俺が妹と共にRabbitHouseで働くのは間違っている (隻眼の刹那)
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そして、八幡はRabbitHouseのドアを開ける

ご注文はうさぎですか?と俺ガイルのクロスオーバーです


そして、八幡はRabbitHouseのドアを開ける

 

石畳の道とレンガの家に囲まれるこの街で、保登八幡は1人MAXコーヒーを飲んでいた。

 

「.........遅いな」

 

彼は一言そうつぶやくと歩き出した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

RabbitHouse

 

コーヒーの香りが漂うこの店で香風智乃は1人コーヒー豆を挽いていた。

 

「..........おじいちゃん」

 

彼女がそうつぶやくと頭に乗った白い毛玉、ティッピーが喋り出す

 

「なんじゃチノ」

 

その外見とは違い声はまるでおじいちゃんのようだ、というより本当におじいちゃんなのだ。

ティッピーはチノの祖父である先々代のマスターが何故かうさぎになっちゃった姿である。

そう、なっちゃったのである。

 

「遅いですね八幡さん」

 

「そうじゃの~」

 

「また寄り道したりしてませんかね」

 

「大丈夫じゃろ、あやつも大学生の男じゃぞ 」

 

「.........そうですよね」

 

そん会話をしていたら一人の客が入ってきた、栗色の髪をしたチノよりもちょっと年上そうな少女だ。

 

「いらしゃいませ」

 

と、チノが言うが少女には聞こえていないようで。

すると、少女は、店の机の下などを探し始めた、接客をしなければとチノが近づいていくと、少女はこう言った。

 

「うさぎがいない!」

 

チノはこう思った

 

(なんだ、この客)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その頃、八幡は。

 

1人歩いていた、妹を探して。

 

「...........はぁ~」

 

八幡はため息を着くと携帯を取り出す、そして彼の数少ない連絡先の中に妹の電話番号を見つけ電話する。

しかし、コールが何回も鳴り響くが電話に出ない。

最悪な考えが八幡の頭に浮かぶ、そして八幡は思い出したココアは俺ともう一人の姉に強制され、GPS付きの携帯を買わせたことに、すぐに携帯のGPS機能を起動させる、すると、点滅する赤い点があった。

 

「待ってろ、お兄ちゃんがすぐに行くぞココア!」

 

そう言って八幡は走り出した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その頃RabbitHouse

 

「モフモフ」

 

「ノォォォォォ」

 

ティッピーがココアにモフモフされていた

 

「エヘヘー、もうちょっと」

 

「ええい早く離せ!この小娘が」

 

「え!、なんかこの子にダンディな声で拒絶されたんだけど!」

 

「.............私の腹話術です」

 

「ふぇ?」

 

「.............早くコーヒー全部飲んでください」

 

そう言ってチノはティッピーを頭にのせ直した。

 

「そういえば、あなたは何をしに来たのですか?」

 

そう告げるチノに返事を返そうとしてココアは固まった。

 

「.....ちゃ.....た」

 

ココアは聞き取れない声で何かをつぶやく。

 

「...........どうしました?」

 

「やっちゃったよぉぉぉぉ」

 

「「!」」ビクッ

 

チノとティッピーは驚いた、それもそうだろう

客がいきなり大声を出して泣き出したのだからしたのだから。

 

(早く帰ってきてください八幡さん)

 

チノももう泣きそうであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その頃、八幡は

スマホとにらめっこをしていた、なぜなら赤い点が止まっている場所それはRabbitHouseだったからだ。

それだけならまだいい、何故か少女の鳴き声が聞こえる。

(な、なにが起こっているんだ。)

(でも、この中にココアがいるなら!)

 

そして、八幡は、RabbitHouseのドアを開ける

 




設定

保登八幡 (八幡)
・RabbitHouseの夜のバーで働いている
・ココアの兄(シスコン)
・大学生
・やはりぼっち(お兄ちゃんスキルあり)

保登心愛
・ほぼ原作どうり
・お兄ちゃん(八幡)大好き

香風智乃
・ほぼ原作どうり
・八幡のことは兄みたいな感じだと思っている(たまにお兄ちゃん呼び)

天々座理世
・ほぼ原作どうり
・八幡とは面識なし(これから)

宇治松千夜
・ほぼ原作どうり
・八幡とは面識なし(リゼと同じくこれから)

桐間紗路
・ほぼ原作どうり
・八幡とは面識なし(リゼ、チヤと同じくこれから)

初めまして声豚@0113です
今回が初めてかくSSになります
なにせ初めてですので読んだ皆様からの感想やアドバイスとても欲しいです
ひ、批判も辛いけど読みます
なので皆さまよろしくです

設定に関して意見があれば教えて下さいね考えます(絶対入れるとは言ってない)

それでは時間はかかるとは思いますが2話でお会いしましょう(・ω・)ノシ

声豚@0113
twitter:koebuta0113


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保登八幡は二人の妹(天使)囲まれる

ご注文はうさぎですか?と俺ガイルのクロスオーバーです


RabbitHouse

 

目の前で栗色の髪をした少女が泣いている、泣きたいのはこっちだと言うのに。

 

「ふぇぇぇ」

 

とりあえず、店で泣かれるのはこまるのでとりあえず泣き止ませることにする。

 

「あ、あの...........」

 

ダメだ聞こえてない、どうしよう。

 

もう一度、チノが声をかけようとしたその時、彼女が小さい声で「お兄ちゃん」というのが聞こえた。

 

すると、店のドアが勢い良く開きこちらに大学生ぐらいの男が走ってくる、そして、目の前にいた栗色の髪をした少女に抱きつき、その少女の名前を呼んでいた。

 

「ココア、良かった無事だったんだな!」

 

どうやら少女はココアというらしい。

一方、少女はというと、その男に抱きつきながら。

 

「お兄ちゃん?見つけた!お兄ちゃんだ~」

 

と言いながらさっきとは一変、笑顔になっていた。

 

「ココア、何で約束の場所に来なかったんだ?お兄ちゃん心配したんだぞ。」

 

「ごめんね~うさぎがいたからつい。」

 

「はぁ~、何より無事でよかった」ナデナデ

 

「ふぁぁ、お兄ちゃんをなでなではやっぱり気持ちいいね、ゴッドハンドだよ。」

 

そういってなでられている少女、ココアは気持ちよさそうにしている。

 

(あれ、私、空気になってませんか?)

 

そう思い、とりあえず男の方の服をクイクイと引っ張ってみる。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

八幡side

 

はぁ~、ココアが見つかって良かった、にしてもやっぱり俺の妹は可愛いな、妹じゃなかったら告白して、振られちゃうレベル。

あれ、振られちゃうのかよ。

そんなことを考えていると俺の服が引っ張られていることに気付く、誰だよマイラブリーエンジェルココアたんとの時間を邪魔するのは。

そう思い振り返るとそこにはもう一人の天使がいた。

 

「チノ?」

 

「え、お兄ちゃんですか?」

 

「ふぇ?、お兄ちゃん?」

 

最後に発言したココアは状況に追いつけていないようだ、まあそれもそうか、なぜならばチノはココアと離れていた時の俺の妹(天使)なのだから。

 

「チノはここで何をしてるんだ?」

 

「何をしてるも何もここはRabbitHouseですよ」

 

「そういやそうだったな、忘れてた」

 

「はぁ、........そういえばそちらが妹さんですか?」

 

「ああ、そうだコイツがココア俺の妹だ。」

 

「よろしくね、チノちゃん」

 

「.............よろしくですほ「ココアだよ」さん。」

 

「........えっと」

 

そういってチノが俺に助けを求めてくる、な、上目づかいだと!

俺がチノとアイコンタクトをとっていると、服が反対側からクイクイされている。

なので、仕方なくココアの方を見ると、涙目+上目づかい、ウ〜ン、こりゃ勝てないわ。

仕方なくチノに向き直る、そして、頭をなでながらこう囁く。

 

「ごめんなチノ、ココアって呼んでやってくれ。」

 

するとチノは、顔を真っ赤にして「.......はい」とだけ返事をする。

 

「そういえば、お兄ちゃんはなんでチノちゃんからお兄ちゃんって呼ばれるの?」

 

「それはな、俺がお世話になってる下宿がここでチノにかまってやってたらそう呼ばれてた。」

 

「へ~、ならチノちゃんは私の妹だね!」

 

「...............何言ってるんですか」

 

「え~だってお兄ちゃんの妹なんでしょ、なら私の妹も同然だよ。」

 

「...........必要ありません、私にはお兄ちゃんがいます。」

 

「え~、お兄ちゃんは私のだよ!」

 

ああ、なんて幸せなんだ、二人の妹(天使)が俺を取り合っている。

俺、もう死んでもいいかも。




設定

保登八幡 (八幡)
・RabbitHouseの夜のバーで働いている
・ココアの兄(シスコン)
・大学生
・やはりぼっち(お兄ちゃんスキルあり)

保登心愛
・ほぼ原作どうり
・お兄ちゃん(八幡)大好き

香風智乃
・ほぼ原作どうり
・八幡のことは兄みたいな感じだと思っている(たまにお兄ちゃん呼び)

天々座理世
・ほぼ原作どうり
・八幡とは面識なし(これから)

宇治松千夜
・ほぼ原作どうり
・八幡とは面識なし(リゼと同じくこれから)

桐間紗路
・ほぼ原作どうり
・八幡とは面識なし(リゼ、チヤと同じくこれから)

初めまして声豚@0113です
今回が初めてかくSSになります
なにせ初めてですので読んだ皆様からの感想やアドバイスとても欲しいです
ひ、批判も辛いけど読みます
なので皆さまよろしくです

設定に関して意見があれば教えて下さいね考えます(絶対入れるとは言ってない)

それでは時間はかかるとは思いますが3話でお会いしましょう(・ω・)ノシ

声豚@0113
twitter:koebuta0113


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八幡はRabbitHouseのカウンターに立つ

えっとモカについてアンケート取りたいと思います

モカが出るなら八幡より年上、年下、双子?

どれがいいですか?

感想などで送って下さい


八幡side

 

とりあえず俺を取り合っている二人を落ち着かせなければ話が進まないので、頭をなでながら二人に向かって。

 

「まぁ、俺は誰のものでもないからな」

 

と、言うと二人は納得してなさそうにしながらも嬉しそうに顔に笑顔を咲かせていた。

そういえばココアの下宿先は何処なのだろうか、そこには兄として挨拶に行かなければ行けないし聞いてみる。

 

「そういえばココア、お前の下宿先ってどこなんだ?」

 

「う~ん、たしか香風さんって名前の家だったはずだよ」

 

「.............香風は私の苗字です」

 

「なら、私の下宿先はここなんだね!」

 

「............そうなります」

 

「ということはココアはこの店で働くのか。」

 

「.........いえ、お兄ちゃんもいますし、もう一人バイトの人がいますので間に合ってます」

 

「もう、いらない子宣言!」

 

ココアはがっかりしている、チノもこれから一緒に過ごす人ががっかりしているのは、思うところがあるようでちょっと困っている。

そこで、俺はある一言を口にする。

 

「えっと、俺は近いうちに夜のバーで働くことになってるんだが」

 

そう、俺は大学生になったことで22時以降も働けるようになっていた。

それにココアもこっちに来ることになったので、タカヒロさんに頼んで夜のバーの方に移してもらった。

 

「..........そうなんですか」

 

チノが更に落ち込んでしまった、流石に妹のように接している女の子が落ち込んでいるのは嫌なので。

 

「あ〜、たまには手伝いに来るから落ち込まないでくれ」

 

そういってチノの頭を撫でてやると、それはもう幸せそうに笑顔を見せてくれた。

 

(あ〜なんて可愛いんだそのまま抱きしめてあげたいぐらだ)

 

なんてことを考えていると、すねを蹴られた。

 

「いってぇ」

 

俺のすねを蹴った犯人の方を見るとそこには、フグのようにほほを膨らませたココアがいた。

 

「むぅ~、私も撫でてよ!」

 

おっと、愛しの妹が怒ってらっしゃる。

 

「悪かったよ、ほら、これでいいか?」

 

そういって撫でてやると、ココアは。

 

「お兄ちゃんだ~い好き」

 

と言って抱きついてきた。

ココアは、少し見ないうちにいろいろなところが成長していて、特に小さいながらも主張している二つの脂肪の塊などがだが、とにかくやばかった。

 

「ちょっと離れろ!やばい、やばいから」

 

「なんで?」

 

「いいから離れて下さいお願いします」

 

「なんで敬語!うぅ~、わかったよ」

 

うんほんと離れてくれてよかった、普通の男子だったら襲っちゃうぞ、まぁそんなことしたら俺が許さないけどね。

 

「じゃあココアさんは制服に着替えてください」

 

そう言ってチノとココアは店の奥に二人で入っていった、今日はココアの初仕事だし大変そうだから手伝ってやるかそう思いながら八幡も自分の更衣室に入っていった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

先程から隣の女性用のロッカールームから何か声が聞こえてくるが、ココアが着替え中に騒いでいるのだろう、そんな事を考えながら八幡も制服に着替え眼鏡をかける。

この眼鏡はチノが似合うからと言って去年の誕生日にくれた大事なものだ、もらってからは店に出る時にはいつもつけている。

 

「さてと、いきますか」

 

そう言って八幡はRabbitHouseのカウンターに立つ。

 

 

 

 

 

 




いつも見ていただいている方ありがとうございます

あなたのおかげでこの作品がかけています

今年もあと少しですがよろしくおねがいします

今年中にあと2羽は出したいですね

それでは(・ω・)ノシ

モカのアンケートもよろしくです特に期限はありません


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モカの設定について

モカの設定についてです

良かったらお読みください

それと、モカが年上、年下、双子のどれがいいかについてですが

活動報告かTwitterで取ります、ご迷惑とは思いますがよろしくおねがいします


今回は今アンケートで意見を募集しているモカの八幡との関係を年上、年下、双子の3つの場合別に紹介します

 

年上だった場合

・八幡(弟)大好き

・弟が他の女性(ココア達は別)と一緒にいる のを見るともやもやする

・弟に隙あらば抱きついたりする

・歳は20~22

 

年下だった場合

・八幡(兄)大好き

・兄が他の女性(ココア達は別)と一緒にいるのを見るとちょっと病んでしまう

・お兄ちゃんに撫でてもらいたい

・歳は18

 

双子だった場合

・八幡大好き

・八幡が他の女性(ココア達は別)と一緒にいるのを見ると自分に魅力が無いと思いいじける

・八幡に抱きついたり頭を撫でて欲しい

・歳は19

 

という感じで考えています

 

モカのことについては活動報告かTwitterにてお願いします

 

この作品はpixivでも投稿していますので

もしかしたらpixivとハーメルンで違うルート書くかも知れません。

 

この他にも入れて欲しい設定などありましたら

活動報告にてお知らせください

 

Twitterをはじめたのでフォローお願いします

作品のこと私自身のことをつぶやくかもです。

ぜひフォローお願いします。

 

それでは皆様次のお話で(・ω・)ノシ

 

 

 

 

本文が足りないので八幡達の設定も載せます良かったらご確認ください。

 

 

 

保登八幡 (八幡)

・RabbitHouseの夜のバーで働いている

・ココアの兄(シスコン)

・大学生

・やはりぼっち(お兄ちゃんスキルあり)

 

保登心愛(ココア)

・ほぼ原作どうり

・お兄ちゃん(八幡)大好き

 

香風智乃(チノ)

・ほぼ原作どうり

・八幡のことは兄みたいな感じだと思っている(たまにお兄ちゃん呼び)

 

天々座理世(リゼ)

・ほぼ原作どうり

・八幡とは面識なし(これから)

 

宇治松千夜(千夜)

・ほぼ原作どうり

・八幡とは面識なし(リゼと同じくこれから)

 

桐間紗路(シャロ)

・ほぼ原作どうり

・八幡とは面識なし(リゼ、チヤと同じくこれから)

 

 

設定に関して意見があれば教えて下さいね考えます(絶対入れるとは言ってない)

 

まだ足りませんでした(笑)

 

なので私の好きな声優さんアニメをご紹介します

 

アニメ

・ご注文はうさぎですか?

・緋弾のアリアAAA

・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

声優

・佐倉綾音さん

・種田梨沙さん

・茅野愛衣さん

・下野紘さん

・松岡禎丞さん

です、まだ好きな声優さんやアニメもありますが、長くなるのでここら辺で。

それでは時間はかかるとは思いますが次の話でお会いしましょう

(・ω・)ノシ

 

 

 

 

Twitterはkoebuta0113で検索お願いします。

 




感想でのアンケートが禁止だと教えてもらったので

活動報告かTwitterにてもう一度お聞きします

ご迷惑とは思いますがよろしくおねがいします


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八幡はリゼと出会いラテアートを作る

今回、やっとリゼが出せました

まあ、自分に文才が無いのでなんか変な感じになっているかも知れません

そして、モカの設定設定に着いてですが、皆様投票ありがとうございます。

まだまだ受け付けていますので、活動報告、メッセージにて投票ください

今の所は、年上、年下、双子、すべて同じくらいです。


その他、意見や感想などもらえると嬉しいです
Twitterもしているので良かったらフォローお願いします

Twitterは@koebuta0113で検索お願いします。


八幡が客のいないRabbitHouseのカウンターでぼーっとしていると、店の控え室につながる扉が空いてチノが出てきた。

 

「おう、チノお帰り」

 

「あれ?お兄ちゃん今日は休みじゃなかったですか?」

 

チノが驚いた様な顔をしている。

驚いただろう、あれだけ働くのが嫌いな八幡も妹の為なら働いてしまう、これが妹パワーなのだ。

 

「今日はココアの初めての仕事だからよ、いろいろ大変そうだな~と思ったからな」

 

「...............そうですか、やっぱりお兄ちゃんは優しいですね」

 

チノはそう言って俺に向かって微笑んでくれる、そんなチノに俺は。

 

「そんなことねぇよ、俺はお兄ちゃんだからな」

 

と言いながらチノの頭を撫でてやりながら、やっぱりチノかわいいなと思っていた。

 

そんなことをしているとまた、店の控え室につながる扉が空いて。

 

「チノ、これどこに置けばいい?」

 

と言いながら見たことのない少女がコーヒー豆の入った袋をもって入ってきた、チノが言っていたもう一人のバイトだろうか。

 

「む?お前は誰だ?」

 

その少女にそう聞かれた俺は、内心ビクビクしながら。

 

「ほ、保登八幡だ3年前からRabbitHouseで下宿しながらバイトさせてもらっている」

 

「そうか、なら先輩だな」

 

そうなるのか、そんなことを考えながら噛まずに言えたことに俺は安堵していた。

 

「私は天々座理世、リぜってよんでくれ。よろしくな八幡」

 

「お、おう」

 

(いきなり名前呼びかよ、勘違いしちゃうだろーが)

 

リゼとの挨拶が終わると、また扉が開きコーヒー豆の袋を持って制服を着たココアが入ってきた。

 

「ふ~、重かったよ~」

 

そう言ってココアはカウンターのテーブルの上にコーヒー豆の入った袋を置いて俺のところに近づいてきた、そしてココアは。

 

「どう?似合ってるかな?」

 

と聞きながら俺の前で一回転してみせる、そんなココアに俺は。

 

「おう、世界一似合ってる」

 

と言いながら頭をなでてやるのだった。

 

「で、お客もいないけど何するんだ?」

 

「そうだな~、ならラテアートをやってみないか?」

 

と、提案するリゼに対して今日が初めての仕事で何もわからないココアは。

 

「ねぇ、ラテアート?って何?」

 

「ラテアートっていうのはな............」

 

リゼがココアにラテアートの説明をしている、俺は説明するよりやってみた方が早いだろうと思い。

 

「ココア、やってみるか?」

 

と聞いてみる、するとココアは目をキラキラさせながら。

 

「うん!」

 

と返事をするのだった。

 

それからしばらくして、準備が整ったので始めようとすると、リゼが。

 

「よし、私が手本を見せてやろう!」

 

と言って、ラテアートをやり始めた。

リゼが書いたのはクローバーやハートなど簡単なものだったが、初めて見るココアにとってはすごかったようで。

 

「凄い!、凄いよリゼちゃん」

 

と言ってリゼを褒めていた。

 

リゼも褒められたことが嬉しかったようで。

 

「そ、そうか?」

 

と、照れていた。

そして、褒められたリゼは。

 

「まだまだ!」

 

と言いながらリゼがラテアートで戦車を作り上げる、それを見たココアは。

 

「に、人間技じゃないよ~」

 

なんて言っていた。

 

その後、ココアが初めてのラテアートをしたり、チノの意外な絵のセンスが発覚したりなどいろいろあった。

 

俺はというと、ココアたちが調子に乗って作りすぎた(主にリゼだが)ラテアートを一人ココアたちの様子を見ながら飲んでいた。

 

「じゃあ、次は八幡の番だな」

 

そんなことをリゼが口にすると、ココアが。

 

「お兄ちゃんも出来るの!」

 

と、キラキラした目で聞いてきたのでしょうがなくやる事にしたのだった。

 

 

 

 




読んでくださっている皆さんありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))

感想をくれる方などがいるのを見るととても嬉しいです

これからも頑張って行くので

アドバイス、感想などよろしくおねがいします


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八幡は何かと器用である

読んでくださっている皆さんありがとうございます。

作品に関する感想、アドバイスくれると嬉しいです。

モカの設定もまだまだ投票受け付けていますのでぜひ活動報告の方で送ってください

自分はこのシリーズが初めての作品になります
自身も文才が無いと思っていますが
これからもよろしくおねがいします


「..........できた」

 

そう言って俺は、出来たティッピーの3Dラテアートを3人の前に出す、するとココアは。

 

「凄い!かわいいよ!、こんなのを作れるなんてやっぱりかっこいいね、お兄ちゃんは!」

 

と、俺を褒めてくれ、チノも

 

「お兄ちゃんは器用ですね、尊敬します」

 

と、褒めてくれた、リゼはというと。

 

「..............かわいい」

 

と言いながら、とても目をキラキラさせながら俺の作ったラテアートを見つめていた、そんなリゼを見ておれは。

 

「リゼってラテアートで、戦車とか描くぐらいだからもっと男っぽいのかと思ってたが、すごいかわいい物が好きな乙女なんだな」

 

と言うとリゼは。

 

「わ、悪いか!」

 

と言ってきたので。

 

「悪かねーよ」

 

と言いながら頭を撫でてやった。

 

「あ、ついチノたちにやる癖でなでちまった、ごめん、起こってるよな」

 

と言って謝ると、リゼは顔を真っ赤にして。

 

「い、いや、怒ってないぞ!.............むしろ気持ちよかったし」

 

「ん?なんか言ったか?」

 

「いや、何でもないぞ!そ、それよりもうすぐ客が来るかもしれないから、片付けして準備するぞ!」

 

まあ、リゼも起こってないようだから良かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

リゼside

 

さっきの八幡のなでなでは気持ちよかったな、おっきくて、暖かい手が私の頭を撫でてくれる、親父に撫でられる時とは違う感覚だった、また撫でて欲しい。

 

「って、私は何を言っているんだ!」

 

八幡は、今日あったばかりの奴だぞ、そんな奴に「また頭を撫でて欲しい」なんて言えるか!

 

「..............リゼさん」

 

「な、なんだチノ?」

 

「いえ、お砂糖が切れていたので取りに行ってもらえませんか?」

 

「おお、それくらいならいいぞ」

 

はぁ、ちょうどいい砂糖を取りに行くついでに頭も冷やしてくるか。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

八幡side

 

ココアの奴、初めての割にはちゃんと接客出来てるな、それにしてもリゼの奴遅いな、チノに頼まれてから結構経つのにまだ帰ってきてない。

 

「はぁ、ちょっと様子見に行くか」

 

店から倉庫や更衣室などに繋がる扉を開け倉庫の方へ行く、倉庫の中を除くとリゼが棚の上の方にある砂糖に手を伸ばしていた、が棚は結構高くリゼでは届いていない、なので。

 

「ほらよ」

 

と言ってリゼの後ろから砂糖を取ってやった。

するとリゼは顔を真っ赤にして気絶してしまった。

 

「マジかよ、こんくらいで気絶されるほど俺って嫌われてるのか?」

 

でも、あって初日でこんなにも嫌われるなんて、何がしただろうか?

まあ、ここに放っておくわけにはいかんしな、何処かに寝せるか、チノやココアの部屋に勝手に入るわけには行かんし、しょうがない俺のベッドに寝せるか。

 

「よいしょっと」

 

そう言ってリゼをお姫様抱っこしてやると、思っていたより軽く、ちゃんと食ってるのか心配になってしまった。

 

「仕方なく、俺のベッドに寝せるが臭いとか言うなよ」

 

って言っても聞こえないか。

 

さて、リゼも寝かせたし、仕事にもどります

か、そう言って

俺は静かにその部屋を抜け出した。

 

 

 

 



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