ ちょっと‼ もしかして、剣心さん‼」
岸辺颯太は剣心が転生の間であることを言っていたことを思いだして質問し、剣心が説明し、颯太は自分が自己紹介していないことに気づいて自己紹介をしたのである。
そして、剣心は、十六歳まで成長し、もう二度と死ねない肉体にして、そして、十六歳で老いることが出来ないようにしたことを言わずに、飛行島へと転生させることにしたのであった。
颯太の足元に魔法陣が展開されて、飛行島に転生する寸前に、颯太が天照大御神が自分の幼馴染みの母親であることに気付いたが、剣心が笑顔で飛行島に転生させたのであった。
「これで、いいのよ、颯太君」
剣心は元の姿に戻り、飛行島に転生させた颯太の無事を祈ったのであった。
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茶熊学園の修学旅行 終了
茶熊学園御一行は予定通りに起床したのだが、ただ一人、目覚めが酷い人物がいたのであった。
「ベルちゃん‼」
「アンタ達、なんで、この二人と一緒の部屋にアタシを放り込んだのよ」
「だって、校長先生の独断と偏見で決まったことなんだから」
「う、酷いですよ~‼」
ベルベットは起床しても昨日の舞子ロボット「ドエスハン」の戦いで、業魔が暴走してしまったので、龍美が浄化して、左腕が紛失してしまったのと、ブーツを嵌めていたが、蹴りを入れる部分を間違えたらしく、右足首を骨折してしまい、旅館にて、茶熊学園の学長カムイの部屋割り表を見て、大龍とはやてのコンビと相部屋になるという、本人からすればアクシデント並びに、悪夢と言うべきなのだろう、一晩中、大龍とはやての抱き枕にされてしまったのであった。
「ベルちゃん、これに乗って」
「さて、今日で、最終日ですよ‼」
「んじゃ、楽しんでいこうぜ‼」
「ユーリさん、なんで勝手に仕切るんですか<`~´>‼」
「いいじゃない、行きましょう‼」
「アンタ達、容赦ないわね」
龍月はベルベットを車椅子に乗せて、最終日の京都を楽しむことにしたのであった。
カムイが音頭を取ろうとしたのだが、ユーリが仕切ったので、カムイが怒ってしまったのだが、ジュディスが気にしても仕方ないと言い、ハルカは呆れるしかなかったのである。
そんなこんなで学園に帰る時間がやってきたのであった。
「楽しかった~‼」
「飛行島に帰ったら、ベルちゃんの肉体再生治療しないと」
「アタシは、アンタ達の実験体じゃないわよ‼」
「用は、飛行島に戻れたら、ベルベットの体は元に戻るのね」
「うん、それと、鬼の能力も使えるようになると思うけど」
「なんだ、またあの腕になるか?」
「どうして?」
「あの鬼の力があったから、ボク達と出会えたんだもん、腕が再生したら、バロンさんが鬼の力を封印した籠手を作ってくれるって」
「ありがとう・・・」
茶熊学園御一行は無事に京都を満喫して、バウルが時間通りに飛行場に到着したので、乗り込んで学園に戻ることにしたのであった。
冒険者たちは常に修学旅行をしているような物なので実感がわかないが、有意義な時間を過ごせたらしく、喜びであふれていたのであった。
そして、ベルベットの肉体再生プロジェクトが飛行島に到着次、実施されることになったのであった。
業魔の能力はバロンが武器に応用できないかと試行錯誤していたらしく、剣心の協力もあって、無事に業魔の能力を籠手に封じたのであった。
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抹消してしまった記憶
茶熊学園の修学旅行が終わって、バウルが運んでいるフィエルティア号に乗ってアラマキ島に龍美達が帰還している頃、
「失礼します‼ 黒鉄巌の贈賄並びに威力業務妨害の裏が取れました‼」
「ありがとう、けど、証拠隠滅の恐れがある」
「はい、では、引き続き、調査を続けます‼」
「待ちなさい、そうだわ(もう、あの子も次元武偵の経験を積ませないと)、冬龍にこの案件を持って行きなさい」
「はい、わかりました。失礼しました‼(なるほど、確かに、大人じゃわからないところは子ども目線ってことだな、冬龍ちゃんって、確か、総司令官の義理の孫だったはず、それにまだ九歳だし、まぁ、ルーシーちゃんも同じ歳だし、時空管理局時代の龍翔さんもその頃からバリバリだったよな)」
破軍学園からの依頼と言うより、茶熊学園の学長カムイを通しての依頼らしく、ターゲットはなんと、以前、手合わせした黒鉄一輝の実父の黒鉄巌だったのである。
それは遡ること、十年前、
「ねぇ、名前、教えて、ぼく、鳴流神龍姫」
「黒鉄一輝・・・」
「あ、待ちなよ、おじさん‼」
「ガキが‼」
「わぁ‼ いきなり攻撃はないんじゃないかな?」
「知ったことか‼」
「遅い・・・」
「ふぎゃぁっぁああ‼」
偶然、一度黒鉄一輝と龍姫は出会っていた、だが、龍姫自身が転生する際に、ツクヨミである明が黒鉄一輝と出会った記憶を抹消してしまったのであった。
当時、まだ5~6歳である、龍姫は、産まれ持ち魔力がなかった黒鉄一輝が家族から、愛されておらず、道端のベンチに座っている黒鉄一輝に声を掛けたのである。
龍姫はこのころからお人好しで、七つ離れている兄は時空管理局の嘱託職員だったが、祖父直伝の古武術は、大人が本気を出しても敵わないと謳われたくらいの実力を発揮していたのである。
もちろん、お守りで妖力が封印されている状態であった。
そこに、黒鉄一輝の実父、黒鉄巌が出来損ないと軽蔑している次男、一輝をまるで、使い捨てように扱い出したのを見た龍姫が注意したところ、黒鉄巌が殴りかかって来たのである。
これまた龍姫が躱して、注意すると今度は蹴りを繰り出してきたが、もう既に、龍姫がその場にいなく、落ちていた木の枝で、黒鉄巌の利き腕を
「こんなことをして許されると・・・」
「法が誰かが許しても、ボク達は、許さない」
攻撃し、木の枝でを突き、反撃できない状態にしていたのである。
黒鉄巌は自分が子供に手も足も出なく、反撃不能にされてしまった事実を受け入れなかったのである。
今の自分の姿が、自分が軽蔑し、そして、事実上産まれてなかった来なかったことにした、目の前にいる黒鉄一輝のように
そのまま黒鉄巌は一輝を連れ帰ってしまったが、この出来事が、黒鉄一輝を強くするきっかけになったことを知る由もない。
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恩恵と共鳴
十年前の出来事は黒鉄一輝を強くするきっかけを作ったことに気づいてなかった龍姫は今もそのことを忘れたままでいたのであった。
「現在動ける次元武偵に告ぐ! 至急、ブロンシュテイン島、クライムシンク要塞に出撃しなさい‼ 誘拐事件が起きたの‼ フリーランスのドラゴンライダーが単騎で向かってるわ‼」
「なんだか、お急ぎようだな、行くぞ‼」
「待ってください‼」
「オレ達も、一緒に行かせてください‼」
「ったく、わかったよ、けど、何があっても知らねぇからな‼」
「出発‼」
「あ、外出届け出すの忘れてた~Σ(゚Д゚)‼」
「んなもん‼ あとでかきゃいいだろ‼」
茶熊学園の授業が終わった龍美達に元に、誘拐事件が起きたと連絡が入り、誘拐された人物を単騎のフリーランスのドラゴンライダーが救出に向かったというのである。
考えても多勢に無勢であることに変わりない以上、助太刀に向かうことにしたのであった。
吹っ切れたのか、リィン達が大慌てで走って来て、一緒に行くと言い出したので、ユーリが困り果ててしまって自己責任という約束で同行を許して、一緒に救出するため、ブロンシュテイン島、クライムシンク要塞に、フラクシナス経由で向かったのであった。
「此処か」
「って、なんで早速要塞内なんですか?」
「やれやれ、リィン、いつになったら、このお仕事覚えてくれるかな?」
「こっちから子供の泣き声がする、行くぞ‼」
「何も聞えないんですが(;一_一)」
「置いてこりゃよかったな」
無事に目的地の「ブロンシュテイン島、クライムシンク要塞」に到着したのだが、士官学校の癖が抜けてないのか、リィンは、いきなりの要塞内スタートに反論したが、龍美がいつもと違う様子で、リィンを注意して、恋龍が要塞内から聞こえてきたかすかな子供の泣き叫ぶ声を聴き、皆を誘導したのだが、いまだにリィンが付いていけてなかったのであった。
スキット:要塞跡
ユーリ「要塞だって聞いてたわりに、魔物しかいないのか」
龍美「見た所、もう人が出払って、数カ月って、ところですね」
リィン「何故、分かるんですか?」
恋龍「指紋、足紋、足跡から予測して、そこから割り出す」
ジュディス「リィン、これからそういったことは覚えて行けばいいわ」
リィン「はい」
ラピード「ワン‼」
大龍「それにや、血痕まであるで、相当ヤバい実験やっとたんやな」
龍月「本当だ」
「此処か」
「う、う、おかあさ~ん‼」
「さて、どうすっかな?」
「もう一人いるみたい」
龍美達は無事に誘拐犯と、誘拐された少女と銀髪の女性が捕まっていたのであった。
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反撃の狼煙
龍美達は誘拐事件が発生したと通達が入ったので、動ける次元武偵達を伴ってブロンシュテイン島、クライムシンク要塞に連れていかれたという情報を手掛かりに潜入し、情報通りに誘拐された二人の安否を確認したのであった。
花のカチューシャを付けたピンクの髪の女の子が如何にも怪しい装置の培養槽に入れられ、もう一人の銀髪の女性は得物の剣を取り上げられてしまって、手枷足枷で拘束されていたのであった。
龍美達はこの部屋に来る前にステルス状態で入って来て、ユーリ達が囮になるという作戦を言葉を介さずに決行するタイミングを見計らっていたのであった。
「うわぁぁぁっぁ‼」
「やられた」
「リィン、わたしも」
リィン達のデバイス「クオーツ」が機能しなくなってしまったのである。
だが武醒魔導器は使えるので、ユーリ達が囮になることは変わらない。
そうカラスの頭のような仮面を被った男が装置を作動したことで、ルーンが使えない状態に陥っているのであった。
その規模がさらに広がる前に片付けたいのは山々なのだが、下手に動けば二人の命が危険にさらされるのは目に見えているのであった。
「概念使いの力を拡大せしめる我が発明。完璧に、完璧に作動しておるぞ」
「このままだと」
「統制官殿‼ アンノウンが急速接近との報告あり‼」
「なんだと‼」
「よし‼ 蒼破‼」
「ぎゃぁっぁ‼」
装置が順調に作動していることに大喜びのカラス仮面を被った男は自分の計画がうまくいって、高笑いまでし始めたのであった。
このまま指を咥えて見ている龍美達ではなく、チャンスを伺っていたら、部下であろう男が、アンノウンと言う者がこの要塞に急速接近していると報告して、その場にいた研究員たちが慌て出したのであった。
この騒ぎに便乗することにしたユーリはニバンボシを抜刀し、斬撃を放って、自分達に注意を向け差したのであった。
「レナを返してもらうぞ‼」
「邪魔をする者はすべて焼き尽くしてくれる‼」
「さて、はしゃぎすたな、そろそろ舞台から降りてくれないか?」
「おまえ達‼ いつの間に‼」
「うわ~ん‼ おかあさ~ん おとーさん‼」
「大丈夫ですか? 聖なる活力、ファーストエイド‼」
「ありがとう」
「はい、この剣でいいですか?」
「はい‼」
それと同時に翼竜に乗った男性騎士が現れて、その隙に、装置の培養槽から女の子をし救出した龍美と、拘束された銀髪の女性を助けた龍月が治癒術を施して、撮り上げられていた銀髪の女性の剣を取り返して反撃の狼煙を挙げたのであった。
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ピッチャー‼ ヴリドラ‼
ブロンシュテイン島、クライムシンク要塞に誘拐された少女と女性を救出するためにやってきた龍美達は、装置の培養槽に入れられた少女の放つ波動によって、リィン達が魔術が発動出来なくなってしまったのであった。
龍美達は幸いにも、ルーンではなく、インテリジェントデバイスと武醒魔導器を用いていたこともあって魔術を放つことが出来るが、運が味方したのか、人の言葉を話す雌の翼竜に跨った男が両端に刃がついている槍を携えて、少女と女性を助けにやってきたのであった。
これに乗じて、龍姫達が培養槽に入れられていた少女と拘束されていた銀髪の女性を助けて、治癒術で傷を癒して、女性の愛剣であろう薔薇をモチーフにした細身の長剣を見つけた龍月は銀髪の女性に手渡して、反撃に打って出たのであった。
「ならば「掌握」してやる」
「ぬううう」
「させるか‼」
「く‼ 貴様、腕が立つようだな」
「概念障壁か‼」
「ユーリさん‼」
「おう‼」
「しまった‼」
「悪いが、ここまでだ‼」
「貴様らは、まともに戦えないはわかっている」
カラス仮面の男は、翼竜に跨って降りた双刃頭槍を携えた男を操るつもりだったらしく、男が操れまいともがいていたので、龍美が素手で衝撃波を放って中断させて、男は持ち堪えて、翼竜が飛んだ瞬間、見えない壁があるようで、それは概念を持っている者が通れないだけだったので、ユーリが足早にカラス仮面男に攻撃を仕掛けて、リィン達も助太刀に入ってカラス仮面男を取り囲んだのだが、リィン達が魔術が使えないことを見抜いていたのであった。
だが、リィン達の攻撃手段が魔術だけではないのである。
「ふん、おそい」
「クソ‼」
「これは、共鳴の概念、わたしの心はディーラと共鳴した」
「舞台装置はまた作ればいい、出でよ‼」
「この響き、掌握の力が集結しているのね」
「ヴリドラ、あの結界、通常攻撃で、野球すればいいんだはず‼」
「野球ってなんだ?」
「後で教えてやる‼ 来るぞ‼」
「ぐぉおおおお‼」
やはりリィンの剣では遅かったらしくあっさりとカラス仮面の男にかわされてしまい、カラス仮面の男は、最後の力で、ナーガ種のヴリドラを創り出して、龍姫達と戦わすつもりでいたのであった。
龍美は、ナーガ種が結界で攻撃を防いでしまうが、撃ってくる球体を野球の要領で撃ち返して結界に当て続ければ結界は割れることを教えたのは良かったのだが、野球というものを知らなかったリィン達は野球とは何だと言ってしまい、後程ユーリ達に教えてもらうことになったのであった。
ユーリ達が野球を知っているわけは、龍美達が教えました
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攻守交替‼
ブロンシュテイン島、クライムシンク要塞にて、掌握の能力で作り上げられたナーガ種のヴリドラと言う大蛇に蝙蝠の翼を付けて、腕だけのドラゴン系の魔物を倒すことになった龍美達は、結界を破壊する方法を見抜いていたのであった。
リィン達はいまだにヴりドラの結界の破壊方法が野球だと言うことに違和感を持っていたのであった。
「ぐぉおおお‼」
「待ってました‼」
「カッキ~ン‼」
「ピキッ‼」
「成留‼ 日本刀にチェンジ‼」
「わかった‼」
「おおお‼」
ヴリドラが放ってくる球体を野球感覚で撃ち返している龍美達は、弓で攻撃していた成留に日本刀にシフトチェンジを命令して、成留も同じ要領でヴリドラが放ってくる球体を龍美達の見様見真似で撃ち返し出したので、ラウラも同じく大剣でバンドで打ち返して、フィーも双銃剣で払っていたのであった。
そして、
「パリ~ン‼」
「今だ‼」
「うぉおおおお‼」
「爪竜連牙斬‼」
「峻円華斬‼」
「ユーリさんが剣術してないんだが」
「クルクル(>_<)‼」
「ぬぉおおおおお‼」
ヴリドラが張っていた結界は龍美達の読み通りに黒い球体を野球感覚で打ち返して、結界に当て続けると、見事に結界が割れて、ヴリドラが蹲ったので、この機会を逃すまいと、一斉に連撃を叩き込むことにしたのであった。
ユーリの独特のニバンボシをクルクル回す剣技を見たリィンはもう着いていけないと呆れだして、ピンクの髪の少女が面白がっていたのであった。
「ふ~、一丁上がりっと‼」
「あ、いつの間にか、あいつどっかに逃げちゃった‼」
「逃げたのは仕方ねぇだろう」
「おまえ達、誰だ、オレはハーヴェイ」
「ボクは、茶熊学園1年カズノコ組所属、鳴流神龍美です」
「ユーリ・ローウェル」
「ワン‼」
「ラピードと言うのだな、わたしはディーラ」
「レナ‼」
「シオンです」
「これからどうするんです?」
「飛行島に住まいを建てるつもりだ」
「それじゃあ、また会えるね」
「ワンちゃん、バイバイ‼」
ヴリドラと戦っているうちにカラス仮面の男は逃亡してしまったようだが、出血していた所を見ると、先ほどのヴリドラにでもやられていたのであろうと考えていたのである。
辺りを回して武器を終った龍美達が敵意がないことをわかってくれたようで、近づいて来てお互いの自己紹介を終えて、飛行島で会う約束をして、龍美達もこれからの仕事のためにフラクシナスに戻って報告書を作成するために転送して帰還していたのである。
「此処は、何処?」
事件の犠牲になって命を落としてしまった少年、岸辺颯太は無事に転生に成功したのであった。
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報告書
ブロンシュテイン島、クライムシンク要塞のヴリドラとの戦いを終えて、ハーヴェイ達と別れた龍美達はフラクシナスに戻って、報告書を作成していたのであった。
「これで完了‼」
「みんな、お疲れ様‼」
「日本語って、難しいなぁ」
「これで報告書は完成だよ」
リィン達は日本では、漢字・カタカナ・ひらがな・アルファベットなどを用いて書くことに慣れていなかったので、龍美達が中心にリィン達にン日本の報告書の記載し方を教えていたのであった。
龍美達はなれていたのですらすらとワープロ打ちで報告書を記載して、印刷機でコピー用紙にコピーして、束ねて、天界へ提出したのであった。
「リィン、初めてのボク達の仕事を手伝ってみた感想は?」
「何というか、型破りなんですが」
「言っておくけど、こんなじゃないよ、茶熊学園のみんなはもっとすごい依頼を受けてるしね」
「リィン、キミも精進したまえ‼」
「はい・・・」
龍美はリィンに今回の仕事をしてみた感想を質問し、リィンはあまりの想像を絶する仕事内容だったことを述べたのであった。
そこに笑顔でほかの依頼を受けて帰って来たアンゼリカがリィンに頑張って精進しろと言い残して去っていったのであった。
「アンちゃん、多分、ファラといつも特訓してたしね」
「素手で火が熾せる・・・」
「あの集団、どんな特訓していたんだ?」
「特に何もやっていないようですよ」
「なんだろう、オレ達が超えられない物を持っているのか」
龍月がアンゼリカがアドリビトム組の武闘家達と片っ端から(特に女性陣)を相手に特訓をしていることを、リィン達に教えて、アドリビトム組のメンバー全員が恐ろしいほど強いので何か特別なことをしているのかと思っていたのだが、そこに学校が終わってやってきた龍音に自分達と変わらない稽古内容であると答えたのであった。
リィン達は自分達があまりにも小さな存在であったことに落胆していたのであった。
井の中の蛙大海を知らずと言うことを目の当たりにしていたのであった。
「あら、ちょうど、寮に帰るの?」
「そうだけど、お母さん」
「今晩、付き合ってくれるかしら?」
「門限までには帰れるかな」
龍美達が寮に戻ろうといしていた所に、剣心と明がやって来て、今晩付き合ってほしい所があると言い、龍美達はちゃんと学園の門限までには戻れるか心配していたのであった。
「お母さん?」
「あら、この前の文化祭依頼ね」
「まさか、覚えてないのね、二人とも」
「うん」
マキアスとユーシスは龍美達が目の前の同年代に見える女性におかあさんと言っていたので、目が点になってしまったので、剣心が文化祭であっているというと、二人の様子を見ていた成留は呆れてしまったのであった。
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英霊召喚
ブロンシュテイン島、クライムシンク要塞のヴリドラ討伐誘拐事件を解決した龍美達のもとに、母親である剣心達が訪ねてきて、少し時間があるかと聞いて来たので龍美達はリィン達と別れて、剣心達に案内されるがまま、付いて行くことにしたのであった。
「もう、あなた達もサーヴァントを召喚して見たらどう?」
「サーヴァントって、えええ(;゚Д゚)‼ 本当にいたの(゚Д゚)ノ‼ 漫画とアニメの中の存在だとばかり」
「なに、言ってるのよ、今更、次元を超えていろんな世界を渡り歩いているのに」
「そうだけど、お母さんはサーヴァントはいるの?」
「勿論、出てきなさい‼」
「お呼びですか?マスター‼」
そこは儀式の行うための魔法陣が刻まれた床がある和風の天界の部屋だったのであった。
なんと創造の世界でしか知らない存在、サーヴァントつまり、英霊召喚が出来ることを剣心が言い切ってしまったのである。
これには流石の娘である龍美達でも信じられないと言った感じだったのである。
龍美達でもマンガとアニメの世界の話だと思っていたのだが、今になっては次元をまたにかける次元武偵なのだから、それに龍美達は、元超神次元ゲイムギョウ界の王だった人物であることをすっかり忘れていたのであった。
龍美は剣心に、契約しているサーヴァントを呼び出して欲しいと頼んだのであった。
剣心は顔色一つ変えずに、自分が契約しているサーヴァントを呼び出したのであった。
「マスター、この者達が、マスターの娘なのですね、申し遅れました、わたしの真名は、セイバーのサーヴァント、アーサーです、お見知りおきを」
「どうもいつも母がお世話になってます、鳴流神剣心の娘、鳴流神龍美です」
「アーサーって、男の人じゃ?」
「確かにそう現実で伝えられているのですが、わたしは並行世界、つまりパラレルワールドのアーサー王です」
そう呼び出して見せた英霊は金髪の長い髪をポニーテールに結い、白銀の鎧に身を包んだ魅惑の肉体を隠した女性の英霊、セイバーのクラスに属するアーサーだったのである。
龍美とアーサーはお互い自己紹介を行ったのである。
アーサーは自分が現実世界で伝えられているアーサーではなく、あくまで並行世界つまりパラレル世界のアーサー王であると答えたのである。
「こういうのは言うよりやった方がいいわね」
「そうだよね、やってみたかったんだよ‼」
どうやら龍美達も英霊召喚をやってみたいと思っていたようで、早速英霊召喚に取りかかったのであった。
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第七章 破軍大戦争~妖精島
英霊召喚 恋龍編
天界の儀式の間に案内された龍美達は、剣心が代表として、自分が契約している
恋龍が一番手で魔法陣が掛かれている床の前に立って、
「恋龍、祭壇に、備えたようね、それじゃあ、詠唱の言葉を述べなさい」
「はい‼ 素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
みたせ みたせ みたせ みたせ みたせ
「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する」
セット
「―――――Anfang」
「――――――告げる」
「――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。」
「なんか、面白いことになってるじゃないの‼」
「ダミュロンさん‼」
「ったく、面白いことするなら一言、言いなさいよね‼」
剣心が教えた英霊召喚の詠唱を唱えながら祭壇に恋龍は、聖地ディルムンで拾ったのであろう、折れた槍を供えて、英霊召喚を行ったのであった。
そこに面白がってやってきたダミュロンをはじめとする面々が見物にやってきたのであった。
「此処からは恋龍自身が決めなさい」
「汝、この世に舞い降りし、武人よ、我がもとに舞い降りよ‼」
「なんだ、この光は‼」
「ぎにゃ~~~~~~~~(゚Д゚)ノ‼」
「(゚Д゚)ノ‼」
そして、恋龍の英霊召喚が終わりに差し掛かって、剣心から最後は自分で詠唱をアレンジするように指示を出して、恋龍はアドリブで英霊召喚の文章を読み上げた瞬間、眩い光が放たれたのであった。
見物に来ていたメンバー全員が目をつぶったのであった。
そして、
「問います、あなたがマスターですか?」
「その通りだ‼ マスター神楽堂恋龍だ」
「わたしは、主に槍を得物に戦う英霊、お見知りおきよ」
「うっひょ~う(゚Д゚)ノ‼」
「これが、英霊召喚、なんか、恋龍と仲良くできそうね」
光が消え、煙が収まった所に一人の槍と日本刀を携えている、この前の身体測定で173㎝に伸びている恋龍より一回り小さくした体系だが、胴丸の下はちゃんとした大きさの胸が隠れている黒髪の女武者の英霊が、召喚主の恋龍にマスターかどうか質問するという律儀な性格だったので、ダミュロンことレイヴンとアルヴィン以外が拍子抜けていたのであった。
恋龍が槍をメインに使うキャラなので、槍とゆかりのある英霊を召喚してもらいました
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英霊召喚 大龍編
恋龍は、槍使いの英霊のようで並列世界つまりパラレルワールドの女武将の英霊を召喚して見せたのであった。
契約した恋龍は召喚した槍使いの英霊で本来の名前は聞いてなかったので、恋龍は家に帰ってから詳しく質問すると言って、魔法陣から離れて、大龍の召喚の順番が回ってきたのであった。
「綾瀬、どう?」
「わたしもこういった召喚を初めて見る、興味深い」
「はい、こうして、英雄の霊を召喚し、使役すると言ったものは長年の経験でも初めてですね」
「それじゃあ、行くで‼」
恋龍の英霊召喚を目の当たりにした一行は、驚きを隠せないでいたのであった。
それもそうだろう、精霊の王である綾瀬達でも初めての出来事で、指揮者であるローエンも初めて見る召喚儀式に興味を持っていたのである。
そして、大龍も英霊召喚に取り掛かり、魔法陣の前に立って、
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
みたせ みたせ みたせ みたせ みたせ
「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する」
「―――――
「――――――告げる」
「――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。」
大龍も先ほどの恋龍と同じく祭壇に片手斧を供えて、同じ詠唱の文章で英霊召喚を行っていたのである。
でここからが大龍の力の見せ所で、ここからの詠唱は自分の物語をつづるのである。
「ウォリアー、この戦斧にて、我がもとに来い‼」
「今度は何が来るのかね(^_-)-☆」
「おっさん、女が来るって決まったわけじゃねえよ‼」
大龍はとりあえず、自分の己の欲望と妄想中で格闘しながら、自分のサーヴァントになる英霊を思い描いていたのであった。
そして、
「ねぇ、お姉ちゃん、マスター?」
「うっひょう~‼」
「変態‼」
「ウゲ‼」
「ボクが、マスター、御子神大龍や‼ かわいい、英霊さん‼」
「うん‼」
「レイヴン、いつまで寝てるの?」
恋龍同様に光が立ち昇り、煙が収まって魔法陣にいたのは、薄紅色の長い髪をツインテールに結い、胸は大きく、肉体を守る軽鎧に収まっている少女の英霊が舞い下りたのであった。
またしても女性型サーヴァントを召喚していたのであった。
ダミュロンはダイブしたが、流石、斧を使う狂戦士だけあって、拳でダミュロンを殴り飛ばしたのであった。
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英霊召喚 龍月へん
大龍の英霊は身長はレイアと同じくらいだが、胸は体型に比べて大きいのだが、流石英霊が装備している漆黒の軽鎧のおかげでぺったんこ状態になっている薄紅色のツインテールのボーイッシュな七分丈のズボンを着用している鉞を似ているバトルアックスを携えた少女の英霊は大龍の隣に立って、龍月の英霊召喚の儀式を見守ることにしたのであった。
「それじゃあ、始めるね「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
みたせ みたせ みたせ みたせ みたせ
「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する」
「―――――
「――――――告げる」
「――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。」
「龍月ってことは」
「ああ、龍月が召喚する英霊は、あいつだろうな」
龍月は祭壇に刃が折れた聖地ディルムンで拾った片手西洋剣を供えて、魔法陣の前に立って詠唱を始めたのであった。
カロルとユーリは龍月が召喚する英霊に心当たりがあったのである。
そして、ついにその瞬間が来ようとしていたのである。
「問おう、あなたが、わたしのマスターか?」
「やった‼ ボクのサーヴァント‼ わ~い(>_<)‼」
「ちょっと‼」
なんと、自分の神格化のモデルになった、英雄そう言うなればあの金髪碧眼の聖剣の騎士王を召喚して見せたのである。
で、ユーリ達はというと、
ユーリ達一同「自分を召喚して、どうすんだ‼」
「あの~あの方々は?」
「お姉ちゃんに似てるとは思ってたけど、そっくりだ」
「あとで、スケッチさせてください‼」
「まさか、ご自身の神格化の姿の元になった英雄様を召喚なさるとは」
「後で、剣の稽古をつけてもらいたい」
あの金髪の髪をお団子に結い、目の色は碧眼で、青を基調にしたドレスに白銀の鎧を身に纏った、騎士王が召喚されたのである。
あまりにも、龍月が元の姿で詰め寄る際にドスの利いた声で話す感じで話しているセイバーの英霊を見た瞬間、ツッコミを入れて、龍月は抱きついていたのであった。
ローエンは龍月の神格化のモデルであることがわかっていたのであった。
「最後は、龍美か」
「龍美だからな、侍で妹みたいな英霊だろうな」
「うん‼」
そして、龍美が英霊を召喚する順番になったのであった。
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英霊召喚 龍美編
龍月はやはり龍神の能力で神格化するならこの姿がいいと、子供のころから憧れていた、金髪碧眼の青いドレスに、白銀の鎧を身に纏った騎士王の英霊を召喚して退けてしまったのであった。
その光景を目の当たりにしたメンバー全員がメタ発言とも取れるアジルス並みのツッコミを入れてしまったのであった。
「龍美ちゃんが最後だよ」
「そうね、今日は龍美で最後にしましょう」
「え~と?」
「これは、どういった状況か、お教えしないといけませんね、ガイ‼ 説明を‼」
「おい、オレが女性恐怖症だからじゃないだろうな‼」
「そうなのですか?」
「仕方ない、ボクが寮に帰ってから説明してあげますから‼」
この四人の大将にして、殿を務めることになった龍美は祭壇に、自分が聖地ディルムンで拾った折れて使い物になれなくなった金属で打った美術品用に生まれ変えた小太刀を供えて先ほどの三人同様に詠唱を始めたのであった。
龍月に召喚された騎士王に向かって女性恐怖症のガイにジェイドが説明させようとしたのだが、流石騎士王だったのか困ってしまったらしく、龍月がちゃんと説明すると言って場を治めたのであった。
「「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
みたせ みたせ みたせ みたせ みたせ
「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する」
「―――――Anfang(セット)」
「――――――告げる」
「――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者」
「我ともに志す兵よ‼ その刃を持って仕れ‼」
「龍姫達はどう思う?」
「女侍らしい英霊だと思うよ」
途中までは一緒の詠唱を行っている龍美の姿を見ながら、龍姫と士道は召喚される英霊がどんなのだろうと話していたのであった。
「パラレルワールドの沖田総司か、宮本武蔵かな?」
「十兵衛とか?」
「日本って、英雄が多いんだな」
「戦国武将とかなんかいっぱいいたんだからね」
龍音達は姉が召喚するであろうパラレルワールドの英霊を想像していたのであった。
「問ても、よろしいか? お主がマスターか?」
「その通り‼」
「侍姿のセイバーか、これこれで」
「龍美、この英霊、病弱だから、普通の契約では、持たないから、血による契約を結ばないといけないみたい」
「わかった、お母さん」
「病弱だったわたしが最後まで戦えるですね」
「それじゃあ、口開けて」
「とうとう、英霊まで治療しちゃったよ」
「恐るべし、天界の医療」
光が魔法陣から立ち昇って、白煙が上がり、収まり、現れたのは新選組の着物を着た桃色掛かった、ブロンド髪をリボンでポニーテールに結っている英霊を召喚したのだが、英霊の方が龍美の魔力に耐えきれないというので、龍美は龍月とは違い血を用いた契約をして、無事に召喚された英霊は龍美のサーヴァントになったのであった。
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召喚官僚
無事に龍美達四人の英霊召喚が無事に終わったのであった。
龍美の召喚した英霊は病弱な英霊だったので、このまま龍美が魔力を行使すると一発だけでも消えかねないので、龍美は母、剣心から血を飲ませる契約方法を教えられて、召喚した英霊に口を開けさして、龍美は愛刀の鯉口を切って、軽く左親指を切って血を流して、召喚した英霊に飲ませたことで契約完了したのであった。
「マスター・・・」
「どうした‼」
「大丈夫よ、一晩寝たら良くなるから、撤収よ‼」
「うん‼」
「龍美は止血しなさい、医者なんだから‼」
「あ、そうだった」
「さてと、帰りますか」
龍美の召喚した英霊は繋ぎ止められた血の契約の影響で倒れてしまったのが、龍美の用があるときには現れてくれるので、一晩は呼べないことに変わりはないので、龍美の止血するように言い、龍美は治癒術で止血して、茶熊学園の女子寮に帰って行ったのであった。
スキット:英霊召喚
ユーリ「あいつらが、大昔の英雄か、強いのか?」
カロル「ユーリ、どうして模擬戦に結び付くの(;一_一)」
ジュディス「当たり前じゃないかしら、目の前大昔の英雄がいるのよ、模擬戦しないって手はないわよ」
ジュード「なんで、四英霊とも女の人だったんだろう」
レイア「もう、ジュードって女の人の話ばっかり<`~´>‼」
瑠美奈「ジュード、いい加減にこの場でその話はないだろ」
「お帰りなさいませ、皆さん」
「ただいま‼」
「アンタ達なんかうれしそうね」
「まぁ~ね」
「今日のお仕事も無事に終わったからかな」
「(本当は英霊と契約したんだ)」
茶熊学園の女子寮に戻ってきた龍美達をソフィとミラが出迎えてくれて、嬉しそうな顔をしている龍美達を見てミラが質問してきたので、龍美が今日の仕事が早く片付いたからと言い、自分の部屋に向かったのであった。
「ボク、ほんとに、サーヴァントを召喚したんだ」
龍美は自分が英霊を召喚した夏が冷めないでいたのであった。
「あなたはどこから来たの? わたし、ヘレナ」
「ボクは、岸辺颯太って言います。此処はどこですか?」
「此処は飛行島よ、見た所、行く宛がないんじゃない、もしよかったら、ついて来てくれるかしら?」
「はい(仕方ない、転生したてだからな)」
岸辺颯太はどうやら飛行島に転生していたようで、赤髪の少年達の保護者の女性、ヘレナに見つけてもらえたのが良かったか、飛行島のアジトまで案内してもらうことになったのであった。
こうしてまた新たな物語が始まろうとしているのであった。
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颯太の初めての異世界録
龍美達が英霊を召喚を成功した夜、飛行島に転生した岸辺颯太はソーシャルゲームのルールの改変によって殺されてしまったので、今は無一文に等しい状態であったのである。
運よくアイリス達の保護者である女性、ヘレナに出会ったので、案内されるがまま行いて行くことにしたのである。
「今日からこの部屋を使ってくれればいいから」
「あの~どうしてボクのこと聞かないんですか?」
「此処はいろんな人が住んでるから、慣れちゃった」
「え?」
颯太は自分のことを何も聞かないヘレナに質問したのだが、飛行島と言うよりか、この世界を旅しているのか、転生者一人では驚かないのであった。
颯太は自分が転生して何か出来ることを考えることにしたのであった。
「おまえが新しく飛行島に来た、岸辺颯太か、飛行島で鍛冶屋をやっている、バロンだ」
「初めまして、岸辺颯太と言います(゚Д゚)ノ‼」
颯太はこれからのことを考えていた所にライオンの獣人、鍛冶師バロンが颯太の部屋を訪ねてきて、颯太は自己紹介しながらバロンに驚いていたのであった。
「そういえば、颯太、武器は使えるか?」
「一応、刀剣類なら使えます(魔法少女だったことは伏せておこう)」
「そうか、鍛冶場に来れば、一振り、打ってやろう、木刀ではこれから先はつらいからな」
「ありがとうございます」
バロンはお代を剣心からもらっていたのであろうか、颯太に武器を使えるかと聞き、颯太が刀剣類ならソーシャルゲームで魔法少女になっていた際に、得物にしていたこともあって、扱いやすい刀剣類を選んで、バロンは鍛冶屋に来れば、一振り打ってやると言って部屋を出て行ってしまったのであった。
「ボクはこの世界に地球での記憶を持って転生した、けど、この世界で命がけの戦いをしないといけない、だけど、ボクは死にたくない」
「認証‼」
「うわ(゚Д゚)ノ‼ これなんだ? ペンダント?」
「マスター、岸辺颯太をプログラミングしました」
「これ、スマホだよな、この世界の文明って、地球と変わらないのか? それと、学校の制服まである、茶熊学園生徒手帳」
颯太はバロンに後日会うことにして自分の部屋を調べていたのである。
すると近くの棚の引き出しから音声が出て、颯太をマスターとして認証したらしく、颯太は恐る恐る、引き出しを開けると、そこには龍のペンダントに、下の段には、茶熊学園への転入届と生徒手帳が入っていたのであった。
颯太はこれを机に並べながら考えることにしたのであった。
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一輝の最弱への道
岸辺颯太は地球での体験した記憶を持ちそして神格化の能力を貰い十六歳で不老不死になる肉体になってるが、天照大神である剣心が仕掛けを施さないわけがないのは予想できるのだが、颯太はそれに気づいていなかったのであった。
用意された部屋にあった棚の引き出しの中には、地球で見慣れていたスマートフォンと銀色の龍のペンダントと茶熊学園への転入届など学校に通う道具一式が用意されていたのであった。
「お金、どうしよう?」
引き出しにはゴールド通貨も日本円もガルド通貨も入ってなかったらしく、とりあえず、明日に鍛冶屋でバロンから刀剣を受け取ってから稼ぐことにしたのであった。
「一輝、ステラも、念の扱い方がうまくなっただわさ、一輝が産まれ持ち、魔力がないからと言って念能力が使えないわけじゃないのだわさ‼」
「許せねぇぜ‼ 一輝の親父‼」
「待ってろ‼ 日本魔導士支部‼」
「ちょっと、完全に魔導士支部を潰しに行くことになってるだが?」
「何を言ってるだわさ‼ 一輝、今のあんたには、世界最強になってもらいたいのだわさ‼」
「そうよ、ビスケの言う通りじゃない‼」
破軍学園で行われる武術大会「七星武祭」に出場するべく、父、黒鉄巌の圧力が掛からない場所であろう、ビスケット・クルーガことビスケが、ゴンとキルア、そして、ついて来てしまった、ステラ・ヴァーミリオンともに、ビスケ監督の下、連れてこられた場所は、自然豊かな拓けた場所で特訓を行っていたのであった。
一輝が産まれ持ち魔力が低いという理由で見捨てられて、道場破りに走った経緯を聞かされたビスケ達は、ハンター協会に密告して、日本魔導士支部を潰すことにしたのである。
もちろん、ただ潰すだけでは、また今と変わらないので、物証が出て来るまでは、こうして修行を行っていたのであった。
「ネテロも、レオリオも、クラピカも、協力してくれるんだしさ‼」
「けど・・・」
「言っておくけど、一輝がやらなくても、オレはやる」
「それに、メリオダス達もやる気なのだわさ‼」
「みんな、一輝のことほっとけないのよ、もちろん、一輝が小さいときに出会った子だって、助けてくれるわよ‼」
「そうだな、七星武会に優勝しないとな」
ゴン達も今の日本魔導士支部のやり方というより支部長の黒鉄巌達が許せないでいたこと、そして何より我が子すらゴミ同然にしか見れない黒鉄巌を許してはいけないと。
メリオダス達まで日本魔導士支部討伐に乗る気だったようで、特に、強欲の罪のバンからは、
「一輝、てめぇはいつまで狭い世界にいるんだよ‼」
と殴られて、叱咤されていたのであった。
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岸辺颯太の第二の人生
黒鉄巌が支部長をしている日本魔導士協会支部の闇を明るみにするためハンター協会並びにメリオダス七つ大罪、そして次元武偵達が黒鉄一輝のバックアップをしていたのであった。
一方、
「これから、お仕事が増えるからね」
「おう‼」
「リッド‼」
アドリビトム組も次元武偵の資格を持っている者達が増えて来たおかげか、龍美達から仕事を回してもらったりと、ギルドとして軌道に乗っていたのである。
バンエルティア号もフラクシナスの技術によって次元転送機能まで備え付けられたので、わざわざ地上に降りなくても良くなったのであった。
これによっていろいろな場所へスムーズに依頼に行けるというのである。
星也も超神次元ゲイムギョウから現場に直接行けると喜んでいたのであった。
そして翌日の朝を迎えたのであった。
「ふあ~‼」
「良く眠れたみたいね、颯太君」
「はい、それじゃあ、バロンさんのとこへ行ってきます」
転生して飛行島で下宿することになった岸辺颯太はいつもの時間に引き出しに入っていたスマホで目覚ましを掛けて起床し、茶熊学園に向かう前に昨日約束していた鍛冶屋にいるバロンに刀剣類を一振りもらうことにしたのであった。
「バロンさん、おはようございます」
「来たか、これをおまえに渡しかったのだ、持ってけ」
「はい、ありがとうございます」
颯太は約束通りに、バロンが経営している鍛冶屋に訪れて、バロンから二尺三寸の藍色の日本刀を受け取ったのであった。
バロンから日本刀を受け取った颯太はお礼を言って、鍛冶屋を出て行ったのであった。
「直接渡しても良かったのではないでしょうか?」
「ごめんなさい、颯太君には知らない方がいいかもしれないから、幼馴染みが神様なんだもん」
「そう言いながら、転生させるついでに死ぬようなことがあった場合に備えて、颯太の肉体に仕掛けを施したのでは」
「そうね、その時が来れば、会ってあげる」
颯太が鍛冶屋を出て行ったを見計らって、バロンが背後に立っていた剣心に、直接、日本刀を渡してあげたら良かったのではないかと言ったのだが、どうやらまだ剣心でも踏ん切りがつかないようで、バロンが颯太の体に剣心が転生させる際に施した術式について気が付いていたことを明かすと、剣心は時が来れば直接会って話すと言って、姿を晦ましたのであった。
こうして、岸辺颯太は新たな人生を踏み出すことになったのであった。
転入先の茶熊学園には姉のように慕っている龍美達が通っていることに今だ気づいてなかったのであった。
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颯太、迷子
転生して二日目を迎えた岸辺颯太はこの世界について学びたいことが多いので、引き出しに入っていたアラマキ島に飛行島から出ている飛行船に乗り込んで茶熊学園に向かったのである。
「此処が茶熊学園か、ボクの新しい生活が待ってるんだな」
「ブロロロロろ~‼」
「え、バイクで登校(゚Д゚)ノ‼ ここ、校則ってどうなってるんだろう?」
「ねぇ、誰~、エシリアって言うんだ~」
「え~と、ボクは岸辺颯太、よろしく」
「颯太‼」
「行っちゃった、とりあえず、校長先生に話を聞きに行かないと」
無事に茶熊学園の校門に辿り着いた颯太は自分が通っていた学校と見比べていたのだが、そこに、バイクに跨った不幸を奪う天使ライダー、ガレアがサングラスを掛けて校門を走り抜けて行ってしまったのを見た颯太はバイク通学が大丈夫なことに驚いてまった所に、ピンクの髪をツインテールに結っている少女、エシリアと遭遇した颯太はお互い自己紹介をして、エシリアが行ってしまったので、颯太は学長室に歩みを進めたのであった。
「困ったな、完全に迷子だな」
「ザック、ちゃんと貯金はするでござるよ‼ ?」
「わかってるって、どうしたフラン?」
「この学校って、どうなってるんだ?」
「そこでなにしているでござる、両手を上げて、大人しくするでござる‼」
「フラン違うだろ‼ なんだ、迷子か、何処に行きたいんだ?」
「校長室です・・・・」
「校長? あ、学長室か、こっちだ、ついて来い」
茶熊学園の中に入った颯太は通っていた地球の校舎と違ってどこに何があるかといった展開図がなかったので迷子に陥ってしまったのであった。
途方に暮れていた所で、先輩になる、フランとザックが颯太を見つけてくれたまでは良かったのだが、フランが、颯太を不審者と勘違いしてしまい、小太刀を抜刀して、颯太を羽交い絞めにして、小太刀を喉元に突きつけしまったので、ザックがフランに颯太が不審者ではないことを教えて、危うくもう一回死ぬことになる羽目になりかけたのであった。
ザックが颯太が迷子になっていたことに気が付いて、フランと一緒に学長室に案内してもらうことになったのである。
「此処が、学長室だ、またなんか、困ったことがあったらいえや、オレ、軽音部部長のザック」
「ラクロス部のフランでござる~ボンジョルノ~」
「ボクは、岸辺颯太です、ここに転入しに来ました」
「颯太だな、じゃあな」
「さて、先輩たちもいい人だったし」
ザックとフランに学長室まで案内してもらった颯太はお互い自己紹介をして、別れて学長室に入ることになったのであった。
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颯太のイクラ組
新たな人生を天照大御神の剣心によって歩むことになった岸辺颯太は茶熊学園転入初日から迷子になってしまった所に先輩になる、フランとザックに助けてもらって、無事に学長室に到着し、中に入ることにしたのであった。
「失礼します‼」
「よくぞ来てくれましたね、待っていましたよ、岸辺颯太君、わたしがこの茶熊学園、学長のカムイです、こっちが」
「生徒会会長代理をしている、ゲオルグだ。気軽に先輩呼んでくれて構わない」
「。・・・・えぇっぇぇぇっぇ(゚Д゚)ノ‼ 熊がしゃべった(゚Д゚)ノ‼」
「やっぱり、こうなるんですね、岸辺颯太君、今日からこの茶熊学園の生徒として、歩んでください、在籍してもらうクラスは、イクラ組です」
「では、一緒に行き貰おう、同じクラスだしな」
「ははははい‼」
学長室に入った颯太は、茶熊学園の学長が熊だったことに開いた口が塞がらなくなってしまった上に、自分より一回り上になるゲオルグがちゃんと茶熊学園の制服を着ているのでコスプレかと思って、いたのだが、軽く頬を引っ張ると現実だとわかったので、また驚いて、絶叫してしまったのであった。
カムイは驚く颯太に危害を加えないことを言うと颯太は落ち着きを取り戻して、カムイは颯太が、ゲオルグと同じイクラ組に配属することを告げて、ゲオルグが学級員長として颯太をイクラ組の教室に案内していったのであった。
「此処が今日から君が在籍する、イクラ組だ」
「はい‼」
「それでは、オレは教室に入っている」
無事にゲオルグに案内の下、無事に所属先のイクラ組の教室に到着したので、ゲオルグが中に入って行って、合図があるまで扉の前で待つことにしたのであった。
イクラ組には、姉のように慕っている大龍と恋龍、そして、御子神夫妻に、神楽堂夫妻までいるので顔見知りがいるのは間違いないのだが、そのことを知らされてなかったので、颯太は自分が転生者であることを隠すつもりでいたのである。
「今日から、転入生がこのクラスにきま~す」
「ベル、どんな子だろう?」
「わからないですよ‼」
「それじゃあ、入ってくれるか」
「失礼します‼」
イクラ組担任生徒、ソウマが今日から一緒に勉強する転入生が来ることを説明し、ヘスティアがベルにどんな子だろうと言いだして、ベルは困っていた所で、颯太がソウマから中に入るように、指示を出して、颯太は教室に入って行ったのであった。
「それじゃ、黒板に名前書いてくれ」
「わかりました」
ソウマが入ってきた颯太に名前を黒板に書いて欲しいと言ったのであった。
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颯太の軍人という存在
飛行島に転生して、茶熊学園に転入することになった岸辺颯太は迷子になって、フランに小太刀を突きつけられるわ、学長がまんま、ツキノワグマだったわ、生徒会長代理が自分より十四くらい歳が離れてるわで散々なスタートを切ったのである。
そして、在籍する一年イクラ組の教室に足を踏み入れたのであった。
「それじゃあ、黒板に名前を書いてくれ」
「あ、はい」
「ねぇ、お兄ちゃん、あの子?」
「ああ、確か、龍音達とは別の学校に行ってたはずだよな?」
イクラ組の教室に足を踏み入れた颯太は、顔見知りの御子神家に、神楽堂家の面々に、背中に小さな翼を生やしている金髪碧眼の少女に、制服に慣れてしまったのだろうか、リボンを付けた女性、ウサギの耳のお団子売りの少女など地球ではお目にかかれない人材に驚きを隠せないでいたが、担任生徒のソウマに黒板に名前を書くようにいわれたので、颯太は白いチョークを手に取って黒板に縦書きで自分の名前を書いていたのであった。
御子神兄妹は颯太のことを知っていたので念話で気になっていたのであった。
何故、目の前に弟分の颯太がいることを疑問に思っていたのだが、
「岸辺颯太です、今日からこのクラスで一緒に勉強するので、よろしくお願いします‼」
「颯太さん、ドラゴンは好きですか?」
「ドラゴンですか、好きですよ‼」
『これは訳がありそうだな、お兄ちゃん』
『昼休みにでも、話を聞こう』
エクセリアの質問に颯太が適切に答えていた様子を見ながら念話で恋龍と龍牙が昼休みにでも話を聞くことになったのであった。
「岸辺‼ 構えろ‼」
「なんでこうなるんですか(゚Д゚)ノ‼」
「ナイトハルトの悪い癖が始まった」
「うん、颯太、実戦経験が無いに等しいじゃ」
「颯太、頑張って‼」
体育の授業になったのだが、ナイトハルトが今回の体育の授業を担当することになってしまったので、颯太がナイトハルトの相手に選ばれてしまったので、ヨシュアが心配していたのであった。
ソーシャルゲームで魔法少女で女竜騎士に肉体まで変身して戦っていたとはいえ、通っていた学校では、サッカー部だった颯太には、軍人のナイトハルトの相手は自殺行為なのであった。
こうなってしまっては戦うしか道が残されてなかった颯太は、竹刀を手に取って、正眼に構えたのであった。
「では、行くぞ‼ はぁっぁっぁ‼」
「あれ、遅く感じる・・・ていや‼」
「なん・・・だと・・・」
「やっちゃった・・・(まさか、魔法少女の能力引き継じゃった感じだよね)」
ナイトハルトが竹刀を振り下ろしてきたのだが、颯太は、魔法少女の能力を持った状態で転生していたことに気付き、振り下ろしてきた竹刀を横にかわして、ナイトハルトの胴体に一撃を叩き込んで、ナイトハルトは崩れ落ちたのであった。
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龍神の二つ名を持つ侍
颯太はいきなり現役軍人少佐のナイトハルトを相手にすることになったが、魔法少女の能力を引き継いだ状態だったらしく、ナイトハルトの竹刀が振り下ろされる寸前にはもう颯太はナイトハルトの脇をすり抜けて、胴体に横一閃の一撃を決めてしまい、ナイトハルトの崩れ落ちる光景が颯太に映っていたのであった。
「スゴイよ、颯太‼」
「ヨシュアも負けてられないな‼」
「まぐれですよ‼ サッカーくらいしか、運動と言ったことしてないので」
「サッカーとは何だ?」
「え、知らないんですか‼ いいですよ、ボクが教えますよ」
ナイトハルトから一本取ってしまった颯太をヨシュアが称賛しているので男性陣が颯太を称えていたのだが、颯太は武術未経験で、魔法少女の能力とは裏腹にサッカーをしていたことを話したら、この世界には、キララが世界中回って探している野球のホームラン並に、サッカーという地球ではなんも珍しいくもないスポーツはないようで、ゲオルグが颯太にサッカーとはなんだと質問していたので、颯太がサッカーを教えることになったのであった。
「ひゅ~♪~(´ε` )」
「姫~(゚Д゚)ノ‼」
「うるさいわね‼」
「あ、お帰りなさい」
「帰ったわよ‼」
此処は異世界ハルゲニア、魔法・魔術が使えるものを貴族と呼んでいたがそれは昔のこと、今では貴族も平民でも、学校に通え、名字を名乗る権利を与えられている世界に生まれ変わったのであった。
先ほど、報酬で購入した、食用油の廃油で走ることが出来るバイオディーゼルのオフロードバイクで一仕事終えてきた、ピンクの髪をポニーテールに結ったトリスティン魔法学院生徒、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールこと、略して、ルイズは、使い魔にして守り刀の猫妖怪の少女、黒髪ポニーテールの女侍、月渚にいつものように注意されていたのであった。
そこに、赤い髪に褐色の肌に、見せつけるかのようにボタンを態と外したブラウスをきた女生徒、キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーこと、キュルケが剣術の稽古だったのであろうか額に汗をにじみ出しながら出迎えてくれたのであった。
月渚が来るまで、この二人の仲がとんでもなく悪かったのだったが、ルイズが新学期を迎えて進級試験の使い魔召喚の儀式の日、あの日を境にルイズを取り巻く環境が変わってしまったのである。
そう、鳴流神家長女、鳴流神龍美を召喚して、自力で帰ってしまって、イストワールを使い魔に、だが、数週間で使い魔契約を解除し、その後、土くれのフーケことロングビルまたはマチルダを逮捕して、その日の夜、月渚に流血をなめられて、パーティーの社交ダンスで正式に使い魔契約を結び、九歳の冬龍より小柄に見える肉体が今では、一番上の姉、エレノオールすら凌駕する肉体に育っており、今では乗馬ではなく、報酬で購入した、中古のバイオディーゼルバイクで街と学院を行ったり来たりしている日々を送っていたのであった。
そして、二刀流の剣技、「地」「水」「火」「風」「闇」「光」の魔術に加えて、高度な治癒術まで使える、烈風の騎士だった母すら超える勢いまでに戦術を身に着けていたのであった。
※ルイズは「超次元召喚」の世界のルイズです
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イギリスの魔術師たち
トリスティン魔法学院の二年生のルイズはいつものように幼馴染みのトリスティン王女のアンリエッタに頼まれていた依頼を片付けてきたらしく、使い魔の月渚にバイクを安全運転するように注意されていたのであった。
「月渚が可哀そうよ、それより、手紙が届いたわ」
「手紙、中見てないわよね‼」
「見るわけないじゃない、それにわたしのところにも、タバサの所にも届いてたから、次の仕事は手強いみたいね」
「やったやろうじゃない‼」
「姫、部屋に戻りましょう」
学院に戻ってきたルイズと月渚に手紙が届いていることを自分宛に届いていた手紙を見せながら教えたキュルケにルイズがいつも通りの反応を示して、お礼を言いながら学院の自分の部屋に向かったのであった。
「これね、開けるわよ」
「これは、召集令状ですね」
「とりあえず、フラクシナスへ行くわよ‼」
ルイズと月渚は部屋のテーブルの上に置かれていた封が切られていない封筒を手に取って、封を切って中に入っていた手紙を取り出して読むことにしたのであった。
手紙に書かれていた内容は、フラクシナスへの召集令状だったのである。
ルイズと月渚は急いでフラクシナスへの向かうことにしたのであった。
「あははは!(^^)!」
「どうしたのですか?」
「いや、また日本魔導士支部が圧力を掛けて来たもんでな」
「黒鉄巌ですね」
「もうそろそろ、引き際を見極めんといかんのにな」
一方イギリスの首都ロンドンにある魔術師育成学校の学長のもとに日本魔導士支部からの圧力が掛かっていたのだが、全く相手にする気はないようで、軽くあしらっており、ついでに黒鉄巌の失脚まで考えていたのであった。
「奴には失脚するネタがごまんとあるからな」
「確か、我が子を魔力がないという理由で虐待したりでしたっけ」
「そうよ、ヴェスパー」
「ご無沙汰してます、小百合様」
「君が来るってことはいよいよ、日本での本格的に動くようだな」
「やってくれるわ、わたしの可愛い孫たちが」
「孫?」
どうやら黒鉄巌の失脚は時間の問題になっていたらしく、イギリス政府まで怒らしていたので、もう黒鉄巌の威厳は無くなったも同然で、そこに明の実母であり、獅子神兄妹の祖母である白髪の老婦、小百合・マゼットが現れて、孫達が動いてくれていることを暗示したのであった。
「ロンドンのおばあちゃん、元気にしてるかな?」
「空龍くんのおばあちゃんってイギリス人だもんね」
「ああ、ひいじいちゃんが日本が好きだったから、小百合って名前のおばあちゃんなんだけど」
「なんか、どこでも行きそうなだよね」
「元、次元武偵だったしな」
茶熊学園の中休みに空龍が妻のなのはとその仲間達共に、祖母の話をしていたのであった。
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夏と冬の龍
次元武偵達が黒鉄巌の逮捕の準備に取りかかかっている頃、小さき龍神は自らを磨いていたのであった。
「虎牙破斬‼ 獅子戦吼‼」
「やるね‼ こっちも行くぜ‼ 虎牙破斬‼ 爪竜連牙斬‼」
「夏龍、今日のお仕事、どう思う?」
「いい歳こいたおっさんのわがままと腐った固定概念ぶっ壊しに行くだけだろ‼ とりあえず、破軍学園に侵入した武装集団を制圧しねとな‼」
冬龍は、とある依頼で起きた地上に噴き出したマナかエアルのような物質の暴走によって生み出されたもう一人の自分なのだが、冬龍が師と仰ぐ人物がユーリ達だった影響か、口が悪いが、お人好しなところは冬龍そっくりで、冬龍が右茶左翠のオッドアイに対して、夏龍は金一色の瞳を持っていたのであった。
戦闘術は二人とも刀剣類などを用いた天然理心流の武術系統に準しているのである。
どうやら今回の次元武偵の仕事に参加するらしく、飛行島で知り合った本物の悪魔の少女、ルーシィと今日は一緒に次元武偵の仕事をすることにしたのである。
ルーシィは次元武偵の資格を得たらしく、一緒に今回の仕事のパーティーメンバーに入ったのである。
ルーシィは小柄な体格に似合わず、カロル以上の怪力の持ち主なので、今は斧かハンマーを得物にしているのであった。
「この辺にして、帰るか」
「そうだね」
今日は学校が午前中に終わったので超神次元ゲイムギョウの武偵所で依頼を受けて、二人で特訓をしていたのであった。
いい頃合だったので、家に帰って、連絡を待つことになったのである。
「颯太、一緒にお昼にしない?」
「いいですけど?」
「それじゃあ、テラスで待ってるから」
茶熊学園はお昼休みになったらしく、銀鮭カフェテリアのテラスで一緒にお昼にしないかと、颯太にとって姉貴分の龍美から誘われたので、幼馴染みの姉からの誘いを無碍に断ったら失礼だと思った颯太は一緒にお昼を取ることを約束して、茶熊学園の食堂「銀鮭カフェテリア」のテラス席に向かう龍美を見送ったのであった。
「そういえば、このお金を使えばいいんだっけ?」
「注文は?」
「それじゃあ、和食定食でお願いします」
「和食定食‼」
颯太は転生して無一文同然だったのだが、恋龍から1000ゴールドほど渡されたらしく、食堂で定食を注文して、テラス席を目指したのであった。
定食をカウンターで受け取ってひっくり返さないようにテラス席へ歩みを進めたのであった。
「よ、オレは、隣のクラスの、ユーリ・ローウェル」
「ジュディスよ」
「え~と、岸辺颯太です」
テラス席に着いた颯太は、龍美達だけではなく、次元武偵の面々が集まっていたので自己紹介をしたのであった。
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バトルロワイヤル
転生してまさか兄貴分と姉貴分に茶熊学園で再会するとは思ってなかった颯太は、同じクラスのジュード達に加えて隣のクラスのユーリ達まで一緒にお昼を食べることになったのであった。
お互い自己紹介を終えたので、颯太との親交を深めるための会話をすることになったのであった。
「サッカーとはボールを蹴り込む競技か」
「綾瀬、相手ゴールに蹴り込まないと点取れないぞ」
「わかった、ゴールキーパーごと、蹴り飛ばせばいのだな」
「綾瀬ちゃん‼ それだと完全にレッドカード‼」
颯太が何故この茶熊学園の世界で転生した話は避けているようで、綾瀬の天然ボケのおかげで場の空気が良くなっているのであった。
そして、お昼を食べ終えて、各自解散することになったので、颯太は一人、考えるために、屋上に来ていたのである。
「龍美さん、それに、龍翔さん達まで、この学校に通ってる、熊の校長先生の話だと、この学校は、一番歳なのが、ヴィルフリート先輩で10050歳だし、相談しようかな」
「何を相談するのだ?」
「え‼」
「ごめんね、盗み聞きする気はなかったんだけど」
屋上で茶熊学園学長カムイからヴィルフリートが一番歳上な上に一万年以上生きている吸血鬼と聞いていたので、自分が転生したことについてこれからのことを話すことにしていた所に、ちょうど、ヴィルフリートと龍美達が屋上にやってきたのであった。
「話してくれるかな、転生する前のこと」
「別に、無理に話さなくてもいい、だが、いずれ話さないといけない時が来る」
「そう、いまじゃないかな、颯太君」
「いい、アンタのことはここにいるみんなが保証するわ‼」
「わかりました、ここに来るまでのことを、(´Д⊂グスン」
「怖かったんだな」
龍美は、颯太に茶熊学園に来るまで、そう、転生しなければならなかった理由を聞く決をしていたのである。
弟のように可愛がっていた颯太が何故死なないと行けなかったのかを知るために
ヴィルフリートはいずれ自分のことを他人に話す時が来ると諭して、それに続くように、アイリスが励まして、キャトラが仲間なんだと颯太に言い聞かせて、颯太は涙ながら話すことにしたのである。
自分が遊んでいたソーシャルゲームがいつの間にか殺し合うバトルロワイヤルと化してしまい、幼馴染みを助けようと戦ったが事故で死に、天界の転生の間に流れ着き、今に至るというのであった。
「要するに、遊びを殺し合いにした張本人がいるってことか」
「はい」
「そういうものには、会社ってとこが辞めさせるんじゃ」
「それが出来ないってことは、何者かが裏で殺し合いをさせているんだろうな」
「この案件はとりあえず、保留だね、今日は別件の仕事があるからね」
「ありがとうございました。お願いします‼ ボクを次元武偵に入れてください‼」
「もう、次元武偵だよ‼ ランクはB級だけど」
「ありがとうございます‼」
ソーシャルゲームで魔法少女になって、殺し合いと言う名のバトルロワイヤルを起した張本人がいるのだがmソーシャルゲームの会社が規制しないところを見る限り、知らされてないというのであった。
こうして、颯太は次元武偵の仲間入りを果たしたのであった。
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颯太の戦術指南
颯太がソーシャルゲームのバトルロワイヤルによって転生したことを明かされた龍美達は、自分達が知らない間に、デスゲームが行われていたことに驚いていたのであった。
スキット:バトルロワイヤルⅠ
ユーリ「ガキが遊ぶもんで殺し合いとは、ふざけてるのか<`~´>‼」
ジュード「それも、誰もそのバトルロワイヤルに改定されたことを否定しないんだよ‼」
綾瀬「全くだ‼ だが、わたし達がどうすることもできないのも、事実である以上、犯人を見つけるのは難しい」
レイア「インターネットって言う、顔が見えない場所で行われてるんだもん」
龍美「ソーシャルゲームの会社も疑ってない所を見ると、状況証拠だけど、片付けてる」
龍月「警察は物証が出ない限り、動かないと思うよ」
ジュディス「それが現実なのね」
カロル「おかしいよ‼」
「颯太、部活は入るの?」
「一応、サッカーっていう競技したんだろ?」
「そうですね、この学校にサッカー部はなさそうですしね、あの~お願いがありまして」
「何? 出来ることがあれば言ってくれるとたすかるかな?」
新たに次元武偵になった颯太に気分転換に部活に入部するかどうかを質問した龍美は、颯太が以前所属していた部活であるサッカー部に入部したいのだが、この世界には野球と言ったスポーツが存在しないので部員が集まるか自信がなかった颯太だったが、龍美にとあるお願いをすることにしたのである。
「ボクに戦い方を教えてください‼」
「仕方ないな、いいよ、けど、妹の幼馴染みだからって手加減は出来ないよ‼ でしょ、セイバー‼」
「はい‼ マスター‼ 颯太殿はわたくしにお任せください、立派な隊士にして見せます」
「・・・(=゚ω゚)ノ えぇっぇぇl(゚Д゚)ノ‼」
「君はどこから出てきた! 部外者はちゃんと入校手続きを‼」
「すいませんでした‼」
ソーシャルゲームの魔法少女の戦い方しか知らない颯太がいきなり次元武偵の戦いに付いて行けるはずがないのは一目瞭然、普通の少年として生きてきた以上、本格的な戦闘は早くても破軍学園に入学しかなかった颯太には、龍美達の下で鍛錬を積み重ねるしかない、龍美達はその頼みを聞き入れたのだが、何を考えていたのかわからないが、龍美は召喚した英霊を呼び出してしまい、ゲオルグがすっ飛んできてしまい、英霊がゲオルグに謝るという光景が起きてしまったのであった。
「ゲオルグさん、気づいて無くってよかったね」
「あいつには英霊なんて言葉は通じねぇだろうな」
ゲオルグが去っていったを見届けて、ゲオルグが英霊に気づいてないことを面白がっていた龍美達であった。
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意外な関係
颯太が本格的に次元武偵として戦闘術を見に着けることになったので、龍美が英霊に任せようと新選組にしてセイバーの英霊を呼び寄せたのだが、ゲオルグが空気を読まないで英霊なのに、許可書を書いてくるように注意し出たのであった。
流石の英霊でもいきなりの竜騎士の団長が怒鳴り込んできたら驚くのも無理はないのである。
仕方なく龍美の英霊は霊体化したのであった。
「ゲオルグさん、英霊のこと驚かなかったね」
「あいつが驚くかよ、鬼の生徒会副会長が‼」
「そういえば、生徒会長って誰ですか?」
「あそこにいるけど」
「食った‼」
「そうなんですか」
ゲオルグが全く侍姿の英霊に動じなかったことに違和感を持ってしまった颯太にユーリが生徒会副会長なんだから驚かないだろうと言い、颯太が納得して、生徒会長は誰と質問し、龍月が姪っ子の太陽を指指したのであった。
颯太はなるほどと頷いていたのだが、
「何~、あんた、新入り、オレ、獅子神太陽、ってことでよろしく~」
「はい、岸辺颯太です、よろしくお願いします」
「颯太でいいや‼ じゃあね」
「あれでもいい子だから」
「なんとなくそう思います」
太陽がだらけた口調で話し出したので、颯太は自己紹介をして、太陽は颯太と覚えて教室に向かったのであった。
叔母である龍月はちゃんと太陽が根がいいことを颯太に教えたのであった。
颯太は太陽が理解していたのであった。
「あの子、実はボクの姪っ子なんだ」
「嘘ですよね、歳が」
「それなら、お兄ちゃんから聞くといいよ」
「実は、ヴィヴィオって言う子がオレの養子なんだ、太陽は生き別れたヴィヴィオの亜姉なんだ」
「なるほど、つまり、偶然で、そうなっちゃったんですね」
龍月が太陽が自分の姪っ子であることを颯太に明かしたのだが、颯太が驚き後退りしてしまっていたので、空龍が説明して、颯太は納得した表情でほっとしていたのであった。
こうしてお昼休みが終わって、午後からの授業に向かったのであった。
「セイバー、いる」
「マスターどうなさりました? 敵襲ですか?」
「実は、IS学園に霊体化して行ってくれる。この子達の監視が今からやって欲しいことなんだけど」
「織斑一夏・篠之野箒。シャルロット‼ なるほど、分かりました、今すぐ向かいます」
「頼んだよ‼」
龍月はセイバーを呼びつけて自分が授業で行けないので、代わりにIS学園に赴いて、一夏達の監視を頼んだのであった。
本来ならば令呪と言う印が左手に刻まれ、強制命令が三回しか使えないが、龍美達は令呪を刻まれてなく、強制命令を下す制限が無いのである。
積もる話が使い魔と同じ感覚で英霊を呼びつけられるので、龍月はIS学園にセイバーに霊体化して一夏達を監視する任務を与えたのであった。
セイバーはIS学園とは龍月から話は聞いていたのだが実際見てみたいということもあって任務を引きうけてIS学園に向かったのであった。
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騎士王のIS学園
龍月はラタトスクを仲介してきた天界の任務を示されていた召喚した英霊「アトリアル」、金髪碧眼の英霊で、聖剣「エクスカリバー」を抜いた副作用で、召喚主つまりマスターの龍月同様に不老不死の存在になってしまった小柄な少女に見える騎士王は、ラタトスク拠点の戦艦「フラクシナス」の転送ルームを経由して、IS学園がある付近に到着したのであった。
「此処ですか、霊体化すれば問題なさそうです、監視対象は、一夏と、その仲間達でしたね、一週間の監視が任務、成し遂げて見せましょう」
IS学園がある島に到着したアトリアルことセイバーは女性でも部外者となればISと言う兵器の攻撃を受けることになりかねないので、霊体化して、中に入ることにしたのであった。
もちろん、英霊と言う存在なためかサーモグラフィーにすら映らないので監視カメラで確認できないのである。
セイバーはマスター龍月から受け取った写真を見ながら監視対象の一夏達を探して回ったのであった。
「確か、1年1組でしたね、分かりやすくて、助かりました」
「一夏、この前のこと覚えてる?」
「ああ、背の高い男だったり、プライドが高そうな女の人になる化けもんと戦っていた、八本の剣に分解できるのに、さらに、周囲に剣が刺さった荒野を出現させて、捕らえて滅多斬りにしていた人のことだよな、覚えてるぞ、あれは忘れたくても忘れられないしな」
「あの方が、織斑一夏ですね、側にいたのは、クルスでしたか?」
霊体化していたこともあって、難なく一夏の教室に侵入したセイバーは教室の後ろの壁に寄りかかって、監視対象達が来るのを待っていたのであった。
数分が経って、監視対象の一夏達が教室に入ってきたのである。
どうやら来栖達とは同じクラスだったらしく、鈴以外の監視対象が一組に配属されていたのでセイバーも手間が省けたので、観察することになったのであった。
もちろん、一夏達の監視だけはなく、IS、機龍の情報も確認してくるのも今回のセイバーに課せられた任務で、もしアリーナと呼ばれる闘技場に魔物並びに次元犯罪者が現れた場合、セイバーが自分で判断し、一夏達が頃されそうになった場合、セイバーの助太刀が許されているのであった。
「鈴と言う者は、二組ですし、良いでしょ‼」
「なんか、オレ、見られている気がするんだが?」
「一夏も感じてるんだ、ボクもだよ」
「気づかれているのですか? まぁ、いいでしょう」
セイバーは壁にもたれながらホワイトボードの方を見ていたのだが、一夏とクルスはセイバーが霊体化しているのにも関わらず、感付いていたのであった。
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黒の戦艦
龍月が召喚した英霊、セイバーがIS学園に潜入して、織一夏達を助けるための監視の任を承っている頃、オズマ達もう次の手を打っていたのであった。
「ようは、束ってゴミ愚図を捕まえるのが今回の仕事ってわけ」
「ああ、あろうことか、実妹が通ってる学校に無人兵器突撃させたらしくてな、それに、各国に脅しをかけてるらしい」
「もう、完全に、真っ黒じゃない‼」
「ISって言う女しか動かない機械を作り出した挙句に、動力になるコアを持ち逃げしるしな」
「見てなさいよ‼ この天才に、土下座しようが、許さないからね‼ おほほほ(^-^)‼」
「ISと言うものを、男女平等に扱えるように、うちが改造してやるのじゃ‼」
オズマ達はどうやら、篠ノ之箒の実姉であり、この世に女性しか起動できないISと言うものを生み出したのだが、肝心の動力源のコアを横領し、世界に宣戦布告をしていると裏を取っていたのであった。
セイバーがIS学園に斥候と言う意味での織斑一夏達の監視を命じたのは、天照大御神の剣心を通してオズマが依頼したのであった。
それを腐れ縁であり以前、龍美達と仕事をしたことのある、ハロルドと同じく自称天才と言っている、年齢を聞いたら得物の銃でハチの巣にされるので、ここは、本人の言葉を借りて、「永遠の十代」と言わせていただく、科学者、カティア、フルネームは「カカタリナ・T・アディソン」であり、茶熊学園に通っている双子、ラーナー兄弟の身元皮請け人である。
天才といううだけあって、リタ、ハロルド、ラタトスクメンバー全員に引けを取らないほど、科学の知識が豊富で、特に、龍神である龍美達の生き血を飲むことが出来れば、定期的行っている保持薬の投与いらなくなることに気付いたらしく、いつかは龍美達の生き血を一滴でも飲みたいと思っている夢見る科学者なのである。
もう一人が、カティアの恩師にして人魚であり、鈴より小柄な肉体に水色と紫のドリルテールの科学者で、得物は鈍器として使用可能などう見ても小柄な肉体の者が扱う代物でない、沙夜と同じく、地球で存在する兵器の例えるならば、M202というアメリカ軍が開発した、四つの砲身が特徴の直方体で、本来の使い方は焼夷弾を装填して、敵目掛けて発射するロケットランチャーなのだが、なぜかアクアレイザー並みの水が噴射されるというとんでも性能のロケットランチャーを軽々持っている科学者で、黒衣の断罪者である、ユーリと一文字違いの、ファーストネームを持つ、ユーリエ・ハ・イドラは、同じ科学者でありながら、人のために尽くせない、篠ノ之束を許すことが出来なかったのであった。
ダグラスⅢガチャ、ファルファラとユーリエが出てきません‼
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慢心にして
ISの産みの親でありながら、天才であるが故に、実妹の篠ノ之箒と親友で現在、IS学園教諭である、織斑千冬以外を見下している篠ノ之束を逮捕することになった理由は、ジェガルとナーペルを取り調べて、落とした際に、言い逃れか、はたまた思い付きかわからないが、どう言うわけか、篠ノ之束について話し出したのであった。
以前、ヨーゼフと言う、科学者によってダグラスとダニエルが生み出されたが、元になったミーチャが魔物化して、殺す以外で助からなかったことをユーリ達が話してくれて、ヨーゼフも魔物化して襲い掛かってきたが、なんとか倒して、持ち帰った資料には、酷い崩し字だったが、鳴流神家がいとも簡単に筆跡から、篠ノ之束だと判明し、書かれていた内容は、
「ほーちゃん、の誕生日プレゼントのIS・・・・けど、邪魔になる奴らは排除しないとね‼」
と書かれていたのであった。
幸いにも、無人機が襲った日が、龍美達の予定が空いていたこともあって、
「虎牙破斬‼ 大丈夫?」
「え、はい」
「おい‼ 貴様ら‼」
「バイバイ・・・」
「ゲホゲホ(゚Д゚)ノ‼」
神格化して仮面を被っていたのでIS学園の生徒には顔を見られてなかったが、織斑千冬に捕まったら余計に問題が大きくなるので、恋龍が腰に付けていたアイテムパックから煙玉を取り出して、叩きつけて、煙幕を張って、そのうちに逃走したのであった。
無人機を破壊して、中にあったコアを持ち帰った龍美達は証拠品として天界の治安部隊に提出したのであった。
閑話休題
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
みたせ みたせ みたせ みたせ みたせ
「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する」
「―――――Anfang」
「――――――告げる」
「――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。」
とある場所で床に魔法陣を描き、英霊召喚を行っているウサミミのカチューシャに赤紫色の長い髪にエプロンドレスと言う格好である。
どこで覚えたのか、その者は一字一句間違えないで英霊召喚を行い、
「我に仇名す、虫けらを排除する強気者‼ 出でよ‼」
如何にも完全に自分を見失っている上という現実に負けた科学者がそこにはいたのであった。
そして、光が徐々に収まって行き、
「誰だ‼ 我を、呼び出した、雑種は‼」
「成功した‼」
スタンのようなツンツン頭に、紅眼の瞳に金色の鎧を身に纏った騎士が姿を見せたのであった。
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愉快な道化
やはり天才、嫌、天災と謳われているだけあって、何処で覚えてきたのかわからないが、龍美達が行った英霊召喚を行って、見事、金色の甲冑に身を包んだ、逆立っている金髪に、赤い目の青年の英霊「ギルガメッシュ」が姿を現したのであった。
「我を召喚したのがおまえか?」
「そうだよ~この天才‼ 篠ノ之束さんだよ‼」
「いいだろう、我のマスターとあれば仕方ない」
束に召喚されて不機嫌だったのだが、束が放つオーラで、いつものように振る舞えないことを察したのか、敢て、慢心せずに、束のペースに流されていたのであった。
本来ならば、今にでも、召喚したギルガメッシュでIS学園を攻撃しに行くのだが、
「ん? これは何だ?」
「それは、ISって言って、わたしが作ったんだけど」
「なにかマズイのか?」
「うん、本当はこんなことになるはずじゃなかったから」
「その様子だと、人のためだと、言いたげだな」
どうやら、束はカティア同様に、自分の研究の結晶を勝手に兵器として使われたことによって最愛の妹には何もしてあげられない己に悔いていたのである。
そう、何故英霊召喚を行った理由は、自分が生み出してしまったISに対する束ならの謝罪なのであろう、ギルガメッシュは束の話を聞いて、
「我を召喚せんでも、できたであろう!」
「おねがい、ほーちゃんを、わたしの可愛い妹を守って‼」
「世話が焼ける、マスター、令呪がない所を見ると、魔力共有だけらしいな、我もそのISと言う者に興味がある、しばらく留守にする」
「おねがい‼」
束は溺れる者は藁をもつかむ心情で、涙ながら最愛の妹を守ってほしいとギルガメッシュに懇願し、ギルガメッシュは半ば呆れる形で、束の依頼を受けたのだが、令呪が刻まれてなかったことに違和感を覚えたギルガメッシュだったが、そんなことを気にするほど構っていられなかったので、IS学園に向かったのであった。
だが、それが手遅れだったことは束でも予測できなかったのであった。
遡ること、数十分前、
「全員いるようだな、専用機持ちは前に出ろ‼」
一夏達「はい‼」
「なるほど、今日は二組と合同で訓練ですね」
IS学園の以前、龍華とセフィロスのような思念体が死闘を繰り広げていて、瓦礫が散乱していたが、ルーンブルドーザに乗った建築士、ケンゾウが、大工たぬき達共に再建して、ついでに男子寮まで建設し、今は完全に修繕しているので、今、一夏達の実技訓練が行われようとしたのであった。
「皆さん、お揃いですね‼」
「誰だ‼ おまえは‼」
「わたしは、ルエル・サクラリッジ、愉快な道化の紙芝居、シャッテンシュピールが一人でございます‼」
なんと、あろうことか、紫色の髪に茶色の瞳に、紫のドレスを身の纏った少女、ルエル・サクラリッジ、ダグラスが姉と慕うエルフの女性を張りつけにした、次元武偵達が追っているエピタフの一見がIS学園に姿を見せたのであった。
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ルエルの
IS学園に、愉快な道化にして、シャッテンシュピールの一人である紫色の髪の少女、そう、赤髪の少年達に幾度と立ちふさがっている、道化師の男、エピタフの一味が、IS学園に姿を現したのであった。
もちろん、この学園が許可なしに部外者を受け入れるとは思えない、思いつくのはたった一つだったこのは、一夏達も気が付いていた。
気付くのと、反応するとは別であったことに、
「ぐぉおおお‼」
「キャ~(゚Д゚)ノ‼」
「貴様‼ 生徒達に何をする‼」
「流石の、世界一のIS使いである、あなた様でも、激昂されるんですね‼ ギャハハ(^-^)‼」
「しまった‼ わたしとしたことが‼」
「ぐぉおおお‼」
そう、アリーナがシールドバリアが展開されていることを逆手に取られてしまい、そこに、如何にもまがまがしい緑色に胸元には赤いコアらしきものがあり、悪魔のような翼が生えた瘴気の魔人だけならよかったが、あろうことか、アノマリービースト、アヴァターシャドウを合計三体をアリーナ内に放ったことで、IS学園の生徒が悲鳴を上げながら逃げ惑っていたので、担任の千冬が怒りをルエルにさらけ出したが、ルエルには通用しなかったのであった。
セイバーも急いで英霊化してアリーナ内に飛び込んだのである。
「はぁっぁ‼」
「誰だ‼」
「そんなことを言っている場合ですか‼ 早く、生徒を誘導し、避難するべきです‼」
「‼」
「ぐぉおおお‼」
セイバーが不可視の剣で攻撃を防いだのだが、千冬がセイバーのいきなりの登場に驚いていたのだが、セイバーの激で我に帰って、生徒達を誘導していたのであった。
一方、茶熊学園では、
「なるほど、分かった‼」
「その様子だと、トラブルが起きたようですね」
「はい‼」
「間に合いますか?」
「わかりません、それでも行きます‼」
「うむ、よろしいです、行ってください‼」
龍美達に天界からの通達が送られてきたようで今すぐIS学園に出撃しろと命令が下ったのだが、龍美達は入学したてだったが、学長カムイが許可を出したので、龍美達はセイバーの助太刀に向かったのであった。
「ぐぉおおお‼」
「なんだ‼ こいつは‼」
「何をしてるんだ‼ キミ達は逃げた方がいい‼(幻神獣に、ISの攻撃は通用しない‼)」
龍美達とギルガメッシュが助太刀に向かっている頃、IS学園では、ルクスが神装機竜を纏って瘴気の魔人と戦うことになったが、一夏達も戦う羽目になったので、本来ならばルクスとセイバーの二人が戦うことでなんとか倒せる範囲なのであった。
ルクスが、この瘴気の魔人とアノマリービースト、アヴァターシャドウが、ISの攻撃すら傷つかないことに気付いた頃には、もうルエルによって閉じ込められていたのだから
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そんな・・・
突如現れたルエルによって放たれた瘴気の魔人とアノマリービースト、アヴァターシャドウと言う魔物に襲撃を受けてしまったIS学園の生徒達は、千冬の誘導もあって無事にアリーナから脱出したのだが、
「一夏‼ おい、織斑は知らないか?」
「先生‼ 多分、避難している間にはぐれちゃったじゃ‼」
「クソ~‼(また、一夏をあんな目に遭わせるのか‼)」
ルクスと一夏達がいないことに気付いた千冬と副担任の山田真耶は、特に千冬は以前、弟、一夏が、自分が出場していたISのオリンピック、モンドグロッソにて誘拐されて、怖い思いをさせてしまったことで、引退を決意し、今に至るのである。
もう、二度と弟をあのような目に遭わせたなくない、という、どこかしら、ルーンナイトのエスメラルダと気が合いそうなことを考えていた千冬は避難させた生徒を山田真耶に任せて、弟達を助けるべく、IS格納庫に急いで向かったのであった。
「ぐぉおおお‼」
「きゃぁっぁあ‼」
「しまった、これは麻痺させるものか‼」
瘴気の魔人を倒したが、アノマリービースト、アヴァターシャドウの巨体に似つかない素早い動きから繰り出される連携攻撃と弱点が異なるためと、こういった魔物と戦ったことのない一夏達は苦戦を強いられていたのであった。
脱出するにもルエルによって展開されている赤い結界によって入るのは自由だが出るには、条件を満たす必要があったのである。
それが、瘴気の魔人とアノマリービースト、アヴァターシャドウの討伐である。
セイバーも助太刀に入っているが、アノマリービースト、アヴァターシャドウと言う翼を持ったに対する空を高速で駆ける敵とは、二十年前のライダーとの一戦の経験が功を奏したのでルクスと息の合った連携を取れていたのである。
最弱と騎士王のダッグが誕生したのである。
鈴がアノマリービーストの放つ麻痺効果がある球体に当たってしまい、ISの機能が、絶対防御以外停止してしまったのである。
ラウラもその攻撃に気づき交わしているが、
「ぎゃはっははは(*^^*)‼」
「奴を倒せないと‼」
ルエルが次々と小型な魔物を次々と生み出していくのでなかなかルクスと騎士王の甲冑姿のセイバーですら埒が明かないのである。
「一夏‼」
「おやおや、遅い到着ですねぇ、もう少しで、この方々が美しくなる所したよ‼」
「織斑先生‼」
IS「打鉄」を起動させてやってきた千冬が助けに来たが、あまりの惨状に驚いていたが、日本刀型の武装を構えて、魔物を斬り捨て始めたが、ルエルにはまだ余裕が見えていたのであった。
そう、千冬の性格をしていたかのようだった。
ルエルは、そこを見逃すほど、甘くない。
「千冬姉‼」
「ザクッ‼」
「嘘だろ、一夏‼」
「遅かった‼ だが」
「おまえは絶対に‼」
箒達「許してたまるか~(もんですか‼)」
「待ってください‼ 敵の思うつぼです‼」
「さようなら、可愛く、美しく壊れなさい‼」
ルエルが瘴気から生み出したデュラハンに背後から近付いていたことに気づいていなかった千冬を、弟の一夏が突き飛ばしたが、デュラハンが持っていた突撃槍の前では絶対防御が発動できず、無残にも一夏の心臓を貫いていたのであった。
ルクスは助けられなかったという思いと憤怒し、一夏の幼馴染み二人、そして、光焔の御子と同じ名前を持つ者、産まれ持ち戦士として育った自分に恋という物を教わり、それを奪われてしまった兵士、お家存続のために奮闘していた青い雫の戦士までもが、ルエルに特攻していったのであった。
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無念
デュラハンの攻撃に気づくことが出来なかった千冬を庇って無残にデュラハンの槍に心臓を貫かれた一夏を見た箒達は憤怒の炎を剥き出しにルエルに捨て身の特攻を仕掛けて行ったのである。
ルクスとセイバーも流石にその行為を見過ごすわけにはいかないので、止め行ったが、もう、箒達はISに備わっている武器を構えて、制止を振り切っていたのだから。
「一体、片付けた‼」
「ぐぉおおおおおお‼」
「‼ マズイ‼ そいつは、同時に‼」
「間に合わない‼」
アノマリービースト、アヴァターシャドウを怒りに身を任せて、アノマリービーストだけ倒してしまった箒達だったが、それが片割れであるアヴァターシャドウがデンジャラスモードを引き越すことに気付いたがルクスが動いた所で間に合わなかったのであった。
「ぐぉおおお‼」
「しまった‼」
「箒‼」
デンジャラスモードになってしまったアヴァターシャドウは箒の攻撃に対して無敵状態になって、箒をISごと掴み、そのまま地面に引きずり、最後はアリーナの地面に叩きつけたのであった。
アヴァターシャドウの攻撃で地面に叩きつけられた箒もピクリとも動かず、そこには夥しい血が流れていたのである。
「箒~‼」
「さようなら‼」
「キャあああああ‼」
「鈴‼ セシリア‼」
「オレは御子だ‼」
「貴様たちは嫁を殺した以上、道連れだ‼」
「ラウラ、やめるんだ‼」
鈴とセシリアは箒が殺されたことに我を忘れて、ルエルに特攻したが、運がルエルに味方したのだろうか、ルクサントでシャルロットだった太陽と月華を襲い、恋龍に完膚無きまでに叩きのめされ、天界で処刑された騎士、自らを、狂焔の御子と評していた男、ネルガル・ゾラウがラウラから見えない位置で思念体としてよみがえり、バフォメットになって、両手に持っていた双剣を投げて、鈴の右腕と、セシリアの左腕を切断してしまったのを見た、ラウラが自滅覚悟でルエルに特攻していったのだが、ルエルに逃げられてしまったのである。
ルエルに気を取られていたことで、
「オレは悪くねぇぇっぇえ‼」
「ああああああ‼」
「ラウラ‼」
ネルガルが暴走してバフォメットになって投げていた双剣がブーメランの要領で戻ってい来ることに気付くのに遅れてしまい絶対防御が発動したが、致命的なダメージを受けてしまったのであった。
「遅かったか‼ セイバー‼」
「おまえは‼」
「嘘だよね、わたし達が間に合わなかった‼」
「このまま、ほっとくわけにはいかないよ‼」
龍美達が到着したがもう既に無残な惨状が広がっていたのであった。
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約束された勝利の剣‼
どこからともなく現れたシャッテンシュピール、通称愉快な道化、その一人、紫色の髪の少女、ルエル・サクラリッジ、そして、レクサントで横暴を働き、恋龍に取り押さえられて、天界の裁判で死刑判決を言い渡されて、死刑になったネルガルが怨霊となって、復活し、禍々しい、バフォメットになって、双剣をブーメランように投げて、鈴、セシリアの片腕を切り落とし、戻ってきた双剣でラウラが致死量のダメージを受けてしまい、
「う・・・嫁・・・は・・・わたしが」
「マスター‼ すいません、わたしの所為です」
「同じく、我も、少しこちらに・・・」
「そんなことうぃう暇あるなら‼ 早く、この事態をなんとかしなさい‼」
セイバー&ギルガメッシュ「はい~‼」
「龍美ちゃん・・・」
どうやら肋骨が肺に刺さり、呼吸困難に陥り、口から吐血し、左腕も骨折していたので、意識が朦朧としながら、デュラハンの攻撃から庇って貫かれた一夏のもとに、箒達も最後の力を振り絞って這いつくばりながら向かって行ったのである。
そこに、龍美達と束に召喚された英霊、ギルガメッシュが、到着して、セイバーが自己嫌悪に陥りかけて、流石のギルガメッシュもこの状況には、いつもの威厳が保てなかったので、神格化している龍月に喝を入れられて、魔物を討伐しに向かったのであった。
シャルロットはこの惨状を目の当たりにしたことによって、
「うぉおおおおおお‼」
「待たんか‼」
「オレは・・おれは・・・御子だ‼」
「ゴン‼」
「一夏・・・」
「片付ける‼」
怒りに身を任せてバフォメットになっているネルガル目掛けて突撃し、ネルガルが暴走していたことで、双剣の餌食になって、致死量の傷を負ってしまい、意識が朦朧としながら、一夏のもとに這い蹲って向かったのであった。
医者である龍美が治癒術を施したところで、もう手遅れだったことに龍美は黙り込んでしまったのであった。
だが、この状況を打破しない限り、何も解決しない以上、龍月が、バフォメットになってしまったネルガルを、
「飛ばして行きますか‼」
「マスター‼」
「あれは、あの時見た光‼」
オーバーリミッツLv3を発動して、セイバーと同じエクスカリバーの模様が刻まれた日本刀を構えて攻撃を仕掛けて行ったのであった。
「ころしてやるぉおおお‼」
「悪いですが、そう簡単に死ねない体ですから、魔神双破斬‼」
ネルガルも自分の立場が受け入れないただの、わがままな子供同然、そんな敵にやられてる龍月ではなく、一瞬で縮地、神装機竜で言うならば、クイックドローと呼ばれる、動作で懐に潜り込み、斬撃を繰り出し、斬り上げて、斬り下ろして、
「これで終わりです‼ 束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流。
受けるがいい‼ 卑王鉄槌、旭光は反転する。 光を飲め!
「ふけんじゃねぇっぇぇぇ‼」
「おまえ、宝具を‼」
刀身に光が集まり、掲げていた刀身が伸びた同田貫を上段に振り下ろして、ネルガルを倒して、戦闘不能にしたのであった。
天翔光翼剣を約束された勝利の剣に見立てて書きました
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代理転生1
なんとかIS学園襲撃事件はネルガルの身柄を確保して収まったのだが、あまりにも犠牲が多かったのである。
セイバーが斥候として潜入していたにもかかわらず、ルエル・サクラリッジとネルガルによって、一瞬で、五人の尊い命が散ってしまったのであった。
もちろん、龍美達のことを責任を現場にいなかった者達が咎めだしたが、
「現場にいなかった、あなた方が言えた義理ですか‼」
とルクスが一喝した瞬間、黙り込んでしまい、立ち去って行ったのであった。
「マスター、申し訳ありませんでした‼」
「嫌、これは、わたし達、全員が犯してしまった過ち、決して忘れてはいけません」
セイバーが申し訳ないとマスターであり、自身と同じ色違いでミネルヴァの加護を受けたの漆黒のフルプレートの鎧(ジェネラルアーマー)を身に着け、顔を黒い竜の仮面で隠している龍月は泣きたいを抑え込んでいたのであった。
「わたし達・・・」
「お母様・・・お父様。今・・・」
「あたし、もうダメみたい」
「無念だ・・・」
「もっと、生きていたかった・・・」
箒達は、好意を寄せていた一夏の亡骸を中心に、力尽きて亡くなっていたのであった。
「うわぁっぁっぁぁぁ‼」
一夏の実姉、千冬は弟の亡骸の横で天に向って泣き叫んでいたのであった。
そして、数日後にお葬式が執り行られたのであった。
「今日が、あなた達の、転生の間での、初仕事、頑張りなさい‼」
龍美達「うん‼ 行ってきます」
「お姉ちゃん達、大丈夫かな?」
天界、転生の間に通じる通路では、龍美達がいつもの戦闘用の魔術礼装ではなく十二単のような着物に、顔を口元が空いている面を被って神格化した姿で、初めての転生させる導き手を行うのであった。
もちろん、レナス達、ヴァルキリーが転生させる魂を送ってくるのだ。
「ようこそ、転生の間へ」
「あの~もしかして、オレ達」
「はい、もう下界でお亡くなりになったのです」
「お母様~‼ お父様‼ 今か会いに行きますから‼」
「あの~、ご紹介が遅れました、わたしは、天照大御神様の代理の、鈴鹿御前と言います」
「あたし、一夏に・・・」
「何故、服を脱がれているのですか」
「鈴、その胸‼」
「とりあえず、みなさん、確かに下界で命を落とされたのは事実です、ですが、皆さまは転生が与えられます」
「転生」
龍美の初めての転生の間での仕事はなんと、数日前に命を落とした一夏達だったのである。
セシリアは、龍美から下界で亡くなっていることを告げられて両親に会いに行く気満々だったり、鈴に至っては、大龍に妖術で大きくされた胸を見せつけだしたりと、やりたい放題だったのであった。
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代理転生Ⅱ セイグリッド家
数日前にルエル・サクラリッジtネルガルの襲撃を受けて命を落とした一夏達を新たな地に転生させる大仕事を、襲撃を阻止できなかった処罰と言う名目で龍美が振袖姿に仮面を被って敬語で行っていたのである。
命を落としたことを知った一夏達は、鈴は暴走し、シャルロットは体育座りで落胆し、箒は魂が抜けたかのようになっており、ラウラと一夏はそれを収めるために必死になっていたのであった。
セシリアに至っては両親に会いに行かんという顔になっていたのであった。
相変わらずにぎやかな風景に仕事を忘れそうになっている鈴鹿御前の龍美は気を取り直して、
「落ち着きましたか(年下に敬語で話すの、慣れないな)?」
一夏達一同「はい。お見苦しい所をお見せしてすいませんでした‼」
「本来ならば、一人一人、要望を行くのですが、どうやらお時間が来たようです」
「なぁ、俺達、また、会えるよな?」
「当たり前だ‼ どんな所に転生されても、一夏、必ずおまえのところに辿り着いてやる‼」
「そうですわ‼」
「みんな、良い家族のもとに転生できるといいね」
「IS抜きで、また、会おう‼」
「では、皆さんのご武運をお祈りいたします‼」
流石にこの人数の要望を行くのは無理だったようで、鈴鹿御前の龍美は、一斉に転生の魔法陣で各地に転生させることにしたのであった。
一夏達は必ず出会えることを誓い合って、各地に転生していったのであった。
「ごめんね、一夏達・・・」
龍美は転生される一夏達を見送って、申し訳なさそうに一言呟いて、転生の間を後にしたのであった。
「いい天気ですわね」
「はい、お嬢様」
セイグリッド領の領主の令嬢で、見かけによらず、龍美達同様に文武両道に育てらてきた少女、アンナ・セイグリッドはいつものように、屋敷でお茶を楽しんでいたのであった。
槍術を嗜む傍ら、親戚で瑠美奈が神格化の対象にしていたドラゴンと人間のハーフの少女、テトラ・ハートガードから、何を思ったのか、斧の扱い方を教わるというとんでもない怪力いや能力を覚醒していたのであった。
破壊活動が多いメイドチェルシーともに優雅な一時を楽しんでいたのであった。
「チェルシー、何か落ちて来てますわ?」
「そうの様ですね(゚Д゚)ノ‼」
「直ぐに部屋に運びなさい‼」
「はい‼ お嬢様‼」
優雅にお茶を楽しんだ後、ピクニックと評した、魔物退治に、チェルシーと一緒に行くことにした矢先に、隕石の如く落ちてきた自分と同じ金髪碧眼の少女を見て、魔物退治ではないことを悟ったアンナはチェルシーともに屋敷にとんぼ返りしたのであった。
「ようやく、主が降臨したようです」
セイグリッド家の家宝の剣、日本刀様な形の二尺二寸の長さの剣は、どうやら長年、街に待った使い手が降臨したことを嬉しそうにして、到着するのを待っていたのであった。
白猫のアンナとISのセシリアがなんとなく似てる感じだったので、
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蒼き雫
セイグリッド領、サンクトフィード島に龍美が転生もとい完全に落としてきたセシリアは気を失って、ISのブルーティアーズは転生の際、代償で持っていない状態で、領主の令嬢、アンナ・セイグリッドと、そのメイド、チェルシーに、花畑の真ん中で横たわっていた所を発見されて、屋敷で保護されることになったのであった。
「おや、お嬢様に、チェルシー、お早いですね、その方は‼」
「ウィリアム‼ すぐに医者を‼」
「はい、畏まりました‼」
「チェルシー、ベッドに運びなさい‼」
「はい、畏まりました(゚Д゚)ノ‼」
「ふう、あの子、わたくしに、似てますわね」
気を失っているセシリアを担いで帰って来たアンナとチェルシーを見たセイグリッド家の執事、ウィリアムは、アンナに医者を呼べと言われて、医者の手筈を行い、チェルシーは気を失っているセシリアを担いで、ゲストルームのベッドに運ぶよう命令されて、セシリアを担いで向かったのであった。
アンナはどことなく自分に雰囲気が似ているセシリアを見て何か企んでいたのであった。
転生の際に、切断されていた腕は再生済みなのだが、気を失っていることには代わりないのであった。
数分後、アンナの主治医が到着して、往診したところ、
「命に別状ないですね」
「ありがとうございますですわ‼」
「ありがとうございました‼」
と言って帰って行ったのであった。
「う・・・う、ここは?」
「あ、お気づきになられたのですね、すぐに、お嬢様にお知らせしないと(゚Д゚)ノ‼」
「わたくし・・・・あれ、思いだせない・・・(>_<)‼」
「お気づきになられましたの、わたくし、この屋敷の主の娘、セイグリッド公爵の娘、アンナですわ、お見知りおきよ。あなたのお名前は?」
「・・・わからない‼ わからない、どうして‼」
「お嬢様‼ 記憶喪失ですよ(゚Д゚)ノ‼」
「困りましたわ‼ あ、今日、お父様とお母様にお相談した方がよろしいですね。今日は、ゆっくり休んでくださいですわ」
「はい(思いだせない、忘れちゃいけないのに、思いだせない)」
アンナの屋敷で目を覚ましたセシリアは来ていたIS学園の制服から、アンナの着ているネグリジェに着替えさせられていたことに気付き、起き上がった所で、メイドのチェルシーが、主である、アンナを呼びに行ったのであった。
アンナが到着するまでに何か思いだそうとしたセシリアだったが、龍美はもうつらい思いをしないで良いように、セシリアだった記憶を全て封印していたのであった。
なのでセシリアだった自分が思いだせなかったのである。
そこに自分を助けてくれたセイグリッド家の娘、アンナが現れて自己紹介をされてが、記憶が封印されていたので、「セシリア・オルコット」という名前が思いだせなくなっていたのである。
思い出そうにも、何も出てこなかったのである。
アンナはこのままつまみ出すほど鬼ではないので、両親に相談することにしたのであった。
そういうと、部屋を出て行ってしまったのであった。
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紅黒の侍
転生もとい落としたセシリアは、龍美に記憶を封印されたらしく何も思いだせない状態で、セイグリッド家の令嬢、アンナに保護されたのであった。
一方その頃、クジョウの島のとある一族桜の神様を祀っているのだが、そこに住んでいる、カスミの実家、朝宮家はいつも通りに、茶熊学園の寮に入っている娘のことを気に掛けながら過ごしていたのであった。
「母さん、カスミが茶熊学園に通うようになって、友達が出来たし、安心だね~」
「そうね、カスミ、いつもフローリアちゃんと一緒にいること多かったしね、最近、フローリアちゃん見ないわね?」
相変わらず仲がいいようでカスミの両親は、氏神の声が聞こえる我が子が旅立って、友になったフローリアのことは認めているのだが、幼い頃から、コミュ障だったこともあって、なかなか友達がいなかったのだが、茶熊学園に入学してから、龍美達には完全に妹同然に扱われていると、龍美が、カスミになりすました手紙を、送っているのであった。
両親も我が子に友達が出来ていることに嬉しそうに話していたのであった。
その時だった、
「母さん、あれなんだ?」
「何でしょう? 行ってみましょうか?」
「そうしよう‼」
何か光を放ちながら神社の境内の方角に落ちていくのを見つけたカスミ父は、カスミ母に質問し、一緒に確認しに落ちてきた光の下に向かったのであった。
「あ、おじさん、おばさん、こんにちは、どうしたの?」
「カゲツ、実は、神社に何か落ちたみたいらしいんでな」
「お父さん急ぎますよ」
「そういうこと‼」
「一緒に行きます‼」
朝宮家は神社に向かう途中で、中性的な顔立ちの弓使いの男、カゲツに遭遇したので、急いでいる理由を尋ねられたのが、カスミ母に急かされてしまったので、カゲツも巻き込んで一緒に神社に向かうことになったのであった。
「なんだ、この光は‼」
「おじさん、光が収まってく」
「こりゃ! たまげた‼ カスミと同じくらい別嬪さんだぞ‼」
「まぁ~どうしましょう、とりあえず、家に運びましょう‼」
「ボクも手伝うよ‼」
神社の賽銭箱の前に落ちていた光が収まっているを見た朝宮一同は、なんと、カスミと同じ黒い長い髪の少女「篠ノ之箒」が倒れていたのであった。
このままほったらかすわけにもいかないので、朝宮夫婦とカゲツは篠ノ之箒を家まで運ぶことにしたのであった。
「う・・・・」
「気が付いたかい?」
「‼」
「目が覚めたのか、安心しなさい」
「はい」
「わたし達にも、あなたと同じくらいの娘がいるんだけど、ちょっと、寮に入っているから、いつ帰って来るかわからないんだけど、お名前聞かせてくれるかしら?」
「・・・思いだせない‼ 何故‼」
「まさか‼ おじさん‼ これ記憶喪失じゃ‼」
「どうやら、余程、怖い思いをしてきたんだろう、どうしようか?」
「このまま、放り出すわけには、あ、そうだわ‼ この子、うちの子になってもらうのは?」
「大丈夫かい、母さん?」
「大丈夫よ‼ 養子の一人二人増えた所で‼ 騒ぐわけないじゃない‼」
「いいんですか? なにも思いださないわたしを」
「別に無理して思いださなくてもいいじゃないか、そうだ、名前言ってなかったね、ボクはカゲツ、カゲツ・トウヅキ、よろしく」
「よろしくお願いします‼」
「名前がないとね、そうだわ、弥生はどうかしら?」
「いいじゃないか、今日から、君は、ヤヨイ・アサミヤで、わたし達の子だ‼ 誰がなんと言おうと」
「はい、今日からお世話になります、お義父さん、お義母さん‼」
朝宮家の部屋で目を覚ました「篠ノ之箒」だったが名前と肝心な幼馴染みのことが思いだせないようで、このままほったらかしては、行き倒れるので、カスミ母は養子にすることを提案したところ、満場一致で、弥生と言う名前を貰って、無事にカスミの妹になったのであった。
「来てくれたのですね、我が、主、お願いです、この場所までたどり着いてください‼」
先ほどの神社の社屋に祀られている二尺三寸の柄巻が赤く、鍔に龍の彫刻が彫られた鞘まで真っ赤な日本刀が、弥生の到着を待ち望んでいたのであった。
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地に落ちた龍
クジョウの島に「篠ノ之箒」だった少女は、いつもと違い凛とした感じがどこへやら行ってしまったのか、自分の名前すら覚えていない記憶喪失状態だったので、朝宮夫妻は察したのか、養子にすることを思い付き、「弥生」と名付けたのであった。
一方その頃、
「おい、大丈夫か?」
「ダメだ、気を失ってる」
「どうなさったの? まぁ‼ わたしの家に運んで、頂戴‼」
此処は明の姉の家がある町で自然豊かな場所に建てられている大きな家に住んでいる、早い話が、獅子神兄妹の伯母の家で、現在は日本在住で家族は五人家族なのだが、今はちょうど学校などで空けているのであった。
そこに、茶髪の髪をツインテールに結っている小柄だが、龍美が転生させる際に、察してあげていたコンプレックスの胸を大きくしてあげたまま、光の小舟に揺られて、屋敷の庭に落ちてきたのは「鳳鈴音」だった少女で、運よく、お手伝いさんが見つけてくれたようで、そして、明の五つ上の姉で、もちろん、不老不死であるため、容姿が、十代に見えるが、これでも孫がいる、魔物退治で報酬を得ている、金髪碧眼の女性、夫も武神である、卯月も駆け寄って、家の中の一室に運ぶように指示を出したのである。
IS「甲龍」はもう失っているのであった。
ISスーツではなく、制服に着替えさせられていたのであった。
「う~ん」
「奥様‼」
「あら、気が付いたのね」
「\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?」
「落ち付いて頂戴‼ 此処は、わたしの家、ごめんなさい、ここの家の主の妻、明神、卯月よ」
「あたし、誰だかわからない・・・;つД`)」
「ちょっと見せてもらうわね・・・・(この子、今までこんなにつらいことを)」
またに、泊まりに来る、獅子神兄妹達の為の部屋の和室の布団で目が覚めた「鳳鈴音」に気づいた、卯月は知らない場所で目が覚めて暴れてしまった「鈴音」を落ち着かせて、名乗ったのだが、「鳳鈴音」だった過去を思い出せなく、そして、幼馴染みの少年の名すら思い出せないという、記憶喪失の症状が見受けられたので、卯月は、医者でもあるので、「鳳鈴音」の記憶を見ることにしたのであった。
そう、一夏達に出会って、そして、IS学園で再会するまでの間に、降りかかった不幸が招いたのだと、気づいたのであった。
「しばらく、ウチで暮らしてみたらどうかしら?」
「いいんですか?」
「勿論、うちの子達だって、受け入れてくれるわよ‼」
「はい、よろしくお願いします・・・」
卯月はこのままIS学園に送りつけてしまっては、大騒ぎになることは不味いので、しばらく、家で引き取ることになったのであった。
「我が、主、来てください」
家の蔵に保管されている朱色の二尺三寸の日本刀は主を待っていた。
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御子の名を持つ少女
明の姉の家に「鳳鈴音」が転生し、保護された頃、超神次元ゲイムギョウ界に光の小舟に乗せられた転生者が舞い降りたのであった。
「ねぇ、起きて、風邪ひくよ‼」
「どうしよう‼ 太陽‼ 月華‼ ランスロット‼」
「マスター‼ 人が倒れてる、部屋に運んで置くよ」
「任せた‼」
「もう‼ お姉ちゃん<`~´>‼‼」
超神次元ゲイムギョウ界のラステイション郊外に佇む二階建ての一軒家の我が家に帰って来ていた龍翔夫妻と太陽と月華とランスロットは部屋に荷物を置いていたらしく、なのはが外を見ていたことで気を失っている「シャルロット・デュノア」を見つけたのであった。
龍美は敢て、超神次元ゲイムギョウ界のラステイションに転生させることで、空龍となのは夫妻に見つけさせることによって新しい家族として扱ってくれることを願っていたのであった。
なのはが気を失って行き倒れ同然で倒れていた「シャルロット・デュノア」を見つけたので、すぐさま、太陽達を呼んで部屋に運ばせたのであった。
「・・・う~ん」
「目が覚めたんだね」
「此処は?」
「ちょっと待って、今、マスター呼んでくるから」
「?」
部屋のベッドで寝かされていた「シャルロット」が目を覚ましたので、太陽のサーヴァントのランスロットは、介抱していたようで、「シャルロット」が目が覚ましたことをマスターである太陽達を呼びに向かったのであった。
「シャルロット」は、見慣れない部屋の装飾を見渡しながら考えていたのであった。
「起きたんだ、わたしは、なのは、獅子神なのは、名前は?」
「あれ、思い出せない・・・」
「それって、記憶喪失、ちょっと、見せてね(神様になってこの力を使うのって、始めてだから緊張するな)」
「・・・・(なんだろう、ボク、この人の声、聞き覚えが・・・)」
見渡していたら、そこに、主の妻であり、声が、篠ノ之束と似ている人物、旧姓高町、今は、獅子神なのはがランスロットに連れらて部屋に入ってきたのである。
なのはが自己紹介をしたので名乗ろうとしたが、案の定、龍美が記憶に封印を施していたようで、自分の名前すら思い出せない状態を見たなのはは、龍神になって初めての他人の記憶を垣間見ることになったのであった。
でなのはが見たものは、
「お母さん‼ わ~ん‼」
「そっか、お父さんに道具として産まれたんだ」
デュノア社長の愛人のことして生を受けて、父親の愛情を知らず、言われるがまま、一夏のISのデータを盗み出そうとするが、失敗して、そして女であることが公になって、見捨てられたが、一夏達と出会い、そして、今に至ることを知ったなのはが取った行動は、
「え‼」
「苦しかったね、もう大丈夫」
「え、暖かい」
「今日から、君の、ママになってあげる‼」
「でも・・・」
【シャルロット・デュノア】に抱きつき、そして、なのはは養子として迎え入れると言ったのであった。
「主様‼」
超神次元ゲイムギョウ界のラステイションのとある洞窟に隠されている日本刀に宿りし龍の魂が主の到着を心待ちにしていたのであった。
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銀から茶色
空龍&なのは夫妻に保護された「シャルロット・デュノア」は記憶喪失と言うよりか、龍美が転生させる際に、記憶を消していたと言った方が正しいだろう、なのはは、龍神になって初めて他人の記憶を覗き、「シャルロット・デュノア」という目の前にいる人物が、愛人に産ませた妾にして、道具同然に使われて、一夏達に会うまでの出来事を見て、このまま、ほって置いたら、行けないと、なのはは「シャルロット・デュノア」に抱き付き、引き取って、養子にすることで、フランスの妨害を防ぐことにしたのであった。
「そうだ、星奈ってどう?」
「星奈?」
「うん、今日から、獅子神星奈だよ‼」
「はい、え~と?」
「歳が近いからだね、お義母さんでいいよ」
「お義母さん‼」
「なんだ、もう元気になったのか、どうだ? 風呂一緒に入らねぇ??」
「うん‼」
なのはが養子として引き取る際に、戸籍を作るので、新しい名前の方が良いと考えて、「星奈」と名付けて、「シャルロット・デュノア」としてではなく、もう「星奈」という人物として扱うことを決めたのであった。
ちょうどそこに、太陽が、星奈に一緒にお風呂に入らないかと誘ってきたので、星奈も一緒に入ることになったのであった。
「起きるんや‼ こんなとこで寝たら、風邪ひくで(≧◇≦)<‼」
「ベシ‼ ベシ‼」
「お姉ちゃん、そんなに叩いたら死んじゃうよ<`~´>‼」
「とりあえず、部屋に運ぶんや‼」
もう一人の一夏大奥の一人、「ラウラ」は、龍美が転生させる際に、髪を銀髪から茶髪のロングヘアーになっており、完全に、ドイツ代表だった「ラウラ」の見る影もなく、胸も大きくされていたのであった。
龍美が敢て、御子神姉妹に合わせたことである。
気を失っていたので、はやてが「ラウラ」のIS学園の制服の襟を持って、頬を往復ビンタし始めたのだが、一行に起きるどころか、あの世に送るのではないかと言わんばかりにビンタを繰り出していたので、流石の大龍もはやてを止めたのであった。
はやてを止めて、部屋に運び入れて、ベッドで寝かしたのであった。
眼帯はなく、両の瞳とも、空色になっていたのであった。
「う~ん、ここは‼」
「起きたんやな‼ ここは」
「・・・・」
「探しもんは、これやろ、なんで、こんな危ないもん、持ってるとかは、見逃したるさかい」
「一つ聞きたい、\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/わたしハダアレ?」
「つらかったやな、もう大丈夫や‼ この八神じゃなかった、御子神はやてが、お母ちゃんになったるで‼」
見知らぬ場所で目が覚めた所にはやてがいたので、記憶が無いが、体が覚えていたのか、ナイフを抜刀しようとしたが、運び入れる際にはやてが鞘ごと取り上げていたので、我に帰って、自分が記憶喪失だと言うことに気が付いたのだが、はやてが母親宣言してしまったのであった。
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白き刃
超神次元ゲイムギョウ界のルウィー領の街はずれの御子神家で保護された「ラウラ・ボーデヴィッヒ」頃の銀髪に右紅左金だったオッドアイから、両目の瞳は、空色寄りの鮮やかな碧眼に統一されており、銀髪だった色が、御子神兄妹と同じクリーム色に変わっていたことより、一夏達と過ごした記憶が封印されて、軍人だった少女かと言うくらいに、怯えだしたので、旧姓八神、現、御子神はやては、母親になってやると言い出したのである。
自身も、つい最近、検査で、最愛の夫、龍臣との間に、子を身籠ったことが判明し、しばらくは、茶熊学園の体育の授業は受けなくてもいいと許可を貰って、出産が終わるまでは、補修を受けることになっていたのであった。
そんなことはさて置き、以前、御子神兄妹の実母、瑞樹が渡していた物が持ていられない実技だったところを狙われてしまったというのであった。
「ホンマやったら、妹やねんけど、あっちのお義母さんも許してくれてるし、そうなやな(なんか、この子、チンクに似とるんやけど)そうや‼ なぎさ‼ 今日から、御子神なぎさや‼」
「なぎさ、うん、ありがとうございます。」
「それに敬語はいらんで」
「お義母さん‼」
はやては名前が無いと困るので、とりあえず、内心、元部下になんとなく似ていると思いながら、疾風と言う風に由来することで、凪を文字って、なぎさと命名したのであった。
「ラウラ・ボーデヴィッヒ」だった少女は、喜んでいたのであった。
「さてと、ん?」
「どうかしたのか? ‼ しっかりするんだ‼ とりあえず、家に運ぶぞ‼」
「はい、大将‼」
此処は妖怪と人間が暮らしている片田舎「野井原」という場所で、鬼斬り役十二家がひとつ、第六位に位置する、光渡しと言う所謂、エステル達が使える、「シャープネス」のような術なのだが、今では、龍華がセフィロスのような怨霊を打ち倒す際に使った、大魔術、セイバー曰く「固有結界」に分類される「
村まで買い出しに行っていた帰りに光の小舟を見つけたらしく、それが、自宅に向かっているではないかというので、急いで追いかけて行ったのであったというのが真相だったのである。
このままほって置いたら、妖怪に何されるか溜まったもんじゃないので、家まで運ぶことにしたのであった。
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支部長
野井原の地に転生を果たした織斑一夏は、そこに住む、武神、鬼斬り役第六位、天河家現在当主、天河悠馬に保護されて、今IS学園で起きている真実を教えてもらった一夏は、悠馬に次元武偵の資格を取ることを薦められ、そして名前を変えるために、天河家に養子として迎え入れられたのであった。
「大将‼ 大変だ‼ 文が来てくれって‼」
「なんだろ、一緒に来るか?」
「はい‼」
天河家の蔵を管理している妖怪、文から急いで蔵に来て欲しいというので、一夏も付いて行くことになったのであった。
一夏達がルエル・サクラリッジに襲撃された同時刻、冬龍と夏龍が仕事に取り掛かっていたのであった。
それは、
「ドカ~ン‼」
「なんだ‼」
「おっさん、アンタが、亡国企業と裏で繋がってるっていう、黒鉄巌、そろそろ舞台から降りてくれませんかね?」
「おい‼ 誰かいないのか‼」
「あ、そういえばここに時、変な奴らに襲われたから」
「コテンパンにして、寝てるから来ないです‼」
「なんだと<`~´>‼」
日本魔導士支部を壊滅させるというとんでもない仕事を冬龍と夏龍とルーシーの三人だけで、行うことになったのだが、ここは日頃の成果を発揮できると言うこともあって、アサルトライフルや、ハンドガンの攻撃を通路や階段、時にはエレベーターなどを使うという大人顔負けの兵法で最上階の支部長室に辿り着いたのであった。
基本、ルーシーは近くにあった鉢植えの樹木を軽々と持ち上げて、
「行くのだ‼」
「ふざけんな~‼」
「こんなモン‼」
「がら空きだよ‼」
「ゲフ‼」
「化けもんだ‼」
といった感じで潜んでいた特殊部隊が泣いて逃げ出すという有様であっさり最上階に到着したというのである。
やはり子どもと言うことで実力を見誤った特殊部隊の男性は、拳に炎を纏わせて殴ってきたが、ルーシーが投げ飛ばしていた鉢植えを殴っていただけどそれを囮にした、冬龍と夏龍が一瞬で懐に潜り込んで、顎目掛けて、アッパーカットで突き上げる特技、セネル直伝、「噴竜撃」を叩き込み気絶したのである。
そんなこんなで現在最上階であった。
「ガキが‼」
「認めらどうなのだ‼」
「おっさん、アンタ、右腕に付けられた傷、それ龍姫叔母さんに付けられたんだろ?」
「貴様‼」
最上階の支部長室で対面した黒鉄一輝の父、黒鉄巌は、もう目の前の現実から逃げており、右腕の傷が、目の前居る冬龍と夏龍の叔母、龍姫に付けられた傷であり、そして、自分に傷をつけた龍姫のことを今でも憎んでいたのであった。
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最弱
IS学園が襲撃される数分前、日本魔導士支部に乗り込んだ冬龍達は最上階で踏ん反り帰っているであろう、黒鉄巌の身柄を確保しに最上階に問題なく到着したのであった。
冬龍と夏龍の顔を見た黒鉄巌は、自分に傷を負わせた龍姫にいまだに憎悪の炎を燃やしていたが、十年前のことだったので、龍姫が女であることを知らずに世界中を探させるという指示を出してたのであった。
だが、もう黒鉄巌の天下も落日を迎えようとしていたのは時間の問題なのである。
「ガキの分際で‼」
「これでも喰らえなのだ‼」
「なんな・・・と‼」
「残念でした‼ 牙狼撃‼」
「なんだと・・・」
「さてと、帰ろうぜ」
黒鉄巌の実力は全くと言って、冬龍達の足元にも及ばなく、ここでもルーシーが投げたごみ箱を囮にした作戦が成功して、懐に入った冬龍は、ユーリに教わったボディブローを叩き込んで蹲った黒鉄巌の身柄を確保したのであった。
一方で、
「此処か、頑張れよ‼」
「ああ、行ってくる‼」
「一輝・・・」
無事に黒鉄一輝とステラ・ヴァーミリオンを鍛え上げたビスケは、黒金巌の妨害を冬龍達が防いでいる間に七星武祭会場まで送り届けることが出来たのであった。
だが、ステラは何かに気づいていたのか思いを寄せている黒鉄一輝の身に何かが起きそうでならないと言った感じで、七星武祭会場に足を踏み入れたのであった。
「いやな予感がするから、早く、七星武祭に行かないと‼」
「そうなのだ‼」
「ああ、ルエル・サクラリッジ、絶対におまえは許さない‼」
「立て‼」
「貴様ら‼ こんなことをして許されると思っているのか‼」
「ダメな大人なのだ‼」
「七星武祭の会場へ‼」
天界の特殊部隊が到着し、黒金巌の身柄を確保したので、冬龍達は急いで七星武祭の会場に赴くことにしたのであった。
先ほど、IS学園がルエル・サクラリッジの手に墜ちて、一夏達が命を落としたと、叔母たちから訃報のお知らせが舞い込んできたので、愉快な道化達が黒鉄一輝の命を狙っているのではという考えに至ったので、冬龍達は一旦フラクシナス経由で、七星武祭の会場に向かったのであった。
「此処が、七星武祭の会場か」
「ヴィヴィオは来てないのか」
「叔母さん達も、あっちの片づけがあるから来れないし」
「今何時?」
「もうすぐ、三時半を過ぎた所だね」
「龍姫叔母さん達も遅れそうだな」
無事に七星武祭の会場に到着した冬龍達はいつでも戦闘が出来る位置について黒鉄一輝の試合を観戦することになったのであった。
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高笑い
日本魔導士支部、支部長、黒鉄巌の身柄を確保した冬龍達は、叔母たちからIS学園が襲撃されて、一夏を含む、六名が命を落としたと最悪な知らせを聞かされて、もしやと思い、若干9歳でもう、叔母達とのパーティーメンバー入りする実力を付けた冬龍が感づいて、黒鉄巌の身柄を治安部隊に引き渡して、七星武祭の予選会場に急いだのであった。
「さて、いろいろ聞かせてもらおうか、元、日本魔導士支部長さん‼」
「このわたしを誰だと思っている‼」
「悪いが、アンタのを味方する弁護士はいない、それに、散々やらかした以上はちゃんと払ってもらいますよ‼ 亡国企業に協力し、二年前、織斑一夏を誘拐したメンバーで裏で操っていたの、アンタなんだろ?」
「ふん‼」
「これを見ても、言い逃れできるのか?」
天界の治安部隊に逮捕した黒金巌の取り調べが行われていたのであった。
頑なに自分の犯した罪を認めとうとしない黒鉄巌は、まるで、わがままを言っている子供様な態度を取り出したのであった。
だが、これも想定内だったので、治安部隊の一人が徐にノートパソコンのキーボードを操作して、とある映像を見せたのであった。
それは、
「こいつが、世界最強のIS使いの実の弟か、ふん、あの
「何‼」
「この人、アンタにそっくりだけど、それに織斑一夏が抵抗したんだろ、その時にあんた、柱にぶつかって、手を切ってる」
「証拠隠滅は‼」
「はい、自供ありがとうございます‼ そう、あんた暗かったのか、血痕を残していくというミスを犯した、それを上から圧力で隠滅し、そして、テロ組織と協力したんだろ」
「おのれ~‼」
「あんたは、もう言い逃れできない、それに、アンタにはIS学園襲撃殺人事件の共犯者であり、殺人教唆までやらかした‼」
「ふん、だがもう遅い‼
「何‼」
「あいつに、魔力量が少ないことを知ると、ある者に、頼んで、埋め込ませた」
「まさか‼ エアルか‼」
「そうさ、あのガキどもが着くころには」
なんと二年前ドイツで行られていたISのオリンピックで世界最強、織斑千冬を優勝させないために、弟、織斑一夏を誘拐し、監禁した建物に前もって隠してあったカメラで撮影していた映像に映っていた映像に、はっきりと黒鉄巌本人が写っており、本人はねつ造だと言い張ったが、一夏に抵抗されて柱にぶつかって、出血して、血痕が残っていたのと、あっさりと自供したので、完全に言い逃れできない状況になったのにも関わらず、余裕の笑みをこぼしていたのである。
そう、黒鉄巌は幼くして魔力量が無い、一輝を、ダグラスと同様に、瘴気を埋め込ませたというのだ、それも致死量を、勝利を確信した黒鉄巌は高笑いをしていたのだった。
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情けない高校生、桐原静矢の段
黒鉄巌はヨーゼフに頼み、我が子である、一輝を実験台に提供し、体内にいつ魔物化してもおかしくない量の瘴気を取り込ませたというのである。
「あんた‼ 自分の子どもがどうなってもいいのかよ‼」
「ふん‼ あんなできそこない知らん‼」
「そうか、わりぃが、アンタら一家、全員逮捕しちまったからな」
「なんだと(゚Д゚)ノ‼」
「出るわ出るわ‼ 脱税に、裏金の帳簿‼」
「おのれ~‼」
流石の治安部隊員でもこれには怒りを隠せないようで、叱咤したが被疑者である、黒鉄巌は勝ち誇ったかのような顔でいたので、自宅のガサ入れで余罪の証拠がてんこ盛り出たと明かした瞬間、目の色を変えた黒鉄巌だった。
「冬龍、行くぜ‼」
「わかったなのだ‼」
「ふはははっはは‼ ボクの
七星武祭の選抜戦で今まさに、黒鉄一輝VS桐原静矢が試合を行っていたのだが、夏龍が桐原が完全に、黒鉄一輝を殺すことに気付いたので、桐原静矢が使った狩人の森が発動したと同時に、会場の観客にばれないように、散っていた冬龍とルーシーに合図を送って、桐原静矢の狩人の森に特攻していったのである。
「君達‼」
「一輝さん‼」
「危ないのだ‼」
「あっちは、オレたちには興味ないだろうし、それに、完全に、相手、ちびってるよな」
「うん、変なにおいがしてきたよ‼」
「さて、ここは、ボクに任せて、夢幻召喚‼ バーサーカ‼」
「あの~試合中なんだけど‼」
「ルーシー、これ、あそこに投げて‼」
「まかせろなのだ‼」
もちろん黒鉄一輝を失格にしているのだが、命には代えられない以上、病む終えないので、何とか保護対象の、黒鉄一輝を見つけたのは良いが、ルーシーの足元に矢が飛んできたが、完全に相手の桐原静矢は、冬龍達のことに興味がなかったので、それが災いしたか、ほっとしたのか、ちびったらしく、その匂いに夏龍が気づいたので、敢て、矢を放つ方向を言うという馬鹿丸出しの戦法だったこともあり、尚且つ、雑木林を作り上げてしまったことで、冬龍がバーサーカーのカードで、義母、フェイトのバリアジャケットを装着し、近くの大木を斧形態にしたバルディッシュで伐採して、怪力のルーシーが冬龍が指示した方向に投げたのであった。
すると、冬龍の読み通り、
「にぎゃあぁっぁぁっぁ(゚Д゚)ノ‼」
「死んだの(゚Д゚)ノ‼」
「避けたみたいだな」
「ガキが‼」
「武器はいらねえな‼」
「ボキッ‼」
桐原の悲鳴が聞こえてきたので、夏龍が近づくと、ルーシーが投げ飛ばした大木を間一髪で避けて、おもらしをしている眼鏡を掛けた男子生徒、桐原静矢が居て、夏龍を見るなり完全に子どもと見下していたので、自分が得意な遠距離戦に持ちこもうとしたが、それが桐原静矢が墓穴を掘った瞬間だった、それを見逃すほど、馬鹿ではない、夏龍は、アーチャーのカードで具現化した存在である自分が、弓での勝負は完全に手加減が出来ないので、敢て、逃げ出す前に、ローキックを繰り出して、桐原静矢の右足を蹴り、如何にも鈍器で殴ったような音がした瞬間、
「にgyぁぁぁぁあくぇrちゅいおp(゚Д゚)ノ‼」
「ガキに蹴られたくらいで折れるのか、最近の高校生って」
「なんと‼ 乱入者は‼ 子供だ‼」
どうやら、完全に折れてしまったようで、発動していた狩人の森が消えていたので、実況席及び観客席から完全に丸見えになってしまったのであった。
桐原静矢の醜態及び失禁、そして小学生に完全敗北したという桐原静矢と言う男が公衆の面前に晒されたのであった。
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エピタフ見参
完全に黒鉄巌の差し金だった桐原静矢は、見事無残に、目の前にいる小学生にして、次元武偵資格を得た、冬龍の別人格実際は、ジェイル達によってこの世を去った、冬龍の双子の姉であるが、とある事件で分離したことで、肉体を得ている、オレっ子の女の子、夏龍にローキックと言うムエタイの蹴りを喰らっただけで、のたうち回っているという挙句、失禁してしまうという失態を公衆の面前で曝すという結果で一応勝負には勝ったものの、完全に再起不能に陥って、取り巻きだった女子達も離れていったのであった。
「ごめんなさい、こうするしか、黒鉄巌の企みを防げなかったので」
「いいんだ、助けてくれたんだ、君達を責める気にはなれないよ‼」
「はい‼」
「さて、この馬鹿とアホ、どうするよ、完全に逝ってるぜ‼」
「行くっていう字が違うような?」
試合会場でのたうち回っている桐原静矢はというと、結局、夏龍に蹴りを入れられて、喝を入れられるという、完全に小学生より子どもだったのであった。
そのまま干される結果になった桐原静矢を放置したまま、冬龍達は、自分達が助けるためとはいえ、その所為で、反則負けということになってしまった黒鉄一輝に土下座で三人そろって謝罪したのだが、黒鉄一輝は自分が年下の女の子に、土下座をさせていることに申し訳なく逆に謝罪し、なんとか切りぬけたのだが、完全に観客が暴徒化する寸前になっていたのである。
だが、冬龍達の悪い予感が当たってしまうのである。
「う‼」
「一輝‼」
「一輝さん‼」
「しっかりするのだ‼」
「これ、瘴気、卑しき闇を退け‼ リカバー‼」
「はぁ、はぁ、助かった、ありがとう、また助けられた」
そう、黒鉄巌が幼い我が子でである一輝を科学者でエピタフのことを神と崇めており、ダグラス達が被害を受けたヨーゼフが埋め込んだ瘴気が漏れ出して、一輝が蹲り、自我を保とうともがいていた。
ステラVも一輝のもがき苦しむ姿を見て駆け寄ってきたのである。
冬龍は、叔母や祖母やエステル達のような、高度な治癒術を使えないが、一か八かで治癒術を掛けてみたら何とか一輝は持ち堪えたのであった。
だが、そこに、
「ぎゃははっははは‼」
「おまえ‼ エピタフ‼」
「残念でした‼ そんな魔法じゃ、このエピタフの埋め込んだ闇は取り除けませ~ん‼ 一輝、皆殺しにしなさい‼」
「やめろ‼」
「うわぁっぁぁぁっぁ‼」
「一輝‼」
あの闇、所謂、瘴気を操り、魔物達を暴徒化している張本人、まるでピエロのような姿の男にして、ヨーゼフが神と崇める存在、エピタフが姿を現し、冬龍が施した治癒術で取り除いた瘴気をまた一輝の肉体が破壊する致死量の瘴気を一気に埋め込んでしまったのであった。
夏龍が、干将・莫耶を投影して、斬りかかったがエピタフが空間移動で逃げられてしまったのであった。
そして、一輝がもがき苦しみ、そして、
「嘘でしょ、一輝‼ 離して‼」
「す・・・て・・・ら・・・にげ・・・ろ、ころ・・してく・・・れ」
「(こういう時、叔母さんがいてくれたら)」
「諦めるな‼」
「え、叔母さん?」
「いい、冬龍、夏龍、叔母さん達、そっちに行けない、けど、教えてあげた歌で」
「うん、ありがとう、龍姫叔母さん」
瘴気の魔人と化してしまったのであった。
冬龍は、どうすることもできないと落胆した瞬間、念話で、叔母、龍姫の激が飛んできて、自分でも叔母のように歌で浄化できると叱咤されて、冬龍は、
「わたしに~♫ 出来ること~♫ 一つずつかなえたい~♫」
「うああっぁっぁぁぁ‼」
「一輝‼」
「お花のプレゼント!」
「レナ‼」
叔母からウォークマンをお下がりでもらった時に入っていた今日から一曲、ワンフレーズだけ歌って、瘴気の魔人とかした一輝が徐々に自我を取り戻したようで、元の姿に戻って行ったところに、ブロンシュテイン島、クライムシンク要塞で助け出した、少女、レナが、槍を持って、現れて、傷を自動回復できる能力を冬龍達に付与したのであった。
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エピタフの操り人形
七星武祭選抜会場に無事に到着して、黒鉄一輝を保護するために桐原静矢との試合に乱入して、桐原静矢は矢をルーシーの立っていた近くに放ったので、完全に殺す気だったのだが、冬龍と夏龍に殺気がダダ漏れだったのと、余裕からくる優越感を表す高笑いで居場所を察知されて、冬龍に逆に狩人の森の大木を利用されて、泣きわめく、失禁、命乞い、さらに、夏龍が小学生だとわかった瞬間の大人気ない遠距離戦への移行、だが、それは転移術が使える夏龍には無意味で、落ち着かれて、ローキックを喰らって、のたうち回っているのであった。
だが、黒鉄一輝の埋め込まれた瘴気が暴走し、一回は冬龍が治癒術で抑え込んだが、闇の幹部、ピエロのような姿の人物、エピタフが姿を見せて会場は大騒ぎになり、また、黒鉄一輝に瘴気を流し込んで暴走させて、瘴気の魔人と化したのだが、叔母に一喝された冬龍が、ワンフレーズだけ歌って、一輝の体内に流し込まれた瘴気を浄化し、思ってもない強力な助っ人、レナが駆けつけてくれて、桐原静矢は以外に、自動回復を施したのであった。
「最弱を持って、おまえの最強を打ち破る‼」
「ぎゃははははは‼」
「とうとう、自分の立場が危なくなって、おかしくなちゃったのかしら?」
「違う‼」
「流石‼ ガキは物分かりが良いですね、黒鉄一輝に仕込んだ瘴気はまだあるんですよ‼」
「何‼ う‼」
「一輝(さん)お兄ちゃん‼」
「逃げろ・・・殺す(殺してくれ)白の巫女」
「ぎゃははっはは‼」
一気に形勢逆転したかに見えたのだが、エピタフが急に笑い出した瞬間、何やら呟き、また一輝が蹲って、自我を失いかけていたのであった。
冬龍が気づいたときはもう既に後の祭りで、一輝はまた元の姿のまま、操られてしまったのであった。
そして漆黒の日本刀を正眼に構えながら自分を殺して欲しいとステラVに頼みだしたのであった。
その光景を見ていた夏龍に斬りかかられたエピタフがまた姿を晦ましたのであった。
「やるしかないの‼」
「こ・・・ろ・・・す‼」
「お兄ちゃん‼ やめて‼」
「レナの能力でも無理なのか‼」
「ボク達の歌でも効果が無い‼」
エピタフを追いたいが、エピタフの方が次元移動で逃げてしまい、一輝が完全に気絶させるしかなかった。
冬龍達に一輝を戦わせるわけにはいかなかったステラ・ヴァーミリオンは、スタンのソーディアン「ディムロス」のような炎を纏った剣を実体化し、構えたのであった。
完全に、刺し違う覚悟で。
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転生間へ来た、最弱、
黒鉄一輝がエピタフの奥の手で操られてしまい、戦うしか助ける方法が無くなってしまった冬龍達だったが、ステラ・ヴァーミリオンが立ちはだかり、炎を纏った剣を実体化させて、刺し違える覚悟だという目をした状態で、エピタフに操らている一輝に剣を向けて、
「一輝‼」
「うぉおおお‼」
「見ちゃダメ‼」
「え‼」
「ザクッ‼」
特攻を仕掛けて行ったのである。
冬龍は咄嗟にレナの顔を覆うように抱きつき、夏龍とルーシーは目を背けたのである。
それから何かが刺さった音し、倒れた音が聞こえてきたのである。
「一輝・・・」
「ステラ・・・」
「うわぁっぁっぁぁぁぁ‼」
そう一輝とステラはお互いの心臓を貫き、そして抱き合うように倒れて、そして、口づけをしたまま息を引き取ってしまい、それを止めることが出来なかった夏龍とルーシーはその場で絶叫したのであった。
それから数分が経って、
「オレたち、助けられなかった・・・」
「一輝とステラは何を守って死んでいったの、それがわからない夏龍達じゃないでしょ」
「あ、そうだな」
叔母達が駆けつけてくれて現場検証に入り、事情聴取を受けていた夏龍は目の前で助けられた命を救うことが出来なかったと涙ながら、落胆していたのであった。
龍姫は、織斑千冬なら怒っていたのであろうこの状況を敢て、優しく、以前、ユーリがドンが切腹した際に、カロルに言った言葉を言うと、元気を取り戻したのであった。
そして数日後、
「兄を助けて下さって」
「・・・・?」
「十年前のことですから」
「あの子、これから一人で生きていけるはずだね」
「うん」
黒鉄家で一応、唯一、一輝のことを気にかけていた存在の妹、珠雫が龍姫にお礼を言いにわざわざ、都立来禅高校の校門前で、放課後になるまで待っていたらしく、龍姫に、兄、一輝を助けてくれたことにお礼を言って、走り去っていったのであった。
父親の黒鉄巌とは完全に親子関係が壊滅していたこともあって、今はもう黒鉄家の地位は無くなったも同然、それに巌に下された判決は、無期懲役、つまり一生、塀の向こうで暮らすという実刑判決を言い渡されたらしく、控訴しているという。
龍姫達は走り去っていく、珠雫の姿を見えなくなるまで、強く生きて行けるだろうと言い、帰路に発ったのであった。
「う、ここは?」
「一輝、頭、輪っかが‼」
「ようこそ、転生の間に、わたしは、今日の導き手、綾姫と申します」
「あ、どうも(なんとなく、どこかであった気が)」
龍月が戦乙女ヴァルキリーが送ってきた魂が、まさかの黒鉄一輝とステラ・ヴァーミリ恩だったのが、あまり気にしないで、綾御前の別名を名乗ったのであった。
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最弱の転生
IS学園組の転生が行われていると同時に行われている龍月が担当している転生の間に、黒鉄一輝とステラ・ヴァーミリオンがやって来て、着物姿で仮面で顔を隠している龍月こと綾御前が転生の儀式を執り行うことになったのである。
相変わらずの天然を繰り出す一輝に突っ込みまくるステラを見て、龍月こと綾御前はくすくすと笑っていたのであった。
「さてと、黒鉄一輝さん、あなたにこれをお渡しします」
「なんだ、この光は?」
「それと、ステラさんも何かご希望がございましたら、力の限り、お受けします」
「そうね、髪色を地毛を金髪になりたないと思ったけど、このままでいい、一輝と一緒ならどんなことでも乗り越えていけるし‼」
「うふふ、良い夫婦になれますよ、では、ご武運を‼」
綾御前が光の球体を黒鉄一輝の体内に入れて、ステラ・ヴァーミリオンに何か転生の特権はいらないのかと丁寧語で質問したところ一輝がいるならどこでもいいと言ったので、綾御前、龍月が良き旅路へと誘ったのであった。
「ステラ、例え、姿が変わろうと、必ず会いに行く‼」
「ええ、絶対よ‼」
二人は別の場所に転生をするようで、絶対に会いに行くと誓いを立てて、二人は光の小舟に乗って行ったのであった。
「なんだ?」
「何か落ちてきた(゚Д゚)ノ!」
「此処はどこ?」
「とりあえず、家に連れ帰った方がいいな、立てるか?」
「はい‼」
黒鉄一輝は、とある屋敷の庭にゆっくりと落ちてきたのである。
それを目撃した男性は、気を失っている黒鉄一輝に駆け寄って、目を覚ましたので、歩けるかと質問された黒鉄一輝は歩けるのだが、なんだか体に力が入らないのが、なんとか、男性の家に到着したのであった。
「そうだ、わたしは、黒神龍次郎」
「オレは、黒鉄一輝です」
「可愛い顔して、カッコイイ名前だな」
「え? すいません、鏡見せてくれませんか?」
「あ、いいよ」
「失礼します」
男性の家は二階建ての庭がある一軒家で、名前は、黒神龍次郎という人物で、黒鉄一輝も名乗ったのだが、主である龍次郎に女の子ような顔だと言われたので、なんでだろうと思い、鏡を貸して貰うことにしたので、龍次郎に断って、洗面台に向かったのである。
「嘘(゚Д゚)ノ‼ オレ・・・よかった」
一輝は洗面台の鏡で自分の顔を見ると、なんと女に見るくらい中性的な顔立ちになっており、髪も背中の中間まで伸びており、つやつやになっていたのであった。
幸い肉体は男のままだったが、一五歳くらいになってしまったのであった。
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一輝の決断
黒鉄一輝が転生した先は、風情ある田舎の屋敷で、そこの主、黒神龍次郎に保護されたのだが、敢て、龍月は、顔を中性的な顔立ち、つまり女顔の少年へと転生させたのであった。
黒鉄一輝はどうやら前世の記憶を持ったまま、転生したので、
「お願いがあるんですが」
「いいだろう、話して見なさい」
「はい、実は・・・」
自分が此処に来るまでの経緯を黒神龍次郎に話すことにしたのであった。
幼い頃から実父である黒鉄巌から魔力が無いという理由だけで、虐待、通っている学校への圧力、それによる留年、そして、実父からの間接的な殺人行為など、今まで経験したことを見知らぬあって間もない、屋敷の主、黒神龍次郎に包み隠さず、何の偽りもなく、すべて話したのであった。
「なるほど、よく、頑張ったな、そうだ、これからどうするのだ? 行く宛はあるのか?」
「実は、自分には、将来を誓い合った、恋人がいます、その人を探しに行こうと」
「だがな、今、君は世間では死んだことになってる」
「あ」
「まさか、その様子だと、考えてなかったんだな(´・ω・`)」
「はい(≧◇≦)‼」
屋敷の主、黒神龍次郎は決して、黒鉄巌のような、吐き気が来る混沌でもなく、鬼でも悪魔でもない、そこは、助け船を出せないわけがないのだが、困ったことが出来てしまった、現在、黒鉄一輝が新聞に載っている通り、死んだごとになっているのと、顔が女顔になっているので、本名の「黒鉄一輝」と名乗れないことに、今まで気づかなかった一輝は笑顔で返事を返したので、龍次郎を呆れさせてしまったのであった。
このままでは路銀を稼いで、ステラ・ヴァーミリオンを探しに行けないことに気付いたのだが、ふと、一輝はある物に目がいったのであった。
「この写真に写ってるのは?」
「ああ、わたしの甥っ子達だよ、妹夫婦がまたに遊びに来るんだよ、ちょうど君と同い年くらいだな、それに、君と一緒で、みんな、武術経験があるんだよ」
「そうなんですか、失礼ですが、妹さんのお名前は?」
「蓮、まだいるんだがな、今は神楽堂家に嫁いでいるんだ」
「神楽堂、あの~鳴流神という名字に心当たりはありませんか?」
「君‼ 龍翔君兄妹のことを知っているのか?」
「実は、十年前に助けてもらったことがあって」
「うむ、それなら話が早い、そうだ、今日から、うちの子にならんか?」
「え、良いんですか?」
「ああ、例え、黒鉄家の圧力があろうが、君は君だ、そして、この黒神家の子だ、血が繋がろうが関係ない」
「はい‼ 不束者ですが、今日からお願いします‼」
そう、龍次郎夫婦と一緒に仲良く並んで写っている神楽堂家の面々を見て、こんな家族に憧れていた自分がいたことを認識していた一輝に龍次郎は養子にならないかと申し出てきたので、一輝はその申し出を受けることになったのであった。
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紅蓮の皇女
黒神龍次郎に保護されて、養子になることになった黒鉄一輝に、ある資格の取得を進めていたのであった。
「次元武偵ですか?」
「そうだ、どのような立場の者が罪を犯している場合、逮捕できる資格、それが次元武偵、簡単に言えば、武器等の所持、資格範囲内の車両の運転等を許されている、甥っ子達もそれを持っている、試験さえ受ければそう難しくない」
「試験か・・・」
「安心しなさい、この試験、黒鉄巌どこか、国家レベルでさえ邪魔できない」
「それじゃあ、ボクでも、次元武偵になれるんだ‼」
「だが、資格を取ってからが肝心、姪っ子達はもう、権力の裏に潜んでいた闇を数々、公にしている、言い方が悪いが、かなり稼いでいる」
「これなら、ありがとう、お義父さん」
「と、その前に戸籍がいる、名前は、そうだな、一に刀と書いて
「一刀」
そう、甥っ子達と同じ次元武偵になってみないかと話をしていたのであった。
一輝は、通っていた学校では、実父の圧力で試験どころか、授業もまともに受けていなかったので、人との関わりに憧れていたのだが、元父、巌の圧力が掛からないかと不安を感じていたのだが、次元武偵がどのような立場の人間が罪を犯した場合でも、逮捕権が得られて、尚且つ、武器などの所持が許されていると言うことを説明した龍次郎だったが、別に言わなくてもいい情報まで言い、そして、一輝は、「黒鉄一輝」改め「黒髪
「とりあえず、運ばないとな」
「そうね、目が覚めたら話を聞きましょう」
ステラ・ヴァーミリオンが転生した場所は、龍美達の暮らしている町からさほど遠くない場所で、そこには、閑静な住宅が建っていたのであった。
そこの住人に倒れている所を保護されたステラ・ヴァーミリオンは、ベッドでしばらく
「一輝、一輝・・・・‼ 此処どこ(゚Д゚)ノ‼」
「あ、びっくりした‼ 目が覚めたのね、ここはおばさんの家よ、自己紹介しないとね、わたしは、神崎祐依っていうんだけど、あなた、お名前は?」
「ステラ・ヴァーミリオンです、もと破軍学園に通っていました」
「あれ、たしか、髪は炎のような紅い髪だったわよね?」
「え、嘘‼」
「安心して、大丈夫‼ 実はこう見えて、あなたと同じ年頃の息子達がいるの」
「あ、起きたようだね、ここの家の主、神崎修司だ」
魘されながら、最愛の一輝の名を呼びながら目が覚めたステラは、あたりを見まわしたのであった。
そこは見慣れない部屋で、そこに自分を助けてくれたのは龍音の婚約者の神崎和真の母にして天界のでの名前、ミヒカリヒメと言う女神、神崎祐依がステラが起きたので自己紹介をしたのであった。
ステラも名乗ったのだが、ふと神崎祐依は報告書に記載された顔写真の髪色と瞳の色が違うことに気付いたので、近くにあった鏡を渡したのであった。
渡された鏡を見たステラは思わず我が目を疑ったのであった。
そう、燃えさかるような赤い髪から、煌びやかな銀髪のロングヘアーに変化しており、瞳の色が黄色から碧眼に変わていたのであった。
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クラトスと一夏
転生し、神崎家に保護されたステラ・ヴァーミリオンは、神崎兄妹の母、祐依が持ってきた立てかけ式の鏡を見て、言葉を失ってしまったのであった。
そう、龍月が転生させる際に、敢て、ステラ・ヴァーミリオンは、死んだことにしておいた方が本人の為だと思って、銀髪碧眼のロングヘアーの艶やかな髪に変わっていたのであった。
ステラ・ヴァーミリオンは、固有霊装までも使えない体になっていたので、自分が築きあげた全てを失った気分になっていただろうか、愛する黒鉄一輝を探す手立てもなき今、どうすることもできない自分に、落ち込む以外出来なかったのであった。
「もう、落ち込んでたら、ダメよ、今日は、遅いからウチに泊まっていきなさい」
「え、良いんですか?」
「ああ、行く宛があるのかい?」
「そうでした、わたし、ステラ・ヴァーミリオンは、死んだことになっていたんでした」
「お風呂入ってるから、入ってらっしゃい」
「お言葉に甘えて、そういえば、わたし着替えが」
「大丈夫、用意してあげるわよ(勇龍ちゃん達に頼んでみるかしら、いろんなサイズの服作ってるし)」
「では、お風呂貰いますね」
落ち込んでいたステラ・ヴァーミリオンに祐依がユーリほどではないが励まし、今日は家に泊まって行くように言い、ステラVは自分が着ていた破軍学園の制服しか服がないことを思いだしたが、祐依が用意すると言って、ステラVはそのままお風呂に向かったのであった。
後で、勇龍達がステラVのスリーサイズに合わせた自作していたコスプレ衣裳の中から私服として着ている、守護女神時代着用していた胸元の露出を失くしたクリアドレスを三着ほど神崎家に、和真達に気づかれないように、ステラが宿泊する部屋と、風呂場に祐依が受け取って、持って行ったのであった。
「IS学園、それと破軍学園、なんで‼」
「一夏達に、一輝とステラVまで‼」
「ああ、この俺様も許せねぇよ」
「ISが魔物に敵わないってわかった上で襲撃だったのだろう、ルエルと言う者は」
「そうね、あたしがISについて調べたところ、完全に、競技と対兵器にしか作られてなかった欠陥品だったわよ‼」
「一夏か、あれからもう二年経つのか」
「なんだ、クラトスは、一夏に会ってるのか?」
「ああ、忘れもしないわたしがとある仕事で、龍美達の母である、剣心と、ドイツという国へ主赴いた時、ドイツはISのモンド・グロッソと言う大会が行われていた、もちろん、一夏の姉、千冬も出場していた、そこで、一夏は、テロ組織に誘拐されてしまった」
「もしかして、クラトスさんが助けたんですよね?」
「ああ、わたしと、後で合流した剣心達、そして、ヴィルフリートで、潜伏先に突入して、一夏を救出した」
「敵は?」
「剣心が一瞬で素手で気絶させてしまった・・・」
アドリビトム組もルエルたちの暴挙に頭に血が上っていたらしく、その横で、クラトスが二年前の織斑一夏を誘拐した組織を潰したことを思いだして、結果、剣心だけでよかったのではないかという認識を持ってしまったのだと話していたのであった。
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紅蓮の皇女と神崎兄妹
バンエルティア号でクラトスが二年前のドイツで誘拐された一夏を救出したことを話したのだが、結果、剣心だけで助けられたのではないかという自分達がいたことを話したのであった。
一方その頃、
「はぁ、一輝、ちゃんと良い人の所に保護されてるかしら?」
ステラⅤは神崎家のお風呂に入りながら黒鉄一輝がちゃんとした人に保護されたのか心配していたのである。
たとえ姿形が変わろうと絶対に会いに行くという約束だけが今の黒鉄一輝とステラ・ヴァーミリオンの支えになっているのである。
「さてと、あがるかしら(固有霊装が使えないし、これから戦闘になったらどうしよう)」
ステラⅤはお風呂から上がることにしたが、内心では、これからもし戦うとなった場合に固有霊装が使えない自分が戦えるのかと考えていたのであった。
「これを着ればいいのね、なかなかいい服ね、なんとなく、破軍学園の制服に似てるけど」
お風呂から上がって脱衣所に設けられていた籠に入っていた祐依がミヒカリヒメである地位を利用し、勇龍達に、用意させた私服として申し分ない露出を失くした白黒のクリアドレスと下着を着用したのであった。
どうやら余程気にいったらしく、脱衣所の鏡で確認していたのであった。
どことなく後ろに付いていた白い大きなリボンで、破軍学園の女子制服に見えなくないのである。
「お先に失礼しました」
「え~と? オレ、神崎和真です 誰ですか(゚Д゚)ノ‼(龍音並のプロポーションだな(;゚Д゚))」
「すいません、お兄ちゃん‼ わたし、妹の神崎美緒です」
「(ここは敢て、本名を名乗った方が良いのかしら?)ステラよ」
「ステラ? あ‼」
「ほら、和真、お風呂に入ってきなさい」
「は~い」
お風呂から上がったステラは内心、一輝の元妹、珠雫と同じ髪色だったことに軽くショックを受けたが、一輝に出会うためなら髪色など気にしていられないと誓い、脱衣所から出たところで、神崎兄妹に遭遇したので、敢て本名で自己紹介をしたのであった。
和真と美緒は完全に、転生したステラ・ヴァーミリオン本人だと言うことに気がついたのであった。
これも次元武偵の経験の賜物なのであろう、和真は母、祐依にお風呂に入ってくるように言われて、お風呂に向かって行ったのであった。
「さてと、どうします、ステラ・ヴァーミリオンさん?」
「‼(この子、なんでわたしのフルネーム知ってるの(;゚Д゚))」
「和真と美緒は、この年で、次元武偵の資格を持ってるから」
「次元武偵?(もしかして、あの子達も)」
流石、一目でステラ・ヴァーミリオンだと見破ってしまった神崎家の末っ子、美緒に呆気にとられてしまったステラに、神崎家の大黒柱、修司から兄妹揃って、次元武偵だと説明したのであった。
ステラVは冬龍達も次元武偵なのかと思っていたのであった。
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神崎祐姫
神崎兄妹に正体がばれてしまったステラは穴があったら入りたいと言う気持ちでいっぱいだったが、神崎兄妹の母、祐依に助け船を出されて、事なきを得たのであった。
「ありがとうございました」
「別に構わないわよ、そういえば、行く宛はあるの?」
「(そういえば、わたし、世間では死んでるし、この髪色だから、国に帰るどころか、パスポートも取れない)」
「だったら、和真達がお風呂から上がってから、食事の時にでも話しましょうか」
ステラは危うく自分が転生していることが世間に公になるところだったので、祐依にお礼を言い、祐依がステラに行く宛があるのかと問いただしたところ、今思うと、ステラⅤは、新聞に書かれている通り、亡くなっていることになっているので、戸籍もない上に、一文無しと言う現状だったことに気が付いたのであった。
冬龍達のことはもみ消していたので、冬龍達のことは書かれてなかったのである。
とりあえず、神崎兄妹がお風呂から上がって来てから話し合うことになったのであった。
「遠慮しないでいいのよ」
「(どうしよう、わたしこう見えて、たくさん食べるし)」
神崎兄妹がお風呂から上がってきたので、夕飯にすることになったのだが、ステラは遠慮しないで良いと言われたが、自分がセイバーと引けを取らないほどの食いしん坊であることにコンプレックスを抱いていたのであった。
「さてと、単刀直入に言うわね、養子にならない?」
「ブ~(゚Д゚)ノ‼」
「母さん‼」
「わたしのお姉さまが増える(≧◇≦)‼」
「いいんですか、わたしのような、者で」
「いいのよ、その前に「ステラ・ヴァーミリオン」は改名しないとね」
やはり、剣心達の学生時代の後輩であるがためか、先輩、剣心性質同様、唐突な発言に吹いてしまったステラだったのである。
流石の和真もツッコミを入れるが、夫、修司はそんなことをよそになるほどと頷き、美緒は姉が出来ることに浮かれていたのであった。
ステラVは自分様な根無し草でもいいのかと質問すると、祐依は気にしないと言ったのであった。
「折角、日本で保護されたんだし、日本人らしい名前がいいですよね、お姉さま(^_-)-☆」
「そうね、もうお姉さまなんだ・・・」
「神崎
「なんか、男らしいけど」
「祐姫、気にいった、今日から不束者ですが、神崎家、長女として、その申し受け、受けいたします、お母様、お父様‼」
「別に様はつけなくていいのよ、普通に呼んで」
「はい、お義母さん、お義父さん‼」
ステラ・ヴァーミリオン改め、神崎家長女、神崎祐姫と名乗ることになったのであった。
戸籍に関しては、天界の職員が根回して、やってくれたのであった。
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紅蓮の銀&白き龍
ステラ・ヴァーミリオン改め、神崎祐姫となって、自分を実の子様に愛してくれている一家ともに食卓を囲んでいるのだが、養子になったので、遠慮しないで良いと言われたので、転生してからというのも、何も食べてなかった、祐姫は遠慮していたのだが、
「お姉ちゃん、よく食べるね、まるでリッドさんとエルさんみたい」
「あんなに良い肉体なのに、まだ大きくなるのか?(特に胸・・・)」
「和真、あんた、ラッキースケベしたことあるんでしょ、わたしもされたからわかるわよ、お姉ちゃんに相談しなさい‼」
「うふふ、元気になったみたいでよかったわ」
「そうだな、祐姫、次元武偵の資格を取ってみないか?」
「ごっくん‼ お父さん、さっきからその次元武偵ってなに?」
「簡単に言えば、武器などの所持を認めらた、逮捕権がある探偵ってところかしら、そのなかでもラタトスクは精鋭揃いで、この子達も、ラタトスクのメンバーよ」
「嘘でしょΣ(゚Д゚)‼」
「固有霊装が使えないお姉ちゃんでは、龍音お姉さまどころか、わたしにも勝てるかどうか心配だけど」
「げ‼ なんで固有霊装が使えないことがばれてんのΣ(゚Д゚)」
「美緒はそういうのに気が付きやすいんだよ」
「母さん譲りの能力だもんな」
元気になったことで食欲が爆発したのか、転生前と同じくらいに大食感になってしまいその喰いっぷりを見た兄妹は絶句して、美緒はアドリビトム組のリッドといい勝負できると評していたのであった。
祐姫は一輝に着替え中に間違えて部屋に入ってこられたラッキースケベの被害者なのか、義弟の和真がラッキースケベを犯していることに気づいていたのであった。
固有霊装が使えない今、義父、修司から次元武偵の資格を取ってみたらどうかと薦められて、次元武偵のこと、そして弟達が、次元武偵の精鋭が集まっているラタトスクのメンバーであることを聞き、祐姫も次元武偵になることにしたのであった。
「あ~食べた」
「お姉ちゃん、一緒に寝よう‼」
「あれ、さっきお姉さまって言ってなかった?」
「実は、お姉ちゃんのほうがいいかなって」
「悪くないわね、今日からよろしくね、美緒」
夕飯を堪能した祐姫は今日から生活を送る部屋のベッドに腰掛けていると、美緒が添い寝をしに来たのであった。
そして、姉妹になった二人は添い寝をして就寝したのであった。
遡ること、数時間前、
「大将、この刀が」
「これは‼」
「‼(なんだ、オレに語りかけてくるのは)」
【待っていたぞ、主、守りたい力がいるのであれば、我を】
「なるほど、そう言ことか、あの子達ではなく、一夏を選んだのか、白龍」
【久しぶりだな、ISという物が現れてから、女尊男卑の世になってしまったのだな、一夏、主と認めよう、誓いの為に、我を存分に振るうがいい】
「オレが、この刀の主」
野井原の地の天河家に保護された織斑一夏を伴って、龍美達の得物が保管されている蔵に保管されていた、二尺二寸の蒼白の日本刀は眩しいくらいの光を放ちながら、東洋の白龍が姿を現して、一夏を継承者として、認めて、一夏の手に収まったのであった。
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白狼龍
一夏が天河家の武器が納めてある蔵に飾られていた一振りの白い柄巻の二尺三寸くらいの長さの日本刀に宿っていた東洋の白龍が姿を現して、一夏を継承者として、選ばれたのであった。
「なんだ、イメージが‼」
「一夏、どうやら、わたし達と同じ能力得たようだね」
「?」
「簡単に言えば、妖術などが使えるようになったんだよ。ほら、見たことあっただろ?」
「そういえば、学園で戦っていた人達、剣と槍とかだけなのに、ビームとか出したっけ」
「あ、そうだ、実は、妹から、もし織斑一夏が死に、ここの地に転生した時、この箱を渡すように言われていた」
「開けて良いですか?」
一夏が白銀の日本刀、名は、白狼龍という二尺三寸の日本刀を手にした瞬間、一夏の頭の中にないかが流れ込んでいる感覚を覚えたのであった。
ISという物よりも強大な力、つまり、魔力または妖力を手に入れてしまったのであった。
その光景を見ていた悠馬は一夏が自分達と同じ能力を得ていると説明し、そして、妹、剣心から一夏が野井原の地に転生し、天河家に辿り着くようならば、渡して欲しいと言われた小さな木製の小箱を渡したのであった。
一夏がその小箱を開けてみると中に入っていたのは、
「これって?」
【マスター認証、ですが、織斑一夏として認証できません】
「インテリジェントデバイスだな、ISよりもスゴイバリアジャケットという物を装備できる、それと、その白狼龍は、神装機竜と呼ばれるを装備できる
「神装機竜‼(ルクスのか‼)」
白い宝玉が嵌められていたペンダントが入っていたのだが、認識エラーが発生している音声が流れたのである。
悠馬はそれがインテリジェントデバイスであると言うことを説明して、なんと、一夏を継承者として認めた白龍の魂が宿っていたのは、ルクスの世界に置いて、ISより一回り大きな物らしく、一夏とルクス、並びに異世界人のアドリビトム組などを除けば、女性しか動かせないIS(インフィニット・ストラトス)とは違い、神装機竜は主と認められば、男女構わず、武装できるという物で、なぜか、刀剣の形が多く見られているのであった。
「さて、家に戻ろうか、わたしの子としての名を付けないとな」
「はい‼」
「うむ、後で、次元武偵の申請をやっておく、そろそろ昼飯だしな」
一夏は転生の代償として失ったIS「百式」そして、「織斑千冬」の影というと向き合うため、新たな相棒にして人の言葉を話せる白狼龍「サンクチュアリガード」とインテリジェントデバイスを手に入れた「織斑一夏」は天河家に養子になることになったのであった。
機攻殻剣の元ネタは、VGのユニット名
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天夏
転生の代償に失ったIS「白式」の代わりに、真っ白い真珠が嵌められたシルバーアクセサリーのペンダントのインテリジェントデバイスと、ルクスの機攻殻剣とは違い、スタン達のソーディアンと同じく人格が宿った二尺三寸の白銀の日本刀型の機攻殻剣「サンクチュアリガード」を手に入れた一夏は、現在天河家当主で、剣心の実兄、天河悠馬ともに家に戻っていたのであった。
「希望があれば、改名を行ってみてくれ」
「はい、もう、自分は「織斑一夏」いや「織斑」との因縁を断つべく、思いついたの名前は、「天河天夏」はどうですか?」
「やっぱり、夏という字は捨てられないようだな、いいだろう、今日から、おまえは何と言おうが、わたしの息子だ‼ 後でほかの子ども達にも教えんとな」
「はい‼ 不束者ですが、今日から、お願いします、父さん‼」
「うむ、天夏、これからどうするか決めているか?」
「はい、会わなければならない仲間達が居ます‼」
「その様子だと、女の子達に会いに行くんだろ?」
「‼」
【お前、完全に見透かされているな(;一_一)】
「だが、その子達が、天夏のことを覚えているかは、分からん、だが、気を落とすな、それも道なのだから」
「聞きたいんだけど、なんで、機攻殻剣が?」
「実はな、龍狩りによって殺された龍の魂を刃に宿らせているのが、お前の叔母になる、剣心だ」
「それじゃあ‼」
「ルクス君じゃったっけ、その子達の機攻殻剣も同じだな」
「? 父さん、どうして、ルクスのこと知ってるんだ?」
「叔母の職業、次元武偵総括兼天界責任者だ‼ わたしは、次元武偵の鬼斬り役」
「・・・・(゜.゜)」
「天夏‼ ダメじゃ」
【先が思いやられるな(;一_一)】
織斑一夏改め、新名、
天夏に悠馬は必ずしも天夏のことを覚えて転生しているとは限らないと説明したのである。
天夏は何故、この世界に、機攻殻剣があるのかと聞いたところ、龍狩り、つまり、エクセリア達が弔っていた龍の魂を刀剣に宿す仕事を行っているのが、実妹の剣心だと悠馬から聞かされたのだが、天夏はしっくりこなかったので、悠馬が、自分も次元武偵で、剣心が全世界の次元武偵の総括にして、天界責任者であると説明すると、天夏は固まってしまい、相棒「サンクチュアリガード」は呆れるしかなかったのであった。
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いずこへ
天河天夏こと、旧姓、織斑、旧名、一夏は二年前の事からすべて、義父、悠馬に全て話したのであった。
悠馬は天夏にある言葉を言うことにしたのであった。
その言葉は、
「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ。しかしそれは同時に善でもある。
そして最も恐れるもの。勝たねばならない敵、それは自分の心だ。この言葉は万国共通なんだろうな」
「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ。しかしそれは同時に善でもある。
そして最も恐れるもの。勝たねばならない敵、それは自分の心だ、か、あいつが聞いたらどんな行動するだろうな?」
「さて、今日も遅い、天夏、次元武偵のことは明日にした方がいい」
「そうだな、で、オレが寝る部屋どうすんだ?」
「おまえの部屋はこっちだ(; ・`д・´)‼」
「なんで、怒ってるんだ(´・ω・`)?」
そうあの言葉で、どんな世界だろうと心には、「善」と「悪」付き纏う、それは切っても切れないのである。
天夏はそれを始めて聞いたのである。
その言葉を自分の心中に仕舞い込んで、生活する部屋がわからなかったので、その場で立ち尽くしていたら、手伝いに来ている座敷童女の神名が不機嫌な顔で、天夏を部屋まで案内したのであった。
天河家は木造建築の二階建てで、今は一番上の長女は結婚して、巣立ち、長男は結婚して、嫁さんの実家に住んでいるらしく、次期当主と言うのは受けるのである。
なので、天夏は長女が使っていた部屋で生活することになったのであった。
もちろん、幾ら野井原の地が田舎だと言え、ちゃんと、Wi-Fi完備なので、インターネットも出来る環境になっているのであった。
「探しに行くにしても、何処に行けば?」
【天夏、我の仲間の反応がわかったぞ、クジョウ島だ】
「どこ?」
【異世界だ、とりあえず、今日は休め、まずは、従姉妹に接触するところからだ】
「ああ、待ってろ、箒‼ 鈴‼ セシリア‼ シャル‼ ラウラ‼」
不機嫌な神名に案内された部屋は以前、天河家の長女が使っていた部屋だが、今はすべて嫁入りの際に、持って行ってしまったらしく、文机と15インチのテレビがあるだけの一人でも十分なほど広い部屋の和室で、もう既に布団が敷かれていたので、天夏は待機状態のサンクチュアリガードを置いて、箒達を探す当てがないことを思いだしていたが、サンクチュアリガードが、自身と同じ神装機竜がいる場所がわかったらしく、そこはフラクシナス経由でないといけない異世界であるというので、天夏は今日は休むことにしたのであった。
「ただいま‼ アンナ」
「あ、お父様、お母様、折り入ってお話があるのです、チェルシー、説明を‼」
「はっははい‼ 実はお嬢様とわたしが、いつものようにピクニックへ向かっていたのですが、そこで行き倒れを保護しました‼」
「なるほど、その行き倒れはどのような出で立ちなのだ?」
「それが、わたくしと同じ金色の長い髪に、青い瞳の子ですわ、ですが、保護されるまでの記憶を失っているのですわ‼」
「なんと‼ 済まない、母さんも一緒に来てくれ‼」
「そうね、チェルシー、ウィリアム、そこのところへ案内して‼」
ウィリアム&チェルシー「かしこまりました‼ こちらです‼」
セイグリッド領、サンクトフィード島のセイグリッド家の屋敷に、アンナの両親が帰って来たのであった。
使用人達と一緒に出迎えた愛娘、アンナが深刻な顔で話があるというので、アンナ父は娘の話を聞くことにしたのであった。
だが、説明は、黒神のメイド、チェルシーがすることになったのだが、チェルシーはセシリアを保護する過程に至った経緯を嘘偽りなしに説明したのであった。
そして、アンナ父はセシリアの容姿はと訊ねると、娘アンナが、自分と同じ金髪碧眼で、記憶喪失であると説明したのであった。
それを聞いたセイグリッド夫妻は驚き、チェルシーと執事、ウィリアムにセシリアがいる部屋に案内するように言い、部屋に向かったのであった。
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天夏の行き先、聖なる金色の令嬢
天河家に保護されて初めての夜を過ごすことになった旧名、織斑一夏こと、天河天夏は、自分の部屋と用意されていた部屋で、考えていたのであった。
「クジョウ島、多分、箒がいるはずだ‼」
【我が子に、掃除道具の名を付けるとは、どんな親なんだ‼】
「至って普通なんだけど・・・」
【ISの産みの親、篠ノ之束に関しては許してやったらどうだ、同じ思いをしている、カティアも同じことをされて、指名手配だ】
「そうなのか、別に、束さんのことはもう許してるけど」
【二年前、確かに、天照大御神様、つまりおまえの叔母達が来なかったら、今のおまえはいない、日本政府が、世間体を優先したのだ】
「ああ、オレ、絶対に次元武偵になって、ユーリさんような男になりたい‼」
【ユーリ、ユーリ・ローウェルだな、テルカ・リュミレース並びにゲイムギョウ界を災厄から守った影の英雄】
天夏はサンクチュアリガードが行った異世界にあるという島、クジョウ島には、箒が自分が来るのを怯えながら待っていると言ったのである。
ISを作った妹と言うだけ、各地を転々とさせられた過去を持っている箒にとって、唯一の心の拠り所である天夏と離れてしまったことで出来てしまったことで、剣道に打ちこんでそれを忘れようとしていただが、結局、IS学園に入学を強いられてしまったのであった。
何としても、一番の幼馴染の箒を探し出さなければならないのだ。
そして、天夏は、セフィロス襲撃事件の際に、ユーリに出会い、いつか、ユーリのような男になりたいと思っていたのであった。
「ご飯できたわよ‼」
「はい、行きます‼」
【今は、休め】
クジョウ島に行く手段は養父、悠馬が何とかしてくれている以上、今日は休むことになったのであった。
一方その頃、
「コンコン‼」
「はい、どうぞ」
「なんと、話を聞いていたが、ここまで似てるとは(゜.゜)」
「あなた、怯えてますわよ」
「ブルブル\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?」
「おちおち落ち着いてくださいΣ(゚Д゚)‼」
「チェルシーが落ち着きなさい‼」
セイグリッド公爵領、サンクトフィード島のセイグリッド家の屋敷では、保護されたセシリアと、セイグリッド夫妻が対面したのであった。
セイグリッド夫妻は、セシリアを見た瞬間、驚いていた、一人娘のアンナと、髪型以外、似ていたのだから無理はなかったのであった。
いきなりのセイグリッド夫妻との対面に、怯えだしたセシリアは暴れ、泣き出したので、黒髪のメイド、チェルシーが大慌てで落ち着かせていたが、逆に主に注意されてしまっていたのであった。
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紫の花
サンクトフィード島に転生したが、龍美が転生させる際に、記憶を消したことで、銃の扱いすらままならない状態のセシリアは、自分と容姿が似ている、アンナ・セイグリッドに保護されて、その両親とご対面を果たしたのであった。
いきなりの対面だったので怯えだしたので、黒神のメイド、チェルシーが落ち着かせていたのであった。
「落ち着いたようだね、わたしはこの屋敷の主で、君を保護したアンナの父だ」
「わたしは・・・」
「余程、つらい思いをしてきたのですね、記憶が戻ったところで行く宛が無いのでしょ、そうだわ‼ 今日から、わたし達の娘ですわ‼」
「ってこは、わたくしに妹が出来るのですね(^_-)-☆ 今日から不束な姉ですが、よろしくですわ‼ その前に名前が無いと、呼べないですし、あ、そういえば、龍姫達の国の言葉でいい名前になるのがありましたわ、スミレはどうでしょう、龍姫達の母国、日本の花の名前らしいのですわ‼」
「スミレ、ありがとうございます。わたしのような見知らぬ者を養子に迎え入れてくださったことは感謝します」
「もう、遠慮はいらないのですわ‼ 何があろうと、この、アンナの目が黒い内は、絶対に傷つけませんわ‼」
「そういえば、わたしの着ていた服は?」
「それでしたっら、わたしどもで、洗濯しました、もちろんポケットに入っていたものは全部、抜き取って、そこの化粧台の引き出しにお入れしました‼」
「ありがとう、チェルシー(なぜ、このメイドの名前に違和感があるのだろう?)」
セイグリッド夫妻は落ち着いているがまだ怯えているが、話が聞けるまでに至ったので、セイグリッド公爵はセシリアに自己紹介をしたのであった。
記憶を失くしている以上、「セシリア・オルコット」という名前が言えなかった理由を察したのか、セイグリッド夫人は、このまま、養子として迎え入れることを提案して、アンナが、以前、一緒に仕事をした際に龍姫から日本について教えてもらい、そして、花の図鑑を貰ったので、ページを開き、スミレと言う、紫色系統の花を咲かせる花を見て、それを、そのまま名前にすることにしたのであった。
その花の名前が気に入ったので、「セシリア・オルコット」改め「スミレ・セイグリッド」として生きることにしたのであった。
来ていた服つまりIS学園制服はチェルシーがポケットの中身を取り出して、洗濯して、、干したと言い、ポケット入っていた物はすべて、化粧台の引き出しにしまったと答えたのであった。
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これからのこと
セイグリッド公爵家に養子となった旧姓オルコット、旧名、セシリアこと、スミレ・セイグリッドは現在、家族で夕飯を食べていたのであった。
「スミレも今日から立派なわたくしの妹ですわ(゚Д゚)ノ‼ キャトラちゃんに負けじと劣らない自慢の妹、何か思いだして、怖くなったら、遠慮なく、相談して欲しいいいのですよ‼」
「本当に、似てるわね」
「アハハハ、スミレ、確かにおまえは、何処から来たかわからない記憶を失った状態で、魔物に襲われなく、運よく、アンナ達が見つけてくれた、それに、スミレは自慢の娘だ‼」
「ありがとうございます、お父様、お母様」
「別に畏まらなくてもいいのよ、普通に呼びなさい」
スミレはこの家族の一員なのだと、実感していたのであった。
夫婦仲が良く、半年違いの姉も人当たりが良く、使用人達の自分を見る目も良い、このまま、何もかも忘れたままでもいいと思っていたのであった。
一方その頃、
「お父さん、誰?」
「天馬は知らなかったな、今日から、おまえのお兄ちゃんの天夏だ」
「ふ~ん、何処となく、「織斑一夏」にそっくりだよね? 織斑一夏が生きてたら、組織は都合悪いから、ボクとして、お兄ちゃんになってくれた方がいい(≧◇≦)、あの強い、けど、それはISの中での話だよ、織斑千冬の場合」
「(その織斑一夏なんですけど、それにこの子、千冬姉のこと完全に馬鹿にしてるけど)」
「へぇ~、よろしくな、弟、オレはおまえの姉ちゃんの、虎徹だ、よろしくな」
「よろしくお願いします」
「もう、あなたが織斑一夏だってことはみんな気づいてるわよ」
「え?」
天河家に養子になって初めての晩御飯を食べることになった天夏は、家族という物を感じていたのであった。
ISがこの世に誕生して約十年、女尊男卑よになってしまったのご時世に、ここ野井原の地は全くその影響はなく、IS以上に、魑魅魍魎が住んでおり、そのうち、都立来禅高校に通っている、妖狐の蒼空をはじめ、悠馬の妻は、猫又で、妹、剣心のよき理解者であった、里菜、下から二番目で三女、天夏と同い年の黒髪を腰まで伸ばし、スタイルは幼馴染の箒といい勝負ができるほどよく、身長も高く、一族の例に守れず、洞察力が、龍美ほどではないが同窓生より抜きんでている、近くの高校に通う一年生でありながら、武術の才能は、世界最強のIS使い、織斑千冬がかすんで見えるほどの実力を持つ天真爛漫な天馬、同じく黒髪でナイスバディな次女で結婚前提でお付き合いしている男性が、武神という、虎徹に歓迎されていたのであった。
「いつ、行くんだ?」
「明日にでも、けど、びっくりしたのが、オレがIS学園にいた頃と時間が」
「それは簡単だな、こことIS学園の時間は一種のパラレルワールドだしな、そんな、時間は発ってない」
「粒子化はできるのか?」
「ISじゃないから無理‼」
「IS学園じゃ、こう言ことは習わないから仕方ないよね(^_-)-☆」
「え(;゚Д゚)‼」
悠馬は天夏にいつ仲間達を探しに行くのかという質問に、明日にでも行くと言い、時間の流れが違うことに気が付いたのであった。
違うと言っても、二週間野井原の地が遅かったくらいなので、箒達を全員見つけ出しても、IS学園に転入できるシーズンには間に合うので、問題なかったのだが、龍美達も同様に得物を粒子化する能力を使えない天夏に、早速妹として、兄に、お手本として、二尺二寸の藍色の日本刀を手元に呼び寄せたのであった。
まるでISを纏っているのかという如く
「」
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次元武偵へ
天夏は目の前でいとも簡単に、空間から一瞬で手元に呼び寄せていた天馬に呆然としていたのであった。
「確かに、ISにも拡張領域があるけど、ボクは、これだから」
天馬は先ほどの日本刀と同じく、今度は黒い警察手帳と同じ大きさの手帳を取り出したのであった。
「次元武偵、だから」
「嘘だろ(=゚ω゚)ノ‼」
【IS学園は鎖国中だしな】
「ボクもだ、おまえも次元武偵になるだったら、明日にでも、フラクシナスで手続きして来い、お姉ちゃんが、話通してやるから、それと」
「うわ‼ 髪が‼」
「流石に、織斑一夏が生きてることがばれたら、マズイしな、髪位伸ばした程度でも、ばれない、明日、行くんだろ、一緒に行こうぜ 生き方知らないんだろ」
「いいの?」
「仕事場だよ‼」
その手帳は現在の警察で採用されている手帳と同じ二つ折りになるタイプで、そこには、天馬の顔写真が貼られていて、下には、次元武偵、天河天馬と記されていたのであった。
もちろん、虎徹も同じく次元武偵にして、従姉妹達の手伝いをしているのであった。
フラクシナスが一番の近道なので、明日、虎徹と一緒にフラクシナスに行くことになったのであった。
「その子、どうするの?」
「嫌‼」
「この子を、養子にします、名前は、明神、朱音」
「いい名前じゃない、よろしくね、わたしは、あなたのお姉ちゃん、明神、恵都」
「朱音、ありがとうございます、今日からお世話になります」
遡ること数時間前、学校と仕事を終えて帰宅した、子ども達に、卯月は、引き取ることにした、記憶喪失の鳳鈴音を紹介したのであった。
怯える鳳鈴音に、金髪碧眼の女性、恵都は察したので、優しく自己紹介をし、妹として受け入れることにしたのであった。
鳳鈴音改め、明神、朱音という名前を貰った、心なしか喜んでいたのであった。
「今日はこの辺で、朝飯にしよう」
「そうだな、父さん」
「天夏お兄ちゃん、魔神剣も出来なかったのに、もうできるようになったんだね」
「ああ、まるでゲームの世界だな、こんな技できるなんて」
「ISは、接近は剣、遠距離は銃って相場が決まってるが、次元武偵達は接近武器だけでも万能な戦い方が出来る、今日は初めての次元武偵としての一歩だ」
義姉、虎徹に妖術で腰まで伸ばされてしまった髪は一旦切ったのだが、一晩でもう腰まで伸びてしまったので、仕方なく、一本結びにして、現在、道場で、基本的な天然理心流を仕込まれていた、天夏は、昨日のなにも出来なかったのが嘘のようで、今では、奥義まで使えるまで出来るようになっていたのであった。
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ISの限界
IS学園襲撃事件で、魔物にこの世で最強と思っていたISが通用しないということを目の当たりにしていたIS学園教師達は、頭を抱えていたのであった。
中には、完全に、龍美達を非難する者が多く、学園長、轡木十蔵は、心底、この女尊男卑の世にどうにかならないかと考えていたのであった。
今はちょうど生徒達がいない時間帯、
「こんにちは、轡木学園長」
「もしや、剣心か、すまん、ここは」
「長居するつもりはないけど」
「あぐぐぐ‼」
「更識家の暗部を、で話があるのだろ?」
「ええ」
そこに、剣心が扉を通らず姿を見せたのであった。
轡木は以前、剣心に世話になったことがあったらしい、偶に剣心がこうして、IS学園の裏事情を調査に来ているのだが、今回は、更識盾無こと、更識家長女、刀奈が剣心の妖術で拘束されていたのであった。
轡木が話を持ちかけることにしたのであった。
「何‼ その話は」
「ちょっと、そんなことをしてしまったら‼」
「ええ、ISなんて、今じゃ、ただの鉄屑同然、そう、わたしから見ればね」
「これは、向こうからの提案、やるか、やらないかは、轡木さんの意志です。ではこの辺で、それと、あなたにこの話、黙ってもらうから」
「はい・・・」
どうやら、剣心は、ISの限界を見抜いていたことを話し、いずれ来るエピタフ達の襲撃に備えるためには、ある計画をするしかないと提案していた、とある学長からの伝言を轡木に託し、楯無は黙ってるしかできなかったのは言うまでもなかった。
「朱音の料理、美味しいわ」
「ありがとう、お義母さん(どうして、あたし、こんな料理が出来るんだろ?)」
「大丈夫、もし記憶が戻ったとしても、ここが朱音の帰ってくる場所なんだから」
「うん、お姉ちゃん」
明神家出も夕飯にしているようで、今日は、旧姓、鳳、旧名、鈴音こと、明神朱音は今日の夕飯の料理を作ってみたところ、家族に好評だったのであった。
何故、自分がこのような中華料理が主にできるのだろうと考えていたのであった。
「そういえば、服はどうする?」
「わたしのお古でいいなら、あるけど」
「はい‼」
朱音は現在、IS学園の制服を着ているがそれ以外で服は、IS学園が故郷の中国に送ってしまったので、今着ているIS学園のしか持ってなかったので、義姉、恵都は自分のお古を上げることにしたのであった。
「まさか、久しぶり帰って来たら、妹が出来てたなんて」
「・・・・」
「カスミ、可愛い妹が出来てうれしい癖にね」
「もう‼」
クジョウ島の朝宮家に保護された、旧姓、篠ノ之、旧名、箒こと、朝宮弥生は、初めて、義姉のカスミと対面したのであった。
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天夏の一歩
龍姫達はフラクシナスの会議室でルイズ達を招いて招集されていたのであった。
「IS学園が落とされたΣ(゚Д゚)‼」
「ISって、女にしか動かせなくて、例外で、織斑一夏が動かしたあれよね」
「兵器としては人を殺せるが魔物は殺せない」
「ダメじゃない、それ」
「IS学園事態、外からの情報が入ってこないところ」
やはり、IS学園襲撃事件のことを話していたのであった。
トリスティン魔法学院ですら外の交流があるのに対し、完全鎖国状態のIS学園に思っていたことを述べていたのである。
会議はお開きになって、解散したのであった。
「星奈お姉ちゃん‼」
「もう、仲良くなってるんだ」
「星奈は面倒見がいいのかもな」
旧姓、デュノア、旧名、シャルロットこと、獅子神星奈は義妹のヴィヴィオと一緒にテレビを見ていたのである。
太陽と月華は、夕飯を食べて、お風呂に入って、そのまま、自室で漫画を読んでいるのであった。
星奈は、記憶を戻らなくてもいいと思い始めていたのであった。
「なぎさ、着る服、本当にいいんか? 別に遠慮せんでも」
「いいの、ありがとう、おかあさん」
「なぎさが良いって言うんやったら、構へんけど」
旧姓、ボーデヴィッヒ、旧名、ラウラこと、御子神なぎさは着ていたのはIS学園の制服しかなかったので、義母、はやてが着ていたお古の服をもらうことにしたのであった。
本人が喜んでいたので、はやては娘との会話とはこうなんだなと思っていたのであった。
そんなこんなで、翌朝
天夏は、道場で天然理心流の鍛錬をして、朝食を食べて、部屋で出発の準備を済ませて、用意してもらった、ジャケットなどを着て、玄関で待っている、義姉、虎徹の元に向かったのであった。
「おとうさん、行ってくる」
「仕事、頑張れよ、二人とも」
「それじゃあ、行くか」
「え、ちょっと‼」
玄関で待っていた義姉虎徹と合流した天夏は、機攻殻剣の「サンクチュアリガード」を教えてもらった粒子化でしまって見えないようにして、虎徹が転移魔術を発動して、フラクシナスへ向かったのであった。
「お、来たか、わたしは村雨令音、よろしく」
「よろしくお願いします、今日からここでお世話になる、天河天夏です」
「次元武偵の申し込みはこの先だ」
「ありがとうございます」
【まずはクジョウ島に行くのだな?】
「ああ」
【篠ノ之箒、狂った大人達によってその心に闇を落としているか、救えるのはおまえだけ】
「なんで、あの時、気づかなかった自分を恨むよ」
フラクシナスについて、義姉虎徹は仕事場に向かって行ったので、天夏は次元武偵の申請に向かう道中で、解析官であり、龍女神、村雨令音と自己紹介を行い、別れて、歩きながら、相棒の機攻殻剣「サンクチュアリガード」と、幼馴染み、篠ノ之箒の抱えている闇に気付かなかった自分を責めていたのであった。
「」
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再会の一歩
義姉、虎徹と別れた天夏は村雨に教えてもらった道順で、次元武偵の資格を得るためにやってきた場所は、
「あの~此処で次元武偵の申請は?」
「此処で会ってるよ、待ってたよ「織斑一夏」」
「‼」
「自己紹介、まだだったね、ボクは、ラタトスク所属、特務エージェント次元武偵隊、流星の絆の大将、鳴流神龍姫、今日からよろしくね」
「お願いします、そしてオレは、織斑一夏ではなく、天河天夏です」
「従兄弟なんだし‼」
「え、そうだった(=゚ω゚)ノ‼」
【お前、こいつの母は旧姓、天河だ‼】
そう、何を隠そう、龍姫が大将を務めている部屋にやってきたのであった。
義父、悠馬から話は聞いていたのだが、まさか、目の前にいる人物が、自分とさほど歳が変わらない、従姉妹だとは思ってなかったので、それに何も言ってないのにも拘らず以前の名前を良い当てるという離れ業までやってのけた黒髪のお尻まで伸ばしている髪をリボンでポニーテールに結っている、従姉妹、龍姫に驚くしかなかったのであった。
「来たんだ、お兄ちゃん」
「天馬もこの隊なのか?」
「そうだけど、ごめんね、一緒に、お兄ちゃんの正室のみなさんを探しに行けなくて‼」
「‼」
「さっそく、これを受け取ってね、今日から、次元武偵として」
「はい‼」
もちろん、義妹の天馬もいたので、気が抜けたのかほっとしていた天夏だったが、星龍から次元武偵の手帳とアイテムパックを受け取ったのである。
義妹に揶揄われながらも、龍姫から次元武偵として気を引き締めることを言われたのであった。
「なんで、オレのこと」
「これ、見覚えないかな?」
「あ、ISの取扱説明書‼」
「これじゃ、ISの説明になってないから、天夏、クジョウ島に行かないと、彼女、待ってるよね」
「行ってきます‼」
天夏は何故織斑一夏と知っていたのかと質問したところ、龍姫がどう見てもタ○ン○ージ以上のIS取扱説明書をテーブルの上に乗せたのであった。
それは、天夏が捨てたものだった。
捨てたことで、龍姫にISの取扱説明書が渡ったのであった。
龍姫が読んでみると、全く絵が無いので、分かりづらい内容だったと答えたのであった。
そして、天夏は、最初の目的地のクジョウ島に転送ルームから向かったのであった。
「ここか、なんだ、この異変?」
【これは、天夏‼ 気を付けろ‼ これは陰陽術、それも、天神の社へ行くしかない‼】
「ああ、待ってろ! 箒‼」
フラクシナスから無事にクジョウ島に到着した天夏を待っていたのはなんと、陰陽師が発動した術だったのであった。
サンクチュアリガードが陰陽術を発動している術者を倒さないと行けなと言い、居場所はサンクチュアリガードが割り出して、クジョウ島の天神の社にいることがわかった以上、箒を見つけ出すことにしたのであった。
「ぐっ‼」
「陰陽の道の者は、見鬼を行う。鬼を見るのはただの術理にあらず」
「ヤヨイさん‼」
「ここまでなのか・・・」
天夏が向かっている天神様の社内では、ドウマという陰陽師が、闇、瘴気を解き放とうとしていたのであった。
義姉のカスミと別れてしまった、弥生は、天神様の社に到着して、アイリス達と合流して、突入したのだが、あまりにも今のヤヨイにはかなう相手ではなく、やられてしまい、気を失ってしまい、アイリスが治癒術を施していたのであった。
夜空にあれまさる月の大神、<まがこと>つみけがれ、祓い給え、清め給え。荒ぶる御魂を、鎮め給え、月の大神、さきわいたまえ、あとはお願い‼」
赤髪の少年は、剣を構えて応戦することにしたのであった。
「ここか、‼ 急ぐぞ‼」
「待って‼ あんた誰? わたしはカスミ」
「天夏です、急ぎましょう‼」
「ええ、妹が先に来てるのよ」
「妹さん?」
道中でなぜか何しに来たのか忘れてしまった巫女、セツナとトワに出会った天夏は一緒に天神の社に向かうことになったが、急に光が降り注いだ瞬間、二人は目的を思い出し、そこでカスミと遭遇して、社に突入したのであった。
「此処は?」
ドウマにやられてしまい気を失ったヤヨイは真っ暗な場所に立っていたのである。
そして、
「ほ、ほ、ほう、ほうきーーーーー‼」
「なんだ‼」
「誰だ?」
【どうやらこいつが陰陽術を発動していたのか‼】
意識を取り戻したヤヨイは得物にしていた弓を持って立ち上がって、振り向くと、天夏が、抜刀した状態で、義姉、カスミ達と一緒に助けにやってきたのであった。
「オレがおまえを倒す‼」
「何故だ‼ 見知らぬわたしを‼」
「助けるのに理由はいるのか‼」
「‼」
天夏は機攻殻剣「サンクチュアリガード」を抜刀して、構え、弥生の前に立ったのであった。
ヤヨイは何故、自分を助けてくれるのかわからなかった、天夏が助けるのに理由なんかいらないと言った瞬間、弥生の中で弾ける音がした、その時だった、
「なんだ‼」
「あれは、社に奉納されている刀‼」
【主様、お待ちしていました、この力、存分にお使いください‼】
「そうか、わたしは」
「やるぞ、サンクチュアリガード‼」
「行くよ‼ トワ‼」
「セツナ‼」
紅色の拵えの二尺三寸の日本刀がヤヨイのもとに飛んできて、そして、主としてヤヨイを認めて、弥生はその打刀を手に取ったのであった。
そして、これ皮切りに怒涛の快進撃で、
「これで終わりだ‼ 魔神剣‼」
「ぬわ‼」
「さてと、今日はウチに泊まって行くといいわ」
「ありがとうございます、オレ、天夏、天河天夏です」
「天夏ね」
見事ドウマを倒した天夏達は、解散して、天夏は朝宮家に一泊することになったのであった。
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弥生と天夏の
天夏は無事にクジョウ島でのドウマによる企みを潰して、朝宮家で一泊することになったのであった。
地球、つまりISの世界では、織斑一夏として死んでいるので、現在は仲間達を探すことを優先していたのであった。
幼馴染み、篠ノ之箒にそっくりな少女、朝宮弥生と一緒に晩御飯を作っていたのであった。
相棒の機攻殻剣「サンクチュアリガード」は粒子化して持っていたのである。
「オレ、天河天夏、で、名前は?(箒だよな?)」
「わたしは、朝宮カスミの義妹、弥生だ(まさか、一夏)」
二人はお互いに今の名前を名乗り、夕飯を作っていたのであった。
弥生は義姉と同じ服装で、天夏は着ていたジャケットのままでいたのである。
「天夏くん、どうだ、ウチの、弥生を貰ってくれないか?」
「(>_<)」
「何言ってるのよ‼ 弥生は、まだ、15よ‼」
「父さん、お願いがある」
「なんだ、話してくれないか?」
「エンジュの人にも聞いて欲しいことがあるんだ」
「‼ わかった、今すぐ、来てもらうよ」
朝宮家で楽しい夕飯を食べることになった天夏は、朝宮父に、弥生を嫁にもらってくれと言い出したので、カスミが突っ込んだが、弥生は顔を隠していたのであった。
髪型がポニーテールのままだったので、内心、天夏は、幼馴染の箒なのではないかと思っていたのだった。
弥生は気を取り直して、真剣な顔で、義父にシズク達にも話したいことがあると申し出たのであった。
無理を承知の申し出だったが、弥生の申し出を受け入れて、シズク達を呼ぶことなったので、夕飯を食べ終えて、広間に向かったのであった。
「なに?」
「ツキミ、あなたね」
「お集りいただき、感謝します、急なことであったことは無礼だと思っております、これは信じるか、信じないかは、任せます」
「(まさか‼)」
【弥生様‼ もしや、記憶が‼】
「わたしの本当の名は、IS開発者、篠ノ之束の実妹、篠ノ之箒です‼」
「‼」
「そして、わたしの隣にいるは」
「同じく、IS世界最強の織斑千冬の弟、織斑一夏です‼」
そこには、ツキミ達が勢ぞろいしており、弥生は、天神の社に奉納されていた刀を手にして時、そして天夏の声で記憶が戻ったのである。
そう、ISをこの世に解き放った、天災、篠ノ之束の妹、篠ノ之箒であると、そして、天河天夏が自分と同じくISの天才、織斑千冬の弟、織斑一夏だと、明かしたのであった。
二人はこの世界の人達を巻き込みたくないという思いで、自らの正体を明かす決意を決めていたのだから。
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篠ノ之箒としての最期の役目
天夏と弥生は自分がISの開発者とISの世界最強の妹と弟だということ、織斑一夏と篠ノ之箒であると、シズク達に明かしたのであった。
「お願い、ISについて話してくれる?」
「わかりました、ISに自分が知っている範囲で話します」
カスミは義妹と天夏のとんでもないカミングアウトに目もくれず、まずはISについて話を聞くことにしたのであった。
天夏と弥生のISについての説明会が開かれたのであった。
弥生が、篠ノ之箒だったころ、日本政府に、ISの開発者の妹と言う理由で保護プログラムと言う名目の監視軟禁などの仕打ちを受けていたことを明かして、天夏は、ISの世界最強の姉と見比べ、世間から問題児扱いを受けて、強制的にISを起動させただけで、IS学園に入学させられたことを話したのであった。
「惨い‼」
「日本政府は、とんでもない所ってことはわかったよ‼」
「はい、弥生様は、今まで、お辛いかったのですね」
「箒でいい」
「いいわけないでしょ‼ あなたはもう、篠ノ之束の妹、篠ノ之箒じゃないでしょ、わたしの妹、ヤヨイ・アサミヤでしょ‼」
「うん、ありがとう」
「天神様の刀が‼」
【弥生様、行きましょう‼】
「これ」
「持って行きなさい、弥生」
「ああ、ちょっくら‼ 行ってくる‼」
「何か、弥生様が変わりすぎてますけど(´・ω・`)」
「反動が大きかったのでは?」
話を聞いたシズク達は完全に日本政府に怒りを剥き出しにしており、今にも日本政府を潰しに行くまでになっていたので、朝宮父が諭して事なきを得て、カスミが、義妹に抱きつき、篠ノ之束の妹、篠ノ之箒ではなく、カスミ・アサミヤの妹、ヤヨイ・アサミヤなのだと言った瞬間、天神様の社に戻していた紅色の拵えの刀が飛んできて、また、弥生の手に戻ったので、正式に、その刀の継承者になったのであった。
紅色の刀に宿った龍が姿を見せて、弥生に付いて行くと言って、姿を消した瞬間、弥生は半ば吹っ切れたのか、または軟禁生活の反動で、言動が、以前より、男の天夏とイサミとアマタすら驚くくらいに、どこぞのゲーム会社のディレクターと言うくらいな、大胆な性格になってしまったのであった。
流石の幼馴染の天夏でも驚くしかなかったのは言うまでもなかった。
この時瞳の色が、カスミと同じ、赤紫色に変化していたのであった。
流石に今から仲間達を探しに行くのは遅いので、明日にすることになったのであった。
「これから、よろしくな‼ 天夏‼」
「‼」
「もう‼ 場所を考えなさい‼」
「お父さん‼ 孫が見れますよ‼」
弥生は天夏に、改めて、朝宮弥生として言葉を交わして、なんと同等と、天夏の唇を奪ったのであった。
キャトラが突っ込んだのだった。
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セイグリッドに
弥生が此処に来るまでに至った経緯を話した翌日、弥生は旅支度の準備を整えていたのであった。
「これでいいな、待ってろよ‼ あの篠ノ之束‼ 織斑千冬‼」
「行くのか、これ持って行きなさい」
「ありがとう、父さん‼ ママ‼ それじゃあ、ちょっくら、金髪イギリス野郎を迎えに行ってくる‼」
「お世話になりました‼」
「あの子の事、頼んだわよ」
「はい‼」
「お~い‼ 置いて行くぞ‼」
弥生は、巫女服ではなく、動きやすのだったのか、IS学園の服を着用しているが、ちょっと胸回りが窮屈だが、サラシでなんとして、覇天紅皇竜「ドラゴニック・オーバーロード」は天夏に粒子化を教わって空間に閉まったのであった。
サンクチュアリガードとオーバーロードが仲間の反応が、セイグリッド公爵領、サンクトフィード島次の目的地にしたのであった。
クジョウ島から出ている飛行船に乗れば行けるというのでまずはサンクトフィード島に向かうことにしたのであった。
そして、飛行船乗り場で、先ほどの報酬で運賃を払って、赤髪の少年達共に乗り込んだのであった。
スキット:弥生
天夏「本当に、オレの幼馴染の箒だったんだよな?」
弥生「ああ、って、一番知ってるのは、おまえだろ‼」
天夏「そうだった、良かったな、良い家族に拾われて」
弥生「あっちのお姉ちゃんの方が千倍ましだしな、歳が近いのもあるが、弓術に、なぜか格闘術まで丁寧に教えてくれたな、それと、ソウルボードがカンストする位のルーンまでくれた。おまえはどんな一家に拾われた?」
天夏「オレか、血の繋がらないオレのことをよく見てくれて、何より、女尊男卑なんか知らない土地に住んでる人達で、そこで妹が出来た、そこで天然理心流を教わってる、従姉妹はオレよりはるか上にいる 今度、会ってやってくれ」
弥生「勿論だ‼ 残りのメンバー全員迎えて、IS学園で過去を清算しに行こうぜ‼」
サンクチュアリガード【我らは良き、主に出会えたな】
オーバーロード【はい、そうですね】
「着いたわよ‼」
「セシリアさんもつらい過去を持っているんですよね」
「多分、詳しくは知らないからな、あいつ、いつも強がってたし」
「大丈夫ですよ、行きましょう」
飛行船に揺られて数分、セイグリッド公爵領、サンクトフィード島の飛行船乗り場に降り立った天夏と弥生は、アイリス達の同行の下、セイグリッド公爵家に向かったのであった。
なんでも、そこの一人娘、アンナはキャトラのことが大好きらしく、飛行島に来る度に、咲耶と取り合いを始めるのだと、アイリスに聞かされたのであった。
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聖なる一家のセシリア
天夏と弥生は、この世界のもう一つの目的地、セイグリッド公爵家前に、アイリス達ともに来ていたのであった。
一応、神装機竜で空を飛行できるが、それだと稼働時間が持たないと考えて、飛行船で上陸したのであった。
前もって、手紙で、アイリス達が行くことは知らされているので、
「お持ちしておりました、アイリス様、お連れ様もどうぞ、お嬢様は、今しがたピクニックに行かれましたので、もうすぐおかえりになります、ではこちらへ」
「ありがとうございます」
「あいつ、銃以外で武器できたっけ?」
「え、それどういうこと?」
「狙撃が基本戦略だったからな、あいつ」
「確かに、言われてみれば、接近戦なんてほとんどド素人だし」
「そのことでしたら、アンナ様が直々に槍術と斧の扱いをお教えております、もちろんわたしの格闘術も伝授させていただいてます、ではごゆっくりどうぞ‼」
「槍術は兎も角、あいつが斧持ってるとこ見たことないんだが?」
「アンタ達の世界にはソウルとかないしね」
屋敷に招かれた天夏達は、執事のウィリアムの案内の下、客室に連れられて、椅子に座って、セシリアが魔物を倒している光景が想像できない二人は、転生前が狙撃が得意なファルファラと同じタイプで、ナイフがサブでついている程度のIS「ブルーティアーズ」だったことをおもいだしていたのだが、ウィリアムが、主である、アンナがセシリアに、槍と斧の扱い方を伝授しているということを告げて、ティーカップに紅茶を淹れて部屋を出て行ったウィリアムを見届けていた天夏達は、見たことがないと答えたのであった。
「すいませんですわ‼ キャトラちゃ~ん(;_;)/~~~‼」
「ぎにゃ~(>_<)‼」
「お嬢様‼ 自己紹介を‼」
「あら、すいませんですわ、わたくし、セイグリッド公爵家、長女、アンナですわ」
「どうも、オレ、天河天夏って言います」
「クジョウ島のヤヨイ・アサミヤです」
「そうだったのですの‼ それでは、お入りなさい」
「はい、お姉さま」
セイグリッド公爵家の娘、アンナが戻ってきたのだが、真っ先にお気に入りのキャトラまっしぐらに飛んで行ってしまったので、黒神のメイド、チェルシーが自己紹介をするように注意して、アンナは自己紹介をしたので、天夏と弥生は、自己紹介をしたのであった。
そして、アンナは入ってくるように後ろにいた人物に言い、入ってきた人物が、なんと、
「わたしは、セイグリッド公爵家、次女、スミレです、お見知りおきよ」
「・・・・・」
「やっぱりこうなるのね」
そう、なんとカチューシャはしていないが、戦闘用に改造されたドレスに身を包んだ金髪碧眼の少女、スミレを見た瞬間、天夏と弥生は、セシリア・オルコットだと断定したのであった。
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黒騎士の女
セイグリッド公爵家に到着した天夏達は、無事に、セシリアに再会したのだが、あまりにの急な再会だったので、呆然としてしまったのであった。
だが、
「あの~、お名前をお聞かせくださいませんか?」
「‼」
「じつは、スミレ様は、アンナ様とわたくしが保護した際には記憶がなかった状態でして‼」
「オレは、天河天夏、剣士だ」
「クジョウ島の巫、ヤヨイ・アサミヤ、剣と弓と徒手空拳と治癒術を学んでいる」
「天夏さんとヤヨイさんですね、よろしくお願いします‼」
黒神のメイド、チェルシーがスミレが記憶喪失だと説明したので、天夏達は改めて自己紹介をしたのであった。
まるで、お嬢様モード全開だったのが嘘のように、砕けた敬語を使っているのだから。
スキット弥生の意外な能力
天夏「な、おまえ、さっき回復魔法使えるって?」
弥生「お姉ちゃんが、通ってる学校でなぜか、魔道士なんだよ、治癒術を教わった」
アイリス「そういえば、図書委員で魔道士なんですカスミさん」
天夏「オレも気休め程度の回復魔法はできるけど」
「今日は、イリアが来てくれてるんでしたわ‼」
「イリア?」
「あ、天夏は知らなかったな、黒騎士という異名を持つ女槍使いの人だ、お姉ちゃんが、あったことあるって言ってたな、お手合せしに行くか?」
「ああ、こっちに来て、手合わしたの、おまえとイサミさんとシズクさんだけだしな」
【天夏、気を引き締めて掛かれ】
【主様もお怪我には‼】
「アンタ達ね(´・ω・`)」
アンナとスミレに槍術を教えている漆黒の女騎士、イリアがやってくるというので、天夏と弥生は、一度お手合せしてみたいと考えていたのであった。
ちょうどその機会が巡ってきたので、さっそく付いて行くことにしたのであった。
「今日はそちらの方も、わたしに御用ですか?」
「はい、自分は、天河天夏です」
「クジョウ島の、ヤヨイ・アサミヤです」
「今日は一緒にやりましょうか」
天夏&弥生「はい‼」
付いて行くと広い管理が行き届いた庭で黒い甲冑を身に着けた金髪の長い髪に黄緑色の瞳の女騎士、イリアが待っており、今ちょうど、アンナとスミレに槍術を教える所だったので、一緒に訓練に参加することになったのであった。
「はぁぁぁ!」
「いい動きだな、ヤヨイ、テンカ」
「まだまだ、イリアさんのようにはいきませんけど」
「ありますわね、あのイリア相手にあそこまでやるとは」
「はい‼」
漆黒の女騎士と言うだけあってイリアの実力は完全に、織斑千冬をはるかに上回っていたことを実感した天夏と弥生は、木刀を弾き飛ばされた所で、修練が終わったのであった。
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スミレの記憶
天夏と弥生は、セシリアに再会したのだが、記憶を失っていることに驚きながら、無理に思いだすのはやめておくことにして、偶然、槍術の指南役の漆黒の女騎士、イリアがやってきたので、手合わせをしたのだが、二人とも木刀を弾き飛ばされていたのであった。
「では、これで、またきます」
「ありがとうございました」
「スゴイですわ、わたくしも剣が出来たらよかったのですが、指南役が決まらないもので」
「わたしも、槍術と斧と魔法が使えるのよ」
「そうなのか(セシリアが魔法か、似合いすぎるだろ?)」
「今日は、屋敷に泊まって行ってくださいな‼」
「アイリス達は?」
「明日も仕事だから飛行島に帰っていった」
イリアの槍術指南が終わって、今日はセイグリッド公爵家に泊まることになったのだが、アイリス達は生憎、明日も仕事があるので、先ほどの飛行船の便で飛行島に帰って行ったのであった。
木刀を粒子化して閉まって、屋敷に戻ることにしたのであった。
「どうぞ、天夏様はこのお部屋でお休みください」
「ありがとうございます」
「では、ごゆっくり」
「セシリアがまさか記憶喪失だったとはな」
【まぁ、気落ちするな、これは態と、転生させる際に施されたのだろう、あの者は失うものが大きすぎたからな】
「オレは前世の記憶があるのは、父さんから聞いた」
【だが、この屋敷から、神装機竜の反応がある】
「何‼」
ウィリアムに宿泊する部屋に案内された天夏は、粒子化していた相棒を呼び出して、スミレことセシリアのことを話していたのであった。
サンクチュアリガードはセシリアの失ったモノが大きすぎたのだと諭して、天夏にセイグリッド公爵家に機攻殻剣の反応があると教えたのであった。
しばらくすると、ドアをノックする音が聞こえてきたので、サンクチュアリガードを粒子化して、応対したのであった。
「天夏様、ご入浴の準備が整いましたので、お知らせに参りました‼」
「ありがとうございます、ウィリアムさん」
「いえ、気軽にウィリアムとお呼びください、では、失礼します」
「風呂か・・・」
【お前は、スケベ大魔王だしな(*´ω`*)】
「なんで、おまえが落ち込むんだ」
ウィリアムが浴場の準備が出来たので知らせに来てくれたので、天夏は、入浴関係でスケベ大魔王の称号を欲しいままにしていたので、嫌な予感しかなかったのであった。
それに気付いたサンクチュアリガードが呆れだしたので、天夏が突っ込んだのであった。
そんなこんなでセイグリッド公爵家の浴場に向かったのであった。
「誰も入ってないよな」
今日は運よく、誰も入っていなかったのであった。
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セイグリッド公爵家の晩餐
天夏は、運が良かったのか誰も入浴してこなかったので、スケベ大魔王の称号を修得することはなかったのであった。
というよりも元から転生する前にとっくに取っていたりするのだが、そんなことはさておき、
「遠慮しないでくれ、天夏君、ヤヨイくん」
「うれしいですわ‼ お二人に会えて」
「あの~わたしとお友達になってください‼」
「勿論だ」
「良いぜ、喜んで‼(とっくに友達なんだがな)」
「いいお友達が出来てよかったな」
「はい‼」
現在、夕飯を食べているのだが、日本で普通に生活していても食べれない五反田食堂と月と鼈ほどの豪華な、料理が所狭しと並んでいたのであった。
テーブルマナーに気を付けながら天夏と弥生は料理を口にしていたのであった。
スミレから友達になってくれと申し出たので、申し出を受けたのであった。
二人が断る訳がない、それは、自分達がとっくに友達なのだから。
「?」
「スミレ、どうしたのです?」
「お父様、あの剣は?」
「あれは、テトラが持ってきたくれた剣なんだが、テトラとアンナも抜けなくてな、仕方なく飾っているのだよ」
【機攻殻剣を飾りにするな‼】
「(?_?)」
夕飯を食べ終えて談笑していたのだが、スミレがふと壁に飾られている青い拵えの二尺三寸の日本刀を指さして、質問したところ、テトラが竜の里でペンタと一緒に仕事で訪れた遺跡で見つけたらしく、テトラもアンナも抜刀出来なかったので、仕方なく飾ったのだと説明したところ、サンクチュアリガードが突っ込んだのであった。
こうして夜が更けていったのであった。
「ヤヨイ、あれ」
「間違いない」
【わたし達と同じ神装機竜です】
【竜の里・イーラビータだったか、そこに住んでる、テトラはこの家の親戚らしい、おまえ達とは同い年、あの機攻殻剣は、竜の里の竜が志半ばで我らのようにこの世を去った魂を宿したものだしな】
「ああ、あの機攻殻剣の主は、セシリア」
「今はスミレと呼んだ方がいい」
天夏と弥生は、天夏の宿泊部屋で、スミレことセシリアのことを考えていたのであった。
そして壁に飾られた日本刀が機攻殻剣であることは間違いないのは、二人の相棒が、竜の里の竜であったからだ。
なので、テトラがこの家の親戚であることは知っていたのであった。
「たしか、チェルシーがこの引き出しに、わたしを見つけてくれた際に着ていた服のポケットに入っていた物を閉まってくれたのよね、怖い、けど、確かめないと」
スミレは、チェルシーが自分を運んで、着替えさせる際にIS学園のポケットから出てきた物を机の引き出しから取り出すことにしたのであった。
「」
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ミスリルコア
スミレはチェルシーが、アンナと運んで、着替えさせる際に、ポケットに入れていた物はすべて、机の引き出しに全てしまったというので開けることにしたのであった。
「これは?」
中に入っていたのは、スマホとIS学園の生徒手帳そして財布が入っていたのであった。
流石に、手帳の中身は明日に見ることにしたらしく、そのまま引き出しを閉めてベッドで寝ることにしたのであった。
天夏と弥生もお互いの宿泊部屋に戻って就寝したのであった。
そして翌日の朝、いつも通りに修練をアンナとスミレも混ざって行い、朝食を食べることにしたのであった。
「そうか、今日、ここを発つのだな」
「はい、そのつもりです」
「お世話になりました」
「なに、また来るといい」
天夏と弥生は、このままスミレの為だと思い、セイグリッド公爵家を出発することにしたのである。
「IS学園? イギリス代表候補生、セシリア・オルコット・・・・嘘でしょ‼」
「さてと、荷物も片付いたし」
「きゃあぁぁ‼」
「どうした‼」
「わたくし、思いだしたのですわ・・・(´Д⊂グスン、もしかして、一夏さん、箒さんですの?」
「どうしたのですのΣ(゚Д゚)‼」
「じつは、記憶が戻ったらしいんです」
「わかりましたわ」
スミレは恐れていた、もし自分が記憶を取り戻すことがあれば、自分のことを愛してくれた、セイグリッド公爵家のみんなを裏切るかも知れなかっただが、スミレはチェルシーが敢て、捨てずに、机の引き出しに入れてくれた、IS学園の生徒手帳を開けた瞬間、セシリア・オルコットとしての自分の顔写真が貼ってあったページを広げた瞬間、記憶が甦ってしまったのであった。
ちょうど、そこに、天夏と弥生が出発するところだったので、駆けつけてくれた瞬間、二人が、クラスメイトだった、織斑一夏と篠ノ之箒であると気づいたのであった。
そして、アンナ達も駆けつけてくれたのであった。
「わたくしの本当の名は、イギリスの、オルコット社、社長、セシリア・オルコットで、ISの代表候補です」
「ですが、あなたはわたくしの大切な妹、スミレ・セイグリッド、セシリア・オルコットではないのですわ‼」
「はい‼」
セシリア・オルコットだった時、二~三年前くらい、実の両親を列車の事故で亡くし、遺産を守っていたことなどを話したのであった。
地球でもう自分が死んだことを悟った以上、幼馴染だったメイド、そう、アンナの黒神のメイド、チェルシーと同じ名前のメイドを労等に迷わせてしまった自分ことをセイグリッド公爵家のみんなに話したのであった。
「今まで、わたくしを実の娘として置いてくださったことを」
「よくないですわ‼」
「わたくしは‼」
「そんなことで、わたし達家族の絆は壊れはしない、ここに居ていいんだ、誰がなんといようと、おまえは、わたしの娘、スミレ・セイグリッドなのだから」
「ユーリさんが教えてくれた、泣きたいとき泣けって」
「うわあっぁぁっぁあ( ノД`)シクシク…」
記憶が戻った以上、自分が此処に居ては、危害が及ぶと考えたスミレは再びセシリア・オルコットとして表舞台に出ることを決めたが、アンナが許すはずがなく、言い争いを始めてしまったのだがセイグリッド公爵の鶴の一声で蹴りが付いて、セシリア・オルコットを捨てることを決意し、アンナに抱きついて泣いたのであった。
【主、わたしの力を貸す時が来たらしい】
「どうやら、その剣はスミレを選んだらしいな」
「はい、わたしは、天夏と弥生と、共に行きます‼」
「吹っ切れたんだな」
「ええ、けど、まだ私の中でもけじめがついてないことが多いわ、けど、天夏と弥生達が一緒なら‼」
「行っていきます、お父様、お母様」
「ああ、気を付けていくんだぞ、娘を頼んだよ、天夏君、弥生君」
「勿論です、では、行くぜ、待ってろよ、鈴、ラウラ、シャル‼」
【一度、フラクシナスへ戻れ、今度は超神次元ゲイムギョウ界の、ラステイションとルウィーだ】
「OK‼」
蒼い拵えの日本刀の機攻殻剣「蒼翔師竜 トランスコア」がスミレの手に渡り、女性の声で力を貸すと言い、セシリア・オルコットとしての概念を断ち切ったのであった。
スミレは、ティアと同じ冷静沈着な性格になったのだが、やはり、可愛い物には目が無いのは元と一緒だったのは言うまでもなかった。
そして、部屋でIS学園の制服に着替えて、旅支度をして、天夏と弥生共に旅立ったのであった。
そして、次の目的地が、超神次元ゲイムギョウ界のラステイションとルウィーだというので、フラクシナス経由で向かうことになったのである。
光焔の御子の名を持つ少女と道具として創られた銀の兎が待っているのだから
スキット:家族その2
天夏「良い家族じゃないか」
スミレ「そうね、あの家族が、IS委員会だろうが、政府だろうが、敵うはずないわね、わたしってバカみたい」
弥生「なんだよ、おまえら、いいよな、金持ちの家に拾われて‼ まぁ、天夏の正妻はわたしだからな‼」
スミレ「その勝負乗ってあげる」
天夏「おい、って、スミレ、剣出来るのか?」
スミレ「セイグリッド公爵家は武芸全般に秀でてるから、槍と斧と術は出来るわね、剣術は、龍美さん達が教えてくれる、天然理心流を学ぶつもりだから、我流で剣で戦うことにするわ」
トランスコア【頼もしい限りだ】
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行くぜ‼ ゲイムギョウ界
無事に天夏は、二人目の仲間、セシリア・オルコット改め、セイグリッド公爵家次女、スミレ・セイグリッドを連れて、一旦、超神次元ゲイムギョウ界のルウィーとラステイションを目指すために、研修先のフラクシナスへ戻ってきたのである。
「ただいま、戻りました‼」
「此処が、フラクシナスか、わたし達、宇宙に来ちまったんだな(ISが兵器と認識してなかったら、こうやって宇宙に来れたんだろうな~)」
「そうね」
「戻ったか、あ、わたしはこのフラクシナス艦長代理、綾瀬=マクスウェルだ」
「どうも、天河天夏です」
「朝宮弥生です」
「スミレ・セイグリッドです」
フラクシナスへ戻ってきたのだが、弥生とスミレが、次元武偵の手帳とアイテムパックを持ってなかったので、申請にやってきたのだが、龍姫達は別件でどこかへ行っているらしく、いなかったが、艦長代理の軍服に身を包んでいる精霊王、綾瀬が自己紹介をしたので、三人は自己紹介をしたのであった。
「そうか、わかった、敢て、過去は聞かない、これを渡しておく、それでは」
「天夏、あの人、人間じゃない」
「ああ、龍姫姉から聞いたが、四精霊を使役する精霊の王なんだと」
「なるほど、とりあえず、行くわよ、あと残りは」
「鈴、ラウラ、シャルの三人、良い人に拾われてくれたらいいけど」
「ゲイムギョウ界か、楽しみだ、行くぜ‼」
「本当に、あの箒なのね」
「それをおまえが言うか」
綾瀬から次元武偵の手帳とアイテムパックを受け取った弥生とスミレは早速、身に着けて、超神次元ゲイムギョウ界のラステイションとルウィーに向かったのであった。
IS学園で唯一、専用機が無く、適正も低いという天夏組だった人物だったのかと思うほど、大胆不敵に動く性格になっていることに驚きを隠せないスミレに、天夏は突っ込んだのであった。
転送ルームに戻って、超神次元ゲイムギョウ界のラステイションへ座標を合わせて、テレプールに飛び込んだのであった。
「本当に、工場の街だな、ISくらい作れそうな」
「とりあえず、この写真を見せて、聞き込みするか」
【それしか、手が無いしな】
無事に超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの入り口に着陸した天夏達は、街で、持っていたスマホに保存していたシャルロットの写真を見せて、聞き込みを始めることになったのであった。
ゲイムギョウ界のお金は後で作ることにしたのであった。
「あ、その子、なのは様の子ね」
「‼ 家はどこですか‼」
「街から少し離れた場所に建っている黒い屋根の家だよ」
「ありがとうございます‼」
【重要な手がかりだな、弥生達に連絡しろ】
「ああ」
天夏達は、手分けしてシャルロットを探すために聞き込みをしていた所、天夏が聞き込んだ気前のいいおばさんが、空龍夫妻の子だと言い、家までの道のりを教えてくれたので、御礼を言い、天夏はスマホを取り出して、弥生達に入り口前に集合と伝えたのであった。
スキット:スミレの手料理その2
スミレ「出来たわよ」
天夏「見た目はいいんだけど」
弥生「そういえば、学園でこいつの料理で痛い目に遭ったしな」
スミレ「ヘレナさんに料理は教えてもらったわよ‼」
天夏&弥生「それじゃあ、いただきます‼」
スミレ「どう?」
天夏&弥生「うまい‼」
スミレ「わたしが、あの家のお嬢様してると思ったの、大丈夫よ、お姉さまが、興味を持ったことはどんどんやりなさいって、教えてくれたから」
天夏「これも、武芸の修練の」
スミレ「一環よ」
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神装機竜 装着
超神次元ゲイムギョウ界のラステイションに到着した天夏達は、相棒の神装機竜が見つけた反応と聞き込みで仕入れた情報をもとに、獅子神家に向かうことにしたのである。
「さてと、確か、ルクスはこうやって、白き刃を持って、斬り裂け‼ サンクチュアリガード‼」
「
【この姿で会うのは初めてだったな】
「かっこいい」
「綺麗ね」
天夏は神装機竜に慣れていた方がいいとこの先いざという時に展開できないと言うことで、白い機攻殻剣「サンクチュアリガード」の刀の柄のボタンを押した瞬間、刀身に、龍の絵が浮かび上がり、そして、白き東洋の竜が現れて、ISのように、天夏に装着されたのであった。
ISより一回り大きいのだが、頭に龍の顔をモチーフにしたバイザーが下りて、全体的に白い装甲を装着していたのであった。
得物は、日本刀とライフルなどが装備されていたのであった。
「わたし達も、この世のすべてのものを焼き尽くす黙示録の炎‼ ドラゴニック・オーバーロード‼」
【弥生様‼】
「行くわよ‼ 天帝の使い、蒼き海より現れよ‼ トランスコア‼」
【わたしの力、存分に使うといい】
弥生&スミレ「接続開始‼」
「おまえ達もなかなかカッコイイぞ、さてと、行くぞ」
弥生とスミレも天夏の見様見真似で、柄のボタンを押して、自作した詠唱を述べると、
弥生は、赤い翼を広げて、手には剣を持った赤い竜が二足歩行で姿を見せて、装甲に変化して、弥生に装着されたのであった。
頭の装甲には白い一本の角が付いて、背中には大きな翼が付きて、日本刀が、本差しと呼ばれるのが二刀が左側に差してあり、弓は呼ぶ仕組みらしく、後腰に小太刀が装着されている神装機竜だったのである。
スミレは、全体的に蒼く、左手首には、鎖付きの錨が発射できる籠手が付いていたほかは、日本刀と銃火器と槍と斧が装備されており、背中には翼が付いていた神装機竜だったのである。
三体の神装機竜に共通するのは、火力が低いが、IS以上の威力の二丁拳銃がデフォルトで装備されているのであった。
とりあえず、慣らすために、三人は神装機竜で、仕入れた情報で教えてもらった空龍夫妻の家へ向かったのであった。
スキット:初めての神装機竜その1
天夏「これがルクスがいつも授業で装着していた、神装機竜なんだな」
サンク【浮かれている場合ではないぞ】
弥生「ISがかすんで見えるな」
オバロ【それは仕方ないですよ、弥生様】
スミレ「この神装機竜とISが模擬戦したら、ISが木端微塵ね、やるときは、訓練機借りないと」
トランス【そうしてくれて助かる、罪なき命を奪いたくないからの~】
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獅子神家訪問
超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの街はずれにある空龍夫妻の家に向かって神装機竜を身に纏っていたので、
「此処で降りて、行こう」
「そうね」
「一応、武偵所で許可は下りてるが、物騒だって思われて、シャルに殺されたくないしな」
「神装機竜に慣れてないと、転入した際に困るわよ」
一旦広い場所を見つけたので、着陸して、武装を解除したのであった。
IS以上に攻撃力がある以上、武偵所で神装機竜の許可は貰っているが、神装機竜のことを知らない人が間違えて攻撃してくることを考えて、着陸地点から徒歩で空龍夫妻の家に向かうことにしたのであった。
「さて、得物の準備は出来てるか?」
「ああ、もちろん、わたしの背中は預けたぜ‼ 天夏‼」
「この場合は、槍より、剣ね」
【来るぞ‼】
「ヌラ~‼」
地上を歩くと言うことはゲイムギョウ界の魔物と遭遇することが多くなる、IS学園ではない肉弾戦の実戦がぶっつけ本番で行われるのだ。
天夏達は、転生した際に、ISと神装機竜に頼らない戦い方を伝授されていたので、天夏は、機攻殻剣を抜刀して、弥生も機攻殻剣と小太刀を構えて、スミレも状況を把握して、アンナとイリアとテトラから教わった槍と斧ではなく、まだ我流の剣術で戦うことにしたのであった。
と言っても相手は、スライヌというゲイムギョウ界の弱い種の魔物だが、大群で襲ってくることがあると言うことは前もって、龍姫達に教えてもらっていたので、
「虎牙破斬‼」
「魔王炎撃波‼」
「天夏‼ 流石、わたしの旦那だぜ‼」
「お願いだから、そういうことは、二人の時にしてくれ」
「そこ‼ いちゃつかない‼」
相変わらずの夫婦漫才更ながらのコンビネーションで襲ってくる魔物を片っ端に片付けて行っていたのであった。
そして、魔物が襲ってこない場所に付いたので、機攻殻剣を粒子化し、片付けたのであった。
そして、
「この家だな、表札に獅子神って書いてあるし」
ついに街で教えてもらった黒い二階建ての家を見つけて表札を見たら獅子神と彫られた木製の板を見た天夏達はインターホンを鳴らしたのであった。
「ん? って、おまえらかよ(゚Д゚)ノ‼」
「まさか、ここの家って」
「ああ、アタシの実家(≧◇≦)」
「苦労して損したわね(´・ω・`)」
「どうせ来る頃だと思ったけど、どうせ、星奈のことでしょ、折角来たんだし、あがってけ」
「では、お言葉に甘えて、失礼します」
じつは、先ほど太陽と月華に、フラクシナスで数分前に出会ったので覚えていたのだが、名字まで聞いてなかったので、まさか実家が超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの街はずれに住んでいるとは思ってなかった天夏達は疲れ果てていたので、太陽が家に上がって行けと言ったので、天夏達は家にあげてもらうことになったのであった。
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光焔の御子の名を持つ少女
無事に魔物を蹴散らしながら到着したのだが、そこが顔見知りの太陽の実家の獅子神家だったので、今までの苦労がなんだったのかと思ってしまった天夏達は、太陽の計らいで、家に上がっていたのであった。
「まさか、新入りのおまえらが来るなんてな、用は、アタシと同じ転生する名前を持っている、シャルロットを探しにこに行けって街の連中に聞いてたろ」
「‼」
「あの時、アタシと月華が街にいたんだよ。星奈がそのおまえ達が探してる「シャルロット」、アタシの妹だ、だがな、おまえ達のこと覚えてない」
「やはりそうか」
「星奈‼」
「お姉ちゃん、何?」
「(シャル‼)」
太陽は自分と同じ旧名を持つ妹を探しに来た天夏達に探しているのは自分の義妹で記憶喪失であると明かしたのだが、ここまでくれば記憶喪失だと言うことは慣れてきている自分達におかしくなりそうだったのだが、太陽が、二階で弟、龍陽の面倒を見ていた星奈ことシャルロットを呼びつけたのであった。
転生する前と同じ顔だったのですぐわかったのだが、星奈が天夏達を見ても記憶が戻らないのである。
「あの~ボクと会ったことあるの? ボクは獅子神星奈、十五歳、お姉ちゃんとお父さんに武術を教えてもらってるんだ、よろしく」
「オレは、天河天夏だ、同じく十五歳」
「わたしは朝宮弥生、十五歳、剣と弓と格闘術、魔法が出来る」
「スミレ・セイグリッド、あなたと同じ十五歳、槍と斧と剣と魔法が出来るわ」
「今日からお友達だね(^_-)-☆」
「(オレたちは元々友達だ、シャル)」
「なぁ、龍陽ことは姉ちゃん達に任せて、一仕事行って来たらどうだ、ほれ‼」
「一緒に行かない?」
「ああ、いいけど(ISが無い今のシャルに、生身の戦闘は荷が重いしな)」
「夕飯までには帰って来いよ」
「バぶ~‼」
「行ってきます‼」
天夏達に星奈は明るい表情で姉からのお下がりのパーカワンピに短パンを履いた姿で現れたのだが、記憶喪失であることを忘れてしまうほどに頭の中でピンときたが、当の本人が天真爛漫な性格だったこともあって、いきなりの初対面としての行為に驚きながら、天夏達は自己紹介をしたのである。
太陽は気を利かせてなのか、街に行った際に武偵所で仕事を持ってきたので、何かきっかけになればと思い、依頼書を星奈に投げ渡したのであった。
星奈一人で行くはずがなく、天夏達も一緒に同行することになったのであった。
スキット:星奈の戦い方
天夏「シャ・・じゃなかった、星奈の武器は?」
星奈「この、デュアルウェポンだよ、剣と銃に変形できるのを二つとお姉ちゃん直伝の格闘術かな、念の為に回復魔法も出来るよ」
弥生「中二っぽいな」
スミレ「そうね」
天夏「誰に教わったんだ?」
星奈「お父さんと、ルドガーさんとかだよ、昨日も、叔母さん達に教わったから‼」
天夏「無茶はなるべくしないでくれ」
星奈「うん」
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星奈(シャルロット・デュノア)
天夏達は、記憶喪失で自分達のことを覚えていないシャルロットこと、獅子神星奈を連れて、一緒に武偵所の依頼を片付けに、ラステイションの街はずれの遺跡にやってきたのであった。
「ぐぉおお‼」
「”#%&」
「早速、お出ましか、行くぜ‼」
「援護は任せなさい‼」
「グぉおお‼」
ラステイションの街はずれの遺跡は、以前、龍姫の始まりの場所である洞窟になっており、入っていきなりの魔物達のお出迎えに、応えるべく、天夏達は、一斉に武器を構えたのであった。
「祓い給え‼ 清め給え‼」
「旋風槍‼」
「アサルトバレッド‼」
「虎牙破斬‼」
「ぐおおおお‼」
「大方、片付いたけど、油断できないな」
弥生は、姉直伝の弓術で的確に射貫き、スミレも槍術で蹴散らし、天夏は、天然理心流の剣技で斬り捨て、星奈がデュアルウェポンを巧みに変形しながら魔物を捌き、大方、片付いたので、奥へと進むことにしたのであった。
今回の依頼は、ラステイションの街はずれの遺跡の調査と魔物退治だったので、そのまま行くことにしたのである。
「特に変わった所はないわね」
「お~い、こっちに、刀があるぞ」
「まさか、今、そっちに行くよ‼」
遺跡に到着した天夏達は遺跡を調べてみることしたのである。
至って変わった様子はなく、地上に出ることにしたのだが、弥生が奥の部屋で刀があるというので、天夏達はその刀を見に行くことにしたのであった。
「なんで、日本刀が?」
【我だ‼】
【待っていましたよ、サンクチュアリガード、そして、主様】
「主?」
「星奈、おまえのことだ」
【星奈さん、その刀を抜くことが出来ます、ですが、あなた様が忘れている残酷な記憶が甦る可能性があります、決めるのは、星奈様、です】
「ボクは、この刀を抜くよ、何か忘れちゃダメなことだから‼」
天夏達が辿り着いた部屋には一振りの二尺三寸の白刃の刀身に金色の鍔で、柄巻は黄色の日本刀が台座に刺さっていたのであった。
サンクチュアリガードが呼びかけた瞬間、声が聞こえて来て、星奈に主と呼びかけたのであった。
星奈は何の事だか分らなかったが、天夏達は、星奈の事だと言い、ドラゴニック・オーバーロードが、刀を抜いた瞬間、忘れていた残酷な記憶が甦ると言って、選択を星奈に委ねたのであった。
星奈は、受け入れると決意し、台座に刺さっている日本刀の柄に手を掛けて、思いっきり、引っ張ったのであった。
「何か‼ キャああああああ‼」
天夏達「星奈‼」
「そうか、ボクの本当の名前は、シャルロット・デュノアそして、死んでるんだ、なんで、ボクは生きてるの?」
【星奈様、それは、鈴鹿御前様に転生されたのですよ、あ、申し訳ございません、わたしは、プロミネンスコアです】
引っ張った瞬間、引き抜くことが出来て、そして、星奈の背後に蒼き炎を纏いながら、黄金の甲冑を身に纏った二足歩行のドラゴンが姿を見せて、星奈は忘れていた記憶と本当の自分の名前を思い出して、悲鳴を上げたが、黄金の甲冑のドラゴン「プロミネンスコア」に転生されたことを知らされたのであった。
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ラステイションの武偵所
超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの遺跡で見つけた日本刀を台座から引く抜いた瞬間、星奈は記憶が甦り、泣き出してしまったが、プロミネンスコアが、鈴鹿御前の手によって転生したことを聞かされて、立ち上がったのであった。
「これで、星奈も、神装機竜持ちになったんだな」
「どういうこと、まさかと思うけど、天夏達は?」
「気づけよ、わたしは、篠ノ之箒だよ、その名前は地獄に置いて来たぜ」
「地獄って、わたしは、セシリア・オルコットだったけど、今の家族が方が大事ね」
「オレは、織斑一夏だった、けど、オレはもう千冬姉と縁を切るつもりだ」
「ボクも一緒に連れてって‼」
「そのためにこの世界に来たんだよ、この世界に、ラウラが転生しているらしいけど、ルウィーらしい」
「今から言ったら夜だよ、そうだ、叔母さんに頼んで、下宿所に天夏達が止まれるように頼んでみるよ‼」
「いいのか?」
「お言葉に甘えようぜ‼」
星奈は天夏達が一夏達であり旧友だったことを思いだしたので、訊ねると、天夏達は、旧名を名乗ったのだが、今の名前と家族の方が大切だと言い切ったのであった。
そして、次の目的地である白き大地、ルウィーにラウラが転生していることを明かしたのであった。
星奈が今から行ったら、夜になってしまうので、今日は、ラステイションの武偵所本部の下宿所で一泊できるように星奈が、歳が近いが叔母に充る、龍月に頼んでみると言ってくれたので、地上に出ることにしたのであった。
時は変わって、ラステイション武偵所本部
「待ってたよ、ボクが、星奈の叔母の、獅子神龍月、今日下宿所で一泊するんだよね、セイバー、案内してあげて」
「リュウゲツ、こっちです」
「‼Σ(゚Д゚)」
「小さい龍月さんだな」
「よく言われますね」
黒服を着た龍月を小さくした少女が突然姿を見せたので、天夏達は、龍月の年齢で、自分と同い年の星奈の叔母であるという事実に驚いていたのであった。
龍月とは三つ違いなのだから。
「テンナは、この部屋から三部屋です」
「真ん中の部屋がオレだよな?」
弥生&スミレ「もちろん‼」
セイバーが天夏達を案内した三部屋が並んでいたので、真ん中の部屋を天夏で、両端を弥生とスミレで宿泊することになったのであった。
「星奈の神装機竜か、どんなんだろうな? とりあえず、風呂入ろ」
「天夏‼ 風呂入りに行こうぜ‼」
「おまえ、女だろ(´・ω・`)」
「安心して、下宿所の大浴場は、男女別だから」
「よかった・・・・」
「ラッキースケベ常習犯だからな、天夏は」
「言い返せない」
天夏は下宿部屋で荷物を置いて、ベッドに座っていたが、とりあえず、風呂に入ることにしたのを見ていたかのように、弥生が風呂に誘いに来たので、大慌てで、弥生を注意したのだが、幸いにも、念の為に、四ヶ国の武偵所の下宿所の大浴場は男女別に造られているのであった。
天夏はバスタオルなどを持って、大浴場の入り口まで一緒に弥生達と行くことになったのであった。
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下宿所での一幕
星奈が神装機竜を手に入れて、合流を果たした初めての夜、現在、壁を隔てて男湯で疲れを癒している天夏だった。
「IS学園の風呂より、断然いいぜ‼」
「そうね、時間を気にしないでいいから楽ね」
「ツキミさんから教わった魔術とか明日、試してみるか?」
「壁一枚でどんだけ聞こえるんだよΣ(゚Д゚)‼」
「銭湯と同じなんだし」
大浴場は、IS学園と違い時間制限が無いので、いつでも下宿している者なら入浴可能なので、ゆっくり入っていたのだが、女風呂から弥生達の話し声が聞こえるのであった。
大浴場は、檜風呂などが完備されているので、IS学園より良かったのであった。
天夏は、女風呂から聞こえる、弥生とスミレのガールズトーク(特に胸の話)などを聞かされながら入浴を楽しんでいたのである。
そんなこんなで、大浴場から上がって、脱衣所で服を着て、夕飯を食べに行くことにしたのであった。
「この世界のお金は、そんなに持ってないしな」
「天夏は、なんか、食材って持ってないか? わたしは、保存が利くものとかしかないからな」
「オレもそこは考えてなかったからない」
「どうしたの? あ、晩御飯? これで、良かったら食べて、わたしは、星奈の母、獅子神なのは、よろしく、星奈の事、頼んだよ」
「ありがとうございますΣ(゚Д゚)‼」
「仕方ないわね、織斑先生より、二つ下らしいから」
「あの年で、十七の双子の母親だもんな、天夏の部屋で食べようぜ‼」
「なんで、オレの部屋Σ(゚Д゚)‼」
天夏達は、現在の超神次元ゲイムギョウ界の通貨、クレジットは、遺跡探索と魔物退治で得た、報酬だけだったので、明日の路銀のことを考えて使えなかったのである。
そこに、星奈の義母で、篠ノ之束になんとなく雰囲気が似ている、なのはが、星奈を助けてくれたお礼に、晩御飯の越訴わけを持ってきてくれて、天夏達は、受け取って、御礼を言い、なのはは自宅に帰って行ったのであった。
なのはを見た天夏達は、あの若さで、一男四女の母親だと言うことに驚いていたが、スミレのカミングアウトで更に驚いていたのであった。
晩御飯は結局、天夏の宿泊部屋で一緒に食べることになったのであった。
「織斑先生」
「一夏・・・;つД`)」
その頃、IS学園の教師で、天夏の元姉、織斑千冬は、寮長室で仕事を終えていることもあって、飲んだくれおり、それを、副担任の山田真耶が励ましていたのであった。
ISの限界を思い知った、IS学園教師達は、ルエルの襲撃事件以来、怯える日々を過ごしていたのは言うまでもなかった。
そして夜が明けて、翌日、
「天馬達、ちゃんと、学校に行ってるかな?」
「天馬、そっか、あいつと、半年も会ってないな~」
「知り合いなの?」
「わたしが、保護観察対象だった、篠ノ之箒だった頃、各地を転々とさせられていたってのは話したよな、実は、野井原で、六年間過ごしてた」
「助けてくれたのって」
「ああ、天夏の叔母の剣心さんだ、最初の頃、わたしは人間不信と自律神経失調症と精神疾患を患って、人と口が利けない状態だった」
「その時に、天馬がおまえに手を差し伸べたんだな」
「ああ、それから、わたしは剣の事などで話せるようになって、天河家に下宿させてくれるようになったりと、親友となった、本当なら、一緒に高校に行くはずだった」
「流石の剣心さんでも、政府を黙らすのは時間の問題だったのね」
「ああ、中学を卒業して、天馬と離れ離れになって、IS学園に入学した、そして」
「オレと再会したか、そして、天馬は次元武偵になった なるほど、あの時、態と、天然理心流を使わなかったんだな」
「ああ、中学では、剣道部に入らず、天馬と一緒に野山で遊んでたっけ、妖怪たちにも出会った」
天夏は日付を見て、月曜日になっていたので、義妹達がちゃんと学校に行っているか気にかけていたのであった。
そこで天馬の名が出たので、歩きながら、星奈を迎えに行く道中で、弥生が篠ノ之箒だった頃の話をしたのであった。
小学四年の時に、天夏と離れ離れにされた際に、政府から自分を救出してくれたのが、剣心で、ほとぼりが冷めるまでの間、実家がある野井原の地の学校に転入したことを明かしたのである。
心無い大人達によって精神疾患を合併症で患っていた時に、出会ったのが、天馬だったのである。
そこから中学まで野井原で過ごし、IS学園に入学したのだと、話したのである。
天夏とスミレは、野井原の地がISによってゆがめられた世界ではないこと、何より、人間と妖怪が共存していることに感心していたのであった。
そう、いつか、闇を公にするべく、天馬は、もう一人の親友、セドナ共に、次元武偵の資格を取ったのであった。
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一路、ルウィーへ
弥生が天馬とセドナとは親友だったことを知らなかった天夏は驚きながら、星奈の待つラステイションの街はずれの獅子神家に辿り着いたのであった。
「さてと、おばあちゃん、行ってきます」
「行ってらっしゃい」
「うん‼」
天夏達が到着した頃、ちょうど、朝食を食べて終えて、産まれたばかりの弟を見て、自室で荷造りを終えて、アイテムパックを身に着けて、白とオレンジ色のパーカワンピに短パンを履いた、星奈は、忘れ物がないことを確認して、自分の顔写真が貼られている次元武偵の手帳を持って、一応戸籍上は祖母になる、明と桃子に行ってくると言って、玄関から出て行ったのである。
「行こう、ラウラが待ってる、一応、転生してるから、この前、名前を聞いていたんだ」
「そうか、この世界に一緒に転生されただっけ、名前は?」
「向こうもボクを見ても記憶が戻らなかったみたいで、お互い今の名前を名乗って自己紹介したよ、今のラウラの名前は、御子神なぎさ、けど」
「けど、何か問題でも?」
「会った方が早いから」
「そうだな、ルウィーへ行くには、これで行けばいいのか? 白き刃を持って、斬り裂け‼ サンクチュアリガード‼」
「カッコイイ(≧◇≦)‼」
【この姿でおまえの前に現れるのは初めてだな】
「接続開始‼」
星奈が、転生したラウラと一緒に仕事をしたことがあったので、敢て容姿のことは言わず、名前は教えて、ルウィーに向かって、神装機竜を使って空を飛んで行くことにしたのであった。
ルウィーへの道のりは徒歩で行くとかなり時間がかかるので、空を飛べる以上、使わない手はないので、天夏が実体化した、機攻殻剣の柄のボタンを押して、詠唱し、白銀の東洋の龍が、天夏の背後に現れて、天夏に装甲となって装着されたのであった。
「行くね、祝福されし光の竜よ、蒼き炎で鎖を解き放て‼ プロミネンスコア‼ 接続開始‼」
星奈もルクスの神装機竜を纏っている時のことを思いだしながら、天夏の見様見真似で、詠唱して、背後に蒼い炎を纏いながら姿を現した、二足歩行の金色の甲冑を身に纏ったプロミネンスコアが、星奈に各部位に装甲と化して、装着されたのであった。
青と金の二色の装甲に背中には青い炎の翼が生えていた神装機竜だったのである。
「行きましょうか」
「ああ、待ってろよ、ラウラ‼」
弥生とスミレも神装機竜を身に纏い、ルウィーへ転生したラウラを迎えに行くのであった。
スキット:神装機竜その一
星奈「これが、ルクスと同じ、神装機竜なんだ、王立士官学校に行かなくていいのかな?」
天夏「そういえば、忘れてた」
弥生「上が何とかしてくれるだろ、ISだって言って、IS学園に編入すればいいことだしな」
スミレ「それに、何のために、ルクスが留学してるのよ」
天夏「確か、ルクスがISを学ぶためだったけ」
星奈「なら、問題ないね‼」
オバロ【ISという物と比べられるのは、どうかと】
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黒兎だった少女
転生した元ドイツ軍所属、殉職扱いで、少佐から二階級特進で、大佐になったラウラが、記憶喪失で御子神なぎさと名乗っていると星奈が聞かされた天夏達はルウィーへ神装機竜で向かっていたのであった。
しばらく飛行して、街の前の開けた場所で、着陸して、徒歩で行くことになったのであった。
「星奈、家の場所とかわかる?」
「うん、もう着いてるよ‼」
「真ん前に降りたのね、わたし達Σ(゚Д゚)」
【スミレよ、気落ちするでない】
何も考えないで、着陸した場所こそが、超神次元ゲイムギョウ界のルウィーの御子神家前に着いていたことに、自分達の悪運が恐ろしくなってしまったスミレに、トランスコアは励ましていたのであった。
「家に誰かいないかな?」
「ピンポ~ン‼」
「は~い‼」
「え?」
「星奈だ、後の子達は?」
天夏達一同「(全く別人になってんじゃねぇか‼)」
「お母さん達は学校行ってるし、今は、わたししかいないけど、あがって‼」
「それじゃあ、失礼します‼」
転生したラウラの姿を知っている星奈が家のインターホンを鳴らしたところ、中から現れたのは、茶髪で髪を下の方でリボンでまとめている星奈と同様に着痩せするらしく、来ていたのは、白の動きやすそうなジャケットにミニスカートという服装の碧眼の少女が出迎えてくれたのであった。
転生前のラウラBは銀髪左眼に越界の瞳(ヴォーダン・オージュ)という物を移植されていた遺伝子操作で産まれて親がいなかった小柄な軍人気質だった少女というのが嘘に思えるくらいに、天真爛漫で、清楚な感じの少女に転生していたのだから、天夏達が驚くのは無理もない。
「あの~、わたしは、御子神なぎさ、よろしく」
「オレは、天河天夏、こっちが」
「朝宮弥生、弥生でいい」
「スミレ・セイグリッド、スミレでいいわ」
「星奈のお友達なんだ、今日から友達だね‼」
「そうだな(ラウラの時より、全く真逆になっちまった‼)」
お盆に麦茶を淹れたコップを持ってきたなぎさは、テーブルに人数分置いて、自己紹介をしたなぎさに、自分達も自己紹介をしたのであった。
今のなぎさの身長は、ラウラより少し伸びており、今では叔母達と変わらないくらいになっていたのであった。
余りの変わりように、どう接しようか考えていた天夏達だった。
「さっき、両親が学校って言ってたけど?」
「お母さんとお父さん、高校出てないんだ、仕事で通えなかったらしくて、茶熊学園で高卒の資格を取ってくるって、全寮制なんだけど」
「って、ことは、なぎさ一人で暮らしてるの?」
「お父さんの方の、叔母さん達が来てくれてるから、寂しくないけど」
スミレは家に上がる前に言っていた両親が学校に通っているので不在だと言ってたのを思い出して質問したのだ。
せなとなぎさが交互に説明したのであった。
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行くぜ‼ 世界中の迷宮‼
転生したラウラBを見つけた天夏達だったが、本当にあの織斑千冬しか見えていなかった軍人だった人物だったのかというくらいの変貌ぶりを見たので、人違いかと思っていたのだが、案外間が抜けているのかという癖が見えていたので、天夏達はラウラBだと思っていたのであった。
「武偵所の依頼は行くの?」
「うん」
「オレ達も一緒に行っていいか?」
「いいけど? 寒い所に行くよ」
「ああ、分かった」
星奈がなぎさに今日は武偵所の依頼は受けているのかと質問したところ、一件だけ、受けていたらしく、天夏達も一緒に行くことに同意したので、なぎさは自分の部屋で準備してくると言って、行ってしまったので、天夏達は外で待つことにしたのであった。
「ヨーロッパと京都にいるみたいな場所だなここは」
「元々は、二つのゲイムギョウ界だったのが統合してできたのがこのゲイムギョウ界らしいわ、だから、冬と秋が同時に来ている町並らしいけど」
「ボクも転生して、初めてここに来た時、驚いたから」
「馬車で行くのか?」
「徒歩だよ、お待たせ‼ 行こうか‼ 目的地は、世界中の迷宮だよ」
「ゲイムギョウ界の地名、変なのが多いな」
「そこでの依頼内容は?」
「最深部の調査、不審者がいるかもしれないから気を付けてだって」
「とりあえず、行かないとな‼」
なぎさが来るまで星奈がこの世界に初めて転生して来た時、記憶喪失で、義母のなのはに、気分転換で、武偵所に行ってみたらどうかと言われた時に、なぎさことラウラBに再会したのだが、その時点ではお互い記憶喪失だったこともあって、気づかなかったのだが、今になって、記憶が甦ったことで、なぎさがラウラBだと確信したのだが、今はとりあえず、天夏達は初対面を装うことにしたのであった。
しばらくして、なぎさがアイテムパックを装着して、茶色の安全靴を履いたなぎさが到着したので、ルウィーにある、世界中の迷宮の最深部に調査しに向かったのであった。
さほど、遠くないが、記憶がないなぎさにいきなり神装機竜を見せるわけにはいかないので、本人が言う通りに、徒歩で向かうことになったのであった。
町から出て数分後、
「此処が世界中の迷宮か、へんな魔物がいる」
「見つからないように行くよ」
「ああ(誰かに尾行されてる、こんなバレバレな尾行は、龍姫姐達はしない)」
「くく‼ あいつらの剣、マジック様に‼」
世界中の迷宮に辿り着いた天夏達は辺りを見まわして、色とりどりの立方体が浮遊しているのを見ながら、魔物に見つからないように、最深部目指して進むことにしたのだが、天夏達は誰かに尾行されているのにとっくに気づいていたが敢て、尾行に気づかれてないふりをして、奥まで行くことにしたのであった。
「主、待っているぞ」
世界中の迷宮の台座に刺さっている二尺三寸の桜吹雪の日本刀型機攻殻剣は主の到着を待ち望んでいたのであった。
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狂い咲く桜
なぎさの依頼を手伝うことになった天夏達は目的地の世界中の迷宮に潜入して、魔物を倒しながら、最深部に向かったのであった。
スキット:なぎさの武器
天夏「なぎさ、まさか、その大剣が」
なぎさ「うん、一応、格闘術とかできるよ」
弥生「バスターソードか、かっこいいよな」
星奈「オーダーメイドだもんね」
スミレ「そうなの‼」
なぎさ「うん‼」
「此処が最深部か?」
「あれ、なんだろう?」
「もしかして‼」
世界中の迷宮の最深部に到着した天夏達を待っていたのは、ルウィーでは珍しい桜が風もないのに舞っていたのであった。
なぎさが奥の台座に何かあることに気付き、近づいて行ったので、天夏達がその方向を見ると、桜色の拵えの日本刀が刺さっていたのであった。
天夏はそれが神装機竜だと気づいたのであった。
その時だった。
「あはっははは‼ これでも喰らいな‼」
「天夏‼」
「なぎさ‼ その刀を‼」
「うん‼」
「そうは行くかよ‼」
フードを被った少女、元犯罪組織マジェコンヌ戦闘員、リンダが神装機竜を奪いにやって来て、エネミーディスクを放り投げて、魔物を放出したのであった。
バルバトスにコテンパンにされて懲りたこと思ったのだが、いまだにマジック・ザ・ハードのもとで働いているという生活を送っていたのであった。
天夏達は、リンダがエネミーディスクから放出した魔物でなぎさと分担されてしまったのだ。
天夏はなぎさに台座に刺さっている日本刀を死守しろと指示を飛ばして、リンダと刃を交えていたのであった。
「ガキが‼」
「ガキ言って言うけど、わたしと変わらないよ‼ 魔神剣‼」
「よっしゃ‼」
「しまった‼」
なぎさのバスターソードの隙を突いて、リンダが、台座に刺さっていた刀の柄を掴んでしまったのであった。
万事休すと、思われた、だが、それはリンダにとって、とんでもないものが帰って来たのであった。
「ぎゃぁっぁぁぁぁ‼」
「‼」
【妾は、おまえのような者に使われると思うか、なぎさ、妾を】
「うん‼ きゃぁぁぁぁ‼」
「なぎさ‼」
そうリンダが柄を掴んだが、素質が無かったのかリンダが電気ショックを受けて気絶してしまったのだ。
そして、日本刀に宿りし龍が、なぎさを主として認めて、なぎさはバスターソードを放り投げて、台座に刺さっている日本刀の柄を力強く握り、引き抜いて、頭の中に忘れていた物が流れ込んできたのであった。
「気を失ってるだけみたい」
「バスターソードは、粒子化すれば持ち運べるか、そっちはどうするんだ?」
「おぼえてろ~Σ(゚Д゚)‼」
「逃げちゃったΣ(゚Д゚) とりあえず、なぎさを休ませないと、家に戻ろう‼」
どうやら気を失ってしまったらしくなぎさは、弥生が背負って、地上まで一方通行のワープゾーンを使って地上に出て、神装機竜を装着し、御子神家に戻ったのであった。
鍵は、なぎさが持っていたので、それで開けて中に入り、
「天夏は、居間で待ってろ」
「ああ、分かった」
なぎさを女性陣に任せて、天夏は、リビングで待つことになったのであった。
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御子神家の食卓
世界中の迷宮の最深部の台座に刺さっている日本刀を引き抜いたなぎさは気を失ったので、現在、超神次元ゲイムギョウ界のルウィーの御子神家の自宅で、女性陣が介抱していたので、天夏は、リビングで待たされていたのだ。
「天夏、なぎさはわたし達に任せて、今日の夕飯の食材を買って来てくれないか?」
「ああ、分かった」
【我らは、街に行こう】
「ああ、何が食いたいんだ?」
「そうだな、久しぶりに天夏のお任せの手料理を喰いたい‼」
「いいぜ、行ってくる」
リビングで待っている天夏のもとに、弥生がやって来て、今日は御子神家に一泊することになったらしく、星奈は家に連絡を入れて、許可を得たので、天夏のお任せの手料理が食べたいと希望して、天夏は、待機状態のサンクチュアリガード共に、ルウィーの町へ買い出しに向かったのであった。
資金は、世界中の迷宮の最深部に行くまで溜まっていたので、それを使えばいいのである。
「ここか?」
街に夕飯の買い出しにやってきた天夏は、ルウィーのスーパーマーケットにやってきたのであった。
手ごろな食材を買いに来たのだ。
天夏は、入り口の籠を持ち、店内へ入って行ったのであった。
転生前から、家事全般を任されていたので、こういう買い物はお茶の子さいさいで、商品を見ながら、献立を考えだして、
「鍋でいいか」
【無難な選択だな】
寄せ鍋に決まったようで、白菜や豆腐、鶏肉などを購入して、御子神家に戻ろうとした時、
「さてと、みんな、待ってるからな」
「あ!」
「? 誰だ、オレは天河天夏、で」
「あたしは‼ 御子神志澄琥‼」
「同じく、礼龍‼」
「龍琥‼」
「姫奈太」
「お兄ちゃんの家に行くんでしょ‼」
「なんで知ってるんだ?」
「お兄ちゃんに、頼まれた・・・」
「行きましょう‼」
「嘘だろ‼」
【お前は】
歳は下だが、なぎさの叔母に充る、四つ子の御子神姉妹に遭遇して、あづみとあかねと一緒に兄の家に向かうことになったので、御子神姉妹が神格化して、とんで帰ることになったのであった。
天夏は、志澄琥に完全米俵扱いで担がれていたのであった。
「なぎさ~‼」
「って、龍琥‼」
「戻ったぞ・・・」
「なるほどね」
「さて、飯作るから‼」
無事に戻ってきた、天夏は、御子神家一行に捕まっていたことに驚いていた弥生達は、まさか、龍琥達がなぎさの叔母だとは思ってなかったのである。
弥生は、フラクシナスに一回すれ違ったのと、次元武偵になった際に、流星の絆のメンバー全員の名簿を見ていたので、知っていたのである。
そんなこんなで夕飯作りが始まったのであった。
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黒兎から桜雌竜
超神次元ゲイムギョウ界のルウィーの御子神家に、龍琥達がなぎさの面倒を見に来たのであった。
天夏は、台所で、弥生ともに寄せ鍋をこしらえていたのであった。
「・・・此処どこ?」
「会いたかったぞ」
「誰?」
「わたしはおまえだ」
「?」
「どうやら時間だ、また夢で会おう」
世界中の迷宮で気を失ったなぎさは夢の中で銀髪で左眼に眼帯をしている、軍服の少女に対面したのであった。
そうなぎさは目の前にいた人物が、自分、ラウラであることに気づいていなかったのだ。
時間が来たと、現実世界に戻ったなぎさだった。
「目が覚めた、みんなご飯の用意できてるって」
「うん、行く‼ そういえばわたしの剣は?」
「ああ、弥生が預かっているよ」
「わかった、ありがとう‼」
星奈が介抱してたようで、なぎさが目を覚ましたので、下で夕飯の準備が出来ていると言うと、星奈に自分の愛剣のバスターソードはというと、弥生が預かっていると星奈がいい、下に降りて行ったのであった。
「龍琥‼」
「おばさんに失礼だぞ‼」
「そういえば、龍臣さんの妹だった」
「年下の叔母なのよね」
「その年で叔母って言う認識がスゲーけど」
なぎさにとっては、叔母になる龍琥達がやってきていたので、呼び捨てにしたところ、敬えと注意されてしまったので、天夏達は、自分と同年代の叔母に驚くしかなかったのであった。
「ねぇ、天夏達は、わたしのこと、何か知ってるの? 銀髪の眼帯の子がわたしだって ISって言う物について思いだしたんだ」
「いいのか、それを聞いたら?」
「わかってる、自分が、元ドイツ軍、黒兎隊隊長、ラウラ・ボーデヴィッヒだってことは」
「そうか、そこまで思いだしたら、分かるだろ、オレたちの事」
「もしかして、一夏‼」
「ああ、その通りだ、だが、オレは、織斑千冬と縁を切る、今の名前は、天河天夏、天夏でいい」
「うん‼」
「後は、鈴だけか?」
「明日、フラクシナスへ戻った方がいいだろ」
【弥生様の言う通りです、鈴様の居場所は、地球ですから】
「地球‼」
【その通り、日本のどこかってことはわかったんだけど、何せ、反応が薄い】
なぎさは記憶を取り戻したのであった。
自身がドイツ軍のドイツ人の遺伝子操作で産まれたクローンで親なしであることを、そして、目の前にいるのが一夏達だったこともすべて、思いだしたのであった。
そして、残るは、天夏の二人目の幼馴染、中国人、鳳鈴音だけになった、居場所はあいまいなのか、日本にいるようで、とりあえず、一泊し、フラクシナス経由で鈴を迎えに行くことにしたのであった。
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悪運
なぎさが記憶を取り戻し、天夏達と合流を果たし、残る仲間は、鈴だけになったのであった。
「平日だし、龍美さん達はいないか、なぁ、天夏、叔母さん達に頼めないか?」
「それは無理だろう」
「居場所は、長野県、軽井沢、そこに行きなさい」
「え、はい‼ ありがとうございました‼」
「IS学園、いい加減にして欲しいわね、特に、織斑千冬には」
平日と言うこともあって、フラクシナスはオペレーションルームに数人いるくらいで、鈴に辿り着く頼みの綱の従姉妹達もいないので、困っていた所に、ちょうど、明が、鈴が長野県の軽井沢にいると教えてくれたので、天夏達はお礼を言って、転送ルームで、長野県の軽井沢に向かったのであった。
「はぁ~(なんで、あいつの事、思いだせないのかな?)」
「お嬢様」
「あ、何?」
「朝から、ぼーとしてらっしゃるので」
「大丈夫です、ちょっと庭に出てるから」
「かしこまりました‼」
鳳鈴音こと明神朱音は、自室でぼんやりとしていた所、使用人に呼びかけられて、気分転換で庭に行ってくると言って、靴を履いて、庭に出て行ったのであった。
忘れてしまった思い人のことを、その人物が名を変えて、仲間達共に、ここに向かっていることを知らず。
「まさか、軽井沢に来るなんて思ってなかったな~」
「別荘地なのよ、普通学生が来るところではないわね」
「学生じゃないけど、本当に、箒とセシリアなのこの二人?」
「それをなぎさが言うのかよ‼」
天夏達は無事に長野県の軽井沢に到着して、人を探していたのであった。
別荘地ということもあって、なかなか人を見つけらなかったのだった。
弥生とスミレの変わりようになぎさが、頑固者の箒とお嬢様全開だったセシリアだと言ことに驚いていたが、なぎさがドイツ軍の軍人、ラウラだったことを思いだして突っ込んだのだ。
「あ、人がいるぜ‼」
「よかった、行ってみよう‼」
弥生がふと白い壁で黒い屋根の二階建ての屋敷を見た時に庭に人がいるのを見つけたので、鈴について聞くことにしたのであった。
「あれ、珍しいわね、何か御用?」
「実は」
「お母さん‼」
「‼(鈴‼ 背は伸びてるけど、変わらないな)」
「その様子だと、見つけたようね、天河天夏君、朝宮弥生ちゃん、スミレ・セイグリッドちゃん、獅子神星奈ちゃん、御子神なぎさちゃん」
「なぜ‼ オレたちに名前を‼」
「自己紹介がまだだったわ、明神卯月、そうね、星奈、あなたの大伯母になるわね」
「おばあちゃんのお姉さん‼」
【どうして、この者どもは、こうも運がいいのだ?】
悪運が強すぎて、探していた人物、鳳鈴音らしき橙色に変色した髪をツインテールに結っているワンピース姿の少女を見た瞬間、天夏達は目的地に到着し、卯月に出会ったのであった。
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白騎士事件の真相
悪運が強すぎるというレベルを超越してしまった天夏達は、偶然にも立ち寄った二階建ての白い民家に鈴らしき少女が住んでおり、そこの住人、星奈から見れば大伯母になる、卯月が姿を見せて、現在、明神家に招かれたのであった。
「この子を見つけた時は記憶を失った状態でひどく怯えてた、けど、今ではすっかり元気なのよ」
「そうですか」
「あなた達は、朱音を迎えに来たんでしょ」
「はい、ですが、強制はしません」
「IS、それがあなた達の道を破壊した現況だと思ってる、そうでしょ?」
「はい、特に、オレと弥生は」
「ISの本当は宇宙へ行くための物、それを見誤ったのは、白騎士事件ね」
「はい」
「その犯人、織斑千冬よ、篠ノ之束は、ISを作ったに過ぎなかった」
「それって‼」
卯月は、記憶喪失で行き倒れていた鈴を明神朱音として養女にして、育てることにしたこと、そして、明から聞いたと思われる、ISが世に知れ渡った事件2000発以上のミサイルを撃ち落としたあの「白騎士事件」その犯人は現在、モンド・グロッソ二連覇の覇者にしてブリュンヒルデ、織斑千冬が犯人だったこと、篠ノ之束はISを兵器として使われたことでカティア同様に国際指名手配にされたことを天夏達に話したのであった。
もう、天夏は元姉、織斑千冬と縁を切り、姉は虎徹、妹は、天馬であると誓ったのであった。
弥生も天馬に出会わなかったら、自暴自棄になり、孤独に陥っていたのであろうと思ったのであった。
「それと、イギリスの列車事故、あれも、時空管理局の上層部が意図的に起こしたの」
「はい・・・」
「時空管理局は、もう姪っ子達によって、崩壊したの」
「‼」
「ちょっと、重い話をしちゃったわね、今日は泊まって行きなさい」
「では、お部屋にご案内させていただきます」
「ありがとうございます」
一方その頃、
「ギル君・・・」
「すまん、マスター、我がもう少し現界していれば、助けられた」
「違う、わたしがISなんか作らなかったよかった;つД`)‼」
無人島のラボで妹の死を知ってから数日、毎日、亡き妹の遺影の前で泣いている、篠ノ之束に、召喚された英霊、ギルガメッシュですらこの雰囲気に居た堪れなかったのであった。
クロエ・クロニクルですら、空気を読んで近づこうとしなかったのであった。
ところ変わって、
「庭で、素振りして良いですか?」
「いいわよ、見せてもらえるかしら、あなた達の腕前を‼」
「?」
「こう見えて、武偵よ」
「はい‼」
明神家で宿泊することになった天夏達は卯月に庭で素振りをする許可を貰って、竹刀を実体化し、構えたのだが、卯月に腕前を見せてもらうと言われて、驚いた天夏に、卯月が武偵であることを明かしたのであった。
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明神家の一夜
長野県の軽井沢の別荘地でまさかの再会を果たしたが、記憶喪失だったので、無理に連れて行くわけにはいかなかったので、家の婦人で、星奈の戸籍上、祖母になる明の姉、卯月に招かれて、リビングで、列車事故と白騎士事件の真相を聞かされたのであった。
「では、ここが、天夏様が今日、お泊まりになられる部屋です」
「ありがとうございます」
「では、ごゆっくりと、ご入浴の準備が出来ましたら、お呼びに参りますので」
「はい」
【お前のこと、見透かされているな】
天夏達は、修練を卯月の監督の元、行って、宿泊する部屋に使用人に案内されていたのだ。
ラッキースケベのことを見透かされているのかというくらいに勘が鋭い、使用人の女性なんだと思った天夏とサンクチュアリガードであった。
「何だろう、何か引っかかる、天夏だっけ、ダメ、思いだせない」
【主・・・】
「?」
現在入浴中の朱音は、何かを思い出そうとしても、何も思いだせないようで、特に、天夏を見た瞬間、薄らと見えるビジョンが頭をよぎっているのだ。
そこに自分を呼ぶ、声がしたのだが、辺りを見まわしたが、何もなかったので、脱衣所に向かったのであった。
「あ、弥生」
「今日、一晩ともることになったからな、よろしく」
「うん‼」
朱音は自分より背が高い弥生と脱衣所で出会って、弥生が一晩泊まることになったと話して、朱音は自分の部屋に、用意していた着替えを着て、向かったのであった。
「あたし、夢で変な武装で戦ってた」
「お嬢様、お食事が出来ました」
「ありがとう、すぐ行くわ」
「かしこまりました」
「天夏達もアタシと一緒で、かなりの実力を持ってる、お母さんに特訓してもらってるから、アタシも強くなってるかな~」
自分の部屋に戻った朱音は、天夏達が来るまでに見た夢で、自分がISに乗って戦っている光景を見ていたのだ。
だがそれも思いだせない。
そこに、晩御飯の準備が出来たと使用人が部屋までやってきたので、朱音はすぐに行くと答えて、使用人が下に降りて行ったのであった。
「朱音とは同い年なのか、朱音とは仲よくしてくれ」
「はい、そのつもりです」
「天夏君には、是非、朱音をお嫁さんにもらってほしいな~」
「お姉ちゃん‼」
「恵都ったら」
天夏達は、明神家の面々と一緒に夕飯を頂いており、明神家の次女、恵都に、朱音を嫁にもらってほしいと天夏に言っていたのだが、弥生からとんでもない黒いオーラが出ていたので、朱音が顔を赤くしながら突っ込んでいたのであった。
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密書の内容
ISの産みの親にして、白騎士事件の濡れ衣を着せられ、現在も各地を転々としている天災科学者にして、弥生の元姉、篠ノ之束は、内密に、次元武偵達に助けを求める内容で密書を送っていると聞かされた弥生はその手紙の内容を見せて欲しいと頼み込んだのであった。
使用人の女性に密書を閉まっている箱と、もう一つ箱を持ってきてほしいと指示を出して、使用人の女性は蔵に箱を取りに行ったのであった。
数分後
「ご主人様、これお間違いないでしょうか?」
「ご苦労」
「では、失礼します」
「開けるぞ」
使用人の女性が、密書が入った小さな木箱と、本差しの日本刀が入る大きさの木箱を持ってきて、その場を立ち去ったのであった。
その持ってきた小さな木箱を開けることにしたのだ。
「弥生、なんて書いてるんだ?」
「わたしは勘違いしてたんだ、姉さんも、ISを兵器にされたことに違和感を覚えていたんだ、なのに‼」
「たが、君は天馬に助けられたじゃないか、野井原は女尊男卑から掛け離れているパラレルワールドの地球の田舎だからな」
「?」
「ボクも、両親が働いていたのはミッドチルダで、時空管理局の官僚だったから、パラレルワールドについては教えてもらったよ、ISより技術が進んでいるけど、医療は天界に劣るって、後遺症抱えてて、一回死んでるし、お母さん、お義父さんが武神の魔力を分けてあげて生き返らせたって」
「ISの時代は終わりを迎えようとしているのかもしれん、現に、天夏君がISのコアに選ばれたのがいい例だ」
「コアに選ばれる? まさか‼」
「ああ、多分、ここに居る全員が、ソーディアンという剣の声が聞こえるはず、アドリビトムと言うギルドに所属しているよ」
天夏は密書に何が書いてあるのかと密書を持っている弥生に訪ねると、涙ながら自分が間違っていたんだなと言っていたので、書いてある内容は察したのであった。
玄馬は親友の娘にして現在、天夏の義妹の天馬がいたから今の自分でいられるのだろと励ましたのであった。
玄馬の口から、野井原の地があるのは、並行世界の地球であると答えたので、異世界から帰還しているのにも関わらず、いまいちピンと来ない、スミレとなぎさだったが、星奈が、両親の過去を話してくれて、パラレルワールドについて抵抗が無くなったこと話して、玄馬はISの時代が終わりに近づいていることを話して、天夏は男である身で、女性しか使えないISに乗れた理由は、ソーディアンという意志を持つ剣を扱える素質を持っていたのだと推測したことを明かしたのであった。
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天夏組、出撃‼
篠ノ之束は密書を明神家に送って、天界との連絡を取っていたことで、弥生の精神疾患を治すことが出来たことを悟った弥生は、篠ノ之束と呼ばず、姉として呼んでいたのである。
そして、もう一つの木箱の中に入っている物を確かめるべく、玄馬が木箱の蓋を開けると、中に入っていた物は、
「お父さん、これ刀?」
「明が、これを扱えるものを探していてな、いずれ来る時まで蔵に木箱に入れて保管していたんだ」
【朱音・・様‼】
「何‼(頭の中に何か流れ込んでくる‼)」
「まさか、使い手が、朱音だったのね」
「朱音‼」
二尺三寸の朱色の日本刀からオーバーロードど違う朱色の二足歩行の翼をもつドラゴン「ドラゴニック・ディセンダント」が姿を現し、朱音を主と認めたのである。
そして、朱音の脳内に直接コンタクトを取ったドラゴニック・ディセンダントによって、朱音は忘れていた物を思いだしたのである。
「お父さん、お義母さん、お姉ちゃん、あたし、本当の名前は、鳳鈴音、中国の代表候補生、ISの」
「知ってたの、あなたの事は、ISによってあなたの両親が離婚したことなど」
「いい? あなたは、もう、中国のISの代表じゃない、この家の、わたしの、妹、明神朱音なんだから」
「うん‼ 天夏、じゃなくて、一夏‼」
「よくわかったな、オレの事」
「髪伸ばしたくらいで、幼馴染のあたしが気づかないと思ったの、アタシも行く‼ 連れてって‼」
「ああ、これで全員そろったしな‼」
「姪っ子達とは仲良くしないとね」
「大丈夫‼」
朱音は自分が中国人で中国のISの代表候補生だと言うことなどを明神家のみんなに話したのである。
卯月はそれがどうしたといった感じで、恵都と玄馬も家族なんだからと励ましたのであった。
もう一度、与えられた命をチャンスにした朱音は、天夏達共に旅立つ決意をして、就寝したのであった。
そして翌日、
「それじゃ、行ってきます‼」
「くれぐれも、無茶しないでね」
「此処が、おまえが返ってくる家だからな‼」
【行きますか、朱音様】
「そうね、神装機竜を手に入れたからには、IS学園に編入してやる‼」
「お~い‼」
「待ちなさい‼」
朱音は自分の部屋で旅立つための荷造りを終えて、動きやすい朱色のジャケットに、長ズボンを履いて、機攻殻剣「ドラゴニック・ディセンダント」は卯月に教わった粒子化で空間に閉まって、天夏達共にフラクシナスへ旅立ったのであった。
「戻ったみたいね」
「はい」
「いきなりだけど、任務を言い渡す、直ちに、ヒストリア島に出撃しなさい」
「わかりました‼」
「事情は向こうに着いてから考えるとわかるから‼」
「行こう‼ オレ達の重大任務に」
「多分、ダグラスさん達を助けに行けだな」
「行くぜ‼」
弥生達「おう‼」
フラクシナスへ戻ってきて束の間、剣心が待っていたようで、天夏達にヒストリア島に向かえという任務を言い渡されたのであった。
天夏達は急いで、ヒストリア島に転送ルームから転送したのであった。
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ルエルの消失
天夏達は全員集結して、いきなりの剣心直々の大仕事を言い渡されたのである。
内容は、ヒストリア島に応援に向かえという、着いてからやることはわかると言われてフラクシナスの転送ルームから転送したのであった。
「おっそい‼」
「はい‼」
「自己紹介は後‼ アンタ達‼ 空飛んで、城に向かったみんなをたすけにいきなさ~い‼」
「はい‼(カティアさん、お願いですから‼) 白き刃を持って、斬り裂け‼ サンクチュアリガード‼ 接続開始‼」
「偉大な古の竜よ。姿と力を辿り、再び地上に舞い降りよ‼ ドラゴニック・ディセンダント‼ 接続開始‼」
「解き放て、心の刃‼ カブキコウゴウ‼ 接続開始‼」
「オレも欲しい~」
「バイパーさん・・・」
ヒストリア島の飛行船乗り場に到着して早々に、街が大混乱に陥ってしまった所で、そこにナビゲーションしていたジョニー達が居たので、話を聞こうとしたが、カティアに怒鳴られて、オズマ達の救出に、神装機竜を纏って、助けに向かったのであった。
なぎさの神装機竜は、弥生と同じく和風な感じで、小太刀と投擲武器など装備された神装機竜で、朱音は、朱色の装甲に、左腰に日本刀型の武器が装備されて、拡張領域には、薙刀などが入っていたのであった。
朱音の神装機竜は弥生と同じく赤い竜の武将だった。
それを見ていたバイパーははしゃいでいたのであった。
「もうなんでよ~‼」
「‼」
「まずいっす‼」
「弟よ、落ち着くのだ‼」
「姉貴、それどころじゃ‼」
「ったく、ん? なんか来る‼」
敵の本拠地で脱出を図っていたアイリス達とダグラスとグレイブは、植物の魔物とかした、ルエル・サクラリッジから逃げていたのであった。
とりあえず、オズマは、テトラの弟分の翼竜で、スミレと顔見知りのペンタに跨って、別ルートで逃走していたのであった。
そんな時、天夏達は、神装機竜を纏い、空を飛んで救出にやって来てくれたのであった。
「どうやら、助けに来たらしいな、オレはいくぜ‼」
「待ちなさい、ダグラス‼」
「何だこりゃ!」
「神装機竜、ISより汎用性が優れているパワードスーツってとこね、説明は後‼」
「ちゃんと捕まっててくださいね‼」
「飛行船乗り場までお送りまします‼」
「待ってよ~みんな~」
「オレ様を置いて行くとは‼」
ナイスタイミングとばかりに神装機竜を纏った天夏達が壁を破壊して、ダグラス達と合流を果たしたのであった。
無事に脱出に成功した一行は、集合場所の飛行船乗り場に向かったのであった。
「一時はどうなるかと、思ったけど、助かった、わたしは、あなた達の先輩、ファルファラ、よろしくね」
「はい、オレは、天河天夏です」
「見つけた~‼」
「ぎにゃ~Σ(゚Д゚)‼」
「嘘だろ‼」
なんとか空には敵もいなかったのでそのまま飛行船乗り場に着陸して、救出したメンバー全員を下ろして、神装機竜を解除して、改めて自己紹介をしたのだが、グレイヴの相棒の犬、コテツが、天夏を見て、何かを言おうとした矢先に、魔物と化したルエルが姿を現したのであった。
とある島の領主の娘だったルエルは自ら元々壊れていると言ってたことを以前、フラクシナスで聞いていたのであった。
天夏達は、自分達を殺した張本人を目の前にしているが、もう受け入れていたのだ。
なぜ元から壊れていると発言したのかというと、
「血の病だったから‼ エピタフ様が」
「血の病、それって、白血病‼」
「骨髄移植で治せる可能性あるあの病気か?」
「あなた達の医療はそんなことをするのね」
「オレの「分ける」力で分けたのだが」
「うわぁっァ!」
「消えちまったΣ(゚Д゚)」
「ああ、助かったぜ、一夏‼ じゃなかった、天夏‼」
「はい、ユーリさん‼」
エデン島の領主の子として産まれたが産まれ持ち血の病、この世界では治療法がない、白血病で、それをエピタフが闇という物を埋め込んで生きていたのだと、言い残して消えて行ったのであった。
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待ってろ‼ IS学園‼
ヒストリア島で起きた騒動はルエルの消失と言うことで幕が下りたのであった。
現在、天夏達は、オズマの奢りで、打ち上げをしていたのであった。
「そうか、織斑千冬とは縁を切るのね」
「はい」
「わたしもISは嫌いな方ね、あんなものを使えるというだけで強くなったことになっている者は嫌いね、もちろん、あなた達のことは別よ」
「言っておくが、オレもISに乗れるが、年齢の都合で、IS学園に通えないので、茶熊学園だ」
「バイパーそうだったの?」
「初めて聞きますけど」
「ああ、実は、一回、ISが落ちてて、触ったら、装着したが、そのまま解除して、置いて逃げた‼」
「なんか、この世界の男はみんなISに乗れるってことはわかりました」
「まぁソウルを使えば動くんでしょ、推測ですが」
糸目の槍使いのセラは天夏達が転生して名を変えていることに気付いていたのであった。
セラは以前からISが最強という風潮が気に入らない女性なのだ。
この世界の技術を使えば男女共用できるISが完成できるのである。
天夏達は織斑千冬に白騎士事件の真相を問い詰める覚悟があるとオズマ達に明かしたのである。
その話を聞いたバイパーは以前、次元を超えて漂流してきたISを触って、装着したが、興味がなかったので、捨てたと話したのである。
ジョニー曰く、ソウル、つまり、魔力などあれば動くだろうという推測に落ち着いたのである。
「つまり、IS学園には、国の推薦か企業に属していることか?」
「はい、叔母じゃなくて、剣心さんにも相談したところです」
「なるほど、オレ様に任せな‼」
「いいんですか‼」
「オズマの大将に任せておけばいいのよ‼」
「ダミュロン、おまえも手伝え‼」
「よし、ザックとリアムとソウマにIS学園に、留学生として行ってもらうとしよう、カムイなら納得してくれる、ついでにフランとか」
「カスミお姉ちゃんが来ないよな(*´ω`*)」
「わたしもお姉さまが来るわね(´・ω・`)」
「ありがとうございます‼」
料理を食べながらどうにかIS学園に転入する方法が無いかと剣心に一応相談したことを話した天夏達は、法王という肩書を持ちオズマがなんとかするということになって、護衛に、茶熊学園で、ザックとソウマ、そして、聖地ディルムンで傭兵団を率いていた団長、リアムに声を掛けておくとバイパーが言ったのである。
こうして、天夏達は、なんとか、IS学園転入の糸口を掴めたのであった。
だがこれがまだまだ、始まったばかりであることはこの時、誰も知る由もなかった。
この小説はこれで打ち切りにさていただきます。
文章がおかしい作者だったことをお詫び申し上げます
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