俺は何故か焔牙を使える (雲仙)
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1,始まりの季節

初めての投稿です。文を書くこと自体が初めてです。
駄文だとは思いますが、読んで頂けたら幸いです。
アブソリュート・デュオは放送された以来見ていないので設定すら違うと思います。


桜が咲き、それぞれが不安や希望を抱え節目となるこの季節。

目を腐らせながら歩いていく男もまたその一人。自分の新しい場所へと向かっていく…

今から行く先は昊陵学園。そこで新たな春を迎える。

俺の名前は比企谷 八幡15才で高校1年、新入生だ。校門をくぐると知ってる顔がいた。だがスルーする。知り合いに見かけても、話かけない。ぼっちの鉄則だ。なので俺はそそくさと入学式の会場へ向かう。俺は会場へ入ると始めの礼だけして寝ることを決意した。

 

side透流

 

桜の木の下に1人の女の子がいた。どことなく儚く絵になるとはあのようなものだと思わせるほどきれいだった。きれいな銀髪の髪に整った顔立ち、俺は時間を忘れて見惚れていた。

 

?「美少女ってああいう子のことを言うのね」

 

俺は突然声を掛けられたことで現実に戻され少し驚きながら後ろを振り向く。

 

?「キミも新入生だよね?良かったら一緒に行かない?」

 

透流「あ、あぁ。俺は九重透流よろしくな」

 

伊万里「うん、私は永倉伊万里よろしくね!じゃあ行こっか!」

俺は伊万里と一緒に学園に向かって歩き出した。俺は豪華な校舎を見てポツリと言葉をこぼす。

 

透流「昊陵学園高等学校か」

 

伊万里「ドーン機関が設立した学費無料の全寮制、3食ついてて生活費まで出してくれるっていう夢みたいなところよね」

 

全くもってその通りだ。俺はこの学校に入れて正直ラッキーだと思う。そんなことを思いつつも進んで行く。

 

~入学式~

 

朔夜「昊陵学園へようこそ。私は理事長、九十九朔夜ですわ。これより皆さんには当学園の伝統行事『資格の儀』を行ってもらいます。パートナーと決闘してもらいますわ。勝者のみ入学でき、敗者には星紋(ルキルフル)を除去し去ってもらいます」

 

side八幡

 

「はあああぁぁぁぁぁぁ!!」ビクッ

 

俺はその声に驚き目を覚ました。よく状況が理解できないが朔夜のことだ。生徒同士で闘わせるとかそこらだろ。

 

「ブレイズッ!」

 

その言葉をかわきりにそれぞれが焔牙(ブレイズ)を出して戦闘を始めた。俺の対戦相手も同じようだ。両手剣を持ち、いきなり斬りかかってきた。はぁ、常識や礼儀ってものがないのかね?どこの殺し屋だよ。

まぁ俺も適当にかわしながら、どうすっかなこれと思い自然とため息がでる。できれば闘いたくない。そう思い

 

八幡「おいあんた、降参する気はないのか?こんなのやる意味がないだろ?」

 

相手「だったら早く僕にやられろよっ!」

 

そう言いながら剣を振るってくる。全く人の親切は受け取れよ。俺が言えた義理ではないが…

 

八幡「はぁ。めんどくさいな。……焔牙」

 




読みにくい文だったと思います。まだ続けるつもりですが、改善するかはわからないですがよろしくお願いします


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2,入学式だよな?

中途半端なバトルシーンです。上手く書けませんね。難しいです。


side相手

 

あのゴスロリ理事長の話ではパートナーを倒さないといけないらしい。隣の奴は体型こそ普通だが、ひょろそうで力もなさそうだ。なにより纏ってる雰囲気がだるそうで弱そうな印象を与える。コイツになら勝てると僕は思った。卑怯だが不意討ちをさせてもらう。念には念をだ。

 

相手「ブレイズ」ヒソッ

 

僕は出した剣を両手でしっかり握り剣を振り上げあいつに向かって振り下ろす。理事長が焔牙では傷つけられないと言っていたから何のためらいもなく。しかし剣は何にも当たらなかった。ついさっきまで寝てたのに普通にかわしやがった。するとそいつは

 

八幡「おいあんた、降参する気はないのか?こんなのやる意味がないだろ?」

 

僕はその言葉に怒りを覚えた。自分が下だと思っていた奴に情けを掛けられているのだ。

 

相手「だったら早く僕にやられろよっ!」

 

僕は荒々しく剣を振り回す。こんな奴に負けてたまるか。その思いが僕を奴に向かわせる。

 

八幡「はぁ。めんどくさいな。……焔牙」

 

あいつが焔牙を出すが気にせず斬りかかる。振り下ろす、そうしたらもう僕の手元には剣がなかった。喉には冷たいもの。

 

相手「ッッ‼」

 

僕は息を飲んだ。

 

side八幡

 

俺は焔牙、ナイフを1本右手に逆手で持つ。俺は振り下ろされた剣を当たるギリギリでかわし、手元がの力が緩くなっていたからナイフの柄で持ち手を叩き剣を落とさせる。その後相手の背後に回りナイフを相手の喉に突きつける。

 

八幡「な?言っただろ。悪いがお前の負けだ。降参してくれるよな?」

 

俺は言いながらナイフを喉に押し付ける。

 

相手「わ、わかった。僕の負けでいい。だ、だから早くそのナイフをし、しまってくれっ」

 

その言葉を聞きナイフを消す。するとそいつは崩れ落ちてしまった。そんなにナイフが怖いのか?それとも俺がそれを凌駕してしまうレベルでキモいのか……後者だったら俺泣きそう。うぅ。ほとんど顔合わせてないのに。

チラッと朔夜の方を目で見ると目が合い

 

朔夜(八幡なら当然です♪)

 

そう目で言ってる気がした。てか、♪ってなんだよ。俺の妄想でなんか付いてるよ。いや嬉しいけど♪。………うん。なんか俺キモいな。って自分で思っちゃったよ。

 

朔夜「そこまでです。現時点の勝者のみ入学を認めますわ。最後にこの言葉を送らせていただきます」

『願わくば、汝がいつかアブソリュート・デュオへ至らんことを』

 

俺は教室を目指して歩きだす。横目で楯を持っている男を見る。

 

八幡(あれが異能“イレギュラー”か。まさかあいつとはな)

そう思いながら教室へ行く。

 

~教室~

 

俺が一番だったみだいだ。なので席が選び放題の俺は一番廊下側の最後列に座った。まだ時間があるからまた寝ようと思う。スゥ

 

少しうるさくなってきた。けど声を掛けられることはありえないので寝ておこうと思う。ガタッ

 

璃兎「ハロハロー!はじめまして担任の月見璃兎です!気軽にウサ先生って呼んでね!」

みんなマッシロ

 

璃兎「どうしたのかな!?もしかして私の可愛さに見惚れちゃってたりする!?」

 

(何も言えないだけだよっ!)クラス一同

 

璃兎「じゃあじゃあ、自己紹介いってみよう!」

 

巴「橘巴です」~以下略~

 

八幡「ひっ比企谷八幡です。よろすく」

 

あぁ〰噛んだよ‼噛んぢゃったよ!なんだよ「よろすく」って!もういやだ。ハチマンおうちに帰るっ!! はぁ本当に帰りたい。

 




バトルシーンだけではなく、終わり方もなんか中途半端でした。上手く書けるようになりたいです…いつになるやら。はぁ。読んで頂きありがとうございました。


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3,絆双刃との出会い

オリキャラが登場します。キャラがまだ定まってないので、口調とかもぶれますが読んでくれたらいいなぁと思います。


璃兎「あぁ~八幡!久しぶりだね!ウサ先生は元気だったよ!八幡は?」

 

八幡「はぁ月見先生、早く自己紹介を続けたらどうですか?時間も押してますし」

 

璃兎「もう~八幡の照れ屋さん!仕方ないな!じゃあ次、八幡の横の女の子!」

 

side八幡

 

俺は璃兎さんの言葉でようやく気が付いた。俺の隣の席に女の子が座っていることを。一言あってもいいのに…いや、俺に気を使ってくれたんだろ。決して俺がキモくて話かけなかったわけじゃない、多分。……違うよね?

 

愛良「小鳥遊 愛良(たかなし あいら)です。よろしくお願いします」

 

隣の女子は小鳥遊という名前らしい。髪はショートで顔は可愛い系だ。しかし、それより目を引くのは真っ白な髪だ。銀髪ではなく完璧な白だ。顔は日本人っぽいがハーフなのだろうか?そして彼女は座りこちらを向き

 

愛良「さっきも言ったけど私は、小鳥遊愛良。よろしくね八幡くん」

 

いきなり名前呼びとはとんだリア充だ。ぐいぐい来るタイプなのだろう。

 

八幡「あぁよろしく、小鳥遊さん。俺は比企谷八幡だ。」

 

愛良「私のことは愛良って呼んで、八幡くん」

 

八幡「いやそれはちょっと……無理です。小鳥遊さん」

 

愛良「更に敬語になった!?愛良って呼んで、普通に話して!」

 

八幡「そ、それより今は他の人の自己紹介を聞いた方が…」

 

愛良「あからさまに話を逸らした!けど、それもそうだね」

 

はぁ、やっと終わった。 初対面の男子にここまでするとわ。俺以外だったら勘違いしてるまである。この子自分が好きなのかもと思ってしまうだろう。俺は勘違いしない。俺が中学生のとき話したことのない女子が普通に話しかけてきた。その後自分のグループに帰っていくと

 

「よく頑張ったね」

 

「あのキモいのに何もされてない?」

 

「マジでヒキタニキモいわ」

 

などと聞こえてきた。つまり罰ゲームだったのだ。だから小鳥遊もグループの人数が奇数で座れなかったか、『資格の儀』で落ちたため1人になったから仕方なく隣に座ったのでわ?と考えられる。こんな考えができる俺はただのぼっちからプロのぼっちへ進化しているのだった。

 

透流「九重透流(ここのえ とおる)です」

 

璃兎「キミが例のイレギュラー君ね!職員室で話題になってるよ。お次は隣の銀髪ちゃん!スタンダップ!」

 

ユリエ「ヤー。ユリエ・シグトゥーナです。みなさんよろしくお願いします」

 

璃兎「はい!全員おわったね。それじゃあ説明始めるよ!学生証はクレジットカードとしても使えるよ!なんと毎月10万円まで使えるよ」

 

 

璃兎「絆双刃(デュオ)っていうのがここの特別な制度ね。寮はパートナーと一緒に生活することになってるんだよね!うちを卒業した後ドーン機関の治安維持部隊に入ることは知ってるよね?そこではチームで行動するんだけど、基本はツーマンセルってわけ」

 

巴「在学中から部隊のやり方に慣れさせるってことですか?」

 

璃兎「そうそう正解だよ!というわけでデュオは常に二人で行動!正式なデュオは週末までに話し合って決めるってことで、それまでは仮のデュオで過ごしてもらうからね!」

 

知ってはいたが俺、組む奴なんていねーよ!余った人と組まされてどうやって過ごすんだよ!ぎこちないってレベルじゃないぞ!

 

璃兎「仮のデュオはもう決まってるから!入学式と同じで隣の人が相手ってことで」

 

透流「まずいですよ!女子がデュオなんて!」

 

八幡「先生、年頃の男女が同室なのは俺もまずいと思います。ほら、お前も何か言えよ。変わる可能性があるのは今だけだぞ。じゃないと、俺みたいな奴と同室になっちまうぞ。」

 

愛良「お前じゃない。愛良。」

 

八幡「おい小鳥遊今は「愛良」たかな「愛良」た「愛良」…………アイラサンモナニカイッテクダサイ」

 

璃兎「はいそこ!ラブコメしない!あとデュオは変えないからね。イレギュラーと八幡はラッキーだね!美少女とデュオなんて!はいこの話終わり!今日は解散!」

 

それだけ言うと璃兎さんは教室から出てった。

 

八幡「おい。本当にいいのか?なんなら九重のところと代わってもらうか?」

 

愛良「八幡くんは私とじゃイヤ?」

 

八幡「いやそうじゃなくて。ほら、俺みたいなキモい奴とじゃイヤだろ」

 

愛良「んん~確かに目は特徴的だけど、私外見だけで判断したり、されたりするのって嫌いなんだよね。だからとりあえず今は八幡くんのこと嫌ってないよ」

 

八幡「まぁ気にしないなら…1週間よろしく」

 

愛良「うん!よろしくね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくれてありがとうございます。ほとんど会話文でしたがどうでしたか?次も会話文ばっかになりそうです。


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4,同室になる人

やっとこの話で初日が終わります。そこまで文字数はないですが、書いていると結構書いたなぁと感じてしまいます。それではこの話もよろしくお願いします。


~理事長室~

 

八幡「失礼します」

 

朔夜「来ましたね。とりあえず八幡、入学おめでとうございます」

 

八幡「ありがとうございます。それで九十九理事長、何の用ですか?」

 

朔夜「今は他の生徒がいないのですから普段通りで構いませんよ。今日は先ほどのを言うために呼んだので特に用はありません」

 

八幡「ならもう用は済んだだろ。帰っていいか?」

 

朔夜「ええ、いいですよ。最後に女の子が同室だからって変なことしないでくださいよ」

 

八幡「しねぇーよ。やったら俺が社会的に終わるわ。それに俺を誰だと思ってる、俺だぞ?」

 

朔夜「それもそうですね。では八幡また今度」

 

八幡「あぁまたな」

 

side八幡

 

俺は理事長室をあとにして、寮へ向かっている。相手がいいと言っているが、どうにも気が引ける。そう思っていると

 

透流「トラ!頼む入れてくれ!」

 

トラ「ふん!男ならいい加減諦めろ!」

 

透流「トラ~~~!」

 

うわー、九重苦労してるな。まぁ気持ちがわからんでもないけどな。俺も頼む相手がいるなら土下座してでも頼みこんだしな。そんな相手もちろん俺にはいないが。

 

透流「あ!は、八幡!頼む八幡も同じだろ!八幡のデュオに頼んで代わってもらえないか!」

 

八幡「落ち着け九重。それは俺じゃなくて俺の仮のデュオである小鳥遊に頼むべきだ」

 

透流「デュオがOKしてくれればいいんだな!よし!八幡の部屋に行くぞ!」

 

八幡「はぁだから落ち着けっていってるだろ。」

 

透流「わかってるって。早く行くぞ」

 

 

~八幡・愛良の部屋~

 

八幡「おーい。小鳥遊いるか?」

 

愛良「だから愛良だってば。それより後ろの人は、え~っと…」

 

透流「九重透流だ。よろしくな」

 

愛良「透流君ね。よろしく!私は小鳥遊愛良。それで透流君と八幡くんは知り合い?」

 

透流「あぁ。八幡とは中学が同じだった。友達だ。」

 

八幡「いや、それは違うぞ。少し話しただけの知り合いだ」

 

愛良「友達か知り合いかは置いといて。透流君はなんでここに?」

 

透流「そうだった。えっと小鳥遊は男より女の奴が同室の方が良くないか?だから、できれば代わってもらいたくて来たんだ」

 

愛良「それは八幡くんも同じ考え?」

 

八幡「まぁそうだな。男より女同士の方が何かと楽だろ?だからその方がいいかと思って。」

 

愛良「ふ~ん。さっき教室でよろしくって言い合ったばっかりなのに、そんなすぐ意見変えちゃうんだ」

 

八幡「い、いや。それはその」

 

愛良「八幡くんは約束も守れないんだ。」

 

八幡「わ、悪かったよ。確かに1度言ったもんは守った方がいいよな。すまないが九重、たった1週間なんだ。お前のデュオと生活してくれ」

 

透流「そ、そうか。なんか悪かったな。じゃあ、俺も戻るから。あ!あと俺とお前は友達だからな!」バタン

 

 

side愛良

 

透流君が帰った後、私と八幡くんはテーブルをはさんで向かい合って座っている。八幡くんは目を合わせようとしない。

 

愛良「八幡くんはそんなに私と一緒じゃ嫌なの?」

 

八幡「いや、決してそんなことはないぞ。ただ俺はそっちの方がいいと思ってだな」

 

愛良「まぁ八幡くんなりの優しさ?気遣いってことはわかってるよ。ただ教室で結論が出たのにまだ言うかな~と思って」

 

八幡「あぁそれに関しては俺が悪かった。今度からは決まったことは守るように善処する」

 

愛良「善処かぁ~」

 

八幡「うぅ、わ、わかった。守るよ。やっぱり約束は守った方がいいよな」

 

愛良「ふふ、うん。それがいいよ。私も守るからね。だから改めてよろしくね。八幡くん!」

 

八幡「っ、よろしくな」

 

八幡くんって意外といい人なんだなぁ。だってちゃんと罪悪感?を感じてくれてるし、こんな髪の私にも普通に接してくれるし。ふふっ、結構仲良くなれるかもなこの人と。

 

 

 

side八幡

 

愛良「だから改めてよろしくね。八幡くん!」

 

俺は自分に向けられた笑顔に驚いてしまった。なぜなら、それほど彼女の笑顔は輝いて見えたのだ。

 

八幡「っ、よろしくな」

 

小鳥遊は教室で外見で判断したり、されたりするのが嫌いと言っていた。ということは彼女は容姿にコンプレックスを抱いているのだろうか?別段コンプレックスというわけではないが、彼女の言ったことは俺も同じ思いだ。何か過去にあったのだろうか?聞いてみるか?いや、やめておこう。だれにでも話したくないこと位ある。もちろん俺にだってある。それに聞いてどうにか出来るわけじゃないしな。




会話ばかりさせていたら、文が思いの外長くなりました。けど本当は1話の文字数を増やしたいと思っています。


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5,初めての朝

この話のヒロインどうしよかなと考えています。それが決まるとセリフも変わってくるんですがね。次回からは時間をかけて文字数を増やしてまとめて投稿したい


八幡「知らない天井だ」

 

目が覚めた俺は開口一番そんなことを言っていた。なんとなく言ってみたかったから言ったが、昨日ベッドに入る時にばっちり見てるから知らないわけないんだよね、てへっ☆………俺がやってもキモいだけだな。なんて思いながもベッドを出る。時計を見ると針は6時を指しかかっていた。おれはジャージから制服にさっさと着替えると、愛良がまだ起きていないこら起こすことにした。えっ、なんで俺が愛良って呼んでるかだって?そんなもん昨日の話の中で俺が折れたに決まってるだろ。…まともに会話が進まないのだから。

 

八幡「おい愛良。まだ寝てるなら起きろよ」

 

と斜め上を向きながら言った。寮の部屋は2段ベッドで俺が下、愛良が上ということに決まった。

 

愛良「ふぁぁあ、おはよう」

 

八幡「おう」

 

愛良はベッドから降りてきてふらふらと洗面所に向かった。愛良は洗面所から戻ってくると制服を持ってまた入っていった。

 

愛良「今から着替えるから洗面所使わないでよ」

 

八幡「わかってるよ」

 

10分位すると愛良は出てきた。そこでふと思ったことがあったので聞いてみる。

 

八幡「なぁ愛良は朝弱い方か?」

 

愛良「んん~どっちかというと弱い方かな。だから寝坊しそうになったら叩いてでも起こしてね?」

 

八幡「いや、さすがに叩くのはやり過ぎだろ」

 

愛良「じゃあ、優しく揺すって起こしてね」

 

八幡「出来ればそんなことはしたくないから自力で起きろ」

 

愛良「わかってるよ」

 

八幡「じゃあ朝飯食いに食堂に行こうぜ」

 

愛良「そうだね。さ、はやく行こ」

 

 

~食堂~

 

食堂に来た二人はビュッフェ形式だったのでそれぞれが自分の好きな食べ物を取って、向かい合うように座り食べ始めた。お互い食べている間は黙々と食べていた。そんなところに

 

透流「おはよう八幡に小鳥遊。隣いいか?」

 

愛良「うんいいよ。八幡くんもいいよね」

 

八幡「あぁいいぞ」

 

透流「そうかありがとう」

 

愛良「ねぇねぇ、そっちの銀髪のかわいい娘が透流君のデュオ?」

 

透流「そういえばまだ自己紹介してなかったな。ユリエ。こっちが小鳥遊であっちが八幡だ」

 

愛良「小鳥遊愛良です。よろしくね!」

 

八幡「…比企谷八幡だ」

 

ユリエ「ヤー。ユリエ・シグトゥーナです。よろしくお願いします」

 

愛良「ユリエちゃん。私の隣においで!」

 

ユリエ「ヤー」

 

透流「じゃあ俺は、八幡の隣だな」

 

八幡「おい、じゃあってなんだよ。じゃあって。……それよりお前飯が肉ばっかに偏ってないか?」

 

透流「アハハは。好きな物取ってたらこうなってた…逆に八幡は量少なくないか?」

 

八幡「あ。あぁ俺は少食だからこれで足りるんだよ」

 

透流「ならいいけど。いただきます」

 

??「相席いいだろうか?」

 

透流「いいぞ」

 

そんな返答をした透流に八幡はなに言ってんのコイツと言いたげな目で透流に目をやっていた。

 

巴「すまない。私は橘巴だ。でこっちが私のデュオの穂高みやびだ。よろしく頼む」

 

みやび「ほ、穂高みやびです。よろしくお願いします」

 

透流「よろしくな。俺は九重透流だ」

 

愛良「私は小鳥遊愛良。よろしくね巴ちゃんにみやびちゃん!」

 

ユリエ「ヤー。ユリエ・シグトゥーナです。よろしくお願いします」

 

八幡「あ、あぁ比企谷八幡だ」

 

巴「よろしく頼む。それにしても何故君の朝食はそんなに偏っているんだ?」

 

透流「さっき八幡にも言われたが、肉好きなもので……」

 

巴「食事はバランス良く取らなくてはダメだぞ。食事は体を作る基本だ」

 

透流「わかってはいるんだけどな」

 

そう言って透流が顔を正面に戻すとみやびは顔赤くして俯いてしまった。

 

巴「ああ、みやびは男性が少し苦手なようだ」

 

八幡「それなら俺はここにいない方がいいよな。席、別のところに移るわ」

 

みやび「あ、あ。そこまでしなくても大丈夫だよ?」

 

八幡「嫌なら嫌としっかり言わないとダメだぞ。嫌って言えないと立派な社畜への第一歩だぞ?」

 

愛良「八幡くん。なんかそれは違うような気がするよ」アハハハ

 

透流「それに社畜って」苦笑

 

巴「まぁ、それはあまり関係ないと思うが、意見はしっかり言った方がいいぞ、みやび」

 

みやび「う、うん。私頑張ってみるね。ありがとう巴ちゃん、それに比企谷君」

 

八幡「別に俺は思ったことを言っただけで感謝されるようなことは何もしてないぞ」

 

みやび「ふふっ、そうだね」

 

巴「そういえば、私達が声を掛けたのは実は少々キミ達のことが心配だったからなんだ」

 

透流「心配って?」

 

巴「いくら規則とはいえ年頃の男女が過ごすのだ。その……」

 

ユリエ「ヤー。特に問題ありません。昨日も優しく抱いてくれました」透流「ブフォッ」

 

巴「こ、九重。き、キミという奴は」

 

透流「ご、誤解だ。ユリエもちゃんと説明してくれ!」

 

八幡「めんどくさそうだから先に行くぞ。愛良も早く来いよ」

 

愛良「あ!ま、待ってよ!と、透流君じゃあ教室でね!」

 

透流「待て、待ってくれ八幡、小鳥遊!」

 

巴「そんなことよりどういうことなんだ九重!」

 

透流「ち、違うんだぁ!!」

 

 

 

 

 

 




今回は食事だけで終わってしまいました。伸ばしすぎだなと思います。もうちょっと要領よく書いていきたいと思っています。


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