imagine dungeon (にゃんこ好きやねん)
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少年の名前は…

神族、魔族、竜族、人族からなる勇者の育成の為に造られた学園トリニティ。
かつてその中心人物とされた人族がいた。
彼は可能性の世界と呼ばれる世界で選定者と呼ばれる存在になった。
その後、未来から娘が…そして、新入生として妹がトリニティに現れた。
その学園に、ありとあらゆる異能を打ち消す少年が来た。



トリニティ。

 

それは、約10年前に起きた滅界戦争に起因して造られた学園。

 

勇者の育成と力の保持の為の教育機関で、そこで生き残る為には実力が必要だ。

 

実力を示せられなければ、退学も有り得る基本的には物凄く厳しい所だ。

 

そんな厳しい学園で、学園唯一の男の人族白鷺姫(しらさぎひめ)は奮闘していた。

 

 

姫「これで…どうだ‼︎」

デイル「くっ…まだまだ‼︎」

 

模擬戦のハズが、少し熱が入っているようだ。

 

その理由は簡単だ。

 

皇女「お兄ちゃんがんばれー‼︎」

リンセ「お父様ー愛してまーす❤️」

 

…リンセの応援がおかしいが、つまり妹や娘の前でカッコつけてるだけだ。

 

ちなみにリンセは「娘」とは言うが、妹の皇女と同じくらいの少女だ。

 

ツッコミどころ満載だが、彼女は未来から来ているので、皇女と同じくらいの年齢なのだ。

 

そして、この日もいつもと変わらない平穏な日常である。

 

そう…とある少年が来るまでは。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜学園長室〜

ヴェル「ゔ〜…。

今頃模擬戦の最中かしら…。

も〜…何で今日になって急にフォンが休みなのよ〜…。

はぁ…ヒメのカッコイイ姿見られないの残念よね…。」

 

とある事情から学園長に就任したヴェル=セイン。

 

彼女は、魔族でも最強の「魔王」と呼ばれる血族であると同時に、魔族で唯一の十翼の持ち主だ。

 

実は、これには人族である白鷺姫が絡んでいるのだが、ぶっちゃけると本来白鷺姫が受け取るハズであった儀式兵器が彼女の翼を担っている為にそうなったのだ。

 

本来なら八翼で止まるのだが、儀式兵器の性質で、進化したのだ。

 

まあ、余り詳しく語る必要は無いだろう。

 

ぶっちゃけ、彼女も「白鷺姫ハーレム」の一員だし。

 

ちなみに、現在は書類の整理をしていた。

 

量から考えると、本来補佐のフォンと言う毒舌少女と一緒に済ませるレベルだ。

 

ヴェル「まあ、仕方ないか。

まさか、人族の男がこのトリニティに来る訳だし。

でも、なんで転入でも転校でも無く見学なのかしら?

しかも、[場合によっては戦闘も許可する]とかなんなの?

とりあえず、フォンが認めるレベルなら間違いないでしょうからフォン行かせたけど。」

 

ま、有り得ないか。と思いながら少年のプロフィールを読む。

そう…愚痴っておいて、実はちゃっかり面倒を押し付けただけだ。

 

ヴェル「それにしても、[学園都市]に超能力ね〜…。

胡散臭いことこの上無いわね…。

大体、この子…超能力開発の盛んなハズの学園都市で無能力者じゃない…。

多分フォンも連れてこないでしょ。」

 

その書類に書かれた少年の名前は

 

「上条当麻」




ここでは初めましての投稿です。
元々構想には有ったのですが、何かpixivでは書けないような気がしてこちらで書いていきます。
とある勢もぼちぼち出します。


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事件の始まり

前書きって説明とかに便利ですね。
まずは神族の紹介…と言っても、姫の周りのみ。

ノート=ルウム
現在の神族唯一の「完全銀髪(グランルナ)」。
その正体は、神族の切り札で憑依兵器である。
一人称は「ボク」。
姫の呼び方は「姫くん」。
姫ハーレムの一員。


アミア=ルウム
ノートの妹。
一人称は「わたし」。
姫の呼び方は「お兄ちゃん」。
姫ハーレムの一員。


姫「…ふうっ…。今日は俺の勝ちだな。」

 

デイル「はっはっは。姫っち頑張り過ぎっしょ。

勝率は変わんないんだし。」

 

そう。本来なら姫はデイルには勝てないハズなのだ。

儀式兵器を持たず、魔法が使えない上に身体能力ではデイルの方が上だろう。

 

では、何故勝てるのか?

それは、「真眼」と呼ばれる技術を使っているから。

それだけでは無いが、やはり有ると無いでは全く違う。

 

素手と武器持ちくらいの差…みたいなものだ。

実際には、魔法が絡んでくれば素手と戦闘機くらいの差だ。

 

それが、ボクサーと素人…もしくは機関銃と拳銃くらいの差になる。

 

詳しい説明は省くが、とにかく先読みの技術だと言うのは確かだ。

そんなこんなで今日も無事(?)訓練を終了しようとした。

 

姫「さて…切り上げ…‼︎」

 

途端、時間が止まり「世界」が一変した。

それはかつて姫や皇女(みこ)の経験した「可能性の世界」。

 

姫「一体何が…‼︎」

 

??「はじめまして…白鷺姫。でも、貴方はこの世界は初めてじゃないでしょ?」

 

驚いて振り向いた先には、フードを被った少女がいた。

というか、この可能性の世界の住人達はフードが流行っているのか?

 

姫「…どうやら、『また』俺は剪定者らしいな。」

 

??「はーいよく出来ました。

でもでも、やっぱり貴方は私にとっては邪魔だし、『あの子』が貴方と接触する前に倒しちゃいます。

恨むなら、『あの子』を恨んでね?」

 

パチンッ‼︎と指を鳴らすと、以前ノート=ルウムの世界と元勇者パーティとの対決の時に見た、あの「怪物」が現れた。

その「怪物」は、神族を取り込む事で強くなる異形。

「あの」ミヤですら、操る事を諦めた程の強さを誇り、なおかつ例え姫パーティ勢ぞろいでも恐らく撃破は難しい難敵。

 

魔導兵器とも言える反則的な強さを持っている。

それだけではなく…

 

姫「あれは…まさか…魔剣⁉︎」

 

ヴェルの世界で見た「魔剣」。

それをあの「怪物」は持っている。

 

姫(厄介な‼︎)

 

「怪物」だけでも手一杯なのに、「魔剣」持ち。

 

とてもじゃないが、太刀打ちは不可能だろう。

だが、簡単にやられるつもりは無い。

いくら強いとは言え、相手は力押ししか出来ないデクノボーみたいなものだ。

 

「真眼」と「カウンター」。

この2つしか持たないが、粘って戦っていれば皇女の時のように、カミシアが介入してくれるだろう。

 

白鷺姫限定ではあるが、縁のある物を媒体にこの世界だろうが、異世界だろうが繋ぐ事の出来る魔法。

多分リンセか皇女しか来れないかもしれないが、どちらかがいれば流れは変わる。

 

??「あ、もしかしてカミシアの介入期待してる?

無駄だよ。だって貴方に繋がる物は何もないからさ。」

 

そして、絶望的な鬼ごっこがはじまった。

 




誰も定期更新とは言っていない(笑)
ちなみに、ここで上条さんを出すとも言っていない。
あと、下手したらしばらく止まるから、別な携帯から投稿をするかも。
内容が変わる可能性もあるけど、いいかな?
取り敢えず、続きは近い内に書くかもしれません。
遅筆でごめんなさい…。


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不幸少年の介入

すみません…やっと復帰しました。

今回は竜族行きます。

ウルル=カジュタ
竜族最強の金竜。
一人称は「ウルル」。
姫の呼び方は「にいさま」。
姫ハーレムの一員。

オペラ=ハウス
ウルルのメイド。
誰が何と言おうがメイド。
一人称は「私」。
姫の呼び方は「白鷺様」。
一応姫ハーレムの一員。
ウルル様バンザーイ(笑)

ルルウ=アキ=カジュタ
ウルルの妹。
元勇者ゲンに育てられた金竜。
一人称と姫の呼び方は忘れた(笑)
かつては姫を恨んでいたが、現在は姫ハーレムの一員。
姉様バンザーイ(笑)




あれからどのくらいの時間がたっただろうか?

 

ある時は身をよじり、ある時は転がって避け、なんとかカウンターを当て、どうにかこうにか未だに戦闘が続いている状態だ。

ハッキリ言おう。

彼はよく健闘している。

倒せないのは仕方ないが、普通なら恐らく瞬殺でもおかしくない。

もちろん、「怪物」が何も考えずに、高威力な攻撃しかせず、変化もないのだからさして難しいわけではない。

だが、考えても欲しい。

今目の前にいる「怪物」は、言わばロボットのようなものだ。

 

しかも、感情もないロボットである。

そんな相手にダメージが通るだろうか?

答えは(いな)だ。

 

果たして、どのくらいの人間がそんな奴を相手に出来るだろうか?

これだけでも分かって頂けるだろうか…彼が健闘しているのが。

しかも、彼女が言う通り…どうやら助けは来ないと見ていいようだ。

 

いくら単調な攻撃とは言え、威力は恐らくウルルの若干手加減程度の威力だ。

当たればよくて骨折とついでに意識を奪われる。

だが、最悪“死”が待ち構えている。

…それはどれ程のプレッシャーだろうか?

 

“死”を隣に感じながらの戦闘など、ほとんどの人間は経験が無いだろう。

姫にとって唯一不幸中の幸いだったのが、ここがトリニティである事だ。

しかも、姫は何度も似た様な経験がある。

 

だが、倒せない以上精神的疲労と肉体的疲労が積もる。

さすがに、姫が限界かと思われたその時…

⁇「うぉぉぉっ‼︎」

と言う声と同時に、“ツンツン頭の少年”が“飛んで”来た。

⁇「何?」

 

姫「…は?」

 

うん…意味分からんわな?

そもそも、“何故動けるのか”?

と言うか、誰?

 

そんな疑問を抱いたが、1つ気になる事がある。

“どこに向かって飛んでいる?”

そんなのは簡単だ。

「怪物」に向かって飛んでいるらしい。

 

ただし、“武器も持たずに”飛んで行ってるらしい。

姫「⁉︎」

 

ようやく色々と落ち着いて思考出来たが、このままではあの少年が向かう結末は決まっている。

と言うか、武器も持たずに何で“右手を突き出している?”

 

何をしたいのかは分からないが、取り敢えず「怪物」の注意を惹き付けるしかない。

「怪物」の目の前に立ち、腕に刀を叩きつける。

 

さすがの「怪物」も、若干怯む。

そして、少年の右手が「怪物」に触れたその瞬間…

 

パキィン‼︎

 

ガラスの砕ける音が鳴り響く。

と、同時に「怪物」が動きを止める。

 

⁇「なっ‼︎」

 

フードを被った少女にも想定外だったらしく、驚愕に染まる。

当然、姫にも想定外だっただろう。

唖然としていたら…

⁇「まだだ‼︎腕を攻撃してくれ‼︎」

 

姫「‼︎うぉぉっ‼︎」

言われた通り、全力攻撃。

 

何とか腕を落とした。

しかも魔剣の方。

当然だ。アレを持ってる限り例え気絶していても油断は出来ない。

 

ヴェルの扉の時に学んだからこその判断だ。

ツンツン頭の少年が、何とか速度を殺せたらしく、着地した後魔剣の近くに寄り、右手で魔剣に触れたら魔剣が折れた。

 

⁇「大丈夫か?」

姫「あ…ああ。大丈夫だ。…あんた何者だ?」

⁇「俺か?」

少年は、フードを被った少女を警戒しながら振り向き、

上条「俺は上条当麻。普通の高校生だよ。」

 

と、名乗った。

これから起こる事件(ふこう)を…幻想を殺す為に。




やっと上条さん介入(笑)
小説って難しい…。
あ、何故上条さんが飛んできたのか?やら「怪物」が何故止まったのかは、次回持ち越しで。
本当はもうちょっと切りよくするつもりだったのに…何故こうなった(泣)


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行間:幻想殺しVS竜魔の紅刃

遅くなりました(汗)

今回は魔族。
ここに書く基準は、姫と体の関係と、各扉での主力、後は適当です(笑)

ヴェル=セイン
魔王の血族。
姫大好きっ娘。
本人曰く、「私はヒメの最強の魔法」らしい。
一人称は「私」。
姫の呼び方は「ヒメ」。
姫ハーレムの第一人者(笑)

フォン=テルム
結構珍しい竜族と魔族のハーフ。
両方のいい所を持ち合わせている。
後輩要員(笑)
一人称は「フォン」。
姫の呼び方は「姫先輩」。


ブオン‼︎と言う、聞いていて「当たったら死ぬな。」と思わせる攻撃が、既に数時間行使されている。

 

ちなみに、地面や壁などはその攻撃の度に削られている…いや、抉られている。

その体のどこにその力が有るのかは分からないが、とりあえず一つだけ分かっている事が有る。

上条「ああー‼︎もう、不幸だぁー‼︎」

 

攻撃されているのが、上条当麻である事だ。

何故このような事になっているのか?

遡る事数時間前の話しだ。

 

 

 

 

上条「え?学外授業?」

学校が終わり、さて、今夜は何食おうか?なんて考えていたら、何故か黄泉川先生に呼び出された。

何でも、上条が休みの間体育でも授業日数が足りなくなってる事実と、体育の担任が何故か急病で休んでいる事実から、学外授業をする事になったらしい。

期間は決まっていないが。

 

黄泉川「だがな?一応学園都市(こちら)では超能力が一般的で、ハッキリ言うと外との差がよく分からないのが事実じゃん?

だから、その実力を見に外部から査察みたいなのが来るみたいじゃん。

んで、通ったら外部の学校にしばらくお世話になるってのが一連の流れじゃん。」

上条「え?じゃあ、通らなかったら?」

もちろん、と言いながら振り向いて、優しい目付きで、

黄泉川「新一年生と一緒に面倒見てやるじゃん♪」

上条「やっぱり‼︎と言うか、黄泉川先生‼︎既に担任決まってんの⁈つか、何その目‼︎ちょっ‼︎本当に留年の危機なんですか?」

黄泉川「なんでも、実力主義な学校らしくてな。

学力は当然だが、武力がモノを言うような学校らしいじゃん。

だから、死なない程度に頑張るじゃん♪」

上条「なんか負ける事が前提に‼︎留年とか冗談じゃない‼︎と言うか、何その死亡フラグ‼︎

…あれ?ちなみに、それいつやるんですか?」

ちょっと嫌な予感。

 

黄泉川「いつやるか?今でしょ‼︎じゃん。」

上条「それ言いたかっただけでしょ‼︎え?本当に今から?ちなみに相手はどんな方でせう?」

 

黄泉川「相当な実力者らしいじゃん。多分ウチらで言う大能力者(レベル4)から超能力者(レベル5)相当だと考えた方がいいじゃん。」

上条「マジですか…。」

 

上条が思い浮かべる大能力者(レベル4)超能力者(レベル5)の代表は、おそらく白井と御坂(やっかいなふたり)だろう。

まあ、彼女の場合はむしろ黒夜と絹旗(最強の矛と盾)に近いが。

そして、決闘場所に着いてから、思い出した衝撃の事実。

 

黄泉川「あ、そうそう。相手は見た目可愛い女の子らしいから、頑張るじゃん♪」

上条「まさかの死刑宣告‼︎何もしてない女の子殴れないの知ってて今言うんですか‼︎」

黄泉川「既に、先方は公園に着いてるじゃん?

だったら、女の子を待たせられないのも男じゃん?」

 

上条「デートと書いて死闘は勘弁願いたいのですが‼︎ってあれ?ここじゃないんですか?」

黄泉川「公園は顔合わせだけじゃん?さすがにほとんど誰も来ないとは言え、公園は危ないだろうし、封鎖もできないじゃん?

だったら、一応顔合わせしてなるべく被害の少なさそうな所で決闘するじゃん?

ついでに、連れて行くかどうかを決めるのはその対戦相手だけじゃん。」

だからと言いながらこちらを見て、

黄泉川「ともだちを助けた日(あの日)のアレがマグレじゃないのを期待してるじゃん♪」

 




本当なら、姫と出会う前まで書きたかったけど、ちょっと区切りつけて、後でまた行間に書こうと思います。
「とある」もそうしてるように感じるので。
後、上条さんの設定はまちまち変わる可能性が有ります。
だって上条さんだもの(笑)


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